【何発でも】腹責め専門SS・その8【叩き込め】

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1名無しさん@ピンキー
例えば、
◆強気な優等生娘がスケバングループに拉致されて
  腹を殴られて悶絶したり、
◆格闘娘が手足の自由を奪われて、鍛えぬいた6パックの
  腹を延々と殴られて腹責め拷問されたり、
◆憎い仇の子種を孕まされた女戦士が、切腹して自害したり、

というような、腹パンチから切腹にわたる腹責めシチュSSのスレです。
オリジナル・二次問いません。


まとめサイト
ttp://thinker.web.fc2.com/index.html

腹責め専門SS避難所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1241429062/


前スレ
【何発でも】腹責め専門SS・その7【叩き込め】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1279806388/


過去スレ
【何発でも】腹責め専門SS・その6【叩き込め】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1244442849/
【何発でも】腹責め専門SS・その5【叩き込め】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229223999/
【ソフトでも】腹責め専門SS・その4【ハードでも】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209903187/
【嘔吐】腹責め専門SS・その3【子宮潰し】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196431261/
【嘔吐】腹責め専門SS・その2【子宮潰し】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174024879/
腹責め専門SS
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150474532/
2名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 16:17:41.28 ID:+PrfGhVo
ぬるぽ責め専門
3名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 18:08:34.96 ID:LOQyAH4O
盗賊娘が襲ってきた!!
4名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 18:32:19.24 ID:ztQbiJWO
>>3
盗賊娘ちゃん来ちゃダメー…
5名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 23:25:05.86 ID:ykkw6tJy
>>3
ハアハア
6名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 18:53:25.86 ID:u75LbvHQ
>>1
切腹に萌える人も存在するんだな。奥が深い。
7名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:26:10.33 ID://KNP+WM
人体の穴から中に入り込む凶悪スライムひしめく洞窟に挑む盗賊娘。
苦労して手に入れたスライムが嫌う秘薬を耳や膣などに塗りこめ、
いざ一攫千金と洞窟に入るが、臍の穴を忘れていて潜り込まれる。
臍をこじ開けて入り込む軟体に身悶え、松明を落として完全な闇に。
おぞましさがやがて痛みに変わり、腹部を引き攣らせながら悶え叫び悶え、
嘔吐と失禁の果てに息絶えるのだ
8名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 17:44:33.80 ID:EYIYB8EY
そのネタで書いてくれ頼む
9名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 20:15:38.20 ID:MMelvFBT
後は任せた(´・ω・`)b
http://sobchan.no-ip.com/temp/touzoku.jpg
10名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 20:16:42.62 ID:iTk4IqPU
いいネタだ
11名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 20:20:17.45 ID:iTk4IqPU
ってあれ nnsだとぉ……
12名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 23:04:46.51 ID:vXrzUA7p
ここ見てたのか・・・
13nnS:2011/05/01(日) 12:30:55.72 ID:twS5u4nh
書き手じゃないからROMってるけどね(´・ω・`)
14名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 19:01:01.18 ID:Idm9TcLd
お前らって……イイ腹してるよな
15名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 22:06:03.13 ID:VSBJl1i4
>>7から続くとなるとこの子、はらだしルックなのに臍塗り忘れちゃうんだなー

しかしネタと絵二つが相まってすげぇ読みてぇ
16名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 22:48:40.97 ID:Ec8fzqfj
最近どうしたの腹責め界
ここまで気持ちが昂ったこと無いわ
盛り上がりすぎだろw
17名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 07:46:18.66 ID:8Qyxulw5
マジで流れが来てるかもな。
新勢力が活発なのと古参の復活が合わさってる
18名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 00:54:11.32 ID:NEkxB2ta
55氏、とうとうテンツをアク禁にしたっぽいな
というかよくあそこまで我慢したよ
19名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 03:31:37.71 ID:AwuP0jCJ
池沼が一般人として扱われるわけないんだから黙ってりゃよかったのにな
これでやっと平和になりそうだな
20名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 04:59:29.02 ID:GWYKjpWq
自業自得乙だな。
今まで散々注意されて、そのたびに心を入れ替えるとかほざいてたけど、何も変わらなかった。挙げ句別板での糞自演。
誰も同情なんてしないだろ。
21名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 23:18:56.05 ID:w40XelOa
前スレ499の腹マッサージ続きマダーー
22なんたらクエスト 外伝:2011/05/03(火) 23:46:58.74 ID:r5nmeoZe
久しぶりにちょっぴり書きます。

「うにゅう、やっぱり久しぶりに食べるプリンは美味しいのよ〜」

頭に付いた金色のツインテールをパタパタと揺らしながら魔族の少女、デビロットは満面の笑みを浮かべていた。

「思えば長い間、色々と大変だったのよ〜」
はふぅ。
深い溜息を吐き、色々と今までの数々の困難を思い返す。

シーサーペントにお腹を ‘ガブ!, っと噛まれた事。
山奥に暮らす‘腹殴打族,の生贄の儀式に巻き込まれて、何十人もの若者に責められた事。 
真っ暗な洞窟で ‘腹噛み蝙蝠, の群れに襲われた事。
ボディ・パンチ・ジャイアントの群れに囲まれて、成人の儀式のために犠牲になった事。


「今思い出してもろくな記憶が無いわ」
いやな事を思い出し、ぶるりと身を震わせるデビロット。

「なんでドイツもコイツも私の大切なお腹を攻撃してくるんだろう……」
ペロリと、薄桃色のワンピース・スカートを胸の部分まで捲り上げると、
じっと自分のお腹を見る。

ポンコツ大魔王とは言え、一応魔族の上位種のデビロットは、耐久力や回復力も並みの物より優れている。
散々ひどい目にあった大事なお腹も、今は白くポッコリと膨らんで、傷一つ付いてない。

「ああ、魔族でよかった……まあ、元だけど」
そう言いながらフニフニと自分のお腹をやさしく撫でる。
今はその力だけを残し、すっかり人間となっているのだが。

因みに、
周りから見たら、パンツ丸出しだが頓着が無いのか、全く気にしている素振りがない。
もっとも、子供が自分のスカートを捲くってパンツを晒していても、みな気になどしない物のだが……。

「あ、そうだ! ユウが戻ってくる前に、早く食べちゃわなきゃだわ」
いっしょに旅をしている父親を伝説の勇者に持つ少年ユウと、神の奇跡を行使する少女、プリスは、
今は街中で情報集めをしている。

「もう疲れたから動きたくない!!」
そう言って一人食堂で休む事にしたのだ。
「ユウたちが戻ってきたらいっしょにまたどこかに行かなきゃいけないからなぁ……」
そうなったら大好きなプリンともまた当分お別れだ。
「今のうちにたくさん食べとかなきゃ……」
そう言いながらまたスプーンを口に持っていった。



23名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 23:53:24.40 ID:r5nmeoZe
さて次の展開は

1 「あんただれ?」 腹殴打族の族長の息子がデビロットを追っかけてきました。
2 「あれ? ふにゃあ、お金が無いのよ〜!!」 無銭飲食をしてしまい店の腹殴打イベント 
3 「ああ、プリン美味しかった!」 満足満足。 幸せ一杯のデビロットでした。

続きは5日のイベントの後に……。
24名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 15:02:31.99 ID:KlhHf2Hc
小山・・・・
25名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 16:03:39.01 ID:DykBGXKO
腹パンオンリーage
26名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 23:12:43.36 ID:sBFD3f9/
いよいよ明日イベントという事で、ささやかながら>>7ネタの短編で支援。
>>9も参考にさせて頂き申した。
8レスあるので、行きの電車の中ででも読んで暇つぶしして下さい。
27盗賊娘のヘソ:2011/05/04(水) 23:14:11.92 ID:sBFD3f9/
世の言葉を金に換算するなら、リーネは『正義』に最も安い値をつける。
ひねた考えからではない。
ただ、正義に拘っていては、彼女はその日のパンも口にできない。それだけだ。

元々リーネの家は、裕福というわけでもなかったが、慎ましやかで善良な市民をしていた。
しかし2人目の子が生まれた時、状況は一変する。
その幼子、すなわちリーネの弟には先天的な持病があった。
体が徐々に衰弱していく病だ。
高名な医者に見せても原因は解らず、どれほど栄養を摂らせても成長はおろか衰弱を防ぐので精一杯。
父は治療費を稼ぐため働き続け、やがて過労で世を去った。
母は一家の食べる物を求めて市場で盗みを働き、警備の兵に斬られた。
それから数年。リーネもまた盗賊に身をやつしている。
盗みの才に優れる訳ではないが、まさしく命懸けで修羅場を潜り抜けてきた。

「どーう、お姉ちゃんキレイでしょ?」
リーネは商人から奪った金装飾や宝石で身を飾り、寝たきりの弟に見せびらかす。
「うん、凄いや!」
弟は素直に頷いた。
しかし……それに微笑を返しながらも、リーネの表情には曇りがある。

リーネ自身は豪華な装飾品など欲しくはない。
誇らしげにそれを纏うのは、弟に自分の盗賊業があくまで“趣味”であるように見せるためだ。
自分のために姉が窃盗をしていると知れば、弟は心を痛めるだろう。
だから趣味とする。宝石が欲しいから盗んでいるだけ、弟を養っているのはそのついでだと。
弟が物心つく前からそのスタンスを貫いてきた。
弟の目には強欲で浅ましい姉に映るかもしれないが、それでもリーネは構わない。
弟を幼くして死なせるよりマシだ。
せっかく生まれた以上は、綺麗な景色を目にし、女の子と恋をする機会を得るべきだ。
たとえ手を汚してでも、弟に生を全うさせる。それが姉としての義務だとリーネは思っている。

「……もう少しだよ、アシル」
リーネは拳を握りしめ、聴こえぬほど小さな声で弟の名を呟いた。
彼女はすでに弟を救う手立てを見つけていた。

弟の衰弱していく病気は未知のもので、治す方法は無いかもしれない。
だがその症状を中和する秘宝ならば存在した。
『天使の首飾り』と称されるアクセサリだ。
身に着ければ、人間の自然治癒力を劇的に高めてくれる。
かつて姫君からそれを賜った騎士は、斬られて血の流れる中でも息絶えることなく、
国を勝利に導き英雄になったと伝えられている。
それさえあれば、アシルも病の進行を抑えこんで成長できるだろう。

無論、それほどの秘宝がありふれた所にあろうはずもない。
噂では、『天使の首飾り』が眠る洞窟には、人体の穴から体内に入り込む凶悪なスライムが生息しているという。
しかしリーネはすでに、そのスライムが嫌うという秘薬を手にしていた。
秘薬の入手には随分と苦労させられたが、これでようやく洞窟に入ることができる。
リーネの心は弾んだ。
弟と手を繋いで野を駆けるイメージを胸に、手馴れた様子で荷を纏める。
「……もう少し。もう少しだからね」
思わず、また呟きが漏れた。
28盗賊娘のヘソ:2011/05/04(水) 23:14:54.17 ID:sBFD3f9/

「……ここか」
リーネは地図から目を離し、洞窟の入り口を見やる。
旅慣れたスタイルだ。
金色の髪は簡素に後ろで纏め、女のシンボルをやっと覆う程度の生地をベルトで締め付けている。
動きやすさを重視するため、肩周りや脚に引っ掛かりはない。
白い肌が胸部から下腹まですらりと流れる様は、何ともコケティッシュな魅力に溢れていた。
腕に嵌めたアームガードはウェストポーチと揃いのデザインで、挙動の邪魔にならないシンプルなものだ。
主に金貨や仕事道具を収納するポーチとは逆側に、小さな荷物袋もベルトから提げ、護身用のショートソードの重みで押さえつけている。
首に巻いた長マフラーは、いざという時の止血や水を濾す用途にも使えるが、やはり何といっても盗賊の定番スタイルという意味合いが強い。

「さて、いよいよこれの出番ね」
リーネはポーチから秘薬の瓶を取り出し、指先で掬い取った。
ハーブのようなやや尖りのある香りが鼻を抜ける。
リーネはそれを自らに塗りはじめた。
「ひええぇ……」
耳の穴に薬を塗りこめるのはおぞましいものだった。
さらに、鼻、口の粘膜へと馴染ませ、そこでふと手を止める。頬が赤らんでいた。
「……あ、あそこにも……塗らなきゃ、だよね」
太腿を擦り合わせながら呟く。
股下に空いた2つの穴。今まで指以外の侵入を経験していない、新鮮そのものの秘境だ。

リーネは周囲を見回しながらベルトを緩める。
そして指先に秘薬を掬い直し、下腹のさらに下へ滑り込ませた。
「んんっ」
冷たさに肩を竦める。
適当に表面だけ塗ろうかとも考えたが、性器にスライムが入り込んでは大事だ。
そう考え、腰の力をなるべく緩めながら、深くにまで指を迎え入れる。
膣に冷ややかさが広がると、次はそれ以上に馴染みのない穴、後孔にもだ。
「あーん、やだなぁ……」
リーネは眉を寄せて振り返る姿勢になり、排泄の穴を指先で弄くる。
固く窄まった場所を何度も押し込み、僅かに指を潜り込ませると、それだけで足踏みしたいようなおぞましさが背筋を走った。
「……お尻に指入れてるなんて……こんなとこ、アシルには絶対見せらんないよ。
 もうホントやだ!ここ、スライムに入られてもうんちみたいにひり出せないかな」
羞恥心を紛らわせるように呟きながら、腸壁にも丹念に塗りこめ、勢いよく指を抜き出す。

「よし、おわり!薬も塗ったし、さっさとお宝頂いて帰ろっ!!」
リーネは誰にともなくそう告げて、取り出したカンテラに灯をともした。
その頬は霜焼けしたように赤らんでいる。よほど性器と後孔を弄くったのが恥ずかしいらしい。
しかしその羞恥に紛れ、彼女はひとつ、自分に空いた大切な穴を見落としている。
後にそれを死ぬほど後悔するとは露知らず、盗賊娘は洞穴へと踏み込んだ。
29盗賊娘のヘソ:2011/05/04(水) 23:15:39.20 ID:sBFD3f9/

洞窟の中は薄暗く、壁面は苔で覆われ、湧き水でもあるのか水辺で嗅ぐ匂いが立ち込めていた。
スライムが好む環境だ。
はじめこそ有り触れた洞穴のようであったそこは、地下に降りるにつれ迷宮の相を呈しはじめる。
壁に刻まれた目印、遺言、そしてその下に横たわる白骨。
骨と化した遺骸たちは、みなどこかしら身体の穴を押さえていた。
耳や、鼻、尾骨の下……。

「身体に入り込むスライムがいるってのは、どうやら本当みたいね」
リーネはそれを横目に最奥へ向かう。
人骨の数は、その奥に眠る財宝の価値を裏付けるものだ。
もう少し。リーネは幾度となく呟いたその言葉を今一度反芻し、ひたすらに洞窟を下った。
そして数分の後、ついに到達する。

大きく開けた場所に鎮座する宝の箱。
かなりの時間経過を思わせる木の痛み具合、縁取りの金の汚れ具合。
リーネは盗賊としての心を躍らせ、カンテラを置いて箱の口を勢いよく開く。
中には目も眩むような宝が詰まっていた。
金塊に宝石、宝剣、そしてそれらに埋もれて輝くペンダント。
「こ、これって!?」
震える手でそれを掬い上げ、両手の間で広げて、リーネは言葉を詰まらせる。
かつて古代文明で湛えられた太陽の神鳥を象る形状。
手に乗せただけでほのかな暖かさを感じる不可思議な力。
紛れもなく『天使の首飾り』そのものだ。
首に掛けてみると、たちまち探索の疲れが取れてゆく。

これさえあれば、病弱な弟も……!!

リーネの目に薄っすらと涙を浮かんだ。
しかしその至福の時間は、背後で蠢くおぞましい気配に邪魔される。
「ッ!?」
リーネは素早く拾い上げたカンテラで背後を照らす。
そこには無数のスライムがいた。
まるで壁の窪みから染み出すように、わらわらと湧いてきている。
宝箱を開けたと同時に出現したのだろう。実際、財宝に囲まれ歓喜する旅人を襲うモンスターは多い。

「ちぇっ。行きはよいよい帰りは怖い、ってワケね」
リーネは腰を沈めて走り出す構えを取った。
物理的手段で対抗しづらい軟体である上、この数だ。逃げるのが最も懸命だと言えた。
だがまさにリーネが走りだそうとした瞬間、その脚にスライムが絡みつく。
地面から染み出してきたスライムだ。
「しまっ……!!」
足を取られ、転倒するのを済んでのところで回避するリーネ。
だがその体へ、無数のスライムが纏いつき始めた。
「うっ!」
ぬめらかな感触に眉を顰めるリーネは、しかし心のどこかでは楽観視している。
こうなった時の為に、穴という穴へスライムの嫌う秘薬を塗りこんだのだ。
体内へ入り込まれさえしなければ、あとは何とかもがいて脱出すればいい。
そう考えていた。
その考えを嘲笑うかのように、スライム達はじわりじわりと、リーネの肌に纏いついてゆく。
30盗賊娘のヘソ:2011/05/04(水) 23:16:02.59 ID:sBFD3f9/

スライム達はベルトを潜り、マフラーを押しのけてリーネの体を這い回る。
しかし耳や秘裂に近づくと明らかに動きが鈍った。
肝心な部分には迫れぬまま、周囲を這いずるのみだ。

 (やっぱり、この薬が嫌いみたいね。苦労した甲斐があったわ)

リーネは安堵の息を吐いた。
だが下腹を這っていた一匹が、唐突に彼女の想定を覆す。
「いっ!?」
腹の中心へ“重さ”が差し込んできた。
冷や汗が噴き出す。
頭を殴られた時とも、腕を切られた時とも違う、何か決定的な崩壊の予感。
痛さが薄い腹膜を抜けて背筋まで通る。括約筋がきゅうと引き締まる。
「う……うそ……!……そこ、は……!!!」
リーネは震えながら自らの身体を照らした。
スレンダーな下腹の中心がぽっかりと口を開いている。
コップから溢れる水のように光る軟体を溢れさせて。

臍だ。
自らの臍をスライムが押し広げ、中を覗かせているのだ。
リーネの顔が一瞬にして青ざめた。
彼女はようやくにして気付いたのだ。自分が臍の穴に秘薬を塗り忘れていた事実に。
というより、リーネは臍を穴として認識した事さえなかった。
耳や鼻のように大切な器官というわけではない。
生れ落ちてしまえば不要なもので、たまに垢を取るくらいはしているものの、あくまで窪みという認識でしかない。
よもやそんな場所に入り込まれるとは。

「やっ、く、苦しいっ!!そんなとこ、入らないで、よぉっ……!!!」
リーネはカンテラを持たない手で必死にスライムを掻き出そうと試みる。
しかし軟体であるスライムがどうにかなるはずもない。
それどころか、一匹が無事に入り込めた情報が他の個体にも通じたのだろうか、次々と臍の中へ入り込んでくる。
「やだ、やだぁ!!やめてええっ!!!」
リーネが泣き叫んだところでスライムが止まるはずもない。
「ぐう!」
2匹目が強烈に臍の中を抉った瞬間、リーネは思わず腰を折って崩れ落ちた。
カンテラが硝子の砕ける音をさせて転がる。
灯は弱まり、洞穴はかすかに下方から光を受けるだけの暗闇となった。
31盗賊娘のヘソ:2011/05/04(水) 23:16:24.36 ID:sBFD3f9/

「あああっ、あう、ぐうっ!!あ゛はぅああああ゛あ゛!!!!」
盗賊娘の叫び声が洞窟にこだまする。
オレンジの光の中で、白い腹部がのたうっていた。
臍の中には2匹のスライムが入り込んでいる。
普段小指よりも小さい穴は、侵入によって醜く押し拡げられていた。
奥底にある赤い腹膜さえ晒されているほどだ。
直視しがたい惨状だった。
「ああ、いやあッ、いやああああッッ!!!!」
リーネは懸命に腰を捩って状況の打破を願う。
しかしそれでどうにかなるはずもない。
スライムは彼女の臍に居つき、さらに強欲にスペースを求めるかのように腹膜を抉りまわす。
柔らかなスライムとはいえ、最も腹膜の薄い部分を押し込まれるのだ。
少女の苦しみたるや想像を絶するものだろう。

2匹のスライムが貪欲に拡張し、僅かにできた隙間にまた一匹が入り込む。
臍からの圧迫感は鰻上りだ。
「お゛うっ!?うおっ、おお、ごぉえ、ええっえ゛……!!!」
リーネは目を見開き、舌を出してえづいた。嘔吐の気配がこみ上げてくる。
臍から体内までを槍で貫かれたように痛んだ。
それに連動するように、腹部も腐食したような痛みを放っていた。
呼吸が阻害される。
足の裏や肘など、肝心な部分に力が込められず、身を起こす事さえできない。
臍というのはこれほどに身体の各所に通じていたのだ、とリーネは初めて気付いた。

 (だからって、それを冥土の土産になんてするもんか!!)

せっかく天使の首飾りを手に入れたのだ。あとは弟の元へ帰るだけなのだ。
リーネは足掻く。
力の入らない中で、腕の引きつけだけで這うように進む。
目的は床に転がるカンテラ、正確にはその中にある火だ。
リーネは何とか燭台を掴みだし、蝋燭の火を臍に近づける。
「さっさと……どいてよっ!!」
そう叫んでスライムの表面を炙った。
殴っても斬っても効果が無いスライムとはいえ、炎ならば通用する。
表面を軽くでも炙ってやれば、たちまち嫌がって臍から飛び出す……はずだった。
しかし、リーネの臍にいるスライムは、あろうことか近づけられた炎を包み込む。
そしてまるで咀嚼するかのように、臍の中で弄び始めた。
飛び上がったのはリーネの方だ。
32盗賊娘のヘソ:2011/05/04(水) 23:16:45.93 ID:sBFD3f9/

「あっ、あっついいいいっ!!!ああ熱っ、あつうぅぅうぃいい!!!!!!」
リーネは先ほど以上に激しく腰を跳ね上げ、転げまわる。
スライムが臍の中で炎を包み込んだのだ。
スライム自身によって若干温度が緩和されているとはいえ、臍の中を直接炙られるに等しい。
「ああああっ!!んぐああああああっ!!!!」
リーネの瞳から涙が零れ落ちる。堪えられるはずがない。
槍で刺されるようだった臍奥の痛みが、赤く焼けた棒を押し付けるほどになっているのだから。

状況を打開しようとした行為が完全に裏目に出た。
臍を引き裂かんばかりに広げられ、熱さと共に抉りぬかれて、やがてリーネは喉元を蠢かす。
「う゛っ!?う、うむう、おええ、んお゛お゛ええ゛え゛っ!!!!!」
嘔吐だ。
休みなく繰り返される腹膜一枚での内臓責めに、とうとう盗賊娘の胃の中のものが吐き溢される。
しかしそれさえも今さらか、と思えるほどに、彼女の苦しみは深かった。
荒い息遣いが人気の無い洞窟に響く。

 (……く、くる、しい……。私、ここで、こんな所で、死ぬの…………!?)

絶望的な考えを浮かべながら、リーネはまた口から吐瀉物を溢れさせた。
臍には次々と遠慮なくスライムが潜り込み、性交のように不気味に蠢きまわっている。
その苦しみに少女の腹筋がぎちぎちと音でも立てるように強張っていた。
耐えるためではない。
ドアの蝶番が破壊される際、木の扉部分までもが軋みをあげるようなものだ。
事実その腹筋はつり始め、少女の呼吸を大幅に阻害していた。
ぼやけた頭の痛みに、搾り取られるような腹部の痛み。それが少女を呑み込む。

「は、はは、あ……はっ、ははっ……はひっ……、ひはっ」

笑いにさえ聴こえる引き攣った呼吸を繰り返しながら、盗賊娘は悶える。
刻まれる一瞬一瞬の苦痛が強烈なせいで時間の概念が曖昧だが、もう一時間は経っているかもしれない。
よく死なないものだ、とリーネは思った。
出血があるわけでもないが、酸素は明らかに足りておらず、ショック死するに十分な衝撃もある。
そう思った時、一段と強烈な痛みが腹部を抉り、リーネの体が跳ねた。
「うあああああああっ!!!!」
絶叫と共に背を逸らす。その瞬間、彼女の首元で金属音がした。
『天使の首飾り』。
リーネは理解した。この苦痛の中でも、自分が意識さえ失わずにいる理由を。
ペンダントの効力で僅かに身体が癒えているのだ。そのおかげで死に至らない。
死ねない。
33盗賊娘のヘソ:2011/05/04(水) 23:17:34.16 ID:sBFD3f9/

「あついっ、あついいいっ!!!いたいっ、ああっ、もう、もうそこ、抉らないで、えええっ!!!」
リーネは幼い悲鳴を洞窟に響き渡らせ、悶え続ける。
白い腹部が引き攣り、すらりと細長い脚が地面の上で幾度も震えるアーチを描いた。
幼さを残す顔も涎と涙に塗れていた。
暗闇の中のその惨状を、臍で燃え盛る炎の残滓が照らし出す。

盗賊娘が立ち上がって逃げ出せる可能性は、もはや0と言っていいだろう。
始めのうちならば力を振り絞れば不可能ではなかったかもしれない。
だが未知の痛みに悶えてそれに踏み出せず、じわじわ、じわじわと体力を削ぎ落とされた。
『天使の首飾り』の回復でも追いつかない。
むしろその回復で苦しみが長引くほど、娘の心は恐怖に切り刻まれていくともいえる。
ちょうど臍で燃える炎が、彼女の命、といったところか。

「い、いた、いいい……!!だ、だれか、だれか、たすけ、て……!!!
 もう何も盗まない、悪い事なんてしない、からあ゛……!!!」

リーネは横たわったままで枯れた声を上げる。
声に力はないが、その体中はなおも強く震え続けていた。
臍の奥をまた強く抉られたのか、その白い脚がくの字に強張る。
やがてそれが震えながら降りてゆく時、その股の間からかすかに黄色いせせらぎが流れ出す。
しかし娘の焦点の合わない瞳は、もはやその失禁さえ問題としていないらしかった。

「あ……あう……ああう、う゛っ、ア゛……!!」
震える指が首に掛けられたペンダントを掴む。そして静かに離される。
それを捨てようとしているらしかった。
『天使の首飾り』を投げ捨てれば、たちまちこの無間地獄から解放されるだろう。
しかしそれは死ぬという事だ。
弟にこのペンダントを渡すために、ここまで来たのではないか。
盗賊稼業を続けてきたのも、すべてはそのためだったではないか。
そう考えると、やはりリーネは生を諦める訳にはいかなかった。
せめてペンダントだけを、どうにかして弟の元へ送る事ができれば。
そんな都合のいい空想ばかりが頭を巡る。
しかしそんな些細な考えさえ寸断させるほどに、腹部の痛みが深く大きくなってきていた。

腹部へぽっかりと穴が空いているように感じる。
ドリルが突き刺さっているように。
それが真実でない事を確かめるかのように、リーネは震える手で臍の近りを摩った。
思っていたよりかなり弾力の強いスライムが何匹も触れる。
そしてそのスライムのいる土壌、リーネ自身の腹部は、滑るほどの汗に塗れていた。
無論それは腹部だけではない。うなじも、腋も、股下も、結露のように細かな汗が流れている。
それに気づいた時、リーネはある確信を得た。
せっかく塗りこめた秘薬が、その汗によって流れ落ちつつある、という確信を。

ヒトは危機に瀕した際、悪い方に感じる予感に限ってよく当たる事がある。

今もそうだ。臍からあぶれた生ぬるいスライム達は、リーネの体中を遠慮なく這い回った。
薬の塗ってあった場所であろうと構わずに。
その状態から、鼻に口に、そして秘裂や肛門にさえ質量が入り込んでくるのは、当然の事だった。
34盗賊娘のヘソ:2011/05/04(水) 23:19:18.16 ID:sBFD3f9/

「んむうううーっ……!!!んっ、んんんっ、ふンっ……んんん、ンんっ!!!」
洞窟に悲鳴が上がる。
口の中にまでスライムに入り込まれているため、くぐもったものだ。
その身体には粘つき連なったスライムたちが、まるでトグロを巻くようにして絡み付いていた。
耳の穴には横髪を掻き分けて何度も粘液の波が送り込まれている。
胸の布は下部のベルトを残して肌蹴られ、ほどよい大きさの乳房を軟体が覆い尽くしていた。
軟体の蠢きにあわせて形を変える乳房。
その先端にある蕾はいつしかハッキリと形を主張し始めており、持ち主が一定の興奮状態にあるらしい事を窺わせた。

股下までのショートパンツの中にも大量にスライムが入り込んでいる。
パンツの形を変えるほどのその殺到ぶりは、まるで洪水のような失禁に見えた。
性器へのスライムの侵入。それがどんなものかは、娘の反応を眺めていれば解る。

リーネは両脚をだらりと伸ばしたまま、親指の先だけを重ねて『その時』を待っていた。
やがてベルトの金具が鳴り、ショートパンツが蠢くと、その親指の重なりが土踏まずを擦り合わせるほどに強まる。
「んんーっ!!!」
目が見開かれ、スライムを吐き出す勢いで唇から甘い悲鳴が上がる。色に例えるならピンクといったところか。
明らかに快感を孕んだ声だ。
そのままスライムの群れがぐぶっ、ぐぶっ、と肉の重なりを刺激すると、娘の小さな手は快感に空を掻き毟る。

狙われるのは花園ばかりではなかった。
その後ろ、慎ましく閉じた排泄の穴もまた、軟体に侵入されて作り変えられている。
後孔にゼリー状の塊が狭道を通り抜けるとき、リーネは決まって腰を浮かせた。
内腿に筋を立て、唇を噛みしめて汚辱感に耐える。
そしてスライムが腸内で蠢き、生ぬるい排泄のような感覚をもたらしはじめると、何とも愛らしい少女の顔を見せるのだ。

盗賊娘はその身をスライムに包まれているのと同様に、その心を快楽に染められていた。
膣を通り抜ける軟体の心地よさ、肛門を滑る感覚のえも言われぬこそばゆさ、そして変わらず臍の奥を焼き抉るつらさ。
それらが下腹で交じり合い、少女の心を掻き乱す。
もはや逃げる事は叶わない。しかし『天使の首飾り』をしている限り、死ぬ事もない。
彼女の行く末は2つ。
その閉ざされた未来に諦めを抱き、ペンダントを投げ捨てて死ぬか。
針の穴ほどにも見えない希望を信じ続け、ペンダントを手放さずに精神を崩壊させるか。
そのどちらかだけだ。

「あっ、あぐっ……!はあっ、アシル……はぁ、アシルッッ……!!!!」
最愛の弟の名を呼びながら、リーネは悶え続ける。苦しみ続ける。
その中で彼女は思い始めていた。
この世で最も価値のない言葉、それは『正義』ではなく、『希望』なのではないか……と。


                               終わり
35名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 00:16:48.85 ID:mce02Sgy
GJ!
設定や絵のネタがうまくいかされていてすらすら読めるし、何よりエロい!
残念ながら自分は今日は行けないがその欲求不満がだいぶ解消されました!
36名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 13:06:38.10 ID:+qiaXvRm
もう始まったかな
37名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 13:23:33.75 ID:toZC6Ao9
紳士多すぎワロタ
38名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 13:36:56.87 ID:toZC6Ao9
ほぼ売り切れになった。予想以上。
コッペパン氏のが買えなかったのが悔やまれる
39名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 13:53:54.15 ID:+qiaXvRm
マジかよw
売れすぎだろw
40名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 14:32:04.48 ID:KBu70lx5
恭子の人がルームナンバー氏と喋ってたけど、なんかゴツイ
41名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 14:52:04.25 ID:KBu70lx5
入口にあるホワイトボードのラクガキがレベル高い
42名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 15:14:27.72 ID:+qiaXvRm
各サークル在庫状況どんな感じ?
43名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 15:42:51.90 ID:+qiaXvRm
もう終わってるのかな?
皆さんお疲れ様です
44名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 17:56:17.87 ID:U7UEb64H
12:40
会場入り。すでに30人程度は人がいた。まぁ同時に炉と黄金水イベントやってるから
腹パンは1/10程度だろうか…とか考えていたら列に並ばされる
12:50
どんどん後ろにも人が増えていく。折り返していたので見えないが、100人以上はいたのではなかろうか
13:00
開場。意外と腹パンサークルに向かう人が多くてビックリ。
まずはシャー氏とすね氏を購入。
13:15
コッペパン氏のものが目の前で売り切れ。
13:30
だいたいのものが在庫一掃。
らぐほ氏のは腹パン本ではないようで、残る。
翠蓉君氏のも残っていたようだ。
すね氏とヤナギ氏が必死に製本作業と追加。
55氏は多めに刷っていったようだが、それでも大部分ははけていた様子。
14:00
完全に終了モード。
俺も帰宅

こんな感じ。
45名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 19:22:48.02 ID:KBu70lx5
参加者お疲れ!
55氏普通にいい人だった
46名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 01:13:03.69 ID:WdJ+9ozl
シックスパックに割れた腹筋のごとく盛り上がったのうw
47名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 09:33:27.89 ID:0A90V7c/
>>34
設定の扱い巧すぎw
美味しく読ませていただきました
48名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 04:01:48.68 ID:LlAs5UWJ
チャイナ服の小娘ちゃん(1/2)

黒い髪はつややかで、年の頃は十六、七か。今はそれを左と右で束ね上げ、可愛い御団子にして結わえている。露わになった両耳とうなじに幼さが残る、そんな娘である。
娘は今、男の前に立っている。すっかり脅えながら立っている。娘なんかよりもっと脅える弟妹たちの小さな体を、男の野蛮な目から庇うようにして立っている。
男は深すぎる酒で顔が真っ赤であり、荒い拳を好き勝手に奮いかねん輩だ。しかしこの街では、何ら珍しくもない手合いの輩だ。
「あ、あの、どうか、弟や妹たちには乱暴なことをしないでください。どうかお願いします!」
娘は男に懇願する。娘のしなやかな腹筋が、チャイナ服の紅い布地をくっきり縦に割っている。
「なあお前、なーんかスゲー良い腹してんな!へへ」
男は娘の腹に、いきなり太い人差し指を置いた。
「あっ!」
野蛮な指の先っぽが、娘の腹の深い割れ目をツー、ツーと何度もしつこくなぞる。
「あ、あの!」
娘の腹直筋が、恐怖のあまり緊張してしまい、男の指先をびくん!びくん!と何度も跳ね返してしまう。
これが非常にまずかった。
「おい、こら、俺に向かって腹突き出せ」
「──は、はい」
娘は言われるがままに、みずみずしい腹筋によって左右に分かれて隆起するチャイナ服の紅い胴を、無防備に、スーっとさし出した。
布地越しに横隔膜の陰影が露わになる。深いおへその窪みと、その下の柔らかな肉のふくらみが露わになる。
男は左の掌を大きく広げ、娘のおへその下に押し当ててから、ぜんぶの指を鷲のようにぐいいっと曲げた。
節くれ立った五本の指が、娘のもっこりと盛上る肉にモリモリと食い込んでいく。
「ハっ、ウウっ」背後に庇った弟たちや妹たちの前で、苦しそうに呻いてしまった。
「お、お姉ちゃん」「おねえちゃん!」あわてて後ろを振り返り、下っ腹に男の指をめり込ませたままの情けない格好で「大丈夫だよ!」と優しく微笑んだ。その時だけ、娘の顔に脅えはなかった。
これが非常にまずかった。
49名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 04:02:48.23 ID:LlAs5UWJ
チャイナ服の小娘ちゃん(2/2)

「おい、こら、こっち向け。手を後ろに組め」
娘は弟妹にうなづいて、再び前を向き、男に言われるがままにした。
娘の柔い下っ腹を、しつこく左手でわっしわっし揉みしだきながら、右手は、大人の男でもおののくようなゴツい拳骨をつくっていた。
(どうして──)
親指の内側でグっと締めた四本の指、そのゴツゴツした関節を縦に構え、娘の腹筋の縦割れを浅くえぐるように、グッグッと何度もねじ込んでいく。
「ん!ん!」
(どうして、わたしたちだけが──)
「はは、良い声だ!いくぞ!そーれ!!」
男はニヤニヤしながら、太い右腕を勢い良く振りかぶった。
娘は怖くて堪らなくなって、ギュッと固く目を閉じた。あどけないほっぺを、可愛い涙がつたう。
(どうしてわたしたちだけが!こんな、こんなつらい目に合っ)ドッゴオォォオオ!?(んんん!!!)
腹の中いっぱいに、いきなり太い木がどっしり生えたような痛みがひろがり、固く閉じていた娘の目が勢い良く見開かれた。
男の拳骨は既に引き抜かれていたが、腹の美しい縦割れは四つの関節部分の跡をまだ残しており、無様にへしゃげていた。
(うぅうん!ううぅう!!)
「がはは!すっきりしたぞ!またな、小娘ちゃん!アア、すきっ!とした!」
娘の膝は、信じられないような痛みでブルブルと激しく震えていた。
両手で腹をかかえて、地面を転げまわりたい。しかしそれをしてしまったら、可愛い弟や妹たちが、どれだけ心配するだろうか。
だから両手は、後ろに強く組んだまま。
腹も、堂々と突き出したまま。
再び固く目を閉じて、手加減一切なしの生き地獄を耐えぬいた。
指関節の生々しい喰いこみが、みずみずしい筋肉の弾みによって、ゆっくりと押し返されはじめた。
やがてもとの美しい、しなやかで美しい縦割れを取り戻した。
「みんな──もう大丈夫だよ!」
「お姉ちゃん!」「おねえちゃんこわかったよー!」
死んでも守りたい弟妹たちがいっせいにまとわりついて、娘の腹を優しく撫でて介抱してくれた。
「わぁみんなありがとう!お姉ちゃんとっても気持ちいいよ。あ、泣いちゃダメ。お姉ちゃんはね、あんなのヘッチャラなんだから、泣いたらおかしいよ?ね?」
腹の中にモリモリと木が生えたようなこの痛みは、けなげな娘の肉体にたっぷり残り、少なくとも明日の朝まで娘を苦しめ続ける。
しかしこの子の美しい心はもう既にほがらかであり、命より大事な弟妹たちと共にある。
もう既に、弟妹たちと美しく遊んでいる。

おわり
50名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 13:57:36.15 ID:9+gbHbWr
tentsuに変わる香ばしいキャラが出てきたな
51名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 19:46:29.08 ID:r6XSXeBW
てんつが名前変えただけだろ
52名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:08:47.25 ID:9+gbHbWr
口調からてんつとは別人だと思われ
口語じゃなく箇条書みたいな文章だし、執拗にメールアドレス聞いてきたりとか
53名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:19:33.43 ID:r6XSXeBW
てんつも55氏にメールアドレス聞いてた記憶が
気のせいだっけな
口調もてんつっぽさを感じるのだが
54名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:34:10.27 ID:9+gbHbWr
この流れとか見ててたまに思うんだが、お前らって本当に腹責め好きなの?
55名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:49:58.96 ID:AVpengAM
>>54
大好きだが、だからこそ、作品を提供してくれる人らの活動に
迷惑になりかねない(ひいては、活動に支障を出しかねない)輩が現れた
ことに対して、なんとかしたい・・・といった感じかと思われる。
ちなみに自分は、そんな感じ。
56名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 21:59:51.86 ID:SxpXvryo
ぶっちゃけイベントで少しだけ55氏と話したけど、あれはてんつじゃないって言ってた。
てんつやアイツ以外にも色んなメールもらってるってさ。
個人で創作活動している以上、見えない所で想像以上に苦労してると思う。
57名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 22:13:38.12 ID:z9tKqInQ
>>54
ああ、大好きだぜ
おかげでいまじゃあグラビアみても腹ばっか注目しちゃうんだぜw
58名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 00:35:35.08 ID:jjnBP8dg
ぶっちゃけ、なんの話してんのかさっぱり判らんから俺から見ると
そのサイト? で議論やってくれと思う流れ
ここってSS投下とその感想書くスレじゃないの?

雑談するなとは言わないけど、最近多い気がしてちょっと辟易してる
59名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 00:42:24.26 ID:dmh5m2QH
こんなのサイトでやられた方が迷惑かかるって

SSを投稿していただける頻度も多くはないから
雑談するか定期保守しないと落ちる
60名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 00:44:34.68 ID:dmh5m2QH
× 多く
○ 高く
61名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 01:09:03.48 ID:ei7oxRbA
SS職人自体が少ないからね
ここに投下せずに個人でサイト持って活動してる人も結構いるし、逆にそういう所の感想を言い合う
ヲチスレみたいになった方が活発になると個人的には思う
62名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 01:39:00.19 ID:jjnBP8dg
感想ならそれこそ、直接サイトにしてあげた方がいいと思うし、
サイトで出来ない話ならここでもすべきではない気がするのだが

まあ、雑談メインになって職人が余計来なくなるって主張と
雑談もなくてスレが廃れるって主張が対立するのはエロパロじゃよくある話だし
ここまでにしとく
63名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 04:22:54.57 ID:cDDAAJqJ
>>57
俺は最近だとこのネエチャンの腹にチンピクした。
ttp://s.cyrill.lilect.net/uploader/files/201105120425130000.jpg
64名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 05:41:14.70 ID:5rkX+eRu
>>63
俺はこういうのダメだ
ちょっと鍛えてて腹筋ありそうな感じより
全く腹筋なさそうな「細いのにぷよってる」腹のほうが好きだ
65名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 06:59:09.95 ID:aR1eCHbd
作品投下頻度云々以前に、せっかく直前に投下されてるのに誰一人乙すら着けず他所の話してるのはどういう訳?
どんな理由も職人蔑ろにする正当性にはならんだろ?
66名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 07:07:11.29 ID:h6/fJLZ3
>>65
書いた僕自身とくに気にしてないので無問題ですよ。
殴られるに至る経緯とか全然書かなかったし、そもそも一発しか殴ってないし(汗)
67名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 07:08:23.90 ID:ejJEHOmy
正直俺にも嫌がらせにしか見えない。
SS書きがこんな扱いじゃ投下したくなくなるぞ
68名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 07:21:30.55 ID:aaLmu66w
タイミング取り損ねたから今言うけどスライムと腹責めの親和性は異常
69名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 08:08:58.80 ID:aR1eCHbd
この板では、投下されるのが当たり前と住民が思いだしたスレは必ず衰退する
70名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 13:50:10.35 ID:q55AeUkX
何か仕切りたいようだけど、そう言うのはあんた自身が乙を言っていて初めて言える台詞
言ってないのだから白々しいだけだ
71名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 14:19:46.85 ID:1oPKF1gk
某板SSスレに出した腹裂き長文短編を
微調整入れてこっちにもレスしたくなった気が起きたけどおk?
(まだ調整中なんですぐには出せん)
72名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 19:25:46.72 ID:dzKChPfz
いいんじゃない?誰かが挿絵描くかもしれないし
7371:2011/05/12(木) 19:50:23.25 ID:1oPKF1gk
待った
自作物に「内臓抉り出し」など過剰なグロ血肉箇所とかあるから
スレ的に出すのダメかもしんない
内容は「生贄系」なんで
74名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 20:20:43.18 ID:9SjfbJ0p
>>73
それならそうと断り書きを最初にいれときゃいいんぢゃね?
75名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 20:38:41.69 ID:dmh5m2QH
>>73
ん?
全然問題ないと思うけど
切腹ありのスレだし
7671:2011/05/12(木) 20:54:56.18 ID:1oPKF1gk
>>74
>>75
おk
再度文章整理に取り掛かる
77名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 20:58:10.43 ID:usNjH50I
異端だけど、こういうムチムチ過ぎる女の子の腹を殴ってみたい。
ttp://s.cyrill.lilect.net/uploader/files/201105122101070000.jpg
78名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 21:07:02.03 ID:9SjfbJ0p
>>77
この動画
http://www.youtube.com/watch?v=szTg3XIXseM
見るかぎり、すぱんちんすぱちんいい音すると思うw>むきむき腹パンチ
79名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 00:38:18.95 ID:8kLGcavD
>>77はムチムチで>>78はムキムキで別物だろ
脂の乗り方が全然違う
8077:2011/05/13(金) 01:13:14.76 ID:CWwvlEDH
>>78
これはこれでアリだー!
なんか前半の男女の微笑ましい腹責めプレイに萌えた。彼女とチュッチュッしながら彼女の腹殴るとか羨まし過ぎる!
81名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 02:08:04.84 ID:CCKpxbla
>>77
この位ならむしろ俺も好みだ
82名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 08:20:55.77 ID:YJM3wswa
いくら雑談禁止厨が喚こうとも、このスレで書きたいと願う職人は後を絶たない。
感想の有無とか小せぇ小せぇ。
83名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 08:42:39.42 ID:U4ZuItHS
感想なくても問題ない
84名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 09:37:39.44 ID:Zw8IwTyi
絡まないようにしましょう
85名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 19:27:15.62 ID:/L8i4gdy
絡む奴ぁシャツめくって腹むき出しにせえやw
おっちゃんが鳩尾にちと気合入れたるけんw
86名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 20:07:43.18 ID:Dg0lZlPB
みぞおちはイヤだー。ヘソと胃の間ぐらいを水平チョップしてくれー。
87名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 20:21:41.55 ID:8kLGcavD
このスレに投下されたSSはガン無視して、
スレと関係ない55氏のサイトに現れた荒らしの話で盛り上がる馬鹿
終いには>>82-83みたいに開き直るクズ

前はもっと紳士が多かったと思うんだが最近おかしい
88名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 20:33:10.15 ID:Dg0lZlPB
>>87
じゃあ、あなたが感想言ってあげれば良いのではないかい?
89名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 21:31:23.54 ID:/L8i4gdy
>>87 はこのスレはじめてかい?
まあリラックスして腹の力抜けよw
90名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 22:00:54.72 ID:p8Hl6Am3
スレ流れは半数以上が腹殴りなんで以下のは超ハード範囲と承知だが・・・↓


まず おなかをむき出しにされた少女が、平たい台の上に仰向け四肢拘束されるんですよ?
それで悪態とか泣き叫びとかで喚いてもがく娘のおなかに鋭い刃物を突き刺してね
そのままズブズブと切り開くんですよ(ヘソ〜鳩尾辺り)
で、切り裂いた腹に手を突っ込んで、おなかの中をまさぐりながら内臓を抉り出すんですよ?
もち「切り裂き〜モツ抉り」の最中に女の子が激痛でビクビクガクガク震えて苦しむ姿になるように
それで取り出した鮮やかな内臓を、犠牲者の少女の視界に見せるように掲げるとか

「自分のお腹の中にあった大切なものが、無情にもくり抜かれた」っていう
衝撃的現実を見せつけられて、口から血を漏らしてピクピク痙攣して徐々に意識が薄れながら
「あ…あっ……!カハッ…うっ…ぁあ…っ…あ…!」て絶望感&喪失感&激しい苦しみを与えるという

内容的に「手術台」「生贄寝台」で絶命アリのシチュになっちゃうけど
不死身属性のある子なら長く嗜めるよね


腹パン、鈍器突き、スレ範囲は違うが胴締めと多種ジャンルウェルカムだが
グロ範囲だと上に記した形が真っ先に好きなんだよなあ やたら勃つ
91名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 22:07:55.02 ID:/L8i4gdy
>>90

> 不死身属性のある子なら長く嗜めるよね

とりあえず「剣の国のアーニス」てコミック読んでみw
お前さんならヌケるからw
92名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 22:12:24.91 ID:UqUPBIBj
>>90
nnS氏とかが歓喜するのではないかw
まぁ注意つけとけば問題ないと思うよ
93名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 00:48:42.30 ID:TLX6kur6
>>87 はな、エアロビ教室と間違えて腹責めダイエット教室に入っちゃったどじっ娘なんよ
わけもわからず、「え、なに、何・・・?」とか云いながらぱっつんぱっつんのレオタード着せられて
屈強な男に羽交い絞めされちゃうわけ
もち、突き出した腹には薄いレオタードの布地越しにくっきり愛らしいヘソの窪みと、
鳩尾からへそまですっと通った腹直筋が浮き出ているわけさ
「じゃあ>>87 さん、びしびしイクね!」と前置きしたやいなや、そらキッツイのを>>87 の腹に喰らわせるわけよw
痛くて苦しくて、強気美少女(でもちょっとドジっ娘)>>87 は声も出せずに全身から脂汗垂らして口ぱくぱくさせてんのw
そしたら羽交い絞め役のおっさんが曝した>>87 の腋壷にたまった脂汗をなめ取ってクンカクンカしてんのw
「や、やめろよこの変態・・・!」て>>87 は叫ぶんだけど、その隙にまたイイ拳を鳩尾に喰らっちゃうw
これぞ大阪民国の醍醐味よw
94名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 00:48:45.31 ID:OqceRHH9
>>87
全くもって同感
でも誰かも言ってるように絡んでも仕方ないし、適度に放っておこうぜ
95名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 01:06:42.65 ID:yqb5SLAs
サガ2のカイの体内でフレアぶっぱなしたりサブマシンガン打ちまくったり
96名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 08:01:04.10 ID:QTOoNJpt
>>90
内臓攻め的なものだと、
医療プレイになってしまうが、
婦人科の内診で片手を突っ込んで、もう片方の手で下腹部を圧迫して
子宮や卵巣を挟み込むようにして大きさや硬さを確かめるのに興奮する。
97名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 13:39:27.07 ID:fZVZd+aB
>>96
それはなんという医療行為なんですか?
98名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 14:44:35.95 ID:QTOoNJpt
>>97
>それはなんという医療行為なんですか?

文字通りの「内診」。「双合診」ともいうけど。
もう少し細かく説明したのはこれ。

病院で行う検査で何がわかるの?|子宮内膜症
ttp://www.mochida.co.jp/naimakusho/treatment/01.html

YouTube - 産婦人科診察法の練習 家庭医養成
ttp://www.youtube.com/watch?v=XqfBucpQAR8&feature=related
99名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 14:47:40.39 ID:fZVZd+aB
>>98
ありがとうさぎ
100名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 12:58:44.59 ID:pak8jUY+
女子ボクシング、期待したけどダメだった
101名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 19:30:57.04 ID:dEFjrg9m
どのボクシング?
実写?
102名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 19:47:01.53 ID:7/Djw4Rj
三次女子ボクシングとか無いわ〜
103名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 20:43:12.61 ID:pak8jUY+
南海キャンデー図の
104腹パンチ萌〜:2011/05/18(水) 01:12:14.41 ID:AhV+d0yd
地下拷問部屋

西暦20XX年の日本、この国は今岩馬家が政府を牛耳り、暴力と性犯罪に支配される国と化していた……………
第1章 腹パンチ1
ここはとある建物の地下室、ここでは、毎日の様に少女を誘拐してきて腹を殴る行為をする男の欲望を満たす為に使われている。
今日も一人の少女が運ばれてきた………………
『オラッ入れ!』
ドンッ!
『きゃあ!あぁあぁ、な なにここッ』

この少女の名は豊垣樹香13歳、飲んだくれの父親がたかが一杯の酒代欲しさに一人娘をこの地下拷問部屋に売り飛ばされたのだ。
『クククク……今日からお前は俺たちのストレスを晴らすためのサンドバックになってもらう。』
一人の巨体の男が不気味な笑みを浮かべながらそう言った……
続く
105名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 12:16:17.23 ID:/w1GG2Ce
>>104
おつです
道具で拘束するか人力で拘束するか期待
106腹パンチ萌〜:2011/05/18(水) 12:54:43.90 ID:AhV+d0yd
第1章 腹パンチ2

この巨体の男、名を岩馬悪司朗現代の日本を牛耳っている岩馬家の頭首で、傲慢で若い女の腹を殴り、踏み潰すのが三度の飯より好きという大変態である。
『オイッ!御腹蹴蔵、樹香の両腕を掴んで足が浮く程度に持ち上げろ!』
『ハッ 岩馬様…………オイッ女!来いッ!』
御腹はそう言うと樹香の両腕を掴んでグイッと持ち上げた。
『あッ!イヤ 離して、痛いッ!』
ドグゥッ!!樹香は岩馬のドデカイ拳を鳩尾にブチ込んだ!!
  
  続く
107腹パンチ萌〜:2011/05/18(水) 17:30:09.86 ID:AhV+d0yd
第1章 腹パンチ2の間違え 岩馬は、そのドデカイ拳を樹香の鳩尾にブチ込んだ!

『うぐッ!かはッ………げほッ げほッ!』樹香は鳩尾を殴られた衝撃で、口から唾液の粒を吐き出した!
『クククク…どうだ?樹香、腹を殴られた気分は?
苦しいだろォ↑』
樹香は半泣きになりながら苦しそうにやっとの思いで言葉を出す。
『けふッ ハァ ハァ な なんでェ、なんでこんな事されなくちゃいけないの?』

第1章 腹パンチ3
あれから、数発腹に拳をブチ込まれて、樹香の意識は途切れた…………。

翌日朝早く樹香は腹部の鋭い痛みと衝撃で意識を覚醒させられた。
ドゴォッ!
目を覚ました樹香の目に最初に飛び込んできたのは、自分の腹に深々とメリ込んだ岩馬悪司朗のドデカイ拳だった。
『オイッ 一応飯を食っておけ!お前ェに死なれては俺達が楽しめないからな!』そう言って岩馬は、樹香の口の中に握り飯を押し込み、ペットボトルの水を流し込んで樹香の口を手で押さえ無理矢理に飲み込ませた!。
ゴクンッ ゴクンッ
米粒が数粒器官に入って激しく咽せる樹香。
『ぐぇほッ げっほ………うぅッ もういやァ、許してお家に帰してよォ! えう〜』
激しい腹パンチ拷問の日々が繰り返される…………… 果たして樹香の運命は?

第1章 END
第2章へ続く
108名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 17:31:26.51 ID:gL7vRyLt
書いてくれるのはもの凄く有難いけど、ちょっと主語述語がカオスだなぁ。
最後の文なんて樹香が殴った事になってるし。
109腹パンチ萌〜:2011/05/18(水) 18:53:21.01 ID:AhV+d0yd
>>108 すまん、そしてご指摘ありがとう。つい先程読み返して あれ〜と思い恥ずかしかったです。ご指摘の箇所はちゃんと樹香が腹を殴られる様にその部分を次ので書き直してあるのでそちらを読んでください。
もう 載ってると思います。
110名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 19:13:03.92 ID:gL7vRyLt
書き込むタイミングが悪かった。申し訳なし
111腹パンチ萌〜:2011/05/18(水) 19:29:30.59 ID:AhV+d0yd
>>110 いえいえ、お気になさらず。読んでくれる人が居るだけで嬉しいです。
私こういうブログとかに自分の書いた小説を投稿するのは初めてゆえ むしろ、小説を書くのも約20年ぶり、もう初めての様なものなので 色々感想や、こうすればもっと良くなる、この表現はダメなど 色々とお教えいただきたいです。
11271:2011/05/18(水) 20:44:24.23 ID:/w1GG2Ce
過去につくった文章をスレ向けに整え終えたので投下致しマース

◆グロ注意!内臓摘出があります 耐性無い方は総スルーおk
◆メインの腹責め部分までの前置きがかなり長いです
◆できるかぎり直接描写は避けたものの、メインの腹裂き以外にもグロ描写が数行あります
◆世界観はオリジナルファンタジー系(RPG的な系統を連想してもらえれば)
◆全体的に別板のスレッドで出した物を少し書き直ししただけ
※原型→ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/37271/1176397637/919-933
11371:2011/05/18(水) 20:45:54.03 ID:/w1GG2Ce
↓キャラクター(犠牲者)をアバウトに解説&その他

◎アリサ(15歳):剣士
田舎の村から上京してきた冒険娘。
純粋な探究心を秘めて旅をする少女。剣の腕前は幼少期に父から習ったので悪くない。
基本的に強気な少女だが、本気で怖いものを相手にすると強気を装いつつも内心で恐怖する。
:自称…あたし
:外見説明…ショートボブ+アホ毛(ブラウン)、短パン+ニーソ

◎ソフィア(16歳):騎士
若くして高潔な気品を持つ少女騎士。
由緒正しい武門家系の生まれ。文官の道を選んだ病弱な兄に代わり彼女は剣を取る道を選んだ。
騎士見習い扱いだが、技量と礼節は並の騎士に引けを取らない。
:自称…私
:外見説明…ポニーテール(黒)、マント、プリーツスカート、黒タイツ
11471:2011/05/18(水) 20:46:58.85 ID:/w1GG2Ce
◎エイル(15歳):ヒーラー
王都にある王立教会に所属する神官。法術看護師。
解りやすく清楚で心優しく、苦難に対して勇敢に立ち向かう気丈さも併せ持つ。
しかし血腥いものに対して耐性が弱く、見ただけで失神しかける(怪我人ならまだ大丈夫)。
:自称…わたし
:外見説明…セミロング(ブロンド)+神官帽子(小)、ロングスカート法衣

◎ココ(14歳):魔法使い
森の隠れ里出身の魔法使い。未だ幼さが残る容姿。
不思議な性格で感情をあまり表に出さず、物静かでボソボソした話し方をする。
決定的な危機的状況に陥った時以外は無表情であり、心を許す相手のみに対して笑顔を見せる。
:自称…ココ
:外見説明…ショートヘア(銀)+三角魔女帽子、黒布ケープ、ミニスカート魔女服

◎リーン(16歳):シーフ
ガサツなトレジャーハンター少女。
男勝りで口は悪いが、根は優しい。仲間を気遣うが、それに触れられると照れ隠しに怒る。
幼少期は孤児院で育ち、時々孤児院に戻ったり、纏まった金を定期的に送ったりもする。
:自称…アタシ
:外見説明…ボサボサポニーテール(オレンジ)+バンダナ、短パン+チューブトッブ(ヘソ出し)、チョッキ

◆身長差
ソフィア≧アリサ≧リーン>エイル>ココ
(「≧」は差の小さい意味でとらえてくれ)

◆おっぱい
エイル≧ソフィア>リーン≧アリサ>ココ

↓SS本編へ
115豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:48:41.45 ID:/w1GG2Ce
-----

………悲劇の始まりは、勇気を秘めた純粋な心が原因だった。………

〜 〜 〜 〜 〜

―――数多くの情報と、多種多様な冒険者たちが集まる、王都の大衆食堂。
複数の旅人がパーティを組む、一種の集会所の役割もしている。

そのうちのひとつのテーブルで、おとなしくオムライスを食べる小柄な少女。
先が三角に尖った黒い布帽子と黒いケープ。どうやら魔法使いらしい。
時々左右をキョロキョロ見る様子からして、仲間を待っているようだ。

「ほらよ、水」

黒い魔法少女の後ろから誰かが、水入りのカップをテーブルに置く。
オレンジ髪の頭にバンダナを巻き、露出のやや多めな衣服が健康美を醸し出している。
そんな姿から見て…彼女のクラスはシーフだろう。

「…リーン。……ありがと…」
「しっかしココってよ、体のわりにボリュームあるもんよく喰うなぁ…」

彼女2人は、魔法使いは「ココ」、シーフは「リーン」。

「お待たせーっ!ソフィアも一緒だよ〜っ!」

そしてすぐ、別の少女2人がココの席に近づいてくる。
先程元気な呼び声を出したショートボブの少女は、腰に剣を携えている。
短めのマントに胸のプロテクター、どうやら剣士のようだ。

もう片方のポニーテールの少女。様式の整った上衣とスカート、マント。
腰に細身の長剣を携え、若くして凛とした佇まいの彼女は、見習いだが騎士なのだろう。

「リズも相変わらず元気だよな〜。ソフィー、騎士の習い事とか近いんじゃなかったっけ?」
「師は父上本人だから、日は変更できるから問題ないと言われてね…だから次の事も手助けするよ」
116豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:49:54.82 ID:/w1GG2Ce
ショートボブの少女の名は「アリサ」、ポニーテールの少女の名は「ソフィア」。
リーンからは、愛称で「リズ」と「ソフィー」で呼ばれている。

「さて、いつものメンバーが揃いそうな気がすっけど…なあリズ、エイルは?」
「治療所のお手伝いだって。でもそろそろ終わりの時間みたいだし、
 終わったらそのままあたし達の待ち合わせと合流するつもりなんだけど…」
「……来た…」
「あん?」

アリサとリーンが話す中、ココの短い言葉にリーンが反応すると、

「アリサさ〜ん?いますか〜?アリサさ〜ん…」

大衆食堂の入り口側から、アリサを呼ぶ声。
円筒形の帽子正面には十字架の印があり、白色で裾の長い法衣。
プラチナ色のセミロングヘアーが映えるヒーラーの彼女が「エイル」のようだ。
彼女が属する王立教会からの授与品なのか、真直ぐに長い杖を携えている。

「よく解ったなぁ、ココ…」
「…魔法力…感じ……エイルの、わかる……」
「エイルーっ、こっちこっちーっ」

リーンの感想に返答するココと、手を振りながらエイルを呼ぶアリサ。

アリサ、ソフィア、エイル、ココ、リーン。
どうやらこの5名は、馴染みの仲間で組まれたパーティのようだ。
117豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:51:02.53 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

―――航路の発展によって新しく発見された未開の土地の密林地帯。
大衆食堂(集会所)での情報によると、

『幾つかのパーティが探索に行ったが、行ったきり帰ってこない』

という事らしい…。

「行方不明になったみんなを、あたし達が探してあげようよ!」

アリサたち5名は情報を頼りに、「未開密林の異変の調査」という依頼を引き受ける。
リーンは「もしかしたら宝アリの遺跡とかあるかもな♪」と、乗り気だ。

まずは、開拓地の土地にある船着き場まで、海路で行く。
開拓地に着いた後、そこからは歩きで行くルートだ。
深くなる密林へと、彼女たちは河を沿いながら進んでいく―――

―――彼女たちは知らない。
「未開」というのは、彼女ら「一部の先進民族」が名付けたものであり、
「そこ」には「人が住み、高度な文明が築かれている」ということを。

そして、行方不明になった冒険者たちは、「血の犠牲者」になっているという事も―――
118豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:52:11.58 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

―――密林に入って、2日ほど。
安全な場所でキャンプをしながら、彼女たちは密林での探索を続けていた。

「…ん?」
「どうしました?」

ソフィアが地面に何かを発見し、エイルに尋ねられながら、地面にあるものを拾った。

「これは……矢?矢か…石の鏃…っ、あまり古くないぞ…?」

弓で扱う「矢」である。黒曜石の鏃と、鳥の羽毛を使った矢羽。
日数はいくらか経っているようだが…

「…って事は、つまり――」

リーンが何らかの予測を言おうとした、その時…

―――ドスっ。

「っ!?」

矢だ。
矢が飛んできた。
アリサの近くの木に刺さり、おそらく狙われていただろうアリサは、唐突に飛んできた矢に驚く。
それも、ソフィアが拾ったものと同じ、黒曜石の鏃の。
矢が飛んできた方角からは、いくつもの「人の大声」が合わさった音が唸っている。

「ちぃっ!いきなり誰だよっ!?」
「危ない!逃げよう!」

警戒を強めるリーン。危険を察知して皆に呼び掛けるアリサ。
彼女たちが逃げ始めた時、しんがりのソフィアは、背後から迫ってくる群れの姿を見た。
詳しいところは見えないが――獣皮の腰巻と羽毛の頭飾り、それに顔の刺青による装い。
それぞれ槍、棍棒、盾、弓矢などで武装した、原住の部族らしき人間たち。
119豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:53:26.33 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

彼女たちは逃げる。後ろから追ってくる、密林の部族の群れから。
部族たちの唸り声は、まだ彼女たちの耳に聞こえている。

「未開じゃなくて、人が住んでいたんだ…じ、じゃあっ、行方不明になったみんなは!?」
「おそらく、あの部族らしい住民達に……い、いや、捕らえられただけだと信じたいよ」
「っ!くそっ!あっちからもいっぱい来やがった!これじゃ囲まれちまう!」

アリサとソフィアが言葉を交わしているその最中、迫りくる群れにリーンが気付く。

「やむを得ないが…!可能な限り戦意を奪うんだ!その隙に…逃げるぞ!」
「うんっ…!」

ソフィアが長剣を抜き、部族の群れに対して切っ先を向ける。アリサも応えて剣を構えた。

「ココ……逃げ道…開く…!」

ココが、魔力を集中する。

―――しかし、武装部族とは異なった者が交戦の場所に現れていた。

「…フレイム」

ココの両手の間に火が灯り、火は炎の帯になり、部族の囲いを突き破る勢いで空中を走る。
射線上の部族たちは反射的に飛び退き、盾を構えながら身を屈めるなどをして避ける。

その炎の向かう先には、曲がり枝の杖と水晶の宝玉を携えた部族――呪術師がいた。
その呪術師が杖を揺すりながら奇声を上げると、宝玉が輝き、走る炎が――かき消されていく!
120豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:55:28.31 ID:/w1GG2Ce
「…!?」

威嚇とはいえ、中途半端な魔法力で使ったわけではないのに、容易く打ち消されたことに驚くココ。
その隙を狙い、武装部族のうちの一人が投石棒を振るい、

――ドッ。

「っ!」

それによって勢いよく飛ばされた礫が、ココの腹部に直撃する。

「ぁ…!…ぅ…っ」

いきなり鳩尾に走った鈍痛と衝撃で、上体が前屈みになりながら、
腰を後ろに傾け、背から倒れながら意識を失うココ。

「ココさ…っ!?…あ……体…が…!?」

昏倒したココに気を配ったエイルだが、すぐに自身の体の異常にも気付く。
呪術師は既に別の呪術を念じており、持っている宝玉がまた別の色で輝いていた。

「っ!く、くそ…なん、だよ…っ…!?」

強烈な麻痺と脱力感に見舞われ、膝を落とし、両手を地に落とすリーン。
…呪術師の念じた、奇妙な異形の魔術。
昏倒したココを除く彼女たち4人の体から力を奪っていく。
指先、足先、肩…体が痺れ、さらに意識は眠気を起こし、思うように動けなくなっていく。

「み…みな…さ…っ」

杖を地に突き立てて脱力感に耐えていたエイルだが、
彼女が経験した事のない異形の魔術に屈し、意識を失い昏睡する。

「う…動けな…っ…ぐぅっ!」

強烈な痺れと眠気に耐えていたアリサだが、背後から武装部族に取り押さえられ、
数名がかりで腕と脚を掴まれ、手の剣を奪われて地面に押さえつけられる。
121豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:56:53.06 ID:/w1GG2Ce

「くそぉっ…!はな、せぇ…はな…し、やが…れ、っ…!」
「くっ…うっ…」

リーンとソフィアも、同じようにうつ伏せの形で組み伏せられ、
武器――それぞれダガーと長剣――を取り去られて四肢を掴まれている。
体を揺すって抵抗するリーンだが、数名もの男の腕力で押さえられているうえ、
謎の魔術による麻痺と眠気で思うように体も動かせない。

呪術師の持つ宝玉の輝きが強まると、彼女達の脱力感がさらに深くなり、
やがて、ソフィアとリーンの意識も闇に沈んだ。

「…っ…ける…もん…か…っ……負け…ぅ…もん…かぁ…っ…!」

5人のうち、アリサはまだ脱力感に抵抗していた。
堅強な武装部族たちの手によって腕も、脚も、草の茂った地面に押さえつけられ、
それでも精神力で意識にしがみついていた。

彼女が昏睡しようとしない様子を察した呪術師は、手指だけを軽く動かし、
アリサの四肢を押え付けている武装部族に指示を出す。

「っ!?」

掴み押さえられていたアリサの上体が、数名がかりでいきなり引き上げられ、
アリサは両膝が地についたまま、その膝から上が直立した体勢にされる。

ドボっ。

「…かっ…はっ!…っう…ぇ……っ…」

手の空いていた武装部族のうち一人が、石頭棍棒でアリサの鳩尾を叩く。
いきなり体を起こされ、すぐ腹に硬い衝撃を叩きつけられたアリサは、
急にされたことを理解した直後、口から唾液を漏らしながら意識を失い、昏睡した。

……呪術師がひと通り観察し、彼女たちが完全に昏睡したのを確認すると、
手指や視線、そして部族の言語による短い単語で武装部族に指示を出す。
そして、彼女たちを―――
122豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:57:58.21 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

「……ぅ………ん……っ…」

長い昏睡状態を過ぎて、アリサは意識を取り戻し、瞼を開き始めた。

「…よぉ。起きたかよ、リズ」
「…ふぇ?」

リーンの声だ。彼女の声に気付いたアリサは、そのまま目を開く。
そして、思いもよらない場所に自分たちがいる事に気付く。

「え…な、何ここ…」

石の部屋。壁画で彩色された石壁と、天井に届く石柱も幾つか。

「どこ…って、え、えっ?ちょっ!?」

アリサは、自分の姿――他の4人も同じ――と状況に気が付いて驚き、赤面した。
石の床に腰を下ろし、一本の石柱を背にして囲んだ形で、5人は縛りつけられていた。
両手首を後ろ腰に縄で纏められ、その拘束を繋ぐように一本の縄で繋がれ、
その一本縄が柱に巻きつけられた形での拘束である。それぞれの両足首も縄で一纏めにされていた。
123豊穣への生贄:2011/05/18(水) 20:59:01.85 ID:/w1GG2Ce
「な、何!?なんであたし達こんなカッコでっ!?」

少女たちが身につけているものは、腰と股間を覆う白い腰布と、
控え目な膨らみの双丘を覆うだけの胸布。それ以外の素肌は晒されていた。
剥き出しの腹部には、魔方陣のようなものが朱い染料で描かれてあり、
首には、ライン型の幾何学模様が首を一周するように描かれていた。
彼女たちが眠らされていた間に、装備を剥ぎ取られ、布だけを着せられ、
そして首と腹部に印を描かれた姿にされていたのだろう。
軽装鎧や武器などの装備だけでなく、衣服も下着も剥ぎ取り済みで、腕輪や首飾りすら奪われている。
残っていても問題はないのか、リーンが巻いていたバンダナを除き髪留めだけは取られていないようだ。

「あの時……捕まった……ココ達……」
「…くそっ、ダメだ…ほどけねえ。縄とかすごく丈夫な繊維で作ってやがる…」
「わたしの法術が使えません…。ココさんも魔法が封じられて…。
 お腹の印か、首に描かれた模様に封印の呪縛が働いているみたいです…」
「…持ち物と衣服を奪われて、体に印を描かれた以外は…何もされてないみたいだ。
 しかし…こんな姿にして…私達をどうするつもりなんだろう…?」

ソフィアの疑問に、ココが反応した。

「……奴隷…。…でも、もしかしたら……」
「もしかしたら…何?」

ココの推測に、アリサが割り込む。少しの間の後、再びココが言葉を続けた。

「…生贄……かも……」
124・豊穣への生贄:2011/05/18(水) 21:01:36.77 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

入れ墨で胸や腕、羽飾りで頭を装い、槍・石刃棍棒を持った上位兵士。
その兵士たち数名がかりによって、その石室から5人は連れ出された。

それぞれの首は縄で括られ、数珠繋ぎにされて5人は連行される。
足首の拘束のみ解かれ、手首は後ろ腰に拘束されたままだった。
数珠繋ぎにされた順番は、前からアリサ、リーン、ココ、ソフィア、エイル。
兵士たち数名がかりで5人を連行し、首を繋ぐ縄を引き、得物の柄で押しやり、前進を強いる。

「ぐぅっ!…ぇほっ…こほっ…!」

首の縄を引かれ、先頭のアリサが咽ぶ。

「放しやがれっ!放せよこの野郎っ!!放せって言ってんだろっ!!」

繋がれて引き連れられ、槍柄で押されながらも、リーンは反骨心を失わない。
その様子が前進の障害になると見たのか、

「っ!が…あっ…!」

上位兵士のひとりが、槍柄でリーンの下腹部を殴り、引き連れやすいように抵抗を弱めさせる。

「くっ…!乱暴に…触るなっ!」

自分よりも、仲間たちが鈍器で押され進むことを強いられている事に対し、鋭く睨みを利かせるソフィア。
もっとも、兵士たちは彼女の睨みを気に留めることなどしない。
125・豊穣への生贄:2011/05/18(水) 21:03:04.11 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

「何なの…?あたし達…どこに連れてかれるの…?」

不安の入り混じったアリサの疑問。

「わからない…。ただ、私達と同じように捕らえられてしまった人たちが、他にもいるみたいだ…。
 私達が縛られたままの間、それらしい人達の声が、部屋の外から聞こえた…」

5人の中で最初に昏睡から覚めていたソフィアは、
他の4名がまだ昏睡したままの間、確かに「その声」を聞いていた。
自分と同じか近いぐらいの若い女性や少女、若い青年や少年の声もあった。
連れ出されることを嫌がる悲痛な哀願の声か、反骨心をむき出しにした抵抗の罵声が殆んど。

石の部屋を抜け、やがて外に出る。そして、両側に石柱の並ぶ道を進まされる。
遠くでは、大人数が騒ぐ声が彼女たちの耳へと入ってくる。
どうやら、平民階級のような人物が大勢集まり、何らかの「祭り」を楽しんでいるようだ。

「………血…流れてる……いっぱい…」

引き連れられても静かだが、何かに怯えているような様子のココが、何かを感じ取っている。
126・豊穣への生贄:2011/05/18(水) 21:04:21.43 ID:/w1GG2Ce
「な…なに……あれ…?…っ!…い…いや…やだ……なんなのこれ……!」

列柱の道を進まされながら、横を見たアリサの目に映ったもの。
幾つかの段差がある、石の広い台座。その上には、…首。

(…まさか…行方不明になった皆は……っ!!)

若い男女の体から切り落とされたであろう首が、木棒に串刺しにされて並べられていた。
中には日数が経っているのか、干乾びたものや、頭蓋骨だけのものもある。
この光景を見て、ソフィアが「悪いほうの結果」を確信するのは、無理も無いことだった。

「あ…そ…そんな……あぁ……あっ……!……う…ぅ……」
「ぅう…何なの……ほんとに…あたしたち……何されるのよぉ……」

想像を絶するものを見てしまい、目を背けてうつむき、恐怖で混乱しそうになるエイル。
首の並べられた台座を見て、恐怖が増したアリサは泣きそうな声を出す。
列柱の道の次は、石の階段が待ち受けていた。…神殿の頂上に続く、上り階段。

「…うっ…!…ぁ…く……はぁ…はぁっ…」

槍柄で押されて前進を強制され、上り階段を進まされている5人。息を切らす最後尾のエイル。

彼女たち5人が無理矢理連れられて行く先は、神殿の頂上。聖なる儀式を執り行う領域。
そしてそこで待ち受けているのは、―――血の儀式だった。
127・豊穣への生贄:2011/05/18(水) 21:05:23.24 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

石で造られた階段ピラミッド型の神殿。おそらく、この民族の「都市」では最も大きい建造物。
彼女たちが神殿の頂上に連れられた頃には、日は赤い夕陽になり始めていた。

彼女たちが進まされていた上り階段の他にも、神殿下から頂上へ続く長い階段が設けられている。
その階段…おそらく神殿正面の階段から下の広場では観衆が群れ集い、
ある者は両腕を振りながら、ある者は酒を飲みながら、ある者は仲間と談笑しながら、
ある者は楽師の鳴らす鼓のリズムでアクロバットを舞いながら、熱狂の歓声をあげていた。

獣皮の腰巻、翡翠などの宝石で彩られた首飾りに胸飾り、黄金の腕輪などの装飾品を身に飾り、
極彩色の羽毛冠と異形の仮面で頭を装う、煌びやかな神官たち。それが、神殿頂上にいた者。
神殿頂上の神官たちのうち、槍持ちの武装神官たちよって、彼女たち5名は見張られている。

その「儀式の領域」には生々しい雰囲気が漂っている。…石床を濡らす夥しい血と、血肉の死臭。
彫刻が刻まれた「平たい石の台」。まるで供物を乗せる祭壇のようなそれは、瑞々しい血で濡れている。
顔や記号などが複雑に刻まれた「石の大香炉」。鉢状の香炉に、大きな火が焚かれている。
そして、人に近い大きさの「異形の石像」。神殿頂上に一体だけあることから、神の像なのだろう。
その神の石像は、鮮血で濡れていた。主に顔が瑞々しく濡れている。

「い…いや……!なんなの…?ほんとに…何…するの……!?」

神殿頂上で待ち受けていた異様な光景に焦りと恐怖を表す5人だが、
その中でもアリサは、その恐怖で体が震え、両目からは涙が浮かんでいる。
128・豊穣への生贄:2011/05/18(水) 21:06:52.65 ID:/w1GG2Ce
「ゃ…や、やだ…来ないで…来ないでっ!」

そして、複数の仮面神官が5人へと近づき、その中から、アリサの首を繋ぐ縄を切り、
両手首を纏める縄も切ると、数名掛りでアリサの四肢をそれぞれ抱える。

「やだっ!やめてよっ!放して!放してぇ!」
「お前ら!触るなっ!やめろっ!リズをどうする気だよっ!」

体を揺すって嫌がるアリサや、リーンの罵声を気に掛ける事も無く、アリサを「石の台」へと運んで行く。
縄で繋がれたままでも飛び掛かりそうな勢いで体を乗り出したリーンは、
槍持ちの武装神官に左右から体を掴まれ、ただ睨みつけることしかできない。

平たい石の台――生贄の祭壇――の上へと運ばれ、アリサは仰向けに寝かされる。
そして、伸ばされた両腕両脚を掴まれて押さえつけられたまま、
両手首と両足首をそれぞれ4本の縄で括られ、
四肢をそれぞれ拘束した縄は祭壇下の隅へと繋がれ、体をまっすぐに広げられた状態にされた。
祭壇に寝かされて拘束されたアリサは、硬い石の感触と、残っている血の滑りを背で感じている。
129・豊穣への生贄:2011/05/18(水) 21:07:53.59 ID:/w1GG2Ce
アリサが祭壇に乗せられる以前から、高位神官らしき人物が両手両腕を表現的に動かしながら、
神殿下の観衆に対し、力を込めて説法と祭文らしき言葉を民族の言語で語り続けている。

「んっ…!くっ!うんっ!くぅっ…!」

その間、祭壇に寝かされているアリサは自分と周囲の状況に恐怖していた。
拘束された両腕や両脚を揺すり、体をよじってもがくが、両手足の縄は外れる事はない。
顔を横に向けると、見張られたままの4人の仲間や、その他の神官の様子が視界に映る。

「いやぁ……いやぁ…!助けて……助けてよぉ……!」

一体何が始まるのか。一体何をされるのか。
こんな台の上に縛られるからには、自分が無事になるようなことじゃない――
恐怖に怯えるアリサの頭の中には、そんな考えしか浮かばなかった。
130・豊穣への生贄:2011/05/18(水) 21:09:21.05 ID:/w1GG2Ce
そして、高位神官がひと通りの語りを終えた後、他の神官から差し出されたものを受け取った。
…鋭く加工された、翡翠のナイフ。

「え……ちょ、ちょ…そ、それ…で…?」

物騒な物を受け取る高位神官の姿を見て、不安が増すアリサだが、
その不安通り、翡翠のナイフを持った高位神官は、アリサが寝かされた祭壇に近寄り始める。

「や、や、やだ、そ…そんなの…っ!」

アリサの思考に、もう疑う余地は無かった。
血まみれのこの場。台の上に拘束された体。腹部に描かれた印。鋭い翡翠のナイフ。
そして、目が覚めた直後に聞いたココの一言、「生贄」…。

「いやっ!いやあぁ!!やめてっ!放してっ!放しておねがいだからっ!!」

泣き叫び、哀願しながら体をよじり、頭を振り乱し、動かせる所を必死に動かしてアリサはもがく。
両手足をそれぞれ括っている縄がギシギシと鳴るが、拘束は外れることなどない。

「助けてっ!誰か助けてよぉっ!!やだっ!やだあぁっ!!」

アリサのもがく姿に構わず、祭壇の傍ら、アリサの横位置に立った高位神官は、
両手を広げて天を仰ぎ、神を讃える聖句らしき言葉を述べたのち、
鋭く光る翡翠のナイフを、矛先を下に向けて両手で握り、ゆっくりと振り上げる。
131・豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:10:22.33 ID:/w1GG2Ce
「…う…ぐ……ぐっ…!…ぅ……くそ…ぉ…っ…!」
「……アリサ……はぁ…はぁ……アリ…サ……!」

助けたいものの、縄の束縛と見張りに阻まれ、どうすることも出来ない自分を恨みたい心境のソフィア。
これからアリサがどうなるのか、その恐ろしい内容に対して、息を荒くしながら震えているココ。

「だめえぇっ!!そんなのやめて!やめてぇっ!!いやああーーっ!!」

翡翠のナイフの矛先は、アリサの体、印が描かれた腹部に向けられている。
祭壇上のアリサは極限に恐怖し、体を揺すりながら泣き喚く事しかできない。

「…ぁ……あ…あっ…!アリサ…さん…!」
「やめろっ!やめろぉっ!リズーーーーっ!!!」

これから起こるだろう事に、4人の中でもとりわけ恐怖するエイルと、
取り押さえられたまま空しく叫ぶリーン。

そして、翡翠のナイフが振り下ろされた。

ブヂュっ。

「っ!は…っ!あ…がっ!」

アリサの柔らかい腹部、ヘソに突き刺さる、翡翠の刃。

「や…!い…痛…ぁっ!あっ!!い…ぎぃっ!あっ…がっ!!」

ズブズブ、グチュグチュと生々しい音を立て、
アリサの腹部がヘソから鳩尾へと縦に切り裂かれる。
腹部が切り開かれる凄まじい痛みによって、アリサの体はビクビクと震え、
傷口から流れ出る鮮血が、アリサの白い腹を赤く染めていく。
132・豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:11:24.77 ID:/w1GG2Ce
「がっ…!!いぎゃああああああ!!が…あっ!!うあああああああああ!!」

それだけではなく、切り開かれた腹部へ、高位神官の手がもぐり込んできた。
腹の中を掻き分けられ、内臓をまさぐられる激痛。
この世のものとは思えないほどの想像を絶する苦痛に、
アリサは血を吐き、拘束された体を弓なりに反らせ、絶叫しながら体をガクガクと激しく震わせる。

「がはっ!うえ゛っ!あがっ!!あ゛っ!!」

そして、アリサの腹の中にあるものを高位神官の手が捉えた時、その手は捉えたものを一気に掴み出す。
アリサの体が、ビクン、と一段と強く震えた。

「ぅ…ごぼっ…あ…!…あ……あっ…ぅ…あ……!」

腹の中から抉り出されたものは、朱い鮮血の滴る肝臓。
アリサは苦痛の表情でかすれた呼吸をしながら、自分の腹から取り出された肝を見ていた。

(おな…か……あ…たし…の……お…な……か……が……)

アリサは、目の前で起きている事を信じたくない気持ちになっていた。
自分の腹を切り裂かれ、腹の中にあった体の一部がくり抜かれ、血を滴らせている。
それに伴う大きな絶望感と喪失感と苦痛によって、アリサの意識と自我は壊れていく。

高位神官は、その手で取り出した肝を、天に手向けるように高く掲げた。
神殿下の観衆が、高潮的に熱狂し、狂喜して歓声をあげている。
133・豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:12:43.79 ID:/w1GG2Ce
「…かっ……う……ぁ………か…はっ……ぁ……ぁ……」

腹の中から肝を取り出されたアリサの目には、もう光は宿っていない。
弱々しくかすれたような声と吐息、そして血が口から漏れ、
腹から血を流しながら体はピクピクと震え、徐々にその震えは弱まっていく。

高位神官の隣に、翡翠製の大鉢を持った神官が近寄り、
取り出された肝が鉢に容れられ、鉢持ちの神官がその容器を捧げ持つ。
その鮮血が、また複数の神官によって神の石像へと塗られ、振りかけられ、
生贄の肝は大香炉の火の中へと投げ入れられる。
そして神官たちは神の像の前で跪き、上体を大きく前へと倒し、血塗られた神像に礼拝する。

生贄として腹を裂かれたアリサは、既に動かなくなり、目を開いたまま事切れていた。

「なぜ……なぜ……う、ぅっ……アリ…サ……う…ぐっ……!」
「リ…ズ……ウソ…だろ……リ…ズ……畜…生…っ…」

目の前で仲間が殺され、助ける事ができなかった事を悔い、悲しむソフィアとリーン。

「…ア…リ……サ…さ……ん……ぁ…あっ……あっ…」
「…………嫌……はぁ…はぁ……嫌……イヤ……」

恐ろしい事を直視してしまったエイルは、卒倒寸前なほどに意識が朦朧とし、
ココは、起きた事を信じたくないほどに精神が恐怖で埋め尽くされていた。

残っている4人の仲間が悲哀と恐怖に染まっている中、
腹から流れ出た夥しい鮮血が生贄の祭壇を染め、陽光がアリサの遺骸を照らしていた。
134・豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:14:17.40 ID:/w1GG2Ce
……しかし、生贄の役割はまだ終わっていない。

神官たちが礼拝を終えると、複数の神官たちによってアリサの両手足の拘束は解かれ、
二人の神官によって両腕と両足を抱えられ、アリサの遺骸は祭壇から運ばれる。そして、

「や…やめろっ!やめろぉっ!!」

怒りと悲しみが込められたソフィアの叫びも、アリサの遺骸を運ぶ神官の意に届きはせず、
二人の神官はアリサの遺骸を、神殿前の階段へと落とした。

神殿の高く長い階段を、無残に転がり落ちるアリサの体。
その神殿下に居る観衆は熱狂し、遺骸が階段を転がり落ちるとともに、
楽師の音響と舞踊者のアクロバットも活性化する。

勢いよく階段を転がり落ち、神殿下の地面へと打ちつけられ、横たわる、アリサの血まみれの骸。
腹部に空洞を開けたアリサの遺骸は、ある役割を持つ数名の執行者によって運ばれていく。
その執行者により、生贄の遺骸はやがて心臓がくり抜かれ、首を刎ね落とされる。
切り取られた生首は、生贄の頭を飾る石壇へと、祈願を込めたトロフィーとして並べられ、
残った体は生皮を剥ぎ取られ、肉は解体されて儀式を祝う「聖なる食材」として民衆に食される。
…抉り出される心臓は、のちにこの民族の「王族階級」へ特級食材として提供される。
「儀式」の日にしか出せない「限定品」に、民族は貴賤問わず歓喜し、
自らと同胞たちに永き豊穣が齎されるよう、心から祈願するのだ。
135・豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:15:47.85 ID:/w1GG2Ce
「リ…っ…!なんで……なん…で…だよ……リズっ…ぅ…ぅ…っ!!」

民族の歓喜とは反対に、生贄として捕らえられた彼女たちは、悲哀に染まっていた。
仲間が殺されるという現実を無理矢理に見せつけられたリーンが、
強い憤りを秘めたまま、歯を食いしばり、目を強く閉じながら、深くうなだれて涙を流す。
強がりで口は悪いが、仲間思いの彼女。その仲間が間近で直接的に殺され、
無残に遺骸まで突き落とされたという現実は、リーンの心を深く抉るように傷つける。

…彼女たちが嘆き悲しむその姿など意に介せず、儀式は続けられる。
一人の生贄を捧げ終えたのち、高位神官の血塗られた手が、
縄に繋がれたままの少女たちの方向へ向けられた。

「……!…っ!おま…えら…っ!!くそっ!くそおぉっ!!」

数珠繋ぎにされていた残りの4人のうち、次の生贄…リーンの首を括っていた縄が切られ、
手首の拘束も切り取られ、複数の神官たちに体を掴まれ、無理矢理祭壇へと引き連れられる。
四肢を抱えられながら、体を強く揺すって暴れるリーンの視線の先には、生贄の命を断つ祭壇。
その祭壇は、先の生贄…アリサが流した血によって、瑞々しく濡れていた。
136・豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:17:58.37 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

祭壇に仰向けに寝かされながら体をよじって抵抗するも、両手足を縄で繋がれるリーン。

「こんなモンっ!!くそっ!!ふんっ!!このぉっ!!」

叫びながらひたすら腕や脚を揺すり、肩や腰を振り、体をよじる。
しかし、どう足掻いても縄の拘束は外れない。

「…はぁ、はぁっ…はぁっ…!畜生……ちく…しょうっ…!」

どれだけ暴れても手足を括る縄は解けず、ついに力尽きて息を切らす。
「血の供物」を掴み出す高位神官は、既に祭壇の傍に立っていた。

「…や…やってみろ……殺してみろよ…!…ハラ、かっ捌いてみろよっ…!!」

祭壇の上に寝かされたまま、高位神官に睨みを向けながら悪態をつくリーン。
しかし、内心では恐怖を無理矢理押さえつけている。かすかに震えている体がその証拠だ。
これからアリサと同じように、腹を切り裂かれて殺されるという結末が、
リーンの心に恐怖を植えつけ、それを彼女は怒りと強気で無理矢理覆っていた。
137・豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:19:04.74 ID:/w1GG2Ce
「…アタシが…死んだらっ…!化けてっ…出てっ…や゛っ!…ら…あ゛っ!」

悪態の途中で、無慈悲にもリーンのヘソに翡翠のナイフが打ち込まれた。

「うぐっ…!おま…え、ら…はがあっ!!がっ!の゛ろっ…いっ…ぎぃあぁっ!!」

貫かれた箇所から腹を切り裂かれ、傷を開かれ、肉を抉られ、
凄まじい苦痛で思考が千切れそうになりながらも、途切れる言葉で悪態を続けるリーン。

「ご…ろっ…!じ…で…え゛げあ゛…!がっ!う゛あ゛っ!!あ゛ががあぁっあがあぁああ!!!」

しかし、その気概も長くは続かない。腹の中に手を差し込まれ、肝を強く掴まれる。
アリサと同じように、血を吐き、体が弓なりに反りつつガクガクと強く痙攣する。
そして…瑞々しい血の滴る肝が取り出された。

「うっ…あ゛……げぇ゛…っ…は…あ゛っ……」

肝をくり抜かれたリーンは、もう悪態を続ける事も出来なかった。
鮮やかな肝臓から垂れる血の滴が、ピクピクと引き攣るリーンの腰や脇腹に落ちる。

「…あ゛っ…う……ば……ばぁ…さ…ん………ごぼっ……ご…め……ん………」

焦点の定まらない目で、徐々に薄れていく意識で、リーンが最後に想ったのは、
孤児院で自分の世話をしてくれた、厳しくも優しく接してくれた、初老の女性だった―――
138豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:20:13.68 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

一つずつの肝がまた捧げられ、亡骸がまた放り落とされ、それでも生贄の儀式はまだ続く。
仲良しだった知人を2人も殺されたことで、
仲間を殺した相手に怒りを持ちながらも、それ以上の恐怖で心が折れかかっているココ。

「…っ…!……ぃゃ…ぁ……!イヤ…イヤ…あ…あっ…!!」

その小さい体が運ばれ、祭壇の上で仰向けに四肢を広げられ、括られる。
既に日は赤い夕陽。その赤い光が照らす、ココの白い肌。
祭壇に残ったままの痕跡――殺された2人の鮮血が、ココの白い背筋を濡らす。

「パパ……はぁ…はぁ…!…マ…マ…っ……はぁ…っ…!!」

遥か遠くの隠れ里にいる家族を思い出しながらも、恐怖で表情が蒼白し、息を荒くするココ。
荒い呼吸とともに、腹が小刻みに上下する。
もう逃げられない。
もう助からない。
怖い。
怖い――。
怖い――――。
僅かな時が連続して過ぎていき、徐々に心が追い詰められていく。

「……っ!…ぁ…〜〜!!」

恐怖に震える幼い体へと、翡翠のナイフが突き立てられた。
平たい腹部に穿たれた、丸く小さなヘソが、翠の刃で突き破られる。
容赦なく柔肌を貫かれる感触に、恐怖で固まった体がさらに強張る。

「やぁ…ぁ!あ、あ!あっ、ぁぁぁぁぁああああああーー!!」

生贄の血で濡れた翡翠の刃が、平坦な腹部を切り開き、もぐり込んだ手が体内をまさぐる。
普段は物静かな彼女が体の奥から絞り出す、凄まじい苦悶の声。

…肝が抉り出される頃には、既にココは事切れていた。体をぐったりと横たえて。
凄まじい苦しみを経て果てた表情。光の無い両目から溢れた涙でその顔は湿っていた―――
139豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:21:28.33 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

ソフィアは、怒りを秘めて泣いていた。
束縛されていたとはいえ、目前で仲間を3人も見殺しにしてしまった。
騎士でありながら、何も出来なかった自分を呪いたかった。
そして、容易く仲間を殺した者――異境の神官たち――を、強く恨んだ。

だが、そんな事は神官たちの知るところではない。
そのソフィアも首と手首の縄を切られ、祭壇へと無情に運ばれていく。

「貴様ら…がっ…!許すものかっ!貴様らぁぁっ!!」

怒りの感情が溢れ出したソフィアは、抱えられた四肢を激しく揺すって抵抗する。
しかし、神官たちの腕からは逃れられず、祭壇へと乗せられ、押さえつけられる。

「放せっ!放せぇっ!放せぇぇーーっ!!」

この場の神官たちを今すぐにでも殺したい衝動に突き動かされ、
祭壇上で四肢を括られたソフィアは体をよじってもがく。

「放…せぇ…っ…はな…っ…はぁ…はぁっ……うぅ…うっ……ぐ…うっ……」

無駄な足掻きだった。どれだけ暴れても縄を引きちぎる事などできずに力尽き、
何も出来ない無力な自分に対する悔しさと、仲間を失った悲しみに、涙を流していた。
…高位神官は、既に翡翠のナイフをゆっくりと振り上げ始めている。
140豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:22:37.34 ID:/w1GG2Ce
「…父上……母上……兄さん……!」

もはや観念してしまったのか、両目を閉じ、もはや会う事もかなわない家族を想う。

「うっ!あっ…!ぐ…あ…っ!」

翡翠のナイフがヘソに突き刺さると同時に、ソフィアの両目は一気に開かれ、体が硬直する。
ソフィアは、体内から体中にガラス片が散りばめられるような苦痛の感覚に見舞われる。

「が…はっ…!うぁっ!ぁっ!かはっ……あっ!!」

腹を切り裂かれるソフィアの口からは、かすれた声が途切れ途切れに漏れる。
ビクビクと体が震え、想像を絶する苦痛に呼吸も出来ず、頭がくらくらとする。

「……っ…!…ぁ……っ…ぁ…!!」

ソフィアは遠ざかる意識の中で、腹の中の深い所に高位神官の手がもぐり込んでいくのを感じる。
もう声も息も出せず、体を弓なりに反らせるソフィア。そして、鮮血の滴る肝が腹から抜き出された。

「…っ…ごぼ…ぉっ……う……」

もはや目に見えるものも確認できず、僅かな自我しか残っていないソフィア。
息と血が口から漏れ、ピクピクとした体の震えは徐々に弱まっていく。

「先……に……ぁっ……て…ん……に……ぃ…き……ま……っ……」

何も出来ずに命を奪われた無念を感じ、ソフィアは息絶えた―――
141豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:23:57.53 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

最後に残ったエイルの精神状態は限界だった。
親しかった仲間4人が、腹を切り裂かれ、内臓を取り出されて殺される。
その事実は、エイルの心をボロボロにするには十分すぎる物事だった。

「……ぁ……ぅ……ぁ……ぁ…」

心が壊れたように両目には光が無く、両膝を石床につき、うなだれている。
自分の周囲がどのようになっているのか、確かめる事も出来ない状態だった。

そして、手首の縄を切られたのち、神官たちによって四肢を抱え上げられる。
放心状態のエイルはもう、自分が体を掴まれている事さえ確認できなかった。

生贄の祭壇へと仰向けに乗せられ、両手首、両足首を縄で括られ、体をまっすぐにされる。
恐怖と悲しみと血腥さに精神が限界に陥り、エイルは両目を開いたまま意識を失っていた。

「………っ……」

もう痛覚さえ失っているのか、腹部に翡翠の刃が打ち込まれても、エイルの口からは声が出ない。
体がわずかにビクン、と震えただけで、自分の腹に起きている事も確認できない。

放心した状態のまま肝が取り出され、心が壊れたままのエイルは、徐々に命の鼓動を弱め、
そして、両目から涙、口から血を垂らし、静かに死んだ―――
142豊穣への生贄・:2011/05/18(水) 21:25:19.41 ID:/w1GG2Ce
〜 〜 〜 〜 〜

……神殿頂上に連れてこられた彼女たち5人を生贄として捧げ終えたあと、
神殿側面の上り階段では、既に兵士によって「次の生贄たち」が前進を強いられている。
首を縄で数珠繋ぎにされ、裸体に布だけを着せられ、腹と首に印を描かれた姿で。

この日、生贄にされたのは彼女たち5人だけではない。
アリサが殺される前にも、異国からの少年や少女が、既に数多く「血の犠牲者」にされている。
そして、エイルが殺された後も、異国の若い男女を生贄として捧げる儀式が続く。

今日の儀式はまだ続く。数多くの「血の供物」が、民族の信仰する神々へと捧げられる……

【END】
143名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 21:28:26.05 ID:/w1GG2Ce
SSは以上です 総計28レスと35KB以上、すごくながくてマジでごめん
連続投稿規制よけとしてタイトルに点とか入れてます

「儀式」系なシチュをつくるために「腹裂き」以外も最低限入れざるを得なかった…
コレつくる以前から「マヤ・アステカの生贄儀礼」からリョナ要素を汲み取ってはいました
切り裂く場所を「腹」に変えただけ

↓あと文章改定の入れない「無修正版(斬首などもあるよ)」も
       出しといたのでそんなもんに興味ある方が居るならドゾゥ
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1648888.txt.html
パス:ikenie
144名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 21:56:45.89 ID:JeHNzYUG
腹パンがリョナだと思ってるおれには難易度高めw
だけんど頑張ってヌイてみせるお!
地下拷問部屋

第2章 腹パンチ 快楽編1

樹香がここに捕らえられ、腹パンチ拷問を受け始めて早1週間がたっていた。

『樹香、今日もお前の腹を沢山殴ってやる!さぁ 行くぞッ ! うォらぁッ!』
ドグォー〜ッ!! …グチュッ!…
『げほッ!…ぁッ あうッ ハァ〜ンッ…も もっとォ〜もっと私のお腹殴って下さいィ〜悪司朗様ァ…』

そう、樹香は腹を殴られる事に快楽を覚え始めていた。

『どうだ、樹香 気持ち良いか?………今日は樹香、お前の腹を潰す為に良いアイテムを用意した。』
そう言って岩馬悪司朗が見せた物は特注の50kgのダンベルだった…………………そのダンベルは片側に50kgの重りを全付けした物だ

『悪司朗様ァ…そのダンベルで樹香のお腹をグチュッ!て潰してくれるんですか?…重り付けてないとこで、お腹にブチ込むんですよね、樹香…もォ 我慢出来ない悪司朗様…早く私のお腹をそれで潰して下さいませ。』

『良かろう!御腹ぁッ!樹香の腹筋に力が入らない様にそのベットに寝かせろ!』
悪司朗に頭を下げ、御腹蹴蔵は樹香を仰向けにベットの上に寝かされた』

『よしッ じゃあ始めるぞ』

悪司朗は真上からダンベルを樹香腹の上にドグォッと落とした。

腹パンチ快楽編1   END 腹パンチ快楽編2に続く
146名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 15:08:16.08 ID:fHYA4i6P
藤林丈司
147名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 16:34:05.41 ID:rD4+AzOX
誰?
148名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 18:03:51.68 ID:rD4+AzOX
>>146

絶対に許さないよ
149名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 18:23:40.70 ID:fHYA4i6P
藤林丈司
150腹パンチ小説書きtentsu:2011/05/19(木) 23:40:48.39 ID:FpxsytGT
この藤林丈司って誰?変てこな名前らしきモンしかカキコがないから、正直こえェよ
151名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 01:29:25.91 ID:JrBiDH5u
>>143
腹裂き、ほんとよかった!
殴打系ばっかだったから斬新だった。
ありがとう!!
152腹パンチ小説書きtentsu:2011/05/20(金) 23:51:24.83 ID:FO+bWdnZ
地下拷問部屋

第2章 腹パンチ
快楽編2

『おグぁッ…がぼォ!ぐえゥ〜!あッ悪司朗様…みて下さいィ〜樹香のお腹、こんなに潰れましたよォ もっと強いの樹香のお腹に下さい』
更に強い衝撃を腹に求める樹香。
悪司朗はダンベルを樹香の腹に叩き付ける様に投げ落とした!
〜どぐゥ!ゴッ〜樹香の腹にクリーンヒットした! どうやら胃に入った様だ。
『?!ひゅッ…あがァ…ゲボォ!げほッ げほッ! ァクジろゥ様ァ……また お腹潰して下さい____』
そういい終えると、樹香は体力の限界らしく失神した様にねむった。

『はァ〜はァ〜少々疲れた! クク♪聞こえんだろうが、明日もたっぷり腹を責めてやるよ!』

第2章END
第3章に続く
153名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 00:50:15.83 ID:jZmMeuaT
>>143
めちゃ良かったですw
人数多いせいだと思うんですが結構あっさりした感じしたんで、
今度は人数減らして一人ずつじっくり痛め付ける責めを期待しますw
154腹パンチ小説書きtentsu:2011/05/21(土) 01:45:52.87 ID:UQnKwfOv
腹パンチ小説書きtentsuです☆私の小説どうですか?初めて書いてるので、他者の意見をお聞きしたいです。

是非アドバイス頂けたら嬉しいです。
155名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 03:01:56.60 ID:JURWQ34v
現状の10倍ぐらい文章書いてほしいな
156名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 00:17:11.24 ID:epKwFGiv
>>154
文章に勢いがあって好きです。このスレでは意外にあまりないタイプの筆致。
うまく言えないけどカツ丼がっついてる感じに似てます!
157腹パンチ小説書きtentsu:2011/05/22(日) 01:57:11.76 ID:073S+E+X
>>156 感想有り難う御座います☆
もっともっと、頑張って書きますので、また感想やアドバイス頂けたら嬉しいです。
他の人にも気に入って頂ける様に精進したいと思います、では次は最新で。
158腹パンチ小説書きtentsu:2011/05/22(日) 15:16:34.54 ID:073S+E+X
地下拷問部屋 第3章 腹パンチ・内臓砕き1

樹香の腹パンチ拷問の日々が始まり、3週間あまりたった………
『樹香、今日から本物の腹パンチって〜のを味わしてやる!』
岩馬悪司朗の腕が若干筋肉が増え太くなっていた……

あァ〜あの腕でお腹を潰して貰えるんだわ、内臓にどんな快楽が待っているのか…樹香は内心楽しみで心臓がバックン!バックン!と脈打っていた 想像して、口から粘ついた唾液を垂らし、マンコは濡れてドロドロになっていた。
…カチャンッ…

手首に手錠をはめられ、樹香は悪司朗の顔の高さより数センチ上に吊された

『樹香、始める前にこの中ジョツキの水を全部飲むのだ!』

『はい、悪司朗様ァ…ンぐッ ンぐッ ンぐッ ズズ ジュル ンぐッ ンぐッ んぱァ!』
自分では飲めないので悪司朗が樹香に水を飲ませる。

そのまま、胃に水が馴染むまで10分程待つ…。
そろそろかと思い、樹香は息を吐き、腹筋のない柔らかなお腹の力を更に抜く…その瞬間!
ドグォ!!!!ッ
悪司朗が樹香の胃袋めがけて腹に拳を深く埋めた…!
『うゥ!かはッ おげォえェェェッ! げほッ!げほッ!』ベチャベチャッ…!
樹香の胃袋は、悪司朗のメガトン級のパンチで完全にブッ潰れて 先程飲んだ水を全て吐いてしまった!
続いて更に激重膝蹴りが胃袋に炸裂!ドポンッ! ダボンッ! ドスッ! 何発も何発も胃に喰らい続け、樹香の白目を剥き始めた。
水を全部吐き、それでもまだ吐き足りないのか 更に胃液を吐き続けている! それでも悪司朗は更に樹香の胃を潰し続ける。暫くして…ガチャリ、地下拷問部屋の扉が開き 10名程の悪司朗と同じくらいの体格の男達が入ってきた。
『やあ 諸君、良く来てくれた! 今日は日頃のストレスをこの俺のサンドバック樹香を使い存分に晴らしてくれたまえ、何手加減なんぞ要らぬ!思いっ切りやれ その方が樹香(サンドバック)も喜ぶ』
『ヘヘヘッ!じゃあ遠慮なくヤラせて頂きやすぜ そらァ!』
ドン! ゴリュ! ドスンッ! ドッゴ〜ンッ!!!!!!!
『げほッ!がはッ!ゲベェェェッ!』
今し方吐けるもの全て出し切ったため、から嘔吐を繰り返す樹香。

『げほッ! はァ〜はァ〜 もっと内臓潰してェェッ! もっと強いパンチと蹴りを下さいィィ〜!』………………
腹パンチ内臓砕き1END

次回に続く
159腹パンチ小説書きtentsu:2011/05/22(日) 22:47:02.73 ID:073S+E+X
地下拷問部屋 最終章 腹パンチ・内臓砕きXYZ-1

『こっ、こいつスゲーぜ!! 腹殴られて感じてマンコ濡らしてやがるぜェ! ヘヘッ!よゥし、もっとアンタの腹ァ〜!潰してやるぜィ〜!』
ドゴッ! ズグッ! ズッ…グチュッ!

『あ…あぐッ!あふんおげェッ!』
ベチャッ!
樹香は激しく嘔吐し、それでもまだ腹を潰してェェ!とねだってくる。
『オイッ お前等もやってみろよ!スンゲーハマっぞ!』そう言われ、残りの9名が樹香の腹に一斉に殴りかかった!
ドッ! ドカッ! ドフンッ!
『あん あん あん げほッ! うぐッ! ふぁあぁぁあッ』

『よしッ! 諸君そこまで!!』

突然悪司朗が10名の男達を止めた。
『えッ!悪司朗様ァ…私もっとお腹やられたいです!辞めないでェェ!』樹香が泣きながらせがむ………
『わかっている!!……ここからは、俺が再び樹香の腹(内臓)を潰してやろう!どぅるぁあぁぁッ!』
今までで一番激しく強い腹パンチがブチ込まれた!!
ドフッ! ドフッ! ボフッ! ボコンッ! ゴチ………
   続く
160名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 23:08:45.62 ID:YmuyYFi0
SS書きの皆さん、お疲れ様です。楽しませてもらってます。
こっちも一作投下します。

今放送中の『TIGER & BUNNY』ドラゴンキッド物、8レス予定。
スカトロ表現に加え、やや特殊な腹責めあり。
原作のアニメを知らないという方は……見てください(推奨)
161ヒーローの死   1/8:2011/05/22(日) 23:11:02.15 ID:YmuyYFi0

『NEXT』と称される特殊能力者が世に現れて45年。
シュテルンビルトでは、日夜様々な犯罪者とヒーローの戦いが繰り広げられている。
今回の事例は、それらの中でも特に世の注目を集めていた。
近年街を脅かしている強盗団が、ヒーローへ向けて挑戦状を残したからだ。
挑戦状を叩きつけられてこれを逃せば、イメージの低下は避けられない。
そう考えた各スポンサー及びテレビ局は、何としてもこれを捕らえよ、とヒーローに厳命を申し渡した。

かくして夜の10時。ヒーロー達は一団が現れると思しきエリアを囲んでいた。
空にはスカイハイ、東の袋小路にはロックバイソン、西に続くストリートの6カ所ではその他のヒーローが目を光らせる。
しかし、不審者が訪れる気配は一向にない。早々にシャッターの閉まった店舗がいくつか見受けられるとはいえ、通りはおおよそいつも通りに稼動していた。

「なんか拍子抜けだな……。こんだけ俺達が見張ってる中で、ホントに強盗団なんて来んのか?
 タダの悪戯じゃねーの」
ワイルドタイガーこと鏑木虎徹が大きく息を吐いて肩を竦めた。
「気を抜かないでください、オジサン。ただでさえいつもボーッとしてるんだから」
相方であるバーナビーが赤いマスクで虎徹を見下ろす。
何だと、と虎徹が言い返すのをよそに、彼もまた腰に手をあてて嘆息した。

「……とはいえ、確かにこんな場所へノコノコと現れるとは考えにくい。
 上のほうの人達は、何を根拠にこんな場所へ僕らを並べるんだ」
「何でも、有力な筋からのタレコミがあったらしいわよぉ。詳しい事は知らないけど」
バーナビーの呟きに、やや女めいた口調のファイアーエンブレムが答える。
「タレコミ、ですか……。まぁ何の根拠もなく人数を散らすよりはマシかもしれませんね」
バーナビーが言い、会話に一旦の途切れが出来た時、急に歓声が上がった。

「あれ、なんか美味しそうな匂い!」
ショーウィンドウにもたれていたドラゴンキッドの歓声だ。
細い路地へ少し入った所に屋台が出ており、その匂いを嗅ぎつけたらしい。
醤油が焼け、砂糖が焦げるなんとも香ばしい匂いが漂っている。
赤い提灯と、「DANGO」と書かれた暖簾が目を引く屋台だ。
「うわぁ、お団子だっ!あれニッポンのお団子だよ!!」
日本通である折紙サイクロンがキッドと同じく目を輝かせる。
彼に限らず、このシュテルンビルトでもかつての日本文化はカルト的な人気を誇るため、
週に何度かはそのような『和』の催しが見受けられた。
162ヒーローの死   2/8:2011/05/22(日) 23:11:28.73 ID:YmuyYFi0

「ほらほら、焼きたての熱々だよ!ヒーローさん達も、これからひと踏ん張りするんだろ?
 腹が減っちゃあ戦はできないぜ、安くしとくからよ、1本からどうだい!」
中年の域に入った露店の店主が声を張り上げる。
その前ではすでにドラゴンキッドと折紙サイクロンが串を手にかぶりついており、
至福の笑みを浮かべていた。
「あら、美味しいわぁ。見た目よりずっと繊細な味がするのね。癖になりそ」
ファイアーエンブレムも指先で串を引き抜いて賞賛する。
「美味い!そして、デリシャスだ!!」
「へぇ、結構いけるスイーツね」
さらにはスカイハイ、ブルーローズ。
「おお、マジでうめぇなこれ!!」
「ああ、ちょうど腹減ってたところだし、余計にな!」
末には虎徹、そしてロックバイソンまでもが匂いにつられて輪に混じっていた。

「ちょっと先輩達、そんな事してる場合じゃないでしょう!
 僕らは強盗団を見張ってる最中なんですよ。
 大体カメラも回ってるかもしれないのに、僕達ヒーローがこんな……」
1人輪の外にいるバーナビーにも、湯気の立つ串を手にした虎徹が迫る。
「そう言わずに、バニーちゃんも食えよ。何時間もこんなトコにいて、腹減ったろ。
 まだ何の事件も起きてないんだし、カメラも回ってねえさ」
「僕は結構です。第一手が汚れそうだし」
「いいから喰えって、美味いから!!」
いつもの調子で、虎徹が無理矢理にバーナビーに串を渡す。
バーナビーは溜息をつきながら仕方なく団子を口に運んだ。

途端に鼻を通り抜ける、砂糖の香ばしい香り。
醤油の混じった甘辛いタレが味覚に染み渡り、唾液を分泌させ、
柔らかな団子の食感が口に心地よさを加える。
噛みしめると不思議な弾力とともに味わいが深まり、飲み込むのが惜しいほどだった。
「……おいしい……。」
バーナビーは思わず呟き、嬉しそうな虎徹に気付いて慌てて顔を逸らす。
遠方で爆発音が響いたのは、その直後だった。
163ヒーローの死   3/8:2011/05/22(日) 23:12:02.01 ID:YmuyYFi0

『西4キロの地点で爆発を確認、各ヒーローは至急現場に向かいなさい!』

『ヒーローTV』のプロデューサーであるアニエスの声が無線から響く。
団子に頬を緩める8人のヒーローは、すぐに表情を引き締めて立ち上がった。
だがその瞬間、1人の表情がさらに変わる。

ぐぎゅるるるるるぅ…………。

暗雲が立ち込めるかのような腹鳴りは、ドラゴンキッドことホァン・パオリンの腹部から漏れ聴こえた。
「う゛っ……!」
キッドはヒーロースーツの腹部を押さえ、内股になって壁に寄りかかる。
その額には早くも脂汗が浮き始めていた。
調子に乗って団子を食べすぎた、とキッドは後悔する。
空腹のうえに美味だった事もあり、あのメンバーの中でも特に豪快に団子を平らげていたのがキッドだ。

「ねぇ、大丈夫?」
折紙サイクロンがキッドの顔色に気付いて身を案じた。
キッドは汗の浮く顔に無理矢理笑みを作る。
「わ、悪いけど、ボクちょっとトイレに寄ってから行くね」
「解ったよ。強盗団は僕らの方で何とかしとくから、気にしないで!」
折紙サイクロンの気遣いを嬉しく思いながら、キッドは一礼して路地裏に入る。
路地を通り過ぎた辺りに公衆トイレがある事を知っていたためだ。
だが事はそううまく運ばない。
この犯罪の満ちたシュテルンビルトにおいて、キッドがヒーローである以上は。

「……ごきげんよう、ドラゴン・キッド」
路地の脇から突如、数人の男が姿を現す。
いずれも武闘派を思わせる立派な体格で、フルフェイスのマスクと特殊な防護服を身に纏っている。
ただのチンピラではない事は明らかだった。

『おーっとぉ!?いきなり強盗犯の集団とヒーローの遭遇があったようです!
 いち早く犯人に辿り着いたのは、稲妻カンフーマスター・ドラゴンキッド!!!』

ヒーローTVのアナウンサーが声高に宣言する。
ビルの上と路地の出口から撮影も行われているようだ。
普段なら歓声を受けて心地よくなる場面であるにもかかわらず、今のキッドの表情は険しかった。
164ヒーローの死   4/8:2011/05/22(日) 23:12:49.14 ID:YmuyYFi0

「どうかしたんだろう?顔を見れば一瞬で解るぜ」
男の1人が嘲笑交じりの声を掛けた。
キッドは腰を落とし、両端に龍を象った棍を構える。臨戦態勢だ。
じり、と男達が歩み寄った動きに合わせ、キッドも攻勢に出る。
「はあっ!」
棍を力強く地面に突きたて、それを軸に身を回転させての回し蹴り。
それでまず1人を昏倒させるつもりだった。しかし。
「お……っと、あぶねぇ!」
キッドの蹴りは、狙った男にすんでの所で回避されてしまう。
「っ!?」
キッドの顔に動揺が浮かんだ。
しかしそのまま硬直するキッドではなく、着地した後の余力を利用して棍を勢いよく振り回す。
風切り音とともに円と化した棍は、間違いなく数人にヒットした。
だが、それでも倒れる者がいない。

「ぐ、う……!!」
遠心力を失った棍が手中で直線に戻った頃、キッドは膝をついて呻いていた。
ぐるるるる、ぐぉおおうるるる……。
細い腹部の鳴りが、いよいよ重く断続的なものになっている。
決定打が放てないのもそのせいだった。
格闘において最も重要な、丹田の氣が散漫になっている。
強烈な便意の中、括約筋を引き締めようとするばかりで、その上に力が振り分けられない。

「おいおい、俺達ゃまだ何にもしてねぇってのに、もうヘバったのかよ。
 それでよくカンフーマスターが名乗れたもんだぜ」
蹲ったキッドに男達の嘲笑が浴びせられる。
その直後、キッドはおもむろに顔を上げ、男達へ掌を向けた。
その小さな掌から、青白い光が迸る。
『稲妻カンフーマスター』の有する特殊能力、電撃だ。
たとえ身体が満足に動かずとも、ドラゴンキッドは無力な訳ではなかった。

まさしく稲妻のような電撃が辺りを白く染め上げ、煙とともに焦げた匂いを立ち昇らせる。
「ちょっとやりすぎた、かな……」
キッドはそう呟きながら、棍を頼りに立ち上がった。
しかしその視界から煙が薄まった時、キッドの目が大きく見開かれる。
男達は、立っていた場所から微動だにしていなかった。
避ける動作すら見せず、正面からキッドの全力の電撃を喰らい、泰然と立っている。

「……若いねぇ、稲妻カンフーマスター。俺達がヒーローの対策をしてないと思うのかい。
 このスーツとヘルメットは絶縁体で出来ている。
 耐火性にも優れ、さらには虎の咬合力でも食い千切れない強靭ぶりさ」

煙を上げながらゆっくりと迫る男達に、キッドは唇を震わせた。
勝てない。実力に劣っているわけではない。だが今のこの状況では、勝てない。
持ち前の戦闘勘からそれを悟ったドラゴンキッドは、それでも棍を取る。
「うぅあああああッッ!!!」
地を蹴り、腰の捻りを存分に活かして棍を振るった。
しかしその一閃は男が身を屈めたことでかわされ、別の1人に懐へ潜り込む隙を与えてしまう。

「あ…………!」
キッドは目を見開き、脇の下に迫る男をその瞳に映した。
拳が迫る。男のゴツゴツとした拳に厚手のグローブを被せ、さらに金属で過剰に補強した凶器。
それが、ごりっと自らの腹部へ入り込むのを、キッドははっきりと感じた。
ヒーロースーツなど役に立たなかった。
元より『ドラゴンキッド』のスーツは身軽さを重視し、防御力を二の次としたものだ。
腹部に当たる部分は同様の理由から特に装甲が薄い。
そんなもので、補強された男の鉄拳を防ぎきれる筈もなかった。
165ヒーローの死   5/8:2011/05/22(日) 23:13:27.52 ID:YmuyYFi0

カメラには、下腹に拳が打ち込まれた瞬間、キッドの身体が持ち上がった映像が残されているという。
「うぉ゛おはっ……!!がはっ、あ゛っ……は、がア……っ!!!」
キッドは横様に倒れこみ、腹部を押さえて激しく咳き込んだ。
唇の端からかすかに黄色い液が漏れている。
内臓への壊滅的なダメージを思わせる、予想以上の一撃だった。

「ああ、そういや言い忘れてたな。俺達の着てるこのスーツのウリは、防御性能だけじゃないぜ。
 攻撃力も、お前らのパワードスーツの強度を考慮して設計してあるんだ」
男が言い、キッドの後ろの男に目配せした。
するとその男は蹲るキッドの腋を抱え込み、無理矢理に引き起こす。
「うう……!!」
腕を取られたまま無防備な腹部を晒す格好だ。キッドの顔が歪んだ。

「さて、カンフーマスター。さっきは何がどうなってるか解らなかったろう。
 今度はばっちり見えるその格好で殴ってやるから、よぉく見てろよ」
男が言い、鋼鉄の拳を引き絞る。
「ひっ……」
キッドの引き攣った顔を愉しみながら、男は勢いよく拳を打ち込んだ。
フックの軌道で下腹へ至り、拳の表面が当たる瞬間、男の手首の辺りで蒸気が噴き上がる。
同時に拳から先が人力では到底及ばない速度で打ち出された。
「んごぉうおおおォお゛お゛っっ!!!!!!」
キッドの口から、その顔には似つかわしくない呻きが上がる。
上を向いた唇から吐瀉物が溢れ、喉を通って黄を基調としたヒーロースーツを汚していく。

「おやおや、可愛い顔して無様な事だ。これをヒーローなどと呼んでいいのか?」
男はますます機嫌をよくしながら、再度キッドの腹部に拳を押し当てた。
肘を引き、勢いをつけて撃ち貫く。
やはり手首から蒸気が噴き出し、男の拳に機械の破壊力を上乗せして。
「おごぉお゛っ……!!え゛はっ、あ゛ぁ゛はっ……!!!」
キッドはきつく目をつむり、下を向いた唇からビチャビチャと吐瀉物を滴らせた。
もはやそれは唇からに留まらず、鼻の穴からさえも溢れている。
「お゛うっ……!ン゛、うえ゛ぇ……ッあはっ……!!!」
ひとしきり吐いた後も、キッドの唇からは銀色に滴る唾液が幾筋も伝い落ちた。
そのスーツの腹部は拳の形に皺が寄り、そのさらに奥からは、なおも鳴動が続いている。

「おうおう、すげぇもんだな。この腕で殴っても、これだけ反動が来るとはなぁ」
「おい、お前ばっかり楽しむんじゃねえよ、俺達にもやらせな。
 さっきコイツに棒で殴られた時にゃ、ちいとばっかし痛かったんだからよ」
機械仕掛けの腕を持つ男の他にも、キッドを痛めつけたいと思う男は数多くいた。

男の1人がキッドの前でメットの前面を開け、汗まみれのあどけない顔に舌を這わせた。
「……ッ!!!」
キッドがおぞましさに睨み返すと、男は嬉しげに笑みを浮かべる。
そしておもむろに腹部へ重い一撃を叩き込んだ。
「う゛んっ!!」
キッドの苦しげな声に満足そうにし、次の男とタッチを交わす。
次の男もまた、キッドのスーツから覗く生肌の部分、腋下や腿を撫で回した後で、腹部に痛烈な一撃を見舞っていく。
それが数人の男の間で、ローテーションで繰り返された。
166ヒーローの死   6/8:2011/05/22(日) 23:13:51.40 ID:YmuyYFi0

「ほう。腹下しの入った団子を貪ってから20分余り……。
 そろそろ腹も限界だろうに、こうも殴られてまだクソを漏らさんか」
しばしの後、男が愉快そうに口走った。
キッドは息を切らせながら男を睨む。
「あ、あのお団子屋も……あんた達の仲間だったってわけ?
 一体目的は何さ。今のじゃまるで、ボクのお漏らしが見たい、ってふうに聴こえるよ」
キッドが嫌味交じりに言い放つが、男はそれに頷きを返した。

「いかにも。貴様らヒーローに、二度と世間へ顔向け出来んような恥を与える事が目的だ。
 貴様らは戦士である前に、市民の鑑たる存在であらねばならない。
 もしも公衆の面前で醜態を晒すような事があれば、その名声は地に堕ちる。
 スポンサーには見限られ、市民からも必要とされない。すなわち、死んだも同然だ」

男はそう告げ、キッドの顔が引き攣る様を愉しむ。
そして手を上げて一人を呼んだ。
「そろそろ、お前さんの出番だ。……来いよ」
男がそう言うと、通りの奥からのっそりと1人の男が姿を現す。
目つきが定まらず、呼吸が荒く、およそまともな人間とは思えない。
先ほど周りのメンバーがキッドを痛めつけている間も、ただ一人傍観していた男だった。

男は足を引きずるようにしてキッドの前に辿り着き、陰湿な笑みを浮かべる。
そしてかすかに痙攣するキッドの腹部に手を当て……『沈み込ませた』。
「うああっ!?」
キッドがそれまでとは全く違う悲鳴を上げる。
それもそのはずだ。彼女の胸の辺りに、男の手首が埋まっているのだから。
「お、おれのNEXT能力は……“透過”だ。人間の皮をすり抜けて、直接内臓に触れるんだぜ。
 ほら、今俺の指辺りまで、あんたの中に入ってるんだ。
 ドックン、ドックンって、脈が力強いなぁ。健康な証拠だ、こういう中身は大好きだ。
 最近は顔だけよくて中身がつまらないのばっかり触ってたから……ああ、キモチいいなぁ」
男は陶然とした表情でキッドの中を弄る。
経験のないおぞましさと男の異常さに、キッドの顔がいよいよ恐怖に歪んだ。

「稲妻カンフーマスター様のカラダだ、そりゃ逸品だろうさ。
 遠慮する事はねぇ、どっかしら潰してさしあげな」
機械男が言うと、キッドに入り込む男はその手首をキッドのアバラの辺りに持ち上げた。
そして体の内部で、ぎゅっと何かを握りつぶす仕草をする。すると。
「ふんっ、グ……!?んう、ごうぇォえぇっ……!!」
突然、キッドの口から奇妙な音が発せられた。
直後、それまで腹打ちで吐いた量とは比にならない量の吐瀉物が、滝のように口から溢れ出る。
キッドの苦しみようは溺れた時さながらだった。
「へへ、胃をじかに握りつぶされたのは生まれて初めてだろ。
 魚のエラ袋みたいなのがキュンキュン手の中で抵抗してて、面白いぜ」
男は言いながら握りを離し、鼻の穴を大きく開いて息を求めるキッドを眩しそうに見つめる。
167ヒーローの死   7/8:2011/05/22(日) 23:14:23.04 ID:YmuyYFi0

「綺麗だなぁ……。臓器の逞しさと、表面の肌とかの綺麗さ、純粋な外面の可愛さ。
 完璧だよ、あんたの本当の部分を、もっと見たいよ」
男はうっとりとした口調で呟きながら、キッドの下腹まで手首を下ろす。
機械男達が、いよいよだと囁きあって笑った。
「……も、もう、、やめ、て……!!」
キッドは汗まみれの顔で、縋るように男に言った。
だが男は、哀れなキッドの顔にいよいよ笑みを深め、その下腹の中で力を込める。
逞しい五本指の間で、キッドの大腸がぐじゅりと形を変えた。
「くわあああああああっっっ!!!!」
キッドの絶叫が響き渡る。
外からの刺激ではなく、直接腸を握りつぶされたとあっては耐えようもない。
キッドの括約筋が蠢き、奥から押し出される形で排泄物が溢れ出す。
それはカボチャパンツのような形をしたズボンの裾からはみ出し、白い腿を茶色く汚す。
男が下腹の中でぐ、ぐ、ぐと力を込めるのにやや遅れて、ぶぼっ、ぶぼっ、ぶぼっと糞便が流れ出していく。
自らの意志とは全く関係のないところで、腸を直接鷲掴みにされて便を送り出される。
ヒーロー『ドラゴンキッド』として、いや、ホァン・パオリンという1人の少女としても、人生で一番酷い瞬間だ。

『ドラゴンキッドを映すカメラを止めて!!汚らわしい映像を送るのをやめなさいっ!!!』
無線機の向こうで、ヒーローTVを取り仕切るアニエスがヒステリックな叫びを上げていた。
だがその部下達も混乱状態にある。
『ダメです、現場が指示に従いません!恐らくは現場の人間が、すでにあの強盗団と入れ替わっているかと……!』
絶望的な状況だ。キッドの醜態は延々とカメラに撮られ、街中に中継されている。
他のヒーロー達がいつまでも助けに来ないという事は、彼らも同じく窮地に陥っていると考えるべきだろう。

「あ゛……あ゛……おなが……ボクのおながが……ああ、あああ゛あ゛あ゛…………」

キッドは、現実を直視する事を諦めたガラスのような瞳で、
自分の下腹を襲う信じがたい現実を見ていた。
その繁みの奥からは糞便のみならず失禁までもが起こっており、元ヒーローの無力さを物語っていた。

そうして『ドラゴンキッド』の醜態を延々と垂れ流した後、男達はキッドを連れていずこかに姿を消した。
それはまさに瞬く間の事で、何か仕掛けがあったのか、NEXT能力を使ったものかは未だに解っていない。
168ヒーローの死   8/8:2011/05/22(日) 23:14:59.27 ID:YmuyYFi0

それから数日の後。ドラゴンキッドは、まだ息をしていた。
しかし無事かというとそれも疑わしい。
彼女はヒーロースーツを取り去られた裸のまま、例の男に身体の中を弄られていた。
その瞳はぼんやりと天井を見つめたまま、腹の中をこねくり回される感覚を淡々と受け入れているようだった。
「ああキモチいいなぁ、最高だよお前の中は……。弾力といい血脈といい、新鮮すぎる。
 お前もキモチいいだろう、なぁ……?」
男はそう言いながら、キッドの腹部に手首までを沈めて内部をこねくり回す。
ハンバーグを作るような手つきだ。
「あっ……うあ、あ…………っあ」
キッドはかすかに口を開き、快感とも驚きともつかない声を上げている。
その子供めいた華奢な手足がぴくんぴくんと跳ねるのが、不相応にに色めいて見えた。

その動きにそそられたのか、男の数人がキッドの方へ歩み寄る。
「おい、お前ばっかり楽しんでないで、俺達にも貸してくれよ」
1人が言うと、腹をこね回す男はキッドの股座に視線をやった。
「良いよ……アンタらは、その『外の入り口』からこいつの中を味わうといい」
そう言うと、男達は下卑た笑みを見せる。

「へへ、なら遠慮なく……っと、おいおい、もう濡れてんのかよ?」
キッドの力ない片脚を持ち上げた男が、その繁みを見て言った。
確かに少女のそこは、かすかに濡れ光っている。
「腹の中を弄り続けられて感じちまったか?
 それとも腸やらと一緒に子宮まで捏ねくり回されて女にされたか?
 まぁどっちでもいいがな」
そう言ってキッドの中に押し入っていく。
「んん……」
キッドはほんの僅かに鼻に掛かった声を上げた。

「ふむ。相変わらず中々の締まりだが、あの強烈さを覚えちまうと物足りねぇな。
 おい、ちっとこいつの腎臓の辺りを掴んでくれ」
挿入する男が言うと、内臓を弄る男がキッドの繁みの上で力を込める。
「ふあっ!!」
キッドが愛らしく叫び、男が呻いた。
「うおおっ……!!これだ、この締め付けだ。こいつがタマらねぇ」
そう言って実に心地よさげに腰を使う。
その抜き差しを受けながら、先に内臓を押し潰し握りこまれ、キッドもまた身体を跳ねさせて反応する。
その奇妙なまぐわりは、キッドが助け出されるいつかの日まで、絶え間なく続くのだった……。



  ※



「…………という夢を見たんだ」
「最低ですよ、オジサン」



                         終わり
169名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 00:04:04.52 ID:cT+iXh3R
>>168
恭子の中の人?とりあえず今夜の晩御飯のおかずにするわw
170腹パンチ小説書きtentsu:2011/05/23(月) 00:04:57.61 ID:yI6o+Ins
>>168 私は原作を知らないけど、貴方のこの作品 読み物としては、最高に面白かった! 実は私も小説を書いています、よろしければ一度読んでみて下さい。地下拷問部屋ってタイトルでこのSSに載せてます。また貴方の新たな作品に期待しています。
お互いに頑張りましょう!
171名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 02:12:17.34 ID:GndIVFzP
旬なネタですねw
内臓責めも新鮮で萌えますwいろんな意味でw
最後の虎徹で夢オチ?w
172名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 07:12:48.35 ID:/tJM5i6z
透過ネタは熱い。
173名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 07:40:41.10 ID:N/1UkKax
ヒーローが観衆の前で辱められる様が良かった
174Яoom ИumbeR_55:2011/05/28(土) 23:08:40.84 ID:X6AZfurf
久しぶりに投稿してみます。
お暇な時にでも読んでみて下さい。
175Яoom ИumbeR_55:2011/05/28(土) 23:12:27.17 ID:X6AZfurf
夏に、街路樹の下で


 折笠小夜(おりかささよ)が自分に好意を抱いていたことは、数ヶ月前から感づいていた。
 女子校の男性教諭というのは若くて平均レベルの容姿さえ持っていれば不思議とモテるもので、
自分を対象に、こんな時代に、やれラブレターだファンクラブだと騒ぎ立てる女子生徒を見ているのは、正直言って気分が良かった。
 実際、真剣に告白され、付き合おうかと真面目に考えたことも何度となくあったが、やはり教師と生徒、世間体という大人の事情が
自分の本能にブレーキをかけていた。
 だが、折笠小夜は違った。
 いつもガツガツと騒ぎ立てる、いわゆる「肉食系」の女子とは違い、地味ではないが真面目で大人しく、何事も真剣に取り組む姿は
他の生徒とは一線を介していた。
 そんな彼女がこっそりと俺のポケットに「本日18時、体育倉庫裏で待ってます。ご迷惑でしたら無視して下さい」という手紙を
差し込んで来た時には、もう俺の頭のねじは数本吹っ飛んでいた。

「私……真剣に先生のことが好きなんです……。こんな自分勝手な気持ちをお伝えすることはご迷惑かと思いますけど、
もう押さえられないんです……。つ、付き合って下さいとは言いません! ご迷惑ですし……な……何でもしますから……
私を特別な人にして欲しいんです……」
 夕日を背に両手をもじもじと組ながら、潤んだ瞳で正面から俺を見つめて来る。あまりの可愛さに俺が呆然としていると
「あ……はは……。やっぱりご迷惑でしたよね。すみません、今のは忘れ……っ!?」
 きびすを返そうとしていた小夜の腕を掴み、無意識に抱きしめていた。ふわりと香る髪の匂いが甘く鼻腔をくすぐり、自然と呼吸が荒くなった。
「あっ……先生……?」
「いいよ……」
 俺の声も震えていたと思う。だが、この子なら俺のすべてを受け入れてくれる気がした。
 そう、俺の全て……。
「……何でもするって言ったね?」
 俺の隠し続けている性癖。女性の腹を殴る行為に興奮する、特殊性癖を。
「は……はい……」
「殴らせて……」
「……えっ?」
「小夜ちゃんのお腹……殴らせて……」
176Яoom ИumbeR_55:2011/05/28(土) 23:14:22.76 ID:X6AZfurf
 怯えた表情を浮かべながらも小夜は素直に従い、今日の授業で使った体操服に着替えると、体育倉庫の中にある跳び箱に仰向けに寝た。
俺とは目を合わせない様にしているが、顔が上気し切っており、不安そうな表情と相まってたまらなく興奮する。
「じゃあ、いくよ」
 俺も俺で既に下着は先走りでベトベトになっていたが、なるべく平静を装ってゆっくりと体操服の上着を乳首が
ギリギリ見えないくらいまでまくり上げる。
 眩しくきめの細かい、まるで白魚の様な滑らかな腹部が露になった。
「……ッ!」
 小夜にはあらかじめブラジャーを外させている。固く目を瞑って恥ずかしさのあまり親指の爪を噛んでるが、
そいうい仕草が男を増々昂らせることを知らないようだ。
 俺は自分の欲望のままに、小夜の臍目掛けて肘鉄を打ち降ろした。
 柔らかな腹部が無惨にひしゃげ、閉じられていた小夜の目が限界まで見開かれる。
「ぐぶっ!? がっ……あああっ……」
 いつもの大人しく清楚な小夜の表情が一気に崩れ、口をぱくぱくさせながら必至に空気を求める。
「苦しい……?」
 極力穏やかな声で問いかけるが、もう自分の内部で燃え上がった火は消せない。必至にコクコクと頷く小夜の表情は、
俺の加虐欲を増々煽るだけだった。
「もっと苦しくしてあげるよ……」
 一瞬小夜の表情が凍り付くが、構わず腹に拳を埋める。しばらくは拳を抜かず、跳び箱に寝ている小夜にのしかかる様に、
体重をかけてゆっくりと小夜の内部に沈めて行く。
「ああっ……げぽっ……く、苦し……ぬ……抜いて……下さ……」
 小夜が全てを言い終わる前に、素早く臍の位置から拳を引き抜くと、急所である鳩尾へ容赦なく突き降ろした。
「ぐがっ!? がぶぅっ!?」
 おそらく小夜は、内蔵を吐き出すほどの苦痛と戦っているのだろう。普段は見せない切羽詰まった表情に、俺の分身も限界まで昂る。
窮屈さに耐えかねてスラックスのファスナーを開け、分身を開放するとベルトに当たりそうなほど勢いよく跳ね上がった。
 初めて見るのだろうか。臨戦態勢になった男性器を小夜が驚きと戸惑いの入り交じった視線で見つめて来る。
「せ……先生……。それ……嘘……。男の人のって、そんなに大きく……」
「小夜が可愛すぎるから、こんな風になったんだよ」
「えっ……? わ、私で……?」
「そうだよ……。もっと可愛いところ、見せて……」
「あ……、んっ!? んむっ!?」
 俺は小夜の口から垂れている一筋の唾液を舌で掬い取ると、そのまま小夜の口を塞いだ。
欲望のままに舌を吸い、唇の裏を舐める。小夜は最初驚いた顔をしていたが、すぐに目を閉じて身を任せて来る。
 そんな小夜がたまらなく愛おしかった。
177Яoom ИumbeR_55:2011/05/28(土) 23:16:52.41 ID:X6AZfurf
「ぐっ!? ぐむっ?! ぐむぅっ!! ごぶっ!! ん……んんぅ……」
 唇を重ねたまま、無意識に小夜の腹部を殴る。うっすら止めを開けて小夜の苦痛に歪む表情を見ていたが、不思議なことに、
徐々に小夜の表情が恍惚とした物に変化して行った。
「小夜……?」
「けふっ……せ……先生……。気持ち良いですか? せ、先生が気持ち良いと……私も……。けほっ……
も、もっとお腹……殴ってください……。たくさん気持ちよくなって下さい……」
 頭の中で何かが弾けた。再び小夜に口づけをすると、無我夢中で腹を殴り続けた。
「ぐむぅぅっ!! んふっ!! うむうっ!! ん……んんぅ……」
 明らかに小夜は感じている。目はとろんと蕩け、俺に気付かれない様に内股を切なげにすりあわせている。
俺自身の限界も近い。
「小夜……最後だ……。男が気持ちよくなるとどうなるか……授業で習っただろ?」
「あうぅっ……しゃ……射精……ですよね? まだ……見たことが無くて……」
「保健体育の実習だ……しっかり見ておけよ……」
「は、はい……ぐぅあああっ!! あああああっ!!」
 俺が渾身の一撃を小夜の腹部に叩き込むと、小夜の身体が大きく跳ね上がった。あまりの苦痛に瞳孔が収縮し、
舌を垂らしたまま喘ぐ。
「うえぇぁ……ああっ!? ああああっ!!」
 限界を感じた俺が小夜の腹に分身を擦り付けていると、小夜の身体がビクビクと痙攣を始めた。俺の絶頂が近い所を見て、
自分も興奮したのか。小夜がエクスタシーに達しようとしている。
「小夜、一緒にイッてくれるのか? もうイクぞ! くおおおっ!!」
「あああっ……あ……熱っ! あああああっ!!」
 俺が小夜の腹に大量の精液を吐き出したと同時に、小夜も身体を仰け反らせて達した。臍の位置が分からなくなるほど
大量に出したのは、俺の経験の中でも初めてのことだった。
「せ、先生……気持ち……よかったですか……? お役に立ててたら……私……」
 言い終わる前に、小夜は腹を殴られたダメージとそれによる絶頂のためか、眠る様に失神した。眠っている小夜を見ながら、
俺はわき上がってくる脱力感や罪悪感、そして、受け入れられたという充足感に浸っていた。


 俺は今、塀の中でこの文章を書いている。あの日から小夜とは数回、俺の性癖に任せた奇妙な逢瀬を重ねたが、いずれも一線は越えなかった。
しかし、ある日たまたま部活動で居残っていた生徒に逢瀬の現場を目撃され、現場が現場だけに傷害事件として通報された。
 小夜は必至に抵抗してくれた様だが、学校も世間体を気にしてか、ことごとく証言はもみ消され、俺は暴力教師のレッテルを貼られて実刑を喰らった。
 模範囚だったためか、予定よりも早まり、今年の夏には刑期が終わる。
 小夜には、もう俺には関わるなという短い手紙を送った後、一切連絡を取っていない。つい最近も小夜から手紙が届いたようだが、看守に頼んで全て
捨ててもらう様にしている。
 その方がいい。その方がいいのだ。

 でも、もしかしたら……。

 今でも毎日の様に夢に出る、ただ流れて行く日々の中で、忘れたくても忘れられないあの奇跡の様な奇妙な逢瀬の日々。
そして、塀の外の青々とした街路樹の下で俺を出迎えてくれる小夜の姿を夢想することは、果たして罪なのであろうか。
178Яoom ИumbeR_55:2011/05/28(土) 23:17:20.99 ID:X6AZfurf
短いですが、異常です。
お目汚し失礼しました。
179Яoom ИumbeR_55:2011/05/28(土) 23:18:11.87 ID:X6AZfurf
最後の最後でやっちゃいました……。
×異常
○以上
ではでは〜。
180名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 12:42:09.73 ID:uGg6Nnj3
まあ、尋常な性癖ではないよね
181腹パンチ小説書きtentsu:2011/05/29(日) 23:22:45.52 ID:5sRFSMd2
>>179 私は貴方の書くお話は大好きですよ。

まぁ、こんな性癖はとてもリアルでは経験出来ませんからね〜。
同人小説や、同人漫画、同人ゲームやイラストを利用して、女の子の腹を殴ってる気分に浸るしかありませんからね。。

55さんが、女の子の腹を殴るとか、そっち系に性的興奮すると気づいたのはいつ頃ですか? 私は小4〜小5くらいに夜中くっそり観た映画か何かで男が少女の腹を殴って拷問しる!みたいなのを観て興奮したのがきっかけでした…
182名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 08:21:16.05 ID:kbbJCqzq
腹パ以来職人の数は増えたけど、住人は逆にドライになったな。あの55氏に対してさえ。
何かあったのか?
183名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 08:22:27.71 ID:kbbJCqzq
忘れてた、作者さん達乙です。
184名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 08:36:05.12 ID:k2Q53dG8
賢者モードなんだよ言わせんな恥ずかしい
185名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 07:01:08.26 ID:QkfkPQcF
悟りの書で僧侶から転職をしたと経歴を偽っていた遊び人出身の女賢者に激怒する勇者達
腕のみをアストロンで鉄にした勇者の腹パンチ、子宮にまで届かせての零距離イオナズン、戦士のひのきのぼう、こんぼうなどの武器での一撃、武闘家のかいしんのいちげき…
次々と見舞われる腹責めに女賢者の澄ました顔は失われ、頭の冠はずり下がり白目を剥いたアヘ顔は遊び人であった頃に戻ってしまうのだった…
186名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 07:54:14.06 ID:DZ2kpP+u
「あの」も何もSSを書いてくれる職人諸氏にランク付けしたり区別化する気はないよ
187名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 16:43:21.53 ID:wn+7QTAf
ランク付けじゃなくて、「あれだけ話題に上がってたのに」って意味じゃない
188名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 01:46:14.15 ID:TrzdRSwt
>>186
良い事言うなぁ


単純に好みの違いで、感想書けない事もあるけど、
投下してくれる皆さんにGJ
189腹パンチ小説書きtentsu:2011/06/04(土) 23:06:02.11 ID:iJO4/RvJ
地下拷問部屋 最終章2

ドグォ!樹香の腹に今までにないくらいの強さの拳をブチ込む悪司朗!樹香は口から血と胃液が混じった液体を吐き出すと、ビクビクと痙攣し下の口からシッコを垂れ流しながら 『も…もっとォ』とまだせがむ。
10名の男達はそれに興奮して『さぁ!もっともっとォ!』と煽り立てる者や、樹香が腹を潰されるのをオカズにヌキ始める者もいた。続く
190名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 06:22:17.05 ID:LoYfKXDO
191名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 14:18:24.98 ID:64MBPLqj
半裸で戦場を暴れまわる位に打たれ弱いんですね。
192名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 00:17:54.06 ID:atcsk4wn
>>190
むきだしの腹筋破壊されてビクンビクンと挫折

すると信じてる
193名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 15:30:39.92 ID:hUqPoxlO
デッドまんワンダーランドの女所長を罪の枝で腹責めしてw
194名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 20:38:35.28 ID:o/lVXDqt
腹パ2あるのかな?
195名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 19:08:48.22 ID:nxWsg6gq
196名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 20:25:28.93 ID:HTMZ99hF
そっとしといてやれよ!
197名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 22:07:29.50 ID:14xaWuLw
これは・・・見なかったことにしよう
198名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 16:45:27.43 ID:1HPfBm0U
ブログ見た感じ、結構長く活動してるみたいね。

知らんかった
199腹パンチ小説書きtentsu:2011/06/20(月) 23:35:11.35 ID:SIZXi3Gb
最近体調を崩してしまい、中々続きを投稿出来ませんで申し訳ないです。

今月中には何とか完成させますので、出来次第投稿させて頂きます。
200名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 19:56:20.47 ID:KqQnI4LZ
結構DL販売充実してきたね。腹パいけなかった身としては嬉しいかぎりだ。
201欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:09:08.32 ID:0j48Mt30
はじめまして。
パソの中に放置されていた話を一つ置いていきます。
(諸事情から前後は削りますが、別に問題ないと思います)


 ――がさり、と突然、茂みの揺れる音。
 リーシャは強張った顔を上げ、周囲を警戒する。
「くそっ、どこにエルフの集落なんてあるんだよ! 大体ここどこだよ!?」
「知るかよ! 大体お前が――」
 茂みの奥から現れたのは二人の男。彼らは茂みの先が少し開けただけの森の広場であると気付き何事か騒ぎ始めた。しかしすぐに、木の影に座り込み彼らを窺うリーシャを見付け、もう一人にその存在を伝えた。
 ……男二人の顔に気持ちの悪い笑みが浮かぶ。怖気と恐怖にリーシャの体が震えた。
「……――っ」
 挨拶程度ではすまないであろう事を肌で察知したリーシャだったが、立つことすらもままならず、何とか体勢を整えたときには男達が立ち塞がっていた。
「なんだぁ、随分へろへろじゃねぇか? 大丈夫ですか〜? エルフのお嬢ちゃ〜ん?」
「っ、近寄らないで……!」
 男の片割れが無遠慮に伸ばしてきた手を力一杯払いのける。侮蔑した目で睨みつけて。
「!?」
 横から伸びたごつい手が、リーシャの細い首を掴んだ。
202欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:13:33.90 ID:0j48Mt30
「うるせぇよ、クソガキ。お前も無駄口叩くな。……おいガキ、痛い目見たくなかったらお家に案内しな」
「何……ワケわかんない事を……っ!」
 最大限の悪態を吐きながら、リーシャはのろのろと自身の首を掴む男の顔へと手を伸べる。ただその程度の事も、今の彼女にとっては酷く重労働なことに感じられた。――直後響く爆発音。
「!? ぐあぁ!!」
 手加減など一切なく殺すつもりで魔法を放つも、起こったのは申し訳程度の爆発。男はたまらずにリーシャを離しうずくまるが、大したダメージにもなっていないのだろう。
 今の自分の力ではこの男達を相手取ることは出来ないと悟り、リーシャは重い体を引きずってその場を去ろうとした。
「おい待てよコラ!」
 綺麗な金色の長い髪が、後ろから乱暴に鷲掴みにされる。抵抗も出来ずもう一人の男に引き戻され、重い拳が容赦なく、何からも守られていないリーシャの柔らかそうな白い腹を抉った。
「はぐぅっ……!」
 腹筋などほとんどない魔導士であるリーシャがそんな重い一撃に耐えられるはずもなく、ぎゅぽっと音を立てて拳が引き抜かれるのと同時に、目に涙を浮かべてその場に倒れ込んだ。
「ふっ、ぐぅ、う……!」
 腹を庇い痛みに体を丸くするリーシャをよそに、先程のダメージから立ち直った男と二人、彼らは何事かを話し合う。
203欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:16:08.95 ID:0j48Mt30
 ……僅かな時間。幾つか言葉を交わした後、男達に浮かぶ残酷で猛悪な笑み。
(逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ……!)
 腹の痛みを堪え、涙に霞む目で、リーシャは這ってでも逃げようと健気に体を動かした。動かそうとした。
「おい、どこに行くつもりだ?」
「ぅあっ」
 凶悪な声が降ってきて、リーシャは髪を掴まれて立ち上がらされた。そのまま、大木の幹に叩きつけられる。
「さっきはよくもやってくれたなぁ、あァ!?」
「っ!」
 胸倉を掴まれ、木の幹に体を押し付けられる。先程男に爆発を浴びせかけた手はその目の前の男に掴まれ、もう片方の手はもう一人の男に持ち上げられた。そして、ゆるく腕を上げた状態で、ナイフで幹に縫い付けられる。
「ひああぁあぁぁぁ!?」
 突然の痛みに、リーシャの喉からかすれた悲鳴が上がった。
「おい、抜けねぇ様にしっかり刺しとけよ? ……さてガキ、今度は俺からさっきのお礼だ」
 片腕が縫い付けられ、身動きが出来ない事を確認した顔面に火傷を負った男はリーシャを離し、もう片方の腕をリーシャの頭の上まで持ち上げた。
「いっ、嫌……!」
 何をされるか悟ったリーシャは、涙を流して頭を振り、慈悲を請う。
204欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:18:50.46 ID:0j48Mt30

「さっきのは結構痛かったぜぇ!?」
「ああぁぁぁあああーーー!!」
 ナイフが腕の半ばまで突き立てられる。そのまま男はナイフを捻り、トウ骨と尺骨の隙間を力任せにこじ開けた。
「――――――ッ!!」
 リーシャはその激痛に狂ったように頭を振り、口から声にならない叫びを絶え間なくただ吐き出す。涙に滲む視界に映るのは、変わらぬ静かな森の風景と、いやらしい笑みを浮かべた男二人。
 ナイフの刃を直角になるまで男は回し、そしてもう片方の手で叩きつけるようにナイフを鍔まで押し込んだ。
「あがぁっ、うぁ、あっ……!」
 気を失いそうになりながらも、あまりの激痛に気を失うことも出来ず、リーシャはぼろぼろと涙を零して荒い息を吐いていた。僅かな身動きもとれず、震える足でただそこに立ち尽くす。
「なあ嬢ちゃん、知ってるか? 今エルフにはちょっとした額の賞金が掛かってるんだぜ? 老若男女問わずにさぁ。嬢ちゃんがさっき大人しく集落まで案内してくれりゃ、楽に殺してやってたんだがなぁ?」
「もうヤメだ。集落はまた後でゆっくり探す。てめぇはここでじっくりとなぶり殺してやる!」
205欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:20:51.95 ID:0j48Mt30

 どぼぉ、と音を立てて、リーシャの細い体に男のごつい拳が埋め込まれた。
 ちょうど鳩尾を貫いた拳は引き抜かれることなく、そのまま押し進み内臓を圧迫する。
「ぅぐ、う、が、ぁ……っ」
 苦しくとも、身を捩る事もままならないリーシャは、ただ口をパクパクさせてそれを耐えることしか出来なかった。
「――かはっ」
 突然抜き去られる拳。だが、その腹部の陥没が戻るよりも先にずどん、と音を立て、へその少し上に力任せの正拳が突き刺さる。
「ぅぶっ、おごぇえ……ぇ……」
 木の幹と挟まれ、拳の衝撃は全て内臓が受け止める。リーシャの口から、涎と僅かな胃酸が溢れ、零れた。
「きったねぇ声にひでぇ顔だなぁ、オイ。嬢ちゃん、女の子なんだからもうちょっと気を付けたらどうだい?」
 到底不可能だと分かっているだろうに、もう一人の男がからかう様に言う。リーシャは苦痛に涙を流しながらも、限界までの殺意を込めて男を睨み返した。
「おー、怖いねー、まだそんな睨み返すだけの元気あるの? 今度はちょっと俺に殴らせてくれよ」
「あぁ? ……譲歩しても同時にまでだ。分かってるだろうが、素手で殴れよ?」
 顔に火傷を負わされた方はどうしても譲りたくはないらしく、しぶしぶそう答える。
「同時? そりゃまた面白い事言うねぇ。じゃあ上と下で一発ずつ」
「ならまず俺が下だ」
「はいよ」
206欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:23:00.52 ID:0j48Mt30

「? ……」
 不安に顔を強張らせながらもただ事の成り行きを見守るリーシャの前で、二人の男が同時に拳を引き絞り、
「――――げぁうぅぅっ!!」
 どぽんっ、ぱぁん、それぞれの音を響かせて白くて綺麗な腹へと互いの拳を埋め込ませた。
 へそと鳩尾の間に一つ、へそ下の、少女らしい柔らかな膨らみの中央に一つ。
 リーシャは目と口を限界まで開き舌を突き出し、両腿を内股にすり合わせた。
 内腿の間を、液体が流れ落ちる。衝撃に失禁したのか、それとも膀胱か子宮が破裂したのか。
「うぁっ、げぇ、あぁあ……ッ、ぐ、ぅ……」
 二つの拳が引き抜かれ、苦しみに身を折ろうとして両腕の痛み。どうすることも出来ず、ただ泣きながら空を仰いで浅い呼吸を繰り返す。
「さーて、じゃあ最後の一回」
「!」
 現実から逃れるように上空を彷徨っていたリーシャの視線が、死刑宣告のような一言に引き戻される。無慈悲な二つの拳が、今まさに自身の腹へと突き刺さろうとしていた。
 片方は右の脇腹辺りを狙い、もう片方は柔らかな下腹辺りを目指し――
 ずどん、ズボォ!!
「あぐああぁぁぁぁぁぁああぁぁぁーーーーーッ!!」
 獣の様な、悲鳴。
207欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:25:06.39 ID:0j48Mt30

「ぁぐっ、ぁぎゃ、ぐっ、ぐぇぁ――――ッ」
 二人とも申し合わせたように突き刺したままの拳を捻り、ねじ込み、少女の腹の肉の柔らかさと温もりを堪能するように、ぐにぐにと内臓を圧迫し、蹂躙する。
 肝臓を穿たれ、今までの痛み、苦しみとは比べ物にならない激痛が生まれる。
 永遠のようにも感じられたその地獄の苦しみの時間はやがて過ぎ、咳き込んだリーシャの口元には血が滴った。
「何だ、ガキ? もう吐血か? こりゃ思ったより早く逝っちまいそうだなぁ?」
 男の言葉に反応出来るだけの力もなく、虚ろな顔を俯けさせてリーシャはかすれた呼吸を繰り返す。
「止めならいい物見付だぞー」
「ああ?」
 いつの間にかその場を離れていた片割れの男が、少し離れた茂みの近くから火傷の男を呼んだ。言いながら投げて寄越してきたのは、固くてごつごつとした、それなりの強度もあるであろう木の棒。
 火傷の男はそれを受け取り、見下すように眺めて酷薄な笑みを浮かべた。
「そういやエルフは森のお友達だったなぁ? そのお友達に止めを刺される気分はどうか、なっ!? っと!!」
 火傷の男は楽しそうにそう言いながら、ちょうどバットを振るように、力一杯木の棒をリーシャの腹へと叩きつけた。
208欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:27:12.63 ID:0j48Mt30

「ぐぼぅっげおぉ!?」
 へその真上を男の全力で打ち抜かれ、リーシャの口から少女のものとは思えない汚い声と血反吐が吹き出した。ぶちっ、ぐちゅっ、と、幾つもの内臓が潰れる音が絶望的に響いた。
 リーシャの腹は背後の幹と棒に挟まれ、その中心がぺっちゃんこに潰されていた。
「が……げぁ、ぁッ……」
 血と涙と涎を垂れ流しながら、腕の痛みも忘れ、リーシャの体は倒れ込もうと前のめりになった。
「ぎ……ぁぁ……、ぐぇぇ……」
 苦しみに呻き声を垂れ流しながらも、リーシャの意識はそこで途絶えなかった。
 体がぴくぴくと痙攣し、今にも消えそうなか細い呼吸が苦しげに続く。
「しぶってぇなぁ……けど次は、持つかなぁ……?」
 火傷男が忌々しそうに、だが楽しそうにリーシャの腹にめり込んだ棒を抜き去った。陥没が修復されていき、内臓がショックに無茶苦茶に動く。新たに激痛が生まれ、僅かな苦呻と血が零れた。
 火傷男は楽しそうに、もう一度限界まで木の棒を振りかぶる。
(次は……死んじゃうかなぁ、あたし……)
 虚ろな目がそれを映していた。両腕とお腹から気が狂いそうなほどの痛みが送られ続けていて、もう何が何なのか分からない。口の中一杯に、鉄と酸の味。
「死ねやぁ、クソガキぃ!!」
 無感情にその声と風を切る音を聞きながら、リーシャの意識は闇の底へと墜ちていった。
209欝だ死のう:2011/06/29(水) 07:36:49.77 ID:0j48Mt30

以上です。
お目汚し失礼しました。

210名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 07:43:51.14 ID:vrKM4+bo
早く大学に行かなければいけないのに・・・・
くやしいっ(ビクンビクン
211名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 11:01:58.23 ID:vOo/OVHi
お目汚しどころかパンツの中を汚したわ
212名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 23:53:54.81 ID:ui3jqv7D
>>209
短めで読みやすかった。
激しい責めに興奮しますた。
GJ
213 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/06/30(木) 22:22:05.57 ID:mBxRWaWD
このスレのせいでグラビアの腹ばっか見るようになっちまったじゃねーかw
214名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 16:26:00.11 ID:5gWLYpxX
スレチかもしれんが、HDの奥にあったものをあげてみる。
http://tikuwa.net/files/4452.wmv.html
パス:hara
実写注意
215名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 17:15:17.75 ID:S/6A6Zyi
良すぎ抜いた
216名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 17:55:55.50 ID:HGMZUTPi
くそっ最初やってるほうも女だと思っちまった…!
まあGJ
217名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 06:26:16.58 ID:4ydF0oGr
長いことこの性癖で2次も3次もいろいろな作品見てきたがこれは初見だった
218名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 22:46:06.56 ID:nYQUVBJA
腹は災いの元の5話目を投下しますが、長いので分割。
今回は9レスのみ、本格的なバトルは次回からです。
よろしくお願いします。
219腹は災いの元 その5 前編  1/9:2011/07/03(日) 22:47:18.02 ID:nYQUVBJA

俺と恭子が初めて会ったのは17の時。
あいつは当時、いわゆる『女子高生』だったわけだ。
第一印象は今でも忘れない。
風になびく黒髪、目力の強いくっきりとした瞳、シャツを盛り上げる胸。
清純そうな女の子だな、と感じた。それがもう6年前。

今俺の前で横たわる恭子は、その頃から少し変わった。
長かった黒髪は首半ばまでになり、ボディラインはより健康的に育っている。
そして当時一本の縦線を見せるのみだった腹筋は、
今や肋骨と腰骨に象られた楕円の中、うっすらと六つに盛り上がっていた。
その腹筋の具合が、恭子の成長を一番に表す。

「……も、モヤシくん……そこ、あんまり見ないで」
俺の視線に気付き、恭子が腹に手を当てた。
「何で隠すんだよ?」
「だってさ。女のコらしくないじゃん……こんなの」
恭子は顔を赤らめて俺を見上げる。
強くありたいと思うと同時に、女の子らしくもありたいんだろう。
女格闘家の悲しい性だ。
でも俺には、その恭子の腹が愛おしい。恭子の頑張りの証だからだ。
そう、『クレイジー・タイガー』こと芦屋恭子は頑張っている。
プロデビュー戦で二m越えの浅黄ルミを下して以来、破竹の勢いの3連勝。
タッグ戦でも既に2勝を上げている。
その努力の結晶である腹筋を、俺が嫌うはずがない。
220腹は災いの元 その5 前編  2/9:2011/07/03(日) 22:47:47.86 ID:nYQUVBJA

俺はそっと恭子の腕を腹から下ろし、腹筋の溝に指を這わせる。
「うひ……!」
くすぐったいのか、恭子は妙な声を上げて身悶えた。
割れた腹筋は不思議と女らしさを殺さない。
けれども指でなぞると、臍を縦断する溝を中心に、6つの盛り上がりがはっきりと解った。
まるで金塊の間をなぞっているようだ。
腰のくびれも凄い。
初めて会った頃から、ダンサーのようなスッとした腹をしていたもんだが、
今ではそれがいよいよ引き絞られ、しっかりとした腰に繋がっていた。
ただ細いだけじゃなく、逞しいだけでもない。下腹の辺りが僅かに張ったように膨らんでいるのが生々しい。
それは今年23になる恭子の、若干大人びた部分だ。
その芸術的な土台が、鍛えられた腹筋をより美しく映えさせる。

俺は腹筋の溝から指を離し、恭子の下腹を掴むように揉み始めた。
モヤシの俺の握力では、恭子の堅い腹筋を掴み潰す事など叶わない。
けれどもそこは人の肉だ、体重をかけながら思い切り指を食い込ませれば、皮膚の下へ指先が入り込む。
「ぉ゛、っうむうッ……!!!」
恭子が目を見開き、俺を真っ直ぐに見つめてきた。
その真剣な表情が心地良い。
元々ボス気質で照れ屋でもある恭子は、普段俺におどけた態度ばかり取る。
けれども腹を責めるこの瞬間だけは、その生来の生真面目さが露わになった。

俺は腕を支えに上体を前へ倒し、下半身を浮かせる程にする。
「ふぐウぅっ……!!」
低い呻きが聴こえた。
いくらモヤシと言っても、60キロ近い体重が掛かる格好だ。
受ける方は相当にキツい、並みの女性ならたちまち叫びながら逃げ出すだろう。
ところが恭子は、いよいよ目を輝かせて俺を見つめてくる。
それが俺の恋人だ。他の女では替えが効くはずもなかった。
221腹は災いの元 その5 前編  3/9:2011/07/03(日) 22:48:31.90 ID:nYQUVBJA

俺は上体に全体重を掛けたまま、何度も何度も恭子の腹筋を押し潰す。
ギシッ、ギシッとホテルのベッドが軋む。
「はっ……は、ぁあっっ……!!はっ、はあっ、っは……!!」
次第に恭子の呼吸が乱れ始めた。
腹の苦しさ以外に、興奮のせいでもある事が目の潤みから解る。
俺は十分に恭子の腹部を『揉みほぐした』後、鷲掴みの手を拳に変えて腹筋に押し当てた。
「……いくぞ」
俺が告げると、恭子は期待を込めた目で頷く。
俺は拳を握りしめた。
モヤシ体型なのは相変わらずだが、これでも毎日力仕事や腕立てで鍛えている。
そうしなければ、日々成長する恭子を悦ばせてやる事なんて出来ないからだ。

「っらあぁ!!」
俺は腕を引き絞り、勢いをつけて恭子の腹筋を殴りつける。
ドン、と鈍い音が響き、拳の表面に痺れが返ってくる。
堅く堅く鍛え上げられた腹筋だ。厚い岩の上に樹皮を巻いたように感じる。
初めてこの腹を叩いた時は、まだまだ堅い肉に過ぎなかったのにだ。
その堅さは、俺に色々な安心をくれる。
「ふっ、ふうぅっ!!」
俺は鋭く息を吐き、恋人の腹へと突きを叩き込む。
「っく!あぐっ……!!うふうっ、ん、んんッっ……!!!」
恭子は口を噤んだまま、じっと俺を見つめて耐えていた。
俺の脚の間で、恭子の脚が強張る。
大の男を2発で泣かせる凶器。それが、衝撃を余さず味わおうと筋張っている。
それがなんていやらしいことか。
222腹は災いの元 その5 前編  4/9:2011/07/03(日) 22:48:58.25 ID:nYQUVBJA

どちっ、どちっと腹を打つ音が部屋に響く。
音に含まれる湿り気は正直なもので、気付けば俺も恭子も熱い汗に塗れていた。
俺が殴りつけるたび、恭子はほのかに甘い香りの息を吐き出す。
うっとりとこっちを見上げる瞳から、一筋涙が零れた。
俺はぎょっとして拳を引きかけるが、恭子はそれを押し留めるように俺の手を握った。

「……続けて。凄い興奮するんだ、モヤシくんに真剣な表情で殴られるの。
 何でなんだろね。抱きしめられたり、髪撫でられるより、モヤシくんにお腹殴られるのが幸せ。
 こんなの、変だよね」
恭子は目元を歪めながら笑いかけてくる。
普段の喋り方とは違う、女の子らしい恭子だ。ゾクゾクするくらいに可愛い。
「変態なんだろ。俺もここ殴ってると、フェラされるより勃起するからな」
俺は半ばほど崩した拳で恭子の腹を撫で回す。
すっかり熱くなり、昂ぶる呼吸と共にかすかに震える腹筋。
それが恭子の『スジ』だ。意味は解らないが、そんな言葉がふと頭に浮かぶ。

堅い腹筋を撫で回した後、その手を上に滑らせれば、水風船のように弾力のある大きな乳房に辿り着く。
「あふ……」
胸に触れると、恭子からかすかな喘ぎが漏れた。
普通の女らしく柔らかなそこを揉み、その感触が消えないうちに手を下腹へ。
柔らかさと堅さ、恭子という女を一番感じられるギャップだ。
「……哲哉、来て」
恭子が熱い吐息と共に俺を呼ぶ。
呼び名が『モヤシくん』でなくなった時が、本当に我慢ならなくなった合図だ。
俺は恭子の脚を広げさせ、すっかり潤みきった秘部に自分の昂ぶりを沈み込ませた。
「んん……っ!!」
恭子の声。温かな包み込みと共に、その腹筋が浮き上がる。
俺はいよいよ堅さを増した腹筋に、欲望で漲った拳を打ちつけた。
「あう、っう……!!!」
恭子が目を閉じて震えた。俺にも半端でない快感が押し寄せてくる。

性器で繋がりあったまま愛情を確かめ合う。
何とも奇妙なセックスだが、それは俺達の置かれた状況がどうなろうとも変わらない。
恭子の腹を初めて叩いた、あの日から……。
223腹は災いの元 その5 前編  5/9:2011/07/03(日) 22:49:31.89 ID:nYQUVBJA



「……共同興行、ですか?」
書類の詰まったダンボールを棚上に上げながら、俺は聞いた言葉を繰り返した。

「そ、Shrill cry(シリルクライ)ってライバル団体とのガチンコさ。
 甲高い悲鳴、って意味の通り、ウチに負けず劣らず無茶やる団体だ。
 しかも当日のメーンイベントは、あたしと恭子、“龍虎タッグ”のお披露目だよ?」
あおいさんは笑みを浮かべながら頷く。
衝撃的な話だ。団体のエースであるあおいさんと、成長株である恭子の夢のタッグ。
恋人としては心踊らざるを得ない。つい口元が緩んでしまう。

だが俺がニヤけていると、あおいさんがふいに声を低めた。
「……ただ、あたしらの戦いは一波乱あるだろうね」
打って変わって真剣な様子だ。
「何故です?」
「タッグマッチの相手が、こっちのそれぞれに因縁ある相手だから、だよ。
 あたしはあっちの小芳(シャオファン)って女にやたらと首を狙われててね。
 恭子の方は……多分哲くん達の方が詳しいだろうから、言及は控えるよ」
あおいさんはそう告げて言葉を切った。
俺はその時は訳が解らなかったが、後日の打ち合わせで衝撃を受ける。

西浦マキ。
恭子の中学時代からの喧嘩相手で、キックの舞台でも因縁のある相手だ。
得意技は伝家の宝刀と称えられる前蹴り。
何を隠そう、俺が初めて恭子の腹を殴った時の特訓こそ、このマキへの対策だった。
あの後の試合では、俺との妙な特訓に恭子がハマり、腹筋を岩のように鍛え上げた結果、
マキの前蹴りを容易く弾き返していた。
やがて自棄を起こしたマキが体勢不十分な前蹴りで足首を捻挫し、後はサンドバックと化したんだったか。

とはいえ、恭子はいつもマキに圧勝していた訳ではない。
会長が恭子の腹筋を鍛えるべく、わざわざ俺を使った事からも解るとおり、
西浦マキの前蹴りは何度も恭子を追い詰めた。
リングで恭子に初めて膝をつかせたのもその前蹴りだ。
恭子が俺と出会うまでは、まさに天敵と言っていい相手だったと聞いている。
224腹は災いの元 その6 前編  5/9:2011/07/03(日) 22:51:38.21 ID:nYQUVBJA

「久しぶりねぇ、恭子の“イイ人”さん?」

契約書を交わす際、事務所へ挨拶に来ていた西浦マキは俺に言った。
外見はすっかり変わり果てている。
キック時代は、顔つきが子供っぽく、恭子の喧嘩相手にしては迫力がなく見えたものだ。
それが今では、黒人ギャングがするように髪を編み上げ、日サロで焼いたような肌にペイントを施している。
女を捨てたと言ってもいい変わりようだ。それは恭子に対する執念でもあった。
その並ならぬ悪意が自分の恋人にぶつけられる事は明白だ。
けれども立場上、それを止めることが出来ない。むしろ俺自身がその舞台をメイキングしなければならない。
俺は心臓が締め付けられるような歯痒さを感じた。

「当日を楽しみにしててねぇ、モヤシさん。
 リングの上で愛しの恭子ちゃんに、女が出すものじゃない声を上げさせるから。
 声だけじゃなく、もっとヒドぉい状況になるかも。
 どんな事になっても、全部見てあげるのよ?恋人なんだからねぇ……」

マキは耳に障るような、妙に語尾を伸ばす言い方で俺に告げる。
しかしそのふざけぶりとは間逆に、瞳の奥はギラギラと燃え滾っている。
それはマキの隣であおいさんを見つめる、中国人風の女も同じだった。
「あおい、シャオファンも言とくよ。シャオファン、当日加減する気は無しね。
 全力で潰しにかかる。“臥龍小町”が人前に顔晒せているも、あと……数日」
女は片言の日本語で挑発する。彼女が小芳(シャオファン)だろう。
あおいさんの整った横顔に引き攣りが浮かんだ。

一波乱ある。あおいさんのその言葉が、俺の中で現実味を増していく。
けれどもその現実味さえ、実際の試合情景に比べれば、所詮二次元的な物でしかないのだった。
225腹は災いの元 その7 前編  5/9:2011/07/03(日) 22:52:26.80 ID:nYQUVBJA



決戦の舞台は広かった。
共同出資だけあって資産に余裕があり、いつものような市民体育館ではなく、真っ当なドームでの興行だ。
目の眩むような高天井、白い本格派のライト。
圧倒的なスケールに、戦いの当事者でない俺でさえ足が竦みそうになる。
中央にそびえるリングも圧巻だった。
下から見上げると、リングポストの裏に夥しいコードが絡み付いているのが見える。
ポストに電流を流す装置だろう。
タッグでの電流デスマッチ、120分1本勝負。それが恭子達の勝負方式だ。

ルミ達のド派手な前座戦を終え、広い客席もいい具合に埋まりはじめた頃、
ついに今日のメーンイベントが始まる。
物の影を何とか捉えられる程度に照明が落とされ、ストロボと赤い光が輝きはじめた。
夜明けを思わせる荘厳な空気の中、2つの人影が悠然とリングへ向かう。
恭子とあおいさんだ。
「臥龍小町ぃーー!!今日もスカッとする試合、期待してるぞーーー!!!」
「あおい姐さーん、今日も綺麗だぜーー!!」
「恭子ぉー、“クレイジータイガー”の底力見せてやれーー!!」
割れんばかりの歓声が響き渡る。マイナー団体所属とは思えない人気だ。
花道を行く2人を見れば、その人気の理由は今日初めて観る人間にも解るだろう。

恭子はデビュー戦と同じ、黒と赤を基調としたビキニタイプのコスチューム。
上は首の半ばほどから下乳までを覆い、中央に開いた菱形の穴から谷間が覗く。
下は大きなベルトの特徴的なホットパンツ型となっている。
一方のあおいさんは正統派な、ピンクと白を基調としたレオタード型だ。
派手さはないが、あおいさん自身の引き締まった肉体がそれを至高の装いに変えている。
まさにシンプルイズベスト、という奴だ。

リングに上がったあおいさんと恭子は、2人して背中合わせで胸を張り、
鍛え上げた証である腹筋を周囲に誇示するかのようなポーズを取る。
それは何とも壮観で、黄色い歓声が沸き起こした。
腹筋がすごい、脚もすごい。何とも迫力ある身体だ。
そうして改めて見上げると、恭子も本当によく鍛えられていると実感できる。
今さらながらに番長の風格が見て取れるようだ。
俺にはそれが、目が潤むほどに誇らしかった。
226腹は災いの元 その8 前編  5/9:2011/07/03(日) 22:52:51.44 ID:nYQUVBJA

恭子達の入場が終わった後、ドーム内は一転して青い光に包まれる。
深海を思わせるような空気。その中で、 Shrill cryの2人が花道を進む。
俺はそちらに目をやり、やはり息を呑んだ。

西浦マキのリングコスチュームは、囚人服を思わせるものだった。
肩口の大きく開いた白黒ボーダーのボロ服。
腕と膝下には拘束具を模したガードをつけており、何とも禍々しい格好だ。
小芳(シャオファン)の方は逆に派手で、ピンクのチャイナドレス風。
襟首と袖口、腰に巻いた帯は紫となっている。
大きめのシニヨンを後頭部に作り、露骨に中国っぽさを強調する出で立ちだ。

「はじめまして。ワタシ、小芳(シャオファン)言います。皆、応援よろしくある!」
小芳はリングに駆け上り、ピンクチャイナでかわゆく膝を曲げて四方に礼をした。
「おっ、か……かわいいな……」
男の何人かが歓声を上げる。
確かに小芳は見惚れるほどに細い。スリットの深いチャイナなど正に反則的だ。
小芳はさらに可愛子ぶって、周囲にキスを撒き散らす。
また応援団と思しき男の数名が撮影を始めると、1ショットごとにポーズを変えてグラビアポーズを披露しさえする。
天真爛漫……とは違う。男をたぶらかす為のあざとい演技だ。
男受けは良いだろうが、なるほどあおいさんが嫌うタイプだと思えた。
恭子もこの手の女は嫌いだろう。
案の定、恭子が俺へ物言いたげな視線を寄越してくるが、俺もそこまで単純じゃない。
俺は小さく首を振り、集中しろ、と恭子へ言い聞かせた。
そう。今の恭子が警戒するべきは、その中国女の他にいる。

「久しぶりぃ、恭子。こうしてまた会えるなんて、感動するねぇ」
「はっ、何言ってんの?ストーカーみたいに私について来といて。
 あんだけサンドバックにされたんだから、いい加減勝てっこないって理解しなよ」
西浦マキが恭子に言葉を掛けると、恭子はそれを鼻で笑った。
言葉を交わしながら2人は歩み寄り、額を擦り合わせたままメンチを切り合う。
227腹は災いの元 その9 前編  5/9:2011/07/03(日) 22:53:31.15 ID:nYQUVBJA

「確かに、キックルールじゃ最後の方勝てなかったよ。けどさ、あたし覚えてるよ?
 新人王トーナメントであたしの前蹴り喰らってダウンした時さ、あんた、ゲロ吐いたでしょ」
マキがそう告げた瞬間、恭子の目が見開かれる。
「周りにはバレなかったみたいだけど、間近だったあたしにはちゃーんと見えたんだよね。
 腹抱えて蹲ったあんたの下で、黄色いゲロがボタボタ滴ってるの。
 目ン球見開いて涙溢して、膝ついた脚がブルブル震えててさ、可愛かったなぁ。
 結局その直後にゴングが鳴って判定になったけど、あれもう立てなかったよね。
 アンタ自身もそれ解ってたから、次にアタシと当たる時までに、躍起になって腹筋鍛えてたんでしょ?」
「……それが何?結局トーナメントは判定で私の勝ち、その後もアンタに全勝してるんだけど?」
恭子は頬を赤らめてマキを睨む。

どうやら、マキの前蹴りで嘔吐したことは事実らしい。
俺がジムで初めて会った頃の恭子は、“絶対無敵”という雰囲気を持っていただけに意外だ。
その過去を知るマキは、恭子をにらみ返しながら唇を吊り上げる。
「だからさ。あたしはもう一度、あのしおらしくて可愛い恭子ちゃんが見たいわけよ。
 キックじゃ正直勝ち目ないから、何でもありのプロレスの、何が起きるか解らないタッグマッチでさ」
マキは歪んだ笑みを絶やさないまま、恭子から身体を離す。
そして小芳とハイタッチを交わしてロープを跨いだ。
代わって小芳がリングに降り立ち、ギラつく目を細めながら構えを取る。
中国拳法を思わせる、足幅の広い構えだ。
「マキから話は聞いてるある。女子キックの頂点、でも中国拳法に比べたら薄っぺらネ」
小芳の挑発。その一言で、あおいさんと交代しようとしていた恭子の目が変わる。

「ち、ちょいと恭子、何する気だい!そいつはあんたより、よっぽどの経験者なんだよ!?」
ハイタッチをすかされ、ロープに寄りかかったあおいさんが叫びを上げる。
だが恭子はすっかりやる気になってしまっていた。
「……面白いじゃん。この芦屋恭子に、カッコだけの拳法風情が通じるかってんだ!」
恭子もキックの構えを取って小芳に相対する。
あおいさんが苦々しい顔で息を吐いた。俺も同じくだ。
竹を割ったような恭子の性格は気持ちがいい。けれども挑発にあっさり乗りすぎだ。

嫌な予感が、俺の中で重さを増していた。
228名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 23:19:30.26 ID:nYQUVBJA
今回はここまでです。
229名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 00:33:08.46 ID:V2pEuDiH
アブトロニックスXのCM見ながら全裸待機
230 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/04(月) 00:42:53.28 ID:V2pEuDiH
腹責め+アナルのダブル責めも期待しているおw
231名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 14:42:04.39 ID:O/XCla0q
格闘ゲームのキャラとか好きなんだけど
どうなの?他に好きな人いますか?
232名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 15:23:06.52 ID:Whw3L3Hq
55氏もネット販売開始か。今までは家族の目があって買えなかったから胸熱
233名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 21:15:59.45 ID:kdeZI8tA
>>228
GJ
この登場人物が嫌な予感を覚えるって下りが、話を分けるにあたって良い引きになって腹責め敗北スキーの期待を上手く煽っているね

この恭子が負けるのかもしれない…って予感が良いんだよね
234 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/04(月) 21:25:21.80 ID:V2pEuDiH
>>231
そらおめえ、この性癖に目覚めたのは春麗が中段パンチをボディにもらって悶絶する演出からだったしw
そういうやつァ結構いるんじゃねえの?この因業なシチュ好きにはw
235名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 21:39:50.33 ID:O/XCla0q
そうですか
実在の人間や架空の3次キャラよりこっちの方がずっと好きなのです
かといってイラストは描けないので、SS書けたらいいなと思ってました
236名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 21:53:10.11 ID:kdeZI8tA
>>235
@OZっていう同人メーカーのHPを覗いてみると良い
237名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 22:01:51.92 ID:Whw3L3Hq
まずは書いてみればいいんじゃない?
職人さんが増えればみんな喜ぶよ
238名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 16:13:52.26 ID:wd0b+6Ed
BLOOD−Cの一話に腹パンが一回あった
結構シリアスな戦闘だったから今後も期待してる
239名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 22:10:32.48 ID:JdsiFHsj
腹責め担当大臣!
240名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 22:50:33.68 ID:egwnZTs/
格ゲーキャラ好きの者ですが、
>>234さんに触発されて、恥ずかしながらSSを書かせてもらいました
舞台は一応スト3です
暇な時に読んでください
241春麗対ダッドリー その1/4:2011/07/05(火) 22:52:20.16 ID:egwnZTs/
ここ最近の格闘家の失踪事件。
そして腕慣らしと闘いを挑んできた英国のボクシングチャンピオン。
平和な日々から一転し、何か不穏な世の動きが渦巻く中、
夕時の香港の路地裏で、二人のファイターがストリートファイトを繰り広げていた。

口ひげを生やした黒人男性が片膝を付き、一人の女性に視線を向けている。
視線の先には、青いチャイナドレスを身に纏い、大きく膨れたバスト。
腰下のスリットからは芸術とまで磨き上げられた美しい脚線。
時に風が吹けば、一枚の布の下から露になる発達した大臀筋を武装した臀部。
その程よく付いた柔らかい脂肪の谷間に深々と食い込む瑠璃色のハイレグ。
そう、かの有名な春麗だ。
彼女は既に三十路を迎えたにも関わらず、
衰えるどころか以前にも増しての風格と、大人の女性独特の色気を醸し出していた。
秘密結社シャドルーを壊滅させ、数年来実戦からは遠ざかっていたものの、
クンフー教室で子供達を指導する傍ら、日々の鍛錬だけは怠っていなかった。
その努力の賜物であろう。

一方、対するダッドリーと名乗る英国のボクシングチャンピオンは、
必殺のコークスリューブローをカウンターで合わせられ
文字通り、男性の急所を前蹴りで打つ「金的蹴」からの天空脚を貰っていた。
春麗の重く鋭い蹴りは健在だった。
白いドレスシャツからも隆起した筋肉が分かるほど、鍛えられた肉体を持つその男は
まだ癒えない、股間から下腹部のダメージに膝を付いていた。
「どうしたの、チャンピオンさん?いえ、チャレンジャーよね」
「下半身の蹴りには反応できなかったのかしら?」
「攻夫が足りないわね」
嘲りとも取れるその言動。蹴り技を使わないボクサーをあえて挑発したのだ。
春麗は自分には想像も付かない痛みに膝間づく強者に対し、優越感に浸っていた。
「ローブローを使うとはね。君のような美しいレディがはしたないとは思わないのかね?」
静に立ち上がり、膝に付着した埃を払うダッドリー。
「功夫とは・・・?トレーニングの事かね?」
「まぁ、そんなところかしら。それに何でもアリのストリートファイトでしょ?」
「言い訳にしては見苦しいわ」
「なるほど、よろしい」
「ならば、君の期待に応えよう。失望させないでくれたまえ」
ダッドリーはオーソドックスなボクシングの構えを取る。
春麗は軽く微笑むと右腕を腹部の前にかざし、左手は手を開の形に取り構える。
両者の間に静かな空気が流れる。
242春麗対ダッドリー その2/4:2011/07/05(火) 22:53:16.39 ID:egwnZTs/
そして時は動く。ダッドリーは頭を低くし、身体を左右に振りながら突進する。
ボクサーの十八番ダッキングだ。
しかし、幾千もの経験上、大方の出方は予想付いている。
ここは突き放す所だが、相手の技量を確かめるべく、あえて打ち合うことを選ぶ。
「(この動き嫌なのよね。懐に潜ってからの顎狙いかしら)」
否!ダッドリーの肝臓を狙った左ブロー。春麗は右脚を上げ、
さらに右腕をも添え防御する。
ミシッ!「(重い!)」今の打撃をまともに貰っていたらと思うとぞっとする。
そう思った刹那、風を切って蒼いグローブが眼前に迫っていた。意識を頭部に集中し
辛うじて春麗のこめかみを掠める拳。諸々の流れから、次の一手は自分に分がある。
「逝きなさい」今度は春麗がダッドリーの意識を奪おうと、頭部に向かって膝を上げる。
が、しかし・・・・。「(中下段?)」不意に違和感が春麗を襲う。

ドッ!「・・・・っ」
春麗の腸(はらわた)に鈍い痛みが走る。
顔をしかめ、咄嗟に後方ステップで距離を取る春麗。
一瞬の判断の遅さが、丹田への気の投入を遅らせた。
上段右ストレート。いや、正確には右ストレートに見えた、ジャブだ。
所謂スイッチング。それがほぼ同時に下腹に左ブローを叩き込むことを可能にしていたのだ。
下腹を的確に打ったブローに長年、実戦から遠ざかっていたブランクを痛感させられる。
刑事駆け出しの頃はその未熟さゆえ、何度か苦汁を舐める事はあった。
しかし、技術を身につけストリートファイトの世界に身を投じてからは、
巧みな足技、リーチを生かした間合い、
そして蜂をも彷彿とさせる速さと手数の多さで敵を圧倒するスタイルを得意とする春麗にとって、
腹部をまともに打たれる事など無いに等しかったからである。

春麗の下腹部を打った拳に確かな手応えを感じたにも関わらず、すかさず距離を取った彼女の動き。
そして拳の反発。かなりの鍛錬を積んでいることは容易に想像できる。
「ローブローは君だけの特権ではないのだよ。しかし、少し浅かったかね?」
ダッドリーは余裕の表情を見せ、少し傾いた蝶ネクタイを正す。
「お返しって訳ね・・・?狙い通りに入れてくれた貴方の技術、御見それしたわ」
防御が遅れ、動きを止められたものの、この程度の痛みなら余裕で隠せる。
だが、不覚を取り、有効打を受けたのは事実。このままでは不味い。
次へ切り替えるために頭を整理する。
243春麗対ダッドリー その3/4:2011/07/05(火) 22:55:17.39 ID:egwnZTs/
以前、闘ったベガ四天王の一人、バイソン。
粗暴な黒い闘牛は、その巨躯を良い事に攻撃を避けようとする事さえせず、
力任せに拳を振るっていた。
この格闘スタイルは春麗にとっては格好の餌食、
百烈脚で放し、詰められれば崩拳で崩し難なく完封した。
ボクシングとは所詮、殴る事しか脳の無いクレイジーな格闘技。そう思い込んでいた。
だが、目の前にいる紳士的なボクサーは違った。
素早い立ち回り、強弱適度に振るう打撃だけでなく、此方の呼吸や気の流れをも読んでいるようだ。
その、攻撃や防御の所作、チャンピオンの名に恥じぬクレバーな立ち回り。
ここに来て初めてボクサーに対する考え方を改める。
判断を違えば一撃で勝負は決する。春麗は格闘家として兵と出会える悦び、
そして、もしかしたら、自分が地面にひれ伏すもしれない不安とも思える複雑な心境に立っていた。

―――二人の攻防は続く。懐に潜り込もうとするダッドリー、
それを迎撃せんとばかりに細かい牽制蹴で間合いを取る春麗。
あれからお互い中々決定打を与えられずにいる。
攻防の最中、突如としてダッドリーの目の前で春麗は跳んだ。
回転して相手の背後に回りこんで頭部に蹴りを見舞う。
対戦相手を翻弄する、得意の鶴脚落(かくきゃくらく)だ。
蹴りは確かにダッドリーの黒い頭部を捉えた。
「(いける)」
春麗は空中で体制を整えると、着地と同時に追い討ちの上段回し蹴りを差すべく、
右脚に気を集中させた。ここまで僅か0.8秒。

ドボッ!周囲に鈍い打撃音が響き渡る。
鶴脚落(かくきゃくらく)の直後にガラ空きになった春麗の腹を、
体重の乗った肘うちが抉っていた。
めり込んでいた場所は、水月(みぞおち)と臍の中央に位置する急所、中完(ちゅうかん)。
腹筋が薄く、丁度、胃に当たる点穴だ。
手応えあったかに見えた春麗の鶴脚落(かくきゃくらく)は、
ダッドリーの異常なまでに発達した僧帽筋と打たれ強さによって吸収され、
反撃を可能とされていたのである。
春麗のトリッキーな奇襲は、ダッドリーの意外な防御力と「当て身」によって、
無残にも失敗に終わったのだ。
244春麗対ダッドリー その4/4:2011/07/05(火) 22:56:49.06 ID:egwnZTs/
春麗はクンフー教室でも、身体の正中線上にある、
特に危険な急所に対しては教え子達に教えていた。
「喉、水月(みぞおち)、丹田、金的」
「水月(みぞおち)は相手の呼吸を奪い、動きを―――・・・」
一つ一つ、自分の身体を指さしながら丁寧に説明する。
「説明したとおり、これらの急所はとても危険な場所よ」
「友達同士では悪ふざけでも叩いたりしない事」
「でも、とりわけ腹部の急所については、いつも貴方達が習っているように、
丹田に気を込める事で、ある程度耐える事ができるわ」
「どうしてもクンフーを使わなければならなくなった時は、その事を忘れないように」
教え子達に自分が教えた内容である。

中完(ちゅうかん)は上に挙げた急所程ではないものの、
場所は近く危険な点穴であることは間違いない。
下腹部の丹田に続いて、そこを
しかも、今度は腹部に気がほぼ無い状態で打ちぬかれてしまう失態。
自分の読みの甘さと、対戦相手の力量を見誤った事に後悔の念に苛まれる。
だが、もう手遅れだ。内臓にまで直に伝わる衝撃の波動。
若かりし頃に味わった苦い記憶が蘇る。
久々に訪れるであろう、最大限の苦痛の波を予測し、春麗は覚悟を決める。
245名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 22:57:30.65 ID:egwnZTs/
とりあえず、今回はここまでです
お目汚し失礼しました
246名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 23:16:05.79 ID:JdsiFHsj
>>245 お世話になるぜ!
247名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 19:45:33.73 ID:S9TCMT9E
一撃さん・シャーさん・あぶのさんの3神による合作が楽しみすぎる。
あれはもっとこっちでも語り合われるべき一大イベントだと思う。
248名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 21:24:52.21 ID:WsJvvdnv
CGとノベル、そして要所要所でうめき声やら効果音がついた
腹パンドラマCDなんてのもいいかも
249名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 21:31:24.86 ID:llShYB01
>>244の続き
全部で4レスを投下します
250後半 その5/8:2011/07/06(水) 21:34:07.38 ID:llShYB01
「お゛っ!・・・」突如として襲った腹部の圧迫感に思わず息を詰まらせる春麗。
時を置かず、打撃を受け入れた腹筋が驚き、硬く収縮する。
これ以上攻撃を受けまいとする体の防衛本能。
タイムラグを生じて襲って来た腹腔内の熱を持った鉛が
身体から脂汗を発生させる。
両の腕を腹に巻きつけ、身体を折り曲げる。
そして、後ずさりしながら大きく口を開けると、堰を切ったように吼えた。
「・・・っ!おほっ!えほっ!げほっ!けへっ・・!あはっ・・かはっ!」
腹の中を踊る苦痛を必死に逃がそうと、上体を上下左右させながら激しく咳き込む。
唾液の粒を飛散させ、口からは透明な粘液が糸を引いて垂れ下がる。
「(は、入った・・・。い、息が・・で、出来ない・・じゃない・・・)」
苦しさのあまり、腰が下がりしゃがみ込もうとするが、
彼女の負けまいとする意思はそれを跳ね除け再び膝に力をもたらす。
「(うう・・・き、効いたわ・・これ・・・)」
しかし、ダメージは大きく、依然としてぷるぷると内股になった肢体を震わせている。
春麗は、くの字になりながらも辛うじてその場に立ち留まっていた。
「意外と思われたようだが、私は相手によってはバックブローも使うのだよ」
「何でもアリなのだよね?礼節は尽くさないとね」
絶好の好機に追撃は加えず、両拳を腰に当てるとダッドリーが言い放つ。

通常、格闘家は何があろうと痛みを動作どころか、顔にも出さない。
ダメージのある場所が分かれば、そこを重点的に攻められ敗戦が濃厚になるからだ。
目の前にいる女性は百戦錬磨の熟練戦士。その彼女の苦悶の動作を見れば、
ダッドリーから受けた悪魔の鉄槌がどれ程の痛打だったか想像に難くない。

ようやく、うまく息が吸えるようになる春麗。
猫背になりながら片手で殴られた箇所をさすり、口元に垂れた涎をぬぐう。
「ふむ。ところでまだ続けるのかね?」
「ふう・・ん・・・」
春麗は落ち着きを取り戻し、息を吐く。
「み、見事な攻撃ね・・・」
腹は鍛えられる上に、頭部や喉とは違い打撃をある程度耐える事が出来る場所だ。
それ故、腹を効かされ行動不能に陥るのは、格闘家としては恥ずべき事だ。
喋れるようになったとは言え、未だに腹に残る違和感。
だが、消して具体的にはそれを口には出さない。
それは彼女の心がまだ折れていないことの表れだ。
251後半 その6/8:2011/07/06(水) 21:35:50.15 ID:llShYB01
「それにしても、私の回復を待つなんて、紳士的なつもりなのかしら?」
苛立ったように告げる。
攻撃を止めるのは紳士的どころか、格闘家にとって屈辱的な行為である。
鋭い視線をダッドリーに向ける。
「君は運命的に出逢えた美しい薔薇だ。これを無碍に散らすのは惜しいと思ってね」
「なんですって?」

ボクシングの試合なら、無防備になった春麗に猛然とラッシュを加え、TKO勝利を収めていたであろう。
しかし、これは試合ではない。純粋なストリートファイト。
どちらかが立てなくなるまで勝負は終わらない。ルール無しの闘いである。
お互いのプライドと格闘家としての誇りだけが彼らを動かす。
久々に出会えた美しい薔薇は一撃のフィニッシュブローで散らす。
二度三度の汚い攻撃で終わらせるのはダッドリーの美学に反するのだ。
先ほど彼が口にした台詞はこれを意味する。

「私の一撃はこんなものではないのだよ。まだまだ付き合ってもらえるかね?」
「いいわ。でも、貴方が攻撃のチャンスを逃した事、後できっと後悔するわよ」
これ以上、有効打を貰うわけにも行かないことは誰の目にも明らかだ。
気功掌で逆転するしかない。
春麗は地面に手をつき、逆立ちをすると開いた両脚で大旋回をし、猛烈な速度で前進する。
ダッドリーはたまらず揃えた両腕を顔の前でガッチリ固めガードをする。
ガリガリと腕の骨が連続で薙がれる様な、ふとその衝撃が縦の突きに変わる。
目で捉えるのがやっとの程の、無数の蹴りの槍。
その内の一発がダッドリーの腹部に突き刺さる。どっと彼の背中が揺れ、前のめりになる。
「(今ね!燃えなさい)」
両手が青白く光り、状態を反らしながら天を仰ぐ
不思議と視界に入るもう一つの光。
「はぁ・・気こぅ・・っ」ドボンッ!―――。
252後半 その7/8:2011/07/06(水) 21:37:44.77 ID:llShYB01
春麗の両足は微かに地面から離れている。
それほどまでに彼女の身体に加わった力。
頭は真っ白になり、何が起こったのか理解が出来ない。
一回り大きく見える程までに盛り上がったバスト。
引き抜かれる埋まった拳。
先ほど見えた青白い光は自分のものではなかったのか。
腹部に生じた大事故を脳が理解する。
そして訪れる約束の時。

ぐるっ、と音が鳴ったと思うと、酸っぱい物が食道から競り上がって来る。
腹筋は胃の中にあるものを迫出そうと、うねりを上げる。
こうなるともう誰にも止めることは出来ない。
目には涙が浮かび、喉元に熱いものが通る。
「う゛ぼぉ・・・っ!ええ゛っ!」
バシャッっと地面に広がる未消化の汚物と、酸味の様な異臭。
ほぼ消化を終えた茶色みがかった半液体状の流動物。
黄色い胃液に塗れた半ば原型を留めた肉の粒、緑の破片がこびり付いた白い固形物。
これらは、おやつに食べた中華饅であろうか。それらを惜しみなく全て出し切る。
腹を両手で押さえ、背中を丸めながらペッタリと地面に両膝を付く。

気功掌の為に全身全霊の気を両手に溜め、
中段防御の要、丹田に気を全く込めてない状態で
睾丸の無い女性にとっての最大の急所、水月(みぞおち)を、
下から捻りの効いたコークスクリューアッパーで思いっきり突き上げられた。
しかも、あろうことか、力むあまりに不意に息を吸い込もうとしたタイミングで―――。
気の流れを読み、弱った所に一撃必殺ブローを叩き込む。
天才ボクサーダッドリーだからこそ辿り着いた境地である。

「げぼぉ・・・」空っぽになった胃から、黄色い液体のみを吐き出す。
「あはっ、げほ、うぇ・・・く、くるしっ・・・」
酸素を求めようにも、焼けるような水月(みぞおち)の鈍痛がそれを拒む。
腹を必死に抱え、膝を折り曲げながらこれでもかと言うくらい無様にのた打ち回る。
何度も転がると、うつ伏せに丸まり、額を地面に押し付ける格好で停止する。
「げほっ・・うっ」
幾度か腹で対戦相手を葬った事はあるが、自分がやられたのはこれが初めてだ。
三十を迎えて初めて味わう腹で倒される苦しみと屈辱。
春麗に今出来る事は、この地獄のような苦しみが過ぎ去るのを待つのみである。
253後半 その8/8:2011/07/06(水) 21:39:39.17 ID:llShYB01
一連の様子を静観していたダッドリーがようやく口を開く。
「ミス・チュンリー。勝負あったようだね。どうやら勝利の女神は私を選んだようだ」
痛みを堪える事に精一杯で彼が何を言っているのか、全く理解できない。
グローブを外し、蹲る敗者にゆっくりと歩み寄る。
彼女の下半身は腰の布が捲れた状態で、尻が丸出しになっている。
臀部の谷間はぱっくり開き、いつも間に隠れている瑠璃色ハイレグは全容を露にし、
下にはうっすらと放射状の孔(あな)が存在するのが微かに見て取れる。
本来その排泄孔から出る筈だった物は
強烈無比な剛拳によって入ったところから再び戻され、
無残にも残骸として、悪臭を放ちながら地面に散らばっている。
未だに咳き込む彼女の背中を擦ると、身体が強張っている。
もう片方の手を尻に当て、割れ目の中の孔に中指を当てる。
ハイレグを横にずらし、褐色のパンストに守られた窄んだ皺に、
そのまま一気に中指を根元までずぶりと押し込んだ。
「ん・・・」いきなり体内に侵入した異物にビクッと身体を震わせる。
春麗は男に一番恥ずかしい所を弄られているにも関わらず、
気持ちよさを覚え、身体を横に倒し、徐々に伸ばしていく。
消化管の末端にあるそれは刺激を与える事により、
全身の筋肉、内臓の緊張を緩和出来るからだ。
臀部から手を離し、孔から引き抜いた湿り気の帯びた指を
興味本位に嗅いで見る。つんと鼻腔を突く指の臭い。
ポケットから取り出したハンカチで綺麗に拭く。
機を見て仰向けに寝させる。
顔は青ざめ、額には汗をびっしょりとかき、
口の周りには胃液や吐しゃ物がこびり付き、表情は苦痛に歪んでいた。
龍の刺繍が施された帯を解き、
背中に両手を入れると数センチ程、静かに持ち上げては下ろす。
「出来る範囲でいい、ゆっくりと息を吸って吐きたまえ」
これは不運にもボディーで倒された拳闘士に使う応急処置だ。
腹筋の緊張を和らげ、ダメージを受けた内臓の負担を減らす効果がある。
言われた通り、ゆっくり呼吸をすると不思議と苦痛が和らいでいくのを感じる。
ようやく地獄から解放された。
だが、当分食物は摂れないだろう。

数年の実戦ブランクがあったとは言え、腹を打たれ胃の内容物まで撒き散らし、
地面をのたうちまわると言う醜態を晒した。
それだけではなく、辱めを受け、倒された相手から介抱まで受けた。
彼女の元祖格闘女王としてのプライドは見事に打ち砕かれた。
以前の力を取り戻し、礼節には実力で恩返しをと、リベンジを誓う春麗であった。
254名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 21:41:06.17 ID:llShYB01
初投稿でしたが、以上です

アドバイスや感想があれば、よろしくお願いします
ありがとうございました
255名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 22:15:57.71 ID:WsJvvdnv
254さんへ
腸興奮すたです!ねっとりとした描写がイイ!!!!!!
256名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 03:03:50.52 ID:I9UELFeR
新しい職人
55氏のif編
三人の絵師による共演
最近いろんな人の活動が活発で嬉しい
257名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 13:34:56.12 ID:J1UWy2q8
>>254
GJ
半殺しになるまでボコボコに追い討ちをかけるのも良いけど、こういう終わりも新鮮で良かった
対戦相手の真摯な事後対応には濡れた
258名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 17:26:31.96 ID:I9UELFeR
ダッドリーの中身がこくじんだったらまた違ったんだろうけどな

よえーなマジ格闘女王とか言って(ry
259名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 21:39:03.99 ID:o0UfALUC
エロマンガ界隈じゃあ規制問題が取りざたされてるけど、
腹パンものって実際規制の対象になるんかいね?
だって単なるアクションマンガでヒロインが負けちゃうだけだろw
260名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 22:13:19.08 ID:GpJQD52X
腹パンのみなら問題ないだろうけど、腹パンで敗北→エロっていう俺の大好物の危機なのは確かだ
腹パン後にイラマやぶっかけとか最高すぎる
261!ninjya:2011/07/07(木) 22:27:06.93 ID:o0UfALUC
>>腹パン後にイラマやぶっかけとか最高すぎる

そりゃ上等のコシヒカリのご飯にふりかけかけるようなもんか
262名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 14:27:31.13 ID:DvGN7yDg
俺も腹パンだけじゃ抜けないからエロあると助かる。
まぁ好みは人それぞれだからな
263名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 00:31:10.53 ID:TQ2o6hsr
イラマしながら腹パンがいいな。胃液が逆流して喉が歪むのを味わうんだ
264名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 00:40:24.76 ID:I09JYagi
ふふふこの菊池めw
じゃなかったこの基地組めw
265名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 01:39:24.53 ID:WYxvg0n1
なぜ間違ったのか意味が分からない
266名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 05:06:36.77 ID:ohHMXLTE
>>263
最高すぎるシチュだな
267名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 18:07:20.57 ID:OQ+5/C0Y
>>263
マジレスするとしゃぶらせながら無理矢理吐かせると、例え意識が無くても反射で噛み切られるぜ。
しかも女の方も噛み切ったモノで窒息する危険がある。
268名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 20:38:04.66 ID:I09JYagi
http://www.sdf-event.jp/hara_pa/systms/top.html
腹パン同人即売会第2弾やるみたいだぬ
269名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 21:30:43.36 ID:s/hlmF5V
>>267
2人とも死んだら面白いなwww
270名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 21:54:32.20 ID:Q1ebcuM4
イマラチオさせながら腹パンするようなクズ男は死んだほうが地球のためだよね
271名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 21:58:38.88 ID:K0TYVIEi
リアルでやろうとは思わないけど、創作の範囲でも?
〜はクズとか言われるとどこまで描いて良いのかわからなくなる
272名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 22:13:14.37 ID:I09JYagi
さんざん上の口からも下の前後の口wからも精液飲まされて腹いっぱいになった女が、
腹パンされまくって上下3箇所から白いゲロを吐く
そんな鬼畜展開
273名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 22:46:39.80 ID:5TSysYMm
草宗って人のファントムガールっていう巨大変身ヒロイン物でそういうシーンがあったな
274名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 22:56:25.54 ID:Q1ebcuM4
>>271
いや創作を否定するつもりはないよ
でもたまにいるじゃん、現実でやっちゃうやつ
275名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 00:09:18.71 ID:8oNE59MG
>>267
実は知ってた。横隔膜か腹筋か忘れたけど腹への打撃はそうらしいね。
だから開口器つけようぜ。
歯から血出ると可哀想だから硬質ゴム的な奴を。
276名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 08:42:55.23 ID:g+Xqfp3r
イラマしながら腹パンって難しくない? 体勢てきに
277名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 08:55:43.78 ID:68pYWBkY
シックスナインの体勢
278名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 09:24:18.58 ID:8oNE59MG
ベッドで仰向けに寝かした状態で縁から頭だけ垂らすようにするととてもイラマチオしやすく
身体に触りやすいので胸とか揉んだり腹パンしてみたりと自由自在なのです。
279名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 20:55:43.74 ID:zJy75mNZ
>>278
そのシチュで誰か1つ頼む
280名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 13:54:36.14 ID:gzo1eSL/
イベント55さん不参加っぽいなぁ
シオン編欲しかった
281名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 18:37:41.40 ID:/RWW0aCz
あの人基本九州在住だしなあ
むしろ前回の参加が奇跡だったと思う
282名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 21:33:40.94 ID:RmeXnlw/
前回が良かっただけにマジで参加して欲しい
といってもあの人利益出してないみたいだし、交通費とか考えると流石に申し訳ない
283名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 22:03:15.78 ID:m8LAXkni
ひょっとして腹責めブームくるかね?
アンソロ本やエロゲで扱って欲しい
284名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 04:46:48.09 ID:uJRD39+c
コミックヴァルキリーが創刊当初そうだったんだけどな
今はもう何も言うまいよ
285名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 13:24:43.49 ID:d/nk7Z71
腹パ2開催決定したのにイマイチ盛り上がらんな
参加サークルが確定すれば話題も出るだろうか
286名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 22:38:38.54 ID:nKQwRa+2
腹パはnnSが参加するなら行くけど
287名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 22:56:15.50 ID:w9iC5TSS
前回参加出来出来なかったから、誰が参加しようがとりあえず行くよ
前回は相当盛り上がったみたいだしね
288名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 08:49:16.90 ID:jCLr593q
ママさんバレーのキャプテンなんだけど、最近おへそ回りが徐々にメタボってきた──そんな長身女性のむちむち腹筋にローション塗りたくってからパンチ入れてみたい。
289名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 22:30:49.42 ID:ZF+aHIlV
魔乳秘剣帖があるんだから、
魔腹秘拳帖だっていいじゃない
290名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 12:33:51.12 ID:Pxkw28Ac
思いついたからには、書かなければならないよ
291名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 21:59:46.04 ID:Tcd9J+Lc
55氏のIFストーリーって腹パン有りになったんだ!
エロだけだったらスルーしようと思ってたけど続報に期待
292名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 23:52:25.56 ID:Pxkw28Ac
前回参加した人に聞きたいんだけど、55氏って実際どんな人?
一応腹パ2参加予定なんだけど、舌ピアス開いてたりとかでなんか近寄りがたいイメージなんだよね
293名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 00:09:04.94 ID:ZQfR7XdN
はげどう
経験的にあの種類のファッションのアピールする人はヤバイ人だと思っている
294名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 00:46:03.43 ID:tvHErVmP
リョナなどと言う特殊な趣味持った人間が他人のファッションの趣味を貶すとか
片腹痛すぎるんだが
295名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 00:58:19.84 ID:KiHOUy6d
>>254で春麗のSSを描かせてもらった者です
読んでくださった方、感想を書いてくださった方、ありがとうございました

色々突っ込みどころはあるかと思いますが、またSSを描きました
題名は「暴力と教師」8レス予定です、よろしくお願いします
296暴力と教師 1/8:2011/07/20(水) 00:59:15.44 ID:KiHOUy6d
私立静乃根高校。日もすっかり暮れた夜。
蛍光灯の青白い光に照らされ、屋上前ホールに背の高い女性教師と、中年の男性が向かい合っている。
それは話し合いとは程遠い、張り詰めた空気が漂っている。
事の発端は……。

――朝
談笑のこだまする賑やかな廊下。
カツカツとハイヒールが廊下を叩くと、一斉に生徒たちの視線は一点に集中する。
ボディラインを露骨に出す様に着こなされたスーツ。
程よく脂肪が乗り、質量感のある引き締まった太もも、臀部。
そしてそれらを包む、ぴっちりと張り付いたタイトな黒いスカート。
豊に育った乳房とそれを映えさせる、見事にくびれたウェスト。
男子生徒たちの目を釘付けにし、女子生徒たちには羨望の眼差しで見つめる。
理由はそれだけではない。この女、京極紗依(きょうごくさえ)29歳は教師ながら強い。異色の経歴も持つ。

「京極先生、この間はありがとうございました」
礼儀正しく、頭を下げる中肉中背の男子生徒。不良グループの金づる、充井(みつい)だ。
「困った事があれば、何時でも相談に乗るわ」
透き通るような紅色の唇から発せられる、澄んだ声。
何気ない一言ですら、充井の耳朶を打ち、彼は恥ずかしそうに頬を赤らめた。
「はい! 俺、頑張ります」
艶やかな黒髪を束ねたバレッタを見つめながら、充井は再度頭を下げる。
紗依が警官を辞め、半年前に教師に転職を果たしたのは、生徒が道を外す前から、道を正し、
彼らに青春を謳歌してもらいたいという、強い願いからだ。


それとは反対に廊下の隅では湿った空気が漂っていた。
「何見てやがるんだ」
この男が一喝すると、半径数メートルは空間が出来る。
サイズの合わない、ダボついたズボン。ポケットに手を突っ込み、廊下を蹴りながら茶色の長髪をなびかせる長身の男子生徒。
不良グループのリーダー鎖野(さの)は、顔に掛かった髪を手で梳きながら、狼の様な目をぎらつかせている。
「ちっ、あの先公、調子に乗りやがって」
鎖野は充井から金銭を巻き上げようとするところを、紗依に見つかり、手痛い指導を受けたのだ。
「充井の糞ガキも金魚のフンみてぇになって、生意気っすよ」
「やる気出ないっすね。ここが踏ん張りどころですよ」
鎖野の側近、市原と小塚は廊下にしゃがみこみながらぼそりと呟いた。
「どこからとも無く、しゃしゃり出てきやがって。俺らの立場がねぇんだよ」
片足を上げ、踵の潰れた上履きの裏を壁に押し付ける鎖野。灰色に塗られた壁は心の曇りを表しているようだった。
鎖野は焦っている。貴重な金銭源を絶たれ、学内最強の座も奪われようとしている。
相手は赴任して日の浅い教師、おまけに女性だ。このままでは学校に居場所が無くなる。
「一度痛い目に逢わせてやる」
ぷっと廊下に唾を吐き、ぐりぐりと踏みつけながら、鎖野は唇の端を吊り上げた。
297暴力と教師 2/8:2011/07/20(水) 01:00:16.73 ID:KiHOUy6d
――2時限目
青空の広がる渡り廊下、それを仰ぐ暇も無く駆け抜ける紗依。
「次の授業は、1年5組ね……」
紗依が渡り廊下を歩き終えたその時、背後から何者かに組み付かれ、倒される。
廊下に落ちる英英辞典。そして勢い良く滑る教科書、筆記用具。
「いたた……」
紗依の両腕に組み付いたのは市原と小塚。
「起こせ」
遅れて向いの階段から飛び降り、現れたのは鎖野だった。
「何のつもり?今度暴力を振るったら、停学じゃ済まないわ。分かってるの?」
鎖野は眉間に皺を寄せ、長い髪を手で掻き分けながら顎を突き出す。
「お前、呑気なこと言ってるけどなあ。今自分の置かれてる状況、分かってんのか?」
「お前じゃなくて、先生よ」
紗依の切り返しに驚いた表情を見せる鎖野。
「おもしれぇよ、センセ」
笑いながらボキボキと指と首を鳴らし、鎖野は拳を握り締める。
「女なんて腹で一発だ。あー苦しっ」
続けて、腹を両手で抱える動作でおどけてみせる。
「時間が無いので、ちゃっちゃとやらせて貰いますわ」
鎖野は紗依の腹に拳を当て、打点を確認する。
「下っ腹か? 臍か? それともミゾか?レバーもいいな」
「よしっ!」
鎖野は左肩を少し後ろに引き、ほぼノーモーションで右ストレートを打った。
「ふっ……」
ぶるんと大きな乳房が揺れ、拳は腹を覆う脂肪を掻き分ける。
が……鎖野の表情がそこで固まる。
紗依は腹に響いた衝撃に顔をしかめるが、ただの一不良である鎖野に効かされるには程遠かった。
幼少の頃から始めた空手、柔道、護身術に鍛えられた腹筋は、鎖野の放った打撃を受け流していた。
「なら、次は、ミゾに入れてやる」
鎖野は顔を紅潮させ、拳をさらに力強く握る。
「地獄に行きなっ」
「ぐっ……」
鎖野は目の前の光景に動転し、動きが止まる。
呻いたのはでは紗依では無く、市原だった。彼は足を紗依の硬いハイヒールの底で踏まれ、痛みに悶えていた。
298暴力と教師 3/8:2011/07/20(水) 01:00:59.25 ID:KiHOUy6d
力の抜けた市原は鳩尾に肘うちを打ち込まれ、たまらず足と腹の痛みに転げまわる。
今度は、前蹴りで鎖野を飛ばす。残りの小塚に右足の内狩りで体勢を崩し、体ごと押し倒す。
追撃で鳩尾に正拳を振り下ろされる。
「げおっ」
硬い廊下と拳に挟まれ、押しつぶされる内臓。力なく丸まる小塚。
「く、くそっ」
尻と両手を地面に付きながら顔を強張らせる鎖野。
「ち、ちくしょう」
パニックを起こした鎖野は右腕を大きく振りかぶり、紗依の腹を目掛けて突進する。
見え見えのパンチは紗依には通用しなかった。
右腕を掴むと、鎖野の右腕を支点に体を捌き、後に回り込む。一気に腕をひねり上げ、そのまま壁に突進し、押し付ける。
「いでで、くそっ」
必死に抵抗する鎖野。
「二度と暴力行為は働かないと約束なさい。今回は見なかったことにしてあげるから」
「鎖野……またですか……京極先生、放してあげなさい」
はっ、と後ろを振り返る紗依。教頭の鬼柄だ。
糊の効いた背広を着こなし、白髪混じりの頭髪を揺らしながら近づいてくる。
(見られた……)
鬼柄が傍に立ち止まった所で、紗依は鎖野を放す。手を振り払うように逃げ出す鎖野。
「待ちなさい」
鬼柄が引きとめようと後から紗依の袖を掴み、一緒にもつれ合う形で倒れる。
「えっ!?」
紗依の鳩尾に食い込む何か。
「これは失礼」
鬼柄は立ち上がると、上着に付着した埃を振り払い、ネクタイを正す。乱れた頭髪を軽くセットし直す。
「京極先生、お怪我はありませんか?」
中々立てずに、片膝を付いたままの紗依。
「お気遣い無く」
「そうですか、なら京極先生も早く授業に行って下さい。」
「彼らは私が指導しておきますので、ご心配なく」
(この男……)
紗依は廊下に散乱した筆記用具、辞書を拾い上げ、一礼すると、静にその場を立ち去った。
しかし、角を曲がり、教室の並ぶ廊下に出たところで紗依はしゃがみ込んだ。
「くっ……」
(不意を突かれたとは言え、あの手際のよさと威力……)
肋骨の軋む様な痛みと、鳩尾の奥に残る鈍い痛みを取り払うように、ゆっくりと空気を吸い込む紗依だった。
299暴力と教師 4/8:2011/07/20(水) 01:01:41.95 ID:KiHOUy6d
――放課後
職員室の机は西日に照らされ、無機質な灰色の鉄の塊は真紅に染められていた。
この時間帯は部屋の構成員は慌しく入れ替わる。ある教師は部活の準備を、ある教師は生徒の相談をしている。
夕方ともなると、1日の勤務の疲れがどっと押し寄せる。
紗依は頬杖を付きながら、5時限目に行なった小テストの採点に勤しんでいた。
「ふう、後10枚ね……」
答案用紙の枚数を確認し、ふと顔を上げると、鬼柄がこちらに向かって歩いてきているのが紗依の目に入ってきた。
紗依は目を逸らし、何事も無かったかのように再びテストの採点にかかる。近づいてくる足音。
頭を過ぎる昼間の出来事。高鳴る鼓動。
看守の足音を見守る囚人の様に、じっと答案用紙を見つめる。そして、冷徹な雰囲気を纏った音は紗依の傍らで止まる。
「京極先生が頬杖を付くとは珍しいですね。調子はいかがですか?」
紗依の肩に手を置き、ゆったりと話しかける鬼柄。無視するようにペンを走らせる紗依。
「手応えからして……かなりこたえたでしょう」
その一言に、ペンを止め、目を細める紗依。
椅子を90度回転させ、鬼柄と対面し、おもむろに脚を組む。
咳払いをする鬼柄。
むっちりとし、下着の見えそうな太ももを前に、目のやり場に困っているのだ。
「何食わぬ顔で当身を入れるのが、鬼柄教頭の教育でしょうか?」
紗依は平静を装っているが、その言葉には、ありありと怒りが込められていた。
紗依を一瞥し、薄気味悪い笑みを浮かべる鬼柄。
「はて? それは何の事でしょうかねぇ? 私はそのテストの事を指したのですが」
鬼柄は紗依が話に食いついてきたことを確認すると、首を回し辺りを見回す。
「まあ、いいでしょう。ここではあれなので、場所を変えますかねぇ?」

職員室の隣に位置する。給湯室。
ポットと焼かんが置かれ、洗い終わった湯飲みが置かれていた。
蛇口から水が滴って入るのを見ると、紗依はそれを止める。
「お話とは何でしょう」
切り出す鬼柄。
「市原と小塚の2人は停学で済むでしょう。しかし、鎖野に関しましては……」
腕を後ろに組み、俯く鬼柄。
「暴力に窃盗、校則に反する頭髪、数々の問題行動。もし、会議に掛けられれば……京極先生も言わなくても、お分かりでしょう」
「貴女は実に優秀な教師だ。公安職から教師への転職は類稀です。それに教師になった動機も立派だ」
「貴女自身も、大切な生徒が自分のせいで、道を外すような事態は避けたいでしょう……」
意味深な台詞に、腕を胸の前で組み、大きな胸をさらに強調させる紗依
「鎖野君を見逃す変わりに、何かして欲しいと……?」
紗依の言葉を遮るように、続ける鬼柄。
「今朝の騒動は私と京極先生、それに危機に立たされている鎖野たちしか知らない」
「これは、交換条件です。頭の切れる貴女は、何がしたいか大よそ察しは付くと思いますが……私と遊んでくれますね?」
そ知らぬ顔で当身を入れられた紗依は、苛立っていた。
「分かりました。いいでしょう」
鬼柄は皺の入った顔で、にっこりと微笑む。
「今夜19時。後ろ校舎の東、屋上前ホールでお待ちしております」
300暴力と教師 5/8:2011/07/20(水) 01:02:20.26 ID:KiHOUy6d
――19時
他に誰もいない屋上前のホール。その狭い空間には雌雄2体の武道家が立っていた。
「よく、いらしてくれました」
上着のボタンを外し、脱ぎ始める紗依。
「鎖野君を見逃してくれる条件は……」
「流石、物分りがいいですね」
獲物を見る様な鬼柄の目。紗依の全身を上から下まで舐め回す様に見る。
「私からワンダウン。これでいいでしょう。今朝の出来事は見なかったことにしましょう。鎖野は救われます」
「しかし、何故、私と闘おうと言うのでしょうか」
腑に落ちない表情の紗依。
「薄々、感づいていると思われますが、私も武道に精通しておりましてね。かつては熱い教師でした」
「事故といいますか、生徒に怪我を負わせてしまいましてねぇ」
表情を曇らせる鬼柄。
「京極先生。貴女に逢った瞬間、忘れていた気持ちが蘇りましたよ。貴女にも分かりますね?この感情」
静に構える両者。
「始めましょうか。言い忘れましたが、貴女の負けの条件は、ギブアップするまでです」
見下すような鬼柄の態度に、青筋を立てそうな紗依。しかし、心を落ち着かせ深呼吸をする。
鬼柄の瞳から発せられる怪しい光。この闘いは負けられないと、紗依の心は警告を発していた。
紗依は様子を見ながら摺り足で間合いを取る。彼女は己の磨かれた肢体と腹には自信がある。
しかし、鬼柄の打撃は懐にもぐりこまれたら、一撃で落とされる可能性がある。
昼間見た当身に慎重にならざるを得ない。
最初に動いたのは鬼柄だった。右拳を突き出し、続いて右脚蹴りのフェイントを入れる。
右脚が下ろされる瞬間、後ろ回し蹴りを鬼柄の腹に入れる紗依。
「ぐう……」
壁際まで吹っ飛ぶ鬼柄。確かな手応えに安堵する紗依。
「いい蹴りですねぇ。効きましたよ」
足跡の付いた腹を押さえ、鬼柄は平然と歩き出した。
敢えて蹴りを受けたのか、その防御力に驚愕し、紗依は同時に腹筋に意識を集中させる。
紗依は一気に間合いを詰め、左、右とジャブを連続で打つ、それを左右上体を振りながら捌く鬼柄。
ジャブの合間に紗依の脚に響き渡る軋み。ローキックの牽制。
紗依のジャブに合わせ、時折、頬を打つ平手。歪む紗依の表情。
深く刻まれた法令線を横に開かせる鬼柄。
紗依はついに頬と脚の痛みに耐えかねる。
身体を乗り出し、右ストレートを打とうとした瞬間、紗依の体は尻を突き出し、下腹部から折れ曲がった。
「うっ……」
ぴっちりと尻の丘に張り付いたタイトスカートは、谷間を生々しく強調し、横に縦に引っ張られる。
鬼柄の爪先は紗依の下腹部、丹田に深々とめり込んでいた。
蹴りの圧力は小腸を押しつぶし、中の消化物はかき乱され、鈍く、生暖かい痛みを下から上へと生じさせる。
「いけませんねぇ、熱くなっては。大事な所がお留守になってましたよ」
前蹴りの鈍い痛みで重心が下がった紗依を、更なる攻撃が襲う。
301暴力と教師 6/8:2011/07/20(水) 01:02:50.65 ID:KiHOUy6d
「ふっ……」
突き出された鬼柄の掌根は、紗依の乳房を荒々しく左右に押しのけ、胸骨を抜け、心臓を打ち、肺の空気を吐き出させた。
息を詰まらせ、胸を押さえようとする紗依。
しかし、その行動すら忘れさせる程の剛拳が、がら空きになった腹の窪み、臍へと容赦なく食い込む。
「おえぇ……」
鎖野の拳を弾いた腹筋は、鬼柄の鍛え抜かれた拳の前では、もはや何の防御壁も成さなかった。
胃袋が押し上げられ、反射的に口から吐き出される、胃液。
あまりの苦しさに、思わず両手で腹を抱えこんだまま、内股で背を向ける紗依。
「いけませんねぇ。敵前で背を向けるのは」
発せられる嘲りの言葉と同時に、紗依の頭に走る刺すような痛み。
鬼柄は紗依の髪を掴み、無理矢理上体を起こさせる。
「どこに行くんですかねぇ?」
紗依は苦痛と悔しさに歯を食いしばり、悪あがきと言わんばかりに、鬼柄の顔面を目掛けて肘鉄の準備をする。
しかし、その憤りの眼差しは直後、絶望へと変わり果てる。
「……はっ」
目を見開き、声も無く口を開ける紗依。その口からは、透明の粘液がだらしなく垂れ下がる。
豊に育った重量感のある乳房の真下からは手が生えている。鬼柄の拳は紗依の肋骨の下、鳩尾に残酷な形でめり込んでいた。
「げぇぇ……」
遅れて訪れた胃の蠕動(ぜんどう)運動。
紗依は口から黄土色の液体を撒き散らしながら、床に両膝を付き、そのまま尻を突き上げた形で床に蹲る。
「あはっ、げほっ、げほっ……」
無防備になるや否や、紗依の頭を踏みつける鬼柄。
「もう、おねんねですか?あっけないですねぇ……」
小刻みに痙攣する紗依を見下ろす鬼柄。その目は優越感とはまた違う、濁った光を放っている。
鬼柄の股間は異様な形に膨らみ、彼は既にサディスティックな暴力教師へと変貌を遂げていた。
「まだ続けますか?何も答えないなら、続行と見なします」
紗依はまだ闘う意志はある。腹の中で荒れ狂う痛みが、彼女の行動を抑制してしまっているのだ。
「まあ、女性に鳩尾は可哀相でしたねぇ。立てるようになるまで待って差し上げます」
鬼柄はぐりぐりと、足の裏で紗依の頭を床に押し付ける。その足を掴む紗依。
「ほほう。まだやりますか。いいでしょう」
頭を圧迫していた力が抜けると、紗依は鬼柄の脚を掴みながら、岩をよじ登るクライマーの如く、一手一手を噛み締めながら立ち上がる。
「このまま終われません」
鬼柄の股間目掛けて進む膝蹴り。
鬼柄は手のひらでそれを止めると、ガッチリと脇に脚ごと抱え込み、間髪入れず、紗依のどてっ腹にアッパーをねじ込む。
「ぐ……えっ」
「脚を上げた状態は効くでしょう?」
涙を流しながら口をぱくぱく開ける紗依。乳房を鷲づかみにし、感触を確かめる。
「非常に柔らかいですねぇ」
そして、勢いをつけて壁に向かって前進する鬼柄。
302暴力と教師 7/8:2011/07/20(水) 01:03:36.07 ID:KiHOUy6d
「がはっ……」
鬼柄の肩と壁に鳩尾を挟まれ、肋骨と心臓に衝撃を受けた紗依は咆哮を上げた。
鬼柄が開放すると、紗依は壁に額をつけ、腹を押さえながら、えづく。
「おええぇ……」
空っぽになった胃袋は、黄色い粘液のみを吐き出す。顎から垂れる汗、涎。
辺り一面に散らばった、唾液、汗、胃液と消化物。屋上前ホールは紗依の体液と汚物にまみれていた。
「大分、床を汚しましたねぇ……。後で掃除はきっちり行なってもらいますよ」
力なく床に腰を下ろそうとする紗依。しかし、それは誰も予想だにしない形で止められた。
「ん、ああっ……」
紗依のタイトなスカートを潜り抜け、たっぷりと脂肪を蓄えた、柔らかな尻肉を押し上げるように、股間に乗せられた大きな掌。
「ほほう。やはりTバックでしたか。京極先生のお尻はパンティラインが見えませんでしたからねぇ」
節くれだった太い中指が下着を強引に押し分け、下から現れた花弁の亀裂に潜り込む。
嫌らしく指を動かしながら、肉壁を弄くり回す鬼柄。さらに突き進む指。
「そ、そこは……や、止めて下さい……」
ついに口から漏れた弱音。必死に股間に手をやり、鬼柄の指を抜こうとする紗依。
しかし、その抵抗は全く意味を成さなかった。
鬼柄の手はがっちりと固定され、そこから生える中指はまるで股間に杭を打ち込むかのごとく、根元まで入り込んでいた。
「力が入らないでしょう? 抜きませんし、抜かせませんよ」
さらに、鬼柄は持ち上げるように腕に力を入れる。
その腕力に、紗依の爪先は左右交互に床から離れたり、付いたりを繰り返していた。
悶え、股間から溢れる粘液。鬼柄は笑いながらヤニ臭い息を吐き、紗依の白い耳を甘噛みする。
「どうです?気持ちいいでしょう」
次に、その言葉を裏切るように、鬼柄は残った右手で、紗依の鳩尾に力いっぱい手刀を叩き込んだ。
「ふっぐっ……」
その指先は紗依の肝臓を変形させ、心臓を揺さぶった。
鬼柄はさらにめりめりと手刀を鳩尾の奥まで押し込む。みるみる膨らむ紗依の下腹。
紗依の鳩尾は放射状の皺を作りながら、豊満な乳房、腹筋、白いシャツを巻き込みながら陥没していく。
「うげぇぇ……」
鳩尾を圧迫され、肉壷を犯され、苦痛に声にならない呻き声を上げる紗依。
吐き出す物すらなくなった胃袋。口からは一滴一滴、胃液が雑巾から搾り出された水のように滴っていた。
「貴女はどこをやられてますかぁ?しっかり答えられたら攻撃を止めましょう」
ニタニタ笑いながら、紗依の歪んだ顔を覗き込む。
「ん?どうです?答えられますか?」
「み、み……みぞ……おち。こ、こか……んです」
「鳩尾と?もう一つは違いますねぇ。」
そう言うと、鬼柄はべろっと紗依の頬を舌で舐める。
「おまんこでしょう!」
手刀を力を入れ、より一層奥まで押し込む。そして、中指で肉壁を引っ掻く。股間から垂れる雌汁。
「うんむ……。お、お……まん……こです」
「良く出来ました」
鬼柄は股間から指を抜き取り、手刀を外すと、紗依の臍と鳩尾の間に膝蹴りを入れた。
「ふっげっ……」
303暴力と教師 8/8:2011/07/20(水) 01:04:25.59 ID:KiHOUy6d
床に倒れた紗依は、もはや抵抗する力すら残っていなかった。腹を押さえ、苦しみにごろごろと床を転げ回った。
ベトベトに粘液で汚れた左中指を、味わうように貪り舐める鬼柄。
鬼柄は首に手を持って行き、ネクタイを外すと、紗依の前に屈み、両腕を後ろに縛った。
「手を当てる。手当ては痛みを和らげるといいますからね。これが出来ないと相当辛いでしょう」
鬼柄は腕を拘束され、横転する紗依の臍を力いっぱい爪先で蹴り上げた。
爪先は何の抵抗も無くずっぽりと臍に入り込み、膵臓まで到達した。
「ごえぇ……」
回転しながら転がる紗依の身体。うつ伏せになって止まると、苦しみを逃すすべを失い、
口から唾と胃液を撒き散らしながら、腹を床に打ち付けたり、離したりしながら苦しみ悶え始めた。
床に潰され、行き場を失った乳房が、身体の横からはみ出る。
「ぐへっ、べへっ、あがっ……」
「苦しそうですねぇ。まるで芋虫です……」
鬼柄は紗依のわき腹を蹴りながら、股間のチャックを開け、中から硬く膨張した肉棒を取り出した。
「私もそろそろ限界ですよ……」
鬼柄は蹴るのを止め、しゃがむと、肉棒を扱き始めた。
未だ苦しみにのたうち回る紗依。自慰を行なっている鬼柄の姿など、気にする暇も無い。
オーガズムを迎えた鬼柄は、紗依の髪を掴むと、その肉棒を口の中に勢い良く突っ込んだ。
「証拠が残らないように、しっかり飲み込んでくださいよ」
そして、鬼柄は紗依の口腔内に白い液体を惜しみなく放った。
「んぐごぉ……」
紗依は生臭さに戻しそうになるが、無理矢理顎を閉じられ飲み込まされる。咽頭を通り過ぎる生暖かい液体。
「よく聞け。約束通り、鎖野には退学してもらう。お前の傷も何か聞かれたら全て鎖野がやったと言え」
「私の名前は一切出すな?分かったか?次はこんなもんじゃ済まないからな!」
突然口調の変わった鬼柄は、紗依の頭を床に叩きつけるように放すと、腕に縛られたネクタイを解く。
「お疲れ様でした〜。もう一度言いますが、掃除はしっかり行なってください」
汚物体液にまみれ、初めて味わう屈辱に涙を流す紗依。
ネクタイを首にかけ、片手をぶらぶら掲げながら鬼柄は立ち去った。

鬼柄は手に残った柔らかい雌の感触。悶え苦しむ紗依の姿を思い出しながら、満面の笑みを浮かべ、階段を下りる。
階段を下りた終えた時、その笑顔を打ち消す、耳を劈く様な叫び声。
「ぎゃあああ」
慌てて声の主を辿る鬼柄。
廊下の突き当たりから現れたのは、土足のまま額から血を流し、左腕をへし折られた鎖野だった。
そして、その後ろから現れた人物は
「き、君は……」
形相を変え、全くの別人と成り果てた充井だった。手には金属バットが握られていた。
304名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 01:05:53.32 ID:KiHOUy6d
尚、上記物語の登場人物は全て架空の人物です
ありがとうございました
305名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 06:58:58.98 ID:DOiBdxmi
腸興奮GJ!
定期的にこのスレには職人が来るもんだから侮れないw
306名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 13:58:46.69 ID:XjLSZVwR
GJでした!
かなり興奮したよ


>>293
あの人舌ピアスそんなに露骨にアピールしてたかな?
前にツイッターで「タトゥーやピアスは見せびらかすもんじゃないと思う」ってつぶやいてたのは覚えてるけど
307名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 15:59:03.16 ID:NP7UX8yg
>>304
GJです!
308名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 17:26:29.10 ID:XjLSZVwR
55氏のピアスはヤンキーってより、ナルシーの一環だと思う。
ギターやウイスキー、外国ブランドが趣味ってのも如何にもだし、「やっと綾に会えた…」とか「シオンちょっと来てー」とか言うのは自分に酔ってる証拠だろ
309名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 18:29:46.95 ID:rwOKRBNB
作品の内容ならともかく、作者の内容をとやかく言うの止めようよ。
310名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 19:26:48.60 ID:ww2OqgRS
>>308
確かにそうかもね。
ヤンキーなら威嚇や自慢風なかっこつけで見せびらかすけど、ナルシスト系なら中二的にこんな事してる自分カッコいいで済むから
見せびらかす必要はなさそうだしね。
311名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 20:20:51.32 ID:XjLSZVwR
ギターやウイスキーが趣味だと厨二でナルシーなんだ。初めて聞いたわ。
312名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 20:40:59.39 ID:+8D7XfxY
>>304
容赦のない責めに興奮した!
ナイス投下。
GJ
313名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 21:23:32.19 ID:/nRhWw7v
>>308
一応突っ込んどくけど、55氏の好きなギャルソンもユリウスもアンダーカバーも全部日本のブランドだからな
真面目に働いてお金稼いでる社会人だったら好きなブランドの3つ4つあってもおかしくないと思うが
314名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 21:53:32.53 ID:tvHErVmP
ブログでもイベントでも概ね常識のある普通の人なのに
ピアスの話したからヤバい人だとか、ウイスキーやギターが好きだから厨二病だとか
ほんと大した奴らだなお前らは
315名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 22:00:23.16 ID:DOiBdxmi
まあまあそこらへんでやめておいて
もっとハラハラしましょうや
316名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 22:26:25.37 ID:rtlW63dI
今のところ参加がほぼ決定な人ってだれがいるだろうか。
前回参加者以外でも、考えてる人は何人くらいいるのか・・・
317名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 22:46:48.45 ID:ULskidjG
俺は厨2だったのか
318名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 23:05:16.42 ID:/nRhWw7v
>>316
ほぼ決定はシャーさんくらいじゃない?
319名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 20:46:05.34 ID:3s+/3VOW
>>304
素晴らしい!好みの文章だ
声にならないやられ声に、腹や悶絶の細かい描写がいい!
次回のも楽しみにしてる!
320名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 21:30:32.94 ID:/S4lrJwt
pixivでいい腹パン絵みっけた
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=20465090
今夜はつかいまくるおw
321名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 19:18:16.10 ID:2V38h6eT
そういや腹は災いの本の作者逃げたね
322名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 22:18:33.45 ID:n7t7ezaS
>>321
ねこさんのこと?
何かあったの?
323名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 21:52:34.53 ID:+lFkF4Du
では生存報告がてら、ちょこっと続き

*スカトロ注意*
324腹は災いの元 その5 中編  1/8:2011/07/24(日) 21:53:36.63 ID:+lFkF4Du

薄暗い会場の中、リングだけが四方からのスポットライトで照らし出される。
何とも神秘的な光景だった。
その中心で、女らしい2つのシルエットが睨みあう。
むちりとした健康的なボディラインの芦屋恭子と、
チャイナ服にスレンダーな肢体を包んだ小芳(シャオファン)。


恭子はオーソドックスなキックスタイルで、膝を柔らかく曲げて構えていた。
肩の力は抜けているが、その眼光たるや、俺なら対峙しただけで尻餅をつきそうな程だ。
対する小芳は、前に出した掌でゆっくりと大きな円を描いて待ち受けていた。
ざりっ、ざりっと音がする。
恭子が小芳への距離を詰めはじめた合図だ。
プレッシャーが強まる。2つの制空圏が目に見えるようだ。
格闘技を全く知らない人間でも、リング中央に生じる只ならぬ空気を感じ取れるだろう。

恭子も、小芳も、十分にグラビアで通用しそうなほどに綺麗だ。
女子格闘家にしては、という前置きなどいらない。
純粋にファッション誌の表紙を飾れるだけの可愛さを備えている。
今日集まった客のどれだけが、そのルックスを目当てに足を運んだことだろう。
しかし、そういう連中もこの緊迫感を前にして気付くはずだ。
今リングの中で対峙している女達は、ただ見目が良いだけではない。
鍛え上げた正真正銘の格闘家なのだと。

「……せやぁッ!!」
睨み合いの均衡を崩し、恭子が仕掛けた。
むちりとした脚がマットを蹴り、括れた腰が切られる。
当たれば一撃で決まるような鋭い右ハイキック。風切り音に会場がどよめく。
だが小芳は、揺らぐような動きでそれをかわした。
「流石はキックの頂点、強烈ある」
認めるような発言をしながらも、小芳の重心はブレていない。
「っ!」
恭子は若干の驚きを浮かべつつ、戻した右足を軸にしての連打を見舞う。
左のミドルキックに始まる左右の打撃。
肘から先が見えないほどの高速ジャブと、一直線に飛ぶストレートの連打だ。
並みの相手ならたちまち顔を腫らして倒れこむ所だが、小芳はその全てを防ぎきる。
大振りな攻撃は捌き、細かな攻撃は懐へ潜り込む事で威力を殺ぎながら受け止め。

2人の上体が揺れるのに併せ、パンパンパンパンッと肉の弾けあう音が響く。
「す……すげぇ、どっちの手も見えねぇぞ……!?」
「恭子のパンチの回転もやばいが、あの中国女もそれ全部見切ってるな……」
「……ハイレベルすぎんだろ、女なのに……」
いきなりの激しい打撃戦に、会場のどよめきも大きさを増していく。
325腹は災いの元 その5 中編  2/8:2011/07/24(日) 21:54:27.36 ID:+lFkF4Du

打ち合いは一見小芳が押されているように見えるが、実際にスタミナを多く失っているのは恭子の方だ。
それは2人の表情の変化ではっきりと解る。
「…………ハッ、ハァッッ……!!!!」
数十の手を合わせた頃、恭子が呼吸の限界を迎えて距離を取った。
苦しげなその顔には、信じ難いという色が浮かんでいる。
それもそのはずだ。
女子キック界の至宝と呼ばれた恭子が雨あられと打撃を浴びせたにも関わらず、
小芳は少し汗を掻く程度で、最初からほとんど変化がない。
攻撃を捌いた数も相当だが、捌き切れずに脇腹や手足で受け止めた数も相当だろう。
いくら根元で受けてダメージを減らしたとはいえ、倒れてもおかしくないのに。

「小芳が何故平気か、気になるあるか?」
小芳は微かな笑みを浮かべながら恭子に問う。
汗まみれで目を細める恭子を一瞥し、小芳は自らの腹部を叩いた。
「それは小芳が、外功だけじゃなく内功もよく練ってるお陰ね。
 氣も使えない人間が咄嗟に出すような攻撃じゃ、ビクともしないある」
小芳は完全に恭子を下に見る口調で告げる。
当然、その態度は恭子のプライドに火をつけた。

「舐め……ンなっ!!」
恭子は呼吸も十分整わない状態のまま、
小芳に殴りかかる。
明らかにさっきよりキレのない動きだ。それを小芳が見逃す筈もない。
殴りかかる恭子も、身を沈める小芳も、そのどちらもがスローに見えた。
伸びきった恭子の拳が小芳の横をすり抜け、小芳の脚が踏みしめられ、腰が切られ、掌が恭子の腹部に宛がわれる。
恭子の目が見開かれる。
そして次の瞬間、世界は急激に加速した。
くの字に折れた恭子の身体が、車にはねられたようなスピードで吹き飛んだのだ。

「……ッあ゛、があぁああ゛っ!?
 う゛お゛っ、ゴッ、ゴボッ……!!うおお゛…ォぉお゛ッ……!!!!」

恭子は喉を握り潰されたような声で呻き、腹を抱えながらマットを転げ回る。
受けたのは、恐らく中国拳法の『発勁』と呼ばれる技だ。
対象の内部にまで浸透すると言われるそれで、見事に腹筋をぶち抜かれたのだろう。
恭子の苦しみようは、それは大変なものだった。

「おごほっ、んん゛ぉッ!!ごほおぉっ……!うう゛、ゲボッ……お、お゛おヴ……!!!」

恭子は開いた口から涎を吐き、閉じた目に深く皺を刻んで悶え苦しむ。
明らかにボディを打たれた時とは違う、内蔵へ直接ダメージが通った反応だ。
「あーあ、一発でこれ。内功が全然あるな」
チャイナ服の小芳は、スリットに強調された脚で悶絶する恭子を跨ぎながら溜息を吐く。
そして悠然とコーナーへ向かい、待ち構えていた西浦マキとハイタッチを交わした。

「……けホっ、え゛ほっ……!!」
震えながらも何とか膝から立ち上がる恭子と、万全の西浦マキ。
因縁の再対決は、極めて不公平な状況下で始まった。
326腹は災いの元 その5 中編  3/8:2011/07/24(日) 21:54:58.14 ID:+lFkF4Du

「こうしてタイマンで向かい合うのも、随分久しぶりねぇ、恭子?」
マキは薄らと笑みを浮かべながら、恭子の周りを歩み始めた。
ちょうど獲物を駆る獣のようだ。
「ぐ、う……クソ……!!」
まだ足元のおぼつかない恭子は、その円状の動きについていけない。
「……延髄、貰った!」
結果、背後からのマキの飛び蹴りをまともに喰らう嵌めになった。
「うぐああっ!!」
叫び声が響き、肉感的な太腿がマットに崩れ落ちる。

「……ふふん。小芳、あれちょうだい」
「はいな!」
倒れた恭子を見下ろしつつ、マキはロープ外の小芳からボトルを手に取った。
「……っ!! 恭子、やつら何か企んでるよ!しゃんとしな!!」
あおいさんがロープを掴みながら声を張り上げる。
恭子はタッチの届かないリング中央で倒れているため、あおいさんとて何もできない。

場の注目を集める中、マキは受け取ったボトルの中身を口に含む。
飲んでいる訳ではなく、口の中に溜めているだけのようだ。
そうして頬を膨らませたマキは、ボトルを持った腕で恭子の首を固定し、
もう片方の手で恭子の鼻を摘んで呼吸を阻害する。
「ふあっ!!」
まだ息の上がっている恭子は、口を開いて息を求めるしかなかった。
「……んふふ」
その桜色の唇へ、にやけたマキの唇が近づく。
次の瞬間、その唇からふうっと毒々しい紫色の飛沫が噴き出された。
それは当然、開かされた恭子の口内へと入り込む。
恭子の喉が、ごくん、と音を鳴らして飛沫を飲み込むのが見えた。

「うわ、何だあれ!?エグい色してんぞ」
「出たよ、マキの18番、“ダウナーキッス”!
 何なのか知らねえが、あの霧を飲まされっと相手の動きが鈍くなるんだよな」
「あのセミロングの姉ちゃん、モロに飲んじまってたぞ。大丈夫かよ……?」

観客席からざわめきが聞こえてくる。
その中で、マキはもう一度ボトルの中身を口に含み、恭子の口内へと噴き掛けた。
ごくん、と恭子の喉が鳴る。
マキはそれを満足げに観察し、恭子を乱雑に放り投げた。
同時に手にしていたボトルもリング外へと投げ捨てる。

「うおえ゛っ……!マ、マキてめっ……何、飲ません、だよ……!?」
恭子が喉元を押さえながらマキに問いかけた。
「なぁーに、そのうち解るって。ビビらずに来なよ、元チャンプ!」
マキは軽快にステップを刻み、指で立って来いと挑発しながら笑みを浮かべる。
「ぐっ……!」
公衆の面前で挑発されたプロレスラーは、事情はどうあれ受けて立つしかない。
恭子は立ち上がって構えを取る。
そしてその身に起きた異変は、マキの言葉通り、やがて明らかとなるのだった。
327腹は災いの元 その5 中編  4/8:2011/07/24(日) 21:55:23.40 ID:+lFkF4Du

リングの上で、再び2つの影が構えを取る。
今度はどちらも膝を曲げ、腕で顎を守るキックボクシングの構えだ。
「シッ!」
恭子のローキックが走り、マキの腿に当たってパシィンッと小気味良い音を響かせる。
音だけでその強烈さが伝わり、ドーム内が三度どよめいた。
マキも身体を崩して顔を顰めている。
しかし彼女も鍛え上げたキックボクサー、簡単には退かない。

「い…ったいなぁ!!」
怒りを拳に込めてフックを振るい、スウェーでかわした恭子の腹へ目掛けて前蹴りを突き出す。
腹部を突き出したスウェーの状態では、その前蹴りをかわすことは不可能だ。
しかし、恭子に焦りはない。
「見え見えだよっ!!」
恭子は仰け反ったまま裏拳を振るい、前蹴りの膝部分を打ち払った。
そしてその円運動にスウェーを戻す勢いまで加え、強烈なミドルをマキのボディに叩き込む。
「ぐぇあごっ!!!!」
奇妙な呻き声と共に、マキの身体がくの字に折れて後退する。
その前方で、恭子は息を吐きながら悠々と構えを戻した。

「ぐうっ……流石にやるねぇ。キックじゃ勝ち目薄いかぁ」
マキは腹を押さえながら立ち上がり、構えを取り直す。
「ふん、今さら解ったわけ?」
恭子も構えを取りながら、マキに余裕の笑みを見せた。
互いに腰を落とした格好。そこから行われるのが真っ当なキックボクシングなら、
万に一つも恭子の負けはないだろう。
だからこそか。マキはそこで、相手の虚を突く行動に出た。

「……うあ!?」
ドームに恭子の叫びが響く。
見れば、俺が一度瞬きする間に、マキが恭子の前髪を掴んでいた。
髪を狙っての行動など恭子の意識になく、避けられなかったのだろう。
「い、いぎぎ!や、やめっ……!!」
髪を掴まれる痛みは流石に耐えがたいらしく、恭子は顔を歪ませて苦しむ。
それを巧みにコントロールしながら、マキが口元を緩める。
ズン、と強烈な膝蹴りが叩き込まれた。
「げはっ……!!」
恭子の口から唾液が吐き出される。
さらに、ズン、ズン、と痛烈な膝蹴りの連打。
それもただの膝じゃない、サンドバックで鍛えられたキックボクサーの鋼の膝だ。
「お゛うっ、んごぉっ……!!!」
恭子はさらに苦悶の声を低め、内股に脚を合わせる。
328腹は災いの元 その5 中編  5/8:2011/07/24(日) 21:55:56.89 ID:+lFkF4Du

「容赦ねぇ……髪の毛掴んだまま膝地獄かよ。女って怖いね」
客席から漏れる呑気な感想とは対照的に、リングの恭子は追い詰められていた。
小芳に発勁をぶち込まれた腹へ、今また鋼の膝蹴りを喰らい続けているのだ。
逃れようにも、髪を掴まれているのは圧倒的に不利だった。

マキの曲がった膝が宙に浮かび、斧を叩きつけるように恭子の腹筋へ捻じ込まれる。
「ッく、……ごおぉっっ……!!」
恭子は身体をくの字に曲げて衝撃を逃がしたい所だが、マキがそれを許さない。
髪を掴んで無理矢理に引き起こすものだから、伸びきった恭子の身体へ深々と膝がめり込んでしまう。
薄っすらと割れた腹筋を破って沈み込む、硬い膝。
恭子の艶のある腹肉が内へ捲り込まれていくのが見て取れた。
「あ゛っ、かはっ……!!」
瞳は苦しげに細められ、大きく開かれた口からは唾液が零れる。

「どうしたのぉ?前みたいにお腹つっぱらせて効かねぇな、って言えばぁ?
 それともラミアに負けたショックで、プライドと一緒にご自慢の腹筋まで劣化しちゃったのぉ?」
マキは嘲りながら膝を力強く打ち付ける。
恭子の手はそれを阻もうとマキの腿へ乗せられるが、結局脚の力に敵わず押し切られてしまう。
そしてまた揺れる肢体。
脚は内股になったまま膝をすり合わせ、ホットパンツの股部を内腿へ食い込ませるほどになっていた。

「へへ、あいつパンツがもうキツキツになってやがんぜ。
 よっぽど力入れて踏ん張ってるんだろうなぁ、小便堪えるみたいによ」
「ああ、太腿が膨れててエロいねぇ。おまんこも相当締まってるぜぇ、ありゃあ」
「ガラ悪いけど顔は真面目っぽくて可愛いし、抱きたいねえー、ああいうタイプ。
 キック時代とかの早くから知ってりゃ、オナネタに困らなかったのにな」

客席からの野次はますます品のないものになっている。
俺は流石に憤りを覚えて声のする方を睨んだが、リングの外は薄暗くて顔も解らない。
ただ観衆の異常な熱狂振りが、その前傾姿勢と共に窺えるだけだ。
そして、俺が観客の野次に気を取られている間に、リングの上ではさらに尋常でない事態が起こり始めていた。
329腹は災いの元 その5 中編  6/8:2011/07/24(日) 21:56:38.60 ID:+lFkF4Du

髪を掴まれたまま膝地獄に遭い、何発の膝蹴りが恭子の腹に叩きこまれただろう。
内股で苦悶し続ける恭子は、そのうち極度の苦しみに麻痺したように反応が鈍っていたが、
ある時点から再び激しく悶え始める。
「あうお゛お゛っ!!や、やべ……おだが、、も、やめ、えぇえ゛っ……!!!」
腹筋を叩かれ続けて発声もままならない状態で、恭子が必死の訴えを始める。
腹部の守りを捨ててまでロープに手を伸ばしもするが、
マキは髪の毛を掴みながらそれを巧みに引き戻してブレイクを阻んだ。
「おなが……おなが、があっ……!!」
移動を封じられた恭子は、再び片手で腹を押さえて苦悶する。
ただし今度は、そのもう片手が腰を回り……尻肉の辺りに宛がわれた。
そう、それはまるで……

「オイ、もしかしてあの子、クソ漏れそうになってるんじゃねえのか!?」
「そういや、前にもあったぞ!西浦がこないだ戦った元キャバ嬢のレスラーも、
 試合中に下痢便漏らして一気に評判落としたんだ!」

その客席の声を肯定するかのように、恭子は額に脂汗を浮かべて腰を揺らす。
硬い膝蹴りを叩き込まれると、一瞬目を見開いて舌を吐き出した後、すぐに表情筋を内へ戻すように強張らせる。
限界は明らかに近かった。
よくよく聞けば、恭子の腹部から、クルル、クルルゥ……と水っぽい鳴りがしているのも解る。

「へへ。客もいい加減解ったみたいだねぇ、アンタが下痢腹になってるってコト。
 アタシの“ダウナーキッス”を二発も食らうのがもう馬鹿なんだよ。
 崖っぷちだね恭子、リングで漏らしたりしたら、レスラーどころか女としてももう終わりだねぇ」
マキは侮りきった口調でそう告げ、ようやく恭子の髪を離した。
恭子は前髪にホイップのような癖を付けたまま、あえなくその場に崩れ落ちる。
「う……ぐうぅ、う……!!」
片手で腹部を押さえながら、もう片手で這うようにしてロープに近づく恭子。
その背中を笑いながらマキが踏みつける。
「ぐぅ、ああ゛……!!」
腹部をマットで押し潰された恭子が苦悶の声を上げた。しかしそれでも、恭子はロープ際へ這って行く。
「恭子っ!!」
そのロープ際で、あおいさんが手を伸ばしていた。
恭子の顔に救いの色が浮かび、弱弱しく、しかし確かにタッチを交わす。
その瞬間、あおいさんはレオタードに包まれた身体を跳躍させた。
330腹は災いの元 その5 中編  7/8:2011/07/24(日) 22:00:10.93 ID:+lFkF4Du

軽々とトップロープを飛び越え、あおいさんがリングに降り立つ。
そして恭子を痛めつけるマキへ強烈なビンタを喰らわせた。
ビシィンッという、恭子の蹴りをも上回る音が響き渡る。
「あが……っ!!」
マキは一言そう発し、棒のように倒れこんだ。何という強烈なビンタだろう。
「おおおっ、待ってたぞ臥龍小町ーー!!」
「やれ、やっちまえ梅咲ーー!!」
リングインでたちまち大歓声が沸き起こるのも、流石と言うほかない。

「良いトコで邪魔させないね!」
小芳がリング外へまろび出た恭子に襲い掛かろうとするが、
あおいさんはロープの間をすり抜けるようにしてその小芳へタックルを喰らわせた。
「恭子、こいつらはあたしに任せな!」
あおいさんが小芳を押さえつけながら叫ぶ。
恭子は腹を押さえたまま済まなそうに頷き、よろけながら客席の間を駆け上がる。
俺は席を立ってその姿を追った。

「恭子!」
俺の声に、恭子が苦しげな表情のまま振り返る。
顔色は悪く、汗も酷い。言葉を出す元気はないようだ。
「どけ、どいてくれ!!」
俺は黙って群がってくる人垣を押しのけ、恭子が通路奥のトイレまで辿り着く道を確保する。
ルミもゴリラのような力で通路確保を手伝ってくれた。
それでも何十人と押し寄せる客の全員を振り切る事はできない。

「も、だめ……!!」
女子トイレのドア付近で競り合う中、恭子の便意が限界を迎えてしまう。
何とか個室には入ったものの、ドアを閉めるのが間に合わず、衆目の前でパンツをずり下ろす恭子。
「やだぁ、見ないで、見ないでよぉっ!!」
中腰のまま白い臀部を晒し、ホットパンツの淵に指を掛けた状態で恭子が叫ぶ。
ぶりゅっと音がし、その太腿の間から茶色い飛沫が溢れた。
観客は奇声に近い興奮を表す。

「おおおおっ、芦屋恭子のトイレシーンだ!」
「うお、出てる、出てる!汗まみれでクソしてるのって、何かエロいなー。
 元々のボディラインがエロいからかなぁ」
「ああ、エロい。……うっへへ、涙眼で睨んでくんの、まじ可愛いー!」
「ほんっとむちむちのイイ太腿してるわー、寝技かけられたい」
「いつもはヤンキーっぽい口調なのに、こういう時は普通に女の子なんだな」
331腹は災いの元 その5 中編  8/8:2011/07/24(日) 22:01:40.96 ID:+lFkF4Du

散々歓声を浴び、恭子は半ベソを掻きながら恥辱の排便を終わらせた。
トイレを流し、手を洗って髪を整えた後、つかつかとこちらへ歩み寄る。
そして、
「バカ!」
「最低!!」
「変態っ!!!」
醜態を目にした男を真っ赤な顔で罵りながら、その頭をはたいていく。
喰らう観衆達は痛がりながらも嬉しそうだ。

その制裁を終えた後、恭子は肩を回してトイレを出る。
「……試合、戻れるか?」
俺が心配になって問うと、恭子は不機嫌な猫のような瞳で俺を睨みあげた。
「当ったり前じゃん。やられっぱで終われるか!」
そう吐き捨て、意気込み十分に歩き出す。
その後姿は何とも頼もしく、プロのレスラーらしい気高さがあった。

「恭子ちゃん、頑張れよー!」
「負けんな、クレイジータイガー!!」
先ほど頭をはたかれた連中も、恭子へ熱心な声援を送る。人気も本物だ。
声援に少しぶっきらぼうに手を振りながら、恭子はリングへの道を降りていく。
だがその進む先は、やはり不穏な空気が支配していた。

煩すぎる。
試合の熱狂とは違う、ひどく下卑た叫び声のせいで……。



                   続く
332名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 22:17:28.32 ID:tDJpxRQv
>>331
寝るまえにスッキリ使わせてもらいますねw
333名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 05:34:10.64 ID:SETwRGvI
残念賞
334名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 20:33:34.84 ID:SETwRGvI
おまえら本当に職人けなすの好きだな
335名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 21:24:55.49 ID:6fT6l8Pr
336名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 22:06:29.14 ID:SETwRGvI
携帯だからID被りやすいんだよ
馬鹿ばっかだなほんと
337名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 23:16:44.35 ID:E861zYjN
>336
おぬし・・・
338名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 23:16:59.25 ID:5wimS8XP
苦しすぎる言い訳
339名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 23:31:10.40 ID:TMpKaTQF
>>336の人気に嫉妬
340名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 23:44:59.60 ID:idi+SVU1
まぁ腹は災いの元の作者がやる気無くしたのは事実
341名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 07:07:45.83 ID:LfxWQAuj
最近つまらんからクビで良いよ
342名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 18:45:44.71 ID:SgOStGtC
>>323
スカトロ属性は無いから今回は遠慮させて貰ったけど、投下乙でした。
最近変なコメントも沸くようになったけど、それだけこのジャンルも人が増えたって事かもしれない。
気にせずまた投稿して下さい。
出来れば次はスカ無しで!(笑)
343名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 23:48:56.10 ID:p+ijYgck
腹パンチ合作本発売決定だとさ
サンプル見たけど、やっぱ55氏はすげぇわ
文章力どうこうより、あのダークな世界観の出し方が上手い
344名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 00:49:12.07 ID:vgjtKBNo
>>343
その人の情報とかかなりどうでもいい
ぶっちゃけその人が話題になって来た頃から荒れ易くなった気がしてるし、かなり辟易している
345343:2011/07/28(木) 00:52:48.34 ID:Q49N7a6x
普通に感想言ったつもりだったんだが・・・
なんかごめん
346名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 00:58:14.81 ID:WV3eCeU8
>>343
個人的には、大して美味しいわけじゃないのにいつも行列ができてる飲食店。っていう印象。
347名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 01:51:37.18 ID:PyvHLXeb
あの人なんで最近になって急に理由もなしに叩かれるようになったの?
何かあったの?
348名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 02:09:40.74 ID:/1cMgYp4
そもそも理由もなしにここで話題になったのがおかしいと思うんだが。
過去に投下もナシにポンポン話題が出てるから何かと思って見に行ったら、
他人が描いた挿絵だけが絶品だったという肩透かし・・・。
349名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 02:56:57.18 ID:RbLU5SQS
確かにSS投下もしてないのにブログ更新の度に信者達がここで報告するのはウザかった
55氏自体は好きでも嫌いでもないんだけど
350名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 04:08:58.23 ID:AM8B1jWd
同人誌出るなら買ってもいいかな。
351名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 08:38:03.14 ID:Gvs5dzuo
>>347
2chで信者が宣言しまくるから
352名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 12:59:54.67 ID:bnf8B20p
行列ができてる=人気がある・・・とは思うんだけど。
「大して美味しい訳じゃない」とはいうが、味覚は人それぞれなわけさ。
「100人中100人が美味いと感じるものでも、自分はそうでもない」なんてよくあること。
要は、人気があるのは確かだけど自分は好みじゃない・・・ていう、完全に好みの問題だけの話。
それを否定するわけでは断じてない。勿論、こんなこと書いてる自分にだって好き嫌いはある。

でも、好みじゃないなら、自分の好みの店にただ通えばいいのであって、わざわざ店に出向いてまで
「不味いんだよ!俺ぁ好きじゃないんだよ!!」
というのは、そこにいるお客さんと店主方々の気分が害されることになる。

そういう意味では、たしかにその信者も不味い事をしている。
よく言えば「自分の好みをわかってもらいたいだけ」でも実際は「押し付けがましい行為」
個人の活動なんて報告せずとも、ここの住人たちなら多分好きなように自分の巡回ルートを
みつけてる筈だし。好みじゃないのに「これ美味いから!マジマジ!分かれよ!?」と言われれば
確かにいやだし。
今回やるみたいな腹パンイベントの詳細報告とかなら、大歓迎だけども。
353名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 14:59:23.32 ID:tbP4CshJ
氏は基本的にここの職人じゃないんだから、大衆食堂で毎日よその個人店の勧誘やってるようなもんだろ。
好み以前に常識を疑うマナー違反っぷりだ。
354名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 16:23:24.49 ID:sVnwFIy/
まあよその個人店の商品なら買わなくていいんじゃね?
漫画もおまけでついてくるみたいだけど。
355名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 21:05:23.65 ID:tbP4CshJ
俺は一応あそこが出来たあたりからずっと見てるけど、最初は静かだった。ただテンツが来てからおかしくなった気がする。
あいつ自身もリョナ2に宣伝したり、ここにも「香ばしい奴」とかの書き込みが増えた。
356名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 22:05:38.00 ID:cYei4yV7
やたら宣伝しまくる信者がいると、作者が自演してるように見えるから自重しなさいってことだろ
さらに販売始めた途端にそういうのが増えると、もう作者が金の亡者に見えて
名前見るたびに嫌悪感が湧くようになるからやめてほしいんだな
357名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 22:06:16.04 ID:yc2SkY/Q
投下します

※グロ、嘔吐、スカトロ、マジキチ、その他エグイ描写満載なので閲覧注意。
358壊したい腹:2011/07/28(木) 22:06:50.47 ID:yc2SkY/Q
 朝のホームルームは、いつもであれば生徒の談笑が絶える事なく教室に響いている。
 しかし、今日に限ってどういう訳か、誰一人声を発することなく沈黙している。
 生徒が全員出席しているにも関わらず、だ。
 恐らくその原因は、担任の教諭に呼ばれて教室に入ってきた女生徒にあるだろう。

 扉を開いて入室してきた女生徒が背筋を伸ばし、緩やかな挙措で教壇の脇まで足を進めると、感嘆の溜息を漏らす声が聞こえた。
 身長は目測で154センチ。
 黒蜜を塗りこんだように輝く長い黒髪をアップにしてかんざしで留め、こめかみから頬に垂れる髪を檀紙で束ねた奇抜な髪型。
 一重瞼ではあるが、くりっとした大きな目に卵型の輪郭、低くて小さい鼻は、まさに古典的な日本人女性の美質をことごとく一身に備えた容貌である。

 現代の美人からは定義が外れるものの、それでも同性異性を問わず目を惹き付けてしまう魅力を彼女は孕んでいた。

 その少女が教壇脇で立ち止まり、生徒達の方へ身体を向けると、担任が機械的な動作で黒板に文字書いていく。
 ――結崎朱恵(ゆいざき しゅえ)
 それが転校生である彼女の名であった。
「じゃあ朱恵さん、自己紹介よろしくね」
「はい」

 担任の言葉に、短かな返事で応じると、すぅっと小さく息を吸い込む。
「えーと……皆さん初めまして。結崎朱恵いいます。両親の仕事の都合でこちらに越してきたさかい、右も左も分からへん粗忽者やけど、よろしゅう」

 緊張した面差しで紡ぐのは、はんなりとした方言――いわゆる京都弁。
 語尾が下がる独特のイントネーションで自己紹介を述べた後、朱恵は身体を九十度折る。
 育ちがいいのだろう。
 一挙一動に気品が感じられ、礼を一つ取っても雅やかさが滲み出ていた。

 身体を元に戻すと、朱恵は肉感的な唇を三日月に吊り上げ、微笑を浮かべる。
 それを見た男子生徒の一人が、まるで魅了の魔法でも掛けられたかのたように朱恵から視線を外せなかった。



            ×            ×



「ねぇねぇ、結崎さんは京都のどのへんに住んでたの?」
「うちは祇園の花見小路ってとこに住んどったよ。近くに四条大橋が掛かった鴨川が流れとって、ほんまええとこや」
「そのかんざしってどこで買ったの? やっぱり高かった?」
「四条河原町の高島屋で買うたんや。無銘もんやから安かったで」

 ホームルームが終わり、休み時間になると朱恵の席周りには女生徒が集まってひっきりなしに質問を繰り返していた。
 ありがちな光景といえばありがちな光景だが、慣れない環境の中で凄まじい質問責めは些か酷であろう。
 しかし、そんな状況であっても朱恵は嫌な顔一つしない。
 相好に微笑みを貼り付けたまま質問にしっかりと答えている。

 朱恵がこの教室に入ってからまだ一時間も経っていないというのに、彼女はすっかりクラスの雰囲気に馴染んでいた。
 だが……彼女に向けられている視線は決して好意的なものばかりではない。
 朱恵を囲む輪を、さも面白くなさそうな表情で見つつ腕を組んでいる一人の女生徒がいた。
359壊したい腹:2011/07/28(木) 22:07:49.38 ID:yc2SkY/Q
 キューティクルが失われるまで髪を漂白した結果、茶髪に染められた髪は根元から毛先がぼろぼろ。
 サイドと襟足には赤いエクステを垂らし、軟骨と耳朶、合計三ヶ所をピアスで装飾している。
 その少女は今まで憮然とした表情で朱恵を睨みつけていたのだが、やにわに彼女の席へと足を進め、輪を作っていた女生徒数人を強引に押しのける。
「朝からちやほやされて大層気分がいいだろうねぇ……新入り」

 女にしては随分とドスの効いた声音で吐き捨てると、女生徒は朱恵の座る席の正面に立った。
 アイラインをガン引きしてカサゴのヒレのように長い睫毛を付けた双眸は炎火の如く燃え盛り、艶めいた光沢を放つリップグロスを
塗った唇からは怒りの呼気が漏れている。
 不機嫌さを隠す気は更々ないらしい。

「……? 何やのん、この娘?」
「ちょっと……結崎さん!?」

 物怖じした様子もなく隣の女生徒に闖入者を指差しながら朱恵が質すと、真横にいた女生徒が顔色を失って慌てふためく。
 周りの少女達もまた、彼女を見て一斉に怯えあがっていた。
「ダメだよ結崎さん、根宮さんを刺激しちゃ」
 真横にいた少女が掌で口元を隠しながらそっと耳打ちする。
「根宮さん、かなり暴力的で喧嘩っ早いから関わると酷い目に合うよ。あの人に殴られて入院した生徒もいるし、先生も手が付けられなくて怖がってるんだから」
「へぇ……そうなんや」

 女生徒の言葉を聞いて、朱恵の口元が邪に歪む。
 彼女は改めて横柄な態度で自分に接してきた少女――根宮祐海(ねみや ゆうみ)を爪先から頭頂まで、じっくりと見ていく。
 瞳には新しい玩具を手に入れた子供のように無邪気な光を孕ませて。

「なに見てんだよ?」
「あぁ、かんにんえ。根宮さんの格好があんまりにもえづくろしゅうて見入ってしもたんや」

 祐海の問いに鼻で嗤いながら嘯く朱恵。
 瞬間、朱恵の周りが凍りつく。
 えづくろしい……端的に言えば、ごてごてしていて不快。または下品という意。
 関東在住が大半を占める生徒達には言葉の意味が分からないが、朱恵が露骨なまでに祐海を挑発しているのには全員が気付いた。
 言われた本人もまた、朱恵の声音を聞いてどういう訳かを察する。
360壊したい腹:2011/07/28(木) 22:08:39.91 ID:yc2SkY/Q
「……」
 しばらくの間、口を開けて呆然としていた祐海だが、やがて眉間に青筋を隆起させ、顔を怒りで歪めていく。
「吹いてんじゃねぇよ! クソアマ!!」
 叫びが室内の大気を震わせた刹那、鈍い音が響き渡った。
 祐海が拳を振るい、朱恵を殴ったのだ。
「あっ!!」
 それを見咎めた女生徒たちが一斉に驚きの声を上げる。
 殴られた本人は、顔を横に向けたまま動くことなく静止。
 絹のように白かった頬が炎症を起こし、赤く腫れ、唇の端から鮮血が滴り落ちる。
 恐らく、先刻の殴打で口腔を切ったのだろう。

「てめぇ……放課後四階の女子トイレに来い。ここのしきたりを教えてやるからよ」
 未だに収まりがつかないであろう祐海が声を震わせて言った。
 それを聞いた朱恵が、殴られたばかりなのにも関わらず、一笑してから祐海に顔を向け、椅子から立ち上がる。
「ええよ。ほんなら御指導のほど、あんじょう頼んます」
 滴る血もそのままに、朱恵は再び笑みを浮かべて優雅な語調を変えることなく言葉を紡ぐ。
 しかし、その笑みは……獲物を捕らえた狩猟者の如く残忍で獰猛なものを含ませていた。
 鋭い視線を交錯させ、見えざる鍔迫り合いを展開させる二人を前に、ただ生徒達はうろたえることしか出来なかった。



            ×            ×



 授業の全課程が終了すると同時に、朱恵は四階の廊下を歩いて指定された女子トイレに辿り着く。
 どこの学校にもある強化ガラスを嵌めたスチール製のドアをゆったりとした動作で開ける。
 中に入って周囲を見回すと、洗面所と鏡、個室が向き合う形で三つずつ並んで設えられた何の変哲もない女子トイレであった。
 そのトイレの中で、仁王立ちになってこちらを睨んでいる少女がいた。
 根宮祐海。
 今朝、朱恵に突っ掛かってきた不良少女。
 新品同然の制服を着ている朱恵とは異なり、祐海の制服は皺と痛みが目立つ粗末なものであった。

「よく逃げずに来たね、転校生」
「嫌やなぁ。うちは折角のお呼ばれを無下にするほど作法を知らん女やないで。こう見えても向こうで礼法は心得てきたんや」
「あぁ、そうかい……礼儀を知ってるんなら話は早いねぇ」

 言葉尻と共に拳を握り締めると、祐海は助走を付けて対峙した朱恵との間合いを詰めてから殴りかかる。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!!!」
「祐海ちゃん、そないに小物臭溢れる事やっとったら……」
 咆哮しながら拳撃を放ってくる祐海に、朱恵は憐憫の彩りで染まった声音を向ける。
 強固に固められた拳が鼻先三センチまで迫っているというのに、彼女は躱す素振りすら見せずにブレザーの内ポケットを探っていた。
「一片残らず喰われるで」
 紡いだ瞬間、朱恵は内ポケットに入れていた手を抜いて横一閃に腕を薙ぐ。
 瞬間、朱恵の手の中から透明な溶液が迸った。
「あぎぎぁゃゃゃぅぅぅぅぅぅぅぅぐぅぅぅぅうぅぅぅぅぅうッッッッッ!!!!!」
 同時にそれが祐海の眼球に触れると、彼女は金切り声を上げて双眸を抑え、仰け反った。
 その様相を見据えていた朱恵が、振るった手の中から三センチほどの小さなガラスの小瓶をタイル床に落とす。
 きーん、っと小気味いい音が響く。
361壊したい腹:2011/07/28(木) 22:09:28.14 ID:yc2SkY/Q
「スズメバチから抽出した神経毒やさかい。浴びたら盲になってまうで」
 愉快そうにくつくつと笑いながら、放った溶液の説明をする朱恵。
 何と恐ろしいものを出したのだろうか。
 スズメバチの毒というのは説明するまでもなく非常に致死性が強い。
 主が神経毒となっており、その毒が体内に回れば人は死に至る。
 それが眼球に入り込めばどうなるか……。
 もちろん、待っているのは失明という末路である。

「あぁぁぁ―――――――――!!! あぁぁぁぁぁ―――――――!!!!」
 無様に後ずさる祐海を、しかし朱恵は無慈悲な視線を向けながら歩み寄り、祐海の膝を踏み蹴り――ストンプキックを用いて蹴り砕く。
 板が割れるような音が聞こえると、祐海の右膝は決して曲がってはいけない逆方向に曲がってしまう。
 果たしてそれは、膝蓋骨及び大腿骨、そして半月板が砕けた結果であった。
「――――――――――――――――ッッッッッッッッッ!!!!!」
 顔を苦痛で満ちたものに変えて声にならない絶叫を響かせると、祐海は気が狂ったように暴れ回り、個室の壁に身体をぶつけながら開くことのない双眸から涙を流す。
「あはははははははっ!! 何や祐海ちゃん、チークダンスでも踊るんか? せやったらうちにも教えてぇな」
 今度は珂々と笑いながら残忍極まりない表情を見せ、暴れまわる祐海の華奢な首を掴むと右手を伸ばし、柔らかな耳を掴んで力任せに引っ張った。

 ――ブチブチブチブチブチブチブチブチッッッッッッッッ!!!!!!

「ぎゃあぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁっっっっっっっ!!!!!!!!!!!」

 再び大気を震わせる絶叫。
 しかしそれは、先ほどのように気勢に満ちたものではなく、今まで味わったことのない激痛が立て続けに来た事からによるものであった。

 朱恵は手に持っていた祐海の身体の一部だったもの……赤く染まった耳を口の中に放り込み、ぐちゃ……ぐちゃっと咀嚼する。
 ホルモンのようにコリコリとした歯応えのある食感と鉄錆の味がする耳。
 そしてアクセントとして飾られたピアスも一緒に噛み砕いていくと、朱恵の心は高揚感で満たされていく。
「はぁ……めっちゃ美味しい……」
 細かくなった肉片を喉を鳴らして嚥下した後、甘ったるい吐息を漏らした朱恵は、官能的で遊惰な唇に付いた鮮血をそっと指で拭った。



            ×            ×



 未だ激痛と恐怖に苛まれる祐海は右耳があった箇所を抑えながら上下の歯をカチカチと震わせていた。
 抑えているところは血が止まらない。
 足が動かない。
 目が見えない。
 痛い……痛い……痛い……痛い……痛い……痛い……痛い……痛い……怖い……怖い……怖い……怖い……怖い……
怖い……怖い……怖い……怖い……怖い……怖い……怖い……。

 二つの感情が彼女を支配していき、もはや祐海の心は完全に折れてしまっていた。
 まるで牙を失った闘犬の如く自分を卑しめ、相手に歯向かう力を失っていく。
「ひぐっ……うぐっ……ひぅっ……うぅぅぇぇぇぇぇぇ……」
「何や祐海ちゃん泣いとるん? かなんなぁ。これやとうちが苛めとるみたいやん。もう泣きやんどってやぁ」
362壊したい腹:2011/07/28(木) 22:09:56.59 ID:yc2SkY/Q
 壁に背を貼り付けたまま足から崩れていき、とうとうへたり込んで泣き咽ぶ祐海に対し、まるで駄々っ子供をあやす母のような口調で慰める。
 だが、当然そんなものに効果はなく、祐海は茶髪に染めた髪を垂らして泣き続けていた。
「はぁ……うざっ。アンタじゃまくさい」

 優しい口調から一転。
 冷酷極まりない台詞を吐き捨ててからもう一度細首を掴み、ぎちぎちと万力のように締め上げながら朱恵は祐海を無理矢理立たせる。
「うちはこの程度でベソかくようなおぼこいんは嫌いや」

 怒りを滲ませた言葉を吐いた一刹那の間に、風切音を響かせて拳を振るい、彼女の腹部をあらん限りの力でぶん殴った。
「おぐるぅぅぅぅぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!?!?!?!?!」
 祐海の腹が拳撃を受けた衝撃で、ブラウスの中で弓形に曲がる。
 目が見えぬため、何が起こったのか分からぬまま、ウシガエルのような醜くて汚くて無様な『えずき声』を絞り出す。

「一発だけやのうて何発も行くで!!」
 朝のときに見せたはんなり口調と物腰からは想像も付かぬほど勇ましい叫びを発した後、朱恵は腹にめり込ませていた拳を弓弦の如く引き絞り、存分に力を蓄える。

 ――瞬間。

「はぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
 腹腔に蟠っていたものを吐き出すや否や、朱恵は引き絞った拳を解き放つ。
 標的は祐海の腹。
 薄ゴムのような柔らかさに富んだ皮膚から筋肉組織、肋骨、それらに守られている胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓、脾臓、肺……あらゆる臓腑を『破壊』するために……打つ!!!!!!!
 途方もない破壊力を秘めた拳が腹をぶっ叩くと、不良少女は再び顔を苦悶に染める。
「ぶるぇぇぇっぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!」
 もう一度歪になる腹。
 もう一度弓形に凹む腹。
 虎が唸るような声。
 開けられぬ目に皴を寄せて無様な面を朱恵の眼前に晒す祐海。

 ぎちぎちぎちぎちぎちぎちっっっっ……指先の爪がいよいよ掌に食い込むまで握り締めた朱恵の拳が、再び引き絞られる。
 まるでマリー・アントワネットを処刑したギロチンのように。
 まるでメアリ・スチュワートを処刑した斧のように。
 それは、祐海の『内臓破壊処刑』の瞬間を嬉々として待ち構えていた。
363壊したい腹:2011/07/28(木) 22:11:27.30 ID:yc2SkY/Q
「せぇぇぇぇあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!」

 咆哮。哮叫。
 それらが澱んだ空気を滅するかの如く放たれると、三発目の『凶槍』が祐海の腹を抉った。
 しかも今度はただ打ち抜くのではなく、インパクトの瞬間に『捻り』を加えて威力を増幅させているのだ。
「ごぶぼぼぼぉぶるぅぅぅぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉぉっぉっっっっっぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 女の細腕とはいえ、握り固めた拳というのはジュラルミン以上の硬度を誇り、また、限界まで引き絞った拳撃は戦車の装甲すら容易く貫通させ、ウラン弾すらも粉微塵に破砕する。
 まさに完全なる殺戮兵器。
 まさに完全なるオーバーキル。
 虐待虐殺蹂躙殺人を嗜好とする者にとってこれほど最高の玩具もあるまい。
 それを用いて行われる嗜虐はセックスやレイプすらも児戯と等しく思えるほどの凄まじい悦楽を与えてくれるものだ。
「あははははっ―――――――――――はははっははははっはははっははははっはは―――――――――――――――――
――――――――――――――あははははっはははっ―――――――――ははははっははははっはははは!!!!!!!」

 まるでニブロールをアルコールとともに大量服用し、ヘロインを何十発と打ち込んでキマり過ぎてぶっ飛んだコールガールのように狂笑を響かせながら、朱恵は何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も祐海の腹を殴り続けた。

 そこに、もうあの京美人はいない。
 ここにいるのは、ただの狂犬狂獣狂人悪鬼般若羅刹。
 けたけたとぶっ壊れた笑い声を響かせる少女は過剰供給のアドレナリンによって永久機関と化し、不良少女の臓腑を破壊し続ける。

 一発、二発、三発、四発、五発、六発、七発、八発、九発、十発……気が付けばそれは、とうに五十を超えていた。

 そして六十発目を超えた辺りから、それは訪れた。
 今まさに六十五発目の拳撃をぶち込んだ瞬間、祐海が鼻水と涙と鮮血と汗で滲んだ小汚い面を歪ませてから、頬を膨らませる。
「ぼぶぅるぅぅぅうぅぅっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!!!!!!」


びしゃびしゃびしゃびしゃびしゃぶしゃびゃぶちゃっっっっ!!!
ぼぶりゅぶぶぶぶぶぅぅぅうぅっっっ!! 
ぶちっ、びちびちびちびちびちぃぃぃぃいぃぃぃぃっっっっ!!!!
びちゅぅるぅぅぅぅ……ぶびぅっ!!
びちゃびちゃびちゃぶじゃじゃ……ぶぶびぃぅいぅぃぅうぅぅうぅぅぅぅ!!!
ぶっ……ぶびぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜ぼぶぉっ!!!!


 それはまさに滝の如く、そして放水の如くであった。
 幾重にも及ぶ殴打を受けた祐海は口と肛門……呼吸器官からはクリーム色と黄色の混じった吐瀉物と未消化の菓子パンやマッシュポテトフレンチフライなどをタイル床にボトボト吐き落とし、
排泄器官からはドロドロに融解した泥便を噴出してショーツからはみ出し、これも溶けた鋳物の如く床に滴らせていく。

 排泄物と吐瀉物……二つの汚い汚物をクソウゼェほど大量にぶちまけた祐海は、さながらノロウィルスに罹った者のようにがくがくと小刻みに震わせて身体の中のものを全てひり出していた。
364壊したい腹:2011/07/28(木) 22:12:05.84 ID:yc2SkY/Q
「あーあー祐海ちゃん漏らしてもうたんかぁ? ちゃんとおいど締めなあかんえー」
 嘲りながら、朱恵は祐海の顔面に唾を吐きかけた。
「うちな、人の吐瀉物と糞尿が大好きやさかい。だってその二つ出してる時、人は赤ちゃんみたいに無力になるやろ? それがたまらんのや」

 処女特有の純真さを顔に映しながらも、悪魔のような言葉を吐いて朱恵は肉感的な唇を舌なめずりで湿らせる。
「さ、もういい加減うちも拳痛なってきたし、この一発で仕舞いや!!」

 凛とした声を響かせると同時に表情を引き締め、朱恵は宣言した通り、最後の一発を遠慮手加減容赦なしに叩き込む。
「えぶぐぐるぅぅぅぅヴっヴヴうヴヴヴヴヴヴヴヴヴごごぼヴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 最後の一撃は、まさに終焉を飾るに相応しいものであった。
 拳がめり込むと同時に、祐海の腹は脊髄まで届くのではないかと疑いたくなるくらいに凹み、腹部に収まっていた臓腑全てが圧せられる。

 それによって内臓の血管が破裂し、行き場を失った3リットルほどの血が祐海の口腔を伝って迸る。
 吐瀉物と糞便の上にどす黒い血が際限なく吐き出され、トイレのタイル床は惨憺たる有様であった。
 黄土と茶色とクリーム色と黄色、そして赤黒が混じると何とも形容し難いコントラストを描いている。
「がふっ!! おぐぅぅぅぅっ!!! げぶぇぇぇぇぇっっっ!!!! ひゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……ひゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……」

 数分にも及ぶ猛烈な咳き込みと喀血の末、ようやく吐き出す血も無くなってきて呼吸が出来るようになった祐海は、小さな喘鳴で喉を震わせた後、この辛い現実から
逃げ出すように意識を手放した。

「ふふふふふ……祐海ちゃん、今まで誰彼構わず殴りはってきたんやろ? そんなんしたらあかんえ。これからは殴られる人の気持ちも考えれるようにならんとなぁ」
 意識を喪失して汚物の中に顔を沈めた祐海の顔を、シューズの底で踏みにじりながら、朱恵は相変わらず邪に唇を歪めて笑っていた。



            ×            ×



 朱恵が祐海を嬲り者にしてから一週間後、朝の教室は朱恵の転校の時とは打って変わり、騒然となっていた。
 まず、机と椅子を左右に押しのけた教室のど真ん中に一メートル八十センチのサンドバックがスチール製の三脚スタンドと一緒に設えられており、そのサンドバッグには、
全裸にされた祐海が麻縄で肩と両脚、骨盤辺りを縛られて磔同然の格好にされていた。
 失明してもう二度と目は開かなくなり、右耳は千切られて膝は元の形をなしていないという凄惨な有り様。
 そんな状態にされてるだけでも酷だというのに、一糸纏わぬ姿で晒し者にされているのだから、彼女の尊厳など、もはや無いに等しい。
365壊したい腹:2011/07/28(木) 22:12:43.01 ID:yc2SkY/Q
「ほな皆、祐海ちゃんはこれから今までやってきた事の償いをしたい言うてるから、思う存分に殴ったってぇ」
 その光景に戸惑う生徒達を尻目に、朱恵はいつもの京都訛りで彼等を扇動する。
「ゆ、結崎さん……本当にいいんですか?」
「ええんよ。これは祐海ちゃんたっての希望なんやから」
 如何にも気弱そうな男子生徒は問いかけると、朱恵は鷹揚に頷いた。
 彼は今まで祐海にいじめを受けていた生徒の一人であることを知った朱恵は、まず彼をトップバッターとして祐海を殴らせることにより、生徒達を後に続かせようと算段しているのだ。

 そのやりとりを目で見ることが出来ない祐海は、ただ恐怖で身を竦ませることしかできなかった。
「分かりました……じゃあ行きます」
「こんな機会滅多にあらへんからなぁ。今までの恨みつらみ全部ぶつけるようやっとき」
 気弱な男子生徒の背中を軽く押して激励すると、それで気勢が高まった生徒はサンドバックに括り付けられた祐海と対峙する。

「根宮さん……貴女、俺に今まで何してきたか覚えてます?」
 祐海の腹を掌で撫でながら、少年は言った。
「俺……貴女に稼いだばかりのバイト代全部取られたり、女子の前でズボン下ろされたこともありましたよね……首謀者である貴女はそれ見て大笑いして
ましたよね? あの時の屈辱、分かります?」
「あぁ……あぁ……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

 怨嗟の情を自分に向けて吐き出してくる男子生徒に向かって、壊れたレコーダーの如く同じ言葉を繰り返す祐海。
 目が見えないせいか、聴覚のみが研ぎ澄まされているため、その声に込められた恨みも過敏に聞き取れてしまう。
 それが一層、彼女の恐怖を煽った。

「いいですよね……貴女は暴力で物事を解決して、自分より弱い立場の」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ――」
「うるせぇんだよ豚!!」

 ひたすら同じ言葉を繰り返す糞以下に成り下がった祐海を怒声一喝で黙らせ、男子生徒は人を殴ったことの無い拳で祐海の肋骨を殴る。
 枯れ枝が折れるような音が聞こえたそれは、祐海の肋骨が折れた結果であろう。
 殴った衝撃で振り子のように動くサンドバックとともに、祐海の華奢な肢体と程よく実った乳房も揺れる。
「がはぁ……!?」
「今更謝っても遅いんだよ!! お前みたいなクズはさっさと死ね!! 死ねぇぇぇぇぇ!!」
 怒りを抑制出来なくなったのか、生徒は肋骨が折れた箇所と腹直筋を何十発とぶん殴りながら吠え狂った。
「がぶっ!! ぎぎぃぃぃっっっ!! ぐぅぅぅぅぅえぇぇぇぇぇぇえっぇぼおっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

 かつてだったら平然と受け止めて反撃に転じることが出来たであろう拳の殴打。
 しかし、もう彼女にはもうそれが出来ない。
 暴力に物を言わせて好き勝手やってきた不良少女の末路は何とも哀れであった。

 その後、祐海は男女合わせて三十人の生徒達から殴打と蹴りを受け、口々に罵られて身も心もずたずたになり、とうとう声を上げて幼子のように泣きじゃくってしまった。
「どうや? 祐海ちゃん、少しは人の痛みわかったやろ?」
「許して……もう許してぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……お願いです……許してくださいぃぃぃぃぃぃぃぃ……」
 大粒の涙を流しながら首を横に振って許しを乞うものの、朱恵は解放する気はないらしい。
 足を組んで椅子に座りながら、祐海の醜態を鑑賞していた。

「さて、と。うちはちょっと席を外すさかい。後は皆自由に楽しんでや。飽きたら殺してもかまへんから」
 そう言って朱恵は椅子から立ち上がり、扉の前にまで歩を進めて退室する。
「……フン、うちの顔傷付けた代償がこんだけで済んだんやから有り難く思いや。クソアマ」

 開いた扉をゆっくりと閉めてからリノリウムの床に唾を吐き、朱恵は廊下を踏み鳴らしていく。
 教室にはまだ、祐海の悶絶する声が絶え間なく響いていた。




END

366名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 22:13:12.02 ID:yc2SkY/Q
以上です
有り難うございました
367名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 23:33:02.01 ID:Gvs5dzuo
>>356
はげどう
368名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 00:35:17.05 ID:TcuQ9s8v
>>366
すげえなw
こんなニッチなすきまフェチのスレに、こうも職人が立て続けにSS投下
してくれるとわ・・・
実は結構多いんじゃね?腹責めフェチ
369名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 02:37:44.03 ID:Tsdk7HMR
>>365
可愛くないほうじゃないですかー! でも何か熱は伝わってきた
370名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 15:38:25.01 ID:9DNA70Qw
新しい職人様は大事にしなきゃな。
ちょっと機嫌損ねるとすぐトンズラなさるから。
371名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 17:12:03.23 ID:KyrBe7j0
>>366
乙でした
普段強がって調子に乗ってる不良少女を完膚無きまで痛めつけるのってなんか興奮しますねw
372名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 20:01:07.75 ID:+VDpP4Sf
>>366
乙です
完全に予想外の子がやられててびっくりw

>>370
なんか嫌なことでもあったのか?
まあ肩の力ぬけよ
373名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 22:11:15.00 ID:TcuQ9s8v
このスレ的にゃむしろ腹の力を抜くべき
374名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 22:17:34.13 ID:9DNA70Qw
最近変なのが紛れてるよな
氏のことでうまく荒れなかったから気が立ってるんだろ
375名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 13:50:54.55 ID:qtlPTW7f
女子高生は歩いていた。
すると向こうから、ヤクザみたいな筋肉モリモリの大男がこっちに向かって歩いて来ていた!
その搭載された大筋肉を見た瞬間、女子高生は「ジュンッ!」濡れた。
大男は思った通り、女子高生の制服のブレザーを上に上げて腹を殴った!
ドボッ!!ドボッ!!!ドボッ惡〜!!!
「あへええええ!」
女子高生は絶頂した。こんなに気持ちの良い事は今までに無かった。
男もその女子高生の可愛い反応を見て「ドピュッ」射精した。
376名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 22:24:38.28 ID:EUocUWAS
またバトル物ですが、SSを投下します
題名は「戦士と決闘」
7レス予定です、よろしくお願いします
377戦士と決闘 1/7:2011/08/02(火) 22:25:17.37 ID:EUocUWAS
少年の拳は女の腹部に吸い込まれ、鈍い音を立て、そして女の意識を刈り取った。
「こいつも、ちょろいな!!」
ここは灼熱の国スクートの第二の都市レーグラ。そこの東側に位置する商業街。
陽光が照り返す空の下、舗装も施されてない乾いた土の通りは、手もみをする商人や、行き交う人々で賑わっていた。
そんな中、女戦士を見つけては、腹部に拳を叩き込み失神させて遊ぶ少年。名前はグヴィ。若干15歳の格闘家だ。
「師匠の言ってた事は本当だったな。面白い」

――女戦士は腹を狙え。師匠の言葉だったのだ。
「いいか、グヴィ。俺は相手の顎を砕けといったが、女戦士と闘う場合は、腹を狙え。
女はスピードはかなりのもんだが、体重と筋力は男程ねえんだ。重い具足が苦手で大抵、柔らけえ腹は剥き出しだ」
具足の重さ、それもあるが、とにかく、この国は暑いのだ。
人々はみな軽装で過ごし、グヴィもまた例外ではなく、上半身は鍛えられた肉体を存分に出している。
「それに、盗賊は短剣、剣士は剣、そして狩人は弓。奴らは武器に頼ってやがる。腕力や得物を技術は大したものだが、腹は大して鍛えちゃいねえ。
俺たち、格闘家の身体は全身、筋肉の鎧で武装してる、奴らの比じゃねえ。己の肉体に自信を持て」

まだあどけない顔に笑みを浮かべ、上気分でスキップをするグヴィ。
長い商店通りの人ごみの中、彼の丸い双眸が、腰に片手剣を差す、一人の背の高い女を捉える。
女の名前はラミリー。歳は20代前半。長い金色の髪が光る流浪の女剣士だった。
黒色のビキニ一枚を身に纏い、歩く度にゆさりと動く胸の谷を覆う鉄製の胸当て。
腰には腰鎧を身につけ、そこには、股間と太ももへの攻撃を防ぐ前垂れも装着されている。

この国には珍しい白人。彫刻をも思わせる整った顔立ちに映える、紅いルージュ。輝くような金の髪。
彼女は通り過ぎる度に、行き交う人々の視線を集めていた。
「次はあの女剣士さんだ」
よそ者かな?グヴィはふと思ったが、好奇心旺盛な少年には、そんな事はお構いなしだ。
唇を弧状に吊り上げ、鋼の手甲に覆われた拳を力強く握り、周囲の店に気を取られているラミリーに歩みを進める。

彼女の腹は縦にうっすらと一本、正中線の筋が通り、薄い脂肪に覆われ引き締まっていた。
臍の下は丸みを帯び程よく出、臍を中心に輪のように白く光を反射している。
何より、腰鎧の革紐が下腹部の輪郭を変えている。これが、女としての身体の柔らかさをより一層、際立たせていた。
「さっきの人よりは殴り応えがありそうだ……」
グヴィが狙いを定めたのは、形よく実った乳房の直下、脂肪の窪み。
378戦士と決闘 2/7:2011/08/02(火) 22:26:07.86 ID:EUocUWAS
気づかれないよう、伏せ目でラミリーを見ながらそっと近づき、彼女が横を向いた瞬間、すれ違い様に拳を振るう。
「っ!!??……」
狙い通り、拳はラミリーの鳩尾に大きな影を作り、精確に打ち抜いた。
突如として急所を襲った衝撃に、ラミリーは声も無く身体を二つに折り曲げ、そして、膝から丸まるように倒れた。
遅れて風に浮き上がった金色の髪と、マントがふわっと彼女の身体に舞い降り、優しく包み込んだ。

倒れた彼女の周りを円状に空間が出来、しばし訪れる沈黙。
「大丈夫ですか?」
「剣士さん!?」
「あの少年か? なんだ? 決闘か?」
事態を把握し、突然、蹲った女剣士に騒然とする人々。

「剣士さん、悪いね!」
グヴィは後ろ目に、地面に蹲るラミリーを見据え、立ち去ろうと前を向いた。が、しかし……。
「ちょっと待ちな」
放たれた言葉でグヴィの足は止まった。澄んではいるが、どこかやさぐれた感じの女性の声だ。
「子供とは言え、男が女の急所に不意打ちとは、いただけないねぇ……流石のアタシも、今のは息が止まったよ」
ラミリーは既に立ち上がっていた。打たれた部位を擦る様子も無く、切れのある碧眼の瞳に、怒りを押し込めるようにグヴィを見つめていた。

想定外の事態にグヴィの心臓は跳ね上がり、鼓動が波打ち始める。
「アタシと決闘をしたいのかい? なんなら受けてやるよ」
この国では決闘は認められている。勿論、双方合意の場合、大怪我を負おうが、命を落とそうがお咎め無しだ。
「ごめんなさい……。ぶつかったみたいで……」
怒気を強めて言い放つラミリーに気圧され、思わず弱音を吐いてしまう。これが結果的に火に油を注いだ。

彼女は長い睫毛で瞳を覆い、ふうっと呆れながら溜息を吐き、赤い痕の付いた鳩尾を指差す。
「殴っただろ?往生際の悪い子だねえ……。アタシはコソコソする男が一番嫌いなんだ。その腐った性根叩きなおしてあげるよ!!」
怒りに目を細め、肩の留め具を外し、褐色のマントをぶっきらぼうに脱ぎ捨てた。
「わお!!」
「凄いな!」
379戦士と決闘 3/7:2011/08/02(火) 22:26:42.59 ID:EUocUWAS
マントを脱ぎ、露になったラミリーの臀部に、注目する男たち。
彼女の臀部を包み込む黒いビキニは、柔らかに実った尻の双丘を、中央から掻き分けるように食い込んでいたのだ。
「さあ、構えな。その手甲はただのお飾りかい?」
気迫に押され、顔色を変えるグヴィ。
彼の脳裏に師匠の顔が浮かぶ。――お前はまだ若いし、未熟だ。無理な決闘は決してするな、と。

実を言うと、グヴィは真剣な決闘は経験が無い。自分の軽はずみな行動から起こってしまった決闘。
咄嗟に、逃亡を考える。しかし、彼の周りは既に、多くの野次馬たちが取り囲んでいたのだった。
「びびってるのかい?何も命まで奪おうってわけじゃないんだ。さっさと覚悟を決めな」
うろたえるグヴィを更に煽るラミリー。声を上げ、成り行きに期待する野次馬たち。
こうなってはもう、決闘を受けないわけには行かない。

「わ、わかった……」
がちがちと音を鳴らす顎から、声を絞るように出す。愛用の手甲に目をやり、拳を顔の前に置き、構える。
「そうこなくっちゃね。楽しませてもらうよ」
ラミリーは余裕の笑みを浮かべながら、肩鎧にかかる髪を指の背で払い、自然体に構える。
少年格闘家と金髪の女剣士。異色の決闘に、周囲の人々は固唾を呑んで注目した。

グヴィは後悔と恐怖から起こる震えを懸命に堪え、ラミリーを見る。
目の前の女剣士から放たれる威圧感。真剣勝負を前に汗一つ流さず、何一つ曇りの無い表情。
そして、使い古された防具。どれを見ても、彼女が戦い慣れてるのは一目瞭然だった。
だが、相手も人間、先ほどの殴打は少なからずダメージがあったはずだ。全く勝ち目が無いわけじゃない。
どう考えても不毛な思いを頭に巡らすが、グヴィは自然と自分の死を覚悟せずにはおれなかった。

「ま、腕一本は覚悟してもらおうかね……それじゃ、行くよ」
そんなグヴィを他所に、ラミリーは静かに腰を落とし、剣の柄に手を添える。すっと、鞘から光が漏れ出す。
その動きに、グヴィはごくりと喉を鳴らし、唾を飲み込み、頬からは一滴の汗が伝う。
ラミリーのブーツが土埃を巻き上げたかと思うと、次の瞬間、グヴィの頬から鮮血が飛んだ。遅れて聞こえる風切り音。
横に目をやると、切れた自分の頬が剣に映っている。反射的に首を傾げたのが幸いだった。
380戦士と決闘 4/7:2011/08/02(火) 22:27:24.37 ID:EUocUWAS
何の躊躇も無い突き、本気だ……。ぞっと背筋が凍る。
それを手甲で払いのけ、拳を目の前の顔に向かって突き出す。はらりと金色の毛が空に舞い、拳は空しく空を切る。
ラミリーが後ろに抜けると同時に、グヴィの脇腹に熱い物が走った。身を捩ってはいたが、脇腹からは血が流れ、赤い筋が出来上がる。
後ろに回ったラミリーが回し蹴りでグヴィの背中を蹴り込み、どっと頭から地面に倒れ、土埃を巻き上げる。
背中から襲ってくる殺気に、慌てて仰向けになる。剣の切先は既に彼に狙いを定めていたのだ。

太陽の逆光を浴び、黒い影となって飛び掛る。が、ざっくりと剣は地面に突き刺さる。
グヴィは身を翻すと同時に、ラミリーに向かって掴んだ土を投げつけるが、彼女が地面ごと土塊を抉りぬき、逆に彼が大量の土を浴びてしまう。
土が目に入り、倒れながら視界を奪われる。容赦なく剣を振り下ろすラミリー。
――勝負が付く。誰もが息を呑んだ。
鋼がぶつかる音が響き渡り、両者の腕が振動で痺れる。

「なっ!?」
頭部を咄嗟に庇った手甲が刃を食い止め、守ったのだ。
腕が痛い。視界が戻る。生きている。グヴィは、意外そうな顔で目を丸くし、硬直したラミリーの腹を力一杯蹴り上げた。
「うっ!!」
臍の下を中心に腹が陥没し、爪先から土踏まずまでの靴底が、革紐と一緒に埋まる。

咄嗟にに後ろに打撃を逃がしてはいたが、ダメージはあったようだ。片手で腹を押さえ、顔をしかめながら数歩下がる。
「動きは中々のもんだ……けど、逃げてばかりじゃ勝てないよ」
土の付いた腹を撫で回しながら、口に垂れた涎を拭う。2人の熟練したやり取りに、皆、言葉無く見守っている。
グヴィの手甲には亀裂が入り、腕からは血が滴っている。握ったり開いたりを繰り返す。大丈夫だ折れてはいない。
しかし、極度の緊張から来る疲労、喉の渇き、目のかすみ。余裕のラミリーに対し、グヴィは既に息が上がり始めていた。

ラミリーは自分の剣を顔の前に持って行き、真紅の唇から舌を出すと、剣に舌を這わせ、血を舐め取った。
「……」
決闘を見守る人たちは、彼女の奇矯な振る舞いに、言葉を失った。ひゅっと辺りに風が吹き、時が止まる。
目の隅でグヴィを獲物を見るような目で見ると、静に放った一言が静寂を乱した。
「おいで」
381戦士と決闘 5/7:2011/08/02(火) 22:28:03.07 ID:EUocUWAS
ねっとりと心臓に纏わり付くような焦燥、恐怖。生きてる心地がしない。
「うわぁぁぁ!!」
グヴィはそれを振り払うべく、無我夢中で飛び掛り、我を忘れ何度も拳を振るう。
「大きい、大きすぎるよ。そんなんじゃ何時まで経っても当てられないよ」
ラミリーは剣を使うことすらなく、右に左に拳を避け続ける。

そして、切先をくるっと返しながらグヴィの懐に入ると、柄を腹筋の割れ目に突き立てる。
「うっぐ!!」
「剣士だって打撃技は使うんだ、 これはお返しだよ!」
息を詰まらせ体が落ち、苦し紛れに両手を伸ばし、ラミリーの腰から下に喰らい付こうとする。
しかし、彼女は迎撃もせず、舌を鳴らし嫌がるように後ろに下がり距離を取った。

下からの攻撃と懐への進撃には弱い、上手く掻い潜れれば……。もう体力が持たないグヴィに、一つの考えが思い浮かぶ。
右に目を移す。先刻、ラミリーが脱ぎ捨てたマントだ。幸いにも場所が入れ替わり、彼の近くにある。さっと駆け出し、拾い上げる。
「アタシのマントじゃないか。何する気だい」
マントを腕に軽く巻きつけると、自分の胸から下を覆い隠しながら、ひらひらと揺すった。
「これで攻撃を避けるのさ……」

「アタシは牛じゃないんだ……。そんな物、何の役にも立たないよ……」
勿論、マントを使うのは避けるためではない。ある行動をカモフラージュするための囮だ。
苛立ちを隠せず、ラミリーは切先を前に、突進した。長い髪が水平になびき、グヴィが彼女の攻撃射程内に入る。
しかし、それより先に拳が飛んで来た。身体を翻し、それを避ける。
拳、ではなく手甲だ。素早く前方に意識を切り替えた彼女の視界を覆うように、投げられたマントが現れた。

案の定、ラミリーの動きに一瞬の停滞が生じる。グヴィにはそれだけで十分だった。
乱暴に剣を横に薙ぎ、マントごと横に切り裂く。
「!?」
しかし、そこにグヴィの姿は無い。彼は前転で移動し、既にラミリーの真横に位置取っていた。
剣の軌道を変え、身体を捩ろうとするラミリー。だが、脚のバネをも利かせた拳の速度が僅かに勝った。
382戦士と決闘 6/7:2011/08/02(火) 22:28:42.31 ID:EUocUWAS
「おう゛ぅっ!!」
腹のど真ん中。拳は臍と肉を巻き込み、ぐっぽりとめり込んだ。拳の威力は腹の反発力をも消し去り、女特有の肉の柔らかさを伝えていた。
「おぅ……あ、は……うぅん」
腹腔内に渦巻く苦痛と浮かんで来る涙で、彼女の視界が歪む。
グヴィより頭一個近く高かったラミリー目線が、胸、腹と徐々に下がり、ついに太ももまで下がった。

剣を持ったまま、肘から先を腹と膝で挟み込むような格好で、暫く立ち止まる。
そして、苦しみに耐え切れず、内股になったまま剣を杖にしゃがみ込んだ。
「ぐう……ん、げほっ、うっ……」
悔しさに歯を食いしばり、グヴィを上目遣いにらめ付けるラミリー。だが、その彼も披露困憊で手を膝に置き、大きく肩で息をしている。
「勝負がついたか?」
「見事に腹に入ったなー」

しかし、瞬きした瞬間、土が飛びグヴィの胸板から血が噴いた。
「わっ!?」
「ま、まだ終わっちゃいないよ……」
ふらふらする足取りで、なんとか剣を手に立ち上がり、剣戟を繰り出してくる。
だが、腹のダメージで剣が上手く触れず、今までの切れは全く無い。グヴィは胸の傷を押さえながら、上体を反らして交わし、手甲で薙いだ。

鉄同士がぶつかり合う音と共に、大きく剣が横に弾かれ、ラミリーの重心が大きくずれた。グヴィはその隙を見逃さない。
すっと前に踏み込むと、腰を捻り最大限の力を振り絞り、下から突き上げるように拳を突き上げた。
「え゛ぇふうっ!!??」
水袋の破裂音を立て、腹から背中まで熱線が貫く。拳はラミリーの臍と鳩尾の間に、深々と潜り込んだのだ。
グヴィは乱れる呼吸の中、瞳に白い背中が映り、拳を出した腕にはずっしりとした重みと、生暖かい液体が滴るのを感じていた。

人々は、ラミリーの悲惨な姿と、グヴィの壮絶な攻撃に絶句した。
ラミリーはまるで、腹から木に引っ掛かるように身体が折り曲がり、グヴィの腕に体重を預けていたのだ。
彼女は目と口を大きく開き、鼻と口からは胃液が垂れ、水玉を作っては、ねっとりと糸を引き落ちる。
そして、剣は掌から開放され、からんと小気味よい音を立て、地面に転がり落ちた。
グヴィは止めと言わんばかりに、自分の肩ごと、更に腕を捻り上げた。
383戦士と決闘 7/7:2011/08/02(火) 22:29:13.11 ID:EUocUWAS
「うぇ……おえぇ……」
白い咽頭が膨れ上がり、身体が一瞬持ち上がったかと思うと、堪らず口から濁った粘液を大量に吐き散らす。
腹から腕を引き抜かれると、支えを失ったラミリーは、背中を丸めながら腹を抱え、ついに地面に沈んだ。
「げほっ! ごほっ! ……うぁぉ……ぐ、ぐる……じぃ……ぃ」
吐き出された空気を求め、苦痛の波に溺れたかのように、ばたばたと地面を転げまわるラミリー。

背中に土を付けたり、うつ伏せになったりを繰り返しては、顔を地面に付ける度に胃液や涎を吐き続ける。
彼女の口の中には酸味と土の味が広がっていた。
「凄いパンチだったな」
「あの苦しみ方……大丈夫なのか?」
「腹にあんなのを喰らったら、地獄だぞ……」

戦況を見守っていた人々が、苦しみながらダウンを喫した女剣士と少年格闘家の攻撃に驚きを隠せないでいた。
「おおーすげぇー!!」
「少年が勝ったぞ!!」
しかし、歓声は次第に勝利への歓喜に変わる。勝負は付いたのだ。
グヴィは未だに身体から噴き出る汗と血、震えが止まらない。

そして、地面で丸くなっているラミリーを見据え、初めて決闘に勝ったのだと、安堵の息を漏らし地面に座り込んだ。
意外な番狂わせに、人々は熱狂し、貨幣を次々とグヴィに向けて投げ出していた。
商業街の通りには、大小、二つの人だかりが出来ていた。
グヴィはラミリーが気になった。大きい方の人だかりを押しのけ、彼女の所へ歩み寄る。
ラミリーは赤く腫れ上がった腹を擦り、時折、けほけほと咳き込みながら涙を流していた。口は堅く閉じられ、地面を見ている。
グヴィはそっと手を差し伸べると、彼女は一瞬、目を大きくするがすぐに俯いた。そして、間を置いて細い指を差し出した。
これが、後に伝説の格闘家となる、グヴィの長く険しい戦いの始まりであり、盟友女剣士ラミリーとの出会いだった。
384名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 22:29:40.71 ID:EUocUWAS
以上です

ありがとうございました
385名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 01:07:33.06 ID:jPXlTzrk
これはなかなか。GJ
386名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 06:43:59.97 ID:MIuVDy32
すげえな!
久々に興奮すたぜGJ
387名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 07:48:29.82 ID:2o3ltXvg
素晴らしい
腹パンSSは拳の威力や回数じゃなくて
描写とシチュエーションなんだなと思った
388名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 17:21:32.79 ID:PMoiderq
このレベルの物は流石に初めて読むな。
文句の付けようも無い
389名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 21:23:15.15 ID:KpFZhjgc
描写が細かくて良かったです
390名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 00:20:18.35 ID:Dls1l6Zy
>>384
短めで読みやすかったし面白かったよ
GJです
391名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 03:44:42.25 ID:QirHT5z6
すげー久々に見たら猛ラッシュだった!
全部GJだ!
392名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 14:09:16.00 ID:kcuJBVaY
そろそろ恭子の続ききてくれー!
393名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 19:07:45.21 ID:ZKA5DmRW
もう書かない宣言してなかったっけ
394名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 21:01:06.60 ID:kcuJBVaY
>>393
え、どこで?


395名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 21:18:38.44 ID:JpgC+2Uq
twitterで宣言してたな

スルーされてる上にアンチも湧いたから撤退するって

まぁ本人は俺SSなんか書きたくて書いてる訳じゃないとか調子乗った事抜かしてるし、放っておいていいんじゃない?
396名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 21:40:26.22 ID:xtFvkj0y
あら残念
下剤+腹パンとかいいシチュエーションだったのに
397名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 23:02:38.19 ID:ZKA5DmRW
ツイッターをヲチに使うなよ……

金取ってるプロ相手でもあるまいに
398名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 23:23:28.11 ID:8hrJ6bkV
マジでここの住人は自分を何様だと思ってるんだ?
プロでも金払ってる訳でもないのにあの人や恭子の人に対して大して上手くないとか調子に乗ってるとか
こんな雰囲気じゃ次スレもいらないな
399名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 23:36:08.99 ID:Zhh05Eh3
>>398
それこそスルーするがよろし
変なのが沸いたら静まるまで
アブトロニックスで腹筋鍛えてるのもまた良し
400名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 23:49:01.32 ID:i6sj9ujZ
ここに昔からいる住人は職人を大切にするいい人たちだぞ
一部のアンチは他スレから来た少数だろ最近までこんなことはなかった
まあ宣伝とかがちょっと多くなったあたりから荒れ始めたが・・・
どっちにしろ職人は悪くないしここの住人も悪くないよ
残念ながら匿名掲示板だからマナー悪い人達を特定するのは無理だがな
401名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 00:02:56.59 ID:Zhh05Eh3
腹責め紳士になるべし!
まあフリスの頃の騒動なんかを覚えてる古参は
落ち着いてるだろうw
402名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 00:03:27.57 ID:Zhh05Eh3
腹責め紳士になるべし!
まあフリスの頃の騒動なんかを覚えてる古参は
落ち着いてるだろうw
403名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 00:07:08.85 ID:CjOvvLs3
おまえが落ち着けや
404名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 08:18:17.64 ID:h9X36/tS
ふりす?
405名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 23:31:57.97 ID:7MHghOSD
久しぶりに覗いてみたら、もう恭子の人の腹責め作品が読めないとかなってて酷いショックだ
406名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 01:54:58.35 ID:iva4acuk
彼の人は結構気紛れな印象があるからきっと続き書いてくれるよ
待ってるのだよ
407名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 00:05:05.91 ID:HDO9VNhs
久しぶりに覗いてみたら、罵り合いしかできない糞スレになってて酷いショックだ
408名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 00:48:11.15 ID:LjfC1wTY
腹パン紳士になろうぜage
409名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 00:56:46.09 ID:Y1u4bV7Q
その糞スレになった原因も1人の作者のせいにされてるしな
特定の作者叩きの時は速攻レスが付くのに職人の投下があった時は感想レスすら無い時もある
410名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 07:07:24.83 ID:5oSaSzwH
少なくとも投下しやすいスレではないわな
411名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 08:02:43.34 ID:p7MvmVSC
作者の腹を殴るスレ
412名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 08:57:19.06 ID:SNxwIdmf
>>409
抜きネタスレなんで投下の感想がGJ!抜けた!みたいないかにも投下乞食の自演レスみたいなのしか出てこないから
つい感想書き込みを省いちゃうんだが、そんな一言でもやっぱ書き込んだほうが良いかな?
413名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 11:17:51.14 ID:g0tdnSkQ
残念ながら全スルーはスレの住人には需要がなかったて事
>>356の書き込み見ればわかるが、過ぎたことをいつまでもグダグダ言ってると作者の自演にしか見えなくなるんだな
だから>>392みたいな書き込みはスレが荒れる原因になるから止めて欲しいんだな
414名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 11:22:38.21 ID:gH/lZAjB
>>409

面白い作品にはGJやら感想が付く

面白くない作品にはレスが付かない

それだけの事じゃない?
実際投下された作品にはちゃんとレス付いてるよ
415名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 11:50:37.74 ID:E4yzygoo
少なくとも、すぐ自演自演言い出すスレで
好意的な感想を書く気にならないのは確か
416名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 11:55:11.81 ID:5oSaSzwH
つまらない書き手はボロ切れのように排除され、実力ある作者だけが残る世紀末腹責めスレ
417名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 23:41:25.44 ID:In95yT8n
お前等エロゲでもして落ち着けよw
418名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 03:12:36.01 ID:52OtLb6H
過疎過ぎたから1ヶ月半くらい見てなかったらGJ続きだったじゃねーか
クソくだらねーこと垂れる前に職人さんに御礼言っとけ
419ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:05:18.93 ID:c1p5Ul8k
 大学生になって初めての夏休み。
 俺こと桜葉和喜(さくらば かずき)は、夏休みの課題であるレポートを自室で書いていたのだが、
気温30度を平然と超えるこのクソ暑さに耐え切れず、とうとうクーラーを起動させてベッドの上にダウンしていた。

 本当に何なんだこの暑さは……?
 ここ数年、気温が上昇し過ぎだぞ畜生。
 まぁ……いくら毒づいた所で涼しくなるわけじゃない。
 そんな事を考えるより、さっさと文明の利器による恩恵を受けた方がずっと有意義だ。

「ふぃ〜……」
 ルームウェアーとして着ているTシャツの丸襟の中にひとさし指を入れ、はたはたと扇ぐと肌にうっすらと浮かんでいた汗が
冷気のお陰で見る見るうちに引いていく。
 はぁ……最高。
 夏といったら海や花火大会、バーベキューといったイベントが目白押しだが、俺はそんなものに興味を示さない。
 この季節は極力汗をかかないようクーラーに当たり、アイスを食べながら漫画を読む。
 飽きたらネットの宅配レンタルで借りたBD(主にアニメ)を見て、それにも飽きたら次は読書。
 といっても……読む本はラノベだけだ。
 テストやらレポートやら教習所通いやらで買ったまま読めなかった奴が二十冊くらい積んであるからな。
 夏休みが終わるまでに消化しないとならん。
 これぞまさに現代っ子による夏の有意義な過ごし方だぜ。
 ……腐ってやがる。堕ち過ぎたんだ。
 
 まぁいい。
 犯罪さえ犯さなければ夏休みをどう使おうが俺の自由だからな。
 さて、そうと決まったら昨日買ってきてそのままだった単行本を読も――

「和喜ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっっっっ!!!!!!!!」
 今まさに俺がベッドから身を起こし、床に放り投げていた漫画本を取ろうとした瞬間、耳をつんざくような叫び声とともに
部屋の扉が豪快な音を立てて開け放たれる。

 あぁ……また面倒臭いのが来た。
 勘弁してくれよ全く。
 そう述懐して俺が溜息を吐こうとした刹那の間に、身体が凄まじい衝撃に襲われる。
 まるで軽自動車に跳ねられたかのような……とにかくそんな形容が当て嵌まるほど凄まじい衝撃だ。

「ごはぁっ!!」
 不意打ち同然に来た衝撃を、普通の大学生である俺がいなせる道理はない。
 身体を突き飛ばされるようにベッドの上に仰向けになると、それなりの質量を備えた重みが俺にのしかかってきた。

「……」
 暫くの間、俺は呆然として天井を見ていたが、やがてゆっくりと顔を起こし、喉仏と顎がくっつくほど首を持ち上げる。
 すると……ちょうど俺の胸辺りに女の子の顔があった。

420ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:07:09.86 ID:c1p5Ul8k
 髪を伸ばすと暑苦しいから嫌いという理由で万年ショートカットヘアーのそいつは、アーモンド型で猫のように
つり上がった目をこちらに向け、悪戯っ子のような笑顔を見せてきやがる。
 しかも恥じらいや慎みっていうもんが皆無なのか、最近二次性徴の訪れによって豊かに実った双丘――推定87センチの
乳房――を俺の腹に押し付けても平然としていた。
 ま、俺が男として見られていないだけなんだろうけどな。

「いきなり何だよ? 琴花?」
 せっかく有意義な一時を過ごそうと思っていたところで邪魔された俺は、不機嫌さを隠すことなく目の前の少女に質す。
「えへへ〜。ねぇねぇ和喜、暇? 暇だったらボクと一緒にプール行こうよ」
 凄みを効かせた俺の声に臆した様子もなく、少女は喜色満面といった言葉が相応しい表情のまま、犬歯を覗かせて言葉を紡ぐ。
 それは、幼い時から俺が良く知る少女――伊吹琴花(いぶき ことは)からの遊びの誘いだった。



            ×            ×



 琴花は俺の親父の妹さん……つまり叔母さんの娘で、俺とは従姉妹関係に当たる。
 従姉妹といっても、琴花の家は俺の家から歩いて五分程度のところにあるから、俺と彼女は幼い時から殆ど一緒に過ごしてきた。
 歳は俺より五つ下の十四歳。
 現役の中学二年生だ。

 互いに一人っ子であったせいか、俺達は幼い時から本当の兄妹のように毎日遊んでいた。
 昔は一緒に野原を駆け回ったりサッカーをしたりと、とにかく外で日が暮れるまで遊んでたっけな……。

 身体を動かすことが何よりも大好きで、小学校に入ってからはフルコンタクト系の空手道場に入門して今でも通っている。
 まさに絵に描いたようなアクティブ少女だ。
 そのせいか、琴花は自分のことを『ボク』と呼び、ファッションもとにかくボーイッシュなものが多い。
 今着てるの服も、ライトイエローの半袖パーカーにスパッツというラフで飾り気のない格好だ。
 有り体に言えば、全く女の子らしくない。
 男勝りとかガサツって言葉はコイツの為にあるんじゃねぇのかと疑いたくなってしまう。

「で、一体何の用だよ?」
「んー?」
 フローリングの上にアヒル座りをして、俺が出してやったソーダ味のアイスキャンディを頬張りながら琴花はこちらを向く。
 人にダイブしておきながら罪悪感など全く感じていないであろう暢気な表情を見ていると、思わずその丸っこいほっぺたを
摘んでやりたくなる。
 だが、そんな事やろうものなら中段回し蹴りか後ろ回し蹴りの餌食になるので自重するとしよう。
421ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:08:19.65 ID:c1p5Ul8k
「だからー、ボクと一緒にプール行こうよ。どうせ暇でしょ?」
 咥えていたアイスを口から離して、琴花は言った。
 うわー……コイツ腹立つー。
 人の夏休みプランの出鼻を挫いておいてよくそんな事言えるな。
 名前同じだからショドウフォンで顔に『土』って書くぞこの野郎。

「やなこった。行きたきゃ一人で行け」
「何でだよー。いいじゃんか別に」
「俺はこれからやらなきゃいけない事があるんだよ。大学生はそこまで暇じゃないの」
「……さっき漫画読もうとしてたくせに」

 うぐっ!?
 い、い、い、痛いところ突かれた。
「その後どうせアニメ見てから女の子の絵が描いてある小説読むつもりだったでしょ?」
 ぐはっ!! ば、バレてる!?
 そ、そんな……俺が綿密に作成していた夏休み計画(作成時間約3秒)がもう漏洩していたなんて……。
 一体誰なんだこの機密情報をリークした奴は!?
 FBI!? インターポール!? それとも特高警察か!?

「フンッ、和喜の考えてることなんて大体分かるよ」
 拗ねたように頬を膨らませて、そっぽを向く琴花。
 ぐぅ……ここまで簡単に我が計画を看破されちまうなんて……不覚。
 しかし、看破されたからといってここで引いたら男が廃る。

「と、とにかく……俺は忙しいんだよ! 分刻みでスケジュールがぶっ詰まってんの!!」
「どっからどう見ても暇人じゃんか! 最近いっつもそうだよね。ボクが遊びに誘ったらすぐ忙しいって言い訳する!!」
「言い訳なんかしてねぇよ!!」
「嘘ばっか! そんなにボクと遊ぶの嫌なの!?」
「そうは言ってねぇだろうが!!」

 琴花が座っていた状態から立ち上がって叫ぶのと同時に、俺もベッドから腰を上げて睨み合ったまま反論する。
 いつものように始まる口喧嘩。
 俺達の間じゃ日常茶飯事になっていて、大概はここまで言い合いしてからお互い収まり、また仲直りするって
いうのがお決まりのパターンだ。
 しかし、どういう訳か今日に限って琴花は妙に食い下がってくる。
 顔なんか完熟トマトみたく真っ赤にしてるし……一体何だってんだよ?

「あーもう頭来た! 何だよ和喜なんかボクより弱いくせに!!」
 琴花が言い放ったその一言に、流石の俺もカチンと来た。
 こいつ……昔から生意気だとは思っていたけど、中学入ってからそれに随分磨きがかかってきたな。
 っていうか……マジでムカつく。
「はぁ? お前なんかに負ける訳ねぇだろ!!」
 売り言葉に買い言葉。
 五つ下の女の子に言うには余りにも大人気ない台詞を吐き捨てた瞬間、俺の顔面に風圧が襲い掛かってきた。

「――ッ!!」
 驚愕のあまり、見開かれたままになってしまった双眸の前には、琴花の拳頭が鼻先二センチのところにまで迫っていた。
「へっへーん。どうしたの和喜? 全然反応できてないじゃん」
 いつの間にか食い終わっていたアイスの棒を斜めに咥えたまま、琴花は含み笑いを見せる。

 上段正拳突き。
 顔面、あるいは鼻と口の間にある急所、いわゆる人中を打つために用いる打撃であり、空手には基本稽古の際にも行う。
 まさに基本中の基本ともいうべき打撃だ。
 しかも琴花の突きはガキの時分からやってるせいか、フォームが恐ろしいほど堂に入っている。
 素人目で見てもそれが分かっちまうんだから、やっぱり琴花は強ぇんだろうなぁ……。
422ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:09:36.98 ID:c1p5Ul8k
「やっぱり和喜って、男の子なのにボクより弱いんだね」
「くっ……!?」
 ――畜生。
 悔しいが、恐怖心が邪魔して反駁できねぇ。
 歯噛みしている俺を、さも愉快そうに見据える琴花の顔がどうしようもなく憎たらしい。
 でも、コイツの正拳一発……しかも寸止めでブルってる状態の俺と綽々とした余裕のある琴花を鑑みれば、どっちが有利な
立場に立ってるのかなんて語らずとも分かっちまう。

 ――畜生。
 俺はまた内心で吐き捨てた。
 頭じゃこんな事で噛み付くのは幼稚だって分かってんだけど、気持ちでそれを理解できるほど俺は人間出来ちゃいない。
「さ、さっきのはたまたま反応できなかっただけだ! お前の突きなんかで倒れやしねぇよ!!」
 膨張していた恐怖心がようやく萎みはじめたのを機縁に、俺は琴花に言い返す。

「ふ〜ん、そう……」
 俺の言葉を聞くや否や、琴花は不敵な含笑を浮かべて顔を近づけてきた。
 178センチの俺に対し、琴花の身長は152センチ。
 顔を近付けるには、どうしても背伸びする必要があるため、琴花は爪先を伸ばして俺を見上げている。
 普段ならその仕草が妹みたいで可愛く思えるんだろうけど、今は小生意気なクソガキにしか見えない。
「じゃあ和喜、そこまで言うんならボクと勝負しようよ」
「勝負?」
 琴花の言葉に対し、俺は胡乱げに眉を寄せる。

「そうだよ。負けた方が勝ったほうの言う事を聞くっていうお決まりのやつ」
 そういって琴花は背伸びを辞め、腰に手を当てながら胸をぐっと反らす。
 それによって、発育著しい豊かな胸が更なる自己主張をすべく前に突き出された。
 ホント慎みねぇなコイツ。 
 こんなんだから未だに彼氏出来ねぇんだよ。
 別にガタイがいいわけじゃないけど、まぁ普段の言動が凄いガサツだからな……ったく、黙ってればそれなりに見栄えは
いいんだから少しは猫被る事覚えろっての。

「別にいいけどよ……一体どんな勝負するんだ?」
「和喜、叩き合いって知ってる? ボクが行ってる道場の稽古にあるんだけど、あれやって勝負しよう」
 叩き合い。
 一応知ってるには知ってる。
 以前、琴花に誘われて道場へと見学に行ったとき、丁度それをやっていたのを見た記憶があるからだ。

 確か、二人組みになって腹を拳で叩き合って打たれ強さを鍛える奴だったっけなぁ。
 顔面殴打が禁止のフルコンタクト空手では、必然的にボディへの打撃がメインとなる
 だからこそ、スパーリングや試合の時に打たれても耐える事が出来るようにするべく、そういった稽古を行うらしい。
 ボクシングとかで腹筋を鍛えるためにやるメディシンボール・トレーニングみたいなもんだな。

 しかし……それは経験者がやるためのものであって、俺みたいに空手は愚か、格闘技未経験の奴がやるには些か
無理があるんじゃないか?
 自慢じゃないが、俺は生まれてこの方、身体を鍛えた事なんて一度としてない。
 どう見てもこれは琴花の得意分野じゃねぇか。
 勝敗なんか火を見るより明らかだろ。
423ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:10:32.22 ID:c1p5Ul8k
「あ、ハンデとして、ボクは攻撃しないから大丈夫だよ。一方的に和喜が打つだけ。それなら和喜も安心でしょ?」
 俺の胸中を察してか、琴花が提案を出すものの、それだと一方的に殴る形になるのか……?
 うーん……いくら空手経験者とはいえ、一応女であるコイツを殴り続けるだけなんてなぁ……。
「冗談じゃねぇよ。大体、俺は女を殴るのは……」
「逃げるの?」
 俺の言葉に対して間髪入れず、琴花は質す。
 瞳には冷やかなものを孕ませて……。

 この野郎……上等じゃねぇか。
 ハンデまで付けてそこまで自信満々なんだからよ、その誘いに乗ってやるよ。
 いい加減、自分がどれだけ思い上がってるか年上として教えてやんねぇとな。
 
「後で泣いて叫んでも許さねぇからな」
「和喜こそ、殴ってる途中に拳が痛くなって泣いても知らないからね」
 かくして俺達の“意地の張り合い”が始まった。
 しかし何というか……俺ってつくづく単純だよなぁ。



            ×            ×



 部屋の中で俺達は立ったまま向き合う形になると、お互いを睥睨し、威嚇し合っていた。
 無言の鬩ぎ合いが続くこと二分弱。
 とうとう痺れを切らせたのか、琴花は小さく溜息をつくと両手で着ていたパーカーの裾を掴む。

「ボクは準備できてるから、いつでも殴ってきなよ」
 言いながら、琴花はスポーツブラが露出するまでパーカーを捲り上げた。
「……」
 暫し無言が続く。
 何故かというと、俺は眼前の光景に目を奪われて言葉を発することすら失念してしまったのだ。

 飾り気が全くないスポーツブラに包まれた乳房は、小玉メロンのように実っていて、それが細身で引き締まった
琴花の身体には酷くアンバランスに映る。
 だが、そのガラス細工のような脆弱さを孕んだ二つの白い果実が瑞々しさと柔らかさに富んでいることは明白だ。
 今まで妹みたいな奴と思っていたから意識してなかったけど……コイツ、ここまで成長したんだなぁ。

 目を見張るところは胸部にある膨らみだけじゃない。
 まだ中学二年生だというのに、その腹部……正確に言えば腹直筋と側筋はうっすらと隆起していて、見るからに『硬さ』に満ちていた。
 無駄な贅肉なんて皆無に等しく、それが過酷な鍛錬によって作り出されたものだというのは、語るまでもない。
 肉食獣のようなしなやかさ……とでも形容すべきだろうか?
 とかくその身体は、見るからに鋼と比喩しても何ら遜色はないだろうなと、俺は思った。

 柔らかさと硬さ。
 対極にある二つが琴花の身体で相克し、お互いが元々素材の良い身体の魅力を十二分に引き出している。
424ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:12:16.62 ID:c1p5Ul8k
「じろじろ見ないでよ……スケベッ」
 捲り上げたパーカーの裾を発育した乳房の上部に乗せた琴花は、俺の視線に気付いて咎めるような
眼差しを向ける。
 頬には朱が差しており、それが羞恥によるものだっていうのがすぐに分かった。
 自分から見せてきたくせに……。

「は、早く始めなよ。いつになっても終らないでしょ?」
「分かった……よっ!!」
 不意打ち気味に、俺は握り締めた拳を突き出した。
 やり方はボディーブローの要領で下から拳を放ち、琴花の腹を打つ。

 いくら経験者と未経験者の差があるとはいえ、そこは性別の違いでカバーできるだろう。
 そう俺は高を括った。
 後々馬鹿な結果を招くとも知らずに……。

「……ッ!?」
 殴った瞬間、拳……というか手首が痛かった。
 腹に拳撃を打ち込んだ瞬間は、車のゴムタイヤを殴った時と同じような感覚に襲われた。
 だが、後になってくる痺れと痛みが半端ない。
 さながらそれは、樹幹や鉄骨に拳を打ち込んだ時の衝撃に酷似している。

「……ねぇ、和喜。それが本気なの?」
 声なき悲鳴を上げて顔を顰めている俺に、琴花が首を傾げながら聞いてきた。
 あきらかに『効いてません』ってツラしてやがる……。
 何でだ? 結構本気で殴ったのに?
「はぁ〜あ。何か期待外れだなぁ」
 俺の一撃に対して、大仰に肩を竦める琴花。
 ……ちょっと待て。
 それはどういう意味だよ?

「和喜ってさぁ……昔から口ばっかりだよね。偉そうなことばっかり言って結局大したことない……何かもう
和喜の言葉、何一つ信用できなくなっちゃったよ」
「……」
「何も言い返せないんだね。もう辞めよう、何かボクまでバカらしくなってきちゃった」
 言いながら、琴花はパーカーの元に戻そうとする。

 ――瞬間。
 俺は油断しきっていた琴花に対して再度拳を振るった。
 今度は結構本気とか、そんな程度の力ではない。


 『正真正銘の本気』で琴花の腹をぶ ん 殴 る ! !


「ごぉぉっ!?」
 轟、と唸る音に次いで聞こえてきた鈍い音と驚愕苦悶の織り交じった呻き。
 気が緩んだ隙に腹部にあらん限りの力で振るった拳をめり込まされ、琴花は目を白黒させながら悶絶する。

「……確かに俺は昔からお前に口ばっかりだったな。悪かった」
 自分でも恐ろしく感じるほど冷やかな声で謝罪の辞を述べながら、俺は身体を『く』の字に折った琴花の肩を掴んで
無理矢理起こさせると、俺は静かに微笑む。
 それを見た琴花の自信過剰な顔が引き攣っているのを楽しみながら、俺は空いている右手で拳を握り締める。
「だから……口だけじゃないところを、見せてやるよ」
425ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:13:25.12 ID:c1p5Ul8k
 もう一度殴ったら……琴花はどんな苦しみ方をするんだろう?
 歯を食い縛ってこれ以上の痛苦を見せまいとする健気な琴花を見て、心がそんな感情に支配されていくのが分かった。
 するとどうだろうか?
 見慣れた黒髪も、勝ち気な瞳も、子供っぽさを象徴する八重歯も、生意気そうに吊り上がっている唇も、全てが可愛く見えてくる。

 あぁ……琴花、お前こんなに可愛かったんだな。
 どうして今まで気付けなかったんだろう?
 馬鹿だな……俺は。
 だから……もっと可愛くなったお前を見せてくれよ。
 無様に悶えて喘ぐお前を。
 
 ギチッ……肉が悲鳴を上げるほど、俺は更に拳を握る。
 五指を上に向けた状態で構える拳を、肋骨辺りまで引いて力を蓄え、これ以上は『タメ』を作れないってところまで来た
一刹那の間に、拳を解放する。

「ううっ!?」
 再度部屋の中に響く鈍い音は、しかし先刻ほど琴花に衝撃を与えてはくれなかった。
 拳が露出した臍の上辺りを打ち込んだものの、さっきみたいに拳が腹にめり込まない。
 何故か……?
 それは、琴花が本気で腹筋を固めたからだ。
 一発目に殴った時に感じた、あの弾力性と強固さ。
 それが輪を掛けて強くなっていた。

 跳ね返ってくる衝撃が、モロに拳と手首を襲ったせいか痛みと痺れは一発目の比じゃない。
 それでも俺は痛みを紛らわすべく、顎骨が軋みをあげるほど歯を食い縛る。
 この程度で情けない声上げてたまるかよ……。
 絶対にコイツを屈服させてやる。
 そう決意を固めて、俺は琴花を睨み据えた。

「ふっ!!」
 僅かな息吐きとともに、再び小さなストロークから放つ拳で琴花の腹直筋を打つ。
「うぐっ!!」
 僅かに声を漏らしつつ、顔を歪める琴花。
 当然といえば当然だが、決定打にはなっていない。
 だが、琴花から余裕が削がれているのだけは分かった。
 その証拠に、琴花は拳撃を受けてから言葉を発さなくなっている。
 先刻まで完全に俺を侮っていたようだが、どうやらその認識を改めたらしい。
 さて……痛みで音を上げるのは琴花が先か、それとも俺が先か……いよいよわからなくなってきたな。



            ×            ×



「ふっ……くふぅ……かふっ……うぅ……ふぅぅぅ……」
 あれから三十分後……幾度となく腹を殴り続けた結果、琴花は荒い息を吐きながら額と頬に汗を滲ませていた。
 クーラーを効かせているにも関わらず滝のような汗を流す身体は小刻みに震え、殴られ続けた腹部は炎症を起こして
真っ赤に染まっていた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 肩で大きく息をしながらも、俺はまだ拳を解かない。
 あれから何回殴っただろうか……?
 六十回辺りから数えるのを放棄したが、恐らく三桁は超えているかもしれない。
426ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:15:44.87 ID:c1p5Ul8k
 次第にボディブローで打ち続けることが辛くなってきたせいか、ストレートの要領で打つスタイルに変えたが、
しんどいことに変わりはない。
 それでも俺が辞めないのは、心の根底に琴花を打ち負かしたいっていう思いがあるからだ。
 だからそれまでは……絶対に諦めない。

「おぉぉぉぉぉっっっっ!!」
 息苦しさとしんどさを振り払うべく、わざと大きく叫んでからストレートを放つ。
 左、右、左、右と、ボクシングのワンツーよろしくリズミカルに拳を繰り出し、それを臍辺りに突き込んでいく。
「ごふっ……おぐぅぅぅぅぅ……」
 今までは手打ちで、尚且つ力みまくっていたせいか、いくら打ち込んでも琴花に中々衝撃を与える事は出来なかった。

 しかし、回数をこなしていく内に俺はある事を発見した。
 まず、拳を打ち込むときは力み過ぎないという事。
 握りこんだ五指はあくまでガチガチに握らず、余裕を持っておく。
 こうすれば無駄な力が入らないため、自然と拳撃が打ちやすくなる。
 力を入れるのはインパクトの瞬間のみ。
 確か野球のバッティングでもバッターボックスに入って構えた時は力を抜き、ボールがバットに当たる時のみ力を込めるって
話を聞いたことがあるしな。
 原理はそれと同じなんだろう。
 とはいえ、俺の針金の如く細腕じゃあパンチ力なんてたかが知れている。
 当然っちゃ当然か。

「ふぅ……ひゅう……ひゅう……くふぅ……か、和喜……どう……した……の? 最初の……時に……比べて……ペース落ちてるよ」
 俺と同じように肩で息をする琴花が、顔をゆがめたまま訥々と憎まれ口を叩く。
「黙れ」
 青息吐息の状態で、もはや皮肉で言い返す余裕なんざ持ち合わせていない俺は、そう一言だけ紡ぐと腕を鉤状に曲げて
ボディフックを叩き込む。
 腹直筋とは違って、あまり鍛え込んでいないのか殴った衝撃が跳ね返ってくる事はなく、脇腹は拳の埋没によって弧状に歪んだ。
「おごぶぅぇっっっ!?」

 脆い箇所を殴られたせいか、とうとう琴花は口を開け、唾液の飛沫を散らしながら奇妙な声を上げた。
 ……今のは効いたな。
 俺はそう確信してもう一撃叩き込みたかったが、それは少しばかり無理かもしれない。
 何故かというと、もう拳と手首が限界だからだ。

 休憩も挟まずに殴り続けてきたせいか、両拳が小刻みに震えて力が入らなくなり、握り固める事も困難になりつつある。
 これ以上打ち続ければ骨が折れるかもしれない……。
 そんな警告めいた思いが自分の心に浸透し始めると、中々次の一打が繰り出せない。
 だからといって、こんな所で諦めてコイツに負けたくなんかない。
 どうすりゃいい……?
 どうすりゃ……?

「……あっ」
 そうか……壊れる心配があるなら、グローブみたいに拳を保護できるもんを付けりゃ良いんだ。
 とはいえ、家にボクシング用のグローブなんてない。
 でも、それに近いものなら……『アレ』で代用できる。
 思い立った俺は琴花と向き合った状態からその場で反転し、服やら荷物やらを収納しているクローゼットを開けると、綺麗に畳んでおいた
長めのフェイスタオルを二枚取り出す。
 それをまず右手に巻き、次いで左手にも同じ要領で巻いた。
 ……よし、これで大丈夫だ。

 両手に巻かれたタオルは拳頭から手首に掛けてを包み込んでいるため、何とも見栄えは悪い。
 だが、こうやって布を巻く事によって殴打の際、拳への衝撃が軽減できるうえに威力が増幅させられる。
 簡単にいえばこれは、即席のバンデージだ。
 何でこんな事を思いつくことが出来たのかは、自分でも分からない。
 でも、これなら拳を痛める心配も多少は軽減できるな。
 クローゼットを閉め、俺は改めて琴花に向き直る。
 さぁ……本番はこれからだ。
427ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:27:00.66 ID:c1p5Ul8k
「へ、へぇ……和喜にしては……考えたじゃん。でも……そんなんで……ボクに……ギブアップ言わせる事出来ると……思ってんの?」
「勝てると思っちゃいねぇ……勝つんだよ」
 俺の『武装』を見て、不敵に笑う琴花。
 しかし、力ない挑発に気圧される事はなく、俺も口角を吊り上げて笑い返した。
 瞬間、脇を締めて打った左ストレートと右ボディフックで琴花の腹……そして臓腑を圧する。

「ぶごべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
 琴花の口から出たとは思えないくらい醜悪な叫び声。
 それと同時に、琴花は双眸をカッと見開いたまま、咽頭が覗くまで開口し、唾液をスプレー噴射のように迸らせた。
 対する俺は……布地が衝撃を吸収してくれたお陰で、ほとんど痛みや衝撃を感じない。
 これなら何発でも打てそうだ。

 勢いづいた俺は、改めてタオルに包まれた拳を用いて琴花の隆起した腹直筋を叩く。
 全体重を乗せて放つストレートは、自分でも重々しく感じられるほどの打撃だという確信があった。
 それを皮切りにして、俺は立て続けに腹直筋へ五発ほど拳を抉り込ませる。
「ごっ……おがぁ……ぐぶぇぇぇっ!! ぶるぅっ……えぼぇぁ……!! ぶぅぇぇぇ……ぶぇぇぇぇぇ……はぁ……はぁ……ぼぅぅぅぅ……」

 五発目の突きを埋め込んだ後、琴花に変化が訪れた。
 顔が土気色に変わり始めて目は血走り、息遣いは腹から絞り出すような、まるでウシガエルの鳴き声みたいなものになっている。
 唇は痙攣したかのように震え、誰の目から見ても身体が危険信号を表示しているのは明らかだ。

「大丈夫か?」
 流石に心配になった俺は打つのを辞め、額の汗を前腕部で拭ってから琴花に聞いた。
 これ以上やって身体壊しちまったら元も子も無いしな。
 下手したらここら辺で辞めた方が……。
「あ、当たり前じゃん……和喜の……パンチなんて……これっぽっちも……効いてないもん……このまま行けば……ボクの勝ちになるから……楽勝だね」

 ――プチッ。
 そんな音が、頭のどっかから聞こえてきた気がした。
 人が心配してみればこの態度かよ。
 あぁ……面倒くせぇ。
 もう決めた。
 コイツが許しを乞おうがもう知らねぇ。
 意識飛ぶまでぶちのめしてやるから覚悟しておけよ琴花。

「ふぅ……ふぅ……ふぅ……ふぅ……」
 俺の思いなんざ知らぬままに、琴花は少しでも痛みを紛らわせようと必死に呼吸を繰り返し、酸素を取り入れている。
 そして、琴花が大きく息を吸い込んだその瞬間に、俺はありったけの怒りを込めた拳でその腹を弓形にへこませた。

「ごぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!」
 今までの比じゃない無様な悲鳴が、俺の部屋に響く。
 そりゃあそうだろう。
 息を吸い込んだ瞬間に腹殴られたんだから。
 人間は息を吸うと横隔膜が膨張して腹の筋肉が緩んでしまう。
 その時に打撃を打てば腹筋によるガードが無くなるため、衝撃が内臓にまで浸透してしまい、地獄の苦しみを味わうっていうのを何かの本で読んだ気がする。
 それを思い出した俺は、敢えて琴花が息を吸い込んだ瞬間を狙った。
 結果は……予想以上のものだった。
428ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:28:38.59 ID:c1p5Ul8k
「うぅ……ひぐっ……ぐぅぅぅぅ……おぶっ……うぅぅぅ……」
 もう背筋を伸ばして立つ事すら叶わないのか、琴花は腰から上を九十度折ったまま両手で腹部を抑え、苦悶と嗚咽を漏らしている。
 恐らく、苦しさの余り泣き出しているんだろう。
 普段では見ることの出来ない琴花の弱った姿を目の当たりにした俺は、言い表しようのない嗜虐心に襲われた。
 それは哺乳類に元来備わっている支配欲に酷似したものなんだろう。
 ますます琴花を痛めつけたいという感情が、自分の心に湧き上がっていった。

「休んでんじゃねぇよ」
 短く切り揃えられた黒髪を無造作に掴んで顔を無理矢理起こすと、血走った目から大粒の涙が零れていて、口腔からは弱々しい
喘鳴を発するのみとなっていた。
 しかし、まだ心は折れていないのか琴花は俺を般若のような形相で睨んでくる。
 コイツ……なかなか芯強いな。
 まぁ、だからこそ打ち負かしたいっていう欲求がどんどん膨らんでいくんだろうけどな。

 楽しみだよな……コイツが負けを認める姿。
 それを、その瞬間を見たくて仕方がなくなっている俺は、もう一度拳を放つべく、腕を振るったが……気持ちが先走ってしまったせいか
『力を抜く』という事を失念してしまい――結果、力み過ぎた打撃を放ってしまう。
 そのせいで狙いは大きく外れてしまい、軌道の逸れた拳は腹ではなくその下……スパッツの生地に包まれた下腹部に当たった。

「ぎぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃいぃぃぃっぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっ!!!!」

 ゴリッという嫌な感触が拳頭に伝わるのと同時に、凄まじい金切り声が耳を聾する。
 言うまでもなく、声の主は琴花だ。
 腹と違って鍛えることが出来ないここは、当然ながら女にはウィークポイントとなる。
 子宮を直に圧せられた琴花にとって、今の一撃は本当に地獄だったんだろう。
 涙と鼻水と汗でぐちゃぐちゃになった顔は、もう琴花の象徴である溌剌さは映していない。
 そこにいるのは、本当の意味で何もかも剥ぎ落とされた無力な少女だった。

 それを見咎めた俺は、ますます感情が昂ぶっていく。
 ボクサーパンツの中で陰茎が屹立し、抑え切れないほどの獰猛性やサディスティックな感情が自分の中で暴れ狂っていた。
 もう一度下腹部を打てば、琴花はさっきみたいな悲鳴を聞かせてくれるだろうか?
 思うや否や、俺は照準を腹から下腹部へと移行させ、そこに狙いを定めて拳を引き絞る。

「ひっ……まっ、待ってかず……きっ……」
 俺のやらんとしている事を察して、琴花は痛みと恐怖心で蒼白になった顔を見せながら俺を制止しようとする。
 もう遅い。
 子宮が潰れるくらい思いっきり打ち抜いてやるから覚悟しとけよ。
 限界まで引き絞り、力を溜めた拳を解放すると、俺は迷う事なく下腹部に拳頭を衝突させた。
 再度、タオルでぐるぐる巻きにした俺の拳が恥骨に叩き込まれると、スパッツが皺くちゃになる。
 それはまるで、吹かしたてのもち米を杵で突く光景に似ている。
 果たして琴花の下腹部は、いとも容易く俺の拳頭を飲み込んでしまった。

「あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!」
429ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:29:27.06 ID:c1p5Ul8k
 再び響く尋常でない叫び。
 それが俺の耳朶に心地良く響いていた。
「あっ……あぉぉぉっ……」
 膝が大きく震え、内股気味になった琴花は瞳孔が開き気味になったまま俺を見上げる。
 汗によって頬に貼り付いた黒髪や震える唇からしどとに溢れる唾液が妙に扇情的で、俺の嗜虐心を更に昂ぶらせてくれる。
 琴花……本当に可愛いな。
「かっ……ずっ……き……」
 震える声で俺の名を呼ぶ。
 しかし、その様は普段の時とは比べようもないほど弱々しい。
「どうした? 琴花?」
「見ないで……見ないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっっ!!!!!」

 俺に髪を掴まれたまま固まっていた琴花が突如泣き叫ぶと、それに次いでアンモニア臭が鼻を衝いた。
 何事かと思い琴花を見ていると、スパッツの隙間から大腿、脹脛を伝ってレモンイエローの液体が滴り、フローリングを汚している。
 ……漏らした。
 いつもいつも生意気な態度ばっかり取っている琴花が、俺の前で失禁した。
 その事実を知ると、俺の中にあるサディズムの炎火はますます燃え盛る。
「きたねぇな。誰が掃除すると思ってんだよ」
「ごっ……ごめんっ……な……さい……!」

 怒りを滲ませて吐き捨てる俺に対し、琴花は泣きながら素直に謝ってきた。
 実のところ、俺はそこまで怒っていない。
 寧ろ歓喜しているといったほうがいいだろう。
 何故ならば、琴花をここまで屈服させる事が出来たからだ。
 俺は今の弱々しい琴花がたまらないほど愛おしくなって、そっと頬から顎にかけてのラインを指先でなぞってみた。

 先刻のような憎々しい視線を向けるのではなく、捕食者を前にした小動物のように怯えの色に染まった目を見ていると、
俺はまたコイツを痛めつけてやりたくなった。
 正直、もう勝負の内容なんてどうでもいい。
 ただ俺はコイツを……琴花の身も心も全力で叩きのめしたい。

「なぁ琴花、漏らした気分はどうだ?」
「うぅ……うっ」
 俺の嘲弄に対し、琴花はもう憎まれ口を言い返してくる力もないのか、下唇を噛んだまま床に視線を落とす。
 その仕草がどうしようもなくムカついたので、髪を掴んでいた腕とともに琴花の顔を強引に引き寄せる。

「答えろよ」
「うっ……ひぐっ……うぅ……和喜……和喜はボクの事……嫌いなの?」
 嗚咽交じりに紡がれた言葉は、意外なものだった。
「ボク……いつも和喜に……迷惑ばっかりかけて……嫌な思い……沢山させちゃったから……ボクの事、嫌いに……なっちゃったの?」

 泣きながら上目遣いで俺を見据え、そう聞いてくる琴花。
 ――ぞくりっ。
 脊髄を通じて脳にまで冷たいものが走った。
 それは、筆舌では表し難い妙な感覚。
 強いて例えるなら、中枢神経を濡れ手で直に触られたといえばいいだろうか?
 その感覚に襲われると同時に、俺の中でドス黒い感情が急激に膨張し、心を覆う。
430ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:31:33.81 ID:c1p5Ul8k
 もっと琴花を泣かせたい。
 もっと琴花を苦しめたい。
 もっと琴花を辱めたい。
 もっと琴花の自信を砕きたい。
 もっと琴花の矜持をズタズタにしたい。
 もっと琴花の自尊心をズタズタにしたい。
 もっと琴花を屈辱にまみれさせたい。
 もっと琴花の尊厳を奪いたい。
 琴花……琴花……琴花……琴花……琴花……。

 胸の内で渦巻く感情の赴くまま、俺は質問に答える間もなく琴花の柔らかくなった腹を打つ。
 臓腑を潰さんかのごとく本気の一撃で……。
「ごぶっ……ぼぉぇぇぇぇぇ……おぶぅぅろぅぅるぉぅぅぅうぉぅっぉぅぶぅぅぅぅぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっっ!!!!!!!」
 いよいよ待ち望んでいた瞬間が訪れた。
 琴花が一旦口を窄ませ、控えめなえづき声を発した後、黄色と白の混じった吐瀉物を未消化の食物と共にフローリングへ吐き散らした。
 吐き出された吐瀉物は、さながら七分粥とリンゴジュース、溶き卵を混ぜたような色になっており、見るからに汚らしい。
 だが、それは俺を興奮させる材料にしかならなかった。
 失禁に続いてまた琴花のプライドを徹底的に傷付けたという事態に、俺は愉悦を感じてほくそ笑む。
「げほっ……ぐぅぅぶぅぅぅぅぅ……ぶるぅぅぅぅ……」
 吐瀉物が床に飛散していく音に伴い、琴花の口から漏れるその喘鳴が耳朶に心地良い。
「……」
 ふと、このゲームの勝利を確信した俺は、少しばかりの悪戯心が芽生える。
 何というか……琴花に少しばかり意地悪をしたくなったのだ。

「えぼっ……ごぶっ……」
 俺は無言のまま、俯きながらえづき声を発して苦しむ琴花のおとがいを掴んで顔を持ち上げる。
 さっきまでとは違って乱暴にやるのではなく、産みたての卵を掴むように優しくするのを忘れずに……。
「……うぇ?」
 対する琴花は、得心が行かぬまま間抜けな声を発した。
 まぁ……明らかに初潮も来てないようなお子様のコイツには、これからやらんとしている事を理解できるわけもないか。
 俺は琴花の顔を引き寄せると、その唇に自分の唇を重ねた。

「んんっ!?」
 突然の事に、琴花は顔を驚愕の色に染めてくぐもった声を上げる。
 それを見咎めた俺は、更に琴花を驚かせてやろうと舌を突き出し、僅かに開いた唇から舌先を侵入させ、上下の歯茎を丹念に舌を這わせた。
 僅かに吐瀉物特有の酸味と苦味が俺の口腔にも広がるが、そんな事は瑣末なものでしかない。

「ん―――――――っ!!」
 事態にようやく気が付いたのか、身を捩って抵抗しようとするが、既に著しく体力を消耗しているせいで俺を振り払うことは出来ず、とうとう
口内へと俺の侵入を許してしまう。
「んむぅ……うぅむ……」
 頬の内側から上顎を丹念に舌先でくすぐり、次いで琴花の舌に俺の舌を絡ませる。
 口腔を舐め回し、俺と琴花の舌がヒルの交尾のように絡まっていくと、次第に琴花の抵抗は微々たる物になっていく。
 思春期の少女には苦痛であろう蹂躙を、琴花は拒むどころか自分の身体を俺に委ねていた。
 その光景が、雄の本能を激しく刺激して、俺は更に琴花の口内を貪り尽くす。
 どれくらいそうしていただろうか?
 暫し暴力的で官能的なキスが続いた後、俺がようやく唇を離すと、お互い突き出した舌から淫猥な水蜜の糸が引いていた。

「あ……うぅぅ……」
 琴花が蕩けた目で俺を見る。
 身体の力は抜け、顔の筋肉がだらしなく弛緩した様相は、何とも間抜けだが、素直に可愛いといえるほどの可憐さを表していた。
 普段の健康美溢れる琴花とはまるで違う姿に、俺はいよいよ興奮を隠せず、ペニスが痛くなるほど限界まで膨張する。
431ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:32:34.67 ID:c1p5Ul8k
「これが……大人のキス……なんだ……」
「何だお前、キスもまだだったのかよ?」
「……」
 俺のからかいに、琴花は小さく頷く。
 女らしく振舞うことなんて殆どないコイツが、初めて見る恥じらいの表情。
 それを見た俺は、再びサディスティックな欲望に心を支配されて、琴花の身体を抱き締めたままベッドに押し倒した。
「きゃあっ!!」
 予期せぬ出来事に、琴花は可愛らしい悲鳴を上げる。
 対する俺は、琴花の身体に覆いかぶさったまま太腿の辺りに跨って膝小僧に尻を乗せて琴花の動きを封じる。
「か、和喜……何する……つもり……なの?」
 怯えの情を孕ませた目で俺を見据えて質す琴花に、俺は無言のまま拳撃を振り下ろした。
 目標はもちろん腹。
「おごぉ!?」
「何するって? 決まってんだろ。続きだよ」

 含笑を浮かべて拳を捻じ込みつつ問いに答えると、俺は琴花のスポーツブラに収められた白い肉鞠を乱暴に揉みしだく。
「ひ、ひぃぃぃっ!?」
 流石にこれは琴花も予想外だったのか、恐怖に滲んだ声を上げて起き上がろうとするが、それよりも早く俺は琴花の首を
掴んで押さえ込む。

「お前がギブアップしねぇからこっちも強硬手段に乗り出したんだよ。どうだ? これでもギブって言う気ねぇか?」
「い、言わな……うぐぅぅぅぅっっ……ぐっ!?」
 はぁ……本当に強情だな。
 ま、別にいいか。
 耐えれば耐えるほど琴花の苦しむ姿が見れるわけだし。
「そうかい……じゃあ第二の強硬手段だ」

 言葉尻と共に、俺は首を掴んでいた手に力を込めていき、血圧計のカフよろしく絞め上げていった。
 同時に、腹直筋へスレッジハンマーを振り下ろす。
「ごぶぇぇぇっ!! がぅ……ぐぅぅふ、ぅぅぅふっ……う゛ぅぅぅぅぅ……ごぅぅぅ……びゅぅぅぅぅぅ……びゅうぅぅぅ……」
 呼吸が出来なくなったせいか、本気で生命の危機に瀕しているような声を奏でている。
 人って首絞めるとこんな声出すのか……いい勉強になるな。
 その綺麗で儚げな音色を聞いて満足した俺は、もう一度肉の槌で杭打ちのように腹を叩く。
 もちろん、首を絞める力を強くするのも忘れない。
 首絞めと腹打ち……どちらも最高の苦悶をプレゼントする拷問は、互いのエゴをぶつけ合うこともなく、完璧な調和を演出して
琴花を素敵な地獄にご招待してくれる。

「ぐぎっ!? いぃぃぃぃぃぃ……」
 それが恐らく決定打となったのか、琴花はその鉄槌を受けると同時に、雷に打たれたかの如く身体を痙攣させて、瞳を裏返す。
 口から泡を吹き、半白目となって泣いている姿がこの上なく情けない。
 やがて痙攣が止まると、琴花はぴくりとも動かなくなり、股座から黄金水を垂れ流し始めた。
 意識を喪失すると同時に膀胱まで緩んだみたいだ。
 しかし……ベッドの布団、これじゃあもう使えねぇな。
 琴花の尿滲みが徐々に広がっていくのを見ながら、俺はそう述懐しつつ嘆息した。
432ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:33:23.02 ID:c1p5Ul8k
「ふぅ……」
 気が付けば身体中が汗だくの俺は、琴花から身を離すとクーラーの設定温度を最低にして冷風を一身に浴びる。
 フルマラソンを完走した時に感じる達成感と充実感。
 それらが一気に来た俺は、息を大きく吐きながら拳に巻いていたタオルを解き、それで汗を拭った。



            ×            ×



「んっ……んんっ……」
 西日が窓から射し込み始めた頃、琴花が小さな呻き声を上げて瞼を震わせた。
 その様相を椅子に座って眺めながら、俺はペットボトルの緑茶を傾けて一気に呷る。
 暑いせいか、やけに喉が渇くな……。
 やがて、ゆっくり双眸を開けると暫しの間、虚空を眺めて呆ける。
「かず……き……」
「よう、起きたか」
 弱々しい声音を発する琴花に、まず俺はいつもと同じ調子で言葉を掛ける。

「ごめんな……やり過ぎた」
 暫し無言の後、深々と頭を下げて俺は琴花に謝った。
 いくらカッとなったとはいえ、中学生を相手にしてあんな事やらかすなんて……何考えてんだ俺は。
 冷静に考えたら、自分がどれだけ琴花にひどい事していたのかを思い出して自己嫌悪に陥る。

「べ、別にいいよ!! ボクだって意地張ってギブアップって言わなかったからこうなっちゃったんだし……」
 俺が発した謝罪の辞を聞いて、琴花はひどく慌てた様子で答える。
 喧嘩して冷静になったらお互い謝る……いつもの俺達だった。
 ガキの時分からそうだったように、軋轢が生じても時間が経てば仲直り出来る。
 それは、琴花が男みたいにさっぱりした性格だからなのもあるんだろう。

「和喜……結構強いんだね。やっぱり……男の子だね」
「何か言ったか?」
「べ、別に何でもないよ! 独り言詮索すんの辞めてよね!!」
 ボソボソっと、琴花が何かを言ったような気がするが、聞き取れなくて質したら怒られた。
 人がいる前で独り言を言う奴があるか。

433ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:34:48.56 ID:c1p5Ul8k
「それよりも、さっきの勝負。ギブアップ宣言してないのに和喜が殴るの辞めたから、ボクの勝ちだよね?」
「なんだそりゃ!?」
「約束だったでしょ? さぁ、ボクの言う事聞いてもらうから」
 そういって琴花は胸を張る。
 な、なんつー横柄な勝利判定だよ……全く。
 くそぅ……少しでも心配した俺が馬鹿だった。

「で、何だよ。命令ってのは?」
「何でも聞いてくれる?」
 投げやり気味になった状態で俺は琴花の要求を聞くが、妙なことに琴花は遠慮がちな態度で質問してきた。
 どうせコイツの事だ。
 一緒に遊べとか空手のトレーニング付き合えとかそんなんだろ?

「あぁ、別に何でも構わねぇよ」
「え、えっとね……和喜、来週の水曜日空いてる?」
「……うん? まぁ今は夏休みだから空いてるけど」
「じゃ、じゃあその……来週の水曜日、ボクとお買い物に付き合って欲しいなぁ……なんて」

 ……今なんて言ったコイツは?
 買い物?
 しかも俺と?
 琴花からこんな誘いを受けるのは初めてだった。
 普段は面倒臭いからっていう理由で買い物になんか行かず、行くとしてもコンビニくらいしかないコイツが……。
 どういう風の吹き回しだろうか?
 でも……ま、それくらいならいいか。
 断るとまた機嫌損ねるしな。
 しかし……心なしか琴花の顔が赤い上に、妙にいつもと同じような覇気がないのは気のせいか?

「いいよ」
「本当!?」
「あ、あぁ……」
 俺の答えに、琴花は目をキラキラとさせて顔を近付ける。
 頬や前髪に雫を滴らせている琴花の顔が視界を埋め尽くすと同時に、汗に混じって柑橘系の果実のような甘酸っぱい匂いが鼻腔をくすぐった。

434ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:36:39.04 ID:c1p5Ul8k
「絶対だからね。約束破ったら許さないから!!」
 気の強さを全面的に表しながらも、どこかに嬉しそうな感情を孕ませた声を発してから、琴花は部屋を飛び出していった。
 何なんだアイツは?
 もう訳分からん。
 しばし呆然としていた俺だが、ふと、手首と拳頭に違和感を覚えて自分の手を見てみる。
「……」
 拳頭が腫れていた。
 やっぱり素人が何の準備もなしに殴るって事やっちゃダメだわな。
 ずきずきと痛みが自己主張し始める両手を冷やすべく、俺は冷凍庫からアイスノンを取りに行くため一階へと下りる。
 ひぐらしの奏でる声を聞く限り……まだまだ当分暑い日は続きそうだな。



            ×            ×


 一年後……。
 二回生になった俺は、現在夏休みの真っ只中。
 しかし、今年の夏休みは去年とは違って怠惰な時を過ごしていない。
 そう……今の俺は……。
「シッ! シィッ!!」
 僅かな息吐きとともに、左右の拳を突き出していた。 
 ボクシングのワンツー。
 俺にとってこれは、一年間で最も多く練習した基本技だ。
 自室の壁に立て掛けた姿見でフォームにブレが無いかを入念に確認しつつ、足から腰にかけてを捻って拳撃を放ち、
回数を頭の中でカウントしていく。
 2993……2994……2995……2996……。
 一日のノルマとしている回数まで、あと4回。
 ラストスパートを掛けるべく、拳のスピードを上げて休むことなく拳撃を虚空に放つ。
 2997……2998……2999……3000!!
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
 ようやくノルマを達成した俺は構えを解いて両膝に手を置く。
 クーラーも付けず、窓も締め切られた蒸し風呂のような室内は、長時間いると意識が朦朧としてくる。
 毎日欠かさずこの回数をやってるけど、相変わらずキツいな。
 ましてやこの季節は体力の消耗も半端ないから本当に地獄だぜ。
 でも、まぁいいか。
 練習は自分を裏切らないっていうし、やった分だけ上手くなる。
 何より……強くなればなるほど、アイツも満足してくれるだろうしな……。

 そんな事を考えていると、ふいに背後のドアから乾いた音が聞こえる。
 この時間帯に訪ねてくる奴といったら……まぁアイツしかいないか。
 それにしても、ノックすることを覚えたんだから一年前とは驚くくらい成長したよな……。
「今終わったから入ってきていいぞ」

 俺がそういうと、扉を開けて入ってきたのは……通ってる中学で指定されている体操服とハーフパンツに
身を包んだ俺の従姉妹、琴花だった。
 今日は体育委員の仕事があるとかで、午前中は学校に行っていたらしい。
 日に焼けた浅黒い肌と愛嬌のあるボーイッシュな笑顔が健康美と扇情的な魅力を存分に引き出していた。

「やっほー、和喜」
 陽光の如く明るいその笑顔を見て、自然と俺は自分の心が癒されるのを感じた。
 今現在、琴花は俺の彼女だ。
 去年の夏休みにやった勝負以降、俺達は何度か遊んでいくうちに惹かれ合い、とうとう今年の一月、琴花の告白を受けて恋仲になった。
 琴花曰く、自分の気持ちになかなか気付いてくれない俺の鈍感さに何度か心が折れかけたらしい。 
 その鈍さをしょっちゅう琴花にからかわれているが……もう付き合って半年になるんだから時効にしてくれよと何度か頼んでいる。
435ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:37:28.27 ID:c1p5Ul8k
 だって……なぁ。
 考えてもみてくれ。
 実の妹みたいな存在としか思ってなかった奴から異性に見られてるっていわれても、実際ピンと来ないぜ普通。
 でも……そんな俺に根気良くアプローチしてくれて、何度失敗してもめげる事なく、また他の男に移る事もなく俺だけを
見てくれたんだよな、コイツは。
 大事にしねぇとそれこそバチが当たるってもんだ。

「今日も頑張ってるね、ご苦労様」
「まぁな。こういう暑い日が一番身体に応えて体力が付くしな」
「あははっ、和喜もそういうの分かってきたんだね」

 俺の言葉に、琴花は屈託ない笑顔を見せながらスポーツドリンクを差し出してくれた。
 実は去年の勝負以降、俺は近所のボクシングジムに入会した。
 そして、今でも通っている。
 体力作りとか、身体を鍛えるためとかそんなんじゃない。
 ある事のために、パンチ力や膂力を養うためだ。
 初めこそロードワークや荒縄によるロープスキッピングでへばる程だったが、必死の努力の末、今では十五ラウンドぶっ続けで
スパーをこなしても息が切れなくなった。

 その甲斐あってか、ジムの会長に実力を評価されてプロテストを受ける事を薦められたが、俺は丁重にお断りした。
 別に俺はプロになりたいとか試合に出たいとかじゃなく、コイツのためだけに強くなるって最初から決めていた。
 だから俺は、ずっと練習生のままでいい。

「お前いつも家に寄るのはいいけど、受験勉強はいいのか?」
「だって……和喜にアレしてもらわないと勉強に集中できないんだもん」
 もじもじしながら呟く琴花を前に、俺は思わず苦笑してしまう。
 ガサツで色気も皆無で、妹みたいだと思っていた奴がこうもしおらしくなるなんて……やっぱ女ってのは男を知ると変わるもんなんだな。

「分かったよ……じゃあ始めるか」
 俺の言葉を聞いて、琴花は恥ずかしそうにTシャツの裾を捲り上げて腹部を晒す。
 初めて殴った時はうっすらと隆起している程度だった腹の筋肉は、
六つに割れて見事な形を作っている。
 あれから琴花も俺に負けじと必死に稽古をこなし、殺人的な筋力トレーニングで入念に身体を鍛えた末、アスリート顔負けの強靭な肉体を手に入れたという。
 それはまさに徹底して練り上げられた一つの芸術品。
 思わず溜息が漏れてしまうほど綺麗だった。
「和喜……ボクのお腹に刻んで……和喜がボクを愛してくれる証を……」
 言いながらはにかむ琴花に、俺は笑みを返して対峙すると、両拳を軽く握り締めて半身に構え……死に物狂いで鍛え上げた拳を腹直筋へと真っ直ぐに放った。





END
436ことパンッ!:2011/08/10(水) 09:38:42.53 ID:c1p5Ul8k
以上です。
前作の壊したい腹は脊髄の赴くままに書いてしまったので、今回は真面目に
書きました。


437名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 09:53:31.73 ID:Eo7O9U1A
これはいい純愛腹パン
438名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 12:56:47.38 ID:VLMWIXxp
腹パンで純愛とか初めて見た
439名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 13:16:50.79 ID:52OtLb6H
こういう突飛系な純愛腹パンでGJと思ったの初めてだわ
440名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 17:19:19.55 ID:gzSro3Yr
今までの投下って何だったの?ってレベル。
目が覚めたは。
441名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 21:47:40.49 ID:hnZupYmq
ふふふ夜霧よ今夜もおかずをかりがとうなんだぜw
442名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 11:50:16.84 ID:hQ4CSgEZ
淀んだ空気が一瞬で綺麗になったな
良かった良かった

443名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 12:20:25.40 ID:mYrR14Yy
あんな空気の中で平然と投下できる辺り、激しく荒らしの元凶っぽいけどな
444名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 14:36:29.55 ID:mYrR14Yy
445名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 03:55:45.70 ID:lJlQZmxg
>>436
壊したい腹は予想外としか感じなかったが、こちらは正しく最高の本命だ!GJ!
446名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 20:21:45.25 ID:hVonKunJ
腹パ2誰が出るのかねぇ?
447名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 16:32:42.64 ID:rYQNYcBx
東京良いなぁ…
448名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 21:33:20.74 ID:XSKZ0t+G
前回参加した関東在住の人は引き続き参加するんじゃね?
55氏は厳しそうだが
449名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 21:51:01.41 ID:PQPN4EF6
55氏は高島屋在住だったか
450名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 21:54:10.82 ID:XSKZ0t+G
>>449
???
451名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 21:56:10.57 ID:L/hiPiBD
まーたこの流れか┐(´-`)┌
452名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 22:36:16.12 ID:f27y2NXV
55氏はSSだけじゃなく、存在感のアピールも上手い。
453名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 22:47:29.98 ID:SONi4gBl
55☆自演乙☆自己主張厨
454名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 23:15:13.65 ID:PQPN4EF6
何故高島屋になったのか・・・
福岡の間違いね
455名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 23:22:05.30 ID:X7P3Niq0
いいから黙ってろよ
名前出すだけでファビョる奴がいるんだから
456名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 23:24:33.59 ID:7Pkd1vw9
55氏アンチってわかりやすいw
どうせ賞賛のレスがもらえなかった元職人のあの人だろw
457名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 00:17:08.21 ID:gAYWAOy7
賞賛のレス貰えなかった人って言うと、55氏の自演って事か?
458名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 00:44:30.11 ID:MGXdvRtb
何かあったらてんつのせいで万事解決
459名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 12:29:17.75 ID:N0qf72CB
職人に疑惑かけて疑心暗鬼に陥らせて潰し合わせればいいよ
460名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 12:41:18.86 ID:oM4kaAMj
嘘は嘘であると見抜けない人には(掲示板を使うのは)難しい

2ちゃん作った人はいい事言ったよな
461名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 17:14:43.95 ID:N0qf72CB
無名職人以外は最初からこんなスレ眼中に無いよ
462名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 20:20:11.81 ID:9TxI5lMP
ID変えて連投自演してると疑われてる人がいるならさ
ID変えてるからもとのIDでは書き込めないんだよね?
だったら俺は自演してないって証明したいひとがいるならもう一度番号だけ書き込めば
いいんじゃないかな?自分が何番の書き込みしたのかだけかけば参照しやすいし。
463名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 20:25:03.48 ID:9TxI5lMP
それにしても強い女の子が手を出さずに(出せずに?)負けん気で我慢するっての好きだなあ。萌える
464名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 21:33:02.87 ID:+V9EBwnC
>>462
ごめん、ちょっと意味が分からない
465名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 08:57:59.60 ID:4XhSjH49
466名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 13:53:51.64 ID:yQ++j/0v
舞favoriteは神だよ
それにしても最近のフィギュアはいい腹してんなw
出来れば奈々さんのも作ってほしいな
467名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 18:42:33.43 ID:NEERAE36
イイ感じに脂がのったトロ腹だなw
468名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 22:49:05.54 ID:2VnsJRg+
叩き続けるうちに反応が無くなってマグロになるんだな
469名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 17:28:13.91 ID:vi59p5AR
いい加減新しい投下が欲しいんだが
470名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 17:42:19.08 ID:oTcy0oVA
>>469
自分自身で書いてみるのだ。けっこう楽しいぞい。
471名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 17:48:25.99 ID:vi59p5AR
面倒いからパス。
誰か面白いのを
472名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 18:05:03.26 ID:+JXQbAzb
自分で書くのはめんどい
誰かが書いたら叩くか無視
個人で活動してる人の名前が出たら叩く
楽しそうでいいのぉ
473名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 18:32:40.84 ID:vi59p5AR
面白いのが来てればちゃんとレス付けてる。
スルーするのはつまらんから。
何か間違った事してるか?
474名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 21:23:54.23 ID:4mbgrpc7
>>473
間違ってないが、スルー出来てないな
475名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 21:33:53.73 ID:wykgnbCl
476名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 22:04:04.19 ID:Es5oQy0C
自分で書いてみたらオナニーすぎて投下しないことに決めた
477名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 14:05:55.68 ID:5FZq9kIK
あるある
478名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 21:19:04.76 ID:nN3C2K9K
燃料じゃ
http://www.youtube.com/watch?v=T3Gb_48FpfY
なkなかいいパンチ食らわせよるw
479名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 22:39:59.58 ID:oIiTnZEq
http://neetetsu.com/archives/51752658.html
すげーのがいるわw
480名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 07:46:13.04 ID:1UpI6qaP
早く、新作
481名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 13:10:17.92 ID:1UpI6qaP
テンツさーん!
新作まだー?
482名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 20:14:05.87 ID:egrv8His
テンツって誰だっけ
483名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 20:14:29.73 ID:eO1gBQ5K
腹パンオンリーの申込み締め切りまであと少しだけど
参加表明してるサークルが0だな
484名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 20:25:38.77 ID:egrv8His
オンリーで出すよりもDLsiteで出した方が儲かるだろうし
そっちのが買いやすいから0でもいいんじゃね
485名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 22:06:19.93 ID:bwUnv/j1
俺は出来れば作家さんと話してみたいなぁ
486名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 11:57:53.88 ID:j06x044m
作家さんをヲチして叩くネタを増やしたい、の間違いだろ
487名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 12:14:08.74 ID:ofQXoaSS
>>486
邪推にもほどがあるだろw


488名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 12:21:44.01 ID:dmAWKtJM
作家叩いたり変なのいるけど決まった人でしょ
スレ住人の書き込みを全部悪く考えるのよくないよ
489名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 12:37:19.06 ID:B3P7G3fX
参加者0は頂けないな
初回結構繁盛してたんだろ?
何が原因だ
490名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 15:36:55.99 ID:1yQfByti
>>489
このスレだろ
491名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 15:47:24.54 ID:xK5tb4t/
腹パン合作本発売そろそろか
次があるならSS制作陣もどんどん参加してほしい所だな
http://bellypunchingsite.zxq.net/menu.html
492名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 16:15:55.30 ID:1yQfByti
でもこれどこで売るんだろうな?
DL販売?
493名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 16:17:05.83 ID:XBIgdynW
コミュ障なので作者とも会いたくないです><
494名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 16:19:51.60 ID:j06x044m
495名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 16:21:40.99 ID:j06x044m
ここまで叩かれてると福岡のあの人も参加見送るかもしれんね
496名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 22:07:14.89 ID:TasIKXlF
いつからこんな流れになったんだ?
497ストリートファイター:2011/08/27(土) 19:16:42.98 ID:fU2fz5IV
見れば一週間後に死んでしまうという呪いのビデオを見てしまったバイソン。

バイソン「あと、15分程で始まるか。グヘへ…」
大きな拳にボクシンググローブを着ける。
と、いきなりテレビの電源がつく。
バイソン「お?来たか」
画面には古めかしい井戸が映っている…。
バイソン「まだかぁ、さっさと来いよ」
しばらくして井戸から黒い頭が現れ、白い服を来た女が這い出てくる。
顔はほとんど長い黒髪に隠れており、判別できない。
女はゆっくりと立ち上がり、ヨタヨタとした足取りでこちらに向かってきた。
バイソン「フー…っ!フー…っ!」
何故か鼻息を荒立てるバイソン。小さくシャドーまでしている。
画面内の女はどんどん近づいてくる。画面いっぱいに、髪に隠れた女の顔が映る。
そしてこちらに向かって手を伸ばしてくる!
女がこちらの世界に出てくる!!バイソンにははっきりとわかった。
貞子「ぁ…ぁ…ぁ」
手が出てきた!青白く裸は酷く汚れており、爪は全て剥がれている。
頭も出てきた…!
バイソン「…………!」
とうとう身体全身テレビから這い出てきた。
女は気味の悪い動きでゆっくりと立ち上がる!
そして、バイソンの首めがけて青白い手を伸ばして……!
バイソン「It's show time!!!!」
白い手をかい潜り、女の脇腹めがけてバイソンのボディブローが炸裂する!
貞子「うぅっごぉぉお゙ぁあ!?ぐはっっ!!うぇえ゙ーー!!」
突然の攻撃に床に倒れ、身をエビの様に折って悶え苦しむ貞子!!
貞子「がはっ…!はっ……っ……ハァ…」
何とか呼吸を整えようとする貞子…。
498一応グロ注意。:2011/08/27(土) 20:02:03.72 ID:fU2fz5IV
そんな貞子の様子にバイソンは…

バイソン「へへへっ…。苦しいかい?」
バイソンはとても愉快そうに笑いながら貞子の黒髪を乱暴に掴み、無理矢理立たせる。
貞子「ぁ……っ!…や、やめ…て…!」
バイソン「へぇ…やめてだと?まだまだ続くぜ?てめぇの腹がぐちゃぐちゃに潰れるまでな」
貞子「……ぃ…!!!」
この男はヤバい。冗談ではなく、本当に私の腹が潰れるまで殴る気配を感じる!
それもニヤニヤ笑いながら…。この人は本当に面白そうに私を殴る!
バイソン「なかなか美人じゃねぇかてめぇ…。お前の苦しむ顔が見てぇ!」
バイソンは貞子の黒髪を掴みながら引き摺り起こし、壁に向かって思い切り投げた!
ビタァーーン!!
貞子「お゙ごぉぉゔっ!?ぁぁ……!」
背中からコンクリートの壁に激突した。後頭部も強打したようだ。
視界が回る……周りがぼやけて見える……。視界の先にあの男の姿が見える。
身体を団子虫の様に丸め、力を溜めている。
次の瞬間、拳を振りかぶり、コンクリの床を破壊する程の凄まじい勢いで近づいてくる!
貞子「……っ…!!!」
来る!貞子は思い切り腹に力を入れた。
バイソン「ハァっハァーー!!」
ドゴォォ!!ぐちゃぐちゃ!!
貞子「うぼぉお゙ぇぇ゙え゙ぇえ゙ーー……ぉお゙ぇぇえ゙ー…」
貞子の口から際限なく大量の嘔吐物が流れでる!
目を剥いて、下品に口から舌を出し汚物を吐きまくる貞子。
貞子「…ぁ…かはっ…」
ゆっくりと貞子の身体が傾き、ゲロまみれの床に顔から崩れ落ちる。
………びちゃ!
バイソン「なんだぁ?幽霊なのに死んじまったのか?」
貞子の身体は小さく痙攣している。
バイソンは貞子の黒髪を掴み引き摺り起こし、今度は仰向けに倒す。
びちゃ!!
貞子「…ぁ……ハァ……ハァ……」
貞子の胸は僅か上下に動いている。息はあるようだ……。
バイソン「安心したぜ…。へへ」
バイソンは馬乗りになり、貞子の身体に乗っかった。
貞子「もっ……もぅ…や…めて…」
焦点の定まらない目でバイソンを見上げ、命乞いをする貞子。
そんな貞子の様子にバイソンは……
バイソン「なんかよくわからねーが、お前は最高の女だぜ!もっと苦しそうな顔をしやがれ!ほら!」
貞子の腹にベビー級の拳を振り降ろす!
貞子「ぅ゙っげぇえ゙ぇぇえ゙ー!?」
血の混じったゲロを噴水の様に口から発射する貞子!
それでもバイソンは止まらない!何発も何発も拳を振り降ろす!
ぐちゃぁ!!ぐちゃぐちゃぐちゃ!!
貞子「お゙゙ぉお゙ぇぇえ゙ぇえ゙!!うっぷ!ぁがぁあ゙!?」
貞子の腹がどんどん平らになってくる。内臓はとうに潰れているだろう。
バイソン「おらおら?」
ぐちゃ!べちゃぁ!
貞子「……ぶっ!??ぁがぁあ゙ぁあ゙ーー…」
貞子の口から潰れた内臓が吐き出される。
口から内臓の切れ端を吐き、尻からは汚物を垂れ流しながら悶える貞子。
バイソン「さて、殴るのは終わりだ…」
貞子「……ぅ…ぇ…」
ホッとする貞子。しかし、それも束の間
バイソンはいそいそとパンツを脱ぎ出し、裸になってしまった。
バイソン「ほら、見ろ!俺の息子もお前と遊びてぇんだってよ!グヘへ」
貞子「……………」
もう嫌だ…。貞子はゆっくりと目を閉じた。

おちまい
499名無しさん@ピンキー:2011/08/28(日) 01:13:34.36 ID:P3emwGA4
何故か井戸とTVの前で貞子の死体が発見されるのかw
500名無しさん@ピンキー:2011/08/28(日) 20:10:18.76 ID:dOowua5d
>491
URLか・・・
501名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 00:17:26.69 ID:o8dTrlbr
世界陸上ー!女子ー!
502名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 06:14:28.76 ID:e+KTmEtl
>>498
乙彼!ありがと〜!

あれ?貞子って、ビデオを見た人の腹を食い破って出てくるんじゃ…?
503名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 19:56:30.55 ID:sKWLb6qF
>>498
自分が見つけられない=参加者0とか
いくらなんでもお前
504名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 20:24:43.52 ID:kmImOBWk
      _______________
      | _____________  |
      | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
      | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |  ザー
      | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
      | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;::::::::::::::| |
      | |:::::::::::/ ̄ ̄ ̄`´    `ヽ:::::::| |
      | |::::::::::|  :ill||||||||||ll: ,-‐‐、l::::::| |
      |  ̄ ̄|  ||||||||||||||||「しi .l ll ̄  .|
      | ̄「 ̄|  ||||||腹|||||||i ̄川リ ̄| ̄|
      |_| ノ   ||||||||||||||||||     |_|
        /    ||||||||||||||||||
        /    /||||||||||||||||||
       / ̄/ ̄ |||||||||||||||||
       /  /    |l|l|l|l|l|l|l|l
     / /    |l|l|l|l|l|l|ll
    / ヘJ      l|l|l|l|l|l|l
    ノ川        ||l||l||ll
505名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 20:29:30.84 ID:qQECwndZ
腹という字を見ただけで一瞬反応しちゃう
506名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 22:14:42.14 ID:nTIicoOi
俺さまは日常の会話で「腹」って発音しただけでチンピクするぞ。
507名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 22:34:35.46 ID:f/pygaty
女の会話に「おなかが〜」とかお腹って単語あったら勃起する
508名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 22:47:02.43 ID:kmImOBWk
                '"  ヾ               
              /              |l ̄`ヽ  ノ `メ、    
             ,/            {:}          `ー'- ニ_ 
          ,/         _∠     |l     \ ,      \
       /        _ ,. イ´:       |l      \      ,λ      < おなかが〜
      /   -‐‐‐-<´   .!   /    |l       ' ,   _,ィ'ンy}
      〈            \  .ノ`ー斗rェ,,_,_,_|l          ,.ir'彡イy-´ !
      `ヽ、        ` ' <._ {jt=t-t-ミ`^Yーrヘr-彡'水k} !:} .ノ
           ` ー-  .._       ` -ヽ.  l`亠^{:i ̄ {:リ |ハ ノノ/ノ
       _,. -‐ '  ̄ ´ ̄` ー- 、    \{{   {:l   {:i ノ_,ィニ_ン´
     //                  `ヽ 、\ \  {:l  {∠ニァ--'
    / /                 `ヽミニ>ァ┴ '´
  /\V|                          /
 ./   ヾ.、                  ,. ' ´
 l     \、                 ´/
 |    (ム水Tー、         .. イ
!    `7ハじ'\ー--ェァー‐ ' ´じト!
!     // {{.   `Y´       ト\
509名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 23:02:08.76 ID:zlY7KWv7
>>503
最低2人は参加するって分かっただけでもよかったじゃん
510名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 12:10:34.74 ID:ubALF0zi
腹パン合作本買った人いる?どうだった?
511名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 12:14:12.53 ID:m+FjX2ZM
 
512名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 12:21:11.51 ID:m+FjX2ZM
俺も聞きたい
買った人どうだった?
513名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 13:06:02.07 ID:+ZYk0amg
ビットキャッシュで買おうと思ったら使えなくてワロタ
514名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 14:40:12.52 ID:Kfcg/Imh
515名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 14:41:34.22 ID:Kfcg/Imh
感想書き込んでくれると助かる
516名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 14:59:02.37 ID:CtH1MPag
作家叩いて投下作品はスルー本は感想くれかよ
もうこのスレいらないな
517名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 16:53:16.27 ID:m+FjX2ZM
口ばかりで使えない奴らだ役立たずめ
もう買っちまった
結論から言えばマジ最高だ
悪いこと言わないから買っとけ、一ヶ月は使えるぞこれ
518名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 19:58:42.31 ID:oscAgM8B
買おうと思ってるけどクレカのみ?
電子マネーとか振り込みだとダメなのかな
519名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 22:29:33.30 ID:+ZYk0amg
>>518
R18はクレカのみだとよ
学生の身としては非常に辛いものがる
520名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 22:34:36.50 ID:oscAgM8B
なんでやねん!BCはEXで20歳以上の商品も買えるんじゃねーのかよっ
ネットの買い物にクレカ使うのすごい抵抗あるけどクレカで払うわボケがー!!1
521名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 23:21:15.41 ID:b/7PQBJF
漫画はかなり良い物がある
小説も良い
買ってよかった
522名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 23:23:01.37 ID:J2vmjqKp
たまんねえそそる腹だな
http://www.youtube.com/watch?v=qdaH3uX_WZA&feature=relmfu
きっと彼氏と腹パンプレイしあくってんだろーな
またこっちもたまらん腹だw
http://www.youtube.com/watch?v=YamDoDK71Ds
適度にむちむちしててまさに霜降り腹
523名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 03:26:43.26 ID:/1Z8g3px
こういう筋肉質な腹より柔らかそうな腹の方が好きだな
524名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 07:18:21.91 ID:WrKr80L7
なんとまぁ〜 (09
525名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 07:50:01.86 ID:YcdwXEMW
526名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 07:51:15.86 ID:YcdwXEMW
合同誌zipでくれ
527名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 08:26:25.79 ID:Hr+Bnmm5
ZIPって何?
528名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 08:50:09.63 ID:YWO8cKZQ
一昔前フランス書院から出てた漫画雑誌のことじゃね?
529名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 10:39:01.17 ID:7oWz3IqA
この合同誌、コスト0で作ってるわけじゃないから
コピーが出まわると確実に次回はなくなるって言ってたな
530名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 11:37:35.79 ID:YcdwXEMW
構わん。
今が楽しければそれで良し。
まだまだ先の明るいジャンルだしな
531名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 12:22:41.53 ID:UPzK7tzE
>>530
何という下衆ww
楽しいのはあなただけで、お金を払って購入した人も作った人も損するし
以降こういうのが作られなくなると、結果的に全員が後悔するし
先は明るいさっていうあなたが先が暗くすることになるんだぞ。
滅多なこというもんじゃないぜ。作者もここを見てる可能性だってあるんだし。
532名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 17:47:05.48 ID:Srto7t53
俺の名前は孝良。ラグビー部の高校2年生。
今じゃ俺は筋骨隆々だが、中学生までは違った。
身長だけ高いガリガリ男。気も弱く、よく絡まれる。
そんな俺をこれでもかという程絡み、イジメ尽くしてきた女がいる。
幼稚園からの幼馴染みの沙理。
こいつは隣近所に住んでおり、幼稚園〜小学校まで俺達は仲が良かった。
しかし中学生時代に入った時、沙理の親と俺の親とがトラブルを起こし、
それをきっかけに俺達の間に亀裂が生まれ始めた。
俺は正直揉め事には関わりたくないので、沙理にあまり近づかないように心がけてたのだが、
沙理はその態度が気に入らないらしく執拗に絡んできた。
沙理は頭が良く顔も綺麗だということもあり、クラスでは一目置かれ味方も多かった。
片や俺はガリガリ男で特に頭も良くない。
中学生の三年間、便器の無理矢理顔突っ込まれたり服を全部取られて
全裸で下校したりと想像を絶するイジメを受けてきた。
そんな俺の様子を、沙理はいつも校舎の窓から高見の見物。
おそらく沙理が指示してるのだろう。中学卒業し、沙理は進学校に入った。
俺はラグビーの名門校に入学し、二年の寮生活を経て身体を鍛えた。
しかし、沙理のことを思い出すたびに腹が立ってくる。

ある日の午後8時。学校の帰り近くの公園の便所で小便をしていると、
夜道を1人ぶらぶらと下校してくる女の姿が。可愛いな女だ。
遠くから見てもそれが分かる。…おっ?こいつどっかで見たような…
おっ…おっ…まさか、沙理か?これはチャンス。積年の怨みを晴らしてやる
沙理「………?」
沙理は俺の視線に気づいたらしく、こちらを向いた。
沙理「…あれ?もしかして孝良?久しぶりー」
ヘラヘラ笑いながらこっちに走ってくる。俺をイジメたことなど忘れてるとかか?
「……よう。沙理」
沙理「2年ぶり位?ていうか孝良身体つき変わったねー。」
俺の身体をペタペタ触ってくる。
沙理「志望校決まった?私この前の模試で偏差値75…うっぷ!!」
沙理得意の自慢話が始まる前に腹を殴ってやった。
孝良「おらぁー。昔のこと忘れたんじゃーねーだろーなこら」
沙理はゴホゴホ咳き込みながら俺を見上げ…
沙理「………??」
完全に忘れているらしい。自分に都合の悪いことは全部忘れるってか?
孝良「もう許さねぇ」
533名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 18:04:17.87 ID:WrKr80L7
いいぞ、がんばれ〜〜w
合同誌の話題はスレチだから他所でやりなよ
534名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 18:38:50.66 ID:Srto7t53
沙理「…ハァ…ハァ。な、なにするのよ!」
物凄い形相で詰め寄る沙理。
沙理「私が何したっていう……ぐはぁっ!!」
みぞうちを殴られ地面に片膝をつく。
俺は拳を握り、沙理の顔の前に差し出す。
孝良「これでお前の顔殴ったらどうなるかなぁ?試してみようかぁ?」
沙理「ちょっと……!!なんで私なの?やめて!」
俺は沙理の長いポニーテールを掴んで引っ張り立ち上がらせる。
孝良「大人しく腹を殴らせないと、その綺麗な顔をぐちゃぐちゃに整形するぜ?」
沙理「嫌っ!!」
逃げ出そうとする沙理。俺は革靴を履いた足の爪先で、沙理の腹を思い切り蹴り上げた。
沙理の柔らかい腹に、固い革靴の先が食い込む。
沙理「うっ…ゲェ!?」
一瞬目を反転させ、地面に崩れ落ちた。
俺はまた沙理の黒髪を掴み無理矢理立たせ、壁に押し付ける。
孝良「ここに立て!」
沙理は嘔吐しそうな口を両手で抑えながら、涙目でこちらを見上げる。
沙理「うっ…なんで、こんなことするの?私達幼馴染み…」
孝良「軽く両手を上げて、壁に背中をぴたりとつけろ。胸をもっと反れ!」
言う通りにする沙理
沙理「…な、殴らないでね。言う通りにするから…」
孝良「せーの」
俺は思い切り拳を振りかぶる!
沙理「えっ!?ちょっ!やめて!やめ…」
孝良「オラァ!」
ズドンという音とともに、沙理の腹に拳が食い込む。
沙理の口から黄色い液が大量に流れ出す!
535名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 18:39:27.58 ID:Srto7t53
沙理「ゔっ!?…げぇぇえ゙ぇーー…ぁ…ぁ…」
孝良の拳にもそれは振りかかった。
孝良「ちょ、きったねぅ女だな!てめぇは!」
拳を捻り、腹の奥へと食い込ませる。
沙理「…オゴォ!?や゙…や゙め゙てぇ゙……」
口から下品に舌を出し、汚物を口から垂れ流す沙理。
孝良「おい、今日の昼食は味噌汁か?」
沙理「…え?…そうだけど。」
孝良「吐いたら駄目だよなぁ?こら?勿体無いよなぁ?」
ゲロまみれの地面に尻餅をついている沙理を見下しながら言う。
せっかくの制服の白いセーターに、赤のチェックスカートも全部ゲロまみれ。
沙理「ご…ごめんなさい。」
孝良「うっせぇこらぁ!!」
沙理の腹を蹴り上げる!
沙理「お゙ぅゔ!?がぁあ゙ー!おぇえ゙ぇー…」
腹を抑え身を折り、ゲロまみれになって地面でのたうち回る沙理。
俺はそんな沙理の腹に片足を乗せ、体重をかけながら言う。
沙理「ぁあぁ…内臓…が…潰れる…!お願いだから…止めて…」
足を退けてやる
孝良「これくらいにしてやる…じゃあな」
地面に這いつくばる沙理の顔に唾を吐きかけ、その場を後にする孝良。
沙理「………ハァハァ」
その背中を熱っぽい瞳で追いかける沙理。


次の日。午後8時。
昨日のことを思い出しながらぶらぶら歩く孝良。
孝良「あれは気持ち良かったなぁ…へへ」
と、背後からいきなり声が。
沙理「じゃあ、もう一回やってみる…?」
振り向くと、沙理が立っている。綺麗な手で俺の拳を持ちニコリと微笑んでくる。
どうやら昨日の一件で、そっちの趣味に目覚めたようだ。
胸を反り、背中から壁に持たれかかる沙理。
沙理「これでいいよね?」
孝良「……こいつ!」
中学生時代のことは全然反省してないらしい。
昨日の二倍殴ったら思い出し、反省するかな?
俺は拳に力を入れる

おちまい
536名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 19:09:47.72 ID:WrKr80L7
ぐっじょぶw
おつかれ
537名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 22:16:03.37 ID:KRJc0iuU
面白かったよ
でも死んでしまいそうで怖い
538名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 23:02:45.52 ID:Srto7t53
>>536>>537
読んでくれてありがとうございます!
539名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 00:42:18.88 ID:KhcYAE2f
え、クレカのみなの?
売る気あるのか疑問
540名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 00:52:23.53 ID:n/IQHeDE
今時クレカも持ってないのかよw
541名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 06:27:47.18 ID:ov7MucYH
このスレには紳士かキチガイかゆとりしかいないのか?w
542名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 06:41:46.06 ID:Jzxbq9PJ
クレカぐらい親の承諾があれば学生でも作れるだろうw(むしろ学生の方がいいカードを持てるし)
若いうちにクレカを作って綺麗なクレヒスを築いておかないと、いざ家や車を買おうとした時に
ローンが組めなくなるぞw
543名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 06:55:15.95 ID:Jjy1APRz
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroanime/1286713698/
合同誌の話題はこっちでやってくれないか?
クレカはスレチにも程があるぞ
544名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 07:00:48.25 ID:ov7MucYH
学生でもクレカ作るのに親の承諾とかいらないし・・・
545名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 08:07:46.95 ID:PqcB6k+M
クレカは便利すぎる
546名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 11:03:15.23 ID:VFlb3aC0
そんなにクレカクレカ連呼されると、何かのヒロインの名前に見えてくるぞ
『世紀末女弁護士クレカ』とか
547名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 11:11:51.99 ID:B6bkRyWI
>>546
毎回腹責めのピンチに合うのか…
それとも犯罪者を己が拳一つで断罪していくのか…。

後者がいいな。
548名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 12:05:28.66 ID:0GTrrmq3
>>547
毎回弁護請負⇒腹責めピンチ⇒犯罪者を己が拳一つで断罪
なんじゃね?
つかそんなのあったら読みてぇぇぇぇええええEEE!
549名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 13:20:40.15 ID:VFlb3aC0
「このSuica、故郷へ還るのに現金の力は借りぬ・・・!」
550名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 16:07:21.76 ID:O02P+zJP
久し振りに来てみたんだけれども、なんか荒れてない? こんなもん?

最近の風潮としてSS書いても貶されるんですね。
以前一回ここで文章書いたことありましたが、あの時は単純に運が良かったのか。
ここに作品を投下されている方は自分の趣味として書いたものを下賜しているのでしょうか、
それとも気に入られるように?

やっぱり感想貰えなくともpixivに放置がいいのかな。
お疲れ様でした。
551名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 16:54:04.25 ID:Jjy1APRz
職人が少なくて一部のお子様が発狂してるだけだと思うがな
まあ乙
552名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 17:32:45.68 ID:0GTrrmq3
みんなムラムラしてスレに腹パンしてるだけでそ
553名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 17:42:25.70 ID:D7Jsr4DF
とりあえずマムシドリンクでも飲んで落ち着くか
554名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 18:44:55.59 ID:O02P+zJP
550だ。
そうか、ありがとう。
何かこの性癖に気付いてからこのスレにはお世話になっていたから、荒れててちょっと悲しくなったんだと思う。
お陰で書いてたSSも腹責めがなおざりになるし。

もしまた個人的にいいなと思えるものが書けたら放置に来る。
そのときはよろしく。
555nnS:2011/09/04(日) 00:18:36.99 ID:aWeDxfY5
シチュエーションはいくらでも思いつくけど文章にするのって難しいよな
556名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 00:32:39.22 ID:ts+jA1k+
おw野生のnnSがいる
あんたの漫画良かったぜ
もっと描いてくれ
557名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 00:33:25.48 ID:2DlYNp6b
だからnnSみたいに絵を描ける人が羨ましい
文章だと俺の脳内で思い描いてる画を完璧に表現するのに限界ある…
558名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 00:37:08.26 ID:gGOl1oBf
お前ら数レス前も読めないの?
559名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 00:47:47.20 ID:jOXMOHh2
560名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 00:50:50.11 ID:2DlYNp6b
ん?何?
561名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 01:01:30.09 ID:gGOl1oBf
コテに悪意がある様にしか見えない
562名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 01:18:07.76 ID:MO9L0T+b
あの流れの中あの文章から悪意を読み取るとかお前の読解力すげえな
小学校からやり直した方がいいよ
563名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 01:53:50.69 ID:gGOl1oBf
合同誌の話題が終わったと思ったらコテ付けて登場だもんな
>シチュエーションはいくらでも思いつくけど文章にするのって難しいよな
この文章にコテ付ける意味がどこにある?
564nnS:2011/09/04(日) 02:08:05.18 ID:aWeDxfY5
ごめんな
565名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 02:19:54.63 ID:W2xVpcGc
みんなケンカすんなよ。
仲良くしよーぜ。
566名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 07:16:17.56 ID:lUDFy0vn
むらむらしたからってレスに腹パンするのはやめよーぜ
567名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 11:05:08.74 ID:XySFJbip
55といい恭子といいnnSといい、何で物書きってのはこう調子に乗りやすいんだ?
大嫌いだわ
568名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 11:21:11.80 ID:xOYjyIjJ
このnnSは偽者じゃないか
569名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 12:23:23.12 ID:YX84Nxo4
>>567
お前みたいな奴は、何で自分がしょぼいからって関係ない職人を貶すんだ?
大嫌いだわ
570名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 13:42:08.74 ID:MO9L0T+b
文句言うやつはとりあえず自分で作品うpしてから他人の批判しろよ
大嫌いだわ
571名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 14:38:45.94 ID:2DlYNp6b
ID:gGOl1oBf
俺がいつ買ってもない合同誌の話したんだよ
意味不明過ぎて怖いわ
572名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 14:53:55.22 ID:FPXCL2bl
お前もさなぜ本人ともわからん糞コテと戯れてんだよ
迷惑なんだよ
573名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 14:56:21.99 ID:R0ZfiR3M
なんかなぁ・・・出る杭は打たれるって諺は本当だな
率先して何かやろうとする奴を見ると、足を引っ張ろうとする日本人の悪い癖
AVで散々抜いた後に「AV女優はビッチだ!人間として終わってる!」とか言ってるのと変わらん
職人がいつ調子に乗ったよ?
合同誌だって嫌なら買うなよ
言いたいことあるならこんな過疎スレで吠えてないでHPやブログに言いに行けよ
574名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:01:51.10 ID:u2dfr1Ec
AV女優はビッチだし人として終わってる事には違いないさ
575名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:08:41.92 ID:W2xVpcGc
まぁ自分の身内がAV出るとか言い出したら絶対反対するわな。


つーか腹パンして女が苦しんでる姿見て喜ぶ俺が一番終わっとる。
576名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:12:01.13 ID:FPXCL2bl
匿名性の強い掲示板で本人か偽者か判断しようが無いだろ
アンチも信者もいるんだから特定職人の話や批判はやめろって事だよ
出る杭とか吠えるとかさ論点すり変えないでくれよ
577名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:18:29.02 ID:MO9L0T+b
実際今話題のバカ発見器で叩かれても仕方ないつぶやきした人はいたけどな
578名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:47:12.41 ID:R0ZfiR3M
論点すり替えじゃないよ
本人言えないなら黙ってろってこと
本当に嫌いならこんな隅っこで陰口言ってないで、堂々とコメントなりメールなりしろや
579名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:47:34.43 ID:GBm5X7qs
荒れ始めたけど職人さんたちにはこれからも変わらず作品(マンガ、SS等)作っていってほしい
せっかく同人のイベントとかも企画されて盛り上がってきてるのに勿体ないよ
580名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 16:45:11.97 ID:2DlYNp6b
>>576
本物か偽物かなんてどうでもいいわ
何なのこいつ気持ち悪い
581名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 16:46:06.85 ID:XySFJbip
なんか出る杭を打つとか勘違いしてる人がいるみたいだが、
つまらないSSをつまらないと言う、ブログやツイッターを見て不適切な発言をしているのを見つけたら糾弾・是正する、
これらは俺達読み手の義務だぞ。読み手なんだから。
582名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 16:56:20.65 ID:FPXCL2bl
その3人はここにSS投下してる職人じゃないわけだが
本人達も名前出されて迷惑なんじゃないのか?
583名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 16:58:58.29 ID:jOXMOHh2
>不適切な発言をしている
ははは
自分の事がよく分かっていらっしゃる
584名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:04:40.85 ID:XySFJbip
書き手に人権はないだろ。
書き手という、読者に楽しみを提供する側に回った時点で。
ディズニーランドで働いてる人間は、例えお客様に暴言吐かれても笑って答えなきゃいけない、それと同じだ。
585名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:05:02.97 ID:MO9L0T+b
その3人って>>567に出てる3人?
nnSはここ見てるだけで作品は投下してないが
あと2人はここの職人だったろ
586名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:09:05.25 ID:W2xVpcGc
>>581
不適切な発言を是正しようとするのもいいけど、それもやりすぎは荒れる。
気に入らないのはスルーでいいんでねーかな。
それが2ちゃんのルールっぽいし。

つーかこのスレ荒れすぎ
587名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:15:46.32 ID:R0ZfiR3M
>>584
お前少しは家の外に出た方がいいよ
>>585
55も違うよ
誘われて何回か書いたことはあったけど
588名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:16:20.56 ID:FPXCL2bl
過去の話はいいんだよ
今は外部で活動して金も貰ってる職人だろ
ここに話題持ち込むな気に入らないSSはスルーしてくれ
589名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:18:33.70 ID:2DlYNp6b
>>588
何の話題持ち込んだの?
590名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:22:04.43 ID:R0ZfiR3M
>>567
>>581
>>584
肝杉
591名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:35:06.97 ID:XySFJbip
気の狂った職人に対してならともかく、俺に対して喧嘩腰になる奴の心理がわからない。
正しいと思った事を叫ぶ事さえ赦されざる場なのか此処は!?
592名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 17:47:31.96 ID:MO9L0T+b
いや恭子の人はともかく残り2人が調子に乗ったソースもないのに
>>567みたいなこと書くから叩かれてるんじゃないのwww
恭子の人だって発端は読み手側からだったし
593名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 18:00:42.67 ID:hHfwdYSV
ハツカネズミ…ども…

俺みたいなげっ歯類で服着てる腐れ野郎、他 に、いますかっていねーか、ハハッ

今日のスレの会話
あの職人が調子乗ってる とか このSSつまんねとか
ま、良く見る光景ですわな

かたや俺は浦安の片隅で着ぐるみ被って、呟くんすわ
body blow 苦しい?それ、最高の言葉ねw

好きな音楽 エレクトリカルパレード
尊敬する人間 ウォルト・ディズニー(著作権侵害はNO)

なんて言いながら愛想笑いっすよ(笑) あ〜 あ、世界的マスコットの辛いとこね、これ
594名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 19:30:59.30 ID:gpmZxjrC
>>584
これ読んだら釣りとわかるお
595名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 20:07:37.51 ID:wUaFmVw5
>>591
ここまでの馬鹿も珍しいな
まぁ真性の池沼か釣りのどっちかだろうが
596名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 21:07:44.79 ID:zRRzr+d7
人の少ないスレは荒らしが居着くと過疎化するものだ
597名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 22:48:12.72 ID:dK56D6SF
恭子の人も嫌われたもんだな。
「もし自分の妄想を完璧に書き出してくれる人がいたら、俺が書く必要ないのに」
って呟きを恣意的に曲解されて叩かれるんだから
598名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 01:15:05.11 ID:+4Hxpdc/
腹パ2が思いやられる・・・
599名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 02:29:47.77 ID:2uHNO6SO
やばい奴が一人いるだけで、これだからな・・・。
職人他叩いてるのは、例のクレカも持てない馬鹿ゆとりだろ。
サイトの掲示板覗いてみろ、クレカなくてもメール送れば買えるかもだぞ。
600名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 03:26:43.73 ID:ugKzL0ZM
>>597
嫌われたっつーか、性癖がアナルに偏ってるからな、あの人
好き嫌いがあるだろうし、脇の甘さが荒しに食いつかれやすいだけっていうか…

恭子続ききてくれー!
601名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 04:46:31.98 ID:IJG20dI0
もう誰が書いたとか読者の礼儀とか考えず唯々投下されるSSを楽しもうぜ
そして自分の息子を慰める作業に戻るんだ、投下されるSSが無くなったらそれすら出来なくなるんだぜ
602名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 13:00:45.57 ID:WOosoIfu
つまり荒らしてる極一部の連中はスルーでFA
603名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 13:38:57.91 ID:99c9kqyX
あぼーんも出来ない池沼の集まりだったのか
驚いた
604名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 08:13:33.51 ID:ynjuP5fC
こじきども自重しろ
腹責めなんて、狭い世界だから当然職人達もここ見てるぞ
これで10月のハラパの参加サークルが、少なかったらお前らのせいだからな
あーいうのは一回でもぽしゃったら次はやらないんだぞ
合同誌も商業誌並みのクオリティだが、
腹責めオンリーとか金になるはずもない
ノーマルにひん剥いて、肉棒ぶっさせてあんあん言わせた方が
何倍も売れるだろうに、お前らの為に善意でかいてくれてるんだぞ???
605名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 09:13:01.40 ID:7xU1GJXu
腹パ、どうも今回はプロの漫画家の参戦もあるみたいだぞ。

スレ違い情報でごめんね!
606名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 11:02:15.48 ID:Ea0XDDcE
プロとか大手とかあまり関係ない。
素人でも使えればいいよ。
前回がそうだったろ?
607名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 11:28:08.99 ID:ynjuP5fC
>605
腹パどこに参戦情報があるんだよ!!!
HP空っぽじゃねーか
もう開催まで1ヶ月かそこらだぞ!!
じらさず、さっさと公表しろおおおおおおおおおおおおおおおお
飛行機割引き予約できねーーーだろおおおおおおお
608名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 12:09:31.99 ID:7xU1GJXu
Twitterで腹パンオンリーで検索書けたら出てくるよ
609名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 14:21:55.13 ID:Ea0XDDcE
もう申込みって締め切ったんだっけ?
610名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 22:04:34.01 ID:+imkvG5z
いろいろ調べてみるとこりゃ今からオナ禁しとかないとやべーなw
611名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 22:44:23.46 ID:c5hZDgiX
結局誰が出るんだ?
数人しか分からんから、前回と同じ7サークル位あればいいほうかな
612名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 04:18:43.49 ID:L11fkuTS
http://www.sdf-event.info/mform/cutfile/c_list_hp2.php
うおおおおおお
参加サークル10超えるぞこれww
参加締切日延期してるからまだ増えるぞwwww
613名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 04:32:54.49 ID:L11fkuTS
http://marihani.com/

だれこれ?
始まりは健全にって題名だけど ちゃんと腹パンチもの?
ブログも健全で1枚絵しかないし誰か聞いてくれ
614名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 05:49:26.93 ID:L11fkuTS
いいなあああ、東京いいなあああああああ
615名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 09:01:34.81 ID:IDq1MuwN
来たね来たね!
前回参加者もメイン所はほぼ参加表明してるし、行くしか無いな!
616名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 13:10:59.91 ID:L11fkuTS
合同雑誌銀行振り込みで買えるぞおおおおおおおおお
対応がおせーーーんだよ糞管理人よおおおおおおおおおおおおお
これで1ヶ月しのげるうううううう
617名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 13:24:28.92 ID:L11fkuTS
スカイマークの分際で飛行機代たけぇ;;
ちくしょう東京いけねー;;
618名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 13:47:06.48 ID:lZW50Odf
東京住みだけど対人恐怖症なのでDL販売でお願いします
619名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 23:45:36.72 ID:+1CXdBIv
恭子の人のバカ発見器が見れなくなってる…

意外と小物なんだな
620名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 00:34:26.38 ID:fMSZYoy6
某所のサンプル見て飛行機取っちまったぜ
北海道から行くわ
621名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 01:59:22.53 ID:ynz4/OYF
>>620
地震大丈夫か
622名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 05:03:06.29 ID:sipeM319
>>619
流石にバカ相手に餌撒きしたくねえだろ
お前みたいな屑とか
623名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 07:19:15.33 ID:0Wf3scad
前に氏のブログハッキングしたのも>>619みたいな奴なんだろうな
624名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 07:52:40.96 ID:Cslt2yQG
朝から合作本で2発も抜いちまった
仕事いきたくねー
625名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 18:53:05.84 ID:Xanwdi+c
626名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 21:21:13.36 ID:uLDrs7j4
>>625
和牛霜降りサーロインて腹だなwたまらんっそそる腹やw
最近はフィギュア付同人誌てのがちょこちょこあるみたいだけど、
フィギュア付腹責め同人誌なんてのはどうよ?
ボディにきついの喰らってうずくまってるポーズとか
627名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 14:25:06.34 ID:v3uf75J5
おれはこれくらいの腹が好み
http://www.amiami.jp/shop/ProductInfo/product_id/227028
628名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 15:40:28.82 ID:nisf/5WY
俺はこれくらいの腹が好みなんで
これくらいの腹のSSを所望したい

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003XU5YOQ/
629名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 21:31:27.27 ID:uZTZS/B0
女子大生ボクサー
http://chitekizaisan.blog28.fc2.com/blog-entry-3152.html
こんな可愛い子がきっついボディブロー喰らって腹押さえてダウン
とかしてたりするんだぜドゥフドゥフフフ
630名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 21:55:27.40 ID:rqhuqSL8
2次元の方が良いと思っている俺は末期
631名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:40:34.29 ID:OPBIk1cl
>>630
禿同
632名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:52:14.93 ID:65HAMxV1
>>629
確かに可愛いが現実の女同士のファイトはしょっぱいなぁw
パンチが「パスン、パスン」て感じ

やっぱ腹パン、キャットファイトは二次元こそが至高
633名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 22:56:20.29 ID:OPBIk1cl
ランサーさんのSSに出てくるレベルの怪物が相手じゃないと物足りなさすぎるなw
634名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 23:41:20.91 ID:pkR3lO1s
素朴な疑問なんだけど、ランサーさんって何でここまで持ち上げられてるの?
作品も多くも無いし、投下ペースも遅い方だし、キャラやストーリーに魅力があるかといえばそうでもないし。

まぁ俺が単に好みじゃないだけだと思うけど、ここまで持ち上げられる要素が感じられない。
635名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 23:50:17.30 ID:vUpc78Qm
素朴な疑問なんだけど、自分の好みじゃない人の名前が出る度にそんなレスしてるの?
大変だねえ
636名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 00:43:37.98 ID:sTk2CWlR
このスレはマンセーだけしてればそれで済むのか
今では名前を言うのもはばかられるあの人がクソミソに叩かれた甲斐があったな
637名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 00:53:39.20 ID:qfxTxApY
好みは人それぞれ
好きなSSも嫌いなSSも人それぞれ
好きな物、嫌いな物はあって当然
だけどそれを人に押し付けようとするのは大きな間違い

好きだから、嫌いだからって騒ぎすぎたら周りから反感買う事もあるさね
638名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:09:54.56 ID:NEoOBKX5
>>634
ルームナンバーさんもランサーさんも、韓流スターと同じ。作られたブーム。

なんちゃって。
639名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 01:48:21.89 ID:8rUixKG7
1、てんつ
2、クレカなくて同人誌買えないのでここを荒らす
3、腹パ参加できなかったのでここを荒らす
4、腹パ参加できたが職人が割とリア充オーラ出してて嫉妬してここを荒らす

君はどれだ?
640名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 11:25:44.64 ID:4LndcAtE
同人誌面子が凄いな
nnSはしれっと処女作だし
まどまぎも良いし、つくすんとか地獄王子とか
腹パン絵師でもないのに気合入りまくり
641名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 15:49:41.13 ID:sTk2CWlR
バカ発見器の人のフォロワーさん、非公開設定解除するよう説得してくれ。
メール攻撃のネタが足りん。
642名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 15:50:30.25 ID:EN5PTpDY
5、特に理由はないけど、荒らしてるほうが通っぽいのでここを荒らす

ぶっちゃけ、ここはそういうネット初心者臭いのが多い印象
特に叩くことも起きてないのに無理矢理騒ごうとするとことか
強引に時事ネタ捻じ込もうとするとことか
643名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 15:53:08.72 ID:57HVvMCC
>>641
1、てんつ
2、クレカなくて同人誌買えないのでここを荒らす
3、腹パ参加できなかったのでここを荒らす
4、腹パ参加できたが職人が割とリア充オーラ出してて嫉妬してここを荒らす
5、特に理由はないけど、荒らしてるほうが通っぽいのでここを荒らす

で、君はどれだ?
644名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 15:53:59.94 ID:NPwOmQ7+
落ち着け
645名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 17:06:33.78 ID:84lWZNTT
>>641
本人もここ見てるんだし、自分で頼めば?
>>643
4だろ?
前回参加したけど、参加者全員からリア充オーラ出てたよ
同人誌に限らず何かを作って世に出すことって並大抵のことじゃない
創造力はもちろん、制作費やイベントへの参加費とかを賄う経済力(同人誌は大半が赤字)
人前に出るコミュ力や精神力などなど

引きこもって危ない妄想ばかりしてるうえに、こういうことを想像出来ないから
「リア充氏ね」や「○○は金の亡者」とかの的外れな考えが浮かぶ
>>584
>>641
みたいにね
646名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 18:29:48.45 ID:lOnAYpk6
何このスレ、普通に気分悪い…。
俺ももう投下は控えさせてもらう、ゴメン。
647名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 21:17:29.65 ID:5uMVV6il
せやな フリスの末期思い出すな
フリスBBSで「腹パンプレイ募集」とかいうので荒れだしたんだっけw
ま、荒しは大阪名物腹パンまんじゅうでも喰らってろてこったw
648名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 21:54:44.95 ID:MkstaORq
>>646
誰?
649名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 23:03:57.87 ID:5uMVV6il
それDE!DA!!
おっぱいマウスパッドってあるやろ?
腹ッパマウスパッドてどうやろか?
ヒロインwが腹むき出しにしとるんや 
シックスパックのガチムチ腹からメタボ腹までまァいろいろ取り揃えてなw
ユーザーはその腹の上で好き勝手するやkwやw
650名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 23:28:50.53 ID:0Mo4Hpgi
まあ発表の場はこのスレだけじゃないし、雰囲気落ち着くまで書き手も他に分散しそうだなぁ
651名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 00:12:51.85 ID:CAQwOXzs
職人なんてどうでもいい。今は、腹☆パだ。
652名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 00:34:30.27 ID:LGc/++zW
腹パ以降特定の人物を叩くレスが増えたことから>>643の4で間違いないだろうな
リアルどんだけ終わってて危ない妄想しててもいいから他人に迷惑だけはかけるなよ
653名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 01:04:22.99 ID:5gRUlKOE
>>652
同意
何かずっと離れた所で参加者のテーブル見てぶつぶつ言ってる奴居とかいたしな
654名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 02:40:01.68 ID:/1/L4VFT
同じ趣味(フェチ?)同士仲良く出来ないのは悲しいよね…
普通の人には話せないような話題で盛り上がれる数少ない場だろう
作品について批判するなとは言わないけど批判してる側のレスがあまりにも酷い
どこが悪かった、好きになれなかった等具体的に書かないと改善のしようがないし参考にすらならない
作品の批判ならまだしも作者の批判、それも作品と全く関係ない理由でとかさすがに呆れる
655名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 03:16:30.85 ID:CL77pZX3
説得するだけ無駄じゃない?どうせ素顔も名前もわからないネット上じゃあね。
656名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 05:56:28.28 ID:lxmI3NnV
荒らしたいだけのバカとそれに乗っかっちゃうクール気取ったスカしたバカが居座っちゃってるからなー
657名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 12:09:18.99 ID:5gRUlKOE
恭子の人のブログ見れないんだけど・・・
658名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 12:22:08.00 ID:lff4Adxj
ここがどこまで雑談おkなのかしらんけど・・
もう腹パとかブログ持ちの話自体が癌じゃね
一応萌えスレもあるわけだし話出す奴も触れねー方がいいと思う
659名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 13:22:17.36 ID:hx557Ra7
じゃあ皆黙ってSSが降りてくるのを待つしか無いってか。それこそ過疎化の原因になると思うが。
荒らしがいるのは雑談のせい→腹責め関連の雑談がわるいって理屈はおかしい

悪いのはネガティブ発言で荒らそうとするのをスルーできない民度の低さ
660名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 16:25:48.37 ID:Eo0ivnYx
http://bellypunchingsite.zxq.net/menu.html
合同誌ってこれのこと?
買った人どうだった?
661名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 00:18:05.37 ID:5XOvvOsa
賢明な書き手のみなさんはほとぼりが冷めるまで
手持ちの文章を暖めていることだろう
楽しみに待ってる
662名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 00:33:21.49 ID:EP3+nfpT
本当に賢明なら他に投下する場所探すわ
スルーされるとかならまだしも、投下すると理由もなく粘着されて叩かれるようなとこに誰が作品出すんだよ
663名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 00:55:14.12 ID:yAFIpiFr
664名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 01:44:53.42 ID:dqgLFBgR
おまえ・・・(*^ー゚)b グッジョブ!!
665名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 04:52:33.78 ID:rQlYCdG2
>663
これも買った人どうだった?
感想聞かせて
666名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 10:08:19.84 ID:rinVAU71
                        / /
                        / /
                     /三ミ} フ
                    r'"rニニ`〈
                   .| rニ~~` }    そんなことより野球しようぜ!
                   j (_)  /
     _,.-‐‐‐-'ヽ.      /  ,A_  ヽ.
   /,.--‐‐‐、  ヽ.    /  /  |  ヽ.
  / / />  ヽ ,..、ヽ /   /   |   ヽ.
  /‐┘/,.-、   ! | 6)/    /  __|   ヽ
  !ニ=_"iO ヽ   ヾ/    ./‐-'"i iZ    }
  !TOヽヽ、_ノ __ /|__   / { ヽ ヽヾZ   /
  ヽヽ_ノC /ン|   L  /___ヽ ヽヽ _>‐'"
   ヽ (∠ン´| ヽ、_.ク   _ ヽ、/
    `ー/| ヽ、__ /_/  _ |
      | ヽ、_. /   _/   _|

667名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 12:39:05.85 ID:/BgOOHhX
職人をデッドボールで退場させたら勝ち?
668名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 00:24:12.15 ID:uspk5v9C
2号ww
669名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 00:55:58.10 ID:ewZ7QeHV
腹パ2のサークル、まずはどこに並ぶか決めなきゃだな
670名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 03:27:28.46 ID:ES3R++iu
10サークルあるからなー
とりあえずdlsiteで販売するとこは後回しで良いんじゃないか?
671名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 08:57:13.87 ID:F369WJ6u
列に並んでいるうちに他が完売とか悲しすぎるw
そう考えるとたくさん刷ってきていることを願って本命を後回しにした方がいいのかな?
672名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 10:45:53.58 ID:oS2Dk0vT
本命を先に行った方がいいんじゃね?
673名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 12:09:55.13 ID:IwA2WtVR
13時開始だから他のイベントを周り終えた人でも開場時間に間に合うのが厳しい
もし11時開始だったら腹パを最初に選んだ人しか並んでないのにな
674名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 12:29:29.01 ID:oS2Dk0vT
そもそも何でわざわざずらしたのかイミフだよな
会場分けるならともかく、同じフロアだったら混乱するだけだと思う
それとも本当に会場分けるのかな
675名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 12:50:14.18 ID:ES3R++iu
意味はわかるがな・・・
堂々とやるには腹パンは異端すぎるってこった
腹パの参加者のサイト見てみなよ?
常連以外のな・・・
多くが腹パの情報を隠してるぜ?

676名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 13:28:16.20 ID:IwA2WtVR
単にサイトを更新してないだけの人とちゃんと言及してる人の二通りでしたが
677名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 21:28:55.95 ID:kpD2sgHA
腹パン愛好者をなんてよべばいいの?
腹ラー?腹パニスト?
678名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 22:39:58.91 ID:AWfiFwSK
679名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 22:42:41.49 ID:uspk5v9C
>>678
直販じゃなくてそっちで買えば良かった気がしてきた
データじゃないと肝心な時に扱いづらいわw
680名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 22:48:55.98 ID:hpP5CwxB
俺はやっぱ本で欲しいなぁ・・・
データだと味気ないし
681名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 02:59:31.82 ID:KxoRO75q
俺はこの小説を書いてる人も参加して欲しいな。挿絵とかどういうのになるかと
めっちゃ興味あるわ。
http://novel18.syosetu.com/n5808s/
682名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 06:42:56.77 ID:IvmfvcaS
55神か。
確かに実力がプロを遥かに凌駕しているからな
683名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 10:26:08.04 ID:yQX5+r6K
あと1ヶ月もあるのか・・・
耐えられないわ\(^o^)/
684名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 11:50:51.87 ID:IvmfvcaS
お前も腹パニストなら、セルフ当て身で1ヶ月気絶すればいいじゃん
685名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 12:40:49.25 ID:pTLVbqkk
プロが出るのはいいが、問題はどの程度腹パンに思い入れがあるかだな
前回知名度と絵の綺麗さにつられて並んだら販売物は
着れもしないTシャツのみであとは普通の既刊本だった
その間に他のサークルが完売して泣いた
686名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 12:42:26.72 ID:KxoRO75q
55神さん、ここに小説落としてくれないかな〜
687名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 13:27:51.93 ID:9phSPEOL
55神ってルームナンバーとは別の人?
688名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 15:25:15.10 ID:LW8U1ogw
腹責めに対する思い入れは大事だからな
拳がめり込んだ腹や中身のびくつく感触、
嗚咽に、苦悶の表情。ちょっと流行りに乗ってみましたじゃ表現しきれない世界


689名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 15:50:20.15 ID:KxoRO75q
687さん、ルームナンバーさんと55神は別人だよ。ちょっと名前に55がついてて
紛らわしいけど、681に書いてあるURLで小説を投降してる。
690名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 16:16:44.07 ID:9phSPEOL
別人なのか
ありがとう
691名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 18:48:42.59 ID:EIb3VCS4
>>685>>688
イベント当日は常連サークルを先に回って
普段腹パンで活動してないサークルやプロは後回しでもいいな
むしろ常連サークルの本さえ買えればいい
692名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 19:22:15.05 ID:N0EgADfx
>>688
新規参加者のHP見たけど、全然腹パンのイメージ無いもんな
「えっ、腹パン好きだったの?」
って感じで。
1回目参加者はもはや鉄板だろう。
シャーさん、55さん、コッペパンさんは間違いない物を作って来ると思う。
693名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 06:20:41.85 ID:nlUAxXTw
その3人は最悪買えなくともデータがあるだろ
新規参加者のを買うぜ
694名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 10:35:27.70 ID:EXPhRDvo
>>680
データなら例の時でも片手で楽に操作できるからな
更にスマホやタブレットでも見られるし

ってか一般小説ならともかく、使う本に味気も何も無いだろw
695名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 18:24:43.54 ID:cZyFtqRM
腹パ日時変更したのか
696名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 19:41:28.58 ID:x3Hb/vIq
しかしnnSの絵は本当可愛いなぁ・・・。
697名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 20:57:33.44 ID:9+7LdGDf
確かに開催時間分けてた意図が不明だったもんな
55氏が問い合わせした通り、参加者のフリして搬入された作品盗る奴もいないとも限らん
698腹パンチ小説書きtentsu:2011/09/17(土) 01:32:49.49 ID:COQRTFXi
みなさん僕の小説の感想ください
こっそり375を投稿したのですが
699名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 02:07:21.49 ID:VDbT3nh+
これの十倍の文量と小説の体裁を整えて腹パンの描写を他の人ぐらい書いてほしいな。
700名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 06:44:55.07 ID:rkOwxi5/
成功すると良いな、腹パイベント。
701名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 22:16:55.15 ID:q4xICpRj
マイノリティな性癖だからこの手のイベントは成功して欲しいけど、ここで延々と外部のイベントや書き手の動向をオチするのもどうかと思うのだが
702名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 00:56:40.06 ID:tE3OSPXl
SSスレだが一応腹パン関連の話題だしいいんじゃないの?
ここの職人さんも参加してるしね。荒れるなら控えた方がいいけど
703名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 07:46:21.91 ID:jHZLhfW+
スレ保守のためにも腹パン関連の雑談はOKにしてほしいな
704名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 09:20:39.18 ID:pJ0Xr+ru
程ほどにな
705名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 10:08:14.10 ID:w5bf0oHg
まぁ何日もレスつかないスレは寂しいけど、あえて本音を言わせてもらうが
地方民だからイベント参加できねーんだよクソが!
全部DL販売しやがれ!
706名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 16:24:34.65 ID:jHZLhfW+
データならいくらでもwinnyに流し放題だもんね
707名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 16:29:11.62 ID:Jp//SX2H
外せない用事がある場合は仕方ないけど
サークル側も買う側も地方から出て行く人多数でしょ
708名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 18:28:56.19 ID:ZPBywQLf
1番遠いのは55氏の福岡かな
709名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 19:45:12.51 ID:MJJljs5E
>>706
割れ厨はここに来るなよ・・・
710名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 21:46:30.44 ID:w5bf0oHg
>>707
関西から東京は遠すぎるわ
せめてとらに委託してくれ
711名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 21:59:23.87 ID:ZpCMHRgU
>>710
千里の住人だが普通に行くつもりだぞ。バスなら往復でも交通費はだいたい1万円以内に収まるし。
712名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 23:00:31.11 ID:jqjLTkIX
>>710
だよなー
713名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 23:44:17.30 ID:Jp//SX2H
遠い云々じゃなくて、万を越える額の交通費を払っても行きたいと思えるかどうかなんだろうな
714名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 00:28:00.82 ID:GY5eEybV
これは、今を去る数ヶ月前に起こった物語
記念すべき第2回目のイベント開催を前に、前回のイベントがどのようなものだったのか
参加した者はそれを振り返るために
参加しなかった者はその雰囲気をうかがい知るために

書き綴ってみよう
今一度失われた記憶を取り戻すために



第一話 序曲 オーバーチュア

5月5日、木曜日。
ゴールデンウィークの連休で賑わう東京の空は、薄い雲に覆われていた。
晩春に差し掛かろうとしているのであろう。
風ひとつ吹くことのない過ごし易い気候は、もうすぐ近づく初夏の到来を早くも感じさせているかのようだった。

(さて…どこへ向かえばいいのだな?)

ショルダーバッグをよいしょと担ぎなおし、駅前に立つ周辺地図の看板を覗き込む。
蒲田という土地勘のない場所に降り立った俺は、軽い戸惑いを覚えていた。

休日で人がごった返す東京の、しかもまったく知らない場所にわざわざ重い荷物を持ってやってきたのには、それなりの理由があった。

今日、この地でとあるイベントが開催されるため。
…そう。

『腹パンチオンリーイベント HARA☆PA!!』

ほか2つの同人イベントと併催される、日本初、いや、おそらく世界初であろう、女性への腹パンチに執心する人々による、腹パンチ同人グッズの即売会。
こんなマイナージャンルの性癖が同人イベントとして日の目を見る時が来ようとは、誰が思ったことだろう。
それだけに当初の反響もなかなかに多大なものだった。
インターネットでまことしやかに噂が流れ始め、それが現実的なものと確認されるや、
その界隈の住人たちに熱狂的な支持をもって開催されるに至ったイベントなのである。

気がつけば、イベント参加の申し込みをしていた。
開催までわずかに与えられた1ヶ月という期間、仕事の合間を縫ってCG集を作成し、なんとか人様に供せらる数をそろえるまでにこぎつけた。

ようやく目を覚まし始め、徐々に活気付こうとしている地元商店街をくぐり抜け、イベント会場前にたどり着く。
参加サークルはどんな顔ぶれなのか?
どれくらいの客がやってくるのか?
生ぬるい風が、緊張する全身を撫でて流れていく。
時は正午前。
決戦までわずかな時間を残す会場に向けて、俺は足を踏み出した。


そして俺は思い知ることになる。
開催時間、わずか2時間あまりという儚いひと時。
その中でこのイベントが、人々の心に強烈なトラウマを残していくことに…。

(第一話 完)
715名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 00:29:06.93 ID:GY5eEybV
第二話 邂逅

さすが産業展示館だけあり、中は広かった。

「戦術兵器は携行してないようだな。……よォし、次ィ!!」

受付でのX-RAY検査をパスした俺は、コワモテの運営委員会からグッドラックと告げられ、会場内に足を踏み入れた。
すでに中は設営を始める各サークルで賑わい、ごった返している。
「Loけっと」、「し〜むす」、「HARA☆PA!!」の3つからなる同人イベント会場は、それぞれの趣味人から発するある意味独特の負のオーラに包まれており、
今まで味わったことのない雰囲気に鮮味を覚えつつ、割り当てられたブースはどこだろうと模索を始めることにした。

ほどなく、会場内の一番奥、4つの事務用折りたたみ机が並べられた先に、数人の人物が荷物を広げている様子が目に映った。
事前に渡されていた配置図に目を通してみると、どうやらそこがHARA☆PA!!のブースで間違いないようだった。
さしあたって集まっている彼らは出展者なのだろう。

まずは挨拶をせねばなるまい。

俺はブースに近づくと、その中の一人、中腰でカバンから薄い本を取り出している背の高い若者に話しかけてみることにした。

「…どうも、お忙しいところ御免くださいまし。腹パ出展者の方でございましょうか」

「……あっ! どうも、はじめまして。そうです、ここが腹パのブースになります」

気さくな若者だった。
年のころは二十半ばといったところだろうか。
作業の手を止め、にこやかに笑いかけてくる。
軽く挨拶すると、俺は彼の2つ隣の席に移った。
そこには先日イベント申し込みの折に自分で描いた、サークルカットの絵が貼られていた。

「私、『車体番号22』といいます。どうも、はじめまして」

「恐れ入ります。私、本日こちらで出展をさせていただきます『木曜』と申します。どうぞよろしく」

若者は腰が低く、柔和な印象だった。
こういったイベントは彼のほうも初参加らしく、出展者がまた一人やってきたことに安心したのか、
こんなイベントができるなんて、とか、何人くらい人が来るのだろうか、とか、少しく言葉を交わしたのだった。
流れで、遠くのほうにいる参加者、ほね氏、まぐろのデリカ氏とも挨拶を交わした俺は、
イベント出展者として参加している立ち位置を改めて振り返り、妙な高揚感を覚えていた。

車体番号22氏は、今日出品するであろう本、一冊、一冊になにやらスタンプを押す作業に取り掛かろうとしていた。
作品にシリアルナンバーを入れているらしい。
なかなか時間が取れなくて作業が圧しているんですよ、と、半ば愚痴をこぼしつつ、それでも楽しそうに作業をこなしていく様子を
横目で見つつ、さて、自分も準備をしようかとバッグに広げようと手をかけた、
その時だった。

「ナニがやりたいんだコラ! 紙面を飾ってコラァ!!」

突如、割れ鐘のような一喝がHARA☆PA!!ブース一帯に響き渡る。
何事かと思い顔を上げると、テーブルを挟んだ目の前に、一人の男が目をいからせて立ちはだかっている。
武闘派の人間がかもし出すような一種異様なオーラ(パワーホール、と読む)を身にまとい、ヤバチックな雰囲気を漂わせている。
この人物が声の主に違いない。

そして俺はなにやらその男に、見覚えがあったのだった。

(第二話 完)
716名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 00:32:48.88 ID:GY5eEybV
第三話 既視感

と、思ったら勘違いだった。

二つ隣の車体番号22氏は、男が発した突然の大声に、明らかに動揺している。
男と俺はテーブルを挟んで対峙する格好となっていた。

「…ナニがやりたいのか。ハッキリ言ってやれコラ。腹パンしたいのか腹パンしたくないかどっちなんだ」

男の口からさらに挑発するような言葉がつむぎ出されていく。
どうやら彼も、今日のサークル参加者らしい様子が見て取れた。
俺はどこからどうやって突っ込みを入れたらいいのかわからなくなり、顔を引きつらせつつ22氏に小声で話しかけた。

「……22さん。俺はあいにく腹パン作家様には疎いのだが…、初対面の人間に突然一喝を食らわせてくるこの勇者は何者ですか?」

「あー…。い、いやあ、ちょっと僕にも誰だか……ていうかナニこの状況??」

突然始まった喧嘩劇場にどういった言葉を見つけていいのかわからず、22氏は口をパクパクと動かすのみだった。

「どっちなんだコラァ!!」

さらに突き出される意味不明の罵倒に、俺の堪忍袋の緒がついぷつりと切れてしまった。

「なにがコラじゃコラ、バカヤロウ!!」

「ナニコラ、タココラ!!」

「なんやコラ!!」

「紙面を飾るなつってんだ、コラ!!」

「お前が言ったんだろコノヤロー!!」

「言ったのはテメェだろコラ!!」

「オイ!」

「……なにコラ!!」

「いつでもやるぞコラ!お前死にてぇんだろこの野郎!!」

717名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 00:33:58.21 ID:GY5eEybV
前触れなく始まった口汚い言葉の応酬に、ほかのサークル参加者から何事かとの視線が集まってくる。
しかし一度火がついたやりとりはそう簡単には収まりがつかず、さらに過激さを増してしまっていた。

「お前、お前今言ったなコラ!」

「おう、言ったぞ!」

「吐いた言葉飲み込むなよ、お前」

「それはお前もじゃコラ! ナメとんなよ、この野郎!」

「よーし、わかった。お前今言った言葉お前、飲み込むなよ。…そんな吐いて。わかったな」
「…ホントだぞ? ホントだぞ? …なあ。噛みつくんなら、しっかり腹パンしてこいよコラ。なぁ」
「中途半端な言った言わないじゃないぞお前。……わかったなコラ。…わかったな!」

「お前にわかったな言われる筋合いねぇんじゃコラ!」

「噛み付くんだなコラ!」

「オッサン、ナメんなよこの野郎!」

そして、激しいやり取りでここまできたとき、突然男はフフッと軽く笑みをこぼし、やるじゃない、とつぶやいた。

なにがなにやらサッパリわからないが、どうやら俺は、この人物の眼鏡にかなってしまったらしい。
その男、昼柳(ひるやなぎ)氏は満足そうにうなずくと、相変わらずぽかんとしたままの22氏や他の参加者の様子などまったく介することなく、
俺の横にどかりと座って、出品する薄い本の準備を淡々と始めたのだった。

バッグの中から取り出してきたのは、漫画のページが描かれた数十枚に及ぶ原稿の束だった。
どうやら彼も製本する時間が間に合わなく、ここで原稿を手折りする羽目になったようだ。
一枚一枚を丁寧に折り、ページごとに重ね、ホチキスで留めていく。

「……あ、あのう、昼柳さん。もう時間が差し迫っているようですが、大丈夫ですか…?」

恐る恐る声をかける俺に、昼柳氏は車に乗り込む革命戦士そっくりの笑顔で

「時間かかんねぇ」

と答え、作業に取り組んでいくのであった。

(第三話 完)
718名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 11:39:36.49 ID:edeFHSUD
この空気の読めないっぽい寒さはある意味天然記念物級だな
719名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 12:45:52.59 ID:kSrSfhpi
>718
すまぬすまぬ
イベントに行けそうにないので、それでもなんかやってみたいなあと思って
つい書いてしまいました
もうちょっと載せさせてくださいまし
720名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 13:12:03.13 ID:/ULnzHOh
>>717
GJ!
何気に文章上手いなw
721名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 13:19:59.96 ID:edeFHSUD
内容からして前回イベントでCG集売ってた人?
722名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 19:51:19.78 ID:7GLqe+d0
続き期待
723sage:2011/09/19(月) 22:24:09.81 ID:LKAp/bhk
>>717
あんまり恥さらすな
自重しとけ
724名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 22:46:52.62 ID:edeFHSUD
と、キチガイである事を暴露された夜凪が吠えています()笑
725yoru:2011/09/20(火) 00:22:34.69 ID:1Rts/nEp
ふーん。おいらの、隣、ねぇ。ま、いっか。で?(*'ω')ドンナ オチ ツケテクレンダ コラァwww
726名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 00:41:49.14 ID:nn2lZOUw
>>725
ナニコラ!!
お久しぶりです、隣の者です。その節はお世話になりました
性格付けは革命戦士っぽく書いてしまいましたが
オチについてはもうちょっとお付き合いくださいませ
727名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 01:13:44.90 ID:nUwjBcyQ
このSS誰得だよ
身内ネタみたいなのは寒いからやめてくれよ
参加してない人は元ネタわからねーんだから
最初はコピペ改変かと思って読んだけど面白くないし
728名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 07:43:23.15 ID:d+i+VH7U
うわうぜぇw
ゴミ書き手消えろよ
729名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 12:26:33.71 ID:TDdBF+R5
そんな叩くなよ。
こうして腹PAの話題ばっかりになってるのも、元はといえば書き手連中が逃げて投下しなくなったせいなんだから
730名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 12:51:36.97 ID:GAuqthj+
SS書くのは自由だからそれに関しては何か言うつもりないけど
夜凪がなんでキレてるのか全くわからないんだが…
紙面を飾るなコラってなんだよw
731名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 13:02:36.66 ID:TDdBF+R5
何でもいいから早く続き書いてくれ
732名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 13:23:55.57 ID:AhLO3H7t
それじゃこの書き手も叩いて逃げさせようぜ
文章へタだわ、酷いオナニーネタだわ、何より腹責めないし見るに耐えん
馴れ合いは他所でドウゾ(゜Д゜) 
733名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 13:38:11.64 ID:3KysaP5f
文章下手、馴れ合い、無言で未完成投下
身内ネタ、腹パン無し
初っ端からこれじゃリストラでええわwというか嫌がらせSSとしか思えんw
734名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 13:43:52.86 ID:TDdBF+R5
これネタにされてる他の参加者、特に夜柳と55はどう思ってるんだ
735名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 16:01:40.56 ID:/+c66/oI
CG集の人が書いてるのか全く無関係の人が書いてるのかわからんな
CG集の人だったらイラスト描く方が喜ばれると思うんだが
736名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 16:30:23.01 ID:3KysaP5f
>CG集の人だったらイラスト描く方が喜ばれると思うんだが
737sage:2011/09/20(火) 17:03:43.45 ID:nn2lZOUw
腹責め専門SSスレの皆さまへ

>>714-717をあげさせていただいた翠蓉君と申します。
このたびはこのSSスレを荒らしてしまい、申し訳ありませんでした。
たしかになんのごあいさつもなしに突然文章を投下したのでは、
見ている方々を不愉快にしてしまうのも無理からぬことでした。
本当に申し訳ありません。

一応、このあとにはもちろん腹パンチ描写も用意し、そのうえで
以前やったようにその場面場面の腹パンチ絵(女の子です)も他アップローダーに上げさせてもらって、という手法に
するつもりだったのですが、やはりこちらのやり方がまずく、読み手の方を不愉快にさせてしまった
ことは否めません。

中途半端ではありますが、不愉快に思われた方がいる以上、これ以降の文章は掲載いたしませんので
どうかご安心くださいませ。

>紙面を飾るなコラ
プロレスの長州・橋本の問答のやりとりを取り入れたセリフでしたが、やはりこれも元ネタが興味ない人には
伝わらないし、結果、ただ乱暴な言い争いをしただけに映ってしまい、申し訳ありませんでした。
ただ、夜凪さんはイベントのときにお話しましたが、本当に気さくでいい方でした。
変な誤解をさせる書き方をしてしまい、すいませんでした。

パロディという形ではありましたが、あとで作家様にはきちんとお詫びをさせていただきます。


腹パンチオンリーイベント「HARA☆PA!! 2」が盛り上がりますようお祈り申し上げます。
重ねて今回のこのスレでの騒動、まことに申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。

2011年9月20日 翠蓉君
738名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 17:14:52.63 ID:Hm8vONt1
あれってネタじゃなくてマジだったのか
739名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 17:36:36.34 ID:3KysaP5f
なんというか凄いのが出てきたな
ほんとこのスレ末期くさいわ
740名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 18:00:52.70 ID:nUwjBcyQ
なんつーか・・・どんまいとしか・・・
>>737のつもりなら最初に書いておくべきだった
>>714-717だけ書かれて完ってなってたらそりゃ荒れるよ
741名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 18:02:51.48 ID:TDdBF+R5
むしろまだ末期だと思ってなかったお前の図太さが凄い
742名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 19:59:11.45 ID:TDdBF+R5
せっかくまったりした流れに戻って来たのに……
台なしだよほんと
パロディーだか何だかしらんけど、夜凪をただの基地外、55をただのデクの棒みたいに書いてどこを笑って欲しかったのか
まぁこの後どう腹パンに結び付けようとしてたのか興味はあるがな
743名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 21:04:31.00 ID:/+c66/oI
どちらにしろ内輪ネタだから、モデルになった相手に許可取って自分のブログでやることだわな
こういうのは筋道違えると失礼にしかならないから気をつけろと
pixivあたりに支援絵上げた方がよっぽど喜ばれる
744名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 22:35:01.15 ID:Nuxlf6PU
このスレの最初の方(第一回腹パンイベント直前)を見返すと、平和すぎて涙が出る
745名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 00:04:23.64 ID:CXG80AmR
内輪も何もこの人ってHPもpixivも持ってないでしょ
全然絡んでないよ
746名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 01:47:37.02 ID:U6f2es8q
いや、この人はpixiv持ってるよ

正直投下されるはずだった絵に興味がある
別の場所でもいいから公開してほしいな
747名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 14:45:09.73 ID:DdAGiLZa
何だかんだで腹パ2参加者は粒揃いだな
前回参加者で微妙だったサークルはどこも不参加だし
3は何組残るかねぇ
748ポケモンその1(グロ注意):2011/09/21(水) 16:22:41.16 ID:MFcdJ/Bw
タマムシシティのジムリーダーエリカに挑戦する1人のおっさんの姿があった。
おっさんの名前はレッドパパ。マサラタウンの浮浪者である。

レッドパパ「おい。俺のことを知ってるかい?」

こんな身なりの汚いし下品な男など知る由もない。

エリカ「…はい?」

見下したような態度で聞き返すエリカ。

レッドパパ「聞いて驚くなよ。俺はポケモンリーグチャンピオンレッド!の親父だ!」
エリカ「あぁ…そういえば、レッドさんから聞いたことありますね。」
エリカ「トレーナーのを目指して旅に出たんですって?
確か5年程前の話ですよね…バッチは何個集まりました…クスクス」

馬鹿にしたような目でこちらを見て、鼻で笑われた。
お嬢様には二種類あると思う。
世間知らずのワガママ女、それか高飛車女。
こいつは一見物腰柔らかだが、腹の中じゃ俺を馬鹿にしてやがる高飛車女。

レッドパパ「まだ0だよ。そして、記念すべき一個目はお前から奪う……俺をなめるなよ。」
エリカ「ふふっ、まぁ頑張って下さいね。では、相手になりましょうか?」
レッドパパ「俺は家を出てから10年。ただの浮浪者をしていた訳じゃない。
ある最強のポケモンを探してたんだ。見せてやるよ。俺の実力を!」
エリカ「お手柔らかに……」

笑顔で返してくる…が、目つきは変わっていた。
見下しすような目から一変、残忍な目つきでこちらを睨み付けている。
ただでは帰してくれないらしい。俺を散々痛めつける気か…。
749ポケモンその2(下手くそ注意):2011/09/21(水) 16:44:30.71 ID:MFcdJ/Bw
レッドパパのポケモン紹介。
→スピアーLv13
トキワの森で死にそうなところを助けてもらった…パパが
→マンキーLv7
小さいから勝てると思ってボクシング勝負を挑んだらボコボコにされた…パパが
→エビワラーLv25
空手王から貰った(パクった)。
→ピカチュウLv16
喉が渇いていたので公衆便所の便器の水をガブガブ飲んでいたら、
背後から捕まえられた…ピカチュウに
→????(パパの自慢のポケモン×2)


レッドパパ「先手必勝!ゆけ、マンキー!」

レッドパパの掛け声と共に、マンキーが襲いかかる!
対するエリカのポケモンはモンジャラLv99!!
瞬く間にモンジャラの触手が伸び、マンキーを締め上げる!

マンキー「キーキーキー!!!キー…キー…」

エリカ「ホホホホホ!そのまま絞め殺してしまいなさい!全身ぐちゃぐちゃになるまで続けて!」
レッドパパ「マンキー!!野郎…マンキーを放せ!!」

レッドパパはモンジャラに殴りかかった!
ミス!
しかし勢いをつけすぎたのか、レッドパパの拳は止まらない。

エリカ「えっ!?」

エリカの下腹部にレッドパパの拳が食い込んだ!

エリカ「…ぐふぅっ!!」

エリカは腹を抑え、膝をつく!

レッドパパ「チャンスだ!マンキー!」

レッドパパはアイテム、チェーンソーをマンキーに持たせた!
750ポケモンその3:2011/09/21(水) 17:03:22.30 ID:MFcdJ/Bw
チェーンソーを受け取ったマンキー!

マンキー「ムキー!ムキー!」

マンキーのハサミギロチン!!

モンジャラ「ウギェェエェエ!?!?!?」

次々とモンジャラの触手が千切られて行く!
一撃必殺!
まわりにモンジャラの肉片が飛び散る…
モンジャラは死んでしまった…

レッドパパ「やったァー!!」
マンキー「…ヘヘヘ」

エリカは腹を抑えながら立ち上がる。
地面にはバラバラになったモンジャラ。
余りにセコい勝ち方に呆然とするエリカ。

エリカ「…そんな。ひどい…」
エリカ「もう許しませんわ…」

エリカはスカートをほんの少しめくり、足首に付けてあるモンスターボールを手にする…。
腕を組み、ニヤニヤ笑いながらその様子を観察するレッドパパとマンキー。

エリカ「あれ、あれ?おかしいですわね…ボールが、ない!」

レッドパパ「こいつが持ってるぜ。お前が腹抑えて倒れてる時、こいつがパクってきたんだぜ?」

レッドパパの横には、いつの間にか黄色いネズミが…!
しかもその手には、エリカのボールが。

ピカチュウ「へっへっへ…ピカっピカ〜?」

ドヤ顔で笑うピカチュウ。

エリカ「ひ、卑怯者!堂々と勝負してください!」

余りの卑怯さに、エリカは下唇を噛んだ。
751ポケモンその4:2011/09/21(水) 17:44:09.35 ID:MFcdJ/Bw
レッドパパ「お前の手持ちは0だ。俺の勝ちだな。さぁバッチをくれ」
エリカ「断ります。そんな卑怯な勝ち方をして、恥ずかしくないんですの?」
レッドパパ「恥ずかしくねーなぁ。」
レッドパパ「ところで、どーしてもバッチ寄越さねーんなら…やるしかねーなぁ」
レッドパパ「ゆけ、スピアー。エビワラー。」

スピアー「ケケケ」
エビワラー「ハァッハァー!!」

エリカ「え?な、なんのつもりですの…?」
エリカ「もう私の手持ちはありませんわよ?」
レッドパパ「スピアー!毒針だ!」

スピアーの無機質な目がエリカを捉える。

エリカ「ちょっと…まさか、やめて下さい…。」

巨大な蜂が近づいてくる。

エリカ「やめ…」

ドスッ!
一瞬エリカの視界が白くなった。

エリカ「ぁ…か…!」

腹に巨大な毒針が食い込んでいる。

レッドパパ「よくやったスピアー。次はエビワラー。お前の番だ。」

レッドパパの一言に、エリカの顔が蒼白になる。
いったい自分をどうするつもりなのか…

エリカ「バッチなら差し上げますわ…だから、やめて」
レッドパパ「まだお前以外のジムリーダー残ってんだしよぉ。」
レッドパパ「こいつらに経験値与えてレベルUPさせんといかんだろう?」
エリカ「わ、わたしで…ですか?」
レッドパパ「エビワラー!メガトンパンチだ!」
エビワラー「ハァッーイ!」

エビワラーの厳つい拳がエリカのみぞうちに突き刺さる!

エリカ「…ぐはっぁ!…くっ」

歯を食いしばって堪える。

レッドパパ「休むなよ!ほら、お前自慢の属性パンチだ!」

エビワラーの拳が火に包まれる。
ほのおパンチ!

エリカ「ぐぇえ!?あっガハァ!」

火に包まれた拳がエリカの腹を焼きつくす。
肉と衣服の焦げた匂いが辺りに充満する。

エリカ「あ、熱い!助けて!」
752ポケモンその5:2011/09/21(水) 18:06:24.38 ID:MFcdJ/Bw
エビワラーのほのおパンチが何度もエリカを襲う。
腹を重点的に責められたエリカは、腹を抑えて顔から地面へ倒れかける。
そこへ、エリカの顔面めがけてエビワラーのアッパー。かみなりパンチ!

エリカ「ぶっ!?ぎゃぁぁあ!!」

鼻に拳が直撃した痛みと、電気による痺れでお嬢様らしからぬ下品な悲鳴をあげる。

エリカ「うっ!げぇえぇー…」

エリカの口から大量の嘔吐物が吐き出される。
嘔吐物は口から顎を伝い、白いブラウスと黒いスカートを汚していく。

エリカ「ぁ…はっ…もう、やめて、下さい…」

エリカの腹は焼け爛れ、全身痣だらけ。
ゲロまみれの口を押さえながら必死に命乞いをするお嬢様を見て、
面白そうに笑うレッドパパ。

レッドパパ「俺を馬鹿にしたらこうなるんだよ。」
エリカ「そんな…」
レッドパパ「まだまだ苦しめ。裁きだ」
エリカ「馬鹿になんて……してませんわ、ゔっぷぅ!?」

レッドパパのメガトンキックが脇腹に突き刺さる!
エリカは口から血を吐き、その場に崩れ落ちた。

エリカ「ぐぅ…ぁあ」

レッドパパは、腹を押さえ地面でのたうち回るエリカの頭を踏みつける。

レッドパパ「お嬢様…今の気分は…」

エリカ「…や…めて」

レッドパパ「グズ野郎が…ぺっ」

エリカの顔に汚い唾を吐きかけ、その場を後にするレッドパパ。





エリカ「癖になっちゃいそうですわ」
753名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 18:12:34.03 ID:MFcdJ/Bw
とりあえず終わりです。
途中からグダグダすぎた
754名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 20:41:57.66 ID:TEdwjOre
最期の1行いらない乙
755名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 03:29:38.45 ID:97i7xhMr
うん、打撃食らった部分が焼き爛れるとか好きだ
756名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 12:17:52.29 ID:XtoTd+ci
結局あの変な奴はワビ入れずにトンズラか
757名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 13:35:41.13 ID:VinzhBMa
何が真実か分からんし職人のヲチスレでもねーし
文句があるならメールで直接本人に言って来いノシ
758名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 16:32:50.34 ID:R6kYh/nd
http://www.youtube.com/watch?v=2H0KAljTACo&feature=related
すぱちん、すぱちん、いうてええ音させてパンチしようでホンマ
女も満足そうな顔して、ほんま腹パンチは最高のスポーツやで
759名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 17:21:59.00 ID:q1FZ+22/
お前ら…予言しておくが腹パは3回目はないぞ?
760名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 17:26:40.16 ID:q1FZ+22/
そんな調子じゃな…。
761名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 17:43:58.24 ID:DR2zXaf3
まあ、無いなら無いで構わん腹パンにも細かく好みが分かれるし
自炊できるように頑張ったほうがはえーよ
762名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 18:06:03.72 ID:dFqe9Zqb
ぶっちゃけ腹パンに限らず、リョナ系グロ系なら何でも抜ける。
763名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 18:19:47.18 ID:q1FZ+22/
愚民どもめ
好き勝手なことを抜かす
764名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 18:28:42.95 ID:Y6yBXLKP
ド田舎暮らしの肩幅が広くて下っ腹がだらしない熟女が、
パンスト直履きガニ股歩行を強要されながら、
思いっきり腹殴られて寄り目になって、
でも方言でパンチの続きをねだってるとか俺得。わりとマジで。
765名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 20:32:43.28 ID:AW+aIts0
色々言いながらお前ら腹パ行くんだろ?
766名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 21:47:24.29 ID:wmnygJRS
はっきり言えばな、俺のパンチ食らったらお前らの五臓六腑なんて弾け飛ぶぜ?
疑うなら、掛かって来い!!
767名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 21:52:04.16 ID:0MO0sUCa
姉ちゃんそうやってまた知らないオジサンに喧嘩売って、ほんとヤンキーなんだから

>>764
ttp://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ079089.html
こういうの堪らないんじゃない?
768名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 22:10:35.25 ID:Y6yBXLKP
>>767
その作品は買おうかどうかかなり悩んだのだけど、なぜかはだしのゲンを思い出してしまって(汗)
769名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:32:21.51 ID:R6kYh/nd
>>766が返り討ち喰らって、その鍛え上げた格闘美女の全裸を晒し
羽交い絞めにされて、
きもいおっさん連中に代わる代わる腹パンされて
すっぱい胃液を搾り出されたあげく
「・・・ご、ごめんなさい・・・もう調子のったりしませんからぁ・・・
お願いです、もうおなかを殴るのはやめてくださぃ・・・」
と懇願するBADENDで今夜はヌクわw
770名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:48:19.73 ID:AW+aIts0
>>769
て……天才……!?
771名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 00:19:44.85 ID:PVkyXNT2
さるみあっきって小説なんだな
はたして・・・
772名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 01:33:19.75 ID:9Jwg77Bt
某所のキャラサンプルで早くも抜いちまったwww
773名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 07:05:08.04 ID:y/8iheNd
某所ってどこ?
774名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 09:23:33.67 ID:9Jwg77Bt
名前出すと荒れる人の所
775名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 16:51:42.87 ID:y/8iheNd
さるあみっきは小説だとっ!?
ふざくんなwwww絵を描け絵を
776名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 17:44:47.22 ID:7yADZeDW
このスレでそんな文句が出るって
どういうことなの
777名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 18:29:24.07 ID:oUXfdEce
スレ住人の参加者率が極めて高いってことだろうな
778名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 18:31:35.73 ID:XQCSw0EK
腹パンなんかよりもホットケーキ食べたい
779名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 18:49:15.42 ID:9Jwg77Bt
いや、小説スレで小説イラネってどういうことって意味だろ
780名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 00:14:16.24 ID:t1knrhNP
>>778
俺さっき食ったよ
781名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 18:20:49.76 ID:4xKKKVMT
小説スレだからこそここで読めるような小説ならイラネ
てことじゃないのか
782ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:08:31.22 ID:6rI/dzk8
 夏の暑さはなりを潜め、徐々に涼しさが訪れ始めたある日の夜。
 俺こと桜葉和喜は、サンドバッグやミットを叩く音、そして爆音で流れるユーロビートがBGMとなっている建物の玄関前に立ち、
横に設えられた靴用コインロッカーに入れておいたヴァンズのスケートハイスニーカーを履く。
 アッパー部分やアンクル、ヒールまでが白黒のチェック柄になっているそれは、琴花とデートした時に買ったもの。
 ファッションに関して無頓着な俺に呆れた琴花が男の子のオシャレは足元から考えなきゃダメだといって選んでくれた靴だ。

 実を言うと、自分にはこんな洒落たものは柄じゃないと思ってしまい、履くのが照れ臭い。
 でも、店内をぐるぐる回っては一足一足手に取り、うんうん唸りながら俺に似合うものを一生懸命選んでくれたんだもんな……大切に履こう。
 そう決意を改めてから、俺はスニーカーを履き終えると荷物を詰め込んだスポーツバッグを持ち直し、玄関となっている自動ドアが真っ二つに開いてから外に出た。

 この建物……市街地の駅前に立つビルの一階フロア。
 そこが今現在俺の在籍するボクシングジム――M.Aジムだ。
 もうここの門を叩いて一年になるんだよなぁ。
 楽しい時間はあっという間に過ぎていくっていうのは、どうやら本当らしい。

 そして……アイツと付き合ってからもうすぐ9ヶ月。
 記念日はどこに連れて行ってあげようか?
 ゼミの友人から聞いた一万前後でコース料理が食える店もいいし、或いはテレビで特集も組まれた事で有名な新島(にいじま)ホテルのケーキバイキングもいいかもしれない。
 それと……9ヶ月記念のプリクラも撮らないとな。
 琴花から毎回の如くチュープリ……簡単にいうとキスした状態で撮るプリクラをねだられるけど、あれ結構恥ずかしいんだよなぁ……。
 普段は勘弁してもらってるんだけど……まぁ記念日だし、特別に要望に答えてあげるか。
 そんな風に琴花のことで色々思考を巡らせつつ、俺は帰り道を歩いていた。

783ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:09:08.54 ID:6rI/dzk8
「ねぇねぇ、何してんの〜?」
 ふと、俺が帰り道に通るコンビニエンスストアの前で品性のない声が聞こえてきた。
 ……何だ?
 少なくとも俺に向けられた言葉じゃないのは確かだが……少しだけ気になって声のした方に視線を向ける。
 そこには、コンビニエンスストアの駐車場で男三人が一人の女の子を囲んでナンパしている光景が映っていた。
 ナンパ……といえば聞こえはいいかもしれないが、女の子を三人で囲むようにしている様は、明らかに性質の悪い絡みにしか見えない。
 っていうか友達連れでナンパ待ちしてる子ならそのメンツでやるのも分かるけど、一人の女の子に三人で声掛けとか怖がられるだけだろ。
 ソロで行けよソロで。

「別に何もしてねぇよ」
 軽薄な男共に対して、女の子は憮然とした表情のまま答える。
 ガラス越しに射す店内の明かりが眩いおかげで少女の表情や背格好は少し離れた位置にいる俺にもハッキリと見えた。
 歳は……琴花より上か?
 恐らく16〜17辺りだと思う。
 身長は目測で160センチ前後。
 女にしては幾分か背は高いものの、身体つきは相応に華奢だ。
 髪は色は薄紅色で、毛先が肩甲骨にまで届いている長さの、いわゆるミディアムヘア。
 顔立ちはいかにも勝ち気そうで、くっきりと開かれた双眸には強い意志を象徴する光が見える。

 均等の取れたスレンダーな身体に纏っているのは黒いロング丈のジレにグレーのカットソー、そしてブーツカットのデニムを合わせた格好はシックで飾り気がないものの、
大人びた雰囲気を演出している。
 しかし……その口から発せられた言葉は、クールな容姿とは対照的に、酷く刺々しいものだった。

「でもさっきからずっとここに立ってたよねぇ? 暇なら俺らとクラブ行こうよ」

 先刻声を掛けた奴とは別の男が少女を誘うが、その子は相手にもしておらず……寧ろ眉間に皴を刻んで不機嫌さをありありと表している。
 明らかに『ウゼェから消えろ』と、空気で伝えているが、悲しいかなへらへら笑っている男達には微塵も気付いていない。

「そうそう、今日はR&Bとレゲェメインだし、DJがHIROだから最高に楽しめるよ」
 俺にはさっぱり理解できない単語をつらつらと並べながら先行した二人同様に声を掛ける三人目。
 流石に可哀想になってきたな……助け舟を出してあげた方がいいかもしれない。
 そう思い立ち、俺は少女とナンパ男達のいる場所へと歩みを進めた。
784ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:10:24.37 ID:6rI/dzk8
「……うるせぇんだよカス共がっっっっっ!!!!」
 突如、怒号が響くと同時に、少女はフックで正面の男を殴り倒す。
 男は何が起こったのかすらも分からぬまま、声も上げぬまま後ろから倒れて……アスファルトに沈んだ。
「なっ……!?」
 突然の事に思考が停止した左右の男達に対し、少女はローキックを右の男の大腿に放つ。

「あがぁっ!?」
 絶叫の声が駐車場に響き渡ると、ローキックを喰らった男は足に力が入らなくなってそのまま膝を屈した。
 昔、俺も琴花に悪戯で下段回し蹴りを喰らった事あるけど……あれ洒落にならないんだよなぁ。
 とくに腿なんかに受けると足が痺れてマジで立てなくなっちまうんだから。

「ただでさえイライラしてんだから話しかけんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!」
 ローキックを放った脚を引き戻した瞬間、膝を屈したばかりの男の顔を無造作に蹴り飛ばし、今度は振り向きざまバックハンドブローで最後の男の面を寸分の遠慮もなくぶん殴った。

「ぶぼぉっ!!」
 何とも無様な悲鳴を上げた後、盛大に鼻血を噴き出しながら横倒しになる男は、裏拳が当たった瞬間にぐしゃっという音が聞こえたけど、俺は敢えて聞かないことにした。
 だって怖いじゃない。色々と。

「フンッ……あたしより弱ぇ癖にナンパしようなんざ、おこがましいにも程があんだよ」
 痛む手をぶらぶらとさせてフック一発で沈めた男の頭をスタッズブーツで踏み付ける。
 鋭い眼光で睥睨しながら吐き捨てる姿は、勇ましくも猛々しい。

「……」
 その様相を一部始終見ていた俺は、自分の出番が無くなった事を理解すると、どうしていいか分からず呆然と突っ立ったままになってしまう。
 うーん……とりあえず……どうしよう?
 何かあの娘ご機嫌斜めだし、下手に話しかけたら俺まであの打撃の餌食になりそうだなぁ……。
 よし、ここはひとまず、何も見なかったことにして帰ろ――

「……ん?」
 あ、ヤバい。目が合った。
 ダメだ……もうこれ絶対絡まれるじゃん。
「あんたもこいつらの仲間?」
「イイエ。ワタシ、ゼンリョウナイッパンシミンデース」

 ドスの効いた声音で質す少女に対し、俺は片言で応対した。
 確かこういう時は異国からやってきた留学生を演じれば見逃してくれるって完全生存マニュアルに書いてあったっけ。
 そう……今の俺はコネチカット州からはるばる日本にやってきた留学生。
 昼は日本語学校に通い、夜は居酒屋で働く善良な一般市民だ!

「どっからどう見ても日本人だろうが」
 ぐはっ!! 10秒もしない内に看破された!!
 っていうか心読まれたよコンチクショウ!!
「え、えーと、あの……その……」
 万策尽きた俺はしどろもどろになりながら応対の術を考える。
 どうしよう……どうしたらいいんだ?
 ダメだ、上手い切り返しが思い付かない。
785ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:11:10.03 ID:6rI/dzk8
「まぁ……こいつ等の仲間かどうかはいいとしてさ。アンタ結構いい身体してるよなぁ」
 返答に窮して慌てふためく俺に対し、少女は不敵な含笑を浮かべて俺に歩み寄る。

「見た目は痩せっぽちだけど、上腕から前腕にかけてはかなり鍛えこんでるみたいだし、首から僧帽筋に掛けてが発達してるのを見ると、広背筋もかなり鍛えてるね」
「!?」
 目の前の娘が紡いだ言葉に、俺は顔を強張らせた。
「そういう体型ってさ、ただのウエイト・トレーニングじゃ作れないんだよな……しかも身体を筋肉で悪戯に大きくしてるのとは違って、だいぶ絞り込んでるみたいだから……あんた、ボクサーだろ?」
 この娘、ただの喧嘩自慢のヤンキーじゃねぇ。
 闘技を知ってやがる。
 パンチや突きっていうのは腕力がものを言うと思われがちだが、実際は背筋のほうが打撃を繰り出す面で重要だという。
 正しく拳撃を放つ動作ってのは背筋、肩、そして腕の順に力を送らなきゃならない。
 これは俺もボクシングを始める前は知らなかった。

 ジムに入会して暫く経ってから初めてサンドバック打ちやミット打ちをやった後、その日の夜は背中が痛くて仰向けに寝られなかった時がある。
 打撃を使う人間ってのは、実は無意識のうちに背筋を酷使してるもんなんだっていうのを、一年前ジムの会長が教えてくれた。
 そういうのを知ると、人体ってのは突き詰めると本当緻密に出来てるんだなぁってのが分かる。

「闘技(モノ)やってんなら話は早いね……そこに寝ている奴らに比べて骨はありそうだしさ――」
 言い差して、彼女は一歩前に踏み出し……両腕で顔面をガードしつつ拳を構えて身体をまっすぐにし、軽く曲げた膝でクッションを作る。
 俗に言うアップライトスタイルっていう構えだ。

「あたしの喧嘩買ってくんない?」
 言い終えた瞬間、流れる大気に逆らって少女は地を駆け――俺のほうに向かってきた。
 例えるならそれは駿馬の如く。
 常人の速駆けなど比にもならない突進に、俺は目を剥いた。

「ちょ、ちょっと待って、待ってくれよ!! ふんわか行こうぜ、ふんわか――」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!」
 俺が制するのも聞かず、少女は駆けた勢いそのままに足を摺り上げてハイキックを放つ。
 狙いは……俺の側頭部。
 強襲してきた蹴り脚は、今まさに俺を捉えようと漆黒の空間に流れる大気を薙ぐ。

「――っ!!」
 クソッ、あぁだこうだ言ってる暇はねぇ。
 咄嗟の判断で俺はスポーツバッグを地面に放り投げると同時に、片腕に内力を込めて蹴りをブロックする。
 骨と骨が激突する鈍い音と襲い掛かる途方もない衝撃。
 それらが俺の前腕骨と鼓膜を容赦なく揺さぶった。
786ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:12:15.48 ID:6rI/dzk8
「なっ……!?」
「あぶねぇ……」
 驚愕に目を見開く不良少女と瓢げた語調で呟く俺。
 口振りこそふざけているものの、実際はかなり余裕がない。
 本来なら両腕を使ってガードしたかったんだが、この娘の蹴りが速過ぎて間に合わなかった。
 ぶっちゃけ、片腕だけ動かすのが精一杯っていう状況にある。
 もし前腕を鍛えてなかったら腕ごと折られていただろう。
 一髪千鈞を引く瞬間っていうのは、こういう事を言うんだろうな。

「くっ!?」
 蹴りを防がれた事が予想外だったのか、少女は顎骨が軋むほど歯噛みして蹴り足を引き戻す。
 ――好機。
 少女に隙が生じた瞬間を見咎めた俺は、フットワークを使ってアスファルトを蹴ると彼女の懐に潜り込み、
その細い顎目掛けてアッパーを繰り出し……拳頭が当たる2センチ前で止めた。

「この距離なら蹴りも使えないし、俺が少しでも腕を動かせばチンに当たる……それでもやるか?」
 軽く脅しめいた言葉で、俺は言い放つ。
 彼女が闘技の経験者なら、俺がやらんとしている事は分かるはずだ。
 人間には色んな急所が存在する。
 その中でも俺がさっき言ったチン……簡単に言えば顎の先端ってのは拳が掠るだけでも脳震盪を起こしてぶっ倒れちまう。
 つまり俺が狙った場所は、人間にとって最大のウィークポイントだといえる。

「……オーケー。あんたが相当なファイターなのは分かった。ここは引き下がってやるよ」
 押し殺した声で紡ぐ少女は、両拳を下ろして構えを解いた。
「分かってもらえて助かるよ」
 俺もまた、拳を引いて危害を加えるつもりは無いという意思を示す。
 とりあえずはまぁ……事なきを得た……といっていいかな?

 ふと、遠くからサイレンの音がけたたましく響いた。
 ……店の誰かが通報したんだろうな。
 音のした方を向くと、パトカーがこちらに向かって走ってくる。
 はぁ……面倒な事になるのは勘弁してくれよ。

「おまわりに見つかると面倒臭ぇ……ここは下がらせてもらうよ」
 俺の述懐と同じ事を言い放ってから、少女はコンビニの障害者専用駐車スペースに停車しておいたHONDA−ZXに颯爽と跨る。
「あんた、名前は?」
「和喜。桜葉和喜だ」
「和喜ね……あたしは八重菜。椿坂八重菜(つばきざか やえな)だ」
 自分の名前を俺に告げてから少女――八重菜は原チャリのスタンドを倒してからセルスターターを押し、エンジンを起動させる。

「覚えときなよ。あたしに泥つけた事、後悔させてやるからさ」
 意味深な事を言った後、八重菜はその場でバイクを転回させるとコンビニを出て市街地のビル群へと走り去っていった。
「椿坂……八重菜……」
 未だにパトカーの音が響き渡る中、一人取り残された俺はギチッと肉の悲鳴が聞こえるまで、拳を固く握った。
 何かしら……妙なことが起こりそうだな。
 そう思いを巡らせてから、俺はスポーツバッグを拾い上げてコンビニを後にする。
 後ろから到着したパトカーが駐車場に停まり、ドアが開く音が聞こえたが、俺は振り返ることなく家に向けて足を進めていた。



            ×            ×



 ――5日後。
 ゼミでの授業を終えた俺は、学院内でトレーニングウェアーに着替え、スポーツバッグを肩に掛けてジムへと向かっていた。
 それにしてもあの教授……論文発表やらせ過ぎだろ全く。
 しかも来週までにレポート提出しなきゃ単位に響くっていうしよ。
 また琴花と遊ぶ時間減ってアイツが機嫌損ねるじゃねぇか。
787ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:13:24.01 ID:6rI/dzk8
 まぁ、今苦労しておけば卒論の時に泣きを見なくて済むからいいんだろうけどさ。
 とりあえず……琴花に愛想尽かされないように勉強も恋愛も頑張るか。
 そう決意を固めてから、俺はいつものように開いた自動ドアを通ってコインロッカーにスニーカーを収納する。
 時刻は午後7時。
 いつも俺がジムに入る時間帯だ。

「桜葉、ちょっといいか?」
「はい?」
 ふと、俺の前に男の人が歩み寄ってくる。
 俺のスパーリングにいつも付き合ってくれる田所さんだ。
 プロテストを合格した後、バイトで生計を立てながらフェザー級のボクサーとしてリングに立つ俺の先輩だ。
 今でこそ忙しいから最近は無いけど、俺がジムに入りたての頃は分からないところを色々と指導してくれたんだよなぁ。
 にしても……普段は笑みを絶やさない田所さんが神妙な面差しで俺に声を掛けてくるなんて珍しいな。

「お前さ……あの女の子と知り合いなのか?」
 ……? どういうことだ?
 訳の分からない説明に、俺は首を傾げる。
「何かあったんですか?」
 率直に、俺は聞いた。
「いや、ちょうど30分くらい前に『桜葉和喜はどこにいる!!』って怒鳴りながらジムに入ってきた子がいてな……会長やジムの皆も丁重にお願いして帰ってもらおうと思ったんだけどさ……」
 何とも歯切れの悪そうな言葉を紡ぎながら、田所さんは一度区切る。

「お前が来るまでここに居座ってやるって言ってテコでも動かないんだ……もう俺達じゃ手に負えなくてな」
 そこまで聞いてから、俺は直ぐに受付ロビーから通じるジム内へと歩を進めた。

 俺の所属しているM.Aジムは、使い込んだグローブやヘッドギアがあちこちに掛けられていたり、リングのエプロンが変色していたり独特の汗臭さが染み込んでいたりとかの、いわゆる一昔前のジムとは違う。

 冷暖房はしっかりと完備されているし、最新式のエアロバイクやトレーニングマシーンも一通り揃っている。
 個室シャワーやミストサウナも存在していて、果ては壁掛け式の液晶テレビもある。

 マンガや映画にありがちな古臭いジムを想像していた人には、些か拍子抜けするだろう。
 近年は美容のためにボクシングをやるっていう女の人も年々増えているからな。
 こうやって小奇麗な環境にしないと女性や体力作りを目的とした人が入会する事なんてまず有り得ない。

 今日び屋根も外壁もトタン張りにしているボクシングジムなんか時代遅れ甚だしいと俺は思う。
 何をやるにしても、時流っていうのは付いて回るものなのだから。

 さて……天井から光るLEDの照明が反射するほど磨きぬかれた床を踏みしめて辺りを見渡す。
 室内にいるのはリングを見据える会長と男女合わせて20人ほどの練習生達。
 そして、今まさにこのジム内の視線を一身に浴びる娘が、四方をロープで囲うリングの中にいた。
 5日前、とある事がきっかけで出会った少女……椿坂八重菜。
 彼女は今、ライトブルーのクォーターパンツとピンクのスポーツブラを身にまとってリング上のコーナーマットに背中を預けていた。
 ご丁寧に8オンスのグローブをしっかりと装着して、両腕をロープに乗せている様は、何ともふてぶてしい。
788ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:14:53.89 ID:6rI/dzk8
「待ってたよ、桜葉和喜」
 分かりやすいほど不遜な態度で俺を呼ぶ八重菜は、不敵に笑いながら俺に手招きした。
「そうまでして俺に報復がしたいのかよ?」
 冷静に対応すべく、俺は努めて平常心を保ったまま質す。
「言っただろ? あたしに泥つけたこと後悔させてやるってさ」
 人の問いに鼻で笑いながら答える彼女に、俺は怒りが湧いてくる。
 関係ない事に巻き込まれ、強襲を受けても危害を加えないよう穏便に済ませたっていうのに……それでも腹の虫が治まらないっていうのか?
 ――上等だ。その高くなり過ぎた鼻っ柱、今ここで叩き折ってやる。
 覚悟しておけよ……八重菜。

「さぁ……グローブ嵌めて上がって来いよ、桜葉和喜」
 再三挑発してくる彼女に向かって、俺は怒気を含ませた視線を向けてから、バッグを下ろしてファスナーを開ける。
 暫し中身を漁って中からバンデージを取り出すと、緩慢な動作でそれを巻いた。
 今まで何回、何十回と繰り返してきた動作。
 もう目を瞑ってでも巻けるほど、その手順は完璧に覚えてしまった。

 右手を巻き終え、次に左手にもバンデージを巻き終えると、もう一度俺はバッグを漁って目的のものを取り出す。
 それは、俺がサンドバッグやミット、パンチングボールを打つときに使う赤いグローブだ。
 手首部分を紐で結ぶ試合用とは異なり、こっちは直ぐに取り外しが出来るよう手首にゴムバンドが付いている。
 手に馴染んだそれを嵌めるとリングに歩み寄り、トップロープをくぐってリングの中へと入る。

「ねぇアンタ、あたしが何の闘技やってるか……分かる?」
 不敵な笑みを浮かべて紡がれる八重菜の言葉を聞いて、俺は静かに頷いた。
 5日前に見た彼女の構え……アップライトスタイルと、鞭のような鋭さと柔軟さを兼ね備えたハイキック。
 これらを見て辿り着く答えは、一つしかない。

「キックボクシング……か」
「ご名答。褒めてやるよ」
 俺の言葉に、さも嬉しそうな声を発する八重菜。
 ――キックボクシング。
 もうこれは語るまでも無いだろう。
 ムエタイを参考にして日本で作られた打撃系格闘技。
 その洗練された蹴りの破壊力はプロライセンスを持っている者であれば相手を一撃で昏倒させる事が可能となる。

 その蹴りが許された闘技が相手となると、当然ボクサーは不利になる。
 こっちが両拳しか使えないのに対して、向こうは拳足同時に使える訳だからな。
 ここまで説明すればもうお分かりだろう。
 ぶっちゃけ、八重菜が蹴りを使ってくれば俺の勝ちは薄くなる。
 いくら性別の差があろうとも、相手が闘技の経験者となれば話は別だ。

「でも……この勝負であたしは蹴りを使わないよ」
「どういうことだ?」
「蹴りを出したらあんたに勝ち目は無いだろ? だからあたしはパンチのみでやってやるよ。両手しか使えないボクサーにはハンデが必要だしね」

 ……舐められたもんだな。
 ひとくさり語った上にハンデ付けて来やがったよこの女。
 全く……昔の琴花より性質が悪い。
 半ば押し付けられる形のハンデに、しかし俺はかぶりを振って拒否を示す。
 いくら勝算が低くても……そんなもん付けられて勝負したって楽しくも何ともねぇ。

「頼んでない。借りを返したいなら出し惜しみするな」
 俺の言葉を聞いた刹那の間に、八重菜が色めき立っているのが分かった。
 随分と気が短いんだな。
789ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:15:59.46 ID:6rI/dzk8
「上等じゃん。あたしにそんな口叩いた事後悔させてやるよ」
 この瞬間、このキャンパスの上で展開される試合は、ボクシングとキックボクシングの異種格闘戦となった。
 その様相を知ったジムの練習生達が騒然となる。
 アップライトに構える八重菜とオーソドックスに構える俺。
 果たしてジムの練習生の人達や会長が固唾を飲んで見守る中、俺達の試合のゴングは双方の中でのみ鳴らされた。



            ×            ×



 互いに8オンスのグローブを嵌めた状態で睨み合ったまま、少しばかり離れた間合いでステップを踏んでいた。
 フットワークを使うたびにエプロンとボクシングシューズが擦れてきゅっ、きゅっ、と俺の足底から奏でられる。
 対する八重菜は素足で足首にテーピングを巻いているだけ。
 ゆえに、エプロンに足裏が擦れると静かな摩擦音だけが聞こえてくる。

 どちらとも未だ間合いは詰めず。
 もちろん、俺としては早くパンチの間合いに入り込みたいのだが、何せ相手は蹴りも使うファイター。
 琴花で蹴りの恐ろしさを十二分に知っている俺は、迂闊に入り込めば前蹴りで距離を離されるかミドル、ハイのカウンターを貰って一発K.Oという悲惨な結末になる事を知っている。
 だからこそ、得意の間合いに入り込みたくても入り込めないのだ。
 何より……俺が距離を詰めようとすれば、八重菜は僅かに下がって微妙に間合いを外してくる。
 しかもそのフットワークは、かなり軽快だ。

 八重菜の身長、体格は目測から見て恐らくフライ級辺りか……?
 バンダム級の体重である俺とはやはりスピード感で差が出るのが否めない。
「シィッ!!」
 僅かな息吐きと同時に、先手を切ったのは八重菜。
 ロングレンジと呼ばれる間合いから瞬時に距離を詰めてジャブを放つ。
「……」
 俺はそれを躱す前に、目を細めて見据える。
 ――おかしい。
 ジャブにしては鈍足過ぎる……恐らくコイツのジャブは……虚。
 なら実は……蹴りか?
 思案を巡らせながらパーリングで楽々とジャブを弾くと同時に、突如大腿に感じる痺れが俺を襲った。

「うぐっ!?」
 ――迂闊。
 蹴りを出してくるだろうとは思っていたけど……なんて速さだ。
 足技に対しては門外漢だが、ジャブを弾いたと同時に打って来るなんて、なかなか出来る芸当じゃねぇ。

790ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:16:50.21 ID:6rI/dzk8
「ほらほら、さっきまでの大口はどうした?」
「くっ……!?」
 蹴り脚を引き戻すと同時に挑発を重ねてくる八重菜に、俺は歯噛みしながら睨みつける。
 コイツ、口だけじゃない。
 間違いなく実力は折り紙つきだ。
 動きにもムラがない上に瞬発力にも目を見張るものがある。
 どうやら……とんでもない人間に喧嘩吹っかけられちまったみたいだな。
「ねぇ、ビビッた? 桜葉和喜」
「あぁ、お前の不細工なツラにな」

 そう返した瞬間、リング内の温度が摂氏0度にまで下がったのは言うまでもない。
 八重菜の笑みも顔から完全に消え、音もどこか遠くに聞こえ始める。
 まるで空間が停滞したかのような……とかくそんな感じがこの四角い舞台を覆った。

 挑発には挑発で応じる。
 それが俺の流儀だ。
 とはいえ、台詞はあくまで挑発のために使っただけであり、実際のところ八重菜は可愛い部類に入ると思う。
 ぱっちりと開いたツリ目は生意気そうに映るものの、綺麗に形作られているし、肉厚でぽてっとした唇も艶やかだ。
 陳腐な言い回しだが美少女と呼んでも――

「……ろす」
 ひんやりとしたリングの中で、殺意に凍えた低声が小さく漏れる。
「ぶっ殺す」
 憎悪を孕む声音は、それだけで常人の腰を抜かす力を持っている事だろう。
 だが、怒りのスイッチが入った俺には猫の一鳴き程度にしか聞こえない。
「なら来いよpiggy girl(子豚女)。鳴くだけなら柵の中にいる奴等にも出来んぞ」
「あぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」

 次の瞬間、八重菜が怒号と併せてストレートを放ってきた。
 激情に任せた拳撃。
 それは、常に冷静に相手の動きを予測し、視野を広く持つことを心掛けてスパーリングをこなしてきた俺には欠伸が出るほど容易に躱せる拳だ。
 だが……それだけじゃ面白くない。
 コイツの鼻っ柱を叩き折るには、少しばかりこちらの実力を分からせる必要があるだろう。

 俺は迫り来る拳撃が鼻先を擦過する手前まで引き寄せてからウィービングで躱し、キャンパスが沈むほど強く左足を踏み込む。
 その力を利用し、斜め下の軌道でフックを突き上げた。
 狙う先は……腹斜筋。
 つまり露出した柔らかそうな脇腹だ。
 グローブの打面がその腹斜筋を捉えて弧状に歪んだ刹那、重々しい衝撃音がジム内に反響する。
 例えるならそれは、砂袋に砲丸を思いっきり叩き付けたような音だ。

「ごぶぁぁぁぁっっっ!!」
 その拳撃を受けたと同時に、八重菜が尋常ではない苦悶の声を上げる。
 ――ショベルフック。
 俺が超至近距離で最も得意とするパンチであり、スパーの際は頼みの綱として重宝する打撃技だ。
 フックと名付けられているが、実際にはアッパーとフックの中間の軌道で打つパンチだ。
 確かジャック・デンプシーっていう昔のボクサーが使ってた技らしいが、詳しくは知らない。
791ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:17:28.44 ID:6rI/dzk8
「ごぉ……おぉぉ……げほっ、えぼぉっ……ぐぅえぇぇぇ……」
「一つだけ言い忘れてたな」
 悶え苦しんで後退する八重菜に歩み寄り、俺は一言だけ紡ぐ。

「俺、こんなナリだけどガチガチのインファイターなんだ」
 その場で2、3回ほど軽く跳躍してから、俺はグローブで覆われた右手を八重菜に突きつける。
「さぁ、お前の罪を数えろ」
 冷然と言い放ったあと、俺は両拳を顔の左右に構えてキャンパスを後ろ足で蹴った。



            ×            ×



 瞬時に間合いを詰めた故、俺と八重菜の距離はほぼ完全に縮んだ。
 この距離はインファイターの俺が最も得意とする間合い。
 琴花との叩き合い稽古、そして度重なるスパーリングで完璧に覚えた距離だ。
 未だに苦しんでるのを見るに、八重菜はまだダメージが回復していない。
 もしかしてコイツ……打たれ弱いのか?
 ならばと、俺は右ストレートを鳩尾に叩き込み、続けざま左でストマックにボディブロー。
 最後に蛇足ともいうべきボディフックで、先刻叩いた腹斜筋をもう一度弓なりに変形させる。
 
「ごぶっ! ぶぅぇぇぇぇっっ!! うぅぅぅぅぅっっっっ!!!」
 間髪入れず放たれたボディへの連撃。
 それを叩き込まれる度に、八重菜はその整った顔を痛苦によって歪めて絞り出したような絶叫を迸らせる。
 思った通りだ。
 コイツ、ボディによる攻撃に凄まじく弱い。
 琴花とのプレイ以外で女を殴るのは抵抗あるが……徹底的に反撃させてもらうぜ。
「はぁぁぁっっっ!!!」
 一度大きく息を吸い、腹腔に溜め込んだものを吼に変えて吐き出す。
 刹那、俺は八重菜の外気に晒されている腹部――正確には臍部分に向けてボディブローをもう一度放つ。
「ごぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!」
 先刻と同じように響く鈍い音と金切り声にも近い悲鳴。
 それに伴い八重菜の腹に拳よりも遥かに大きいグローブが埋没し、べっこりとへこんだ形になる。
 その様相は、正面衝突事故を起こして歪んだ車のボンネットに酷似していた。
 何とも歪で、何とも醜悪で、何とも無様な女の浅ましい姿。
 でも……酒焼けしたかの如く顔を赤くして瀕死の小動物のような喘鳴を漏らして身体を折る八重菜は、素直に可愛いと思えた。
「がふぅぅぅぅ……がおぅぅぅぅ……おぉぉぉ……ごぇぇぇぇぇぇぇぇ……ふぅ……ふぅ……ふぅ……」
 口腔から唾液を吐き散らし、荒い呼吸を漏らしながらも俺を睨んでくる八重菜。
792ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:18:24.74 ID:6rI/dzk8
 へぇ……あれ喰らってもまだ倒れないのか。
 それどころか戦意も失っていない。
 だったら、これでも平気なわけだな。
 俺は柔い腹直筋に吸い込まれたままの拳を引き戻した数刹那の間に、ストレートを両拳から放って炎症を起こし始めている腹を突き続けた。

 右、左、右、左、右、左、右、左――速射砲の如く迸る連環は、一息の間に四発を放つ。
 まるで削岩機でアスファルトを粉砕するような衝撃音が奏でられていく間に、八重菜の腹が三日月の形を作ったまま戻らなくなっているのを見咎めた。
 それはそうだろう。
 何故なら、そんな暇など与えないほど速く拳撃を打ち込んでいるのだから。

「あがいいぎぎいぎいいぃぃぃいぃっっっっっっっ!!! や、やめでぇ……やめぇぇぇぇぇでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!」
 たまらず悲鳴を上げる八重菜は、再び口腔から糸の引いた唾液を吐いて程よく膨らんだ胸の谷間とスポーツブラを汚す。
「黙れよ」
 必死に泣訴する八重菜の叫びを一蹴すると、連撃を止めて左ボディフックを使い、レバー……つまり肝臓へと打ち込む。
 ここは人間にとって急所の一つになるからな。
 軽く打ち込んだだけでも苦しむんだ。

「ごぼぶぅぅぅぅぅぅぅぅっっっっっっ!!!!!」
 急所ともいえる臓腑を揺さぶられた為、洒落にならないダメージが彼女を襲っていることだろう。
 だが、俺はまだ容赦しない。
 俺を怒らせた代償はこんなものじゃ済まされないからな。

 何より、こんなに俺の拳撃で悶える女を中途半端に放置するなんてもったいない。
 ひとしきり柔腹と内臓を嬲っていた俺だが、ふと嗜虐心が湧き上がってくる。
 それに伴い、狙いをボディからもう少し下げることにした。

 俺が照準を合わせたところ……そこは、女を象徴する器官、子宮が収まっている下腹部。
 そこを視界で捉えた瞬間、俺は身体に『タメ』を作って拳に力を蓄える。
 八重菜も俺の動きに気付き、慌ててフットワークを使って離れようとしていた。

 もう……遅い!!
 俺は踏み込み似て生じた力を拳に伝えてストレートを繰り出し、それで八重菜の下腹部を打ち抜いた。
 恥骨から奏でられた鈍い音が、ジムに反響する。
 それを聞いた瞬間、リングの外にいる女の練習生達が一斉に顔を顰めているのが横目で見えた。

「いぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!」
 響く絶叫は、直ぐ間近にいる俺の耳をつんざいた。
 あー……キンキンする。

「うるせぇな、クソが」
 怒りに任せて追撃を放つ俺は、もう一度子宮をグローブ越しの拳撃で圧する。
 素手じゃないのが残念だな。
 あの子宮を打ったとき拳頭に感じるホルモンみたいなコリコリした感触、好きなのに。

 でも子宮が下腹部を巻き込んでへこんでいるのを見ると、俺は興奮を隠しきれなかった。
 もしコイツの腹の中に赤ん坊がいたら……そう考えると口元が邪に歪むのを止められない。
 めり込んだままの拳を緩慢な動作で引いてから、再三、俺は子宮に殴打を加えようと企む。
793ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:18:58.14 ID:6rI/dzk8
「ひっ!? や、やめっ……そこはもうやめ……」
「暴れると、子宮が潰して子供を産めなくするぞ」
 吐息も同然に呟かれた脅しに、八重菜は顔面を凍り付かせた。
 ははっ、可愛いな。その怯えきった表情。
 その表情が見れれば良いんだよ。
 そうでなきゃ……殴 り 甲 斐 が な い か ら な !

 四度目になる子宮打ち。
 それが決まった瞬間、また鈍い音が響く。
 グローブがクォーターパンツを巻き込んで皺くちゃになり、彼女の急所とも呼べる箇所がクレーターのようにくぼむ。

「ぎぃぃぃぃぃいっぃいぃぃぃぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!」
 もう叫びは声にすらならない。
 瞳孔が開ききった状態の八重菜は内股気味になり、膝も落ちて完全に闘える状態ではなくなっている。
 もう戦意が失われているのは明白だ。
 だからこそ……もっと殴りたいんだけどな、俺は。

「あっ……あぁぁぁ……」
 大きくよろめきながらロープに背中を預け、八重菜はがくがくと痙攣し始める。
 あの様子、一年前に琴花が見せたのと同じだ。
 ってことは……漏らすな。
「あぁぁぁぁぁ……嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 悲鳴の後、八重菜は薄紅色の髪を振り乱しながらグローブを嵌めた両手で下腹部を抑える。
 すると、ちょろちょろと湧き水が流れるような音が聞こえて八重菜のクォーターパンツが濡れていくのを、俺は特等席で見据えた。

「フンッ。大口叩いてその醜態とは、随分ご立派なお姿じゃねぇか」
 鼻を鳴らしながら皮肉を込めた台詞を八重菜に向けるものの、彼女は反駁する事なく、俯いて黙ったまま。
 当然だろうな。
 女として、人として衆人観衆の前で失禁したんだ。
 その並大抵でない羞恥に心が折れ、喋る余裕すらないはずだ。
 でも……だんまりは正直気分悪い。
 俺は八重菜に歩み寄り、ふぅっと息を一つ吐いてからもう一度ショベルフックを放つ。

「ごぼぅぅぅぅぅぅぅぅえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっ!!」
 幾度となく責め立てた腹斜筋はもう限界だったらしく、その衝撃は筋肉を貫通して胴体に収まっている臓腑全てに達したみたいだ。
 本当に危険なえづき声を聞いて、俺はそう察する。
 勝負の趨勢は決した。
 でもこの闘いは俺の中で終わりじゃない。

「も、もう……許して……許してぇぇぇぇ……もうあんたに喧嘩売ったりしないから……だからっ」
 上半身を45度折って両手で腹を庇い、溶けたチーズのように糸引く唾液をキャンバスに垂らしながら行われる必死の懇願。
 それは何とも無様で醜かった。
 俺はその懇願を無視して、両腕で防御されているストマックにボディブロー叩き込む。
794ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:19:55.01 ID:6rI/dzk8
「おぶぅぅぅ……べえぇぇぇぇぇ……う゛ぉえ゛ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっっ!!!!」
 腹にぶつけた渾身の一撃。
 それはとうとう八重菜の胃袋を決壊させた。
 食道から駆け上ってきた吐瀉物が口腔と鼻腔から噴出し、胃液に混ざって未消化の食物までもが流れ出てくる。
 それは濁った汚泥のように見える代物だが、やはり見てくれは汚らしい。
 男だろうが女だろうが、結局吐くもんは一緒って事だな。

「うぶぉぉぉうぅぅぇぇぇぇぇえぇえぇぇぇえぇぇぇぇっっっ!! えぼっ、げぼっ、ごぇぇぇぇ……」
 頬を膨らませてからもう一度吐き散らされる吐瀉物。
 それがキャンバスにびちゃびちゃと飛散する光景は、何ともグロテスクだが、こちらとしては最高に昂ぶらせてくれる材料だ。
 俺はその汚物の中にあるレタスを踏み付けて嘔吐する八重菜を見下ろし、ようやく吐くのを終えた彼女を両手で突き飛ばす。

「あ゛おぅっ……!?」
 咄嗟のことだったので対応できなかったのか、まるで酩酊したかのようにふらふらと覚束ない足取りで3歩ほど後退し、八重菜の身体は4本のリングロープに預けられ、反発力の強いそれに弾かれてもう一度俺の近くにまで戻ってきた。
「これが……お前の笑ったボクシングの技だ」
 静かな声で俺は言い放つ。
 そして、大きく踏み込んでから身を沈め、ストレートの軌道で放つ拳撃を腹直筋に当たる瞬間に肘が上に向くほど『ひねり』を加える。

「あう゛おっ……ごぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ……」
 その拳撃を受けた刹那、彼女は再びどろりとした汚液を口端から垂れ流し、殴られ続けて膀胱に傷が付いたせいか血尿をクォーターパンツの裾から漏らしていた。
 ドロドロした汚物とさらさらした汚物。
 両方とも鼻が曲がりそうなほどキツイ匂いを発してリングを蹂躙していく。

 ――コークスクリュー・ブロー。
 それが俺の放った技の名だ。
 拳がネジの締まる方向に捻られて回転威力を加え、腹筋を完膚なきまでに破壊するパンチ。
 そういや以前、バンダム級のプロボクサーがスパーの時に俺のコークスクリュー受けて昏倒したんだっけ。
 あれ以来危険だから極力使わないようにしていたけど……コイツにはいい薬になるだろうから本日限定で解禁だ。
795ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:20:32.96 ID:6rI/dzk8
「あっ……あっ……あっ……あぁぁぁ……」
 未だに深く突き刺さった拳をゆっくりと引き抜くと同時、八重菜は両膝を屈して前のめりに倒れこんだ。
 瞳がぐるんっと裏返り、舌を放り出したのを見るに、失神しているのは間違いないだろう。
 うーん……ここに放置しておく訳にもいかないしな。
 俺は暫く思案を巡らした後、尿と吐物の海に顔を沈める八重菜の身体を横抱きにして持ち上げ、医務室まで運んでいくため、リングを降りた。
 コイツ……結構軽いんだな。
 ジムの人達が黙したまま俺達を見据える中で、俺は医務室へと足を進めた。



            ×            ×



「……」
「……」
 医務室の中で無言のまま俺と八重菜は向かい合って座る。
 あの後、俺は八重菜をベッドに寝かせた。
 それからしばらくして、八重菜は目を覚ますとベッド脇に置かれたスツールに座る俺を見据えてから医務室を出て行き、再び戻ってきた。
 ただ、その格好はスポーツブラとクォータパンツではなく、5日前に見たジレとカットソー、そしてブーツカットというファッションになっていた。
 そしてベッドの縁に腰掛けると、先刻から一言も発しないまま今に至る。
 うーん……とりあえずリングにいたときのような敵意は完全に潰えてるみたいだけど、こうも沈黙が続くと息が詰まるな。

「とりあえずだ……お前の事に関してはジムの人に根回ししておいた。お前がここに来なければ荒立てるような事はしないってさ」
 何とか会話をしようと試みる俺は、後頭部をくしゃくしゃと掻きながら八重菜に今回の件を話す。
 あの後、田所さんを始め練習生のみんなに八重菜のことを詰問されたが、何とか全員をなだめた。
 納得させるのに苦労したぜ全く……。

 中には彼女がいるのに二股か!? とか勘ぐって来る人もいたし。
 まぁでも、とりあえず八重菜の事は違うジムの知り合いでちょっとした諍いがあったから、喧嘩してただけだって嘘を付いて事なきを得た。
 そのせいで会長には一週間謹慎処分喰らっちまったけどな。

「ありがとう……ごめんね、迷惑掛けちゃって」
 先刻までとは打って変わって、力なくそう紡ぐ八重菜は今までとは違う印象を与えた。
 プライドも自信も砕かれたのと同時に、気勢も全て削がれた彼女は俺に対して柔らかな声で礼を言ってきた。
 驚いたな。ここまで変わるなんて。
「……」
「どうしたの?」
 自分を凝視する俺の視線に気が付いたのか、八重菜はきょとんとした表情を浮かべて質す。

「可愛い喋り方するんだな、お前」
「うえっ!?」
 俺の言葉を聞いて突如、八重菜が素っ頓狂な声を上げた。
「か、か、か、か……可愛い……って……あたしがっ!?」
「あぁ。少なくとも俺は変に乱暴な言葉使うよりそっちのほうが良いと思うぜ」
「そ、そうなんだ……可愛い……かぁ……」
「……?」
796ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:21:11.50 ID:6rI/dzk8
 俺の言葉を反芻しながら、八重菜は視線を外して遠くを見つめた。
 しかもなんか、白桃色の頬にほんのりと赤みが差している。
 どうしたんだ急に?
 もしかして……風邪か?
 今は季節の変わり目だからな。汗かいて身体が冷えたのかもしれないな。

「さて、じゃあとりあえず出ようぜ。いつまでもここにいたらお前が怒られちまうからな。立てるか?」
「う、うん……」
 俺は八重菜の手を取って立ち上がらせると、医務室を出てロビーまで歩き、靴を履いてから玄関である自動ドアを抜けて外に出た。
 外気に触れると火照った身体にひんやりとした空気が肌に触れて体温を下げていく。
 今日は練習出来なかったけど、まぁいいか。
 特にすることもないし、今日はもう帰ろう。

「あ、あのさ……和喜……」
 述懐していると、唐突に八重菜が俺を呼んだ。
 やっぱりというか何というか……しおらしいと魅力あるな。
「うん? どうした?」
「その……あんた……は……好きな人とか――」



「か〜〜〜〜〜〜〜〜ず〜〜〜〜〜〜〜〜き〜〜〜〜〜〜〜〜」
 八重菜が何かを言い掛けたその時、地を這うような声がどこからともなく聞こえてきた。
 ……何だこの声は?
 何故かは知らないが、その声を聞いた俺は背中に寒いものを感じて冷や汗が止まらなかった。

「か〜〜〜〜〜〜〜〜ず〜〜〜〜〜〜〜〜き〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

 ……おわかりいただけただろうか?
 俺は恐る恐る視線を声のしたほうに首を向ける。
 するとなんと、目の前にキャスケット帽を被ってカーキ色のオーバーオールを着た私の彼女、琴花さんが仁王立ちしてるじゃあーりませんか。
 HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!
 ……笑い事じゃねぇ。
 あの顔、めちゃくちゃ怒ってるじゃねぇか。

「メール送っても返信来ないし、何回電話しても留守電になるから心配になって迎えに来てみれば……ボクに隠れて浮気ってどういう事!?」
「ちょ、ちょっと待て、琴花。これには深い訳が……」
「う、浮気……?」
 突然現れた琴花と俺を交互に見据えて、八重菜は困惑の表情を浮かべる。


797ことパンッ! 2:2011/10/01(土) 20:21:42.39 ID:6rI/dzk8
「どこの誰かは知らないけど、和喜はボクの彼氏なんだから! 手出したら許さないからね、この泥棒猫!!」
 八重菜を敵愾心むき出しにして睨み据えながら、琴花は言い放った。
 いや、だから琴花さん。誤解ですってば。

「彼……氏……?」
 琴花の言葉を聞いて、八重菜はその箇所のみ鸚鵡返しに呟いた。
 それに次いで、冷やかな目で俺を一瞥する。
「……本当なの?」

「あ、あぁ。えと……その……八重菜、紹介するよ! 俺の彼女の伊吹琴花っていうんだ。多分お前より年下だと思うけど、良かったら友達に――」
「へぇ……あんた彼女いるのにああいう事あたしに言ったんだぁ……」
 慌てふためきながら琴花を紹介しようとしたそのとき、八重菜が俯きながら何かを呟く。
 あれ……? おかしいなぁ。
 八重菜さんの薄紅色の髪から覗くこめかみに青筋が浮かんでますよ。
 これは一体どうしたことなのでしょうか?

「い、いや待て二人とも、何か誤解して――」
「絶対に許さないっっ!!」
 俺の言葉に対して、同じ怒号を重ねる二人。
 しかも表情には凄まじい激昂を浮かべておらっしゃる。
 これは……うん、間違いない。
 マジもんのレッドアラートだ。

「あ、あははは……」
 身の危険を感じた俺は二人に薄笑いを浮かべて速攻回れ右をし、全速力でダッシュする。
 あぁ……今なら俺、高校時代の100m走記録、塗り変えられるかも。

「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!!」
 後ろから絶叫を響かせながら俺を追いかけてくる二人。
 何で……何でなんだ……何でこうなるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!
 叫びは声に出す余裕すらもなく、ひたすら後ろから迫る二人の悪鬼から逃げるべく、涙を流しながら夜の街を疾走した。




END
798名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 20:22:34.49 ID:6rI/dzk8
以上です。有り難うございました。
腹パ当日は皆さん楽しんできてください
799名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 23:42:32.26 ID:61Vw4tt7
>>798
GJですた!


プロだなんだって騒がれてる峠先生(?)のTwitterより

腹パンオンリー…参加サークル…12…(;´д`)wwwwww
これはちゃんとにコピー本くらい作らんととは思うが
合同の一角とは言え12サークルのイベントってお客来るんだろうか…w

参加動機が
「腹パンとか良く分からないけどなんかブームっぽいし、金になるかもしれないから
とりあえず参加してみよう」
ということがよくわかった。
絶対買わないわ。
800名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 23:50:43.82 ID:QGimVcYE
うむ、それではありがたく使わせていただこう>>798
801名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 00:11:11.22 ID:mt+xMTLk
久々のSS乙です!イベントの方も盛り上がるといいね
コークスクリューブローでダッドリー連想したのはおれだけじゃないはずw
802名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 00:17:08.94 ID:5yS43Guw
参加動機とかどうでもよすぎワロタ
803名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 00:20:39.85 ID:YEZ43jzi
>>798
ぐっじょぶ!
寝る前のオカズ
804名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 01:24:56.95 ID:cL7iKeSN
ブームだと思ってんのはこのスレいる奴だけだと思うぞ
俺も前回のサークル数見てオワッタと思ったし
でも意外に人来てびっくりした
805名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 04:26:22.36 ID:kvRxYbIX
明らかにブームだろ
806名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 06:03:19.10 ID:kvRxYbIX
さてとどっから並ぶかな。
807名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 07:44:03.48 ID:sora2l7b
観客いる前で容赦ない腹パンすげぇ
808名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 09:23:11.30 ID:QDLSCspk
参加動機はたしかにどうでもいいが
少なくともまともなモノは作る気無いんだろうな
809名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 11:35:09.50 ID:kZtuiaS8
エロゲー批評空間のシチュエーションタグに、腹パンチてのが追加された
くらいだから、
じわじわ来てる・・・と思う
810名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 18:43:54.51 ID:QDLSCspk
峰先生とやらもバカ発見器に引っ掛かったか。
本当に物書きって虫並みのド低脳ばっかだなw
811名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 00:44:10.59 ID:2+zhO/+i
サークル番号はやっぱ人気(行列の多さ)順になってるのかね?
会場がどういう配置になってるか気になるが、前回はかなり混乱したからなぁ
812名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 17:01:20.68 ID:53MSmP2q
普通は行列を分散させるために人気があるところは離すものだけどね
プロ先生を一番端にすればあとは適当じゃない?
813名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 01:47:45.01 ID:i3+wHDyD
前回は普通に係員の怒号が飛び交ってたからな
一番長い列出来てたコッペパン氏と55氏を離したのは懸命だな
814名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 12:13:54.39 ID:ADUvct3M
ことパンッ!はどことなく腹は災いの元を思い出す…
815名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 00:10:01.57 ID:3kMMfLNX
>>804
一般人から見たら池沼レベルの性癖だからな
816名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 04:30:41.76 ID:yL5z5lSa
うんこやしょんべんよかマシだろ
817名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 10:30:55.89 ID:12pPmNn9
せいぜい同じくらいじゃね?
818名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 11:50:57.08 ID:7eQy4aqW
最近ちょっと注目されてる程度のドマイナージャンル愛好者が、遥かに人口の多いスカトロ趣味を見下すなど固腹痛いわ
819名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 13:59:27.33 ID:OKmWXOmo
>>818
そんな貴方に贈る言葉 「五十歩百歩」
・・・それはそうと、その文を読んで
弱小グループのヒロインが活躍し調子付いているところ、数で勝る敵グループに
襲撃され、善戦するも最後にはとらえられ集団で腹責めにあう
そんなシチュエーションがぼんやり浮かんだ俺はもう駄目かもしれん。
820名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 19:32:16.79 ID:++IYidHs
この性癖分類としてはSMだよね
821名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 20:02:18.76 ID:4hmx3YUn
まぁ中には四肢切断や死姦に性的興奮を覚えるのもあるし
フェチってのは奥深いよ
822名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 20:51:08.27 ID:2+ANbmk0
脳姦とか眼姦とかな
初めて見たときビックリした
823名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 23:14:50.52 ID:RNcB4J4z
55は文章ドヘタ、キャラも微妙な分際でイベント参加とかwwww
身の程をわきまえろwww
824名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 23:38:17.50 ID:nNDJkImG
NG余裕
825名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 02:16:03.43 ID:wMavQqOX
ぶっちゃけ右手の甲が痒すぎてそれどころじゃない
826名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 12:18:28.64 ID:YznHph2H
それは祟り女神様の呪いじゃ
その呪いはやがてそなたの心の臓までを侵食し死に至らしめる
助かるには腹に聖印を持つ巫女を探し出し、その腹肉を以て浄化するか、
或いは元凶たる祟り女神を屈服せしめるかのどちらかじゃ
827名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 01:01:08.76 ID:R2+s8NWG
さて、腹パンオンリーまであと1週間切った訳だが
828名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 01:11:22.49 ID:WOYlzZ65
とっくに切ってるけどな
829名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 19:47:42.68 ID:eJSe5cs2
アフロです
830名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 21:30:35.30 ID:73ZULvBI
あしたですね
831名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 11:10:58.12 ID:qRJTqB6H
ちゃんとレポートしろよ阿呆ども
832名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 12:23:33.84 ID:a1cl1BFs
技術はあっても、腹パンを理解してないゴミプロか
腹パンを理解してても、表現する技術の無いゴミアマしかおらんがな
833名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 14:51:31.22 ID:cEl0Hllf
で、ここには文句言うしか能の無いゴミクズがいると
834名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 17:55:02.35 ID:7OvFBBkU
イベントだとみんな大人しいんだよなあ
清々しいくらいのネット弁慶
835名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 18:09:39.44 ID:9sw/SBe/
だって参加者のほとんどがリア充っぽいんだもん
TOMさんとか55さんとか夜柳さんとか、他の2イベントに比べてもイケメン率の高さ
836名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 18:10:26.51 ID:9sw/SBe/
失礼
×柳
○凪
837名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 19:17:06.91 ID:8yzvGvDa
もっと上達したら腹パ参加してみたいす。これくらいの肉付き、絵柄だと何冊くらい刷ればいいんだろ。
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2147347.jpg
838名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 19:36:07.18 ID:qRJTqB6H
とある作者を時間一杯スネークしてて、とんでもねーショッキング場面目撃したんだけど、
ここで暴露していい?

映り悪いけど、一応証拠となる写真アリw
839名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 19:48:58.45 ID:Wjw4y2Tt
よく分からんけど、普通に盗撮なんじゃないのそれ
840名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 19:58:13.23 ID:xI+gb0gV
かまってちゃん乙 とっととアップしろ
841名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 20:02:13.27 ID:f58BVjWQ
>>837
もうちょい今風の萌え絵ぽく描けば素晴らしくなりそう
842名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 20:36:43.36 ID:O0DFu6kY
>>838
まだ?
843名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 21:22:15.87 ID:qRJTqB6H
ぷぅ
844名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 22:44:41.00 ID:LYB4xOry
>837
厳しいこと書くがそれじゃ売れない。
画力はあるが女性が太すぎる、キモすぎる。
845名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 05:06:53.44 ID:MWVHY4Ph
846名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 09:59:50.13 ID:t25QARwY
>>838
はよ
847名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 10:04:46.58 ID:+0SgG7+v
何があったかだけでも書いてけよ
気になるわ
848名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 11:38:23.75 ID:DW1imwKM
こういうのネガキャンっていうのよ。次からの参加者を減らすだけだから
スルーしようね
849名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 18:03:06.83 ID:kH0tOpUP
クレカvsネガキャン
来春公開処刑
850名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 18:58:31.15 ID:MWVHY4Ph
http://bellypunchingsite.zxq.net/menu.html

これみたく腹パもネットで販売して欲しい
851名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 19:02:05.14 ID:+0SgG7+v
なんか即売会に誤解があるっぽいが
「腹パ」ってイベントに複数のサークルが参加して本とか出してんのよ

DL販売するかどうかは腹パじゃなく
各々のサークル次第
852名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 23:15:38.59 ID:XdJ2YAXu
55さんの所でイベントレポがうpされたぞ
853名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 04:12:24.40 ID:Rwj1HEhG
なんというリアじゅうっぷりwww
才ある人が羨ましすぎるwwww
854名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 04:50:15.76 ID:RE7lvH97
さーて、ショッキングな場面公開しちゃおっかな〜
855名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 04:52:15.05 ID:RE7lvH97
でもやーめた
856名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 07:48:41.61 ID:JYncdxNa
リア充というか腹パン充
かなり盛り上がってたみたいだな…
857名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 08:13:34.71 ID:RE7lvH97
最初だけじゃね
858名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 11:33:56.08 ID:MFHq+F7O
このスレもにぎわってほしいもんだな
859名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 14:01:42.60 ID:dh5fcfZN
>>853
才能とか言う以前にお前は創作に時間割いてるんか?w
職人は費やした時間を分けてくれてるんだよ
羨ましがる前に感謝しいやw
860名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 18:52:41.49 ID:RE7lvH97
どうやったらおめェーらみてェなグズが生きてられるんだろうなー
861名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 19:08:14.72 ID:mrtwojqc
>>860
ナマポじゃね?
カスの集まりだし
862名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 20:49:23.52 ID:NN9XyZZ1
正直ナマポもらうくらいなら自殺するわ
国の犬じゃん。エサくれワンワン。
863名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 22:05:58.23 ID:cldF59Nm
レポクソワロタwwww
864名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 22:34:03.77 ID:stdbrCCG
結局遅刻魔は一冊も売らずに終わったの?w
865名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 23:49:36.75 ID:MwJgEl8Z
サークルだけじゃなくここの住人で行ったやつのレポはないのか
866名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 14:24:00.37 ID:UMzh6/xW
ここの住人とか二桁もいないだろ
867名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 14:49:47.62 ID:hSWek/Lf
基本こういうディープなスレはカキコミの50倍の人が見てるから
100人以上は絶対見てる
868名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 21:33:18.83 ID:/q4cGtqt
美少女怪人
869名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 18:23:13.18 ID:mgMTr4uo
50倍とかどこ調べだよw
870名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 18:32:43.73 ID:vx4gRMWi
おれ
871名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 21:52:24.29 ID:jK2ASKat
>>860
お前がいくら吠えた所で職人は痛くも痒くもねーよ
ここの住人が嫌いな55氏だって、現実はイベントでさらっとギャルソンのセットアップ着れるくらいの立場の人間だ
ちなみにあのポリ縮のウエスタンジャケットはジャケットだけで13万。俺も無理して買った。
引きこもってネット弁慶してる暇があるなら何か始めろや
872名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 21:57:05.60 ID:yO/EAlBo
皆ダサいよ
やってる事も服装もwww
873名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:40:43.66 ID:vx4gRMWi
いつものキチガイはスルーしてイベントのレポはよ
874名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:13:59.52 ID:nkIM0hzb
10時30分くらいに到着
 すでにある程度の列が出来ていた。男とその連れの女性らしき人も居た。
男性率100%だと思ってたから意外だった。年齢層は18禁イベントなだけあって
子供はいなかったが、青年〜老人ぽい人、おじさんなどさまざまだった。
眼鏡率高いのと正直あんまりカッコよくないやつが目立った。
普通にカッコイイ人も居た。

11時に入場。
 腹パンはそこまで人が来ないと思っていたが俺より前の人々の9割は
腹パンブースに直行していた。列になっていたのが目立っていたのはコッペパン氏。
他は少ないところとぼちぼちなところ。それにしても腹パンに人間が集中していた。
 買い物はほとんど問題なく買えた。列の長さとかあんまり関係なかった。
ただ搬入数が少ないものを優先しないとなくなって買えなくなる。
普通にとっとと回れば腹パン全て買うのも余裕だった。
 サークル参加者の中に数名のキリっとしたタイプの男が居た。
しかし見た目が駄目な人も居た。
欠席していた人は最後まで来なかった。

3時。イベント終了。アフターでじゃんけんでサークルさんの色紙を取り合った。
nnSのでかい博士ポスターも取り合いになった。もって帰るのが大変そうだった。
クールな女性がnnS戦に挑んでいた。腹パン好きなのかnnSが好きなのかどっちだろうと思った。

会場の中で腹パン好きと話したが、このスレ知っていて見ている人もかなり居た。
ただ絶対に書き込みはしないとも言っていた。だろうな、と思った。

買い物よりもサークルの人や腹パン好きと話すのが面白かった。
全体的にいい雰囲気で盛り上がってたよ。興味ある人は次回くればいいんじゃないかと思う。
大体こんなもんです。長文失礼しました。
875名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 23:54:18.21 ID:XycM73l8
>>874
レポGJ
次回があるなら覗いてみようかなと思った
876名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 00:21:16.80 ID:0dYtScru
>眼鏡率高いのと正直あんまりカッコよくないやつが目立った。
>普通にカッコイイ人も居た。

>サークル参加者の中に数名のキリっとしたタイプの男が居た。
>しかし見た目が駄目な人も居た。

ワロタ
877名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 00:46:14.73 ID:wQRFoBe+
いろんな人がおんねん
878名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 07:56:53.93 ID:6UL6GxWh
今このスレに書き込んでるなんて言ったら、高確率で嵐認定されるしな。
まぁイベントには実際に荒らし集団が紛れてたんだろうけど
879名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 17:59:34.08 ID:Vv53kYuH
腹パンじゃなくて腹責めスレなので、たまには
臍からぶち込まれた触手に内臓を掻き回されるような
エグいの書いて下さいおねがいします。
880名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 22:01:46.67 ID:oTOk7fk6
ハリウッドそそる腹トップ10だと
http://www.fitsugar.com/AB-ilicious-245335
でもわしお勧めなのはこいつじゃ
http://www.sadiebellydancer.com/index.php?s=&c=43&d=&e=&f=&w=26&gallery_id=1&q=2
881名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 00:45:20.64 ID:IYezsk3z
また三次元厨かよ
ここエロパロ板なんだからいい加減フェチ板に籠もって二度と出てくんなよ
882名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 08:58:13.61 ID:HLP7dlGw
883名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 23:22:39.51 ID:CXjXK/Vm
884名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 23:40:46.43 ID:oHNZxDPR
URL短縮使えばいいんじゃね?
885名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 00:40:48.66 ID:38c2plBf

@             @             
        v            <素晴らしいSSでした
886名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 01:59:50.45 ID:Jeg8LUix
最近保管庫更新してないな
887名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 09:47:48.27 ID:MA9tQS34
最近ってか2年前から止まってない?
888名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 17:28:59.96 ID:GPRedb2j
クレカwwww
面白いw
889名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 18:13:36.24 ID:UH0+Y3T4
おバカ設定をここまで糞真面目に書ききられると感服するわ
890名無しさん@ピンキー:2011/10/28(金) 07:14:34.21 ID:OounMQjk
過疎
891名無しさん@ピンキー:2011/10/29(土) 22:33:31.84 ID:tbuowSLO
525円で僕の息子も解離しそうです><
892名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 00:51:43.53 ID:dSqy0uEI
誤爆?
893名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 01:45:21.30 ID:t96Ul4Qg
ここももう終わりだな、次スレも無くていいだろ
メインどころは既に自前のブログやHP持って活動してるからここが無くなろうが誰も困らないし
せいぜい困ると言えば独りで発狂してる職人コンプレックス君だけだろ
894名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 10:47:11.42 ID:E2gCA5NK
>>892
誤爆ではなさそう
895名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 12:43:44.13 ID:dSqy0uEI
>>893

ランサー神はHPもブログもやってないわけだが、かのお人がメイン所ではないと言うのかニワカが
896名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 14:22:30.11 ID:lyW2W4us
>>895
ランサーさんってなんでこんなに崇められてるの?
「神」とか「かのお人」とか気持ち悪いんですけど・・・
897名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 14:44:59.84 ID:ah6RiFdK
>>896
このスレの草分け的職人だからかな?
最初にインパクトのあった人ってなかなか忘れられないと思うんだ
フリスとか闇の拳だっけ? とか
あくまで個人的にだが、俺にとってもランサーさんは特別
898名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 14:53:07.36 ID:lihmAwFT
>>880
ベリーダンサーに腹パンチ・腹責めてネタで昨日からもうギンギンだぜw
899名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 14:53:59.64 ID:2yxoyx2g
>>896
なんで毎回出てくるの?
気持ち悪いんですけど・・・
900名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 16:01:16.47 ID:lyW2W4us
>>899
へぇ・・・ここではランサーさんを神の様に崇め奉らないと気持ち悪がられるんだ
>>897の意見でああなるほどって思ったけど、ランサーさんに少しでも疑問を持つと
君みたいに噛み付いて来る狂信的なランサー教信者も多いんだろうね
901名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 17:16:12.38 ID:2yxoyx2g
>>900
職人は神じゃん
ましてやランサーさんは>>897の通り昔からいてくれる職人だし
職人を崇められない奴はこのスレにいるべきでは無いと思うよ?
902名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 19:28:08.74 ID:dSqy0uEI
ランサー氏はスレの黎明期から存在し、このスレに存在意義を与えた、言わば創造主。
55氏は誰よりも早く腹パンチ同人誌作成という偉業を成し遂げ、イベントでも活躍する新時代のメシア。
この二人が別格扱いされるのは当然だろ。
他にも何人かいるが、この辺りと比べちゃうと無意味無価値。
903名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 19:42:44.92 ID:FeamrddO
漫画サロン荒らしてた奴ここも見てたっぽいし
同じ奴なんだろうなあ
904名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 19:54:48.64 ID:E2gCA5NK
職人を称賛するたびにケチつけるいつもの池沼君かと
905名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 04:50:28.80 ID:vD34SnHz
無意味無価値てどんだけ失礼なんだ
何様だこいつ
906名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 09:45:18.23 ID:spgYVM+r
ちょった煽られると簡単に荒れるよな。自分らの性癖が
敵を作りやすくて、スレ自体誰からも荒らされやすいという自覚を持ってだな
スルー能力を養うようにするんぢゃよ。

ケチつける書き込みは基本腹責めには何の興味もない荒らしの書き込みなんぢゃよ。
907名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 21:19:03.30 ID:QNtjnWV7
>>902
言葉尻はどうあれ、俺も概ね同意見だな。
ランサーさんがいなかったら各々が勝手に妄想するだけで
このスレもとっくの昔に無くなっていただろうし
55さんが腹パンチ同人誌の可能性を切り開いてくれなかったら
腹パンオンリー自体無かったかもって割と本気で思ってる。
イタいかもしれんが、俺には2人共マジで神に見える。
908名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 21:31:05.33 ID:djbHQbkn
いい言葉を教えてやる

黙ってNG
909名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 21:45:06.62 ID:IEgbccI0
黙ってんg←黙ってろ、というつもりが油断してたるんだ腹に重いこぶしを喰らって悶絶する様
910名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 13:00:03.52 ID:DRb1PBU4
55さんてこのスレに投稿したことあるっけ
911名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 13:55:55.06 ID:fvZ/66rK
2回くらい短編書いてくれてるよ
ブログの読者がスレ活性化のためこっちにも書いてくれとかお願いしてた気がする
912名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 17:53:18.89 ID:fvZ/66rK
その結果感想なかったけどな
913名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 18:09:23.14 ID:fvZ/66rK
ところで55の衝撃写真はいつうpすればいい?
リア充っぽいとか言われてるけど実はキモデブだって写真
914名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 18:19:29.83 ID:o44HIDBs
ID:qRJTqB6H
ID:RE7lvH97
ID:fvZ/66rK
915名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 20:56:39.47 ID:fvZ/66rK
一日張り付いてたけど、ダサいトレーナーにチノパンで最悪だったぜ
誰も話し掛けてなかったのがウケタwwww
916名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 21:48:38.89 ID:jLjo8/sy
過去に何があったのか分からないが一日中張り付くなんてウソをついて
一日中スレに張り付くとかヤバイっすよ・・・
917名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 21:51:40.56 ID:dJL3ogPn
と言うか、前のと同一人物かどうかはさておき
即売会に行って、一人の参加者に時間いっぱい張り付いてるとか
うすら寒いものを感じる
918名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 22:38:18.66 ID:3q5VvJIL
キモデブでも別に問題ないけどな
919名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 01:55:01.81 ID:enVrbkCa
実は915がキモデブだったりしてw
920名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 07:09:49.26 ID:ciVkyGUx
僕はキモデブゥゥゥゥ
921名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 15:29:29.58 ID:ooJoMEEF
ケンカすんなキモデブ共。
922名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 22:45:23.38 ID:aCKU1U//
実際の55氏は顔も悪くなく服装も黒いジャケットみたいなの着てずっと一般の参加者と話してた。
俺も少し話したけど常識ある気さくな人で、作品に対する熱意とか凄く感じた。
なんて言うか・・・今荒らしてる人はキモデブとかダサイトレーナーとか誰も話しかけてないとか
腹パ参加者なら一瞬で見抜ける嘘を平気でつく時点で精神的な障害でもあるんじゃないかとマジで不安になる
そのうちイベントでサークル参加者の誰か刺されるんじゃないか?
923名無しさん@ピンキー:2011/11/02(水) 23:02:03.94 ID:EGiy/1G2
今はただの荒らしだからいいけどもしそこまで発展するようなら運営にも通報しておく
924名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 22:13:01.66 ID:ZtamLJgi
俺という血染めの魔槍に魅入られたお前らに、安寧が来たる事は無い。
925名無しさん@ピンキー:2011/11/06(日) 13:10:06.56 ID:3txdyWOl
>>924
それは股間のブツという表現でよろしいね
ドス黒いおにんにんでおにゃのこのアソコではなくおぽんぽんを突き破るとな
926名無しさん@ピンキー:2011/11/06(日) 14:25:23.23 ID:5B1bFrDs
腹パンチで歪む内臓を描いてくれる人すっゲーいいなーって思う
927名無しさん@ピンキー:2011/11/06(日) 20:42:35.22 ID:snQudvZB
そんな人いたらぼく薄い本買っちゃうよ!
928名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 07:53:24.01 ID:BvfCYNYd
逆に、そんな人がいないと薄い本を買わないとでも言うのかこの漲りチンポが
929名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 17:59:28.12 ID:W0+AHEPh
nnsさんの薄い本にあったよ
930 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/11/07(月) 21:12:44.73 ID:KiX3u/oH
nnS先生光臨希望
931名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 06:00:58.48 ID:vBg7+QUW
過去のSS読んでた。
腹責めじゃないのに彩並先生なるキャラで興奮してしまった。
わくわくしながら続き探したけど無かった(´・ω・`)
932名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 20:25:10.51 ID:BzPYy1cW
山下・・・
933名無しさん@ピンキー:2011/11/09(水) 14:13:09.10 ID:5onjRwkW
そういや、ここってSS書き込むスレだったな(笑)
934名無しさん@ピンキー:2011/11/09(水) 23:21:27.07 ID:ilSmROiH
もうヲチスレでいいんでね?
少なくとも職人が降臨するまでは
935名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 18:40:59.79 ID:tDIPelSg
職人ならもう何人も来ている筈だが
936名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 20:59:26.03 ID:iwJW2nh+
来て「いた」だな
937名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 21:26:01.84 ID:qkHRGENO
>>931
「微かに盛り上がって脂肪の保護肉壁を纏い、新たな生命を産み出す準備をしっかりと整えた胎」
がボコボコにやられて子供産めない体にされちゃうの、期待してたぜw
938名無しさん@ピンキー:2011/11/10(木) 23:08:47.38 ID:JHPlKR3y
もう一回55さんにここに投下してもらう様に頼むか
939名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 00:40:52.71 ID:xpeZBw0/
>>937
これの話ならランサーさんじゃね?
投下してくれるならどちらでも大歓迎だけど
940名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 14:07:29.76 ID:aSFofvkE
スレの活性化のためにって意味だろ?
941名無しさん@ピンキー:2011/11/11(金) 18:12:30.29 ID:aSFofvkE
創造主と現人神の夢のコラボ熱烈希望
942名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 01:52:17.18 ID:USSPnOTH
実は僕も同人活動をしているのですが、どうやったら55さんみたいにプロにイラストを書いてもらえるのか教えて下さい。

僕がお願いしても全部断られてしまいます。

あと、小説の同人誌で利益を上げる方法を教えて下さい。
943名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 03:46:32.05 ID:hzLulBdA
>>942
>どうやったらプロにイラストを書いてもらえるのか

@イラストレーターの人が面白い!と思うような素晴らしいSSを書いて目にとまるのを待つ

Aお金を出して仕事として依頼する。イラスト1枚の相場は1万円くらいだったかな(うろ覚え)

B10年以上文章同人誌を出して実績を積み上げる。すると自然に10年後にはイラスト描きの知り合いが出来ている

以上3つ

>小説の同人誌で利益を上げる方法

まず基本的に小説の同人誌で利益は上がりません
利益を出せるところは100サークルあってその中の1つくらい。それ以外はかつかつか、赤字です

@名の売れた絵描きに挿絵を描いてもらう

短期的には客が付きますが、小説そのものがつまらないとあっという間に売れなくなります

Aニッチなネタで一定数の客が見込める本を出す

NTRとか、TSとか、リョナとか、女雑魚やられとか。多少ぼったくっても好きな奴は買う

B手作業で制作費を極限までしぼる

安いコピー屋(100枚以上刷ったら1枚単価7円とか)で手作業で両面コピー
20Pの本なら10枚で70円、100円で売れば一冊30円の利益が出ます
根性出して100冊作れば3000円の利益になるよ
やったね!
944名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 05:43:25.01 ID:gKaAgGRO
ついに雑談スレから質問スレになったか
945名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 12:04:40.84 ID:V+sKKFjT
イラスト依頼は金次第だろ
946名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 13:16:53.56 ID:XQ8aVQ1B
pixivでSSかけばいいじゃん けっこういるぜそんな連中
イラストかいてくれる絵師さんいるかもよ
947名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 13:38:08.47 ID:yxCZTE0w
というかこいつ55さんの所でもどれだけ利益でたかとか聞いてた奴じゃね?
948名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 19:00:24.85 ID:RKdPw8uy
小説でもともと名前が知られてるやつじゃなきゃ絵師が全てだな
カラー絵は1枚1万じゃプロは描いてくれないが
5枚5万円とまとまった金額なら請ける人はいるかも知れない
小説がつまらなくても絵がエロければ売れるよ。絵目当てで
949名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 20:38:05.02 ID:yxCZTE0w
そもそも絵師に比べて遥かに格下の、練習一切必要無い小説(笑)書きが、
絵師相手に共同作業を持ちかける事自体がお笑い。
950名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 00:42:30.16 ID:g829vUh6
>>942
マジ話、ただの趣味で絵を描いている人以外は、素人の同人誌にイラストを提供することはまず無い。
55さんと組んでるレベルの人が素人の仕事を請け負うとか奇跡に近い。
生活のために出来るだけ商業と契約してスケジュール詰めてるから同人作家と1枚数万円なんてはした金で契約する訳が無い。
普通に考えてみ?
彼らにも生活があるから、例えば連載持ってなければラノベやゲーム、今流行りの抱き枕なんかのイラストを描いて売り上げに見合った
マージンを貰った方がどう考えても賢い。
よほどSSの話が気に入るとか、作者と馬が合うとかしないと普通に断られるか法外な値段吹っ掛けられて終わり。
まぁ絵師のサイトやらピクシブやらで商業活動全くしてなかった声かけてみる価値はあるんじゃね?
951名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 07:40:43.73 ID:J5zsxTK1
やはり55さんは神と、一行に纏めるとそういう事だ。
952名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 08:33:03.69 ID:Ejboi84Y
報酬と交渉次第
まとめるならこうだろ?
55氏は職人というよりもプロデュースが上手いというイメージがあるな
953名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 17:55:28.00 ID:TNjmcXLu
ここにSSを投稿して挿絵希望と追記して置いたら答えてくれる人がいるかも。
954名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 18:23:35.78 ID:J5zsxTK1
「来いよnnS」ですね解ります
955名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 18:56:09.32 ID:/K4qUDtR
流石に図々しいだろ
956名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 19:08:30.26 ID:B82ELxsU
>>954
そんな事言ったら、明日起きたら臍に穴空いてるかもしれんぞ
957名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 21:49:52.09 ID:BvZANWZe
書き手も絵描きもこのスレ雰囲気悪すぎて近づきたくないというのが本音だと思うぞ
ここにアップしなくても他にアップするところいっぱいあるからな
そして作り手が減ってこういうレスばかりになってもっと悪循環

荒らしみたいな口が悪い人よりも腹責め好きな人の方が多いが
腹責め好きなの多くの人はSSだけ見ればいいと思っているので、感想も書き込まない
いっぱい書き込む荒らしばかりが目立ってる現状
書き手が減ると読み手も減るだろうし、もう駄目かもしれん
958名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 11:56:02.98 ID:2U1xpTQX
悪い話題変え。
55氏待望の最新作は、吸血鬼狩りがテーマらしい。
綾やシオンのような魅力的なキャラが腹から血を吸われてレイプ目で息絶えるのか、
それとも美少女吸血鬼がどぼんどぼんされるのか!
いずれにしても、興奮して眠れないな
959名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 22:25:18.21 ID:CzycJKcw
新作じゃなくて構想中って書いてあったろ?
氏も練習のつもりらしいからど今までのと比べてどうなるのか楽しみではあるけど
確かに話に引き込むのは上手いわな
960名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 22:27:18.17 ID:CzycJKcw
連投すまんが、例のリレーコミック企画に55氏も参加するのかが気になる
一撃さんは参加して欲しいっぽいけど、漫画と文章での掛け合いとかも面白いかも
961名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 07:42:57.39 ID:NRZsXk8z
そのコラボは夢すぎるな。
腹責め界最高の画力を持つ一撃さんと、至高の文章力を誇る55氏!
もう世界に誇れるレベルだ。
962名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 08:19:08.71 ID:NRZsXk8z
5555!
963名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 11:53:08.92 ID:VYBk9xD7
>>961
どこの世界に誇るんだよw
964名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 13:23:16.36 ID:NRZsXk8z
55氏こそまさに神!
他の奴らはカス!
965名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 16:45:30.31 ID:6Vi3LSEu
質問スレから55スレにw
966名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 18:01:24.86 ID:NRZsXk8z
55さんがあらゆる面で他を圧倒的なのが悪いといえば悪い
967名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 18:13:35.83 ID:ISZ4jnzU
>>966
お前さんがそうやって無駄に騒ぐから55氏はここに来ないし、彼に迷惑かけるって知っててやってる?
968名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 19:05:01.05 ID:WG6clqa0
明らかにわざとやってんだから触るな
969名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 19:26:35.12 ID:NRZsXk8z
確かに55氏は誰も触れられないほど高みにいるな!
レジスタンスのコミカライズ化、アニメ化も近い!
970名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 19:26:52.84 ID:ISZ4jnzU
>>968
そっか。失礼した
以後スルーするよ
971名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 20:21:35.26 ID:G5KOk16D
みなさん、次スレの予定は・・・
972名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 21:16:11.39 ID:zrIncJke
正直活動としての今のメインは外部のSS職人やイベント参加組だろうから
いっそヲチスレと投下スレに分けるのはどうだろう?
既存のスレは実写メインで場違いっぽいし
973名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 04:07:38.97 ID:wiwXJ8FF
何をヲチするんだよ
雑談だったら腹パンスレ行けばいい
974名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 07:59:46.56 ID:Fa1LYEsH
前スレまでは本当に雰囲気の良い良スレだったのに、
現スレに限ってどうしてこうなった。

原因は腹パで新規が入ってきたからか、
55が話題に上がって変なのが誘致されてきたせいか。

そのどっちにも罪はないと理解してるのに、もうそれらの単語を目にするだけで恨みにも近い気持ちが沸き起こってしまう。
975名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 08:32:39.46 ID:Fa1LYEsH
逆恨みも甚だしい
現状を嘆いたり、ましてや新参や55さん怨む暇があったらSSのひとつも投稿してスレ活性化させるとか努力しろ
976名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 11:12:50.12 ID:jMbzAZuq
1人で一体何と戦ってんだよ
977名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 11:26:21.98 ID:KfZwi3+P
972に賛成
努力するなら職人が投下し易いスレにする努力をすべき
978名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 12:26:51.57 ID:Fa1LYEsH
55は作られた人気
俺の方が文章上手いし上手い絵師も連れてこれる
979名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 12:47:08.42 ID:Fa1LYEsH
俺の中の別人格は本当に分かりやすい馬鹿だな
980名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 13:23:31.37 ID:Lis+xTIp
厨二病全開のその頭でSS書いたら良いものが出来ると思いますよ
981名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 14:24:25.06 ID:Fa1LYEsH
よう俺!
毎日荒らしご苦労さん
おまえの思い通りにスレが荒れてよかったな!
982名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 14:31:51.31 ID:Fa1LYEsH
年末に携帯替えるから来年からID被ることは無くなると思うけど、それまで楽しもうぜ
983名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 16:01:50.41 ID:wiwXJ8FF
統失っぽいな
984名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 18:19:42.30 ID:Fa1LYEsH
統失ってよく分かったな。
俺ちょっと頭がおかしくて、リアルでは女にいじめられてばっかりだけど、
ここで位皆、俺を愛してくれ!
俺という絶対自我〈アイデンティティー〉を、認めてくれ!
985名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 18:27:22.37 ID:Fa1LYEsH
あああ星が見える
あああああ星が見える
ああ星が見える
ああああああ星が見える
986名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 18:32:29.15 ID:A+xffmyI
次回半年後かよ
冬眠するわ
987名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 18:49:11.79 ID:Fa1LYEsH
完 全 論 破
988名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 19:18:23.47 ID:PFnmPAYw
>>986
半年って思ってる以上に早いぞ?
今年もそろそろ終わりそうだと気付いて驚いた
989名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 19:29:07.42 ID:Fa1LYEsH
星が見えるって何だよwww
自己否定じゃなくていつもみたいに職人否定しようぜ兄弟
990名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 21:04:27.58 ID:uTNlfczZ
腹責めプレイでおかしくなっちまったか・・・
991名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 21:17:43.41 ID:oW/9Fsfc
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1321531910/
次スレ立てました
もう残り少ないか書きますが、荒らしに反応する人多すぎです
次スレでは荒らしに反応したりもしないようにしていきたいですね

55さんの話をするのは彼がここに投下したときだけでいいと思います
992名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 21:41:52.06 ID:cI6QVfAS
993名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 07:21:47.07 ID:ZFcNTeHj
つまり荒らししか発言しないスレを目指そうと、そういう事ですね解ります

ぶっちゃけ最大の問題は、数人の荒らしがいる事やそれに構う事なんかじゃなく、
その他大多数の人間が書き手の降臨を願うばかりで何ら能動的な働きかけをしない事だと思うぞ。
最近じゃ投下に対する乙レスすらろくに付かないし。

一番書き手達を遠ざけてるのは、そういう自称まともな住人のドライ過ぎる態度だと俺は思う。


最後だから本音言いたい放題だぜ
994名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 20:29:22.30 ID:bUfhz7iJ
いらん雑談無くせば良いんじゃね
昔は投下されたSSに感想言うだけのシンプルな流れだったのに
ここ最近はSSと関係無いイベントの話とか某氏の話だとかで盛り上がって本質を見失ってる気がする
995名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 21:54:53.88 ID:rmb06QMc
ただでさえ過疎ってんだから雑談無くなったら即スレ落ちすと思うが
行き過ぎは良くないけど腹パンと関連のある話題くらいはOKにしてくれないか?
てか今見てきたけど某DLサイトのトップに某氏のバナーが貼られて紹介されてる
マジであの人はどこまで行くんだよ・・・
996名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 22:11:34.68 ID:ZFcNTeHj
まぁ間違いなく、腹責め界にこの人ありと世界的に知られる存在にはなるだろうな。

ある意味皇族みたいなレベルで、俺はこれほどの人と直にお話して、手を握らせて頂いたんだぞって自慢できる位に。
997名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 22:15:48.88 ID:JcMfpMHM
おまえはもうコテつけろよわかりやすすぎんぞ
998名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 22:27:41.35 ID:z6TcRtQm
>>995
わざわざ外部の55の感想ここに書いてないで
本人のブログにコメントつけろよ
腹パン関連の話じゃなくて55の話だろそれ
999名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 22:27:54.18 ID:i8xtGOfQ
過去に何があったのか知らないけど
個人への誹謗中傷は通報した方がいいんじゃない?しつこすぎる
1000名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 22:55:32.57 ID:RfOapOx/
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