【嘔吐】腹責め専門SS・その2【子宮潰し】

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1名無しさん@ピンキー
例えば、
◆強気な優等生娘がスケバングループに拉致されて
  腹を殴られて悶絶したり、
◆格闘娘が手足の自由を奪われて、鍛えぬいた6パックの
  腹を延々と殴られて腹責め拷問されたり、
◆憎い仇の子種を孕まされた女戦士が、切腹して自害したり、

というような、腹パンチから切腹にわたる腹責めシチュSSのスレです。
オリジナル・二次問いません。

まとめサイト(前スレ215氏)
http://thinker.web.fc2.com/index.html

前スレ
腹責め専門SS
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150474532/
2名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 17:19:19 ID:/BUGEhbn
自己保守乙
3名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 19:34:02 ID:pybqtgAv
>>1
4名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 21:21:06 ID:TvtjO6KS
>>1
立て乙です。
5ド素人:2007/03/17(土) 00:29:33 ID:+1rMVBb/
伊藤夏美。27歳独身、仕事はOLである。二重で切れ長な大きな目、鼻小さく形が良く整った顔つきだ。
その日はいつも通り夜の8時まで働き、制服のまま車に乗って帰宅していた。
「はあ、今日も疲れたなぁ。家帰ったらすぐ風呂に入って寝よう・・・」
30分後、ようやく自宅の2階建てアパートに着いた。アパートの横の駐車場に駐車し、車から出る。
「う〜、寒いなぁ・・・」
ちょうど冬の時期で寒い。寒いので腕を組みながら駐車場からアパートへと向かった。
斜め前に駐車してあるの黒いワゴン車の前を通り過ぎようとしたとき、
ワゴン車の陰から突然一人の男が出てきて、夏美は腕を掴まれた。
「キャ!え!?・・・」
突然のことで驚き何が起きたのか分からない。自分が置かれている状況が良くない事は分かり、
叫ぼうとしたが、後ろからもう一人男が現れ口を塞がれてしまった。
「んむ〜〜〜!!!」
そして首元にスタンガンを当てられ体全体が電気走った思うと、
そのまま気絶し後ろの男にもたれかかるように倒れた。後ろの男は夏美の体を抱え上げると、
ワゴン車の後部座席に乗せ自分もそのまま乗り込んだ。もう一人は運転席に乗り込むと車を発進させた。

夏美は目を覚ました。ゆっくりと目を開けると、白い天井と蛍光灯が見える。
体はベットの上で仰向けされ、ベットの四隅にあるポールに手足が縛られ大の字になっている。

6ド素人:2007/03/17(土) 00:30:19 ID:+1rMVBb/
親帰ってきたんで一旦おわります
7名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 03:52:29 ID:SdenDlyU
直接スレに書くんじゃなくて、メモ帳とかにでも書いて推敲してから投下した方がいいよ( ^ω^)
8名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 13:42:40 ID:3pf9+/lI
なんという忠告…
( ^ω^)を見ただけで(ry
9ド素人:2007/03/17(土) 14:36:40 ID:XEOqloA5
四方の壁も白く、左には鉄製の扉がある。
「誰か…誰かぁ〜〜!!!助けて〜!!」
声は虚しく部屋に響く。周りからの音も全く聞こえない。
絶望的な心境になり、自然と涙がこぼれる。いくら暴れても手足の縄が自由にさせない。
ただ体をクネクネ動かしているようにしか見えない。
「たすけてぇ!!・・・」
とその時ガチャっと扉の開く音がして1人の男が入って来る。そして夏美の脇で立ち止まった。
古着のジーンズに上はTシャツ姿、身長は180cm前後で体型はややガッチリ、顔は普通だが20代前半に見える。
「誰!?お願い助けて!!」
「まあ、落ち着いて。へえ、名前は伊藤夏美、年齢27歳か。僕より7歳も年上なんだ。」
男は夏美の財布から運転免許証を出して見ている。
「いやあ!!助けてぇ!!」
「うるさいな、殺されたくないなら黙っててくれないかな。」
「ひ!」
夏美はすぐに叫ぶのを止めた。
「言い忘れたけど、僕は藤田和也。お父さんは裏じゃ超有名人なんだ。」
「知らない人はいないよ。何したってお父さんの力の前では許される。」
「だから僕も何したって許される。こんな風に人を誘拐したってね。」
夏美は震えながら和也を見ている。
「大丈夫だよ。君と遊ぶだけさ。君は楽しめるか分からないが。クク」
「僕の遊び相手は綺麗な人なら誰でも良かったんだ、今回は君が部下のターゲットにされたわけ。」
そう言うと、和也は夏美の目をハンカチで拭いてから全身を観察する。
「身長は160cm弱ってとこかな。胸はDカップ。ムチムチしてていいね。」
和也の言う事は当たっている。スカートから出ている太股は肉付きに良い程良い太さだ。
和也は次に夏美の腹を撫でる。夏美は目を閉じながら震えている。
突然和也は夏美の下腹、臍、鳩尾の辺りを殴った。
バスッ!バスッ!ボフッ!
「いぐっ!あが!えう!!」
夏美は目を閉じていたので腹に全く力が入ってなかった。3発ともスカートやベストの形を大きく歪めた。
夏美の体は縛られているため防御体制がとれない。一気に吐き気と腹痛が襲ってくる。
「う〜ん、ベストのボタンが殴る時少し痛いな…君の腹はベストの上からでも十分柔らかいねぇ」
夏美は運動音痴の上、日常生活で体を動かす事は少ない。腹筋なんてろくに無いだろう。
「あぐ〜、痛い!やめてぇ〜!!」
「うるさいよ」
黙らせる為にもう一発殴った。
そして夏美が着ている制服のベストのボタンを外し開いた。中には真っ白なブラウスを着ている。


10名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 16:58:09 ID:ncZ4w6hl
コメントするべきか終わるまで待つべきか
と言いつつコメントしてみる。次いつになるか分からんしw
乙!
11ド素人:2007/03/17(土) 18:32:27 ID:b+gAQjOV
「このスカート少しきついんじゃないか?」
確かにスカートがウエストの部分、ちょうど臍のすぐ上辺りに食い込んで、
スカートが張り下腹部分が余計膨らんで見える。そしてこの食い込みがムチムチ感をいっそう引き立てている。
和也は下腹を撫でたり揉んだりして感触を確かめている。
「いい弾力だね。柔らかくて気持ちい。おしっこは大丈夫みたいだね。」
グニュグニュ、グググググ
「ぁぅ、ぁぅ、ぅぃいいいっ、痛い!」
スカートの張っている下腹部を見てると、食い込みのすぐ下が少し窪んでいる。
「ここが臍のかな?」
親指でその窪みを押すと、指が刺さった。スカートも指によって臍へ沈んでゆく。
グググググッ
「痛っ、ああぁぅ、く・・苦し・・!」
「これでスカート上からでも臍がよく分かるようになったよ。」
和也は親指を引き抜いた。
張っていたスカートには、はっきりと臍の窪みが出来てそこから皺が広がっている。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・助けてぇ!お願いだから」
和也は無言で下腹にパンチを入れる。バシュ!!
「あがっ!!・・・はぁ、はぁ」
「さてとお次は」
今度は食い込み部分より上の箇所を触って確認する。
「ベストが無いと、お腹の感触全然違うなぁ。」
ブラウスはベスト、スカートに比べて薄い生地のため腹の感触がよく分かる。
ここもウエストの締め付けによってブラウスの生地が張っている。胸の大きさもよく分かる。
親指で下から上に押す。
グリッ、グリッ
「うぇ!うぇぇ!」
グググググ〜
「うお、ぇぇぇぇぇええ」
12ド素人:2007/03/18(日) 00:10:06 ID:yxBwslSi
親指は埋まって見えない状態だ。
「えうっ、えうっ、ぁあぐ、おぇぇ〜」
口からは涎が垂れて一本の線を引いている。
和也は親指を胃の辺りから引き抜くと、間を置かずにパンチを同じ位置に入れる。
バスッ!バシュッ!ボシュッ!!拳とブラウスが擦れる音と腹の音が混ざって聞こえる。
「えぐ!えう!!おうぅぅ〜!!」
体をクネクネさせているが、体はほとんど動かすことが出来ない。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、ゴクッ、はぁっ、はぁっ」
殴った後、腹の形が良く分かるくらいぴったりしていたブラウスはよれよれになっている。
おそろくスカートに入れていたのが引っ張り出されたらしい。
「ふう、君のお腹は最高の感触だ。肉付きがいいからよく拳が埋まる。」
そう言うと和也は夏美の胸を揉む。Dカップの大きめの胸は揉み甲斐があって実にいい。
よく見ると、白いブラウスは肌と接している部分が油汗に濡れてくっつき、うっすら肌色が見える。
「あ〜、服が汗で汚れちゃったね。どうしようか。」
和也はそう言いながら夏美の乳首を摘んでコリコリしている。
「あっ、あぁ・・・ああん!いやぁ〜・・・たすけ・・・てぇ」
「感じてるねぇ。ブラジャー越しなのが残念だなぁ。」
和也はハンカチを使って、夏美の顔の汗と口から垂れている涎を優しく拭き取った。
「まだ遊びは始まったばかりなんだけどなぁ〜。最後までもつかなこんな軟いお腹で。」
和也は乳首を揉みながら口にキスをした。口の中は唾液が多く分泌され溜まっている。
夏美の唾液によって濡れた口を手で拭う。
「今のは最高のディープキスだね。でもこの後は口の中が酸っぱくなっちゃうけど」
言い終わると、突然腹の真ん中辺りに一発パンチを入れる。
「んあぁぁぁく!!・・・」
乳首を揉まれ気持ち良くなりかけていた所に突然の腹パンチ。腹も完全に無防備だった。
夏美の顔はイきそう表情から苦悶の表情へと一変する。そして体を少しねじる。
和也はゆっくりと夏美の腰の下に手を回し、スカートのファスナーに手を掛ける。
そして一番下まで下げていく。下げるにつれてウエストにきつく食い込んでいた部分も開放される。
「はあ〜・・・な・にする・・の?やめ・・てぇ」
「自分でも苦しいならこんなに食い込むスカートはかなきゃいいのに。ファスナー開けたら顔が少し緩んだよ」
和也はゆるんだスカートに手を掛け、スカートを膝までずり下げた。
13ド素人:2007/03/18(日) 04:13:27 ID:yxBwslSi
肉付きが良いと言える程度に少し太めなムッチリとした太股が姿を現す。
パンツはブラウスに隠れて見えない。和也は夏美の太股を撫でる。
「うーん股が汗ばんでるなぁ。大丈夫?」
夏美は太股を優しく撫でられ再び顔が緩んできている。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
和也は太股からブラウスに手を移す。そして、ゆっくりと捲り上げてゆく。
「い・・いやぁ!もうお腹はやめて」
和也は無視して、そのまま上げていく。ベージュ色の生地に花模様のついたパンツをはいている。
「少しおばさん臭いパンツだな〜。」
「うぅ、見ないで・・・」
こんな状況でも恥ずかしさは消えないのか。和也は徐々にブラウス捲り上げていく。
遂に夏美の色白な生腹があらわになる。やはりくびれがある肉付きのよい柔らかそうな腹だ。脂汗でしっとりしている。
臍周りの肉付きも良い。痩せた人の臍に比べると穴が深くなっているが、穴の奥は肉で詰まっていて底は見えない。
スカートの上から責めたので、臍がほんのりとピンク色になっているようだ。
「最高のお腹だ!責めろと言ってるみたいだよ。フフ。」
更にブラウスを捲くり、胸の上まで持ってきた。パンツとおそろいのブラジャーを着けている。
「やだぁ!やめてぇぇ・・・」
「ブラジャーはまだいいか。」
次にパンツを足の付け根まで下ろす。下腹が現れる。
下腹には肉がのりふっくらと膨らみを帯びていていかにも柔らかそうだ。
「いやぁ・・・」
夏美は顔を横に背け、目を閉じ涙を流す。だいぶ抵抗しなくなってきている。
和也は夏美の太股の上に馬乗りになった。そして一気に拳を振り下ろした。
ベチャ!!生腹特有の殴られた時にでる音がした。
拳は和也から見て、右の脇腹に深々と突き刺さった。腹の形が左右非対称に歪む。
「かはぁ!!!げほっ!げほっ!い・・痛!」
次は左の脇腹にパンチを入れる。
ボグゥ!!内臓が左右に激しく動かされる。
「おぐぅ!!ぉぅぅ・・けほっ、けほっ」
そして三発目は臍の真上に振り下ろす。そして体重をかけて潰してゆく。
ドフッ!!!グニュウゥゥ・・・腸は潰れ、左右に分けられる。
「えうっ!!!う!ぁ・ぁぁぁくっ!!ぁぁ・・かはぁっ!」
拳はほとんど腹に沈んでいる。
時々腹がグニュッと動く。拳をどかそうと腹筋が抵抗しているのだろう。しかし弱すぎて意味が無い。
和也は腹の感触を堪能している。拳に腹の肉がまとわりつき温かい。脂汗で少しベタつく感じが心地よい。
そして拳をすっと引き抜き、腹が元の形に戻ろうした瞬間にまた拳を入れる。
ベフッ!!!グニュウウ〜、グン!!グン!!
「おぐぅ〜!!うげぇぇぇ〜、し・・死ぬぅう!・・ぁが!あが!!」
夏美は先ほどまでの恥ずかしがっている表情とは違い、目を見開き、舌を突き出している。
口からは涎が垂れている。首は上がり自分の腹を見る恰好だ。





14ド素人:2007/03/18(日) 14:07:19 ID:Ibhxi5Un
和也は更に拳をグリグリと回す。白くムッチリした腹は拳に巻き込まれ左右にねじれる。
「うあ゛!うあ゛!!かはぁっあうぅ〜!!」
「お腹温かいなぁ。拳がこんなに入ってるよ。」
和也は拳を回すの止め夏美の腹に入れたまま、何もせずただ腹の感触を味わっている。
肌触り、体温、内臓から拳に伝わる不気味な唸り、腹筋の痙攣。
「く・・るしい!・・・手ぇ・・・どけ・・てぇ〜・・・ぁあ!くはぁ」
15ド素人:2007/03/18(日) 17:28:51 ID:DZjuhB3v
ようやく和也は拳を引き抜いた。夏美の腹もやっと元の形に戻る。
しかし、腹の中央部はピンク色になっている。
「かふっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、うっぷ」
夏美は吐き気を必死に堪えている。
「まだ吐くのは早いよ。まだまだこれからだよ?」
夏美はもはや助けを請うこともしない。それどころではないのだろう。半ば諦めてしまったのか。
和也は薄笑いを浮かべながら夏美の腹を優しくさする。
手が下腹部へ来た時、そのまま手の平でおもいきり押した。
グニュ!あの少しぽっこりとした下腹は手の平によって全体的に潰される。
指と指の間から腹の肉がはみ出てて、綺麗に手の平の形で沈む。
「ぐぁ!い・・・痛ぁい!!」
和也はグッっと下腹部の肉を鷲掴みにする。子宮と膀胱も握られ更に苦しむ夏美。
「かは!!ああぐ!!!痛い!!・・んああ!」
「ん?もしかしてお漏らししちゃった?くくく」
太股の間から見える白のシーツが小範囲ではあるが淡い黄色に染まっていった。
「やれやれ、その歳でお漏らしって。罰だ。」
和也がそう言った瞬間、握っていた手を離し間を置かずして拳を叩き込んだ。
ボグゥ!!うっすらピンク色に手の形が残っている下腹に今度は拳がめり込む。
「んああ!ぐぁ・・・」
拳をすぐには引き抜かず、更に小便を搾り出すかのように下へと押し下げる。
「ぃ・・・あ・・ぁぁぁ」
16名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 00:03:19 ID:huQEuaLN
失禁するほどに下腹部責め
胃壁出血するほどに鳩尾に抉り込め
17ド素人:2007/03/19(月) 02:26:26 ID:pARFvmZ6
和也は夏美の腹から力が抜けていくのを感じた。そしてシーツの染みが更に広がっていく。
「あ〜あ、結局全部漏らしちゃった。」
拳を引き抜く。そして再びパンチを2発入れた。
ボムッ!!ボフッ!!
「あが!ぐあぁ!!・・痛い!・・・」
臍周辺から下腹部にかけて白から淡いピンクへと変色している。
「まだまだ〜」
和也は下腹に指を添えると、ゆっくりと腹の中心をなぞるように滑らせる。腹がピクピク震える。
臍を通り過ぎた所で手を止めた。臍と鳩尾の間辺りだ。
「次はここ」
「ぁぁ・・・いやぁ〜・・・」
和也は小さく速いモーションのパンチをいれる。
ベチン!
「え゛うっ!」
夏美は一瞬舌を突き出した。
「今の軽いジャブだよ。ここは痛みより吐き気との勝負ってとこかな。」
夏美は無駄に多く分泌される唾液を必死に飲み込む。同時に胃の辺りも小さく動く。
「ゴクゥ、ゴクリ、ゴクリ、はぁはぁはぁ・・・」
和也はさっきより大きなモーションで2回パンチする。
ボグッ!!ドボォ!!当然さっきより拳が腹にめり込む。
「おげっ!え゛え゛ぅ!!」
夏美は体をねじってもがき抵抗する。しかし縄のおかげ大して動けない。
顔を横にした時、口の端から唾液がドロっと零れ、頬を伝って垂れてゆく。
一瞬胃から内容物が逆流し喉まで来たが、どうにか堪える。しかし、口が少し酸っぱくなった。
「よく堪えたね。お腹がビクついてたけど。」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、え゛ぅ・・・ゴクッ、はぁっ、はぁっ」
夏美の目から涙、口からは涎を流す。体からは一気に脂っぽい冷や汗が出る。
そんな時に、和也は更に強いパンチを3連続で入れた。
グムゥ!ボグゥ!!ベチュ!!!腹が何度も波打つように陥没する。
「うげぇ!え゛う!!うぉえ゛〜!!・・・お゛え゛ぇぇぇ〜」
夏美も流石に我慢の限界が来てしまった。口を大きく開き胃の内容物が大量に吐き出される。
仕事中に食べたお菓子がグチャグチャになって混じっている。まだ完全に消化されてなかったらしい。
口の周りはもちろん、首から胸、ベットのシーツも嘔吐物で汚れる。
「あ〜、ついに出しちゃったか。まあよく堪えてたね。」
「全部出しちゃえば楽になるよ。」
そういうと和也は夏美の胃を上押し上げるように拳を沈ませる。
そして、どんどん体重をかけて上へと胃を追いやる。同時に腹の肉全体が上へ引っ張られ臍も縦に伸びる。
行き場を無くした胃は拳によってゆっくり潰されていく。
グチュゥゥゥ〜っと胃が潰れ中身が押し出されていく感触が拳に伝わる。
「うえ゛え゛・・・お゛え゛〜〜・・・・」
口からから最後の内容物がドロっと流れでた。






18ド素人:2007/03/19(月) 04:13:49 ID:pARFvmZ6
部屋の中は嘔吐物特有の臭いが漂っている。
和也は携帯を手に持ち部下に電話をかけた。
「湿ったタオルたんくさん持ってきて。それとハサミも。」
『かしこまりました。』
数分後、黒いスーツを着た男がカートにハサミが1つとおしぼりを山積みにして運んできた。
「ありがと。それベットの横に置いたら出て行っていいよ。」
「かしこまりました。」
男は言われた通りにして出て行った。夏美は目と口が半開きの状態で顔を横にしている。
口の端からゲル状の茶色っぽく透けた液体が糸を引いている。胃液だろう。
和也はハサミを手に取り、ベストを肩から袖口まで両方切って剥ぎ取る。
捲くっていたブラウスも黄色く汚れている。ボタンと縦に並行に切っていきブラウスが開くようにし、
またベストと同じ様な切り方をして剥ぎ取った。これで夏美の上半身に着けている物はブラジャーのみである。
ブラジャーも汚れていたので、真ん中の細い部分を切って外した。
Dカップの胸が曝け出されたのに、夏美はこれといって反応しない。
和也はおしぼりを手に取ると、ゲロまみれの顔まず拭いた、次に首、胸の順で汚れを拭き取った。
次に頭を持ち上げると、髪を頭の上に持っていき、髪についた汚れも拭いた。
そして、シーツの嘔吐物で汚れた部分も丹念に拭いたが、色と臭いは取れなかった。
ここまでにおしぼりを10枚近くは使っただろう。軽く汗をかいた。
「ふ〜、どうにか嘔吐物は拭き取れたかな。」
和也は自分の手もおしぼりで拭きながら、もう一度夏美の腹を見た。
その腹は下から上まで広範囲に淡いピンク色に変色している。
更に上へ目をやると、白くて大きく形の良い乳房がある。
乳首や乳輪の大きさちょうど良く、色も綺麗な桃色をしている。
和也は両方の乳房を力強く揉んでから、乳首を摘んでコリコリする。
「ぁ・・ぁあ・・ぁぐ・・ぁあん」
「こんな弱ってても、感じる時は声をだすんだね。」
夏美は眉間に皺を寄せ、小さく声を漏らす。
「これで少しは吐き気が和らいだかな?」
和也は乳首から手を離した。そして、鳩尾にピタっと人差し指をつけた。
それから指を真っ直ぐと下へ滑らせる。指先は腹の汗を拭き取り濡れている。
人差し指はゆっくりと臍の中へ入っていく。臍の中もかなり汗で湿っている。
軽く臍をほじくる。すると腹筋がピクピク痙攣した。
更に中を触りながら観察する。臍穴は肉でしぼまる様に奥が狭くなっている。
和也は人差し指をドリルの様に使い、肉を掻き分けながら奥へと進んでいく。
「い・・あぁ・・・ぅぅ〜」
「やっぱりもっと奥あるなぁ。肉で塞がってるだけだ。」
奥に行けば行くほど汗で湿っぽくなっている。そして、指が周りの肉に軽く締め付けられてる感じがする。
人差し指は第一関節と第二間接の真ん中辺りでようやく止まった。どうやら底に着いたらしい。
「くひっ・・・いやぁ・・」
「中は結構熱持ってるみたい。汗でネトネトする。」
一旦臍から指を抜く。同時に奥から臍の穴が締まって塞がっていく。
人差し指は汗でネトっと濡れている。
19名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 13:16:04 ID:AFf3jeEh
あの〜、コメしていいっすか?まだ早かった??
ここまでGJよ!その調子でよろしく〜
でもある程度は>>7の方法使ってくれたほうがコメントする側も入りやすいな
他の作家さんもいつ入ったらいいのか分からなくなる
20ド素人:2007/03/19(月) 16:03:05 ID:TJObfJeE
>>19>>7
ご忠告ありがとうございます^^
では一旦推敲してまとめて書き込みます。コメント、投稿の方は気にせずお願いします。
スレ住人さんにお気を遣わせてしまい、すんませんでしたm(_)m
21名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 22:03:49 ID:AFf3jeEh
でも実は前スレがまだ埋まってなかったりする
22ド素人:2007/03/20(火) 02:50:25 ID:tqh6C7k/
和也は人差し指をおしぼりで拭いた。
「これで深さは分かった。そうれじゃあ本番といきますか。」
和也は親指を立てると、それを臍へと挿し込む。親指は臍の入り口にピッタリ入るくらいの太さだ。
しかし、少し奥に進むと肉の壁によって穴が一気に狭くなっている。和也は力を込める。
親指は肉の壁を押しのけて奥へ、奥へと進む。肉に塞がれた臍穴は太い親指によって強制的に広げられてゆく。
「んああ!いや〜ぁぁぁ・・・・ん…くっ」
夏美は喘ぎ声に近い声を発した。その時、和也の親指も底へ到達する。
「臍の中はだいぶ熱こもってる。汗でネトネトだし蒸れてるんじゃない?(笑い)
 ここまでムチムチな人もそういないよ。」
和也は半ば感心している。それから太い親指を夏美のムチムチな臍の中でグルグル回す。
親指は隙間なく埋まっている為、臍と周りの腹の肉ごとねじられる。
次に親指をピストン運動のように上下に動かす。
「ぁあん、ぁぁぅ・・・ぁいい〜、い、ぃやあ〜」
「気持ちいいでしょ?まだ痛みはないはず。」
和也の言う通り、夏美は今痛みを感じていない。むしろ快感だ。
足と背中をクネクネしている。
しかし、次の瞬間夏美は痛みと息苦しさに襲われる。
和也はピストン運動していた親指に、一気に全体重をかけた。
臍のある位置は大きく陥没し、親指の全てが臍の中に隠れる。
グン!!グニュ〜〜!!
「ああ゛!!あぁぁぁぁぁあ゛・・あ゛がっ!!」
今まで腹責めを受け続けてきた夏美の腹は、体重のかかった親指の圧力に耐えることは出来ない。
まして、腹筋の全く無い臍では尚更だ。夏美の腹は一瞬にして限界まで潰される。
和也の親指に内臓が潰され、動く感触が伝わってくる。
「はああ゛あ゛あ゛あ゛〜!!ぐる、じい゛〜!!!」
「もっと押せるんじゃないかぁ!?」
更に力を込めて連続で押し込む。
グン!!グン!!グン!!グン!!グン!!・・・
「あ゛!え゛!え゛!がっ!ぁ!ぁ!ぃ!」
23ド素人:2007/03/20(火) 03:17:38 ID:tqh6C7k/
臍一点に圧力が加えられているため、そこだけ腹の厚さが数cmになっている。
手足をジタバタさせ暴れる。背中も反り返ろうとするが親指に押さえ付けられ、
思うように反れない。口からは白い泡が垂れ出る。呼吸困難になっているようだ。
眉間に皺を寄せ、舌少し出し、涙を流す夏美。
「いい表情してるよ!もっと見せろ!」
和也は連続で押し込むのを止め、強くゆっくり押していく。
グニュ〜〜!!!
「くぁぁ・・・・・ぁ・・・ぁぁ・・・・」
声も出なくなっったようだ。相変わらず口の端からは泡が出ている。
和也はとどめと言わんばかりに、親指を押し込んだ状態でグリグリ回す。
グチュ、グチュ、グチュ、グチュ・・・・とネトネト状態の臍から音が聞こえる。
「ぅぁ・・・・ぇ、ぇ・・・ぁぁぁ」
「ここまでしても声出ないか。限界かな。」
そう言うと、和也はゆっくり臍から親指を引き抜いた。ようやく夏美を苦しみから解放する。
ヌポッ・・・
「んああ!!!ゲホォ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!」
夏美は肩で必死に新鮮な空気を吸っている。少し過呼吸気味だ。
散々痛めつけられた臍は濃いピンクへと変色し、汗でぬめっている。
痛めつけた方の親指も臍の中で発酵した汗がつき、てかっている。
「く〜、やっぱり臍の中臭くなってるよ。臍フェチの僕が掃除してあげる。」
和也は新しいおしぼりを取ると、まず夏美の腹全体を拭いてゆく。ついでに胸の谷間も拭く。
そして、人差し指におしぼりを薄く巻くと、再び臍の中へと挿し込んだ。
今回は優しく臍穴の壁を拭いてゆく。
今まで責められて敏感になっているのか、腹筋がビクビクと痙攣している。
「ぁふ!・・・ぁあ、ああん!」
狭くなっている部分もどんどん拭いてゆく。底も丁寧にほじくる。
最後に臍をクルクル回して最後の汚れを拭き取った。
24ド素人:2007/03/20(火) 03:25:33 ID:tqh6C7k/
これで臍篇終了です^^;話はまだ続きます。
ではまたノシ
25名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:10:56 ID:lEmtJSPK
擬音というか悲鳴というか嗚咽というか・・・上手いね
26ド素人:2007/03/21(水) 14:24:43 ID:g/1tSgbx
夏美は頭を横にし、目を閉じている。辛そうに肩で息をしている。
和也は馬乗りの体勢から立ち上がる。夏美の太股をまたいでベットの上に仁王立ちの恰好だ。
そして、何も言わずにそのまま両足で夏美の腹に上がった。
腹は何の抵抗も出来ずに沈んでゆく。腹部のほぼ全体が潰されいる。肋骨くっきり浮き上がった。
「はぁ、ふぅぅぅぅぅう゛う゛」
腹に納まる全ての内臓が潰され、肺から空気が押し出せれてゆく。
「ぐるっ!!あ゛・・・あ゛あ」
苦しいと言おうとしたのだろうか。しかし、言葉は途切れる。
「お腹に力が入ってないとこんだけ沈むんだよ。知ってた?」
「くぅぅぅ・・・・・・ぐるじぃ〜!!」
「はいはい、分かった。う〜ん、やっぱり裸足じゃなきゃ感触が伝わってこない。」
そう言うと和也は一旦夏美の腹から下り、履いていたスニーカーと靴下を脱いだ。
夏美の腹には赤く靴底の模様が残っている。
「はぁ!!はぁ!!はぁ!!はぁ!!はぁ!!」
さっきより荒く肩で息をしている夏美。腹踏みはかなり有効のようだ。
「おいおい、今のは責めのうちには入らないよ(笑)もっとキツイからね。」
夏美は今の言葉を聞き、今までに無い恐怖を感じた。同時に涙が溢れる。
「もうやめて〜!!ほんとに死んじゃう!!死んじゃうからぁ〜!!」
「な〜んだ、まだそんな元気あったんだ。なら大丈夫。」
和也は同情を見せる気配もない。
そして、立ち位置をベッドの右側、ちょうど夏美の腹の真横に移した。
和也は不敵な笑みを浮かべながら、ゆっくりと右足を上げていく。
「や、やだぁ!!やだぁ!!やだぁぁぁ〜!!」
「人間弱っていても真に命の危険を感じると力が出るんだね。」
一応腹筋に力が入っているのだろう。ピクピク震えている。
「ふん!!」
和也が短く息を吐くと同時に、高く上げられた右足がギロチンの刃のように落とされた。
27ド素人:2007/03/21(水) 14:52:06 ID:g/1tSgbx
グチュ!!!右足は臍の上に落ちた。内臓が潰れていく感触がリアルに伝わってくる。
「おがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
夏美は男に近いような叫び声を上げた。
腹は中程、ウエストの部分が完全に潰れされている。
和也はそののまま右足立ちになり左足を浮かせる。
全体重が右足にかかっているのだ。ウエストは潰れ、肋骨などの無い下腹はぷっくり膨れている。
ウエスト部分の腸が押し寄せて来たのだろう。
夏美の目は焦点が定まらず、口からは泡を噴き出している。泡の色が少し赤みを帯びている。
内臓が傷付いたのかもしれない。最悪破裂しているだろう。
「顔が真っ赤だ。苦しそうだねぇ。」
「ぐ・・・が・・・・・・かっ・・・・・かはっ」
和也はぷっくり膨らんでいる下腹を見てニヤリと笑う。
それから左足をゆっくり上げていく。
「さあ〜、ここを潰すとどうなるかな」
「うら!!」
掛け声とともに左足で下腹を踏みつける。
ブチャ!!!
「んごほお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
夏美の口から化け物のような声が発せられる。今度は内臓の逃げ場が無くなり、かなり潰れた。
内臓でたっぷりになった下腹なだけに、中から色々な感触が伝わってくる。
一発目の踏みつけより感触が良い。しかし。右足ほど沈まない。下腹部内の内臓の密度が高くなっている為だ。
「右足が腸をせき止めてるダムみたい。」
「もっと沈め!」
和也は珍しく声を荒げる。そして何度も下腹を踏みつける。
ベチャ!!!グチャ!!!ブチャ!!!勢い良く陥没する下腹。
「あ゛がぁ!!!え゛あ゛!!!お゛あ゛あ゛ぁ!!!」
夏美に首やこめかみには血管が浮き出ている。泡は止まらずに出続け布団を汚している。
顔は真っ赤な割りに、下半身の方はそれ程でもない。むしろ少し青ざめた様にも見える。
右足が下半身へ流れる血を止めていたようだ。
28ド素人:2007/03/21(水) 15:19:46 ID:g/1tSgbx
「ふ〜最高」
和也は夏美の腹から一旦両足を下ろした。
夏美の腹はようやく本来の形に戻り、内蔵も定位置に納まったはずだ。
しかし、腹の色ははウエストから下腹にかけて真っ赤に変色している。うっすら紫にも見える。
和也は新しいおしぼりを取ると、しゃがみこんで夏美のパンツを開け、性器を軽く拭いてみた。
夏美は反応を見せない。
「やっぱり血尿出てるよ。膀胱と子宮も駄目になったかな。」
和也はそっと下腹をさする。
「うっ!!」
夏美は少し声を上げた。そうとう痛むらしい。再び和也は立ち上がる。
「まだ踏んでない所は臍の少し上、胃の辺りだ。」
そう言うと、また右足を上げてゆく。
もはや夏美の腹は内外共にボロボロの状態だ。それでもかまわず責める。
右足は十分に上がりきった。和也は狙いを定めると一気に落とした。
グボォ!!!足の裏に内臓が逃げ惑う様が伝わってくる。
「んお゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛えぇぇぇ・・・・・・ゲポッ」
夏美は目を大きく開き、和也の目を見ているようだった。舌を口から突き出している。
叫び声が徐々に小さくなっていくと思った時、口から何かを吐き出す音が聞こえた。
「ん?」
和也は何かと思い、腹よりも先に夏美の口を見た。すると、口から赤い泡を噴いている。
胃をかなり損傷したらしい。
足は胃の辺りの完全に潰している。皮膚が伸ばされ、肋骨にくっきり分かる。
臍も縦に伸ばされた形になっている。和也は足を引き抜く。臍の形が元に戻り、肋骨も見えづらくなる。
「一発KOかよ。もっとがんばってよ。」
一発で血を噴いたのが少し不満らしい。和也は再び同じ所に右足を落とす。
グチュル!!!また同じように腹が沈む。
「ぁがぽっ・・・・・ぅぇぇ」
夏美は更に赤い泡を噴き出す。和也は次に左足を上げた。
胃の辺りを踏まれているせいか、ウエスト部分から下腹にかけて少しだけ膨らんで見える。
そのウエスト部分を左足で思い切り踏みつけた。
ベチュ!!!
「ぁあえ゛!!・・・・ぁ・・・かっ」
ウエストは一気に潰れた、下腹以外腹部は全て潰されている。
29ド素人:2007/03/21(水) 15:41:28 ID:g/1tSgbx
夏美は既に虫の息だ。内臓も何箇所損傷しているか分からない。
「なんか歯磨き粉のチューブ上から絞ってるみたい。君のお腹も上から潰していけば下が膨らむよ。」
和也の言う通り夏美の下腹は再びぽっこり膨らんでいる。圧迫されて更に血尿が出ていることだろう。
「もう限界かな。ラッシュといこう。」
そういうと和也は夏美の腹から下り、再び右足を上げた。そして一気に落とす。
しかし、今回は休みなく連続で腹のいたる所を踏みつけた。つま先で臍も責め、おまけに乳も軽く踏んだ。
グチュ!!ベチ!!ズギュ!!グニュ!!グボォ!!ベチャ!!グチュル!!・・・
「あが!!がっ!!かはっ!!あ゛あ゛!!んあ゛!!ぼえ゛!!え゛!!あ゛!!ぁぁ、ぅぅ、ぇ・・・・・」
叫び声もどんどん小さくなり後半はほとんど聞こえなくなった。
和也の右足はまるで餅をつく杵の様に、餅のように柔らかい夏美の腹をペッタン、ペッタンと潰した。
腹の色は赤く無い場所を探すのが難しいくらいに変色している。
夏美の口の周りや、シーツは口から出た血の泡で赤くなっている。
股の間から見えるシーツも血尿で赤く染まっている。
夏美の体はもはや痙攣すらせず、息をするために少し肩が動いている程度である。死んだわけではない。
30ド素人:2007/03/21(水) 15:47:05 ID:g/1tSgbx
これで腹踏み篇終了です^^;もはや瀕死状態です。
一応次でこの物語は終了する予定ですので・・・
死んじゃってもいいですか?(ボソ
31名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 16:13:00 ID:6SqECHbw
一本いっとく?風邪と疲れは注射に限る
ぜひ燃え尽きない程度に頑張っていただきたい
32名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 03:25:09 ID:NM5v3ZwL
あの
話の続きないのかな
33ド素人:2007/03/29(木) 14:38:52 ID:yRlgKNrA
和也は夏美の手足の縄を解いた。そして、ポケットから携帯電話を取り出し話始めた。
「すぐに夏美の体を拭いて、下着を取り替えてあげて。急いでね。」
『かしこまりました。』
部下の男二人がすぐに来た。1人は車椅子を押している。男の1人が夏美を車椅子に乗せると、
隣の部屋へと連れて行った。もう1人はおしぼりが山積みのカートを押して行った。
この部屋も拷問を受けていた部屋と同じような造りだ。部屋の中心に真っ白なベッドがある。
男達は夏美をベッドに寝かせると、パンツを脱がした。全裸状態である。
カートからおしぼりを取ると、男二人は夏美の両脇に立ち、腕から拭き始めた。
次に顔、胸、腹、股間、足の順で拭き、最後に体を起こし背中を拭いた。
ちょうど全身拭き終わった頃に和也が部屋に入って来た。
「拭き終った?」
「はい。終わりました。」
「じゃあ、新しい下着着けてあげて。急いでね。死んじゃうから。」
「かしこまりました。」
男達はすぐさま夏美に真新しい下着を着せた。白のパンツとブラジャーだ。
「とても似合ってる。やっぱり白じゃなきゃ。」
夏美は意識が無いらしい。しかし、さっきより顔色は悪くなっているようだ。
和也は夏美の腹と太股を優しく撫でた。
「拭いてもらったおかげスベスベになったね。久しぶりだなこの感じ。」
短い時間だが夏美の肌の感触を味わえたようだ。
「よし車椅子に乗せてあの部屋に連れて行こう。」
男達は夏美を再び車椅子に乗せると、この部屋を出た。
部屋を出ると左右に廊下が広がっている。右にはさっきまで拷問を受けていた部屋の扉がある。
左にも同じような扉が並んでいる。4人は左へ方向を変え、奥へと進んで行く。
四方が白い廊下は延々と続いている。これだけでも建物の大きさがよく分かる。
だが人は和也、夏美、男二人の4人しか見当たらない。音も歩く音が響くだけである。
彼らはようやく廊下の突き当たりに到着した。そこには大きめの扉がある。
男の1人がリモコンのような物を服から取り出し、ボタンを押した。
ガチャンと鍵が開く音がして、扉が静かに開いた。全員中へと入ってゆく。
中はコンクリートの壁と床で、広さは縦横10mはある。天井から蛍光灯で照らされているが、それでも薄暗い。 正面の壁には鉄製で縦横1mほどの正方形の蓋みたいなものが設置されている。
入り口の横にはこの部屋を観察出来るような巨大なガラスの窓がある。
「よし、じゃあ夏美を縛って。」
「はい。」
男二人は夏美を車椅子から降ろすと、床にうつ伏せに寝かせた。
ポケットから縄を出すと夏美の両手を後ろ手に縛った。
「足は縛んなくていいや。どうせろくに動けないだろうし。」
「分かりました。」
「よし、じゃあその蓋を開けてくれ。」
「はい。」
男二人は蓋の上部に付いている取っ手を掴み、蓋を持ち上げ外した。そのまま壁に立てかける。
「よし君らはもう戻っていいよ。用が済んだらまた呼ぶから。」
「かしこまりました。」
男達は部屋から出て行った。蓋の奥には穴があり、中は暗くて見えない。
「よしじゃあ僕も出るとするか。」
和也は部屋から出て扉を閉めた。そして、すぐ横にある部屋に入った。
ガラスの窓から夏美にいる部屋を観察できる。つまり観察室だろう。
34ド素人:2007/03/29(木) 16:34:44 ID:yRlgKNrA
ズー、ズーと穴の中から何かが擦れる音が聞こえる。
すぐにその正体は分かった。穴の中から出てきたのは巨大な蛇だ。
「8m以上はあるよ。そのアナコンダは(笑)」
アナコンダは世界で最も危険で巨大な蛇だ。同じ程の体長がある蛇もいるがアナコンダ更に太いのだ。
夏美は気絶しているため、危険が迫っていることに気付いていない。
「そいつはここ2日何も食べさせてないから腹がペコペコなはずだ。」
大蛇はどんどん夏美に迫る。そして、ついに夏美は大蛇の攻撃範囲に入ってしまったようだ。
大蛇は急に動きがゆっくりになり狙いを定めている。動きが一瞬止まったかと思うと、
次の瞬間大蛇は夏美の肩めがけて噛み付いた。そして、一気に夏美の体を引き寄せると、
夏美にグルグルと巻き付いていった。巻かれる度に夏美の体も回される。
弱りきって気絶していた夏美も流石に自分の身に起きている異常に気付いたらく目を覚ました。
しかし、時既に遅し。肩から太股にかけて大蛇はギッチリ巻き付いていた。
夏美のちょうど腹の辺りが、大蛇の胴は一番太くなっている。
「っ!・・・ひっ」
夏美は驚きと恐怖で顔が引きつっている。
『ようやく目を覚ましたか。なんか巻き寿司みたいで面白いな。』
和也は壁に設置された受話器で話している。声が夏美のいる部屋に響いている。
「ひぃ!い、いやぁ!いやぁぁ!!」
重傷ながらも必死に叫んでいるのだろう。顔は血の気が無く真っ青だ。
『可哀想に。首に巻き付かれてれば簡単に窒息死出来ただろうに。ククク」』
大蛇は徐々に夏美を締め始めた。夏美はかろうじて首と膝を動かせる程度だ。
「ひぃぐっ!!ぃぃ、いやぁあ〜!」
首を左右に振り、足で床を掻くようにもがいている。もがけばもがく程大蛇は締め上げていく。
グググッ・・・
「やだぁ〜!ぐぁ!痛ぎぃ〜〜!」
全身の骨が軋み、激痛が走る。骨も無い上に責め抜かれ弱りきった腹は簡単に締め上げられる。
ググググ〜
「ぐふぇ〜〜、い゛や゛ぁ〜〜!!」
夏美は更に激しく足でもがく。
『おいおい、まだそんな元気あったのか。内臓損傷してるはずなんだけど。』
夏美がもがいたところで現状を打開出来るはずも無く、大蛇締め上げを強めるだけだ。
ググググググッ
「んあ゛あ゛あ゛〜・・・・・・・・あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
部屋の中は足で必死に床を叩いたり掻く音と、腹から絞り出されるように出る叫び声が響くだけだ。
「い゛やあ゛あ゛あ゛あ゛!・・・う゛あ゛あ゛ぁぁ」
『酷い声だなぁ。もっと綺麗な声だったと思うけど。』
大蛇は更にきつく締め上げる。骨に守られていない腹だけ異常に圧迫される。
グググググ〜
「かひゅっ・・・あ゛あ゛・・・・・・あ゛あ゛あ゛!・・・・」
夏美の足の動きが鈍くなってきた。力が入らなくなってきたのだろう。
ムチムチの太股に蛇の尾が食い込んでいる。まるでハムのようだ。
いつの間にか夏美の顔は赤くなっていた。少しむくんでいるようにも見える。
グググ・・・グググググ
「お゛あ゛あ゛・・・・・あ゛あ゛・・・あ゛・・あ゛っ」
急に蛇の体の隙間から血が滴り落ちて、小さな血溜りになった。
そこはちょうど夏美の腰の辺りだ。どうやら再び血尿を出したらしい。
血溜りは少しずつ広がっている。
ブビビビビッ
『ん?もしかし糞漏らしたんじゃないよね?血便だろうけど(笑)』


35ド素人:2007/03/29(木) 17:11:06 ID:yRlgKNrA
次で絶対に終われるはずです^^;明日かな

>>32
遅れてすいませんでした。忙しかった上、話の展開の仕方がなかなか思い浮かびませんでした・・・
蛇ネタは難しいorz
36名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 20:45:12 ID:kzwcWK8h
いやいや、無理して終わらせなくても。うん。
じゃんじゃんお願い
37名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 02:07:30 ID:78bRzdRF
ポキッ、ポキッ
どうやら夏美の肋骨が数本折れたらしい。
「痛い゛ぎ!!!ぐぁ・・・・あ゛、あ゛・・・」
『きっと君の乳房はペチャンコになってて、パンツも真っ赤なんだろうな。見えないのが残念だよ。』
もはや足に力が入らなくなっている。全身にうまく血が流れていないのだろう。
「ゴポッ」夏美が突然大量に吐血した。胃が破裂したらしい。泡ではなくまさに血だ。
コンクリートの床に血が広がってゆく。
「ぁぁ・・・・・・ぁ・・・・・・・ぁ・・・・」
『豪快に吐いてくれたねぇ。今頃君のお腹の中は血でいっぱいになってるかもね。』
ググググググッ
「ぁぁぁ・・・・ぁ・・・ぁぁ」
夏美の口や股間からは絞り出されるように血が流れる。血溜りはだいぶ広がってきている。
ポキッポキッっと肋骨が折れる。内臓は強烈に圧迫されほとんどが機能してないだろう。
今の夏美に意識が有るかかも分からない。
グググググ〜 止めの締め上げがきた。
「ぁぁあ゛・・・・・・・・・・・・」
最後に少し声をあげると沈黙した。夏美はとうとう絶命した。
『ん?死んじゃったみたいだね。案外耐えたなぁ〜この人。』
和也は携帯を手にすると、部下の男2人を呼んだ。
「じゃあ、蛇を外してあげて。」
「はい。」
男は夏美の肩に噛み付いている大蛇の首を掴んで口を開かせ肩から外した。
2人がかりで大蛇を夏美の体から外してゆく。大蛇かなり重そうだ。
やっとのことで外し終わると、男達は再び大蛇を穴の中に運び蓋を閉じた。
和也も部屋に入って来た。
「ご苦労。ちょっと部屋の外に出ててくれ。」
「かしこまりました。」
和也は夏美の変わり果てた姿を見る。締め付けられていた箇所は赤や紫、青に変色している。
乳房も紫に変色し、形も少し悪くなっているようだ。あの真っ白だった腹も今や見る影も無い。
取り替えたはずの白いパンツもいつのまにか赤に変わっている。太股の間も血がへばり付いている。
顔はいつのまにか血が引いていた。
「君はなかなか良かったよ。恥じることはない。」
和也は遺体となった夏美の体の匂いを嗅ぎ、舐め回した。
舌で夏美の体が冷たくなるのを感じつつ、興奮してゆく。ブラジャーを外し乳首を吸うように舐める。
舌は胸の谷間を抜け鳩尾を通っていく。腹の中心を進みそのまま臍へと入った。
和也は舌で夏美の臍を味わってゆく。臍は唾液でべチョべチョになる程濡れた。
「君は死んだ後も最高だね。臍の奥はまだ少しだけ暖かいよ。」
舌は奥へどんどん進み、底まで舐め回した。夏美の体が冷めきったところで舐めるを止めた。
「ふぅ〜。僕はもう満足だ。・・・・・・ありがとう夏美。」
その後、夏美の遺体は部下達によってどこかに捨てれた・・・


終わり。
38ド素人:2007/04/01(日) 02:14:52 ID:78bRzdRF
↑名前付けるの忘れましたが、俺です。

ようやく終わりましたorz
最後まで臍責め多かったですが、自分好きなもんですいません。
39名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 04:19:46 ID:FkbYHTQW
ド素人様、お疲れ様でした。
臍、下腹責め共に最高でした!
40名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 11:53:02 ID:YoEJ/9A7
乙かれ
楽しませてもらいました
まさか最後に蛇が来るとはw
41名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 15:05:23 ID:UIvMZDAj
イイヨイイヨー
42名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 21:39:08 ID:qvsYIxbS
手首まで鳩尾にめり込みage
43名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 13:35:08 ID:qLt0TivK
このスレって、腹裂いて朕棒入れて
「うぅ、腸圧いい…しまるぅ」
とか有り?
44名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 14:39:21 ID:LbOusiuK
臍姦ってやつだな
当然有りだろう
45名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 23:38:53 ID:Om0+f3K8
生意気な格闘娘の締まった腹筋ブチぬきパンチage
46名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 23:56:55 ID:NVnxScM2
下腹パンチで腹責め中絶age
47224:2007/04/04(水) 00:00:38 ID:jUgQGwgz
年齢層とか、設定とか、いろいろ微妙かもですが、投下!
48224:2007/04/04(水) 00:01:47 ID:jUgQGwgz
早朝の公園、にぎやかな都市公園のメインの箇所からはかなり離れた場所で、黙々と
稽古に励む少女がいた。梶原まゆか。中学3年生。近所の空手道場に通う女の子である。
見かけは髪の長い現代風の女の子だが、空手の腕は抜群で、同学年の女子の中では敵なし
の実力を誇る。
 道場では少年部門のコーチも任されており、責任感の強い彼女は自主練習を欠かさない。
特に夏休みで学校が休みの今は、毎日公園に来て練習に励んでいる。
最終メニューのランニングを終え、帰ろうとしたとき公園の植え込みの影から、人影が
現れた。
「拓郎?」
それは確かに拓郎だった。まゆかと同じ道場に通う中学1年生。小学校のころから一緒に
稽古をしているのだが最近反抗期がひどく、髪を染めたり、道場に来たり来なかったりと、
周りの大人たちを悩ませていた。
「よお、まゆか。」
上下の関係もわきまえず、まゆかの気分を逆なでする。
「おはようございますぐらい言ったらどうなの?先輩を呼び捨てなんて、いい度胸してんじゃないの。」
真剣な目でまゆかがにらみつける。
「うっせえな。今から恨みを晴らしてやるんだ。勝負しろ、まゆか。」
「なに言ってんの?恨み?なんであんたに恨まれなきゃいけないのよ。」

拓郎は道場での組手のとき、技術で勝るまゆかに勝てないことが多い。思春期で「男」としての
意識が芽生えてきた拓郎にとって、それは許しがたいことだった。「女に負けてたまるか…」
「いつかこいつをぶちのめしてやる…。」そんな感情が、めらめらと燃えあがってきた。

「いいわよ。あんたなんか返り討ちにしてやるんだから!」
威勢のいい返事をするが、ある不安が頭をよぎる。道場で組手をするときに、女子は安全のため
さまざまなプロテクターを身に着けている。しかし、いまは空手着のみ。黒帯の実力を持つまゆか
とはいえ、純粋な肉体の耐久力では男子には敵わない。しかし相手も男子とはいえ中1。自慢の
スピードで一気に勝負をつけるつもりだった。

「おらあ!」拓郎が突っ込んでくる。左の正拳突き。
次の瞬間、拓郎の左肩に、まゆかの前蹴りが炸裂していた。肩を押さえて後ずさりながらもまゆかを睨む。
まゆかの顔面を狙った回し蹴りも難なく受けられ、逆に足を払われて無残に地面に転がされる。
「ほら、全然当たんないよ。どうしたの。」
「ふん、焦ってるだろ、まゆか。」
「え?」
「普段なら、2・3発当てさせてから反撃してくるのに、今日はかすらせようもしない。当たったら、ダウンするからだろ?」
「ばか…あんたの攻撃なんて…」
「プロテクターなしじゃな。空手勝負はやめだ。俺の喧嘩殺法でボコボコにして仕留めてやる。」
不敵な笑みを浮かべながら拓郎がゆっくりと起き上がる。
49224:2007/04/04(水) 00:02:49 ID:hwQXWvrR
「やあ!」先手を打ったのはまゆかだった。上段蹴りは受け止められたが、次に放った中段突きが拓郎の腹をとらえる。
苦しがる拓郎。しかし倒れない。
(意外とタフね。小太りな子だと思ってたけど、けっこう鍛えてる…耐久力は相当なもの…)

拓郎の回し蹴り。受け止めるまゆかの両腕に、びりびりと衝撃が走る。パワーは拓郎が上だ。
「くッ!」
一瞬下を向いたまゆかの隙を、拓郎は見逃さなかった。凛々しく締められた黒帯の少し下、がら空きに
なっている下腹部に、思いっきり拳を打ち込む。
ドボオ!
「か…は……(し、下っ腹…!?)」言いようのない鈍い痛みが、まゆかの腹の内部をかき乱してゆく。
組手ではもちろん反則。しかし、今は守ってくれるルールも、審判もない。
「ひ、卑怯よ…」
顔をしかめながら、歯を食いしばって拓郎をにらむが、そんなことでやめる拓郎ではない。
「へへ、相当効いたな。いつも、怪しいやつがいたら空手でやっつけてやるなんて言ってるけど、
普通に男と戦ったら、腹に一撃食らってダウンじゃん。もし俺だったら、空手の技出される前に
力押ししてボコボコにするけどな。いや、技出されたって、何発か食らうつもりで突っ込んで
腹にキツイのを一発お見舞いすれば、勝負ありだろ」
「な…なにゴタク並べてんのよ…」
呼吸を整える暇も与えられず、第2撃が腹のど真ん中に打ち込まれる。
(来る!)腹筋を締めて耐えようとするまゆか。
ボクッ!という音の跡に、かすかにミシリ…という腹筋がきしむ音がした。鍛錬を重ねた自慢の腹筋が、拓郎の拳の圧力で
悲鳴をあげ、重たいダメージがまゆかの体内に蓄積してゆく。まゆかが苦悶の表情を見せる。

「ごはあ!あ…く…(ヤバ…もろ効いてる…)」

たたらを踏むまゆかに手応えを感じた拓郎が、さらにもう一撃を見舞う。
「もういっちょう!おらっ!」
「げぁぇえ……ん…ああぁ」
拓郎のパワーの前に、渾身の力を込めて硬化させたまゆかの腹筋が突き破られる。こみ上げてくる吐き気を必死にこらえるまゆか。
成長期を迎えた男子の突きを、鍛えているとはいえ女の子の腹筋で受けきるのは不可能。生まれてはじめての、背中まで突き抜けるような
ダメージの連続に、精神的ショックも大きい。
手加減なしの拓郎の拳が、まゆかの腹筋と自信を打ち砕いていく。
まゆかの左手が、大ダメージを負ったへその辺りををかばおうとするが、拓郎はその下、下腹部に再び拳を突き入れる。

「ん…ふう…ぁ」

再び受ける強烈な衝撃に、まゆかは完全に動きを封じられてしまった。腹を抱えて、力なくひざまずくまゆか。
「やっぱり、女子の弱点は腹なんだな。黒帯のまゆかでもその程度か。まあ、その辺の女子よりは硬い腹してるけどな。
ちょっと腹筋割れてるくらいじゃ、男の攻撃はふせげねえ。」

「ぐ…なめんじゃない…わよ…」
ふらふらになりながらも、構えをとって反撃をしようとするまゆかだが、流れは完全に拓郎のものであった。
蹴りも突きも、拓郎にあしらわれ、腹部に執拗な打撃を受ける。
「ぐふう…」
「ぐうっ!」
(呼吸を読んでる!?しかも…)
拓郎は、まゆかの呼吸のタイミングを読んでいた。普通は相手が息を吸って、腹筋が緩むときを狙うのだが、拓郎はまゆかが
呼吸法を使って息を吐き、腹筋をもっとも締めたときを狙って打ち込んできている。男女の肉体の耐久力の差を、女子選手である
まゆかに見せ付けるための、拓郎の作戦であった。
「む…う…あ…」
痛みと吐き気がこみ上げるが、それ以上に、自分の技が男女差の現実の前にねじ伏せられてしまう屈辱感が、負けず嫌いのまゆかには
耐えられないものであった。
50224:2007/04/04(水) 00:03:25 ID:hwQXWvrR

「ご、ごほッ…」
ついに崩れ落ちるまゆか。
体をエビのように丸くし、右頬を地面につけて苦しそうに咳き込むまゆかには、もはや立ち上がる気力は残っていない。
草についた朝露のせいで湿った土が真っ白だった空手着や顔を汚し、空手少女まゆかの敗北を物語っていた。
「ふん」
右足でまゆかの左肩を押し、仰向けにさせる拓郎。
汗がにじんで紅潮した苦しげな表情。まゆかの長い両足は大の字に投げ出され、荒い呼吸とともに、散々拳を打ち込まれた腹部が、
かばうように軽く乗せられた右手と一緒に、大きくゆっくり上下していた。
(負け…?あんなに稽古してきたのに…おなかだって、鍛えたんだけど…な。)
「ああッ!?」
左側に立った拓郎が、まゆかの黒帯の結び目のわきあたりを、泥のついた靴でぐいぐいと踏みつける。
「こいつを締めてるからってなあ、いきがんじゃねえぞ!俺には勝てねえんだよ!!」
「あ…ぐ、ぎゃあ…ん、や…メロ」
もはや力を込められないまゆかの腹が、クッションのようにくぼむたび、まゆかの表情が苦悶にゆがんでいく。
空手着は大部分が土まみれになっていた。
両手で拓郎の足を力なく掴み、なんとか逃れようと体をよじらせようとするが、逃れることはできない。
「こ、降参なんてしないんだから…」
強がるまゆかを見下ろす拓郎。今さっき拓郎の靴で踏まれたまゆかの努力の結晶である黒帯の一部は、乾燥した泥で白く汚れている。
まゆかにとっては、言い表せない屈辱であった。
「立てよ。終わりにしてやるよ。まゆかセ・ン・パ・イ。」
えりをつかみ、無理やりまゆかを起き上がらせる拓郎。
(いちかばちか…)
まゆかは拓郎と接近したときを狙い、鳩尾へ得意の下突きを放った。
バシッ!
(!!)
「マジ…で…」
起死回生の一撃となるはずだった拳は、拓郎の左手に包み込まれ、その勢いを殺されていた。
「ふうん、まだ分かんないようだな。こんなふうにしたかったんだろ!」

ドムウ!
「あ…お…」


次の瞬間、拓郎の下突きがまゆかの腹部に突き刺さっていた。すっかり弱りきった腹筋に防御力はないに等しく、へその辺りから
抉るように突き上げられた拓郎のこの一撃が、一瞬まゆかの意識を飛ばし、反撃能力を完全に失わせた。
「はあ…ふ…ん…はあ」
ぺたんと座り込み、腹を抱えて背中をまるめ、肩を大きく上下させるまゆかに、いつもの強気の気持ちはどこにも残っていない。
「完敗じゃねえか、まゆかセ・ン・パ・イ。これからは身の程を知れよな。」
技術では圧倒的に勝っているはずの後輩に、性別による肉体的ハンデによって完敗まで追い込まれた無力感。
「くやしい…」
大粒の涙を流しながら、地面についた手の周辺にある草をグッとつかむことだけが、まゆかに残された最後の抵抗の意思表示であった。



51名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 00:21:54 ID:eNJRV+d8
格闘美少女にトドメの腹突きGJ
52名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 05:52:27 ID:EyB7zmD+
乙かれ
gj
53名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 20:09:14 ID:nDi6cIu3
224さん乙っす
弱い部分って事が強調されてるのがなんとも…やってくれますw
54名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 11:47:20 ID:FVupkDPH
仕置き人氏はもうこないのかな?
55名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 01:04:56 ID:acpk3SQn
腹を鍛え込んでリベンジ狙うも・・・って展開を次回で希望w>224氏
56名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 13:42:54 ID:0BzkluiL
腹蹴りで内臓圧壊age
57名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 17:29:21 ID:QSe9TEES
保守
58名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 03:42:37 ID:RYnZ27YN
腹バットage
59名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 23:52:36 ID:0r7nKBcU
胃あげage
60名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 02:08:37 ID:aBvSoPTN
>>54
blog待ち
61前596:2007/04/17(火) 21:49:22 ID:s8jNhs6L
既に日も落ちて久しい日曜の夜。
綾瀬麗香はいつものように熱いシャワーを浴びながら、その日の汚れと疲れをじっくりと洗い流していた。
(嫌だな。日曜の夜なんて世間じゃ家でごろごろしてる時間だろうに、私は留置場なんて)
いつものように心の中で愚痴を呟く。
留置場といっても、もちろん麗香は入れられる方ではなく入れる方なのだが。
大学を卒業し、念願の警察官になってはや1年。
(……つまんないな……)
たった1年で、新人婦人警官は早くも国家公務員としての情熱を失いかけていた。
(もうちょっと、かっこいい仕事したいな)
来る日も来る日も駐禁、お茶汲み、駐禁、書類整理、駐禁、駐禁、駐禁。何も変わらない毎日。
たまに別の仕事があるといえば、今日のように夜勤で署内の留置場の点検などというくだらない用事ばかり。
悪党と銃撃戦だとか、スケバン刑事とまでは行かずとも、せめてもっと見栄えのいい仕事はないものか。
夜に一人で貸し切り状態の署内シャワールームで、麗香は空しく考えながら裸体を覆う泡を洗い流す。
生まれ持った遺伝子、健康な食生活、署内の護身術訓練での熱心な運動という好条件のもとで、
麗香の美貌と肢体はほぼ完璧とも言えるプロポーションを誇っている。
肩下まで伸びた長い黒髪を洗い流し終わると、次に鎖骨の下、
小振りの西瓜のように丸く膨らんだ二つの房に手の平を這わせて流す。
ブラジャー無しでもまるで重力の影響を受けないように真円の形状を維持している胸の球体は、
それでいて撫でただけの麗香の指が根元まで沈み込むほどに柔らかかった。
しいて言えば護身術訓練の際、この大きすぎるバストが邪魔になることが豊満すぎる肢体の欠点といえるだろう。
そうして胸も洗い終わり、次に日々の鍛錬によってうっすらと筋の通った腹と腰周り、
そして胸と同じく真円に近いほど丸く淡白い尻、健康的に引き締まった下腹と順を追って泡を落とす。
最後にすらりと長いながらも力強いカモシカのような足を洗い、麗香は大きく息をついた。
62前596:2007/04/17(火) 21:50:14 ID:s8jNhs6L
さて、そろそろシャワーを終えて勤務に戻るか。そう思った麗香だったが、ふと何か違和感を感じて振り向く。
(……ん……?)
違和感の正体はすぐに分かった。いつの間にか、シャワールームの出入り口のドアが開いていたのだ。
もちろん、麗香が裸でシャワーを浴びている位置と出入り口がお互いに丸見えというわけではない。
署のシャワーは個室制で、麗香の入っている個室とシャワールーム自体の出入り口の間には壁を何枚も隔てている。
しかしシャワーの個室の壁は天井までは伸びていないので、個室からでも出入り口の上部だけは見える作りになっている。
入る時には間違いなく閉めたはずの出入り口の引き戸が、確かに開いていた。
(……私以外にも、誰か……いる!?)
今日は、この時間まで署内に残っている婦警は麗香だけの筈だ。
仮に麗香以外に用事があって残っていてシャワーを浴びに来たものがいたとしても、
普通の開け方をしたなら、ドアを引く音なりなんなりで、麗香は人が入ってきたことに気付いただろう。
例えば……音を立てないようにゆっくりとドアを開け、こっそり入ってこられでもしない限りは。
麗香は息を呑んだ。
(嫌だ……まさか痴漢とか、盗撮とか?)
もちろん考えすぎかもしれない。
その人物は堂々とシャワーを浴びに入ってきたが、麗香が気付かなかっただけかもしれない。
だがそれにしては、麗香が使っているもの以外、部屋の中からシャワーの流れる音は聞こえてこない。
(……)
麗香はわざと湯の栓を開けっ放しにしたまま、そっとシャワーから離れた。
もし本当に麗香の懸念する「何者か」がいるなら、こっちはまだ身体を洗い続けていると思わせていた方がいい。
急いでタオルで身体を拭き、横の棚に掛けてあったスポーツブラとハイレグショーツを身に着ける。
(……しまった)
麗香は心の中で舌打ちをした。何かの拍子に濡れたら嫌だし、どうせ誰も盗りはしないだろうと思い、
ブラとショーツ以外の服や鞄はいつもシャワールーム入り口の机に置いているのだ。
(……行くしかないか)
せめて身を隠すものとして今しがた使ったバスタオルを纏い、麗香は意を決して個室から出た。
(……!)
はたして、その「何者か」はいた。
63前596:2007/04/17(火) 21:50:56 ID:s8jNhs6L
スーツを着た男が、入り口の机の上でがさがさと何かを漁っていた。
男は麗香に背を向けて作業をするのに必死で、まだこちらには気付いていない。
(な……)
漁っているものを見て息を呑む。それは他でもなく、麗香の鞄と財布だった。
男が堂々と窃盗。それは通常、警察署内の女性用シャワールームには決してありえない光景だ。
「何してるの!」
思わず声をあげる。男はぴくりと肩を震わせると、鞄から手を離し、顔を上げて麗香の方を振り向いた。
「やあ婦警さん、こんばんは」
やたらとがたいのいいその男は、とぼけた表情で言った。悪びれた様子は全くない。
「あなたは……」
その顔には見覚えがあった。
確か今日の日没ごろ、窃盗の疑いで連行され、署内の留置場に入れられた男だ。
署に連行されてきた際も、手錠をかけられたまま、今と同じとぼけた表情を浮かべたままだったのを覚えている。
確かもともとは、公道を100キロ近くで飛ばしていたのをネズミ捕りにかかったらしい。
そして切符を切られる際、車内から多額の現金の入った手提げ金庫が見つかり、
その事実についての説明が全く要領を得ないので、ひとまず署に勾留となったそうだ。
免許どころか身分証明になるものは何一つ持たず、名前も名乗ろうとしないので、
これは確実に何らかの事件性があるだろうと麗香も同僚たちと噂していたが……。
「あ、あなたどうやって出てきたの!」
「こうやってだけど」
狼狽する麗香に、男は両手を持ち上げて見せた。
麗香は唖然とする。その手の平は内出血によって赤く腫れ上がっていた。
「まさか……こじ開けたって言うの!?」
「だって、あんたらが開けてくれないから仕方ないだろ。3時間かかったぜ」
さらりと認める。
「だからあんたらは苦手なんだ。何かと文句つけて俺を電気椅子に座らせようとする。俺が必死で稼いだ金も略奪するし」
「も、戻りなさい!」
「悪いけどお断りだ。お暇させてもらうよ。あと、せっかくだからあんたの財布ももらってくぜ」
見ると男のスーツはところどころが膨らんでいる。
麗香以外にも、署員の財布を片っ端から盗んできたのだろう。何もかもが異常だ。
「ふざけないで!」
麗香は叫んだ。
「もう一度だけ言うわ。その中身を全部出して、大人しく留置場に戻りなさい。さもないと……」
「さもないと?」
男は冷たく笑った。
「指鉄砲で威嚇でもするか。それともグラマラスボディで悩殺かなあ」
「……!」
麗香は怒りと恥ずかしさで頬を染め、羽織ったバスタオルを引っ張った。
だが所詮タオル一枚では、年頃の娘の肉感的な肢体を隠し切るのはとうてい不可能だった。
むしろ濡れたタオルは、薄手のブラと極小のハイレグショーツのみを纏ったうら若き乙女の肉体に
じっとりと張り付き、余計にその豊満なボディラインを際立たせる。
「さあどうするのかな。楽しみだなあ」
麗香は大きく息を吸い込んだ。
自分が警察官になったのは、正にこういう奴を懲らしめるためだ。
64前596:2007/04/17(火) 21:51:37 ID:s8jNhs6L
「……こうするのよ!」
言うなり男の懐に飛び込み、しなやかな脚で前蹴りを見舞う。
「おっと」
男は横に身をかわすと、右の拳を大きく固めて麗香に反撃した。
「ふっ!」
だが麗香は油断なくステップし、自分の脇腹を狙って放たれた拳を受け流す。
留置場の格子をこじ開けるほどの常軌を逸した男の腕力。一発でも喰らったら危ないと承知している。
「はぁっ!」
腰を落としながら再び男の間合いに飛び込み、麗香は男の顎に向けてアッパーを放つ。が、当たらない。
そのがたいからは想像も付かない柔軟さで首を曲げてアッパーを避けた男は、僅かに足を引くと、
同じく柔軟な動きで麗香の身体を蹴り上げる。
ぱつん!
「ふっ、くっ!?」
これも咄嗟に身体を退げて回避したかに見えた麗香だったが、驚くべき速度で真上に放たれた男のブーツは、
身体そのものにはヒットしなかったものの、紙一重の差で麗香のただ一つの弱点を捉えていた。
つまりブーツの先端は、麗香の豊満なバストの谷間を僅かにかすめ、薄いスポーツブラを引きちぎっていたのだ。
今にもはちきれそうな肢体をぎりぎりで抑制していたブラとバスタオルがずり落ち、
開放された豊かな肌色の双房がゆさりとまろび出る。
「ぁ、ひゃんっ……!」
思わず小さな悲鳴をあげて両腕で胸を掻き抱き、そのぽつんと綺麗な桃色をした先端を見られまいとする。
物理的なダメージこそ皆無だったが、恥辱によって麗香の身体は硬直した。
そして男はその一瞬の隙を見逃さず、再びその鉄格子さえ曲げる鋼鉄の拳を握り締め、
もはや折り紙程度の面積のショーツに覆われた部分以外の全てが露わになった麗香の肢体に狙いを定めた。
(しまった……!)
慌てて腕を上げて防御の体勢を取る前に、男のブローが麗香の滑らかな腹に突き出された。
(くっ!)
間に合わない。せめて全力で腹筋を固め、麗香はダメージの軽減を図る。
ずむんっ!
「ぐはぁっ!?」
肉が肉にめり込む音がシャワールームに響き渡り、麗香の瞳が真円に見開かれた。
「ぇ……かっ……?」
一片の贅肉の無いくびれたウエストに、鋼の強度の物体が手首まで埋まっている。
(そ……んな)
厳しい訓練によって鍛え上げた麗香の腹筋を、男の拳はいとも簡単に撃ち貫いていた。
「ぅっぐ……はぅ……!」
視界がぶれ、突如として湧き上がった涎が唇の端から溢れる。
油断すればすぐにも意識の飛びそうな鈍痛。
「……んっ!」
だが、まだ麗香の心は折れなかった。よろよろと男の拳から腹を引き抜いて口元の涎を拭うと、
脚に渾身の力を込めて背後に退り、さっき自分が使っていたシャワー個室の中に跳び込む。
「……おいおい婦警さん、逃げるならせめて場所を考えた方がいいぜ」
余裕の表情でそれを見送った男は、つかつかと大股で麗香の入った個室に歩み寄った。
「ほら、みいつけた。これじゃ隠れんぼにもなら……」
しかし当然、麗香はただ逃げたわけではなかった。
男が視界に入った瞬間、麗香は最大温度まで上げていたシャワーのノズルを引っこ抜き、その顔面に突き出した。
「ぐあっ!!」
熱湯をもろに浴びせられ、男が怯む。
(今!!)
千載一遇のチャンス。麗香は左拳に全力を込め、男に向けて撃ち込んだ。
65前596:2007/04/17(火) 21:52:32 ID:s8jNhs6L
ぱんっ!
「……く、ぅ……」
だが、麗香の攻撃は男には当たらなかった。
その身体に届く前に、男の右手が麗香の全身全霊を込めた拳を掴み止めていたのだ。
「やったな」
冷たい声で言った男は、そのまま拳ごと麗香の身体を突いて個室の中に押し入った。
「あ……ぁ」
一人でも手狭な個室のタイル壁に背中を押し付けられ、一切の身動きが取れない。
男は手の平を固めると、もはや百発百中の約束された麗香の腹めがけて、強力無比な鉄拳を撃ち込んだ。
どぼぉっ!!
「ごぷぁ……!」
麗香の肢体がびくんと天に仰け反った。
個室自体も僅かに振動し、ぴしりという音と共に、背中を押し付けられたタイルに一筋の亀裂が走る。
「は……ぉ」
まだ学生時代のあどけなさの残る丸い瞳に涙が浮かび、唇の端からぼたぼたと涎が落ちる。
可愛らしく窪んだへその僅かに上、透き通るように澄んだ肌色の肉に、暴虐な男の拳が深々と突き刺さっていた。
「くは……ぅん……」
全身の肉がぶるぶると震え、力の抜けた手から堕ちたシャワーノズルが空しい音を立てる。
直後、麗香の身体はぐらりとよろめいた。
「む……うふぅぅ……」
既に新人婦人警官は、あらゆる戦意と情熱を喪失している。
だが男は、それでもなお失神の救済は与えず、娘に駄目押しの一撃を与えた。
即ち、前のめりに倒れる麗香の身体の真横に回りこむと、その無抵抗な肢体の背中の上臀部に右の肘を、
弛緩して微かに盛り上がった下腹の中心奥部へ右の膝を、それぞれ同時に突き刺したのだ。
ぼぐんっ!!
「きゃぐふぅっ……!!」
麗香の身体が僅かに宙に浮いた。
堕ちかけていた顎がびくりと仰け反り、その咽喉からは子供のような甲高い悲鳴が漏れる。
人体で最も硬い部分である肘と膝が、麗香の最も柔らかい部分を前後から抉り込んでいた。
「あ……くぁぁ……」
その絶望的な衝撃はもはや背後にも地面にも拡散する事なく、瀕死の娘の肉体内部のみに凝縮された。
巨大なマシュマロのような二つの乳房はそれぞれ縦横を異にして弾力性豊かに伸縮し、
天に向かって突き出された大振りで形の良い丸尻は、そこだけが別の生き物のようにぶるぶると震えた。
「かはぁ……ぁっ……はっ……ぁんっ……」
子宮も膀胱も卵巣も出鱈目に掻き混ぜられ、麗香はシャワーでじっとりと濡れた頬を紅潮させた。
豊満な肢体をほぼ丸裸同然に曝け出し、ひくひくと唇を動かして喘ぐ麗香の姿はこれ以上なく官能的だったが、
男は右肘と膝でその下腹を挟み潰したまま眉一つ動かさず、ただ無言で余っていた左拳を固めると、
いまだ波打ち止まない巨乳の真下、麗香の柔らかい急所を抉った。
ぐぼぉっ!!
「はぐぅっ……ぁ………………ぐぷっ」
無情なとどめの一撃を鳩尾にずっぽりと埋め込まれ、遂に麗香の意識と肉体は全壊した。
全ての神経と外筋肉は活動を停止し、重力に逆らう事を止めた頭と四肢がだらりと垂れ下がる。
瞳孔の開いた眼からは大粒の涙が、蕾のように開かれた薄桃色の唇の中心からは涎が滴る。
そして、ただでさえ白桃のような尻の割れ目がくっきりと判るほど薄いうえに、
圧倒的な衝撃によってびりびりに破れた極小のショーツの股間からは、
シャワーノズルから溢れる湯とは別の温かい液体が勢いよく音を立てて漏れ出した。

「まったく……余計な手間を取られたもんだぜ」
娘が丸一日近くの気絶に堕ちた事を確かめた男は、ゆっくりとその肢体を解放した。
ぱしゃりと水音を立てて熱湯の流れる床に崩れ落ちた麗香の肉体は、
もはやあらゆる体液を漏らしながら定期的に痙攣を繰り返す以外の事はしない。
「パチンコ行きたいなあ。でももう夜遅いし、服も濡れちまったしなあ。……帰るかなあ……」
悲しげにため息をついて湯の栓を閉めると、男はシャワールームを後にした。
66名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 01:18:04 ID:YI6sU4dk
>>61
女性の身体の描写がねちっこくて好きです。DingDongDong時代から。
67名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 10:16:48 ID:L64vC9V/
すげぇよなこの男
なにが凄いってシリーズ通して全てがほぼ一日の出来事なんだから
一日で何人の女の腹殴ってんだよWWWW
68名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 10:45:39 ID:EdabwuAL
GJ…
目指せ1日100人切り…
69名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 12:35:22 ID:lzqcYvFD
誘拐が失敗して、唯一の成果だった金庫も取り上げられてしまった男、テラワロス。
今回盗みまくった財布も、取り戻されたり落としたりして、結局は手に入らなそうw
これ程の力と技、そして不逞の心を持っていながら、儲からないのが、憎めない所。
70名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 01:16:13 ID:2x36r4JW
ついに ねんがんの ふけいはらせめを てにいれたぞw!



なんか次スレ移行で人減っちゃった?
もっと盛り上げていこうぜ
せっかく良SSもあがってきてるんだしさ

>>66
まじ? DDD時代のもあるなら読みて!
DDDもあのまま続いていれば、腹責めジャンルも扱っただろうにね・・・
71名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 02:20:14 ID:2x36r4JW
腹パンするなら、こんくらいの肉付きの腹がイイ!
tp://ww4.actiongirls.com/gallery/Veronica-Zemanova-videos/veronicazemanovacrossbowcave094.jpg
72名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 12:22:06 ID:6O07YHqF
>>71
見たい!が、actiongirls.comについてセキュリティーからの警告が出る。大丈夫?
73名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 19:15:55 ID:YIJsCUFp
>>72
専ブラのマウスオーバーで見たけど、問題無さそうだよ。
でも俺がウィルスに気付いてないだけかもしれないから、
不安ならやめとけw

>>71
いいね。
後ろの格子に縛り付けて、力の限り責めてみたい。
74名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 00:26:29 ID:zOdSO1y2

> いいね。
> 後ろの格子に縛り付けて、力の限り責めてみたい。
腹に拳の形を刻み込むくらいに責め抜きたいw
「子供が作れない体にしてやるぜ」とか煽りながら下腹部へ
トドメの一撃ww
75名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 00:44:43 ID:zOdSO1y2
このへん
ttp://www.fitnessmodelsmagazine.com/BIKINIMODELS.htm
も責め甲斐ありそないい腹そろってるw

>>65
いっつもお世話になっとりゃすw
こうなったら、前596氏に更衣室の仕置きの続きを書いて欲しいw 
76名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 16:44:06 ID:zOdSO1y2
これなんか
tp://ww4.actiongirls.com/gallery/Veronika-Zemanova/actiongirlsveronicazemanovainaction278.jpg

不意打ちの一撃を腹に喰らって、『えッ!』ってシチュに
見えないことも・・・ないw
77名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 20:47:12 ID:3hWCXlFR
またactiongirls.comか・・・
"検査用コンピュータに対して不正な変更を実行しようとしました"と出るんだよねぇ

そろそろ順番的にド素人さんあたり、いかが?w
78名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 22:24:45 ID:zOdSO1y2
>>77
いい腹だぜw
 
絵が描けりゃ一番いいんだろうけど・・・
腹責め甲斐ありそな女の画像だけでも、職人さんの燃料になれば!
79名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 22:51:35 ID:cs5bSHFL
萌えるシチュとしてはまず一人捕まえて徹底的に責め抜いて腹責めの怖さを
たっぷりとその身に刻み込む。
そして二人目を捕まえて今度は一人目に責めさす。もちろん手加減すれば
自分がまた責められるのということは言うまでも無いので必死というシチュ
80名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 23:24:32 ID:zOdSO1y2
オレの萌えシチュとしては、
(前の書き込みであった秘境の腹撃族ネタで)

蛮族の長が、強い子種を育てるには強い胎=腹を持つ女が必要、
と思い込んで、色んな国からさらって来た女騎士や気の強い王女
を腹責めw
渾身のパンチを10発喰らって倒れなければ、
子作りの相手として夜伽を命じようとするも、今だ耐えた女はおらず・・・
そこに族長の命をねらう女賞金稼ぎが現れて・・・
みたいなwww なんだか西村寿行っぽいwww
81名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 01:56:37 ID:fK/kk/ba
子袋潰しage
82名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 05:04:58 ID:0wG0oE4I
昔、漫☆画太郎の漫画で「歯ぁくいしばれぇ!!」と叫びながら顔面パンチに見せかけて、ボディブローぶちかますシーンがあったの思い出した。
(殴られたのは生意気な糞餓鬼♂)
83名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 19:56:26 ID:viTeGhnR
前596氏、
是非「制服」着用時のも書いて下さい!
84前588:2007/04/27(金) 19:30:10 ID:c3dW0Qoc
唐突に・・・(汗 今回も1レスだけです^^;

もう少しだ、もう少し…。いま上擦る気持ちとて無理からぬ。
が、これ焦りでない、断じて焦ってなどおらぬ、と自ら言い聞かせるも上忍の
矜持か単なる意地か。脳内釈明もほどほどに、行く手、足から飛び込んでくる
二人に身構える。無論真正面から拳で応対するは愚の骨頂。といって左右
どちらか横にかわせばやり過ごすこと出来ようが同時にふたつの問題抱えこむ。
ひとつは、宙を飛ぶ相手が二次攻撃とばかり繰り出す拳。もうひとつは背後に
迫る新手数人がハイキックの機を窺っていることである。高速で突っ込んで
くる一の攻撃をかわしながら、そのまま通過するふたりの腹を拳で狙うという
ことは、僅かであれ体勢の乱れに通じるもの。
そこへ後ろや側面からいっせいに蹴りが入れば一発は喰らうことになろう。
それは避けねばならぬ。ではどうする?判断より先に身体が反応。キヌは上に
飛んでいた。眼下にふたりを見据え、当て技の応酬が勃発する。際どい勝負
だが足技に注力している喪巣女忍たちの方が、腕の突き出しやや鈍い。
下方から連続で飛来する四つの拳を皮一枚で見切り、上体ひねりながら反撃の
拳を放つ。ともに流れる動き続く中、確実に相手の腹をとらえる一瞬。―――
ドスッズボッ「うっッ!」「ぐぅッ!」飛鳥女の右拳、左拳が目にもとまらぬ
速さで相手の腹を抉っている。多少細かく言えば右拳は臍の真上、忍衣を
巻き込みながら柔肌の肉をかきわけ上に突き上げる格好。
左拳は少し横合いから丹田に入り子宮を押さえつけるように埋まっている。
すれ違いざまの一撃ゆえ、深く沈んだ両拳はすぐに抜け、一旦窪んだ腹部も
自律弾力で元に戻る。実際、臓腑などへの傷一切つけてはおらず。生腹が露出
している訳でもないため、当てられた部位がやがて赤痣に変わりゆく様子など
見えぬまま。それでも気絶させられる当人には言語に絶する衝撃だろう。仮に
スロー再生でもしたとする。と、腹部表層から侵入してきた拳は骨格や内臓を
巧みに避け、ズブズブ鈍い音をたてながら進みゆく。
この時点では当てられた女の口が発する呻きに驚きすら交じっているか。
問題は次である。すなわち鳩尾或いは下腹の神経叢だけを的確に狙い打たれた
瞬間。これは激苦の一言で片付けられない、えもいわれぬカオスの果てに
ジャンプする。はっきり言って喪巣女は絶叫の限りを尽くしたい筈。ところが
口元から洩れるはくぐもった苦悶の余韻。そのギャップに改めて慄然し、錯乱
とて倍加する。
なぜ!?なぜ悲鳴すら立てさせてくれぬ!?これほど痛く苦しいというのに?
私はこのまま死ぬのか!?そう思うも無理からぬ阿鼻叫喚の渦が脳内逆巻く。
而して続きは更に更に。奥深く埋まった無骨な拳は仔細に見れば指一本一本の
節が繊細な起伏を形作り、これはと決めた拠点を硬軟自在に押さえている。
それ一概に痛撃だけ与える所作にあらず。目には見えぬが、節の先端から
放たれる気の奔流無数に散り、柔な肉壁を毛細血管のように透過しながら
再びいくつかのポイントに集結するのである。そこは性感の秘境。通常の行為
では滅多に到達することなき深遠と。ゆえに、ひとたびそこ至れば一気に浮世
を離脱もしよう、夢幻のさざ波に抱かれて。或いは成層圏から真空の宇宙突き
抜け、はるかな無限を彷徨う意識であり。といって無味冷徹な虚無でもない。
ほの暖かく、甘い…とろけるような香り。いついつまでも悠々まどろむ桃李の
園にて身を浸す。(な、なんじゃ…?この感覚は…)訝る意識に答えるも超然の
念(そなた、気絶するは恥でない…)(え…?)声ではない。直接脳に
働きかける波動であり。(…くノ一なれば誰しも通る関門じゃ…苦しくもあろう
が、この技これだけにて終わりはせぬ…当身の粋をとくと味わうがよい…)
実際には秒すら数えぬ間隙である。が、極限まで凝縮された感覚に時空の定義
は無用無意味。(はあぁ…あ…ぁ…)(はうぅ…い…く…)子宮まわりから
こみあげる思念の奔流が静かに、そしてくまなく二人の全身を覆う。臍を
突かれた女は三度、丹田突きの女は六度まで…位相混濁のうちに果てていた。
85名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 23:48:05 ID:NTPcTSWX
びっくりするほど快楽庵age
86名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 23:00:25 ID:5nD+pU5u
>>前588さん
お久しぶりにお見かけした気がします。
以前と変わらず官能的な腹パン描写がたまりませんw
87名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 16:17:17 ID:FcuOMBdC
こういう霜降りw 腹↓
tp://www.nsgalleries.com/hosted1/solo/vz/fireplace/01.jpg
に鬼の鉄拳を!
気の強い美女が、腹を押さえて必死にのた打ち回る様に萌えww
88名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 16:18:50 ID:FcuOMBdC
こっちの腹の方がいいやwww
ttp://girls.twistys.net/preview/175/veronica_11.jpg
89名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 01:08:41 ID:b2GIW4fa
どっちも良いがモロ出しに色気を感じないオレは>>87のほうがいい
90名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 19:20:42 ID:LaU7PJpu
やっぱ腹責めするなら
tp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/06/Jeans-Shorts_%28Model_Jassi%29.jpg
ホットパンツにビキニは最強だなw
91名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 19:28:07 ID:b2GIW4fa
そうそう!スタイルはイマイチだがこういうファッションがいい
92名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 20:08:29 ID:LaU7PJpu
スタイルとルックスでえらぶなら、
tp://ww4.actiongirls.com/gallery3/Veronica-Zemanova-nude/actiongirlszemanova002.jpg
↑こんな気の強そうな美女を鉄拳一撃で沈めたいw
腹を抱えて、唇の端からゲロをこぼしながらそれでも眼に光を失わない・・・
なんてシチュは最高じゃないかw
93名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 20:30:57 ID:7x1zP9DX
宣伝の画像だけどこんな腹も。
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1178104681470.jpg
94名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 20:51:42 ID:LaU7PJpu
>>93
もうちょっと肉付きがほしいかも
司淳のキャラみたいな感じで
95名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 08:24:55 ID:j627+8+Q
>>92
GJ
>>93
すぐ消えちゃうアップローダー使用してる?
96名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 14:37:47 ID:BjEy3Ikr
>>95
このモデルって、責め甲斐がありそうな腹してんだよなw
他にも
tp://ww4.actiongirls.com/gallery/Veronica-Zemanova-gallery/actiongirlsmovies001.jpg
とか

一撃で沈めるのは無理かな
やっぱ手足を縛ってホットパンツの際ぎりぎりくらいを責めぬいて
拷問だなw
97名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 20:12:11 ID:j627+8+Q
>>96
ホットパンツが最強だがコイツも拷問したい
ttp://ww4.actiongirls.com/actiongirls.com-veronica-zemanova-army-truck-cover.jpg

こんなにスタイル良いのに向こうじゃタダのAV女優か・・・
98名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 21:26:23 ID:BjEy3Ikr
>>97
コイツも、って>>96 と同一人物じゃよw
このモデルで腹責めDVD作って欲しいねww
適度に筋肉質な腹と、強気そうな顔がイイ!
99名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 01:07:27 ID:QspPbBCp
ドボッっと(ry 

SS職人さんが来るまで、
責め応えありそうな腹画像でも張るって、職人さんの燃料補給にするかw
100名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 02:04:03 ID:YE0OlQwY
いやさっきからおまえらの貼ってる腹マッチョ過ぎだろ
101名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 02:49:28 ID:CpwGe72c
いいから早く二次元の腹責め画像貼れよ
102名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 04:52:37 ID:7YK+eVbv
>>101
すれ違い。いや、板違いか。
とりあえず、腹監督の所でも逝っとけ。な?
103名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 12:56:48 ID:HIM7Y3Qw
おまいら外人好っきやな〜w
104名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 03:27:32 ID:9WpxKqkW
ビーチバレーの浅尾美和なんてどう?
tp://image.blog.livedoor.jp/dqnplus/imgs/e/0/e0fd83ff.jpg
20発くらいは耐えそうな腹してるw
105前596:2007/05/09(水) 19:35:28 ID:5x47TpQ0
既に日も落ちて久しい日曜の夜。
並川瑞希は今日の昼に買ったばかりのハンドバッグを片手に、闇夜のなか家路を急いでいた。
(今日はすっかり遅くなっちゃったな……)
友達とのショッピングと食事にかまけて、危うく終電を逃すところだった。
幸い何とか乗り込めたので、後は自宅まで徒歩15分もかからない。
(早く帰って寝ないと、明日の撮影に間に合わないや)
そう、明日には大事な写真集の撮影があるのだ。
新人グラビアモデルの瑞希が初めて手にした大きな仕事。明日の撮影でどれだけ力を発揮するかで、
瑞希が一介のグラビアモデルから、売れっ子グラビアアイドルに転進できるかどうかが決まると言ってもいい。
(やっと掴んだ仕事だもの。明日は……やるぞ、瑞希!)
長い黒髪をかき上げ、青いタンクトップを大きく膨らませている豊かな胸に手を当てて決意を新たにする。
実際、瑞希の美貌と肢体は贔屓目に見ずともかなりのものを持っていた。
綺麗に整った日本人形のように穏やかな顔立ち、それとは反対にこれでもかと自己主張の強い胸部と臀部の双房。
しかもそれも只の贅肉と脂肪ではなく、その中間のくびれにはしっかりと張りのある筋が引かれている。
今までは事務所の力が小さいせいで花開かなかったが、明日の仕事さえ軌道に乗ればブレイクは近いだろうと、
瑞希本人も自覚していた。
(……ん……?)
一刻も早く家に到着すべく脚を早めた瑞希だったが、もう少しで帰り着くというところで、その歩みが止まる。
電燈もまばらな薄暗い夜道の途中に、二つの人影を視認したからだ。
この時間は人通りなど皆無と言っていい狭い路地に立つ二つの影は、二つの大型バイクを道の両脇に並べ、
同じように漆黒のライダースーツとヘルメットに身を包んで向き合い、何やら話し込んでいるようだ。
瑞希が路地を通ろうとすると、どうしても二人の間を通らなければならない。
(うわ……やだな……)
二人っきりで暴走族というわけでもないだろうが、出来れば関わりたくない相手だ。
少し遠回りだが一度戻って道を変えようかと逡巡していると、ライダー二人は話すのを止めて瑞希の方を見た。
「すみません、ちょっといいですか?」
「えっ?」
黒づくめのライダーに声をかけられた瑞希の胸に浮かんだのは不安や恐怖ではなく、ただ単純な驚きだった。
それは、どう聞いても若い女の声だったからだ。
思わずまじまじと相手を見る。
バイクから離れて歩いてくる二人の身体には、全身を包むライダースーツ越しにもくっきりと分かる膨らみがあった。
「実は私達、道に迷っちゃって……」
言いながらヘルメットを脱ぐ二人。
一人はうなじで切り揃えたショートカット、もう一人は瑞希と同じくらいに伸ばしたストレートの黒髪がふわりと夜空に舞う。
「あ、そうなんですか」
(なんだ、女の人か……)
ほっと安堵した瑞希は、ゆっくりと近づいてくる女二人に向けてにこやかな笑顔で返事をした。
106前596:2007/05/09(水) 19:36:13 ID:5x47TpQ0
「はい、この辺りにくるのは初めてで」
さっきから瑞希に話しかけてきているロングの女は、同じくにこやかな笑顔で答える。
まだ瑞希が声を聞いていないショートカットの女は、表情を変えずに瑞希の顔を見ている。
(凄い……綺麗な娘たち)
瑞希よりは僅かに年下か。
驚いた事に、二人の娘はいずれもグラビアモデルの自分も顔負けの、抜群のプロポーションをしていた。
娘たちの肢体はいずれも、エナメルの光沢を放つレザーのライダースーツをはちきれそうなほど持て余しており、
その巨大な碗型の双房の張りによって、共に胸元のジッパーが上がりきらないでいる。
「もしよかったら道を教えて欲しいんですけど……」
展性を限界まで発揮したレザースーツに豊満なボディラインをぴっちりと浮き立たせた娘たちは、すぐに瑞希の眼前に到達した。
既に相手にすっかり心を許していた瑞希は、娘たちが未だ立ち止まらない事に何の疑念も抱かない。
「いいですよ。どちらに向かってらっしゃるんですか?」
「ええと、あそこは何て所だったかな……ああ、そうそう」
呟きながら、ロングの娘はゆっくりと左手を上げた。
「あまり、簡単に人を信用しない方がいいですよ」
「えっ?」
違和感を感じた時にはもう遅かった。レザースーツの娘の左手が、瑞希の肩を掴んでその身体を固定していた。
ずんっ!
「くはっ!?」
急に呼吸が止まり、瑞希の身体が揺れる。
タンクトップの中心に、ロングの娘の右拳が食い込んでいた。
「か……な、何を……」
鈍痛に襲われながら呻く瑞希の腹に、次は無言で歩いてきたショートの娘の左拳が埋め込まれる。
どっ!
「くむぅ……!」
へその上に二つの異物を突き刺され、瑞希の瞳に涙が浮かぶ。
胃も肝臓も貫かれて横隔膜まで抉られたような、凄まじい衝撃だった。
二人の娘の拳は、とても女の細腕から繰り出されたものとは思えない破壊的な膂力をもって瑞希の腹に埋まっていた。
「くぅ……ぉ……」
通常の女性ならばとうに気絶しているところだが、日々グラビアモデルとしてのプロポーションを維持する
エクササイズを欠かさない瑞希の肉体は、未だ微かにその意識を保っている。
だが、それが逆に余分な苦痛を受ける結果となった。
まだ瑞希に意識のあることを見て取った二人の娘は小さくアイコンタクトを交わすと、一度その拳を抜く。
その直後。
瑞希のタンクトップの膨らみの真下にロングの娘の拳が、デニムのハーフパンツの中心にショートの娘の拳が、
完全に同じタイミングで叩き込まれた。
どぶっ!
「はっあ……!」
瑞希の肉体はぶるりと揺れ、瞳に溜まっていた涙が頬に零れる。
夜道に響いた音は一発だけだったが、瑞希の鳩尾と下腹部はそれぞれ凄まじい威力の拳によって撃ち抜かれていた。
「ぁ……ん……」
瑞希の肢体はくの字に曲がり、ハーフパンツに覆われた豊満な尻がぶるぶると震える。
わななく唇の端から、透明の雫が一筋垂れ落ちる。
最後に大きくひくりと痙攣し、瑞希の視界は暗転した。
107前596:2007/05/09(水) 19:36:49 ID:5x47TpQ0
黒のレザースーツを全身に纏った二人の娘は、瑞希が意識を失ったのを確認すると同時に拳を引き抜いた。
自力で立つのをやめたグラビアモデルの身体がぐらりとよろめくのを、ロングヘアの娘が正面から抱きとめる。
「はいお疲れさま、並川瑞希さん」
ロングの娘……真美は、意識の無い瑞希の耳元で囁いた。
ジッパーを上げきれないほどたわわに実った自らの巨乳に、抱きとめた相手のものとお互いに潰れ合う感触が伝わる。
「凄い。やっぱりモデルさんて違うのね。……葵、そっち持って」
「分かった」
ショートの娘……葵は短く返事をすると、真美の指示に従って瑞希の両足を抱える。
二人は瑞希の身体を運び、二台並んだ大型ハーレーの片方のシートに乗せた。
「葵、もう一発くらい行っとこうか。万一、運転中に目を覚まされたら怖いし」
真美の言葉に無言で頷いた葵は、仰向けに寝かせた瑞希に騎乗してそのタンクトップをたくし上げると、
弾力性豊かな二つの房を鎖骨に向けて押し上げ、露出した温かい鳩尾に体重を乗せた拳を埋め込んだ。
「……ぅ……」
ずしりとハーレーが揺れる。
すっかり力の抜けた柔らかい肉塊は、その打撃の100%を急所に受け入れた。
再び唇からこぽりと涎を漏らし、瑞希の頭はぐったりと横に落ちる。もう何が起こっても数時間は目を覚まさないだろう。
「OK。“商品”確保」
真美と葵は、決して社会の表舞台には登場することのない、とある組織の一端を担っている。
殺人、麻薬取引、人身売買と組織の黒い仕事は数々だが、いずれにしても法に抵触する事に変わりはない。
組織での真美と葵の役目は、主に今日のような仕事。“商品”の確保である。
末端の構成員である二人に指示されるのはいつもターゲットの名前のみで、仕事の詳しいことは知らされない。
今確保した並川瑞希の身体も、誰かに売られるのか、身代金要求に使われるのか、二人には分からない。
ただ指定された人間を生きたまま捕獲し、指定の場所まで運ぶ。
それが、今まで一度の失敗さえ経験した事のない、極限まで肉体を鍛え上げた二人の女戦士の仕事だった。
「じゃあ“運搬”しようか」
頷きあった二人の娘が、ハーレーに跨ろうとした時だった。
「見ーたぞ、見たぞ」
闇夜に何者かの声。真美と葵は同時に振り向く。
「せっかくの日曜の晩に婦女誘拐か。可愛げな顔してとんだ悪党だなあ」
いつからそこにいたのか。静かな闇夜だが、足音は聞こえなかった。
大柄なスーツの男が、両腰に手を当て、生徒を威圧する教師のようなポーズで二人を見ていた。
「……誰だ」
冷たい目で男を見返し、葵が口を開く。
「名乗るほどの者でもないけど、割と正義の味方だよ」
とぼけた口調で男は言った。真美と葵は顔を見合わせる。
「悪党ども、悪い事は言わない。すぐその人を解放して自首するか、もしくは俺にも一枚噛ませるか、口止め料をくれるかするんだ」
「……」
葵が、無言でゆらりと前に出た。
もちろん、葵に男の挙げた選択肢のどれも選ぶつもりがないことは真美にも分かっている。
殺気を隠そうともせず、ぎりりと音を立て葵の拳が握られた。
「……おい、口を封じようってか。やっぱり骨の髄まで悪党だな」
男は呆れたように言った。
「出すもの出せば見逃してやろうと思ったのに、そっちがそう来るなら俺にも考えがあるぞ」
馬鹿な男だ、と真美は笑った。感情を顔に出さない娘だが、葵も心の中では同じの筈だ。
こいつも、今まで二人が数え切れないほど倒してきた男たちと何ら変わらない。
女だと思って、舐めている。
組織の構成員として、試合やスポーツではなく実戦で人を効率よく倒すことのみに特化した真美と葵の肉体は、
もはやそこいらの男性武道家など比較にならないほど強靭に鍛え込まれている。
ましてやこんな図体が大きいだけのチンピラなど、10人束になってかかってこようが物の数ではない。
この間抜けな男は、今から身をもってそれを思い知ることになるのだろう。
つかつかと男の前に立った葵は、一瞬の躊躇もせず、閃光の速度でハイキックを繰り出した。
108前596:2007/05/09(水) 19:38:14 ID:5x47TpQ0
葵のしなやかかつ強靭な脚が夜空を切り裂き、身長差をものともせず一直線に男の側頭部を襲う。
対する男は、何のアクションも起こさない。
もう終わった、と真美は思った。既に避けられる距離でも、耐えられる威力でもない。
葵は無口で感情も読み取りづらいが、その尋常ならざる戦闘能力は相棒として完全に把握し、信頼している。
金属バットで殴られるような衝撃。脳震盪を起こして初撃KO。つまらない闘いだ。
ずぷんっ!
「……!?」
しかし何故か、その必殺の蹴りが当たる事はなかった。
後ろからその様子を見ていた真美は動揺する。
かわされたわけではない。男の首から上は微動だにしていない。
だがどういうわけか葵の脚は、寸分違わぬ高度で男のこめかみを砕く直前でぴたりと急停止していた。
「ちょっと葵、何やって……」
悪ふざけや挑発でこんな事をする娘ではない。思わず言いかけた時、真美は相棒の異変に気付いた。
張り付いて延びきったレザー越しにその形の良さが一目瞭然の葵の丸尻が、急にぷるぷると震え始めたのだ。
「んぁ……はぅ、ぅっ」
その咽喉から、今まで真美が決して聞いた事の無い種類の呻き声が漏れる。
「な……!」
ようやく事を飲み込み、真美は唖然とした。
男は右手の中指と人差し指の二本を、葵のハイキックを遥かに凌駕するスピードで突き出すと、
真正面に大きく脚を上げたためあられもなく曝け出された葵の急所へ、レザースーツ越しに埋め込んでいたのだ。
「んっあ……は……!」
いくら鍛錬を積んでも鍛えようのない、女として柔らかすぎる部分、葵の肉付きの良い両太股の付け根には、
展性のあるレザースーツを巻き込んだ男の指が根元まで挿さっていた。
「な、何を……するっ、んっ」
頬を染めて苦痛と恥辱に喘ぐ葵。男は自分の頭の横で急停止して震えていた葵の脚を掴むと、片手でその肢体を持ち上げた。
「うぁっ」
50キロ近い肉体を軽々と逆さにされ、葵の目が見開かれる。
「こっ、の……放せっ!」
必死で何度も蹴りを撃つが、宙吊りにされて力の入らない状態での蹴りは男に何のダメージも与えられない。
地に向けてすらりと伸びた葵の全身を見据え、男はその拳を固く引き絞る。
男が何をするつもりか察し、葵は狼狽して叫ぶ。
「や、やめろ!」
だがいかな身体能力と瞬発力を誇る女戦士にも、逆さ吊りにされたままでそれを避ける事など不可能だった。
109前596:2007/05/09(水) 19:38:46 ID:5x47TpQ0
黒いライダースーツの腹のど真ん中に、男は硬く握り締めた右拳を叩き込んだ。

どむんっ!!

「ぐぽぁ……っ!?」
葵の叫び声が闇夜に木魂した。
「え……!?」
男の拳が相棒に与えた衝撃に、真美は驚愕する。
凄まじい速度で放たれた拳は、ヒットする瞬間に鋭く回転し、スーツのレザー生地を悠々と巻き込みながら、
さながら鉛で出来たドリルのように葵の腹へ捻じ込まれたのだ。
艶々としたエナメルの黒い光沢が、葵の肉体奥部に向けて螺旋状にめり込んでいる。
元々不安定だった胸元のジッパーは衝撃で弾け飛び、とても収納が不可能になった巨大な二房がゆさりと零れる。
今の猛撃に比べれば、自分と葵がアイドルの卵に撃ち込んだ鉄拳など児戯としか思えない。
「は……そ、んな……んくぅっ……」
一撃で戦闘不能に陥った葵は、宙吊りにされたまま片手で腹を押さえ、片手で零れた乳房を隠して呻く。
だが男は再度拳を引き絞ると、次は今しがた指で挿し貫いた部分の僅かに上の急所、柔らかい下腹にずしりと突き刺した。
「はぐぁうっ……!!」
葵は幼女のような甲高い悲鳴を上げた。
今度はややアッパー気味に突き上げられたその拳は、
逆さにされている葵にとっては子宮から膀胱、膣部へと下殴りにされた形になる。
「は……ぉ……んぅ……」
葵の掴まれていない方の足と、腹と乳房を押さえていた両手が、だらりと真下に垂れ下がった。
「あ……葵……」
真美の眼は、衝撃で葵のレザースーツの股間部分が微かに内部から湿ったのを捉える。
「はぁ……んっ……ぁんんっ」
表情に乏しかった筈の葵は見る見る内に頬を真っ赤に染め、瞳を潤ませて肉感的な喘ぎを漏らす。
無残にも丸出しにされた乳房の先端、可愛らしい桃色の突起はぴくりと勃って固くなっていた。
「お、ね……がい。もう、やめ……」
息も絶え絶えで許しを請う。もはやそこには、今まで真美の知っていた葵の姿など影も形も無い。
しかし、その願いは聞き入れられなかった。
三度剛拳を引き絞り、男は既に防御さえ出来ない葵の乳房の真下の窪みにドリルブローを突き刺した。
「ごぷぅっ……!」
巨乳は重力に従って地に向かっていたため、その曝け出された急所を正確に撃ち抜くのには何の苦労も無かった。
極めて至近距離から放たれた鉄鋼の砲弾は、脆く弛緩しきった葵の鳩尾の最奥部をぐぽりと球形に抉っていた。
自身が人体破壊のプロフェッショナルである真美には、葵の五臓六腑が半壊したのが分かる。
「かっ、くぷぅ……んっ…………ひぅっ」
葵の黒目はくるりと真上を向き、力なく開かれた唇から涎が頬に向けて垂れだした。
必死で堪えて締めていたのであろう括約筋も弛緩し、微かだった股間の湿りが下腹からくびれにかけてじわりと広がる。
真美は、相棒の意識が完全に消滅したのを悟った。
「さて……残るは一人だな、悪党さん。今すぐ心を入れ替えて謝るなら許してやらないこともないぞ」
失神してひくひくと痙攣する葵の肉体を無造作に道に転がすと、男は真美に向かって言った。
110前596:2007/05/09(水) 19:39:53 ID:5x47TpQ0
「う……うわあああっ!」
怒りと恐怖が綯い交ぜになったものに駆られ、真美は突進した。
腰に携えていたポケットナイフを振りかざし、男の身体に突き立てようとする。
だが男は紙一重でその先端をかわすと、手の平を伸ばして生身のナイフを作り、真美の隙だらけの丹田を迎撃した。
ぐぼぉっ!
「くむぅふ……っ!?」
ただでさえ音速の攻撃と、自らの突進速度との反動によって、真美の下腹の中心には男の貫手が指の根元までめり込んだ。
黒光りするエナメルに覆われた豊満な肢体はぶるぶると震え、地に落ちたナイフが虚しい音を立てる。
(う……そ……)
信じられないというように月を見上げる瞳孔の収縮した眼から、大粒の涙が流れ落ちて頬を伝う。
「ぅくぅ……はぁん、ん……ぁんっ」
今まで男の侵入など許した事のない子宮を最も乱暴な手段で貫かれ、真美の口内と膣内に透明な液が湧き上がる。
だが男の攻撃は止まらない。すぐさま手刀を引き抜くと、今度は葵の臓器を壊滅させたスクリューブローをそのくびれに見舞う。
「ぐぼぁ……!」
めぎぃ、という音が幻聴のように真美の耳に響く。
出来る限りの体力で腹筋を固めてはいたが、そんなものは何の役にも立たなかった。
屈強な筈の女戦士の腹は、鉛のドリルによって易々と抉られた。
効率よく人体を破壊することのみに特化され鍛え抜かれた真美の肉体も、男の前では枕同然の柔らかさだった。
男は拳を引き抜いたが、レザーの腹を抉った螺旋痕はなかなか修復しようとしない。
「はんぅ……ぉ……」
唇の端から涎が零れた。そして更に、咽喉の奥から何かがこみ上げてくる感覚。
よろめきながらも後ずさって何とか逃げようとするが、すぐにコンクリートの壁に背を阻まれる。
真美は男の顔を見る。
「ひっ……」
無情にも、敵の目にはまだ戦闘の意思があった。
111前596:2007/05/09(水) 19:41:08 ID:5x47TpQ0
(や……やだ……!)
零れる涙を拭おうともせず、真美は子供のようにしゃくりあげて首を振る。
「や……め、てぇ……わたし、もう……」
止め処なく涎の漏れる口から何とか喘ぎ声を搾り出すが、その懇願はあっさりと無視された。
僅かに身体を傾けた男は、その両の手の平をがっちりと握り合わせると、真美に向かって突進した。
直後。蒟蒻のように柔らかく無防備極まりない真美の巨乳の真下に、頑強に固定された、鋼の強度の右肘が突き刺さる。
どずんっ!!
「かはぁぁん……!!」
レザースーツ越しに曝け出された真美の鳩尾に、男の肘が轟音と共にめり込んだ。
真美の白い顎が宙に跳ね上がり、引き締まった四肢が真下に引き攣る。
背後のコンクリート壁がめきりと音を立てる。一瞬、真美の心臓をも含めた全ての臓器が活動を停止した。
「こ……ぁっ……」
柔弱な腹の奥の奥、もはや背骨に近い深部にまで肘鉄を埋め込まれ、真美の肢体はびくんびくんと痙攣する。
胸元のジッパーが音を立てて弾けとび、アイドルに勝るとも劣らない豊かな肉の珠がぶるりと零れた。
「はっ、んくぅぅ……くっぷ……ぐぶぁっ」
それは、いくら鍛錬を積んだとはいえ、やはり戦士である前に年頃の娘に過ぎない真美の肉体には耐えられる筈が無かった。
その膨らんだ唇の両端から、涎と胃液の混じったものが勢いよく噴き出る。
悩ましく浮き出た鎖骨、張りの良い両の乳房、月光を反射して艶めく黒のエナメルで覆われた滑らかな腹、
そして大きくくびれた腰の下の微かな隆起を、順に吐瀉物が伝って行く。
「はぐふぅ……んっ……ぅんっ」
大きく月を仰いだまま、十秒近くかけて胃と肺の中のものをごぽごぽと吐き終えた真美。
男がようやく埋め込んだ肘を引き抜くと、その肢体は一度反動で弓なりに仰け反った後、脚をMの字に開いてずるずると崩れ落ちた。
「……ぅっ……ぅっ……」
やがてその頭部も糸の切れた人形のようにかくんと前にのめると、後はただ数秒ごとに痙攣を繰り返し始める。
失神してもその虚ろな瞳と唇は共に半分ほど開かれたままで、ほっそりとした顎の下からは、
口内に僅かに残った胃液がぽたぽたと滴ってたわわな乳房を伝い、その明るい桃色をした先端を薄黄色く染める。
外見からは分からないが、レザーの下の柔らかく盛り上がった部分は、とろみを帯びた透明な分泌液によって微かに湿っていた。


「悪は去ったか」
完膚なきまでに失神したレザースーツの娘たちを抱えると、通行人の邪魔にならないよう道路脇に重ねて転がす。
「正義の味方も大変だな……さて、じゃあ正義代の請求だ」
男はハーレーに歩み寄ると、気絶している瑞希のハンドバッグを漁って札入れを抜き取った。
「うん。これなら明日は勝てそうだな」
正義の味方には喧嘩だけではなく、パチンコでも勝つという使命があるのだ。
もう一台のハーレーに跨ってエンジンを吹かすと、男は爆音と共に夜道を後にした。
112前596:2007/05/09(水) 19:48:38 ID:5x47TpQ0
GW中、気が付けば完成していた5本目。
せっかくの連休だってのに家族サービスもせずこんなんばっか書いてるから駄目オヤジなんだろうなあ。

設定がどんどん苦しくなってきてるとかいうツッコミだけはしないでくださいネ。
本人が一番わかってますので……。
113名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 21:04:49 ID:dAGREmCl
雌猫同士のくんずほぐれつドロドロ腹パンチプレイかと思いきやいつもの男登場で噴いた
相変わらずのGJ乙!
114名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 22:53:34 ID:+agiRf1K
いやこれはすばらしい。
一瞬新シリーズかと思ったらいい意味で裏切られた。
115名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 13:37:20 ID:uijnMatJ
>>「悪党ども、悪い事は言わない。すぐその人を解放して自首するか、もしくは俺にも一枚噛ませるか、口止め料をくれるかするんだ」
かっこいい程に正直すぎる男に惚れたww
圧倒的な力で仲間を倒されて、真美に絶望感と恐怖心が出てたのも良かったっす!
116名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 17:31:47 ID:5rh5RWqf
これほど良質な腹責めSSを読めるとは思わなんだ・・・
黒ライダースーツの娘二人が出てきただけでも十分満足なのに、
いつもの男が登場してからの展開で脳汁出そうになった。
GJ乙です。
117名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 01:22:00 ID:qx6tWtfB
こいつぁ思わず大阪名物腹パンチage
118名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 11:14:33 ID:z3gR5ReR
次は外人希望w
海兵隊の美女教官とかw
鉄拳連打で6パックの腹筋粉砕みたいなww
119名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 15:28:30 ID:pBYFFzbg
筆者の性癖を読めよ
おまえがいってるのは
ロリコンに熟女描いてくださいといってるのに等しい
120名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 16:56:15 ID:2dpezaev
タンクトップにハーフパンツの女性が腹パンチされて悶えるシチュは好きだな
今度はミニスカとブーツのOLが、帰宅途中に拉致られて資材置き場で巨漢ブスレスラーの
技の練習台にされるシチュとか見たいです。

121名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 17:08:35 ID:2dpezaev
あ、こないだ見つけたコピペ

不良少女「ここは誰も来ねーからたっぷり遊んでやるよ」
美人OL「やめて!こんなこと・・」
不良少女「反吐吐かせてやるよwおらおら〜」
美人OL「うう・・うっ・・痛い・・お腹はやめて下さい!」
不良少女「その綺麗な顔潰されるよりましだろーがYO!オラッ」
美人OL「うッ!ごほっ・・ごほっ・・嫌ぁ」
不良少女「お姉さん腹筋弱いね〜wもっと鍛えなきゃだめよ。ほら、トレーニングして
     やるから腹しっかり力入れな」
美人OL「嫌・・助けて!」
不良少女「おらおらおら〜OLサンドバッグじゃぁ」
美人OL「ううっ・・うぐっ、ぐふっ!・・おっ・・おぇ」
不良少女「美人なのに変な声出すなよw今度は鳩尾いくからな」
美人Ol「ヒぃ・・や、やめ・・げふぅッ!う!ぐほっ・・ぐお・・うおぇ!」
不良少女「弱ぇんだけどOLとかwもうそろそろ寝てろよ!うら!」
美人OL「うげぁッ!ごふっ・・・お、おぇぇぇッ!」
不良少女「うわっ、汚え〜ゲロ吐きやがった。美人も台無しだねぇwこれに懲りたら
     ちょっとは腹位は鍛えておいたほうがいいよ姉さんwじゃーね!」
美人OL「う・・・・・・・うぇ」



122名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 17:13:17 ID:z3gR5ReR
なんつか、もう無敵!ってな美女(美少女)格闘家が、
ちょっとの隙にザコ敵から腹に一撃くらってそのままズルズルと・・・
みたいなシチュがいいな
美しく鍛えた自分の肉体へのプライドを徹底的に砕かれるみたいなw
123名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 02:13:30 ID:zCLqGGfr
やっぱ一撃ぶちこんでやりたい腹ってあるよな
124名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 03:15:09 ID:GPtAss98
あるな
125名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 19:10:24 ID:zCLqGGfr
>>124
じゃあ、どんな腹よ?
おまいが責めたくなる腹を見せてくれw
126前596:2007/05/20(日) 00:16:31 ID:OIYYte2y
まとめサイト復活おめでとうございます。
これを機にまた投稿が増えればいいな……。
127名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 03:00:35 ID:Ks6ZQFhk
>>125
急に言われても困ったが
http://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi90758.jpg.html
こんな感じでどう?
128名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 03:12:26 ID:m74eB7dp
>>127
いい感じに鍛えた腹だなw
アイアンナックル嵌めた拳で、鳩尾にトドメの一撃ぶちこんでみたいね
気の強そうな顔がゆがんで、白目剥いて口からゲロこぼす様
が浮かぶぜwww
129名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:31:02 ID:m74eB7dp
>>127
ttp://blog27.fc2.com/k/koroshibeya/file/img051701.jpg
こんなコスでこの腹ならw
130まとめ”管理”人:2007/05/20(日) 19:41:14 ID:G/aN+ucE
>>126
ありがとうございます。
とりあえず、前スレのログは某氏に頂き、
PCサイトのみですが作品はアップしておきました。
某氏、ありがとうございました。

それで、ちょっと質問なんですが、
まとめを携帯でしか見られない人っています?
いたら一言カキコしてほしいです。
一人でもいたら更新しますが、結構面倒だったりw

あと、各職人様へ。
できればコテ付けて頂けるとありがたいです。
現行スレのうちはまだ大丈夫ですが、
3スレ目になると結構混乱しそうな感じもありますので、
次スレ突入の際は一考頂けるとありがたいです。

お願い&長文スマソ
131前588:2007/05/20(日) 23:49:40 ID:Y0YF9CRa
またも1レスだけですが、ご容赦〜

気絶したまま慣性の法則よろしく宙飛ぶ二人は後方の追っ手からすれば
多少の障害物であり。先頭を走るひとりなどは、己の顔面に仲間の股間が
突っ込み足止めを余儀なくされる。数回の絶頂により薄衣ぐっしょり濡れ
悩ましい香りを放つその秘部に目鼻密着させるは、動揺の一因に違いなく。
他の女たちとて直接ぶつからないまでも僅かに引き離す効果はあったろう。
となれば今、前方に四名のみ注力すればよい。相変わらず足技を
仕掛けてくるが、この人数相手ならこちらも足技と。
先ず二人が繰り出すハイキックの上をゆき幻惑させる足運びをみせる。即ち、
わざとひとりに接近、容易い標的と見せかけキック炸裂の寸前にて、
もうひとりの傍らへ横っ飛び。このタイミングのずれが絶妙、てっきり自分を
避け相方へ向かったとばかり思った女が忽然と眼前に現れる。当初キック
しようと構えた左脚は一旦戻しているから再度の攻撃のためにはどちらかの
脚をまた持ち上げなければならない。だが、その時間猶予は与えられなかった。
キヌの右足蹴りがいち早く喪巣女忍の鳩尾を打ち据えていたからである―――
ズドッ!「うぐッ!」鋭角に折れ曲がる上体。次いであわてて追いかけてきた
もうひとりには振り向きざまの左回転脚がぴったりとなる。
大きく身体を捻じり爪先が相手の臍上に突き刺さった瞬間―――ズボォ!!
「ふぐううッッ!!」「うっ!?」半ば叫びに似た声女の口より発せられるは
当然なるも、自らの呻きについては何事か。いま相手の蹴りを食らった
わけではない。がしかし傍目に推量は出来る。さっきのダメージが残っていた
ところへ捻じる動きと衝撃の反作用が重なり飛鳥女忍の腹部を激痛という形で
襲ったのだろう、と。無論ここで足を止めたつもりはなかったが明らかに
姿勢は崩れていた。しかもよろめきながら二歩三歩前へ進んだところで
早くも追いつかれることになろうとは、これ喪巣くノ一たちを褒めるべきか。
もうあと二名だけだ、とひたすら前方見据えるキヌの腹部に複数の足先が迫る。
そのようなもの、いちいち目をやる余裕は既になく気配だけで三つをかわすが
直後の四つ目が脇腹にヒット―――ドボッ「あうっ…」さっき食らった
部位とは逆のサイド責められ大きくバランスを崩す。ここで上に飛ぶ間も無く
更に三名纏わりつくは極めて不利な接近戦。相手より先に二人の腹を拳で
突くが同時に三人目の拳は自分の鳩尾に受けることになる―――ドスッ「う!」
下忍とはいえ相手もくノ一、正面からの当身はさすがに厳しい。ふらつく足元
で必死に堪えていても棒立ちには違いない、殺到してきた喪巣女たちの蹴りや
当て技が次々に決まっていく。
―――ズンッ「ぐ」ドム!「あ!」ボグゥッ「うぐッ!」ズブッ「ふう!」
―――遠慮なく剥ぎ取られていくキヌの体力精神力。ここに及び飛鳥女は
微かな意識で自覚する、自分は気絶するのだ、と。朦朧な感覚みるみる漆黒に
覆われていき、しばしの静寂に落ち着く道行きは上忍も下忍も変わりない。
飛鳥のキヌにして敗北はあろうしここはむしろ幸いといえよう、地に倒れて
からも止めの当身何発も腹に受けたこと一切感ぜずに済むのだから。
132名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 10:39:35 ID:HL37h4gV
>>126>>130
>>1を思いっきりスルーしてた。こんな良い仕事をしてくれてたなんて・・・

>>131
もうちっとばかし上手く改行してくれたら読みやすいかも。しかしながらGJ!
133名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 17:23:20 ID:s5qqFcp/
ほっしゅ
134仕置き人 ◆ug2HT8puy. :2007/05/26(土) 02:01:02 ID:4SAyPIyt
>>130
おお、復活おめでとうございます
おいらもまたちょくちょく出しますので
よろしこです
135名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 14:03:48 ID:sPP5xNpg
ほしゅ
136名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:02:48 ID:C61lMZ2E
草薙素子の腹にタチコマパンチage
137名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:03:57 ID:tEKmNTIa
あげ
138名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 03:25:32 ID:YtL6fwlo
これはイイ腹筋ショットage
ttp://www.heatherleenj.com/gallery/free/hlee11.jpg
139名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 14:40:43 ID:TgF5n3Jr
>>138
腹直筋もすばらしいが、異常に発達した腹斜筋がキモイほどだな
ヤサ男の二の腕ぐらいありそうだ
140スポーツ少女パンチャー(旧224):2007/06/15(金) 21:09:42 ID:JzWp737v
ドフッ!

「あが…ッ」

ズン!

「ううッ…ん」

ひっそりとした町外れの資材置き場に、鈍い打撃音と少女のうめき声が静かに響く。
ジーンズを穿き、大きなアルファベットがプリントされたピンクのTシャツを着た細身の少女が、
自身の二倍の体格はあろうかという男に、追い詰められていた。

少女の名は梶原まゆか。中学3年で、あどけなさを残す見た目とは裏腹に、空手黒帯の実力を持つ
美少女格闘家である。

数ヶ月前、まゆかは早朝の稽古中に下級生の拓郎に勝負を挑まれ、耐久力の弱い腹部へ打撃を集中させる
戦術により屈辱的な敗北を喫していた。

それ以来、まゆかは腹筋の鍛錬を重ね、道場の男子に腹を打たれてもある程度耐えられるだけの耐久力を身に着けた。
毎日、稽古相手に腹に打撃を入れてもらい、歯を食いしばって苦しさに耐えて作り上げた腹筋は、少女のものとはいえ、
以前より縦の割れめの陰影がはっきりし、もともと体脂肪の少ない体質もあいまって、絞られたアスリートのそれであった。

「げうッ!」
「んッ!」

しかし、男の攻撃の前には、鍛えこんだまゆかの腹筋もあえなく形を歪められ、腹部奥深くへの拳の侵入を許してしまっていた。
傍らには、目の周りに痣を作り唇から血を流した拓郎が腕組みをし、にやけた顔でボコボコにされるまゆかを眺めている。

30分前…
まゆかは友人からのメールで資材置き場に呼び出された。資材置き場というのが不審に感じたが、いつもの友人からの
メールだったため、とりあえず来てみると、友人のケータイを持った拓郎が待っていた。
友人のケータイは学校で紛失しており、メールの発信源は拓郎であった。

腕組みをし、髪を茶色に脱色した少々小太りの拓郎。
一方、スタイルがよく、それでいて普通の女の子より少々広い肩幅と、ジーンズに包まれた太ももが格闘家を感じさせるまゆか。
2人が対峙する。

「あんた、何の用!?、こんなとこに呼び出して。許さないんだから。」
まゆかが叫ぶと、拓郎がまゆかの腹部に視線をやりながらにやけて口を開く。
「ほんとお前、毎日毎日ウゼーなあ。こないだのこと忘れたのかよ。またウザくなってきたから、潰すぜ。腹。」
最近、道場をやめた拓郎にとっては、毎日鍛錬に励むまゆかの姿自体が目ざわりという、勝手な理屈であった。
141スポーツ少女パンチャー(旧224):2007/06/15(金) 21:11:25 ID:JzWp737v
「どうしょうもないやつね。いいわ。相手になってあげる。」
前回は拓郎に、弱点である鍛えきれていない腹を徹底的に責められてしまったが、今までの鍛錬が自信につながっているまゆかは、
涼しい顔で拓郎の挑発に応じた。
ゆっくりと空手の構えをとるまゆか。

「おらあッ!」拓郎が仕掛ける。
手数は多いが、稽古をサボっている分、動きが悪い。まゆかは余裕で受け流す。
(くそ、こいつ、強くなってやがる…)
拓郎は下腹部を狙うが、前回の経験から警戒したまゆかはしっかりと防御する。あせる拓郎。
がむしゃらに繰り出した蹴りはすべてまゆかによけられたが、次の瞬間、まゆかがよろめいた。
転がっていた木片でバランスをくずしたまゆかの一瞬の隙に、拓郎が拳を引き絞り、腹に一撃を打ち込んだ。

「ボフッ!」

「ん…う」

(へへ、また一撃入れてKO…ん)
拓郎は前回同様、自身の勝利を確信した。
しかし、まゆかは耐えた。鍛えこんだまゆかの腹筋は、かなりの痛みは伴ったものの、拓郎の拳が腹部にめり込むことを
阻止したのである。
「なめんじゃ…ないわよッ!」
拳を繰り出すまゆか。

「やべ…があッ!」
まゆかの拳が、拓郎の顔面を直撃していた。吹き飛ぶ拓郎。
追い討ちをかけるように、拓郎の胸倉をつかんだまゆかが拓郎を殴りつける。
後ずさってよろめく拓郎に回し蹴りが炸裂し、拓郎が地面を転げる。
乾いた土が拓郎の黒いTシャツとハーフパンツを白く汚した。

「どう?これでもまだやるの?」
(い…痛ってえ、めちゃめちゃ強え…)
マウントポジションをとられる拓郎。完全にまゆかの勝利かに見えた。


しかし、抵抗も収まった拓郎に友人のケータイを盗んだ件を問い詰めると、拓郎は薄ら笑いを浮かべる。
「!?」
少々冷静さを失っていたまゆかは、背後の影に気づかなかった。
妙な雰囲気を察したまゆかが振り返るより速く、まゆかは大柄な男に右腕を捻りあげられていた。

「ぐ…あぁ」
あまりの痛みにうめくまゆか。強引に立ち上がらされ、反撃もままならない。
(なに!?こいつ…しまった、油断したぁ…)
突然の形勢逆転。この男の体格の前では、まゆかの勝利は絶望的であった。

「弟分をずいぶん可愛がってくれたじゃねえか。ねえちゃん。」
まゆかの腕を捻りあげたまま、男が耳元でささやく。
「だ、誰なの!?」
苦痛に顔をゆがめるまゆか。

実はこの男、拓郎が道場をやめたあと知り合った隣町の人間で、18歳ということ、
仲間内でミナミと呼ばれていること以外拓郎もそれ以上のことは詳しくは知らない。ゲーセンで
知り合ってそれ以来一緒にいる。何か格闘技をやっていたのか、その体格とあいまって、喧嘩では
かなりの実力のようである。
手出ししないつもりで拓郎の様子を影から見ていたが、血が騒いだのか拓郎に加勢してきた。

「あーあ。ガキのじゃれあいにかかわる気はなかったんだけどよ。拓郎、情けねえぞ。」
142スポーツ少女パンチャー(旧224):2007/06/15(金) 21:13:06 ID:JzWp737v
「きゃあッ」
まゆかをすごい力で投げ捨てるようにすると、人差し指でまゆかに「来い」と挑発する。
(こんなやつ…勝てるの…)
捻られたほうの右腕を左手でかばい、苦しい表情を見せるまゆかだったが、闘志を失ってはいなかった。
男との間合いを取り、構える。

「いいか、拓郎。生意気なメスガキの対処法、教えてやるぜ。見とけ」
離れたところでにやける拓郎。

男が蹴りを放つ。まゆかはガードするが、あまりの威力に体を浮かされ、バランスを崩される。
(く、強すぎる…この体格じゃ突きは効かない…蹴りで攻めなきゃ…)

「いいか拓郎、女はこうやってガードの上からガンガン揺さぶって……」

「やあ!」右中段蹴りを繰り出すまゆか。
(え!)
今まで何人もの対戦相手に有効打となっていた得意の中段蹴りは、いとも簡単に男の左腕に抱えこまれていた。

「……蹴りを出してきたところをキャッチして……」

片足立ちになったまゆかの腹に、男の右ストレートが打ち込まれる。

ドボッ! ドフッ!

「う…ッ、クあッ!」
拓郎の突きとはまったく違う、2発の重い拳がまゆかの腹筋をメリメリと陥没させ、ダメージを与えていく。

「……柔らけえ腹に食らわせれば、こっちのもんだ。見てたか、拓郎。」

まゆかの必死の攻撃を、余裕で拓郎にレクチャーしながら受け流す男の前に、今まで培ったまゆかの空手のテクニックは
何一つ通用しない。

「ごはッ!げほッ!げほッ…」

内股でよろよろと腹を押さえて咳き込むまゆか。
(わたしじゃ、全然相手になんない…力技でやられたら、殺されちゃうよ…でも…」

「負けない!絶対負けないんだからッ!」

男の顔面を狙って上段突きを狙う。しかし、男もまゆかの突きに合わせ、顔面をガードする。
143スポーツ少女パンチャー(旧224):2007/06/15(金) 21:15:45 ID:JzWp737v
男がまゆかの顔面に突きを放つ。

「いいか、こうやって顔面に……」
「来る!」ガードしようとするまゆか。

「……と見せかけて腹あ!」

グボッ!という音とともに、まゆかの腹に男に拳がめり込む。余裕。圧倒的な実力差。

「あ…ぁ」
目を見開いたまゆかの、ゆるく開いた口から、苦しそうな声がもれる。
ジーンズのベルトの少し上、Tシャツを巻き込むように打ち込まれた拳が、まゆかの戦意を奪っていく。
鍛えた腹筋も無力化され、青息吐息のまゆかに、男の打撃が打ち込まれる。
鳩尾、へその周辺、下腹。鍛えているとはいえ細身の少女には重過ぎる打撃を、満遍なく打ち分け、
まゆかにダメージを与え続ける。

「なあ、悪いけどさ、弱いよ。だよな、ガキだもんな。俺はなあ、『わたしのほうがそこらへんの男より強いよ☆』
って自信たっぷりのガキが一番嫌いなんだよ!」

ドムッ!
バキッ!

「げえッ!」
「お…うッ!」
鈍い音とともに、腹への打撃のたびに、まゆかのつま先が少し地面から浮き上がる。
脂汗を流し、嘔吐感を必死にこらえる。美少女の整った顔は苦痛にゆがみ、時折苦しそうに歯を食いしばる。

「やっちまえ!ミナミ!」拓郎が興奮した様子でわめき散らす。
ドフッ!
「あが…ッ」

ズン!
「ううッ…ん」

(勝てない…私の技、全然通じない…悔しいけど…いくら鍛えてもだめってコト…?)

「へ、結局こないだと同じじゃん!」
男に壁際に追い詰められ、殴られるままのまゆかにバカにした口調で吐き捨てる。

壁にもたれ、紅潮させた顔でミナミをうつろに見ながら、今にも崩れ落ちそうに辛うじて立っているまゆか。

「よし、拓郎。とどめはお前だ。」
「お、サンキュー、ミナミ。」

よろめくまゆかの苦しそうな顔を、下からニヤついて覗き込む拓郎。
少しの間の後、おもむろに拳を引き絞った拓郎は、まゆかの腹のど真ん中に、ずっぽりと拳を突き刺した。

「ご…ほ…あッ…」
もはやガードもできず、涙を流しながら両手で腹を抱え、両膝を突いて前に倒れこむまゆか。
咳き込む口からは胃液が流れ、美少女空手家は完全に粉砕された。

「こいつ、結構いい動きするぜ。拓郎、サボってると勝てねえぞ。」
「ああ、ちょっと油断したんだって。」

「ま、なんかあったら俺に言え。こんな生意気空手女、俺のパワーでいつでもねじ伏せてやっからよ。
でもよ、柔らけえよな。女の腹って。」

腹を押さえて咳き込みながらうめくまゆかを尻目に、2人は満足そうに去っていくのだった。
144スポーツ少女パンチャー(旧224):2007/06/15(金) 21:20:14 ID:JzWp737v
久々に書いてみました。
新しい名前のとおり、こういうパターンが好きなんです。
この年齢層は、少数派なのかなあと…。
145名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 22:29:20 ID:sRfEeGa3
ちょっとかわいそうなヒロイン
だがそれがいい
146名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 08:22:16 ID:5M7iXORL
いいな
キツ過ぎるでもない勝ち気な元気娘が腹抱えて膝をついて崩れるのは腹パンチシチュの醍醐味だと思う
147名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 15:20:05 ID:pu97Po4/
いいねいいね


ところでこのヒロインの名前から思ったんだけど、
ひょっとしてもしやユージさん・・・?
148名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:27:26 ID:a5Snx/58
鍛えようとしても体質的に(?)鍛えづらい→それでも努力する→結局無駄に終わる
みたいな報われない感じが好き・・・w
イイものを見させて頂きました(・x・)
149名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:46:04 ID:qhhodaIG
>>146
いいまとめ方だなw
おれも腹責めのキモは強気元気娘の責めに尽きると思うぜww
150名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 15:31:10 ID:p7L1TY8o
ttp://www.justsexyvideos.com/sexyvideos/10787/Boxing_babe.htm

このくらいのが結構いいんじゃないかと思うのだが
151名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 19:46:55 ID:qhhodaIG
>>150
いい腹してるよなw きっと自慢の腹筋なんだろなww
その腹に拳の痕を刻み込むくらいに責め抜く展開を熱烈希望
152スポーツ少女パンチャー(旧224):2007/06/17(日) 21:04:18 ID:b2BcUTyW
>>147さん

>ところでこのヒロインの名前から思ったんだけど、
>ひょっとしてもしやユージさん・・・?

ヒロインの名前、かぶったりしてます?(汗)
別人ですよ。

コメントありかとうございます。まとめサイト掲示板に、挿絵を描いてみました。


153名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 07:31:01 ID:SPHZBao7
ほっしゅ
154名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 13:22:46 ID:RXk9T9Q9
ムキムキよりムチムチだな俺は
http://www.youtube.com/watch?v=IyomWvvqwes&mode=related&search=
155名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:53:27 ID:REE0BGjy
おれはこんぐらいの腹
ttp://www.jenniferchamberlin.com/fgalleries/free1.jpg
を力の限りw責め抜いて見たいねw
156名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:52:29 ID:REE0BGjy
やっぱこんくらい筋の入った
ttp://galleries.spicydreamz.com/Veronica-Zemanova-3/Pornstar/SpicyDreamZ_07.jpg
腹が霜降りだなww
157名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:47:38 ID:REE0BGjy
なんでアッチじゃAV女優
ttp://galleries.spicydreamz.com/Veronica-Zemanova-3/Pornstar/SpicyDreamZ_07.jpg
もグラビアアイドルも腹筋くっきりしてんのかねw
158名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:59:56 ID:Bk+tThNe
それが当たり前だからさ
159名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 10:19:16 ID:PAYBbMi/
おまいらほんま外人好ッきやな〜
160名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 13:33:39 ID:r+m7BmC8
>>155
おおっ、マイナーだが彼女は知ってる。
腹筋ていうか全体的に筋肉のバランスが良くてかなり好き。
ちなみにHP内にはヌード写真たっっっっくさんあるぞw
入り方は自力で(ry
161名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 01:00:41 ID:TDJ6WhIL
>>157
日本のグラビアアイドルは腹筋が目立たないようしているとも聞くしな。
いらん努力をするなといいたいw
162名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 13:17:58 ID:0PywE1Cu
このスレって性的な描写はオッケーかな?
163名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 14:43:35 ID:nE78Zu2U
>>162
前スレでは賛否両論だったから、
気になるならコテか鳥か付ければいいんじゃね?
前書きでも良いかもしれんが。
それでガタガタ言うやつは無視すりゃいいっしょ。

つことでwktk
164名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 14:41:39 ID:zsoQbvWl
Hが主体にならなければいいと思う、あくまでメインディッシュは腹なのだ。
165名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 02:53:37 ID:hVH7jwWE
>>162
エロパロ板なんだからダメって言うやつがヤボではないかと
ちなみに俺は腹パンチなら効果音と悲鳴だけで十分いけるぜハァハァ
ていうかヘタに地の文つけて説明するより
ドスッ
「うぐっ!」
を何パターンも並べられる方がいいかもしれんハァハァハァハァ
166名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 02:58:50 ID:8v1K6Zdz
SEXに脱線しないならOK
167名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 21:03:16 ID:Y8m0MSYV
ここまでさ、ずっとリアル系のが続いてきたから
たまにはSFなの誰か書いてみてくれよ
触手とか拷問具とか超能力に宇宙人みたいな
168名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 22:18:28 ID:Go0pf5kd
>>167
SFなんて簡単に言ってくれるぜ。
169名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:36:09 ID:05g6I4mY
SF…妄想出来なくないが、文章にするっていうと難易度高いなぁ
170名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 15:24:52 ID:f1QY473f
宇宙人は難しいなあ
エイリアンみたいに腹から飛び出すとかか?
171名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 16:02:07 ID:JgTG396V
人体実験っぽいイメージのほうが沸きやすいな
172名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 16:12:00 ID:EYbUqW8M
蜜蜂レディが召喚したゴーレムが腹パンチとかなw
173名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 21:58:49 ID:f1QY473f
やっぱ外人は腹がたまらんばい!
ttp://ww4.actiongirls.com/actiongirls.com-vz-the-tunnel.jpg
174名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:06:46 ID:f1QY473f
175名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 01:51:15 ID:Az5hy4r2
外人貼ってる奴自重
あとSFっても被害者のほうは普通が良いな
176名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 02:23:00 ID:+6EwxXpY
SFでっていうと…

20XX年、地球は惑星外知的生命体と遭遇…というより、侵略を受ける。
しかも複数種から。
圧倒的な戦力を前に為すすべなく侵略される地球。
甚大な被害を受け、文明は崩壊状態に陥った。
そして、生き残った人類には意外な事があった。
ルックスである。
異性人たち自体は様々な形態ではあるが、過去の人々が想像した様な形態が殆どであったが、
意外にも、人類に対する審美眼というものは人類のそれと似通っていたのである。
つまり、異性人たちは一定のルックス以下のものを選んで殺害していたのだった。
そして、男の大半は労働力へ、一部のものはペットに。
女は性道具…になったのは約半数程度であった。
残り半数は侵略宇宙人たちの主力を担ったゴリラ型の宇宙人たちへと連れ去られた。
この異星人たち、地球の食物が非常に適合したのである。
そして、人間女性の胃液を混ぜるとなお良いという事が分かったのである。
とはいえ、所詮はゴリラ同然、大した器用さは持ち合わせていない。
女性の腹を潰さない程度に殴り、吐かせるのが最も楽らしい。
その結果、収監された厩舎からは女性達の哀れな悲鳴と呻き声が絶える事が無いのである。

こういうことですか? わかりません><
177名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 02:25:31 ID:+6EwxXpY
万一、こんなワケノワカランモノを元ネタにしてくれる超戦士がいるなら快く譲る…
というか、むしろお願いする。

俺は妄想的にも時間的にも無理なんで(´;ω;`)
178名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 12:10:27 ID:thmuOhDM
>>176
ゴリラだと結局大男と変わらないきがする。(もしかして猿の惑星じゃ?w)
宇宙人なんだから触手とか特殊な拷問機器とかある程度現実離れしててもいいと思う。SFなんだし。
でも人間の扱われ方とかはイイb責め放題ですな。
179名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 18:15:24 ID:+iAihWiY

2mはゆうに越えているであろう身長。異様に太く大きい胴体。
それに対して不似合いな、肩から手首に…股関節から足首にと、胴体から遠ざかるにつれて極端に細くなっている長い腕と短めの足。
手首から先と、足首から下…つまり掌と踵はサイズ的には人間と同じくらいだ。
前後に長い頭部は、額から後頭部にあたるであろう部分は髪の毛が生えており、
顔はというと横に大きく裂けた醜悪な口があるのみで、まるでのっぺらぼうのようだった。

構造上は人間を思わせる部分が多少なりと見られるが、その異様な風貌は別の生物である事を嫌というほど実感させた。


突然襲ってきたその生物によって、仲間は殺され、
私を逃がそうと戦ってくれた大人の戦士も、今しがたこの部屋で化け物の一撃をまともに頭部に食らい…
私の足元で、首だけをこちらに向けながらうつ伏せに転がっている。
恐怖に震えながら、涙目で視線を向ける事しか出来ない私なんてお構いなしに
化け物は威嚇するかのような前傾姿勢でゆっくり歩を進め、私との距離を縮めてきている。
…もう、荒々しい吐息まではっきり聞こえる―――

だけど土壇場に来て、私は心を持ち直した。
まだ死ねないと…死ねない理由があるからと。
これ以上距離を詰められたら、何をしても手遅れになってしまう。
不意に視界が広がり、さっきまで盾になってくれていた恩人の手に握られている銃が目に入った。
私は素早くそれを拾い上げ、化け物に向けて構える。
突然の敵意に驚いた様子で、化け物が唸り声を上げながら跳び付かんとばかりに姿勢を低くする!

「ぅわああああぁぁ!!」
  ―――――ガォンッ!!!!―――――
「 キ゛ィ゛ア゛ァ゛ア゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ー゛ッ !! 」

「うくゥっ!」
銃を撃った反動で私は後ろの壁に叩きつけられるようにノックバックし、頭を打ったが、少しくらっとしただけで大したダメージではない。
弾は、化け物が動く前に化け物の巨大な腹部に命中し、動きを止めていた。
「・・・・・・・」
……やがて、ゆっくりと前のめりに傾き、ズシンッ!という大きな音を立てて倒れ…動かなくなった。

緊張が解け、ほうっ、とため息をつく。
化け物は倒れたきりピクリとも動かない。
……仇がとれた。そう思い、床に変わり果てた姿で倒れている…
いつも面倒を見てくれてた上に、最後の最後まで命を張って助けようとしてくれた恩人を見ると涙が溢れてきた。
(もし一人だったら逃げ切れたかもしれないのに…ごめんなさい…)

180名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 18:16:27 ID:+iAihWiY

いつまでもここで感傷に浸って泣いている訳にはいかない。
他の化け物がここに来るかもしれない。
私は恩人に別れを告げ、ドアを開き部屋を出る……あるいはもっと早くそうすれば良かったかもしれない。


「あぁっ!」
部屋から出ようとした私の足が突然、床から離れた。びっくりして右手に持っていた銃を落としてしまう。
誰かが左手を持って私を持ち上げたのだ。
床から50cm以上浮いた体が少しずつ旋回させられる。ほどなく、私の左手を掴んでいる主の顔が現れた。
そう、先ほどやっつけたと思い込んでいた化け物だった。
あろう事か、先ほど弾丸を撃ち込んだ部分は皮膚を傷つけたのみで、分厚い筋肉と脂肪に阻まれていたようだ。どうやら死んだ振りに見事に騙されたらしい。
のっぺらぼうのような顔の、大きく裂けた醜悪な口から「 シャア゛ア゛ァ゛… 」という唸り声が聞こえる…
考えて見れば、私みたいな小柄な小娘で倒せるなら苦労はない。誰も死にはしない。
無駄だと思いつつも、苦し紛れに唯一の特技である格闘術を頼りに自分を持ち上げてる化け物の腕、
肘や関節のあたりを蹴るが当然ながらまったく効いている様子は無い。
自分の甘さと頭の悪さに歯痒さを覚えた。でも今更後悔してももう遅い…化け物は既に必殺の間合いまで来てしまったのだから。

…そういえばこの必勝の状況であるにも関わらず、化け物は持ち上げているだけで何もしてこない。どうしたんだろう?
私の片手を持って、私の顔を自分の顔の高さに合わせて……目はないけど何かジロジロ見ているような気がする。
怯えているだけの私を見て楽しんでるんだろうか…?
そうこうしている内にやがて化け物は、もう片方の手も使い、私の両手を掴んで
さっきより少し高く持ち上げた。今は私の胴体が化け物の顔の前にある状態。
…不意に私はこの化け物について聞いた話を思い出した。
この化け物の特徴は、地球の野生動物に比べると遥かに知性が高く、好戦的で狡猾。
そして特殊な能力として、本能的な戦闘能力が発達している上に、標的の最も脆い急所を見抜いた上で攻撃するのだと。
これまで戦ってきた人間は、負傷箇所によっては怪我をしている部分から攻撃されやすいというデータも出ているという話だ。
…私は怪我をしていないけど…
今、化け物は私の胸あたりを見終わり、私のおなかを白い布越しに見始めたところ。思わず、ビクッとしてしまう。
何か、他の場所より見ている時間が長い気がする。恐さの余り体が震え出し、じわっと汗が滲んできた。
唐突にさっき開けたドアから風が入り込み、シャツがはだけ、おへそが覗く。
自分で言うのも情けないけど見るからに柔弱な、汗ばんだ白いおなかが化け物の前に晒された事だろう。

「 キア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛! 」
「ぃ……嫌あぁっ!!」

意を決したかのように化け物が咆哮した。私の目は恐怖に満たされた涙が一気に溢れてきた。
見ると、化け物の背中……背骨だろうか?ゴリゴリと動いている。と、背骨がおしりを支点に分離し始めた。
それが何なのかはすぐに分かった。折り畳まれていた尻尾だ。
普通の動物の尻尾と違い、先端は細めの鋭い針のようになっている自在に動く尻尾だった。

181名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 18:17:41 ID:+iAihWiY
中途半端に途切れてしまいましたが、とりあえずここまでです(汗)
>>177さんの話とまったく違うような気がして申し訳ないですけど…試験的にSF腹小説、挑戦してみました。
腹パンSSどころか、小説自体書いた事もなかったので正真正銘、処女作になります(´・ω・`)
続きは・・・ひょっとしたらタブー的な部分に触れてるかどうか心配になったのでちょっと様子を見させてくださいm(_ _)m

読み直しても随分ご都合主義で説明下手な上にまとまりの無い文章になってしまったと思いますが、お付き合い頂けると光栄です。
文才の無さが身に染み……腹パンチSSの常連さんってすごいなあと改めて実感しました;;

絵が浮かびづらいかもしれませんが、この異星人はFF6のフンババをベースにギーガーエイリアンを混ぜた感じです。
殴る、蹴る、刺す、絞める、あと余裕があれば触手なんか使えるよう、汎用性高くしてみました。
182名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 21:05:18 ID:+6EwxXpY
wktk(*゚∀゚)=3
183名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 16:11:52 ID:vEwwp2m8
>>167
SFだと、サイボーグ009−1みたいなヒロインを腹責めってのも
いいかも
人間じゃないから、かなり鬼畜腹責めでもおk


にしても、フリス復活してくれないかなあ
今ならココもまとめサイトもあるし、それなりに支援も出来そうなもんだが
184名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:06:38 ID:VMALKRTZ
SF的な責めとして考えついたのが、モビルトレースシステムみたいに機体のダメージが繰者にも反映されるって奴。
ただ、メカ物は世界観やら設定やらちゃんと組まないとグダグダになるから断念したよ。
185名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:16:50 ID:FGBj47ZK
触手っていうのはなかなか便利だと思う。
>>181で言ってる「殴る、蹴る、刺す、絞める」ってのは全部触手一本あれば出来るという・・・w

ところでこの話の娘のルックスなどを紹介していただけるとありがたい。
186名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:25:15 ID:oo30zaeN
触手をそんな普通の性癖みたいに言うなよw

昔は大丈夫だったけど最近一切受けつけねぇ・・・
187179:2007/07/03(火) 11:31:18 ID:ZBApwNk9
>>186さん
  >昔は大丈夫だったけど最近一切受けつけねぇ・・・
ごめんなさい。考えてる内に触手があった方が展開が楽なので出ちゃいます(汗)
でももし、何故受け付けないのか? を教えてくださればその部分は外せるかもしれませんので
お手数ですがよろしくお願いいたします。m(_ _)m

>>183さん
  >にしても、フリス復活してくれないかなあ
ユージさんにも色々考えがあるでしょうから難しいのかもしれませんね…
フリス開設くらいの時はなんか優しい時代だったようにも思えます。腹パンチの認知度低かったですし…
自分も、あの頃の色々なサイトや作品に随分と癒され、助けられました。何も恩返しできなかったのは心残りですね;;

>>185さん
触手に関して、仰られたところからちょっとアイデアが広がった感があります。使えるかどうかわかりませんが(苦笑)
  >ところでこの話の娘のルックスなどを紹介していただけるとありがたい。

自分でも漠然としたイメージから出てきたストーリーなので困った部分もありますが(ぉ)、
一応書き出してみますね。やはり極力、人物像等はっきりしていた方が良いですよね(謝)


年齢:17(16〜19というイメージでしたがとりあえず。)
髪型:セミロング(黒)
 肌:健康的な白い肌
体系:少しスタイル良いかな、というくらい。
服装:Tシャツ(白) + スパッツ(黒) + 運動靴
   何故この格好なのかは、自主トレ中に襲撃されたと思ってくだされば。
全体的におとなしめの感じの女の子(?)
ちなみに、登場時に既にやられてしまっていた大人は年齢29くらいの面倒見が良さそうな男性という事で


色々つっこまれるとボロが出るかもしれませんので目を瞑ってくださるとありがたいですが…背景的なものは、
>>176さんの「地球は惑星外知的生命体と遭遇…というより、侵略を受ける。 しかも複数種から。」
の、複数種のうちの一種と考えてます。2〜3年で劣勢に追い込まれた、という感じで進めているつもりです。



あと、続きを書いていて気になったので質問に答えてくださると嬉しく思います。
グロ禁止というのは知っているのですが、吐血は嘔吐に入りますか?
また、入らなかった場合はNGでしょうか…場合によっては、リョナのSS板があればそちらに上げさせて頂きたいと思っております。m(_ _)m
188名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 11:50:18 ID:wG4AKVQr
>>187
>グロ禁止というのは知っているのですが、吐血は嘔吐に入りますか?
吐血、嘔吐をと取ったら腹責めには何も残らん!やり過ぎには注意が必要かも?
ここは切腹まではOKらしいw(賛否両論だと思うけど)
189名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 00:19:59 ID:Nxv380VX
>>187
支援絵うpた
頑張ってくれっぽ!
190179:2007/07/04(水) 03:44:55 ID:gRHU3KVJ
>>188さん
ご返答、ありがとうございますm(_ _)m あんまり血ばっかりっていうのはダメっぽいっていう事なんでしょうかね…
とりあえず、まったくないというわけじゃなさそうなので安心しました。
書いてて、ちょっとハードな感じがしないでもないかな・・・と思ったので、ギリギリのラインをうまく狙えるように頑張ってみます。

>>189さん
うわあ…感激です、ありがとうございます!(TT
腹パンチお絵かき板ではいつも楽しませてもらっております。
モンスター系を書くイメージはあまりなかったので、ひょっとしたら少し手間だったかもしれませんね…(汗)
女の子も含めて描くのに色々と気を回してくれてる部分を感じました。こわばってる雰囲気とかそのままかも、と思ったので嬉しかったです(笑)
本当にありがとうございます。なるべく早く完結に持っていけるよう頑張りますね!

続きはだいぶ書けてきましたが、キモとも言える打撃が1発しかないので、もう少し足してからアップさせて頂きたいと思います。m(_ _)m
今日の深夜あたりに出来れば・・・と。
191179:2007/07/05(木) 05:37:59 ID:ZvhbvR3r
更に化け物の…びっしり生えた髪の毛に隠れて具体的に何処から出ているのか見えないけど、
長い頭部の後ろ側あたりからぞわぞわと太いミミズのような触手がたくさん出てきている。

 「 いや!お願い、やめてぇ!! 」

具体的にどうするつもりなのかはわからないけど、でも、どういった意図でいるのかなんとなくわかる。言葉は通じないのに、わかってしまうのが嫌だ。
触手は化け物の両サイドから大きく回り込むようにゆっくり広がり、私の両サイドを取る位置に伸びようとしているようだった。
B級SFホラーみたいな光景だけど…今の私にはこれが現実だった。
尻尾が化け物の股を潜り、まるで蛇の頭ように上ってきて…私のおなかの前で止まった。

 「 やだあぁッ!! 」

回し蹴りでその蛇を蹴り払おうと、足を上げたその時。
いちばん早く接近していた触手が伸び、おとなしくしろと言わんばかりに ビュッ! と私のわき腹をさきっぽで突いた。

 ―――ドムッ!!―――
 「 くふっ! 」

一瞬、私の体が宙で横にくの字になる。ダメージ的には深刻、という程までいかないけど効いた。
足を動かそうとしてもわき腹が痛くて動かせなくなってしまった。手が封じられている以上、いよいよ何も出来なくなってしまったのだ。
私が無駄に終わる努力をしている間にも、尻尾の先端部分の鋭い針はおなかから5cmくらいの所まで距離を縮めていた。
もう、あまりの状況に体が硬直して動かない。
長さ約3〜5cmくらいの針は、ゆっくり…狙いを定めるように確実に私の内側を目指して進んできている。
針の先が僅かに皮膚に触れたと思った刹那、私は顔を上に上げ、思わず目を逸らした。

 ――― とすっ ―――

 「!!!!」

かっと目を見開く。起こった事実が信じられなかった。
尻尾の先の針は、私のおへその真ん中にまっすぐ刺さっていた。

 「 ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!! 」

あまりの痛さに目が眩んだ。
自分の耳が痛くなるくらい、喉が引き千切れるんじゃないかと思うくらいに絶叫する。
おなかの中をやられたショックか、じょばっ、とおしっこがもれスパッツを濡らし、ふとももからつま先を伝って床に雫を落とす。
無い腹筋にめいっぱい力を入れるけど、おへその部分は筋肉が無いから尚更どうにもならなかった。
針は、根元まで私に埋まろうとどんどん中に入ってくる。

 「 ああぁあぁあ!! いたい!痛いよう!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!! 」

私は、顎をあげたまま首を振り、手足をばたつかせて泣きわめいた。

 「 キ゛ア゛ァ゛ッ 」

それが気に障ったのか、すぐさま触手達が私を取り押さえるべく襲ってくる。
首に。肩に。胸に。腋に。二の腕に。手首に。足の付け根に。ふとももに。膝に。脹脛に。足首に。
おなかだけを残して、身動きがとれないように全身に絡みつく。粘液でヌルヌルだから気持ち悪いはずだけど、
今の私にそんな事を感じている余裕なんか無い。体のただ一点を苛む激痛に神経も思考も支配されていた。

 「 …た……すぅ………っ、…………― 」

耐え難い激痛に私の意識は徐々に薄れていく。
こんなに痛いのに体を動かす事も許してくれない。
私は化け物ののっぺらぼうの顔を見る。
化け物はさっきよりも少し荒っぽくなった息づかいで
苦しむ私を見ていた。

 私はそこで意識を手放した
192179:2007/07/05(木) 05:45:01 ID:ZvhbvR3r


誰かが体のどこかを触ってる。触ってる人のぬくもりを感じる。
きっと、あの人だ。おなか弱いからいつも試合で狙われて気絶した時に、ずっと傍で看ててくれたっけ。
私が格闘技やってるって知った時はすごく意外だってびっくりしてたけど…でも、何も言わずに見守っててくれたね。
同じ学校に通えなくて、遠距離恋愛になっちゃったけど…近いうちにまた合いたいな――
   …そういえば、今日はどの子と戦ったんだっけ…?


 「 ウ゛ル゛ル゛ル゛ル゛… 」
 「 …あ…う………っ 」

猛獣が喉を鳴らすような唸り声。
瞼を開くと、目の前に大きく横に裂けた口から唾液を滴らせたのっぺらぼうの顔。
粘液でヌルヌルの生温かい触手に拘束された汗まみれの私の体。瞳と頬に残っている涙。おしっこに濡れたふともも。
思い出したように蘇るおへその痛み。尻尾の針はいつの間にか抜かれていて、おへそからは血がたれていた。
いっきに、数年前の平和だった頃の記憶が消え、現実に引き戻された。
悪夢は………終わってなかった。

 「 う? 」

体の感覚が完全に戻ったからわかった……触手が胸を圧迫するように揉んでいた。
その時、化け物が私が目を覚ましたのに気付いてと胸を揉むのをやめた。
仮死状態になっていた私を、わざわざ蘇生させようとしてたとでも言うんだろうか。
よくわからないけど、また痛い目にあわされるんだ。

 「 ……もう……許してぇ……… 」

思わず、呟いてしまう。言葉なんて通じないのに。
例によって、私の事はお構いなしに化け物が動き始めた。
触手で私の体を雁字搦めにしたおかげで自由になった両手で、私の腰辺りをがしっ!っと掴む。

 「 今度はなにをするの…? 」

また、体が強張る。
化け物が少しだけ顔を寄せてきて、「クワァッ」と大きな口を開けた。
すると、大きく開かれた口の中からニュッと、直径で10cmくらいありそうな太い舌が姿を現す。
そして案の定、私のおなかの前まで来ると、その舌が更に4等分に「割れた」。
そのうちの一本が弓を引く。と、すごい勢いで私のおなかめがけて飛んできた。
193179:2007/07/05(木) 05:46:23 ID:ZvhbvR3r
 ―――パグッ!!―――
 「 う゚ッ!!!! かはっ…………! 」

みぞおち。肋骨の作る三角形の下あたりに、化け物の舌のさきっぽが埋まった。
一瞬息が出来なくなる。激痛が走り、気が遠くなった。
拘束された身動きのとれない体がビクビクッ!と痙攣する。いっきに体の力が抜けた。
しかし、みぞおちに埋まった舌を抜くと…ぐったりした私をすぐさま別の触手で狙っていた。

 ―――バクンッ!!―――
 「 んぐっ!!! 」

今度は、みぞおちとおへその中間あたりにめり込む。
と、胃から何か逆流するのを感じた。反射的に吐き出すまいとしたが既におなかに力がはいらず、
わずかに動いた頭を下に向け、勢い良く吐き出してしまった。

 「 …ぇぶう゛ぅ゛… 」

ボトボトッと床に嘔吐物が落ちる。既に胃の中の物は消化されていたのか、比較的透明な液体で水溜りが出来上がった。

 「 グ ル゛ル゛… 」

私が体を少しでも動かした事に腹を立てたのか。あるいは、新しい事でも考えついたのか。
化け物は両手で私の腰あたりを掴んだまま、私の腕と首、そして足首を拘束している触手を使い
私の小さい体を思い切りエビ反りに伸ばした。

 「 あぁっ! 」

体は柔軟な方だし背筋も弱くないから平気だけど…化け物の動きと自分のおなかがまったく見えなくなってしまった。
たとえ焼け石に水でもやられる時に腹筋を使いたかったけど、打たれる瞬間がわからないんじゃそれが出来ない。
その上この体勢だとおなかが反って、ただでさえ薄い腹筋が伸ばされてるからもっと痛い思いをする事になる。

 ――― バムっ!ぽぐっ!ズムっ!どすっ! ―――
 「うっ!うっ!うっ!うっ!」

私が取り留めも無い考えを巡らせている間に化け物は次の行動に出ていた。
次の行動は…4つに割れた舌を交互に使った連打だった。

 「うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!ううぅっ!!」

みぞおちからおへそのあたりまで、満遍無く。矢継ぎ早に。容赦のない触手のパンチが打ち込まれてる。
気絶をさせないおなかへの責めを前に、私は涙と涎を垂れ流して痛がる事しか出来なかった。

194179:2007/07/05(木) 06:22:55 ID:ZvhbvR3r
気がつけば朝になってました(汗)
ちょっと予告より遅くなりましたがアップです。
割と触手が大活躍になってしまいました。>>186さんのNGゾーンに触れてなければいいのですけど;;
相変わらず未熟な文章ですが、少しでも楽しめる部分があればと思いますm(_ _)m
195179:2007/07/07(土) 04:39:39 ID:o3eJLRv5
突き出されたおなかを打たれるたびに体が揺れる。逆さになった視界も揺れる。
みぞおちはもちろん、時折、傷つけられたおへその所も打たれ新しい血がたれる。体を反らされている為、吐いた涎が自分の顔にかかる。
 (…おなかのなかみが潰れちゃう…)
四つに割れた舌を交互に使ってのパンチは、一発一発はたぶん化け物が腕で殴るより遥かに重くない打撃。
それでも私の白いおなかに確実にダメージを蓄積させるには十分な力だった。止め処なく与えられる痛みに、思考がまとまらなくなってくる。
 (…わたし今、すごくくさくなってるんだろうな)
おなかを痛めつけられながらも不意に、自分の姿を想像してしまう。
汗だくの全身に、吐き散らした涎がかかった顔や胸元、それにもらしたおしっこでびしょびしょのふともも。
こんな姿、絶対に友達や恋人に見られたくない。
 (なんでこんな目にあってるんだろう?
  いつもみんなに迷惑かけちゃってたから、その罰なのかな……どうすれば許してもらえるのかな。
   おかしくなりそう。もう、何を考えていいのかわからない―――)

その時…私の胸の膨らみ越しに、化け物が手を固く握り岩のような拳を作った腕が振り上がるのが見えた。
その非情な塊は、最初に酷く傷つけられた上に、もともと弱いおへその所にしたたかに打ち付けられた。

 「 ううぅうぅーッ!!!! …………ブぶぶッ!! 」

パミュッ!!という柔らかいものを強く叩く音が響く…刺されたおへその痛みも相まって、今までで一番の激痛が襲った。
私の体はヒクヒクと痙攣し、めいっぱい目を見開いた。そしてひと呼吸おいて激しい嘔吐感がこみ上げてきた。
反射的に吐き出すまいとした私の歯と唇のすき間を無理やり縫って、透明の液体が盛大に噴射する。
痛すぎる。痛いなんてものじゃない。もう、いっそ気を失ってしまえればどれだけ楽か。
不意に口の中に鉄の味を覚え、口元からひときわ熱い涎が つぅーっ、と頬に糸を引くのを感じた。
きっと…血だ。

 ―――…ああ、もう助からないんだ…―――

目が霞み、全身の力と感覚が薄れていく中で、死が身近に感じられた。
 (わたしやっぱり食べられちゃうのかな…仕方ないよね。この化け物も生きているのだから。
   父さん、母さん、雄太…あの時わたしだけ生き残っちゃったけど、今そっちに行くからね。
    誠人くん……ごめんね、先に逝ってるから……)
死を覚悟し、両親や弟そして恋人を想う。
と、その時…私の抵抗力が完全に失われたのを確信したのか。
化け物はようやく私を海老反りの状態から開放した。相変わらず触手に拘束されて宙吊りで大の字にされてはいるけど。
私は力が入らず、頭が座らない状態で虚ろな瞳で化け物を見る。

 「 ハア゛ァ゛ー…ハア゛ァ゛ー…ハア゛ァ゛ー…ハア゛ァ゛ー 」

四つに割れる舌は既に口の奥に納まっていて、さっきより更に荒くなった息づかいで、汗や涙、嘔吐物などでびしょびしょになった宙吊りの私の体を眺めていた。
…ふと視線を下の方に移した時、化け物の股の間から何か漏れているのが見えた。
よく見えないけど…何か、粘り気のある乳白色の液体がドボドボと床に水溜りを作っている……
それを見て、私の中で何かが弾けた。
私は自分が汚れてないなんて、とても思えない。私だって肉や魚を食べれば歩いている時に虫を踏み潰して殺してしまう事だってある。
今の今まではこの化け物も生きるのに必死なんだと思っていた。だけど、もうこの化け物は私をいじめて遊んでいるとしか見ざるを得ない。
………こんな化け物の為に私達はこんなに苦しい思いをさせられてるんだ。
そう思うとまた新しい涙が溢れてくる。今日はどれだけ泣いたんだろう?
さっきまでと違うのは、たとえようの無い悔しさから出た涙という事だけだ。
せめて、この痛みを少しでも教えてあげたい。もう、こんな事を繰り返さないようにさせたい。
さっき化け物のおなかに撃ち込んだ弾痕を見る。皮膚が裂け、少量ながら赤紫色の血が僅かに出ている。
 (あそこなら・・・あるいは)
196179:2007/07/08(日) 03:39:20 ID:qrRAxMoM
体の全ての力が抜け、情けなく触手にだらんと繋がれる私…化け物はその私を、触手で拘束したまま自分の方に引き寄せた。
体が小刻みに痙攣し、口の端から一筋の血を流し、虚ろな瞳の私の顔を覗き込む。私は、チャンスが来るのを待った。
私は嘘をつくのってぜんぜん得意じゃないけど…私がこの化け物に一矢報いるには、やるしかない。
今、化け物と私の距離は接近しすぎて、化け物からは覗き込んでいる私の顔しか見えないはず。
化け物のみぞおち辺りについた弾痕はちょうど私の膝の高さ。威力のある蹴り技が出せればダメージがあるかもしれない。
何か状態が変われば、きっとチャンスは来る。一面、赤や紫色になった痣だらけのおなかがずきずきと痛む中、
私は一瞬に賭ける為に集中した。

唐突に下半身の方の触手が緩んだ気がした。腕の方も緩みかかってるような気がする。
チャンスは……今しかない!
体を動かそうとしたその時、おなかがずきん!と痛んだ。だけど、私は唇をきゅっと噛み締めて最後に残された力を振り絞り体を動かす。
腕に絡みついている触手を自らぎゅっと掴んで自分の体を固定する。
顔をくんっ!と上げる。
左足を、膝を折り曲げたまま膝蹴りのように化け物の前に振り上げる。
それと同時に右足を、素早く後ろに引く。足に絡まった触手がズルッと外れる。

 「 ウ゛ル゛ゥ゛!? 」

突然動き出した私に化け物がびっくりする。
そして、振り上げた左足に反応し、スウェーバックの要領で体勢を少しだけ仰け反らせた。

 「 やッ!! 」

素早く左足と右足を入れ替えるように二段蹴りの要領で、左足を後に引き、右足を前に蹴り上げる。
軌道は………スウェーバックで仰け反ったみぞおちに刻まれた弾痕。

 「 ギッ!? ギョ゛ワ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ァ゛ァ゛ーーー!!!! 」

化け物が、天をつんざくような悲鳴を上げた。
右足のつまさきは、化け物の弾痕に見事にヒット…私の方がびっくりするくらいの手応えだった。
体を拘束していた触手は私を手放し、私はどさっとその場に落とされた。すると触手達は主の…前後に長い頭部、その後頭部に見る見るうちに収納されていく。
化け物がもんどりうって痛がっているのが見える。さすがに化け物の内臓に響くところまではいってないだろうけど、かなり痛かったみたい。手足や尻尾をばたつかせて悶絶している。
でも…すぐに化け物は荒い息をあげながら私に背中を向けている状態で、再び立ち上がった。
そしてくるりとこちらに向き直す。こちらに向いた化け物ののっぺらぼうの顔は、大きく横に裂けた口から涎をしたたらせ、額にあたる部分から後頭部にかけてびっしり生えた焦げ茶色の髪の毛を逆立たせていた。

 「 ゥ゛ウ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォ゛オ゛ォ゛ォ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーーッ!!! 」

下腹に響く咆哮。
見るだけで怒っているのがよくわかった。その表情のまま、私との距離を縮めようとドスドスと歩を進め始めた。
197179:2007/07/08(日) 03:40:01 ID:qrRAxMoM

私は…というと、その一部始終を床に横たわったまま眺めていた。
もう………動けなかった。おなかをボロボロにされ、体力の限界はとっくに来ていた。今や立つ事さえ出来ない。
それでも、一矢報いる事は出来たんだもの。後は、私と同じような思いをする子が減ってくれればと祈るだけだった。
化け物が私の前で歩を進めるのを止めると尻尾の先端がゆっくりと私の頭に向かって宙を泳ぎ始めた。
 (たぶん、このまま頭を貫かれて…一瞬で殺されるんだ。)
と思ったが、そうではなかった。私の首筋まで尻尾の先端が来ると、そのまま私をすくい上げるように私の…左右の腋の下を通り
またもや私を持ち上げた。持ち上げると、化け物の右腕が弓を引く。
そして固く握り締めた鉄球のような拳が、私に向けて一直線に放たれた。

最後の最後まで……現実は非情だった。

化け物の拳は私の体のいちばん弱いところに的確に深く食い込んだ。
私の体は化け物の右腕に絡みつくようにくの字になった。
激しく嘔吐した。今度は涎ではなく、鮮血そのものを。
股からもおしっこが噴き出すのがわかった。
私は、私の体からしぼり出た液体を化け物の右腕に塗りつけながら、宙を舞っていた。
私を支えていた尻尾が体から外れ、床に叩きつけられる。
全てがスローモーションのように感じられた――


全ての感覚が薄らいでいく中、私を完膚なきまで叩きのめした化け物の姿を眺めていた。
化け物は天を仰ぎながら勝利の咆哮をあげていた。
焦げ茶色の髪は逆立ち、歪な形の強靭な腕を広げ、悪魔のように天に向かってそそり立つ尻尾を震わせている。
私はその化け物の姿を見て、似たような色の髪に染めていた恋人を連想していた。
 (…誠…人く、………ごめ……ね…)


私は知らなかった。
この化け物の髪の毛の中にかつて自分が恋人にプレゼントした腕時計が絡み付いていた事を。

198179:2007/07/08(日) 03:50:29 ID:qrRAxMoM
一応、これで終わりです。
本当に、筆の進みが遅い上に長くなってしまい、すみませんでした。(汗)
もし他の腹パンチ作家さんで、全部終わるまで投稿を待ってくださっている方がいましたら、お礼を申し上げさせて頂きたいと思います。m(_ _)mありがとうございました。
読み返しチェックが甘かった為、誤字・脱字・間違った文章などなど、色々と見苦しい部分があるかと思われますが、
もし次の機会があるようでしたらその時までには少しは改善している状態に出来たらいいなと思ってます(´・ω・`)
お付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)m
199名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 10:21:49 ID:PS5cr2pB
いやGJだった!
漏れは腹責めと触手の両方の属性があったんで合わせ技一本!って感じで相当良かった
打たれてからの身体の悶え様とかもちゃんと描写されてるし、一人称で内面の苦しみも分かるし色々エロかった
ほんとこれからもよろしくしてもらいたいな
とりあえず乙〜
200名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 16:26:15 ID:fBa6I8nd
179さん乙でした!
最後の終わり方も面白いですね。ひょっとして化け物はかつての恋人の化身?
201名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 18:07:45 ID:m6xBnHCM
>>179
GJでした。
腹に刺さる系ってSSじゃめずらしいですね。



ところで、

DingDongDong 投稿作品#003「どうしたらいいの?」
ttp://anotherddd.fateback.com/novel/t00003.htm

これのページ中部のように、バイブを入れて蹴っ飛ばすというのも
腹責めには入るんでしょうか?
202名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 18:45:53 ID:hx6baGjs
>>201
いいんじゃないかな。オレは有りだと思う。
エロと腹責めの組み合わせはけっこう難しいね
ガガガ文庫の武挟クロスロードみたいな感じが好みだけど・・・
203179:2007/07/10(火) 20:55:45 ID:w3vuCWdr
感想くださった方、ありがとうございます。何処まで受け入れてもらえるか不安だったのでほんとに嬉しいです。
あと言い忘れていて申し訳ありませんが、アドバイスくださった方、レスをつけてくださった方、読んでくださった方・・・ありがとうございましたm(_ _)m

>一人称で内面の苦しみも分かるし
その辺りを狙って一人称で書いてみようと思ったので、わかってくださる方がいて良かったです。ありがとうございます(T T
実際書いてみたら不便も多かったですが(苦笑)
>最後の終わり方も面白いですね。ひょっとして化け物はかつての恋人の化身?
ご明察の通り、化け物になってしまった恋人本人です。途中、ヒロインに対して異常興奮していた(わかりづらかったかもしれませんが;)裏付けが欲しかったのと、なんとなく不幸な感じが好きなので(ぉ

>>201さん
ひょっとしたら、そういう趣向が好きな腹責めさんがいらっしゃるかもしれませんね…
エロとの融合と言えば、まとめスレにある596氏の「プールサイドにて」のラストあたりが好きですね
204筋肉スレ住人:2007/07/10(火) 21:28:32 ID:b+43nyla
この女の子のその後を妄想するだけでは辛抱タマランかったのでどなたか続きお願いします。もし描いた(書いた)本人見てたらここは専門スレなので思いきり書き殴って下さい!

ttp://maidx.net/public_html/url.cgi?url=http://egg.maidx.net/src/egg4011.jpg&a=0
205名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:34:56 ID:Wo2NTNY9
>>204
なんか切ないしイイ腹してるな
ロマサガ的というか、語られない事に味を持たしてる感じがする
206名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 16:01:01 ID:WV1sBhhn
こういう腹は苦手だな
207名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 22:27:08 ID:Wv6T/e0X
上の絵本風の人、しょっちゅう腹監督さんのとこで、最近投稿してた人だ
208名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 03:29:24 ID:qFj/sfdG
日本語でおk?
209名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 19:39:42 ID:6ztfNdr0
和風絵 + 濃い腹筋 って自分の中で結び付けづらいと思ってたけどこういうのもあるんだ
個人的に、前半部分のシチュエーションはアリかな…
210名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:54:28 ID:qFj/sfdG
確かに和尚が泣きだす辺りから、ちょっと萎えた鴨
あと鈍器もいいけど、仕上げは素手!
211名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:15:49 ID:lUe3TITa
この娘の腹、しまいにゃどうなるんだろうな・・・
陥没するくらいに拳の痕がくっきり残って、
腹も真っ黒になるまでアザだらけなんだろな・・・
212名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 03:59:33 ID:+sySe4ig
>>207
6パック攻めは一つもなくてちょっと残念。けどダンサーの話異常に興奮した。
213名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 13:08:19 ID:0yF0+iVG
>>212
この人のはノリが線香臭い。
それか衣装ダンスに入れておく薬みたいなやつ。
214名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:56:28 ID:lUe3TITa
6パック責めならブルーマリーに限るぜ!
215名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 22:11:15 ID:Nlq43Cfn
格闘美女の子宮粉砕age
216名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 22:18:45 ID:Nlq43Cfn
連投すまんけど、「気」が湧き出るところと云われる丹田は、
ヘソ下にあるんだよね
女の場合、それは子宮の場所と一致
だから、ヘソ下の下腹に一撃喰らうと一気に体からスタミナが抜ける
しかも下腹は腹筋つきにくいし・・・とムエタイやってる女から聞いたことがある


そんなネタを盛り込んで下され>腹責めSS職人様
217ミスト:2007/07/16(月) 10:32:24 ID:Eog4uhD5
この間、179で腹SS書かせて頂いた者です。
まとめサイトさんがわかりやすいようにコテつけさせて頂きました。以後、よろしくお願いしますm(_ _)m

丹田はツボのひとつですよね…ツボは急所という見方も出来るので、確かに効きそうですよね。
子宮の傷は死に繋がる場合があると言いますし。
自分が空手やってた時は友人の子から「おへその所はきつい」なんて言葉を聞いた事もありますので(今思えばこの時くらいが腹フェチに覚醒したきっかけだったかも)、下腹がきついというのはなんとなく頷けます、個人的には。
鳩尾に限らず腹部は急所の塊なのでクリーンヒットすれば効くとは思いますが…

実は今ここに投稿させて頂く為にちょうど格闘技系でSS書いてた所で、大部分の筋は決まってるのですが
腹責めポイントを追加できる余裕がありますのでこれを機会に少し勉強させて頂きたいです。


就きましては、皆さんに少し質問したい事があります。
 今、この板に来ていらっしゃる方々はどのポイントを責めるが好きか…という事なのですが。
 現時点のまとめサイト集計では

・鳩尾と臍の間(64票)
・みぞおち   (41票)
・下腹部    (28票)
・へその辺り (23票)
・わき腹    (3票)

となっていますが…下腹部=子宮or丹田と考えると割と人気があるんでしょうかね。子宮責め。
4位のへそ位置狙いが一番好きな自分はひょっとしたら、腹スキーとして少数派な部類かも(^ ^;


満足してもらえる出来になるかわかりませんが、もし、自分でよろしければ自分の好きなポイント以外を追加したいと思っている次第ですので
よろしくお願い致します。m(_ _)m
218名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 11:30:12 ID:656NQtnK
>>217
断然へそより下だぜ!
219名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 13:04:12 ID:pY0aNgr1
220名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 06:36:44 ID:68pW8BH0
>>217
まず下腹部で動きを鈍らせてから、じわじわとダメージ蓄積
とどめは鳩尾ってのがいいかな
221前588:2007/07/18(水) 18:38:38 ID:KKYn43cu
test
222前588:2007/07/18(水) 18:58:37 ID:KKYn43cu
何故かアク禁に巻き込まれ・・・orz今回も1レスで失礼します。。

ようやく白煙晴れ、浮かび上がるは大激闘の顛末と。蔵のまわりにあれだけ
いた喪巣くノ一たちが今立っている者二十六名。屋根上に待機する女忍たち
まで入れればきりがないが、直接仕掛けてきた百名中実に七十余名を倒した
キヌの技量は凄まじいの一語に尽きる。それでも勝利は喪巣の側。圧倒的数に
ものをいわせ喪巣女忍たちはキヌを捕らえることに成功した。
「手こずらせおって…」特に頭目格の者はいないとみえ、夫々に舌打ちしたり
息を切らせながら倒れた飛鳥女を見下ろしている。その中でひとり、つつと
前へ出ると傍らにしゃがみこみ横たわる女の腹部へ手のひらをのせ。
「こやつの腹、左程鍛えているようには見えぬが…何故一撃で倒れぬのか…」
それは皆そう思っていたのだろう、更に数人が屈みこみ覗き込んだり触ったり。
鳩尾、臍、下腹と腹部だけに飽き足らず、頬から肩、乳房に太腿までいたぶり
放題。頬をさすっては「少し肌が荒れておろう」と悦にいり、忍衣の上から
両の乳房を揉みしだき「われらの方が形よいわ」と言い放つ。はだけた衣から
露出する内股に手を伸ばして軽くつまみ、自分のそれと比較する。全てに
ビューティを志向する喪巣女たちとして、脚線美も譲れない点だからである。
しかしなによりの関心は腹部にあり。くノ一の闘いイコール相手の腹を突いて
気絶させることであろうから当然といえば当然か。誰が主導するでもなく
飛鳥女の帯をほどき忍衣を左右に開く。この状態、背中と地面の間に
敷物代わりの衣を残すが、上から見れば殆ど全裸。特に今回、股間に衣ひとつ
纏わずも、くノ一同士さしたる驚異は覚えぬらしい。従って胸の静かな鼓動と
穏やかに息づくさま無論愛くるしく、また豊かな房の頂に屹立する乳首の形状、
柔らかに丸みを帯びた尻の輝き、繁みの丘から愛液したたる秘肉のクレバスに
至るまで魅力満載ではあるのだが、やはり視線は腹に集中。均整よくくびれた
腰周りを中心に上から下からじっくり舐めるように見定められるのである。
肋骨の下、鳩尾近辺は僅かに窪みながら中央縦に割れた一筋がうっすら走り、
やや下へ目を移せば逆に少しく盛り上がった臍周辺の外輪が瑞々しい弾性を
感じさせる。続いてゆるやかな丘陵辿った下腹にて、左右きちんと整った
陰毛のやや上までが当身の対象となりえるか。いや、ここまで十二発食らった
中で、既にひととおりの打撃は受けたろう。そこかしこに赤みを帯びた痣
重なって浮かびあがるはその証左。だが、取り囲む喪巣女忍たちなお一様に
紅潮の面持ち、彼女たちまだ満足はしていない。苦戦の末ようやく制した
曲者である、最低でもあと十発の当身を叩き込むつもりと見え。
それは無論捕らえた女を傷つけるためでない。
喪巣の女たちもそのあたりはよくよくわきまえている、ただ勝利の余韻を堪能
したいが為の純粋な欲求であることを。
223名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:24:04 ID:lTLZAoOa
まだ一発も殴ってないのに既にフル勃起してしまいました。
めちゃくちゃ期待してます!

・鳩尾近辺は僅かに窪みながら中央縦に割れた一筋がうっすら
・少しく盛り上がった臍周辺の外輪が瑞々しい弾性

このギャップが萌えです。一腹で二度美味しそうです!
224名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:59:23 ID:lTycm3DS
588さん続きお疲れ様です♪
個性的で官能的な流れる文章は、ほんと見習いたいです…
223さんと被ってしまいますが、自分も好きな系統の腹部です♪次回も期待してます!
225名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 14:06:01 ID:TS/4YCzk
588さん乙です。いつかあなたの筆致で武○屋カトレア責めを読んでみたい。。。
226名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 15:25:00 ID:7/Ep+TQo
他板の663氏宛 ご教示、誘導ありがとうございました

乱筆ではありますが、舞踊中ブン殴り放題の踊り子を一人置き去りにしていきます
舞踊の合間の鍛錬を誤ってしまい、腹の筋肉が男勝りに割れてしまった哀れな踊り子です
腹責文士方々のたすきにしていただければ幸いです
しかしこの女、昼日中はいっぱしのレディーです
くれぐれも顔面と乳房と腕と脚とまんこを狙った殴打は勘弁してやって下さい

以上、お目汚し失敬々々  太鼓亀
ttp://rainbow.sakuratan.com/data/img/rainbow48144.jpg
227名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 16:03:19 ID:3JZIJWeJ
>>226
この踊り子の下腹はオレが潰すw
228名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 18:22:18 ID:wMygkpET
完全に空気を無視してロリ腹を所望するよ
229名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 20:40:58 ID:21QXj7xt
ググりまくって太鼓亀さんのCGノベル集にたどり着いたが、、、2つとも太鼓腹おやじ「を」腹ボッコ、、orz
つくづく寸止めの好きな人だなぁ、、、
230名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 00:37:21 ID:6oqpFsTX
>>228
プニとペタなら俺はプニを責めたい
231名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 02:16:07 ID:QNALeymI
ゴツゴツの腹は好きじゃねーなー
232名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 02:21:14 ID:lYy7D0SY
格闘女の花崗岩腹筋に、
アイアンナックルはめた拳を手首までブチ込む
自らの肉体に自信を持っていた格闘美女も、一瞬驚きに眼を見張るが
すぐに盛大にゲロと血反吐を吐き、どす黒く拳のアザを刻み込まれた
腹を押さえて悶絶痙攣

そんな場面をなまなましくねっとり堪能したい
233名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 11:08:38 ID:LfnSGJdt
つ悠理愛の漫画
234名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 11:49:19 ID:h8r9a9To
>>233
打撲系以外の腹責めも堪能させてくれる、貴重な作家さんだな。
いろんな太さの鉄串でランドセルごと貫通させたり、ギロチン状の器具で2つに分けるシーンが見てみたい。

235名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 13:31:57 ID:oAmbuwUr
悠理愛さんの腹パンチシーンは亀も大好きです

という訳で(?)、>>225さんと同じく亀もカトレアさん責めを是非拝読したいです
カト腹もどき置いていきますので、どなたか殴打ポルノお願いします m(_ _)m
ttp://akm.cx/2d/src/1185071443925.jpg
236名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 15:38:20 ID:h8r9a9To
誰とは言わんがUZEEEEE!
237名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 19:57:25 ID:ZNMCCoFX
ID:h8r9a9To
238名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 20:57:16 ID:lYy7D0SY
まあ腹フェチのオレから言わせてもらうなら、
ひとつきっつい腹責めでおしおきせにゃあならんキャラは
ダーティペアのユリとケイだなw
二人ともヘソ出しとは余程腹筋に自信があるんだろうが、
まあ内臓破裂〜子宮潰しは覚悟してもらわなあかんww
239名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 07:35:06 ID:6aNvbB2h
>>235
あい変わらずヘソ回りがエロイな。でもカトレアって誰?

>>238
どこかの腹パンチ系サイトで二人が交互にパンチし合ってる漫画があったな。思い出せん
240名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 10:48:23 ID:qplM3piZ
>>239
対戦ゲームブック、クイーンズブレイドのキャラ
いなくなった夫に代わり武器屋を切り盛りする人妻
子持ち、眼鏡
241名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 15:55:44 ID:5aeVdoFC
>>239
>どこかの腹パンチ系サイトで二人が交互にパンチし合ってる漫画があったな。思い出せん
ス○ルダさんのサイトだな。今は更新止まってるけど。
俺の中であの人は神。ああいう腹を殴りたい・・・
242名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 16:40:07 ID:KXW39dyt
243名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 17:18:55 ID:KXW39dyt
244名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 18:53:45 ID:JJS3BrFL
萎えるわー
245239:2007/07/23(月) 19:06:50 ID:6aNvbB2h
レス、燃料、どうも!今はこういう体型が萌えなのか。正直、オジサンついてけない…。
ゲームブックは懐かしいな。しかも対戦って…。時代は一巡りしたんだな。
何はともあれサンクス!
246名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:34:23 ID:1H6mlHHV
一番下の、手上げてるのはそそる
247名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:49:54 ID:HkVEIl9e
>今はこういう体型が萌えなのか。

ガチで気分悪くなった俺のようなのもいる
昔から魔乳・奇乳の類は苦手ってのはあるが
248名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 21:08:09 ID:wj4EeGsT
女として見たら萌えないけど、サンドバックとして見たら燃える
249名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 21:23:49 ID:A+qdE3l3
アニメサロン板の住人よりも
SM板の住人が貯まってきてるってかんじだな
250名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 21:54:51 ID:5aeVdoFC
俺にはフェチ板の住人に見える。
251名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 22:49:23 ID:X7JSjddJ
>>222さん、続き読みたす
252名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:14:16 ID:sBPx0Qjj
一口に腹パンと言っても幅広いから仕方ないかも…
前スレでも、鍛え上げた6パックの腹(仮にビルダータイプ)を責めるSSはあったし、
弱そうな腹(アイドルタイプ?)や、モデルみたいな綺麗な腹を責めるのが好きという人もいるし、6パックとまではいかないけど素人じゃない鍛えた腹部(仮にアスリートタイプ)が良いという人もいるでしょうし。
自分にも好みはあるけど、色々あってしょうがないしそれで良いと思う。
253名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 18:33:26 ID:ELNUwT4Z
>>242、243
丼メシほおばるみたいに、遠慮なくガツガツ殴れそうな女だな。
手がだるくなったら店に展示してある、ひのきの棒を突っ込んでみたり。
254名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 19:01:35 ID:67h+MXPx
コミックヴァルキリーのドラマCDに腹責め描写あるっぽ
255名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:10:59 ID:zyTjAPGM
>>254
いろいろネット検索してみました
雑誌に腹責CDが付録しているんですか……21世紀初頭にして既にデカダンですね
>>253
貴方のカトレアさん責めを拝読したいものです、うへへへ
256名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 02:05:33 ID:MO1doMwD
仕置き人さん、生存報告か進捗報告のどちらかだけでもしてくれー!
257前588:2007/07/25(水) 22:41:53 ID:TZal5/iq
遅々として進まず…汗) 1レス毎に煮詰まってます^^;

さても大勢の中に酔狂おり。拳の殺到一拍待つを求め、おもむろに顔近づける。
大きく口開け、はーっと生暖かい息を至近の腹部へ吹きかけて。
訝しがる仲間には斯様な答え。
「ふふ、こうして、の…我らが狙う箇所を湿らせておくのじゃ」「何ゆえに…?」
「濡れた肌へ突き込む方が、感触もよかろ。それに…」「それに?」
「当てる前から楽しむこと出来よう、このようになぁ」湿気を帯びた
臍まわりにそっと手のひらを置くと、「の」の字を描くようにゆっくり
さすり始める。押さえつけてはいない。ただやんわり載せるだけ。しなやかな
手指駆使しつつ徐々に揉むような動きへ転じていくと、飛鳥女の口元が僅かに
綻んでくる。勿論、深い眠りは鉄板であり、6時間気絶という画面隅表示
いささかも揺らぐことはない。が、無意識とて一律でない反応の多彩さありて。
無機なガラスですら精魂込めて磨きあげれば輝きは数段違う。いわんや相手は
生身の人間。喪巣女忍の手のひらや指一本一本滑らかにして繊細な旋律奏でる
が、それに加え暖かく発せられる気の流れが横たわる女体奥深くさざ波の
ように浸透していくのである。傍目にはエステの要領にも映るだろう、
息吹きかけては擦り、つまみ、揉む、こねる。その繰り返し。
もともと美容への執着強い彼女たちのこと、その辺のツボはお手の物と。
「…ぅ…ふ…んん…」いつしか洩れる微かな喘ぎは恍惚に満ち、それ聞く喪巣の
女も表情まんざらでない。別段奉仕している訳ではないが相手が従順に
反応するは己の技優れる証と心得る。と同時にこれ腹筋ほぐす作用もあること、
知らぬ筈がない。既に意識はないのだから今更向こうで力を込めるなど
あり得ないが、このマッサージによってとことん弛緩させてしまおうとの狙い。
実際、十数分もの入念な仕儀によりキヌはマシュマロのように柔らかな腹へと
変じていた。軽く手首から押し込むだけで、グチュルと凹む臍まわり。
一旦腕離し、今度は鳩尾と臍の間をゆっくり押す。「…う…ぐ…」苦しげな表情
混ざるは喪巣女の思惑どおり。そこでまた手を戻し丹田の上へ移動する。
ここで拳というほどでもない、やんわり握り僅かな力を加えただけで――― 
ズブブブ…驚くほど深く、深く埋まっていく。同時に手指の節巧みに用い、
めり込んだ肉質の上下左右、自在に押すなり捻じるなり。下忍とはいえ
女なればこの程度の性感刺激術はデフォルトなのだろう。子宮や膣壁への
圧迫も相俟ってか、秘所からは愛の蜜一段の勢いをもって噴出し。
ヌチュッ…コポポ…「あ、はぁああぅ…く…ふうぅぅ…」性の訴えまことに
正直、全身に垣間見えた微かな震えが、本来なればそのまま腰のグラインドへ
発展する筈である。が、只今の状況、喪巣くノ一の右腕が下腹中央、真上から
押さえた形になっており、いわばピンでとめられた蝶のよう。アーチ状に
腰持ち上げるなど到底かなわず、せいぜい顔や四肢の動きで応えるばかり。
固く閉じられた眼とうらはらに半開きの口元からは随喜の涎垂れ流し、下肢
不自由にバタつかせては悶える内股ぐっしょりと濡らしゆく。
「ふふふ、すっかりこなれてきたようじゃの…」勝ち誇った笑みを浮かべ、
周囲の仲間を見やる女。「これで準備万端じゃ。ささ、皆好きなように
突きましょうぞッ♪」おもむろに腕を抜き飛鳥女の傍から離れると、
待ちかねていたように別のひとりが屈みこむ。そのまま馬乗りになり右の拳
固めるさまは有頂天そのもの。あれだけの強敵だった女がいま、まったくの
無防備にしてこれ以上ない柔らかな生腹を晒しているのである。喪巣女は先ず
軽微な突きを試すことにした。―――ポフッ「う…」臍の上、殆ど置く感覚
だったがそれだけでも拳半分ほど沈んでいる。
「おもしろい…おもしろいぞえ…」見下ろす眼一層の輝きを宿しつ、血祀りの
暴虐と対極なす高揚の時そこに。
258名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:45:21 ID:PaJ3Vsdt
カトレアなぁ…
元の絵からしてポッチャリじゃなくてピザなのがどうも…
259名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 06:45:30 ID:psjOol/6
ピザというか奇形じゃんどうみても
260名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 13:17:42 ID:T3jsSVhN
261名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 18:21:01 ID:3Q0ao6zD
>>前588さん
とりあえず、ここまで乙です。
急所をさらに柔らかく…女忍の技としてこういうのがあるのはまさに腹パンSSならでは、ですね(笑)
次回が楽しみですε=(゚∀゚*)
262名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:19:11 ID:yjVoKka+
>>254
いまいちだった
もっと効果音とかうめき声にこだわって欲しいw
コミックヴァルキリーも一本丸々ボディブロー特集とかやってくんないかな

>>256
むか〜〜しDDDに書いた奴の手直しくらいしかしてないっぽww
263にじげん少佐:2007/07/28(土) 14:05:19 ID:tlUC+EvT
ご無沙汰(´・ω・`)
前スレからのSSをさっさと完成させなければ。
264にじげん少佐:2007/07/28(土) 14:13:53 ID:tlUC+EvT
どれほどこうしていたか・・・おそらく十数秒ぐらいだろう、
わたしがわたしのすぐ前に立っている水銀燈もどきのとてつもなく重いパンチを腹に受け、
口から涎までこぼしてうずくまっていたのは。
戦いにおいての十数秒という長い時間が経過してなお、未だにわたしに攻撃を仕掛けら
れていないのはどうしたことだろう。おそらくこれはあいつの余裕とやらからだ。
わたしがマイケルと戦っていたときも、あいつは余裕の表情をもって傍観していただろうからな。
なめやがって・・・!

サクヤ「く・・・ふっ・・・ど、どうなってんだ・・・なんでお前みたいな
    華奢な体のおまえにそんな力が・・・?」

未だ抜けきらない腹の痛みに震えながらも当初から抱いていた疑問を問うわたしに対し、この水銀燈もどきは満面の笑顔でこう言った。

月影「これから死ぬあなたが知る必要はないわ」

顔に似合わず極悪人みたいなことを言う奴だ。
こいつはそれだけ言うと、右手を天に掲げ、なにやら呪文と唱え始めたかと思うと、月影の右手に光が集まり、それはやがて剣の形に姿を変えていき、
最後に光は弾け、本物の剣と化した。そう来ますか。
刃はやや細めで、長さにして90cmから100cmと長めだ。全体的にサーベルのような形を
している。

月影「今楽にしてあげるわ」

そう言い終るや否や、その剣を大きく振りかぶり、わたしの頭上の空を切り下ろしてきている。
わたしはすぐに落ちた剣を拾い月影の一撃目を受け流すとその場から離れ、お互いに9歩で相手に届く距離の間合いをとった。
小娘め、剣でわたしに勝てると思うなよ。

月影は次の攻撃をまるで突きを打ちますよと言っているようなこちらから見れば判りやすい構えを取った。
ならばこちらはこうだ、月影が突きを放ってくるところで奴の剣を捌き、間合いに入り首を飛ばす。あれだけの長剣だ。間合いに
入るまでは厄介だが、一度捌いてしまえば体制を持ち直すのにそれなりに時間が掛かるはずだ。

月影は予想通りに突きを放ってきた。わたしの心臓に伸びてくる剣を弾くと、月影はその剣を・・・

落とした。

思わぬところで予想が外れたことに若干唖然としていると、月影はそのまま後ろの飛びのこうとするところをわたしは慌てて月影の心臓めがけて突きを放った。
これがまずかった。月影に突きを放つも空振りしたわたしは、完全に体制を崩していた。
月影はそこにつけこみ、ものすごい勢いでドロップキックを放ち、既にわたしの顔の前まで迫ってきていた。
とっさに剣で胸から頭を守るような防御の形を
とった(剣を持つ手を胸の前で剣先がまっすぐ頭上に伸びるといった形)が、そんなもので奴のキックを防ぎきれるわけはなく
わたしの刃は、月影の両足とともに目の前に迫ってきた。

サクヤ「うわぁ!!」

一瞬目の前が真っ白になり、次の瞬間に黒くなった。
265にじげん少佐:2007/07/28(土) 14:14:34 ID:tlUC+EvT
次の瞬間には、わたしの頭が2つに割れているのではないかという恐怖から、わたしは目を瞑っていたのだ。
ゆっくりと瞼を開く・・・生きてる・・・。
わたしの眼にはには未だ自分自身の刃が映っている。わたしの剣は、わたしの装備している兜に塞き止められていた。助かった。
わたしはいつまでも兜に喰らい付いてる剣(逆?)を引き剥がすと、兜は音を立てて崩れ去った。
月影の方を見ると、既に新たな剣の生成が完了していたところだ。
今度はわたしから行くぞ。

今度は最初のようなじりじり寄っていく攻め方ではなく、一瞬で攻め入ってやろうじゃないか。そういえは最初に感じた焦燥感のようなものがいつの間にか
消えている。慣れというヤツか、戦闘の最中にレベルが上がるとは我ながら・・・
あいつはいったいなんなんだ。

わたしは一瞬で間合いを詰め月影に斬りかかるが、やはり素直に斬られてはくれないようで、そのまま剣での競り合い(剣を交える形)になった。
それもすぐに離れ、月影の首を目掛けて一閃を振るうが、例のごとくかわされた。

後ろか!

後ろだった。まさにわたしを一閃のもとに斬り捨てんとする体制に入っていた。
わたしはそれを盾で防ぐつもりだった。
盾を前に掲げるが、それは月影の一閃により真っ二つに斬り裂かれた。左手で持っていたため
その左腕にもかすり傷を負った。
下手をすれば斬り落とされていたかもしれない。
しかし、月影の剣を振り下ろした体制に一瞬の隙が生まれた。そこに剣を振り下ろそうとしたが、ここでまた若干予想外且つ命とりな事態が発生した。
わたしが剣を振り下ろすその瞬間、月影は蹴りを繰り出し、わたしの剣を弾き飛ばしたのだ。
一瞬その剣の行方を視線で追うわたしだったが、すぐに月影の方に向き直る。
一蹴りでわたしの剣を弾いた後すぐに体制を整えていたのだろう。月影のその長い剣は、今まさにわたしの腹に突き立てられようというところだ。
アリス「サクヤ!!」

・・・遠くの観衆から見れば、刺さったように見えたかもしれない。だが実際、
月影の放った剣の先はわたしのヘソの2cmほど前で止まっている。両手で刃を掴み取ったからだ。
観客席から、まるで野球でホームランを打ったかと思われたボールが、
際どいところで結局ファールだった時のような、なんとも低く生気の抜けたような声の持ち主は、
月影に賭けた連中で間違いはないだろう。
一見すると小柄で、ゴスロリ衣装に身を纏う愛くるしい容姿で、そんな娘がここで優勝するとは到底思えないが、
何しろ賭けの倍率が100倍だからな、万一勝てばしばらくは生活に困らん。掛け金によって
は、一生遊んで暮らせるような額になるかもしれない。
しかしこれじゃあ割が合わん。あいつは強すぎだ。主催者、今すぐ倍率を交換しろ。それでわたしが勝てばこの先の旅資金には困らずにすむ。
そういえば、今更だが何だってアリスはこんな人間同士の殺し合いに参加させたんだ、奴を仕留めたら問い詰めてやる。

刃を握っている手は皮手袋を着用していたのでどうにか傷は浅い。
そのまま剣ごと月影を引きずり寄せる。月影は抵抗するそぶりは見せたが体重は軽いらしく、簡単に引き寄せることができた。

ドムッ!

月影「うっ!?」

わたしが放った拳は、月影のへそより若干上のあたりに見事に潜り込み、そこを支点に体がくの字に折れ、目を大きく見開き歯を食いしばり、
苦悶を浮かべた顔がわたしの前に突き出された。わたしはその頬
に裏拳を叩き込むと、さっきより更に大きく目を見開きよろめいた。
そこで、不意に、そして改めて月影と思いっきり目が合った。

266にじげん少佐:2007/07/28(土) 14:15:14 ID:tlUC+EvT
サクヤ「・・・な、なんだ・・・この悪寒は・・・」

月影と目が合った瞬間、わたしはこれまでにない恐怖を覚えた。

・・・・恐い・・・。

ずむっ!!

サクヤ「・・・え・・・?」

一瞬何が起きたかわからなかった。
わたしが自分の目を下に向けると、月影の拳が腹(ちょうど胃の辺り)に埋もれている。
その拳の周りは、まるで拳により行き場をなくした肉が、横に逃げ込んだかのように盛り上がっていた。
あまりの速さゆえか、未だ痛みは襲ってこない。
それを確認し再び顔を上げ、再び月影と目が合った。銀髪の少女の髪の色と同じ銀色の目は、
これ以上はないと言えるほどの憎悪を込めた視線をわたしに送り続けていた。
月影はわたしの腹から拳を引き抜くと、今度は剣をわたしの足元から真上よりやや斜め上に向かって剣を振り上げる。
そしてその剣は光に包まれ消滅した。
月影が剣を振り上げる際、わたしは反射的に後ろに下がっていたので斬られたものは右の頬と装備していた胸当ての2つに限られる。
胸当ての斬られた箇所が胸の真ん中の繋ぎ皮だったので、そこを斬られた胸当ては背中から滑り落ち、わたしの上半身は腕以外、
一糸纏わぬ姿となっていた。

わたしは再び下を向き、曝け出された胸を眺め、次いでその下の、月影の拳の大きさに合わせて陥没した腹を見ると、
脳が思い出したかのように腹の痛みと吐き気に襲われた。

サクヤ「うっ・・・ぅえっ・・・ぉ・・・・」

わたしは成す術なく、両腕で腹を抱え、両膝と頭を地に付け、呻く事しかできなかった。

サクヤ「うっ!?」

いきなり内臓を締め付けられるような感覚に襲われ、まもなく涙とともに喉の奥から何かがせり出してきた。
黄色い、胃液だ。半端な量ではなかった。

サクヤ「んあぁぁ・・・ぐふっ!」

苦痛のあまり気配に気づけなかった。気づくどころじゃなかった。
地に這いつくばり、未だ悶え続けるわたしの頭を、月影は踏みつけてきた。

月影「よくもあたしの顔を・・・一思いに殺すつもりだったけど、もうそれじゃ
   気が済まない・・・じわじわと苦しめて苦しめて・・・八つ裂きにしてやるわ!!」

To Be Continued…
267にじげん少佐:2007/07/28(土) 14:17:29 ID:tlUC+EvT
腹責め描写があまりに少なく申し訳ないです・・・。
268名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 16:18:38 ID:9MeSlgTp
実はずっと待っていた自分がいる。
グッドです!
269名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:31:58 ID:19QBt32j
俺もずっと待ってた!!!
続きが早く見たい☆
270名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:34:58 ID:Wx2r5ue7
にじげん少佐、ご帰還ご苦労様です(`・ω・´)ゞ
先が楽しみですね…ゆっくりと待っております♪
271名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 04:42:00 ID:8mumtjFw
>>240
クイーンズブレイドなら、エキドナとかレイナとかリスティ
のほうが腹責めに向いてるぜw
とくにリスティのうっすら6パックの腹はそそるww

てか、カトレアに腹パンチしたら肘までずぼっとめり込んで
しかも平気っぽそうだwww
272名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 07:03:29 ID:CWUxLEqg
うっすら割れもいいよな。
ttp://queensblade.net/character/ この中のキャラならみんな誰殴りたい?



273名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:14:17 ID:8mumtjFw
まあ、今ンとこ一番腹責めが似合うwキャラは
怪物王女のリザなんだけどなww
274名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:14:22 ID:toz5P4aI
>>272
ニクス
275名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 20:31:12 ID:oJzzHVRQ
>>272
カトレア以外なら全部許容範囲なんだが
276名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 22:12:29 ID:8mumtjFw
カトレアも、
「げへへ・・・奥さん、二人目は諦めてもらわなきゃあなあ!」
なんて煽りながら下腹部責めするなら、燃えるぜw
277名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:06:14 ID:oJzzHVRQ0
胸がもう少し小さければ許容範囲なんだけどなぁカトレア
278名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:10:14 ID:FinN4Raw0
>>276
カトレア・・・どれどれ・・・


でかいってレベルじゃ(ry
279名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:31:32 ID:p42KuLSnO
>>272
一人選べと言うならノワ
280名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:40:57 ID:kHEwMu2M0
カトレアさんのデカ乳をよけたたらね、そこには割れた腹筋があるんです
亀は本を持ってるからよーっく知ってます
『外はカリカリ、中はトロトロ』ならぬ『下はタプタプ、上はゴツゴツ』なんです、ムラムラ
−−−
あれから十年経ちました
息子もすっかり大きくなって、今は大きな街の学習院で仲間と楽しく勉学に励んでいます

「奥さん
息子さんが俺らから借りた金、返せないならそこにあぐらかいて座れ
あんた綺麗な顔してるから腹だけにしといてやるよ
そのアホみたいにデカイ乳が邪魔だな、持ち上げろ
ほう、奥さん牛みたいな体してるくせして腹の筋肉すげえな!
よし、最初の一時間だけは力入れて腹筋割っとけ
なんかその方が楽しめそうだ
そうだ、いい腹だ……カッコイイ奥さんだ……」
−−−
なんてね、ムラムラ
281更衣室の仕置き:2007/07/30(月) 02:17:23 ID:DJ/B3qB3
もうお忘れの方も多かろうと思いますが、前スレの続きです。
282更衣室の仕置き:2007/07/30(月) 02:18:00 ID:DJ/B3qB3
武下は感無量だった。
エクストリーム部のシングレットウェアを身に纏った夏美の肢体の衝撃は良く覚えている。
一心不乱に自らを鍛え上げるその凛々しい雰囲気、いかにも勝気そうでクールな美貌、
そしてウェアの下から自己主張する、高校生とは思えぬグラマラスなプロポーション。
鍛え上げ、さらにシェイプアップされた夏美の肢体は、新体操部の頃よりも数段セクシーだった。
その躯に惹かれて、幾度と無くちょっかいを出した武下だったが、
しかし夏美の反射神経と技の冴えに、武下も金本も、たちどころに一蹴されてしまった。
弟を脅して交際を迫った金本は、衆人環視の教室で無様に張り倒され、
電車内で夏美のスカートに手を伸ばした武下は、叩きのめされたうえに股間を蹴り上げられて悶絶したところを
警察に突き出され、退学処分という屈辱を味わったのだ。
 一対一ではとても敵う相手ではない。二人がかりでも、正攻法では勝てないかもしれない。
高田も仲間に引き込み、ようやく夏美を捉えることに成功したのだ。

全裸のまま金本に羽交い絞めにされ、その強靭な脚を高田に押さえ込まれた今の夏美は身動きがとれない。
両腕を背面で抱え込まれているおかげで、豊かなバストから、やや濃い目の陰毛がI字型に生い茂る
下腹部までを突き出す体勢の夏美の姿は、『ボディ撃ちをして下さい』といわんばかりに武下を煽った。
下唇をかみ締め、ダメージを内臓に伝えまいと必死に気を集中する夏美のボディは、
ほとんど小ぶりの西瓜並みの美巨乳の真下から、縦長の美しいへそ下の下腹部にかけて見事に6つに割れている。
あの、ゴリラ並みの体力を誇る岡島松子の拳を一切受け付けなかった、鉄壁の腹筋だ。
しかも夏美本人もシェイプアップされた腹部が自慢なのか、
制服でも私服でも、臍周りを見せ付けるようなスタイルだった。

その美少女格闘家の腹を、これからじっくりと責めあげてゆくのだ。
武下の鉄拳によって醜い痣を刻み込まれた夏美の腹は、鈍痛にひくひくと痙攣していた。
それはいつまでも見飽きない、すばらしい光景だった。
283更衣室の仕置き:2007/07/30(月) 02:18:42 ID:DJ/B3qB3
「どうしても、俺達に謝る気はねえんだな? 池澤よォ」

見せ付けるように、ボキ、ボキッと拳を鳴らして武下は夏美を脅した。
夏美の表情は強張るが、しかし彼女には女拳士としての気力も抵抗心もまだまだ残っていた。

「あたりまえでしょ! 誰があんたなんかに・・・」
「そうか、いい根性してるなァ!」

びゅっ、と風を切って、武下は左拳を振った。
その動きを見切った夏美は、冷静に、くッ、と息を短く吐いた。気が集中した腹筋の陰影が一段と濃くなる。
・・・その直後、バンッ! という、鈍く乾いた音がシャワールームのタイルに響く。

「・・・っふうッ!」

先程とは違い、ボディを狙った武下の拳の動きは読んだつもりだった。
もちろん、自慢の腹筋を思い切り締め上げて打撃に備えた。
だが、臍下の下腹部に食い込んだ漢の拳は、あまりにも重かった。

『・・・う、ウソ・・・こんな、こんなはずじゃ・・・』

「おらあァッ!! もう一丁ッ!」

鈍痛に夏美の気が緩んだその一瞬を狙い、今度は武下がその恐るべき右ストレートを鳩尾に撃ち込んだ。

「あッ!やあアッ!!」

夏美が必死に腹を締め上げようとしたその瞬間、ずンッ! という、やや篭った打撃音が短く木霊した。
総合格闘技でも、一撃必殺を狙われやすい鳩尾は、夏美も特に鍛錬しているつもりだった。
がしかし、縦横の腹筋が重なって厳重に守られたはずの、夏美の鳩尾に、
武下の鉄拳は、その半ばが没するほど、めり込んだ。
その衝撃は、インパクトを喰らった腹を中心に夏美の全身に打ち広がり、バストが千切れんばかりに撓んだ。
284更衣室の仕置き:2007/07/30(月) 02:19:35 ID:DJ/B3qB3
「んッ!・・・ンげうゥッ!!」

腹の奥から、焼けつくように熱く、苦い汁がのど元にこみ上げてくるのを、
手負いの雌獣のような呻き声を漏らしながら、夏美は必死に堪えた。

『腹を打たれるのが・・・こんなに苦しいなんて・・・くっそお、身体さえ自由になれば・・・』

「・・・どうだぁ? さすがの池澤でも苦しいか?」

ニヤニヤと笑いながら舐めるように見つめる武下を、ありったけの憎しみを込めて睨み付ける夏美だが、
そのかみ締めた唇の端からは、黄色い汚濁液が、だらしなくたらたらと毀れている。

『これだけパンチ喰らって、ゲロを吐かねぇなんて、なんつうタフな腹筋だ・・・
しかし女のくせにここまで見事に腹が割れてるなんて、たまんねえぜ・・・』

ここまでの打撃を一方的にボディに受けて、意識も失わずに耐え切った夏美のタフさこそ、
賞賛されるべきだろう。
武下の右ストレートをまともに鳩尾に食らえば、男ですら盛大に胃液を吹き上げ、白目を剥いて失神するはずである。

「・・・こ、この卑怯者・・・三人がかりじゃないと女一人、陥とせないくせに・・・」
「おいおい、怖い目で睨むなよ。
そんな恐ろしい顔するキレイで生意気な女の子にはなぁ・・・」

武下は、こと戦いの駆け引きに関しては狡猾だった。
夏美の呼吸のタイミングを見計らい、腹の力が緩んだその一瞬の隙を見逃さない。
285更衣室の仕置き:2007/07/30(月) 02:20:26 ID:DJ/B3qB3
『こいつで、とどめだな・・・失神されても困るから、鳩尾はやめとこ』
「・・・お仕置きだぁッ!!」

ずむッ! という湿った打撃音は、先程までよりも、さらに重々しく響く。
瞬間、夏美の切れ長の瞳は、ほとんど真円になるほどに、カッと見開かれた。

「・・・ぇうウゥ・・げえッ!」

痛みよりも嘔吐感よりも、まず圧倒的で不気味な違和感が腹部を襲う。
夏美はのろのろと、自らの腹を見下ろした。
・・・最初、一体何が起こったのか、にわかには理解出来なかった。
砂時計のように見事にくびれたウェストの中心、ちょうど臍の位置から、
どうしたわけか、毛深い漢の腕が生えている。

『・・・え・・・?かはッ・・・!!』

重みを増した武下の鉄拳は、ほとんど手首の第一関節まで、夏美の腹に潜り込んでいたのだ。
長い時間をかけて美しく鍛え上げた夏美の腹筋を、武下は遂に撃ち抜いた。
不気味な笑みを浮かべ、深くめり込んだ拳を武下がゆっくりと引き抜くと、
ぐちょり・・・というかすかな音が夏美の腹から漏れた。

『・・・・・・うそ・・・!い、嫌ぁ!』

その瞬間、夏美は自分の眼が信じられなかった。
・・・なんと、武下の拳がめりこんだ痕はどす黒い痣となり、自慢の腹筋が陥没していたのだ。

全身から冷たい汗が噴出し、一瞬、呼吸が止まる。
必死に力を込めようとするも、頼りの腹筋はせわしなく痙攣するだけで、
ややもすると意識が遠のきそうな鈍痛が腹全体を染め尽くしている。

汚物を吐き散らすまいと、口は堅く閉じられているので、鼻だけで荒く短く息を継ぐ。
その、「ふんッ・・・ふんッ・・・」という鼻息の音が、ゆっくりと遠のき始める。

「んッ・・・んッごおぉぉええェッ!!」

せめて口だけは堅く閉じていようとした夏美だったが、その努力も空しく、
朝食の残渣が混じった汚液が、その端整なぽってりとした唇の端から、急流となって毀れ始めた。
286更衣室の仕置き:2007/07/30(月) 02:21:29 ID:DJ/B3qB3
「苦しいだろ?池澤ァ?ああぁん?」

・・・だが、まだ夏美の気力は殺がれていなかった。
ひょっとするとダメージは内臓にまで達しているのかも知れない。
体温は下がり、顔は土気色に染まっていたがしかし、その眼には未だ力が残っていた。

「なんだよその眼はよぉ!・・・言いてえことがあるなら、言ってみろやあァ!」

武下は拳をきつく握り締め、その圧倒的な破壊力を込めた拳を容赦なく、再び夏美の腹に撃ち込んだ。

どむウっっっ!!

今度は、臍のやや脇だった。
夏美の弱った腹筋は、武下の鉄拳を、より腹の奥深くまで受け入れてしまう。

「・・・おぉッ・・・うッ・・・うッ、がッああああッ!」

下半身の力が抜け、羽交い絞めにしている金本の毛深い胸に、
夏美は自らの意思と関係なくもたれ掛かってしまった。

『やばい・・・もう全然腹に力が入らない・・・何とかして切り抜けないと、このままじゃあこいつらに・・・』

もはや息をするのが精一杯の夏美は、圧倒的な苦痛の前に、
ともすれば遠のきそうな意識を必死に繋ぎとめながらながら、武下を睨みつけていた。

「はァ・・・はァ・・・武下、あんたって奴はどこまで腐って・・・」
「おおっと、暴れるんじゃねえ!」

ビュッ、という空気を切り裂く音の直後、素早くアッパー気味に入った武下の鉄拳は、夏美の鳩尾を再度穿ち抜いた。
287更衣室の仕置き:2007/07/30(月) 02:22:16 ID:DJ/B3qB3
どブゥ! 
もはやほとんど決壊しかけている夏美の腹筋は、鈍くくぐもった音で漢拳をようやく受け止めるのみであった。

「よし入ったぁ、鳩尾に直撃だぁ!!」
「・・・・・ごッ・・・ふぉオぇえええッ!」

夏美は白目を剥き、舌を突き出して野獣のような呻き声を搾り出した。
残りの胃液が、黄色い飛沫をあげて飛び散る。

「まだ時間もあるし、別な責めもやっとかなきゃ損だよな?」

夏美の右太股を押さえ込む高田に命じて、夏美の股間を屈辱的に開かせる。
武下と高田、そして金本の視線が、
強靭な筋肉が織り込まれた、ダイナミックな夏美の太股の付け根を覗き込む。
遠のく意識の中で、夏美はほとんど諦めの境地で、屈辱に耐えていた。
猫科の肉食獣のような、つり目気味の目尻から、ぽろぽろと涙が毀れる。

『ちくしょう・・・こんな汚いやつらに、『最初』を奪われるなんて・・・ちくしょう、わたしがもっと強かったら・・・』

ハイレグカットのスポーツショーツを穿くために両サイドを丁寧に処理しているものの、
毛足の長さはそのままだ。陰毛は秘部の両サイドにもびっしりと生え揃っていて、
夏美の固く閉じられた肉唇を覆っていた。

「ひゃはッ!、思ったより毛深いっスね! 池澤先輩のアソコ!!」

金本が興奮に上ずった歓声をあげる。それを聞いた武下は夏美の股間に下卑た顔を近づけた。
金本は、夏美を羽交い絞めにした腕を組み替えて、彼女の脇の下に廻すために、
その力をほんの一瞬、僅かに緩めた。

『・・・・・・!チャンス!?』

もちろん、その僅かな緩みを、夏美は逃さなかった。
瞬時の間に、夏美のしなやかな四肢は、一個の強靭なバネと変じた。
広めの肩から二の腕にかけて、打撃力を支える筋肉が力を溜めて盛り上る。
武下に刻み込まれた7箇所の痣から、ギリギリと斬り込むような鈍痛が腹の奥へと広がるが、
強固な意志力で、夏美はその痛みを封じた。
夏美は、全身に溜めたバネの力を開放し、右膝を股間を覗き込む武下の顔面めがけて思い切り突き上げた。
ガッ、という確かな手応えがあり、

「ぎゃあぁーーーーーーーーッ!!!」

鼻の骨を砕かれたらしい武下は、シャワールームどころか、
体育館全体に轟き渡る様な悲鳴を上げた。
そのあまりの痛みのあまり、男は夏美を抑えていた腕を放して、
だらだらと血を垂れ流す鼻を必死に抑えた。

「ちっくしょう、このくそあばずれ!! ぶっ殺してやる!!」

その直後であった。

「・・・姉ちゃん、まだそこに居るの? 何かあった?」

それは、可愛い実弟、健太郎の声だった。

「・・・ッ! 健太郎、逃げて、来ちゃだめ!!」

おもわず叫んだ夏美の表情を見た武下は、血まみれの悪相を不気味に歪めて笑うのであった・・・


続く?
288名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 02:26:13 ID:DJ/B3qB3
えー、ぐだぐだ続いてすいませんです

なんかまとまった時間もないしそもそもどうまとめるのかとw

達筆な方が大勢いらっしゃるようになりましたので、
正直おいらの替わりに続き書いてホスィ・・・
(創作キャラが腹を責め抜かれるのはすげえ興奮すっかもw)
289名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 03:44:36 ID:SNR5fWI8
でもファンとしては作者本人の続きが読みたいと思うんだぜ?
290名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 17:48:39 ID:udi4QlEQ
俺もそう思うんだぜ?
そしてGJ&wktk
291名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:14:25 ID:DJ/B3qB3
>>290 >>289
そうすか
でもなんだかえらく救いようの無い結末になりそうなんでねw
コミックヴァルキリーの腹責めCDドラマじゃ、ぎりぎりで助かってたな

>>280
カトレアは一切防具付けないって設定なんすよね
よっぽどボディの防御に自信があるんでしょうw
292名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:37:23 ID:C/U/Ielo
救いようのないバッドエンドは大好物です!


夏美がボロボロにされた身体で生まれ変わった松子を相手に苦しむ姿を書かれるのが今も楽しみだよ
293名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:49:05 ID:gilJdA58
>>291
半年間ずーっと待ってましたっ!
念願の夏美の吐瀉シーンが読めてほんと最高です
どうか助からない方向で夏美を責めまくって下さい!!!
294名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:47:18 ID:DJ/B3qB3
ぶっちゃけ自分が書いたのってムラムラしないんすよw
むむむ
燃料投下求む〜
どっかにイイ腹してるキャラいないかなw
295ミスト:2007/07/30(月) 21:12:39 ID:anh9lsnQ
仕置き人さん、復活おめでとうございます!
書く人の数だけシチュエーションがあると思いますし、やはり続きは作者さんが書いて欲しいです><

モナカ責めも相当需要があると思うんで、これからも書き続けて欲しいです…
ガラの悪い悪趣味な相手っていうのが何気に個人的にポイント高いですw

それと、この場をお借りしてお礼と謝罪を…
自分がここでSSを上げさせて頂いた際、文章の配列に関して仕置き人さんの書かれたSSを参考にしてる部分がありました。
本人の許可を得ず、またその注意書きもせずに真似てしまい大変失礼致しました。
どう書くかと迷っていた時にとても助けられましたので、感謝させて頂きたいです。ありがとうございました。m(_ _)m
見ていらっしゃった方も不快な思いをしてしまった人がいるかもしれませんね…すみませんでした(^ ^;
296名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 21:41:36 ID:DJ/B3qB3
>>295
>文章の配列
ん〜〜しょーがねーなー、じゃ続きは任せた! なんてw
いや、そんなん言われるまで全然気づかなかったす、
というか言われても判らないというww
そもそもおいらも、腹責めヒロインの名前はケロロ軍曹のお姉ちゃんと
逮捕しちゃうぞのヒロインが混じってるw 

しっかし昔DDDにエロSS書いた頃は、
腹責めオンリーのエロSS? なんて想像せんかったぜw
297ド素人:2007/07/30(月) 22:19:51 ID:5A8oXXYQ
>>296
今頃気付いたのですが・・・
主人公の名前思いっきり被ってました。ごめんなさいm(_ _)m


(((( *ノノ) 恥ずかしい〜

298名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:49:42 ID:DJ/B3qB3
>>297
いえいえ、お構いなく

しかし腹責めのオチはどうしても主人公のお先真っ暗になっちゃうぜw
他の職人さンのSSも、ほとんど半死半生状態だし
ひええ〜
(いろいろあってあんまりキツい展開は書けなくなっちまったですorz)
299名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 18:59:53 ID:jRq6PNDf
>しかし腹責めのオチはどうしても主人公のお先真っ暗になっちゃうぜw


別に腹責め自体が問題じゃなくて、シチュエーションが問題だったり責め方が激しすぎるからだろうw
敢えて酷い言い方をすれば、大味過ぎるってところかな
300名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:11:15 ID:blGq75Wf
>大味過ぎるってところかな

確かにドスっ「グハ!」ドス!!「ゲホ!!」
どぼおおお!!!「ぴくぴく」

を超えた何かをかいま見たくはある。じゃお前が書けよと言われても無理だがね。。。
301名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 10:39:36 ID:DGEAsn77
ジョンカーペー太みたいに
臍に手を突っ込んで子宮を抜くとか?
302名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 14:40:44 ID:YJWvTvJT
そのシーンなんて本にあんの?
303名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 17:03:44 ID:LpMmCXxp
これくらいのぽっこりお腹にパンチしてみたいなぁ
ttp://cgi.2chan.net/u/src/1185893281849.png
304名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 10:47:03 ID:wP2nuwG1
ルネサンス絵画で、巨大な真珠貝みたいなのの中でウフン立ちしてる女性を攻めてみたい
305名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 02:37:36 ID:1XSfak13
こう、斬新な腹パンが思いつかない・・・同時に破綻しない設定も思いつかないぜorz
306名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 23:05:59 ID:HSC6hYCe
>>305
なぜ破綻を恐れる?恐れることはない。自分の信じる道を突き進めぇぇ!!

と昔師匠が言っておりました。
307名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 23:55:23 ID:76fzjLQi
>>305
いーじゃん「色々あって腹パンチされる事になりますた」で
308名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 01:51:32 ID:VYSPzEJ0
>>293
> どうか助からない方向
助からないって、死ぬのかよw
さすがに腹責めで死ぬとこまでいくとひくなあww
309名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 02:22:05 ID:VYSPzEJ0
なんか通じるものを感じたのでw
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1186161567/
こっちもよろです
310名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 13:17:35 ID:05EltXvR
>>306-307
もう設定とか適当でただただ百人ぐらい殴るSSでも書いてみるか・・・w
311名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 14:29:36 ID:V0ODuJhW
王道をより厳しくこだわって書いてくれ
「変わったもの」よりも本質的なものを頼む

つまりおまえが抜けるか抜けないか、それが問題なんだ。
312307:2007/08/04(土) 16:45:07 ID:hNetOOuI
>>310
ホント変にシチュエーションに凝って前フリが長ったらしくなって、メインのはずの腹責めがおざなりになるよりはそっちの方がいいよ
あくまで「俺としては」だけど
313名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 16:45:22 ID:1MyZl2UN
抜くのにそんな詳細な設定とか作ってないしなあ・・・

何だろ、無駄に文書こうと思うと整合性に気を使う俺は細かすぎるんだなきっと。
マジ本気で殴り続けるだけの話とか気晴らしにあげてみっかもうw
314名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 00:21:43 ID:PuN+aEhV
とにかく、みぞおちもヘソも下腹も責めまくれw

ところでJINさん復活しねえかなあ・・・
闇の拳の女教師編は今でも現役w だぜ
315名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 22:42:22 ID:a+KzG5UG
でもよ、前振りによる描写のキレが冴える部分ってのねえかな?
難しいよなあ、なんつーかこう、クライマックスシーン全集で行くか、
盛り上がり巨編でいくかみたいな。
316名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 00:36:58 ID:okbLKX5G
腹責め以外も混じりそうな勢いw なんで、今後はこちらで
ttp://mousoudabun.blog115.fc2.com/
あと昔のSSとかもそのうち

どうも失礼いたしました 
317名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 00:46:30 ID:UDHBXt6z
あまりに前フリが長いのはもう読み飛ばしてる
ちんこ丸出しで真面目に読書するのもアレなんでな
318名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:06:22 ID:ZPDTA/4J
まあ、気持ちは分かるがw

でもまあ長すぎない程度に、うまくクライマックスに向けて盛り上げてくれるならあってもいいと思う
カタルシスと言うか何と言うか。
319名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:58:02 ID:S/Uu7CSh
何作も書いていると、段々枝葉の部分や前後の繋がりにも自分が気にするんだよね。
俺も3年ぐらい前は思い立ったら垂れ流しで1レスでポンと出してたりしたもん。
320名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 02:37:28 ID:zQ4rIAfP
>>316
今後も期待してますよ(*゚∀゚)=3
321名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 06:23:22 ID:xpqsc3X7
仕置人さんブログで続きか〜
なんか寂しくなるな。このスレの大看板が一つ無くなる訳だし
322名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 06:41:13 ID:BDgDaAAT
http://sweety.jp/nyao_osu/profile/Profile.jpg

美人空手家 諸岡 奈央 24歳 149cm 形の妖精 

ここの住人の皆様なら どう責めるのでしょうか?
過去の物語のように下腹部に攻撃を集中されて倒されるのでしょうか?
323名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 11:36:02 ID:DvxvL78S
美人空手家といったら小林由佳
324名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 13:28:25 ID:aDvpbe5Y
>>322
三次元につき個人的に却下
325名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 17:19:21 ID:oJ1cCPGQ
三次元の写真で「美人××」「美少女○○」と紹介されて実際見るとがっかりする事が大半。
326名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 17:31:18 ID:BDgDaAAT
そんなに悪いと思わんけどな>奈央ちゃん。
こんな子なら腹責めで泣かしてみたいけどな。

すみません2次元なのを忘れてました。申し訳ありませんでした。
327名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 21:24:12 ID:DvxvL78S
>>326
別に絶対2次元なんてルールないだろ。ただ書きづらい感はある。
328324:2007/08/06(月) 23:31:19 ID:aDvpbe5Y
>>326
俺が三次元を受け付けないだけで、君に罪は無いッ!!
戒めにパイプカットしてくるノシ
329名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 00:54:48 ID:SYy237o2
>322-323
格闘女子はちびっ子が多いのか?
低身長フェチのおいらにはたまらんね。
330名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 10:08:33 ID:z+jqimBL
武道をはじめるきっかけが体が弱いからとか虐められたからとかが多いからじゃな
いでしょうか。痴漢に襲われたのをきっかけになんてのも。

でも そんな女の子が必死に鍛錬しても所詮は女の子ですからね。上記に出てきた
マユカちゃんのように やられちゃうんでしょうね。

諸岡選手だって149センチだもんね。蹴りを受け止められ 腹に重いのを一発入れ
られ動きを止められたら あとはやられ放題。 最後の力を振り絞って蹴り出すけど
足を払われて 倒れたところに下腹部にトドメの正拳突き入れられて失神KOなんて
展開にあるんでしょうね。

あっ すみません 2次元なのに暴走してしまいました。女子格闘家や婦人警官が
腹を突かれるフェチなもので。

331328:2007/08/07(火) 16:20:14 ID:AqiWY/9G
>>330
だから「俺一人が」三次元を受け付けない「だけ」で、「二次元でなくてはいけない」と言う「ルール」は『ない』と何度言えば
他の人は三次元も大歓迎だよな?
332名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 16:37:45 ID:KVIOR1wm
それをネタとして昇華するなら二次でも三次でも別に構わないのだが。
グラビアやらアスリートやらの画像貼って「これどーよ?」てのはサロンなりSM板の方で
するのが適切じゃないか、とは思わなくもない。
333名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:18:40 ID:ASIFNxVq
まあ新しい投稿がない時だったら画像貼って雑談するぐらいいいんじゃねえか?
作者さんもそれをネタにできるかもしんないし。
334名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 22:56:06 ID:p804Yq/n
335名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 22:59:36 ID:p804Yq/n
336名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 23:30:21 ID:DQM9a6gZ
>>334-335
お前・・・全く空気を読む気ないだろう・・・?
337名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 00:00:38 ID:QCuzMZ72
>>334の上から二番目がいいな
その姿勢のままで、シュート〜って言いながら、つま先蹴りでえぐる。
338名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 00:29:49 ID:FdLM/Oil
>322
諸岡選手、形の妖精って事は、フルコンタクト系ではないんだろうか?
Webサイトの戦績みても、形ばっかだね。

否応なく野試合に巻き込まれた奈央。最初こそ持ち前のスピードと
テクニックで対応できたものの、疲労でスピードが鈍ったところを捕まり、
腹部に一撃。

鍛え上げた腹筋を押し潰さんばかりにめり込む、生の拳の重さ。形を主に
鍛錬してきた奈央には、初めての衝撃。

萎えそうになる精神を奮い立たせ、立ち上がる奈央。しかし、心に芽生えた
恐怖心が動きを鈍らせ、一撃、また一撃と攻撃を受けてしまう。

肉体へのダメージと共に、奈央の体から消えていく闘争心。そしてその代わりに満ちていく恐怖心。

やがてボロボロの体をリングに横たえ、立ち上がろうともせず泣きじゃくる奈央。
それはもう格闘少女の姿ではなかった。


ごめん、ありきたりだわ(^^;
339名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 09:16:39 ID:Vy7kcJRI
いえいえ最高ですよ>338さん 形のみで強くなったと思い込んだ女空手家が
初めて味わう拳の痛さ 屈辱感最高です。

ちなみにこの写真をみて僕は こんな妄想をしてしまいました。
http://jkfan.jp/backno/0709/index.html

空手形の部 4連覇 ドーハー世界選手権金メダルの奈央は夏休みは中学生までの
部の指導も面倒見のよさからしていた。

早朝練習も終え私服のタンクトップとジーンズに着替えた奈央は小柄で華奢な女の子
にしかみえなかった。

帰り道の公園を通りかかったときに林の中から呼び止められた。
そこには道場で指導している中学1年生の剛が薄ら笑いをうかべて立っていた。

なによ剛 こんなところで何をしてるの? 先輩に向かって呼び捨ては駄目よ。

うるせー 世界チャンピオンだからって形しかできないチビの癖に偉そうにし
やがって。 お前を泣かすために待ち伏せしてたんだよ。

やれるもんなら やってみなさい。

奈央が素早く構えをとった。
無言で剛が 正拳突きをみまう。 中学生とはいえ剛は180センチ 90キロの巨漢
だ。奈央とは身長で30センチ 体重で40キロ近い差がある。

奈央は持ち味であるスピードと技の切れで剛の拳を間一髪かわしていくが その
圧力だけでも後ずさりせずにはいられなかった。

剛の猛攻に追い詰められ後ずさりしたその時 奈央は小枝に足をとられ隙を見せ
しまう。

あっ!

泣け! 隙を見逃さず剛が叫びながら奈央のタンクトップ一枚の華奢な腹を突く。

うっ ううん。

初めての しかも男の拳を女の急所である下腹部に突き入れられて奈央の動きは
完全にふさがれてしまっすた。

以上。

すみません中途半端な妄想で。
340名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 15:13:18 ID:eCyhb8OV
夏真っ盛り!
341名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 08:07:34 ID:bnjIofaz
>>338
短い文章の中にツボな表現を満載しているすばらしい文章だとおも
342名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 01:21:04 ID:TC87djfn
さあさあ職人さんかも〜〜ん
343名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 02:22:26 ID:TC87djfn
連投すまんが、今一番腹パンチが似合うキャラといえば、
グレンラガンのヨーコなんだぜ?
344名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 15:59:45 ID:uNMAsr4v
俺も仕置き人氏に習って別に借りてそっちで垂れ流すことにしました。
ある程度書き溜めたら出すので前スレで読んでくれた方、その時よろしくお願いします。
345名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 18:45:35 ID:7b7qMshZ
過疎が怖いな
346名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:06:37 ID:TC87djfn
>>344
俺と言われてもわかりませんがな
347名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:12:36 ID:TFKUTqMe
この世に俺は二人もおらんし、二人も要らん
348名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:55:40 ID:7b7qMshZ
何を書いてくれた人か言ってくれな伝わらんもじゃ
349名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 22:12:51 ID:VVO9UGD7
>>343
禿同。やっぱ腹はムチムチだぜ。
350名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 00:37:46 ID:k3bgnvYY
>>349
だよな?
「腹むき出しにして、そそってんのか!」
なんて煽りながら、羽交い絞めにしたヨーコを
力いっぱい責めてみたいw
ゲロってもまだまだみたいなw
351名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 04:26:14 ID:usvoUqrF
噛むなよw
352名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 15:41:20 ID:4vlY/fMP
最近は探すと結構腹パンSSをブログや簡易wikiで書いてる人は見かけるよね。
勝手に張り出すのはマナー違反だろうからしないけど。
スレは過疎っても別にジャンルが過疎ったり先細ってるわけじゃないさ。
353名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 16:30:01 ID:dmIp4Fks
それらのサイトに行ってみたいんでぐぐるヒントを教えて欲しいな
354名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 00:15:14 ID:e41YemEv
退魔忍アサギはなかなかイイ腹パンチだた
355名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 00:53:14 ID:UdHQg/Nr
60 :本当にあった怖い名無し:2007/08/10(金) 16:07:38 ID:LE2bLCmo0
こんにちは。私、霊感はまったくないんです。
実話だけど、つまらないよく聞く様な内容でごめんなさい。

心臓発作で亡くなった叔父の命日とされてる日の深夜、金縛りになりました。
おヘソをググッと強く押されて苦しくて痛くて息ができず、声が出ないので、
おヘソを押す人に必死に止めてくださいって懇願しました。
後から文章にすると笑いも込み上げる内容ですが当時は言い様のない恐怖感でいっぱいでした。
祖母はお通夜の晩に叔父を見た!会いに来た!…と、取り乱していました。
祖母は高齢でボケたなんて言われたけど私は祖母を信じています。

叔父は離婚後、たぶん鬱になっていたんだと思います。死因は心臓発作だけど餓死に近い形で自然に心臓が止まった感じで…
綺麗好きな叔父の部屋はゴミ屋敷の様な有り様で生きることを拒否したような…自殺に近いのではないかと…
最後の電話を受けたのは私でした。(死後、携帯の履歴から判明)いつも陽気な叔父の様子がおかしかったのに…。
離婚後、転移、連絡先も不明になっているのは親が伏せていて知らなくて…。
叔父からの電話があった時、祖母は病院に行ってる時間と、祖母の在宅を確認もしないで電話を取次がなかったんです。
本当に悔やまれます…。最後の電話を受けたのが自分だと知ったのはだいぶ後になってからですが、
あの時おヘソをグイグイ押す感じ…。私を責めていたのかと…。申し訳なく思っています。長文ごめんなさい。


実際にあった幽霊の臍責めらしいです。
356名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 23:50:08 ID:2zv3oHa4
sage
357名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 14:19:21 ID:FcSjy8c7
書きたいのだけど、シュチュとか
希望はありますか?
文章はへたくそです。
358名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 14:33:04 ID:3QzLmdC0
>>357
無いから消えろ
359名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 19:36:27 ID:pmUUqZm0
>>357
書きたいのを書いてみるといい
下手なら腕を磨けばいい

まずは投下することから始めよう
360名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 05:24:21 ID:RxTsPYAt
>>357
勝手な事を書き込んじゃうが、投下に対して肯定的な意見と否定的な意見が出ているよな?
その際にどちらの意見に対して心が傾くかで投下に対するお前のやる気、本気、意気込みみたいなものが問われと思うんだ
人の好みは千差万別、それによって上手下手も左右するよ
で、俺としては雑食悪食なんでなんでもどんと来い!と下手な励ましをしてみる
頑張れ!
361名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 12:52:37 ID:p8Ytlk5e
>>357さん
腹パンフェチにもそれぞれ細かい好みがあると思うんで、最初はおもいっきり自分の好みのやり方で書いてみてはどうでしょう?
同じ趣向の人が見つかったり声かけてもらったりとかあれば、書く側もきっとより楽しめると思います。
それ以降の事は後で考えればいいですし…

何にせよ、書いてみたいのなら、頑張ってください!
362名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 14:42:26 ID:HUb5ugf1
最近の傾向は個々がブログやスペースで書くのが主流っぽいな。
何せ大抵誰かが貶すし、少し上手いと絵板みたいにクレクレ書け書けが来て煩わしいのだろう。
363名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 01:59:19 ID:EmBti3Sp
>>362
まーSS板の存在意義が問われてくるわね
批判・クレクレがウザいならこんなとこ居たくないだろうし。
ただ、より多くの人の目に触れる確率はどっちのが高いのかっていえばこっちでしょ。

しかしなんだかんだいって、結局は書く人次第なんだよね。
批判にビビるくらいなら自分のブログを作って、評判を気にせず思う存分書いてほしい。
でなけりゃ、ここで書いてくれたほうがオレは嬉しいw
364名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 10:19:40 ID:lQx3IgQq
なんつか創作意欲w をそそられるようないい腹しらないかい?
365名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 13:21:43 ID:diuE9xEZ
>>364

ttp://arakawa.tn.st/uploaders/brown/upload.html

好きなの選ぶがよろし
366名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 15:32:07 ID:lQx3IgQq
>>365
564をぶちのめしたいねw
367名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 18:41:42 ID:/BuAxqFN
>>366
よし、リビドーでグジュグジュのssカモーン!
368名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 18:09:33 ID:yAUvgtWP
369名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 19:48:11 ID:QwQ22T2Q
>>368
の腹はあんましパンチ入れたくなる腹つきじゃあねえんだよなあ
なんつっか、こう
「このやろう!」って感じの腹がイイんだよw
370名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 00:56:34 ID:Zf1eY9xA
>>368さん
自分はこっち系の方が好きかな。
こう、「拳まるごと埋めてやるぜ!」みたいな弱そうな腹が(ぁ

この辺で意見がわかれそうだね(´・ω・`)
371名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 21:23:04 ID:oux/joEk
次期国王となる気弱な弟を人質にとられ、全裸で荒くれ者たちの前に立たされる姫
温厚にして気丈、しかし鍛錬を知らぬ白い腹はあまりにも柔らかく……
「やめて! みんなやめて! 僕のお姉ちゃんのお腹にパンチしないで!」
372名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 22:44:17 ID:NgNWA6sO
>>371
おっ、いいねえ〜〜
その妄想をもっと練りこむのだ!
373名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 22:53:46 ID:jOyvJw1w
わざわざお腹にパンチしないでとか言っちゃってる辺りダチョウ倶楽部の竜ちゃんの誘い受けと変わんねーよwwww
実は王子腹黒くね?
374名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 23:05:28 ID:NgNWA6sO
じゃあ、王子の子種を仕込んだ女家庭教師が、
世継ぎのゴタゴタを解消するために、
腹パンチで流産させられるってのはどうだ
375名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 17:40:10 ID:0MoqvDfz
実は妊娠してなかった!とかだったらいいけど、流産系は個人的には可哀想に思えてしまう、、、
というわけで燃料投下
ttp://www.arakawa.mydns.jp/uploaders/brown/src/brown0570.jpg
ttp://www.arakawa.mydns.jp/uploaders/brown/src/brown0569.jpg
ttp://www.arakawa.mydns.jp/uploaders/brown/src/brown0565.jpg
376名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 19:01:52 ID:eXK8cus/
ミナ最高だな
377名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 20:41:53 ID:0MoqvDfz
一番上の腹を殴りたいな
>>376ミナってどれ?
378名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/08/20(月) 21:11:41 ID:JTy9fZkJ
真ん中
379ミスト:2007/08/21(火) 04:59:11 ID:hHLMN2aV
お久しぶりです、ミストです。
初投稿の際は温かく迎え入れてくださり、ありがとうございました。

約一ヶ月前に格闘技もの(純粋な格闘技系ではなくなってしまいましたが)を書いていると言いましたが、
1,2週間前に偶然見かけて気に入ったフジテレビのドラマ「ライフ」と若干、意図せず似てる部分が多くなってしまっていた為、書き直し中です。
(といっても色々な意味で作品クオリティが違いすぎますが(苦笑))
ライフはつい最近、腹パンシーンがあったし、何か自分的に納得がいかなかったので…もうちょっと遅らせて投稿させて頂きます。
まとまった時間もあまり取れてないので少し遅くなりそうですが、投稿の際はぜひ見て頂けると嬉しいです。
>>218さん、>>220さん、レスありがとうございました。
一応、責めパターンは修正しないので、満足のいく出来かどうかわかりませんが織り込ませて頂きました。
アップした際は、よろしくお願い致しますm(_ _)m


それと上記とは別に、色々と試したい部分や書きたい物がありましたので上げてみたいと思います。
ツクール系のゲーム「ムーンライトラビリス」の1シーンを腹パンチ変換して書いてみました。
一応、「ムーンライトラビリンス」をご存知ない方へ説明…簡単に言うと、
初期ドラゴンクエストを思わせるドット絵ながらも、想像力をかきたてられるリョナ率の高いRPGゲームです。
(残念ながら腹パンシーンらしきものはひとつしかありませんでしたが)
分かりやすくなるかもしれないので、これから書くシーンが見られる動画もついでにおいて見ます。
ニコニコ動画を見られる方、リョナ系も大丈夫な方は是非。ネタバレはありませんのでご安心を。

ニコニコ動画「ムーンライトラビリス死亡シーン集」(3:09〜5:18)
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm205708

You Tubeで探したもののありませんでした。ごめんなさい。
「ムーンライトラビリンス」「Moonlight Labyrinth」で検索しても見つからず…検索の仕方が悪いのかもしれませんが。
「ムーンライト」で探したらびっくりするほどセーラームーンでした。難しいもんですね。

ゲームに忠実に、そして雰囲気を出すように台詞の大部分を会話で構成してみた為、SSと呼ぶかどうか微妙になったかもしれないです(汗)
ともあれ、今一度お付き合いお願い致しますm(_ _)m


※登場キャラクター※
●リリア=ミスティーズ
18歳
黒髪、腰辺りまでのロングヘアー
性格:控えめ、穏やか。
備考:ミスティーズ王家18代目王女
●ティア
11歳
黄色のリボン、緑の髪、肩甲骨辺りまでのロングヘアー(セミロング?)
性格:純真無垢、怖がり(色々な理由でこれから書くシーンにおいて、内面的にはほぼ真逆)
備考:年の割には頭が回る。
    (これからプレイする人の事も考え、ネタバレ的な物はなるべく書かないようにしてあります)

380ミスト:2007/08/21(火) 05:05:33 ID:hHLMN2aV

東の塔、地下牢がある階層。
仲間とはぐれ孤立したリリアは、薄暗く、血生臭い瘴気の漂う通路を一人進む……
ついこの間まで平和で穏やかなお姫様の生活をしていたリリアには到底馴染まない場所であり…やはり恐ろしく、心細く思っていた。
だが、見知らぬ部屋の前でようやく仲間の一人・少女ティアと合流する事が叶い、
ドアの前に立つ少女に声をかけると、彼女は笑顔でリリアとの再会を喜んだ。


 ――― 月光迷宮 ―――

ティア「 やっと来てくれたね、リリアお姉ちゃん。 」
リリア「 ダメですよ。バンと離れて行動してては。この場所も何があるか分からないのですから。 」
ティア「 大丈夫だよ。この辺はぜ〜んぶティアが調べちゃった。凄いでしょ。 」
リリア「 ティアさんが自分で?そんな危険なことを……。 」
ティア「 大丈夫だよ、ティアには王家の証があるし。危ないものは何もなかったよ。 」
リリア「 そうですか……。でも、こういう軽率な行動は慎んでください。もしもティア様の……、 」
ティア「 そんなことより、さっき面白いものを見つけたんだ。 」
リリア「 ……。 」
ティア「 もしかしたら、出口かもしれない。この城から出られるってことなのかな。
     その細い廊下の奥の部屋にある扉の向こう側は森に通じる道が続いてたんだ。
     もしかしたら外の世界に通じているかも。 」
リリア「 何ですって? 」
ティア「 でもリリアお姉ちゃんが来るまで外に出ないで待ってたんだ。
     お姉ちゃんも一度見てきなよ。バンが来たらティアが引き止めておくから。 」
リリア「 そうね…そうしてみる。それじゃあここで待っててね。 」
ティア「 うん。 」

リリア「 あ……そちらの、 」
ティア「 この部屋はもう調べたよ。何も無かったよ。
     それより、早く見てきなよ。 」
リリア「 あ……はい。それじゃあ、見てくるから気をつけてね。 」

ティアが言った細い廊下を進むと、確かに扉はあった。
リリアが厚く頑丈なその扉を開けて中に入るとそこは……
頑丈そうな壁、そして床一面におびただしい血痕のついた部屋だった。

リリア「 うぅ……っ。 」

リリアは思わず吐き気をもよおし、口を押さえる。
吐き気に耐え、目の前を見ると、頑丈で厚そうな扉が見えた。
ここまではティアの言った通りだった。外への出口と言われたその扉のノブに手を掛けると―――

 ――― ガチャッ… ガチャッガチャッ! ―――

扉は鍵が掛かっている。

踵を返し、入ってきた方の扉に向かう。

 ――― ガチャッ ガチャッ。ガチャガチャッ!! ―――

戻ろうとしたが、今入ってきた扉さえも鍵が掛かっていた。

リリア「 うそ……閉じ込められた……!? 」

 ――― ガチャッ!ガチャッ! ―――
381ミスト:2007/08/21(火) 05:13:39 ID:hHLMN2aV

ティア「 リリアお姉ちゃん、聞こえる? 」
リリア「 ティアさんですか!? どうやら閉じ込められてしまったみたいです!
     そちら側から、どうにかして扉を開けることは出来ませんか!? 」
ティア「 ………………………………………………………………………ダメだよ……そんなの。 」
リリア「 ……? どうしたのですか。開きませんか? 」
ティア「 開けられるかどうかは関係ないの。ティアは開けないよ。 」
リリア「 な、何を言ってるんです……? 」
ティア「 あのね。その部屋はあの人が特別に作ったゴーモン部屋なんだよ。
     ゴーモンからは逃げちゃダメだよ。逃がさないんだ……一度入ったら。 」
リリア「 ちょっ、ティアさん! ふざけるのは止めて!!
     開けてください!! 」
ティア「 その部屋は最近作られたんだけど、本当に凄いんだよ。
     女の子のおなかが好きな子がたくさんいる部屋なんだって。
     おねえちゃんはかわいくて綺麗だし、おなかも弱いからきっと気に入られると思うんだ。
     女の子にはとくに痛いゴーモンだけど、でも大丈夫。お姉ちゃんはそう簡単に死なないよ。
     まだまだたっぷり生きられる。たっぷりとね……。 」

  ――― …シュルシュルシュルシュル… ―――
リリア「 ティアさっ……ぐっ……!!! 」
  ――― …シュルシュルシュルシュル… ―――
リリア「 うぁ……ああああ、な、こんな……ぐああ!! 」
  ――― ズブゥッ!!!! ―――
リリア「 ぎゃああああああああああああああああああ!!! 」
  ――― ズブゥッッ!!!! ―――
ティア「 あはは、始まっちゃった。捕まって、どこか刺されたのかな?打たれたのかな?
     凄い悲鳴。 」
  ――― どすゥッッ!!!! ―――
ティア「 ティア、うるさいの嫌いだからあっち行くね。
     っていつもは言うんだけど……ティア、お姉ちゃんの声は好きだから
     こうして扉に耳をつけながら聞いててあげる。 」
  ――― だんだんだんっ! だんっだんっだんっ!! ―――
リリア「 ティァさ…、ぉへそ…おなヵ、が、たす、けがあああああああ!!
     やあああああああああああああああああああ!! 」
ティア「 頑張ってね。お姉ちゃん。ティア、ずっと傍にいてあげるからね。 」
  ――― だんっだんっだんっ!! だんっ!だんっ!だんっ!! ―――
ティア「 そんなにドアを叩いたら、ティア、お耳が痛くなっちゃうよ。
     それにこのドアは絶対に逃がさないように丈夫にできてるから手が痛くなるだけだよ。 」
  ――― どぼォッ!!!! ―――
リリア「 ごふっ……!! 」
ティア「 みぞおちかな? あはは。そこ、苦しいよね。 」
  ――― ぱぐッッ!!!! ―――
リリア「 うぅぐうゥっ!! ぶえええええええ!!! 」
ティア「 柔らかいかんじ。くすくすくす、おへその所か少し下の方? 」
  ――― ばぐンッ!!!! ―――
リリア「 う゛く゛っ…!! ブばっ!!! 」
ティア「 今度はまんなか。当たってるでしょ?あはは、痛そう。
     ……あれ?お姉ちゃん、ゆかとドアの間から水がにじんできたよ。
     涎かな?汗かな?それともおしっこ?
     お姉ちゃん、せっかく綺麗なんだからきたなくしちゃだめなんだよ? 」
382ミスト:2007/08/21(火) 05:17:14 ID:hHLMN2aV

  ――― どすッッ!!!! ―――
リリア「 かはっ…………!!!! 」
ティア「 ……お姉ちゃん……いたい? ねえ、いたい? 」
リリア「 うぅ……。いたい…、いたいよ…。おなかがつぶれちゃうよ、
     いたい……ヒック、グスン…。 」
ティア「 そうだよね……。ティア、音と声でわかるようになっちゃったんだ。
     お姉ちゃん、今までこのゴーモン部屋に入った人の中でもいちばん弱いみたい。
     でも、その部屋の子たちはちゃんと死なないように手加減してくれるようになるから大丈夫だよ。 」
  ――― ズグシャッ! ―――
リリア「 ぐばぁっ… 」
ティア「 ……リリアお姉ちゃん、かわいい。 」
リリア「 てぃ…ぁ……さん、た…す、けて。ヒック……
     おなか、いたい、…………たすけて、たすけて……。 」
ティア「 うん。大丈夫。ティアは傍にいるよ。 」

  ――― ……ズシン……ズシン…… ―――

リリア「 ……はっ……!? ティぁっ、うぅっ!、……てぃ、ティアさん! ティアさん!! 」
ティア「 どうしたの? 」
リリア「 み、ミノ…、タウろす……が……! 」
ティア「 うん。珍しいよね、人間の女の子が好きなミノタウロスなんて。
     前にその部屋に入った人の中には、一回でその子に殺されちゃった人もいるけど、
     上手になったからたぶん死なないよ。 」

  ――― ……ズシン……ズシン…… ―――

リリア「 お願い……早く……早く開けてぇ!! 」
ティア「 リリアお姉ちゃん……ティアは開けないって言ったの忘れちゃったの?
     わがまま言ってティアを困らせないで。 」
リリア「 ひいいいいいぃ!! やだ、やだああああ!!
     たすけてええええええええ!! 」
ミノタウロス「 ハ゛オ゛オ゛ォ゛ッ !!! 」
リリア「 きゃああああああああああああああ!!! 」

  ――― パボンッッ!!!! ―― ダァンッ!!!!!!!! ―――

ティア「 わっ! ……びっくりした。あはは。手とドアに挟まれちゃったね。 」

  ――― どさっ ――― ――― ……びちゃびちゃびちゃっ…… ―――

リリア「 …………。 」
ティア「 お姉ちゃん……? リリアお姉ちゃん。聞こえる? ねえ。赤い水がにじんできたよ?
     ……そっか、もう眠くなっちゃったんだね。」
  ――― …ズル…ズルズルズル……… ―――
ティア「 じゃあ、ティアはここから離れるけど後はその子たちが運んで痛いの治してくれるから大丈夫だよ。
     ティア、またくるから起きたら大声で知らせてね。
     おやすみ。 」



      ――――――― GAME OVER ――――――――

383ミスト:2007/08/21(火) 05:35:01 ID:hHLMN2aV
以上です。
あまり伝わらないかもしれませんが、たぶんこういう形式で書くのは
今後、滅多に無いと思いますので…ご容赦頂けると幸いです。

長々と駄文を失礼致しました。ありがとうございましたm(_ _)m
384名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 06:59:11 ID:2zJLSise
>>383
まったくもって素晴らしくGJ!!!
ムーンライトラビリス、知らなかったけど欲しくなった。
385名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 07:12:59 ID:fgNzD58F
正直台本形式は叩きの元になり、スレが荒れる要素があるので避けて欲しかったところだが…



これはGJだ
何よりシチュが上手い。扉越しの音と声だけで腹責めを聞いているというシチュにする事で簡潔な描写に納めている
腹責めというより扉越しに見捨てたヒロインの末路を想像するという行為にエロさを感じた
386名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:02:15 ID:fH8Rd6pI
>>385
???
387名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:47:50 ID:QrkcsW0J
どうした?
388ミスト:2007/08/23(木) 01:39:24 ID:GZMu2VMr
>>384さん
お褒めの言葉、ありがとうございます m(_ _)m
ムーンライトラビリンスは、前述の通り腹パンと捉える事の出来るシーンは一瞬しかありませんが
リョナ(猟奇?)ファンにはたまらない作品だと思いますw
スレ違いになってしまいますがDL出来るサイトのアドレスを貼っておきますね。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se402126.html

必要と思われるツール
http://www.famitsu.com/freegame/rtp/2000_rtp.html

>>385さん
明確な意見を述べつつはっきりと指摘 & お褒め頂きありがとうございます♪
初回では、説明文ででだらだら長すぎた部分があると自分で感じていたので、
「簡潔な描写」と捉えてくださったのは嬉しかったです。スピード感が増せば・・・とは思っていましたが。
腹責め部分はこれからもっと上手くなれればと思っています。
今回、ちょっと奇をてらいすぎたかもしれません(^ ^;

>>386さん
自意識過剰な言い方かもしれませんが…もし、自分のSS絡みの事でしたらご遠慮なくお願い致します(汗)

あと、
  >>300さんが仰られた
     ドスっ「グハ!」ドス!!「ゲホ!!」 どぼおおお!!!「ぴくぴく」を超えた何かをかいま見たくはある。
という事を考えた際、現段階では表現が思い浮かびません。(現状、処女作のラストが精一杯)
なので、腹責め部分も上達した上でシチュやその他色々な要素でボリュームアップできればなあ…と思っています。

色々な見方や意見を知る事が出来るのでこれからもここにアップしていきたいと思います。よろしくお願い致します。
いつもながら長々とすみません。今回もありがとうございましたm(_ _)m
389名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 18:57:45 ID:wJghykWO BE:933282375-2BP(3)
唐突に携帯厨の俺がこんなんみつけましたよ
p://mygamestudio.web.fc2.com/bokoboko.html
すまんが中身確認できなかった
サイトの作りから察するに男のようだが、ツールとして配布もしてるぽい
絵を弄れる人ならあるいは…
390名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22:05:16 ID:Lh2aBsbX
ミストさんの腹責小説、拝読させていただきました
思いもつかなかった斬新な表現方法に驚くと共にかなり激しい性的興奮をおぼえました

また強く創作意欲も刺激されまして、通勤電車の中で携帯メールでカチャカチャと腹責小説を書いてみました
あらすじはパパっと決めたものの、全体でどれくらいの分量になるのかまだ見当がつきかねますので、何回かに小分けして連載投稿させていただこうかと思います
391名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22:06:00 ID:Lh2aBsbX
褐色リーターの六つ割れ腹筋 : その1

かなり昔のお話です
好き者変わり者の心のオアシスとして知られた〈蔦乃娼舘〉に、好きなだけお腹を殴らせてくれるという若い女が新しく入りました
これを聞きつけた大魔術タワー在住のシロヒゲさん、早速ホウキにまたがってビュン、と巨塔を後にしました
「おお未だ熟しきらぬ小ぶりの乳房、汚れを知らぬ桜色の乳輪よ! くびれた華奢なお腰にやわ〜いペッタンコ腹よ! 小ちゃなおヘソの上にうぅっすらと浮かぶ腹筋の縦割れよ!」
蔦乃娼舘に着く間、シロヒゲさんの頭の中はあらぬ妄想でムンムンしておりました
柔らかいお腹を両手で押さえてしゃがみ込み、あどけないオメメを真ん丸に見開いてえずく真っ白な裸に想いを馳せ、股間の逸物はギンギンにおっ勃っておりました
「ぐひひ。待っておれ花の乙女よ。今日食べたものをすっかり全部ベッドにぶちまけるまで、このシロヒゲおじさんのちょっぴり毛深いゲンコツで、白く柔っこいそなたのお腹をパンチしまくってやるかんね! ぐひひひ」

−−−

「ようこそ白髭様。フェティシズムの山脈にしてハードコアの顕現〈蔦乃娼舘〉へ。一先ずはそちらにお掛け下さいまし」
瀟洒な佇まいの娼舘にホウキごと突っ込む勢いで辿り着いたシロヒゲさん
そんなシロヒゲさんを一糸纏わぬハレンチな姿とあどけない笑顔のハイ・コントラストでお出迎えしたのは、目を剥かんばかりに美しい花の乙女でした
滑空中のシロヒゲさんの妄想をそのまま正確になぞったかのように、乳房は小ぶりで、乳輪は桜色で、腰廻りは危ういほどにくびれ、お腹はペッタンコ、かつとてもとても柔らかそうでした
小ちゃな可愛らしいおヘソの上には案の定、腹筋の縦スジがうっすらと浮かび上がっていました
だもんでシロヒゲさんは「さようでありますとも乙女! わたくしが大魔術タワーのシロヒゲであります! 乙女のお腹を好きなだけブン殴り放題の件で本日分の予約を入れた者であります、乙女!」
こんな感じで緊張のあまり呂律はカチコチ、パンツは止まらぬ我慢汁でピチョピチョになりながらブンブン激しく頷いて、スッポンポンの色白乙女に名乗りを挙げました
「本日のご予約は日没までのショートでお伺いしておりますが、コースの変更や性的嗜好の急変等ございませんでしょうか?」
勿論シロヒゲさんは首を横にブンブン振り振り、肩から下げた大きなガマグチ財布をポンポン叩いて「ロングコースへの変更を強く強く希望させていただきます! 乙女!」
そう宣言しました

つづく
392名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:24:16 ID:JwfwkX0z
ドラッグはほどほどに
393名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:42:49 ID:XU3NAekZ
くせのある単語選び、文体からして、上でヘタレイラスト投下してたおっさんか?
腹監督さんとこの画像板のお前さんの投稿、なんでミスト氏や他の常連さんがスルーしてるか、お前さんなりによく考えろ。
394名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 04:12:46 ID:zfA635Jy
過疎スレだから別に良い。
395名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:29:33 ID:FTwiXcRj
まあいいじゃないの
とりあえず続けておくれよ>>>391
396名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:46:36 ID:YW/dHLLp
>>393のメル欄見てさ、実際にぐぐって見ちまったんよ、、、
女性陣はどれも魅力的だったけど、でぶ親父同士責めを見てしまった以上、
素直な気持ちで続けてくれとは俺は言えん、、、
397名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 02:03:32 ID:1igTgRBP
>>391
とりあえず一つだけ
男が責められるのは誰も望んでないぞ
398ミスト:2007/08/25(土) 04:36:01 ID:4dlSeXI9
確かに、自分もこの板で男側が責められるのは…と思う部分があります。
でも、スレタイや1に書かれている事から、
ここに上げる以上は390さんも女側が責められる方向で考えていると思っています。
ひょっとしたら393さんは別の重要な指摘をしようとしておられるのかもしれませんが…
記憶違いだったら申し訳ないですが、自分は腹監督さんの所で嫌悪感からスルーした覚えはあまり無いです。
(荒らしやまったく関係のない物をアップしてあった時とかは思う所はありますが(苦笑 )
どうしても好みに偏る部分は否めませんし全レスは無理なので確かにレスはしてなかったかもしれませんが(^-^;

>>390さん
腹フェチなら、現実にあったら喜ぶようなシチュで書かれてますね…(笑)
シロヒゲの押さえきれない衝動が描かれていて、次回にどうするか期待が高まります♪
あと、自分のアップした物も読んでくださってありがとうございます。お褒めに与り光栄です♪
既に出来上がっていたシーンを改編したので、半分以上は自分の力じゃないかもですが…;
それでも、390さんが創作意欲を刺激させられたというのは嬉しいです。
390さんも頑張ってください。
399名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 18:47:09 ID:FTwiXcRj

藤原紀香ってかなりイイ腹してんのな
しかも自分の体で一番自信があるところを腹だって言ってるし
腹筋が割れた熟女を腹責めってのも萌えるなw

「奥さん・・・俺達の拳を、その自慢の腹で受け止めたら、
旦那の借金は帳消しにしてやるよ」
みたいなww
400名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 21:22:53 ID:NVDkTB8n
>>379
ムーンライトラビリンス。
特別腹パンシーンはなかったけど、リョナ好きなので普通に面白くて全部見てしまったw
面白い作品を紹介ありがとう。
401名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 00:54:56 ID:uDbwHRtc
ミストさんこんばんわ
褐色リーターのお話については、粗筋は決めたものの書いておってなかなか腹責めシーンに辿り着かず、どこをどう端折ったモンか思案しています、トホホ

ところで399さんの書き込みにえらく発奮してしまいました
完熟六つ割れサンドバック女を描いてみましたので399さん、良かったら見てやってください
ttp://www.geocities.jp/taikobara_tekkyuu/mom_tha_six_pack.html

それでは
402名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 11:44:52 ID:3XjKmBCa
>>401
かなり切ない話ですね。良心が痛んでしまった、、、、orz
403名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 21:01:32 ID:+9cglQSz
>>401
その、腹責めの事後の無残な様を激しく見たいぜ・・・

ところで、クイーンズブレイドでまたイイ腹のキャラが出たな
http://queensblade.net/character/char_018.php
まさに腹パンチしてトドメを刺してくれて言わんばかりww
404名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 01:53:46 ID:PGq2m8y5
401さんグッジョブです!
ただ、文章の部分に関しては個人的にはメランコリック過ぎるかも?
腹責めSSというよりは、うちの母親ウゼー!的なカキコしてる厨房向けの更生ツールといったおもむき。
リーターのお話の続きはとても楽しみにしてます!
405名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 10:46:47 ID:yVMiwBZ9
朝っぱらからグロまがい体型のオバハンだうもありがたう
406名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 10:21:04 ID:gFYhH0jg
http://blog1.fc2.com/k/kkws/file/DSCF4159.jpg

こういう腹筋すごいな
407ミスト:2007/08/30(木) 20:54:20 ID:dOP9aRM3
>>400さん
MLがいけるなら、「寄生ジョーカー」もお勧めできるかもしれませんw
寄生ジョーカーはパンチではないですが腹系2つ(貫かれるとか、突っ込んできた大きい海蛇の頭をおなかに受けたまま壁に叩き付けられるとか)くらいあったような…。
ちなみに、MLの腹パンらしきシーンは、既にご覧になったかもしれませんが
「ムーンライトラビリンス 死亡シーン集 未公開シーン補完」にあります。
(8:16 あたり。殴られて吹っ飛ぶ際にくの字になって血を吐いてるグラフィックになってます)

>>401さん
何かの為に身を挺して、甘んじて腹責めされるっていうのも萌えるシチュですよねw
何処を削るか…は自分もまだまだすごく悩みますし、これからの課題だと思ってます(^-^;
とりあえず、今回はまた長くなってしまいましたが…(汗)


と、言う事で…アップさせて頂きます。
よろしくお願い致します。m(_ _)m
408ミスト:2007/08/30(木) 20:56:30 ID:dOP9aRM3

とある中学校。
時計の針は午後7時を指し、既に外は暗くなっていた。
校内の各部活動は終了の時刻を迎え疎らになっていたが、
学校の一角…比較的、敷地の端にある格技場にはまだ灯りが点っており
その灯りが洩れる窓には二人の少女の姿が映し出されていた。




格技場に居る二人の内、

片方は、セミロングの黒髪、血色の良い健康的な白い肌、目尻が下がった感じのつぶらな瞳が柔和な印象を与える、
小柄な愛らしい少女。
白いTシャツに黒いスパッツという格好で、頭のうしろに手を組み、仰向けに寝転がっている。

もう片方は、腰の辺りまで伸びる流れるような黒髪のロングヘアー、白人を思わせる透き通るような白い肌、意思の強さを感じさせる凛とした切れ長の瞳、
スタイルが良くやや長身の綺麗な少女。
こちらは黒いスポーツブラに黒いスパッツの格好で、仰向けになった娘のふとももあたりを両膝で挟みこむように馬乗りになっている。

どうやら部活動としての通常の練習は終わり、自由な格好で個人での特訓を行っているようだ―――




 「 ふんッ! 」
 ――― パムッ! ―――
 「 ふうぅっ!! 」

 「 シュッ! 」
 ――― ぱすんっ! ―――
 「 うぅうっ!! 」


部活動としての空手の練習は終わり、私は友人の弱点強化の特訓に付き合っていた。
ボディ打ちの特訓だ。やや変則的だが。
特訓を受けている娘は、私と同じ中学三年生の 楠瀬 はすみ 。
中一から空手を始めた彼女は体は小さいものの、恐ろしいまでのスピードで上達し…今や実力では女子部でNo.1である私のすぐ下にまで迫っているほどだ。
でも中二の途中から徐々に戦績に陰りが見え始めていた。原因は、強くなりマークの対象となった為に対戦相手が対策を練り始めた末…ボディに弱点がある事を見破られてしまったから。
その弱点克服の特訓という訳だ。

 「 んッ 」
 ――― パミュッ! ―――
 「 ふぅぐっ…!! 」

みぞおち辺りに拳を落とす。既に涎まみれの彼女の頬と口…その小さく可愛らしい口から新しい涎が吐き出された。

 ――― とぷんッ! ―――
 「 う゚っ!! ……うあぁ゛…っ! 」

彼女の高くて細い、穏やかな地声を荒げた悲痛な悲鳴が響く。そして顎をあげイヤイヤをするように頭を振り、必死に痛みに耐えていた。

 (うーん…やっぱりここが嫌なんだぁ。)

おへそを目印に拳を落とした時、白いおなかに今日いちばんの拳の埋まり具合を見せた。まさに「埋まる」という表現が相応しい。
うっすら縦線がある、みぞおち辺りの丘から腰の方に向かってなだらかにラインを作り…
丁度くびれの位置、おへそ辺りで一番のへこみを見せている。
胃下垂なのかそれともそういう体質なのか。わからないけど彼女の一番のウィークポイントが丁度そのおへその所だった。
お腹に力を入れてるんだろうか?そう疑ってしまうくらい柔らかくて弱い…温かい体温も手伝って、
宛ら、つきたてのお餅でも殴ったような感覚だ。
409ミスト:2007/08/30(木) 20:58:09 ID:dOP9aRM3

さて、そろそろ切り上げないと。この子は頑張り屋が災いしてオーバーワークになる時が多々ある。
現状、既にオーバーワーク気味な気がしないでも無い。私の加減ミスのせいもあったけど…どうにも脆くて時折こんな感じになっちゃうなあ。
練習とはいえ私も好きな友達を痛めつけるのはさすがにいい気がしないだけに、辛い時は辛いって言って欲しい。
……まあ、一生懸命頑張れるのはこの娘の良い所でもあるんだけど。

 「 …はすみ、もう無理だよ。ここまでにしよ? 」
 「 〜〜っ、………だ、だいじょうぶ…… 」

涙と涎を滴らせ、体をヒクつかせながら言う。
まったく、この子の「大丈夫」は当てにならない。

 「 もう、また立てなくなっちゃうでしょ? 何より、やりすぎは体を痛めるだけなんだし 」

 「 ぅん…。あっ………せっちゃんも疲れちゃうよね。ごめん… 」

自分の方が辛い状態なのにも拘らず、私を気遣う言葉を紡ぎながら彼女はようやく特訓終了を意思表示した。
私も、彼女のふとももあたりを挟み込んで固定するように床についていた膝を緩める。
そして馬乗りを解いて彼女の脇に座り、彼女の両手首を縛っていた紐を解いてあげた。
勘違いの無いように断っておくと、こうしないとお腹を庇ってしまいそうになるからというはすみ自身の強い申し出があった為だ。
何かの危ないプレイではないので悪しからず。

 「 ていうか、私の加減もちょっと失敗したみたいだしね。ごめん。 」
 「 ううん、大丈夫。いつもありがとうね。 」

顔を覗き込みながら言うと、彼女は仰向けのまま痛む腹部をさすり、涙目で精一杯笑顔を作って返してくれた。
健気な彼女の態度に私は思わず過保護な気持ちが湧き、癒してあげたくなり…突然何も言わずに彼女の服と素肌の間に右手を潜り込ませた。

 「 ふぁあっ…?…せ、……なに、す…、…んんっ…… 」
 「 さすってあげる。楽にしてていいよ? 」

右手の指の腹を使って彼女の生のおへそを触るように、おなかをさする。
すると彼女の顔はぽわんとした表情になり始めた…気持ちいいのかな?そういえばおへそって性感帯でもあったっけ。
なんかかわいい。つい、同級生っていうよりも後輩とか妹みたいな感じで扱っちゃう。
それにしても触っているとはすみのお腹はすごく柔らかいのが良く分かる。男の子だとどんなに弱くてもここまでにならないだろう。
決して太っていない、程好い肉付き加減の…女の子である事を十分すぎるほど主張してるお腹だ。
柔らかい物がフェチの対象になりやすいっていう話は本当なのかな? 触ってる私が癖になりそうな変な気分だ。

ふと、彼女がぼーっと私の胸あたりを見ているのが気になった。
いや、胸…じゃない、もうちょっと下。肘? ああ、分かった。

 「 …どうかしたの? 」

分かっているけど、一応聞いてあげる。

 「 えっ。ううん、……せっちゃん、強そうで綺麗なおなかしてて、いいなあって。 」
410ミスト:2007/08/30(木) 21:00:04 ID:dOP9aRM3

ちなみに言うまでもないとは思うけど、せっちゃん=美原 刹那…私の事だ。この呼び方をするのははすみだけかもしれない。
はすみには悪いけど、彼女に反して私の腹部は見た目からしてもかなり鍛え上げられていると思う。
みぞおちからおへそに向かって、正中線をなぞり はっきりと浮き上がる縦線。
鍛えた腹直筋により、しなやかに、流れるようなラインを作る腹部。
その腹直筋はよく見れば、横に走る数本の腱画によって6つのブロックになっている事を慎ましくも主張している。全力で腹筋に力を入れればしっかり6つに割れるかもしれない。
丹念に鍛え上げた私の腹部は戦いに耐えうるだけの強度を持ち、女性らしさを失うどころか際立たせる美しさを持ち合わせているという自信があった。
自慢にしかならないが、私の体で、私が一番好きなチャームポイントだ。
それはさておき、自分の体で気に入ってる場所を褒められるのって悪い気はしない。

 「 はすみのお腹だって良いと思うよ。か弱そうな感じが。 」
 「 えぇー… それって、格闘技する人には褒め言葉じゃない気がする… 」

嬉しさの勢いあまってつい意地悪を言うと、はすみは落ち込んでしまった。
その方が好きな男の子もいると思うんだけど……うーん、やっぱ気にしてるんだなあ。ごめん、はすみ。

 「 きっと頑張ってればお腹も強くなるわよ、そう思って頑張ってきたから勝てるようになったじゃない。
   少なくとも痛みへの耐性はついて一発で気絶はしなくなったし…今は信じて一緒に頑張ろう? 」
 「 うん…そうするしかないよね。 わたし、せっちゃんには本当に感謝してる。
   最初に話しかけてくれてから、ずっと話してくれてるし、一緒の部に誘ってくれたし…
   わたしと違って、綺麗だしかわいいしスタイルも良くてかっこいいし、声も良いし、
   勉強も出来るし……あんまり話しかけないけど、皆憧れてるんだよ。女の子も。
   わたしも、せめて空手くらいは追いつきたいな… 」

いやいやいやいや。あんたも十分、女の子から見てもかわいいと思うけどね。
全然、自覚ないんだ。こういう所が虐められる原因にもなったのかね…まあ、そうじゃなくても虐められオーラ出てるけど。
そういえば虐められて孤立していたのを私が話しかけて、助けてあげたのがきっかけだったっけ。
その後は私と同じ道場・同じ部活に入り……以来、私とは一番仲の良い友達で居てくれている。
未だに私を含めて三人くらいしか喋る人がいないけど、以前はずっと俯いてる印象しか無い娘だった。だいぶ明るくなったと言える。

それにしてもこういう事サラっと言っちゃう子なんだよね…さすがにちょっと照れる。
ちょっとセンチな気分になってるのかな? この子にしては良く喋る。体も心も疲労が激しい所為かもしれない。

 「 あっ…もうこんな時間! わたし、柔軟体操と軽い掃除して、戸締まりしていくからせっちゃん先に帰ってて。 」

時計を見るとPM7:30を過ぎていた。今日は道場に行く日じゃないから時間を意識しなさすぎたかもしれない。
でも、この子を残して帰るのも何か心配だ。

 「 ああ…私は型稽古しようと思ってたから、8時まではいるつもりだったよ。
   悪いけど、はすみ先に帰っててくれる? 」
 「 そうなんだ……わかった。じゃあ柔軟して、軽く掃除するね。
   ……わたしの涎たくさん落ちちゃってるし。 」

ちょっと恥ずかしそうにそう言う。それくらい私に任せてもいいのに。
私はクスっと笑い、彼女のお腹をさすっていた手を離して型稽古に入る事にした。

 「 無理ないようにゆっくり整理体操してていいからね。 」
411ミスト:2007/08/30(木) 21:00:53 ID:dOP9aRM3

彼女に声をかけてから、神棚のある方向…全身が映るくらい大きな鏡が三枚程取り付けてある壁に向かい、型稽古を始めた。
しばらくしてはすみの方を見ると、彼女も柔軟体操を終えたらしく、ゆっくりバク転して立ち上がった。
あれなら明日も大丈夫そうだ、良かった。私は次の型に移り、はすみは掃除をし始めた。
やがて彼女は掃除が終わり、着替えて荷物をまとめると私の方に歩み寄ってきて、型の区切りが来るのを待っていた。
私が区切り部分で動きを止めてはすみの方に向き直ると、彼女が寄ってきて私を見上げる。

 「 じゃあ、お先に帰らせてもらうね。明日はわたしが特訓に付き合うからね。 」
 「 ありがとう。気をつけて帰……と、 にゃん。 」

猫の声を真似て ぺしん、とはすみの額を軽くはたく。
すると彼女はハッとして、丸まっていた背筋をまっすぐ伸ばした。
彼女は腹筋が弱いせいか猫背になりやすいのでたまにこうして注意してあげるのだ。
ただでさえ頼りなさげに見えるから、もっと堂々と見せられるようにしないとね。

 「 あ、ごめん…ありがと。 」
 「 あはは。それじゃ、おやすみね。 」

微笑みながら挨拶すると、彼女ははにかみながら笑顔で一礼して出口に向かった。
はすみの姿が消えるのを見送った後、時計を見ると7:55を示していた。
あとひとつ、今挑戦している型をやってから帰ろう。

   ――――――――――――――――――――

 「 ふうっ… 」

数回やり終わり、息を整える。
何回か挑戦してみたものの、今日も手応えはイマイチ。やはり難しい型はまだまだ練習が必要だ。
……と、集中しすぎてまた時間を忘れてた。時計を見ると8:15。

 ( さすがに時間をかけすぎた。急いで帰り支度をしないと………ん? )

私が荷物を置いていた場所…その横、さっきまではすみが荷物を置いてた場所に何か黒い物が落ちているのに気がついた。
はすみがいつも肌身離さず持っている、彼氏からもらったという黒いリストバンドだ。

 「 何を忘れてもこれを忘れる事はなかったのに…しょうがないなあ。
   とりあえず持ち帰って洗って、明日渡してあげないと。一応、携帯で教えてあげた方が良いかな… 」

リストバンドを鞄にしまい、着替えようとしたその時。
出口の扉がガララッ、と開いた。

 ( ああ、はすみ取りに来ちゃったか。疲れてるだろうに…… )

そう思って出口の方に振り向いた時……私の予想が間違いだった事を知った。


412ミスト:2007/08/30(木) 21:04:10 ID:dOP9aRM3
とりあえずここまでです。
格闘技ものと言いましたが、試合とかは次作かもう少し先になりそうです…
もし、試合のシーンの方が良い!と思ってる方がいましたらごめんなさい_| ̄|○|||
試合形式の物はまだ思案中です…なんか難しい…。
それと、装飾部分が多くなってしまった気がします。
もしツボにカスりもしない人には文章力の無さも手伝って、まったく楽しめない可能性あり…(汗)

あと、最初の反省を踏まえ出来るだけ特徴をわかりやすくする為に、キャラクター紹介を入れてみました。
あまり関係の無い、どうでも良い部分も書いてあるかもしれませんが…(汗)


◆主要(ターゲット)キャラクター

※ 美原 刹那(ミハラ セツナ)

 中学3年生、15歳
 性格:クール、理知的。人当たりは悪くないが、好き嫌いでの区別をはっきりつける感あり。
     何事に対しても強気で臨む。
 外見:長身、且つ、中学生ながらスタイルは抜群。
     凛とした雰囲気を漂わせる、ぱっと見、近づき難い感じの美人系の少女。
 髪型:腰に届きそうなくらいの、綺麗な髪のロングヘアー(最初に思い浮かべたのは姫カット)。
     色は栗色(地毛)
 備考:努力を忘れない天才。中学生になってからは無敗。
     格闘技をするにあたり、圧倒的に不利な髪型をしているが自信の裏返しとも言える。
     女らしさを損なわないままに鍛えあげた腹部に絶対の自信を持っている。


※ 楠瀬 はすみ(クスノセ ハスミ)

 中学3年生、14歳
 性格:おとなしい、素直、優しい。人見知りが激しいが、一度打ち解けると懐いてくる。
     一生懸命になりすぎて加減を考えない頑張り屋になる面がある。
 外見:少しスタイル良いかな、というくらい。部では一番小柄。
     格闘技に縁が無さそうな柔和な雰囲気の、可愛い感じの少女。
 髪型:セミロング(色は黒)。もみあげ部分の毛だけ長め。
 備考:女子の中でもあきらかに小柄だが、その努力と素質で成長著しい少女。
     愛用しているリストバンドは彼氏からプレゼントされた物で、肌身離さず持っている。
     ※一作目のヒロインと同一人物です。




とりあえず、以前に増して長くなってしまったので今回は前半部分だけ投下させて頂きました。
後半は、明後日あたりに投下させて頂きます。
「腹パンシーンだけでも良い!」という考えの方もいらっしゃると思いますが、
そういう方は今回はまったく見なくても大丈夫だと思いますので、スルーしてやってください。
413名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:44:16 ID:FDqnmXGU
>>408
♀×♀、優しい(?)突き、可愛い呻き声・・・ツボです♪素晴らしい!
414名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 04:54:01 ID:S8kB5eNB
テンプレ通りの展開にならない事を期待するよ
415名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 22:21:24 ID:hI21ItCm
>>412
>格闘技をするにあたり、圧倒的に不利な髪型をしているが自信の裏返しとも言える。

どう不利なのかいまいちピンとこないけど、こういう設定はなんか好きだw
これは期待大
416名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 22:38:17 ID:/OSPdGXB
要するに貞子ヘアー
417名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 22:43:50 ID:yNf6mRk0

腹をッ! えぐりあげるのぢゃッ!
418y:2007/09/02(日) 02:07:33 ID:eUKQkVYz
ミスト様
おへそが弱点のあたり激ツボ!へそやられ期待!
419名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 03:11:31 ID:QRjVfTzN
>>416
誤爆??
420名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 11:59:20 ID:urbKQpDp
いやいや格闘する女性でリングに出てくる貞子みたいに長髪をそのまま垂らした奴なんていないだろ?
掴まれたり、絡まったり純粋に邪魔だし



まあ不利だというのがピンとこない人間に不利な例を上げずに、
不利であろう髪型の例を上げているので端から見れば流れが繋がってないように見えるのも無理ないな
421ミスト:2007/09/04(火) 22:39:33 ID:XJ6kt6gb
そこには、一重瞼でツリ目の鋭い視線を向けながらゆっくり歩いて来る、
髪をポニーテールに結わえた道着姿の少女が居た。
私とはすみが居なければ間違いなくNo.1…身長は私と同じくらいの、菊池 聡美だ。
彼女は含みのある笑みを浮かべて、歩きながら私に話しかけてきた。

 「 こんな時間まで熱心な事ね。三度目の優勝に向けて…ってところ? 」
 「 そんなところ。あなたは? 誰かに阻まれてるせいで未だ未体験の優勝に向けて…ってところかしら? 」

私が笑みを浮かべて皮肉つきの返答をすると、一瞬不快そうな顔になった。が、すぐに元の顔に戻る。

 「 …まあ、それでもいいわ。 」

何をしにこんな遅い時間にここに来たのか…考えてる事はだいたい察しがつく。
要は逆恨みだ。2年にあがった頃から私にしつこくつきまとっている。
最初の頃は1対1の真剣勝負を何度も申し込んできていたが、最近は形振り構わない感がある。
以前は3人掛かりで私をリンチしようとした事もあった。返り討ちにしてやったけどね。
何の事は無い、よく聞くような話かもしれない。要は逆恨みだ。
ついでに言うと、はすみを虐めていたのもこいつらだ。正直、不愉快なのであまり近寄ってきて欲しくない。
だいたい、今日だって同じような用件なんだろう。

そう思っていると案の定、彼女が入ってきた扉と同じ扉から、同じように道着を着た女子が何人か入ってきていた。

身長は私とはすみの中間くらい…金色の長髪、No.5か6を行ったり来たりしてる感のある 松本 陽子。
身長・筋力は女子部1を誇るショートカットの長身女、本間 智重。
後は………誰だっけ?忘れちゃった。
友達やクラスメイト以外、どうでもいい奴ってよく覚えてないのよね。


 「 秘密の特訓のご指導でお疲れの所を悪いけど…今度はあんたの特訓なの。 」

この集団のリーダー・菊池 聡美 以外が私を取り囲むように左右に展開し始めた。

 「 ……カラオケの特訓でもくれるのかしら? 賑やかで楽しくなりそうね。 」

私は、悪びれた様子もなくそう言い放った。

 「 ふざけるんじゃないわよ 」

当然からかわれたと思って凄む。
まあ、からかったんだけど。

 「 それにしても… 」

この子も含めて、全部で6人。今回はまた随分と………

 「 少ないわね 」

多いな。

 「 ……強がり言ったってわかるわよ。 」

強がりだけどさ。

 「 あら、そんなすぐにばれるような事言わないわよ。それにしても3人でダメだったから6人なら…
   っていう貴女の考えの甘さときたらねぇ。 」
 「 そうよ。今度は6人でしっかり教えてあげるの。ありがたいと思いなさい? 」
422ミスト:2007/09/04(火) 22:40:48 ID:XJ6kt6gb

なるほど、あくまで体裁保つなんて気はないワケね。本気で潰したいんだ。
私は恨みにも似た怒りの眼差しを受け流しながら終止、冷ややかな笑顔で話す。
屈服する気なんてサラサラないし、言ってしまったものはしょうがない。後から自分を追い付かせるしか。
6vs1。それでも、この子達一人一人と私とでは歴然たる差があった。
不利な状況には変わりないがまるっきり勝算がないワケではなく、むしろやり方次第で十分勝てると思っている。
道場では同学年の男の子にだって勝つ事が出来るのだ。道場の練習に比べたらなんて事ないはずだ。
過信ではなく、確たる自信。

彼女達は、既に私を六角形の内側に置くような形で包囲し終わっている。
リーダーの聡美が目の前、両サイドに二人ずつ…そして恐らく真後ろに一人といった感じだろう。

 「 それじゃ、私も帰る時間が過ぎてるし…そろそろ手早くご教授お願いできるかしら? 」
 「 ………もう、始まってるわよ。 」

私の言葉を、ニヤリと不敵に笑いながら返す。
その目はなんとなく焦点が私に合ってない。少し遠くを見てる感じだった。

 「 あら、そう 」

ニコリと微笑み返す。
直後、馬のように後方に上段後蹴りを放つ。
   ――― バカンッ!! ―――
   「 がぁっ……!! 」
私の軸足と蹴り足が180度開き、背後から私を捕まえようとしていたであろう人間の顎を下から踵が捉えた。
私は気配を読んでいた…というより自分の足元に差し込む背後の子の影が動くのを確認していたし、
展開した陣形とリーダーである彼女の目線。
まるで襲う気配垂れ流しなのだ。私に言わせればわからない方が間抜けとも言える。

呻き声の後にドタン、と倒れこむ音が聞こえる……クリーンヒットの手応え、間違いなく失神したはずだ。
声から察するに倒れたのは本間だろう。乱戦必至なだけに、彼女を最初に仕留められたのは大きい。

 「 このっ! 」

それを合図にしたかのように、全員が一斉に動き出す。
   「 ほっ 」
私は後ろに倒れている本間を飛び越えるように左後方にバックステップ。
バックステップの動作をそのまま飛び後回し蹴りの要領で上段横蹴りに繋げ、左後方の子の頭部を蹴り抜く。
   「 あがッ!! 」
蹴られた子は飛ばされるように後退りし、すぐ後の壁にだんっ、と叩きつけられるとズルズルと尻餅をつくように気絶してしまった。
私は左から来る松本を迎撃する態勢に入る。右サイドから来る二人は倒れた本間の体が邪魔で、ほんの僅か合流が遅れているからだ。
やはり根本的にスピードが違いすぎる。このまま松本を上手く仕留めれば勝ちはほぼ確定だ。
飛び込んでくる松本の体が開き気味になる…瞬時に高い蹴りを放つ動作と判断した私は、
自分から距離を縮める為に前に出ようとした。
 ( このままボディに一発… )

 「 待てっ!! 」

 ( …っと! )
この集団のリーダーである聡美の指示が出ると同時に松本と他2名が歩を進めるのを止めた。
カウンターを取ろうと前に出ようとした私も出るに出られなくなってしまった。良いリズムだったのに。
いっきにやられかけないと判断して流れを断ち切ったのだ。
聡美の言葉を聞き、何かを思い出したように改めて…扇型の陣形を作り、4人でゆっくりとその扇の面積を縮めるように私に迫ってきた。
頃合を見計らって一斉に飛び掛かる腹積もりだな。
2人…いや、せめて3人ならこれでもまだどうとでも出来たのに。
今の状況では自分から飛び込んで誰か一人倒したとしても、あっという間に捕まってしまう。
仕方なく私は隙を窺う為に、構えたままじりじりと摺り足で後にさがり始めた。

間も無く、部屋の隅あたりの壁際に追い詰められ、私は後退を止めるしかなくなった。私がさがるのを止めると、4人もいったん止まる。
クスクスと笑い、勝負は見えたとばかりに聡美が話しかけてくる。
423ミスト:2007/09/04(火) 22:43:06 ID:XJ6kt6gb
 「 ……終点よ? ここからはどうするの? 」
 「 ふぅ。……そうねえ、困ったわ。 」

取って付けたような溜め息をついて、構えを解く。4人が一瞬、訝しげな顔をする。「何を考えてるんだ?」と言った所だろう。
私はキョロキョロと辺りを見渡す…今の位置は、部屋の出口から逆方向の位置。すぐ左側は神棚と鏡のある壁。後には窓。
窓の方にゆっくりと振り向く事にした。そして、おもむろに窓をガラガラッと開けて両手をつき、飛び越える体勢に入る。

 「 ちょっ…!! 」

馬鹿にするなと言わんばかりに襲い掛かかってくる。
私は、私の真後ろから走ってくる二人にタイミングを合わせ、
両手をついて窓を飛び越える動作を途中で切り替え、両足を使って同時に二人を飛び後蹴りする形にもっていく。
   ――― “バゴッ!” ―――
   「 ぐあっ!! 」「 ぐ! 」
二人が派手に倒れこむ。聡美と松本は警戒していたらしく、両サイドからやや回り込むように私に接近していた。
   「 シュッ! 」
窓を飛び越える事なく元の位置に着地した私を捉えようと、右側から来る聡美が中段蹴り、松本が上段蹴りのモーションに入る。
だが私は既に次の行動に移っていた。倒れた二人の間を通るように素早く前転、中段蹴りが流れるように空になびく私の髪をかすめただけに止まった。
なんとか広いスペースに逃げ込んだ。

 「 ちっ! 」 「 ああ、もうっ。今のは完全にもらったと思ったのにぃ〜 」 「 うう…… 」

聡美が舌打ちし、松本がぼやき、蹴った二人の内の一人が頭を振って起き上がる。残念な事に、片方は当たりが浅かったらしい。
でも、これでようやく突破の目処が立った。6人居た集団も気がつけば目の前の4人だけになっている。
え………4人…?

 「 ……つう……、よくもやってくれたね 」

最初にKOしたはずの本間が起き上がり、頭を振りながらこちらに近づいてきていた。
どうやら時間をかけ過ぎて復活してしまったようだ。
完全に誤算だった。3人の時と違い全滅させるのに時間が要るし、常に周囲を意識して動きながら戦わなければならないのでどうやっても技の切れも鈍る。
なんとかここまで無傷で凌いできたものの、思っていたより簡単にはいかないようだ。

 「 ずいぶん小細工使って馬鹿にしてくれたけど……そろそろ終わりにさせてもらうわ。 」

首謀者の聡美が、今度はさっきまで湛えていた笑みもなく言い放つ。
そろそろ向こうも多勢である事の油断を捨てて必死になって向かってくるだろう。
本間が復活し、菊池 聡美・松本 陽子が無傷の状態で4人一斉に掛かってこられればそう何度もうまくいく保障は無い。
直感的に、そろそろ本気で逃げる算段をした方が良さそうだと感じた。幸い、少し遠いが今は後方にドア…退路がある状態だ。
こんな奴らに逃げを打つのは癪だけど、やられるより遥かにマシ。
   「 今度は逃がさない! 」
   「 ! 」
考えを巡らせた一瞬の隙を見逃さず聡美が地面を蹴って駆け出すと、残りの三人もそれを合図にするように動き出した。
私は舌打ちし、仕方なく構えたまま、出来るだけ速く後方に後退する。
   「 ヤッ!! 」
聡美のお気に入りの技、上段飛び後廻し蹴りが放たれる。
さすがにお気に入りの技だけあってそこそこの切れとスピードとパワーを持っていた。
ダッキングして後方に下がりたかったがブロックするしかなかった。
   ――― ガッ!! ―――
   「 ぐうっ! 」
ブロックはしたものの、バランスを崩して斜め後に大きくよろける。
その際、私の髪の一部が汗によって顔に張り付き、視界の大部分を塞いだ。
立て続けに、よろけた方向を追ってくるように松本らしき人間が攻撃モーションに入るのが見えた。
私は視界を塞がれたが、ボディは自信がある為ブロックを捨て、下段と上段にヤマをはる。
   ――― バシィンッ!! ―――
   「 くぁっ 」
上段廻し蹴りだった。今度もなんとか受け切ったが、上段に加え下段をガードをする為に片足を上げ一本足になったので
振り回されるようにさっきとは逆方向に大きくよろけ、更にバランスを崩す。
424ミスト:2007/09/04(火) 23:16:38 ID:XJ6kt6gb
   ――― ぐしぃっ! ―――
   「 ああぁっ! 痛ッ…!! 」

よろけた方向に本間が待っており、後から私の髪を鷲摑みにしていた。
不意に襲った引き千切られるような頭の痛みに、思わず目を瞑り両手で髪を引っ張る手を抑える。
上背・ウェート共に私をやや上回る本間に拘束されるのだけは避けたかったが…その、恐れていた最悪の状況になってしまった。

 「 せィっ!! 」
 ――― ドンっ!!! ―――
 「 がっはぁッ!!! 」

私は喉の奥から出た涎を口から繁吹かせ、目を見開いた。
髪を引っ張られ目を閉じた瞬間に、のけぞった私のノーガードのお腹を狙って聡美が正拳を打ち込んでいたからだ。
私は髪を摑む本間の手から、自分の痛むお腹へ両手を移して押さえ、ガクンと膝を折った。
すると倒れさせまいと本間が両脇を抱き上げるように支え、そのまま羽交い絞めに拘束し直す。

 「 うぅっ! けほっ…… 」
 「 ……!……うふ、あっはっはっはっは。 」

私の喘ぎ声を恐らく初めて聞いたであろう聡美が思わず歓喜の嘲笑をもらした。

 「 ナニソレ。あんたってさー、自分のお腹自慢してた事なかったっけ?
   ちょっと綺麗で強そうに見えるからって…実際打たれたらこの程度じゃん。ほんとは弱いんじゃないの〜? 」

その言葉に私は少し腹を立てた。
おそらく分かって言っているとは思うけど、今の私は完全に不意を突かれていた上での結果だ。
だが悶絶してしまった以上…不意を突かれたから、などという「状況」は言い訳にならない。

 「 ……ふ……ぅ、何言ってるのよ。あなた程度が全力で正拳突き入れた所で私に効くと思うの? そこまで身の程知らずの単細胞だったなんて意外だわ。
   避け続けるのも飽きてきてたし、やっぱり一回くらいピンチにならないとつまらないじゃない。
   でもこんな私、あなた見た事ないんじゃない? せっかくだし今くらい好きにさせてあげるから、さっさと来なさい。 」

まだ少し痛むお腹の痛みに耐え、涼しげに言い放った。
その言葉を聞いた聡美は、また苛立ったらしく不機嫌そうな顔になる。精神鍛錬が足りないなあ。
とりあえず…まだ私は負ける実感なんて湧かない。厳しいもののチャンスはまだあるはずだ。
多少痛い目にあっても、その時を待つのみ。

 「 …そこまで言えるなら、好き勝手やらせてもらうわ。後悔しても遅いからね… 」

私を睨み付けつつそう言うと、視線を下に移す。見ている場所はたぶん……

 「 ふぅん……透き通るような綺麗な白い肌で…綺麗な腹してるじゃない。一発入れたくなるわね。 」

やっぱり。着ているスポーツブラとスパッツが作る隙間部分……肌も露に曝け出された腹部を見て、あからさまな台詞を吐く。
おそらく、私の自信の持っている部分を潰してやろうと言うのだろう。

 「 あんたが楠瀬を特訓してたように、今度は私達があんたのこと特訓してあげるわ! 」

言い終わると同時に、私の素のお腹におもいっきり拳を叩き込み始めた。
私は全力で腹筋を固め、打撃に備えた。

 ―――ドンッ!―――
 「 ふッ! 」

当たる瞬間に息を吐き腹筋を最大限に使い、腹部の耐久力を高める。

 「 ………へぇ、よく見るとあんた、力入れた時にうっすら腹筋割れてるじゃない。
   これは潰し甲斐あるわね。 」
425ミスト:2007/09/04(火) 23:17:43 ID:XJ6kt6gb
人が動けないのを良い事に言いたい放題言ってくれて。
でもお生憎様、あんたらなんかに潰せる程ヤワなお腹じゃない。
…やれるもんならやってみなさいよ。

 「 ねえ、ねえねえ、聡美。私にもやらせてよぉ。私の攻撃、まだ一回も当たってないんだよ。
   ちゃんとお腹狙うからぁ♪ 」

脇で見ていた松本が嬉しそうに聡美に話しかける。
なんかちょっと屈辱感を覚えた。普段、相手にもならないような奴が意気揚々と私を甚振ろうとしているのだ。
いっそ振り解いて脱出してやろうかと思ったが…本間の力が強くてそれが出来ない。
そういう技ははすみの方が上手かったな…機会を作ってコツでも教えてもらおうかしら。

 「 うーん。…いいわ、じゃあ最初は陽子やりなよ。せっかく捕まえたんだから皆で楽しみましょ。
   でも、いきなり最初からきついのはナシ。……長く苦しめてやった方が楽しいからね。 」

不敵な笑みを浮かべながら松本に許可を出し、残りの全員にも語りかけた。
すると全員が気持ち悪い笑みを浮かべ始める。サディスト集団め。

 「 それじゃ、皆お先にごめんねー。 」

言いながら松本が私の前に立つと、拳を打ち込み始めた。

 ――― バチッ!! ―――
 「 フっ! 」

( お…おへそ…? )
松本は、私の丁度おへそを殴るように打ち込み始めたのだ。
( 痛くないわけじゃないけど、みぞおち連打とかじゃないならまだ大丈夫だわ。はすみじゃあるまいし。 )

 ――― ドッ! ―――
 「 くっ! 」
 ――― ヅムッ! ―――
 「 んっ! 」

打撃に合わせ、ひたすら腹筋を固める。鍛え上げたとは言え、痛いは痛い。
でもまだまだ大丈夫…見てなさい、全員疲れきるまで耐えてやるんだから。


 ――― ドズッ! ―――
 「 ぐッ! 」
 ――― ドグッ! ―――
 「 ぐぅッ! 」
 ――― バチンッ! ―――
 「 くふっ! 」
 ――― ドッ! ―――
 「 ふくッ! 」
 ――― ドムッ! ―――
 「 んッ! 」

ひたすら私のお腹のまんなかを中心に殴り続ける。私は集中力を研ぎ澄ませ、ダメージを最小限に抑える。
426ミスト:2007/09/04(火) 23:20:01 ID:XJ6kt6gb

 「 …ふう、ちょっと息切れてきたぁ。気持ちよかった、交代交代っ。どんどん行こー♪ 」

10〜20発ほど突きを入れた所で交代を告げた。
松本が殴っている間に、既に気絶していた二人の子も起き、6人が私を囲んでいる。
次に私の前に立ったのはちょっと太った子…名前はやっぱり思い出せない。

この子は普通の状況なら、私の勝負の相手に選ばれない程度の相手。
だけど、さすがにウェートが普通の子よりあるぶん意外に効いている。
普段まったく歯が立たない相手を好きに殴れる事がよほど嬉しいのか、私の引き締まったお腹を狙って猛ラッシュをかけている。

 ――― バチッ! バンッ! ドッ! ズドッ! ―――
 「 ふッ! クっ! んっ! んっ! 」

やがて、打つ手を止め交代を告げた。思ったより早く終わった。
練習不足でスタミナが無いお陰で、明らかに松本よりも短い時間ですんだ。
でも、さすがに立て続けに食らっているとこちらの息も少々乱れてきた。

 「 ふぅー…ふぅー…ふ〜〜っ……… 」
 「 もう限界? 次は私よ? そんな事で最後まで持つのかしら。 」

次に私の前に立ったのは…聡美だった。ここで私はひとつ作戦を思いついた。
彼女がある程度打った所で気絶してしまうのだ。正確に言うと、気絶したフリを。
彼女が打つのなら周囲への説得力もあるハズだ。気絶した後、隙をついて逃げる。出口はもうすぐそこ、逃げ切れるはずだ。
その為にも彼女には手加減なしで打ってもらわないと……

 「 ……やっとあなたなの、待ちくたびれたわ。もう、ヌルくてヌルくて……
   まあ、あなたも対して変わらないかしら。才能が無い人間って何をするにも中途半端になって大変よねぇ。 」
 「 な………っ!!? 」

乗せ易いな。自尊心が強すぎる事と精神鍛錬が足りないせいで今はありがたく思う。
実際にはこの子も相当の才能を持ってるから過剰に罵倒…挑発した事になるけど、今はこれでいい。
もちろん、私の言葉に反応したのは聡美だけではなかった。
松本は呆れた顔で私を見て、私を羽交い絞めにしている本間以外の他の子は口々に喚き始めた。

 「 何こいつ。自分は特別とか思ってるんじゃない? 」 「 頭おかしいんじゃないの? 」 「 聡美、もうやっちゃってよ! 」

聡美は憤怒を露にした形相で、私を凝視している。そして、溜まっていたものをぶち撒けるように叫んだ。

 「 もういい加減、あんたの勘違いした態度にもうんざりしてるのよ!! そろそろ自分っていう物を教えてあげるわ!! 」
 ――― ドブッ!! ―――
 「 フぐッッ!!! 」

怒鳴り散らすなり、いきなりみぞおちに拳を打ち込んだ。腹筋は全力で固めたけどやはり効く。
聡美は怒りに任せ私の鍛え上げた綺麗なお腹を、狂ったように打ちまくる。

 ――― ドォッ!! バグッ!! ドムッ!! ドンッ!! ―――
 「 んッ!! んっ!! んッ!! んんっ!! 」
427ミスト:2007/09/04(火) 23:21:43 ID:XJ6kt6gb
打たれまくった腹部が熱い…だけど、頃合まで耐えてみせる。私の腹筋なら、このくらい…!

 ――― バグッ! ―――
 「 んんッ!! 」
 ――― ドぶッ! ―――
 「 ふゥッ! ……………? 」

………あれ? 何かおかしい。今、腹部に違和感を感じた気がする。
私の意志と無関係に動いたような………
と、考えている間にみぞおちめがけて一撃が加わり…違和感の正体がはっきりした。

 ――― どぼォッ!! ―――
 「 くふぅっ!!……は…ぁ………! 」

私の口から今まで吐いた事もないくらいの量の涎が吐き出された。
思わず少し体を折り、後ろで羽交い絞めにしている本間をお尻で押してしまう。
否定したくても、効いている事が見てわかるくらい…今までと違い、拳はお腹にめり込みを見せていた。
私の鍛えたはずの腹筋は度重なる連打でダメージを追ったせいで痙攣し、感覚が薄れ、私のコントロールから離れ始めていた。
本間が腰あたりで私の腰を押し返し、また私をお腹を突き出すように反らせた状態に戻す。

 「 あっははは、その状態だとディフェンスの体勢も取れないからモロに腹筋にも来るよねえ。うふふ、いい気味…
   でも、偉そうに言ってた割にあんまり持たなかったね。楠瀬の事言えないんじゃない? 」

はっきりと感じた屈辱。
何が起こっても絶対こんな奴らに醜態を晒す事はないと思っていただけに、精神的にかなりこたえた。
体の力がどんどん奪われていき、腹筋も弱り始め、私のお腹は打ち込まれる拳の進入に対し寛容になっていた。
私は成す術なくされるがままにお腹への連打を受け続けた。
( 嘘…嘘! 嘘よ、こんな事って……!! )

 「 あはははは…! 本当はあんただって腹弱いんだからこれからは変な自信持つのはやめなさいよねッ!! 」
 「 !? 」
 ――― ドブぅッ!!! ―――
 「 うッッ…、ぐはッ……!! 」

罵倒する言葉を吐きながら、もう何度目になるかわからないみぞおちへの打ち込みを受け入れる。
だが普段なら軽く無視して終わらせるであろうその罵倒が、妙に私の頭に響いた。

 ( …そうなの…? ………私って本当はお腹弱かったの…?
   じゃあ、私の今までの努力は何だったっていうの? 贔屓目に見なくても自信が持てるだけの事はしてきたはず。
   私のやってきた事は全部、自己満足でしかなかったの……? )

朦朧とした私の頭の中で、否定したくなる疑問がぐるぐる回る。
こんなはずじゃなかった。こんな事になるなんて、夢にも思わなかった。
 ( 私……負けるの……? )

私の内側で自分の心が折れる音が聴こえ始めたその時、聡美が最悪の拳で私を抉った。

    ――― ばぐんっッ!!!! ―――
   「 ぐあっはぁッ!!? ひぎぅっ………!!!!!! 」


その一撃は………私の「 女である臓器 」に強烈にヒットしていた。
私は、まるで頭を貫くような、全身の力を奪われるような激痛に襲われた。
瞬時に目の前が霞み、気が遠くなった。

でも、大丈夫……これは演技なんだから……
隙を見て…逃げる準備、しないと………。
428ミスト:2007/09/04(火) 23:58:29 ID:XJ6kt6gb
アップがだいぶ遅れてしまいました。すみません。
とりあえず、まだ長いと思ったので今回を中盤として、近いうちに後半を投下したいと思います(汗)
長引いてごめんなさい。m(_ _)m
付け足し付け足しした部分も数箇所あるのでひょっとしたらおかしく見える部分があるかもわかりませんが、
読んで頂けましたら、と思います。よろしくお願い致します。


>>413さん
ありがとうございます。「○○みたいな子が腹パンされると〜〜」みたいな好みもあると思うので、
付加価値の部分も合わせて意見くださるのは参考になります♪
弱腹担当の子は弱く打たれても効く感じにしたかったです(笑)甘噛み…甘突きとでも言うか、そういうのがすきっていう人もいそうですね…

>>414さん
忠告のような意見、ありがとうございます。正直、オーソドックスにやってみようと思って書いていたら、
414さんの言葉を頂いたので少し変えました…今回、回避できるかしていけるかわかりませんが、
今後意識して書いていけるようになりたいと思います。m(_ _)m

>>415さん >>416さん >>420さん
強腹(?)担当の子は強気というか強くて自信家にしてみようと思いました。
415さんのように、そういう子が好きという人も結構いそうだなと思ったので…ご意見ありがとうございます。
とりあえず、今回でどう不利になるか…の部分は多少書いてみた感じです。
というか、説明の書き方がいまいち不親切でしたね、ごめんなさい(^ ^;
420さん、フォロー&ご指摘ありがとうございます。
ちなみに、 >格闘技をするにあたり、圧倒的に不利な髪型をしているが自信の裏返しとも言える。
は、「圧倒的に不利な〜〜」ではなく、「明らかに不利な〜〜」の間違いでした_| ̄|○|||
圧倒的に、とか言ったので余計に違うイメージで伝わってしまったかもしれない…(汗)
貞子ヘアー…でイメージが定着しちゃいそうなので(笑)、ちょっとサンプル的な物を探してみました。
 髪型の雰囲気的にはこんな感じで
ttp://shi.boo.jp/images/070730.jpg


今回も長くなってしまったので、腹パンガイドをつけさせて頂きます。
>>425〜427
が腹パンチ部分です。
429ミスト:2007/09/05(水) 00:25:03 ID:1yr8KuuB
>>417さん
  >腹をッ! えぐりあげるのぢゃッ!
えぐり…あげてるはずなんぢゃッ!(描写し忘れ_| ̄|○||| 次回に…w;)

>>418:yさん
  >おへそが弱点のあたり激ツボ!へそやられ期待!
弱腹のほうの娘はまた話を作る予定なので今回はなさそうです…でも、同士がいてくれて嬉しいです><(ぁ
430名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 19:38:38 ID:FlSB+jPF
ここまでテンプレ通り。
〆に期待
431名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 19:53:48 ID:nRvPC1Kp
うおーミスト氏GJ!!

ああ髪型が不利、ってそういう意味か・・・
貞子とかいうからもっと長いのかと思ったら、サンプルのイラスト可愛いしw
後ろから髪引っ張られてよろけてる隙に腹パン、っていいね

擬音と声の描写がいい感じっす
432名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 20:16:42 ID:Rts3DueT
>>430
テンプレ、いいじゃないですか
433名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 23:42:30 ID:FlSB+jPF
別にダメとは言ってないお
434名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 08:24:36 ID:gm4L2u8x
点プレって何?
435名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 19:20:32 ID:UXvNMDoM
つテンプレートの略
436y:2007/09/07(金) 02:39:10 ID:DFWR0661
ミスト様GJ!同志最高!
ヘソ責めに期待!腹強い子にでもグリッと!
437名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 19:46:33 ID:WVyXL+lW
このスレ住人って、他のフェチ属性ってどんなの?
参考に教えてたもれ
438名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:39:07 ID:fuxkaPpN
ピタスーツ好き。でもチアガールコスやゴスロリにも目がない
あと変身ヒロイン、触手もの、バトル物なんか最高だ
ようはヒロピン属性
439名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:09:06 ID:SqUwT3O9
石鹸とかチョコレートとかのかどフェチ
440名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 15:32:38 ID:3w9sGZwy
保守
職人カムバック
441名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 23:38:52 ID:ajweCK7u
職人カムバックage
442名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 12:42:54 ID:LoCCnwNt
絵板のほうで見かけたぜ
443名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 23:29:36 ID:qt99U8S1
刹那たんカムバックage

いやまじで
444名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 00:13:14 ID:g6FfIGYs
>>442
肉ショタでの陥没腹イラストはここでの予行演習だと信じたい。。。。。
445名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 02:00:17 ID:v2tNnjM/
俺としてはお互い家族を人質に取られた女性二人が交互に殴り合って潰しあうってシチュが良いと思うんだが皆はどうよ?
初めは家族人質で嫌々やってるんだがだんだんとマジで相手が憎くなって本気になる…みたいな
446名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 11:29:02 ID:aSncqQla
女同士の殴りは嫌いじゃないが、女のパンチの威力なんて高が知れてるからな
447名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 16:33:03 ID:w09Kfdg3
紐男爵が由美ちゃんとリン犯すの願います
448名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 02:11:34 ID:lFkBiJOq
第一話からハードな展開だなwww
449名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 06:01:05 ID:qFKiN1Fn
リンはいいんで由美ちゃんが触手でいためつけられたりしながら、精液やられたりするのをどうか……
450名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 22:17:57 ID:LScIO3lC
強がってる制服婦警を鳩尾一発の気絶KOに萌え。
451名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 00:06:59 ID:rCvnyg6b
>>448
まさか、あなたはダイレンジャー知ってるのか?
452名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:21:18 ID:PXZnzgY+
試しに挑戦してみてるが・・・一人称って難しいなこれ・・・
453名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:41:16 ID:AelN7rza
>>452
やられる側の一人称は非常に難しい
454名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 07:24:00 ID:t8OvLQJD
小説全般において一人称はハードル高いしなー
第三者視点で語る部分や各種設定部分まで「俺」や「私」基点で進めなければならんし。

俺は前スレで一度挑戦しようとして十行ぐらい書いて挫折したわw
455名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 16:08:48 ID:AcUa5Z2e
やる側の一人称は意外と出来る
456名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:10:52 ID:7z8Up271
考える前に飛べ、ってこの前見た映画で感銘受けた台詞があるんだ
457名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 18:15:24 ID:Re1bdCJ8
女の一人称試してみたいが、凄くつまらなくこじんまりか吹っ切れて暴走かどっちかになりそうだw
458ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:03:38 ID:ou8VL8cV
トリップの付け方テスト。これでいいのかな?
459ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:04:15 ID:ou8VL8cV
既に日も落ちて久しい日曜の夜。
市街から離れた海岸沿いのとある埠頭に、三つの人影が並んでいる。
それぞれ背格好は違うが、三人に共通しているのは若い娘であるということ。
そして全員が、豊満でありながらもなおかつ引き締まった、類稀なボディラインを有しているということ。
「……遅いわね、真美と葵」
腕時計から目を上げ、綾那はやや苛立たしげに言った。
年の頃は二十歳過ぎ。上は長袖の白いレースブラウスに、下は足首まで伸びた黒いロングスカート。
長い黒髪に縁無しの眼鏡をかけており、まるで音楽科の教師のような服装と相まって清楚な雰囲気を醸している。
「遅い。……もう、先に荷物だけでも積み込んでおこうか」
晴香はそう言うと、足元のアタッシェケースを爪先で小突いた。
綾那と同じく二十歳を過ぎた辺りだが、服装は綾那と正反対で、挑発的なラバースーツに身を包んでいる。
零れるほど胸の開いた、ノースリーブの真っ赤なキャットスーツ。豊満な肢体が、これでもかと強調されている。
「そうですねえ。二人ともどこで道草を食ってるんでしょうねえ」
綾那と晴香の後輩、美緒が間延びした声で追随する。
「待ちくたびれて、もう美緒は風邪を引きそうですよ晴香先輩」
一人まだ中学校を卒業したばかりの美緒は、その服装も最近まで通学に着ていた制服である。
薄手のスクールシャツに緋色のネクタイ、スカート。その肢体は16の少女にしては抜群のプロポーションだが、
グラビアモデル顔負けの二人の先輩に比べると、さすがに肉付きの良さでは一目置かざるを得ない。
晴香、綾那、美緒の三人は、決して社会の表舞台には登場することのない、とある組織の一端を担っている。
殺人、麻薬取引、人身売買と組織の黒い仕事は数々だが、いずれにしても法に抵触する事に変わりはない。
組織での晴香、綾那、美緒の役目は、主に今日のような仕事。“商品”の確保である。
足元の鞄、一見すると何の変哲もない小さな鞄だが、実はその中には某巨大有名企業の極秘資料が詰まっている。
使いようによっては数十億円規模の利益を生み出す代物なのだ。
組織の中でも一流の評価を得ている晴香、綾那と、まだ新入りである弟子の美緒は、
今日も日本有数のセキュリティを誇る本社ビルに難なく潜入し、いとも簡単に“商品”を手に入れたのだった。
後はここで待ち合わせをしているもう一組のタッグと合流し、荷物を船に積み込んで出発するだけなのだが……。
「ひょっとして真美さんと葵さん、何かヘマをやらかしたんじゃないでしょうね」
「まさか。ただ女を一人拉致するだけの簡単な仕事よ。失敗のしようがないじゃない」
なんでもないような顔で物騒なことを言う綾那。
その時。
「とうとう見つけましたよ、悪党ども」
突如、三人の美女の耳に、よく澄んだ声が響き落ちた。
「「……!?」」
三人は、同時に上を見る。
誰もいない筈の廃倉庫の屋根に、一人の少女が立っていた。
460ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:05:16 ID:ou8VL8cV
「え……?」
三人は言葉を失う。
その少女が、これ以上ないほど珍奇な格好をしていたからだ。
耳には、夜空に向かって突き出したアンテナのような金属製の耳飾り。
手首には、真夜中にもかかわらず何故か淡い光沢を放つブレスレット。
拳には、まるで中世ファンタジー映画にでも出てきそうな白銀色のガントレット。
足には、同じく白銀色に煌くエナメルブーツ。
そして……その三人に劣らない肉感的な肢体を覆うのは、一点の穢れもない、純白のレオタードスーツ。
「とぅっ!」
気合を入れた掛け声と共に、少女は飛んだ。
4、5メートルはある高さも物ともしない様子で、呆気に取られている三人の前に降り立つ。
「なっ、何者ですか、お前!」
「満月の夜に現れ、世にはびこる悪を正す正義の戦士」
甲高い声で叫ぶ美緒に落ち着いた様子で応え、少女は握り締めた拳を自らの胸の前に掲げた。
「人は私をこう呼びます……純白の天使、ナイト・プリンセス!」
「……はあ……?」
それを聞いた三人は、揃って顔を見合わせる。
「……………………ぷっ」
すぐに、娘たちの間に爆笑が漏れた。
「せ、正義の戦士……ナイト・プリンセス……!」
美緒が肩を震わせながら呻く。
「こりゃまたケッサクにかっこいいですねえ……。何ていう漫画から取ったんですか、その名前?」
「だっ、黙りなさい!」
指を差して笑われ、少女は激昂した。
「別に私が決めた名前じゃありません。これはパパが……」
そこまで言うと、はっとした顔になって口を閉ざす。
「……とにかく悪党ども。私が現れたからには、あなたたちの命運は尽きたも同然です」
すらりと伸びた指先が、三人の足元のアタッシェケースを示した。
「それはT企業グループの、新技術による特許商品の極秘資料ですね。あなたたちが不当に入手した」
この言葉にはさすがに虚を突かれ、美緒の顔に動揺が走る。
「ど、どうしてそれを……」
「どうやら只の通りすがりのお馬鹿さんではないようね。……あなたは誰?」
腕を組み、綾那が眼光鋭く冷たい声を挟む。
「馬鹿なコスプレが趣味の警察官、それとも馬鹿なコスプレが趣味の探偵?」
「一度言ったでしょう……私は純白の天使、ナイト・プリンセス」
凛とした表情で、少女は言い放った。
461ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:05:52 ID:ou8VL8cV
「はいはい、もう分かりましたから」
美緒は薄く笑った。
「何が正義の戦士ですか。いい年して」
闇夜に煌くナイト・プリンセスの肢体をじっくりと見定める。
(……むむむ)
馬鹿な格好をしてはいるが、そのスタイルは抜群に良い。
身長は、美緒より頭一つほど上か。
90センチは下らないであろうメロン大の双乳と、同じくすこぶる肉付きの良い安産型の臀部は、
ぴっちりと肢体に張り付いた純白のレオタードによって、その真円に近い弧のほとんどを浮き上がらせていた。
そして暗闇ではっきりとは見えないが、はちきれそうな曲線の肉体とは対照的に、
その澄んだ声と闇夜の月の下に垣間見える表情には、まだ幾ばくかのあどけなさを残している。
自分よりは年上だろうが、恐らくそれほど離れてもいまい。
(むかつく!)
悔しいが、世の助平な男たちからの見た目だけならば、自分より偏差値は高いだろう。
だが同時に、身体能力においては相手が遥かに格下であるということも美緒には分かっていた。
何せ自称・正義の戦士とやらの肉体は、いくら官能的であれ、全く武道を嗜んでいる者のそれではなかった。
滑らかな四肢はただスマートなだけで筋力に欠けているのは明らかだし、太っているというほどでもないものの、
ふっくらと優しく盛り上がった腹部には、およそ運動用の腹筋と呼べそうなものは一筋も見当たらない。
要するに……相手はただの、乳がでかくて肉付きが良いだけのコスプレ女なのだ。
とても、数多の戦闘術を身に付けてきた自分たちの敵ではない。
やおら美緒は堂々と歩を進めると、真正面に敵と相対した。
「……何ですか。やるつもりですか?」
咄嗟に両手のガントレットを握り締め、美緒に向かってファイティングポーズをとるナイト・プリンセス。
「やめておきなさい。正義の戦士は……強いですよ」
両拳を胸の上に掲げ、毅然とした口調で言う。
「はっ」
だが、美緒にとってはそのポーズが既に失笑ものだった。
ただ適当に身体を揺らしながら、拳を突き出しているだけ。間合いも重心もあったものではない。
それは正に見よう見まね、ロッキーを見終えた素人が映画館の外に出てやるままごとに他ならなかった。
もう、相手をするのも馬鹿馬鹿しい。一撃で黙らせてやる。
愚かな相手に手本を見せるように、しっかりと大地に脚を固定し、掌を丸めて引き絞る。
先輩であり格闘術の師でもある晴香と綾那に比べると未成熟ではあるものの、美緒の戦闘能力も尋常ではない。
こんな馬鹿女の肉体など、どこをどう叩いても再起不能に出来る自信がある。
「アニメの見すぎなお姉ちゃんは、さっさとお家に帰りまちょうね……っと!」
不敵に笑いながら言った美緒は、堅く握った拳をナイト・プリンセスに叩き込んだ。
462ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:06:39 ID:ou8VL8cV
どんっ!
「うぅ……っ!?」
美緒の拳はただ左右にぶらつかせているだけの敵の腕など簡単に掻い潜り、その腹の中心にインパクトした。
読み通り、やはり相手は格闘技に関しては全くの素人だったのだ。
しかし……。
「……な……なんで……?」
鈍い呻き声を発したのは、美緒の方だったのだ。
(か、堅い……まるで、分厚い鉄板を殴ったみたいな……)
信じられない。
自分が殴ったのは間違いなく敵の腹のど真ん中、白いレオタードのみに守られた、ひ弱な肉と脂肪の壁の筈だ。
先輩たちに比べれば一歩劣るとはいえ、百戦錬磨の自分の必殺の拳が、いとも容易く弾かれた。
技術も腹筋もまるで無い筈の、ただのコスプレ女の身体に……?
「やりましたね」
だがその疑問に明確な回答を与える間を与えず、ナイト・プリンセスは静かに言った。
「次はこっちの番です」
純白の天使は腰を後ろに捻った。そして銀色の光沢を放つガントレットの右を、更に背後に大きく振りかぶる。
だがそれも全く、本当に素人のやり方だった。
ゲームセンターのパンチマシーンではないのだ。そんな距離からの大振りな攻撃が、実戦で当たるわけが無い。
まだ痛む自分の拳に動揺しながらも、美緒は撃つタイミングが見え見えの敵のパンチに悠然と対応しようとする。
次の瞬間。

ぼずんっっ!!!

「はんっ……!?」
美緒は一瞬、本当に何が起こったのか分からなかった。
気付いたら視界はぶれ、口内には溢れんばかりに液が湧き上がり、自分の腹には恐ろしく硬い物が埋まっていた。
見えなかった。誇張表現ではなく、それは本当に目にも留まらなかった。
見え見えの筈のナイト・プリンセスの拳は、超音速で美緒の腹に突き刺さったのだ。
一拍おいて、美緒の全身を鈍痛が駆け抜けた。
「か……かはぁ……!!」
中学卒業したてのませた少女らしく薄い紅を引いた小さな唇から、一筋の涎が漏れる。
「美緒ッ……!?」
背後から晴香たちの声が幻聴のように聞こえる。
白銀に輝く鋼鉄のガントレットは、美緒のネクタイを半ば引きちぎり、スカートベルトのバックルをへし曲げ、
更に腹膜の中心からその肉体内部へと突入すると、そのほとんど半分近くまでもめり込んでいた。
「くふぅっ……んんっ……!」
鍛え込んでいた筈の腹直筋を見るも無残に突き破られ、美緒の肢体はがくがくと震えた。
ナイト・プリンセスが拳を引き抜いてもなお動けずに、その場で中腰になって立ち尽くす。
そんな隙だらけの少女の肉体に、ナイト・プリンセスは無言で二発目の猛撃を叩き込んだ。
大振りな、しかし未だ完全には成熟しきっていない果実の真下に、強力無比なボディアッパーが埋め込まれる。
「きゃぐぅんっ!!」
通常の格闘技では決して聞くことの出来ない、大玉花火のような破裂音。
二度の破壊的なエネルギーを受け、緋色のネクタイと白のワイシャツが千切れ飛ぶ。
ナイト・プリンセスの拳は肋骨も十二指腸も貫通し、真正面から美緒の膵臓にまで達していた。
鳩尾を抉られて無残に曝け出された瑞々しく張りのある腹から、みしり、という音が響く。
「は……ぐ……ぐぷぉっ」
目に涙が溢れ、あどけない唇から胃液が噴出す。
技術も何もない。ただ圧倒的な攻撃力で自慢の肉体を蹂躙され、美緒の意識は消し飛んだ。
463ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:07:25 ID:ou8VL8cV
「なんだ……お前は、何者だ」
晴香が、今や一片の油断もない声で凄む。
「三度も言わせないでください。正義の戦士、です」
美緒の肉体をその鳩尾に突き刺した拳一本で軽々と支えながら、ナイト・プリンセスは静かに言った。
「あなたたちの組織は、本当に信じられません。こんな子供まで悪事に加担させて……」
ゆっくりと美緒の腹からガントレットを引き抜くと、崩れ落ちようとする身体を素早く抱き止める。
「んん……う……」
がくりと落ちた美緒の頭は、自分を一撃で失神に追いやった敵の雄大な双乳に柔らかく沈み込んだ。
瞼こそ開いていたが、その瞳はとっくに霞んで何も映していない。
力の抜けた美緒の身体をそっとアスファルトに寝かせたナイト・プリンセスは、晴香と綾那に向き直る。
「覚悟しなさい……あなたたちには手加減しません。相応の報いを受けてもらいます」
「……!」
二人は戦慄して立ち竦んだ。
美緒を一瞬にして肉塊に変えた凄まじい威力。
あれで、まだ手加減していたというのか……。
「……晴香……」
「分かってる……」
頷きあった晴香と綾那は、同時に懐に手を入れた。
「……」
二人の美女の手に握られたものを見て、ナイト・プリンセスの表情が微かに変化する。
黒光りする、奇妙な凹凸の棒。
「こっちも、手加減はしないわ」
綾那が不敵に微笑む。
それは小型の、金属製トンファーだった。
「行くわよ……!」
二人は、ナイト・プリンセスに向かって跳んだ。
すぐには仕掛けず、まず晴香が軽快なサイドステップでその背後に回り込み撹乱する。
だが対するナイト・プリンセスは何のアクションも起こさず、ただ黙ってその様子を眺めるのみ。
(……ふん、馬鹿め)
(余裕ぶっちゃって……)
手に凶器を構えた二人を相手に全く動じないのは見事だが、何もしなくては状況が好転する筈もない。
あっという間に、挟み撃ちの体制が出来上がった。
「「はああぁっ!!」」
息を合わせて踏み込みながら、晴香と綾那は同時に得物を振るった。
小型とはいえ鋼鉄以上の強度を誇る特殊ジュラルミン製の軍用棒が、前後から敵の身体を襲う。
凄まじい衝突音と共に、ナイト・プリンセスの腹と背中にトンファーが叩きつけられた。
「ぐあっ……!?」
だが、またも呻き声をあげたのはナイト・プリンセスではなかった。
「ば、馬鹿な……」
確かに女の柔肌に激突した筈の金属棒は、まるで壁を叩いたビニールバットのように軽々と弾かれていたのだ。
「そんなもので、このパワードスーツは破れません」
悠然と言い放ったナイト・プリンセスは、すぐに反撃へと転じた。
ぎしりと両手のガントレットを固め、驚愕と痺れで動くのが遅れた晴香と綾那の腹に叩き込む。
晴香のキャットスーツと綾那のブラウスに、同時に鋼の拳が衝突した。
「はっお……!」
「ぐむうぅ……!」
娘たちの、プロボクサーのパンチすら耐え凌ぐ六つ割れの腹筋に、金属塊が半分近くめり込む。
鍛え上げた肉体を軽々と撃ち抜かれた衝撃と激痛に、晴香と綾那の身体は棒立ちになる。
(そ、そんな……)
(人間のパンチじゃ、ない……)
薄れ行く意識の中で唖然とする二人。
だが信じられないことに、その拳は二人の動きを止めるための前座でしかなかった。
464ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:08:09 ID:ou8VL8cV
拳を引き抜かれた勢いで弓なりに仰け反る晴香と綾那。既に意識は朦朧としている。
だが、その曝け出された肉体の中心に、ナイト・プリンセスの本気の拳が照準を合わせる。
直後。爆発的な質量とエネルギーが、二人の娘の鳩尾を貫いた。
「かはぁぁ……!!」
「はぅぅん……っ!!」
ショットガンの接射でも食らったような衝撃に、二人の瞳が見開かれる。
ナイト・プリンセスの言葉は嘘ではなかった。
白銀のガントレットは、究極に見えた美緒への攻撃を遥かに越えた速度で二人の鳩尾に激突し、
娘たちの艶かしい肉体の奥深くへ、もはやその金属部が見えなくなるほどにまでめり込んでいた。
瞬間的に、まるで石を受けた水面のように、二人の娘の腹の中心から外に向けて大きな波紋が広がる。
巨大な質量の異物を丸ごと埋め込まれた事により、娘たちの肉が無理やり外部へ圧し出されたのだ。
ばつんと音を立て、晴香のキャットスーツのフロントジッパーと、綾那のレースブラウスのボタンが弾け飛ぶ。
「あ……あはぁ……」
「ぐ……ぐふっ」
拘束から開放された四つの肉塊がぶるりと零れ、衝撃の余波で縦横無尽に跳ね回る。
美しく鍛え上げられ整った肉体を惜しげもなく曝け出して捻じり、晴香と綾那の両手はだらりと垂れ下がる。
力の抜けたその手から、トンファーがゆっくりと床に滑り出る。
だが、ナイト・プリンセスは咄嗟にそれを空中で受け止めると、力強く両手にその握りを構えた。
既に失神している晴香と綾那だったが、あまりの威力と一瞬の早業により、
その肢体は未だ立ったままふらふらと揺れ続けている。
「まだ、です」
まず晴香、真っ赤なラバーキャットスーツを破って零れ出た爆乳の真下を、アッパーの動きで強烈に突き上げる。
20センチは下らないであろう金属棒が、最後肋骨の真下から晴香の肉体奥部に根元まで突入した。
「ごぷぁぁッ!!」
神経的な反応ではなく、純粋に胃を圧し潰された衝撃によって、可愛らしい蕾から胃液がぶち撒けられる。
「こ……ぁ……」
伸縮性に富むキャットスーツは、トンファーに巻き込まれながら晴香の肉体の中心に極大の力で食い込んだ。
それにより身に纏ったラバーはぴっちりと締め付けられ、その肢体はよりいっそう肉感的に引き絞られる。
形の良い臀部、豊満ながらも六つに割れた腹の筋、そしてへその穴の窪みまでがくっきりと浮かび上がる。
「はぐぅ……んっ」
丸出しにされた巨大な乳房が、断末魔をあげてゆさりとうねる。
震える舌を力なく唇から突き出し、くるりと白目を剥いた晴香は、あっというまに豊満な肉塊へと堕ちた。
ナイト・プリンセスは、一瞬で覚醒と再気絶を繰り返した晴香の身体を固定しつつ、
次に左のトンファーを軽やかに振るうと、綾那の黒いスカートに覆われた下腹に突き刺した。
「きゃはぁんんッ!!」
急所に同じく根元まで突き込まれた異物によって強制的に覚醒させられ、眼鏡の奥の瞳が真円に見開かれた。
衝撃で清楚なロングスカートが引き裂かれ、挑発的なガーターベルトに吊られたストッキングが曝け出される。
大人びた眼鏡も吹き飛び、所詮は背伸びをしていたに過ぎない小娘の正体が露わになった。
「んくぅっ、ひぁ……!」
凶悪な威力の異物は、容易く粉砕したガーターの切れ端を巻き込みつつ、
綾那の丹田から半ば尻に達するまでをずっぽりと抉り、その身体をつの字に折り曲げていた。
腹筋と比べてあまりにも脆過ぎる括約筋と、その小さな急所はいとも簡単に破壊される。
ぷしゃぁっ。
凄まじい威力で膀胱を貫かれ、その股間から微かな破裂音が鳴った。
ずたずたに破れて薄毛を覗かせるショーツから生温かい液体が溢れ、ガーターとストッキングを勢いよく伝う。
「はぁっ、あ、あぅぅぅ……」
薄れ行く意識の中でも、自分の身に何が起こったのかを感じ取ったのだろう。
頬を真っ赤に紅潮させ、両手で何とか己の恥部を隠そうとしながら、綾那もまた再度の気絶に堕ちた。
465ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:08:45 ID:ou8VL8cV
ナイト・プリンセスは、両手に握っていたトンファーを離した。
あられもなくその肉体を放り出し二度の失神を味わった半裸の娘たちは、がくりと膝を折って前につんのめる。
「しばらく、そうやって反省することです」
ナイト・プリンセスは、凛然と言った。
「……ふう。今日の仕事も、無事に終わりましたね」
やがて大きな溜息をつき、穏やかな表情になる。
正義の戦士ナイト・プリンセス……本名、小手川沙織。
その正体は宇宙人でも改造人間でもなく、私立箕政高校に通う18歳。
夜の闇に降り立ち悪を滅する純白の天使も、昼間は何の変哲も無いただの一女子高生である。
(……あ、いけない。明日の数学の宿題、まだちょっと残ってるかも)
普段はおしとやかなお嬢様である沙織がここまでの力を振るえるのには、一つのからくりがあった。
沙織の父であり、権威的科学者でもある小手川宗一博士。
彼の発明した特殊電分子により構成された超性能パワードスーツ……それが、ナイト・プリンセスの正体なのだ。
これを纏う事により、普段は格闘能力など全く持たない、寧ろ生来の運動オンチである沙織は、
たちまち鉄をも砕き、銃弾をも弾き返す、人間離れしたパワーを持った強靭な肉体へと変貌を遂げるのである。
本来、それは戦闘用のものではなかった。
宗一博士が化学実験途中に偶然作り上げたその特殊電分子……通称「S分子」は、ある特異な性質を持っていた。
それは特異も特異……人間の闘争心に反応して、その結合エネルギーを増大させるという特性である。
極端な話……人間が闘争心、つまり「やる気」を出すほど、その精神力の強さに感応して「強くなる」のだ。
もちろん、科学には闘争心などという漠然としたものが介在する余地は無い。
どうも人間が放出するノルアドレナリン等の闘争本能ホルモンとの反応が関係しているらしいが、
詳しい原理は当のパワードスーツ着装者である沙織自身にもよく分かっていない。
一度は父から説明を受けたことがあるが、何がなんだかさっぱりだった。
もはや父は知性の次元が高すぎて、下位の者にその高尚過ぎる原理を説明する語彙を持っていなかったのだ。
とにかく、パワードスーツ「ナイト・プリンセス」は偉大な父が作り上げた最高の発明であり、
沙織はその試運転を兼ねて、毎夜純白の天使に「変身」して世にはびこる悪と闘っているのだった。
(うん、今日もいい調子でした。ただ、前から思ってたけど……ちょっと寒いかも)
暗闇でも仄かな光沢を放っているレオタードスーツは、その全てがS分子の結晶なのだ。
手首のパワーユニットブレスレットと耳飾り型の制御アンテナによってレオタードの形状を記憶し保っているが、
本来、通常の衣服のような固定された実体は持っていない。
パワーユニットの活動を停止して変身を解けば、すぐに周囲の空気に混じって消えてなくなる儚い存在である。
当然そこには保温性も何も無く、言ってみれば変身中の沙織本人の肉感は、ほぼ裸でいる状態に近い。
今は夏場だからまだ肌寒い程度だが、秋、冬が来ればとても悪と闘うどころではなくなるだろう。
この事実は早いところ父に進言しよう、と沙織は思った。
(さて……そろそろ帰らないと、お父さんに心配されちゃいますね)
三人の悪女を倒し、奪われたアタッシェケースも取り戻したが、まだ今日の沙織の仕事が終わったわけではない。
最後に父の研究ラボに立ち寄り、今晩の戦闘データをコンピュータに反映する作業が残っているのだ。
そしてほぼ気休めに近い短時間の仮眠の後、もう月曜の朝には健康な女子高生として登校しなければならない。
半年後には大学受験を控える正義の戦士に、休息の時間は少なかった。
「あら……?」
帰宅しようとした沙織の耳に、どこからか微かな振動音が聞こえた。
澄んだ夜空を濁らせる、不快な音。
沙織はすぐに、それがバイクの音だと気付いた。
466ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:09:18 ID:ou8VL8cV
音はどんどん沙織に近づき、やがてその騒音の元……漆黒の大型ハーレーが姿を現した。
「……??」
「よっしゃ着いたぞ」
呆然と立ち尽くす沙織のすぐ傍にハーレーを停め、その運転手はのそりと埠頭に降り立った。
乗ってきたハーレーとは不釣合いな紳士服に身を包んだ、やけに背が高くがたいのいい男。
ゴーグルはおろか、ヘルメットすら着けていない。
「さて……」
男はきょろきょろと辺りを見回した後、ふと沙織に目を向けた。
「なあ、そこのコスプレお嬢さん。この辺に徳川埋蔵金が埋まってるなんて話を聞いたことはあるか?」
「徳川……??」
沙織はきょとんと目を瞬かせる。
「いえ……ありませんが」
「じゃあ財宝が詰まった海賊船が沈没してるってのは?」
「……いえ……」
沙織が首を振ると、男は目に見えてがっかりした。
「それなら俺は、なんでこんな地図に従ってこんなとこに来たんだ?」
そういって、手に握った紙切れをひらひらさせる。
「何ですかそれは?」
「知らないよ。これの小物入れに入ってたんだ。じゃあこれはどうも宝の地図じゃないんだな」
ハーレーを親指で指し示し、とぼけた声で答える。
どうも話が要領を得ない。
ことの真相としては、そのハーレーはもともと男が他の人間……沙織が倒した三人と落ち合う予定だった
真美と葵という娘たちから強奪したものであり、小物入れの紙切れは、彼女らの合流場所をメモしたものだった。
その地図に従ってやってきた男は、必然的に沙織と鉢合わせすることになった、というわけなのだが。
言葉足らずに過ぎる男の説明で、沙織がそれを理解できるわけはなかった。
「骨折り損だなまったく。……ところでコスプレお嬢さんは、こんなとこで何してるんだ?」
再び周囲を見回し、ナイト・プリンセスに倒され失神している三人の娘に目を留める。
「なんだ、ヒーローごっこか。真夜中なのに元気だなあ」
「な……」
その一言に、沙織は絶句した。
正義のために昼夜身を削っている自分の闘いを、ヒーローごっこ。
「……今の言葉、取り消してください。私がやっているのは遊びじゃありません」
「ごっこじゃないのか。じゃあ何だい」
「本物の、正義の戦士です」
「えええ、本物。俺の一番苦手な人種だよ」
男は嫌な声をあげる。
「もう勘弁してくれ。さっきも無理やり留置所に叩き込まれて、ようやく逃げてきたとこなのに」
「何ですって?」
脱獄……?
「そりゃ俺にも非はあったよ。いいとこの令嬢掻っ攫おうとしたり、金庫の金パクったり」
誘拐に、窃盗。
「けど、もういいじゃないか。全部あの、なんていうの、未遂に終わったから。罪を憎んで人を憎まずだろ」
「良くありません」
沙織はきっぱりと言い放った。
「どうやら、あなたは極悪人です。この私……ナイト・プリンセスが、成敗します!」
純白の天使ナイト・プリンセスは、たんと地を蹴った。
467ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:09:58 ID:ou8VL8cV
淡白く輝く艶かしい肢体が、華麗に宙を舞う。
男は、冷め切った目でそれを見る。
またこういう展開か。どうやら今日の自分は、見知らぬ女に喧嘩を売られる星の下にあるらしい。
「たあっ!」
大きく夜空に振り上げたガントレットが、男の脳天に撃ち下ろされる。
だが、男はその大振りな攻撃を簡単にかわした。
(なんだ、完全にド素人の動きだな)
こと闘争のみに関してだけ天才的に発揮される男の観察力は、すぐに敵の格闘センスを看破した。
男が今まで倒してきた女たちには様々な種類が居たが、いずれもある程度以上の格闘技熟練者だった。
しかしどうやら今度の敵は、見た目こそ一番奇抜なものの、中身は只の一般人らしい。
今日はもういいかげん疲れた。すぐに終わらせて帰ろう。
そう決断した男は、攻撃を空振りして硬直している敵の腹に、初弾から加減の無い拳を打ち込んだ。
どんっ!!
「くっ!?」
「ぐぁっ!?」
だが、より大きな呻き声をあげたのは男の方だった。
「……何だぁ……?」
自分の拳が弾かれた。その事が信じられず、まじまじと敵を見る。
「……凄い。やりますね、貴方」
対する敵、ナイト・プリンセスも、同じく信じられないといった顔で男を見ていた。
「ほんの微細なものとはいえ、このパワードスーツを着ていて痛みというものを感じたのは初めてです」
腹をさすりながら呟く。その言葉どおり、はっきりとしたダメージを受けた様子は全く無い。
……どんな手品だ。
ふっくらと盛り上がった腹、筋力など微塵も感じさせない肉と脂肪の塊に、自分の拳は確かに激突した筈だ。
薄手であればフライパンすら破壊する鉄拳に、じわじわと鈍痛が広がる。
「けれど、効きませんよ。このパワードスーツは、装着者の精神力に感応してその強度を無限大に増します。
 私の心に正義が燃えている限り、あなたには万に一つの勝ち目も無い」
ナイト・プリンセスは少々得意げに説明するが、男の脳には理解できない。
「さて……次は私の番です!」
言うなり、敵の拳が大きく後ろに振りかぶられる。
「せいっ!」
どうやらアッパーを撃つつもりらしい。放たれるタイミングが手に取るように分かる、見え見えの溜め。
それはやはり素人の動きだった。男と敵の体格と筋力差なら、防御する必要すらないだろう。
(う)
だが、超自然的ともいえる男の原始的な闘争本能が、その全身に極大のアラームを鳴らす。
気付いたときには、男は反射的に体前で両腕を固めていた。
ごきぃんっ!!
「がっ……!?」
骨が砕けたような衝撃と共に、80キロを越す男の身体が宙に浮いた。
(ば、化け物か……!!)
びりびりと全身が震える。とんでもない威力だった。
まともに顎や胸に食らっていれば、一撃で再起不能にされていただろう。
今までの女たちなど話にならない。目の前の少女は、間違いなく今晩最強の敵だ。
「そ、そんな馬鹿な……」
だが、恐るべき敵の声も微かにうわずっていた。
「私の、本気の打撃を食らって立っていられるなんて……」
確かに立ってはいるが、それがやっとだ。2発目はとても耐えられないだろうという事も、男は自覚している。
この隙を逃せば、自分の負けだ。
男はもはやなりふり構わず、ナイト・プリンセスの身体に掴み掛かった。
468ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:10:50 ID:ou8VL8cV
沙織は動揺していた。
ナイト・プリンセスのフルパワーパンチの威力は物理計算上、暴徒鎮圧ラバーコート弾の直撃に匹敵する。
その拳を受けて立っていられ、あまつさえ反撃を試みようとするなど、人間の体力と精神力ではない。
(く……)
驚愕に思考の停止する沙織の身体に、突進してきた男の掌が襲い掛かった。
(まだまだ……いくら強かろうが、どうせ私のスーツは決して破れはしない……)
そう。何せ自分が纏っているのは無限の強度のパワードスーツ。
敵を倒すのに少しぐらい時間は食おうが、自分の敗北だけはありえない……と。
強敵を前にしてなお、未だ18の少女は自惚れていた。
それが、勝敗を分ける事となる。
「きゃぅっ!?」
沙織は小さく悲鳴をあげた。
大きく広げられた男の左掌は、一直線に沙織の胸部を捉えていたのだ。
そのまま強引に押し切られ、少女の肢体は背後の金網に叩きつけられる。
「くぅ……!!」
もちろん全く痛みは無いが、沙織は恥辱に大きく呻いた。
「は、離しなさい……!」
そのメロン大の豊乳の右房に、男の掌がゆっくりと沈み込んで行く。
「はうっ」
沙織のほっそりとした咽喉から温かい吐息が漏れ、その全身が隙だらけになる。
その隙を逃す敵ではない。
男は左手で沙織の肢体を固定したまま、右の掌を大きく広げると、
健康的な少女の肉体の急所、レオタード越しにくっきりと形の見えるへその真下に猛烈な掌打を撃ち込んだ。
ばすんっ!!
「……効きません、よ」
凄まじい音と衝撃が夜の埠頭を駆け抜け、背後の金網がぎしりと軋んだが、沙織の肢体は微動だにしない。
そう、ナイト・プリンセスのパワードスーツは無敵なのだ。
「その程度の攻撃で……ふあっ!?」
だが、インパクトの瞬間こそダメージは皆無だったが、すぐに沙織の表情に変化が起こった。
下腹に押し付けられた掌底が、ゆっくりとその肉体内部に沈み始めたのだ。
「くふ……!?」
(し、しまった……!)
沙織の背筋が凍りついた。
打撃、射撃、斬撃などあらゆる衝撃を耐え、弾き返す超性能パワードスーツ。
だが、緩やかな移動や接触などに対してはその限りではないのだ。
それは当然の仕様だった。レオタードが常時超金属の硬度では、そもそも装着している側が腰一つ捻れない。
戦闘行為による瞬間的な衝撃のみに対して硬殻化するよう設計されているパワードスーツの特殊電分子は、
人間の通常の動作速度の範囲内では、見た目通りのレオタード程度の硬度しか持たないのである。
例えば……今、自分がされている事の速度では。
「か……は……」
男の掌底はゆっくりと、だが万力のように圧倒的な力で沙織の下腹にめり込んで行く。
初めて明確な痛みを感じた沙織。レオタードに包まれた全身にじわりと脂汗が滲んだ。
469ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:11:27 ID:ou8VL8cV
「や、やめなさ……あうぅんっ!?」
沙織は目を見開いた。
下腹に埋まった掌が、ぐにゃりと動いたのだ。
「あ……ぐ……」
男の掌は依然として怪物的な力で下腹にめり込みながら、その奥底で指を曲げて更に沙織の中に侵入する。
肉と脂肪を掻き分け、小腸も膀胱も抉った奥の奥。
「んっ……はあぁ……!!」
ぞくり、とナイト・プリンセスの背筋が凍った。
突如として湧き上がる、痛み以外の感覚。
自分の股間が瞬間的に湿った事が信じられず、蕾のような唇がだらしなく開かれる。
「あっ……あ……あ!」
唾液が溢れる。
頬が紅潮する。
下腹が疼く。
脳が蕩ける。
必死で止めようとするが、分泌される液は逆に勢いを増し、遂にレオタードから漏れ出してとろりと太股を伝った。
(う、そ……わ……わた、し……)
闇夜に舞う正義の戦士が。純白の天使ナイト・プリンセスが。
女の急所をまさぐられて。
発情、している。
「こ、この……はぅふ!!」
何とか拳を上げて男の頬を張り飛ばそうとするが、二つの卵巣を貫かれると呆気なく涎を漏らして腕を下げる。
蹴ろうとするが、強烈に子宮を揉みしだかれると力なく喘いで脚を落とす。
立つこともままならない。もはやナイト・プリンセスの戦闘能力は完全に殺がれていた。
だがそれだけでは飽き足らない男は、右手でナイト・プリンセスを辱めつつ、左の掌にも力を込めた。
レオタード越しにもその場所が確認できるほど硬くなっている乳房の突起を、二本の指で圧し潰す。
「ひぁんっ……!?」
少女の小さな粒は、柔らかすぎる自身の巨乳にずしりと沈んだ。
それにタイミングを合わせ、男の右中指がぐさりと子宮を突き刺す。
上下の快楽中枢を同時に撃ち抜かれ、沙織の背筋が弓なりに仰け反った。
「うっ、ふあぁ……!」
既に秘部から溢れ出す液を限界まで吸収していた純白のレオタードは、ぴっちりと少女の股間に張り付き、
今やその柔らかい小桃のような割れ目をくっきりと浮かび上がらせている。
「ふぅ、ぅ……はん……あっ」
唇の両端から溢れた涎が鎖骨を伝う。
下腹の奥深くから、熱い何かが徐々にせり上がってくる感覚。
「あ……うああっ、はっ、ぁんっ、ぁっ、ぁっ、ぁんっ」
顎が意識に反して持ち上がり、その全身が小刻みに震え始める。
(そんな……そ、んな)
憎むべき敵である筈の男の攻撃によって、自らの肉体が達している。
その事実を悟った時、沙織の中の何かがぷつんと切れた。
「や、やだぁ……お父、さぁん、助けて……」
遂に、正義の戦士ナイト・プリンセスの精神は屈服した。
470ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:12:11 ID:ou8VL8cV
敵の心が折れたのを目の当たりにした男は、沙織の下腹をまさぐっていた右手を抜いた。
左手ではなお柔らかすぎる右乳房を抉ったままその肢体を固定しつつ、拳をぎしぎしと固める。
止めを刺す気だ。
「は、ぁぁ……あっ……」
既に何も考えることの出来ない沙織は防御しようともせず、ただ喘ぎながら潤んだ瞳で真正面を見つめている。
男は、極限にまで引き絞った全身全霊の猛撃を、ナイト・プリンセスの腹に突き刺した。
「………………っ!!!」
夜空に響く轟音と共に、その背の金網がずたずたに引き裂かれた。
もはやまともに悲鳴さえあげられず、沙織の瞳孔が針の先のように収縮する。
それは、例え現代科学技術を結集したナイト・プリンセスの体力・気力が全快時でさえ、耐え切れたかどうか。
まず鳩尾に、次にだらしなく弛緩しきったくびれの中心部に、最後に下腹の最も下、柔らかく膨んだ割れ目に。
男は1秒にも満たぬ間に、沙織の正中線に3発の剛拳を埋め込んでいたのだ。
「ご、ぐぶっ……げぽぁ……!!」
どぷっ、と音を立て、黄色い胃液が唇から噴き出す。
男の放った最強の3連打は、当の男も計算していない程のダメージを沙織に与えた。
元々ナイト・プリンセスの身体能力はほぼ全てが精神感応型パワードスーツの力によるものであり、
沙織本人の耐久力は皆無に等しいし、肉体の鍛錬など一度もした事はない。
そして既に沙織の精神は半壊しており、最高のコンディション時には銃弾すら通さない強度のパワードスーツも、
心が折れた今はただ見た目通りの、極薄のレオタード並みの防御力しか保っていなかった。
即ち、分厚い鋼鉄のような強敵の鎧を撃ち抜くつもりで放たれた全身全霊の拳は、
レオタードスーツの貧弱な守りなど完全に無視し、生身の少女の柔な肉と内臓を滅茶苦茶に破壊したのだ。
「……かは……ぁっ……」
純白のコスチュームの曝け出された急所部分には、それぞれ螺旋状の壮絶な陥没が穿たれている。
単発でさえ失神は免れなかったであろう致命的な猛撃を剥き身の腹に3発も埋め込まれ、少女は粉砕されていた。
だらりと垂れ下がった足が、ぶるぶると震え始める。
割れ目を圧し潰した拳によって膣口を塞がれているせいで、行き場を失った分泌液が子宮口に逆流しているのだ。
「んぁっ、ぐぅぅ……!」
出口を塞がれようが行き場が無くなろうが、液の分泌は止まらない。
その許容量をあっという間に越えた愛液の洪水により、沙織の内部でまだ未成熟な子宮がみちみちと膨張する。
まだ見ぬ愛する異性のそれを注がれる筈だった大切な袋を無理やり自らの快楽液で満たされてしまったという
屈辱と歪んだ快感に、沙織の瞳は完全に焦点を失った。
「……ぅ……」
精神感応の糸が完全に切れたことにより、美少女戦士の変身が解ける。
純白の天使ナイト・プリンセスの肢体は一瞬淡白い光に包まれると、
その身を覆っていた穢れなきレオタードスーツは粒子と化して闇夜に四散した。
激しい戦闘によってじっとりと汗ばんだ豊満な肢体が、ガントレットとブーツ以外一糸纏わぬ姿を曝け出す。
男は最強の敵が突如として全裸の少女に姿を変えた事に一瞬驚いたようだったが、
既にその両眼が焦点を結んでいないのを察すると、弾性溢れる巨乳に沈み込んでいた指は離さないままで、
脆過ぎる沙織の急所、柔肉をぷっくりと割った可愛らしい無毛の縦筋を深々と抉りこんでいた拳を引き抜いた。
「あ゛っ……」
さっきまで無敵の戦士だった全裸の少女の肉体は、それを合図にびくりと跳ねた。
無理もなかった。捻じ込まれた鉄拳によって封鎖されていた膣道が、いきなり勢いよく全開にされたのだ。
丸出しにされた滑らかな割れ目が力なくひくりと開いた途端、透明に煌めく分泌液が堰を切って溢れ出す。
愛液は沙織の痙攣する太股の間からまるで小水のような勢いで滴り、その足元に淫靡な池を作った。
471ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:12:55 ID:ou8VL8cV
柔らかすぎる乳房に掌を埋めて無理やりその身体を立たせたまま、男は既に意識の堕ちている少女を見つめた。
力なく前にのめった頭は、男によって押し上げられた自らの巨乳にそのあどけない頬を沈めている。
じっとり汗ばんだ肉感溢れる肢体の鳩尾とへそ、そしてその内部に秘めた器官によって緩やかに盛り上がって
いた筈の部分には、螺旋状に大きく捻じ込まれた3発の拳の痕跡が残っており、未だに修復しきっていない。
そして、虚ろに開いた瞳の下の小さな唇の両端からは涎と吐瀉物の混じったものが、
つるりと盛り上がった柔肉の割れ目からは力ずくで分泌させられた淫らな液が、
共に未だ止まる事を知らず吹き零れ続けていた。
「……」
流石にもう自分の勝ちは動かないだろうが、わけの分からない力を持っていた敵だ。万が一、ということもある。
男は、完全に失神している裸の少女の小さく窪んだへその真下に、最後の拳をずしりと突き刺した。
数秒前までぽってりと盛り上がっていた官能的な下腹に、胎内まで拳が捻じ込まれる。
「ぅんっ」
ダイレクトに沙織の子宮を突き上げたコークスクリューアッパーは、豊富だった下腹周りの肉を爆散させた。
少女らしい丸みを帯びた骨盤の形状が、可愛らしい割れ目の恥骨までくっきりと浮かび上がる。
柔らかすぎる巨大な丸尻が、張り裂けた金網にみちりと食い込む。
ごぷっ……。
沙織の上下の口から、全く同じ音が漏れた。
その唇と股間の割れ目から、まだその華奢な体内にこれほど残っていたのかと思える量の液が一気に噴出する。
「は……はう……ぅ」
意識の無いままの虚ろな瞳が潤み、鈍痛と、半ば排泄の快感に近い刺激によって太股がぶるぶると震える。
だがそれも一瞬の事で、すぐに液の分泌は止んだ。
正確には、終わった、というほうが正しいだろう。
依然として薄桃色の唇と割れ目はひくひくと開閉を続けているが、もはや二つの穴から液が漏れる事はない。
とどめの一撃により、とうとう胃も膣も完全に空になったのだ。
それを見てやっと満足した男は、沙織の乳房と腹から鉄拳を引き抜いた。
「あ……ぁ゛はぁんっ……」
力なく震えていた両足が徐々に内股に開かれる。
高校生とは思えない喘ぎをあげて身をくねらせながら、沙織の肢体はその場に力なく両膝を着いた。
やがてその上半身はぐらりと後ろによろめき、脚をM字に開きながら仰向けに崩れ落ちる。
真上を向いても形状を崩さない、巨大な真円のゼリー状隆起がたぷんと揺れた。


「やれやれ……さすがに、本気で危ないところだった」
男はスーツの襟を正した。
圧倒的な暴力と不条理な快楽によって肉体を貫かれ、自らの分泌液の池に沈んだ全裸の少女を見下ろす。
その頬は桃色に染まり、夜空に向かって儚く突き出された双乳の突起と下腹の割れ目は、
未だひくんひくんと儚い痙攣を繰り返している。
苦痛による失神と快楽による絶頂という真反対の二方向から同時に蹂躙された沙織が意識を取り戻すには、
かなりの時間を要するだろう。
「今度という今度は本気で疲れたな。……せっかくの星空だ。そろそろどっかの公園のベンチででも寝るか」
無残に汚された純白の天使の肢体を転がしたまま、男は溜息をついてハーレーに跨った。

―完―
472ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/25(火) 17:14:34 ID:ou8VL8cV
ごめんなさい最初に名乗り忘れてました、前スレ596です。
というわけで正真正銘の最終話でした。
最後なので好き勝手に書いてみたらこうなってしまいました。何かもう色々とすみません。
あと、スレ容量の食い方がどうみても荒らしです。本当にありがとうございました。
473名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 18:59:36 ID:yj2hJhAZ
GJ!
正義のヒロインがボロボロになり汚物の海に沈めラスト、最高に良かった!
最終回お疲れ様でした!
474ミスト:2007/09/25(火) 19:01:27 ID:2qv4n+Du
前スレ596さん改め、ランサーさん、お帰りなさい。待っていました(>_<
自分が腹パンSSに挑戦したいと思うきっかけになってくださった方の一人なので、
久しぶりに作品を拝読する事が出来てとても嬉しいです。
官能的な文章・表現はそのまま(上手くなってないという意味とは違う意味)に、今回も新たなシチュエーションで描かれていて、すごく読ませてくれる作品でした♪
私的に今回特にお気に入りなのは「その唇と股間の割れ目から、まだその華奢な体内にこれほど残っていたのかと思える量の液が一気に噴出する。」の辺りでした(笑)
設定部分や性格などもしっかり伝わってきて、改めてすごいなあと思います。
自分だとここまでの域に到達できないかも…(苦笑)

それと、気になったので質問させて頂きたいのですが「最後」というのはシリーズ的に…という事でしょうか、
それとも、ここに作品投下するのが最後…という事なのでしょうか(汗)
ランサーさんの作品もとても好きなので、出来ればこれからも読ませて頂きたいです(つ_;

やはり前スレから書いてらっしゃる方々はすごいですね…
自分もラスト部分がようやく完成しましたので、明日の夕方あたりに投下したいと思っています。
588さんや仕置き人さんの後もそうでしたが、上手い人の後って緊張します(^-^;
プレッシャーに負けて投下できなかったらごめんなさい;_| ̄|○|||
475名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:00:37 ID:yj2hJhAZ
トリップ付けたばっかりだしこれが最後って事はないと思うが…
まあ一緒に雑談だけしてても良いと思う
ネタ出し合っていたら書きたくなってくるだろうし
476名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:05:52 ID:0faVpm3R
ランサー氏ナイス。これは繰り返し読みたくなる文章だ
477名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:16:58 ID:DdR0nt0G
>>472
どう見ても良作です。本当にありがとうございました。
478名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:48:42 ID:z3Mj3mKb
>>472
覚醒させて再気絶とか、イきながら気絶とか、凄杉!
リアでこんなことになったら命がいくつあっても足らないが、このストーリーでは
打撲傷全治三日くらいの設定でよろw
479名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:29:15 ID:iXf47FQO
沙織タン・・・(´Д`;)ハアハア

白レオタードパワードスーツは身体的ツンデレを実現した革命的服ですな!
480名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 01:13:42 ID:dx4L2eX/
悪の女ヤラレが好きな俺は、前半の展開が最高で抜けた。
てか、これってヒロピンとヤラレの二つを内包し、なおかつどちらからも賞賛される稀有なSSではないかと。GJ!
481ランサー ◆6olansC1k6 :2007/09/26(水) 01:35:39 ID:c9TngXre
皆さんわざわざ御感想ありがとうございます。
無駄に長い上に余りにもはっちゃけ過ぎた設定が受け入れられるのか不安でしたが
どうやらわりかし好評なようで、身にあまる光栄です。

>>ミストさん
最終話というのは一応、この名もないあんちゃんを主役としたシリーズの最後、というニュアンスでした。
どうして最後なのかというと、まあ臆面も無く言いますが、ネタが尽きたから、です。
もう僕の矮小なネタのストックは切れてしまいました。少なくとも今年いっぱいは充電期間として過ごすつもりです。
もちろんこれからもスレは覗くし、雑談にはぜひ混ぜてもらいたいと思ってますので、どうかよろしくお願いします。
482名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:36:35 ID:sQja/vOJ
展開燃え杉
描写エロ杉
超GJ!!!
483ミスト:2007/09/27(木) 03:56:06 ID:2zne6joQ
>> yさん
やっぱりおへそは次の機会になりそうです、ごめんなさい(^_^;
腹パンフリークにはおへそ責めをあまり良く思わない方もいるようなので…実は今回は最初から自粛する方向で進めてました。
でも、自分も好きなので書いてる以上は絶対やる機会があると思いますので…

>>452さん、>>454さん、>>457さん (一括レスすみません。)
きっと自分なんかより上手く書けると思うので、もし仕上がりましたら是非読ませて頂きたいです♪
色んな趣向の作品も見てみたいですし…

>>ランサーさん
かなり捻じ曲げて捉えてしまったようで…お恥ずかしい限りです(汗) >>475さんの仰るとおりですね、考えてみればすぐわかる事でした(^ ^;
これからもランサーさんの作品が読めるようなので安心しました(笑)
お二方とも、ご返答ありがとうございました。


前回まで読んでくださった方々、感想をくださった方々、ありがとうございます。m(_ _)m
前回投下から三週間ちょっと…色々あって時間が空いてしまいましたが、話す( >>430さんへのレス含む )より先に見て頂きたいと思います。

それではラスト部分投下させて頂きます。よろしくお願い致します。
484ミスト:2007/09/27(木) 03:56:41 ID:2zne6joQ

 ――― ぱんっ! ―――

唐突に頬を襲う痛みと衝撃で、私の覚醒は訪れた。

 「 ぅ………。 」

体の右側に引力を感じた。頬に熱さとほのかな痛みを感じながらゆっくりと目を開けると、私は畳の上に横たわっていた。
そして目の前に私の頬を張ったであろう聡美の姿と、相変わらず私を取り囲む5人。全員が私を見下ろしている。
格技場の壁に掛かっている時計を見ると既にPM9時。察するに10分くらい気を失っていたらしい。
一度リセットされた私の頭は現状という物を明確に把握し始め、残酷な程私に叩き付けた。

そう、私は負けたのだ。多勢に無勢とはいえ、格下のこの子達に。

それも自分の自信の持っていた場所を痛めつけられ、弱さを思い知らされ……
今まで自分のやってきた事を粉々に打ち砕かれた。私の力の無さを認識させられた。醜態を晒してしまった。

 「 …うッ… 」

ずきん、とお腹が痛む。だが手をお腹にもっていこうとしたが出来ない。
腕が後ろ手にされ手首の所で縛られていたからだ。気付けば足も、足首の所で縛られている。
持っていた自信も体の自由も勝機さえも奪われ、見下ろされている。
なんていう無様な姿だろう。
恥ずかしさと悔しさのあまり体が震えだし、私は畳に額をつけて込み上げる涙を必死に堪えた。

 「 おはよう。ふふふっ、なんだか急に可愛くなっちゃったわね。
   どう? 自分の『分』っていうものを勉強できたかしら? 」

 ( …ダメ! )
私は必死で持ち直そうと自分の中で自分を強く叱咤する。
 ( 弱気になるな、私は自分のしてきた事を無駄にしたくない。今弱いならこれから負けない力を身につけたい。
   その為にも……無様な結果にだけ捕われて自分を貶めていてはダメ、
   負けたとしても胸を張っていなきゃ………いいえ、負けた時こそ………胸を… )

 「 ……いつまで突っ伏してんの! 分かったか分からないか答えなさいよ!! 」

聡美が私の顎を持ち上げ、顔を近づけて怒鳴り散らす。
私は聡美の目を見て、不本意ながらもはっきりと言う。

 「 ………今日は、あなたの…あなた達の、勝ちよ。 」
 「 ふん……… 」

聡美は私の顎から手を離すと立ち上がり、自分の腰に手をあて、見下ろしながら言葉を続けた。

 「 さっき偉そうに言ってくれたあんたの言葉を返さなきゃいけないみたいね。
   そこまで身の程知らずの単細胞だったなんて、分からなかったわ。
   もっとお仕置きが必要みたいね。 」

ああ……そういえばさっき言ったわね、身の程知らず。
何が気に入らないのか知らないけど、こんなやり方で人を叩きのめしておいてよくここまで言えるもんだわ。
この上まだ何かしようとしてるみたいだし…
顧問の河東先生も他の先生方も私とはすみを信用してくれてるから、先に帰ってしまっている。助けは期待できない。
どうしたものかと思案していたその時。
485ミスト:2007/09/27(木) 03:58:22 ID:2zne6joQ
 ――― ガラガラガラ… ―――

何の前触れもなく、出入り口の戸が開く音が静寂を切り裂いた。全員の視線が出入り口の方に集中する。

 「 せ…せっちゃん………? 」

そこにはさっきまで一緒に練習をしていた、私の一番の友達の姿があった。
一瞬、何故ここにいるのかと驚いたが…あの忘れ物の事を考えればすぐに当然だと思い直した。
一度家まで帰ったものの、忘れ物に気付き戻ってきたのだろう。鞄は持っていないが制服姿のままだった。
はすみは驚いた表情で固まっている。

 ( この状況は…まずい! )

とにかく私は安心する間も無く叫んだ。

 「 は、ぐっ…!、はすみ、逃げて!! 」

私の声を聞いたはすみはすぐに踵を返しながら言った。

 「 待ってて! 」

助けを呼ぶという意思表示だ。

 ――― ぐんっ ―――
 「 …あっ。」
 ―――ぱぐっ!!―――
 「 ぅんっ!!!! 」

だが入り口近くにいた太った子に、走る出端を挫くように腕を取られて振り回すように引かれ、素早く、そして容赦なく
セーラー服の内側に滑り込ませるように懐に一発食らわされた。
私の位置からははっきりと見えた。彼女のちょうどおへその所に拳が丸々埋まったのを。
はすみの形の良いバストが揺れ、揃えられた両足が一瞬つまさき立ちになり、体はお尻をつき出すようにくの字になって振動した。
小さい口からは涎が ぱっと飛び散る。

 「 …ぃ……やぁっ……… 」

はすみはふとももをすり合わせるような内股になって自分のお腹を両手で抱くように押さえ、
切なげな表情のままそっと瞳を閉じ……頬に涙を伝わらせながら、殴った相手に支えられるように力無くしなだれかかる。
彼女の最大のウィークポイントであり、私との特訓の所為で既に弱っていた事も手伝ってあっさり気絶してしまったようだ。

 「 あはは、よっわーい! ほんとだ、聡美の言った通りだね。 」
 「 最近、試合で勝てなくなってたのもそこを狙われてたからだろうしね。
   でも弱点とはいえこんな簡単に気絶する程とは思わなかったけど。
   ……丁度いいわ、誰かさんのせいでこいつとも最近ご無沙汰だったし8人で遊びましょ。 」

 ( くっ…… )
ばれ始めていた事はわかってたけど、とうとう明らかにされてしまった。
聡美のグループからの、練習での虐めの的になるんじゃないかと思って知られないようにしていたのに…。
はすみは両側から二人に脇を抱えられるように羽交い絞めにされ、笑われていた。
ふと見ると一人の子が懐から何か取り出し、喋っているのがわかった。
486ミスト:2007/09/27(木) 04:00:47 ID:2zne6joQ

 「 こいつも目障りなんだよねー。見ててイライラするし…こんな奴が今No.2とか噂されてるんでしょ?
   ほんっと、うざいなあ。 」
 「 前から思ってたけど、このもみあげの長い毛、かわいいと思ってるのかなあ。切っちゃう? 」
 「 気絶しちゃったなら先に起こしてあげないと。…気つけにこういうのはどう? 」
 「 あー、いいね♪じゃぁ、私達もお腹の特訓のお手伝いしてあげよっか。 」

その手に光っていたのは…まっすぐ伸ばした安全ピンと思われる長い針。まさか…

 「 コレで…おへそを鍛えてあげないとね。 」

言うなり膝立ちになり、気を失ってだらんと支えられているはすみのお腹を片手で押さえて、針の先を可愛らしいおへその入り口に持っていく。
本当にふざけてる。針で刺す、なんて痛めつけるだけで特訓でも何でもない。小さな子供にだってわかりそうなものだ。
ぞわっと全身の毛が逆立つような感覚を覚え、怒りが込み上げてきた。

 「 ………待ちなさい。 」
 「 あん? 」

まだ少し痛む腹部に力を入れ、はっきりと言った。

 「 …その娘に…それ以上、手を出したら………ただじゃおかないから………!! 」

鋭く睨み付け、静かに。それでいて厳かにぶつける。
はすみには責められなきゃいけない正当な理由なんて無い。
まして、せっかく虐めから助けてあげたのに、また辛い思いをさせたくはない。そんな気持ちでいっぱいだった。
一瞬全員がビクッとしてこちらを見る…が、リーダーはすぐに平静を取り戻す。

 「 ……ふぅん……手を出したら、か。こいつには危害加えなければいいんでしょ?
   それなら、私達は楠瀬には手を出さないわ。 」

そう言うと、聡美は羽交い絞めにされているはすみの方に寄っていき、取り巻き連中に話しかけた。

 「 ……、持ってきて。それから縛り付けるの。 」 「 縛る? 」
 「 …あぁー、なるほど♪ あれをやらせるんだ。でも縛る道具どうするぅー? 」
 「 帯使えばいいじゃん。 」 「 よし。じゃあ、私持ってくるよ。 」

にわかに盛り上がった雰囲気で話す彼女らの内の一人が格技場を出て行く。なにやら動きが活発になってきた。
本間と他の3人は自分の道着の帯をほどきはじめた。
聡美は羽交い絞めにされているはすみを受け取って抱き、松本は嬉しそうにニコニコしながら横たわっている私の方に歩み寄る。
…何を企んでるのだろう。

 「 …何? 」

目の前まで来た松本に言う。
松本は私の問い掛けを黙殺し、歩いてきた勢いをそのまま利用するように私のお腹をつまさきで蹴った。

  ――― バスッ!! ―――
 「 はうッ!! 」

突然蹴られた私は一瞬息が止まった。
インターバルがあったとはいえ、さっきまでお腹を痛めつけられていた私には今の不意打ちは堪えた。

 「 ぐっ…! げっほ!! えふッ、げほっ!! ケホ……う…うゥぅ〜〜〜〜…… 」
487ミスト:2007/09/27(木) 04:04:53 ID:2zne6joQ
私は後手に縛られている手でお腹を押さえられない代わりというくらいに、体を内側に思いっきり丸めて肩を震わせ苦しがる。
足も足首の所で縛られている為にもがく事もできない。痛みを紛らわす動作が取れないというのは、意外ときつかった。

私が痛がっている間に彼女らは、畳に二本の帯を平行になるようにまっすぐ並べる。二本の帯の間隔は30〜50cmくらいだろうか。
そして、例によって本間が私の背後を取るように両脇から腕を入れるように抱きかかえて引きずり、
私の腹部が二本の帯の間に収まるようにに寝かせ直した。
私はお腹が痛くて抵抗らしい抵抗が出来ない。なるほど、さっき松本が私のお腹を蹴ったのはこういう事だったのだ。

 ――― どさっ! ―――
 「 ぐっ 」

そしてすぐさま聡美が私の上に、私と向かい合わせになるように気絶しているはすみを乱暴に投げ捨てる。
すぐ近くに来たはすみの顔を見る…汗と涙と涎を残したまま眼を閉じているのが痛々しかった。

 「 ぅぐっ………はすみ…大丈夫? 」
 「 ……っ、……っ、…… 」

小声で話しかけるが、軽くしゃくりをあげているだけでまったく起きる気配が無い。
彼氏からもらった大事な物を取りに走って戻ってきたからなのか、おなかを気絶するくらい強く殴られたせいか…あるいはその両方か。
はすみの形の良い乳房に触れる私の胸と、はすみの可愛らしい口から吐き出される吐息がかかる私の頬が、
はすみの鼓動の早さ、呼吸の早さ…苦しさを教えてくれている。胸がずきん、と痛んだ。

そんな私の心中なんてよそに聡美達は手を休めず、私達を取り囲むように並ぶと
私達の足側にいる二人が先程、腰からほどいた帯で私とはすみの左右の足首をそれぞれ合わせて固く縛る。
次に私の後ろ手に縛られている帯をいったん外すと、やはり私とはすみの手首を合わせて固く縛り上げた。

つまり私とはすみの体、両者の正面を合わせて固定する為に左右の手足、計4箇所を拘束したのだ。
私とはすみは15cmくらい身長差があるのでリーチの差もそれなりにあり、
私は少し肘と膝を曲げられる状態だが、どちらにしろこれでは身動きが取れない。
何より気になるのは私の背中の…畳に敷かれている二本の帯。
今の状態で抵抗する術は十分奪われているはずなのにどう必要になるというのだろう。

聡美達が私達を縛っている間にさっき格技場を出て行った子が戻ってきた。

 「 持ってきたよ、聡美。 」

その手にあったのは一個のバレーボール。
バレーボールなんて持ってきてどうするのか…理解に苦しむ。いくら固くても投げつけられた所で高が知れている重量だ。
バレー部員のサーブやスパイクならあるいはわからないけど…今、取り囲んでいる連中の中にそんな真似が出来る子がいると思えない。
聡美が持ってきたバレーボールを受け取ると、バンっ、バンっ、と空気圧を確かめるように何回か掌で叩く。

 「 大丈夫だよ、念の為に空気は入れ直してきたから。これ以上、入んないくらいね。 」
 「 オッケ、わかってるじゃない。 」

満足そうに笑ってそう言うと、ボールを持って私達の方に向き直す。

 「 じゃ、ひっくり返して。 」

その指示に従い、松本と本間が…私がはすみの上になるように私達を横に半回転させる。
私がはすみの上に乗る形になった所で、松本が私達の上にまたがるように立ち、
はすみの体に密着している私の体を引き離すように、お腹の所を両手で持って私の体を持ち上げた。
488ミスト:2007/09/27(木) 04:05:50 ID:2zne6joQ
 「 んしょっ。 」
 「 ぅ…んっ、くぅ…… 」

みぞおち、わき腹、おへその所、下腹部…先程まで責められていた私の腹部全体がほのかに痛みを訴える。
気絶していた間にダメージはだいぶ回復しているが、とても完全とは言えない。

ある程度私の体がはすみから離れた所で、聡美が持っていたバレーボールを私のお腹の下…つまり、はすみと私のお腹の間に入れる。
入れるとほぼ同時に、私の背中と畳の間に敷いておいた二本の帯で私達の胴体を固く固定する…バレーボールが外れないようにする為だ。
なんとなく意図が分かってきた。
ぎゅっ、ぎゅっ、と念を入れて引っ張り上げるように縛る…私は、気を失っているはすみが苦しく無いよう
若干、肘と膝を立てて四つんばい状態を取るようにしているが、やはりそれでもはすみのお腹も圧迫されているので
帯が締まる度にはすみは眉をしかめて ふっ、ふっ、と押し出されるように息を吐いていた。

私達を拘束する作業が全て終わった所で私は聡美に念を押した。もはやどういった類の事をするかわかってはいるが。

 「 ……はすみには危害を加えないのよね? 」

彼女は嘲笑気味の笑みを浮かべて答えた。

 「 加えないわよ私達は。そうね…今この場で楠瀬に危害を加える奴がいるとしたら、あんたかしら。 」

やはりそういう事か。
私の腹部にあるバレーボールは空気が限界まで詰まっているだけあって、意外な固さを感じさせていた。
今、私が上から攻撃されたとしたら…気絶したままのはすみが危ない。

 「 はすみ…お願い、起きてはすみ…! 」

私ははすみの耳に口を近づけ声をかけたが気がつかない。
その時、

 「 いつまで寝てんだよ、起きろっつってんだろ! 」
 ――― パグッ!! ―――

取り巻きの一人…さっき私のお腹を殴ってくれた上に逃げようとしたはすみのお腹を殴った、太り気味の子が
私の目の前にあるはすみの顔…頬を、思いっきりフック気味に殴りつけた。

 「 なっ!? 」
 「 ぅ…うう、……………? 」

その一発ではすみは呻きながら目をゆっくり開け始めた。
私は今殴った奴に強い怒りを感じていた為、はすみに声を掛けるより先にそいつを睨み付けた。

 「 なっ……何よ……… 」

私に睨み付けられて後ずさりする、ボブカットの太った少女。
こんな名前も思い出せない…こんな奴にはすみが殴られたなんて。

 「 ………あなた、名前なんだっけ。ごめんなさいね、あまりにも目立たないから今まで興味無くて。 」
 「 こ……っ!? 」
489ミスト:2007/09/27(木) 04:08:44 ID:2zne6joQ
私の無礼な言葉に一瞬、怒りに顔が紅潮する。だけど知った事じゃない。私は繰り返し聞く。

 「 名前。 」
 「 ………高木、風子。 」
 「 高木ブーね。確かに覚えたわ、もう下がって良いわよ。 」
 「 ……ッ!! 」

私の言葉に、高木と名乗った少女は顔が真っ赤になり、周りの全員は思わず押し堪えるように吹き出す。
禁句だったのだろうか。まあ、私にとってはこれもどうでも良い事。それより…

 「 いきなり約束が破られたワケだけど、これはどういう事? 」

リーダー・聡美にクレームをつける。聡美がイラついたような表情で手をひらひらさせて高木に「下がれ」の合図を送ると、高木と名乗った少女はすごすごと私達から離れる。

 「 あんたのヌルいやり方じゃ、夜が明けるわよ。手伝ってあげただけじゃない。
   それとも、あの状態のままで良かった? 」

私の方に向き、真面目な顔でそう言った。
確かにあのままでは余計に危ないし、はすみも起きなかったかもしれない。だが、どう考えても納得がいかず聡美の顔を睨み付け続けた。

 「 …せっちゃん、これ…? 」

聡美の方に意識が行っていた私に、不安そうな顔で下からはすみが話しかけてきた。
はすみはまったく状況が掴めず、私と向かい合わせに張り付けられているという状態に混乱している様子で、
私と一対になった手足をもぞもぞと動かしていた。
そうだ、とりあえず話してあげないと。

 「 はすみ、気をしっかり持って。とりあえず…お腹の力は絶対に抜かないでね。それと… 」

それと…何を話したらいいんだろう。こんな状態で。
何をされるにしても、対抗できる手段も突破口も皆無に等しい。何をしてあげられるわけでもない。
今思う事…そう、それは、

 「 …こいつらは、私が絶対に許さないから。 」

私は、はすみの目を見てはっきりとそう言った。
はすみはいつものあどけない無垢な表情と綺麗な瞳で、きょとんとして私を見つめ返している。
私ははすみの方を向いている為、周りの子達がどういう反応をしているかどうかは分からないが…なんとなく張り詰めた雰囲気を感じた。
そしてこういう時に必ず静寂を絶つのがリーダーの聡美。案の定、聡美は行動を起こすべく指示を出した。

 「 さあ、それじゃ第2ラウンド行きましょ。さっきの続きからだから、あんた行っていいよ。 」
 「 え…!? う、うん… 」

聡美がショートカットの子にそう命じる。ショートカットの子はなんとなく気が乗らないような感じで、おずおずと私達の横に立つ。
だが、何もして来ない。私の言葉に恐れを成したのだろうか?
酷い事を平気でやる癖にやり返されるのは想定してないなんて呆れたものだわ。

 「 何、ビビってんのー? 次が控えてるんだから早く早く。
   どうせもう、私に敵うわけないんだから構わないでいいよ。 」

どうせもう敵うわけがない…の意味がわからない。聡美と私の実力差がある事に変わりは無いというのに。
まあ良いか。組み手や試合になればわかる事だし、今はいくらでも言わせておいてあげるわ。
それよりも現状の対策を考えないと…今、はすみを守ってあげられるのは私だけなんだから。
490ミスト:2007/09/27(木) 04:10:31 ID:2zne6joQ
聡美の言葉を聞いて、迷っていたショートカットの子はようやく動き出す。
私の視界の端に辛うじて映っていた彼女の二本の足の内、一本が視界から消え、
私の下になっているはすみの表情が強張った。

 ( 来る! )

 ――― ドキャッ!!! ―――
 「 んくッ! 」「 きゃ゚ぅッ!! 」

私の背中…丁度ボールの上付近を、上から体重を乗せて強く蹴るように踏みつける音。
蹴りにより沈む私の胴体。
私とはすみのお腹で挟み込んでいるバレーボールが、力の逃げ場を求めて暴れるように弾む衝撃。
お腹をバレーボール大の拳で寸打されたような感覚を覚え、同時に響き渡る私とはすみの呻き声。

そう、手足と胴体を縛られている私とはすみの、お腹で挟んでいるこの硬いバレーボールが何より厄介だった。
背中を蹴られても私からボールに、ボールからはすみのお腹に…更には私のお腹にも反動が返ってくるという仕組み。
元々お腹が弱いはすみは言わずもがな、今の私にとっても弱点となっている箇所にダメージを重ねるつもりなのだ。

 ――― ドムッ! ―――
 「 ぐゥっ! 」 「 あぅ゚ッ!! 」

二発目の蹴り、というより踏みつけが入る。一撃目と同様に私とはすみが押し出されるような呻き声をあげる。
はすみは下になっているから相手の体全体が見えるので、蹴られるタイミングはわかると思う。
私は、背中に足が触れるのを合図にし、腹筋を固める事にした。
タイミングを合わせて腹筋を固められれば、いくら固くてもバレーボールで大きなダメージをもらう筈は無い。
私は息を溜め、目を閉じ、自分の体のコントロールに集中した。

   ――― バンッ!! ―――
   「 フッ! 」
背中に足が触れると思った瞬間、息を吐いて腹筋を固めた。さすがに三回目ともなるとタイミングは完全に合う。
私の腹筋は絶好のタイミングで最硬化し、お腹にめり込もうとするボールを全力で押し返した。 だが…
   「 ぎゃぷッ!!!! 」
目を閉じている私の耳に予期せぬ声が飛び込んで来た。まるで蛙を潰した時の断末魔のような…そんな声。
思わず目を開ける。私の視界にあったのは酷く驚いたような表情で痛みに打ち震えるはすみの泣き顔だった。

 「 ぅ……あっ、…あっ、…あっ、…… 」
 「 はすみ!! 」

はすみはめいっぱい開いた瞳から新しい涙を溢れ出させ、口をぱくぱくさせながら必死に耐えている。
私の手首と足首、それからバレーボール越しに振動が伝わってくる…はすみは痙攣する程のダメージを受けていた。

 「 はすみ、はすみ… 」

私は罪悪感を覚えた。私が腹筋を固めて痛みをやわらげた分、皺寄せは私より遥かにお腹の弱いはすみに行ったのだ。
はすみがボールに押される力に負けた際、蹴りの威力+私の体重がもろにはすみのお腹にかかる仕組みになっている…
しかも今気付いたけど、はすみと私の目線が一緒という事は…私は みぞおち〜お腹の真ん中 辺りにボールが当たっているが
私とはすみは身長差があるので、はすみは お腹の真ん中〜おへそのあたり、つまりはすみが嫌がる部分にボールが当たっている可能性があると思われる。
ここまで考えてこの拷問染みた責めを思いついたのかどうかわからないけど、思っていたよりずっと最悪な状態だった。
これでは私は耐える術があるけどはすみが耐え切れない。
“ そうね…今この場で楠瀬に危害を加える奴がいるとしたら、あんたかしら。”
さっきの聡美の言葉が幻聴のように私の耳に響く。ただ単に私越しにはすみが痛い思いをするというだけでなく、この事を指して言っていたのだ。

 「 はすみ、ごめん…ごめん… 」
 「 あっ……うっ、だいじょうぶ。……だいじょうぶ…… 」
 「 どう? 良いでしょコレ。元々は楠瀬の為に用意してあげてた物だけど、せっかくだからあんたにも楽しませてあげる。
   ああ、腹筋勝負なんだから勝った方は何も気にしなくていいのよ。負けた方は弱いからいけないんだし。 」
491ミスト:2007/09/27(木) 04:16:09 ID:2zne6joQ
再び上から聡美が話しかけてくる。一見正しい事を言っているが、状況が間違っている。
それとも、この状況自体が私…私達が負けてるからいけないと言うのか。

 「 …あなた達は楽しい? 競い合いとはとても呼べないようなこんな状況が。 」
 「 ん? 楽しいに決まってるじゃない。あんただってそうでしょ、何で格闘技なんてやってるのよ。
   相手を思う存分叩きのめせるからでしょ? 叩きのめして勝てるからでしょ? 武道を何だと思ってるのよ。 」

私にとってはとんでもない事を言う。相手に勝てればいい武道なんて、今の時代に必要とは思えない。
そもそも、これのどこが武道だと言うのか。ここまで考えが違えば話しても分かりあえる気はしない。
彼女は同じように叩きのめされて負けるまで意見を変えないのだろうか…危険な考えだ。

 「 ほら、もうお終い? もっと楽しみましょうよ。それとも交代なの? 」

聡美が言いたいだけ言って、ショートカットの子に話しかける。

 「 え………うん。ちょっと、今日は私…実は体調悪くてさ…。 」
 「 そうなの? そんな風に見えなかったけど。…ふ〜ん、まあ良いわ。
   じゃあ、そろそろ智重いく? 押さえ役ばっかりで退屈だったでしょ、ごめんね。 」
 「 ………ん…。 」

声をかけられた本間がゆっくり私達の横に立つ。クールでポーカーフェイスなので心中が伝わってこないが、やはりやるらしい。
今度は体が大きい相手なのでもっと強い衝撃があるだろうが、腹筋に力を入れればはすみが辛くなってしまう…
私はお腹の力を極限まで緩め、はすみへの衝撃をやわらげると共に私自身の衝撃も減らす為に可能な限り肘と膝を立ててそちらに力を入れる。

 ――― ダムッ!!! ―――
 「 がはぁッ!!! 」 「 うぐゥっ! 」

背中にめり込む足の裏、それ以上にお腹に食い込むバレーボール。肘と膝にも衝撃が来て痛む。
一瞬気が遠くなるほどの痛みに襲われ、今度は私もいっぱいに目を開き、口から涎を繁吹かせて呻く。
力を抜いていただけあって、ボールは今までと比較にならないくらいお腹にめり込んだ。
だけど、私が先に気を失うわけにいかない…もしそうなれば、聡美達ははすみに何をするか分かったものじゃない。

本間はその後もゆっくりしたリズムで私の背中を踏み続けた。
そして、数回踏まれた後…はすみが苦しみながらも何かを訴えるような表情で私を見ている事に気付いた。

 「 …ぐ……ぅ、……ぇっ…ちゃ……… 」 「 ぅぐ…。……? 」
 ――― ドグッ!!! ―――
 「 ぐッはっ!! 」 「 ウぅうッ! 」
何度目かの容赦の無い踏みつけが襲う。何度目かの私とはすみの同時に飛ぶ呻き声。
その直後…
  「 う……うぅううぅぅ〜〜〜…! 」
突然、はすみは、私の左の掌に右の掌を合わせてぎゅっと掴み、
ぐぐ…っと私の左腕を押し上げるように右肩を上げ始めた。

 ( !? )
 「 ん? 」 「 あん? 」 「 何? 」

取り囲む全員がその不可解な行動に、いったん動きを止める。
492ミスト:2007/09/27(木) 04:17:10 ID:2zne6joQ

 「 は…はすみ…? 何して…… 」
私は左腕から持ち上げられるようにグラっと体勢が崩れ始めたので
反射的にはすみの右手を押さえつけるように左腕に力を込めた。
だが、
  「 ゃ……だあぁぁ………!! 」
  ――― ぐぐぐっ……………べたぁんっ! ―――

体が小さく柔和な印象の強いはすみからはとても想像できない位のものすごい力に負けて、
私はひっくり返されるように転がり、さっきまでの私とはすみの体勢が逆になった。
 「 ふうっ…、ふう…っ、ふぅ……っ。 」
荒い息をしているのが、私の顔にかかる吐息と、お腹に当たるバレーボールから伝わってくる。辛い体に鞭打って相当の力を使ったと見える。
この子は学校の成績はとても良いとは言えないが、頭は悪くない。私がとっていた行動と意図を察していたのだ。
蹴られ続け、自分のぶんまで痛い目に遭っている事に耐えられなくなった…という上で起こした行動だと悟った。
安っぽい自己犠牲にも似た友情ととられるかもしれないが、はすみはそんな事もリアルに考える…そういう子なのだ。

 「 ええぇー、マジ…? …きもーい… 」 「 なんか今のってさあ… 」 「 うん…なんか、やらしいよねー。 」

周囲から、わざと小声で話す声とクスクス笑う声が聴こえる。
そして聡美がニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながら私達の頭側の方に歩み寄り、顔を覗きこんで話しかけてきた。

 「 ねえ、あんた達ってひょっとしてそっちの意味の仲良し? クスッ、
   我慢できないようだったら始めちゃっていいわよ、私達の事はお構いなく。 」

お腹にバレーボールを挟んだ状態とはいえ、密着した汗ばんだ体、漏れる喘ぎ声、ベタな女の同性愛を連想させるような合わされた掌、しかも片方は涙と涎まみれ。
そういう発想になるのは多分に分かるがそもそもこうさせたのは聡美たちだ。それを度外視して、とことん馬鹿にしてくれる。
だけど今の私は怒るよりも恥じるよりも先に、安心している部分があった。
先ほど私がそうしていたように、はすみも肘と膝を立ててお腹への負担を減らしたまま状態を維持している。
それにこの状態ならはすみに危害を加えない限り、約束がある限り、お腹への拷問も避けられるのだ。少なくとも二人とも回復の時間は得られる。

 「 ………………どうしたの? 」 「 ? 」

聡美が、さっきまで私の背中に蹴りを入れていた本間に問いかける。
問いかけられた本間はその言葉の意味を理解できないという顔で、聡美の次の言葉を待っていた。

 「 続けてよ。 」
 「 え? でも。……… 」
 「 早く。 」
 「 … 」

言われた本間はゆっくり足をあげ……はすみの背中に蹴りを入れ始めた。

 ――― ドカッ!! ―――
 「 ぅぐうううっ!! 」 「 ぐぅッ!! 」

お腹にボールが激しくめり込む。私は痛みを必死で押し殺しながら、はすみの下から聡美に向かって叫ぶ。

 「 はぐ……!、はすみには手を出さない約束はどうしたの!?? 」

 「 何言ってるの? こいつから蹴られに来たのよ。このケースなら約束の範疇じゃないわ。
   あんたこそ楠瀬を盾にしておいて何言ってるのよこの卑怯者! 」
493ミスト:2007/09/27(木) 04:20:05 ID:2zne6joQ
自分がしてきた事を棚に上げて私に罵倒の言葉を浴びせる。

 「 ぐぅ…ぐっ、うっ、うぅっ! 」
 「 …! 」

その時、はすみが私の腕や足を避けるように肘と膝を完全な状態に立て、よつんばいの状態に体を起こした。
私の胴体は二本の帯ではすみの胴体にきつく縛り付けられているので、畳から数センチ浮き上がる。
 ( 何してるの…? )
腰辺りが浮き、若干反った状態になった私は顔をあげ、驚いた表情をはすみに向けた。
彼女はぷるぷると震えながら状態を維持し続けている。

 ――― ドカッ!!! ―――
 「 うぐっ! 」

踏みつけの攻撃が再会される。今度は胴体が床に接していないのでお腹のダメージは無い。
しかしこんな状態では私を床から引っ張り上げる程の力を使っているはすみの体や蹴られている背中が長く持つわけがない。
聡美としても不本意な状態を許す筈はないだろう。だけど…はすみにだけ大変な思いをさせるつもりはない。次は私が…

   ―――――――――――――――

 ――― ドッ! ―――
 「 ぐッ…う…! 」
本間が蹴るのをやめて次の子に変わってから更に数発の踏みつけが入った。
はすみにとっては通算で20発以上の背中への蹴りを受けた所だ。
だが、私の予想を大幅に上回り…はすみは今もずっとよつんばいの状態を維持している。
ここまでの力をつけていた事の驚きより褒めてあげたい気持ちより…私は胸を貫かれるような悲痛な気持ちで満たされてしまっていた。

 「 はすみ…はすみもう良いよ……土下座でも何でも言う事きいて許してもらおう? 」

私は込み上げてくる涙を必死に堪え、はすみに顔を寄せて小声で言った。
だけどはすみはぶるぶると体を震わせて、黙って状態を維持し続けるだけだった。
歯を食い縛る口からは少しの血が滲み、畳に接している腕や肘、膝などは擦り剥けて僅かに赤色に染まっている。
もう嫌だ、耐えられない。どんなに惨めな思いをしてもここから抜け出したい。
私は聡美に向かって、彼女にもわかる完全敗北の意思を示そうとした。

 「 ……ふう、粘るわねェ。そうだ、風子。ちょっと乗かって潰れるかどうか試してみて。 」
 「 あいよー。じゃあ、どいて。 」

私が意思を伝えるより先に、退屈そうにしていた聡美がケラケラ笑いながら高木にそう言うと、高木は走りながら突っ込んできた。

 「 待って! 私、もう……!! 」

言葉が届くより先に高木がはすみの背中を飛び越えるように高く飛び…その勢いで座るようにお尻からはすみの背中に落下する。

 ――― どしぃんッ!!!! ―――
 「 フぐッッ!!! 」 「 ぐぶううぅうぅううっ!!!! 」

耐えられるわけが無い。
はすみのよつんばいは難なく崩れ、私の背中が再び畳につき、
お腹とお腹で挟みこまれた石のように硬いバレーボールはそれらの反動を味方につけつつ全てお腹への衝撃に変換させた。
その瞬間…衝撃が私の腹筋の力を上回り、ボールが私のお腹の中を目指してめり込もうとしする。
だが、高木が走りこんではすみの背中に飛び乗るまでの一部始終が見えていた私は、私の体は、
来るであろう激痛に反応し…腹筋を最大に固める事を無意識の内に行い、衝撃に負けつつもボールを押し返していた。
意識を飛ばされそうになる程の苦痛が私のお腹を襲ったが、今のような状況でもその程度に踏み止まれたのは日頃の稽古の賜物と言えるだろう。
私は……その身に付けた格闘家としての自分の反応を恨んだ。
494ミスト:2007/09/27(木) 04:29:48 ID:2zne6joQ

 「 んッ……んんんッ………んぐッ…!! 」

私の目の前にある、見開かれた目に涙をいっぱいに溜めた顔。
今にも嘔吐しそうなほどに頬を膨らませて唇を結んでいるはすみの顔。
彼女は私が跳ね返した分の衝撃をもお腹に受け、耐え難い痛みに体を震わせていた。

 「 ッ! ………………ブぶばッ!!! 」
 ――― ぱしゃあっ! ―――

吐き出すまいとしていた彼女の口が開かれ、半透明の液体が大量に私の顔にかかる。

 「 せ……ゃん、ご……なさ…ぃ…… 」

謝罪を述べようとしたと思われる言葉を途切れ途切れに紡ぎながら、彼女は私の肩に くてん、と頭を垂れ…そのまま動かなくなった。
何を謝りたかったのだろう。私の顔に向けて吐いてしまった事? そんな事、今はどうだっていいのに。

 「 ぅ…あ、ああ……… 」

気絶して痙攣を繰り返す彼女の体を抱きしめてあげたい気持ちになったが、繋がれた体ではそれは出来ない。
私ははすみの体液で濡れた顔で呆然と天井を見つめながら………我慢してきた涙を溢れさせてしまった。

 「 ああ、終わりかあ。さて、どうしよう……とりあえず、もうほどいていいか。 」

聡美はあくまで自分のペースで場を進めていた。本当に、何故ここまで酷い事が出来るのか…と思う。
ただ、それでも私は彼女を怖いと思わない。思わないが、こんな事はもう終わりにして欲しいと強く願った。

 「 ……お願いだから、もうやめてよ……お願い。何でも…するから…… 」

拘束から解かれた私は、未だ酷い痛みを訴える、痣だらけのお腹をさすりながら彼女にお願いした。
聡美はやはり嘲るような微笑を湛え、少し考える素振りを見せてから、私に条件を突き付ける。

 「 …ふぅん。じゃあ、最後に私が思いっきり腹に入れるから、あんたはそれを力を入れずに受けて立っている事。
   別に言う事聞いてあげる必要なんてないんだけどせっかく聞いてあげるんだからね。あんたちゃんと耐えなさいよ? 」

お腹の力を入れず、思いっきり殴られる。正直、耐えられる自信は無い…普通に考えて、どうやっても無理だ。
だが…

 「 ………いいわ。 …でも、絶対に約束して。これに耐えられたら…私達に手を出すのを終わりにするって…… 」
 「 交渉成立。これで最終ラウンドよ、始めましょうか。 」

受けるしかない。今は。これで全て終わりになるなら安いものだ。今は、そう思う。
松本に立たされた後、羽交い絞めにされる。聡美は助走をつけて殴るつもりのようで私と距離を取る。
距離を十分に取った所で、聡美は私一声掛けてからゆっくり私との距離を縮め始めた。

 「 そうそう、 」

聡子は不敵な笑みを浮かべながら歩を進める速度を速め、勢いをつけながら私に一直線に走り込んでくる。
そしてこう言った。
495ミスト:2007/09/27(木) 04:57:07 ID:2zne6joQ

 「 口約束ってさー、約束して無いのと一緒なんだよね。 」
 「 !! 」

それは私の願いを却下するという意思表示。
それでは、今から私が受ける暴行は何の意味を持つのか?
こんなに馬鹿げた事は無い。冗談じゃない。そう思った私は羽交い絞めを振り解こうともがく。
羽交い絞めにしているのが松本なら、振り解くだけの技量は十分持っている。だが出来なかった。
度重なるお腹へのいじめにより、腹筋だけでなく体力も限界を迎えており、その力も失われていたのだ。

大事な友達をいたぶられ
自分の力で状況を打破する事も出来ず
出来る事と言えば、ただ目の前の最低な光景を目に焼き付ける事のみ。

 「 あ………あんたはああぁーーーっ!! 」

屈辱感と悔しさと怒りのあまり、私の目から涙が溢れ出す。走りこむ聡美の姿が徐々に歪んでゆく。
そして聡美が背を向けたのとほぼ同時に、私の視界は涙で完全に塞がれた。

 ――― ばくゥッッッ!!!! ―――
 「 ッぎゃふッッ!!!!!! 」

直後に私を襲った最悪の痛み。
私の体は後で押さえる松本の力を物ともせず、聡美の右足を挟み込むようにくの字になった。
何をされたのかは視界が遮られていても十分理解できた。先程も放たれた彼女の持つ最も威力のある得意技、飛び後廻し蹴り。
それを頭部にではなく、わざわざお腹に放ったのだ。
上段を蹴る為に上に跳ぶ力を、低空の横跳びに変換する事で威力を増した彼女の得意技は
私のみぞおちに寸分狂わず命中………弱ったお腹は聡美の踵の部分がまるごと私の素肌で隠れるくらいに進入を許していた。

 「 け゛ほ゛ぁ゛ッ !! 」
496ミスト:2007/09/27(木) 04:57:49 ID:2zne6joQ
羽交い絞めが解かれ、頭が地面に引っ張られるように、前方に傾く。
あまりの激痛に私の脳は、真っ先に両手でお腹を庇う事を選んでいた。
吐き出す大量の嘔吐物を宙に舞わせながら頭から倒れ、私はお腹を押さえて足をばたつかせながら畳の上を転げまわった。

 「 がはあああっ!! たす、け、あふっ!!、がふっ!!!、
   い゛た゛ぃ゛!!、 い゛た゛い゛よ゛お゛!!!!
   ごぶッ……!!!
   ぃや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!!!! 」

絶えず私が吐き続ける体液がかかる、頬、首、胸。
絶え間なく溢れる涙と痛みに塞がれて歪む、回る景色。
のたうち回る体に触れる畳と、自分の生のお腹を押さえる手の感触。
壊れたようにばたつかせる足の疲労。
まるで赤ちゃんみたいに火のついたように泣き叫ぶ私の泣き声、周囲からの嘲笑、それらを聴き取る私の耳。
その全てが霧がかかったように曖昧になっている。


    おなか、いたい  くるしい  たすけて


今、それだけが私の中に渦巻いていた。
私の頭に送られ続ける、信じ難いお腹の激痛のシグナルは思考はおろか、
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚……五感の信号の受信さえも妨げていた。

目も見える耳も聴こえる。でも周囲の状態を把握できない自分の状態さえ把握しきれない。
そんな異常な状態も、苦痛に極限まで体力を奪われ……やがて終わりが訪れた。
その間際、私は僅かながら思考する力だけ取り戻していた。

“ 痛い……こんなヤツらに……恥ずかしい。ハズカシイ、いたい。イタイ、許せない。ユルセナイ、ごめん…はすみ、助けてあげられ……― ”

屈辱感。無力感。憤怒。そして死んでしまいたくなるような激痛。
その全てを抱えながら私の意識は闇へと沈められた。


   ――――――― TO BE CONTINUED ...? ――――――――
497ミスト:2007/09/27(木) 05:01:06 ID:2zne6joQ
自分もかなり長くなってしまってごめんなさい(汗)
498名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 07:27:14 ID:eCy6HuWL
GJ!
まさに完璧なまでの敗北テラエロス!しかもまだ続きがあるなんて…。
なんかいきなりSS大豊作になってきて、さすが実りの秋、涼しくもなる筈だわな。

あんまり自分を卑下せずにミストさんには頑張って欲しいな。
お疲れ様でした!
499名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 10:47:08 ID:7CmpW6G/
>>497
おお、続きひそかに楽しみにしてましたw
確かに長いけど、読み応えあるしあまり気にしなくていいのでは。

なんか前回より文学的な文章になってる気が・・・
500ミスト:2007/09/29(土) 18:09:59 ID:lP/Joq5o
>>498さん
ありがとうございますw 続きにしたのは、シリーズ物に挑戦したかったのとまだ色々できそうな気がしたので…
あと、なんか死んじゃったみたいな終わり方になったので…(ぉ

>>499さん
お褒めに与り、ありがとうございます。
文章は考え考え入れてるのでその分遅くなってしまいそうです(^ ^;
でも、少しでも進歩してるのかと思うと嬉しかったですw

お二人とも、感想と温かいお言葉ありがとうございました。
腹パンフリークの人が今よりもっと満足できる作品に出来るよう頑張りますね。m(_ _)m
501名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 18:15:41 ID:hIpNjXKQ
あれだけ濃厚なシチュ展開して尚まだ書きたい事があるってのは凄いな。良い事だぜ。
やっぱ雑談ってのもネタ拾えたり、モチベーションが上がったりで捨てたもんじゃないよね
502名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 20:55:04 ID:S7cumlw2
責め甲斐ありそな腹のキャラいない?
503名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 05:37:31 ID:ZCFnuWVk
俺、俺
504名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 11:39:03 ID:JaJ8wiwc
>>497
今全部通して読み終わったぜ
すっげえ迫力

まあ、強いてリクするなら、自分的に責められヒロインの年齢はもちっと高め
くらいの方が
505名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 00:51:56 ID:UcoAp0Qr
>>104
これぁイイ腹だねえ
拳をずっぽり埋め込んでやりたいぜw
506名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 01:23:10 ID:vKdCibUa
>>497
GJ
最後の反応がツボ
507名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 03:33:13 ID:gKZiQnKv
何か落ちそうな気がするので保守age
508ミスト:2007/10/05(金) 21:18:12 ID:yse4VQHx
しばらく来れなかったですが…まだ、感想くださる方が居てくれて嬉しかったです、ありがとうございますw

>>501さん
ありがとうございます。ここやまとめサイトにアップされる皆さんの作品、絵師さんの作品で
無駄にストックばかりが…指が追いつかない(汗)
書く側に回ってみてわかったのですが、雑談は、ある種書く人に目安的な物を示してくれる部分もあると思うので、
そういう意味でもいいかもしれないですよね…結局最後は書く側の趣味に走っちゃうんですけど_| ̄|○|||

>>504さん
最初から通して読み直してくださったんでしょうか…ありがとうございます!
今に見てみると色々と粗があって恥ずかしいですが(苦笑)
年齢に関しては…簡単に言うと、行動に相応しい年齢と人気のある年齢の間をとったら中3になりました(^_^;
確かに、もうちょっと上の方がいいだろうなあとは思ったのですが…とりあえず、意見ありがとうございますm(_ _)m

>>506
ありがとうございます。実は最初に出来たシーンで力を入れた部分でもあったので嬉しいです♪


ところで以前、おなかのどの部分を責める&おなかをどういう風に責めるのが好きなのかという質問をさせて頂きましたが、
今回>>504さんの仰る事を聞いている内に湧いた疑問が浮かびましたので、
もしよろしければ参考までに、お返事頂けると嬉しいです。

Q1:このスレを見てらっしゃる方のヒロインの年齢的な好みって…大体どれくらいなんでしょう?
Q2:最後に死んじゃうのはアウトでしょうか(汗)

っていう事なんですが(^ ^;
今書いてる物はもう今のまま進行するしかない状態ですが今後の参考にさせて頂きたいですm(_ _)m
書いてる内に、「地下室で強制的に戦わされる」っていうのも浮かんだんですがなんかどう想像しても最後に死んじゃう…(汗)
509ミスト:2007/10/05(金) 21:19:57 ID:yse4VQHx
湧いた疑問が浮かびましたので
    ↓
疑問が湧きましたので

の間違いです、失礼しました(汗)

あと、なんかいつも長くなっちゃってすみません(^_^|||
510名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 05:42:53 ID:cx7Mx/8v
俺は基本的には何でも良い。

ただ明確に自分の腹責め属性を自覚できたのが悠理愛のキューティーハニーの同人誌を読んでからなので、
できればハニーぐらいの年代が好み

あとその同人誌読んでる時はむしろもう死んじゃえよとすら思っていたんで死んでもOK
最低でも再起不能なダメージを負ったぐらいが俺の好み

あとは…まあ一度自分が思うままに書いてみて欲しいな
その思い切りが腹を殴るという事に魅せられた者らの醍醐味だよ
511名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 13:52:16 ID:1/5AtvV9
腹責めが似合うw キャラっていうと

※クイーンズブレイドのクローデッド
※デビルメイクライ2のルシア
※クラナドの坂上智代(ビジュアルは駄目だけどキャラの設定的にw)
※ダーカーザンブラックの霧原未咲

ってとこかな 年齢的にも、まあ、こんくらいの、
強いヒロインが腹責めで無残に。。。みたいな

死ぬというか、
瀕死状態で腹を押さえて白目剥いて吐血しながらビクビク・・・
くらいでひとつ >>508さん
512名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:46:00 ID:nI+hRAxj
>>508
簡潔に
1.ババアでなければだいたいOK
2.ダメとは言わないけど、毎回それだとちょっと芸がないのでは?
513名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:04:43 ID:nI+hRAxj
なんか保守しないとヤバい気がする
514名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:34:58 ID:o+ArcmW9
気合い入れた保守パンチ
515名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 03:24:52 ID:wXShL19C
時期的にもそろそろ切腹ネタSSを希望
516名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 10:36:37 ID:wQ7PWddE
亀田じゃないけど、なんかギャグって言うかシリアスな話が思いつかない俺ガイル
517ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/15(月) 16:40:42 ID:2IwX1Vpa
>>515
希望に応えて書こうとしたけど無理でしたごめんなさい。
ハードル高いわー。


今年は充電するとか言っちゃったけど、
なんかネタ浮かんだので戦隊ものでも書いてみようと思います。
また例によって長くなりそうなのでちびちびと投稿させて頂きますが、
しばしのスレ汚し&忌憚の無い意見よろしくお願いします。
518頼みます:2007/10/15(月) 20:46:45 ID:zbG2qyiT
昔の腹パンチ掲示板で魔神英雄伝ワタルの忍部ヒミコがワタルや先生のお腹を殴られて吐血したりする絵があったんですが、保存してらっしゃる方いたらうpしてくれませんか??お願いします。
519名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 01:03:23 ID:Ufn1D4nV
>>517

おお〜〜期待MAX!

しかし切腹までいっちゃうとねえ・・・さすがに人を選ぶかも
520名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:53:42 ID:eFk/+DCW
今週のマガジンのフェアリーテイルで腹蹴りあり。
最近マガジン豊作だなw
521名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 02:08:46 ID:ijJCaASo
仕置き人さんのサイト更新されんなぁ…ずっと待ってるんだが…
522名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 01:23:36 ID:BsiDFkcX

イイ腹めっけw
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~belial/
こいつぁ責め甲斐あるぜ
523名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 15:13:27 ID:nhHDCzOE
最近まとめサイトの更新されないね。
管理人さんどっか行っちゃったのかな?
524名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 18:40:31 ID:2W1+Eu3+
腹パンサイトってほとんど更新されないしなぁ
525名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 12:22:21 ID:EK9lOdBR
>>521
ここで言ってもしかたないだろ
本人サイトで言ったら?
526ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/23(火) 00:52:04 ID:vYrFCeCm
『美少女戦隊イリティスファイブ!』

「きゃあああぁぁぁっ!!」
よく晴れた青空を突如つんざく、人々の絶叫。
白昼の往来に爆音が響く。
「はははははは!! 怯えろ人間ども!!」
関東某所の、とある国立銀行。
広々とした中央ロビーに堂々と立った大巨漢は、恐怖に震える人々を見ながら笑い声をあげた。
大男の腕には、滑稽なほど巨大なバズーカランチャーが軽々と抱えられている。
「怯えろ怯えろ。おっと忘れてた。お前ら、怯えるのもいいが、金を持ってこい。
 ここにある現金ありったけだ。早く持ってこないと、お前ら全員こうだぞ!」
そう言いながら無造作に振り上げた腕を振り上げると、近場のデスクに撃ち下ろす。
凄まじい破砕音を立て、金属製のデスクと椅子がひしゃげた。
巨大バズーカを片手で振り回す腕力もそうだが、到底人間とは思えない。
再び人々が悲鳴をあげるのを見て、大男はげらげらと笑った。
「やっぱり金よりこっちだな。そうだそうだもっと怯えろ。
 このシグマ様は、お前らの怯えた顔が三度の飯より大好きなんだよ」
シグマと名乗った男は楽しくてたまらないというようにバズーカを掲げると、真上に向けて発射した。
凄まじい衝撃と共に天井が爆砕し、中の鉄骨が音を立てて崩れ落ちる。
「ふ、ふえぇっ……」
奥の長椅子に座っていた幼稚園児ほどの少女が、我慢できずに泣き声をあげる。
耳聡くそれを聴きつけ、シグマはじろりと少女を睨みつけた。
「おお子猫ちゃん。俺が怖いか」
「こ、こわぁいぃ……」
目いっぱいに涙を溜めて、少女はぶんぶんと首を縦に振る。
「そうかそうか。正直だな」
シグマはほくそ笑んだ。
「よし、正直者の子猫ちゃんには御褒美をくれてやろう」
「ぴゃ……!!」
バズーカランチャーの巨大な砲穴を向けられ、少女の表情が引き攣った。
「やめてえっ!!」
隣に座っていた母親が弾かれたように少女を抱き寄せ、自らの背をシグマに向けた。
「お願い、この子だけは……」
「おいおい、どけよ母ちゃん。そいつの怯えた顔が見えないじゃないか」
シグマは無情にも母の背中に照準を合わせる。
「どうしてもどかないんならしょうがない、親子揃ってふっ飛ばしちまうか。せーぇのっと」
悪意に満ちた笑みを浮かべたシグマが、バズーカを発射しようとした瞬間だった。
527ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/23(火) 00:52:46 ID:vYrFCeCm
「待ちなさいっ!!」

悪漢の背中に、鋭い声が浴びせかけられた。
「ああ? 誰だ、俺に指図するのは!!」
怒鳴りながら振り向くシグマ。
「……お前らは……!!」
しかし、そのシルエットを捉えるとその表情が一変する。
いつの間に出現したのか。
ロビーの入り口扉の前に、5人の少女が立っていた。
艶やかな光沢を放つ、スカート一体型のワンピースタイプボディスーツに、大きな金属バックルの付いたベルト。
その上半身には、軽く羽織った薄手のアウタージャケット。
極ミニのフリルスカートの下からは、同じく艶のあるゴムスパッツが覗いている。
5人の服の形状は全く同じだったが、その身に纏ったボディスーツの色は、
赤・青・緑・黄・ピンクと、鮮やかな5色に分かれていた。
また、その手に持った武器も、剣、鞭、弓と、それぞれ差異が伺える。
「イ……イリティスファイブ……!!」
シグマの口から煮え滾った声が漏れる。
彼女たちこそ、世界の平和を守ると称する超法規的機関イリティスの特殊戦闘部隊、イリティスファイブ。
シグマ達の、最大の敵。
「そこまでだ、ギーガメーソンの尖兵。私たちイリティスが来たからには、お前たちに悪事は許さない」
青を纏った長身の少女……イリティス・ブルーが、冷たい声で言った。
「ふん。このギーガロイド・シグマ様に、舐めた口を利きやがる」
イリティスとは全く真逆、世界の秩序を破壊し人間を滅ぼそうと画策する秘密結社・ギーガメーソン。
シグマの正体は、ギーガメーソンによって作り上げられた生体兵器・ギーガロイドだった。
「俺は今までのギーガロイド達とは一味違うぞ。死ね、イリティス!!」
言うなり、ギーガロイド・シグマは巨大なバズーカランチャーの筒先を5人に向けた。
528ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/23(火) 00:53:30 ID:vYrFCeCm
「ピンク!」
「はいっ!」
ブルーが素早く命令すると、イリティス・ピンクがその手に握っていた長弓に矢を引き絞った。
放たれた白く輝く矢は、吸い込まれるようにバズーカの砲口に命中する。
「ぐおぉっ!!」
バズーカが暴発し、シグマの手の中で砕け散る。
「イエロー!」
「任せて!」
武器を破壊され狼狽するシグマの懐に、イエローが俊足で飛び込んだ。
素手に見えたイエローの拳には、無骨な形状をしたカイザーナックルが装着されている。
「くらえっ、ライトニングナックルッ!!」
ばちばちと音を立て発光するイエローの拳が、正確にシグマの顎を突き上げた。
「ぐあああっ!!」
ナックル越しに流し込まれた超高圧電流は、シグマの頭部に深刻なダメージを与えた。
「こ、この雌豚……がっ!?」
何とか電流を耐え凌ぎ目の前のイエローに必殺の拳を撃ち落とそうとするが、急にその身体が動かなくなる。
「残念、捕まえたわよ」
イリティス・グリーンの腕から伸びた鞭が、隙だらけのシグマの身体を拘束していた。
「ぐっ、ぐおぉ! 放せえっ!!」
強靭な鞭はまるで意思を持った蛇のようにシグマを締め付け、一切の動きを許さない。
「止めだ。リーダー」
「うん、亜緒ちゃん!!」
ブルーの指示に、レッドは大きく頷く。
すらりと横に並んだ二人は、同時に剣を構えた。
レッドの炎剣が焔を立てて燃え上がり、反対にブルーの冷剣は、周囲の大気を凍らせてぱきぱきと音を立てる。
「行くよ、亜緒ちゃんっ!」
「……ああ、リーダー」
呼吸をぴったり合わせた二人は、動けないシグマに向けて突進した。
途中、灼熱の炎と凍てつく冷気に覆われた二本の剣が、まるで恋人同士のように寄り添い交差する。
「必殺っ! サイドリミットクロス!!」
極限の温度差の双剣が、シグマの巨体を同時に切り裂いた。
「ぐ、お、おあああぁぁぁぁっ!!」
断末魔の咆哮をあげ、シグマの身体は砕け散った。
529ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/23(火) 00:54:05 ID:vYrFCeCm
ギーガロイド・シグマが爆砕した煙が晴れると同時に、サイレンの音が聞こえた。
ようやく、警官隊が到着したのだろう。
「……悪は去りましたね」
イリティス・ピンクが安堵の溜息をつく。
「当ったり前だよ。5人揃ったあたし達は無敵だもんねー」
「……過信は禁物よ、イエロー。いつもそんな調子だったら、いつか足元を掬われるわ」
ガッツポーズをするイエローを、グリーンが嗜める。
「さて、ギーガロイドも倒したし撤収するか、リーダー。……リーダー?」
一人メンバーが足りないのに気付き、ブルーは辺りを見回す。
「……怖かったねぇ。でも、もう大丈夫だよ」
剣を収めたレッドは、震えていた女の子の前にしゃがみ込んでいた。
「怖い奴は、お姉ちゃんたちがやっつけたからね」
だが女の子は、警戒の視線でレッドの目を見た。
「……おねぃちゃんたちも、ちょっと、こわい」
レッドはくすりと微笑む。
「大丈夫だよ。お姉ちゃんは子供の味方だから」
さわさわと、その髪を撫でる。
「ほら、もう泣かないで」
「……うん。おねぃちゃん、ありがとぉ!」
「てへへぇ。どういたしまして」
ぺこりと頭を下げられ、レッドの顔に満面の笑みが浮かんだ。
「リーダー」
「ぴゃっ!?」
だがブルーに頭を小突かれると、その表情が情けなく歪む。
「な、何すんの、亜緒ちゃん……」
「リーダーの癖にさぼるな。任務完了だ、帰るぞ。あと、任務中は名前で呼ぶな」
「はぁい、ブルー……」
借りてきた猫のようにしゅんとするレッド。
何はともあれ、今日も少女戦隊イリティスファイブの五人は、
秘密結社ギーガメーソンの魔の手から社会を救ったのだった。



泥の底のように濁った薄暗い部屋の中に一人、少年は居た。
「…………」
その少年はただ無言で、目の前の液晶モニタに流れ続ける映像を見ている。
映し出されているのは射られ、殴られ、縛られ、そして斬られて倒された巨漢の姿。
そして。
『はぁい、ブルー……』
“……以上がお前の12番目の兄、ギーガロイド・シグマの最期だ”
記録テープは5人の少女が立ち去った所で終了し、どこからともなく重い声が響いた。
“13番目の我が子よ”
「はい、首領ギーガロード」
少年はやっと声を発した。
“奴ら……イリティスファイブをどう思う”
「強いですねえ。この人たちで遊ぶのはとっても楽しめそうです」
にっこりと笑って答える。
天使のように無垢な笑顔。
“それでこそ我が末っ子。もはやこの私をも凌駕しかねない最強の子”
重い声……秘密結社ギーガメーソンの首領・ギーガロードは笑った。
“遂に奴らの基地の場所を捕捉した。行け我が子よ。行って奴らを殲滅し地獄に送ってやるのだ”
「はい、首領。ちょっと遊んできますね」
鮮やかな銀髪を靡かせ、少年は立ち上がった。
530ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/23(火) 00:55:15 ID:vYrFCeCm
日の暮れなずむ、静かな午後。
制服姿の5人の少女が、並んで河川敷を歩いて下校している。
「それにしても先週のギーガロイドは、あんまり強くなかったよねー」
通学鞄を元気よく振りながら、山吹希美……イリティス・イエローが誰ともなく言った。
「せっかく正義の味方やってんだからさ、たまには強敵と死闘を繰り広げたいな」
「またそんなこと言って……」
翡村碧……イリティス・グリーンが口を開く。
「イリティスの活動をゲームみたいに言わないで。実戦では敵なんて弱い方がいいのよ。ねえ桃華?」
「はあ……そうですねえ」
のんびりとした口調でピンク、桜庭桃華が応える。
「出来れば、痛いのは遠慮したいですねえ」
「なにをぅ!? ももちんの癖にあたしに意見するなんて生意気な!」
「みゃっ!!」
希美は素早く桃華の背後に回り込むと、その胸を鷲掴みにした。
メロン大の豊満な巨乳に、希美のしなやかな指がむちりと沈み込む。
「くらえっ、ライトニング・ナックルー。びびびびび」
「みゃぁぁ! やっ、やめてくださいぃ……」
制服越しにむにむにと双房を揉みしだかれ、桃華は悲鳴をあげる。
「だ、誰か……亜緒さん、助けてぇ」
「……馬鹿馬鹿しい」
五人の中で一人群を抜いて背の高いイリティス・ブルー、水無月亜緒は冷徹に言い捨てる。
「付き合ってられるか」
「ひ、ひどい……じゃ、緋奈さぁん」
「んー。ちょっと待ってて。これ食べ終わったらね」
レッドことイリティスファイブのリーダー、暁月緋奈は、大事そうに持っているクレープにぱく付いた。
「んんっ、おいしいー」
「……太るぞ」
至福の表情でクレープを頬張る姿を横目で見ながら、亜緒が呆れた声で呟く。
「だって美味しいんだもん。……亜緒ちゃんも食べる?」
「え?」
「実は欲しいんでしょ。久しぶりに、昔みたいに半分こしよっか?」
「……いらん」
ずり落ちかけた眼鏡を持ち上げ、亜緒は首を振った。
531ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/23(火) 00:56:19 ID:vYrFCeCm
「……さて、私はここで失礼するわね」
そのまま並んで歩きながら何度目かの交差点に差し掛かると、碧は立ち止って後の四人に言った。
「えー? どうしたのみどりゃん。家まだあっちでしょ?」
「本部に寄って、日報書かなきゃいけないのよ」
怪訝な顔をする希美に、碧は澄ました顔で答える。
「そっかぁ。大変だね」
「人事みたいに言わないでよ、あんたがやりたがらないからでしょ?」
「えへへ、仰る通り。お疲れさまです、委員長」
「調子いいんだから。……じゃあ皆、また明日ね」
「ばいばーい」
手をひらひらと振って街に消える碧の後姿を、四人はいつも通りに見送った。
「……凄いよね、碧ちゃん。学校では委員長やりながら、イリティスでの事務もほとんど一人でやってるし」
クレープを食べ終えた緋奈が、ぺろりと指に付いたクリームを舐めながら言う。
「じゃ、あたしとももちんはこれから二人でゲーセン行くから、ここでお別れだね」
「そうですね」
希美が言い、桃華が追随する。
「ひなっちとあおあおはどうする? 何なら一緒に遊ばない?」
「うーん、ごめん」
緋奈は申し訳なさそうに笑って首を振る。
「今日は私、古文の宿題がどうしても分かんないから、家で亜緒ちゃんに教えてもらうの」
「そっかぁ。いいなあ何でも教えてもらえて。あたしも隣にあおあおみたいな頭いい子が住んでたらなー」
「……あおあお言うな」
亜緒は眼鏡を持ち上げながら眉をひそめる。
「じゃあ亜緒ちゃん、私たちも行こうか」
「……ああ」
「そんじゃね二人とも」
「ばいばーい」
緋奈と亜緒、希美と桃華は手を振って別れる。
こうして、イリティスファイブの5人はそれぞれの帰路へとついた。
数時間後に自分たちを待ち受けている、過酷な運命など想像もせずに。
532ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/23(火) 00:57:04 ID:vYrFCeCm
★キャラクター&設定説明

暁月緋奈(レッド)
童顔。身長151センチ B93 W57 H89
甘いものに目がない、イリティスファイブの名目上リーダー。
かなり間の抜けた所があり、あまりリーダーとしての役をまともに果たしてはいない。
人の言うことをすぐに信じ、誰にでも底無しに優しいのが長所であり短所。
武器は灼熱剣・フレイムセイバー。

水無月亜緒(ブルー)
眼鏡。身長174センチ B88 W53 H88
いつでも冷静沈着、頭が良くていざという時の機転も利く、イリティスファイブの実質的リーダー。
知的でクールな物言いや、すらりと引き締まった抜群のプロポーションから、男子生徒たちの羨望の的。
緋奈とは家が隣同士の幼馴染であり、表には出さないが、心優しく可愛い親友の事をとても愛しく思っている。
武器は氷結剣・アイスセイバー。

山吹希美(イエロー)
金髪ショート。身長147センチ B82 W55 H83
いつでも活発で明るいムードメーカー。
見た目も性格もすこぶるボーイッシュで、やたらと負けん気が強い。
他人に勝手なあだ名を付けるのが癖。
武器は電撃拳・ライトニングナックル。

翡村碧(グリーン)
おさげ。身長160センチ B89 W55 H87
クラスでは委員長を務める、責任感のある優等生。
言動の奔放すぎる希美とはよく衝突するが、それは仲の良さの裏返しでもある。
頭もよく真面目だが、私服のセンスが致命的にださいのが珠に瑕。
武器は自在鞭・フォレストウィップ。

桜庭桃華(ピンク)
黒髪ロング。身長156センチ B104 W60 H93
おっとりとした箱入り娘。
その巨大なバストはイリティスファイブ唯一100センチを越えるが、自身はコンプレックスを持っている。
戦闘になると何とか頑張るものの普段はとても気弱で、家で飼っている犬からも下に見られている。
武器は長距離弓・チェリーアロー。

イリティスファイブとは?
高校3年生。研修旅行中の事故で特殊放射線を浴び、強靭な戦士の肉体に生まれ変わってしまった仲良し5人組。
人類を遥かに超える身体能力に目をつけた特務機関イリティスにスカウトされ悪と闘っている。時給1500円。

イリティスファイブのバトルコスチューム
ボディスーツはシャツとミニフリルスカートのオールインワンタイプ。
ベルトのバックルにはイリティスのシンボルマークが刻まれている。
アンダースーツは、上部は半袖、下部はスパッツの形状をした伸縮自在ゴム。スクール水着に似た素材。
アウタージャケットは大きく開いた短袖かつ薄手で、本当に羽織っているだけという感じ。
色は五人それぞれ違うが、全員ボディスーツの方が明るい色、アンダーの方が暗い色というのが共通項。
例えばレッドならボディスーツとフリルスカートはライトレッド、その下から覗くスパッツはワインレッド。

ギーガロード
秘密結社ギーガメーソンの首領。
怪人ギーガロイド達を操り、世界を滅ぼそうと企んでいる。
実はもう本編での出番は無い。

謎の少年
ある意味、本編での主役。
533ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/23(火) 01:06:18 ID:vYrFCeCm
以上、これだけ書いてただのプロローグでした。
スレを読んでいると「長すぎる前フリは不要」と言う意見も多々見受けられますが、
あらかじめ細かな知識を持ってた方がキャラに愛着が湧くだろうというのが僕の持論ですので何とぞご了承ください。
本編その1は数日中に投下予定です。

534名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 02:01:02 ID:dppNUbik
お待ち申し上げておりますです!
535名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 13:06:36 ID:cVzGTViK
ランサー氏きたー
高校生なのか・・・ 色から髪型からスリーサイズまでw
人物についてこれだけ詳細な設定を提示されると
期待と妄想が脹らんで夜しか眠れない

個人的にはやっぱりピンクの今後に期待してしまう
ライトニングナックルーびびびびびは今日と明日の夢に出てきそうだ
536名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 17:37:02 ID:39rHx/kF
やべ。
このこってりとしたプロローグはまさに積み上げてきた物に迫る破滅の足音を感じさせて期待を煽るな。
圧倒的な強さを誇るヒロイン達が胃液をぶちまけて泥にまみれて敗北に沈むか、
はたまた最後のギリギリの部分で屈服を免れて一矢報いて、
これから先も腹を殴られる恐怖を抱えながら苦しい戦いを続けていくのか…
期待は膨らむばかりだぜ…。
537名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 20:44:17 ID:fUfU5mvd
とても古い話で知っている人がいるかどうかもわからないんだけど、
B5版の本(だったかと)でSFという文字が表紙にあり、中身は挿絵つきの短編か、連載小説
が載ってた(と思う)
子供心に衝撃を受け、エログロに目覚めた 小学3年くらいだったかな
タイガーマンという異様に細長いペニスを持つ男が、お姫さん(たぶん)を遠隔催眠みたいなので
自分の部屋に呼び、犯したあと、腹を裂き、喰らいつき、まだ水蒸気の立ち上る生暖かいハラワタを口一杯にむしゃむしゃと頬張り、
喰うというもの。
挿絵に腸を頬張ったタイガーマンと快楽とも苦痛ともいえる表情をした女の人があった
同じ本に、永井豪が書いた挿絵で、裸で横たわる女の上に蛾のような羽を持つ男が覆い被さってった。
昭和50年くらいの本だと思うんだけど、わからない?
538名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 20:48:43 ID:fUfU5mvd
あ、それとこの画像なんのビデオのかおわかりの方がいらっしゃったら教えて下さい
ttp://sawwaves.net/uploader/src/sw0468.jpg
539名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:54:59 ID:DMZwAIvA
>538
切腹画像かよ・・・
540名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 22:14:59 ID:ka2EzJN1
そうなんだけど、どこから出しているのかがさっぱりなんですよ
541ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/24(水) 23:03:55 ID:LeLGq8YZ
一見何の変哲もない、市外の寂れたビル。
今どき質素な手動扉の上には、「有限会社○○マーケティング」という当たり障りのない看板が掲げられている。
だがその一室には、貧相な玄関からは考えられないほど厳重な電子ロックを施されたセキュリティドアがある。
その「本当の入り口」から降りた先に、特務機関イリティスの秘密基地はあった。
「今日も、今日も、今日も暇〜」
イリティスの隊員・村崎理沙は、今日もビルの見回りを行っていた。
理沙の任務は、イリティスが活動の隠れ蓑としているダミー会社○○マーケティングの経営と警備。
経営といえば聞こえはいいが、要は架空の会社が、さも活動しているように見せかけるだけ。
見た目だけはぴっちりとしたダークグレーのスーツを着こなしキャリアウーマンを気取っているが、
実際は、毎日落書き程度の業績帳簿をつけ、時おりビルの清掃をする虚しい仕事。
「明日も、明日も、明日も暇〜。ららら〜」
一人っきりの時のみ口ずさめる自作ソングを歌いながら、理沙はその場で意味もなくターンしてみた。
(……はあ。本当に暇だわ。誰か来ればいいのに)
絶えず時間を持て余している理沙には、基地の入り口に訪れる隊員たちと会話をする事が何よりの暇潰しだった。
(ファイブの皆、今日は碧ちゃん以外は来ないのかしら)
年も近いことから理沙の可愛がっている5人組、イリティスファイブの少女たちも、今日は非番である。
唯一グリーン……翡村碧のみが事務仕事の為に訪れたが、よほど仕事に気をとられているのか、
二言三言挨拶をしただけでさっさと基地に入って行ってしまった。
(つまんないな……)
理沙の面白みのない見回り作業は、今日も何事もなく終わると思われた。
だが。
(あら……?)
最も重要な一室……イリティス地下基地へのセキュリティドアがある部屋に差し掛かると、その足が止まる。
(……子供?)
扉の前に、一人の少年が立っていた。
背は130センチ程度か。明らかに、小学生。
どこか日本人ばなれした顔立ちで、その髪は鮮やかな銀色。
素っ気無い黒一色のシャツにズボン、足にはノーブランドのスポーツシューズ。
ただ無言で立ち尽くし、荘厳なドアを物珍しそうに眺めている。
(どうして、こんな所に子供が……)
ゆっくり近づくと、少年はちらりと理沙の顔を見上げた。
「……こんにちは」
迷子だろうか。理沙は訝しがりつつも、少年を刺激しないようににこりと微笑んだ。
(……綺麗な、銀……)
少年は髪だけではなく、その小さな瞳までもが銀の光を放っていた。
「どうしたの、ボク。ひょっとして迷子かなぁ?」
中腰に屈んで両手を膝に乗せ、少年に視線を合わせて尋ねる。
「迷子じゃないよ」
少年は、あどけない澄み切った声で答えた。
「違うんだ。じゃあ、子供がこんなところで何してるのかな? ボク、名前は?」
「名前? ええとね、僕の名前はね……」
そこで人目を憚るようにきょろりと辺りを見回すと、内緒話をする時のように口に掌を当てる。
「うん?」
釣られて顔を寄せる理沙。
その耳下に、少年はにっこりと笑って言った。
「ギーガロイド・ゼロ」
542ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/24(水) 23:04:40 ID:LeLGq8YZ
「え……」
避ける暇などなかった。
可愛らしく自分の口元に当てられていた少年の掌が、素早く理沙の唇に張り付いていた。
「う、む……!?」
驚いて振りほどこうとするが、その掌はとても子供のものとは思えない握力で唇を塞いで離れない。
少年は空いている方の拳を軽く握り締めると、理沙の身体に向けて真っ直ぐに打ち込んだ。

どずんっ!!!

「…………!!!」
爆弾のような破壊的エネルギーが、理沙の腹をど真ん中を抉った。
一秒前まで皺一つなかったダークグレーのスーツが、一瞬の内に襤褸布に変わっていた。
その下のシャツもイージートップブラもずたずたに破れ去り、形の良い美乳がゆさりとまろび出る。
「喋らないで。悲鳴もあげちゃ駄目だよ。大声を立てたら殺すからね」
平然とした口調で、少年は凄んだ。
「さあお姉さん、死にたくなかったら僕をイリティスの基地の中に案内して」
「…………」
「……あれ?」
しかし、一向に返事をしない理沙に銀の瞳を瞬く。
「え……お姉さん? ひょっとして、もう壊れちゃったの?」
若干慌てた様子で、理沙の顔を正面から抑えていた掌を離す。
「ぐぶぱっ!!!」
途端に、その唇から胃液が溢れ出た。
「おぐ……ぐぶぶっ」
スーツに包まれた肢体は引き攣り、その瞳は完全に白目を剥いていた。
「……壊れてる。嘘でしょ、脆過ぎるよ。ちょっと叩いただけなのに……」
どちゃりと音を立てて自らの吐瀉物に頬を埋める理沙を見下ろし、少年は拍子抜けした顔で呟いた。
「うーん。やっぱり人間って、皆こんなに弱いのかなあ。……やだよそんなの。全然楽しめないじゃん」
じろり、と厳重なロックによって封鎖されたドアを睨みつける。
「大丈夫。本当の標的……イリティスファイブは、こんなもんじゃないよね。ちゃんと、僕と遊んでくれるよね」
ぎりぎりと掌を握った少年は、大きく拳を振りかぶる。
直後。金属製のセキュリティドアが、轟音を立てて爆砕した。
「こんにちは。お邪魔します」
慇懃無礼に言った少年は、イリティスの基地に足を踏み入れた。




(はっ……!)
辺りに鳴り響いたアラームに、一人事務室でイリティスファイブとしての活動日報を綴っていた碧は顔を上げた。
第一級非常事態発生のサイン。基地内で何かが起こった?
「み、碧!」
同時に、一人の研究員が部屋に駆け込んでくる。
「大変よ、基地内に侵入者が!」
「侵入者ですって?」
碧の表情が引き締まる。
「まさか……」
「恐らく……ギーガメーソンよ。ここの所在が掴まれたんだわ」
研究員は頷く。
「しかもうちの主力であるあなたたちのほとんどが不在という、最悪のタイミングで攻めてこられてしまった。
 碧。今、外にいる他の四人にも大至急集合するよう連絡を取っているから……」
「……その必要はないわ。私一人で出る」
「何ですって?」
碧は凛然とデスクから立ち上がった。
「基地に侵入されたのよ。悠長に構えている暇は無い。……大丈夫、ギーガロイド一体ぐらい一人で何とかする」
「待ちなさい碧、危険すぎるわ。まだ敵の詳細も分かっていないのに……」
研究員は慌てて止めようとするが、碧は既に事務室を飛び出し、敵の下に向かっていた。
543ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/24(水) 23:05:29 ID:LeLGq8YZ
イリティスファイブのバトルスーツに着替え、変身を完了した碧は、基地の最奥部にして最も重要な施設、
イリティスの全てを制御するオペレーティングルームへと飛び込んだ。
「……やっと来てくれたね、イリティスファイブ」
イリティスファイブの宿敵……生体兵器ギーガロイドは、腰掛けていた椅子からゆっくりと立ち上がった。
「な……」
その姿を見て、碧は動揺する。
小さな……どう見ても小学生かそこらの、銀髪の少年。
「見た目は小さくても、今まであんたらがやっつけてきた僕の兄さんたちよりずうっと強いよ?
 というのもね。僕はもう強すぎるから、これ以上成長させる意味もないと判断されて、即実戦投入されたんだ」
碧の心を見透かしたように言うと、少年は銀色の瞳を微かに細めた。
「僕はギーガロイド・ゼロ。最強にして究極のギーガロイドだ」
「……ゼロ……!」
碧は戦慄して身構えた。
嘘ではないだろう。見た目どおりの子供なら、ここまで侵入できるわけがない。
「そうそう、だから舐めて手加減なんかしちゃ駄目だよ。そんな奴と遊んでも何にも面白くないから。
 ……ところでイリティス・グリーン。他の奴らはどこなの?」
「……あなたに教える必要はないわ」
「ふうん、まだ全員揃ってないんだ。まあ仕方ないよね、こっちもアポ取らずに来ちゃったし。
 ……グリーン。ひょっとして、一人でも僕と遊んでくれるつもり?」
遊ぶ。
戦いを、遊びだと思っているのか。
「……そうよ、坊や。このイリティス・グリーンが遊んであげる」
「本当?」
ゼロの目が輝く。それはギーガロイドではなく、無邪気な少年のそれだった。
皮肉や例えや余裕の表れなどではなく、本当に、戦闘を遊びの一種だと思っているらしい。
「嬉しい。やっとイリティスファイブと遊べるんだね。
 今までの人間は、みんな弱っちくてつまらなかったんだ。グリーンは、強いよね?」
「……そうね。お姉さんは強いわよ」
とっても強いお姉さんに喧嘩を売った事を後悔させてやる。
「だから、さっさとかかって来なさい」
凛とした声で言い放つ。
「うん、ありがとう。じゃあ行くね」
ゼロは、にこりと笑った。
次の瞬間。
そのシルエットが砂嵐のようにノイズと化した。
544ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/24(水) 23:06:35 ID:LeLGq8YZ
「あ?」
(き、消え?)
もちろん実際に消えたわけではない。
ゼロの身体は、人間の動体視力を遥かに凌駕する速度で碧の懐に移動していたのだ。
間髪入れず、ぽかんと突っ立っている碧の身体に真正面から拳を突き込む。

ぼぐうんっ!!

「ふぐぁ……!?」
碧のボディスーツに、ギーガロイド・ゼロの拳がずしりとめり込んだ。
見た目は軽く握って伸ばしただけの細腕だったが、その速度と威力は人間の限界を簡単に突破していた。
「か……かは……!!」
(こ、こいつ、強……)
油断しきっていた腹に手首まで拳を捻じ込まれ、強靭である筈のイリティス・グリーンの身体が一撃で麻痺する。
ゼロは一度引き抜いた拳を、次に碧の脾腹に突き刺した。
「うぐふっ!!」
引き締まったくびれに真横から突入したゼロの拳は、碧の腹部のほぼ中心までを抉った。
へし折られた肋骨が、めきめきと音を立てる。
「はぁ……あぐぅぅ……!!」
艶めかしい肢体をくの字に折り曲げられた碧の唇から、微かな呻き声が漏れる。
「凄いやグリーン、まだ耐えてくれるなんて。……普通の人間は一発で壊れちゃうから面白くないんだよね」
その様子を見て、ゼロは嬉しそうに笑った。
「やっぱりイリティスファイブは違うね。じゃ、まだまだ行くよ」
無垢な笑顔で悪魔のように囁き、ゼロはもう片方の拳を振り上げる。
「ぐむうぅっ!!」
反対側の脇腹に、破壊的なレバーブローが埋め込まれた。
左右から屈強な肉体の中心を軽々と貫かれ、碧の全身は電流を浴びたように痙攣した。
「あ……っか……ぅえ……」
凄まじい連撃によって完全に潰された碧の腹の中では、ゼロの二つの拳の先が触れ合いそうな程に密着していた。
内臓を出鱈目にシェイクされた絶望的な感触にか細い首が跳ね上がり、突き出された舌がびくびくと震える。
「あはぁ……ぅ……」
(み……みんな……助……)
碧の目尻から、涙の雫が垂れ落ちた。
ゼロが両拳を引き抜くと、その身体はぐらりと前にのめる。
「あ、まだ倒れちゃだめだよ」
だが、冷徹に言ったゼロは、既に自分の言葉が耳に入っていない碧の無防備な身体にアッパーを叩き込んだ。
「ごぷぅ、んっ……!!!」
無慈悲に放たれた拳は雄大に膨らんだ乳房の真下に突き刺さり、倒れ行く碧の鳩尾の中心を正確に抉り抜いた。
音速に近い速度で発射された砲丸は、エメラルドグリーンの薄過ぎるボディスーツを捩じ切り、
伸縮性の良いアンダーを大きく巻き込みながら、その脊髄付近にまで深々とめり込んだ。
止めの一撃で完全に意識を消し飛ばされた少女の肢体は、突き刺された急所を中心に力なく折れ曲がった。
「ぉ……あ……がはぅっ!!」
人間を遥かに超えたイリティスファイブの肉体とはいえ、もはやその打撃は耐え切れる次元のものではなかった。
潰された胃から逆流した液が、しどけない唇から噴き出した。
545ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/24(水) 23:08:15 ID:LeLGq8YZ
「どう、グリーン。さすがにこれはちょっと効いたでしょ。普通の人間なら即死してるレベルだからね」
二つに折れた碧の身体をアッパーの体勢で軽々と支え持ち上げたたまま、ゼロはその耳元に囁いた。
「……………………」
「ありゃ?」
だが、返事らしい言葉を発さない敵に怪訝な表情を浮かべる。
「……グリーン?」
常軌を逸した威力の肉体攻撃に、碧の意識はとうに四散していた。
「どうしたの? もうダウン?」
当然、返事はない。
「駄目だよ勝手に寝ちゃ。僕は、まだ遊び足りないんだから」
ゼロはそう言って堕ちた碧の顎を持ち上げると、その失神してなお整った美貌を真正面から覗き込んだ。
今や凛としていた瞳は湧き上がる涙で潤み、きつく結ばれていた唇は半分ほど開かれ吐瀉物を零している。
「えーと……うん、完成」
未だ音を立てて零れ続ける胃液にも構わず、ゼロは碧の柔らかい唇に自らのそれを重ねた。
「…………んっ!」
口中に舌を突き入れられた瞬間、その失神していた筈の瞳に光が戻った。
「ん、んんっ……!?」
宙に浮かされたまま肉付きの良い肢体がびくびくと跳ね、その頬が紅色に染まる。
「……ぷは。おはよう、グリーン」
あっという間に碧の意識が戻ったのを見て取ると、ゼロは舌で蹂躪していた唇を開放した。
「な……んぅっ、うあぁ……!?」
「僕の体液はね、色んな化合物を調合して薬を作成出来るんだ。
 一滴で人を殺せる猛毒から、こんな風に、一滴で人を昇天させられる催淫剤まで」
「あ、はんっ、ふあぁぁ……!!」
「本当は洗脳や自白促進用なんだけど、僕はこっちの使い道の方が好きなんだ。同じ人間で何度でも遊べるから。
 それに、僕だけ一方的に楽しむのもずるいもんね。どうせ遊ぶなら皆が楽しめた方がいいし」
顎を支えていた指を離すと、真下を向いても碗形を崩さない柔らかな膨らみに触れる。
「きゃはうっ!?」
一度無造作に揉みしだかれただけで、碧の肉体は極限に反応した。
力なくのめっていた上半身は電流に打たれたように跳ね上がり、
フリルスカートに覆われた下腹では、薄過ぎるスリムスパッツ越しに盛り上がった陰部が卑猥に震えた。
堪らず秘裂から噴き出した液が、ゴムスパッツから肉付きの良い太股の間をとろりと伝う。
「あ、ふあぅ……! そ……そん、な……!?」
自分の身体に起こった反応が信じられず、悲痛な声で喘ぐ。
「神経感度を30倍くらいにしてあげたよ。気持ちいいでしょ? ……だから、もっと遊んでね」
無邪気な笑顔を浮かべたまま、ゼロは再び拳を握った。
「大丈夫だよ。いくら寝ちゃっても、今みたいに何度でも起こしてあげるから」
「……ひ……っ」
自分がこれからどんな目に遭わせられるのかを悟り、碧の瞳に涙が浮かぶ。
「いっ……いやああぁぁぁぁぁぁ……!!!!」
オペレーティングルームに、少女の絶叫が虚しく木霊した。
546ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/24(水) 23:25:12 ID:LeLGq8YZ
というわけで本編その1でした。
ここまでは前から書き溜めてあった分なので、次からはもっとスローペース&小出しになります。ごめんなさい。


>>535
ピンクの出番は次の次くらいの予定です。
ご期待に添えればいいんですが。

>>536
一応、どんな形で終わらせるかはもう決めてあります。
もちろんまだ詳しくは言えませんが、何にしろみんな悲惨なことになるのは確かです。
547名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 00:08:37 ID:nDqsTdxS
GJ!まずは一人脱落か
自信過剰な正義のヒロインが誘蛾灯に群がる虫よろしく無策に挑んで返り討ちに合う姿は最高だな
ランサー氏はゆっくり、まずは自分自身が楽しんでいる執筆を続けて欲しいッスよ
548ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/26(金) 12:49:24 ID:2DZ/goU3
ギーガロイド襲来の知らせを受けたイリティス・イエローとピンクの二人は、すぐさま基地へと帰還した。
バトルコスチュームに着替え、敵の待ち受けるオペレーティングルームへと急ぐ。
「碧さん、一人で大丈夫でしょうか」
桃華は不安そうに呟いた。
グリーンが単身で敵の迎撃に向かったという情報は得ていたが、
他の非戦闘員のイリティス隊員たちは危険な敵の下へは近寄れず、
オペレーティングルームの中でどんな死闘が繰り広げられているのか未だ定かではない。
「大丈夫だよ。みどりゃん強いし。下手したら、もう敵やっつけちゃってるかもよ?」
だが、希美は力強い笑顔で返す。
「それより、ひなっちとあおあおもこっちに向かってるんだよね?
 せっかくまた5人揃うんだからさ、今晩は一緒にごはんでも食べようよ」
「……そうですねぇ」
いつでも明るい親友の余裕に満ちた表情に、桃華もおっとりと笑って頷いた。


希美と桃華は、オペレーティングルームのドアを開いた。
「あ。イエローと、ピンクだ」
部屋の中心に立っていた銀髪の少年……ギーガロイド・ゼロは、二人の姿を視認すると嬉しそうに言った。
「はじめまして、イエロー、ピンク。待ってたよ」
「「……!!!!」」
二人は絶句する。
自分たちの基地に侵入してきたギーガロイドの正体が小さな子供だった事も勿論だったが、
何より二人が驚愕したのは、その少年の両手に抱かれている一人の人間の姿だった。
「いいタイミングで来てくれたね二人とも。ちょうど、グリーンで遊ぶのにも飽きてきてたとこなんだ」
「み……碧さん……!?」
「みどりゃん……!!」
明らかに失神して両膝を着きながらも、無理やり後ろから抱え起こされている仲間を見て悲痛な声を上げる。
そこには、清楚で正義感に溢れたイリティス・グリーンの姿など影も形も無かった。
重量感のあるふくよかな巨乳は、背後から回された小柄な少年の腕にとてもではないが二房も乗り切らず、
右の乳房の半分ほどはゆさりと横に零れ出ている。
エメラルドグリーンのボディスーツにはところどころ穴が空き、艶やかな素肌の一部を露出させていた。
特に腹部はその正中線沿いに何箇所も破れており、少女が破壊的な打撃を何度も受けた事実を物語っている。
そして、柔らかな下腹部を覆うゴムスパッツ部分はぐっしょりと塗れて官能的な光沢を放ち、
力なく着いた膝の下には、口と股間から漏れ出した分泌液がバケツでも撒いたように卑猥な水溜りを作っていた。
「ほらグリーン、起きて」
少年は背後から碧の耳元に囁くと、自分の細腕を持て余している巨乳を掌で揉みしだいた。
「う……ふぅ……ん」
小さな喘ぎが漏れるが、それは快楽反射以上のものではなく、薄く閉じられた瞼が開くことはない。
「ううん。薬が足りないかな。……ほら起きて。友達が来てくれたよ」
ギーガロイド・ゼロは自分の指をぺろりと舐めると、だらしなく開かれている碧の唇に押し込んだ。
「あ……ぁんっ……」
失神への逃避を許さない悪魔の催淫剤を注入され、碧の瞳に哀れな光が戻った。
もはや息も絶え絶えながら、その首をナメクジのようにのろのろと持ち上げる。
「き、希美……桃……華……?」
蹂躙され憔悴しきった頭と瞳を精一杯に働かせ、碧は二人の仲間の姿を認識したようだった。
549ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/26(金) 12:55:58 ID:2DZ/goU3
「碧さん!!」
「待っててみどりゃん、今助けるから!!」
「……こ……来ない、で……」
だが碧は、力なく首を左右に動かした。
「こいつ……強、すぎる…………」
「駄目だよグリーン、そんなこと言っちゃ」
むっとした声で言ったゼロは、碧の唇から指を抜いた。
「脅かしたら、イエローとピンクが遊んでくれなくなるじゃないか」
そう言いながらゆっくりと腕を下ろし、柔らかな下腹部の線をなぞる。
「グリーンは悪い子だから、お仕置きが必要だね」
アンダースーツの最下部に達した中指は、蛇が鎌首をもたげるように大きく曲げられたと思うと、
力の抜け切って無防備な碧の秘裂に突き刺さった。
「きゃはぁんっ!?」
深緑の光沢を放つスパッツが大きく展び、碧の内部に食い込む。
ゼロの指は碧の肉壷を微塵の迷いもなく掻き混ぜ、まだ余っていた催淫剤を無情にもその膣壁に塗り込めた。
「はっ、ぁう、くふうぅ……あ……ゃあああぁぁぁぁん……!!!」
残忍な快楽に脳を焼かれた碧は舌を突き出し、親友たちの見ている前であられもなく嬌声を上げて悶え狂った。
「ひ……酷い……」
とてもその悲惨な姿を正視していられず、目に涙を浮かべた桃華は両手で顔を覆った。
「……うん、そろそろグリーンは限界かな」
自らの陵辱している少女と正反対に冷静な声で呟くと、ゼロはその指を秘裂から抜いた。
「はあ……あ……ひゃう……ふ……」
もはや何の抵抗手段も持たない碧は大きく息を吐き、背後の憎むべき敵の身体にぐったりとしな垂れかかる。
「みどりゃんっ……!!」
「あ……はぅっ……だ……だめ、希美……」
怒りと悲しみに両拳を握り締めた希美に、涎を零しながらも訴える。
「勝て、ない……よ……逃げ、て……」
「しつこいなあ」
不機嫌そうな声で言ったゼロは再び中指を曲げて一本拳を作ると、そっと碧の丹田に当てた。
「は、早……く、逃げ……ぐぱっ!?」
弛緩しきっていた碧の急所に、ゼロの中指の第二関節がめり込んだ。
力も溜めず密着した状態から放たれた、半ば押し付けただけの拳だったが、その威力は壮絶だった。
外側に柔らかな曲線を描いていた肉厚な少女の下腹が、みしりと音を立てて陥没する。
「はんんっ、あっ、くはあぁ……!!」
少女の儚い裂け目が、アンダースーツ越しにも分かるほど大きくひくついた。
あまりにも吸水性に欠ける薄手のスパッツを透過して、何度目かの潮が噴き出す。
「あぐうぅっ……う、あぁ……あ……ぁふっ」
天を仰いで零した一筋の涙を最後に、碧の瞳は白で満たされた。
「……ありがとうグリーン。楽しかったよ」
満足げに言ったゼロは、抱いていた腕を放して開放すると、トンとその背中を押す。
幾度もの失神とオーガズムで破壊されつくした少女の肉体は、大きく股を開いて大の字に崩れ落ちた。
550ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/26(金) 13:16:40 ID:2DZ/goU3
というわけで本編その2です。
まだグリーンで引っ張れそうだったので引っ張ってみました。焦らしてごめんなさい。
一応、その7くらい(長いなあ)で完結の予定です。

>>547
ありがとうございます。強くていい子だけどちょっと調子に乗り気味のヒロインっていいですよねー。
前シリーズの兄ちゃんは敵役ではあっても悪役ではありませんでしたが、
今回の子は普通に外道なので実に書きやすいです。楽しいなあ。
551名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 13:45:24 ID:QsHCZ7rA
完膚無きまでに破壊されちゃったグリーンに敬礼!
このまま一人づつ腹責めの末に敗北なのか、まとめて負かしてから改めて腹責めなのか
一人づつならば最後あたりになりそうなレッドの責めなんかはエラい事になりそうだな
552名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 00:54:21 ID:+lr/NKZH
あおい子がぶちのめされるのがたもしみw

クールな長身美少女がどてっ腹に渾身の一撃くらって
惨めな姿をさらすと思うとオラなんだかわくわくすっぞww
553ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/28(日) 03:36:20 ID:wecQUVmz
「さあピンク、イエロー。どうする?」
ゼロは笑顔を崩さずに二人を見た。
「個人的には二人と今すぐ遊びたいんだけど……どうかな。こいつ一人だけじゃ弱すぎて面白くなかったしな」
完全な失神の沼に沈んだ碧の身体を、馬鹿にしたように足蹴にする。
スポーツシューズを大きく埋め込まれ、スパッツの柔らかい尻がぶるりと揺れた。
「二対一でもあんまり面白くないだろうね。やっぱり、残り二人が来て四対一になるのを待った方がいいかな」
「……ふざけんじゃないぞ、このガキ」
おちゃらけている普段からは考えられない真面目な声で、希美は言った。
「このあたしが相手だ」
振り上げられた拳が、ばちばちと音を立てて発光する。
「私たちが、ですよ希美さん」
同じく静かに言った桃華は、引き絞った愛弓に矢をつがえる。
「かかってきなさい、ギーガロイド。イリティスファイブ、イエローとピンクがお相手します」
「そう言ってくれると思ったよ。……じゃ、やろうか」
満足げに笑ったゼロは、たんと床を蹴った。


「チェリーアロー!!」
桃華の弓から、次々に光弾が放たれる。
だがそれも、駿足で動く小さな身体を捉える事は適わない。
「無駄だよ。僕の目は銃弾も捕捉する」
凄まじい速度で跳び回りながら、息一つ切らさずにゼロは言った。
「まあ例え当たったところで、そんな玩具が僕にどれだけ効くかな」
「くっ……」
「さて、そろそろこっちの番だね。行くよ」
銀の瞳が妖しく光る。
無軌道だったその動きが一直線となり、ゼロは桃華目がけて襲いかかった。
「希美さん!」
「任せてももちん!」
言われる前に桃華の前に飛び出していた希美は、即座に迎撃体勢に入る。
「近距離に向かないピンクをイエローが護る。二人だけの急な状況にしては悪くない連携だね」
感心して呟きながらも、ゼロは衝突をためらわない。
「上等!」
力強く叫んだ希美は、固めた拳を大きく振りかぶった。
「くらえぇっ! ライトニングナックルッ!!!」
光り輝く拳が、ゼロの顔面に真正面から突き出される。
だが。
「なっ……!?」
激突の衝撃の後、希美は絶句した。
必殺の電流拳は、敵の顔にヒットする寸前の位置で掴み取られていた。
「うーん……さすがにちょっと痺れるなあ」
百万ボルトの電撃により受け止めた掌をばちばちと焦がされながら、しかし平然とした顔でゼロは言った。
「う、嘘……」
「じゃあ行くよ、イエロー」
驚愕で隙だらけの希美に囁くと、ゼロはその肉体の中心に拳を撃ち込んだ。
「がふぅっ!!?」
凄まじい速度で放たれた鉄拳は、希美の腹に爆発的な威力でめり込んだ。
「は……か……」
その眼が大きく見開かれ、唇が空気を求めてぱくぱくと動く。
(そ……そん、な……)
信じられなかった。
敵の攻撃など一度もまともに通した事のない腹筋が、簡単に突き破られている。
小柄な少年の拳の破壊力は、自分のライトニングナックルを遥かに超えていた。
554ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/28(日) 03:42:09 ID:wecQUVmz
「は…………もも、ちん……く、くそぉ……!」
肋骨を粉砕され、内臓にまで到達するダメージを受けながらも、希美はよろよろと拳を上げた。
「凄い。まだやれるんだ」
ゼロは感嘆した様子で手を叩く。
「でもどうせ勝ち目はないんだし、無駄な強がりはやめた方がいいと思うけどな」
「ま……まだまだっ。……くらえっ、ライトニング……」
だがギーガロイド・ゼロは、希美の二発目の必殺技発動を許しはしなかった。
技を放つため腕を振り上げて無防備になった肉体に、固く引き絞った拳を突き込む。
「きゃうぅんっ!!??」
希美の咽喉から仔犬のような鳴き声があがった。
薄手のスカートとスパッツをドリルのように巻き込み、希美の下腹部に破壊的なドリルブローがめり込んでいた。
「ご……ごぱっ……!!」
健康的に膨らんでいた肉壁を螺旋状に抉り抜かれ、その唇から液が噴き出す。
華奢な希美の胎内を貫通したゼロの拳は、無残に子宮と膀胱を潰していた。
「はぅぐ……んんっ……い、ぃやぁぁ……!」
少しばかり思考や言動がボーイッシュとは言え、希美もその肉体は年頃の少女に過ぎない。
大切な女の急所を虚しく貫かれた絶望と激痛によって、アーモンド型の瞳が涙で満たされる。
風を受け揺れる可愛らしいフリルスカートの中から、一筋の黄色がかった雫がじわりと垂れた。
「そうそう。そうやって自分に正直になった方が可愛いよ、イエロー」
にこりと笑ったゼロは拳を引き抜き、頬にその笑顔を貼り付けたままで、希美の鳩尾に止めの一撃を埋め込んだ。
「ぐむふっ……!!!」
内臓を守る筋肉はおろか肋骨すら破壊されていた脆弱な肉体に、もはや抗う術など皆無だった。
小振りに引き締まった美乳の真下から腹に突入したゼロの拳は、
まるでビーズクッション人形さながらに深々と希美の中に埋まっていた。
「あふぅ……んっ……」
ゼロが拳を引き抜くと同時に、頬を紅潮させた少女の太股がもぞりと擦り合わされる。
その股間から炭酸飲料の缶を開けたような破裂音が響き、スパッツから温かい液体が勢いよく噴き出した。
「ああぁ……ぁ…………」
内股で棒立ちになったまま虚ろな表情で宙を仰ぎ、ぱしゃぱしゃと音を立てて小水を漏らし続ける希美。
「……う……」
小さな膀胱はすぐに空になり、最後の一滴が太股を垂れ堕ちる。
一拍の後にその身体を大きく揺らめかせ、希美の意識はブラックアウトした。
555ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/28(日) 03:43:29 ID:wecQUVmz
「希美さんっ!?」
自分の盾となった少女の肉体に起こった惨劇に、桃華の咽喉から悲鳴が上がる。
背後からその背中を見ていた眼には、羽織ったアウタージャケットが微かに盛り上がるのが映った。
何か硬いもの……恐らく肋骨の砕ける音が鮮明に聞こえた。
「げ……げほぁ……」
「希美さんっ!! い、いやぁぁっ!!!」
頭が真っ白になり、ただただ親友を助けようとして飛び出す。
「邪魔だよ、ピンク」
だが冷たい声で言ったゼロは、その身体に向けて無造作に足を突き出した。
「ふぐっ!?」
スポーツシューズの爪先が、桃華の爆乳の真下に大きく突き刺さった。
「う……むっ……」
正確に弱点を射抜かれ、桃華の肉体は瞬時に硬直する。
「ちょっとだけ待っててね、ピンクともすぐに遊んであげるから」
100センチを越す肉珠をびくびくと痙攣させて両膝を着く桃華に宣告し、ゼロは再び希美に矛先を向けた。


「は…………もも、ちん……く、くそぉ……!」
肋骨を粉砕され、内臓にまで到達するダメージを受けながらも、希美はよろよろと拳を上げた。
「凄い。まだやれるんだ」
ゼロは感嘆した様子で手を叩く。
「でもどうせ勝ち目はないんだし、無駄な強がりはやめた方がいいと思うけどな」
「ま……まだまだっ。……くらえっ、ライトニング……」
だがギーガロイド・ゼロは、希美の二発目の必殺技発動を許しはしなかった。
技を放つため腕を振り上げて無防備になった肉体に、固く引き絞った拳を突き込む。
「きゃうぅんっ!!??」
希美の咽喉から仔犬のような鳴き声があがった。
薄手のスカートとスパッツをドリルのように巻き込み、希美の下腹部に破壊的なドリルブローがめり込んでいた。
「ご……ごぱっ……!!」
健康的に膨らんでいた肉壁を螺旋状に抉り抜かれ、その唇から液が噴き出す。
華奢な希美の胎内を貫通したゼロの拳は、無残に子宮と膀胱を潰していた。
「はぅぐ……んんっ……い、ぃやぁぁ……!」
少しばかり思考や言動がボーイッシュとは言え、希美もその肉体は年頃の少女に過ぎない。
大切な女の急所を虚しく貫かれた絶望と激痛によって、アーモンド型の瞳が涙で満たされる。
風を受け揺れる可愛らしいフリルスカートの中から、一筋の黄色がかった雫がじわりと垂れた。
「そうそう。そうやって自分に正直になった方が可愛いよ、イエロー」
にこりと笑ったゼロは拳を引き抜き、頬にその笑顔を貼り付けたままで、希美の鳩尾に止めの一撃を埋め込んだ。
「ぐむふっ……!!!」
内臓を守る筋肉はおろか肋骨すら破壊されていた脆弱な肉体に、もはや抗う術など皆無だった。
小振りに引き締まった美乳の真下から腹に突入したゼロの拳は、
まるでビーズクッション人形さながらに深々と希美の中に埋まっていた。
「あふぅ……んっ……」
ゼロが拳を引き抜くと同時に、頬を紅潮させた少女の太股がもぞりと擦り合わされる。
その股間から炭酸飲料の缶を開けたような破裂音が響き、スパッツから温かい液体が勢いよく噴き出した。
「ああぁ……ぁ…………」
内股で棒立ちになったまま虚ろな表情で宙を仰ぎ、ぱしゃぱしゃと音を立てて小水を漏らし続ける希美。
「……う……」
小さな膀胱はすぐに空になり、最後の一滴が太股を垂れ堕ちる。
一拍の後にその身体を大きく揺らめかせ、希美の意識はブラックアウトした。
556ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/28(日) 03:58:13 ID:wecQUVmz
うわーやってしまったコピペミス!
ただでさえスレ容量食い虫だってのに……
554は読まずに飛ばしてください。ごめんなさい。

というわけでその3でした。やっと半分くらい。

>>551
もうお分かりかと思いますが一人ずつです。
こうして見ると、あんまり戦隊ものの意味ないですね……。

>>552
あおい子はクールぶってるけど実は誰よりも熱くて友達大好きという
どう見てもありがち設定です。本当にありがとうございました。
557名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 05:05:39 ID:Xiycsm5K
た、たっまんねえぜ・・・
腹責め+正義ヒロインぶちのめしとはオレ直球w
558名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 06:12:46 ID:m7NV1Nj7
GJ!
更新するの小出しとは言え速いんですね。毎回楽しみにさせて貰っていますよ!

しかしグリーンの時の事を思えばイエローへの責めは、
もう既にかなりのダメージを受けているというのにこれからが本番?
強敵と戦いたいとかと宣ったツケを十二分に払って貰いたいですなwwww
559名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 13:31:50 ID:nFahCAVT
>>556
GJっす、最初>>554>>555の繋がりが???だったけど、ミスでしたかw
相変わらず文章が丁寧に練られててこの分量ずつでもお腹いっぱいです。

初め「肉珠」の意味が分からなかったけど後でプロフィールと合わせて読んで理解したww
次のターゲットはこの肉珠と腹になるのかな?
560名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:48:01 ID:Xiycsm5K
ランサー氏のSSに一撃さんとかの腹責め絵師のイラストつけて
ダウンロード販売してくれたら
間違いなくおれはヌキ枯れると断言できるw
561名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 01:12:07 ID:Qr4C+tc8
絵だけで十分だな
562名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 07:29:52 ID:zPvAwzwg
全然不十分
563ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/29(月) 22:49:01 ID:3ygWHNpH
「お待たせ、ピンク」
あっという間に希美を涙と小水の海に沈めたゼロは、悠然と桃華に向き直った。
「う……ふうぅ……」
「ありゃ。ピンクは、イエローとは真逆で弱虫過ぎるみたいだね」
凶悪な直蹴りで急所を貫かれた桃華は未だ復帰できず、両膝を着いたまま腹を押さえて仔鹿のように震えていた。
もともと遠距離からの支援攻撃専門のピンクの肉体は、他のイリティスファイブと比べてその耐久力は低い。
「く、くぷ……ぅんんっ」
その顔色は真っ青で、小さな唇は必要以上にきつく結ばれている。
どうやら既に、胃の内容物が口内へ逆流しているらしい。
「やれやれ」
つまらなそうに首を振ったゼロは素早く拳を握り直すと、そのほっそりとした顎にアッパーを見舞った。
「ぐはぷぅ……っ!!」
音速で天に突き上げられた瞳から涙の粒が弾け、桜色の唇から胃液の噴水が上がった。
あまりの威力に、床に着いていた膝が持ち上がる。
真円だった二つの爆乳が、砲弾のように宙へ叩き上げられる。
その腹が弓なりに仰け反り大きく突き出され、延びきったボディスーツがへその窪みにまでくっきりと張り付く。
みちみちと桃色を食い込ませて艶かしすぎるボディラインを強調する肢体を冷徹な視線で眺めたゼロは、
浮き上がった両膝が床に着く前に、その撃って下さいと言わんばかりに曝け出されたへそへ正拳を撃ち込んだ。
「ごぶ……!!!」
すこぶる肉付きの良い柔らかな腹の中心に、鋼の塊がぐっぽりと沈む。
最大限に伸び切った所へ絶望的な衝撃を与えられ、限界を超えたボディスーツとアンダーが悲鳴をあげて裂ける。
「はぐぅ……あ……かっ」
圧倒的な速度で突入したゼロの拳は、目一杯に詰まっている小腸をぐしゃぐしゃに掻き混ぜぶち抜いていた。
最奥の腹腔神経叢を直撃され、桃華の意識は瞬壊する。
しかし冷酷無比な敵は、未だ救済を与えはしない。
倒れ行く桃華の黒髪を乱暴に掴んで引き起こしたゼロは、そのボディスーツの中心に自らの膝を突き刺した。
「かふぅあっ!!?」
へその真上に、ゼロの膝小僧が猛烈にめり込む。
「ぉ……ぐ……」
突き出された舌が儚く震え、濁った雫がその先端を伝った。
「うーん、見た目で期待してたんだけどな。ピンクの自慢はおっきいだけか」
突き刺した膝で肢体を浮かせたまま言ったゼロは自分の指を舐めると、薄く開いて胃液を垂らす唇に押し込んだ。
「ん……っ!?」
とうに空の彼方に飛ばされていた桃華の意識は、強制的に現世に連れ戻される。
「はぁっ、か、ぁうぅん……!!!」
見る見るうちにその頬が紅潮し、身体が熱くなる。
「ほらピンク、元気出して」
ゼロは唇から抜いた指を再び舐めると、腹部に大きく空いた穴から桃華のアンダースーツの中に挿し入れた。
強力な催淫剤に満たされた指が、少女の巨大過ぎる乳房を直にまさぐった。
「きゃはぅんっ!!!」
無造作にしだかれたIカップの柔らかな肉が、マシュマロの柔らかさで変形する。
小さな突起に淫薬を塗り込められ、桃華の肢体は電流を流されたように跳ねた。
瞬間的に全身から汗が噴出し、ディープピンクのスパッツがとろりと湿る。
「はう、ふ……ぁんっ!? かはぁぁ……!!」
硬直した乳首を軽く抓まれると、それがスイッチであるかのように垂れ下がった四肢の先を痙攣させる。
腹を貫かれた激痛と焼かれるような快感に犯され、桃華の脳は蕩けた。
564ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/29(月) 22:58:29 ID:3ygWHNpH
「元気になった? じゃあまだ遊べるね」
腹を中心まで抉った膝で桃華の肢体を持ち上げたまま、ゼロは無垢な笑顔を浮かべた。
しなやかな掌を真っ直ぐに伸ばして手刀を作ると、その微かなくびれに真横から突き刺す。
「ひぐっ!!!?」
本物の刃物と全く変わらない威力で突入した掌は、桃華の腹の半分以上を貫いた。
その身を護るためにある筈の肋骨が何の意味も果たさずへし折れ、右の腎臓が半壊する。
「脆いなあ。全然鍛えてないんだね、ピンクは」
ゼロは手首が見えないほど奥にめり込んだ掌を蜘蛛のように動かし、桃華の肉体を存分にまさぐった。
「は……はふ……」
小さなそらまめ型の腎臓を直に揉みしだかれ、豊かな巨乳がぴくぴくと震える。
スパッツから溢れた淫らな分泌液は、ますます勢いを増して淡白い太股を伝う。
「ひゃ、ぁんっ……や、やめて……くださ、い……お願い……」
だらしなく涙と愛液を零しながら、桃華は哀願した。
陵辱の限りを尽くされ、気弱な少女は既に身も心も屈服していた。
「あ、降参する?」
ゼロは笑った。
「どうしようかな……。……うん、まだ駄目」
笑顔で宣告すると、その身体を支えていた膝を凄まじい速度で突き上げる。
「くふっ!」
ギーガロイド・ゼロの脚力は、まるでサッカーボールでもリフティングするように軽々と桃華を跳ね上げた。
肉付きの良すぎる少女の肢体が、2メートル近くも宙に浮く。
ゼロはぎちりと音を立ててその掌を握ると、直立したまま力強く床を踏みしめ、
真上から落下してくる桃華の肉体の中心に光の速度で剛拳を埋め込んだ。
「ぐばぁっ……!!!」
極限のストレートアッパーを鳩尾に埋め込まれ、桃華は真っ二つに折れた。
「が……は……」
その瞳が大きく見開かれ、収縮した瞳孔が震える。
めぎりと音を立て、その背中にまざまざと拳型の陰影が浮かび上がるほどの衝撃。
ギーガロイド・ゼロの拳は誇張でも何でもなく、対戦車砲の直撃に匹敵していた。
「ぁ……かあぁ……がぱっ!!!」
腹膜を貫き頚椎にまで達した絶望的な猛撃に、大きく震えた桃華の肉体はばしゃりと音を立てた。
全ての筋肉と神経が活動停止させられ、口腔と秘腔が同時に決壊したのだ。
「う、ぶ……げぼ……」
桃華の唇とスパッツ奥の肉穴から様々な液が噴き零れ、真下に立つゼロの肩にかかる。
「ピンクの味はどんなかな?」
平然と首を伸ばしたゼロは、桃華の太股の隙間を流れる粘ついた淫液を舐める。
「酸っぱい。別に美味しくないね」
「ひ……ひぅんっ」
乳牛のように胃液と膣液を搾り尽くされ、桃華はやがて動かなくなった。
「……うん。こんなもんかな」
致命傷を負い失神した少女を、ゼロは無造作に振り捨てる。
もの言わぬ肉人形と化した桃華の身体は団子のように弾むと、同じく肉塊となって転がっている希美に重なった。
「ありがとうピンク、イエロー。けっこう楽しめたよ」
ゼロは満足げに笑った。
565ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/29(月) 23:23:28 ID:3ygWHNpH
その4でした。ようやく折り返しです。もう少々だけお付き合いください。


>>558
ありがとうございます。
予定では次がある意味イエロー本当の見せ場となりますのでもう少しお待ちください。

>>560
こんな代物でDL販売なんてさすがにありえないです……。
ただ、今まで僕の拙い文章に明確な形を与えてくれた絵師さん達には本当に感謝しています。
これからも見捨てずに描いてくれる絵師さんがいればいいなあ。
566名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:05:16 ID:vtFLrtsn
ねっとり堪能させてもらったぜ!
567名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:12:38 ID:WJz+7JM2
>>565
描写の細かさが素晴らしいっす!!!
続きをwktkして待ってますぜ
568名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 04:57:56 ID:Tq/WaK74
すっっ……げぇ!!!
今までとはまた一味違う、まさにこれぞ暴力といった腹責めGJ!
脆すぎるピンクに叩きつけられる子供ならではの容赦ない残虐性
臓器壊されちゃうなんてトラウマ決定だなピンク
そしてイエローの本番…
再起してもう少しバトルのか、はたまた倒れたのを虐め倒すのか…
楽しみだな!
569名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:44:58 ID:+2+l2pMd
ttp://akamaru.sakura.ne.jp/sblo_files/suzuneko/image/ellen.jpg

こういうのの余裕を一撃で消し去りたい
570ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/31(水) 11:45:20 ID:WfiKTfuY
敵襲の知らせを受けイリティス基地に帰還した緋奈と亜緒は、駆け足でオペレーティングルームに向かっていた。
「……亜緒ちゃん」
二人は無言で駆けていたが、やがて緊張に耐え切れなくなったのか、緋奈が口を開く。
「大丈夫かな、みんな」
亜緒は隣に首を向ける。
緋奈は泣きそうな顔で亜緒の目を見上げていた。
三人の仲間が先に突入してからかなりの時間が立っているが、未だ誰も帰っては来ていない。
「……大丈夫だろう。あいつらは強いからな」
緋奈の不安を鎮めようと、亜緒は出来るだけ落ち着いた声で言った。
「便りがないのは良い知らせだ」
ぎこちない動きで、唇を微かに持ち上げてみせる。
「……うん。そうだよね!」
人を疑う事を知らない緋奈は、慣れていない亜緒の作り笑顔にも素直に騙されて頷いた。
「ああ。……あとなレッド、何度言ったら分かる? 任務中はブルーと呼べ」
「てへへ、ごめん」
(……くっ……)
だがその凛々しい表情とは裏腹に、亜緒の内心には相当の焦りが浮かんでいた。
何の連絡もなくこれだけの時間を置いて、三人が無事の筈がなかった。
恐らくかつてない程の苦戦を強いられているか、或いは既に……。
最悪の場合を想定し、亜緒は身を引き締める。
「……レッド」
「なに? ブルー」
無垢な幼馴染は、くりりとした瞳で二回り背の高い亜緒を見上げる。
「お前は、何も心配しなくていいから」
昔から不器用で人付き合いの下手だった自分を、一生懸命に話し掛け引っ張ってくれた緋奈。
小学校でクラスに馴染めず陰湿な苛めを受けた時も、身を挺して庇い人の輪の中に入れてくれた緋奈。
これまでの人生で緋奈が何度も助けてくれなければ、今の自分はなかったと断言できる。
何とかその恩に報いようと、亜緒は努力してきた。
あまり成績の良くない彼女に宿題を教えてあげるため、近眼になるほど勉強した。
誰でも信用してほいほい着いて行くその身に良からぬ事が起こらないよう、空手道場に通って身体を鍛えた。
「お前はこの私が護る。命に代えても」
愛しい親友の目を真っ直ぐに見据え、亜緒は言った。
「やだブルーってば。一人で死なないでよ、縁起でもない」
本心からの言葉だったが、緋奈は冗談と捉えたようだった。
「すぐ一人で頑張るのはブルーの悪い癖だよ。そりゃブルーから見たら弱っちくて頼りないかもしれないけどさ、
 一応イリティスファイブのリーダーは私なんだから、辛い時はちゃんとリーダー助けてーって言ってね?」
「……ああ、リーダー」
緋奈が弱くて頼りないなどと思ったことは一度もない。
自分を幾度も助けてくれた力強い笑顔に、亜緒は精一杯の微笑を返した。
571ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/31(水) 11:50:31 ID:WfiKTfuY
床では3人の少女戦士たちの垂れ流した様々な液が混じり合い、限りなく淫靡な雌の匂いが立ち込めている。
ばずんっ!!
「ぐ……ぐむぅ……」
何度目かの掌打をへその真上に撃ち込まれ、碧の口からくぐもった呻き声が漏れた。
既に肋骨を粉々に砕かれている腹には根元まで少年の掌底が沈み、豊満な乳房が揺れる。
「あぅ……」
可愛らしいおさげを離されると、十数度目の失神に沈んだ碧の身体は糸が切れたように崩れた。
自分と二人の仲間の漏らした体液の池に、どちゃりと頬を着く。
「みんな、あまり喋らなくなっちゃったね」
レッドとブルーを待ち焦がれながら、ゼロはとうに堕ちた少女たちの肉体で場繋ぎの人形遊びをしていた。
「ちょっとつまんないな。……ほら、次はピンクの番だよ。……もう立てないの? 仕方ないなあ」
桃華の身体を片手で軽々と持ち上げ、コンソールデスクの上に座らせる。
「……あ……」
あられもなくM字に股を開いて背後の小棚にもたれかかり、桃華はおむつを替えられる幼児のような姿勢になる。
ボディスーツと羽織っていたアウタージャケットは既に原型を留めないほど引き千切られ、
今やその肉感的な肢体は、ぴっちりと張り付いたゴム素材のアンダースーツのみで覆われていた。
「さあピンク、今度はどうやって遊ぶ?」
「は、はぅっ……」
真下からたぷんと巨乳を持ち上げられ、快楽の波に飲み込まれた桃華は悩ましく喘いだ。
「よかった、まだいけそうだね」
ゼロはにこりと笑った。
「じゃあ、どうしようかな……そうだ。こんなのはどう?」
自分の指を念入りに舐めた少年は、自分に向けて曝け出されたディープピンクのスパッツに指を這わせる。
「せえの」
一瞬の間を置いた後、少女の秘裂に並んだ三つの穴に、全ての指が同時に突き刺さった。
「みゃぅぅんっ……!!??」
静かな失神から再び現世という地獄に強制送還され、桃華の瞳に光が戻った。
「きゃう……んっ、あはぁぁん……!!!」
「うん、いいね」
ゼロは上機嫌な声で言う。
「もっと鳴いて、もっと」
スパッツ越しに食い込んだ悪魔の指が、桃華の敏感すぎる部分をくちゃりと掻き混ぜた。
「は……っひゃう!!」
ぷしゃあっ。
堪らず噴き出した透明な潮が、真正面に立つゼロのシャツを濡らした。
「……またお漏らし?」
ゼロの顔から笑みが消える。
「もう四度目だよ。本当に悪い子だね……そろそろ、ピンクにもお仕置きが要るかな」
「ひっ……」
朦朧とする意識の中でも、桃華はその言葉にはすぐさま反応した。
「や、やぁ……ご、ごめ……さぃぃ、ゆる……てぇ……」
「駄目」
もはや碌に回らない舌で哀願する桃華に冷たく言い捨てると、ゼロはその股間から指を引き抜いて横を向いた。
「そうだね……イエロー。ちょっと起きて」
碧と並んで液に塗れて失神している希美の肢体を抱き起こすと、その半開きの唇に舌を挿れる。
「う……ん……」
閉じていた瞳がうっすらと開かれる。
その焦点を結ばない希美の瞳を、ゼロの銀色の瞳は真正面から見据えた。
「聞いてイエロー。ピンクはとっても悪い子なんだよ。ピンクは悪い。悪者。悪者。悪者」
「わ……わる、もの」
抱かれたまま魅入られたように銀の瞳を見返し、希美は微かにゼロの言葉を反復する。
「そう。悪者。ねえイエロー、悪者は敵だよね? 悪者は敵。敵なんだ」
「う……うん。敵……」
力なく頷く。
「そう。敵。敵はやっつけよう。敵はやっつけよう。君の必殺技でやっつけよう。やっつけよう」
「うん……やっつける」
希美は、ゆらりと立ち上がる。
これこそが、悪魔の薬の本来の使い方だった。
572ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/31(水) 11:55:43 ID:WfiKTfuY
「ぁ……は……希、美……さん……」
あられもなく股を開いてデスクに座ったまま、桃華は目の前に立った仲間の顔を見上げた。
「敵……こいつは、敵……」
「……き……!?」
その右手に嵌められたカイザーナックルが大きく握られるのを見ると、つぶらな瞳が見開かれる。
「敵は……やっつける……くらえっ……」
多くの敵を葬ってきた電流拳が振り上げられ、桃華の肢体に照準を合わせた。
「き……希美、さ……!? や、やめっ」
泣きながら首を振っていやいやをする桃華の下腹に、渾身の必殺技が撃ち込まれた。
「げぶっ!!??」
大きく背を曲げて座っていた桃華の腹は多くの肉と脂肪が集まり丸く膨らんでいたが、
イリティス・イエローの必殺の拳の前に、そんな防御壁は張りぼてでしかなかった。
豊富な肉を外部へと円状に爆散させ、ライトニングナックルは桃華のスパッツの中心に根元までめり込んだ。
「ひゃぐぅ……!! が、がぷ……!!!!」
胎内に超高圧電流を流し込まれ、桃華の瞳孔が点に収縮する。
100万ボルトの電撃は縦横無尽に桃華の下腹を暴れ回り、子宮から管を通って二つの卵巣に到達した。
スパッツがどろりと融解し、勃ちきって痙攣する陰核が露わになる。
凄まじい電気刺激により誤作動を起こしたバルトリン腺とスキーン腺が、通常ではあり得ない量の液を分泌した。
「あーあ、また漏らしちゃった」
剥き出しの割れ目から噴水のように上がった液を眺め、ゼロは呆れたように言った。
「お……ご……」
電流はそのまま桃華の全身を駆け巡り、その身を覆うゴム製アンダーのそこかしこが円状に融け裂ける。
超電撃による暴走の波紋は乳腺にも広がり、まろび出た爆乳の突起から半透明の乳汁が噴き零れた。
「あ……かあぁ……かはっ」
常軌を逸した陵辱に、その気弱な精神が耐えられる筈もなかった。
最後に一筋の雫を流し、桃華の黒目はくるりと上を向いた。
「……やっつけた」
虚ろな表情で言った希美は、自らの手によって葬った親友の下腹からナックルを引き抜く。
失神してなお秘裂からばしゃばしゃと淫液の洪水を零しながら、桃華の肢体はゆっくりと後ろにのめった。
「やっつけた……やっつけた」
「うん。いい子だねイエロー。じゃ、ご褒美をあげようね」
棒立ちのまま壊れたように繰り返す希美に笑顔で頷くと、ゼロは掌を握った。
「ぐぶっ……!!!」
無防備な腹に自らのライトニングナックルを遥かに上回る猛拳を埋められ、希美の肉体がへし折れる。
「がは…………も……もも、ちん……?」
その背骨が軋むほどの致命傷は、しかし皮肉にも犯されていた希美の精神に正気を取り戻させた。
目に飛び込むのは、急所を拳と電撃で破壊され、白目を剥いてM字開脚で痙攣する半裸の親友の姿。
「あ……っあ……ああぁぁぁ……!!」
自分のした事が信じられず、その目に涙が浮かぶ。
「も、も……ひっく……ご……め……」
大きくしゃくり上げて呻くと、希美もまたその身にすがりつくようにして桃華の後を追った。


「ああ面白かった。……さてと。いよいよだね」
迫り来る二つの気配を敏感に察知し、少年は呟く。
獲物を見つけた捕食動物のように、銀の瞳が細められる。
研ぎ澄まされた五感は、二人がオペレーティングルームの前に立ったのをはっきりと捉えた。
イリティスファイブの、リーダー格。最強の戦闘力。
そして恐らく、自分をも倒し得る唯一の……。
「本当に待ってたよ。……初めまして、レッド、ブルー」
ドアを開け放った二人の少女に、ギーガロイド・ゼロは天使の笑顔を向けた。
573ランサー ◆6olansC1k6 :2007/10/31(水) 12:04:20 ID:WfiKTfuY
というわけで、インターミッション的なその5でした。
予定通りその7で終われそうですので、もう少しだけお付き合い下さい。
574名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 15:03:23 ID:55+vNT60
GJ!



ああ…もう少しの付き合いなのか…名残惜しいなぁ
575名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 15:33:55 ID:uuhq9v+C
GJ!!ランサー氏に敬礼!!(*-ω-)ゞ最高
最凶のバットエンドを期待してます
576名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 00:14:49 ID:pQyOpQcc
メダパニktkr
イエローピンク終わったと思ったら、まだ続いてたのかw
あと2話・・・楽しみにしております
577名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 21:42:41 ID:SSnWvyoX
最高にGJ!!      
ただ、亜緒タンに死亡フラグが立ってる気が・・・!
578名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:40:24 ID:PIqSctk1
プロフィール紹介の時点で全員にフラグが見える
579名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:55:36 ID:wET+TvHX
青い子には是非壮絶な最後をw
580前588:2007/11/04(日) 01:04:21 ID:bl3sYI6A
test
581前588:2007/11/04(日) 01:06:33 ID:bl3sYI6A
長らくアク禁に巻き込まれてしまいorz
唐突なのは承知で1レスだけ・・・

突き込んだ右拳そのまま更に押し込むか、それともこれ一旦引き抜き改めて
左拳をお見舞いするか。贅沢な悩みではあったが逡巡する時間左程ないとも
自覚する。いま優に三十名もの仲間が周囲ひしめき合い、己の番待望する空気
とて充満し。ゆるり弄ばんとする気持ちやまやまなれど、ひとり数分が
全体数時間に及ぶとなれば我儘勝手も許されぬ。手短かに数発の拳が妥当と
考え先ずは右腕を引く女。が、埋まった拳のまわりには相手の腹の肉質
べったり圧着、さながら腕の離脱惜しむかの如く未練たらたら纏わりつく。
この感覚、またも愉快極まるのか、巣巣女忍の目尻は下がる一方。それ程我が
拳に馴染んでおるか、ますますそなたの腹が気に入った!ようよう引き抜いた
右腕と入れ替わり、既に固めてあった左の拳を丹田へ突き入れる。
―――ズボッ「うぐッ」口元から流れ出る河條に新たな涎が満たされしかも。
―――ピュッ!ピュッピュウゥ…股間にいたっては愛液噴出の勢い目を見張る
ほどである。近づけた覆面にまでそれ飛散し、えも言われぬ芳香届けられる中、
喪巣くノ一は過去の記憶を解き起こしていた。といってこの場にふさわしい
成功体験でなく、逆に辛い思い出浮上するのが不可思議とも皮肉とも。
つまり、自分自身が当て落とされた苦い記憶。数ヶ月前、見回りをしていた
彼女が毛伸忍者に襲われた、あの夜のことであり。幸いにして、その時の匠も
不殺ミッションだったため腹への当身一発ですんだ。菜摘というこの喪巣女は、
苦悶の声を残しあっけなく気絶した訳である。但し女の名誉の為に一言
付け加えると相手は男、その剛腕ねじ込まれれば如何なくノ一とて儚く気を
失うも止むを得まい、と言えようか。確かに、ごつい拳で腹を突かれた時の、
あの激痛といったら…。ちょうど正面からの一突きが鳩尾と臍の間に沈んだ
瞬間。当然「痛っ!」と叫んだつもりだった。ところが実際は「う!」と短い
呻きが洩れただけ。違う、痛いのだ、との脳内主張も圧倒的な漆黒のヴェール
に覆われ無に帰する。そのまま塗りつぶされた意識が永遠の終焉を迎えれば、
即ち死を意味するがそこは匠の有難さ、腹部の打ち身のみにて臓腑骨格一切
異常ない。また毛伸衆も下忍の当て技では威力に限りあるとみえ数刻後には
気絶の眠りから覚めることになる。もっともその目覚め、決して心地よいもの
ではない。下忍の突きはどこまでいっても荒削り、キヌのような上忍の当て身
とは比べ物にならず。飛鳥の上忍、しかもくノ一の技となれば前述の如く、
厳しくも同性としての慈しみを秘めている。倒された女再び起き上がる際の
鈍痛しっかり残るものの、股間を伝った蜜汁奔流の痕跡に目を落とせば
ほんのり甘酸っぱい思いにもかられるものである。が、毛伸忍者のそれは
そのような余裕も配慮もない、ただの力まかせ。打ち当てた部位とて急所の
外れにも拘わらずあとあと刺すような痛みが残る。
その時の菜摘も中々引かない痛覚に「うぅぅ…」と呻きながら腹に手をあて
蹲るしかなかった。ぽろぽろと涙こぼし口元の涎すら垂れるにまかせる惨めな
姿。当て落とされるはなんと辛いことか、ひしひしと感じ入る。それだけに
この敗北感から脱出したいとの思いは強く。正にそれが今なのだ、と
喪巣女忍は確信する。当てられるのでない、こちらが当てる方なのだ!これ
天と地ほどの差もありなん。しかも私は毛伸のような無粋はせぬ、誉ある喪巣
の女として美しい突き見舞ってくれよう、あと3発だけに止めるがの…。
下忍ごときがどれ程卓越した当て技繰り出せるか、など自問はすまい。
言わば、「そんなの関係ねえ!」状態の喪巣くノ一。限られた時間内で珠玉の
当て身を完成すべく菜摘なりに満を持した拳構えるのである。
582名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 01:13:33 ID:h3XmECx0
菜摘、か・・・
583ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/04(日) 13:36:55 ID:Tcxo+2Co
「み……みん、な……」
部屋の中で起きている惨状を目の当たりにし、緋奈の唇から震える声が漏れた。
汚液の池に沈んでいる碧。
上下の局部を丸出しにされている桃華。
それにすがりついて果てている希美。
陵辱の限りを尽くされ失神した少女たちの肢体は、様々な形で無残に転がされていた。
「酷い……酷いよ」
その瞳に大粒の涙が浮かぶ。
「何て事を……」
「君たちが早く来ないからだよ」
泣き声で呻く緋奈に、ゼロは悪びれもせずに答えた。
「僕は何もせずに待たされるのが一番嫌いなんでね」
「……お前は、何者だ」
亜緒は氷のように冷たい声で言った。
「さすがに冷静だねブルーは。……僕の名前はゼロ。最強にして最後のギーガロイドさ」
「ギーガロイド……君みたいな、小さな子が……?」
緋奈の表情が苦痛に歪んだ。
「酷いよ。どうして……どうして、こんな事するの?」
「どうして?」
ゼロはきょとんとした顔になった。
「決まってるじゃないか。君たちを倒す事だけが僕の作られた意味にして、唯一の存在理由だからさ。
 成人してから改造手術を受けた他の兄さんたちとは違って、僕は生粋の戦闘生物。完全なギーガロイドだ。
 生まれた時からそう教育されてきた。もし任務を果たせなければただのゴミだ、首領に処分されるしかない」
「戦う事だけが生まれた意味? 処分? ……間違ってる。……そんなの間違ってるよ」
緋奈は精一杯に首を振る。
「君はずっと間違った事を教えられてきたんだよ。目を覚まして。君は……」
「……説得は無駄だリーダー」
緋奈はまだ何か言おうとするが、それを亜緒が制する。
「生まれた時から悪の教えを受けてきたなら、こいつは既に生まれながらの悪だ。もう、救う手段はない」
静かに言うと、腰に携えていた氷結剣・アイスセイバーをすらりと抜き放つ。
ぱきぱきと音を立て、辺りの空気が凍りついた。
「行くぞ。お前も早く剣を抜け」
「で……でも……」
だが、緋奈はなおもゼロの顔を見た。
「ねえ、もうこんな事やめよう? 君はこんな事するために生まれてきたんじゃないよ。仲良く……しようよ」
「…………レッド。まだそんな事を言うの? 本当に甘ちゃんだね」
ゼロは呆れたように溜め息をついた。
「困ったな、そんなに優しくされたら、こっちも手を出しにくいや。僕にも一応プライドってものがある」
亜緒の方を見る。
「どうするブルー? しょうがないから、一対一でやろうか?」
「…………」
亜緒は答えない。
「うん、そりゃそうだよね」
その心を読んだように、ゼロは腕組みをして頷いた。
「先の三人がこのざまなんだから、いくらイリティス最強のブルーでも一対一じゃ危うい。
 けど、僕は何としてでも闘ってもらわなきゃいけない。うーん……そうだ」
しばらく考える様子を見せたゼロは、さも閃いたというように手を打った。
「ブルー、交換条件をつけようか。一対一で闘ってくれるなら、勝敗に関わらず、レッドの命は助けてあげるよ」
「なに……?」
亜緒の表情に起こった微細な変化を、ゼロは見逃さない。
「約束する。もし僕が君に勝っても、その後レッドには決して手を出さない。
 どうせこんな軟弱なリーダーは、一人だけじゃ何も出来やしないだろうからね。実質イリティスは壊滅だ。
 これなら、君はレッドを護れるし、僕も任務を遂行できる。どう? 名案だと思わない?」
「……いいだろう。受けてやる」
「だ、駄目だよ亜緒ちゃん。一人じゃ……あうっ」
「どいていろレッド。どの道、今のお前では足手まといだ」
動揺する緋奈を、亜緒は冷たく突き放す。
「かかってこい、ギーガロイド・ゼロ。一対一の勝負だ」
「うん。行くよ、イリティス・ブルー!」
ゼロは満面の笑みを浮かべた。
584ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/04(日) 13:38:23 ID:Tcxo+2Co
先に仕掛けたのはゼロだった。
目にも留まらぬ速さの跳躍で亜緒の懐に飛び込むと、その正中線に拳を撃ち込む。
「ぐっ……!!」
3人の仲間を屠った鉄拳が、亜緒の腹に食い込んだ。
「えっ」
だが一撃必殺の攻撃は、その水色のボディスーツへ螺旋状の皺を作るに留まる。
イリティス最強の戦士の肉体は、最強のギーガロイドの拳を表面筋肉だけで受けきっていた。
間髪おかず、ぽかんと口を開いたゼロの顎に強烈なニーが叩き込まれる。
「ぎゃうっ!?」
その頭が真上に跳ね、小柄な身体が大きく宙に浮いた。
「が……ひっ!?」
がら空きになった腹部に、アイスセイバーが横薙ぎに払われた。
ゼロは慌てて背後に跳び退り、すんでのところで冷剣の直撃をかわす。
絶対零度の刃に触れたダークシャツが、一瞬で氷結して切れ落ちた。
床に到達した切れ端は、ぱきりと音を立てて崩壊する。
「いたた……す、凄いね」
突き上げられた顎を撫でながら、ゼロは遥か上にある長身の少女の顔を見上げた。
「子供の顎を砕いて斬り捨てる事に何の迷いもないんだ?
 そりゃあ見た目が子供だからって手加減されるのは嫌だけど……でも、ちょっと引いたよ」
「お前が言えた事か」
振り切ったアイスセイバーを戻しつつ、亜緒は冷ややかに言った。
鮮やかに腕を曲げ、フェンシングの動きで再びセイバーの切っ先を向ける。
「次は私から行くぞ」
亜緒は華麗に床を蹴った。


(亜緒ちゃん。……私、どうしたら……)
目の前で繰り広げられている神速の攻防を追いながら、緋奈は動けずにいた。
もちろん頭では、腰のフレイムセイバーを抜いて亜緒に加勢しなければいけないことは分かっている。
だが緋奈には、敵とはいえ小さな子供に灼熱の刃を向けることはどうしても出来なかった。
(ただ、生まれた時から間違った教育をされてきただけで……あの子も、被害者なんだ……)
こんなに優しくされたら手を出せないと、さっき自分でも言ったではないか。
説得の余地があるなら、闘わずに仲良くできるなら、それにかけてみるべきだと思う。
生来のお人よしである緋奈は、未だに少年と分かり合える道を模索していた。
「ふっ!!」
ゼロの回し蹴りが、亜緒の脇腹に直撃する。
「くっ。……その程度か?」
だがその衝撃をも危なげなく耐え切った亜緒は、カウンターでゼロの横っ面に強烈な裏拳を叩き込んだ。
「あう……!!」
凶悪なギーガロイドとはいえ、その体格と重量は子供に過ぎない。ゼロの身体は大きく宙を舞った。
ボールのように無様に転がり、緋奈の足元で停止する。
「く……くそ……」
何とか立ち上がるものの、脳が揺れているのか、その足元はおぼつかない。
「亜緒ちゃん、もうやめてあげて」
緋奈は堪らず口を開くが、亜緒は首を振る。
「そいつが言い出した事だ。一対一の勝負だ。お前に口を挟む権利はない」
「……もうやめよう? ね?」
緋奈は足を屈めてゼロに視線を合わせる。
「降参して。……大丈夫だよ。絶対に君を処分なんかさせない」
「レッド……本当に?」
少年はあどけない表情で緋奈を見返した。
「うん、本当。お姉ちゃんは子供の味方だから」
緋奈はにこりと微笑んだ。
「…………レッド……君って……」
しばしの沈黙の後、ゼロは口を開いた。


「君って、本当に馬鹿なんだね?」
585ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/04(日) 13:40:37 ID:Tcxo+2Co
言うが早いか、真正面から自分を優しく覗き込んでいた少女の頭を抱き寄せる。
「んんっ?」
抵抗する暇などなかった。
突き出されたゼロの舌は、微かに開いた緋奈の唇に躊躇なく潜り込んだ。
「ん、……んっ!? ぅむんん……!!?」
悪魔の薬を注入された緋奈の身体は、無残に倒れ臥している他の仲間と同じ末路を辿った。
見る見るうちに頬が紅潮し、薄手のボディスーツに包まれた肉感的な全身がじっとりと汗ばむ。
「んぅっ!? むぅぅ……んっ!!!」
「んー……っと」
舌を縦横無尽に動かして緋奈の中をたっぷり掻き混ぜ、ゼロはようやく桃色の蕾を解放した。
「ごちそうさまでした」
「ぷはっ……かっは……ぁ!!?? はあぁぅんっ……!!!!」
汗ばんだ肢体が大きく反り返り、びくびくと官能の呻きをあげる。
「レッドは良い子だから、薬の量をサービスしてあげたよ」
そう言ったゼロは、邪悪に笑った。
「神経感度は常人の100倍かな。だからこれくらいの刺激で……ほら」
震える緋奈の首筋に人差し指を立てると、その豊満な胸の谷間から股間までの正中線を一気に撫で下ろす。
「あぅぅ!!!」
ただそれだけで、緋奈の肉体は絶頂に達した。
「はぁ……ぉ……!!!」
あまりの快感に呼吸が出来ず、ほっそりとした咽喉が仰け反る。
小柄な身体に似合わない西瓜大の乳房が淫らに暴れまわる。
極大の刺激に股間が湿って盛り上がり、ワインレッドのスパッツにくっきりと秘裂の形が浮かぶ。
「レッド!!!!」
優しくお人よしな幼馴染を卑劣な手段によって犯され、亜緒は激昂した。
「きっ、貴様ああぁぁっ!!!」
ゼロに突進し、無防備な背中にアイスブレードを振り下ろす。
ばきぃっ!
「な……何だと……?」
亜緒の目が見開かれる。
さっきまでギーガロイド・ゼロを圧倒していた筈の冷剣は、その肩に微かに食い込んだだけで停止していた。
斬られたシャツの周辺部分は瞬時に氷結して瓦解するが、肉体そのものには一筋の傷もついていない。
「悪いねブルー。ほんとはそんなもの、痛くも痒くもないんだ」
ゼロは亜緒に背を向けたままにこりと笑うと、無造作に肘を背後に突き出した。
「ごふ……!!?」
後ろを見ずに放たれた肘鉄は、寸分違わず亜緒の鳩尾にめり込んだ。
的確に腹の中心を抉られ、イリティス・ブルーの鋼の肉体がびくりと痙攣する。
「は……ふえぇ……っ?」
何が起こったのか理解できず、呆気に取られた亜緒の咽喉から震える吐息が漏れる。
「自慢のボディはどんな攻撃も通さないとか思ってた? 馬鹿だね、思いっきり手加減してあげてただけだよ。
 ……もう前座は引っ込んでな。最初から、僕の敵はレッドだけなんだ」
胸を抱いてよろめく亜緒に残酷な真実を告げ、ゼロは緋奈に向き直った。
586ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/04(日) 13:45:02 ID:Tcxo+2Co
「首領から、君の武器にだけは気をつけろって言われてたんだよね」
絶頂に悶える緋奈の頬を撫で、ゼロは楽しそうに言った。
そのまま掌をゆっくりと滑らせて下顎を掴み、柔らかな肢体を固定する。
「は……ふぅ……ん」
「僕の身体は、冷気は一番下の絶対零度にまで耐えられるけど、熱気に上限は無いからね。
 もちろんそこらの火炎放射器程度じゃ話にならないけど、
 太陽に匹敵する熱量のフレイムセイバーを食らったらさすがに消し炭さ。
 ……僕の狙いは、少しでも僕を倒せる脅威になりえるのは、最初から君だけだったんだよ。レッド」
勝ち誇った笑みを浮かべたゼロは、固めた拳を緋奈に撃ち込んだ。
「がぶっ!!」
無防備な肉体の中心に直撃した拳はスカートベルトを引き千切り、そのバックルごと緋奈の腹にめり込んだ。
「まだまだ行くよ」
すぐさま引き抜かれた拳は、まだ金属製のバックルが緋奈の体内にある内に、同じ箇所に幾度も埋め込まれる。
「ぐむ!! がっ!! ごっ……げぶっ!!!!」
あまりの衝撃にボディスーツとアウタージャケットの背中がずたずたに引き裂かれ、張りのある素肌を露出する。
ぐしゃりと音を立て、筋肉と腸と腹大動脈が叩き潰される。
通常の人間なら一撃でさえ致死性の猛撃が、一瞬で計五発も緋奈の体内を抉っていた。
「か……げぽぉっ……」
その内部を破壊され尽くした腹がゆっくりと修復し、粉々に砕かれたバックルの破片がぱらぱらと床に落ちる。
桜色の唇の端から、一筋の濁った液が零れ落ちた。
「……レッドの味は何だか甘ったるいね。おやつにクレープでも食べたのかな?」
垂れ流される胃液をそっと拭って口に含み、ゼロは呟いた。
「さて……そろそろとどめにしようか」
仲間達を軽々と屠った恐るべき拳が、再びぎちりと音を立てて固められる。
「は……ぐぅ……」
既に意識朦朧としている緋奈は、棒立ちのまま一切の防御行動を取れない。
「……さよなら、レッド」
拳を大きく下に引き絞りながら、ゼロは冷徹に言い放つ。
次の瞬間。最強のギーガロイドの猛撃が、緋奈の肉体を突き上げた。
587ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/04(日) 13:46:25 ID:Tcxo+2Co
「きゃぐあああぁぁぁぁっ!!!??」

地下基地の一室に、緋奈の絶叫が響いた。
ゼロの凶悪なアッパーは無慈悲にも、緋奈の極ミニのフリルスカートの中に真下から突き挿さっていたのだ。
少女の大切な絶対急所には、ぷっくりと盛り上がった割れ目から潜り込んだゼロの拳が、手首まで突入していた。
サイズは子供とはいえ人間の腕というあまりにも太すぎる異物を胎内に埋め込まれ、緋奈の下半身が波打つ。
「ひう、んっあ、ぅくああぁぁ……!!!!」
「……正直言うとね、君とまともに戦ってたら負ける可能性もあったんだ。それくらい、君は強い」
張り裂けんばかりに咽喉を震わせる緋奈の耳元に口を寄せ、楽しそうに囁く。
「けど十二番目の兄さん……ギーガロイド・シグマを倒した時の子供とのやり取りを見たらすぐに分かったよ。
 君は強いけど馬鹿だ。情に付け込んで騙せば簡単に倒せる、ってね」
「ひぐぅ……う……がはっ!!!」
膣道を貫いて直に子宮壁へめり込んだ拳を更に胎内へ捻じ込まれ、緋奈の唇から涎が噴き出す。
堪らず秘部にも大量の液が湧き上がるが、膣口を塞いだゼロの手首に堰き止められ、その内部へと逆流する。
「うん、温かくて柔らかい……さすがにここは、イリティスファイブでも普通の女の子と同じだね。
 どう? 薬の効果で、痛いのと気持ちいいので発狂しそうでしょ」
伸ばされた二本の指が、細すぎる卵管にずぶりと潜り込む。
「は、ぁんっ、ひゃふっ、んあぁうっ……!!!」
ゼロの言葉通りだった。
大きく開いた緋奈の瞳孔はぶるぶると震え、今やあらぬ方向を見つめていた。
無理やり途切れ無き絶頂に堕とされ、まだ幼さの残る未成熟な下腹が液の許容量を超えてみちりと張り詰める。
「や……っああ、ひゃっ!? はあぁぁんっ……!!」
鋭い指を、通常では決して外気に触れ得ないアーモンド型の卵巣に直に埋め込まれ、その顎がかくんとのめった。
「もう限界か。……ふふ。意外と呆気なかったね、リーダー」
緋奈の胎内を掻き混ぜ犯し尽くしたゼロは、スパッツに覆われた秘部からずっぽりと拳を抜いた。
「う゛ぁ゛……っ!!」
膣道を塞いでいたダムが決壊し、ひくついた肉穴から大量の蜜が噴き出した。
「ひ……ん……はうぅぅ……!!」
「……あれ」
肉厚な太股をぬめらせる液に微かな赤が混じっているのを見つけ、ゼロは意外そうな声を上げる。
「レッド、ひょっとして初めてだったの? ごめんね、初めての相手が僕なんかで」
内股で棒立ちになったまま未だ何度も絶頂を繰り返し続ける緋奈に、少年は屈託の無い笑顔を見せた。
588ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/04(日) 14:10:22 ID:Tcxo+2Co
というわけでその6でした。次で終わりです。

>>577
>>579
青い子はやけに人気だなあ。
まあ狙ってるんですが。あざとくてごめんなさい。

>>前588
お久しぶりです。相変わらずいい意味でいやらしい文体には恐れ入りますね。
挨拶が遅れましたが、実は失神勝負の頃からの読者です。これからも続編お待ちしております。
589名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 15:54:11 ID:/u8GjMGn
ランサーさんGJ!

先にレッドから破壊されちゃいましたか
しかもフィスト!
かなりエロかったですよ
大切なものを目の前で打ち砕かれたブルーへの本番責めはこれから?
身も心もボロボロの5人の末路までコッテリ書いて欲しい所ですな。

乙です!
590名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:14:04 ID:1VwOztiD
正直青い子にはぎりぎりで生き残ってほしいけど、
この流れだと一番責め抜かれてムゴイ最後を遂げそうだなあw
まあそれはそれでww
591前588:2007/11/04(日) 23:44:58 ID:bl3sYI6A
>>588 (番号が奇しくも一巡しましたねw)
丁重なご挨拶どうもm(__)m
ランサーさんの官能表現を楽しませてもらっています。
当方はどこまでいってもマンネリ文体ですが何とかあと若干レスで
強制終了させますんでご辛抱を・・・
592名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 01:42:53 ID:Q8+2MDDG
ランサー氏テラGJ!!
最初のほう読み返してみると、ちゃんとゼロがレッド狙いオンリーってことかつ、
騙し討ちプラン立てる伏線も張ってるんだな
ほんと凄すぎる・・・・
593名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 19:59:37 ID:oiHhfop5
青い子もう勝ち目なさすぎワロタ
けど勝てないまでも、せめて最後には何か一矢報いて欲しいな
594名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 14:04:37 ID:QUWI+zPK
上がれなかった間に連載きてたー!
ランサーさん、前588さん、共にGJです><
またこの後、ゆっくり読ませて頂きます♪

ピンクの子の部分、
>その撃って下さいと言わんばかりに曝け出されたへそへ正拳を撃ち込んだ。
がすごく嬉しかったです(ぉw)
595名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:37:03 ID:PyLCnc0f
>>593
一矢報いられたゼロが逆上して、青い子をフルボッコする展開キボンヌ
596ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/09(金) 15:36:17 ID:+88SZSba
「さて……いよいよ最後だね、ブルー」
緋奈を無残に快楽の彼方へと屠ったゼロは、笑顔のまま亜緒に向き直った。
「遊ぼうか。……といっても、もう僕の勝ちに決まってるけど。
 さっきも言ったように、僕は冷気には絶対の耐性がある。君のアイスセイバーなんて全然怖くないからね」
「……貴様……!」
腹を押さえて肩で息をしながら、亜緒は呻いた。
まだ満足に動ける状態ではなかったが、不退転の戦闘態勢を取る。
「よくも……よくも、レッドをっ!」
拳を固め、精一杯の勢いで突き出す。
「……これだけ?」
しかしその拳は確かにゼロの頬にクリーンヒットしたものの、結果はべちりと音を立てるに留まる。
「くぅ……!」
幼馴染を護るために鍛えぬいた肉体も、最強のギーガロイドには通用しなかった。
切れ長の瞳に悔しさの涙が浮かぶ。
「つまんない。やっぱり勝ちの見えてる勝負はスリルが無いな」
その顔から笑顔を消し、ゼロは亜緒の腹に反撃の拳を撃ち込んだ。
「ぐぶぅんっ!!」
引き締まった流線的な長身が、一瞬でくの字に折れる。
気だるげに放たれた拳だったが、生身の砲弾は亜緒の表面筋肉を軽々と突き破り、その膵臓にまでめり込んだ。
みちりと音を立て、延び切ったボディスーツの背中に一筋の亀裂が走る。
長年の鍛錬によりくっきりと割れた少女の腹筋も、ゼロの本気の打撃の前には防波堤とはならなかった。
「う、むっ……」
直立して口元を押さえる亜緒に、ゼロはゆっくりと脚を下げる。
「隙だらけだよ、ブルー」
「うぁっ!?」
足首を掬うように蹴り上げられ、尻餅を着いた亜緒は仰向けに倒れる。
(しまった……!!)
即座に体勢を立て直そうとするが、間に合わなかった。
すぐさま腰を屈めたゼロは、肢体の前面を曝け出した亜緒の肉体に凶悪な正拳突きを撃ち落とした。
597ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/09(金) 15:39:20 ID:+88SZSba
「ぁはうぅん……!!!」
亜緒の口から甲高い、その大人びた容姿からは想像できないほど少女らしい悲鳴があがった。
「きゃうぅ、うんっ、んはあぁ……!」
「なんだブルー、そんな可愛い声も出せたんだ」
ゼロは無邪気に笑う。
無理も無かった。
亜緒の下腹に突入し子宮も卵巣も抉りぬいたゼロの拳は、その骨盤をも粉砕し、尻にまで到達していたのだ。
胎内に捻じ入れられ限界まで引っ張られたゴムスパッツの最下部が、ぎりりと引き絞られた。
延びきったコバルトブルーは亜緒の股間に猛烈に食い込み、そのつるりとした割れ目の縦筋を剥き出しにする。
「はふっ……う……くむぅ……」
恥骨結合を砕かれ、全身の筋肉が弛緩する。
女としてのアイデンティティを粉々に撃ち砕かれ、亜緒の瞳が絶望の涙で満たされた。
「あうぅ……ぅ……ひ……緋奈……」
冷徹な仮面を被っていたイリティス・ブルーの心が折れ、本当は誰よりも弱い少女の中身が曝け出された。
刺された拳で床に貼り付けられながらも、助けを求めて腕を動かし、いつでも護ってくれた幼馴染の名を呼ぶ。
「緋奈……緋、奈……」
「しっかりしなよ、ブルー。レッドはとっくに堕ちてるよ」
「こ……こわぃ、よぉ……た……たすけ、て……緋奈ぁ……」
ゼロは急所を潰したまま諭すが、亜緒は聞こえていないかのように呻く。
「頭がおかしくなっちゃったかな? まあいいや」
亜緒の下腹から拳を抜いたゼロは、その豊満な肉体の上部へとその照準を移動させる。
精密に移動した鉄拳は、倒れてなお真円をいささかも崩していない雄大な肉房の真上で停止した。
「さよなら、ブルー」
笑顔で言い放ったゼロは、亜緒の柔らかすぎる左乳房の真ん中に止めの一撃を突き刺した。
「ごぱぅっ……!!!」
スレンダーな両足がびくんと伸び、床と平行に引き攣った。
脆弱な肉と脂肪の塊を軽々と貫通したゼロの拳は、胸骨を粉砕し、ほぼ背中側にまでずしりとめり込んだ。
「うぅぐ……はっ……ぐぶっ!!!!」
致命的な外傷性ショックにより、亜緒の全身の穴が開いた。
びゅるっ。
胃と片方の肺を無残に破壊され、今まできつく結ばれていた唇から汚液の噴水が上がる。
切れ長の瞳からは涙の雫が溢れ堕ち、スパッツの三つの穴からは、小水や膣液や腸液が入り混じって噴き零れた。
「ひ……ぐひゅぅ……ふ……」
全身から体液を垂れ流した亜緒の瞳から、完全に光が消えた。
微かに浮いたままぶるぶると震えていた両足と、宙を掻いていた掌が同時に床に落ちた。
598ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/09(金) 15:41:16 ID:+88SZSba
「うーん。フィナーレにしては弱すぎだったね」
亜緒の凄惨な最期を見届けたゼロは、無造作にそのボディスーツを踏みつけた。
鍛え上げられたしなやかな肢体は既にもの言わぬ肉塊と堕し、極限の柔らかさでそれを受け入れる。
腹の中心に足首までスポーツシューズを沈められ、瀕死の少女の上下の口から濁った液がごぷりと噴出した。
「よし、任務完了」
5人の少女戦士を葬り去ったギーガロイド・ゼロは、満足の笑みを浮かべた。
超人的な身体能力を持つイリティスファイブと言え、ここまで破壊の限りを尽くされれば自然治癒は無理だろう。
このまま放っておけば、長くても数時間の内に全員の生命活動が停止する筈だった。
「あ……ぉ……」
「んっ?」
だが、微かな息遣いを感じて振り返る。
「………………レッド……?」
ゼロは目を丸くして緋奈を見つめた。
「亜緒……ちゃん……」
内臓を破壊され、子宮を直に抉られ、ひくつく股間からは自分の意思と関係なく溢れ続ける蜜を零し。
両足をがくがくと震わせながらも、少女は確かに立っていた。
「泣かないで……いま、助ける……から」
唇から垂れる胃液を拭い、搾り出すような声で呻く。
「レッド……ひょっとして、まだ遊んでくれるの? その身体で?」
瀕死の重傷を負いながらも、その瞳には炎が宿っていた。
「……凄いよ、レッド」
ゼロは歓喜に声を震わせた。
「分かった。最後の勝負だ」
その拳が、再び音を立てて引き絞られる。
同時に、緋奈の右手が腰に伸びた。
「……ッ!!」
ゼロは銀の瞳を細めた。
緋奈はゆっくりと、だが力強い動作で、携えた剣を鞘から抜いて行く。
炎に包まれた銀剣が少しずつ刀身を現し、薄暗かった部屋を光で満たし始める。
全てを消し炭にする灼熱剣、フレイムセイバー。
最強のギーガロイド・ゼロの肉体ですら、その究極の火力の前では例外とはならない。
ゼロは初めて、人間を玩具ではなく敵と認識した。
「出させないよ!!」
即座に床を蹴ったゼロは、一瞬で敵との間合いを詰める。
「う……」
互いがベストの状態ならば見えない勝負だったが、既に多大なダメージを受けている緋奈には反応出来ない。
緋奈が灼熱剣の刀身を抜ききる前に、ゼロは無防備な肉体へ全身全霊のダッシュアッパーを撃ち込んだ。
「はぐぅぅぅぅっっ!!!!」
少女の咽喉から、張り裂けるような悲鳴があがった。
「あっ……うぁ……!!!」
ほぼゴムのアンダースーツのみに包まれた肉感的な肢体が、棒立ちのままぶるりと震える。
健気に涙を堪えていたつぶらな瞳が、大きく見開かれる。
ゼロの腕が、消えていた。
傍目には到底信じられない光景だった。
へその真下から突入したアッパーは、その柔らかな腹の中でほぼ90度に近い急直角を描き、
豊満すぎる少女の肉体に、もはや肘すら見えなくなるほどの深部まで突き刺さっていたのだ。
「ご……ぼっ!!!!」
腕ごと緋奈の腹に埋没したドリルは、その臓器のほとんどを貫き抉っていた。
小さく膨らんだあどけない口元と、儚くひくついた股間の秘裂から、どろりと赤黒いものが零れた。
「正真正銘……僕の、勝ちだね」
緋奈の腰を見ながら、ゼロは言った。
抜けば勝利の約束されていた筈のフレイムセイバーは、まだその刀身の半分近くが鞘の中にあった。
599ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/09(金) 15:43:52 ID:+88SZSba
「……本当に楽しかったよ、イリティス・レッド」
緋奈の腹から根元まで埋まっていた腕を引き抜き、ゼロはとびっきりの笑顔を見せた。
生まれて初めての、そして恐らく生涯唯一の、敵。
「戦ってくれてありがとう。君の事は一生忘れ……な…………っ?」
しかしその直後、無垢な笑顔にたじろぎが浮かぶ。
少年の鮮やかな銀髪を、敵の左手が鷲掴みにしていた。
「レ……レッド……!!」
(そんな。こいつ、まだ……!?)
究極の一撃をもって肉と臓器を完全に破壊し尽くした筈の少女は、未だなお倒れなかった。
左手でゼロの身体を固定し、右手に携えたフレイムセイバーを鞘から抜き放つ。
「う、うわ……」
全てのものを焼き尽くす必殺の剣が、大きく振りかぶられた。
太陽に匹敵する灼熱の炎が、ゼロの銀の瞳を紅く染め上げる。
(ひ……!!)
最強のギーガロイドが初めて直面する、敗北の危機。
その表情が生まれて初めて、演技ではない恐怖に歪んだ。
「や……やめろおぉっ!!!!!」
絶叫と共に、ありったけの力で反撃の拳を撃ち込む。
「ひぐぅんっ……!!!」
既に防ぐ骨も筋肉もない弛緩しきった鳩尾をずしりと抉られ、緋奈の呼吸は止まった。
「この……このぉっ!!」
もはや失神どころか死んでもおかしくない一撃だったが、恐慌に駆られたゼロは更に何度も追撃を加える。
「ごぶっ!!! げぼ……はぐぅっ……!!!」
何発もの拳が、緋奈の肉体へ出鱈目にめり込む。
ボディスーツがずたずたに引き裂かれ、真円の乳房がゆさりと零れ出る。
腹の中心に正拳をぶち込まれ、震える唇から血の塊が弾ける。
下腹に音速の砲弾を埋め込まれ、ワインレッドのスパッツが赤黒く染まる。
「が、はっあ……か……ぐぼっ!!!」
そしてその最後の拳は、緋奈の肋骨も胸骨も完全に粉砕し、その奥にあるものに直撃した。
小さく脆いそれがびくりと痙攣する感触が、ゼロには確かに伝わった。
それなのに。
(ば……か、な……)
心臓に拳を埋め込まれてなお、少女の瞳には不滅の炎があった。
一瞬の静寂の後。
灼熱を纏った剣が撃ち落とされ、ゼロの身体を刺し貫いた。
600ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/09(金) 15:45:14 ID:+88SZSba
「ぐうううおああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!!!!!」
イリティス基地中に、ギーガロイド・ゼロの断末魔が響いた。
肩口から一直線に挿し込まれたフレイムセイバーは、小柄なゼロの身体の中心を抉っていた。
「があああぁっ、は、ぐはああああ……!!!!!」
灼熱の柱を埋め込まれ、自分が内部から焼かれ、融かされて行くのが分かる。
(そんな……ぼ、僕が……最強のギーガロイドである僕が……!!)
敗北だけは許されなかった。
(冗談じゃない、ふざけるな……せめて、相討ちだ……!!)
幸いにも、敵の腹にめり込んだ拳は、未だその急所を捉えていた。
ゼロは焼け焦げながらも腕に力を入れ、ひくひくとか弱く脈打っている緋奈の心臓を抉り潰そうとする。
「ご……ごめん、ね……」
「……!?」
だが、小さく発せられた言葉を聞くとその動きが止まった。
ぐらりとよろめいた緋奈は力なく両膝を着き、焼け行くゼロの身体へ緩やかにもたれかかった。
「な、何を……」
「ごめん……助けて……あげられなくて……」
狼狽するゼロの肩にくてりと頬を乗せ、耳元に蚊の鳴くような声で囁く。
頭を掴んでいた拳から力を抜き、優しくその銀髪を撫で付ける。
柔らかな肢体を押し付けられ、胸の膨らみの温かい感触がゼロに伝わる。
「た……助けるって何だ。僕は……」
「子供の……味方、なのに……でも、ごぼっ!!! わ、私……この方法しか……選べなくて……」
血の泡を吹き、ぽろぽろと涙を零しながらも声を絞り出す。
「……………………」
「本当、に……ごめんね……今度、会う時は……仲良く、しようね……」
(……………………ふーん)
その涙は痛みではなく自分の為に流されたものなのだと、ゼロは何となく理解した。
「つくづく馬鹿なんだね、レッドは」
呆れて笑うと、緋奈の腹からそっと拳を抜く。
「……ん……」
不滅の炎を湛えていた瞳が、ようやく閉じられる。
今度こそ本当に力尽きた少女は、ゼロの身体を伝ってゆっくりと床に崩れ落ちた。


「……そりゃあ今までのギーガロイド達も全員やられるわけだね。本物の馬鹿には誰にも勝てっこない」
ドアの向こうに、大勢の人間が集まる気配がした。
自分の断末魔を聞きつけたイリティスの隊員たちが突入しようとしているのだろう。
イリティスの医療技術とイリティスファイブ自身の持つ強力な治癒能力は、恐らく彼女たちを死なせはするまい。
「あーあ。いいとこまで行ったのにな。これでまた振り出しか」
一方、半分以上を焼き尽くされたゼロの肉体は、既に自壊を始めていた。
「けどこの調子じゃ、何回やっても同じかな……まあ精々がんばりなよ、イリティスファイブ」
戦闘能力だけなら首領ギーガロードすらも凌駕する自分を倒した、その力。
どのみち秘密結社ギーガメーソンは、いずれ滅びる運命にあるのだろう。
「でもレッド、忘れないでよ。いくら今日の傷を治しても、例えいつか首領を倒したとしても、
 ……君の初めての相手は、僕だったからね」
最後に足元の少女に向けて意地悪く微笑むと、ギーガロイド・ゼロの身体は消滅した。
同時に、イリティス隊員たちの慌ただしい足音と共に、オペレーティングルームのドアが開け放たれた。

―完―
601ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/09(金) 16:03:10 ID:+88SZSba
というわけで終わりです。
本当に長くなってしまってごめんなさい。
全部読んでくれた奇特な方には最大級の感謝を。

>>592
気付かれる事を前提としていない只の自己満足で書いた部分だったんですが、
そんな細かな伏線まで察していただいて恐縮です。

>>593
>>595
青い子、特に何も出来なくてすみません。
けど噛ませ犬ってヘタレてなんぼなんじゃないかな? かな?
602名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:32:33 ID:gYuvb++m
ランサー氏、長編乙でした。

最高の腹パンSSでした。
ピンクが大好きだー!w
603名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:14:25 ID:YbCg+nAx
GJ!
俺がヒロピンで求めていたものの一角がこれで満たされました
しかし…



まさか勝つとはね!そしてまさか治療できるとはね!www
604名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 23:50:50 ID:hvKEcx8i
青い子はもっとねっとり嬲られるかと思ってたけど

にしてもGJ!

じっくり充電してまた戻ってきてくださいランサー師
605名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 13:28:38 ID:JvKTMbC+
ランサーさん、『美少女戦隊イリティスファイブ!』 完結お疲れ様でした♪

大胆な表現とストーリー性に飽きさせられる事なく最後まで読みきれました。
思い切りハードなのに、「ある種」安心して読めたのは設定部分で練られた所があったからなんでしょうね…個人的に見事としか言えない一作(逸作)でしたw
好き勝手を言わせてもらえるならば…「ギーガロイド・ゼロ」を含めてそれぞれのキャラクターがよく出来上がっていたと思えるので
5分割ストーリーでも見られたなあ…と思った事でしょうか(ぉ)
色々な部分で個性が見られたので萌えまくりでしたw

UPの際、不本意ながらも色々とカットした部分もあるかと思われますが(とくに頭とラスト部分で何故かそんな感じしました。違ったらごめんなさい><;)
何にせよ最後まで書き切ってくださったお陰でこちらは満足しました。
次回作も楽しみにしています♪これからもよろしくお願い致します(ゝ_<)ゞ
606名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 01:01:54 ID:4HCMMVXj
これはいい腹筋
ttp://image.blog.livedoor.jp/dqnplus/imgs/1/c/1c3a6d03.jpg
このスレのSSのつまみにちょうどイイw
607名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 03:10:59 ID:eexDZn7p
>>606
これは良い
俺も来年は腹筋割れるようにしようかな
608名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:54:15 ID:jbnjAIBw
来年からでなく今日から始めましょう。
609名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 02:41:51 ID:8+hqPBgB
>>607
サーコゥ!サーコゥ!
ワンモアセッ!
610名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 05:13:02 ID:+rzdK+Fb
ビクトリー!
611名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 17:35:41 ID:7968e+kv
>>608
冬場に脂肪削いだら寒いじゃないか
612名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 08:46:39 ID:Xa47C245
変身ヒロインの腹責めといえば、
今日のおかずっていう短編ゲーム集の中の一本のルビーストライカーに1シーンとして有るのを確認した。
魔法天使シリーズのA氏がシナリオを書いて戦闘とか日常のシーンはバッサリ切られて陵辱シーンのみだがなかなか良かった。
触手に逆さ磔にされた変身ヒロインが腸と子宮に精液ブチ込まれて
ボコ腹になったところをフルスイングした触手で殴打されて悲鳴絶叫、絶頂嘔吐をする。
私はサンドバックじゃないのにとか変身ヒロインが弱音を吐いたりとか俺的にはかなりイケてた。
613名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 00:08:03 ID:Jiwvr6Hp
お前ら軽い責めは嫌いかい?
614名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 10:05:20 ID:dg6AfNSk
ヘビーもライトも
リアクション次第だな
615名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 18:30:06 ID:ru2ZXNAj
軽い責めってどんなん?
お腹を下からたぽたぽいわすの?
616名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:43:14 ID:Jiwvr6Hp
吐いたり内臓破裂しない程度かなぁ。
痣も無い方向で。
617名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:58:39 ID:vWt+kF8l
そもそもスレタイが結構強烈だからなあ
微妙にスレチになっちゃうのか
618名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:00:40 ID:emZxAeqV
>>617
鳩尾に鬼拳age
619名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 03:11:53 ID:vHxZUKZl
子宮関連はあまり無くね?
620名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 10:52:17 ID:SllAm70w
バイオハザードのヒロインの腹に
タイラントがパンチ入れる責めが欲しかったぜw
621名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 12:13:40 ID:SllAm70w
これをヒロイン相手にやって欲しいww
ttp://www.geocities.jp/akaminey86/movie_syogeki.html
622名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 16:17:14 ID:/ndm/L5f
>>617
軽い腹責めは無しなんて規則ないだろ。
623名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 16:56:48 ID:5X7KRL/5
>>619
「子宮を直に」はあまりないけど、
下腹部ごしにならランサー氏のにたくさんある。
624名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 19:01:12 ID:GcFxpOg4
古いサイトだけど、なんとなく貼っとく。
ttp://www.net-web.ne.jp/fris/diary.htm
ヘソから行ける話は好きだ。
625名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:04:12 ID:Brxt6JRU
624懐かしいね。大間さんの「まりこのみぞおち」ってないですか?
626名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 05:06:47 ID:Wwbsj1OW
旧Frisは生き残ってる穴場だなぁ
WebArchiverのindexから辿れば、2001年時だけどAfisもFrisも見れるんだよね
627名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 06:25:57 ID:cWR4cGmn
628名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 08:58:29 ID:7i8nULrU
>>621
これは死んだの?
629うp:2007/11/19(月) 21:16:00 ID:mBFpt7bx
630名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 08:36:44 ID:urjRQdGf
>>621
絶対に引く人が出るから貼らないようにしてたのに・・・バカだな
631名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 14:45:47 ID:sC/42YiJ
見た感じ本気で決まってはいない
プロレスで本気でダメージのある攻撃は当てないだろ
632名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 18:23:18 ID:pxiL5P5n
ランサーって何さ?って思ったら職人さんなのねw
てっきり

「その腹貰い受ける…」
みたいな槍使いかと思ったよww
633名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 19:56:19 ID:wnkXTt1+
>>631
はいはいプロレスはみんなショーっすよ
俺は格闘技オタクだからわかるっすよな人ですか。
ttp://jp.youtube.com/watch?v=BhjEzbokEB4
ブロディが刺し殺された事件への報復なんだけどね。
634名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 02:48:25 ID:+LJW77Ud
向こうのプロレスは一部ガチで殺しあってるからな
リアル吐血こえ〜
これからは妄想吐血もリアリティが増す
635名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 08:10:11 ID:GCO4dJX9
>>633
俺格闘オタでも何でもねーけど
右足の力を抜いてるように見えたんだが
コレはひどいw
636名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 08:42:42 ID:mNfI71f+
脛で打つ筈がモロに膝入っちゃったんじゃねーの?
これはガチらしいぞ
637名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 17:34:22 ID:KEWfHk+C
しかしショタなら良いんだが三次でしかもガチムチの男がやられていても困るな
638名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 18:11:08 ID:JnI4P8mI
>>629の映像はガチだよ〜
まあどうでもいい話だが
639名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 20:33:16 ID:1fCMMjRS
肋骨が2本折れて肺に刺さって復帰に3年かかったそうだ。
このスレ的にどうなのかわからんけど
俺は肋骨折るとか臓器損傷して吐血とか喀血とか嫌だ。
ゲロ吐く程度のがいい。
640名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 09:14:33 ID:dq6IZlnt
情報提供かリクか知らんけど
ただでさえ「二次だから良い」とか>>639みたいに、吐血嫌いって言う人もいるんだし
野郎でしかも三次でエグいの貼るなって・・・とっくにスレチだっての
641名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 22:26:09 ID:rGb8fVht
>>640
俺は良いもの見せてもらったと少し喜んだけどな
スレタイ的にはどうなんだろうな
血を嘔吐してるし
見る人によってはエロく感じるかも!?
642名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 22:26:43 ID:rGb8fVht
ってSSか
そりゃスレチだわ
643名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:14:08 ID:pBGGCwaQ
じゃあヒロインの腹ボッコだ!
644名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:23:00 ID:65KwoEEB
しばらくは職人の充電待ちかね
645名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 14:59:11 ID:pBGGCwaQ
武林クロスロードがけっこう良かった
シチュは最高だし、作者さんもその気がありそうだから
もっと腹責めをもりもり盛り込んでほっしい
646名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:11:25 ID:4v1NQZK9
こんな強いヒロイン↓
ttp://blog27.fc2.com/f/fmkkoe/file/20071119123859.jpg
の自信とプライドを鳩尾への一撃で粉砕してやりたいw
647名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 01:58:31 ID:BC51+kmE
>>646
名前がww
648名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 18:41:16 ID:S2TNQ134
深見はなんだかんだと売れてるんだろうな……。
649名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 18:46:57 ID:4v1NQZK9
>>645
この拳法女の腹筋ボッコボコに責めまくってやりたいぜ!
ttp://file.brincrossroad.blog.shinobi.jp/syunrai01.jpg
650名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:53:40 ID:H7lJPcu/
やっぱこのスレは筋肉フェチ多いな。
651名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:39:31 ID:m5M4OMpD
俺は腹筋あると駄目だな
ガチガチの腹殴ってもどうせ効かんだろうという認識が拭いきれないんでね
実際はどうなのか知らないけど、個人的には普通の腹がいいな
652名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:44:51 ID:ZGx8JnZV
>>650
スレ全体のレス具合を見てみると意外とそうでもないっぽい
653名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:56:45 ID:KypdN+t/
だね。
俺はあみだくじができる派。
654名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:05:30 ID:4v1NQZK9
>>653
あみだくじぃ?
655名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:28:44 ID:C3Oema35
>>652
同意。
少人数(1人かも)が定期的に書き込んでいると思われ。
彼らの気の毒な点は、職人さんに腹筋派が居ないところだな。
656名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:39:14 ID:Y+n90y93
ていうか前スレから見てる感じだと、ビルダー系(ビルダー系とまでいかなくても鍛えた腹筋系)のSSも投下されてた&現在進行形でそれらしき物もあるけど、
アドレス投下ばっかりで肝心のSSにレスがついてない・・・つまり反応が無いから書いてる側も「需要無いかな?」と思って止めるのも無理ないと思われ。

アドレス投下して自己満足してるだけじゃなく、読んだ感想(良かった所とかツボだった所)も面倒くさがらずに書き込んで指示した方が良いと思うよ。
嬉々としたレスを見れば書いてる側も嬉しいはずだし。
657名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:45:00 ID:Y+n90y93
指示→支持

失敬。
658名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:30:00 ID:fqZ3V6oN
なんだか流れが腹筋みたいだけど今さっき書いたSS投下しておk?
しかもキャラパクリなんだが・・・orz
659名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:32:41 ID:4lG7p8u+
>>658
歓迎するよ短編でもパクリでも自分が満足するならOK
660名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:36:21 ID:fqZ3V6oN
ではやっちゃいます。

あ、先に言っときます。
ランサー氏ごめんなさい・・・。
キャラが思い付いたのが5人組だったので・・・orz
661名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:39:27 ID:yBT5Xrmf
久々の新作クルコレ
パクリキャラだと、逆に説明省けるし既にイメージ出来てる可能性高いしという点で良いかも
662Jekyll:2007/11/26(月) 01:40:10 ID:fqZ3V6oN



某日。


「・・・・・・!」
「・・・・・・。」

人気のない廃墟から誰かの話し声が聞こえてくる。
勿論誰の耳にも入ることはないまま闇の中に消えていくが・・・


「よく来たね、ブルー。」
「気安く話しかけないで!早くネガを渡しなさい!!」
「そう怒らないでよ。ほら、これがネガだよ」
「は、早くそれを・・・!!」
「あははっ、ブルーも所詮は人の子か。こんな写真でここまで醜くなるとはね。」
「・・・・・!!!」
「君も条件があることぐらい分かっているだろ??」
「・・・・・。」
「な〜に、簡単さ。この玉に触れてくれればいいのさ。」
そう言って仮面の男はビー玉程度の小さく黒く輝く物質を取り出した。
「・・・・本当にこれに触るだけか?」
「お望みならもっと酷いこともできるけど?」
「・・・・分かったわ・・・。」

そう言ってブルーは仮面の男に手渡された玉を握った。
663名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:41:57 ID:fqZ3V6oN
>>661
ごめん、途中でキャラ変えようと思って性格変わってるかもしれない・・・orz

どうか別人格だと思って・・・orz
664Jekyll:2007/11/26(月) 01:43:39 ID:fqZ3V6oN



「ありがとう、ブルー。ほら、約束のネガだよ」 「これで全部なんでしょうね!?」
「勿論さ。僕は嘘が嫌いなんでね。それにしても・・・こんな写真を学校にバラまくと言っただけで・・・」
「うるさいっ!殺されたくなかったら・・・!!」

仮面の男はブルーが剣を抜き放つ前に闇の中へと消えていた・・・。

「何者なんだろう・・・。」

その考えも時が経つにつれて薄れていった・・・。

665Jekyll:2007/11/26(月) 01:45:18 ID:fqZ3V6oN



暫く経ったある日。

「挑戦状ぅ〜!?私達に!?」
イエローが可笑しそうに言う。
「ふ〜ん、なになに・・・〇月〇日、〇〇時にて〇〇〇まで来られたし。
貴女たちのか弱さを証明しよう。」

ブルーはふと思った。
「ここは・・・!!あの日の場所じゃない・・・!!!」

しかし、直後全員の言葉が無に包まれていたことに気づく。
「どうした・・・?」
ブルーがとっさに口を開いた。
「ここ・・・私が脅された場所なんですけど・・・」
ピンクが恐る恐る口を開いた。
「えぇ!?ピンクも!?私もだよ!?」
レッドが口を開くと、驚いたことに5人全員に心当たりがあると言うではないか。
「・・・まぁ、用心するに越したことはないわね・・・」

(イヤな予感がする・・・。)
それぞれの胸には共通の思いを抱いていた・・・。

・・・そして期日は程なくしてやってきた・・・
666Jekyll:2007/11/26(月) 01:46:40 ID:fqZ3V6oN



「いらっしゃい。」
「あんたは・・・!!!」
それは薄い記憶の中に確かに存在した。
仮面の男だ。

「よく来てくれたね。正直来れないと思っていたよ。」
「舐めないでよね!!!誰がアンタなんかを!!!」
イエローがもの凄い剣幕で言う。
「・・・威勢のいいことだ・・・。尤も、そんな口も直に利けなくなるさ。」
「どういう・・・!!!」
急に静けさが辺りを支配した。

「どうしたの・・・?」
グリーンが不思議そうに尋ねた。
「・・・!!!っぷはっ!!な、なに今の・・・!!」
皆が不思議に思った。
「今・・・口が開かなかった・・・!!」

・・・・・・・。

「あはははっっ!!面白っ!!!」
突如、仮面の男が静寂を嘲笑で掻き消した。
「な、何が面白いの!!」イエローが息を切らして吠えた。
667Jekyll:2007/11/26(月) 01:48:40 ID:fqZ3V6oN



「何って決まってるじゃないか!!!」
仮面の男はそう言い放つとスイッチを入れた。
途端に周りが明るくなっていった。

そこで5人はとんでもないものを目にする。

「なにあれ・・・。」
そこには等身大の5人の人形が宙に浮かんでいた。

「ああ、浮いてるのは気にしないでね。元々そういう造りになっているから。」
仮面の男は指を鳴らした。
すると、五体の人形は2メートルはあるであろう高さから落ちた。

・・・・・・。

「痛っ!!」
突如全員の身に痛みが走る。
「何、いまのっ!!??」
(え・・・?体が動かない!?)

668Jekyll:2007/11/26(月) 01:49:52 ID:fqZ3V6oN



「あれは新しい君達さ。動かない人形の、ね。」
そう言うと男はいきなりイエローの腹、といっても人形にパンチを入れた。
尤も、パンチと言えども手には鉛が致命傷を与えるような形になっていたのだが。

・・・・・。

「・・・なにも起こらないじゃ・・・!!!」
突如、イエローの口から胃液が零れ落ちた。

「!!!!!?」
4人が目を丸くした。

「言っただろ?これは君達だって。つまり人形と同じダメージが君らにも行くってことさ。」

そう言ってグリーンの鳩尾を殴る。

・・・・・・。

「うっっっ!!!」

(!!!!!?)
グリーンは目を開き、そのまま地へと崩れ落ちた。

669Jekyll:2007/11/26(月) 01:51:11 ID:fqZ3V6oN



「そうそう、時間差仕様にしてあるから。つまり君達は自分がやられている姿を見ながら苦しめるってことさ。因みに、動けないのは・・・」

そう言いながらピンクの下腹部を思いっ切り踏みつけた。

「い、いや・・・や、やめてっ・・・」
・・・・・。
「あうううっっっ!!!」
腸どころか膀胱、そして子宮までもを潰されたピンクは痛みの中にある快感にショーツを濡らしながらその場で崩れ落ちた。

「あと、君らの人形には勿論媚薬を打ってあるから。因みに・・・動けないのは浮かしていた人形を地に置いたからさ。」

「何が目的なのっ!!私達をどうするつもり!!」
「威勢がいいね、ブルー。そうだね・・・強いて言うなら挑戦かな。だって君らに勝てたら僕は強いって事じゃない??」
男は仮面の下でなんとも歪んだ笑みを零した。
670Jekyll:2007/11/26(月) 01:53:25 ID:fqZ3V6oN



「この化け物!!!」
ブルーが声を荒げて言う。
「僕は普通の人間だよ?まぁちょっと薬を飲んでるから力は常人の五倍はあるけど。」
「な・・・!!人間がどうして!!!」
「今日はよく喋るね、ブルー。そんなにあの写真が悔しかったのかな?」
「っっっ・・・!!!」
「言ったじゃないか。君達に勝ちたいんだ、よっ!!!」
そう言いながら、ブルーの腹部を思いっ切り殴る。
「・・・・・!!!」
しかしブルーは持てる力の全てで衝撃を耐えた。

「素晴らしいよ!!ブルー!!五倍のパンチを急所に受けて立っていられるなんて!!」
「くっっ・・・!!アンタのパンチなんかに・・・!!!」
「君ならそういってくれると思っていたよ、ブルー。」
(!!!!!?)
671Jekyll:2007/11/26(月) 01:55:01 ID:fqZ3V6oN



「実はね、この人形にはもう一つ仕様があるんだよ。」
そう言うと、仮面の男は人形についた取っ手を引いた。
そして何かを取り出した。
「これ、なんだか分かるかい??」
不敵な笑みを浮かべながら言う。
「・・・・・!!!」

672Jekyll:2007/11/26(月) 01:57:04 ID:fqZ3V6oN
10


「そう、これは君の子宮さ。触られてるのが分かるかい?」
「い、いやっ・・・!!やめ・・・やめてっ!!!」
「おや?君ともあろう者が感じているのかい?」
事実、ブルーからは止めようのない液が下腹部を支配していた。
「ほら、ここなんかどうだい?」
無遠慮な手が右に付いている卵巣を触る。
「!!!!!!」
本来人に触れられるはずのない場所に感触を感じ、ブルーは声にならない声を上げて体を痙攣させた。
「あははっっ、もうイッちゃったのかい?子宮が震えているのが分かるよ。けどね・・・」

突然、イヤな空気が部屋を支配する。
673Jekyll:2007/11/26(月) 01:58:51 ID:fqZ3V6oN
11


「僕の目的は君達に勝つことなんだ。」
そう言うと、力を込めて子宮を握りつぶした。

「!!!そ、そんなことしたらっ!!!い、いやっ!!!やめ・・・」

「きゃゃぁぁぁああ!!!」
突然彼女の下腹部からまるで噴水のように淫水が吹き出し、体は激しく痙攣し始めた。
彼女の体の中では子宮が本来ならばあり得ない形に潰れ、悲鳴をあげていた。


「さぁ、お待たせ、レッド。ん?レッド??」
何かを言いたそうな目でこちらを睨み付ける。
「ああ、ゴメンゴメン、落ちた拍子に口が閉じていたんだね。ほら。」
「お願いっ!!みんなを助けてあげて!!強さとかそんなもの全部あなたにあげるから!!」

674Jekyll:2007/11/26(月) 02:01:26 ID:fqZ3V6oN
12


「口を開いた途端に仲間の心配かい??君って人は・・・言っただろ、君らを倒すことに価値があるって。」

男はレッドの人形に手を掛け、開いた。
「見てごらん、レッド。よくできてるだろう??ほら、ここが君の胃でここが肺。この動いているのは心臓。で、ここが・・・君の大事な所さ。尤も、色は付けてないけどね。」
笑いながら言う。
「お願いだから!!みんなを・・・!」
「五月蝿いよ。いい加減黙ってくれない?」
そう言うと卵巣の部分を指で弾いた。
「いやぁぁぁ!!!」
レッドは声を上げる。
「ふふ、流石に最強のレッドも人の子か。」
そう言うと、子宮に思いっ切り拳を振りかざした。
「まだだよ!!!」
そう言うと男はあらゆる所に拳を埋め込んだ。
子宮に始まり、胃、肝臓、腸、肺、心臓、膀胱、そして小さな卵巣も標的外では無かった。
まるで彼女の筋肉など無いかのように臓器に直接ダメージを与えていく。

675Jekyll:2007/11/26(月) 02:02:42 ID:fqZ3V6oN
13


「う、あぁ・・あ・・・。」

「!!!!!!!!」
全てを貫かれたレッドに声を上げている暇など無かった。
口からは胃液やら血やらが混ざって出てき、下の口からは同じように淫水と血とが混ざり合って吹き出して来る。
その痛みは媚薬によって快感に変わり、脳を通って全身を駆け巡る。



・・・・・・・・。


「これで僕の勝ちかな。意外に弱かった・・・ね。」
男は立ち上がった。

「おっと、そろそろ君達の仲間が来たみたいだね。それじゃ失礼するよ。あ、君達の子宮はいつでも僕のポケットに入れとくからそのつもりで。」

男はまた笑みを浮かべ、人形と共に暗闇の中に消えていった・・・。
676名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 02:05:51 ID:fqZ3V6oN
以上です・・・。

なんかランサー氏のキャラなのに勝手に殺しかけてしかもBAD ENDという・・・orz
おまけに文が厨臭いし、エロ描写や腹責め描写や何から何まで足りない始末・・・orz
しかも携帯投稿ですいませんorz



・・・orzがいっぱいだ・・・orz
677名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 02:23:00 ID:Y+n90y93
Jekyllさん、始めまして。そしてお疲れ様でした♪

携帯からだったのですね…大変だったと思います、本当にご苦労様です(>_<
ランサーさんと同じ5人編成のヒロインものですが、やはり人それぞれの趣向(シチュエーション&魅力)があって改めて面白いと思いましたw
特に人形越しのお腹責めというのが斬新且つリョナ度の高い作品になってるなあと思います。
掌に収まる程度のサイズの物でダメージを与えられるというのが怖くて、すごくエロスを感じました(笑)
自分が上手く表現できなかった子宮責めというところに焦点を当てられ、表現できていたのも羨ましく思います…今後、新しい話が思い浮かんだら、また投下して頂きたいと思っています。
これからもよろしくお願い致します(^ ^ゞ
678名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 02:49:42 ID:fqZ3V6oN
>>677
ありがとうございます。
というかあなたの方が文が上手そうww

誰かがまた人形ネタやってくれると嬉しいですね

本編に入れ忘れてましたが、黒い玉は人と人形を繋げる為の道具です
因みに頭に内蔵
どうでもいいかwww
あと、携帯の性質上スレを無駄に消費してしまったことをお詫びします・・・orz
679名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 05:52:07 ID:GbmaXmAq
>>678
エロさを感じる良い作品だとは思う。
題材は良いし、何より5人のバッドエンド版を描きたかったっていう熱意がビシバシ伝わってきた。

けどGJ!とはちょっと言い難い。
頭にある話を文章にしようという勢いが有り過ぎなのか表現が明らかにおかしく、足りない部分がある。
携帯だからとはいえ、もう少し情報量は込めれるよ。
あと文章は一度打った後に読み返してみよう。

偉そうな事を書いたけどここら辺をちょっとでも気にしてくれたらまだまだ凄いのを書けるようになると思う。
また書いてね!
680名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 10:00:51 ID:fqZ3V6oN
>>679
やっぱり内容が薄いんですよね・・・(´・ω・)表現力も足りないし、また修行してきますorz

それまでにどうか人形責めが上がってるよう・・・ww
いい比較になりますww

っていうかランサー氏ホントにすいません・・・orz
今度はオリで頑張ってみますww
681名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:05:59 ID:1nm0SJk3
性的な責めはスレ違い?
682名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:13:24 ID:SqIExVYa
>>1
>オリジナル・二次問いません。


683名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:15:11 ID:SqIExVYa
ごめんコピペミスった
684名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:24:32 ID:fXXPpGRC
>>681
読み返してもらえば書いてあるかもしれないけど、腹責めとの両立が出来てるなら問題ないと思うよ
685名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:23:11 ID:QShQrAJv
まあどっちかっていうと相手が喜ぶと
需要は減るけどな
686ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/27(火) 11:23:29 ID:XEM4ykxm
Jekyllさん初めまして。
パクられたというのは、僕のキャラに使い回したくなる要素があると言っていただいたようで寧ろ光栄です。
かく言う僕自身イリティスの5人には愛着があるので、いつかまた続編や番外編なども書くつもりですが……。
もちろん一読者としてはJekyllさんのオリジナルものも読みたいですので、是非これからも書き続けてくださいね。
687前588:2007/11/27(火) 20:52:32 ID:f/eRyhTi
この1レスでなんとか終わりに近づきそうです^^;

全裸にしてただ眠り続ける飛鳥女。無防備に横たわる標的の身体
どこをとっても眩いばかりに輝いているが、中でもゆるやかな稜線描く生腹は
極上馳走に相違なし。僅かに盛り上がった臍まわりから腰のくびれで
一旦窪むかに見えつ、あくまで自然な柔肌続けば何の疑問なく視線下腹へと
到達する。その繁み近辺これまた福与かな質感に包まれ拳よりは指の方がと、
つい誘惑にかられよう。そう、腹であれ秘所であれ、今や突くなり挿しいれる
なりすれば呻き喘ぎが容易く洩れる。女子なれば誰しも慈しむ恥じらいの丘。
妖しく咲き誇る花園にも目をやり、喪巣女忍はひと通りのイメージを
固めていた。一発目は右拳にて臍のやや下を突き、その刺激で愛蜜こぼれる
秘穴へ左人差し指と中指をこじ入れる。当然激苦快感ないまぜの極みに
持ち上げたところで止めの一発は子宮の真上へ敢えて軽く。いわばデザートの
ような甘い突きにて終了と。至って簡略なコースだが要所要所は
抜かりないとの自画自賛。何も強く突き入れるだけが能でない、仲間が施した
マッサージにより曲者の腹ゴムまり同然、とろとろの下半身と化しており。
今や声や四肢の反応だけで充分楽しめると感じている。
但し、その感性細かく見れば喪巣の女も十人十色。暗黙のうちにひとり五発が
デフォルトになったが、続く三十名余は思い思いのシナリオ描き。音楽に
例えれば小品といえ、序曲、円舞曲、セレナーデなどなど様々な
バリエーションで主張する。ざっと百五十発もの大量でありながら
飽きることなき百花繚乱多彩な時間。キヌとて呻く、喘ぐ、叫ぶ、唸る、吐く
等の組合せは、とても気絶している身と思えぬほど豊かな表現を尽くしている
―――ドスッ「う!」ズブッ「ふぐうぅッ」ボフ!「あうっ」
ズチュゥ「はぁぅ!」―――責める者、苛まれる者…両者が奏でるハーモニー
叙事詩の如き抑揚にて時の経過もあっという間。これ幸いにと無謀な中略良し
とし、一気に最後の登場人物へとつなぐことにしよう。喪巣女忍たちの群れに
悠々現れたひとりの女…それが誰あろう、囚われの町娘その人であり。
688名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 23:35:09 ID:zQP6dQwm
>>686
初めまして。というか申し訳ないです。
パクられて気分を害さない人なんかいませんし、軽率な事をしました・・・
いずれはまた書きたいと思いますので・・・その時はまた宜しくお願いします。
689名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 05:15:24 ID:mEA1hUIB
前588さん続きご苦労様です♪
いつもながら肉体の描写と精神面の描写(今回は余りなかったですが)が半端無い…まさに良い意味での変態ですね(笑)
たまに砕けた部分も見せたりもしてますし、読み応えアリです♪
自分にもっと読み取る力があればもっと楽しめそうなのがちょっと歯痒い(ノ¬`)。

前588さんもひとつの終わりに向けてラストスパートっていう感じでしょうかね…頑張ってください><
690名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 06:09:22 ID:rsuwJlzv
悪の女戦士を屠るスレからきました。
新作が腹責めSSになってしまったんでこちらに投下しますw
691タイムトラベラー・出張編:2007/11/29(木) 06:14:07 ID:rsuwJlzv
ここは一体いつの時代なのであろうか?
得体の知れない密林にワープした俺は今、人探しをしている。

「ったく、ミユのやつ一体どこで油売ってるんだ?」
男は密林のなかではぐれた仲間を探していた。
「ん、何だ?」
言語は聞き取れないが微かに人の会話の声が聞こえる。

「ふえぇ〜たすけてください〜私なんか食べてもおいしくないですよ〜」
茂みの中から様子を伺うとミユが大きな十字架に磔にされていた。
「なにやってんだ、あいつ」
男はそう呟くとまわりを見渡す。
褐色の健康そうな肌をした女戦士が5人…槍を装備し、腰巻きを着けてはいるが胸は露出している。

「アマゾネスってやつか…」
男は拳を力強く握り締めると、十字架から一番遠くにいる女戦士に照準を合わせる。
「!?」

どむっ
「ヒ…ゥ…」
一足で懐に入り戦士の腹に一撃を埋め込む。
女は白目をむき、男に寄り掛かる様にして倒れる。
振り向くとあっという間に包囲されていた。

「話は…通じそうにねえな」
「ヤアァッ!」
女戦士の一人が背後から槍を振りかざす。

ずむっ
「ァ…」
その槍が振り下ろされる前に肘を腹に打ち込んだ。
口元から睡液を垂らし倒れる。
残りの三人は二人があっという間に倒されるのを見て思わず後ずさる。

「悪いが少し寝ててもらうぜ」
692タイムトラベラー・出張編A:2007/11/29(木) 06:18:44 ID:rsuwJlzv
三人の脇をすり抜けるように駆けぬける。
そして膝蹴り、肘、そして渾身のボディブローを電光石火の速さで三人に叩き込んだ。

「グゥッ」
「ァン!」
膝と肘を食らった二人はどさっ、とその場に倒れこむ。
男の目の前には立派な腹筋に拳をうずめた戦士が立っていた。
ぷるっと豊満な胸を震わせる。

「ァ…」
と、短い呻きをあげて倒れた。

「ったく、何のために銃を携帯させてるかわかんねぇな」
「だってえ〜」
ミユを十字架からおろし男はいう。

と、背後に人の気配を感じる。
振り向くとまだ十五にも満たないであろう少女が槍を構えていた。
少女の後ろにはいつものワープゲートが開いている。

「巻き込むわけにはいかねぇな…」
男は少女に近づくと一言呟いた。
「母ちゃん達はもう少ししたら目を覚ますから心配すんな。少し眠っててくれよ」
ずん、と少女の腹に軽く当て身をする。

「ァ…ゥ」
倒れこんだ少女をゲートから遠ざける。

「おいミユ!もたもたするな!いくぞ」
「ま、待ってください〜」
男と少女はまばゆい光とともに白い空間に吸い込まれていった。
693名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 06:21:21 ID:rsuwJlzv
終わりです。
スレをまたいで続き物なんて書いてスイマセン。

だって、腹責めしてみたかったんだもの…
694名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:01:23 ID:TdYbm/uW
>>693
これはイイですね〜
設定、セリフ、アクション、どれもGJ!
695ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 22:48:41 ID:3CWaO1Sd
『闇夜の復讐者』


天高く日の照りつける昼下がり。私立箕政高校は、真夏の強烈な、しかし爽やかな熱気に包まれていた。
校舎から渡り廊下を渡った先の、25mプールの傍らの白いコンクリート。
「……ふぅ」
女子専用の更衣室で、夜上ほたるは次の水泳の授業に備え、独り水着に着替え終えた所だった。
微かに首を傾げると、肩まで伸びた黒髪がさらりと揺れる。
腰を捻ると、スクール水着の薄ゴムのみを貼り付けた端麗な肢体が、しなやかなくびれを強調する。
しみ一つ無く滑らかでありながら、雌豹のように鋭く絞られた四肢。
大きめだが形良く整った美乳の真下には、鍛えられた腹筋が水着越しにもうっすらと線を通している。
決して無骨ではない。鋼のように研ぎ澄まされた筋の上には、適度に乗った肉と脂肪。
身体能力と美しさを最高位で両立させた、完璧なプロポーション。
その肉体がとても17の少女とは思えないほど引き締まっているのは、ほたるが只の美少女ではなく、
箕政高校の女子総合格闘技クラブ最強の戦士でもあるからに他ならない。
(……ちょっと胸がきつくなってきたな。そろそろ新しい水着買わないと)
未だ成長を続けている自らの肉感に満ちた膨らみと腹を撫でながら、ほたるは思った。
もともと幼少から運動が好きで才能に溢れていたほたるの実力は、入部してすぐに格闘技の世界でも開花した。
地区大会優勝3回、県大会準優勝1回。
2年生でありながら、既にほたるは3年生の部長をも遥かに凌ぐ部最強のエースとして活躍していた。
もっとも、最強といっても、その肩書きには“女子部員の中では”という枕が付くのだが。
格闘技を修めているのは、女子だけではない。
当然、箕政高校には男子格闘技クラブも存在する。
さしものほたるも、男子部員で最強の人間には一目置かざるを得ない。
箕政高校で最強の人間。それは、男子格闘技クラブの部長、榊下煌の事を指す。
そして。
“あのさ。……………………好きだ、ほたる”
「……ふふっ」
まだ微かな幼さを残した頬が緩み、自然と笑みが零れる。
2日前の、放課後。
ほたるは、その煌に告白されたのだった。
(榊下先輩……)
ずっと好きだった、と煌は言ってくれた。
もともと技を究めようとする者同士、どこか波長が合ったのだろう。
実はほたるも、優しくて誰よりも強い煌に、入部当時から惹かれていた。
断る理由など何もなく、2人は初めてのキスをした。
そして今日の放課後、ほたると煌は初めてのデートの約束をしている。
青春の真っ盛りに、年頃の少女の頬は緩んで当然だった。
格闘の技は未だ成長を続け、尊敬する先輩とも結ばれ、今、ほたるは自らが幸福の絶頂にあると信じきっていた。
数分の後、全てが粉々に撃ち砕かれる事になるとも知らずに。
696ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 22:49:28 ID:3CWaO1Sd
校舎の方向から、鐘の音が聞こえた。
休み時間の終了、そして次の授業開始の合図。
(いけない、遅れちゃう)
さっきの授業で切れてしまった消しゴムを校内売店で買っていたら、一人だけだいぶ遅くなってしまった。
もう自分以外の生徒はプールサイドに集合しているだろう。
(急がないと)
小さく頷いたほたるは、更衣室の出口に向かう。
だが、ほたるがドアノブに触れるより早く、何者かの手によって更衣室のドアが開け放たれた。


「……!?」
突如として押し入ってきた侵入者たちに、ほたるは硬直する。
(だ、誰……)
3つの、人影。
同時に外から突き刺さってきた日光に目が眩み、顔は見えない。
いくら女子総合格闘技クラブのエースと言えど、高校生の少女が咄嗟に対処できるような状況ではない。
不測の事態に立ち竦むほたるに向かって、侵入してきた3人のうち2人が掴みかかってきた。
「うっ!!」
左右から体当たりをかまされたほたるの身体は、今しがた自らの着替えを仕舞い終わったロッカーに弾かれた。
そのまま両サイドの二人によって背後のロッカーに押さえつけられ、それぞれ左右の腕を掴んで固定される。
思わず逃げ出そうとするが、両の足も素早く裸足で踏みつけられ、ほたるはたちまち一切の行動の自由を失った。
「あ、あなた達は……」
左右から自分の身体を拘束した2人の顔を見て、ほたるは息を飲んだ。
それが、見知らぬ不審者の顔だったからではない。
その、逆。
(瀬戸川先輩に……神林先輩!?)
瀬戸川深雪。神林真奈。
セーラー服を纏った二人の少女。
驚いたことに、自分を押さえつけた2人の少女は共にほたるの一つ上の、女子総合格闘技クラブでの先輩だった。
「ど……どうしたんですか先輩? 何の冗談ですか??」
ほたるは狼狽して呻くが、深雪と真奈の2人は何も答えない。
その真剣な表情と未だ一切の力を抜かない拘束が、2人の行動がおふざけや冗談ではないことを物語っていた。
一体なぜ、学年も違う2人がこんな時間に、こんな所に?
「おはよう、夜上さん」
2人の代わりにほたるの問い掛けに答えたのは、ワンテンポ遅れて入ってきた3人目の少女だった。
「……西崎……部長……」
その顔を見て、ほたるは小さく言った。
西崎舞衣。
やはりほたるの一つ上の3年生であると同時に……女子総合格闘技クラブの、部長。
2年生にして圧倒的な実力を持つエースであるほたるに次ぐ、女子部員ではナンバー2の実力者。
「部長……どういうことですか、これは」
「見ての通りよ。これからあなたを罰しようと思うの」
制服越しに盛り上がったふくよかな双乳を抱くように腕を組み、舞衣は冷たい声で答えた。
697ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 22:50:22 ID:3CWaO1Sd
罰する。
限りなく嫌な予感が、ほたるの脳裏をよぎる。
薄いスクール水着のみで包まれた滑らかな肢体に、生温かい汗が浮かんだ。
この状況で、その言葉が指す意味は恐らく一つ。
舞衣は……3人がかりで、自分をリンチするつもりだ。
「……理由が分かりません」
ほたるは本心から言った。
確かに、普段かわす会話の態度や言動の節々から、舞衣に内心嫌われているのは自覚していた。
原因も見当はついている。下級生のほたるが、部長である自分より強いという事実が気に食わないのだろう。
それでも、舞衣がほたるに対する嫌悪や嫉妬を部活動中にはっきりと表に出した事は無かった。
当然である。自分より才能のある下級生に嫉妬しているなど、部長として大っぴらにアピール出来る事ではない。
だが。
今日の舞衣の顔は、これまでに見たことがないほどの怒りに満ちていた。
「……私が、何をしたって言うんですか?」
「言わないと分からないの? 自分の胸に聞いてみなさいよ」
慎重に尋ねるほたるに、舞衣は突っぱねるような口調で言った。
(……まさか……)
今まで部長としての対面を守り自分を制御していた舞衣が、突如ほたるに対してここまで憎悪を露わにした理由。
一つだけ、思い当たる事があった。
彼、だろうか。
「煌君の事よ」
(……やっぱり)
煌と舞衣は、物心付いた頃からの幼馴染だという。
煌の方はどう思っているか知らないが、舞衣が煌を好きなのは、部員なら誰もが感づいている暗黙の事実だった。
「あなた、煌君を誑かしたでしょう」
切れ長の瞳でほたるを睨みつけ、舞衣は言った。
「よくも、純真な煌君の心を弄んだわね」
「……弄んだ、ですって?」
ほたるは思わずその言葉を反復する。
舞衣の気持ちも、分からないではなかった。
下級生の自分に、格闘最強の座ばかりか、好きな幼馴染の男子までも奪われたのだ。
プライドと恋心をずたずたにされた少女が嫉妬に狂うのも、決して不自然ではない。
「何を言ってるんですか、部長」
しかしほたるは、逆に舞衣の目を真正面から見返した。
だからと言って、1人の下級生を3人がかりで私刑に掛けようとするような輩に、同情する事は出来なかった。
「誑かしてなんかいません。榊下先輩から、私の事を好きだって言ってくれたんです。
 もちろん、私も先輩の事が好きです。部長に私たちを邪魔する権利はありません」
「言ってくれるわね」
舞衣は不敵に笑った。
「実力ナンバー1の自信かしら? けど、じきにそんな口も利けなくなるわ。
 いくらあなたが強くても、この状況を打開できるわけはないものね」
(……く……)
認めたくはなかったが、それは厳然たる事実だった。
本来、舞衣を含め3人の敵は、個々の格闘技術では才能の塊であるほたるには遠く及ばないだろう。
一対一なら、何度やっても倒せる自信はある。
しかし卑劣な不意打ちで華奢な身体を拘束され、今やほたるに胴体はおろか四肢の一本も動かすことは出来ない。
「顔はやめておいてあげるわ。証拠が残るしね」
剥き出しにされたほたるの腹部をつるりと撫で、舞衣は既に勝ち誇った表情で言った。
「深雪、真奈、しっかり押さえておきなさいよ」
両サイドの2人に念を押すと、右の掌を握り締めて大きく振りかぶる。
「さあ夜上さん。私の煌君に手を出したこと、後悔させてあげるわ!」
言い放つと同時に、舞衣の拳がほたるの腹に叩き込まれた。
698ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 22:51:02 ID:3CWaO1Sd
(……来る!)
舞衣が拳を振り上げる直前、ほたるは大きく息を吸い込んでいた。
インパクトの間際で、全力を以って筋肉を固める。
瞬間。最強の少女拳士の腹には、スクール水着越しにも分かるほどくっきりと筋が浮かんだ。
ばすんっ!
「……くっ……!」
呻いたのは、拳を撃ち込んだ舞衣の方だった。
それは決して、舞衣の拳が非力だったからではない。
部内ナンバー2の実力を持つ舞衣の打撃は、クリーンヒットすれば男子部員でもKO出来る威力を持っている。
だが、修練を積んだほたるの肉体は、それすらをも腹筋のみで耐え抜くほどに鍛え上げられていたのだった。
「……その程度ですか?」
耐え凌いだといっても、当然ノーダメージの筈は無い。
腹に流れる鈍い痛みを堪え、ほたるは努めて落ち着いた声で言った。
「そんな拳じゃ、何十発撃ち込もうが私には効きませんよ、先輩。
 ……もう止めておきなさい。今なら、何もされなかった事にしてあげますよ?」
強靭な精神力で焦りを覆い隠し、ほたるは微笑む。
正直言って、動けない自分に勝ち目は無い。
確かに舞衣は格下だが、この無防備な状態で何度も攻撃されたらいつかは堕とされるに決まっている。
そうなる前に、口八丁手八丁で何とかして相手の戦意を殺ぎ諦めさせる。
それだけが唯一、ほたるがこの絶体絶命の窮地を脱する方法だった。
「今なら、誰にも言いません。先生にも……榊下先輩にも」
だがその言葉に、舞衣は何故か、思いついたように笑った。
「……ふぅん、さすがね。悔しいけど、確かに私の力だけじゃそう簡単に勝てそうもないわ」
それを聞いたほたるは、瞳を細めて舞衣を睨みつける。
3人がかりでは飽き足らず、まだ増援を呼ぶとでも言うのか?
「自分達じゃ勝てないと分かったら、どうする気ですか?」
舞衣はその質問に答えず、脇に置いていたスポーツバッグを開けた。
「…………!?」
舞衣がスポーツバッグから取り出したものを見て、ほたるは目を見開く。
手の平大の大きさの、黒光りする球体。
……陸上競技用の、砲丸。
重さ7キロ強。ポンド数にして16ポンド。
投擲やダンベル代わりとして筋トレに使う、総合格闘技クラブの備品である。
重厚な光沢を放つ鉄球を一目見て、ほたるは敵の目論見を理解した。
グローブの中に石を握って反則負けになったボクサーの話は、格闘技者なら幾度か耳にするエピソードである。
同時に、その首筋に冷や汗が伝う。
石でさえ拳は段違いに重くなるというのに、砲丸など握ったらその打撃力は何割増……いや、何倍に増加する?
「……下級生相手に必死ですね先輩。重大なルール違反ですよ」
「格闘技の試合だったらね。でも、煌君を誑かした雌狐の制裁にルールも何もないわ」
悪びれもせずに言うと、舞衣は右手の指を大きく曲げて砲丸を握った。
そっとほたるの腰の引き締まったくびれに腕を回し、その肢体を抱くように固定する。
「……ねえ夜上さん。これ、誰のだと思う?」
ほたるの耳元で囁く。
「え……?」
「煌君のよ。練習に使うからって言って借りてきたの」
一瞬、ほたるの息が止まった。
「私がこれを握れば……私と煌君の力を合わせれば、あなたなんか一捻りよねえ?」
「なっ……」
その言葉に、ほたるは激昂した。
「ふざけないでください!! 何を勘違いしてるんですか!? 榊下先輩はそんなつもりで……」
舞衣の不条理極まりない悪辣な思い込みに、思わず我を忘れて抗議しようとする。
しかしその行動こそ、敵の思う壺であった。
呼吸を乱し、研ぎ澄まされたしなやかな肉体にうっすらと浮かんでいた筋が弛緩して消失する。
筋肉を固めることを一瞬忘れたほたるの腹に、砲丸を握り締めた舞衣の拳が最悪のタイミングで撃ち込まれた。
699ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 22:51:59 ID:3CWaO1Sd
どむぅんっ!!!
「はぉ……っ!?」
完全に虚を突かれた一撃に、ほたるの口からくぐもった声が漏れた。
油断だった。
スクール水着に引き絞られた官能的な肉体の中心部、へその僅か上に、舞衣の拳が壮絶にめり込んでいた。
(うぅん……っ!!)
握った鉄球で強化された舞衣の拳は、只でさえ弛緩していたほたるの腹を初撃など比較にならない威力で抉った。
全身に、すぐにでも気絶しそうなほどの激痛信号が走る。
(くはっ……ぁ……)
「……まだまだ、ですね」
だがほたるは、今にも迸りそうな悲鳴を、咽喉の手前で噛み殺した。
意識の糸が切れて黒目がくるりと上に剥きかけるのを、超人的な精神力で堪える。
「効きませんよ、全然」
平静を装い、静かに言う。
本当は、どうしようもないほど効いている。
だが……少しでも弱みを見せたら、負けだ。
「何ですって?」
その余裕の表情に、舞衣は気圧されて呻いた。
「そんな馬鹿な。今のが効いてないわけ……」
かなり動揺している。押すなら今だ。
「もういいでしょう? 放してください。これ以上は警察沙汰ですよ」
「ぐっ……」
舞衣は何も言う事が出来ない。
(そう。このまま、もういくら殴っても無駄だと思わせられれば……)
だが、微かに見えていたほたるの勝機は、すぐに撃ち砕かれる事になった。
「……ねえ、舞衣」
ほたるの左手足を押さえつけていた瀬戸川深雪が、ほくそ笑んで開いた。
「見てよ、この子。ほら」
その視線は、ほたるの下半身に向けられている。
「え……」
釣られて自らの下腹部に目をやり、ほたるは竦んだ。
鮮やかな青の水着の最下、優しく膨らんだ股間の鋭角部分だけが、ほんの微かではあるが濃紺に変色していた。
「あぅっ……!?」
(し、しまった……衝撃で……)
ほたるの頬が真っ赤に紅潮する。
「あらあら夜上さん、気が早いわね。プールに入る前から濡れるなんて」
たちまちその口元を歪ませ、舞衣は悪魔のように笑った。
「全然効きませんよ、ですって? 可愛い嘘ね。本当は漏らしちゃうくらい効いてるくせに。
 そんないやらしい姿、煌君が見たら幻滅するでしょうね」
「ち、違っ……」
必死で言い訳しようとするほたるだが、今や全てを看破した舞衣の眼に、それは最大の好機としか映らなかった。
思わず身を乗り出して喚きかけるほたるのへその下に、舞衣は更なる猛拳を撃ち込んだ。
「かはぁっ!!?」
凄まじい激突音と共に、黒光りする異物がいかに格闘技者と言えど鍛えようのない少女の急所に突入する。
ほたるの下腹へめり込んだ16ポンドの砲丸は、正確にその丹田をぶち貫いた。
(はっ……はうぅ……!!)
傲慢な金属の暴君が、本来ならば新しい生命を優しく包み込む筈の胎盤にずっぽりとめり込んでいた。
ほたるの脳に、自らの子宮と膀胱がずしりと球形に潰された絶望的なイメージが鮮明に伝わる。
じゅぶっ!
堪らず再度陰部から漏れてしまった小水が、スクール水着の薄ゴムを透過し雫と飛び散る。
「ぁっ……かぁぁ……」
格下の相手、しかも恋敵に女の部分を抉られ失禁という醜態を曝してしまった屈辱に、ほたるの瞳が潤んだ。
700ランサー ◆6olansC1k6
(うぐぅ……っ)
必死で股間に力を入れて括約筋を締め、漏れ出す小水を何とか極少量に留める。
「は……ふぅ……っ」
「いくら堪えても無駄よ。全力で潰してあげるわ」
冷徹に言った舞衣は、ほたるの盛り上がった乳房の真下に照準を移動させる。
次の瞬間。ほたるの鳩尾に、凶悪な一撃が撃ち込まれた。
「ごふぅ……んっ……!!」
弱りきっていたほたるの腹筋は、軽々とぶち破られた。
背後のロッカーが音を立てて凹む程の、圧倒的な猛撃。
小さすぎる筋三角形の窪みに砲丸を捻じ込まれ、水着越しに浮き出た肋骨がめきりと軋む。
ふくよかに盛り上がった柔らかな碗型の乳房が、衝撃の余波を食らってぶるぶると震えた。
「ぐ……むぅぅ……」
ごくんっ。
そのか細く白い咽喉が、せり上がる何かを飲み込むように膨らんだ。
「あら、もしかして吐きそうなの? ごめんなさいね、やりすぎちゃったわ」
それを見て満足げに笑った舞は、ほたるの腹に埋め込んでいた拳を引き抜いた。
「深雪、真奈。放しなさい」
指示を受け、両サイドの二人が手を放す。
半壊したほたるの身体は、ロッカーに背を引き摺りながらずるずると崩れ落ちた。
「いいざまね、夜上さん」
その髪を乱暴に引き上げた舞衣は、ほたるを仰向けに転がす。
「か……こふっ……」
鍛え上げられながらも肉感に満ちた艶やかな肢体が、その前面の全てをあられもなく曝け出す。
呼吸に合わせ、その腹と柔らかな乳房が上下する。
「どう夜上さん? これに懲りたのなら、もう煌君に二度と手を出さないと誓いなさい。そしたら許してあげる」
「うぅ……む……」
まだ辛うじて意識は保っていたが、既にその四肢が動く事はない。
今やほたるには膀胱直下の括約筋を締める事と、胃から逆流してくる液を堪える事だけが精一杯だった。
嫉妬に狂った恋敵に、これ以上の無様な姿を見せる事だけは避けたかった。
「あら……反抗的な目ね。まだ頑張るんだ?」
だが舞衣は、ほたるの思考を手に取るように読んだようだった。
「しぶとい子ね。けど、少し安心したわよ。あなたがそういう態度なら、こっちも心置きなく止めがさせるから」
そう言うと砲丸を握った拳を上げ、仰向けに倒れたほたるの肉体の真上に大きく掲げる。
(ひっ……)
それを見上げ、ほたるの背筋が怖気立った。
小さな、しかし威圧的な16ポンドの砲丸は、当たり前だが16ポンドのボーリング玉と同じ質量を持っている。
「い……嫌……!」
瞳孔の収縮した少女拳士の目元から、とうとう屈服の涙が零れ落ちた。
だが舞衣はにたりと笑って首を振る。
「駄ぁ目。もう遅いわよ。……深雪」
目で指示すると、深雪は制服のポケットからデジカメを取り出し、そのレンズを震えるほたるの肢体に向けた。
録画モードのボタンを押し、その姿を動画に収め始める。
「OK、最高画質でばっちり撮れてるよ。うーん、なかなかエロいねー」
レンズをゆっくりと動かし、上下するふくよかな美乳と引き締まった腹、そしてとろりと湿った股間を舐め回す。
「じゃあ行くわよ夜上さん。……心配しないで。この卑猥な映像は、ちゃんと煌君にも見せてあげるから」
そう言った舞衣は、ゆっくりと拳を開いた。