【MH】モンスターハンターでエロパロ 25匹目【モンハン】

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1きょーかん
よく来たな。ココはモンハンのエロパロだ!
ぬ!? 「なぜ教官がいるんですか?」だと? 気にするな、考えたら負けだ!
ではさっそく、我輩がココでの掟を手取り足取りやさしく教えてやるぞ!!
 
1.基本的にココはsage進行だ。レスを書き込む前にメル欄の"sage"をよく確認するんだぞ?
2.人X人・擬人化・竜姦なんでもこい! だが、投下前にジャンルを明記するのだ。特殊な内容を含む場合も同様だ!
3.作品はメモ帳やword、携帯ならばメール機能を利用し、まとめてから投下するのだ。書きながらの投下はやめておけ!
4.投下作品は「ココが初出の作品」に限定、他所からの転載は自作他作問わず一切禁止だ!一人前のハンターなら欲しいものは自分で調達だ!
5.投下されるSSも様々、時には貴様の嗜好に合わない物もあるだろう。苦手を避けるのも一つの手だ。コテもしくはIDをNGにする方法もあるぞ!
6.荒らしは無限沸きのランポスの如く、いちいち相手にしてはキリがない! このテの相手は完全無視のスキルが非常に有効だ!覚えておけ!
7.480KB、または950レスまで来たらもう一人前のスレだ。アトは貴様達が教官となって後進を導くのだ!
 
そして最後に、
 
すばらしい作品に巡り合えた時には最大級の賛辞を!
我輩は貴様達がココで立派に活躍することを楽しみにしているぞ!以上!!
 
=全ての始祖・初代スレ=
MHでエロパロ!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141488219/
 
★前スレ★
【MH】モンスターハンターでエロパロ 23匹目【モンハン】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1281274674/l50
 
エロパロSS保管庫(07/06/17より更新途絶…)
モンスターハンターSS保管庫
http://ss.ares-ac.com/mh/
 
☆新たなる保管庫☆
モンスターハンターでエロパロスレ保管庫
http://wiki.livedoor.jp/mheroparo/d/FrontPage
〜Wiki形式だから皆で協力して更新していこう!〜
2訂正:2011/01/13(木) 12:22:46 ID:+ek0U2oP
>>1
前スレはこちら
【MH】モンスターハンターでエロパロ 24匹目【モンハン】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290083165/
3名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 16:31:55 ID:CcbTot00
>>1
4名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 16:44:18 ID:NyheJR8D
>>1乙ガレオス
5名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:38:32 ID:5Z/zQM26
>>1乙でスネオ
ネブラさんを全裸で待った甲斐あった
外は雪がすげぇ
しかもチビ予告まで来て俺のスラアク属性解放しそうです
6名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 23:30:55 ID:aPNrpBPI
まだ前スレ余裕あるぞ
軽いSS一、二個分位
とりまうめるかなんかしようぜ
7名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 07:57:44 ID:zfqd5UpW
1乙です
こちらは荒れない事を祈る
8名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 21:46:53 ID:083x9+P0
みんな仲良く のほほんと暮らしてくれたらいいと思ってるよ
9名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 01:36:48 ID:Q8kLZ4oP
ジャギノス見てるとムラムラする。変な衝動が起きるが肉食だから臭いがキツそうだ
ルドロスは水獸だしぬるぬるしゃぶしゃぶして気持ち良さそうだ
10名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 03:26:57 ID:dPpNaILH
ルドロスハーレムなら一匹くらい欲しいよな 海からはい上がって来るの可愛すぎ
11名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 09:31:04 ID:UwOOuJE3
シャギィノスはむっちりセクシー
12メスソード:2011/01/16(日) 00:33:54 ID:oqRXjK4s
ちょっとしたネタを投下します。
おふざけですので、長い目で見てください。

・ハンター♂×アオアシラ

ネタという事に嫌悪感を抱いた方は、NGよろしくおねがいします。
13メスソード:2011/01/16(日) 00:34:36 ID:oqRXjK4s
ボクはハンター。今年で二十歳になる、元気バリバリの新米ハンターだ。
この小さな村でいっぱい働き、村の皆に一生懸命貢献するのが小さい頃からの僕の夢だった。


ある日、いつも通りクエストを受注しようと、朝日が当たる酒場までの道中を歩いているときだった。

片手剣が落ちていた。道のど真ん中に。
人は周りには誰もいない街道に、ただポツンと寂しげに転がっているその剣は、美しくボディを銀色に光らせていた。
もちろんこんな物を見ては、誰しも興味を惹かれる。ボクはそれを手にとってみた。
すると、銀の刀身に、何か文字が彫ってあるのに気が付いた。それには、こう書いてあった。

                【Mesu Sode】

「メスソード……女の剣? どういう意味だろう……女の子が扱う剣って事かな?」

ボクはそれを見て呟く。
剣の形は、決して悪いものではない。少なくとも、今 ボクがもっている鉄で できているだけの剣よりは ずっと格好がよかった。

その剣をかざしてみたり、日の光に当ててみたりしている内に、ボクは まだ文字が書いてあることに気付いた。
HOW TO USEと書いてある。そこには次のように書いてあった。

【このソードに体を斬られた生き物は惚れる】
【斬って効果のある生き物に種族は問わない。斬った相手が人間でも飛竜でも、例え古龍であっても効果は同じである】
【一回斬られた生き物は、自身を斬った者を一生愛し続ける。ゆえにソードの効果が、時間の経過によって消える事は決してない】

ボクはその場で大爆笑した。腹がよじれて、お腹がすごぶる痛くなった。
ここまで本格的なイタズラは見た憶えが無い。こんな高級そうな剣に、わざわざキズを付けてまで
使い方を表して、そして道端に落とすなんて。よっぽどの富豪か、変人の仕業に違いない。

「まあ 拾った以上はボクの物。普通に切れ味の良さそうな剣だ。タダでこんな剣が手に入るなんて、ボクは運がいいみたい」

ボクは腰にかけていた鉄の剣をその場に棄て、代わりにその剣・メスソードを腰にかけて、酒場へと走って向かった。

その後 酒場にてクエストを受注したボクは、目的地の渓流に到着するなり支給品を受け取り、フィールドを走った。
今回の依頼は、最近になって頻繁に畑を荒らしに来るアオアシラを駆除して欲しいという物だった。

ボクは、さっそくアオアシラを発見した。ハチミツを漁るのに夢中になって、ボクの事には感づいていないようだった。
不意打ちをするチャンスだ。アオアシラに悟られないよう、ボクはゆっくりと岩の陰から陰へと飛び移り、アオアシラに近付く。
そして 剣の柄をしっかりと握り締め、ハチミツをベロンベロン舐めているアオアシラの元へ飛び出そうとした。

だがボクは少し思いとどまった。顔をしかめて、口を への字にして考え込む。

もし、このメスソードが本物だったら、ボクはどうなるのだろう。
“このソードに体を斬られた生き物は惚れる”というこの説明が、もし本当だったなら、ボクはどうなるのだろう。
いや…仮にメスソードが本物だったとしても、惚れるというだけならば、別に害になるような事はない。
それに、どうせ偽物に決まってる。気にかけるようなことじゃないな。

ボクは心の中でそう片付け、メスソードを片手にアオアシラに飛び掛った。
はっとした表情を見せて、ボクに振り返ったアオアシラ。そんなアオアシラの体に、ボクはメスソードで 勢い良く斬りつけた……。
14メスソード:2011/01/16(日) 00:35:03 ID:oqRXjK4s
―――気が付くと、ボクは地面に仰向けになっていた。

『グルルルルル………ゥウルル…………』

低く唸っているアオアシラの顔面が、今 ボクの目の前に来ている。倒れているボクは、アオアシラに伸し掛かられている。
一瞬の出来事で、ボクには全く理解が出来なかった。気が付けば、ボクはアオアシラに押し倒されていたのだ。
赤く染まっている、アオアシラの顔。よだれと垂らして、うっとりした目をしてボクの顔を見つめている。
間違いない、これは発情している。息を荒げ、尋常じゃない体の熱さが伝わってきた。ということは………決まりだ…っ!!

「メスソード、本物だ………!!」

ボクは愕然とした。発情しているアオアシラを前にして、ボクは驚きのあまり呆然とした。
あまりにも でたらめすぎるじゃないか。何で斬られたら、その自分を斬ったヤツを好きになるんだ。
何かの変な属性や毒でも含まれているのか?媚薬ならぬ媚剣なのか?畜生、何がなんだかわかりやしない。

『アオォオン……グォン………』
「ま……待って、君ひとりで発情しても、何も始まらないよ。メスソードで発情したってことは、君はメスだろう?
 ボクに乗っかっても仕方がないじゃないか。メスである限りはレイプなんてできるワケがないんだし、いい加減どいて―――」

ボクは ぽつんと、そこで言葉を切った。見開かれたボクの目に映りこんだものが、ボクの頭を真っ白にした。
ペニスだ。赤く充血した、ピクンピクンと脈打っている大きい生殖器が、
ボクを押し倒しているアオアシラの股間から露出していたのだ。

「そんなっ……“メス”ソードじゃなかったのか。オスにも有効なんて……」

どうやら相当な見当違いだったようだ。ギリギリ手の届かない距離に転がってしまったメスソードを、
首を捻って見てみると、ホントにちっちゃな字でこうも書かれてあったのだ。

【元々メスだけに効くようにするつもりだったが、オスにも効果があるようにしてやったから感謝しとけ by愛の神・エロース】


......その後、全身 白濁液まみれの鎧を着た青年と、その青年に大層懐くアオアシラが村に帰還したという。
15メスソード:2011/01/16(日) 00:36:23 ID:oqRXjK4s
以上です。
うん、結果的に自分が言いたいことは、
「こんな剣 欲しくない?」って事で…失礼しました(汗
16名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 01:01:49 ID:/ar/OWMJ
その剣があれば!!!!
ナルガも!!レウスも!!!ガンキン先生も!!!ドボル兄貴も!!!!バンザーイバンザーイ
17名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 04:18:35 ID:39rWS6R1
ころしてでも うばいとる!
18名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 11:59:53 ID:mUtadowa
ボクっ娘だと信じてたのにっ!
裏切ったな!俺の気持ちを裏切ったな!

おもろかったよww
19名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 13:03:28 ID:i2XXcdCF
フルフルたんが私のものに…

なんていい夢なんだ
20名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 17:00:52 ID:gGbDdOxI
フルフルとかギギネブラってディープスロート得意そうだよね
21名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 17:18:38 ID:7o3cUkWI
ソードのつづりがw
22名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 20:44:31 ID:MibOy0cQ
ごめん、完全なるつづりミスだ。恥すぎる…w
23名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 09:02:19 ID:ihuNHe4C
昨日の雪のせいで路面がヤバい車とか全然ブレーキきかねぇし思うように動けないから超怖い


部位破壊されたベリオたんはこんな気分なんだろうか
24名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 12:30:13 ID:32FUD6+2
ボロス亜種タソが道路をズザーしてくれたらかわいいよボロス亜種タソ
25名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 00:47:04 ID:q+Zadfd8
かなり苦戦したけど、なんとかアマツガツチを討伐できた

なんか声とかヒラヒラとか結構かわいいな
26名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 08:41:54 ID:00jcPZxl
双剣振り回すアーティア装備女にグッと来た

なんか知らんが可憐だわ
27名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 16:26:49 ID:vR7Fo4xD
チビマダ-?
ロリレイアマダ-?
28名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 21:50:23 ID:rjLHcKhj
前スレのSSを見て気づいたがモンスターが擬人化とか村に住むとか
よく考えたらギルドの連中が黙認してくれるわけないんだよなぁ

何時かの鬼畜ギルドナイトが居るような世界観だった場合
匿ったハンターは投獄or死刑、擬人化娘はギルドに連行された上で
研究と称して輪姦・獣姦・人体実験・調教・拷問フルコース
散々弄くり廻して壊れた後は良くて貴族の玩具、最悪解剖されて剥製に・・・

夢も希望もあったもんじゃない想像しか出来ないよ助けてバケツマン
29名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 22:10:31 ID:XZ1R1Dhw
愛の逃避行コースだな
一大組織を向こうに回しての逃走劇
とても逃げ切れるものではない
それでも愛のために全てを投げ打ってLet'sエスケープ
30名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 23:51:17 ID:nvf9/kQT
信頼してたアイルーがタレコミ、
「悪く思うなニャ旦那さん、ボクだってこんな追っかけ回される生活するより楽したいのニャ」
もうお前しか信じられない、それでも一緒にいるだけでなんだか幸せなんだ。

ていう電波受信した
31名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 02:09:40 ID:r00tl+h5
最近の流れはおかしいよ。みんなギルドナイトに悪いイメージ持ちすぎじゃね?
メディアの印象操作に踊らされすぎ。イメージで『ギルドは怖い』と言われてる状態。
納得できないから小ネタ置いとく。



 全国のハンターのみなさん、こんにちは! 今日も元気にモンスターハンターしてますか?
 僕はこの度ドントルマのハンターズギルドからユクモ村へ派遣されました、新米ギルドナイツです。

 去年の秋頃から狩猟解禁になった途端、あれよあれよと言う間に214万6467人のハンターのみなさんが、
あの小さな村へ雪崩れ込んできたそうで、あの近辺のモンスターが根こそぎレッドデータブックに載るんじゃ
ないのかってギルドのほうも心配してたんですけど、今のところモンスターのみなさんも相変わらずの
ご様子なので、どうやら214万6467人のうち、大半は狩人から炭鉱夫に転職したままなんじゃないですかね。わろす。

 そんな話は置いといて、僕がユクモ村に派遣された理由というのが、やはり人は増えれば問題も
比例して増えていくもの。ハンターさんと炭鉱夫さん(笑)の中に紛れ込んだモグリのハンターや、
裏であくどい商売をしているハンターや、そして契約違反者を取り締まるのが僕のお仕事です。割れ厨滅びろ。
 勿論、みなさんの中にはそんな悪い人はいない、とは思いますが……。

 でも、世の中にはいるんですよね。モンスターをギルドに無断で、しかも生きたまま違法に売買したり、
オトモアイルーやモンスターにあんなことやこんなこと……ああ、僕の口からはとてもじゃないですが
言えませんっ。ど変態ですよね。ギギネブラに食べられたら良いのに。

 最近ではどこかの農場でダイミョウザザミ(しかも亜種!)をこっそり飼っているような輩や、
リオレイアの雛を金持ちに売ったままあとは知らんぷりなんて輩や、クイーンランゴスタたんはあはあ、
アイルーたんはあはあ、なんて輩まで出てくる始末で、まったく困ったものです。

 これは厳しく取り締まらねばなりません! 健全なハンターのみなさんはご協力お願いしますね! さっきも
ハンター……ではなくオトモアイルーでしたが、タレコミ、いえ、ギルド加入者の義務を果たしてください
まして、これからお仕事に向かうところなんです。僕、頑張りますね!

 そして、取り締まりとはまた別口なんですけど、最近とても興味深い噂も耳にしていまして……なんと、
モンスターが人間になる、なんて珍妙な噂が、ここのところハンターのみなさんの間で話題なんです。正直
アリエネーてカンジなんですけど。

 しかし、ニンゲンに危害を与えることもあるモンスターが、のうのうと人間の姿で生活しているかもしれ
ない、なんて考えると……これはとても恐ろしいことです。早急に真偽を確かめ、対処せねばなりません。

 人間になったからには意思の疎通ができる、彼らは安全だ、なんて話もあるそうですが、たとえそうで
あっても元モンスターが人間社会にそう簡単に溶け込めるとは思えません。ギルドにはきちんとした施設が
揃っていますから、そういった変わり種がもし存在するのであれば、一刻も早くきちんと保護してあげたほうが
良いと思います。

 たとえ人間社会に馴染めなくても、ギルドには素晴らしいスポンサーのみなさんがついています。希少価値の
ある生き物であれば、手厚く保護してくれる筈ですから、心配しないでくださいね。
 さて、それではそろそろお仕事の時間です。みなさんも良い狩りを! あ、ご協力のほうも宜しくお願いし
ますねっ。



ギルドは正義の味方だろJK。
32名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 07:21:17 ID:4jd242Br
かえってイメージが悪化したわwww
33名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 07:59:45 ID:3QiWQedE
イメージ良くはならないなぁ…
まあほら、悪い印象をよくするのって大変だよね
34名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 10:34:23 ID:JTH+Z0CP
ギルドは裏で何やってるかわからないよね
こわーい
35名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 11:45:39 ID:fYqySrJz
チビはザザミじゃないヤドカリだ!
(ハンター・男性)
36名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 13:58:32 ID:znZLSuQO
ゲームの特性上どうしてもハンターに焦点が絞られがちだが、舞台裏で任務遂行に命をかけるギルドもカッコイイと思うんだ
しかしギルドを好意的に書いていたのって、覚えている限りハンターと受付嬢赤青のお話くらいだし
後の受付嬢黄なんか扱いがひど過ぎて泣いた
巨乳がなにをしたって言うんだ(涙)
37名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 20:37:06 ID:+pn8tp4g
>>32-34
特高ナイツに通報しました
38名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 21:43:06 ID:XxH+AhHI
駆け出しギルドナイ子と堅物教官の不器用な純愛とか来ればイメージアップすると思うよ!
逆に各地から集められた擬人化娘達を凌辱・調教の末次々陥落していく鬼畜ナイト路線で突き詰めても俺に良し
39名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 00:59:31 ID:DGA+sp7L
なんかチビの擬人化辺りからスレを追い損ねてる
ちょっと今夜(今ではない)は頑張って話を追ってくる
40名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 21:41:59 ID:UhqvXcs0
ヒャッハー24匹目保管完了だぜ!
い、いつもいつも保管すると思ったら大間違いなんだからね!?

コピペミスやらなんやらありましたら報告お願いします
41名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 22:42:26 ID:kiuCIuZE
ツンデレ乙、じゃなかった、有難う御座いますお疲れ様でした!
42名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 23:00:47 ID:CZZt8+tk
>>31
アイルーたんはぁはぁって・・・俺のことか!?
>>40
保管作業乙
43名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 00:23:03 ID:4F9WszAo
>>40
保管作業お疲れ様です。

そしてジョーさんに食われながらリタイアしてたらまた変な電波受信したので投下します。
男ハンターとイビルジョーで本番はなし。それとメタ演出というか表現?あり。
それでもいいという方はどうぞ。
44名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 00:23:13 ID:+QCHbz+r
>>40
乙ガレオス&GJ!
451/3:2011/01/22(土) 00:24:00 ID:4F9WszAo
凍土にハンターの掛け声と、大きな咆哮が響く。
辺りのポポは既に逃げ去り、巨大な氷の平原には狩人と咆哮の主だけがいた。片や、鋭い太刀を振りかざす男に、片や深い緑の皮膚を
纏う、見上げるほどに巨大な暴竜、イビルジョー。
全てを食らい尽す恐暴竜にも、男が怯む気配はない。それもそのはずで、彼は既に何度もイビルジョーを倒しているのだ。
しかも、その一度とて獲物に倒されたことはないという、恐るべき実力者だった。
だが、この時はやや旗色が悪いようだった。尻尾で吹き飛ばされ、噛みつかれ、回復薬を頻繁に飲んだ結果、既に残りは少ない。
さらに一本、回復薬を飲もうと口を付けた瞬間、イビルジョーが身を屈め、一気に飛びかかった。
「うおわっ!?」
押し倒され、見上げる先には涎を垂らすイビルジョーの姿。逃げようにも、腕は強靭な脚で拘束されている。
「くっそ!俺としたことが……けど、この程度…!」
男は咄嗟にポーチの中に手を突っ込み、目的の物を探す。だが、いくら探しても、その目的の物は見つからなかった。
「え…?え、おい、ちょっ…!」
手だけでなく、目でもポーチの中身を確かめる。その中に、求めるこやし玉は入っていなかった。
「だああああぁぁぁぁ!!!こやし玉忘れたあああぁぁぁ!!!」
凍土に、男の絶叫が響く。
「おい、ジョー!やめだやめ!クエストリタイアだ!だから放せ!」
男が言うと、今まさに食らいつこうとしていたイビルジョーは動きを止め、大人しく男を解放した。そして、不機嫌そうな目で
彼をじっと睨みつける。
「……何だよ、勝てそうだったのに逃げるのはずるいってか?しょうがねえだろ、こういう決まりなんだから」
「………」
それでも、イビルジョーは恨みがましい目で睨んでいたが、やがて拗ねたようにぷいっと後ろを向き、座り込んでしまった。
「あー、もう。ほらほら、生肉やるから機嫌直せ。痺れ生肉だけど」
ブン、と尻尾が唸り、痺れ生肉と男を数メートルほど吹っ飛ばす。
「痛ってえなぁ!ただの冗談だろ!ほら、生肉。これやるから機嫌直せってば」
「………」
イビルジョーは変わらず、拗ねたような目つきで男を睨む。
「………」
その視線が少しずつ生肉へとずれていき、口元からはだらだらと涎が流れ出す。しかしそれでも、イビルジョーは動かない。
「まったく、このイビルお嬢様め。食わせてやらなきゃダメか?」
仕方なく、男はイビルジョーの手元まで生肉を持って行ってやった。すると、イビルジョーは大人しく生肉を咥える。
が、やおら首を振りあげると、生肉ははるか後方へとぶっ飛んで行った。
「おーいぃ!?そりゃリタイアは悪いけどよ、そこまで機嫌悪くなることねえだろ!?大体、今に始まったことでもないだろ!?」
「………」
「ん?毎回負けそうになるとリタイアだってか?しょうがねえだろ、報酬も減らされるし、そうなると金がきついんだよ」
「………」
「生肉じゃ足りないのか?じゃあどうしろってんだよ?」
「………」
地面に座り込んだまま、イビルジョーは鼻先で男の股間をつんつんとつついた。
462/3:2011/01/22(土) 00:24:55 ID:4F9WszAo
「おいおい、ここ凍土だぞ?ホットドリンクは効いてるけど、ここでそんな……ああもう、わかったよ。けど、頼むから溶かすなよ?」
男が言うと、イビルジョーは嬉しげに立ち上がり、大きな口を器用に使って、たちまち男の下半身の防具を外した。
「………」
「ああ、インナーはきついか?じゃあこれは自分で脱ぐけど……ほんと、頼むぜ?」
凍土で股間を晒す男に、そこへ顔を近づけるイビルジョー。知らぬ者が見れば、そのどちらも気が狂ってるとしか思えない光景だった。
股間へ鼻をうずめ、イビルジョーはふんふんと匂いを嗅ぐ。そしてそっと舌を伸ばすと、男の小さく縮こまっているモノに舌を這わせた。
「くっ……相変わらずうまいな…!」
先端をつつき、鈴口を舌先で押し広げるように舐める。そのままちろちろと動かし、少しずつ彼のモノが大きくなってくると、
今度はそこに舌を巻きつける。そして舌で押し潰すように強く圧迫し、そのまま舌を引っ込め、全体を強く刺激する。
イビルジョーの舌が動く度に、男は呻き声を上げる。その反応を確かめつつ、イビルジョーはさらに刺激を強めていく。
裏筋に舌を押し当て、ゆっくりと引く。ざらざらとした感触が強い快感を与え、男は思わずイビルジョーの頭にもたれかかった。
それに気を良くしたのか、彼女は舌を伸ばし、彼の睾丸を撫でるように舐め回す。
「うあっ!?おい、それは強すぎだって…!」
彼の言葉を無視し、舌先で睾丸を弄りつつ、舌の腹を鈴口に押し当て、擦る。それまでは何とか耐えていた彼だが、そこでとうとう
限界が来た。
「う、やばい……ジョー、出る!」
ビクンと彼のモノが跳ね、白濁した液体がイビルジョーの舌に吐き出される。
二度三度と吐き出され、やがて動きがなくなったのを見ると、イビルジョーは舌を引っ込めた。続いてごくりと、喉が大きく動いた。
「……クフー」
嬉しげに目を細めるイビルジョーに、男は気だるげな笑みを浮かべる。
「ふぅ……これで満足か?じゃ、俺はこれで…」
「………」
言いかけた瞬間、イビルジョーは再び首を伸ばし、彼の股間に鼻を付ける。
「なっ、おい!?もう出しただろ!?もう終われって!つうか出ねえって!」
「………」
「おい、聞けって!無理だってば!おい、ジョー!やめっ…!」
抵抗する男に業を煮やしたのか、イビルジョーはやおら飛びかかると、彼を足で押し倒した。それはまるで、これから捕食でも
始まろうかという光景にも見える。
「おわっ!?ちょっ、どんだけがっついてんだよ!?頑張ったって出ないもんは……う、うあぁ!」
意外と柔らかい体を屈め、イビルジョーは萎えかかっている男のモノを舐め始めた。それは先程までの技巧を尽くした動きではなく、
獣が水を飲むような、ただただ激しく荒々しい動きだった。
473/3:2011/01/22(土) 00:25:48 ID:4F9WszAo
舌全体を使って、彼のモノの根元から先端までをぺろぺろと繰り返し舐める。いくら一度出したとはいえ、その激しい動きに
男のモノは再び大きく屹立していた。
それでもなお、イビルジョーは動きを止めず、一心に彼のモノを舐め尽くす。男はそこから逃れようと、彼女の頭を必死で押すが、
元より力も体格も桁違いのため、徒労に終わる。
「よ、よせっ!そう何度も出したら体力がっ……うあっ!お、おい!ぐっ、やめろって!」
男の訴えには全く耳を貸さず、イビルジョーは一心不乱に舐め続ける。それだけでも既にかなりの刺激だが、彼女はさらに変化を
付け始めた。側面を舐め、先端を舌全体で舐め上げ、牙を立てないように口を開き、口内でしゃぶるように舌を絡める。
唾液のせいか、僅かにピリピリした刺激を感じてはいたが、今やそれすらも快感の一部になっていた。抵抗する男の力が弱まり、
代わりに切羽詰まった呻きが漏れる。
「うあぁ…!ジョー……ま、また出る…!ぐ、うあぁ!」
ビクンと、口内で彼のモノが跳ね、同時にどろりとした液体が注ぎ込まれる。上から覆い被さっていたため、その全てを飲みきることは
できず、一部の精液が男のモノを伝って落ちる。イビルジョーは一度、口内の精液を飲み下すと、男のモノを根元から丁寧に舌で舐める。
「くっ……さ、さすがにもう、終わり……だよな…?」
すっかり疲労困憊といった様子で、男が尋ねる。イビルジョーは彼のモノに付いていた精液も同じように飲み込むと満足そうに大きく
息を吐いた。そしてようやく、男から体を離す。
「ふぅ〜……二度も抜かれるとは思わなかったな。にしても、お前なんでそんなもんが好きなんだよ?」
「………」
「なるほど、いわゆる珍味なんだな。けど、頼むから俺の意向を無視してがっつくな」
言いながら、男はインナーを履き直し、続いて防具を身につけ始める。もうそんなに興味はないらしく、イビルジョーは先程放り投げた
生肉の方へ歩き出すと、それを口に咥え、噛みもせずにごくんと丸飲みにしてしまった。
「結局そっちも食うのかよ。ほんとお前は食い意地張ってんな。太るぞ、ウルクスス並みに」
「………」
「ん?あー、まあまたすぐに来るよ。したら今度はちゃんと……何?たまには勝たせろって?それはダメ、金に余裕ないんだから」
「………」
「あー、余裕できたらな。そのためにも、俺に楽に勝たせてくれると助かるんだが」
「………」
「ち、勝負は手抜きしないのな。まあいいか、んじゃとにかく、またあとでな」
ベースキャンプへと戻る男を、イビルジョーは少し不満げに見送り、やがて自身がいるべきエリアへと戻って行った。それを見て、
他の動物達もそれぞれの居住場所へと戻り始める。そして配置が終わる頃、男を乗せたネコタクが街へと戻って行く。

彼がイビルジョーを倒した回数、四回ほど。そのクエストをリタイアした回数、両手に余るほど。
一度も倒されずにイビルジョーを狩る男。その実態は、倒されそうになるとクエストをリタイアして仕切り直す男。
それでも記録の上では、彼は並ぶものなき無双の狩人なのだった。
48名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 00:26:32 ID:4F9WszAo
以上、投下終了。それでは失礼。
49名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 01:39:24 ID:vTVP5MzQ
ジョーに裸装備で会いにいってくら
50名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 02:06:18 ID:RXt25f3g
誰も裸で行けとは言ってないぞ
51名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 12:56:11 ID:IsLr+20J
ジョーの顎の棘が グサッ てムスコに……
52名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 17:01:37 ID:uqT3l7Y8
>>51
ハリネズミの交尾ってどんなだかしってるか?
つまりはそういうことだろう。
53名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 18:59:39 ID:RXt25f3g
天鱗とか金策に狩られ続けた一対クエのリオ夫婦のなかに
Wクロスジェンダー夫婦がいたりしたのだろうか

特に俺が書くわけではない
54名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:49:23 ID:PQG13eJY
>>48
ジョーさんエロいよジョーさんGJ
メタ前提になるけどこういう関係も新しい方向性として十二分に有りかと
55名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 01:04:47 ID:ShBRaLdU
今週末渋温泉に行ってるのだが電波受信した!
アイルーに夜のサービスを受ける!!!
スマソ、帰ってPC繋いだら書いてみようかな
56名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 01:48:40 ID:nQTFx7g6
楽しみにしてる。
ガンバレ

遅ればせながら、まとめありがとう。
57食われる運命:2011/01/23(日) 02:20:23 ID:PIW/DSex
温泉アイルー ハアハア

続き投下します。
話 最後まで投下する予定でしたが、
またしても色々な都合で中途半端での投下です。ごめんなさい。
メインのエロが入らなかったのです。ごめんなさい。
では 許容できる方はどうぞ
58食われる運命:2011/01/23(日) 02:20:50 ID:PIW/DSex
昼。
悪魔がオレの小屋に やってきて、今日で六日が経過した。

この緑の悪魔…ロリレイアが来てからは、オレの心に安らぎなんてものは訪れない。
ただ、今日もいつものように死んだ様な目をし、背中に はしゃいでいる悪魔を乗せながら、
オレは薄暗い小屋の中で ボーッとしているだけだ。

ロリレイアが乗っている重みも、精神へのストレスの重みも感じられない。
完全なる生きた屍となりつつあるオレは、ただひとつの事だけを考えていた。

「死にてぇ…………」

だが、命あるモノの生への執着というのは恐ろしく、死にたいと思えば生きたいと思う邪魔な情が割り込んでくる。
お腹が減れば目の前にある食い物に食らいつく。舌を噛もうとすれば無意識のうちに顎の力に抑制がかかる。

生き地獄とはまさにこの事だ。苦しみから解放されたくても自分ではどうしようもなく、
救いを差し伸べてくれる死神も来てはくれないのだから。

いるのは死神ではなく、オレを苦しめることを楽しんでいる悪魔だけ。大好きとでも言いたげに、
背中に頬擦りをしてくるロリレイアだけだ。
その残酷な、悪魔の甘えるような鳴き声と雌火竜のおぞましき姿にアプトノスの弱いメンタルは、
徐々に食われつつあった…………………………


「――こんにちは〜……誰かいますか?」

声がした。人間の声ではない。アプトノスの声だ。オレと同種の、若い女の子の声。
小屋の出入り口の方からだった。オレは腐りきっていた心に明るさを取り戻し、
目に光を輝かせ声の発生源へと急いで走り寄った。
その時、不意の振り払いにロリレイアはオレの背中から零れ落ち、藁の床にポフンと うずくまって『キュッ』と鳴いた。

「お、おいっ!誰だ!?アンタ、オレを助けに来てくれたのかぁ!!?」

オレは持っている肺活量を全部出し切り、小さな窓から見えるアプトノスに向かって、ドア越しに叫んだ。
すると、ドアの向こうにいるアプトノスは、オレにこう訊いてきた。

「エリス……あなたは、エリスですか…………?」

エリスというのは、オレの名前だ。オレは そうだ と答える。

「―――っ!!」

突然、ドアの向こうのアプトノスが、嗚咽しながら泣き出してしまった。オレは慌てて話しかける。

「ご、ごめん。オレ、なんか君を泣かせる事しちまったかな。えっ、ええと君は…………」

相手は、ずっと泣いてばかりだ。ドアについている窓から、アプトノスが俯いて震えているのが窺えた。

「ぅ……エリス………エリス……」

オレの名前を、涙声で連呼するアプトノス。オレはアプトノスに問う。

「君はだれだ?オレの事を知ってるみたいだけど…………」
「よかった…エリス、どこもケガしてないんだよね?どこも体 悪くしてないんだよね?」
「うん、オレなら大丈夫…問題ないけど、君はいったい………………」
「ひっ、うぅ…ぇぅ………」

また ひとりで泣き始めた。オレはさすがに不満をつのらせる。
59食われる運命:2011/01/23(日) 02:21:24 ID:PIW/DSex
「あのさぁ……女の子にこんなこと言うのもなんだけど、泣いてばっかじゃ分かんねぇよ。
 早く 君が誰なのか教えてくんねぇかな?」
「ご…ゴメンね、私…あまりにも嬉しくて………」
「………オレに会えたのが?」

アプトノスは こくんと頷いた。ますます謎が深まる。
オレに会えて嬉しいだって?オレ そんな有名人だっけな?それも、会っただけで歓喜して泣くほどの…………

「…まぁいいや、まずは状況整理だ。改めて訊くけど、君はだれ?」

そのアプトノスはリアラと名乗った。
なんでも、彼女は昔 アプトノスの群れのリーダーで、ある日 群れが蒼火竜に襲われてしまい、その時
はぐれてしまった群れの仲間と、最愛の弟を捜す旅をしていたんだとか。
そして旅をしている途中、過去の群れの仲間に出会うことができ、弟が人間に捕らえられている事を知って……………

「……………姉さん、なのか?」

アプトノスは、ゆっくりと無言で頷いた。彼女の目からは涙が流れ、
それを見ていたオレも 気付かぬ内に涙を流していた。

自身の涙で霞む、彼女の姿。だが、これまで創造してきた姉さんとの軌跡は決して霞む事はなく、
それらの記憶が一気にフラッシュバックして オレに襲い掛かってきたのだった。

「ね…姉さん……リアラ姉さぁぁあん!!」

オレは喜びを通り越した喜びをあらわにし、噴水の様になっている目を大きく見開き、姉さんに向けて叫んだ。
オレと姉さんを遮っている この扉がなかったならば、オレは狂喜のあまり 姉さんを襲っていたに違いない。

「姉さん………姉さぁん……生きてた……生きてたぁ………」
「ゴメンね エリス……私が不甲斐なかったから、いっぱい苦労かけたね………」
「ホントだよ姉さん……姉さんがいなくなっちゃってから、オレ……オレェ…………」

姉さんは、ドアの窓に顔を伸ばし、しゃっくりを混じらせて泣いている俺の顔に、優しく舌を這わせた。

「ひっ、ぅ…でも姉さん……いったいどうして………姉さん、蒼火竜に襲われて………」
「運よく逃げられたんだ。だけど群れのみんなは いなくなっちゃってて……ずっと捜してたの…」

その姉さんの話を聞いて、オレは心の底から安堵した。

と 同時に、当時 姉さんを助けられなかった自分に、オレは非常に腹を立たせる。
それだけじゃない。姉さんは蒼リオレウスに襲われてから、恐らくずっと独りで過ごしてきたのだろう。
今に至るまで、リアラ姉さんを孤独から救い出す事ができなかった 愚かな自分が許せなかった。
姉さんは、ずっとオレの事を愛してくれていたというのに…………

「……ねぇ エリス?」

姉さんが、頬を伝っていた己の涙を振り払い、不思議そうな顔をしてオレに話しかけてきた。
自己嫌悪に陥り、歯軋りをしていた俺は、姉さんに目を合わせて 何? と言った。
60食われる運命:2011/01/23(日) 02:21:50 ID:PIW/DSex
「さっきから あなたの背中に乗ってる、その可愛らしい赤ちゃんは?」

姉さんにそう言われ、オレは背に顔を向けると共に悲鳴をあげた。

なんと緑の悪魔が、いつの間にかオレの背中でスヤスヤと眠っているではないか。
オレは奇声を張り上げて、狂った様に小屋の中を のた打ち回った。
だが今度は、ロリレイアはしっかりとオレの背中を掴んでおり、眠りながらも断固として離そうとはしなかった。

「やめろォ!やめろォおオォオ!!離せェ――――ッ!!」
「エ…エリスっ!?落ち着いて!一体どうしたのっ!?」

情けなく七転八倒して、泣き叫びまくるオレ。
再び甦ったロリレイアの恐怖が、あっという間にオレを深い闇へと導いた。
姉さんの必死の制止も利かなかった。オレは暴れて、転がって、叫んで、暴れて、転がって……………


その後、何時間もの苦闘の末 オレは ぜん息でも引き起こしたかのように、ヒイヒイ呼吸の音を鳴らしながら、くたばった。
ロリレイアが最初に来た時と同じ様に、オレの頭は真っ白になり、息切れをして藁に横になる。悪魔を、背中にくっ付けたまま。

そんなオレを出入り口の窓からずっと覗き込んでいた姉さんが、心配そうにオレに話しかけてきた。

「エリス…大丈夫?いったい何であんなに慌てて………」
「ハァ……ハァ…ごめん、ちょっとパ二クっちまった。見ての通りだよ…オレ、このクソ火竜と一緒の生活してんだよ……」
「なぜ? エリス、あなた何か人間を怒らせるような事でもしたの?」
「しちゃいねぇし、むしろ人間には関わらないように 細心の注意を払って生きてきたつもりだよ…」
「だったら 何で人間に捕まってるの?」
「それがわかったら苦労しねぇよ。いや、わかっても別に変わらないんだけど。
 姉さんだってわかってるだろ、人間なんてのは理不尽の塊だってのは。オレみたいな ひ弱な草食竜と、
 こんなクソみたいな悪魔とを同棲させるなんて、まったく最悪の連中だぜ………」

深いため息をついて、オレは姉さんに愚痴をこぼす。
姉さんは、そのオレの話を聞きながら 目の前にある小屋の出入り口を、じっと見つめていた。

「………このドアの鍵、それほど複雑なつくりじゃない。ただ鉄の棒で外側からロックしてるだけ」
「えっ そうなの?」
「うん、すぐ出してあげるから ちょっと待って…」

そう言った姉さんは、出入り口の錠に口を伸ばし、その鉄の棒を咥えた。

「早く群れの所に戻って、仲間のみんなを安心させてあげなくちゃね」

姉さんが、期待に満ちた楽しそうな声で言った。そして、姉さんが錠を咥える力を強めた瞬間 オレは姉さんに向けて叫んだ。
61食われる運命:2011/01/23(日) 02:22:12 ID:PIW/DSex
「やめろ 姉さん!! 開けるなァッ!!!」

突如としての叫びに、姉さんはビクッと体を跳ねらせた。
オレは顔を真っ青に染め上げ、ハァハァと息を荒くする。

「いきなり大きな声出したら、びっくりしちゃうよ……エリス」
「ハア……ハァ……やめろ…やめてくれ……あ、あんな奴らの所に……あんな奴らの所になんか……!!」

オレは姉さんに、睨むようにして唸った。

姉さんの口から出た“群れ”という懐かしい響き。姉さんの口から出た“仲間”という懐かしい響き。

ずっと永遠のモノだと信じていた それらに、オレはいとも容易く裏切られてしまった。
オレが襲われた時、自分から遠ざかっていく薄情な仲間――否、恨み 憎むべき奴らの姿が、オレの脳裏に浮かんできて、
元群れの奴らに対する憎悪の気持ちを高めるオレ。その気持ちを、目の前にいる姉さんに、不覚ながら ぶつけてしまったのだった。

「み…みんなの所に戻りたくないの?エリスの事、すごく心配してたんだよ?」
「やめてくれって言ってるだろ!本当に心配してるんだったら、こんな危険なトコに 姉さん一人だけで来させるワケがねェだろうが!
 あんな簡単に仲間を見殺しにできるクズ共、仲間でも何でもねぇッ!!上っ面だけの偽善者共なんだよ アイツらはッ!!!」

姉さんは、静かに錠から口を離した。

「エリス………」
「助けて欲しかった……オレは皆に、助けて欲しかったんだ。オレは姉さんみたいに、
 自分が危機に陥った時『みんなを連れて逃げて』なんて言える精神も、責任感も持ち合わせちゃいないから………」
「そんな事 言わないで……私はそんな…………」
「勿論、姉さんを助ける事ができなかったオレもクズだ。クズとクズが集まっても、役に立たない汚れたゴミが増えるだけだろう…」

オレが ねちねちとそう言うと、姉さんは暗い表情を見せて 俯いた。
そのまま静寂の時は 刻一刻と過ぎていき、オレと姉さんの耳に届くのは、
静かな風の音と 相変わらずオレの背中にへばり付いて眠っている、ロリレイアの小さなイビキだけだった……。



――夕暮れになり、日は沈んでいく。空をオレンジの淡い色が覆い、
わすかながら月が浮かんでいるのも、小屋の窓を通して見えた。

『グゥ……キュウウぅッ………』

オレの背中の上でロリレイアが目を覚まし、少し喘いだのち 背伸びとアクビをした。
その時、背中から扉の窓越しに姉さんの姿が見えたらしいロリレイアは、もう一頭のアプトノスに興味を示し、
トンッと地面に降りると ヨチヨチと おぼつかない足取りで姉さんに近付いていった。

『クゥっ、クゥウンっ』
「…ふふっ、カワイイですね。見て エリス、ドアを一生懸命ひっかいて、私のところに来ようとしてるよ」
「………………カワイイだって 姉さん?」
62食われる運命:2011/01/23(日) 02:22:41 ID:PIW/DSex
暗い表情から、ロリレイアを見て笑顔に変わった姉さん。
彼女の、ロリレイアを“カワイイ”という言葉を聞いて、オレは若干腹を立たせた。

「姉さんには、この野郎が天使にでも見えるのかい。ぜんぜん違うね。火竜っていう残虐非道な悪魔さ」
「…さっきから気になってたんだけど、あなた この子の事 すごく嫌ってるようだけど……なぜ?」
「なぜだって?姉さんもよく分かってるハズだろ?火竜に自分の家族を殺されて、その火竜って種族を嫌わないで
 いられるワケがねぇだろッ!!姉さんも実際、火竜に殺されかけたんだぜ!?何でカワイイなんて言えるんだよッ!!」

オレはさらに叫び続けた。

「姉さんは、母さんと父さんの死を“犠牲になったのだ”の一言で済ませて、火竜に接せられるのかい!?ふざけちゃ
 いけねぇよ。オレはね、火竜の姿を見るだけでヘドが出るんだ」
「でも、その子は何も……………」
「あぁ、何もしちゃあいねえよ。コイツには何の罪もありゃしねぇ。だけどオレは嫌いなんだ。それはなぜか。
 コイツが火竜っていう種族だからだよ。結局、生まれてきた環境によって見た目だけの偏見が生まれるんだ。
 オレの周りの奴らが、火竜に殺されてなければ もっと楽に接せられたかも知れねえ。火竜が、アプトノスを
 食わない種族だったら もっともっと楽に接せられたかも知れねえ。コイツを、姉さんと同じように…………
 カワイイと思えたかも知れねぇッ!!」

オレは心の中のモノを全て吐き出し、空っぽになった心をゆっくり奥へと沈めていった。そして何も言わずに、
ロリレイアをじっと見つめる。するとロリレイアも、オレの顔を見つめ返してきた。

「エリス あなたは……その子を…………」
「姉さんの思ってる通りだよ。オレだってな、好きになりてえんだよ。オレみたいな根性の腐りきった野郎なんかに、
 何日にも渡ってこんなに懐いてくれるコイツが……愛しくなっちまいそうなんだ。だけどな 姉さん。やっぱりダメなんだよ。
 さっきも言ったが、コイツが火竜っていうアプトノスとは相容れねえ存在だってのは、変えようの無い現実なんだ。
 クゾ………なんでオレはアプトノスなんだ………なんでコイツはリオレイアなんだァッ!! 畜生………」

そう……ホントは何度も、このリオレイアを受け入れようと思った。自分に必死に懐くコイツを、オレは好きになりたかった。
しかし 両親が火竜に殺された過去がどうしてもオレを縛り付ける。そんな悪魔を受け入れるな と、オレを強く縛り付けるんだ。

そんな苦しみの境地にいるオレを慰めるかのように、ロリレイアがペロペロ オレの顔を小さい舌で舐め始めた。
オレは目に涙をさらに溜め、その目を姉さんに向けてオレは言った。

「……姉さん、多分だけど、コイツの親はハンターに殺されて、無理やり…かどうかは分からないけど、連れて来られたんだと思う。
 つまり、コイツの親は誰もいない……オレと同じなんだ。分かってたんだ。コイツは……オレに遊んでもらいたくて…
 自分の父ちゃん 母ちゃんみたいに大切にしてもらいたかったんだ………」

ロリレイアは、オレが話をしている間も顔を舐め続け、オレの顔はロリレイアの唾液でベトベトになってしまっていた。
63食われる運命:2011/01/23(日) 02:23:28 ID:PIW/DSex
「…――エリス、ちょっと来て」

姉さんがオレに言った。オレは姉さんに促されるがままに、出入り口の窓際まで ワラの上を歩いていった。

「なに 姉さん?」
「もっと、頬 こっちに近付けてエリス…」

首をかしげながらも、オレは言われた通りに 頬を窓に寄せた。
その次の瞬間、小さい水音がしたと同時に オレの頬に何かが当たった。
姉さんの口だ。姉さんが、オレの頬に自分の口を押し当て、ペロリと舐めたのだ。
オレはビックリし、後退りして言った。

「ね…姉さん、何 今の…………」
「キス………聞いた事ない? 人間の愛情表現。好きな相手に口を付けて『大好き』って事を
 伝えるんだよ。私、結構 気に入ってるんだ」
「い…いったいどうして………」
「エリスが、大好きだからに決まってるじゃない」

満面の笑顔を見せ、姉さんは嬉しそうに言った。オレは戸惑いを隠せず、呆然としていた。

「じゃあ、私はもう行くね。あんまりにも遅くなったら、群れのみんなが心配するだろうし、人間が来たら面倒だろうから。
 群れのみんなには、ありのままを報告させてもらうね」
「まっ、待ってくれ姉さん。それは………」
「安心して、ほんの冗談ですよ。元気にやってたって事だけ言っておくよ。また明日も来るね エリス。
 それと、ロリレイアちゃんっ」

姉さんは振り返り、夕日が照らす砂利道を のしのしと去っていき、見えなくなってしまった。
小屋に残されたオレは、色々と困惑した衝動に駆られる。

オレが思わず言ってしまった、ロリレイアを「本当は好きになりたい」というあの言葉。
激情時は、喋る言葉はすべて本音であるというのが普通だ。と すると、この言葉はやはりオレの中の本音なのだろうか。
心で“悪魔”だとか“ゲス”だとか言っておきながら、本当はこのロリレイアを好きになりたいのだろうか。
なぜか不思議と、今はロリレイアが怖くない。
信頼できるリアラ姉さんに 本心からの言葉を爆発させたことによって、心の制約から解き放たれたのだろうか。

「…………まぁ、いいか」

オレはそう呟き、身をワラに倒してため息をついた。
すると、ロリレイアが無邪気な表情をして近付いて来、オレのお腹を背もたれにして添い寝してきた。
しばらく無表情でいたオレだが、ロリレイアに目の焦点を合わせている内に、自然と笑みがこぼれた。

…オレは決してロリコンではない。これからするのは、姉さんと同じく 家族的な愛情表現だ。

「姉さんに聞きたかったのは、どうしてオレにキスをしたのかじゃなく、どこでキスを知ったのかって事だったんだけどな……」

目をつむり、オレは そっと優しくロリレイアに口付けをした。
少し照準がずれ、オレが触れた所はロリレイアの口の先となってしまったが、
ロリレイアは『キュウぅ』と“可愛く”鳴いて、満更でもない様子だった……………。



「……――ごめんなさい、ずっと待たせてしまって。ふふっ、どうしたんですか?そんな顔して。
 ヤキモチ焼かなくても大丈夫ですよ、会って来たのは弟ですから。ああして また群れの皆と逢えたのも、
 全部あなたのお陰です。改めて御礼を言っておきます。ですが、まだ私にはやるべき事があるみたいなんです。
 あなたに、明日 少し頼みごとをしてよろしいでしょうか…………………」
64食われる運命:2011/01/23(日) 02:25:50 ID:PIW/DSex
以上です。今回は区切りのいい所で終わらせました。

アプトノス後ろ足で立った時 カワイイと思うのは私だけだろうか?
65名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 13:30:22 ID:nIvGOSFU
>>64

これだからアプトノスはいたら全員狩ってあげるのが礼儀なんだぜ…


お姉さんと会えて良かったな!
66名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 15:34:54 ID:Dn3opwAP
特に親と居る小さいのは
悲しませないようにまとめて一撃で。な。
67名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 22:07:17 ID:JNF0Ot2F
アマツマガツチが性的すぎて夜も眠れる
68名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 22:33:51 ID:I0UWVFIu
>>64
乙!
69名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 22:42:33 ID:ADTj0fCU
>>64
投下乙乙ロリレイアが一々可愛すぎる持ち帰りてぇ
しかしこの状況からエロに入るとなるとヒギィ展開しか思い浮かばないから困る
70名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 11:15:43 ID:NUjSMEAZ
アプトノスにこのロリコンめぇぇと言いながら狩ってくる!GJ
71名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 19:53:04 ID:mX0PttvH
今回モンスターの寝顔可愛いすぎだろJK…
ジンオウガですら近所の大型犬だぞ
72名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 20:11:44 ID:uzLOKzJk
寝顔はラングロトラの可愛さに悶えたわ。丸くなってごろーんかわいす。
73名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 23:58:08 ID:xk91Ux8X
寝たら制限時間一杯まで体中モフモフするのが基本
74名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 01:51:22 ID:5cMvll1q
ジンオウガは弱ったときにキュンキュン鳴くのが最萌え。
あとトライから感じていたが寝そべるジャギノスや
フロギィはどこか艶かしくてエロい
75名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 02:32:14 ID:91GNe7Q3
幻のチビガンキン並みで
ジンオウガさんがわんこサイズになれば最高
76名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 06:39:28 ID:M1rhJJeU
>>74
ザコのフロギィってもしかしたらメスなんだろうか。

バギィ「女っ気ないよねオイラたち」
77名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 12:18:14 ID:91GNe7Q3
ドスバギィ雌説を掲げてみよう!!
78名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 18:32:19 ID:+NINTJ3+
つまりバギィの群れはクマノミのような逆ハーレム型だと言うことか。
79名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 00:34:10 ID:WOsWapwh
まさかのドスバギィデカ娘説!これは新しい!そして意外とイイかもしんない。
80名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 00:45:56 ID:k27rUGC5
ジャギィノスの方が大きくて、剥ぎ取り二回できるもんな。
群のリーダーが必ずオスである必要は無いもんな。
なかなかイイ感じに萌えそうだ…
81名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 00:59:28 ID:I37MmMp2
ヒント:クィーンランゴスタ
82名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 02:01:29 ID:r//k1vyn
ドスバギィさんは姉御肌で女傑なら萌える
取り巻き共がテンション上がるのもわかるわw

オッオッオーゥ!!!!
オァー!!!!オァー!!!!オァー!!!!
83俺は何を書いているんだ:2011/01/26(水) 03:28:23 ID:xQDT11fj
このやろ。寝る前にスレ覗いたのが間違いだった。
わけのわからん物を書いてしまいました。せっかく書いてしまったので恥ずかしいけど初投稿します。嘲笑って下さい
エロ?ドスバギィ雌「が」ティガレックスを襲う有得ないSSである。
84俺は何を書いているんだ:2011/01/26(水) 03:31:26 ID:xQDT11fj
ここは、日の光すらも一切の熱を感じさせない永遠の冬、凍土
凍土で育まれる命は、その絶対零度の凍り切った全ての空気を突き破るように熱く焦がす。

だが、その命をもてあそぶ、まさにならず者がいた。

轟竜、ティガレックス!!!!

凍土の生き物達は、全てが此れを恐れた・・・!!命を食い荒らし、腹を満たすだけでは
飽き足らず、眼に映る全ての生き物を引き裂くこの轟龍が、住み着く地の生態系も壊すとすら言われている。
85俺は何を書いているんだ:2011/01/26(水) 03:33:15 ID:xQDT11fj
今宵も、何時ものように散々生き物を引き裂いたのだろうか、爪も牙も全てが血に染まって紅い

だが、何時もと何かが違う。冷たい視線と怒りを空気に感じていた。

・・・!!一瞬の事だった・・・
頭にハンマーで縦攻撃を食らった時のような脳に霞がかる感覚・・・ふと目線を向けると

そこには、巨体な蒼い竜が見下ろしている。

非力な、だが多数だとうざったいバギィ達が頭領と慕うドスバギィの姿だ。

「ずいぶん好きに荒らしてくれたねぇ・・・此処はTriの頃から
あたい達が守って来た地でねぇ・・・ちょいと先住の先輩に挨拶が遅れたんじゃぁないかい?」

クソアマがッ・・・!!!ぶっ殺ッ・・・と言いかけて、急に目の前が白く重くなった。
(しまった・・)と彼は思った。
86名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 03:34:53 ID:xQDT11fj
彼女の誘眠作用のある唾液が回ったのだ。
「あたいの吐息に包まれるの、気持ちいぃ?」

そして眠気を呼ぶ唾液をたっぷりと身体中に舐め回す。

頭では、なんとか起きてやろう・・と考えるのだが、すぐに意識が途切れる
眠気の中にあるが、圧倒的な力の差を確信していたのでこんな状況でも余裕を感じ

(目が覚めたらクソトカゲなぞ一噛みであの世に送ってやる・・・などと考えていたが


!!!!!

急に激しい痛みが身体を襲った
うっすらと視界を辿ると、首筋に激しく彼女の牙が食い込んでいる!!
87俺は何を書いているんだ:2011/01/26(水) 03:41:28 ID:xQDT11fj
「近頃ポポの餓鬼共が妙に少ないのは、あんたの仕業だねぇ?
いいかい、あたいらの掟は餓鬼は狙わない。
凍土の命は絶やしてはならないのさ」

彼女はさらに激しく急所に噛み付く
たっぷりの唾液と牙の痛みとが同時に体を襲う

激しい痛みが体中に電流の様に流れるが、同時に甘ったるい眠りの誘惑も襲われて
不思議な興奮を感じた。
彼は初めて、命が耐える恐怖が身体を襲った。もう神経にまで唾液が回っている
あわよくば彼女の牙から逃げたとて、眠気で凍土の寒さに体力を奪われて助からないかもしれない。
やめろ!!!!やめろーーーーー

轟龍と呼ばれたティガレックスが命乞いをするなどと、誰が考えるだろうか

死の恐怖で、本能が強く刺激されたのであろうか、轟龍は股間が熱く興奮を覚えているのを感じた。

「轟龍のくせに○○○おっ起てちゃって!!!無様だねぇ!!!アッハッハッハッハ!!!!」

彼女は首筋から口を離すと、起立した轟龍の性器を舐めまわした。

ガクガクと身体を震わし、脳みそまで快感と恐怖の刺激が響き渡る

究極の死の恐怖の中で性への刺激の中スペルマを大量に放出した
彼女はそれを艶かしい表情で見下ろすと、また首筋に激しく噛み付く。

恐怖と性の激しい極限の興奮状態で犯されると、数時間で死に至るのだという。

・・・静かな夜明けが訪れて、凍土には仰向けで命果てた轟龍の亡骸をギィギが啄ばんでいた。

凍土に響き渡る竜の鳴き声の主は
凍土の秩序を乱す者に裁きを下す女傑ドスバギィである
88名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 11:50:17 ID:QY2NKCZV
(。-`ω-)b GJ
89名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 15:50:49 ID:LJqrgnp5
ちょっとポポ狩りに凍土行ってくる。
90名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 17:31:17 ID:phMRnMdg
>>83テンション高ぇなおいw
ただ、
変に行間開ける
文末に。がない行がある
のは個人的にちょっといただけないクセだ
それがオレの個性だ、とやかく言われる筋合いはない、と言うのなら、
深読みしたがる一書き手の悪癖だと聞き流してくれ

>>77えるしっているか
ドストカゲが雌の話は既に保管庫に存在するんだぜ
91名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 18:47:56 ID:WOsWapwh
>>83-87
井上 喜久子(GGのイノ)声で再生される見事な姐さんバギィをありがとう!
92名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 21:27:01 ID:r//k1vyn
3rdのドスバギィうっかり殺される時あるよな
93名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 21:41:05 ID:oeT9UYlj
日本語がいろいろあれだが、まさかドスバギィなんぞに興奮するとは。
94名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 00:35:55 ID:8Ni+pOg2
文だけじゃなく絵の投下っておk?
落書きクオリティなうえ何描くかも決まってないが
95名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 01:00:23 ID:ZKZrnryn
良んじゃね?それを元にSSが来る可能性も有るし
数の少ない原形物なら更に俺に良し
96名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 01:16:53 ID:hMMqdL2q
むしろ絵とかご馳走。
挿絵とかだとまさにフルコース
97名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:21:56 ID:8Ni+pOg2
すまん、原形物は難しくて俺じゃ無理だったorz
とりあえず「俺は何を書いているんだ」氏のドスバギィ姐さん擬人化
・・・したつもりがトサカ生えたただの姉ちゃんになってしまった
http://eroe.tank.jp/html/up/src/1597.jpg
98名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 02:38:27 ID:tSst+N7B
うん
99俺は何を書いてしまったんだ:2011/01/27(木) 04:01:54 ID:vV83l7D9
夜になるとなぜか感情高ぶる、よな?
朝起きて見直して何であんなオ●ニー小説書いたのかずっと後悔してたよww
改行、句読点、日本語ひどくてほんまにすいませんでした。
オナ●ーしながら書いたのモロにまるわかりで恥ずかしくなった。
絵氏さんの絵見てたらエロくてまた興奮してきました。とりあえずドスバギィクエ回して来る。
100名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 18:06:05 ID:z0FpDM/u
よくある 分かる。
オナ●ーしながら書くのはあまり分からないがw
101名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 22:10:36 ID:KrKP96ez
すげー眠たいときは抜きたくなるよな
俺はSSじゃなくて絵を描いてるがナニしながら描くのもよくあるw
(※注:これが絵師の常識とは限りません)
102名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 22:14:30 ID:HGT4h2sp
もうすぐ会社行かなきゃって時とか明日早いからもうすぐ寝なきゃって時に限って
創作意欲刺激されるから困る
103名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 22:29:34 ID:t/ik3O0K
むしろ仕事中が一番文章考えてるな
104名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 22:37:25 ID:CCm+V0dM
>>97
おお擬人化畑の人だったか絵柄的に好みだぜGJ
ドスバギィ擬人化はトサカの形状的にリーゼントしか思い浮かばないから困る
105名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 00:21:58 ID:3ORvqkA9
お団子頭とかどうよ
106名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 13:29:46 ID:RbkfNO8w
アホ毛という選択肢があるじゃないか
107名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 18:07:22 ID:TRrFlSkU
ポンパドールという女子向けプチリーゼントもあってだな
108名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 20:51:23 ID:DBrdnkdw
世界遺産?
109名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:13:16 ID:Rf7v/9qc
ところで温泉アイルーまだー?
110名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:24:25 ID:VYRBHL57
ネコートさんを超える性的なアイルーは今後公式で現れるんだろうか
今回の番台さんも上半身のみ着物とかエロいっちゃエロいんだが
111名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:03:02 ID:xWDoPezd
オトモと3Pという手も…
112名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 21:17:27 ID:6CoGRC+R
>>110
番台の猫は経験豊富そうな上に歳も喰ってそうだからなあ
ネコートさんは生真面目で鉄の処女っぽさが実に性的な感じで良い
113名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 22:16:31 ID:PRrbyveA
>>112
そう見えて番台も実は処女・・・だったらいいないやそうだと俺は信じてる
114名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 10:09:32 ID:yHyE9BYE
そこで大穴ニャン次郎ですよ
確かオスメスの言及ないはず
115名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 13:05:42 ID:hba7Vn7q
>>113
男の裸は見慣れている処女か……ふむ
116名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 13:58:29 ID:tMabXjwf
>>114

次郎って男の名前…
そういやアイルーの子供とか出てこないよな
117名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 14:23:58 ID:D1yhQ+bp
獣人と人は子を成せんのだろうか
118名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 14:45:09 ID:BeotJSnc
>>116
昔は男の名前を女子に付けることもなくはなかったそうだぞ
119名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 19:10:06 ID:PwhXAMxO
まぁちょっと無理があるわな
男で何が悪いのか
120名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:21:23 ID:wUf3KcuJ
オスな名前でオスっぽいけど実はメスとか・・・なんか作れそうだな
121名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 22:28:46 ID:M6SFSgvG
去勢!そういうのもあるのか
122名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 22:30:01 ID:5ucW3Yk/
逆に男でも女でも違和感が無い名前とかも良いんじゃないか
リンとか優とか

いやただ思いついただけです別に深い意味はry
123名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:02:05 ID:jMoJvdUU
両親は既に亡く、物心ついた時から兄妹の二匹ぼっちでした
孤児の仔猫なんて誰も拾ってくれず、ひもじい思いもたくさんしました
でも生きるために兄さんが始めた『タル配便』は意外なほど好評で、
提携契約したいとギルドから正式に申し出がありました
真面目に生きていれば良いことはある、私達はとてもとても喜びました
経営も起動に乗ったそんな矢先、優しかった兄さんは不慮のタル事故で…

「今日からアタシ…ニャ、あっしが転がしニャン次郎でサァ!」

ニャン次郎兄さんが遺してくれたお仕事、アタシ一所懸命頑張ります
フィールドのハンターさん達もとても優しくしてくれます
だから兄さん、ずっとずっとタルの陰から見守っていてね




そんな妄想など。
124名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:03:23 ID:jMoJvdUU
○軌道
×起動
125名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:49:54 ID:DolZrPof
>不慮のタル事故
もう火薬草やニトロダケを預けたりしないよ
126名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:06:54 ID:7I2VEeSB
むしろ番台猫に恋するニャン次郎さんでも良い。
127名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:29:19 ID:eRE92MC/
>>121
ご主人、逆に考えるんだニャ。『自分が♀になれば問題ない』そう考えるんだニャ。(ドスランピッケル猫素振り
128名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:42:59 ID:h4GsW2ES
>>123
それなんてBASARAww
129名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 06:28:46 ID:wjmBuC2i
>>123
とても優しくしてくれますはフラグすぎるからやめろ
130sage:2011/02/01(火) 06:32:45 ID:J49TTUw/
戦国?どこらへんがだ…

と思ったらTMRさまの名作のほうだったかww
131名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 06:33:20 ID:J49TTUw/
あああ間違えたすまん
132名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 08:41:39 ID:0AC7Gllj
ニャン次郎さんと女ハンターもありだと思う
というかニャン次郎さんカッコイイよな
133名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 11:43:18 ID:ENRtI1a6
グラビたんに抱きつきたい
高台から
134名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 11:58:47 ID:zWdIxyBZ
アカムさんだめですよグラビさん死んじゃう
135名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 15:47:44 ID:1xTikoig
アカムが微妙にデザイン変わってたな 刺々しくなってた
136名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 16:13:48 ID:GJMmHAFs
アカムの拘束攻撃のエロさは異常
視姦とかレベル高すぎるだろwww
137名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 16:45:29 ID:dWa1bWi+
ここで話の流れをブッタ斬る荒らしが入ります。

初書きとなるジンオウガ擬人化♀×女ハンターの百合モノです。
私は今回が小説初体験となりますので、クオリティはお察しください。
特に後半、碧玉が出た勢いでテンパってるかもしれません。
以上を踏まえて大丈夫な方は生暖かい目で見てやってください。
138突然の求愛1:2011/02/01(火) 16:50:02 ID:dWa1bWi+
孤島のベースキャンプで、二人のハンターが準備に勤しんでいた。
「ねぇ、そういえばアンタはジンオウガ狩った経験ある?」
ベリオSシリーズを身にまとった女ハンターが、相棒に声をかける。
彼女の名はエリル。ロックラックでその名を聞いて、緊張を覚えない者はいないだろう。
その愛らしい顔立ちに似合わず、今までにも何度も困難な依頼を達成し、周囲から一目置かれている存在だった。
「イヤ、悪いが俺も初めてなんだ。」
彼女の相棒 ― フランはそう答える。
比較的ガッシリした身体に、レウスSシリーズを装備している。
彼もまた、優秀なハンターとして街でその名を轟かせていた。
聞くところによれば、彼は他の地方でも活躍をしていたようで、武者修行の旅に出て、この辺りにやってきたのだと言う。
「そっか・・・・。じゃあ、今回は様子見に時間を多めに割こうかな。」
エリルはそう言うと、荷物をテントの脇に置いて、愛刀の六花垂氷丸を背中に差す。
「私はもう準備できたわよ。」「ちょうどいい、俺もちょうど準備が終わるころだ。」
フランはそう言いながら、轟王剣[王虎]を背中に背負う。
「さ、それじゃ行くわよ!」「おう!」
そして、二人はベースキャンプを出発した。

小高い丘を下るようにしてエリア5へと向かった。
そこには、普段見慣れたルドロスと、もうひとつ巨大な影があった。
ジンオウガはエリル達を見つけると、天を振り仰ぐように鳴き声を上げた。
場の空気が一瞬で変わる。
「来る!」
エリルの叫びと同時に二人は散るようにして前転する。その後ろをジンオウガが駆け抜ける。
「おりゃああああああ!!!!」
フランが剣を抜き、一気にジンオウガに叩きつける。無論、その程度で怯む訳もなく、ジンオウガはパンチを繰り出す。フランは横に転がってそれを避けた。
「もう一発か!」
フランは大剣の腹で二発目を受ける。鈍い音が響き、標準以上の体格のフランの体が後ろに大きく下がる。
「せええええい!!」
そこに、エリルが斬り込む。脇腹を突き、そのまま斬り上げる。
ジンオウガはそれに動ずることなく、フランの方を向いたまま、体を低く屈める。そして、体を大きく捻りながら、高々とジャンプをした。
「あうっ!!」
自分の方を見ていなかったため、まさか攻撃されるとは思っていなかった。
回避が遅れたエリルは回転に巻き込まれ、吹っ飛ばされる。
ジンオウガの気を逸らすため、フランが顔面を剣先で斬りつける。その隙に、額から流れ出た血を拭う。
「やっぱり一筋縄じゃいかないわね・・・。」
口では文句を言いつつも、闘争本能は完全にこの狩りを楽しんでいる。
エリルは再び抜刀し、走り出した。
139突然の求愛2:2011/02/01(火) 16:52:08 ID:dWa1bWi+
狩猟も中盤に差し掛かった頃、一旦小休止を取ることにした。
「なぁ、今回アイツを捕獲してみないか?」
砥石で武器を研ぎながらフランが突然尋ねる。
「え?・・、別にいいけど、何で?」
あまりに唐突だったため、つい理由を聞いてしまった。
「イヤ、実はさ・・、知り合いの行商人から、捕獲用麻酔玉をもらったんだ。」
そう言ってフランはポーチから麻酔玉を一つ取り出して見せる。
「なんだか知らないけど、この麻酔玉は特殊な物なんだとか。裏ルートで仕入れたとか言ってたなぁ。」
エリルは麻酔玉をまじまじと眺める。
「裏って・・・、それ信用できるの?」
「何、大丈夫さ。アイツのことは信用できる。」
「・・・、まぁ、いいけど。それじゃあ、その麻酔玉を信用してみましょうか。もうそろそろ動ける?」
「オゥ!俺ならもう大丈夫だ。お前さんの方こそ何発かもらってんだから心配だな。」
「それはお互い様でしょ!それじゃあ、行きますか!」
気合いを入れなおし、武器を背負い直す。
「ペイントは・・・、エリア2ね・・・。」
二人はジンオウガの位置を把握し、再び狩り場へと向かった。

ジンオウガはまるでエリル達を待ち構えていたかのように、エリアの中央に悠然と佇んでいた。
「チッ、超帯電状態になってやがる・・・。」
青白い光を身に纏い、フランに向けて突進する。通常時より幾分か素早いが、まだ剣も抜いていないフランはこれをアッサリと避ける。
ジンオウガは素早く反転すると、大きく飛び上がって背中からフランめがけて落下してきた。なんとか当たらずには済んだが、凄まじい衝撃がビリビリと伝わってくる。
「コリャ食らったらヤバそうだな・・。」
距離を置きたくなる所だが、今はそうもいかない。フランは必死にジンオウガを引きつけた。そしてやっと、
「罠やったよ!」
エリルの合図が聞こえ、声のした方へとダッシュする。ジンオウガは挑むようにこちらを見つめたまま動かない。
「麻酔玉の準備は?」
「いつでもどうぞ!」
ダッシュしながら、ポーチから捕獲用麻酔玉を取りだす。
そして、狙い通り、ジンオウガはこちらへ向けてダッシュしてきた。
その進路の途中には、シビレ罠。
ジンオウガがシビレ罠を踏む直前、二人は大きく麻酔玉を振りかぶった。そして、ジンオウガはシビレ罠を踏みぬく。二人は思いっきり麻酔玉を投げつけた。しかし、
「「え!?」」
ジンオウガは止まらず、シビレ罠を通り越して麻酔玉を受ける。
そして、そのまま二人を大きく跳ね飛ばす。
「ぐふっ!?」「っぁ!!」
なんとか踏ん張って立ち上がる。
「シビレ罠が効かなかったの!?」
「情報が少なかったからな、その可能性はある!」
ジンオウガは未だこちらに背を向けたまま立っている。
「どうするの!?」
「予定が狂っちまったが、ここは仕方ねぇ、討伐す・・。」
剣を抜きつつ喋っていたフランが急に口をつぐむ。
「え、何?どうしたの?」
慌ててフランの視線の先を追う。フランの目は、しっかりとジンオウガに据えられていた。
そのジンオウガは、立ち止ったまま、小刻みに痙攣している。そして突然、よろりと大きく体が傾き、そのまま地面に崩れるようにして倒れた。
「え!?何もしかして死んじゃった?」
用心して刀を抜きつつ、倒れたジンオウガへと近づく。首に耳を寄せると、微かに呼吸する音が聞こえる。
「死んじゃいないみたい・・・。ただ、普通に捕獲した時よりも弱ってるみたいね・・・。」
「でもま、とりあえずは捕獲成功だろ。」
フランがそう言うのが聞こえると、終わったという実感がこみあげてきて、地べたに座り込んでしまった。フランはとっくに足を投げ出してくつろいでいる。
色々と腑に落ちないことはあったが、とりあえずは依頼達成で帰還できそうだ。
140突然の求愛3:2011/02/01(火) 16:57:16 ID:dWa1bWi+
安堵の気持ちがジワジワとこみあげてくる。
ホッと一息つきながら、水筒を取り出して中身を飲もうとする。その瞬間、
「ゴォアアアァァァオオオオオオオォォォォォォ!!!!!!!!」
辺り一帯に、凶悪な雄たけびが響き渡る。
「この声は・・、まさか・・。」
「イビルジョーときたか・・・。」
一応、二人ともイビルジョーの狩猟経験はある。しかし、今この状況の乱入は、あまり芳しくない状況だ。
「エリル、とりあえずどうする?」
「そうね・・・・、乱入なら、一旦は挑んでみましょう。ただ、折角捕獲したジンオウガが食べられる危険性があるんだけど・・。」
「・・・、だったら俺がジョーを探してくる。お前はここでジンオウガを見張っていろ。ジョーを見つけたらペイントで知らせる。それでいいか?」
「私は問題ないけれども・・、アンタは大丈夫なの?」
「とりあえずは一人でやった経験もあるしな。心配いらん。」
「・・、じゃあ、頼むわね。」
そうして、二人は一旦別離することにした。

エリルはジンオウガに背を預けて体力を回復させつつ、周囲を警戒していた。
万が一イビルジョーにジンオウガを食べられてしまったら、折角の努力が水の泡となってしまう。
「それにしても・・・・。」
エリルはじっとジンオウガの顔を覗き込む。
とても美しいと思った。超帯電時の蒼光纏う姿は、狩るべき敵でありながら、美しい芸術品を見た時のような、一種の感動を覚えていた。
そのジンオウガは、「呼吸荒く」眠っている。
「呼吸が荒くなっている!?」
ゼェゼェと苦しそうに呼吸をしながら、それでいながら瞼は開こうとしない。
「ひょっとしてあの麻酔玉が原因じゃ・・・・。」
これでジンオウガが死んだら、あの筋肉バカの尻に貫通弾をぶち込んでやると思いながら、たまたま近くにあったげどく草を引っこ抜き、ジンオウガの口に含ませる。それでもジンオウガはどこか官能的な鳴き声をあげ、悶えている。。
「ウソ、どうしよう、どうしよう!」
何もできず、ただうろたえていると、ジンオウガはゼェーと大きく息を吐き出し、再び沈黙した。
「・・・・、死んじゃあいないわよね・・・?」
不安に駆られ、恐ろしい牙竜であることも忘れ、ジンオウガの顔を覗き込む。
そして、それは唐突に始まった。
ジンオウガの角が勢いよく縮み始めた。エリルは唐突な変化にビクッとして思わず後ずさる。体の表面を覆う甲殻が吸い込まれるようにして消え、たてがみも見る見るうちにしぼんでいく。
尻尾はいつのまにかなくなり、後ろ脚が細く、長くなっていく。ジンオウガの体全体が縮んでゆき、前足も細く、さらには指ができてくる。
頭はすでに面影なく、髪の毛のような物が生え始めている。あっというまに牙竜は、その姿を変貌させていった。
「・・・、いったい、どういうこと・・・!?」
変貌が終わったとき、エリルはそうつぶやいた。
141突然の求愛4:2011/02/01(火) 17:08:35 ID:dWa1bWi+
エリルの前からは、あの猛々しい牙竜の姿は消えていた。今彼女の眼前には、一糸纏わぬ艶姿で、女性が倒れていた。
未だ幼さの残る顔立ちをしており、碧色の長髪が肩にかかっている。体はその顔に似合わない位、程よく発育していた。
その少女は、同性のエリルから見ても美しいと感じるほど魅力的だった。が、しかし
「・・・・、コレが・・・・!?あのジンオウガ・・・・・!?」
体中に走る傷と、額の上部分から僅かに顔を見せている角が、彼女の考えを現実だと認識させてくれる。
それでも、今目の前で見たことが信じられなかった。
竜が何かによって人の姿になるという話は聞いたことがあったが、そんなものは与太話として信じていなかった。
が、今実際に目の当たりにしたのだ。自分の中の常識と目の前の現実があまりにも違いすぎて、混乱しそうになった。
とりあえずは、人の姿をしている者を、そのまま放置にはできない。
念のため剥ぎ取り用ナイフを構えながら、倒れている少女の脈を取ろうと首筋に触れる。
その瞬間、少女の目がパチッと開く。蒼碧色の瞳が、エリルの視線とぶつかる。
途端に、少女はガバと跳ね起き、ショックで固まっているエリルを素早く組みふせた。
「・・・油断したのぅ。ワシが眠っているところに止めを刺そうとしたのだろうが、案外竜というものは眠りが浅いんじゃよ。」
少女は古風な口調でエリルに向かってまくしたてる。
「一瞬の油断が主の運の尽きじゃ。これほどの相手、殺すのは勿体ないが主がワシを殺そうとしてるのであればやむを得んな。」
「ちょ、ちょっと待って!私はあなたを殺そうだなんてもう考えてないわよ!」
「あまり考えの回った嘘とは言えんな。ついさっきまで武器を振りかざしてワシを切り刻んでおったのに、
いきなり殺しはしないと言われても信憑性がないの。ついでにその手に握ってる刃物も、主が法螺吹きということを証明してくれとるぞ。」
そういって、ジンオウガはエリルの手から剥ぎ取り用ナイフをもぎ取った。
「主ほどの相手なら、犯してから殺してやってもいいが、ワシの限界も近い。油断してまた斬られたらたまったものではないしのぅ。」
少女はエリルの首筋にグイと剥ぎ取り用ナイフを押しつける。首筋に赤い線が滲む。
「待って!お願い話を聞いて!あの、私達は最初っからあなたを殺すつもりなんてなかったの!あなたを生け捕りにする予定だったの!でも、あなたが人の姿になっちゃったから・・・」
「ん?人の姿?何を戯けたことを言っとるんじゃ?」
ジンオウガはクスクス笑いながら、さらに刃を首に食い込ませる。
「何言ってるの!?あなたもう完全に人の姿じゃない!現に今、私と話せているし!」
「んん?言われてみればそうじゃのぅ・・。なぜワシはぬしと話せているんじゃ?」
そう言って少女は空いてる方の手を見る。
「!!?・・な・・、ま、まさか・・・・。」
ナイフとエリルを放っぽり出し、近くにある水場を覗き込む。
「・・・な、なんじゃこの姿は・・・・・。」
少女は愕然とし、膝をついた。
「・・・・、道理で主が先ほどより大きく見えた訳じゃな・・・・。主ら、ワシに秘術でもかけたか?」
絶望しきった弱々しい声の裏に、微かな殺気を感じた。
「・・・、私たちは何もしていないわよ。」
確かに自分達は曰くありげな麻酔玉を使ったが、それが原因なのか未だ自分の中でも確証がないので黙っておくことにした。
「・・・、殺すがいい。」
「え?」
「こんな人の姿になってしまった以上、ワシにはもう竜としての力はほとんど残っておらん。
せめて主に一矢報いるのがやっとじゃ。もはやワシには何もできん。殺せ。」
「・・・、私はもう殺さないって言ったでしょう?人の姿になっちゃったんだし、ここにいるのは危ないから、一旦私と一緒にキャンプへ戻りましょ。」
「・・・、お主・・・・・。」
少女はエリルをそっと見上げる。目には、微かに悲しみの色が残っていたが、先ほどまであった絶望した感じは見受けられなかった。

142突然の求愛5:2011/02/01(火) 17:15:22 ID:dWa1bWi+
「・・・・、やはり、戦っている時にも思ったが、主はワシにとって最高の相手じゃな。
もう構うまい。人間の姿になったのなら、気兼ねなく主と愛し合えるな。」
「は?え、ちょっと待って・・。愛し合うって・・・、あなた女、もといメスでしょ?」
「もちろんじゃが・・・・、それがどうした?」
「あの、私も女・・・・、つまり、メスなんだけども・・。」
「な!?・・・、そ、そうなのか?」
エリルはコクコクとうなずく。
「・・・・・、まぁ良い。ワシは、主ほどの相手に出会ったことはないんだし、時期が時期じゃ。さすがに自分を抑えきれん。」
そう言って、潤んだ瞳でこちらを見つめる。エリルは微かに後ずさりしながら、今が繁殖期だったことを思い出す。
「・・・、イヤ、でもその・・・、あなた、元竜なんだし、私みたいな奴、選んでも何のメリットも・・・・。」
「ワシはもう人の姿なんじゃ。どのみち、ワシは竜の姿でも構わんかったじゃろぅ。
それに、同じジンオウガの種族の中でも、主ほど強い者はおらんかったぞ。
「強い?・・・、一体どういうこと?」
「ジンオウガの種族はな、強い者に魅力を感じるんじゃ。まぁ個体によって好みはあるんじゃがな・・・・。
ともかく、主はワシにとって最高の相手なんじゃ。どうか、受け入れてくれぬか・・・?」
エリルは少なからずこのジンオウガに好意を抱いてはいるし、レズの経験も微々ながらある。
しかし、仮にも人の姿とはいえ、竜と人が交わるという行為に、微かにためらいを覚える。が、少女のあまりに熱烈な視線に根負けした。
「とりあえず、ここじゃ危ないからキャンプに移動してからね。」

143突然の求愛6:2011/02/01(火) 17:41:02 ID:dWa1bWi+
少女の舌が、エリルの口の中に入ってきた。歯をなぞった後、口腔内を激しく動き回る。ぴちゃ、ぬちゃと水音が響き、熱い唾液がエリルの口の中に送りこまれる。エリルは飲もうとするが、口の中に舌があるせいで、口の端からタラタラと流れ出てしまう。
しばらくしてから、やっとお互いの唇が離れる。透明な糸が幾筋も、未だ互いの唇をつないでいる。
「随分扇情的なキスね・・・。竜にしてはなかなかやるじゃない。」
「主とだとつい枷が外れてしまってなぁ・・。」
二人は完全に真っ裸となって、キャンプのベッドの上で、お互いを求めあっている。
「ねぇ・・・、あなた名前は?」
「・・、ジンオウガは常に孤独な種族。名前なぞあまり意味はないのだが・・・、一応ジルと言う名前がある。」
「・・・・意味ならあるわ。これで私があなたをしっかり愛することができる。」
そう言って、エリルはジルの胸の先端に口を寄せる。
「ふあぁん・・・。」
ジルが蕩けそうな甘い声をだす。エリルはさらに空いてる片方を、指先でこねくり回す。
「んぁ、ふ、はっ・・・・、ぬ、主なかなか、は、激し・。」
「なかなかカワイイ声だすのね・・・。」
そう言いながら、エリルはジルの胸を弄ぶ。舌先でつつき、舐め上げ、指でピンと弾く。
完全に勃起した突起に音を立てて吸いつく。
「ひぃあ!、あっ、やっ、ぁん!」
さらに甘噛みし、転がすように舌先で舐る。
「んひぃあっ!ふっ、ぅん!」
エリルはチュパッと大きな音を立てて、ジルの胸から口を離す。
「今にもイッちゃいそうな表情ね・・・。」
そう言ってジルの頬をゆっくりと撫でる。
「はぁっ、はぁっ・・・・、ワシも攻められてばかりじゃ心許ないの。」
そう言ってジルはエリルの首筋に顔を近づける。
「先ほどの傷・・・。すまなかったな・・・・。どうにか、早く治るようにはできんかのぅ・・・。」
そう言って、エリルの傷を優しく舌先で舐める。
「んっ・・・・。」
血の味を感じる。そのせいか、捕食者としての本能が精神を攻めの気持ちへと変えていく。
何の前触れもなしに、ジルはエリルの股間をまさぐる。
「ひぃゃぅっ!!」
エリルがビクンと大きく跳ねる。
エリルの股をさすりながら、ジルはエリルの頬をペロッと舐める。そしてそのまま、舌先で体のラインをなぞっていく。股間の方まで辿りつくと、茂みをかきわけ少し指で開かせ、中が見えるようにする。
「イヤァ・・・、あんまり見ないで・・・・。」
「もう濡れとるのか・・・。ワシで満足してくれとるようで嬉しいぞ。」
そう言いつつ、性器へと口を寄せる。
「んぁつ!!あ、やん!」
奥へ奥へと膣を掻き分け、上へ下へと舐めまわす。クリトリスに舌を引っ掛け、ピンと跳ねあげる。
中身を吸い出すように思い切り吸ってみる。
途端に、エリルの膣から大量の愛液が噴き出、すでに己の唾液やなにやらでベトベトになっていたジルの顔をさらに濡らす
「ふやぁぁぁん!!」
エリルは達した後、ビクンビクンと二、三度小刻みに跳ねた。
144突然の求愛7:2011/02/01(火) 17:42:43 ID:dWa1bWi+
ジルはふとした好奇心で、たまにジンオウガ間の交配で行われていることをやってみることにした。
あふれ出てきた愛液で、指をしとどに濡らし、菊花に指を挿し入れる。
「あはっ!?」
エリルは最初は慣れない感覚に戸惑っていたようだったが、
指を抜き差しすると、彼女は再び気持ちよさそうに喘ぎ声をあげる。
「愛しい、愛しいのぅ、主は・・・。」
ジルは指を抜き挿ししながら、再び性器を舐めまわす。
「ああっ、ダメ、二回もっ・・・、っもうイッちゃ・・・、だめ、ちょっと待って!」
ジルは舌と指を動かすのを止める。
「ハァ、ハァ・・・・、とりあえず、仰向けで寝てくれない?」
ジルは言われた通りに寝転がる。その姿は、どこかボディプレス後のジンオウガの姿に似ていた。
エリルは彼女の脚を自分の脚で開けつつ、自分の股を、相手の性器に近づける。互いの濡れそぼったそこを、ぴったりとあてがう。
「ふぅん・・・・。」
「ぁ・・・。」
互いの口から嬌声が漏れる。エリルは快感に抗い、そのまま腰を動かし始める。
「やあぁ!何、こ、れ、しゅご・・・ひん!」
「ジル、気持ちいい?気持ちいい?。」
エリルはこみあげる快感に耐えつつ、ジルに尋ねた。
「あ、あぁ、・・・さ、最高じゃ・・・、はん!」
「私も、私もぅ、気持ち、よく、なってきちゃった・・、あん!」
「ああ、なんか来る、こみあげてくるっ!」
「ねぇ、一緒にイこ?一緒にイこ?」
そして二人は同時に達した。
「あああああああああんんん!!!!!」
「ふあああああああああ!!!!!!!」
145突然の求愛8:2011/02/01(火) 17:50:15 ID:dWa1bWi+
しばらくの間、二人は互いの顔を愛おしげに見つめていた。
「なぁ、ワシはもう竜としてではなく、人として主のそばで暮そうと思う。」
ジルが唐突に自分の決意を話す。
「私も、なんだか最初は狩りの標的だったのに、あなたのことが好きになてきちゃったみたい・・・。」
その言葉にウソはなかった。
ただ、元竜であるから、一緒に暮らせるのか不安だった。
「ねぇ、あなた私たちの環境で生きていける・・・?」
「ワシは主がいる場所ならどこでだって生きていける。どんなことでも、耐えてみせよう。」
エリルは、ジルの力強い言葉と視線に、少し安心した。
同時に、受け入れようかという気持ちが沸々と湧き上がってくる。
「フランに事情を話さなきゃね・・・。」
146あとがき:2011/02/01(火) 17:59:00 ID:dWa1bWi+
以上となります。お目汚し失礼いたしました。
ごめんなさい、まえがきにオリジナル要素があるというのを入れ忘れてました。
ドキドキノコの粉末が入った麻酔玉というのを、勝手に作ってしまいました。
不快になられた方申し訳ありません。
また、ジンオウガの好き嫌い、交尾の仕方も完全なる個人の見解です。

改めてみるとエロ少なかった・・・orz
まだ初心者ですので、酷評でも結構ですので改善点のご指摘をお願いします。
こんなクソ見ていただいた猛者に、そんなことお願いするのは厚かましい気もしますが・・・。
アレ?なんだか村アシラで三乙しろという声が聞こえてくry
147名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 18:01:24 ID:Ems5DsxY
遅かったのは書きながらか、それとも投下に手間取ったのかな?
前者ならまとめてから、後者なら初めてだから解らなくはないが落ち着いて

何はともあれGJ。ジンオウガ擬人化は少ないからありがたい
148名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 21:50:20 ID:vUufzgp9
乙乙。ロリババア口調は良いものだ
作中の捕獲玉はドキノコ擬人化の闇の可能性として需要が有りそうな予感
149名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 23:51:23 ID:IJri+iJg
GJ!ジルいいねっ。
ジンオウガのメスってあんまり想像付かないのはなぜだろう
150名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 00:53:06 ID:J9G32L+y
そろそろ擬人化の理由をドキドキノコにされるのはワンパターンすぎてなんだな
でもやっぱり、戦闘シーン入れるならモドリ玉の辺りがタイミング的に良いんだよな
151名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 00:54:32 ID:XzqDleQK
というかモドリ玉以外に擬人化させるためのギミックが思いつかないってのがある
ドキドキノコばっかで萎えるって言うなら他に擬人化させるギミックを提案してくれとしか
152名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 01:16:23 ID:ZU49/AcN
過去作品には「なんかわからんが人間になった」って例もあるしな
ただやっぱ擬人化させる流れって難しいから、不思議アイテムのモドリ玉活用されるのは仕方ないと思う
153名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 01:24:33 ID:pCTLXsjN
たしか、腐った古の薬で擬人化した、ってSSがあったな
154名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 01:39:28 ID:YrrbA6mN
ドキドキノコの擬人化成分が解析されればギルド公認薬(課金的な意味で)として出回る可能性もある

そして始まる奴隷売買
155名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 01:43:14 ID:bM0FH98e
ギルド何やっとんねんww
156名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 09:33:27 ID:2zlsiuA7
ちょっとした暇つぶしに描いてみた
http://iup.2ch-library.com/i/i0234570-1296606735.jpg
157名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 10:01:48 ID:MprTXB8D
リア竜爆発しる!w
すげぇ可愛くてエロい、GJ!
158名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 12:41:57 ID:2qeOrdiD
激うまだね!!!
GJ!!!
159名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 15:38:54 ID:Zs4ui/qE
アプトノス姉さんの奴か!!!

代われ!!レウス代w…
160名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 23:55:47 ID:YYOR08Fv
WIKIの種族にも書いてあるのに同作を何故かホーミングの方で想像してた俺にとってまさに天恵
投下されなけりゃ完結までそのままだったよ・・・ありがとうウチに来て板前をファックする権利を渡そう
161名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 00:45:30 ID:VIf7pU2P
板前「!!!!」
162名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 01:26:27 ID:3O6RHqd7
ユクモから遠い異国の地、ポッケ村には板前キッチンアイルーなるものが
いると聞くが……まさか!?
163名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 02:00:26 ID:v4kHnbqH
板前「キッチンアイルーに興味があるのかぁ!?」
164名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 09:30:20 ID:L2KkSYxL
越前じゃねえだろw
165名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 13:20:41 ID:4i6S3BI/
オーラを纏いながら流暢な英語で喋りだすキッチンorオトモか
胸熱

ついでに「あいつこそがルドロスの王子様」ってネタが飛んできたので置いておく
166名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 18:15:50 ID:Q9V5ezlw
ロアルドロスを集団逆レイプですね、わかります
167名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 18:50:02 ID:3XmM5aMn
設定上本当にそうだから困る>ロアルドロス
168名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 19:02:45 ID:HWQQBSnz
ロアルドロスは雄でルドロスが雌
で、ハーレムを作るっていう設定なんだよな
169名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 21:03:54 ID:LADfYcQO
亜種ロアルは雌で逆ハーレムとか美味しそう
あの紫色は妖艶な姐さんっぽい気がするんだ
170凸凹姉弟の温泉慕情  :2011/02/03(木) 23:10:30 ID:ujuUTujJ
ロアルドロスに限らず、ハーレムものって良いですよね。
乱交ものとか凄く大好きです。

さて。唐突ですが初投下です。拙作ですがご容赦ください。

・前半 ハンター(♀)×受付嬢
・後半 ハンター(♂)×ハンター(♀)
・近親相姦(ただし義理)

内容のキーワードとしてはこんな所です。
「こらあかんわ」という方はお手数ですがスルーをお願いします。
171名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:11:24 ID:6w7jHh3e
群れを作る獣ならボスが同種に倒されれば勝者がボスになる筈
即ち求愛してくるルドロス全匹より取り見取り・・・ルドロスシリーズを用意せざるおえない
172凸凹姉弟の温泉慕情1:2011/02/03(木) 23:15:08 ID:ujuUTujJ
それは……私がアオアシラの狩猟を終え、這うようにしてユクモの村に戻った時の事だった。

村から程近い距離にある渓流での仕事だったとはいえ、時は既に深夜である。正門からぐるりと周囲を見回してみるものの、当然ながら誰の姿も見えなかった。
一日の殆どを『鬼門番』として過ごす温泉旅館の息子も、店先でのんびりとまどろむモミジィも、明るい笑顔で槌を手入れする工房の親方も居ない。
最近めっきりとその数を減らした湯治客すら、今頃は布団に潜り込んで熟睡していることだろう。
まるで村そのものが眠っているかのような錯覚に、私の口からは思わず小さな溜息がこぼれた。
早朝に自宅を発った筈だというのに、アオアシラ一匹にここまで時間がかかるとは……大型モンスターの狩猟は初めてのことだったとはいえ、少し情けない気分だった。
遠く噂に聞くポッの村やドンドルマでは、まるで呼吸をするように飛竜を討つ狩人たちがゾロゾロ居るという。この調子では彼らに追い付くのがどれほど先の未来なのやら。

「……旦那さん?」
「ん? ああ、すみませんフェルミ」

ふと呼び掛けられて足元に視線を落とすと、不安げな瞳で私を見上げるオトモアイルーのフェルミが居た。
純白の毛並みは青熊獣の乱打に揉まれてボロボロ。私とお揃いのユクモノ装備も所々に返り血や砂埃がこびり付いている。
小さな体でアオアシラの猛攻に耐えた私の相棒は、間違いなく今回の功労賞だろう。

「どうしたニャ? クエストは成功したんだから、もうちょっと胸を張っても良いニャ」
「うん、そうですね……。少しボーっとしていたようです」

そうだ。討伐ではなく捕獲とはいえ、クエストそのものは成功したのだ。誰に恥じることもない。
疲労で丸くなっていた背中が僅かに持ち上がる。強張った足に半ば無理やり最行軍を命じる。
そんな私の様子にフェルミも安心したのだろうか、なぁおと鳴きながら僕の足取りに歩調を併せて歩き出した。

「今日はもう真っ直ぐ帰るニャ?」
「いえ、用事を済ませてからにしましょう」

向かう先は自宅……といきたいところだが、その前にまずは集会浴場だ。
理由はふたつ。まずひとつめは、血と泥で汚れた体と防具を今すぐにでも洗い清めてしまいたいということ。
ベッドに臭いが移ってしまうと、後日の洗濯が大変なのだ。
それに熱い湯に浸かってから眠る方が疲れが取れるし健康にも良い。
そしてもうひとつの理由。ギルドの詰め所で狩猟の報告をすることだ。
例え深夜でも夜詰めの職員が誰か残っている筈である。本当は今すぐにでも眠ってしまいたい。
だが、あいにく今日は初めて大型モンスターを狩猟した私のハンター記念日である。
首からぶら下げたギルドカードにアオアシラ狩猟を記入して貰える期待と喜びは、ガーグァの羽毛が詰まったふかふかの布団よりもきっと素晴らしいものに違いない。

「いきなり立ち止まったと思ったら今度はギルドカード眺めてニヤニヤ。旦那さんは変な人だニャ」
「ははは。そうかもしれませんね」

力なく微笑みを浮かべながら、私とフェルミは石畳を進んでいく。
まだ真新しいギルドカードが、私の手の平できらりと月明かりを映し出していた。

紫香楽。初見の相手なら誰もが眉を潜めて読みを尋ねてくる、これが私のハンターネームだ。ちなみに読みは『しがらき』である。
私を育ててくれた養母から与えられた、東方の古い名前なのだという。
生まれながらに紫色をした髪も相まって、私はとても気に入っている。
私は故郷を飛竜に襲われて親も家も失った、いわゆる孤児という存在だった。
貧しい寒村で物乞いをしていた私を拾ってくれたのが、没落貴族の婦人でありながら救済院を営む変わり者の養母である。
彼女に拾われて同じ境遇の兄弟達と育たなければ、私はきっと盗人に堕ちるか、さっさと飢え死にしていたに違いない。
独立してハンターを志したのも、養母へ何かしらの恩返しがしたいと思ったからだ。
命がけの狩猟は他の職種に比べて多大な報酬が手に入る。いわゆる危険手当というものだ。
その額たるや、ギルドに収める共済金と生活費を差し引いても、救済院への仕送りも充分に可能なほどだった。
もっとも、今の私は新人の身。自分の食い扶持を稼ぐだけで精一杯の状況である。
早く一人前のハンターとなって、養母や兄弟達に楽をさせてやりたいものだ。
173凸凹姉弟の温泉慕情2:2011/02/03(木) 23:16:34 ID:ujuUTujJ
さて。
狩猟帰りの身には些か堪える集会浴場への石段を登り切ると、果たしてそこは無人であった。
普段は狩場を求めて各地を行き交うハンターや、彼らの懐を目当てにした行商人、あるいは一般の湯治客でそれなりの賑わいを見せているものだ。こうも静かだと、まるで別世界に迷い込んだような、なんとも寂しげな違和感があった。
再び気分が滅入ってしまわぬよう、二度三度と頭を振るう。
蝋燭の灯りがそのままにされている事から、誰かが詰めてはいるのだろうが…しかし職員の姿は何処にも見当たらない。
耳を澄ましても、隣接する温泉からちゃぷちゃぷと小さな水音が聞こえてくるのみである。
一時的に席を外しているだけだろうか?
首を傾げながら受付カウンターへ立ち寄ってみたものの、『クエスト受付停止中』と書かれた立て札が鎮座しているのみだった。

「もしかして忘れられてるのかニャ?」
「それはない……と思いたいですね。仕方ありません、先に体を洗うとしましょうか」

暫く待っていれば戻ってくるだろう。
そう思い、先に温泉の暖簾をくぐったその時である。

「んあっ! あっ、あっ、あっ駄目っ! 駄目ですお姉さまぁ!!」

更衣室の向こう側。湯気の沸き立つ岩場の陰から、艶かしくも切なげな少女の悲鳴が響き渡った。

「おやぁ? 良いのかなーコノハちゃん。そんな大声だしたら誰かに聞こえちゃうかもよ?」
「だってぇ! だってお姉さまが掻き回すからぁ! あっ! あっ、それ良いですぅ!」
「んっふっふ。愛い奴よのぅ。ほれほれ、油断してると指をもう一本いれちゃうぞー」
「ひあああああああっ!! あん、ああんっ!」

「……旦那さん。これってもしかしますけどニャ」
「皆まで言わなくても解っていますよ。ええ、ええ。解っていますとも」

呻きにも似たフェルミの問い掛けを途中で制し、私はボンズスタイルの頭をガリガリと掻き毟った。
成る程。誰も居ないと思ったら、そっちに連れ込まれていましたか。
私達の呆れ果てた表情など知る由も無く、ふたつの女声はもはや誰憚ることもなく絡み合っていた。
どうやら私達はレズプレイの真っ最中に飛び込んできてしまったらしい。なんともいえない居心地の悪さを感じながら、我々は暫くその場に立ち尽くしていた。

「ヨダレまで垂らして感じまくるなんて、コノハちゃんスケベだねぇ」
「は、はいぃぃ! お姉さまの指、とても気持ち良いんですぅ! だからっ、だからもっとぉぉ!」
「あー可愛いなぁもう! そんな悪い子にはお仕置きだっ! ほれほれほれぇ」
「あひぃぃぃ! お、お姉さま凄いっ! 私もうおかしくなっちゃいますぅ!」

徐々にエスカレートしていく嬌声。私はそれら両方に聞き覚えがあった。
片方は、主に下位依頼を担当するギルド所属の受付嬢コノハ。今まさに私が探していた人物である。
まだ新人ながら明るい笑顔で周囲を和ませる人気者として、ユクモ村近辺のハンター達のファンも多い。
そしてもう片方は……。

「さぁて、そろそろまたイっちゃいな。可愛い声で啼いてね、コノハちゃん」
「はいっ、はいぃぃぃ! コノハはっ、コノハもうイっちゃいますぅぅぅぅぅぅ!!」

恐らく達したのであろう。感極まったように声が引き絞られ、続いてばちゃりと水音がした。

「……終わったみたいだニャ」
「では、行きましょうか」
「え、行くのニャ!?」

意外そうな顔でこちらを見上げるフェルミには答えず、私は装備を手早く脱いだ。どうしたものかと戸惑っているフェルミを置いて、ひとり浴場へと足を踏み入れる。
近付くにつれ徐々に輪郭が顕わになっていく人影は、事後の興奮からか肩で荒く息をついていた。足音を殺して忍び寄る私にはまるで気付いた様子がない。

「……何をしてるんですか、姉さん」

そう言って、私は岩場に腰掛ける全裸の女性……義理の姉である青葉を見下ろした。
174凸凹姉弟の温泉慕情3:2011/02/03(木) 23:18:10 ID:ujuUTujJ
義姉の青葉は、私が養母の救済院に入った時からの付き合いである。詰まるところ、私と似たような境遇で養母に保護された孤児のひとりという訳だ。
歳は私より2つ上。ワイルドファンゴの青い髪が実に活発そうな印象を醸し出している。整った顔立ちながら明け透けで竹を割ったような性格も相まって、誰からも親しまれやすい好人物だ。
小柄でスレンダーな体型からは少し想像しにくいが、彼女もまた私と同じくハンターを生業とするひとりである。
私に先んじて救済院を辞し、この職を志した姉は、努力の甲斐あってか僅か1年足らずでギルドからの評価も高い立派なハンターとなっていた。このまま手柄を立て続ければ、いずれ上位への昇格も近いだろう。
猟場にあっては巨大な狩猟笛を軽々と振り回し、攻撃に補助にと縦横無尽に活躍する様は、昔語りにある『ココットの英雄』を想起させる。久々の再会を祝してバディを組んだ時は、新米の私が出る幕など無いに等しい程であった。
それ以降、私と姉はハンター仲間として行動を共にしている。2メートル超えの体躯を持ちながらライトボウガン使いの私とセットで、最近は『凸凹姉弟』と渾名される事が多い。


「お? シガじゃん。へーい」
「何が『へーい』ですか。ドスジャギィじゃあるまいし」
「言うねぇ、今日が初アシラだったくせに」

ゆっくりと背後を振り返った姉は、突然の乱入者にまるで驚く素振りも見せず、気楽な調子でへらりと笑った。
顔が赤いのは長湯と性行為が原因か……と思いきや、ふと見れば湯船にはドリンクの空筒が無数に浮いていた。どうやらドリンク屋に無理を言って、採酒とハコビールを大量に買い求めたようだ。

「遅かったじゃん。もしかしてアシラ先生にフルボッコにされてきた?」
「失礼な。ちゃんと捕獲しましたよ」
「ふーん、そりゃ良かった。さすがアタシの弟だ、心配して待ってた甲斐があったよ」
「嘘おっしゃい。コノハさん連れ込んでイチャイチャしたかっただけでしょう?」
「えへへー。バレたか」

姉の隣では絶頂した受付嬢が、一糸まとわぬ姿のままでうつ伏せに倒れ込んでいた。姉の攻めに負けて気絶してしまったらしく、時おりビクビクと痙攣を繰り返している。
実にそそる姿だが、彼女の名誉の為にもこのまま放置するのは宜しくない。腰に巻いていた手拭いをそっと裸体にかけてやると、未だ出入り口で立ち尽くしていたフェルミに命じて更衣室へと運んでもらう事にした。
貞操観念の強い我がオトモは一刻も早くこの奇妙な空間から抜け出したかったらしく、懐き度2でありながら即座に命令を実行してくれた。

「乳繰り合うのは結構ですが、致すなら終業後にしてください。おかげでクエスト報告が明日に延びてしまいました」
「いやぁ、最初は温泉でお喋りするだけの積もりだったんだけどねー。お酒はいったらムラムラしちゃって」

あっけらかんとした姉の隣で、私は手桶に湯を汲み上げる。全身の汚れを軽く落としてから湯船に浸かると、姉もまた私の隣に浸かり直した。

「んじゃ、お詫びにちゅーしたげる」
「何処にしてるんですか」
「ちくび」
「連続ついばみは勘弁してください」
「元気でるでしょ?」
「ごく一部だけ元気にされても困るんですが」

ユアミ装備を失った局部がみるみるうちに硬化していく。
どうせ何を言ったところで素直にやめる筈がない。胸板を舌で舐り回す姉の濡れ髪を撫でながら、私は再び嘆息するのだった。
175凸凹姉弟の温泉慕情4:2011/02/03(木) 23:21:45 ID:ujuUTujJ
ハンターという職業がいかに過酷なものであるかは既に周知のところである。
僅かな判断ミスが命取りになる事は日常茶飯事。運が良くても半身不随や手足に障害が残る場合が少なくない。ハンターとは命を切り売りする仕事だ。五体満足で引退まで漕ぎ着けるハンターなど一握りの存在だ。
修羅場をくぐるごとに磨耗していく精神からか、ハンターには刹那主義的な嗜好に辿り着く者が少なくない。
明日をも知れぬ身の上にあっては貯蓄という概念など砂上の楼閣に過ぎないのだろう。装備に金を注ぎ込む以外に、ハンター達は宵越しの金を持とうとしないのだ。
ある者は毎夜の如く酒樽を干し、またある者はギャンブルに熱中する。
そしてまたある者は……肉欲にどっぷりと嵌まり込む。
まさに我が姉、青葉のように。

生来、姉は性に対して奔放な人間だった。
まるで少年のような小柄さに反して精神は早熟だったのか、あるいはその外見に対して密かなコンプレックスがあったのか。いずれにせよ、養母の元で暮らしていた頃からその片鱗を垣間見せていたのは間違いない。
細かな実例は省くが、思春期の男子としては実に大変な思いをしたものだ。
ともあれ。救済院で別れ、そして再び出会うまでの間に、姉はすっかりその性癖を開花させていた。
お互い気を許した仲間や友人には、すぐに『裸の付き合い』を求めるようになっていたのだ。
彼女にとって性別の垣根なるものは全く意味が無いようで、同性であってもまるで問題はなかった。先程フェルミによって更衣室に運ばれていった受付嬢コノハが良い例だろう。

再会した夜に初めて姉から求められた時は、流石に私も動揺した。男であれば誰でも良いから股を開く尻の軽い女になってしまったのかと、一瞬そう疑ってしまったものである。
しかし、人間そう単純にレッテルを貼れるものではないらしい。
よくよく観察してみると、姉と関係を持った者たちは皆、多少の差異こそあれどこの行為を『信頼の証』として受け取っているようであった。
死線を共にした者同士の絆とでも言うべきなのだろうか、体だけを目当てに接している者などただの一人も居なかったのである。
困ったものだとは言いながら、スキンシップの一種として受け取っているように思われた。
私とて完全に姉の考えを理解している訳ではないが、少なくとも、それなりの基準を持って人を選んでいるようである。

そして……そんな姉と共にハンターとして過ごしていくうちに、私もまた感化されてしまったらしい。

176凸凹姉弟の温泉慕情5:2011/02/03(木) 23:22:24 ID:ujuUTujJ
「んっ。ふふ、すっかり硬くなってきたね。仕事帰りにしちゃ頑張るじゃん……あっ」
「そういう姉さんこそ、どれだけ性欲旺盛なんですか」

姉は岩壁を背に腰掛ける私と対面になる形で跨ると、小ぶりな尻で私の肉棒を弄び始めた。
秘所の突起に擦れるのが気持ち良いのか、とろんとした瞳で私を見上げてくる。そんな姉に意地悪をしたくなって、私は姉の背に回していた右手でそっと姉の菊門を撫で回した。

「んあっ! ――ちょっとシガ! そこ触るの反則って言ったでしょ!」
「記憶にありませんね。むしろ悦んでいたように思いましたが」
「それはヤッてる時の話!」

私の左手は姉の上半身をがっちりと拘束している。
こうしてしまうと、いくら怪力の姉であっても容易に抜け出す事は出来ない。もぞもぞと身をよじっては私の指から逃れようとするのだが、逆にそれが秘所への刺激となってしまうらしく、ぴくんぴくんと小刻みに痙攣してはますます私を昂ぶらせるのみとなっていた。

「ね、シガ……そろそろ、良いかな」
「はいはい。仕方ありませんねぇ」
「へーぇ、そんなこと言うんだ。自分だってギンギンになっちゃってる癖に」
「私は良いんです。姉さんは2回戦目じゃありませんか」
「アタシは仕方ないの! だってコノハちゃん、自分だけ気持ち良くなって気絶しちゃったし。むしろお預け食らったこっちはむしろ欲求不満なんです!」
「解りましたから大声で叫ばないでください。ほら、腰あげて」
「……むーぅ。なんか納得いかない」

拗ねた子供のような声をあげながらも、姉は素直に膝立ちになる。太股の辺りを手で支えてやりながら私が肉棒の位置を調整する最中、姉は終始膨れっ面だった。

「ほら、入れますよ。機嫌なおしてください」
「……ちゅーして」
「はい?」
「ごめんなさいのちゅー! じゃなきゃ入れさせてあげないからね」

……全く。これではまるで子供だ。ちょっとした事ですぐへそを曲げる。
私がぽかんとした表情で言葉を探すなか、姿勢を変えた事で近付いた姉の双眸は、訴えかけるかのように私を睨み付けていた。

「……ちゅー」
「解りましたよ、姉さん」

私は苦笑したくなるのを必死に堪えながら、愛しい姉の唇に自らのそれを重ね合わせる。
姉の舌は小振りではあるが柔らかく、絡めると実に気持ちが良かった。
177凸凹姉弟の温泉慕情6:2011/02/03(木) 23:23:45 ID:ujuUTujJ
「んっ! あひっ! あっ、あーっ!!」

私の怒張が姉のきつい膣内を、上に下にと往復する。
目の前で姉の喘ぐ様を眺めながら、私はその心地良さに目を細めていた。
積極的に動いているのは専ら姉の方だった。対面座位のまま本番に移行した為に、ほとんど姉の成すがままにされている。
解りやすく説明するならば、あぐらをかいた姿勢で湯に浸かる私と向かい合わせで、姉がスクワットをしているような状態だろうか。
一日中アオアシラと戦っていたせいで全身の筋肉がパンパンに腫れ上がっている為、正直この体位はありがたい。股間に与えられる快感と姉の痴態を眺めながら、のんびりと温泉を楽しむ事もできるのだ。
普段ならバックや正常位を好む姉の、これはささやかな気遣いなのだろう。

「ひっ! あっ! あっ! あん! シガのっ! 硬くて! 気持ち良いよっ!」
「お褒めに預かり光栄です。姉さんのも、相変わらず狭くて良い感じですね」
「それはっ! あっ! シガのがおっき! おっきすぎるからぁ!」

身長2メートル越えの私と150センチにギリギリ届くか否かの姉では、あまりにも体格の差がありすぎる。幸い私の一物は身長に比例したサイズに成長してくれているので、当然といえば当然だ。

「んっ! ふっ! あっあっ! ひゃああ!」
「っく……」

与えられる刺激と自ら生み出す刺激とでは、快感の質が微妙に異なる。
私は専ら動く側に回る事が多いので、与えられる刺激にあまり慣れていない。一心不乱に腰を振る姉の動きに翻弄され続け、私の肉棒は早くも限界を迎えようとしていた。

「う……っ! こ、これは少しばかり……情けないですね……」
「なっ! なんのっ! はなしっ? あぁん!」

意味が解らず訝しげにする姉。しかし動きそのものは緩むことなく繰り返されている。
そこで私は、一計を案じる事にした。
178凸凹姉弟の温泉慕情7:2011/02/03(木) 23:24:15 ID:ujuUTujJ
「ひああっ!? ちょ、シガ!? いきなりなにするの!?」

私は姉の脇に手を回すと、おもむろに姉を抱えたまま立ち上がった。勿論、一物は姉に挿入したままだ。いきなりの事に姉は目を白黒させながら、滑り落ちないよう私の体にしがみ付いてくる。

「そろそろ姉さんも疲れたでしょう? 交代してあげますよ」
「交代って……この体勢で?」
「アオアシラは実にパワフルでしたよ、姉さん。私に真似できるかどうか自信はありませんが」

この一言だけで姉は全てを察したようだ。これ以上の説明は不要らしい。
私は姉の脇をしっかりと掴むと、肉棒が抜けるか抜けないかのところまで姉の体を持ち上げた。間髪いれずに力を緩め、降りてきた姉の股ぐらに自分の怒張を叩き付ける。

「っあはぁぁぁぁぁぁん!!」
「おお。これはなかなか」

乱暴なグラインドの連続。水を叩くような音が深夜の集会浴場に響き渡る。
攻守を逆転したせいか。それともこのスタイルとの相性が良かったのか。姉は背筋を仰け反らせ、快楽にとろけきったような表情を浮かべていた。両の瞳から頬へと涙の筋が伝っている。

「ひぃぃ! あっ! あひゃっ! これいい! これ良いよぉシガぁぁぁぁんっ!」
「お気に召して頂けたようで何よりです。初見でも上手くいくものですね」
「ひゃあ! はひっ! んっ! ああん! あん! 気持ち良いぃぃぃぃ!!」
「ヨダレまで垂らして感じまくるなんて、姉さんはスケベですねぇ」

ついさっき聞いた姉の台詞を、そっくりそのまま返してやる。
当の姉は返事すらままならないのだろう。嬌声をあげるばかりで会話は成立しなかった。私が一方的にスベったみたいでちょっと寂しい。

「あんっ! あんっ! シガ! シガぁ! アタシっ……もう!」
「私もそろそろ出そうです。……姉さん、今日は?」

ふと忘れていた確認事項を思い出して、腰を振る動きを少し遅める。
その隙に呼吸を整えつつ、姉はいつものようにへらりと笑った。

「んっ。あっ! 今日は大丈夫な日だからっ……中でお願いっ!」
「了解しました」

湯船や床に射精すると後の片付けが大変なのだ。今夜は運が良かった。
ラストスパートをかけるべく、私は再びピストンの動きを速めていく。しかも、先程よりも更に早く、そして深く突き入れてやる。中途半端にイカせてしまうと姉が第2、第3ラウンドを要求してきてしまう為、出来れば早々に昇天して貰わなければならない。

「んはひゃああああっ! あっあっあっあっ! シガ! はげし…っすぎるぅ! あん!」
「ふっ……ぅ……くっ! 遠慮なく……! イッてください! 姉さんっ!」
「アタシっ! アタシもう駄目っ! シガっ! シガっ! シガっ! シガぁ!!」
「姉さんっ!」
「くひっ! ッッッっっっっあああああああああああっ!!!」

姉の体が、呼吸も忘れて硬く強張る。直後に姉は背を弓なりに反り返らせ、満月を見上げるようにして絶頂を遂げた。
一拍遅れて私も姉の体内に射精する。
腰を震わせて姉の子宮に精子を全て送り込むと、私はゆっくりとその場に座り込んだ。
ばしゃりと水面が泡立ち、火照った体には湯気が絡み付いてくる。
私と姉は暫くの間、魂が抜けたかのように虚ろな表情で荒く呼吸を繰り返すのだった。
179凸凹姉弟の温泉慕情7:2011/02/03(木) 23:24:35 ID:ujuUTujJ
「気持ちよかったねぇ、シガ」
「そうですね」

私達は湯に浸かったまま、再び向かい合わせで抱き合っていた。
ちなみに精液が零れないように、まだ私の肉棒は姉の陰部に飲み込まれたままになっている。
姉は私の胸に、何度も頭をぐりぐりと擦り付けてきた。無事に1度で満足してくれたのだろう、甘えた仕草がなんとも可愛らしい。

「……ほんとはさ」
「はい?」

蚊の鳴くような小声の呟きに、私はきょとんとして胸の中の姉を見下ろす。

「ほんとはさ。ずっと心配してたんだよ。シガ、体おっきい癖にあんまり喧嘩強くないから、アオアシラに負けちゃうんじゃないかなって」
「……ありがとうございます」

何を言うべきか迷った挙句、結局それだけ呟いて、私は姉の青い髪に指を這わせた。
濡れた髪を撫でてやると、姉は猫のように目を細めながら「んー」と甘えた声を上げる。そしてもっともっととせがむように、私の掌に頭を押し付けてきた。

「でも、もう安心だね。泣き虫シガもいつの間にか立派なハンターになっちゃって」
「その呼び方はもうそろそろやめてくださいよ」
「5分針でティガ倒せるようになったら考えたげる」

相変わらず無茶を言う姉である。

「早く色んな依頼をこなして、飛竜も倒せるくらいになって。そしたら一緒に狩りをしようね」
「……はい」
「約束だよ、シガ」

それを最後に、姉は急に無口になってしまった。訝しんで覗き込むと、瞼を閉じてすやすやと眠りこけている。コノハ、私と連戦してさすがに疲れたのだろう。とはいえ、アオアシラ相手に一日中駆け回ってきた私より先に落ちられるのも些か納得がいかない気がした。

「約束、ですか」

噂では、姉は既にギルドから上位昇格の打診が来ているのだという。
それを断り続けている理由は「弟と一緒に上位に進みたいから」とのことだとか。
真偽の程は定かではない。本人に聞いたところ力の限り否定されたし、ギルド関係者も苦笑いを浮かべるばかりだ。噂が本当だったとしたら、姉から口止めでもされているのだろう。

「……プレッシャーですねぇ」

『下位にいるうちは一人前のハンターとは呼べない。上位に昇格するまではソロで狩りに臨むべし』
クエストの同行を頼もうとした私に、姉が突きつけてきた厳しいルールを思い出す。

「まずはアオアシラで、暫く練習しませんとね」

安らかな寝息を立てる姉の背中を撫でながら、私はひとり、夜空の月に呟くのだった。
180凸凹姉弟の温泉慕情:2011/02/03(木) 23:25:24 ID:ujuUTujJ
以上です。
「本文が長すぎます」のワードで色々とテンパりました。
お目汚し失礼しました。
181名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:37:45 ID:J5M/KfNw
おつ
あと>>172の8行目の
ポッの村
で思わず爆笑してしまった
182名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:56:43 ID:6w7jHh3e
投下乙。始める前に妄想で割り込んですまねぇ
この体格差で立位とか近親的な意味含めエロさ増し増しで実に良い感じだったよGJ
183名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 00:11:12 ID:FGPaO2ej
一人称私で敬語だと女だと勘違いしちまうぜ
兎に角GJ
184名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 08:45:48 ID:rUaKvonM
GJ
なんかかわいいな、この姉弟
185名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 09:30:49 ID:4rzubieA
誰でもなれるようなものじゃないレベルにならんと一人前じゃないって、姉さんどんだけスパルタだw
186名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 16:51:59 ID:pb7ZoCWo
>>185
アレだ、血は繋がってなくても家族なんだから才能が有るのはわかってるし
なにより半端な腕で行って死に別れるのは嫌だからだろ

何はともあれありそうで無かった温泉プレイ&アオアシラプレイを
書いてくれた>>170-180さん、ありがとう!
187名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 18:15:04 ID:CW95LpAl
やばい、最近発情期なのか知らんが毎日ムラムラするから毎日
ここを覗きにきてしまう
188名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 18:52:22 ID:QIwMVyTH
私なんて二時間に一回h(ry
189名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:34:05 ID:zjGY0m8r
気が付いたら覗いて(ry

最近ギギネブラにやみつきになってるんだが毒腺って柔らかいのかな。気になって妄想出来ない。
190名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:05:29 ID:s74drr8o
基本は軟らかくて弄ると固くなるよ

>>187
思えば繁殖期の設定はエロ的にかなり良かったよなぁ次回作にでも復活希望
191名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 23:17:21 ID:zjGY0m8r
>>190
情報サンクス、弄くれば固くなるとは股間が熱くなるな。
つまり表情に出なくても体色や毒腺の具合で興奮してるのが分かるのか。ついでに尻も柔らかく・・・。
192名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 23:50:14 ID:r8r4Oy5f
>ついでに尻も柔らかく
それ怒ってるんだよ。
193名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 00:16:55 ID:yhPRge3m
男には一生分からんだろうな……便座が上げっぱなしの便器にずぼっとはまるこの屈辱が!
194名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 00:16:57 ID:4llMc7MP
毒を吐きまくって怒るとすごく頭の固いところを見せるけど
その時に普段ガードの堅いお尻を責められるとすぐに感じてイッちゃうということか
ネブラさんマジ「気の強い女はアナルが〜」の典型だな
195名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 00:17:38 ID:yhPRge3m
ごめんね誤爆したね本当にごめんね。
196名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 00:59:53 ID:73+k6I7M
>>195
大丈夫だ、男でもなったことあるから 自分。

>>194
ガンランスでズボズボしようぜ?
197名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 22:30:55 ID:lEyXe8Lj
>繁殖期
産卵頻度が高くて尻尾の肉質が(拡張的な意味で)柔らかいネブラたんや捕縛時間の異様に長いアオアシラか…胸が熱くなるな
198名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 00:25:51 ID:DmuJvDiG
集団浴場で集団欲情
199名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 01:52:08 ID:iscvyXjK
始まる大乱交
顔を真っ赤にして注意しにくる番台さん
200名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 02:03:53 ID:hgq4by1A
>>197
普段はしてこない奴も繁殖期になると拘束攻撃するようになったりな

ナルにゃんやらティガの拘束とか考えるだけで胸が熱くなるな
201名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 06:51:52 ID:a8Dsl2oc
ドボルさんとかもか。
202名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 07:19:39 ID:fjIU1MIc
このスレに来るのは初めてなんだ。

そのうち投下しようと思うんだが、ちょっと質問がある。

エロ、なくてもいいかな?
長い続きものでもいいかな?

オリキャラ出してもいいかな?

オラ設定とか作っていいかな?

是非ご協力を
203名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 09:59:11 ID:VayOfSAC
保管庫見れば解ると思うがマナーさえ守ればとりあえず何しても構わんよ
ハァハァ出来ればGJが付くしそうで無ければMH2のように無かった物としてスレは進む
204名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 10:50:05 ID:fjIU1MIc
>>203

レスサンキュ、つまりエロがほしいと。

続きもので一発目からエロか、努力して見る。

しかし何故MH2なかった事に?


P.S.俺、携帯勢。保管庫の見方もわからない
205名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 11:08:56 ID:3SmhH+ej
>>1に保管庫のURLあるじゃん
206名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 11:32:51 ID:fjIU1MIc
>>205

おお、行けた。これが噂の秘境探索術か、助かった。


ところであんた、どんな話が好きだい?
207名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 12:44:02 ID:VayOfSAC
まず一つ来ないと傾向が解らんよ・・・長々質問してくより一先ず投下してからの方が良いと思うぞ
あと携帯だから気づかないのかもしれんが改行の数がこれはひどい状態
208名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 16:18:26 ID:bmfNoWQf
こういう新入りの人は好きだ
GJGJな物を期待しておりますお
209名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 17:20:21 ID:eRN4OnUB
ぐじゅぐじゅなものとな?
俺もローションは好きだぜ。
210名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 17:23:51 ID:UNynUKpV
書きたいものを書けばいいよ
非エロでもゲボまみれでも擬人なら萌えられる住人ばっかりだから
211名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 17:25:52 ID:AOgvJhMf
とりあえず投下して、そんで批評やらなんやら聞いてまた改善して投下して〜って繰り替えしゃ文章力なんてどうとでもなる
少なくとも俺はそうだった。ここでじゃないけどな
212名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 17:34:05 ID:fjIU1MIc
集会場のみんなありがとう。とりあえず書いてみるよ、MH3Pネタになると思う。書き方については勉強します。
213名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 17:36:10 ID:AOgvJhMf
>>212
とりあえず落ち着け
投下前にちゃんと文章を必ず、絶対に、確認するんだ
214名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 17:54:49 ID:fjIU1MIc
>>213
素数を数えry
何に気をつければいい?不安になる。
215名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 18:03:54 ID:D5axNfJ/
>>210
俺は原型でもいけるぞ
216名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 18:17:50 ID:QWqWKtd0
むしろ原型サイコウっすよ。
217名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 18:26:00 ID:8m72VPuQ
ただし他人を考慮しない無許可クロスだけは簡便な
218名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 18:27:02 ID:a8Dsl2oc
>>214
あまり長すぎるようだったメモ帳でロダに上げるとか、上げるときに注意事項を忘れないようにとか、、誤字脱字とか?
219名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 18:35:53 ID:AOgvJhMf
>>214
長いならメモ帳やらにまとめるのは必須
擬人化とかリョナとか嗜好によって好き嫌いが出そうな奴はちゃんと事前に注意事項を書く
誤字脱字、間違えて同じ文を投稿しちゃったりとかがなるべくないように

これぐらいかな
まぁちょっとミスしたぐらいで怒るほど此処はカリカリしてないし
気楽に投下すれば良いと思うよ
220名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 19:00:55 ID:DxJjTfON
住人が一から十までめっちゃ優しく教えてて吹いた
221名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 19:08:48 ID:fjIU1MIc
ありがとう、頑張る。
222名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 19:31:27 ID:Nnp2wB4G
このスレは本物の紳士淑女が集うスレだからな!
223名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 19:35:01 ID:ek1ke9+y
自分は初めて長編投下する前にここ読んで勉強して、
1レスに使えるバイト数になるようメモ帳で切ってから落とした
携帯?フルブラウザで見られるんじゃね??
ttp://hikaeshitsu.h.fc2.com/
224名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 20:02:04 ID:tY8ze2Co
しかし低難易度や支給品の充実は下位(最初期)まで
上位(一作者)・G級(ベテラン)となれば3乙必須・・・本当エロパロ板は地獄だぜ
225名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 20:10:28 ID:UNynUKpV
>>222(・∀・)ニヤニヤ
226名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 21:41:08 ID:eRN4OnUB
たまにエロ無しは失せろって気違いも居るがな。
227名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 21:46:03 ID:a8Dsl2oc
そんなのはこやし投げて追い払えばいいのさ
228名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 22:19:04 ID:UNynUKpV
そうそう、ここは擬人ちゃんのラブラブチュッチュパラダイスだし
229名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 22:21:42 ID:AOgvJhMf
別に擬人化だけって訳じゃないけどな
ただ擬人化を異様に叩いたり、原型を叩くおかしい人が居るのは確か
230名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 22:26:20 ID:+S36huuE
>>223のサイトめっちゃありがてえ
今書いてる無駄に長いエロパロを書き切る勇気を貰えました
231名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 02:03:19 ID:lkimcfuS
クロスオーバーは基本的に不可として、作者自身が自分の作品は好きに
使っても構わないしキャラクターも噛ませやられモブ好きに使われようが
構わないって自発的に主張するのはOKなのかな。
232名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 02:38:32 ID:Q1m0tBEN
>>223
エラーが出て開けない
233名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 17:41:39 ID:hk93nmln
クロスオーバーの話題でてるけど過去ほんの少し小ネタとして出した人はいたな
当時は許されてたっぽい
本格的な他作品別作者同士のクロスオーバーはまだないよな?
クロスオーバーやってみて欲しい書き手とか作品あるの?
234名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 17:46:23 ID:5XhYDMyQ
>>231
作者が自分から主張するのは構わないと思うぜ
ただ使われた作品に文句いえなくなるが

そういやクロスオーバーネタだから言うの控えてたんだが、3rdのエンディング見て
このスレに出てきたキャラクターもユクモ村に来てるのかなと妄想した
モンスターたち?多分渓流で飲み会でもしてるよ
235名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 18:17:32 ID:lkimcfuS
>>233
がっつり絡むわけじゃなくて、たとえばほかの書き手さんが書いたAとBの話が
あるとして、AにCが横恋慕してたけど色々あって結局CとDがくっ付く話とか、
通りすがりでちらっと顔出しとか、これは知り合いの更に知り合いの話なん
だが……みたいな小ネタはこっそり考えてたことがあるwww

>>234
モスに蹴られて死ぬ役でも文句言わない。
236名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 18:26:41 ID:R04HzM0K
>>234
ラギア「次こそは…;;」

EDにも出られなかった彼も来たのかな。
237名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 20:07:47 ID:vi2hkVsP
最初は本当に微か、噂話に出たりするぐらいのクロスオーバーがはやった時期が合ったんだけど
一人の作者が他の作者のキャラを、自分の作品の引き立て役みたいにする感じで、
意味もなくずらずら並べたりした事があって大荒れしたんだわ
238名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 20:17:24 ID:5LfaRhNs
自分的には、他の人に私の作ったキャラ使ってもらうってのは
別にイラッと来ないと思うんだけどなぁ…
239名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 20:56:02 ID:LGN788td
>いまさらですが、○○(キャラ名)と××(キャラ名)のSSの作者の方、
>勝手にキャラをお借りしてすみませぬ。
借りてやったことは、自分のオリキャラのマンセー要員
とか

>あと、自分も△△を無断でお借りしております。申し訳ありません
で、「使うにしても注意を払って、使いすぎないように」って忠告があった時の反応が
>仰るとおりです。自分は場面転換と状況説明に適当な人物が思いつかず、
>△△をお借りしてしまいました。反省してます。
とかさ

そりゃ良い気がするわけない
240名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 22:28:49 ID:iL9ytDy+
まぁ前例もあることだし少しでも荒れる可能性があるなら自重しといた方が無難だね
全員で組んず解れつ大乱交とかだったらちょっと僅かに心が揺れるが
241名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 23:59:06 ID:NSxQZkll
スワッピング!そういうのもあるのか
242名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 02:53:32 ID:AIYAlxGt
>>240
まさにパロディ
243名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 09:48:36 ID:RaMaJ1Nd
シリーズ毎の受付嬢や教官と乱交祭り…そういうのもあるのか!
昔のキャラが出てくる点で3rdの演出は非常に美味しいな
244名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 15:26:46 ID:eZm8PV5Q
テスト
245名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 16:36:37 ID:eZm8PV5Q
SS投稿します。2レスぐらい消費します。

・初投稿
・擬人化
・性格が固まってない

以上の点がダメという人はスルーお願いします。
246名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 16:38:11 ID:eZm8PV5Q
     「寂しがりやな凶暴竜」


    「遅い」

渓流のすぐ近くにある温泉街ユクモ村。
そこに定住しているハンターの家で少女は呟いた。

いや、正確には少女の姿をした凶暴竜が。

黒に赤色が少し混じった髪をブナハブレイヤーの形に切り揃えた少女は、
街を歩けばきっと十人中十人が振り向くと思わせるほど綺麗な顔をしていた。
しかし、その顔は悲しみと怒りを混ぜ合わせたような顔をしていた。

事の始まりは一週間前に起きた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「それじゃあ、行ってくるよ」

この村にハンターとして住んでいる青年は少女に言った。

「また火山でお守り掘りか、よく飽きないな」
「いい加減飽きてきたけど、見切り4スロット2のお守りが出るまで頑張らないと」
青年は遠い目をしながら呟いた
「よくわからんが頑張れよ」
こんがり肉を頬張りながら、自分は無関係とでも言うように目を逸らす。
「物を食べながら話すのは行儀が悪いから止めなさい」
「いいだろ、私の勝手だ」
そう言いながら少女は41個目のこんがり肉に手を伸ばす。
「で、いつ帰ってくるんだ?」
「三日後には帰ってくるよ。だから寂しがらないでね」
誰が寂しがるか!と顔を真っ赤にしながら怒る少女をなだめながら、
「それじゃあ、行ってくるよ」
そう言って青年は出発した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
247名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 16:41:14 ID:eZm8PV5Q
それから三日後、青年は帰ってこなかった。
最初はネコタクが遅れたのだろうと心配はしなかった。

五日目になっても青年は帰ってこなかった。
もしかしたら死んでしまったのではないかと最悪の事態を想像してしまい、
少女は不安で涙が出そうになった。

六日目になると、少女は開き直った。
あいつが死ぬはずがない。帰ってきたら全力で殴ってやろう。そう心に決めた。
そしてちょうど一週間経った今日、青年は帰ってきた。
日が傾きかけた時だった。

ただいま〜 と気の抜けた声が二階建ての家に響いた。

「いやぁ大変だったよ。溶岩塊が欲しかったからウラガンキンを転ばしてたら
ほかのウラガンキンが出てきちゃって、そいつら倒してたら時間かかっちゃった」
ごめんね〜寂しかっただろ〜と少女の頭を撫でながら青年は言った。

あれだけ顔の形の変え方を考えたのに何も考えられない。
あれだけ骨の曲げ方を考えたのに頭から全部飛んでいく。
今はただ彼の胸に顔を埋めたい。彼に抱き締めてほしい。
そんなことを考えているうちに少女の目から涙が溢れて止まらなくなる。

「お帰りなさい」
そう言いながら少女は青年に飛びついた。
「ただいま」
少女の短い髪を撫でながら青年は囁くように言った。

お互いを見つめあい唇を重ねる。互いを強く抱きしめる。
「次約束の日に帰って来なかったら殴り飛ばすからな」
「ごめん。気を付けるよ」
お互いに何を言えばいいのか分からなくなる。
ただこの一言しか思いつかなくなる。

「ルイス」
「レイラ」
「「愛してる」」


以上です。
人間になったくだりはいつか投稿します。
お目汚し失礼しました。
248名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 18:07:44 ID:cWy+TS5I

一週間ぐらい火山に篭れたら・・・そう考えていた時期が私にもありました。
249名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 18:46:30 ID:5W00n/t4
これは…いわゆるツンデレという奴なのでありましょうか?
いいよ いいよ〜
250名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 19:22:30 ID:h29ijt+x

あったかい気持ちになった。
251名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 19:44:08 ID:bHD3lGIo
いい
252名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 20:52:56 ID:7Djf8RQM
今日は寒かったなあ
ほっこりした
253名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 00:27:54 ID:wpMFULOM
ブナハブレイヤーで思い出したが3rdでの甲虫種の空気度は異常
溶解液ぶっかけ係とかでも良いからせめてエロ方面で頑張れないものか
254名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 01:09:43 ID:+YeBLurh
少し被り気味になるかもしれませんが投下させていただきます。
前スレのコンガと村娘の続きに当たるもの。ですが内容としては『男ハンター×女ハンター』です。
なので異種姦要素はなし。それと長くなりすぎたので、前後編に分けます。
前編はエロなしですが、大丈夫だという方はどうぞ。
2551/12:2011/02/10(木) 01:10:40 ID:+YeBLurh
集会所には、数多くのハンターが集う。その風体は、時に常識と大きくかけ離れていることもある。
ある者は、単に素材の不足からあり合わせの防具を作ったが故に。またある者は、装備から得られる特殊能力を欲するが故に。
装備は自身の生命と直結する、重要な物である。それ故に、大抵の者は吟味に吟味を重ね、強度や能力を重視して装備を決める。
だがその中にあって、一際異様な風体の男が一人。
頭にはエンプレスマスクを被り、胴にはエンプレスXメイルを着込む。だが腕にはゆったりとしたミズハ【大袖】が着けられ、
腰にはエンプレスXコイル、そして足には先がクルッとカーブを描いた、イーオスUグリーヴといういでたちである。
その派手さと異様さだけ見るなら、どこぞの城の道化師と言っても通用するかもしれない。しかし、背中に括られた大鎌威太刀が、
辛うじて彼の身分を語っていた。
集会所の中を、彼はゆっくりと歩く。そして、テーブルで談笑する二人組を見つけると、そっと歩み寄る。
「でな、そん時にあいつランゴスタに襲われてよ、あの高さから一気に真っ逆さまに…!」
「うっへぇー、そりゃ痛えなー!よくよく、ついてねえ奴だよ!」
「いやー、でも見てるこっちは大笑いだぜ!ほんっと、あいつはいい酒の肴になってくれるよ!」
そう言い、酒瓶を手に取ろうとした瞬間、後ろからぬっと手が伸びた。
「失礼、お貸し願いますよ」
「え?」
言うが早いか、彼は酒瓶とジョッキを掴む。そして、右手で酒瓶を放り、一瞬後に左手でジョッキを投げる。左手が円を描き、落ちてきた
酒瓶を取ると、再び酒瓶が宙を舞う。その間に右手がジョッキを掴み、これまた左へと放られる。
大きさも重さも全く違う二つの物体が、彼の手で鮮やかな8の字を描く。その華麗なジャグリングを見る者は、思わず感嘆の声を漏らす。
「突然失礼。すぐにお注ぎしますので、ご心配なく」
直後、彼は酒瓶とジョッキを一際高く放り投げた。そして、右手が背中の大鎌を掴む。
酒瓶が落ちる瞬間、鎌が頭の上でくるりと回り、一閃する。一瞬後、酒瓶の首部分は切り落とされ、湾曲した刃にはジョッキの持ち手が
引っかけられていた。
落ちてきた瓶を取り、刃からジョッキを取る。そして、彼は高々と瓶を掲げた。
「さあ皆さん!極上の技を見た後は、極上の酒を…!」
掲げるのに、彼はつい力を入れすぎていた。口上を述べようとした瞬間、勢い余って切り口から酒が飛び出した。
パシャンと、どこかひょうきんな音が響く。しんと静まり返った集会所に、瓶を掲げ、無言で酒を滴らせる男。その光景に、
誰かが思わず噴き出した。直後、まるで堰を切ったように、集会所は爆笑の渦に包まれた。
「はっはっはっは!いやー、相変わらずだなお前は!」
「お楽しみいただければ何より。笑いはピエロにとって、最大級の賛辞です」
言いながら、彼はジョッキに酒を注いで男に渡すと、酒で濡れたエンプレスマスクを外す。その下から現れた顔は、元がそうなのか、
それとも何か塗っているのか、異様に白い。およそ、ハンターらしさは微塵もない。
「さすが、アルルカンと名乗るだけあるよ!いっそそっちを本職にしたらどうだ?」
「せっかく腕は二本あるのですから、どちらの職も手に着けときますよ」
その男、アルルカンは軽い調子で言うと、エンプレスマスクを丁寧に拭き始める。
2562/12:2011/02/10(木) 01:11:28 ID:+YeBLurh
「……で、私に何か頼みがあるとか?」
「あー、そうだそうだ。お前に、直々に依頼っつーか、頼みっつーか、そういうのが来てんだよ」
「おや?孤児院にでも出張を?」
「ハンターが孤児院に何の用だ?そうじゃなくって、別のハンターからの頼みだよ」
「ほーお、どちら様で?」
「フルフル」
「……はい?」
マスクを拭く手が止まり、アルルカンは彼の顔をじっと見つめる。
「勘違いすんな、あの化けもんじゃねえよ。そう呼ばれてるハンターがいるんだ」
「ほーお…」
アルルカンの脳裏には、常に歯茎をむき出してフゴフゴと異様な呼吸音を立てる、素晴らしく滑らかな肌を持つ男が連想された。
「お断りします」
「まだ何も言ってねえだろ!?そいつ、ぼちぼちここに来るからよ。話だけでも聞いてやってくんねえかな」
「しかし、なぜわざわざ、こんな回りくどい真似を?」
「滅多に顔出さねえお前が言う台詞か。それに、あいつはお前のこと知らねえしな」
そんな話をしていると、また一人ハンターが集会所を訪れた。
女性ながらに、背中に括るはヘビィボウガン。頭にはなぜかフルフルXヘルム、他はブランゴZで揃えた、何とも奇妙な組み合わせである。
そして何より奇妙なのが、彼女はずっと目を瞑っているのだ。薄目というわけではなく、どう見ても見えていないはずなのだが、
彼女は平気で歩いている。
その彼女に、彼が声をかけた。
「おう、来たか!こっちだこっち!」
すると、彼女はしきりにふんふんと匂いを嗅ぎ始め、二人の座る席へと体を向ける。
「ああ、そこにいるんだ。お待たせ」
意外なほど明るい声。近づいてくる彼女に対し、アルルカンも体を向ける。
「お初にお目にかかります。あなたが彼の言う『フルフル』ですね?お会いできて光栄です」
役者の台詞のように朗々と述べると、彼は気取った仕草でお辞儀をする。しかし、彼女は何の反応も示さない。
「……あ、ごめん。あなたがアルルカンさん……で、いいんだよね?」
「ああそうだ。そいつだ」
「そうなんだ。あの、アルルカンさん。悪いけどちょっと動かないで」
「はい?」
「動かないで」
強い口調で言うと、彼女は不意に彼の顔を両手で挟み、顔を近づけた。一瞬キスでも迫られているのかと思ったが、そうではなかった。
ゆっくりと、両手が顔を撫でていく。続いて、彼女はふんふんと鼻を鳴らし、彼の匂いを嗅ぎ始める。続いて、彼女は顔だけでなく、
彼の着込む防具の匂いまでも確認してから、ようやく離れた。
「うん、覚えた。あなたの顔、匂い。これで安心」
「……もしや、あなたは目が?」
アルルカンの問いに、彼女は笑って答えた。
2573/12:2011/02/10(木) 01:12:22 ID:+YeBLurh
「私のあだ名がフルフルだって、聞いてるでしょ?見ての通り、生まれてこの方、目なんて使ったことないよ」
「失礼ながら、それであなたはハンターを?」
「着てるの見ればわかるでしょ?これ、全部自分で調達したんだから」
頭のフルフルもさることながら、砂獅子ドドブランゴ亜種を狩るとなれば、生半可な腕ではない。しかし、盲目の彼女がどうやって
獲物を狩るのか、それだけはどうにも理解できない。
「なるほど、腕の方は確かなご様子。そのあなたが、私に何か依頼を?」
腰に手を当てたり、相手を手で指したりと、いちいち大仰な仕草をするのが彼の特徴なのだが、目の見えない彼女にはそれもあまり
意味のない行為である。
「うん、ちょっとね。クエストを一つ、手伝ってもらいたくて」
「そいつが手伝ってもらいたいって言うんだから、相当なんだろうよ。アルルカン、手伝ってやっちゃくんねえかな?」
「ふーむ。まあ内容を聞いてからですが、一体何のクエストを受けるご予定で?」
「……えっと、ババコンガ亜種討伐」
「ババコンガ亜種。なるほど、非常に打たれ強く、また強靭な腕力の相手ですね。それを狩るのは構いません、が」
そこで一度言葉を切ると、アルルカンは彼女を見つめた。
「大変失礼ながら、あなたが足手まといにならないという保証が、どこにもない」
「へえ。つまり、証拠を見せろっていうのね?わかった、見てなさいよ。……せっかく見えるんだから」
冗談めかして言うと、彼女はふんふんと鼻を鳴らしつつ、首を巡らせる。そして数回、大きく息を吸い込むと、ふーっと吐き出す。
「……まず、あなたが着てるのはエンプレスマスクに、エンプレスXメイルとコイル、ミズハ【大袖】とイーオスUグリーヴ。それと、
ここにいるハンターは、トレジィさんの前に一人。受付に二人。えっと、こっちから見て右側が女。クエストボード付近に三人。
それから、今から出発しようとしてるのが二人で、これは左側が女。テーブルの上にあるのはケルビの肉と、フラヒヤビール。どう?」
すべて当たっていた。まして肉の種類など、見ただけではわかるはずもないのだ。
「……失礼を致しました。どうやら本物の、『フルフル』のようですね」
「わかってくれた?それじゃ、手伝ってくれる?」
「ええ、ご一緒しましょう。それに今は私も、あなたの狩りを見てみたいですから」
あとはもう、慣れたものだった。彼女がババコンガ討伐の依頼を受け、アルルカンがそれに参加する形で受けると、二人は揃って
依頼を受けた地、旧密林へと旅立っていった。
2584/12:2011/02/10(木) 01:13:08 ID:+YeBLurh
現地への道すがら、アルルカンは彼女に尋ねた。
「ところで、フルフルさん。あなたのお名前は、何というのです?」
「人に名前を聞くときは、まず自分から名乗るものでしょ?というわけで、あなたのお名前は?」
笑顔でそう切り返す彼女に、アルルカンは笑みを浮かべた。
「ははは、それもそうですね。ですが、私はアルルカンと呼ばれておりまして、ギルドでもその名前で通しておりますので」
「じゃ、私もフルフルでいいでしょ?本当の名前なんて、聞いたところで意味ないし」
「はは、参りましたね。ではこれからも、フルフルさんとお呼びしましょう」
「そうして。……で、私からも質問、いい?」
「ええ、どうぞ。何なりと」
独特の抑揚をつけた声に、背中がむず痒くなるような感覚を覚えつつも、彼女は特にそれをやめろとは言わない。
「あなたって、結構有名なの、知ってる?」
「おや、そうでしたか。ようやく私の芸も、認められてきたというところでしょうか?」
「ちーがーう。あのさ、あなたのその装備、足はともかく他全部、古龍のだよね?しかもそれ、あなた一人で狩ったんでしょ?」
「おや、ハンターとしてですか……ええ、確かに、その通りですよ」
「それだけの実力があるのに、集会所に来るのは稀で……誰かと組むことは、さらに稀。だけど、あなたと一緒に狩りに出た人は、
必ず笑顔で戻ってくる……そんな話、聞いてさ」
「それは、もう。ピエロは、人を笑わせることが、仕事です」
誇らしげに言うアルルカンに、彼女は呆れた笑顔を向けた。
「まったく。ま、いいけどさ」
「もしやそれが、今回私に同行を願った理由、ですか?」
そう尋ねると、彼女は黙ってしまった。
「……聞くだけ野暮、でしたかね。いやはや……相手を不快にさせるようでは、ピエロ失格ですねぇ」
「ハンターでしょ、ピエロじゃなくて」
「そうでしたっけ?」
「じゃあ私達は、これから密林に何しに行くのよっ!?」
といった風に、何だかんだで賑やかな二人を乗せた荷車は、ゆっくりゆっくりと旧密林目指して進んで行った。
2595/12:2011/02/10(木) 01:13:58 ID:+YeBLurh
二人を乗せた荷車は、幸いにも無事ベースキャンプへ辿り着くことができた。支給品こそ来ていないが、拠点から行動が
開始できるということは、精神的にとても楽だった。
「さてさて、いよいよ狩りの始まりですが、気分が優れませんか?」
「え?あ、いや……大丈夫。気にしないで」
密林に入ってから、彼女は少し口数が減っていた。しかし声を掛ければ、すぐにまたいつもの明るい声を返してくる。
「さすがにあれだけ揺られてれば、少しは疲れるって。それより、ちょっと待ってね。準備があるから」
言いながら、彼女は背中のヘビィボウガンを構え、弾丸を装填した。
「ほう、ガオレンオーブ。よくもまあ、そこまで使い難い得物を…」
「そうかな?確かに重いし、装填にも力いるけど、いい物だよ。その分、威力は折り紙つきだしね」
喋りながら、彼女はガオレンオーブを構え、チチチチ、と舌を鳴らした。そして近くの木に目を瞑ったまま顔を向けると、ゆっくりと
息を吐く。
「上から下へ、頂点から根元まで」
そう宣言すると、即座に引き金を引き、次々と弾丸を発射する。その弾は彼女の宣言通り、初弾は木の葉を散らして飛び抜けていき、
あとは順次幹へと刺さり、最後の六発目は根元ギリギリのところに突き刺さっていた。
話には聞いていても、実際にそれを目の前で見ると、彼女が盲目だとはとても信じられなかった。しかし、彼女はやはり目を瞑っており、
薄目を開けている様子もない。
「……今のは、一体どうやったんです?」
「最初に舌鳴らしたでしょ?それで返ってきた音から、位置と高さを割り出しただけ。別に匂いと風の音だけでもいけるけどね」
「まさに、フルフルですね」
幾度となく言われた言葉ではあったが、不思議と彼の言葉は嫌味なところがなかった。
「へえ、そんなに驚かないんだね」
「私とて、芸に生きる者ですから。見習いたいものですよ」
「あー、なるほど。でも、私のは大道芸じゃなくて、生きるための能力だからね?」
少し笑ってから、彼女は不意に笑いを収めた。
「健全な体で健全な精神の方々はさ、自分ができないことをできる奴は化け物だって思うんだよね。ハンターの人達は、
比較的マシだけど……それでも、そういう節はあるんだよねえ」
その口調と声音は、澱のように溜まる深い恨みを感じさせた。だが、アルルカンは気づかない風に笑う。
「あなたのその技を見て、化け物だと思わない方など、いませんよ」
「ちょっと、ひどっ!もう少しこう、遠慮とか何かに包んだ言い方とかさー!」
「皮肉は相手を、深く傷つけるものですよ」
「う……そ、そう言われるときついなあ…。ま、でも、そうかもね……ふふ、やっぱり面白い人だね」
「面白くなくては、ピエロではありませんよ」
「だからぁ、ピエロじゃなくてハンター……ま、いっか。確かにあなたといると、笑顔で帰れそうだね」
ようやく笑顔の戻った彼女に、アルルカンはつい微笑みかけてから、彼女の目が見えないことを思い出す。しかしそれでも、彼が笑みを
消すことはなかった。
「さて、それでは行きましょうか。まずは獲物を探し出さねば…」
言いながら、アルルカンはエンプレスマスクを被る。すると、彼女が声を掛けた。
「その必要ないよ。もう見つけてるから」
「なんと。それもあなたの、嗅覚ですか?」
「まあね!」
2606/12:2011/02/10(木) 01:14:43 ID:+YeBLurh
誇らしげに言う彼女を、アルルカンはじっと見つめる。ややあって、彼女は表情を改めた。
「ごめん、嘘。本当は装飾品のおかげ」
「今私は、あなたに弄ばれた気分ですよ」
「でもそれっぽい能力でしょ!?だからつい、ねー」
「『ねー』じゃありませんよ」
「まあいいじゃない。あ、それと地図の番号ってよくわからないから、私についてきて。案内するからさ」
ガオレンオーブを背中に戻し、彼女は走り始めた。その足取りは、やはり盲目と思えないような、軽やかなものだった。
うっそうと茂る樹木や、湿気を帯びた地面。密林は決して足場がいいとは言えない場所なのだが、前を走る彼女はまったく気にしては
いないらしかった。むしろ、よく知った場所だといわんばかりに、追いすがるランポスやランゴスタすら振り切って走り続けた。
やがて、二人の前に獲物が姿を現す。木々の緑に混じって、一際鮮やかな緑の毛色。頭には存在を誇示するような、黄色い毛が
逆立っており、指にはこの過酷な自然で生き残ってきたことを示す、長く鋭い爪が生えている。
だが何より、そのババコンガはひどく巨大だった。あまりの巨体に、アルルカンは思わず肩をすくめた。
「これは、何ともまあ……頭の金の毛が、金の冠に見えますよ」
「………」
しかし、彼女は答えなかった。かわりにしきりと鼻を鳴らし、アルルカンがそれに気付いた瞬間、彼女は突然ババコンガに向かって
走り出した。
「あっ、何をするんです!?」
その声に気付き、ババコンガがこちらに振り返る。そして自分目掛けて走ってくる女ハンターを見つけると、突然叫び声もあげずに
彼女へ走り寄った。
両者の距離は急速に縮まり、そして数メートルまで迫った瞬間だった。
ガシャリと音を立て、彼女がヘビィボウガンを構えた。一方のババコンガは、それにひどく驚いたようで、その場に慌てて立ち止まる。
「……久しぶりだね、ガーちゃん。会いたかった……ずっと、ずっと会いたかったよ…!」
ババコンガに話しかける彼女に、アルルカンは不審に思いつつも、彼女の後ろに歩み寄る。
「変わんないね、ガーちゃんは。この匂い、全然変わってなくて……すぐわかったよ、ああ、ガーちゃんだ……って」
ひどく懐かしげに、まるで数年来の恋人にでも語りかけるように、彼女は続ける。だがその口調とは裏腹に、向けられたボウガンが
しっかりと相手の左胸に向けられている。
「ガーちゃん、私のこと覚えてるよね?だから、走ってきてくれたんだよね?嬉しいよ……ほんとに、ほんとにずっと会いたかった。
私、ガーちゃんのこと忘れたことなかったよ。いっぱい遊んで、いっぱいお話して……ガーちゃんに、初めてあげたときのことも、
全部全部覚えてるよ」
「初めて……って…」
さらりと出てきたとんでもない台詞に、さすがのアルルカンも絶句した。
「私ね、ハンターになったんだよ。だって、ガーちゃんは強いもん。ハンターになれば、絶対ガーちゃんの行方が分かる……って。
ガーちゃん……私……ハンターに……なったんだよ…」
少しずつ声が震え始め、言葉は切れ切れになっていく。その様子に、ババコンガはひどく心配そうな視線を向けていたが、向けられた
ボウガンが彼の行動を許さない。
「……きっと、ガーちゃんは私のためにやってくれたんだよね?だからね、それだけは嬉しいの。あんな村の人達なんて、みんな
死んじゃえばいいって……ガーちゃんにも、言ったもんね。だけど……だけど、本当に、あの村を滅ぼしたのは、やりすぎだよ…!」
震える声に、様々な感情が入り混じっていた。怒り、悲しみ、後悔。それらは震えとなって、彼女の全身に溢れていた。
2617/12:2011/02/10(木) 01:15:20 ID:+YeBLurh
「ガーちゃん……私ね、ハンターになったんだよ。ハンターは、人間の生活を脅かすモンスターを、狩る仕事なんだよ……だから、
ガーちゃん……村一つ滅ぼすようなババコンガは、討伐依頼出されて当たり前なんだよ……それに、私は……私は、やっぱり、
人間なんだよ……ガーちゃんだって、人間に仲間を殺されたら、怒るよね?それと、同じだよ…」
徐々に殺気を纏い始める彼女に対し、ババコンガの表情も徐々に変わっていく。
「勝手なこと言ってるのは、わかってる……ねえ、ガーちゃん……私もやっぱり、人間だよ……あの、大っ嫌いだった、あの人達と一緒」
呟くように言うと、彼女は左手を放し、ババコンガに差し出した。構えるだけで精一杯のガオレンオーブを、片手で軽々と把持する
彼女の筋力に、アルルカンは内心驚いていた。
「ガーちゃんは、それでも……私のこと、受け入れて、くれる?」
差し出された手を、ババコンガはじっと見つめていた。アルルカンも、黙ってその成り行きを見つめる。
長い長い間をおいて、ババコンガは一声叫ぶと、その手を思いっきり引っ掻いた。だが爪が肉を抉る寸前、彼女は素早く手を
引っ込めていた。そして、彼女の顔には暗い笑みが浮かぶ。
「そう、それでいいよ…!ガーちゃん、死にたくなかったら私のこと殺して!じゃなきゃ私がガーちゃんを殺す!私はもう、ただの
小娘だったシェリルじゃない!一流も一流、G級ハンターのシェリルよ!ハンターは……獲物を仕留めるのが仕事よっ!」
迷いを振り払うように叫ぶと、シェリルは引き金を引いた。その寸前、ババコンガは腹を大きく膨らませ、彼女の弾を弾き返した。
それに気付き、シェリルは咄嗟に身を投げて弾丸をかわす。その流れ弾を危ういところで避け、アルルカンも大鎌威太刀を抜いた。
「やれやれ、あなたが死んだところで、私もいるのですがねえ……どうやら、あなたと彼はただならぬ関係にあったようですが、
狩らせていただきましょうか」
彼女の方へ向いたところを見計らい、アルルカンはババコンガの尻尾を斬りつける。それに対し、ババコンガは腹をポンと叩き、
尻尾を大きく上げた。
咄嗟に身を投げた瞬間、辺りに爆音が響き、同時に悪臭が漂い始める。
「くっ……よくもまあ、そこまで豪快にいけるものですね。芸としては、見習いたいですよ。真似したくはありませんが、ねっ!」
素早く走り寄り、脇腹に鎌を突き立てる。しかしババコンガは、構わず腕を振り回してきた。
「なん…っ!?うあっ!」
剛腕の一撃を受け、アルルカンは激しく吹っ飛ばされる。だが追撃しようとした背中に、いくつもの弾丸が突き刺さった。
「ガーちゃんの相手は私だよ!さあ、おいで!」
挑発を受け、ババコンガはシェリルへと突進した。それを軽くかわし、再びボウガンを構えると、ババコンガは間髪入れずに
腕を振り回してくる。すぐさま攻撃を諦め、後方へ転がってかわすと、そこ目掛けて再び突進が襲いかかる。
最初こそ、軽くかわしていたシェリルだが、あまりに激しい攻撃に、息が上がり始めていた。やがて、跳ぼうにも足が動かなくなった時、
ババコンガが突進してきた。
「やっば……こんなあっさり、負けちゃうのかあ…」
諦めの笑顔を浮かべた瞬間、突然ババコンガは悲鳴を上げて怯んだ。
「え…?」
「やれやれ、あなた一人の狩りではないでしょう?私を忘れては、困りはしませんが、泣きますよ?」
おどけた口調で言うアルルカン。ババコンガは尻尾で掴んでいたキノコを落とし、怒りの籠った雄叫びをあげる。
しかし、体勢の整ったハンター二人に分が悪いと判断したのか、ババコンガは急に後ろへ走りだし、大きな鳴き声を上げて
空高く舞い上がった。そのまま別のエリアへと消えていく鳴き声を聞きながら、二人は武器を収めた。
「……あなたと、あのババコンガは、知り合いなのですね?」
「……うん」
アルルカンの言葉に、シェリルは素直に頷いた。
2628/12:2011/02/10(木) 01:15:58 ID:+YeBLurh
「あなたはここに、何をしに来たのです?」
いつものおどけた口調ではあったが、そこには嘘を許さない、強い威圧感が篭っていた。
「……正直、わかんない…。最初は、ガーちゃんを殺すつもりだった。けど……実際会ったら、あの子を殺すなんて…」
「だから、自分が代わりに殺されればいい、と?そして、あなたが死んでも、私が代わりに依頼を達成すればいいと、いうわけですか」
「………」
シェリルは肯定もしなかったが、否定もしなかった。
「そういうつもりであれば、私はさっさとリタイアさせていただきますよ。そういうのは、私の性に合わないもので」
「ごめんなさい……だけど、ガーちゃんがあんなことしたのは、私のせいだからっ……だから、私は…!」
「……悲劇のヒロイン気取りかよ」
突然響いた、低く怒りの籠った声に、シェリルは一瞬、アルルカンの側に誰かがいるのかと思った。しかし、その声は紛れもなく、
彼の出した声だった。
「ならっ……ならどうして、他人に任せなかった!?お前も悲しい目には散々遭ってるんだろ!?ならどうして、またそれを
求めるんだよ!?あんなもん、一度経験すりゃ十分じゃねえか!どうして悲しい目に遭いたがるんだ!?笑ってりゃ、それで
いいじゃねえかよ!それをわざわざっ……くっ…!」
そこでハッと我に返ったらしく、アルルカンは言葉を切った。突然のことに、シェリルは声もなく呆然としていたが、やがてアルルカンは
呼吸を整え、いつもの声で喋り出した。
「……失礼しました。女性に対する、口調と態度ではありませんでしたね。謝ります。ですが、言葉の内容自体は、私の本心ですよ。
何なら、言ってくれれば、私一人で戦ってきてもいいのですよ?」
シェリルもようやく我に返り、彼の言葉に首を振った。
「ううん……アルルカンさんは、そう言ってくれるけどね、本当に私のせいなの…。私が、あの子に逃げろって言ったから……それで、
私がハンターになったから……だからこれは、私自身が始末をつけなきゃ、ダメなの…」
「ふむ……内罰的なのは結構ですが、もう少し他人のせいにしてもいいのですよ?」
今まで聞いたこともない言葉に、シェリルはハッと顔を上げた。
「なるほど、あなたは変わった能力を持っています。それがために、あなたは化け物扱いされ、また友人の一人も作れなかった。
その結果、彼が唯一の友となり、また恋猿となり、しかしながらその縁も引き裂かれた。最初から、友人を作る努力を
放棄していたのなら話は別ですが、そういうわけではなかったのでしょう?であれば、あなたの境遇は他人のせいとも言えるのですよ」
「う、う〜ん……そんなの考えたこともなかったけど、でもダメ。あの子が、私の知らないところで知らない人に殺されるなんて、
私、絶対耐えられない」
「ですが、今のあなたは、彼を自身の手で殺すことにも、耐えられない」
ビクッと、シェリルの体が震えた。
「あなたは戦闘の間中、俯いていましたね?あなたは、あなたが彼を殺さねばならないという現実から、目を逸らしている」
「元々何も見えてないけど」
「言葉の綾ですよ。鼻や耳を逸らす、などとは言わないでしょう?」
「私、耳動かせるよ」
「そういう問題じゃありません」
徐々にいつものペースを取り戻すシェリルに、アルルカンは微笑みを浮かべた。とはいえ、マスクの下の話なので、彼女の目が
見えていても、結局その事実には気づかれないのだが。
「ガーちゃんを殺す……そのつもりで、私はここに来た。それに、ガーちゃんは私が殺さなきゃいけない相手……でも…」
言い淀むシェリルに、アルルカンは極力優しい声を出した。
2639/12:2011/02/10(木) 01:16:41 ID:+YeBLurh
「なった理由はどうであれ、ハンターは獲物を狩ることが仕事。依頼を受けた以上、先方に迷惑を掛けるようでは、ハンターとは
言えませんよ」
「………」
「ですが、あなたはベースキャンプで待つこともできます。逃げ帰ることもできます。また、初志貫徹、獲物を狩ることも、もちろん
できます。そのいずれを選ぶにしろ……私は、獲物を狩りに行きますよ」
そう言って、アルルカンはババコンガの飛んで行った方へ走りだした。シェリルはしばらく立ちつくしていたが、やがて彼の後を
追って走り出した。
「おや、決心がつきましたか?」
「ん……いや、正直なところ、決心なんかついてない。だけど、私はガーちゃんを殺すつもりで来た。なら、それを曲げるのは、
癪だなって思っただけ」
彼女の言葉に、アルルカンは笑った。
「なら、決心がつくまでは、私が頑張りましょう。いつでもあなたの側にいますので、ご心配なく」
「今時、そんな台詞じゃ女の子の一人も落とせないよ。でも……あんまり臭すぎて、笑っちゃいそう」
「お望みなら、ババコンガより臭い台詞の一つでも吐いてみましょうか?」
「高いハードルだね。シェンガオレンでも超えられるかどうか」
軽口を叩きあい、二人は獲物を追う。いくつかのエリアを移動し、再びババコンガと対峙した二人は、ゆっくりと武器を構えた。
「フルフルさん。無理だと思えば、いつでも退却を」
「ありがたいお言葉だけど、いらないよ。ただ、一緒に戦ってくれれば、それでいい」
今度はババコンガが先制した。やおら、ババコンガは身を伏せると、尻尾で自分の糞を掴み、それを三つ同時に投げつけた。
二人は危ういところでそれをかわし、攻撃に移る。
シェリルの銃撃がババコンガの腕を狙い、アルルカンの鎌が胴体に迫る。しかし、ババコンガは腹を膨らませてそれを防ぎ、
跳ね返った弾をかわしたシェリルにボディプレスを仕掛ける。
そこへ、アルルカンが迫る。足を軽く斬り、さらに踏み込んで一撃叩き込もうとした瞬間、ババコンガがこちらを向いた。
体を伏せ、尻尾で糞を掴む。それは見えていたのだが、既に振り始めた太刀を止めるには遅すぎた。
糞が投げつけられる。かわそうと身を投げたまではよかったが、三つ同時に迫る糞を避けるには、距離があまりに近かった。
「ごあっ!?」
糞とはいえ、それは直径が大人ほどもありそうな巨大な塊である。アルルカンは容易く吹っ飛ばされ、地面を数メートルほど転がった。
「ぐっ……あ、危うくマスクの隙間から口に…!まったく、よくもやってくれたものですね!」
とにかくひどい臭いを消そうと、アルルカンは消臭玉を地面に叩きつけた。ひどい臭気が一瞬にして消え、再び攻撃に移ろうとした瞬間、
シェリルの様子が変わった。
「えっ…!?ア、アルルカンさん、どこぉ!?どこ行っちゃったの!?」
「え?私はここに…」
そこで、彼は気づいた。彼女は、匂いで仲間の位置を掴んでいたのだ。その手がかりが消臭玉で消されてしまい、彼女はアルルカンを
見失ったのだ。
ババコンガが跳び上がろうとしているのが見える。しかし冷静さを欠いたシェリルは、それに気付かない。
「やれやれ、手間のかかる…!」
そう独りごち、アルルカンは近くの岩に愛用の大鎌威太刀を叩きつけた。既に何度か獲物を斬り、また弾かれていた刃は、その一撃で
完全に刃こぼれを起こしてしまった。
ババコンガが、シェリル目掛けて跳びかかる。遅まきながらシェリルがそれに気付いた瞬間、腕に何かが触れた。
26410/12:2011/02/10(木) 01:17:31 ID:+YeBLurh
「きゃっ!?」
グイッと体を引かれる。直後、目の前に巨大な何かが落下する音が響き、同時に体を温かい腕が抱いた。
「大丈夫でしたか?」
「え?あ……うん……あり、がとう」
アルルカンは鎌で、彼女の体を引き寄せたのだ。刃こぼれした刃と、丈夫なブランゴZ装備ならではの芸当だった。
「よかった……アルルカンさん、モドリ玉で戻ったんだとばっかり…!」
「そんな無責任な真似はしませんよ。それでは出る笑いも、失笑でしょうしね」
ババコンガが顔を上げる。その時、彼の目に映ったものは、シェリルの肩を抱き寄せる男の姿だった。
「ブォルルルル!!」
凄まじい鳴き声をあげ、ババコンガが突進する。二人は同時に左右へ飛び、武器を構えた。だが、ババコンガはその巨体を一瞬で
止めると、アルルカンの方に向き直った。
「速いっ!?」
渾身の力の籠った爪が振り回される。いくら古龍の素材とはいえ、受け止められる力には限界がある。まして、力任せの殴打などは、
いくら古龍の鱗といえど、その衝撃を吸収できるものではない。
「がはぁ!」
エンプレスメイルにざっくりと爪痕を残し、アルルカンは吹っ飛ばされた。既に幾度か攻撃を食らっていた上に、その一撃である。
「ぐ……う…!」
もはや立ち上がる力も奪われ始めたのか、アルルカンは鎌を杖代わりにふらふらと立ち上がる。そこに、ババコンガが突進の
構えを見せた。
「ガーちゃん、やめてええぇぇ!!!」
叫びと共に、弾丸が乱射される。背中や尻に無数の弾丸を受け、ババコンガは弾の飛んできた方へ向き直った。
「……ようやく覚悟、決まったよ…」
それまでとは違い、シェリルは冷たく落ち着いた声で話しかける。
「ガーちゃん……私は、どうあがいても人間。ガーちゃんは、どうあがいても牙獣。ガーちゃんには、楽しい思い出、いっぱい
もらったけど、もう迷わない。私は、ハンターシェリル。君は……私の獲物!ここで討伐する!」
貫通弾を装填すると、シェリルはそれを腹ではなく、頭目掛けて発射した。その直前に、飛びかかろうと身を屈めたババコンガの
頭の毛を、貫通弾が吹っ飛ばしていく。
気配の変化に気付き、ババコンガは怒りの叫びを上げる。シェリルは怯まず、頭を狙って次々に貫通弾を発射する。
それを危ういところでかわしながら、ババコンガは一瞬の隙を付いて飛び上がり、シェリルを押し潰しにかかる。直前に装填を
済ませると、シェリルは素早く身を投げてそれをかわした。
両者が立ち上がり、お互いに構えた時、何やらシャッシャッという音が聞こえた。
「ようやく、迷いも消えましたか?」
研ぎ上げた大鎌威太刀を背負い、アルルカンが尋ねる。
「うん。もう私、迷わない」
「いいでしょう。それでは私も、存分に力を振るうとしましょうか!」
突然、後ろから跳びかかったランポスを、彼は見もせずに両断する。そして、アルルカンとその手に握る大鎌から、鋭い気が迸った。
武器を構えると、彼は声を張り上げ、舞台の上の役者のように、朗々と喋り始めた。
「ハンターにして道化の私に、獲物は笑いのババコンガ。相手にとって不足なし。見せて魅せるは道化の技に、練気を纏った
この鎌の、並ぶものなきその切れ味!」
ババコンガがアルルカン目掛け突進する。彼はスッと横を向き、鎌を振り払いながら跳び退った。すんでの差で突進はかわされ、
その代わりにババコンガは、振り回される刃に自ら突っ込んでしまい、その爪を切断された。
26511/12:2011/02/10(木) 01:18:11 ID:+YeBLurh
「東の国の怪物の、その名を冠するこの鎌に、この世に斬れぬ物はなし。笑顔を奪うというのなら、過去を刈り取り獲物を狩り獲り、
取り返させていただきます。いざやいざ、死出の旅路の餞に、せめてご覧に入れましょう。刃風弾雨の紡ぎ出す、舞いと見紛う狩りの技!」
普段ならば、うるさいから黙れとでも言うような場面ではあったが、不思議と彼の言葉は不快にも、また狩りの邪魔にもならなかった。
練気を纏い、斬りかかるアルルカン。その後ろから、シェリルが銃撃による援護を行う。狙われた方は素直に回避に専念し、残った方が
後ろや側面から攻撃を仕掛ける。ついさっきまで、とても古龍を倒すような男には思えなかったアルルカンだが、今の彼は相手の攻撃を
ことごとくかわし、一分の隙も見逃さず斬撃を叩き込む。その上、彼女の射線に入ることはなく、また彼女が狙われれば渾身の
気刃斬りによって、それを助けた。
ババコンガも、当然黙ってやられてはいない。しかし、怒りのままに暴れ狂うだけの彼では、超一流と言われるハンター二人を相手に
するには、あまりにも荷が重すぎた。
逆立てた頭髪を散らされ、爪すらも斬り折られ、それでもババコンガは攻撃を仕掛ける。そこに、シェリルとアルルカンの二人の攻撃が
迫った。だが、彼はすぐにそれを察知すると、すぐさま腹を膨らませて防御行動に移った。
「ガーちゃん、舐めないで。同じ手段は、二度も三度も通用しない!」
その腹を貫いて、一発の弾丸が飛び抜けていく。痛みに思わず怯んだ瞬間、背中にざっくりと鎌が食い込んだ。
悲鳴を上げるババコンガ。背中の傷はそれだけでも十分な重傷だったが、さらには刃から毒が滲み出し、ババコンガの体を確実に
蝕んでいく。
どちらかといえば、標的にされるのはアルルカンの方が圧倒的に多かった。しかし、ババコンガも彼女を危険な存在と認めたのか、
シェリルに向かって怒りの雄叫びをあげる。すぐに攻撃に移ることは分かっていたが、もはや相手は瀕死だった。
「ガーちゃん…」
小さく呟き、シェリルは相手が突進してくるのも構わず、弾丸を装填した。タイミングとしては、ギリギリ回避が間に合うという
程度のものだったが、突然ババコンガは悲鳴を上げた。
「え?」
悲鳴はまだ続き、ババコンガの足は止まっている。同時に、パリパリという音が辺りに響いている。
「あらかじめ、仕掛けさせてもらいましたよ」
「痺れ罠!?一体、いつの間に…?」
「ピエロは、様々な技を持っているものです。さて…」
ババコンガを見つめ、アルルカンは続ける。
「この先は、あなたの仕事です。一人で、できますね?」
「………」
その意味するところを察し、シェリルは黙って頷いた。
「いいでしょう。では、私はこれにて」
ばふっと音が響き、アルルカンの匂いと気配が消えた。そして、シェリルは通常弾を込めたボウガンを、ババコンガの頭に向ける。
「……ガーちゃん……ずっと、ずっと会いたかった…!ずっと、ずっと好きだったよ…!ううん……今も……今も、大好きだよっ…!」
閉じた目から涙を流し、シェリルは震える声で話しかける。
「許してなんて言わない……ただ……ごめんなさい…!」
腕の震えを必死に堪え、シェリルは指先に力を込める。
「私はハンターで、人間だからっ……ガーちゃん、お別れだよ…!」
痺れ罠を破壊し、ババコンガが雄叫びをあげる。その振り上げた頭に、シェリルは狙いを定めた。
「うあああああぁぁぁぁ!!!!」
大きな叫び声と共に、弾丸の発射音、そして風切り音が響いた。
26612/12:2011/02/10(木) 01:19:03 ID:+YeBLurh
一瞬の間。遠くの木に、弾丸の突き刺さるタァンと乾いた音が響き、続いてゴトリと鈍い音が響く。
「え…?」
「……あなたがそれ以上の業を背負う必要は、ありませんよ」
匂いも気配もないまま、アルルカンの声だけが響いた。
「あなたは旧知のババコンガと、それに連なる過去を打ち砕く選択をし、そして引き金を引いた。なら、それで十分です。
愛する者を、その手にかけるなどという悲劇は、必要ないでしょう?」
「アルルカンさん…!?」
その時、シェリルは思い出した。消臭玉を使われると、匂いがすっかり消えてしまうのだ。再び付いた血や土の匂いも、また消臭玉を
使われたことで、完全に消えてしまったのだ。おまけにその音は、モドリ玉にそっくりで聞き分けることは困難だった。
「ピエロは、人を笑顔にすることが仕事です。悲しみなど、すべてこの鎌で刈り取ってみせますよ」
彼の言葉をどこか夢心地で聞きつつ、シェリルはババコンガの死体にそっと歩み寄る。
匂いを頼りに、彼の首を探し出し、それを手に取る。
「ガーちゃん……ガーちゃんは、約束守ったのに……私だけ守らないで、ごめんね…」
一度は止まった涙が、再び眦に溢れる。
「色々、ごめんなさい……それから、あの辛かった時、一緒にいてくれて……ありがとう」
シェリルはそっと、ババコンガの頬に口づけをした。そして、彼の首を胸に抱き、その場にくずおれた。
「さようなら……ガーちゃん…!」
密林に、シェリルの慟哭が響く。それはまるで、幼い子供のような、恥も外聞もない、そしてあまりに純真な泣き声だった。
267名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 01:19:47 ID:+YeBLurh
以上、前半終了。
後編は少し日をおいて投下します。それでは失礼。
268名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 01:30:59 ID:mRuEbQcs
ガーちゃん……(´;ω;`)
アレの続きってことでどういう話になるのかと想像しながら読み始めたが、色々と衝撃的だった。
ピエロ格好良すぎるだろ、ものすごく厨2臭いがそれがむしろいいと思えるのが不思議。
とにかくただ一言、GJと。
269名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 01:50:08 ID:wpMFULOM
良い殺し愛を見せて貰いましたよGJ
戦闘時以外の盲目描写でシェリル嬢の魅力が更に増し増しに感じましたぜ
270名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 02:17:23 ID:UbcvTlYw
ちくしょう泣けるGJ
271名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 06:53:53 ID:2sctafxZ
全力で待機して良かった
ガーちゃんのご冥福を・・(;ω;)
272名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 08:11:19 ID:PdV5hDbS

行方不明になって心配だった娘が見つかった気分だ
朝っぱらから視界が滲む
273名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 09:59:03 ID:K0XhTrxw
切ねえ…
後編お待ちしております
274名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 14:16:18 ID:EQy1ONw9
愛した者を殺さなければならない境遇……
とても言葉じゃ言い表せない恐怖が在ると思う
275名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 15:22:49 ID:XgVHXhZP
とてもいい
276名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 22:28:56 ID:ypYXp8Jp
この展開だとかなり背徳感強めのエロスが期待できそうでwktk
ユアミ装備で待機せざるおえない

とか考えてた自分が汚れて感じる程他のレスが純真だった件
277名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 23:47:55 ID:nh9Gs+jL
エロパロ住人としてはむしろ正しい
278名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 01:12:11 ID:D5mT+acz
せめて捕獲用麻酔弾を……っ
279名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 01:27:35 ID:xXw+72G7
捕獲されたモンスターがその後どうなるか
特に村一つ壊滅させた固体が辿る道が死よりマシとは限らない
280名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 01:29:06 ID:e73vF++W
ギルドによって調教され、そこには生気を失った目をしたモンスターたちが・・・ッ!

だったら色々とまずい。ギルドナイト的に
おやだれかきt
281名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 01:34:12 ID:T/DvJDU6
愛していたはずのものさえも 罪という名の仮面をつけたら 忘れられる

>>279
闘技場みたいなのあるし、異種モンスター同士の賭け対決とかそんなん考えてた

「さぁーやってまいりましたのはダイミョウザザミ。ダイミョウザザミであります。泡を吹きやる気満々。両手に輝く鋏はさながら勝利のVサインのようであります」
みたいなナレーションとかあってさ
282名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 02:09:45 ID:D5mT+acz
古舘ボイスで脳内再生されたがどうしよう
283名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 07:05:46 ID:dO0o49h7
全く違う異種も良いが類似種の交配実験とかやってて欲しいな
ジャギィの群れの中にドスランポスを一匹放り込んで輪姦とか心が躍る
284名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 08:10:05 ID:pGtAk+Io
>>283
ドスランポスもジャギィもどっちも雄だぞ
285名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 08:11:33 ID:6jp6QehV
>>281
闘技場の警備体制って凄いんだろうな、裏方さん大変だ。
286名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 08:18:08 ID:6jp6QehV
ジャギイだけ似たように見えて全く別の種なのか、それとも進化の過程で雌が大型化するきっかけとなる何らかの要因があったのか。
287名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 09:23:15 ID:m7tu9i8P
>>285
今回あっさり闘技場に侵入されてたりするけどなw
288名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 14:35:17 ID:djzRlXvG
ジャギィだけ雌がジャギィノスなのは、フロギィノスとバギィノスが出不精
なのか、それともフロギィ、バギィだけ毒だの睡眠液だの強力な武器を持って
るのに、ジャギィだけなにも持ってないから色々大変なのか、それともなにが
とは申しませんが激しいんですかね、色々と。夜とかが。
289名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 15:27:41 ID:LEJDQZ6D
>>284
アッー!
竜百合とか竜ホモもおいしいとおもいます

レイアさんが力任せにジャギィノスを・・・とか
レウスさんが・・・とか
290名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 16:32:09 ID:ys6parU4
保管庫に それっぽいの無かったっけか?
291名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 19:03:53 ID:m7tu9i8P
tes
292名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 22:19:39 ID:sGNBXWhj
3rdの鳥竜種は2ndに比べて動作がしなやかというか艶っぽいというか
最新作だからと言われればそれまでだが何か全体的にエロい

という訳で雄でもイケる。総排泄腔的に考えて
293名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 22:28:13 ID:kQ5nxyDd
ぴょんこぴょんこ跳ねてるジャギィやバギィを見てると後ろから抱え上げたくなる。
フロギィはおとなしいね。
294名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 22:32:18 ID:ys6parU4
雄モンスターを男ハンターが捕獲して、ムスコを無理やりモンスターの総排泄腔にぶち込む。

『ハンターさん、何してんすか!やめてくださいよ!』
「暴れるなよ、お前のことが好きだったんだよ!」

……うん、いいねっ!
295名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 22:56:43 ID:KybWT+V0
ジャギイノスが体を横たえて首だけ上げてる姿勢が今のところ一番なまめかしいと思った
296名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 04:15:06 ID:cyu08+jm
http://www.pic-loader.net/picfile/62968.jpg

ジャギィノス可愛いよな。
297名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 04:31:08 ID:aLQB49fp
>>296
ここの皆頭おかしいだろと思ってましたサーセン
これ見て気が変わった。モンス案外いけるかもしれん。
298名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 08:44:02 ID:Ulwp0QaX
ようこそケモナーの世界へ。

…ケモナーでいいよな?
299名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 08:48:14 ID:LUT4HkQq
モンスがいけるようになったならケモナーだろ・・・多分
300名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 09:49:03 ID:vVCyMVzx
正確にはドララーというらしいが
実際は同類である

鉄火巻きと鉄火丼くらいの差しかない
301名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 10:40:45 ID:Ulwp0QaX
それぜんぜん違うんじゃないかw
302名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 11:06:35 ID:1SQm8kqr
うな丼とうな重
303名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 13:46:33 ID:jHjNxEjO
>>292
今回はハンターにとっていやらしい攻撃が多い
ということはより生物的な生々しいいやらしさを持っているということだ
それがなまめかしく艶っぽく感じられるんだろう
304名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 23:37:41 ID:Cq8IdO64
>ドララー
モンハンの大型獣は基本ブs・・・野趣溢れ過ぎだからケモナー人口的に竜の方が多い気する
発売前に期待してたウルクススさんも何か設定画だと鼻がでかいし愛せねー
305名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 00:36:50 ID:QcZ+cnUm
ロアルドロスさんとか可愛いよね
あのポンデライオンっぽいたてがみとか、つぶらなお目目とか、水かきのついた手とか。
あの水分吸ってたぷんたぷんしてそうなたてがみに埋もれたい…
306名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 00:46:18 ID:LVXUn0vb
ロアルドロスはMHで初めてエロいと思ったモンスターだわ
307名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:41:38 ID:vlo21Klp
ロアルドロスは♂でリーダーのくせにモーションがかわいすぎる。
308名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:46:06 ID:4xbhe/Mt
つぶらなお目目っつったら、ドボルさんだろ。
斬ってる最中にうっかり画面に大写しになって、ちょっぴり胸が痛むんだぜ…orz
309名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 02:03:59 ID:vlo21Klp
そしてシビレ罠にかかると…
310名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 02:04:00 ID:yKw1+o02
>>304
全モンス中最も美しいキリンさんディスるとか絶対に許せないよ
311名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 02:08:03 ID:NsHHY7RW
どのモンスターでも?出してキョロキョロする様は最高に可愛い。
マジ抱きしめたい。
312名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 02:24:17 ID:kyrxeGvP
寝てるところもどのモンスターでも可愛い
それに寝息もけっこうそれぞれ特徴が出てて、面白い
313名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 02:31:19 ID:+tWlKKEB
ベルキュロスの寝息は最高に可愛い
凶悪な面構えに反してクゥクゥってギャップがもうやばい
314名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 03:59:25 ID:8JML6dB1
つぶらな瞳といえばガンキンはヤバい
315名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 05:57:36 ID:TiLczsG8
今作のモンスは目に表情があってすごく生き生きとして豊かに見える
ところで今日初めてジンオウガさんに押し倒されたんだがあのエロい攻撃は一体何なんだ
思わず惚れてしまった
316名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 06:53:09 ID:BpfmQg/o
>>309
シビレ罠も呻きながら捕縛されてる悲痛な感じが良いな
あの十秒弱の間に脱衣→挿入→射精→着衣→何食わぬ顔で戦闘再開と
一連の流れをこなせる超人的ハンターに私はなりたい
317名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 08:59:42 ID:vlo21Klp
>>310
俺の中ではその座はもうアマっちゃんが座っている。
アマっちゃんかわいいよきれいだよアマっちゃん
318名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 15:36:43 ID:9K0UTdZP
>>266からの続き投下します。
念のためもう一度注意しておくと、男ハンター×女ハンターです
あとシェリルが強か過ぎて背徳感はほぼないのごめんね
大丈夫だという方はどうぞ
3191/9:2011/02/13(日) 15:37:35 ID:9K0UTdZP
たっぷり十数分ほど泣き続け、ようやく気を取り直したシェリルを連れて、アルルカンはベースキャンプに戻ってきていた。しかし、
別れ際に死体からしっかりと剥ぎ取りを行っていた彼女に、アルルカンは若干呆れていた。
「だいぶ、落ち着きましたか?」
「……うん、おかげさまで」
もはや依頼も達成し、危険も少なくなったということで、ベースキャンプの周囲にいた多数のギルドの人員も、今はほとんどいない。
「よかったですよ。あなたが、あのまま悲しみに沈んでしまっては、私個人の仕事は失敗ですからね」
「そこまで弱い女じゃないですよーだ。目なんか見えなくたって、二十とちょっと生きるぐらいには強いんだからね」
いつものように軽口で返すシェリル。だが、まだ完全に吹っ切れたわけではないようで、不意に重い溜め息をついた。
「……健全な精神は健全な肉体に宿る……結局、あの子を殺すしかなかった私から判断すると、間違った言葉でもないのかもね」
「ですが、あなたは元々視力を持っていないのでしょう?であれば、あなたの肉体は十分健全だと言えますよ。何しろ、それがあなたに
とっての普通なのですからね。それに、危険な獲物とわかってて放置する方が、よほど不健全な精神ですよ」
「まあ、そりゃ、私にとっては普通だけどさ……なーんか、あなたと話してると調子狂うなあ」
「ピエロはお調子者ですから。見る者を巻き込んでこそですよ」
「おかげで、だいぶ助かってるけどね」
防具を脱ぎ捨てると、テントのベッドに身を投げ、シェリルは大きな溜め息をついた。アルルカンも、エンプレスマスクだけは既に
外している。
「は〜あぁ……これからどうしよ」
「笑って過ごせばいいじゃないですか」
「どうやってよ」
「何なら、恋愛などいかがです?人間相手も悪くはありませんよ?」
「ガーちゃん以上にいい男なんて、今まで会ったことないけどなー」
「その台詞、全世界の男性の涙を涸れさせるのに十分な威力ですね」
一頻り笑ってから、シェリルは少し真面目な顔になった。
「……ま、仮にそんな相手がいたとして、コンガと初体験したG級ハンターなんて化け物、相手がどう思うことか」
「自覚はないかもしれませんが、あなたの顔はなかなかに美しいですよ。探せば、気にしない者の一人や二人、簡単に見つかりますよ」
「きっとその人も、化け物なんだろうね。たとえば……古龍を、ただ一人で倒すような、ね」
「………」
含みを持った声で言うと、アルルカンは押し黙った。
「……あなたって、私の境遇を他の人より深く理解してくれるよね。化け物って呼ばれる辛さとかさ。それに、あなたが怒った時の
言葉……あなたも、昔…」
「あなたは」
シェリルの言葉を遮り、アルルカンは口を開いた。
「他人の不幸を聞いて、それを極上の蜜の味として笑える人間ですか?」
「はい?」
「お伽噺に出てくる悲劇を聞いて、『こいつはたまらない!ざまあみろ!』と、大笑いできる人種ですか?」
「や〜……そこまで腐ってはいないよ、私?」
すると、アルルカンは笑みを浮かべた。
「では、この話はやめておきましょう。ピエロは、人を笑顔にするのが仕事。お客様を暗い気分にさせては、ピエロ失格ですので」
「まったく〜、はぐらかすのもうまいんだから」
シェリルはベッドから起き上がると、その縁に腰かけた。その顔には、何やらいたずらっぽい笑いが浮かんでいる。
3202/9:2011/02/13(日) 15:38:35 ID:9K0UTdZP
「……じゃあピエロさん。私を笑顔にしてくれるんだよね?」
「ええ、それが仕事であり、使命ですので」
「私ね……あなたのことが、好きになっちゃったみたいなの」
「………」
予想外の言葉に、アルルカンの表情が固まった。
「……恐怖などによる興奮と、恋の感覚はよく似たものだと言われますが…」
「私の言葉……信じてくれないんだ」
「いえ、そういうわけではないのですが……あなたは、大きな別れを経験したばかりでしょう?それで…」
「その代わりを求めるのは、いけないことかな?いえ、『代わり』なんて言葉は失礼だよね。私のこと、差別しないで、ずっと側に
いてくれて……何よりね、私のこと叱ってくれる人なんて、今までいなかった。それに、少なからず共有できる感覚がある。
もちろん、ガーちゃんのことは今も好きだけど……あなたに惹かれてしまうのは、いけないこと?」
少しずつ、自身の逃げ場がなくなっていることに、アルルカンは気づいた。先に述べた言葉の全てが、自身の枷となって
自由を奪っていく。
「それともやっぱり、コンガと経験済みの女なんて嫌い?」
「いえ、そういうことは言いませんが……参りましたね、これは」
口ではそう言いつつ、彼の口調はさほど困っているようには聞こえない。とはいえ、その表情はすっかり困り果てているのだが。
「私の恋人になれ、なんてことは言わない。ただ一度、私のこと抱いてほしいの。そうすればきっと、ガーちゃんのことも吹っ切れる…」
「……なるほど、強い方です。私の言葉を、全て逆手にとって利用するところなど、特に、ね」
皮肉っぽく言って、アルルカンはとうとう諦めたように彼女へ近づく。そして彼女を驚かせないように、優しく腕に触れる。
「その前に、フルフルさん。あなたのお名前を、お聞かせ願えますか?」
温かい手だった。そこにシェリルも、静かに手を重ねる。
「私、ガーちゃんに思いっきり名乗った記憶があるけど?」
「ですが、私へ名乗ったわけではありませんから。よろしければ、直接お伺いしたいのですよ」
「じゃ、あなたの名前、先に聞かせて」
すると、アルルカンは少し寂しげな笑みを浮かべた。
「名前など、ハンターになった時に捨ててしまいましたよ。もはや、自分でも覚えていません」
「そっか、残念」
別に、その言葉を鵜呑みにしたわけではない。だが、恐らくは誰にも知られたくないことなのだろうと察し、シェリルはそれ以上
追及しなかった。
「それじゃ、アルルカンさん、で特別に名前聞いたことにしてあげる。私はね、シェリル」
「シェリルさん、ですね。お顔と同様、名前も美しい方ですね」
「あっ…」
アルルカンはそっと、シェリルの唇に自身の唇を重ねた。
それに応えようとすると、アルルカンはそっと唇を離す。しかし、もう終わりかと引きかけると、再び唇を啄ばむように軽く触れる。
焦らしにかかるアルルカンの首を、シェリルは強く抱き寄せた。貪るように唇を吸い、ねじ込むように舌を入れると、アルルカンは
やんわりと彼女を押しのける。
「ふう、激しい方ですねえ」
「焦らされるのは嫌いなの。何から何まで、あなたのペースになんてさせないんだから」
シェリルは鼻をふんふんと鳴らし、アルルカンの防具に手を触れる。そして手探りで留め具を探し出すと、それを次々に外していく。
3213/9:2011/02/13(日) 15:39:17 ID:9K0UTdZP
「と、と……せっかちですね」
「ん、そうかな。ガーちゃん以外と経験ないから、人間同士だとどんなもんか知らないんだよね」
答える間にも、シェリルの手は止まらない。しかしそれを止めたりはせず、アルルカンは笑う。
「まあ、それもいいでしょう。ですが、私は私で、気の済むようにさせていただきましょうか」
「え?あっ…!?」
アルルカンの手が、シェリルの胸に触れる。誰にも触られたことのない場所に触れられ、思わずシェリルの手が止まる。
「ちょっ、そんなとこ……んっ、あ!」
「もっと楽に、構えないでください。その方が、お互いに楽しめますよ」
アルルカンもベッドに上がり、そっとシェリルの後ろに回り込む。そして彼女を抱き締めるように、後ろから手を回す。
「あっ、ちょっと、いつの間にっ……くっ、うあっ!」
ハンターとは思えないほどに繊細な手つきで、アルルカンはシェリルの胸を愛撫する。撫でるように全体を捏ね、圧迫し、そうするうちに
少しずつ尖り始めた先端を指の腹で撫でる。感じたこともない感覚に、シェリルはただ身悶え、熱い息を吐く。
「くぅ!あっ、ふ……ア、アルルカンさんっ…!」
咄嗟に手を押さえようとしてしまうが、快感に翻弄されている彼女の腕に、いつもの力はない。ただ彼の手に自分の手を重ね、
むしろそれによって彼の指の動きが、よりはっきりとわかるようになるだけだった。
「んっ!あんっ!やっ……へ、変な声出る…!」
「それだけ、気持ちいいということですよ。不安がることはありません」
言いながら、アルルカンはシェリルのインナーを捲り上げ、その胸に直接触れた。途端に、シェリルの体がビクンと跳ねる。
「うああっ!?そ……それ、ダメぇ…!」
体をくねらせ、必死にその手から逃れようとするが、後ろから抱かれていてはそれも叶わない。むしろ、その動きによって自ら刺激を
強めてしまい、シェリルはますます追い込まれていく。
「くうっ……あ、あなたって……んっ!い、意外と慣れてる…?んあっ!」
「まあ、それなりに、というところでしょうか。あなたはとてもいい反応を返してくれるので、こちらとしてもやり甲斐がありますよ」
「し、知らないけど……やぁ!?」
アルルカンが、軽く耳を噛む。シェリルは思わず声を上げ、逆側へと体を逃がそうとする。だが、やはり胸を抱かれ、
耳を咥えられていては、逃げることはできない。
だんだんと彼のペースにはまってきていることを、シェリルは理解していた。快感に震える体を何とか動かし、シェリルは彼の
股間へと手を伸ばす。
「うっ…!」
「あ、当たりだ。ん……ふふ、言ったでしょ?あなたのペースになんて、させないんだから」
インナーの上から、形を確かめるように撫でる。そのぎこちない手つきが、逆に大きな快感となり、今度はアルルカンの手が止まる。
「あっ、おっきくなって、硬くなってきた……それに、熱く……あ、匂いも……やっぱり、ガーちゃんとは違うか」
「くっ……さすがにコンガと同じ匂いでは、人としてどうかと思いますよ」
少し余裕が出たのか、再びアルルカンの手が動く。しかし、彼はすぐに右手を放した。
「ん、終わ……ひゃっ!?そ、そこはちょっ……うあっ!はう、あああっ!!」
右手が下半身のインナーにするりと入り込み、指先が割れ目をなぞる。途端にシェリルは悲鳴のような声を上げ、体を大きく仰け反らせた。
「おや、ずいぶんと敏感なんですね。では、ここなどはどうです?」
「だ、ダメっ!わ、私の体で遊ばな……ひあっ!?やっ、あう!そ、そこダメぇ!」
左手ではつんと尖った乳首を撫で、右手は膨らみかけの陰核を転がすように撫でる。シェリルはあっさりと快感に屈し、
大きな嬌声をあげてアルルカンの腕を力なく押すばかりである。
3224/9:2011/02/13(日) 15:39:55 ID:9K0UTdZP
目が見えない分、触覚も発達しているのが仇となり、シェリルはどんな小さな刺激も逃さず拾ってしまう。それに加え、汗の匂いと
アルルカンから感じる男の匂い。そして自身が溢れさせる愛液の匂いが、彼女を嫌でも昂らせる。
「もう、こんなになっていますよ。わかりますか?」
耳元でアルルカンが囁き、その吐息がうなじをくすぐる。彼が指を動かす度、くちくちと湿った音が響き、それがまたシェリルを
刺激する。
「うっ、あっ……も、もうやめっ……もう、触るの、ダメ…!」
「おや、もう限界ですか?」
そう聞き返すと、シェリルは荒い息をつきつつも、ムッと頬を膨らませる。
「いじわる……わ、私一応、人間相手は初めてなんだから…」
「そう怒らないでください。せっかく美しい顔なんですから、もったいないですよ」
「またそうやってはぐらかす……褒められると、悪い気しないけどね」
アルルカンの手が動き、シェリルのインナーを脱がせにかかる。それに合わせて体を動かし、シェリルはそれを手伝う。
上下とも脱がされ、しかし『見られる』という感覚がわからないため、シェリルが体を隠すことはない。ただ、閉じたままの目を
肩越しにアルルカンに向けるばかりだった。
彼女のインナーをベッドの下に落とすと、アルルカンもインナーを脱ぎ捨てる。音と匂いでそれを感じ取ると、シェリルは少し不安げな、
しかし精いっぱいの笑顔を浮かべた。
「アルルカンさん……きて、いいよ」
「ええ。では、こちらを向いていただけますか?」
自身の方へ向き直らせると、アルルカンはシェリルを優しく押し倒した。そして足を開かせ、既に大きくいきり立ったモノを、秘裂に
そっと押し当てる。
「いいですか?」
「……うん」
一瞬躊躇い、頷く。それを確認してから、アルルカンはグッと腰を突き出した。
「んっ…!ん、うっ!くぅ!う、あ、あっ…!」
シェリルの顔が歪み、口からは切れ切れの声が漏れる。しかし彼を突き飛ばすような真似はせず、ただ敷かれた毛布をぎゅっと握って
それに耐える。
「大丈夫、ですか?」
尋ねると、シェリルは辛そうな顔に何とか笑みを浮かべた。
「だ、大丈夫っ……だと、思うっ…!うあっ…!」
ただ一度しか経験がなく、それも昔のことであるため、シェリルの体は実質、経験がないに等しかった。
おまけに、やはり緊張しているらしく、シェリルの秘裂は侵入を拒むかのようにきつく締め付けられている。それはアルルカンには
強い快感となっていたが、シェリル本人にはそれなりの苦痛となっている。
それでも、既に濡れ切っていた彼女の中に、アルルカンは半ば強引に押しこんだ。一番奥まで入り込み、腰と腰が触れあうと、
アルルカンはそっとシェリルの頭を撫でた。
「う……は、入っ……た…?」
「ええ……思ったよりもきついので、すぐには動けませんね」
「そ、そうして……あ、ううん」
一度はそう言ったものの、シェリルは首を振った。
3235/9:2011/02/13(日) 15:40:32 ID:9K0UTdZP
「できれば、思いっきり動いてほしいな」
「それはまた、難儀な注文ですね」
「ガーちゃんと初めてしたとき、すごく痛かった……でも、嫌じゃなかった。アルルカンさんが気を使ってくれるのは、
嬉しいけど……私、人間とするのは初めてで、アルルカンさんは、その初めてをあげてもいいと思える人だから……初めての痛み、
思い出させてほしいの…」
複雑な乙女心があるのだろうと理解し、アルルカンはシェリルを宥めるように、頭をぽんぽんと叩く。
「では、あまりに辛かったら、言ってくださいね」
「う、うん……いいよ、動いて」
彼女が言い終えると同時に、アルルカンは腰を動かし始めた。
「あうっ…!くっ、ああぁぁ…!」
パン、パンと乾いた音が鳴り、同時に微かな水音が響く。アルルカンが腰を打ち付ける度、シェリルの顔は悲痛に歪み、抑えきれない
苦悶の声が漏れる。しかしそれでも、彼女は何も言わずにそれを耐える。
「くぅ……んっ、あっ……はぅう…!」
シェリルの手に力が入り、ベッドがガリっと音を立てる。その手に、アルルカンは自身の手を重ねた。ほぼ無意識で、シェリルはその手を
強く握り返す。それが少し緊張を和らげたのか、シェリルの中から少しずつ固さがとれていく。
「うあ、あっ……んっ、あう!あ、んっ!」
お互いの手を握り合い、いつしかシェリルも腰を動かし始めていた。痛みが消えたわけではないが、その痛みすら、今の彼女には
快感になってきていた。
「うああ、あっ……アルルカン、さん…!」
「可愛いですよ、シェリルさん」
「アル……んうっ…!?」
アルルカンが、そっと唇を重ねる。初めは驚いたものの、シェリルはすぐに貪るようにして応える。
舌を絡め合い、指を絡め合い、激しく腰を打ち付ける。やがて、アルルカンが唇を離し、切羽詰まった声を上げる。
「くっ……もう、出そうです…!」
「うあっ!あっ!な、中にっ……中にぃ!」
シェリルは両足をしっかりと彼の腰に絡め、ぐいぐいと引き付ける。それに応えるように、アルルカンはさらに激しく腰を叩きつけ、
そして低く呻いた。
「うっ……もう、限界です…!く、ああ!」
思い切り奥まで突き上げ、同時に彼女の中に精を注ぎ込む。その感覚に、シェリルは体を震わせた。
「うあっ……な、なかに、いっぱい……でてる、よぉ…」
ひくひくと、シェリルの体が震えている。どうやら軽く達してしまったらしく、その声もどこか間延びしている。
二人はしばらく余韻に浸っていたが、やがてアルルカンが腰を引いた。くちゅ、と小さく音が鳴り、秘所からは精液が溢れる。
「はぁ……はぁ……シェリルさん、大丈夫ですか?」
「……ん……へいき…」
やはり、どこか間延びした声で答え、シェリルは微笑んだ。
「わがまま、聞いてくれて……ありがとね、アルルカンさん…」
「いえ、いいんですよ。ピエロは、人を笑わせることが使命ですから」
そう言って、優しくシェリルを撫でる。そして、彼はゆっくりと立ちあがった。
3246/9:2011/02/13(日) 15:41:28 ID:9K0UTdZP
「ですが……どのような時も、やがては過ぎゆくもの。私は、流浪の道化。一つ所に留まることは、できません」
「………」
シェリルは答えず、黙って彼の言葉に耳を傾ける。
「……過去は捨てるものです。しかし、そこに輝ける思い出があるのなら……それは、踏みつけにしてはいけません。なくしては
いけません。私如きで、塗り潰してはいけません」
「………」
「あなたは、とても強く、美しい方です。この先、たくさんの笑顔がやってきますよ。あなたならば、ね」
「……じゃ、あなたの仕事は、失敗だね」
寂しげに、しかしどこかからかうような口調で、シェリルが口を開く。
「あなたがいなくなったら……私、きっと泣いちゃうな」
「……笑顔に繋がるのであれば、ひと時、涙が流れるのも仕方ないでしょう。あなたが、過去を撃ち抜く選択をしたように」
喋りながら、アルルカンはインナーを身に着け、防具を着込み始めていた。極力音が出ないようにしていたのだが、彼女の鋭敏な耳と
嗅覚は、既にそれを感じ取っていた。
「私は道化です。人を笑顔にすることが仕事です。ですが、それは私が与えるものではなく、あなた自身が手に入れるものです。
私はそれの、手伝いをするだけなのですよ。笑顔を取り戻せたなら……私は、もう用なしです」
最後に大鎌威太刀を背負い、アルルカンはテントの入り口に立つ。そしてベッドに倒れたままのシェリルに向き直ると、気取った仕草で
頭を下げた。
「合縁奇縁、偶然必然。何の因果か因縁か、共に歩きし道一つ。たとえいつかは分かたれるとも、歩みし時は分かたれず。
共に歩んだ道筋に、思いを馳せるもまた一つ。共に歩んだ道筋を、無きものとするもまた一つ。そしてまた、共に歩んだ道筋を、
再び作るもまた一つ。とかくこの世の因縁は、えてして読めず、ままならず。今はただ、先に広がる己が道、一人歩いて行きましょう」
役者のように朗々と述べると、アルルカンはシェリルに背を向け、静かに歩き出した。
遠ざかる足音を聞きながら、シェリルは溜め息をついた。
「勝手なことばっかり。ま、それは私も、同じ……か」
一人呟き、シェリルは笑顔を浮かべた。しかし、眦には涙の粒が光っていた。
「ふふ……悲しくって、寂しくって……笑っちゃいそう…」
大切な友との別れ。戦友との別れ。そして、新たに開かれた道。
様々な感情がない交ぜとなり、シェリルはただ一人、泣きながら笑っていた。
3257/9:2011/02/13(日) 15:42:22 ID:9K0UTdZP
それから三ヶ月。集会所に、奇妙な道化のような姿があった。そして三ヶ月前と同じ、一人の男が声を掛ける。
「おう、アルルカン。クエストはうまくいったみてえだな」
「ええ、それはもう。彼女は、何か言っていましたか?」
「あ〜、お前に『ありがとう』ってよ。けど、なんか寂しそうだったぞ?」
「でしょうねえ」
そっけなく言って、アルルカンは目の前の男を見つめる。
「……ところで、ババコンガさん」
「てめえ、そのあだ名で呼ぶんじゃねえよ…」
今までとは一転、男は深い怒りを漲らせた声で言う。
「俺のどこがババコンガだ!?あの馬鹿ナナに一回言われただけのあだ名が、どうして定着しなきゃいけねえんだ!?畜生っ!」
「よかったじゃないですか。つまり、尻が青い奴だとは、思われていないということですよ」
「嬉しくねえし、何のフォローにもなってねえよっ!」
「でも、瀕死になれば尻が光りますよ?」
「ひとっつも嬉しくねえっ!!」
恐らく尻まで真っ赤にしながら怒る男に、アルルカンは手で落ち着くように示す。
「まあまあ。ですが、あなたがあの『フルフル』さんと知り合ったのは、そのあだ名のおかげでは?」
「あん?……いや、それは知らねえけどよ、そういや俺がそう呼ばれたときに、話しかけられたんだったっけな…」
やっぱりな、とアルルカンは一人納得していた。
「ま、振られたけどな。くそ、やっぱりあだ名が悪いんだ…!」
「だったら、あなたもウォーコンガなど使わなければいいじゃないですか」
「これは俺の相棒だ!手放す気はねえよ!」
その時、集会所に一人のハンターが訪れた。露出の高いブランゴZ装備はそのままに、頭にはコンガZキャップを被っている。
ふんふんと匂いを嗅ぎ、辺りを窺う。そして目的の匂いを嗅ぎつけると、嬉しそうな声を上げた。
「アルルカンさん!」
その声に気付き、アルルカンと男もそちらへ顔を向ける。
「ああ、フルフルさん。これはこれは、奇遇ですね」
「やぁっと会えたよぉー!ここ最近、用事がなくっても集会所に来てたんだからね!ほんっと、噂通りなっかなか来ないんだからー!」
「けど、呼んでやったら来ただろ?ま、俺でもこいつに会うのは大変なんだけどな」
「おや。何の用事かと思えば、また彼女からの依頼で?」
アルルカンが言うと、シェリルは少し表情を曇らせた。
「アルルカンさん……あの日のこと、覚えてるよね?」
「ええ、もちろん」
「私……あの後、ずっとアルルカンさんのこと忘れられなくって……それに、あれから…」
シェリルはそっと、自分の腹に手を当てた。
「……え?」
見れば、彼女の腹ははっきりと大きくなっている。心当たりのありすぎるアルルカンは、マスクの下の顔もすっかり青くなっていた。
そして明らかに不穏な会話に、周囲にいたハンター達もその成り行きを見守っている。
「……おい、アルルカン。一体何があった?」
「こんなお腹になっちゃって……責任……とって、くれる?」
瞑ったままの目を上げ、シェリルはアルルカンに顔を向ける。それを逸らすこともできず、アルルカンは大きく息をついた。
3268/9:2011/02/13(日) 15:43:10 ID:9K0UTdZP
「……やれやれ……少し、行動が軽率でしたかねえ…?ですが、そうしたのが私の責任であるのなら……取らないわけには、
いかないでしょうね」
そう言うと、シェリルの顔がパッと輝いた。
「ほんと!?ほんとに責任取ってくれる!?」
「ええ、仕方ないですよ」
「付き合ってくれる!?」
「なんだとぉ!?」
ババコンガの声を無視し、アルルカンは大きな大きな溜め息をついた。
「そうせざるを、えないでしょうねえ」
「男に二言は?」
「ないですよ」
「よかったー!私、あれから……アルルカンさんのこと思い出す度にムカーってきて、すんごい太っちゃってさー」
「はい?太っ……た…?」
アルルカンは、改めて彼女の腹を見つめる。
「私さー、ストレス溜まると自棄食いするタイプでさ、毎回のクエストごとにこんがり肉10個ずつ食べてたら、もう太って太って…」
言いながら、彼女ははみ出た腹を押す。それはいかにも柔らかそうに、指に押されてふにっと引っ込んだ。
「あ、責任は取るんだよねー?男に二言はないんだよねー?」
楽しそうに言うシェリルを、アルルカンはぷるぷると震えながら見つめている。
「や……やはりあなたは、強い方、ですねえっ……私の言葉を、徹底的に逆手に取って、あまつさえさらりと嘘をつくとは…!」
「えー、私嘘なんてついてないよ。アルルカンさんが、勝手に早とちりしただけでしょ?」
そう言って、シェリルはとびっきりの笑顔を向けた。それに対し、アルルカンは満面の苦笑いを返す。
「なんとまあ、したたかな…!」
「私のあだ名、他にも、盲目のスナイパー、なんて呼び名もあってね……狙った獲物は、逃さないってわけ」
実に楽しそうに言って、シェリルは引き金を引く真似をして見せる。途端に、辺りは爆笑の渦に包まれた。
「それに、アルルカンさんはピエロなんだよね?なら、ぴったりじゃない?」
「何がですか!?」
「ピエロってすごい技いっぱい見せてくれるけど、最後のお決まりは大失敗!でしょ?」
「……まさか、人生レベルでの失敗をする羽目になるとは、思いませんでしたがねっ!」
思わずテーブルを殴るアルルカンに、周囲の笑いはますます大きくなる。
「はっはっは!一本取られたなー、アルルカン!まあ、お幸せにな!」
「羨ましいぞー、お前!おめでとさん!」
「ええどうも。心ない祝福、ありがとうございます。わたくし、嬉しさのあまり涙が止まりませんよ」
3279/9:2011/02/13(日) 15:43:56 ID:9K0UTdZP
アルルカンはふと、彼女の頭に目を移した。
「……ところで、その頭の装備は…」
「あ、気付いた?うん……これで、ずっと一緒にいられるからさ。まあ、だいぶ様変わりしちゃったけど……やっぱり、私には
大切な存在だもん」
「様変わりしていて、よかったと思いますよ。でなければ、きっと今頃、私は糞まみれで転がってるでしょうね」
楽しそうに笑い、シェリルは少し真面目な顔になった。
「ねえ……もう二度と、離れないでくれる?もう、大切な存在がいなくなっちゃうのは嫌だよ」
「そうですねえ……あなたの笑顔を消さないためには、そうするしかなさそうです」
もはやアルルカンも、その顔には笑みを浮かべていた。しかしその笑みは、どちらかというと諦めの笑みである。
「あ、それからありがとね、ババコンガさん!二回もお世話になっちゃってさ」
「あ〜、そりゃいいけどババコンガって呼ぶな。俺そのあだ名嫌いなんだ」
「えー、似合ってるのに」
「似合いたくねえよっ!」
「『健全な精神は健全な肉体に宿る』……あながち、間違いでもないのかもしれませんねえ」
「ん?何か言った?」
「いいえ、何も」
すっかり諦め顔のアルルカン。満面の笑みのシェリル。そして、他人事だと思って気軽に祝福するハンター仲間。
アルルカンとしては、かなり不本意な事態とはなったが、不満はなかった。
天真爛漫な笑みを浮かべるシェリル。その笑顔は間違いなく、彼が取り戻したものだった。
ピエロは、人を笑顔にするのが仕事。それを達成できているのなら、こういった関係も悪くないかなどと、そう考えるアルルカンだった。
328名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 15:47:06 ID:9K0UTdZP
以上、投下終了。
少し前にクロスの話題が出てたようなのでなので言っておくと、後半の男ハンターのあだ名などはセルフクロスです
まあ名無しなので証明のしようはないのですが。
それではこの辺で。
329名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 18:24:15 ID:86lhCcF2
いいなあ…ニヤニヤしちまったぜこんちくしょう。
330名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 21:27:10 ID:Chv5xSRC
tes
331名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 23:53:56 ID:cWRSu8CL
>>316
近隣のモンスター全部が恐れおののくハンターの登場だな
知らんまに種付け完了されて異種(ヒト)の子を孕んで仰天の雌モンス
カマ掘られて屈辱の雄モンス
332名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 00:13:19 ID:kxMlhj9n
>>328
GJ

ニヤニヤが止まらなかった
リア充爆発しろ
333名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 00:33:52 ID:iNZl5IrC
>>328
周りの迫害から愛した者の討伐とここまで悲惨だっただけにハッピーエンドで締めて貰えて嬉しいGJ
実際女だてらにハンターなんてやってたら並みの男顔負けの気概は身につけてそうなもんなんだよな
シェリルさんの場合はそこに+αが加わってるだけにこの強かさ正にG級

>>331
お巡り(GK)さんこっちです
334名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 00:43:50 ID:TKWnFMdX
>>331やぁ兄弟

ところでモンスのアヌスを描くのはCEROに引っかかるのだろうか
いつも悔やまれてならない
ハンターのパンチラはあるのにのぅ
335名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 06:41:36 ID:BNih5TsE
描かれていたら狩りにならんからな、いろんな意味で。

ところで怒りジョーさんの股間(腹ではない)が緑ゲージで弾かれるのは、ナニがすごい硬いという解釈でいいのだろうか…
脚やわらけーおなかやわらけーと調子乗ってたらガツンっていつもなっちまうよ…
336名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 11:47:45 ID:UvpZHbfM
愛するあなたをみつけたら猪突猛進☆
とっても一途なファンゴ一族

だめだ萌えねぇ
俺には修行が足りない
337名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 12:23:52 ID:Jc4+WaLO
そしてキノコに群がるんですね。
卑猥w
338名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 20:08:27 ID:Zv53T8Jv
http://daletto-members.mh-frontier.jp/information/news/info/3983.html
おのれフロンティア!チョコとか無いからバレンタインも・・・と思ってたらこれだよ
もう少し可愛かったらぶっかけるのにとか考える時点でイベントクリア不可能なのは目に見えていた
339名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 20:30:33 ID:BNih5TsE
>>338
なんていうか…もうちょいかわいくできなかったのか。
340名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 21:56:01 ID:k6N/4InM
バレンタインに何ももらえない旦那さんのために
キッチンアイルー達がチョコレートプレゼント
「ネコからじゃ嬉しくないかもしれないけどあげるニャ」
「旦那さん気を落としちゃだめニャ」
「いつかきっと彼女ができるニャ」
341名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 22:03:45 ID:hbYNbXtV
>>316
どうせなら
射精→高らかにガッツポーズ→着衣
にしようぜ
342名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 22:27:29 ID:uX2ykcmS
>>340
キッチンアイルーを彼女にしてしまえば即問題解決
343名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 22:30:42 ID:jVY3OEwN
>>340
全員面倒見ざるおえない
茶色系毛並みの子がリボンを巻き付け食べてとねだってくるシチュでも可
344名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:44:35 ID:pPQwutFq
>>313
よう、おれ。

ベルキュロス♂のティンコを扱いてきゅーきゅー鳴かせたい
345名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:59:43 ID:NtaNlo29
捕獲後の無防備なモンスターにハメハメしたい
時々ぴくっと動くモンスターを見て興奮したい
ちきしょう
346名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 00:08:58 ID:SMKMKlQ4
拘束弾撃たれてもがいてるアマツちゃんえろい。
347名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 01:34:28 ID:fbXbttvv
なんだか初めて捕獲に成功した時のことを思い出した
くうくう寝息立ててるクック先生が可愛すぎてこのまま連れ帰りたくなったよ
348名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 02:39:34 ID:qiF+bYMT
雑魚モンスターってなんで捕獲出来ないのか…ジャギノスとかまとめて持って帰りたいのに。
349名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 03:10:30 ID:b4vbvfdo
>>347
同じく
初捕獲の時の感激っぷりは言葉では言い表せない
350名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 11:58:03 ID:nnA/HkrX
ケルビにポポ…そしてアプトノス。草食全部 捕獲して持ち帰りたいなぁ。
そして飼っていく内にオトモみたいに懐き度が上がってって………
351名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 13:49:19 ID:CUMTxToD
この際居るだけでも良いからお持ち帰りしたいよな
豚とか誰が得してんだよ…やたらと衣装多いのが更に腹立つ。こんがり肉にしたいことこの上なし
352名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 14:08:20 ID:nnA/HkrX
カプコンさん、次はペット飼育システム オナシャス!
353名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 14:12:29 ID:5MAPEYv8
ペット育成と聞いてFがアップを始めました

まぁオワコン化してるけど
354名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 18:51:02 ID:M++/0/xb
なんで狩りのお供として死力を尽くして頑張ってくれてるおともアイルーが床で寝てるのに
なんもせずにゴロゴロしてるだけの豚がベッドに上がりこむの?オカシイヨネ?
355名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 19:05:44 ID:SMKMKlQ4
アイルーとベッドで寝たいのか。
このいやらしさんめ。
356名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 19:36:44 ID:nnA/HkrX
豚がスゲー嫌われてる件
357名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 20:23:49 ID:b4vbvfdo
モンスのペット化は出来れば実装しないでもらいたいなー
片思いが叶ってしまう寂しさを感じる
358名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 20:27:17 ID:SMKMKlQ4
ペット時はデフォルメしてほしい。
359名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 20:48:37 ID:F0Riaghk
宝物はご主人様がプレゼントしてくれた衣装、
はしたなく甘えたくても羞恥心が邪魔をする
空の褥に潜り込むのが精一杯のラブコール、
あなたの帰りを待つのが私の務め、決して狩りのお邪魔はいたしません

貞淑で控え目な大和撫子の良さがわからんとか
万年発情期の自己中腐れビッチ媚び媚び亜人猫こそ目障りの具現化だろ
360名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 20:56:24 ID:NJ0XygNM
まあまあ、そうぎすぎすせずに。どっちも俺の嫁になれば万事解決さ。
361名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 21:39:24 ID:7Zhb3uDo
モンス捕獲でペット化は既に2と系譜のFで実装されてるのよねえ
362名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 23:42:05 ID:CUMTxToD
>>359
ディスった俺が悪かったよ
煎餅やるから落ち着け
363名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 23:57:05 ID:NQXK4xuS
プーギーもアイルーもかわいくてならんぜ
あとは柴子犬がいれば最高
364名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 00:03:25 ID:p+5YwglA
ペットにして生態や特徴を調べるのも面白そうだな
俺はそういうの嫌いじゃないよ
365名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 00:50:17 ID:Vf6yVCFb
そろそろオトモモンスターの出番だな
366名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 00:51:22 ID:UbPPDz+4
Dosの悪夢が・・・ってエロパロなら関係無いか
367名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 04:55:28 ID:6Q4/Uuon
豚や猫よりも、明らかに身体の大きさに合ってない篭に閉じ込められてる、かわいそうな鳥を可愛がりたい。
身動きもとれない篭じゃなくて、部屋に止まり木を設置して留まらせて、言葉を教えたり芸を仕込んだりしたい。
368名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 07:08:40 ID:pJUy7hoV
…すいません
スレ新参者ですが、このスレはモンスターを擬人化してファックファックするのが流れなんでしょうか
普通に女の子があれこれされるようなのは投下してもいいんでしょうか
レイプものとか可ですか?
369名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 07:25:40 ID:du2wLbEp
始めてくるスレではまず>>1を読むと良いぞ!次は保管庫!教官との約束だ!
370名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 07:53:27 ID:D3Kwl0Fi
>>367
鳥ノモンスっていないな。クック先生やヒプノックは一応竜だし。
371名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 08:55:11 ID:VLjqp/BY
>>369

> 始めてくるスレではまず>>1を読むと良いぞ!次は保管庫!教官との約束だ!

馬鹿か?保管所が擬人ファックばっかりだから聞いてんだろ?
>>368>>1にはMH題材ならなんでもいいと明記してあるがありゃウソだ
実態はモンス相手に妄想するイメクラ以外お断りスレ
原作の雰囲気や設定重視した話を書きたいいなら他を当たれ
372名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 09:04:16 ID:C3AlEIOj
ageんなhage
373名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 09:09:41 ID:D3Kwl0Fi
>>371
ちょっと何言ってるかわからないですね
374名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 09:26:17 ID:SB8U+Rez
>>371
擬人化もなし、エロもなしのアイルーの超短編を書かせてもらったがたくさんのGJを頂いた。
そういう嘘は困るな。
375名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 11:08:52 ID:4JkUh4IN
真上にこのスレ2作目の人×人が来てることすらスルーしてる時点で釣り検定だろ
思わずレスした時点で俺も自称・釣り名人スキル発動してるが
376名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 11:22:44 ID:6Q4/Uuon
>>370
始祖鳥みたいな鳥しかいない訳でもないはずなのになあ……
フィールドにはトンビやカモメが居るし、P2には家に遊びに来てたし、P3は狭い篭に監禁だし。

!! ガーグァがエミューと考えると、まともな鳥のモンスターだ!
377名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 12:25:47 ID:EQFjGwXk
>>368
モンスター絡みじゃないものも多いがレイプはいかんだろ。
378名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 12:27:08 ID:9+UhTao5
いかんのか?
379名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 12:32:47 ID:KUSLlFM3
保管庫には数知れないほど有りますよ
380名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 15:49:07 ID:I9EtD/K/
ラングロトラの舌技って案外ネタになってないんだな
伸縮自在な上に引き寄せ効果のある舌なんて普通にプレイしててもエロいと感じる
381名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 17:45:03 ID:D3Kwl0Fi
ラングロトラがどこかオマヌケだからな
382名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 17:46:10 ID:UbPPDz+4
ラングロは装備がエロい
フルフェイスの上、鎧の隙間からのぞく生乳なんてエロ過ぎる
383名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 18:29:35 ID:0hKgoUAi
>>368
それは例えば、戦闘に負けた女ハンターがモンスターの巣に連れていかれてアレコレされてしまうという展開か?
…ゴクリ
384名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 18:56:48 ID:4JkUh4IN
そういやMHP3のエロ装備談義とか出て無かった気がする
男選んだから解らんのだがキリンやコンガ装備を超えるエロさのは出たんだろうか
385名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 18:59:12 ID:D3Kwl0Fi
>>368はまだか!全裸ネクタイで待機している紳士がきっといるぞ!
バッチコイカモーンクシュンッ
386名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 19:00:09 ID:D3Kwl0Fi
>>384
レックスUがTバック。
あとブナハかわいいよスカラーかわいいよウルクかわいいよ。
エロはだいぶ抑えられてしまっているからな今回。
387名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 19:12:53 ID:4X9li7rA
>>384
レックスUのためだけにガンナー装備をいろいろ作ってしまった馬鹿がここにいるぞ
レックスU脚+バンギス一式は見た目もエロさもなかなか、ただしスキルはお察し

あとアグナ系も腰外したら結構エロイと思うんだがどうだろう
388名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 20:36:07 ID:EQFjGwXk
寄せて上げてるあの装備がいいな。
389名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 21:38:36 ID:2N0dzZH/
エロは確かに少ないけど、その分かわいいのは増えてると思う

ペッコガンナー、頭だけペッコ剣士が俺のジャスティス
390名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 22:40:54 ID:gOquvEFq
ジンオウガ装備の太ももは素晴らしいと思わんかね
391名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 22:51:27 ID:D3Kwl0Fi
パンツはすばらしいな。
392名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 23:57:46 ID:hpf8L9Zb
見た目が重要視される画と違ってSSはどう脱がすかがポイントだからな
可愛さ+実用的とあれば脱がす楽しみが増えるってもんよ
393名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 01:59:26 ID:/1Mc1AkK
>>383
その昔ドドブランゴやフルフルはよく攫ってたね。
394名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 02:13:06 ID:03fykDoW
今更男ハンターにしたことに後悔してきた
395名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 02:19:40 ID:Jp5aOoRe
なにを言う、男ハンターでリオレイアと戯れる幸福感はなににも代えがたうわ旦那こっち来(ry
396名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 10:26:19 ID:frnD8xHy
成る程…
男でも貞操の危機はあると言うこと、か…
397名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 13:55:24 ID:QCLCBaO7
フロギィのウェスタンスタイルがいいという人はおらんのか…
398名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 14:14:56 ID:NHIWIT/5
お姉チャンバラを思い出すというのはある。
でも毒無効以外微妙すぎる。
399名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 16:26:44 ID:cQfKVcV0
キリン・ブランゴに相当する漢の儀式装備はないのか
400名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 16:48:44 ID:m/ZS9Xtx
>>399
俺がやってるのはユアミ胴手足に三眼腰、そして頭にブルファンゴフェイク
401名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 18:48:45 ID:4ILGRTBX
>>399
儀式かわからんが荒天はある種の宗教装備
402名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:02:24 ID:5Kk5Bhre
test
403名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:05:03 ID:5Kk5Bhre
規制解けてた

流れを読まずに投下
>>246の続き
・擬人化
・書きかけ
・エロ無し
404名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:08:18 ID:5Kk5Bhre
それはルイスがまだユクモ村に来る前の物語

3年前、ルイスはロックラックの街で暮らしていた。
彼がまだ上位に上がったばかりの時、一つのクエストが発注された。

「ジャギイノスの群れの討伐」
あまりにもありふれた小型モンスターの狩猟クエスト、
下位では狩れないほどの量でもなく、特別な個体もいない。
フィールドも孤島とあまりにも普通なクエスト。
唯一つ違和感を放つ文がそのクエストにはあった。


『狩猟環境不安定』


本来ならば納品クエストや採取ツアーなどに付けられる文章。
小型モンスターのクエストに付けられることもあるが、
出てくるモンスターはドスジャギイやクルペッコ程度のもの。
様々な疑問が浮かぶそのクエストをルイスは受注した。
405名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:22:23 ID:5Kk5Bhre
この程度のクエストなら一人で充分だと思い仲間は呼ばなかった。
そして孤島に着き、クエストが開始された。
孤島には大型モンスターは現れず、唯いつもどうりの風景が広がっていた。

クエストは順調に進み、ジャギイノスの群れも半分以上狩ったそのとき。
地面から『それ』は現れた。

黒光りする鱗。顎にまで生えた禍々しい牙。体中に出来た古傷。
その全てが『それ』の凶悪さを物語っていた。

『───────ッ!!』

地面を揺るがすように、『それ』の咆哮は響いた。
ルイスは死を覚悟した。
ハンターの生活をするうえで、危険を感じたことは沢山起きた。
しかし『それ』は危険なんて生易しいものではない。
そこにあるのは『死』。抗いようのない『死』
406名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:26:12 ID:5Kk5Bhre
気が付いたらルイスはベースキャンプにいた。
自分を運んだと言うアイルーたちに聞いたところ、

孤島からジャギイノスどころか、モンスターが一匹もいなくなった。
それなのにルイスからクエストの成功の連絡が届かなかった。
不思議に思いネコタクをよこしたところ、ルイスが『それ』と戦っていた。
ルイスが死にかけていたので急いで回収した。
クエストは成功扱いになった。

家に帰ると物凄い眠気がルイスを襲った。
倒れこむ様にベットに寝っ転がる。


夢を見た。
どこまでも氷に閉ざされた世界。
その中で少女は泣いていた。
黒に赤色が少し混じった髪をブナハブレイヤーの形に切り揃えた少女は
横たわる沢山のモンスターの前で泣いていた。
407名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:32:33 ID:5Kk5Bhre

「どうしたの?」
ルイスは少女に話しかけた。
『みんな死んじゃうの』
少女の顔は見えない。ただ声だけが聞こえてくる。
『ただ遊ぼうと思っただけなのにみんな死んじゃうの』
少女からなにげなく発せられる死という言葉から
昼の出来事を思い出す。

「死んじゃうって?」
『本当に死んじゃうの。そこにいる子たちも死んじゃった』
少女は周りにいるモンスターを指差して言う。
「まさか」
『本当だよ!本当に…死んじゃうの』
『遊んでる途中でおなかが減って、気が付いたら…みんな…』
少女はまた泣き始める。
「大丈夫だよ。きっと皆遊んでくれるよ」
ルイスは少女に語りかける。
『ほんとに?』
「なんなら今度俺と遊ぼうよ」
『ほんとに!』
少女の声に明るさが出始める。
『じゃあ…』

突然少女の姿が変わり始める。
少女だったものは次第に大きくなっていき、
昼に出会った『それ』に変わった。


『お兄ちゃんは死なないよね』
408名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:35:03 ID:5Kk5Bhre

ルイスは目が覚めた。
外はまだ暗い。
うなされていたのか、服は汗まみれになっている。
プーギーが心配そうにルイスに寄ってきた。
「大丈夫だよ」
プーギーを撫でながらルイスは少女に言った言葉を呟く。
「大丈夫だよ」
まるで自分に言うかのように。

一週間後、酒場に行くと受付がやけに騒がしかった。
嫌な予感がした。
他のハンターをかき分け、受付嬢に話しかける。
「いったいこの騒ぎは何なんですか」
「あ、ルイスさん。噂をすればなんとやらです」
他のハンターたちを押しのけながら受付嬢が話しかける。
「一体何のことですか」
「実はですね、ついさっきギルドから新種のモンスターと、
そのモンスターの名前の発表があったんです」
「それってまさか…」
「はい、ルイスさんが遭遇したモンスターです。
それとそのモンスターの調査のクエストも出ています」
ルイスの嫌な予感は的中した。
「そのモンスターの名前は?」
「イビルジョーと言うらしいです」
『それ』改めイビルジョーの記憶がルイスの脳裏に蘇る。
「そのクエスト…俺にやらせて下さい」
「大丈夫ですか?ルイスさん
こないだ大怪我して帰ってきたじゃないですか」
「大丈夫です。俺にやらせて下さい」
怖いわけでは無い。むしろ逃げ出したい。
だがそれ以上に
ルイスは一週間前に見た夢が忘れられなかった。

「そこまで言うなら良いですけど…
ルイスさんひょっとしてMなんですか?」
「違います!!」
409名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:37:52 ID:5Kk5Bhre
とりあえずここまで
続きはいつか投下します。お目汚し失礼しました





安西先生…エロが難しいです…
410名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 19:57:22 ID:jFX14MSP
乙!
イビルが幼女化かぁ…昔考えてみたけど どういうものか全く想像つかなかったヤツだ
続き待ってますお〜
411名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 20:04:20 ID:NHIWIT/5
イビル嬢ktkr
412名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 20:11:40 ID:cQfKVcV0
肉食系女子じゃなくて肉食少女だと・・・
遊ぼうとして生態系全滅させるジョー子ちゃん(仮)を
どうやって説得するかめっちゃ気になるな
413名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 00:53:02 ID:k9nt8qjC
おジョーさんktkr
プーギーが食われないか心配です。
414名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 23:08:07 ID:GIfxdlAh
話は変わるが今度配信されるクエやべぇな。あのアシラさんが巨大化なんてゆめのようだ
415名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 23:13:16 ID:rqK93Ueh
アシラ亜種・キアシラですか
416名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 23:22:52 ID:p8S96BAd
それってプーさ……なんでもない。
417名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 23:54:54 ID:f0L367fO
ダーク♂プーさん
418名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 09:59:47 ID:O7lflzSL
ある日森の中くまさんに掘られ…ゲフンゲフン。
非ハンター娘×ジョー♂とか考えてたけど、
幼ジョーの続きをお待ちしてからの方がいいかな。
割り込む感じになっちゃいそうだし
419名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 11:07:41 ID:Co2FpBYI
>>415-416で一連のネタだよな。
公式でも黄色って出てないんだが、ネタバレなら結構長い間怨む。
420名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 11:08:49 ID:E0iMSPYr
ジョー大量出現とか
どれほど不安定なんだよ

俺はいっこうに構わないぜ
421名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 15:41:45 ID:O7lflzSL
では失礼して、未熟ながら投下。

イビルジョー×少女
エロというよりリョナ、捕食モノ
ジョーがやたら賢い、しかも全てにおいてgdgd
ダメだこりゃと思ったらNGしてください

やっぱり、いまひとつだ。
人間の大腿部を咀嚼しながら、イビルジョーは独りごちた。大腿骨と肉の間に牙を立てて、食べられる部分をこそぎ落とす。
まず、肉の味が良くない。草食の連中が一番旨いのは当然として、人肉より飛竜の肉の方がまだクセも少ない。
その上、人間は小さい癖に脅威だ。今食っているこの人間も、出くわした瞬間に攻撃してきた。
人間の言葉で言う、弓…だったか、そんな名前の武器で。しかも、かつて氷牙竜と争った時より傷を受けた。
以前近くに住んでいた、電怪竜とかいうのに吐かれたブレスに酷似した痛みだ。身体が痺れる所まで似ている。
恨みを込めて足を嚥下し、散らばった残骸を踏みつけてから寝床へ向かう。白い地面に、赤を主体とした模様が残った。
歩く。傾いだ。…おかしいな。
人間の死体からは遠ざかったのに、地面に染みが出来る。
思ったより深手を負わされていたらしい。麻痺毒を射ち込まれて鈍っていた痛覚神経が、正常に機能し始めた。

自覚した途端、痛みが増幅する。
咆哮と共に全身の筋肉が隆起し、傷口が更に出血を増す。苦痛に怒り、打ち震える度に、古傷まで疼いて全身を苛み始める。
この特性故に、一度受けた傷は癒えない。痛みに怒り狂い、怒りに痛めつけられ、戦うごとに凶暴性を増していく。
それが、イビルジョーが恐暴竜と称される所以だった。
喚くように咆哮しながら、寝床に続く道を行く。激昂した為に、ただでさえ高い体温が余計に熱を帯び、流れ出た血から湯気が立っていた。
辿りついてすぐに、半ば倒れ込む形で寝床に横たわる。のた打ち回る余力は無く、寝入るには痛みが強すぎた。
顔を上げもしないまま、ぼんやりと周囲を見回す。

人間がいた。
ただし、威嚇する気にもならないような、雌の幼体が一匹だけ。ウルクススの防具を身につけているが、武器の類も見当たらない。
普段なら食料と判断するだろう。今は風景の一部でしかない。
「こんにちは、イビルジョー」
人間の言葉を聞きかじって覚えたのを、少し後悔した。場違いすぎる発言で気が抜けて、堪えていた唸りが零れかけた。
「私ね、貴方の餌になりに来ました」
聞き間違いだと即断し、近づいてきた少女を無視して目を閉じる。
ふいに、傷から痛みが引いた。


「だから、食べてくれるまで此処にいます」
少女は笑った。苦痛の枷が消え、意識を投げ出した恐暴竜を前に。

次にイビルジョーが目を覚ました時には、半日が経過していた。昨夜の少女が、黒緑の体表にぴったりとくっつき暖をとっているので唸っておく。
「あ、おはようございます」
見当違いな挨拶が返ってきた。尻尾で吹っ飛ばしてやろうかとも思ったが、少女の意図が分からないのでしばらく眺めてみる。
「痛いの、どっかに飛んでいきました?私、ハンターさんが捕獲したモンスターを、闘技場に出せるように治療する仕事してたんですよ」
ハンターは知っている。あの武器を持った連中だ。トウギジョウが分からないが、捕まえてから治療するというのも不可解な話だ。
だが、昨晩から少女にされるがままで、実際具合は良くなっているので甘んじて受け入れておく。
「医学の力ってアメイジングすげーですから!既に満身創痍だーとか歌いたくなる状態でも、私の手にかかれば全治三日!」
アメイジングとすげーは重複しないのか?
「という訳で、ちょっとじっとしてて下さいねー」
屈託のない笑顔に身を任せる他無く、もう一度眠った。
422名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 15:45:58 ID:O7lflzSL
気がつくと夜だった。いい加減目が冴えてきたのと、空腹の所為で寝直せない。
雪を眺めて惚けていると、少女がガウシカを引きずって走ってきた。見かけによらず馬鹿力だ。
「ごはん捕れましたよ」
嬉しそうに報告する彼女の頬や手に、無数の痣があった。人間が素手でガウシカを捕まえれば、まあ当然そうなるだろう。
「あ、私は携帯食料あるので、どうぞ」
口元に丸ごと置かれたので、遠慮なく食らい付いた。やっぱり、人間よりこいつらの方が旨い。
「…そうそう、

貴方に食べられに来たって話、しましたよね」
噎せ掛けた。聞き間違いか幻聴だと思っていたが、此方を向いた少女の顔には、先刻までの幼い表情が何処にも無い。
「貴方が回復した後の話ではあるのですが、今のうちに、話せる事だけでも」
緩く弧を描いた口元は、微笑の形を取っているだけで、全く笑っていなかった。
底冷えする声音、堅い口調が、細く言葉を漏らす。

「2年前に貴方が食べた、ハンターさんが好きでした」

ハンターが力尽きた場合、大体がとどめを刺す前にアイルーに運ばれていく。逃げ足だけはやたら早いので、わざわざ追いかける事も無い。
だから、昨日の奴も含めて、食らった人数は覚えていた。
「私が、ワガママ言ったんですよ。オーロラ草が見たいって。姉さんの恋人だった、あのハンターさんに」
虹色に光る植物をポーチに詰めて、足早に帰ろうとする男。…ああ、知ってる。
「吹雪でネコタクが出れなくて、洞窟で風を凌いでたら襲われたんだそうですね」
電怪竜との争いの直後で、気が立っていた俺に。
「姉さんは後を追っちゃうし、村にも居られなくなって、でも…私、」
「あの人が、姉さんの為じゃなくて、私の言葉に命を奪われたのが……一瞬、嬉しかった」

狂った言葉で綺麗に笑うなよ。

「でもね、何処にもいないんですよ。あの人も姉さんも。何処にも、いなくなっちゃったから」
また、ぴったりとくっ付いてくる。
俺に。
俺の血肉に。
その中にいる、愛した男に。
「一緒になりに、来たの」

感傷だ。ただの、子供らしい間違った倒錯愛だ。
それだけか。たとえば他の奴が、あの電怪竜や氷牙竜がそいつを食ってたら、あいつらに食われるのかお前は。
……あ、嫉妬してる。
コイツが、自分の姉に。いやそれはもう分かってるけど、
俺は、今、コイツの相手が俺じゃなくてもいいという事実に、動揺した?

「おやすみなさい。明日、きっと私を食べてね」
返すべき言葉を持たなかった。
気の利いた返事を思いついたとして、人間の発声器官を真似する事は不可能だけれど。

夜が明けなければいいのに。
423名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 15:48:14 ID:O7lflzSL
朝日が無慈悲に美しい。
数か月ぶりの雲の無い空が、融けかけた雪の欠片を光らせる。水底にいるような静けさを、少女の足音がくすぐる。
「イビルジョー」
生きた人間が何も身に纏わない状態を、初めて目にした。薄く光を帯びて見える四肢は白く、このまま朝焼けに紛れて消え入りそうに見える。
「もう、自分で動けますよね?」
人の言葉が喋れたら、嘘をついてしまいたい。けれど、この身はひたすらに竜だった。
だから、

「……私、姉さんのことだって、大切だった筈なんですよ」

自身の心が醜くなるのが、死ぬよりも苦しいというのなら。

なあ、人間。人間の小娘。
お前は、姉を憎みたくなかったんだろう。
男の死因を、姉の死を、少しでも喜んだ自身に気付いた瞬間に、生きられなくなったんだろう。
お前の姉も、きっと同じだ。
男が死んだ事よりも、お前を殺してしまいそうな自分を恐れて死んだんだ。

人間は面倒だな。生きてさえいればどうとでもなる全部を、そうやって主観的に壊して回って。

お前の所為で、他にもう何も口にする気が起きやしない。

琥珀の髪を、瞳を、細い手足を、小さく柔らかい身体をこの臓腑に詰めて。
何にも介入されないように、いつまでもそこにうずくまっていた。





すさまじくどうでもいい超蛇足

「ただいまー」
「腹減った」
「…今の今まで寝てましたね?もう夕方ですよ」
「いや、だって起こされなかったし…あれ、何処行ってたんだ?」
「前から言ってたじゃないですか、姉さんの結婚式です」
「ああ、お前の初恋の相手との」
「変なこと蒸し返すなら襲いますよ」
「こら、はしたない。襲う前に俺達も籍をだな」
「そういうのは姉さん達が一段落着いてからでしょ。……んー?」
「どうした」
「涙の跡付いてる。やな夢でも見ましたか?」
「覚えてない…けど」
「けど?」
「悲恋の末に餓死した夢だった、気がする」
「あら悲しい」
「でもって凍土の千年杉が苗木だった頃の話っぽい、感じだ」
「変なとこ細かいですね。じゃあ、餓死する前に私が腕によりをかけてあげましょう」
「おー」

この転生かっぷるをイチャイチャさせる後半を思い描いたが、この文章力ではスレ住民をいらつかせそうなので思い留まった。
お目汚し失礼しました。
424名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 17:14:42 ID:FFrtwkKl
GJ! 転生後は幸せそうで嬉しいな。
425名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 18:50:20 ID:FgrwytfZ
GJ。こうゆうのも悪くない
426名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 20:43:21.73 ID:WX0swtac
GJ!すき!
427名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 21:17:44.03 ID:z6fZqzkk
ジョーさんかわいいです

GJ!
428名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 21:18:48.14 ID:55pL4D9u
GJ
転生後のお話を是非、詳しく、切実にお願いします
429名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 00:27:46.31 ID:4gZ9nUcv
>>418
非ハンターな娘っ子も話してみると萌えたりするのがMH
全く根拠無いのに集会所入り口で休んでる女性を人妻と思い込んでたのも良い思い出
既存じゃなくて完全オリでもバッチこい期待してますよー
430名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 07:21:56.60 ID:NCu752UI
村長の打掛くんかくんか
431名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 23:43:17.21 ID:TfNBZ2iO
>>421-423
まさか3レスのSSで泣かされるとは
なんとなく竜魚姫を思い出した
GJ
432名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 00:10:20.16 ID:tmMhZLnm
>>406を書いたものです
予定が沢山入ってしまい、
続きを上げるのがかなり遅くなりそうです。
居ないとは思いますが、
続きを待って下さっている方達に心から御詫び申し上げます。
時間を掛けたなりのクオリティになるよう努力しますので、
何卒、ご容赦下さい。



PSP書きづらい
433名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 00:40:50.42 ID:hKnDPQ0F
>>432
待ってるぜ、俺のオニマツタケも君の帰りを待っている
434名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 01:41:38.59 ID:VLTQAF8s
じゃあ俺のヌメリンギも待たせよう

>>430
今日もナルにゃんとティガにサンドウィッチされる作業が始まるよ・・・
あれはその場で脱いで渡してるのか数着ストックされてる内の一着なのか
435名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 01:44:37.65 ID:MPSoIvyx
ドスマツタケとやらは実在するらしいな

これはネタに使えるだろうか
436名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 02:00:48.14 ID:AGPvKuBT
実在するというか拾ったことあるな。換金用だけど。

それよりもオオマヒシメジって使えそうじゃないか。大きさといい特性といい…
437名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 15:22:18.45 ID:v0Gm2tCq
>>436しかもランスになるんだよな

どうもアッチのネタとしか思えない
438名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 15:52:54.22 ID:AGPvKuBT
問題はそれ以外に全く使えない上に、そのランスも役立たずだということである。
エロ方向で使うしかない。
439名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 16:57:57.54 ID:/JEPD125
雄野郎モンスターにエロ目的で使うのですね
大変よくわかります。
440名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 17:17:48.19 ID:kiIz+Vuj
レズレズホモホモばんじゃーい
441名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 20:28:57.88 ID:DomiPIwd
竜レズと竜ホモはちょっと見ておきたいな

人間がからむんじゃなくて竜同士で
442名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 21:05:53.32 ID:3SSbUy3a
ジンオウガ♂×ジンオウガ♂か……
443名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 21:22:54.36 ID:BbNZDlOj
多分ただのじゃれ合いにしか見えない予感
444名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 21:24:58.17 ID:DomiPIwd
ちんこおっきしてたらそうも和めるものではないと思うが

でも竜同士で♂同士ならまあわかるが
竜同士で♀同士ってヤりにくそうだな
やっぱり片方人♀か・・・?
445名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 22:08:22.55 ID:Y4V+FyR+
竜♀同士なら互いに尻尾を突っ込めば良いじゃないか
…でも突っ込んだら滅茶苦茶痛そうな尻尾もあるし…うーん…
446名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 22:38:30.74 ID:AGPvKuBT
体をすり合わせるだけでも俺にとってはご褒美です。
447名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 22:39:01.53 ID:n2nmW1gp
長い舌があるじゃないか!
448名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 22:39:59.63 ID:pdUw6l2P
>>445
レイアだと毒になるし
ガンギンだと太すぎるし
ネブラだと頭突っ込んでるみたいだし
ディアブロだと先っぽ太すぎるし
代用できそうな尻尾は少ないかもね
449名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 22:41:21.54 ID:hKnDPQ0F
ゲリョスのことかー!

そうなのかー!!(ドキドキ
450名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 22:44:18.89 ID:DSxh5X6b
わざわざ痛そうなやつでしなくても・・・
そう言うのが好きなら止めないが

特にレイアは毒付きだし、形が形だから挿された側は・・・
451名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 23:09:28.92 ID:AGPvKuBT
ジャギィノスさんがいるじゃないか
452名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 23:10:36.54 ID:n2nmW1gp
フルフルの尻尾なら本当の電ry
453名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 23:24:14.40 ID:qi8ulg47
>ネブラだと頭突っ込んでるみたいだし
スカルファックというプレイがあってだな
454名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 00:37:12.13 ID:z6J1EbyZ
カタツムリみたいに、そうやって交尾するとかだったらどうするよ。
ネブラって雌雄同体だったよな?
455名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 00:42:26.06 ID:EPvm+F8z
雌雄同体だけどウミウシの場合交尾はお互いの体に産卵管突き刺して弱いほうが雌になるとかだったかな

昔NHKの番組で深夜にやってて突き刺されたウミウシがビクンッってなるのがすごくエロかった記憶がある
456愛して愛されて:2011/02/22(火) 01:11:13.41 ID:TxcnOAv/
深夜の盛り上がり中さーせん


リオレウス(原型)×リオレイア(擬人化?)
純愛もの


リオレウスもリオレイアも、一人称が私だから、解りづらい。でもリオレウスは喋ったら私と言いそうだから変えられない
457愛して愛されて:2011/02/22(火) 01:11:50.69 ID:TxcnOAv/
一目散に退散するハンター。リオレウスが二度と来るなとでも言うように鼻息を荒くする。隣にはリオレイアが傷付いていた。
「大丈夫かっ!こんなに傷付いて…」
大丈夫、とリオレイアは言うけれども羽ばたきに力は無く、足はふらついている。このままでは巣に帰ることも出来ない。リオレウスは考えた。
「飛べるようになるまで一緒についてるからおやすみ」
「貴方…でもまたハンターが来たら絶対逃げてね」
巣に帰ったらいっぱいあんなことやこんなこと…まだ子供のいない夫婦だから、しばらくは二人のラブラブな生活なのだが…

「り、り、リオレイア!?」
いきなり苦しみだし、地面に倒れたかと思うと、緑色の全身が溶けて行き、ハンターと同じ姿になっていた。
「あ、貴方ぁ!」
何が起きたか解らないリオレイア。もちろんリオレウスも例外なし。急いでしっぽも翼も確認するが、そこには無の空間があった。
「わ、私、ハンターみたいに、なってる?」
「なってる…リオレイアがハンターみたいになっちゃったぁぁぁ」
458愛して愛されて:2011/02/22(火) 01:13:00.41 ID:TxcnOAv/
「…そんなことない!私がリオレイアを戻す方法を考える。それより、ハンターに見つからないよう、巣へ帰ろう。」
「リオレウス、私飛べないよ。巣に帰れない」
「……いや、リオレイアが私に乗ればいい!それくらい小さければ乗せて飛べる!」
ハンターみたいなリオレイアの為に身を低くし、乗りやすいようにする。なれない手と足でリオレウスの背中に乗ると、首のあたりにそっと抱き付いた。
「自力で飛ばないのは初めて。」
そしてリオレウスは遠慮がちに羽ばたいた。背中の伴侶を落とさないように。


まもなく日が暮れる。相変わらずリオレイアはハンターみたいな形のまま。翼が生えてくる様子なし。すっかり落ち込んでしまっている妻をなだめるようにリオレウスは寝そべっていた。
「リオレイアが姿形変わっても、私たちの愛は変わらないよ。」
「リオレウス…」
夫の頭を抱きしめる。これ以上の伴侶は世界中探しても無いだろう。ずっと寄り添って生きて行こう。心の中で決断した。
「ねぇリオレウス、試しに一度やってみない?」
「えっ?昨日だってあんなに苦しがってたのに!?大丈夫かい?そんな身体で…」
459愛して愛されて:2011/02/22(火) 01:15:41.58 ID:TxcnOAv/
「リオレウスの為になるなら何でもしたいの。それに、他の雌とされるくらいなら、私の苦痛なんて…ってどうしたの?」
「いや、私はいい奥さん見つけたと感動した!」
リオレウスの目から大粒の涙。そしてリオレイアに頭をスリ寄せる。いままでとは違う、やわらかい感触。少しでも爪が触れるようならば裂けてしまいそう。舌でリオレイアの全身に触れる
「やっ、な、なんかくすぐったい!」
リオレイアの息が荒くなる。舌が何度も行き来し、全身を調べている。
「はっ、ああっ…」
「リオレイア、足の間も開いてよ。初めてなんだから見せてくれないと解らないよ」
素直に仰向けになり、両足を開く。リオレウスが見たのは、ガノトトスの表面のごとくヌメヌメしている股。
「な、なんだろう…」
リオレウスが舌で確認すると、リオレイアの喘ぎ声が強くなる。ここだとリオレウスは確信した。しかしどうしたものか。ここに入るのか、この性器が。どうみても大きすぎるのではないか。迷っていると、リオレイアがじっと見てくる。
「いれるから!」
460愛して愛されて:2011/02/22(火) 01:17:07.79 ID:TxcnOAv/
太く、硬直した雄の性器を、リオレイアの小さな性器に入れる。といってもやはり入らないらしく、先端を少し入れた程度。それでもリオレイアは痛みを訴える。
無理なのか、リオレウスは少し考えたがそれでも少しずつ奥へ奥へ進む。前よりも快感が強い。夢中で先に進めた。リオレイアの言葉数は少なくなり、侵入してくる痛みにじっと耐えているようだった。そんな姿がまたいじらしく、さらに奥へといれる。
半分ほど入ったところで、もう進めなくなった。どう入れても進まない。身体が小さくなったからこれしか入らない。リオレウスは残り半分をいれることは諦め、子種を出す準備にかかる。
リオレイアの中でさらに膨らんで行く性器。
「リオレウスっ…ああっ!」
これ以上膨らむときついのだろう。リオレウスはそれでも止めなかった。
「リオレイアっ!」
妻を呼ぶしか余裕もなかった。リオレウスが限界近くになり、口から火が漏れる。その火が増えて、あふれそうになると同時に、リオレイアの中に大量の子種を流し込む。小さくなった為、全て受けきれず、身体の外へと出ていた。
「リオレイアリオレイア、大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫…すごい痛かったけど、いままでよりすごい良かった…」
リオレイアは、快感を得た雌の表情を浮かべていた。
「明日も、やろうね、リオレウス」
「ああ、いいな、やろう」
2匹は夜風を避けるように、お互いに寄り添って眠りについた。


461名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 01:20:48.98 ID:TxcnOAv/
>>457痛恨のコピペミス

>>461>>458>>459とお読みください


一目散に退散するハンター。リオレウスが二度と来るなとでも言うように鼻息を荒くする。隣にはリオレイアが傷付いていた。
「大丈夫かっ!こんなに傷付いて…」
大丈夫、とリオレイアは言うけれども羽ばたきに力は無く、足はふらついている。このままでは巣に帰ることも出来ない。リオレウスは考えた。
「飛べるようになるまで一緒についてるからおやすみ」
「貴方…でもまたハンターが来たら絶対逃げてね」
リオレイアは目を閉じる。愛する旦那に寄りかかって。
その間もリオレウスは周囲を見回し、敵を察知できるよう見張っていた。ふと見つけた光るもの。リオレイアを起こすとそれを拾う。
「なんだこれ、ハンターの落とし物?」
見たことのない形をした液体。ハンターが傷ついた時に口にするものに似ている。
「そうだ!これを飲んだら元気になるよ!はい、口開けて」
リオレイアの口に、キスをするように薬らしきものを入れた。
リオレイアが薬を飲み込む。すぐに傷も体力も戻るはずだ。早く愛妻の元気な姿が見たい。
巣に帰ったらいっぱいあんなことやこんなこと…まだ子供のいない夫婦だから、しばらくは二人のラブラブな生活なのだが…

「り、り、リオレイア!?」
いきなり苦しみだし、地面に倒れたかと思うと、緑色の全身が溶けて行き、ハンターと同じ姿になっていた。
「あ、貴方ぁ!」
何が起きたか解らないリオレイア。もちろんリオレウスも例外なし。急いでしっぽも翼も確認するが、そこには無の空間があった。
「わ、私、ハンターみたいに、なってる?」
「なってる…リオレイアがハンターみたいになっちゃったぁぁぁ」



正しくはこうです。すみませんでした。
462名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 07:00:35.23 ID:w1LtoUnM
異種姦は良いものだ・・・圧倒的な体格差が更に拍車をかけてるよGJ
リオレウスから漂うヘタレオーラが何とも言えねぇw
463名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 09:05:59.01 ID:k2difch7
私っていうからカッコいいレウスかと思ったら全然そんなことなかったw
夫妻の中学生みたいな青々しさが眩しいぜGJ
464名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 09:22:17.71 ID:Cj+uMwTD
へたれうすかわいいよへたれうす。
465名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 12:15:11.17 ID:YSRtlV2N
ティガレックスに女ハンターが食べられるお話。
黒wikiに、いかにも捕食してきそうだが拘束攻撃は
ないと書いてあったので、ならば妄想してやるぜー!

エロも愛も皆無。グロ、猟奇、リョナ系がダメな
お方は即座にモドリ玉推奨。
OKなお方はどうぞ。



砂漠に、絶対強者の咆哮が響き渡る。
轟竜ティガレックスの瞳が見開かれ、凶悪な光を宿す。爬虫類らしい鋭い顔つきに、ズラ
リと並ぶ鋭い歯は、あらゆる生き物の心に原始的な恐怖を刻み付けるものであった。だが、
そんな危険な相手に対し、臆することなく対峙する影がふたつ。巨大な武器を背負った、
僕たちハンターだ。僕が横を向くと、彼女のヘルムの隙間からのぞく眼差しには、強敵を
前にした緊張と、心の高揚からくる笑みが見て取れた。数々の戦いを潜り抜けてきた女性
ハンター。僕の相棒。僕を信頼してくれている、無邪気な相棒。

簡単な作戦だ。
岩壁を背にして僕たちは立ち、突進してくる轟竜を誘導する。四つんばいになって突進し
てくる轟竜の攻撃は、振りかざされる爪に当たろうが、突き出される牙に当たろうが、そ
れだけで相手を死に至らしめる。だがその強力さゆえ、勢いそのままに岩壁に突っ込ませ
れば、爪や牙が突き刺さって身動き取れなくなってしまう。その隙に轟竜を狙うというわ
け。怒り狂った轟竜がこちらに突進してきたら、彼女は右に、僕は左に跳ぶという風に、
事前に打ち合わせておいた。
そして今、怒り狂った轟竜がこちらに向かって狙いを定め、強靭な四肢を躍動させた。柔
らかい砂に足元を取られることもなく、勢いはどんどん増していく。己の縄張りを侵す外
敵である、ふたつの影に向かって。

僕の懐には、小タル爆弾があった。小さなタルに少量の火薬を詰めた兵器だ。時限式で発
火し、敵に傷を負わせることが出来るが、威力はそれほどでもない。だが、僕の今の目的
を果たすには十分なのだ。こちらに向かってくる轟竜との距離を測り、跳ぶタイミングを
選んでいる彼女は、足元に置かれた爆弾に気づくはずも無かった。僕は彼女を足止めする
ための爆弾を残して、音を立てないように速やかにその場を離れた。轟竜に発見されない
程度に距離をとり、茂みに身を隠す。さあ、ショータイムだ。

ドゴシャアッ!

宴の始まりの合図は、轟竜が岩壁に激突した音だった。怒りにまかせて走ってきただけあ
って、すごい勢いだ。砂埃が舞う中、ガラガラと壁が崩れる音がする。やがて視界が開け
てくると…いた。轟竜だ。目をしばたかせる様子は、なんと言ったらいいか、頭の上で星
が回っているようとでも言おうか。一時的に前後不覚に陥っているようだが、砂埃による
ものだろう。硬い甲殻を持っているから、それほど傷は負っていまい。そして轟竜と壁と
の間に見えるのは、青紫色の物体。そう、絶望的な威力の突進をまともに受け、そのまま
轟竜と壁との間に挟まれていった、彼女の着ていた装備だ。
「…ぁ、kっ、―かっ、あぁっ!」
彼女の肺に溜まっていた空気が、不快な声と共に吐き出される。どうやら即死はしなかっ
たようだが、相当な衝撃だ。だいぶ骨も折れただろう。内臓にもいいダメージだ。ひょっ
としたら破損した装備があの柔らかい腹を割いて突き刺さっているかもしれない。僕はさ
らに彼女の様子を見続ける。
466名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 12:18:19.57 ID:YSRtlV2N
「…ぇ、ねえ…○○…?」
ああ、僕を探してくれているのか。そうだね。いつも一緒に強敵と渡り合ってきた相棒だ
もんね。こんな状況でも、安否を気遣ってくれるのは当然だね。でも、いま心配しなけれ
ばいけないのは…
「…!!っ」
彼女の視線の先にあったのは、轟竜の顔。ゆらゆらと踊っていた瞳孔が、少しずつ静まっ
て辺りを確認しようとしている。研ぎ澄まされた歯はかつて犠牲になった獲物の脂で汚れ、
口の奥からは血なまぐさい匂いが漂ってきていることだろう。数多の命を飲み込んできた、
暗い暗い絶望が、そこに開いていた。
彼女の手には、何も握られていない。愛用の武器は、原型を留めないほどにひしゃげて、
遠くに吹き飛ばされていた。身につけていた防具もやはり衝撃で変形し、奇妙な形に歪ん
でいる。なかなか強いモンスターを狩猟して得た骨や鱗を使い、希少な鉱石を加えて最新
の技術で仕上げた武具も、かの一撃の前にはなんの意味も為さなかったというわけだ。
先に動けるようになるのは、彼女と思われた。状況をつとめて冷静に判断しようとしてい
るようだ。出来る限り声を出さず、目の前の怪物から距離をとろうというのだ。苦痛に顔
を歪めているが、手足は動くようだ。仰向けから膝を立て、尻を地面に付けたまま、じり
じりとにじり歩き…

グイッ!
「ひ、ひぃっ!」
完全に視力を取り戻していない轟竜の頭が右に左に動き、彼女の鼻先をかすめた。ガチガ
チと顎を鳴らし、クンクンと匂いを嗅いで、彼女を探している。恐怖の接近に、理性的な
思考が凍りつき、残るのは生物的な本能。ただ走って逃げることしか、考えられなかった。
手足の関節があげる悲鳴に耐え、なんとか立ち上がって駆け出そうとするが―

「ぎゃあああああっ!」
彼女が、悲鳴をあげて前方に転がった。駆け出そうとした瞬間、轟竜の前足が振り下ろさ
れ、鋭い爪が彼女の足元を穿ったのだ。えぐり取られたのは砂漠の砂と、彼女の片足。グ
リーブに覆われていない柔らかな大腿部が、凶器の餌食になっていた。切断面から血が噴
出し、辺りの砂を濡らしていく。地面に落ちた足が、轟竜の爪でつつかれ、黒く砂にまみ
れていく。そこに新鮮な血肉の香りを認識するが、まだ食らいつかない…。もっと大きく
て食べ応えのある部位が、近くにあると分かっているのか。
「あっあっあっ」
転がった拍子にヘルムが脱げ、彼女の顔があらわになる。狩猟生活という世界に生きなが
らも、家では母親に甘えてしまう、幼さの抜けない彼女。ひそかに村の男たちに人気のあ
る、かわいらしい彼女。その瞳は見開かれ、いつもの微笑をたたえた姿とはかけはなれた
状態になっていた。激痛と、逃げられない恐怖が、さらに彼女の心を蝕む。
「あっ。ああっ。なん…でぇっ?」
突っ伏した顔は砂まみれになり、口に入った砂に咳き込む。
「がっ…げっ…た、すけて…」

グシャアッ!

そして、完全に視力と嗅覚を取り戻した轟竜が、獲物を捕らえにかかった。
「いやあああああっ!」
鋭い爪で組み敷かれ、体重をかけられる彼女。鎧が裂け、背中から血が噴出する。そして
圧力によって彼女の背骨や腕の骨が悲鳴をあげていることだろう。
弱肉強食の世界では、弱きものは色々な知恵を使って生き延びようとする。小型の爬虫類
は自ら尻尾を切って囮にするというし、遠く海の向こうの世界では、放屁して逃げる虫な
んていうのもいるという話だ。だからこそ、捕食者は、つけいる隙を与えずに獲物を無力
化して優位に立ち続けなければならない。…こざかしい道具を使ってくる獲物なら、なお
さらだ。
「いやっ!ああっ!」
みしっ…
「○○―!た、すけて、よぉ…」
みし…みしっ
「た、す…」
ぎし、ぎし、ぎし、ぎし、
「―っ」
ばきっ ばきばきばきっ!
467名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 12:21:52.09 ID:YSRtlV2N
彼女の骨が、鈍い音を立てて折れる。折れる。体中の骨が折れる。
弱弱しい血の噴水が、彼女の首元から上がった。
びくん…びくん…と、彼女の体が痙攣する。
彼女の腰の辺りから、染みが広がっていく。血ではない、透明な液体が、固まりかけてい
た血溜まりを溶かしていく。
彼女の体内に残っていた尿が、抑制を失って漏れ出していた。

そして、食事の時間が始まった。
ごちそうを前に、立ち上がって顎を鳴らし、辺りをうかがう轟竜。僕はいつだったか、雪
山で轟竜の食事風景を、彼女とともに目撃したのを思い出していた。まったく同じ凄惨な
光景が、いま僕の前で繰り広げられているのだ。
まずは、左肩からかぶりつく。
金属の肩当ても、胴を守る鱗も、彼の前には肉と変わらないのだろうか。ばりばりと音を
立てて、押さえつけられた彼女の胴体から、肉片がちぎりとられる。
ぼり…ごりっごりっ
顎に力を入れて、噛み潰す。口から滴る血が、彼女の頭に降りかかる。毎日手入れをして
いた艶やかな髪は、砂と血にまみれてグチャグチャになっていたが、誰も気にすることは
無い。
捕食者はそんなの気にしない。
彼女は、もう自分の上で何が起きているかも、認識できない。

左肩の部位がすっかり飲み込まれたころには、もはや彼女の体はピクリとも動かなくなっ
ていた。
そして轟竜の口がひときわ大きく開かれ、彼女の上半身にかぶさる。
頭から腰までが、一気に鋭い牙で切り取られた。

ごりっごりっごりっ
びしゃびしゃびしゃ…



砂漠は、夜に近づいていた。
灼熱の太陽が沈み、しだいに冷たい風が吹き抜ける。

ガオオオオオン!

轟竜が咆哮する。
大気が揺れ、黒く染まった砂の塊が、ばらりと崩れた。
轟竜がかがみこみ、全身に力を込めて、そして跳躍した。ワイバーンのようにはばたく飛
行能力を持たない彼は、力任せのジャンプから滑空し、場所を移動するのだ。行き先は、
ねぐらだろうか。今日は傷を負ったが十分な食料にありつけた。しばらくは傷を癒し、そ
して戻ってくるのだろう。弱きものが狩られる、この砂漠に。

暴君が去り、残された肉片に虫が近づいてくる。やがて、夜行性の小型竜も匂いを嗅ぎつ
けてやってくるだろう。大型モンスターの食べ残しは、狩りの苦手な小型モンスター達に
とっては、貴重なごちそうだ。まあ、小型のヤツも、肉食ばっかじゃないけどニャ。

僕たちアイルーは、野生動物の中じゃ道具を使う賢い種族だけど、大多数のアイルーは他
の生き物を狩ったりはしないのニャ。いわゆる平和主義ニャ!
でも、ひとつだけ譲れないものがあるのニャ。一族の絆はなによりも固いのニャ。だから、
友人や家族を殺されたりしたら、どこまでも相手を追い詰めて、復讐するのニャ。仲間が
やられたのと同じような苦しみを与えて、復讐するのニャ!
まあ、無抵抗な僕たちを惨殺するハンターなんて、滅多にいないのニャ。だから、今話し
たことは忘れていいのニャ。ニャニャ〜♪


おしまいニャ
468名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 13:47:33.03 ID:Zj4+xu3y
2Gにて狩猟数がカンストした自体で飯に毒くらいは有り得るなと覚悟してたの思い出したよ
エロパロ的には乳とか尻とか性的部位の描写を期待すべきなんだろうがガチ喰いも嫌いじゃないぜGJ
469名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 14:07:35.54 ID:tUXmGgU5
>>461
ヘタレウス可愛いよヘタレウスGJ。
末永くお幸せにと祝福せざるを得ない。

>>467
特別配信のオトモナルガとメラルー毛並みのオトモ連れてナルガ狩りに行った時の
妙な四面楚歌気分と殺意の正体が分かった気がするGJ
470名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 19:34:32.00 ID:4GbYHAfr
皆大変だな。家のやつなんて耳栓つけてんのに、レウスの咆哮でパニくるぞ。
471名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 19:38:35.44 ID:EPvm+F8z
今回のアイルー名前付けれるから愛着も増すが
好きな名前ばっかり付けてたらあんまりエロい妄想できないような名前ばっかりになってしまった
472名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 19:47:55.10 ID:4GbYHAfr
>>471
例えばどんな名前だったら、どんな妄想が?
473名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 21:25:17.37 ID:Ii3RZB+x
>>472
ベタなネタで言えば好きな女の子の名前付けたとか
それで別のハンターの狩を見て一言
「ご主人様より(討伐時間が)早ーいニャ」
474名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 22:50:36.14 ID:Cj+uMwTD
>>473
おいばかやめろ
475名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 23:07:44.82 ID:h/TKBy40
ヨヨェ……
476名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 23:27:07.09 ID:fwLDG52k
(飛び散ったモノを舐め取りながら)
「前のご主人より早いニャ」
477名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 00:11:23.94 ID:kh5wPMmm
>>428
まさかそんな事言ってもらえるなんて…ありがてぇありがてぇ
でも、エロ展開一個も思いつかないんです(´・ω・`)ゴメンナサイ
健全なイチャイチャしか思いつけんこの身が憎いぜ…
478名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 04:32:46.22 ID:oki3FXif
前のご主人の所に帰りたいと嘆く子を陥落するのが楽しい
479名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 04:47:02.86 ID:WfLLCRz+
こんな流れだが空気を読まずに投下します

ジンオウガ♀擬人化物
前後編で、今回はエロ無し

ここの住人が好きすぎて初めて小説書いたから稚拙でサーセン
というわけでGO

480名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 04:49:44.38 ID:WfLLCRz+
それが現実とは言い得て妙だ。

「はっ――あ、が……!」

紅に染まりつつある視界。
全身に不愉快な熱が迸り、呼吸をするだけで酸素とともに激痛が駆け巡る。

「旦那! 旦那! しっかりするニャ!」

相棒の声が聞こえた。
気をしっかり持つよう全身を揺すりながら、今にも泣き出しそうな顔をしている。

「ぐっ……」

どうやら左腕は完全にぽっきり逝ってしまっているようだ。
それでもどうにか上体だけでも起こし、俺たちをここまで追い詰めたモンスターを睨む。

地に伏せていると、改めてその巨体にひれ伏しそうになった。
雷狼竜ジンオウガ。
けして長くはない俺のハンター生活で唯一、完全な敗北を認めざるを得ない、モンスター。

その巨体からは想像できないほど俊敏な動き。
見る者全てを圧倒する剛腕から繰り出される、一撃必殺の嵐。

敗因は何かと問われれば、純粋な力不足としか答えられない。
情けない、負けん気だけは強いと思っていた俺が、こうもあっさり負けを認めるなんて。

「…………」

「な、なんニャ!? やる気かニャ!?」

さすが強者というべきか、ジンオウガはこちらがもう満身創痍なのをわかっているのか、ゆったりとした足取りで歩み寄ってくる。
それに反応し、俺がハンターになる前から一緒にいる相棒、オトモアイルーのノワールが俺の前に立ちふさがった。

もういいノワール、逃げてくれ。
俺の意思とは裏腹に、ノワールは無謀にも単身敵へと突っ込んでいく。
しかし――

「ギニャアアアアアアア!」

自身の何倍もの力を持つ雷狼竜の、その腕の一振りで、白猫は呆気なく吹き飛ばされてしまう。
当たりどころが悪かったか、それとも普通に耐えきれなかったか、ノワールはそのまま戦闘不能に陥り地面へ潜ってしまう。

……結局逃げたのかよ。

そうこうしている内にジンオウガはついに俺の目の前に迫っていた。
もはや不思議と怖くはない。
ただ、このクエストと受注する前の、浮かれていた自分がひたすら憎かった。

期待の新人ともてはやされ、ユクモ村の村長の制止も聞かず飛び出した、この俺が。

ふいに、ポッケ村で英雄と呼ばれた兄の事を思い出す。
思えば俺がハンターを志した理由も、そんな兄の存在によるところが大きかった。
両親と早くに死に別れた俺を、ずっと護ってくれた兄に恩返しがしたくて。
いつの日か、一緒に狩りに行きたくて。
いつの日か、一緒に飲みに行きたくて。

――そして、いつの日か、背中を預け合うほどの関係になりたくて。
481名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 04:52:01.01 ID:WfLLCRz+
「死にたくねえなあ」

ぽつりと零したため息交じりの本音。
そんな思い虚しく、俺の全身を覆うほどの前足が、獲物に止めを刺さんと迫ってきて――

(ごめん、兄貴。やっぱり俺には無理だったよ)

俺は二十数年の人生に、別れを告げた。


――――――――――――――――――――――――――――


「……え?」

直後、信じられない出来事が起きた。
爆音と間違うほどの轟音が響き、雷狼竜が悲鳴を上げて大きくのけ反ったのだ。

視界をよぎった大きな槌。
細身の身体に不釣り合いな武器を構えた女性が、俺の前に勇ましく立っていた。

「どうしたレーヴェン。お前はその程度だったのか?」

振りむいて白い歯を見せた女性は、今しがた振りぬいたばかりのハンマーを担ぎなおし、すぐさま辺りに何かをばら撒く。

これは……生命の粉塵?
身体を癒す神秘の粉のおかげで、俺の身体に活力がみなぎる。

「先輩? どうしてここに……」

彼女はよく俺の家の前で見かける、昔からユクモ村でハンターをしている女ハンターだった。
モンスターについての知識があまりない俺にいろいろよくしてくれた、頼りになる先輩でもある。

「いやなに、お前が村長殿から依頼を受けたと同時期に、私もキノコ採集の依頼をたまたま受けていてな」

あくまで偶然通りかかったと彼女は言う。
集会浴場で受ける正式なクエストとは違い、村長からの依頼は基本一人でこなすことを義務付けられる。

つまるところ、そういうことなのだろう。
どうやらここが最期の場では無くなったようだ。

先輩の不意打ちを受けたジンオウガが、無粋な乱入者に怒りの咆哮を浴びせる。
どうやら相手も本気でケリをつけるつもりらしく、辺りを漂う雷光虫を取り込み――

「――オオオオオォォォ!!」

バチバチと大気が震える。
先輩はこちらを向いて、ほんのりと薄ら笑いを浮かべた。

「さてレーヴェン、相手は本気のようだ。どうする? 戦うか? 逃げるか?」

俺は、もうすっかり折れたとばかり思っていた"牙"を握り、しっかり相手を見据えて言い放った。

「もちろん、戦うさ!」
482名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 04:54:10.25 ID:WfLLCRz+
「これで……どうだぁああああ!!」

大きく一閃、相手と交差するように斬り付ける。
子供のころから馬鹿の一つ覚えみたいに練習してきたこその破壊力が、ついに雷狼竜の角を砕いた。

尻尾はすでに斬り落としてあるし、先輩の加入と途中復帰したノワールの笛のおかげで、
俺たちはついにあの雷狼竜を追い詰めることができた。

斬り付けた感覚が今もなお俺の両手に残っている。
強者だからこその重み。
こいつを倒したら、俺はこの重みを一生背負っていかなくてはならないだろう。

できるのか? 俺に。
一度は生きることすら放棄した俺に、この先もっと激しくなる流れに逆らうほどの力があるのだろうか。

「レーヴェン、終わらせるぞ!」

「……え、あ、はい!」

決意を固める間もなく、先輩が一気に間合いを詰めて、大きなハンマーで雷狼竜の顎を打ち上げる。
続けざまに俺が斬り付けると、ノワールが小樽爆弾を投げつける。
たまらず雷狼竜は足を引きずり逃げ出そうとするが――

「ふふん、もう逃がさないのニャ!」

勝ち誇った笑みを浮かべるノワール。
そう、雷狼竜の背後は切り立った崖。
先輩はこうなることも含めて、ヤツを追い詰めていたのだ。

「敵いませんね、先輩には」

「ふっ。さて、なんのことやら」

とぼけて見せるユクモ村の女ハンターそろそろ三十路。
俺が小さく笑うと、先輩もまた小さく笑う。

「……決めるぞ」

「はい」

互いに最も信頼できる獲物を構え、最後の時に迫る。
そんな折だった。
雷狼竜が、不審な行動に出たのは。
483名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 04:57:25.06 ID:WfLLCRz+
「……っっ!?」

どすん、と剛腕が地面を叩く。
雷狼竜の攻撃パターンにもある、太い腕を生かした押しつぶし攻撃。
まるで自棄を起こしたかのように、雷狼竜はそればかりを繰り返す。

おかしい、気高き夢想の狩人とはとても思えないような、乱暴な攻撃だった。
さすがの俺でもこれぐらいなら問題ない。
横っ跳び、背後に跳んでかわしていく。

「くそっ……!」

だが、そんな一撃でも当たれば致命傷だ。
下手に近づいて一度でも食らえば即お陀仏、あの世で親父たちとご対面となるだろう。
さっき殺されかけたトラウマか、自然と意識は慎重になり、上手く反撃に移ることができない。

「……っ、妙だな。何がしたいのだ、こいつは」

先輩も突然の雷狼竜の行動をわかりあぐねているようだ。
雷狼竜はとてもプライドが高く、惨めに生きるぐらいなら潔く死を選ぶものだとばかり思っていた。

それほどまでに生に執着しているのか。
それとも、脆弱な人間に負けることは、それほどまでに彼の沽券に関わることなのか。

「いい加減に……あきらめろっての!」

八度目の叩きつけを回避した後、スタミナ切れで生まれた隙を見逃さず、俺は素早く太刀で斬り払う。
上手く爪先に当たり、雷狼竜は大きくのけ反った。

「もらった!」

勝利を確信し、俺はそれまで保っていた間合いから、一気に距離を詰める。
そこでヤツの胴体に最高の一撃をお見舞いする……はずだった。
だが……。
484名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 04:59:26.63 ID:WfLLCRz+


ベキベキベキィ――!


「っ、なんだ!?」

「……まさか、こいつ!」

聞こえた嫌な音は足元からだ。
反射的に視線を下げると、地面に亀裂が入っているのに気付く。

「やられた……。レーヴェン、下がれ!」

言われてから、俺はそこでようやく気付く。
雷狼竜がしきりに地面を叩いていたのは、俺を圧死させるためではなく、この地盤そのものを砕くためだったらしい。

俺たちが決戦の場に選んだのは切り立った崖の上。
あまり広くはない、敵を追い詰めるには最適のはずの場所が、どうやら裏目に出てしまったようだ。

先輩の言う通りすぐさま下がりたいのは山々なのだが、一気に踏み込んでしまった俺の身体は、巻き起こる大きな
崖崩れから逃れられず――

「レーヴェン!」

伸ばされた先輩の腕。
とてもハンマーを振りまわしていたとは思えない華奢な腕に、俺はすかさず手を伸ばす。

「あれ?」

不思議な浮遊感に身を包まれた。
視界が一気に横転し、ガラガラと壮大な音を立てて崩れる崖の中に、共に落ちていく雷狼竜の姿を確認した時にはもう遅くて。

「レーヴェェェェェェェン!!」

俺の身体は、底の見えない遥か彼方へと落ちていくのだった。
485名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 05:01:49.28 ID:WfLLCRz+
「うっ……」

全身を激しい熱が包んでいた。
落下の衝撃で全身の骨が砕け、自身の血溜まりに沈んでいってるのだろうか。
それにしてはやけに心地よくて、全身の疲れを優しく癒してくれているような……?

「あん?」

目が覚めた。
ついで自身の身体を動かしてみる。
あんな高いところから落ちたんだ、五体満足でいられるはずが――

「動く……」

おかしなことに五体満足だった。
最後にエロい妄想をしてみると……ちゃんと機能する、ここも大丈夫なようだ。

「これ……温泉、か?」

俺は、自分が胸元までつかっている薄い緑色の液体に向かってそう呟いてみる。
ちゃぷ、と両手でお湯を掬い、掌の隙間から垂れ流す。
温度、独特の匂い、常識的に判断するならこれは温泉だ。

ユクモ村には、その名物ともなる温泉があるのは周知の事実。
したがってここは渓流、たまに番台クエストもあるぐらいだから、未だ誰にも発見されてない秘湯があってもおかしくはない。

「助かった……のか、俺」

そう思うとかつてなく大きなため息が漏れた。
ユクモ村の温泉には傷ついた身体を癒す効能がある。
おそらくここの湯にも、落下のショックを和らげる異常の効果があったのだろう。
とにもかくにも、俺は今日一日で二度死にかけて、二回とも死に損なったようだ。

「今度から死に損ないのゼオルと名乗ろうか」

悩む。
カッコいいんだが、ギルドカードを勝手に編集して怒られないだろうか。

「しっかし、ずいぶん落ちてきたんだなぁ。上が見えないぞ」

遥か上空で、不自然に切り取られた崖が確認できるものの、先輩とオトモの姿は当然目視できない。
雷狼竜は一緒に落ちたはずだから、二人とも無事だとは思うが。

「……っ!」

そうだ、何を悠長なことを言っているんだ。
雷狼竜が共に落ちてきたということは、ヤツがすぐ近くにいてもおかしくはないじゃないか。
おまけにこの温泉があるんだ。
相手も傷を回復し、虎視眈眈と俺のことを狙っているのかもしれない。

しっかり結んでおいたおかげか、俺の背中に貼り付いて離れない刀に手をかけ、俺はゆっくりと周囲の観察に入る。
するとそこで、意外な光景が俺の視界に飛び込んできた。
486名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 05:04:20.52 ID:WfLLCRz+
それがあまりに非現実的な状況だったため、俺は実は死んでいて、ここは黄泉の国ではないのかと疑うほどだった。

女の子だ。
それもまだあどけなさを残した、歳の頃十七、八の。

「お、おい、大丈夫か!?」

ざぶざぶと湯をかきわけ、俺はぐったりと動かない少女に歩み寄る。
鮮やかなドラグライト鉱石のような色をした髪をしていた。
珍しい髪色だな……どこの生まれだろうか。

「しっかりしろ、気をしっかり持って……?」

肩を抱き、助け起こしたところで気が付く。
この娘、服着てねえ。
いや、風呂なんだからおかしくはないのだが、いかんせんこっちはゴツイ鎧を纏っている分、
いかんともしがたい気持ちになってくる。
近くにこの娘のらしき服もない。

とにかく一旦湯からひっぱり上げようと、湯船から軽い身体を抱え上げると、

「な……」

再び絶句。
そりゃ、普通に可愛い顔をした女の子が真っ裸なんだから、当然言葉は失うさ。
だが、人並みに性欲を持った俺ですら、目のやり場に困るということはなく、むしろそれらをしげしげと眺めてしまう。

少女の身体は傷だらけであった。
打撲、裂傷、真新しいものばかり目立つそれは、おそらく付けられてからそんなに経っていないのだろう。
温泉の効果故にか、出血こそしていないものの、およそ少女が纏うべき傷ではない。
こんなものが似合うのは集会浴場のベテランハンターたちぐらいのものだ。

「どういうことだよ……」

一つ仮定を上げてみる。
まさかとは思いたいが、この少女はこの近辺に住む普通の少女で、偶然このあたりをうろついていた時に
悪趣味な暴漢たちに襲われ、この場に置き去りにされた……とか。

やばい、今適当に作った話なのに恐ろしいほど合点がいく。
むしろ、ここら一帯からモンスターの気配がしない辺り、
モンスターに襲われる危険性が少ないからそうとしか考えられなくなってきた。
この業界、そういった話もあることはある。

どうしよう、今からでも見なかったことにしようか。
いやでも、このまま死なれたりでもしたら後味悪すぎるし……。
487名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 05:06:37.83 ID:WfLLCRz+
散々迷った結果、とりあえずまずは少女が起きるのを待って話を聞いてみることにした。
まぁ俺の考えすぎだろう。
単なるSMプレイの名残かもしれないしな!

「んっ……ぅ……」

ぴくりと少女の瞼が揺れる。
じっと覗きこんでいると、やがてご開帳したそこからは、くりくりとした活発そうな紺碧の瞳が俺を捉える。
どきりと鼓動が高鳴るのを感じた。

「よ、よお……」

恐る恐る声をかける。
少女は眠たそうにごしごしと目を擦り、まずは辺りを伺い現状把握。
そしてがばっと起き上ったかと思うと、いきなり俺を突き飛ばしてきた。

「うお!?」

「っ……このっ!」

第一声が雄叫びとはいかほどに。
雷鳴のように鋭い声とともに、湯船に背中から飛び込んだ俺を押し潰さんと、更なる追い打ちをかけてくる。

「潰れろ! 潰れろ! このっ! このっ!」

「あだっ! この、ちょ、やめっ……」

やっぱり俺の想像が正しかったのだろうか。
勝気な瞳は鋭く尖り、俺を射抜かんとばかりに睨んでくる。
何度も何度も細腕で俺を叩きつけて……って結構力強いなこいつ、超痛いんですけど。

「いてっ! この……落ち着けって! 俺はあんたに乱暴しようとしてるんじゃ……痛っ!」

駄目だ、聞く耳持たない。
女の子に手荒にするのも気が引けるが、こうなってしまっては仕方がない。

俺は振り下ろされた少女の両腕を引っ掴むと、力入れてそれを押し返す。
あまり痛くならないように地面に押し倒し、乱暴にするでもなく、ひたすらその姿勢を保ったまま声をかける。

「……どうだ、落ち着いたか?」

少女が怯えないよう、なるべく優しいトーンで呟く。
少女は驚いたように目を丸くすると、そのままの表情でこんなことを言い放った。

「なに……これ……?」

「あ?」

少女の全身から力が抜けたのを確認して、俺は拘束を解いた。
少女はもう俺には関心が無くなったらしく、しきりに自分の両腕を見つめている。
戦慄きを抑えられず、先ほどの元気はどこへやら、むしろ何かに怯えているようにさえ思えた。
488名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 05:09:03.01 ID:WfLLCRz+
「おい、大丈bぐえ!」

「ちょっとあんた! わたしに何をしたのよ!」

「は、離せって! 何もしてねえよ! あんたが何をされたのか知らんが、俺はただ助けてやろうかと……!」

「助ける? 馬鹿言ってんじゃないわよ! 何もしなかったら、こんなこと……」

急に胸ぐらを掴んだかと思うと、とたん俯いてしまう。
ヤられたショックで情緒不安定にでもなっているんだろうか。
少し可哀想になり、俺も多少気まずくなってくる。

「……お、おい。ホントに大丈夫か?」

軽く肩に触れると、勢いよく弾かれてしまう。
少女は一層強く俺を睨んだかと思うと踵を返す。

「……上等じゃない」

「は?」

いきなりなんなんだろうか。
少女はざばざばと湯をかきわけ、そのまま湯船から完全に上がってしまう。
あ、そっちの毛も髪と同じ色なんだ。
じゃなくって!

「おい、何するつm」

「あんたも出なさい」

人の話を聞かないヤツだ。
あんまり生意気な娘はお仕置きしちゃうぞ。
おおお、お仕置きしちゃうぞ!

(なんなんだよ……まったく)

しぶしぶ言う通りに湯船から上がる。
身体が火照ってきたところだったのでちょうどいい。
急速に身体が冷やされ、冷静な思考が蘇ってくる。
水分を吸ったインナーが多少重量を感じるが、このぐらいならどうってことはない。

「言う通りにしたぜ? で、一体なんなんだよさっきから」

「言っておくけど、わたしはまだ負けたつもりはないわ」

「あ? どういう意味だ」

「こういう意味よ」

勇ましく、ふふんと不敵な笑みを浮かべた少女は、姿勢を低く保ち、四足になって俺と対峙する。
このアングルだといろいろ悩ましくもあり言いたいことはたくさんあるのだが、俺はこの時、すでになんとなく嫌な予感がしていた。

「……ちょっと待て。お前……いや、そんなまさか」

彼女の言動、行動、そして俺自身の前後の記憶。
自分でいうのもあれだが、俺の予想はよく当たることで有名だ。
489名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 05:11:59.87 ID:WfLLCRz+
「一つ……聞かせてくれ」

「なによ」

「お前はジンオウガ……あー、お前はついさっきまで、俺と崖の上で戦っていたやつか?」

ジンオウガや雷狼竜は俺たち人間が勝手につけた固有名称だ。
おそらく理解できないだろうので、わかりやすく具体的に問うてみる。

「ええ、その通りよ。どういうわけか、こんな姿になっちゃったけど」

頭が痛くなってきた。
軽い冗談のつもりだったはずが、的を得ているなんて。

しかしどうやら自分の身体が擬人化してしまっていることは理解しているらしい。
しかも理解した上で受け入れているようだ。
いや、受け入れとは少し違うか。
未だ納得はいってない様子だが、彼女にはそれよりも優先すべきことがあるらしい。

「それで、その構えは?」

「言ったでしょ。わたしは、まだ負けたつもりはないって」

言いたいことはわかる。
彼女は誇り高い雷狼竜だ。
中途半端な結果は認められないのだろう。
しかし、俺は――

「……駄目だ」

「え?」

「"人間"とは、戦えねえ」

そう、俺はあくまでハンター。
対モンスターの心得こそあれど、人間相手の戦い方は何一つ学んじゃいない。
それにハンター以前に、同族に手をかけることは完全なタブーだ。
そう考えると勝手なものだな。
先ほどまで嬉々として太刀で斬りつけていた相手に、拳一つぶつけられないのだから。

「……何よ、それ」

だから俺は、雷狼竜の少女が怒るのも無理はないと思った。

「ふざけんじゃないわよ! 勝手にこんな姿にされて、決着つけることもできなくて!」

再び胸ぐらを掴まれた。
本当に好戦的な性格だ。
だから……許せないのだろう。

「俺だって、できればケリつけたかったさ」

「だったらやればいいじゃない! わたしは一向に構わないわよ!」

「できねえよ。人間は……俺は、そういう生き物なんだ」
490名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 05:14:03.12 ID:WfLLCRz+
少女の方もプライドがあるからか、敵とはいえ無抵抗な相手を一方的に攻撃することはできないようだ。

「ニンゲン……それって、あんたたちのこと……?」

「ああ」

「だったら、ニンゲンは本当にどうしようもなく最低な生き物よ。身勝手で。わたしたちの場所を我が物顔で歩いて」

「…………」

その通りだよ、と肯定しておく。
少女の身体がどさりと崩れ落ちた。
戦いに意識を向けることで抑えていた感情が、ついに溢れたのだろう。

「これからどうすりゃいいってのよ……」

人の姿になってしまった以上、もはや以前の生活に戻ることはできない。
かといって人として生きる知識もない。
この世界における半端者にされてしまった苦しみは、温い流れに沿って生きてきた俺には到底
理解できない状況だった。

だから、なのかもしれない。

「……お前さえよければ」

俺には両親がいない。
いるのは二つ年上の兄だけだ。
俺の人生の大半は、そんな兄の導きによるものだった。
一人では何もできなかったろくでもない俺を、ここまで育ててくれたのは兄だ。
そんな兄に憧れて、英雄と呼ばれた兄に少しでも近づきたくて、俺はここまでやってきた。

あの時、一人ぼっちだった俺に、兄が優しく手を差し伸べてくれたように――
491名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 05:16:32.21 ID:WfLLCRz+
「うちに、こないか?」

俺も彼女に手を差し伸べた。
有無を言わさず否定されるかと思ったが、少女は意外にも目を丸くして、俺の行動の意味を探ろうとしているみたいだった。

「ついさっきまで殺り合ってた間柄だ。お互い言いたいこともあるだろうが、ひとまず休戦にしないかってことだ」

モンスターが人になるなんてとても信じられる話ではないけれど、俺はなぜかそこがそんなに大事だとも思わなかった。
今目の前で女の子が悲しんでいて、一度にすべてを失って、途方に暮れている。
それだけで十分じゃないか。
昔の俺に重ね合わせるつもりはないけれど、きっとあの時の兄貴も、今の俺と同じ気持ちだったのだろう。

ただ純粋に、助けてやりたいと。

「……正気なの?」

「ああ、当然だろ。どちらにせよ、ずっとここにいるわけにもいかないしな。お互い腰を落ち着ける必要がある。違うか?」

反論のしようがないように、一気に言葉をまくし立てる。
元モンスターなのでどこまでが理解の範疇なのか迷ったが、意外にもこの少女は俺の言った言葉のほとんどを瞬時に理解してくれる。

「それに、だ。こうも考えられないか?」

俺は人差し指を立てて、得意げに口を開く。

「お前はなぜか人間の姿になった。そのこと自体はもう、無理にでも納得するしかない。
重要なのは、元の姿に戻る方法もあるかもしれないってことだ」

「……え?」

少女の瞳が大きく開かれた。

「だってそうだろう? 人間の姿になれたんだから、きっとその逆もあるはずだ。ついでだ、探してやるよ、その方法を」

彼女がこの姿になってしまったのだって、百パーセント俺が関係してないとも言えない。
その方法とやらが本当にあるのかどうかわからないけど、だからといって諦めるという選択肢には繋がらない。
492名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 05:18:41.10 ID:WfLLCRz+
「だから、もしその方法が見つかって、お前が元の姿に戻れたら」

俺は瞬時躊躇い、すぐさま顔を上げた。

「もう一度俺と戦ってくれないか。負けっぱなしじゃ、終われねえ」

「――!」

言った。
言いきった。
俺は一瞬たりとも少女から目線を外そうとはしなかった。
少女は俯き、少し、少しだけ震えたかと思うと。

「ふふっ……」

爽やかな、笑顔。
可愛かった、他に言葉が見当たらない。
紅い唇から覗く白い八重歯が、たまらなく扇情的に俺の目に映った。

「あんた、馬鹿ね。ついさっきまで殺し合いをしてた相手を自分の住処に誘うなんて、どうかしてるわ」

「悪かったな」

「それに、今なら勝てるかもしれない相手を、再び元の姿に戻して戦いたいだなんて」

少女はゆっくりと立ち上がった。
当初のような敵意も、先ほどまでも失意も感じられない、立派な立ち姿だった。
いや、まぁ、胸とかその辺はお世辞にも立派とは言えないけど。

「いいわ。あんたの誘い、乗ってあげる。わたしもこの結果に満足していないのよ」

そう言った少女の表情からはもう憂いは消えていて。
変わりに浮かぶ高慢そうな微笑は、異性との交遊が乏しい俺にはとても眩しく映って。

「決まりだな。俺はゼオル。ゼオル・レーヴェンだ」

「……? ぜお……」

「要は、自分が仲間に何て呼ばれているかだ」

「……セッカ。わたしは、セッカ」

驚いた、モンスターの世界にも名前という概念はあるらしい。
無いなら無いで俺がカッコいい名前をつけてやろうかと思っていたが、なるほど、ケチのつけようがない良い名前だ。
これからよろしく頼むぜ、そう言って俺たちは歩き始める。
いつまでも真っ裸はいろいろとよろしくないので、セッカにはとりあえず俺のインナーを着させておいた。
故に俺は素肌の上から鎧、擦れて痛い。

「しかし、皆には何て説明したもんかなぁ」

ありのままを話しても相手にされないだろうし、俺自身未だ信じられなかったりする。
それに、今回のクエストの結果はどうなるのだろう。
ジンオウガの死体が見つからない限り、成功扱いにはならなかったりするんだろうか。
前代未聞のこの状況だが、まぁ、いいか、帰ってから考えよう。



こうして、俺たちの生活は幕を開けたのだ――
493雷狼竜と俺:2011/02/23(水) 05:21:16.43 ID:WfLLCRz+
以上です。とりあえずはここまでです
本文投下してる時にタイトル付け忘れたので今あるように「雷狼竜と俺」で
お願いします

続きはまたいつか
頑張ってエロの練習しなくては
494名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 06:08:36.27 ID:oki3FXif
まだ冒頭なのに予想以上に萌えさせて頂いた。ジンオウガ可愛いよジンオウガ
前から思ってたが3rd屈指の萌えモーションだよねダイナミックお手
495名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 07:45:14.75 ID:h/sfv2qA
何気に家の前の先輩が出てきてちょっと嬉しい
さわやかエロスがエロくてよかったです
496名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 01:57:26 ID:i2D35Jyt
>>423
ジョーが更に好きになった。

http://www.pic-loader.net/picfile/03969.jpg
497名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 02:07:26 ID:DPCqK4MX
>>467
この前ランスで轢いちゃったのは俺じゃないよ本当だよ
498名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 16:33:57 ID:T5qHG4Jm
>>493
GJだぜ。予想以上にオウガが かわいくてビックラこいた。続き待ってるよっ
>>496
ジョーさんがカッコよすぎてワロタ でも怖いお
次はメスジョーさんも描いてくれんかいのう?
499名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 19:38:33 ID:56loZLx+
>>496
わああああ、ありがとうありがとううう
そのうちまた何か投下します、きっと相変わらずgdgd低クオリティだけど
500名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 21:20:26 ID:DDRrJ6LJ
謙遜し過ぎは死を招くって教官が言ってた
例えば妄想オンリーの俺とか俺とか俺が死にたくなるぜ?
501名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 22:03:12 ID:56loZLx+
いや、でもあれです。他の書き手さんが凄過ぎて、自分の見返して死にかけた。
でも懲りずに投下。色々すみません。

>>421>>423の、転生後の与太話。人×人。コメディ。
・コノハ視点。でもこんなコノハ嫌だ。コノハ好きさんごめんなさい。
・GJを頂けて舞い上がった。勢いだけで書いた。今は反省と後悔しか無い。
・エロ× キャッキャウフフ○…すいませんエロが難しいです。
・ラストのアレっぷりは、どこで説明入れるか迷った挙句の産物
502名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 22:04:53 ID:56loZLx+
皆さん、今日も狩って狩られてますか?
ハンターズギルドユクモ村支部、下位クエスト受付のコノハです!
最近、付近のハンターさんは大体が上位に昇格なさったので、正直暇だったりします。
ササユが実に大変そうです。…個人的には忙しい方がいいんですよ。ぼーっとしてると
ギルドマネージャーにお尻触られちゃうから。
けど特にする事もないし、結局集会浴場に集まったハンターさん達の観察ぐらいしか
日課がないんですけどね。
…あっ、二人のハンターさんがクエストから戻ってきましたよ。
小柄な女の子の方は、確かシヅキさん。お姉さんが結婚したって言ってましたが、
彼女も多分そのうち…ああ、私も出会いが欲しいです。
背の高い男性は、えっと、ゆ…べ、ぐな…何かややこしい名前だったと思います。
シヅキさんが、いつも短縮形でユグって呼んでる所為で忘れました。
ササユに報告してますね。ちょっと盗み聞きしちゃいましょう。

ふむふむ、結婚を機に街に引っ越す姉夫婦の護衛をしていたら、砂原にディアブロスと
ディアブロス亜種が出た。両方金冠サイズで、何か一瞬遠い光が見えた、と。
それは怖いですね。カップルで夫婦を送ってたら夫婦に襲われたなんて笑えませんね。
でも無事に姉夫婦の引っ越しは完了したようで、何よりです。
で、一仕事終えて二人で温泉ですか。全く恥じらわずに一緒に入るあたり、連れ添った
時間を感じて妬ま微笑ましいですね。
……さて、もう少しぐらい見ててもバチはあたりませんよね。
ええ、今持ってるのは双眼鏡ですが気にしないでください。ササユはこっちを見てる
余裕もありませんし、マネージャーは横で同じ物構えてシヅキさんをガン見してますから。
503名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 22:05:42 ID:56loZLx+
向かい合ってお湯に浸かり、無言でガーグァを浮かべ続けてます。一定の間隔で、
乱れる事なく出し続けてます。双方無表情。いつも通りの光景です。
……あら、ここでユグさんが別の行動をとり始めました。
シヅキさんの背後に回って、彼女の肩に顎を乗せ、……覗いてます。
タオルの中、上から覗いてます。隙間以上谷間未満の、推定75のCぐらいな部分を
眺めてます。いくら他のハンターさんが入ってないからって、あまりにも大胆です。
でも、あの顔からして目的は彼女の反応の方ですね。
しかしシヅキさんは平然と、ユグさんの耳たぶふにふにして遊んでます。
全く意に介してません。残念。
ユグさんここで諦めるのか、更に行動をエスカレートさせるのか…うわ、後者で来ました。
タオルを留めてる部分、引っ張ってます。俗に言う『やーん』を期待してますね。
そして背後をとってるのを良い事に、シヅキさんをくすぐり始めました。
単に緩く巻きついただけの状態になったタオルは、彼女が身体をよじればよじる程はだけます。
あああ、胸隠してください胸。足も際どい所まで見えてますってば!
更にユグさん、お酒を少量彼女の鎖骨辺りに掛けてます。そして胸部に流れたら舐めると。
何のプレイですかそれは。
ちょ、あ、舐め取られる度舌に押されて形を崩す乳房が卑猥ですよ!!
と、シヅキさんの動きが止まりました。素早く振り向いて、ユグさんのタオルをぁっ!?

…反射的に見るのをやめてしまいました。まさか同じ事を相手にするなんて手段を取るとは。
しかも楽しそうです。ユグさんの焦る声と、シヅキさんの爆笑が聞こえます。
どうやら彼女、完全にタオル奪っちゃったみたいですね。その前に自分のタオル整えた方が
良いと思いますけど……ポロリどころじゃない姿、ギルドマネージャーが見てますよ?
あ、どうやらタオルは戻ったようです。再び視線を二人に戻します。
…残念、もう上がっちゃうみたいですね。しかし、番台ネコさんも慣れたものですね。
何事も無かったかのように、とはああいう態度の事でしょうね。

…あ、思い出しました。あの人、ユーベルグナトスさんでした。
変な名前ですよね。私、どこででも働けるように、各国の言葉をちょっと齧ってるんですけど。
確か、ユーベルは黒鷲の金国章の国において「邪悪」、グナトスは月桂樹に白十字の青楯の国で
「顎」って意味の言葉だったような…これじゃまるであの、
…あら、久々に仕事ですか。ようこそ、新米ハンターさん。
え、この双眼鏡?何でもないですよ、今度大砂漠でジエンウォッチングでもしようかなーって…

[終われ。]
504名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 22:15:15 ID:56loZLx+
うわあ…思いの外短い……すみません。
黒鷲とか月桂樹とか言ったものの、あの世界にドイツっぽい国や
ギリシャっぽい国はあるのかどうか。
ウラガン(ロシア語)キン(ドイツ語)の前例があるので、
深く考える事でも無いんですかね。
505名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 23:53:07 ID:RTeB509T
バカップルだ!バカップルが居るぞコンチクショウ!
506名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 00:50:54 ID:xdEhL4V8
GJ!
まさか俺の戯言を聞いてくれるとは思わなんだ・・・ありがたやありがたや
507名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 06:29:55 ID:kDSVhTLJ
“無言でガーグァを浮かべ続けてます。一定の間隔で、乱れる事なく出し続けてます”に
朝から大爆笑しちまったよ GJ!
さあ、リア充は大タル爆弾にどんどんしまっちゃおうね〜
508名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 12:22:22 ID:WHw8S3IB
GJ!

しかしすまん、角竜金冠夫妻がいて遠い光が、のくだりがよくわからない。
走馬灯とか気が遠くなった的な意味?
509名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 17:26:57 ID:AZ/gy66R
>>508
表現下手ですみません。ニュアンス的には
サイズ見て頭真っ白になった、もしくは戦闘中の
亜種の咆哮突進→立ち上がったら原種の突き上げ→ピヨった→原種の尻尾回転で
吹っ飛んだ のどちらでも大丈夫です。
510名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 23:53:29 ID:/a+Xx+kI
混浴的に考えて少なからず居るであろうこの類のカップル
日々眼前で繰り広げられるお風呂場プレイに欲求不満が溜まる番台さんを慰めざるおえない
511ラギアの外の人 ◆hCWDKnRF99uR :2011/02/26(土) 00:22:24 ID:EQ9LLuQx
わたくしめもおじゃまします。

 ・ラギア♂xハンター♀ 現在エロ無し(予定では盛りだくさん)
 ・トライ設定ですが生態とか超捏造ですすいません。
 ・小説初体験で読みにくいかもしれません。情熱と勢いが余りました。
 ・一応コテハンのみにしてあります。タイトル未定です。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

海のそれとは違った青色の空を見上げ、まだ水の流れを感じる浅瀬まで出向く。
おっさんの言うとおり、ジャギィどもがぎゃぁぎゃぁと喚いてくる。若干気に障るが、まあいい。
噛み付いて来ようものなら噛み砕き返してやればいいことだ。
一瞥くれてから、周囲をよく見渡す。
人間の気配すら感じない。
静かなものだ。

ここまで来ても居ないのか‥‥。

とは思ったものの、今日だけは妙な胸騒ぎがする。
とりあえず、しばらく陽にあたっていくのもいいだろう。
今日はよく晴れている。
陽の光にまどろみながら、無意識に彼女と出逢った日を思い出していた――‥‥‥。
512ラギアの外の人 ◆hCWDKnRF99uR :2011/02/26(土) 00:23:46 ID:EQ9LLuQx
============


その日、いつも廻る餌場にエピオスを見つけられなかった私は、仕方なく、滅多に出向くことの無い浅瀬へ向かう事にした。
沖では私の飯を横取りしていく猟師と偶に暴れる以外、特に不自由なく飯にありつけはするが、
陸地に近い浅瀬となると、妙な爪や鱗を持った人間がうろうろしていて飯どころではない場合があるからだ。
まだ幼い頃、好奇心から陸地に近付いて彼らに痛い目を見た私は、それ以来あの陸へは近づいていなかった。
確かあの時は、黄色いおっさんが乱入してきて事なきを得たのだったか―‥‥。
しかしまぁ、今の私ならば黄ばんだおっさんがいなくとも、余程の事が無ければ人間に殺されることは無いはず。

とにかく今は、この空腹を満たさなければ‥。
もう何日、飯を食っていないのだったか‥‥。
恐らくこの空腹の原因は、あの妙になま白いアイツが暴れているせいだろう。
暴れるにも節度が大事だ!節度が!!!
おかげで、私の恋しい飯どもがどこかへ逃げてしまった‥‥。
ああ、あのトロトロの肉、血の味が恋しい‥。
じゅるり。

とかなんとか肉の味に想い焦がれながら空飛ぶ赤い野郎のいる崖下あたりにやってきた。
緑の姉ちゃんも騒ぎながら飛んでいたが、海を我が家とする私に彼らが今どうなっていようと興味はないし関係もない。
せいぜい卵でもとられてしまえ。
以前、滅多に見かけない、アのぷとす?を海沿いの崖で捕らえたら、上から攫われた胸糞悪い思い出が蘇る。
‥‥落ち着け、落ち着くのだ私。
きっと今私が壮絶に空腹なのがいけないのだ‥‥。うー、さー。

早く肉をををををを―‥‥!!!

そろそろ限界突破しそうな思考をよそに、目前の岩陰にエピオスの尾をみつけた。
隠れているつもりだろうか。
思いながら、私は大口開けて突進する。
‥なに?岩?そんなもの無視だろう常考。

お肉ぅううううう!!!!

少々混ざった、岩のゴリゴリとした触感も、空腹の私には程よい歯ごたえになった。
1頭を軽く平らげる。
ふと見ると、血の臭いに混乱し、逃げ惑い始めたエピオスが岩陰からまた1頭、2頭‥‥。
隠れていればいいものを、わざわざアピールしてくるとはいささか関心できないが、今の私にはむしろ好ましい状況だった。
2頭目を『イタダキマス!』しようとしていた時、妙な気配―‥‥というか、何だろうか、この匂いは。

気配、もとい匂いの感じる方を見やると、そこにはぼんやりと小さい月があった。
いや、陽に光る砂だったかもしれない。
よくみれば、その彩<いろ>の持ち主がこちらを見ながら浮いていた。
513ラギアの外の人 ◆hCWDKnRF99uR :2011/02/26(土) 00:24:38 ID:EQ9LLuQx
============


まずい。非常にまずい。
何でこんなところに蒼いのがいるんだ。
「簡単な肝集めなので、キケンなんてありませんよ〜!」とかのたまっていた受付嬢を殴り倒してやりたい。
いくら街から流れてきた私でも、レザー装備とハンターナイフで蒼いのを相手にする気はない。
回復薬もこんがり肉も持ってきていないのだ。

あ、やばい、ほんとやばい、エピオス食ってると思ってちょっと考えてたら蒼いのがこちらを向いてしまった。
蒼いののすぐ横には、無残としか言えないエピオスの残骸。
今すぐここから離脱しなければ、とって食われてさようならという空気だ。
どうやら蒼いのは腹を減らしているようで、『まだ食べる気マンマンです』といったような爛々とした眼をしている。

‥しかしどうしたことか、私は見とれてしまった。

街でも同じ種の龍を狩りに行ったことがあるが、この目の前にいる個体は比べ物にならないほど美しかった。
まさに「蒼い」のだ。
海の底を思わせる蒼。

似合わずうっとりと無防備状態だった私だが、蒼いのの近くで暴れ狂うエピオスの叫び声で、ハッと我に返る。
が、おかしいなと思った。
蒼いのは私をみているようで‥‥見てない???
目の前の龍は私の方を見てはいるが、咆哮の一発も上げようとしない。
遭遇一番、咆哮かまして威嚇するこいつらが叫ばないのは何故だ?
‥大丈夫なのか?逃げていいの?おk?にげるお?

「前言撤回ちょっと頑張れば尻尾くらいは‥」とか思ったのは置いておいて、蒼いのが動かないのを良いことに、私はその場から逃げ出した。
一応、閃光玉は投げておく。ぶっちゃけ私は泳ぎが苦手だからだ。追いつかれてはたまらない。
必要があれば後日、装備を整えて倒しにくればいい。
独りで冒険はよくないのだ。街には結構いたけど、冒険野郎。

‥もしかしたらあの蒼いのが、村長の言っていた地震の原因かもしれない。
そんな事を考えながらベースキャンプへ戻る。
さっさと肝を納品して、あの蒼いのの出現を報告するか。
いや待て、その前に、帰ったらあの受付嬢を締め上げておこう。
514ラギアの外の人 ◆hCWDKnRF99uR :2011/02/26(土) 00:25:04 ID:EQ9LLuQx
============


女だ。人間の女だ。
彼女も私を見ている。なんだろうこの気持ちは‥。

一瞬眼に入ったその姿だけで、手に入れたいと思ってしまった。

同種の雌にもこんな気持ちを持ったことは無い。
気付かぬ内に私の空腹はどこかへ逝ってしまっている。

しかし人間の女をどうやって―‥‥。

と、考えを巡らせようとした瞬間、目の前が真っ白になってしまった。
あのやわらかいキレイな月色とは違う、ギラついた光だった。

うおおおお?!なんだなんだどうした?!どうなった?!

若干パニックになった私だが、匂いが遠ざかってくのはわかった。
追いかけたい衝動に駆られるも、前が見えずにどうすることもできない。
眼が元通りになった頃には、彼女はどこにも居なかった。

――――――‥‥‥

次の日から、私は彼女と出逢った海岸付近へ赴くようになった。

周辺をウロウロするうち、見覚えのあるロアルドロスを見かける。
あの場所の近くに、あの時助けてくれたおっさんが棲んでいたのだ。なんという偶然の再開。
ここで気付いたことがひとつ。
今でこそおっさんなのだが、当時は結構若かったようだ。
幼い子は、年上と見るや『おっさん』や『おばさん』と見てしまうのだからしょうがない。
彼女目当てに赴くついでに、おっさんともよく話をするようになった。
どうやら最近、群れを継ぎたがる若い雄が増えているらしく、体力的にもそろそろ隠居を考えているとか、
人間がおっさんの‥‥なんというか、体液目当てでタテガミぶっ壊すだけ壊して逃げていく、とかなんとか。
おっさん達の群れについてはよくわからないが、適当に話を聞いていた。

おっさん達ロアルドロスの群れは、雄を中心とした完璧なハーレムだ。
下世話な話、そういうことには事欠かないとも言っている。なう。
私はどうかと聞かれたわけだが、まあ雌に困ったことは無いとだけ言っておいた。
どういう訳か知らないが、私にその気は無くても向こうさんが寄って来て、そういう流れに―‥‥という経験は多い。
添え善食わぬはなんとやらと、昔兄貴達が言っていただけに、そういうもんなのだろうと思っていたわけだ。
赤い野郎と違って、子育ては雌が行うので、今までの雌がどうなったのかは知らない。
もしかしたら私はもうパパというヤツかもわからないが、まあ‥不思議はないだろう。
しかしながら、中には番で子育てをする同属もいるらしい―‥‥「らしい。」というのは、おっさんの弁だからだ。
いるのかそんなヤツ。

‥まあ、私も、彼女が同属ならば‥‥‥「番」というのも、そう、ヤブサカではないけども‥。

目つきが怪しかったのか、おっさんに『どうかしたのか』と聞かれてしまった。
『何でもない』と答えて、その日は自分の海へ帰った。

明日は、『内陸にも意外と水がある』というおっさんの言葉を信じて内陸に上がってみるか。
そう思いながら私は眠りについた。
今日は月が出ていない。
彼女の夢を見れたら良いなぁ‥、とか思って寝たのは秘密だ。
515ラギアの外の人 ◆hCWDKnRF99uR :2011/02/26(土) 00:25:30 ID:EQ9LLuQx
============


「地震の元凶!海竜ラギアクルスを撃退してきてくださいね〜!」

いつも通り、無駄に明るい声で嬢が言う。
撃退といわず、討伐してしまってもいいんじゃなかろうかと思うが、
「有望株の新米ハンターさん」として通っている私としては、そうもいかない。体裁的に。


というのも、私はこの村に来る契約を交わす時点で、若干経歴を詐称をしているのだ。
私が新米ハンターでないと知っているのはギルド本部と、街に住む友人達だけだ。
問題を抱えている村に新米ハンターを派遣することに、派遣側のギルドとしては風評が気になったのだろう。

そこでギルドは苦肉の策。

「安価な給金で辺境の村に駐在、拠点として遠征なりなんなりしても構わない物好きな上位ハンター」

とかいう、なんとも人の集まりそうに無い、キナっぽい募集をかけた。
私は誰もが「えー‥」と口をそろえる中、ベリオロスの突進さながら、剛速で面接を申し込んだ。

何故、私がこの村に来たか?

それこそギルドに話せない、モガ海域より深〜い理由があったりする。
物好きなハンターとでも思っていてくれれば、それで構わない。
(‥‥今更だが、私は誰に向かって話しているのか。)

言わずもがな、この事実はトップなシークレット。
村人にばれてはいけない。
ふむふむ、「何故か」って?
そりゃあ、安い金で新入りを育てるならまだしも、上位ハンター雇ってると知れたら、ギルドも儲からないだろう。
しかしそこまでしてこの村にハンターを派遣したギルドも、風評以前に何か隠したいことがあるかもしれない。
例えば‥‥この村と古龍が関係してるとかね。ぼそっ


さて、曲がりなりにも上位ハンターな私。
幸い、街でせっせと生産した武具類は持ち込み可能だった。
村人には、友人ハンターから餞別にもらったとか、親兄弟の形見だなどと、適当なことを言っている。
一応、たま〜に下位の武器を手にとっているさ。たまにね。

そんな武具類に困らない私が、今回の撃退依頼用に取った武器はというと‥

‥‥ ペ イ ン ト の 実 を ぶ ち ま け た レ ム オ ル ニ ス ナ イ フ 。

このまっピンクなら、ハイドラナイフに見えるはず。
帰ってくる頃には青くなってるかもしれないが、まあ大丈夫だろう。
ハンター(こっそりG)一式に、爆砕のピアスを(こっそり)装備、爆弾持ったら準備完了。

もし件のラギアクルスが、ついこの間遭った、あの綺麗な蒼いのなら、
角か尻尾くらいはお持ち帰りしたいと踏んでの装備だった。
516ラギアの外の人 ◆hCWDKnRF99uR :2011/02/26(土) 00:25:49 ID:EQ9LLuQx
――――――‥‥‥

地図でいうところのエリア5に蒼いのは寝ていた。
そっと近付いて「寝起きバズーカ」ならぬ「寝起爆<ねおきばく>」してやろうか。
そんなことを考えながら、這いずっていると、蒼いのがスッと頭をもたげた。
私はまだ気付かれはしないだろうとタカを括ってしまっていたが、
蒼いのは、以前と遭った時とはうって変わって、私を見るや咆哮かましてきやがった。
久しぶりに聴くモンスターの咆哮に思わず耳をふさいでしまう。

先手を打たれた。

蒼いのは耳を塞ぐ私に向かって勢いよく突進してくる。
避けなければちょっと痛いだろうな〜と思っていたが、綺麗に吹っ飛ばしてくれた。
ちょっとどころじゃなく、かなり痛い。

クソ、この野郎、ちょっと蒼くて綺麗だからって調子に乗ると痛い目みるぞ。爆弾的な意味で。

吹っ飛んだ先で、すぐさま体勢を立て直した私は、回り込んで連続攻撃をしかける。
落とし穴を使いたいところだが、あの尻尾を持ち帰るにはこのまま切り続けるしかない。

しかしこの「蒼いの」、陸の上だというのにかなり早く動いてくれる。おかげで尻尾においつけない。
いつもなら、陸に上がるラギアクルスは疲れているから動きが鈍いが、今回のコイツはそうではないらしい。
‥まあ、そりゃそうだろうな。さっきまで水に塗れた鱗を陽にさらして、気持ちよさそうに寝ていたのだから。
ぶっちゃけ私も一緒に日向ぼっこしたかったなんていうのは、この際どうでもいい。

水飛沫が上がる。

蒼いのの鱗と陽の光、そして水飛沫はちょっと幻想的。
なんて思っていたら、どうやら蒼いのがレムの毒気(眠気?)にあてられてゆっくり倒れてくれた。
「丸まって寝ちゃってまぁ、愛いヤツめ!今からドッキリ大作戦だぞ〜♪」と心の中で言いながら、すかさず爆弾を頭部にセット。
尻尾がだめなら角を頂かなくては。

起爆用の小樽爆弾をセットして離れ、横目で起爆を確認しながらナイフを研ぐ。

角が砕け散る音が聴こえた。
でも、ちょっとおかしい。
樽爆の爆風にまぎれてるにしては、あのでかくて蒼くて綺麗な体が視界の端に映らない。
しかも、いつも壊せば聴こえるはずの、彼ら独特の叫び声がなかった。

あれ????

私はすぐさま、顔を蒼いのが居るはずの方向へ移して、
眼前に繰り広げられていたあまりの出来事に、どうしてこうなった?!と叫んでしまう。心の中で。

蒼いのが居るはずだったそこには、真っ裸で顔面と地面で接吻かましてる一人の男がいるだけだった。
517ラギアの外の人 ◆hCWDKnRF99uR :2011/02/26(土) 00:27:07 ID:EQ9LLuQx
============


陽の光にまどろんでいると、匂いがした。
彼女の匂いだ。
俺はガバチョ!と起き上がる。

きょろきょろと周囲を見渡した。

おかしい‥。
この匂いは絶対に彼女のものだ。忘れるはずはないのに、私には彼女を見ることが出来ない。
クソ!ナンデ!?と思ったが、すぐ合点がいく。
『そういえば、人間って小さいんだった‥』
匂いの先へ視線を落すとすんなり彼女を見つけた。

彼女だ。

眼が合ったのは一瞬だったのに、それは一瞬ではなく永遠とも感じられる。
今まで味わったことの無い高揚感。

私は嬉しさのあまり叫び声を上げる―‥‥

『逢いたかったああああ!!!!!!!!!』
(※実際のボイスはトライでお楽しみ下さい。)

‥‥―と同時に、彼女の方へ駆け寄った。

が、しかしこれがいけなかったようだ。
体格差を忘れて彼女をふっとばしてしまった‥。

月色を陽の光にきらめかせ、美しく舞う彼女。

ああ、これはこれで綺麗だが、死んでしまっては困る‥。
なんとも言えない喪失感に襲われながら彼女を見やった。
そんな思いはなんのその、彼女は起き上がると、妙な色の爪を生やして私の尾の方へ回りこんできた。

『いやいや、ちょっと待ってくれ、むしろ私がそうしたいんだが‥。(性的な意味で)』

言うより早く、彼女は私に爪を振りかざす。
赤い野郎と喧嘩した時より痛みはないものの、それなりに痛い。
518ラギアの外の人 ◆hCWDKnRF99uR :2011/02/26(土) 00:28:04 ID:EQ9LLuQx

まずい。これはまずい。

もしかして怒ったのだろうか‥。
そうだよなぁ‥怒るよなぁ‥いきなり突進だものなぁ‥。

とりあえず、戦いたくはないので、彼女がやめてくれるまで逃げ回ることにした。
逃げ回っているだけだが、それなりに彼女の爪は当たってくる。
致命傷にならないことは最初の一撃で確認済みだから、恐ろしいことは無い。

しかも、こうして水の上、ばちゃばちゃと動き回っていると、何だかじゃれあっているようで、正直楽しい。
彼女の美しいタテガミが水と一緒に煌いてまぶしい。
動いているからかわからないが、いつもより動悸が激しい気もする。

これが所謂、トキメキってやつなんだろうか、おっさんよ‥。

とか思った途端、何故か急速に意識が遠のいた。


――――――‥‥‥


聴こえたのは、あのアホな白い野郎が叫んだような、バカでかい音。
その音と同時か後か、私はまた意識が吹き飛ぶ。


ああ、これはきっと夢だ‥。
だって、彼女が私の顔を覗き込んでいる。
あの綺麗なタテガミが私の頬に当たっていた。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 たぶん続くますすす‥‥。
 お読み頂いた方へは感謝。
 とばさずをえなかった皆様へ謝罪。
519名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 01:07:25 ID:J7Iutlq3
このラギア野郎なんか面白可愛いぞ
トライの話を見ることが出来るとは思ってなかったよ期待しつつGJ
520名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 08:35:08.74 ID:zSLeIH8V
原型オス可愛いな
521名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 12:43:53.72 ID:xej65Ned
ガーグァってそーっと背後から近づいて尻をつつくと
びっくりして卵を落とすのが可愛いな
あの丸みをおびた尻が女らしい
522名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 13:04:19.93 ID:SVBBcxx2
たまに金玉落とすけどなw
523名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 13:08:16.05 ID:qDgPC5X6
GJ!勘違いしあう一人と一頭がものすごい可愛かった。ラギア大好き。

う〜ん、最近投下ラッシュが激しくて自分の投下のタイミングが図れんのぉ…
しかも皆GJすぎるモノばかりだから困る
524名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 15:43:49.73 ID:crc/1Np8
しばらく原型でドタバタコメディかと思いきや誤爆で変身とは…
白いアホってフルフル?
525名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 18:02:46.49 ID:4AbMlCUI
トライだしネブラじゃね
526名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 20:08:12.39 ID:sdxEOZLZ
いやいやナバルデウスだろ
527名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 21:11:11.21 ID:Oo2lGAM4
ベリオロスという可能性もないわけではない。
528名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 22:49:15.82 ID:ZSjAgNRl
ウルクススじゃね
529名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 22:59:33.47 ID:6r69gsR4
おまえらがあんまり虐めるからうちの婆様が涙目じゃないか謝れ
角が片方重いとかで大暴れしたりでかい図体の割に繊細なんだから
530名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 23:02:51.89 ID:ZSjAgNRl
>>529
ロリババァナバルとか超俺得。
531名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 23:09:16.38 ID:Vu6T0BHi
片方だけでっかいツインテールにしてるんだな
532去り行く運命 前編:2011/02/26(土) 23:36:06.32 ID:qDgPC5X6
流れを無視して 投下する野郎がちょっと通過します。
ジャンルと注意事項は以下のとおりです。

・リオレイア×アプトノス
・今書いてる長編の構造がまとまらないので息抜きに書いた
・エロはあるが微々たる物。
・前後編。

許容できる方はどうか宜しくです。
533去り行く運命 前編:2011/02/26(土) 23:36:42.67 ID:qDgPC5X6
ある所に、一頭のリオレイアがいました。小さい頃から渓流に住んでいる彼女は、いつも独りぼっち。
それはなぜか。簡単に言ってしまえば仲間がいないからです。
家族とはとうの昔に死に別れ、渓流にいる他の同種は大人しい性格の彼女をひどくいじめました。
そのせいで対竜恐怖症となってしまったリオレイアは、お腹が空いたとき意外は 洞窟の外に出ることは決してありませんでした。
一匹の虫の立てる音に怖がるほど彼女は臆病であり、普段から何事にも怯える毎日が続いてきました…。

そんなある日の事でした。
彼女はグウとお腹を鳴らし、食べ物を探すために仕方なく外に出ました。
リオレイアはいじめてくる輩がいないかキョロキョロと辺りを見回しながら、びくびく歩いていました。
草木生い茂る林の中、リオレイアは食べ物を探します。
しかし、彼女は草食動物も狩ることができないほど やはり臆病なのでした。
自分のせいで ひとつの命が失われてしまうと思うと、とてつもなく胸が苦しくなるのです。ガーグァを見つけても知らんぷり。
リオレイアが食料を確保するためには、他の動物の食べ残しを恵んでもらうしかなかったのでした。

身を震わしながら林をしばらく巡回していると、リオレイアはある一頭のモンスターを見つけました。
…渓流では見かけないモンスターです。頭には特徴的な角を、体には灰の色を備えた
そのモンスターは、アプトノスと呼ばれる草食竜でした。

普通ならそこで パクリっ! となってしまうのでしょうが、この臆病なリオレイアはアプトノスという
モンスターを初めて見ることも含め、おしっこが漏れてしまいそうなほどの恐怖が彼女を襲っていました。
リオレイアが このアプトノスを恐れている理由は 見たこともない生物だからというだけではありません。
アプトノスの首に巻かれている物。それは紛れもなく人間の作った首輪でした。
懸命な彼女は、人間のモノに関わるとロクでもない事になると知っていたのです。リオレイアは
人間の恐ろしさをハッキリと知っていました。


朱色の首輪を巻いているそのアプトノスは、林の中で ふと何かに気付いたようです。
大きな岩の陰でプルプルと震えている緑色の物を視線に捉えると、好奇心旺盛なアプトノスはどんどんそれに近付いていきました。
そこには、地に身を伏せて怯える 自身の何倍も大きいリオレイアがいました。先程見えたものは、リオレイアの尻尾だったのです。
尻尾を隠し切らなかったドジなリオレイアは、まだアプトノスに対する恐怖に飲まれていました。

アプトノスは、自分にお尻を向けているリオレイアに『クゥ』と呼びかけてみました。
その瞬間、リオレイアは恐怖などという言葉では表せない恐怖に叩きつけられ、頭の中が真っ白になってしまい、
力の抜けた下半身から尿を ドパアと漏らしてしまいました。

何が起きているか呑み込めていないアプトノスは、失禁してしまったリオレイアを見詰め、首をかしげました。
リオレイアは必死に「来ないで 来ないで」と願いました。自分の背後にいる、正体不明の生物。恐怖以外の何物でもありません。

そんなリオレイアの意思に反し、アプトノスは彼女が面白いものに見えたのでしょうか。
フンフンと鼻を鳴らすと、リオレイアの傍に寄り添ってきました。


リオレイアを恐れないアプトノス。アプトノスを恐れるリオレイア。
かなり滑稽に映りますが、それぞれが今まで歩んできた運命のイタズラが、今のこの光景を生み出したのでした。


自身に頬擦りしてくるアプトノスに、敵対心がないことを悟ったリオレイアは若干の安堵感を得ました。
しかし警戒心が解けたワケではありません。リオレイアはすぐ近くの草むらに頭を突っ込んでしまいました。
小刻みに振動している、首だけを隠したリオレイアの体。外に見えてしまっているお尻が、おしっこで
しっとりと濡れてしまっていました。
534去り行く運命 前編:2011/02/26(土) 23:37:08.36 ID:qDgPC5X6
――その時でした。
何を思ったのか、突如アプトノスがリオレイアのお尻をペロペロ舐め始めました。
自分の尿を舐め取っていくアプトノスにリオレイアは驚愕し、思わず「ギャフッ」とアイルーの悲鳴の様な声を出してしまいました。
次に訪れたのは秘所を舐めあげられる快感です。気持ち悪いと思いつつ リオレイアは、舌で這いずられ
ひくひく動いてしまっている秘所の摩擦を、確かに感じ取っていました。
下半身を蝕んでいく、アプトノスのヌメリのある舌。いつの間にかリオレイアの秘所も、愛液によってヌメリを帯びていました。
イコール、発情です。リオレイアはアプトノスに対する恐れも忘れ、自らお尻を差し出すようになりました。
一方アプトノスも、尻尾を上げてお尻を向けるようになったリオレイアが更に面白いものに見えたようで、
もっと激しく舌を動かしてやりました。

今回は舐めるだけではありません。舌を突き立て、秘所の中を抜き差しするようになりました。
人生で初めて感じる快感。交尾もしたことがない彼女にとって、この会館は頭が壊れてしまいそうな衝撃的なものでした。
フゥフゥ息を荒げ、彼女は秘所から伝わってくる津波のような快感に流されていきます。

そんな彼女の限界はそう遠くありませんでした。ズンッと最奥部に舌を入れられた瞬間、
リオレイアの我慢していたものが爆発し 秘所から愛液が勢い良く噴き出されました。
アプトノスはいきなり顔にかかった愛液にビックリし、ペタンと地面に倒れこみました。

自分が何をしていたのか、アプトノスは分かっていませんでした。
ただ、じゃれようと思って舐めていたら、いきなり変な液体をかけられたのです。

リオレイアは 絶頂に達して間もない頭をクラクラしながら動かし、未だに倒れてポカンとしているアプトノスを見詰めました。

彼女は思いました。
これまで私に、こんなにも接してくれる生き物がいただろうか。同種は私をいじめ、
他の生物は肉食竜である私を遠ざける。それにも関わらず、このモンスターは私を恐れるどころか私に擦り寄ってくれた。
……この子は、ずっと一緒にいてくれるのかな―――――


逃げてばかりのリオレイアは、初めて立ち止まれた気がしました……。
535去り行く運命 前編:2011/02/26(土) 23:37:56.68 ID:qDgPC5X6
『――大変だ 大変だぁ!大事件だァ!』
『まあ、どうしたんですか おじいさん。ここは集会浴場。静かにしていただけないと困りますよ』
『ハァ…ハァ……そんなこと言ってる場合じゃありませんよ 受付嬢さん。大変なんです。わたくしある屋敷の執事を
 している者にございます。ギルドに依頼をしてもよろしいでしょうか』
『依頼ですか。ただいまハンターの方々は皆 他方へ出かけていますがゆえ、その依頼が遂行されるのは
 3日ほど後となりますがよろしいでしょうか?』
『そうですか……仕方ない 構いません。依頼を受けていただけるだけでもありがたい』
『では、とりあえずこちらに ご署名とクエストの内容をお書きください』


カリカリカリ…………


『あら、変わった依頼ですね。先程も とても慌てていらっしゃいましたが、どうしたのですか?』
『ペットが脱走したんですよ。私が目を離した隙に、一気に門から飛び出したんです。渓流の方角でした。
 私達で対処しようとも思ったのですが、モンスターが沢山いると思うので どうしようもなく………。
 小さい頃から屋敷の中で育てられてきたから、きっと外界の事なんか何も知らない。昔から好奇心が旺盛な奴でして、
 庭に侵入してきたジャギィにも積極的に近付いていくほどでした。脱走したのも、きっと好奇心が作用したものと………』
『そうですか、早く見つけないと危ないかも知れませんね。野生にはジンオウガやリオレイアなど
 危険なモンスターは山のようにいますから…』
『お願いです。絶対に見つけ出してください。でないと私達の首が……』
『大丈夫です。ギルドは絶対ですから。はい、依頼内容は【アプトノス一頭の捕獲】ですね。アプトノスの特徴は
 【首に巻かれている朱色の首輪】。確かに承りました――――』
536去り行く運命 前編:2011/02/26(土) 23:39:09.71 ID:qDgPC5X6
以上です。続きはまたいつか。
あっ、とりあえず先に長編のほう書き上げてきますねっ…
537名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 01:07:52.73 ID:F2urd42g
恐怖でおもらしするリオレイア・・・有りだな
538名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 01:32:15.85 ID:erARewZZ
久しぶりに来たらgjな人ばかり!
すげえーなあ〜その文章力を俺にもくれw

>>535
gjです!
「アプトノス一頭の捕獲」に思わず吹いてしまったw難しいだろうなw
539名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 01:34:02.86 ID:erARewZZ
ぐあああsage忘れサーセン!

ちょっとモスにトドメさされてくる
540毒怪竜と私:2011/02/27(日) 06:00:02.53 ID:OSigmiPj
存在感の割に今まで描かれることの無かったラギア作品がついに来た。期待も込めてGJ!

そして……タイミング被りかけて投下しようかどうか迷ったけど結局投下。
規制巻き込まれたので代行依頼。代行者にはこの場を借りて感謝を。
ギギネブラの雌雄同体ネタ少ないなぁ→エロい人は言っている。だったら自分で書け、と。
という流れで描いた、反省は……後でする。
誰得要素が多いので以下の注意書きを読むことを強く勧めます。

・ハンター♀×ギギネブラ?(雌雄同体) つまり生えてます。何がってナニが。
・擬人化ものです。どっちがとか聞かない。
・解体作業あります。食事中は回避推奨。
・今回は微エロ、というかエロ無し。
・設定面で軽くごり押しあるので広い心の携帯を忘れないように。

以上の注意時点を確認したうえでどうぞ。受け付けない場合はスルー推奨。
541毒怪竜と私:2011/02/27(日) 06:00:42.67 ID:OSigmiPj
一見すると生物の住めないような場所にもモンスターが生息するように、それを狩る狩人も様々な狩場で見かけることができる。
昼夜で違う顔を見せその両方で訪問者を悩ませる砂原、豊富な鉱物資源と圧倒的な熱さで来るものを出迎える火山、そして雪と氷に閉ざされた凍土など常人なら踏み入れるのを躊躇うような場所へも平然と立ち入るのが狩人だ。
時間さえ凍ると例えられる凍土。その中でも上位と呼ばれるその地の寒さと静けさ、それを打ち割るような採掘音が響いている。ピッケルを握り締める手は細くて繊細だが力強く、それが女性の狩人のものであることが分かる。
白い息を吐きながらも一心不乱に採掘を続ける姿は獲物を追い求める狩人のイメージからはかけ離れているが、これも立派な狩人の仕事のうちである。
というのも、普段人が足を踏み入れないような場所には鉱物や昆虫など様々な資源が眠っていることが多い。
それらが狩りに必要な武器や防具の素材として、あるいは研究のための資料や実験の材料として珍重されることからこれらを追い求める狩人も少なくないのだ。
今ピッケルを振るっている彼女――歳は20に届くか届かないかといったところだろうか。周囲から『案内人』という二つ名で呼ばれるハンターも、そうした素材目当ての狩人の一人だ。
身軽さを重視した片手剣と、このこの寒さの中だというのに露出の少なくないレザーS装備一式、更には採集した骨や鉱物で膨れ上がったポーチにと、その姿はまさに欲張りを体現するかのようだ。
周囲は凍てつくような寒さだがあらかじめホットドリンクを飲んだ身体に重労働は熱いらしく、短く切りそろえた金髪を逆撫でるように拭えば汗が水滴となって周囲に散った。

「お、これが噂のグラシスメタルかな。やっぱり凍土に来て正解だったなぁ!」

ようやくお目当ての品を掘り当てたのかピッケルを振るう手にも力が入っている。嬉々として採掘を続けるそんな彼女を静かに見下ろす影があった。
這いずるような独特の足音は硬質な金属音にかき消され、人さえ丸呑みに出来るその巨体は洞窟の暗い影に覆われ、獲物を狙う気配は興奮にかき消される。
冷たい洞窟の中で一際大きな熱をと共に動き続ける物質――目標された彼女の真上に来たところで、それが伸ばした長く滑らかな首が鞭のように大きく振るわれた。

「え、え? え!?」

重厚な装備を身に纏った狩人でさえ大型のモンスターの一撃に吹き飛ばされることは多い、ましてや採集用の軽装でしかも完全に奇襲された形となった『案内人』の身体はあっさりと宙を舞った。
だが驚きの声を上げたところで獲物を狙う「それ」の攻勢が止む筈も無く、次なる一手……いや、一口が彼女に覆いかぶさった。

(痛っ……まさかこれ、ギギネブラ!? 採集ツアーなのになんで!?)

凍った地面に叩きつけられたショックと予期せぬ敵の襲撃に混乱しながらも、とっさに身体を動かして拘束から逃れようとする。
ギギネブラ特有の口の中にびっしりと生えた歯によって幾つもの切り傷が出来たものの、何とか毒を吐かれる前に素早く逃れることが出来た。
ドスンと大きな音を立てて着地したそれを眼前に『案内人』は腰の片手剣を抜きながら状況を再確認する。

(まいったなぁ……解毒薬なんて持って来てないし回復薬も最低限、あと使えるものは……)

体内に猛毒を持ちそれを多用することで多くの狩人から恐れられるギギネブラ。対抗策が無いわけではないが、今の手持ちで相手に出来る自信は無い。
幸い今回は討伐の依頼で来たわけではないのだし逃げるのが得策、と腰元のポーチに忍ばせたこやし玉とモドリ玉を探って……ポーチの感触が異常なことに血の気が引いた。
採集した素材を入れるものとは別に必要最低限の道具が入っているはずのそれは、先ほどまでそれなりに膨らんでいたはずだ。その膨らみが無くて、地面に何も落ちていないとなれば……
542毒怪竜と私:2011/02/27(日) 06:01:19.53 ID:OSigmiPj
(まさか……さっきので食べられた!?)

慌てて中身を探るが、ほとんどの中身はポーチに空いた大穴から外に……ギギネブラの口の中に入ってしまったらしい。
一瞬にして回復と戦局打開の切り札を奪われた衝撃は隙を生むのに十分なもので、道具を漁る間にも目の前の毒怪竜もそれを察したのか首を逸らして攻撃の動作に入る。
獲物に毒を吐きかけるそれは回復も解毒も出来ないこの状況では一番致命的なものだ。おそらく逃げ切るより先に体力が尽きて、後は弱ったところを一呑みといったところだろう。
とっさに左手の盾を構えたものの、その盾は全身を庇うにはあまりに心もとない。これで万事休すか、と覚悟を決めて彼女は目を瞑る。しかし……
一秒、二秒、そして三秒。毒液の当たる衝撃どころか何の攻撃も無いことを不審に思って目を開けると、毒怪竜は首を逸らした先ほどのポーズのまま固まっていた。
何が起きたのかを把握する前に慌てて相手の側面に回りこむ。ここまで来てようやく向こうにも動きがあったが、それは予想の斜め上を行くものだった。

「……は、何で? 私何もしてないよ?」

『案内人』が驚くのも無理は無い。何せ目の前のギギネブラは……何かに悶えるように仰向けになってもがいた挙句、パタリと動きを止めてしまったのだから。
トドメを刺すどころかこちらは一太刀も加えていない。傷一つ無い滑らかな皮を見る限り、何者かに襲われて瀕死だったなどということもないだろう。
念のためにと辺りに落ちていた小石を投げつけて、足で軽く蹴ってみて、それでも呼吸の音すら漏れないことを確認してようやくそれが間違いなく息絶えていることを確認した。
ほっと一息つくと同時に改めて目の前の亡骸を確認するが、やはり出血や外傷は見当たらない。だが『案内人』の関心は既にそれの死因ではなく別の方向に向いていた。

(無傷でさっきまで生きてたギギネブラ……これって、素材剥ぎ取り放題!?)

モンスターの中でも大型のものの鱗や爪が武器・防具の素材となるのは当然だが、それを入手するのは簡単なことではない。
何せ剥ぎ取るためにはまず相手を仕留めなくてはならず、仮に仕留めたとしても獲物から剥ぎ取れるのはほんの一部分。多くは戦いで傷ついて使い物にはならないのだ。そう、本来なら。
だが目の前には無傷の獲物が横たわっている。それはすなわち普段なら捨てなくてはならない傷物の爪や皮が無い。余すことなく全て剥ぎ取ることができることを示していた。
成体の毒怪竜が丸々一頭。これだけの皮と爪、更にはギギネブラが持つ毒腺があれば防具を一揃い作っても釣りが来る。
先ほどまでの危機とは打って変わって降りかかった幸運に感謝しながら『案内人』は解体用のナイフを片手に嬉々として作業を始めた。
543毒怪竜と私:2011/02/27(日) 06:01:54.55 ID:OSigmiPj
数分後、ナイフを振るう『案内人』の脇には剥ぎ取ったばかりの毒腺や爪・皮が綺麗に並べられていた。残すは地面と接している背中の部分の皮だけだが、これだけ剥ぎ取ったのだからもう十分だろう。
ホットドリンクの効果がそろそろ切れることを考えればこの辺りが潮時だろうと、収穫物を無事だったポーチにまとめて詰め込んだところでふと視界の端に動くものを認めた。
それは先ほどまで無言で切り刻まれていた毒怪竜の亡骸の、丁度腹部にあたる部分。まさかと一瞬身構えたが、その動きは起き上がるというより中で何かが蠢いているといった感じのものだ。
厄介事を避けるならここで回れ右して帰るべきだったのだろう。だが恐怖からか好奇心からか、『案内人』はとっさにその場から動くことが出来なかった。
そうしているうちに動きは徐々に大きくなり、ついには腹の一部分……毒腺を剥ぎ取った痕を割くようにして細く白いものが突き出した。
初めはギギネブラの幼生――ギィギが体内で孵化したのだろうと思った。だがそれが関節と五本の指を持つ人間の手だと気付いたときには既に『案内人』はナイフを片手に駆け出していた。
内部の身体を傷つけないよう慎重に、だが窒息してしまう前に迅速に。ようやく人一人通れるくらいに傷口を広げたとき、中に居た「それ」はぐったりとしていた。

「ねえ、大丈夫!? お願いだから目を開けて!!」

歳は自分より少し若いくらいだろうか。毒怪竜の血や体液で汚れてはいるものの、透き通るように白い肌と同じく真っ白で腰まで届く長い髪の毛だ。
幸い息はしているもののその呼吸は弱弱しく、呼びかけにも目を開ける気配すらない。
寒さに構わず手袋を外して触れた咽元はかすかに動いてはいるもののひんやりとしていて、一刻の猶予も無いことを示している。
そして何より問題なのは……

(裸のまま運んだら、絶対キャンプまで持たない……! どうしよう……!!)

引っ張り出せたのは上半身までだが、その身体は一糸纏わぬ……それこそ女性特有の膨らみさえ隠すものの無い状態だった。
これが急を要する事態でなければ、同性とはいえあられもない姿に目の遣りどころに困るところなのだが今はそんなことは言っていられない。
この凍土で裸、しかも半死半生で血や体液で濡れたまま出歩けば一分も持たずに凍りつきかねない。
何か手は無いか、祈るような気持ちでポーチを探ると……あった。穴の開いたポーチの隅にかろうじて、無事なままのホットドリンクが一本。
急いで栓を抜いて少女の口元に流し込むが、気管に入ってしまったのかゲホゲホとむせてしまった。仕方無しに濡れた彼女の口元を拭って残りのドリンクを一息に呷る。

(ファーストキスだったらごめん、でもこれ事故だから許して!)

唐辛子特有の辛さに耐えてしっかりと口に含んだそれを、口移しでゆっくりと少女の口の中へ落としていく。幸い今度はむせることも無く、全部飲んでもらえた。
だが安心するにはまだ早い。ホットドリンクを飲んだといっても効果があるのは精々五分程度。運ぶにしても下手に抱きかかえると防具の金具で凍傷を起こしかねない。
苦肉の策としてとっさに目に付いたのが先ほど大量に剥ぎ取ったギギネブラの皮。剥ぎたてで感触が気持ち悪いかもしれないが、これで包んで運べば少しはマシだろう。
運搬依頼でするような抱え方……所謂お姫様抱っこの形で『案内人』は急ぎ洞窟を後にした。
544毒怪竜と私:2011/02/27(日) 06:02:36.95 ID:OSigmiPj
凍土におけるベースキャンプは寒さから逃れることができる唯一の安全地帯だ。その安全地帯にどうにか逃げ込んだ『案内人』はそれまで抱えていた少女を備え付けの寝台の上にドサリと置いた。
何せ見た目より軽いとはいえ、人一人を運んでここまでノンストップで来たのだ。これくらいは許してくれるだろう。
チケットも納品し、後は迎えが来るのを待つのみとなったところで改めて寝台で眠る少女を見る。
先ほどまでは余裕が無くて気付かなかったが中性的な顔立ちといい長い髪といい、同性の自分から見ても十分美人といえる相手だ。
背丈こそ自分の方が上のようだが、特に胸は惨敗といって良いレベルで……いや、自分のまな板と比べては彼女に失礼だろう。
そんなことを考えているうちにふと自分がいつも以上に身軽なことに気付いて、荷物を全部置いてきたままだったことを思い出した。

(チケット納品しちゃったけど、取りに戻るくらいなら大丈夫だよね)

何せ皮以外の鉱物を含めた収穫物はおろか、得物さえ放り出してここまで駆けつけたのだ。この場を離れるのは心もとないが、回収しないと明日からの生活に支障が出る。
ついでにガウシカかポポでも狩ってこよう。肉でも食べればこの子の体力も少しは回復するはず……と、適当な理由をつけてその場を後にしたのは良かった。
数分後に置いてきた荷物とお土産代わりのガウシカの肉を持ってきた、これも良い。少女がまだ寝台に居たのも良かった。
だがそこに居た少女は既に目を開けていて、綺麗な紫色の瞳がこちらを捉えてからは完全に予想外だった。

「っ――――!!」

大きな笛のように低い、それでいて唸り声ともまた違う音。本家本元と比べれば音量こそまだ可愛い方だが、それでも耳を覆わずにはいられないそれはまさに立派な「咆哮」だった。
しかもそれは凍土で出くわしたものなら忘れるはずも無い、毒怪竜の咆哮にそっくりなものだった。
見れば先ほどまで雪のような純白だった髪は、墨を流したように真っ黒に染まっている。表情も警戒の色を隠さない険しいものだ。まさか――

「ギギ……ネブラ?」

ありえない。毒怪竜が人の姿になるなんて、御伽噺にすらないものだ。だが現に目の前の少女はギギネブラの特徴を持っていて……と、戸惑うこちらに向けて彼女が大きく身体を仰け反らせる。
先ほどの毒怪竜が見せたのと同じ、毒を吐きかける前兆動作。今度は盾を構える余裕も無く、呆然と見つめるしかなかった。
だが今日の私はよほど運が良かったのか、今度も毒液が飛んでくることは無かった。
確かに目の前の少女は口を大きく開けて何かを吐き出すような動作を取った。だがそこから漏れ出したのは白く染まった吐息だけで、それ以外には何も出てこない。
予想外だったのは向こうも同じようで呆然とする『案内人』の前で首をかしげたり、ケホケホと咳をしたりする姿は可愛らしいものがあった。

「えっと……肉、食べる?」

見かねた『案内人』が先ほど狩ったガウシカの肉を片手に声をかけると少女は驚いたように飛びずさって、その弾みで彼女を包んでいたギギネブラの皮が捲れて落ちる。
その下……主に股間の辺りにあるものを見て、『案内人』の混乱は更に加速する羽目になった。
545毒怪竜と私:2011/02/27(日) 06:03:09.09 ID:OSigmiPj
「えっと、その……それってその……あれだよね?」

端的にいうと生えていた。何がと聞かれればアレが。いやしかし確かに胸は膨らんでいるし、よく見ればアレの下には別の方のアレが……
ああそういえばギギネブラってどれもポンポン卵産んでるし、雌雄同体って話本当だったのかなぁ……
と、頭を抱える姿を見て攻撃の意思無しと見たのか少女の髪が静かに元の白色に戻っていく。
そして自分の裸を隠すどころか、寒そうに震えながらもこれが自然体だと言わんばかりに『案内人』の方へ歩み寄る。そしてその目が肉の方に向けられた。
『案内人』がそのことに気付くのと少女が素早く肉に食らい付いたのはほぼ同時、だが叫び声が上がるのと間合いを取るのとでは後者の方が先だった。

「え、ちょっとそれまだ生だよ! 焼くまで待ってって!」

とは言ったものの意味が通じていないのか、躊躇うことなく咥えたそれを飲み込もうとして――そのまま硬直した。
無理に決まっている。何せ咥えた肉は骨が付いたままで、それこそ少女の口より大きなものなのだ。それを何を勘違いしたのか、噛みもせずに丸呑みにしようとしたのだからこの結果は当然だ。

(ほんっとうにこの子ギギネブラなのかも……)

以前読んだ『週間・狩りに生きる』の凍土特集によると、ギギネブラは獲物を鑢状の歯で削り取るようにして食べるらしい。つまり……噛むということを知らない。
それでも肉を離さない辺りよほど腹を空かせているのだろう。全裸で肉を咥えた美少女(?)というのも中々面白い図だが、このまま放っておくのも可哀想だ。
仕方無しにキャンプで焚いてある火を使って即席のこんがり肉を作る。肉焼きセットほど上手くはいかないだろうが、最悪生焼けでも食べれないことは無いはずだ。

「ほら、これで大丈夫。ちゃんとゆっくり噛んでね」

最初は差し出された肉の熱さに戸惑ったようだったが、少し冷ましてから焼けた肉を口に入れて食べ方を実践してやるとそれがようやく食べても大丈夫なものだと分かってくれたらしい。
それまで口に咥えていた肉を放して、焼けた方の肉を咥えて……そして『案内人』がしたようにゆっくりと噛み締める。
そこからは早かった。焼いた肉がよほど気に入ったのか、度々喉を詰まらせながらもハンター並みの速度で肉を平らげた少女は、仕舞いには先ほどまで口に咥えていた方の肉を差し出した。

(これって「こっちも食べたいから焼いて」ってことだよね。なんか可愛いなぁ……)

言葉が通じれば楽だったのだが、警戒を解いてくれただけマシとしよう。差し当たっての問題は、この子の格好とどうやってネコタクに乗せるかだが……

(服は予備のインナーがあるし、ネコタクならマタタビで買収できるよね。よし、となれば行動開始!)

目の前で美味しそうに肉を頬張るギギネブラだったと思われる目の前の少女をここに置き去りにするという選択肢は、最初から『案内人』には無い。
あるのは数分後には駆けつけるであろう帰りの便への言い訳と少女に着せる服のこと、そして家で待つオトモたちに彼女のことをどう説明するかだけだった。
546毒怪竜と私:2011/02/27(日) 06:03:53.94 ID:OSigmiPj
今回はこれにて投下終了。飛ばさずに読んでくださった方は読了感謝。
「無いなら書け」を合言葉に突っ走った結果がこれだよ!
規制中の身ではあるものの供給があれば需要が生まれると信じて頑張る。
あ、続編希望の意味でのペイントボールなら歓迎だけど、こやし玉はマジ勘弁。
547名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 06:52:10.96 ID:BnoI56ex
GJ過ぎてペイント弾を撃ち込まざるおえない
無口で食いしん坊なアルビノ少女(興奮時黒髪)のフタナリとか好みの属性てんこもりで怖い
548名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 07:49:02.40 ID:9G2ZzC7f
マイノリティだと思うがふたなりとか好きなんだ…
という訳でGJ
549名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 11:29:12.39 ID:+jDLjfP7
GJ!ギギネブラが少女なら、ギィギはどんな姿になるのだろうと想像してしまったでござい
ペイントビンをどうぞ ノ ミ■
550名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 12:16:09.40 ID:canUwTJo
GJ、ギギネブラっ娘とか珍しくていいですね
また代行スレに投下してくれたら、ここに貼っつけますよ
551名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 21:43:52.87 ID:DaMJuTIK
>ギィギ
体液を吸うと大きくなる幼女とか胸熱
552名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 22:17:58.87 ID:UI8m58ok
教官が手取り足取り優しく教えられるSSが読みたいのニャ
553名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 23:22:32.43 ID:pjd96lgV
幼い頃から鍛錬続きで女を抱いたことも無かった教官を誘惑する経験豊富な教え子との初体験
需要あるのか其・・・とか想像してたが昔は普通に女教官も居たんだな。初めて知った
554名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 23:50:26.67 ID:ymC9ZYEO
教官ハンティングするとか…
変態仮面の格好で待つ
555名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 12:27:31.63 ID:U/dEVmBB
ジンオウガをブッたおし、リオレウスを瞬殺して突き進む
不敗無敵のユクモ村女ハンター(もといプレイヤー)の姿を見ると
並大抵の男では恐ろしがって近づけないだろうなと思う

顔も綺麗にメイキングして唇に紅さした可愛い娘なんだが…
556名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 13:04:28.03 ID:J1+5/A3S
そんな女の子と普通にタメ口聞く門番がんばれ超がんばれ
557名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 14:49:06.83 ID:kUv6cEs2
ギィギをオナホにするハンターは人間の鑑。
ランスでギィギと戦ってる時 思った
558名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 15:21:47.42 ID:mEpBB6TL
ああ、そういえばそんなのもいたね…
559名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 00:43:57.36 ID:GII+o90X
気のせいかもしれないが、最高まで血を吸ったギィギは、離れた後もハンターだけを目指して這ってきてる気がする
つまりハンターの血やら体液やらの味を覚えたギィギがギギネブラに成長して、執拗にそのハンターだけを追いかけ回す特殊な例があっても良いと思うんだ
その後は捕食でも種付けでも純愛でもいける
560毒怪竜と私、入村編:2011/03/01(火) 02:46:41.41 ID:1N3vv10a
何か色々飛んできてペイントまみれになったおかげで筆が進んだかも。
と言うわけで早速続編。ただし今回は幕間みたいなものと考えてください。
べ、別に急いで書いたから短いなんてわけじゃないんだからね!
もちろん、今回も以下の注意書きは必読。

・ハンター♀×雌雄同体ギギネブラ(擬人化)です。
・騙して悪いが、今回もエロは無し。エロが入るのは多分次回辺り。
・村長さんがちょっと腹黒です。全国の村長ファンの皆様、すみません。
・村長さんの口調がイマイチ把握出来てないです。全国の村長ファン(以下略

以上の注意点を確認した上でどうぞ、駄目な方はスルー推奨。
561毒怪竜と私、入村編:2011/03/01(火) 02:47:41.57 ID:1N3vv10a
日中賑やかな場所は、その分夜になると静けさが目立つものだ。温泉を目当てに多くの旅人や狩人が訪れるユクモ村もその例外ではなく、今は多くの住民が眠りの中に居た。
そんな時間帯にも関わらず村の入り口にある石段を登る影が二人分、『案内人』と白髪の少女だ。わざわざこんな時間帯に村へ戻ってきたのにはもちろん理由がある。
一つは元飛竜の少女を刺激しないため。ギギネブラの特徴である変色はただでさえ扱いに困るが、それに加えて咆えられでもしたら間違いなく村全体がパニックになる。
もう一つの理由は……これは説明しなくても見れば分かる。何せ少女が着ているのは『案内人』の予備のインナー、それもサイズが合わず胸の方がかなりギリギリのものなのだ。
加えて下半身の方も不自然な膨らみがあり、これもまた隠しきれているとは言えない。どう転んでも下手に追求されると言い訳のしようが無いのだから、見つからないに越したことは無い。
幸いいつもは賑やかな露天や鍛冶屋、ついでに自称門番も今は居ない。後は自宅までの道のりを静かに、慎重に進んで……と、それまで大人しく同行していた少女が急に立ち止まる。
その視線は温泉へ行くまでの最後の階段の前、いつも「あの人」が定位置にしている場所に向けられている。手元にも周囲にも灯り一つないというのに、そこに居ると言わんばかりに。
こちらが立ち止まった気配が伝わったのか、カツンという硬質な響きと共にぼんやりとした灯りが点される。もちろんそれを手にしているのはあの人……そう、村長だ。

「こんばんは。お連れさんと一緒にお帰りとは珍しいですね、そちらの方は……何方でしょう?」

村長はユクモ村で活動する狩人にとって事実上の雇用主にあたる人だ。狩人に拠点となる住居を貸し時には依頼を斡旋する代わり、対価として家賃や収入の一部を受け取る。
村に少女を連れ帰ることを決めた時点で、この相対が避けられないのは分かっていた。いずれはこちらから出向くつもりだったが、寄りによってこの状況で会うとは。
もちろん『案内人』とて無策ではない。帰りのネコタクに揺られる間に必死で考えた言い訳――辻褄合わせではあるが、面倒な追求を逃れるための説明は用意してある。

「こんばんは、村長さん。彼女はその、凍土で採集したんです」

「採集……?」

計算でもなんでもなく、ものの見事に言い間違えた。
慌てて言い直した説明はこう。凍土で採集クエスト中だった『案内人』が遭難者と思われる少女を偶然救助した。
幸い一命は取り留めたが、遭難のショックからか記憶も無く、喋ることすらままならない状態である。と、ここまでが『案内人』が立てた筋書きだ。
ありきたりではあるものの、記憶喪失の遭難者となれば身元の追求は難しい。少女が話せないことを誤魔化すためにもこれがベターな言い訳だろう。
後は保護した自分が責任を持って身元を預かると宣言すれば円く収まる、というのが『案内人』の目論見だった。だが――

「それは少し困ります。村長として、どこの誰とも分からない方を村に住まわせるわけにはいきませんから」
562毒怪竜と私、入村編:2011/03/01(火) 02:48:45.52 ID:1N3vv10a
ちょっと待て、どこの誰とも分からない狩人をあっさりと雇ったのは誰だ。すんなりと通れるはずだった計画をあっさり崩され、『案内人』の営業スマイルに亀裂が入る。
慌てて取り繕おうと一歩前に出る。だが場の雰囲気が険悪な方向に向きかけているのを感じ取ったのか、それまで『案内人』が後ろに庇っていた少女が微かに唸り声を上げた。
その髪が興奮を表す黒に染まっているのを見て『案内人』の顔色が一気に白くなる。拙い、詰んだ。
仮に人の姿をしていたとしても、飛竜を村に連れ込んだなどと知れたらハンターの資格を剥奪されかねない。それだけならまだしも、ここで彼女が村長に襲い掛かったりしたら……!
『案内人』と少女が別々の理由で硬直する中、唯一村長だけがいつもと変わらぬゆったりとした雰囲気で微笑みかける。

「そちらの方……お名前は?」

問いかけられているのが自分だと気付かずに数秒の間があったものの、気を取り直して『案内人』が対応する。もちろんこれも前もって用意しておいた言い訳だが。

「えっと、名前が分かる物を持ってなかったので分かりません。なので一応の名前としてギギって呼ぼうと思ってます」

あら可愛らしい名前、と微笑む村長の態度は先ほどまでと比べて随分軟化していて、これならいけるかも……! と更に言葉を重ねる。

「でしょう? 何だかこの子、ギギネブラっぽいところもあるからピッタリかなぁ……なんて」

もしかするとこれは自爆では無いだろうか、という考えに行き当たったのは言い終えた後だ。
ただでさえ「ギギネブラっぽい」どころではすまないというのに、わざわざ名前を出してイメージを喚起させるのは明らかにマイナスだろう。
今度こそ終わったかなぁ。と諦めにも似た表情になった『案内人』のすぐ後ろでは顔色の変化を気遣うように寄り添っている。
その髪がいつの間にか白色に戻っているのを見た村長は――

「分かりました。ではギギ様は……カナメ様と同じお住まいということでよろしいのですね?」

言われた言葉の意味を一瞬理解しかねて、数拍の後にそれが入村の許可だと理解した『案内人』の顔が歓喜でほころぶ。
一方の少女――たった今ギギと名付けられた彼女の方はといえば、言われた言葉の意味など全く解していないらしく無表情だ。

(それにしても、名前で呼ばれたの久々だなぁ。……重苦しい感じがするからできるだけ呼ばないように、って言ってるのに)
563毒怪竜と私、入村編:2011/03/01(火) 02:49:57.19 ID:1N3vv10a
カナメと呼ばれた彼女……『案内人』の心境は複雑だが、今のところは素直に喜んでも良いだろう。
――ただし、と。ホッと一息をつく『案内人』に村長が付け加える。

「ギギ様の身柄についてはこちらでは責任を負いかねます。万が一の場合には、カナメ様の責任で対処してくださいね」

この一言で背筋が凍りついた。完全にバレてる。ギギが何なのかを知った上で「飼ってもいいけど、最悪の場合の『処分』も含めて責任持って自分で世話してね」と言っているのだ。
普段は呼ばない本名で呼ぶのも、それだけ重大なことなのだという警告の一種か。
この場で拒絶しないのは『案内人』への信頼や村全体に対する損得勘定、その他諸々を考えた上での結論なのだろう。仮にも狩人の集う村を仕切っているだけのことはある。
寒気と動揺を表に出さないよう、営業スマイルを押し通す『案内人』を尻目に村長が優雅に踵を返す。

「夜分遅くにお引止めしてしまってすみませんでした。……そうそう、村の皆にギギ様を紹介してあげてください。」

既に隠す意味も失っているのだが、これも責任の所在を明確にするための布石だろう。面倒なことになった、と改めて実感する『案内人』だが後悔するには既に遅い。
それよりも――と、前向きに考えるために傍らの少女の手を握る。人の手と全く変わらない温かさと質感を持つそれがそっと握り返してきたのを合図に、自宅への一歩を踏み出した。
こうして『案内人』――カナメと、ギギと名付けられた少女の村での最初の一日は静かに幕を下ろす。
……はずだった。はずだったのだ。

自宅で既に就寝していたオトモアイルーを見つけたギギが何の躊躇も無く飛び掛ってボディプレスをかますは、壁に張り付いて寝ようとして失敗するはと結局一晩中騒動が絶えなかった。
おまけに翌日になってハンター仲間や露店の店員、あの自称門番にまでギギの存在が知れ渡っていて、「紹介しろ」とか「まさかそんな趣味があった」と散々弄られたのは余談である。
564毒怪竜と私、入村編:2011/03/01(火) 02:55:45.22 ID:1N3vv10a
とまぁ、今回はここまで。幕間なので短めなのはご了承ください。
そして何か規制解除されてて思わず泣いた。これはもっと投稿しろという意味か。
色々立て込んでるの続きの投稿は遅くなる予定、乞うご期待。
565名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 03:14:23.76 ID:+sqWxS3T
GJGJ規制が解けてなによりです
566名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 05:27:01.40 ID:UlOvwYdx
案内人のうっかり振りが瀕死の相手にペイントし忘れるレベルな件
GJ!ギギに原形の習性がきっちり残ってる所とか実に愛おしい
567名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 15:07:12.97 ID:vyYzVpxZ
GJ!

>>559
お前天才か
568名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 15:34:55.42 ID:5vhDE+p1
GJ!壁に張り付いて寝ようとするところに萌えた
569名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 20:55:57.36 ID:pnP4UidP
GJ!

同じようなこと考えてる人もいるものだなー
とか思ったら、名前までそっくりでワロタw
570名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 15:54:11.43 ID:zaXNZ4q4
>>555
頼りになる先輩として無邪気に慕ってくる新米ハンターの子達を
男女共においしく頂いていく肉食系女ハンターとかでも良いじゃない
571名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 21:41:48.63 ID:A/nzFn4E
万年ソロの人間にはどっちにせよ遠い話だチクショー
572名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 13:14:06.22 ID:bA0TaeHv
>>546
いい、続け。
573名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 21:55:41.64 ID:ik1s8to6
ものっそ久しぶりにこのスレ覗いて、ついでにウィキの自分のSSについてるコメント読んだんだけど
そういや公式小説のキャラの名前がキオなんだって?
本当に偶然だからびっくりしたわ
パクリじゃないんだよー信じてくれよー
ていうかこういうのってパクリっていうの?
キャラの名前がたまたまかぶっただけなのに酷い言われようだよ
傷つくよー
574名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 22:28:51.50 ID:7kcziEhK
悲しい時はオトモの腹に顔埋めてモフモフする妄想に浸るのマジオススメ
575名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 23:10:20.33 ID:/Gjh4QlD
柔らかいお腹のぬこ臭さを想像すると悶え死ねる
576名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 23:34:00.29 ID:TBVH2hIw
オトモはご主人よりちょっとだけ体温が高いぞ
577名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 00:49:28.56 ID:bgcxGTOa
つかアイルーはハンターの膝ぐらいまで背があるから抱き抱えてギュッとするには丁度良いサイズなんだよなー
アイルー抱きまくらとか発売されないかな
578名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 00:55:45.55 ID:C8p3OSMV
毛並みふわふわ・リアルアイルー抱きまくら(中に湯たんぽ入れれる)があったら一万出しても買う
579名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 01:05:37.97 ID:Emc4DBkP
アイルーはおなかがボコォてなりそうだな
580406を書いた人:2011/03/04(金) 01:07:52.81 ID:3QKjE1lx
お久しぶりです。
>>406の作者です。
途中経過だけでもと思いのこのこ出てきました。

上の文で解ると思いますが、まだ完成していません。
予定は一通り済んだのですが、なかなか筆が進まず
現在超スローペースで執筆中です。
進行状況から言うと、
エロどころかまだ人にすら成っていないという
擬人化物にあるまじき事態が発生しています。
なのでもし全裸待機している方が居たら、
ちゃんと服を着て待機して下さると嬉しいです。
今年の冬は冷えますから風邪に気をつけて下さい。

話は変わりますが書き掛けでも上げた方が良いでしょうか。
需要が有るようでしたら上げようと思いますがどうでしょう。

長々と失礼致しました。









頭痛い。
後PSP凄く書きづらい。
581名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 01:17:32.70 ID:C8p3OSMV
みんなそこまで早漏じゃないから安心していい
暖かくなってきたし薄物一枚でモンス狩りながらじっくり待つよ
582名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 01:33:44.27 ID:6X1wKQ4Y
バキクエですねわかります。
583名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 10:33:42.23 ID:7+/qdn99
別に半年だろうが一年だろうが大人しく待っているよ


他のスレで残りあと僅かの話をもう丸一年と少し待っているんだ…
オトモは俺のこと棄てたりしないよな…
584名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 13:40:18.45 ID:d6MY3BMH
自分が忘れなければ愛した分だけ待っててくれるさ
ポッケ村に残して来た子達とかも元気でやってるかたまに見に行ってくれい
585名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 20:58:14.71 ID:H04IWbVK
他の雌の
匂いがするニャ
586名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 21:20:57.99 ID:o/iK4Aya
なんか知らんが、ヤンデレスレでモンハンの擬人化が始まったw
587名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 21:51:55.64 ID:YOaNU5ny
やんわり誘導してくれてる人もスルーしてる辺り此処の住人じゃなさそうだ
一時の流行だろうけど荒れない内に静まってくれると良いんだが
588名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 22:44:23.42 ID:IWWaNDEj
これだからモンハン厨は…的な流れは避けたいよなぁ
何が出来るわけでもないし家のアイルーをモフって寝よう
生後間もないナルガをよぉ〜〜しよしよしよしよしよししたいです
589名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 09:39:49.51 ID:SquPqMPM
>>577
>>579
アイルーは116cmらしいぞ
・・・結構人ともしやすいんじゃないか?
590名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 10:37:49.78 ID:KfAuN0sb
ユクモ村の祭りで前後を人間にぎゅむっと挟まれながら
困惑しつつ踊ってるムービーからしてアイルーは小学4年生程度の身長なのかと思った

しかしアイルーはオトモ、キッチン、ネコタクと人間界への進出目覚しいな
少数だが伝説のハンターやギルド管理職になってるエリートもいるし
そのうち言う事聞かない人間の部下を任されて胃をキリキリさせる
中間管理職アイルーも出てきそうだ
591名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 13:35:29.55 ID:iAa0PM//
結局>>55はどうなったんだ?
592名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 14:07:49.90 ID:HG01+Jly
オトモ「浮気をしたらその股間のギィギを刈り取ると言ったはずニャ」



嫌な事件だったね
593名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 21:58:28.70 ID:ky/v0TJP
猫カフェから帰った後の家猫の嫉妬振りは異常
普段甘えん坊な子もクールな娘もだから愛されてるのは解るんだがちと怖い

>>590
このまま市民権を得ていけばいずれ結婚も可能に・・・胸が熱くなるな
594名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 22:21:58.65 ID:ABQWmbBX
猫って他の猫の匂いがすると怒る?みたいだよな
595名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 22:23:16.77 ID:GnreryAB
現実の猫は自由だから特に何も感じないんだろうがアイルーと猫は違うしな・・・

それにこのスレの紳士が飼っている猫は常人に仕える猫より人間性が異常に高いと聞く
596名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 00:02:55.78 ID:ARGnL9Ir
マタタビ爆弾食らったメラルーが可愛すぎてつらい
あんな顔見せられて興奮しないハンターなどいようものか
597名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 00:04:44.73 ID:RR6bgVh9
よろしい、君には盗み無効をつけてマタタビ爆弾で自爆した後メラルーの巣で放置される権利を与えよう。
598名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 00:09:30.77 ID:FdxdcKRa
>>597
メラルー「(くんかくんか)このハンター…凄い(良い匂いがする)にゃー」
ふらふらすりすり、ペロンペロン

4〜5匹のメラルー達にやられるんですね、うらやましすぎます
599食われる運命:2011/03/06(日) 00:21:08.70 ID:P7aduSw4
獣人族の集団レイプとか我得すぎる


>>63
続きができましたので投下します。

書いたもの全部投下しようかどうか相当に迷いました。
しかし一回の投下が長すぎると フィナーレを短縮しなければならないので、
フィナーレを重視するために また途中での投下とさせていただきました。
嫌気がさした方々に、深くお詫び申し上げます。
600食われる運命:2011/03/06(日) 00:21:46.31 ID:P7aduSw4
『ホラ、気持ちいい?』

飼育員の兄ちゃんが、小屋の外でシャワーを使い、オレの体を洗いながらそう言った。
オレはスポンジが体を滑っていく感覚に酔いしれ、満足げに鳴く。

『良かったね、そろそろ馴れただろうって事で、ほんの少しだけど外に出る許可が出て。…て言っても、
 移動できるのは やっぱり敷地内だけだけど、お前にとっちゃ日光浴ができるだけありがたいだろう?』

楽しそうに笑って、ゴシゴシと一層 力を強く スポンジでオレのお腹を擦る兄ちゃん。
そんな兄ちゃんとは裏腹に、木にもたれて座っているハンターは口を歪めていた。

『しっかし解せねえなあ。何でその野郎、リオレイア平気になりやがったんだ?ちょっと前までは、
 姿見ただけでピイピイ泣いてやがったのによ』
『あっ、そうだ。こっちのリオレイアも洗ってあげなくちゃ』

兄ちゃんはシャワーの向きを、オレから 自分の側にいたロリレイアへと変え、
いっぱいに降り注ぐ温水に、ロリレイアは きゃっきゃ とはしゃいだ。

『おい、こっちの話 聞かんかいボケチン』
『僕にも分かんないよ。ただ 僕が思うに、あそこにいる あの子が大きく関わってるんじゃないかな』

シャワーの方角を変えずに、兄ちゃんは小屋の出入り口に待機して座っている 一頭のアプトノスを指差した。

『群れの仲間かな、四日ほど前から見かけるようになったんだ。あのアプトノスが来た途端、
 こっちのアプトノスが元気になって、リオレイアと仲良くなったんだよ』
『チッ、もっと面白えモン拝めるかと思ってたのにな。アプトノスの情けねえカッコ………まあそんな事は
 どうでもいいとして、お偉いさん来るのが今日の昼だって忘れてねえだろうな? 準備できてんのか?』
『まだっ、アプトノス達が外に出られる許可 下りるまで、ずっと洗えてやれてなかったから、
 ちゃんと綺麗にしてあげなくちゃっ♪』

そう言うと、濡れているスポンジをロリレイアに付け、力強く緑色の体を擦った。
茶色の泥が大量に、温水と共に流れる。洗っていくごとにロリレイアの甲殻は輝きを取り戻していき、キラキラと光っていった。
一方、オレはいくら洗われてもあまり変化はない。誰かと違って、小屋の中でドタドタ暴れまわることもないからだ。
遊び盛りなのは分かるが、小屋中 キズだらけにするのは さすがにやり過ぎと感じるこの頃。すぐ人間に直されるからいいけど……

『お〜い そこのキミ、シャワーあんだけど…浴びてかない?』

兄ちゃんが気さくに手を振り、ひとり 小屋の前で座っていたアプトノス…姉さんに話しかけた。
すると姉さんは無言で立ち上がり、オレとロリレイア、そして兄ちゃんと所に歩み寄って、自分の頭をスッと差し出した。

『おお、賢いなソイツ。それにかなりムチムチでいい肉付きェ…………なぁ、食っていいか?ソイツ別に
 お偉いさんの物じゃないんだし……』
『そんなことしたら一生 恨むよ』
『ただの冗談だよ』

ふてくされる様に ハンターは木に寝そべってそう言った。
兄ちゃんは不満そうにしているハンターを横目で見た後、姉さんの額にシャワーをかけて、スポンジで洗い始めた。
601食われる運命:2011/03/06(日) 00:22:10.87 ID:P7aduSw4
「………姉さん、人間が怖くないの?」

そう訊くと「怖くなんてないよ」と、姉さんは湯気の中で笑った。

「だって、エリスが信頼してる人なんだもん。怖いハズがないよ。エリス、このお兄ちゃんのこと
 大好きなんでしょ?シャワーかけられてる時のロリレイアちゃんとエリスの顔、すごく甘えてる表情してた」

オレは照れくさくなり、姉さんから視線を逸らし、頬を赤らめる。
そして、兄ちゃんに洗われている姉さんに、オレは呟いた。

「今の……姉さんだって………………」




綺麗さっぱり洗われたオレとロリレイアは、いつもの小屋の中へと還された。
相変わらず薄暗い。その中で、オレはワラの上でロリレイアと添い寝をした。
小屋の扉が、バタンと鈍い音を立てて閉じられる。
その扉の外で、兄ちゃんとハンターが何やら話しているのが、オレの耳に入ってきた。

『よっし、もう準備万端だねっ』
『そうだな。もう掃除も終わってることだし、みすぼらしい所は何一つないな。それじゃあ、いただき―――』
『やめろォ!』
『…ただの冗談だよ。後は、お偉いさんが来るのを待つだけだ。…ん、まだ大分時間があるようだ。
 俺は ちょっくら屋敷の中で休んでくるから、次にここに来る時は お偉いさん俺が連れてきてやるよ』
『うんっ、ありがと』

ハンターは、外壁に掛けていたらしい大剣を担ぎ、小屋に背を向けて歩いていった。
残った兄ちゃんは扉の窓から中を覗き、オレに話しかけてきた。

『ホントに良かった。僕、あのまま お前とリオレイアが仲悪いままだったら どうしようかと………』

何を言っているのか未だに理解はできないが、兄ちゃんに安堵の表情が浮かんでいるのは分かった。
大きく息を吐き、兄ちゃんはその場に座り込んだ。

すると、一緒に外にいた姉さんが兄ちゃんの隣にやってきて 顔をペロリと舐めた。くすぐったさそうに、兄ちゃんは顔を顰めた。

『おっと、ゴメン お邪魔みたいだね。なら僕も退散するとしよう』

兄ちゃんはそう言い、ハンターが通って行った方角に向かって走り出し、姿を消してしまった。
姉さんは、兄ちゃんの後ろ姿を見ながら呟く様に言った。

「別に追い出すつもりじゃなかったんだけどな……まあ 巻き込むわけにはいかないし、いいかな」
「巻き込む?巻き込むって、何に巻き込むんだい 姉さん?」
「えっ、ううん。何でもないの」

慌ただしく首を振って、姉さんは笑顔を作った。オレはそんな姉さんを、首をかしげながら見詰めた。
602食われる運命:2011/03/06(日) 00:22:28.69 ID:P7aduSw4
『キャウン、ギュウッ』

その時、ロリレイアが「遊んで」とでも言いたげに跳ね、オレの足に擦り寄ってきた。

『クゥン、クゥうン………』

さすがは遊び盛りの幼少期と言ったところか。しばらく何もせずに黙っていると、
ロリレイアはオレの顔をじっと見詰め、すがる様に鳴いて遊びを要求してくるのだ。
この様はロリレイアと遊ぶより ずっと面白いので、オレはずっと無視する事を続けていた。

「クスッ、エリス 意地悪しないで遊んであげたら?」
「ダメだよ姉さん。コイツ一回 遊び始めたら必ずと言っていいほど壁 キズ付けてくんだもん。
 やんちゃなのは良いけどさ、器物破損はいけねえよ」
『ギャンッ グゥゥっ!―――ドガッ!!』
「あッ!!痛ってぇ、やりやがったな コノヤロー!」

無視され続けることに嫌気が差したらしいロリレイアは、オレの脚に見事なタックルをかましやがった。
オレは小屋の中で、「待ちやがれ」と叫びながらロリレイアを追い掛け回した。

ロリレイアは、オレの危惧していたとおりに次々と壁にぶち当たって ボロボロにしていく。
リアラ姉さんは、そんなオレ達の様子を見ながらクスクスと笑っていた。


「――よっしゃ、やっと捕まえたぞ こんちくしょお」

長きに渡る闘いの末、オレはロリレイアを捕まえて勝鬨を上げた。
ロリレイアはハアハアと息を切らしながら、遊びといえるかどうかの鬼ごっこに嬉しそうだった。

『ヒィ…ヒゥィ……キュフウ………』
「お疲れ様、エリス ロリレイアちゃん。不思議ですね、ついこの間まではエリスがロリレイアちゃんに追いかけられて、
 エリスがヒイヒイ言ってたのに。今じゃ立場が逆転してるよ」
「ヘヘっ、当たり前だろ。コイツは子供、オレは大人。子供相手にいつまでもヒイコラ言ってられねえだろ。
 全部、姉さんがオレを変えてくれたお陰だよ。姉さんが現れなかったら、オレは自分の本音にも気付けずに
 ずっとコイツを大嫌いでいたに違いない。最初はホントに嫌いだった。父さん達を殺した火竜って種族が憎かったんだ。
 でも、その火竜であるコイツに懐かれていく内に、段々 内心で火竜の印象が変わってったんだ。そりゃ今でも、
 姉さんに言ったように 火竜に父さん達が殺された事を“犠牲になったのだ”の一言でなんか済ませられない。だけど、
 こう思えるようになってきたんだ。ひょっとしたら、火竜とアプトノスは、決して相容れないものじゃないかも って……」

オレはそう言って、疲れ切って地面にヘバっているロリレイアの額を舐めた。
そうすると、ロリレイアは身を持ち上げ『ギュウギュウ』と鳴いて、まるで親に甘えるかの様に オレに擦り寄ってきた。

「姉さん、オレ 間違ってるかな…?」
「全然そんな事ないよエリス、どうして間違っていようか。異種と仲良くできるなんて、こんな素晴らしい事はないよ。
 エリスは、ロリレイアちゃんと あの飼育員のお兄ちゃんと“愛”を築いてるんだから」
「あ…愛ぃ!?ロ、ロリレイアに対しては 何て言うか家族的なそれは抱いてるけど、兄ちゃんとは愛っていうか…一応 同性だし……」
「大好きなら、何でも愛になるんですよ。愛というのは、あなたの考えているほど小さい枠の中には収まりきらないんだ」

姉さんは、まるで自分が異種と愛を築いてきたかのように、誇らしげに話しているようだった。
603食われる運命:2011/03/06(日) 00:22:46.25 ID:P7aduSw4
「………もしかしたら、オレも あの群れの奴らと愛を交わすことが出来たのかもな」

姉さんの話を聞き、オレは何となくそう呟いた。

「もう…遅いんだよな。アイツらは、オレの事なんかどうでもいいモノとしか見てなかったんだもんな………。
 オレも、あいつらの事を許せる気がしない。オレはそんな感情を押し殺してまで群れに戻りたくない。
 こんな空虚な小屋の中でも、ひとりの立派な親として、ずっとコイツを愛せれば それでいいんだ……」

オレは半分涙目になりながら、あの出来事を思い出していた。
「逃げろ 逃げろ」と、大勢のアプトノスが他の奴らに叫び続け、人間から逃げていく仲間達。
鳴いた。そしてオレは泣いていた。体に入った麻酔によって喋る力も無くされた中で、オレはその群れの後ろ姿にないていた。
助けてくれ、死にたくない と。情けない話だが、オレは泣き叫んで必死に命乞いをしていた…。


「――…私ね、実はエリスを次の 群れのリーダーに推薦しようかな って思ってたんだ」

姉さんの予想外の言葉に、オレは驚きを隠せなかった。オレは姉さんに話しかける。

「リ…リーダーだって 姉さん?」
「そう。もし私に万が一の事があったら、エリスを次期リーダーにしてくれるように、皆に頼もうと思ってたんだ。
 だけど、皆に話す前に蒼火竜に襲われちゃって……」
「な、なんでオレなんかを………」
「エリス、昔から群れの子供達と遊ぶのが好きだったよね。その群れの子達がランポスに襲われた時、
 あなたは全く怯むことなく助けに行って、ランポスを退治した。他の人たちが それを聞いた時 すごく驚いてたの憶えてるかな。
 私もすごく驚いた。エリスが怖い肉食竜を追っ払ったって、群れ中の話の種になってたんですよ。私ね、確信したんだ。
 エリスなら この群れを強くしていける、誰よりも仲間を大切にしてくれるって」

オレは唖然とし、嬉しげに話している姉さんを 涙の溜まった目の中心に捉えていた。

「エリスの思ってる通り、率直に言うと 群れの皆はすごく弱い。エリスは自分だけが強いだけじゃなく、
 そんな皆を強くする力がある、皆を強くしてくれるんだんだって……私はそう信じたの」

俯き、オレは どうしようもない困惑に襲われた。頭の中がグチャグチャにかき混ぜられていく気分だ。

群れでの生活、それは同じ様な日々の繰り返し。時々訪れる肉食獣の襲撃。
だがそんな中でもオレは友と呼べる者と飯を食い、仲間と呼べる者と夜空を眺めた。確かな絆を築き上げていた。
恨み、憎むべき奴らと 人間の襲撃以来オレは群れを軽蔑していたが、やはり群れでの日々を忘れられるハズがなかった。
何度も夢の中で奴らを見た。一緒に飯を食っていた。一緒に夜空を眺めていた。
「頭の中から消えろ、なくなってしまえ」と思う時もあった。だけど、どうしても削除することが出来なかった。
なぜだと思った。こんなにも奴らを憎み、許しがたい存在だと思っているというのに。

「エリス、私からの一生のお願い。決して群れに戻ってとは言わないけれど、せめて…せめて一回だけ皆に会って欲しいの」

姉さんは若干声を翳めながらオレに懇願した。オレはさらなる苦悩に襲われる。

「みんなはエリスのこと、どうでもいいなんて絶対思ってない。今の群れには、アプトノスの中で唯一モンスターに
 立ち向かっていく勇気がある あなたの助けが必要なんです。お願いですエリス。もう一度、自分の心を見詰め直して下さい」
「見つめ……直す?」
「私は 伊達にあなたの姉をやってきたわけじゃないんです。どうか悲観的に考えず、自分の本当の気持ちを見詰め直してみて……」

悲観的………か。自分の本当の気持ち……ねェ。
オレの本音は、いつだって見つけにくい所にあるってのに、姉さんったら簡単に言ってくれるよ。
たしかに肉食竜にバクバク食われるだけの運命にあるアプトノスでありながら、バカみたいに その肉食野郎に突撃しようと
するオレは ごく稀な存在なのかもしれない。姉さんが群れのリーダーに推薦しようってのも、なんとなく分かる気がする。
でも姉さんは勘違いしてる。オレだって怖い物は怖い。頭ん中からっぽにして、何も考えずに立ち向かっていくだけなんだよ。
別に貴重でもなんでもない。単なる単細胞なだけ。代わりなら、探せばいくらでもいるんじゃないかな 姉さん。
オレが戻ったって、何も変わりゃしない。そうさ、これが現実なんだよ………。


「ゴメン 姉さん……オレ――――」
604食われる運命:2011/03/06(日) 00:23:06.01 ID:P7aduSw4
オレはそこで言葉を切った。小屋の外の姉さんの顔を見て驚きを隠せずに オレは目を見開いた。
だがオレ以上に驚いているのは姉さんの方らしかった。空の方を見て 今にも叫び声が出てきそうな
真っ青な表情をしている姉さんに、オレは驚いたのだ。

その次の瞬間、黒く大きい影が 小屋の周り一帯を覆い、辺りには激しい突風が吹いた。
大きい何らかの音。バサッ バサッと音が鳴るたびに、突風の勢いはどんどん増していった。

「あ……ああぁ……………」

姉さんは風にも動じず、ある一点を見て 驚きの表情から絶望の表情へと顔色を変えた。
オレには見えていないが、姉さんには上空のおぞましい姿がハッキリと見えているようだった。

『グゥウウうウルルル……』

徐々に大きくなる、低く唸るような声。それが発している風は、壁で遮られているハズの小屋の中へも勢いが強く伝わってきていた。
ついに、ズシンという音と共に それは現れた。蒼い表面。巨大な翼。口に生えそろっている鋭い牙。
そしてその口から出ている、激しい黒煙と赤い炎。オレにも見えるようになった アプトノスにとっての その恐怖の象徴は、
こう呼ばれている物だった。

「リオ……レウス…………!!」
『グオオアアアアアアアアアアッ!!!』

突然の激烈な咆哮に耳がおかしくなってしまいそうなオレ。耳を塞ごうにも、アプトノスには そうする手立てがなかった。
上空から舞い降りた空の王者は、蒼く染まった亜種・蒼火竜だった。姉さんを失った、あの日のトラウマがオレの頭を侵食する。
姉さんが襲われているのを目の前にして、オレは群れの奴らに無理やり連れられて 姉さんを助ける事ができなかった。
あれが、また……!

『ギャアオオゥゥォォォォオ!!!』
「い……いやぁ…!」

姉さんは後退りして小屋の外壁に背をつけた。姉さんの逃げる道はリオレウスに遮られ、どこへも行くことができなかった。
リオレウスが姉さんに向かって走り出し、避けられなかった姉さんは いとも簡単にリオレウスに捕まった。
首筋を噛まれた姉さんは、乱暴にリオレウスに引きずられ、足で踏まれて押し倒されてしまった。

『グゥルルル……』
「あ…あぐっ……!」

リオレウスに押さえ込まれて姉さんは、うつ伏せで苦しそうに うめき声をあげる。

「ね、姉さん!」
「エリ……ス…助け、助けてください……」

姉さんはオレに助けを求め、這いずろうとするもリオレウスは それを許さない。

『ギャウう! ギュウウッ!』

オレの横で、小屋の外へ出ようとロリレイアが必死で壁を引っ掻き始めた。
姉さんの今の状況を知ってなのか ただ同種の匂いを嗅ぎ取って じゃれようとしているのかは
分からないが、とにかく鳴いて鳴いて さきほどの遊びで傷付いた壁を 懸命に引っ掻いていた。
605食われる運命:2011/03/06(日) 00:23:31.04 ID:P7aduSw4
(体が………動かねェ…!!)

絶体絶命の危機に立たされている姉さんを前にしながらも、オレの体が言うことを聞かなかった。
かつてのトラウマが オレの体を恐怖で蝕み、使い物にならなくしてしまっている。
苛立ちと共に恐れも増加していく。せっかく、せっかく姉さんに生きて逢えたのに…こんな所で失って……!

(何してんだ……早く……姉さんを……助けるんだよ……なんでだよ…なんで動かねえんだよ…!!)
「い……――イヤあぁァァ!!」

いきなり姉さんの悲鳴が 外から鳴り響き、オレは意識を現実に戻した。オレは驚愕のあまり言葉も出なかった。
なんとリオレウスが、押さえつけた姉さんのお尻にペニスを擦りつけ、自らの欲望を満たそうとしていた。
リオレウスは発情していた。巨大なペニスを脈打たせ、姉さんを欲望を満たすための道具としようとしていたのだ。

「エ、エリス!み、見ないで!見ないでくださぁい!!」

悲痛な叫びが耳に届く。だが姉さんの状況は変わることはなかった。
いや、状況なら変わった。リオレウスは少し腰を引くと、ペニスを突き立てて、濡れてもいない姉さんの秘所へと一気にぶち込んだ。

「―――キャアアァアぁあぁァあッッ!!!!」

姉さんの最悪の絶叫が野に放たれる。リオレウスはゆっくりと抜き差しをし始めた。

『グフっ、グルルゥぅウ……』

ヨダレを垂らし、リオレウスは唸る。そのヨダレが姉さんの背中にかかり、たらりと地面に落ちていく。
次にリオレウスは、交尾をしている姉さんの背中をベロンベロンと下品に舐め始めた。

『ビチャっ、グチャりっ、ヌチャ…グフフフふフ…』
「や………止めて……くだっ、さい……」

姉さんは目からポロポロ流して、リオレウスに ひたすら願った。無情にも、リオレウスの動きが止まることはなかった。
オレは呆然とその光景を眺めているしかできなかった。頭のものをすべて喪失し、その時のオレには何も認識することなどできなかった。

「ひ、ヒギィっ!……っ、あぅう………」

長く続くリオレウスの陵辱に、姉さんはしだいに飲み込まれていく。秘所を濡らし、愛液を、ペニスと膣口の間から 漏らしていた。
姉さんはもう抗う気力すら失っていた。目を虚ろにし、リオレウスに犯されるがままとなってしまっていた。

次の瞬間、リオレウスのペニスが大きく脈打ち、姉さんの中へとドプンと大量の精液を吐き出した。
ズルリと音が聞こえ、秘所からリオレウスのペニスが引き抜かれる。姉さんは射精と同時に体を痙攣させ、動かなくなった。

「う……うぅゥ………エ…リス……」

消え入りそうな声で、姉さんは小屋の中のオレへと 再度助けを求める。だがショックで頭が壊れていたオレの耳には入らない。
射精を終え、満足そうに『グゥ』と鳴いたリオレウスは、姉さんの首を噛み ズリズリ姉さんを引きずり始めた。
姿が遠くなっていくリオレウスと姉さん。このままでは、姉さんはリオレウスに食われて一生を終えてしまうだろう。
だが、オレの体は動かなかった。いや、体に指令を出す脳がもう崩壊していたのだ。どうしようもできなかった。
オレはただ、リオレウスに連れて行かれる 力の抜けた姉さんを見ていることしかできなかったのだ……………


『――――ギャフフゥッ!!!』

突如、そんな声と共に 緑の閃光がリオレウスへと突撃していったのが、オレの目に入った――――
606食われる運命:2011/03/06(日) 00:24:19.48 ID:P7aduSw4
今回は以上です。こんな読みにくい物でも呼んでくれた皆様に感謝いたします。
文章力が欲しいっすなぁ…
607名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 00:48:10.79 ID:Xoh4izOO
食っていいか?が普通に性的な意味でかと思った俺は色々もうダメだ
続編投下乙。家族の前で犯される姉とかエロスにも程があるね
608名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 05:28:56.04 ID:QDO2PZ/q
GJGJ!段々関係が変わっていくのを見るのは楽しくて良いね

オトモにわざとマタタビ爆弾をぶつけて双眼鏡で眺め続けたハンターは俺だけではないはず
609名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 16:39:05.25 ID:3YSgp6nh
「今こそアイルー村を」という電波を受信したため、管理人さんの一人エッチを。

「管理人さんのほうき」
みなさん、こんにちは。長屋の管理人です。
今日は、長屋の皆さんが狩りに出掛けているそうです。
「誰も見てないよね…?」
私は、誰もいないのを確認して、日課のほうきを使います。
あ、といってもそうじをするのではありません。ちょっと言いづらいですが…。
そ、その…オナニーしているんです…///
『ちゅっ…ちゅくっ…』
「んあっ…やっ…」
まずは、持つところを私のあそこに擦りつけるんです。最近、これが気持ちよくて…。時々、人前でもさりげなく擦りつけたりしてるんです。
「んっ…いやんっ…おまた…熱くなってきてっ」
どうしよう…今こんな話してるのに、我慢できない…。
「あっ!ああんっ!」
『プシャァァァァァッ!』
ん、出ちゃった…。ここまで見たなら、最後までつきあって下さいね。
610名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 16:53:51.68 ID:3YSgp6nh
「も、もう1回、もう1回だけ…」
今度は、ほうきをあそこの中に挿れるんです。
『ズッ…』
「んにゃぁっ…」
ああ…もう腰が抜けちゃいそッ…。
『ズプゥッ!』
「ひゃあぁぁぁぁん!?」
ど、どうしよ!今の聞かれてないかしら?…うん、大丈夫そうね。
『じゅぷっ、ぷちゅっ、くちゃっ』
「あぁ…はぁ…」
今日は発情期かしら。腰が激しく動いちゃうわ。
「はぁ…もっと…きもちいの…」
『びくぅっ!』
「き、きちゃうっ!はぁっ!にゃぁぁぁっ!」
『ブシャッ!ブシャァァァァァッ!』
「はぁ…はぁっ…」
611名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 16:58:20.20 ID:3YSgp6nh
そろそろみんな帰って来ちゃう。このほうきは片付けないと。
「ただいまニャ〜!」「いや〜今日も疲れたニャ〜!」
「お帰りなさい。今日の狩りの話、私にも聞かせて下さいね。」
…今日見た事は誰にも言わないで下さいね。
-終-

下手かも知れんでごめん。
612名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 17:35:06.22 ID:XCux4I6E
GJ!まさかアイルー村がでるとは思わなかった
613名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 17:40:17.10 ID:q9fOxgd5
今北産業
614 ◆kgu/EAc1Os :2011/03/06(日) 18:23:16.45 ID:nNz+HfZP
うぅむ、良作ばかりで気が引ける…投下しても大丈夫か?

ハンター♂(複数)×ハンター♀(ハーフ)
陵辱表現ちょっぴり
モンスターについては捏造いいとこ
ギギネブラに夢見すぎ

苦手だったら飛ばしてくだせえ
615 ◆kgu/EAc1Os :2011/03/06(日) 18:25:42.45 ID:nNz+HfZP
 ユクモ村に赴任してきたハンターは、それは美しい女であり、村の誰もが思わず見惚れた。

 名はユキといい、その名に恥じぬ透き通るような白い肌、墨のように黒々とした髪、そして紅も引かぬのに紅い唇は怖気を震うほどだった。
 その身に纏うものが防具と双剣でなければ、誰も彼女をハンターだとは思うまい。

 彼女は自分の過去については一切喋る事はなく周囲の人間の言葉に耳を傾ける事の方が多かった。
 これだけの美貌でありながら、ハンターという職を選んでいるのだから、何かしらの訳ありなのだろうと察した村人達は、彼女に対する詮索の一切をやめた。

 その美しさを差っ引いても、ユキは人々に愛されていたから。

***

 凍土の洞窟の一箇所、そこでは3人の男達がユキの肢体を組み敷き、思うが侭に貪っていた。
 その様は、さながら草食竜に群がる鳥竜種のように見えなくも無い。
 合意の上でないことはネットで拘束されている様子からも明らかであり、抵抗らしい抵抗が無いその様子も異様であった。
 ユキが身体の自由を取り戻しそうになるたび、彼等は捕獲用の麻酔薬を少量ずつ、彼女の口に注ぎ込んだ。決して意識は失わぬようにする辺りが特に悪辣と言えよう。
 その瞳からはぽろぽろと涙が零れ落ちていたが、それを気にするような者達ではない。

 ―誰か一人でも違和感を感じれば、命は助かったのであろうが…―

 腰が抜ける程にユキの身体を堪能した男達は、精根尽き果てて倒れ伏す彼女から離れた場所で携帯食料などをつまんでいた。

「さて、どうするかねぇ」
「このまま放置プレイが上等じゃね?」
「まあ、何時も通りだな」
「ギギネブラでも来てくれりゃぁ、後腐れないんだがね」

 こういった事に慣れているのか、揃って笑い声をあげた。
 だが、一人が表情を変えて目配せをすると同時に、それぞれが地面に伏せて煙玉を焚いて気配を殺した。
 こそこそと岩陰に隠れた男達は、ふんふんと周囲の匂いを確認しながら倒れた女に近付いていく竜―たった今まで、来て欲しいと望んでいたギギネブラを目にして、いやらしい笑みを浮かべた。
 屈辱と快楽に耐える女の姿を目にするのも悪くないが、恐怖に引き攣った姿もまた悪くない。
 男達は真っ当なハンターからすれば、外道と罵られるような性癖の持ち主ばかりであった。

 ギギネブラはおもむろに天井に張り付き、女の真上に陣取るとぶら下がった。ハンターならばおなじみの捕食行動である。
 結果を確信した男達は、にやにやと様子を伺っていたが、やがてその表情が訝しげなものになった。
 装備も何もつけていないことに警戒をしたのか、捕食をしようとしないのだ。

「…なんだってんだ? あの女にこやし玉でも投げつけたか?」
「いや、あの女の装備はあそこに転がってるぜ」
「おい、あれ見ろよ」

 ギギネブラは相変わらず尾でぶら下がったまま、ぽたりぽたりとユキに向かって何かの滴を落とし始めた。
 滴が降り掛かるたびにユキの身体が小さく震え、やがて身体を起こして頭上にいるものに目を向けて微笑んだのだ。

 ずん、と地響きを立ててユキの傍らに降り立ったギギネブラは、その体色を見る見るうちに黒く染めあげて、バインドボイスを放った。
 離れた位置にいた男達ですら、耳を塞いでしまうほどの咆哮であったが、ユキは意にも介さずにギギネブラの腹の下に腰を下ろしている。

 逃げようと踵を返した男達の目の前に、咆哮に呼ばれたのか新たに二匹のギギネブラが姿を現した。

 その悲鳴は洞窟の奥から外に漏れることはなく、外ではガウシカやポポがのんびりと行きかうような静けさを保っていた。

***
616名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 18:26:56.09 ID:c5J+1Qi+
>>606
GJ! 続きが気になる。待ってるぞー!

>>611
GJ! 管理人さん可愛いよ管理人さん。萌えた。
617ギギネブラにも情はある ◆kgu/EAc1Os :2011/03/06(日) 18:29:50.82 ID:nNz+HfZP
「ありがとう、父さん」

 ユキは傍らで吼えるギギネブラにそっと寄り添った。
 体色を黒く染めたままのギギネブラは、そんなユキを労るように己の身体で包み込んだ。

 ユキが己のことを語ろうとしないのは、ギギネブラと人のハーフという、ありえなさ過ぎるような存在だからである。
 母はたまたま凍土で採集をしていた際に襲われ、たまたまその個体が卵を産みつけず、たまたま射精のみを胎に行った為に生まれた、偶然にも程があるような存在であった。
 竜に犯され、その子を孕むと言うことが女性にとってどれ程のトラウマになるか、判らなくも無い。
 自分と言う存在を拒絶し続けた母であったが、虐待されたり殺されなかっただけマシだと、ユキはそう思っている。
 それに母が拒絶しても、この異形の父は自分を受け入れてくれた。それだけでもう充分である。

 たとえ、ギルドに今回のような汚れ仕事を押し付けられたとしても、人よりも頑丈な身体はそれらを苦としなかった。…肉体的には。
 男達が父の仲間に食われていく音を聞きながら、柔らかい腹に額を押し付けた。
 首をぐっと内側に曲げ、ユキの様子を伺う様は人で言うならば「どうした?」と問いかけているようにも見える。

「何でもない…大丈夫よ…私は大丈夫…」

 心も身体も竜であったなら、こんなにも辛いと思わないだろうに、幸か不幸かユキの感性は人そのものであった。

***

 涙声で肩を震わせる異形の娘の頬を舐め、ギギネブラは内心で嘆息した。
 この身が娘と同じもの、或いは娘が自分と同じ姿であれば慰めてもやれようが、この姿では押しつぶしてしまいかねない。
 今できることと言えば、散々に痛めつけられたであろう身体を癒す為のアルビノエキスを分泌してやる位である。
 気を失っている時に降り掛けてやったが、あの量では足りるまい。

 情、などと言うものが己にもあるとは露とも思わなかった。
 初めて娘と遭遇した時、有り得べからざる存在に身体が硬直したのを覚えている。人の姿でありながら、匂いや気配はまるきり自分と同じものなのだから。

 何時だったか、目にした人間のメスが排卵期であったことは匂いで判った、本来ならば他のギギネブラと交配する時期であったが、そんな匂いがするものが居なかった。
 とにかく、この精を放てるならば何でも良かったのだ。竜でも、人でも。
 戯れと言ってもおかしくは無い行為だったが、まさかそれが芽吹くと、誰が思うだろう。

 以来、ハンターとなった娘が凍土に来るたびにそっと後を付回し、攻撃するものが居れば毒を投げつけるかバインドボイス、悪さをする奴は捕食するようになった。
 こちらに来ればいいと何度も思ったが、今回のこれも含めて娘の『仕事』なのだそうだ。こんなに辛い思いをして泣いているのに、それでも人の世界がいいのだろう。

***

 身支度を整えたユキは自分が犯されていた場所へと歩み寄り、地面を手で探るとその場所からは幾つもの竜の涙が転がっていた。

「これに気付かれなくて良かったわ」

 これを見られたならば、人間じゃないと公言しているようなものである。
 きらきらと光るそれを手にしたまま、ユキは溜息をついた。これを持ち帰るのも一体何度目だろうか、と。

 竜と人とのハーフであることとその美しさに目をつけたギルドは、ユキを素行不良のハンターを炙りだして始末させる役目を負わせたのだ。
 竜であるが故にその肉体は滅多なことでは傷付かず、人であるが故に細やかな心は敵を欺くのに最適であった。
 ユキは自分の流した涙を幾つも持ち帰っていた。何のためかは自分でも良く判らないが、売るつもりにはならなかった。
 何時までも感傷に浸っているわけにもいかない、と掌の中の涙を握り締めてベースキャンプへ向かおうとしたとき、ユキの後ろで鈴のような音が響いた。

 振り向き、何かあったのかと問いかけると、ギギネブラの前の地面に光るものが落ちていた。所謂落し物である。
 襟首を緩く噛まれて、それを拾うように急かされたユキはそこを探り、竜の大粒の涙を手にした。

「…これ…」

 娘がちゃんと見つけたのを見届けたギギネブラは飛び上がると、何事も無かったかのように塒へと飛んでいってしまった。

 似ても似つかぬ、醜い娘のために泣いてくれたと思うのは考えすぎだろうか。
 ユキは自分の涙と父であるギギネブラの涙をしっかりと握り締めてベースキャンプへと歩いていった。
618ギギネブラにも情はある ◆kgu/EAc1Os :2011/03/06(日) 18:31:19.12 ID:nNz+HfZP
短くて申し訳ない、これで終わりです。

では神の作品の出現を祈りまっす!
619名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 18:40:32.59 ID:c5J+1Qi+
>>618
乱入ごめんなさいまじごめんなさい。
ネブラ父さんになら捕食されても構わないですGJ。
620名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 19:18:42.26 ID:bc6DNNia
>>618
GJGJ
ギルドも酷いことしますなw
そして父さんがカッコ良すぎます

イビルさんのあちこちつまみ食い放浪記
というアイデアが浮かんだんですけど需要ありますか?
621毒怪竜と私の人:2011/03/06(日) 19:59:03.75 ID:fzgsjjpa
>>618
GJ!
こっちも続編をこそこそ書いてるが、これを機にギギネブラ好きの人が増えてくれるのを祈る。

>>620
ジョー君でもイビル嬢でもアリだと思います。
622名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 20:03:16.73 ID:VAdb73tE
>>618
GJ
いつだかのギルドの裏事情的なのを思い出した
ギルド怖い
623名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 21:46:30.99 ID:uN+fIxOS
男共もそうだがギルドあまりにも下衆過ぎるでしょう
しかし管理組織に見つかった人外娘の辿る道としては十分考えられるだけに怖気が走る
どこかの同族みたいに一緒に逃げてくれる漢との出会いを祈らずにいられない
624名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 22:24:30.10 ID:DlxPw/Bg
へへっ…旦那、そんなに飲んだらお腹がタプタプになっちゃいますぜ…っ!
625名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 23:00:22.24 ID:xpivFiWy
>>618
(よい意味で)後味悪い話を読ませていただいた
MHにはやる瀬ない雰囲気がしっくりくると思う
626名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 23:41:22.95 ID:AzYPAWWP
>>624
初めて聞いた時から解ってたがあの台詞はエロい
おまえのお腹をタプタプにしてやろうかと毎回思う
627名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 23:43:21.60 ID:hkYhV+hH
>>618
GJ
しかし犯られるまえに始末するわけにはいかんのか。
628名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 09:27:22.37 ID:w8t7NwZ5
装備を剥がすのと逃げるスタミナを奪う意味もあると思われる
中途半端だと親が返り討ちに合う危険性を伝えておけば娘は逆らわないだろうし

>アイルー村
雄も雌も可愛い子ばかりなんだよなぁ
宴は暗転後に大乱交が行われていると信じている
629黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:15:54.08 ID:+XSam0kP
初投下させていただきます
駄文かもしれませんが、ご了承下さい。
今回の話はこれからの本編のきっかけとなる話で、
エロどころかフラグすらありません。
630黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:16:50.81 ID:+XSam0kP
俺の名前はハヤト。
24歳で、G級ハンターである。
好きなモンスターはイャンガルルガ、これだね。
なぜなら鳥竜種の中でも屈指の強さな上にカッコイイ。あの黒紫はたまらない。ゲリョスとは大違いだ。
それに装備もなかなか強いものになる。実際、今の装備はガルルガXシリーズだし武器もセイリュウトウ凶だ。
(ちなみに他の武器も凶まで強化済み)
今までにかなりのガルルガを狩ってきた。
すでにウルフと孤高の称号も取れている。
そのせいかG級のガルルガをフルボッコ出来るようになってしまった。最近では物足りない気がする...
まぁ、とりあえず集会所でクエスト受注してくるか。
631黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:17:58.59 ID:+XSam0kP
「やたら強いイャンガルルガだと?」
「そうなんですよ〜他のG級ハンター達が半日で3オチする位で...」
イャンガルルガが不慣れな奴は即死だからな。
それにしても...
「でも何で条件が一人なんだ?」
「それがですね〜...」

受付説明中...

「...なんとなくわかったがどうしてそうなる!?」
「何ででしょうねぇ〜?」
一応掻い摘んで説明しておこう。
複数で行く⇨イャンガルルガ発見⇨何故か4,5体現れる⇨オワタ\(^o^)/
ということらしい。ちなみにオトモアイルーも含まれる様だ。どういうことなの・・・
「理由は解らんが向こうはサシで戦いたいらしいな」
「みたいですねえ〜」
「よし、このクエストを受けよう」
「了解しました〜頑張ってくださいねぇ〜」
久々に良い狩りになりそうだ。
632黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:18:38.94 ID:+XSam0kP
こいつ、確かに強い。
G級の傷ありが赤子のように思えてくる。
だが俺はやられたりはしない。ただ、向こうも隙がなく攻撃もなかなか当てられない。時間限界まで闘ったが...
「...チッ時間切れか!!!」
ガルルガで時間切れになるのは初めてだ。
これほど強い奴はいないだろう。
黒狼鳥どころか、黒狼王といっても良い位だ。
「次は必ず倒してやるからな!!!」
ガルルガに向かってそう宣言して帰った。
633黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:20:11.31 ID:+XSam0kP
俺はこのクエストを受け続けた。
三か月位でこのガルルガに親近感がわき、ガルルと呼ぶようになった。
しかも、俺以外のハンターが行くと複数出現オワタ\(^o^)/が発生する様で、このクエストは俺専用になった。
俺は気に入られたらしい。仕方ないね。
634黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:20:55.34 ID:+XSam0kP
そして一年が経ち、
「ハー、ハー、フゥ。これで俺の勝ちだなガルル」
激闘の末ついにこいつを倒すことが出来た。
因みにまだ死んでいなく、瀕死の状態である。
するとガルルはとてもゆっくりと動き、何かを咥え俺に嘴を向けた。
「俺にやるってか?」
そう言うとガルルは頷く様な動作をした。
手を出すと咥えられていた物が手にポトリと落ちた。紅く玉の様な形をした物だった。
渡した途端ガルルは倒れ、呼吸も弱まってきた。
もう限界らしい。俺にこいつに言いたいことがある。
「もし生まれ変わっても俺を覚えていたら、リベンジしにこいよ」
ガルルは少し鳴き、わずかに笑った様な顔をして、動かなくなった。
クエストは達成された。
635黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:22:06.40 ID:+XSam0kP
帰りのネコタクにガルルからもらったものが何か聞くと、どうやらあいつの血が結晶化した物らしい。
自分を倒した証というわけか。
...あいつの墓を作ろうかな。

クエストが終わり少し経った頃、俺はあの宝玉?を鍛冶屋でイヤリングにしてもらった。
また、あいつの素材で特注の武器も作ってもらった。その名も「ナタ凶」だ。
(今ひぐらしとか歩道橋を思い浮かべた奴はちょっと別室に来てもらおうか)
まあ、俺が扱いやすい大きさに注文しただけなんだがな。
636黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:23:17.88 ID:+XSam0kP
それからまた少し経った頃、村長にユクモ村という、温泉の有名な村に行かないかと勧められた。
その地方のモンスターは此処とはほとんど違うらしい。俺はこの勧めを承諾し、一週間後に出発することになった。
637黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:23:50.44 ID:+XSam0kP
最後の日の一日前、俺は密林に来ていた。
そして普通のハンターが入らないところまで来た。
そこには俺が建てた墓がある。
【黒狼王ガルル 此処に君臨し事の 証】 
【打ち勝ちしハヤトが証明す】
そう彫られている。此処に来たのは、ある物を供える為だ。
それはこのペンダントだ。これはイヤリングとは別に作ってもらった物で、銀狼毛で紐を作りあいつの爪がアクセサリーになっている。 
これを供え、墓に向かって言った。
「俺はこの辺りから遠くへ行くが、お前の事は忘れないさ。リベンジ、待ってるぜ」
そして村へ帰った。
翌日、俺はユクモ村へと出発した。
638黒狼王を討ちし者:2011/03/07(月) 11:26:35.61 ID:+XSam0kP
これで投下を終わります
駄文を読んでいただきありがとうございました
639名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 12:29:17.01 ID:DzWPsoi7
マフモフ装備(´д`)ホスィ…
640名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 13:32:28.45 ID:16iZghFa
スキー行くのもウェアの下は半袖Tシャツの俺には暑そう。
641名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 15:05:55.28 ID:UnEACD0j
>>638
乙。とりあえずここオススメ
http://hikaeshitsu.h.fc2.com/
642名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 16:50:30.16 ID:ffyaiQE4
>>641
非常に使い古された擬人ちゃんの押しかけ女房臭が気になるくらいで
>>638に控室まとめを奨めるほどひどい箇所はないと思うが
643名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 17:32:46.56 ID:51F2iEq7
いや待て。原型の雛が押し掛ける展開も有りじゃないか?
小さくても凶悪そうだけどなガルルガ……毒有るし
644名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 18:19:27.21 ID:sd7fj37f
原型の雛もふもふしたいけど背中の毛がぐっさぐさ刺さりそう
特に問題はないがな

>>641はあれじゃね?ちょっとレス消費しすぎだから読んどけってことじゃないのかな
流れの問題もあるけど*とかで切ることはできるからね
せいぜい4レスもありゃ十分とかそんな感じで受け取ったぞ
何はともあれ乙でっす
645名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 18:21:15.89 ID:pBqkDI48
>>642
や、シリアス話にオワタは無い。
個人的にはシュール系なんだなって思う事にしてスルーしてたけど。

後は、戦闘シーンばっさり切り過ぎ。投下分の見せ場はそれくらいしか無いからここで話切るなら一回分だけでもちゃんとした戦闘描写入れた方が良さそう。

って、突っ込もうと思えばいくらでも。控え室を勧めた人の気持ちは分かる。
646名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 19:20:37.19 ID:EYApQa9Y
>>638
自分的には不思議と読みやすかった。
あたしこういう物語すきよ
647名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 20:20:54.97 ID:ffyaiQE4
>>645
だったらその突っ込みを辛口の感想と前置きして書けばいい
問題点がわからないまま控室に誘導されても相手は戸惑うばかりだぞ
648名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 20:46:46.75 ID:M7vpetSN
>>643
どんな凶悪凶暴なモンスターでも幼体は可愛いと信じている
あ、ハプルボッカさんはお帰りください
649名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 21:24:32.25 ID:DzWPsoi7
ハプルは5cmくらいなら水槽で飼いたいww餌にコオロギとかwww
650名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 21:49:53.64 ID:cw8hRRSC
アグナ亜種の可愛さが分かるのは俺だけでいい
651名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 22:17:33.46 ID:E1Iqeth4
>>641
いいところを教えてもらった、ありがとう!
652名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 22:53:52.12 ID:pBqkDI48
>>650
無理矢理脱がすシチュエーションに萌え
だけど、靴下(後ろ足)だけいつも残る
653名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 23:20:59.31 ID:thPnDPRm
アグナ亜種「靴下だけなんて・・・。>>652のえっち///」
654名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 23:29:57.03 ID:E1Iqeth4
>>652.653
女なら萌えもするが、男だとHENTAIにしか見えなくなるな
655名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 23:41:53.09 ID:DzWPsoi7
HENTAIという名の紳士たるもの、如何なる時も靴下とネクタイは身に付けておかねば。
656名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 23:44:42.74 ID:wlilnwS9
海パン刑事汚野ですね
657名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 00:16:30.51 ID:ygBGYAbq
アグナ亜種は雌ってことで
658名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 02:09:11.60 ID:5mn+k+tA
ハプルタソでちびたん育成日記みたいのなら萌えれる
ところでちびたん…
659名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 02:13:29.86 ID:eVd8VCui
一度でいいから見てみたい。
ハプル×チャナ。
660名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 02:28:25.83 ID:RGEevtKW
手乗りナルガ欲しい
661名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 04:10:26.31 ID:ehtd805u
それいいな
662名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 09:51:43.44 ID:TtZNRhlI
ハプルってちっちゃいころから砂の中にいるんだろうか
生態がしりたい…
663名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 09:53:00.96 ID:eVd8VCui
カプコンはモンス1種につき10ぐらいの生態ムービーを詰め込んでDVD販売すべき。
664名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 10:13:46.92 ID:7fquU7jH
うちで飼ってるウーパールーパーがハプルタンに見えてならない
そう思ったらハプル狩れねーーー
665名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 12:01:33.97 ID:+7FQRLpU
>>663

> カプコンはモンス1種につき10ぐらいの生態ムービーを詰め込んでDVD販売すべき。
そんな需要ないもん誰がプレスするんだ
DLで充分だろ
666名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 13:26:42.21 ID:5mn+k+tA
知ってるか
ウーパールーパーが極稀な確率で成長するとティガレックスみたいな模様が出るらしい
667名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 20:40:38.20 ID:EUxAoCrH
つまりパプルとティガの混血ってことか……
668名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 21:42:57.90 ID:TyeUicMz
アイルーもといネコ族がいるならイヌ族もいるはず
もっふもっふの柴犬系か紀州犬系の獣人族出して欲しい
669名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 21:46:49.93 ID:jooKGNzp
犬はジンオウガだろう
狼とか言うけど普通にお手とかしてくれるし
お座りもするし完全に犬
670名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 22:00:49.37 ID:p1r04zEW
>>667
すげー食い意地が張ってるんだろうなwww
671名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 22:14:18.52 ID:xCpreN8C
話題に出されずにガロン夫婦かわいそす
672名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 23:15:10.22 ID:5jH1UVGV
>>663
チャレンジクエストの報酬がその手のならソロでも頑張るんだがなぁ
高難易度全クリアで繁殖期編解禁とかだったら廃人になるのも厭わない
673名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 23:24:10.48 ID:7VIGnLwB
石ころ帽子を装備させて欲しいと何度思ったか…

2Gの時は、フルベビの採れる高台でじっとしてたら、ティガたんがのんびりし始めたのを見て萌えた記憶がある
674名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 23:45:39.68 ID:OamhcW/v
クエストとは移動時間で食われて関係ないとして
村の昼夜をまた作ってほしいな
あれ?今作あるんだったっけ?まだやってないわ
あったら出発・帰着時刻で創作もはかどるのに
675名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 00:57:08.04 ID:1TQG8+Wa
tri-では村にも昼夜あったんだがね。
676名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 05:56:33.65 ID:v0W+/AfD
>>671
名前もカムとノノで可愛いんだけどな
ただあの夫婦仲良すぎてエロがNTRオンリーになりそうな予感
677名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 12:06:50.27 ID:TAXYdJWv
てのりナルガ
        |\           /|   
        |\\       //|      
       :  ,> `´ ̄`´ <  ′    
.       V            V    
.       i{ ●      ● }i    
       八    、_,_,     八     
.       / 个 . _  _ . 个 ',     
   _/   il   ,'    '.  li  ',__

が、エロにつながらない
678名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 13:04:47.50 ID:K5u11svV
密林で迷子になって独り者のハンター♂に拾われた子ナルガ
深夜、温かいママのおっぱいが恋しくてパクッとやったそれは…

みたいな流れでどうか
679名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 14:08:45.69 ID:hbKwcIbS
ナルガ男装備ってなんかセクシーだと思う。
農場で網引き上げてる最中にチラリと見える背中がとても色っぽい
680名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 19:42:31.59 ID:YI4jrDRq
しかもどう見ても乳首見えてます本当にありがとうございました
ドSな♀ハンターに乙の度捻り上げられたい貴方にオススメです
681名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 00:50:30.46 ID:19BWN7tl
キリン装備の変態氏を思い出すな
682名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 01:36:12.62 ID:k97fKmGX
不意にきゅうべえ張られたので

【狩猟少女 れいあ☆ハント】
ちびナルガ「僕と契約すれば願いを一つ叶えてあげるよ
代わりに君は人間のハンターにならないといけない」
「ハンターになったら同族も殺さないといけない
当たり前じゃないか。君達が聞かなかったからだよ」
そして、ルナ先輩がボッカに頭をパックリと・・・

すまん最近よく寝てないから頭がいかれてきたみたいだ。
もう寝る
683名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 01:45:07.41 ID:9hO8/WLR
>ルナ先輩がボッカに頭をパックリと・・・

ポッカにげてー。お前じゃ無理だ。自慢の歯がイカれるぞ。
684名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 10:49:19.94 ID:k97fKmGX
朝起きて考え直してたらイビルジョーのほうがしっくりくるかな?って思った
685名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 10:50:33.28 ID:9hO8/WLR
どっちにしろ金レイアさんの頭には歯が立たないと思うのです。
686名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 11:43:10.16 ID:/R0adDhj
そして喉ちんこにブレス直撃


ところでジンオウガフィギュア買った奴居る?
子犬時のイラストとかここの編隊獣姦野郎共にはたまらんのじゃないか?
解剖図が気になるが高い。
687名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 12:11:17.30 ID:ds54kA3V
>>685
おいしく丸呑みするイビルジョー
688名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 12:20:34.85 ID:DAgac0ts
女ハンターでやってるけどジンオウガに捕えられてもみくちゃにされてるとことかすげーエロいよね
さんざん既出だったらすまん
689名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 13:44:19.29 ID:SRfxvaSc
>>682
GM「僕と契約してギルドナイトになってよ」
「代わりに君が犯したどんな罪でも一つだけ不問にしてあげる」
690名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 14:34:41.08 ID:ds54kA3V
>>689
「そうですか。では……あなたを殺す罪をお許し下さい」
691名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 18:46:10.85 ID:K1SoxoDJ
投下させていただきます
ハンター×ジャギィノスの竜姦モノ。ドキドキノコネタあり
それと一応本人は幸せだけど、いわゆる大団円的なハッピーエンドではなく、暗めの終わり方
大丈夫だという方はどうぞ
6921/14:2011/03/10(木) 18:46:54.91 ID:K1SoxoDJ
渓流に狗竜の鳴き声が響き、それに応えるが如く、いくつかの鳴き声が木霊する。それに続き、男の掛け声と巨大な物が地面に
叩きつけられる轟音。
ハンマーを振るい、ドスジャギィと対峙する一人のハンター。対する狗竜は、数匹のジャギィとジャギィノスを引き連れ、攻撃の指示を
出しながら数に任せての狩りを行う。
ジャギィノスの一匹が声を上げ、ハンターに体当たりを仕掛ける。男はそれを軽くかわし、続いて襲いかかってきたジャギィを
遥か彼方へ吹き飛ばす。そこにドスジャギィが噛みつくが、男はそれに構わずハンマーを振り上げ、その顎をかち上げた。
悲鳴を上げ、怯むドスジャギィ。ボスを守ろうと、周囲のジャギィは一斉に襲いかかったが、男はハンマーを持ってぐるぐると回転し、
たかってきたジャギィ達を容易く返り討ちにする。
その隙に、ドスジャギィは足を引きずり、逃げようとしていた。それを目ざとく見つけ、男はその後を追い、その後ろを唯一生き残った
ジャギィノスが追う。
狗竜専用の獣道に入るまで、あと一歩だった。その一歩が間に合わず、ドスジャギィは足を叩き折られ、たまらず地面に転がった瞬間、
大地を揺るがす轟音と共に頭を叩き潰された。
群れのボスの死。それを目の当たりにしたジャギィノスは、思わず足を止めた。
男が振り向く。ジャギィノスはボスを殺した強い相手に攻撃を仕掛けるほどには、度胸はなかった。しかしそのまま背中を見せて
逃げることもできず、ただ男を睨みながらぎゃあぎゃあと威嚇の声を上げていた。
「……悪いな、仕事だ。襲ってこなければ、余計な殺生をする気はない」
その意味はわかるわけもない。ただただ、ジャギィノスは威嚇の声を上げ続け、ボスの体に刃物を突き立てて皮を剥ぎ取る侵入者を、
じっと見ていることしかできなかった。
この日、彼女の群れは壊滅した。ボスを殺され、仲間を殺され、彼女はただ一匹だけ生き残った。

ハンターにとっては、それは何ということのない依頼だった。ただ、街への道である渓流に巣食った、邪魔な狗竜を仕留めただけに
すぎない。特に危険なわけでもなく、他にめぼしい依頼がなかったために、それを受けただけの話だった。
それから一ヶ月ほどが経過した。その日、渓流に驚くべき事件が舞いこんだ。
金色に輝く飛竜、リオレイア希少種。それが、渓流に現れたというのだ。彼は即座に準備を整え、その危険な依頼をこなすため、
渓流へと向かって行った。
一方、渓流では突然の侵入者に大騒ぎだった。ガーグァは逃げる間もなく殺され、新たに住みついていたジャギィ達の群れは、侵入者を
撃退しようと果敢に攻撃を仕掛けたものの、その全てが消し炭になった。ブルファンゴ達は我関せずといった態度だったが、時には
巻き添えを食って殺される者もいた。
ハンターが渓流に着いたとき、そこでは奇妙な光景が繰り広げられていた。
累々たるジャギィ達の屍に囲まれ、リオレイアを威嚇するジャギィノス。その体には無数の傷が付けられ、もはや立っているのも
辛いと思われるのだが、そのジャギィノスは怯む気配もない。
ややあって、男はその理由に気付いた。
彼女の背後には、粗末な巣があった。そして、そこにはいくつかの卵が転がっていた。
だが、より正確に言うならば、そこにあったのは卵『だった物』である。
混乱のさなかに踏み潰されたのか、それともリオレイアの攻撃を受けたのか、その卵は全て砕けていた。それでも、彼女は卵を
守るべく、この勝ち目もない戦いを続けようというのだ。
6932/14:2011/03/10(木) 18:47:45.02 ID:K1SoxoDJ
ハンターである以上、彼は自然の摂理に手を加える気はない。それを捻じ曲げるのが仕事であるとはいえ、必要以上に干渉することは
彼の流儀に反するからだ。まして、その自然に生かされているとなれば、なおさらである。
それでも、全身傷だらけになりながらも、既に砕けた卵を守ろうとするジャギィノスの姿は何かしら感ずるものがあった。
男はハンマーを構えると、リオレイア目掛けて一直線に駆けだした。
その瞬間、ジャギィノスがリオレイアに体当たりを仕掛けた。しかし、飛竜の巨体相手にそんな攻撃が通用するはずもなく、
逆にリオレイアに噛みつかれ、ジャギィノスは悲鳴を上げた。
そこに、ハンマーの一撃が襲いかかった。突然脛を強打され、リオレイアは哀れっぽい悲鳴を上げてジャギィノスを放り出した。
地面に落ちたジャギィノスは小さく悲鳴を上げ、覚束ない足取りで立ちあがる。しかし、全身から血を流し、もはや立っているのが
不思議なほどといった有様である。
そんな彼女を放って、リオレイアとハンターは激しい戦いを始めていた。激しい爆発を伴うブレスをかわし、頭を強かに殴りつける。
それをものともせずに体当たりを仕掛ければ、ハンターはすぐさま身を投げてかわし、足にハンマーを叩きつける。
一見すれば、ハンターの方が圧倒的有利にも見える。しかし、人間と飛竜相手では、それも危うい均衡でしかない。
飛び上がり様、リオレイアが尻尾を振り上げる。その直撃を受けてしまい、ハンターが吹っ飛んだ。ただでさえ激しい衝撃の上、
尻尾には毒がある。その一撃で、もうハンターは立っているのがやっとというほどに追い込まれた。
そこに、リオレイアがブレスを吐こうと首を振りあげる。それを避けていれば、毒が全身に回って倒れかねない。かといって薬を
飲んでいては、ブレスの直撃を受ける。
もはや勝敗決したかと、ハンターが歯噛みをした瞬間、突然リオレイアは悲鳴を上げて怯んだ。
見れば、先程のジャギィノスが脹脛に噛みついていた。鳥竜とはいえ、その牙は十分に鋭く、まして比較的柔らかい足を狙われては、
飛竜の鱗といえど貫通を許してしまう。
突然の痛みに標的を変え、リオレイアは体ごと回転してジャギィノスを吹き飛ばす。その一瞬の隙を突き、ハンターは回復薬を飲むと、
再びリオレイアへと向かって行った。
向き直った頭を殴りつける。いくら頑丈な鱗に覆われているとはいえ、超重量の物体の直撃を何度も受けて立っていられる生物など、
この世には存在しない。たまらずめまいを起こして倒れたリオレイアに、男は所構わずハンマーを叩きつけた。
いくつかの骨が折れる音が響き、折れた部分をさらに叩き続けると、リオレイアは大量の血を吐き、やがてその動きを止めた。
危ういところで勝利を拾ったハンターは、その立役者でもあるジャギィノスにそっと近づいた。全身血塗れで、浅い呼吸を繰り返すだけの
彼女が、もうこの先長くないことは一目でわかった。
無視して帰ろうとし、しかし引っかかりを感じ、かといって回復薬を分けてやる気にもなれず、男はしばらく迷っていた。やがて、
彼は何かを思い出したようにポーチを漁り、彼女の目の前に一つのキノコを投げた。
「やるよ、運次第では生き残れるだろう」
そう言って、男は去って行った。ジャギィノスはおぼろげな意識の中で、目の前に投げられた物を見つめる。
不思議な匂いのするキノコだった。肉食である彼女に、キノコを食べる習慣はない。それでも、死の危機に瀕した彼女は、目の前の
食糧という事実に対して、迷うことはなかった。
辛うじて首だけを動かし、そのキノコを口に入れ、咀嚼し、飲み込む。多少の滋養にでもなればいいと考えていたのだが、次の瞬間、
思った以上の異変が起こった。
激しい頭痛とめまい。ただでさえ混濁していた意識は一気に混乱し、ジャギィノスは自分でも知らないうちに大きな悲鳴を上げていた。
その悲鳴がやむと同時に、ジャギィノスはばったりと頭を落とした。そして、彼女はそのまま完全に気を失ってしまった。
時間が過ぎ、夜になり、近くを巨大な虫達が通過していく。それもやがては途絶え、日が昇り、少しずつ鳥達の声が戻り始める。
日が高く上がり、頂点を過ぎ、西の空へと沈んでいく。辺りの鳴き声は鳥のものから虫のものへと変わり、空には星が瞬き始める。
その星が少しずつ雲に霞み、やがて日が昇ると同時に雨が降り始めた。
6943/14:2011/03/10(木) 18:48:40.55 ID:K1SoxoDJ
冷たい水滴が顔を叩き、全身が冷えていく感覚に、彼女の意識は少しずつ覚醒を始めた。
うっすらと目を開ける。どうやら自分はまだ死んでいないらしいということを確認し、首を持ち上げる。
力が入らない。とにかく非常に飢えていた。辺りを見回せば、数メートル先に腐りかけたガーグァの死体がある。
全身全霊の力を振り絞り、必死にそこへと這いずる。その肉はひどい臭いがしていたが、それでも構わずに食べ続けた。
とにもかくにも腹を満たし、一息ついた彼女は、目に入るものすべてが一変しているのを感じた。
もちろん、ここが渓流であり、見慣れた景色であることは変わらない。しかし、その全てが今までと違って見えるのだ。
遠くに、かなり若いジャギィが見える。ハンターに滅ぼされた彼女の群れに続き、次の群れもリオレイアに壊滅させられたはずだったが、
また新たな群れが入り込んでいるのだろう。とかく、狗竜というものは、いつの間にかその地に居つくものである。
ここにいる狗竜としては、彼女はかなりの古株となるが、今の群れからすれば部外者となる。それでも受け入れられれば、またここでの
暮らしが安定する。そう考え、彼女はその群れのボスに会ってみようという気になった。
それにしても、寒かった。とにかく雨が冷たい。ジャギィノスは周囲を見回し、手頃な大きさの葉を見つけると、その茎を咥えて
手頃な大きさに噛み切った。それを頭に載せ、彼女は渓流を歩き出す。
ボスがいるとなれば、雨風が凌げる洞窟の中だろう。しかし、この雨では滝が増水しており、とてもいつもの場所からは入れないだろう。
瞬間的にそう判断し、彼女はアイルーの巣を通ることに決めた。彼女にとっては危険な選択だったが、考えがないわけではない。
予想通り、そこに踏み込むと小さな獣達はパニックに陥った。そして、手に手に武器を構え、彼女に向かって走り寄ってくる。
あえてそれに反応せず、彼女はその場にうずくまった。見慣れぬ行動に、アイルー達は少し戸惑っているようだった。
「クルルル…」
うずくまったままで、小さく鳴く。そして、アイルー達が来ないのを確認すると、彼女はゆっくりと立ち上がり、そろそろと歩き出した。
敵意がないとわかってもらえれば、知能の高いこの獣達は襲ってこない。そう考えた彼女の予想は、見事に的中した。
吊り橋を渡り、洞窟に続く坂に入る。当然、同種ではあっても群れから見れば侵入者である彼女はひどく警戒されたが、狗竜には狗竜の
礼儀がある。相手を刺激しないように小さく鳴き、敵意がないことを知らせるために距離を取る。
アイルーよりは警戒されたものの、騒ぎを聞きつけたボス、ドスジャギィが彼女の前に姿を現した。それを一目見た瞬間、彼女は
軽い失望を覚えた。
確かに、王者の証である襟巻は生えている。しかし、あまりにも若すぎる。彼女も相手をどうこう言えるほど年を取っているわけでは
ないのだが、ボスとしてはあまりにも頼りない。
これなら一人でいた方がよっぽど楽だと思い、彼女は巣を去ることにした。しかし、いきなり侵入してきて勝手に帰ろうとしているのが
若いジャギィの気に入らなかったらしく、その中の数匹が突然襲い掛かってきた。
それを見ながら、彼女は再び世界が変わっているような感覚を覚えた。
以前ならば、複数相手など考えたくもなかったし、実際にそうやって襲われれば必死に逃げただろう。
しかし、今は違う。あまりにも直線的すぎる動きに、思わず相手がじゃれてきているのではと疑ってしまうほどだった。
最初に噛みついてきた相手の牙をかわし、逆に首筋に食らいついて投げ飛ばす。後ろから襲いかかろうとした無礼者には、巨体を活かした
体当たりをお見舞いし、足の爪で蹴りかかってきた相手に対しては、その足を口で受け止め、頭の上で一周ぐるりと振り回してから
放り投げてやる。
6954/14:2011/03/10(木) 18:49:26.86 ID:K1SoxoDJ
群れの仲間を攻撃され、ドスジャギィが怒りの咆哮を上げる。だが彼女はそれを冷淡に見つめ、逆に低く唸って威嚇してやる。
たちまち、周囲には何匹ものジャギィやジャギィノスが集まり、彼女を取り囲んだ。しかし、そんな相手には目もくれず、彼女は
ドスジャギィのみを睨みつける。
「シャー!」
あっさりと挑発に乗り、ドスジャギィが襲いかかってくる。やはり若すぎると、彼女は苦笑いでもしたい気分で考えつつ、その襟巻に
噛みついてやる。
キャイン、と情けない悲鳴を上げ、ドスジャギィが怯む。そこに畳みかけるように、彼女は腹の底から威嚇の叫びを上げた。
たちまち、彼女を包囲していたジャギィ達が逃げる。ドスジャギィも思わぬ反撃にすっかり委縮してしまい、彼女を追うような気配は
見せなかった。
ますます失望の色を濃くしつつ、彼女はその場を後にした。追いかけて攻撃してくるような胆の据わったものは、その群れには
いないようだった。
暴れている最中に落としてしまったため、彼女は新たな葉っぱの傘を作り、渓流を歩き出す。
起きてから腐肉しか食べていないため、ひどく腹が減っていた。とりあえず食事をしようと考え、彼女は増水した川を避けつつ、
下流の方へと足を運ぶ。
狙い通り、そこには何羽かのガーグァがいた。すぐにでも狩りを行いたいところだったが、今の彼女には仲間がいない。
それをどう克服するか考え、やがて彼女は足元の小石を口に咥えた。
できる限り遠くへ放る。突然の物音に驚き、ガーグァが背中を見せた瞬間、彼女は一気に襲いかかった。
突然後ろから驚かされ、卵を産み落としたガーグァへさらに噛みつく。逃げられないように足を齧り、倒れた瞬間首を噛み、素早く
息の根を止める。
我ながら完璧だったと、彼女は内心胸を張っていた。ガーグァ一羽に卵一つを一人占めできるとなれば、十二分の成果だった。
二日ぶりのまともな食事を、彼女はゆっくりと味わって食べた。狩りたてのガーグァの肉にその卵は、彼女の腹を十分すぎるほどに
満たしてくれた。そして食事を終えた彼女は、雨風を避けるために壊れかけの廃屋へと身を隠した。
腹と状況が落ち着いたところで、彼女はこれまでの出来事をゆっくりと振り返った。
群れのボスは、ハンターに殺された。そのボスとの間にできた子供は、金色の飛竜に卵のうちに殺された。そして、自分はボスを殺した
ハンターに、命を救われた形となっている。もっとも、『運次第では生き残れるだろう』などと言っていた辺り、本気で助けるつもりは
なかったのかもしれないが。
そこまで考えて、彼女はこれまでに感じ続けた違和感の正体に気付いた。
なぜ、自分はあのハンターの言葉がわかるのか。なぜ、自分はやたらに頭が回るようになっているのか。
考えられるのは、あの奇妙な匂いのキノコしか思い当たらない。あんなものを食べて生きているだけでも奇跡だが、その上さらに
こんな事態になるなど、一体誰が予想できただろうか。
ともあれ、違和感の正体に気付き、なおかつそれがわかったところでどうなるものでもないので、彼女は気にしないことに決めた。
当面の問題は、あの群れにも入れなくなった今、この後どうするかということである。
しかし、それも考えてどうなるものでもない。後はなるようにしかならないだろうと気軽に考え、彼女は目を瞑った。
元は人が住んでいただけあり、廃屋は意外と住み心地が良く、彼女の意識は一瞬にして消えていく。まして満腹ともなれば、
眠気に抗う方が難しいだろう。ここを新たな巣にしようとぼんやり思いながら、彼女は眠りに落ちて行った。
6965/14:2011/03/10(木) 18:50:26.56 ID:K1SoxoDJ
ジャギィノスが廃屋に住みついて数日。そこでの暮らしは、思った以上に楽なものだった。
雨風は十分すぎるほどに凌げ、周囲にはケルビやガーグァなど獲物も多い。時々、別の群れのジャギィが来ることもあるが、その程度は
彼女の敵ではない。そもそも、今いる群れは彼女を恐れており、姿を見せると早々に消えてしまうことが多かった。
そんなわけで、彼女の生活はとても快適だったのだが、その日は思わぬ珍客の来訪があった。
「旦那さん旦那さん、この辺はあんまり獲物いないニャ」
「そうだな。少し下流まで行ってみるか」
聞き覚えのある声に、彼女は廃屋から顔を出した。すると、たまたま巣の前にいたアイルーとばったり出くわした。
「ニャニャ!?ジャギィノスニャ!か、覚悟するニャー!」
小さな木刀を振り回し、アイルーが襲いかかる。かわしがてらその場を飛びのき、ジャギィノスは相手を観察する。
笠と胴着のような物を身に付けた、見慣れないアイルー。その姿に見覚えはないが、微かに感じる匂いには覚えがある。
「ニャッ!避けるニャー!こ、このーっ!」
地団駄を踏み、アイルーはむきになって木刀を振り回す。しかし、わざわざ近づかなければ攻撃ができないことを悟り、ジャギィノスは
その攻撃全てを軽くかわしてしまう。
「ギニャーッ!」
「大振りしないで、よく相手を見て攻撃するんだ。まずは落ち着け」
廃屋の陰から、ハンターがぬっと姿を現す。
その瞬間、ジャギィノスは落雷にでも打たれたかのような衝撃を受けた。
彼はやはり、かつて群れのボスとリオレイアを殺した相手だったが、なぜ今まで何も感じなかったのかと疑問に思うほど、その男は
格好良かった。また、ボスを殺されたとはいえ、彼女はそれを恨んでもいない。強者が弱者を倒すのは、自然の道理だからだ。
そして、強い雄というものは、それだけで雌にとって魅力的なのだが、彼はリオレイア希少種を倒すほどに強い。
種族こそ違うが、彼女にとってこのハンターは、この上もなく魅力的な雄だった。人間の年齢はわからないが、少なくとも今現在、
渓流に住みついている群れのボスよりは、この男の方がよほど落ち着いているようにも見える。
「了解ニャッ!」
つい見惚れていると、アイルーが木刀を振り回してきた。それまでよりは小振りだが、それでも武器に振り回されている感がある。
一歩下がってそれを避け、続いて木刀を振りかざした瞬間に素早く近づき、その木刀をパクッと咥える。
「ニャッ!?何するニャ!放せニャーッ!」
そう言われても、放す気はない。アイルーは両手で木刀を引っ張り、まだ足りないと見ると全身で引っ張り、それでも足りないと知ると
勢いを付けて引っ張ろうとした。
それを見計らって、口を放す。
「ギニャッ!?……ウ、ウニャ〜ァ…」
地面に思いっきり後頭部を叩きつけ、アイルーは一声鳴いて、何かを掴むように天に掲げた腕がぱたりと落ちる。
それを無視し、彼女はハンターに向かって駆け出していた。だが、ある程度の距離まで来ると、ハンターは愛用のハンマーを構えた。
そこで、慌てて立ち止る。人間からすれば、今の自分の行動は、襲いかかってきているようにしか見えないだろう。
「……クルルルル」
小さな鳴き声を上げ、背中を見せる。そして、一歩一歩ゆっくりと近づくと、意味不明な行動に戸惑うハンターの足元に体を擦り寄せ、
ころんと丸くなった。
「……な、なんだ?」
ハンマーを構えたまま、彼はこのおかしなジャギィノスをどうするか迷っていた。
6976/14:2011/03/10(木) 18:51:21.83 ID:K1SoxoDJ
「こいつーっ!そこどくニャーッ!旦那さんはボクのニャーッ!」
一方のアイルーは、いつの間にか元気を取り戻し、木刀で彼女の頭をぽかぽか叩いていた。少々痛かったが、我慢できないものでも
なかったため、彼女は大人しく殴られている。
「ん?あ、待て。この傷跡……こいつは、まさか…」
ハンターの手が、背中を撫でる。彼女は知らなかったが、その全身にはいくつもの傷跡が刻まれ、特に背中には、リオレイアに噛まれた
大きな傷跡が、はっきりと残っていたのだ。
「……驚いたな。お前、あの時のジャギィノスか」
「クルル」
肯定の返事をしたつもりだったが、男がその意味をわかっている様子はない。
「ニャ?あの時のって?」
「ああ。お前を雇う少し前に、リオレイア希少種を狩ったんだ。その時、こいつには命を助けられた」
それはこちらの台詞だと、彼女は頭の中で思っていたが、伝える手段がないため、じっと足元にうずくまっていた。
「リオレイアに噛まれて、死にかけててな。気まぐれでドキドキノコやったんだが、運が良かったみたいだな」
そう言うと、男は彼女の頭を優しく撫でた。それが気持ちよく、彼女は嬉しげに喉を鳴らす。
「それで旦那さん、懐かれたんだニャ」
「うーん、しかしそんなのわかんのか?ジャギィノスが……まあ、懐いてる以上、わかるのかもなあ」
主人の命を救った相手と知り、アイルーは叩くのをやめた。頭にいくつかたんこぶができたようだったが、気になるほどのものでもない。
「まあ、その、なんだ。よかったな。もう俺にまとわりつくのはやめて、群れに帰れよ」
ぽんぽんと頭を叩き、ハンターは彼女を置いて歩き出した。獲物にはしにくいと思ったらしく、アイルーも彼の後を追う。
ハンターとアイルーは、そのまま坂を下って下流に足を伸ばしていた。そこには何匹かのジャギィと、一頭のドスファンゴがいた。
「お、いたな。オモチ、焦るなよ」
「りょ、了解ニャ…!」
「シャウー」
「………」
明らかにおかしな返事が聞こえ、ハンターはゆっくりと後ろに目を移す。
「……なんでついてきてんだよ!?」
「ニャー、旦那さん、モテモテだニャ」
エリアを跨いだにも関わらず、彼女はハンターの後を追いかけていた。そしてアイルーと並び、まるでオトモジャギィノスだとでも
言うように、ハンターの後ろに立っている。
「だからお前は群れに戻れってっ……あ、やべ」
大声を出したせいで、ドスファンゴはこちらの存在に気付いてしまった。それほど強くはないが、厄介なこの相手には不意打ちを
仕掛けようと考えていたのだが、それも変更せざるを得ない。
「オモチ、相手の動きをよく見るんだ!地面を引っ掻きだしたら要注意だぞ!」
「ニャニャ!了解ニャ!」
「シャー!」
「だからお前は群れに帰れっ!」
ドスファンゴが突進する。その迫力に、初陣であるオモチは圧倒されてしまい、咄嗟に動くことができなかった。
「ギニャアー!」
ハンターとジャギィノスは即座に飛び退り、その突進をかわしていた。ジャギィノスは着地するとすぐに距離を詰め、未だ空中にいた
オモチを咥え、ハンターに投げてよこした。
6987/14:2011/03/10(木) 18:52:14.07 ID:K1SoxoDJ
「おい、大丈夫かオモチ?」
「へ、平気……ニャ……ぐふっ」
「よし、なら大丈夫だな。少しそこで見てろ。無理はしなくていい」
ハンターは愛用のハンマーを構え、ドスファンゴに向かって走り出した。そのとき既に、ジャギィノスは戦闘を開始していた。
突進をステップでかわし、尻に噛みつく。牙を振り回せば跳び下がり、動きが止まった瞬間に鼻面へタックルを叩き込む。
「ジャギィノスにしちゃ、妙に鮮やかな戦い方だな…」
呟きつつ、ハンターはドスファンゴの頭に鉄鎚を見舞う。凄まじい衝撃に脳が揺れ、それでも突進しようとすると、更なる一撃が
襲い掛かる。しかしそれでも突進しかないドスファンゴは、やはり突進しようとしたが、ハンターは下からハンマーを思い切り
振り上げ、ドスファンゴの頭を横殴りに強打する。たまらず、さすがのドスファンゴも転倒し、目を回した。
「オモチ、行け!」
「うぅ……はっ!?りょ、了解ニャ!頑張るニャー!」
穴を掘ろうか思案していたオモチは、慌てて無抵抗なドスファンゴに跳びかかった。その隙に、ハンターは彼等から少し離れたところへ
痺れ罠を設置する。
めまいから回復し、ドスファンゴは周りをうろちょろするアイルーとドスジャギィに、思い切り牙を振り回した。
「オモチ、こっちに来い!罠を仕掛けた!オモチ!おい、オモチ!!」
「ニャーッ!かぁくごするニャーア!!!」
主人の声は、初めての狩りに興奮しまくっているオモチには届かない。すると、一緒に戦っていたジャギィノスが、オモチの首根っこを
噛んで持ち上げた。
「ニャッ!?何するニャ!?放せニャー!!」
「シュー」
オモチをぶら下げたまま、ジャギィノスは痺れ罠の前に立ち、ドスファンゴを睨む。ドスファンゴは怒りに鼻息を荒くし、興奮したように
地面を引っ掻いている。
「何するニャ!?何のつもりニャ!?放せニャ!!は、放してニャ!!放してニャーア!!!だ、旦那さん助けてニャー!!」
ドスファンゴが突進する。それを見計らって、ジャギィノスはオモチを右に放り投げ、自身は左へと跳んだ。
急に止まれるわけもなく、ドスファンゴは痺れ罠を思い切り踏みつけてひっくり返った。
「なんだこいつは…!?まあいい!オモチ、やれ!」
「ウニャウ……はっ!?ま、またチャンスニャ!?やるニャ!殺るニャー!」
「キシャー!」
動けない相手に向かって、ハンター、アイルー、ジャギィノスが一斉に襲い掛かった。
十数秒後、そこには軟体生物のようにぐにゃぐにゃになり、ところどころを噛みちぎられた、ドスファンゴだった物体が転がっていた。
「あーあ、麻酔玉用意してたんだが……皮ぐらいしか使えるところはないな。それにしても、このジャギィノス、妙に頭のいい奴だな」
「シャーウ」
「お前も随分助けられてたしな、ははは」
「いいニャいいニャ……ボクはどうせ足引っ張りまくったニャ。このジャギィノスの方が優秀ニャ。ボクは役立たずニャ。旦那さんは
こいつ連れて帰ればいいニャ。ギルド初のオトモジャギィノス誕生ニャ。解雇でも何でもすればいいニャ……くすん」
冷静になると色々と失敗が見えてきたのか、オモチはすっかりしょげかえっていた。
6998/14:2011/03/10(木) 18:56:01.35 ID:K1SoxoDJ
「シャー」
「舐めてくれなくていいニャ!慰めなんかいらないのニャ!解雇されたってボクは……ボクはっ……ウニャーンッ!」
「泣くな泣くな、オモチ。誰も解雇なんかしないから。お前が気を引いてくれたおかげで、俺は罠設置できたんだぞ」
「ニャ!?じゃあボクは役立たずじゃないのニャ!立派な旦那さんの右腕ニャ!えっへん!」
「……切り替え早いな」
「シュアー」
誰がどう見てもオモチより活躍していたジャギィノスは、一声鳴くとハンターに擦り寄った。
「あ〜……お前も頑張ってくれてたな。けど、その、俺達はもう帰らなきゃいけないし、お前も俺に懐いてないで、もう群れに帰れな」
その言葉に、ジャギィノスは悲しくなった。当然と言えば当然だが、ハンターは自身をただのジャギィノスとしか見てくれず、
どんなに頑張ったところで、思いも通じない。ただ、背中を優しく撫でてくれる手の感触が、悲しみを少しだけ和らげてくれた。
結局、その日はハンターもアイルーも一緒に帰ってしまい、ジャギィノスはベースキャンプ直前までついて行ってそれを見送った。
この渓流には、様々なモンスターが訪れる。であれば、ハンターの彼も待っていればまた来るだろうと考え、ジャギィノスは
いつもの暮らしに戻る。

予想通り、ハンターはその日以来、ちょくちょく渓流を訪れた。どうやらアイルーを育てているらしく、その標的はアオアシラや
ドスファンゴなど、さほど強くない敵が多い。彼が訪れる度に、ジャギィノスはハンターに付いて回り、オトモと一緒に彼の狩りの
手伝いをしていた。最初は群れに帰れと言い続けていたハンターだったが、今はもう諦めたらしく、彼女が付いてくるに任せている。
それどころか、最近はお礼として生肉をくれることも多く、その生肉がまた、彼女の知らない、なかなかに味のいい肉だったりもし、
彼女がますます手伝いに気合を入れる一因となっている。自分より活躍する彼女を敵対視していたアイルーも、今はすっかり
狩り仲間といった感じになっている。
そんなある日のこと。聞き慣れた足音にジャギィノスが廃屋から出てみると、ハンターが一人で立っていた。
「……シュアー?」
首を伸ばし、後ろを覗いてみるが、アイルーがいる気配はない。少し屈んで覗いてみても、やはりいない。
「お前か。今日はオモチはいないんだ。この間、ハプルボッカと戦ったら、あいつ食われちまってな…」
「シャッ!?」
「まあ、すぐ腹ぶん殴って吐き出させたけどな。それがちょっとトラウマになってるらしくて、今日は農場で留守番だ……つっても、
理解できてるのかね、お前は?ある程度は俺の言葉わかるみたいだけどよ…」
もちろん、彼女は全部理解していた。と言っても、ハプルボッカというものが何かはわからなかったが、食われたということと、
吐き出させたという言葉から、アイルーを丸呑みできるほど大きなモンスターなのだろうぐらいには想像がついた。
「まあそんなわけで、新鮮なマタタビとかサシミウオでも調達してやろうと思ってな。お前に手伝ってもらうようなことはないと思うぞ」
そう言うと、ハンターは歩き出した。当然の如く、ジャギィノスはその後を付いていく。彼女にとって、手伝いとはあくまで副次的な
目的なのだ。一番の理由としては、好きな雄と一緒にいたいというものである。だが、それがハンターにわかるわけもなく、ついて来る
彼女を見て、彼は溜め息をついた。
「ま……さすがに、アイルー並みに言葉がわかるわけじゃないよなあ」
「……シュー」
アイルー以上にわかる、と言いたいのだが、彼女の声帯は人間の言葉を喋れるようには出来ていない。ただ不満げな鳴き声だけ出し、
後は大人しくハンターに付いていく。
大型モンスターの狩りがないハンター生活は、極めて平和なものだった。あちこちの草を掻き分けてマタタビを探し、ルアーを投げて
のんびりと魚釣りをし、腹が減ると襲ってきたブルファンゴを倒し、その肉を剥ぎ取って焼いて食べる。
7009/14:2011/03/10(木) 18:57:04.76 ID:K1SoxoDJ
それに付いて行きながら、彼女はだんだんと苛立ちに似た気持ちを感じ始めた。
こうして彼に付いて回り、狩りの手伝いをしたところで、彼が自分の気持ちに気付くことはない。仮に気付いたところで、彼はあくまで
人間であり、恐らく自分のことは何とも思っていないだろう。
気持ちが通じぬまま、ただ一緒にいるだけでいいのか。ただついて回れれば、それで満足なのか。この先ずっとこのままでいいのか。
その問いは全て、彼女の中で否定された。
体の中に、ドキドキノコを食べて以来失っていた荒々しい本能が蘇る。彼女自身忘れていたが、折しも時期は繁殖期に入ろうとしていた。
だが、襲い掛かる寸前で、辛うじて理性が働き、踏みとどまる。いきなり襲いかかれば、いくら彼とて反撃するだろう。そうなれば、
あのハンマーでぺしゃんこにされるのは目に見えている。となると、襲うにしても少しは頭を使わねばならない。
ハンターはこんがり肉を食べ終えると、再び釣りを開始していた。それを釣り上げるまで待ち、サシミウオをポーチに入れたところで、
彼女はおもむろに横を向いた。
「シャーウ!」
「ん?……どわっ!?」
渾身のタックルを受け、ハンターが吹っ飛ぶ。反撃に移られる前に、ジャギィノスはハンターに走り寄ると、その顔をぺろぺろと
舐め始めた。
「お、おい!こら!ちょっ……うっぷ!よせってお前は!暇だからっていきなりじゃれつくな!うわっ、涎が!」
体を寄せて顔を舐めながら、ジャギィノスはさりげなくハンターに馬乗りになった。
「こらこら、乗るな!舐めるな!お前はほんとによせって!」
予想通り、ハンターは彼女がじゃれているとしか思っていない。不審を抱かれる前に、ジャギィノスは素早く行動を開始した。
小さな前足を使い、腰鎧の留め具を外す。いきなり防具を外され、さすがにハンターも異常事態に気付いた。
「ん!?おい、何してる!?うぶっ!ちょ、舐めるな!外すな!何考えてっ……うわ!?」
インナーを、素早く爪で切り裂く。ハンターは慌てて立ち上がろうとするが、それなりに体格のいいジャギィノスに乗られていては、
押しのけるのも一苦労である。
さすがに、ハンターのモノはまったく反応していない。種族が違う以上、それはジャギィノス自身もわかっていたので、特にそれを
残念に思うこともない。
「おいこら!いい加減にしろ!いくらお前でも……うあっ!?」
その場でくるりと反転し、ハンターの腹に腰を下ろす。そして体を屈めると、彼のモノに舌を這わせた。途端に、ハンターはビクッと
体を震わせる。
「な、何考えてっ……くっ……や、やめ…!」
性交の経験はあるため、雄がどうすれば射精するかは知っている。なので似たような刺激を与えれば、交尾のできる状態になるだろうと
考えての行動だった。それは見事に的中し、少しずつハンターの抵抗が弱まるとともに、全く反応していなかったモノが、少しずつ
大きくなってくる。
反応があったことが嬉しくなり、ジャギィノスはより丁寧に舐め始める。形をなぞるように舌を這わせ、時折反応を探るように舌先で
つつく。根元に舌を当て、そのままゆっくりと先端まで舐め上げると、ハンターは苦しげにも聞こえる呻きを上げる。
「お、いっ…!そ、それは餌じゃねえぞっ……ぐっ…!もう、やめろっ…!」
言いながら、ハンターは彼女をどかそうと足を押してくる。少し体勢を崩されそうなほどに力が強いため、ジャギィノスは尻尾で
彼の顔をちょこちょこと触りだす。
「おわっ!やめっ……い、いい加減にしろって!」
尻尾に気を取られたところで、ジャギィノスは再び彼のモノを愛撫し始める。既にそれは大きく硬くなり、完全に準備は
できているようだったが、もう少し彼に気持ちよくなってもらいたかったのだ。
70110/14:2011/03/10(木) 18:57:45.01 ID:K1SoxoDJ
だが彼の言葉で、そろそろ愛撫をやめた方がいいことに気付く。
「やめろっ……ジャ、ジャギィノス相手になんぞ、出したくねえっ…!くっ……やめろぉ…!」
多少傷つく言葉ではあったが、ともかくこれ以上続ければ口に出されてしまう。それは本意ではないため、ジャギィノスは口を離した。
「くっ……はぁ、はぁ……お、お前はいきなり何……ん?うわ!?」
再び反転し、ハンターの体を押さえこむ。ジャギィノスはそのまま腰を動かし、彼のモノを総排泄膣にあてがうと、ゆっくりと腰を下ろす。
「う、うあっ!」
「クルルルゥ…!」
少しずつ、彼のモノが入り込んでくる。それはかつてのボスのものに比べるとかなり大きく、多少の痛みと息苦しさを感じるほどだったが、
愛する者を受け入れられたという喜びが強く、それほどの苦痛は感じない。
根元まで完全に飲み込んでしまうと、ジャギィノスは大きく息をついた。体内にある彼のモノは、その大きさゆえにはっきりと感じられ、
それがまた彼女に苦痛と快感を与える。
「く、そ…!おいっ……た、頼むから、もう抜け…!」
「……シュー」
いくら強い雄だとはいえ、こうして組み敷いて無理矢理交尾を迫ってしまえば、ろくな抵抗もできない。それは少し物足りなくもあるが、
同時に自分が強くなったようで、彼女としては少し楽しかった。
彼の言葉を無視し、ゆっくりと腰を動かし始める。高い知能を持った影響か、その刺激はかつての交尾では感じられなかった強い快感を
彼女に与える。もちろん、痛みも消えてはいないが、そんなものは完全に無視できるほどに快感は強い。
先に舐めて湿らせてあったため、滑りも悪くはない。彼女が腰を動かす度に、結合部からグチュグチュと音が響く。
「やめ……くぅ…!」
「シャウゥ…!シアー!」
感触を楽しむように彼のモノを締めつけ、ゆっくりと腰を持ち上げる。膣内から大きなものが抜け出て行く快感に身を震わせつつ、
ジャギィノスは抜ける直前で腰を止め、しばしその余韻を楽しむ。
フッと力を抜き、同時に思い切り腰を落とす。
「うあっ!」
「ヒャウ…!クルルル…!」
一気に体の奥を貫かれる、鈍い痛みと快感。その感触が気に入り、彼女は何度も何度もそれを繰り返す。腰を落とす度、ハンターは
食いしばった歯の隙間から呻き声を漏らし、それがまた彼女にとって心地よい刺激となっていた。
その呻き声が少しずつ切羽詰まったものになり、彼女自身も頭がぼんやりし始めた時だった。
70211/14:2011/03/10(木) 18:58:30.75 ID:K1SoxoDJ
突然、がっしりと前足を掴まれる。
「シャ……シャウッ!?」
彼女の体重をものともせず、ハンターは腹筋のみで無理矢理体を持ち上げた。それによって彼の腰に座る形となり、より深く彼のモノが
食い込んだが、今はそれを快感と取る余裕もなかった。
「てめえは……好き勝手しやがって…!」
発情期の雄、などという表現では足りないほどにぎらついた目。それに怒り狂ったリオレウスを加えて、ようやく今の彼の表情が
出来上がるといったところだろう。そんな視線に射竦められ、ジャギィノスはすっかり固まってしまう。
「逆に男を襲っちまうぐらい盛ってるのかぁ。そんで、俺は襲うのにちょうどいい相手だったと…」
「ヒャウ……ヒャ、ヒャァ…!」
それは違う、と伝えたいのだが、仮に言葉が喋れたとしても、今の彼には伝わらないだろう。不吉な予感に恐怖し、逃げようにも、
腕をしっかりと掴まれているためにそれもできない。
「ヒャア〜…!シュア…!」
「男を…!」
ハンターはジャギィノスを地面に押さえつけると、無理矢理うつ伏せに直した。そして尻尾を掴み、腰を高く上げさせる。
「舐めるんじゃねえぞおおぉぉ!!」
「ピギャアァァ!!!」
思い切り強く突き入れる。あまりの痛みに、ジャギィノスは悲痛な悲鳴を上げ、何とか逃げようと地面を引っ掻くが、ハンターは
がっしりと掴んで離さない。
「そんなにしてえなら、思う存分やってやるよ!おら!こうされたかったんだろ!?」
「ピギッ!キャウッ!キャイィ!!キャヒィ!!」
バスン、バスン、と激しく腰を打ち付ける音が響き、合間にジャギィノスの切れ切れの悲鳴が響く。体の奥深くを突き破らんばかりに
突き上げられ、その度にひどい激痛が走る。
「キャイン!キャン!ピィ!キャアァ!ヒャイィン!!」
許しを求め、泣き叫ぶも、それが通じるわけもない。むしろ、その声はますますハンターを興奮させ、行為はさらに激しさを増していく。
だが、耐え難いほどの痛みの中、ジャギィノスは同時に大きな満足も感じていた。
こちらが襲ったはずなのに、それを返り討ちにし、これほどまで荒々しく交尾を迫る雄。こんなに強い雄など、そう簡単には
見つからない。その精を受けられるのならば、この痛みも耐えられないものではなかった。
後ろから激しく突くハンターの動きが、さらに荒くなってくる。痛みが膨れ上がり、もう耐えるのも限界かと思った瞬間、ハンターが
彼女の尻尾を強く抱き締めた。
「くっ、出る!」
「ヒャウゥ!ヒャッ……キュウゥ…!」
ドクンと、彼のモノが体内で跳ね、熱いものが注ぎ込まれるのを感じる。それがじわりと体の中に染み込むような錯覚を覚えつつ、
ジャギィノスは痛みと快感の余韻に浸る。
70312/14:2011/03/10(木) 18:59:12.42 ID:K1SoxoDJ
尻尾を抱き締めていたハンターの腕から、ふっと力が抜ける。同時に、ジャギィノスの背中に彼の体重がかかる。
ずるりと、彼のモノが抜け出る。全てが終わったと思うと、ジャギィノスの体からもすっかり力が抜けてしまった。
「キュウゥ〜ン…」
一声鳴くと、ジャギィノスは地面に突っ伏した。その背中で、ハンターはしばらく荒い息をついていたが、やがてぼそりと呟いた。
「……ジャギィノス相手に出しちまった……人としてどうなんだろうな、俺…」
冷静になると、やはり少し思うものがあるらしく、彼の声は暗かった。一方の彼女の方は、すっかり疲れ果てていたものの、
気分は明るかった。
のそりと、ハンターが体を起こす。破れたインナーを無理矢理結び、腰鎧を付け直すと、彼はジャギィノスの背中を叩いた。
「おい、立てるか?つーか、大丈夫か?」
「……キュウ…」
ジャギィノスは垂れた耳を僅かに上げ、聞いているという意思表示だけはする。しかし、立ち上がる気力と体力はない。
「悪かったよ……お前、いつもあの廃屋のところにいるよな?あそこまでは連れてってやるよ」
そう言うと、ハンターは彼女の巨体を抱き上げ、歩き出した。ハンマーを得意とする彼にとっては、彼女の体重など
それほど気になるものではないのだろう。
いつもの廃屋の前に来ると、ハンターは彼女を地面に下ろした。さすがにまだ体力が戻らず、ジャギィノスは地面に丸まったまま、
首だけを上げて彼を見る。
「まあ、その……なんだ。嫌になったら、別にもうついて来ないでいいし……まあ、ついて来るなら止めねえけど、もう襲ってきたり
するなよな、頼むから…」
「……シュアー…」
「じゃあ、俺はもう帰る。次いつ来るかわからねえけど、またな」
最後に彼女の頭をポンポンと叩くと、彼は去って行った。それを見えなくなるまで見送ると、ジャギィノスは体を引きずるようにして
廃屋に戻る。
全身疲れ果てていた。しかし、これほど嬉しいこともない。彼の精を、しっかりと中にもらえたのだ。
その幸せを噛み締めつつ、ジャギィノスは目を瞑る。途端に意識が沈み込み、一分も経たないうちに、彼女は幸せな眠りへと落ちていた。
70413/14:2011/03/10(木) 19:00:10.66 ID:K1SoxoDJ
それからしばらくの間、ハンターは渓流を訪れなかった。来る日も来る日も、ジャギィノスは彼が訪ねてくるのを心待ちにしていたが、
彼は一向に姿を見せない。この時ばかりは、彼女はドキドキノコによる変化を恨んだ。
なぜ、言葉を喋ることができず、わかるだけなのか。どうして、寂しさや悲しさや、その他様々な感情を手に入れてしまったのか。
以前ならば、たとえボスが殺されても、その悲しみは長引きなどしなかった。次のつがいが見つかれば、それはもう過去のものにできた。
だが、今の彼女には、とてもそんな真似は出来ない。彼が来ることばかりを考え、会ったらどうしようか考え、叶わぬことばかりを
考えてしまう。せめて言葉が話せれば、この気持ちを彼に伝えることもできただろうに、それすらも叶わない。
ただただ待つばかりの日々が続いた、そんなある日のこと。
その日、彼女はちょっとした用事があり、少し遠出をしていた。その帰り道、岩場の目立つ場所に来た時、彼女の垂れた耳がピクリと
動いた。
ガラガラゴロゴロと、何かが回転するような音。それが何かと訝しむ間もなく、アイルーが押す荷車が現れ、その上に乗った一人の
人間を放り出して行った。一瞬彼かと期待したが、それにしては武器も違い、顔も違う。だが、武器を持っているということは、
彼と同じハンターなのだろう。
これは逃げた方がいいと思った瞬間、その人間がこちらを向いた。
「お、ジャギィノス。上位になってからの初獲物……覚悟しろぉ!」
声の高さから、恐らくは雌なのだろう。そして、相手はこちらを殺す気でいる。
女ハンターが何かを構え、その中に何かを込める。とにかく距離を取ろうと飛びのいた瞬間、その武器が炸裂音と共に火を噴いた。
「ギャウ!?」
体に何かが刺さっている。あの武器はこれを投擲する物なのだろう。ならば、距離に関わらず、正面に立つのは危険である。
続く二発目を、ジャギィノスは横に飛んでかわす。さらに三発、四発と続けざまに発射され、少し危ないと思った瞬間、彼女はまた
武器に何かを込めた。恐らくはあれが、先程刺さってきた物なのだろう。
「なんでこんな避けられるの!?くっ……負けないから!」
元より戦う気などない。とにかくこの場を逃げようと、ジャギィノスは迫りくる弾丸を避けつつ隙を窺う。
一発目を横に避け、二発目は走ってかわす。三発目。撃たれる瞬間に立ち止まり、先読みの弾丸をかわし、慌てて発射された四発目を
走ってかわす。
「つ、強すぎるよぉ!?上位ってこんなに……な、ならこっちも本気だからね!」
再び弾を装填するハンター。その隙に、ジャギィノスは彼女の側を走り抜けようとした。
不意に、彼女の体から知った匂いを嗅ぎ取り、ジャギィノスは思わず足を止めてしまった。
「うわああぁぁ!!く、来るなぁー!!!」
引き金が引かれる。銃口から、燃え盛る弾丸が飛び出した。
脇腹に直撃する。途端に弾は燃え広がり、彼女の体を容赦なく焦がす。その激痛に悲鳴を上げる間もなく、銃口からさらに同じ弾が
連続発射された。
最初の弾丸が鱗を焦がし、続く弾丸が皮を燃やし、とどめの弾丸が内臓を焼いた。
「グギャウ!!グゥ……グルルル…」
凄まじい激痛。かつて戦った金火竜のブレスを彷彿とさせる攻撃に、彼女が耐えられるはずもなかった。
もはや感覚は痛みしか感じない。頭の中は激痛で埋め尽くされ、その痛みも少しずつ遠のき始めている。そんな頭の片隅で、
ジャギィノスは彼のことを考えていた。
かつて同じ状況で起こった奇跡。消えかける意識の中、彼女は今一度の奇跡を望んだ。
70514/14:2011/03/10(木) 19:01:08.21 ID:K1SoxoDJ
「ああ、お前ここにいたのか。隣でよかったぜ」
懐かしい声。愛しい匂い。遠のく意識を必死に手繰り寄せ、ジャギィノスは瞼をこじ開けた。
「そうそう。言い忘れてたんだけどな、この辺に妙に頭のいいジャギィノスが住んでるんだよ」
「え……頭のいい、ジャギィノス…?」
「俺にすっかり懐いててな、危害は加えてこないと…」
「ジャギィノス……い、今、一匹狩ったけど…」
「……何だって?」
彼女が、震える指でこちらを指すのが見える。それを受けて、彼はこちらへ一目散に走ってきた。
背中を、彼の優しい手が撫でる。それに応え、喉を鳴らそうとしたが、もうそれすらできなくなっている。
「……傷跡が……あるな。お前か……お前だったか…」
労わるように、彼は優しく撫で続けてくれた。激痛で満たされていた意識の中に、僅かながらも喜びと安息が混じり込んできた。
「わ、わた……私……まさか、とんでもないこと…!?」
女ハンターは泣きそうな顔になり、こちらを見ている。それに対し、彼は静かに答えた。
「……いや」
背中を撫でていた手が、そっと頬に添えられる。
「ハンターである以上、仕方ないことだ。それに、こいつもお前を恨んではいない……そうだろ?」
自分のことを、これほどまでにわかってくれる相手。彼の言葉に、ジャギィノスは大きな喜びを抱いていた。
彼の手からは、あの女ハンターの匂いが感じられる。彼は人間なのだから、自分よりも人間相手の方がよほど似合うということは、
彼女もよくわかっていた。また、弱肉強食は自然の摂理。強い相手に負けることを恨みなどしない。むしろ、雄も雌も、より強い方に
惹かれるのは当然のことである。ならば、自分より強い、人間のあの女ハンターは、自分よりよっぽど彼に似合っている。
「クルルルル…」
最後の力を振り絞り、喉を鳴らす。彼は落ち着かせようとするかのように、優しく頭を撫でる。
「……オモチも元気になって、あいつんとこのシラタキと一緒に、モンニャン隊に行くほどになってる。俺もこの通り元気だ。
お前を嫌ったりなんかしない。だから……もう、休め」
瞼を閉じさせるように、彼が頬を撫でる。それに従い、彼女は目を閉じた。
あの時と違い、心は安らかだった。あの時はただ、生きたいと思うばかりで、周りには仲間の死体だらけだった。
だが、今はこうして、愛する者の腕の中で逝ける。こんなに幸せなことは、以前の彼女ならあり得ないことだった。
そして、心残りもない。
あの後、彼女は卵を産んでいた。だが、彼女一匹では、留守を狙われれば卵を守れない。
そう考え、彼女は今日、産んだ卵全てを群れの卵に紛れ込ませてきたのだ。分散させて入れておいたので、あの群れは気付かずしっかりと
卵を守ってくれるだろう。
産んだ状況から、父は彼ということになるが、種族が違う以上、それが孵る可能性はほぼないだろう。それでも、ドキドキノコを
食べた自分が、こうして奇跡のような体験をしている以上、奇跡がないとも言えない。
心残りもなく、愛する者に抱かれ、その愛する者が大きな幸せを掴んだことを確認できた。
そんな幸せを噛み締め、ジャギィノスは意識を手放す。
ハンターの腕の中、彼女の体は少しずつ、冷たくなっていった。
706名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 19:02:08.99 ID:K1SoxoDJ
以上、投下終了。
それでは失礼。
707名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 19:26:14.85 ID:DAgac0ts
ちょ…リアルに泣いたGJ…
ジャギィノスそれでも幸せだったんだな…
オトモジャギィノス萌えと切なさをありがとうヒィーフフン
708名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 19:50:19.29 ID:mUgjTD56
あれ、目から汗が...
709名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 20:47:36.44 ID:k97fKmGX
どうしよう落とし物出そう
俺人間なのに目から落とし物出しちゃいそうになってる
710名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 21:56:43.00 ID:YCgpmWXg
スッゴく感動しました。
どうしよう、ジャギィノスもう狩れない…。
711名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 21:58:19.02 ID:YCgpmWXg
ごめんなさい、sage記入する前に送っちゃった…。
712名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 22:45:13.80 ID:eCBkLD2J
卵孵って欲しいと思った。人語がわかるちびジャギィでも人型でも(喰われそうだが)
713名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 23:21:11.85 ID:1fBrIo3H
切ない…なんという切なさ…そしてGJ!
卵に孵って欲しいに追加一票w
半人半狗竜とか…やっぱ喰われるか;;
714名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 23:59:19.07 ID:m4L4UrJG
>>706
若いドスジャギィへの評価やある種の気高さ、性交に至るまでの計算etc
成熟した雌の魅力たっぷりでエロス的にも申し分無し
そんな彼女が反撃されて獣そのものの嬌声を上げる所とか堪りませんでしたとも

あと何気にオトモに萌えた。こねくりまわしたくなる類の可愛さ
715名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 00:06:00.00 ID:X59mBc5e
マジレスすると、姿形が違ってもおそらく他の子と同じように育てられるはず
カッコウの雛とか、虎に育てられた犬とかブタとか人間の子供とか
……にしてもやっぱり、切ないよな……
716名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 00:18:05.86 ID:ZPApxWcm
切なく萌えた…卵のその後読みたい
ヒトとジャギィノスの奇跡を見てみたい
717名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 00:34:00.45 ID:HJUu2VJ0
あれ、鼻からだけじゃなく、目からも汗が…

ともあれ、GJ
718名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 01:30:36.38 ID:DIJoDoAv
読み返してみると葉っぱ使ってるジャギィノスかわいいw
設定もしっかりしてるし何より狗竜愛を感じた
相手の幸せを祈るあたりも、これが掟だって受け入れるあたりもジャギィノスに萌え以上の尊敬を抱いた
あらためてGJ!
719名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 19:40:20.71 ID:n346uiVK
切なすぎる…GJ!

関係ないが、MHP3の情報誌の教官が大型モンスターの疲れ状態について、
「普段は恐ろしいモンスターも、こうなってしまうと、かわいいものだ。思う存分かわいがってやれ!」
と言っていたのだが、疲れ状態のモンスターにあんな事やこんな事をしろという意味で捉えて良いのか?
720名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 22:52:01.52 ID:WlcZmW3d
さすが教官、分かっていらっしゃる。
721名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:25:44.57 ID:UPbl6ksh
いつもは隙の無い攻撃も疲労時にはすっ転んだり不発だったり本当可愛いんだよなぁ
起き上がろうと足をジタバタさせる様子とかギャップ萌え以外の何物でも無い
722名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 03:46:13.88 ID:dmUZpmlc
教官はギリギリアイルー村でもいろんな発言してたし
子供が紛れにくいFはきわどい装備であふれていると聞くし
公式も二次創作がはかどるようなネタをやろうとか思ってるかもな。
というか完全に狙っての拘束と風呂の追加だろ
723名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 12:59:04.78 ID:a9ik/NG+
ホモはないのかああああああ
724名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 13:39:53.50 ID:kdSPNrKk
>>723
最小金冠サイズのショタウルク擬人化を掘る男ハンターとかをお望みか?
725名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 13:42:34.06 ID:a9ik/NG+
>>724いいえ、ガチムチの男ハンターがムラムラしててリオレウスでもなんでもいいから雄を無理やり犯しちゃうのが好きです
726名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 13:43:06.28 ID:d6Q8EA5Z
腐女子うざすぎ
死ね
727名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 13:46:51.00 ID:a9ik/NG+
すいませんでした
でも腐女子じゃありません
ホモです
728名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 13:49:05.79 ID:d6Q8EA5Z
ゲイは自分の事をホモなんて言わない
腐女子ってすぐなりすまそうとするよね
729名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 13:53:19.17 ID:a9ik/NG+
いや、ホモという言葉が侮辱語なのは知ってますが・・・・・・
730名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 13:58:12.58 ID:d6Q8EA5Z
だったら自重しなよ
そういう呼ばれ方が嫌いな人だっているんだからさ
731名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 14:01:06.22 ID:a9ik/NG+
わかりました
自分のことを卑下するつもりで言ったのですが、不快な気分にさせてすいませんでした
半年ROMってきます
732名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 14:09:41.12 ID:d6Q8EA5Z
別に自分が自分であることを卑下する必要なんて無いよ
ただTPOはわきまえようねって話
733名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 14:27:40.54 ID:ghYHWkP9
まあ、反射的にしねと言うほうもTPOわきまえたほうが良いとは思うけどね。
734名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 15:06:24.42 ID:Vcyq+jaY
ひとくくりにして腐女子と決めつけるのは如何なものか
735名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 15:32:08.98 ID:d6Q8EA5Z
>>733-734
ごめんね、気分悪くさせたなら謝る
ただこれはa9ik/NG+個人だけに言ってるわけじゃないから
736名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 16:33:57.71 ID:uIHeDKVA
そんなことよりカニの話しようぜ
今回居ないけど
737名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 16:36:06.41 ID:kNAyz+Ow
>>735
「これ」がどのコメントを示してるのかは知らないけど、1番この場に
相応しくないコメントしてるのは誰か、>>1を読んでから客観的に考えて
みたら良いかも!
738名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 17:33:53.36 ID:xF16snWK
>>737
いや、その理屈はおかしいだろ
スレチなのはそうだけど、言わなきゃいかんと思ったことは言うべき
まああんまり語り続けるのはよくないからこれで終わろう
739名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 19:53:56.08 ID:9c93ggCt
ホモはホモなのにホモって言われるの嫌なのか。
740名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 20:07:51.88 ID:ghYHWkP9
というか、>>738の言うべきことって、俺はホモネタ嫌いだから書き込むな死ねって
ことなのか。
741名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 20:19:31.99 ID:5rWAOLZW
ホモは侮辱語なんだからあんまし連用するのはちょっと・・・
というか要求するんじゃなくて自分で書けば良いのに
742名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 20:35:39.61 ID:2KjjEMmr
ここは723に
いまんとこねぇよおおおおおおと返しておこう
743名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 20:49:41.07 ID:95Sp0VXW
俺ホモじゃないけどショタ大好きだよ
>>724とか書いてくれたら感謝感激
744名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 21:09:17.81 ID:iQgrDtv4
別にホモって言われるのは気にしないけどな
言ってる側が別称の意味を込めて言わなければ気にしないけど

そんなことより発情期の黒ディアがレウスさんを逆レイプするお話はまだですか
745名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 21:38:35.80 ID:uIHeDKVA
需要があるのは解ったけど上で荒れた直後だし落ち着くまで待つのも大事だ
746名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 21:39:42.02 ID:ON4P9oPI
悪意がなかったとは言え不用意に「ホモ」って言葉を使った方と
特定の個人を中傷する目的で「腐女子」「死ね」って言った上に
「腐女子」に対してレッテル貼りして批判する方

俺はどう考えても後者の方が人を侮辱してると思うけどな
しかも個人だけに言ってるわけじゃないとか意味不明な正当化までしてて人間性最悪だわ
そいつに賛同して言わなくちゃならんことは言うべきとかご高説述べてる人は
中立で正しいつもりでいるのかもしれないがかなり短絡的で思考偏ってると思うぞ
747名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 22:43:28.32 ID:5Z84yTnJ
あ? 何言ってんの? 俺が正しいんだから俺の言うこと聞けよ
正しいって根拠はねえけどな
748名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 23:40:20.88 ID:CoYnyxGB
>>747ちょとワロタ
749名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 23:55:29.30 ID:G1ywoFUl
わりとどうでもいい(AA略)
750名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 00:39:36.80 ID:USTA8MD3
おいエロスレしろよ
751名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 01:13:44.07 ID:njNb2wET
まぁ801板にモンハンスレは無いんだし
特殊な性癖は注意書きさえすれば投下していいと思う
それより女ウルクスス防具を装備した僕っ子ショタのSSはまだですか?
風邪引いてしまいます
752名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 01:20:25.30 ID:p71rSolH
ふと雄オトモにレイア一式着せて悪戯する男ハンターというネタが降りてきた
男の子っぽい名前のアイルーに可愛らしい装備
女の子っぽい名前のアイルーには格好いい装備着せて
困惑する様子を妄想しては楽しんでいるんだが我ながら変態臭いな
753名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 01:26:39.35 ID:ueT9Bhtz
ここの住人達は地震なんて問題無しなんだな
さすがは選りすぐりのハンター達
754名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 01:50:17.77 ID:yoxyLUbv
>>753
流石にカニバリズムとかは需要ないでしょ
ウルク装備のハンターが焚き火に飛び込む話だけど
755名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 01:53:09.33 ID:k6Fytw/6
耐震スキルがあっても津波は無理なんだぜ。
モンスターすら狩っちまうモガの猟師達も、大波はキツいだろうな…
モガの村は森に高台があるから避難できるだろうが、きっと村は何度も作り直したに違いない…
756名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 02:11:45.04 ID:njNb2wET
>>754
全然問題無いです、投下しちゃってください
リョナは萌え養分

あ、注意書き忘れないでね
757名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 05:05:04.87 ID:A/C8S3Nv
いや多分仏乙と突っ込んで欲しいんだと思うぞ

>>752
今回のオトモはお洒落が出来るからそういった妄想もしやすいね
ケモノで有りながらコスプレ可とか最高過ぎる
758名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 09:38:18.85 ID:rSEWmF7d
ホモに侮辱の意味があるなんて普通は知らんよな、ただ単に“同じ”って意味だと思ってたよ。
759名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 12:31:45.30 ID:SUrF5G08
とりあえずこんだけ人居たことに驚いたよ
少し荒れたがまぁ無事が解って何より
760名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 13:29:33.49 ID:U3+5sLO9
俺さ、ニュース見て落ち込みすぎてモンハンプレイも気分的にできなくなったけど
ここの住人ぱっと見た感じ元気そうでちょっと安心したわ

早く戻ってくれ
761名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 16:40:56.27 ID:IcM58Rpu
そりゃここに来れてる人は元気だろうさ

津波で流された2、300人の中に書き手さんとかがいたらどうしようって
本気で涙ぐんだのは俺だけですか
762名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 17:38:56.14 ID:Mn5Pt471
>>752
俺的には男×♂アイルーも男×♀アイルーもいいな
>>761
俺も同じようなこと考えてたここの住人がいるんじゃないかと・・・
763名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 18:07:35.85 ID:/yRz/YbU
まぁどちらにせよこのスレで地震の話題は自重すべきかと
心配だがここで話題にすること自体不謹慎と取る人も居るだろうし
エロパロ住人的に出来るのは祈りつつ通常運転を維持することくらい

勿論援助やら募金やらはそれ相応のスレでしっかりやればOK
764名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 23:50:36.51 ID:S+nHo1qI
>>763
元被災者からの意見だが、平常運転してくれるのが1番ありがたい
話題にするしないとかはあまり気にならないけど
投下の自重とかされるとむしろ悲しくなる

野生のアイルーは全裸ポーチに武器という紳士的な衣装だから
野生から上がったばかりの子だと着心地重視でデザインのことはよくわかってなさそう
最初はよくわかってなかったけど人と接するようになってから段々わかりはじめ
かなり後になってようやく自分がアレな装備を着せさせられていたことに気付く
そういうシチュエーションも好きだ
765名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 06:48:34.17 ID:t55tVBn/
アイルー村の裸エプロンとか布オムツとか
やたらマニアックな装備で羞恥を煽りてぇ
766名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 13:15:18.44 ID:8mg67Yb/
 『into water(仮)』予告編
やっと暇が出来たから書こうかと思っていたが、夏頃から構想が進んでない
今出来てる脳内構想は、ポッケでは無いがP2G世界、砂漠エリア、ハンター♀が中心
ティガvsハンター♀
→ガノトトスvsハンター♂・ハンター♀
→ハンター♂×ハンター♀
そこ!だいたい想像ついたとか言わないで

未定分は
○ハンター♂・♀のファミリーネーム(ファーストは決定済)
○ハンター♂の装備(恐らく一式)、ハンター♀の装備詳細(混成)
○ガノトトスの進退(死or擬人化、擬人化なら年齢と性別)
○何がガノのブレスを食らうか(岩・♂の背中・♀の防具etc)

それなりに時間が掛かるだろうから書いた反省はしない
まぁ、言ってる内に今月・来月中で上げるかもと思う
他スレで1レス1回した程度で、長編は0で初めて長めに書くんで期待はしないでくれ
767名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 18:41:21.95 ID:HPmISlsy
予告を出す事で自分の尻に放火してるのかい?
誘い受けくさくて個人的にはウザいが
なかなか形に成らないのも産みの苦しみの一つだ
まー頑張れ
768名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 18:47:44.56 ID:ISZB7EEF
>>767
猛虎流奥義火炎大放屁
769名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 19:43:55.79 ID:zRjb1Gy7
>>768
ニトロダケと火薬草食ったババコンガがやりそうだなw
770名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 20:04:35.95 ID:I/tjX2KI
>>768
懐かしいな、おいw
771名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 22:02:56.13 ID:8mg67Yb/
じゃあ、ちょっと文章化を頑張ってくる
772名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 22:38:41.03 ID:HTcFGREb
緊張するとオナラが出る癖を治したいババ子さんを騙くらかして尻穴調教したい
773名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 09:34:09.26 ID:DxYoQFlZ
オスのコンガだけをメスたちの前で薙ぎ倒して残されたメスたちと乱交
774名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 12:43:34.53 ID:q+FdfZEO
コンガ無双だな
775毒怪竜と私の人:2011/03/17(木) 01:37:42.53 ID:DS4mwD9q
コンガ無双な流れをぶったぎって続編投下。
色々立て込んだおかげで遅くなってしまったけど、単に忙しかっただけなので心配無用。
今回はちょっと長めなので要注意、もちろん以下の注意書きは必読。

・ハンター♀×雌雄同体ギギネブラ(擬人化)です。
・エロ薄本番無し、騙して悪いが(以下略
・細かいところを気にしない広い心の携帯を推奨
・『案内人』はどじっ子です

以上の注意点を確認したうえでどうぞ。受け付けない場合はスルー推奨。
776毒怪竜と私、日常編:2011/03/17(木) 01:41:35.14 ID:DS4mwD9q
狩人の生活というのは常に危険と隣り合わせだがある意味では平和な生活だったのかもしれない、というのが最近の『案内人』の感想だ。
あの夜、村長による入村許可を無事に――思い切り釘を刺されながらではあるものの受けることが出来てから一週間が経過した。
騒ぎの源となった少女はどうしているかといえば……そんなことは全く意に介せず用意された寝床を揺らしながら寝転んでいる。
今では彼女の定位置となったハンモックは、ギギネブラの習性そのままに壁に張り付いて眠ろうとしては床に転げ落ちる姿を見かねて急遽用意したものだ。
最初のうちはおっかなびっくりだったものの、壁際に配置したのが良かったのか今ではすっかり気に入ってしまったらしい。
この一週間、万が一のことが無いようにと仕事を全て断ってまで観察を続けた『案内人』が驚かされたのは少女の――ギギの順応性の高さだ。
ギギネブラといえば凍土にしか生息しない飛竜だけに環境の変化には弱いかと思ったのだが、今ではユクモ村での生活にすっかり溶け込んでしまっている。
今彼女が着ているユクモ装備一式もその例の一つで、最初は服を着るのを嫌がるかと想像していたが意外とあっさり着こなしてしまった。
ただ残念なことに服のサイズ(特に胸の辺り)は合わなかったらしく、それを貸した『案内人』はきつそうな胸元を見ては敗北感に苛まれる羽目になった。
初見でボディプレスをかましていたオトモたちにも大分慣れたらしく、先日はついに農場の方にも顔を出していた。これはもちろん『案内人』がオトモに出した指示の結果でもあるのだが。
何しろギギに教えることは色々と――それこそ日常生活から言葉、村の案内に至るまで山積みで、とても一人ではこなしきれないからだ。
そこで『案内人』は雇っているオトモたちと共同でそれらの作業を分担していた。もちろん『案内人』の役割は村の案内と人々への紹介だ。
つい先ほどまでは「文字と言葉を教える係」に立候補したオトモ(初日の夜のボディプレスの被害者)が日常会話や挨拶を教えていた。そのせいもあってかギギは少々お疲れのようだ。
最初はギギのことをどのようにオトモに説明しようかと悩んでいたが、オトモたちの方から彼女のことをあっさりと受け入れたのは『案内人』にとっても嬉しい誤算だった。
ただ今教師担当になっているオトモが「あの弾力と質量は凶器だったにゃ……!」とか「ご主人様を超える逸材にゃ!」とか先頭に立って他のオトモに演説してたのは嫌がらせか何かだろうか。
ともあれ、この一週間で『案内人』とギギの生活は大分安定した。が、もちろん未だに解決できていない問題もある。それは……

「よう『案内人』! 連れ込んだ娘は元気か?」

村の入り口から続く石段、その一番上にあたる場所にあるのが村のシンボルでもある集会浴場だ。道具屋やハンター専用の依頼斡旋所も供えたそこは、一般客だけでなく狩人にとっての集会場でもある。
その集会浴場に久々に顔を出した『案内人』は、顔なじみの狩人たちから質問攻めにあっていた。

「偉くべっぴんの娘らしいじゃないか、紹介しろよ!」「まさかお前にそっちの趣味があったなんてな……」「でもお前、いくら何でも『凍土で採集してきたんです!』は無いだろ」

色々と言われっぱなしだがちょっと待て、最後のは一体どこから漏れた。村長か、村長さんなのか。と、彼女は質問の数々に頭を抱える。
もとより広いとはいえない村……しかも娯楽といえば温泉か行商のもたらす情報、そして狩りの武勇伝ぐらいしかない場所だ。ギギを連れてきた翌日の夕方には村中に彼女の存在が知れ渡っていた。
曰くモンスターに襲われた行商の生き残り、曰く大物と相打ちになって記憶を失った凄腕狩人、曰く飛竜の生まれ変わり……挙げればキリが無いが、こんな感じの噂が既に広まっているらしい。
最後の一つはある意味正解なのかもしれない、と思いながらもそれらの噂を否定して「凍土で拾っただけ」を通している『案内人』だが、ほとぼりが冷めるまではしばらくかかりそうだ。
このままでは狩人として仕事をするにも一苦労だし、何より温泉に入りにいけなくて困る。ここ一週間は泣く泣く自室で濡れタオル片手に身体を拭う羽目になっていただけに温泉が恋しいのだ。
そんなことを考えながら周囲の話を聞き流して浴場に直行しようとしたとき、周囲の注目が一点に……家から浴場に来るための狩人専用通路の方に向いた。
777毒怪竜と私、日常編:2011/03/17(木) 01:44:06.54 ID:DS4mwD9q
「おい、もしかしてあの娘か……?」「噂をすれば影ってやつだな、なるほど確かに美人だ」「ユクモ装備でオトモを連れてるってことは……やっぱり噂どおり狩人さんだったんですね!」

まさかと思って皆の視線を辿ると、案の定そこにはユクモ装備のギギがいた。しかもうちのオトモのエスコートつきだ。ふらふら出かけないために見張りを頼んだのに何やってるんだあいつは。
慌てて駆け寄ると向こうもこちらを見つけたらしく、母親を見つけた迷子のような表情でこちらに近づいてきた。


「ちょ、ちょっと……なんでここにギギが来てるの! ムサシも、一緒に家で大人しくしてるようにって言ったでしょう!?」

もちろんギギに聞いても仕方が無いので、怒鳴る対象は彼女と一緒についてきたオトモの方だ。アイルーとして標準的な毛並みのそのオトモは、しかし悪びれる様子は全くなかった。

「でもご主人様、温泉に行きたいって言ったのはこの子にゃ。ボクは案内しただけにゃ!」

教師を引き受けた件といい今回といい、どうしてこの子はこうギギに甘いのか。……いや、今さりげなく衝撃的なことを言わなかったか?
ギギが、ムサシに、温泉に行きたいと言った。改めてその言葉の意味を噛み砕いて、ありえないと即断した。
何せ『案内人』の知っている限りでは、ギギはひらがなの発音をマスターしたばかりで、まだ「おはよう」と「こんにちは」の区別すらまともについていないはずだ。
もちろん普通に考えたら言葉を習得する速度としては異常な上達ぶりなのだが、それでもまだ自分の意思を言葉で表現できるとは思えない。
疑いたっぷりの眼差しでムサシを睨みつけると、ギギが困ったような表情で口を開いた。

「ムサシいじめちゃ、だめ。無理言ったの……私。ごめんなさい」

初めて会ったときに聞いた咆哮からは想像できないような、か細くて弱々しい声。途切れ途切れではあるものの、その意味は十分理解できるものだった。
間違いなく、喋った。しかも簡単な挨拶ではなく、明らかに状況を理解した上での回答だ。トドメにギギは、呆然としている『案内人』の前で……ペコリとお辞儀をした。
順応性の高い子だとは思っていたが、まさかこれほどとは。あっけに取られた様子の『案内人』を見て許してもらえたと判断したのか、彼女がもう一度口を開く。

「カナメお風呂入りたい、言ってた。私一緒じゃ……駄目?」

不安そうにこちらを見上げて問う姿は、その手の趣味の人達から見れば悩殺ものだろう。現に周囲の狩人の数人は慌てて浴場に向かう準備を始めている。
もちろん『案内人』も今から風呂に入る予定で、ギギが風呂に入りたいというのであればもちろん叶えてやりたい。
だが問題は、場所が「公衆浴場」であることだ。何かあって彼女の髪が変色するところを見られたら言い訳が出来ないし、それ以前に女性には無いはずのあれを見られたら一発だ。
どうしたものかと悩んでいると、周囲の視線がいつの間にかギギではなく『案内人』の方へ……しかも、かなり非難じみたものが向けられているのに気付いた。

「女の子が頭下げて頼んでるんだから、叶えてやれよ……」「というかここで断るやつは狩人じゃあ……いや、男じゃないよな」「でも『案内人』さんは女の子ですよ?」

二番目言った奴、後で覚えておけ。ともあれ、場の雰囲気からしてここで断ったら間違い無く後で非難轟々だろう。流石にそうなると困る。
『案内人』は観念したようにがっくしと肩を落として、改めてギギの顔を見る。不安そうではあるがその視線を『案内人』から逸らすことは無く、それだけ決意が固いということなのだろう。

「分かった分かった、一緒に行こっか。丁度私もお風呂入ろうとしてたところだし」

言われたことがとっさに理解できなかったのか、ポカンとした表情になっているギギの手を引いて番台へと向かう。それでようやく彼女も意味が分かったのか、にっこりと笑ってくれた。
一緒についてこようとした狩人の男性陣が空気を読んだ女性陣に止められているのを視界の端に認めながら、『案内人』とギギは番台をくぐった。
なお、こっそり付いていこうとしたムサシが入り口待機を命じられて男性陣と一緒に肩を落としたのは言うまでもない。
778毒怪竜と私、日常編:2011/03/17(木) 01:49:42.29 ID:DS4mwD9q
備え付けられた番台よりも更に先、湯煙に包まれたそこは入り口からでも分かる温泉独特の香りが漂っていた。
着用していた装備を脱ぎ終えた二人は、もちろんインナーにタオルの湯浴み姿である。仮にも混浴の公衆浴場ということからユクモ温泉ではそれらの着用が必須なのだ。
幸いなことに先客はおらず、後から誰か入ってくる気配も今のところは無い。唯一風呂場に常駐しているドリンク屋はといえば、客のプライバシーに配慮してくれる商売人なので安心だ。
途中ギギの長い髪をまとめるのに苦戦したり、インナーごと全部脱ごうとするギギを慌てて止めたり、湯気と熱気に怯えたギギを引っ張っていく羽目になった『案内人』だがどうにかここまで漕ぎ着けた。
風呂場の一番奥――万が一他の客が入ってきたときに供えてギギの身体を遮れるように陣取った『案内人』は、簡素な木製の椅子にギギを座らせてその髪に手をかけた。
手入れの手間や狩りの際邪魔になることを考慮して断念した長髪は、彼女にとっては羨ましいものだった。

(私もこんな風に髪伸ばしてみたかったなぁ……)

風呂場という未知の領域に対する緊張と熱気への怯えからか真っ黒に染まってしまっているが、これまで特に手入れをしていない割には綺麗なものだ。
艶やかな黒髪をしばし堪能した後、意を決して手入れに取り掛かる。といっても単純にお湯と石鹸で洗う程度だが。
熱を嫌ったギギに配慮してぬるめのお湯を髪にかけていく。最初のうちこそ強張っていた身体は、大した熱さではないと分かったのか徐々に力を抜いていく。
が、泡立てた石鹸で髪を洗い終えて最後にお湯で流した瞬間、白くなり始めていた髪が再び真っ黒に戻った。見れば彼女は顔をしきりに手で擦っていて、何が起きたのかは『案内人』にもすぐに分かった。

「あ〜……ごめん、泡が目に入っちゃったか」

そりゃあ頭からお湯被ったことなんて無いだろうし、そもそもギギネブラって目が退化してるから未知の痛みだよねこれ。と、これ以上悪化しないようにと改めてお湯で洗い流しながら『案内人』は反省する。
洗い終えた後も、しばらく目を瞑ったまま睨むような表情を見せたギギだが、『案内人』が自分の髪を難なく洗ってみせる頃には機嫌を直したのか元の白い髪に戻っていた。
そのことを確認したうえで『案内人』は次の段階へ移行した。ギギの後ろに回りこむように位置を変えて、彼女の髪を垂れないようにまとめる。後は石鹸の泡を手にとって身体を洗っていくのだ。
まずは末端の手足から腕やふくらはぎへ、インナーを着たままなので胸や局部は避けて最後は喉と腹部を。せっかくの機会なのでやれる範囲は隅々まで丁寧に洗ってしまう。
だが……後は泡を流して湯船に浸かるだけ、身体を洗うのは家でも濡れタオルで既に実践済みなので大丈夫。その油断が案内人の手元を狂わせた。
終盤、腹部を洗っているときだった。デリケートな部分だからと普段は慎重に、だからこそ今回はいつも以上に大胆に動かした手が泡のぬめりで滑ったのだ。
インナーの内側、それも寄りによって下の方で。

((〜〜〜!?))

驚いたのは両者共に同じだ。ギギにとっては最も敏感な部分をいきなり触られて、『案内人』にとっては異性のそれに初めて触れたのだから。
だが、その直後の両者の反応は運の無いことに真逆だった。
慌てて手を引き抜こうとした『案内人』に対してこれ以上刺激されるのを恐れて彼女の手を掴んで止めようとするギギ。結果的に中途半端な押し問答がしばらく続いて……
779毒怪竜と私、日常編:2011/03/17(木) 01:50:47.94 ID:DS4mwD9q
(こ、これ……大きくなってきてる!?)

女性用のインナーを突き破らんとする勢いで膨れ上がるそれは、経験の無い『案内人』にとってはまさに脅威だった。
一方のギギにとってもそれは同じことで、唸るような喉を鳴らすような……そんな声にならない声が彼女の口から漏れている。
その様子を見て一瞬「可愛いかも」と正直な感想を抱いた『案内人』だが、ここが公衆浴場であることを思い出してすぐに気を取り直した。
公の場で、しかも年下の同性――なのかはよく分からないが、とにかく被保護者相手に欲情するなどもっての外である。

(第一私はそういう趣味は無くて……あれでもこの子って両方あるんだしある意味セーフなのかも……?)

気持ちを切り替えたつもりが妙な方向に向かっていることに気付いて頭を抱えそうになり……ここで『案内人』はようやくギギが掴んでいた手を既に離していることに気付いた。
飛びのくように慌てて手を引くとインナーに入り込んでいた手はあっさりと抜け、手に触れていたモノの感覚も無くなる。
ギギの方を見れば未知の感覚によほど混乱しているのか、髪は黒いままなもののこちらをじっと見つめるだけで特に怒っている様子は無い。

「じ、事故だから! 事故だからね!?」

文句の一つも言わずに見つめるギギの様子に耐えかねたのか『案内人』が慌てて弁明する。が、ギギはそんな彼女から距離を取ろうと後ずさって……盛大にこけた。
椅子に座ったまま、しかも足元は濡れていて石鹸の泡もまだ落としていないのだから当然の結果ではある。
後頭部を押さえて悶絶するギギを見かねて慌てて駆け寄った『案内人』が頭を撫でると共に身体に付いた泡を洗い落としてやったが、それでも彼女の髪は真っ黒なままだ。
その後一緒に湯船に浸かってグァーガの人形を浮かべてみたりドリンク屋で凍乳を買ってやったりとあれこれ手を尽くした『案内人』だったが、結局ギギは一切口を利かず髪も元の純白には戻らなかった。
780毒怪竜と私、日常編:2011/03/17(木) 01:54:50.33 ID:DS4mwD9q
* * *

『案内人』とギギが浴場で一騒ぎを起こしたその夜。既に家の主もオトモも寝静まり、寝息だけが聞こえる静かな部屋で一人だけ動く影がある。
その影――ギギと呼ばれている少女は、改めて自分の置かれている状況を思い返していた。
毒は使えず、飛ぶことも出来ず、壁や天井を行き来することさえできない。身体は小さく軽くて頼りなく、利点といえば物を掴める器用さと狭い場所に入れることくらいか。
不便なものだ、とギギは思う。この身体では自分を狙う狩人や他の飛竜どころか、獲物にしていたモンスターさえ仕留められるかどうか怪しいものだ。
だがそれと同時に今の状況は満ち足りたものだった。
食べるものの心配どころか獲物を狩る必要さえなく、外敵を気にせず眠れる寝床があり、そして何より自分と同じような姿の――それも食事や寝床を提供してくれる相手がいる。
ギギの視線の向こうには、武器どころか防具さえ見につけずに無防備な姿で眠る『案内人』の姿がある。
最初に凍土で遭遇したときには熱の塊としか認知できなかった姿も、今では表情まで「見る」ことができた。未だ慣れない機能だが、これもある意味この身体の利点なのかもしれない。
数日前まではギギがそうしていたように眠っているときでさえ常に周囲を警戒するそぶりがあった彼女だが、今はそんな様子は全く見られない。
今までではありえないことばかりだ。
こんな身体になってしまったことも、目の前に無警戒で眠る相手がいることも、そして自分以外の同種――正確には同じ構造の身体を持つ相手だが、とこんなに大勢出会うことも。
脆弱な身体になったにも関わらず攻撃を仕掛けられることなど一度も無く、むしろ最近では音を使って意思の疎通さえ出来る有り様だ。
以前の生活を考えれば比べ物にならないほど安全で、満ち足りた状況だと思う。……いや、思っていた。
今日、公衆浴場での『案内人』とのやり取りの中で思い出してしまったのだ。食べ物があって、寝床があって、だがもう一つ欠けていたものを。
ギギネブラは基本的に多産だが、両性の特徴を持つことが示すように自分以外の同種――特に成体と出くわすことはあまり無い。
幼生であるギィギがか弱いことや過酷な凍土を生活の場としていること、そして他の大型モンスターや狩人との競争から生き残って成体まで成長する個体は僅かだ。
必然的に生殖の機会は少なく、だからこそ少ないチャンスを逃すことは無い。自分以外の成体と出くわしたことの無いギギでさえ例外ではないほどに、それは本能として刷り込まれていた。
これまで機会が無く忘れられていたそれが、今日たまたま『案内人』に生殖器を触られたことで呼び起こされた。それだけのことだ。
改めてベッドに横たわる『案内人』を見つめる。彼女は自分の何なのだろう。
獲物かと問われれば否。この身体で捕食するような相手ではないし、そもそも狩人は余計なものが多くてこれまでも飲み込まずに途中で吐き出してばかりだった。
同種かと問われれば、正確には違うのだろう。だが今の自分の身体なら……あるいは自分の最後の欲求を満たす相手として相応しいのかもしれない。
そのことを確かめるために、ギギは静かにハンモックから降りた。

* * *

日が完全に落ち、月と星だけが周囲を照らす時間帯。『案内人』が目を覚ましたのは自分のベッドに潜り込もうとする何かが彼女の肌に触れたときだ。
最初はオトモが寝ぼけたか故意に入り込んだのだろうと思った。寒いから、眠れないから、隙あらば胸でも揉もうと……それぞれ理由は違うが、これまでにもそういうことは何度かあったし今回もそうだろうと。
これでもオトモに対しては寛容な方だ。とりあえずこのまま様子見をして、何かやらかすようなら叩き出そう。そう考えて寝たふりを決め込んだのだ。
だが今回はどうも様子が違う。オトモの手にしては大きくて滑らかな感触、それがこちらの存在を確かめるように優しく頬を撫でているのだ。

(あ〜……これはもしかするとギギかな?)

今日は色々とあったし不安になったのだろう。とりあえず声をかけるだろうか、でもオトモが近くで寝てるしなぁ。と、悠長なことを考えて……撫でる手が胸元に滑り込んだのを感じて慌てて飛び起きた。

「え、ちょっと! そこ揉むほど無いって!」

『案内人』自身何を言っているのか分からないが、つまりはそれだけ混乱していたということだ。とっさに差し込まれた手を掴んで目を開けると、予想通りベッドを覗き込むように身を乗り出しているギギがいた。
後一歩、背中を押したらそのままベッドに倒れこんでしまうのではないかというような距離。その近さにドクンと心臓が跳ねるような感覚を得ながらも、『案内人』は今更ながら声を潜めて呼びかける。
781毒怪竜と私、日常編:2011/03/17(木) 01:58:34.95 ID:DS4mwD9q
「私の胸は別に良いとして……どうしたの? 眠れないなら一緒に寝ても良いけれど、ムサシたちを起こさないように静かにね?」

寝床にしていたハンモックを抜け出したときに脱げたのか、ユクモ装備の特徴である帽子は無いし胸元も大分はだけている。
それ以前に今まではベッドで寝ようとしたことなど無かっただけによほどのことがあったのだろう。やはり昼のお風呂かなぁと反省していると、ギギが『案内人』の胸元に突っ込んでいた手をどけた。
ああ、ちゃんと分かってくれてるんだ。もしかしたらうちのオトモ共より聞きわけが良いかも……と思ったのもつかの間、今度は『案内人』の頭の横に手を着いたギギが覆いかぶさるようにベッドに乗り込んできた。
見上げれば彼女の紫色の瞳は完全に据わっていて、この状況が尋常ではないことを表現している。その瞳がゆっくりと近づいて来ていることに気付いた『案内人』はとっさの反応として目を固く瞑る。
額や頬ならまだ良い、だがもし唇だったら? それどころか、そのまま舌を入れられたりしたら……身体を強張らせて不安――あるいは期待に震える彼女を待っていたのは、予想とはまるで違う感触だった。

「ひぅ!? こ、こら! そんなところ舐めちゃ……っ!」

湿った何かが咽元を這い回るような質感。鼻をくすぐる髪と温泉の香り。ギギが何をしているのかは目を開けなくても分かる。
慌ててギギを押しのけようと彼女の肩を両手で押すが、腕力の差か体勢の不利か、『案内人』よりも一回り以上小さいはずの身体は密着したまま動きそうも無い。
そうしている間にもギギの舌は形を確かめるような優しさで喉から胸元へと徐々に降りていき、薄くはあるが確かにある胸の膨らみまで届いた。
インナー越しとはいえ流石にこれ以上は拙い。ようやく働き出した頭をフル稼働させつつ何とかギギの頭を引き離した『案内人』は、改めて彼女の表情を見る。
細められた目は先ほどと同様にはっきりと据わっていて、それでいて親に叱られた子供のような不安と怯えの色がある。

「私、じゃ……駄目?」

頬をくすぐるような吐息と共に微かに聞こえたそれは、この手の経験が無い『案内人』にさえ、自分が夜這いにあっているという事実に気付かせるのに十分な台詞だった。
雰囲気だけでも蕩けそうになっていること自覚しながらも、『案内人』は彼女を思いとどまらせようと説得を試みる。

「ほ、ほらその……そんなことしたら皆が起きちゃうから」
「ムサシたち、いない、よ……? 仲良くね、だって」

道理でさっきから静かだと思ったら、あいつら気を利かせたつもりか。

「えっとその、私もギギも女の子だからさ」
「……? 分かんない。でも、私大丈夫、だよ?」

首かしげるとちょっと可愛いかも……じゃなかった。この子、元が元だから性別とか理解してないのか。

「私、相手じゃ……駄目?」

いよいよ止める言葉に窮した『案内人』に追い討ちをかけるように、先ほどとほぼ同じ言葉が振ってくる。
その言葉にこちらの了承を待つ意思が含まれていることと、先ほどからギギが動きを止めていることにようやく彼女も気付いた。

(そっか……この子も結構我慢してたんだ)

出会ってからのここ一週間、彼女は食欲や睡眠欲には呆れるくらい忠実だった。その彼女が性欲に関してだけはこちらに気を遣ってくれている。その事実は『案内人』の心を揺さぶるのには十分だった。
自分にとっては同性だが、彼女から見れば年頃の異性と一緒に生活して……おまけに裸を見られたり一緒に風呂に入ったり、止めに事故とはいえ大事なところに触ってしまったりもして。
もちろん最後まで全部してしまうわけには行かないが、このまま突っぱねるのはあまりに酷だろう。せめて保護者として責任を持って、彼女の性欲を発散させてあげることくらいはしないと。
と、最終的に自分自身に言い聞かせるように強引に納得させる。完全に雰囲気に流されていることさえもはや彼女は気付いていなかった。

「じゃあ……ちょっとだけ、ね?」
782毒怪竜と私、日常編:2011/03/17(木) 02:03:03.66 ID:DS4mwD9q
そう言ってギギの身体を抱き寄せたものの、異性との経験さえまともに無い『案内人』にとってはリードするどころか完全に未知の領域だ。
とにかく服を何とかしないと……と、手探りでインナーを脱がせていく。手元の暗さから最初は思うようにいかなかったが、意図を察したギギが自分から脱いでくれたおかげでそこまで時間はかからなかった。
月明かりの元で改めて対面する彼女の身体は透き通るほどに白く繊細で、あの毒怪竜とは思えないようなものだ。そんな中で一箇所だけ赤黒く腫れあがっている所がある。

(や、やっぱり大きい……!)

経験は無いと言っても『案内人』もそれ相応の年頃、それがどういうものなのか知らないわけではない。だが今のギギのそこは彼女が知っている――凍土で出会った時に見たものよりもはるかに大きい。
もしあんなものを挿入れられてしまったら……頭をよぎったのは恐怖か、それとも期待か。どちらにせよ主導権だけは手放すまいと『案内人』はギギの肩を優しく掴む。
そしてそのまま身体を捻るように起こせばあっさりと身体の上下が入れ替わった。先ほどとは逆に組み敷かれる形になったギギがきょとんとした目で見つめているが、これはチャンスかもしれない。
そのまま添い寝するように身体を密着させて、完全に勃起したそれに恐る恐るではあるものの手を添える。直接見てしまうのが怖くて視線はギギの表情に集中したままだ。

(確か、ここをこうすると……)

うろ覚えの知識を頭の片隅から引っ張り出してゆっくりと擦っていく。力を入れすぎないように注意した結果として優しいとも拙いともいえる刺激は、それでもギギに十分な快感をもたらしている。
その証拠として彼女の息は荒くて熱く、こちらを見つめる瞳はすっかり潤んでいる。感情の起伏を表す髪の色もこの状況について来れないのか、白と黒が波打つように入れ替わっている。
だが先ほどから聞こえる荒い呼吸音はギギのものだけではない。事情はどうあれ可愛らしい少女を裸にして組み敷いているのだ。『案内人』の方もほとんど余裕は無い状況だ。

「ねぇ、ちゃんと気持ち良い?」

多分方法としては間違っていないはず、と思いながらも経験の無さから不安に思った『案内人』が問いかけると

「分から、ない……でも、もっと、欲しい……!」

我慢できないと言わんばかりに喉を震わせてギギが訴える。『案内人』が応えるように握る手に力を込めると、漏れてくるのは言葉として意味を成さない喘ぎ声だけになった。
腰が徐々に浮き上がってきている辺りからしてそろそろ限界なのだろう。止めを刺すために今まで以上に大きく手を動かして、空いていたもう片方の手を握っているモノの下……もう一つのモノへと差し向ける。

「っ〜〜〜!!」

ギギの身体が腰を突き出すようにビクンと大きく跳ねて、それと同時に『案内人』の手に熱くぬめるものが吐き出される。
どれだけ溜め込んでいたのだろうと呆れるくらいに湧いて出るそれを手で受け止めようとして、結局大半がギギの身体や『案内人』のインナーを汚してしまった。
手元の惨状に目をやることなくギギの方を見れば、射精後の恍惚に浸っているのかだらしなく口を開けたまま焦点の合わない瞳を『案内人』の方へ向けている。
こんな事をして大丈夫だっただろうか、ちゃんと満足してもらえただろうか、何より……いつか自分の方が我慢出来なくなるのではないか。
そんな不安や微かな期待を抱きながらも『案内人』はギギの身体を抱き寄せて耳元で囁く。

「お疲れ様。ギギがいい子にしてたら……またご褒美をあげるからね」

事後の雰囲気と勢いに流されて言ってしまったこの一言を彼女が後悔するのは、また別の話。
783毒怪竜と私の人:2011/03/17(木) 02:04:14.87 ID:DS4mwD9q
というわけで今回はここまで、飛ばさず読んでくださった方は読了感謝。
エロパロの癖にエロ書くのが苦手とかこれいかに、助けてエロい人。
次は依頼編なので戦闘メインかも。ちょっとPSP起動して復習してくる。
それでは皆様、乞うご期待。
784名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 02:05:25.39 ID:8jiglM9p
GJ!!
ちょくちょく色が変わるギギ可愛すぐる
濃厚なエロが待ち遠しくて夜しか眠れない

でもあの鳥はガーグァな!
785毒怪竜と私の人:2011/03/17(木) 02:44:18.09 ID:DS4mwD9q
>>784
ぎゃー! 指摘サンクス、思いっきり勘違いしてた。
凍土でベリオロスに雪だるまにされながら続編書いてくる。
786名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 07:49:36.82 ID:WhFuCT29
激しくGJ!
待ってたぞー!!
ほだされつつある案内人嬢カワユス
オトモのセクハラが日常なとこも素晴らしい!
戦闘編を楽しみにしている!

…あんな終わり方だと悲しいから、ハッピーエンド目指して頑張るよ
787名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 10:42:52.27 ID:EUo70qZ5
これはふたレズ紳士の私をかけるための落とし穴に違いない……!

GJ!
788名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 10:45:03.71 ID:EUo70qZ5
>>784
ハプルボッカとかも正しく使われないことがあるな
狩友が『ポッカ』『ポッカ』言っててウケた
789名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 11:27:40.90 ID:HhGhSUOP
ギギ萌
790名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 15:32:47.22 ID:AulN7h6a
ギギちゃん素直だな
目を白黒させながら髪も白黒とか想像するとおもしろいな
791名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 15:55:25.61 ID:8kTLZRz4
>>788
後、バブルね。ガー不可なあれ泡に見えるのかって言いたくなる
792名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 16:38:21.84 ID:/PCYPOXj
>>791
いやハプルだから、バブルじゃないから。ホントホント。
793名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 17:51:05.84 ID:8kTLZRz4
>>792
えっ、ハブる?
794名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 20:14:01.95 ID:AulN7h6a
ハフルホッカ(濁・半濁抜)は名前を見た瞬間から話題を呼ぶと思っていた
795黒狼王を討ちし者:2011/03/18(金) 00:24:57.29 ID:JcqmaGah
こんばんは 投下します
前回は調整がわからず多くレスを使ってしまいすみませんでした
今回もフラグなしです
796名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 00:25:57.46 ID:M7biaQf/
ドボルベルクもベルグってたまに言われるな
797黒狼王を討ちし者2 『転生』:2011/03/18(金) 00:26:00.17 ID:JcqmaGah
ガーグァとかいう鳥の車で出発して2週間位経ったころ、ようやくユクモ村へ着いた。襲撃?なかったけど?
とりあえず村長に会いに行った。結構若そうなひとだった。話によると少し離れた所の空き家を使わせてもらえるらしい。
あとネコバァに会うよう言われた。オトモを雇うのはここで始めてだから、慎重に選ぶ事にしよう。
あれがネコバァだな。
「すみません、村長に会うように言われt」「やっと見つけたのニャァァァァアアア!!!」
突然一匹のアイルーが攻撃してきた。
「危なっ!?」
間一髪で避けれた。てかアイルーってこんな俊敏だったか!?
「ちょっと待て!?村で襲われるなんて説明書に書いてないぞ!?」
「メタ発言はやめるニャ!!!」「いやメタ発言って言ってる方もメタだからな!?」
「まあ落ち着きなさい」
「マタタビ!!フニャア〜〜」
おお、さすがネコバァ。あの暴れん坊を従順にしてしm(自粛)。
「ごめんなさいねえこの子はちょっと変わった子なんだよ」
ちょっとどころじゃ無い気がするが、まあいいか。
「とりあえずステータス見せて下さい」

名前   (引っかき傷で見えない)
毛並     枯れかけのグレープ
レベル 測定不能
攻撃力 アイルーの壁を超えている
防御力 アイルーの壁w(ry
性格  ズ(擦り切れて見えない)賢い
なつき度 ×××
攻撃方法 武器 突進
攻撃傾向 崩れたバランス派
オトモスキル 火耐性強化術
                       雷耐性強化術
                       ネコ?の騒音術

....ナニコレ!?
レベルとか攻撃とか防御とかは割愛するとして、ズ(擦り切ry)賢いって何だ!?これ狡賢いじゃないのか!?それにこの壊滅的ななつき度は一体!?反抗期!?
後突進ってなんだよ!?ネコがやってもダメージ雀の涙だろ!?
何でバランス崩れてんの!?そんでもってスキルの騒音術って何!?
防音じゃないの!?ただの傍迷惑じゃねーか!!
「突っ込みどころが満載なんですけど...」
「突っ込んだら負けじゃよ」
すでに突っ込んじゃったよ。負けちゃったよ。
「それにしても狡賢くて突進して騒音出すとかまるでイャンガルルガみたいn「そうニャ!オレはイャンガルルガの生まれ変わりニャ!」
「………は?」
798黒狼王を討ちし者2 『転生』:2011/03/18(金) 00:28:16.26 ID:JcqmaGah
お 前 は 何 を 言 っ て い る ん だ ?

「そういえば、何で俺を攻撃したんだ?」
「オマエに再戦を挑むためニャ」
「…お前俺に会った事あるのか?」
「当然だニャ。一年位顔を合わせたニャ」
一年も戦ったイャンガルルガといえばあいつしかいないが、証拠がない。
「お前がイャンガルルガだったっていう証拠は?」
「オマエにオレの血石をやったニャ。あとオマエから『リベンジしにこいよ』とも言われたニャ」
……どうやら確定らしい。
「…ガルル?」
「やっと解ったのかニャ!遅すぎるニャ!!」
まさかアイルーになっていたとは。それにしても前世の記憶引き摺りまくってるよ。
「でも三ヶ月でアイルーってこんな成長するもんなのか?」
「なに言ってるニャ?あと時からもう1年経ったニャ」
…え?体感的に三ヶ月位だと思うんだけど。少し経ち、とかだった気がするんだけど。
「〜日から今日までで三ヶ月位ですよね?」
「一年じゃよ」
あるぇー?どうなっているんだ?
向こうに変な服を着た男が
「サクシャノツゴウ!!サクシャノツゴウ!!」
とか連呼してるが、無視しよう。どうやら知らぬ間に一年経っていたようだ。


「ところで、アイルーが前のモンスターの記憶を持っている事ってあるんですか?」
「たまにそういうモンスターの習性をもっているのはいるけどねぇ、ここまで記憶とか能力とかが残るのは初めてだねえ」
ネコバァもびっくりの事だったらしい。なんという執着心。

「とにかく今はオトモアイルーだから雇われの身になってやるニャ。でも殺り合いとまではいかないけど決闘はしてもらうニャ。」
「それは承知してるさ」
そのために生まれ変わったんだからな。
「あと決闘はしばらく後で良いニャ。かっ勘違いしない事だニャ!生活に慣れてないオマエと闘っても面白くないからだニャッ!!」
…雄猫のツンデレって需要あるんだろうか?まあいいや。
「とりあえず、これからよろしくなガルル」
「ヨロシクニャ!」
そうして俺達はがっちりと握手を交わした。
「…いいムードになっているのは良いが、早くもう一匹選んでくれんかのう?」
「もう一匹?」
「言い忘れてたニャ。この村のギルドではハンター1人なら二匹までオトモを連れて行けるニャ。だからもう一匹も無料ニャ」
なるほど。二匹だと戦術も組みやすくなるな。とりあえず、ガルルは武器(突進?何それ、たべr)だから、ここは爆弾とか、
「オレとしてはシャルちゃんがオススメニャ」
ブーメランとかが使える奴にしたいと
「一緒に特訓したからコンビネーションはばっちりニャ!」
……さっきから横の枯れかけのグレープがうるさいんだけど。なにこの誘導。
「個人的な都合じゃないだろうな?」
「そっそんなことないニャ!」
なんか焦ってるように見えるんだけど。まあ気にせずそのシャルとやらのステータスをみる。
……爆弾とブーメラン両方使えるのか。
っていうかさっきからそのシャルちゃんが目をものすごいうるうるさせてるよ!?何かここで違う奴選んだら罪悪感に魘されそうなんだけど!?
「…もう一匹はシャルでいいや」
「やったのニャアア!!これでシャルちゃんとニャンニャン出来るのニャ!!」
そう言ってガルルはシャルとハグしている。
「やっぱりてめーらの都合じゃねーかあぁ!!!」
「うるさいニャ!!ガルルはガルル、アイルーはアイルーニャ!」
こうして思わぬ形でガルルと再会した。嬉しいといえば嬉しいが、何かこれから大変なことになりそうな予感がする。はぁ…
799黒狼王を討ちし者2 『転生』:2011/03/18(金) 00:30:21.08 ID:JcqmaGah
これで終わります
駄文を読んでいただきありがとうございました
次で主人公に春を来させる予定です
800名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 00:34:21.90 ID:d7Ms9WnT
ダブルボッカ(クエ)行こうぜ!
って言われた事あるはw
801名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 00:49:17.19 ID:jUP+J002
投下乙
だいぶ読みやすくなった

>ハプル
名前を間違える度律儀に訂正を訴える大食いっ娘という選択肢
涙目で怒るのが可愛いからといって弄りすぎると齧られます
802名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 00:59:04.93 ID:JwxSyjTc
一瞬悪魔猫かと思ったw
803名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 02:58:02.22 ID:7botYbW6
>>801
「何度言ったら分かってくれるんですか……。私の名前はハプルボッガッ……。ひとがひたかんれるの笑うな〜」
804名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 03:17:22.43 ID:Ysb+pH2T
押し掛け女房フラグかと思っていたが
まさかオトモアイルーとはいい意味で予想を裏切られたわ、乙

最近3rd始めたばかりなんだが、今作の竜は全体的にいやらしすぎないか
ジャギィノスの丸くなって眠る仕草とか
ロアルドロスのムービーのルドロスたちエロすぎだろ
そもそもハーレムとかうらやましすぎる、混ざりたい
805名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 11:38:03.69 ID:atN7jhrf
>>791
> 後、バブルね。キリッ
アホすぎるwww

>ガー不可なあれ泡に見えるのかって言いたくなる
日本語で
806名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 12:17:01.98 ID:bu9LuLn9
>>800
それボッカ二頭クエなんじゃねw
807名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 13:13:34.70 ID:GTnH0EUU
>>805
他によく間違えられる名前としてハプル→バブルがありますね。
そういう間違いをする人は、ひょっとしてガード不可の水ブレスが
泡(バブル)に見えているのでしょうかと言いたくなります。

日本語で(キリッ とか書く前に自分の読解力を鍛えようか
808名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 13:18:27.69 ID:+T5Tj7cG
結局どれが正解なんだ?
それとも全力スレにでも聞いた方がいいの?
809名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 13:33:17.43 ID:7botYbW6
>>808
ハプルボッカ
ただ、基本的に多少間違えても通じる。
友人はポッカって呼んでた。確かに茶色いけどさ……
810名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 15:43:51.70 ID:0corxswi
正式名称はきゅんの再来か
しかしわざと言いにくい語呂にしてるようで3rdモンスは好きになれん
811名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 16:20:29.91 ID:UUhmR+hT
アオアシラやジンオウガはかなり言いやすい気がする
812風と木の名無しさん:2011/03/18(金) 16:42:50.35 ID:LyPa4Uj7
俺的に三狗竜とかロアルドロス、ティガレックスとかも言いやすいと思う。
ウルクススとかはたまにウルククスって間違える人いるね
イビルジョーをイービルジョーとか
813名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 17:16:15.81 ID:cfjSLetX
ロアルはロアルロドス?ん?となるなあ
あとウロコトル?ウロトコル?みたいな

そして地味にアイルーメラルーが
アイルー↑なのかアイルー↓なのかがわからん
814名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 17:49:21.53 ID:7botYbW6
>>813
ウロコトルは鱗・取るで覚えた。
割と鱗出やすいし。
実よこせと(ry
815名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 18:55:19.25 ID:gEiSsyr8
ロアルドロスかロアルロドスか覚えらんなくて勝手にロディーって呼ぶようにした
すぐ覚えられたわ
816名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 18:58:30.45 ID:ktE84NGV
>>813
アイルー↑メラルー↓じゃないのか?
817名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 19:04:08.08 ID:78IDtMiE
アオアラシって読む人もいたけど、
流石にそれはネーミングじゃなくて
当人の識字能力の問題だよね
818名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 19:24:40.21 ID:d7Ms9WnT
>>806
正解であるw
819名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 21:07:09.99 ID:SVLRbare
ここはエロパロスレだと思ってたがそんなことは無かったぜ
820名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 21:53:17.46 ID:+T5Tj7cG
>>819
モンハンの中がハンターが高スペック過ぎて夢が広がりまくりな世界なので
ここはグロ・流血・欠損・ゲイ・ホモ・レズ・ふたなり・レイプ・野外・拘束
・寝取り・寝取られ・薬物・獣姦・龍姦・擬人化etcありの世界となっているよ

それで住人も多趣味みたいだし、ついでに割と優しいよ
821名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 22:34:41.73 ID:MVroHysY
書き込みしていいですか?
822名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 23:07:35.72 ID:pQ8a8EsV
構わないが、まずsageろ
823名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 00:36:51.72 ID:99rAmRPT
大抵いけるけどスカトロは流石に無理かな
824名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 04:37:30.46 ID:YYScirNW
グロ・流血・欠損・レズ・ふたなり・レイプ・野外・拘束・寝取り・寝取られ・薬物・獣姦・龍姦・擬人化・おしっこ・ショタまでは抜ける
ゲイ・ホモ・うんこは読める
駄目な属性なんて無いぜフゥーハハハー
825名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 07:24:14.12 ID:/CtBKIBh
スカトロってあれか、
こやし玉×アオアシラみたいな
826名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 08:00:33.41 ID:8nVg23UA
(♂の)アシラ2頭クエで合流したからこやし玉投げたら雌アシラの糞で作られた奴だったもんで発情しちゃってアシラ同士でオッスオッス(^o^)
これ幸いとばかりに漁夫の利を狙って斬りかかったハンターが巻き込まれて性的に補食されまくる

ここまで想像した
827名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 08:21:43.53 ID:P6jRmKqY
プーギーにも穴はあるんだよな…
828名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 09:59:25.36 ID:/jjzDkvx
>>826
当然、ハンターも♂だよな?
♀でアシラさんの3Pも捨て難いか…
829名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 12:56:41.61 ID:U7hZhUKg
>>817
> 流石にそれはネーミングじゃなくて
> 当人の識字能力の問題だよね

全部そうだな
830名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 13:58:18.02 ID:Dbevgkbi
昨日DLクエストしたんだが、チビペッコとチビガンキンがすごく可愛い
しばらく攻撃せずに眺めていたよ
ああ、お持ち帰りしてえ…
831名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 20:45:24.74 ID:mR058FYT
いい雰囲気だ。投下させていただきます。
クルペッコ×男ハンター。
ペッコ娘じゃないよ。まんまクルペッコだよ。
ジャンルは逆レイプなのか和姦なのか自分でもわかんないw
たぶん逆レイプかな?
ではいきまーす。
832渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:46:33.80 ID:mR058FYT
世界が回った。
何かよくわからない力によって、僕の体は宙を舞う。
どさっと地面に叩きつけられ、勢いでゴロゴロと転がった。
「待っていたわ。ヴァン」
彼女が僕の名前を呼んでいる。…呼んでいる?
頭を打ち、もんどりうっている僕に、さらに攻撃が加えられる。粘っこい液体が、べちゃ
べちゃと僕の体中に吐きかけられている。

一体何が起きたんだ?
状況を整理するんだ。
僕は渓流でクルペッコを目標としたクエストに挑んでいた。今の僕には金が要る。何故だ
って?
僕はこのクエストが終わったら、村に待たせてある恋人「マナ」と結ばれるのだ。
危険な任務だったから、村で待っているように言っておいた。そうだ確かに言っておいた。
なのに、クエスト中に彼女の叫び声が聞こえたのだ。
声を辿っていくと、目の前に現れたのは苔むした岩壁。どうやら彼女はその向こうにいる
らしい。泣きじゃくりながらマナが言うには、僕が心配で単身追ってきたが、見たことも
無いモンスターに追われて逃げているうちに、そんな所に出てしまったと。
気持ちは嬉しいが、なんて危険なマネをしてくれたものだと僕は思う。でも、今は彼女を
責めるのはよそう。無事でいてくれて本当によかった。さっさとクエストを終わらせて、
二人で村に帰るんだ。
僕は壁に竜撃砲を撃ちこみ、向こうで待つ彼女の元へ走った。
…そう、そんな状況だったはず。
833渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:47:40.40 ID:mR058FYT
「嬉しいわ。私のためにこんな危険な場所まで頑張って」
大切な人の声が、洞窟の中にこだまする。いや、違う。ならばどうして僕はこうして仰向
けに転がされているんだ。誰だ。そこにいるのは誰だ。
体を起こそうとするが、粘液にツルツルと滑って起き上がれない。なんとか首だけ動かし、
顔についた粘液を自分の肩で拭い、辺りを見回す。
「待っていたわ。ヴァン」

信じがたい光景だ。
クルペッコが、マナの声で、喋っていた。
「ハーイ♪ダーリン」
喉をプルプルと震わせて、腰を振って、僕の恋人の声を出すクルペッコ。
「やめろ…」
「ヴァンー?」
「やめろやめろやめろー!」
武器は転がった衝撃で、洞窟の暗闇に落としてしまったようだ。だがたとえ素手でも、僕
はこいつに掴みかからなければならない。今すぐこいつの喉を引きちぎって、聞こえる声
を止めさせなければならない。でないと、僕の気が狂ってしまう。
「無駄だよー」
またクルペッコが喋る。無邪気に笑うマナの顔が脳裏を霞める。孤独なクエスト中に浮か
んでくるマナの姿は、僕の辛さをいつも紛らわせてくれた。だけど、今はマナの顔が浮か
んでこないことをひたすら願う。
体が起こせないなら、せめて自分の耳だけは塞ぎたかったが、それも叶わない。粘液まみ
れの僕に出来ることは、仰向けになったまま、クルペッコの喋る言葉を聞く事だけだ。

「そろそろ、落ち着いた?」
「…」
「いいかげん認めなさい。喋っているのはわたし。人間の言葉も分かるから、ちゃんと対
話も出来るんだからね。…聞こえてる?」
「やめろって言ってんだよ…!」
「ヤメロッテイッテンダヨー!」
僕はぎょっとした。僕が恨めしげに放った言葉が、そのまま返ってきたからだ。
「ふう…ハンターさん達は、私達を軽視しすぎなのよね。クルペッコは、あなた達が考
えるよりずっと、高度で知的な生き物なんだから」
「くそ…だから何だ!いいか、僕の言葉が分かるなら、聞けよ!ハンターもクルペッコも、
しょせん弱肉強食の自然界の一部だろ!今回はお前が上手だった。それだけのことだ!さ
あ食えよ!僕を食えよ!」

狩るか狩られるか。単純明快なハンターの生き方に従えば、負けた自分はモンスターに食
われて終わりというのは、妥当な考えだ。次々に人間の言葉を浴びせられ、加えて死を前
にして、僕の頭はショートしかかっていた。浮かんだ言葉がどばっと流れ出した。
「そうね。確かに食べちゃうかも…ね」
クルペッコの瞳が、静かに僕を捉えている。
勢いをつけて放った言葉が受け止められ、返答が来た。対話が成立したことを確認すると、
静けさの中でやってきたのは恐怖と戦慄。
ああ、僕は、こんな所で…
惨めさに、涙が出そうになる。もうこれ以上考えたくない。僕は静かに目を閉じた。
ごめん…マナ。最後の最後で、やっちまった。許してくれ。どうか、生きてくれよ。
834渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:48:38.50 ID:mR058FYT
「人間って、本当に頭が固いわよね」
ため息をつくように、クルペッコが喋る。
「あ…?」
「まず、私たちが他のモンスターを呼ぶことは分かってても、人間を呼ぶとは思いつかな
い。次に、負けたら食べられる。それしか思いつかない」
「くっ…」
「はい。じゃあ脳が筋肉で出来てるハンターさんに質問でーす。クルペッコは、どうやっ
て他の生き物の鳴き声を覚えるのか、分かる?」
いつでも食べられる覚悟をしていた僕に対して、目の前のクルペッコは、僕とお話がした
いのだろうか。
もうどうでもいい。恐怖と諦めをすっ飛ばして、何もかもどうでもいい気分になってきた。
僕はやけくそという感じで、クルペッコの話に答えてやる。
「真似すんだろ、さっきみたいによ」

「やっぱりそれしか知らないか。…少し長くなるけど、教えてあげるわ。私たちが他の生
き物の鳴き声を習得するにはね、ふたつ方法があるの。ひとつは、単純に相手を観察して、
模倣するやり方。だけどこれには観察するチャンスが必要だし、気配の消し方を知らない
幼いクルペッコには厳しいやり方ね。母親が相手の代わりに教えてやるにしろ、それでも
時間と根気が必要。さて、もうひとつはもっと効率的。それは、対象と遺伝子を交わわせ、
子供に伝えるやり方。美声の歌姫の子供には、同じような綺麗な声の子供が生まれると思
えば、そう難しい話ではないわよね」
流暢な言葉で話し続けるクルペッコだが、何の話をしているのか分からない。遺伝?
「私たちは実はね、メスしかいないの。その代わりに、他の生き物と交配できる特性を持
っている。繁殖するために、心や体が弱った他の種を襲って、子種をいただく。そうして
生まれた子供には、クルペッコと父方の生物の両方の声が伝えられる。そうして生まれた
メスが、成長したらまた他の生物と交わり…その繰り返しで、私たちの子孫は様々な生き
物の鳴き声を生まれながらに出せるようになっていくわけね。逆に、多くの鳴き声を習得
できない個体は、淘汰されてしまうわ」
繁殖?淘汰?機能を停止していた僕の頭が、相手の言葉をどうにか理解しようと努めるが、
頭がうまく働かない。あまりにも現実離れした話をぶつけられたのもある。だが、相手の
声そのものが何か歪んで聞こえている気がする。なんだ、この気だるさは…

「ここまで聞けば分かったでしょう。あなたをここに誘い込んだ理由が。ああ、人間には、
貞操観念なんて心理があるんだっけ。真面目なマナちゃんは、結婚するまであなたと寝る
こともなかったわよね。あなたも、初めてかしら?まあ気にしないでよ。これはクルペッ
コが、より自分たちを高性能な生き物にしていくための選択でしかないの。あなたとの間
に愛情なんて存在しないわ」
相手の言葉を受け取った後、時間差を置いて、鈍重に動き始めた脳が情報を処理していく。
段々とクルペッコの言っている事が僕にも理解できてきた。
835渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:49:49.42 ID:mR058FYT
「や、やめろっ!そんな事、出来るか!いいから殺せっ!」
「当然、用済みになったら死んでもらう。私たちの秘密を外界に漏らされちゃ困るものね。
精をいただいたら、イビルジョーさんのエサにでもなってもらおうかしら。…だけどね、
恋人相手に夢見てただろうあなたの初体験、機械的に終わらせてはつまらないでしょう。
ちょっとしたサプライズを用意してあげたわ」
「何を…何を…」
鳥竜種とセックスしろだと?冗談じゃない。とにかくここから逃げるんだ。転倒させられ
て上がった息も、今なら落ち着いてきた。這ってでも転がってでもここから逃げるんだ。
「そろそろ効いてきたかしら?サプライズが」
クルペッコが何か言っているが、もう返答する気もない。とにかくここから…
「大事なことなので、二回言ってあげるわよ」
何だ、体がおかしい。どうなっている。

「クルペッコは、あなた達が考えるよりずっと、高度で知的な生き物なんだから」
体が重い。あの時妙な粘液をかけられたが、鍛えられたハンターならば力ずくで振りほど
けるだろう代物だったはず。なのに体が動かない。それに頭がぼんやりとして、目の前が
ゆらゆらと揺れている。
「ババコンガの真似…って言えば分かるかしら?」
クルペッコが僕を見下しながら言う。その瞳は先ほどより、サディスティックな感情を帯
びているようにも見える。
「ネムリ草とネンチャク草とマタタビとニトロダケとマヒダケとクタビレタケと、それと
ドキドキノコ」
聞きなれた名前が列挙される。ババコンガの真似?ババコンガ…
「こうして列挙してみると、人間のネーミングセンスって単純よね。高等な言語なのかそ
うでないのか、時々わからなくなるわ。まあ、あなたのような脳筋ハンターにも、それぞ
れの効能についていちいち説明しなくてもいいのは楽よね」
「お前…まさかさっきのブレスで!」
「難しいことは考えなくていいの。体がどんどん、重くなっていくわ。しだいに全身が熱
を帯び、あなたはムラムラしてくる。いつかマナと生殖行動したがっていた時のように、
高ぶった気分になってくるでしょう?」

「何を言って…」
「いつだったか、水没林で男と女がびしょ濡れになって、洞窟に逃げ込んだ」
「何…」
「装備を脱ぎ、インナー姿でふたり、焚き火に当たっているうちに男は興奮して連れの女
に抱きつこうとしたけれど、生真面目な女は男をなだめ、その場を落ち着かせた」
「…」
「見ていた私も、思わず高ぶってしまったわ。さあ、あの時のように、欲望のままに相手
を貪るオスになっていいのよ?」
「う…」
秘密の思い出を暴かれて、僕の心に小さなスキが生まれる。心の小さなスキは、体を侵食
する毒によって、さらに広げられていく。
体が熱い…
不快だったクルペッコの言葉が、段々と子守唄のように聞こえてくる…
836渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:50:37.38 ID:mR058FYT
むぎゅ!
意識が遠くなりかけた僕の顔に、柔らかいものが押し当てられた。
「ほーら。私の発声器官、おしつけてあげる。デリケートで柔らかくて、体温を帯びた肉
の塊よ。気持ちいいでしょう…」
パンパンに膨らんだクルペッコの胸が!僕の顔を飲み込む!まるで…
「マナのおっぱいに、顔をうずめているみたいでしょ?」
彼女の言うとおりだ。僕の彼女の胸に顔をうずめることが出来たなら、こんな風に…
あれ?彼女?彼女?
いや違うこいつはクルペッコだろ!落ち着け!
むにむにむに…
ああ、だけどなんだか気持ちがいい…
あれ、僕は何をしにここに来たんだっけ…

「さーて、媚薬の効き目が高まってきたところで、クルペッコの一番の秘密を教えてあげ
るわ」
パクパクと嘴を開け閉めして、マナの声が楽しげに響く。なんだろう。吐き気を催すよう
な光景だったのに、今はもうなんてことは無い。ぼんやりとマナの言葉を待つ。
「クルペッコの生殖器は、こ・こ」
僕の顔を犯していた発声器官の肉が、ぶわっとさらに膨らみを増す。そして上に持ち上が
る。すると、ヌメヌメと粘液をまとった穴が、僕の目に映った。
「普段はね、発声器官の外皮がしぼんでいくのと同時に生殖器を包んでくれるし、発声器
官を膨らませてる時も、器官そのものが衝撃を守ってくれるの。だから人間も、他の生き
物も、こんな所に生殖器があるなんて知らないわよね…」
にちゃ…
発声器官の赤色と腹部の薄緑色の間にある、ピンク色の裂け目は、ひくひくと細かに蠢い
ている。
普段なら、絶対に晒すことのないデリケートな部分。秘密の場所。モンスターの一番の弱
点が目の前にあるのに、僕はもはやハンターとしての本能も忘れ、ただ見入っていた。下
腹部に熱いものがたぎってきた。

「あなたはもう、人間じゃないの。常識も、倫理も、何もかも忘れていいの。ただのオス。
メスの体内にペニスを突っ込んで、射精して、孕ませること意外、何も考えなくていいの。
本能のままに、行動するの」
熱い。熱い。熱い。
朦朧とした意識の中で、クルペッコの醜悪な顔面が、いつしか愛おしい恋人の顔のように
思えてきた。
マナの、きらきらした、かわいらしいふたつの目。
マナの、綺麗に生えそろった歯と、かすかに微笑む口元。
マナの、豊満な胸。むにむにした気持ちいい胸。
「そう、私はマナ。あなたの恋人よ」
「マナ…マナ…マナ…!」
837渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:51:11.20 ID:mR058FYT
もう我慢できない!
愛おしいマナが、目の前でアソコを広げて誘っているのだ!
鎧を脱ぎ、インナーを脱ごうとするが、いきり立ったペニスが邪魔でうまく脱げない。
「ヴァン、早くぅ…」
マナが僕を誘うように腰を振る。いつも真面目だったマナが、はしたなく男を誘っている
様を前にして、倒錯的なものを覚えて僕はクラクラする。
「もう私も待ちきれなくて、グチャグチャになってるの。早く、来て」
肌に密着する素材のパンツが脱げなくて苛立った僕は、剥ぎ取りナイフで左右の腰を切る。
なんか血が出たけど痛くないので気にしない。膨張してパンツを押し上げ、先走りで布に
シミを作っていたペニスが自由になる。
「はあはあ。マナ、マナっ!」
生まれたままの姿になって、僕はマナに向かって抱きついた。大きなおっぱいに顔をうず
め、その暖かさを堪能する。
「あんっ、そんなに慌てなくても、逃げないからっ」
興奮しておっぱいを貪る僕に対して、マナはしばらくその行為を黙って受け入れてくれて
いた。そして少し僕の呼吸が収まったところで、マナが言った。
「…ヴァンは横になって。あのね、女の子が上になったほうがやりやすいんだって」
優しい声でささやくマナの言葉に従って、僕は気持ちいいおっぱいからお別れする。そし
て、言うとおりに地面に横になった。マナの薄緑色で美しい下半身と、鮮やかな赤を放つ
胸がここからは見渡せる。そして、あそこにあるピンク色の裂け目…ジュクジュクの割れ
目が僕の前にあるのだ!なんていい眺めだろう!
「ずっと待っていたんだからね。ゆっくりなんてダメ。一気に、私の奥まで貫いて!ああ、
私、女の子なのにこんなにエッチだよぅ…」
「マナ、僕はエッチなマナでも好きだから」
「軽口も言えないくらいにしてあげるんだから!いくよ…」

ずちゅっ

「うああっ」
「あん…ヴァンんんっ!」
粘液にまみれた肉の中に、僕のペニスが飲み込まれる。僕と同じように高ぶっていたとい
うマナの言葉通り、何の抵抗もなく奥までたどり着いた。
暖かいマナの体内が、僕をじっくりと焼いていく。火照った僕の体の末端に、もっと熱い
ものが流しこまれる。熱い、マナの愛だ。
「目が泳いでるよ?ヴァン」
「うっ!う、うるせー」
「あの時はあんなにがっついてたのに、本番になるとリードされちゃう?」
くちゅ、くちゅ、くちゅ
僕は初めての快感に思わず酔いしれていたというのに、マナは少し余裕ありげに結合部を
動かし始めている。
ちょっとまずい。何がまずいって男としてまずい。
「うあっ、なんでっ、お互い初めてなのに、マナは余裕なんだよっ」
「うふふ、なんでかなぁ」
838渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:51:57.33 ID:mR058FYT
くちゅ、くちゅ
口から舌を出して悪戯っ子のような顔をするマナ。快感に流されていく僕に出来るのは、
腹筋に力を入れて腰を打ち上げ、ふたりの快感をさらに高めることだけだ。
ぐちゅ、ぐちゅ
「んっ!ヴァン!」
「マナ、マナぁ…」
「ヴァン、だいすきっ」
ちゅっ
少し硬い彼女のくちびるが、僕のくちびるに重なる。
「僕もだ。ずっとずっと、一緒にいよう…」
れろ…
舌を絡めてディープキス。マナの口から漂う香りは、さらに僕の興奮を高める。最奥を突
いていたペニスが、さらに硬度を増していく。

僕の、限界が近づいてきた。
「はあ、はあ、マナ、そろそろ…」
「ん…出して。私の中に」
ずんっずんっずんっ
「はっ、ははっ!もう作っちゃうか、子ども」
「赤ちゃん、たくさん欲しいの」
「そんなに欲しいの?」
「たくさんね。みんな、私達みたいにハンターにしようよ。それで、私達を守ってもらう
の」
「はは、そりゃあいいや、みんな強くなったら、マナ母さんは危険な生き物に襲われるこ
ともないな!」
「襲われるどころか、逆に返り討ちにしちゃうくらい強く育てるんだよ。マナ母さんは」
「ははは!そいつは厳しい母さんだな」
「どんな敵にも勝てるようにね。ジャギィの群れにも、ファンゴの群れにも、人間の群れ
にも」

「ニンゲン…」
僕の腰の動きが弱まる。
なんだっけ。
今、すごく重要なことを思い出したような気がしたんだけど。
839渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:52:40.56 ID:mR058FYT
むぎゅう!
「うぷぷ!」
「エッチしてて恋人が目の前にいるのに余計なことを考えるヴァンには…おっぱいプレス
でおしおき!」
「うわっぷ!やめろっ」
「大好きなおっぱいに埋もれながら、私の中でイっていいよ」
くそ、さっきは感激で胸に突撃しちゃったが、なんか弱み握られたような気分だ。これか
らもエッチするときはからかわれそうだな。
でもいいか。この感触、たまらない。何も考えられない。ふわふわだ…
むにゅ、むにゅ、むにゅ
「ヴァンー!出して!私の中で出してぇーっ!」
胸を揺らしながら、マナが乱れる。マナの愛に包まれて、僕も腰の動きを再開させる。限
界だ。このまま、つながったまま果てて、彼女の最奥に、僕の精子を注ぎ込む!
「はあはあ、イく、イくぞー!大好きだっ!マナーッ!」
「ヴァン!ヴァンー!」

びゅく!びゅく!

体に熱が満ちて、快楽が暴走する。口をあけて目をひん剥いて、僕は射精する。僕自身が
全て飛んでいってしまうような感覚だ。
胎内に精を受けて、恍惚とした表情のマナ。
「はあ、はあ、はあ」
「やっと、一緒になれたんだね。夢見てるみたい。ねえ、ヴァン」
「ああ、夢…夢みたいだね、マナ」
力を失った体で、ゆっくりと互いに口を重ねた。
僕達は長い道のりを経て、やっと結ばれたんだ。
充実感の中で、気が遠のいていく。僕は、恋人の胸の中で気を失った。


840渓流の夢魔:2011/03/19(土) 20:53:43.46 ID:mR058FYT


「ヴァン、ヤットオキタノ」
「駄目駄目。それじゃあ不自然。クスリの効果があっても、ばれるわ。もう少し練習しな
きゃね」
「ヴァン、やっと起きたノ」
「そっちの貴方はまずまずね。声が出せるようになったら、次は発声器官を膨らませる練
習ね」
「ヴァン、出して、出して!精液出して!」
「…貴方は上手だけど、展開を考えなさい。その台詞だけじゃ進まないわよ」
「くえーっ!」
「ああん、もう。みんな、順番だからね。貴重な人間のオスだけど、目を覚ましたら、う
まく騙し続けて、壊さない程度に搾ってね?」
「キチョウナ、ニンゲンー!」
「ラリって夢見てたのは、恋人との行為かしら。なんとまあ、安らかな寝顔だこと。でも、
目が覚めても夢は終わらない。夢の中で何人ものマナと何回も初夜を迎えることになるで
しょうね。疑うこともなく」
「ニンゲン、バカナノ?」
「そうね。道具を使うわりに、心は脆いみたいね。だから、人間達には他のモンスターと
同列に扱われちゃうクルペッコの方が、ずっとお利口さんよね。もっとみんな、誇りを持
っていいのよ」
「くえー?」
「クルペッコは、あなた達が考えるよりずっと、高度で知的な生き物なんだから」

END
841名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 21:02:50.74 ID:emfzV85y
丸呑み系SSって無いの?こいつぁオドロキだ。。。
842名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 21:20:18.26 ID:U7hZhUKg
>>840
   : (ノ'A`)>:  
  : ( ヘヘ::

843名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 21:33:14.52 ID:P6jRmKqY
>>831
特殊過ぎる生態といい生殖器といい実にエロかったGJ
だが実際に光景を想像するとホラー過ぎて縮こまる罠
844名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 21:47:24.17 ID:ug+0CEaL
なにこれ怖い。でもエロい。
GJ! こういうの好きだ!
845名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 22:46:25.29 ID:KKllITC0
GJ!!!!!
ちょっぴりホラー入ってるところも、エロについても燃えたわ。
つかヴァン氏よ、思いっきり死亡フラグ踏んでますね。
846イビルジョー擬人を書いてた人:2011/03/19(土) 23:28:22.89 ID:6kvBXWax
夕方の地震の時に
パーフェクトジオングが降ってきて
PC二つに割れたでござるの巻
足か、足がいけなかったのか


とりあえず友達のPC借りて1から書き直します。
本当にご免なさい。


















もうなにも怖くない!
847名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 23:50:00.61 ID:uf8+m++R
PCがマミったのか
848名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 00:33:13.40 ID:Ioeaw8ta
携帯ゲー攻略板に建ってたスレなんだけど、武器擬人化ってどうかな?
849名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 00:36:01.88 ID:s68ZNDVF
お前のパーフェクトジオングどんだけ強いんだよww
850名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 00:37:15.43 ID:KsPivXRH
>>848
まとめWiki見てこい
851名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 00:44:19.51 ID:o+e9LfLp
大合金グレートマジンガー足の甲に落ちてきた俺よりマシ……なのだろうか
あれマジ凶器
なにはともあれドンマイ
852名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 01:22:41.05 ID:ZYJ7J4nk
ガンバレ
いつまでも待っている
853名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 01:45:24.24 ID:qap9stRu
このスレでジオングとかグレートとか聞くとは思わなかったわ
それよりもその友達、心広いな
854名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 02:24:26.88 ID:VVfDsqKi
超合金のはなし
855イビルジョー擬人を書いてた人:2011/03/20(日) 09:49:21.43 ID:C6xAx36I
ジオングは自分が持ってた剣に刺さって壊れてるんだ。

アクロバティックすぎて吹いた


SSの方は鋭意制作中。
友達が色々と優しすぎて怖い。









とりま、ジオングに足付けるのダメ、絶対

パーフェクトジオング一万したんだぜ。
クソックソッ
856名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 10:14:05.87 ID:qap9stRu
友人はこの厚意の見返りをいろいろ要求するつもりだな
炭坑夫40回分とか
857名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 14:30:09.76 ID:867IigyZ
>>831
ゾッとするエロをありがとう
初めて3rdモンスに興味がわいたよ
858名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 23:55:38.26 ID:k9xonBjt
知ってると思うけどアイルー村のGが開発中だってさ
恋愛要素とか子作りとか村長交代とかが加わればSSも増えるだろうか
859名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 00:16:15.79 ID:h6btFI2Z
>>858
子作りってどこまで柔らかく表現したら全年齢で出せるんだろうな
いやでもポケモンがOKだからわりと人外だと基準は緩いのか?
860名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 00:23:05.20 ID:F3+6NsDB
俺の屍を超えていけというゲームが
いや、蒼き狼というゲームが……!
861名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 00:44:14.38 ID:WxJbRuti
子作りがシステムになってれば寛容なイメージはあるな

逆にシナリオの都合でセックスシーン、
とかはかなりあだるてぃな扱いされるイメージ
862名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 01:12:50.12 ID:UOWuJfZU
>>859
コウノトリ状態だからでは?

任天○の犬を飼うゲームでそのシーン出せたら尊敬する。
863名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 01:27:57.86 ID:f1vPZ1X6
牧場物語シリーズもアレじゃないか?
つーかあれもうギャルゲ状態になってね。
864名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 01:38:58.49 ID:JvDxxsxt
ドラクエモンスズとかチョコボダービーもあるから大丈夫だろ多分
865名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 13:53:53.96 ID:PXWQUtBF
アイルーを配合してどうするんだよw
866名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 16:44:35.74 ID:rM8EJwLs
もう同人ゲーでいいから誰かぱこぱこアイルー村作ってくれww
867名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 19:48:00.79 ID:ijWYD8/x
ワーネバのネコ版を想像した
868名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 00:25:34.15 ID:Cs8Vk4zy
ここはモンハンだよな?
869名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 00:40:07.98 ID:qHm7gODs
オホモアイルー
870名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 01:05:08.82 ID:MSFPqZRL
ネコだけに掘られる訳か
871名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 04:00:09.22 ID:mzWCBBur
何気に容量がきつきつだな。次スレの時期か。
872名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 06:24:16.72 ID:/Ps3z01c
"お供"アイルー
873名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 09:58:59.48 ID:hu4U+1xh
多分ここ見てるだろうから言っとく
3rdGに掛け合わせでオリジナルアイルー作成機能搭載するくらいならもっと狩りを充実させろバ開発
874名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 15:03:07.35 ID:pfBy+E6L
そうだな。
名前つけれて服きせられたらもう満足だな。
所詮マスコット兼オトリだし
875名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 21:19:49.14 ID:NxYhI2Dw
特に追加することも無さそうだし立候補無ければ俺がと思ったんだが
こんな時に限って規制だよ……スレ立て可能な人頼む
876名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 21:43:57.23 ID:G/0EL/kr
すまん、立てられなかった…
だれかたのむ…orz
877名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 08:36:18.62 ID:BOrQXThT
僕に任せりゃいい!
878名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 08:46:19.52 ID:BOrQXThT
Lv が たりない!

他の人に頼みたいが… まだ早いか?
879名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 12:27:05.61 ID:SwIqRWBF
俺もダメだった

テンプレは↓

よく来たな。ココはモンハンのエロパロだ!
ぬ!? 「なぜ教官がいるんですか?」だと? 気にするな、考えたら負けだ!
ではさっそく、我輩がココでの掟を手取り足取りやさしく教えてやるぞ!!
 
1.基本的にココはsage進行だ。レスを書き込む前にメル欄の"sage"をよく確認するんだぞ?
2.人X人・擬人化・竜姦なんでもこい! だが、投下前にジャンルを明記するのだ。特殊な内容を含む場合も同様だ!
3.作品はメモ帳やword、携帯ならばメール機能を利用し、まとめてから投下するのだ。書きながらの投下はやめておけ!
4.投下作品は「ココが初出の作品」に限定、他所からの転載は自作他作問わず一切禁止だ!一人前のハンターなら欲しいものは自分で調達だ!
5.投下されるSSも様々、時には貴様の嗜好に合わない物もあるだろう。苦手を避けるのも一つの手だ。コテもしくはIDをNGにする方法もあるぞ!
6.荒らしは無限沸きのランポスの如く、いちいち相手にしてはキリがない! このテの相手は完全無視のスキルが非常に有効だ!覚えておけ!
7.480KB、または950レスまで来たらもう一人前のスレだ。アトは貴様達が教官となって後進を導くのだ!
 
そして最後に、
 
すばらしい作品に巡り合えた時には最大級の賛辞を!
我輩は貴様達がココで立派に活躍することを楽しみにしているぞ!以上!!
 
=全ての始祖・初代スレ=
MHでエロパロ!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141488219/
 
★前スレ★
【MH】モンスターハンターでエロパロ 25匹目【モンハン】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1294888480/
 
エロパロSS保管庫(07/06/17より更新途絶…)
モンスターハンターSS保管庫
http://ss.ares-ac.com/mh/
 
☆新たなる保管庫☆
モンスターハンターでエロパロスレ保管庫
http://wiki.livedoor.jp/mheroparo/d/FrontPage
〜Wiki形式だから皆で協力して更新していこう!〜
880名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 19:25:25.52 ID:i/vEpqX3
立てられるか試してくる
881名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 19:30:11.22 ID:i/vEpqX3
自分もダメだった
あと7KBくらいしかないっていうのに厄介なー
882名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 20:14:17.85 ID:iFOz49yp
やっかいもっかいしじみっ貝
883名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 20:16:13.55 ID:xDovH8By
行ってみまふ
884名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 20:18:29.99 ID:xDovH8By
885名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 21:07:01.60 ID:iYbPPhcp
GJよくやってくれた
村に来てイモートをファックしていいぞ
886名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 21:50:29.18 ID:i/vEpqX3
乙にしてGJ
887名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 22:30:55.38 ID:dd61DjdQ
>>884
乙、乙!
イビル嬢を好きにしてよし!
888名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 23:04:37.71 ID:cddiXPUx
乙! だが俺のクイーンランゴスタたんは渡せねぇなあ。
889名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 23:46:30.32 ID:MYSOh6JZ
でかした!我輩の尻を貸してやろう!
890名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 03:02:47.16 ID:CdQcILeM
よし!俺のランスで突進してやろう
891名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 09:22:28.63 ID:S9/SL21K
俺の剣聖のピアスと増弾のピアスと渇望のピアスと鷹見のピアスと
調合書G・錬金編とトライの南蛮太刀をくれてやる!
892名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 09:24:23.61 ID:S9/SL21K
あっちゃ〜sage忘れ・・・

申し訳ないでガンス
893名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 09:27:02.62 ID:Xxz4MrDu
罰としてアカムに手コキされる義務をくれてやる。

何あれガードできないんだけど。
894名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 12:42:10.64 ID:3CreZCmJ
ケツにフルバーストをお見舞いしてやろう
895名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 18:37:27.76 ID:4JD5Hbcf
>>893
拘束に移行する突き上げ攻撃だよな?
素片手盾でガード出来てるしやり方変えてみれば良いんじゃね?

ガード出来んと言えば今回咆哮どうなってるのか分からん頭の方向いても防げない事あるし
かと思えば明後日の方向向いてても防げる事あるし
896名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 19:09:47.97 ID:Xxz4MrDu
>>895
咆哮は相手の頭のほう向けばいい。
まだまだアカムとの付き合いが足りないようだ。ちょっとデートしてくるわ。
897名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 00:19:39.96 ID:H6ixUNaA
そろそろこっちも埋めておいた方が良いな
土掘るさん頼みます
898名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 00:54:07.62 ID:PdFaSRXj
埋め




久米
久留米
スルメ
899名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 10:16:14.50 ID:LSYkk3td
要らなくなった大地の結晶を入れちゃっていいのかな?
900名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 14:14:38.46 ID:Yevhe+iG
もえないゴミ×900
901名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 15:18:47.92 ID:ubbO0C2B
 トウコウヨコク
>>766デ、ジブンノシリニチャッカシタモノヲ、カキアゲテキタ。
コンゲツチュウニ、シンスレヘトウカスル。
ホンバンナシダカラ、チャントフクヲキテマッテイロ。
902名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 18:16:27.91 ID:WHnYGa0v
執筆中というレスの後音沙汰無くなることも多い中きちんと書き上げただけでも称賛する
あとは控え室まとめを参考にしたりして満足出来るまで研いてから投下してくれい
新スレも即死は無さそうだしゆっくり待たせて貰う
903名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 23:54:51.35 ID:ubbO0C2B
いや、埋めついでに言うと、
夏休みに、受験終わったら書いてやろうとか
半年間、勉強の傍らで妄想(逆かも?)し続けて、
消化しないと大学生活始まりそうになくて。
今日・明日の昼〜夕方に修正加えてみる。

あと、書いてて人が小説を書く理由が分かった。
書いてたら自分の先がめちゃくちゃ濡れたわ
これがどこまで修正すれば相手を満足させられるのか
分からなくなって、足りなかったりして批判される原因なんだろうな
904名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 08:48:25.75 ID:mXnkHTD8
埋めついででも、ここが自分の日記でないって分かって欲しい
基本匿名板では無用な自分語りは嫌われる
ついでにいうなら、ここは18禁
恐らく現在は問題ない年齢なんだろうけど
年齢窺わせる話題を振らない慎重さを身に付けてから書き込んでね
905名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 08:57:00.21 ID:3r8yMs0B
3kbまたは96レスって遠いな埋め
906名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 13:00:20.13 ID:tH8nAGw8
>>904
大学の受験勉強なんだから18才だろ
907名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 21:17:32.50 ID:mXnkHTD8
4〜7月生まれならそうだろうな<当時から18歳
どっちにしろ『自分語りは要らない』が主旨
908名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 22:41:52.83 ID:27Vcd9r+
とりあえずは埋めネタだったということにしておきましょう。

ところでラングロトラとナズチのディープキスってどんな感じかな?
909名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 22:56:47.67 ID:UzVrJguM
途中で舌が絡まって両方ともジョーさんに喰われる。
もちろん、性的な意味で
910名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 01:11:48.44 ID:lOFM3nND
美味しく食べましたー☆
911名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 01:15:38.14 ID:eSy6WOps
誰か好きなモンスター言ってくれないかな。
明日休みだから、埋まるまでに間に合ったらなんかUPしてみる。
912名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 01:34:12.91 ID:4bjT8J6/
ベルヘルメルヘルでよr(ry

モス良いよね。いつも見かけたら
進路をずらしてやろうと嫌がらせしちゃう
913名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 02:42:19.63 ID:O8VoDRGu
パリアプリアが可愛い、べろんべろん舐められたい
914名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 08:51:18.40 ID:4DFdwy7W
そこには骨も残らなかった
915名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 13:30:29.68 ID:Rvd4noRQ
ジンオウガの綴りがZINOGREだと判明した
916名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 21:49:05.44 ID:4bjT8J6/
だいたいの校正が済んだ。
明日・明後日に最終点検して即投下する

今気づいたんだ。3の大量リストラのせいで最近はクック先生のことを全然聞かなくなってる。
917名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 23:00:38.58 ID:Rvd4noRQ
バサル(ry
918名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 00:44:54.26 ID:43Otc6p6
闘技場、貴族限定の部とかで
弱り切った美しい桜レイアを麻痺させて
抵抗出来ない状態にした上で、
格下のゲリョス二頭に陵辱させるショーとかやってんだろーなー
うらやましい
919名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 03:01:56.44 ID:x+gWL5W6
ラングロ、素直に殴られてくれるから 受け?
920名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 12:24:42.90 ID:a9duxvp1
麻痺性の毒液吐いてくるくらいだし、すばやい動きは苦手なんだよ
移動が転がりのみって横着な感じがするよな

今作のレウスレイアのモデリング、なんか違和感
2Gからの新参ではあるけど、尻尾が太すぎるような気がする
睡眠・討伐・捕獲時に目をつぶるようになったのは嬉しいが
921名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 02:07:09.74 ID:4C5bk6NV
922名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 05:56:18.00 ID:x30BonXl
>>921
ああやばいベロンベロン舐められたいしベロンベロン舐めたい
つやぷにお腹に顔うずめたいし抱き締めたい、ドンちゃん可愛い
923名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 01:38:53.22 ID:2S1xxhKf
埋まった?
924名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 01:48:50.32 ID:71noqaGn
クックたんがらみのどエロいの書いてて止めた
書くの辛くて仕方ないのに筆の進みが早くて超納得だった
クックたん大嫌い
925名無しさん@ピンキー
モンハン大嫌い
特にエロいのは最悪
思考擬人化さえされてない原型同士の番の動物的な愛情や交流なんて全然見たくない