>>323-332 GJすぎる!!!!!
兄エロいっ!すばらしい描写にため息つきまくりです。
エロに入る前の妹を弄ぶ兄とか、エロ突入後もただマシーンのように責め続ける兄…!!!
やがて快楽から兄を受け入れる遼子の背徳美に溢れた感じもいいですね!
でもって、受話器の向こうで流したであろう鷹藤の涙に乾杯☆
鷹×遼エロも楽しみです。500越えまだしなさそうだから、
不憫な鷹藤の為にも、投下是非よろしくです!
どん底に落としてしまった鷹藤君へのお詫び(?)鷹×遼です。
「鷹藤君は、夢を見る?」
「はぁ?」
唐突に遼子が鷹藤に問いかける。
せっかく鷹藤の部屋のベッドに並んで腰掛けている…という状況で
甘い雰囲気になってきたのを邪魔されて、鷹藤の口からは思わず間抜けな声が漏れる。
「最近ね、私、夢を見ないの…」
「最近徹夜で張り込み続きだったから、疲れてるだけなんじゃね?」
「ううん、そうじゃない。夢を見ているのかもしれないけど、真っ暗なの。誰もいないの。
ただ闇があるだけ、そこに私一人なの。」
そう言って顔を上げて鷹藤を見つめた遼子の瞳は潤んでいた。
「安心しろって。俺が側にいてやるから。」
目尻にたまる涙をそっと掬い取るように口付ける。
「鷹藤君が…ずっと?」
「あぁ、ずっと。アンタがどこにいたって俺はアンタを見つけ出すよ。」
あれだけ色々な事があったのだ。
今は、鷹藤というパートナーの存在があるとはいえ、遼子が不安になるのも無理は無い。
「夢の中にだって行ってやるよ。」
「鷹藤くん…」
最後の言葉が、言葉になったかもわからないうちに、どちらからともなく、
待ちきれないといった具合に唇を重ねていた。
いつもは優しく、触れて啄ばむような口付けから徐々に深く深く気持ちを重ねてゆくのに、
今日は互いの唇が触れ合った瞬間から激しく、すぐに二人の舌がひとつになって口内を
舞い狂う。
唇を、舌を、聴くに淫らな音が立つほどに激しく吸いあったまま、鷹藤の手は遼子の
服を脱がしていく。
そして離れまいとぴったりと抱き合いながら、二人はベッドへと倒れこんだ。
鷹藤の唇が、遼子の顎から胸、さらに白い太腿にまで達すると、遼子は
その甘い刺激に鼻に抜ける甘い声を漏らし、身体を捩るように右足を引いて
膝を立てる。
いったん、鷹藤の唇がまた上の方に這い、肌へ紅い華を散らし続けている間にも、
両手がせわしなく揉み続けたやわらかな乳房にたどり着く。
「あっ…ん」
片方のやわらかい丘に指を沈め、もう片方には吸い音を立てて食らいつき、
紅く尖った先端を味わうように舌で転がして時に歯を軽く立てると、
遼子の細く白い喉が震えてのけ反る。
乳房の柔らかさを丹念に味わいつつも、その間に鷹藤の左手は下がり、
太腿を撫でつつ、その愛撫が休まる事はなく時折、遼子の秘所に指先が触れる。
遼子が一番感じるところを攻め過ぎずに焦らすその動きは、確信的だった。
「んっ…あっ…ふっ…」
そのたびに、遼子の喉からは声が細く漏れる。
鷹藤がさらに遼子の中に指を潜ませると、遼子は無意識のうちに腰を浮かせ、
さらに奥深く鷹藤の指を咥え込む。
「遼子…」
熱に浮かされるように名を呼び、鷹藤が襞に触れた指を激しく動かすたびに、
遼子の身体はぴくぴくと振るえ反り返る。
「やっ…あっ…あっ…」
鷹藤の動きに素直に上がる遼子の声に、鷹藤もまた昂ぶって耐え切れなくなり、
遼子の脚の付け根の間に顔を埋め、まだ熟しきる前の果実のようなそこに舌先を当てる。
とろりと最奥から溢れてくる甘い遼子の蜜の勢いは止まらない。
「…いい…いいの…」
鷹藤が、舌先をそこへ深く挿しいれて焦らすように抜き差しすると、遼子は高い声を
あげながら夢中で鷹藤の頭をかき抱き、その脚を鷹藤の身体へ巻きつけてくる。
そして鷹藤が舌を抜いて体勢を起こした時、遼子が鷹藤の腕を不意に引っ張った。
「どうした?」
いつもならその流れのまま鷹藤を迎え入れていた遼子が、鷹藤の事をじっと見上げている。
「鷹藤君も…気持ちよくなって…」
そう告げた遼子の瞳はこれ以上ない程扇情的で、それに鷹藤が見とれている間に、
鷹藤の視界がぐるりと変わった。
急に遼子が半身を起こして身体を回転させて鷹藤を下にすると、仰向けにした鷹藤の脚の方へ顔を運ぶ。
そして、鷹藤の顔の上をまたぐ格好になった。
鷹藤は驚いて訳がわからなかったが、目の前に遼子の秘所が晒されれば理性が弾けとび
また夢中でそれに吸い付き食らいつく。
溺れるがままに味わい始めた途端、急に痺れるような快感が鷹藤の全身を貫いた。
身体を起せぬまま視線だけを前方に投げれば、遼子が鷹藤のものに舌を這わせ、
口に咥えていた。
「りょ…うこ…」
「ぅっ、んっ…ふ…」
そして遼子はその幹の根元に右手を添えると、強弱をつけて揉んでいる。
握り締め、咥えたまま頭を上下に振って、男根に絶えず刺激を送る。
「……う…ぁ…」
たどたどしくも、けれど懸命に鷹藤自身を舌で愛撫し続ける遼子への愛しさと、
その快感が全身を満たし、鷹藤はたまらず精を吐きだしそうになる。
しかし、快楽の渦に飲み込まれつつも、鷹藤は僅かに残った意識で遼子の脚をぐいと押し上げ
体勢を入れ替えると、そのまま昂ぶった己を遼子の秘所へ後背位から一気に突き挿れる。
「あっ――」
一瞬、驚いた遼子の声が漏れた後、それはすぐに絶え間なく奏でられる激しい嬌声に変わった。
腰を高く持ち上げられ、さらに背後から突かれ揺さぶられ、恍惚の表情で喘ぎ続ける言葉は
もう何の意味すら持たない。
「遼子」
愛しい人の、自分を呼ぶ声。
背に腰に、たくましい胸が触れ、掻き抱かれ…
身体の最奥に熱い思いを感じ、同時に遼子は意識を手放した。
「おはよう、遼子」
鷹藤が微笑んで朝の挨拶を投げかければ、遼子もまだ夢現ながら笑顔を作る。
「おはよう、鷹藤君」
その表情の可愛らしさに、鷹藤は思わず腕に乗っていた遼子の頭を
自分の肩へ引き寄せ抱き込むと、少し寝汗の滲んだ額に口付けた。
「すごく、幸せそうな顔で眠ってたぜ」
触れる唇の心地よさに目を閉じながら、遼子はうっとりと呟く。
「うん…すごく幸せな夢を見てた。鷹藤君がいて、編集部のみんながいて、編集長もいて、
史朗ちゃんがいて、美鈴さんの妹さんも、史朗ちゃんのお父さんもいて………お兄ちゃんもいた。」
そう本当に幸せそうな遼子の様子を、鷹藤は目を細めて眺めていた。
しかし、鷹藤は小さく苦笑しながら呟く。
「今、もしアンタの兄さんが生きててココを訪ねてこられたら、間違いなく俺、
殴られるんだろうな…」
「え?お兄ちゃんに?」
「いや、殴られるだけならいいか…それよりきっと…」
「そうかな?お兄ちゃん、鷹藤君の事を弟みたいに思っていたんじゃないのかな。
だから殴ったりしないよ。」
無邪気にそう鷹藤に微笑みかける遼子を眺めながら、鷹藤は
『そういう意味じゃないし、それにそんな人が、あんな風に俺を陥れてくれるんだ。』
とは言えずに、曖昧に笑顔を作るだけだった。
その後、鷹藤は悪夢のような電話中継の餌食に…w
69ってやってないよな…と思って入れてみましたが、
あんまりエロくなりませんでした、すみません。
貴重なスペースありがとうございました。
他の皆様の作品を読んで、精進します。。
「おはよう、遼子」
鷹藤が微笑んで朝の挨拶を投げかければ、遼子もまだ夢現ながら笑顔を作る。
「おはよう、鷹藤君」
その表情の可愛らしさに、鷹藤は思わず腕に乗っていた遼子の頭を
自分の肩へ引き寄せ抱き込むと、少し寝汗の滲んだ額に口付けた。
「すごく、幸せそうな顔で眠ってたぜ」
触れる唇の心地よさに目を閉じながら、遼子はうっとりと呟く。
「うん…すごく幸せな夢を見てた。鷹藤君がいて、編集部のみんながいて、編集長もいて、
史朗ちゃんがいて、美鈴さんの妹さんも、史朗ちゃんのお父さんもいて………お兄ちゃんもいた。」
そう本当に幸せそうな遼子の様子を、鷹藤は目を細めて眺めていた。
しかし、鷹藤は小さく苦笑しながら呟く。
「今、もしアンタの兄さんが生きててココを訪ねてこられたら、間違いなく俺、
殴られるんだろうな…」
「え?お兄ちゃんに?」
「いや、殴られるだけならいいか…それよりきっと…」
「そうかな?お兄ちゃん、鷹藤君の事を弟みたいに思っていたんじゃないのかな。
だから殴ったりしないよ。」
無邪気にそう鷹藤に微笑みかける遼子を眺めながら、鷹藤は
『そういう意味じゃないし、それにそんな人が、あんな風に俺を陥れてくれるんだ。』
とは言えずに、曖昧に笑顔を作るだけだった。
その後、鷹藤は悪夢のような電話中継の餌食に…w
69ってやってないよな…と思って入れてみましたが、
あんまりエロくなりませんでした、すみません。
貴重なスペースありがとうございました。
他の皆様の作品を読んで、精進します。。
うわぁ、ダブってしまいました。ごめんなさい…。
>>334-339 GJです!
ダークな兄のエロに対して、遼子を思いやる鷹藤のエロくも優しい抱擁も
いいですね〜!
でもこのあと地獄の電話中継が待っているのか。鷹藤不憫すぎるw
恋敵にさえならなければ、鷹藤と兄は意外と上手くやっていた気がする。
鷹藤が遼子に手を出そうとしたばかりに…www
兄×遼も、鷹×遼もGJです!!
どっちの組み合わせも良くってたまりませんね〜。
あとは史朗ちゃん?w(でも想像つかないな〜)
7月期ドラマで、遼子の中の人と鷹藤の中の人の共通点は「男装」?w
>>342を読んで、取材の為に男装した遼子に兄がいけないことをする妄想が
すぐに浮かんだw
>>343 なんて素敵な妄想ww
今日は七夕、これからもたくさんの素晴らしい作品が読めるよう
短冊に願いを込めて、天の川にお願い☆
鷹藤の中の人、高校生に見えない気もするがそれもまたいい味w
次は遼子の中の人の男装か…w
イケメンな高校生だらけのドラマを見て
「え?全寮制の男子校に潜入取材?……って誰が?」
「何言ってるの、鷹藤くんに決まってるじゃない!」
「オ、オレ?!だってオレもう2…」
「大丈夫!ヒゲ剃ったら、鷹藤くんまだまだ高校生でいけるって!」
「だからって何カミソリ用意してるんだよ!オレはまだ行くなんて一言も…」
「男がゴチャゴチャ言わないの!ジャーナリズムのためよ!ほら!」
「いや、だからカミソリ持って嬉しそうにするなって!」
……という編集部での会話が浮かんだw
>>346 エロなし和んだw
きっと編集部の周りの人たちもニヤニヤして見てるんだろうなあ。
大変ベタな妄想だが、全寮制の男子校に兄が潜入するとしたら、
白衣+眼鏡の養護教諭に化けて欲しい。ちょいダサめで寝ぐせがついてる感じで。
数学とか理科教師でもおk
あれ?
白衣姿の教師な兄と、ヒゲ無しのイケメン高校生鷹藤と、
男装の遼子との学園生活を妄想したら、
鼻血でてきたw
就職難で採用先が決まらず、悩みぬいた遼子が男性教師しか採用しない高校に
性別欄を偽造して書類を送ったら採用されて、男装して四苦八苦しながら寮生活を
送るラブコメ…w
遼子の面倒を何故か良くみてくれる物理教師が兄で、
鷹藤が遼子の正体を知る不良学生、遼子が憧れる社会科教師が遠山w
でもこの登場人物でラブコメってどうなのw
アンタッチャブルの枠組みを使うとこういう学園ドラマになるのだろうか…w
アンタッチャブル 潜入教師 鳴海遼子
――その学園には、触れてはいけない闇がある――
【あらすじ】
創立されてまだ10年に満たない新興校であるが、有力大学入学者ランキングの上位に食い込む程多く
優秀な生徒を排出し、広く名を知られるようになった私立永倉高校。
全寮制の男子校で、独自のプログラムで生徒の能力開発をするその高校にひとりの国語教師が赴任した。
名前は鳴海遼。中性的な顔立ちの小柄な男性だ。
だが小さい身体に似合わず、意欲的に生徒にぶつかる熱血教師である。
しかしその正体は15年前の爆弾テロにより両親を失った鳴海遼子という女性だった。
―――この学校にその事件の犯人『名無しの権兵衛』がいるかもしれない。
ある筋からもたらされた情報をもとに、彼女はこの高校を調べあげた。濃厚になる疑惑。
そこで彼女は自ら内部に潜り込むことを決意した。
しかし学校の方針として教師も男性しか採用されない。
そこで彼女とった手段は―――男装。
多感な時期を男だらけの空間で過ごす知性と野心に満ちた高校生たちに手を焼き、正体を知られぬように
日々神経をすり減らす日々を送りながら父と母が死んだ事件の真相を追う遼子。
そんな中、次々と不可解な事件が学園内で起こる。
彼女は先に永倉学園に採用された化学教師の兄洸至と、ひょんなことから彼女の正体を知った
新聞部の部員鷹藤俊一とともに彼女はそれらの事件を解決していくこととなる。
もちろんラスボスは白衣の兄で。最後の対決の場所は理科の実験室でどうだろうwww
>351
「潜入教師」って響きだけで、何かエロいw
そして遼子の中の人のドラマで、着物を脱ぐ場面があってドキドキした。
洋服もいいけど、やっぱり着物を脱ぐ仕草って萌える。
353 :
男装 1:2011/07/20(水) 15:36:23.31 ID:tihnPYWQ
もしも、遼子が男装してイケメンパラダイスに行こうとしたら…。
エロなし長くてごめんなさいです。
それは勤務時間が不規則な仕事に就いた鳴海兄妹からすると珍しい夜だった。
洸至も遼子も珍しく仕事が早く終わり夕食前に二人揃って自宅にいた。
遼子は夕食を作る前に取材の準備があるからといって部屋の扉を閉め切り、中でなにやらごそごそしている。
洸至も着替えもせずに模型が置かれた机の前に陣取ると、夕食の前に趣味の模型作りをしばし楽しんでいた。
洸至が小さな部品に接着剤を着け、模型のビルの窓枠部分にそれを置こうとしたときだった。
「お兄ちゃん〜!ちょっと手伝ってくれない?」
遼子の大声に驚いて、洸至は部品を全く見当違いの場所につけてしまった。
急いでそれをはずし、模型に残った接着剤の跡を手元にあった布で拭き取った。
「後は残らなさそうだな・・・」
ほっと一息ついて、洸至は手にした布を見て愕然とした。
「あ〜!」
洗濯された自分のトランクスで拭いてしまった。
遼子が畳んで置いてくれていた洗濯物の山から、慌てて手にとってしまったらしい。
苦笑いしながら洸至は立ち上がると、遼子の部屋に向かった。
「なんだよ、手伝いって。遼子が大声出すから、驚いて…うわっ?」
遼子の部屋に入った洸至が今度は大声を出す番だった。
「遼…子?」
妹の部屋にスーツ姿の小柄な男がいた。
襟足や前髪が少し長めの髪形で、細身の黒っぽいスーツを着ている。
色の白い肌に、栗毛色の髪を持った中性的な顔立ちの男。
黒目のはっきりした双眸が洸至を捉えると爽やかな笑い声を立てた。
「えへへ、どうかな」
男が妹の透明感のある声で言った。
遼子だった。
メイクを落とし、遼子の特徴である漆黒の美しい髪をウィッグの中に隠したせいで兄の洸至でも一瞬誰かわからなかった。
「どうかなって…なんだよその格好」
当惑する洸至の顔を見て、妹はいたずらがうまくいった時の子供のような満足げな表情を浮かべている。
「今度ね、ここに潜入取材することにしたの」
男装の遼子から渡されたのは、とあるセミナーの募集チラシだった。
『合宿セミナー 次世代のリーダーを生み出す自己啓発の2泊3日』というコピーの下にはカメラに笑顔を向け
る整った顔立ちの青年達―――洸至の眼から見ても美青年ばかりが写っている。
「よくある自己啓発セミナーみたいだな」
「それも男子限定なの。それでね、このセミナーを受けると、面接で通りやすくなるって言う口コミが
拡がって就職活動中の学生たちが結構受けているのよ」
「で?お前が動くって事は何かあったんだろ」
チラシを持つ洸至の手を覗きこみながら遼子が続ける。
354 :
男装 2:2011/07/20(水) 15:40:32.89 ID:tihnPYWQ
「結構な数の学生がセミナーを受けて、満足いく結果を得た。だけど、一部の学生は帰ってくる
ことなく、そのまま団体の寮に入ってそのままそこで生活してるわ。優秀でしかも容姿端麗な学生ばかり…。
その団体の寮のことを付近の住民はイケメンパラダイスと呼んでいるけどね。そしてみんな一流企業や
官公庁に就職が決まっているの。優秀な人材を独占して、狙った場所に送り込む意図を感じない?
何か匂うのよ、ここ」
洸至の傍でそう解説する遼子は、いつもの黒髪がないのでまるで別人のようだ。
しかし、躰から漂う甘い匂いは妹のものだ。
洸至は妹に気付かれないようにその匂いを愉しんでいた。
「洗脳か」
「かも…って話よ」
警視庁公安部の方で何か情報を持っていないか、探りを入れるように妹が洸至を見ていた。
いくらかわいい妹でも捜査員として捜査情報を流していい訳がない。
だが、この眼で見られるといつも洸至はその禁を破りそうになる。
しかし今回は洸至の所属する公安部でもこの団体の情報は掴んでいなかった。
「初めてみる団体名だな…。まだ活動を始めたばかりで眼をつけられていないんだろう」
「そっか…」
「この団体に潜入ってお前…男子限定なんだろ?」
「だからこの格好なのよ。お兄ちゃんだって部屋に入って来た時驚いていたじゃない。男の人だと思ったでしょ?」
遼子がスーツのポケットに手を入れ得意げに胸を張った。
「ちょ、ちょっと待て、遼子。そりゃ部屋に入った時には驚いたが、まさかお前の部屋に男がいるって
思わなかったからであって」
「男に見えたなら成功ね」
「一瞬だけだ。それに編集部には適任者がいるじゃないか。大学生役なら鷹藤君に行かせればいいだろ」
年だってお前の方が上じゃないかという言葉は飲み込んだ。
「鷹藤君はどう見ても学生に見えないじゃない。髭生えてるし。女性の方が肌理も細かいから若く見える…はず」
自分に言い聞かせるように遼子が言った。
「髭なら剃ればいいだろ」
「鷹藤君、絶対剃らないって意地になってるのよ。それに鷹藤君じゃ記事を書けないもの」
「ちょっとしたレポートぐらいならかけるだろ。そんな男だらけのセミナーに男装して潜入なんて危ないじゃないか」
「お兄ちゃんも騙せたんだからきっと上手くいくって」
洸至は遼子の必死さに妙なひっかかりを憶えた。
―――付近の住民はイケメンパラダイスって呼んでいるわ。
さっきの遼子の言葉が脳裏を過ぎる。
「お前…行きたいのか」
眼をすがめて自分を見る兄の視線に気づいた遼子が明らかにうろたえ始めた。
「えっ、違うわよジャーナリストとして、家族を引き裂くような洗脳を施す団体は放っておけないだけで、
別にイケメンだらけの寮に行ってみたいなとかそういうことじゃないんだからね」
「やっぱり目的はそっちか…」
洸至の喉奥からは部屋の温度を下げるような低い声が出ていた。
355 :
男装 3:2011/07/20(水) 15:45:05.45 ID:tihnPYWQ
その声に一瞬怯んだが、イケメンだらけの寮に行きたい一心からであろうか、遼子は尚も食い下がる。
「ジャーナリズムと雑誌の売り上げの為で私の下心からじゃないからね!で、でね。男装して行くにあったって、スーツ着用の決まりなの。だけどネクタイを上手く締められなくて…。それでお兄ちゃんに教えて
もらおうと思ったの。お兄ちゃん上手じゃない」
強張りかけた空気を融かすような遼子の甘え声。
この声のせいで、俺はいつもこうして遼子に乗せられてしまう。
「お前、俺が制服から刑事になった頃にネクタイの結び方教えてくれたじゃないか。俺が上手く締められなくってさ」
妹が着ているワイシャツの襟下からだらりと垂れたネクタイを洸至は思わず手に取っていた。
「ネクタイを締めてあげるのはできるんだけど、自分でやるとなると勝手が違うみたいで」
遼子がまた上目遣いで洸至を見る。無防備な甘えと視線。
それをされると洸至が大抵の頼みなら聞いてくれるとわかってやっているなら計算高い性悪女だ。
しかし遼子は全く無自覚だった。
計算がないだけに逆に性質が悪いといえるかもしれないが、それは遼子の無垢な部分の現れともいえた。
「懐かしいな…昔こうやって俺のネクタイ結んでくれたんだよな」
遼子のネクタイを掴むと、洸至が結びはじめた。
「俺の手元見てろよ。こうして…こうする…」
するすると洸至がネクタイを結ぶ手順を、焼きつけるように遼子が熱心に見ている。
こんなにも間近で遼子の表情を見るのは久しぶりだ。
ネクタイを持つ手に力を籠めて、このまま妹を抱き寄せてしまいたかった。
男装姿の遼子も中性的で悪くない。
兄と妹の倒錯した関係と、男装した妹に絡みつく自分の躰を想像して洸至の心が震える。
その時、ネクタイを結ぶ洸至の手の甲が遼子の硬い胸に触れた。
「遼子…これは?」
「ブラジャーするわけにいかないから、胸をサラシで巻いているの。きつくって…」
洸至は眩暈がした。
抑えつけられた妹の双丘を思わず想像して、欲望が振りきれそうになっている。
理性を総動員してそれを抑えこみながら洸至は作業を続けた。
「潜入取材の為ならしょうがないわよ。イケメンがいっぱいの寮に行く為なら…」
最後の仕上げに、結び目のところを軽く締めるはずが、その言葉を聞いて洸至は思わず力を入れて締めて
しまった。
男装姿の遼子と寝食を共にするであろう未だ見たことのない男たちへの嫉妬が赤く煌めき洸至の視界を奪う。
「お兄ちゃん、く、苦しい!」
遼子が慌てふためく。
「駄目だ駄目だ!」
洸至は首を振ると、遼子のネクタイをいきなり緩め始めた。
「お前をそんな所に行かせる訳にはいかない」
「ちょ、ちょっとお兄ちゃんどうしたの」
「男に化けるのがちょっとぐらい上手くいっても、ばれない訳がないだろ」
「トイレとか、お風呂とかなら上手くやるし…」
「そこでばれなくとも、すぐにばれるさ」
洸至が尋問相手に出す時の冷気に満ちた声を出して囁く。
356 :
男装 4:2011/07/20(水) 15:53:08.27 ID:tihnPYWQ
手の中のネクタイを弄びながら、遼子の怯えを感じ取り洸至は背徳的な快感を憶えていた。
「匂いだよ」
「えっ…」
「男だらけの集団にずっといて、たまに外に出ると自分が女の匂いに敏感になっているのがわかるんだよ。
警察学校の寮に居た時がそうだった。お前がこれから行くセミナーの寮もそうなんだろ?サメが遠くの血の
匂いを嗅ぎつけるように、飢えた男の中に女が入ってみろ、すぐに匂いを嗅ぎつけられて何をされるか
わかったもんじゃないぞ。しかも組織の秘密を脅かそうとする女記者とばれたら…」
「洗脳はするけど、そこまで酷いことをする集団じゃないかもしれないじゃない!」
「組織の秘密を守るためなら何だってするぞ、そういう奴らは。そして、女相手の口封じの手段で最悪にして
最も効果的なのが…わかるだろ?」
洸至が最後まで言わずとも、遼子も察したらしい。顔が蒼ざめる。
「そうなる前に逃げるって」
恐怖を振り払うように遼子がひきつった笑みを浮かべる。
「ネクタイの使い方ってのは首に結ぶだけじゃないんだぞ」
遼子の手を掴むと、洸至はあっという間に両手をネクタイで縛りあげた。
「これでも逃げられるか」
「そうされたら走って逃げるわ」
「でもな、両手を封じられると走りにくいんだ。バランスも崩しやすいんだぞ」
「きゃあっ」
洸至が遼子の背を押すと、あっさりとバランスを崩した遼子がベッドに倒れ込んだ。
「だろ?」
洸至が小首を傾げて遼子を見る。
妹の瞳に浮かぶ困惑と怯え。
遼子にそんな眼で見て欲しくないと思うと同時に、その眼で見られ洸至は昏い喜びも感じていた。
自分のネクタイを外し、遼子の細い2本の脚をまた縛る。
「あっという間に動けなくなったぞ。これでどうやって逃げる?」
「叫んで…」
「叫び声が誰にも届かなかったら?」
洸至が遼子の顔の横に手を置くと、のしかかるようにして覗きこむ。
「男だらけの場所だ…セミナーは禁欲生活が基本だからな…そこに組織を崩壊させようとして来た女がいたら…
それもお前みたいな女だったら…」
洸至がワイシャツのボタンをあえてゆっくりと外していく。
遼子の白い肌が露わになる。
またひとつ。
鎖骨のくぼみが美しい陰影を作っているが見える。
またひとつボタンを外す。
白いサラシに抑えつけられ、潰れた双丘の谷間が見える。
外見上は中性的な男性だが、胸にある女性的な膨らみとのギャップはあまりに淫靡だ。
「サラシだって外されるぞ」
「お兄ちゃん…怖い…」
「上はサラシ…下も男物のパンツだろ。飢えた男たちにとってはたまらない演出だろうな。きっとそれも剥ぎ取られる」
両手両足をネクタイで拘束された遼子が怯えきった眼で洸至を見ていた。
「やだ…」
洸至が遼子の耳元に口を寄せ囁いた。
「潜入取材すればこんな目に遭うかもしれない。無理せずに鷹藤君に頼むんだな」
357 :
男装 5:2011/07/20(水) 16:09:20.46 ID:tihnPYWQ
「…鷹藤君にお願いしてみる」
「いい子だ」
そう言うと洸至は笑顔を作って、身を起した。
それから妹を拘束していたネクタイを優しく外す。
「どんなに危険かわかったみたいだな」
「うん…」
まだ恐怖からか、遼子は放心状態といった呈だ。
「着替えて夕飯にしよう」
洸至が遼子の部屋から出る時にそう声をかけた。
「そ、そうだね。お兄ちゃんも着替えて。私すぐ作るから」
「ああ、頼む。危険だとわかってくれてうれしいよ、遼子」
「私も考えが甘かったってわかって良かった。でもちょっと怖かったかな」
遼子がウィッグを外して首を振った。
さらさらと長い漆黒の髪が流れ落ちる。
普段の自分に戻ると、洸至に向け遼子がぎこちなく微笑んだ。
「お前は危険を知らなさ過ぎるから、俺もちょっとやりすぎた。ごめんな」
「いいよ、ありがとう」
洸至は遼子の部屋を出て扉を閉めた。
そこで足を止める。洸至は遼子の部屋の様子を窺った。
「鷹藤君、いまちょっといい?例の取材の件なんだけど…」
遼子が携帯を取り出して鷹藤に電話をかけ始めたらしい。
取材は鷹藤に譲る気になったようだ。
洸至は安堵と共に奇妙な失望感を憶えていた。
もし洸至があれ程脅しても、遼子が取材に行くと言っていたら…。
危険な取材をやめさせるという名のもとに己の欲望に身を任せ、先ほどの行為の続きけられたかもしれない。
だがあと少しだけ兄妹でいたい。このままごとじみた共同生活を続けたい。
共に笑い、他愛のない会話を交わし、同じ時間を共有する。
遼子にとってこれは気の置けない家族と過ごすリラックスできる生活だろう。
しかし俺にとっては脳髄の皺一本一本に全て刻みつけたい程のかげがえの無い生活だった。
だからいまここで踏みとどまるのが当然だ。
それにいつかこの偽りの安寧の日々は終わりを告げる。そのことは自分が一番わかっている。
しかし―――。
関係を破壊してもたらされる快楽を思いながら自分の部屋に入ると、洸至は扉を閉めた。
お目汚し失礼しました。
鷹藤の中の人の番組、視聴率ヤバいですね。打ち切りになりませんように…。
358 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 19:54:52.04 ID:4IlQiyNF
>>353-357 うわぁあ、萌える
ヤバい、ヤバい、ネクタイ拘束系お兄ちゃんは鉄板
GJ!!です
GJ!GJ!です!
お兄ちゃん、そのままヤッチマイナー!……とも何度思ったことかww
花火大会などで浴衣の人を見かける季節になりましたね。
遼子の中の人もCMで浴衣姿だし、鷹藤に遼子の浴衣を脱がして貰いたくなったw
仲間さんのドラマの公式HPで見られる次週予告動画で、
仲間さんの着物がはだけ、胸の白いサラシがのぞく場面が!!!
>>353-357のSSを思い出して、鼻血でました。
夏なので浴衣ネタを書いていたが、時間が無くて途中から進んでない・・・。
8月が終わるまでには!
>>362 おお!投下が楽しみ!
ちょうどこちらも鷹遼浴衣と遠山×遼子エロが仕上がりました。
が、どちらも長い…(汗)スレまたぎそうで投下できない。
次スレで投下しますね。
っていうか、遠山×遼子エロなんて需要あるのか…。
>>363 遼子×史朗ちゃん、是非とも読みたいっす!!
楽しみにしてます!
365 :
花火1:2011/08/31(水) 09:45:25.01 ID:WmaAxpZf
スレ梅に駄作を投下。
何とか8月中に滑り込ませたかった浴衣プレイw
ちょっと青姦ネタも入ってしまいました。
「どうしたんだよ、そんな格好して」
遼子は鷹藤に見せ付けるように鷹藤の目の前でくるりと一回転してみせる。
「美鈴さんがね、貸してくれたの。自分はもっと良いの着て行くからって。
で、着せてもらって、下駄まで借りちゃった。」
目の前の遼子は、深い青の地に桔梗の花が散った柄の浴衣に、薄い黄色の兵児帯を締めていた。
長い髪も、キレイに結わえ上げられている。
「何?ひょっとして見とれてるの?」
口を開けたまま遼子を見ている鷹藤の間抜けな表情をみた遼子は、悪戯っぽく笑う。
「見とれてなんか…」
今日は近くで規模の大きい花火大会が開催される。
遼子と鷹藤も仕事終わりに2人で花火を観に行く予定だった。
それを聞きつけた美鈴が気を利かせて(?)遼子に浴衣を着付けてくれたのだ。
…そんな会話を交わしたのが今から約2時間前の出来事。
しかし、今、遼子はその浴衣姿で必死に机のパソコンに向かって原稿を打ち込んでいる。
「ねぇ、何で私こんな格好で仕事してなきゃいけないの?」
遼子が手は動かしたまま、傍らで缶コーヒーを飲んでいる鷹藤に愚痴る。
「しょうがねーじゃん、国のお偉いさん達の選挙が急に決まったんだから。」
「それはそうだけど…」
急に政局に動きがあり、最新号の記事の差し替え分が、運悪く編集部に残っていた
遼子に課せられてしまったのだ。
366 :
花火2:2011/08/31(水) 09:46:11.17 ID:WmaAxpZf
その時、編集部の窓の外で、夜空に大輪の華が咲く音が響いた。
「あぁ!もう!花火はじまっちゃった!」
「…みたいだな」
「あと少しで出来るんだけど…もう間に合わないかな。」
遼子の口調に、あきらめが混ざる。
「せっかく浴衣着たのにな。鷹藤君と花火見たかったのに。」
そういって鷹藤に向かって寂しそうに笑う遼子を見た時、鷹藤は何かに突き動かされるように
缶コーヒーをテーブルに置くと、遼子の手を取って立ち上がった。
「何?どうしたの?どこ行くの?」
「屋上」
「え…でもまだ原稿が…」
「花火、見たいんだろ。ここからじゃ遠いかもしれないけど、上がればちょっとは
見られるだろうからさ。」
遼子の手を引いて編集部から出て階段を上がる。
屋上の扉を開けると、夜の熱風が吹きつけてきた。
纏わりつくような風の中、ネオン瞬くビルの狭間に大輪の華が咲いていた。
「きれ〜〜〜」
遼子は手摺に手を掛け、空を見つめていた。
鷹藤は花火に背を向けて、遼子の隣に立ち、手摺に身を預けると、傍らの遼子が
柔らかな笑みを浮かべて鷹藤を見上げた。
「ありがと、鷹藤くん」
白い腕が背中へとまわされ、肩に重みを感じた。
鷹藤は指を伸ばして、遼子のこめかみから頬へと指先を滑らせ、顎を引き上げた。
「なに?」
艶やかな唇がうっすらと開く。
軽く顔を傾け、唇を重ねた。
反射的に胸板を突き放そうと動く手首を封じ、口腔を蹂躙する。
歯列をなぞり、口蓋にふれた。
「んん…」
逃げ惑う舌を絡め取り、強く吸う。
下唇を甘噛みし、角度を変えながら何度も執拗に吐息を重ね、唇を離した。
唾液で濡れた唇の間に銀の糸がかかり、直ぐに途切れた。
367 :
花火3:2011/08/31(水) 09:46:58.38 ID:WmaAxpZf
「ちょっと!いきなり何するの」
顔を真っ赤にしてうろたえる遼子の言葉を無視して、鷹藤は襟元から垣間見える喉のくぼみに
唇を落として赤い花を咲かせる。
「何って、気持ちいいこと」
耳朶で囁くと、遼子は項まで赤く染まる。
「浴衣姿にそそられるっていうのはホントなんだな。」
腰に手を回して、華奢な身体を引き寄せる。
「そ、そそられるって…。それよりも花火…」
恥ずかしげに俯こうとする顎を再び引き上げ、唇を重ねる。
そして、手は浴衣の上から胸を揉んだ。
「あれ?アンタ、ブラジャーしてないの?」
「だ、だ、だって、美鈴さんが下着はつけないほうがキレイに着られるって言うから…」
遼子の耳朶が一層朱に染まる。
「ちょっと…こんな所じゃ見られちゃう…」
「みんな花火の方しか見てねーよ。」
遼子を手摺につかまらせ、背後から覆いかぶさるように深く抱き込む。
そして、浴衣の袷目から右手を滑り込ませ、直接肌に触れた。
汗ばんだ肌が掌に吸い付くようだ。
胸の頂を摘むと、鼻にかかった甘い声が漏れる。
鷹藤は細い項に口付け、痕を刻みつける。
上前を払い、その隙間に手を差し入れる。そして、下着の上から秘裂をなぞり時折、窪みを強く押して刺激する。
生み出される蜜で徐々にショーツが濡れ始め、鷹藤は股布をずらして直に触れる。
卑猥な水音が密やかに聞こえてくる。
「っ…は…ぁ…」
押し殺した嬌声が、花火の音にかき消される。
もっと遼子の声が聴きたくて、鷹藤は指を蜜の源へと深く沈めた。
絡みつく内襞を掻き分け、粘膜をつま先で軽く引っかく。
胎内を探る指を増やし、抜き差しを繰り返すと、溢れた蜜が内腿を伝う。
遼子は眉を寄せて仰け反りながら、指先が白くなるほどに手摺を握り締めていた。
「あぁっ!!」
指を曲げて、遼子の中の敏感な一点を強く刺激すれば、腕の中の身体が跳ね上がる。
十分に膣内を掻き回した指を引き抜き、浴衣の裾を腰まで捲り上げ、濡れた下着をひき下ろす。
368 :
花火4:2011/08/31(水) 09:47:55.72 ID:WmaAxpZf
白い双丘を夜気に晒して撫で回し、軽く力をこめて左右に押し広げると、蜜壷から蜜が滴る。
鷹藤はベルトを緩め、ズボンの中から滾る楔を取り出し、愛液に濡れそぼつ秘裂を、
その切っ先でなぞった。
「あっ…ん」
甘い声が唇から漏れる。
「挿れて欲しい?」
耳朶を甘噛みしながら訪ねると、遼子は頬を染めつつ小さく頷く。
「珍しく素直じゃん。」
鷹藤の揶揄に、手摺を握る指先に力がこもった。
背後からじわじわと時間をかけて、遼子の胎内へと侵入する。
「っは…っ…んんっ!」
深々と根元まで突き立て、苦しげに喘ぐ遼子の中で動き出す。
鷹藤は、胸を弄りながら細い腰を抱え込み、抜き差しを繰り返す。
腰から太腿へと掌を滑らせ、浴衣の袷目から手を差し入れ、楔を咥え込む花弁をなぞった。
蜜にまみれるそこに触れる度に締め付けられ、背筋を快感が駆け抜ける。
「あん…だ、だめ!そんなとこ触っちゃ……ん!」
肉芽を刺激しつつ、楔で奥を突き上げると、つま先が微かに中に浮いた。
「もう、イキそう?」
耳元で囁くと、遼子は硬く瞼を閉じ、激しく首を振って否定する。
「アンタ、ここ擦られるの好きだよな?」
激しい抜き差しを繰り返し、蜜壷を攻め抜くと、内襞が甘く絡みつく。
「ちが…っ、やぁ…」
遼子は眉を寄せて、何かに縋ろうと鷹藤の腕に爪をたてる。
「あっ、あっ…ダメぇ…もうっ…!」
一気に膣内が収縮し、華奢な身体の痙攣にあわせて、膣口が鷹藤自身をきつく締め上げた。
「イッた?」
「んっ…はぁ…ぁ」
達した余韻に陶然とした表情を浮かべる遼子は、脱力して鷹藤の肩にもたれかかる。
鷹藤は唇を、遼子の仰け反る首筋に這わせて、汗で額に張り付いた髪の毛を払う。
遼子は汗の滲む胸を忙しなく上下させ、懸命に息を整えようとしていた。
遼子の唇が何か言葉を紡ごうとしているが、声にならない。
鷹藤は今にも崩れ落ちそうになっている身体を支え、繋がりあったまま、その場に腰をおろした。
369 :
花火5:2011/08/31(水) 09:48:55.37 ID:WmaAxpZf
「ひぁっ!」
自然に、自重によって、楔をより深く銜え込まされる形になり、遼子は短い悲鳴を上げる。
遼子の脚の間に膝を割り込ませ、左右に大きく開き、閉じられない様に固定する。
「ま、待って…もう…ダメ!」
鷹藤は遼子の儚い抵抗を封じ、遼子の胸元を大きく開き、浴衣を肘まで引き下ろす。
夜目にも赤く染まった乳房が夜風に晒され、小さく震えた。
鷹藤は震える二つの膨らみを掌で包み込み、形が変わるほどに強く揉む。
頂の蕾を指で弄ると、整った指先が撥ねた。
裾から手を滑り込ませ、蜜に濡れる結合部をなぞり、下から突き上げると、腕の中の身体は
しなやかに撥ね、やまない嬌声が夜風に浚われた。
打ち上げられた花火が夜空に大輪の華を咲かせる。
むき出しにされた両肩がさらに紅く染まり、色とりどりの閃光に照らされた。
掌で体の曲線を辿りながら、鷹藤は遼子の耳元に唇を寄せる。
「ちゃんと見ないと。」
「なに…を…?」
「花火」
「無理…言わないで…よ…んん!」
悩ましい反駁も、再び音に消える。
「…あっ…また…ダメ!イッちゃう!」
高い声を上げて仰け反る遼子を花火が照らす。
鷹藤はのたうつ身体をきつく抱きしめ、最後の一滴まで遼子の胎内に吐き出した。
遼子が落ち着くまで待ち、腰を押し上げて胎内から肉棒を引き抜くと、艶めいた声が漏れる。
綻びた花弁からは、白濁した駅が溢れて太腿を伝っていた。
ショーツは片脚の膝の辺りに丸まって絡みついたまま。
淫靡な姿にまたそそられるが、鷹藤はその衝動を無理矢理押し殺し、
自分の身を整えると、遼子の捲れ上がった裾を下ろし、整えてやる。
そして座ったまま、しどけなく自分にもたれかかる遼子を抱きしめた。
370 :
花火6:2011/08/31(水) 09:50:30.61 ID:WmaAxpZf
いつの間にか、花火は終わっていた。
遼子の瞼が開くと、その双眸には非難の色が色濃く浮かんでいる。
遼子は浴衣の襟元を引き上げて、剥き出しの肩を隠す。
「美鈴さんに何て言おう・・・」
浴衣には大きな皺が刻まれ、体液で湿ってしまっている部分もある。
「うん、まぁ、薄々こうなることは察しているとは思うけどな。」
見事に彼女の思惑に乗ってしまった感もあるが、あまり考えない方が
いいのかもしれない。
「それにしたって、こんなとこでするなんて・・・」
鷹藤の肩に顔を埋め、少し怒りも加わった口調で遼子が呟く。
「おかげで花火もあんまり見られなかったし。花火見せてくれるためにココに来たんじゃなかったの?」
恨みがましい声に、鷹藤は苦笑する。
「まぁ…それは…。で、立てるか?」
「ん・・・」
遼子は小さく頷くが、何故か動こうとはしなかった。
鷹藤が訝しく思っていると、シャツを掴む遼子の指先に力がこもった。
「ごめん…やっぱり無理みたい。動いたら、零れちゃいそう…」
小さな声で口にしながら、耳を真っ赤に染めて俯いている。
鷹藤は再び苦笑すると、遼子を横抱きに抱え上げた。
「来年こそ、花火大会見に行こうな。」
「うん、そうだね。」
そして鷹藤は、軽く遼子の額に唇を落とした。
以上、お目汚し失礼しました。
新スレでの新作投下を楽しみに、ドロンしますw
待っていました浴衣鷹遼!
福梅書房屋上プレイGJです!!
でもうかつに青姦すると兄が遠眼鏡で見てるかも!気をつけろ鷹藤w
そして浴衣を返す時に美鈴さんに散々からかわれる遼子の姿が目に浮かぶwww
ふぉぉ!浴衣プレイGJです!!
確かに兄が別のビルの屋上から見ていそうだww
花火の音で銃声も消されるぞ、気をつけろ!ww
373 :
花火の貌 1:2011/09/05(月) 22:33:42.65 ID:gjf2i+ng
素晴らしい浴衣エロの後で心苦しいのですが、とりあえず投下。
これでちょうど埋まるかな…?いつもながら長くてすいません。
スイッチを入れしばらく経ち、ようやく鷹藤の部屋の年代物のエアコンが冷気を帯びた心地よい風を
吐き出し始めた。
部屋の持ち主の悪癖のせいか、その風はほのかに煙草臭い。
「部屋が冷えるまで時間かかりそうだから、これでも飲んで待っててくれよ」
鷹藤は冷蔵庫から出したばかりのビールを相方に差し出した。
「ありがとう」
紺地に白で百合柄を染め抜いた古風な柄の浴衣に臙脂色の帯を締め、鷹藤のPCの前に膝を崩して座った遼子がビールを受け取ると鷹藤を見上げほほえんだ。
リビングのガラステーブルの上に置かれたノート型パソコンの画面に映る花火の画像を遼子は見ていた。
雑然とした独身男のむさ苦しい部屋で、遼子だけが色彩を持ったかのような艶やかな姿だ。
遼子は浴衣に合わせて華やかなまとめ髪にしている。後れ毛が何本かかかった白いうなじが眩しかった。
鷹藤は汗で光るそのうなじを、指で辿ったこの間の夜のことを思い出していた。
赤い唇から漏れ出た微かな喘ぎ声が耳の奥で蘇る。
「きれいに撮れてるじゃない」
遼子のその声で、淫らな夢想から鷹藤は引き戻された。
「お、おう。そりゃプロだからな」
鷹藤はぎこちなく応えると、自分の缶ビールを手に遼子の傍らの床に胡座をかいた。
それから、テーブルの横に置いてあった遼子の下駄を手に取る。
黒塗りの下駄だが、紫色の鼻緒が外れていた。
「直せそう?」
鷹藤の手元をのぞき込みながら遼子が言った。遼子の汗の匂いがした。
不快ではない、心地よい匂いだった。粉っぽいような、さわやかな女の匂い。
その匂いに包まれながら、切れた鼻緒を直すべく部屋にあったビニールテープを手にして鷹藤は鼻緒の紐を継ぎ始めた。
東京の夏の風物詩ともいえる大きな花火大会の取材の帰り道、鷹藤が遼子を歩いて駅まで送っている途中で下駄の鼻緒が切れた。
それを修理するべく、花火大会の会場からほど近い鷹藤の家に寄ったのだ。
取材と言っても、鷹藤が週刊アンタッチャブルの巻末グラビア用の写真を撮るだけで遼子の仕事はなかった。
軽い取材を兼ねた夏祭りデートだ。
鷹藤にすれば、15年ぶりの花火だった。
友達に花火を見に行こうと誘われても、鷹藤は何か理由をつけては断っていた。
嫌いだった訳ではない。花火は好きだった。家族がいた頃は毎年家族全員で見に行っていた。
高学年になっても、花火大会で興奮しはしゃぎ迷子になりそうな鷹藤の手を父と母の手が包んでいた。
その後ろから冷めたような笑みを浮かべ、離れたところを兄公平が歩く。
人波の中、兄の姿を探し振り返る鷹藤の瞳を捉えた兄の目は温かかった。
河川沿いの道を花火大会の会場までそうやって往き帰りした。それが鷹藤家の夏の恒例行事だった。
しかし、今鷹藤の家族はもういない。
その孤独を残酷なまでに味わうことになるせいで、事件から何年経っても鷹藤は花火大会に足を運べないでいた。
374 :
花火の貌 2:2011/09/05(月) 22:45:20.56 ID:gjf2i+ng
だが遼子となら行ける気がした。遼子と一緒なら、切ない夏の記憶を呼び起こすことなく前へ進める気がした。
だから軽い調子で暇だったら花火の取材手伝えよ、と誘ったのだ。
鷹藤に誘われたとき、遼子は取材にかこつけて誘うなんて…と言った後に、
どうしても一緒に来てほしいならいってあげないこともないわよ、と遼子は小さな声で付け加えた。
待ち合わせ場所で遼子の姿を見た鷹藤はくわえていた煙草を落とした。
口では気乗りしない風だったのに、遼子は浴衣姿で来た。
紺地の百合柄の浴衣に帯の臙脂が鮮やかに映えている。
そして不器用な遼子から想像もつかない程美しく結い上げられた髪。
もしかしたら、このために美容院でセットしたのかもしれない。
華やかな色使いの浴衣が流行っているなかで、落ち着いた柄の浴衣は逆に人目を引いた。
浴衣や髪型だけのせいではない、遼子自身が放つ輝きのせいかもしれない。
普段取材するときには見せたことのない喜びに満ちた笑顔。
そのせいか、女連れであろうとなかろうと、道行く男たちの不躾なまでの視線が遼子に送られていた。
周囲の男たちの視線から少しでも早く遠ざけたくて、鷹藤は遼子の手を取ると撮影ポイントへ急いだ。
鷹藤の手を遼子がそっと握り返したとき、そのほんの小さな仕草で自分のの心臓がひときわ高く鳴ったのがわかった。
鷹藤の家のノートパソコンの画面には、今夜の花火が色とりどりの花弁を開き夜空を彩っているさまが映っていた。
「今日あんたハナビじゃなくて何見てたんだよ」
鷹藤が鼻緒を継ぎながら、パソコンに見入っている遼子の横顔に問いかけた。
「別に・・・花火観てたわよ・・」
遼子はとぼけて次の写真を映すべく、マウスをクリックしたがその音は少し忙しなかった。
「俺が気づかないとでも思ったのかよ。周りの客はみんな空を見上げてるのに、あんただけ周りをキョロキョロ
見回してさ。あの時俺、写真撮っていたから何も言わないでいたけど、何か気になることでもあったのか」
「ちょっとね」
「ちょっと何だよ」
「聞いても笑わない?」
「ああ」
少し間を空けて遼子がいった。
「花火を見上げる人の中に、もう会えなくなった人もそこにいることがあるって、昔聞いたの。
花火って、死んだ人も生きている人と一緒に楽しむためのものだって。だから…」
そんな迷信を信じている自分を恥じいるように遼子は微かな声で言った。
遼子の両親も鷹藤の家族同様、遼子の兄である鳴海洸至に爆弾で吹き飛ばされこの世にいない。
しかし、そんな迷信にまですがりついてまで、遼子が会いたい人間は15年前に死んだ家族だけなのだろうか。
東京湾に消えた遼子の兄―――遼子から全てを奪いながら15年間遼子を慈しみ守り続けた
男のことを鷹藤は思い浮かべていた。
「でもね、前にお兄ちゃんと花火を観たときもきょろきょろして怒られちゃった。後ろばかり
振り返っていたら、大事なものを見逃すぞって」
兄のことを語るときに遼子の中で懐かしさと苦さの入り交じった感情が去来するのか、遼子の横顔が微かに歪んだ。
375 :
花火の貌 3:2011/09/05(月) 22:46:45.44 ID:gjf2i+ng
それを見た鷹藤は手にしていた下駄を床に置くと、右手で遼子をそっと抱き寄せた。
「どうしたの、いきなり…」
腕の中の遼子が、当惑した顔で鷹藤を見た。
「なんとなくじゃ駄目か?」
「駄目」
見つめ返す遼子が笑って言う。
「浴衣姿のあんたに欲情した」
鷹藤が遼子の耳にこう囁くとくすぐったいのか身をよじって遼子が明るい笑い声をたてる。
時々、怖くなる時がある。
今のように遼子と他愛のないことで笑い、共に過ごしている時がそうだった。
自分の親兄弟を奪った男に、もうこの世にいないはずの男にこの幸せな時間を奪われそうな,そんな気がするのだ。
鳴海洸至は死んだ。死者に遼子は奪えない。
自分がここまで鳴海洸至のことを恐れるのは、いま本当の幸せを掴みかけているせいなのだろうか。
「帰り道、鼻緒が切れたから部屋にあがっただけよ。鷹藤君だってそういうことしないって…」
「言ったかな」
反駁の言葉を紡ごうとした遼子の唇を、鷹藤は唇で塞いだ。
すぐに互いの舌が絡み合う。
遼子の手が鷹藤の首を抱くと、二人の口づけはさらに深さを増した。
鷹藤が両手で遼子の顔を包む。口づけを交わしながら、鷹藤は手を首筋からその下に滑らせた。
浴衣の襟元から左手を這わせ柔らかな肉の感触を楽しむ。
「んっ…」
快楽に溶けていこうとする自分をとどめるように眉根を寄せ耐える姿は浴衣姿も相まってなんとも可憐だ。
しかし、それが逆に男の嗜虐心をそそる。
興奮からか身をよじる遼子の浴衣の裾が割れ、そこから艶めかしく汗で光る太股が見えていた。
そこに鷹藤が右手を這わせると遼子の息はひときわ荒さを増した。
「触って欲しいんだ」
羞恥を煽る質問して遼子の反応を楽しみながら、内ももの柔らかい肉を撫で回す。
遼子からの返事は勿論ない。
鷹藤と躰を重ねて幾月か経ち、快楽を貪欲に求める躰になったとはいえ、ほんの数ヶ月前に処女を散らしたばかりで初心な遼子が言葉にできようはずもない。
しかし遼子の荒い吐息は理性が快楽を前に融けていく徴だ。
それはどんな言葉よりも如実に遼子の心を示していた。
「どこ触って欲しいか言えって」
「駄目…」
浴衣の襟元が乱れるのも構わず、躰をくねらせながら遼子がむなしい抵抗する。
「何が…いつもしてるだろ」
遼子の首筋に口づけの雨を降らせながら鷹藤が言った。
「お風呂入ってないもの…。暑い中、ずっと人混みの中に居たんだもの。わたし、汗の匂いがするわ。
だからお風呂に入ってからにしよ、ね、鷹藤くん」
遼子が鷹藤の腕の中から上目遣いで鷹藤を見上げる。
「このままじゃ嫌か」
「だって恥ずかしいし」
返答をじらし、沈黙をしばし楽しんだあと鷹藤は口を開いた。
「でもさ、浴衣姿のあんたを抱く機会、俺がみすみす見逃すと思うか」
意地悪な笑みを浮かべると、鷹藤は浴衣の裾に入れた手を蠢かし遼子の下着の上から花芯を指でさすった。
「やぁ!だめ、だめなの!」
下着の股の部分は、もうすっかり濡れていた。
「こんだけ濡れてて?」
「やんっ」
鷹藤の腕の中で遼子の躰が跳ねる。
376 :
花火の貌 4:2011/09/05(月) 22:51:26.65 ID:gjf2i+ng
「あんたの汗の匂いも全部味わいたいんだって」
鷹藤が下着越しに花芯の上に置いた中指を細かく振動させる。
「ひぃっ」
遼子はその刺激に太股をわななかせ、鷹藤の胸に顔をすり付けると途切れ途切れの啼き声を上げた。
「やぁっ、はあんっ」
しつこく遼子の花芯をいじめ続けると、下着の股の部分が重くなるほど濡れてきた。
鷹藤は浴衣の裾を割り、唇を太股に這わせながら遼子の下着を脱がせていく。
「トロトロだよ、あんたのココ。こんだけ濡れて、あんたこのまま帰れるのかよ」
膝裏を押さえ尻を心持ち掲げさせると、鷹藤は濡れてひくつく遼子の花弁に顔を近づけた。
「あんたの好きなことしてやるから」
すでに露にまみれた遼子の花弁を眺めながら鷹藤が言った。
「やぁっ、駄目!お風呂入ってないし、汗かいているもの、駄目なの!鷹藤君お願いそんなことしないで!」
脚を大きく開かれたままの遼子が慌てて鷹藤を押しとどめようとする。
滑稽な姿だが、遼子は必死だ。愛するものに自分の汚れた匂いなど嗅いで欲しくないのだ。
止めようとする遼子の抵抗が逆に愉しくて、鷹藤はいつも通り遼子の花芯に舌を這わせ始めた。
汗の塩気と、くせのない甘さがある遼子の蜜に、浴衣の中に封じられていた濃厚な女の匂いが
絡み合い鷹藤の脳を欲望が侵す。
鷹藤は遼子に見える高さまで太股を抱えあげると、それから襞の中に舌をねじ込んだ。
「やんっ」
音を立て遼子の膣道を舌で犯し続ける。襞の一枚一枚を数えるように舌で掘り起こす。
花芯には軽く歯を立て、溢れた蜜を行儀の悪い音をたててすする。
そして鷹藤はそれを全て遼子に見えるようにしていた。
「やぁっ、やんっ、駄目、恥ずかしいの…駄目ぇっ」
遼子は譫言のように抵抗の言葉を漏らすが、鷹藤は顔面に遼子の視線を痛いくらいに感じていた。
鷹藤が遼子を流し見ると、遼子は恥ずかしそうに顔を背けた。
「恥ずかしいんじゃなかったの?」
挑発するように囁き、遼子に顔を近づけると鷹藤は唇を重ねた。
遼子の汗や蜜の味を本人に味わわせるように舌を遼子の唇の中に押し入れる。
恥ずかしがっていたはずの遼子は、その味を楽しむかのように舌で鷹藤の口内を貪っていた。
情欲のスイッチが入った遼子に気をよくした鷹藤は、指を遼子の花芯に埋め膣壁を擦り、遼子を煽る。
「んんんっんっ」
遼子の吐息が甘さと荒さを増していく。
人混みの中で感じた汗の匂いとは違う、心地よい女の匂いで鷹藤の部屋が満たされていく。
鷹藤はおもむろに唇をはずすと、恋人の耳元で囁いた。
「どんな味がした」
「いやらしい…味…」
とろけそうな瞳で鷹藤を見つめながら遼子が言った。
「そんな顔になるってことは…ここに俺のが欲しいんだろ、もう」
埋めたままの指を激しく揺り動かすと、割れた浴衣の裾から淫らがましい水音が立つ。
浴衣の襟をずらし、乳房にむしゃぶりつきたいがしっかり着付けられた遼子の浴衣は簡単に脱がせられそうにない。
鷹藤は浴衣の女を脱がせる初めての経験に戸惑いながらも、丁寧に包まれたプレゼントの包装を解く手順と同じように
一番外側でそれを包んでいる帯からはずしていくことにした。
377 :
花火の貌 5:2011/09/05(月) 22:56:15.04 ID:gjf2i+ng
しかしただ脱がせても面白くない。
遼子の膣道を犯す指にもう一本添え、それを少し曲げ膣壁の遼子が乱れるポイントを刺激してやりならが脱がせることにした。
中指と人差し指で膣道のざらつく壁をこねくり回し、親指で花芯をさすってやる。
「あああっすごいっあああんっ」
激しく顔を振り、上擦った声で遼子が啼く。
指を動かす手を止めず空いてた方の手で遼子の帯をはずしながら、鷹藤が声を潜めて言った。
「声大きいと隣の部屋に聞こえるぜ」
その言葉を聞いて遼子が手の甲に唇を当て、軽く歯を立てながら必死に声を堪えはじめた。
忍び啼く声の合間に、蜜が飛び散る音が響く。
蜜つぼから飛び散る蜜は遼子の内側で快楽に溶ける心を示すように白濁し粘度を増していた。
美容院でセットされたであろう遼子の髪も乱れ、きちんと着付けられた浴衣の襟元は解けその下からブラジャーの肩紐が見え隠れしている。
ブラジャーの肩紐を鷹藤が唇でずらし、乳房にむしゃぶりつくと遼子が隣室への配慮など忘れ、喉を晒しまた喘いだ。
身をよじり乱れ悶える遼子の動きで帯が解け、伊達締めだけで繋ぎとめられた浴衣が蝶の羽のように床に広がっていく。
浴衣の中央で遼子が鷹藤の唇と指で乱されて、蜘蛛の糸に絡め取られそこから逃れようとする蝶のごとくに身をくねらせていた。
その姿を見て我慢ができなくなった鷹藤はベルトをはずし、デニムを押し下げると遼子の花弁にあてがった。
「欲しい?」
黒く濡れた瞳をせつなげに光らせ、遼子がうなずいた。
遼子の中から鷹藤が指を引き抜く。
遼子の口元にその指を持って行くと、鷹藤の指から滴り落ちる己の蜜を赤い舌で舐めとり、口内に迎え入れた。
指の愛撫を受けながら、鷹藤が己を遼子の花弁にあてがうと奥深くまで突き入れた。
「はあっ」
熱く潤む遼子の肉の道が鷹藤自身を包み込んでいく。
このシチュエーションが遼子を燃え立たせるのか、いつも以上に遼子の肉の道は蠢き締め付けていた。
「すげえな、あんたのここ」
声を出せない遼子は、代わりに鷹藤の指を軽く噛み鷹藤自身がもたらす快楽に耐えようとしていた。
ほつれた髪が幾筋も頬に垂れ、赤い唇に男の指をくわえ込む遼子の姿は凄絶なまでに淫らだ。
眼前に繰り広げられる光景もまた快楽のひとつ。
そして遼子とつながったところから、痛いほどの快楽が鷹藤を襲う。
「そんなに欲しかったんだ。すげえ締めてくる」
「だって、こんな風にされたら誰だって…やああああっ」
遼子の右足を抱えると、鷹藤が激しく突き始めた。
ぬちゃ、にゅちゃ、ぐちゃっぐちゃっ、ぬぷっ。
遼子の花弁から溢れた蜜が鷹藤の腰に潰され、女の羞恥心を煽るような音を立てる。
「やだっこんな音・・・あああんっす、すごいのっ」
鷹藤に揺さぶられ乱れながら、遼子が叫んだ。
「もっと欲しいんだろ」
遼子の両手を掴むと、繋がったまま遼子の上半身を起こしてやる。
鷹藤が下になりその上に遼子が跨がる。
ほつれた髪に半裸の浴衣姿の遼子を鷹藤は下から眺め楽しみながら、その光景にいっそうの彩りを加えるべく、
今度は下から遼子の躰が跳ねるほど強く突き上げはじめた。
378 :
花火の貌 6:2011/09/05(月) 23:01:20.41 ID:gjf2i+ng
「ひゃっ…ああああんっ」
コンクリートの壁で遮られたマンションとはいえ、これほどの声なら周囲に聞こえるかもしれない。
だが周囲の住民に乱れよがる自分の声を聞かせることの恥ずかしさよりも、突き上げる鷹藤の肉の棒がもたらす
快楽だけが遼子を満たしていた。
揺れる度に遼子の肩から浴衣がずり落ち、白い肌が露わになっていく。
悦楽から汗を帯びた遼子の肌がシルクのような光沢を得ていた。
締め上げる遼子の膣壁の心地良さもさることながら、それ以上に眼前のこの光景が鷹藤の視覚を犯し快楽を高めていた。
鷹藤の背筋に終局の予感が走る。
鷹藤は歯を食いしばりそれに耐えながら、汗を滴らせ遼子を突き上げ続ける。
脳髄が溶けそうなほどの快楽を、そう簡単に手放したくはない。
パソコンのモニターでは、鷹藤が撮った花火の写真がスライドーショーモードになっており、自動的に次の写真が映し出されていた。
鷹藤の上で揺れる遼子の横顔を、その花火の赤や緑が彩っている。
「あっはぁっ、あああっ、やああああっ」
遼子を突く湿った破裂音が部屋中に響き、遼子の喘ぎ声がそれに重なった。
鷹藤がどれほど拒否したとしても、快楽には終わりがある。
「もうだめ、だめぇっ」
遼子の躰が細かく震えはじめた。それと同時に蜜壷が鷹藤を一際強く締め付ける。
鷹藤はもう射精を堪えることができなくなっていた。
「やんっ、あああっ、ああっ!いくっ、いっちゃう!」
その言葉を合図に、鷹藤は遼子の胎内に樹液を迸らせた。
花火に照らされながら達した遼子が、痙攣しながらゆっくりと鷹藤の上に身を投げ出した。
まだ半裸に近い状態で浴衣を身にまとった遼子を後ろから抱きながら、鷹藤は情事のあとの余韻を楽しんでいた。
「汗の匂いなんか気にならなかったろ」
そういってから、鷹藤は汗で光る遼子のうなじに口づけた。
「うん…」
まだ絶頂のけだるさから抜けきっていない遼子が、鷹藤の腕枕で床に横たわったままパソコンのモニターにうつる花火を観ていた。
「そういえば、さっきあんたが言ってた会いたい人の顔を探す話だけどさ、相手のこと見つけられたのか」
遼子が鷹藤の腕の中で軽く首を横に振った。
「そうか。残念だったな」
家族の不在を思い知るようで行けなかった花火大会だったが、遼子となら行けると思ったのは―――遼子となら
前を向いて新たな生活を作っていけるような気がしたからだ。
鷹藤はそれほどにまで思っていたが、遼子の心はまだ誰か別の面影を追い求めているのだろうか。
手の届かない誰かのことを。
そう思うと少し寂しかった。
「でもね、わたし、途中から探すのを止めたの。…後ろばかり向いて、大事なものをもう無くしたくない。
今、鷹藤君と一緒に居られて、私とても幸せだから」
その言葉に鷹藤の鼻の奥がつんとした。
「だから来年もまた行こうね、花火大会」
そう言って遼子が自分を抱く鷹藤の手を取り、指を絡め合わせた。
「ああ」
自分の声が少し潤んでいることに気付きながら、鷹藤は答えた。
お目汚し失礼しました。
ちょっとセンチメンタルな鷹藤になってしまったw
いやいやいや、鷹藤の部屋での浴衣プレイも素晴らしいです!
鷹藤に見事にエロエロ開発されている遼子が可愛すぎるw
これで新スレ移行ですかね?
3スレ目にして初登場の史朗ちゃんに期待!
新スレ…立てられるかな?
何か入れた方がいい文言などありますでしょうか。
LVが足りず、新スレ立てられませんでした…すみません。