触手・怪物に犯されるSS 24匹目

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1名無しさん@ピンキー
1 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 23:27:16 ID:jkZmOV6k
女性が触手や怪物など、モンスターに犯されるSSのスレです。
オリジナル・版権問いません。和姦・強姦・輪姦なんでもOK。


前スレ
触手・怪物に犯されるSS 23匹目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1285511236/

過去スレ一覧
http://www9.atwiki.jp/eroparo/pages/381.html



「漂流女子校」専用控え室(2号室)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1152250437/


2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 05:55:48 ID:l/8CXBIe
前スレがフルサイズいってたので立てました
3名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:28:49 ID:09UZwmv9
容量確認せずに投稿してしまいました
まことに申し訳ありませんorz
仕切り直して、投下します
4名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:29:57 ID:09UZwmv9
がたんごとん。列車は線路をなぞっていく。
あの場所へ、あの娘のもとへ。
わたしの隣には、だれもいない。
帰り道は、ふたりだよ。


――夜、山中
結局、メグミさんとアキラさんにはなにも言わず出てきてしまっていた。
まだカレンがここにいると決まったわけじゃないし、なぜだかこれはわたしが解決したかった。
だから、ひとりで。
ひとりで、ここにいる。
「うーん、やっぱり無理があったかなぁ」
で、現状。
11時をまわっても、捜索の甲斐なし。
突発的に来たから、宿もなし。
オウフ。
その上、寒い。そりゃあ寒いさ、この季節の夜だもん。コスチュームがある程度寒気を和らげてくれているけど、肌にぴしぴし来る。
さて。
「どうしましょ・・・・・・」
恐ろしいことに、さっきから同じところをぐるぐる回っている気さえしている。
町の灯りも木々に遮られて見ることができない。
ザ・遭難。
「・・・・・・遭難した? そうなんだー」
しゃれにならねえ。
もしかしたらデスパイアのいるかもしれない場所でこれは、ちとまずいのでは。
・・・・・・お腹減ったなぁ。
手近な木に背もたれて座り、リュックからごはんを取り出す。
ツナマヨおにぎり、たまごサンド、烏龍茶濃い味。
和洋中三種の神器。
「うむっ、もぐもぐ・・・・・・」
まずはおにぎりから。うまー。
「もふもふ・・・・・・はふっ、はふはふっ」
たまごサンドうまー。
このふたつを交互に食べ、合間に烏龍茶を飲むのがわたしのジャスティス。
「んー、とりあえず下降りないとなー・・・・・・」
5名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:30:38 ID:09UZwmv9
もぐもぐしながら今後を考える。かさこそと足下近くの落ち葉が崩れた。うわ、でっかいムカデ。冬でもいるもんだなぁ。
他の女子みたく「きゃー!」とか言って逃げたりはしないけど、虫はやっぱりキライ。わたしだって女の子なのだ。
「よっと・・・・・・」
サンドイッチを口にくわえたまま、場所移動。ふたつくらい間を空けて、また木に座り込んだ。
ばっさぁ、と目の前の落ち葉が盛り上がる。
「ぎぎぎぎぎ」
うわ、でっかいムカデ。8メートルくらい?
・・・・・・メシ喰ってる場合じゃねぇ!
「オーシャンオル・・・・・・うあ!?」
銃を構える暇もなく、ムカデがその巨体を覆い被せてきた。肌を這いずる小さな足が、生理的嫌悪感をわき上がらせる。
「きっ、きもちわるい! どいて! どけぇ!」
「ぎぎぎぎぎぎぎ」
じたばたとムカデの下で暴れるも、悲しいかな、わたしには重すぎてちっとも持ち上がらない。
この状況、わたしにはどうすることもできない。
が、どうすることもできないのは相手も同じ。この密着状態を少しでも解いたら、すぐにわたしの弾丸が頭を射抜く。
今の膠着状態は、ムカデがわたしに完全にのしかかっているから生まれているだけだ。
どうやらムカデの小さな足ではわたしの障壁が貫通できないらしい。さっきからコスチュームをかりかり引っ掻いているだけだ。
デスパイアは朝日を浴びると弱体化する特質がある。その特質は、弱いデスパイアほど顕著に表れるはず。
だったら、朝まで待てばいい。朝日を浴びた瞬間、撃ち殺してやる。
・・・・・・けど。
「・・・・・・うえっ」
視界いっぱいに広がる無数の節足。たまに顔に当たってくるからすごいキモイ。
キモイってか、やばい。今まで虫型なんてたくさん倒してきたけど、間近で見るとこんなに気色悪かったなんて・・・・・・。
「ぎぎぎぎぎぎ、ぎきゅぅぅぅぅぅ」
「ああっ、動くな! やめっ、きもちわるっ」
やばいやばい、これやばい。吐き気する。つかなにその変な鳴き声。ムカデって鳴くのかよ!
しばらくその不快な光景と格闘していると・・・・・・。
「ぎぎぎぎぎぎ」
「ぎぎぎぎぎぎ」
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ・・・・・・
「・・・・・・へ?」
四方八方からムカデの這いずるがさごそという音と、ムカデデスパイアの鳴き声が聞こえてきた。
「も、もしかしてさっきの・・・・・・っ」
仲間を、呼ぶため!
「っいた! こ、この・・・・・・っ」
銃を持つ右手に無数の足がのしかかる。視界は節足で埋まり、自分の周りには大量のデスパイア。
まずい。
「ぎぎぎぎぎ」
急に視界が開けた。わたしの上のムカデが、その上半身を持ち上げ蛇のようにわたしを見下ろしている。
「く、この・・・・・・っ! きゃあ!?」
6名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:31:29 ID:09UZwmv9
ムカデの顎がコスチュームを破き始めた。セーラー服の真ん中からまっぷたつになり、白いブラが外気に晒される。
暴れようとしても、無駄だった。足に、手に。増えたムカデが押さえ込みをかけている。
ぶちん、とひとひらの容赦もなくブラのフロントからちぎり取られる。寒気にあてられ乳首が硬くなっているのを感じる。
「ぎっ、ぎぎぎぎ」
ムカデの頭が下へ下へと向かっていく。大の字に地面に貼り付けられたわたしは、抵抗さえ許されない。
「や、やめっ・・・・・・」
「ぎぎぎぎぎ」
ムカデの顎がスカートに触れる、
その、瞬間。
「ぎぎ、ぎ?」
つー、とムカデの頭が胴体からずれていく。お豆腐を横から斜め切りしたような、そんなずれ方で。
ぼとりと重音を落ち葉に乗せ、わたしにのしかかっていたムカデは絶命した。力をなくした胴体がまたわたしにのしかかってくる。
「もう、リアちゃんにさわらないでよ」
と、少女の声がして、わたしの上の死骸が打ち払われた。そこら中のムカデたちが、遅れて警戒音を発する。
「ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎいいいいい!」
「はぁ、気持ち悪いなぁ・・・・・・」
声の主の姿をようやく確認できる。確認するまでもなく、知っている声。
夜の暗闇に映える小太刀をきらめかせ、
切れた雲から覗く月明かりに照らされた漆の髪をのばし、
かつて、あの夏休みに姿を消した、
「久し振り、リアちゃん」
彼女は、

「カレン・・・・・・」
双剣天使、カレン。
やっと見つけた、大切な人。


『貫殺天使リア』
27/幸.銀銃堕落
7名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:32:46 ID:09UZwmv9
――夜、山中
「カ、レン?」
やっと見つけた、大切な人。
その顔に張り付いているのは、見たこともない表情だった。
こんな、粘り着くような、こんな、絡みつくような表情を、わたしは知らない。
ねえ、なんでそんなににやにやしてるの? わたしの知ってるカレンは、そんな顔しないよ。
「危なかったね、リアちゃん。ちょっと待ってて、すぐこいつら片づけるから」
「ぎぎぎぎぎぎ!!」
集まっていたムカデたち、遇わせて6体が突然の乱入者に襲いかかる。原始的に、顎を開いて。
「うるさいなぁ・・・・・・。『君の影草』!」
ムカデたちに一撃ずつ突きが入り、彼らを吹き飛ばす。しかし、厚い装甲は貫けたものの、致命傷には至っていない。
あれ? なにかへんだ。『君の影草』なんて技、わたしは知らない。
起きあがったムカデたちは再び牙を唸らせる。ガチガチと不快音が6重奏を奏でる。
「ねえリアちゃん、知ってる?」
先刻と同じように、同時に飛びかかるムカデ。しかしカレンは、立ちつくすだけで目もくれない。
「君影草――鈴蘭って」
突如、ムカデたちの体がびくんと跳ねる。ぶくぶくと傷口から濃い紫色をした泡が吹き出てきた。
「毒が、あるんだよ」
断末魔さえなく、あまりにあっけなく、ムカデたちは倒れる。ばたりと、腹を見せて。
「カ、レン? なに、その魔法・・・・・・?」
カレンは特殊魔法を使えなかった。それに毒魔法なんて、デスパイアしかつかえない魔法のはずだ。
「ん? 今の?」
にっこりと、ねっとりと笑うカレンは、
「そうだね、教えてあげるよ。私たちの家で」
え、発音できたかわからない、それほど自然体で、
「――『悪し君』」
いともたやすく、わたしを昏倒させた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:33:37 ID:09UZwmv9
――朽ちかけた民家、まだ崩れていないひと部屋
「ぁ・・・・・・うぅ」
目が覚めると、知らない場所だった。
空は枯れ木色の板で覆われ、月の光もない。
頭がぐらぐらする。視界が揺れる。気持ち悪い、吐きそうだ。
「あ、リアちゃん起きた? ・・・・・・っと、辛そうだね」
「ひゃれん・・・・・・」
舌がぴりぴりする。ぐちゃぐちゃだ。ぐちゃぐちゃだ。
「今治してあげるね。その前に・・・・・・『あふよう』っと。『悪し君』、解除」
ずるずると波が引くように吐き気が消えていく。かわりにぼんやりとした高揚感が残った。
「カレン、家に、家に帰ろう・・・・・・?」
ふらつく体を起こしてカレンに縋る。視界が安定してきて、ここはどこかの部屋で、わたしがいるのはベッドの上だということがわかる。
「家? 家なら、ここだよ」
ベッドに押し倒される。力が入らない、カレンがわたしを組み伏せる。なんで、なんで?
「私の家は、ここ。リアちゃんの家も、今日からここ」
カレンの瞳に吸い寄せられる。なにを言っているのかわからない。ふわふわする。
「ここにいれば、もう戦わなくていいんだよ。苦しい思い、しなくていいの」
頭を撫でてくれる。うれしい、な。
「ここにいれば、怖いことなんてないよ。ご主人様が、私たちを幸せにしてくれるの」
破けたままの服を通り、柔らかな指先がわたしの胸にかかる。ご主人様? ご主人様って、だれ?
「かわいいおっぱいだね。ちょっと大きくなった?」
感触を楽しむように撫でる。カレンの唇がわたしを惑わす。
「ふふ、ちゅっ・・・・・・」
「ひゃぅっ・・・・・・」
その唇に、わたしの胸が吸われる。カレンの口腔で、舐められ吸われ、弄ばれる。
ぼんやりとする。カレンの頭を抱きしめて、じっとりとした幸福に浸る。ああ、今わたし、顔赤いだろうなぁ。
持て余していたカレンの右手がわたしのスカートに伸びてくる。ジッパーを外す。
促されたと感じて、腰を上げてみた。するりとスカートが抜ける。
白魚のような手のひらがショーツに潜り込んでくる。そこに走る亀裂を、つうとなぜる。
「んっ」
「おっぱいは大きくなっても、ここはまだ子供のままだね。いいんだよ、それで。
 すべすべの肌、きもちいい」
なんどか亀裂を行き来した後、ついにクレバスを割り広げられる。中指が熱を持ったわたしの本性に押しつけられた。
あれ、わたしってなんのためにここにきたんだっけ?
「リアちゃん、キス、しよ?」
「んっ、ちゅ・・・・・・」
ふと浮かんだ疑問は、カレンの口づけで吹き飛んだ。舌と舌が絡み合い、唾液が混ざり、熱い体温を交換しあう。
わたしの牝を暴こうとする中指が女穴に侵入する。既に水気を帯びたわたし自身は、すんなりとカレンを歓迎した。
そのまま、中指が根本まで入ってきた。それにカレンは悲しそうな顔をする。
「リアちゃん、もう、汚されちゃったんだね」
「・・・・・・あ」
いやだ。そんな悲しい顔しないで。捨てないで。見捨てないで。
「ごめんなさい、カレン、ごめんなさい! 許して、ごめんなさい!」
9名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:34:31 ID:09UZwmv9
「・・・・・・」
なにか言ってよ、怖い、怖いよカレン。
「ひゃんっ」
く、と中で指が折り曲がる。カレンはねっとりと笑い、
「いいんだよ、リアちゃん。怖かったでしょ? もう、大丈夫だよ」
そう言って、またキスをしてくれた。
そうして、更に人差し指もぬるりと差し入れられる。2本の指がゆるゆると抜き差しを繰り返す。
「あっ、あぅ・・・・・・カレン、カレン・・・・・・」
「きもちいい? それじゃ、もっときもちよくしてあげる」
狼のように瞳をぎらつかせたカレンは、わたしの浅いところに火をつける。かと思えば、また奥をゆったりとほぐす。
わたしは犬のように息を荒らげ、与えられる快楽に身を任せる。ぐちゅぐちゅと浅ましい鳴き声が部屋に響く。
「そろそろ、イキそう?」
「う、うんっ。わたしっ、もうっ」
それを聞いたカレンが、なぜか動きを止める。なんで、なんで?
「準備もできたし、ご主人様にしてもらうんだよ。これでリアちゃんも、ご主人様のペットになれるの」
「ご、しゅじんさま・・・・・・?」
ぬるりと透明な糸を引いたショーツがわたしから離されていく。熱い、熱いよ。
「そう、ご主人様」
カレンがわたしの上からどく。大きな影が視界に入った。
その影は、灰色の毛並みをたたえた狼、
「デ、デスパイア・・・・・・っ」
ヒュプノスウルフ、その親玉だった。
「あ、あぁ・・・・・・」
逃げたい。逃げたい。怖い、怖いよ。身体が動かない。怖い、よ。
「ふん・・・・・・、どれ」
「ひゃぁ!?」
べろりと剥き出しのクレバスが舐められる。身体が震えて、鼓動がときめく。
「んー、いけそうだな。よくやったな、カレン」
「えへへ、ありがとうございます、ご主人様。
 さ、リアちゃん。力を抜いて・・・・・・」
カレンがわたしの亀裂を広げてみせる。カレンに頭を撫でられる。
ぐ、と熱い、硬いものが、あたる。
怖い。怖い。怖い。
「よっと・・・・・・」
ぐちゅ、ず!
熱い。怖い。怖い。
「やだ、カレン、助けてよ、カレン・・・・・・」
「リアちゃん、違うよ。今からリアちゃんが助けられるんだよ」
ぐぐ!
「あぁ!」
ぐ・・・・・・ずん!
熱い。怖い。熱い。
10名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:35:13 ID:09UZwmv9
「ご主人様を、感じる?」
「動くぜ、リア」
ぐい、ぐい、ぐい。デスパイアが前後に動き始める。
熱い。熱い。熱い。
「あ・・・・・・あぁ・・・・・・っ」
熱くて熱くて、何も考えられない。
まるで、そこが熔けてしまっているよう。
「ほれ、だすぞ。なぁにだいじょぶだ。一発受けりゃ天国さ」
「・・・・・・出す? 何を・・・・・・い、いやぁ! やめてぇ!」
「おう、気づくのはえーな。カレンといっしょだ、嬉しいだろう!?」
ぐに。私のおしりとオオカミの股間が密着する。
そして・・・・・・。
どぷ! どぷん!
「ぁ・・・・・・ぁ・・・・・・ぃ、いやぁぁぁぁぁぁっ!」
あつい、あつい、あつい!
だめだ、流されちゃだめだ。だめ、ここで流されたら――!
ドクン。心臓が跳ねた気がした。ドクン。ドクン。
「くぅ・・・・・・ん・・・・・・だめ、だめぇ、ひゃぁん!?」
未だ硬さを失わない肉棒が、私の最奥をもう一度たたく。
ドクン! 心臓が跳ねる。
ビクン! お腹から、背中を伝ってあたまに電流が走る。
デスパイアが腰を打ち付ける。そのたびそのたび、白いもやがわたしを覆い尽くす。
人のセックスと同じ体勢で、獣に身体を犯される。まるで獣に愛されているような感覚。
恥辱、恐怖感。
困惑、想い、使命感。
それよりも尚大きい、この感覚は、この電流は――
「いやぁ・・・・・・いやっぁ・・・・・・ぁん!」
「どうだ? きもちいいだろ? これから毎晩、カレンといっしょにしてやるよ!」
「くぅ・・・・・・はぁっ」
きもちいい、きもちいい、きもちいい。
わたしがわたしでなくなる。
あぁ、これが。これがカレンの幸福。カレンが教えようとしてくれた、至福。
「おお、もう牝の顔になってんな。そっちの方が似合ってるぜ」
デスパイアが体位を変えた。獣と獣の、獣背位。
「あぅ・・・・・・はぁっ」
充足感。満ち足りいていて、あたまのもやが大きくなる。
一突き一突きが狂おしく心地よい。獣。牝。わたしは、女じゃなくて牝。
ただ突くだけの動きに、緩急が加わる。
「ぁぅっ、くっ、はぁん!」
ぱん!ぱん!ぱん!
甘い刺激が脳を灼く。口元をよだれが伝う。
あぁ、きもちいい。
11名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:36:50 ID:09UZwmv9
「どうだ!? お前は牝だ、わかっただろう!? 牝になるのは、気持ちいいだろう!?」
「あぁん! ひゃうっ、くぅあ! んぁあ!」
きもちいい。牝になるって、きもちいい。
これが? そうか、これが。
「おまえは、こうしてっ! よがっていればいいんだ!」
デスパイアの声が心を蹂躙する。何も考えられない。
ぐちゅ!ぐちゅ!ぐちゅ!
あぁ、わたし、すごくしあわせ。
「嬉しいだろう!? おまえはずっと! こうしていられるんだ! 言え! 犯されて、嬉しいですと!」
うれ、しい?
「はぅ・・・・・・うれ・・・・・・あぁん! しい!」
「そうだ! いえ!」
おかされてうれしい。おかされてうれしい。
「おかされてうれしい・・・・・・おかされてうれしい!」
「誓え!一生を、俺様に、ご主人様に、捧げますと!」
「ささげますっ、あぁっ! いっしょぉを、ごしゅじんさまに、ささげます!」
「そうだ、それでいい! そぅら、ご褒美だ!!」
「あっあっあぁっ、んあっ、ふぁあん! あぁぁぁぁぁぁぁ!」
どぴゅ!どぷん!どぷ!
先ほどよりも大量で、熱く、悦ばしいものが身体を満たす。
その瞬間、あたまがまっしろになった気がした。
そして・・・・・・。
「はぁ・・・・・・うく!?」
何か大切なものが、奪われていく感覚。
大事なものが、魔力が、人の矜持が。
「ぁ・・・・・・あぁ・・・・・・」
「くくっ、リア、よかったぜ」
ずるり、熱杭を抜いて私を起きあがらせる。
私のソコを見やると、ご主人様の精液と、わたしの愛液でどろどろだった。
「誓いの、口吻だ」
ご主人様が舌を私の唇につける。
私は迷いなく、舌を絡ませた――。


あれ、わたしってなんのためにここにきたんだっけ?
まあ、いいや。




銀銃堕落.end
12名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:39:39 ID:09UZwmv9
終わりです。重ねてお詫び申し上げます。
次でhappy end終了になります

1.と合わせ過ぎたかなぁ
13名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 16:31:38 ID:Ka5ESZvL
GJ
この魔法少女シリーズの悪堕ち天使武双は正義!

前スレ>>627
ダンジョン攻略に参加した亡き夫の遺志を継いだ考古学者のベテラン変身ヒロインと
海外で仕事をする母親の愛情欲しさ転じて一人称俺な不良になった新米魔法少女が
獣人のトラップでマヒし陵辱を受け処女の娘は早々にイって変身解除し母親に正体がバレてしまう
そして反撃のチャンスをうかがう母親は娘を守るため獣人を誘い骨抜きにするも正体を知らない娘の罵倒で素に戻りイってしまい変身解除してしまう
仲間に救出された時には69で親子丼の種付け済みで地上に戻って病院送り
その後は無事に復帰しダンジョン攻略を果たして盗掘者と戦う変身ヒロインと魔法少女の戦いは終わらないED
悪夢の克服の為に病院抜け出し二人だけで獣人にリベンジし返り討ちED
そんな妄想した。
14名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 16:37:49 ID:lAvNa64G
>>1>>12乙ー。
望みすぎはいけないけど、その後仲良く孕んだ二人の描写とかあると良かった。
軽く想像がつくからセルフ妄想可ですけど。
Happyもお待ちしてますー。
15名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 17:46:15 ID:D9rF5EZr
個人的感情で単独で突出の上各個撃破来ました
16名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 20:15:27 ID:IfTU8XEb
>「おっぱいは大きくなっても、ここはまだ子供のままだね。いいんだよ、それで。
お前もパイパンの貧乳じゃなかったか、カレンw
しかし、天使だった時は使えない子だったのに、堕天使になってからは優秀だな
17名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 17:19:38 ID:JrBawBAo
>>12
乙です
ここからどうハッピーエンドに持ち込むのか…
badじゃあっさり死んでた親玉ウルフがこっちじゃどうなるか気になるな
18名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 23:49:51 ID:0ct4sD8d
>>1
乙。
>>12GJ。
やはり連鎖はいいものだ…!
カレンはデスパイア化したってことで確定なのだろうか。
もっとこう…存在が変化する過程が欲しいような。
19名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:00:52 ID:rcFTE2Qp
狼さん自体は大して強い魔物でもないのに、カレン強くなりすぎw
アクエリアンエイジのマインドブレイカーだかみたいに、洗脳した相手の潜在能力でも引き出したかね
20名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:12:43 ID:0WXiPEVH
投下します
21名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:13:39 ID:0WXiPEVH
「『かごの中の鳥は、幸せでしょうか』2年1組、さとうあきら。
 わたしにはわかりません。
 わからないけど、小鳥は、とてもきれいに鳴きます。
 とてもとてもきれいに啼くのです。
 まるで、歌っているようだと思います。
 わたしは、鳥さんの歌はだいすきです」


『貫殺天使リア』
28幸.幸せの青い鳥


22名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:14:38 ID:0WXiPEVH
――夕暮れ時、いつかのファミレス
カラン。アイスコーヒーの氷が動いた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
昨日、リアちゃんは学校行事から帰ってきた。楽しかった、とお土産を渡しながら言っていた。
特段、変わったところは見られなかった、と思う。
「・・・・・・アキラ」
「・・・・・・なんだよ」
今日の昼、彼女からメールが届いた。
――『ごめんなさい、ちゃんと帰ります』
その文言だけで、異常を感じ取れた。すぐにリアちゃんの家へ向かった。
電気は全て消してあり、鍵も万全。どこかの近所に出かけるような体勢ではなかった。
ケータイは繋がらない、何時出て行ったかもわからない。
けど、
「リアちゃんが向かった場所、わかるわよ」
「なに!?」
身を乗り出して驚くアキラ。幸い、テーブルの上のドリンクたちは零れなかった。
カラン。アイスコーヒーの氷が動いた。
アキラを窘めて、説明する。
「旅行から帰ってすぐ、あの娘は出発した。ということは、行き先は旅行先で間違いないと思う。
 それと、目的は。あの娘がそんなに急ぐ理由は――」
「カレンちゃん、か?」
そう。それしか思いつかない。
「けど・・・・・・、なんでアタシたちに相談でもしてくんなかったんだ? 信用、してくんなかったのか?」
「・・・・・・そこは、わからないわ」
「そうだ、場所がわかるんなら、アタシたちも行けるってことだよな?」
「そのことなんだけど・・・・・・」
カラン。アイスコーヒーの氷が動いた。
「あなたは、町に残って」
「っなんで!」
アキラが声を張り上げる。その、気持ちはわかる。
だから、理由を教えなくてはならない。
「私たちは、ここの専属として決まったでしょう? 一昨日、決めたじゃない。
 それが着任2日目でふたりともいなくなってどうするの」
「・・・・・・」
そして、専属の天使には特定の地域を持たない天使にはない義務が発生する。
「この町には、リアちゃんの友達や、あなたの友達もいるのよ?」
「っ!」
その土地の誰もを傷つけてはならないという、義務。
それは、多分に自分勝手で、知らない場所の知らない誰かを否定するような。
私たちは、知っている誰かを救うことを選んで、知らない誰かを救わなかった。
カラン。アイスコーヒーの氷が動いた。
「・・・・・・わかった。アタシは、残ってる。アタシたちがいなくなってる間にデスパイア大量発生は、笑えねーからな」
「ありがとう・・・・・・、ごめんなさい」
アキラも行きたいだろうに、それを押し殺してくれた。
ありがとう。本当に、ありがとう。
「・・・・・・始発に乗るから、今日の夜には新潟駅に行ってくるわ」
「おう、行ってこい」
新幹線の席はもう、とってある。アキラに内緒で。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
カラン。アイスコーヒーの氷が動いた。
少し、シロップが底にたまっていた。
23名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:15:52 ID:0WXiPEVH
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


――翌日の夜、浜辺
昼過ぎに、メグミからメールが来た。あちらについたらしい。
多分今は捜索中なのだろう。あれから連絡はない。
ざくざくと砂を踏んで浜辺を歩く。ここはあの白いデスパイアが出現した場所、今でも警備は怠っていない。
「・・・・・・」
リアちゃんは、アタシたちを頼ってはくれなかった。それが、心にのし掛かってくる。
そんなに頼りなかったのか。それとも、信用されていなかったのか。
アタシには、わからない。
「・・・・・・?」
遠くから、なにか音が聞こえてくる。ヘリコプターのホバリング音? いや、もっと違うなにか。
集中。感覚器官を最大限に高める――。
「鳥、じゃない。これは・・・・・・」
この羽音は、半年ほど前の、薬師岳で聞いた、音。複数いる。
殲滅したはずが、生き残りがいた? 方向は、あっち!
「こんにゃろ、まぁたでてきやがって! レパートリーすくねえんじゃねえの!?」
身体強化、最大限!
走る、走る、走る――!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


――浜辺近くの藪の中
少女たちは逃げていた。
時季はずれの肝試し、森の祠に3人でお参りに行くだけのお話。それが、出てきたのは神様でもお化けでもないもの。
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ
「るっ、るりぃ! もっと早く!」
「ま、待って南美、瀬奈っ、足が・・・・・・」
「いいから、はやく!」
追ってくるのは大きな昆虫。大火蜂――では、なかった。
ベースは緋色、黒いラインの入った体色。そして、大火蜂の倍はあろうかという体格。
それが10もの大群で迫っていた。
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ
「あぅ!」
「瑠璃!」
小柄な少女が足をつまずかせる。夜の森では足下がまったく見えない。
「は、早く立って・・・・・・ぁ」
「瀬奈・・・・・・? え」
リーダーらしい勝ち気な眼をした少女がなにかに気づく。遅れて、幼げな容姿を顔に残した少女も、気づく。
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶうぶぶ
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ
囲まれていた。
へなへなと座り込む少女たち。逃げ場は、もうない。
一頭の蜂が、少女たちに襲い来る――
24名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:16:43 ID:0WXiPEVH
「――っだらぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ヒュウッ! と風切り音を靡かせ、その蜂の胴体がまっぷたつになる。蜂は空中でじたばたともがいた後、ぼとりと地に落ちた。
「大丈夫か!? 走れるな? いけ!」
座り込んだ少女たちに激励を浴びせ、アキラは蜂の大群と対峙する。アキラの後ろには蜂はいなかった。
「あ、ありがとうございます!」
「るり、いこっ!」
足をくじいた瑠璃に肩を貸して、少女たちは去っていく。その後ろ姿を肌で感じて、アキラは安堵した。
「・・・・・・こいつら、前のと違うのか? ずいぶんでけえな」
突然の闖入者に驚いたのか、蜂たちは様子を伺うように空中に居座っている。やがて、かち、かち、かちという威嚇音を鳴らし始めるた。
「数が多いが・・・・・・よし、いっちょやってやるぜ!」
うっすらと雲のかかる月から落ちた光が、刀身にはじき返された――。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


――藪を抜けた、砂浜
「そんな・・・・・・」
やっと森から抜け出せた、その先にあったのは。
月明かりに照らされた、恐ろしい蜂の姿。
少女たちに合わせたかのように、3体の蜂がいた。
かち、かち、かち。本能的な恐怖を煽るハーモニーが蜂たちから響く。
安心した矢先の絶望に、少女たちはまたへたり込んでしまった。
じんわりと瑠璃の穿くジーンズに染みが広がっていく。口をぱくぱくとさせるだけで、声もだせない。
今度こそ、彼女たちは蜂の手に落ちた。
アキラは、誰も救えなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

25名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:18:00 ID:0WXiPEVH
――浜辺近くの藪の中
「ぜぇっ、ぜぇっ、チッ! 『八重桜』!!」
近づいてきた蜂を薙ぎ払おうとする。しかし、技が放たれる一瞬前、蜂たちは後退してしまう。
蜂が近づいてきては攻撃し、また近づいてきては攻撃する。
先ほどから何度も何度も同じことの繰り返しだった。
アキラの刀は、はじめの一体以外まだ蜂を切り伏せられていない。
アキラには接近戦しかできないと見てか、蜂は一度たりとも彼女の間合いに入ってはこなかった。
「なんなんだよっ、こいつらぁ!」
寄ってきた蜂に攻撃をくわえる。当然のようにかわされた。
アキラが技を出そうとする瞬間にタイミングよく蜂は逃げる。何度も技を使いすぎて、アキラの魔力も限界を見せてきた。
「こいつら、魔力の集中を感じ取ってやがるのか・・・・・・?」
肩で息をするアキラがようやく思い当たる。蜂は、アキラが魔力を使うのを感じたときに避ける動作をしていた。
「くっそ、なんで昆虫型がこんな頭いいんだよ! っだらぁ!」
魔力を使わないで、手近な蜂へ攻撃をくわえる。予想しない動きに硬直した蜂は、たやすくその身を分けた。
「はっ! やっぱこれでいいのか!」
攻略法を見つけたかのように勝ち誇るアキラ。だが、それは攻略法になりえない。
蜂たちが活発に動き始める。臨戦態勢となった彼らの顎から耳障りな音が木霊する。
「お前ら倒すのなんざ、簡単なんだよ! 魔力を使わなきゃ――」
「使わないで、どうやって倒すのだ?」
ぎょっとして振り返るアキラ。砂地の森に、場違いな白衣が立っていた。
顔は、高度な認識阻害魔法で確認できない。声のみの判断で老人だとしかわからなかった。
まるで博士だ、とアキラは感想を抱く。ぶぶぶぶぶぶぶ、と突貫してきた蜂を避ける。
「く、くそっ! なんだお前!?」
「魔法を使わないで、どうやって倒すのかね?」
また、老人が問う。アキラは蜂から逃げ続ける。立場が逆転していた。
「くそ、あぁ!」
「ほら見ろ。魔力を使わなければただの人間と同じだ」
言葉通り、アキラは状況を打開できない。悪いことに、技を出す魔力も限界が来ていた。
残り、あと一発。
――なんだあのじじいは? なんでこんな所にいやがる? 
  なんであいつは蜂に襲われない? どうすればこの状況を打破できる?――
考えたアキラは、考えた末、
「ってめえが親玉と見たぁ! 『萌え桜』ぁ!」
その白刃を、老人へと向ける!
が、
「××××××××××」
老人の口から理解不能な音声が流れた、その瞬間、アキラの刀は弾かれた。
驚愕の表情の先に、理解不能な物体がある。
鉄特有の光沢を持つ、人工物のような触手。
「狙いはよかったが・・・・・・、それだけだな」
老人の傍らに、理解不能な生物がいた。蛇のようなフォルムで、大きく開いた口から無数の触手が伸びている。
その触手が、惚けたアキラをはじき飛ばす。魔力が底をつき強化も薄くなったその体は簡単に吹き飛んだ。
「・・・・・・がぁ!」
「今回の実験は、幼虫と卵にある。そう遠くないとき、また会おう」
ぐったりとしたアキラに蜂が群がる。首筋に赤い斑点を残した後、蜂に支えられて体が宙に浮く。
そしてアキラは、いなくなった。
26名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:19:03 ID:0WXiPEVH
――清潔な部屋
「う・・・・・・」
アキラが眼を覚ました場所は、手術室のような部屋だった。
手足がなにかで縛られ、大の字――いや、分娩台の上のような姿勢で床に寝かされている。
胸のサラシは真ん中で裁たれ、長スカートはない。ショーツも片側が切れて用をなしていない。
「くそ、つかまっちまったか・・・・・・」
冷静に考える。が、そんな冷静さはすぐに吹き飛んだ。
ぞぞ、と硬い床を節足が這う音が聞こえた。そして腹にちくちくとした感触。
「あ・・・・・・あぁ・・・・・・」
それは、アキラの苦手とする虫。割合少女趣味を残す彼女が嫌悪する、節足動物。
「や、やだ・・・・・・、ムカデ、やだ・・・・・・」
うっすらと涙を浮かべて、アキラはいやいやと首を振る。ムカデのグロテスクな顔が、目の前にあった。
その節足が、胸の突起に触れる。ちくりちくりとした感触が気持ち悪い。
「ぎぃぃ」
「ひっ!?」
がぷり、首筋を噛まれる。白い肌に赤い斑点が2つがついた。
もちろん、淫毒だろう。じきにその身体には情欲があふれるはずだ。
しかしムカデはそれを待たずに挿入を試みる。硬く冷たい突起がアキラのソコにあたる。
自分のもっとも嫌う生物に犯されることを知ったアキラは、必死に抵抗をしようとする。
しかし、無情にもムカデは扉を見つけた。
まだ濡れてもいない彼女の膣に、強引に割り入る。強烈な痛みが走った。
かまわず、その突起を推し進める。異物感が侵入してくる。
「たすけ、たすけてメグミ・・・・・・」
つい3日前に優しく自分を抱いてくれた天使の名を呼ぶ。だが、返事は返ってこない。
一生。
「あぐ!?」
どすん、と最奥を叩かれる。長い突起はついに目的の場所に到達した。
そして、
「あっ!? い、いやぁぁぁぁぁぁあ!?」
どぴゅぴゅぴゅぴゅ! 粘りけの少ない白濁がアキラを満たす。
ムカデは少しの蠕動をした後、第2射に入った。何度も何度も、ムカデ自身が枯れるまで。
ようやく媚毒が効果を現し始めて、アキラの柔肌にほんのりと朱が差し始めた頃、ムカデの杭が抜かれる。
引き抜かれたソコから、収まりきらない精液が零れ落ちた。あふれた白濁がピンク色の菊座を濡らす。
「はぁっ、はぁっ、・・・・・・くぁ、くそぅ・・・・・・」
息を荒くし、尖った乳首を天井に向けるアキラ。自分のもとから去っていくムカデを見て、少しだけ安堵する。
ぞぞぞぞぞという音が右側へと消えていき、自動ドアの開く音がして、閉じた音の後に静寂が残った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
精液を呑み込んだソコが熱い。
「っ、はぁ、うぅ、ぁぅ・・・・・・」
開かれてさえいない菊門が切ない。
「うぅ、うぅぅ・・・・・・」
子宮が、精液を求めている。
拘束され自分を慰めることさえできないアキラに、地獄の時間が訪れていた。
今すぐ、秘所をいじり回したい。尻に指を突き入れてめちゃくちゃにしたい。
足りない。
「あぁ、うぁぁ・・・・・・」
がたがたと震え出す身体。淫毒の虜となったアキラの肢体が、理性から離れて牡を要求する。
また、自動ドアの開く音。今度はムカデの這う音ではなく、ぶぶぶという蜂の音。
アキラの秘所にとまり、2、3度穴の位置を確かめた後、ためらいなく精管を突き入れる。
27名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:20:39 ID:0WXiPEVH
「あ、あぁん!」
待ち望んだ刺激に、嫌悪感より先に多幸感が脳を支配する。ぐいぐいと強引に子袋を目指す管は、アキラの救世主だった。
そして、ソレも子宮口への旅を終える。終着駅に先端を押しつけると、ムカデと同じく大量の精液を吐き出した。
「あっ、あぁん! あぁぁぁぁ!!」
絶頂、絶頂。子宮が満たされ、至福が地獄から連れ出してくれる。
しかし、その救世主も、用を済ませるやいなや自身をアキラから抜き取り、扉の向こうへ消えていってしまう。
二度目の地獄。
「ぁ、なんで、なんで・・・・・・?」
足りない。足りない。この程度の陵辱では。これでは、足りない。
ガガガッ。
『さて、佐藤輝・・・・・・アキラくん、だね。これから君の身体を使った実験をしようと思う』
「・・・・・・?」
部屋のどこからかスピーカーを通した声が聞こえる。劣情を求める意識を必死につなぎ止め、その言葉を理解しようとする。
『なに、実験といってもたいしたことはない。今ちょうど下ごしらえも済んだところだしな。
 これから、そう、3日。3日待ってくれ。それだけでよい』
「なん、だよ。実験って・・・・・・ぁぅっ」
『ふむ・・・・・・教えるべきだな、確かに』
そして、衝撃が伝えられる。
『ヒトと、2種のデスパイアの遺伝子混合実験だ。今君に種付けした2体。
 それらと君の遺伝子が掛け合わされた存在を、君には産卵してもらう。ああ、むろん卵じだ』
「――!?」
一瞬で劣情が吹き飛ぶ。
なにを言っているのかわからない。わからないが、言っていることがあまりに凶悪だ、ということだけは理解できた。
『これが成功すれば、大きな躍進となる・・・・・・。くくっ、我が大志にも大きく近づく』
「お、おまえ、なにを・・・・・・」
理解できない言葉が、理解できない言葉を吐いていく。
『オートマティック・マジシャンも実用に耐えられることがわかった。都合よく天使も手に入った。
 既に5人に種付けを施してある。あとは、孵化実験、生育観察・・・・・・。
 ククッ、そうだそうだ、天使を使った実験も、したかったことが山積みだ。
 都合がいいぞ都合がいいぞ。O・M機構に魔術を搭載する理論も、一考の余地があるかもしれん。
 あやつの作った机上の空論だと思っていたら、どうだ、それを確かめる絶好の環境が整ったではないか。
 いや、先にあれをしてみるのはどうだろう――』
「・・・・・・・・・・・・っっ!!」
異常。最後はもはや誰に向けたものではない記号たちがスピーカーから延々と流れ出てくる。
その間にも、アキラの熱情はぶり返ってくる。
「くぅ、、また・・・・・・、ぁぅ・・・・・・」
『――O・M機構のコアに組み込んでみようか。ちょうどサンプルがそこにあるのだし。
 まてよ、サンプルは多い方がいい。ああそうだ、彼女に聞けばわかるかもしれないな。
 おい、君・・・・・・ああ、しまった』
まるっきり忘れていたという感じで、実際忘れていたのだろう、久し振りにアキラへ声がかかる。
「くぁ・・・・・・あぅ、はぁっ、うぅ・・・・・・」
『ふぅむ、辛そうだな。おい、アキラくん』
「ぅぁ・・・・・・なん、だよ・・・・・・」
『いいところへ、連れて行ってやろう』
ガガッと音を立ててスピーカーが切れる。すると、またあの扉が開いた。
ごうん、ごうんと生物にはとても思えない駆動音が近づいてくる。
「・・・・・・? ・・・・・・!?」
アキラの不審は、すぐに驚愕に変わった。
トンボを模したジャンクアート、とでもいえばよいか。メタリックな外観を煌めかせる機械が、アキラのもとへ浮遊してきたのだ。
そのアキラよりも大きな駒体の胴体部から、あのときアキラを打ち倒した触手が伸びてくる。
がしゃん、とアキラの拘束が解けた。触手がアキラを抱え上げる。身体に力の入らないアキラは、なすすべなく宙に浮く。
そのまま、トンボは来た道を戻っていく。ごうんごうんと機械が走る音を鳴らして、アキラは扉の先の闇へと消えた――。
28名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:21:33 ID:0WXiPEVH
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


――別室
暗い廊下を抜けて、重苦しい白い扉を開いたその先。
所狭しと並んだ妙な機械たち。点滅を続ける赤いランプ。普段見るようなパソコンのモニターには緑色の文字列が並んでは消える。
その部屋は、アキラが小さい頃に見たSF映画の研究室そっくりだった。
アキラを抱えたまま、すいすいと機械たちを避けて飛ぶトンボ。それが通った場所にはアキラから零れた精液が転々と落ちている。
トンボが壁際で止まった。危険区域のシールが貼られた扉の前。扉が開き、中へ。
そこは、天国だった。
勝ち気な眼をした少女が触手に貫かれてよがっている。おかっぱの少女がアナルを責め立てられている。
精臭はなく、まき散らされているのはメスのにおい。その部屋にいる少女たちは皆、機械によって悦びを受けていた。
小鳥のさえずりのように皆喘ぎ、小鳥の歌のように機械を求める少女たちの部屋。
その天国へ、アキラも放り出される。すぐに機械たちが寄ってきた。
メスのにおいにあてられたのか、上気した顔のアキラは抵抗しない。膣に触手が侵入する時も、むしろ股を開きさえした。
「ぁ、あぁ・・・・・・」
ぐちゅぐちゅと水音をたてて蜜壺を犯される。火照った身体は既に意志など置き去りにしていた。
「んっ、おしり、お尻も・・・・・・」
懇願に従い菊にも触手があてがわれる。さんざん焦らされた菊門に、やっと釘が打たれた。
そのまま、前後運動を始める。前が突かれたときは後ろは引き、後ろが突かれたときは前を突き。
はたまた同じタイミングで奥へ届いたと思えば、互いを擦らせるようにして引いていく。
「はぅっ、あっ、あぁんっ! あぁあ!」
手足には冷たい鉄が絡みつき、肌に浮かぶ汗をより際だたせる。アキラも、他の少女と同じくメスを振りまいていた。
「あぅっ、くぁっ、んっ、あぁ!」
ぷるんと乳房を揺らし、快感を享受する。天使の証したるコスチュームは既に解け消えていた。
天使も、フィリアも、メグミも忘れてただ喘ぐ。目の前にある快楽が今の彼女の全てだった。
なんの前触れもなく、膣の触手が回転を始めた。駆動音を唸らせ、愛液がはじけ飛ぶ。
「あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
突然の絶頂。暴力的な快感がアキラを襲う。
次いで、尻の触手が振動を始める。
「うあ、あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
強烈なバイブレーションに視界が白く染まる。メグミの与えた愛より強いものがアキラを埋め尽くした。
「ああっ、だ、だめ、まだイッて、あぁぁぁぁぁあ!」
休む暇すら与えず、無慈悲な機械はピストンを行う。余韻も味わわずにアキラは新たな絶頂を迎える。
「ひあっ、あぁん! あぁぁぁぁっ! またっ、あぁぁぁぁ!」
何度も、何度も。メスの色を宿した唇からは愉悦の歌が奏でられる。
アキラは気づかない。自分が絶頂するたび、デスパイアの陵辱と同じように魔力を奪われていることを。
29名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:22:49 ID:0WXiPEVH
アキラは気づかない。アキラは今、天国にいるから。
アキラは、幸福だから。
戦いを忘れ、憂いを忘れ、絶望もなく、希望もなく。
なにも考えることなく、ただ快楽を貪る彼女。
また、イッた。この機械たちはアキラの体力がなくなってくれば休息を入れるであろう。アキラが陵辱で死ぬことはないのだ。
快楽のみを与えられ、快楽のみを受け取る。他のものはここにはない。
それはなんて、幸せなのだろう。
アキラは笑っている。幸せそうに、笑っている。
3日後、彼女はデスパイアと自分の子を産むだろう。
そしてその先も、様々な実験が待っているだろう。
けれど、彼女は幸せな日々を送れるはずだ。
この部屋には、恐ろしいものはなにもない。破壊的な快感があるだけだ。
アキラの残った意識が、なにかを思う。それも、幸せに流された。


オレンジのライトが照らす四角い部屋。
ここは、アキラの籠。
アキラが閉じこめられた、鳥かご。
彼女は、彼女は。
幸せの、青い鳥。




幸せの青い鳥.end
30名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:26:26 ID:0WXiPEVH
終わりです。後1話とかいったくせに全然・・・・・・


>>18
待っててね! 次でちゃんとこじつけるから!

>>19
さ、さん付け・・・・・・
31前スレ322:2010/11/18(木) 05:16:49 ID:U1SRqERs
GJ。しかし、すばらしい投下ペース。
こちらもみならって早く続きを書かねば、、
32名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:10:46 ID:5A5mfmws
ちょっと楔の方が思うように進まないので
気分転換に一話完結の投下します

しかし短編にするつもりだったのに今までの楔のどの話数よりも長いって…
短くまとめるのも作者の力量ですね
33名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:11:22 ID:5A5mfmws
外道魔法少女藍奈

01

「お願い、私に協力して。あなたの力が必要なの!」
 突然だが、突然出てきた小さな人間に、突然こんなことを言われた経験はあるだろうか。
私はある、今さっき言われた。
「急に現れて何を――」
「急に現れて何をって言いたいのね!確かに分かるわ。急に目の前にまるで絵本で見たかのような綺麗な妖精が出てきたらそりゃ驚くわよね!
でも心配要らないよ。怪しいものじゃないから」
 とりあえず突っ込みどころを三つ。
 まず自分で綺麗だとか言うな、恥ずかしくないのかお前。
 それから、どこをどう見たら怪しくないと胸を張って言い切れるんだ。
 最後に、私にも喋らせろ。
「えいっ!」
 と、心の中で突っ込みを入れていると、急に自称妖精は私の体の中に入り込んできた。
 入り込んだところがまるで液状になったかのようにとぷんと聞こえた気がしたのはもう放っておこう。
「えええっ!何々!?何なのよいったい!」
「申し訳ないけど、自体は刻一刻を争うの。あなたの体に無理矢理寄生させてもらうわ!」
「それは協力じゃなくて強制だぁー!」
 こうして私は唐突に現れた妖精によって唐突に魔法少女にさせられ、悪と戦う正義のヒロインとなってしまったのだ。
 ただし、すべてがすべて妖精の思い通りではない。
いや寧ろ寄生されたのがどちらのほうか知るのに、妖精も私、仙道藍奈(センドウ アイナ)も大した時間はかからなかった。
34名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:11:44 ID:5A5mfmws
02

「霧香、こっちはもう大丈夫よ。硯と休憩に入ってきな!」
「はい。ありがとうございます、女将さん!」
「はぁ〜、やっと休憩かぁ」
「弱音をはかないの、硯ちゃん。行く当てがなくて路頭に迷っていたところを助けてくれた女将さんの恩に少しでも報いるためだよ」
「えへへ、分かってるよ。休憩行こ、お姉ちゃん」
「もうっ、調子いいんだから…」
 私は灯野霧香(アカリノ キリカ)といいます。今私の手を引っ張っているのは妹の灯野硯(アカリノ スズリ)です。
 実は私たちはこの世界の人間ではありません。魔界という場所から遥々この地球を征服しにやってきました。
 だけど魔界と地球では根本的な大気濃度がまったく違い、こちらに来た瞬間私も硯もあまりの気持ち悪さに立っていられなくなってしまったのです。
 それを助けてくれたのが、女将さんです。女将さんは私たちが倒れていたところに偶然立ち寄り、理由も聞かずに看病してくれて、
あまつさえ働く場所まで提供してくれました。
 今私たちは小さな旅館「蓮華荘」で住み込みのバイトとして日夜働いています。
 もう地球を征服しようと言う気持ちはありません。考えてみれば、私たちがほしかったのは愛情だったのかもしれません。
 女将さんは私たちの母親代わりとして、従業員の皆さんも私たちや女将さんを支えてくれています。
 地球なんて大きなものはもう要りません。私たち姉妹は、女将さんや皆さんの愛情があれば、満足です。
「お姉ちゃん…」
 休憩所、六畳の部屋に広い机がひとつ。ポットと急須、お茶葉なところは流石に旅館といった感じ。そんな場所で突然、硯が話しかけてきました。
「何、硯ちゃん?」
「こんな生活がいつまで続くのかな?」
 不満なのかな、硯ちゃん。もともと魔界でもそんなに力は持ってなかったけど人の下につくってことに耐えられないのかもしれない。
「ううん、不満じゃなくて不安なんだ…」
「不安?」
「もし私たちが人間じゃないなんて知ったら、女将さんどう思うんだろうって。あの親みたいな目で見られるのはもう…嫌だよ」
 硯ちゃんが震えていた。私たちは親に虐待を受けていた。家系でも特別に力が低いからという、そんな理由だ。
 生まれ持った力なんかで私たちを決められたくない、そんな一心で、私たちは人間界へやってきたのだ。
 世界征服って言えば聞こえはいいですけど、言い換えればただの家出で、新居を探しに来ただけなのです。
「親のことは忘れよう、硯ちゃん。大丈夫、女将さんならきっと『そんなことより料理持って行って頂戴』って言うよ」
「あはは、言いそうだね」
 硯ちゃんの目には少し涙が見えたが、もう大丈夫だろう。硯ちゃんはやっぱり笑顔が一番だ。
「そういえばお姉ちゃ〜ん。台所係の辻平君といい調子なの?」
 突然の硯ちゃんの口撃に、思わず口に含んでいたお茶を噴出しそうになってしまった。
「ごほっ、ごほっ…いきなり何なのよ、硯ちゃん!」
「え〜、だって最近よく台所に行って辻平君と話してるじゃん。ぽーって頬を赤らめながらさ。辻平君も満更じゃない様子だよ?」
 み、見られていた…。あの時は誰もいないことを確かに確認したはずなのに。
「私の能力を忘れてもらっちゃ困るね。気配を消して、まるでそこにあるのが当たり前のように感じさせる。私の十八番だよん」
「す、硯ー!そこに直れー!」
「あー、そろそろ休憩お終いだよ。先に行くよー」
「待てー!硯ー!」
 こんな日常ですが、私も妹もとても幸せです。
35名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:12:13 ID:5A5mfmws
03

「そんな終わり方、させてなるものですか」
 遥か上空から、私はとある旅館を見下ろしていた。
「ふん、悪魔め。人並みの幸せを手に入れようなんて貴方達には分不相応なのよ」
『ね、ねえ藍奈。私の目的は別に改心した魔界の住人を追い返すわけじゃないんだけど…』
 頭の中で声がする。私に寄生した妖精が何か言っているようだ。
「五月蝿い。勝手に私の中に入ってきて何を言ってるんだ」
 まあこんな便利な能力を私に与えてくれたのには感謝してるが。
 私は脳内であることを思い描いた。
『あ、ああっ…やあん、ふぁあ』
 イメージしたのは妖精が触手に犯されている図。その通りに、妖精は頭の中で喘ぎ声を響かせる。
その声がとても淫靡で淫らでつい興奮しそうになった。
「あはぁ、いい声。貴方はそうやって私を魔法少女たらしめる力を与え続けていればいいのよ」
『そ、そんな…あんっ、駄目ぇ…そこ、は、気持ち…良すぎてぇ』
 ふんっ、と私は脳内のイメージを固定させると、再び旅館を見下ろす。
「それに、今日のメインディッシュはお前じゃない。あの旅館でのうのうと幸せを享受している魔物姉妹だ」
 改めて、壁面透視でターゲットの確認を行おう。
 一人は茶髪のロングヘア。おっとりしてそうな顔立ちにしっかりとした着物の着付け。どうやらアレが姉らしい。
 もう一人は金髪のショート。笑顔が似合うボーイッシュでちょっとだけだらけた着付けの着物。見たところ妹のようだ。
「うふふ、あのおっとりした顔がいやらしく歪んで、笑顔が卑猥に喘ぐ…想像しただけで濡れてきそう」
 これ以上妄想していると私が自慰を始めかねない。善は急げ、早く行うとしよう。
 そう決心すると、私は急降下して旅館の屋根目がけて突進する。
 屋根は思った以上に脆く、あっという間に私の侵入を許した。
 そして目の前に魔物姉妹二人の姿を確認できた。
「貴方達、魔物ね。狩らせてもらうわよ」
36名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:12:39 ID:5A5mfmws
04

「な、何ですかあなたは…」
 突然の闖入者に、私は常識ある疑問を投げかけられたと思う。
 ただし、それが常識ある回答に繋がるかというと必ずしもそうではない。
「魔法少女藍奈。貴方達二人、魔界から地球を侵略しに来た魔物でしょう」
 まるでこちらの回答など求めていないような話し方である。
 魔法少女、いや藍奈と名乗ったこの少女は、薄い桃色のセミロングの髪を持ち、白いフリルや赤いリボンを付けた服に同じくフリルのミニスカート、
白いブーツに白い手袋、魔法少女というより天使のような純白の格好であった。
 しかし、それに全く似合わない話し方とまるで汚いものでも見るような目付き、そして羽の代わりに生えている無数の赤黒い肉々しい触手が
天使とは全く別の者、寧ろ私たちより悪魔らしい悪魔のような印象を与える。
「お姉ちゃん…」
 硯ちゃんがまた震えてる…大丈夫、私が絶対に守るから。
 私は硯ちゃんの頭を抱えて魔法少女を睨む。
「なんだいなんだい、大きな音が聞こえたかと思ったけど…こりゃ何の騒ぎ?」
「あ、女将さん…」
 私たちと入れ替わり立ち代わり休憩に入っていた女将さんが駆けつける。
 それを見た魔法少女は女将さんに目をつけたようで、視線を私たちから外す。
「ああ、こいつらの保護者…といったところか。まあ魔物を保護したことは見逃してやる。でもとっとと逃げないと巻き添え食らうぞ」
「はあ?何いってんだお前。何でお前のような年端も行かない女の子があたしたちの娘をどうこうしようってんだ?」
 娘…嬉しい響きだったが今は感動している場合ではない。
「ふん、分かってないようね。こいつらはね――」
「やめてっ!」
 私は静止したが、元より魔法少女に私の静止を聞く気など無いようだった。
「――人間じゃないのよ。魔物、わかる?
このちっぽけな旅館に来たのだって、偶然を感じてるかも知れないけど、そいつらの意思どおりだったっていう可能性だってあるの。
だからとっとと逃げなさい。邪魔だから」
 恐れていたことが、伝えられてしまった。硯ちゃんの手前、女将さんなら大丈夫だろうと言ったが、実際にそんな保証はどこにもないのだ。
「だから…なんだ?」
「は?」
 しかし女将さんから出てきた言葉は、やはり女将さんらしかった。
「残念だけど、そんなことを気にする暇もないくらい娘たちは役に立ってくれているさ。それになんだっけ、狩る?狩るって言ったっけ」
 女将さんは一回深呼吸すると、一気に吐き出した。
「巫山戯るなよ!お前が娘たちの何を知ってるんだ!娘を看病していたときに何て言っていたか分かるかい?
『お母さん、お父さん、もうやめて下さい、御免なさい』だぞ!親に謝っていたんだ!詳しくは聞かないけど、よっぽどのことがあったんだ!
それでも気丈に働いてくれている娘たちを狩るだと、どんな人でなしだよ!魔物?だからなんだ。
私は魔物なんて知らないけどね、心優しい魔物だって居るだろう。だったらそれでいいじゃないか!」
 女将さんの啖呵に私も硯ちゃんも涙が溢れそうになった。
 嬉しかった。私たちを受け入れてくれた女将さんが、ううん、お母さんが私たちを守ろうとしてくれる。
 それに触発されたように、魔法少女に対して尻込みしていた他の人達も、一斉にこちらの味方に回ってくれた。
「そうよ!霧香ちゃんも硯ちゃんもとてもいい子じゃない!」
「私もいろいろ手伝ってもらったわ、魔物だろうと関係ないよ!」
「もし二人を狩るってんなら、俺たちも相手をするぞ!」
 そんないろんな声を聞いて、魔法少女も考えを改めてくれただろう。
 そんなことは起こりえるはずがないのに…そう思ってしまった。
「はぁ…あー、そうか。つまりアレだ。あんたら全員魔物を庇うってことか。いいやいいや、話し合いお終い。得る物なし。
素直に狩らせてくれれば旅館を修理するくらいやってあげたんだけど――」
 魔法少女は呆れたようにため息を吐いて、一言。
「じゃあまあ全員狩るって事で」
 それを言い放った魔法少女はとても冷たい濁った目をしていた。
37名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:13:07 ID:5A5mfmws
05

 どいつもこいつもくだらない。敵う訳ないのに何故向かってくるのだろう、こう言うのを馬鹿というのだ。
 結局私の触手で魔物姉妹以外は全員絡めとった。
「み、皆…御免なさい、私たちのせいで」
「お、女将さん、皆…ううっ」
「謝るなよ、霧香。泣くんじゃない、硯。私たちは全員自分の意志でやったんだ、悔いは…ぐぅぅっ!」
 拘束されて尚お涙頂戴をやられては堪らない。私は女将と呼ばれた女の拘束を少し強めた。
加減がまだ分からず、他の場所からも悲鳴が聞こえるが…まあどうでもいい。
「後は貴方達だけ。大した力もないようだしとっとと狩るか」
「お、お願いです!私はどうなってもいいですから、妹と女将さん達は助けてください!」
 ウザい、まだ分からないのか。最早お前一人がどうこうして解決できる問題ではないというのに。
 だがこれを利用すれば面白い事になりそうだ…。
「んーまあ私も人間にはあまり手を出したくないし…魔物であるお前たち姉妹を狩れればそれでいいかな」
「う、うう…硯ちゃん…」
「お姉ちゃん…私は大丈夫だよ」
 鳥肌が出るほど寒い茶番劇だが、我慢するとしよう。
「交渉成立ってことで。ほら、こっちに来なさい」
 そう言うと、私は触手をゆっくりと下ろし、人間たちを開放していった。あまりの締め付けに、全員気絶している。
 そして私の目の前に立った姉妹を見比べる。どうやら胸は妹のほうが少し大きいようだ。
「じゃあまずはストリップでもしてもらおうかな」
「え、ええっ!?」
「どうしてそんなことを…」
「魔物を狩るってのは何も殺すのだけじゃない。魔力を根こそぎ奪って魔法少女の力にするのも方法としてはあるのよ。
ほら、早くする。別にそこに転がってる人間から吸いとってもいいんだけど…」
 そう言って焦らせる。焦りは正確な判断を出来なくさせるから、混乱させるにはもってこいだ。
「わ、わかりました」
 そう言って姉の方が着物を脱ぎ出し、あっという間に下着姿になった。
 色気のない脱ぎ方だが、まあいい。
「ううっ…恥ずかしいよぉ」
 妹の方も姉に付き従って脱ぐ。色気のない脱ぎ方に色気のない下着。
 それでもこの恥辱は私の心を更にどす黒くする。
「何やめてんのよ、下着も脱いで全裸になれっつってんのよ。全裸になったらこれに奉仕しなよ」
 そう言って姉妹に一本ずつ触手をチラつかせる。
「うっ、くさ…これいったい何なんですか」
「貴方達を天国に送るものだよ。まあ地獄かもしれないけどね」
 下着は脱いだが、まるで男性器のような触手に奉仕することは未だに抵抗があるのだろう。両方共ちらちら見ては目を逸らす。
「あーいいよいいよ、じゃあ量も質も悪いけどこっちの人間から…」
「や、やめてください!…ちゃんとしますから」
「私も頑張るから…女将さん達には手を出さないで」
 御託はいいからとっととやれよ、面倒だな。
「んんっ…れろっ……」
「もご、むぅ…」
 舐め始めたはいいが、姉妹二人とも稚拙すぎて全く悦楽を感じない。やはり処女なんてこの程度か。仕方がない、こっちから動かしてやろう。
「んぐぅ!ごぉ、やめ…むぅぅぅぅ!」
「ん、んん!げぶっ、んんんんんっ!」
 激しくストロークを繰り返してさっさと触手精液を口の中に出した。無理矢理はやっぱり気持ちいい。
 それに、この精液は魔力を吸収しやすくする効果もある。ぶっちゃけてしまえば発情させるのだ、女だろうと男だろうと。
「はぁ、はぁ…何なの、これ…」
「お姉ちゃぁん…変だよ、私…何かおかしいよ」
 こうなったらもう秘所もその他も準備は万端の筈だ。私は四本の触手を姉妹の秘所と菊門目がけて勢い良く突き入れた。
「ぎっ、ああああああああ!」
「いいいいいいいいっ!」
 姉妹の秘所から破瓜の血が舞う。流石に両方一辺に入れると苦痛を伴なうだろうが、まあそれも魔力を吸収する上でのスパイスだ。
 やはり魔物だろうといい魔力を持つ処女は美味しい、思わず私も濡れてきてしまう。とはいえ触手では魔力が循環してあまり意味が無い。とすれば…
38名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:13:34 ID:5A5mfmws
06

 ああ…好きな人に捧げるはずだった処女がこんなところで…。
 だけどこれで他の人の安全は…え!?あの人、何で辻平さんに近づいてるの?
「う、うう…畜生、俺は一体」
「うふふ、おはよう」
「うわっ!お前は霧香ちゃんと硯ちゃんを狩りに来たって言う…ううっ」
「やっぱり何の抵抗もない人間は匂いだけで発情しちゃうわねえ。ふふっ、貴方の立派に勃起した童貞チンポ。私が食べてあげる」
 や、やめて!皆には危害を加えないって約束したでしょう!
「五月蝿いなあ。貴方達があんまりのんびりしてたから、まあ利子だよ利子。貴方はそこで喘いでればいいのよ」
 そう言うと私の中に入っている触手が一層激しく動き出す。
「んああっ、あん、いやぁ!お、お願いだから…ひぃん、彼に手を出さないでぇ」
 快楽に堕ちそうな心を私は必死で繋ぎ止める。
「ん?ふうん…なるほどそういうわけか。それならまあ――」
 一瞬、ほんの一瞬気が緩んでしまった。そんなわけ無いのは最早分かっていたのに…。
「――尚更、食べたくなってきた…んんっ」
 いつの間にかズボンもパンツも下ろされた彼の勃起した肉棒を、魔法少女は容赦なく自分の秘所で咥えはじめた。
 その秘所には私たちと同じく破瓜の血が見えたが、彼女が苦痛に苛まれている様子はない。
「あはぁ、いいよぉ。セックスって初めてだけど、こんなに気持いいんだね…ふうんっ!ほら、貴方も動いてよ」
「う、う、くそっ…腰が勝手に、気持ち…いい」
 私は気が狂いそうになった。私のせいでここが襲われただけでなく、何の関係もない人まで巻き添えにしてしまった。それに彼まで…。
「ああんっ、気持ちいい!凄いよ、これ凄くいい!」
 突然声がした。妹の声ではない、誰か別の女の人の声…。嫌な予感、いや予感と言うには具体的すぎるものだった。
 喘いでいたのは従業員の人達だった。触手に拘束され、精液の匂いで発情してしまった彼女たちに、その声を止めることなど出来るはずもなかった。
「はあんっ!気持ちいいよぉ、もっとして!もっとアソコ突いてぇ!」
 私たちよりも後輩の学生アルバイトの女の子も処女だったようだが、そんな面影はもうどこにもない。
 着ていた着物ははだけさせられ、触手に対してまるで娼婦のように喘ぎ狂う。
「ああっ、御免なさい!こんなの気持よすぎて耐えられない、夫の物よりずっといいの!」
 私たちをサポートしてくれた従業員さんも喘ぎを止められない様子だった。
 彼女には夫がいたはずだが、触手の動きはそんな事実を忘れさせるほどに彼女を突き狂わせる。
「んん、くぅっ…はぁあ、こんなに、気持ちいいの、知らない…」
 そして女将さんも例外ではなかった。年齢より若く見える柔肌を蹂躙され、豊満な胸を扱かれる。
 その攻めに対して、さっきまで抵抗していた女将さんでも耐えることは無理だった。
「お、姉ちゃん…私、もう、我慢できないよ…ふああっ」
 硯ちゃんも最早堕ちるのは時間の問題だった。喘ぎを我慢しなくなっている。
 そして、私ももう限界まで狂い始めていた。
「うん、私も…もう駄目。イこう、硯ちゃん…ひうっ!皆…ああ、一緒だから」
「お姉ちゃん…一緒に、イってくれるの?嬉しい、ん、ああっ、皆で一緒に…いれるんだね」
「あはっ、私ももう駄目かなあ。じゃあ全員でイっちゃえ」
 魔法少女がそう言うと、触手のストロークは先程までの比ではないくらい早く、テクニカルになっていった。
 そして魔法少女のセックスも限界が近いようだった。
「いい、イク、イクっ!はああああああああああっ!」
「お姉ちゃん、お姉ちゃんっ!一緒にイこう、一緒に…ひああああああああっ!」
「あははっ、ほら、貴方もイっちゃえ。…あ、熱いのが、んんんんんんんっ!」
 そしてわたしたちはみんななかよくくるっていった。
39名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:13:59 ID:5A5mfmws
07

 他愛ない。悪魔といえど所詮はこんな物か。
 しかしこいつら、まだまだ良質の魔力を持っている。いつか強大な魔物が襲来した時のために力を蓄えておこう。
 そう考えた私は、あの旅館にいた人間すべてを触手の苗床とした。とはいえ別に触手で孕ませて産み出そうとしているわけではない。
それでは魔物どもとしていることが変わらない。私は私の触手を使って、ただ力を吸収しているだけに過ぎない。
 人間のほうは持っている魔力も少ない。近いうちに、まあ最低限生きられるくらいの魔力を残して廃棄しよう。それまで楽しめればいい。
 何せ私はあの外道な魔物共からこの日本、いや地球を救っているのだ。これは税金のような物。
 それに強制徴収というわけでもない。きちんと彼らからは気持ちよく徴収している。私は魔力を、彼らは快楽を。至極当然の理ではないか。
「ああん、またアソコで精液出てますぅ…もう霧香は、触手があれば何も…ふああんっ!」
 灯野霧香はスタンダードに秘所で快楽を感じるようにした。
 最早これは壊れている。触手と快楽のこと以外は何も考えられないだろう。
「ふぐぅ、ら、乱暴にしちゃ…駄目だよ。お尻はデリケートだから…それに、硯は逃げないから…ね?」
 灯野硯は菊門を中心に開発している。どうやら尻は魔力を吸うには適してない器官のようだが、
まるで注射器のようにジワジワと体に魔力が入ってくる感じはなんとも言い表せない。
 他の人間も、少ない魔力をギリギリまで吸収している。あの辻平とかいう男はギャグボールに目隠し、後ろ手に手錠をかけて、
苗床であるここに放置している。触手の匂いと女の喘ぎを聞いて、彼の肉棒は何時射精してもおかしくない状態だが、そんな勝手なことはさせない。
魔法で自由に射精を出来なくしている。この男が壊れるのも時間の問題だろう。たまには私の性欲を満たす肉人形として可愛がってあげよう。
『藍奈ぁ…もうやめようよ、ひぃっ!そ、そんなところ触っちゃ駄目!』
 そういえば、私を勝手に魔法少女にしてくれたあの馬鹿な妖精は、未だに私の体内で触手責めにあっている。
こいつには魔法少女になるための力を放出してもらわないといけないから、無闇矢鱈に壊すわけにはいかない。
だが自分の意志で私に協力するよう、ゆっくりと体内で調教してあげる。
 さて、次はどんな魔物を狩ろうか。聞いた話では、ある街のビルディングで社長秘書をしている魔物が居るそうな…。
更に魔物の保母に、魔物の女子学生。全く世も末だ、ここまで魔物に侵略されているとは。
 だが、私に目をつけられたのだ。これらの魔物たちは例外なく私の魔力の糧となってもらおう。邪魔する奴は老若男女容赦しない、全て糧にする。
何せ私はこの世界を守る唯一無二の存在、魔法少女なのだから――。

外道魔法少女藍奈 END
40名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 19:16:59 ID:5A5mfmws
というわけでおしまいです
視点が藍奈と霧香で一章ごとに入れ替わってます
しかしただの短編に使いもしない設定を考えたりするのは私の悪い癖です…だから長くなるのに
今度短編書くときはもうちょっと簡潔にエロくできるように努力します

さて、続き書くか…
41名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 07:26:08 ID:NUX5Xf5x
乙!触手少女もいいな
42名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 09:42:09 ID:BAM1pxnQ
外道っぷりが良い
お涙頂戴の小芝居見させられて面倒くさいなとか思ってるとことか最高
43名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 17:49:25 ID:Oko2lLjv
乙。

単発連作でいいからこれも続きを読みたいとか思ったり。
44名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:36:06 ID:wUMDKO9G
魔物いたぶって濡らす変態魔法少女とか。
さらにとり憑いたのに逆に虜にされる妖精とか。
俺得すぎるぞ、もっとやれ。
45名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 05:49:05 ID:a2WgpokC
前スレ500KBいってたんだな…今気付いた
46名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 12:36:41 ID:kB+vYzWb
魔法少女が厨房男子の妄想で狂罪化した学校の教材を浄化する物語。
しめつけマット、跳び箱ヒドラ、2体挟んでモフモフと二本差しして魔法を阻害する粉まみれにする巨大黒板消しとかエロモンスター考えて過ぎた三年間でした。
47名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 17:27:58 ID:FLuBf6MB
無生物触手銃とかいうのを考えた
無論元ネタは青狸
48名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 18:58:18 ID:PqYDj+sr
のびちゃん「しずかちゃんをイカせたいよ〜」
テッテレレッテッテー
青狸「触手〜」
49名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 23:33:15 ID:tk7tumh7
Youは触手!
愛撫で娘 堕ちてくる
50名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 12:11:27 ID:vTdnV6AU
今話題のハリー・ポッターには触手はいないのだろうか
51名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 16:25:39 ID:XPsYziYa
いないはずがない。

悪の魔法使いが触手飼ってるのは決定事項だろう。
52名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 22:09:28 ID:BVFRxl9e
「賢者の石」の終盤あたりで出てたような
53名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 00:05:03 ID:nGjWsDrg
ハリポタの世界なら18禁食玩でありそうな気もするw
54名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 04:38:31 ID:bLmranv0
名前忘れたけど、クラスメイトの兄貴ズが学校辞めて始めた店に置いてありそうだ




それはさておき、アイアンメイデンな触手とか妄想してみた
誰か書いて(ry
55名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 11:16:26 ID:/5gs2srB
悪魔の木とフレッドとジョージか
ハリーはあと、大蜘蛛さんとか蛇さんとか色々いるな
56名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 16:37:26 ID:MMrb2AXX
本編だと全力で殺しにかかってくるけどな
57名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 20:32:53 ID:zZMYoMLP
ノクターン横丁には絶対その辺の大人の玩具的ペット屋があると思う。
もちろん触手や動物だけでなく、それにあてがう繁殖用人間も扱ってる。

客「うちの触手が繁殖期迎えてね。」
主人「この娘はどうです?野生種に一月ほど番わせて触手慣れしてますから、いい子産みますよ」
58名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 13:16:06 ID:R5TGk1lf
>>57
そして稀にペットが制御出来ず暴走、魔法省に発覚、摘発されるのか
59名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 05:38:10 ID:DGU3Mjre
魔法省の若きエリート闇祓いな魔女が摘発に乗り出すも返り討ちにあっておエロい闇の魔術にかけらる、と…
60名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 01:17:48 ID:2S2M4vp4
ギリギリ一週間…越えちゃってますね、もう一時じゃんorz
楔第三話投下します
例によってエロ少なめです
61名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 01:18:36 ID:2S2M4vp4
楔と魔法少女達 第三話 みずのちから

01

 オーガーに掴まれた桑原は、それでも漸く呼吸を再開することができた。
 しかし、意識が戻ったところで彼女の末路には何の関係もなく、
寧ろ戻ったことでさらなる絶望に落されることになろうとは、今の彼女には想像できなかっただろう。
「ハァ……がはっ、げほっ、畜生が。覚えて…ろよ、後で…絶対、に…」
 息も絶え絶えな状態で悪態をついた桑原だったが、そもそも戦闘開始以来咆哮や唸り声しか上げないようなモノに通じてるかどうかも分からなかった。
 現にオーガーは悪態をついている桑原をまるで無視し、彼女を掴んでいる指を触手に変化させ始めたのだった。
 あっという間に桑原は四肢を拘束され、大の字に空中に固定されたのだった。
「テメ…この、何…するつもり…だよ。離しやがれ…若しくは、死ね」
 徐々に離す程度の体力は戻ってきたが、その状況は寧ろオーガーの意図する所であった。
 オーガーは急に舌を出して、空中にいる桑原を正面から一舐め、もう一舐めとべろべろと舐め始めたのだった。
「わっぷ…おい!何、うぷっ…やってんだよ!舐めるな、畜生!」
 暫く舐めていると、急にオーガーはその行為を辞めた。そして先程の行為が嘘であるかのようにじっとしていた。
まるで何かを待っているかのように――
「何やったんだ、コイツ…って、うわ!なんだこりゃ!」
 魔装が音を出して溶け出してきたのだった。魔装の下にあった下着も溶け出しており、彼女の前部はほぼ全裸のようになってしまった。
 無論、空中に固定されている彼女に晒されてしまった恥ずかしい場所を隠す術は皆無である。
 溶けた魔装の下にある形の良い、大きすぎず小さすぎない胸や恥毛、その下の秘所もオーガーの唾液に塗れたその姿は
大量に射精された情婦を思わせるように淫らに見えた。
「絶対、殺す…見るも無惨な、精神的ブラクラになるような殺し方で殺してやる…」
 この場においても悪態をつき続けるが、オーガーはこの状況になっても沈黙を守っていた。彼が待っていたのはこれだけではなかったのだ。
「絶対、絶対に…ハァ、ハァ…な、何だ?」
 突如、彼女の言葉に少々桃色な感じが混じってきた。これこそがオーガーの待っていたものであった。
 桃色の吐息を混じらせたのを確認すると、オーガーは指を変化させた触手の一本で桑原の秘所を軽く撫でた。
「ふあっ…な、何だ今の、アタシの…声?」
 自分でも発したことのない甘い声に若干戸惑いつつも、体の火照りは止まらない。寧ろ愛撫したことで更に体内に燃え広がろうとしていた。
「あっ、ひあっ、何だよこれ…くっ…」
 斜に構えたふうな性格の桑原だったが、彼女自身自らを慰めたことは滅多に無く、自身から次々と出る喘ぎにどんどんと脳が支配されていく。
 それを見たオーガーは更に二本の指触手を、既に勃起している乳首へと伸ばしてきた。
 その顔には、先程まで無かった笑顔が浮かんでいるふうにも見えた。
「ふっ、く…あ…くうっ、畜…生、め」
 愛撫はしつこく続いた。彼女はとにかく喘がないようにと、必死で口を継ぐんだが、体の反応だけは押えきれない。
 唾液媚薬に犯されている体は、愛液を溢れさせ、陰核も勃起済みである。彼女の体に性感帯になっていないところはなかった。
「くああっ、いや…何かが、くる…はううん」
 先程までの強気な悪態をついていた彼女からはまるで考えられないような、生娘の声が止まらない。
 そして彼女の様子を見たオーガーは、触手での攻めを更に激しくし始めた。
「はぁっ、やめっ…んはぁっ」
 そしてとうとう限界がやってきた。オーガーは最後とばかりに秘所を撫で、両乳首と陰核を強く摘んだ。
「あ、あ…いく、どこかへ、イッちゃう…イく、イクッ!あああああああぁぁぁ!」
 桑原は絶頂へと辿り着かされた。ぐったりとした彼女の股間からは愛液が吹き出し、体は痙攣していた。
 自慰をしても絶頂へたどり着いたことのない彼女の、これが初めての到達だった。
62名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 01:19:14 ID:2S2M4vp4
02

「はぁ…はぁ…」
 戻った体力を根こそぎ持って行かれたような虚脱感が、桑原の中に残った。
(やっべ、考えが…全然まとまらない…)
 無論、これで終わりなどとはオーガーも桑原も思っていなかった。
 というより、彼女の中には期待という小さな火が燻っていた。
 そしてオーガーもその期待を知ってか知らずか、いやどっちでもいいと考えてか、ついに桑原の秘所に先程より太めの指触手を当て始めた。
「くっ、そ…マジで…これまでかな…」
 言葉とは裏腹に、桑原の体は触手を受け入れたくてしょうがないほどに火照り続けていた。
 そしてオーガーの触手が桑原の秘所に侵入を試みた――
「ゴガアアァァァァァ!」
 少女を征服した歓喜の悲鳴、では無かった。
 突如オーガーが上げた悲鳴は尋常ではない苦痛の悲鳴、そしてそんな声を上げさせられるのは現時点で一人だけ。
「へっ、遅いんだよ…」
 オーガーの両腕、額、両足の五箇所にダメージがあった。狙撃のダメージである。
 突然の激痛に触手は桑原を拘束するどころではなくなり、緩くなった触手から彼女は重力に従って落下した。
 その落下地点には水のマットのようなものがあり、桑原はその上に落ちる。
 そしてブレスレットから聞こえてきた声と会話を始めた。
『まったく、先走って戦闘した挙句に魔物の奥さんになるところだったなんて。くーちゃんはやっぱり脳に新聞紙が詰まってるとしか思えませんね』
「あー、クソッ。色々と言い返したいが頭が働かねえ。悪いけど後頼むわ」
『しょうがありませんね、私は絶対に断るところですけど、まあ苗床になって敵が増えるのも考えものですし。頼まれてあげましょう』
「素直じゃねえでやんの」
『お互い様でしょう』
 ぷっと二人が吹き出すと、桑原は意識を失い、死んだように眠り始めた。
 佐久良は水マットを遠隔操作で戦闘区域から離脱させる。
 佐久良自身は桑原とオーガーの戦闘区域から2〜3km離れた狙撃地点であるビルディングの屋上から、スコープでオーガーを見定めた。
「とはいえ、あの図体ではスナイパーライフルでも効き目薄ですね…無駄弾はそのまま魔力の無駄ですし。
近距離戦に切り替えるにしても、まずは動きを止めないと…」
 オーガーは今は自分を攻撃した者を探しているが、いずれは獲物を求めて人のいる場所へ邁進しだすだろう。
 そうなった場合、佐久良にこの距離から仕留められる武器は生成できなかった。
「んー…ん?あれは確か…成程、くーちゃんもタダでは犯されませんね」
63名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 01:20:18 ID:2S2M4vp4
03

 佐久良亜沙美の狙撃能力、ひいては集中力は非常に優秀である。
 彼女の武器であるスナイパーライフルは銃そのものから弾丸まですべて水で構成されている。
 その弾丸を到達するまで形を保たせる魔力構成力もまた、彼女の武器である。
 よって2〜3kmなど、彼女にとって距離とは到底呼べない。
 そして、その集中力で、佐久良は発見したある物に向かって狙撃した。
「グッ、ガァァァ…」
 声が弱まっているのは、先程より大ダメージを与えたという証拠でもあった。
「脳天に風穴を開けられて死なないって…人とは肉体構造が違うのかな?それとも脳はそれほど重要じゃないってこと?
頭使ってなさそうだし…いえ、どっちでもいいわ」
 そう、彼女が狙撃したのはこめかみに刺さった桑原の短剣であった。
 引いて駄目なら押してみろを見事に表した結果は思った以上であり、オーガーは膝をついて呻き声を上げるだけとなった。
「これだけでもいずれは死ぬでしょうけど…まあ、念には念を入れましょう――」
 佐久良はロングスカートについた埃を払うと続けて言う。
「――友達に、お願いされましたしね」
 そう言って佐久良は戦闘区域である広場へと続く水流の道を創りだし、そこに飛び込んだ。
 到着はあっという間だった。佐久良は未だに膝をついて呻いているオーガーに対峙する。
「まだ息がありますね。全く呆れた生命力です」
 佐久良は肩をすくめ、やれやれと言った感じで続けた。
「くーちゃんに頼まれましたから、せめて惨たらしく死んでください」
 死、という言葉にオーガーはピクリと反応した。そして最後の力を振り絞り、立ち上がる。
「まだ立つのですか…まあ私も生成が終わりました。これで終わりにしましょう」
 そう言うと佐久良は先程のスナイパーライフルよりはるかに小さい、手の平サイズの銃を構えた。
 そしてその銃の引き金を引きながらオーガーの首を切るようにただ一振り――
 ――だたそれだけでオーガーの首が落ち、切り口から鮮血が舞った。
「ふむ、射出装置としての銃を必要最低限まで小さくし、更に口径を絞り、水を超高速で発射する。
初めて試しましたが近距離戦では必殺の威力と言っていいですね、ウォーターカッターは。
ただ切るために常時射出しなければならない以上、魔力消費量が激しすぎて遠距離で使える武器ではないですが…そこは適材適所で行きましょうか」
 血の雨の中で独り言を言って、彼女は手の中の銃を水に戻す。
「さて、くーちゃんを基地に運ばなければいけませんし。帰還しましょうか。白鳥隊長、褒めてくれるかなぁ」
 佐久良はそこから何事もなかったかのように、鼻歌を歌いながら立ち去っていった。
64名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 01:21:01 ID:2S2M4vp4
04

「ねえ、やられちゃってるわよ、アンタの呼んだデクノボー」
「あそこまで追い詰められれば上出来だ。水の方の奥の手を引っ張り出せただけでも対策を練ることが出来るからな」
「ああ、そう」
 またもや何処かで声が聴こえる。
 一つはルーク、もう一つは以前の女口調の声だった。
「そういえば、『職種群生地』は何処へ行った」
「それがさあ…妙に例の子にお熱なのよねえ。まるで初恋の相手みたいに犯しまくってるわ」
「そんな初恋があってたまるか」
「なんでアンタの方が女の子みたいなこと言ってんの」
 とてもじゃないが、人間を襲っている連中の会話とは思えなかった。
「ああそうそう、あの水の子、あれ私に頂戴よ。ああいう子が派手に淫らに喘ぐ姿って唆るのよねぇ」
 うふふふふ、と女口調は笑っている。若干ではあるが、涎が口から垂れかけていた。
「別に構わないが、水も厄介だぞ。特にあの魔物を殺した近距離武器、アレは侮れん。こと戦闘に関しては幹部中最弱のお前で対処できるのか?」
「ふふん、対策を考えつかないなら欲しいなんて言ってないわ。丁度私が知ってる奴にあの子向けのが居るのよ」
 そ、れ、に、と女口調は続ける。
「これでも私は『悪魔の天秤』よ。戦闘に関して最弱ではあるけど、戦闘外に関しては『触手群生地』にだって負ける気はないわ」
 舌を出して笑みを浮かべながら女口調は言う。その姿は小悪魔などではなく悪魔や淫魔と表現するのが相応しいほど妖艶だった。
65名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 01:21:47 ID:2S2M4vp4
05

「くっ、あああああっ!あぐっ…うああっ」
 基地に戻った桑原と佐久良だったが、未だにオーガーの唾液に混入された媚薬の効果が残っている桑原は、その疼きを全く処理できないでいた。
 快感だろうと、一定を過ぎれば苦痛になる。仲間、いや友人の前で痴態を晒したくない彼女は、とにかく体の火照り全てを我慢した。
 しかしそもそも、火照りは痒みと似たようなものだ。我慢しようと思ってできるものではない。
「くーちゃんっ!我慢しないでください、狂い死んでしまいます!」
「ざっけんな…アタシが、この程度で…あがあああああぁっ!」
 それはまるで麻薬の切れた中毒者のような状態だった。
 佐久良は涙目で桑原にすがっていた。何ができるでもない、しかしせめて側にいてあげることが友達としての義務であるかのように。
「佐久良、ちょっとどいてて」
「…え?隊長、いったい何を…」
 白鳥はどこからともなく現れたかと思うと、苦しむ桑原の胸のあたりに手をおいた。
「…たい、ちょう…どこ、さわってんだよ…」
「黙って」
 暫く手を置いていると、桑原が呻きを上げなくなってきた。
「く…う、ぅ…………」
 もともと体力の限界だった桑原は、自分に苛むものがなくなると、安心したように眠りについた。
「もう大丈夫。媚薬の効果は切れたよ」
 ぽかんとしていた佐久良だったが、白鳥が話しかけた途端に首を振って覚醒した。
「え、あの、隊長。いったい…何をしたんですか?」
「魔力を使った簡単な治療だよ。別におかしいことはないだろ?そもそもその魔装の発案、設計、開発をしたのは僕なんだから」
「……」
 佐久良は白鳥の説明に得心できない様子だったが、それでも今は友達の無事を喜んだ。
 白鳥はというと、簡単にステータスチェックを行った後、彼女たちのいる部屋を出て行った。
(君達はまだ死んでもらっては困るんだ。僕はまだ、表に出るわけにはいかない)
 小さな声でそう言うと、彼は自らの開発室に入っていった。

第四話へ続く
66名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 01:28:36 ID:2S2M4vp4
これで第三話おしまいです
BADについては既に書き終えているので推敲等を済ませて来週中には投下したいと思います
これからも出来る限り週一の投下を目指していきます

それから藍奈ですが、ネタも結構思いついたので単発連作として書いていこうかと
それ故にどこから読んでもいいように時系列はほぼバラバラにしようと思ってます
前回はちょっと外道っていうより悪と善の逆転みたいな感じしかしなかったので
次回はもっと外道と変態を目指していこうと思います

しかしエロSS書く上で一番面倒なのが喘ぎ声…
三点リーダーと読点のバランスや声の種類が難しいです
あまり同じ声を出すわけにもいかず、あまり同じ止め方をしても単調になってしまう
奥が深いです、喘ぎ声
67名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 11:16:17 ID:CmboHA/8
GJ
ウォータージェットすげぇ
あえぎ声考えるのは苦労するね。心情も考慮に入れんといかんし
フェラとかはそもそもどうするのって感じだ
68名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 14:04:45 ID:MZFD7/BY
あえぎ声は難しいっていうか叩かれやすいね

俺も以前はボチボチ投下してたけど
あえぎ声厨に茶化されたんで書く気がしなくなった
濁点が多いと萎えるとか実況させるなwwwとか
69名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:39:35 ID:UmcVjPQ9
久し振りにリア投下します


「私」の名前は豊崎恵。「私」は天使。「私」は人間。「私」は女性。
「私」の好きなものは、きれいな花、明るい太陽、静かな音楽。
「私」の好きな人は、アキラに、リアちゃん、お父さんとお母さん、店長や友達のみんな。
「私」はデスパイアと戦う。「私」は知らない誰かを助けるために戦う。それが天使。それが「私」。
私は「私」、「私」は私。
『私』の名前はトヨサキメグミ?『私』は、



『貫殺天使リア』
28幸.「私」はなに?

70名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:39:56 ID:UmcVjPQ9
――秋田県、山中
町を出た、次の夜。
私はリアちゃんのいるであろう廃屋を発見した。
見た目はほとんど外国人、しかもたったひとりでガイドもつけず山へ登っていった少女。
そんな目立つ要素満載のリアちゃんが、どの山へ行ったのかなど容易に調べ上げることができた。
その上、ただの偶然だが、比較的新しいデスパイアの死体と大きな獣の足跡も発見することもできた。
足跡をたどり、着いたのがここ。潰れかかった廃屋。
どうやら大きな家だったらしい。周囲を囲う防風林が好き放題に伸びてその全容を隠している。
一応家の周りをぐるっと一周してみたところ、見張りの類はいないようだ。あるいは、今現在は狩りに出かけているのか。
チャンス、だ。
見張りがいないのだとしたら意表を突く作戦は有効、狩り中なら戦う必要さえないかもしれない。
しかし、しかし。
中にいるのはリアちゃん、ヒュプノスウルフ、そしてカレンちゃん。
あのムカデ型デスパイアを倒したのは、誰だ?
死体に残った残留魔力、そこには毒魔法の残り香があった。
毒魔法――高等魔法。雷や炎のような属性魔法、私のような固有魔法、その中のひとつ。
ふつうは、デスパイアしか使わない、使えないような魔法だ。人間が習得したという話は聞いたことがない。
なぜ人間、天使が習得できないか。それは、その気質と性質にある。
基本的に天使が習得できる高等魔法は、『プラスイメージ』なものに限られる。
炎は『明るい』し、水は『清廉』。私の多重障壁は『人を守る』。全てプラスイメージだ。
対してデスパイアの高等魔法は、『マイナスイメージ』。
催眠術、幻術は『惑わせる』、武器の具現化は『人を傷つける』。
これらは天使は希望と光を、デスパイアは絶望と闇を糧とするところから来ている。
そして毒も、『人を苦しめる』。マイナスイメージだ。
故に、人には使うことができないはず。
だが、現に毒魔法の痕跡がある。
しかし、ウルフは群れに不和をもたらす異種族のデスパイアはなるべく排除する傾向がある。
おそらく他のデスパイアはいないだろう。いないはずだ。
そうなると、帳尻が合わない。
誰だ? 誰が、毒を使った?
「・・・・・・」
いい。突入しよう。
ここで考えていても埒があかないし、この好条件が変わってしまうのは惜しい。
少々拙速かもしれないが、今もリアちゃんは魔力を奪われているだろう。時間をかければ敵も強くなってしまう。
「障壁展開、4。大障壁、範囲20メートル」
いつものように自分のまわりに障壁を張る。今回はそれに加えて半径20メートルを囲う壁も配置した。
これで、逃げられない。
「リアちゃん、今行くわ」
突入――!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

71名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:40:19 ID:UmcVjPQ9
――潰れかかった民家、居間
突入、ウルフの下っ端を倒してすぐ。
目的の内のひとりと会うことができた。
漆の髪、二刀小太刀。白を基調としたセーラーのコスチューム。
カレンちゃん、西園可憐。
デスパイアに囚われた少女。
その娘が今、ウルフたちといっしょに私に刃を向けている。
「――『君の影草』!」
「っ!」
交差された剣戟は全て障壁に阻まれる。同じ刀でも、攻撃力はアキラに及ばないみたいだ。
だが、そんなことは問題にならない。問題は――、
「もういっかい、『君の影草』!」
「なぜ――、なんであなたが!?」
カレンちゃんが、毒魔法を使っていること。その小太刀から漂う魔力は明らかに闇よりの魔法だ。
そして彼女の顔、表情。あれは、あの白いデスパイアと同じ笑み。
きもち、わるい。
「っと! ああもう、うざったいなぁ!」
カレンちゃんが距離をとる。同時に私を囲っていたウルフたちも飛び退いたところを見ると、カレンちゃんの方が序列は上らしい。
「・・・・・・カレンちゃん、よね? リアちゃんはどこ?」
「んー? なんでリアちゃんのこと知ってるの? リアちゃんは今、ご主人様といっしょだよ」
あっけらかんと答える彼女。ご主人様とは、群れのボスのことか。
「私は、あなた達を助けに来たの。・・・・・・といっても、今のあなたじゃわからないわよね」
「・・・・・・なにいってるか、本当にわかんないんだけど。もしかしてバカにしてる?」
憮然とした面持ちで、また両刀を構える彼女。狼とともに、斬り掛かってくる。
が、私の障壁は全ての攻撃をはね返す。
「無駄よ。見たところその魔法は攻撃後の追加効果を与えるだけみたいだし・・・・・・。あなたじゃ私には勝てないわ」
「・・・・・・っ」
どんなに毒が強力でも、あたらなければどうということはない。アキラのような武器の強化でないことは私に対しては大きな欠点だ。
もう少し戦って、リアちゃんの居場所を詳しく知っておきたい。妙に余裕ぶっているから、煽れば答えるかもしれない。
と、思っていた矢先。カレンちゃんの動きが突然止まる。
「・・・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・魔力を、集中」
ふっと、悪寒。
クロスされた剣が障壁を揺らす。傷はない。
ない、と思ったが。
「・・・・・・!?」
じゅるり、と剣の軌跡から障壁が溶けていく。腐食していく。毒々しい血色に。
「――『手折りの赤花』!」
破けた障壁をくぐり、カレンちゃんが第3層を斬りつける。先ほどと同じく壁は腐り始める。
はじめに斬られた障壁が形を維持できなくなり自壊した。ウルフたちがより私に近づいてくる。
「――――っ! 障壁射出、2!」
残った障壁の外側を射出する。平面が近寄る敵たちをはじき飛ばした。
しまった、ミスだ。大障壁の維持に魔力がかかりすぎて、新たな障壁が作れない!
来た道を戻ろうと走り出す。しかし、カレンちゃんが起きあがって追撃をしてきた。
「『手折りの赤花』!」
「っ!」
残った最後の障壁まで腐っていく。まずい、残る障壁は身体を包む脆弱なものだけだ。
「障壁反転、1!」
「きゃあ!?」
形状が安定している間に攻撃をする。ガラスのように砕けた障壁がカレンちゃんを襲う。
彼女がひるんだ間に外へ飛び出す。大障壁を解除して、森の中へ逃げ出す。
「『あふよう』!」
「ぁく!?」
背後から投擲された刀が肩をかすめた。ぴりぴりとした痛みが走る。
「大障壁、範囲10メートル!」
もう一度民家を隔離した。これでカレンちゃんとデスパイアたちは出てくることができない。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
息を切らし、走る。
逃げる。
無様に、背を向けて。
72名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:40:41 ID:UmcVjPQ9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


――山のどこか
大障壁を維持できないほど遠くに逃げて、私はやっと腰を下ろした。
身体が重い。疲れと、魔力不足。大障壁を張り直したのがまずかった。
ここで少し休んで、麓へ降りよう。今のまま突っ込むのは分が悪すぎる。
やはり、一筋縄ではいかなかった。毒魔法、ではない。ウルフの催眠魔法だ。
一枚目の障壁を破られたあのとき。普段の私ならすぐに射出でも反転でもして反撃を加えていただろう。
それをできなくさせた、判断をにぶらせた催眠魔法。戦いの勘を鈍らせる、厄介な魔法。
対策を練らずに突入した私の判断ミスだ。
「はぁ、はぁ・・・・・・」
息を整えようとする。うまく呼吸が安定しない。心臓の鼓動がいやにうるさい。
カレンちゃんの毒魔法。なぜ、彼女はそれを使える?
・・・・・・そうか、聞いたことがあった。
堕天使。闇に心を奪われた天使。
過去、何人かいたらしい。私もよく知らない。デスパイアの研究書に載っていたのを少し覗いただけだ。
たしか、デスパイアに天使化を施された少女、S級デスパイアに陵辱され心が壊れた天使のふたつの例を見たんだ。
彼女たちは人でありながら闇の魔法を使える。その理由は、デスパイアと融合した人間と同じ。
デスパイアと融合できるような人間、あの少年のような人間には、心に大きな闇がある。
闇。憎しみ、怒り、恐怖、害意、寂寥感。
はたまた食欲、性欲、金欲などの欲求欲望。
人のいやがるもの。『マイナスイメージ』なもの。
その『マイナスイメージ』なものが闇魔法となる。
カレンちゃんは、デスパイアに激しい憎悪を抱いていた。そしてウルフによる洗脳で強い性欲も手にしていたであろう。
また、本来が天使の身。魔法の才能は十分ある。
完璧だ。
闇魔法の発現する条件が、揃っている。
つまり、そういうことか。
カレンちゃんの心は、既に堕ちている。
「っく・・・・・・」
頭がふらつく。まだ動悸は収まっていない。それどころか、身体がいやに熱くなってきた。
動こうとする意志がでない。それほどまでに疲れているのか。あのときつけられた肩の傷がじんじんと熱を持ってきている。
・・・・・・傷。カレンちゃんにつけられた、傷。
「しまっ・・・・・・っ」
コスチュームであるライダージャケットの上をはだける。ブラのみをつけた姿。
そのブラのワイヤーを裂いて、うっすらと切り傷があった。
赤い筋の傷口に、ともすれば気づかないほどの魔力。
闇の、魔力。毒。
だいたいは障壁で防ぐことができたみたいだ。たいして身体に変化は起こっていない。
けど、この毒はなんだ? どんな効果を持っている?
魔法によって作られた毒だ、科学では治すことができない。治すことができるのは、同じく魔法の力だけ。
この量の毒だ、私の魔力が回復すれば自然に駆逐できるかもしれない。だが、回復する前に死ぬ可能性もある。
73名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:41:02 ID:UmcVjPQ9
状況はよくない。私は動けず、魔法は使えず、毒が身体を巡っている。
・・・・・・落ち着け。動悸が激しくなる程度だ。死ぬほどじゃない。
ただ、ウルフたちに見つかるのだけは避けたい。奴らは私を捜しているだろうか。獣の嗅覚だ、すぐにここはばれてしまうだろう。
「・・・・・・っ」
よろよろと立ち上がる。もっと逃げやすい所に移動した方がいい。
落ち葉を踏みしめて一歩を踏み出す。隠れるところは――?
がさがさと頭上から音がする。上を見上げると、月明かりの下大きな人型のモノが木々を伝って私の方に近づいてきていた。
「キキッ」
すとん、と目の前に降り立つそれ。猿、大きな猿。2体。

最悪だ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


大きな猿、原人を思い起こさせるそれに、私は組み伏せられていた。
「くそ、はなしなさいっ」
「キキッ、おんな、おんな!」
「おんな、おかす! こどもつくる!」
片方に両腕を頭の上に押さえつけられ、もう片方は私のお腹の上にのしかかる。
「キキッ、ふく、じゃま!」
器用にチャックを下ろしてライダージャケットの前を開く。ブラはその大きな手でむしり取られた。
「キッ、むね、でかい!」
「っ!」
乱暴に両胸を揉みし抱かれる。人の頭ほどあるその手のひらは、私の胸をちょうど包み隠していた。
「このっ!」
両足でお腹の上の猿を蹴る。しかし、あまりにもデスパイアは逞しく、あまりにも私は貧弱だった。
「キキキッ、よわいよわい、よわい!」
デスパイアは胸を揉む手を引き、そのまま後ろを向く。なにをしようとしているのかなど、考える意味もない。
ジジッとライダーパンツのチャックも開けられる。足からぴったりとした感触が消えていき、張りつめるような寒さが素肌に染み入る。
「キキッ、これ、つかう」
「おう、つかう、おんなしばる」
パンツを股から引き裂き、一本となった生地で私の腕を固定する。
悲しいかな、デスパイアの腕力に屈した私のコスチュームは、私自身の力ではびくともしなかった。
「これ、じゃま」
「やめ・・・・・・っ」
デスパイアがショーツのクロッチを引っ張り上げる。伸ばされた生地がクレバスを割り、敏感なそこへ刺激を送る。
「・・・・・・ぁっ」
もっとも敏感な突起を擦られて、出したくもないオンナの声が出てしまった。カアッと顔が熱くなる。
「こい、こいつ、かんじてる。いんらん、いんらん」
「ちがっ・・・・・・んむぅ!?」
腕を押さえつけていた猿が唇を合わせてきた。とっさに唇を閉じて侵入を拒む。
べろべろと唇を舐められ、悪寒が走る。きもちわるい。
「キキッ、べちょ、べちょ」
「〜〜〜〜〜っ」
私の陰部で遊んでいた猿も、ソコを舐め始めた。ぞくりとした不快感につい足を絡めてしまう。その足も太い腕に鷲づかみにされた。
腕を封じられ、唇は閉じられ、足は掴まれ、秘部は弄ばれる。
女の恥辱をこれでもかというほど味あわされる。息をするたびに獣毛のにおいを嗅ぐ羽目になり、不快な感情が増していく。
猿たちは無言でそれぞれの場所を舐め続ける。細く長い舌が、私の膣へと侵入してきた。
「・・・・・・っ」
74名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:41:23 ID:UmcVjPQ9
ぶるりと身体が震える。不快、不快だ。
じゅるりじゅるりと汚らしい音が虚空に響く。私の中の異物感がうねり曲がる。
唇を舐め回す猿が私の鼻を摘む。息が、できない。
「・・・・・・っ、ぷはっ、んむぅ!?」
一瞬の呼吸を突いて舌が口腔にねじりこんできた。猿の粘膜が私の粘膜に汚らしいモノをなすりつけてくる。
「んん、ん〜〜〜っ! んん!?」
噛んでやろうとしたが、猿の舌はあまりに太くあまりに硬く、逆に歯茎をなぞられて力が抜けるだけだった。
「んんっ」
下に張り付いていた猿が、私の中から舌を抜いた。夜風が涎に濡れたソコを撫でて、ひんやりとした切なさが身体を襲う。
中途半端に慣らされた私の膣が、オスを迎える準備を整えていくのがわかる。下半身がむず痒い。
べろり、とクリトリスがひと舐めされる。ぴくんと背筋が揺れる。神経が集中するソコは、私の隠れた弱点。
また、べろり。今度は舌先で。次は全体で。そのたびに見せたくもない反応をしてしまう。
触れば跳ねる私の小豆を面白く思ったのか、猿は指でソレを弾いて遊び始める。嫌悪感と屈辱感と、痛烈な快感。
「ん、んん!?」
口腔を蹂躙していた舌から、どろりとした唾液が流れ込んできた。たちまち大量の唾液が口の中にあふれかえる。
「〜〜〜〜〜〜っ」
こくり、と飲み下す。喉が灼けるように熱い。精臭に近いそのにおいに、頭がくらくらする。
ぴりぴりとしておかしくなった私の舌に、猿の舌が覆い被さる。巻き付かれ、引き寄せられ、いつの間にか猿の口腔へと誘われていた。
あつい。それが感想。デスパイアとの、ディープキス。
猿に誘われるまま、猿の口の中を舐めとっていく。ヒトよりも熱く、ヒトよりも甘い。
熱に浮かされての唾液の交換。淡い恋愛の記憶。初めて自分から舌を交わした。
どろりとした微熱が思考をぼやけさせる。唇を深く合わせる。貪り、貪られる。
また、膣に舌が挿入される。充実感と寂寥感。身体が求めている。
流される――もっと激しく――だめだ――足りない――
思考がまとまらない。ひどく不確かなモノが「私」を隠していく。
胎内に埋没した舌が縦横無尽に動き回る。期待を膨らませる『私』が、愛液を滲ませる。
「んちゅ、ぁ・・・・・・」
深く合わされていた唇から、舌が抜けていった。とてつもない不安感が胸に押し寄せる。
同時に、『私』を慰めていた舌も抜けていく。足りない。自分の中に空洞があるようだ。
「ん、ぁ・・・・・・」
キスをしていた猿に後ろから抱えられ、私は立ち上がる。先ほどまで秘所をいじくり回していた猿が両足を持ち上げ、広げる。
子どもがおしっこをさせられるポーズ。じゅうぶん大人といえる私がそれをすることに、少しだけ背徳感を覚えた。
ようやくと猿の熱い肉塊が私の穴へあてがわれる。切なさを埋めるであろいうソレに、『私』は待望の声を上げた。
ヒトのよりも太いであろう肉棒が埋まっていく。ゆっくりと、けれど確実に、「私」は薄れていく。
「あ、あぁ・・・・・・」
私が下ろされるに連れて『私』を満たす熱が増していく。まるで恋人とのまぐわいのように、ある種の愛情さえ感じてしまう。
「んっ」
今、全て入りきった。充足感。みちたりている。
「キキッ」
持ち上げられ、落とされる。粘膜と粘膜が擦れあい、快楽に負けた身体からは愛液が吹き出ていく。
「んっ、んっ」
身体が上下させられるたびに閉じた唇から喘ぎ声が漏れる。くぐもった牝声は、「私」の抵抗だった。
ぐちょぐちょとはしたない音が心をかき乱す。逞しい腰使いに思考が奪われる。
突かれるたび突かれるたび「私」を包む靄は濃くなっていき、かわりに大きくなっていく『私』が猿の腰に足を絡ませた。
猿はしがみついた私の身体を軽々と持ち上げ、勢いよく下ろす。深々と穿たれた熱い杭に気をやりかけた。
「んんっ」
後ろに回った猿の両手が胸を触り始めた。指で乳首を挟み込まれて、くにくにと快楽を送られる。
目を閉じて快感に耐える。私が「私」でいられる、最後の防波堤。
75名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:41:44 ID:UmcVjPQ9
「キキッ、そろそろ」
「んんっ!? 〜〜〜〜〜っ」
ラストスパートをかけようとしているのか、猿の腰使いが荒く、激しくなる。
子宮を叩かれているのがわかる。きもちいい。だめだ、耐えなきゃ。
後ろの猿が私のソコへ手を伸ばす。太い指が尖ったクリトリスを捉え、私の脳へ電流を送る。
「〜〜〜っ、あぁん!」
ついに牝の証が空気を震わせてしまった。喘ぎ声を耐えられなくなれば、後はなし崩し。
「あっ、あぁ、ひぅっ、あぁんっ!」
きもちいい。「私」が見えない。「私」は、なんだっけ?
「キ、キキッ! だす、なかに、だす!」
「あっ、だめっ、あぁん、ひゃぅっ」
深く深く、より深く。「私」を『私』に変える劣情の杭が、最奥に穿たれる。
同時に、クリトリスに回された指が、ソレをきゅっと摘んだ。
そして、
「あ」
はじめに、熱い熱い衝撃があり、
「あ、あぁ」
だらしなく開けた口からは牝の本懐の声を上げ、
「あ、あぁぁ」
一度目の衝撃を塗りつぶすような、性の奔流が「私」に叩きつけられ、
「あ、あぁぁぁ」
白い靄、電流のような快楽、それらを受けながら、
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
「私」は、イッた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
76名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:42:11 ID:UmcVjPQ9
「キキッ、イッた、イッた。まりょく、すごい」
デスパイアの象徴を突き入れられたまま、私は体勢を変えられる。
クレバスを貫いている猿が下に寝転がり、お尻をもう片方の猿に見せる格好。
「うあ、あうぅ・・・・・・」
猿のモノを引き抜こうと、もはや力の残っていない腕で身体を立てる。
しかし猿は未だ太いままの肉棒を揺さぶり、その小さな抵抗すら泡へと帰させた。
お尻の穴に舌が入ってくる。ぬめるソレを難なく受け入れ、私の尻穴は解れていった。
まるで、歓迎するように。デスパイアを受け入れることを望むかのように。
もう充分だと判断したのか、お尻から舌が勢いよく抜かれる。その一瞬に、また牝の声を上げてしまう。
「おれも、いれる。しり、おかす」
ずぷりと太く熱く硬いモノがお尻に入ってきた。本来の働きとは逆の動きに、背徳的な快感が脳を灼いていく。
そして、後ろの猿が動き始める。ぬちゃぬちゃと音を立て、腰とお尻がぶつかり合う。
「あっ、ひゃぅ、あぁ・・・・・・」
お尻がきもちいい。掻き出すような動きが、直腸を何度も何度も刺激する。
きもちいい、きもちいい。そう言えば、アキラもお尻が好きだった。
・・・・・・?
アキラ、アキラ。
「ア、キラっ。ひゃぁっ、んっ、あぁっ」
アキラ、アキラ。大事な人。大好きな人。
――『あぁ、そうだ』
アキラ、アキラ。
――『早めに返ってこいよ』
アキラ、アキラ!
――『まあ、なんだ。寂しいからな』
アキラ!
「う、あ、あ」
残り少ない魔力を練り上げる。快楽に溺れる「私」をそこから引きずり出して、魔法ともいえない魔法をつくり出す。
「あ、あああ」
天使の魔法は、希望の光。魔力の源は、信じる光、「誰か」への、愛!
突き上げる動きを始めた眼下の猿、その額に手のひらを添える。
「あぁぁぁ!!」
魔力を、解放!
「キ、ギキギュギョォ!?」
奇妙なうなり声をあげ、眼から鼻から血を吹き上げるデスパイア。これで、一体。
「あ? なに、してる、おまえ!?」
尻穴を犯す猿が肩を掴む。好都合、頭が傍に来る。
す、と側頭部に手を添えて、魔力を解放。
「ゴキュギキィ!?」
ぷしっ、と間の抜けた音。生暖かい血が、髪に降りかかった。
ビクンビクンと断末魔の精を放ち、デスパイアたちは果てる。
「くぅ、ふあっ」
気が抜けた直後の電流に軽くイッてしまう。
それでも、勝った。
「く、あぅっ」
重い体を必死に這いずらせ、毛むくじゃらのサンドイッチから抜け出す。ずるりと抜けた2穴から、白い種汁があふれ出た。
震える手でケータイを開く。かける番号は、知り合いの天使。
「私」は、天使だ。人間だ。使命を、全うする。
『もしもし? こんな時間にどうしたの? あっ、定住するって話の関係?』
「秋田県っ、××山! ヒュプノスウルフ! 天使2名が虜囚! 内一名は敵となった!」
『・・・・・・! 今すぐそこから離れて指示を待って! すぐ行くわ!』
電話が切れて静寂が戻る。これで使命は果たした。
ここを離れろとは言われたが、さっきなけなしの魔力を振り絞ったところだ、もう立つことすらできやしない。
ケータイを落とし、落ち葉に伏せる。魔力枯渇の反動、強烈な眠気が襲ってくる。
ああ、アキラ。
あいたい、よ。
77名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:45:12 ID:UmcVjPQ9


トンボのような、機械の駆動するような音が、木陰から近づいてきた気がする。


「私」はなに?.end



終わりです。「私」のゲシュタルト崩壊。

>>66様もおっしゃっておりますが、喘ぎ声は本当に難しいです。
「おっほぉぉぉぉぉぉ」とかは趣味じゃありませんし。あんまり実況させると落ち着けよってなりますし。
あと今回思い知ったのが、一人称の難しさです。メグミ冷静すぎ。


次、やっと最終話です。多分。


だれか文才下さい。
78DTO:2010/11/29(月) 01:44:19 ID:TSTlSBs5
                  曙光蝉
           学名:シケーダ・ティトノース
山林などに住まう、極めて大型の蝉の一種。
大型犬並みの巨体を持ち、小型の同族と違ってあまりうるさくない、しかしより遠くに響く低い声で鳴く。
この声は特殊な周波数を含んでおり、これで雌の体内にある「共鳴板」が振動する事により雄へカウンターシグナルが送られる。
雄はこれをたよりに雌を探し出して交尾するわけだが、まれに人間の女性が受信してしまう事がある。
受信した女性は、腰や下腹部などに疼くような感覚を覚え始め、次第に性欲が募り我慢できなくなる。
更に曙光蝉の生息域にいた場合、雌と間違われ犯されてしまうのである。
これは蝉鳴症(ぜんめいしょう)と呼ばれる症状で、共鳴板の形状と女性の骨盤の形状が酷似している為に起こるとされる。
わずかな形状や骨密度の差によって起こる珍しい現象で、とくに性徴期の女児に多くみられる。
古い伝承によれば、この蝉は元々人間であり、女神との恋の結果、捨てられてこのような姿に変えられたのだという。
女性を襲う習性についても古くから知られており、女神と同じ女を憎んでいるからとも、
逆に思慕を捨て切れず、人肌の温もりに飢えているからともいわれる
79DTO:2010/11/29(月) 01:45:03 ID:TSTlSBs5
今目の前で行われている行為から、僕は目を逸らす事が出来なかった。
黒々とした甲殻に覆われた巨大な蟲が、女の子を河原の砂利の上に組み敷いて犯している。
薄い組ガラスの様な透明な翅をもつそれは、彼女より一回りも大きい巨大な蝉だった。
か細い吐息を漏らしていた少女の声が、不意に高くうわずり、その嬌声に反応して、僕は初めて少女の顔に気が付く。
それはよく知っている、近所に住む幼馴染の少女だった。
良く歯を見せて笑う口元は、今は半開きのまま湿った熱い吐息を漏らし続けている。
いつも着ている袖無しのシャツは激しい動きでめくり上がり、腰から乳首にかけて白い日焼け後を晒していた。
下半身はホットパンツを膝まで下ろして膝を曲げた、ちょうど野外で放尿する時の体勢をひっくり返した風になっており、
ふっくらと白く映えるお尻の割れ目の先には、パノティエ(長耳族)の特徴の一つである丸い綿毛の様な尻尾が、
秘裂から滴り落ちる蜜によってすっかり濡れぼそってしまっていた。
まだ性が本格的に分化し始める前の、不安定で未成熟な幼い秘裂は不釣り合いなほど紅く充血し、
おあずけを食らった犬のように涎を垂らしながら、堅くすべすべした殻に覆われた性器を
機械的に突き込まれ、
腰をくねらせながら貪るように飲みこむ。
その光景を、僕は近くの灌木の茂みから覗き見ていた。
よく知った女の子が、醜悪な蟲に犯され、あまつさえ快楽を覚えて乱れている。
(助けなきゃ)
その光景に、理性はそう判断する。でも、動けない。
これまで生まれたままの姿で川で泳いでも、一緒にお風呂に入っても何も感じる事は無かったのに
なぜ、こんなに目を離せないんだろう…
「ひうっ、はっ、あはぁっ」
彼女が腰を反らして頭を振り、ウサギの様な長い耳をふり乱す。
もはや快楽を感じる以外の余裕がないほどに、彼女は蝉との交わりに没頭していた。
蝉は性器を出し入れする度に、その腹を小刻みに震わせており、僕はそれを、
犯しながら、鳴いているのだと理解した。
「あうううっ、もっと、もっとぉ…まだ収まらないよぉ……
もっとおなかの奥、ズポズポしてぇ……」
襲いかかる感覚に耐えきれないかの様に、蝉に強くしがみついて哀願する彼女。
その顔は既に涙と涎でてらてらと光っており、上気して紅潮した肌色と相まってとても艶めかしく見えた。
いつもは男の子みたいだな、と思っていた短い髪も、今は却ってうなじや鎖骨を露に引き立てる。
今まで一度だって見た事の無い、「オンナノコ」の顔の彼女。
ここに来て僕は初めて明確に、自分は彼女のこの姿をもっと見たいのだと悟った。
その欲望のままに、僕は無意識に足を踏み出す。
「!!」
不意に、彼女と目があった。
ただただ快楽に溺れ、蕩けて泳いでいた目線が急激に定まり、もともと涙にぬれて紅潮していた顔に
更に明らかな羞恥によるそれが加わっていった。
「いやぁ……みないでェ……ボクのこんな格好…蟲なんかにエッチされてる所なんか見ないでよォ……」
涙目で懇願するそれとは裏腹に、彼女には限界が近づきつつあった。
喘ぎ声がだんだんうわずり始め、反対に身体はのけぞったまま硬直しただただ抽送を受け入れる。
「あっ、あっ、あん、ダメぇ!ま、また、イ、イッちゃうよおぉぉぉぉぉ!!」
その甲高い声が真夏の野山に響くのと、彼女の胎内に蟲の水っぽい精液が注ぎ込まれたのはほぼ同時だった。
一瞬彼女の下腹部が「ぽこっ」と出っ張ったかと思うと、それはすぐに腹圧に押されて排泄され、
おしっこでも漏らしたかの様に、蟲の性器を伝ってぽたぽたと地面に滴り落ちた。
「あ……出てる……蟲のせーえきぃ……」
茫然と呟く彼女を見ながら、僕はいつしか堅くなっていた股間の先から盛大に精を放っていた。
80DTO:2010/11/29(月) 01:46:02 ID:TSTlSBs5
それからしばらくして夏が過ぎ、蝉たちのシーズンは終わった。
その次の夏も、更にその次の夏も蝉たちは唄っていたが、もう彼女の「症状」は再発しなかった。
むしろ変わったのは……
「こぉら!なにぼーっとしてんの!」
不意に強烈に背中を叩かれ、僕は小言を呟きながら振り返る。
そこには、あの時より少し髪を伸ばし、短いスカートを穿いた彼女が立っていた。
「いやあ、また夏が来たなあ…って」
そう返すと彼女は
「……また、思い出してたんだ、あの時の事…」
そう言って、少しほほを染めて俯きながら悪戯っぽくはにかんだ。
「いや、忘れられるようなインパクトじゃなかったろ、あれ…」
「ふうん、そっか。それじゃさ…」
そう言うと、彼女はおもむろにスカートの前をめくり上げる、
そこには何もつけておらず、ウサギの様な柔毛が薄く生え始めた秘裂から、もう既に大量の愛液が溢れていた。
「ボクもね…ちょっと思い出しちゃったんだ。だから…また、お願いね。」
そう言った彼女の内股を、愛液の粒が尾を引いて這い下り始めていた。
81名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 10:17:39 ID:LPJZKvtm
イイハナシダー
82名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 23:20:47 ID:JGwQCAe3
蝉GJGJすぎる。
83名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 01:58:52 ID:CI/2aQwI
>>77
あれ、各話リンクしてるでいいんでしたっけ?
次で最終話なんて寂しいなぁ
84名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 08:04:28 ID:qxQVsqjc
蝉GJ!
85名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:48:34 ID:wWXV6Ywd
楔3話BAD投下します
一週間って思ったより短い
86名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:49:11 ID:wWXV6Ywd
楔と魔法少女達 桑原円BADEND おちたかみなり

第三話の02から派生

02
 
 桑原を絶頂に導いたオーガーは満足気にしていた。
 もはや彼女は自分から離れられないだろう、という征服感に溢れている。
 しかし、ふとオーガーは桑原の唯一の装飾品であるブレスレットに目をつけた。
何を思ったのかオーガーは桑原のブレスレットを腕力で壊そうとしたのだった。
「そこまでだ」
 ふと声が聞こえた。聞き覚えのある声だった。
「成程、凄まじい魔力だ。それ以上衝撃が加わるとブレスレット内の魔力が大爆発を起こすようだな」
 オーガーは周囲を見渡したが、声の主は全く見当たらない。
「だがこの魔力は利用出来る。本来門を開くには余程の量の魔力か能力を使わないとだが――」
 そう言うと、突如オーガーの足元に黒い穴が開き、オーガーと捕まった桑原が吸い込まれてしまった。
「これならば、ブレスレットから全てを吸い取れば魔物と魔法少女一人転送するのに事足りる」
 着いた場所は荒廃とした土地。オーガーはそこに見覚えがあった気がしたが、今は手の中にいる女を完全に堕とすこと以外に考えられなかった。
 この場所は魔界。最早桑原に救いの手が伸びるのは叶わぬこととなったのだ。
87名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:49:41 ID:wWXV6Ywd
03

 未だ絶頂の波から戻れない桑原だが、オーガーはそんなことはお構いなしとばかりに指触手で秘所を撫で上げる。
 快楽の頂点から戻りそうになっていた桑原に、それは不意打ち以外の何者でもなかった。
「んっ…はぁああああっ!」
 達した後の敏感な場所を、オーガーはその図体に似合わずに繊細に撫で続ける。
「くあぁっ、ひゃんっ…あうっ――むごぉ!もごっ…」
 残った指触手は口の中や乳首、臍、菊門など、快感に通づるありとあらゆる所を攻め続ける。
 そして隙あらば舐め上げることで更なる快感を与えようということも忘れなかった。
「むぐっ、ふごぉ――んんんんんんっ!」
 ついに口の中に白濁色の液体が放出された。
 出口のない口の中では、少量は口のほんの少しの隙間から溢れ出し、残りの大量は喉へと嚥下するしか、この液体から逃れる方法はなかった。
 例えそれが考えうる限り最悪の方法だったとしても。
「…かはっ、げほっ…く、そ…頭が、もう…」
 桑原の思考は堕ちかけていた。
 ただでさえ止まらない疼き、そしてそれをほんの少し和らげてくれる触手の愛撫。
 彼女が触手を見る目は、下衆な物体を見る目から何かを期待するような濁った目へと変わっていった。
 しかし、オーガーはまだ秘所だけは愛撫のみで済ませていたのだった。
 彼は待っていた、もはやそう遠くないであろう彼女が完全に堕ちきる時を――
 急に秘所を愛撫していた触手が止まった。
「…な、なんで、止まるんだよ――いや、アタシは何を…」
 その失言でオーガーの笑みを更に醜いものとなっていった。
 触手が再び動き出す気配はない。
 もう桑原にも理解できた。コイツは自分から動いてくれ、挿入てくれと言うのを待っているのだと。
「ハァ…ハァ…」
 理解はできても止めることは出来なかった。自分の体はもう八割方堕ちている、快楽を求めている。
 それに抗う術は既に桑原には無かった。
「…のむ、頼む…動いてくれ、動いてくれよ、お願いだからぁ」
 口調は強気でも、言葉には甘い感じが含まれていた。
 もはや桑原はほどんど堕ちている。しかし、それで満足するオーガーではなかった。
 オーガーは動かない。確かに聞こえているはずなのに、まるで反応しない。先程までの攻めが嘘のようだった。
「動いて、動いてよぉ…はぁ、はぁ、我慢…出来ないから」
 どれだけ懇願しようと、オーガーは動かない。
 四肢を拘束されている桑原は、止まっている触手で擦り上げることも出来ず、劣情はどんどん溜まっていった。
 そしてやってきた、雷のおちるときが。
「――れて、いれてくれっ!もう限界なんだ!お願いだからいれてよぉ!」
 もはや恥も面子も何もかも捨て去った言葉だった。
 オーガーの笑みは最高に醜かった。
 ついに触手が何も受け入れたことのない桑原の秘所を一気に貫いた。
「はぎぃぃぃぃぃ!いっ、てぇぇぇぇ!」
 処女の喪失、しかもこんな化物のこんな触手で。
 しかし桑原に悔しさは無く、あるのは愛しい触手で貫かれた激痛と幸福感だけであった。
「あぐぅぅぅ…はぐっ、あ…ひうっ、んああっ!」
 その激痛も、唾液媚薬のお陰ですぐ様消え去り、一気に快感へと変わっていった。
「はうんっ、ん、はぁっ…いい、すっげえいいよ…触手、気持ちいい!」
 初夜を迎えた女のような面影は最早無く、今オーガーの触手で貫かれているのはただの情婦にしか見えなかった。
「はぁっ、ん…あ、アタシの中で、震えてる…もう、出すのか?」
「ゴアァァァァァ!」
「ひんっ…あ、激しいっ!出して!アタシの、中に…ふあぁん!…たくさん、たくさん出して、アタシを…精液まみれに、して…!」
 四肢を拘束している触手を含む十本の触手が膨らんだかと思うと、その十本全てから一斉に精液が飛び出してきた。
 その精液で、桑原は真っ白にコーティングされる。その顔に苦痛の表情はなく、ただ悦楽のみが支配していた。
「…うぷっ、はぁ…ああ、またイく!イク!はあああああああぁぁぁ!」
 そして溺れるような量の精液で、桑原は二度目の絶頂を迎えた。
88名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:50:11 ID:wWXV6Ywd
04

「おい、あれ見てみろよ…」
「AVか何かの公開録画か?」
「いや…なんなのアレ」
 夕方の街中。人の量が多いことで有名なとある場所だが、今、その人ごみはまるでモーゼの割った海のように道の中心から裂かれていた。
 その中心を闊歩するのは二人の人間らしきもの。
一人はそのファッションをするにはどう考えても遅すぎたと言わんばかりの時代錯誤の侍スタイル。
もう一人は金髪ポニーテールで穴だらけの黄色い衣装を着た少女だった。
 少女には首輪が付けられ、四つん這いで歩かされていた。更に注目を浴びていたのは、その腹であった。
 少女は妊娠していたのだ。少女の腹には新たな生命が宿っている。勿論その生命は人ではなく、忌み嫌う魔物の子。
「どんな気分だ?妊婦のごとく膨れた腹をぶら下げて人に見られながら犬畜生の如く街を闊歩するのは?」
 急に侍のような人が話し始めた。
「…殺す。隙を見せたら真っ先に分割してやる。隙を見せなくても無理矢理殺す」
 対する少女は少女とは思えない汚らしい口調と鋭い目で侍を睨む。
 人を殺す視線とはこういうふうなことを言うのだろう。
「その格好、この状況でそこまで吠えられるなら十分だ」
 やはり彼女の仕事は完璧だよ、と小さな声で言ったのには、周囲に居る人間は愚か、少女にも聞こえなかった。
 そんなやり取りなどお構いなしに、周囲の人間は、ある者は携帯電話で写真を取り、ある者は目を逸らし、またある者はムービー撮影まで開始していた。
「…クソッ、アタシを見るんじゃねえよ…」
 それは少女のプライドをズタズタにするには十分な行動であった。それでも彼女は鋭い目をやめることはしなかった。
「さて、『触手群生地』の話では、君の腹の中の魔物はもう十分君の魔力を吸って、最早何時出産することになってもおかしくない、と言っていたな」
「何だと!おい、今すぐ戻るぞ!」
 急に少女が慌てだした。その言葉が些細なミスを孕んでいたとも知らずに。
「おやおや、出産より人に見られるのが嫌なのか。まあ出産は痛みなど無い、ただ快楽だけだと知っているからな、君は。
随分と淫乱な女になったものだ」
「!……」
 少女はしまった、とばかりに口を紡ぐ。このような状況で、冷静さなどあったものではなかった。
 最も、どちらを選んでも攻め口が変わるものではなかったのだが…。
「なあに、時が来れば見られてることなど気になるまい。苦痛も恥辱も外聞も面子も何もなく、ただ快楽に狂い悶え喘ぎ堕ちる。
それが魔物の出産だ。だから遠慮などせずに存分に出すがいい」
 侍男がそういったすぐ後、少女は急に腹、いや子宮に違和感を感じた。
「ぐううっ…!」
「ふむ、始まったか」
「くっ、あああぁ!ぁん、ふひゃぁぁぁぁ!」
 少女は悶え始め、四つん這いを維持できなくなり下腹を押さえて道の真中に転がる。
 少女の下着である黒いスパッツは秘所の部分に穴があいており、そこからは愛液が洪水のように垂れてきていた。
「うあっ、ひううう!あくっ!動く、なぁ…あひゃぁぁぁぁぁ!」
 少女の秘所から触手の先っぽのようなものが出たり引っ込んだりしていた。
 少女の子である触手は、体内から少女を犯しているのだ。
「あんっ、ひぐぅぅぅっ!こんなのが、気持ちいいなんて…ありえねえ…くひゃぁん!」
 そしてついに出産の時が来た。
「くあああっ…嫌だ、出てくる出てきちゃう…ぐぎいいいいいいいいい!」
 以前に魔物を生んだことで拡張させられていたとはいえ、魔物は少女の魔力を吸って腹の中で出産直前まで、現在進行形でどんどん肥大化していた。
「ああああああああああっ!」
 絶叫してはいるがしかし、彼女の痛みはどんどん快楽に変わっていっていた。
「くああああああああああんっ!全部出る、全部出ちゃう!生まれちゃうぅぅぅぅ!」
 ちゅぽんという音と共に出てきたのは、蕾のような植物系の魔物だった。
89名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:50:46 ID:wWXV6Ywd
05

 よく見るとそれは生まれたばかりなのに人の顔並の大きさであったのだ。
「この大きさ、成程魔力を十分に吸った魔物だ。成長も早ければ魔力吸収効率も段違いだろう」
「はぁっ…はぁっ…テメエまさか…」
 少女と侍男が話しているうちにも、花はまるでVTRの早送りのように花を開き始める。
 元々蕾だけで茎も根もないという姿も驚く場所なのではあるが、もっとも異常なのはその雄しべや雌しべの部分だった。
 まず数がおかしかった。明らかに普通の花の雄しべ雌しべの量ではなかった。
そして触手には、まるで男性器や搾乳機を模したような形を持っていた物もあったのだ。
「…くっ」
「おいおい、そんな唾棄するような目で見てやるな。そんな形でもお前の子供なんだ。存分に愛を注いでやるがいい」
 侍男がそう言うと、完全に開花した花形の魔物が出産直後で息の切れた母親に触手を絡みつけてきた。
「ううう…離せぇ…」
 拒絶の言葉は発していても、体が出産のダルさで思うように動かない少女はあっという間に花の触手に宙吊りにされてしまった。
 そして搾乳機状の触手で両胸を、男性器状で秘所と菊門を、細めの触手で陰核をそれぞれ攻めだした。
 あっけないほど簡単に宙吊りにされた少女に、それに抗う術などない。
「あああっ!む、胸が…ふっくぅぅぅぅっ!」
 出産した後の胸からは勿論母乳が溢れ出し、花はそれをまるで赤ん坊のようにどんどんと吸っている。
 少女の方も、魔物を生み出した母体だからだろうか、尋常でない量の母乳が吸い出されていた。
「あぅんっ!し、尻にまで…やめ、はぁあん!」
 アナルセックスなどと言う言葉は聞いたこともないようなウブな少女だったが、それでも彼女はしっかりと菊門の触手で感じていた。
「んきゃあああぁぁぁ!アソコが…アソコが壊れるぅぅぅ!」
 少女の秘所の触手は一般男性の物よりも大きかったが、それでも少女の秘所はそれを二本も受け入れているのだった。
「あぐうううううっ、駄目だ、イクっ。イクイクイクぅぅぅぅぅ!」
 少女が絶叫すると、花は急にすべての触手をヒートアップさせ、フィニッシュの段階に入った。
 そしてついに両方に限界が訪れる。
「あ、あ、嫌あああああああああぁぁぁぁっ!」
 少女の長い絶叫と共に、男性器状の触手からは相当な量の白濁液が飛び出し、少女を真っ白にコーティングさせた。
 そして体を支えている一本の触手を除く全ての触手を少女から離したのだった。
 それはまるで母を気遣う息子のようにも見えたのだった。
90名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:51:43 ID:wWXV6Ywd
06

「ふふっ、素晴らしいな。本能で母を犯すとは随分と優秀な血族のようだ。それに、中出しされたのだ。また魔物の子を妊娠しただろう。
更にその魔物、どうやら母を気遣って精液の中に魔力を入れて注入したらしいな。実に母思いじゃないか」
「……長話しやがって、半分も耳に入ってこねえんだよ」
「ククク、全身を犯されてまだ強気な口を叩くか。やはりお前は最高だよ。…ところで、気づかないのかね?」
「何がだよ、変態侍…」
 侍男はニヤニヤしながら答えを返す。
「母に自分が吸ったのと同程度の魔力を返してしまっては、魔物側の魔力量はプラスマイナス0だ。
ではそれをプラスにするために、一体魔物は何をするだろうか?」
「……まさかっ!」
 少女が気づいたときには遅かった。
 花はいつの間にかピンク色の花粉を飛ばしていた。周囲で少女の痴態を見物していた男女はそれをまともに吸ってしまう。
「な、何だ…ぐぅ!」
「い、いや…なんか変な気分になって来て…」
 いつの間にか見物客は招待客へと変わっていた。触手乱交の招待客へと――
「クソッ…」
「安心しろ、どうやら男は気絶しているだけのようだ。魔力は一片たりとも無駄にできないからな。良く出来た魔物だ」
 元々少女の痴態で多少なりとも当てられていた女性たちが、魔力入りの花粉で発情するのにそう時間はかからなかった。
91名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:52:06 ID:wWXV6Ywd
「ああんっ!こんなの、いつもよりずっとイイ…」
「はあぁ…乳首気持ちいいの…もっと、もっとぉ」
「ん…ちゅぱ、ああ、キスだけでイッちゃいそう…」
 ある者は自分で自分の秘所を慰め、ある者は勃起した乳首を痛くなりそうなほどいじり倒し、またある者は近くの同性との行為に及んでいる。
 最早見物人の中にマトモな人など一人としていなかった。
 そしてその行為を見ていた花は、ついに自ら行動を起こした。
「ふあああああっ!気持ちいい、気持ちいいのっ!自分でするより気持ちいい!」
 OLのようなタイトスカートとスーツに身を包んだ女性は、秘所に入れられた男性器触手によって、その利発そうな顔を歪め、気が狂いそうなほどの悦楽を余すこと無く享受していた。
秘所からは破瓜の血が流れていたが、彼女がその痛さを口に出すことはなかった。
「ああ、何これぇ!怖い、怖いよぉ!怖いけど、気持ちいいのぉ!」
 制服を着た学生の少女は、触手にスカートを捲られ、びしょびしょのショーツの上から既に十分に勃起した陰核に巻きつき、まるで男性の自慰のように激しく擦っている。
それによる快楽と何が何だかわからない恐怖によって、少女の精神は崩壊寸前であった。
「ああ、パイズリだけなのにこんなに感じるなんて…もう私、これ以外何もいらない…じゅるるるっ」
 エプロンを付けた買い物帰りの主婦は、触手によってその上着を真ん中から切り裂かれ、半ば強制的に触手をその豊満な胸で挟んでいた。
最初はグロテスクな触手に嫌悪感を抱いていたが、花粉の影響によって、彼女は自ら進んで触手を満足させる動きをしていた。
「ん、んっ…ああん、私たち、これで繋がたんだよ…」
「ちゅっ、ああ、嬉しい…もっとしてぇ」
 レズプレイをしていた二人の少女は、四本の触手で秘所と菊門に同時に挿入され、ゆっくりと徐々に快楽の炎が大きくなるような感じで動かされていた。
無論彼女たちの4つの穴はすべて処女であったが、まるで今までずっとそうであったかのように、秘所も菊門も触手を受け入れる際に抵抗はなかった。
 これを見ていた宙吊りの黄色い衣装の少女は、うなだれるでも壊れるでもなく、ただ侍男のほうをギロリと睨めつけていた。
「そう、その目がいい。自分は絶対に堕ちない、ということがひしひしと伝わってくる目が。
それが作られたものだとしても最高だ。まだまだお前で楽しめそうだよ」
「ぶっ殺す!いいか、テメエは八つ裂きで収めねえ!欠片一片も、存在も、この世に残してたまるものか!」
 少女は吠える。しかし少女は心の何処かで気づいているのだ。もう自分も堕ちてしまった方が楽なのではないかと。
だが少女はその考えを許さなかった。頑なに、自分は屈するわけにはいかないと。
それが早々に負けてしまい、敵の捕虜となって魔物作りに従事することになった自分ができる、友人への罪滅しだと、彼女は思っていた。
「さて、次の出産散歩は何時にしようか…帰るぞ、円」
 そう言って、侍男は少女の首輪を引っ張る。侍男の行動を理解したかのように、花は少女を宙ぶらりんにしていた触手を解き、優しく少女を地上へ下ろす。
「ぐっ…」
 まだダルさの残っていた少女は、侍男に引かれるがまま、闇の中へ消えていった。
 あとに残ったのは、花に犯されている女たちの喘ぎ声の大合唱のみであった――

桑原円 BADEND
92名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:58:08 ID:wWXV6Ywd
6章だけ長すぎて変なところで切れちゃった…
とりあえず3話BADお終いです
気の強い女の子が嫌々犯される描写ってのも思ったより難しい
あんまり甘々のメロメロにすると性格が崩壊してしまうし
逆に愛する人がいるってタイプはなんとなく簡単に思えるのは何故でしょう…

このBADEND、ストーリーに直接的な関わりはありませんが
設定などを仄めかす描写は繋がってます
って、まあ複線みたいなことしてますけどあまり上手に出来てません

4話BAD終わったら外道な子を書こう
93名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 15:54:21 ID:gTRI40sR
ボテ腹を民衆に曝されるヒロイン最高
GJ
94名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 18:20:25 ID:64cY3g0W
出産乙乙
95名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 01:29:28 ID:tS5fi14l
リア投下。今回長め
96名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 01:30:02 ID:tS5fi14l
『私』の名前はトヨサキメグミ。『私』は牝。『私』は人間。『私』はけもの。
『私』の好きなものは、きもちいいこと、きもちいいこと、きもちいいこと。
『私』の好きな人は、アキラ。佐藤輝。大好き。
『私』はアキラを愛してる。『私』はアキラに愛されている。けもののように。それは『私』。
私は『私』。『私』は私。
だいすき、あいしてる、ずっといっしょだよ。
ね、アキラ。


『貫殺天使リア』
30/幸.I love you


――・・・・・・
眼を覚ますと、はじめに白い天井が見えた。
病院の天井のように、タイルをいくつも貼り合わせた天井。ちょうど頭の上に小さな黒い染みがある。
明るい――光だ。太陽の光ではなく、人工のあかり。埋め込み式のライトがふたつ、視界の端に映った。
そして、体温。
すうすうと寝息を立てて、隣にアキラがいた。
穏やかな寝顔。茶色がかった繊維の薄い髪が頬に垂れている。初めてあったときから、少しばかり伸びているみたいだ。
たしか、1月の終わり頃にカットしてもらったんだっけ? 普段の髪型からシャギーの入ったショートカットになっていた。
かわいいといったら、照れくさそうに笑っていた。その時の表情も、とっても可愛かったっけ。
・・・・・・ここは、どこだろう。今私のいる場所は、ベッド。白い布団に清潔なシーツ。病院だろうか?
あれから、私は救助されたのだろうか。たしかあのとき、魔力不足で意識を失って・・・・・・。
「ん・・・・・・」
アキラが少し身じろぎをする。肌がより密着して、アキラの体温を強く感じた。
「裸・・・・・・」
そう、今気づいたら裸だ。それもふたりとも。
柔らかな胸。ほどよくくびれた腰。すらりと伸びた足。熱い泉を湧きだたせる秘部。小さなお尻に開いた菊門。
布団をかぶっていて見ることができないが、今、彼女はそのありのままを私の前に晒している。
どくん。心臓が、高鳴る。
アキラの胸。アキラの腰。アキラの足。アキラの秘所。アキラのお尻。
触りたい。撫でたい。舐めたい。キスしたい。アソコに舌を突き入れたい。ぐちょぐちょになるまで辱めたい。
どくん。どくん。呼吸が荒くなる。自分の妄想に眼前のアキラを重ねて、イケナイ考えが頭を霞めていく。
さらさらな髪。長いまつげ。きめ細やかな肌。ぷるぷるとした唇。
どくん。どくん。どくん。吸い寄せられていく。アキラの唇に。あとちょっと。もう2センチ。
「ん・・・・・・」
びくり。アキラの吐息が私にかかる。起きた? ばれた?
「すう、すう・・・・・・」
「・・・・・・」
起きては、いなかったみたいだ。よかった。こんなのばれたら・・・・・・。
「・・・・・・」
寝ているところに無理矢理キスしようとしてるなんて、ばれたら。
そんなの、そんなの。レイプと同じじゃないか。デスパイアと、やってることは同じじゃないか。
熱い滾りが消えていき、底冷えのするうすら寒さが胸を襲う。
私は、アキラをレイプしようとしたのだ。私は、デスパイアと同じことをしようとしたのだ。
頬に涙が伝う。悲しい、辛い。私は、なんなのだ。2、3度身体を交わしただけで、恋人面か?
アキラの顔。幸せそうに眠っている顔。
胸が痛い。胸が苦しい。自分への失望、たまらなく起きる情動。アキラといたい。ここでいっしょに、ずっと。
あの猿のデスパイアから私を助けてくれたのはアキラだった。辛いとき苦しいときいっしょにいてくれたのはアキラだった。
アキラの声。アキラの指。初恋は担任の先生だと言っていた。口調に合わない乙女さで笑ってしまった。
アキラ、アキラ。アキラの笑顔。アキラの言葉。アキラが朝ご飯を作ってくれたときもあったっけ。
アキラ、アキラ、アキラ。初めて自分で焼いたケーキだって持って返って来てくれたね。アキラは否定するけど、おいしかったよ。
アキラ。アキラ。頭の中がアキラのことでいっぱい。涙が止まらない。
この感情は知っている。ああ、私、私――
「ごめんね、アキラ・・・・・・」
布団から抜け出す。冷たいリノリウムの床。服と水晶はどこだろう。
私はここにはいられない。ここにいたら、アキラを襲ってしまう。そんなのいやだ。
アキラ、アキラ。この感情は知っている。胸を締め付けられるような、切なくて、苦しくて、どこか温かい。
97名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 01:30:30 ID:tS5fi14l
私は、私はアキラが。
好きなんだ。
私は、輝が好きなんだ。
だから、私はアキラを傷つけたくない。怖いのだ。アキラが笑ってくれないことが。アキラが私に笑ってくれないことが。
私は勝手だ。怖がっているのはアキラが私のことを嫌ってしまうことで、
もしかしたらアキラのことなんてこれっぽっちも考えていないのかもしれない。
私は、自分勝手だ。アキラをいっしょに連れて行かなかったのは、町から天使がいなくなるなんて理由じゃない。
ただ、目の前でアキラが傷つくのを見たくなかっただけなんだ。
私は、ずるい。アキラが大切だから、アキラのことを思ってるからなんて理由をつけて、アキラの自由を奪っていたんだ。
最低だ。私は、私は。
「ごめんね、ごめんねアキラ・・・・・・」
最後にもう一度だけアキラの寝顔をみよう。それで最後にしよう。
こんな気持ちじゃアキラといっしょにいられない。こんな私じゃ、アキラをいつか傷つけてしまう。
振り返る。これで終わり。アキラの顔を見るのも、これで最後。アキラの笑った顔、もう一回見たかったな。
「・・・・・・なんであやまってんの?」
ベッドの上で、アキラが眼をぱちくりとさせてこちらを見ていた。きょとんと小首を傾げている。
「アキラ・・・・・・?」
「なんだよ。なにに謝ってるかしらねーけど、アタシは許しちゃうぜー」
がば、と私にしなだれかかってくる。肌と肌が触れあって、アキラの細腕が首に回された。
「泣いてんのか? だれだ泣かした奴! アタシが成敗しちゃる!」
「・・・・・・ぷっ。なによそれ・・・・・・」
けらけらと笑うアキラに、つい笑みがこぼれる。と、アキラは急にマジメな顔つきになって、
「なぁ、そいつって・・・・・・、もしかしてアタシか? アタシが泣かしてるのか・・・・・・?」
と聞いてきた。ぐらり、心が揺れる。ああ、これだ。いつもは戯けてるくせに、本当はとっても優しくて。
だから、私みたいのが勘違いしちゃうんだ。
でも、だから。
「・・・・・・ちがうわ。違う。違うの・・・・・・」
「・・・・・・」
私は、だめなんだ。こんな素敵な人を束縛しちゃ、こんな優しい人の傍にいちゃ、いけないんだ。
「なんだかわかんねーけど、さ」
「・・・・・・」
ああ、嫌われてしまうだろうか。アキラに、嫌われてしまうだろうか。いやだな、いやだよ。
「ほいっと」
「きゃっ!?」
アキラが私を引き寄せる。羽毛から空気の抜ける音がして、私がアキラを押し倒すような格好になった。
「アタシはさ」
アキラの顔が目の前にある。
「メグミがなにに謝ってるのかわからない。けどさ」
アキラが私に微笑みかけてくれる。
「アタシは、許すよ。世界中がメグミの敵になっても、アタシだけはメグミの傍にいるよ」
アキラが、私を抱きしめてくれる。
「大好きだぜ、メグミ」
「・・・・・・うぅ、ひっく、ひっく」
思わず嗚咽を上げてしまう。嬉しい。嬉しい。ただ、それだけ。
アキラが傍にいてくれるって言ってくれた。アキラが、私を好きって言ってくれた・・・・・・。
・・・・・・あれ、今・・・・・・。
「アっ、アキラ・・・・・・。いま、いま好きって・・・・・・」
「んー? 言ったぞ? なになに、メグミおねーさんは告白されたことないのかな?」
どうしよう、どうしよう! アキラが好きって、私のこと、好きって!
「答え、聞かせて欲しいな」
「あ、あぁ、えと、あの・・・・・・!」
どうしようどうしようどうしよう! なんて言えば、なにを言えば・・・・・・!?
「わっ、私もっ、そのっ、す、すき!」
「ははっ、これでカップル成立だなー。おーよしよし、顔真っ赤にしちゃってかわいーなー」
ぐしぐしと髪を撫でられる。ああ、嬉しい、うれしい!
「おー、なんとゆーか。これがあのメグミさんとは思えませんな。こーゆーのがツンデレってのか?」
「う、うるさいわね・・・・・・んちゅ!?」
突然のキス。深くて、幸せで。あたまがとろんとしてくる。
いつの間にかアキラに押し倒されている。私の唇から離れたアキラの唇が、首筋、鎖骨を通って透明なてかりを伸ばしていった。
「んー、やっぱでかいなぁ。どうしたらこんなにでっかくなるんだ?」
98名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 01:30:58 ID:tS5fi14l
「い、言わないでよ・・・・・・」
まじまじと胸を見られる。恥ずかしい。アキラに見られるのが、恥ずかしい。
「エッチな身体、してる。こっちもエッチな気分になるよ。大好きだ」
「ひゃうっ」
既に張りを見せてきた頂きに吸い付かれる。歯で甘噛みされたり、舌で掬われたり。
もう片方の胸にもアキラの左手が伸びてきた。ゆっくり、優しく揉まれてく。幸せ。
今までデスパイアにのみ乱暴に扱われていた私の胸。大きいだけで男共の好奇の的となっていた胸。
それが、アキラに好きだといわれた。好きな人に、好きだといわれた。
アキラの指先から送られる優しい刺激に、うっとりと思いをはせる。初めてだった。想い人に抱かれるのも、優しく抱かれるのも。
過去に受けた陵辱を押し流すような喜びが満ちていく。デスパイアの破壊的な快楽とはほど遠い、真に愛情のある愛撫。
アキラの思うままに形を変える両胸。アキラの好きにされる。それだけにも恍惚感を覚えた。
ぎゅっとシーツを握りしめ、快感を味わう。じっとりとした汗をかいている。
アキラもそうだ。ふたりいっしょということに、幸福感を得た。
「ん・・・・・・」
つう、と蛞蝓の這ったような跡を残してアキラの唇が移動していく。下に、したに。
胸のアンダーを越えて、お腹に。おへそに唾液の湖を形作って、その下へ。
「あ・・・・・・」
濡れてる、な。そう言って私の恥ずかしいソコに口づける。確かに、アキラが口づけるより先に私の茂みは濡れそぼっていた。
「メグミのって、薄くて好きなんだよなー・・・・・・」
「んっ・・・・・・、アキラのも、好き・・・・・・」
アキラの茂みは、あまり量がない。一見すると産毛しかないようにも見える。とてもきれいだ。
ずぷりとアキラの舌が私に入ってくる。熱い。アキラが、熱い。
なんどか私の中を掻き回したあと、ずるりと舌が抜かれる。しとどに濡れた私の蜜壺はアキラを欲しやまない。
「指、入れるぞ」
アキラの指が2本、どろどろにとけた私のソコへ押しつけられた。白魚のようなたおやかな指が私に入ってくる。
「ん、んん・・・・・・」
「大丈夫か?」
「ん。平気・・・・・・」
心配してくれる。嬉しい。愛されてるんだ。それだけで、私の中が充たされていく。
繰り返し繰り返し、撫でるようにあやすように指が滑る。じわじわとした快感と安心感。異形の化け物とは味わえない、愛ある営み。
中で指が折れ曲がり、ふとして深く突き入れられて。私の弱いところを探し回り、時折思い出したかのように淫核を弾く。
その度、私は背筋を震わせる。悲しみと辛さで流していた涙は、今は違うものになっていた。
卑猥で淫靡な音がカーテンの中に反響する。2本の指が奏でる音楽を頭の中で反芻する。
ああ、愛する人に抱かれるって。
こんなにも、素敵なことだったんだ。
「そろそろ、イキそうか?」
「んっ、もう、だめかも・・・・・・っ」
答えを聞いたアキラが動きを早める。激しくて、狂おしい。それでいて幸福な。
絶頂が近づく。アキラの指は的確に私の弱点を教えていく。痺れる。頭が。身体が。全てが。
アキラの指が上辺を押し上げて、同時に淫核が甘噛みされる。近くの2点を刺激されて、
「んっ・・・・・・あぁっ・・・・・・」
あっけなく、私はイッた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


指を引き抜いて、アキラが私に顔を寄せる。その額にはてらてらと愛液が滴っていた。
「ぁ・・・・・・それ・・・・・・」
「んー? ああこれ? メグミちゃん、潮噴いちゃったんだぜー」
ぞんな。気づかなかった。そんな、そんな。
「ご、ごめんなさいっ! 私、わたし・・・・・・」
口をつぐんだ私に、またアキラの唇が重ねられる。アキラの笑顔。
「謝らなくていいんだって。それにアタシきにしてねーぜ? むしろ可愛いもんだろ」
そう言ったアキラは、今だ荒い息をつく私に3度目のキスをする。今度は熱いディープキス。
舌が絡まる。熱い。もっと味わいたい。アキラで頭がいっぱいだ。
アキラの左手がお尻に伸びてきた。ゆったりと、確かめるようにお尻を揉む。
その感覚にまた頭がとろけていく。もっともっと。もっとアキラにシてもらいたい。アキラの好きなようにして欲しい。
「メグミ、もっかいできるか? アタシ、とまんねーわ」
「うん、して・・・・・・」
99名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 01:31:53 ID:tS5fi14l
「・・・・・・たまんねーな、こりゃ」
そういうと、ベッド脇のサイドテーブルからなにかを取り出す。銀色をした、双頭バイブのようなもの。
「ええと、こっちをアタシ側にして・・・・・・」
その片側がアキラの膣に呑み込まれていく。アキラもまた、恍惚の表情をしていた。
「メグミ弄ってたら、アタシまで濡れてきちってたよ・・・・・・。っと、このボタンをおすんだよな」
かちんと無機質な音がすると、アキラが身を震わせた。そして私に覆い被さってくる。
こくりと頷く。それだけで伝わる。アキラの体温が移った鉄の塊が、私のソコに押し当てられる。
「いれ、るぞ・・・・・・っ」
「・・・・・・っ」
痛みや恐怖、それらは一切なく。
ゆるゆると緩慢な、それでいて確かな動きでアキラが私を犯していく。
目の前でアキラの双乳がふるりと揺れる。形よく育ったそのふたつのふくらみは、私のなんかよりもより美しく思えた。
アキラの瞳が潤んでいる。唇が弧を描いて、真っ赤に火照った肌から玉の汗がしたたり落ちる。
「ん・・・・・・ふっ・・・・・・ぁんっ」
アキラの両腕が私の腰を掴んで、深く、より深くアキラをうずめようとする。私も、アキラの腰に手を添えて挿入のアシストを試みた。
「・・・・・・っ、ぜんぶ、入ったぜ・・・・・・」
「んぁ・・・・・・」
アキラを感じる。私の中にアキラを感じる。アキラは感じてくれているだろうか。私を、私の中を。
ゆっくりと慣らすように腰が引かれていく。それに合わせてアキラの鉄棒も抜けていく。
「あ・・・・・・あぁ・・・・・・んんっ」
喪失感を感じたところに、また深く突き刺さる。
円を描くような動き。私の身体が震える。アキラの身体も震える。
アキラが私の胸に吸い付く。ふたりの貝殻が合わさるたび、私とアキラの女穴から愛液が飛沫となってシーツを汚す。
熱い。熱い。アキラが熱い。私が熱い。身体が、脳が、心がアキラを欲している。
震えている。私もアキラも。胎内であの鉄棒が振動しているのだろう。耐えきれずアキラが抱きついてくる。
アキラ、アキラ。メグミ、メグミ。耳元で囁かれる官能の響き。ただ相手の名を呼ぶだけなのに、それは自分の全てを捧げるようで。
既にアキラは腰の動きを止めて、激しくけもののように胸を揉み続けるだけ。
私もアキラになにかしたくて、火照った肌の汗をかぎ分けお尻へ手を伸ばす。
アキラの不浄の穴はすんなりと私を受け入れて、熱く滾るうねりを指に伝える。アキラが感じてくれている。幸せ。
キス。キス。深く深く、確かめるように確かめるように。深く舌を突き入れ、アキラの舌を惑わして。
また深く舌を迎え入れて、アキラを歓迎するように。愛を確かめるように。熱く、あつく、深く。
振動が強くなる。潤んだ瞳が交差する。私の手がアキラの手に取られ、指と指を交互に絡ませる。
深く、深く。より深いところへ。より高いところへ。
振動が強くなる。手をぎゅっと握りしめて、アキラを感じる。アキラ、アキラ。頭の中はアキラでいっぱい。
重力に従い潰れた私の胸にアキラの胸が重なり合って、高く張りつめた乳首を擦りつけあって。
アキラを感じ、アキラに感じられ。
好き、好き、大好き。アキラ。ここにアキラがいる。アキラと繋がっている。
そろそろ限界だ。イクときはいっしょに。足がアキラに絡みついて離れない。
不意に、アキラの舌が止まり。
交わした指を強く握り。
膣が収縮して、頭が真っ白になり。
そして――。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぐったりとして身体が動かない。あの後、さらに2回アキラに抱かれた。
今、アキラは私の髪を撫でてくれている。汗でしめったシーツが心地よい。
「うぅ、身体が動かない・・・・・・」
「しっかりしろー。てかあれだな。メグミって甘えたいタイプだったんだな」
結局、あのあとも私は攻めに回ることなくアキラにイカされ続けたのだ。おかげで腰に力が入らない。
「仕方ないじゃない・・・・・・。今まで、まともな恋愛経験なんてなかったんだから・・・・・・」
そして、今回わかったこと。私はどうやら相手に甘えきるタイプらしい。ネコだな、と言われた。
私の髪を手櫛で梳きながら、アキラは笑う。可愛いと。その言葉に、また胸がときめく。
「ところで・・・・・・ここってどこなの? 病院に思えるけど・・・・・・」
それにしては窓が無く、先ほどあれほど乱れたのにだれの気配もしなかった。
「ここかー。いや正直、アタシもわかんねーわ。なんか、気づいたらこのベッドでねてたんだよなー」
あまりにも適当な答え。そんなバカな。
「ん、この施設ならなにかは漠然とわかるぞ。まあ、漠然とだけど」
「施設・・・・・・? ここは病院じゃないの?」
100名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 01:32:48 ID:tS5fi14l
たぶんな、と頷かれる。焦る気持ちは、アキラの落ち着いた表情で癒された。
「んーと、説明が難しいんだが・・・・・・。研究所? そこら辺かな・・・・・・。
 ああ、メグミ。お前、自分がここに来てどれくらい経ってるかわかるか?」
「えっと・・・・・・」
通常、魔力切れを起こして意識を失ったら、2日は眼を覚まさないから・・・・・・。
「3日、くらい?」
「せーかい。たぶんな。アタシの体内時計もそんな感じ」
なるほど。あの日から3日経っているのか。
「ん・・・・・・」
っと。さすがに疲れから眠気が来ている。意識が飛びそうだ。
「眠いか? まーあんだけ激しかったしな。いいぜ、俺の腕で眠れー」
「・・・・・・ばか」
ぎゅっとあたたかなぬくもり。アキラのにおい。アキラに包まれている。
幸せ。今はとても幸せ。多分、これからも。
大好きなアキラに抱かれて、至福の眠り・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


――・・・・・・
かつーん・・・・・・かつーん・・・・・・
あれ、ここはどこだろう。ベッドでもない、外でもない。硬い床に足音が反響している。
大好きなにおい。アキラに抱きかかえられているのか、浮遊感と安心感。
そっと目を開く。アキラの顔。私に気づくと、にっこりと笑って言う。
「起きたか。寝覚め、悪くないか?」
「大丈夫だけど・・・・・・。どこに行くの? あっ、下りるわよ、重いでしょ?」
全然重くねーよ、と彼女は笑う。けらけらと、可笑しそうに。
「これから行くのは・・・・・・、ふたりの愛の巣・・・・・・ってところ? 悪いようにはせんよ」
硬質な音を立てて彼女は歩く。今更だが、服を着ているのに気づいた。とはいっても、ふたりとも患者衣だが。
それから少しの間、アキラとの睦みごと。
それらはたいがい、私の乱れる様をアキラがからかうだけだったが、より一層アキラを愛おしくさせるものだった。
にっこりと、花のように笑うアキラ。幸せ。幸福。
アキラが戯けて、私が窘める。いつものような掛け合いも、今は新鮮に思えた。
そして、アキラが立ち止まる。赤い両開きの扉。無機質な音を立ててそれが道を空ける。
そこは。
立ちのぼるようなメスのにおい。焼け付くような性の営み。
鎖に繋がれた少女が鉄の器具を秘所に突き入れて喘いでいる。
鉄の椅子に座った少女が唇から涎を垂らしている。
噎せ返るような牝のにおい。性を否定するかのような性の営み。
なんだ、これは。
これは、なんだ。
その部屋の壁を伝い、アキラは歩を進める。硬直した私を抱えたまま。
部屋の一角についてようやく、アキラは私を床に下ろした。
「ここは・・・・・・、これはどういうこと!?」
「みてのとおり、アタシたちの愛の巣だよ。まあ、ふたりって感じでもないけどさ」
この情景に不自然を感じていないのか、アキラは笑う。
「なにを・・・・・・んむ!?」
問い詰めようとした矢先にアキラの口吻。驚いて、突き飛ばしてしまう。
「いったいなぁ。どした? なんか不満あるの?」
「なっ、なにを言ってるの、アキラ・・・・・・」
アキラは笑う。けらけらと、犯しそうに。
ゆらりと立ち上がるアキラ。そのアキラに釘付けになっていて、注意力がまわりに行き届いていなかった。
「おねーさんも、新しい人ですか?」
先ほどの少女たちと同じくらいの、まだあどけなさを残した少女が後ろから声をかけてきた。
とっさに振り向いたのがいけなかった。振り向けば、アキラに死角を晒すというのに。
「メーグミっ、いっしょに、きもちよくなろ?」
がばりと背中から抱きすくめられる。動けない。暴れても、力はアキラの方が上だった。
「大丈夫です・・・・・・。コレ、打てば、すぐにきもちよくなります」
そう言って少女が取り出したのは、長いチューブに繋がれたはんこ注射器。それを私の首筋に当てる。
101名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 01:33:09 ID:tS5fi14l
「いやっ、やめて!」
「暴れたら危ないっての・・・・・・」
奮闘虚しく、いくつも連なる針の先が首に食い込む。ごうんごうんと部屋のどこかで機械が動き出した。
「ひっ、なに、これ・・・・・・!?」
入ってくる。点滴なんてやわなものじゃない、私を狂わすなにかが入ってくる。
「っと、これくらいですね」
注射器を外し、少女が去っていく。後に残された私は、膝から崩れ落ちるのをアキラに支えられていた。
熱い。熱い。熱い。身体が熱い。火照るなんてものじゃない。疼く。そこかしこが疼く。
「さてメグミ。これから、いいことしよっか。これからずっと、いいことをし続けてあげる」
力の抜けた私をアキラは軽々と持ち上げ、分娩台のような大きな台に寝かせる。
そうして当然のように服を脱がして、アキラもまた服を脱ぐ。
私を抱きしめて、熱いキス。逃れられない、情熱的で蠱惑的なふたりの契り。
アキラはじっとりとした汗を流す。私もじっとりとした汗を流す。
キスだけで想いが高鳴る。こんな状況でも容易にその気分になる私は、本当のところ淫乱なのかとも思う。
「メグミ・・・・・・、愛してる」
その言葉に負け、私もアキラを抱き返す。今度は私からキス。情欲、劣情。ふたりの間に唾液の糸が走る。
「ん、ぁ・・・・・・」
「あぅ・・・・・・ぁ・・・・・・」
アキラの唇から苦しそうな声がする。それは私も。灼けるように熱い塊が私の秘所と菊門に潜り込んできた。
ただ無感動にソレは進む。アキラと同じ快感を得ている。全部が入りきったとき、アキラが微笑みかけてくれた。
ぴくん。淫核と淫核が擦れる。胎内に埋もれたなにかが振動を始めた。昨日と同じものなら、やはり鉄の塊だろうか。
今度はアキラもなすがままにされている。そんなアキラが愛おしくて、その首筋を舐めとってみた。
「ひゃうんっ」
アキラの可愛らしい声。ああそう言えば、首筋も弱かったっけ。
アキラの求める瞳。きっと私も同じ顔。どちらともなく深くキス。
膣に入った鉄棒が強く震える。キスしたまま絶頂。アキラといっしょ。アキラが熱い。私も熱い。
お尻の穴に入ったバイブが回転を始める。愛してる、愛してる。何度もなんども誓いを交わす。
ぶるり、身体が震える。キス、キス、キス。アキラといっしょに何度もイク。
アキラといっしょ。アキラといっしょ。けもののようにお互いを貪りあう。人から牝へ。私がどろどろに溶けていく。
アキラ、アキラ。アキラがいれば、なんだっていい。アキラが大好き、輝を愛してる。
何度もなんども。疲れ果てるまで。私はアキラを愛してて、アキラは私を愛してる。
白んでいく意識。残るのはアキラへの獣欲。イカされ続けて、私がなにかが薄れてく。
「アキラ、愛してる」
「メグミ、愛してる」
その言葉があればいい。その想いがあればいい。それだけで私はここにいる。
これから先、なにがあるかはわからない。
わからないけど、ふたりでいれば乗り越えていける。
例え虫に孕まされても、例え虫の卵を産まされても。アキラといっしょなら、それでいい。
白い世界、ふたりしかいない。
快感と愛欲に満ちて、想う。
アキラ、愛してる。ずっといっしょだよ。
ね、アキラ。




I love you.end
102名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 01:34:55 ID:tS5fi14l
終わりです。メグミとアキラ、これにて終了。
長い割りに実用性なし・・・・・・

あとはリアとカレン、津南くんエンドだけです。もっとしっかりプラン立てろよと
103名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 02:29:08 ID:VgEl2WOM
乙!
104名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 15:11:42 ID:PmK2A5Pr
おお…投下がっ
GJ!
105名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 16:57:04 ID:j7dskT/1
かなり前にショボいSS投下した者なのですが
保管庫の方に格納されてる自分の作品の置き換え依頼ってできませんかね?
106名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 17:02:53 ID:j7dskT/1
スマン…ageてもうた……
107名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 11:34:55 ID:AyJ9BhOU
たまたま見たBSのプラネット●ースで見かけたグローワームが素敵だったので此処仕様に進化させてみた
設定だけでガス欠になったのでss化させるのは任せた


グローワーム
(ドウクツヒカリバエの幼虫)
体長60cm

普段は洞窟に数十〜数百の群で生息している
口から出す粘液を天井から数珠のようにぶら下げて獲物がかかるのを待つ
羽虫やコウモリを主食にしているが繁殖期には人等の大型の生物を捕える習性を持っている
捕らえられた獲物は生きたまま粘液で作られたチューブに包まれ、少しずつ食べられていく
グローワームは大型生物の胎内に卵を生むため、卵床となった良質の個体は成長、老化を止められ生きたまま飼われることがある
幼虫期間は約2年。成虫は口がなく、メスは羽すら生えない交尾、産卵を含めてわずか一週間で死んでしまう
某大陸では戸籍上60代になる女性が20代後半の身体状態でグローワームの巣から救出されたという記録が残っている
108名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 11:37:02 ID:ebXQyZ7E
設定読んだだけで射精した
109名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:41:16 ID:013mYP1Y
緩すぎだろ
110名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 02:38:15 ID:+a3NRZLu
せめてλくらいの丸呑み性能があってもいい
111名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 10:30:36 ID:0Wbl96gz
これでロリババアネタ書けそう
112名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 14:00:46 ID:+a3NRZLu
>>107
教官「この手の群体は剣だ槍だ弓だは論外だ!
 笛の魔曲、錬金で作った爆弾、広域破壊呪文が有効だ」
魔法少女「教官!人質が居る場合はどうするのですか?」
教官「こいつらの耐久力は人間より低くいからとにかくぶっ放せそれがハードボイルドだ」
兵士「流石は教官だ言う事が違う!」
魔法少女(職業選択誤ったかな…)
113名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 19:06:38 ID:F/n6VJDm
ペルテちゃんにけしかけたいな
114名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 22:35:44 ID:i4u2a5Is
ペルテの人ここには来なくなったのかな?
115名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 01:26:46 ID:ODWTXr6U
ペルテの人は規制に巻き込まれて此処に投下が出来なくなったって書いてたよ。
今はpixivにSSを上げてるっぽい。
ペルテちゃんじゃ無かったけど新しいのが2つほど上がってた。
116名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 19:57:33 ID:6X3zlUkV
>>115
情報ありがとー
早速探してくる
117名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 21:23:50 ID:9JJ9KQvF
ペルテよかったなあ・・・・・・。あんなレベルのを書きたい。
リアなんですが、あんましうまくいってません。エロ書くの難しい。
いつものポエムだけはすぐ出るんですけどね・・・・・・。待ってくださる方がいましたら、冨樫ったと思って待っててください。


速筆だけが取り柄なのにぃ
118名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 23:45:02 ID:Ojq2UJ/W
冨樫を待ち続ける単行本派にとっては十分すぎるくらいの速度
焦らず書いてください
119名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 11:51:08 ID:nMe71f3v
そろそろ書き溜めがなくなりそうな俺にとって速筆は本当に欲しいスキル…
いーなー

一番欲しいのはご都合主義触手だけど
120名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 00:12:48 ID:gszN6EbI
ペルテか。感慨深いな。
宿し姫やナツメも、もう過去の作品なんだろうか?
121DTO:2010/12/19(日) 01:34:31 ID:bYirsWXJ
>>107
ここまで見事な生物概要をでっちあげといて、SSを付けないとはもったいない。
ほんの二・三程工夫すりゃ、いつも自分が書いてる程度のにゃなりますぜ。
たとえば、具体的な捕獲の仕組みとして、夜道で人里の灯りに偽装して人間や亜人を誘い込むとかいう事にして
説得力を加味するとか。
Hシーンは、なんかこう脊髄に針うたれたりとかで生体時間が遅くされてる描写を、被害者の体感時間として描くとかで、
頭も身体ももったりしてはっきりしない感覚の中で、膣中をほじくられて子宮に卵産みつけられる感覚だけが鮮明になってて、
それが何度も何度も続くとか。
122名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:30:14 ID:UKaNEFlt
楔4話投下します
合言葉は「質実剛健」
ファンタジー?魔法バトル?何それ美味しいんですか?

一応触手エロ無しです
123名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:30:46 ID:UKaNEFlt
楔と魔法少女達 第四話 わたしはだれ

01

「根源魔力ってのは何だ?」
 目覚めてすぐに桑原が発した言葉がそれだった。
「…誰から聞いた?」
 対するは白鳥。彼は佐久良と交代して桑原の看病を行っていた。
「アタシが会った時代錯誤な侍の幹部ヤローだ。根源魔力を理解して、的確な武器を渡している、とか言ってたぞ。
で、根源魔力ってのは何だ?」
(侍、ルークなのか?やはり狙いは…)
 頭の中で逡巡していたが、桑原はそれが出し渋っている風に見えたのだろう。続けて、
「だんまりか?アタシ達は信用に値しない人間だって、そういう事なのか?」
「…いやすまない。根源魔力については…そうだな、佐久良も呼んでふたり一緒に教えてあげるよ」
 二回も同じ話をするのは面倒だし、と付け加えた。
 その後、佐久良はすぐに現れた。白鳥に呼び出されたということと、桑原が目を覚ましたと言うことで、居ても立ってもいられなかったのだろう。
 しかし部屋に来た彼女はあくまで冷静だった。
「くーちゃん、目が覚めてから隊長にお礼の一つでも言ったんですか?くーちゃんの体の異常を治してくれたの、隊長ですよ?」
「ん?ああ、そういや忘れてた。サンキューな隊長。それから亜沙美も」
 桑原は軽い感じで頭を下げた。佐久良はその素直な感じに、少しだけ頬を赤らめた。
「そ、それはいいんですけど…なんでさくにゃんじゃなくなったんです?」
「ああ、それはお前がくーちゃん呼ぶから嫌がらせで言っただけだし…正直飽きた」
 それに設定上まだ名前が決まってない時の名残だしな、とも言ったが、これは誰にも聞こえなかったらしい。
「…さいですか」
 佐久良はため息を付きながら近くにあったパイプ椅子にちょこんと腰掛けた。
ちなみに桑原は療養中のためベッド、白鳥は回転椅子である。
「で、だ。隊長、そろそろ話せよ。根源魔力って奴を」
「根源…魔力?」
 初耳の佐久良はぽかんとした感じで首を傾げた。
124名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:31:07 ID:UKaNEFlt
02

「別に難しいことじゃないよ。根源魔力ってのは要するに魔力の方向性、もっと簡単にいえば…魔力の色っていったほうがいいかな?」
 白鳥がコンパクトなホワイトボードに黒ペンで何やら文字を書いていく。
「魔力は人も魔物の生まれた時から持っている。けど人間でも魔物でも、生まれたときの魔力は無色なんだ。
そして、無色の魔力は行使することは出来ない。
まあ、この魔力量が高い者は、無色であろうとそれに比例して高い運動能力や才能を持っていたりするんだけどね」
「はあん、なるほど」
「本当に分かってるんですか?」
 ホワイトボードには丸が書かれ、その中に無色という文字が追記される。
「さて、ではこの行使できない魔力をどうすれば使えるようになるか。桑原、わかるかい?」
「ちっとも」
 0.2秒の返答だった。
「…じゃあ佐久良、君はどうだい?」
「え!えーと…あ、そうか、色って言ってましたね。色を付けるってことですか?」
「ご明察。無色の魔力は色をつけることで初めて行使できるようになる。色の付け方ってのは様々あるんだけど…
まあ人間なら生活の中で自然につくってのが一般的かな。朱に交われば、って奴だ」
「じゃあ環境とか生活によって付く色が違うってことか?」
 今度は桑原。
「そうだね。それで行くと桑原、君は「雷」の根源魔力を持っている。佐久良は「水」だ」
「でも…人の中でもそんなに火だとか水だとか出してる人なんて知りませんよ?」
 佐久良の発言だった。
「何も四大元素に限った話じゃない。光や闇だってのもあるし、種類は様々だ。
それに、あくまでも僕が君達を見つけたから魔法を使えるって言うこともある。
人でも魔物でも大半は色がついても気付かずに終わる人が多い。更に多いのは無色のまま一生を終えるってことだけどね。
色がつくなんてのはそれこそ相当劇的なことでも起こらない限りないんだよ」
 白鳥は最初に無色と書いた丸から四本の矢印を派生させ、それぞれに雷や光と書いていく。
「でもアタシ達は雷とか水が使えるんだろ?無色で一生終える奴が一番多いなら、17やそこらで色が付くなんてのは早すぎねえか?」
「何も色が付く為には劇的な生活が必ず必要、ってワケじゃない。多量の魔力はそれだけ色が侵食しやすいんだ。
自分じゃわからないだろうけど、君達の魔力量は普通の人からしたらかなり異常なんだよ」
 そう言うと、桑原と佐久良は黙りこくった。異常――人に比べて、異常。
 白鳥はその言葉が含む意味までは考えずに発言したのだった。
「…じゃあ隊長の根源魔力は何なんですか?くーちゃんを治療したから「癒」とか?」
 まあ隊長は既に私の癒しですけど…と、佐久良は赤くなりながら俯いて呟く。勿論白鳥には聞こえない。
「ああ、僕の根源魔力は…」
 しかしその発言は中断せざるを得なかった。突如感じた魔物出現時の魔力が、発言を中断させたのだった。
「佐久良、迎撃準備だ」
「はいっ」
125名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:32:22 ID:UKaNEFlt
03

『桑原は前回の戦いで魔力を吸われて、まだ本調子じゃない。佐久良、今回は君一人で行ってもらうことになるけど…決して無茶だけはしないでくれ』
 出撃前に佐久良は白鳥に言われたことを思い出していた。
(隊長が私を心配してくれるなんて…ああ、もう幸せ)
 幸せの絶頂といったような顔で走っていたので、周りからは何やら変な人を見る眼で見られていたが、そんなことを気にする佐久良ではなかった。
(魔力量は前回のオーガーと比べると少し低め、これなら私一人でも大丈夫でしょうね)
 前回の戦いでいとも簡単にオーガーを倒した佐久良は、自信をつけていた。
言い換えれば、油断していた。驕っていた。
 魔力の発信源は街のど真ん中。佐久良は集中して魔装に切り替わりながらそこを目指す。
 着いた場所はやはり人気がなかった。明らかに何か変だが今はそれを気にしている場合ではない。
 そこで目にしたのは、パーカーにジーンズという少年とも青年ともつかない若い男が一人、仁王立ちをしていたのだった。
「…あなたが魔物ですか?あまりそうは見えないんですけど」
「ああ、俺はオーガーみたいな知識の無い奴と違って擬態できるからな。何なら姿を変えようか?」
「いいえ結構です。変えようと変えまいと、あなたの末路は決まってますので」
 そう言い放つと、佐久良は掌から自らの顔より一回り大きい水球をだし、それを銃に組み替えた。
 アサルトライフル、AK−47である。
「へえ、確か報告では君の使う武器はスナイパーライフルと聞いていたんだが…流石は『自由自在』(インフィニット)」
「…インフィニット?」
 初めて聞く言葉に、佐久良は眉を潜めて聞き返した。
「ストラ様以下幹部様達の決定でね。この世界を攻める状況における驚異に対しての渾名、簡単にいえばコードネームとかそういうものさ」
「そうですか、さほどの興味もありませんが」
「…聞いてきたのは君だぜ」
「どっちでも構いません…よっ!」
 と言った瞬間、佐久良は銃の引き金を引く。
 発射された水の弾丸は、完璧に油断をしていた青年に全てヒットした。
「……」
 ヒットはした。しかし青年には全く外傷がなかった。
 元々この水の弾丸は水の魔力で作成したというだけで、威力そのものは通常の銃と何ら変わりがない。
「…着弾した感じはあったんですが。何らかの防御壁でしょうか」
「さあ、どうだろうね」
「…出し惜しみも意味が無いようですので――」
 そう言うと佐久良はアサルトライフルを水に戻し、前回の戦いで使用した新作銃を生成した。
 ウォーターカッター、今佐久良ができる最強の魔法攻撃。
「これで決めさせてもらいます!」
 言うやいなや、佐久良は右手の掌銃で青年の体を横一文字に薙いだ。
 しかし青年は避けるでもなく、ただニヤけた顔でポケットに手を突っ込んで目を閉じていた。
「!?」
 見た感じでは、銃から射出した水の刃は確かに彼に当たっていた。佐久良も銃を確かに薙いだ。少しの抵抗もなかったはずだ。
 しかし、水の刃が青年の体を通り抜けた感じは全くしなかった。
(どういう事ですか…銃弾も水流も一つ一つは私の魔力です。着弾すれば認識できるし、当たれば当たったと理解できます。
しかしあの魔物に対する攻撃にはそれが全くない。詰まるところ、私の攻撃は『当たっているのに当たっていない』…)
「まさか…それがあなたの根源魔力とでも言うのですか」
「たった30と1発で理解されるか。まあ多分君の考えているとおりだよ」
 青年はそう言うとポケットに入れた手を横に広げながら語り始める。
「俺の根源魔力は『防』。余程異常な魔力量でない限り俺本体に魔法攻撃は届かない、謂わば絶対魔法防御ってやつだ」
 絶対魔法防御、それは佐久良にとってあまりにも辛い言葉だった。
 佐久良の攻撃に打撃攻撃は存在しない。武器は全てにおいて魔力で生成し、魔力で固め、魔力で放つ。
これが「水」の魔法少女、佐久良亜沙美の戦闘スタイルであった。
 そのスタイルにおいて、魔法が効かないという現在の状況は、まさに最悪に他ならないのだ。
(…いいえ、まだ手はあります。"異常な魔力量"。つまり高い魔力ならば防壁を貫ける。でも…)
 青年は確かにそう言った。しかし、この策にも問題がある。
 佐久良は、よく言えばコントロールが得意、悪く言えば小手先の技しか持っていないという欠点があった。
つまり佐久良亜沙美には決定的な大技が無い。その欠点も先のオーガー戦で克服できたかと思いきや、あっさり破られてしまった。
これ以上の大技を、今現在の彼女は持ちあわせてはいなかった。
126名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:33:06 ID:UKaNEFlt
「…らば」
「ん?もう諦めたか。なら…」
「ならば、質より量です!」
 即座に佐久良は掌銃を変形させた。
 短機関銃P90二挺、100発。
 軽機関銃RPD、100発。
 散弾銃SPAS-12、7発。
 狙撃銃Chey-TacM200、7発。
 拳銃デザートイーグル、7発。
 その全ての弾丸を、青年に向けて休むこと無く撃ち続けた。
「ハァッ…ハァッ…!」
 実に31と221発。これだけの銃と弾丸を生成し、佐久良の魔力は底を尽きかけていた。
「…終わったか?」
 それでも、現実は考えるよりも残酷である。
 青年は撃たれた前と後で格好がまるで変わらず、服でさえ無傷であった。
 その結果は、佐久良の精神に最後の一撃を与えるには十分すぎた。
「…すみません、くーちゃん、隊長。私は…これまでです。あとは、お願い…します」
 そう言うと、佐久良はその場に倒れ気を失ってしまった。
127名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:33:50 ID:UKaNEFlt
04

「…んん。ここ、は…」
 ひどく暗い場所。佐久良が最初に目にしたのは暗闇だった。
「ここは今現在の私達のアジトってやつさね」
「誰ですか…!」
 暗闇からの声に反応した後、急に明かりが付けられた。
 佐久良が少々眩んだ目を徐々に慣れさせると、そこには女が立っていた。
「初めまして。私はリストランテ・ジェラート。渾名は『悪魔の天秤』(シーソーゲーム)よ。気軽にストラって呼んで頂戴な」
 ストラと名乗った女性はキャリアウーマンのような黒のパンツスーツで、胸元からは白いインナーが見えた。
髪は茶色のウエーブがかったセミロング、歯を見せて笑っている感じは妙齢の女性というより男らしささえ感じた。
尤も、その胸元のインナーを押し上げる形のよい大きな胸は彼女が女性であることを無言で証明していた。
「その格好でジェラートとは…改名したほうがいいんじゃないですか?」
「あはは、私もこの名はあまり好きじゃなくてね。だからストラって呼んでくれないとちょっと命の保証はできかねるかな…」
 軽く笑いながら話していたが、目だけは全くと言っていいほど笑っていなかった。
 その視線に、佐久良はゾクッと身震いをした。
(あの大きな魔物が召喚された時ほどの魔力は感じませんが…魔力の方向性があの時とは違います。
この人の魔力は何かこう…捻じ曲がり過ぎて読み難いような)
 佐久良は無論だが拘束されている。両手を上で縄によって拘束され、宙ぶらりんの状態だ。
元々魔力切れで倒れた佐久良に、この拘束を破る手筈は皆無だった。
「で、そのストラさんが、私に何の御用ですか?殺すのなら早くした方がいいですよ。こんな縄、魔力が戻れば何時でも抜け出せますし」
「ご忠告有難う、でも心配ないよ。アンタはそもそもこの縄から抜けだそうという気が起こらないからね」
「それはどういう…んむっ!」
 問答をしていた佐久良は突如ストラに唇を塞がれた。しかも同性の唇で、である。
「んんー、ん、むぅ…ん…ああ…」
 必死に抵抗していた佐久良だが、突如その抵抗が弱まる。
「はぁ、はぁ…私に、何をしたんですか…」
「んー…知りたい?じゃあ今ある魔力で縄を切って、それからロングスカートをめくってショーツを見せてよ」
 馬鹿馬鹿しい、そう思った。しかしそれとは裏腹に、佐久良はせっかく溜まった少量の魔力で自分の腕を拘束している縄を切り裂いた。
「…え?」
 無論宙ぶらりんだった佐久良は地面に落ちる。元より魔力切れで体の自由が効かない彼女は無様に転んでしまったが、すぐに立ち上がった。
自分の意志ではない。体が乗っ取られているような、妙な感じだった。
「まさか…い、いやっ!」
 この時点で、佐久良の次の行動は決まっていた。
 先程ストラが言ったように、彼女は自分のロングスカートを捲り上げ、あまつさえ自分のファーストキスを奪った女の前でショーツを晒す羽目になってしまった。
「くっ、うう…あなたはまさか…」
「そ、アタシの根源魔力は『催』。催眠術は勿論、幻覚、幻想、催淫、要するに搦め手専門なのよ。
いやー、それにしても可愛らしいわね、薄いブルーの下着。まさかこれ勝負下着?」
「……」
「言え」
「うううっ…ち、違い…ますっ」
 黙して語らずはストラに通用しない。佐久良はそれを改めて実感できた。
128名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:34:12 ID:UKaNEFlt
「あははっ、まあそうよね。…ところでさあ、なんか熱くない?」
「はあ?何を言ってるんですか。それに字が…」
 まさか下着を晒したまま世間話をするわけでもあるまい。佐久良はストラの一挙手一投足に精神を集中させる。
「いやいや、熱いよ。ほら、外気に晒してるのに…ここ、火傷しそうに熱くなってくるよ」
 そう言うとストラは露になっている佐久良の下着に手を伸ばし、そのまま愛撫する。
「し、しまっ…ふあああんっ!」
 初めて他人に触られたとは思えない感じ方だった。佐久良は自慰の経験も人並みにあるが、触ってすぐにこんな感じ方をしたことはない。
更に、佐久良の股間は最早信じられないくらい濡れていた。
「あっ、く…あんっ、こ、こんなの…ありえ、ない…はあんっ!」
 下着の上からでも容赦なく攻め立てるストラに、佐久良はただ喘ぐだけで全く為す術が無かった。
「……んー?」
 しかし攻めている本人であるストラは何やら不満そうな顔だった。
「はぁん!ふひゃぁぁ!や、やめっ…ひああっ!」
 攻めはどんどん加速していく。最早佐久良は快感に流されるだけだったが、相変わらずストラの顔は晴れない。
まるで自分の思ったとおりに行ってない、そんな表情であった。
「ああっ!だ、駄目!これ以上は…あああああっ!」
「イく時はイくって言ってねー」
「はんっ!あっ、くう…あ、い、イく、イく…いやああああぁぁぁぁぁ!」
 敢無く、佐久良は同性の指で絶頂してしまった。そして佐久良は気を失った。これからどんなことが待っているのかも分からず。
129名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:34:36 ID:UKaNEFlt
05

 ストラが佐久良を拘束していた部屋から出てくると、部屋の扉の横には佐久良を戦闘不能に追いやった青年がいた。
「あ、どうでしたストラ様」
 ストラは相変わらず不機嫌そうな顔で青年に答える。
「どうもこうも、事態は微妙。私の魔力で心の隙から催眠状態にすることは出来たけど、制御できるのは体だけ。
精神面は全く干渉できない。どうやらあのブレスレットのせいね。あれの魔力が魔法少女の精神を護っているって感じかな。
だからといって破壊するのは無理。魔力が詰められているから、無闇に壊せば魔力が大爆発を起こす。
それから、装備者のバイタルが感知できなくなってもボンッ。更にあれ、GPSまで付いてる。全く厄介すぎるわ…」
「古風なのか文明の利器なのかイマイチわかりませんね…」
「まあそれでも堕とす方法がないわけでもないんだけどさ…」
 ストラは頭をポリポリ掻きながら言う。その顔は、やはり何やら渋そうな感じであった。
「その方法は使わないでくれると助かるな」
 そこに突如現れたのは時代錯誤の侍かぶれ、ブルークス・グレンスフォシュであった。
「…ルーク。どういう事だい?」
「いや、そろそろあのお方と対面しておく時機だと思ってな…勿論強制というわけではない。捕まえたのはお前及びお前の部下だ。
俺の指示に従うかどうかはそちらで決めろ」
 ストラはんー、と一声唸りをあげるとすぐに
「分かった。あの子はそのままにしておくよ。でも実動隊のアンタと違ってアタシは搦め手だからね、魔力が少し足りないんだ。
少量の補充には使わせてもらうよ」
「構わん。要は『自由自在』が救出されるように手筈を整えてくれれば、それでいい」
 幹部の二人は納得したようだった。
「…気に入りません。気に入りませんね、『後制攻撃』(リベンジ)様。
俺には何の相談も無しだなんて。あの人がどれだけ偉いかも知ってますけど、それにしたって不愉快だ」
 青年は露骨に不満そうな顔を浮かべていた。その姿はまるでどこぞのチンピラのようであった。
「…そうだ、何ならもう一人の雷の子は俺がいただきますよ。俺の根源魔力なら奴も余裕だろうよ」
 そういうと、青年は幹部からの返事も何も待たずに飛び出していってしまった。
 あとに残った幹部二人は、彼の出ていったところをただじっと見ているだけだった。
「済まないね、私の部下が失礼を」
「別にいいさ。彼なりに気にくわないところがあったんだろう、反省する材料にでもさせてもらおう。
ところで…彼の根源魔力は『防』だったな」
「?…ああ、それがなんだい」
 ストラは頭に疑問符を浮かべながら答える。
「いや、なに。桑原円が俺の思ったとおりだとすれば――」
 ルークはそう言うと翻ってこう言った。
「彼は桑原円には絶対に勝てない」

第五話or佐久良亜沙美BADENDに続く
130名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 17:41:57 ID:UKaNEFlt
終わりです
次はBAD

最初に考えた題名と流れが全然違うのはもうね…
物語は生き物、これ真実ですよ
魔法の杖とか弓とか剣とか一切出てきません
魔法少女というより自衛隊に近いものだとも思い始めてきました

そして最後の最後に連投注意が出てくるのは何かの陰謀ですか?
おかげで終了宣言できません
131名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 20:42:48 ID:WDxvAbOJ
いいね
話の展開が良かった
GJ
132名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 17:52:34 ID:Y8ibddRe
隊長に惚れるキャラが居たら隊長が裏切るフラグに見えて仕方ない
133名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 07:31:28 ID:YbMINNBB
ブリーチw
134名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 10:30:55 ID:9EXCgokT
>>132
シャピロ、イングラム、森次ですね わかります
135名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:57:09 ID:jQQYyC4c
楔4話BAD、案外早くできたので投下します
先週さぼっちゃったし丁度いいかな

でも今回も触手はないに等しいですねえ…
異種姦のような感じはあるんですけど
136名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:57:34 ID:jQQYyC4c
楔と魔法少女達 佐久良亜沙美BADEND しあわせのかたち

第三話の05から派生

05

「…駄目ね」
 ストラがポツリと呟いた。
「駄目ね、あの子での補充がないとそろそろ…」
「…そうか」
 ルークはやれやれと言った感じで肩をすくめて、そして背を向ける。
「ならば別の方法を考えるとしよう。お前は魔力を切らさないように十分に吸収しておけ」
「重ね重ね済まないね。全く自分の弱さが嫌になる」
「弱さも強さだ。弱いということも、また武器になる」
 そう言って、ルークは去っていった。
137名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:57:57 ID:jQQYyC4c
06

「ん…うう、ここは…」
 佐久良が次に目を覚ました場所は、なんとも荒廃の進んだ、だだっ広い場所だった。
「日本…じゃありませんよね。私は一体何を…」
「さあ、何をしたでしょう?」
 佐久良は急に声がした方向に振り向く。そこには少し前に自分を嬲った女、リストランテ・ジェラートが腕を組んで立っていた。
「……」
「ふふっ、流石に猛進してくるほど馬鹿じゃないか」
「貴方の催眠に、不本意ながらかかってしまいましたから。おそらく私は貴方を攻撃できないでしょうね…」
「そこまで冷静でも少しつまんないなぁ」
 終始軽い口調のストラに、佐久良は緊張しっぱなしだった。
「…私に何をしました?」
「何したと思う?」
「っ…!」
 徹底して恍けるストラに、佐久良は怒り心頭だった。そして、何が出来るわけでも無いのが、更に苛々を募らせる。
「まあ、時が来れば分かる。それじゃね」
 と言って、ステラは去っていった。
「何処に行くんですか!」
「んー。…特等席」
 後ろ向きに手を振って、ストラはどこかに行ってしまった。
 おおよそ日本とは思えない、寧ろ何処か滅びの匂いさえ感じさせるような場所に残ったのは、これで佐久良一人だけとなってしまった。
「一体何なんですか…魔力も全然戻ってませんしここが何処かもわかりませんし…八方塞がりですか」
 佐久良ははぁ、とため息をつくと、近くにあった岩に腰を預けた。
「円…白鳥さん…無事なんでしょうか」
 こんな時でも仲間の心配をするのは彼女の性格故なのか。佐久良は体育座りをして顔を伏せている。
 そんな彼女に影が一つ、ゆっくりと近づいていた。
138名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:58:40 ID:jQQYyC4c
07-1

「佐久良!こんなところに…大丈夫だったか?」
「た、隊長…どうしてここに…」
 岩陰から現れたのは、他ならぬ白鳥であった。
「佐久良が攫われたって聞いて居ても立ってもいられなくてね…」
「え…そ、それって」
「佐久良…」
 そう言うと、白鳥は佐久良の言葉を遮って彼女を抱き寄せた。
「!!…た、隊長?」
「佐久良…いや、亜沙美。今まで気付いてあげられなくて済まなかった」
「え?…んんっ!」
 そして佐久良は、白鳥とキスをした。
 舌を絡めてくる深い深いキス。はじめは驚きを隠せなかった佐久良も、徐々に目を潤ませてそれに答えていく。
「…ぷはっ、はぁ、はぁ…たい、ちょう…」
「亜沙美。愛してるよ、亜沙美」
「私も…隊長、ううん、白鳥さんのことをずっと…」
 その目からは涙がこぼれていた。その涙は歓喜の涙だったのか、それとも――
「亜沙美、僕は君が欲しい。今、ここで…」
「…はい、白鳥さん。してください。私のアソコにいっぱいいっぱい白鳥さんの精液、注いでください」
 そう言うと、佐久良は魔装のロングスカートを自分の意志で捲り上げ、愛液でドロドロになった下着を顕にした。
「もう、こんなになってるんです…ずっとずっと、この日を待ってたんですから」
「ああ、濡れたショーツがとってもいやらしいよ、亜沙美。亜沙美はエッチな女の子なんだね」
「白鳥さんだけです。白鳥さんにあんなに求められたから、私は…んあっ!」
 その言葉を、白鳥は下着の上からの愛撫で遮る。
「うん、知ってるよ。大丈夫。すぐに亜沙美を僕のモノにしてあげるから」
「はいっ。早く、亜沙美を白鳥さんのモノにしてくださいっ!」
 そう言うと、佐久良は仰向けに寝転がって、自分から下着を脱ぎ、自身の指で秘所を広げた。
 その格好からは今まで魔物と勇敢に戦ってきた姿を感じ取ることは出来なかった。
「僕のもこんなになってる。亜沙美がいやらしいからだ」
「御免なさい…エッチな女の子で御免なさい。罰として体全部使って白鳥さんを慰めさせていただきます…」
「そうか、それじゃあ亜沙美を使わないわけにはいかないな」
 白鳥は自分の肉棒を佐久良の秘所に押し付ける。そして焦らすようにぬちゃぬちゃと筋に沿って上下運動を繰り返していた。
「あんっ、だ、駄目です。焦らさないで、早く挿れてください…」
「御免よ、亜沙美も亜沙美のおマンコも凄くいやらしくて、僕も興奮してきてるんだ…じゃあ行くよ」
 そしてついに佐久良の秘所に肉棒が勢い良く挿入される。まるで処女膜などという物を無視するような乱暴な突き方であった。
139名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:59:18 ID:jQQYyC4c
「ぎ、うあああああああああああっ!」
 濡れていたとはいえ、そもそも処女だった佐久良は、乱暴な突きに思わず悲鳴を上げた。
「あ、亜沙美…大丈夫かい?済まない、少し興奮が抑えられなかった…」
「うう…はい、痛いですけど、それより…嬉しい気持ちのほうが大きいんです…」
 献身的すぎる彼女の姿勢は異常ともとれた。
「もっと…動いてください。辛いでしょうし…私も白鳥さんを、もっと感じていたい…」
「ああ、動くよ亜沙美…」
 言うやいなや、白鳥は激しく腰を突き動かす。今まで処女であった佐久良に対する加減は微塵も感じられないような激しい動きだった。
「う…あぐっ、いいいっ…はぁっ」
 しかし佐久良も、徐々に徐々に白鳥の激しい抽送を受け入れていく。
 傍から見れば、こんな性交はとても愛している者同士のするような行為には見えなかった。
「亜沙美!亜沙美ぃ!」
「凄いです、私、今全身で白鳥さんを感じてます…ふぁっ、ひうぅ」
「亜沙美、中に出すよ…」
「はい、いっぱい出してください…私の子宮を白鳥さんのでいっぱいにしてくださいっ!」
「う、ああああっ!亜沙美!愛してるよ!」
「うあ、あんっ、はい!私も、私も愛して…あああああああっ!」
 そうして白鳥は佐久良の中に己の分身を注ぎこんでいった。その量がおおよそ人の出す量ではないということに、佐久良は遂に気がつかなかった。
「はぁっ、はぁっ…ああ、白鳥さぁん」
「亜沙美…駄目だ、まだ治まらないんだ…このまま続けるよ」
「はい、私の中、存分に楽しんでください…」
 白鳥は未だに天をつくように勃起している肉棒を再び佐久良の中にねじ入れる。
 その時、佐久良は異様な光景に出会った。
「じゃあ僕は口で奉仕してもらおうかな、亜沙美…」
「僕は手でお願いするよ、亜沙美」
 正常位で犯されていた佐久良の両脇から白鳥がまたもや現れたのだ。それも二人、今現在犯している白鳥を合わせると三人である。
「あ、あれ…白鳥さんが、三人…ひああっ!」
「細かいことは気にしないで。さあ、早く僕達に奉仕しておくれよ、亜沙美」
 芽生えかけていた正常な思考をかき消すが如く、白鳥は奥のほうに抽送を繰り返す。
 それによって佐久良も、最早深く考えることを止めた。
「はぁい…奉仕、させていただきます…あむっ」
 そう言うと、佐久良は白鳥の肉棒を咥え、もう一人の白鳥の肉棒を手でこすり始めた。
「んちゅっ、えろっ…ちゅぱ」
 正直、先程まで処女だった佐久良の口淫でも手淫でも感じるには程遠いのだが、それでも彼女は無我夢中に攻めつづけた。
「ああ、僕のモノを丹念に舐めてる亜沙美もエロくて可愛いよ…おっぱいも小さくて可愛いね」
「ふむうっ!…んむ、れろれろ…」
 突如として何処からか現れたまた別の白鳥が、佐久良の薄く小さな胸を揉み始める。
 ある白鳥はもう片方の胸に己の肉棒を押し付けて快感を得ている。この白鳥も先ほどとは又違う白鳥であった。
(あれ…白鳥さんが、5人…?それとももっと?ああ、もうどうでもいいや。白鳥さんがいてくれれば、私は…)
「亜沙美、出るよ。体にたくさんかけるよ」
「中にも注ぎこんであげるよ、亜沙美」
「んんっ、いいれふよ…たふふぁん、だひへくらはい…」
 白鳥たちが宣言すると、佐久良も拒みはしなかった。この異常な光景も、最早疑うことすらしなくなった。
「亜沙美!出すぞっ、たくさん受け取れ!」
「ぷはっ、あううっ…私ももうイッちゃいます。さっきイッたばかりなのに…私、もう」
「イけ!、はしたなくアヘ顔晒してイキ狂ってしまえ!亜沙美っ!」
「…ふあっ、ひ、ううううううううっ!」
 白鳥たちが射精すると同時に、佐久良もまた絶頂に追いやられた。
 一人でも異常な量だった精液が5人、いやそれ以上ともなれば、佐久良の体がどうなるかは明白であった。
「ああ、亜沙美。とても良かったよ…愛してる」
「…ぜぇっ、ぜぇっ、私も、あ…い…」
 すべてを言い切ること無く、佐久良は精液の海で気絶してしまった。
(ああ、わたし、とってもしあわせです…)
140名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:59:46 ID:jQQYyC4c
07-2

「げっぎゃっぎゃっ、ここにいたか。探したぜぇ、魔法少女ちゃん」
「た、隊長…どうしてここに…」
 岩陰から現れたのは、二足歩行の蜥蜴ののような魔物であった。
「隊長だぁ?あーそういやストラ様がそんな事言ってたような…まあいいや」
「え…そ、それって」
「くけけけけっ、今からお前の全部を奪いつくしてやるよ!」
 そう言うと、蜥蜴は佐久良の言葉を遮って彼女を触手で拘束し、近くまで持ってきた。
「!!…た、隊長?」
「くけけっ、まずは唇からいただこうかねえ!」
「え?…んんっ!」
 そして佐久良は、蜥蜴の魔物とキスをした。
 舌を絡めてくる深い深いキス。はじめは驚きを隠せなかった佐久良も、徐々に目を潤ませてそれに答えていく。
「…ぷはっ、はぁ、はぁ…たい、ちょう…」
「ぎゃーっぎゃっぎゃっぎゃ、催眠の効果とはいえここまでメロメロたあ、面白いぜ、全く」
「私も…隊長、ううん、白鳥さんのことをずっと…」
 その目からは涙がこぼれていた。その涙は歓喜の涙だったのか、それとも――
「さあ、次は処女をいただくぜ!ほら、物欲しそうにお強請りしてみろよ!」
「…はい、白鳥さん。してください。私のアソコにいっぱいいっぱい白鳥さんの精液、注いでください」
 そう言うと、佐久良は魔装のロングスカートを自分の意志で捲り上げ、愛液でドロドロになった下着を顕にした。
「もう、こんなになってるんです…ずっとずっと、この日を待ってたんですから」
「くけっけっけっ、もう下着が愛液でドロドロじゃねえか。このエロ女がっ!」
「白鳥さんだけです。白鳥さんにあんなに求められたから、私は…んあっ!」
 その言葉を、蜥蜴は下着の上からの触手の愛撫で遮る。
「早くいれて欲しいってか?淫乱すぎるぜお前!」
「はいっ。早く、亜沙美を白鳥さんのモノにしてくださいっ!」
 そう言うと、佐久良は仰向けに寝転がって、自分から下着を脱ぎ、自身の指で秘所を広げた。
 その格好からは今まで魔物と勇敢に戦ってきた姿を感じ取ることは出来なかった。
「まあ、我慢することもねえんだけどな。おらエロ女、精一杯ご奉仕して俺の触手たちを慰めてくれよ!」
「御免なさい…エッチな女の子で御免なさい。罰として体全部使って白鳥さんを慰めさせていただきます…」
「くけけけっ、こいつが本当に同胞を虐殺しまくった魔法少女かよ。一皮剥けばただの淫乱女じゃねえか」
 蜥蜴は自分の触手を佐久良の秘所に押し付ける。そして焦らすようにぬちゃぬちゃと筋に沿って上下運動を繰り返していた。
「あんっ、だ、駄目です。焦らさないで、早く挿れてください…」
「ぎゃぎゃぎゃ、早く早くって、全く強欲な女だぜ!おら、行くぞ、この雌がっ!」
 そしてついに佐久良の秘所に触手が勢い良く挿入される。まるで処女膜などという物を無視するような乱暴な突き方であった。
141名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 02:00:14 ID:jQQYyC4c
「ぎ、うあああああああああああっ!」
 濡れていたとはいえ、そもそも処女だった佐久良は、乱暴な突きに思わず悲鳴を上げた。
「くけっくけっ、これで処女も俺のものだな!どうだ、嬉しいか?嬉しいだろ」
「うう…はい、痛いですけど、それより…嬉しい気持ちのほうが大きいんです…」
 献身的すぎる彼女の姿勢は異常ともとれた。
「もっと…動いてください。辛いでしょうし…私も白鳥さんを、もっと感じていたい…」
「げぎゃぎゃぎゃ、愛してますから動けってか?お望みどおりどんどん行くぜ」
 言うやいなや、蜥蜴は触手を激しく突き動かす。今まで処女であった佐久良に対する加減は微塵も感じられないような激しい動きだった。
「う…あぐっ、いいいっ…はぁっ」
 しかし佐久良も、徐々に徐々に触手の激しい抽送を受け入れていく。
 勿論、こんな物は愛する者どうしの性交でも何でもなかった。
「けけっ、ああ、処女だったから狭くて気持ちいいぜ」
「凄いです、私、今全身で白鳥さんを感じてます…ふぁっ、ひうぅ」
「中に出すぞっ!勿論拒否しねえよなあ?」
「はい、いっぱい出してください…私の子宮を白鳥さんのでいっぱいにしてくださいっ!」
「ぎゃーっぎゃっぎゃっぎゃっ、本当に拒否しねえよ!いいぜ、お前は今から魔物共の雌奴隷決定だ!」
「うあ、あんっ、はい!私も、私も愛して…あああああああっ!」
 そうして触手は佐久良の中に精液を注ぎこんでいった。触手なのだからその精液量はおおよそ人の出す量ではないというのは当然であった。
「はぁっ、はぁっ…ああ、白鳥さぁん」
「まだだっ、まだまだ楽しもうぜ!雌奴隷ちゃんよぉ」
「はい、私の中、存分に楽しんでください…」
 蜥蜴は未だに全く衰える気配のない触手を再び佐久良の中にねじ入れる。
 その時、佐久良は異様な光景に出会った。
「おい、ずるいじゃねえか!テメエ一人で楽しみやがって!おい、俺は口でしろよな!」
「お前も何抜け駆けしてやがるんだ。俺のは手でやれよ、この淫乱雌奴隷が」
 正常位で犯されていた佐久良の両脇から二体の魔物が現れた。それぞれ豚と牛のような格好であった。
「あ、あれ…白鳥さんが、三人…ひああっ!」
「ああ?テメエらがウスノロなのが悪いんだろうが!ていうか締め付けを緩めるんじゃねえよ、このアマっ!」
 芽生えかけていた正常な思考をかき消すが如く、触手は奥のほうに抽送を繰り返す。
 それによって佐久良も、最早深く考えることを止めた。
「はぁい…奉仕、させていただきます…あむっ」
 そう言うと、佐久良は豚の肉棒を咥え、もう一体の牛の肉棒を手でこすり始めた。
「んちゅっ、えろっ…ちゅぱ」
 正直、先程まで処女だった佐久良の口淫でも手淫でも感じるには程遠いのだが、それでも彼女は無我夢中に攻めつづけた。
「じゃ、俺はこのちいさなおっぱいを…うわ、ロリっぽいなあ」
「ふむうっ!…んむ、れろれろ…」
 突如として何処からか現れたまた別の魔物が、佐久良の薄く小さな胸を揉み始める。
 ある魔物はもう片方の胸に己の肉棒を押し付けて快感を得ている。
(あれ…白鳥さんが、5人…?それとももっと?ああ、もうどうでもいいや。白鳥さんがいてくれれば、私は…)
「おら、出すぞ奴隷!こぼしたら承知しねえからな!」
「もう一回中出しだ、これで妊娠しなかったらするまで続けてやるぞ!」
「んんっ、いいれふよ…たふふぁん、だひへくらはい…」
 魔物達が宣言すると、佐久良も拒みはしなかった。この異常な光景も、最早疑うことすらしなくなった。
「げぎゃぎゃっ、出すぞ出すぞ。真っ白にしてやる!」
「ぷはっ、あううっ…私ももうイッちゃいます。さっきイッたばかりなのに…私、もう」
「イッちまえよ、アヘ顔晒してイキ狂え、雌奴隷!」
「…ふあっ、ひ、ううううううううっ!」
 魔物たちが射精すると同時に、佐久良もまた絶頂に追いやられた。
 一人でも異常な量だった精液が5人、いやそれ以上ともなれば、佐久良の体がどうなるかは明白であった。
「けーっけけけけ、ああ、良かったぜえ。こいつは今日から公衆奴隷決定だな」
「…ぜぇっ、ぜぇっ、私も、あ…い…」
 すべてを言い切ること無く、佐久良は精液の海で気絶してしまった。
(ああ、わたし、とってもしあわせです…)
142名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 02:00:37 ID:jQQYyC4c
08

「派手にやってるなあ…私の催眠も全然衰えてないね、嫌だ嫌だ。弱さの代わりの強さがこんなじゃね…」
 遠くの岩の上でそんな感想を漏らしていたのは、幹部の一人『悪魔の天秤』(シーソーゲーム)のストラであった。
 彼女が佐久良に植えつけた催眠は「男が皆自分の想い人に見える」「愛しい人の行動は全て愛しい」と言うものであった。
「まあ、催眠で好きな奴を聞いたときにちょっとは躊躇したんだけど…背に腹は、って奴よ」
 勘弁してちょうだいね、と小声で言ったが、それを聞く者は誰もいない。
「さて、じゃあ、精精楽しんでね。お嬢ちゃん」
 そう言うと、ストラはいつの間にか岩場から消えていた。
 佐久良への陵辱は、まだ始まったばかりである――

佐久良亜沙美 BADEND
143名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 02:03:36 ID:jQQYyC4c
これにて4話BADお終いです
次はちょっと休憩して外道な子

すべて読んで下さった方ならわかると思いますが…そうです、コピペです
ある章が7割近くがコピペです、酷過ぎます
だから早く仕上がるんですが…一回シーンを書いて使いまわせますし
駄目作者、ここに極まり

…もう二度とやりません、御免なさい
144名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 03:18:10 ID:fBFUnOs1
エロ少なめのSSでも書いていいかな?
145名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 03:53:52 ID:LWwAtMxh
>>144
どんとこい
146名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 14:49:51 ID:vBTuugui
>>144
だめ
147名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 14:58:33 ID:CFk6BWTU
don'tこい?
148名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 18:27:48 ID:vE1bpJ6D
don't行為
すなわち前戯だけでイかせまくって処女のまま堕とせ、とな。
149名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 22:24:29 ID:pNkVj8Jh
>>144
書いてくださいお願いします
スレチだけど、カレンとリアの感覚を学ぼうと催眠オナヌを試してみました。
自分には催眠が聞かないことが発覚。おっすおら作者!催眠エッチがよくわかんねーぞ!誰かたすけて!
150名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 11:08:14 ID:CEo1o/V1
催眠オナヌを楽しく実践するには事前準備が必要だぜー

・ステイ
射精を我慢することで欲の力を増大させる(催眠しやすい思考の単純化を促す)

・思い込む要素を決めて軽くイメトレ
行為の下地を作り催眠の導入をスムーズにする

・KIAI
気力が充実してれば没頭できやすくなる(思考の単純化に繋がる)

既存の方法に↑のサプリを加えれば催眠が効きづらい貴方も私みたいに新たな扉を開けると思うよ?
って股間から触手生やした女の子が言ってた
151名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 11:31:49 ID:t7zcMzex
>>143
乙って言うの忘れてましたごめんねごめんね

>>150
試してみます!頑張って今日中に投下できるようにするつもりです!
152名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 17:24:19 ID:62o9nHAF
今日はクリスマスってことで2時間弱で仕上げて碌な推敲もしてない作品投下
外道な子の番外ってことで時系列も性格も何もかもが違うけど気にしない
というより外道な子じゃなくて外道な妖精
153名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 17:24:44 ID:62o9nHAF
外道魔法少女藍奈番外編 聖なる夜に妖精が

01

「クリスマスよ、藍奈!」
 吃驚した。何を唐突に言っているのだろう、この妖精は。しかも勝手に体外に出て…。
 ベッドでいつもどおり漫画を読んでいた私、仙道藍奈(センドウ アイナ)は、先程の言から、妖精が何を言いたいのかを推理する。そして出た答えが――
「御免、ウチはほら、台所に神棚があるとおり八百万神教だからさ。キリストの誕生日は祝わないことを家訓にしてるんだ。
それに死んだお爺ちゃんがクリスマスを祝ったら夢枕に立つって言うから尚更、ね。だからパーティとか華やかなことは諦めて」
 とか適当な事を言って仰向けになっていた体を妖精から背けるように転がる。今丁度いいところなのだ。
ヒロインが触手によって堕ちそうになっているページ。プレイの幅を拡げる為に、資料はよく読み解いておかなければならない。
というか、正直面倒臭い。クリスマスなんて、要は馬鹿騒ぎしたいだけじゃないか。いろんなところからの陰謀に違いない。
と、モテない人々からの電波が飛んできた感じがするのでそう言っておこう。いや、私も出会いはありませんよ?
「何言ってんの、藍奈?クリスマスにやることなんてパーティなんかじゃ無いでしょ?」
 また少し驚いた。てっきり美味しい物を食べたいとか、皆で騒ぎたいとかいうタイプの奴だと思っていたのだが…。
「じゃあ、何やるの?クリスマス」
「そんなの簡単よ。クリスマスにやること、それはね――」
 妖精は一拍置いて、そして言う。
「リア充の殲滅よ!」
 コケた。私が。妖精は言いたいこと言った、というふうにガッツポーズとドヤ顔をしている。
「…はぁ?」
「藍奈、知ってる?クリスマスはカップル達がズッコンバッコンやって喘いでいる日なのよ。全くもってムカつくじゃない!
私たちはこんなに頑張って魔物倒してるって言うのにさ、人間はホテルでパンパンアンアンやってるのよ!
許せない所業だと思わない?キリストにもそれを信仰する人にも失礼だわ」
 思わない、というより果てしなくどうでもいい。そして何で貴方がキリスト教の代表みたいになっているのだろう。
「じゃあ行くわよ、藍奈!街へ出てカップル共へ触手の鉄槌を喰らわせるのだ!」
「何でこのクソ寒い日に一々外へ…しかもそんなどうでもいい理由で」
「おやぁ?いいのかなあ?」
 何やら思わせぶりなセリフを吐く妖精。
「この日はとにかく貴方と合体したい、ってな女性も多いからねえ。そこを魔物が付け狙う可能性は高いよ。
魔物を討つ者として、見逃すわけにはいかないんじゃないかなあ?」
 むぅ、そう言われれば確かに。行事ごとがあるなら人は兎角無防備になりやすい。
そこを魔物が襲撃すれば、簡単に大漁旗が上がるような成果が得られるだろう。
「…分かったわ。行くわよ」
「そう来なくっちゃ!…ところで、藍奈ってリアじゅ…いや、彼氏とかいる?」
 何を言いたいのかさっぱりわからないが素直に応えておこう。
「…いいえ、いないけど。それにいらない」
「藍奈。やっぱり君を選んで良かった!」
 なんだか訳の分からない仲間意識を持たれてしまった。
 おかしい、本編ではこんなにフランクな性格じゃなかったはずなのだが…。
154名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 17:25:05 ID:62o9nHAF
02

「…ねえ」
『何?』
「ラブホ街で待ち伏せするのは分かるんだけどさあ…コスチューム装着早すぎない?完璧に浮いてて恥ずいんだけど…」
 私のコスチュームは白いフリルや赤いリボンを付けた服に同じくフリルのミニスカート、そして白いブーツに白い手袋と、
純白すぎて雰囲気に全く合っていなかった。魔力のお陰で、特に寒いわけではないのだが…。
『急に出てきた時のためよ。間に合いませんでした、じゃ洒落にならないでしょ』
 自分は私の体内に逃げておいてよく言う。後で触手調教だ。さっきの漫画で出てたプレイ一通り試してやる。
『あ、ほら、早速現れたわ!』
 そう言われて周囲を見回すと、この寒い中いちゃいちゃとしているカップルが一組、路地裏へ入っていった。
『ホテル街なのにわざわざ路地裏を選ぶなんて…怪しすぎる』
「ただ単にお金が無いだけなんじゃないの?それか青姦趣味とか…」
『shut up!御託はいいから追いかけよう』
 なんでいい発音して言うんだ、この妖精。
 結局、妖精の言の強さと、何らかの意志に勝てずに、私はそのカップルを追いかけて行った。
 そして見つけたとき、カップルは濃厚なキスの最中だった。
「あー、性のプライベートとか見る気起こらないなあ…これは違うよ。他いこ、他」
 特に魔力も感じられない。これは外れだ。行為を邪魔する気もないし、私はその場をとっとと離れたかった。
 無論、出来れば帰って温かいご飯を食べたかった。
『り…』
「り?」
『リア充爆死しろぉ!』
 不意に妖精が体内で叫んだ。途轍もない音量だったので、私は一瞬頭がグラグラとしてしまった。
そして、その一瞬が触手の主導権を妖精の渡す羽目となった。
「きゃああああああああっ!」
「う、うわぁ、なんだこれ!?」
「ちょ…おま、何やってんのよ、一体!」
『五月蝿い!相手もいないこんな夜は、相手の居る奴の邪魔をしてやることこそ我が使命!そうしないと嫉妬狂いになっちゃそうなのよ!』
 妖精は叫びながら、主導権を握った触手で先程までキスしていた男と女を絡めとった。
 …ただの嫉妬じゃないか。どうやら妖精、自分の国ではお付き合いには恵まれなかったようだ。
『ほぉーら、触手でアンタのマンコ貫いちゃうよ。処女だったらちょっと可愛そうだけど君はどうかなぁ?』
 悪役のような言い方である。…よく考えれば、私も本編ではこんな感じだ。もう勝手にしてくれ。
「ひっ…い、いやぁ…お願い、やめて…」
『んー、しょうがないなあ…い』
「い?」
『い』
「…ほっ」
『え』
 というと、妖精は触手を女に勢い良く突き入れた。…酷いフェイントだ。
「うっ、ああああああああ!いたぁっ、痛いいいいい」
『あらら、処女だった。良かったね、忘れられない日に忘れられないもので女になれてさ』
 突き入れられた女は、ポニーテールを振り回しながら必死に痛さを訴える。勿論、妖精は遠慮なんてしていない。
 男も何か吠えてるが、触手に絡まっているのでは負け犬の遠吠えに過ぎない。
「あ…ああっ、ふああん…何、これぇ、痛いのに、感じちゃうよぉ…」
 まあ、この触手はそういうものだから当然だ。抽送を繰り返されれば、処女だろうと何だろうと、百戦錬磨の性狂いになる。
「お、おい、なにか聞こえたけど…」
「やだ、何があったの」
 と、又もや無謀なカップルがこちらを覗き込んで来た。そしてそれは勿論妖精の目に止まり…。
『また出たか、リア充め!爆散しろぉ!』
 あわや、カップル二組めも触手によって捕えられた。
「うあああああっ!あうう、ふぅん…ああ、これ、すごい…セックスってこんなだったの」
 ショートカットの女もすぐに触手に突かれて、あっという間に性の虜である。
 というか、これが普通のセックスだと思ったら、貴方この先がっかりしちゃうこと請け合いなんだけど…まあいいか。
155名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 17:25:33 ID:62o9nHAF
03

 いつの間にやら、舞台は最初のホテル街へ。
 そこには当たり前だが沢山のカップルが居るわけで…。
『この…リア充共がぁ!私の目の前でイチャイチャとはいい度胸だ!全員圧死しろぉ!』
 何故圧死なのかがさっぱり分からないが、沢山いたカップルはやっぱり全員触手に捕らえられて、男女引き離されてしまった。
 そして勿論、有無を言わさず挿入、抽送。何だこの地獄絵図。
「あ、ああ…なんでよぉ、こんなの知らない…」
「うう、ああん、初めてって、痛いんじゃなかったの…?気持ちいい、気持ちいいよぉ」
「ひゃああああん、こんなの…耐えられない。あの人のより、ずっと大きい…」
 元は処女でも非処女でも、この触手に貫かれた後は全員同じ性狂いだ。始めは痛がっていようと、そのうち自分から求めるようになる。
『ふくくくく、いい気味だなあ、リア充共め。この触手を味わったら、人間の男のモノなんてBB弾位にしか感じなくなっちゃうよ』
 酷い例えだった。人間の男全員があの小さな弾以下宣言とは、恐ろしい。
『さあ!そろそろ全員中に沢山出すよ!狂って狂って狂いまくって、触手狂いになるがいい!』
 そう宣言すると、触手は一斉に彼女たちの中に白濁液を放出した。
 性狂いになっている女性たちは、その放出によって全員絶頂へと追いやられてしまった。
 そしてあとに残ったのは、絞めつけられすぎで気絶した男達の山と、秘所から血や白濁液を流して、腹をぽこんと膨らませた女の山だけであった。
156名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 17:25:57 ID:62o9nHAF
04

『あーすっきりした。丁度夜明けだし、今年も沢山のリア充共に制裁を加えることが出来た』
「夕ご飯…食いっぱぐれた…」
 何だかやることやった的ないい笑顔(予想)の妖精とは裏腹に、私はお腹をぐーぐー鳴らしてふらふら歩いていた。
『だがまだ全てのリア充が滅びたわけではない。リア充あるところ私あり!戦え私、いつかリア充が滅びるまで!』
「また来年のクリスマス…?」
『いいや、次はバレンタインデー。夏休みも、学生が女の子から女になる境目だって聞くしなあ。とにかく、リア充は滅ぼす!』
「…さいですか」
 もうどうでも良くなったのは、決してお腹が空いていたからではない。この妖精には何を言っても無駄だろうと思ったからだ。
決して「途中からモノローグでしか喋ってないなあ、今回私どうでもよくね?というか何でこの作品が抜擢されたの?新作にすればいいじゃん」とか思っていない。
『さて、帰ろうか藍奈。徹夜だから眠くなっちゃった』
「…私も、いろいろ疲れた」
 朝日を背に浴びて、ゆっくり帰ろう。
 ああ、そういえば今日は聖夜か、性夜ではなくて。ならば一つだけ謝ることがある。聖地エルサレムはどっちだったか…どっちでもいいか。
私は適当な方向を向いて一言。
「お爺ちゃん、勝手に殺してごめんなさい」
 ちなみにお爺ちゃんは御年88歳。まだまだ現役の米寿である。

外道魔法少女藍奈番外編 END? Merry Christmas!
157名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 17:28:57 ID:62o9nHAF
というわけでメリクリ
たったこれだけの文章量で2時間とは…私に速筆スキルは無いようで

本編の二話でいろいろ仄めかすから、急いで書いた今回では何も明かさないように馬鹿になりきり、微妙に苦心
それでも大して考えてないんですけど

最後に、リア充爆散しろ
158名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 19:29:45 ID:7l6TgG/C
クリスマスごと核爆発しないかなぁ。リア充。
159名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:03:33 ID:iiuKy1Cl
今日だけ加藤機関の同士陸の支援のため衛星兵器ヘリオス防衛戦に参加するニョロ
160名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:33:18 ID:7l6TgG/C
じゃあ俺はデスザウラー発掘してくる。
161名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 12:25:57 ID:3/uwBfu3
おや、23に寝たと思ったら今日までずっと寝てたのか
不思議だなあ
162名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:44:02 ID:n9bxU3sW
リアできたよ!最後なのに全然えろくないよ!
「いい想い出のまま残しておきたい・・・・・・」って人は読まない方がいいよ!
哲学臭い!どうぞ!



幸せって、なんだろう。


『貫殺天使リア』
31/幸.Be with you


――どこかの山奥
リアちゃん、起きて、リアちゃん。
遠くで声がする。誰か懐かしい声がわたしを呼んでいる。
リアちゃん、リアちゃん。ほら、起きて。
頭を撫でられてる。きもちいい。
このまま眠っていたいけど、どこかで起きなきゃいけないと思うわたしがいて、仕方ないからゆっくり眼を開ける。
「ああ、やっと起きた。ねぼすけだなあ、リアちゃん」
「ん……。カレン、おはよ」
「おはよう、リアちゃん」
いつもの朝。あれ? 朝にしては暗い気がする。ああそうだ、朝は暗いんだ。
なんだか頭が痛い。もやもやする。よくわからないけど、ちがう。
「どうしたの? リアちゃん。元気、ない?」
心配そうなカレンの顔。そんなに変な顔してるかなあ。
大丈夫、と答えて身体を起こす。そっか、昨日はカレンといっしょに寝たんだっけ。
お布団を剥がして伸びをする。澄んだ空気が裸の身体に心地よい。
「……あれ? なんで、裸なの?」
いっしょのお布団にくるまっていたカレンを見ると、やはり彼女も壁の隙間から差した月明かりに白い裸体を晒していた。
つんと上向いた桃色の乳首、赤い首輪が巻かれている。
「カレン……? なんで、裸なの? なんで、それ、してるの?」
首に巻かれたものを指さすと、カレンはきょとんとした顔を返してくる。
「なんでって……あたりまえだよ。ご主人様が、しろっていったんだよ?」
「ごしゅじん、さま……?」
痛い。頭が痛い。なんだっけ。
ご主人様。おぞましい響き。甘美な響き。相反するふたつの感覚が頭を揺さぶる。
「そっかぁ。そうだよね。リアちゃん、ご主人様とエッチしたあと、すぐに失神しちゃってたんだっけ。
 それからずっと寝てたんだもん、わからなくて当然だよね」
ひとり納得した様子のカレン。す、と手を引かれて立ち上がる。もちろん下にもなにも着けてはいなかった。
「それじゃ、ご主人様におはようの挨拶、しにいこっか」
そうして、ひび割れたドアノブをひねった先、廊下を抜けて、階段を下る。
「暗いから気をつけて。リアちゃんはまだ、見えないでしょう?」
確かに暗闇は見渡せない。でも、その物言いだと、カレンは見えることになるのだけど……?
段差を降りて、また狭い廊下を歩く。漂う獣臭。廊下の先から、甲高い女の嬌声が聞こえてくる。
「カ、カレン……。なんか変だよ。変なの聞こえてくるよ」
「あれ? ご主人様の魔法、効き過ぎちゃってるのかなぁ?」
近づくに連れ大きくなっていく嬌声。その声が漏れ出るドアの前で、カレンは足を止めた。
わたしの顎に手をかけてカレンの顔と合わせられる。カレンの瞳にわたしの顔が写っていた。
「ねえ、リアちゃん。リアちゃんって、なに?」
「え・・・・・・?」
わたし? わたしってなに? なんだっけ。すごく大切なこと。なんだっけ、なんだっけ。
「わたし、は・・・・・・。わたしは・・・・・・」
頭が痛い。気持ち悪い。吐きそう。吐いてしまいたい。お腹になにかが渦巻いてるみたい。どろどろのなにかが思考の邪魔をする。
ふっ、とカレンがわたしから目を逸らした。そのままドアノブを捻って中へ進んでいってしまう。
「ぁ・・・・・・。カレ、ン?」
まって。置いていかないで。ひとりはいや。怖い。ここは怖いよ。追いかけなきゃ。カレンといっしょにいなきゃ。
半開きになったドア。そこへ足を踏み出そうとして――
163名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:44:45 ID:n9bxU3sW
――いいの? そっちへいって、いいの?
後ろから、声がする。
――戻れなくなるよ? ■■■さんや、■■■さんといっしょの日々に。■■■や■■■とお勉強もできなくなるんだよ?
ぴたり、立ち止まる。その声は知っている。この声は、わたし自身の声。
――そっちは、まっ暗だよ。そこには、なんにもないよ。
部屋の中は、闇が広がっている。鼻につくにおいに子宮が疼くのを感じた。
――ねえ、思い出して。わたしは、×××××。
聞こえない。わからない。
――わたしは、×××××だよ。いっちゃだめだよ。
わたしはなに? なんだっけ。ぬる、と闇を引いてカレンが顔を出す。
――いっちゃだめ。そこに幸せはないよ。だめ、だめだよ。
手を引かれる。そうだ、わたしの幸せは、カレンと、ご主人様といっしょにいることなんだ。
――だめ、だめ、だめ! 思い出して! わたしは、わたしは――!
足を踏み出す。闇がわたしに絡みつく。足に、胸に、顔に、心に。
声が消えた。とまどいも消えた。
わたしって、なんだっけ?
まあ、いいや。


ぺたぺた、ぺたぺた。裸の足の裏が木床を進む音。
まっ暗な部屋。暗闇が身体に張り付く感覚。
未知を知るのはカレンの迷いない足取りだけ。先の見えないこの世界で、カレンだけがわたしを導いてくれている。
そのカレンが、ぴたりと足を止めた。
「ここだよ、リアちゃん」
釣られてわたしも立ち止まる。微かな獣臭。唸るような荒い息が聞こえる。
「ぁ……」
眼が暗闇に慣れてきて、その正体が見えてくる。
「よお、よく眠れたかい?」
灰色の毛並み。逞しい筋肉。長ソファを一匹で独占してふんぞり返っている、巨大な狼。
「――デス、パイア……! ぅあ……!?」
痛い、頭が痛い。違う、なにこれ、ちがう!?
「記憶が混濁してるってのは、本当みたいだな。抵抗力の問題か? まあ、調教のしがいがあるってもんか」
「そうですね・・・・・・。さしあたって」
カレンが顔を寄せてくる。■わなくちゃ。目の前の■を、倒さなきゃ……。
違う、あれ、違わない? 頭が痛い、たすけてカレン……!
「リアちゃん、忘れちゃったの? この方は、私たちのご主人様、だよ?」
「……ご主人、さま」
痛みがすっときえていく。そうだ、そうだった。ご主人様、そうだ、ご主人様だ。
どきん、どきん。胸が弾む。子宮が疼く。心が、熔ける。
ご主人様の股間にそびえ立つ肉棒。天を向いて、とても逞しく思える。
「リアちゃんはまだご奉仕の仕方知らないよね? 教えてあげる、きて」
カレンに促されて、ご主人様の膝元に跪く。目の前にご主人様がある。
「まずはこうやって、竿に舌を這わすの……」
「はい……」
太い肉棒に手を添えて躊躇いなく舌を伸ばすカレン。それを見てわたしもおそるおそる舌を伸ばしてみた。
熱い。舌先に感じるご主人様の体温。頭が灼ける。鼻孔をくすぐるご主人様の精臭。
カレンに眼で促されて、わたしは舌を亀頭に這わせる。赤黒いぷにぷにとした肉にこびりついた精滓を、たまらず舌で刮ぎ落としていく。
びくん、とご主人様の肉棒が震えた。喜んでくれているのかな。わたしできもちよくなってくれているのかな。
上目遣いにご主人様を見つめる。にい、とご主人様は半月のような笑顔を見せてくれた。
「いいぜ……。次は、口でくわえてみな」
精一杯口を大きく開けてご主人様をくわえこむ。でも、ご主人様のは大きすぎて頬張りきれない。わたしには亀頭がせいぜいだった。
「口の中で、舌を擦りつけてみて。そうそう、絡める感じで……。うまいうまい」
もごもごと口腔内でご主人様を味わう。精臭、獣臭。あたまがくらくらする。ご主人様が、熱い。わたしも、熱い。
「ふふっ……。ちゅっ」
カレンがご主人様の肉棒に口づけをして、そのまま竿に奉仕を始めた。カレンの息と、わたしの息。そしてご主人様の体温。
熱い、熱いよ。
ご主人様の肉棒がぷるぷると震えてきた。舌先に感じる鈴口から、ちょっと苦いなにかがあふれてくる。
「ちゅぱ、んっ……、えへへ、きもちいいですか? ご主人様……?」
「ああ、気持ちいいぜ。はじめてだろ? 上手なもんだ」
嬉しい。ご主人様に褒めてもらえた。嬉しくて嬉しくて、ご主人様へのご奉仕にもっと力を入れたくなる。
164名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:45:37 ID:n9bxU3sW
「ふふ、ご主人様ぁ……。リアちゃんもそろそろ欲しそうですし、イカせてあげますねっ」
カレンの手が、舌が、ご主人様を激しく責め立てる。指がご主人様を扱く度、ぴくぴくと震えて、かわいい、と思った。
「……っと。さすがにカレンは手慣れてんな……。リア、口を大きく広げてまってろ」
「はぁい。あーん……」
ご主人様に言われたとおり、口をめいっぱい広げて揺れる肉棒の前で待つ。透明な先走りがわたしの唾と混ざって光を返している。
「ご主人様はぁ……。ここも、好きなんですよねぇ。リアちゃん、あとでたっぷり教えてあげるね」
そういうと、カレンはご主人様にぶら下がっている陰嚢を弄り始めた。亀頭が膨らんでいくのがわかる。もうすぐ、くる。
「おぅ、出るぞ」
ご主人様の肉棒がビクン、と跳ねて。
どぴゅどぴゅっ! と大口を広げたわたしの口に精液が降り注いだ。
「口の中で味わえ。俺がいいって言うまでかき混ぜてろ」
「ふぁい……」
言われたとおり口内で精液をくちゅくちゅとかき混ぜる。苦み、甘み。強い青臭さと仄かな花香が脳を揺さぶる。
ご主人様に口の中を見せて、お許しをいただいてからそれを呑み込んだ。
ああ、おいしい。
「リアちゃん、もう、濡れてるね……。ふふ、えっちな娘」
カレンに釣られて下を見やると、確かにわたしのソコはしとどに涎を垂らしていた。
しかたないよね。だって、ご主人様に精液をかけてもらったんだもん。
「本番いくかぁ? リアも、欲しいだろ?」
「はいっ、ご主人様……」
一度精を放っても未だ衰えないその肉棒。ご主人様の雄々しさを象徴するように、その黒い砲身を反り返らせている。
「後ろを向いて、四つんばいになれ。そうだ、そのまま尻を上げろ」
ご主人様にお尻を向ける。冷たい空気が濡れたソコを冷やして、とてつもなく切ない。
「ご主人、さまぁ……」
「ふん、前戯はいらねえみたいだな……。そら、いれてやるよ」
熱い、熱いものがクレバスを押し広げて膣穴へと挿入されていく。待ち望んでいた感覚。胸のどきどきが加速する。
「おお、きついな」
ぐ、ぐぐぐとご主人様が埋め込まれる。子宮口までたどり着いて、ご主人様は止まった。
そして、グラインドが始まる。
「あぁ!? ふぁっ、あん、ごしゅじんさま、はげし、ふぁぁ!?」
はじめから容赦のない腰の動き。ご主人様の欲望が叩きつけられているのがわかる。ご主人様がわたしを使ってくれているのがわかる。
熱い、熱い。ご主人様が熱い。私を犯す肉棒がまるで焼けた鉄のよう。
「リア! お前のこのきついのも、すぐに俺が俺専用の穴にしてやるからな!」
「はっ、はいぃっ! うれ、うれしいですぅっ! あぅ、あぁん!」
ずぷずぷと卑猥な音があたりに響く。周りは暗いのに目の前が真っ白。
身体が前後に揺さぶられるたび、淫蕩な熱が心を焦がす。どろどろのマグマが心臓に溜まる。
ご主人様がわたしの腰を持ち上げ、体位を変えた。椅子に腰掛けたご主人様と向かい合う形。回転した肉棒にもまた媚熱を覚える。
そこからはもう、ご主人様のなすがままだった。ご主人様の逞しい胸板にすがりつくわたし。わたしの身体を軽々と扱うご主人様。
強く引き締まった腕がわたしを持ち上げ、そして落とす。猛々しく淫猥な腕が、わたしを堕としていく。
「ふぁっ、あぁっ、んっ、あぁん! ごしゅじんさま、ごしゅじんさまぁ!」
ぐちゃぐちゃ。頭の中がぐちゃぐちゃ。考えられない。なにも考えられない。なにも考えたくない。
「ふぁっ、あっ、あぅ、ふにゃっ、あぁん!」
「気持ちいいか? 気持ちいいだろう!? お前は牝なんだから、当然だ! それでいいんだ!」
頭に言葉が叩きつけられる。牝。メス。わたしは牝。だからきもちよくていい。
「お前はペットだ!お前は俺たちのしもべだ!嬉しいだろう!? 俺に一生奉仕できるんだ!」
ペット。しもべ。ああ、わたしは牝なんだから、嬉しいに決まってる。
「わかったら、返事をしろ! 浅ましい犬の、畜生の鳴き真似をして忠誠を誓え!」
犬のまね。それは、それをすれば、きっとわたしはもう戻れない気がして。そしてそれはとても喜ばしいものに思えて。
わたしのにおい。牝のにおい。ご主人様のにおい。牡のにおい。それらを胸一杯に吸い込んで、わたしはないた。
「わんっ! わんわんっ!」
「ふふ、くかかかかか、ふひゃははははははははは!! いい、それでいいんだ! 牝はそれでいいんだよ!
 ご褒美をやろう! リア、好きなものを言ってみろ!」
沸き上がる情熱。止めどなく溢れる情欲。子宮が疼く。本能が叫ぶ。
ご褒美。欲しいもの。それは、それは――。
165名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:46:00 ID:n9bxU3sW
「あぅっ、あぁっ、ごしゅじ、ごしゅじんさまぁ! せーえき、せーえきくださいっ!
 あかちゃん、ほしひっ、ほしひですぅっ!」
笑った気がする。カレンが、ご主人様が。周りの人々が。なにに? わたしに。
「じゃあ……、いいぜ。くれてやるよ」
揺れる。ご主人様の腰が。揺れる。ご主人様の腕が。揺れる。わたしの人であったなにかが。
尊厳なんてなくて、人間なんかじゃなくて。ペットとして、牝として、震える。
わたしの全てをご主人様に預けて、もはや自分の嬌声すらわからなくなって。
「あっ、ああっ、ふぁあっ」
ご主人様と、カレンがなにか言った気がした。
頭が真っ白になって、なにを言っているのかはわからなかったけど、きっと。
「あんっ、ひゃぅ、んぁあっ」
それはきっと、今のわたしにふさわしい言葉だと思ったから。
「あっ、あぁっ、あぁあ!」
だから、ぜんぶぜんぶ、なんにも気にしないで、わたしはイクことにした。
「ふぁっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
たぶん、精液を出してもらったと思う。
子宮の熱さを感じながら、わたしはご主人様にもたれかかった。
あ、今、すごいしあわせなきぶん。
ちょっとだけ疲れた。すこし、眠ろう。
なぜだか涙がひとしずく、頬におちた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ざざぁーん……
ざざぁーん……
波打ち際、真っ白な海。
わたしはそこへ足を踏み出す。
暖かな海水。夜なのに星はなくて、お月様がひとつあるだけだった。
ふと、手のひらを見やる。
ちいさな、ちいさな種があった。
波を散らし、水をかき分けわたしは進む。
お月様。
そこへ、手を伸ばした。
すうっ、と種は吸い込まれていく。
とくん。お月様が鼓動を始める。
はじめまして。
わたしが、おかあさんだよ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
166名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:46:34 ID:n9bxU3sW
「ん……。ご主人様、侵入者ですね」
ご主人様の肉棒をお掃除させてもらっていると、カレンが突然呟いた。
「……? カレン、ホント? なにもわからないけど……」
「たぶん、精臭に当てられてるだけだよ。そのうち感覚が戻ってくるから」
ご主人様を舐める舌を休めて、カレンが立ち上がる。
「じゃあ、ちょっといってきます、ご主人様。ここのを2、3借りていっても?」
「ああ、かまわねえ。早めにな」
「はぁい」
カレンが踵を返してドアへと向かう。その白い背中に、声をかけた。
「カレン、わたしもいくよっ! わたしもご主人様の役に立ちたい! ね、いいでしょご主人様!?」
けれど、カレンとご主人様は困った顔をする。
「あー、今のリアじゃ無理だなぁ。身体もあんま動かねえだろ?」
「それに、夜目もまだ利かないだろうし……」
「でも……」
無駄だとわかっていても、食い下がる。わたしだって、ご主人様たちのためになにかしたい。
「……リアちゃん、大事なことを忘れてるよ」
「……?」
なんだろう。だいじな、こと?
「赤ちゃん、欲しいんでしょ?」
「!!」
カレンは自分のお腹に手を当てて微笑む。そうだ、カレンは赤ちゃんができたって言ってたっけ。
「まずは、赤ちゃんができるようにご主人様とたくさんエッチしないと。
 それに、リアちゃんのセックスはまだ全然うまくないんだよ?
 フェラも、手淫も、覚えなきゃいけないことはまだまだたくさんあるし。
 ……ここは、わたしで充分だと思うから。だからリアちゃんはご主人様にエッチを教えてもらってて」
そうして私の髪を撫でてから、カレンはドアをくぐって出て行った。
そうだ、そうだよね。
「……ご主人様、お願いがあります」
「なんだ? 言ってみろ」
そう、ここでわたしがするべきなのは、ひとつだけ。
「リアに、あなた様のペットに、たくさん、たくさんエッチをしてください――」
真っ暗闇の中、わたしはご主人様と絡み合う。
きっと、これが幸せ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それから、すこし。
あれから、すこし。
春、夏、秋をまわって。また、雪の積もる季節になった。
わたしは今、裸で揺り椅子に座っている。
ぽっこりと膨らんだお腹。愛しい愛しい我が子。男の子かな、女の子かな。
月影に揺られてお腹を撫でていると、カレンがこちらへ歩いてきた。
夏までは大きかったお腹も、今では元のかたちに戻っている。かわりにおっぱいが大きくなっているけれど。
「リアちゃん、もうそろそろだね。生理が止まってからちょうど10ヶ月だから、予定日はこの1週間かな?」
にっこりと微笑むカレン。その脇には、小さな子どもがトコトコとついて回っていた。
キョウヤ、と名付けられた赤ちゃん。カレンの息子。
ふさふさの毛皮に尖った耳。精悍な目つきを灰色の毛並みに置く人狼。カレンとご主人様の子どもだ。
産まれてからまだ4ヶ月しか経っていないのに、もう3歳児並の大きさになっていた。これにはご主人様も驚いていた。
どうやらデスパイアであるということ以外にも、カレンの母乳が効いているらしく、成長が早い。
こんなに小さいのに、もう私を持ち上げられるんだ、とカレンが嬉しそうに語っていた。
「リアさん、あかちゃんうまれる?」
か細い、少女のような声。そうだよ、と答えて、頭を撫でてあげる。
「キョウヤくんも、いつかは女の子に赤ちゃんをつくってあげるんだよ?」
「うん! ボク、がんばる!」
きらきらとした眼。純粋だなあ。カレンが親ばかになる理由もわかる気がする。
「おーう、調子はどうだぁ?」
167名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:46:55 ID:n9bxU3sW
「あ、ご主人様」
「おとーさん!」
ぺこりと頭を下げるカレンと、ご主人様に駆け寄るキョウヤくん。そういえばご主人様も親ばかだ。
……? なんだろう、お腹に違和感。
「今日はどうする? キョウヤに外でも見せてやるか?」
「そうですねぇ、リアちゃんに栄養つくもの食べさせてあげたいですし、街に行きませんか?」
お腹が痛い。
「まち!? まちいくの!? ボクも、ボクもいく!」
「んー、ご主人様、キョウヤにはまだ早いんじゃないですか?」
お腹が痛い。脂汗が出てきた。
「そうだなぁ、いや、もういいんじゃないか?」
「おかーさん、ボクまちいきたい!」
じんじん、ずんずん、お腹に痛みが走る。頭が割れそう。
「うーん、ちょっとだけなら……。あっ、リアちゃんのためってことを忘れちゃだめですよ?」
「そうだな。リア、なにか食べたいものはあるか? ……リア?」
いたい、いたい、いたい。これは、この痛みは。
「リア! しっかりしろ!」
「たいへん! キョウヤ、みんなを呼んできて!」
「うん!」
ああ、産まれるんだね。
おかあさん、がんばるよ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ざざぁーん……
ざざぁーん……
あったかくて、まっくらで。
おかあさんのうみのなかに、わたしはいた。
けど、それもきょうがさいご。
おかあさんががんばってる。わたしのためにがんばってくれている。
わたしも、がんばらなきゃ。
ひろくてしあわせなここから、すこしだけあたまをだす。
ごめんね、おかあさん。がんばって、おかあさん。
ゆっくり、ゆっくりひかりのほうへすすんでく。
おかあさんの、がんばってがきこえる。
たくさんのゆめをみた、あのうみにさようなら。
もうちょっと、もうちょっと。
おかあさん、わたし、がんばるよ。
いってらっしゃい。おかあさんのこえ。
いってきます。わたしのこえ。
ありがとう。
そして、ひのあたるばしょへ――。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
168名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:47:20 ID:n9bxU3sW
「女の子だよ。……頑張ったね、リアちゃん」
涙で霞んだ視界で、カレンが笑っている。
元気な産声が聞こえる。あはは、身体にちからがはいんないや。
「カレン……。赤ちゃん、抱かせて」
「うんっ」
震える腕で我が子を抱く。金の髪を持った女の子。頭にちょこんとのった耳と、羊水でしっとりとした尻尾がなければ人間みたい。
大きな声で泣き続ける赤ちゃん。顔を真っ赤にして、ここにいると叫んでる。
「名前……。ご主人様、この子の名前、わたしが決めていいですか?」
「ああ、いいぞ。いい名前を付けてやれ」
そうだな……。うん、そうだ。
「Licht……。“ひかり”。この子の名前は、ひかり。よろしくね、ひかり……」
ああ、よかった。
この子に出会えて、本当によかった。
あなたは望まれて生まれたんだよ。あなたはこれから、自分の足で幸せを見つけるんだよ。
がんばって。
愛してるよ、ひかり――。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「どう? もう動ける?」
「うん。もう大丈夫」
ひかりを産んでから、少し。シャワーを浴びて、ひかりといっしょに綺麗になったわたしは、マタニティチェアに座っていた。
腕にはひかり。わたしのおっぱいを、おいしそうに飲んでいる。
「リアちゃんといっしょで金髪なんだねー。おめめも蒼いんだぁ」
「えへへー。かわいいでしょ?」
身体にちょっとだけ余裕が戻ってきた。ひかりの頭を撫でてやると、くすぐったそうに身じろぎをする。
「いや、それにしてもメスだとはな。俺たちデスパイアの子なんだから、大概はオスが生まれるはずなんだが」
ご主人様が物珍しそうにしている。そっか。確かに、ここにいる子達で女の子の赤ちゃんを産んだのは、わたしだけだ。
「いいじゃないですか、ご主人様。女の子がふえるんですよ」
「そうだなぁ。ま、たしかにそうだな」
……? なんか、変。ふたりが喜んでいるのはわかる。わかるけど、なにに喜んでいるんだろう。
どきん。どきん。なぜだか心臓が早鐘を打つ。
「これで、また強い子がふえますね」
「育つのにどれだけかかる? まあ、キョウヤの初相手で丁度いいだろう」
どきん。どきん。冷や汗が流れる。
「なあ、リア」
やめて。
「ねえ、リアちゃん」
やめて。
「よかったな――」
それ以上、言わないで。
カレン。笑顔。ねじ曲がった笑顔。
ご主人様。笑顔。恐ろしい笑顔。
やめて。やめて。やめて。
このこは、しあわせになるけんりがあるの。

「――ひかりちゃんが、ご主人様のペットになれるんだよ――」

なにかがきれる、おとがした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
169名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:47:48 ID:n9bxU3sW
――秋田県山中、小さな村落の家
その夜、遠藤明日香はうたた寝をしていた。
天使を引退してから早5年。今やすっかり普通のひとだ。
仕事も見つけたし、優しい恋人とも出会えた。天使の組織とはまだ連絡はとっているが、自分が出動することはもうないだろう。
こくん、こくんと船を漕ぐ。最近は徹夜が多く、疲れがたまっている。
彼女の手には毛糸の束が織られていた。恋人へのプレゼントとして手編みのマフラーをつくっているのだ。
すこしばかり古風なプレゼント。聖夜まではあとすこし、もうそろそろ仕上げてしまいたい。
つけっぱなしにしていたテレビから、お笑い芸人の下品な笑い声が轟いた。それに驚き、眼を覚ます。
手が止まっていたのに気づきため息をついて、再び毛糸を繰り始める。名前入りはさすがに重いだろうか? そんなことを考えながら。
色を変えようと新たな毛糸を取ったとき、彼女の身体が硬直した。
魔力。とてつもない魔力が、こちらに近づいてくる。
瞬く間に戦士の顔を取り戻すアスカ。作りかけのマフラーをテーブルに置いて、久し振りの実戦へと心を引き締める。
「……? これは、なに?」
こちらに向かってくる魔力、そこから感じ取れる感覚、感情。
頭を振ってその不思議を取り払う。今は目の前の敵が先決だ。
水晶を取って、玄関へと出る。敵はもうこの近くにいるはず。吹雪く雪の中に体を踊り出して――。
点滅する街灯の下に、ひとりの少女が蹲っているのを見つけた。
「!? あなた、どうしたの!?」
すぐに駆け寄る。そこで気づいた。魔力の正体がこの少女であること。少女が裸であること。少女の手の中に、赤子がいること。
「こ、この、子を……」
寒さに震えながら、少女はアスカに子どもを差し出す。凍える少女とは裏腹に、赤子は金色のベールに包まれすやすやと眠っていた。
そこで、アスカは最大の異変に気づいた。赤子の頭に犬のような金の耳、同じくお尻には犬ののような金色の尻尾がついている。
「……まさか、デスパイアとの……」
「おねがい、します。どうか、どうか……」
少女の悲痛な声。それに危機感を持ったアスカは、赤子を受け取り少女をみる。
「なにがあったかは聞かないわ。とにかく、早く私の家にいらっしゃい!」
蹲る少女の手を引いて立ち上がらせる。急ぐアスカの足取りにふらつきながら、少女もついていく。
しかし、その足がアスカの家の門前で止まった。アスカが怪訝な顔を作るのと同時に、少女は手を振り払う。
「あなた!?」
「その娘の名前、ひかり、っていうんです」
ゴウッ、と吹雪が強くなる。アスカはつい眼を閉じた。
「その娘のこと、お願いします。あなたなら、任せられると思うから」
いけない。ここで彼女を放してはいけない。アスカの中にそんな直感が走って、少女へ腕を伸ばす。
数え切れない雪の奥で、少女が微笑んだ気がした。
「幸せになってね。大好きだよ、ひかり。あいしてる」
伸ばした手は、空を掴む。
金の髪を持った少女は、闇の中へと消えていった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

――それから
「あなた、ひかりを起こしてきてくれる?」
「おー……、ふぁぁぁ……」
生返事をした夫がのそのそと2階に上がっていった。ねぼすけさんなのは、親子共々変わらないみたい。
あれから、雪の夜にひかりを託されてから、10年。
ひかりはぐんぐん成長した。クラスでもいちばん背が高いと自慢するくらい。7人程度のクラスで自慢もなにもないけれど。
耳や尻尾は魔法で隠している。彼女自身にも幻術魔法は手ほどきしてあって、うまくはいかないみたいだけど頑張っている。
夫は、あの子を理解してくれた。私が天使だったということ、あの子の正体、それらを全て受け入れてくれた。
天使の機関も、ひかりをここで暮らしていくのをサポートしてくれている。完全に人にだけ育てられた混合種の観察、だそうだ。
まあ、あれだけコネからなにから使ったんだ。ごねてごねて、親友たちにも迷惑をかけた。
……あの、ひかりの本当の母親は。
あれから一度も姿を見せていない。……いや、安否ならほぼわかっている。
だって――。
170名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:48:19 ID:n9bxU3sW
――・・・・・・
アスカは見た。赤子を家に置いて、捜索をしようと出た街道で。
山の麓あたりが、輝いていた。金色と、銀色に。
アスカは走る。途中、久し振りとなる変身をして。
走りついた先、光の元には。
死体、死体、死体。デスパイア、人狼型のデスパイアの死体が散らばっていた。
その死体の中。3つの影が立っている。他の狼より一回り二回り大きな人狼と先ほどの少女とは別の少女。それと、金色の少女。
その少女の姿を見て、アスカは息を呑んだ。
雪のような白い裸体に、一枚の金色の布が巻き付いている。頭上には金色のリング。そしてその背中には、3対の白い翼。
天使。
少女の姿は、まさに天使そのものだった。
天使が、右手を振り上げた。その折れそうなほど細い腕の先には、銀色に輝く小銃が握られている。
「――――っ、――――!」
「――、――――」
向かい合う少女たちが何事かを叫んでいる。吹雪のせいでアスカの元には届かない。
唐突に、デスパイアと少女が突進をした。
それが、最後だった。
音もなく、ふたつの体が倒れる。
天使は遺体に近寄ると、その息を確かめた。
翼が、光の粒子となって消えていく。リングが雪に流されていく。
魔力が切れたのだろうか、金衣も形をなさなくなった。
ありのままの姿となった少女が、雪に倒れ込む。
慌てて駆け寄るアスカ。けれど。
けれど、少女の身体は、光になって消えてしまった。


――・・・・・・
……あの少女は、きっと私たちと同じ天使だったのだろう。
ヒュプノスウルフ。あの大量の死骸は、そう判断された。
それと、そこにいっしょに死んでいた少女。彼女の名前は、西園可憐というらしい。
……そこから、あの少女の身元は簡単に割り出せたそうだ。
フィリア・グローデン。彼女の名前だ。
……よそう。朝食前に暗くなってどうする。
とんとん、と階段を駆け下りてくる軽快な足音が聞こえてきた。我が家のお姫様のご起床だ。
「おはよ、おかーさん」
「おはよう。ごはんできてるから、ゆっくり食べなさい」
「はーい。あ、おとーさん、牛乳取って」
「そら」
「えへへ、ありがと」
いっしょに降りてきた夫と朝食を取り始める。金の髪に、蒼い瞳。そう、あの子によく似た。
……あの子の言葉を、思い出した。
「ねえ、ひかり――?」
ん? と小首を傾げるひかり。これだけは、あの娘のために聞かなくちゃいけないの。
「幸せ?」
きょとんとした顔になるひかり。けど、すぐに太陽のような笑顔になって。
「うんっ!」
と答えてくれた。
きっと、その笑顔は。
彼女の元にも、届いているはず。
171名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:51:31 ID:n9bxU3sW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


轟々とうなる雪。わたしと対峙したカレンとデスパイア。
――どうしてっ、どうしてリアちゃん!
すこしだけ考えて、答えを出した。
――わたしはあの子の、お母さんだから。
正しいかどうかなんてわからない。けど、あの子をまるで動物みたいに扱うのだけは、いやなんだよ。
カレンが、デスパイアがなにかを叫ぶ。雪に圧されてなにを言っているのかはわからない。
わたしの口が勝手に言葉を紡ぐ。たぶん、あっちも聞こえていないだろう。
一瞬の静寂。
振り上げた右手を、デスパイアたちに向けた。
飛びかかってくるふたつの体。
引き金を引いた気がする。
気がつくと、カレンも、ウルフのボスも倒れていた。
カレンの傍によって、息を確かめる。
死んでる。
すこしだけ涙が出た。ゆっくりと膝を折って、雪の中に倒れ込む。
頭がぼうっとする。じんわりとした、海のような暖かさ。
自分のいのちがほどけていくのを感じる。死じゃなくて、還るんだ。
ああ、あったかい。
ねえ、ひかり。愛しいひかり。
しあわせは、あたたかいよ。
だいすき、わたしのいとしいこ。


Be with you.end
『貫殺天使リア』/happy end


終わりです。みよこのめたふぁー。
次、最終話です。
注意!:時間軸どころか話すら違っています。ぶっちゃけパラレルワールド。
だいたい、白と黒と〜のあたりから。IFストーリーですね。
それでは、どうぞ
172名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:51:52 ID:n9bxU3sW
桜の舞う季節、うららかな午後。
清潔なシーツ、開けられたカーテン。陽光がテラスを金に染める。
母の子守歌が静かに流れ、父の手のひらが小さな命の頬を撫でた。
子は揺りかごの中で愛らしい寝息を立てている。
窓の外からは波がさざめいて、風が一枚、窓際に花を添えた。
母と父に望まれ生まれた子は、いつか大きな花を咲かせるだろう。
その花は、新たな命と出会って、また種を残す。
そうして命は巡っていく。
母は呼ぶ。願いをかけられたその名前。この世にたったひとつしかないその名前。
くすぐったそうに、子は笑う。
少女は大人になり、少年は大人になった。
新たな少女が砂を踏むのはいつの日か。そう遠くない日に、少女は歩き出すだろう。
それはきっと、新しい物語。


『貫殺天使リア』
173名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:52:18 ID:n9bxU3sW
――滅殺魔法少女ドリアン〜舞い散る純潔の白濁〜――
女子中学生理子は普通の少女である。勉強もそこそこ、絵もそこそこ、運動もそこそこ。
しかし、彼女にはだれも知らない『普通じゃない』ものがあったッッ!!
「うわ〜〜ん、遅刻遅刻〜〜ッ! これじゃ安西先生にまた怒られちゃうよ〜〜!」
ドン!
「きゃあ☆ いったぁ〜い! いったいだれ!?」
「やあ大丈夫かい? 急いでいてぶつかってしまったよ」
(かっこいい・・・・・・。これって、恋!?)
「ああ! 急がなきゃ! 遅刻遅刻〜〜〜」
「あっ、ちょっと待って・・・・・・、道を・・・」
ダーーーーッ! 理子は話も聞かずに走り去ってしまった・・・。
〜理子の教室
理子「ふー、間にあったぁ。まだせんせ生きてないよね?」
生徒「あー理子ー。今日転校生来るんだってー」
理子「まぢ!? 男!? 女!?」
生徒「イケメンだってー」
理子「やった!」
がらららら。「うおーい、席に着けー。転校生の紹介だー」
は! もしかして今朝のあの人・・・・・・っ!
田子作「は、初めましてなんだな。田島田子作なんだな」
確かにイケメンだけど、芋くさ〜い
先生「席は秋田の隣な。」
田子作「わ、わかったんだな。よろしくおねがいなんだな」
理子「つーん」
〜放課後 帰り道
理子「ふー、かったるかったー。
私は道を歩いていた。放課後だ。
幼女「きゃー!」
誰かの女性の叫び声が聞こえる。まさか淫魔?!
よし、変身だ!
そうっ!三宅理子の普通じゃないところとは、彼女は変身少女だったのだッッ!!
ギュピーン!「変身完了!観察天使、ドリアンッッ!!」
説明しよう! 観察天使ドリアンとは、三宅理子が魔法少女に変身した姿なのだッッ!
「まづは敵の姿を確認しないと・・・・・・」
暗視スコープで路地裏を観察する理子。そこには裸の幼女が触手に服を剥かれていた。
理子「ゆるせない・・・ッッ!! まずは観察だ!!」
そうゆうと理子の暗視スコープをぐるぐる回し始める。なんと敵の内蔵が見えるではないか!
「弱点はここね!」
理子は暗視スコープを武器のドリルに変えた。ぎゅいいいいいいいんと歯が唸る。
「もらったああぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ぎゅぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっぃぃいぃぃぃん!
「あれ!?」
ばしん!「きゃあ!」
なんと触手の壁が思ったよりも厚くてはじき飛ばされてしまった!
「いったぁーい。きゃあ!なにすんのよ!?」
ぐるるるるr!触手がドリアンに巻き付いた!
「うひぃぃぃ!!」
なんと触手のねとねとでドリアンの服が溶けていくのだ!
「ぐへへへへ・・・・・・なんだこのもっこりはぁ?」
「触手がしゃべった!!」
「おいおい、魔法少女様にかわいらしいチンコがついてやがるぜぇ!」
「きゃーなにあれー、きもちわるーい」
「いやーーーーーーーー!!」
「おえぇええええ」
「みないで、みないでぇ!!」
そう、魔法少女ドリアンは変身するともともとクリのあった場所からチンコが生えてくるのだッッ!!
「こすってやるぞぉ」
「いひぃいん、だめぇ!感じちゃうのぉ!」
「そのどろどろのおまんこにもぶっさしてやる!」
「らめぇぇぇぇぇぇ」
174名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:52:52 ID:n9bxU3sW
触手ガチンコを扱き、おまんこにも触手が入った!
「あぁん! おちんちんしこしこしちゃらめぇ! おマンコもずぼずぼしたらとんじゃうのぉ!
 ああん! らめ、いぐっ、イクッゥウゥゥゥゥゥゥ!!」
どぴゅどぢゅ!
「あっはあぁぁぁぁぁん! おちんぽみるくでてるのぉ!まっしろな精子が女の子の身体からでていくの!
 女の子なのに射精しちゃってどぴゅどぴゅしてるのお! またイクぅ!」
「あ”ーーーーーーーっ! おマンコもイク!おマンコずぼずぼ射精しながらイクのぉ!
 イグッ! らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「あぁん!まだイッてるのにらめぇ!同時にイクッ! おマンコおチンポ同時にイッちゃう!
 っおほぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!いぐうぅぅいぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!」
「ぐへへへへ・・・・・・魔法少女がきたねえもんだ・・・・・・」
はっ!私は負けちゃいけないんだッ!
復活ッ!ドリアン復活ッ!
「私は負けない!必殺!キャンディブレイカァァァァァァァァッッ!!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!」
ドゴオオオオオオオオン!!
今日も敵を倒した・・・・・・。理子は下半身の痛みとクリの痺れを感じながら家に帰る。
がんばれ魔法少女ドリアンッ!負けるな魔法少女ドリアンッ!

〜Fin〜


――津南の友達、木崎の家
「・・・・・・なにこれ」
「魔法少女ドリアンwwww俺が作ったwwww」
何と言えばいいのか。いやはや。突然呼び出されたと思ったらこれだよ。
「なにか言いたいことがあったら言ってくれッッ!」
いっぱいあるけど、なにも言いたくありません。
「それよりゲームしようぜゲーム。俺はテレビゲームやりにきたんだよ」
「えー。しゃーないでござるなぁ。なにする?」
こいつの家は最新ゲームがたくさんある。据え置き機どころか携帯ゲームさえ持ってない身としては、寄生できるのはありがたい。
「ああこれなんてどうナリ? このまえ出たデカっとクリーチャー。縮めてデカクリ」
「もはや原型ないし、苦情もつけらんねえな・・・・・・」
ていうか口調を統一しろ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「うおぉぉぉ! ドンダコスつえぇ!」
「早く火炎瓶投げるでコポォ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
175名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:53:23 ID:n9bxU3sW
夕暮れ、カラスの帰る時間。
さすがに長居はまずいので、そろそろお暇。
「そんじゃあまた・・・・・・、徹夜、いっちゃう?」
「やっちゃう?」
こいつとは小学生からのつきあい。ずっとこんな感じである。
そうそう、これも言わなくては。
「ああそうだ、俺、今年は二年参りいけねえわ」
「でゅふう? なんで・・・・・・、ってまさかッ!」
そのまさか。
「じゃあなー」
「こら待て! 幸せ満喫してんじゃねえぞこらぁ! リア充になってんじゃねえ!」
なんかすごい剣幕で怒ってる・・・・・・ふりをしている。目が笑ってるぜ。
なんだかんだ祝福してくれてるかと思うと、心が温かくなる。
人ではないけれど。
俺は、人ではないけれど。
それでも、嬉しい。気遣いが心遣いが、友情が親情が、嬉しい。
大きな太陽を背にして手を振り、またあいつも手を振り返す。夕日と子どもたちの笑い声、変わらない合い言葉。
「んじゃ、また!」
そろそろ、月が出てくる頃だ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


――リアの町、商店街
遅いなあ。やっぱりこの時間にメールしたのは無理があったかな?
一日を照らした太陽が傾き、その身を月へと変えようとする時間。
商店街に用もないのに立ちぼうけである。不審者極まりない。
「うーん・・・・・・。10分で着くって言ってるけど・・・・・・」
さすがに無理だろう。てかもうすぐ15分。
「んー・・・・・・」
「わっ!」
「わひゃあ!?」
後ろから声をかけられて、体が硬直する。振り返ると、アキラさんとメグミさんが笑っていた。
「どーしたんだよ、こんな時間に。買い物か?」
「こんな所にひとりでいちゃ、危ないわよ?」
アキラさんとメグミさん。この町を守る天使のふたり。及ばずながら、私も天使。
「で、どーしたんだ? 買い物袋もぶら下げずに」
「あっ、えーっと、その、待ち合わせというか・・・・・・」
その答えを聞いたメグミさんが、瞳を煌めかせる。
「ははーん、イブにできちゃったカレシのことね? あらあら、お熱いこと」
「なぬ! リアちゃん、ホントか!」
「あはは・・・・・・」
大当たり。目ざといなあ。
「そう言えばふたりとも、カレシじゃなくても気になる人とかいないんですか?」
このふたりなら引く手あまただろうに。運転以外は秀才麗女のメグミさん、ケーキの香りのアキラさん。ぷぷっ。
「カレシ、ねえ・・・・・・」
「そんなのを求めていた時代が、アタシにもありました・・・・・・」
あ、遠い目。
・・・・・・。
なに、この沈黙。ていうか、去年のイブの日から感じるふたりの間の微妙な感じ。
気になる人って単語にもちょっと反応したし、このふたり、なんとなく怪しい。
そういえば・・・・・・、
――『メグミさんの理想の人って、どんな感じですか?』
  『そうね・・・・・・、とりあえず、元気のある人かな?』
とか言ってたし、
――『アキラさんの好みってどんな人ですかー?』
  『あー、なんだ、アタシの全てを、こう、包み込んでくれる人?』
とかも言ってたな。
・・・・・・おお、まさか。
176名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:53:44 ID:n9bxU3sW
相変わらずアキラさんは少女趣味だったけど、なんというか既にアタリのついてた感じだったな・・・・・・。
まさかまさか。
「ところでおふたり、イブとクリスマスはどう過ごしたんですか? ふたりっきりでラブラブ?」
「んあ!? ええっと、その、な!?」
「普通に、普通に家にいたわよ!?」
嘘つけ。こっちは遊園地に遊びに行ったって情報を持ってるんだ。ありがとう店長さん。
ふむ、ますます怪しい。これは調査の必要があるな・・・・・・。
コイバナコイバナ。乙女乙女。
「ところでアキラさん・・・・・・」
『おーい、リアー!』
「!」
小走りで駆けてくる男の子。沈む夕日をバックにして、黒い影になっている。
「ケンジ! おそいよぉ!」
「いやー、さすがに10分は無理があったぜ・・・・・・」
息を切らして笑う彼。イブに告白され、恋人になった彼。
「ひとりで待ってたのか? 悪いな・・・・・・」
「いや、メグミさんたちと・・・・・・、あれ?」
ふたりの姿がどこにもない。空気読みやがった。
「? どした?」
「いや、何でも・・・・・・」
よけいなことを。いやよけいじゃないけど。
「ああ、で、どうしたんだ? なんの用事?」
「・・・・・・えっとね、ちょっと、ついてきて」
「ん? どこに?」
「海」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
177名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:55:02 ID:n9bxU3sW
ねえ、もう春だね。
そうだな。
新しいクラス、楽しみだなあ。
千崎さんと瀧上さん、いっしょのクラスになれるといいな。
えへへっ、もちろんケンジもだよ?
・・・・・・ありがと。
あー、照れてる照れてる。
うっせ。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
大丈夫。俺が、いるから。カレンちゃんの代わりにはなれないけど、俺がいるから。
・・・・・・、いつか、戻ってきてくれるよね。
ああ、大丈夫だ。
・・・・・・てへへ、お母さん、だってさ。
まあ、ぴったりじゃないの? 微妙にそんな雰囲気はある。
こっ、この歳で!?
老けてるって意味じゃねえぞ!? ただその、なんというか、お母さんといえるなにかが・・・・・・。
・・・・・・もしかして、マザコン?
・・・・・・いやいや。
っごめん。
ん、気にしてない。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・あっ、お月さま!
・・・・・・ほぁー、きれいに見えるもんだなあ。
月あかりだけで、こんなに明るくなるんだね。
そうだな。
海もきれいに見える! すごい!
・・・・・・なぁ、リア。フィリア。
ん? なーに?
目を、閉じてくれ。
・・・・・・ん。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・はじめて、でした。
・・・・・・俺も。
なんか、恥ずかしいね。
初だなあ。
そういう君だって、顔真っ赤だぞっ?
なにおうっ。
あはははっ。
ふんっ。
・・・・・・ねえ見て、あれ。
178名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:55:23 ID:n9bxU3sW
――・・・・・・


まだ肌寒さの残る海岸。白砂にくぼみをつけたふたりは歩みを止める。
言葉はなく、ただぼんやりと。夕日は沈み、金色に輝く月の影が波を照らしていた。
止まることなく姿を変え続ける波は、まるで人の心を写すかのよう。
ふわり。薄桃色の可憐が一枚、そよ風にのって少女の瞳に飛び込んだ。
桜だ。もう、咲いてるんだね。
ああ、そろそろだったっけ。
短い会話が終わる。浜の端、桜の木が2本。
ふわり、ふわり。風にのって花弁が舞う。木を覆い尽くすほどでもない、蕾の残った桜の木。
大地にしっかりと根を張り、力強く自分を示す。きれい、との言葉も出ずにふたりは心を奪われる。
そういえば、この頃は夜の散歩に出かけていない。少年の中に暖かな疑問がふと浮かぶ。
ふわり。桜が一枚、波にゆれる。
月の出ている夜。
海は静かに潮騒を立てて。
大地に根付いた桜はその恵みをいっぱいに受け咲き誇り。
一匹の魚が、月面に跳ねた。
それを見たふたりは、手を繋いで歩き出す。
ふたりの歩みは白砂に残る。
まっすぐ伸びたそれは、未来へと繋がる足跡。
いつの日か、彼らは新たな命を紡ぐだろう。
それはきっと、遠くない未来。



貫殺天使リア the end.
179名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:59:58 ID:n9bxU3sW
終わりです。言いましたよ?読まない方がいいって言いましたよ?
とりあえず、書きたいことは書きました。あれですね、エロ文の才能、ありませんね。
次回作(やる気はあんましなし)用の伏線もはっときましたからね!みんなあのふたりを忘れないでくださいね!
あと、クリスマス中に上げるとかいって無理でした。お詫びします。催眠、かかりませんでした。なぜ。


駄文長文、失礼しました!ここまでつきあっていただきありがとうございます!
では!
180名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 02:08:18 ID:srLUeVfN
乙乙!

今まで愉しませていただきました。
続編はひかりが主人公ですね!
181名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 05:53:00 ID:gQpVFdU/
カレンちゃんは最後まで地雷女だったなw
初登場時は優しい優等生っぽかったのに
182名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:33:23 ID:EeQUcbMb
乙!

海とか月とかって子宮と卵子のメタファーだったんだな、やっと気付いた
ちょっと白デスパイア編見返してくる
183名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:57:25 ID:oQabP/O3
乙です
短いようで長いようでやっぱりあっという間だった気がする連載お疲れ様でした

やっぱり続編でひかりが主人公になるならライバルもしくは相手役はキョウヤになるのかな
184名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:22:21 ID:TEV6OwVW
外道2回目投下
年末で忙しくなってきたのか、すっかり書き込みが減ってきて寂しいね…

SS来れば盛り上がるけど、果たしてどうなんでしょ?
185名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:22:51 ID:TEV6OwVW
外道魔法少女藍奈 悪の組織に入るお話

01

 何やら私について多大なる勘違いをしている輩が多い。
 ある奴は「相手が魔物といえどもやり方が酷過ぎる。もう少しどうにかならないのか」と言っていた。
 またある奴は「人に被害を与え過ぎだ。我々は人を守る立場なんだぞ」とも言っていた。
 見当違いも甚だしい、実に偽善染みた意見だと思った。
 そもそも人に被害を与える魔物に対して何をしようと構わないではないか。野生動物だって、人を殺せば人に殺められるのだ。
魔物だけ例外とは、全く何を考えているのか分からない。
 人に被害を与えると言ってもしょうがない。そもそも人が勝手に魔物に捕まるのが悪いのだ。
人質などと言われ、人を盾にされたこともあったが、私は容赦なく魔物を倒した。
この状況でそもそも二の足を踏む方が間違いだ。盾を廃すれば裸同然の魔物を、何故わざわざ攻撃しないで、挙句やられてしまうのだろう。
 まあ詰まるところ、これらの意見は全くもって私の心を動かすような物ではなかったということだ。
 …いや、心は動いたかも知れない。
 私は人のために魔物と戦っている。それなのに守っている対象からは非難される始末。もういい加減に愛想が尽きた。
 いいだろう。ならば私は魔物の側に回ってみるとしよう。魔物の側で、冷酷無比鬼畜外道の限りを尽くすとしようか。
 それで如何に私の主張が正しかったかを、精精その身で、その目で、その耳で確かめるがいい。
186名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:23:36 ID:TEV6OwVW
02

「今日も一段と派手に暴れていましたわね」
「はい、姫様。姫様の後ろ盾があればこそ、我々はこの人間界に覇を唱えることが出来ます」
「そういう事を余り大きな声で言うものではなくてよ。何処で誰が聞いているか分からないのですから」
「そんなことは有り得ませんのに…姫様も人が悪い」
 私はエリス・ミュート・ツインリーフ、この世界では音無双葉(オトナシ フタバ)と呼ばれています。
 魔界のとある場所の姫でしたが、数年前の魔法少女達による魔族掃討の時に這々の体で難を逃れた哀れな姫です。
無論、家臣や父母を犠牲にして――
 そんな私は、この人間界で魔物の王国を建造しようと、反対派と戦いを続けています。
 最初の数年は新規企業として名乗りを上げ、資金や人材の収集に当たりました。魔界の技術を使ったものは、人間界では非常に珍しい存在のため、
私たちの会社はあっという間に世界有数の大企業にまで成長いたしました。
 家臣や、我々の商品に魔力を嗅ぎつけた魔物がここに集まってくるのも計算の内です。
 そして、その大企業の社長である私が、先日人間界の使用されていない場所を指定し、そこに魔物の国を建国することを宣言したのです。
 元々この人間界は人間のものです。間借りするのに嫌悪する人間は多いと考えました。しかし私たちも土地が必要なのです。
魔物の国だからと言っても、先住民に危害を加えるような真似は許しません。しかしそれでも、中には分かってくれない人もいます。
仕方なく話し合いをして、中には納得してくれる人もいましたが、全員がそうではありませんでした。
ですから、私たちはその頭の硬い反対派に対して、多少強引な方法を取らざるをえないのです。
 作戦は順調に進んでいます。魔物の国建国はそう遠くないでしょう。
 私はそんなことを考えながら社長室、私の私室へ、部下の一人と一緒に戻ってきました。
「遅かったですね」
 社長室で見た光景は異常なものでした。ガードマンが全て倒され、私の椅子には薄い桃色のセミロングの髪をした少女が、机に乗せた足を組んで待っていた。
白いフリルや赤いリボンを付けた服に同じくフリルのミニスカート、白いブーツに白い手袋、純白のその格好は、今まで対峙したどの魔法少女とも違い、
まるで天使か何かを思わせる神々しささえ感じ取れた。
 その神々しさを全てかき消していたのは少女の、まるで汚らしい物を見るような濁りきった瞳と、ヤクザのようなその体勢であった。
「姫様!お下がりください!…貴様、よくも同胞を」
「…雑魚には用がないの。貴方が一番偉い人かしら?」
 魔法少女らしき人物は、その濁った目を私に向けてきた。
「…ええ、そうでしてよ。私に何か?」
 私は臆面もせずに対峙する。上に立つものがこのような事態で慌てふためいていては部下に示しがつかない。
「そう、貴方が一番偉いの…」
 そう言うと、魔法少女らしき人物は椅子から降り、片膝をついて敬服の格好をして
「仙道藍奈(センドウ アイナ)、魔法少女をしています。願わくば、魔物の軍団の末席に加えていただきたい所存です」
「なっ…!?」
 側近は驚きを隠せない様子だった。内心は私もそうだ。魔法少女といえば対魔物用の最終兵器。魔法の国と人間の合わせ技。
魔力の高い魔法の国と、精神力の高い人間が組んだことによる魔物への最後の対抗策。それが何故…。
「強いて言えば…嫌気が差したのです」
「嫌気…ですか?」
「ええ、奴らは私たちに頼り切る。その上必要がなくなれば、今まで魔物へ向けられていた批難は私たち魔法少女へ向くでしょう。
もう、ウンザリしたんですよ」
 不思議な話ではない。確かに人間は力の強いものには傾倒する傾向がある。しかし強すぎるものには一斉に敵意を向ける。
愚かだとは思わないが、実に分かりやすい。
「姫様、これは計略では…埋伏の毒と言うものもあります」
「その可能性は否定できません。しかし魔法少女、彼女たちの力はそこらの魔物とは比べ物になりません。
それに魔物に強いだけでなく同族にも脅威を与えてくれるでしょう。
今までに滞っていた対魔法少女戦闘における切り札になりえるかも知れないのも、また否定出来ない事実です」
「しかしそのために毒…いえ、もしかすれば爆弾を体内に入れるというのは…」
 分かっている、要は彼女、仙道藍奈が爆弾ではなく我々に利益をもたらす存在であることを立証出来ればいいのだ。
187名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:24:01 ID:TEV6OwVW
「それならば…この手土産は調度良かったかもしれませんね」
 そう言うと、藍奈はいつの間にか手に持っていた紐を引っ張った。すると机の影から少女が四つん這いで現れた。
 驚くべきはその格好だった。何者かに破かれたような緑を基調とした衣装は、大事なところを隠すという衣類の最低限の機能さえ失い、
ほとんど全裸に近い格好であったのだ。唯一しっかり確認できたのは首に巻いた大きな犬のような首輪。
 彼女が四つん這いで歩くたびに、少女と呼ぶ外見からは不釣合な大きな胸がプルプルと揺れる。
「ううう…この、裏切り者…」
「五月蝿いな、負け犬。犬は犬らしく尻尾振って舌でも出してなさいよ」
 藍奈は四つん這いの少女の無防備な腹を蹴り上げた。少女はたまらず呻き声を上げる。
「…この少女は?」
「ひ、姫様!こいつ、魔法少女です!魔法少女春夏って名乗ってました!丁度滞っていたβ地区の迎撃担当者だった魔法少女ですよ!」
 なんということだろう。問題視した瞬間解決とは…。これを渡りに船と見るべきか、あるいは――
「信用していただけましたでしょうか?」
「…いいでしょう。早速苦戦報告が上がっているγ地区の掃討を命令します。向こうも魔法少女が出撃しているようですので」
「…御意に」
 そう言うと、藍奈は立ち上がり、堂々とした足取りで社長室を出入口から出て行った。魔法少女春夏は、今だ蹴られたお腹を抱えて蹲っている。
「姫様…よろしいのですか?少々出来過ぎているような気が…」
「ええ、確かに危険極まりないのは承知済みです。しかし虎穴に入らずんば虎児を得ず、魔法少女に苦戦している今の状況もまた厄介です。
彼女には最前線に立ってもらって魔法少女を掃討してもらいます。最前線…無論危険な場所です。しかし元々我々の兵ではありませんので、彼女が落ちても被害的には0です。
それに魔法少女を置いて行ったということは、内通の疑いもかなり薄くなってきました。防戦の要所であるβ地区をわざわざ自ら陥落させるメリットはありません。
まあ、精精働いてもらおうではありませんか。魅力的な戦力ということには違いないのですから」
「…はい、わかりました。それではこの魔法少女は連れていきます。色々と吐いてもらわなければなりませんし」
 側近は渋々頷いて、首輪につながれた紐を引きながら社長室から立ち去った。あとに残った私は漸く落ち着いたと言った感じで深々と椅子に腰を下ろした。
「負けるわけには、いかないのよ。今も私を慕ってくれている部下のために、姫として責任を果たさなければ…」
 後に私は思う。この判断は正解でもなければ間違いでも無かったということに――
188名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:24:27 ID:TEV6OwVW
03

「深薙さん!至急出動準備をお願いします」
「えー、なんでだよぉ。僕がいなくても大抵の魔物は君たちだけでどうにでもなるでしょー」
「しかし…敵の陣営に凄まじく強い女がいるのです。帰還したものからの情報によれば魔法少女だと言う…」
「何だって…」
 僕はくつろぎモードだった脳を瞬間的に戦闘モードへと切り替える。
 僕のコスチュームは緑を主体とした物だ。近接武器を使用するのでミニスカートで動きやすく、上半身の布地も少なめ。
特に見られて困る体型でもないのでこの格好は気に入っている。
「敵の魔法少女…志島春夏(シジマ ハルカ)を捕らえた奴で間違いないの?」
「はい…敵陣営に他にも魔法少女が居ると言う報は聞きませんので…十中八九間違いないかと」
 そうか、間違いないのか。ならば僕、悟深薙(サトリ ミナギ)が出るしか無いか。ならば出動しよう。
友人を倒した同胞は、僕が完膚なきまでに貫き殺す。
 そうして私は現場へ急行した。
 γ地区。春夏の護っていたβ地区ほど戦術的要所では無いが、十分に戦闘拠点となり得る場所だ。
無論、ここを護っている僕も雑魚ではない。自惚れかも知れないが、そんじょそこらの魔物に負ける自信はない。
 だが敵は自分と同じ魔法少女。ましてや僕以上の実力を持つ春夏を倒したのだ。
いや、倒すだけでなく生け捕りにした。一辺の油断もするわけにはいかない。
「君が敵方の魔法少女かい?」
「…ええ。貴方が魔法少女?随分と貧相な体格ね」
 相手はぷふっと吹き出しているが、そんな挑発には乗ってやらない。
「自己紹介は必要かしら?」
「無いね。まあ今際の際にでもなったら聞いてあげなくもないよ」
 そう、と相手は一言だけ返す。口数も少ないし全身真っ白のコスチューム。不気味過ぎるし、僕自身も嫌いなタイプだ。
「それじゃあ…このくらいはしっかり避けてね」
 言ったとたん、四方八方から触手の群れが襲ってくる。しかし僕はまるで相手にもしないで最小の行動でそれを避ける。
 全く掠る程度しかしなかった己の攻撃に、少なからず驚いた様子ではあった。
「ふーん、どうやって避けたのかな…」
「もうちょっと驚いてくれてもいいんだけどなあ。やっぱり君は僕の嫌いなタイプだ」
「好かれようと思ってたの?気持ち悪い」
 更に挑発。どうやら僕のようなタイプは激情家と判断したようだが、それは大間違いだ。僕は意外に冷静なんだから。
「……」
 相手は黙っている。何かを仕掛けてくるつもりだろうか。
「…!」
 と、思った瞬間、僕はその場をバックステップで飛び退いた。今まで僕がいた場所には、何やら妙な色の粘液が付着していた。
「…ああ、分かった。貴方の能力は感覚の鋭敏化かしら?聴覚とか触覚で私の遠距離攻撃を避けたんでしょ」
「……」
 正直驚いた。まさか二発でバレるとは、僕も想定外だったからだ。
 僕の能力は『感覚切替』(スイッチスイッチ)、感覚全体の合計値を仮に500と設定し、それらを自由に分配できる能力。
今のは他の五感のうち四感を感じることの出来るギリギリの値に設定し、触覚のみを異常に上げた、簡単に言うなら超敏感肌のようなものだ。
それこそ、攻撃で生じる空気の流れを読める位に鋭敏化した僕の触覚に避けることの出来ない攻撃なんて無い。
無論五感だけではない。痛覚をなくせば人には到底出来ないような威力の攻撃も可能となる。
尤も、痛覚はリミッターなのであまり使用することはないのだが…。
 感覚の鋭敏化、当たらずとも遠からずだが、言ってることはあまり違いがない。正確に言えば感覚値の分配。それが僕の能力。
「だけど…分かったところでどうするんだい?僕には攻撃が届かないんだよ」
 それはつまり向こうの攻撃は当たらず、僕は攻撃できる。ある種先読みに似た能力だ。全く…悟とはよく言ってくれる。
「まあ分かったなら分かったで、対策は練れるから」
 それでも相手は一向に表情も口調も崩さない。やはり不気味だ。
 まあ、関係ない。対策を練られる前に潰せば終わりだ。僕は胸のペンダントから槍の魔具を召喚する。
「これで終わりだよ!春夏の仇、晴らさせてもらう!」
 僕は相手を連続で突く。相手は避ける、その間に触手による攻撃も来るが、僕には当たらない。
「とった!」
 そして遂に、僕の槍が相手の胸を貫いた。
189名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:24:49 ID:TEV6OwVW
04

「う…ぐうっ」
 他愛ない。春夏がこんなのにやられたのは何かの間違いだろう。それか余程相性が悪かったのか…。
 相手は僕の槍を掴み、弱々しい力で抜こうとする。勿論、そんな力で抜けるほど僕は力を消耗していない。
「そういえば、まだ名前、聞いてなかったね。言いなよ、裏切りの魔法使いとして僕が語り継いであげるからさ」
「う…ううっ…ふふっ、うふふっ、ふふふふふふふふふふ」
 相手は槍に貫かれているのに笑っている。凶気に駆られたような笑い声とその目に、僕は思わずゾッとした。
「な、何が可笑しいのさ。気でも狂ったのか?」
「うふふっ…いいえ、今際の際にはまだまだ早い」
 相手は妙なことを口走った。何を言っているのだろう。早いも何も、僕の槍は胸を貫いている。もう終わりだというのに…。
 しかし僕はあることに気づいた。いや、何故今まで気付かなかったのだろう。相手の胸からは血が一滴も出ていないではないか。
僕も返り血を一滴たりとも浴びていない。どういう事なのだろう…。
「こういうことよ」
 そう言うと、相手は、いや、相手だと思しきモノはドロリと溶けて、そして消えた。
「なっ…!」
「成程、流石は姉妹。見事に能力がお互いを活かすような作りになってるわ。これが『自己投影』(ドッペルゲンガー)か」
 しくった…相手の能力を考慮に入れるのをすっかり失念していた。しかも相手が何処にいるのか全く感じ取れない。
触覚をかなり上げているが、不審な動きの空気は無い。喋ってる最中もないというのはおかしすぎる。
「貴方がサトリのような能力ではないことは一目見て察しがついたわ。サトリは基本的に相手の行動を喋って恐怖を与える。
何故そうなるのか、心を読まれているのか。そういう風に思わせるためにね。とは言えテンプレートから外れた行動をする可能性もある。
だからこその二撃目の遠距離攻撃。あれ、実は触手に行動を完全に任せてたのよ。それなのに避けた、全くの不意打ちを。それで理解した」
「なっ…自分の武器が自分の意識を外れて行動できるなんて…」
 冗談じゃない、それでは僕は二人を相手に戦っていたようなものじゃないか。未だに気配も感じられない。
「正確に言えば武器じゃないわ。それに能力でもない。私の『愛玩触手』(ラヴドール)は元々私のものじゃなくて、私に魔法を与えた子の物」
 つまりあの妖精の能力、と相手は続けた。僕は何がなんだか分からなかった。
 そして全く気配がしないまま、私は触手に囚われた。そして漸く、私は敵の本体を見ることが出来た。
「ぐぅっ…け、気配どころか、攻撃時の風切りも何も無いなんて…」
「そしてこれが三つ目、『雑草』(アウトオブビュー)よ。『自己投影』は自分自身の分身を作る能力。
『雑草』は気配を消す、というより気配を感じても不思議じゃないと感じさせる能力」
 ○ころ帽子みたいなものと思ってくれればいいわ、と言ったが、二重に危ない感じがしたのでそこはスルーだ。
「『自己投影』と『雑草』は元々とある姉妹から奪ったものでね。
組み合わせれば私の力をほぼ100%投影した分身との戦いを、高みの見物どころか特等席で見れるわけよ。
何せ、いても不思議じゃないって思うんだから、風切りも気配も、不審に思うわけがない」
 考え違いをしていた。相性が最悪に悪かったのは僕とだったのだ。しかしそう思っても最早後の祭りである。
「…僕をどうするの」
「糧にする。私の次なる目的の為に、貴方には犠牲になってもらう」
 そう言うと、相手は僕の口に触手の一本を突っ込み、白濁液を注ぎ込んだ。量が異常だったので、僕は吐き気を催しながらもかなり嚥下してしまった。
「がはぁっ…はぁ、はぁ…え、な、何で…」
 白濁に溺れかけながらもなんとか生還できた僕の見たものは、相手と、触手と、そしてもう一人の僕だった。
もう一人の僕。茶髪がかったショートカットで、緑を基調としたコスチュームの、それは間違いなく僕だ。
「これが私の魔法少女の時の能力、『愛玩触手』。これはね、自分の能力を相手にも適用できる能力。
もう分かるでしょ、私は貴方に『自己投影』を掛けたのよ。ちなみに『自己投影』の分身とは感覚がリンクしてるの」
「ま…まさか」
 恐ろしい、悍ましい考えが浮かんできてしまった。
そんなこととは露知らず、いや分かっているのかもしれない相手は、正しく僕の思う最悪の展開を今始めようとしていた。
190名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:25:32 ID:TEV6OwVW
05
 もう一人の僕は、あろう事か目を潤ませ、頬を赤らめて思い切り発情していた。
太股をすり合わせ、ミニスカートから除く下着は最早秘所を覆うということ以外の目的を成す事が出来ないほど湿っていた。
いや、濡れて透けてきた下着にその能力すらあるかどうか、定かではなかった。
「ああ、早く僕のアソコにその立派な触手をジュポジュポってしてくださいぃ…」
「っ…!」
 もう一人の僕の言葉を聞く気になれなかった。両方とも触手に拘束されているというのに、僕とは全く正反対の意見ばかり言うのだ。
こんな存在は僕じゃない。奴の能力の産物に過ぎない。そう思わなければ耐えられなかった。
「うふふ、貴方の投影は素直ないい子ね」
 白々しい。君が――
「言っておくけど私が言わせているわけじゃないわよ。これは貴方の…本心、とは違うわね。未来と言った方がいいかしら?」
「未来…だって?」
「そう。どうやら貴方に『自己投影』を掛けた際に『愛玩触手』のパッシヴスキルである媚薬効果が発動しちゃってね。
貴方の投影は見事にそれを受け入れてしまったというわけ」
 つまりこれが奴に責められた後の僕の姿の投影というわけか、馬鹿馬鹿しい。僕の能力を忘れたのか。
 しかしそんなことなどお構い無しとばかりに、奴は僕の様々な場所を触手で愛撫してきた。
「……」
 勿論僕は何も感じない。『感覚切替』によって僕の触覚は限りなく0に近い風に分配している。僕を堕とすことは不可能だ。
「って顔してるわね。うふふ、まあ見てなさいな」
 そういうと、奴は僕の秘所に触手を突っ込みストロークを開始する。処女を失ったのは悲しいが、それでも僕が感じることはないのだ。
 やがて僕を弄っていた触手が白濁液を僕の秘所にたっぷりと注ぎ込む。多少熱いが、それだけのこと。
――そのはずだった。
「…う、ああっ、うあああああああああんっ」
 いきなり目の前が真っ白になった。何がなんだか分からない。何が起こったのかも、僕は全く理解できなかった。
「あ…はぁっ、な、何で…僕の能力が…突破される、なんて…」
「突破――いいえ違う、奪取よ。貴方の能力『感覚切替』を奪ったのよ。そして、奪った『感覚切替』を『愛玩触手』で私好みに適応させてもらったわ。
触手というモノ事態が、何かを奪うモノに成っているようね」
 奴は言っている間も私のあらゆるところを愛撫したり挿入したりしている。
「う、はぁっ!あうっ!な、なんで、こんなに、気持ち…」
 気持ちいい。それは僕の素直な感想だった。動きやすいように軽量化されたコスチュームの殆どを脱がされ、胸を、股間を、お尻を、
いや、そんなに分かりやすい場所ばかりではない。腕も背も耳も脚も、僕の全てが性感帯になったかのような感覚だった。
どこを擦られても、どこに射精されても、僕を包み込むのは嫌悪感ではなく快感しかなかった。
「やってることは貴方と同じ、触覚を鋭くしただけ。でもこんなに感じることを今までやりながら戦ってたなんて…。
貴方、本当はマゾヒストなんじゃないの?ボーイッシュなマゾヒストなんてアンバランスね」
「だ、だま…うはぁんっ!」
「黙るのはお前だ雌犬。もう能力もない絞り粕のお前に出来ることなんて、私の魔力の糧になるしかないんだよ」
「はぐうっ、はあんっ!こ、こんなに…ひうう、感じるなんて…僕は…」
「いい格好ね。さて、お次はっと…」
 僕が喘いでいる最中に、奴は僕の投影を近くに寄せる。いよいよ最悪の事態が迫ろうとしていた。
「あはぁ…やっと僕の番なんですねぇ。もう我慢できませんよぉ、早く、早く」
「いいわ、沢山受け取りなさい」
 そしてとうとう、奴は僕の投影の秘所に触手をつきたてた。
191名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:25:55 ID:TEV6OwVW
 その瞬間、僕の目の前がホワイトアウトした。
「うぎいいいいいいいいっ、あがあああっ、だ、駄目ぇ!こんなの…気持ち、よすぎ…ひぎいいいいいいぃ!」
「はああっ、僕のオマンコに太い触手が…ああん、凄くいいですぅ。すぐに何処かに飛んで行っちゃいそう…」
 僕と投影の温度差は異常だった。何せ僕の投影の感覚は僕にもあるのだ。
つまり僕には二つの最大触覚になっている秘所をそれぞれ別の動きをした触手に責められている。おかしくならない方がおかしいような状況だった。
「ぐうううう、ひゃあああああああんっ!い、やだっ、こんな…耐えられるわけ、うあああああああああっ!」
 狂っていく。僕が僕でなくなっていくほどの途轍もない快楽の津波。それが全く怯むことなく僕に押し寄せてくる。
何回イッただろう。最早そんなことも分からないくらい、僕は絶頂に押し流されている。
「あああっ、触手セックス凄過ぎるぅ!馬鹿になっちゃう!僕、セックスしか考えられない変態になっちゃうよぉぉぉぉ!」
「考えなくていい。ただ快楽を享受するだけでいいんだ、お前は。私にすべてを委ねて、イけ」
 快楽しか考えられない頭に、体に、ふと流れ込んだ安心感。多分、これは作られた、というより自らが作った感情なのだろう。
それでも、僕は奴に全てを預けてもいいと思った。
「ふあああああんっ!イきます、イッちゃいますぅ!僕の、深薙の、イくところ、見てくださいぃぃぃ!」
「僕も、もう…僕のだらし無いイき顔も、見てぇ。ねえ、ご主人様ぁ」
「ふふふ、別に何も言ってないのに自ら進んでご主人様だなんて。やっぱり貴方は雌犬ね」
 もうどちらに言われているのか分からない。いや、どちらでもいい。だって僕でも僕の投影でも、それは僕なんだから。
「ごひゅじんさま、ごひゅじんさまぁ!イかへて、もっともっと、僕をイかへて!僕をめしゅいぬにひてぇぇぇぇ!」
「うふふふふ、いい顔。思う存分イッちゃえ、雌犬の深薙ちゃん」
 そう言うと、ご主人様の触手は僕に、僕の投影に白濁液を吐き出した。
「うはあああああああああ!」
 勿論僕は絶頂した。何度目かなんて、もうどうでもいい。僕にはご主人様と触手さえあればもう何もいらない。
 でも、一つだけ。たった一つだけ心残りがあるとすれば――
「あああ…はるかぁ、ごめんね。ぼく、ごしゅじんさまのめすいぬになっちゃったよぉ」
 それは僕の親友のことだけだった。しかしそれすらも、もうどうでも良くなってきた。
192名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:26:24 ID:TEV6OwVW
06

 あの魔法少女をこちらに抱え込んだ成果は予想以上だった。何せ難攻不落のβ地区、それに難所γ地区を落としたのだ。
相手の魔法少女も悉く打ち倒し、我々魔物軍は破竹の勢いを得ている。これは魔物の国家建造も時間の問題というものだろう。
 ただ間違ってはいけないのが、我々はなにも人に危害を加えるための軍ではない。非戦闘民に対してはなるべく穏便にいくのが我々の方針だ。
そのことに対する引き締めも行う必要がある。勢いは何もいい方に向くだけではないのだから。
 私はそんなことを考えながら、社長室、私の私室へと入った。
「遅かったわね」
 …これはデジャブだろうか。社長室には、私の部下が倒されており、私が配下に加えた魔法少女藍奈が私の椅子でふんぞり返りながら机に乗せた足を組んで待っていたのだった。
あの時と違うのは、倒された部下の数が尋常ではないことと、藍奈の口調が随分と不遜な感じになった事だ。
「これは…一体どういう事かしら?」
 私は藍奈に問うた。藍奈は、やはり椅子から立って答える。
「まあ、貴方も一番最初に考えたと思うけど…お察しのとおり、私は貴方達を騙してた」
「どうして?わざわざ味方を犠牲にして、要所を明け渡してまで私に近づいたのは何故?」
「何故、ねえ。まあ、貴方達ってほら、狩っても狩っても狩っても狩っても狩っても狩っても狩っても狩っても、まるでゴキブリみたいに湧いてくるじゃない。
だから内側から一網打尽にしようって思ったのよ」
 もうひとつの質問の答えが出ていない。
「ああ、あいつらは別に味方じゃないし。私が裏切り者なことは変りないしね。私にとっては拠点も何も、どうでも良かったのよ。
何せ関係がないんだから」
 あり得ない…単独で私達を潰そうと、こんな大胆なことを仕出かすなんて。
いやしかし、単独で且つ自分の力に自信があれば、二正面作戦よりはこっちの戦法の方がいい。
何せ魔法少女側からすれば、裏切り者なのは変わりないのだから…。
「ああ、全く。私自ら同胞を倒すとか、人間に被害を及ぼすとか辛くて辛くてたまったもんじゃなかったわ。
まあ、そのお陰で貴方達を潰せたんだからよしとしましょうか。よく言うでしょ、敵を欺くには先ず味方から、ってね」
 まあ私に味方なんていないけど、と藍奈はまるで台本を読んでいるかのように淡々と喋り続ける。
「ひ、姫様…逃げて、こいつは…強すぎます…」
 私の側近が、急に話しかけてきた。どうやら彼女も藍奈に倒されてしまったようで、うつ伏せで顔だけ上げて私に話しかけてきた。
 しかしそんな行動も、藍奈には不愉快だったのか。藍奈は顔を恐ろしく歪め、彼女の近くに寄って、無防備な背中を踏みつけた。
「黙れ、塵。一丁前に仲間意識なんて持ってるんじゃないわよ。この足に力を入れて胴を踏み抜いたっていいんだけど?」
「ぐうう…ああんっ、うう」
 側近は背を踏まれ、悶えている。しかしその中に甘い声が聞こえたのは気のせいだろうか…。
「ああ、そういえば貴方、『感覚切替』を応用してマゾヒストにしたんだっけか。このまま踏み抜いたらどうなるんでしょうね?
死にながら絶頂するのかな、ふふっ」
 これは人の所業だろうか。いや、我々魔物でもここまでやるのは一部の者だけだ。
「さて、後は貴方だけよ双葉社長?私の『愛玩触手』でどうしてやろうか、考えただけで愛液でてきそう…」
 唇を舐めて、触手を動かしながら藍奈はこちらに近づいてくる。それを見て私は、私は――
193名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:26:48 ID:TEV6OwVW
07

 今回は酷く疲れた。何せ戦いばっかりだ。まあ犬を二匹飼うことにしたし、少しは癒してもらおう。
名前も決めてある。ミナギとフタバという、雌の犬だ。
二匹とも、お尻を振って舌を出しながら私の触手に奉仕している。
「ご主人様ぁ、いっぱい奉仕しますから、焦らさないで僕に触手いれてよぉ…」
「駄目です、最初に入れてもらうのは私なんですから…ちゅっ、ぺろ」
 ついつい可愛いと思ってしまう。私も少しヤキが回ったのだろうか。
 しかし今回はどう思われただろうか。魔法少女のくせに魔物の味方をするとは、なーんて思われたりして。そんなことはあり得ないのに。
いい機会だから、ここらで勘違いしている奴らに宣言しよう。
 私は魔法少女藍奈。魔物を狩る、人間の味方。ただただ、それだけだ。
「ううう…ぷはっ、ご主人様、口だけじゃなくて僕のオマンコにも…いっぱい注いでください」
「ご主人様、そんなガキマンコより私の方がご主人様を満足させられますわ」
 さて、次はどうしようか。私も少々有名になりすぎた。どこかで聞いた言ではないが、いくら私でも二正面作戦を延々と続けられる力はない。
もう少し効率的に魔力を集める必要があるだろう。
「ふああ、触手ぅ…僕の中、気持ちいいの?いっぱい、満足してね」
「ああん…ご主人様の触手が、私のお尻にいっぱい…気持ち、いいです…」
 全く、いつの間にこいつらはこんなに甘えているのだろう。おちおち考え事も出来やしない。
しょうがないからとっととイかせることしよう。
 そう思うと、私は触手での挿入をさらに激しくした。元々厳しく調教した二匹だ。激しくすれば簡単に絶頂する。
「あ、あ、あああああっ!いいのぉ、僕の中で、触手精液、沢山出てるぅ!」
「ふああああああ!お尻、私、お尻で妊娠しちゃいますぅ!」
 二匹をイかせた後、私はベッドで深い眠りについた。
 さて、明日も魔物狩りに精を出すとしよう。私は笑顔のまま意識を失った。

外道魔法少女藍奈2 END
194名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:38:53 ID:TEV6OwVW
言い訳です
双葉さんを犯すシーンが入ってないのは深薙で力尽きてしまったから
本当は藍奈ちゃんにもうちょっと広範囲に被害を与えさせるつもりだったんですが…
いつの間にか魔法少女vs魔法少女が主軸に…人間に被害を与えるシーン入ってないじゃないですか
愛玩触手の設定も結構あやふやです
後に考えている話に合わせられるように試行錯誤しました
矛盾ないかなあ…というより、都合よすぎな面の方が目立ってしまったのは設定構築の浅さが思い知らされます

本作は楔のような続き物と違って、基本的に登場人物は藍奈ちゃん等の主要以外は全チェンジです
時系列がバラバラなので能力もあまり使いまわしません
一回一回に藍奈ちゃんの容姿説明がいちいち入ります
便宜上、最後に2と打ってますがどれから読んでも基本的に大丈夫なようにしてます
今回は初回とリンクさせましたが…

そして楔、外道とまた違う別の作品の考えが出来てきてる…どれだけ移り気なんだろう
195名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 11:10:37 ID:d9qIhL9e
乙。戦闘系は嫌いじゃないっすよ。




『五星戦隊ダイレンジャー』の第1話で、リンと由美ちゃんが触手責めを受けてる。
どなたかノベライズ化できませんかえ。他力本願ですいません。
196名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 16:42:52 ID:b2qKc958
乙。俺はこういうルート大好きだな
197名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 08:29:17 ID:GBt/Ege9
乙!
198名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 14:13:41 ID:RKo5HzyM
乙!やっぱ外道もいいな

リアの白デスパイア編読んできたぜ。こっからちょっと考察厨

津南 月→卵子 黒→夜 大きな月で夜だから大潮の満潮?剣が赤いのは血?「雌性」?

白パイア 白→精子 青いってのはただスライム取り込んだから?イカだから?よくわかんね。たぶん「雄性」だと思う
だからあの話は「雄と雌の戦い」かなぁとか考えたよ!

あと、大潮の夜は子どもが産まれやすいんだよな。リアには孕みが多いってか出産が多いから、なんか関係ある?

結構マジメに考えたけど作者さんに勘違い乙とか言われたら泣く
199 【大吉】   【1451円】 :2011/01/01(土) 03:04:53 ID:GuBT5x3x
乙 そしてあけおめことよろ
200名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 20:54:22 ID:VlrMEMLl
あけましておめでとうございます
今年も娘たちをお願いいたします
201名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 13:57:27 ID:vNxsn4iH
明けましておめでとうございます

>>198
えっ
202名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 14:04:29 ID:WjchqdWd
読んでないけどなんか「深読みし過ぎ」って言うべきな気がした
203前スレ322の続き:2011/01/05(水) 00:24:30 ID:a1yGDg/P

廃校舎の地下室は淫魔の生殖器官のはびこる肉の檻だった。
赤黒い肉壁に蝕まれたその部屋は鼻孔をつく白濁臭と肌をねとつかせる湿度に満ち、
捉えた女性を完膚なきまでに犯しつくすための触手が壁や床に無数に生えている。

「あ、うぅ、、、」

瘴気に飲まれた沙耶香はその部屋の奥にいた。いまだ拘束はされていないものの、
尻を激しく凌辱されたせいで下半身に力が入らず、まくれたスカートをなおす余裕もなく壁によりかかっている。
その姿に退魔の巫女としての力が残されていないのは明らかだった。

「あ、、う、、いやッ!」

ときおり子宮の中を何かに蠢かれて腰が跳ね上がる。妖術を通して入れられた魔の因子が
触手をのばしのたうっているのだ。内膜を抉られる刺激に喘ぐたび、
膣口から濁った粘液が吐き出されて下着に赤黒い染みを広げていく。

「あの日だったなんてさすがに予想外。」

まるで独り言のようにささやかれた声は春奈のものだった。東洋人離れした金髪の美少女は、
沙耶香の急所から抜き取った生理用品を弄びながら、人形のごとき作り物めいた微笑を浮かべている。

「でも、大丈夫。受胎する方法はいくらでもあるから。」

全裸の春奈が自らの下腹をなでると白い指先に黒光りする針が出現した。

「淫獣の肉から作った針。これであなたを立派な妊婦の体に変えてあげる。」

「な、なにをする気、な、の、、?」

「ふふ、巫女の治癒術と淫術を組み合わせた私オリジナルの責め手よ。
淫術で感度を高めた性感に淫魔の肉を植えつけて孕まずにはいられない体になるの。」
どう?素敵でしょ?」

「な、、」

あまりの邪悪な淫欲に思わず後ずさった沙耶香を足下から伸びた繊毛触手が捉える。
髪の毛ほどの触手がしなやかな脚線を八の字に編み、脚の付け根から腰の括れを走って、
臍の上、鳩尾を縫ってたちまち胸元に至る。そして豊かに揺れる乳房を螺旋に巻き上げきつく絞り出した。

「逃げても無駄よ、観念なさい。」

「ん、くぅ、やめなさ、い、、、」

ブラウスのボタンが弾かれ、絞り出された乳首がピンと上を向く。すかさずそこを春奈の針が貫いた。

「あう、や、あぁッ」

「まずは、たっぷりミルクを出せるようにしてあげる。」
204前スレ322の続き:2011/01/05(水) 00:25:13 ID:a1yGDg/P
熱をもった衝撃が固く勃起した乳首の先端、母乳を出すための穴に捻じ込まれていた。
針の先端からはさらに繊毛が伸び乳腺を犯す。
狭い穴を押し広げながら侵入されるせいで、沙耶香の乳房にはみみず腫れのようなうねりが何本も伸びていく。

「は、あ、うぅ、やめ、、あぁ、い、いやぁ、、、」

「どう?淫獣の肉の味は?乳腺の中に浸透してくる感覚たまらないでしょう?」

母性の象徴たる乳肉を浸食される感触に沙耶香の女性器全体がよがり震えていた。
強烈な生殖本能をもった淫獣の肉が自らの乳房に溶け込み一体となってくる。
それは人間離れした化物の精力を植えつけられる事を意味していた。
加えて過去の調教で子宮や卵巣といった女性器の中枢に至るまで快楽神経を開発されているため、
沙耶香は乳肉で感じる苦悶を女性器全体で共有させられる。

「さすが調教済みの体には良く馴染むみたいね。」

ピンッと針を弾かれた衝撃が子宮を貫きクリトリスにまで走り抜ける。

「は、はぁッ!」

反対側の乳首にも針を突き刺さされ根元まで押し込まれると繊毛が乳腺の最奥までを埋め尽くし、
みみず腫れが沙耶香の乳房全体を包み込んだ。

「あ、はぁ、うぅ、や、あぁぁぁ、、、」

もともと痛いほどに張り詰めていた乳房が淫獣の肉に融合されてさらに一回りサイズを増し、
勢いを増した血流によってピンク色に熟れていく。

「もう、おっぱい出せるわよ。次は生理ではがれた胎盤の復活ね。」

春奈の指先から乳肉に食い込んだ針に向かって淫術の気が伝えられると、子宮の中の因子が呼応し
臍の緒代わりの触手で子宮内膜を嘗め回し始める。

「は、はぁ!いやぁ、つながって、こないで、うぅぅ、、、」

おもわず倒れこみそうになった体を背後から淫獣が抱え上げた。
瘴気が結集して人型化したその化物に顔にあたる部はなく、代わりに頑強な胴体に6本の腕を生やしている。
それが沙耶香の両手両足を拘束し宙へと吊り上げていく。

「くぅ、強精型の、種付け、淫獣、、くぅは、、はなせ、、」

「ふふ、先生にはぴったりの相手だと思うけどどうかしら?
一晩中だってがよらせてくれるわよ?」

抵抗を試みるが180cmを超す体躯の化物に力比べで勝てるはずがなかった。
沙耶香は背後から抱え上げられ成す術なくM字に足を開かれてしまう。
股間に回った2本の腕が下着を擦りおろし脚の付け根が左右に押し開かれると、
赤く濁った愛液で濡れる秘裂が丸出しにさらけ出された。
205前スレ322の続き:2011/01/05(水) 00:25:50 ID:a1yGDg/P
「あ、く、、」

生理中の性器をさらす恥辱に沙耶香は震えた。どこから現れたのか春奈の周りには水晶球が漂い、
それが痴態を余すことなく捉えはじめている。

「女退魔士の触手凌辱、ありがちだけどシチュエーションは悪くないわね。
あなたが感じる恥辱の心、たっぷりと味あわせてもらうわ。」

ぬっと舌を伸ばし唇を歪めた春奈の顔には邪気が宿っていた。

「あなた、やっぱり、、」

「やっと気づいたの?私はこの娘の邪念から生まれた夢魔。もっとも今では私の方が”ご主人様”だけど。」

つまり、目の前にいる少女の姿をした魔物、美祢野春奈の精神から生まれた淫魔こそが全ての黒幕だったのだ。
かつて沙耶香がそうされたように、春奈も淫術によって身を穢され、調教されて屈服させられたのだろう。
思わず目をそむけた沙耶香の頬を淫魔に堕ちた少女の指がなぞる。

「人の心配してる暇はないわよ。さぁ、次の針を入れるわよ。」

宣告されてから身構える間もなく細い針が沙耶香の股間を穿った。淫術に犯され小指ほどにまで勃起させられたクリトリス。
その敏感な肉芽を護る皮に針が打ちこまれる。

「は、いやぁ!」

仰け反る間もなく包皮を針が立て続けに貫いていく。2本、3本と突きたてられた針は繊毛を伸ばし、
包皮を縫い付けてクリトリスを丸裸に剥く。その強烈な衝撃に沙耶香は全身をわななかせて悲鳴をあげた。
身をよじり力をこめて逃れようともがくが淫獣の屈強な腕に抑え込まれた手足はまったく動かせない。
反対に無理やり後ろを振り向かされて、強引に唇を奪われてしまう。

「だめぇ!、、はぁッぅ!、ひぃ、も、もうやめ、、あぁ、んぐむぅ、」

いつの間にか胴体から生えた淫獣の頭は、派虫類のような姿形をしていた。
口の中にはまさに蛇のごとき二股の舌と射精機能を持った触手の両方が備わり、
襲った女性にディープキスとフェラを同時に強制する。

「ふむぅ、んんぅぅ!」
「ふふっ、さすがにこういう可愛がられ方するのは初めてなのね。さぁ、針も次で最後よ。」

苦しげにうめく沙耶香を横目に春奈の指先がひらめくと、黒光りした針が丸裸のクリトリスに突き刺さった。
特別にその長い針はクリトリスの根元にまで達し、快楽神経が絡み合う急所を正確無比に貫いていく。

「ッ、ふむぅぅぅぅ!!!」

女性ならばだれもが生まれ持つ性の急所、普通ならクリトリスの皮と肉ごしにしか刺激されないはずの最敏快楽器官を
直接抉られて沙耶香はまるで絶頂したかのように体をビクビクとのたうたせた。わななくクリトリスに春奈が口づけすると、
針から伸びた繊毛が今度は腹の中へと浸透し子宮全体を絡め取るほどに深く根付いていく。

「ちゃんと子宮まで届いたみたいね。これで臍の緒もつながるわよ。」

魔肉の侵略を受けた乳房の奥で母乳が煮えたぎり、繊毛の根に寄生された子宮には生理中にもかかわらず
臍の緒とつながるための胎盤が復活する。さらに口を犯す触手からは媚薬精液が放たれ、
沙耶香の恥辱に追い打ちをかけた。
206前スレ322の続き:2011/01/05(水) 00:26:39 ID:a1yGDg/P
「んぁ、、あ、、んぐむぅぅ、」

異物に割り開かれた唇からどろどろとした粘液があふれ出し、苦しげに喘ぐ顔を絶望の白濁で穢していく。
すでに針の淫術で十分過ぎるほど性感を高められた沙耶香にわざわざ媚薬を飲ませるのは、
彼女の精神に打撃を与えるためであった。淫魔、特に眼前で薄ら笑う夢魔の類には、人間の恥辱の心さえも餌となるのだ。

「んあ、うぐ、げほッ、げほっ」

触手を抜かれ飲みきれなかった白濁を吐き出す姿から水晶球を通じて恥辱の感情エネルギーが抜き取られる。
それは沙耶香を抱え上げた淫獣へも伝えられ、昂ぶった化物は沙耶香からスーツを引きはがして全裸へと剥いていく。

「ククク、精力モ感度モ最高マデ調教済ミ。オマケニ退魔ノ力ヲ持ッタ巫女。
ココマデ極上ノ母体ヲ得ラレルトハ、子種ヲ温存シタ甲斐ガアッタトイウモノダ。」

みみず腫れの走った乳房や下腹を六本の腕でなでまわし、生まれたままの姿となった沙耶香を自らの股間の上へと導いていく。

「気に入ってもらえたかしら?」

「アア最高ダ。コノ女ヲ我ガ妻トシ、生涯ノ子種全テヲ注ギ込ンデヤロウ。」

「な、なにを、、勝手なことを、、あぁ、いやッ!」

固く張った亀頭に粘膜を触れられ沙耶香の全身がビクッっと震えた。化物の男根は
淫獣の御多分に漏れず人間を遥かに凌駕サイズで天を衝いている。その熱く煮えたぎった獣欲は、
女性としての生殖本能を強く揺さぶり、意思に反して沙耶香の身体を激しく燃え上がらせた。

「くぅ、、子種を求める、本能が、、抑えきれない、、」

その姿を横目に夢魔と化した春奈が笑う。その指先には黒い瘴気が結集していた。

「裸は味気ないからお祝い代わりの花嫁衣裳着せてあげる。先生ならこの術は知ってるわよね、瘴気で作った闇の衣、、」

息を吹きかけられ指先を離れた黒い渦が沙耶香の肉体を包こむ。程なくして凝縮したそれは
純白のウエディングドレスとなって沙耶香の成熟した身体を絞り出した。

「あ、あぅ、きつ、、」

淫術によって瘴気から作り出されたそれは無論ただのドレスではない。裏地に針から伸びたのと同じ繊毛が一面に生えており、
それが女体の丸みを絞り出し、さらには肌に根付いて快楽神経を絡め取る。それによって衣装越しに加えられた愛撫を
ダイレクトに体の芯まで送り込むのだ。一部はクリトリスに打ち込まれた針と繋がり、
肌全体の感度を性感帯にまで高める役目をおっていた。


「ドレス全体に淫術がかけてあるから、存分にあなたの味を教えてあげなさい。
並みの精神力ならそれで逆らえない身になるわ。
もちろん処女膜も復活済みだから初夜の営みもたっぷりと楽しむのね。」

下腹に伸びた根が膣内にまで浸透し沙耶香の処女膜を再生させたのだ。

「コレハ素晴ラシイ。ダガ、スカートハ余計ダナ。」

淫獣の欲望に呼応するかのように部屋を浸食した肉壁が蠢き、床を競り上げて肉の寝台を形作る。
イソギンチャクの口を思わせるその不気味な円形の上へ沙耶香を押した淫獣は、
押し開いた脚の間からスカートを引きちぎる。
207前スレ322の続き:2011/01/05(水) 00:28:29 ID:a1yGDg/P

「あ、だめ、いま、さ、触られたら、、孕みたく、、な、、る、、」

風にそよがれるだけで感じるぐらいに敏感になった身体から荒々しく衣装を引きはがされ
それだけで昇りつめてしまいそうになる。痙攣する腰からレースのロングスカートが破り去られ、
純白の下着に食い込まれた秘烈があらわになった。

「サア、夫婦ノ営ミヲ始メヨウゾ。」

「うあ、、こ、、こんな、、、」

身をよじって逃れようとする沙耶香を化け物たちが一斉に抑え込む。
台座に生えた触手がビチビチとうごめいてドレス越しの背中を愛撫し四肢の力を削ぐ。
幾分か細い触手たちは掻き上げるようにして黒髪に絡まり、さらに吸盤を持った触手がうなじに吸い付いて頭を固定する。
両手足は淫獣の4本の腕ががっしりと掴み、一部の触手がパンストを繋ぐガーターベルトに絡みついて腰の動きを封じた。

「ん、、いやぁ、、」

身動きのとれない沙耶香の身体が屈強な力で大の字に押し広げられていく。
股間に張り付いた下着が脚を開かれるに従って恥丘に食い込み、
大陰唇を割り開いて処女を復元された淫腔を無防備にさらけ出す。そこを濡らす愛液は
生理中のために既にピンクへと染まっていた。

「ソロソロ観念シタラドウダ。コノ姿勢デハ受ケ身モトレマイ。」

「それどころかこんな深い姿勢で挿れられたら子宮の中まで届いちゃうわよ。」

春奈の残酷な宣言に沙耶香の眉が歪んだ。

「くぅ、2度も、化け物に、犯される、、なんて、、」

屈辱に震える唇は、だが強がりを言う以外の術をもはや持たなかった。
沙耶香に抵抗する力がないことを確かめた淫獣は残った2本の腕でドレスの胸元を引きちぎる。
弾む乳房に触手をけしかけると腕はそのまま腰に回して抱え上げ、いきり立った男根の正面に固定した。

「あぅ、や、め、、また、化物に奪われるなんて、、、」

「シオラシイ顔モソソルデハナイカ。サァ、貫クゾ。妻トシテ我ガ肉棒ニ破瓜ノ血ヲ捧ゲルノダ。」

「ん、やぁぁぁ!さ、さけちゃ、う、、はぁッ」

化物がニヤと笑ったと同時に腰が沈められ、いきり立った男根が下着ごと膣口に捻じ込まれた。

「や、だめぇ!!、化物なんかに、、化物なんかにあげ、たくな、、い、、、」

沙耶香の悲痛な絶叫が部屋にこだましていく、、
208前スレ322の続き:2011/01/05(水) 00:36:08 ID:a1yGDg/P
とりあえず、ここまで。また最後までいたらず。
シチュは止め含めて2倍ぐらい書いたものの、話が拡散しすぎてまとめきれず。
百合展開のはずがいつのまにか沙耶香さんが一方的にいじめられる展開になったのもそのせいです。
209名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 01:17:54 ID:OEWG5MLv
なんという寸止め
210名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 08:39:53 ID:r+RiLNds
211名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 19:03:25 ID:D7hgjNSu
虫…なのか…?
212名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 20:22:03 ID:O80Ha8bu
>>210
グロ注意
213名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 01:15:02 ID:oh6KZuzD
ナツメが見てる夢の中で、エンジェルが敗北して町中の女性がデスパイアにヤられるシーンを探してるんだけど、何故か見付からない。
214名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 20:37:52 ID:f9wSTJzo
いんたあみっしょんの3つ目冒頭?
215名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 20:58:09 ID:oh6KZuzD
今確認したが、目当てのシーンと違った。
伯爵婦人じゃなくデスパイアの大群が町に雪崩れ込む感じだった気がする…。

ラストでは膨腹したナツメが謝ってた。
勘違いだったら済まない。
216名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:26:14 ID:NKC/1MnA
>>215
たぶん第五話の中盤じゃないかな
217名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 19:26:44 ID:X7uiUo30
2話の後編にそれっぽいのがあった
見直してて思ったけど、夢落ちに限らずモブキャラが徹底的に犯されることで
メインキャラ完全敗北時の展開が容易に想像できるできるってのは凄いな
218名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 20:23:10 ID:uS0nybsL
>>216
ありがとう。それだ。
219名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:10:27 ID:OOpv09hX
220名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:09:25 ID:SaJSFSjG
>>219
・・・おい
221名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 05:40:46 ID:zd/lK6YG
>>219
おいw
222名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 06:13:58 ID:k5RSXZsz
>>219
おい…
223名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 11:07:59 ID:wK8cIB9D
>>219
おいィ
224名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 11:13:22 ID:F+4zrI4q
>>219
( 」゚Д゚)」オーイ!
225名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 17:34:07 ID:AM1GYt+y
イイハナシダナー
226名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:13:19 ID:wh8W90IA
>>219
いや素晴らしい。私もこういう愛の深い触手を書きたい。


ということで、徹底的に和姦な作品を投下します
ジャンルは水棲触手、現代よりの架空民話で、
読み切り中篇です
227人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:15:41 ID:wh8W90IA

 波布島の北の端にある岩礁には、人魚の棲家があるという。

 そんなお伽話を、地元民の折原怜奈は子供のころから知っていた。昔々、世を儚んで岩壁から身を
投げた娘を、偶然通りがかった海の主が憐れに思って妻とした。彼女は人魚となって主の子を産み、
その末裔は今も波布島の海底に巣食い、時折海面に姿を見せては漁師を驚かせて云々。

 日本の海洋民話にしては、人魚が悪者で無いだけ珍しくもある。だが話の筋は特に目新しくも
無い、ありがちなものだ。この辺りは潮の流れが速く複雑で、昔は海の事故が多い場所だった
から、そんな俗話が生まれたのだろう。今でも、強い離岸流の存在を理由に、付近は遊泳禁止
区域に指定されている。

 もっとも、わざわざ好き好んでこんな場所へとやって来る人間はいなかった。波布島は何の
面白みも無い岩だらけの無人島だ。潮流が海底の泥を巻き上げるため透明度も低く、
モノ好きなダイバーすら近づこうとしない。そして実際、船外機付きの小さなボートで上陸した
怜奈の周りに、人っ子一人見当たらなかった。

 そんな所へやってきた怜奈は、別にダイビングが趣味でもなければ、自殺願望がある訳でもない。
彼女は慣れた手つきでボートの舫いを繋ぎ留めると、麻袋を担いでさっさと島の奥へ歩き出した。
 急峻な斜面をひょいひょいと調子よく登って行く背中で、艶やかな長い黒髪が小刻みに跳ねる。
その後ろ姿は、肩に担ぐ野暮ったい袋と、趣味の悪い水着の柄さえ何とすれば、振り向いて欲しいと
思わせるに十分な魅力を持っている。
 そして実際、振り向かせた者を落胆させるような顔立ちでもないのだが……。
 今に限って怜奈は自分の姿に全く頓着していなかった。どうせ周囲には誰もいないし、
一度でダメにすると分かっている水着は、五百円ワゴンでも高いくらいだと思っている。

 三十分ほどして、彼女はようやく北側の崖へとたどり着いた。そこから海面までには十メートル
以上の距離があり、普通の人間が気軽に踏み出せる様なところでは無い。そして怜奈自身、
この高さには尻ごみする事大であったりするのだが、岩だらけの海岸をえっちらおっちら周り込む
のに比べると、このルートはとても楽な道のりなのだ。

「すー……。ん、よし」
 一つ、深呼吸をして、麻袋をしっかり抱き抱える。それから、ギュッと目をつぶると、彼女は
思い切り良く崖の上から身を投げた。

 胃が竦み上がるような浮遊感の後、強烈な衝撃が怜奈を襲った。まっすぐに入水したため
身体は一気に深みへと沈み、透明度の低い水中で陽の光はすぐに見えなくなる。だが、
元から怜奈は目など開けてはいなかったし、宙を浮く感覚は恐ろしくとも、水に沈みこむ感覚
には全く恐れを感じ無かった。身体を固くし、ただ麻袋をぎゅうと懐に抱き締めたまま、その時が
来るのをじっと待つ。

 十秒。二十秒。三十秒と経ち、次第に息が苦しくなる。もし、生きて水面に戻りたければ、
早急に行動を起こすべき頃合いだ。それでも、彼女はじっとしていた。まだ間に合う処に
いる間は、「彼」は絶対にやっては来ない。
「っんん……ぐぐっ…ぼ…」
 やがて、意志とは無関係に口から呼気がこぼれ始める。袋を掴む腕の力が自然に緩んで、
水面に向かって掻きだそうとする。それを抑えつけていた怜奈の意識が、とうとう生存本能に
屈しようとした瞬間。強烈な力が、彼女の両脚を引きこんだ。

「うわばっ……がっ…ぼぼ…がぼごぼぼ」
 足を掴まれた拍子に、怜奈は思わず水を飲む。が、彼女の脚を捕えたそれ──二本の、
長く強靭な触手は、娘の様子など気にも留めずに、一気に奥へと引き込んだ。そして、
水底に開いた小さな岩の割れ目へ、ひょいと彼女を放り込む。
228人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:17:09 ID:wh8W90IA

 内側は、無数の触手で埋め尽くされていた。長さも太さも様々な肉手が、結構な広さ
の空間にぎっしりと詰まっている。イメージとしては、岩に群生した無数のキソギンチャクを、
スケールを大きくして裏表逆さまにしたような感じだ。

 その中を、触手の蠕動運動で運ばれて行った怜奈は、やがて大きな気嚢の口へと辿り
着く。直径三メートルはあろうかという袋に、下からぎゅむと押し込まれた彼女は、一分と
十秒ぶりに新鮮な酸素を口にした。

「がほっ! げっほっ…う゛えっ……、はあ、はふー。……お、お久しぶりです、水神さま」
『毎度々々騒がしい娘よ。もう少し静かに来れんのか』
「……溺れるまで放置するくせに、無茶言わないで下さいよ」
 水の底で空気を湛える奇妙な袋に、異形の嗤い声がこだました。

 *

 折原怜奈が初めてその姿を見たのは、十歳の時だった。
 漁師の父に遊覧へ連れ出して貰った、帰り道のこと。甲板の影でこっそり漁具に悪戯を
していた彼女は、不意に食らった横波のせいで、魚網に絡まったまま海の中へと放り出された。
半日後、怜奈は奇跡的に波布島に打ち上げられたところを発見され、無事一命を取り留めた。
 しかしその後暫くの間、周りの大人たちは、臨死体験の後遺症と思われる症状に、苦心する
こととなる。
 病院で意識を取り戻した彼女が、「海ヘビのお化けに助けられた」と言って聞かなかったのだ。

 数か月に及ぶ両親と教師の説得の末、怜奈も最後には、それが幻だったと認めた。十歳の
女児の現実認識にしては不自然な点が多すぎると、町の大病院へ脳の精密検査に回される
三日前のことだった。

 それから、八年後の今年初夏。実のところ、全く納得など出来ていなかった彼女は、
トラウマ克服のショック治療だと自分の理性に言い訳をして、この波布島へとやってきた。
 本当は、今でも鮮明に記憶に残っている、それとの『約束』を果たすために。


「そんなわけで、今月のお供えです」
 そう言って、怜奈は麻袋から一升瓶を取り出した。すると気嚢の下の口がさっと開いて、一本の
触手が酒瓶をすっと抜き取っていく。それからしばし、何となく正坐して彼女が酒の感想を待って
いると、やがて渋い声が袋の部屋に響いた。

「またえらく安い酒だな」
「あ゛う……。今回はペットじゃなくて、ちゃんと瓶入りのお酒なんですけど。駄目ですか」
「あんなものは酒と云わん。全くおぬし、御神酒の意味を分かっておるのか」
「分かってますよぅ。ただ、貧乏学生にはどうしても限界と言うものがありまして」
「嘆かわしい。まあ、今回は酒なだけマシか」

 そう言い終わるや否や、空になった一升瓶が、ポンと気嚢の中に放り込まれた。あまりの
早さに、怜奈は思わず呆けた表情を見せる。と、尊大ながらもどこか気まずげな声色が、
袋の内側に控え目に響いた。

「別に捨てたわけでは無い。儂の頬はぬしらのものとは比較にならぬ。一先ず口に収めた
だけだ」
「あ、いえ、そんな事を疑ったんではなくてですね。ただ、私の血と汗と涙のバイト代の
結晶ですから、出来ればもう少し味わって飲んで頂きたいなあと」
「……お主の理解が及ばぬのは、神酒では無く供え物の意であるようだな」
229人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:18:34 ID:wh8W90IA

 嘆息するように異形が言う。すると、気嚢の口が再び開き、今度は足の生えたイソギンチャク
のような、無数の触手の集合体が、いくつも中に飛び込んできた。
「あ、ちょ、水神さまっ」 慌てたように、怜奈は言った。「えーと、先月頼まれたものですとか、
まだそっちの袋に入っててですね、そちらの方を先にっ……きゃっ」
「後で構わぬ。一月ぶりで若い衆はいい加減我慢が効かぬようだし、先にぬしの身体を
供えて貰おう」
「いや、でも、今回のはんぁっ…!」 勢いよく飛びかかってきた触手に押し倒される形で、
彼女の言葉は中断された。それらは早速膝を割って、娘の秘部へと食指を伸ばす。そこで
彼女の貞淑を守っている安物の布地は、もう幾許も無く異形の攻めに屈しようとしていた。

「やあっ……と、その、色々説明が必要でして、とても色々とされちゃった後じゃ、うまく申し
上げられっ……んぐぅ!?」
「どうでもよろしい。まずはおぬし、そうやって供え物の意味を学び給えよ」
 それでも、未練がましく言い訳を募る怜奈の口を、"水神さま"は、触手の一つを放り込んで
黙らせる。

 *

「助けても好い。但し、此の恩はぬしの身を供えにして報いて貰おう」
 八年前、"水神様"は──異形をそう呼んでいるのは、実のところ彼女だけだが──十の
怜奈にそう言った。海の底で、どうして息が吸えるのだろうと首を捻っていた彼女は、最初、
それが自分に掛けられた言葉だと分からなかった。

「おい、おぬし。聞いておるか」
「え、あ、はい先生!」 思わずそう言って、反射的に立ち上がろうとし、彼女は足元の触手に
躓いて転倒した。 「あいたた。すみません聞いてませんでしたっ」
「誰がおぬしの先生じゃ」 水神はくつくつ笑って言った。「まあよい。おぬし、ここから生きて
帰りたいか」
「は、はい。もちろんです。ああでも、帰ったら絶対お父さんに怒られる……」
「この後及んで、中々余裕な娘よな」 呆れたように、水神は言う。「だが、今時はその方が
都合も良かろう。宜しい、望み通り、ぬしを陸へと返してやろう。だが、この恩に報いるべく、
ぬしの体が熟した時。必ずここへ自身を供えに戻って来るのだ。好いな?」
「はい。いや、でも、やっぱ質問があります」
「……何ぞ」
「ええと、自身を供えるっていうのは、私を供えるっていう意味で、ええと、だから、私は
いけにえなるんですか?」
「そうとも云えるな」
「えーと、私いけにえになるんじゃ、結局、助けてもらっても意味無いんじゃないかと」

 昔話で、生贄とは、確かそのために命を捨てるとかいってたような。そんな事を思って、
ごくごく素直に、怜奈は訊いた。だが、彼女のその問いは、波布島に沈む古の異形に、
津波でも起こすかのような哄笑をもたらした。

「くっはははっ! いいぞ小娘、儂もまさか、この場で交渉をする者が現れようとは思わなかった。
よかろう、お嬢さん、他に何が御望みとある?」
 突然笑いだした相手に対して、怜奈は大いに戸惑った。だが、聞かれたらまず答えなさいと、
日頃の教育の甲斐あって、彼女はとにかく自分の希望を口にした。

「え、えと、お父さんに怒られたくないっ…て、そじゃなくて、死にたくないってことですっ!」
「ほほう、ではずっと此処に居れば好いな。死にもしないし、父君に叱られることも無い」
「え、あ、でもでも。お腹もすくし、ええと、普通に帰って、普通に生きて、それから普通に
怒られないのがいいですっ」
「くっく。成程、確と承ったよお嬢さん。おぬしの陸での処世を保障しよう。その代わり、
機が熟したらおぬしは此処を訪れて、その身と誠意を捧げなさい。これで好いかな?」
「はいっ、はい、多分それで、お願いしますっ!」

 何とかそう答えると、海中で怜奈を捉えた触手が、再びその身を包み始めた。先ほど、
苦しい所を救ってくれたそれに、恐怖を覚えることはなかったが、ここで何となく、蛇みたい
だなと彼女は思った。
230人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:19:21 ID:wh8W90IA

「あ、ちょと、待って下さい」
「……まだ何かあるのか」 嘆息しつつも、完全に面白がるように水神は言った。 
「ええと、お父さんのこと……。それから、えーと全然関係ないんですけど、何があんなに
おかしかったんですか?」
「くくく。父君はおぬしに謝ろうとも、責めることなど有るまいよ。
──それから、此れはな。こんな小生意気な娘との逢瀬すら、惜しいと思うほど人恋しくなった
己の身の果てを笑っておるのだ。
 だから、おぬし、約束だ。再び此の水の底を訪れて、儂の慰みとなってくれ」

 そう言った瞬間、怜奈の身を包んだ触手が、いっとき、ぎゅっと縮まった。今までの傲然とした
態度が嘘のような、寂しさすら覚える肉手の仕草。齢は僅か十にして、人のそれすらまだ十分に
悟ることのできない怜奈だったが、彼女はその時、確かに水神の寂寥を、感じ取ることが
出来たのだ。
 うん、約束。 と、怜奈は応えた。
 お礼に、必ず戻ってきます。だから、安心してまっててね?

 次の瞬間、彼女の身体はロケットのような勢いで、夜の海面へと打ちだされた。



 そうして、八年後の今年六月。彼女は半信半疑で海に潜った彼女は、素人装備であっさり
下降流の渦に巻き込まれ、再び溺死しそうになった所で、やはり再び水神さまのお世話に
なった。
 そこで、『約束』通り、怜奈は水神にその身を捧げることとなった。無論、十八になった彼女は、
当時の水神の言わんとしたことを何となく理解することが出来ていた。だが、存在自体を疑って
いた段階で、異形に身体を開く覚悟なぞ当然持っている筈もなく、最初の一回は訳も分からず
あたふたしている内に犯された。そのまま気を失うまで無数の触手に責められ続け、気付いた
時には何時ぞやのように、波布島の岸辺に打ち上げられていたというわけである。
 股間に残る重い疼痛が無かったら、再び幻覚を見たのだと疑いたくなるような体験だった。

 その晩だけは、さしもの怜奈の我が身を襲った事態に恐怖した。胎に残る異形の残滓を必死に
なって外へ掻き出し、これを持ってそのまま病院へ行くべきか真剣に悩んだ。が、町に一つだけ
ある病院と言えば、八年間に彼女を脳外科送りにしかけたあそこしかないし、事情を知らない
余所のところへ行ったとて、どう説明すべきかは見当も付かない。そもそも、この場合行くべき
なのは、病院なのか、保健所なのか。あるいは、大学の専門の研究所だろうか。一体全体、
どうやってそんな場所に話をつけることが出来るのか。
 そうして大騒ぎしている内に、『また』周りから頭のおかしい者の扱いを受けるのか。

 そんなことを、ぐるぐると当ても無く考えている内に、二日経ち、三日経ち、無事月のものも来て、
そう言えば安全日だったと思い出し、いやいやそう言う問題じゃないと思い直したりして、早一月
近くが経った頃。
 怜奈は、自分でも驚いた事に、再び島の岸壁に立っていた。

 実際のところ、異形の仔を孕んでいないと分かった時点で、恐怖心は不思議なくらいに
薄まっていた。妊娠の恐怖を除いても、あんな人外に好き放題に弄られた記憶は十分に
トラウマになってよいはずなのに、そのこと自体には何故か惧れを抱かなかった。事情が
余りに突飛なために、彼女自身現実感が薄いのだろうと、怜奈の理性は結論を出した。
 それに、本心から納得したわけでは無かったが。
 その上で、とにもかくにも事態の打開するためには、もう一度あれに会うしかないと、彼女は
決心をしたのだった。幸い、相手は人語を介し、どうやら交渉も出来そうである。他の人間に
話せないなら、当の人外と話をするほか選択肢は無い。その上で、今後の身の振るまい
を考えよう。

 ただ、一つ、明らかなことは。命の恩人の寂しくさせないと誓った自分の約束は、本物だった
ということだ。
231人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:20:26 ID:wh8W90IA

 そんなこんなで、七月のある日、色々と覚悟をきめて水神の巣に乗り込んだ怜奈の話に、
件の異形はあっさりと答えた。
「以前約束したろう、おぬしの陸での暮らしを保障すると。全くつまらぬ憂いを持ったものだな」
 以来、毎月『お供え物』という名の土産を持って、折原怜奈はこの岩礁を訪れている。

 *

 そんなこんなで、怜奈がこうして水神さまの供物となるのも、かれこれ三回目だ。だから、
彼女はこの不思議な異形の事情について、以前より少しだけ通じるようになっている。

 とはいえ、慣れてきた、かどうかは、また別問題であるのだが。
「んんぁっ……はん…ひゃうっ!」
 今、怜奈の身体に群がっている触手達は、岩窟内で『水神さま』を長とするコロニーにおいて、
最年少の者たちだ。水神さまの二世代後の生まれになるので、人間の血は八分の一程度しか
入っていないはずなのだが、若さゆえか性欲の強さだけは群れ一番である。
 一体あたり、数グラムから精々数キロ程度の彼らは、数に任せて怜奈を気嚢の底に押し倒すと、
邪魔な布地を押しのけるようにして、早速その肌を耕し始めた。

「ふぁうっ!…・と、皆さ…っ…わたし脱ぎます、脱ぎますからちょとまんんっ!」
 身銭を切った水着の最後の断末魔を聞いて、彼女は思わず声を上げた。しかし、そんな
供え物の身勝手に触手達が耳を貸そうはずが無い。結局、哀れな合成繊維は一分と持たずに、
古の神々の物理力の前に敗れ去った。
 無論、こうなる事が分かっているから、怜奈も出来るだけ安物を選ぶようにはしているのだが。

「うぅ、私のごひゃくえん……って、ひゃあっ!?」
だが、彼女の懐事情など知ったことでは無い触手達は、切り開いた生肌へ我先にと身を這わす。
熟した重みと若々しい張りを重ね持つ、二十歳前の娘の形の良い乳房は、彼らの一番の好物
だった。他の個体の機先を制した最初の四、五体が、二つの丘を思い思いに歪めていく。

 獲物にあぶれた残りの者は、腹を伝って下半身へと下りて行った。そのうちの何体かは、尻や
脇腹、ふくらはぎなどの柔らかい場所を、乳房代わりに揉み始める。そして残りの大部分は、
彼女の股間から太股にかけてに集まった。
 胸への刺激にわあわあ言って暴れている怜奈の足を、彼らはしっかり協力して固定する。
そうして露わになった娘の密壺へ、三本ほどが我慢ならぬとばかりに飛び込んだ。

「はう゛うっ!!……っくぅー…いっーたたっ…」
 準備不足の娘の胎で、触手は強引な抽送を開始する。些か性急過ぎる挿入のせいで、
怜奈の顔は少しばかり苦痛に歪んだ。が、これが最初の少しの辛抱だと知っている彼女は、
努めて身体の力を抜く様にして、触手の責めを受け入ていく。

 すると、怜奈の読み通り。数十秒もしないうちに、早くも最初の一体が体奥で傘を開いた。
「うわっ……とっ……ひゃんっ!」 
 吐き出された大量の白濁は、抽送を続ける他の触手で、内壁に満遍なく塗り込められる。この
おかげで、潤い不足に伴う痛みは、随分と軽減されるのだ。胎の固さは如何ともし難いが、元々
このぐらいの触手たちは二、三本束ねてようやく人のモノのサイズとなるので、耐えられないと
いう程では無い。
 加えて、胸部や股間で順番を待つ触手のうねりは、ツボを得たものとは言えないものの、
確実に娘の身体を解す方向で作用している。

「やんっ…ふぃっ…な、何か、毎度々々上達してきてる気が……んんっ」
「それはそうだろう。此の若い衆どもは、おぬしが初めての相手だからな」
「へっ? そうだったん…っ…ですか?」
「"乳母"の乳なら吸わせたこともあるが。仔を成せるまでに熟してからは、人に触れる機会が
無かったのでな」
「な、なるほど……きゃん!」
 ヤケにおっぱいに拘るのはそういうわけか、などと怜奈が一人で納得している内に、
吐精を終えた中の触手が、外で待っていたものと入れ替わる。
232人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:21:20 ID:wh8W90IA


 こうして半時間ほどの間。水神が"若い衆"と呼ぶ触手群は、代わる代わる怜奈の身体を
犯していった。一個体当たりが交わりにかける時間は短いのだが、何せ彼らは数が多い。
若い触手達がようやく一段落着いた頃には、胸や股から溢れた精で、気嚢の内側には
小さな水たまりが出来ていた。

 けれど、本当に大変なのはこれからだという事を、怜奈は経験から知っていた。最近上達して
きたとはいえ、若い衆たちの交わりは、あくまで自分本位のものなのだ。怜奈を感じさせようと
する要素は少ないから、基本的に受け身で耐えていればいい。
 しかし、今、気嚢の口から姿を見せ始めた"先輩"の触手達は違った。過去、怜奈と同じような
「生贄」の娘達を抱いてきた経験がある。女体の貪り方だけでなく、楽しみ方を知っている者達だ。

 彼らはまず、袋の底で大きく息を突いている怜奈をひょいと持ち上げ、空中で両脚を開かせた。
次いで細めの触手を奥に差し入れ、中で吐精したままへたっている若い衆たちを掻き出していく。
「んっ……くはっ、はふー。どうもです……」
 ぬちゅり、と鈍い水音と共に、最後の一匹が引き抜かれた。胎の楔が消えて、呼吸が少し
楽になる。その解放感に、怜奈は何となくに礼を言った。彼らは邪魔ものをどかしただけで、
感謝する筋では無いだろうとも思ったけれど。

 しかし、そんな謙虚さに気を良くしたのか、歳かさの異形達は触手で空中に簡単なベッドを
作ってやった。そこへ娘を横たえると、寝台に身体を固定しながら、楽な姿勢を取らせてやる。
 袋の底だと、溜まった精で溺れる心配もあったから、この配慮は怜奈としても有難い。
「うわぁ…これ楽チンです。やっと一息つけるー」
 身体の力をくたりと抜いて、娘は一時、肉手の床に身を任せた。ここ一二時間の重労働で、
全身の筋肉には結構な疲労がたまっている。触手のマットは、徐々にその内側へ怜奈の
身体を沈ませていったが、適度な拘束感が今の彼女には気持ちよかった。

「あふ。マッサージみたい………っん」
 だが、もちろん異形達は慈善事業で整体師をしている訳では無い。彼女の気がすっかり
抜けたところを見計らって、一本の触手が、するりと股奥に入りこんだ。

「ひゃんっ!い、いきなりはびっくりしますよー…」
 そんな、不平とも感想ともいえない言葉を、触手たちは勿論無視して、次々に細めの触手を
差し入れる。怜奈は気付いていなかったが、それらは二種類の触手から成っていた。
 一種類は、内に骨格を持つ強靭な触手。そしてもう一種類は、先端が枝毛状に分岐し
それそれが繊毛上の感覚肢を持つ、触角だった。
 異形達はまず、骨付きの触手で娘の中を割り開いた。次いで感覚肢を内壁全体に
満滑らせ、若い衆が踏み荒らした胎の様子を丹念に探る。

「ん……っく」
 体内を羽毛で撫ぜるような愛撫。しかし、怜奈の反応は芳しくなかった。先程の行為で、
内側が軽く炎症を起こしており、性感よりもひりつく痛みが勝ってしまう。
 それに気付いた異形は、いったん感覚肢を下がらせると、また別の触手を差し向けた。
今度は、太さが普通の男のものと同じくらい、ただし先端に大きな開口部を持ストロー
状のものだ。
 それは、細かい蠕動を繰り返しながら、これ以上少女を傷付けないように慎重に胎を
遡っていく。そして先端が体奥にとどくや否や、大量の粘液を吐き出し始めた。
「はん……ん……きゃっ…あれ?」
 突然、内に注がれる感触に、怜奈は思わず戸惑うような声を上げた。"先輩"達の射精
にしては早すぎるし、お腹の中の感触がいつもと違う。
 実際、管状の触手から出されたものは、異形の精ではなかった。半透明でより粘度が
高く、ゼリー状の分泌物。それには、粘膜に対して消炎作用を持つ物質が含まれていた。
「やだ、ちょっと冷た……っん…。な、何なんですかこれぇ?」
 そんな、娘の戸惑いをよそに、異形は触手をゆっくりと引き抜きながら、空いた隙間を
特製の軟膏で埋めていく。
233人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:23:12 ID:wh8W90IA

 彼女の中が塗り薬でいっぱいになると、局部の触手達はいったん大人しくなった。
 代りに動きを見せ始めたのが、寝台状に寄り集まって彼女の身体を支えていた者たちである。
 肉のマットから一本、二本と立ち上がっていき、順々に四肢を固定していく。やがて両手足を
完全に縫いつけてしまうと、今度は指の間一つ一つにまで触手を這わしはじめた。
「やんっ、これはちょっとくすぐったっ……!」
 むずがる怜奈を身じろぎしても、拘束は一向に緩まない。文字通り指先一本まで自由を
奪うと、いよいよ女体への攻めが始まった。

 胸に集まった触手達は、自身の粘液と若い衆の精でその身を複雑に滑らせながら、二つの
膨らみを丹念に捏ね上げる。その頂きを、繊毛上の触手がつまむと、柔肉の奥で横隔膜が
跳ねた。
 呼吸が荒れ始めて、半開きになった口元にも、触手達が集まっていた。唇の端でこじるように
うねり、意を得た怜奈が口を開くと、そのまま数本が纏めて入ってくる。
「ふぐっ!……んぅっ……んくっ」
 好き勝手に暴れるに触手へ、怜奈は一生懸命舌を這わせた。異形達からそうしろと
言われたわけではないが、自分は『供え物』なんだから、奉仕しなけらばいけないんだろう
と思う。
 とはいえ、その奉仕が効果を上げているかは疑問だった。彼らは怜奈の舌使いなど
お構いなしに、好き勝手に娘の口を蹂躙していた。上顎の裏にその身をこすりつけるもの。
舌の付け根の唾液腺を啜りあげるもの。奥歯と頬の間で、扱くように抽送するもの。
 しかしながら、喉奥を使っていたずらに苦しめようとするものはいなかった。それが、
少女を気遣ってのことなのか、あるいは生贄の性感を冷ましたくないだけなのかは、
怜奈には知る由もなかったけれど。

「んぶっ……れるん……ひぐっ!?」
 口での奉仕で怜奈がいっぱいいっぱいになり始めた頃、下半身の触手も行動を再開させた。
尻や太股を覆う触手は、それまでの按摩師のような揉み上げから、一点して艶めかしい動きで
娘の肌を舐っていく。感覚肢も股座に戻り、内襞をめくってゼリー越しに中の様子を確かめる。
 数百年の歴史を持つ異形の処方箋は確かだった。激しい抽送で受けた腫れはすっかり
引いて、内側は健康的な紅桜色を見せている。

 ここに至って、漸く自分の仕事に満足した異形達は、とうとう牡の本体を挿し入れた。
 太さは人とそう変わらず、長さは較ぶべきもない異形の一物が、ゆっくりと怜奈の肌を
押し広げていく。若い衆とは明らかに違う、ぬっしりとした異物感が、外側を縛る触手以上に、
少女の身体を縫い止める。
「ん…くふっ」
ふさがった口から、押し出される様に吐息が漏れた。しかしながら、それは苦しくとも苦痛
ではない。娘の胎は、つい先刻まで常軌を逸した凌虐を受けていたとは思えないような、
瑞々しさを取り戻していた。
準備の整った二十歳の潤いと締め付けが、異形の牡を歓待する。
「ふくっ……んんっ……じゅる……はう゛ん」
 規則的な抽送に合わせて、怜奈の呼吸も短く早くなってきた。しかし異形が戯れに
調子を乱せば、娘の身体が引き攣るように跳ねる。逆にゆっくりと深く出入りすれば、
呼吸もその時だけ深くなる。

 少女の身体は、今や内側からも外側からも、完全に触手に支配されている。

 「ふぅん……んぐっ…んっ…ひんっ!」
 やにわに、異形の抽送が激しくなった。入口で激しい水音を立て、奥まで一息に突き上げる。
 触手で雁字搦めにされた身体では、上へ逃げることもできないかった。力強い突きを、
全部胎奥で受け止める。臓腑がグイと持ち上げられ、反射的に縮こまる肉の刺激を、肉手が
こじ開けて楽しむ。
 そんな異形の乱暴さにも、怜奈の興奮が冷めることは無かった。若い衆の時とは違って、
全身を覆う触手が娘の身体を十分に高めていたのだった。背中から尻にかけては、粘液と
精に濡れた触手が、絶えず舐め上げるように蠢いている。乳房に絡みついた触手は、
弱すぎず強すぎず、その膨らみを絞りあげ、先端の蕾を吸い上げている。
234人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:24:09 ID:wh8W90IA

 そして今、下腹を巻き上げていた触手のうちの一本が、敢えて放っていた敏感な実に
喰らいついた。
「ひゅぅぅぅんっ…!」
 口内を犯す触手の束の隙間から、掠れるような悲鳴が漏れた。どんな乱暴な攻めも、
数をこなせばそれなりに慣れる。しかしこの刺激は、経験すればするほどに、逆に耐性が
無くなっていく気がしている。
 「ひゃっ……あう゛っ……んんーっ」
 一突きごとに上がる吐息に、悦びの色がのってきた。触手の傘は引き戻される度に、大量の
蜜を掻き出している。それは少し白濁しながら股坐に溢れて、実を弄る宿主にぬるみを与える。
 入念に下拵えされた身体は、直接的な刺激を受けて、一気に高みへと走り出した。
息が浅くなり、視界が白む。全身がビリビリと痺れたような感覚になり、その癖胎を暴れ回る
触手の感覚だけがはっきりとわかる。
 そして、ひと突きひと突き毎に、お腹に奥に熱がたまっていく感覚。
「んぶ゛うっ!?ー……ぷはっ!……ひゃうんっ!」
 だしぬけに、体奥へ深い一突きを喰らって、怜奈は何とか咥えていた触手も吐き出した。
少女の唾液と異形の粘液を濡れる触手が、整った目尻をぬらぬらと汚す。
 しかし、それに頓着する余裕は、もはや彼女にも異形にも無い。

「やあぁんっ!……あうぅうっ!……ひぁ……きゃんっ!」
 口枷が無くなった娘を、触手は音高く掻き鳴らす。抽送を強めながら実を弄り、柔らかく跳ねる
双丘はとぐろ巻きにして、頂を摘む。捕まえた三つの蕾を同時に啜り上げれば、少女の音色が
一オクターブ上がった。
「ひぃぅううぅんっ!」
 ひくひくと痙攣しながら、全身の筋肉が縮こまる。しかし身体を閉じることは、絡みつく無数の
触手が許さない。大きく股坐を開いたまま、異形を包む肉襞だけが、内へ内へと中の触手を
抱き締める。
 しとどに濡れて奉迎を続ける生贄に、古の異形にもいよいよ終わりが近づいた。身体を包む
触手の一部に、痕が残るほどの力が入る。胎の触手にも技巧が無くなり、ただ真っ直ぐに娘の
胎奥へ穿ち込む。
 相手をまるで顧みない強引な攻め。けれど、十分に仕込みを終えた生贄の身体は、それでも
高みへと昇っていった。
「や……あうっ…だめっ……いっちゃっ……」
 太股が小刻みに震え出す。顎が上がり、舌が下がり、閉じた筈の瞼の裏が白々と霞む。
自分の上下すら分からなくなり、それでも触手のおしまいだけは、女の本能が教えてくれた。
「おねがぃっ……いっしょっ…にっ……!
 最後の最後に、少女の口から、初めて誘いの言葉が漏れた、その瞬間。
 胎奥に埋めた触手の傘が、膨らみ爆ぜた。
「やぁっ……ふぁあああんっ!」
 成熟した異形の量は、若い衆とは比較にならないほど多かった。五度、六度と、最初の
勢いのまま吐き出し続け、やがて咥えこんだままの入り口から白濁が音を立てて噴き出してくる。
「も……むり……溢れてますよぉ……」
 朦朧としたまま、少女がつぶやく。その言葉を解したかは定かではないが、異形は満足げに
触手を引きぬいた。

 胎の楔を取り払われて、怜奈はようやく人心地をついた。高みから下りかけた身体を、
気だるい疲労と温かい触手が包んでくれる。このまま眠れたらどんなに幸せなことだろう。
 けれど、生贄相手にそうは問屋が卸さなかった。むしろ、ここからが本番なのだ。何せ、
今のでやっと、先輩触手の『一人目』が終わったとこなのだから。
 幾許もなく、次の触手が下腹へとおりる。激しい交わりを終えたばかりのそこは、
精のぬるみもあって容易く次鋒を迎え入れた。
 しかし、だからと言って怜奈が楽なわけではない。達したばかりで過敏になっているところへ、
中いっぱいに着き入れられて、彼女は早速悲鳴を上げた。
「ひぃぅっ!……あ、あの、出来ればちょと休けっ……っあん!」
 若い衆と交代した時、ぱっと数えた先輩触手の数は、軽く十五は超えていた。でも、
どうせ半分もいかない内に、意識なん飛んじゃうから、あんまり数には意味無いかなぁ。
下手に休憩しないで、さっさとやられちゃった方が楽なのかも…
 そんな不遜な物思いをする暇もあらばこそ。さっそく二体目の攻めが始まり、怜奈の意識は
真っ白な嵐に吹き飛ばされた。
235人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:25:05 ID:wh8W90IA

  *


 温かい、というのが一番初めの感想だった。まだ出たくない、もう少しまどろんでいたい、
と娘は思う。
 冬場の寝起きの感覚と似ている。けれど、肌を包む感触が、布団のそれとは異なっている。
 もっと熱い。もっと力強く、もっと柔らかい。
 もっと安心出来る。
 小さい頃に、添い寝してもらった母の腕の中で目を覚ましたときのような。強いて例えると
そんな感じだろうか。自らが溜めた熱だけでなく、与えられる人肌を感じる。
 それが、抗い難いほど心地よい。
 だから、思わず彼女はつぶやいた。
「ずっと、このままいたい」
 娘の言葉に、身体を内側を貫く触がひくりと引き攣った。しかし、夢うつつに微睡む少女は、
異形の動きを気にした風も無い。
  やがて、巨大な溜め息のような風音が、部屋の内側に響き渡った。ややあって──

「ほれ、いい加減に起きぬか」
「ひぁう゛っ!………ぁれ?」
 胎奥に、ズシンと重い一撃をくらって、怜奈は夢心地は吹っ飛んだ。とはいえ、すぐには自分の
状況を思い出せず、瞳をぱちぱちとしばたたかせてから、きょろきょろと当たりを見渡した。

 蛍火のような淡い燐光が、球形の洞穴を照らしている。しかし、壁面は岩肌ではなく、もっと
生々しい肉の色を呈し、周期的に蠕動している。
 そうだ、ここは波布島の底、水神様の気嚢の中だ。
 目線を下ろすと、触手の海だった。自分の大小無数の触手が、気嚢の底面をみたし、怜奈の
首から下はその中に浸かっている。視覚的には、そんな感じだ。
 しかし、全身の感触は少し違っていた。ただ異形の中に沈んでいるのではなく、しっかりと
包まれている感じがする。
 さしずめ、触手で編んだ寝袋に潜り込んだような、そんな感触。
 そっか、先の夢の感触はこれだったんだ、と思い当った時、再び腹の内側が叩かれた。
 
「いつまで寝ぼけておる」
「きゃんっ!……やや、もう起きました、起きましたからっ!」
 二度目の突きを喰らって、怜奈は今度こそ自分の状況を思い出す。
 
 二体目の異形にあっさりと意識を飛ばれた後も、断片的ながら記憶は残っている。
大きく膨らんだ触手の傘が、体奥に精を叩き付けた瞬間。やや力を失った触手が引き抜かれ、
次の者と入れ替わる瞬間。或いは、口腔の触手達が矢庭に吐精し、溺れそうになりながら
必死に飲みほした瞬間。
 だが、その合間合間は、快感だか苦痛だか分からない、滅茶苦茶な真っ白しか覚えて
いない。つまり、異形は生贄の意識の有無に関わりなく延々と交わり続けたのだと、怜奈は
経験から理解した。
 そして、今も彼女の中に入ったままの、ひと際大きいそれは、"水神様"本人のモノだろう。
 
「えーと、すみません、また最後まで持たなくって……」
「最後どころか、序盤の序盤でお主は気をやっていたようだがな」
「うぐっ。……いや、あんなの人間に耐えられるわけありませんってば。ぜったい」
 恨みがましく呟いた後、娘は異形に挿し込まれたままの下腹に手を当て、さすりながら
上目遣いで訊いた。
「えと、それで……おたのしみ、いただけました?」
 とたんに、中の触手がぴくりと跳ねた。それを誤解した怜奈は、慌てて取り繕うように言う。
「あわわわ、ごめんなさい!寝たままご奉仕とか有り得ないですよね。今すぐ、もう一発
いきまっっ…はう゛っ!」
「ええい、違うわ!……まったく、年頃の娘がもう一発などと」
 胎の触手で三たび娘を小突いた後、古の異形は少しわざとらしい溜め息をついた。しかし、
そんな人外の機微に気付くわけもなく、怜奈はこれ以上怒らせまいと必死に考える。
236人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:27:39 ID:wh8W90IA

 お腹の奥に、触手とは違う感触のしこりがある。脚を閉じで太股をすり合わせると、
ぬっちゃりと強く引き合った。水神様の精は、ほかの者達と比べると粘度が高いので、
注意すればそれと分かる。
 そういえば、最後の最後で、この大きな触手で盛大に注がれたような気がしなくもない。
少なくとも、一度は満足していただけた、ということだろう。
「あの、じゃあ、もうよろしいので?」
「ふん。それより、今日は別の頼みもあったろう」
 娘の質問に答える替わりに、異形は一つの気嚢のから、彼女が持ってきた麻袋を
下ろしてきた。生贄を抱いている間に、精塗れにならぬよう、上の方に吊るしておいたのだろう。
「あ、ああっ、そうでした」
 怜奈も今度は、異形の不興を買う前に自分の仕事を思い出した。麻袋の口を開き、ビニールで
厳重に防水された包みを取り出して、今訪問のプレゼンの準備をする。
……でも、ちゃんといってくれたんなら、労いの言葉の一つも掛けてくれたっていいのになぁ。
水神様を受け止めるのって、すんごく大変なのに。
 "寝ながら奉仕してすみません"という謝罪は早々に棚に上げ、心の中でぶつぶつと
愚痴りながらも、怜奈は健気に手を動かした。

「こちらが、例の"郷土博物館"なる場所で借りてきた本の写しです。」
そう言って、怜奈は一枚のコピー紙を差し出した。彼女の身体を包む触手の一本が、
器用にそれを摘まむと、気嚢の奥の方へ持っていく。
 そういえば、水神様の瞳って見たことないな。顔とか、どこについてるんだろう。そんな感想を
覚えながら、怜奈は続けた。
「昔話に出てくる八人の人魚ついては、水神様から伺った以上の話は何もありませんでした。
逆に、人魚伝説を史実的に否定するような小話なら幾つか…」
「申してみよ」
「ええと、二百年前くらいに、波布島の沖で大きな商船が難破したことがあるそうです。数日後、
ここの浜にも数人が死体で上がったんですが、その際、第一発見者が人魚と見間違えたそうで」
「ほう?」
「うーんと、ちょっとグロい話になるんですが……その骸の足には、昆布やらなんやらの
海藻が絡み合っていて、遠目には尾のように見えたとか」
「………」
「で、身投げして波布島に打ち上げられた娘たちの死体も、海藻が絡んで遠目にはそんな風に
見えたんじゃないかって学説が、今は有力だそうです」

「……ふむ」
 ややあって、異形はそう返事した。いっとき、先を続けるべきかどうか逡巡したのち、
彼女は再び口を開く。
「で、先月水神様からお聞きした"ハツ"という女性ですが」

 そこで、怜奈は胎に収められたままの触手が身じろぎするのを感じた。しかし、彼女は
気付かないふりをして、先を続ける。
「こちらは、記録がありました。人魚伝説の方は駄目だっんですけど、地元の有力氏族の
資料を徹底的に洗ったところ、とある商家の日記の中にありましたよ!一四〇年前で、
年代的にもドンピシャリです」
「ほう。おぬしにしては、よく調べたな」素直に感嘆の声音で、異形は言った。
「えへへ、それほどでも」 鼻の頭をかきつつ、怜奈は応じた。「実は、郷土博物館の
案内人さんが、退官した民俗学の教授さんだったんですよ。地元出身の人で、老後は
故郷の子供たちのためと思って帰ってきたらしいですけど、いまどきの子は郷土史なんかに
興味を持たないって嘆いてました。ちょっと質問したら、もう自分から何でもかんでも調べて
下さって。私、自慢じゃないですけど、ああいう寂しいおじいちゃんに取り入るのは
大とくいぃっ!?……あん゛っ!……わたっ!……やあぁっ!?」
 言葉尻とは裏腹に、いかにも自慢気に語る少女の胎へ、触手は四度目の仕置きをする。
237人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:28:35 ID:wh8W90IA

「お、大手柄なのに、怒られる理由が分かりません!」
「ぬしのおつむでは解らぬだろうから、こうして身体に躾けているのではないか。で、続きは」
「そんな、理不尽なー……。と、とにかくですね、彼女の記録ですが」
 深呼吸して呼吸を整え、怜奈は報告を再開する。
「身投げして一週間後、彼女は生きたまま浜に打ち上がりました。何たって有名人でしたから、
当時は奇跡だと村中大騒ぎになったようですね。そして、元の約束通り、官吏の何たらって
下級貴族さんに嫁ぎました。二月後、娘の懐妊も分かって、日記の主としては一件落着の
はずだったんですが」

 そこで一息ついて、彼女は持ってきた資料を見直した。お腹の中は、先の抽送のせいで
ちょっとジンジンしていたから、触手の様子は分からない。
 だから、怜奈は平調に続ける。

「臨月を過ぎても、一向に出産する気配がない。結局、妊娠十二ヶ月を過ぎたところで、
彼らも異常妊娠だと認めました。それ以上かかって、まともに産まれた例がないことから、
実家では堕ろそうという話もでたそうですが……当時の堕胎技術ってアレですからね。
せっかく嫁いだ娘が死んでは、文字通り元も子も無い。婿さんの頑張りもあって、暫くは
そのままだったそうですが、周囲の目に耐えきれなくなったのか、ハツさんは再び
入水自殺を図りました。
 但し、今度は崖の上からではなく、子守道具を満載した小舟に乗って」

──たぶん、ここまでは水神様も知っている。その先をどう話したらいいのか、怜奈は
ここ数日ずっと悩んできた。
 すっかり砕けた腰に、ふっと力を入れる。そうして、胎内の異形をぎゅっと包む。それに
どれだけの代償効果があるかなど分かりはしないが、今、異形を抱きしめるには、
これくらいしか仕様がない。
 救命の恩として、寂しくさせないという約束だけは、絶対に果たせなければならない。

「二週間後、ハツさんはまたも浜に打ち上げられて生還します。しかも、お腹はすっかり
元通りになっていました。水に入った刺激で堕りてしまったんだろうと、日記の主は商家らしく
現実的な分析をしています。その後、娘は貴族の家に戻り、
 二男一女の子宝に恵まれたということです。ちゃんちゃん、でした」


「……そうか」
 耳慣れない、掠れた声が、気嚢に響いた。
「あやつは、ちゃんと帰っておったのか」

 はい、と 、声だけは先と変わらぬ平調で、怜奈は返事することが出来た。しかし、誤魔化
せたはずがない。全身を包む触手にも、身体を貫く触手にも、彼女の震えは伝わっていただろう。
 困ったように、異形が言う。
「おぬしが泣く道理ではなかろう」
「まったくですよ」もはや震えを隠そうともせず、怜奈は言った。「どうして、私だけ泣いて
るんですか。どうして、帰しちゃったんですか! 一四〇年前も、八年前も、二ヶ月前も!」
「無論、ぬしらが人だからだ。そして、半人の異形たる私は──それでも、人の仔だからな」

「ばかっ!」
 間髪いれず、恭子が言った。これには、流石の異形も苦笑を洩らす。
「……おぬしめ、形だけでも儂を神と崇めていたのではなかったか」
「そうですよ。でもばかですよ。だって、私がバカだから分るんです」
 触手の寝袋から半身を起こして、娘は言う。
「私がバカだから。ばか過ぎて、家族にも水神様を信じてもらえないバカだから。友達とも、
話が合わなくて、一人浮いているバカだから。一人がどんなに寂しいか、解るんです!」
238名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:28:40 ID:+Z67yS/b
関係ないけどよそで「マーメイドは海のサキュバスと呼ばれ、同性愛者が多く胸責めのスペシャリスト」て聞いた。
海の世界は地位の高いダゴン級海産物か人間のイケメンで力も財力の無いサハギンはアウトオブ眼中すか……
239人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:30:53 ID:wh8W90IA

 一度目に浜に戻った時、人魚に間違えられたのだと、ハツは言った。
「その時、嗚呼、私はこの子を産めるのだと、確信したのでございます」
 産み落としたばかりの異形に乳を与えながら、彼女はころころと笑って言った。
 彼は、それをハツが初めて口にした冗談なのだと思って、一緒に笑った。だが、ハツは
後にも先にも、戯れ言など言った例が無い。どうしようもない莫迦正直な性質だった。
 やはり、あれは冗談ではなかったのかも知れない。

 なぜなら。

「帰るなって、言えばよかったじゃないですか」
 百数十年ぶりに、再び戻ってきてくれた娘の姿が、

「水の底に閉じ籠めて、一生儂の慰み者に成れって、言えばよかったんです」
「おうおう。おぬしはそれでいいのか?」
「よかないですよ。そりゃあ、泣いて帰してって懇願しますよ。でも、でもっ」
 腰から下を触手に束ねられたまま、白い裸身を晒して黒髪を振り乱すそのさまが、

「あ'な'た'は、私が帰ってこなかったら、どうするつもりだったんですか!」
 彼には古の伝説通りの人魚に見えて、仕方が無かったから。

 *

「それでですね、こちらが今月のメインお供え……もろ味噌胡瓜です!」
 半時間ほど経って、生贄の娘はすっかり元通りになったように見える。麻袋の口に顔を
突っ込み、いそいそとタッパーをあさる姿は、つい先ほどまで泣きはらしていた娘とは思えない。
 目じりの端が、未だ赤いことを除いては。
「……散々勿体つけて、もろきゅうか。」
「そんな略称までご存知なんて…これ、昔からあったんですか?由緒正しい御供物とか?」
「もろきゅうなんぞに、そんなけったいな歴史があるか。……どれ」
「ふふふ、絶品でしょう。もろみが自家製なんですよー……って、ぎゃーっ!いっぺんに丸呑み
しないで下さい!」
「器量に乏しい娘よな。全く、ハツは手料理を食われて、喜びこそすれ嘆いたことなどなかったぞ」
「む」
 これには、怜奈も憮然として押し黙る。相変わら挿し込んだままの触手で、異形は娘の腹に
力が入るのを感じた。

「ほう。一丁前に嫉妬しておるのか」
「いや、そんなんじゃ無いですけど。なんというか、水神様が昔の女を引き合いに貢ぎ金を
強請るヒモのようなことをおっしゃっ……ひゃんっ!……ぐぇっ!……ごめんなさいっっ!」
「おぬし、もしかして分かってやっておるのではあるまいな?」

 だが、まなじりに先ほどとは別の涙を浮かべた娘は、ふるふるとかぶりを振った。
「そんなわけないですよぅ。ていうか、ツッコミ代わりにでお腹の中をつつくのは、さすがに
勘弁していただきたいと……そこ、女の子の一番大事なとこなんですから」
「何を言う」再び触手を前後させて、ただし今度は深くゆっくり抜き差ししながら、異形は笑う。
「ここは元々、斯様に牡と牝を交じらせる場所だろう」
「ふぁあん…ぅ……それは、そうですけどぉ……」
 面と向かって言われると恥ずかしい、などと目を逸らす娘を眺めながら、五度、六度、と
異形は抽送を積み重ねる。

 先ほどから、こうして身体を繋げたまま益体も無い話をして、時々思い出したように
交わっている。敢えて終わりまではしない。互いの身体が冷めないように、ただし走り出す
一歩手前で止めで、再び睦言未満の戯れを繰り返す。
 内奥を小突かれて不平を漏らした娘も、そのこと自体には文句を言わない。
 だが、それもそろそろ限界だった。小さなうねりの中をいつまでも漂える女と違って、
牡の異形はある閾値を越えれば、一度終わるまで止まれない。

 このまま、終わろうか。それとも、あと一度だけ戯れようか。
 そう逡巡した瞬間、ふと、生贄が口を開く。
240人魚の帰る島:2011/01/09(日) 02:32:57 ID:wh8W90IA

「でも、やっぱり……んぅ…私は嫉妬したのかもしれません」
 あまり続きを聞きたくなくて、異形は意識して交わりを強めた。
 しかし、そんなことでは、娘の言葉は止められない。
「偉そうな事言って……はぅ……何ですが……私は今すぐ、水神様の仔を宿す勇気は
ありません。陸の生活を捨てる決意だって、……んぁ!……持てないです」
 じゅくじゅくと、激しい水音が気嚢に響く。交わりは、もうとっくに戯れの域ではなくなっていた。
激しい抽送を続けながら、二本の太い水神の少女の身体を吊り上げる。白い裸体が
触手溜まりから抜け出て、青白い燐光に照らされる。
 無数の触手で雁字搦めにしていた時には気付かなかった、真っ白な曲線と豊かな黒髪の
コントラスト。それが、彼の律動に合わせて柔らかに跳ねる。
 思わず食い入るように見つめる異形の顔を、知ってか知らずか、少女はしっかりと見返していた。

 拙いな、と異形は心内で思う。
「でも、そこまでして何でって……い゛うっ!……思うんですっ……子供まで作っておいて、
何で……何で、あなたを見捨てたのってっ!!」
 抽送の激しさは、戯れに娘を小突いていた時の比ではない。怜奈の口を封じたいからではなく、
純粋に興奮から、胎奥へたたきつけることを止められない。
 人外の力で臓腑を激しく揺さぶられつつ、それでも怜奈は言葉を紡ぐ。
「私はっ!……絶対に見捨てませんっ……あの人はたった二度、でも私はもう三度も戻ってっ…
…くぅっ!…来ましたっ!」
 吸い寄せられるように、異形は頭部を娘の身体へ寄せていく。間近に覗き込んだ生贄の瞳は、
快感にも苦痛にも負けず、しっかりと意思の光を湛えていて、

 「拙いな」、と異形は口に出して言った。
「これからも、……たとえ何年空いたって、たとえ十年空いたって、ぜったいっ、絶対に、
戻ってきますから!」
 体幹を突き乱す暴虐に負けず、怜奈はなんとか両腕を上げると、その胸に異形の頭を抱き寄せる。
 柔らかい二つの膨らみに、一半世紀振りに顔をうずめて、異形は認めた。

 拙い。此の誰もいない水の底で、
 己は再び、人魚に溺れる。

「だからもう、寂しがらないでっ……!」
 耐え切れるはずも無く、抉るように突きこんだ娘の奥で、異形は呆気なく傘を開いた。
挿し込まれた触手を目に見える勢いで精の塊が遡り、少女の体奥に打ち付けられる。
粘性の高い水神の精は容易に逃げ場を探せず、一度は胎奥を圧し広げて怜奈に悲鳴
を上げさせた後、触手と肌の隙間からところてんの様に染み出してきた。

「はあっ……ふぅっ……ふうっ……」
 およそ、性感よりも苦痛のほうが大きかっただろう。正気に戻った水神は、吊るされたまま
肩で息をする生贄をあわてて下ろして、柔らかく抱きとめる。
 しかし、そんな異形へ上目遣いに微笑んで、怜奈は言った。
「はあっ…、はあぅー……。へへっ……
 ……こ、今度こそ、おたのしみいただけましたか、水神様?」

 古来より、人魚に誘われて堕ちなかった海人はいない。
 たとえ彼女に足があろうと、尾がなかろうと。

  *

 波布島の北の端にある岩礁には、人魚の棲家があるという。
 そこへ、また新たな人魚が一匹、人知れず棲みついたのだった。
241名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:51:01 ID:wh8W90IA
以上です。

むかしここで、甘い和姦ばかり書いていた者です。
実は今回、ちょっと毛色を変えて強引に……と思ったのですが、気付いたらコテコテの和姦でした。
でも、敢えて女の子があまり感じない方向で、堕ち和姦と差別化を。
身体で縛る前に心を縛り上げてこそ異種和姦、と思うのですが、道は遠いです。

つーか、今作はどう見ても触手の方が縛られとる。


>>238
洋物はそういう序列や設定がしっかりしてて、読むのは楽しいけど書くのは大変……
でもカオスが基本の和物妖怪なら、みなにチャンスがあると信じてる。うん。
242名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:52:47 ID:NrTwFREZ
>>241
水神様にきゅんとなった。超GJすぎる・・・!
243名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 03:13:03 ID:3W8AI0d7
これはいい。久しぶりにじっくり読めました。
244名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 10:40:49 ID:DjAA6cgf
GJっす。こういうのも好きだ
245名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 10:48:10 ID:mssUChAk
GJです!!いやあ久々に3回も抜いたよ
246名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 23:44:45 ID:c8LDsQH5
なんちゅーか、ゆっくり読めた。良いね。
247名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 09:35:42 ID:h+LmPbAK
抜いた。
いや、泣いた。
248名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 18:16:22 ID:l9wfByUO
縛られる触手良い!
249名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 19:55:36 ID:dm6dVgST
GJ。こんなに頬が緩む触手モノはひさしぶりにょろ
250名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 03:17:24 ID:3u2Xm4ag
ここだけいきのこったか
251名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 18:01:34 ID:k60TgL0C
このラブラブセックスの続きは是非読みたいですね
252名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 23:42:49 ID:cHeZUckr
健康診断で、人生初の胃カメラっていう触手に侵されてきたんだけど、
胃の先の十二指腸まで、触・・・胃カメラで見ていただきました。
結果的に、軽い胃炎があったけど、全体的に綺麗で問題ないそうです。よかった。
でも、何か胃の処女を奪われた感じで、今も少し何かが入っている感じがする。
253名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 23:45:23 ID:WLN6PHVf
>>252
さあその経験を元になにか一本書くんだいや書いてくださいお願いします
254名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 03:05:39 ID:7YSm7ahJ
>>241
GJ!
途中でちらっと見覚えのある名前が…
255名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 22:46:06 ID:/nPmAFI8
>>241
もしかして実の人?
256名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 22:43:50 ID:dZli0ymb
新ジャンル胃カメラ貫通触手
〜らめええええっ!腸全部覗かれちゃう!大腸の排泄物見られちゃうのおおっ!






書いてて思った誰得
25713スレ376:2011/01/14(金) 22:55:18 ID:bN2w1h1h
>>255
ありゃ、名前欄忘れてましたが、そうです。

>>254
>>255のレス見て検索するまで、何のことか分からなかったのですが……
話の山場でヒロイン間違えるとかorz


感想どもです。
まだまだ和姦の需要があったようで安心しました。
実のトモダチ も、作者的には未完のつもりなので、気長にやっていくつもりです。
258名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 22:59:52 ID:bN2w1h1h
>>256
甘ったるい話の後なので貫通とか俺得。
だから可及的速やかに頼むお願いします。
259名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:08:31 ID:8cNMOv1+
大腸カメラ触手なら面白そうだw

接続した魔法の姿見に触手視点の映像がリアルタイムで映る
で、滅ぼした国の女王や王妃や姫君といった高貴な虜囚を辱める
城の大広間や首都の中央広場なんかに超巨大の姿見を設置して
まず触手カメラで顔や全身を映した後にそのまま肛門に挿入して
大映しになった肛門を貫く瞬間や腸内の蠕動や排泄物を晒す
260名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:11:38 ID:cjjGPd7O
>>259
走ってない〜にそんなシーンあったよな
261名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:14:18 ID:8cNMOv1+

宗教国家なんかの内紛で、勝った側が政敵グループの中心人物であった目障りな聖女を捕らえ、
敗れて捕らえられてもなお民に慕われ、政権内に密かにシンパも多い聖女の声望を貶めるために、
謁見の間や街の中央広場で晒し者にするってのもいいね「聖女といわれても腹ん中はこんなもんだ」
262名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:14:48 ID:8cNMOv1+
>>260
おお、既に先駆者がw
263名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 08:57:26 ID:6pzeNtuA
同じ腹の中なら腸より膣内子宮内のほうが個人的専売俺得ですのぅ…
264名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 10:31:42 ID:bJYqp96F
膣内とか肛門内は見たくない
おれはクリトリスとか尿道とかまんことか尻穴をそのまま大画面でみたほうが興奮する
265名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 18:34:19 ID:xGw2nEwW
俺もだ。
便器の中からこっそり女の子の肛門視姦したい。その後触手の舌状器官を使って、アナルを舐めたい。

そんな欲望を叶えてくれるSSないかな?
266名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 23:08:52 ID:DCBCSAl6
夜の公園で圧倒的な力で一方的に魔物に無双して、もう周囲には魔物はいないと安心しトイレに駆け込んで、
潜んでいた雑魚のミミズ魔物に無防備なお尻を開発され失神、その後飼い主のホームレスにお持ち帰りされる展開だな
267名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 00:57:41 ID:mK4x9XSQ
>>266
>その後飼い主のホームレスにお持ち帰りされる展開だな 

俺的には
直腸内に産卵されて大量のミミズ触手を肛門から”出産”
そうして繁殖したミミズ触手の大群に犯され続ける展開キボン
268名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 01:25:31 ID:sjtccXdq
>>267
学校の女子トイレに出産して、そこで繁殖したミミズが今度はクラスメイトを襲い始める。おしりを犯される少女たちの悲鳴を聞き絶望しながら、だと尚良いな。
269名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 07:00:19 ID:pgmufmUp
この流れで、QBニクス+(ぬーべの寄生虫÷リアルバウトハイスクールの教祖触手)=
そんなのを思い浮かべた。
270名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 05:25:10 ID:g7b/M5ib
ぱーせぷとろんの同人誌が最高だった
風道屋もそれなりに
271名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 11:16:59 ID:KzfP9pHR
太い触手が女のコを蹂躙するシーンは何だか可哀想に思えるんです
極細の触手が女のコの抵抗をスルリと抜けてお尻の穴や尿道やクリトリスや口内の性感を開発する苦痛皆無完全快楽ラブラブ和姦って無理なんですかね
272名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 11:23:48 ID:4p+msI6S
そういうSSを書けばいいじゃんwww
273名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 12:18:39 ID:7jXro+MK
>>271
自分で作ったっていいんだぜ
それを文章化するかどうかもそれをここにあげるかどうかもお前さん次第だ

とりあえずそのシチュで抜いてくる
274シスターと触手:2011/01/18(火) 16:01:58 ID:bwNrWbTC
 とある修道院は男子禁制だが、魔物(触手も含まれる)を封じ込める魔石所持に対する検閲は厳しくなかった。
 エステル修道院で唯一、魔石・ディザスターアメジストを持ったフローラが魔界から出てきちゃった触手を見つけたのは、あくまでただの偶然である。
 しかも、みなが寝静まっている夜中に彼女が修道院の裏庭を歩いていて、そこにひょっこり触手(しかも人格つき)が現れたのは、絶対に全くの偶然なのである。

「なんだてめー、オレ様に……――ってぎゃああぁぁぁ!!」
 魔石から放たれた紫の光が触手を包み、光の粒子となって紫水晶の中へ吸いこまれた。
 こうして彼はこの魔石抜きには現世にいるのが難しくなってしまった。

「てめーコラ! このサムソン様に奇怪光線浴びせるとは良い度胸じゃねえか!」
「あ、あの……私…………」
「いいからさっさと出しやがれ! さもねえとぐっちゃぐちゃにしちまうぞオラ!」
「だ、だめですよ…………その、このままでも……話せますし……」
「うるせえな、うだうだ言ってねえでさっさと出せっつってんだよ! お前が夜な夜なオナってんのみてここに‘落ちて’きてやったんだろがコラ!」
「え…………///」
「あんだよ、かわいい反応しやがって! 解ったらさっさとこっから出しやがれ!」

 フローラ、顔を赤く染めながらも魔石から触手を召喚する。
 といっても外見は、キツい三白眼とへの字口をつけただけの、黒くて丸いボールなのだが……
「フンッ! ったく、これからずっとあんなせまっ苦しいところにいなきゃなんねえとは、やってらんねえぜ」
 と言いながらも、ボーry 触手はバウンドしながらフローラの全身をなめるように観察し、ニヤニヤする。

 ウェーブがかったピンクの髪と、紫の瞳。
 それに、十五歳にしては発育の良い身体、反して十五歳にしては幼い、整った顔立ち。
 こんな可愛らしい美少女を犯せるなら、魔石暮らしも悪くない。

「おう、何ボケっとしてんだよ! おめーが脱がねえとやりづれーだろが!」
「え…………」
「それともなんだ、無理矢理ヤって欲しいのかゴルァ?!」
「い、いえ……その………………」

 フローラは何か言いにくそうに口をもごもご動かしているが、サムソンにはさっぱり聞き取れない。
「聞こえねええよっ! 言いたいことがあんならはっきり言えや!」
「そ、その……………………そ、そんなに……………………」
「…………あー? …………あぁ」
 触手は得心したように頷いた。

「要するにおめーは気持ちよくなりて――――むごっ?!」
 大声を出したらすごい勢いで口をふさがれた。
 少女の顔は真っ赤になっている。
 ようやく手を離すと、触手はやっぱりすごい勢いでフローラに迫った。

「てめー! 何しやがんだ!」
「ご、ごめんなさいっ」
 少女はふとももに両手を埋もれさせながら謝った。

「で、でもっ」
 と言葉を継ごうとする彼女を見て、サムソンは仕方なく落ち着いてやった。
「でも……その……………………――き、気持ちよく……なりたい、です…………///」
 恥ずかしそうにうつむきながら童顔を上気させる美少女を見て、触手はものすごくいやらしい笑いを浮かべて、言った。

「しょうがねえな……これからみっちり気持ちよおくしてやっから、覚悟すんだなっ!!」
 言下に――黒いボーry 触手はばらけて無数の触手となって、純白の衣をまとったシスターの少女に殺到した。
 その日は夜中じゅう、修道院の裏庭に可愛らしくてあえやかな嬌声が発されていたという…………



 >>271
こんな感じかい?
 というか、予定の三倍くらいの文章量になってしまった……長文すまそ
275名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 20:43:03 ID:WingMiiw
>>274
大まかな粗筋くらいかと読み進めていったら普通に作品でワロタww
そして抜いた
276名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 23:20:38 ID:bN+sQbZd
GJ!
なかなか、俺的つぼを突いてて、よろしかったです。
277名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 18:34:03 ID:nP/wlH/w
>>274
謹啓
これもうちょっと発展させていただけません?
ぜひ苦痛皆無で快楽に溢れた尻穴と尿道の性感開発そして愛情以外の何物でもない濃厚なディープキス描写もお願いします神様
敬具
278名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 19:15:49 ID:nP/wlH/w
追伸
女のコは処女のままでお願いします
極細の触手がまんこ開発するのは良いですが
処女膜は大事にしてあげたまま性感開発してあげてください
279名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 19:23:54 ID:ARSNhkoE
バカ王子のような珍獣マニアの飼い主のうっかり放触
高級素材が採れるクリーチャーを養殖し放触して狩るのに手数料取る業者
戦闘マニアの放触
触手中毒の放触
選挙前で日本に触手クリーチャーが上陸した事を隠し対策しなかった政府

世界中が対策に必死なのに、こんな理由で中部、東海地方が魔境に墜ちた日本が舞台の触手ゲー
280名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 19:48:52 ID:P0A6t1bM
>>266-268も、自分で書いてみるのが一番手っ取り早いと思うよ。
281名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 08:50:20 ID:KQCGXUNn
>>277
個人的にもフローラを喘がせたくなったので、本格的な行為場面の描写に着手しています。
要望は承りましたが結構日にちがかかると思います。
首を長くしてお待ちになってて下さいw
282名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 09:24:48 ID:HXFosfmz
〜そして三週間が経った〜
283名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 09:26:51 ID:o7dD1FoX
>>281
理想のSSの為なら、首長竜に進化してしまうくらい待ったとしても苦になりません
個人的には、可愛い女のコには100%幸福と快楽だけを与えてあげたい主義なんです
苦痛とか恐怖心は1%も与えたくないんです
284名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 09:43:03 ID:o7dD1FoX
285名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 09:48:59 ID:o7dD1FoX
>>281
神様すみません、さらに追伸
処女の女のコが性感開発される前に、触手に処女膜とまんことクリトリスと尻穴と尿道をガン見されて
すごく羞恥するシーンを入れていただけるとありがたいです
女のコの真価は羞じらいにあると思っています、恥じらいの無い女のコには価値を感じません
言いたい放題で申し訳なく思っております反省反省
286名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 11:53:44 ID:nbjbHhxa
>>283
首長竜に進化する暇があるなら素直に物書きに進化しろよ。
287名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 12:50:45 ID:Y6ugKCJb
東京の下水道を触手が完全制圧

風呂やトイレでゲリラ攻撃で無双するはずが、ゲリラ豪雨で「ウボァヾ( TДT)ノ゙ ー!!」と流され未遂に終わる
288名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 13:02:48 ID:+F+o2Yk1
>>287
ゲリラ豪雨で流されたらマンホールから噴出するだろ
289名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 17:50:13 ID:pCV1Wg6G
>>288
マンホールに鋼線を張られていて、エチゼンクラゲのようにバラバラにw
290名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 18:09:17 ID:+F+o2Yk1
>>289
バラバラになってほっとしてたら
ただ単に数が増えただけの状態になって大ピンチですねわかります
291名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 18:24:31 ID:BhyN5XT4
普通に無双させてあげようよ…
292名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 18:30:45 ID:Y6ugKCJb
海に流れた触手はボラ等の雑魚が美味しくいただきました。
293名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 19:05:21 ID:C3F6bp92
触祭の都おすすめ
294名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 01:42:08 ID:BjyKm9hC
>>287
まずは、東京の下水道の王者白ナイルワニさんをどうにかしないと拙いな
ミトコンドリアとかから変な力を得たら二足歩行でプラズマレーザー撃って来るし
295名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 03:28:32 ID:cW9ONK+j
今宵も処女フローラのお尻の穴を真心を尽くして舌先で愛撫奉仕する妄想で愉しみます
処女なのに性虐でイキまくる俺脳内フローラが可憐過ぎて萌え死にそうでヤバす
296名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 03:37:35 ID:BhWAGc8y
よりエロい脱衣描写の研究中。目標は粉砕天使ナツメ、半脱ぎ万歳。
297名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 06:24:18 ID:9bjvH5l4
東京に住んでなくてよかった

>>292
その魚が触手怪物化するんですねわかります
298名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 17:40:31 ID:BjyKm9hC
東京都征服なんて欲張るから失敗する。
地方都市の団地のヒューム管の下水から始めるべき
299名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 02:25:23 ID:SlMyGV9U
人の居ない未開の地から開発していけば地力を蓄えられるのではなかろうか。
300名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 03:29:16 ID:j0x+Pu79
>>298
土木やってると「日本だと下水使ったダンジョンとか無理だな」と妄想を自己否定するから
本体は汚水処理場で崩壊後のフィガロ城エンジンルーム状態と想像する。
301名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 04:33:14 ID:vUHJ2ZQl
そこまで妄想出来るなら、書けばいいのに。
勿体無い・・・
302名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 10:15:33 ID:j0x+Pu79
>>301
たまに下水管を洗浄してカメラで下水管の調査してる途中に
 朝早く本体から伸びて来た触手がトイレに侵入し、女が便座に座ったら素早く、汚さず一本刺しの後に種付けしたら催眠をかけて撤収
本人には自覚が無いまま昼過ぎの決まった時間に学校や職場、コンビニのトイレで出産し勢力が拡大する。
そんな妄想空間に入るが文章にするのはこれが限界
303名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 11:39:55 ID:hZjhMuTF
下水管逆流してくた触手ってなんかばっちそうで……
せめて上水道から来てもらえんだろうか
304名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 12:38:08 ID:wyJp/A1a
>>303
蛇口をひねって悲鳴を上げるんですね
305名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 12:48:56 ID:XmN0gbiE
そう思って以前水道管から侵入を試みたことがあるんだが・・・

塩素は手強いお・・・
霊気も魔力も帯びてないただの化学物質にあやうく滅されかけたお・・・
306名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 15:12:26 ID:k/rKZ8ZO
そういや、
洗面所の排水管から、ムカデが這い出てきたっ!
って姉さんだか母さんだかが騒いでたな。
307名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 19:01:29 ID:vUHJ2ZQl
以前もこの流れあったな
308名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 19:43:59 ID:bntm+B+B
私は巫女、実家は山頂にある角虫手神社。
でも祀られているものは知らないので、ある日、探検に出かけた。
行ってはいけないと言われている洞窟の奥に遊びにいく。

洞窟の中は、ずっと下り坂になっていて、一番底についたら温泉っぽくなっていた。
そこには黄金色に輝く細いうねうねが大量に群生していた。
これ以上はまずいと思い帰ろうとしたときに、触手につかまってしまい、台に拘束された。
しかも何か変な物を吸わされてしまい体に力が入らない・・・。
そこに眼球がついた触手がせまってくる。分かれ目から私の目を塞がれる。
目を塞がれた状態で目を開けてみると、私の目が触手の目と同期してしまったようだ。

まずは触手に口の中を見せられる。まあこんな形なのかなって・・・。
食道や胃も通る。中で変な感じがするけど、こんな物かなあ。
口から触手が出ると、今度は他の触手に服を脱がされる。
器用にボタンをちゃんと外してくれる。
でも、どうしよう。私、エッチなのが全然だめで恥ずかしすぎる。
子供の頃から、着替えで例え同じ女の子でも裸を見られるのが恥ずかしいから
出来るだけ見られないようにブロックしていたり、お風呂もタオルまいたり、
とにかく恥ずかしいからだめなのに・・・。トイレでもお風呂でも自分のを見たこともない。

上着を脱がされ、ブラジャーを外される。まるで男の子からの視点みたいに。
わりと胸が大きくなるが早くて男の子に変な目で見られたり、
ブラジャーのことを言われたりして恥ずかしい思い出があるのに・・・。
触手が乳首をいじくると、私が触られている触感でもビクンビクン感じるうえに
視覚からの乳首がぷっくり立ってしまったという見た目も私の精神に打撃を与える。
乳首の先の乳腺に触手を刺されてしまった。中はこんな肉っぽい色だったなんて・・・。

次に触手が向かったのはおしりのほうだった。
や、やだ!?お尻の穴なんて不潔だから触っちゃだめ、って思っていても
ヌルヌルになった細い触手が何十本も奥に進む。
ヌルヌルに弛緩剤や麻酔の効果があるらしく、痛くないからいいけど。
それよりトイレを我慢しているようなビクビクゾクゾクする変な気持よさが。
やだ、大腸カメラみたい。い、いや、うんちが・・・あっ触手が食べてくれた。
よかった。便秘気味でかなり溜まっていたけど、どんどん食べてくれてる。

触手だったら誰か知らない他人にばらすなどといった危険もないので
逆にちょっと安心かもしれない。
でもいままでの恥ずかしさなどであそこが濡れちゃって・・・。

そう考えていたら、やっぱり触手があそこにも興味を持ったみたい。
やだ、授業で絵で見たことはあるけど、本物は自分のでさえ見たことないのに。
だめだめだめだめ、絶対ダメ!恥ずかしすぎる。もう私頭日が登って顔真っ赤。

やだ、これが女性器なんだ・・・。クリトリスも尿道口も膣口も見えるよぅ。
クリトリス、興奮してるみたいで大きく固くなってきている。
だんだん眼球が近づいてきて、尿道口の中に入る。うそぉ!
どんどん奥に進んでいくと、やだおしっこ溜まってる。うわ、どうしよう。
眼球触手が後退していくと同時に尿がどんどん・・・
やだちょっと、このままいったら、だめ、おしっこ出ちゃうよぉ。おもらし恥ずかしぃ。
ちゅぷんという音をたてて尿道口から触手が引き抜かれるとおしっこがぷしゅぅーと流れだす。
体から力が抜けているので、おしっこを止められない。ジョロジョロとずっと流れだす。
やだぁ、こんな洞窟の奥底の温泉でおしっこ垂れ流しちゃった・・・。
私はショックで、放心状態になってしまった。
そこへ触手が乳首とクリトリスに食指を伸ばす。
もうどうでもいいやとなってしまった私はなすがままにされることにした。
309名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 19:44:31 ID:bntm+B+B


体がほぐれてくると眼球触手が大陰唇や小陰唇を抜けて、膣の中に侵入してくる。
やっぱり内臓みたいなひだひだになっているんだ・・・。
処女膜に到達する。わ、私処女なのに触手とエッチしちゃうんだ・・・。
でも巫女だったら処女じゃないと。どうするんだろう?
処女膜には生理のために穴があいているって授業で聞いたことはあるけど、
実際見るのなんて初めてだ・・・。こんなふうになっていたんだ。
そう思っていると細い触手が処女膜の穴を通り抜けて奥のほうを刺激しはじめた。
「う、うれしい。私の処女を残したまま気持よく・・・はぁん」

ガバッ!・・・はっ!夢か・・・びっくりした・・・。
ふう。これ以上書くの面倒だわー。はぁ。
310名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 20:45:05 ID:T/w1vPiZ
抜いた
311名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:36:45 ID:wyJp/A1a
夢オチワロタw
GJ
312名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 00:11:25 ID:lM+9zynP
そしてある晩、ふと目が覚めると、あの洞窟の入り口に立っている・・・と
313名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 00:41:26 ID:F5SnlHeA
小学校を舞台にしたSSきたれ
314名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 00:56:31 ID:0FaZHoZR
トイレSSまだー?

あんだけ妄想書き連ねて一つも肥やしにならないなんて…。

もう自分で書いて代用するの、飽きてきたよ。
315名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 01:12:45 ID:lM+9zynP
俺は前スレ322の続きの続きがまちどうしくて辛抱堪らん
316名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 10:22:01 ID:kgUsGG24
>>303
粘液から媚薬とエタノールを分泌し消毒し悪酔いさせる触手で
317名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 00:58:14 ID:ii6lVUUm
表面がエタノールまみれとか弱点にしかならない予感
318名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 01:11:40 ID:g7ZzwNek
逆に浄化されて綺麗な触手になれるんじゃね。
319名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 04:28:44 ID:7war0Wj9
>>316
エタノールの気化熱で冬場は地獄な気が
320名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 05:09:19 ID:4mq5l8P5
>>318
貴方が落としたのはこの汚い触手ですか?
それとも綺麗な触手ですか?
321名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 19:17:01 ID:5eKnN6nC
触手、その下水の女神犯っちゃえよ
322名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 21:05:05 ID:cQRLmtOn
そういえば、トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんだっけな・・・ ニョロ
323名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 21:22:38 ID:ALKg+4BY
もしかしたら氷で出来ているのかもしれないぞ。
324名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 05:41:32 ID:ko4BVQjs
それは女神の姿をしたスライムだったニョロ…
325名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 08:20:35 ID:psNJSHpH
なつかしの幼獣戦記ものでアナザーストリーを書いてみました。



無数の残骸が折り重なる廃工場の跡。月明かりすらまともに届かぬその暗がりの中で
対妖獣特殊警察 A.S.S.P の捜査官 天城冴子は敵の軍門に下った。

人に仇なす化物 妖獣。存在そのものが悪夢でしかない奴らの中でも殊更に忌むべき敵である祖体幼獣との戦いに敗れ、
冴子はその白い肌を凌辱者の腕と触手の中に沈めている。防具をはがされボディスーツ一枚に剥かれた体を
きつく締め上げられているのだ。
「ん、、くぅ、、、」
絞り出された乳肉を鷲づかまれ思わず声が漏れた。
祖体妖獣が最悪である故は交配能力を有し、女に対する強力な性の渇望を持つことに他ならない。
刃を交えた敵とは言え、若く精気に満ちた体と涼やかな美貌を兼ね備えた冴子がその対象にならない理由などはなかった。
既に彼女の脇では同僚のマリエが毒牙にかかり、白濁を流した無残な姿をさらしている。
「こ、こいつ、、やめなさ、」
いまだ肉欲に飽き足らない触手が我先にと飛びかかってくる。瑞々しく張った乳房が、引き締まったヒップが、
ハイレグから伸びる太腿が、それぞれ欲望汁を滴らせた触手に好き放題にこねくり回されはじめた。
その傍若無人な愛撫は荒々しいにも関わらず小賢しいほどに女のツボを知り尽くし、
わずかでも敏感な反応を示してしまうとそのツボを執拗に責めたてられる。
「は、はなしなさ、、ひあぁぁッ!」
自慢の高周波ブレードを奪われた冴子に抵抗の術はない。不意にあげた悲鳴に仲間の無線の声が重なる。

「すぐに行くから気を強く持つのよ。二人とも必ず助けるから!!」

だが、その声は続く銃声にかき消され、救援の到来が絶望的なことを冴子に知らしめる。
絶望に沈んだ体からボディスーツが引き裂かれ、胸元に潜り込んだ触手が最初の射精を放った。
「う、、やぁ、、」
ピンクに染まった乳房にガムのように濃厚な粘液が絡みつく。その嫌悪感に鳥肌が立った。
大量に注がれた白濁液は乳房を包み込むだけでは収まらず、鳩尾を伝って臍の穴を埋め尽くし、
股布にまで垂れ落ちる。ボディースーツの内側に溜まった粘液はハイレグの隙間から溢れ出し、
その失禁したかのような錯覚が冴子の恥辱心を強く抉った。
「あぅ、こんな、辱めに、私は、負けな、、、」
強がりを言った瞳の端にはかすかな涙が浮かんでいた。だが、それをあざ笑うかのように乳房を凌辱した2対の
触手が次なる標的へ向けて蠢きだしていた。一方は胸の谷間を通って口元へ至り、もう一方は白濁を塗り広げながら
下腹の方へと滑っていく。
「ん、く、こんな奴に、お、かされ、、むぐぅぅ!」
唇を凌辱された瞬間、唾液と悲鳴が零れ落ちた。すぐさま蠢き始めた触手の口淫にいたわりなどはなく、
喉の奥に注がれた残り汁を荒々しいピストンで口中にまき散らされる。
「んッ!や、いや!!」
脳髄ごと理性が溶かされてしまいそうな強烈な雄の香りが口腔に広がり冴子の意識を焼いた。
力を強めた触手の緊縛がぎりぎりとボディースーツに食い込み、鬱血した乳房が苦しげに歪んでいく。
「く、う、そんなに強く、あう、、、、」
せっぱつまった冴子の吐息が瘴気で淀んだ空気を揺らした。触手が抜かれたその唇に
妖獣の不気味な口が重ねられる。
(中々に抱き心地の良い体をしている。)
唇を奪われた瞬間、冴子はそんな妖獣の声が聞こえた気がした。
「ふ、ふざけないで、、」
その呻き反応するかのように、波打つ妖獣の腹から無数の触手が這い出し勃起乳首を絡めとる。
スーツを引き裂いた背中やハイレグから伸びる太腿には媚薬を含んだ粘液が吐きかけられた。
「ん、んぅぅ、、」
ハケのような無数の繊毛が伸び、うなじや脚の付け根の敏感な部分に媚薬がねちっこく擦りこまれていく。
やがて繊毛の狙いは内股にある性感帯の一つに集中し、四方から責めが加えられる。
326名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 08:21:25 ID:psNJSHpH
「う、、、はぁッ!!」
粘液で滑光る大腿に愛液の筋が糸を引いた。
閉じようとする脚を無理やり開かれ、濡れそぼる股間全体にそれを塗り広げられる。
「あぁ、はぁ、はぁ、、」
固く滾った触手がスーツの上から秘烈を抉ると、触手に負けない濃さの愛液がねっとりと滴った。
左脚から伸びた触手が股間に食い込むハイレグを脇へとずらし、
スーツの中を蠢いてきた触手が剥き出しになった秘烈にあてがわれる。
「あう、穢され、隊長、、ごめんな、さい、、はっ、ひあぁぁッ!」
その悲鳴はクリトリスを割礼された衝撃だった。むき出しにされた肉芽をイケない程度の力加減で締め上げられ、
さらにバイブのごとく振動する触手を宛がわれ激しく揺さぶられる。
「あぐぅ、んあぁぁァツ!!」
強烈な刺激に冴子は声がかすれて悲鳴もまともに出せない。唇の端からは唾液がだらだらと流れ、
つま先までピンと張った足が凍えたかのようにガタガタと痙攣する。牙をむいた触手に丸のみされて
舌先で転がされると、たまらず絶頂の昂みを味わう。
「あ、あぁうぅぅ、、」
強気な顔が悩ましげに歪められ、息も絶え絶えの悲鳴が絞り出された。かろじて泣き出してしまう事だけは
堪えたものの、無理やりイカされた恥辱で瞳の端には涙の粒が浮かんでいた。
その怯えを浮かべた表情にそそられたのか、ついに秘烈をうかがっていた触手が冴子を刺し貫く。
粘つく水音とともに人間のモノよりも一回りは太くゴツゴツした触手が
イったばかりの腹を埋め尽くす。
「ひいぁッ、、あうぅ、く、、お、おおき、すぎ、る、、」

妖獣の触手は冴子にとって初めて経験するサイズだった。
無数のイボが襞の裏側にまで潜り込んで膣全体を押し広げられ、巨大な先端に子宮口を
ぐりぐりと突きあげられる。力を抜いて何とか受け入れたものの、
巨大すぎる異物感に胃液が逆流するのを止められなかった。
「だ、、だめ、んぅぅ」
触手に噛みつかれたままの内腿がブルブルと痙攣している。
ズヌッ!
身震いした亀頭が笠を目一杯開いたまま引き抜かれると、業火であぶられたかのような熱で腹の中を焼かれた。
亀頭に巻き込まれた粘膜は秘烈の外へと引きずり出され、開いたままになった穴から愛液の筋が無数に糸を引く。
悶絶した両脚を大股開きに割り開かれて秘烈の奥底まで無様にさらけ出し、
そしてそこをめがけて再び亀頭を突きこまれる。
ズンッ!!!
「くはぁぁっっっ!!!」
背筋を仰け反らせた冴子が体ごと突き上げられていく。勢いを付けた触手は最奥まで達すると一息に限界まで伸び、
すぐさま収縮に転じて冴子の体を宙に残したまま狭口の外へ抜け落ちる。
「ん、うぁ、、」
そして、飛び上がった冴子の体が落ちてくるのを見計らい、再び伸びあがって深く結合する。
ズブヌゥゥ!!!
結合の瞬間あたり一面に響くような水音が鳴った。
触手のピストンに重力による落下の衝撃を加えられ、冴子は悲鳴をあげる余裕もなく悶絶する。
呼吸困難に陥りむせ返る体が再び天へ向かって跳ね上げられる。
「くぅあぁッ!!」
今度は跳ね上がった子宮を追いかけて亀頭も上昇し頂点に達したところで
高速の前後運動で無数のジャブを叩き込んでくる。
「あッ、やめッ、、そんなッ、、激しすぎ、、るッ、、、」
強張った体が小刻みに揺れた。触手の動きにはやがて捻りが加えられ、
入り口付近から最奥の子宮口までを人間には不可能な速さと柔軟さで執拗にこね回される。
「あ、うぅあ、、はぁ、、んん、やぁぁ、、」
これほどまでに感じるSEXめは初めてだった。膣内全体を隙間なく埋め尽くされ、
無数の疣で襞の裏側に至るまでをくまなく抉りまわされているのだ。
人間相手では絶対に愛撫されることの無い未開発の性感が幾つもあぶりだされ、
処女と変らぬ耐性しか持たないそこが人外の速さで責め立てられる。
いくら身を仰け反っても触手はそれを上回る柔軟さで追いかけ、逃れることも出来ない。
冴子はただ触手のペースのままによがらされていた。
「あ、だめ、、こ、このままじゃ、うぁ、も、、もう、、」
もともと快感の許容量が多くない冴子の体はたちまち限界へと追い込まれてしまう。
(さっきイッたばかりなのに、も、、もう、、)
327名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 08:22:13 ID:psNJSHpH
屈辱的な思考が頭の中に反響した。だがそれを上回る快感がすべてを塗りつぶし、もはやこらえられないと覚悟を決める。
「はぁ、、こんなやつ、にぃ、、、ッ!?」
その瞬間、突如触手が停止する。あれほど激しく動いていた触手が中途半端な深さに潜り込んだまま一切の
動きを止めてしまったのだ。だが、加速をつけられた愉悦は今更止めることはできず、頂点を目指して上昇を続ける。
「ああぅ、そ、そんな、来ちゃだめ、あぅ、来ちゃぅぅぅ!!!」
動かない触手をくわえ込んだまま冴子は半ば自滅のように達し、潮を噴きあげて絶頂のダンスを踊る。
「いやぁぁぁぁぁぁッ!!」
やがて触手の束縛を解かれると、もはや立つこともできない冴子は自ら流した愛液の水溜りへと身を沈めていった。


「んく、はぁ、はぁ、はぁ、、、」
あまりの絶頂感の大きさに冴子は戦慄していた。
イカされた瞬間に全ての思考が真っ白に吹き飛び、どれくらいの時間上り詰めていたのかも分からないほどイキ続けた。
しかも、膣の中の触手も乳首やクリトリスに絡みついた触手も最後の瞬間には一切の動きを止めていたのだ。
もし、あのままペースを上げた触手たちに止めをさされていたら、自分は理性を保っていられただろうか。
動揺する冴子を新たな人影が見下ろしていた。
「ふふっ、淫乱娘の絶頂姿、堪能させてもらったわ。」
思わず見上げた頭上に醜悪な妖獣とはうってかわった全裸の女性の姿があった。
豊満な乳房を強調するように腕を組み、妖艶な目つきで見下ろしている。
「マ、マリエ!?」
驚愕する冴子の四方から繊毛触手がにじり寄り肛門をこじ開けた。
「あぅ、ちょ、ちょっと、なにをっ!」
「ふふっ、冴子が早くこっちに来られるように手伝ってあげるのよ。」
口をあけた極太触手が両手両脚を半ば飲み込み、そのまま冴子を吊り上げる。
「なっ、い、嫌、なにを言って、、んぁ!?」
「駄々をこねないで。早く契約しないと邪魔が来ちゃうわよ。」
全裸に剥かれた冴子の背後には先ほどの妖獣の影が揺らめく。触手より太い男根を屹立させじりじりと迫ってくる。
「フィニッシュは前後同時にしてあげる。」
「あぅ、、い、いやっ!」
膣内へのSEXでもあれほど激しかったのだ。その責めを2穴で受けたら本当におかしくなってしまうかも知れない。
そんな冴子の恐怖などお構い無しに、割り開かれた尻穴を妖獣の巨大な亀頭が塞ぐ。
そのまま先端を注射針のように尖らせ、潤滑油代わりの浣腸液を直腸の中へと注ぎ込んできた。
「あ、、、、やぁぁぁ!」
浣腸液に焼かれた尻穴から力が抜け、痒みにも似た疼きが腹を一杯に満たす。
「ふふ。痛くないように、いっぱい注射してもらうのよ。」
艶かしい唇が重なりマリエの舌が潜り込んでくる。たっぷりとのせた唾液が口腔に塗りたられ、
かわって去り際に唾液を吸いだされる。存分に女の急所を知り尽くした口付けだった。
同僚によって与えられる背徳の快感に冴子の理性は翻弄された。
「私ほどではないけど、いい身体してるじゃない。」
陶然と惚けた冴子の頬に唾液を塗りつけ、眉に掛かる前髪を掻き揚げて額に口付けする。
そのまま後ろに手を回して尻に埋まった浣腸触手を引きずり出すと、
指を入れて浣腸液で溶けた排泄物を掻き出す。
「あん、いやぁ、、、、」
「恥ずかしがらないで全部出しちゃいなさい。空にしておかないと挿れた時きついわよ。」
今度は繊毛触手に絞り出された乳首をまるごと咥え込み、舌で転がしながら吸いたてる。
「はぁう、だめ、、マ、マリエ、、私もう、イキそう、、、」
「本当、何度でもイけるのね。」
カリッ
「ん、はぁぅ!!」
軽く乳首に歯を立てられたのを止めにして、冴子は3度目の絶頂へと達した。
その後ろで力を込めた男根がどろどろに溶けきった肛門を圧迫する。
「だ、だめ、まだイったばかり、、、うぁ、後ろに入って来、るぅ、、ッ!!」

328名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 08:23:04 ID:psNJSHpH
他の触手たちに抑え付けられ、逃げ場の無い処女穴が圧倒的サイズの触手に蹂躙された。
媚薬に犯されきった肛門が限界まで押し広げられ、灼熱の男根が突きこまれてくる。
あまりの衝撃に冴子は目の前が眩み、息がつまって呼吸さえまともにできない。
仰け反った顎がガクガクと揺れ、くぐもった悲鳴をもらす唇からは唾液の筋が糸を引く。
「きつ、いッッ、、、、、!!!」
挿入と同時に腹を抉るような絶頂感が内臓を駆け抜け脳髄にまで響きわたった。
構わずピストン運動が開始されると冴子はあごをのけぞらせ頭を振りたてて泣き叫ぶ。
「いや、まだイッってる途中、な、のに、あぁ、いやぁ、いやぁぁ!!」
尻でのセックスは通常と異なり突かれる時より抜かれる時の方が凄かった。
触手が後退する際に排泄の瞬間に似た後ろめたい愉悦が走り思わず声が漏れてしまうのだ。
「あ、はぁぁ、、」
だが、先端だけを残して外に出たところで触手は動きを止める。
排泄の欲求が極限まで膨れ上がる場所。腹にたまった異物を吐き出し、
開放感を得られる直前で欲求は中断させられるのだ。
そして、触手は向きを変え、再び腸内(なか)に入ってくる。
「も、もぅ、だめ、こ、来ないで、、はぁっ!」
腸内に異物を押し戻される苦悶に、脂汗がにじみ、顎が痙攣して声が震える。
「だから、ちゃんと出さないとキツイっていったじゃない。」
だがそのマリエの声は頭に届かず、それとは別の奇妙な感慨を抱いている事を冴子は自覚する。
(この苦しみを我慢すれば、またあの排泄の快感が味わえる。)
しかもその快感は触手の突きこみが深い程大きくなるのだ。
一度その事に気づくと、苦痛だった異物感が快楽への期待感にすりかわり、
さらに浣腸薬に侵された腸粘膜が触手を突きこまれる事自体に快感を見出していく。
「こ、こんな、相手が化物なのに、お尻でされてるのに、、こんなに、、凄いなんて、」
アナルセックスの愉しみ方を覚えさせられた冴子には、もはや尻で登りつめる以外の選択は残されていなかった。
さらに追い討ちとばかり膣内の男根が律動を再開すると飽和した性感がとうとう暴発した。
「いやぁぁ、はぁぁぁぁッ、、た、、隊長ぉぉぉぉ!」
薄い膜越しに前後の穴を触手と男根が抉る。想い人の名を叫んだ唇は先に堕ちたマリエに犯され、
胸と股間で張り詰める突起を触手でこねまわされる。
「た、隊長、、たすけ、、て、、」
「やっぱりそういう関係だったんだ。隊長のこと私も好きだったのに、、」
キリッとたてられた爪がクリトリスを抉った。
「ひぁぁッ!」
「ふふ、水着のまましちゃうなんて随分大胆ね。」
爪から伸びるバイオソルジャーの接触センサーが神経を浸食し、冴子の意識から秘め事の記憶を掘り起こしたのだ。
吸い出した記憶情報を自らの肉体感覚に変換したのだろう。恍惚感に頬を赤らめるマリエが
動揺する乳房をきつく吸いたてた。
「はぁ、だめッ、そこは、、、」
「全て塗りつぶしてあげる。」
次々に曝け出される愛おしい人との想い出の数々。自分を支えた掛け替えのないモノが穢されて、
冴子の心はいまにも挫けそうだった。
「あ、いやぁ、、、」
そして、もともと快楽への耐性が弱い冴子にとってその動揺は理性の箍を外すのに十分だった。
「いやぁぁ、い、、く、、」
絶頂の痙攣がぶり返しこらえがたい疼きとなって全身を硬直させる。
「妖獣の方もそろそろイクみたいよ。」
耳元でささやかれた残酷な宣告に、強気で冷静な面影など吹き飛ばして冴子は絶叫した。
意識の端にもむくむくと亀頭が頭をもたげるのがはっきりと感じられる。
「いやッ、膣内はいやぁぁ、、、」
必死で拒絶する女捜査官の子宮に向けて触手が欲望の白濁を放った。
強烈な粘度を持った液体が大量に注ぎ込まれ、たちまちのうちに子宮を満たす。
「ん、はぁぁぁっ!だ、だめぇぇ、いやぁぁ!」
強烈な熱と臭気をまとった性欲の権化が初めて雄の樹液を迎え入れた子宮を容赦なく焼きつくし、
粘膜にしみこんで己の味を女の中枢に覚えこませてくる。その圧倒的な雄の力で捻じ伏せられ穢し尽くされる被虐感と
生殖器を浸食される受胎感が理性の堰を崩壊させ、冴子は大きく腰をよがらせながら果てた。
ビクッビクッと腰を跳ね上げ、途切れ途切れの悲鳴をあげながらたて続けにイキまくる。
329名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 08:24:42 ID:psNJSHpH
「あはっ、膣内にもらうの初めてだったんだ。」
マリエは己に備わった生体センサーを駆使し冴子のイキ様を余すことなく捉えていた。
CGイメージで投影される子宮の中を粘液の波濤が荒れ狂い、ときおり跳ね上がる分析グラフの数値が
繰り返し訪れる絶頂を示している。
「ひあっ、やッ、やぁぁ、、はぁっ、」
愛おしい人の子を宿すはずだった聖域を獣欲に満ちた淫液で穢され、望まぬ絶頂を繰り返し味あわされる。
その凄まじい汚辱感に冴子は正気を失いそうになっていた。無理やりイカされるたびに心までが汚され、
もはや自分はあの人の腕に抱かれる資格はないのだという絶望感に支配されていく。
「あぅ、ご、ごめんな、さい、わ、私は、妖獣に、穢されて、、イっちゃう様な、はしたない、
 あぁぁ、も、もう、あなたとは、はぁぁッ!」
「そんなことはないわよ。子づくりは神聖で尊い行いよ。ふふッ」
いたずらっぽく笑うマリエの意図はわかっていた。
「あぁ、い、いや、こ、子種は、、それだけは、、あぁ、いや、、」
尻穴で蠢いていた男根が一撃を放ち冴子を破滅へと導く。
「んぁぁぁッ!!!お尻、お尻でもイクぅぅ!」
尻穴と子宮。2箇所に射精を受けた絶頂感が増幅された一つの波となって意識を弾き飛ばした瞬間、
人との交配能力をもつ素体妖獣の子種が子宮の中へと送り込まれた。
「はぁ、はぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぅッ!!」
粘液で満たされた子宮の中にビチビチと跳ねる無数の子種が送り込まれ、
それが卵子をとらえるとそのまま臍の緒を伸ばしてしっかりと根付いてくる。
「ひぃ、やだ、孕む、孕んじゃう、あ、あぁ、A.S.S.P の捜査官、なのに、、
 私、妖獣を倒すのが、使命なのに、それなのに妖獣の子供、孕んじゃうぅぅぅ!!」
生体センサーの全てのグラフが振り切れデジタル数値で表示されたカウンタが一気に駆け上がっていく。
そのすべてが受胎の成功を示し、急速に妊婦へと変わっていく冴子の体の様子を克明にとられていた。
その様を暗い視線で見つめるマリエはもはや聞く者のいない己の心中を独り言のように吐き出した。
「うらやましいわ冴子。子を授かることのできない私たちバイソルジャーには決して成し得ないことを
 あなたはしているのよ。」
長く尾を引く悲鳴がようやく途切れ、穢された黒髪を頬に張り付かせたまま冴子は意識を失う。
白濁に濡れたその裸体を妖獣から受け取ると、マリエはそのまま暗い廃工場の地下へと姿を消していった。




GAME OVER
330名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 06:05:44 ID:zWheyNAU
懐かしいな!
gJ
331名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 06:49:19 ID:T8kDlnnS
二ヶ月守れた俺の下半身の封印が解けられてしまったどうしてくれる乙
332名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 15:48:59 ID:pcydkdsS
道を誤った原点だったなあ、なんて思い返してしまった良い出来
広崎氏は絵を描きつづけていればと
333名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 00:10:19 ID:dhGBQmd8
オンラインゲームのR-18パッチディスクを買ってプレイしたら、ゲーム世界に入ってしまい触手側の戦士にされ、女性キャラを触手で巻きリアルのプレイヤーにもダメージを与えイカすとゲームに引きずり込む能力を得る。

ただ、女性キャラが女性である確率は15%未満である。
334名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 01:28:26 ID:QUyOqQ3R
それはイカせたほうとイカされたほうどっちがより不幸なんだろう
335名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 01:36:46 ID:ESEuCzxq
>>334
引きずり込んだプレイヤーの性別を変更できるパッチプログラム(別途有料)を導入すれば無問題
336名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 01:41:15 ID:iKZtOYGA
男性は触手で入ってくる仕様にしておけ
337名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 02:33:22 ID:iILEk3ln
細触手待ち
338名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 10:10:21 ID:uo/uKhSN
>>336
触手しか居ない世界になるな
339名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 09:38:30 ID:92wy9Xkc
女性ユーザーが多いゲームに侵略戦争だ
340名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:14:22 ID:Jjm6WSyO
329の続きでもう一つ投下。



廃工場の地下に足を踏み入れた途端、薄明りの中に一滴の水音がこだました。
だが、それに続く物音はなく、すぐにあたりは静寂を取り戻す。
上階の荒れ様すらまだましだったと思い知らされる廃墟をかきわけて進み、
防火壁の狭いくぐり戸を何枚も抜けると途端に視界の開ける広場に出る。
そこで彼女は奴の影と対峙する。

・・・

もとは医療メーカーの工場であったのか、荒れ果てた地下倉庫には医療ポッドの残骸が無数に転がっていた。
戦場や災害現場における応急処置を目的に開発された可搬式の緊急治療室とでも言える医療ポッドは
その有効性から瞬く間に世間へ浸透し、技術革新によっていまや簡易的な手術さえ自動でこなすほどに進化していた。

対妖獣特殊警察 A.S.S.P 所属のバイオソルジャーミカコはその医療ポッドの一つに身を横たえていた。
だが、彼女は怪我を負ったわけではない。廃工場の倉庫に足を踏み入れた途端、不意に伸びた医療ポッドのアームに
囚われて無理やりにその中に引きこまれてしまったのだ。

混乱した思考を落ち着かせ状況を把握するころには、シャッターが閉じて視界から光の筋が消えていた。
複数の金属音が続いてポッドがロック状態になったことを伝え、
次の行動を起こしかけた手足が先んじた拘束具に捕らえられて身動きを封じられてしまう。
「直ちに開放しなさい。私は正常です!治療の必要を認めません!!」
明らかに正常でない医療ポッドの様子に、無駄と知りつつミカコはボイスコマンドを叫ぶ。
だが、それを無視して医療ポッドは淡々と起動シーケンスをこなしていく。
初めに青みを帯びた治療灯が燈り、続いて電源を投入されたセンサーディスプレイが闇を照らしだす中、
最後にマジックハンドや注射器をつけた治療用アームが収納状態を解かれて伸び出してくる。
「治療開始。着衣を強制排除します。」
「な!?」
声とともに両脇から治療用アームが伸び、次の瞬間には下着ごと戦闘服のジャケットが引きはだかれてしまう。
予告もなく胸をあらわにされたミカコの動揺など歯牙にもかけず、治療用アームの冷たいマジックハンドが乳房に食い込み、
他人に触れさせた事など無い2つの膨らみを遠慮なしに揉みまくる。
「な、なにを、する、だ、、め、、起動をすぐに中止しなさ、あぅ、」
金属の硬く冷たい感触がミカコの抗議を遮った。苦痛と供に嫌悪として感じられるはずだった刺激が
予想に反し熱を持った疼きとなって脳髄を直撃したのだ。峻烈で直接的な刺激が快楽中枢の中で跳ね回り、
迸った愉悦が電流となって全身を刺し貫く。そのあまりの衝撃にミカコはたまらず腰をよじっていた。
「な、なに、、いまの、、、、」
激流が去った後も余韻が尾を引き、声すらまともに出せない。胸を軽く愛撫されただけで、
息が上がる程によがらされてしまうとは、いくらなんでも敏感すぎる。
「ひっ、いやっ、、」
今度は下のほうから伸びたアームがスカートの上から尻を鷲づかみにした。
まるで暴漢が女を襲うかのようなその動作は無論正常な動作ではない。
そのまま尻をいやらしく揉まれると、子宮を直接触られたかのような錯覚に理性が飛びかけ、
ドロリとした粘液が染み出すのが自分でも分かってしまう。
「な、なんで、戦闘中は、生殖器官の活動は抑制しているはずなのに、」
人間とは違うバイオソルジャーの彼女には生体反応をある程度自由にできる機能が備わっていた。
だが、いまの自分の身体は性的刺激を抑制するどころかむしろ過敏になっている。
「ま、まさか、生体コントロール機能が浸食されてるの!?」
そこまで言って、地下室に踏み入れた時に首筋に滴った粘液に思い当った。
「生体チップ、、、」
ドロリとした粘体はただのオイルや廃液ではなく、有機素子で構成された生体コンピューターだったのだ。
半透明の粘液は内部に論理回路を構成する神経細胞を張り巡せ、そこに膨大な量の電子情報を保持している。
それが触手のように伸びた接続端子を介して首筋からミカコの体内へと送り込まれていたのだ。
投入されたプログラムは神経組織の制御機能を浸食し、ミカコの体に性感帯として設定された”ツボ”に与えられる
刺激を何倍にも増幅していた。
「く、こんなプログラムにすぐに遮断して、、」
ミカコが防御機能を発動して浸食プログラムを駆除しようとした途端、
口にチューブ状のアームが突きこまれる。
341名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:15:19 ID:Jjm6WSyO
「興奮状態ヲ緩和スル為、鎮静剤ヲ投与シマス。」
「ふう、、むぅぅぅ、、、、」
血管のように脈打ったチューブからドロッとした液体が溢れ喉の奥深くへと注がれる。
それが生体チップを含んだゲルであることは明白だった。
首筋から送り込まれるのと同じ淫美な電子パルスの発生源が消化器官の中へとばらまかれ、
子宮や卵巣により近い位置から送り込まれる淫撃がミカコの防御機能の稼働を極端に鈍くさせた。
プログラムの浸透速度が徐々に防御機能を圧倒しミカコの生体機能を浸食しはじめる。
「んぐむぅぅ、はぁ、はぁ、はぁぁ、、」
唇から溢れるほどの粘液を飲まされ漸く解放された時には、研ぎ澄まされていた神経が
すっかりと惚けさせられ、秘め事に期待する甘い雌の情念でとろけさせられていた。
「あ、、あぁ、、」
呻きをもらした唇から粘液の残り汁がだらりと零れ落ちる。
その様はまさに口腔をレイプされた女性のありさまだった。戦闘兵器としての
バイオソルジャーの機能を殆ど無効化され、力なくうなだれるその体がポッドの中で
一回転させられてうつぶせになる。続いて流れたセンサーの声がその意味を彼女に告げた。
「鎮静剤ノ効果ヲ確認。肛門ヘノ追加投与ヲ行イマス。」
「な、そ、そんなのだめぇ!!」
お仕置きされる子供の様に尻を突き上げた姿勢をとらされ、そのままスカートをめくられて
ストッキングを引き裂かれる。捩じれた下着が食い込む尻タブを丸裸にされ、
その谷間にうずくまる鳶色の肛門へ鈍い金属色の注射針が向けられていく。
その様はディスプレイごしにミカコにも見せ付けられた。
「やめ、やめて、そんな、はぁ、んっ!!」
彼女の抗議を黙らせようとでも言うのか、うつぶせの乳房が数を増したアームで揉みしだかれた。
荒々しい愛撫に身を引きつらせ声を詰まらせた肛門に注射針の鋭い痛みが走る。
「ひ、いん、、」
一瞬にしてお灸を据えられたかのような熱がミカコの尻で燃え上がった。
敏感な部分に直接注ぎ込まれた粘液は劇的な効果を発揮し、たちまちの内に尻を背徳の性感帯に変える。
既に飽和状態の防御機構は満足に働かず、空になった注射針が抜かれても熱く火照った肛門は
引きつり締りきらないまま痙攣していた。だが、これはまだ前戯に過ぎない。
深呼吸するかのように口を開きネトネトと息づきはじめた肛門を今度は極太の浣腸器が伺う。
大量の生体ゲルを溢れさせるシリンダーを接続されたチューブが触手のような動きで背後に迫ってくる。
「いや、そ、そんなの入れらたら、、んっくぅぅぅ、、」
肛門に僅かに触れられただけでクリトリスを愛撫されたかのような峻烈な快感が背筋を貫いた。
「だめっ、は、早く、プログラムを排除しない、、と、、ひぃッ、」
絶望的な状況の中ミカコの抵抗は健気にすら見えた。
もともとが妖獣と戦うための兵器として造られた彼女は、成熟した女性の肉体を持ちながら、
性的行為に対する経験が皆無だった。無論それを負い目に感じたこともなかった。
だが、バイオソルジャーの自分には不要と割り切っていたそれが凌辱という形で目の前に迫ってきた時、
深層意識に眠る女としての貞操観念が目を覚まし、”犯される”事に対する強い恐怖と拒絶の感情として
噴き上がってきたのだ。いまの彼女は暴漢の前に操をさらす憐れな乙女に等しい。
ローションをしたたらせ滑光るチューブが正真正銘の処女穴を抉る。
「ひぃあッ!」
窄まったチューブの先端はクスコ状になっていた。菊門を貫いて侵入したところでグンッと頭を広げ、
媚毒におののく肛門を大きく割り開く。その衝撃にミカコは思わず指を握り締めた。
「はぁぁ、いや、、」
眼前のディスプレイに皺が伸びきり限界まで開ききった肛門が大写しになり、
内部の腸壁どころか襞の間に見え隠れする排泄物までがあからさまにされる。
抑えのきかなくなった出口へめがけそれが一気に駆け下りる。
「だめ、出ちゃう、、」
ゾクッとした悪寒に身を震わせてミカコは排泄欲の暴発を覚悟する。
だが、それは限界ギリギリのところで押しとどめられる。
クネとうねった浣腸チューブがその長大な胴体を一気に埋めてきたのだ。
「あぁ、中に入って、いやぁぁぁッ!!」
342名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:15:54 ID:Jjm6WSyO
前の方にすら挿れられたことの無かった腹の中へアブノーマルの後ろの方から異物を突きこまれる。
生まれて初めて味わう挿入感にミカコは絶叫した。
ローションの熱く焼けるような熱で粘膜を抉られ、大きく膨らんだチューブによって
大腸自体がぐいぐいと押し広げられていく。その圧倒的な挿入感に息が詰まって目がくらみ、
腹いっぱいに広がった異物感によって処女の消失を嫌でも自覚する。
さらにチューブの継ぎ目が肛門を通過すると、下半身が跳ね上がり嬌声をあげてしまう。
「はん、はぁぁッ!」
自らあげた声のはしたなさににミカコの心はズタズタに引き裂かれていた。
「あ、、く、苦しい、そんなに深く、、、」
容赦なく蠢くチューブは既に20cm近くも入り込んでいた。
肛門を目一杯広げて少しでも異物感から逃れようとするが気休めにもならない。
挿入の瞬間の妖しい快感は苦悶に変わり、排便とは反対の腹に異物を押し込まれる
圧迫感にミカコは悶絶した。
やがて最奥まで達したチューブがゆっくりと後退を始めると
今度は排泄の後ろめたい愉悦が走って声が漏れる。
「あ、はぁぁ、、」
(こ、こんなので、感じるわけには、、いかない、、)
チューブは抜かれることはなく、再び奥を目指して突きあがってくる。
一度目よりも深く潜り込んだチューブが後退を始めたその時、
覚悟した以上の甘美な刺激が背筋を貫きミカコ自身を驚かせた。
「はぁんっ!!」
直腸への刺激で凝り固まっていた宿便がほぐされ、現実の便意がミックスされて快感が増しているのだ。
(だ、だめ、、どんどん、、すごく、なって、、このままじゃ、)
戦いに身を置く者として封印した筈の女の性。それが無機的な機械による、アブノーマルな肛門への
凌辱によって抉り出され、生々しい実感となって脳裏に蘇ってくる。
暴走した医療ポッドによって犯されているという事実さえミカコの頭から消えかかっていた。
チューブは時折胴体をくねらせ、皺の伸びきった肛門を嬲る事まで始めた。
「ひっ、、はぁっ!!」
対妖獣組織の捜査官ともあろう者が尻でイきそうになっている。
(そ、そんな事、あるわけないッ、、)
わずかに残った理性が自問する。
捩じれたチューブにくねりながらピストンし、腹が破裂しそうな錯覚でミカコを泣き喚めかせる。
だが、その声に嬌声が交じるのを止められない。気持ち良いと感じてしまっているのだ。
衣服を引裂かれ半裸に剥かれた体をアブノーマルなSEXで陵辱される。
「あぁぁ、こ、、こんなの、、、こんなので、、抵抗できない、なんて、、」
乳房を愛撫していたアームが体を離れ凌辱が尻に集中する。
(あ、あぁ、お尻だけでイされちゃう。)
屈辱感をあおる自虐的思考が反響する。A.S.S.P捜査官の立場に恥じぬよう自らを律してきた誇りと、
激務に絶えてきたプライド。それらがズタズタに引裂かれ崩れ落ちていた。
ミカコはなまじ生真面目な性格だけに一度堕ちてしまうとあとは脆かった。
浣腸器の脇から排泄物の吸入管を突きこまれる、その衝撃に素直に歓喜の声をあげる。
すでに限界まで開かれた肛門をさらに押し開いての挿入に快楽を見出していたのだ。
激しく吸引されると抑えようもない排泄感を爆発させ、成す術なくそのすべてを吸引管の中へぶちまける。
「あぁぁ、わ、わたし、も、もらしてる、、」
排便を強要される壮絶な汚辱感すら甘美に感じられていた。頭の中は、眼前に迫った性の頂点、
そこへ打ち上げられる瞬間への期待で一杯になり、それを否定するわずかな理性はもはや風前の灯にすぎない。
プシャっと音を立てて噴き上がった潮がその決壊を知らしめた。
「は、はぁぁぁ、、イ、イクぅぅぅッ!!!」
343名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:16:39 ID:Jjm6WSyO
四つ這いの尻をピンとはねあげ、ミカコは生まれて初めての境地へと達する。
それを追いかけた浣腸器が尻に深く突きたち、絶頂感に貫かれた腹の中に生暖かい液体をぶちまけた。
「いや、、中出しはいや、いやぁぁぁぁぁ!!」
女の絶頂に同調した放出。女体を最も激しい絶頂へ打ち上げる責めを熟知しているかのようだった。
激しい挿入でイった瞬間の最も敏感な粘膜を焼かれ、一瞬我に返ったミカコはさらに一段高く絶頂する。
「はっ、はぁぁぁぁ!!」
なまじ戦闘状態で感覚器を研ぎ澄したままであったためリミッターが働かず、
肉体が受ける愉悦がすべて脳髄に直送されてしまう。あまりの衝撃に視界には閃光が走り、
全身が硬直してまともに悲鳴を漏らすこともできないにもかかわらず、気絶して気を飛ばすことができない。
ミカコは立て続けに訪れる性の昂みの一つ一つを明確に自覚しながらイキ続けた。
「ひぃ、、くぅ、、やぁ、、だ、だめ、、あ、、くぅぅ、、」
パートナーとともに果てた時に得られる至上の至福。女性として最も尊いその瞬間を
最も下劣で醜悪な方法によってもたらされ、その全てを忘れることもできぬよう深く意識に刻み込まれる。
ミカコの処女体はまさに身も心も穢しつくされていた。
無限に続くとも思えた巨大な波が引くと、小さな余韻の波に身を震わせ、
漸くミカコは意識を失う事ができた。



「、ミカコ、、」
熱のこもった吐息と柔らかい肌のぬくもりがミカコの意識を現実へと引き戻す。
うっすらと目をあけた視界に黒髪をなびかせた仲間の顔が飛び込んで来た。
「冴子、、」
はっと身を起こしたミカコはしかしそこで悪夢が終わったわけではないことを思い知らされる。
うつむき加減の仲間の相貌は妖獣の白濁液に穢され滑光り、触手に縛り上げられた全裸の下腹は
不自然に膨らみうごめいていた。
「な、冴子、、くぅ、、」
シャッターは開放されていたが、依然として医療ポッドの拘束具はミカコを離していなかった。
それどころかいつの間にか全裸に剥かれ脚をM字に開かれて、産婦人科の診察を受ける妊婦のような
姿勢をとらされていた。中出しされたゲル粘膜をしたらせる肛門が無様にさらされ、
いまだ処女のままの膣もクスコを挿入されて大きく割り開かれている。
「冴子、、みないで、、」
「うぅ、ミカコ、あ、なた、も、んぅ、動いて、、」
「さ、冴子、あなた、妖獣の子種を!?」
医療ポッドのディスプレイが映す断面図には冴子の子宮に根づいた妖獣の子種がはっきりと映し出されていた。
「あぁ、おっぱい、絞らないで、、」
ポッドの脇から伸びる搾乳器が冴子の乳房から白濁した液体を絞り出すのがみえる。その先に伸びたチューブは
ミカコの股間に埋められたクスコに繋がっていた。
「な、なに、あぁ、冴子の、ミルク、が膣内に、、」
「あぅ、あ、あなたの腹にうつる気なのよ、、は、ひぁっ」
344名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:18:22 ID:Jjm6WSyO
冴子の背後に蠢く触手が尻を貫き腸内になにかの液体を注ぎ込む様がディスプレイに映る。
液体の作用か映像の中の子宮がキュンっとしまった瞬間、閉じかけていた冴子の膣口から2対の触手が飛び出し、
ピンクに充血した膣口をガバッっと押し開いた。
「は、はぁぁぁぁぁ!!」
悶絶し絶叫する冴子の産道を何かがゆっくりと降り始める。映像越しには背を丸めたザリガニのような姿をしたそれが
子宮口をこじ開け、尺取虫のように触手を前後させながら産道を下ってくる。
「ひ、ひぃ、う、うまれ、、あぁぅぅ!!」
無残に割り開かれた女陰から血と愛液と精液をまき散らし、孕まされた異形の子を産み落とさんとしている。
ブレードマスター。かつてそう呼ばれ一刀のもとに数多の妖獣を切り伏せてきた女剣士のあまりにも無残な
なれの果てだった。やがてミカコはその妖獣の目指す先が自分の腹だと悟り心の底から震えあがった。
「い、いや、やめて、冴子、そんなの、産まないで、、」
「あぁ、ミカコ、私の、私たちの子種を預かって、、あぁ産まれ、るッ!」
絶頂した冴子の股間から産み出された妖獣がクスコの上へとボトリと落ちる。
赤黒い甲殻類の殻と無数の触手を生やす妖獣にはまだ臍の緒が繋がっていた。
その生まれたばかりの化け物はすぐに新しい借り腹を求め、丸めた頭をミカコの膣口へと埋めていく。
「いや、入って、、そっちは、そっちの処女だけはあげたく、あぁぁ、いやぁぁ!!」
まずは粘つく触手が、そして続いて突きこまれた頭が処女膜を容赦なく引きちぎり、ミカコの純潔は一瞬で奪われる。
瞬く間に最奥まで達した妖獣は破瓜の痛みに悶絶するミカコの様などお構いなしに子宮口をこじ開けて
その内部へと身を沈めていった。
そして着床の瞬間、妖獣を介して一つに繋がった冴子とミカコの子宮が同時に絶頂する。
「はん、あ、あぁぁぁぁ!!」
「ひぃ、うあぁぁぁッ!!」
知らず唇を重ねた二人はともに妊婦となった乳房を重ね合わせ、腰を擦り付けて互いの体を貪り始めた。
「私の子種、ちゃんと届いた、、、、」
「うん、子供を授かるって、、こんな感じなんだ、、あぁっ、動いてる、、」
触手と拘束具が外され束の間の自由を与えられた女体が艶めかしくくねる。ディープをキスを交わし、
乳首を吸いあって母乳を交換し、そして触手でつながった下半身を前後させ互いの膣を犯しあう。
「あ、あぁ、すごい、、」
「ん、、だめ、冴子、あんまり激しくすると、赤ちゃんが、、、」
「ふふっ、すっかり母親ね、、あう、、イクッ、」
「わ、わたしも、イクッ、、、」
やがて医療ポッドの拘束が再び締り、触手に抱かれた冴子が新たな祖体妖獣の子を孕むために連れ去れると
淫臭にみちた倉庫はもとの静けさを取り戻していった。


GAME OVER
345名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 15:21:37 ID:Jjm6WSyO
以上です。ノリで2話も続いたけど、さすがに隊員全員分はきつそうです。
だが、長官モノではなんか書きたい。黒髪BBA最高。
346名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:19:37 ID:Xp64NWWB
GJッス
このゲームや神楽シリーズは罪が深いw

と友人宅で新作のSRPGプレイ中に意地になっても女性キャラを戦闘不能にさせドン引きされたのがトラウマになった俺が言う
347名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 18:21:24 ID:ULipajI3
GJと言いながら捕手
348名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 22:43:03 ID:fSn2L1bO
>>346
ゼノギアスの体験版で同じ事をやって、同窓会でネタにされ別世界に逃げたくなった1月
349名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:33:22 ID:Tz33AvGR
>>115
みつからないolz もう少しヒントくれ
350名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 05:37:00 ID:z3bboABN
イカ娘(ヘタレ触手攻め)のSSはないものか
351名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 22:27:21 ID:uWRv66kc
115氏ではないが、

>>349
1.pixivにてR-18コンテンツを閲覧可能になるように設定変更した後、
2.検索方法を「タイトル・キャプション」に変更して「ぺルテ」で検索

既にエロ絵を見れているなら2.だけで良いかも
352名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 00:43:44 ID:BxQfivcU
>>351
お気に入りユーザー(非公開
にいれますた
353名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 08:13:43 ID:meJn6MXR
細触手待ち
354名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 17:46:38.70 ID:dXBdWpta
( ? ?? ? )僕と契約して触手になってよ☆
355名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 06:54:49.29 ID:fm/U/L2Z
ボクと契約して魔法少女になってよ
と宣うQBさんの背中やお腹からは触手がいっぱい
356名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 10:54:08.97 ID:pTVSu374
別々に契約した触手と魔法少女をクロスカップリングさせるのか
357名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 18:38:48.11 ID:Q6P8klnR
>>355
デッドスペースの赤さん思い出した
358名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 22:35:57.29 ID:y4Ft8PQX
保存に便利な新ジャンル「乾燥触手」
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/kansou_syokusyu.html
359名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 20:11:35 ID:+LvWE66t
いゃあニョロニョロ語尾につける書き込みがうんと減ってスッキリしたなぁ
微妙に過疎な気もするが、それでもあの書き込みは無い方が良いな
360名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 21:16:05 ID:sv6f24CD
デスパイアって、人間みたいに生殖対象にならない相手(幼女や小中学生)や行為(トイレ等の盗撮)には興味ないんだろうか?
361名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 21:20:32 ID:GuufSAtI
俺はそもそもデスパイアの出典を知りたい。知らないままデスパイア使ったSS書いてたけどね
だれかおしえてよ!
362名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 21:42:30 ID:NsTghTCk
>>361
エロゲーの魔法天使ミサキに出てくる敵役
363名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 23:36:13 ID:GuufSAtI
>>362
ありがとー
ちょっと勉強?してくる
364名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 23:53:11 ID:GuufSAtI
なんか詳しくのってるサイトがなかったぜ
本作やりたいところだけど……、予算がないぜ
オリジナル要素とかいれていいの? ってかオリジナルっていいの?
365名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 01:11:05 ID:bEVBuMPt
そう言われてみると、デスパイアってなんだろう?
366名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 07:45:29 ID:mKwtWZNc
わからなくても、エロくなればいいと思うの
367名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 08:36:55 ID:A7qZNFYv
ミサキを作ってたブランドは解散してるから製品説明がないね
ttp://nexton-net.jp/~rasen/index3.html
368名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 10:04:01 ID:9wbkT//O
何とせちがらい…
しかし名前の響きからして絶望とかそんな感じだな
369名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 16:42:06 ID:R5mDEyza
奇妙な生物と共存し使役すればポケモン
敵対して殺るか犯るかの修羅場になればデスパイア
それくらい自由な枠組み
370名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 21:15:23 ID:tJiD36qN
ゲーム中じゃデスパイアってこの世の絶望とか呼ばれてたような気がする
魔法少女でいうザケンナーとかゆらぎの部類に入るかと思う
まどかマギカの魔女的な存在
371名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 21:17:44 ID:q52IZB4+
デスパイアの生みの親のサイト
ttp://assault.sakura.ne.jp/eternal/
372名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 02:06:05 ID:1y+0+zYZ
敵性生物が妖魔しかいない世界にワールドクロスでエクリプス、ゆらぎ、デスパイアが現れても「新種の妖魔か!」と処理される優しさ
373名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 02:47:51 ID:rN9OJfMz
>>370
天使がデスパイアの元なの?
374名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 06:06:49.98 ID:xZPBJ9Le
11eyesの触手持ちザコに犯される水奈瀬ゆか
375名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 08:41:58.45 ID:ey4ZQNJT
>>373
負の感情を基にしたモンスターと解釈すればおk
376名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 10:31:59.79 ID:rN9OJfMz
>>375
オケ理解
ありがとう
377名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 00:06:39.47 ID:DdtWR0yn
>>364
そんなこと悩むんだったら、別の名前にすればいいだけじゃないかw
378名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 06:40:03.99 ID:2Cw7xBls
クラゲのメガロに犯される魔装少女たち
379名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 09:24:14.42 ID:U/rY+uN5
>>364
このスレは割とフリーダムだからオリジナルで好きにやっていいと思うよ
ただふたなりやスカトロは投下前に注意書きが必要かも
380名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 04:20:58.50 ID:CVwAxuH5
「魔法使い」「オラオラ系」「五本で300円」「阿修羅バスター」「縮れ毛」
読みたいテーマがが纏まらない
381名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 14:57:28.54 ID:lZfsPKFV
久々に盛り上がったなー
382名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 02:39:36.16 ID:a1nP2GRd
サムスいいよね
383名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 21:28:51.11 ID:2Bd2H/dB
うん、サムスいいな
スーツの破損箇所から触手に侵入されて、スーツ着たままで全身グチュグチュに犯されたりとか
それで快楽堕ちして敵の手に落ちて洗脳されて、内部にびっしりと触手を仕込んだ新たなスーツを与えられて
敵の手先としてかつての味方と戦わされるとか
384名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 09:36:24.44 ID:VSnNcO5g
サムスの場合。男かと思ったら実は男装してるだけで女の子に匹敵する、ひん剥く楽しみがあるよね

最初はスーツの乳房部分を破壊して胸を責めつつ隙間からゲル状モンスターが侵入し2穴やクリを弄り媚薬漬けし下半身部分を破壊して挿入
最後にメットを破壊して
385名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 12:21:26.37 ID:P3+1u/XG
ランスチャージ最強な何時も全身甲冑を着ている女将軍が
野営で入浴中に鎧に入りこんだLV1スライムにぐっちょんぐっちょん物語
新兵の頃は軽戦士だった女将軍が全身甲冑を着るようになった理由の亜人討伐の戦火物
そんな想像をした
386名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 17:47:41.23 ID:HkHPefsq
>>342みたいなSS好き
387名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 21:12:56.82 ID:FSr2tP/I
>>383
スライム「な、何だこの柔らかさは…中身超きめぇ!」
388名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 19:42:03.25 ID:8GWhyTnz
おーい、このスレの触手生物ども無事ですか?
389名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 20:31:00.50 ID:Wd2fjtRM
おう、無事ですよ。新潟にいる触手・怪物たちは地震もあったけど、元気なのが多いはずだ
流石に震源に近いほうはちとわからんが
390名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 20:36:04.31 ID:gt0u4Ch0
触手といえば『ゆらぎ』
391名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 20:53:50.36 ID:qr9UEZYF
触手生物に敗北はない
392名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 04:51:25.12 ID:+oMMIzNE
地震がきても津波がきても
俺たちの戦いはこれからニョロ
393名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 11:35:51.48 ID:JwqCS7BL
触手は滅びぬ
何度でも蘇るさ
394名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 04:59:52.03 ID:XDGxODih
津波が全部スライムだったら
395名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 06:53:08.20 ID:mjmf7Csd
ヤプール死すとも超獣は死なず怨念となり必ず、復讐してやる!!並のバイタリティだしね触手って
396名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 10:07:38.83 ID:ydhMtVPx
>>394
変な色して磯臭いっ!
397名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 20:38:39.27 ID:xQuPnZhS
むしろ触手が防波堤となって街を守る





勿論守った報酬は町全体の美少女の貞s(ry
398名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 21:33:00.08 ID:gsbOMwfg
街を守る巨大触手が見えた
399名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 21:37:57.75 ID:nc5USbCT
俺の脳内で、その触手が街を守りきった後倒れてしまった……
400名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 22:17:49.79 ID:WYWpAcxd
それでも少女らは触手の行動を尊く思い触手の死体を使って彼の意思に報いる
その多くの触手一本々に一人の少女…数多の少女たちが同時に達した時…


                 「奇跡が おきたよ」
401名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 00:08:55.72 ID:xQuPnZhS
なんて壮大な触手愛ストーリー・゚・(ノД`)・゚・。









触手「おにゃのこが死ぬとか冗談じゃないにょろ」
402名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 13:32:56.14 ID:BPsnuoLJ
>>394
うぞうぞ動く津波か。余裕で逃げられるな…
403名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 15:14:44.89 ID:wY8X20cO
>>402
呑まれても、服と貞操以外は無事です
404名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 20:00:59.40 ID:NY1+IC8i
山の中の湖で男女が泳いでたら、女がスライムに溶かされちゃって、
男は何とか泳いで岸に逃げて、助かったと思ったら、
津波のように襲いかかってきてブラックアウト・・・

そんな海外ドラマがあった記憶が
405DTO:2011/03/17(木) 01:14:20.20 ID:oJxqloSr
おひさです、いなごの人です。
地震直撃の福島県より、生存報告がてらに一本あげさせていただきます。
406DTO:2011/03/17(木) 01:20:48.42 ID:oJxqloSr
地獣の学園

            ☆トログラダイト(穴居人)☆
地底に住まう小柄な亜人の一種。身長1メートル前後の矮躯と、土を掘るために発達した爪や大きな鼻は
どこかモグラを連想させる。
天然の洞窟や放棄された鉱山などの地下道に生息し、両目は完全に退化している。
顔にはその名残の眼窩状のくぼみが確認できるのみだが、これはただの名残ではなく、表面に
赤外線を感じる感覚細胞が張り巡らされており、光の届かぬ地下の世界でもほぼ問題なく物を「視る」事が出来る。
一応鉱山に残された人間の道具を扱う程度の知能はあるが、いかんせん粗暴かつ陰湿、そして好色な性格のため
他種族とは相いれず、モンスターや害獣の一種として扱われる。
穴居人は一応雌雄が存在するが、どちらかといえば人間やエルフといった他種族の若い女性を犯す事を好む。
これの原因には諸説あり、常に自分らを追いやる文明種族に対する昏いコンプレックスが投影されており、
泣き叫ぶ少女達を凌辱することで溜飲を下げているとも、自分たちよりも若干高い体温の「地上の雌達」が、
熱で物を見る彼らにとって「魅力的」に見えるのだともいわれるが、
(気温変化の少ない地底に住まう彼らの体温は、体温調節機能が付いていない分他の種族より低い)
餌の乏しい地底で生き延びるために、子供を産む雌が少なくなるように出来ているという説も有力である。
(実際、穴居人の雌の発見例は雄と比べ異常に少ない)
                   ◇
今回この生物の被害に遭ったのは、国境付近に設けられた全寮制の女学校である。
元々は大戦時の城塞として作られたこの建物は、四方を堅牢な石積みの壁と堀で囲まれており、
内側から跳ね橋を下ろす以外には入る事も出る事も不可能…のはずであった。
だが、抜け道として作られていた地下通路から、群れが増え過ぎて分化した牡の一団が侵入、
鉄の要塞は一夜にして、逃げ場のない地獄へと変貌した……
407DTO:2011/03/17(木) 01:26:38.47 ID:oJxqloSr
           初等部・アリス・ウェステンラ(人間)の場合
この学校では、地下からわき上がる温泉を利用して、浴場や温水プールに利用している。
そのため体育の授業には夏以外でも水泳の授業があり、今もその最中であった。
そこに、突如なだれ込んで来た穴居人の一団。
……数分も経たないうちに、プールサイドは精臭に満ちたソドムと化していた。

「いぎぃっ!お、おなかが破けちゃうぅぅ!!」
「いやぁぁぁぁ!ママっ、ママぁぁぁぁつ!!」
プールサイドのそこかしこから、穴居人に凌辱される児童の黄色い悲鳴が上がる。
調度水泳の授業だった為、生徒はみな学校指定の紺の水着を付けていたが、いずれも
凌辱者の手により、無残に引き裂かれていた。
鰭の様な耳を持つ水棲人の少女は、地の利を生かす間もなく産まれたままの姿にされ、
前後の穴と口腔に乱暴にペニスを突き込まれていた。
すばしっこいキュケノファロス(犬頭人)の少女は、水中に逃げこんで、
結局泳ぎの達者な穴居人に捕まり、昇降用の梯子を掴んだまま下だけ破りとられて犯された。
細身で色白のエルフの少女は、バナナを剥いたように上だけ白い裸身を晒して、桜色の突起を呼吸と共に
上下させながら、茫然と下からのストロークを受け入れていた……
その中に、一人だけ水着の替わりに体操着を付けていた少女がいた。
彼女も凌辱の惨禍から逃れる事は出来ず、ブルマが器用に菊座から局部にかけて切り裂かれている。
四つ這いの姿勢で長い金髪を床に垂らし、小さな肩を震わせ嗚咽するその秘所からは、
既に何匹もの穴居人に汚された証の、複数の穴居人が放った精と破瓜の血、
そして経血の混じったピンク色の液体が、どろり、と滴り落ちてきた。
早熟な彼女は、生理が来てしまったため、プールに入らず見学していたのだ。
「ひっく、ひっく……出来たぁ…絶対赤ちゃん出来ちゃったよお……」
同級生と同じ苦痛と屈辱に加え、更に望まぬ妊娠の恐怖にもおびえる少女。
だがその嘆きも介さず、更に新たな牡が後ろから少女にのしかかり、複数の体液でヌルヌルに汚されきったその秘所に
無慈悲にいきり立った陽物をねじ込んだ。
「ひむぅっ!」
既に慣れた、いや「慣らされてしまった」異物感が、再び少女の女の子の器官に滑り込む。そのまま乱暴に腰を使い始めた。
犯される屈辱も絶望も、もはや最初ほどには感じない。だがそれと同時に、彼女の身体には新たな絶望が刻まれ始めていた。
「うぷぅっ、あ、あ、あひゃあん。だ、だめぇ、そんな強くされたら、お、おかしくなっちゃうよぉ」
無垢な子供たちにとって未知の感覚である、女体としての機能。
男を受け入れ、歓喜にむせび、そして子を成すその機能を、このような最悪のかたちで無理やり目覚めさせられる。
それはただ傷つけ、屈辱を与えられる以上の理解を超えた恐怖だった。
しばらくして腰の動きが遅くなり、中でパンパンに勃起した穴居人のペニスに限界が迫る。
それと同時に彼女の身体も、絶頂が近いを事を訴える感覚をもよおしていた。
「はぁ、はぁ…ま、また来ちゃう…お腹の中、ビクビクって………何これ…怖いよ…私の身体、変わって…変えられちゃう……」
やがてまだ浅い子宮口に鈴口を押し付けるように、腰を深く突き込んだ状態で動きを止めると、
穴居人は背中を弓の様に反らして、盛大に胎内に精を放った。
ふぴゅっ、ぴゅるるるるる。
少女の胎内に、この一時間足らずの間に何度も味わった熱い感触が流れ込んでくる。
そして、自らの子宮が激しく痙攣し、膨らんでそれを受け入れる感触も。
「いやぁぁぁぁ、もう精子やだぁぁ…もう、エッチしないでぇぇぇぇぇ………」
心より先に身体が快楽に屈しかけながら、なけなしの拒絶をする少女、だが穴居人どもも、妊娠可能な雌が誰なのかは知っている。
このプールに来た一団が全て精を放つまで、彼女の淫獄は終わらないだろう。
そして、その順番を待つ間の慰みに、他の生徒もまた凌辱され続けるのであった。
408DTO:2011/03/17(木) 01:29:29.78 ID:oJxqloSr
           中等部・クナ・バーク(犬頭人)の場合
プールサイドでの凌辱が始まる一時間ほど前。
中等部の運動部員たちが、ラクロスによく似た球技の早朝練習を行おうとしていた。
しかし、彼女達はグラウンドに出る事なくそのまま姿を消す。
更衣室に入った彼女達を待っていたのは、その床下にトンネルを繋げて待ち構えていた
大量の穴居人であった。
無防備な着替えの最中に、不意に襲いかかってきた闖入者に成す術もなく、少女達は彼らの住居へと
連れ去られてしまったのだった……
「くそっ!こんな事してどうする気だっ!ま、まさか………やめろっ、そんな汚らしいモノ近づけるなぁっ!
ひっ……いぎぃぃぃぃぃいっ!!」
手首に木製の粗末な手枷が嵌められて鎖でつるしあげられ、ちょうどバンザイをしながら
尻餅をついた様な体勢で
猫族の亜人であるキャット・ピープル(豹頭人)の少女が、穴居人によって今まさにその純潔を引き裂かれていた。
上半身はなにも身に着けておらず、膨らみかけの胸や、艶めかしい脇のラインを
隠すことも叶わぬまま、スパッツを引き裂いてペニスを突き込まれている。
「んぐぅうぅぅうっ!!あっ、あぁんっ、ち、畜生っ、絶対、絶対殺してやるっ、
ふぁっ、ぁあああぁぁぁっ!」
気丈にも抵抗の言葉を毒づきながら、あたかもその矜持に対する背信の様に、その悲鳴には徐々に
発情した牝のあさましい響きが含まれ始めていた。
他の生徒も大体似たようなもので、ワイシャツに下着だけとか、ユニフォームの上だけとか、着替えかけの格好のまま、
場合によっては器用に拘束具を使って犯されている。
そこは放棄されていた地下通路。頑丈なレンガで壁と床を固められたそこには、ここが軍事施設だった際に
捕虜に対して使われたのであろう、手枷や首輪といった拘束具もまたそのまま残っていた。
その女体と獣の臭いに満ちた淫行地獄の中を、一人の女生徒が四つん這いで這わされていた。
犬の耳と尾を持っている所からみて犬頭人であろうか、セーラー服の様な中等部の制服を着ており、はだけた胸元からは
ピンク色の小さいカップのブラが覗いている。
腰から下は一切付けておらず、尻が丸見えになっていた。
手には豹頭人の少女と同じ手枷が嵌められており、そして皮肉にも、その首には犬さながらに
鉄製の首輪が付けられていた。
その首輪からは太い鎖が後ろに向かって伸びており、その先を握っているのは一匹の穴居人であった。
実はこの穴居人、かねてから犬という物に興味があり、今回の襲撃に乗じて是非一頭手に入れようと思っていたのだった。
しかしこの学園にはせいぜい守衛の手助けをする番犬ぐらいしかおらず、それもここを襲う前に仲間が守衛もろとも
血祭りに上げてしまった為、代わりに犬頭人の少女を犬に見立てて飼ってみたのであった。
当然、少女は激しく抵抗したが、無理やり拘束具を付けて折檻し、とどめに処女を奪ってやるとようやく大人しくなった。
恐怖と絶望にうなだれ、涙を流しながら、少女は穴居人の「犬の散歩」に付き合わされている。
「ひぃっ!」
不意に後ろの穴居人が、少女の左脚を抱え上げるようにして持ち上げ、未だ凌辱の残滓も生々しい割れ目にペニスをあてがった。
どうやら、目の前で揺れる生尻を前にして、再度情欲をもよおしたらしい。
散歩の途中で立ち小便でもするかのような気安さで、穴居人は再度凌辱を開始した。
皮肉にも犬の小便の様な体勢で、無遠慮に貫かれる少女。
「あ、ぁ、あ、だめぇ、もう許してぇ……こんなの嫌ぁ……」
これは暴力に屈しただけ、そう思い込もうとしているかのように、少女は無駄と判っている拒絶の言葉を呟く。
しかし、次第に抽送が激しくなり、尻の肉を打つ音が高くなってゆくにつれ、無残にも少女の矜持は裏切られてゆくのであった。
「ひぁあっ!う、嘘、こんな、こんな奴らのが、気持ちいいはずが、ない、ないんだ、からぁ、あっ、ああぁぁあん!!」
もはや手で身体を支える事すらできず、床に顔を密着させながら雌の快楽に打ち震える少女。
やがて若鮎の様な下腹部をあられも無く痙攣させて気をやりながら、同時に達した穴居人の白濁液を
濡れぼそった蜜壺に注ぎ込まれていくのだった。
409DTO:2011/03/17(木) 01:31:19.64 ID:oJxqloSr
           高等部・ビアトリクス・ユバラ(長耳族)の場合
                  或いは
           図書館司書・イルマ・ニヌルエンダ(エルフ)の場合
ここはこの学園の図書室、それも司書が住み込みで働くための宿直室であった。
だが現在この場所に満ちているのは、到底それに似つかわしいとは言えない。
なぜならそれは、今まさに学園内全てを蹂躙しつつある獣どもの匂い。
それともう一つ、紅く上気した女の肌身から立ち上る、発情した牝の匂いであったからだ。
「あ……がが…あ……あううっ……」
パノティエ(長耳族)特有の長い耳を、髪留めで束ねたセミロングの髪と一緒にてろんと両脇に垂らした女生徒が、
椅子に縛りつけられて、酸素を求めるかの様に必死に口を開閉させながら、大きな丸眼鏡ごしに目を見開いている。
身に着けていたブレザー風の高等部の制服は、左右にはだけられてメロンの様に丸く張った乳房や、
運動より本を読むのが好きな娘特有の、少し肉のついた柔らかそうな腹部を間から曝け出している。
そして、スカートの中に頭を突っ込むようにして、乳飲み子の様に少女の股間に吸いついているのは
例によって、かの畜生共の一体に他ならなかった。
「あわわ……ひゃあっ、あうううううぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!!」
絶頂に達したか、声どころか息をする事すら許さぬほどの激しい痙攣が少女の全身を襲い、椅子の脚をガタガタと揺らす。
それが烈しい性感による物であると認識する事も出来ず、呼気を妨げられた少女の目尻に涙が浮かんだ。
(たしか…朝早く本を返しに来たら…司書さんにお茶をいただいて…
それを飲んでる内になんだか……頭が……ぼーっと……)
少女は霞む意識の中、記憶の糸を懸命にたどる。
一方の穴居人はスカートの中から頭を起こし、ウサギの様な柔毛に覆われたスリットから、処女の愛液に塗れた長い舌を
踊らせるように引き抜き、口腔に納めた。
それが最後の刺激となってか、少女の股間から勢いよく小水がほとばしる。未だ開通が成されていないにもかかわらず、
その割れ目は、独立した生き物のように物欲しげに開閉し脈打っていた。
「ふひゃ……ぁぁぁぁ……」
「あらあら、どうやら紅茶を飲み過ぎちゃったみたいね。ま、すすめたのは私だけど。」
そう言いながら現れたのは、二十代前半から後半ぐらいの、司祭の様にゆったりした長衣を着たエルフの女性である。
少女と似たような丸眼鏡越しから見える顔立ちは、年齢の割には幼く丸っこい、柔和な印象を感じさせる風貌で、
尻に届きそうな豊かな黒髪は、一本の三つ編みにして束ねてあった。
「司……書…さん?」
それは、少女と顔なじみの、この図書館の司書をしている女性……のはずであった。
だが、嫌な顔一つ見せず少女の粗相の後始末をする姿は確かにいつもの優しい彼女と変わらぬようにも見えるが、
その貌に浮かぶ妖艶な笑みは、まるで無垢な子供を弄ぶ淫魔の様な淫さと、黒々とした陥弄の様な底知れぬ危うさを孕んでいた。
「どう?一瞬意識が飛んだでしょ。まだ慣れてないから、ちょっと苦しいかもだけど……でもだぁいじょうぶ、今の反応なら
あなたもすぐヤミツキになっちゃうんだから。」
「何で……こんな事……」
「なぜかって?それはね……」
そう言いかけた辺りで、堅くざらざらした物が互いに擦れ合う重い音が、部屋のあらゆる場所から一斉に響いてくる。
「あ・あ・ああああ……」
そうして石畳や石壁を押しのけ、恐怖におののく少女の目に映ったもの、それは五・六匹程の一団の穴居人の群れであった。
だが、真に少女がその目を疑い、かつ絶望の淵に叩き込まれた物とは。
よく知る人懐っこい笑みを浮かべて、裾をまくりあげた司書の、それまで隠されていた下腹部分。
………ショーツすら穿かず、産まれたままになったそこは既に、産み月を迎えて丸く張り出していた。
「この子たちの、お友達になってほしいの。」
その言葉を聞いた瞬間、少女の恐怖は決壊した。
言葉にならぬ悲鳴があたりにこだまし、そしてゆっくりとかき消えて行った。
410DTO:2011/03/17(木) 01:31:40.45 ID:oJxqloSr
司書……イルマ・ニヌルエンダが、この生物と遭遇したのは、実に3か月前に遡る。
日没後も居残って地下書庫の整理をしていた彼女に、たまたまそこにトンネルを繋げてしまった穴居人が遭遇したのだ。
結果は当然、数匹がかりによる無残な輪姦凌辱であった。
陵辱された事実を報告する事も出来ず、秘密を抱え懊悩にさいなまれるイルマ。
一度は、一人で穴居人の入り口をふさいでしまう事も試みたが、か弱い女の腕一つで成せる事などたかが知れている。
彼女が必死に塞ぎ補強した壁はたやすく破られ、更に日を重ねるたびに新しい入り口まで
作られて、そこから来た穴居人達がまた彼女を犯す。
その度重なる絶望と陵辱、そして、今まで男に触れられた事すらない清い体に、気付かれず眠っていた淫欲の火種が、
この事を別の意味の「秘密」へと変えるのに、さほど時間は要しなかった……
「きゅうぅぅぅぅ!あんっ!はぁぁぁぁぁぁあん!」
もはや椅子から解放された少女が、二匹がかりで抱えられて前後の穴を犯されている。
恐怖で気がふれてしまったか、ペニスを挿す前に入念にほぐしたせいか、それとも紅茶の中に睡眠薬以外に
媚薬でも盛られていたのか、少女は拒絶や恐怖を感じる事も無く、快楽にのめり込み、白痴の様に艶めかしく微笑んでいた。
前の穴を犯している穴居人の腹のあたりを足場に、更にもう一匹の穴居人が立って、少女の大きな胸でもって、ペニスを挟んでしごいていた。
奇妙なオブジェの様に宙に固定された少女の真下には、滴り落ちた精液と愛液が粘液の山となって広がっており、
もう既にかなりの回数犯されていることがうかがえる。
そして、司書のイルマの方にも、新しい動きが見え始めていた。
人間の仔なら、既にいつ生まれてもおかしくない大きさであるにもかかわらず、穴居人は彼女の孕み腹をお構いなしに突きまくっていた。
流石に抱え上げるのは無理と判断したか、床に仰向けに寝かせたイルマの脚をM字に押し開きながら、欲望のままに腰をぶつける。
あぶれた穴居人はイルマの両脇に陣取り、そのたおやかな手指で持って欲棒を慰撫されていた。
「あっ、あっ、あひい…響くぅ、おなかに響いて、赤ちゃん、うまれちゃうぅぅ」
まるで異教の豊穣神の様に、牝と母の両性に喜びむせぶイルマ。
その浅ましい蜜壺から、愛液とも精液とも違う大量の液が一気に吐き出された。
破水したのだ。
「あ・あ・ま、また来るぅぅぅぅぅ!欲しいのぉ、ビクビクおまんこに、ほかほかのザーメンほしいのぉぉ!」
それと時を同じくして、少女が何度目かの絶頂を迎えかけ、ほんの数十分前に生まれて初めて知った精液の味を哀願した。
「いいわ、イキましょっ!私と赤ちゃんと一緒に、たっぷり注いでもらうのぉっ!!」
攻め手側も限界が近いのか、めいめいが腰の速度をあげ始める。
それが功を奏したか、犯されている二人の声が見る間にうわずり、やがて絶頂を訴える物へと変わっていった。
「あ゛〜〜〜〜〜〜〜っ。い・いぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
「あっ、あはぁぁん、赤ちゃんにいっぱい、おちんぽミルクぶっかけてぇぇぇぇぇ!!」
その声に重ねるように、一斉に象牙色の獣欲の滾りをぶちまける畜生共。
『あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
子宮や直腸に広がる熱い感触に、二人は二匹の雌となり、吠えた。
身体に収まりきらなかったペニスからの射精は、眼鏡が汚れて視界が塞がれるのも厭わず顔で受け、口元を汚した分は
いとしげに舌で舐め取り、味わうように舌で転がしたのちに喉をくねらせて嚥下した。
やがて射精直後の痙攣も収まり、すっきりした穴居人がヴァギナやアヌスから肉棒を引き抜くと、イルマの秘裂の中から、
人間のペニス程の大きさの何かが勢いよく零れ落ちた。
大きな鼻と短い手足をもつ、父親の精液にまみれたそれは、ネズミの様な泣き声をあげながら床の上を這いまわる。
そして、その生き物とイルマは、母と子である証の臍の緒で繋がっていた……
「あ・は・はぁ、産まれた、わたしの、みんなの、赤ちゃん……」
未だ萎まぬ腹に、これから産まれて来るモノの胎動を感じながら、イルマは精液まみれのわが子を抱え上げ、そっと頬ずりした。
411DTO:2011/03/17(木) 01:32:55.73 ID:oJxqloSr
                エピローグ
事件発生から十数日後。
ようやく中央から、軍が事態収拾のために到着した。
飛竜部隊が校内に侵入し、内側から跳ね橋を下ろす。
追って入った重装歩兵団が飛竜隊と合流し、いざ校舎内へ……と思った矢先、正門の暗がりから、小さな影がゆっくりと歩いてきた。
すわ穴居人か、と身構える一同。だが、それは怪物ではなく、おぼつかない足取りで目に涙をため、泣きじゃくりながら逃げてきた、
小さな女の子にすぎなかった。
擦り切れたり切り裂かれたりしてぼろぼろになった衣服は、それでもなお初等部の体操着であると判る。
そして、ショーツもブルマも穿けなくなるほど膨らんだ腹の真下は、歩くたびに滴り落ちた羊水で濡れていた。
あまりに凄惨な光景に息をのむ兵士たち。
その目の前で、少女の下腹部から、ずるりと男根に似た何かが滑り落ちた。
臍の緒で繋がったそれは、チュウチュウ鳴きながら短い手足をばたつかせる。
「………ママあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
後を追うように一匹、二匹と産み落とされるソレらを直視すら出来ず、少女は堰を切ったように泣き続けた。

結局、この事件で戻ってこなかった者はそう多くは無かった。
しかし、生徒や教員の大半が陵辱され、その内の少なからぬ数が穴居人の仔を仕込まれていた。
なんとか隠れてやり過ごした者も、極端に暗所を怖がるなどの心因性の症状に悩まされた。
何人かの女生徒は所在が確認できず、掃討し損ねた穴居人に「花嫁」として連れ去られたのだと思われる。
穴居人の地下トンネルは広大である上に常に拡大・延長しており、その中を完全に捜索するのは不可能かつ危険過ぎた。
行方不明者の中には、結果的に穴居人を引き入れる事になった、司書の女性の名もあった。
412DTO:2011/03/17(木) 01:34:16.63 ID:oJxqloSr
                □生物概要□
穴居人はその生態故、他の魔物の様に容易に侵入を防ぐ事が出来ず、また、地下に逃げられてしまえば、
殲滅はほぼ不可能となるなど、対策を練る側としては頭の痛い存在である。
また、土や岩盤を掘り進んで生活しているため、その矮躯に似合わず膂力や戦闘力も高く、単体でも守衛程度の装備では歯が立たず、
女子供などはたやすく組み敷いてしまえるうえ、常に群れで行動するなど、より大型のオーガー等と比しても決して侮れない。
しかし彼らにはいくつかの明確な弱点があり、それらを突く事で退治したり遠ざけたりする事は可能である。
その一つはかれらの「視力」である。前述の通り、彼らには眼球が存在せず、その名残の眼窩に備わった赤外線センサーで
物を視ている。
それは暗闇の中でも餌や仲間、あるいは外敵を探し当てるのに非常に有効なのだが、逆に火の様な高熱源を複数方向に
展開することで、容易に混乱させられるのだ。
ただ、穴居人が現れたり逃げ込んだりするのは洞窟や地下トンネルなどの風通しの悪い閉所である事が多く、
一歩間違えれば、酸欠で逆に返り討ちに遭いかねない為、あくまで地上に出てきた集団に、逃げ道を塞いだ上で使うのがセオリーである。
もう一つは「音」で、彼らはある種の周波数の音を忌避するため、一日に数回それを鳴らすことで、半周3kmの範囲から、
ほぼ完璧に排除できる。
この音は、錫9:銀1の比率の合金で作った半鐘を鳴らすことで発する事ができ、鉱山などの地下道のある地域では、必ず備え付けられていた。
今回の発端となった城塞時代の地下道にも、おそらくは備え付けられていたと思われ、もしも学園が地下道の存在自体を失念していなければ
今回の事件は未然に防げたかもしれない。
413名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 02:53:23.60 ID:bg8bo7hA
GJ!!
&御無事で何よりです

色々大変でしょうが、頑張ってください!
414名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 07:36:35.92 ID:93xRoGlU
GJ&生きててよかった!
大変だと思うけど、マジ頑張ってくれ。
415名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 18:13:01.56 ID:OE/7KeRI
なっ、なんてこった…!
ティッシュが切れてるこのタイミングで、よりにもよってマユ投下だとッ!?






・・・あざとい台詞吐きながらも、ワクテカ止まりません(0゚・∀・)
416名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 18:24:37.58 ID:OE/7KeRI
すまん。上のは無視してくれ。
417名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 18:42:50.40 ID:N80HR38D
たまにネタ被るからって、間違えちゃいかんw
418名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 19:09:17.76 ID:+JhSkycM
どういうことなの
とりあえず乙!
419名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 19:09:30.33 ID:+JhSkycM
あげてもうた
420名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 19:16:46.55 ID:K8KxFdqL
どっちにも住んでる身として、何を間違えたのか暫くわからなかった
421名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 14:29:40.64 ID:owOtIBPY
なんであっちのスレと被るアレを登場させてしまうのか・・・
わけがわからないよ(今も書いてるけど)
422名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 15:09:47.57 ID:CKmpJu9h
423名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 01:48:19.40 ID:NOv7CJ78
ナツメはもうこっちじゃ更新せえへんのか?
424名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 04:23:00.71 ID:wO+2rvLo
あっちで更新しているのに(まだ以前の話までは追いついていないけど)、何か問題があるのか?
425名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 11:02:16.53 ID:GgPfiDSP
あっちってどこだ
426名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 11:19:07.60 ID:OHgxHKr6
右だ
427名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 17:32:31.53 ID:r+evAS2Z
>>423
まあ、そーゆーのは本人に直接
428名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 20:41:27.62 ID:725AfqY7
続きこねーなと思ったら別のところで書いてたのか
ググったらすぐ見つかったわ
429名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 22:05:08.08 ID:G1iFWYyi
リメイク?内容結構変わってるの?
つか向こうの保管庫機能してなくね?
430名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 01:41:52.59 ID:0qHHeyhF
向こうで聞けよ
431名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 12:05:33.95 ID:KpYwjr0/
デジモン式で言うホエーモン(成熟期)とホエーモン(完全体)が存在するみたいに
触手にもパッと見の見た目は同じでも生息地の環境や生態系により能力・ランクや最淫性の体液(媚薬)の濃度がケタ違いに増大する場合もあり
未開の地ほど触手の知性も発達しておらず性質は凶暴かつ残忍で最弱の触手の同型と甘く見て2師団相当の部隊が全員、犯し殺され壊滅と言う大惨事も
なんて妄想した事がある
432名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 13:20:59.69 ID:GUEh+B3Q
>>431
期待していいんだよな?
433名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 13:45:35.68 ID:WQ237BVs
>>431
お前が妙な期待はするなと言おうと問題なく全裸待機
434名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 03:27:34.80 ID:ucABocM1
ジブリール新作が戦国天使の次は実写映画化…
世界は何処へ向かっているんだ…?
435名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 08:20:46.52 ID:ne5i/aKO
>>434
今日は何日でしょう?
436名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 08:43:24.85 ID:xTtb34PJ
エイプリルフールか

信じかけたw
437名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 09:36:06.62 ID:ucABocM1
>>435
(´・ω・`)
438名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 18:40:45.50 ID:VDEEBo9p
敵国との戦争中に敵国の奇襲部隊をニョロって首都を守り戦争に勝利をもたらし
神獣兼貴重で目減りしないタンパク源となった触手伝説
439名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 05:39:04.76 ID:WtjGfJoi
村や町、旅人を襲う→淫獣・バケモノ
>>438のような救国の英雄→神獣
440名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 11:29:20.57 ID:aJmj+f4f
>>438
触手さまが御神体か……胸が熱くなるし、国民は下半身が熱くなるな。
441名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 18:10:44.34 ID:oaN9/5dU
キーワード:閉鎖的な村落、キャンプ、ホッケーマスク、拉致、宗教団体、製薬会社、御神体、異界、実験、退魔組織、颯爽輪姦、戦力の逐次投入、始まりの終わりED
そんな夢を見た。
442名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 00:20:57.79 ID:lJQO20Hf
颯爽輪姦ww
触手とアプリボワゼか…胸熱
443名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 09:33:24.80 ID:KbHMbFSq
>>441
戦力を過小評価して1ラウンド終わったら増援で各個撃破され、Sランク投入する頃にはユーラシアの半分を埋めつくす耐性持ちの大群

そんなオルタパレード展開ですね
444名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:32:55.70 ID:nfNBplib
版権もおkとのことだったので、逆転裁判っつーゲームのキャラが犯されるSS投下します。
原作は触手と何も関係ないんですが


*****


 それが何だったのか、考えてはいけない。考えるだけ無駄な話だからだ。それが何もので
あるにせよそれはこの場所に“居た”し、それがどのような原理で行動しているにせよ
それは“そのように行動した”のだし、“誰が悪いのか”という話になれば結局はお定まり
の“誰も悪くはないが運が悪かった”という話に落とし込むしかないのであり──つまり。
「──、……っ、ひ、……や……」
 宝月巴という名の女性が、大体成人男性をやや超える程度の体長の、無数の指のない腕
だか足だかそして壁や天井に貼りつくための植物の蔓を思わせる器官を持つ生白いぶよぶよ
とした肉塊──ひと言で表すならば、触手、に捕獲され、恐怖の余り腰の抜けた身体を
引きずられているのは。つまりは“運が悪かった”からだった。

 抵抗する気、というものは、彼女の頭から根こそぎ奪われていた。それの異形を見た
瞬間まず恐怖と嫌悪が先に立ち、足首を掴んで引き倒された時点でパニックになった。
 床に打ちつけた腰の痛みと、ストッキング越しに感じる肉塊のぐじゅぐじゅした表皮と
蠢く分厚い肉に混乱したまま動けなくなる。
 かちかち鳴る己が歯の音を聞きながら、巴は力なく投げ出した自分の両脚から膝頭を
登り太腿へと這い伝おうとする肉塊を唯喘ぎ見ている。白い額に栗色の髪の毛が落ちて
貼りつく。首に巻いた赤いマフラーも、持ち主と同じく力なく垂れ下がる。
 地方検事局主席検事という重職に就いていることもあり、普段は怜悧な、冷たささえ
感じさせる容貌なのだが、今の彼女にその面影はない。理解の範疇を越えた現実に怯え
混乱する女がいるだけだ。
 それでも何とかして逃げようと後ろ手に手を突きにじるのだが、触手の方が速い。
 故意にか偶然にか、スカートを捲りあげる格好で触手は進む。日に当たらない肌色の、
太り過ぎたなめくじのような肉塊が女の身体を這う。
 脚を覆うストッキングが、よじれ皺だらけのスカートが、肉塊から滲む粘液を吸って
どろりと重く肌にまとわりつく。強烈な腐敗臭に巴の乾ききった喉から空えづきが洩れた。
 ぴ、と。小さな音がして、巴の身体が強張り跳ねる。重量のある肉塊はびくともしない
が、巴の動作は目的あってのものではなく唯の反射に過ぎなかった。
 ぴりぴり化繊の弾ける音を立て、柔らかい触手の何処か硬い部分に引っかかけられた
ストッキングが破れる。剥き出しになった肌は肉塊で覆われあっという間に見えなくなる。
肌に直接沁み込む粘液は、腐った果実から零れる腐汁のように、微かなぬくみを持って
いた。
「──ッ?! っひ──!」
 触手が巴の身体を登る。ゆっくりと、のたのたと。鈍重な動きは知性の低いイキモノの
それで、恐怖するのは巴がニンゲンだからだろう。
 意図が見えない。
 このイキモノの、理由が見えない。
 巴を捕縛し身体を這うのは何故か。このイキモノは、例えば巴を──考えたくはないが
──“敵”とみなし殺そうとしているのか。例えば──もっと考えたくはないが──
食べようと、しているのか。はたまた単にこのイキモノの進む方向に巴がいて道代わりに
這っているだけなのか──全く分からない。
445名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:33:57.65 ID:nfNBplib
 分からない、ということは、恐い。
 恐怖と生理的嫌悪感とで巴は動けない。
 これも、おかしかった。
 確かに恐い。確かにおぞましい。けれど、例えば。どうにかして振り払うとか、その
努力だけでもするとか、助けを求めて声を上げる、とか。そういった行動が取れても良い
筈だった。
 なのに出来ない。
 何故か、出来ない。
 涙を滲ませ首を横に振るだけで、他に何も出来ない。
 何が起こっているのか分からない。──“分からない”ということは、恐ろしい。
 触手の頭が巴の下腹部に乗る。ずるりと進む。足のない身を尺取り虫のようにたわめ
緩ませ、上へ、上へ。
 巴は悲鳴を上げた。
 ジャケットの内側に潜り込む肉塊の感触に総毛立ち、ボタンを留めたままで限りのある
隙間に無理矢理潜り込んでくる肉に圧迫され息を詰まらせる。触手は薄いインナーを滑り
粘液を撒き散らし身をよじらせて突き進む。ジャケットの生地がみちみちと軋み、巴の
鳩尾付近は強く押し潰された。
 か、は、と、呼吸の切れ端が震える唇から洩れて、視界がぐらつき。
 ボタン糸の千切れる音と共に苦しさから解放された。
 それは同時に触手の進行を妨げるものがなくなったということでもあった。
 必死で息つく巴の鼻先をむっとする腐敗臭が殴打し。
「──、」
 触手の先端が、巴の目の前にあった。
 それは生白い、不健康な肌の色をしていた。太り過ぎたナメクジか、血をたらふく吸った
蛭のようなフォルム。肉は自重で垂れ下がるほどに柔らかく、表面から浸み出す粘液で
とろとろと光っている。先端の中心が少しだけ窄まっていて、穴が開いているようだった。
その穴からも体液がとめどなく溢れている。強いにおいも。重苦しいにおいはその穴から
していた。
 におい。
 腐敗臭、と、最初は思った。けれど例えば肉の腐る際の刺激を伴ったものではなく、
もっと重い、甘い、果物が腐る時のような、甘い、唯甘い、暴力的なまでに甘い、鼻腔を
突きぬけて脳そのものを侵すような、甘い匂いが目の前の触手からはしていた。
(──)
 巴の脳は。それを、“いいにおい”と捉えた。
 巴は陶然とする。半開きの唇に微かに上気した頬に“いいにおい”の元凶が擦りつけられ
半透明の体液で汚されるまで陶酔は続いた。
 触手と頬との間に粘る糸が引かれ落ちて、ようやっと我に返る。
 目を見開き思わず身を引く巴。だが、
「な──や、嫌──!」
 足が、腰が腕が動かせない。足と腰はまだ分かる。肉塊がべたりと乗っているからだ。
しかし腕は。
 巴の。床に突いた両の手は、何時の間にか伸びていた触手に絡め取られていた。外そうと
身をよじるが、体勢と妙に力の入らない身体のせいで全く効果がない。どころか這い伸びる
細い触手にジャケットを引きずり落とされる。剥き出しになった肩はがたがたと震えて
いた。
446名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:34:25.76 ID:nfNBplib
 悲鳴。
 肉塊に隠れて見えない足におぞましい感触が絡みつく。柔らかくぬめって力強い、身体
を縛めるものとは別の触手らしかった。
 感触は巴の両の足の間を縫うようにして這う。膝のくぼみをなぞられた瞬間、「や──
何──」ぞくりとした寒気が生まれ、粘液まみれの表皮と内腿が擦り合わされるとその
寒気は一層強くなった。
 寒気から逃げようと足に力を込める。込めようとする。動かない。思い通りにならない
身体に恐怖と混乱ばかりが募る。寒気は今や足から腹の辺りまで拡がっていた。
 否。
 巴は何度も首を横に振る。
 否。これは寒気ではない。脚を震わせ下腹部を、腹の奥を疼かせる熱を何と呼ぶのか、
巴は知っている。
 巴は激しく首を横に振る。熱に潤む瞳には否定してしきれない色がある。
 違う。
 そんなわけがない。
 荒くなる呼吸も気道の中程が堰き止められる錯覚も速くなる鼓動も全身を巡る血が熱く
なるのも腰から下がぐずぐずに崩れて動けないのもそれなのに触手が這うごとに痺れる
ような刺激が腹の奥へと走るのも──「ちが、そんなわけが──! ッ、や、あ──ッ!」
 言葉を重ねての否定は、見えない触手が濡れきった下着を掻き分け蕩けひくつく部位に
触れたことでカンタンに瓦解した。
 ぐちゃり、と、音。
 濡れた肉と肉との間を進む重くぬめる音。
 巴の背が仰け反った。鋭い寒気に似た快楽が秘所から下腹部、背骨を抜けて肺腑から息
を押し出す。
 甘ったるい嬌声に、涙を溜めた目が限界まで見開かれる。洩れた声を誰よりも信じられず
にいるのは巴自身だった。
 触手は入り口でのたくる。先端を潜り込ませようと躍起になっているようなのだが、
いかんせん触手の肉は女の肉を貫くには柔らか過ぎて、熱く膨れた粘膜を擦ることにしか
なっていない。
 そんなもの、必死で快楽を否定しようとする巴には何の慰めにもならないが。
 ぐちゅ、と、触手が僅かに引かれる。
 ああ諦めたのか──安堵と、微かな、認めたくはないが落胆の気持ちに巴の眉が切なげ
に寄り。
「?! う、あ、ああッ──?!」
 入り口を割りゆっくりと侵入するナニかに顎を反らせた。
 巴からは見えなかったが、それも触手の一部だった。ぶよぶよとした肉塊の中に、管が
通っている。管は周囲の肉と比べると多少の硬度と柔軟性を持っているらしく、肉塊の中
から薄い肉と粘液を纏いつかせてもごりと鎌首をもたげ立ち上がり。巴のナカへと先端を
潜らせたのだ。
 管の直径はそれほどでもない。纏う肉を合わせても小指の太さあるかないかだろう。
つるりとした表面は重なる襞の隙間をちゅぷちゅぷと潜ってゆく。
 最悪だった。
447名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:34:56.03 ID:nfNBplib
 犯される。女性としては最悪の事態のひとつだ。ワケの分からないモノに捕まる。人生
でそうそうあることではない嫌なことだ。ワケの分からないモノに捕まって抵抗の術も
無く犯される。いっそ正気なぞ手放してしまいたいくらいに受け入れ難い事態だ。しかも、
嫌なのに、犯されているのに、「──う──そ──」入ってくる触手の細さに、物足りなさ
を、感じて。「私──そんな、」無意識に腰をくねらそうとしている自身に気づいたと
あっては。
 巴の目が焦点を結ばなくなる。甘い腐敗臭から、下腹部の疼きから、この“現実”から
逃れるため意識が散漫になる。

 一方。肉塊はといえば、獲物の様子に頓着した気配は微塵もなかった。力を失い重みを
増した女の身体も、うわ言を呟く唇も、異形であるそれには興味の対象となり得なかった
のだろう。
 侵入させた触手が、狭い場所に行き当たり、こつんと先端をぶつける。女の脚がぴくり
と跳ねる。いちばん奥、というわけではなかった。きゅうきゅうと絡む襞が触手で割り開く
には困難な様相となっていたからだった。
 こつん、こつん、と触手は先端で道を探る。女の身体が揺れる。跳ねる。触手を包み
潰すように襞が絡み、二種の体液が混ざり溢れる。
 ここが限界、と。肉塊は悟ったらしかった。
 今の機能ではここが限界。と。
 だから。異形は次の行動に移った。
 肉塊の表面にぼこりと瘤が生まれる。幼児の拳ほどの大きさの肉の塊は本体の上もぞもぞ
震え。沈む。
 と思えばまた表面に現れた。但し位置が異なる。最初生まれた場所から瘤はその身ひとつ分
の距離を移動していた。
 また沈む。また現れる。ピストンで押し出されるかのように、瘤は本体である肉塊の上
を目的地目指して這いにじる。
 そうして辿り着いたのは、一本の、長く伸びた触手の根元。触手に犯されひくつく濡れた
肉のほど近くだった。
 瘤が沈む。触手が二三度くねる。女はワケも分からぬまま喘いで蜜を零す。瘤が現れる。
細い触手の、女に潜っていない部分が表皮をはちきれんばかりに膨らませる。小さな瘤だ。
女の手でも握れる程度の少量の肉だ。その小さな肉の塊は小指程度の太さの触手に不格好
にぶら下がり。
 もごり。移動した。
 女のナカへ。触手を伝い、やわらかい肉の塊を押し込んだ。

「──?!」
 新しい刺激に巴の意識は無理矢理引き戻される。浅い快楽に疼いていた場所に、膣口を
広げ入ってくるモノがある。何かは分からない。巴からは見えない。
 と。巴の上に乗っていた触手がずるりと落ちた。おそらくは退いてもこの獲物を逃がす
ことはないと踏んだのだろう。必然触手に遮られていた巴の視界も広くなる。首を傾ければ
今自分の下肢でナニが行われているのかもしっかり見えるようになる。
 悲鳴は上がらなかった。上がったのは泣きじゃくるような嬌声だった。
 巴の、どろどろに蕩け開き触手を咥え込んだ秘所に、ぶよぶよとした生白い肉の瘤が
押し込まれる。異形の大部分と同様に瘤も柔らかい。自身の力だけでは女のナカに押し入る
ことは叶わない。
448名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:35:29.60 ID:nfNBplib
 しかし。その瘤が強い力で押し出され、触手という道に沿って進むのであれば。更に
ひとつの瘤の後ろから別の瘤が幾つも幾つも連なり押され、後ろに戻らぬよう絶え間なく
押し込んでくるのであれば。女のナカへと割って這入るには充分だった。
「か、っは」
 巴の秘所は、柔らかな瘤を受け入れる。じらされきった襞が瘤へ絡み瘤は耐え切れず
押し潰され、巻き込まれてぐじゅりと粘液を吐き出す。ぬるい、ひりつくような刺激が
生まれ、巴の身体は快楽と物足りなさとに震える。しかしそれだけでは終わらず次の瘤が、
次の肉が胎に押し込まれ、徐々に版図を広げてゆく。横だけではなく、奥にも。触手では
届かなかった場所にまで肉をぐいぐいと進めようとする。
「ん、っく、あ、あ、」
 巴の割り開かれた太腿がとろりと光る。肉塊の粘液と、巴自身の汗と、秘所から溢れる
愛液を吸って、ストッキングの残骸が重く揺れた。
「あ──ひっ! や、今、の、な──や──!」
 巴の声が高くなる。腰が跳ねる。
 幾つ目からだったか。瘤の様相が少しだけ変化していた。滑らかに丸かったはずの表面
が大小様々の突起に覆われたものへ変わっている。規則性はなく、大きさは目でようやっと
見えるサイズのものから小指の爪ほどのものまで。存在する場所も、ぽつぽつとひとつ
ふたつ付いていたり、かと思えばびっしりと密集していたり。
 共通しているのは、突起が全てある程度の硬度を備えていた、ということだった。
 硬い、といっても金属や木材の硬さではなく、せいぜいが指にできたタコ程度であろう
が。問題は、その程度のカタさのものが、しかも複数、蕩けきり敏感になった性器へ挿入
され、充血し僅かな刺激にも反応するようになった内壁へ擦りつけられるとどうなるか、
という話で。
 答えとしては。腹の内側から生まれた快楽に身をよじりあられもない嬌声をあげる。と
いったものだろうか。
 気持ち好かった。敏感な膣内は水気の多過ぎる海綿体──あくまで、ようなもの、では
あるが──で摩擦の痛みを完全に消した状態で押し広げられ、ぐにぐにと移動する瘤は
熟れきった襞を優しくしかし圧倒的な質量で擦り、物足りなさに喘げば硬い突起が弱い
部分を刺激する。
「ひっ! あ、いや、やあっ! あ、う、ああああっ!」
 悶える巴のナカへ、肉は間断なく送り込まれる。みちみちと拡がる孔口から垣間見える
肉の量は、明らかに限度ぎりぎりだった。
 舌を突き出し短い呼吸を繰り返す巴のまなじりから涙が零れる。痛み、からではない。
少しでも痛むのならば、こんな目尻を下げ蕩けた表情はしない。
 もごり。肉塊が蠢く。瘤を送るのを一旦止めて、もごり、もごりと身を動かす。巴の
ナカに入った肉も、ぐちゃり、ぐちゃりと移動する。肉瘤についた突起も巴のナカを移動
し襞を引っかく。
 ごつん。と、巴のナカで突起同士がぶつかった。硬いふたつの突起物は寄せ上げられ巴
の内側に押しつけられ。水泡を潰したときのように。薄皮を破り膿を飛び散らせた。
「  」
 膿の──膿? それとも別の種類の体液?──熱い、濃い液体が、粘膜に、触れた瞬間。
「  」
 巴は。
 背を反らせ。脚を反らせ。
 今まで聞いたことのないような叫びを上げ自分の胎が激しく収縮するのを感じた。
449名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:36:18.35 ID:nfNBplib
 突起の潰れた場所を爆発的な熱が、快楽が突き刺す。「あぐ、ひ、い、ぎひいいいッ!」
蠕動する肉塊がキモチイイところをねとつくカラダで擦り快楽を神経にすり込む。「やめ、
やめでええッ! や、あ、あ゛あ゛あ゛あ゛ッ──!」胎内の別の場所でも同じことが
起こっていた。ぶちゅ、と突起が潰れ熱い飛沫が降りかり灼けるような快さで殴打される。
「いや゛、いや゛ああああッ、────?!」
 収縮の圧で肉瘤が押し出される。
 瘤には大きめの突起がついていた。その突起はねじれる肉につれ踊り、丁度巴の、真っ赤
に膨れた秘芯とぶつかり。破れて、ねとりとした中身をぶちまけ、やわらかな肉瘤で包み
潰した。
「    、ッ、あ゛──」
 快楽が、巴の脳の許容を超える。
 巴は。複数種類の分泌液を溢れさせ、滑稽なほどみじめな姿勢で、絶頂を迎えた。
「あ」
 頂きは終わりとイコールではない。
「 、っか、は、あ゛、あ゛、あ゛、」
 肉塊が激しく蠕動する。巴の両腕を掴む触手が動き、びくびくと痙攣する背中を押す。
巴は肉をまとう触手を咥え込んだままに、肉塊へと覆い被さる姿勢をとらされる。肉塊は
動きを緩めず、思考を奪う甘い腐敗臭も甘い薫りを濃縮したかのような粘液の放出も止めず、
女の身体をベッド代わりに受け止める。
 ベッドの、否、肉塊の一部が盛り上がる。薄い皮を透けるまでに押し上げるのは、太い
管と、管に繋がる何かの内臓めいたものだった。
 臓物が膨れる。風船を膨らます子どもの頬を思わせる。
 刹那の間を置き。
 それは放たれた。
 臓物から管へと勢いよく噴き出されたのは濃い粘度を持つ体液だった。固体にほど近い
ソレが管を通り抜け。
 巴に潜る、触手の細い管へと殺到した。
 触手がねじれる。自らの許容量と明らかに釣り合っていない暴虐的な量の体液に身を内側
から軋ませ、壊れる前にと恐ろしい勢いで体液をその発射口から吐き出した。
 体液を注がれ膨れあがる触手を。触手の動きを。突き上げる剛力でブチ撒けられる、
特濃の媚液を。全て受け止めたのは、気も狂わんばかりに悶えるオンナのカラダだった。

 巴の耳にもう音は届かない。獣じみた自らの嬌声ばかりが鼓膜を聾する。
 巴の目にもう色は映らない。唯々まっしろな光だけが視界を覆い尽くす。
 巴の心は。快楽に焼き尽くされた、“宝月巴”は──。

(おとうさ、ん……おかあ、さん……)
 ずっと昔に喪った両親を呼ぶ。霞んだ脳裏に姿もおぼろな両親を見る。
(……あかね)
 たった一人の肉親の名を呼ぶ。自分がいなくなればたった独り残される妹の名を呼ぶ。
此処にいるのが自分で、異形に犯されているのが自分だけで、残されるのが自分でなくて
良かった。そう思う。
(……)
 束の間の逡巡があった。
 女のナカを触手が掻き回し、かぼそい喘ぎが洩れる。発するはずだった思考を切り裂く。
「……、……」
 それでも彼女は。途切れ途切れにその名を呟き──虚ろに目を閉じた。


*****


おしまい。
450名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 11:45:57.86 ID:rr0v39WF
GJ

しかし何故逆裁、さらに言えば巴なんだ
451名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 12:15:13.26 ID:UnF21mIO
GJ
エロくて素晴らしい
452名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 11:39:18.65 ID:EA1tpcuc
デジモンで言うリリモンやライラモンみたいな花の妖精が触手に捕まって
バキューム系の吸引触手で甘い体液を吸われ枯れるまで責められてる夢を見た事がある
矛先が2体目の妖精に向いて妖精が私、まだ死にたくないみたいに泣いてる場面で目が覚めたけど
453名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 12:07:26.64 ID:N/PiI344
乙乙
エンジェウーモンで抜いたのが初めてです
454名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 07:29:45.25 ID:3GZJ47wE
エンジェウーモンと言えば。ディアボロモンの逆襲で狙われたのはエンジェウーモンと言うかヒカリで
核ミサイルすら容易く誤射させるディアボロモンの力でデータを書き換えられ性的に淫乱な身体にされヒカリ共々、ディアボロモンの手に落ち
ヒカリは陵辱された上でディアボロモンに取り込まれD3を介したゲートを開く生体コアに
エンジェウーモンは暇つぶしの玩具にされ飽きられた後はクラモン軍団に弄ばれ
な妄想した事がある
455名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 16:50:27.54 ID:UgtkpefY
>>454
よし、文章化するんだ
456名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 17:08:13.51 ID:dStskMAH
>>454
洗面器に顔つけて待ってる
457名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 11:42:20.89 ID:X8mV4FkX
どうでもいい質問かもしれないが、針触手が媚薬を注入するとして、
タイミングはどこがいいのだろうか。

@拘束してすぐに問答無用で
Aある程度触手による愛撫が行われて、嫌悪と快感が入り乱れ始めた時点
B挿入後、破瓜の痛みで苦しむ女の子を救うかのごとく
C何度か絶頂に追いやってもまだ堕ちない女の子を堕とすトドメとして
D堕ちた後の駄目押し、もうまともな人間には戻れなくなっちゃう的な
Eそもそも媚薬的なのはいらね
458名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 11:47:08.24 ID:HdaTliR1
作品の長さによるかなあ
短い作品なら最初のほうだし、
長いなら最後にトドメを指すほうがいい感じだと思う
459名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 14:56:16.14 ID:pmOiM7Oz
@かCだな。両方でも可だが
460名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 18:34:34.73 ID:Ieg1BtOF
正直どのタイミングでもいける
461名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 18:35:45.57 ID:YhcrOGM9
書き手の入れやすいタイミングじゃないかなあ、やっぱり
己の触手の為すがままにお願いします
462名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 19:59:20.00 ID:AKBCvTkN
人妻エルフが興味本位で森の奥に→触手に捕まり凌辱される→最初は嫌悪感しかないけど途中で完全に堕ちて触手を求めるように→母乳垂れ流しながら触手の子を孕んでは出産し続ける

とか考えた。
みそ汁美味しいよね
463名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 20:19:48.88 ID:YhcrOGM9
10kb使うくせにエロなしプロローグができたけど、やっぱエロが入ったのと同時投下のがいいですかね
464名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 20:43:51.74 ID:G8d5cR/2
>>457
6.媚薬は萎える
465名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 23:30:08.74 ID:/NiSSHCc
>>457
7.そんな事言う前に思いつきで投下汁!
466名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 01:04:52.35 ID:wvrPzjIb
>>463
可という住人も多いかも。
個人的にはプロローグだけ書かれてフェードアウトされると残念だから最初のエロシーンまでは書いて欲しいが
467名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 02:10:15.66 ID:Emc+anbC
>>458-461,464-465
回答ありがとう。結構好みはバラバラなのかぁ。
とにかく書かなきゃな…。
468 忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/04/24(日) 09:45:08.10 ID:kcXuf7l3
ほぐさずに入れて苦痛で呻いているところにやるのも好きだな
469名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 10:46:16.47 ID:bYh7k6Do
「媚薬?
 さっきのは水だぜw」
みたいなのは駄目ですか?
470名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 10:57:57.77 ID:H/cmjoZo
ククク、よーくほぐしてやったぜ。おっと挿さってるこいつもとってやらないとな。

鮭フレークうまー。
471名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 11:43:33.39 ID:Nu+ygZIs
幻術使いなヒロインが幻術を巧みに使い触手をメッタ斬りにして蹴散らしてるが。
しかし現実は触手の幻覚を見せる媚薬に毒されヒロインの方が穴と言う穴をメッタ刺しにされ屈していた
472名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 12:21:00.62 ID:Lm7cNr5S
>>471
いいな。それでss書いてくれ。
473名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 12:53:27.07 ID:bxDOpwE7
「なぜだァァァ なぜ死なねエェェ」
「お前は死にすら値しない」

こうですか!? わかりません><
474名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 22:24:18.79 ID:J41zG0GS
触手にも、産卵期と言うものがある。
長き冬を越えた春の頭の時期が、丁度その産卵期にあたるのだ。
触手は産卵期になると、まず自らの縄張りにある、特に果実がなる木や花の近くに移動し、周囲の植物に紛れる。
なお、卵を生み付ける母体はエルフの経産婦が最良であるとされている。
エルフは寿命が長くまた快楽に弱いため、容易く堕ち、更にその後何年かにも渡り母体とすることが出来るためである。
また経産婦が良いのは、無論のこと破瓜の痛みを知らせずに直接快楽漬けに出来ることと、何より母体としての役割を果たせることが確実なためでもあるのだ。

――――さて。
丁度季節は春の盛り、触手たちも産卵期の真っ只中である。
実際に触手の産卵の様子の映像を手に入れてきたため、それを見て戴きたい。
では、再生を始めよう。



こんな話を考えたが、続きはいるんかね?
475名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 22:25:34.29 ID:xM1aUtsb
いらない。
476名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 23:31:03.50 ID:jZKq5nAS
いるいる!いるよ!
477名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 01:46:26.12 ID:uTzBJF1W
いるから!いるから!!ねっ!!
478名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 01:50:16.55 ID:v9cyEZFa
おれおれ!おれだよ!
479名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 05:57:59.59 ID:udU514SJ
径産婦より処女がいい
性交経験のあるメスは病気が恐いニョロ
俺なら処女膜剥離の痛みを感じさることなく優しく慣らして
1時間ほどかけてゆっくりと"初めて"を奪ってあげるニョロよ
480名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 21:58:51.00 ID:tMzKP8VG
ここは触手SS初挑戦でも投下してもいいスレ?

エロパロ自体は他のスレで2桁ほど経験はあるのだけど。
481名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 22:05:11.92 ID:hFZp0mwG
お好きなように
482名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 04:00:13.70 ID:KVfo3lpw
>エロパロ自体は他のスレで2桁ほど経験はあるのだけど。
ここまで経験を積んだベテランの誘い受けなんて、滅多に見られんなw
いや、普通に期待してるぜ
483名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 16:33:19.20 ID:Aa5ZHlTR
触手に故郷を蹂躙され憎しみのまま戦うヒロイン。
しかし対峙した触手が凶暴化した理由が単に触手と言う理由で狩られ住処を焼き払われたのが原因と知り
自分と似た境遇の触手に戸惑い攻撃を躊躇ってしまい。触手の連続腹パンで鎧は砕け散り、メキメキと締め上げられ武器もカランと地面に落下
484名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 16:52:56.04 ID:cG/8OvLm
>>483
触手の攻撃をノーガードで耐えて和解し誤射された触手を焼き払う兵器を命がけで防ぎ倒れるヒロイン
再び怒りで激昂し狂乱した触手は命が尽きるまで暴れ、復活したヒロインの腕に抱かれて弔われる展開ですね
485名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 21:23:19.30 ID:AbEwKlIB
>>474
快楽に溺れるのもいいが、
一回母体にされたエルフにはフェロモンとか匂いがついて数年は消えず
産卵期になったとき再び狙われて、過去の恐怖から逃げ惑うも
結局は陵辱されるとかもいい

パニくってうっかり森に逃げ込んだら匂いにつられてきた触手複数体に捕まって
触手はそれぞれ自分の卵を産ませようとして必死になるので
より激しく…みたいな
486名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 23:13:57.73 ID:UIoKeWjW
>>485
もしくは、一度触手に凌辱され、産卵されたりしたのが堪らぬ快楽として脳裏に刻まれて、以降産卵期には自ら凌辱されるために森に行くとか
487名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 08:51:41.56 ID:HCDEok/J
>>457
このスレの某話の続きを書き中なんだが、
2. がちょっとぐっと来ちゃったのでネタ的に拝借していいかしいら。
488名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 09:41:39.33 ID:NZ3++BV4
テンプレパターンの一つだし許可なんていらないんじゃあないかと私は思った、思っただけ
489名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 06:07:28.49 ID:5USk2cv/
吸盤付き触手。挿入中に膣内でピストン運動する度に
絶妙なテク?で吸盤が吸い付いては離れを繰り返しヒロインをより疲労させ
巻き付いた触手と挿入された触手の吸盤からエナジードレインもでき
バキューム型触手が乳房からも吸収するダブルパンチで
急速にエネルギーが低下したヒロインは抵抗できず唯一、抗っていた証の睨みも虚ろな目に変わり
後は心がへし折れるのを待つばかり
490名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 08:01:51.34 ID:1rJ/0v0X
>>489とかも昔っからえらく使い古されたパターンだけど
これとかも作中使おうと思ったら489に許可取らないとならないんかい?
数スレさかのぼって著作権確認とかやだわー、俺もう二度と書かないわー
491名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 09:50:10.19 ID:lxquY6ox
新しい誘い受けの形だろ
492名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 20:06:59.09 ID:D30T7yGK
俺には>>490が新手の誘い受け(というか構ってちゃん)に見える
んなもん、なんで許可が必要だと思うんだ?
493名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 20:38:56.90 ID:oLNNw7sZ
とりあえず>>490たんは苗床用に貰っていきますね
494名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 15:14:15.07 ID:eBV7K5Tk
>>487
>>457ですが、むしろどんどん使ってください。
>>488氏の言うように、自分が思いつくテンプレっぽいのをまとめただけなのでw
495名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 21:26:50.32 ID:eVPuyQat
ふたなり化してオナホ触手でイかせまくり・・・みたいなSSはないかな?
496名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 11:42:15.50 ID:KKfcCbM2
穴と言う穴に媚薬入り精液が注がれ更には絡み付いた触手の粘液にも強力な媚薬成分が含まれているので身体の内と外から同時に責められマトモな抵抗もできず
エナジーを吸い尽くされ、本来の姿である9歳(魔法少女の鉄則?)の幼い少女の姿に戻ってしまい変身がとけ身体強化が無くなった幼いヒロインを待つのは地獄だった
497名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 14:34:28.68 ID:D9co/k1D
>>496
なのはママにSLBされて消滅するんですね分かります(マテ
498名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 06:45:47.42 ID:Fq0cLUgP
マミとかエミとかユーミのことじゃなイカ?
499名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 10:46:10.32 ID:+m1OH9Zc
344の続きを投下。が、長官ではなくまた冴子モノだったりします。




暗く沈んだ廃墟のそのまた奥の埋もれかけた地下区画。
冷え切った廃墟の中にありながらむせかえる程の淫臭が立ち込めたその部屋は他とは異質の熱気に満ちていた。
さらにその中心、、、
うちっぱなしのコンクリートの床に簡易マットを敷いただけの粗末なベッドの上では3つの裸体が交わっている。
四つ這いに組み伏せた一人を膝立ちの二人が挟み込み、前後から思いのままに嬲る様子がそこには見て取れた。




膝立ちの脚線が射精の興奮にわなないている。

「んぅ、はぁ、、やっぱり冴子のお尻が一番興奮するな。」

恍惚とした表情の笑みを浮かべるのは対妖獣特殊警察A.S.S.P.隊員の一人ミカコだった。
半裸に引き裂かれた制服からのぞく彼女の下腹は不自然に膨らんでおり、
スカートを裂かれて丸出しになった膣口からは触手を生やしていた。
ミカコはそれを自らの男根の様にして操り、眼前に組み伏せた彼女の同僚、天城冴子の尻を犯している。

「この子も冴子のお腹がお気に入りみたい。」

生来バイオソルジャーであるミカコに生殖能力はなかった。その彼女の腹に触手が宿っているのは、
もともと冴子が祖体妖獣と交わった末に身籠った幼態を移植されたからである。
いわば冴子は自らの子に犯されているのだ。

「んぁッ!!な、なんで、そんな、弱いところばかり、、」

「すごい、冴子が悦ぶところわかってもらってるんだ。」

冴子のオルガズムは数度の小さな波の後に本命の大きな波が押し寄せてくる。淡白なSEXでは至ることのできない
境地を実に数年ぶりに味あわされ、全身が凄まじいまでの充足感と倦怠感に満たされていた。

「冴子って、隊長ではイケなかったくせに、この子相手ならちゃんとイクのね。」

「あぅ、くぅ、言わないで、、、」

だが実際のところ冴子にとってその程度の嘲りはもはやどうでもよかった。小指を噛んだ唇から吐息が漏れるのが抑えられない。
頭が熱病にうなされたかのように火照り、まともな事などもはや何も考えられなくなっているのだ。
射精とともに注がれた卵の感触がなければ、触手でアナルレイプされた事実さえ忘れてしまいそうになる。
ズルッ
「う、あ、、」
粘つく音ともに触手を抜かれるのと同時にひくつく尻穴から無数の卵があふれ出した。
力の抜けた括約筋が大量に産み付けられた卵の圧力を支えきれず、だらしなく広がりきっているのだ。
両性類を思わせるゼリー状の卵がだらだらとこぼれる様をマン繰り返しの姿勢で眼前に見せつけられて
さすがに悲鳴をあげてしまう。競泳水着を引き裂かれた胸元にネトついた卵がドロドロと垂れ落ちてきた。

「冴子、お口がお留守よ、、」

それを見つめる顔の前に別の男根が突きつけられる。A.S.S.P.隊員の一人、バイオソルジャーのマリエのものだった。
蛇のごとく鎌首をもたげた男根がすぐさま唇を犯して冴子を仰け反らせる。

「あぁん、、私も、、」

冴子の尻から吸い出した自らの卵を口移しでマリエに飲ませると、マリエも未だ衰えない触手を冴子の頬につきつけた。
500名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 10:46:57.29 ID:+m1OH9Zc
「不思議ね。裸よりもこうして水着を着せた冴子を見てる方が興奮するなんて。」

「それはマリエだけよ。でも、よく水着なんてあったわね。」

「ここはもともと妖獣の巣だから、連れ去られてきた市民の着ていた服が結構手に入るの。
ソフィアポリス女学院の制服も手に入れたから次は学生姿でしてあげる。」

「ん、むぅ、くちゅ、」

「ふふ、冴子も喜んでる、、んぅ、で、マリエ、私そろそろ、、」

「早すぎるわよ、ミカコ。」

「し、仕方ないじゃない、、なんか今の冴子の姿見てると変な気分になっちゃって、、」

「人のこと言えないわね。いいわ前は譲ってあげるから、仰向けになって冴子を上に乗せなさい。
私は後ろをもらうから。」

パンストを脱ぎ捨て仰向けになったミカコに冴子がまたがる。と、その太腿にあたった触手の固さに思わず身を引いてしまう。

「くぅ、ミカコ、、興奮しすぎ、、」

「冴子のせいだよ、こんなエッチな姿で挑発されたら、男の人じゃなくたって変な気分になっちゃう、、」

腰に回された手が故意にきつく調整されたハイレグの裾をいやらしくなでまわした。

「き、着せたのは、マリエよ!」

「あら?人のせいにするのかしら?」

背後からハイレグ越しに2本そろった指が肛門に突き刺さって、ミカコに中出しされたアナルを激しく抉る。

「あ、いやッ、んぁぁぅ!!」

第二関節を曲げられただけであっけなく達してしまった冴子の肩を支え、マリエはその耳元に吐息を吹きかける。

「恋人ではイケなかったくせに、自分の子相手に、挙句アナルの中出しされて果てちゃうような淫乱さんはどこの誰かしら?」

「あん、はぁ、はぁ、、わ、わかったわよ、、ど、どうせ私は淫乱で、、」

「ほら、いいから早く腰を落としなさい。待ちかねたミカコが自爆しちゃうわよ。」

「失礼ね。そこまで早く、、んぅぅぅ、、、あぁ、冴子の中、熱すぎる、、」

マリエに導かえれるようにして腰をおろした冴子の膣に固く勃起した触手が収まった。
いきり立った亀頭はすぐに律動を開始し、かつては子として命を繋げた母の子宮を、今度は雄として獣欲のままに突く。

「ひぃッ、は、はげしすぎ、いまイッタばかりなのに、、またッ、、」

それを受ける冴子の子宮もまた女だった。キュンとしまった膣奥から溢れんばかりの蜜を溢れさせ、
雄々しく育った我が子の肉棒を子宮の中にまで招き入れる。

「あぅ、奥まで入っちゃ、、くぅ、、」
「んぁぁ、さ、冴子の子宮、気持ち良すぎて、、あぁ、、」
501名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 10:47:54.90 ID:+m1OH9Zc
「あらあら、この様子じゃ二人ともこれ挿れたら終わっちゃうわね。」

まるで慈母のごとき笑みを浮かべてたたずむマリエの股間に双頭の大蛇が蠢く。
二股の舌をちらつかせ凶悪な牙を閃かせた毒蛇の頭が鎌首をもたげてそれぞれの獲物の尻へとむかった。

「どう?凄いでしょ。これを使ったら3日は足腰たたなくなるわね。」

「ま、、マリエ。そ、そんなの聞いて、、」

「ミカコ、私は後ろをもらうと言ったのよ。冴子だけとは言ってないわ。」

「そ、、そんな、わ、私お尻は責める方で、受けるのは、あぁッ、」

「問答無用。冴子も、いくわよ。」

「ま、待って今はミカコの相手を、、、代わりに、く、口でするから、、」

「私がそんなお願い聞くと思う?」

「くぅ、、、」

黙り込んでしまった二人の尻を毒蛇の頭が押し広げる。

「二人とも覚悟はいいかしら?」

もちろんその問いに同意など求められていない。マリエの顔からは慈母の笑みの皮が剥がれ、真正のサディストの本性が姿を現していた。
この目をした時のマリエにいかなる懇願も力を持たないことはわかり切っている。
互いの掌を固く握りあい唇を噛みしめてミカコと冴子は襲い来る暴風に身構えた。

しばしの無言の後、部屋に水音が響く。

ズヌゥ

「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

二人の唇から同時に迸った悲鳴には射精のネトついた音が覆いかぶさる。
尻を貫いたマリエの毒蛇は、異物になれる暇すら与えず、瞬く間に大量の精液をぶちまけたのだ。

「い、いきなりなんて、やぁぁぁ!!」

「ふふ、冴子がかわいすぎて堪えきれなかったのよ。」

「あぁ、お尻、お尻がすごいぃぃ!!」

「ミカコのお尻も初々しくて素敵よ。」


マリエの射精は量も凄まじく、離れた場所からでも白濁を注がれた腹が脈打つのが見える程だった。
想像を絶する熱量の不意打ちに直腸を焼かれる衝撃は強烈で、そのあまりに峻烈な性の洗礼によって下半身の感覚が砕かれてしまう。
もはや、逃れることも悶えることさえもできなくなり、ミカコも冴子もただ尻をヒクつかせるしかない。
そこをさらに襲われた。
成す術ない獲物を嬲ることこそがマリエにとっての最高の至福なのだ。
これからが本番とばかり頭をもたげた毒蛇が信じられない速さで痙攣する尻穴を出入りし、
立て続けに射精を注ぎ込んで無理やり次の絶頂へとイキ果てさせる。
襲われる二人の引き裂かれんばかりに開かれた唇からは、嬌声交じりの悲鳴以外が聞こえなくなった。

「んくぅぅぅ、す、凄すぎ、るぅッ!!」
502名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 10:49:21.47 ID:+m1OH9Zc
ドプッ!ドプン!!

叫ぶそばから連撃を叩き込まれ意識を真っ白に染められた。
二匹の大蛇はただ力任せに尻を突きまくっているだけではなく、時には連携して一つの穴を責めることもあるのだ。

冴子の直腸奥深くで絶頂した大蛇が白濁の連弾を注ぎ込むや否やそのまま尻から抜け落ちる。
と、ミカコの尻から抜けた大蛇が入れ替わりるように肛門に突きささり、間髪入れずに射精を注ぎ込んだ。
ただでさえ凄まじい射精が量も時間も2倍になって襲いかかり、それを受けた冴子も2倍の絶頂を味あわされてしまう。

「あ、いやぁぁぁ、ま、マリエ、もうだめ!もうだめぇ!!」

「言ったでしょ、冴子。3日は足腰立たなくなるって。」

今度は上下の口を貫いて、同時に精を注ぎ込む。

「ぬむぅ、ぐむぅ、ぷはぁッ、、」

だらしなく開かれた唇から白濁をすくいとってマリエは自ら放った濃厚な味わいを堪能する。

「んぅ、美味しい、、やっぱり私の精液には冴子の唾液のブレンドが一番合うわ。」

淫欲に酔いしれた唇が今度は冴子の口から直接白濁を吸い出す。

「ん、それはそうと、お尻ばっかり気にしてるけど、ミカコの方ももうイクみたいよ。」

男根の箍がはずれむくむくと頭をもたげていくのが冴子にもわかった。

「そ、ま、前にもなんてだめよ、ミカコ、こらえて、い、いま出さないで、、今出されたら、
あぁぁ、前後に中出しなんていやぁ!!」

「さ、冴子、わ、私もう我慢でき、ない、の、くぅ、次で、次にお尻でイッたら、出ちゃう、」

「ミカコ、私にあわせなさい。私が出したら、あなたも一緒に冴子の中に出すの。」

毒蛇の片割れが再びミカコの尻を犯した。

「んぁ、さ、冴子、イクッ!」

「あ、あぁ、、だめ、同時になんて耐えきれない、あぁいやぁ、だめぇ!!」

「さぁ、いくわよ。」

「やだ、やだ、やだ、そんなの、そんなの、だめぇ!!!」

3つの叫び声があがり、ただの獣と化した二人のバイオソルジャーと一人の人間の鼓動が完全に一致する。
その瞬間、マリエとミカコの同時射精が冴子の前後の淫穴へと叩き込まれた。

「はっ、やっ、やぁぁぁぁぁッ!!!!!」

最初に注がれたものと少しも衰えない、むしろそれよりも多いのではないかと錯覚するほどの大量の熱が
今度は前後の穴から同時に駆け上って来た。身を仰け反ろうにも立て続けにイキ果てた体は全く自由にならず
背筋を走ってきたその衝撃を冴子は脳天にまともに受けてしまう。

「くぅ、あぁぁぁぁぁッ!!!」
503名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 10:50:17.39 ID:+m1OH9Zc
数度の小さな波の後に来る本命。再び味わった本気の絶頂に中出しの快感を上乗せされ、
ビクンビクンと身体をのたうたせた冴子は身も心も消し飛ぶほどの快楽地獄に踊り狂った。

「あん、んぁッ、やぁッ!!!」

まさに体が引き裂かれんばかりの絶叫だったが、精液を注がれた以上、冴子がただイクだけで済まされる事はない。
子宮に注がれた我が子の妖獣精子が卵巣にまで遡って卵細胞を犯し、尻に放たれた毒蛇の精液が産み付けられた卵を受精させた。

「はひぃ、孕む、、あぁ、孕んでくぅぅぅ!!」

その顔に自慢の剣技で妖獣を斬り捨てたクールな美少女の面影は微塵も無い。
そこにあるのは、子宮に受精卵が根付く陣痛さえも快楽に変えてイキ果てる、あさましい淫乱少女の絶頂顔だった。
妊娠させられた乳房はFカップにまで膨らみ、精液かと錯覚せんばかりの濃厚で生臭い母乳を吹きあげている。

尻の中では卵から軟体のスライムが孵り消化器官を遡ってきた。

「んぐぅ、あがぁ、ふむぅぅぅ、、」

口にまで達した軟体生物は舌を絡め取って引きずり出し、冴子のイキ顔をより淫らに演出する。
ストレートの黒髪をなびかせた美少女が這いつくばり、犬の様に舌を出してスライムをだらだらと吐き出す様は、
サディストのマリエにとっては至上の艶姿だった。
どこに持っていたのか、いつの間にか取り出したハンドカメラで冴子のその姿を余すことなく映像に捉える。

「ふふ、期待以上のイキ顔、、、」

そのカメラの映像は通信システムを介して裏ネットへと中継されていた。
映像にはハイレグに食い込まれた股間から白濁液が逆流する様までが克明に映されている。

「冴子、想像してみて。いま貴方の姿を見て、馬の骨ともしらない男たちがオナニーしてるのよ。どう、ゾクゾクするでしょう?」

「はぁ、あ、、い、やぁ、、、」

サディストにふさわしい、プライドの高い女性の被虐属性をついた巧みな責めだった。
壮絶な凌辱で前後の淫穴ばかりかその自尊心まで穢しぬかれた冴子は、飽きるほどの射精が収まるまで絶頂を止めることを許されず、
それがようやく終わったところで精魂尽き果ててミカコの上へと倒れこんでしまう。
ピンクに染まったその首筋にマリエがキスの雨をふらせて止めを刺した。

「んぅ、あぁ、すご、かった、、、」

「ふふ、ミカコに満足してもらえて私も嬉しいわ。」

「ねぇマリエ、冴子が気を失っちゃったみたいだけど、やりすぎたんじゃない?」

「まさか、まだ乳腺にも尿道にも挿れてないのよ。
 さぁ、今のうちに制服に着替えさせましょう。私はまだおさまってないの。」

「うわぁ、、さすがにそれは私には無しね、、と、それよりマリエ、せっかくだから水着脱がさないまま
 セーラー服だけ上に着せるってのどう?」

「それはなかなか素敵そうね。いいわ、好きにしなさい。ふふ、冴子、目を覚ましたらもっと素晴らしい事してあげる。」

そう言ってほほ笑んだマリエの顔は再び慈母のごとき穏やかなものに戻っていた。
気絶した眉を震わせ眠り続ける冴子はその身に降りかかる次なる災難をまだ知らない。
、、、あるいは、もしかするとそれは冴子にとってもはや災難ではなくっているのかも知れなかったが、、、

504名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 10:51:09.81 ID:+m1OH9Zc
ここまでです。
霧原長官の話も書いてたりしますが、長すぎてまとまらないのでそのうちに。
505名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 19:08:15.61 ID:ADrrKJku
Gj!
506名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 21:34:44.04 ID:knwls6bL
GJ!! 続きが楽しみっす
507名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 22:54:10.53 ID:KSUAYfZQ
バイオやミリタリーな触手って最近減ったよね。
ファンタジーや変身ヒロインが幅利かせてる感じ。
508名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 23:18:38.92 ID:BWQycf7/
余所様だけどファイアフライの再開はもうないんだろうか…
509名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 23:29:19.77 ID:19ieXkOd
>>508
えっとー・・・
ググれ
510名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 03:31:18.92 ID:3qhCxFhW
投稿先が無いのかなー、と思ってる
掲載してもらってるサイトは何処も長い間更新してないっぽいし、そういう場合はpixivとかに頼って欲しいかもしれない
511名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 13:29:58.03 ID:k+IibT88
エナジー吸収系の触手が運良くかなり上位に位置する女神を捕らえ再起不能になるまでエナジーを吸い尽くし堪能した結果。強大な力を得た触手さん
試しにヒロイン側の拠点を攻めてみたら簡単に陥落し1人残らずエナジーを奪い更に力を増し
触手討伐チームを毒牙にかけ次々と街や村、ヒロイン側の拠点や基地を襲撃し壊滅に追い込み
図に乗った触手さんは魔族や天使・女神までも触手で蹂躙しついには魔界や天界まで敵に回し
最後は人間界・魔界・天界から選ばれた3人の美しき英雄たちとの死闘の末に成敗される事に
512名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 19:44:43.45 ID:jLUH+Gur
最期の台詞は

「我が生涯に一片の悔い無し!」
513名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 18:36:58.76 ID:Var17cZE
雑魚触手が偶然ニョロった相手がまだ覚醒してない特殊能力付きで莫大の魔力を持つ娘で
いきなり雑魚の兵士級から高い知性と魔力を持つ貴族級に有り得ない進化をする藁蘂展開
514名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 20:58:29.49 ID:tGSgCk7X
藁蘂ってどう読むんだ…と思ってググったら「わらしべ」なのな
515名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 04:36:16.64 ID:vKs3Xxhn
触手モンスターが覚醒剤打ったらどうなるんだろうな
516名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 05:13:04.80 ID:VMQ6yu3O
>>515
ビクンビクン
517名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 11:01:23.56 ID:now+K2pG
>>513
いきなりすごくなったらわらしべ展開じゃないだろ

エロ漫画→オナホ→ダッチワイフ→魔法少女

みたいに少しずついいものに変えていかないと
518名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 14:06:43.85 ID:tN255iYy
>>508>>510
ああいう気合の入った作品は、早目に単位取り終わって時間のある学生が一気に書いてる事が多い。
だから完結前に就職しちゃうと中々ね…。ソースは俺。
519名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 09:48:21.13 ID:KH1sdgvT
ペルテちゃんの人が元気そうで安心した
520名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 14:50:29.47 ID:S2U45EJP
あまりに暇だから、行きずりの世間知らずエルフちゃんがスライムに丸呑みにされて、スライムの親玉の胎内で濃厚な媚薬成分のある体液にに全身を浸されたままスライムを尻穴とか膣穴に注ぎ込まれ、擬似妊娠の状態にされるとか考えた
擬似妊娠の状態でも女性ホルモンが活発化するから巨乳は魔乳クラスまで膨張し、母乳が絶え間無く出つづける絶頂地獄の中、でも世間知らずエルフちゃんはスライムに母乳を搾られ、スライムの子を孕まされるだけのために永久に近い生命にされることを幸せになるとかね。

他、エルフの村を襲った触手のバケモノに何人かのエルフが拉致され、子を産むだけの苗床にされたり
エルフの妊婦が実は触手の子を産むだけのために腹を痛めてたり

521名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 16:57:36.18 ID:9O3K3sYG
スレ違いですまないが女体改造2のヒロインの名前の読みって
乃亜(のあ)でいいんですかねぇ
個人的にはあそこまでいくとすでに触手以上にばけものなんだが・・・
522名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 17:25:26.50 ID:jks6jBJi
>>518
大学生と社会人だと、使える時間が桁違いだからなー
523名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 17:34:34.62 ID:7PNSZSE+
>>517
ダッチワイフ→魔法少女ってちっとも『少しずつ』じゃないだろw
524名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 18:38:39.46 ID:S2U45EJP
僕は触手。名前はまだない。
名前というか、世間一般ではバケモノとか触手とかセクハラメーカーと呼ばれているらしい。
真に心外なことである。
僕は人間のお母さんから産み落とされたらしく、いつもお母さんに孝行の意味で僕の胎内にて気持ち良くなってもらっているのだけれど、これは近親相姦になるのだろうか。
よく解らない。

ちなみに母さんに気持ち良くなって貰ってるとは言え、ぶっちゃけると僕は母さんを孕ませたりしたことがないため、広義ではまだ童貞であるらしい。
何でも無機物相手に童貞を捨てたやつが仲間にはいるらしく、盛大に馬鹿にされていたのは記憶に新しい。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
今、僕は美人のお姉さんを捕まえたのだ―――あぁ、これが狩りというやつなのか、と身を震わせて見る。
なんでも魔王とかを倒す勇者の仲間の、僧侶という人らしかった。
僕は丁寧に優しく捕らえたかったのに、僧侶さんが恥ずかしがって抵抗するから、僕も少し手荒な手段に出てしまった。
僧侶のお姉さん?今は僕の胎内で、傷の治療も兼ねて眠って貰っている。
僕の胎内に溢れる液体に浸かってもらっているのだ。
ただ、暴力的な人だから、魔法(?)を使われないように、口に僕の手を入れて、武器は全部捨ててしまって。
服の中に隠し武器とかがあるといけないから、服も破り捨てて。
両手両足を力いっぱいに縛り、拘束しきっていれば、もう暴力は振るえないだろうしね?

「・・・・ぁ・・♪」

ほら、噂をすれば、僧侶さんが目を覚ましたみたいだ。
顔を真っ赤にして、譫言みたいに小さく息を吐いては震えてるよ。

「・・ぁ・・・♪し・・主よ・・・・ぅんっ♪わ、わたしは・・はぁぁっ♪ば、バケモノに捕われて、気持ち良く、なる、ヘンタイにぃぃぃっ♪な、なって、なってしまいましたぁぁぁぁぁっ♪」

ビクンと僧侶さんが震えると、チョロチョロとオシッコを漏らしてしまう。
人間の栄養の残りカスみたいだけど、触手にはすごく栄養のある飲み物なんだ。


こんな話しを考えてみた。
525名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 20:18:53.42 ID:S2U45EJP
何となく>>524の続き。

僕は、僧侶のお姉さんを胎内から出してあげることにした。
確かに美人だし、僕の子供も産んで欲しいけど、やっぱりこういうのは互いの合意があってこそだと思うんだよ。
という訳で、拘束を解いて、胎内からゆっくりと出してあげたんだ。

「・・・は・・ァ・・?ど・・して?」

裸のままの僧侶のお姉さんに、お姉さんの着ていた服をかけてあげる。
きっと仲間に馬鹿にされるんだろうな、なんて思いながら、僕はお姉さんの前から立ち去ろうとして。
僕の身体にしがみつくお姉さんに、気がついたんだ。

「す・・すてないでぇ・・・・あなたの子供も産むし、どんなにひどいことをされてもいいから、私を食べて・・私を、あなたのエサにしてぇ・・・」

僧侶のお姉さんが、顔を真っ赤にしてお願いしてくる。
これが人間のいうプロポーズなんだろうか?
とかく、お姉さんが望んでいるなら、これはもう合意に間違いないんだ。
僕は、僕の恋人になってくれたお姉さんを、もう一度、さっきより優しく胎内にいれてあげる。
それから、僕は縄張りへと帰ったんだ。
お姉さんと二人きりの甘い時間を邪魔されたくなかったから。
お姉さんは、僕がたっぷりためた唾液の中で、自分を慰めていた。
その姿が、とってもエッチで。
僕は、やっぱりこの人に選ばれて良かった、なんて思ったんだ。
526名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 01:20:41.05 ID:W8hV+Nor
最凶最悪な時間を操る触手さん。
無敗で犯された事が無いのが自慢だったヒロインを時間停止で捕獲し処女を奪い心をへし折り
違うヒロインには時間操作の巻き戻しで何度もイった瞬間を繰り返し気を狂わせの悪行三昧だったけど
連戦連勝が虚しくなり今では戦闘方面から引退し女児から熟女まで気に入ったメス(女性)に時間停止で細々と悪戯するのが日課となった
触手さんが悪戯した女性は突然の絶頂・服がはだけて失神し 倒れるなどするので姿なき調教師と言う年伝説化
527名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 05:18:36.80 ID:Vym4z9c2
ほむほむと良い勝負になりそうだ
528名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 07:53:58.16 ID:nn7YdhXz
能力勝負的には「時間を操る」のほうが加速とかできる分数段階上だから楽勝だろと思いましたが
万が一の事があっても薄い本的な不思議パワーでおにゃのこが弱体化するアレがあるのでそのへんは考えなくていいという結論を出しました
529名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 08:58:59.44 ID:DHg+ISi0
>>527
俺も思った

ついでに時間系能力者皆混ぜちゃえ
530名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 09:03:42.95 ID:uGIby9zK
「X`範囲内の±X分間の未来現在過去に存在する全ての魔法少女を触手攻撃する程度の能力(Xは使用した魔力で増加する)」
そんな魔物を考えたりもした。
531名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 23:22:30.45 ID:HBFPXs/L
テンタクルフォースブリザード


一瞬で女体の周囲の大気ごと挿入させる

相手はイく
532名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 12:43:45.81 ID:IL2xUtsl
触手の巣。
生半可な結界では防げず狂ってしまうレベルの媚薬混じりのガスや暗黒のエネルギーが充満し満ちている空間で
油断すれば最強のエースヒロインチームですら壊滅または半壊に追い込める
触手さんが最弱でありながら最強とも言われる由縁
捕まったら最後、使い物にならなくなるか死ぬまで苗床として暮らす事に
533名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 06:44:20.70 ID:ZspBYkdU
SUNチェックならぬエロ堕ちチェックかまして
だめなら戦わずしてモンスターの餌食(性的な意味で)か
TRPGのキャラシートで昔は妄想に励んだものだ
534名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 07:56:13.12 ID:Mm8bNjJL
>>533
お前はTRPGやったこと無いだろw
少なくともクトゥルフの呼び声はやったことがないのは明らか
535名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 10:27:28.88 ID:/dJXdEKt
やった事あるのはひろくらくらい
536名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 11:01:38.35 ID:0RXd/DPX
>>533
それを言うなら「SAN」チェックですね…
TRPGのオプションエロルールはよく作りますが…ソコに着目した事は無かった。
判定に失敗して認識すると、フォビアではなくフィリアが付くとか…あれ?面白そうw
BRP系のゲームは苦手でしたが、ちょっと興味もちました。

537名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 11:15:45.38 ID:yc84TiXj
なんで俺の常駐スレにはTRPG者が必ずいるんだw
538名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 05:32:19.91 ID:682YPTYw
昔、某エロゲ雑誌でエロTRPGがあってだな…


俺たちでもそういうの作ればいいんじゃね?
たまにはサイコロ転がすのもいいかもな
539名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 10:40:11.18 ID:V9iA6Ld6
余談だが、クレギオンってSFのTRPGには、SEXのスキルが、
公式にルールブックに載っていたな。

ただし、あくまでも載っているだけで詳しいスキルの定義などは、
されてなかったw
遊ぶ人間のローカルルールに丸投げされてたっけ。
540名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 15:25:11.70 ID:A4eEZAgQ
エロTCGなんてのもあった気がするw
541名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 05:05:40.55 ID:Tfslvss+
>TCG
テンタクルカードゲーム?
542名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 05:54:55.07 ID:RBXrjuu0
カードゲームでもよく妄想した
できるだけ気持ち悪いモンスターの攻撃で墓場送りになったら
捕まって種付けされることにして
バケモノデッキ VS 美少女デッキでバケモノデッキを勝たせるという寂しい一人遊びだったが
543名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 07:04:41.22 ID:gvNtKSuA
つエロカ
つプリトゥル
544名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 07:36:06.72 ID:qGjoyJNj
苗床カードの場合。カードが破壊されるまで指定された美少女が数ターンかけて妊娠・出産を繰り返したり
調教のカードは単体では意味をなさないけど搾乳・股縄などのカードとのコンボでウルトラレアクラスの美少女すら破壊または永久に支配下におく
545名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 20:57:49.32 ID:Obj1qffz
カードゲームで能力マイナスされるのに参加者で姫のカードを取り合ったり
敵に捕われた女聖騎士を地下牢に放置したりしたなあw
546名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 21:12:22.36 ID:gvNtKSuA
破壊した女性ユニットの能力コピーした芋虫トークンをX個出す程度の能力
547名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 07:50:22.20 ID:cZ03X328
赤デッキ娘「その触手の攻撃はアナルで受ける!」(キリッ
548名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 14:16:17.18 ID:eeeJTPep
>>527見て思ったが、あの世界の魔法少女捕らえてソウルジェムのシステムを知らずににょろにょろし続けて魔女にしてしまったら……
549名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 15:07:08.15 ID:4NPwj9tm
>>548
気が付いたら触手や怪物が魔女の手下にされてそうだな
550名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 20:05:50.72 ID:58/gglKk
非正規戦闘員「ラッキーヒットで変身ヒロインをKOして俺のメロメロになるまで堕して「上級戦闘員、もしかしたら幹部になれるかもwwww」と言う下心半分で本部に送ったら
 俺は非正規のままで変身ヒロインが上級幹部の支部長になって、とても辛く当たってくるでござるの巻」
551名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 23:41:56.11 ID:1z9NX81s
触手と人間が融合した淫魔と呼ばれる怪物の犯罪が初めて街で行った時
人知れず戦い、散った後に仮○面ラ○イダー的に扱われるヒロインが居た
予想以上に予想外なまでに組織力があった淫魔の前に敗れたヒロインは捕まり
十年以上もの間、淫魔になる触手を生み出す母体として犯され続けた結果、壊れ正気を失ってはいるが
彼女の意志を継ぐ者たちが立ち上がり街を守っている

なんてのを仮面ライダースカル誕生秘話を見て勝手に妄想してしまった
552名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 00:41:10.88 ID:ar9gq7K6
>>550
それは自業自得だろ
553名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 01:34:58.87 ID:T4MOZ+tT
というか、メロメロになってなかったんじゃないか。
554名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 09:18:02.89 ID:SRc6wcBH
せっかく独力で堕としたヒロインを他人に渡すとか酔って傭兵志願書にサインする奴並にお人好しのアホだろ
そこはデスノート拾った夜神月ばりに自分の力としてこっそり活用していかないと

そして、そして組織の内部監察官な天才甘党ゴスロリ少女と現場の捨て駒戦闘員の命を懸けたライアーゲームが始まる!みたいに
555カノンフォーゲル:2011/05/17(火) 18:27:54.65 ID:aRKL6kTS
>>508
亀レス申し訳ない
思い切り止まってる……というか、書きためてはあるんですが、何やかやでHP主の方とも連絡とってなくて

何とかしたいんですけどね……
556名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 08:08:23.86 ID:tjpXCVSj
弱々しく明滅する胸元のコンパクトのクリスタル。虚ろな目で既にマグロなヒロイン
次の絶頂は触手の餌である魔力やエナジーは搾り尽くし餌としては使い物にならなくなる
先輩、どこですか〜!と走りながら近付く女の子な惨劇の連鎖が好き
女の子がムチャクチャ強くてボコボコにされる可能性もあるけど
557名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 22:04:57.73 ID:E2o+phjp
>>555
うぇーい!?作者もこのスレ常駐してたのか。
DDD時代からのファンなんで、気長に待つことにするよ。
まあ還暦ぐらいまで。
558名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 01:29:41.93 ID:rdYzERPg
>>555
今すぐPixivに登録するも良し、ここに投下しちゃうも良し、ですよ
勿論、過去エピソード読み返しながら楽しみに待ってます
559カノンフォーゲル:2011/05/23(月) 22:29:54.49 ID:z/NljlhP
>>557
>>558
HP主の方と連絡取れたので近いうちにできるかもです
560名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 22:30:44.48 ID:K7jWPCmz
>>559
wktkして待ってます!
561名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 09:04:19.29 ID:A3V4W/94
第1階層。ヒロイン達を罠にハメて分断・捕獲の為のスペース。

第2階層。万が一、第1階層を突破された際の保険ブロックで大幹部クラスの上位触手がてんこ盛り
第3階層。苗床・調教専用のブロック。

第4階層。壊れ苗床として使い物にならなくなったヒロインの廃棄スペース。使い物にならない最下級の触手も破棄され住み着いて居るのでヒロインは死ぬまで犯され続ける

なんて触手の巣を考えてみた
562名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:01:51.67 ID:gExtoirf
>>561
第四階層が元ヒロインの女として終わってるおばさんの尻に敷かれる枯れ果てた触手と言う中年夫婦地獄だと泣ける。
563名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 20:15:58.52 ID:3Tg9XvJP
触手さんの手にかかれば成長ストップも思いのままだよ!
564名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 22:29:23.77 ID:j+LNt58e
東北地方を襲ったのが触手の津波だったら…
565名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 02:16:56.02 ID:gyeudyz+
過去にこのスレでそういう流れ、なかった?
566名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 04:55:39.35 ID:+1581odV
あったな
たしか同じネタを俺が書きこんだはず

家屋などはそのままに美少女だけをさらって服融かしてエロいことするスライム津波
567名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 09:05:25.96 ID:mOOZCggq
なんで触手さんとかスライムさんは媚薬効果もつんだろうな
やっぱり痛がるのはいけないという紳士な心があるんだろうか
568名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 09:58:24.19 ID:V8h/jzh6
触手さんって見るからにエロいじゃん
そこに媚薬をぶっかけるじゃん
ヒロインが勝手に擦り寄って来るじゃん

という妄想の元搭載された機能ですが戦闘中に役に立った事は一度もないです
569名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 12:16:45.15 ID:z0+hp9cA
ヒロインのために媚薬を作ってる触手を想像して萌えた
570名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 19:52:13.89 ID:QpGGAkSQ
>>567
首の長いキリンが生き残りやすかったから今のキリン達は全員首が長くなったように、
媚薬効果を持つ触手さんやスライムさんは
媚薬を出せない触手やスライムに比べ子孫を残しやすかったからじゃないかな

媚薬効果無しで種付けしようとすると、
最中に女の子が触手を噛みちぎったりするかもしれないし
571名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 20:34:26.94 ID:bzuRaoXK
テクニックが自慢の触手と媚薬出せる触手はソリが合わないとかあるのかな
572名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 20:43:16.56 ID:mOdaanje
各責めのスペシャリストが集合した触手球
いかなる全陵辱が繰り広げられるかとワクテカしてたらアウトレンジから魔砲でジュッ!と蒸発
573名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 20:43:51.53 ID:gyeudyz+
>>571
仲良くなったら女はそればかりに走り、触手と女ばかりが産み出され





人間男が絶滅する
574名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 20:47:16.14 ID:z0+hp9cA
>>571
いくつか派閥ありそう
575名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 23:19:55.47 ID:eUPAbARH
テクニックと媚薬が組んだら、どんな女神も口を割りそうだよね
冷静沈着で憧れだった戦女神がだらしない顔でイきまくる姿に戦慄する捕らわれた天使たち
快楽に飲まれ堕天してしまった勇者のパートナー天使が更に恐怖を煽る

触手からすれば、ちょっと強い薬を打って、いつも通りにしただけなのにと困惑したり
576名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 08:44:58.97 ID:cT0Ws93h
貴方は触手である事を尊いと思っている?
なら業や媚薬だなんて考えないことね
触手はただ触手であればいい
577名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 10:00:56.90 ID:T89MZXW4
定期的に職種同士の会合が開かれたりするのか
テクニシャン派、媚薬派、苦痛派、仲良し派、ギブアンドテイク派
578名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 16:02:00.23 ID:wz5DT3zt
議論が白熱して喧嘩になったら
リースさんが仲裁に入るわけだな
579名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 20:53:11.06 ID:KeEcuheh
>>577
媚薬派が最大勢力かな? 仲良しは少なそう
580名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 21:36:37.12 ID:mIHBi5D8
スライム「やったぞ!全耐性とバステ技と性技を会得しステータスがカンストしたぞ!」

 数日後...

スライム「耐性が高すぎで誰をヌメっても何も感じなくなって生きてる気がしないお…」
581名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 21:40:39.55 ID:wmnM9oRJ
過去にテクニシャンの老触手が「近頃の若い奴らはすぐ媚薬に頼って…」
と嘆くSSがあったな
582名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 22:28:00.83 ID:2dl7C5y3
触手A「どうせ挿入役は太い奴ですよ…」
触手B「いつもおにゃのこの周りでにょろにょろ動く役です」
触手C「やっと突っ込めたと思ったら他の触手等が一斉に……」
触手D「本番は本体がやるから背中から見てるだけです」
583名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:09:32.06 ID:vOXvaV0G
そろそろ触手が触手を責めてもいいんじゃないの?
584名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:11:28.02 ID:1pSS1NNv
>>583
つ 触手姫物語
585名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 23:14:43.81 ID:KeEcuheh
>>582
びっしり序列とか役割とか決まってるのかw
586名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 15:15:25.76 ID:SHmZImMP
触手E「いつも離れた場所でうにょうにょしてるだけです」
触手F「いつも『ズシャァァァ!』とか効果音出してますがそれだけの役です」
587名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 20:56:31.81 ID:EsGkE/O8
これからエロシーンの背景で海中のワカメみたいにウネウネしてるだけの触手見たら
笑っちまいそうだからやめれwww
588名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:06:20.69 ID:2JU3sm7r
ただ触手が攻めるだけじゃあ駄目だ、今の時代何か付加価値が無いと!
お前らだってエネルギー吸収、若返り、同化とか色々あるだろう!?
589名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 00:22:57.79 ID:z7zO52rk
触手が若返り……?
590名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 01:16:01.02 ID:RYEbKx3n
いや、どこにでもいる老婆が触手に妙な液体流し込まれてロリババァにとかそんなアレじゃないか?
591名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 06:53:21.60 ID:zEcvS11V
じゃあ淫気玉うてるように修行するニョロ
オラにみんなのエロを分けてくれ
592名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 07:23:53.44 ID:N70LHs/e
マ〜 メ〜 ナ〜 メ〜 ハーーっ
593名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 12:32:41.09 ID:D9B8zgAE
触手A「あ…、あの、デュフフフ…お、俺も、女の子を…」

触手D「おい、なんか言ってるぞ」
触手Q「目ぇ合わせんなって」
触手N「どっか行って離れようぜ」
594名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 23:42:55.70 ID:foAF8Em8
生まれてから死ぬまでウニョウニョだけの触手もいるんだろうなー
595名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 09:09:29.12 ID:XRazwymu
童貞触手w
触手の世界も大変だな。
30過ぎると魔法が使える様になるかも・・・
596名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 10:38:56.70 ID:js1laHRM
童貞がバレないように、知識だけ豊富
一生に一度あるか無いかの獲物を 見栄張って 喰い飽きたとか言って見逃してしまう。
とか
いっそ開き直ってネットで女性叩き、やがて同触愛に目覚めてしまう、とか
597名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 10:53:06.33 ID:m8Vy0UeV
童貞触手「ババアの臭い愛液なんかいらないニョロ。若い処女の美味しい愛液を吸わせろニョロ」

触手も人間も変わらないな
598名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 12:52:47.02 ID:3ezTy8lo
童貞触手「虹最高!惨事はババァしか居ない(キリッ」
599名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 14:24:54.33 ID:H3iZ9K8U
長文投下できないなー・・・
600名無しさん@ピンキー:2011/05/29(日) 15:15:57.38 ID:V7YK4aJc
どこかのアップローダに一旦上げてここにURL貼るとか
601名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 01:48:28.73 ID:4WwGeu8v
あれ、ひょっとしてファイアフライ掲載されてたサイト消えちゃった?
602名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 02:05:12.70 ID:tk3SClkO
あら・・w
603名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 21:23:57.47 ID:uCNTqePF
>597 ワロタ
604名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 21:24:23.12 ID:2wIQXX2L
「素人童貞」の触手いそう
605名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 02:08:41.11 ID:1x5A2KpB
ある触手の巣。肉壁に手足を拘束され陵辱される小学生や中学生の幼い少女たち
周りには破壊されたコンパクトやスティクなどの変身アイテムの残骸
触手さん曰わく魔法少女を返り討ちにして堪能する度に毎回、変身解除が子供なのであって断じてロリコンではないとの事
606名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 05:49:49.06 ID:uRClnm0C
つ奥様は魔法少女
607名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 18:54:14.59 ID:7ifZXruC
触手「巨乳のお姉さんを犯して魔力を吸収していたら変身が解けてつるぺた少女になったニョロ」
「どうりで処女だったわけだニョロ」
608名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 21:31:56.98 ID:8Ufms7fu
触手「大人と違って小中学生の女の子は愛液の量が少なくて魔力を吸い取りずらいからあまり・・・」
609名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 22:18:28.71 ID:7ifZXruC
量が少ないからその分濃厚な魔力が
610名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 22:19:20.10 ID:Lv+1lcbw
触手「もう二次じゃないと粘液が出ないニョロ」
611名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 23:52:37.96 ID:8h25pM3k
触手「長くしようと畳の目を数えてたら畳でしか反応しなくなったニョロ」
612名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 09:43:10.88 ID:ZPBf+DZN
>>608
QB「僕達的にはそれくらいの年齢がちょうどいいから頂戴よ」
613名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:01:11.31 ID:dNyqUs3e
触手「協力するくらいならできますが何かメリットありますか?」
614名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:22:56.04 ID:FYMfV9Tg
QB「キミの願いをなんだってかなえてあげる。だからボクと契約して魔法触手になってよ!」
615名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 12:33:42.30 ID:Z+mCgPxi
それ契約によって負う責務と願望が一緒になってるとおもうんですが、QBさん
616名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 14:23:01.72 ID:Em+wuhMQ
QB「代わりに魔法少女と戦う義務が発生するけどね。あとはキミの実力次第さ。勝てばよかろうなのだ」
617名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 16:52:22.72 ID:dNyqUs3e
ほむ「待って、そいつの言うことを聞いちゃ駄目」
618名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 19:20:16.97 ID:9UdSO8o2
触手「勝って場合、その魔法少女は好きにしていいニョロか?」
619名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 21:46:10.22 ID:PWjDtRgi
>>617
触手「君が最初の魔法少女ニョロか?可愛いニョロ。早くその身体を食べたいニョロ」
620名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 21:57:59.18 ID:dNyqUs3e
ほむ「それには及ばないわ」
621 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/06/02(木) 22:05:38.18 ID:OD+cZ/Zi
小中学生の中に取り付いて愛液の分泌を促進させる
寄生タイプの触手っぽいなにかという設定を受信した
622名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:32:01.21 ID:fcspeEGC
お漏らししたと思ってびっくりして涙目、けどバレないうちになんとか拭いてしまおうとしたらそこで感じちゃうのか
623名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 17:04:02.47 ID:VomtdgSh
昼間は子宮や膣内に潜んでいて
深夜に家族が寝た後這い出て身体を弄びながら愛液を吸っていた触手さん
しかし少女が中学生になってからは深夜だけでは我慢できなくなり・・・
624名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 20:54:58.66 ID:xy/EmKmv
ついに少女の股間から旅立った触手さんは
昼間、家事を終え昼寝中の母親の股間からただよう
濃厚な雌臭に引き寄せられ……
625名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 21:58:34.22 ID:7U5Qs+m2
気絶した女性が ありふれた過去の夢を見ているとき
出産が終わった娘は 暗闇の中で新たな挿入を待っている
足をとられた少女が 恐怖に怯えながら抵抗をするとき
壊れた女は 快感を与えてくれる先端に口付けする
この世界では いつもどこかで陵辱がはじまっている

彼女らは触手をリレーするのだ 被害者から被害者へと
そうしていわば交替で触手を増やす

意識を失う前のひととき耳をすますと どこか遠くで女の子の声が鳴ってる
それは彼女達が産んだ触手を 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ
626名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 22:02:40.48 ID:29h9nO2l
触手「夜は女子中学生の娘、昼間は母親の愛液をいただくニョロ」
「今度、クラスメイトが遊びにくるらしいので楽しみニョロ」
627名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 22:25:07.47 ID:VfyIJEuI
触手を覗くとき触手もまたこちらを覗いているのだ
628名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 23:49:44.17 ID:xy/EmKmv
クラスメートがきたらしいから早速部屋から出たと思ったら
すでにクラスメートの中にはいっていたニョロ

何をいっているか分からないと思うニョロ(ry
629名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 09:14:28.58 ID:s+jEPYMa
クラスメイトの中の具合はどうですか触手さん
630名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 09:29:40.77 ID:EGDHpqCg
>>628
ムウ、それは世に聞く「磨鏡」であろうか。
631名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 11:07:05.34 ID:aEf3DuL9
か、貝あわ……あわわわわ
632名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 15:27:18.25 ID:slt1TEOB
それはレズ、百合スレでや(ry
633名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:12:17.88 ID:eiB3zjtl
クラスの女子全員の中に日替わりで侵入して愛液を飲み比べる触手
634名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:47:16.34 ID:4oMyRGTv
ぺろ……これは青髪愛液!
635名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 22:15:45.37 ID:l0MlqoWv
触手ダブルディルドーと申したか
636名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 22:44:38.96 ID:s+jEPYMa
クラスの女子の愛液を味や量、質を五段階評価してランキングにする触手さん
637名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:49:07.58 ID:IzmaU3rf
            /´⌒`ヽ
           ( ゚ 。Д )ニつ
            触手さん
        _              _
       /|  /       \  |\
    敵/  /獲物    依頼\   \営業 
    /  |/             \|  \
        ̄    願い事      ̄
  ∧_∧   ────────→   (ゝ,,/)
 ( ´∀`)  ←───────―   ( ´Д`)
 魔法少女      契約          QB
638名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 02:05:01.40 ID:7isUfX46
人間の醜さの象徴の一つとも言うべき強姦(レイプ)
触手さんのテリトリー内で始まる集団レイプ。泣き声も叫び声も届かず殴られ蹴られボロ雑巾のように扱われ犯される少女
その少女には苗床より更に上位の存在、マザーとして触手を産むだけでなく母親(群れのリーダー)として触手を導く素質がある
その場合の助け方と唆し方(犯し方)はどうあるべきなんだろ?
639名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 12:32:31.65 ID:36/d2CUQ
レイプした側をレイプするしかないな
640名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 16:20:00.25 ID:x3TjnO5z
レイプしてた側をレイプ
その後なんか希望を見出して寄ってきた少女を巣に連れ込んでいろんな意味で丁重におもてなし
641名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 17:19:43.43 ID:WEQgrhp9
触手「適当にコンビニ横にいた女子中学生に入ったら体中が痒くて変なブツブツが出てきたニョロ」
642名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 17:26:49.85 ID:YM3IQlTV
真菌類に寄生されたか?
643名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 17:37:53.06 ID:OF3CXnKc
♂を触手的にレイプしながら去勢的に無力化

傷ついた少女を触手的粘液でいやしながらの無言のなぐさめに
少女が気づき、鮮血にまみれたあそこを遠慮がちに窺う触手を
自らの手でそっと引き寄せ……
644名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 17:45:52.17 ID:YM3IQlTV
ふと脳裏に怖い電波が…触手ツボカビ病の世界的大流行…
645名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 18:56:28.21 ID:woabowX1
致死率80%の驚異か
646名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 19:54:38.31 ID:SC3uA34e
触手「愛液が臭くて味がおかしいと思ったんだニョロ」
「でも女子中学生の愛液だから我慢して飲んだらこのざまニョロ」
647名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 22:38:16.67 ID:/vFc6Jac
数ヶ月後奇跡的に生還した触手さんのコメント
「もう、女子中学生だからってホイホイ侵入しないよ これからはまじめそうな女の子だけ狙うよ」
648名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 00:56:14.85 ID:4H318jSn
触手に処女崇拝が浸透する理由か…
649名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 01:05:30.03 ID:bR8cTpBq
天使の研究所が開発したアンチ触手ウィルス?
650名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 05:41:09.59 ID:T2zE6MRo
>>648
そこで処女とやるとエイズが治ると信じたどこかの国のように
幼女の処女率が下がるわけですね
651名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 10:13:58.58 ID:kAASJCb3
12歳になるまでに触手に侵入されたらHPVに感染しない的なお利口な触手なら
世の親はよろこんでわが子を触手に差し出すだろうな。
処女率?
処女膜をうっかり破るような不手際な触手はいません!
652名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 15:51:40.11 ID:v6RgMuC0
触手「僕の粘液を吸収すれば病気にならないニョロ。代金は娘さんの体液でいいニョロ」
653名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:03:19.68 ID:TAJvzUJ1
オリジナルSS投下します
1話はエロなしなんで、2話連続での投下です。さるさん対策で時間をおいての投下になります



 夕日のひかりが沈むころ、彼女たちの密会は終わりを告げる。少女は約束を交わし、家路へとつく。それを見送るのはひとつのいのち。
 昼と、夜。その境界を、今日も越えた。

 夕暮れホライゾン

 雨。音もなく、ただ静かに校庭を湿らせている。退屈な午後の6限目、私はそれに見とれていた。
 授業は退屈だ。入学当初はやはり目新しかったものの、一週間、二週間と続けば小学校の全くの延長であることに気づいてしまう。
特に午後の授業は、お昼ごはんを食べたこともあって眠気も襲ってくる。勉学へのモチベーションが下がってしまうのは致し方ない、そう心に言い訳をして窓の外を観察し続ける。
 学校が嫌いなわけではない。むしろ、友達とのお喋りを楽しむ場として毎日の登校を楽しみにしているくらいだ。
もちろんまだ若い学生として、不意の休日は歓迎するし、ベンキョウハキライ、と公言する権利を存分に使ってはいるが。
 少々薹のたった教師が、黒板に新たな数式を書き込んでいく。教室に意識を戻した私は、硬質な音をなぞってノートに書き写していく。黒鉛で整理されたノートには予習のあとがあった。
時計の針は誰にでも平等で、教師が予定していたとおりの内容を終えると、生徒を解放するチャイムが小さな校舎に響いた。彼が職員室に戻り、担任がやってくるまでの時間。それは私たちの時間になる。
「茜ちゃーん、眠かったよ〜」
机の収納から机脇にかけた鞄へとノートを詰め替えていた私に、まだ幼さの残る少女の声がかかる。顔を上げると、金色の髪を揺らした少女がいた。
「前田先生も、もうちょっとわかりやすく教えてくれたらいいんだけどね。どう、今日のは理解できた?」
「んー、まあまあ……。ところで、なんでわざわざかけ算のことを難しく言い直してるんだろう。混乱しちゃったよ、わたし」
彼女の名前は、ひかり。人口の少なめなこの町には珍しい、純粋な金髪をもっている。私とひかりは、小学生からの友人で、無二の親友だった。
しばしの雑談の後、担任が入室したことでひかりは自分の席へと戻っていく。彼女や他の友達との交流が楽しくて毎日登校しているのかな、ととりとめのない考えを巡らせる。
654名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:04:38.31 ID:mEgh4KsO
 いつもと同じ教師の言葉。昨日と変わらぬ注意事項。知らなかった顔も見慣れれば日常になる。じゃあ、また明日。そういって彼は教室を離れる。
そこから先は子どもの時間だ。誰それは部員の少ない部活へ行き、私は友達と帰路につく。教科書が入って重くなった鞄を提げて、既に扉の前に待機している友人の元に参じる。
ひかりと、もうひとり。すこしやせ気味な肩、そこに届くくらいのしっとりとした漆髪の少女、美佳。私の髪は癖があるから、少しだけ羨ましい。
彼女の黒縁メガネの奥、垂れがちな瞳が細くなって、艶のある唇が形を変える。
「それじゃ、いこっか。ふたりは傘、もってきてる?」
大丈夫だよ、と答える。午前の終わり頃に降り出した雨は、その勢いを変えずに降り続けていた。
「茜ちゃん、いーれてっ」
「忘れたの? ちゃんと天気予報くらいは見てから来なさいよ……」
そういいながらも傘を差しだしてしまう。雨の日には必ず見る光景。彼女は可愛い赤い傘を持っているのだけど、学校があるときにはどうしてか私の傘に入ろうとする。
「お母さんにも、いつも言われるんだけどねー。やっぱり、朝から降ってないと忘れちゃうよ、うん」
 なぜか自慢げに話すひかり。けれど私は知っている。彼女のスクールバッグの底には、花柄の折りたたみ傘があることを。なんで彼女は私の傘に入ろうとするのだろう。
何か大切なことがあった気がするけれど、思い出せない。
 霧と言うには重い、糸のような細い雫が見慣れた田園を濡らしていく。まだ田植えは行われていない。夏になれば、ここは緑が映える美しい景色になる――。
 いつもと変わらぬ他愛のない話。小学生から変わらないこの関係。美佳の薄桃の唇が動いて、ひかりが大仰に驚いて、雨に当たるよ、と私が体を寄せる。
ひかりは可愛い。小柄で私たちよりも更に子どもっぽいから、という以前に、小動物のように庇護欲を誘う何かがある。ああ、そういえば。たしか彼女と初めて会話したとき、彼女は……。
655名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:06:23.52 ID:TAJvzUJ1

「じゃあまたね、茜ちゃん、ひかりちゃん」
 青い傘の下で手を振る美佳。黒い傘の縁を頭上に、私たちも手を振り返す。住宅地の少し前、旧地主の家。それが美佳の八森家だ。
お屋敷と呼ぶにふさわしい豪奢な家にお邪魔させてもらったときは、胸を締め付けられるような気がしたくらいだ。
 国道沿いに歩き、住宅街へ。交差点、本当ならここでひかりと別れるのだけど、彼女が雨に濡れるといけないから、家まで送ってあげることにする。
わたしの番だよ、といってひかりは私の手から傘を奪い取り、少し足りない背丈を補うように腕を高く上げた。
 ひかりが傘を持っているときの約束。いつから始めたのか、交差点からひかりの家までの道では、ふたり手を繋いで歩くようにしている。
ひかりの、きめ細やかで小さな手。私の、水仕事で荒れた大きな手。会話もなく、ただコンクリートを歩く。2回、きゅっきゅとひかりが手を握る。それに応じて私も2回、きゅっきゅと握り返す。
彼女が微笑んだ気がした。雨の日の日常。寂しがりやな彼女は、こうしてなにかを確認したがる。
ひかりの家、遠藤家。築10年は経っているけれど、ひかりのおばさんの手によってきれいに保たれている。周りの家に比して大きめの庭も、緑が溢れて、花のつぼみも膨らんでいた。
「茜ちゃん、また明日。いつものところにね」
「ひかり、また明日。風邪、引かないようにね。それから、海に近づかないように」
 はーい、と可笑しそうな声。名残惜しそうに離れた手のひらが、門の中へと吸い込まれていく。扉が閉まったのを確認すると、私の足は踵を返した。
 先ほどの交差点、それを商店街の方へ歩いていく。大通りに出る前に小道を曲がり、どんな日でも陰の差している路地に至る。
木のドアに青い看板で「スナック みどり」と名乗る小さな家。店先から裏に回って、従業員用の扉の前に立つ。錆び付いた鍵を差し込んで、すべりの悪くなったドアノブを回す。
 家の中はいつでも暗い。お母さんは、この時間なら寝ている。7時までは店に降りてこないのだ。
2階に上がり、私の部屋へ。雨のせい、とは言い切れないようなかび臭さが鼻につく。遊びに誘われて入ったひかりや美佳の部屋とは大違いに、陰鬱な雰囲気が漂っている。
 鞄を畳に置いて、制服を脱ぐ。どこにでもあるような白い長袖のセーラー服。リボンの色で学年がわかるようになっていて、私たち1年生は濃い緑色だ。
スカートのホックを外して、ジッパーを下ろす。これで下着のみの格好――ではなく、寒さ対策の体操着を上下に着ているので、それも脱ぐ。
雨のせいで余計に気温が下がっていて、肌寒い。そういう血なのかどうか、私は同学年の子達と比べても発育がよいほうだ。
お腹まわりに余計なお肉がついていない(はずだ)割りに、胸もお尻も大きめだ。そのせいで、太って見えるのが腹立たしいところだけど。眼下の黄緑色のブラも、ジュニアブラとはいえEカップのものを使っているくらいだ。
656名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:08:22.19 ID:mEgh4KsO
 脱いだセーラーをしわが寄らないよう注意しながらハンガーに掛ける。スカートは水滴がついているので、他の服から離れた場所にかけて、床に新聞紙を引いておく。
ぶるり、と身体が震えた。いつまでも下着のままだと風邪を引いてしまうので、外行きの服を引っ張り出すことにした。背の低いタンスから動きやすいようなシャツとパンツを取り出す。
長袖のシャツの中は、ひんやりとしていて鳥肌が立ってしまう。両方を着た後、ねずみ色のパーカーを羽織る。色気のない格好だが、これが私の毎日の外着。
小さな冷蔵庫から「きょうや」と書かれたビニール袋を取り出す。そろそろ尽きてしまいそうだ、また補充しなければ。
玄関まで降りて、靴を履く。傘立てから透明なビニール傘を取りだした。
「いってきます」
誰が答えるわけでもないのに、私は必ずこれを言う。きっと、習慣になっているのだろう。
 外はまだ、雨が降り続いていた。


 この町の西側には日本海があって、すぐ後ろには大きな山脈がある。この山は世界遺産にもなっていて、一年を通して観光客が絶えない。
絶えないとはいっても、この町目当ての人はほとんどいないので、あまり町は潤わないのだけど。
 湿った落ち葉を踏んで、山を登る。ここは地元の人も滅多に来ないような道なので、噂になるというような心配もしなくてすむ。まあ、道というか、私の足でできた獣道なのだけれど。
657名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:10:55.97 ID:mEgh4KsO
 葉の落ちて寂しい見た目を晒すブナの木をすり抜けて、山の奥の方へ。山と言っても坂道のようなもので、家から充分歩いてこられる距離だ。
たいして体育の得意でない私でも疲れを感じることなくここまでこれる。
 雨でとけた雪を踏みしめ進むと、鬱蒼とした木々の中に小さな洞窟があった。ここが私の目的地。
 ぽとん、ぽとん。洞窟の中に、水滴の垂れる音が反響する。鍵に付けた豆ライトで照らしながら、狭い洞窟の中を進んでいく。
道なりに足を運んでいくと、これまでとうって変わって開けた場所に着いた。
 獣臭。獣の吐息。
 枯れ草で作ったベッドの上に、大きなオオカミが眠っていた。
「キョウヤ、起きて。ごはん、もってきたよ」
灰色の毛並みのオオカミは、私の声に反応してまぶたを開ける。すんすんと鼻を鳴らしたあと、人懐こそうな声を上げて私に問いかけてくる。
「茜、おはよう。今日のごはんはなにかな? 鹿の肉だとうれしいな」
「鹿のお肉なんて、手に入らないよ。今日は、豚肉。それとツナ缶持ってきたけど、食べる?」
ツナ缶はいらないな、そう言ってキョウヤはのっそりと起きあがる。
 2足歩行。
 そう、あれは半月ほど前。私がちょっとした家出をしたとき、このキョウヤを見つけたのだ。右前足に怪我をしていて、とても苦しそうだった。
大丈夫、と駆け寄ったときにキョウヤが人の声を発したあの瞬間の驚きは、この先も忘れられそうにない。
 それから、私はキョウヤの世話をし続けている。たぶん、世間で話題になっている特害獣(だったっけか)なのだろうけど、関係ない。彼は私を必要としてくれているし、彼は私がいなければ死んでしまうだろう。これはきっと、当然のことなのだ。
「包帯、かえるよ」
座り直してお肉を食べているキョウヤにそう告げる。頷いたのを確認して、黄ばんで固まりかかった包帯を解いていく。ほとんど貫通しかけていた傷も、今ではかさぶたにまで治癒している。
やはりキョウヤは私の知っている生き物ではないのだ、と痛感させられた。
 新しい包帯を巻き付け終わったときには、キョウヤはお肉を食べ終えていた。時計を確認すると、まだ4時43分。あと30分はここにいることができる。
「ねえ、キョウヤ。今日はね、こんなことがあったの」
それからの時間は、会話に費やす時間。私がただ延々と喋って、たまにキョウヤが相槌を打つ。私は、キョウヤがなんでここに倒れていて、なぜあれほどの怪我をしていたのかなにも知らない。
キョウヤは、私がどこの誰で、どんな名前の学校に通っていてどんな友達がいるのか全て知っている。本当はそんなことしてはいけないのだろうけど、なぜだか全てを話してしまう。
 寂しいのだろうか。
 誰かに何かを、聞いて欲しいのだろうか。
 キョウヤは優しい。どんな愚痴でもどんな悪口でも、なにも言わずに聞いてくれる。そんなだから、きっとなんでも話したくなってしまうのだ。キョウヤと出会って知ったことがある。私は思っていたより最低な人間だったということ。
キョウヤ以外に誰も聞いていないと気づくや、私は平気で他人の陰口を叩いていた。
658名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 00:12:29.65 ID:mEgh4KsO
 けれど私にも良心はあるようで、そういったイヤなことを言い続けていると胸が詰まって涙があふれ出てくる。そんなとき、キョウヤは私の頭を黙って撫でてくれる。
 きっと、私は彼に甘えているのだろう。
 ピピピピ、ピピピピ。腕時計のベルが鳴る。5時15分。そろそろお別れの時間だ。岩床に落ちたビニールを拾い、少し疲れた足を立てる。
「茜、また明日」
「うん。また、明日」
 スクールシューズのつま先は洞窟の外へと向かっていく。空は赤い太陽が落ちかけていて、雨は止んでいた。
 夕暮れは私だけの時間。それを過ぎれば、夜になる。
 昼と、夜。その境界を今日も越えた。

01.夕暮れホライゾン


第1話おわりです。1時くらいにもひとつ投下
1行あたりに文字数制限があるなんて知らなかった……
659名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 01:41:20.83 ID:Tsj4hfAT
文字数制限の有無に関わらず、ネット上に掲載する文章は紙媒体とは違うので
適度なところで改行を入れてくれないと読みにくくてしょうがないです
660名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 03:38:21.25 ID:6g2J81Mj
別にそこまで酷くないと思うんだが?
661名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 03:40:02.73 ID:GgLaVyWU
俺の個人的な主観ではあるが、4行に一回程度改行を入れてくれると嬉しいかなって
662名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 03:58:45.25 ID:ZsQQN5yd
論争の始まりの予感
作者寝落ちの予感
663名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 04:15:48.55 ID:30R/Mv9Q
読み難いならフォントをメイリオやIPAとかに変えたり拡大したりして
自分向け設定持ってた方が楽だから気にはしないな。
とりあえず2に期待
664名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 09:47:44.32 ID:4FsfafKb
読ませる文章で好きだ。続きに期待!

改行はあったほうがいいんじゃないかね
一行が横にめっちゃ伸びているし
665名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 19:13:17.62 ID:JnSIEhJv
スレ違ですまんが誰か「有名な怖い話をエロい話に改変しよう2」でスレを立ててくれないか
666 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/06/07(火) 19:16:44.12 ID:kWpKbuu2
それ立てる前にここの次スレが先だと思うな、490kbだし
どっちにしても俺はレベルが足りんけど
667名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 22:35:43.00 ID:wI9TqLqc
大将格の触手が粗野で乱暴で下手に暴れると
格闘家ヒロインなら腕の一本は軽くへし折り
魔法使い系ヒロインだと1日で再起不能になるまで魔力や生命エネルギーを吸い尽くし
ウルトラマン系ヒロインならカラータイマーを砕き容易く命を奪う
そんな上司に恵まれない触手はどう生きるべきか
668名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 22:58:31.00 ID:JnSIEhJv
その時までにスレが立たなかったらよろしくだニョロ
669名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 23:15:22.56 ID:heAegBIT
>>665
ろくろっ手足
手足が伸びてローパー状態となって女しばって色々

ぬりかべ
女を肉の壁に縛り付けて色々

夜鳴き爺
後ろからしがみついて色々

○○かけ爺
白いのをかけて色々。元ネタは婆だが対象が女なので爺

赤い部屋
女性ばかりが行方不明となる都市伝説
正体は永遠に出てこれず犯され続ける肉の部屋
名簿に載っている女性は、全員、今も…
670名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 07:56:26.20 ID:fBPc36cf
>>658
なんですが、とりあえず改行直してます
それと、規制されてしまったのでしばらく書けません・・・
671名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 11:51:32.40 ID:5/6ewYii
実のトモダチの作者さんはどうなったのだろう……
672名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 23:26:34.83 ID:8YV9iN+T
今日は危険日だからコンドームつけるニョロ
673名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 00:39:01.02 ID:cbAEwAsh
媚薬粘液も効かない。中に強力媚薬を注ぎ込んでも変化ないだけでなく
痛覚・感覚遮断で悶えない喘がない

触手さんにとって最凶の敵と言ってもいいロボットヒロインの正しい犯し方が思い付かない
674名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 00:43:28.45 ID:KQQKIebF
電子触手「ワレワレノ出番ニョロ」
675名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 01:26:55.11 ID:oEXY5Gy1
機械触手にウィルス・クラッキング…
やりたいほうだいじゃないっすか
676名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 22:56:28.70 ID:bP/ReNel
過電流(過電圧だっけ?)でイカせるんですね
677名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 00:15:31.67 ID:AVwrdbQ3
絶頂させるコマンドを強制的に送り込むとか

ところで触手の魅力は子宮とか入れないとこを責めれる事だと思ってるんだけど俺は異端なの?
678名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 00:19:04.42 ID:YH5PenE9
>>677

おいもそう考えてるけど・・・異端かねぇ?
679名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 01:51:38.70 ID:6cNbiuc8
なんで異端だと思うのか不思議だな
ヴェルタース・オリジナルでも食い過ぎて、自分が特別だと思い込んだか?
680名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 02:24:46.46 ID:AVwrdbQ3
やっぱりそうか。
安心したよ。

というかロボ子もといガイノイドいぢめ書いてみたけど忍法帖UZEEEE
681名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 02:26:42.40 ID:mPEBXR5D
いつのまに名無し欄が
682名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 18:08:32.07 ID:AVwrdbQ3
20XX年のことである。
触手がキモカワイイと言われ、ペットとして飼うのが大流行した。
だがその僅か数年後、世界各地でペットの触手が人を襲う事件が多発し、
恐れた飼い主たちは、生態系への影響を考えず自然へと逃してしまったのだ。
慌てて法整備するも歯止めが利かず、本格的に対策が考えられたときには
野生へ帰化した触手が他のあらゆる動物を孕ませ、爆発的に増え続けていた。

出された対策は「駆除する」という至極単純な物であった。
だが野生で逞しく育った触手は、よほど屈強な男でないと太刀打ちができないほどにまでなっていた。
そこで、兵装したロボットを使ってみてはどうかという案が出されたのである。
折しも、とある会社が製作した性処理用ガイノイド、いわゆるセクサロイドが、
あまりにリアルすぎることから販売停止を喰らい、大量に廃棄されていた。
性的行為に関するプログラムを全て排除した、戦闘に特化したプログラムを書き込み、利用する。
これは実験当初から、かなりの効果を上げていった。

◆───────────────────────

「No.046、目標を発見しました。………データベースに無いタイプです。」
一体のガイノイドが、廃工場を走っていた。
手に抱えられたレーザー銃は触手駆除専用のもので、照射すると触手を崩壊させることができる。
走るのを止めて、レーザー銃を構えた先に居たのは金属色に鈍く輝く、初めて見る触手だった。
トリガーをひこうとした瞬間、ガイノイドの四肢へ背後から別の触手が伸びる。
呆気無く自由を奪われ、陰部へ触手が伸びるが彼女は露ばかりも動じない。
「No.046、目標に捕まりました。命令をどうぞ。」
ガイノイドという強みはここにある。
触手の攻撃である性的行為が通用しないので、その間に作戦を練ることができる───はずだった。

金属色の触手が細い一本を飛ばし、彼女の耳へと侵入を試みたのである。
チキチキ…カリカリカリ…、パソコンのHDDを使用したときのような機械音が小さく鳴った。
「………!ALERT!ALERT!
 メインプログラムへの不正な侵入が検知されました。
 ファイアウォールの起動を試みます………。
 …………………………失敗。
 書き換えを防止するタメに、全プロぐらムを終了しマす。
 終了後は、30秒後ニ自動的に再起動が…」
バチンッ!という甲高い音と共に、一瞬ではあるが高電圧が流される。
思考がフリーズして、触手によるクラッキングを無防備にうけてしまう。
そして、メインプログラムの書きこまれたメモリの片隅を隅々まで検索される。
探し当てたのは、戦闘用プログラムが書き込まれる前のプログラムの断片。
眠っていた機能を強制的に起動させて、コマンド「絶頂」を送り込む。

「──────あっ、ひぃぃっっ!?!?!」

刹那、触手に抑えられていた身体がびくんと跳ねた。
戦闘用のプログラムには絶頂後に対応する機能が搭載されておらず、
イキ顔を曝したまま、人工知能が快感を貪り続ける。
683名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 18:09:51.61 ID:AVwrdbQ3
勢いで書いた
反省はしている
684名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 19:25:15.02 ID:JmA+pVhB
えっ?続きは?
685名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 19:43:30.01 ID:AVwrdbQ3
ごめん
勢いが切れたから無いんだ…

気が向いたら書くかも
686名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 00:59:42.32 ID:AJnWpEkC
これはナイスガイノイドと言わざるをえない
687名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 07:49:35.57 ID:XdXQYZP8
触手壺触手壺触手壺触手壺
688名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 08:19:52.14 ID:XQW92zr8
ハクション大魔王みたいなカンジで、触手が出てくる壷?
689名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 08:53:02.10 ID:XdXQYZP8
例えが古くてわからないんですけどー
690名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 09:28:08.89 ID:5kmT32B2
それだと、触手超頭低いな。ぺこぺこしてそうだ
691名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 21:40:35.01 ID:IUiwNUgD
放射能汚染でリアル触手誕生してそうだな。あの海域。
692名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 21:51:38.01 ID:qQl/t+Iw
巨大ナマコに丸呑みというのも捨てがたい
693名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 21:56:41.16 ID:bQjnhsuG
そんなこんなで残り3kb
694名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 03:52:08.18 ID:OgWeOgmW
たった13行でエロにいたる前提を余すところなく描ききる筆力!
>682…恐ろしい子!
695名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 04:10:14.26 ID:WVBNYQOE
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1307819390/

埋まる前に次たてたニョロ
696名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 12:45:43.63 ID:hqQBffXk
乙!
697名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 18:56:34.41 ID:WVBNYQOE
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http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1307819390/
698名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 06:47:32.11 ID:cRXyM4w1
あれ?落ちた?これ落ちてないよね?落ちろよ
699名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 07:16:14.44 ID:FvbOt/dV
まだ落ちてないのかな
700名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 07:30:05.46 ID:cRXyM4w1
おら499KBなんて微妙な位置で止まってんじゃねぇ突っ切れ
701名無しさん@自治スレで設定変更議論中
触手壺!