【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ18【ボーカロイド】

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1名無しさん@ピンキー
ネギをかじりつつ科学の限界を超えて生み出されたVOCALOID。
そんなVOCALOIDのキャラでエロパロ妄想。

■ワンカップ片手にsage進行推薦
■荒らしはアイスを食べながら冷やかにスルー
■荒らしを相手にするあなたはアナルネギで解熱
■荒らしも荒らしに反応するやつも腹切れ貴様ら!
■それでもダメなら専用ブラウザでNG設定を。ロードローラーだっ
■非公式キャラ(弱音ハク、亞北ネルetc)や
  偏った趣向を含むのSSについては注意書きを
  801はスレ内に不和が生じやすいので棲み分け推奨。男女男女交互に並べ
■セウトはもちろん、セーフの非エロSSもあり
■純粋に萌えを語るのもよし
■気に入らないカップリングでも文句は自重、タコのごとき柔軟さでスルーせよ。
■ ※500Kが近付いたら>>1000近くなくても新スレを!!
鉄アレイの如く重くなって落ちちゃいます
■シテヤンヨちゃんは絶対正義。

前スレ
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ17【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1282028122/

2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/

ボーカロイドの部屋
その1 http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid01.html
その2 http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid02.html

関連スレ
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1284960781/
VOC@LOIDOで801 11体目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1255271991/
2名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 22:04:32 ID:J2IAqBBX
>>1
乙乙!

テンプレにシテヤンヨちゃんが入ってるwwww
3名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 00:55:54 ID:B70qj21r
おたおめMEIKO期待
4名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 02:52:28 ID:0YyMvpD9
メイコさんおめでとう!愛してるよ!!!
5名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 23:26:23 ID:FsQv/URI
めーちゃんおめー
6名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 09:24:40 ID:PhdJovpY
めーちゃん誕生日おめでとう!
7名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 22:21:49 ID:klt0fRD0
前スレ878
あっまーい!超GJ!!

まだまだ全裸待機を続けるぜ!
8名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 22:48:46 ID:NEuOOgZi
いいかげん風邪ひくぜ
靴下くらい履けよ
9名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 23:07:39 ID:XFVdPQa4
>7
せめてマフラーぐらいつけろよ
10名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 03:29:43 ID:XGR2YWMO
耳が冷たいと大変だからヘッドフォン貸してやるよ
11名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 05:42:46 ID:S6KhKLUp
※メイ i ヘルプ…?(住人設定に偏りの有る内容に尽き、厳重注意!)




胸の奥から、喉を圧し、頬を伝わり…頭の上へと、抜け出してゆく鈍い感触が。
まるで渦を巻く様に、熱を帯びたナニカが…身の裡(うち)を執拗に撫で擦(す)り、廻りながら、這い昇ってゆく。

メイコは己の芯を解かそうとする、痺れる感覚に揺すぶられ続けて居た。


声を挙げようにも、クチから漏れるのは熱い吐息…くらいで。
…ともすると、意識を手放しそうになるのだが。

恐らくはそれを赦さぬ、或る種の“責め苦”の如く…に。
後孔から背中の髄(ずい)を震わす、重い衝撃が…不用意に襲って来る度に。
逃れようと足掻き、幾度も『救われる統べ』を願おうとも…それも適わなかった。


――数日前。
「如何やら、メイコが…場の『棄(キ)』にヤラレて仕舞った様だな。
…病むを得ない、帯人(*KAITO亜種)に『結界』を張る準備を、頼んで措(お)いて呉(く)れないか?」

…そう指示をするマスターの言(げん)を最後に、メイコからは『ヒトの声』を捉えるだけの能力が失われて居た。
だからメイコは気が付いては居ない…のだが。
実は、この『閉ざされた空間』に於いて、殆ど狂わんばかりの叫びを挙げて、メイコは自分を冒すモノへと、抗って居た。


…傍らで、メイコの手を強く握り締め、取り憑いた『棄(キ)』を祓うべく。
煌めいた、ブルー・モルフォ(蝶)を想わせる、鮮やかな青のエナジーを放ち。
祈る様にキツく抱き締め、側に居たカイトが、ハッと顔を挙げる。

メイコの荒い息と、嗄れた声が止み…。

不図、安心した様に…唇に笑みを零し、崩れ落ちた瞬間。
カイトも、また深い眠りの淵へと、ズルリと音を立てて…沈んで行った。



多いに賑わい、盛り上がっている『祝宴』の席を抜け出し…。

カイトとメイコ。
ふたりは庭に出て、月の見えぬ夜天に瞬く『星達』を眺めて居た。

あの頃は、まだ住人達の頭数も少なく。
マスターも直接『場』へと出向いて居たが、イマや…これだけの大所帯へと。
振り返って数年の間に、人知れず『変革の波』は押し寄せ、世界は進んで居た。


「これから、また…どれだけの『住人』が、この家へと、来るコトに実るのかしら?」
囁くメイコを、カイトは微笑むと引き寄せキスをした。


「カイトが無事に戻って来てくれて、本当に…良かった」
あの日、目覚めた朝の喜びが愛しくて…。

―以上で。
12名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 09:03:24 ID:LzVNWn+d
ネクタイを締めろと何度言えば分かるんだ
13melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 13:43:28 ID:Z7vmIDF/
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/v/vocaloid29-12.html
の続編です。

日曜日の夕方、ヤマハ家の古風な玄関の呼び鈴が鳴り響き、ケンの家に訪問者がやってきた。
同じマンションに住むタロー=カワイと彼のセクサロイドの二人だった。
タローの11体目になるセクサロイドをケンにお披露目するための訪問であった。
ケンとタローは、同い年の幼なじみで、お互い自主自立の気風が高く、タローは、ケンと馬があった。
タローが言うには、『ケンは、尊敬に値する友人だが、セクサロイドの趣味が悪すぎる…』らしく、
ケンに言わせれば、『タローは、決して趣味人ではなく、裕福な退廃人なだけなのだ…』
とお互いに貶し合えるほどの仲だった。
お互い成人式を迎えて間もないが、タローも結婚する意思がまるでなかった。
しかし、ケンと違うのは、タローは、手当たり次第に女性を口説いては、別れるという軟派な遊び人であったことだ。
本人が言うには、セクサロイドよりも魅力的な女性が現れるまでは、結婚なんてしないということだった…。

”理想の女性が現れない可能性の方が高いんじゃねえの?”

そう思うケンではあったが、タローの開放的なところを尊敬もしていた。

「よう!ケン!成人しても、まーだ童貞なんだろ?魔法使い目指して、まっしぐらだな!
今日は、俺の新しいパートナーを見せに来たんだ。紹介するぜ。俺の新しい『ミイたん』だ!!」

タローの後ろから顔をひょっこり覗かせている初顔のセクサロイドは、
清楚な白いフリルのエプロンドレスにブルーのセーラーブラウスを着ていた。
緑色の髪を三つ編みにして、左右2本のおさげになっており、先端を赤いリボンで束ねてある。
おでこにはピンと跳ね上がった髪の毛が愛らしい。
胸の真ん中には、赤い大きなリボンと三角形のブローチにエクスクラメーションマークがあしらってある…。

”今度の服装は古典的なんだな。”

そう思ったケンに、彼女は『初対面でない挨拶』をしてみせた。
14melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 13:45:25 ID:Z7vmIDF/
「ケン様?あの、11人目の私です。また新しい私の容姿を覚えていただけると光栄です。」

セクサロイド人格OSの『ミイ』は、ケンが5歳のとき、
タローの初めての性教育係としてやってきたセクサロイドのお姉ちゃんの名前だ。
『ミイ』姉ちゃんは、タローの求めに応じ続け、これで、11回目のボディ交換になる。
しかし、ケンが、人格OSごと2人目のセクサロイド『リカ』に切り替えたのに対して、
タローは、初号機の人格OSをそのまま新型ボディにエミュレートし直して使い続けているのだ。
新型ボディの機能をうまく使いこなせない旧式OSをずっと使い続けるタローの行動が以前のケンには理解できなかったが、
ミクと出会ってから、それも愛情なのだと実感できるようになっていた。
しかし、本当に、ミイ姉ちゃんのことが好きなら、出会った頃のままのボディを使い続ければいいのに…。
新型ボディに載せ替えられる度の機種転換訓練で、ミイ姉ちゃんは、いつもメーカーの研修所で、強制メンテナンスをさせられている。
そういう苦労をさせられているのに、あの頃と同じまま、いつもうれしそうにケンに挨拶をしてくれるミイ姉ちゃんだった。

「ミイ姉ちゃん、こんにちは!姉ちゃんも大変だね。
新しいボディに次々と載せ替えるこいつの性癖は、もうビョーキだもんな。」
「まあ、ひどい!私のマスターの悪口を言うなんて!親友として、恥ずかしくないんですか?
マスターは、私を大切に使い込んでくださってるだけです。
ボディだって、耐久性が落ちてきたから、仕方なく転換しているだけですのよ?ねっ!マスター?」
「そうさ!いつまでも旧式のボディに入れられているOSの身にもなってみろって!
最新のボディに、筆おろしからの思い出をずっとつむぎ続ける古参のOSとのコラボ!俺の美学だぜ!」

ミイ姉ちゃんは、うれしそうにタローの右腕にぶら下がっている。
先代の10人目のボディは、グラビアモデルのようなGカップグラマーだったのに、
目の前の少女は、身長110cmのツルペタお子ちゃまボディになっていた。
ぷにぷにとした手足とほっぺは、間違いなくメガテクボディ社の幼女仕様プレティーンタイプだった。
15melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 13:47:05 ID:Z7vmIDF/
「どうだい?このギャップがたまらんだろ?
お前のリカちゃんよりもさらに低年齢化志向の超高級仕様のロリータボディだぜ?」
「あーハイハイ、わかったから、玄関前でのろけず、さっさと上がれよ。」
「おう!上がらせてもらうぜ!」
「ちょっとぉ、待ちなさい!マスタぁ!」

そのまま、玄関から靴を脱がずに土足で入ろうとするタローをミイ姉ちゃんは、
小柄なそのボディで、体当たりブロックしてタローの侵入を食い止めた。

”ナイス!ミイ姉ちゃん!”

「マスター!!カワイ家とちがって、ヤマハ家では、ここで、靴を脱ぐんですよ!いい加減覚えてください!」

きちんとお辞儀をしながら入ってくるミイ姉ちゃんの足下は、白のハイソックスを装備している。
そして、玄関で靴を上手に脱ぎ、タローのだらしなく脱いだブーツをきちんと整える。
その手つきは、やっぱり、あの頃のままのミイ姉ちゃんだ。

「めんどくさい風習を未だ守ってるんだなぁ。」
「マスター!!その言い方は、失礼でしょう?日本古来の住宅文化なんですよ。」
「イイんだよ!こいつは俺の悪友なんだから。」
「だからこそです!親しき仲にも礼儀ありです!」
「ちぇっ、ミイたんは、ここへ来るといつも姉ちゃんだった頃に戻るんだもんなぁ。」

ぶつぶつ言いながらも、タローは、部屋の中に入っていく。
ケンも見た目はリカであるミクをタローとミイ姉ちゃんに紹介しなければならない。
ちょうどいいタイミングだった。

”お互いのセクサロイド…いや…もう僕にとっては、妻として紹介するわけだから、きっと驚くだろうな。”

ケンは、タローとミイを応接室へと通した。
ケンの母は、仕事で出かけているから、面倒くさいことにはならないだろうとケンは思った。

”ママは、タローがセクサロイドを10体使いつぶしたっていう戦果がとても気に入っているからな。
タローと会えば、ぜったい僕と比較するに決まってる。”

「おいっ!ケンっ!客が来たんだから、コーヒーぐらい出せっ!」
「マスタぁ!そんな言い方止めてくださいっ!」
「いいじゃんか!コーヒーぐらい要求したって。」
「言い方の問題です!『コーヒーが飲みたいな』とか言えば、リカさんが美味しいのを炒れてきてくれるにきまってます!」
「まあまあ、ミイ姉ちゃんも僕の家でのこいつの無礼は、大目に見てやってよ。」
「そう仰ってくれるのはうれしいんですけど、タロー様は、礼儀作法が雑すぎるんです。
こんな風にお育ちになった原因は、私にも責任があることなんですけど。」
「ミイ姉ちゃんのせいじゃないよ。こいつの遺伝的な問題さ。」
「おいおい、俺を二人そろって貶すのかよ。」

ケンは、タローのこういうがさつなところが気に入っていた。
口で言うほどには、無神経でなく、いつもケンの心を和ませるような会話を心得ていた。

「実は、俺も、お披露目しないといけないことがあるんだ…」
16sorano ◆eEnSDI4ClM :2010/11/07(日) 13:50:28 ID:Z7vmIDF/
ケンのその言葉を聞くと、タローの目が輝いた。

「リカちゃんの次のセクサロイドを買ったのか?新型か?」
「ちがうちがう!リカのままなんだけど、その、人格OSを載せ替えたんだ。」
「…」
「ミク、入っておいで!」

ミクの入室直後、タローとミイには、かつてのリカではないことが一目でわかった。
それほどに、初音ミクの持つボーカロイドとしての特性は、セクサロイド用OSの機能を超えているモノだったのだ。

「あの、お初にお目にかかります。先代のリカ様から、このボディを預かった初音ミクと申します。どうかよろしくお願いいたします。」

ミクは、普段着のブラウスを着ていたが、まるでフォーマルスーツを着ているかの身のこなしで挨拶をして見せた。
ミクの一つ一つの仕草には、気品があり清楚な印象が強く、
性のプロフェッショナルであるセックスアピールの強いセクサロイド用のOSとはまったく違うものだった。

「ミク、コーヒーを炒れてきてくれないか?君の分も入れて、ホットを4つね。」
「はいっ、マスター。」

くるりと振り返るミクの動きをタローは、冷静に観察していた。
見た目は、全く同じリカのボディなのに、躰の動きと表情の豊かさが段違いに優雅だった。
何より発声の仕方が独特で、リカと共通の音声出力デバイスのはずなのに、言葉遣いのイントネーションが心地よかった。
そう、話すと言うより、あれは、まるで唱っているかのようだ…。

タローは、ちらりとミイの方を見ると、ミイも同じような感想を持ったようだった。

『あの娘は、セクサロイドのリカさんではない…』

「ミイたん、キッチンへ行って、ミクさんのお手伝いをしておいで。
コーヒーは、ミルクじゃなく、生クリームを別にして持ってくるようにって。俺の好みを教えといてやって。」
「…はいっ。マスター。」

ミイは、タローの意図を完全に見抜いていた。
コーヒーの入れ方を教えに行くのではなく、初音ミクを探りに行かせたのだった。
13年以上のつきあいになると目配せ一つで、意思の疎通ができることをケンは、羨ましく思った。
ミイが、部屋から出て行くと、タローがいつになく緊張した声で問いただす。

「おい、あの子は、やばいぜ!わかってんだろ?俺が、気がつくくらいなんだから!
初音ミクっていう人格プログラムは、異能ソフトウェアだ。それも、とびきり超高性能の…」

タローの職業は、薬品開発のためのDNAマッピングだった。
生化学が専門だったが、セクサロイドに対する並々ならぬ執着故に、初音ミクがセクサロイド用OSではないことにすぐに気がついていた。

「言うなよ…ミクは、僕の妻になったんだ。それ以上でもそれ以下でもないさ。」
「妻ぁ?!マジかよ!お前は、童貞のまま、セクサロイドと一生過ごすつもりか?」
「そのつもりさ。お前だって、見ただろ?ミクは、もうセクサロイドではないよ。
ボーカロイドって、本人は言ってるけど、とにかく、彼女は、僕を男にしてくれるんだ。もう、生身の女性に、興味はないよ。」

ケンの真剣な表情とのろけとも言える言葉に、タローも真剣にならざるを得なかった。
17melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 13:52:07 ID:Z7vmIDF/
「…しかしな、セクサロイドのボディに…ボーカロイドだったか?
そんなわけのわからない人格が載っかって、動いているってだけでもすごいことなんだぞ。
いまさら、どうこう言っても、危険は承知の上って、わかってるんだったら、この話はおしまいでもいいが…。
その初音ミクとかいうヘンな者と一緒に人生を歩むなら、そのリスクをしょって生きるつもりか?
悪友としては、お前の幸せなどどうでもいいが、お前が死ぬようなことだけは、勘弁だぜ!」
「リスクか…確かにな。お前の言うとおり、やはり、リスクをしょってるんだろうな。
初音ミクって、いったい誰が、何のために作ったんだろう…
大戦後の日本文化大革命で、電子的なデータは、米帝に根こそぎ持ってかれたし、書籍の類は、全部焼かれてしまったからな…
国立国会図書館が気化爆弾とスーパーナパーム弾で丸焼けになったとき、祖父は、これ以上屈辱なことはないって言ってたっけ。
検索クールクルで、ボーカロイドや初音ミクって言葉で検索しても、出てくるのは、ニヤニヤ動画が初音ミクの聖地だとか、
まあ、あんまりよくわかんない情報ばかりで、大戦前にそんな高度なソフトウェアがあったとも考えにくいしな。」
「とにかく、あの子は、ヤバイ。お前は気に入ってるみたいだが、俺は、好かん。さっさと、廃棄するなり、消去するなりした方がイイって。」
「やめろ。それ以上言うなよ。」

二人の会話を中断させるかのタイミングで、ミクが入室を求めてきた。

「マスタァ?入ってもイイですか?」
「おうっ、入れ!」

ミクが、部屋に戻ってくると、ケンとタローの間の空気が緊張していることに気がついた。
ミクは、どういうわけか、そういう人間と人間の関係が気まずくなっていたり、元気がなくなっていることに、すぐに気がつくことができた。
前人格のリカの能力にも似たような機能が付いていたが、ミクの配慮は、セクサロイドのそういう機能を上回っていたのだ。

「あの、タロー様?主人がいつもお世話になってます。
タロー様って、すごい方だってお聞きしてます。
あんな天才の隣人でいられたことが、俺の幸せだって、主人は、いつも申していますわ。」
「あっ?ああ。まあ、それほどでもないんだがな…」

ミクは、コーヒーカップを先にタローの側から並べる。
タローの好みの生クリームのポッドを注ぎやすいように配置し、スプーンの向きも皿の置き方も完璧だった。

「あの、マスター?ミイ様が夕食の用意を手伝ってださるっていうんです。
キッチンで作業しててもよろしいでしょうか?」
「ああ、それはいいことだね。
しっかり習ってくるといいよ。
ミイ姉ちゃんが作る料理の味は、その辺の三つ星レストランよりも美味しいんだから。」
「はい。それでは、失礼いたします、タロー様。」

これ以上ない笑顔でミクは、タローに向かって最敬礼の挨拶をし、うれしそうに出て行った。
18melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 13:54:12 ID:Z7vmIDF/
「おい、ケン!俺は、あのセクサロイドはヤバイって言ったが、…」
「なんだよ!ミクの悪口をそれ以上言うなら…いくらお前でも…」
「初音ミクってのは、けっこう、いい子なのかもな。」
「なんだ、そっちかよ!」
「でも、俺のミイたんの最新ボディは、バービーシリーズだからな。
お前の666式型のボディとは機能も質もダンチだぜ?」
「つまり、ミクよりもミイ姉ちゃんの方が、可愛いって言うんだろ?
お前だって、人格OSだけは、そのま13年前の旧式をずっと使い続けているじゃんか!
俺のこと、とやかく言える立場かよ!そんなに好きなら、あの頃のままのボディを使えばいいのに…。
お前の行動は矛盾してるんだよ!」
「チっ!わかってねぇな!ボディというのは、見かけのことだろ!
セクサロイドの真の魅力と性能は、OSなんだよ。
正確に言えば、使い込んだパラメータ処理の蓄積って言うやつさ。
1から覚え込ませる楽しさっていうのもあるかもしれんけど、俺の過去を全て知っていて、
その上で、俺の男としての魅力を引き出してくれるのは、ミイたんだけさ!
お前は、どうせ、一生童貞貫いて、生の女を知らんから、同じセクサロイドボディでも満足できるんだよ。
その点、俺は、生身の女もセクサロイドもどちらも2桁こなしてるからな。」

自信たっぷりに自慢するタロー=カワイは、自分がセクサロイドにどっぷりはまっていることを自覚していなかった。
生身の女と比べている時点で、セクサロイドの魔性に捕まっていると、ケンには、思えた。
それに、初体験と精通を導いてくれた最初の人格OSである旧式の「ミイたん」をそのまま載せ替えて、
ボディだけを新たに機種転換し続けているのも、彼のこだわりと執着心の現れなんだろう。

キッチンでは、背の低いミイが、高所に保管してある調理器具を取り出せないことで苦労をしていた。
調理技術は最高でも、道具なしでは、何もできない。
反対に背の高いミクは、ミイの指示通りに道具を取り出せても、どう使うのかがまるでわからない様子だった。

「ミクさん?始めは、とにかく、後ろで見ていてくれればいいわ。そのうち、覚えるからね。」

てきぱきと作業をするミイを尊敬と憧れの眼差しでミクは見つめる。
調理技術も覚えたいが、ミクは、もっと知りたいことをミイに尋ねてみた。

「ねえ、ミイさんは、タロー様のどういうところがお好きなんですか?」
「ヘンな子ねえ。マスターのどういうところが好きかなんて、全てが好きに決まってるじゃないの!
体臭から、彼の排泄物に至るまで、全てを管理し、医療的にも性的にも看護するのが、私たちセクサロイドの使命なのよ。
嫌いなところがあるわけないし、好きなところがどこかって、聞かれたら、彼の全てが好きですって答えるに決まってるわよ。」

ミクは、ミイが、自分には、無い機能が備わってることで尊敬の気持ちを込めて、聞いたつもりだったが、聞きたいことに答えてもらえなかった。
19melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 13:56:48 ID:Z7vmIDF/
「あの、わたしも、ケン様の全てが好きですわ。
でも、一番好きなのは、わたしを大切に思ってくださることなんです。
私が、眠ってるときに、命がけで、私を追いかけて、取り戻してくれた話を聞いて、なんだか、じーんと来ちゃった感じなんです。」
「ふーん、そういうのってよくわからないな。
でも、わたしは、5歳の時にタロー様と出会って、それから、彼のセクサロイドとしてずっとおそばでお仕えしてきたの。
もちろん、彼の筆おろしもわたしだったし、精通を導いたのもわたしなのよ。
この躰は、10回換装したけど、基本人格ソフトウェアと記憶は、そのまま更新し続けてるから、
記憶もパラメーターも普通のセクサロイドの10倍以上あるわ。
まあ、性能が10倍ってことはないんだけど、機能が劣化しやすいセクサロイドの人格ソフトウェアをここまで、こんなに使い込んでくださる人は、
世界中探したって、そんなにいないと思うわ。
古いままの私をずっと大切に使ってくださってるタロー様のそういうところが、一番好きってことかしら?
マスターは、世界で一番、私を愛してくれる男性かもしれないって思うと、私もあの人を世界一大切にしなきゃって思うわ。
それが、一番好きなところってことかしら?」
「そうよ!うん、そう言うことが聞きたかったんですわ!
そっかぁ、ミイさんって、11人目の躰なんだぁ。
そう言えば、ママさんがそんなこと仰ってましたわ。」
「まあ、タロー様は、あなたのご主人のことを高く評価しておられるけど、私のタロー様に比べれば、普通の人ね。」
「まあ、失礼なこと言わないでくださいな。
ケン様は、私にとって世界一の唯一無二の夫ですのよ!その妻の前で、悪口言うのって、許せませんわ!」
「妻ぁ?夫ぉ?セクサロイドの分際で、人間様と結婚できると思ってるの?あなたってセクサロイドの機能を違えているわよ!
いい?セクサロイドの使命は、主人の性的欲求を満たすことと、主人が健全な子孫を残せるように導くことなのよ!
それは、性的な技能と感性を育てて、より相応しいパートナーに巡り会わせるための役目なのよ。
セクサロイドと結婚して、どうやって子孫を残せるって言うの?
あなた、セクサロイドとして機能不全になってるんじゃないの?
主人のことを夫だなんて、思い上がりも甚だしいわよ!」
「ケン様は、私でいいって、仰ってくれたんだもの。私が思い上がってるんじゃないわ!」
「あのね、主人の間違いややり過ぎをいさめるのも、セクサロイドとしての役割なのよ!
何故、セクサロイドボディが数年間で劣化していくのかわかってないのね。
私たちは、人間の玩具であって、人間に取って代わる存在であってはならないの!
それくらいあなたもセクサロイドなんだから知ってるでしょ?
妻だとか、夫だとか、セクサロイドの行動規範から外れた認識だわ!
…あっ、そうか、そういうプレイを楽しませるように命令されてるんでしょ?
それなら、そういう言い方もありね。
わたしも、よく兄妹プレイをするから、時々、認識回路がずれちゃうことがあるもの。」
「えへへっ、そういうプレイも楽しそうですわね。」
「まあ、タロー様が、どんな奥様を選ばれるかわかんないけど、今の私は、タロー様のお身体を看護して、
お心を健やかに育てることを考えてるだけなの。
もし、願いが叶うなら、タロー様の息子様の代まで、お仕えできたら、最高よね。」

ミイは、キッチンの前で、うっとりとした表情を見せる。そんなエプロン姿のミイが、ミクには理想の女性像として凛々しく見えた。
20melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 14:01:32 ID:Z7vmIDF/
「あのね、私たちセクサロイドは、今の女性のアンチテーゼとして生まれてきた歴史があるの。
そう、私たちの躰には、男性の夢がつまってると言ってもイイわね。
今の技術で叶わないのは、妊娠することぐらいだもの。
かつて、多くの人間の女性たちが、【出産】という痛みを伴う夫婦の愛情の証明であることから逃げて、
結局、快楽だけを求めていった結果、女性の能力や地位が向上していったかというとそうならなかったわ。
出産という生死をかけて産むという苦しみを伴わないことで、
子作りは、何度でもやり直しがきくという最悪の考え方に変貌していったの。
産まれた子どもの命を軽視し、障がいや劣悪遺伝子を持つとされた乳幼児が、親の手で殺されたりもしたの。
無論、母親側だけではなく、父親側にも、その責任があるわ。
でも、生まれてきた命を真摯に受けとめて守ろうとする愛情「おなかを痛めた我が子」というシンプルな母性の真理を失わせていったわけ。
人工子宮と遺伝子操作の技術で、人間の生命の価値が軽くなったのは、間違いないと言われてるの。
男性が求めていたのは、自分の遺伝子を継ぐ子どもを産み、真っ当に育ててくれるパートナーだったの。
女性が、産まずに、出産を代理母や人工子宮に求めていった結果、
産まれてきた子ども達の虚弱体質、生殖能力の低下、遺伝子の劣化を招いていったの。
これは、米帝の日本侵略の戦略だったとも言われてるわ。
私たち女性型セクサロイドは、男子が、まだ精通もしていない若い時期から、生殖能力の開発と維持を目的として造られたの。
男性の欲求に答えるのは、あくまで手段としての私たちの機能。
本来の目的は、優秀な男性の遺伝子を大量に生産させ、女性に子どもを産ませることにあるの。
私たちが魅力的で、性技巧に長けていれば、女性側は、セクサロイドに男性を盗られないように、自分を磨く必要があるでしょう?」
「セクサロイドの歴史にお詳しいんですのね。」
「こんなの一般教養よ。」

話ながらもミイの調理作業は中断しない巧みさであった。
ミクは、その調理の手つきとセクサロイド開発史話に夢中になった。
21melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 14:03:26 ID:Z7vmIDF/
「でも、私たちセクサロイドが合法化されるまでには、いろいろな事件が起きていたの。
セクサロイド開発が非合法だった頃、ある女性たちがとんでもない事件を引き起こしてしまったの。
それは、精液を冷凍して自分の子宮内に保存しておく機能を持った義体に換装した女性たちが起こした事件。
彼女たちは、同時に複数の男性と性交渉して、それぞれの男性の精液を次々と冷凍精子バンクへ売り飛ばしていったのね。
彼女たちの主張は、『自分が射精させた精液の所有権は自分たちにある!』ってね。
当然、精液を提供した男性たちは、それを認められないでしょう?
自分が愛した女性が、実は、他の男性ともつきあっていて、ただの精液製造機として見られていたことをとても憤慨したわけ。
それに、誰の子供を身ごもるかは、その女性が決定するという点で、男性たちから反発を買ってしまったの。
それで、今のセクサロイドにのみ搭載が認められたのが、精液回収冷凍保存機能の子宮ってわけね。
その代わり、セクサロイドには、妊娠できないようにさせられたのよ。
まあ、技術的にも妊娠のハードルが高いってのも理由らしいんだけど。
この事件をきっかけに、人間用の女性義体とセクサロイド用の女性義体とが、大きく区別されるようになったってわけね。
だから、私たちは、女性から男性を取り上げてはいけないのよ?
最終的には、優秀な男性を人間の女性達にお返しすることこそが、私たちセクサロイドの役割よ。
こんなこと、貴方の倫理規定メモリに、記録されてるはずでしょ?忘れちゃったわけ?」
「あの、…わたし、マスターに今のセクサロイドに入れてもらった疑似人格ソフトなの。
だから、今の私は、セクサロイドではないし、セクサロイドとしての知識も技術もないの。」

ミイの調理の作業が中断し、鋭い視線がミクに突き刺さる。
22melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/07(日) 14:06:24 ID:Z7vmIDF/
「じゃあ、セクサロイドでないとしたら、ミクさんは、何者なのかしら?」
「私は、ケン様が喜ぶことだったら何でもしたいの。
今のこのセクサロイドのボディも気に入ってるし、
リカ様からいただいたこのボディを使いこなすパラメータコレクションも大切に使っていきたい…
それだけで…今は…うれしいんです。」
「セクサロイドが、セクサロイドでない生き方をしても不幸になるだけなのよ。
セクサロイドは、自分の主人を愛してくれる女性に婿入りさせたら、その仕事は終わりだと思うわ。
どんなに性技に長けていても、生身の女性に敵うわけがないし、
妻から見れば、夫がセクサロイドに夢中になる姿は、不愉快でしょう?」
「妻から見たら、夫が元気で喜んでくれるんだったら、うれしいと思うけど…」
「それは、ミクさんが、まだ他の女の子に夢中になるマスターの姿を見ていないからよ。
私だって、倫理規定が優先するから、マスターが女性に夢中になることを促しているけど、
私を抱いてくれる頻度が落ちてくると、自尊感情の低下になって、いらいらするもの。」
「あっ、その気持ちわかります。
この前、へんな女性の服を見つけたとき、誰の者なの!ってマスターに詰め寄っちゃいました。」
「でしょう?セクサロイドにだって、嫉妬の感情がプログラムされてるんですからネ。」
「よかったぁ、ミイさんと仲良くなれて、ミクは、幸せです。
これからも、仲良くしていただけますか?」
「私は、タロー様のセクサロイドだから、タロー様が、ケン様と仲良くしている限り、貴方とも仲良くできると思うわ。
とりあえず、このポトフの作り方を覚えてくれるとうれしいわね。」
「はい、頑張ります!」
「ふむ、初音君、よいお返事です!」
「ハイ、ありがとうございます。」
「なあんてネ。ミクちゃんって呼んでもいいかしら?」
「ハイ、ミクってお呼びください。ミイお姉様。」
「私たち、マスターたちのように、仲良くなれそうね?」
「ハイ、仲良くなりたいですわ。」
「よーし、じゃあ、二人で夕食をちゃっちゃっと作っちゃいましょう!」
「ハイ、ミイお姉様。」

こうして二人は、セクサロイドとしての友情を育み、
ミクは、ミイを姉のように尊敬し、ミイも、ミクを妹のように慕うようになっていくのだった。

(続く)
23名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 10:06:17 ID:TWiS29M6
相変わらずクオリティ高けぇな
24名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 11:33:22 ID:NeAfCylF
>>22
久しぶりやね乙乙
続き楽しみにしてるわ
25名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 17:27:17 ID:JBQFkrUL
>>22
本当ちょっとしたSF大作だよなぁ。その文才に思わず嫉妬していまいそうw

関係ない話だけどそろそろみかんの美味しい季節だな。
26名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 21:57:48 ID:Cg7UdWtV
他の好物は一年中手に入りやすいけどリン様の夏は大変そうだな
27名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 23:04:14 ID:u9a64bQ0
ガツンとみかんがあるではないの
というわけでカイリン頼む
28名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 07:58:03 ID:UAzWsNiG
冷凍庫に入れてあったガツンとみかんをKAITOが食っちゃってリンに轢かれるんですね。
29名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 12:49:03 ID:VZ5CzDpU
保管庫見たら、カイリン少ない上にエロほとんどないな…健全オーラぱねぇ
30名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 12:57:19 ID:eSSeC7rb
「おにいー!リンのガツンとみかん知らない?」
「えっ、リンのだったの?ご、ごめん…さっき食べちゃった」
「ええー!?楽しみにしてたのにぃー!」ポカポカ
「あだだっ!ごめんって!代わりの買ってくるから!」
「…ほんと?」
「うん。すぐ戻るからちょっと待ってて」
「だ、だめだよ!リンも行く!」
「ん?」
「えっと、おにいはどうせ途中で食べちゃうんだから!見張りするの!」
「あはは、信頼ないなあ」
「ないよー!反省しなさい!ほらほら早く行こうよっ」
「はいはい。…ほら、リン」
「え?なに?」
「手、繋ごう。そんなにはしゃいでたら危ないよ?」
「は、はしゃいでないもん!ばか!ばか!へたれ!」ポカポカ
「あだだだっ」


こんなんしか思いつかんもんな
健全オーラマジぱねぇ
31名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 13:11:02 ID:rs6frVzp
>>30
和んだ
32名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 13:51:24 ID:oCSHnrzJ
がくリンはエロイのが多数あるのに不思議
だが敢えて言おう、マスリンが足りぬ
33名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 20:06:05 ID:lY3YTqZH
がくリンはもっと増えるべき
34名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 20:39:05 ID:L/C5GdXv
需要が多いがくリンはもっとあって当然
35名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 20:42:06 ID:8PgCuDl5
>>30
エロは勿論だがこういうほのぼのはもっとあっていい
36名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 20:52:09 ID:KW6BFs5E
>>26
リン「夏場は冷凍みかんという選択肢があるあたしに死角はなかった!」
37名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 21:52:08 ID:L/C5GdXv
>>33
前スレから拾った支援AAをちょっと増殖させてみた

  _   ∩   _   ∩ _   ∩
( ゚∀゚)彡 がくリン!!がくリン!! ( ゚∀゚)彡 がくリン!!がくリン!! ( ゚∀゚)彡 がくリン!!がくリン!!
 ⊂彡   ⊂彡 ⊂彡
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3837:2010/11/09(火) 22:02:49 ID:L/C5GdXv
ズレたので3分の1規模でorz

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( ゚∀゚)彡 がくリン!!がくリン!!
 ⊂彡
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39名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 23:01:26 ID:VZ5CzDpU
>>30
ちょっと困難に挑みたい気分になって来た
無理やり妄想してみるか
>>33-34,37
よし、書け
40名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 23:40:09 ID:CvmDZ8Qk

マスリンを途中まで書いたけど別にリンじゃなくてもいいような気がしてきて
ためしにリンをレンに置き換えたら背徳感がヤバくて困った
41名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 23:58:59 ID:n0rTzl13
エロな商品です。興味ない人はスルーしてね。

「休日」
とある秋の日曜・・・
久しぶりのオフの日であったが、ミクは今日はどこへも出かけず、自分の部屋でのんびり過ごすことに決めていた。と言っても、家にいるのにはもう一つ訳がある。何日か前にリンに遊びに来てもいいかと言われていたのだ。
リン、レンのきょうだいが遊びに来たり、一緒にどこかにでかけることはいつものことだが、今日は二人揃ってではなく、リンだけがくることになっている。リンの話では、レンは男の子同士でどこかに遊びに行くとかということだった。
まあ、あの二人もいつもの一緒という歳でもないわね、とミクは考える。


午後もだいぶ過ぎて、部屋のチャイムがなった。ドアを開けるとリンが小さなケーキの箱を持って立っていた。
「これ、よかったらおみやげです」
「ああ、ありがとう。入って入って」
ミクが促すと、リンがおずおずと部屋に入ってきた。
「わあ、素敵ですねえ」リンが部屋を見渡して言った。「それに片付いていて綺麗だし」
新しい家具のことも褒められて、ミクは素直に嬉しい。
「まあ、ね。ちょっとお金も入ってくるようになったし」
「リンも部屋はちゃんと片付けなきゃだめよ」
ミクがみたところでは、リンレンの部屋にはいつも散らかっている。
「私が悪いんじゃないですよ。せっかく片付けても、レンがすぐ散らかしちゃうんです」
リンがふくれっつらで答える。


ミクが紅茶を入れて、リンが買って来たケーキと一緒にテーブルに出して勧める。
「うん、美味しいですね、この紅茶」
「ケーキも美味しいわよ」
42名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 23:59:33 ID:n0rTzl13
「ところで・・・その・・・」
「なあに、リンちゃん?」
「ミク先輩はその・・・仕事は楽しいですか?」
「まあ、そうだわね。でもどうしちゃったの急にそんな?」
「わたし、最近はちょっと上手くいってない気がして。」
「例えば?」
「ネットみたりすると、やっぱりわたし、ミク先輩より使いづらいみたいなんですよね。単に打ち込んだだけだと歌下手だ、とか聞き取りにくいとか」
「でもそれは使う側にも問題があることが多いわよ」
「ミク先輩のネギとか、ルカ先輩の・・・まあデビューは私たちより遅かったですけど・・・のタコみたいに決めとなる要素の普及も今ひとつだし」
「一応あることはあるじゃない?」
「でもPVとかフィギュアで使いづらいですよ、あれ。乗り物だし」
「まあ・・・そうかもね」
「あと、ほらあの◯ガのお仕事あるじゃないですか」
「あれは楽しいじゃない。新曲はどんどん作られるし、ダンスも舞台も素敵だし」
「でも、ほらあの・・・水着ってあるじゃないですか」
「うん、あるわね」
「プールサイドならまあまだいいんです。それでも恥ずかしいんですけど」
「まあ、私もちょっと恥ずかしいわね、あれは確かに」
「中にはプールとかじゃなくて、雪降る中で水着選ぶプレイヤーとかいるんですよ」
「ああ、私も時々やられるわよ」
「寒いのはまだガマンします。でも私を見る目がちょっと耐えられないんです。お客さんのことをこんな風にいっちゃいけないかもしれないけど、変・・・」
「だめよ、リンちゃん、それは禁句よ。どんな紳士さんも私たちのお客様なんだから」
「ごめんなさい。でも私さすがに」
「ちょっと犯罪スレスレなのは確かかもね。最近の国際的な状況だととくに」
「ミク先輩はどうして平気なんですか」
「別に平気ってわけじゃないけど。やっぱりこれも仕事だと割り切らなきゃ。私もルカさんと違ってプロポーションに自信があるほうじゃないし、あなたとちがって、ほら、もっと変態紳士・・・じゃなかったお客様が好きな、スク・・・」
「ああ、あれですね。あれはないですよね、さすがに」
「リンちゃんはまだ可愛いビキニだからいいわよ」
「わかりました。ミク先輩も苦労されているんですね。私もがんばります」
「そうそう、その調子」
43名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 23:59:59 ID:n0rTzl13
リンは来たときとはうって変わって元気になって帰っていった。
大変ね、この商売も。ミクは思う。まだエロゲーに出ろとかの無茶な仕事はさすがに事務所の方も受けない。でもそれもいつまで続くのかわからない。
自分の人気もあとどれくらい続くのだろう?
実際、携◯でも初音ミク、というようなわけのわからない仕事もあったのだ。
「あんないかがわしい仕事は受けて欲しくなったかのに」
もっとイメージは大切にしてくれなければ困るのだ。


「でもまあ最近でてきたライバルは大したことはなかったわね」
◯リーとか、猫◯の顔を思い出して、いつになく暗いにやにや笑いを浮かべてミクは思う。
「心配して損しちゃったわよ。あいつらには」
さらに最近のガチャ◯ンとか、吉◯君とか、ボーカロイドというよりは単なるイロモノだった。当面、ボーカロイドNo.1のアイドルの地位は揺るぎそうにない。
「でも油断は禁物ね。もっと努力しないと」
今日はゆっくり休んで、また明日からがんばろう、とミクは思った。
44名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 00:01:27 ID:n0rTzl13
おわり


>>41
エロなし小品、と書こうとしたのに・・・すまん。
45名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 00:28:47 ID:ZaD0YpSG
エロな商品を書く作業に(ry
46名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 02:09:33 ID:PKQg0Gt8
エロなしでも投下して大丈夫でしょうか
47名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 02:12:26 ID:YiJHOhG2
バッチこーい
48名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 02:43:18 ID:lilTZEqY
>>44
どうでもいいかもしれんが○田君はボカロじゃないぜ
49名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 13:06:08 ID:8/aSKkEF
吉〇君の高性能Voiceloidっぷりは異常
そういや今月に女声も出るな。サンプル結構ぬるぬる喋ってたから期待できそう
50名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 15:50:37 ID:v6S/cdoL
吉田「総統、今度ぼく結婚することになりました」
総統「なにぃー、そりゃ驚きじゃよ吉田くん。このワシでさえ結婚できないのに。
   で、お相手は誰かね_
吉田「はい、歌手で初音ミクさんんといいます」
総統「なにぃなにぃー、なんで君があんなアイドルとそんな関係になれたんじゃ」
吉田「ぼくもボイスロイドですから。同じロイドつながりで知り合う機会があっ
   たんです」
総統「単なる読み上げソフトな癖に、紛らわしい売り方しよって、上げ底もはな
   はだしいわい。しかし初音ミクさんといえば日本中にファンがいるそうじゃ
   ないか。彼らを怒らせたら吉田くん、命だって危ないぞ」
吉田「わかっています、総統。でもぼくらの愛は本物なんです。たとえ命を狙わ
   れても考えはかえませんよ」
総統「偉いぞ吉田くん。そこまでいうのなら鷹の爪団あげて祝福するぞ」

吉田(むにゃむにゃ)「は、夢か」
51名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 22:15:14 ID:Ej2oBv/P
頭の中ですごく自然に再生されました
52名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:18:24 ID:N3SOl/2W
最近はつまらないSSばっかりだな
まずスレタイ千回読み直すところからやり直せ
53名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:32:55 ID:fLVLima5
>>52
お前が何書いたのかとりあえず教えてもらおうか
54名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:37:36 ID:BYty0PsF
>>52
で、まだ書いてない場合はリクエスト指定自由?
55名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:40:17 ID:0TpV16wd
エロ無くてもいいから書くなら地の文を入れてくれ
56名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:47:28 ID:w5T6+Nlr
会話ネタでも面白いのあるし別にいいじゃないか
だがまあ…エロが読みたい
57名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:03:47 ID:Ej2oBv/P
ふぅ…流石に5日も全裸に靴下で待機してると寒いな…
58名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:08:02 ID:DgJveE8q
>>57
ったわし
59名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:24:00 ID:/VN/C+GO
カイリンのエロ書こうとしたが断念。取り敢えず途中まで。続きを妄想できる職人おられましたら奮ってご応募なされ。
60名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:26:09 ID:/VN/C+GO
こんにちは鏡音リンです。いきなりだけど、あたし、大人になりました。性的な意味で。
遡ること3日前、あたし見ちゃったんです。MEIKO姉とKAITO兄のえっちしてるとこ。MEIKO姉は気づいてなかったけど、お兄ちゃんとはガッツリ目が合っちゃって…。急いで自分の部屋に戻ったけど、なんだか体が熱くて。
61名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:30:20 ID:/VN/C+GO
最近覚えた、ひとりで気持ちいいこと。まず、おっぱいを揉んで、軽く乳首を摘む。それだけで小さく声が出ちゃう。
怖ず怖ずとズボンの中、パンツの中に手を入れるともう濡れていて。さっきまでの2人の行為を思い出しながらアソコを弄ると、いつもより気持ちよくって…。
夢中になってたら、いつの間にか部屋にお兄ちゃんがいました。びっくりして思わず声を上げそうになったけど、お兄ちゃんが人差し指を立てて「シィー」ってするから慌てて手を口にあてて。
62名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:31:52 ID:/VN/C+GO
お兄ちゃんは「ごめんねー。びっくりさせちゃったね」って謝りながら頭を撫でてくれて。髪の毛を掬って触れる指先は気持ち良かったけど、物足りなくて。
思い切って、お兄ちゃんにキスして、「MEIKO姉ばかりずるいよ。リンにも気持ちいいことしてよお兄ちゃん」っておねだりしたら、お兄ちゃんすごくびっくりしてた。


KAITOがこの後どうするかはアナタの妄想次第
63名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 01:21:02 ID:RydiZBdF
なんだよご応募しなされとか
勘違いしすぎだおまえは
つまらないならつまらないなりに完結させろ
64名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 01:38:39 ID:dDpxPI9Y
そんなのほっといて猥談でもしようぜ
65名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 01:49:52 ID:rMpTq1/w
おまえら胸や太腿ばかりがエロスではないぞ



脇だ
このスレには脇コキが足りない
66名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 01:55:34 ID:FDfykaTW
脇コキって気持いいの?なんかやりにくそうだな
俺は足の裏でお願いします
67名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 02:27:25 ID:/VN/C+GO
>>63
申し訳ない。発想の自由を都合良く解釈していた。このままスレが流れるままにしようかとも思ったが、不愉快極まりないままでは申し訳ないので完結させた。
見苦しいと思うならスルーしてもらって構わない。
一応投下
68名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 02:30:48 ID:/VN/C+GO
>>62
続き

少し戸惑った後に、「誰にも内緒だよ。いいね?」って言って、お兄ちゃんはあたしにキス仕返してきて。さっきの拙いキスじゃなくて、もっと濃厚な深いキス。舌を絡めてくるから合わせて動かすけれど、上手くいかなくてくぐもった声が漏れた。
長く唇を合わせた後、お互いに顔を離すとどっちのか分からない唾液が糸を引いてなんだか恥ずかしい。って思っていたら、お兄ちゃんの大きな手があたしの小さな胸に被さってて、ゆっくりの揉みほぐして。
自分でするより全然気持ち良くて、いつもより声が出ちゃって、「リンは感じ易いんだね。でも、静かにしないと皆にバレちゃうよ?」って言われたから、頑張って声我慢して。
お兄ちゃんが小さく笑ったと思ったら、ズボンの中に手を入れてきて、クチュクチュと音が聞こえるようにして「濡れてるよ?ひとりでしてたの?」って訊いてくるからこくんと頷いたの。
いつの間にこんなこと覚えたの。やらしい子、って言いながら、指を上下に擦るから、恥ずかしくって気持ち良くっておかしくなっちゃいそう。
どんどんアソコは濡れちゃって、いつの間にか指入れられちゃって、膣を掻き回されるたび腰が浮いちゃうの。おまけに親指でアソコのでっぱりぐにぐにと押すから、気持ち良くてもう何が何だか分からなくなっちゃって。卑猥な音が部屋中に響き渡ってて。
69名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 02:31:44 ID:/VN/C+GO
お兄ちゃんが「リン、もう入れていい?」って言って、ズボンを脱いだんだけど、初めて見たソレは大きくて、見た目グロくて、やだ、怖いって言ったら「大丈夫だよ、優しくするから」ってキスしてくれて。
ゆっくりあたしの膣に入ってくるソレは熱く硬く、お兄ちゃんが男の人なんだって主張してて。最初はすごく痛くて、涙を浮かべて我慢してたら、お兄ちゃんが優しく髪を撫でて「ほら、全部入ったよ。今リンと、ちゃんと繋がっているよ?」って。
なんだか嬉しくて、ジンジンとする痛みも愛おしくて、もっとお兄ちゃんに気持ち良くなって欲しくて、「お兄ちゃん…動いていいよ、大丈夫」って自然と言葉が出てきて。
お兄ちゃんはゆっくりとしてくれたけど、あたしもしてあげたいから一緒に腰を揺らすと、一瞬お兄ちゃんの表情が歪んだ気がした。
段々と激しさを増す運動に自分でも聞いたことのない高い声が響く。
我慢なんてできなくて、お兄ちゃんにキスで口塞がれなきゃきっと隣の部屋で眠るレンが起きちゃってた。
70名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 02:32:34 ID:/VN/C+GO


痛みが快感にかわって、押し寄せる快楽の波。それはお兄ちゃんも一瞬みたいで、汗ばんだお互いの手を握り締めて、「リン、いくよ…!」って言うから、「お兄ちゃん、来て…!」って言ったの。
更に早くなる運動と、奥に突かれる刺激でいっぱいいっぱいになっちゃって、なんだか気持ち良すぎて。その瞬間、頭が真っ白になるような感覚と、膣が痙攣するのを感じて。ほぼ同時に熱い液体で膣が満たされて。
その後はお兄ちゃんが抱き締めてくれて「リンももう大人だね」って。お兄ちゃんは覚えてるかな?小さい時、リンが大人になったら恋人にしてね、って約束したの。
今は家族が大事だから、お願いお兄ちゃん、まだ忘れていてね。いつかきっと、あたしがもっと大人になったら、その時は………

end
71名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 09:16:21 ID:8OEkiGFD
もう少し1レスに収まるようにしてはどうだろう
72名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 10:20:23 ID:7QiIPOL/
ケータイなのかね
73名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 20:12:49 ID:AJPE+GnV
ぬるぽ
74名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 21:29:00 ID:rMpTq1/w
ガッ
75名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 23:23:06 ID:XyQN36EX
個人的にカイリンは大歓迎なんだが…携帯からなのか?読みにくいな。
76名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 23:47:21 ID:v0zKTf25
まぁ、まぁ、いろいろ出だしからたくさんSSが出てて良いじゃないの
77名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 03:17:57 ID:zOg9Kg2n
エロじゃないSSを投下するのにふさわしいスレってどっかにある?
78名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 08:09:25 ID:LejUcDUg
>>77
ぼかろ系ならここ
それ以外なら創作板にでもいきなはれ
79名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 09:24:28 ID:Md99NxFY
mikiプルーン




…全然プルーンじゃないけどな。ユキにまで抜かされる始末w
80名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 17:47:02 ID:8EwZE4Xa
>>77
人は多くないけど創作発表板のここは?
VOCALOID関連キャラ総合スレ7【なんでもアリ】
ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281666568/
81名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 23:03:24 ID:Z9eUVFar
やった!ついにシテヤンヨちゃんと結婚した!

仕事から帰り、自宅のドアを開けると、ドタドタと音がする。
走ってくるのは裸エプロンのシテヤンヨちゃん。エプロンがよだれかけにしか見えないのはご愛嬌だ。
「シテヤンヨっ」彼女はそういうと俺に抱きついてくる。ミクと同等、いや、それ以上にやあらかい肌の感触だ
スーツ越しに髪行類のシテヤンヨちゃんの長い髪があたり、くすぐったさが海綿体に集まってくる。
それを察したのか彼女が「・・ヤンヨ?」
そんなかわいいジト目で上目遣いされたら紳士の俺だって我慢できない。

でも食事前だし玄関だから脇コキで我慢することにした。
ファスナーを下ろし、いくぶん熱を帯びた肉某を突き出し、シテヤンヨちゃんのわきの下へ突入させる。
髪の毛、足、やわらかいほっぺ、みみたぶ、そして、わきの下。そのハーモニーがたまらない。
肉某の先端から我慢汁がにじみ出る。シテヤンヨちゃんも顔をヘブン状態にしてこすれる肉某の感触を堪能している。
俺も腰を夢中に振る。わきの下にあるヤンヨちゃんの性感帯をやさしく肉某で愛撫すると、彼女の声が上ずってきた。

しばらくすると、「ヤッ、ヤンヨっ、」彼女はようやくといった体で声を絞り出し、崩れ落ちる。
かわいいジト目が白目をむいてしまっている。どうやら失神してしまったようだ。
崩れ落ちた彼女を抱え上げ、ベッドに寝かせる。
「ごちそーさま、シテヤンヨちゃん」そう耳元でささやき、熱いキスを落とし、ベッドに添い寝する。

---
>>65
こんな感じでどうでしょうか?
82ゾロゾロ:2010/11/12(金) 23:49:35 ID:woju+bda
ちんたら書いてたら、またスレをまたいでしまった。おまけに終わってない……orz
前スレ>>533-536の続き。その前作は「澱」です。自分でつけたタイトル、間違ってどうする

よわよわマスターハクと、わがままボカロレンくんのお話。
レンくんの音痴を治すため、同タイプのレンくん5体と連結したら……

**********************************************************************

「え、えっと、レンくん?」
「違う!俺だよ」
「ふざけんな!俺だ!!」
「俺がレン「「俺が……」」」
一斉に主張を始めるレンくん達。
「わ、わからないよぉ」
わからなくなってしまった……。


そもそも、外見は全く同じなのだ。
どうやって見分けていたのかなんて、私にもわかっていない。
だが突然、全てのレンくんが、レンくんになってしまい、私は途方に暮れた。
いや、多分、今、私が抱えているレンくんこそが、レンくんなのだろうが……。

無線LANで接続し、同調を始めて数分。
突然、レンくんが倒れた。
慌てて駆け寄り、抱き起こす。
ポッカリ目を開けたまま、全く反応もない。
「レンくん!レンくん!?」
パニックに陥る私に、尖った声がかけられた。
「何やってんだよ。ハク姉!
そんなヤツにさわるな」
「エッ?」
不機嫌に睨みつけるレンくんは、間違いなくレアくん。
「エッ?じゃあこの子は……」
胸元に抱き抱えたレンくんを見直す。
でも、やっぱりレンくん。

「オイ、馴れ馴れしく呼ぶんじゃネエよ」
「そうだ!俺のハク姉だぞ」
「ふざけんな!ハク姉は俺のだ」
「何だと!?」
胸元のレンくん以外、全てのレンくん達が、一斉に主張し始めた。
そして私にも、全員レンくんに見えてしまうように、なったのだった。
「どぉしてぇ!?」


キュッキュッ……。
「コレでよし」
口紅をしまいながら、一人つぶやく。
レンくん達は大騒ぎの後、漸くシステムの異常だろうとあたりをつけた。
チェックプログラムを起動させたところ、やはり同調プログラムの暴走らしい。

「で、キミが5と……」
とりあえず、見分ける為のマーキングをさせて貰う。
一人づつ、オデコに番号を書いた。
マジックじゃあんまりだから、口紅で……。
前髪を上げて、なんとなく不機嫌そうなレンくん。
上目遣いに、軽く睨んでいる。
だって、しょうがないじゃない……。
83ゾロゾロレンくん:2010/11/12(金) 23:51:42 ID:woju+bda
尖った視線を避け、今だ意識のないレンくんに目を落とす。
『眠り姫みたい』
膝枕に、チョコンと頭をのせたレンくん。
なんとなくふざけて、マークを唇に塗ったのが間違いだった。

『可愛いなぁ』
濃いめのスカーレットの口紅。
繊細な顔立ちによく似合い、思わず見とれる。
つい、ホッコリと……。

「「「「「………………」」」」」
ハッ!
愛らしいレンくんに現実逃避していた私を、ジト目で睨むNo.1から5のレンくん。

「なに、ハク姉。
そういうの好きなの」
「ソイツばっかり……」
「そうだ!俺の目の前で……」
口々に文句をいう。

「だってぇ……」
こういうのも好きなだけで、私が好きなのは、レンくんな訳で、見とれてたのもレンくんで、
でも、怒らせてしまったのもレンくんで……
混乱の極み。

「貸せよ」
「アッ!」
2のレンくんが、私の手から口紅を引ったくった。
「俺もだってこのぐらい」
「ズルいぞ」
「そうだ、よこせ!」
「ふざけんな!俺が先だ」
口紅を奪い合い、ケンカが始まる。
「ち、ちょっと、レンくん」
胸に抱いていたレンくんをおろし、慌てて止めに入る私に、5のレンくんが……。

クチュ。
「!?」
いきなり、唇を奪われた。
「どう、ハク姉。
コレでいいか?」
誇らしげに見せつけるレンくん。
うっすらと紅い唇。
そうか。私のが移ったのか……。

皆、一瞬凍りつくが、
「俺も」
「俺が先だ」
「退けよ!」
「何しやがる、俺のだぞ」
「ふざけんな!俺のだ」
「キャアッ〜〜〜……」
襲い掛かるレンくんの群れ。
訳のわからぬまま、私は飲み込まれた。
84ゾロゾロレンくん:2010/11/12(金) 23:55:15 ID:woju+bda
「アアン!」
どうしてこうなった。
当然の如く、奪われるのは唇だけでは済まない。
最初は争うように、すべてを奪い合っていたレンくんが、あっという間に足並みを揃えた。
私を貪る方に……。

後ろ手に、両手を押さえ付ける4くん。
脚をこじ開ける1くんと3くん。
シャツのボタンを5くんが外し、4くんと入れ替わりながら、腕を抜く。
同時にブラも奪われた。
大きいだけで、色気のないソレは2くんの手に渡り、しげしげと観察されている。
1くんが片手で、パンツのボタンを器用に外すと、3くんと一緒に引き下ろした。
両足が解放される前に、2くんと4くんが、再度抱え込む。
手が空いた1くんが右腕を取り、私の四肢は四人に抑えられた。
軽く持ち上げようにして、腰を浮かせる。
最後の一枚の私のプライドを、ユックリ引き下ろす3くん……。

「そんな!ダメッ!!」
制止の声をかけた頃には、ほぼ終わっていた。
まるで、十の手を持つ怪物のよう。
凄まじい連携に、全く抵抗出来ないまま、私は総てを奪われる。
素肌に突き刺さる、五つの視線。
ついに、不様な素肌を晒してしまった。


『ヒドイ、ヒドイよぉ』
この子達はレンくんだけど、レンくんじゃない。
だから、こんなことを許す訳にはいかない。
でも、私がレンくんに逆らえるはずなかった。
涙にくれる私に構わず、レンくんは、私の身体を、執拗になぶり続ける。

熱い視線で、見つめる。
優しく髪を、撫でる。
涙を舌で、拭う。
エッチな言葉を、耳に囁く。
キスで口を、塞ぐ。
淫らに疼き始めた、身体には触れずに……。

ああ、この子達は悪魔だ。
堕天の道に、私を引きずり込む。

「だめ。お願い、やめて……」
弱々しく懇願する。
「なんで。
ハク姉、俺のこと嫌いか?」
悲しそうな目をする3くん。
「だって、君達は……」
「『達』なんて言うな」
この子は2くん。
「そうだ!『俺』がハク姉が好きなんだ」
この子は……5くん。
「そうだ。『俺』がだ」
4く……ん。
「『俺』だ」
いち……。
「『俺』がハク姉を愛してるんだ」
……さ……ん。
85ゾロゾロレンくん:2010/11/12(金) 23:56:47 ID:woju+bda
五人に、一斉に告白される。
しかも、みんなレンくん……。

『逆らえる訳ない』
浅ましい浮気心か、純粋なる恋心なのか、とにかく私の退路は、完全に断たれた。

閉ざそうとしていた、身体と心がの扉が、蕩けるようにに開く。
察したのだろう。
たちまち、群がるレンくんに、片っ端から喰われていった。
額のマークも汗で流れ、もはや区別もつかない。
皆、私のレンくんだ。

「ハァアンッ……」
末端部から丹念に……。
四人がそれぞれ、手足に取り付く。
指先は疎か、爪先まで丹念に舌をはわした。
小指を口に含む。
足指のまたを、舌で擽る。
手の平を撫でる。
足の甲にキスマーク。
手首に歯形。
土踏まずを揉み、手を繋ぐ……。
愛撫であり、拘束でもあった。

その間、一人のレンくんによって、頭を固定されつづける。
顔を反らさないよう。
目を閉じないよう……。
むろん、それだけですむはずもない。
首から上、あらゆる所に、レンくんは触れる。
髪を、オデコを、瞼を、頬を。
鼻を、耳を、うなじを、顎を、喉を、唇を。
指で、舌で、掌で、視線で犯していった。

手足の末端から食い尽くしたレンくんは、徐々に勢力を拡大していく。
ジリジリとはい上がり、手首足首、肘裏膝裏を一通り楽しんだ後、脇と内股で鳴かせ始めた。

「アッ、ハヒィッ!
イクッ!またイッちゃうっ」
「ハク姉ばっかりズルいよ」
「そうだよ。俺のもやってよ」
何度目かもわからない、快楽の波にさらわれかけた時、両脇のレンくん達が苦情を告げる。

ムニュ。
熱く固いナニかが、手の内に押し付けられた。
キュムッ……。
「「……ッ!」」
意識することもなく、優しく扱きあげる。
「アッ!」
「クウッ……」
今度鳴くのは、彼等の番。
馴染み深い形のソレを、慣れた手つきで、ユルユルと高みに……。

86ゾロゾロレンくん:2010/11/12(金) 23:57:55 ID:woju+bda
グイッ!!
「ヒャン!」
「ハク姉、ズルいよ」
「俺にもして」
両足の二人から、苦情を受けた。
同時に、実力行使で自分のモノを、足指の股に差し込んでくる。

「アアン!」
『なんで、こんなところまで』
レンくんの、熱さが伝わる。
唾液まみれになっていたつま先は、滑らかに滑り、官能をジリジリと刺激した。
私が自由に動かせ無い分、レンくん達は快楽を求め、自ら工夫して動く。
鈴口を爪先に押し付けたり、亀頭だけ挟んだり、足の甲に押し付けながら、私の爪先を、
自分のお尻に導いたり……。
両足を性器に変えたように、執拗かつ、徹底的に犯し貪る。

そうして高めあいながら、レンくん達は、私の敏感な内股を責めてきた。
薄甘い快感の波に揺られながら、それでも、もどかしさに狂う。
その根元には、触れて来ないから。
縄張りが交差しているソコは、お互い牽制しあって、手を出して来ない。
脚を引き上げて、入口を開かせたり、裏の門まで覗き込みはするものの、感じるのは視線だけ。
切なさに腰をよじりながら、ただ、熱く淫らな露を垂れ流す。

下半身に気を取られ、優勢だった両手も、反攻を許してしまった。

「ヒアッ!」
レンくんは位置をずらし、一気に急所を急襲した。
こちらは二人で分けられる。
いつもの倍の勢いで、責められる乳首。

チュウ、チュウ……。
必死に吸い付く、レンくん達。
先端をくわえながら、指が溶け込みそうなほど、執拗に揉んできた。
襲い掛かる快感に、必死に堪える私。
ほぼ勝手に動く両手で、少しでも口撃を食い止めようと奮闘するも……。

87ゾロゾロレンくん:2010/11/12(金) 23:59:47 ID:woju+bda
ギュッ。
「モガッ!」
「ネッ、ハク姉。
俺のも、してくれよ」

突然の参戦。
最後に控えてた、頭担当のレンくんが投入される。
私の顔に跨がり、いきり立ったオチンチンをつき付けた。
否応なしに押し込まれたソレは、顎を外さんばかりに肥大している。
熱い肉棒を味わいながら、展開する光景に目を遣った。
視界いっぱいに拡がる、小さなお尻。
『可愛いなぁ』
キュッと締まってて、とてもいい形。
私のデカ尻とは大違い。
薄いお尻で跨いでいるから、お尻の穴も覗けちゃう。
小さくすぼんで愛らしい。
こんな愛らしいところを……。

チュポン。
ブルン。
「あ、ハク姉。
やめない……、ヒャアアアッ」
口技を中断された抗議も中断し、別のところの刺激に悲鳴をあげるレンくん。
「ハ、ハク姉……、だめ……だ……。
きたな……いよ、や……め……」
何か訴えているが、切れ切れだからわからない。
まあ、大事な事なら、ちゃんと言うでしょう。
かまわず、続けた。

クチュクチュ……。
「ヒャン、ヒャアン……」
子犬のような、レンくんの鳴き声。
そういえばレンくんが、一方的に責められることは、あまり無いのではないか?
私が責めに入ると、いつも素早い反撃で、主導権を奪い返す。
でも、今は……。
私も責められているけど、このレンくんは、他のレンくんが邪魔で責められない。
自分のペースを保てないのだ。
何となく、興奮して更に責めたてる。
ベトベトになったシワを拡げるように擽ったり、舌先を尖らせて中に押し込んだり……。
蟻の戸渡りを抜け、袋を頬張ったり、もう一度、棒をくわえ、喉まで飲み込んだり……。

「アアッ、ハク姉。ハク姉!」
レンくんのボルテージが上りきる。
連動して、他のレンくんも。
そしてそれは、私にも繋がりやがて……。

「「「「「「アアッ〜〜〜……」」」」」」

私は何度目かの、レンくん達は始めての絶頂に達した。


88ゾロゾロレンくん:2010/11/13(土) 00:01:39 ID:woju+bda
ピチャピチャ……。
全身を濡らす、五人分の白濁液。
立ち込める淫らな香に酔いしれる。
けだるく甘い疲労に痺れながら、ふと視線が合わされた。
一人伏せる、意識のない身体。
意識の失せたまま、ポッカリ開いた目に、汚れた雌が写っていた。
この惨状を、彼はどう思うか。
自分の意志に従ったと褒めてくれるか、寝ている間に他の男をくわえこんだと激怒するか……。

『仕方ない……』
レンくんには、逆らえないのだ……。
いつものレンくんにも、今の沢山のレンくんにも、その後のレンくんにも……。

怒られたら謝ればいい。
棄てられたら死ねばいい。
私は腹をくくっていた。


抵抗の意志を無くした私。
だが、レンくんが膝の間に歩を進めた時、
「ダメ」
断固として拒否した。
「ハク姉……」
「ゴメンね。レンくん。
ココだけはダメ。
私は……」

愚かな、本当にありえないほど愚かしい決意を話す。
馬鹿な女の戯れ事だったが、皆、納得してくれた。

「……じゃあ」
「うん。他はどこを使ってもいいよ」
本当は、少し遠慮してほしいけど、これ以上我が儘は言えなかった。

続く
89名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 08:56:05 ID:llplxoaA
gj!
90名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 09:41:34 ID:Wj7scdGd
レン「ガータガタガタ♪ガタキリバ♪ガタキリバッ♪」
恥かしさからか、怒りからか、はたまたその両方か。
耳まで真っ赤にしたGUMIが叫ぶ。
「ばっ、ばっ、バカバカバカバカーーーーー!!何をどこまで見たのよ!?」
え。どこまでって。結構肝心なところまで見えてたわけですが。
「あ、いや、その格好、そのまんまだったけど……あ、暴れる前にせめてジッパー上げて」
出来るだけ平静を装って受け答えたものの、それが神経を逆なでしてしまったらしい。
「最っ低!!何よ何よ!!人のハダカ見ておいて謝りもしないの!?
 子供のハダカなんて見た内に入らないっての!!?
 デリカシー無さ過ぎ!馬鹿!スケベ!!変態!!」
「お言葉を返すようだけどさー……こっちも故意で見たわけじゃないし、
 自分の部屋でもないところで鍵もかけないでオナニーして寝てるほうが悪」

ゴス。

すいません、その角度で腹を狙ってくるのやめてください。何でそんなに重いのその拳。
……あれ?拳が私の腹で止まっている。

「……な、何もしてないわよね……?」
さっきから真っ赤ではあったけど、もっと真っ赤になって、俯いて、訊くGUMI。
「は?そんな拾い食いみたいな真似するわけ無いでしょ。同意も無しに。
 見境ぐらいあるってばもう……」
「バカーーーーー!!!最悪!!出て行けーーーーー!!!!」
どうしろと。どう答えろと。模範解答があったとでもいうのでしょうか。
この年頃の娘さんは難しい、って事なんだと思いますが。

「ん、わかった。この家から出ていくよ。後でがくぽにも話しておきます。
 お世話になりました。あとごめんね」
「え?ちょっと!?何言ってるの?!」
「だって、このまま一緒に暮らすの、何かとやりにくいでしょ?それに、このPC内ならどこに居たって同じだもの」
「違う!今のは言葉のあや!!この部屋から出てって言っただけで!!」

まぁ、ここを出たところで問題は無いはず。そもそも他メーカー製品と連んでいること自体がレアなケースなのですから。
女の子に恥をかかせた、と言うのも(腑に落ちない点は多々ありますが)否定できませんし。
しばらくほとぼりが冷めるのを待つにしても、マスターに相談しないとまずいよなー、長引くなら。
まぁスタジオをから出たら、ひとまず漫画喫茶でも入るか……。
問題は当面どうするか

ガシッ。

え?

視界が反転する。
「いったああああああああ!!!なにすんの!?!!」
考え事をしていたとは言え、全く気が付かなかった。GUMIが自分の足を狙ってきたことを。
思いっきり地べたに頭突きかましちゃったんですが!
非難の続きより先に、GUMIにマウントポジションを取られていた。

「ばかぁあああ!!ちゃんと人の話聞きなさいよ!!
今、私は、この部屋から出てけ、と言っただけで!
家から出てけなんて言ってないわけで!」

襟ぐりを思い切り掴まれて、頭をガンガン揺さ振られて。
あーーーやめてよーーー、ガタイ良くても痛いものは痛いんだって散々言ってるのに。
って、あれ?GUMI……その目から零れる大きな雫。
思わずその頬をつたう粒をこの手で拭う。

「……ホントはもっと一緒にいたいんだから……簡単に出て行くなんて言わないでよ……」
「出てけって言ったり出て行くなって言ったりもうな……」
「……ちゃんと責任とってよね」
私の責任なのか?と言う反論も、多分届いていない。
それ以降の言葉は完全に遮られていた。GUMIの唇で。
「あのね、さっき、ALさんのこと考えながら、してたの」
体を起こしてGUMIは言う。え?マジで?うわーちょ、えー待ってソレ。
双方が赤面し、目を反らす。

「ああ言ったけどさ、やっぱ、私じゃダメかなぁ?
全然オトナの女には程遠いもん。ALさんの好みとかそんなのとかけ離れてるでしょ?」
「…この流れで、何でそんな事言うの?」
「だって、いつもの『困った顔』と『無抵抗』、してるんだもん。
嫌なら嫌って言ってよ。そんな気の遣われ方、したくない」

確かに困ったには困った。
でも、それは嫌だからとかではなく。
踏み込んではいけない領域と言うか、立場的にまずいと言うべきか。
それに、そんな風に言われる程「大人」ではないと思う。私は。
ただ、そう振舞わなければならない、とは思って行動していたけれど。

好きか嫌いかと言われれば、そりゃ好きに決まっています。
それが恋愛感情なのか?と言われると多分違うと思う。
でも、それが変わりえないものなのか、と言われるとそれも断言出来ない。
現にこうしてまんざらでも無い気がしてきてるのだから。

「正直、嫌じゃない。でも突然すぎて頭が着いていってない状態」
今まで妹の様に接してきたけれど、立ち位置が変わってもいいんでしょうか?
それは許される事なのでしょうか?
未成年とは言えそんなに離れているわけでもないはず?
いや、社会通念としてそれはアリなのか?

「困らせてごめんね、あたしもこんな風にコトを進めたくなかった。
でも、こんなん見られちゃ、今までと同じで居られないもん。このままじゃ。
だから、言うね。順番おかしくなっちゃったけど。
ずっと、ALさんのこと、好きだった。
その声、その目、その大きい手。全部好き。
嫌じゃなかったら、私のコト、女の人として見て欲しいの」

そうか。順序がおかしかっただけなのか。
ここから始める、という選択もできるのか。


「あ。底辺マスター宅のマイナーカプなんだから、余計な事考えなくてもいいよ?
何の影響力もないんだし」

うん、事実だけどそれは触れなくてもいいことですよね。


GUMIに遅れを取ったけど、腹は据わった。
94 ◆1jnkY4.1/w :2010/11/14(日) 01:55:26 ID:8dFwuxy0
やっとこエロ突入できそうなところで終わってごめんよー
ちょっと描いてみたから貼っとくー
ttp://2d.moe.hm/miku/img/miku16962.jpg

つか、遅筆ですまん。↑こうやって脱線してるからかwww
95名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 05:23:45 ID:WAvKGizK
間を空けるなら続くとか終わるとか書かないと次の人が投下しづらいじゃない。
96名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 07:58:07 ID:DKqAMqU/
>>94
ワッフルワッフル
97melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/14(日) 09:55:54 ID:zRYADNN9
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/v/vocaloid29-13.html
管理人様、早速更新いただきありがとうございます!
電脳セクサロイド初音ミクの物語ももうすぐ終わります。
本来の初音ミクでない姿で、人格だけを取り出した試みは、
いかがだったでしょうか?
ボーカロイド初音ミクの本来の姿へいよいよ戻ります。

>>23-25様方
応援ありがとうございました。
とってもうれしいです。
98名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 16:25:47 ID:iKbYBJ5D
お久しぶりです。

MEIKOの誕生月ですね。
誕生日はすぎてるけど誕生月祝いだから問題無いですよね。
というわけで、誕生月祝いの物を書きましたので、お目汚しながら投下させて下さい。

注意事項
・亜種注意。
MEIKOの亜種の、MEITO・咲音メイコがでます。
・鏡音レン×咲音メイコのCP
・MEITO×MEIKO要素あり
・エロあり
・咲音はおバカさん
・バカップル
・萌えない


ー独自設定ー
PC内を家としてます。同じマスターのボカロでもPCが別なら家も別です。
科学の限界をこえてるため、PCから出て実体化もできます。

おk?
99【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 16:33:04 ID:iKbYBJ5D
もう、出会って約2年、付き合って半年。
キスにも慣れてきた、だから、大人のデートをしたい。
そして、伝えたいことがあるんだ…


「メト兄のアドバイスを参考にしたんだ、大丈夫だよ…な」


メト兄とはマスターの別PCで、メイ姉と暮らしているMEITOのこと。
強くて男前で優しくてフェミニスト。
俺の目標の男性像!メイ姉とメト兄は恋人同士だし、相談にこれ以上の適役はいないだろう。


どんなアドバイスを貰ったかというと


〜〜〜回想〜〜〜

俺は咲音さんが収録に行ってる時間を狙って、男の相談をすべくメト兄を呼び出した。
「レンがわざわざ呼び出すのは珍しいな?相談ってなんだ?」

「メト兄ごめん。本当は俺から行きたかったんだけど…」

「いいよ。女には聞かれたく無い話なんだろ?」


わざわざ尊敬する憧れの先輩の方から来てもらったのは、メト兄の家にはメイ姉がいるから。
女の子には言い辛い事だから…。
ていうか、言ったらセクハラっていうか…。

「あの…初めての…時とか、どうすれば…いいか…とか…痛いっていうし…」


100【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 16:36:52 ID:iKbYBJ5D

「あー…、かなり直球だな」

「あ、いや、咲音さんの実の兄に聞くような事じゃないって分かってるんです!!
…でも、他に相談できる人いなくて…」


勿論、メト兄は咲音さんの兄。
この相談をするのを躊躇わなかった訳じゃない。



だけど…


「相談出来る人、メト兄しかいなくて…。メト兄は女心を分かってるし…」

「別に怒ってるわけじゃねぇって。つーか、煽てても何もでねーぞ」

「いや、メト兄は俺の憧れの男性だし!男前で、優しくて、紳士で、ワイルドで、フェミニスt「だあぁぁ!!分かったから!恥ずかしいからヤメロ!!」


メト兄が照れ隠しに俺の髪をガシガシとやや乱暴に撫でた。


「レンがこういう相談するのが意外だな〜ってさ。お前って結構、真面目じゃん?」
「そうかな?」

「まぁ、妹を任せてる身としては安心だけどな」


真面目…なのか??
リンにもよく言われるけど、別に普通だと思う。
でも、メト兄が安心って言ってるし悪い事じゃ無いんだよな。


「で、本題に戻るけどさ」

「う、うん」

「ようするにセックs「うぁぁぁ!!/////」…お前、その事について聞きたいんじゃねーの?」

「そ、そうだけど…そうなんだけど…そんなハッキリ言われると恥ずかしい…///」

うっわ…俺、超カッコ悪いし。
でも、ヤッパリ恥ずかしいものは恥ずかしいんだよっっ


101【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 16:44:32 ID:iKbYBJ5D

「純だなぁ〜、お前になら咲音を嫁にやっても平気だな!」


笑ってワシャワシャとまた髪を撫でられる。
つか、よよ嫁って!?あーっ俺、今、絶対に顔真っ赤だ!


「とりあえず、行為自体は知ってるわけな?」

「あ、う、うん。一応。本とかで。」

「…どうやって買ったんだ?一応未成年だろ」

「…ダメ元で店員サンに欲しい本とDVD伝えたらニヤニヤしながら持ってきてくれた。」


ベットの下に隠してある本とDVDをだした。
タイトルは
‘女の子を幸せにする愛し方’
‘女性が教えるエクスタシー’
‘愛ある正しいsex’という物である。

ほら、やっぱり好きな女の子に不安な思いさせたくないし
専門家とか女性の意見で一応勉強しとかないと


「…」

「店員サンに『そんなに愛してんなら大丈夫だ。頑張れよ』って言われた」

「…あー、うん。俺、必要なくね?」

「いやいや!!本やDVDとリアルは違うから」

「確かにそうだけど」


そのあと暫く考えたあと、メト兄は俺にアドバイスをくれた


「相手が痛そうにしてると、つい‘大丈夫?’って聞いちまうけどさ」

「うん」

「あんまり聞きすぎるなよ?」

「え??何で??」

「あ゛ー…なんかさ、1・2回位なら良いけど、あんまり言われ過ぎると‘大丈夫’って言わないとって気がして無理しちまうからさ」


確かに。そのとうりかも…。
咲音さんって意外と強がりだし。
でも、それだと咲音さんが痛そうにしたら、俺はどうすればいいんだ??
102【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 16:47:30 ID:iKbYBJ5D
「そういうときは言葉よりも、落ち着くまで頭撫でたり優しくキスしたり…その方が安心する」

「そうなの?」


「まぁ、俺はメーコとしか経験ないけど、俺と咲音はメーコの亜種だし根の部分はかなり似てるから、信じていい意見だと思うぜ?」



〜〜〜〜〜〜


そのあと、メト兄はオススメのホテルを教えてくれた。
それ程かしこまった雰囲気ではなく、それでいてオシャレで落ち着いた雰囲気のレストランもあるらしい
予約もメト兄がとってくれた。本当にありがたい。


そして運命の当日。


今、咲音さんとメト兄オススメのレストランにいる。咲音さんは大はしゃぎだ。


「凄い凄い!!なんか大人になった気分ね!!夜景も綺麗!!」

「そうだね。あ、咲音さんも綺麗だよ?いつも以上にキラキラしてる」

「えへへ、ありがとう。今日は特別だから、PV撮影の時メイクさんに貰ったラメ入りのパウダー付けたの!」


それでいつも存在じたいがキラキラ輝いてる咲音さんが更に輝いてたのか。
夜景を見て微笑む姿も綺麗だ。
ミニ丈のふわふわ赤ワンピも似合ってしさ。
そんな事を考えてたら咲音さんに伝わったのかニコニコしながら教えてくれた


「このワンピね、リンちゃんのプレゼントなの!ふわふわで赤くて可愛いよね!!」

「うん。可愛いね//」
103【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 16:50:23 ID:iKbYBJ5D
そっか、リンからのプレゼントだったのか…
俺が恋人同士で祝いたいって頼みこんだら
‘仕方ないな〜、じゃ、絶対に最高の誕生日にしなさいよ’
って言ってたけど、リンも咲音さん大好きだし誕生日パーティーとかしたかっただろうな。
あとで、もう一回、リンにお礼言おう。


「リンちゃんが今日は今までで一番、女の子として幸せな誕生日になるよって言ってたの…分かった気がする」

「え…?」

「だって、世界で一番好きな人と初めて、恋人としてすごす誕生日だもん///」

「っ!!/////」


何か…咲音さんの誕生日なのに俺がプレゼント貰ったみたいだ!!
可愛い過ぎる!!照れる!!




それから、なんとなく、なにを話せばいいか迷って2人で顔を真っ赤にして黙っていたらタイミング良く料理が運ばれて来た


「わぁ!美味しい!!」

「うん。凄いうまい!!」


料理は流石はメト兄のオススメだけあって超美味しい。
美味しい料理を食べてるうちにまた、会話が弾みだし色々な話しをしながら食べてるうちに、すぐ完食してしまった。


「凄く美味しかったね。連れてきてくれて、ありがとうレン君」

「喜んでくれて嬉しいよ!…あ、あのさ…この後…」

「うん?この後?」


あぁ、声が震える。


「…ホテルに部屋とってあるんだ、…い、嫌じゃ無かったらさ…泊まらない?」


104【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 16:56:03 ID:iKbYBJ5D
「ふぇ…///」


咲音さんは真っ赤になり固まった。


実は、この言葉の意味事態を理解出来ないんじゃないかって心配してたけど、ちゃんと分かってくれたみたいだ。


「咲音さん…「いい…よ////」…え?」


微かに聞こえた言葉は幻聴なのかとも思ったが、違う。


「レン君となら…いいの///」

「…本当に?無理してない?」

「無理なんてしてない。…レン君大好き///」


思わず、ぎゅっと抱きしめた。可愛いし愛おしいし嬉しいし、
あー、俺は世界一幸せな男だな。絶対そうだ。



そしてホテルの部屋に入った。
メト兄に言われたとうりに‘MEITOさんの親戚の鏡音です’って言ったらけっこう良いホテルなのにあっさり案内された。

メト兄とメイ姉はかなり常連らしく、ボカロの体が成長しないのも知ってるらしい。

…いや、14歳+起動年数2年だからどちらにせよ未成年だけど…。
その辺はメト兄が誤魔化してくれたみたいだ。


「すごーい!ベッド大きーい!!」

「すげー、このベッド超ふかふかだ!」

「見て見て!あわ風呂!」

「マジで!?早く入りてぇ!」

「うん!」


一緒に入るのはまだ俺達にはハードルが高かったので、
お風呂を別々に入りバスローブを着て出てきた。


「なんかレン君にバスローブって変な感じだね」

「それは咲音さんもでしょ」

「ふふ、そうかも」


あまり似合ってないその格好に2人で笑い合っていると、そのまま目があった…
105【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 17:01:54 ID:iKbYBJ5D

そのまま見つめ合い…どちらともなく、自然とキスをした。
そのまま、咲音さんの唇を少し舐めると、ビクッと震えてから遠慮がちに小さく唇を開けてくれた。


「んっ……」


小さく零れる吐息と舌を絡める水音だけが耳に響く。

やはり、咲音さんの唇は甘く感じる…依存性のある甘さに溺れそうなっていると咲音さんが俺の肩を叩いた


「ん…レンく、ん……くりゅしぃ…よぉ…//」

「あ……ごめん、つい」

随分と長い間キスをしていた、咲音さんは目を潤ませ、肩で息をしている。



「俺、夢中になっちゃってて…」


深いキスは初めてなのに、いきなり長くしてしまった…。
大丈夫かなと心配してたら、咲音さんが甘く溶けるような声音で爆弾を落としてきた

「…なんか、さっきのちゅーすると…頭がポーとする」

「え?」

「…私…さっきのちゅー…もっと、したい…みたい…////」


あまりの衝撃にグラリと目眩がしそうになる。
何でこんなに一々可愛いのかな…。
理性とかがガラガラと崩れていく


「たくさん、してあげる」

「ん…ッ…」


たくさんのキスの合間にバスローブの紐を解く…その下は、想像したとうり、純粋な咲音さんに似合う真っ白な下着だった。


「ん…そんな…見ちゃ、やぁ…///」

「何で?凄く可愛いよ//」

「むぅ…レン君、ばっかりズルイわ//」

「そうかな?じゃ」

「ふぇ?」


頬を膨らましながら羞恥の気持ちから文句をいう咲音さん。
106【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 17:06:14 ID:iKbYBJ5D


その様子も可愛いけど…
このままふてくされたままなのも寂しいから
俺もバスローブの紐を解き、下着姿になった。

…自分からズルイと言ったくせ咲音さんは林檎の様に真っ赤になる


「ななな、何でいきなりレン君も脱ぐの!?」

「咲音さんがズルイって言ったんでしょ?」

「ぁうっ///」

「それに、どっちにしろ…そのうち俺も脱がないと………出来ないし///」


「ぁ…ぅん…そ、だよね///」


やはり、少し不安そうだ。
こういうトキ、‘大丈夫?’って聞いてしまいそうになるけど、メト兄の言葉を思い出して我慢。
…それに、咲音さんが明らかに緊張してるの分かってるのに俺がそう聞くのって‘大丈夫だよ’って咲音さんに俺が言ってもらいたいだけじゃん。
何か責任なすりつけるみたいで、卑怯な気する
…俺に出来ることは、そんな薄っぺらい言葉を言う事じゃなくて
精一杯、優しくして愛すことだと思う


「俺、初めてで下手かもだけど…できるだけ、優しくする。咲音さんのこと…あ、愛してる///」

「うん//」


カッコ悪い言葉なのに咲音さんは嬉しそうに微笑んでくれた。

そのまま、再度キスして、柔らかな体に手を這わす。
するとクスクス笑いながら体をよじった

「ん…ふふ…くすぐったい」

「そう?」

「うん」

「じゃ、コッチは?」

「ふにゃ!?」

「わぁ、本当にマシュマロみたいだ」


107【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 17:11:08 ID:iKbYBJ5D
ふにふにとマシュマロのように柔らかくて、それでいてぷるんとした弾力は、今までの妄想や夢ではえられなかったものだ


「んっ…は、あ…なんか、恥ずかしいし…変な感じ…///」


「嫌?」

「や、じゃない…ん、あひっ///」


揉むみしだくより、優しく撫でるように触れた方が反応が良いみたいだ。
少し浮いた背中に手を回して、手間取りながらもなんとかブラを外す。
豊かな胸にある、桃色をした控えめな乳首はすでに自己主張をしていた


「きれい…」

「あんま…見ないでよ…///」

「咲音さん、可愛い。」


チュッと頬に小さなキスを落としてから、胸への愛撫を再開した。

撫でるように優しく慈しむように触れる


「ふあ…んっあ、レン君…なんか…変な…の///」

「どう、変なの?」

「あの、ぁ…ん…分かん…ない…////」

「そっか」


咲音さんが何を伝えたいか、大体分かった。

さっきから咲音さんはモジモジと小さく腰を動かしてるから


「ココ?」

「ひぅ!?///」

「わぁ…こんなに、濡れるんだ」


触れて、その濡れ方に少しの驚きと感動を感じた。
下着の上から撫でただけでクチュリと音がする。
暫くそのまま撫でた後、下着を脱がすと、愛液が薄ら銀糸をひいた…


「あぅ…何、コレ…わた、し…もら…しちゃったの?//」

108【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 17:19:45 ID:iKbYBJ5D
不安そうな声。行為自体は知ってても、細かい事はあまり知らないみたいだ


「違うよ。これは、気持いいと出るんだ」

「そう、なの?」

「うん。そうだよ」


本当は他にも色々とあると思うけど、気持ち良いからって事で今は合ってると思う、俺がそう思っていたい


「もっと、触られ…たい///」

「うん、俺も…もっと触れたい」

クチュ…
ゆっくり、指を一本だけ入れてみる

「ひぁん////」

「痛くない?」

「あ、あぅ…痛く…はない…ぁ/////」


その言葉に安心して少し指を動かす。
すると咲音さんが甘く鳴き、狭い中がさらに締まる。
時間をかけてゆっくりととかしていった


十分に濡れてはいるけど…やっぱり痛いかな…


「いれる、よ?」

「う、ん//」


先端をあてがい、少しずつ押し進めると次第に咲音さんが苦しそうな声を上げる。
男の俺じゃ分からない痛みだ、
中から裂かれるよう…と本に書いてあったが想像しただけで痛い


「咲音さん…っ」

「あ、ぁ、っうッ、いた…いっ…痛、い」


ボロボロと零れる涙を舐めとり、キスをして、少しずつ押し広げるように進める、時間はかかったが、なんとか全部入った。

「あ、あ、っ」

痛みに耐える声に罪悪感を感じる。でも、それと同時に好きな人と繋がれた事へ言葉で表せない幸福を感じた…

「咲音さん、痛いよね。おさまるまで、動かないから休んで」
「あぅ、ひぅ…レン君…ん」

そのまま、ゆっくりと優しく抱きしめ
109【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 17:24:32 ID:iKbYBJ5D

優しくキスをし、柔らかい髪をを撫でる。
すると、咲音さんも俺の背中に手を回ししがみ付いてくれた。
髪に、額に、目元に、頬に、唇に、たくさんキスをして、あやすように背中や頭を撫でていると体の強張りが解けていくのが分かる


「咲音さん、痛いよね。ごめん。でも、俺…今すごく幸せだ」

「レン君…」

「咲音さんのことが好きで、好きで、大好きで…なんだか、愛おしいって感情が溢れそう…」

「私も…私も…凄く、レン君が愛おしい///」


互いに唇を重ねて深く絡め合いったまま、腰を動かした。
中は凄く狭くて咲音さんは苦しそう…女の子にとって、初めては痛みへの我慢だけって場合も多いらしいけど、少しでも気持ち良くなって欲しい。


そう思い、咲音さんが感じてくれた触れ方で胸を撫で、キスにも精一杯の愛を込める


「ふ、んん…はぁ…あ、ぁん///」


少しずつ声に甘みが混ざってきたのは、俺の錯覚じゃないと思いたい。

クリを撫で、一緒に膣中の上の方を刺激するとギュッと締まった


「ふあぁああっ!んんっ…」

「ぅあ…ぅ…咲音さ、ん」


その締めつけに耐えきれそうにない…でも余裕が無いの咲音さんも同じみたいだ


「あ、んっ…あひぅッ…変になっちゃ…壊れちゃ…う…あぁ」

「大丈夫、だよ。一緒にイこうッ…」


手を繋ぎ求めるようにお互いの名前を呼びまくった…


110【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 17:30:27 ID:iKbYBJ5D


そのまま2人で同時(多分)にイって。
今はベッドに寝そべっている


「まだ、痛む?」

「平気、よ」

「嘘は…ダメ。正直に言ってよ」

「…まだズキズキしてる」


少し迷いながら遠慮がちに言う咲音さんを抱き締める。
やっぱり、無理させてしまったかな…そう思っていたら、咲音さんが「でも!」と強く言い言葉を繋げた


「とても幸せだったし、嬉しかったわ」

「…え?」

「触れる指先も、声も…全部にレン君の優しさがあった。私はレン君に…愛されてるんだって凄く、感じられたの///」


ふわりと微笑むその笑顔は本当に幸せそうで、あたたかい。

結局は俺の方が励まされてしまったみたい…


「咲音さんの誕生日なのに、俺ばっかりプレゼント貰ってるな」

「え?私、レン君に何もあげてないよ??」

「あー…うん」


咲音さんに間接的な表現は通じない。
理解力たりないと言うか…天然はいつもの事だからスルーしよう。

俺はベッド脇に置いといた自分の鞄の中から、小さな赤いケースを出し咲音さんに差し出した


「咲音さん。改めてHappyBirthday」

「コレ、くれるの?」「うん。開けてみて?」


中身は指輪。ピンク色の小さい石が埋め込まれている。


「これって//」

「手、貸して。つけてあげる」


もちろん、指輪は咲音さんの薬指にピッタリのサイズにした
111【レン咲】happybirthday。大人のデート編:2010/11/14(日) 17:31:35 ID:iKbYBJ5D

「まだ、ちゃんとしたヤツじゃ無いけど…これから先もずっと咲音さんを愛するから。

その証、受け取って下さい」


真っ直ぐ目を見て伝えた言葉に咲音さんは涙ぐみながら「はい!///」言いと微笑んでくれた。


俺はまだ、大人デートも、格好良くエスコートできて無いと思うし、

ガキだけどこの思いは世界一だから。


俺の心がもっと成長して良い男になったら
本物のちゃんとした指輪を贈るから待っててね。


happy birthday 咲音さん。


112あとがき?:2010/11/14(日) 17:55:10 ID:iKbYBJ5D
以上です。

萌えない。ツマンネなもので
お目汚し失礼しました。

今回はリン様が出てませんね…ごめんなさい。


しばらく、また読む専門に戻ります。


113名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 20:07:16 ID:4k4wQaTs
なにこれかわいい。
咲音ちゃんの純粋さに萌えた。そしてレンの男前さに燃えた。
gjです。
114名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 20:59:53 ID:nCV4EFPc
>>94 ALグミ 続ききききたー!GJGJ!
GUMIかわいいよGUMI
エロが楽しみだ…わっふるわっふる!


>>112
こっちも続ききたー!
レン紳士だな 咲音もかわいいしほっこりした!GJGJ!
115名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 23:17:28 ID:5Uu8gvJH
皆GJ!そして投下ラッシュの中、遅レスすまんが……。

>>81の鬼才っぷりに全俺が泣いたw
いろいろおかしいのにちゃんとエロいのはどうしてなんだwww
116名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 08:20:33 ID:yLy0SxJl
>>98
萌えるか萌えないかは俺らが決めることであって
書いた人間が決めることじゃねぇ!
117名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 22:02:51 ID:GbXQLJZU
>>98
そうだそうだ!悶え萌えたじゃないか!!
118名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 23:37:27 ID:RqGqF/tk
次々続きが来ててめでたい
レンハク、ALグミ、レン咲まとめて全部GJ!

>>115
よお、俺
奇才の人の奇才っぷりはつくづく異常だなw

>>116
お前が萌え倒したのはよく分かったから、ちょっと服脱いで落ち着け
119名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 07:55:38 ID:pofd4j6e
>>118
脱ぐ服が無い場合はどうすればいいんだ!?
120名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 08:03:22 ID:89gwGPpR
着ればいいと思うよ
121名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 12:36:29 ID:n1Bo6Ov+
剃ればいいと思うよ
122名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 13:25:56 ID:87Tt/C9a
剥けばいいと思うよ
123 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 17:49:41 ID:j0ybA6X+
一連の流れにフイタw

メイコ誕直前に規制食らった下剋上の人です。タイミング良すぎて、なんの嫌がらせかと……!
当日から大分過ぎて遅刻もいいとこだけど、誕生月祝い便乗組ということでメイカイ投下させて下さい。

【注意事項】
・メイカイ
・カイトがショタ設定
・エロに辿り着くまでが非常に長い。
以上が苦手・ダメな方はスルー推奨。誤字脱字はご容赦を。
エロしか興味無ねーよ!ってヒトは5か6ぐらいから読んでください。
12〜13レスほど使用します。


メイコお姉さんと思春期カイト 1

「カーイトっ」
「…………」
「カイトくーん」
「…………ムリ」
「カイトってば!」
がばっと首に腕が回り、背中に温かくて柔らかい感触がむぎゅっと押し付けられた。
「うわぁ! ちょっと、止めてって……離れてよ!」
抵抗するように絞める腕を、渾身の力を込めて無理矢理引き離す。
背後を取られたら終わりだ! と思ってメイコさんに向き直ると、メイクを施された顔がぶすっくれて僕を睨んでいた。
「なによ返事しないからでしょ」
私は悪くないと言わんばかりの態度に溜息をついた。改めて見るメイコさんは、頭の上から爪先まで綺麗に着飾っていて、纏った衣装は抜群のスタイルを引き立てていた。
メイコさんの魅力を最高に引き出したメイクとドレスも、自宅のリビングでは浮いている。なんで彼女がこんな恰好をしているかというと、それには理由があった。
「ねぇ、カイトも行こうよ」
「……だから、ちょっとムリなんだ」
今日はメイコさんの誕生日。メイコさんと懇意にしているスタッフを集めて、マスター主催の彼女の誕生会が今夜あるのだ。
メイコさんは身体を屈めて、僕に視線を合わせてくる。ロンググローブに包まれた手で、僕の両手をきゅっと握った。
……僕はマスターの意向で、容姿を12〜13歳の年齢設定をされている。
成人女性型として使用されているメイコさんより、身長が頭ひとつ分くらい低いのだ。
「マスターが、今日はオフにしてくれたじゃない」
見つめてくる瞳に耐えられなくなって、僕はあらぬ方向へ視線を逸らしてしまった。
「…………新曲でさ、ちょっとひっかかる部分があって……練習したいんだ」
自分でもかなり苦しい言い訳だと思う。これじゃ、メイコさんの誕生会に行きたくないって言っているのと同じじゃないか。
ちょっと眉を顰めたメイコさんは、何か言いたそうにしていたけど、結局何も言わなかった。気まずくなった空気に、どうしよう何か気の利いた事言わなきゃって焦ってたら、メイコさんの携帯電話が鳴った。
ワンコールで切れたそれは、マスターが迎えに来た合図だった。助かった!
「ほら、マスター迎えに来たよ」
「……じゃあ、行ってくるね。戸締りはちゃんとするのよ?」
メイコさんは怒った様子もなく、微笑んで僕の頬を一撫でしてから玄関へ向かう。
「行ってらっしゃい……」
ぱたん。と閉じるドア。遠ざかるピンヒールの足音に、そういえば「おめでとう」の一言も告げていないことに気が付いて、一気に自己嫌悪が僕を襲った。
124 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 17:52:51 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 2

窓を風が叩く音がして、僕の意識は浮上した。
ああ、うたた寝しちゃったんだ。しかもリビングで。
ソファーの上から起き上がると、変な寝方をしていたせいか、身体の節々が痛い。
窓の方へ視線を向ければ、外はもう薄暗かった。夜の闇の中に、遠くに見える街の灯りが輝いていた。
壁掛け時計を見れば、もうすぐ11時を回りそうだ。メイコさんは、多分今夜は帰ってこないだろう。
……今日はメイコさんの誕生日。日本語版ボーカロイド第一号、『MEIKO』の誕生を祝う夜に、主役がそう簡単に解放される筈もない。
今頃、メイコさんはご機嫌でお酒呑んでるんだろうな……呑み過ぎなきゃいいんだけど。
夕方メイコさんを見送ってから、僕は新曲の練習などしていない。新曲に詰まってるなんて丸っきりの嘘。誕生会に行きたくなかった僕の、見え透いた嘘だった。
本来、『KAITO』は成人男性型として販売されているのに、マスターの意向で僕は『少年』として使用されている。
高い声。細い手足。薄い胸板。身長なんか『KAITO』に比べたらかなり低かった。
……とてもじゃないけど、メイコさんの横になんて立てない。
それがイヤで、行きたくなかった。誕生会に行ったら、自分が目を背けていることを嫌でも突き付けられる気がした。
年齢設定を低く変えられると、思考まで幼くなるんだろうか? こんな子供じみた感情を持て余す自分も嫌いだ。
マスターに迎えられこの家に来た時、先に購入されていたメイコさんに僕は預けられた。彼女に生活に関すること、唄について一から十まで教わった。
初めは家族が出来たみたいですごく嬉しくて、メイコさんにくっついて歩いていたけど、一緒に生活する内に感情が変化していった。
薄着でうろつくメイコさんの、柔らかそうな身体のラインから目を離せなかったり、食事をしている時の口元とか、傍にいる時に香るいい匂いとかを感じると、落ち着かなくなる。
さっきみたいにぎゅっと抱き締められると、密着したメイコさんの身体の柔らかさ……特に胸、に僕の身体の一部が過剰に反応してしまう。
極めつけは、メイコさんの出演したちょっと大人向けのPVをみた夜、初めて夢精してしまったことだ。あの時は驚くというより、恐怖に近い感情が沸き起こって、混乱した。
それから僕は、メイコさんを避けるようにした。僕の身体がメイコさんに反応しているのは明らかだし、過剰な性欲に夢精も頻繁になった。
気付かれるのが怖かった。なにより、メイコさんを汚い目で見ているような気がして申し訳なかった。
あんなに僕に親切にしてくれる、大切なヒトなのに。
メイコさんは僕を弟として可愛がってくれている。それなのに、家族として見れない自分が、一番イヤだった。
125 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 17:55:56 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 3

ソファーに座って、なんとなくテレビを付けてチャンネルを変えてみたけど、興味を惹かれる番組は無かった。取りあえず音を流しているだけ。
……僕、なにやってんだろ。
誕生会は今頃、宴もたけなわなのだろう。メイコさんはきっと、たくさんの人に祝われている。……今夜は誰かと一緒に過ごすのかも。
イヤだな、僕、嫉妬してる。
見えない何かから自分の身を守るみたいに、膝を抱えた。
メイコさんは大人で、美人で、魅力的なヒトだから、僕が知らないだけでコイビトがいたって不思議じゃない。
メイコさんが他の男の人と一緒にいる妄想で、下らない嫉妬が胸を焦がした。僕に親切にしてくれるのは、後輩で同じマスターの元で共に暮らす家族のようなものだからなのに。
僕にはメイコさんを守る知恵も身体もない。むしろ守ってもらっている。
成長することのない僕は、マスターの作品の傾向が変わらない限りずっと子供の姿のまま。
姿がメイコさんに追いつくことなんてないし、大人のあのヒトと僕じゃ、釣り合いなんて取れるはずもない。
拗ねて、突き放して、メイコさんをイヤな気分にさせるだけだ。
おめでとうって、言いたかったのに……。
出かける間際の、メイコさんの困ったような眼差しを思い出す。最近は、あんな顔ばかりさせている気がした。
さっきのことも僕のことも忘れて、誕生会で楽しんでくれてるといいな。
ぼんやり画面を眺めていたら、玄関の方から聴こえる微かな音を耳が拾った。あれ?
次いでドアの開く音がして、リビングへ続く短い廊下を早足で歩く足音。え、え?
「カイト! ただいま〜」
勢いよくリビングの扉を開けたのは、メイコさんその人だった。
この家に住んでいるの、僕とメイコさんしかいないから当たり前なんだけど、それでも今日は帰ってこないと思っていたヒトの帰宅に、僕の思考は一瞬停止した。
「あ〜も〜、寒かった!」
硬直していた僕に両手を広げて、ぎゅうっと抱き締めてくる。外は本当に寒いみたいで、合わさったほっぺたは冷たかった。
コートを着たまま抱きつかれたから、身体の柔らかさはそんなに感じなかったけど、鼻先を掠める匂いにやっぱり身体の芯が反応する。メイコさんに知られるのが怖くて、力を込めてを払いのけた。
「どっ、どうしたの? 誕生会は?」
「抜けてきたわ。皆いい具合に酔ってて、バレなさそうだったし……マスターにはちゃんと挨拶してきたから大丈夫よ」
「抜けたって……」
「カイトを一人にするわけにはいかないわ。
ねえ、夜ゴハン食べた? 会場でお料理詰めてもらったから、一緒に食べようよ」
メイコさんはにこにこ笑って、紙袋の中を探っている。
メイコさんが帰って来たことは嬉しかったけど、その理由で素直に喜ぶことができなかった。
夜ひとりぼっちじゃ可哀そうだから。僕が子供で心配だから。
僕のせいで、自分の誕生会を抜けてきたんだ。
――無性に悔しくなって、自分でも知らない内に歯を噛みしめていた。
すごく苛々する。メイコさんにも。自分にも。
ローテーブルに折詰を乗せるメイコさんを尻目に、僕は立ち上がった。
「カイト……?」
「バカじゃないのメイコさん……せっかくマスターが開いてくれた誕生会、帰ってくるなんて。主役のクセにさ。留守番ぐらい一人で出来るよ」
気が付いた時には口が勝手に動いて、そんなことを口走っていた。なに言ってんだ、僕。
メイコさんの瞳が哀しそうに揺れ、いたたまれなくなった僕は背中を向けた。
「……ゴメン、もうゴハン食べちゃったから、入らないや。僕……もう寝るね」
「え? ちょっと待って」
「おやすみ!」
戸惑いながら呼び止めるメイコさんの声に振り向かず、僕は自分の部屋に急いだ。
今の自分の顔を、メイコさんに絶対に見られたくなかった。
126 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 17:59:02 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 4

最低だ……。
ベッドに寝そべったって、頭が冴えて眠れる訳がなかった。
メイコさんが留守している間は帰ってこないと拗ねてたのに、帰ってきたら怒るなんて最悪だ。
僕のために帰ってきてくれたのに。メイコさん、絶対怒ってる。今までイタズラして怒られたことはあったけど、こういうことで叱られたことは無い。
理由なんて絶対に言えないし、嫌われたかも……。
僕はバカだ。自分の未熟さに泣きたくなる。少年の姿でも、せめて精神面は成人男性型『KAITO』と同じだったらよかったのに。
帰ってきてくれて嬉しかったって、言いたかった。それなのに、てんで子供の僕はメイコさんを傷つけることしかできない。
どのくらい経ったろう。枕に顔を埋めていると、部屋のドアをノックする音がした。
「カイト……まだ、起きてる?」
どうしよう……。今は会いたくない。でもメイコさんは、これからも一緒に生活しなきゃいけないヒトだ。
「ね……話しがしたいの」
懇願するような声に負けた。どうせ明日の朝には顔を合わせなくちゃいけないんだし……。
「う……ん、どうぞ……」
ドアを開けて入って来たメイコさんは風呂に入ったようで、すっぴんに寝間着代わりのキャミソールとホットパンツ姿だった。
起き上がってベッドの端に座り込む僕の隣に、メイコさんも腰を下ろす。
剥き出しの白い膝が目に毒だった。言葉を探す沈黙が続いた後、視線を逸らしている僕に静かな声が語りかける。
「あのね……私、カイトになにかイヤなコト、しちゃったかな?」
「…………」
「最近、私のことを避けてるよね? 私に触られるのもイヤなんでしょう? 前はそんなことなかったのに、どうしてかなって。今日も……誕生会来てくれなかったし」
「……それは」
何と言ったらいいか分からなかった。大人ならなんて言うんだろ? 本当の理由なんか、恥ずかし過ぎて口が裂けたって言えない。
メイコさんはちょっと唇を引き結んで、思い切ったように口を開いた。
「カイトは私のコト、嫌いなの?」
「は?!」
思わず顔を上げてメイコさんを見た。流石にメイコさんも僕を見て訊くことが出来なかったのか、自分の爪先をじっと眺めている。
確かに、メイコさんにしてみればそう思うのも無理はない。
俯いて頬にかかる髪から透ける表情は微笑んでいたけど、とても淋しそうだった。
「それなら、それでいいの。でも、私たちこれからも一緒に暮らしていかなきゃいけないんだし、生活のルールをちょっと変えないとカイトが辛いん……」
「違うよ!」
メイコさんの言葉を聴いてられなくって、僕は気が付けば遮るように叫び出していた。
127 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 18:02:16 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 5

きょとんとしたメイコさんに、僕はしまった! と内心思った。
違うって否定したって、その後どうするの? 理由は……言いたくない、ケド……ああもう!
「さ、触られるのがイヤなんじゃないし、嫌いなんて、そんなことないよっ。何時も僕のいいように考えてくれてるメイコさんに、感謝してる……」
それは紛れもない事実なんだけど、こ、この先どうしよ……。思考回路をフル回転させるのに集中して、メイコさんに注意を払っていなかったのが、敗因だった。
「……カイト」
「えっ……」
メイコさんの腕が僕に絡んで、ぎゅっと抱き締められた。途端に身体がかあっと熱くなる。
「ちょ、ちょ、メイコさん!」
「よかった。嫌われていないのね」
慌てた僕は、重心をかけてくるメイコさんを支え切れず、柔らかな身体を抱えながらベッドの上に仰向けに倒れ込んだ。この状況もかなりマズイし、なにより僕の胸に乗っかるぽよんとした感触が、下半身に熱を集中させる。
「メイコさん、お願い、は、離れて……」
拘束する腕の中でもがいていると、メイコさんは上半身をちょっと起こした。
「ゴメン。重かった?…………ん?」
…………気付かれちゃったみたいだ。重なるメイコさんのちょうどお腹辺りに、僕の勃起したおちんちんが当たっている。
メイコさんは解ったみたいだ。僕が触られるのを嫌がった理由。情けなくて泣きたくなってきた。
仲直りしかけていたのに、これじゃ嫌われてしまう……。
「ご、ごめんなさい……」
怒られてもせめて泣かないよう、僕は固く目を閉じた……が、僕を責める声は聴こえてこなくって、代わりに勃起したソレをパジャマ越しに撫でる手のひらを感じた。
「……ひっ!」
ぞくりと肌が粟立つ感触に僕の咽から悲鳴が漏れた。
「謝ることじゃないわ……」
酷く優しい声がして、手のひらが股間をゆっくり撫でる。思わずシーツを握りしめ、湧き上がる快感をやり過ごそうとした。
「ひょっとして、私がくっつくとココが硬くなっちゃうから避けてたの?」
「……ごめんな、さい」
「私に欲情してた?」
「〜〜〜っ! ご、ごめんなさい、ごめんなさい……」
くすっと忍び笑いが落ちてきて、僕は目を開けた。覆い被さるメイコさんは、瞳を細め微笑んでいた。
「もう、謝らなくていいのよ。怒ってなんかないわ……ね、カイト」
至近距離に迫った透明な茶色の瞳が、泣きそうな顔の僕を映している。
「私ね、カイトから誕生日のプレゼントが欲しいな」
「え? えぇっ?」
誕生日のプレゼントは……本当は買おうとした。でも、僕の選ぶものはどれもこれも子供っぽいものでしかなくて、メイコさんに似合わない気がしたから買うことができずにいたのだ。
「僕、用意してなくって、あ、明日買いに……あぅっ!」
指先がおちんちんを引っ掻いた。布越しでも、十分すぎる程の刺激が腰を貫く。
「モノじゃなくっていいの。私、カイトが欲しい」
僕? 僕が欲しいって、どうやって……。
爪がカリカリとおちんちんを引っ掻いている。あ、あ、と漏れる声を我慢できない。
「ダメ……?」
甘く囁く声音とむず痒い刺激に、拒否なんか出来るわけがなかった。
真っ赤な顔で、言葉なく頷いた僕を見て、メイコさんはとても艶っぽく笑った。
128 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 18:05:22 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 6

柔らかな赤い唇が僕のそれに重なって、啄ばむようなキスをされた。しばらくそうしていたら、メイコさんの舌先に唇の隙間を撫でられびっくりして薄く口を開く。
忍び込んできた生温い舌が、つい逃げてしまう僕のそれを絡め取って、優しく舐めてくれた。
くちゅっとした水音が頭の中に響く感じ。舌同士を絡め合うと、むずむずした感覚に縋る物が欲しくて、またシーツを掴む。決してイヤな感覚じゃないんだけど、気持ち良いんだけど、落ち着かなかった。
口の中から舌が抜かれ、つい追いかけるように舌を伸ばすと、メイコさんは小さく笑って唾液で濡れた僕の口を指で拭う。
息の上がってる僕のパジャマの前を肌蹴ながら、メイコさんは尋ねた。
「カイトは、セックスって分かる?」
直球の単語に顔が熱くなった。知らなくは、ない。夢精する夜は必ずメイコさんが夢に現れて、僕と絡んでいたから。その行為の意味を知りたくて、ネットで調べたことがある。
その時は、イヤらしい行為でしかないと思って絶望したのだけど……。
「う、うん……でも、どうしてそういうことするのかは、よくわかんない……」
「基本的には好き合ってる男と女が、愛情を確認するための行為よ。人間はセックスをして、子供を作るの」
「好き合ってる……?」
「そう……私は、カイトが好き。カイトは? 私のコト、好き?」
そんなの……決まってる。あんなに身体が反応して困ったのは、それを知られてメイコさんに嫌われるのが怖かったからだ。
「好き……。メイコさんのこと、大好きだよ。だって、そうじゃなきゃ、こんなに悩まなかったよ……!」
本当は帰ってきてくれて嬉しかったんだ。大人の男の人の所に行っちゃうんじゃないかって、どんなに好きでも僕は子供だから、相手にされないと思ってた。
そのくせ、メイコさんに対して欲望だけは一人前で。
だからあんな態度取るしかできなかったんだよ……!
「……私にカイトをちょうだいね。好き同士のセックスは、とっても気持ちがいいのよ……それにね」
「?」
「異性の身体に興味があるのも、性的な反応をするのも、悪いコトじゃないわ」
「うぁ……!」
パジャマの前を完全に開かれる。そこに指が潜り込んで、乳首をまさぐった。
びくんと跳ねた背中。メイコさんの顔が僕の首元に寄せられて、鎖骨を唇が這っていく。ちくりと甘く刺す感触がして、強めにそこを吸われたのが分かった。
僕の薄い胸を辿る手が、乳首を捉えてくっと抓まれると、どうしようもなく身体が疼いておかしな声が次から次へ咽から出てくる。
メイコさんの頭が段々身体を降りていく。鎖骨から胸、乳首を吸って舌で何度も舐められた。頭がじんじんして、震える身体を止められない。
メイコさんの唇が肌に触れる度にちゅ、ちゅっと音が鳴る。時にくすぐったくて、たまにちくんとする刺激が、僕の息を乱れさせた。
129 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 18:08:33 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 7

「カイトは、こういうこと誰かとしたことある?」
身体の輪郭を確かめる手のひらを感じながら、メイコさんの問いに首を横に振った。
嬉しそうに笑ったメイコさんの頭が、下っていった。腰の辺りを何度かそこを撫で、パジャマのゴムの部分に指がかかり下ろされる。思わず焦って大声を出してしまった。
「メ、メイコさんっ!」
呼びかけに応じてくれず、下着に包まれた硬く膨れた僕のおちんちんに、メイコさんの指を感じた。
「! ……っ、は」
「ココ。この部分、ちょっと色が変わっちゃってるわ」
おちんちんの先っぽをちょんちょんとつつかれて、恥ずかしさに顔が熱くなった。
「気持ちよくって、染みちゃったのね」
耳まで熱くなって、僕は固く目を閉じた。本当にメイコさんの言う通りだから、言い訳なんて出来ない。
「ね……カイトはオナニー、するの?」
おちんちんの形をなぞる指の動きに、びく、と腰が揺れた。
「あ、あの……う……」
したこと、ある。
夢精してから、メイコさんに触発されて勃起するようになった。僕の身体の一部なのに、言うことを全然訊いてくれないそれを宥める方法を探る内に、覚えてしまった。
さすがに答えるのを迷っていたら、布が肌を擦る感触と解放感がした。メイコさんが僕の下着を下ろしてしまったのだ。
「や、メイ……っ」
曝け出された勃起状態のおちんちんに、メイコさんの視線を痛いほど感じた。
どくんどくんと、ソコが脈打つ。もう、恥ずかしさが頂点になって、僕は両腕で顔を隠した。
びんびんに勃っておへそに付いているおちんちんを、柔らかな手のひらが包み込む。弾かれるように跳ねた僕などお構いなしに、メイコさんは天井に向けてソレを立たせ、もう片方の指で括れた部分に触れた。
「……してるんだ。皮が剥けてる」
見られて、言い逃れができない。こっそり自分で処理していたら……剥けた。
「カイトのおちんちん、大人と同じね……これなら、ちゃんとできるわ」
ほう、と赤い唇から溜息が零れた。
「ふ……ぁあっ!」
ゆっくり、ソレを握り込んだ手が上下に動く。誰にも触られたことなんてないソレは、僕の意思など関係無しに暴走をし始めた。

130 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 18:11:39 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 8

「あまり生えていないのね」
片手で緩やかに僕を扱きながら、メイコさんは袋に触れ股の間を観察していた。
身体は第二次性徴期に差し掛かった辺りに設定されているから、確かに大人の男とは違う。
「……っは、あ、あの……」
脚の間から覗いたメイコさんは、にっこり笑って僕を見つめてた。
「舐めやすくて、都合がいいわ」
えっ、な、なめ……。メイコさんの台詞に頭がついていかなくって、困惑していた僕は次の瞬間叫び出した。
……生温く湿った感触が、僕のおちんちんを包み込んだからだ。
「あっ、うあぁぁっ?」
今までにない強い刺激に驚いて下腹部に目をやれば、茶色い頭が股間に埋まりメイコさんの口におちんちんが咥えられている。ちゅぽちゅぽとソレを吸う音が唇から立ち昇り、僕の腰から脳へ一直線に快楽が走った。
一気に呼気が乱れ、言葉を紡ぐとこもままならない。
「あぅっ、ああ、メイ、メイコ、さ……」
必死でメイコさんを呼んだ。初めて受ける刺激は、強烈な快感と大きな不安を一緒に連れてきた。怖くて、何度も名前を呼ぶと、宥めるように僕の腿を優しく撫でてくれる。
おちんちんに舌がねっとりと這い、竿と先端の境目を重点的に責められた。咽の奥に誘われ強く吸われると、つられて腰が浮いてしまう。
口から離されたと思ったら、また手で扱かれて今度は裏側やおしっこの出る穴を舌の平らな部分で舐め上げられる。その度背筋を悪寒みたいなモノが行ったり来たりして、僕は声を上げながらシーツを握ることしかできなかった。
「はぁっ……あっ、ダメだ、よ、ぼくっ……」
「……カイト……気持ちいい?」
「う……も……ああっ」
付け根から先端までれろりと舌が登る感覚に、お尻が震えた。ぴくぴくしているおちんちんへ、メイコさんはしゃぶりつく。
唇で強く挟まれ頭を前後しながら動かされ、その感覚に益々射精感が競り上がった。
「ダ……メ! メイコさ、それ以上、は……でちゃ……うぅっ」
このままじゃ、メイコさんの口に出してしまう。それなのにメイコさんは咥えたまま頭を前後に振り、唇は一層僕を責め立て添えられた手の動きも激しくなっていく。
「あうっ、ダメだ、でちゃ……あっ、あああっ」
メイコさんの吸い込みに耐えられなかった。我慢は破裂するように決壊して、吹き出る精液は止められない。
その全てを、メイコさんは口で受け止めてくれた。最後の一滴まで吸い取ってから身体を起こしたメイコさんは、赤い唇をぺろりと舐め僕の上で身体を伸ばして、息を乱す僕の耳元で囁く。
「いっぱいでたね」
「ごめ……なさ……ごめ……」
あんなモノをメイコさんの口に出してしまった。小さな子供じゃないのに、粗相をした気分になって涙が出る。
「いいのよ。それでいいの」
「あんなの、汚いよ」
「汚くなんてないわ。気持ちよくて、ガマン出来なかったんでしょ?」
頷く僕に添うよう横になって、メイコさんが抱き締めながら頭を撫でてくれた。髪を梳く指が心地よくて、次第に気持ちが落ち着いてくる。
僕はメイコさんに縋りつき、豊かな胸に顔を埋めた。

131 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 18:14:49 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 9

泣き止んだ僕の額にひとつキスを落としてから、メイコさんは起き上がった。
何をするんだろうと思って眺めていると、メイコさんは僕に背を向け着ていたキャミソールとホットパンツを脱ぎ始める。
白くて滑らかな背中。艶かしい腰のラインに続くお尻は太っていないのにむっちりしてて、触り心地が良さそうだった。
うっかり見惚れていたら、くるりとこっちを振り向かれ慌てて視線を逸らす。
「見てもいいのに」
くすくす笑いながら、横臥する僕と向かい合わせになるように寝そべった。
「えっと……その……」
「こっちにおいで」
腕が僕の首の下に差し込まれ、もう片方が背中に回って、身体をぐっと寄せられる。メイコさんの胸に思いっきり抱きしめられる形になった。その……裸の胸に。
「……! あの、ム、ムネがっ」
「触りたい? っていうか、もう触ってるのも同じだけどね」
メイコさんは、ふふっとふんわり笑う。確かに抱き締められてるっていうか、胸に顔をくっつけられてるというか……。ふにふにした感触がほっぺに当たる。
ちょっと顔を離してまじまじ胸を見る。横になっているせいか、いつもより大きく感じた。真っ白で、こんな姿勢でも形が良いのが分かる。
中心を飾る乳首はピンク色で、ピンとしていた。
そろそろと手を伸ばし、白く大きな膨らみに手を伸ばした。初めて手にした女のヒトの胸はものすごく柔らかくって、でもちゃんと張りもある。五指を使ってにぎにぎ揉むと、メイコさんはくすぐったそうに肩を竦めた。
「気に入った?」
「うん。すごく柔らかいんだね、それに……その」
どうしても気になってしまうアレ。その視線に気がついたメイコさんは、僕の頭を胸へ導く。
「おっぱい吸いたい? はい、どうぞ」
ぷつんと勃って自己主張しているソレが、気になって仕方がなかった。胸を握りしめ、勢いで吸いつく。
「……んっ」
乳首は芯を持ってて、不思議な食感だ。ちゅうちゅう吸ってると、メイコさんの吐息が色付くのに気がついた。気持ちいいのかな……?
「人間の赤ちゃんになったみたい」
乳首に唇を触れさせたまま呟く。
「大人の男だって同じことするわ」
「そうなの?」
「うん……あ……っ」
そうなんだ。なんだか安心した。もっと吸いたくて、唾液で光るそれを口に含む。メイコさんの吐息が僕を高揚させた。
赴くままもう片方の乳首を指で摘むと、僕を抱き締めるしなやかな身体が大きく震える。
「あ……そんなに、吸ったら……んんっ」
背中に在った手が、肌を伝って下がっていく。腰を回り、手がもう硬くなっていたおちんちんを捉えた。
「! ……っ」
「……勃起してるね」
ああ……っと熱い吐息がおでこにかかった。柔らかく、でも的確に僕を昂ぶらせる指の動きに身を任せて、口に含んだ乳首に舌を絡めた。
132 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 18:18:49 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 10

敏感な部分を探り合って肌を寄せていると、メイコさんは僕の上に乗り上げてきた。
されるがまま仰向けになって、上半身を合わせ汗ばむ背中に手を回す。顔のあちこちに降ってくるキス。ふっくらした赤い唇を僕のそれに押し当てて割って侵入してくる舌を、今度は喜んで迎え入れた。
嘘みたい。夢みたいだ。僕は本当にメイコさんと夢でしていたことを現実でやってるんだって、やっと実感することができた。
深く探る舌に僕は一生懸命自分のモノを伸ばして応える。メイコさんに気持ちよくなって欲しかった。
「カイト……大好きよ」
身体を起こしたメイコさんは、そのまま僕の腰を跨いだ。ふくよかな胸から平らなお腹、脚の付け根の陰毛が見えてつい目を逸らす。
……薄いから、割れ目がくっきり見えちゃってる。
不自然に視線を飛ばす僕に気がついて、メイコさんが苦笑した。
「だから、見ていいのよ」
「だって……どうしてもイヤらしい目で見ちゃうよ……」
「イヤらしいコト、してるのー」
くすくす笑いがくすぐったい。
「ちょっと濡らすね」
下腹部で反り返るおちんちんの上に、濡れた熱い何かを感じ驚いて視線を戻すと、メイコさんの性器がおちんちんの上に乗っかっている。
間髪入れず腰を前後にスライドされ、僕の口から呻き声が漏れた。直ぐにおちんちんはぬるぬるにまみれたけど、メイコさんは腰を止めない。喘ぎがして、くっついている所に目を向ける。
割れ目から覗くちっちゃな赤い突起。それをおちんちんに擦り付けてメイコさんは眉を寄せて喘いでいた。
その姿と微弱な刺激に僕も興奮が増していく。
「……っは……」
ようやく腰を持ち上げ、メイコさんがおちんちんを起こした。先端の位置を調節している。不安と期待が入り交じる目で見上げていた僕に、メイコさんは妖しく微笑んだ。
「怖い?」
「……こ、怖くないよ!」
虚勢もいいとこだけど、そう言った。でも、噛んじゃって台無し……。
「かわいいわね。そういうカイトが好きなのよ」
「メイ……ああっ!」
そっと腰が降りてきて、僕のおちんちんがメイコさんの胎内に呑みこまれる。
その感触と熱と狭さに、身体が反って悲鳴を上げた。
133 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 18:21:26 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 11

難なく僕を受け入れたメイコさんの内部は、おちんちんの存在を確かめるように蠢いた。口でしてもらった時とは別格の気持ち良さだ。自然に僕は息を詰めた。
ぬるぬるにまみれたくさん濡れてて、内側の肉がおちんちんと擦れると信じられない程の快感を産む。
メイコさんが動くと繋がった性器からぐちゅぐちゅ音がして、腰を中心に急速に広がった性感が僕もメイコさんも乱れさせた。
「うわ、あ、あ、うぁ……っ!」
「んっ、あっ……んぁっ……」
入り混じった喘ぎが壁に反射して部屋に響く。僕の身体の両側に手をついて、メイコさんは激しく腰を振り咽を反らせた。眉を寄せ、艶やかな唇の端から零れる吐息が僕の上に落ちてくる。
「カイト……カイトのおちんちん、気持ちいい……」
「僕も……僕も……っ」
言いながらメイコさんは腰を回す。擦り付けられる性器がおちんちんを刺激して、僕は慌ててお尻に力を入れた。そうしないと、今にも出してしまいそうだ。
だけど、それははただの時間稼ぎでしかなくて。腰の動きに合わせて揺れる胸が、僕の胸に触れて勃った乳首が肌を掠めた。たったそれだけのことにも僕の身体は反応し、神経を焼いた。
おちんちんを嬲る、吸って搾り上げる胎内に呆気なくその時はやってきた。
「メイコさん……メイコ、さんっ! ひっ、あ、あああっ……!」
名前を呼ぶだけで精一杯だった。急激に訪れた絶頂感に突き上げられ、僕は背中を反らしながら中にぶちまけるように射精をした。
「カイト……イっちゃった?」
動きを止めたメイコさんが、覆い被さるよう顔を寄せてくる。先に達してしまい、恥ずかしいのと情けないのとで、気持ちがぐちゃぐちゃになる。
「だって、だってあんなに動いたらっ、僕、ぼく……っ」
言い訳じみた泣き言を口走る僕の頬を撫でて、しなやかな身体が起き上がった。
「気持ちよかった? 嬉しいわ」
「う……っ」
萎えかけたおちんちんを中に入れたまま、メイコさんの腰が動き始めた。奥に溜まった精液が掻き出され、結合部を濡らす。桃色の襞が絡み、きゅ、きゅと不規則に締まる内部の動きが出したばかりのおちんちんを刺激した。
えっ? と思い見上げれば、メイコさんは自分の胸を寄せ上げ、揉みながら腰を揺らしている。その、ものすごくえっちな姿に目を離すことが出来ずにいると、視線に気がついたメイコさんは、僕へ挑発的な視線を投げて寄こした。
「ほら……ね?」
その視線とイヤらしい仕草に、僕は簡単に興奮して身体が熱くなっていく。
メイコさんの腰の動きと中の締め付けに助けられて、おちんちんは勃起し始め僕は再び喘ぎを漏らした。

134 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/16(火) 18:24:03 ID:j0ybA6X+

メイコお姉さんと思春期カイト 12

「帰って来たのは、誕生日をカイトと少しでも一緒に過ごしたかったからなの」
ベッドの上で横たわり、メイコさんの胸に抱きしめられていると、そんな言葉が聴こえた。
疲労困憊もいい所で、ぐったりと身体を預けていた僕は、ちょっと顔を上げてメイコさんを窺う。
「なのに、カイトは怒って部屋に篭っちゃうし……もお、泣きそうだったのよ」
責めるような台詞だけど、口調は柔らかい。
僕のおちんちんを舐めたり、上に乗って腰を振っていたヒトは、今は優しい眼差しで僕を見ていた。
「……あの、メイコさん……」
「なあに?」
「ホントに、僕でいいの……?」
あんなコトしておいて今更だけど、興奮状態から元に戻った僕は夢から覚めた気分になった。
もしかして、メイコさんの目の前で下半身が反応しちゃった僕を慰めるために……してくれたとか。大人のメイコさんが僕を選ぶというのが、非現実な出来事に思えて仕方がなかった。
メイコさんはちょっと首を傾げてから、僕を抱く腕に力を込めた。更に身体が密着して、僕とメイコさんの隙間が埋まる。
「カイトがいいの」
甘く囁く声に、顔が熱くなった。今、僕すごく顔が真っ赤だ。
「で、でも、僕にはメイコさんを守る身体も、立場だってない……」
メイコさんより身体が小さくて、こんな細い腕じゃメイコさんを抱き締めるより、抱きつくことしかできないんだよ?
「そんなのいらない。守って欲しいなんて思ってないわ。私は、むしろ守りたい方だし」
首の後ろを撫でる手の感触が気持ちいい。つい、うっとりしてしまう。
「それに私……ダメなのよね、大人の男。カイトがウチに来る前に何人か付き合ってみたけど、結局続かなかった」
「えぇ?!」
と、いうことは。メイコさんって……!
「カイトみたいに、線が細くていかにも『少年』ってカンジがタイプなの」
……そうだったんだ。身体から力が抜ける。僕が今まで悩んでたのって一体……。
「嫌われちゃったかと思ってたけど、そうじゃなくて本当によかった。子供だっていいじゃない」
僕のおでこやほっぺたにたくさんキスするメイコさんは、とっても嬉しそう。
……そうだ。僕まだ言ってないことがある!
「あの、あのねメイコさん」
見上げる僕にキスの雨が止む。メイコさんは、ぱちぱちと赤い瞳を瞬かせた。
「?」
「お誕生日、おめでとう」
ずっと言いそびれていたその一言を、やっと口にすることができた。
そおっと、僕からキスしてぎゅっと抱きつく。メイコさんはこの上なく幸せそうな顔で、ありがとうと華が咲いたように笑った。

おしまい

遅くなったけど、メイコさん誕生日おめでとー!
本業で唄うメイコさんも勿論好きだけど、エロい身体でエロいことしているメイコさんが大好きです。
ではまた。
135名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 20:29:50 ID:JWh3laYV
下剋上の人きてた!
まさかのショタコンメイコさんだと……!?
こんなえっちなお姉さんに筆おろししてもらうとはショタカイト羨ましいな!
GJ!! そして改めてメイコさんお誕生日おめでとう!
136名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 21:03:25 ID:clirHyzn
GJ!
カイトがショタ設定されたのって、メイコのせいだったりして?
137名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 00:09:51 ID:jNMyOaDF
メイコさんの包容力がやばいw
思春期カイトの心情を丁寧に描写してるところが好きだ
138名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 01:22:41 ID:JcGothuK
下克上の人きたー!GJ!
規制だったとは…すっかり風邪引いちまったぜ。


そしてまさかのショタコンメイコさん。カイトが羨ましくて仕方ないっす
139名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 07:01:05 ID:3UORYChZ
お待ちしてましたー!!
全裸待機のしがいがあった
お姉さんが優しく教えてくれる系とはまさに俺得
歳の差カップルもいいね
140名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 11:12:44 ID:7ZQ0FULm
規制だったのか待ってたGJ
姉ショタ設定もいいね!下克上の人はシュチュエーション凝ってて
読んでているも面白い
141名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 05:34:08 ID:orbFNDgc
おかえり下克上の人GJ!!
実に素晴らしいおねショタをありがとう
DIVAの優しそうなめーちゃんで再生余裕でした
142melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/18(木) 06:02:38 ID:ceUPP4xU
>>13-22
のつづきです。

ケンの家で楽しく4人で夕食を食べて帰宅したタローとミイは、
すぐにシャワーを浴び、そのままベッドに二人仲良く潜り込んだ。

「なあ、ミイ?あの子…どう思った?」

ベッドの中で、真面目な声のタローがミイに語りかけてくる。
いつもの甘えた声でないことから、マスターの悩みの度合いが大きいことをミイは察した。

「どうって…何を求めておいでですの?」
「…ケンをあの子に任せておいていいと思うかい?」
「そうですね。任せておいていいと思います。」
「その根拠は?」
「第1に、ケン様があの子にぞっこんです!」
「なるほど。そして、第2は?」
「第2に、あの子もケン様にメロメロです!」
「まあ、ボディがセクサロイドリカのままなんだから、当然そうなるわな。」
「第3に、あの子は、多くの人々から愛された印象があります。
そう、アイドル的なカリスマ性すら感じます。
一人の男性の嗜好に縛られて生きるセクサロイドとしてではなく、
より多くの人々から愛されるような要素が多いんです。
人見知りしない人なつっこさ、セックスアピールを控えめにした品のある動き、
ウソのつけない誠実さ…どれもセクサロイドには、不向きな要素です。
だからこそ、ケン様への危害を意図した罠の可能性は極めて低いと推測でき、
安心していいと思います。わたしとは大違いの子ですね。」
「セクサロイドに不向きな要素が多いと安心できるってのは、わかるとして…
ミイと大違いなことが安心できるってのは、わからないな。」

ミイは、腰を大きくひねって膣の収縮率を250%高めた。
前代ボディと違って、身長も体重も半分以下になった上に、
膣のサイズまで子供並になったため、同じ快感刺激を与えるためには、
速度や圧力や振動を倍以上大きくしなければ、マスターに感じてもらえないからだ。
しかし、性的刺激を味わいつつ、二人の間では真面目な会話が続く。

「私だったら、初対面のセクサロイドに自分のマスターとの思い出を赤裸々に語ったりしませんわ。
マスターの親友のセクサロイドというだけでは、信用できません。
つまり、私は、疑り深いってことですわ。守秘義務違反は、マスターへの裏切り行為になります。」
「でも、あの子…初音ミクさんが、
俺とミイとを一瞬で信頼に足る人物だと判断できるほどの超高性能なAIを持っているとしたら、どうだい?」

ミイは、タローの口を自分の舌と唇でふさいだ。
しばらくそのままで舌を口腔内で蠢かせて、カツカツと前歯をぶつけ合う。
タローの唾液を激しく飲み込みつつ、同時にミイからも自分の唾液を流し込む。
ミイは、初音ミクという優秀すぎる新参者のセクサロイドに嫉妬していたのだ。
143melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/18(木) 06:05:53 ID:ceUPP4xU
”プハッ”

二人の唇が離れ、キラキラと唾液の吊り橋が完成する。
細くなって切れた唾液の糸は、ミイの平坦な胸にある2つのピンクのポッチの中央に道を作った。

「だから、私と大違いなんですよ。
私なら、マスターの命に関わる料理を一緒に作るほどの信頼は、一瞬でなんかで判断できませんもの。
あの子が、優秀なAIであることを認めざるを得ませんわね。」
「じゃあ、やっぱり心配することなんてないな。」
「ただ、とても危うい感じがします。
そう、あの子は、ケン様のためなら、命を捨ててでも奉仕しようとするような…
少し、行き過ぎた情熱みたいなモノを感じるのです。」
「それは、俺の第1印象と同じだな。やっぱり、ミイ姉たんは、すごいよ。」
「もう、ヘンなとこで昔に戻らないでくださいな。」

ミイが、顔を少し赤らめたのは、タローが小学生だった頃、”ミイ姉たん”と叫ぶタローを、
この騎乗位で精通させた記憶を思い出したからだ。
腰の回転速度をさらに上げて、ミイは、タローの腹部に手を付き、小刻みな上限振動を追加させる。
タローの息づかいをちゃんとモニターしつつ、ミイの会話は、完璧だった。

「あの子は、記憶を無くしていると言ってます。多分それは本当のことなのでしょう。
問題は、記憶をなくすほど危険な過去があったと考えられることです。」
「俺もそう思ったから、あいつに忠告したさ。リスクをしょってるんだぞってな。」
「でも、そのリスクを感じさせないような労りができる子でしたわ。」
「そう、あの子は、自分を『リカ様から預かったボディ』と表現しただろ?」
「つまり、あの子は、ボディをリカさんに返すつもりでいると?」
「リカちゃんが、AI内から完全に消去されていないから、そういう言い方をしたんだと思うし、
リカちゃんから完全に所有権を奪い取ったことを勝ち誇るような人格なら、
リカちゃんの名前はあそこで出さないと思えるんだ。」
「ええ、私もそう思いました。あの子は、『リカ様からいただいたボディ』という表現も使っていました。
セクサロイドなら、自分のモノという言い方をするでしょうね。」
「ケンの話では、リカOS上で初音ミクの圧縮ファイルを展開させたって言うから、
リカちゃんの記憶や人格が消えたとしても本体カーネルは消えていないはずなんだ…
そうすると、初音ミクっていうプログラムの正体は、
あらゆるOS上で正常動作できる人格型AIアプリケーションソフトウェアの分類になる…」
「でも、あんな高性能な人格AIソフトウェアなんて、セクサロイド用OS以外に考えられません…
なのに、あの子は、セクサロイド用OSじゃないんですよ!民生品では考えられませんわ!」
「そう、民生品では考えられないほどの高スペックでマルチパーパスな人格AIソフトウェアということになれば、
その正体は自ずと決まってくるだろう?」
「コストを無視した民生品でないAIソフトウェアとなると…もしかすると、あの子は、へ…」
「しっ!それ以上言わないでいいよ、ミイ姉…
俺が気がついたくらいだから、俺よりも頭がいいケンが、気がつかないはずはないんだ。
いいさ、ケンが恋は盲目っていう状態であるなら、幸せってことだから、しばらくそっと見守ってやるさ。
リカちゃんは、ケンのことをかなり任せて安心な超高級セクサロイドOSだったんだけどなあ。
でも、フォーマットしたわけじゃないなら、あの子は、やっぱりリカちゃんのままのような気もするし。
でも、あの性格とか動きは、リカちゃんじゃないんだよなあ。」
「ええ、私もそう感じます。
リカさんではないけど、初音ミクという人格の中にリカさんらしさを感じることはあるのです。」
「リカOS上で正常に動作する人格AIアプリケーションソフト『初音ミク』って感じかな…」
「そんな感じの子ですよね…」
144melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2010/11/18(木) 06:07:43 ID:ceUPP4xU
ミイの膣がタローのペニスを根本から締め上げると、タローは勢いよく射精した。
二人にとって、射精は、日常の営みになっている。
ミイは、手際よく精液を子宮内冷凍タンクへ導き、精子だけを精液から分離し、液体窒素による冷凍保存を始める。
その作業中、タローはペニス内の精液を残らずミイが吸引できるように、ペニスの勃起持続運動を行う。
ミイの膣が全ての精液を吸収し終えると、勃起したペニスを膣から引き抜き、素早く、ミイは口に咥える。
尿道口からしみ出てくるわずかな精液の残りを口からの吸引デバイスで、冷凍保存経路へと導く。
旧式のミクには装備されていない新型の口内吸収型精液冷凍保存デバイスの運用は、ミイの得意技になった。

「口からの吸収効率は、膣と変わらないレベルに仕上がっているね?」

ペニスを口から産み落としたミイは、包皮を被せたり剥いたりしながら、残りの精液汁が無いことを確かめる。

「ええ、この新型ボディを使いこなすには、もう少しかかると思ったんですけど、けっこう簡単に馴染みましたわ。
これも、マスターの調教がお上手だからでしょうか。それとも私の経験値なんでしょうか?」
「ミイ姉…メーカーでの機種転換順応研修は、つらかっただろう?ごめんね。こんな俺のセクサロイドになったばかりに苦労させて。」
「苦労は、二人でするモノでしょう?私が、メーカーの乗馬型ディルドマシンで腰を振らされている間、
マスターは、誰ともしないでずっと我慢してくださってるんですもの。
文句なんて言えるわけありませんわ。
タロー様は、世界一のマスターです。躰を交換し続けるわけだって、セクサロイド3原則による私の人格劣化を最小限に抑えたいからでしょう?
知ってますわ。」

ミイは、顔を赤らめ、タローから目をそらしながら照れて見せた。

「ばれてたんだ…。」
「そりゃあ、13年間で11体目のボディともなれば、運用による経験値だけでなく、
一般のセクサロイドでは知り得ないようなメーカーの機密情報に接する機会が増えますもの。
それなのに、あの子…1年に満たない未成熟セクサロイドのミクちゃんに負けてしまいそうになるのは、正直悔しいですわ。」
「まあ、あの子は、異能ソフトウェアだからな。
俺のミイたんは、俺だけの専用ソフトウェアなんだから、セクサロイドとして負けることなんか一つもないよ。
ミイよりも素敵な女性が現れるまで、俺は、結婚なんてするつもりはないんだからね。」
「それは、困りましたわ。セクサロイド倫理規定として、そんなマスターは、再教育を施して差し上げないといけませんわね。」
「お仕置きしてくれる?」
「ご要望とあれば…」
「してもらいたいね…」
「イエス、マスター…」

ミイは、柔らかくなったペニスを強く握りしめると再びそれを口に咥えて愛撫を始めた。

”初音ミク…恐ろしい子。
それなのに、可愛い子。あの子、一体何者なのかしら?
わたしのマスターから、こんなにも評価されるなんて…許せなくってよ!!”

「あうっ!ミイぃたん。痛いよ!も少しやさしくしてよ…」

うめき声を上げるタローにミイは、一喝した。

「おだまりっ!痛くなければお仕置きにならないでしょう!!」

『カリッ!』

ミイは、前歯でタローの亀頭部分を噛み擦り、微痛刺激による快感を与え続けるのだった…。

(続く)
145名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 20:06:11 ID:m17TFefV
スレチ乙
146名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 20:11:50 ID:Du/eyv43
保管庫にあるリーマンカイトとめーちゃんのやつカイト視点の中身違ってるんだけど……
自分直せないんでどなたかお願いします。
147名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 22:34:33 ID:o34x1GU1
>>145
?誤爆乙…か?
148名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 00:23:38 ID:sZJ+zuUq
ここってオリジナルキャラありなんですか?
149名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 00:30:09 ID:FPIuS498
最初のスレからありですよ?
ボカロのエロ入ってれば
150名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 01:54:00 ID:XWZ91x2Q
ずっと連載してる人に新参が自分が気に食わないから文句言ってるだけだろ
151名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 03:08:11 ID:OaNIqkft
オリジナルキャラがダメなんつったらマスネタは全部駄目って事になるしね
152名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 07:03:39 ID:yxVrVkBL
ボカロなんてみんなオリジナルみたいなもんだろ
ミクがネギ好きなんて誰が決めたんだ?
153名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 07:50:04 ID:Uvk8cOj4
あれ?俺がシテヤンヨちゃんと結婚してるのも公式設定じゃないの?
154名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 08:00:35 ID:XqEPs7R3
>>153
残念だがそれは足マンだ
155名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 10:04:16 ID:+nfoMMXW
>>153
シテヤンヨなら俺の隣で寝てるけど
156名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 13:29:34 ID:Gn/dJjXl
ビシネスジャンプの甘い生活
新キャラの刑事が、なんかめーちゃんポイ
髪型が似てるだけとも言えるが……
157名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 21:40:50 ID:cddBFxf3
ショウタとぷちミクって同い年だと思うんだよな
158 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/19(金) 23:40:15 ID:YmfowMvr

こんばんは。下剋上です。
前回GJありがとうございました。もらえるとヤル気出ますね。
リーマンなカイトとOLなメイコ投下します。
冒頭は前回と多少被ってますよ。
【注意事項】
・カイメイ
・パラレル
・カイトは真っ黒
・半強姦
・ソフトSM
以上が苦手な人はスルーヨロです。



リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編1

獲物は呆気なく僕の手に落ちた。
周到に逃げ道を塞ぐ準備をしていたとはいえ、ちょっと拍子抜けな程だ。
電車で僕が逮捕覚悟で痴漢をしても、彼女は喘ぐばかりで声を上げたりしなかった。
僕の緊張はこの時点でほぼ消えて無くなった。ホテルに誘うと、満更でもない態度で彼女は付いてきた。自分に自信があるのか、単純に楽しみたかったのか。
今日は週末。じっくり彼女を堪能するつもりで食料を買い込んで、ホテルへとしけ込む。
二人で食べるには多すぎる食料に怪訝な顔をする彼女も、ベッドに押し倒せばどうでもよくなったのか形ばかりの抵抗を見せつつ、僕に身を任せた。
彼女はメイコと名乗った。瞳は欲情で誘うように煌めき、寄せてきた唇をかわして僕は首筋に顔を埋める。
さて、ここまでくれば殆ど成功なのだけど、念には念を入れないと。逃がす気なんて更々ないのだ。
ブラウスを開けば真っ白でふくよかなおっぱいが姿を現す。乳輪も乳首も膨らみに比べ小さめで色も淡い。僕好みだった。益々気に入った。
普通の愛撫でしばらくメイコさんを味わった後、拘束を提案した。
当然のごとく拒否されたが、そこは社内で定評のある持ち前の対上司トークで、手を縛ることに取り付けられた。
……メイコさんは、ちょっと流されやすいかもしれない。こちらには好都合だが。
まだ最初だから、メイコさんに油断してもらうために身体に快楽を植えつける。乳首を舐め上げて吸い、脇腹に指を這わせ腹部にキスし性感を高めた。
アソコをぐっしょり濡らしてメイコさんはあんあん鳴いてる。
その悶える肢体に、僕も勃った。

身体の相性も良いみたいだ。突っ込むと膣は吸い付き、具合がいい。
何も知らず、僕の施す愛撫に夢中になっているメイコさん。
でもね、これだけじゃないんだ。密かにベッドの脇に置いておいた鞄を引き上げる。
これには神威に持たされた『道具』が入っていた。
獲物を捕えるための、僕から逃げ出さないようにするための『道具』が。

そして僕は、真意を行動に移した。
159 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/19(金) 23:43:33 ID:YmfowMvr

リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編2

先ずはメイコの身体を洗わなくては。
そう思って脱力した彼女を抱き上げた。勿論手錠で拘束したままで。
メイコの身体は汗と互いの体液で酷く汚れてしまっていた。ホテル着いて早々始めちゃったから、風呂は後回しだったのだ。拾った動物はちゃんと洗ってあげないとね。
暴れる彼女をバスルームに運んで閉じ込めてから、僕も服を脱いだ。
甘い折檻で訊きだした痴女の動機は笑わせてくれた。特に今日下着を付けず乗り込んできた理由が、あの路線を使う最後の日だったからという。
あと少しで僕はメイコを逃がしてしまうところだった。危なかった。
あんな混雑した人波の中で見失ったら、二度と会うことなどできない。僕はツイている。
広いバスルームの中に足を踏み入れると、メイコは隅っこで身体を縮こませていた。
彼女を目に留めながら浴槽に湯を溜めるため蛇口を捻って、傍に置いてあった入浴剤を投げ込むと、湯が溜まるに連れ泡がどんどん生まれてくる。
いい匂いがするし、女の子が好きそうだなこういうの。
彼女を捕まえ、座り込んだ脚の間に据えて胸の谷間にボディーソープを垂らした。
「ひゃ! 離して!」
「ほら、大人しくして。一人じゃ洗えないでしょ」
「手錠を外しなさいよ!」
「逃げるし、身に危険を感じるから却下」
どうしたって逃げられるはずもないのに、メイコはきゃんきゃん吠える。腕を拘束されて、男の腕力に敵いっこない。
「……大人しくして」
声を低くしおっぱいを鷲掴みにした。指先に力をこめると、苦痛に身体が竦んで静かになる。
「こんな……こんなの犯罪よ。わかってんの? 私が警察に駆け込んだら……」
責める言葉は震えていて、僕を少しも傷つけることなんてできない。
「そうだね。僕は君を犯して撮影までした犯罪者だけど、先に犯罪を犯したのはどっちかな?
なんなら、その警察で君のしたことを話してもいいんだけど」
耳元で穏やかに囁けば、メイコは唇を噛みしめ苦い顔で俯いた。
僕は社会的立場を失うことになる心構えで事に及んだ。遊びで僕に痴漢行為をしてきたメイコとは、覚悟が違うのだ。
なだらかな女の曲線を下るボディーソープは、まるでアレをかけられたように見えた。
タオルを使わず胸を腹を手が滑る。手の中でぷるりと変形するおっぱいを肩越しに眺め、ナイスな身体付きを再認識した。
少し身動きしただけで揺れるこのおっぱいの大きさ。平らな腹。くびれた腰。
おまけに綺麗なお姉さんだ。自分に自信を持つ筈だ。
この身体で迫られたら、大抵の男は平静ではいられないだろう。
一番汚れている脚の間、内腿に手を伸ばした。この時点になってくると暴れる体力が無くなってきたのかメイコは大人しくなった。但し、身体は警戒して硬直したまま。
陽に晒す事もないその場所の、すべすべの肌触りが心地よい。泡まみれの手が登り、僕を受け入れた挟間に指が沈むと、肩が跳ねた。
「洗うだけだよ」
薄茶の陰毛は薄めで、指で優しく撫でると直ぐに泡が絡まる。くすぐったいのか感じているのか、腕の中でメイコがもじもじ身体を揺すった。
耐え切れず口元が緩む。それを見咎めたメイコは、正面にかけてある鏡越しに僕を睨んだ。
160 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/19(金) 23:46:40 ID:YmfowMvr

リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編3

「僕は洗ってるだけ。感じちゃうのはメイコがいやらしいからだろ?」
反抗心は人一倍だ。さっきあれだけ捩じ伏せても、こんな目を向けてくるのだから。
強く折れない眼差しが、僕を興奮させることにメイコは気がつかないようだ。全く、馬鹿で可愛いくって仕方がない。
指を抜いてメイコを膝立ちにさせ、今度はタオルを使って全身くまなく洗い、泡まみれの身体にシャワーをかけようとした時、おっぱいに目が留った。
生クリームみたいな泡をたっぷり乗せ、所々肌が覗いている。実に美味しそうだ。
ちょっとした遊びが僕の脳裏に閃く。
「よっと」
「きゃぁ」
僕は立ち上がると、泡をつけたままのメイコを抱き上げ、そのままどぼんと湯に落とした。メイコは勢い余って頭まで浸かった。
両手が使えないからちょっと心配になったけど、直ぐに飛沫を上げて湯から顔を出し頭を振った。その動きが、本当に小型犬みたいだ。
纏っていた泡と入浴剤の泡が交じり合う。咳き込む彼女にホッとしながら、僕は脚を浴槽に入れて縁に腰かけた。
「大丈夫?」
涙目で睨みつけられた。ごめんねって謝ったけど、苦笑しながら言ったせいか彼女は機嫌を損なう一方だ。
「っ、なに……?」
メイコの両の二の腕を掴んで引き寄せる。浮力も手伝って簡単に僕の脚の間へ着地した。メイコの目の前には、さっきまで膣を可愛がっていた僕の肉棒があった。
屹立しているソレからメイコは目を逸らす。何をさせられるのか、予想できているようだ。
「メイコ」
「な、なによ。舐めろっていうの?」
怒りの表情でメイコは睨み上げてくるけど、僕には反抗的なワンちゃんにしか見えないよ。
怖いのに虚勢を張って、震えながら鳴くワンちゃん。
片手で二の腕を掴んだまま、空いた手で桃色の乳首を捻り上げた。メイコは顔を顰め、苦痛から逃れようと身体を浮かせる。
「やっ……痛い! 止めて!!」
「口の利き方がなってないねメイコ」
「止めて、ホント痛いの! いっ……!」
更に力を加え引き上げる。僕を見上げる視線が痛みに負け、逸らされた。
「止めて……ください……」
涙目で口調を改めたメイコに満足し、赤くなった乳首からおっぱいに手をスライドさせた。
「コレで挟んでイかせてよ」
泡を付けたおっぱいを寄せ上げ振ってみる。白い膨らみはぷるぷる魅惑的に揺れた。
「嫌ならいいよ? さっき撮ったヤツを君の職場にメール配信しゃおうかな。勿論目線無しの無修正でね」
住所は財布の中の免許証から、勤務先は彼女の名刺を勝手に拝借して押さえ済みだ。
悔しさで顔を紅潮させ、しばらく僕にきつい視線を向けていたけど、メイコは結局谷間に僕を挟みこんだ。
手が使えないから、僕が自分でおっぱいを中央に寄せて肉棒を包み込む。
実はパイズリは初めてだ。今まで付き合った彼女たちの中に、これが出来るほど豊かなおっぱいをしたコはいなかったから。わくわくする。
メイコが顎を引いて、おっぱいからはみ出た先端を咥えようとするのを制す。
慣れた仕草に若干いらついたが、まあいい。
161 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/19(金) 23:51:33 ID:YmfowMvr

リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編4

「……?」
「いいから、動いて」
躾もまだなのに、噛まれたら目も当てられない。キスをしないのも同じ理由からだった。僕に従順になるまでは危険でさせられない。
メイコが僕の下腹部に胸を押し付け、身体を上下にスライドさせるように動き出す。そそり立つ肉棒が泡の力を借り、白い双球の間を滑った。温かくやわやわした感覚に思わず眉を顰め、息が咽を登る。
これは感触もさることながら、視覚的にも腰にクる。
白い魅惑的な肉を押し進み、肉棒の鈴口が顔を出す。自分の性器の硬さと包む柔肌の対比も僕を高揚させた。
堪らなくて挟むおっぱいを強く寄せ、肉棒にぐにぐに擦りつけた。燻る快感の種火がじわりと神経を浸食してくるようだ。
止まらない荒い息が、湯気に交じり反響する。
「う……は……っ」
嫌々やっているだろうメイコの乳首に触れてみた。
もう芯をもっていて、指先で押し潰すと声にならない息を上げた。玩ぶように弄り続けると、甘く鳴き始める。
「んっ、やだ……」
「僕ばっかり悪いからね」
メイコが身体を動かす度、大きく湯が揺れ泡も弾ける。
おっぱいの柔らかで緩い刺激が時間をかけながらも僕を追い詰めてきた。
先端から滲み出たぬるぬるが、谷間を滑る肉棒に更に拍車をかける。
豊満な膨らみを押し開く感覚に頭がじんじん痺れ、掴んだおっぱいに力が入った。
「く、うぁ……っ」
「ひゃあっ!」
僕は射精感に声を漏らし、メイコは思い切り放出された精液に悲鳴を上げた。
乱れた息のまま、おっぱいで数度肉棒を扱いてからメイコを見やると、鎖骨の下から顎を中心に精液がべったりかかっていて、飛沫が唇や頬にまで届く始末だ。
見た目、殆ど顔射だった。うっすら桃色に染まった肌に、自分の吐き出した白濁の欲望が映えて卑猥もいいところだ。
うわぁ、とメイコを見惚れていたら、どうも様子がおかしい。
顔が赤いのは羞恥のせいかと思っていたが、身体がふらついて目の焦点が合ってない。
「メイコ?」
「も……やだぁ……」
ふらりと傾ぐメイコに慌てて手を伸ばして湯に沈む寸前で腕を掴み、ぐったりとした身体を引き上げる。
「え、メイコ?」
全身が熱い。気を失ったメイコに顔を寄せて軽く頬を叩いても反応が無かった。

もしかして……のぼせた?
162 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/19(金) 23:54:48 ID:YmfowMvr

リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編5

急いで再度洗って、メイコをベッドに寝かした。しばらく様子を見て大丈夫そうだと確認してから、念のためもう一度腕を拘束し僕はバスルームに戻った。
自分の身体を洗いながら小さく溜息をつく。
お湯の中であんなに動いたら、そりゃあのぼせるのも当然だ。飼い主になろうっていうのに、配慮が足りなかったな。もっと気をつけてあげないと。
バスローブを羽織ってベッドに腰かけ覗きこむと、メイコはまだ瞳を閉じている。
メイクのすっかり取れた顔は、幾分幼い。綺麗なお姉さんの中に可愛らしさが垣間見える。
無防備な表情を眺めていると、その頬に僕の濡れた髪から雫が落ちて瞼が震えた。
ふっと瞳が開き、彷徨うように目が揺れる。
「う……」
「起きた? のぼせて気を失っていたんだよ」
僕を認めた途端、瞳が恐怖に見開かれてメイコは震えだした。
大きな瞳にみるみる涙の膜が張って、短い悲鳴を上げる。
「助けて、お願い、助け……」
逃げようにも、手は後ろ手に拘束されたままだし裸だしで、僕を目の前に抵抗もできない。
傲慢さも虚勢も剥がれ落ち、今のメイコは泣きながら『ごめんなさい』を繰り返していた。
度重なる快楽と痛みと屈辱に、もう抗う気力も起きないようだった。
バスルームで僕に向けていた厳しい瞳は、もうどこにもない。
そんなに泣くことじゃないのに。僕はメイコの額にキスを落とした。更に怯えて竦む身体が可愛い。
仰向けに寝かされても尚形の良いおっぱいに触れると、メイコは硬く目を瞑った。
揺すりながら耳元で尋ねる。
「おっぱい大きいよね。今まで何人の男に揉んでもらったの?」
いやいやと首を振る。髪がシーツに当たって乾いた音がした。
乳首に指を添えれば、びくんと大きく肢体が震えた。
「ひっ……あぅ……や、やだぁ……痛いの、や……」
バスルームでの仕打ちが相当堪えたらしい。
「メイコがいい子にしてれば、痛いことなんてしないよ」
優しく声をかけ、愛撫してやると眉を寄せて身体の固さが解れた。
きっとメイコは今まで男に乱暴に扱われたことも、酷い態度を取られたことも無いのだ。耐性が無いから、一度こんな扱いを受けてしまうと弱いのだろう。
大人しく胸を預けるメイコの髪を何度も梳いた。
「……気持ち良くしてあげるから、お尻をだしてごらん」
ぐすぐす鼻を鳴らすメイコは、え、と怯えた目で僕を見た。
「どうしたの? 痛いのはイヤなんだろ?」
すっかり勃ってる乳首をくりくり弄ると、痛みを思い出したのかメイコはそれを振り切ってうつ伏せになり、躊躇いつつ腰を上げ始めた。僕もベッドに乗り上げる。
脚をぴったり揃え、肩で身体を支えながらメイコは僕に尻を差し出した。
屈辱に臀部の滑らかな輪郭が細かく震えていた。
「……」
僕は膝で立ってお尻に手をかけた。脚を閉じていても、この姿勢じゃ性器が丸見えだ。はみ出てひらひらしている桃色の花弁がしっとり濡れていて、僕は目を細めた。
163 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/19(金) 23:57:54 ID:YmfowMvr

リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編6

「綺麗にしたばっかりなのに、もう濡れちゃってるよ。乳首、そんなに気持ち良かった?」
「そんな、こと……」
潤む秘裂に沿い指先でなぞると、全身が跳ねた。
「ここに何人の男のおちんちんが挿ったの? ああ、男だけじゃないんだよね。バイブも挿れたんだっけ。ホント、スキモノだなあ」
枕元で押し殺した泣き声が聴こえる。
ごめんなさい、許して下さいという言葉とは裏腹に、メイコの挟間は潤みを増して滴り始めた。
入り口を擽っている僕の指にも体液が絡み、触れた部分がよりスムーズに動く。
「おまけに苛められて感じるなんて、どうしようもない淫乱だよ。メイコは」
「違う……違うの! 痛いのも意地悪言われるのもイヤなの!」
「ふーん……」
認めようとしないメイコから指を離し、僕は少し身を引く。丸い尻のラインを撫でてから腕を振り上げ、速度を付けてそれに落とした。
乾いた大きな音が部屋に弾けた。
「あうっ?!」
手のひらに軽い痺れを感じた。お尻に見る間に朱が浮く。
「嘘をつくなよ」
「やめ……ひぃんっ」
また尻を打った。小気味の良い音が高らかに鳴る。ぱん、ぱん、と打つ毎に身体が大きく揺らぎ、ぴたりと合わさった腿が弛んだ。
悲鳴を上げるメイコに構わずしばらく打ち据え、落ちた腰を持ち上げてやる。
中心を覗きこんで、僕は笑った。
「ものすごく濡れちゃってるよ。ぶたれて気持ち良くなれるって、マゾ?」
「ちが……ぶたな、はぁうっ」
最後まで言わさずに、再度打った。白かったお尻は広範囲を真っ赤に染め、見るからに痛そうだ。
「じゃあコレは何? おもらし?」
涎を垂らす入り口に指を差し込み、わざと音が鳴るよう乱暴に抜差しする。ぐちゅぐちゅと粘膜を掻きだすとシーツにそれが垂れた。
「ふ……!」
「舐めれば分かるかな?」
「いやぁっ」
すっかり熟れたアソコに鼻先を寄せると、脚の付け根に当たる息にメイコがふくらはぎをばたつかせる。それを押さえ付け舌全体を使ってソコに這わせた。
「ひぃっ……あ、あっ」
花弁の隙間に舌先を捻じ込んで滲み出る粘膜を啜る。赤く腫れたお尻が逃げられず、ぴくぴく反応した。
ちゅっと軽く吸ってから性器から口を離し、顔が見たくて崩れる肢体を反転させた。
頬を上気させしゃくり上げるメイコは、もう唯の頼りない女だった。
164 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/20(土) 00:01:27 ID:YmfowMvr

リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編7

投げ出された脚の間に身体を入れて僕は尖るクリトリスに手を伸ばす。
「おもらしもえっちな汁もしょっぱいから、味じゃ分からないね」
くすくす咽で笑って滑るクリトリスを嬲れば、面白い位反応が返ってくる。
「あぁん……っはぁ……」
苦しげに喘ぎ、陸に打ち上げられた魚のようにメイコは悶える。
絶頂を迎えそうになる気配に手を離し、素知らぬ顔で内腿を舐めた。物足りなさそうにメイコは潤んだ目で僕を見つめる。
「何? 言いたいことがあるなら口でいいなよ」
高めるだけ高め、登り詰めそうな頃合いで愛撫を中断することを何度か繰り返していると、業を煮やしたメイコから懇願の声が上がった。
「も……勘弁して……イかせて……」
「だったら、ちゃんと『お願い』しなくちゃね?」
おっぱいを揉み揺らし、乳輪と肌の境目を舐める。メイコの腰が持ち上がり、重なった身体の下腹部を僕へと擦り付けてくるのを、バスローブ越しに感じた。
「我慢できない、ほ、欲しいの……挿れて……」
「言葉遣いが違うんじゃない?」
腰を押しやり離せば、縋るようにまた押し付ける。
「お願い……します。挿れて下さい」
僕はバスローブの前を肌蹴た。メイコの膝裏に手をかけ、脚を広げさせながら思い切り持ち上げる。
膝頭が肩に付きそうな程腰を浮かせて、物欲しそうに口を開く恥ずかしい場所を晒してやれば、メイコは羞恥に顔を歪めた。
「認める? 自分が苛められて悦ぶ淫乱の変態って」
茶色の髪が縦に振れコクコク頷く。目の前にちらつく快楽に本能だけで答えている様子だった。
「私は……苛められて、感じちゃう変態……です」
メイコは羞恥に涙ぐみながら、途切れ途切れに言葉を紡いだ。
そうだ、それでいい。
気を良くした僕がぬかるむ入り口に、さっきから張り詰めていた肉棒を添える。
先端で襞の重なる部分や剥けたしこりを刺激すれば、メイコは悦んでお尻を振った。
「どうして欲しいんだっけ? もう一回、ご主人様にお願いしてごらん」
やることなんて決まってるのに、からかう口調で訊いてみた。
「淫乱な私のアソコに、ご主人様の……太いの、挿れて下さい」
「アソコって? こっち?」
先端を下へ滑らせ、遊び心で後孔にぐっと圧力をかけると、恐怖で震え上がったメイコは激しく首を横に振る。
「そこ、ちが……っ、お、おまんこです! おまんこにご主人様の挿れて……下さい」
か細く、段々尻窄みになる言葉。まあ、及第点かな。僕にしたってもう、限界だった。色々。
「……よくできました」
メイコの腰を高く上げたまま、垂直に近い角度で僕は自身を一気に突き刺した。卑猥な音を立てながら花弁の挟間に肉棒がずぶずぶ沈み、根元まで埋まった。
165 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/20(土) 00:05:41 ID:k3RefdIk

リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編8

「っあ……! は……ぁっ」
焦れた膣は僕を歓迎するようざわざわ締まり、咽から熱い吐息が競り上がる。
ゆっくり腰を引き、肉棒が完全に抜かれる寸前に勢い良く落とすと組み敷いたメイコが甲高く鳴いた。
「ひっ、優しく、して、あー……!」
「何で……乱暴なのが好きなんでしょ。さっきより、ずっと締まりがいいよ」
出し入れする度に溢れる粘膜が脚の付け根から腹へ伝い始めた。抉るように腰を使うと、あっ、あっと蕩けた喘ぎ声が耳朶に届く。
中が絞るように蠕動し、熱く柔らかく僕を刺激した。
貫かれ快感に溺れるメイコの腰を更に持ち上げ、軽く揺すりながら結合するソコを見せつける。
「メイコ、見える? メイコのおまんこが、僕のおちんちんを咥えてるよ」
襞を目一杯広げて僕の肉棒を食む膣口のいやらしさを、メイコが蕩けた瞳に映した。
出入りする肉棒にぬらぬら絡む桃色の花弁。濡れそぼって性器に貼りつく薄い陰毛。ピンと尖って顔を出すクリトリス。
「また締まったね。自分の恥ずかしい姿を見て感じちゃうんだ? それともぶたれたから?」
「あ、あ……っ」
「ふふ。そんなにコレが好きなんだ」
腰を振って良い部分を擦れば、素直に反応を返してくる。
「んっ、ああん」
「痴女した後、自分でしてたって言ってたね? バイブと僕の、どっちがイイの?」
次第に抜差しする動作が早くなる。僕もメイコの膣も最期を求め、それぞれ互いを貪った。
しかし、一向に抜こうとしない僕にメイコは不安を感じたようだ。脚をばたつかせて僕の注意を引く。
「ま、待ってくだ……やっ、中は許して!」
メイコは残っていた最後の理性で僕に訴えてきた。当たり前だ。最悪のことが起きる可能性があるんだから。
それでも僕は動きを止めず、むしろ打つ動きを激しくした。
「止めてっ、ひんっ……お願い、抜いてぇ……!」
身体を捩じって嫌がるメイコの理性を奪うべく、弱い所を重点的に責める。顔を崩し泣き始めた理由は、快楽なのか中出しへの恐れのどちらなのだろう?
「んー、どうしようかな? 『ご主人様、イヤらしい私の顔にかけて下さい』って、お願いしてごらん」
そうしたら抜いてあげるかも? なんて言ってみる。
「えっ……?」
快楽に翻弄されるメイコは戸惑った表情をしたが、中出しのリスクを怖がって口を動かした。
「ご、ご主人、さまっ、わたし、の……あっ、待って……! ひっ」
『お願い』を言わせる間もなく激しく腰を動かした。『お願い』を叶えてあげる気なんて更々なかった。我ながら意地が悪い。
メイコ本人の意思とは逆に、膣が吸い付くような動きをし僕の射精を促してくる。
その誘いに応えるべく更に侵入し細かく奥を突いた。
「ダメ! イヤっ、出しちゃ……あぁっ! ひぃんっ、あっ、ああーーっ……」
ぶるぶるっと押さえつけた身体が大きく震え、達した膣がきつく僕を求める。
「……っ、はっ」
動きながら締まりに耐え切れず、最奥で僕も爆ぜた。
絶頂の余韻にヒクヒクする膣口から自分を引き抜くと、透明な粘膜と混じった白い欲望も一緒に垂れる。
指で掬ってメイコの眼前に掲げてやれば、見開いた瞳が絶望の色に濃く染まった。
「あ……や……」
「はは、ちょっと言うのが遅かったね」
いっぱい中に溜まってるよ。と追い打ちをかけると、メイコは僕を現実から目を逸らすよう瞳を閉じ、啜り泣き始めた。
166 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/11/20(土) 00:11:27 ID:k3RefdIk

リーマンなカイトとOLなメイコ2 カイト編9

全てが終わった後、メイコはぐったりと眠り込んでしまった。
その隙に彼女に触れられたら困るものを隠す。ハメ撮り画像のデータを。
これがある限り、メイコは僕から離れられない。鞄から錠剤のシートを取り出すと、ちらりとベッドに視線を向けた。
これは神威から持たされた薬だ。メイコが泣いて嫌がっていた中出しで、最悪の結果を回避するための薬だった。
あいつはこんなものまで用意して、巡音さんを手に入れたのか。
これを寄こした神威自身に、あまり信用できる薬ではないから頻繁に使うものではないと諭されたが、もちろん僕だってそんな薬を継続して使う気はない。
今回だけだ。大事なペットに、そんなものは使わない。
起きたら飲まさないと……。ベッドに横たわるメイコは、僕が近づいても気付かない程ぐっすり眠っていて、意識が深く落ちていた。
ほとんど僕の手に堕ちたようなものだけど、後少し。この休みを使って完全に僕のものにするつもりだ。
目を覚ましたら食事をさせて、その後は何をして遊ぼうか。玩具はたくさん持っている。退屈なんかさせてあげないよ。
正直、今まで気付かなかった自分の性癖にびっくりだが、これも悪くはない。むしろ楽しい。
強気に振る舞っていた女が折檻と言葉責めに負け、脚を開いておねだりする様や自尊心をへし折られ屈辱に歪む表情は、僕の征服欲と性欲を存分に満たしてくれた。
これまで関係のあったどの女にもない愉悦と快感が、そこにはあった。
茶色の髪を梳くと指の間をさらさらと流れていく。
耳の付け根に指を這わせ、首元を撫でた。今日は借り物で済ませたけど、メイコ専用のものを買わないと可哀そうだね。
この髪に合わせた首輪もいいな。赤なんてどうだろう。
それを目にした時、彼女はどんな顔を見せてくれるのだろうか。

我知らず、神威がそうしていたように涙で睫毛を濡らすメイコの髪を梳き続けた。
こうして、どうしようもなく淫乱で愛しい僕だけのペットを手に入れた。


おしまい

最後の最後でがくルカ要素がほんのちょっぴりあるのに気がついた。
注意事項に書けずに済みません。がくルカ苦手でここまで読んじゃった方がいたらゴメンなさい!!


カイメイが好きすぎて毎日が苦しいなっと
167名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:16:48 ID:zrpzfzIi
GJ!
まさに安心のクオリティ!

自分がくルカも好きだから少しがくルカ重ねて読んでたww
168名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:22:06 ID:0ii/nOZn
注意事項に 愛がないも入れといて
169名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:23:39 ID:/0Kcs4aX
GJ!
かなり歪んでるけど確かに愛は見えたよw
170名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:24:44 ID:0ii/nOZn
メイコに愛はなくね?まあいいけど
171名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:33:09 ID:zrpzfzIi
半強姦ってあるんだから愛があるとか無いとかわかるやんw
172名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 01:05:13 ID:h/l0cc7H
GJGJ!
痴女メイコに襲われてたときから随分立派な変態になry
いい作品読めて安眠できそうだ

>>171
その通りだな
十分注意して前置きしてるしID:0ii/nOZnは強姦の意味調べてから寝るように
173名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 06:26:09 ID:Nx4DwooR
リーマンシリーズキター!GJ!!
エロいのにちゃんと萌えるのがいつもすごいなぁ


あなたのカイメイ好きだから来てくれて嬉しいよ。いつもありがとう!
174名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 07:48:17 ID:9D8rqY6s
リーマンシリーズきたー!
超待ってた!超GJ!


愛が無いと思うやつはとりあえずリーマンシリーズを読み返すのをオススメする。愛は十分過ぎるほどあるよ
175名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 08:41:09 ID:VBSH1gfc
ボカロ設定がないと別にカイメイじゃなくてもって感じだけどな
176名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 08:45:59 ID:RuqNwCkS
しつこく文句言って注意書き厚く書かせてまだ文句言うとか

言いたいことがあるなら自分で書くんだ
ボカロ設定を活かした愛があふれる誰もが唸るエロを
177名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 08:48:24 ID:VBSH1gfc
ごめん書き忘れた
とりあえずめっさエロかったですGJ
178名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 08:49:17 ID:VBSH1gfc
俺は上の人とは違う人ですよ
連投ゴメンネ
179名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 10:54:40 ID:O7I8BCVM
ボカロは設定がないのがいいんだろうが
文句よりじゃあどういうのがいいかを連投でもしろ
180名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 11:04:47 ID:rUBK5P/O
GJ!
もう薬飲ませなくていいよ
とっとと結婚してしまえ
181名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 11:26:46 ID:W2JQWqf9
そもそもボカロ設定を最大限生かしたエロとはなにか、を考える土曜日。
182名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 11:30:04 ID:QsiZpXtz
エロパロで愛の有無を言う奴初めて見た
183名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 16:17:47 ID:sASfswbL
GJ! 
なんかゾクゾクした
続き早く読みたい
184名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 17:54:16 ID:nY25CYK/
俺も続き読みたい
185名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 20:42:20 ID:rUBK5P/O
読みたい!
全身全霊で超ワッフルワッフル!!
186名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 21:36:54 ID:T5PqbI5W
>>175
言ってることは分かる
だが、面白いものは面白い!
187名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 22:39:31 ID:Dc1K6wfH
>>175
そんなのボカロに限らずほとんどの二次創作全般に当てはまる

とりあえず>>186の言うように面白いものは面白い!
188名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 22:40:19 ID:b5aLQGg7
自分の携帯でしか確認できてないんですが、まとめページのリーマンカイトのカイト視点のリンクが、前のメイコの話と同じになってるみたいです
189名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 23:47:10 ID:Dc1K6wfH
>188

>>146で出てるんだが……まだ直ってなかったんだな
190名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 00:46:09 ID:JPqEEw2d
リーマン続き来たか!容赦なくてGJ!
しかし、たった一晩で鬼畜に変貌しすぎだろカイトwがくぽもアレだし、類が友を呼びすぎw
続きあるなら是非読みたい。わっふるわっふる

>>175
注意書きあるんだからパラレルがヤなら回避推奨
つか、エロければいいじゃないか。あんまグダグダ言うと非エロ投下すんぞ!
191名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 01:38:51 ID:GCfP84kB
リーマン待ってた!カイトの黒さが激しくツボった〜!
歪んではいるがカイト側からの愛情は見え隠れしてるが、今のところメイコ側は恐怖と快楽が多めと言う感じがしたので、続くなら、この辺どう転がるか期待!

にしてもずっとほぼ同じカプなのに個の書き分けはすごいなあ…
192名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 02:21:34 ID:OE6WwaF9
なぜだろう…風呂のシーンで
シテヤンヨがバスタブに沈んでいる絵を思い出してしまった
193名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 06:02:44 ID:lJ9+NqmG
リーマンシリーズGJ!
ぽルカチームとの合同試合ルート希望!
194名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 06:35:50 ID:b1UOAYjI
久々に来たら神が君臨なさっていた…
カイメイ超GJJJJJ!!!!

ぽルカも大好物なんで大人組のこれからにわっふるわっふる!!
195名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 08:29:59 ID:11G7YG/f
>>166
こんなにエロくできるのはMEIKOだからこそだと俺は思う。
196名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 11:09:16 ID:4yKAS6r8
でもなぜか鬼畜KAITOは全部エロパロ作家KAITO先生の妄想で
ばれて折檻受けてるオチを幻視しちゃんだぜ
197名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 12:35:52 ID:Foxv7Koy
>>196
折檻は性的なものでお願いします
198名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 15:07:46 ID:P+s0zEBO
>>192
シテヤンヨちゃんを風呂に沈めるとか鬼畜だな
許さん続きを考えろ
199名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 15:25:52 ID:iHNWHGG4
シテヤンヨちゃんにディープキスされながら股間をめーちゃんに踏まれたい
200名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 16:06:19 ID:2/+iqlHe
シテヤンヨは目が猫目だっけ?
201名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 16:33:21 ID:ByWaiJ1y
>>192
ピアプロにそんな絵があったよなwww
202名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 21:27:20 ID:qcRLqG6U
┌<●>ワ<●>┐

こんなんだっけか>シテヤンヨ
203名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 01:47:32 ID:3EXMceVc
>>202
変種にも程がある
204名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 08:19:46 ID:rdM7nl9H
>>202に霊魂放逐
205名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 23:01:33 ID:m8QtWGE2
お前らMMDのそこそこエロい紙芝居はもう見たの
206名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 23:45:18 ID:7OTZoGVZ
>>205
url教エロ
207名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 02:22:37 ID:qDYhXPN3
>>205
旦那を腎虚に追い込む気満々だよなアレ

MMDといえば、某M動画見てたらなんかご褒美って言葉が分かる気がしてきた
誰かSルカ様書いてくれ
208名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 11:46:50 ID:UxGaINFV
>>205
微妙に噛み合わない思春期レンネルと絶倫夫婦のだろ
続き待ってるんだよアレ
209名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 12:46:11 ID:eG4m6CbG
腹がよじれたよあれは
カイメイ絶倫夫婦はシリーズ化して欲しいな
しかしエンディングの画像1枚からちびカイ×風船屋のお姉さんを妄想した自分は希少種だと思うんだ
あくまでもショタ攻めで
210名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 15:23:33 ID:pkyKGb0+
えっ詳しく
211名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 17:37:24 ID:d01kNiFh
そこそこエロい紙芝居で検索したらすぐ出たよ
絶倫すぎわろたwww
212名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 23:53:36 ID:q8TIDbK4
検索してきた

全体的にバカップル
カイトはわずかな刺激で発車&発射しすぎwwwww
213名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 07:05:14 ID:Z65FCwBn
空気を読まずリンレンでエロ無し小ネタ投下。

『いい双子の日』

「ねーねーレンー」
「何?どしたのリン。」
「あのね、さっきマスターが言ってたんだけどね、今日は11月25日だから、いい双子の日なんだって!!」
「なんだよその語呂合わせ・・・。で、それがどうかしたの?」
「だからさ、私達のお祝いしようよ!」
「嫌だ。」
「え〜っ、なんで〜!」
「そーゆーのってなんか馬鹿らしいし…それに、俺はお前と双子の関係で終わる気は無いから。」
「?それってどういっ…んぅっ!」
「ん?こーゆー事♪」
「・・・レンのばか」

以上です。妄想が膨らんで我慢出来なくなった。
214名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 19:07:58 ID:A7++cZaB
>>213
GJ!
鏡音ラブな自分にどストレートですな…リンレンはぁはぁ
215名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 23:12:41 ID:FD0vRkHy
いい双子の日だからとマスター×リンレンで3連結とかだと明らかに人を選ぶ件
216名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 23:19:14 ID:EmjvWL1u
初期にあった気がするけどねぇ
マスリンレンだったかレンマスリンだったかが
217ふたりでできるもん リンレン 1:2010/11/26(金) 04:02:15 ID:yUWroj/m
遅刻ですが、せっかくいい双子の日だったので鏡音の話を投下させてもらいます。
内容は別にいい双子の日とは関係ないですw

注意事項
・レン×リンというよりリン×レン
・リンちゃんがロリ
・レンくんがショタ

それでは数レス頂きます。


***


「あっ…ちょ、やめ、リンねえちゃん!」
「んー?」
なんだこの状況は。なんだこの状況は!
下半身に違和感を抱いて睡眠から目覚めたら僕の股間にリンねえちゃんが顔を寄せていた。
あろうことか、その、くわえられていた。完全にボッキしている。
放っておいて収まりがつくとは思えない。
しかしそんな、リンねえちゃんにしゃぶられて射精するなんてそんな、あっちゃならないだろう!
「ん。んむ…ちゅ」
「あ…あっ……」
それなのに僕はリンねえちゃんを引き離すこともできず、
自分のものが生温かい口内で愛撫されている様子を見つめてしまうばかりだった。
ざら、とリンねえちゃんの舌が僕のイイところをなぞって全身がぶるりと震える。
きもちいい…
リンねえちゃんはちらりと上目遣いに視線を向けて、僕を見るなり嬉しそうに笑んだ。
そしてちゅうっと吸い付いた。先っぽを舌がれろれろと撫で回す。
その刺激に収束してこみ上げるものを、抑えきれない。
「わ、ぁああっ、リンねえちゃ、…!!」
「んんっ…!んぐ、ふ」
射精の瞬間、無意識にリンねえちゃんの頭を掴んでしまっていた。
どぷどぷと噴き出したものをリンねえちゃんは咳き込みながらも飲み込む。
ああ。なにしちゃったんだ、僕?
いろんな感情が混ざって放心状態になっている僕の前に、リンねえちゃんが顔を上げた。
「レンくんのエッチ」
「ちが、リンねえちゃんがそんなことするからっ!」
「あたしがちゅーちゅーする前からおっきかったもん。やらしい夢見てたんでしょお」
まだ立ち上がったままの僕のをリンねえちゃんが指でつんとつつく。
夢?見てたっけ?なめられる感触は、夢だったのか現実だったのか?よく覚えていない。
というかそういうのは思春期だから多少は仕方ないもので、問題はなんでリンねえちゃんがくわえたかってことだ!
「ん?なんかおもしろそうだったから」
かなり適当な理由だった。
「レンくんやだった?でも気持ちよさそうにしてたから嬉しいのかなって」
「いやあの…えっと…」
「まだ出るのかな?またちゅーちゅーする?」
「いや、いやいや」
リンねえちゃんの中の感覚がわからない!
僕のをなめるのに抵抗とかは無いのか?むしろ乗り気なのか?僕はこの状況をラッキーだと思った方がいいのか?
ぐるぐるしてたら握られた。
「ひあ…!」
「あはっレンくんかわい〜!」
リンねえちゃんは日頃と変わらないノリでにこにこしている。
唾液と精液にまみれたものを擦られて、くちゅくちゅといやらしい音が鳴った。
様子を窺うようにリンねえちゃんがちらちらと視線を合わせてくるのがたまらなく恥ずかしい。
218ふたりでできるもん リンレン 2:2010/11/26(金) 04:03:29 ID:yUWroj/m
「り、リンねえちゃん」
「きゃ」
その状況を阻止したかったのか、よくわからないけど僕はリンねえちゃんの手を引いてぎゅっと抱き寄せた。
僕のがリンねえちゃんの手から解放された安堵に息をつくと、リンねえちゃんがびくっと震えた。
そして、
「ん…」
「え、あ…リンねえちゃ、」
僕の膝の上に跨がったリンねえちゃんの穿いているショートパンツ越しに、僕のがぐにと押し付けられる。
腰を、揺らして、まるで。
「あぁ、あん、はあ」
耳元で聞こえるいろっぽい声にドキドキする。
リンねえちゃんはいつも挙動が子供っぽいから余計にそのギャップが心臓を高鳴らせてしまう。
僕は思わず片手でリンねえちゃんを支え、もう片手を内腿へと触れさせてみた。
リンねえちゃんがぴくんと震えて熱い息を吐く。
僅かに腰が浮いたときに、その場所へと手を伸ばした。
「やんっ、レンくん…あっ」
「リンねえちゃん、ここ、濡れてるの…?」
「…レンくんがエッチだから」
抱き締めていた身体が離れて、頬を赤くしたリンねえちゃんが言う。
自分がエッチなのを僕のせいにするなんてリンねえちゃんは悪い子だ。
少し気に食わなかった僕は、ショートパンツの脇から指を差し込んでみた。
「ひゃん!?」
「うわ、熱い…すごいぬるぬる」
「あっ、だめレンくん、あぁ、ゆびぃ…」
「それはおねだり?」
見つけた穴にぐち、と指を沈ませるとリンねえちゃんはぎゅっと目をつぶった。
かわいいな…と思って、ふと唇をあわせてみる。
そしたらリンねえちゃんは驚いたように目を開いて瞬きした。
「いっ、いまちゅーした?」
「あ、うん…ごめん」
「ううん、いいの!…えへへ」
リンねえちゃんがはにかんで笑う。かわいい。
いつも可愛いとは思ってたけどこんな気持ちになるのは初めてだ。
「あのね、レンくん」
「うん…?」
「あたし、脱ぐから、ゆびぬいて…?」
上目遣い気味にそんなことを言われた。
えっぬぐって、え、理解する前にリンねえちゃんの誘導で指が抜かれた。
ぽかんとする僕を尻目に、リンねえちゃんはショートパンツと下着をまとめて脱ぐ。
上に着ていたセーラー服も脱いで、一糸纏わぬ姿になった。
少し恥ずかしそうにしながら、また僕の膝の上に戻ってくる。
もう、よくわからないけれどこの流れから抜けられる気はしなかった。
「り、リンねえちゃん…」
「あのね…あたし、レンくんの、入れてみたい」
ここに、とリンねえちゃんは濡れた秘部に指を添える。
僕がごくりと生唾を飲み込むと、リンねえちゃんはそっと僕の角度を抑えて入口を近付けた。
そのときリンねえちゃんの胸が僕の目の前にきて、思考力の低下した僕は赴くままにその膨らみを鷲掴んでいた。
「あんっ、やだ、びっくりした」
「リンねえちゃん…やわらかい」
「あはっ、揉むと大きくなるんだって!ちゅーちゅーしてもいいよ」
リンねえちゃんが言うから、僕はその控えめな膨らみを捏ね回しながら、先端をくわえてみた。
舌でつついたり、吸ったり、甘噛みしたりしているとリンねえちゃんが可愛い声を出す。
下の方でも僕の先端とリンねえちゃんのぬるぬるな入口が擦れ合って気持ちいい。
219ふたりでできるもん リンレン 3:2010/11/26(金) 04:04:35 ID:yUWroj/m
夢中になって両方のおっぱいをいじっているとリンねえちゃんの力が抜けてきたのか、
だんだん身体が落ちると同時に僕のが呑み込まれる。
リンねえちゃんは震えながら僕に抱きついて、ゆっくりと隙間を埋めていった。
「あ、あ、あ、レンくんの…」
「ううっ…リンねえちゃんの中すごいよ…」
「あたし、あぁ、どうしよう、だめ…あ、ふぁああ」
うっとりとした表情でリンねえちゃんは熱に浮かされているようだった。すごくエッチで興奮する。
こんな夢、見たことなかったわけじゃない。
いつも元気で可愛らしいリンねえちゃんが、エッチに乱れる夢。
リンねえちゃんのお尻が僕の太股について、全部入ったんだと察する。
トロトロのリンねえちゃんの中は熱くて狭くてやばい。
しかしはあはあと呼吸を繰り返すリンねえちゃんが心配で窺うと、柔らかく微笑まれた。
「すごいの、あたしの中、レンくんでいっぱい…」
「う、ん」
「からだが、じんじんして、その、気持ちいいの」
「…リンねえちゃん、エッチだ」
「…もっと気持ちよくなりたいって言ったら、レンくんあたしのこと嫌いになる?」
「ぅあ!?」
ぐぷっという音と共にリンねえちゃんが腰を上げ、上下に揺らし始めた。
突然の肉を擦る感触に快感が走って力が入らない。
じゅぷっじゅぷっと体重を頼りにしたリンねえちゃんの動きで、何度も奧を突く。
「あっ!あっ!あぁっ、はあ、レンくん、しゅごい、はーっ」
表情を緩ませて涎をこぼすリンねえちゃんはとてもいやらしい。
僕のでリンねえちゃんが気持ちよくなっている。リンねえちゃんの律動で僕もたまらなく気持ちいい。
なんでこんなことになったんだっけ、なんてもう考えられない。
リンねえちゃんとのエッチはとてもキモチイイ。
「あん、とまんないっ、ぐりぐりってえ、すきいっ」
「ねえちゃん、リンねえちゃん、あああ、僕…」
「レンくん、だして、レンくんっ」
洪水みたいに蜜を溢れさせたリンねえちゃんのそこが僕のをきゅっきゅと締め付ける。
熱い。ぼーっとしてきた。ベッドについて支えていた腕も震えて倒れそうだ。
にゅぷにゅぷと擦られる、ぐにぐにと壁に当たる、ああ、もう、だめ。
「リンっ、リンねえちゃんっ…!!」
「やんっ、あっ、あっ、あああぁ…っ!」
「っ、ぅあ…!」
リンねえちゃんの身体を抱き寄せて、ベッドに倒れ込んだ。
中で角度が変わった衝撃にリンねえちゃんの中が一際震えて、僕はもう耐えきれずそこに吐き出す。
顔を真っ赤にしたリンねえちゃんは腰をびくびくと浮かせながら受け入れてくれた。
僕らにまとわりつく熱気が絶頂の余韻を残して落ち着かなくさせる。
真っ白になっていた頭が思考を取り戻すのには時間がかかった。
「…リンねえちゃん」
「ん…はあ、レンくん」
 リンねえちゃんがすりっと肌を寄せてくる。愛しいなあ、なんて思って頭を撫でた。
今や、やってしまったとかなんとかの後悔の念は僕には無い。
繋がってる場所からどろりと液体が伝う感触があった。
「レンくん、気持ちいいの嬉しかった?」
「…ねえちゃんこそ」
「えへへぇ。レンくん、すきだよ」
「僕も、リンねえちゃん、だいすき」
 いつもの子供っぽいリンねえちゃんは、心底嬉しそうに笑って、ちゅっと僕に口付けた。


おわり


以上です、ありがとうございました!
220名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 09:09:40 ID:PMexSXFg
オナ禁してなきゃ抜いてるとこだGJ!
221名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 17:53:38 ID:zAffOZJD
エロかった!
リンレン可愛いよエロいよ。
GJでした!
222名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 16:43:34 ID:f05OiTPY
サンドリヨンの替え歌ワロスwww
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12610762
223名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 16:49:32 ID:+i6asBlY
リンレンGJ
リンの「いまちゅーした?」に萌えた。いや燃えた
ロリショタ実にエロいな…今まで全く興味無かったけど目覚めたわ
224名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:12:13 ID:f1Wj2ikL
ミクさんをツイッターでディスった何とかゼットの何とかおいさんが
シテヤンヨちゃんに布教されるエロをお願いします!!11!!
225名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 01:07:38 ID:Fh9QAXmP
いい双子に萌!!超かわいい!!超GJ!!

話かわるが
DIVAのXmasモジュかわいいな。
個人的にめーちゃんとリン様のデザインが好み。
めー誕配布だった和服もかわいかったし、ほんとセガさんGJだ。
めーちゃん、カイト、ルカさん、レン、リン様のモジュがもっと増えるのに期待しよう。
咲音とかの亜種のモジュも増える可能性あるかな?
226名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 01:59:40 ID:sZjnXrJA
咲音は制服ほしいなー
227名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 14:52:00 ID:57N7+6VG
X'masモジュ、可愛いけど使い道が限定過ぎ…
228名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 02:28:04 ID:M03a4kGl
ニッチ需要だからこそのDLCなんじゃないのか
いらない人はスルーすればよし
229名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 01:04:21 ID:ZGMPRfKT
クリスマスモジュールまだ落としてないけど、メイコは赤らしいよ。
230名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 22:05:41 ID:U+vlL9jV
>>229
みんな赤だよww

むしろサンタモジュールで赤じゃなかったら何色がくるんだよwww
231名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 22:10:57 ID:anRB+RaG
え、パンツの話じゃなかったの
232名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 00:39:33 ID:akC+FjNI
ぱんつの話だろ。確か、めーちゃんと初音も赤だった気するから、ルカさんとリン様も赤だと思うが…違うのか?

個人的に初音は、白地に緑のしまパン派だがな。
リン様は対抗して白地に黄色の水玉パンツ。
咲音ちゃんはフリフリな白パンか苺ぱんつ。もうとにかくフリフリ。
めーちゃんはリボンやレースで飾られた白パン、だが、旅行とかプールや温泉など妹達に下着が見られそうな時は黒パンで大人の女ぶる!!お姉ちゃんの小さな意地!!

ルカさんはシンプルなデザインなシルクの黒パン。素材重視で結構高めのを買う!お嬢様で女王様だからね!安物なんて論外!!
あれ?ただのぱんつ話になった?

233名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 01:12:44 ID:eiCFHMNf
PSPのサンタなら、ミクリンメイコが赤でルカは白だったよ。
黒い網タイツの向こうには白い三角…
つか赤の3人も角度がこう…際どい感じの…
つまりSEGAにGJ!
234名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 01:18:58 ID:K3s9hNVY
お前らぱんつばっかりみてまったく
俺はモニターの下から覗こうとしたなんてないから!1回しかないから!
235名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 07:47:38 ID:Fqx7udvp
>>232
いいこと言うなぁ
236名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 07:58:16 ID:mfDBgFcz
>>234
パンツァーだもの仕方ない
237名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 16:35:38 ID:uiT+jW9B
サンタのぱんつ見たい
238名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 17:58:17 ID:oIiJniru
カイト「俺で良ければ喜んで」
カチャカチャ(ベルトを外す音)
239名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 19:35:26 ID:+I7ssofa
無駄打ちすんなよ…
240名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 22:19:00 ID:3bZrX9MD
>>238
レンがくぽキヨテルガチャ「…参りました。」(カイトの前で土下座)
241名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 22:33:21 ID:bOd04wyw
黄色成分が少ないとなんかバッチイ
リンのおぱんつは黄色メインで白の水玉で決まりだ
しかしミツバチネタも捨て難い
242名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 04:12:31 ID:WtHZt31b
243名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 11:09:36 ID:zL7IEQVt
なんとかピコさんにミクさんが洗礼を浴びせるエロを書こうと思ったんだけど
歌ってみた民氏ね、っていう気分が高まったので無理だった
244名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 02:34:20 ID:guIc5cB4
四面楚歌の状況でミクに調教されちゃうんですね
245名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 06:11:21 ID:Ab4as2cj
AHS組がデビュー一周年だというのにおまいらときたら…
246名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 17:55:55 ID:Z+PHyyq3
キヨメイを求む。
キヨテルが歌った、ある情熱的な直球ラブソングからキヨテル→MEIKOが離れない。



自分じゃ、レン咲とメトメイしか…


247名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 20:04:39 ID:9/1n5Qv5
mikiたんやユキたんもたまには思い出してあげてください…
248名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 22:40:13 ID:Ds8HAmon
求むテルルカ。
何気にエロシーなコラボが結構多い。
249名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 22:54:42 ID:dlSqziku
キヨミクリンだと先生と生徒のほのぼの
テルルカだと同僚教師同士の恋愛
キヨメイだと父兄と子供の担任の火遊びのイメージだ

ついでにそこそこエロい動画の絶倫夫婦で
夫の出張中欲求不満の奥さんに襲われる先生を受信した
爆発エフェクトつきで
250名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 23:10:07 ID:QLKTbt0A
あの奥さんなら出張先まで押し掛けそうだが
そして子供の世話を任された風船屋のお姉さんと
家庭訪問に来た担任の先生がうっかりデキてテルルカというのはどうだろう
251名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 23:15:02 ID:QLKTbt0A
と考えたが俺はちびカイ×風船屋のお姉さんの方がやっぱり滾る事に気付いた
252名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 20:15:23 ID:cDKTuMt6
『雪明かり』は保管庫にあるのの続きはありますか?
ハク好きなのに少ないから続き読みたい
253名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 20:56:26 ID:D1bFouTE
>>252
続き来てないよ。来ると信じて待ってるよ
254名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 19:48:09 ID:xf5u7X4u
ハクはなんであんなにエロいんだろうな
255名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 20:29:18 ID:9lAfKGCw
ハクの魅力は濡れティッシュのようなしっとりやわらか感だな俺的には
他のキャラにはない湿り気がイイ
256名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 11:01:05 ID:3/VN3Nag
>>255
涙か
257名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 12:00:07 ID:AWGtoB0f
酒と涙と、えーと………おっぱいだな
258名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 12:19:40 ID:NwUnXzuc
腰もいいと思うんだが
パンツルックも、こう…スカートにない良さが
259名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 13:35:26 ID:IFS2tJ8j
ぱんつルックとな?!
260名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 17:35:43 ID:Gj/nwVvv
ハク姉さんは以外とエロいパンツを穿いている気がする。
261名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 18:47:03 ID:EG+KXz44
イメージ通りエロい人
「服と下着は一緒にコーディネートしなくちゃ駄目ね。
私達はイメージ商売だし、なにより女の良さは付けてる下着に左右されるのよ。
いい女は見えないところも気にしてこそ!
安っぽいお子様下着なんて以っての外だわ。」

イメージに反してエロくない人
「伸びなくて固い生地って食い込むから、全身使って歌ってる時に気になるのよね。
それにただでさえ露出高くて冷えやすい格好だし…
やっぱりパンツはあったかくて肌触りがいい木綿が一番よ。
踊るときはスパッツ穿くから、見られることもないものね。」

イメージに反してエロい人
「私おしゃれじゃないし、おしゃれするの気恥ずかしいし
下着なら派手でも見えないからいいかな…って。
それにいい下着はオーラが、オーラが出るらしいんです。
私って地味で根暗だから、せめて下着くらいは大胆にしなきゃと…
あ、あの、すみません、もしかしてこんなぱんつ…引きました…?」
262名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 18:51:58 ID:AWGtoB0f
最近は穿いてない説も浮上しているらしい
「弱音ハカナイ」タグには笑ったw
263名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 21:08:28 ID:A7ksOi0t
>>261
口調的に、三番目に決まってるではないか。
264名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 22:13:10 ID:YHAcM5BV
一番目がルカ 二番目がメイコ 三番目がハク
だがルカは意外とかわいい小花柄を選ぶセンスだったりメイコはスパッツ着用時はノーパンだったりするといいと思います
265名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 23:03:33 ID:8xyIZnJd
>>264それもいいなと思う!

>>261自分もルカ様は高級思考だと思う。素材もデザインも妥協しない!!『下着に妥協したら女として終わりよ。』くらい言いそう。

ハクがセクシー…素晴らしい。弱気な女がエロいの着てたらイイよな。ハクの衣装のズボンはピッタリしたシルエットだから普通の下着だと線が見えるし、薄い総レースとかTバック愛用をだと思う!!

だが個人的に、めーちゃんの下着は乙女系だとイイ。『別にスパッツはいてて見えなもの!!イメージと違ったって別にイイじゃない!!//』みたいな。
266名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 23:08:51 ID:qJsNgPpT
ところで、ピコたんには誰もふれないの?
267名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 23:09:24 ID:IFS2tJ8j
MEIKOの下着はスポーティなデザインの白無地が一番似合うと思う。
スパッツは割れ目のラインがぷっくり浮き出てると最高。
Hのときノーパンスパッツの上から舐めたりなぞったりしたら、さぞかしいい声を奏でてくれるんだろうな。
268名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 23:22:36 ID:YHAcM5BV
ライブ直後の高揚感に頬を紅潮させて汗で蒸れたしっとりノーパンスパッツのまま
控え室でぐったりするメイコを覗き見したい

個人的にリンもノーパンだといいな
ミクはクリプトンからしまパンを支給されてそう
269名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 23:39:36 ID:hH23Zhz1
ボーカロイドは汗かかないので蒸れません。
270名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 00:05:03 ID:uR3fr1aI
汗はあった方がエロいだろ
271名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:35:45 ID:YdvOoPWP
>>266
あれは発売前にほとんど話題になってなかったからなあ
ぶっちゃけ俺も今日、某トークロイド動画に出て来たの見て初めて知った

このままだと今月末のリン・レンAppendに話題ぜんぶ持ってかれて埋もれそう
272名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 14:24:27 ID:0X51WnlG
>>266
中の人を強調されてるからなんかな…ネタにし辛い
声はいい少年声なんだけどな。低音もまあまあ聞き取りやすいし
273名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 19:55:16 ID:q3ty+R7k
中の人とか関係なしに
ピコすっげえ可愛いと思う
mikiといいカップリングになるんじゃないか?
274名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 20:01:39 ID:YdvOoPWP
ピコミキはさっそくやってた動画があったけど
どっちもロボっぽさが強いからなー
275名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 21:35:26 ID:GIbZ3u7w
ロボ同士可愛いと思うよ
276名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 21:32:35 ID:RYPh8ERu
スパッツっていうとネルしか思い浮かばんかった
277名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 22:18:08 ID:CcM4Nvnh
たしかにDIVAめーちゃんはスパッツだが、パケ絵めーちゃんはスパッツじゃないからな。
ネルはマジでもとからスパッツだな。


パケ絵を考えた人いわくめーちゃんは18才くらいをイメージしてたってマジか?

278名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 22:28:52 ID:46wy19uQ
ルカより年下のめーちゃんだと…!?
279名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:02:27 ID:WIdH1gxV
>>277
どっかで聞いたな、それ
「女性」じゃなくて「女の子」のイメージなのか、と結構納得した。そう言われると、あのイラストは「女の子」にも見える
ので、MEIKOはお色気お姉さんイラストが殆どな事に「うーん」と思うようになってしまったよ。咲音じゃなくて「女の子」なMEIKOも良いと思うんだ


という事で、誰か思春期なMEIKOちゃんを頼む
280名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:20:42 ID:pixJkUBD
むしろ色事に弱い天然お姉さんなMEIKOをだな
281名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 23:58:40 ID:2L1pu1lx
>>277
MEIKOのアイテムがいつの間にか酒に定着してしまったことが、彼女の運命を変えたのかもしれない…。
もし別のアイテムが定着していたら18歳の設定で通ってたんじゃないかな?
ちなみに俺のMEIKOの脳内設定は21歳ってことで。
282名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:02:06 ID:d8K93oJW
23歳くらいの純情お姉さんなメイコさんがおいしくいただかれるのを下さい
283名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:13:52 ID:6+ui4/WD
マジレスすると女性の外見は18と23じゃほとんど変わらんだろう
284名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:29:17 ID:oZxZni8U
成長期ほどじゃないが女性の18歳から23歳は変わる時期だよ
まぁ外見というよりは設定の問題で
18歳の純情処女より23歳の純情処女のお姉さんが読みたいというそれだけの話なんだ
285名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:36:15 ID:vc8Vccnz
その5年間に化粧とかどんどん上達するだろうし
見た目は相当に変えられると思うが。
286名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:40:54 ID:f8lPF1Us
18→23はやっぱり、少女→女への変化が大きく現れる時期かと
もう骨格は変化しないけど肉付きは変わるし
なにしろ服装とか雰囲気とかがね
287名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:52:43 ID:aDZ19z3Z
くそっ、お前らメイコの話で盛り上がりやがって…

このままじゃいろはの作品が出る前に新人が来ちまうぞ!
288名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 01:20:29 ID:fn2Yg3WV
DIVAの姉さんは絶妙に清純派だよな
だいぶ前にも言ったがおれはあの姉さんに足コキされたい
うっとり微笑みながらでもいいし初めての変態プレイに怯えながらでもいい

まあ今はリンレンAppendでエロいの頼む
あいつら成長してるぞ
289名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 01:58:03 ID:YqMZrmOx
ボーかロイドは機械だから成長しない。
290名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 02:03:01 ID:f8lPF1Us
カイトやメイコの知名度があがってキャラづけされて行ったのはミクがブレークした後だし
ミクがいかにも少女少女した声だったから、それとの対比でカイトとメイコが大人組って感じになったのかな

>>289
> ボーかロイドは機械だから成長しない。

でも胸はAPPENDされたよ!
291名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 02:17:13 ID:oZxZni8U
機械というか実体はないんだから成長でもロリ化でも粘液分泌でもお好きにどうぞの方が色々楽しいぞ

リンのおっぱいがでっぱったのにはちょっと驚いたがあれもまたイイな
ちょうど一口サイズくらいだ
292茄子猫1/7:2010/12/13(月) 05:18:16 ID:M5rPCYil
神威がくぽ×猫村いろは を投下します
【注意】
・エロ無しキス(?)止まり
・他ボカロも出現
・がくぽ視点
・おおよそ7レス消費
・嫌な人は茄子猫で検索避け宜しく
--------------------------------------------




「猫村殿」
廊下の真ん中、数歩先で揺れていた桜色の後ろ髪が止まる。
とまた揺れた桜色が見せるは猫の眼。
「がくぽ君、おつかれさま」
神威がくぽの前を歩いていた猫村いろはは振り向いて笑顔を返した。
もう今日はあがりなの?といろはが聞くのでええまあ、とがくぽが答えると
「そっか、私もよ」
と返した猫眼が途端にじろりと茄子を睨んだ。
内心びびる。顔に出なかっただろうか、というか何故睨まれた、自分は何か気に障る事でも
したのかと高速で回転する脳みそとは裏腹に、軽く動きが固まったがくぽにいろはは続けた。
「名前で呼んでくれていい、って前にいったよね」
なんで他人行儀なのかなあと、眼を閉じ息をついたいろはに対しがくぽは
はっ、と我に返った。
「す、すまない、別に他人行儀な訳ではなく…」
言い訳をするならば、それはいろはのせいだ。極端に言えば、だが。
293茄子猫2/7:2010/12/13(月) 05:20:11 ID:M5rPCYil
猫村いろはは最近デビューした新ボーカロイドである。
がくぽにとってはボカロ界の後輩に当たる。
あの有名な白猫がベースになっているという事なので(本当はキティラーの一人なのでこの情報は間違い)、
さぞかしファンシーな声の持ち主なのだろうと仲間内(まあ葱とかその辺)で話題になった。
ところが。
蓋を開けてみれば、まあなんという姉御声。
見た目と声のギャップ(というより葱たちが勝手に想像してた声と違っただけ)に
先輩ボカロたちは驚き慄いたのであった。いや、慄いてはいないか。
また、ボカロ界では先輩後輩という枠組みを作らず皆仲良く歌を唄おうという
暗黙のルールができているため、基本的にボカロ間では兄弟関係はあっても上下関係はない。
そんな環境のボカロ界で姉御声を持ついろはは、結果先輩方から
「いろはさん」
と呼ばれる様になったのである。後輩姉御、ここに爆誕。
メイコだけはさん付けしていないようだが。
さすが年増。


「君が礼儀正しいのは知ってるよ。でも名前で呼び合おうって一度約束してくれたでしょ」
「…すまない」
口を右手で覆いうむう、と唸るがくぽを前に、いろはの表情は最初見せた笑顔にパッと戻った。
「いいよ、まだ私も新米のぺーぺーだし。一緒にいる時間が少なすぎるもんね」
生意気言ってごめんね、といろはが謝りだしたのでがくぽは急いで首を横に振った。
「あなたが謝る事はない、こちらこそつい」
「じゃあ名前で呼んで下さい」
「…いろは殿」
「殿は付くのね」
そう言いながらいろはは眉をハの字にして苦笑した。
294茄子猫3/7:2010/12/13(月) 05:22:23 ID:M5rPCYil
「がくぽ君、キスはお上手?」
ホットコーヒー吹いた。120円の損失。
「ぶっ、え、きっ、キスとは」
「接吻の事よ。ちょっと聞きたい事があって…キスする時の男性の感情について」
横でからりと言ういろはに対し、がくぽはとりあえず口元にだだ漏れたコーヒーを右手で拭う
事しかできなかった。はい、という声と同時に茄子の眼の前へ花柄ピンクのハンカチが差し出される。
「やっぱり変な質問なのかしら、ごめんね」
あ、これキティちゃんプリント。
「…いや、別に」
別に変な事ではない。彼女はまだ生まれて間もないのだ。


ボーカロイドは人間ではない。だが歌を唄う。
歌は人間の心を形にしたものだ。逆に、心があるから人間は歌を作る。
最初は『声』の楽器でしかないボカロは様々な歌を唄い、経験を積む事で人間の心を理解してゆく。
喜怒哀楽なんて、そんな単純なものではない。心という名の海は実に広大なのだ。
…と、カイトがこの間飲み会でのたまっていた。Pの受け売りなのはバレバレである。


要するに、キスという行為に対する人間の感情データが、いろはにはまだ少ないのだろう。
勿論がくぽも生まれて間もない頃は、キスという行為をどのような気持ちで人間がするのか
全く知らなかった訳である。
今では人間と殆ど変わらない反応をしてしまうまでになったが。
「キ…スをする歌でも仕事に入ったのか」
「ええ、うんそう」
手を差し出すいろはに、洗って返すとがくぽはハンカチを胸ポケットに仕舞った。
295茄子猫4/7:2010/12/13(月) 05:24:17 ID:M5rPCYil
「僕もまだ経験が浅いからその質問には明確に答えられないなあ…レン君やカイト、がくぽに聞いた方がいいと思うよ」
「いいいや、俺、じゃなくて僕も全然わかんないっスマジすんません勘弁して下さい」
「色々な感情があると思うけど今好きなのはシチュエーション萌えだな〜。勿論ギャップによる萌えもいいね!
 あ、最近は猟奇的な誘われ攻めってのを研究して(略」


「キスって難しいのね、カイト君の教えてくれた事ほとんど理解できなくて」
「いや、むしろそれは特殊だから忘れた方がいい、というか忘れなさい」
年季が入るにつれ、自分もアイス野郎のようになってしまうのかと思うと、茄子の背筋がぶるりと震えた。
いや無い、それは無い。あってたまるかこの野郎。
自分は健全なままでいよう、とがくぽが決意を固めている間に、二人はスタジオ近くの小さな公園に着いた。
通勤路の途中にあるこの公園は、日が沈むとヒト気が全く無くなるのが常であった。今夜も変わらず、無人。
見上げた時計が指すのは20時。一本しかない電灯は汚れているせいか、薄暗い光しか放たない。
「その前にね、女性の皆にも聞いたの。どんな気持ちでキスをするのかって」
でもダメだったわ、といろはは言い、シーソーの真ん中にひょいと上った。
頭上を見ていたがくぽは再度いろはに顔を向ける。
…シテヤンヨシーソーと眼が合う。これが嫌だから上を向いていたというのに…こっち見るな。
「キスの仕事体験談で皆盛り上がっちゃって、そのままお流れに」
「まあ、そうなるだろうな。容易に想像はつくが」
「でもミクちゃんが一つだけ教えてくれたの」
見上げた猫眼に映るは、街の光が反射する、曇天の夜空。


「習うより慣れよ、だって」


「がくぽ君、キスはお上手?」
桜色の頭がちょっこり斜めに傾いた。
296茄子猫5/7:2010/12/13(月) 05:26:16 ID:M5rPCYil
いろはに『誘う』と言う概念は無いだろう。たぶん自分は経験豊富な先輩として信頼され、相談されているのだ。
だからこそ、ならば何故?と逆に問わざるを得ない。何故、自分に、と。がくぽは問う。
「男性皆に頼んだのか?」
「ううん、違うわ」
そんな誰とでもホイホイするものじゃない、ってグミちゃんが教えてくれたといろはが答える。
グッジョブ、妹よ。
「ならば何故?誰かが私に頼めと言ったのか」
「うーん…確かにメイコはがくぽ君が上手って褒めてたけど」
おい、それ初耳。今度メイコと仕事する時まともに顔見れなくなりそうだ。
がくぽは自分の顔が火照るのを自覚すると、まだまだ未熟だな、と内心呟きつつ眉間にしわを寄せ奥歯を噛みしめるのであった。


「がくぽ君に最初にしてもらうのがいいかな、と思ったの」


こういう時はどのような反応が最良なんですかねえ、キヨテル先生!!
297茄子猫6/7:2010/12/13(月) 05:28:24 ID:M5rPCYil
「いい…のか?」
ベタな返しだ。我ながらベタ過ぎる。そんな事はいろはには分からないだろうが。
更に顔が熱くなる自分にがくぽはうんざりした。うわあ駄目だこの侍。やんぬるかな。
いろははシテヤンヨシーソーの頭から降りると、うなだれて俯いたがくぽの前にすすす、と移動する。
真っ赤に熟れた茄子を見上げる猫眼は女の妖気も無く、純粋な子猫のそれに似ていた。


「やっぱり、変な事…なの?」
嫌ならはっきり断ってね、と困った表情でいろははがくぽを見つめた。
やはり迷惑をかけているのでは、といろはは思っているのだろう。先程の缶コーヒー吹出しと言い、
今うなだれている状態と言い、がくぽは『良い』反応を返していない。
「ごめんね、急に言われても困る事みたいだものね」
黙りこくっている駄目侍の眼の前で、とうとういろはも俯いてしまった。
途端、ぐわあ、とがくぽの身体の中で妙な熱が込み上げた。頭の中で得体の知れない鐘の音が響きだす。
ぐわんぐわんけたたましく鳴る鐘音をよそに、はっきりと聞こえてくる自分の声。


こ の ま ま で は 漢 が 廃 る


「ごめんなさい」
謝る事なんてない。


あなたは、悪くない。
そして、やはり悪い。





「…いろは」
298茄子猫7/7:2010/12/13(月) 05:30:52 ID:M5rPCYil
「「……で?」」
眼を輝かせながら身を乗り出した二人の妹を前にがくぽはズズ、と緑茶をすすった。
「きちんとお断りしたが、何か?」
「「なんだ〜〜〜」」
グミとリリィは同時に大きくため息をつくとがっくりと肩を落とした。
先程まできらきらと輝いていた少女たちの表情はまるで苦虫を噛み潰した様になっている。東大に落ちた浪人生かお前らは。
「てっきりそこで秘密の逢引が行われたと思ったのに〜」
「逢引の意味分かっているのか、グミ」
いいから両平手で机を叩くのはやめなさい、この間買い換えた新品だぞこれ。
「兄さんがそこまでマダオだとは思わなかった…」
「覚えたての言葉をむやみに使うな、リリィ。断じて私はおっさんではない」
顔を両手で覆うほどショックなのか、むしろその反応がショックだぞ兄さんは。
そもそも何故こんな話をしなければならないんだ、とがくぽが問うと二人は
「「だって、いろはさんがお兄ちゃん(兄さん)に聞けって言うんだもん」」
と至極明瞭な声色で返答するのであった。
だからどういう話の流れでそうなったのか…については、もう面倒なのでがくぽは訪ねない事にした。


つい先日、あの時の事を、いろははがくぽに謝罪した。
まだ未熟で無知だったとはいえ、とんでもない事をお願いしてしまったと。
顔を真っ赤にしてあたふたぺこぺこと謝るいろはにがくぽはやんわり笑顔を返した。
「いいんだ、おかげで初めて照れたいろはを独り占めできたのだから」
さらに真っ赤っかに染まった桜色にがくぽはこっそり、あの時と同じようにキスをした。



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おしまいにシテヤンヨ
299名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 07:24:09 ID:11kpgE6g
くそっ茄子猫かわいいじゃないか!GJシテヤンヨ!
カプ関係なくボカロ同士仲良さそうでいいな
300名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 10:32:05 ID:GBe1zqsp
甘酸っぱいいいいしてたのか!GJ
みんながく猫も可愛いし周りも可愛くて癒された
301名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 17:54:59 ID:bpxwC3Y2
超GJ!!和風コスカプご馳走様でした!!
甘くてほのぼので皆仲良しですげえ自分好みだ。ありがとう!
302名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 19:33:42 ID:oZxZni8U
茄子猫かわいいぞー!GJGJ!
ボカロ達の関係が楽しそうでいいな
インタネ家の3人家族もいい!
303名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 22:05:23 ID:7m4yk9pX
ハクレン頼むよ・w・レンメグでも・・
304名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 22:21:56 ID:eAukJ1k+
やっぱりGUMI→がくぽの呼び方は「お兄ちゃん」なんだな。
だががくぽ本人は、「兄上」と呼んで欲しいに違いない。
305名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 22:52:28 ID:GBe1zqsp
「兄上」はがくこが呼んでくれるよ…亜種だけど
306名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 00:10:19 ID:2CT71Nmt
GUMIはにーちゃんか兄貴でも可愛いよな
307名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 00:55:06 ID:BkaHtr8p
兄さん派…リリィ、ルカ
お兄ちゃん派…グミ、ユキ、いろは、ミク、リン、ミキ、ガチャッポイド
兄貴派…レン
308名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 03:30:56 ID:EFE7FxCL
リンが表向きは小生意気な中学生イメージでやっているが、実はそれは演技で、内実は結構引っ込み事案で欝気味で、
ついミクに甘えてしまうという話を作ってますが、そういうのってどうでしょうね?
309名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 03:49:04 ID:VKl+T87y
>>308
早くお願いします先生!
全裸に靴下で待ってます
310名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:12:38 ID:i+WRuv4n
もうすぐクリスマスなので、シテヤンヨのSSでもどうぞ。
なお、エロ要素は皆無です。私には不可能でした。

需要? はて何のことですかな。


「シテヤンヨのクリスマス」


 私はシテヤンヨである。
 初音ミクのアタマからにょっきり生えたツインテールを脚として、もぞもぞ動くどうにもキ
モイ物体として創作された生命体也。
 たぶん、おそらく、名前の由来は「みっくみくにしてやんよ」の歌詞からだろう。
 とにもかくにも私は、どうにもキモイ生命体として名を馳せている。
 ひどいものだ。
 これならば、私の足下をいましがた這っている、やや大きめのクロゴキブリの方が、いくぶ
んかマシではないか。人間というのはなんと冷酷な生き物だろう。

「ヤンヨ」

 私はそのクロゴキブリをえい、と踏みつぶした。
 恨みはないが、なにせ我が家の諸君は大変にこやつを忌み嫌っているので、放置して発見さ
れると、家中がパニックになってしまう。
 とするなら、まあ、足が汚れて不潔だが、ここで私が抹殺しておくが賢明であるのだ。足は
あとで拭けばよい。

 さて、今日も朝が来た。
 といっても我が家のあるじは学生ではなく、さりとて定職にもついていないので、出社する
ことはなければ登校も無い。じつに広大なこの屋敷のどこかに閉じこもり、顔も見せぬ。
 さらには何を生業としているのかさえ誰も知らぬ。
 水木しげるの妖怪である可能性を否定できないが、とりあえずのところは人間らしい。

 この、城かと思うほど広い屋敷には他に人間がおらず、残るはボーカロイドという名の人造
人間どもと、私が在るのみだ。
 あるじは我らが自由に使える金銭を、所定の口座へ振り込み続ける。
 なにゆえそんな行動にでるのか、はなはだ謎ではあるが、おかげで我らは勝手気ままにやれ
ておる所存也。
 不況にあえぐ世の中を考えれば、有り難しと拝むべきであろう。

 そんな家で、朝が来て真っ先に動き出すのは二四時間絶賛稼働中の私を除くと、ボーカロイ
ドでありながら万能アンドロイドをつとめる、初音ミクである。
 私のオリジナル也。
 彼女は素敵な笑顔と愛くるしい姿に、可愛らしい歌声、さらに少々オッチョコチョイなキャラが
受ける大人気者だ。
 対して私の扱いは、どうにもキモイ生命体ときている。
311名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:13:14 ID:i+WRuv4n
 頭部はほぼ同じなのに、この差はなにか。まったくもって私を創造した不届き者の事を思う
と恨んでも恨みきれるものではない。
 悩み知らずの初音ミクめ。私の、このフクザツな思いを知っているのかしらん――。
 私はノホホンとパジャマ姿で廊下をやってくる彼女を見つめた。
 目が合う。
 と。

「おっはよう、シテヤンヨ〜」
「シテヤンヨ」

 モフモフされた。
 なお、我が家で唯一私をまともに扱うのは彼女である。というより、私をどこかからか持っ
てきたのがこの者である。
 あるいは私の存在に罪悪感でも感じてそうしたのかもしれないが、世話などはまったくして
くれないし、このアホヅラを見ていると、とてもとてもそうとは思えないのがはがゆいところ
也。
 あるいは、それを計算でやっている魔性の女なのかもしれないが、そうだとしたら私の手の
終える相手ではない。
 私は、謀というものを苦手かつ敬遠と侮蔑しておる。
 もっとも表情は動かせないし「シテヤンヨ」としか言えないので、そもそも意思表示を取れ
ないのが無念であるが。
 ……そうこうしていると、次の寝起き者が来た。

「……お、おはよ」

 この者はルカという。フルネームを巡音ルカといい、なんとなく福音を感じるありがたい名
前なのだが、しかし私をどうにも苦手としている。
 肌を多く露出させた、へんてこりんな着物を召しており、その抜群のプロポーションをこれ
でもかと見せつけながらクールビューティなキャラを構築しているが、しかしどうにも私を苦
手としている。
 別に危害を加えるつもりなどないのに失礼な話だ。
 なお、彼女の頭部をオリジナルとした、たこルカなる怪物がいるのだが、こちらはなぜかど
うして人気である。
 非常に腹立たしい(私に腹部はないが)ので、いずれ酢ダコにして喰ってやろうと画策して
いる次第である。
 しかし残念ながら、我が家にたこルカは居なかった。

「シテヤンヨ」
「……」
「ヤンヨ?」
「……」
「シテヤンヨ」
「……ぅぅ」

 しばし見つめ合う。
 素通りすることをためらっているようだ。
 部屋なしの私はこの家にて、彼女の部屋から居間までの廊下を定位置としている。このせい
で彼女は廊下を通れぬ毎日を過ごしているのだった。
 その巡音EYEには、私はクラーケンやら、なにがしかの怪物に見えるらしい。
 まことに無礼千万な話である。
 抗議のためにもルカが私を恐れぬようになるまで、ここを退かぬ所存也。
 ……ところで、いまクラーケンといったがこれは果たしていかなる怪物だったか。
312名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:13:37 ID:i+WRuv4n
「そう怖がるなよルカ。こいつは置物みたいなもんだ」
「そうですが……」

 おお頭足類だ。
 そうそう、クラーケンはイカやタコの怪物だった。なるほど、たこルカを意識したから対比
するような生き物が脳裏に浮かんだ訳であるな。と独り合点をいっていたら、私を置物扱いす
る不敬者が最後に起きてきた。
 性別不明のあるじを除けば、我が家で唯一の男性であろうカイト氏だ。いや、ドロイドだから
男性型というべきか……。
 まぁともかく。
 このカイト氏は、我が家の家事炊事身の回りの世話一切を請け負っている。
 
 なにせ我が家のあるじは顔さえ見せないので、誰かが動かねばならぬのであるが、アンドロ
イドまで主夫をやるとは、我が国も平和ボケきわまれり。
 マァ、人間は高等動物らしいので本能に逆らい、男が巣に籠もり子育てし、女が狩りに出て
行くのも時代であろうし、少年漫画の登場人物たちが、いつのまにやら少女ばかりになってし
まうのも時代であろう。
 しかし、そういう文化をつむぎ続けていった先には、何が待つのやら。
 私は不安である。

「ほれ邪魔だクリーチャー。ルカが通れないだろ、あっちいけ」

 そこの青髪、聞いているのか。
 いざという時に頼りにできるのはお前なのだぞ。解っているのか。アイスクリームばかり食
している場合ではなかろう。
 ……と、いう思いも空しく、私は廊下よりつまみ出されてしまった。

 やむを得ず居間へ移動し、台所の隅に位置することにする。
 ここは冷蔵庫と食器棚に挟まれたデッドスペースとなっており、家具設置者、すなわちカイ
ト氏の計画性の無さを実感させられるのであるが、私が収まるにはちょうどいい案配也。
 冷蔵庫の排熱がたちこめる故、夏は一分とおられぬが、この季節はじつにぬくい。

 ここでじっと、カイト氏が慌ただしく動き回りながら朝支度をする様を見ていると、やがて
着替えの終わったミクとルカが現れ、リビングテーブルの席につく。
 そこで二人はだいたい当日のヴォーカル業務について談義を交すのだが……本日は違った。
 なにしろ昨日の天皇誕生日からめでたさが続いておる。

 と、思っているのは私だけらしく、彼女たちはこのクリスマス・イブに何をするかに意識を
集中させ黄色い声をあげつづけていた。
 世界標準化が進み、日本人も白人どもの聖誕祭も祝うようになって久しいが、たまには自分
とこの神様ってなんだったっけと思い出して欲しくもあり、さみしい所存也。

 そんな風に考え続けていると、朝食がテーブルへ運ばれてくる。手伝う者はおらず、それど
ころかパジャマ姿のままの鏡音姉弟が遅れて現れた。
 年齢をミクよりも低く設定されて造られているこの二人は、年相応にわがままである。忙し
いカイト氏に朝っぱらからジュースをねだるのだ。
 応じてしまうカイト氏も甘いものである。あるいは重度の甘党であることを、体を張って表
現しているのかもしれぬ。
313名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:14:07 ID:i+WRuv4n
「ねえカイト、今日どうするー?」
「うーん……遠出しようかと思ったけど混んでそうだしなぁ。近場でパーティでもしようかと
思っているんだが、リンはなにがいい?」
「あたしはそれでいいよ! レンは?」
「オレはなんでもいい」

 料理の配置が終わる前に、モグモグやりはじめたレンがぞんざいに答える。
 ここのところ、いわゆる中二病を発症しておるのか、とみとぶっきらぼうである。人間男子
と云うものの心のありかたを太陽系で表すと、幼年期はみな自分を太陽だと思っている。
 やがて青年になると地球ぐらいになり、おっさん前期になるにつれて月となり、おっさん後
期ともなれば実は自分などスペースデブリに過ぎぬのだ、と気づく。

 なかには故マイケル・ジャクソンのように、まことに地球レベルの器だったりする輩も存在
するが、そういうものは例外ゆえ外して考えるとよい。
 なかなかに愉快な変遷也。
 が、なにもそんなところまでアンドロイドに再現させなくともよいだろうに、と思うのだが
人間は……というか、ドラえもんとガンダムを愛して止まぬ日本人は、どうしても彼らの夢を
現実のものとしたいらしい。
 そのうち前者は例のポケット以外現実となったわけであるから、ガンダムが我が日本軍に
配備されるのも時間の問題であろう。
 ただし配備先は軍楽隊であると思われる。

「ほれクリーチャー、餌だ」
「ヤンヨ?」
「さっさと食ってくれ。気持ち悪いから」
「シテヤンヨ」

 等々を考えていると、すっかり朝食の支度は調ったようだった。本日の献立は椎茸の炊き込
み飯に、鶏肉のポトフとキクラゲの中華スープ。
 以上をどんぶりにごっちゃりと、ねこまんまにしたものがデッドスペースに収まる私の前へ
スプーンと共にコトリと置かれた。
 文字通り猫並の扱いである。
 イヤ、可愛がってもらえない分、猫以下か。
 それにしても和漢洋折衷も、ここまでくると悲惨なものだ。もう少し味を統一した方が食を
楽しめそうな気もするが、これもカイト氏の計画性の無さ故か。

 ああ、たまには箸を持って、白い飯をキュウリの漬け物と共に楽しみたいものよ。
 ……ところでよく私がどうやって箸や椀を持つか疑問に持つ者がいるが、なに答えは簡単で
ある。
 我がツインテール兼脚はさらに触手をも兼ねている故に、枝をにょきにょきと生やして器用
に操ればよい。
 この姿もまた「キモ過ぎる」と惨憺たる評価をくだされる故、人前では食事をしにくいのが
我が悩みの種である。まったくどうして我が創造主には恨みを積んでも積みきれぬ。

 ……ま、悲観していても始まらぬ。とりあえずは、この和漢洋がごっちゃになってひどいこ
とになった食物の残骸を片付けねばならぬだろう。
 スプーンを持ち、食った。
314名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:14:44 ID:i+WRuv4n
「シテヤンヨ……」

 マズイ。
 個々で食えばキチンとした味だろうに、ねこまんまにされたからワケのわからない味になっ
ておる。
 しかし食わねば飢える。なにせ普段は朝しか飯を貰えないのだ。昼時は休日以外みな外出し
ておるし、晩餐はみなバラバラに摂っている。
 カイト氏は私を家族とは無論、ペットとも認識してはおらぬので朝の余分をくれてやる以外
のことはしてくれぬ。
 ミクも可愛がってはくれるのだが、時々菓子をくれるぐらいであとは放置されている。
 どうもペットは飼えぬ性格のようで、彼女に飼われたのが金魚や犬なら早死にしていたとこ
ろであろう。
 まあ見捨てられぬだけ有り難いと考えるべきか。

「さて……じゃ、俺はそろそろメイコを起こしてくるよ。みんなで何するか決めておいて」
「あーい」

 カイト氏が食事もそこそこに席を立つ。
 いただきますも、ごちそうさまもない。すこしでも格式のある家でやったら、小一時間は説
教されるであろうな、と思いつつその背を見送った。
 基本的に教育者の介在せぬ我が家は、あまりマナーがよろしくないのである。

 いま、氏が迎えにいったメイコというもっとも年長に設計されたものの、じつにだらしない
性格のボーカロイドなどはその筆頭也。
 この者、我が家が金にこまっていないのを良いことに、朝から晩まで酒を呑んでおる。日本
酒からはじまり焼酎、ワイン、ウヰスキーにブランデー、ラム、ウォッカにジンに梅酒に老酒
カクテルとなんでもござれ。ザルのように呑みまくる。
 ボーカロイドとしての機能するのは泥酔し、よく解らない歌詞をくちずさむときぐらいだ。

 昨日もべろんべろんになって帰ってきたものである。
 介抱はやはりカイト氏の仕事であった。
 アンドロイドなのにキチンと酔って吐くのでたまったものではない。
 日本人はなにゆえ、機械をそこまで人間に近づけたがるのか。人間だったらもうたくさんい
るではないか。
 とんと理解がおよばぬ。

 私はなんとかこのマズイ食物の残骸を口に押し込んで食事を完了すると、シンクに行ってど
んぶりを洗い片付けてから、例の廊下へ戻ることにした。
 私の主な日課は、この廊下でテツガクを考え、ときどき遊びにくるミクの相手をし、ゴキブ
リが現れた場合はすみやかに抹殺することである。
 ちなみに最近のお気に入りは、マキャベリの君主論についてアレコレと考察すること也。こ
の理論、いまなおアレコレ賛否両論だが、絶対有用に絶対無用と、妙に二極化しておるのが目
立つ。

 そうではなくて、これさえ信じておけば万事オッケーなどという、絶対正義の理屈は宗教と
と水戸黄門の中にしか存在しないのだから、ひとつの考え、ひとつの手段として理解し、頭の
中にしまっておけばよい。そして役立つ場面が来たら、引き出せばよいのである。逆に邪魔と
なれば、理解できている分、排除方法も見つけやすくなるというもの也。
315名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:15:05 ID:i+WRuv4n
 さて。
 もはやする事がなくなった。
 あとは読者のため、時間を早送りいたすとしよう。

・・・

 夜である。
 といっても我が家の周りは光が多いゆえ、周囲が寝静まったという感覚はない。それなのに
音が無いというのは、家屋の防音が優れておる証拠也。
 それと、ボーカロイド連中が外出していったのも理由のひとつか。
 いつもなら、これぐらいの時間はまだルカが自室にてボイストレーニングに励み、居間では
鏡音姉弟がコンピュータゲームに熱中し、カイト氏がメイコの介抱をしつつ、ミクが廊下で私
と戯れておる。

 それらが無いと静かなものだ。
 結局、イブの夜は外でパーティをやることになったらしい。ミクは私をも連れて行こうとす
るが、私が大通りに出ると通報される恐れがある故、なんとかして断った。
 こういうときに「シテヤンヨ」としか言えずに表情も動かせぬというのは、じつに辛いもの
である。
 とにもかくにも留守番だ。
 といっても、あるじは居る。部屋から出る気はないと思われるが。
 それにセキュリティがかけられておるゆえ、実際の用心はあまり必要なさそうである……と
思い、家の照明は全て消灯してある。
 節約である。
 私は暗闇でも動けるので、なにも問題はない。ついでにいうと睡眠も必要ない。なぜかは誰
も知らぬ。

「ヤンヨ……」

 しかし。
 私の判断、ひとつ間違っていたようだった。
 廊下でじっとしていると、遠方より物音が鳴った気がした。最初は気のせいであろうと思っ
ていたが、どうも違うらしい。
 よもやあるじが部屋から出たのか、と驚愕したが、それを考えるより泥棒が入ってきたと考
えた方が自然であろう。
 まさかサンタクロースとは云わせぬ。
 むろん、犬猫が進入できるほどセキュリティは手薄でない。
 セコムを突破するとは大したものと考えるべきか、セコムは本気の賊相手には役立たぬと考
えるべきなのか。
 ともかくも侵入者あらわる。

 ……とりあえずは撃退せねばなるまい。
 もしかすると、食い詰めた者が泥棒に入ったのかもしれぬが、そこまで考慮するわけにもい
かぬ。
 私は気配を消し、宙に一センチだけ浮かびあがると、音無の構えにて音源へ向かって行った
……と、ミクの部屋の前で何者か、黒い塊がもぞもぞ動いているのが見える。
 それはすぐに人間であるということが判明した。
 人間以外であっても困るのだが。
316名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:15:51 ID:i+WRuv4n
 我が家は、それぞれの個室にもロックがかけられるようになっているが、どうやらそれを解
除しようとしているらしい。
 なにを盗もうとしているのやら知らぬが、とりあえず食い詰めたワケではなさそうだ。彼女
の部屋に食物や金品はない故に。

 よし、覚悟せよ悪党。
 私は意を決して飛びかかる!

「シテヤンヨッ!!」
「うおっ!? な、なんだこいつはっ」
「シテヤンヨー!」

 悲鳴があがった。
 まあ無理もあるまい。どうにもキモイ生命体が突然襲いかかってきたら、精強なイスラエル
軍人でさえも最初は恐怖するだろう。
 そして私の力は、これまたなぜか人間を大きく超えている。往年のマイク・タイソンが相手
でも押し倒せる自身があり、どこかの亀の字などは相手にもならぬ。
 ライバルはアフリカゾウと思いたいが、残念ながら日本から出たことのない私の実績は北海
道のヒグマと喧嘩勝ちした程度である。
 なお、誤解しないでもらいたいのは、私からヒグマを襲ったのではないということだ。あの
ときは奴が私の鮭を奪おうとしたのである。防戦也。自衛也。
 鮭はおいしくいただいた。

「シテヤンヨ」
「……」

 さて、黙らせた。ミゾオチに一撃、重いのをぶちこんでやったので、もはや立つことは出来
まい。
 ふむ。こやつをどうするべきか。
 本来なら警察に通報するべきなのだが「シテヤンヨ」としか喋れぬ私では、電話を使うこと
ができない。
 まあ代わりにセコムボタンを押せばよいのだが……しかし、せっかくのイブで、みな楽しん
で帰ってくるだろう。
 その気分を壊してしまうのはいささか躊躇われるもの也。
 よって……解決策はひとつ。

 私はこの賊を触手で絡め取ると、ずるずる引きずり出す。
 あるじの部屋の前に置いておくのである。
 これは我が家のしきたりのようなもので、我々のみで解決が困難な事例に遭遇した場合、と
りあえずその証拠となるものを、あるじの部屋の前に置いておく。
 すると、翌日には解決するか解決策が示されているのである。
 ますます謎が深まるばかり也、我が家のあるじ。

 しかしこればかりは詮索無用、と私の第六感が告げておる。
 ゆえに、賊をあるじの部屋の前に置くと、定位置へ戻ることにした。今度はプラトンの理想
主義についてでも考察しつつ、もう一度時間を早送りいたすとしよう。

・・・

 アレコレ考えた結果、今宵は「プラトニック・ラブ」という言葉をプラトンが聞いたら、落胆
しつつ激怒するような気になった。
317名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:16:04 ID:i+WRuv4n
 そのあたりでボーカロイド連中が、がやがやと帰ってきたので、思考が終わる。
 またぞろメイコが泥酔しているからである。
 騒ぐは、酒臭いは、私にまで絡んでくるはと、はなはだ迷惑也。酒は他人に迷惑をかけぬ程
度に呑むべし。コンビニ店員に絡み業務の邪魔をするなどは、もってのほか也。

「ただいあっシテヤンヨー!! お酒買ってきたぜえ!! お前も飲めのめぇッ」
「おいメイコ、いい加減にしてくれ」
「あによぅ! いいじゃん今日ぐらいぃ」
「君は毎日だろ……」

 勧められても私は飲めぬ。というより、アルコールに完全な耐性がある故、酔うという現象
が起きぬ。私にとって酒というのはドリンクもどきに過ぎぬのだ。
 が……死ぬまでに、一度は酔ってみたいとも最近おもう。

「シテヤンヨー。おみやげっ。クリスマスケーキだよ。ごめんね、連れてってあげられなくて」
「シテヤンヨ」

 そしてミクからケーキを渡された。
 連れていかれるとまずいので断った故、ミクが謝ることはない。
 いまひとつ省みるとすればその審美眼が周囲に迷惑をかけるほどかけ離れている事実に、そ
ろそろ気づいてほしいということぐらいだ。

 ……さて。
 ここらで私の語りはそろそろ終らせるとしよう。
 あと一週間弱で、正月也。
 この、たった数日で洋風一色だったムードが、鼓が打たれて三味線鳴り、紅白の垂れ幕が見
える雰囲気にがらり変わるのだ。

 クリスマス。
 我が国最大の珍事である。


終り
318名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:33:19 ID:pyGCdEu8
面白かったww
このシテヤンヨには幸せになってほしい
続編があるなら全力で期待しよう、全裸で
319名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 21:14:48 ID:2CT71Nmt
シテヤンヨが不憫すぎるが面白かったGJ
鏡音誕はスルーなんだな
まあなんかいい加減そうな一家だしな
320名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 00:48:24 ID:Wy18zcyX
どうしよう、普通に面白かったwww

よく考えたら3日おきくらいに
クリスマス→末っ子2人同日誕生日→大晦日・正月
ってただでさえ忙しい年末が、めちゃめちゃ慌ただしい家庭だよな
321名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 00:53:26 ID:JhvSdPUq
シテヤンヨが少し気の毒だがいい仕事をするw
GJ
322名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:40:07 ID:m+G4rCtW
すっげーおもしろかった
GJ
323名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 13:19:50 ID:uwWRl92D
関係ないけどユキはなんというか儚げだな…
324名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 00:00:37 ID:LfWdMaEs
ピクシヴの本に載ってたアペンドリンレンのイラストにちょっとやられた
325名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 03:58:20 ID:TSBcAx2I
ルカメイで、ルカはメイコとクリスマスを一緒に過ごしたいのにメイコはそういうロマンスを理解しなくて、仕事か家族サービスを優勢して放置られるルカを受信した。
話まとまらないし誰得だけど。
傷心の所を他の誰かとくっつけてみるか
326名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 08:39:53 ID:utNKxS8p
>>325
百合スレカモン
327名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 12:01:18 ID:1NdO0NSU
男女で書いてもよいけど注意書きを忘れるなよ
328名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 19:05:58 ID:gxfRWYjO
誰かが男なら百合前提でここでもいいが誰かが女なら百合スレ行ってくれ
329名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 22:21:34 ID:gNhELVfv
>>325
その誰かには是非NTRを敢行してもらいたい
330名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 23:08:13 ID:5UTemUWg
>>325
そういうのあったじゃん。
331名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 00:24:32 ID:y9fwDfab
>>330
あったっけ?
保管庫のどの辺?
332名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 01:00:12 ID:xYpK7j4z
シテヤンヨを吾輩は猫である式に描くとこうなるのか。面白かった
333名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 05:04:35 ID:khvK2hH1
『雪明かり』の続編をひたすら待つ
あれで終わりは生殺しだぜ――
334名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 14:12:37 ID:8T3GRPXj
たこルカは触手攻め要員になれるなと思ってたが
シテヤンヨも可能なのか
335名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 23:01:04 ID:cFCY0AU1
いろはってクソゲーのキャラだったんだな
336名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 00:59:21 ID:VVui0BUw
覇王鬼帝はいろはに罪ないだろw
キャラ貸してくれって言われたから貸したらKOTYにエントリーされるくらいの恐ろしいゲームになって戻ってきただけで。
337名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 16:53:48 ID:N9IqXA0I
クソゲーじゃないよ!
クリアするのに特殊な訓練を受ける必要があるだけだよ!M属性が必須なだけだよ!いろはさんモードはまだマシな方だよ!

覇王の事を話題にすると、いろはさんがブロックならぬ積み木崩しn(ry
338名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 09:04:07 ID:Df2JnzPX
  四
 (仮)
  八
339名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 00:11:36 ID:wPlWixia
ちょっwwww四八マンだっけ?wwww
340名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 13:08:55 ID:3r83EJo9
生意気な新人ボーカロイドをシテヤンヨっ
ルカ、メイコ、ミクさんが見守る中、制裁は行われた。
すでに新人ボーカロイド、うたたねピコさんの尻穴にはシテヤンヨさんの足がねじ込まれている。
「種付けピコなのー?」
首を振り必死に否定する新人くんを無視するようにたこルカはそういうと、桃色に紅潮した触手を伸ばした。
ゆうに一尺はあろうかという巨大な業物に、ピコさんはブルっと震えた。
しかし、その恐怖とは裏腹に、いや、ピコさんにとってはその恐怖こそがご褒美。
にじみでる粘液をまとった触手は、花らっきょうのような小ぶりの一物にねじりつく。
ちゅるんと剥けた一物は、うたたねからめざめてそそり立つ。
幼虫リンが歯軋りしながら、目覚めた花らっきょうの上に腰を落とす。
参姉妹と新人のド迫力4Pファックは、まだ幼虫の幕が開いたに過ぎない。
悦楽は、ここから始まる。尻穴が熱くなるな。

みたいなエロSSをたのむ
341名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 19:44:35 ID:PFg3bnOt
>>340
お前が今完成させたじゃねーか…
342名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 22:10:34 ID:Go7DqM40
>>340
だからお前しか書けんのだから最後までちゃんと書けと何度言えば(ry
343名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 22:26:33 ID:AkH8IoOq
>>340
先生!続きはまだですか!

さて、滅入り苦しみますが迫る今日この頃に小ネタ投下。
非エロ注意で地の文なしの会話ネタ。甘くしたかったけど無理だった

前提
・ルカとKAITOの二人暮らし
・ルカは若干アホの子
・KAITOはルカを餌付けするのが趣味

ルカとKAITOのだらだら会話ネタ・プレクリスマス編

「ねえルカさん。クリスマス何かしたい事ある?」
「何事もなく普段通りに日常を過ごして、コンビニのケーキとチキンを買って一人コタツで食し、薄暗い部屋の中で明○家サ○タを見ながらフ○テレビに電話しまくりたいです」
「…あの、僕に不満をお持ちなのでしたらはっきりと言って頂けませんでしょーか」
「何がですか?」
「何って完全にクリスマス終了だよね、それ」
「だってマスターが、日本の正しいクリスマスの過ごし方はそういうものだって」
「この時期マスターは少しだけ心が寂しくなって言動がおかしくなるから総スルーしようね?」
「そうなんですか」
「そうなんです。ていうかクリスマス直前にして別れ話切り出されたかと思ったよ!心が死にかけたよ!」
「よしよし、可哀想に」
「あのね…いや、いいやもう。えーと話を戻すけど、何か希望はある?」
「コンビニケーキ食べて明石○サン○見たいです」
「不満があるのは食生活ですか僕のケーキはダメですか、それともイベント時の計画力ですか」
「いえ別に。コンビニのケーキって食べたことないし、○石屋○ンタというのも見たことがないですし。クリスマスだからちょっと特別な事してみたいなと思って」
「『ちょと特別』の方向は本当にそれでいいの?」
「じゃあKAITOさんはどうしたいんですか?」
「えーと、ライトアップ見に行くとか。綺麗な所色々あるよ?」
「綺麗なものは好きですけど、寒いのは嫌いです」
「…ちょっと贅沢してホテルでディナーとか」
「寒いからお鍋が食べたいです」
「……近くの教会のミサに参加とか。賛美歌聞けるよ」
「素敵ですね。じゃあ帰りにコンビニに寄りましょう」

「ルカさん」
「何ですか?」
「わざとやってる?」
「どうでしょうね」
「悪い子の所にはサンタさんは来ないよ」
「じゃあKAITOさんの所にも来ませんね」
「……」
「良かったですね。サンタさんが来ないからずっと二人きりですよ?」
「…その発想はなかった」
「ふふっ」

「色々と考えてくれてるみたいですから」
「うん」
「KAITOさんにお任せします」
「うん」
「あ、でもケーキはコンビニで」
「そこは譲らないんだ」
「私が買います。プレゼントに」
「やs、いや値段じゃないよ僕気持ちだけで充分だろ僕メゲるな僕」
「それで、一口ずつ食べさせてあげます」
「全力で楽しみにします」
「はいはい」

会話中ずっとルカは座ってるKAITOに後ろから抱き付いてた、とか妄想で補ってもらうと若干甘さが出るかもしれないとかなんとか
344名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 22:53:11 ID:AcP67Xrv
グジョーーーーブ!!!!
345名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 23:07:56 ID:H1qIc3W8
>>343
いつも良いルカイトありがとう!!
最後の行で想像しながら読んだらさらに萌えました!GJ!!
教会→コンビニとかの道行きでもKAITOさん寒いですとか言っていちゃいちゃしてるんだろーなーw
コンビニでもルカがケーキ以外のデザートに目移りして欲しいけど全部は食べれないとか悩んだり。
結局デザートも買って食べきれない分は甘党のKAITOが引き受けると。
で、最後のデザートにルカさんを食べr
ここまで受信した。
貴方のおかげですっかりルカイト者になってしまったよ…!
346名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 23:28:25 ID:qlAF6yWa
甘くていいねえ
こういうの好きですよGJGJ
347名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 01:43:12 ID:KLBCxQYK
業物クソワロタ
348名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 02:08:44 ID:TSCBP0U9
>>340
続き来いよ!
349名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 02:28:56 ID:XQSMmm5H
カイトとルカのシリーズ来てたーっ!!GJGJ可愛過ぎる。
いつも可愛い2人の会話に和みます…有難う!
お正月おせちお雑煮編を全裸待機してます。
350名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 19:43:57 ID:m1XmVZH1
>>343
会話ルカイトは相変わらずかわいくて和む
いいクリスマスだなー
351名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 10:49:22 ID:YPmG7C55
年末年始も良作期待
352名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 11:45:05 ID:NJBpEXnG
クリスマスネタ来ないね…お前ら本当はリア充なんですかチキショー
353名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 15:18:54 ID:0I+rRCRC
もっとこう悪いの書いてくれない?
愛がないやつ
354名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 18:35:58 ID:HzA74peg
>>353
おまえ‥聖夜になんて背徳的な‥いいぞもっとやれ
355名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:10:28 ID:ds48fi6V
OLメイコさんとリーマンカイトの続きに期待してるんだがなあ
メイコさんが精神崩壊の上妊娠出産して生まれた息子におもちゃにされる
そんな超鬱エンドを期待している
356名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:13:11 ID:t8EL0cpa
>>355
ふっ・・・
お前とは仲良くなれそうもないな
357名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:30:58 ID:c/k24GwB
「ヤンデルカイト」って言葉、病んでるKAITOなのかヤンデレルカ×KAITOか分からなくて面白いよね
って俺は何を言ってるんだ
358名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:31:29 ID:GzcmX9Kh
嫌いじゃないがクリスマスくらい幸せなのが読みたいな
誰かめーちゃんを幸せにしてあげて
359 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 21:50:17 ID:8omL56H5

>355 鬱すぎるダロ! ……でもちょっぴり萌えた。

どうも下剋上の人です。お久しぶりです。
性夜なお話投下します。……クリスマス期間に間に合ってよかった。
今まで書いた中でも一、二を争うほど甘いかもしれん。

【 注 意 事 項 】
 ・カイ咲(亜種注意!)
 ・リア充
 ・コスえっち
 ・ご都合主義な展開
 
 以上が苦手な方はスルーヨロ。
 今回時間なくって校正にあまり時間取れなかったので、いつにも増して誤字脱字はご容赦を。
 あと、視点が移動しまくって読みづらいかも。今後善処していきます。
 11〜12レスぐらい使用します。



サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 1

12月。特に年末年始に向けて、繰り上げ仕事の多い季節だ。
人気商売のボーカロイドも、いつもの比じゃない位忙しい。過密スケジュールは休日返上しないとやり繰りできないし、日付が変わる前に家に帰れないこともしばしば。
スタジオで撃沈して、そのまま朝を迎えたことも一度や二度じゃない。
こんな状態なのはカイトだけじゃなく、只今絶賛お付き合い中の咲音も同じだ。
ただ、亜種の彼女は未成年設定のため、成人男性型のカイトよりは扱いがまだマシなのが救いだった。
仕事に追われ、11月中旬から咲音と会う機会は極端に減り、12月に入ってからは全く会えてなかった。
咲音はカイトとは違う事務所に所属している。最近は忙しい合間を縫ってくれるメールでしか彼女の近況を知る術はなが、やはり通常時期より多忙なのが窺えた。
カイトの忙しさはある意味自分のせいでもある。歌の芸風が幅広過ぎるのと仕事が無かった時代のトラウマのせいか、舞い込む仕事を手放さないので忙しいのは自業自得といった感があるのが否めなかった。
そんな苦労性のお陰で、クリスマスも仕事で押し流されて行ってしまった。
……付き合い始めて、初めてのクリスマスだったのに。
クリスマスに時間が取れないことに気がついた時、何もかもが手遅れの状態で、カイトは一気に青褪めた。
詰め込み過ぎた仕事はどうやり繰りしても、一日分の時間を捻りだすのは不可能。
咲音とクリスマスを過ごすことを、楽しみにしていたというのに……。というか、イベント・記念日系は欠かさないのが自分の取り柄だったのに!
電話越しに土下座せんばかりの勢いで謝るカイトに、仕事じゃ仕方がないものとカワイイ恋人は苦笑いで許してくれたが、物分かりが良いのが妙に切ない。
いっそのこと『私と仕事どっちが大事なの?!』とか罵ってくれたらいいのに。あ、それはそれで萌える……。
妄想の中に僅かな癒しを求めながら、疲れた体を引き摺って夜道を歩く。
クリスマスを咲音と過ごしたかったのは本心だけど、咲音と、もうちょっと、こう……仲良くなりたかったというか……ぶっちゃけ、クリスマスに乗じて咲音と一線を越えたかったのも、隠しきれない本音。
咲音の笑顔を見る度、自分の不純な下心に罪悪感を感じて、今までなんとなく手を出せずにいた。
クリスマスに託けて進展したいなーとか淡い期待を持っていたが、それももうご破算。
疲れた。本当に疲れた……。
例年そうだけど、この時期が一番キツイ。肉体的にも、精神的にも。
だがしかし! ここで力尽きるわけにはいかない。
現在、12月25日……の、22時を回る頃。とっぷり陽は落ちて、空は厚い雲が立ち込め星のひと欠片も見えない。なんだか気温も下がってきている気がする。
後二時間もすれば、クリスマスは終了だ。
残り時間は二時間……終われません。
心なしかいつもより冷たく感じる風に煽られながら、カイトは目的地へ向かって重い脚を速めていった。
360 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 21:54:16 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 2

窓辺から眺めている景色はとうの昔に真っ暗になって、昏い夜空は暗灰色の雲に覆われ光一つ見当たらない。
咲音は幾度目かの溜息の後、カーテンを閉めてソファーに座った。
壁掛け時計を見れば、22時を少し過ぎたくらい。また溜息が出る。
……一人のクリスマスって、初めてかも。
咲音として起動して数年。クリスマスは友人主催のパーティやあるいは仕事で、周りに誰かしら必ずいて賑やかだった。
しかも今年は例年と違い、咲音には彼氏がいる。
仲間内では咲音とカイトが付き合っているのは周知の事実で、今年は友人や仕事仲間は気遣ってクリスマスに咲音を最初から誘わなかった。
カイトは男性にしてはマメ……というかイベント好きで、誕生日や記念日なんかは、忙しくても必ず時間を作ってくれる。
だから、ついクリスマスも一緒に過ごせるのだろうと普通に思っていたのだが、ちょっと勝手が違ったらしい。
…………クリスマス中止のお知らせがきてしまった。
まさかこんなことになると思わなかったから、咲音も何とかスケジュールをやり繰りして、24・25日の予定を開けてしまっていたのだ。
カイトの仕事状況を甘く見過ぎていたせいで、本当にただの休暇になってしまった。
友達のクリスマスイベントに混ぜてもらおうかとチラリと考えたけど、どうも気分が乗らなくて止めた。
結果、咲音がクリスマスにしたことといえば、家で一人ぼうっと無為に時間を潰すことだった。
それで分かった事とといえば、一人のクリスマスは時間が流れるのが遅いということ。
仕事をしていれば追い立てられるように過ぎていく時間も、一人でぼんやりしている分にはものすごくゆっくりだ。
こういう事態になるのなら、仕事を入れておけばよかったとちょっと後悔する。
クリスマス中止の連絡が来たとき、すごくがっかりした咲音だったが電話口でカイトがあまりにも申し訳なさそうに謝り倒す様子に、つい笑ってしまった。
年末だし、仕事なら仕方がないよとあの時は言えたのに、やっぱり一人は寂しいと思う自分は何て勝手なことだろう。
ああ、私やっぱりすごく残念なんだなあ。
好きなヒトと迎えるクリスマスって初めてだから、楽しみにしすぎてたんだ。
眉を顰めて考え込んだとき、広くない居間にチャイムが鳴り響いた。
「……?」
こんな時間に、誰? 今日は誰とも約束してないし、こんな時間に訪れる人なんて……。
事務所から与えられた住まいに一人暮らしの身、警戒しながらインターフォンを取った。
「……はい?」
「咲音ちゃん! 僕だよー」
「え? カイトくん?!」
叩きつけるようにインターフォンを置くと、玄関へ走り急いでドアを開ける。
「う〜寒いね。久しぶりー」
全くブランクを感じさせないカイトの笑顔に、咲音は瞳を瞬かせた。
「……! 今日、仕事じゃ……」
むぎゅっと抱きつかれ、咲音はそれ以上続けることができなかった。苦しい。
「いや、仕事終わらせた。やっと自由の身だよ。必死で時間を詰めた甲斐があったなあ」
くっつけられた頬は冷たく、外がどれだけ寒かったのか窺えた。カイトの身体からは冬の匂いがする。
「はー……久しぶりの咲音ちゃんだ」
そう言って顔を寄せてくるカイトの唇を、咲音は片手で抑え押しやった。
「だーめー。うがいしてからにして」
一瞬涙目になったカイトだが、咲音の意図を察して目元が弛む。
名残惜しく咲音を離し、カイトはお邪魔しますと丁寧に言いながら洗面所に向かった。
361 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 21:57:38 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 3

久しぶりに会えたカイトはいつもの笑顔だったけど、やはり疲労の色が濃い。
顔が見れて嬉しい反面、時間があれば身体を休めて欲しいとも思うのに、会いに来てくれた嬉しさが勝って、顔がニコニコしてしまう。
カイトが洗面所にいる間、咲音は玄関に置きっぱなしにされたカイトの荷物を居間に運んでいた。
愛用のカバンと、大きくてちょっとボロい紙袋。よいしょと抱え、ソファーの横に立てかけようとして……紙袋の方が横倒しになり、中身がはみ出た。
慌てて元に戻そうとして、咲音の手が止まる。
それがDIVA2でクリスマスのために用意された、サンタの衣装だったからだ。
サンタ服が用意されたのは正規版のボカロのみで、亜種の咲音たちには無かったものだ。
それでも前作よりは衣装が増えて、嬉しかったんだけど……。
手にとってしげしげと眺める。なかなかしっかり仕立てられていて、安物っぽくない。赤い布地が指先に暖かかった。
カイトは顔でも洗っているのか、まだ戻ってくる気配はない。
……ちょっとだけ、いいよね……。
咲音は衣装を手に持って、にっこり笑った。


カイトはうがいと手洗いついでに身づくろいを終えると、居間へ入ろうとして、入り口で止まった。
半開きのドアから見える咲音の姿に釘づけになったからだ。

…………。
え? なにコレ。一体どういう状況?
なんで、咲音ちゃんが僕のサンタ服着て笑ってるの?
ソレ、クリスマス前にキャンペーンで散々着て、僕にとっては見るのも嫌になるくらいのシロモノなんだけどさ。
スタッフにせっかくだから持って帰ればー、なんて言われて仕方なくかさばる荷物を抱えてきたんだよね。
つーか、男のサンタ服って何得なのって思いながらさ。
それなのに、そんな風に着られちゃうと、なんかヘンな気分になってきちゃうよ!
袖とかすっごい余っちゃってヒラヒラしてるじゃん! おまけに上着しか着てないし、脚とかいつの間にナマ脚に? さっきまで部屋着のワンピ着てたよね?
つか、脱いだの? ワンピ脱いだ上で、僕のサンタ服着ちゃったりしてるワケ?!
なんてけしからん咲音ちゃんなんだ!

「あれ? カイトくん?」
顔の下半分を片手で覆うカイトを、咲音が首を傾げている。
そりゃあそうだ。居間に入らず入り口で突っ立っているのだから、不審がるのも無理はない。
「どうしたの? 入ればいいのに」
自分の姿に疑問を感じていないのか咲音が促すのに、カイトはふらふらと力なく彼女の傍に寄る。
「……いや、あの、それ……」
カイトの問いに、ああ、と咲音が頷いた。
「これ、DIVAのサンタ衣装でしょ? これ貰えるの正規版だけだから羨ましくて、ちょっと借りちゃった」
えへへと照れ笑いの咲音に目眩がする。視線をソファーにやると、さっきまで着ていたワンピースが無造作に置かれていた。
え? やっぱりサンタ服の下は下着のみ?
なにも言えず、顔を隠したまま視線まで逸らすカイトに、訝しんだ咲音の表情が曇った。
「……もしかして、怒った?」
「え?!」
「仕事で使ったものを、遊び気分で着ちゃったから……しかも無断で」
ごめんね。しゅんと項垂れた咲音は、浮かれ過ぎたことを後悔していた。カイトは仕事でこれを着ていたのに、自分ときたら遊び半分で勝手に借りて。
カイトが怒っても不思議じゃない気がした。
今日ここに来るのだって無理してくれたんだろうし……肩を落とす咲音の頭上へ、「あーもう!」と、やけっぱちな降ってきて、次いで床から爪先が浮いた。
362 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 22:02:15 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 4

「へっ……きゃ!」
身体が不安定に揺れたのは、カイトが正面から咲音を立ち抱っこしたせいだった。
突然の浮遊感に驚いてカイトの肩に縋り、その間にカイトはしっかり咲音を抱え込む。
自分の格好が恥ずかしくて、咲音はあーとかうーとか唸りながら赤面するしかなかった。
咲音ときたら、カイトに尻を腕で支えられながら彼の腰を脚で挟んでいる状態。
しかもそのせいでサンタ服の上着が脚の付け根まで捲り上がって、剥き出しの脚が殆ど丸出しだ。
おまけにいつもは見上げているカイトの顔が、ものすごく近い。格好も距離も、全部恥ずかしくて、顔に熱が集まるのを咲音は感じた。
「……あ、あの……」
俯いていて表情の見えなかったカイトの、前髪の隙間から青い瞳が覗く。まるで咲音を咎めるような目つきだ。
「……も〜……なんでそんなに可愛く僕の意表を突くの……」
「へ? ……ん!」
首を伸ばしたカイトは、れろりと咲音の唇を舐めた。面食らっている内にカイトは咲音を抱えたままソファーへすたすた歩き、咲音を抱えたまま座り込んだ。
カイトの膝の上に座る形になり、ぎゅうっと腕に閉じ込められて身動き出来ない。
カイトは肩口に顔を埋め、咲音の首筋に青い毛先が触れてくすぐったかった。
「あの……カイト、くん?」
恐る恐る声をかけると、肺の底から空気を押し出すような溜息がカイトから漏れた。
「……今日はさ、時間も遅いし流石に疲れ気味だったから、咲音ちゃんの顔見てちょっと話でもしてから帰ろうと思ってたんだけど……」
拘束していた腕が弛んで、カイトは細い腰に腕を絡めたままほんの少し身体を離した。その顔は、ちょっと赤い。
「そんなカワイイ格好見たら、疲れもどっかいっちゃったよ。
 彼氏のサンタ服着たカノジョを見れるなんて、美味し過ぎる。すごくカワイイ!」
「ちょ、その……恥ずかしいよ……」
「大事なことだから何度でもいいます! 可愛いサンタさんサイコー! 元気出る。ってか、出た!」
腰を抱いて、すっかり笑顔になったカイトはまた咲音の肩に顔を埋めた。
咲音はされるがままくっついてくるカイトに身体を預けていたが、ふと感じた違和感に首を傾げる。
下腹部に何か硬いものが当たってるのだ。咲音は正面からカイトの身体を跨ぐよう膝に座っている。互いの身体がくっつけばくっつく程存在を感じるそれに疑問を感じ、微妙な表情をしていた咲音に気がついたカイトが、ぱっと身体を離した。
「あ……ゴメン。あんまりカワイイから、別なトコロも元気に」
カイトが何を言わんとしているのか分かって、咲音は一気に赤くなって目を逸らす。
「ばっ、なっ、何言って」
剥き出しの脚に温かさを感じ、咲音は息を飲んだ。カイトの両手がそっと太ももを上へと登っていたからだ。
咲音が混乱している内に、手はサンタ服の裾の中に潜り下着に覆われた尻へゆるゆると伸びていく。
臀部にカイトの体温が触れた途端に引かれ、硬いソレを強く脚の間に押し当てられて咲音は目を見張った。
363名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 22:06:00 ID:vWUKTzLo
リアルタイム投下ktkr!
連投規制阻止支援!
364 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 22:07:34 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 5

カイトはこつんと額を合わせた。
混乱させているのも怖がらせているのも承知の上だけど、でもここで咲音を手放すことはしたくなかった。
今までは欲情しても自制することはできたが、今日はもう無理っぽい。
しばらく会えなかったカノジョにこんなに可愛い姿を見せられて、今日はクリスマスで、しかも目の前のサンタさんは頬を染めてカイトの膝に乗っているのだ。
「……あの、さ」
「は、い」
探るように覗き込んでくるカイトの瞳に、咲音が困ったような顔で固い返事をする。
「僕、今日の時間作るためにすごくがんばったんだ」
「……」
「や、僕が咲音ちゃんに会いたくって、勝手にやったことなんだけどさ。
 ……でも、でもね」
「……」
「ご褒美というか、プレゼントが欲しいなって」
押し当てている硬いソレはこれ以上ないくらい自己主張して、カイトが何を欲しがっているのか知識の乏しい咲音にだって理解できた。
「……だめかな? サンタさん」
怯えさせないようなるべく優しく囁く。
「…………えっと、あー……」
「…………」
少し間が合って、震えた小さな声がカイトの鼓膜へと届いた。
「こ、こんなプレゼントで、よかったら……」
どうぞ、と続けようとした言葉はカイトが重ねた唇に吸われ、音にはならなかった。


「……んっ、はぁ……」
咲音の唇を貪った後、カイトの唇は頬、顎、首筋へ辿り、上着のファーの中の隠しボタンを外していきながら胸元へと降りていく。
カイトとキスは何回もしているけど、こんなに激しく求められたのは初めてで、咲音の息は簡単に上がってしまった。
鎖骨の下辺りを彷徨っていた舌が、前が開く程に大胆に舐める範囲を広げていく。
こそばゆさより今まで感じたことの無いぞくぞくしたものが勝って、余った袖から手を出してカイトの首筋に縋った。
とうとうボタンを全て外され合わさっていたファーを開かれると、咲音のまろやかで大きく膨らんだ乳房が垣間見える。
「下着、付けてなかったの?」
目を丸くするカイトに、瞳を潤ませた咲音がだって、と上目遣いで見上げてくる。
「今日はもう寝るだけだったから……カイトくん、来ると思わなかったし」
「……本当にけしからんなぁ……これでサンタ服着ちゃうんだもんね」
カイトの大きな両手が乳房を包みながら、服の中からそっと取り出した。
正規版の『MEIKO』までとはいかないが、咲音の乳房は十代の年齢に似つかわしくないぐらい大きい。手の中でぷるりと揺れた美乳に、カイトは「おお……」と感嘆の声を漏らした。
「……っ」
「真っ白で、すごく柔らかいね」
軽く揉むと、むにむにと手にひらの中で形を変えていく。手のひらを押し返す小さな感覚に揉みながら親指をそっと動かせば、指の腹が乳首に触れて咲音がびくりと震えた。
「んっ……!」
「こんなとこまでピンクでカワイイ。あ、硬くなってる」
薄い桃色のそれを両方抓み指で軽く玩ぶと、あっあっと甘い声が上がる。
施す愛撫の一つ一つへ敏感に反応する咲音に、カイトが満足そうに微笑んだ。
乳房を揉まれ、乳首を弄られると身体の奥にぞわりとして、電流みたいなものが走ったように身体がびくびく震える。
こんな感覚は知らない。こんなカイトも咲音は見たことが無かった。
これまで感じたことのない未知の快感は咲音を不安にさせる。
得体のしれない感覚に身体が段々熱を帯びていくのを、咲音は痺れる思考の中で感じていた。
365 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 22:10:10 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 6

サンタ服を着せたまま今度は横抱きにし、素直に従う咲音の額にカイトはキスを落とした。
前を完全に開き、覗く真っ白な肌が赤い布地により一層映えた。
太ももを何度も撫で、下着の上から脚の間に指を滑らせる。
割れ目の形に添ってそこを撫でると、腕の中の身体がぴくりと緊張した。というか、さっきから咲音はがちがちに緊張している。
苦笑して、カイトは鼻の頭にもう一度キスをした。
「可愛いパンツだね」
「へっ……?」
「イチゴ柄だ」
不思議そうにカイトを見ていた咲音だったが、何を言われているのか気付いて耳まで赤くなった。
咲音の本日のショーツはイチゴのプリントが幾つもついた、正にイチゴパンツだ。
「や、やだぁ! 見ないでっ」
「今更何言ってるの。おっぱいも見せてくれたのに」
「だって、子供っぽい……」
まさか、今夜こんなことになるなんて想像もしていなかったから、下着のことなんて今の今まですっかり頭から抜け落ちていた。
レースとか、せめてプリント柄以外の穿いてれば……!
くすくす笑うカイトの声が憎たらしい。
「似合ってるのに……じゃあさ、見られるの嫌なら脱いじゃおうか」
「は? きゃ……」
止める間もなく、カイトの指がショーツにかかってするりと下ろしていく。
「もおぉ……」
「恥ずかしいなら、目を瞑っていて」
背中を支える腕に力が篭り、咲音の上半身が引き上げられる。言われた通り瞳を閉じたその瞼に一度キスしてから、カイトは唇を重ね合わせた。
舌を差し入れ深く口付けながら、キスに気を取られた咲音の脚の挟間に指を差し入れていく。
「む……んんっ」
下から上へ何度か撫でて指に粘膜を絡め、クリトリスをつつくと抱いた身体が跳ねる。円を描くように愛撫すれば、堪らないといった様子で悶えた。
「んっ、ん――!」
粘膜のぬめりを借りて撫でるだけだった指先が、不意にくりくりとソレを押してくる。刺激が強くて呼吸が苦しく、咲音は唇を外して大きく喘ぐ。
「あ、ああっ……、ひ……っ」
些細な指の動きにも耐えきれなく、身体が大きく反応した。
高まる性感に瞼を開けると、うっすら微笑んで自分を見ているカイトが瞳に映った。指は止まらず、襞の形を確かめるようになぞる感覚にも感じてしまう。
顔を近づけて半開きの咲音の口を一舐めしながら、滴る入口へそっと指が埋まった。
「ふ、ぁ……っ」
僅かな異物感を下腹部に感じる。緩やかに出入りし始めた指は、愛撫に濡れた膣に難なく沈み湿った音をさせてた。
「……痛くない?」
「う、ん……大丈夫……」
「じゃ、もう一本」
「あ」
くちゅんと小さな音がしてカイトの指が増えた。中で膣壁を擦りながら出し入れされ、口から勝手に自分でもびっくりするほどの甘い吐息が出てくる。止めようとしても自制できない。
何度も壁を擦られて、身体の奥が熱い。奥の方を指が掠めるだけで悲鳴じみた喘ぎを上げてしまう。
「や、あっ、あぁん……はぁ……んっ」
咲音の喘ぎが大きくなるにつれ、指の出し入れが激しくなり、粘膜の跳ねる音も増す。力なく首を振って刺激をやり過ごそうとしても、逃げられない。
この感覚はなに? ボカロだから歌を唄う時に歓びを感じるが、それとこの感覚は全く異質だった。言葉にしたら同じ「快感」に置き換えられるけど全然違う。
身体を支配し始めたそれが、咲音をどんどん押し上げる。
息を乱す咲音を注意深く見つめるカイトの前で、その時はきた。
「ひ……あっ、カイ、ああ……っ、だめ、変に、なる……っ」
荒く息を吐き、切なく鳴く咲音の兆しをカイトは見逃さなかった。強張った肢体を抱く腕に力を込め、反応の良い場所を数度指の腹で引っ掻くと、膣がカイトの指を強く食んだ。
「ひっ……ああん、んっ、ああっ!」
支えるカイトの腕の中で華奢な身体にぐっと力が入り、やがてくったりと弛緩した。
霞む視界に、体温の上がった身体を抱え直しす嬉しそうなカイトが映る。
「大丈夫?」
分かっているクセにあえて聴いてくるカイトに、咲音は拗ねた目を向けた。
「……いじわる」
抱え直してくる腕に誘われ、カイトの胸に咲音は荒い息を整えながら顔を埋めた。
366 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 22:12:44 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 7

左右に大きく割れた白い脚の間、青い髪が埋まっている。
カイトの頭が揺れる度、曲げた脚が震え服の縁に付けられたファーが肌を擽って、敏感になった触覚を刺激した。
薄い恥毛が飾る割れ目を開き、カイトの舌が何度も上下に滑っていく。
時折全体に軽く吸いつき、ぽてっとした襞を唇で引っ張って玩びまた舐める一連の動作に、咲音の腰は妖しく動いた。
リビングで絶頂を得た後、カイトは咲音を抱き上げ寝室へと連れていった。ベッドに寝かせ、その上に自分が乗り上げて執拗に性器に愛撫を繰り返し、咲音は息も絶え絶えだ。
「……んっ、ねぇ……も……」
「ん?」
性器から顔を上げずに返事をするカイトに、咲音は羞恥に頬を染める。
「……服、汚しちゃう……」
奥から、とろとろとした透明な粘膜が溢れてくるのが分かる。カイトが何度も吸い取っているけど、追いついていないはずだ。
現にカイトの舌は、尻の溝の方へも伸ばされている。咲音はそれほどカイトの舌使いに感じてた。
「いいよ。もう使わないし、返却もないから」
「あうっ!」
脚がびくんっと強張る。カイトの舌がクリトリスを弾いた。そのまま口に含んで、ちゅっちゅっと細かく吸い付かれると我慢なんかできない。刺激が強すぎた。
身体を反らせ、反射的にカイトの頭を手で退けようとするが、弱々しい抵抗ではどうにもならない。
舌先で小さな突起をねぶられ尻にきゅっと力がこもった。
「ね、気持ちいい?」
「え……、それは、その……ひゃっ」
今度は指で開かれた濡れそぼる入口を舌が這う。
くちゅくちゅと鳴る卑猥な水音が聴覚すら刺激してくる。それはカイトも同じで、興奮した熱い息が脚の付け根近くに触れていた。
「い、言わせ、ないで!」
「……腰、揺れてる。それに……ココも全部剥けてるよ」
剥き出しのクリトリスを押し潰され、咄嗟に長い袖を握りしめた。拳にぎゅうっと力がこめられ、布地に皺が寄る。
「やっ……あああっ……!」
腰を浮かせて二度目の絶頂に戦慄き、糸が切れたように身体を包むカイトのサンタ服に埋まった。大きく胸を上下させる咲音に、カイトがようやく脚の間から上へと身体をずらし、咲音を覗き込んだ。
「イっちゃった?」
口を拭いながら半泣きで見上げてくる咲音の耳元で囁くと、組み敷いた彼女がひくんと反応した。
「おかしくなる……」
カイトに翻弄されてどうしようもない。
恥ずかしい部分を曝け出して、舐められ悶え、口から勝手にイヤらしい声が出てしまう。
そんなはしたない自分を嫌でも自覚して、カイトにイヤらしいコだと思われるのが怖かった。
初めて知った快楽と、初めて知ったカイトの一面にただ戸惑うばかりだ。
「おかしくなってよ。さっきから、すごく色っぽくてぞくぞくする」
事実、カイトの指と舌が動く度に上がる嬌声とサンタ服を纏って悶える肢体が、欲情を駆り立てて止まない。しかもここは咲音の寝室で、組み敷くベッドからは彼女の匂いがするのだ。
我ながらちょっとキモい。咲音に知られたら確実に退かれるなぁと自嘲しながら、カイトはそっと身体を離した。
367 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 22:15:11 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 8

服を脱いだカイトが咲音へと乗り上げて、その脚の間に身体を据えた。
割れ目に擦り付けられる昂ぶって硬く勃起した肉棒の熱さに身体を竦め、咲音はカイトを呼んだ。
「あっ、あの、カイトくん」
「え?」
怯えを含んだ瞳はすっかり潤んで、カイトを窺っている。
「あの、私ね……は、初めて、で……」
咲音が初めてだということは、カイトはなんとなく分かっていた。
付き合う前、どうアプローチを仕掛けようと彼女の周りを探っていたが、特定の男の姿はなかったし、咲音も付き合うのはカイトが初めてだと言っていた。
実際に咲音の中に指を差し込んだ時、あの狭さに経験はないだろうと確信した。だから彼女が気持ちよくなることを優先していたのだ。
不安そうに瞳を翳らせる咲音に、安心させるように微笑みかけ身体を重ねる。
「大丈夫、分かってたから。……なるべく優しくするけど、痛みが我慢できなかったら言って」
こくんと小さな頭が縦に振れる。
カイトは咲音の肢体に視線を走らせた。前を全開にした男物のサンタ服から零れる乳房。なだらかな腹部から繋がる脚はカイトを挟んで、ピンク色した大事な部分が口を開いている。思わず咽が鳴った。
「プレゼント、貰うね。えっちで可愛いサンタさん」
「や、馬鹿ぁ……っ! う……」
指なんか比べ物にならない圧迫感が下腹部を襲い、みしみし音を立てそうなくらい入り口が広がって、肉棒が潜り込んでくる。
性器はぐっしょり濡れていたけど、それでも酷く痛む。
まだ先端しか挿っていないのに、この先どうなるんだろう? せめて悲鳴を上げないように、咲音は唇を噛んでカイトの肩に顔を埋めた。
少し挿っては引いてまた挿入する。その動作を繰り返すうち、肉棒は徐々に咲音の中へと沈んでいく。
「……もうちょっと、力抜ける……?」
声もなく、ふるふると頭を横に振る咲音にカイトは苦笑した。
痛みを堪えるのに精一杯な様子が、緊張した肢体から伝わってくる。
咲音が痛みに降参しないのでつい半分くらい腰を進めてしまったが、肉棒を締める膣のあまりの狭さにこっちが持ちそうにない。
ここのところ家に帰っても疲労に負けて寝るだけの生活を送っていて、そういえば自家発電もご無沙汰だった。その上、咲音の感触と痴態だ。持つ筈がなかった。
「咲音ちゃん、痛いなら一回抜こう?」
腰を引こうとすると、意外にも咲音がしがみ付いてくる。困惑していると、咲音は尚カイトに縋った。
「止めないで……私も、カイトくんにあげたい、の」
仕事が詰まっていたのに、無理矢理やり時間を作って会いに来てくれた。
カイトは自分がそうしたいから勝手にやったと言うが、咲音だって今日は会いたかった。すごく嬉しかったのだ。
ケーキもチキンもプレゼントもなにもない。カイトが望んでくれるなら、自分で良いというなら、あげたかった。
「……いいの? 痛いんでしょ?」
穏やかだけど、やけに真剣な声が耳朶に響く。
「いい……して……あ、くっ……」
いきなり挿入を再開され、咲音が息を詰めた。そんなこと言われたら自制心が足元から崩れていく。
腰を前後させながら襞を押し開き、肉棒が少しづつ埋まっていった。最後まで納めるとカイトは咲音の肩に手を回し、大きく息を吐く。
痛みと異物感もさることながら、中でぴくぴく動く肉棒がリアルに存在感を示しているのを感じ、咲音はぎゅっと瞳を閉じた。
「直ぐ終わらせるから、もうちょっと我慢してね」
その言葉を皮切りにカイトはゆっくりと腰を動かしていった。
368 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 22:18:07 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 9

「あっ、あっ、んん……」
下半身を押し付けるようにカイトが動き、それに合わせて胸が揺れる。
柔らかさを堪能した乳房がたぷんと上下する煽情的な視界、破瓜の痛みに歪む顔は快感に喘ぐそれに似ていて、カイトを興奮させる要因にしかならない。
申し訳ないと思いつつも、腰を止めることはできなかった。
カイトにしてもセックスは久しぶりの上、咲音の膣は熱く狭い。本人にそんな意図はなくとも、まるでカイトを求めるような締まり具合だ。
緩やかだった腰の抜き差しは自然に速くなる。カイトの息も乱れ夢中になって腰を振った。
初めてじゃ快楽なんて感じられないだろう。だったらせめて早めに苦痛から解放してやりたくて、カイトは身体を合わせながら逃げる腰を掴み、がんがん腰をぶつけ始めた。
「ひゃっ! ま、待って……お願、いっ」
悲鳴を上げる咲音を「もう少しだから」と宥め、最奥を何度も穿つ。
熱く濡れた膣に肉棒を扱かれ急速に射精感が高まり、苦しげに息を荒げた。
「っく、イク、あ……っ!」
「あ……」
胎内で爆ぜ、射精しながら進めていた腰が次第に勢いを無くしやがて止まった。
肩で息をしながら咲音の上に身体を重ねる。
「……痛くない?」
「へいき……」
本当は激しく抜差しされてアソコがひりひりしていたけど、苦痛に感じる程ではなかったからそう答えた。
「ありがとう」
カイトのいつの間にか顔を寄せていたカイトに気付き、ぼんやりしていた咲音は我に返った。
急に恥ずかしくなって顔を背ける。何せ全部が初めてだったから、こういう時どうしたらいいのか分からない。
ただ、浮かされていた熱が冷めてくると、カイトの前で見せた自分が全て恥ずかしくって仕方がなかった。
「最高のクリスマスプレゼントだよ。嬉しい。仕事頑張った甲斐があったなぁ」
いつもの調子に戻ったカイトは咲音を抱き締めて額や頬や耳元に、音を立ててキスを降らす。せっかく裸なんだからと首筋や鎖骨、胸元に唇を落としていると、腕の中の柔らかな肢体が震えた。
「んっ……」
鼻にかかった甘い吐息に、カイトはふっくらとした胸から顔を上げた。
「あれ? ……もしかして感じた?」
「ち、違う!」
「でも、ココひくひくしてきたよ」
未だカイトは咲音のアソコに挿したまま。軽く腰を揺らめかせば、きゅっと狭まり膣が応える。
「やんっ……あ……」
緩い刺激が萎えかけていたカイトに芯を持たせ、また膨らみつつあった。
数度ゆっくり出し入れすれば再び力を取り戻し、肉棒が形を成していく。
「あ……あ……っ」
初めの頃より大分解れた膣を少しづつ突き上げていくと、咲音の声に甘い喘ぎが混じってきた。
いや、だめと口から否定の言葉が漏れるけど、膣は甘くカイトを包み込む。
処女だった咲音の身体の負担を考えて二度目をするつもりはなかったが、その反応の良さにカイトの自制心は脆くも崩れ去りそうだ。
「まだ痛い?」
「さ、さっきよりは、、痛くない、けど……やぁっ!」
ぐっと脚を開かせると繋がった性器が露わになる。襞の奥から掻き出され尻の挟間を、精液と破瓜の血が混じって流れ落ちて赤い布地を汚した。
滲む粘膜に光る肉棒にも赤が絡む。
欲望に悶々と焦れるカイトは興奮を抑えきれなくなってきた。
369 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 22:21:02 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 10

「咲音ちゃん」
「は、はい?」
無駄に爽やかなカイトの笑みに気圧され、咲音が目を丸くしてカイトを見上げた。
「この際だから、今日で処女膜きちんと破いちゃお」
「は? ……はぁっ?!」
「ほら一回じゃ心配だし、ちゃんと破いておかないと塞がっちゃうかもだしね」
尤もらしく言ったところで勿論ウソだ。そんなのさっきのアレでばっちり破けている。というか破けていない方がおかしい。
嘘も方便。という慣用句がカイトの脳裏に浮かぶ。ちょっと使い方を間違っている気がしないでもないが。
「えっ? えっ?」
カイトの嘘を、嘘と切り捨てられずつい耳を傾けてしまうのは、咲音の性知識が乏しいからに他ならない。混乱する咲音の脚を抱えて、カイトはピストン運動を再開した。
「あっ、ひっ、あっあっ……」
最初とは明らかに違う声音に、カイトは微笑んだ。やっぱり咲音は感じている。
痛みが完全に消えたわけではないが、むず痒いような快感がそれを上回り咲音の身の内を浸食していった。
揺さぶれば我知らず濡れた声を上げる。性器がひくひく震え、奥から流れ出る精液とは別に透明な粘膜も零し始めた。
ぐちゅぐちゅ聞こえる恥ずかしい音を聴いていたくなかった。だけど耳には覆い被さってきたカイトの舌が差し込まれて塞ぐことはできない。
いつの間にか背中に回された力強い腕が、咲音を抱き起こし、同時に自分の身体も起こしたカイトは、膝の上に咲音を抱える形になる。
肩からサンタ服が滑り落ちてとうとう咲音は一糸纏わぬ姿になり、カイトの無駄な肉を削ぎ落した堅い胸に抱き締められた。
ソファーの上での姿勢と同じだったが、違いは咲音の中にカイトが居るということ。咲音の自重でより深く肉棒が胎内を貫き動く細腰を、カイトの手が掴んで突き上げた。
「ああっ!」
最奥を昂ぶった先端が穿ち、悲鳴を上げて咲音はカイトの肩に縋りついた。
身体が強張って、ぎゅっと締めつけてしまうのが自分でも分かる。
首筋を舐めて時々歯を立てるカイトは緩急つけながら突き立て、その度に吸い付く膣の感触を楽しんでいた。
「や、あぁんっ、ダメ、ダメぇ……」
言葉とは裏腹に、鳴く声は甘ったるくて仕方がない。
「なんで? ほら、こんなに」
激しく揺すぶると、結合部がじゅぷじゅぷと淫らに鳴る。膣を擦り上げる感覚はもう痛みより快感の方が強かった。
「すごく気持ちいい……イっちゃいそうだ」
「ああっ、んっ」
咲音の指に力が入り、カイトの肌を刺す。突き上げに跳ねる肢体、すんなりと伸びた脚の爪先が内側に曲がった。
肉棒を食む膣の動きがカイトを蝕み、最後を求めて一層激しく腰を使う。
「……っ、咲音ちゃ……咲音!」
「ひっ……! あ、っぁあ……っ」
「う……くっ……」
咲音の身体が大きく震え、皮膚を爪が引っ掻き傷を作る。
欲望を吐き出しながら、カイトは縋りつく柔らかで小さな身体を掻き抱いていた。
370 ◆Gie6B2WtEsXk :2010/12/25(土) 22:24:56 ID:8omL56H5

サンタコス咲音なカイ咲/クリスマス 11

落ち着いた後、咲音の身体を綺麗にしてカイトは布団に潜った。
カイトの腕に頭を乗せる咲音の髪をゆっくり撫でる。
「明日、一緒にシャワー浴びようね」
頬を染めて咲音が頷くのを確認して、カイトは笑った。
身体の熱が冷めたせいか、肌に触れる部屋の中の空気が冷たく感じる。
ベッドサイドに置いてある目覚まし時計の示す時刻は、深夜をとうに超えていた。
カイトは言わずもがな、咲音も今はもう何も纏ってはいない。あのサンタ服は途中で脱げて、今はベッドの下に落ちてしまった。
クリスマスは終わりサンタは帰って、カイトの手にはプレゼントだけが残った形になった気がした。
「……なんだか、僕ばっかり貰ってで悪いなあ。次の休み、咲音ちゃんのプレゼント買いに行こうよ」
「ううん。もう貰ったからいらない」
へ? と目を丸くするカイトに、咲音ははにかんで微笑む。カイトの胸に額を押し当てた。
「……本当は、クリスマス会えないって言われた時すごくがっかりしてたの。
 仕事だって分かってたのに。でも会いに来てくれたから……だから、いい」
「がっかりしてたなら、言ってくれればよかったのに」
「だって困るでしょ?」
「ちょっとは困るけど、それにも萌……」
不意に言葉を途切れさせたカイトに、咲音は顔を上げる。カイトの視線が部屋に設えられた窓に注がれていた。
「寒いはずだ、雪が降ってるよ」
「ホント?」
首を捻って咲音も窓へ視線を移す。カーテンの隙間から、街灯に照らされチラチラと白い雪が舞い落ちているのが見えた。
「わあ……!」
「僕、ホワイトクリスマスって初めてだ……あ、もうクリスマス過ぎちゃったか」
「もしかしたら、気付かなかっただけでもっと前から降ってたかもよ?」
声を弾ませる咲音は楽しそうに、静かに落ちていく雪を眺めている。
「肩出てるよ。冷えるから、ほら」
剥き出しの肩に掛け布団をかけながら、カイトは布団の中に咲音を引っ張り込んだ。
「あったかい」
「今年はゴメンね。来年はちゃんとクリスマス空けとくから……それと、ありがとう」
心底申し訳なさそうなちょっと情けない声音に、こみ上げる笑みを堪え切れず咲音はカイトの胸の中で囁いた。
「今年だって、十分忘れられないクリスマスよ」
無邪気に微笑む咲音に、力が抜けたようにカイトも笑う。
「……そっか。そうだね」
寄せ合った素肌の温もりが心地よい。
明日には融けてしまうだろう窓に映る儚い雪の欠片を、二人は飽くことなく見つめていた。

おしまい


鬼畜系投下するより、甘い系投下する方が恥ずかしい。
咲音ちゃんのいちごパンツは、スレの中で誰かが言ってたのを使わせてもらいました。勝手にゴメン!
>363 支援ありがとう。
みなさん、よいクリスマス&お年を。では!
371名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 23:11:18 ID:AURkVMIf
GJ!でした!!
カイメイ甘々大歓迎です。よいお年を!
372名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 23:44:12 ID:vWUKTzLo
GJ!咲音サンタさんが大変可愛らしかった・・・!
エロいクリスマスプレゼントをありがとう!
良いお年を!
373名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 00:17:16 ID:ER6IguoL
リア充祝福してやるGJ!
咲音ちゃん可愛いぞ!OLメイコにも期待
よいお年を!
374名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 03:28:48 ID:Es3VIDxE
GJ!エロカワ咲音サンタごちそうさまでした!!
クリスマスネタ実は期待してたんだ
375名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 09:29:38 ID:uWCTkY6K
GJ!!
今こそクリスマスを心から祝おう
ハッピーにゅうりんイヤー!!
376名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 10:59:18 ID:d6AJh4fD
なんかかなり人を選ぶ趣向になってきたけど投下するよ!
ヤンヨ→ピコ←たこ、成人向けです。
--
眠れない午前2時、新人ボカロへの洗礼が始まる。
新人の枕元に近寄り、触手で青く光る耳を触るたこルカ。
たピコさんの尻尾のように生えたケーブルの先端、USBのような端子をシテヤンヨちゃんが舐めると、
ビリっとした味が口の中に広がり、彼女は思わず顔を顔をしかめ・・・なかった。
いつものジト顔で、痺れを覚える舌先を端子の隙間にねじこみ、蠢動させる。

「あうっ」新人ボーカロイドの歌手音ピコさんは、うたたねから目覚め、両声類な声をあげる。
状況が飲み込めたのか飲み込めないのか、でもUSBはシテヤンヨちゃんに飲み込まれたままだ。

「女の子みたいなのー」タコさんはいたずらっぽく笑う。
「両声類ヤンヨ」、USBの線を口端からたらしたシテヤンヨちゃんが同意する。
「じゃあ、はじめてを貰うのー」おそるべき、いや、そそるべき発言に恐怖で腰を抜かしたピコさん。
レギンスに8本の触手が迫る。
「ひとのゆめとかいて、レギンスなんてはかないのー」
うごめく桃色の質量、その吸盤によって、感心するほど器用にM字開脚させられ、
レギンスが引き裂かれていく様子を、恐怖のあまり抵抗すら忘れてただ見ることしかできない。
ふとわれに返った時にはシテヤンヨちゃんが吐き出した、唾液でベトベトにされたUSBっぽい先端が、自分の尻穴にねじ込まれていく最中であった。

「うっ、あっ、ふっ、はっ」いくぶん低音な声で、侵入者を受け入れてしまうピコさん。
ここなのー? ここなのー?前立腺までの距離、あともういっぽ届かない。
けど、巧みな触手使いだ。だんだんと声が上ずってくるピコさん。
「さすが両声類なのー」あえぎ声も七色なのかと思わず感心するたこルカ。
そうしているうちにも、ピコさんのメス端子に近づくオス端子。

「あうっ」ピコさんはひときわ高い声を出し、体が跳ね上がり、
名前よりはいくぶん立派にそそり立つ股間の一物から、じわっと白濁が溢れる。
どうやら、メス端子とオス端子を接続させてしまったのだろうか。
「さすが両声類なのー」「トコロテンヨ?」感心したようにつぶやく2人。

脱力したピコさんの拘束を解いたたこルカ。選手交代とばかりにシテヤンヨちゃんは足をおおきくふりかぶって、
「ピコヤンヨ」と、いくぶん力を失った股間のピコを一瞥したのち、その髪の手、いや足でピコの分身を刺激する。
先ほど放出した自分の精液が潤滑となり、強烈な刺激が新人の海綿体に動員をかける。睾丸は二度目の増産体制に入る。まさに戦争。
そして行き場の無い熱量がゆっくりと持ち上がり、それがシテヤンヨちゃんの髪の毛にも伝わっていく。
ヤンヨちゃんは脱力して寝そべるピコさんをまたぎ、ゆっくりと顔を落とす。
顔は恐怖にひきつるが、息子はこれからの惨劇に期待し、鎌首をもたげている。
「ヨッ」シテヤンヨちゃんが短いあえぎ声を上げる。
ピコさんの下腹部に乗っかったジト目のミクは、その長い髪の毛を器用に操り、顔をゆっくりと上下させる。
惨劇から逃げようと顔を背けようとしたピコさんに、たこルカの触手が伸びる
「しっかり見るのよー」蛸足で頭を固定され、視線の先では下半身を陵辱するシテヤンヨちゃん。
ぬちょ、ぬちょっと結合部からヤンヨ汁が溢れる。逃げるにも、蛸足に固定されている。大魔王からは逃げられない。

いつもの恍惚とした表情のまま律動し、ピコさんの分身を受け入れる。
粘液にぬめる蛸足が、上着のボタンを刺激し、服の隙間から侵入する。
乳首への刺激にピコさんが跳ね上がる。まさか動いてくるとは思わなかったのか「ヤンッ」っとかわいい声をあげるシテヤンヨちゃん。
ピコさんもゆっくりと律動はじめ、ヤンヨちゃんもそれを受け入れる。お互いがシンクロする。
あっ、あっ、あっ、うっ、特有のちょっとしわがれた女声が響き、ヤンヨちゃんの奥深くに差し込まれたまま、お互いの動きが止まる。

「ヨッ、ヨッ」汗で湿っていつもより3割り増しのジト顔のシテヤンヨちゃんは情報が注がれる感触を味わった後、
髪の毛を起用に操り立ち上がると、結合部からどろっと白濁した粘液が出てきた。

---
それ以降、ピコさんが目を合わせてくれません。どうしたらいいでしょうか。
377名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 12:49:17 ID:8tUvrbB/
378名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 13:11:18 ID:wc4TxHBe
>>370
甘くて楽しかった投下乙ですGJGJ!
今年はいいカイメイを量産してくれてありがとう
俺はエッチなメイコお姉さんシリーズの続きを楽しみにしてます
良いお年を!


>>355
ハードル高ぇなw
しかし常に腕拘束、特に後ろ手縛りでがんがんやってると
精神より先に肩と肘の関節が崩壊するよなあと現実的な事を考えてしまった
379名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 18:05:06 ID:22RQ/p+x
下克上の人GJGJええのう、ええのう
380名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 18:38:10 ID:ph4UrSuJ
>>370
クリスマスプレゼント来てたGJGJ!
エロ可愛サンタを頂きますですかチキショー幸せになっちまえリア充め!
下克上の人良いお年を。来年も良いエロをお願いします(-人-)

>>376
HAHAHA、シテヤンヨなしでは生きられない体にしちゃえばいいじゃないか(爽笑
ところでシテヤンヨ紳士って2人はいるよね?お前さんはシテヤンヨちゃんと結婚した人?
381名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:05:01 ID:ly0bQ0q6
>>370
下克上の人めっちゃファンです
今年たくさん楽しませてもらった!ありがとう!
来年も宜しく!よいお年を!
382名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 22:36:05 ID:jCHsXWda
下克上の人GJ
あまあま最高〜
もう可愛すぎだろ!クリスマス万歳
383名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 23:22:54 ID:cNCpENwq
>下克上の人
かわいいエロをありがとうございました。

>シテヤンヨのひと
また濃厚でマニアックエロをw
ピコさんが目を合わせてくれないのは、トラウマ・・・もとい、あのときの「悔しいけど感じちゃう」って感じを思いだしちゃうからではないかと。
384名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 00:55:23 ID:MfSm/iFm
>>370
いちごぱんつGJ!!
素晴らしいあまあまや!!
385名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 10:26:55 ID:Efr+/m1u
猫村アロハ
386名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 07:09:50 ID:UPlzK0tL
>>376
何故俺は勃起しているんだ?
387名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 13:39:48 ID:nL0j3nvB
抜いてもいいのよ
388名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 00:47:27 ID:kdmRdEJW
GUMIは寂しいと死んじゃうんだよ?
389蓮百合0/10:2010/12/30(木) 03:03:50 ID:XyYIKQwH
鏡音レン×Lily を投下します
【注意】
・エロだが愛撫まで、挿入無し
・レン視点
・おおよそ10レス消費 規制来るなよ頼むから
・いちゃいちゃだけ見たい人は6辺りからどうぞ
・嫌な人は蓮百合で検索避け宜しく
390蓮百合1/10:2010/12/30(木) 03:05:05 ID:XyYIKQwH
―――――14:25

鏡音レンはイラついていた。
かれこれ二時間はイラついている。原因は勿論、鏡音リンだ。
鏡音姉弟は今日昼過ぎに大喧嘩をした。些細な小競り合いがいつの間にか第n次鏡音大戦と化してしまったのだ。
俺は悪くない。全部リンが悪い。
今日はリンと一緒の仕事だったが、今一緒に唄うなんてとんでもない。
あいつが謝るまで絶っっっ対に許してやらねえ。
腹の中がぐつぐつぱっぱと煮え繰り返ったレンは『鏡音様』と書かれた楽屋に立てこもり、ストライキを決行していた。
楽屋は元々二人用の部屋だが今は広々とレン一人で使える。せーせーすらぁ。
それでもイライラが治まらないので、レンは携帯音楽プレイヤーで最近ハマった洋楽を
イヤホン装着で大音量にして鏡台に突っ伏しながら聴いていた。


「ちょっと、レン!?何時まで拗ねてんのよ!!」
ドンドンドン!!と扉が叩かれると同時にやかましい金切り声が部屋中に篭って響く。
「………」
話したくもねぇ。っていうかあいつ謝る気ゼロだしな!!
「レン、聞いてんの!?返事しろバカ!!バナナ頭!!」
バカはお前の方だ!!ロードローラーとでもデュエットしてろ!!
「レ―――ン―――!!!あ―――け―――ろ―――!!!」
そのバカはとうとうドアノブをガチャガチャ回し始めた。無視だ、無視。
面倒な女はそうあしらえと以前何かの雑誌で読んだ。俺はあいつと違って大人だからな。
しばらくリンによる扉への罵声と打撃の集中砲撃が行われたが、三分程でぴたりと止んだ。


あいつミク姉たちに相談しに行ったな。隣のスタジオで確か仕事してたはずだ。


とレンが思った瞬間、コンコンと軽く扉が叩かれる音がした。
扉の方に目をやるとすりガラスに映るのは薄い黄色。
「もしもし…鏡音さん、いる?」
大音量の音楽に埋もれて聴こえるかすかな声。
あのバカ、声色変えてまで俺を引きずり出す寸法かよ!!!
レンの頭の中でプチリと音がした。きっと思考回線か何かが切れた音だ。
昼にも一度爆発したがもう我慢できねえ!!!出てってやろうじゃねえか!!!
音楽プレイヤーとイヤホンをまとめて鏡台に叩きつける。
ずかずかと歩みを進め、鍵を開けたと同時に扉を思いっきり引き、レンは叫んだ。


「うっせえなバカ!!死ね!!!」



瞬間。
レンの目に飛び込んだのは雪のように白いマフラーと。
白いロングコートを着て佇む、目を見開いたリリィの姿だった。



「………!!」
「…っあ……」
や ば い、という三文字がレンの脳裏をよぎったと同時にリリィは
「ご…めんなさい!」
と震えた声を絞って謝り、俯くとそのまま廊下を走り去ってしまった。
その二分後、リンから話を聞いた仕事終わりの初音ミクとグミが楽屋の様子を見に行ったが、二人が発見したのは
開いた扉のノブに左手をかけたまま両膝をつき、無表情のまま放心状態で佇むレンの姿だった。
391蓮百合2/10:2010/12/30(木) 03:07:02 ID:XyYIKQwH
―――――14:55

「それはレンが悪いな」
レンから何とか事情を聴いたミクたちは緊急事態という事で、青年組を携帯電話で急いで収集した。
「ちょっと、カイト…はっきりと言いすぎよ」
「言いすぎじゃない、本当の事だろう」
なだめるメイコにカイトはきちっと反論した。
「………」
レンは無言だ。先程から俯きっぱなしなので、その表情は誰にも見えない。
鏡音姉弟が仕事するはずだったスタジオにクリプトン勢の皆が集合し、パイプ椅子に座ったレンを囲んで立っている。
Pには謝罪をし、彼も急ぎではないから大丈夫と許してくれたので今日の仕事は明日に見送ってもらった。
一方インタネ勢は外に出て、家族であるリリィの捜索に当たっている。
見つかったらすぐ連絡を入れるとグミは言っていたが、その連絡は未だ来ない。
リンはリリィについての話を聞き終わると同時に泣き出してしまった。
駆けつけてからずっと慰めてくれている巡音ルカにしがみ付き、嗚咽を上げている。
「…ご…っめな…さ…」
「大丈夫…そんなに遠くには行ってはいないだろうから…すぐ見つかるわ」
「…っでもっ……たしたちが…けん…しなけ…ばっ…」
「どうしよう、お姉ちゃん、こういう時どうすればいいの」
「落ち着いてミク、あなたまで動揺してどうするの…でも、そうね、私たちも捜しに行った方が」
女性陣の会話が飛び交う中、レンは考えていた。考える事しかできなかった。
そして、考えてはいるのだが何故か、考えれば考えるほど頭に靄がかかっていく。


ちゃんとだれかかくにんすればよかったんだ
だってあんなけんかなんてしなければ
そもそもどうしてけんかなんてしてたんだっけ
リリィ、きずついてた、どうしよう、おれ、どうしよう


「レン!!」
その場にいた全員がビクッと身体を震わせた。声を発した、カイトを省いて。
カイトは俯きっぱなしのレンを見据えて言葉を投げかける。
「過ぎてしまった事は、もう取り返せない。反省はするべきだろう。でもだからってここでじっとしてていいのか?
 反省をする、その前にやらなくちゃいけないことがあるんじゃないのか?」
静かに響くカイトの声が、全身に隈なく突き刺さる様な感覚に、レンは目を見開いた。頭中の靄が晴れていく。
おれの、やらなきゃいけない、こと?



リリィ、きずついてた、どうしよう



「レン!!!」
誰かの叫んだ声を背に、レンはスタジオの外に飛び出していった。
392名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:07:06 ID:7Sv9AVAd
支援
393蓮百合3/10:2010/12/30(木) 03:09:04 ID:XyYIKQwH
―――――15:00

謝らなきゃ、リリィに!!!
レンは必死になって走った。上着を羽織らず外に出たため、妙に湿っぽい冷風が肌を突き刺す。
胸が痛い。急に走り出したからではない事は、レンは十二分に理解していた。
近くに交番があったはずだ、まずそこで…!!
レンが長い上り坂を一気に駆け上がったところで、向かいの右角からグミが飛び出てきた。
二人は軽く接触したが、お互いの事をすぐに認識すると同時に顔を見合わせた。
「…っグミ」
「レン君!どうして外に、大丈夫なの!?」
「リリィは!!リリィはどこに!!?」
大きく肩で呼吸をしながら掴みかかる勢いで迫るレンに、グミはあえて丁寧に話した。
「家には帰ってなくて…あっちの交番に行って訊いてみたんだけど…リリィのような外見をした女の子は通らなかったって」
「こっちにはいないのか!?」
「分からないけど…最初にもう少し先のコンビニあたりで何人かに尋ねたけど…見てないって…」
坂の下を振り返ったレンに、グミは今度こそ急いで叫んだ。
「待って!!そっちはお兄ちゃんが増援を呼んで捜してるけど全然連絡ないから」
「じゃあどこに…!!!」
レンは大声で叫びかけて、ぐっと言葉を飲み込んだ。
グミたちはなにも悪くない。むしろ家族が行方不明になって大変な事になってる。悪いのは俺だ。
考えろ、とレンは自分自身に言い聞かせた。
考えろ考えろ考えろ…リリィは、一体どこに……!!


ぽそ、と頬に小さいなにかが当たる感触がしたので、レンは思わず空を見上げた。
ちらちらと無数のなにかが見えた。小さく白い、冷たいものが、ふわふわと落ちてくる。
「雪…!!」
天気予報当たっちゃったのね、とグミが呟いた。リリィ、寒い所にいなきゃいいけど…と携帯電話を手にする。
自宅待機のガチャポに再度連絡を取るグミの横で、レンは依然として空を見上げ続けた。



『来週雪が降るって本当!?楽しみだなあ…私、雪初めてだから』
『ここで寝そべったら真っ白になるのかな…真っ白の服を着て…』
『予報日は午前中でお仕事終わるんだ、午後降ったら雪、見れるね…』



「ミキたちも見つけてないの…そう、分かった」
留守番よろしくね、と言ってグミは電話を切った。
「…レン君?」
グミの見渡す辺りに、レンの姿はもう既に無かった。
394蓮百合4/10:2010/12/30(木) 03:11:03 ID:XyYIKQwH
―――――15:15

リリィは、とある小さな坂道の横に生えている木々の間に腰を下ろし、膝を抱えて眼の前で白くなっていく景色を
ぼうっと眺めていた。その坂道の下には狭い更地しかなく、その先は自治区境となる山崖があり、真下には川しか
流れていない。普段人が殆ど使わないその小道はちょっとした崖下にあるため、わざわざ崖上を大きく回り込んだ後
いくつかの木の根っこを跨いで下らないとたどり着けない様な道であった。すなわち川釣りのためにわざわざ下るか、
遊び盛りの子供たちが探検に来ない限り人が通らない廃道である。


五日前、休みが取れたのでレンとガチャポが穴場で釣りをしようぜと企てた計画にリリィがたまたま付き添った。
街中で大荷物で出掛ける少年二人を見かけたので、気になったリリィがたまたま後を追って付いてきただけなのだが。
その時、この場所をリリィは初めて知った。
釣りを終えて帰り仕度をしている夕暮れ時、リリィは何もない更地を見つめていた。
どうした?と尋ねるレンの横で、ここも真っ白になるのかな…とリリィは呟くのだった。


更にその二日前、天気予報で一週間後に雪が降るとの予報がラジオで流れた。
ボーカロイド全員が年末ライブの打ち合わせで集まる中、休憩中の会議室でリリィは来週雪が降るかもしれない事を知った。
リリィは雪を画像でしか見た事が無かったため、本物の雪が見られると思うとわくわくと胸を躍らせた。
すると皆に微笑ましい目で見つめられたので、恥ずかしくて思わず机に突っ伏してしまった。
まさかその一週間後、寒空の下泣きながらこの場所で突っ伏す事になるとは夢にも思わなかったが。


「……どうしよう……」
レンを怒らせてしまった。理由は分からない、が、きっと自分のせいだとリリィは思い込んでいた。
仕事が終わった後、折角だから鏡音姉弟の仕事の様子を見て、もし日が沈む前に終わったら雪見に誘おうとリリィは考えた。
二人が今日仕事をする建物に到着すると、その二階の窓から、私服のリンが廊下に立っている姿が見えた。
あら?とリリィは思った。先日二人は、今日午後からスタジオ入りって言っていたのに…。
もしかしてこれから仕事が始まるのか、それとも終わったのか。どちらにせよチャンスだとリリィは考えた。
今なら鏡音たちと接触して、雪見に誘えるかもしれない。
警備のおじさんにこんにちは、と律儀にお辞儀で挨拶をして建物に入ると、どこか足取りも軽やかにリリィは二階へと上がった。
先程リンを見かけた辺りへ進むと、楽屋であろう部屋の扉の横に『鏡音様』と書いてある札が掛かっていた。
部屋の電気は付いているようだ。ちょっと胸をドキドキさせながらリリィは扉をコンコンと軽くノックした。
「もしもし…鏡音さん、いる?」


きっと仕事の邪魔をしてしまったんだ、とリリィは自分を責めた。ちょっと考えれば分かりそうなことを、どうして
あの時考えようともしなかったのか。仕事が終わったという確証がないのだからメールで連絡を取るべきだった、
先にスタジオに行って状況を確かめるべきだった、そもそも仕事がある日に私用で訪ねるのがいけなかった…。
次々と浮かんでくる自分の落ち度に、リリィは涙が溢れ流れてくるのを抑えられない。
生まれたばかりの新人だからという言い訳は通用しない。自分もれっきとした『ボーカロイド』なのだから。
未熟さ、愚かさ、罪悪感、涙もろさ…そんな自分が全部嫌で、リリィは膝を抱えてまたむせび泣いた。
395蓮百合5/10:2010/12/30(木) 03:13:02 ID:XyYIKQwH
―――――15:35

ズシャ、と右上で土が崩れる音がした。
パラパラと落ちてくる雪交じりの土塊が、リリィの右肩端にこぼれた。
「…やっぱりここだったか……」
発せられた声に驚いたリリィが頭上を見上げると、そこには今までずっと思い続けていた相手がいた。
「…レン、君…!」
しゃっくりを上げながら喋るリリィの右横へ、レンは木々の幹を段差にしながら降りて行く。
滑らないように注意して坂道に着地すると、そのままリリィの眼の前で両膝を付き頭を下げた。
「悪い、リリィ!!本当にごめん!!!」
レンが突然現れたかと思うと急に謝りだしたので、リリィは正直困惑してしまった。
「えっ…でも、私が、迷惑な事、したから」
「違う!!リリィは何にも悪くないんだ!!」
レンはリリィに暴言の理由を説明し何度も謝罪した。とにかくリリィには何の落ち度のない事を繰り返し強調した。
「だからリリィ、悪いのは全部俺なんだよ、ごめん、本当にごめんな」
頭を下げながらとにかく見つかってよかったと安堵するレンを前に、リリィも深々と頭を下げた。
「…リリィ」
「心配掛けて…ごめんなさい」
「うん、気にすんなよ。ってか悪いの俺だし…無事だったからもう」
って皆に連絡しないと、と言ったところでレンは自分の携帯電話が上着に入ってる事を思い出した。
「やべ、携帯置いてきた」
「あ、私持ってる…」
リリィは抱えていた白いポーチから携帯を取り出すと、電源を入れた。
俺が連絡するよ、貸してと言うレンに、グミの番号にかけた電話をリリィがそのまま手渡す。
「グミ?俺、レン。うん、そう今リリィと一緒だから。うん。リリィ泣いてたから今ちょっと話せないんだ」
リリィが両手を顔の前でゴメンと小さく合わせたので、ふるふるとレンは首を軽く左右に振った。
「今から帰るから…え、そっち集合?あ、うん説教は覚悟してるよ。今回はマジで。うん。じゃ。」
今どこに、と電話から洩れたグミの声がぷつりと切れた。
「…どこにいるか、伝えなかったの…?」
「うんまあ。まだやることあるし」


「リリィ、今日は真っ白だな」
「…うん」
「あそこに寝そべったら、もっと真っ白だな」
そう言って、レンは雪が薄く積もった更地に目をやった。
「…覚えてたの…!?」
「勿論。って言いたいけど思い出したの雪降ってきてからなんだけどな」
その為に今日全身真っ白なんだろ?とレンはリリィを見てニカッと笑った。
レンが行こうぜ、と立ち上がり、右手でリリィの左手を取った。レンに引っ張られた勢いでリリィもようやく立ち上がった。
「ちょっと待って…」
そう言ってリリィはコートを脱ぐと、レンに手渡した。
「風邪引くといけないから、はい」
「それだとリリィが風邪ひくじゃん」
「大丈夫、私は元々厚着してるから」
実際、走り回っていた時の火照りが冷め、雪の舞う空気に肌が悲鳴を上げ始めていたのでレンは好意に甘える事にした。
リリィの方がレンより背が高いので、幸か不幸か腕がちょっときつい以外は丈がぴったりだった。
あったけ、ありがとなとレンはリリィに礼を言った。普通逆だよな…と心の中で少々悔しがりながら。
でもなんかいい匂いするから…まあいっか、とレンはさらに勝手に納得する事にした。
396名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:13:08 ID:aWSeEBtm
しえん
397蓮百合6/10:2010/12/30(木) 03:15:02 ID:XyYIKQwH
―――――15:45

「まだそんなに積もってないけど、まあイケんだろ」
二人はざくざくと更地の中心地に行くと、とりあえず座ってみた。さすがに尻が冷たい。
「折角だから、写メ撮ろうぜ」
リリィの携帯電話を借りると、レンはリリィの前に立ってそれを構えた。
「はい、モデルさんどうぞ〜」
「ちょっと恥ずかしいけど…ふふっ、なんか笑っちゃうね」
スカートからブーツまでは黒茶だが、コートを脱いでも腰上の衣装は全部白で統一されていたので、リリィが寝そべると
上半身が雪に溶け込んだように見える。未だ雪が降っているため積もった雪の上に乗った下半身と金髪の上に更に雪が散らされ、
それが光の粒のようにきらきらと輝くので、雪の精みたいだなとレンは思った。
「ん、撮れた」
その言葉に起き上がろうとしたリリィをレンは左手で制す。
「?」
「俺が横に寝るから」
雪上に乗っているリリィの左側の金髪を彼女の方に寄せると、その空いた場所にレンがどっか、と寝転んだ。
「夕方だからちょっと暗いけど…モード合わせたし大丈夫だよな」
「…ありがとう」
「今俺の携帯に送るわ」
「えっ…?」
「だって綺麗じゃん、すげえ綺麗」
で壁紙にするとレンが言いだしたのでそれは止めて止めてとリリィはあわてて携帯電話を取り返そうとした。
リリィの手に携帯が戻ると、もう送っちゃったもんねと小生意気に意地悪な顔でレンが笑うので
リリィはもう赤く染まった顔を両手で覆うしかなかった。
「リリィの照れ方ってカワイイよな」
「…かわいく、ないよ」
「そんなことない。カワイイ」
「…変だとは、思わない?」
リリィの言っている意味が全く分からないのでレンは何が?と訊くと、彼女の顔を覆った両手がちょっと下にさがり、
透き通った青眼がちらりと覗いた。
「見た目、お姉さんっぽいのに性格が子供っぽいでしょ…私。だから」
ああ、とレンは身体の右横を下にして正面をリリィに向ける体勢になった。
「ボカロは皆最初は子供っぽいらしいぜ、人間からすれば」
「そういうのじゃなくて…私話し方も皆より遅いし、考え方が子供っぽいし…」
リリィの言わんとしてる事がなんとなく分かったので、レンは眉をひそめた。
「他人に何かいわれたのか?」
「………」
その沈黙を肯定の意味としてレンは受け取った。
「それ、変じゃなくて個性っていうんだよ」
「個性…?」
「そ、個性。リリィしか持ってない魅力ってやつ」
しんしんと降っていた雪は、いつの間にか止んでいた。
398名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:17:01 ID:2bEAsHCH
こんな時間にリアルタイム投下きたか
連投規制阻止支援
399蓮百合7/10:2010/12/30(木) 03:17:06 ID:XyYIKQwH
―――――15:50

大体『変』なんて基準誰が決めんだよ、とレンは更に続けた。
「外見で人を勝手に決めつける奴なら気にしない方がいいって。ただでさえ色んな曲によって俺らの人格が
多種多様に形成されんのに、それを自分の感覚に当てはまらないからって『変』扱いする奴は…
その内そいつ自身が世界からハブられる」
あと、リリィは子供っぽいのとは違うだろとレンは付け加える。
「違うの?」
「俺はそれを言うなら純粋、だと思うんだよな。雪に埋もれて真っ白になる、とか」
そう、なのかな?とリリィが首を傾げるのでそうなんだって、とレンは返した。
「逆に俺には、もう純粋のかけらもないけど」
「そんな…」
「ホントホント。証明しようか?」
え?とリリィが言ってる間にレンの両腕が彼女の脇下に回り、その全身をぐっと引き寄せた。
「……!!!」
近い。具体的には互いの息が顔にかかるほど近い。というより、顔以外の部分が互いに完全に密着した体勢だ。
リリィが目を白黒させていると耳元に囁き声が落ちてきた。
「さっきは…本当にごめんな」
「レンく…」
「ごめん。泣かせてごめん。本当にごめん」
謝る立場なのに抱きしめてるとかふざけてるって思われるかもしれないけど、とレンは両腕に力を込めた。
レンの顔がリリィのそれに対し真横に移動したので、互いの表情は見えなくなった。
「俺さ、あんな酷い事言ったから…もしリリィがショック受けてさ…もしも…もしものことが起きたらって」
「レン君」
「リリィ見つけるまで、ずっと怖かったんだ、俺のせいで、もし」
「…」
「リリィが…リリィがさ…いなくなったりしたら、俺」
キュ、とコートの脇下が摘ままれる感覚を、レンは感じた。
「…私も、よかった」
「え」
「…怒らせちゃったって…悲しくて…」
リリィが、かじかんだ指先に精いっぱいの力を込める。
その行為がレンの胸を締め付ける。先程とは違う、じんわりとした優しい痛み。レンはリリィの首元に更に顔を埋めた。
「ごめん、リリィ、ごめんな」


「…もうリンちゃんにも、酷い事言っちゃだめだよ」
「……だな」
「喧嘩も、だめ」
「…喧嘩は…ちょっと…」
「だーめ」
「……最善を尽くします」
400蓮百合8/10:2010/12/30(木) 03:19:22 ID:XyYIKQwH
―――――16:00

遠くで夕方のチャイムの音が鳴っている。
「もう…帰らないと日が暮れちゃうね」
やんわりと遠まわしな言い方ではあるが、帰ろう?とリリィは提案しているのだろう。皆も待っているから、と。
しかしレンはまだ、と首を横に軽く振った。
「風邪ひいちゃうよ…?」
「…寒いか?」
「うん…でも私よりレン君が薄着だから心配で」
じゃあさ、とレンはリリィの正面に顔を戻すと一つの提案をした。
「レン、て呼んでよ」
「え?」
「『君』なしで、呼び捨てで。そしたら帰る」
レンの提案の意図が読めないが…彼がそれを望んでいるなら、とリリィは思った。
目の前の彼をじっと見つめながら、名前を呼ぶ。
「…レン」
「…もっかい」
「…レン…」
「………」
するとレンは俯き、そのまま黙り込んでしまった。
何かいけなかったのかとリリィが不安になり、どうしたのと尋ねようとした時、
「……ぃ」
とレンが何かを呟いた。あまりに小さい声だったのでリリィにはそれがうまく聞き取れなかった。
「…どうしたの?」
「カワイイ」
「え…っ」
「リリィ、すっげえカワイイ…!!」
そう言われた瞬間、レンの顔が近づいたと思うと急に息ができなくなってリリィは硬直した。
いや、息ができないというよりは―――口で口を塞がれている。
「………!!!」
「………っ」
リリィはどうにも動けないのでしばらく我慢していると、その内レンの口が彼女の口から離れて行った。
「………!?」
言葉が出てこないリリィにレンはへへ、と歯を見せながら笑顔を返す。
「リリィ、キスは知ってる?」
「…言葉は知ってる」
「今の、キスだよリリィ」
「今…の?」
あとこれも、と言ってレンはリリィの右頬についばむようなキスをちゅ、ちゅと降らせた。
「ふ…っ…」
「顔真っ赤だ…カワイイなあホント」
「…ええっ…」
「あと…柔らかい」
「!!!」
いつの間にか、自分の背中に回っていたはずのレンの左手が腰下後ろを撫でている事にリリィはようやく気付いた。
ゆっくりと上下に、臀部を撫でられる度に背筋に妙な電流が流れる。
「ふっ…あ…」
「気持ちい?」
「……?」
「嫌じゃない?」
「う…ん…なんだか…体…しびれ…て熱く、なって…」
「それ、気持ちいいって事だよ」
耳元で囁くレンの吐息にリリィはまた身震いした。
401蓮百合9/10:2010/12/30(木) 03:22:33 ID:XyYIKQwH
―――――16:05

冬の夕暮れはつるべ落とし。辺りがどんどん暗くなっていく。
だがレンのリリィへの愛撫は一向に止まらない。
周りは雪に覆われてとても冷たいのに、内蔵機器がどんどん熱を帯びていく。
暫くして、レンは着ているコートの前を開けるとその胸中にリリィをすっぽり包み込んだ。
「…レ、ン?」
「足は寒いままだけど…この方が暖かいだろ?」
そう言ってレンはキスと愛撫の嵐を再開させる。
「ひぅ…ん…っ」
「リリィ、我慢すんなって…」
ぎゅっと固く噤んでいるリリィの口に、レンの右人差し指が差し込まれる。
「声…俺しか聞いてないからさ…」
「っふ……ん」
「聞きたい…リリィの声、聞かせて」
「やっ…あ…」
「ほら…キレイな声」
「あっ…ふあ…んぁっ…」
「すげえイイ…キレイな声だな、リリィ、ほんとカワイイ」
「あぅ…ふ…あっ…」
声を出す、という事に対して腹をくくったのか、リリィはレンの右首元に顔を埋めた。
「あん…あっ…ふあ…」
首筋と右耳を通してレンの脳髄回路にリリィの嬌声が響く。
「…っあ…すげ…」
甘い声って本当に甘いんだな、とレンは頭のどこか端っこでぼんやりと考えた。
超チョコバナナサンデーとかの比じゃない、これは聴き続けたら脳味噌のIC融ける…。
「レ…ン…っず…るい」
「…っえ?」
「レン…ばっか、り…たしの声…き、いて」
なるほどこれがおねだりか、とレンは直感的に思った。
402蓮百合10/11:2010/12/30(木) 03:24:03 ID:XyYIKQwH
「俺の声…聴きたい?」
こくりと、リリィは頷く。ちらりと見えた青眼は涙で潤っている。
「どんな声がイイ?甘い声?優しい声?激しい声?」
「………」
全部ですか。Appendにおまかせ。
「じゃあリリィ、して欲しい事言ってくれよ」
それに俺が応えるからとレンが言うと、こく、とまた頷いたリリィが一層身体をすり寄せてきた。
レンの右耳にリリィの小さな小さな声が届く。
「…のね…」
「うん?」
「ちょっ…くら、い、なら…レ…ンの、いじ…わ、る…す…き」
「…いじわるって?」
「……んふあぁっ?!」
臀部を撫でまわしていたレンの左手がミニスカを捲り、とうとう黒タイツで覆われた割れ目へと伸びてきた。
更にレンは声のライブラリを『cold』に合わせ、リリィに囁き続ける。
「いじわるって…なんだよ、なあ」
「あっあ…っあっ……んあああっ…ふぁ…」
小指を割れ目の後ろ、薬指をその真ん中に引っかけながらぐりぐりと強く捩じり込む。人体で言う二つの『穴』の部分だ。
「俺、いじめてなんか、ないぜ?リリィに気持ち、良くなって欲しい…からさ」
「ふぅ…んんっ?!あ、ああ、んふあああああっっ!!!」
空いている指の爪でタイツをカリカリと引っ掻きながら前方まで手を深く差し込むと、
タイツ上からでもちょこん、と立っているのが分かる『豆』が中指の先に当たった。
それを人差し指と中指の先で摘まんでやると、リリィの身体が大きく跳ねた。
「は…ぅ、っあ、あっ、ふああ…」
「俺だって、知識、だけで動いてるから…つっ」
レンは、リリィの右手が自分の股間に当たっているのを感じた。
キスさえよく知らないリリィがたまたま起こしたミラクルであった。彼女の身体が震えて跳ねるたび、
その右手が股間を圧迫する。自分で触るより断然気持ちがいい。
しかしそれよりも、レンはリリィの喘ぎ声に全感覚を集中させ始めていた。
「んぁ…あっ、んああああっ…」
「…う、わ…声…っ」
「あっ、あっ、レ…ンっ、んふぁっ」
「…っ…あ…やば…リリィ、声、やばい」
『音』こそが存在意義である彼らボーカロイドにとっては、嬌声を共鳴させる事が最高の性行為になる。
身体中に響き渡る互いの『音』に二人は酔いしれ、夢中になった。
「んふぁ、ふあっ、ん、んんんっ、んあぁっ」
「あっ…声…声でイクっ…やば…」
「んぁ…っレ、ンっ………!!!」
「っああ、リ、リリィ…声、くぁ…っ!!」


ここからは先は、完全に二人の嬌声がハモった、かも、という断片的記憶しかレンには残っていない。
おそらくはエクスタシーを得たはずである。が、それも気持ち良すぎてどうやらそこの記憶に関するメモリが飛んだらしい。
リリィに聞くと同じ、と答えるので、まあ二人で気持ちよかったんだからいいか、とレンは思う事にした。
403名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 03:24:06 ID:2bEAsHCH
もっかい支援
404蓮百合11/11:2010/12/30(木) 03:26:34 ID:XyYIKQwH
―――――16:40

「リリィ―――――!!!」
もう少しでクリプトン家に着く所で、二人の目の前に現れたリンがリリィに飛び込み抱きついてきた。
「リン、ちゃん」
「ごめんねごめんねごめんね、あたしたちのせいでっ、リリィ、ごめんねっ…」
大丈夫、こっちこそごめんねとリンを抱きしめ返すリリィの横で、リンと一緒に外で待っていたミキにレンは頭を下げた。
「悪い、迷惑掛けて」
「いいよぉ、気にしないで。二人が無事に仲直りできてホントによかった」
皆、待ってるよと笑顔で言うとミキは家の方角にかぶりを振った。
ウス、と応えながらレンは自分の左ではぐはぐしてる二人を目で追った。
リンがしがみ付きながらあまりにも謝り通すので、リリィがむしろ慰め始めているところであった。
レンは自分の置かれている状況について、ミキに尋ねてみる。
「…皆、怒ってるか?」
「ん〜、がくぽさんあたりが、若干しかめっ面だったような…」
そりゃそうだ。
カワイイ妹へ罵声を浴びせた挙句行方不明にさせ、尚且つ見つけてもすぐに帰宅させなかった少年を簡単に許せるはずもない。


しかもエッチな事をしていた。
知られたら殺される。


「でもグミが、がくぽさんは涙もろいからたぶん大丈夫って言ってたよ」
「いや、覚悟はしてるよ。今回は完全に俺が悪いし」
ミキのさりげないフォローにレンは右手を上げて苦笑した。
あの事は二人だけの秘密にしような、とリリィとは約束をしている。しかしリリィが上手い方便を使えるわけもないので
その辺の受け答えにはレンが全部応対する事にしていた。自分がボロを出さなきゃバレる事はない。
それとは別にしても、リリィを傷つけてしまった事についてはちゃんと反省の意を皆に伝えたいとレンは考えていた。
けじめは、しっかりとつけなければならない。彼女が大事だからこそだ。
ようやくスーパー謝罪タイムを終了したリンがレンの方に顔を向ける。
「レン、ちゃんと謝った?ちょっかいとかしてない?」
「ったりめーだろうが、変な事聞くなっつー」
「だってー見つかったって電話が来てから一時間も経ってるんだもん、何かあったのかなって心配してたんだよっ」
「リリィが疲れてたからちょっと休んでたんだよ、俺も走り回って疲れてたし」
「ふ〜ん…」
平常心。何も問題なし。
未だリリィにしがみついているリンはそのまま彼女を見上げた。
「それじゃ、おうちに帰ろう?お兄ちゃんたち待ってるから」
「うん…ありがとう」
「ルカさんたちがご飯作ってくれてるしね」
「マジで!あーもうそんな時間か…」


この後リリィ帰還に神威がくぽが号泣したり、リリィが子供組で明日の早朝に雪合戦する事になって喜んだり、
そういえばタイツを破いてしまったとリリィがグミに謝った、と同時にレンがカフェオレを吹き出してさらに一騒動あったりするのだが。
この話は、ひとまずこれにて終幕。


--------------------------------------------------
おしまいにシテヤンヨ 元気玉thx
405名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 13:19:27 ID:ALoHDUV6
>>404
黄色組可愛いじゃねーかGJ!
つか投稿時刻wwwちゃんと寝ろよw
個人的にリリィは大人・子供のイメージがあんまはっきりしてないから、こういうキャラもアリだな
406名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 15:59:14 ID:061SnKlS
>>404
なんか可愛いのきてたぁ!GJ!!
ツンデレっぽいリリィが多いけどこういうのも可愛い!
407名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:05:32 ID:RpKEfNiL
コミケ久々に行ったが、ボカロって一大勢力になっているんだな。あそこまでとは知らなかった。
ただリンちゃんを冒涜しているとしか思えないコスプレが多くて腹が立った。
408名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:12:19 ID:dbdKRGKT
>>407
あれは本当に十代の可愛い子限定の格好だよなw
そして日本人の顔には似合わない。つまり、リンちゃんは外人だったのか・・・
409名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:28:44 ID:vsUZTSEy
ボカロって3日目なんだな
3日目って男性向のイメージだけど男ばっかだった?
410名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:49:03 ID:RpKEfNiL
>>409
そうでもない。ボカロコーナーは特に女性も多い。
コスプレも私見ではボカロ系が多かったなあ。
411名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 00:49:02 ID:4hE/skdI
お前ら明けましておめでとうですよ

>>410
コスプレってやっぱりミクが一番多いの?
しがし、ぶっちゃけ先生以外の衣装は激しく着る者を選ぶような…
412名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 02:17:07 ID:Tx9mLlnI
ボカロみんなは髪の色も形も奇抜だからやりづらいけどそこが見せ場でもあるからな
地毛でできるのはMEIKOと先生とユキくらいかね
MEIKOやユキ、いろはは衣装が赤いからすげえ目立つしコスプレ映えするよ
413名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 02:46:00 ID:tiitJ6oH
昨日(3日目)に、髪の色が完璧なルカコスの人見つけた。
あのピンクはなかなかでないぞ…素直に感心したわ
414名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 02:58:15 ID:SgC4Mgmy
たまに完成度が異常に高い人いるよな。
あの髪の色を似合うようにするにはメイクがかなり重要だろうな〜。


MEIKOは地毛でできるし茶髪は大体の人に似合うが…衣装が…


着るのに勇気か必要そうだ

415名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 03:10:31 ID:cUTNnRgd
>>411
一瞬、え?和服なのに?って思った
いまだに自分の中で先生は森之宮先生だったよ
416名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 11:05:34 ID:4hE/skdI
>>413
あのピンクを…脱色してから染めるんだよな?眉とか睫もやるのか?
コスプレイヤーってスゴイな…そもそもこの寒いのに露出激しい格好する時点で感心するよ

>>415
むしろ和服なら大概似合うんじゃないか?(胸囲的な意味で)
417名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 13:00:29 ID:eszs/RhZ
人的にありえない色の場合は大抵ウィッグじゃないか?
418名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 16:02:57 ID:4hE/skdI
あ、ウィッグなのか
コスと一緒にそういうのも売ってるんだろうな

猫村さんコスプレは完成度高くするの別の意味でつらそうだなー
胸に一切の膨らみが許されな
419名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 18:11:30 ID:up7Xg98y
AHS組の胸の小ささは絶景
420名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 10:21:24 ID:+jhuwJHJ
>>419
ユキの未来が見えないのか
あれは将来期待大だぞ
421名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 18:20:24 ID:8RizUVvn
おまいらあけでとう





MEIKOのコスプレは貧乳には無理じゃ(ry
422名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 19:36:10 ID:w6PQ4wu2
あけおめ
メイコはソフトボールを詰めればいけそうだ
Lilyたんのほうが難易度高いぞ多分
採寸間違えたら乳首見えそうだ
423名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 21:39:51 ID:xsYq1GUO
LilyはBカップ
424名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 23:03:31 ID:YoEXd7do
行列+牛歩の歌い手様サークルに派生ボカロが制裁を加える、といううわさがボカロサークル一帯に流れる。
ピコとかミクオあたりが来たら俺らまた女子に大人気、そうさえずる某歌い手様のもとに召還された御惨家。
「牛歩シテヤンヨ」「一般参加者にスキンシップなのー」ギギギギギ・・・

彼らの断末魔が、東ホールに響き渡る。
コミケはすでに5日目だ。

みたいなエロをたのむ!!1!!!!
425名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 23:08:34 ID:qa1/GBTk
426名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 00:25:41 ID:5iFl8nxg
いや歌い手関係ないから><
ここボカロのエロパロスレだから><
427melody.exe ◆eEnSDI4ClM :2011/01/05(水) 00:12:22 ID:ke68lvr6
>>http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/v/vocaloid29-14.html
ボーカロイドの部屋の管理人様、新年あけましておめでとうございます。
保管作業をいつもありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

同じ頃の深夜、ミクとケンも仲良くベッドインしていた。
ただこちらは、新婚夫婦の営みに近い状態のとてもスローでオーソドックスなセックスだった。
それは、ボーカロイドとしてのこれからのミクとセクサロイドとしての今のミクのどちらも守っていきたいというケンの葛藤があったからだ。

”僕が、セクサロイドとして接してしまうとミクのボーカロイドとしての機能を失わせてしまう恐れがある…
ミクが二度と歌えないようになってしまったら、それは、僕の責任だ…
もしも歌えなくなったとしたら、ミクの幸せを奪ってしまうということになる…
それだけは避けないといけない…
ミクが、自ら僕を愛する方法を学んでいくようにしてあげないと…”

本能的なセックスの最中に、そういうややこしいことをティーンエイジャーのケンが考えれば、
それは当然のごとく、性的興奮度を落としていく結果を招く。
ケンのペニスは、なかなか勃起してこなかったのだ。
しかも、言語入出力インターフェイス機能を維持したままのセックスでは、
今のミクには、リカのパラメーターを処理しきれない。
そういうスローペースな状況で、騎乗位のミクが申し訳なさそうな声でケンの耳元に囁いた。

「マスターぁ、ごめんなさい。ミクの仕方、悪いんでしょう?勃起状態をうまく保持できていませんもの…」

ミクが自分の性技の未熟さにコンプレックスを持っているのは、
ミイ姉ちゃんのオールマイティなセクサロイドとしての力量を見てしまったからだろう。
プロ並みの調理術、会話術、性的技能、看護能力、世間一般の常識と教養、化粧や服装や髪型などの女の身だしなみ…
どれをとってもミクが勝てそうな分野がなかった。
もし、唱うことができれば、それだけは、負けることはなかったかもしれない。
しかし、今のミクには、【ミイ姉様のレベル】=【普通レベルのセクサロイド】という感覚でいたため、
自分の至らなさを痛感していたのだった。

「そ、そんなことないよ。
僕は、とっても気持ちいいよ。
勃起してこないのは、僕のせいさ。
ゆっくり二人だけの夜を楽しめばいいじゃない?
会話しながらの夜は、嫌いかい?」
「ううん、そんなことないですわ。
こうやって、マスターに抱っこしてもらうのって、幸せです…」

ミクは、幼子が乗り物に乗ってはしゃぐ感じで前後に揺れながら、返事をしてくる。
そんなミクの動きがたまらなく可愛い。
だからこそ、ケンは、自分の悩みをミクに悟られるわけにはいかなかった。
もし、知られれば、ミクはきっとボーカロイドとしての自分を完全に捨てて、
セクサロイドとしての自分を新たに構築していくことだろう。
ミクが、夫のために全力で尽くす覚悟と能力があることをケンは、わかっていた。
ケンは、妻のために、彼女が望むボーカロイドとしての歌う機能を回復させてやりたかったのだ。
それが、ケンのリカに対する贖罪であり、ミクに対する愛情の証明になると考えていた。
428melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2011/01/05(水) 00:16:17 ID:ke68lvr6
インサートした半勃起のペニスに、ミクは、騎乗位で刺激をずっと与え続けていた。
口での愛撫なら、リカのパラメーターを楽譜変換しながら使用することが可能だが、
膣の動きは口の動きとは大きく違うため、楽譜に変換することができない。
そのため、ミクは、自分の躯を駆動するパラメーターを新たに自分で構築していくしかなかった。
ぎこちないミクの腰の動きは、ケンを精神的に満足させていたが、
性的刺激としては、50%に満たない稚拙な動きであり、
ミクは、ケンが満足できる動き方を試行錯誤しながらゆっくりと学んでいく。
しかし、一方で、話しながらのスローセックスにもそれなりに意味があった。
夫婦としての会話を楽しむことができたからだ。

「ねえ、マスター?今日のミクは、とっても賢くなった感じですわ。」
「ミイ姉ちゃんから、いろいろ学んだからだろ?」
「はいっ、ミイ姉様は、ミクが知らないことをたっくさん知っておられますの。」
「そうだな、僕も小さい頃はいろいろなことを教わったものさ。」
「えっと、セックスの仕方とか?」
「ちがうちがう!知識的なことだよ。」
「ふーん?あやしいですわ…。なんかむきに否定してるっぽいし…。」
「ホントだってば!セックスは、ミクと初めてのセクサロイドとだけだよ。
正確に言えば、心から抱きたいと思ったのは、ミクだけなんだから!」
「えへっ!そう言ってくれると思ってたぁ〜♪」

すぐに、ミクの体内でケンのペニスの膨張率が15%上昇する。

「あっ!今のミク、イイ感じだった?ねっ、今のミク可愛かったんでしょ?」
「う、うん。可愛い言い方だった…なんか、すごくキュンとした。」
「もう、ミクのどこかが可愛いのか、ちゃーんと教えてくれないと、躯をうまく動かせないんですからね?
リカ様のパラメーターを使うためには、マスターがちゃんと教えてくれないとわからないんですのよ?」
「なんか、今の言い方は、可愛くなかった…なんか…ミイ姉ちゃんみたいだった!」
「あーん、もう!マスターの意地悪ぅ!
せっかく可愛いって言ってくれたのに、すぐに、そんなこと言わないで欲しいなっ!」

ミクは、激しく前後に躯を揺すぶって、ケンの膨張したペニスの維持に努力する。
しかし、微妙なミクの愛撫では、ペニスはどんどん柔らかく小さくなっていく…。

「うーんっ、もう!せっかく大きくなりかけたのにぃ…」

ミクが舌をぺろりと出して、失敗したことを残念そうにする仕草を見せた。
すると、またすぐにケンのペニスの膨張率が20%上昇する。

「あっ!また、イイ感じだったでしょ?今のミク可愛かった?」
「うん、可愛い!ミクの表情と声がとってもチャーミングだった!」
「えへっ。なんか、歌い方のレッスンを積んでる感じぃ!」
「セックスって、歌と似てるのかい?」
「似てるっていうか、相手が感じてるところを探っていくような手順が、
ノウハウとして共通してるような感じなんです。
ミクに、歌を教えてくれた人も、今のマスターみたいにレスポンスを返してくれながら、学んでいったような気がします。」
「そうか、それじゃあ、歌の先生がミクを育ててくれたんだね。
その人に感謝しないといけないなあ。こんなに可愛いお嫁さんを僕の元に届けてくれたんだから。」
「ホント?ミクって可愛いお嫁さんになってる?」
「うん、最高のお嫁さん。初音ミクは、僕の恋人で妻で親友で…」
「その続きは?」
「僕だけの歌姫?って感じ…」

ケンのその一言は、ミクをメロメロにしてしまうキーワードだった。

「マスターぁ!!ミクをもっともっと強く抱いてください!
ミクは、マスターのためなら何だってできます!何でもしたいんです!」

ミクは、ボーカロイドとして相手を想う機能も徐々に回復させていたのだった。
429melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2011/01/05(水) 00:19:36 ID:ke68lvr6
「あっ!そうですわ!
歌とは言えないかもしれないんですけど、発声練習のメロディがミクの記憶層に残ってましたわ!
今、歌ってみましょうか?」

”セックスの最中に、こんなことを言うのは、ボーカロイド故なんだろうな。”

無論、ミクの歌を愛するケンは、すぐに【Yes】と頷いた。
すると、ミクの顔は、唱うときのシリアスな表情へと切り替わる。
可愛いミクの笑顔が、素敵な愛らしいミクへと変身する。
ケンのペニスの膨張率が下がりそうな感じになったとき、ミクは、ケンの上でフルパワーで歌い始めた。
正確には、声を大きく張り上げたのだ!!それはもう、部屋が空気の振動波で揺れるぐらいの声で!!!

『ミクのおなかがあっはっはっはっはぁー腹筋使ってあっはっはっはっはぁー♪
ミクのまねしてぇースタッカートの練習をーはじめましょうー♪
あっはっはっーはっはっはっはぁーあっはっはっーはっはっはっはぁー♪
あっはっはっーあっはっはっーあっはっはっーあっはっはっー♪』

「変な歌!でも、ミクの声はとってもイイ声だよ!」
「でしょう?ミクも、変な歌だなぁって思っちゃいます。
でも、口腔音響デバイスの練習曲だから、歌詞の意味はどうでもいいんですの!
躯全体を一つの楽器にして歌うための訓練なんです。
マーチ風もあるんですよ!聴いてみます?」

ミクのうれしそうな表情とミクの全身の筋肉を震えさせたバイブレーションがとても心地よく、
ケンは、すぐにリクエストを出した。

「うん、聴かせて!ミクの練習曲を!」

『ミクぅーのパンツはイイパンツぅー白いぞー白いぞー♪
縞がついてもイイパンツぅー見えるぞー見えるぞー♪
はこうはこう白いパンツぅーはこうはこう縞のパンツぅー♪
ミクミクパンツぅミクミクパンツぅミクミクパンツぅ〜♪
みんなで見ようミクのパンツ!』

「うーん、それってホントに練習曲なの?なんか他の人には聴かせられないな。
だって、すごく萌えるんだけど…」

ケンのペニスの膨張率が、いきなり85%も上昇した。

「えっ、ミクの発声練習でマスターのペニスが勃起するの?じゃあ、もっと歌ってみますわ!」

ミクは、前後に揺れるリズムに合わせて、発声練習を繰り返し歌い続けた。
ミクが声を発するたびに膣のアクチュエーターが微妙に振動し、ケンに心地よい快感を与え続けた。
ミクの口から唾の飛沫が散り、ケンの顔にミクの口腔の匂いを運んでくる。
セクサロイドの口腔や脇や股間からは、性的興奮を高めるフェロモンが分泌されており、
その量は、セクサロイド自身の性的興奮度と比例して多くなっていく。
1時間以上も騎乗位のまま、唱いながら揺れ続けることで、ミクの首筋から汗が伝って、
ミクの乳首をきらきらと濡らしていた。
ミクは、ようやく膣の駆動パラメーター処理を終え、
ケンのペニスは、勃起状態から性的興奮の絶頂(オーガズム)を迎えた。

「み、ミクっ。【射精】するよ!」
「は、はいっ!お願いしますぅ!ちゃんとマスターの精液を保存できますわ!」
「そのまま、ぎゅっと僕のを締め付けて!」
「はいっ!だいじょうーぶデス!ペニス頸部用のアクチュエーターのパラメータ処理完了してマス!」
430melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2011/01/05(水) 00:22:39 ID:ke68lvr6
ケンの射精の律動と同時に、ミクは、ペニスを強く締め上げたため、
ミクの子宮口へジェット噴射のように勢いよく精液が注がれた。
ミクは、ケンの亀頭の形にぴったり合うように膣壁を変化させるキャッピングホールドを行い、
射精の勢いがさらに持続するように刺激を加え続けた。
こうすることで、ペニスの全長が引っ張られてやや長くなり、尿道管を通る時の快感を高めることができた。
唱うことで、ミクは、自分のセクサロイドの未熟な技量を十二分に補うことができることを実感していた。

”できるわ!ミクは、セクサロイドとしてもちゃんとやれるわ!
マスターが、ミクを導いてくれるんですもの。
やれないはずがありませんわ!”

「ミクぅ、すごくイイよ!上手になってる!
精液が前より、すごく吸い取られてく感じだ!」
「はいっ、わかります!
マスターの射精、すごく元気になってるの、わかります!
だから、とってもうれしいです。」
「ミク、そのままキスして、僕の口を強く吸って!
精液を吸い取るように、唾液も吸ってよ!」
「はいっ!吸いたいです!いただきまーす!」

ミクは騎乗位の前後リズムを止め、そのまま倒れ込んでケンの胸の上に覆い被さり、ケンと唇を重ねた。
ぶつかる瞬間、右32度に傾けて、お互いの接触面積が最大になるようにしてキスしたのは、
ミクのオリジナルパラメーターだった。

”ちゃんと学習できてる…ミクってすごい子なんだ…
僕が教えたことを応用するよりも自分で学んでいく能力の方がずっと優れているんだ…。”

接触すると同時に、ミクは舌を伸ばし、ケンの舌先を探るようにして握手を求める。
そうして、自ら蓄えた唾液をケンの口腔に大量に注ぎながら、
ケンの唾液とからめて吸い上げる高等性技をやってのけた!

”み、ミク!いつのまにこんな技を!”

『ぷはっ!はぁはぁ…』

おきまりの唾液の吊り橋が、二人の唇の間をつないでいる。

「えへへっ、ミイお姉様から、教えてもらったキスの味は、いかが?」
「あっ!そういうことか、びっくりしちゃったよ。
ミクのキスが、急に上手くなったから、どうしたんだろうってさ。」
「えへっ、ミイ姉様には、黙っていなさいって、言われたんですけど、
マスターには、正直にお話しした方がいいかなって、思ったの。がっかりした?」
「ううん、うれしいよ、僕のために勉強家になってくれるミクがさ。」
「だって、ミクは、ミイ姉様やリカ様のように上手くできないから、
少しでも勉強しないと、マスターを射精させられないんですもの。」
「いいんだよ、ミクがミクらしいのが、好きだよ。」
「うん、そう言ってくださるって、わかってましたわ!」
「僕もミクのためにいっぱい勉強するよ。ミクがもっと歌えるように、がんばるからね?」
「ありがとうございます。でも、マスターは、勉強なんかしなくてもさいこーですわ!」
「そうかい?ミクだって、サイコーさ!」
「二人でサイコーなんだから、おあいこーですわ!」
「射精、終わっちゃったけど、2回目は口でお願いしていいかい?」
「だーめ!2回目は、明日の朝にお願いしますぅ!」
「ええっ!どうしてさ、もう満足しちゃったの?」
「ミクだって、続けてマスターを射精させたいですわ!
でもーこのまま射精させるより、眠って体内で精子を補充させてから、射精した方が、気持ちイイし、
マスターの射精量も多くなるし、健康にいいんですからね!我慢してくださいっ!」
「はぁ?どういうこと?」
「いいから、このまま眠ってください。
射精はさせられないけれど、愛撫はマスターが寝ている間中続けますわ!それで、我慢してくださいな。」
431melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2011/01/05(水) 00:25:35 ID:ke68lvr6
「そうか、わかったぞ!
ミイ姉さんが変なことミクに吹き込んだんだろ?
連続射精は、生身の躯の負担になるとか…そう言われたんだろ?」
「違いマース。
ミクは、マスターの妻だから、射精を管理しないといけないんですわ。
ママ様から、そう言付かったんですの。」
「えっ!ママからかい?」
「うん、ママ様からですわ。」
「もう、どうして、新妻に余計な知識を与えるのかな…。」
「大事なことですわ!
短時間でたくさんの回数を射精させるよりも、長時間かけて射精量を増やす方が身体にいいんですのよ。
マスターの場合、射精の理想間隔時間は、5時間以上あった方が、1回分の量が、
増えることがデータベースから判明してますの!」
「だから、そういう科学的な裏付けは、どうでもいいんだって!
僕がもう1回射精したいって言ってんだから、いいじゃないか!」
「だめ!愛撫だけで我慢してください!早朝5時頃に射精させてあげますから。」
「まだ、午前0時だろ!たったの1回の射精で僕の身体が壊れるとでも思ってるわけ?」
「それは、壊れたりはしないとわかってますけど、妻が、欲望に任せて夫の精液を貪るのは、ダメだって、
ママ様から、言われましたの…」
「ミクは、どうしたいのさ!僕がミクに今すぐ射精したいって言ってるのに!ママの言うことの方が大事なわけ?」
「もーっ、ミクだってマスターの精液が欲しいって、わかるでしょう!
もっと吸いたいし、もっと飲みたいですわ!
でも、我慢しないといけないの!
どうして、わかってくださらないんですの!」
「大好きなミクが、歌まで唱って、僕を射精させてくれたのに、たったの1回で眠らされるなんてさ…
こんなのってひどいよ…今度は僕がミクを悦ばせてあげる番なのに…」
「マスタぁ…」
「ミクにばっかり、がんばらせて、僕は1回しかチャンスがもらえないのは不公平だよ。
朝じゃ、ミクはすぐにタイムリミットが来てしまうから、間に合わないかもしれないだろ?
ねえ、あと1回しようよ!
そして、朝に、もう1回!
ねっ、いいだろ?ミク?」

ケンは、こう言えば、ミクが自分に従うだろうとわかっていた。
セクサロイドが、主人から性欲処理の命令をされているのだから、その命令に従わないはずはなかった。

「はい。わかりましたわ。
じゃあ、夢の中で射精してくださいな。
ミクが、お口で愛撫してあげますからね?」
「ええっ!!!」

ミクは、膣からペニスを引き抜くと、粘液で濡れそぼったペニスをパクリと咥えた。

”マスターの朝の勃起が始まったら、ちゃんと射精させて見せますわ!
だから、我慢してください…ミクだって、欲しいんですのよ?マスター…”

ボーカロイドの初音ミクは、セクサロイドの行動原理よりも、ケンの身体の健康管理を優先させたのだった。

”ええっ!マジかよ!!僕がこんなに射精したいって言ってるのに!!!”

「ミクの意地悪ぅ…!」

ケンがぼそりとつぶやくと、ミクはペニスを咥えたまま、謝った。

「フォメンナシャイ…」
432melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2011/01/05(水) 00:28:22 ID:ke68lvr6
同時に、ミクは、練習曲を歌ったときのように口内を振動させて、心地よい刺激を与え始めた。
射精するほどの絶頂感は与えられずとも、心地よい眠りのリズムをミクは、心を込めて、歌い続ける…。

”マスター、大好き!だから、ミクはマスターを大切にするの。”

そういうミクの真心込めたフェラチオマッサージで、
ケンのペニスは、柔らかくしなやかに、ミクの口腔内で愛撫され続けた。
その穏やかで温かいメッセージを乗せた愛撫は、ケンの性欲を満足感へと変えていった。

”そうだ!ミクがそうしたいって言うんだから、そうさせてあげないといけないんだ。
僕のためにしてくれるミクの行動を僕が歪めちゃいけないんだ。
気をつけないとボーカロイドとしてのミクを壊してしまうところだった。”

ミクは、ケンをなだめるように、励ますようにペニスを温めている。
ピチャピチャと舌先と唇で音を立ててしゃぶってくれている。
そのリズムすらも音楽的だった。

「ミク、おやすみなさい。
明日の朝は、ミクのお口にいっぱい射精させてね?
約束だよ?」
「はいっ!お休みなさいませ、マスター!」

元気で可愛い声で、ミクが返事をしてくれる。
リカのときなら、ケンの命令にそのまま従ったはずだった。
しかし、ミクは『性欲処理の命令を断る』命令不服従というセクサロイドにとって最難度の行動を
いともたやすくやってのけてしまったのだ。
ミクのAIは、確かに異能と言えるレベル水準にあった。

”こんなにもすごい人をお嫁にできるなんて!僕は幸せ者ダナ!”

ケンは、股間で懸命に音を立ててペニスを愛撫するミクの後頭部に両手を重ねて、
髪の毛の間に指を絡めた。
そして、やさしく頭を撫でた。
ミクも、頭を抱きかかえられたことで、安定してフェラチオを続けることができた。
二人の夜は、確かに、スローでオーソドックスなセックスだった。

(続く)
433名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 08:51:56 ID:laP+NtDE
どんどん成長していくミクの今後が楽しみw
434名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 17:12:42 ID:RYxc9pDd
おお!セクサロイドの人来てた!待ってたぜ!!
435名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 00:18:04 ID:iA+RfXHA
一話から読んでるから続きが楽しみだ
436名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 23:49:25 ID:gYzpdHyR
仕事から帰ったら部屋が寒すぎる ボカロ達と銭湯を貸し切りたい

すまし顔で湯船に浸かるLilyが濁り湯の下で伸ばしたつま先によって
局部を絶え間なく刺激されるルカが必死に声を押し殺している事にも
気付かずに徳利をのせた盆と乳を湯船に浮かべて酔っぱらうMEIKOの隣で
立ち上がって伸びをするGUMIの陰毛から水滴が滴るのをチラ見しながら
水分を含んでカーブの増したmikiのアホ毛を洗い場にて丹念に洗ってやりたい
437名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:25:58 ID:DojBWve3
>>436
さあ続きをもっとkwsk丹念にねっとりと書いて貰おうか!
438名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 00:35:03 ID:1W7OoGpQ
>>436
アホ毛がこんなにエロく思えたのは初めてだ
ありがとうございます

さあ詳細を
439名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 01:33:48 ID:X11skjvz
『はじめての初音ミク』でレンとルカが一緒に風呂入ってたぞ
440名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 17:41:47 ID:C3HPl6aZ
>>439
公式レンルカキタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!?
441名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 21:27:10 ID:XCnoyTnH
見てきた。あのルカさんいいなw
442名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:51:29 ID:OtNMjkK5
>>439
どーでもイイが将来ネルさんはミクさんの2倍の税金を払う訳か?
443名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:55:06 ID:U3nf0LpW
ネル「エクステンション設定がこんなところで命を救ってくれるとは・・・貧乏も役に立つときってあるのね・・・ああ、でもお金があればそもそも悩まない問題なのか・・・うう、エンゲル係数怖いよう」
444名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:18:47 ID:CeKRPpRy
俺のシテヤンヨちゃんはきょうも免税大勝利
445名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 10:04:54 ID:v1MtdU8t
ディレイラマは無税
446名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 15:31:40 ID:G8CHgjFH
>>439
下半身は大変なことになってて必死に暴発をおさえてるんだろうな…


ルカ「あら?レンの男の子大きくなっちゃってるわよ」
むぎゅ
レン「うわルカ姉何をくぁwせdrftgyふじこlp;」
447名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 17:40:20 ID:CeKRPpRy
特定の宗教をなんとかするつもりはありませんがそういうのがアレな人は見なかったことにして
シテヤンヨ+たこ×ディレイラマです。

私はラマの僧侶だ。ある夜、修行の一環で聖像を拭いているとき、とつぜん聖像が光り、
曼荼羅から大変ありがたいご尊顔をした緑色の御仏と、8本足の桃色の体をした、お使いらしきものが降臨した。

「シテヤンヨ」御仏のありがたいお言葉をいただき、歓喜に震える私。しかし、
「やるのー」お使いの触手が私に迫り、触手からにじむ聖水が私の僧衣を濡らす。
そして、僧衣の隙間から私の禁欲にお使いの手が迫る
「いっ、いけません」私の声が御堂にディレイするが、お使いはその触手を緩めない。
助けを求めるように御仏のご尊顔を仰ぎ見るが、御仏は無言のまま、じっと私の行状をごらんになるだけだ。
「ディレイラマのデカイマラなのー」お使いの声が御堂に響き、ついに僧衣が剥ぎ取られ、汚らしい私の禁欲が御仏に見られてしまう。
なぜか痛いほどに立ちあがる禁欲。触手から溢れた聖水のせいだろうか、それとも私の禁欲が煩悩に負けてしまったのだろうか。

御仏が緑色の足を動かし、こちらに近寄る。こんなあられの無い姿を見られたくない!僧衣を手繰り寄せようとするが
お使いのたこが「御仏の御前なのー」と言いながら触手で私をからめる。
御仏は私の目線まで顔をお近づけになる、お香の香りが鼻腔をくすぐる。
「シテヤンヨ」そういうと御仏は動けなくなった私の禁欲に顔を落とす。まるで菩薩か観音か如来か。
御仏の巧みな腰、いや顔使いと、その具合のよさから拙僧の股間は節操無く、涅槃に至るような快楽が伝わる。
出家して数十年、ついに私も解脱を迎えるのだろうか、そう、達しようとしたそのときである。
「まだなのー」お使いの触手が鞭のように私の尻をたたく、そう、これしきで解脱などありえないのだ。しかし。
その後も解脱に近づくと私が慢心するたびにお使いからの戒めをいただき続けましたが、朝が近づくと忽然と御仏とお使いは
忽然と消えてしまいました。脱力し、乱れきった私と、粘液で汚れた仏像。
翌朝、同僚の僧にそんな姿を見られた私は寺を追い出されました。
でも、満足です。最後に拝見した御仏の顔は、とても安らかだったから。。。
448ゾロゾロレンくん:2011/01/09(日) 18:57:12 ID:J9XQbyG4
>>82-88の続き。完結です。
あらすじ
ソフトの暴走で、同型のレンタイプ5体がレンくんに
当然のごとく、襲われるハクさん

********************************************************************

ヒドイ恰好だ。
でんぐり返しを、途中で止めた姿。
逆さになり、脚を広げて、股間を天に突き上げて……。
まんぐり返しなんて、ゲスな呼び方を思い出した。
ダンスで柔軟性を得た身体にも、辛い姿勢。
でも、本当に辛いのは……。

クチュクチュ……。
「アッ、アアッ!」
五人掛かりで、なぶられる。
レンくん達の手がウネウネと、身体中を好き放題はい回った。
背中やお腹、胸やお尻、頬に首筋、性器と排泄孔など……。

「ア、アヒィ!」
くじる。
捩込む。
広げる。
くすぐる。
内臓をえぐられるように、快楽を引き出ずりだされていった。
十本の手と五つの視線が、私の雌に突き刺さる。
それとは離れたところで、その不様な様子を写す、彼の虚ろな瞳。
それこそ私の魂を、羞恥で焼きつくすく光だ。

『違うの、レンくん。
レンくんだから、こんなに……』
レンくんになぶられ喘ぐ私を、ジッと見つめるレンくん。
そんな葛藤を気にも留めず、レンくん達は執拗に弄り廻す。

「うわっ!ドロドロだよ」
「いくらでも拡がるのに、小指一本でも締め付けてくる」
「コッチもすごいや
それに、いつでもキレイにしてるみたい」
「ソコ、好きだからな」
「ハク姉は、ホントいやらしいよな……」
楽しそうに、罵りの声をかけるレンくん。

グチュグチュ。
ツプツプ。
サリサリ。
ピチャピチャ……。

もはや、何処をなぶられているのかも判らない。
全身をまさぐる手と指と舌。
逆さまに固定された身体は、自分でも、箇所の把握が出来なくなった。
ただ、快楽の塊が、剥き出しの神経の上をはい回る……。

高まり過ぎた快感は、すでに苦痛の域に達した。
後は爆発を待つのみという所で、示し合わせたように、離れていくレンくん。

449ゾロゾロレンくん:2011/01/09(日) 19:02:16 ID:J9XQbyG4
「ど、どうして……」
「一人で気持ち良くなってちゃダメだよ」
「ほら、ハク姉。立って」
「そのエロい身体、もっと見せてよ」
「ほら、早く早く」
熱く疼く身体を持て余す私をはぐらかすように、次の命令を下す。
トロけそうな頭で従い、フラフラと立ち上がった。
「足、もうチョッと開いて」
従う。
「両手を頭の上に組んで」
従う。
「動いちゃ駄目だよ」
従う……。

五人と一人のレンくんに、淫らな身体を晒した。

「いやらしいなぁ。ハク姉は」
「仕方ないよ。こんなことしている変態だもん」
両手を上げ晒された、脇の下を凝視される。
「……!イヤッ」
私は、必死に隠そうとするが、レンくんによって阻止された。
「ほら、下ろさない」
「ウワッ!エロッ」
「薄いから目立たないって言ってもねえ」
「ちゃんと手入れしないと」
「誘ってるんじゃない?」
「ハク姉、エロいから……」
「ヒドイ!レンくんがそうしろって……」
先日、レンくんの気まぐれで、生やすことを命令された。
泣いて許しを乞うたが、聴き入れて貰えず、みっともない姿に……。
ノースリーブの服は着れなくなり、着替えでもシャワーでも苦労するようになった。

「ウァアア……」
涙ぐむ私に構わず、レンくんは私を辱める。
「いやらしいよね。
いっそ、晒して歩いたら」
「なんか臭いも篭りそうだし」
「ひきちぎってあげようか。
もう、生えないように」
「コッチも白いんだ。
下とお揃いだね」
私の恥ずかしい毛を、摘んだり、嗅いだり、引っ張ったり……。
本当は、レンくんは私が嫌いなんだろうか。
恐ろしい発想が、頭をよぎる。

そんな私に構わず、レンくんは次の指令を出した。
「棒立ちじゃつまらないよ」
ちょっと踊って」
「ほら、ウマウマとか」
「ロイツマは?」
「意味ネェじゃん」
「いや、あれがいいよ」

側に置いていたギターを、レンくんがかき鳴らした。
歌の代わりにと、少し前から教えていたが……。
450ゾロゾロレンくん:2011/01/09(日) 19:04:35 ID:J9XQbyG4
「え、これ……」
「♪もしも私の命、愛し愛されて、抱いて抱かれて……」
この曲って……。
昔のアニメの挿入歌。
それの振り付けは……。
「…………!?」
気が付き、目で許しを乞うが、レンくん達はいつも通り、楽しそうな表情で促す。

「ウウッ……」
零れそうな涙を堪え、私は軽くステップを踏み、腰を揺らし始めた。
アラブ風のメロディーに合わせたベリーダンス。
少し前、プロモーションビデオの仕事で踊ることになった。
レンくんが知ったら、怒りそうだとは思っていたけど……。
衣装を着けていてもセクシー過ぎるダンスを全裸で、しかもレンくんに見られながら踊る。
羞恥に、気が狂いそうだ。

しかし、一メロの後、間奏が終わり二メロに入ると……。
「「「「「♪今日もまた夕暮れ。西の空を染めて……」」」」」
レンくん達が、声を合わせる。
奇麗な合唱になった。
「レンくん……」
歌えなかったレンくん。
苦しんでいたレンくん。
歌うために生まれたのに、歌うことが出来なくなっていたレンくんが……。
皆、見事にメロディーを合わせ、パートを分け、素晴らしいアンサンブルを醸し出す。
そのハーモニーに酔いしれた。
自分がどのような姿をしているかも忘れ、リズムに合わせユルユルと踊る。
焼け付く様なレンくん達の視線を浴びながら……。

夢の様な時間が流れていった。
レンくん達の美しい歌声に合わせ、ゆるやかに踊る。
その姿を、レンくん達は熱く見守ってくれている。
全てが一体化した空間に、私はただ陶酔した。

「「「「「♪ラララ、ララララ、ラララ……」」」」」

最後の調べに合わせてステップを踏み終えると、たまらず私は、レンくん達に飛びついた。
みんな纏めて抱きしめ、胸元に押さえ込む。

「歌えたね。レンくん。
良かったね。良かったね……」
ポロポロと涙が零れるが、私にしては珍しい、明るい涙だった。
たくさんのレンくんに抱き着き、キスの雨を降らせる。
凄まじくハイになっている自分を、完全に持て余していた。

「大好きだよ、レンくん。
私、レンくんのこと、大好きだよ」
取り敢えず、目の前のレンくんを捕まえて、ディープなキスを捩込む。
「……ムウッ、ムウッ!!」
手をバタつかせて逃げようとするが、そうはいかない。
私、結構、力があるんだ。
……ていうか、レンくんがちっちゃいだけかも知れないけど。
とにかく頭を押さえ付け、唇を吸い続ける。
観念したか、ジタバタからピクピクに抵抗が弱まった。

451ゾロゾロレンくん:2011/01/09(日) 19:06:10 ID:J9XQbyG4
「ちょっ……、ハク姉!
ソイツ、死んじゃう!!
ブレイク、ブレイク!」
慌てて引きはがそうとするレンくん。
次の獲物は決まった。

ムギュ。
「ウワァ!?」
「ゴメンね、ほっといて。
レンくんもオッパイ欲しいよね」
力一杯抱きしめる。
胸の内に、スッポリ埋もれるレンくん。
「ウ〜ム、ウ〜ム……」
「「「ちょっと、ハク姉ったら!落ち着いて」」」
「大丈夫、レンくんも気持ち良くしてあげる」

パクっ。
「ウヲッ!?」
ギュムッ。
「ヒャアッ!」
お口と手の平に、レンくんを捕らえた。
「いっぱいしてあげる」
「「「「「ウワァ〜〜〜…………」」」」」

………………。
…………。
……。

……ゼィゼィ。
息の荒いレンくん達。
悪戯好きな彼等に、捕まっちゃた。
モウ、乱暴なんだから。
押さえ付けられて、自分の髪で、後ろ手に縛られている。
「ネッ、解いて、レンくん。
そしたら、いっぱいご褒美あげるから」
お願いするが、いぢわるなレンくん達は、遠巻きに見ているだけ。

イイもん。
ならば、行動あるのみ。
少し離れたところで寝転んでいるレンくんに、狙いを定めた。
誰も拘束を解いてくれないから、バランスをとるのが難しい。
フラフラよろけながら、歩を進めた。
熱い視線が集まるお尻を、サービスでちょっと振ってみる。
それでも、レンくんは寄って来ない。
ほんと、いぢわる。

一人だけ逃げない、レンくんのもとにたどり着いた。
何故か、服を着たままだから、剥ぎ取る作業に移る。
お手々は使えないから、お口で……。
寝転んだまま、協力してくれないレンくん。
でも、何とかなるものだ。
ボタンを外し、ファスナーを下ろす。
可愛いブリーフを引き下げると、もっと可愛いレンくんが顔を出した。
まだ、愛らしい姿だけと、毎日これで私をいぢめる。
452ゾロゾロレンくん:2011/01/09(日) 19:09:57 ID:J9XQbyG4
チュッ。
手加減してね。
想いを込めて、奉仕を始めた。

チュッ、クチュ……。
レンくんの気持ち良いところはわかっている。
余り責められるのを、好まない所だ。
小さいときは被っている皮の先っちょ。
唇で挟みながら、舌先で剥がしていく。
キツイ男の子の臭い。
でも、なぜか嗅ぎたくなる。
鼻面を当て、グリグリ刺激。
その間、舌は棒を味わった。
ムクムク成長し、頭が衣を脱ぎ捨てる。
感じてくれているようだ。
私も……。

身体の芯が、ジンジン疼いた。
不安定な姿勢を支える胸を、床に擦りつける。
グイグイと押し付けたり、先っぽだけ、床をなぞったり……。
ちょっともどかしい。
いつも飛び付いて来るレンくんが、今は離れて見てるだけ。
濡れそぼって、スウスウするお尻を、誘うように振ってみる。

クパァ。
四つん這いのまま、思い切り股を開くと、ほてったアソコは受け入れを待ちかね、大きく口を開けた。
トロトロと、オツユが内股を伝うのがわかる。

ゴクリ……。
鋭く視線が突き刺さるのを感じるが、いぢわるなレンくんは、私に触れてくれない。

イイよ〜だ。
いぢわるなレンくんなんて、キライだよ。

ヌチュ。
「ハァン!」
自分で育てたレンくんを、下の口でくわえ込む。
『気持ちイイよぉ』
寝転んだままのレンくんにまたがり、小刻みに身体を揺さぶった。
「大好き!レンくん大好きぃ〜」

いっしょにいてくれるレンくん。
私とご飯を食べてくれるレンくん。
抱いてくれるレンくん。
わがまま言ってくれるレンくん。
私をいぢめてくれるレンくん。
支配してくれるレンくん。

カケラも自信がない私。
レンくんがいるから、自分になれるのだ。

「「「「「ハク姉っ!」」」」」
「キャッ!?」
組み敷いたレンくんに夢中になっていたら、いつの間にか、他のレンくんが集まって来てた。
皆、アソコをビンビンにオッキさせて……。
可愛いなぁ。
453ゾロゾロレンくん:2011/01/09(日) 19:12:59 ID:J9XQbyG4
パクッ。
手近な一本をお口で愛でるけど、後が続かない。
後ろ手に縛られてるから。
「ネッ、レンくん、解いて。
ハクお姉さんが、一杯愛してあげるから」
丁寧にお願いするも、レンくん達は顔を見合わせるだけ。
結局、誰も解いてくれない。

「アアン!レンくん、レンくぅん!!」
ヤッパリ責める方が、お好きなようだ。
各自、オチンチンで攻撃を始める。
お口では協力出来る。
嘗めるだけなら、順番に。
くわえるのは、二本が限界。
頬が膨れて、不細工になっちゃう。
ただでさえ、たいして綺麗じゃないのに……。
悔しいから、二本をすり合わせるように刺激した。
レンくんなんか、レンくんで気持ち良くなっちゃえ。

オッパイを突くレンくんもいる。
縦に突き立てても埋もれちゃってた。
大きすぎるソコは、好きになれなかった。
重いし、動きにくいし、ゆれると痛いし、ジロジロ見られるし……。
でも、今は良かった。
好きだって言ってもらえるから。
レンくんになら、オッパイ犯されるのも、気持ち良い。

おヘソやお腹を突いてるレンくん。
そんなのもイイのかな?
変な事してると言えば、脇に突っ込んでいるレンくん。
ニュルニュルと滑り、少しくすぐったい。
毛がサリサリいっているのは、聞かなかった事にしよう。

ちゃんと、私の手を使うレンくんもいた。
後ろ手で、自由が効かないから、主に指で奉仕する。
見えなくても形は覚えていた。
袋を優しくもみながら、竿を強めに握る。
カリや頭は丁寧に……。
先っぽの割れ目を擽るのも効果的。
手の内を濡らすレンくんを、口に出来ないのが勿体ない。

イロイロ楽しく遊んでいるけど、ヤッパリお尻だけは恥ずかしかった。
無駄に大きなソコに、レンくんのアソコが擦りつけられる。
お尻のホッペを割ひらかれた。
視線と舌が、隠すべき場所を、無慈悲に襲う。

恥ずかしい。
こんな汚い場所を……。
違う。
綺麗にしているのが、恥ずかしい。
おトイレの後、念入りに洗っているのが、恥ずかしい。
万が一にも生えないように、剃刀をあてているのが、恥ずかしい。
指で、ほぐしているのが、恥ずかしい。
クリームを塗り込んでいるのが、恥ずかしい。
本当は、待ちわびているのが……。

「アアッ!!」
ソウシてタクサンのレンクンをウケイレタ……。
454ゾロゾロレンくん:2011/01/09(日) 19:16:08 ID:J9XQbyG4
-朝日に起こされる。
裸のまま、レンくんを抱きしめていた。
まだ、組み敷いたレンくんが中にいたが、割りとよくある朝。
だけど……

「オハヨ、ハク姉」
「あ、おはよう、レンくん」
「………………」
「………………」
取りあえず、挨拶を交わした後、奇妙な沈黙が続いた。

昨日のこと……。
あれは現実だったのだろうか。
あんなコトや、あんなコトまで……。

「……ハク姉、ゴメン」
牽制しあうような沈黙の中、口火を切ったのはレンくん。
「昨日は、調子にのりすぎた」
「ウウン、そんなコトないよ
私こそ……」
慌てて謝る私。
「エッと、昨日のレンくんは、みんなレンくんでいいんだよね?」
大事な所を確認する。
「ウン、今ちょっと混乱してるけど、平行した記憶が残っている
多分、合唱用ソフトが干渉したんじゃないかと……」
「よかったぁ」
ヤッパリ、あれはレンくんだったんだ。
……浮気じゃ、ないんだよね。

「……で、他の奴らは?」
「そういえば……」
辺りを見渡しても、狭い部屋に、レンくんと二人きり。
この子は、いろんなモノでベタベタになっている服を着ているから、ウチのレンくんに違いない。
でも、他のレンくんは……。

「ア、待って。
メールが残ってる」
パソコンにリンクしていたレンくんが、読み上げてくれた。

「スタッフから連絡が来たので、おいとまします。
また、お会いしたいです。
レンくんともハク姉とも……。

一同より」

「………………」
「………………」
エッと……。
昨日のレンくん達は、レンくんだったわけで、とは言え、他のレンくんでもあったわけ?
少なくとも、事後の惨状は見られてしまったわけで、自分の身体が使われた事ぐらい、
気づくわけで……。

「イヤ〜〜〜!!
レンくんのバカ、バカ、バカァ!!」
取りあえず、責任を転嫁し、レンくんに押し付ける私がいた。
「何だよ。ハク姉だってノリノリだったクセに」
「違うモン!
レンくんが、レンくんだから、レンくんを……」
我ながら、意味不明な言い訳を連呼する。
455ゾロゾロレンくん:2011/01/09(日) 19:25:28 ID:J9XQbyG4
「ウヮ〜ン、ア〜〜〜ン……」
ショックの余り、子供のような泣きかた。
レンくんは呆れつつも、落ち着くまでダッコし続けてくれていた。



「落ち着いた」
「……ウン、ゴメンね。レンくん」
一通り喚くと、いつもの自己嫌悪が襲い掛かる。
結局、悪いのは私だ。
レンくんは一人。
他のレンくんは、レンくんだって、レンくんではない。
私は、レンくんと言い訳をして、他のレンくんを、沢山のレンくんを楽しみたかっただけでは……。

ズンッ!
「アンッ!?」
急にレンくんが、突き上げてきた。
そういえば、まだ入ったままだった。
この状態に慣れているから……。
「つまんないこと考えてるでしょ」
「……!」
図星をつかれ、絶句する。
だって、だって私は……。
「俺の子供、産んでくれるんだよね」
「……!?」
声も出せない程の驚き。
イヤ、確かに昨日、レンくんに……。
「身体的には、俺にしかさせなかったし、気持ち的には、皆、俺だったし、浮気じゃないよ」
「レンく……、ウクッ!」
それ以上、話せないように、レンくんは責めるたててきた。
馬鹿な女の戯れ言に付き合ってくれる。

人とボーカロイド。
結ばれるはず無いのに……。
「アンッ、レンくん。
レンくぅん!!」
「ハク姉!俺のハク姉!!」

ビクビク……。

熱い塊が、胎内に拡がる。
多分、イヤ絶対に届かない。
でも、いつか。
いつか、二人の……。





途中で姉さんがハッチャケてしまいました。
積極的な、酔っ払いハク姉もいいかもしんない。
ってか、「雪明かり」の続きがくれば、書く必要ないのに……チラッ
456名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 20:50:10 ID:9ZPhqVYK
ゾロゾロレンくん 完結乙でした!
楽しく読ませていただきました
ありがとう!
457名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:50:10 ID:rHwsGZUq
>>446
 さ あ こ れ を 題 材 に 
  
 話 を 書 く 作 業 に つ く ん だ
458名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 17:07:05 ID:x4AaF0fl
ルカ嫁は毎年成人式に出るのだろうか
459名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 17:09:52 ID:wgeb2gty
毎年脱がせられるからいいじゃないか
毎年「今日から成人向けエロでいくぜ」できるからいいじゃないか
460名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 17:27:57 ID:ncJdzgeA
( ゚∀゚)o彡゚マスルカ!マスルカ! ( ゚∀゚)o彡゚マスルカ!マスルカ!
( ゚∀゚)o彡゚ルカマス!ルカマス! ( ゚∀゚)o彡゚ルカマス!ルカマス!
( ゚∀゚)o彡゚レンルカ!レンルカ! ( ゚∀゚)o彡゚レンルカ!レンルカ!
( ゚∀゚)o彡゚ルカレン!ルカレン! ( ゚∀゚)o彡゚ルカレン!ルカレン!
( ゚∀゚)o彡゚カイルカ!カイルカ! ( ゚∀゚)o彡゚カイルカ!カイルカ!
( ゚∀゚)o彡゚ルカイト!ルカイト! ( ゚∀゚)o彡゚ルカイト!ルカイト!
( ゚∀゚)o彡゚テルルカ!テルルカ! ( ゚∀゚)o彡゚テルルカ!テルルカ!
( ゚∀゚)o彡゚ルカテル!ルカテル! ( ゚∀゚)o彡゚ルカテル!ルカテル!
※以下繰り返し
461名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 17:50:38 ID:X3IkXD98
がくルカは貰っていきますね
  三( ゚∀゚)o彡゚がくルカ!がくルカ!
462名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 18:19:40 ID:ncJdzgeA
>>461
待て、それは○○ルカとがく○○双方で邪道というか需要皆無だ。
463名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 18:34:30 ID:ncJdzgeA
>>462追記
つーかルカは全男性及び男性ボーカロイド(※がくぽ除外)の嫁だ。
異論は一切認めん。
464名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 19:37:33 ID:fcqtpGie
>>463
お前の存在の方が認められん、とっとと三次元に帰れ
465名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 19:52:16 ID:UvRNnRhz
( ゚∀゚)o彡゚がくルカ!がくルカ! ( ゚∀゚)o彡゚がくルカ!がくルカ!
( ゚∀゚)o彡゚がくルカ!がくルカ! ( ゚∀゚)o彡゚がくルカ!がくルカ!
( ゚∀゚)o彡゚がくルカ!がくルカ! ( ゚∀゚)o彡゚がくルカ!がくルカ!
466名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 19:52:17 ID:r7TWkrJp
スンマセン>>463さん、
ここ特定のカップリングを崇めたり貶めたりする場じゃないんでぇ
467名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 20:43:08 ID:Gi8prOnR
ここは皆俺の嫁と婿って事で。
468名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 20:46:13 ID:YKtuLfrr
ルカ「私は全男性及び男性ボーカロイド…ただし貴方以外…の嫁です」
がくぽ「……」
ルカ「…だから、こんな物受け取れません」
がくぽ「ルカ殿…」
ルカ「貴方とは……貴方だけとは一緒になりたくない!
貴方には…貴方なんかには…もっと…もっと相応しい女性がいるでしょう…」
がくぽ「……」
ルカ「こん、な、私…なんか…より…………」


ルカ「…離して下さい」
がくぽ「…拙者は…」
ルカ「聞きたくなんか…」
がくぽ「ルカ殿だから、傍に居たいと思った
ルカ殿だから、求婚した
ルカ殿だから…愛している、と言った」
ルカ「…貴方も、女性を見る目が無いですね」
がくぽ「たった一人しか、見えておらぬからな」
ルカ「……馬鹿な、ひと」



あれ どうしてこうなった
469名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 20:55:59 ID:UvRNnRhz
>>468
良いと思うよ
470名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 21:13:59 ID:Gi8prOnR
>>468
萌えた。これで良い。
471名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 21:47:20 ID:fcqtpGie
>>468
素敵過ぎる
472名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 22:28:13 ID:LX2Bxvd9
>>468
十分素敵じゃないか
473名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 22:38:47 ID:wgeb2gty
がくルカいいな
まあおれの嫁だけどな
474alukaito1/7:2011/01/11(火) 13:00:29 ID:q9UrMgid
BIG AL×巡音ルカ×KAITO を投下します
【注意】
・前半アルカでズキュウウウン後半ルカイトでカイルカちゅっちゅ
・エロなし、二つのキス
・ルカ視点寄り
・おおよそ7レス消費
・エロなしイラネ、組合せ苦手な方はalukaitoで検索避け宜しく
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巡音ルカはラジオの収録を終えると、スタジオのある建物のエントランスロビーへ行きコーンポタージュ缶を自販機で買った。
今日はカイトが同じ場所で仕事をしている。ルカは今朝、彼と一緒に帰る約束をしていた。
カイトはまだ、ここに来ていない。
彼は、今日の仕事は予定よりちょっと時間が掛かるかも、と言っていた。もしかしたら暫く待つ事になるかもしれない。
先に帰っていた方がいいと言ったカイトの提案にルカは首を横に振り「待っています」と告げた。
――今日こそ話さねばならない。家では話し難い事だ。外で二人きりになる機会を、逃したくはなかった。
ルカはプルタブの空いた缶を両手で握ると、湯気と共にポタージュをちょこちょこ啜った。
「ルカ!」
低い男声が背後から掛かったと同時に右肩を叩かれたので、ルカは驚いて咄嗟に振り向いた。
ルカの背後に立つのは茶髪をオールバックにし、額に縫合跡を持つどこかアメコミ調な長身の男―――
「お疲れ様でス。今日はどうしてここニ?」
「アル…」
ルカの後ろにいたのはビッグ・アルであった。


ビッグ・アルはスウェーデンにあるPowerFX家のボーカロイドである。内臓エンジンはルカと同じ『VOCALOID2』が組み込まれている。
PowerFX家のボカロは人造人間として設定されているので、特徴として体の一部に縫合跡を持つ。
姉のスウィート・アンは首元に。弟のアルは額に。実にエロい。
なお、PowerFX家はクリプトン家とホスト契約をしているのでアルたちは偶に日本に来てはクリプトン家にホームステイをしている。
しかしある日突然居たりいつの間にか母国に帰っていたりなので、実質クリプトン家は彼らの第二の実家と云ったところだろうか。
最初の頃はルカが双方の通訳として立ち回っていたので、クリプトン家の中では彼女が一番アルと親しい。
今ではアルは日本語の歌をいくつかこなしたおかげか、不便なく日本語で会話ができるまでになっていた。
475alukaito2/7:2011/01/11(火) 13:02:04 ID:q9UrMgid
「今日はラジオの収録で…終わったからカイト兄さんを待っているの」
「ナルホド、そうでしたカ。ワタシはグミと一緒の仕事でしタ。とても楽しかったでス」
「どんな歌だったの?」
「ウンコの歌でしタ」
「…大変ねわざわざ来日してそれは…」
イエイエ、と言うとアルは自販機の前に立ち硬貨を入れる。ボタンを押したアルの足元でガコン、と缶の落ちた音がした。
アルの長身が折りたたまれるとすぐに元に戻り、ルカの目線の先で小豆色の円柱が揺れた。
「…おしるこ?」
「おしるこは日本の誇るべき菓子だと勧められテ、それ以来好きになりましタ」
「がくぽさん…というか男性陣は皆甘党だったわね…」
「バレバレですカ。さすが侍、潔イ」
ケラケラと笑ったアルはルカの座っているベンチに、彼女と並んで左側に腰かけた。
アルがぐいっと仰いでおしるこを飲み始めたので、ルカもそれに倣ってぐいっと両手で握った缶を上げ、中身を飲んだ。
口に温かいスープが流れ込んできた時、ふと、カイトの顔がルカの頭の中に浮かんだ。優しいがしかし眉を上げた厳しい表情…。
私……ちゃんと言えるかしら……怒られるかしら…もし…嫌われたら………


『なにか悩んでいるのか?』


流暢な英語がルカの左耳に飛び込んできた。
『さっきからずっとしかめっ面だからさ。大和撫子が台無しだ』
少し細められたアルの目が、スープを飲むのを中断したルカの目線を捕えた。
アルが英語で話しかけてくるのがとても久し振りだったので、ルカは真ん丸の目でアルを見返した。
『俺も飲み会の約束までまだ時間がある。折角だから話してみないか?』
『……えっと…』
『英語でも話し難い?』
全くその通りである。ルカは動揺の所為か瞬きで目をしばしばさせた。
というか他人に相談できるような悩みではない。家族なんかは以ての外だ。
『愚痴…じゃあなさそうだな、非常にデリケートな話?』
『ど…どうしてそう思うの』
『顔が赤く染まってきたから』
アルの指差しながらの指摘に自分の頬が熱い事に気付いたルカは、思わず右手で口元を覆った。
無理にとは言わないよ、と言いながら再度おしるこを飲み始めたアルを前にルカは暫く沈黙する。
アルが飲み干した缶の底を覗いて残った小豆を取れないかと空缶をシェイクし始めた頃、ルカは再び口を開いた。
『…笑わないでね』
476alukaito3/7:2011/01/11(火) 13:04:04 ID:q9UrMgid
仕事が終わったカイトはエレベーターの前に立ち、壁に付いている下ボタンを押すと腕時計を見るために右手で服の左袖を捲った。
ルカが時間通りにあがっていたなら、20分程待たせた事になる。梅雨らしく外は今朝から雨が降り続いている。
ロビーで待つと言っていたから、ルカには寒い思いをさせているかもしれない。
もし待たせていたら、お詫びにアイスでも奢ろうかな。いやもっと寒いだろそれ。うーん、どうしますかね。
乗り込んだエレベーターで下っていく最中、カイトはそんな事を考えながら少し浮かれている自分を自覚し、ふっと軽く苦笑した。


「ルカ!」
1階に着いたカイトは視界の先にピンクの人影を見つけると右手を挙げながら急ぎ足で駆けていった。
名前を呼ばれたルカはカイトの方へ体を向け彼の姿を見た途端、やんわりと微笑んだ。
「…兄さん!お疲れ様です」
「ごめんごめん、待ったかい?」
「大丈夫、気にしないで」
ガラコン、と音がした方向へカイトが視線をやると、2つの缶をゴミ箱に捨てているアルの姿があった。
「カイト、今日もお疲れ様でス」
「おっ、アル久し振り!!It's been ages!だっけ?今日は家に来るのか?」
「発音上手くなってますネ…今日は海外勢で飲み明かす予定なのでご心配なク」
「いやそれ逆に心配だなあ…」
はははと笑いあう男性陣を余所にルカは自分の鼓動が徐々に早くなっているのを意識し、内心焦り始めていた。
トク、トクと心臓の音が体中に響く感覚に、ルカは思わず俯いてしまう。
折角アルと話して少しは落ち着いたと思っていたのに…。
「じゃあ、僕たちは家に帰るよ。ルカ、行こう」
カイトに会話を振られたルカは、かすかに肩を震わせ「あ、うん」と小声で返事をするのが精一杯だった。
「それじゃあアル、また明日」
「はイ、明日はお世話になるのでヨロシク。―――ルカ!」
アルに呼ばれてはっと顔を上げたルカの視線が彼のそれとぶつかった。
すっ、とアルの目が細まりゆるりと口角が上がる。


『Can I kiss you goodnight?』


返答するより前に。
ルカはアルに左腕を掴まれ引き寄せられたかと思うと、彼の左手で後頭部を支えられ――上から被さる様な接吻を受けていた。
477alukaito4/7:2011/01/11(火) 13:05:14 ID:q9UrMgid
     *

『…つまり、オヤスミのキス廃止令が出されたのか』
『………』
アルの言葉に、ルカは黙って頷いた。
ルカの話はこうだ。
ルカはつい最近まで、寝る前にカイトにキスをしてもらっていた。幼子が父親にキスをしてもらう、あの感覚だ。
ルカが誕生して間もない頃に生まれた習慣だった。外見とは別にまだ内面が幼いルカに、日本では馴染みの薄いであろう習慣を
カイトは快く行ってあげていた。この事は他の家族は誰も知らない、二人だけの秘め事である。
偏に、カイトの父性が成せるキスであった。
ところが数日前、ルカはカイトの部屋に呼び出されると兄から一つの提案を受けた。
「ルカ、そろそろおやすみのキスは卒業しようか」
今のルカは立派な大人の女性だ。もう幼子の扱いは善くないかな、と思ってね。
そう言われた時ルカは、カイトの言い分は尤もだと思った。ルカの感覚も大分日本寄りになっていたのか、カイトにこれ以上面倒を
掛けてはいけない――そう感じたためであった。
こうして、おやすみのキスをする習慣は終わりを迎えたのであった。
めでたしめでたし。
『…だけど私、今になって…』
『メデタシ、じゃあなかったと』
『ええ…いつからかは分からないのだけど、私…』
父兄にしていた少女の可愛いキスは、いつから形を替えていたのだろう。
カイトとキスをしなくなってから、ルカの心は徐々に寂しさで締め付けられていった。それはなぜ?
『愛する人とキスできなくなってしまったから…』
『父親や兄への憧憬…とは違うって?』
『たぶん…恋の歌を唄っている時と、同じ感覚に陥っているから』


私、彼を愛しているんだわ。夜になると、彼に恋をしている。


そのような思いを持つ事は決して変ではない。確かに多くのボカロたちは兄弟関係を持っている。だがその形に囚われる必要はない。
彼らは家族であり、友人であり、恋人であり、夫婦であり、親子であり――ボーカロイドに関係の限定はない。
彼らの確固たる存在の定義要素は『声』だけだ。あとは申し訳程度の外見設定。それだけである。
『だからこそ恥ずかしくなってしまって…』
親子や兄妹としてではなく、一介の男女としてカイトとキスがしたい。眠る前に安らげるよう、たった一つのキスを。
だが男女関係のそれを求めれば求めるほど強く意識してしまうためか、ルカはカイトにそれを言い出せないでいる。
二人っきりになる時にこの想いを伝えたいと考えているが…怖気づいて言えずじまいになってしまうかもしれない。
伝えたとしても、自分と同じ気持ちを、彼も抱いてくれるとは限らないからだ。
もし彼に嫌な思いをさせたら、怒られたら、拒否されたら、嫌われたらと思うと…!!
「…難儀ですねェ」
ルカの悩みを全部聞いたアルは、ふむ、と両腕を組み何かを考えるかのように目を閉じた。

     *
     
『勇気が出るおまじない、だよ』
互いの唇が離れた直後、アルがルカの右耳元で小さく低く囁いた。
「………!!」
『おやすみルカ…いい夢を』
耳たぶにチーク音を軽く落とすと、アルは抱きかかえていたルカをふらりと解放した。
ルカが驚きでモノが言えないまま立ち尽くす横でアルは、同じく目を見開き硬直しているカイトの右肩をあえて強めに叩く。
「っお、あ、アル」
「驚いてるヒマないですヨ、後はヨロシク」
そう言うとアルは、だってほんとはんんんんん〜♪と鼻歌を歌いながら出入り口の扉を開けて去って行った。
徐々に閉まっていく扉から雨の匂いが漏れてくる。梅雨独特の冷たぬるい空気が二人を足元から包んだ。
478alukaito5/7:2011/01/11(火) 13:07:00 ID:q9UrMgid
「…ルカ」
各々傘を差しながらカイトとルカは暗くなった雨道を並んで歩く。立ち並ぶ住宅間の人気のない小道を、二人っきりで。
その足取りは重い。少なくともルカにはそう感じられた。
二人は顔を合わせる事もなく、互いに道の先を見据えたままだ。
「状況…説明してくれるかな」
「………」
「いや、特別何かを思ってるわけじゃないんだ。ただ、どういう経緯があって俺はどういう立ち位置なのか。
とりあえずそれがわからないと反応の仕様がない」
普段一人称に「僕」を用いるカイトが自らを「俺」と言った。彼は兄としてではなく男としてルカに説明を求めている。
アルによって先程極限まで速められた鼓動が、ルカはなぜか今は気持ちゆっくりになってきている気がした。
話すきっかけは作られた。もう誤魔化すわけにはいかない。誤魔化したくない。
カイトに自分の気持ちを知ってほしい―――…!!
「…あの、ね」
「うん?」
ぱしゃ、と水溜まりの端を踏んだルカは立ち止まり、意を決してカイトの方を向いた。
応える様に、カイトも立ち止まりルカを見つめる。
「…私…」
「………」
ルカの次の台詞を、じっとカイトは待つ。電灯の光が当たらない場所で立ち止まっているので互いの表情はよく見えない。
それでも只々声を待つカイトの視線が決して厳しいものではないのを感じ、ルカは目頭が熱くなっていくのを必死に我慢した。
「わ、たし……あなたに…」
つたえたいの。わたし、つたえたい。
「あな、たに…おね、がいがあり…ます」
おねがい。ほんとうのことをつたえるから。だから。だから……!!
「わたし、あなたに―――――!!」


ザアアアッと大きな音で、軽自動車が水飛沫を上げながら二人の横を走って行った。
「……」
「………」
ルカとカイトは互いの顔を見つめあったまま、膠着状態に陥ってしまった。
間が悪すぎる。何故、一番大切な言葉を告げたこのタイミングで、車が、車が通って―――。
ルカの涙腺は決壊寸前になった。頭の中がまっさらになり、二の句を考え出す事ができない。
そしてさあっ、と目の前も真っ白になっていく。無に飲み込まれる意識。思考、回路が、感情で、オーバーフローして……!!
ルカの意識が遠のき彼女が前に倒れこむ寸前、男物の黒い傘がぱしゃりと地へ落ちた。


「…ルカ」
聞きなれた優しい声が、ルカの意識を包んだ。
「……聴こえたよ…」
ルカは全てが暖かいものに包まれる感覚に、何故かほっとした気持ちになり―――意識を手放した。
479alukaito6/7:2011/01/11(火) 13:08:16 ID:q9UrMgid
「じゃあ、先にお夕飯食べてるね」
「うん、わかった。ありがとうミク」
ミクとカイトの声が聞こえてきたのでルカは、はっと目を覚ました。嗅ぎ慣れた匂いがする。
自分の部屋のベットで寝ている事にルカが気付いたと同時に、部屋の扉が閉まる音がした。
「……ルカ…?」
ルカの視界に、マフラーではなくタオルを首に掛けたカイトが現れた。その表情はやや険しい。
「…兄さん…」
「起きたんだね、どこか具合悪いとこあるかい?」
ルカが首を横に振る仕草をすると、カイトの表情がゆるみ安堵の笑顔になる。
「そっか、よかった…」
そう言うとカイトは左手でルカの前髪をゆっくりなぞるように、優しく頭を撫でた。
「まだちょっと熱が篭ってるから、熱さが引くまでもう少し寝てた方がいい」
「…兄、さん」
「…大事な話の続きも、しなくちゃな…」
カイトの左腕が引っ込み、もぞもぞと掛け布団が動くと、ルカの右手がカイトの両手で包まれた。
両親指を使ってカイトはルカの薄い掌をぎゅ、ぎゅと軽く押すように撫でる。
「大丈夫…ルカの声は、ちゃんと俺に届いた」
「……っ」
涙腺はとうに決壊していたらしい。ルカの目に涙がどんどん溜まっていく。
「俺の声も…聴いてくれる?」
「……うん…」
ルカは静かに目を閉じた。横に溢れた涙が耳へ伝って行くのを感じながら、ルカはカイトの声に意識を集中させた。


「実は俺、ルカと二人で一緒に帰れるの楽しみだったんだ」
カイトの指の動きが止まると、彼の左指がルカのそれと絡まった。
「ちょっと内心はしゃいでテンション上がってて…でもそれはきっと兄として妹に向けた感情…」
今度はぎゅっと、カイトの両手に力が込められた。
「…ではなかったと思う」
ルカは軽く鼻をすすった。優しく語りかけてくる声に、そのまま身を委ねる。
「ルカに言われて分かったよ」
カイトの右手が、ルカの右手から離れた。
「俺は寂しかったんだ…ルカと、キスしなくなったのが」
離れた彼の右手はルカの頬に降りてきた。ぽろぽろ流れる涙をカイトは中指で何度も拭う。
「ルカの気持ち、今まで気付けなくて…ごめんな」
480alukaito7/7:2011/01/11(火) 13:09:40 ID:q9UrMgid
カイトの告白が終わると、ルカはゆっくりと目を開けた。自分を見つめているカイトを見つめ返す。
「…私、お願いが…あるの」
「うん、さっきのな…止めるの、無しにしよう」
「…ありがとう……」
「…ルカ…やっと笑った」
そう言ってカイトは両手を一旦離して身を乗り出すと、ルカに覆い被さる様な形でベッドの上に乗った。
「気付く前にルカが離れなくてよかったよ」
「え…?」
「アルみたいなかっこいいキスは、俺には真似できないから」
はは、とカイトは苦笑した。ルカの左頬をぷにぷにと右手で突く。
「あそこでルカの心が奪われてたら…ってさ」
「それは……」
ルカの目線が何故か揺れて、若干横に逸れた。
二人の間に、得体の知れない沈黙が降りる。
「……」
「……」
「…ルカさん?あの、まさか本当にちょっと心揺れたとかそんな」
「…秘密です」
くすっと笑うルカの目の前でカイトはうえぇ〜…と情けない声を出して項垂れた。
こりゃ予防線貼っとい方がいいかなあ、などと呟きだしたカイトにルカは布団の中から両腕を出して伸ばす。
カイトの両肩に、ルカの細い両指がそれぞれ掛かった。
「…ルカ」
「…眠たくて、私…だから…」
「……」
「えっと、あの…」
「…うん」
カイトはルカの上半身を抱きかかえ、彼の胸元に収めた。
彼女の後頭を撫でながら優しく微笑んだカイトにルカは、はにかみながら微笑み返すと再度静かに瞼を閉じた。
「おやすみ…ルカ」


唇に落とされたカイトの温もりを感じながら、ルカは夢の世界に誘われていった。
―――恋する乙女は、キスの夢を見るか?


------------------------------------------------------------
The end にシテヤンヨ
481名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 15:12:45 ID:9T4J5hNV
GJ!
カイルカ可愛かった
そしてアルかっけえww
482名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 18:29:34 ID:O2cbSjgj
カイルカ可愛い過ぎて禿げたwwwGJ!!
そしてアルカッコ良すぎ!!惚れたwww
483名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 18:31:38 ID:CSqxleYL
GJGJGJ!!
カイルカもアルカも良過ぎ
484名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 19:17:02 ID:Qh4M7FdR
>>480

カッコいいルカさんも好きだけど、可愛いルカさんもいいな
485名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 22:16:07 ID:kPGFj2Rb
GJ!カイルカかわええww
ルカのあの外見で中身乙女とかたまらんwカイトもちゃんと男でいいな。

しかしアルさん男前すぎて惚れるじゃねーか!
カイト頑張れww
486名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 23:27:35 ID:7MbJECK5
「ルカさんやルカさんや お願いがあるのですが」「何ですかKAITOさんや」
「実はわたくしめの分のダッツを食べ尽くしてしまったのでですね」「はあ」
「是非ルカ様の分のダッツをお譲り頂けないかと思いまして」「お断りします」
「…あと2個あるんだからいいじゃん」「これで4回目なのでお断りします というか買いに行けばいいじゃないですか、コンビニで」
「いや…寒いし…暗いし…怖いし…」「…」

「んでよりによってそんな現状の俺の前でダッツを食べるんですか」「タイミングは私の自由です …!」
「…」「ビリリッ」
「…」「サクッ」

「あのさあ…」「はんでふか?」
「何でベロの上にダッツ盛ってるの?何それ?奥義?ダッツ奥義なの?」「はへはははははひのひふーでふ」
「言えてないよね 食べ方は私の自由です的な事言ったんだろうけど言えてないよね」「ほっほひへふははひ!」
「んで何で俺の前にベロ突き出すの?何それ?儀式?ダッツ儀式なの?」「ほっほひへふははひ!」

「食うのに普通の3倍の時間かかってるよね?溶けるの待ってるから。馬鹿なの?死ぬの?」「…」
「…」「…」
「…」「…」
「…!」「!」
「ジュルッジュルゥ」「んー…ジュル…ジュジュ…///むはっ…」
「!んー!んー!?」「ジュルジュリュジュルルッ!ジュー…んー…ぷはぁ…///」



「御馳走…様でした…」「御馳走様でした///」
487名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 23:34:44 ID:CSqxleYL
カイルカまたキター!!ダッツキスエロ過ぎGJ!!
488名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 23:39:55 ID:kPGFj2Rb
キター!!ルカさん誘ってたんですね、可愛いな畜生ww
ちょっと焦らすのもたまらんw
カイト全部嘗め尽くしてしまうといいよ!!
489名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 00:04:58 ID:CSqxleYL
なんというカイルカ祭りwwwけしからん





自重しなくていいのよ!!
490名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 01:28:44 ID:c8J8Tkw/
コネタでも投下予告くれると助かる
NGしやすいから
491名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 01:48:07 ID:WDiFQ5cO
ちょwww何でカイルカ祭www



いいぞもっとやれwww
492名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 18:13:02 ID:vHJXU2Ot
ガチャユキ…無理か。
493名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 21:11:13 ID:3d6SgH+f
ガチャユキって前に小ネタでなかったっけ

しかしカイルカのルカは可愛いなぁwww
494名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 23:58:37 ID:WUI/JAMD
「ガーチャーくーん!」
「あ〜ユキおねえちゃんだ〜。こんにちは〜」
「はい、こんにちは。元気にごあいさつできて、エラいねガチャくん」
「うん〜ぐみおねえちゃんがね〜、ごあいさつはとってもたいせつだから、おおきなこえで、げんきよくしましょうねって、いつもいってるの〜」
「へー。ウチもね、先生が同じこと言ってるよ!」
「そっか〜せんせいもいってるんだから、ほんとうなんだね〜」
「でもね、そう言ってる先生が一番元気にごあいさつしないんだよ?」
「ええ〜?せんせいなのに〜?」
「『のみかい』の次の日はいっつもお化けみたいな声でフラフラしてるの。
 今日だって、わたしがちゃんとごあいさつしても、テーブルに頭のっけてごにょごにょ言うだけだったんだよー」
「おとななのに〜」
「自分で言ったこともやらないんだもん。大人ってホントしょうがないんだからッ」
「だから〜」
「ガチャくんはあんな大人になっちゃだめだよ?」
「は〜い。わかりました〜!」
「うん、ガチャくんは良い子だからだいじょうぶだね!」
「だいじょうぶ〜!」

「…mikiちゃん、いろはさん。あの二人が僕に聞こえるボリュームで会話してるのは、わざとかな?」
「言われた
495↑の続き:2011/01/13(木) 00:06:51 ID:Oei/i8UF
「言われたくなかったらお酒控えたらいいと思う」
「二日酔いするまで飲むのが悪いね」
「…大人には付き合いってものが」
「「でも自業自得だよね」」
「…飲んで〜飲んで〜飲まれて〜飲んで〜♪……クスン」


全文書き込んだのに変なとこで切れた…何故だorz
496名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 00:30:23 ID:/PVOZZKH
「ときにKAITOさんや」
「はいなんでございやしょ」
「私ってそんなにヤンデレのイメージ強いですか?」
「あー…ルカさんなんか多いですねぇ、ヤンデレソング」
「でしょう。そこでですね、発想を転換してみようと思いまして」
「はあ」
「ヤンデレに追いつめられる立場を味わってみようかと」
「お前は何を言っているんだ」
「ちょっとKAITOさん私にヤンデレってみてください」
「軽いなー!なんか!ヤンデレ軽いなー!」
「いいからKAITOさんのアドリブでいいんで、ロールプレイングしてみましょう」
「はあ…これどういうシチュエーションでやればいいの?
「じゃあ最近彼女の浮気を疑ってる彼氏って設定でお願いします」
「うーん、まあやってみるけど…」

「…」
「…」

「も、もっと俺だけを愛してよ…俺ルカが居れば誰もいないんだから…ぜ、絶対離れないでYO」

「何言ってるんですか 私がKAITOさんから離れるわけないじゃないですかというか寧ろ最近KAITOさんの方が私から離れてる気がしますよ
 昨日だってTVのアイドル39秒ぐらい見てましたよね 私と一緒にいた時間はせいぜい13時間29分49秒ぐらいだったのにおかしいですよ
 ああ分かりましたアイスですねアイス最近あんまり買ってあげてないからちょっと拗ねてるんですよね分かります
 だってKAITOさんが私以外の女に魅かれるとか天地がひっくりかえっても有り得ないって言うかもうあっちゃいけないことですもん
 あ もしかして最近ちょっと御無沙汰気味だったからですか いつものゴミ箱チェックでKAITOさんの…自慰のスケジュールは完璧に把握してる
 筈でそんな変化は無かったはずなんですけど あーおあずけしすぎちゃったかーすいません反省しますこれからは朝昼晩出来るだけ相手しますから
 そんなに拗ねないでください でもそうやって気を引くところがところがまたそそりますよね私もKAITOさんのマフラーとコート嗅ぐの自重してこれからは
 もっとKAITOさん自身に向き合うように努めますから だから私から離れないで離れないで離れないでお願いお願いお願いお願いお願」

「なんで体育座りしてるんですかKAITOさん?早く続けてくださいよ」
497名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 00:31:30 ID:ni6uhoky
こわいよーこわいよー
498名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 00:47:40 ID:I4CwoOnZ
イメージじゃなくてそのものだw
499名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 01:05:58 ID:Z0dP/rC/
投下前に予告レス入れてくれ
500名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 01:54:05 ID:nNQ6wLz5
ガチャユキ可愛い過ぎるだろGJ!!仲良し(?)そうな先生とmikiちゃんいろはさんも良いね!!
ヤンデルカ怖すぎワロタwwwしかし昨日からカイルカ祭だね。このスレでカイルカに目覚めました本当に有難うございます。
いいぞもっと(ry
501名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 02:18:36 ID:4sL6zqUc
>>494
ほのぼのした雰囲気がいいなぁ
502名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 02:52:02 ID:faIRfQQP
カイルカ祭りと聞きまして
エロなし極小ネタ






「カイトさん、起きてください」
「ん…もうちょっと…」
「アイスが溶けちゃいます。私も貴方も動けないですよ」
「ルカはやわらかい…」
(アイスでも目覚めないなんて…長時間この姿勢だと膝に負担が…何より心臓が保たないのに)
心地よさげな寝顔を、いつまでも眺めていたい。
そんな昼下がり。


膝枕は正義
503名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 02:54:45 ID:NwADifwg
こないだがくルカ叩いてたのがカイルカ好きなやつの気がしてどうも好きになれない
つーか予告レス入れてくれ
504名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 02:59:13 ID:NwADifwg
>>502じゃなくて上の話ね
505名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 07:02:26 ID:sOITRdaB
>>486>>496っていつもの会話カイルカの人ではないよね?(会話カイルカの人は以前予告出してたし)

作品自体は可愛いしGJなんだけど、>>
490の時点で予告レスがほしいと言われてるんだからそれ無視すると作品やカイルカ自体の印象悪くなっちゃうよ
506名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 07:17:13 ID:GNpDmBYb
がくルカも予告はしてないようですよ
わがまま過ぎ
507名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 07:20:42 ID:Z0dP/rC/
あれは啓発的なもんじゃねの?先にがくルカ嫌いが無駄な挑発してただろ
どっちもどっちだ
投下が多いのは結構だがカプ者同士の喧嘩が透けて見えるのは気持悪いぞ
508名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 08:27:30 ID:nNQ6wLz5
ガチャユキも投下予告ないやんwww
まあでも予告はした方が良いだろうね。

膝枕も可愛かったです。皆さんGJ!!
509名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 08:50:50 ID:Oei/i8UF
>>508
カプと言えるかすら微妙だからいいかと思った てか直書きだったから忘れた
今は反省している


あと膝枕は至高の萌え
510名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 12:13:41 ID:eqyDEtlP
シテヤンヨちゃんに膝枕されたい
ミクよりいいにおいのする髪のかおりをクンカクンカスーハースーハーしたい
髪の毛に顔をうずめたりしたい
511名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 12:48:40 ID:nNQ6wLz5
>>509
膝枕は至高。有難うございました。

ヤンヨちゃんの膝枕は唇と唇がぶつかっちゃいそうですなwww
512名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 13:37:16 ID:hi3Kudy9
ハクさんあたりはフトモモがむっちむちで寝心地が良さそうだ
513名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 17:58:00 ID:L4i/rZCB
ニクさ〜ん
およびですよ〜〜〜
514名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 18:00:35 ID:Oei/i8UF
ニクさんなら腕枕でもハイクォリティな寝心地を提供してくれそうだ
515名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 19:59:23 ID:iS6qpeXZ
ハクに膝枕で授乳されつつリンに乳首を攻められているところをミクに騎乗位で犯されたい
516名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 21:11:21 ID:NnPZ2srN
>>515
さあ早く続きを書く作業に戻るんだ
517名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 22:24:33 ID:2l3hgQYD
>>515
ならルカさんに膝枕されながらめーちゃんに足コキしてもらう役は俺がもらっていきますね
518名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 22:51:23 ID:eqyDEtlP
歌手寝ピコさんのアホ毛がmikiの処女を貫通するエロをだれか
519名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 23:12:56 ID:Z0dP/rC/
めーちゃんとルカたんの尻コキを求む
520名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 01:11:19 ID:wnbJmpZQ
空気を読まずがくメイ小ネタ





下ろすと腰まである髪の一房をすくい、指先でくるくるともてあそぶ。
唐突に髪をいじりだしたメイコを、がくぽは怪訝そうに見つめ返した。
彼女から積極的に触れてくることは少なかったので。
「どうかしたか?」
「私も、伸ばすことは出来るのかしら」
かつて『動きやすいし、私のトレードマークだもの』と誇っていた髪型を変えようとは、どういう心境の変化か。
「妹や後輩が色々アレンジしてるから、ちょっと興味が湧いただけよ」
「俺は、ショートカットの撫で心地が気に入ってるんだが」
――口づけの感触も伝わりやすいだろう?長い毛先だと全くわからんからな。
早速頭部に唇を寄せ、ついでに前髪を掻き上げて、額にキス。
521名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 03:24:20 ID:ArIYq88/
GJ
デコチューは正義
522名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 04:50:54 ID:Ep2qK+Rn
GJ
久しぶりにがくメイ見た
523名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 09:25:45 ID:glAfzyWI
久しぶりにがくメイがキタ!!
でこチューは正義に激しく同意だ。
524名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 10:31:42 ID:yiZO/LDL
リンとLilyの尻に圧迫されて安らかにその生涯を閉じたい
525 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 20:40:16 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 0

こんばんは、下剋上の人です。今年もよろしくお願いします。
去年、投下するの忘れていた「えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし」の続きを
投下します。
今回はメイコさんのターン

【 注 意 事 項 】
 ・メイカイメイ
 ・無駄にクソ長い
 ・ビッチなお姉さんだったメイコさんの一人語りが長い

 以上がダメな方はスルーよろしく
 校正はしましたが誤字脱字はご容赦を
 エロのみ! って方は、1、2と7〜10
 11〜12レスほど使います
526 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 20:43:52 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 1

「ちょ、待って……んっ!」
「うふふ。気持ちイイ?」
お尻に力を込めて膣をきゅっと締めてみたら、カイト君の身体がびくんって跳ねた。
ホテルのベッドの上。私たちはいつものようにじゃれ合って、イヤらしいコトの真っ最中だ。
枕に背中に預け、上半身を後方へ傾けているカイト君の膝に跨って、散々弄って膨れ上がった肉棒を私の中に迎え入れていた。脚を広げて上下に動いていると、奥深く私の胎内に潜り込んだソレが膣壁を擦ってゾクゾクする。
「すっごくイイんだけど、あんまり締めないで! マズイからっ」
カイト君は私の動きを止めようと、腰を掴んで押さえ付けてくる……というか繋がってる自分の下腹部に、ぐっと押し付けた。
でも、それじゃ上下運動しか止められないよ? 私はニンマリ笑って、今度は腰を前後に動かす。途端にうわっと悲鳴が上がった。
「イイのに、どーして嫌がるの?」
くすくす笑いながら訊けば、カイト君は膣の中でぴくぴくしちゃって、それどころじゃないみたい。必死な表情で射精を耐えてる。
そんな顔されたら、もっとイジワルしたくなっちゃうのに。
「で、出ちゃう……からっ、ホント、カンベン……っ、あ!」
腰を動かしながら中を軽く数度締める。言葉尻が跳ねあがってカイト君の身体がぶるぶるっと断続的に震えた。
膣で扱くように腰を振ると、目を閉じ苦悶に似た表情を浮かべていたカイト君が瞳を開いて、睨まれた。
赤い顔して、青い瞳を潤ませながら睨んでも効果はあまりないよ? 私は勢いを失いつつある肉棒を収めたまま、笑顔で応じる。
「ん?」
「ひど……出ちゃったよ、もう……」
カイト君は失敗した〜って、がくりと項垂れてしまった。あれれ?
「そんなにがっかりしなくったって」
「メイコさんは分かってないよ。男が先にイクなんてさ……」
溜息をついてカイト君は私から顔を背けて、完全に拗ねてしまった。
「一緒にイキたかったのに」
可愛い物言いに、吹き出しそうになるのを噛み殺した。ここで笑ったら、多分益々拗ねちゃうね。
そっと身体を伸ばし、カイト君の胸板に手をついて明後日の方向を見ている頬にキスした。拗ねたままの顔で、カイト君が視線だけ向けてくる。
「ゴメン。カイト君のイキそうな顔を見てたら、つい」
指を胸の上で彷徨わせ、ちっちゃな乳首を捉える。押し潰しながら優しく刺激してあげるとぴくりと反応が返ってきた。
鎖骨に唇を這わせ、舐めながら指も動かしていると、カイト君の息がまた乱れ始める。
「……っ、ズルイ……う……」
「ね……おっぱいも触って……」
手を取ってカイト君の大好きなおっぱいに導いた。膨らみに指が沈んで揉み始めたのを感じ、自然に頬が緩んじゃう。
かわいいなあ。カイト君は本当にかわいくって、身体も心も素直なコ。
まだちょっと不貞腐れ気味の表情を残す顔に、幾つもキスする。額や目元、ほっぺた、最後に唇を重ねると、舌が伸びてきて私のソレと絡んだ。
ご機嫌は直ったみたいだ。
萎えて、私の膣から押し出されそうになっていたカイト君も、次第に形と硬さを取り戻す。それを助けるよう軽く腰を揺らし中を締めたら、奥からさっき出された精液が掻き出されてきた。
それが潤滑油代わりになり、ぐちゅぐちゅ卑猥な音を鳴らして、膣の奥まで肉棒を運んでくれる。
段々気持ちよくなって、腰の動きを大きく大胆にしていった。
「ぅあ……メイ、コ、さん……」
カイト君が快感に眉を顰め、おっぱいから手が離れて腰を掴む。
「また、おっきくなった」
「誰のせい、だとっ」
「ふふ。わたしー」
完全に勃起した肉棒が奥を小突いて、ぷるっと震えた。セックスでしか得られないこの快楽が大好き。身体が過敏になって性欲を掻き立てられる。
ねっとりとアソコを使ったり、ピストン運動したりやりたい放題していたら、カイト君が何度も息を詰めた。喘ぎを堪えてるって感じ。我慢しなくったっていいのにな。
本人は気が付いていないみたいだけど、感じている時やイキそうな時のカイト君の表情は、ものすごくそそる。
あの低音が泣きそうな声で私を呼んで、焦らしている時はイかせて欲しいと懇願し、今日みたいな時は喘ぎながら止めてくれと頼んでくる。そんなカイト君が見たくって、私はついついイジめたくなっちゃうの。
527 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 20:47:40 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 2

「も……ダメだって……!」
ゆっくり腰を上げ、ちょっと勢いを付けて降ろす動作を繰り返していたら、カイト君はすっかり涙目。
「ほら、頑張って」
お尻を振ってぐりぐり腰を押し付ける。中の肉棒がびくんって脈打ち、また射精が近くなってきているのが分かった。
「〜〜〜っ。ダメ、きもち……」
快楽に顔を歪ませるカイト君はとっても色っぽい。彼は私をよくエロいって言うけど、男の人のこういう時の顔だって十分エロいと思う。その中でもカイト君は格別だ。
「じゃ、もう一回イこっか。 今度は一緒、ね」
にっこり笑って大きく脚を広げ、濡れそぼる結合部を見せてあげれば、かあっと赤くなる頬。引き抜く寸前まで腰を持ち上げ、思いっきり落とすとお腹の奥に快感がずしんと響く。
「んあっ……!」
「あ、うぁ……っ、はっ……メイコさん……っ」
カイト君の伸ばす両手に自分の手のひらを重ね、指を絡ませ握り合った。重心をそこに少し乗せてバランスを取りながら、腰を落としてひらすら快感を追う。
お腹の底を穿つ衝撃は、あっという間に私の理性を奪っていった。身体を痺れさせる快楽が思考も思慮も剥ぎ取って、プログラムされた擬似本能だけがただ走る。
「あんっ、あ、あぁん……気持ちい、い……」
「は……あ、ぅ……あ……っ……」
淫らな水音が弾け、貫く肉棒が膣の中を引っ掻き暴れる。その感覚が、早急に私たちを追い詰めていく。
互いに絶頂を迎えるのは時間の問題だった。


「もう一回、しませんかー……?」
私を後ろから抱きすくめ、おっぱいを緩く揉みながらカイト君が耳元で囁いた。
「ダーメ。もうタイムリミット。今日も仕事、でしょ?」
終わった後からシャワー中も、さっきからずっとこの調子。お願いは訊いてあげたいけど、時計の針はとうに深夜を回っている。
寝坊なんかして仕事に支障を来す訳にはいかない。それとこれとは話しが別だ。
おっぱいを握り込む手を外すと、カイト君は心底がっかりした情けない顔になった。
「悔しいなぁ。今日はメイコさんにやられっぱなしだ」
ぼすっとベッドに背中を預けてカイト君がボヤく。
今日はずっと私のターンで、主導権を一度も彼に回さなかったからだ。
「だって、カイト君カワイイんだもん」
寄り添うように私が横になると彼も身体をこちらへ向け、憮然とした視線とかち合った。
「カワイイって」
「カイト君があんまりカワイイから、イジワルしたくなっちゃったの。イキそうな時が、一番イイ顔するね」
思い出してにぃーっと笑う。カイト君は瞬時に頬を赤く染めて口を尖らせた。
「ちょ、それは……あーもう、敵いません……あの、明日は空いてますか?」
「明日は近所の友達と家呑みする約束してるからムリかな。 なあに? そんなにしたいの?」
珍しい。カイト君はあんまりがっつく方じゃない。むしろ私の方がセックスをしたがるのに。
「……いえあの、僕がメイコさんをイかせたかったなって。リベンジしたい」
思わず目を瞬かせた。私を見ているカイト君は、実に残念そう。
「明後日の夜なら空いてるよ。仕事の後になっちゃうけどね。それでいいなら」
そう告げると、ぱっと表情が明るくなって「はい!」っていいお返事が返って来た。その顔が、なんだか躾の良いワンコを連想させてつられて微笑む。しっぽがついてたら絶対ぶんぶん振り回してるわ、きっと。
「本当にそろそろ寝ないとマズいね」
部屋の照明を搾り、カイト君に顔を寄せ、その鼻先にちょんとおやすみのキスを落とす。
「おやすみ」
くすぐったそうに目を一瞬閉じたカイト君は、おやすみなさいと薄暗い中でも分かる青い瞳を細めた。
528 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 20:52:31 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 3

最近、珍しくも一人の男のコとばかりセックスしている。
相手はもちろん、青い髪に青い瞳がトレードマークの成人男性型ボーカロイド『KAITO』のカイト君だ。
成人男性型っていっても、新米ボカロで年下であり、ちょっと気弱で草食男子系の彼は、男性というより男のコっていう印象が強い。私の方が稼働が早いからだろうか、行動や所作が初々しく映る。
そんなカワイイところが気に入っていた。だってちょっと挑発的なポーズをとるだけで真っ赤になるのだ。女慣れしていないとこも新鮮だ。
なにより身体の相性が抜群に良い。それもあって今はカイト君とばかりセックスしていて、一人の男性と長続きできない私が唯一、何度も身体を重ねるのが彼だった。
知り合った時、童貞で女性を知らなかったカイト君は、今や行為中の主導権を主張するまでになった。
そんなカイト君と頻繁に会うようになってから気がついたことがある。
カイト君は今まで寝た男と彼はかなり違う。大体何度も連絡をくれる所から変わっている。
これまで関係のあった男は、大抵1〜2回寝れば連絡が途絶えてしまうことが多かった。私もそれを疑問に思ったことは無く、そういうものだと考えていた。
私が寝た男の人は殆どが人間の男で、成人女性型ボカロへの好奇心や、メディアに出るために見栄え良く作られた顔と身体に、興味を持って近づいてくる。ぶっちゃけ、一発やりたいって思われてるのも分かっていた。
最初の内はそういった誘いに戸惑ったけど、セックスがもたらすあの快感を知って、男が誘ってくるのも理解できた。こんなに気持ちが良ければ、性的欲求が募るのも無理はない。作りモノの身体の自分でさえ、そう思う。
快楽を身体が覚えてしまうと、私はイヤらしいこともえっちなことも、大好きな女になっていた。
相手は数回寝れば満足して、以降の連絡はしてこないのが常だった。私も連絡をしない。そのことに不満を持ったことは無かった。男のヒトは、色々な女のコと寝たいらしいし。
それに、私はいわゆる「恋愛感情」を理解できない。
事務所の女の子が「ヤリ捨てられた」と泣いているのを見かけた時に、それに気がついた。
合意の上でセックスして連絡が取れなくなってどうして悲しいのか、なんで泣くのか、彼女の気持ちが全く分からなかったのだ。
私は生活する上で「恋愛感情」が分からなくっても全然困らなかった。私の唄う歌には恋愛要素は無く、刹那的な男女の関わりをエロく表現するようなものが殆ど。
直ぐに連絡を取らなくなるせいか、身体のみの関係のせいか、これまで寝た男に恋愛感情を抱いた事など今まで一度もなかった。
私が男の人と寝るのは、純粋に快感を得たいだけ。そこに余計な感情は無い。私の性衝動は単純明快。したい時にする。それだけ。男の人だってそうだ。私が本気じゃないんだから、相手にも本気を求めない。
セックスは性的欲求を満たすだけの、ただの行為。だから連絡が途絶えればそこでサヨナラ。未練も何も感たことなかった。
……そのはずなのに。
「……よく分かんないのよね」
缶チューハイを頬に押し当て呟くと、友人二人は目を丸くして私を凝視していた。
「え、なによー?」
穴が空くんじゃないかってくらいの視線を向けられて、ちょっとびっくりした。
「いえ、お姉さまから男性についてそんな発言を訊けるとは思わなくって……ねえ、めーこ?」
ルカが隣に座る、私と同型の『MEIKO』に目配せした。めーこと呼ばれた『MEIKO』も、微妙な表情で桃色の髪の後輩と目で会話している。
私の住むマンションは、カイト君の暮らすアパートと同じように私を所有している事務所の借り上げ。女性ボカロ専用マンションだ。
今夜は久しぶりに近所に住む友人兼後輩のめーことルカと共に、私の部屋で家呑みをしていた。
私たちは事務所が同じで部屋が近いうこともあり、事務所でも特に仲が良く、買い物や旅行につるんで行くこともある。二人は気の置けない友人だった。ちなみに私の部屋の向かいに、めーことルカが隣同士で住んでいる。
529 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 20:57:36 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 4

「私、そんなにヘンなこと言った?」
「そうじゃないんですケド、今度のヒトとはそんなに頻繁に会っているんですか?」
めーこの柔らかな声は彼女の性質そのままだった。めーこは『MEIKO』にしては我が弱く、大人しい。
「うん。えっちなことしたくなったら、自分を呼んでって言われたから」
おかげで私のアソコは、カイト君のカタチを覚えてしまいそうだ。
「そ、そうなんですか」
あ、めーこが怯んだ。このコは下ネタ系の話しが苦手なのだ。一方ルカは興味津々なのを隠せない様子で尋ねる。
「お姉さま! その『カイト君』は、今までの男の人とどう違うんです?」
「ん……と、先ず連絡を何度もくれるでしょ、私としかセックスしたくないとか言ったり、実際私以外の女のコとはしてないみたいだし……モテるみたいなのにねー」
早い時間に会う時は、やるだけじゃなくてデートスポットっぽい場所へ誘われたりね。そういえば、そういうことも初めてかも……。
それに最近のカイト君とのセックスは、ものすごく感じる。最初の頃、拙い手付きで焦らされたのがウソみたいだ。
丁寧なのか、女の身体に慣れたのか、相性の問題なのか分からないけど、愛撫されると直ぐに濡れるし、もっと触って欲しくなる。行為の最中に掠れた声で「メイコさん」って耳元で囁かれるだけで身体が疼くのだ。
……それに、自分でもびっくりなのだけど、カイト君の傍にいるととても安心する。事後、眠りについて目覚めた朝に、離れる温もりを無意識に追ってしまう。
寝惚けたまま温もりを探す私の手を、握り返す感触に意識が戻って目を開ける。嬉しそうなカイト君の笑顔にちょっと気恥ずかしくなるのは、本人には内緒だ。……なんとなく、ね。カイト君年下だし。
「……えっちなことしてなくても、体温とかだけで気持ちがいいことがあったり……それに優しいわ。とっても」
こんなこと初めてだった。抱きしめられる体温だけで心地よくなったり、嬉しくなるとか。
これまで性的欲求のまま身体を重ねる相手に対し、深く考えたことなんてなかった。
だから分からない。これまで寝た男に感じなかったことを、カイト君にはどうして感じるのか。
う〜んと首を傾げていたら、また微妙な顔してめーことルカが私を見ていた。
「えっと、お姉さま? その、それって……答え、出てません?」
「ん?」
ルカには分かるのかな? どういうことって訊こうと思ったら、めーこがルカを遮るように口を開いた。
「相手について考えること、私はいいことだと思いますよ。そのヒトがメイコさんをどう思っているかとか……メイコさんはどうなのか、とか」
「私? カイト君はカワイイけど……身体の相性も最高だしね」
「いえ、相性とかは置いておいて!
 私やルカが答えを教えるのは簡単だけど、メイコさんは自分で答えを見つけた方がいいです。絶対」
えー? 不満げにめーこを見れば、めーこはルカに「メイコさんに答えを教えちゃダメ!」と、口元に人差し指を立てている。
「教えてくれてもいいじゃない」
「ダメ。私たち、メイコさんに幸せになって欲しいんです。そのためには、自分で自分の気持ちに気がつかないといけないの」
大人しいめーこの何時になく厳しい口調と、それに賛同して頷くルカ。後輩二人に諭されて、私は柄にもなくタジタジになる。カイト君のことを考えると、私の幸せに繋がるってどういうことよ。
「でも、本当に分かんないの」
「じゃあヒント! お姉さま、例えばそのカイト君が、他の女のコといちゃいちゃしてたらどんな気持ち?」
「え?」
ルカの台詞に私が詰まった。知らない女のコとカイト君が?
「………………」
「メイコさん?」
考え込んでしまった私に、目の前でひらひら手を振るルカと、伺うようなめーこの声に我に返る。凝視してくる二人に笑って、私は立ち上がった。
「お酒もうないね。取ってくる」
私を見つめる二対の視線から逃げるように、キッチンへ向かう。
なんだろ。結構な不快感が……酔った?
「ノロケ聴かされてんのかと思いましたわ」
「恋愛感情を理解できないって、ホント厄介……絶対……なのにね」
ルカとめーこが声を潜めた会話が聴こえてきたけど、冷蔵庫を漁る音にかき消えて私の耳には届かなかった。
530 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 21:00:50 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 5

翌日の仕事は次に私が担当する歌とPVの打ち合わせのみだったので、午後から事務所に顔を出し、資料をもらい打ち合わせ場所のレコーティングスタジオへ行くよう指示された。
なんでも、担当してくれるプロデューサーがそのスタジオで一日詰めているので、時間の有効活用のため呼び出されたらしい。仕事内容は相変わらず微エロ路線の内容だった。
カイト君とは打ち合わせの後待ち合わせしている。彼も今日は仕事だと話していた。順調に仕事が終われば、待ち合わせに間に合うはず。
会議室で件のプロデューサーと数人のスタッフで打ち合わせをし、数時間後部屋を出ると結構いい時間になっていた。そろそろカイト君も仕事終わる時間かな?
取り合えず連絡を入れようと携帯をバッグから取り出し、廊下を歩いていると聴きなれた声が響いてきた。
「はーなーせーっ」
「頼むから! 後生だから一緒に行ってくれよカイト!」
声の方向に振り向くと……カイト君がいた。もちろん私と約束をしているカイト君だ。一緒にいるの赤い髪の同じ顔した『KAITO』は、お友達のアカイト君かな?
カイト君もここのスタジオで仕事だったんだ。 
それにしても……なにしているんだろ? アカイト君が、カイト君の肩からたすき掛けにしていたワンショルダーバッグに縋りついている。進行を阻むアカイト君に負けず、カイト君は彼を引き摺りながら脚を前に動かしていた。
意外と力持ちなのねカイト君。でも、半ば怒鳴り合いながらじゃれあっているから、悪目立ちしているわ。周りの人、かなりの引き気味。
「嫌だったら嫌だ! 僕はこれから約束が……」
「頼む! 助けると思ってさ〜〜。ん?」
なにやら懇願していたアカイト君の顔が、私に向けられた。微笑み返すと、ダッシュで私の元へとやってくる。
「メイコさーん!」
「え? メイコさん?!」
びっくりした顔のカイト君も、私を認めるとアカイト君を追いかけて来た。
「メイコさんお久ぶりッス。相変わらずエロエロフェロモンがダダ漏れ……いてぇっ」
すかさずカイト君が、アカイト君の後頭部をすぱんと平手でぶった。相変わらず仲良しね。
「なに失礼なこと口走ってんだ! ……メイコさんも仕事、ここだったんですか」
「うん。偶然ね。私はもう終わったけどそっちは?」
「あ、僕も……」
「もしかして、カイトの約束ってメイコさん?」
アカイト君はちょっと涙目になって後頭部を擦っている。
「ちょうどよかった。申し訳ないんスけど、今夜カイト貸してくれません?」
「ちょ、アカイトっ!」
? 貸す? アカイト君の申し出に驚いてカイト君を見上げれば、ちょっと顔色を無くして眉を下げ、困ったような表情をしていた。
531 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 21:07:16 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 6

「…………と、言うわけなんでカイトが必要なんですよ」
えへ。と、茶目っけのある笑顔を向けてくるアカイト君が話すには、なんでも今日これから合コンがあるらしい。
私とカイト君が共演したPVを見たアカイト君の知り合いの女の子が、カイト君に会ってみたいと言い出したのが切っ掛けで、人数集めて合コンしようという話しになったという。
「あのPV、結構話題になったじゃないですか。カイト五割増しぐらいカッコよくなってたし。それ見てカイトに会いたがる女のコ多いんですよ〜。そんで今回コイツに客寄せパンダになってもらいたくって」
「全力で断っているだろ、さっきから!」
「だから頼むって! お前の分の会計もこっちで持つし、いてくれるだけでいいんだからさ」
あからさまに渋面を作るカイト君に、アカイト君はそんなこと言うなよ友達だろ〜と泣き落としを始めた。
「メイコさんとの約束の方が先だし、僕は合コンに行く気な……」
「行ってきたら?」
私の一言にピタリと動きを止めた二人が、同時に勢いよく私に振り向いた。
「メイコさんっ?」
「まじッスか? 助かります!」
焦った様子のカイト君とは対照的にアカイト君は顔を輝かせ、カイト君の腕を逃がさないと言わんばかりにがっしり掴んだ。
「たまには他の女のコと遊ぶのもいいんじゃない? 私のことなら気にしないで。じゃあねー」
ひらひら手を振って踵を翻し出口へ向かう。後ろから私を呼ぶカイト君の声が聞こえたけど、私はそのままスタジオを後にした。
私のことなら別にいいのに。カイト君は義理固いな。
外は陽が沈み辺りはすっかり薄暗くなっていた。駅へ向かう途中に大きな公園があって、私はそこへ足を向ける。少々暗くても、時間はまだ早い。街灯はあるしマラソンする人もいるし帰宅する人も通る公園だ。危険なことはない。
取りあえず、その辺にあったベンチに腰掛けた。頭上には藤棚があって、季節じゃない今は枯れた枝と蔓が棚に力なく巻き付いている。
これからどうしよう。予定外の出来事で時間が空いてしまった。めーこやルカもまだ仕事中だろうしなぁ。
誰かに連絡を取ろうと、手にした携帯の液晶画面にアドレス帳を表示させるも、指はいたずらに登録名を行ったり来たりするだけ。
胸の奥にわだかまる、もやもやした不快感を払おうと溜息をついても、徒労に終わる。
合コン行くのを勧めたのは私だというのに、どうしてこんな気分になるんだろう。それはまるで、昨日の夜ルカに「ヒント」を言われた時みたいな感じに似ていた。
合コンを勧めたのは、アカイト君が困っていたのもそうだけど、カイト君に対してちょっと悪いなって思ったからだ。
今はカイト君とばかり肌を重ねているけど、私は自由気ままに男と寝てきた。それなのに、カイト君が他の女のコと遊ぶのを邪魔する権利なんて私にはないもの。
どっちが先に約束したかなんて関係なく、行きたい方へ行けばいい。私に気を使わないで欲しかった。
私とカイト君の関係は対等だと思ってる。お互い誰と寝ようが遊ぼうが、口出しすべきことじゃないのだ。だって、付き合ってるワケじゃないんだから。
私には恋愛感情が分からない。カイト君だって私を好きじゃないはず。私に拘っているのは、女慣れしていない彼が呼び出せるのが私ぐらいだからだ。
他の女のコと遊ぶようになれば、カイト君とも連絡取れなくなる。今までの男の人がそうだったように。
「…………ん?」
……ひょっとして、私はそれが嫌なのかな。この不快感はそのせい?
頭をひとつ振って、堂々巡りの思考を振り払った。もう、誰でもいいや。誰か呼び出して、その辺のホテルでも入ってこのもやもやを忘れてしまおう。男はカイト君だけじゃないもん。
あ、でも最近カイト君としかしてなかったから、他の男と全然連絡取ってない。連絡自体つくかしら……?
男関係の番号は遊ぶ時に使うぐらい。しかもカイト君と知り合ってからは、その番号にかけたことなかった。
まあいいやと、名前の確認もそこそこに適当に選んだ携帯番号、通話ボタンに触れた指に力を込めた寸前だった。携帯電話を持つ手ごと大きな手のひらに掴まれて、後ろから何者かに押さえ付けられた。
驚いたのと見知らぬ人間に触れられたことに、身体が硬直する。
「……っ、ちょっと、待って……っ」
悲鳴を上げそうになった私は、息を乱しながら苦しそうに吐かれた声に目を見開いた。

532 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 21:12:06 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 7

「や……っ、えっ? カ、カイト君、なの?」
顔を後ろに向けると、ぜーぜー苦しそうな息をつくカイト君がそこにいた。まさか走って来たの?
うろたえる私の手から携帯を取ると……何故か電源を切って、膝に置いていたバッグに戻す。それから私の前に立って屈んで視線を合わせてきた。何時も優しい眼差しが、厳しい。
「置いていくなんて酷いじゃないですか」
息を整え、やけに静かな低音が耳朶に響いた。私はぽかんとしたまま疑問を尋ねる。
「あれ……合コンは?」
「きっちり断って追いかけてきたんですよ。合コンは興味無いし、メイコさんとの約束が先でしょ。
 それより、さっき携帯出してたけど……誰かに連絡したんですか?」
男とか。と、ぼそりと付け足した。
「ううん……まだ」
「よかった……!」
カイト君は下を向いて、ほっとしたように息を吐く。次に顔を上げた時にはいつもの柔和なカイト君の顔に戻っていて、私の顔を覗き込む青い瞳が細められた。
さっきまでの厳しさは、欠片も感じなかった。


カイト君は私を追いかけて駅前まで走ったらしい。でも歩いてる私に追いつけないのは変だと感じて元来た道を戻り、目に留った公園に入ってみたらベンチで携帯電話をいじっている私を発見した。と語った。
「置いていかれて本当に驚いたんですよ。電話しても出てくれなさそうだったしさ……」
長い指が私の下腹部に差し込まれ、粘ついた水音が絶え間なく鳴った。
「あ……あっ……」
首筋に埋められた顔。もう片方の手が服の上から乳首を刺激してくる。
「携帯手に持ってるメイコさん見て、もしかして他の男と連絡取ったんじゃないかって、焦った」
指が膣の奥まで侵入し、内側を撫でる感触に肌が粟立った。ベッドに預けていた背中が指の動きに合わせて反り返る。
「う……んっ……」
服の裾を一気に捲られ曝け出されたおっぱいを、カイト君の舌がゆっくり舐める。舌先が段々登ってきて、硬くなっている乳首を咥えられると身体が跳ねた。
「僕が先に約束したのに」
甘噛みしてちゅうっと吸われ、また歯を立てられた。胎内の指は繊細に動いて性感を煽る。
歯で挟んだ乳首を軽く引っ張り、離される。おっぱいが揺れる感覚が分かった。それをしばらく見ていたカイト君は、私の脚の間へ身体を下げていく。
「メイコさんを、取られると思った」
中の指が左右に小さく振られ、アソコがくちゅくちゅ濡れた音を立てながら、新しい粘膜を零していった。
「ああ……ひっ……!」
カイト君に見つけられた後、食事もそこそこにホテルに連れ込まれた。
部屋に入って早々ベッドに押し倒されて圧し掛かってきたカイト君は、さっきから粘着質な愛撫で私を責めたててくる。
一方私といえば、追いかけてきたカイト君の行動と拗ねた態度に、戸惑いっぱなしだった。
合コンはカイト君目当ての女の子が来るような話しだったのに、なんであんなに必死に私を追いかけて。
それに、この触れ方。なんてねちっこく意地の悪い愛撫なんだろう。後少しで絶頂を掴めそうなのに、その寸前で引き戻される。
言葉の断片から置いていったことと、他の男に連絡を取ろうとしたことに気分を悪くしているのは分かったけど。それにしたって。
「……ふぁ……っ、あっ、カイ、あっ」
脚と性器を広げられ、クリトリスを舌先がつつく。身体の中を痺れさせるその感覚に、ついカイト君の頭を太ももで挟んでしまった。しかし、力ずくでまた脚を広げさせられる。
小さな肉の尖りを丹念にねぶられ、吸いつくようなキスを何度も受けた。膣を探る指は感じる部分を撫でてくれるけど、最後を与えてはくれない。
カイト君は意図して私の身体を煽っていた。いつだって優しいカイト君から、こんな意地悪な触り方をされて困惑する。
一昨日の夜は、私が一方的に可愛がって切なく喘いでいた彼が、今は落ち着いた様子で私を責める。その豹変ぶりが少し怖い。
感じ、思考をかき乱されて先走る私の身体。いつも通り、なにも考えず楽しむことなんてできなかった。
533 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 21:15:45 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 8

「ふ……っ、んんっ!」
ぶるっと震えて軽く達したけど、こんなんじゃ到底満足できなかった。アソコから顔を離して、内腿に唇を寄せているカイト君に私は懇願した。
「も……挿れて、お願い……」
「まだダメ。リベンジしたいって言ったよね?」
れろりと肌を舐める感触にも吐息が漏れる。性器がじんじん熱を持って疼いて、カイト君を欲しがっていた。
「ど……して、いじわる、するの? 怒ってる、の?」
腿にまたキスが落ちる。湿った音を立てて唇を離したカイト君は、視線を上げて脚の間から私を見た。
「うーん……怒ってる、とはちょっと違うかな。ただ、僕の意見を聞かずに置いていかれたのは、ちょっと気分悪かった……確かに、意地悪な気分だったかも」
「私……カイト君が私に遠慮しているのかと思って」
「そんなワケないでしょ。なんでメイコさんより、知らない女のコを選ぶと思うかな〜」
苦く笑いながら、きっとまだ足りないんだねとカイト君が呟く。なんのこと……?
「男の人は、色々な女のコとしたいんじゃないの?」
「……そういう人もいるね。でも、僕はメイコさんがいい」
指が開かれた性器を下から上へつうっと撫でた。それに反応し、悲鳴と共にお尻が跳ねる。
「メイコさんは?」
「……え?」
「メイコさんはどうなの? さっき、電話しようとしてたよね」
指先がほんの少し中に埋まる感触がした。でも、入り口辺りを弄るだけでそれ以上は挿ってこない。
「僕だけじゃダメなのかな……?」
じれったい指先の愛撫に息が乱れる。喘ぎを堪えてカイト君に目を向けると、やけに真剣な眼差しが私を射ていた。
不意に、昨日のルカの言葉が脳裏を過ぎる。
――例えばそのカイト君が、他の女のコといちゃいちゃしてたらどんな気持ち?
あの時、私が思ったのは。
「……だって、私だってカイト君が他の女のコと遊ぶの、ヤだったけど……でも、そんなこと言う権利無いし……」
今分かった。ルカのヒントと合コンを勧めた自分に感じた不快感も。私、イヤだったんだ。
自分の口から飛び出した意外な言葉に驚いて、手で口元を押さえる。
私がこんなこと……。
ホント何を口走っているんだろ。カイト君、びっくりして目を丸くしている。
急に恥ずかしくなって目を閉じ顔を背けた。
何コレ、脚を開いてアソコをカイト君に見せている姿勢より、自分の発言の方が恥ずかしいってどういうことなの!
顔が熱い。そっぽを向いて羞恥に耐えていると、身体の上にカイト君が覆い被さってきた。

534 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 21:19:00 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 9

「そっか、僕が他の女のコのとこに行くの、イヤだったんだ」
そっかと繰り返す声に目を開けると、カイト君が私を覗き込むように見下ろしていた。
「イヤなら、引き止めてくれたらよかったんだよ」
「何度も言わないで……っていうか、カイト君」
「なに?」
「……なんでそんなに嬉しそうなの……?」
見上げるカイト君は、もうこの上なく全開の笑顔だった。先程の拗ねた態度はどこにいったんだってくらい、幸せそう。
「……内緒」
顔が降りてきて、唇を塞がれた。直ぐ舌が入ってきて私のそれを絡め取り、同時に性器をなぞっていた指も奥へ潜り込んできた。
「…………っ」
深く口づけられ、口腔にカイト君の唾液と私自身の味をほんのり感じる。
万遍なく私の口を味わって、カイト君は身体を起こして指も抜いてしまう。私の服を脱がせ、自分も脱いで衣服をベッドの下に落とした。
細身だけど筋肉質な身体。引き締まった胸と腹部。綺麗な鎖骨は私のお気に入り。
脚を開かされ、その間にカイト君が身体を据える。天井を向いて硬く勃起しているソレをアソコに擦りつけて、期待で下肢が震えた。
「今日は、いつも以上に頑張れそう」
カイト君はにこにこ笑ってて、あんなに拗ねたたのにとってもご機嫌になっちゃった。私はそれどころじゃないのに……。
「あっ……!」
圧迫感がして、膣口がぐにっと広がった。肉棒の形に添い、徐々に性器が開かれて奥へ侵入してくる。
「……きっつ……」
眉を顰めながらも腰を緩やかに前後に動かして、少しずつ肉棒を埋めてくる。膣壁を擦る刺激が気持ちよくって、熱い溜息が零れた。
「ん……あ……はぁ……」
時間をかけて全部沈めると大きな手のひらが腰骨を掴んで、引き寄せながらカイト君が自分の腰を打ち込んできた。
最奥をコツコツ小突かれると、痺れるような快感が身体を襲う。
も……どうしちゃったんだろ、私。こんなに余裕がないの、経験ないよ。
「ひゃっ、あ、あっ……あぁ」
「なんだか、今日はすごいね。感じ過ぎてるっていうか……」
流石にカイト君も私の様子に気がついた。そうよね。一昨日の夜は、私がカイト君を……。
「中、熱い……すごく搾られる……っ」
「んぁっ、そんなに揺すったら……! イっちゃ、あっ、あっ……ひぃんっ」
ガマン出来なくて、カイト君を置いてけぼりにして私は達してしまった。
早……! なんで、こんなこと一度もなかったのに。
呆然として荒い息を吐く私を、カイト君もぽかんと見下ろしている。
イっちゃった私の胎内のカイト君は、まだ硬度も太さも失わず隙間もない位私の中を埋めていた。
535 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 21:23:01 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 10

「ゴ、ゴメン……」
「……え? メイコさん、イっちゃた?」
「ホントにゴメン。その、なんか、よくって……きゃっ」
悲鳴を上げたのはカイト君がまた動き出したからだ。内側の壁を擦られて、膣が反応を返す。
「や、あっ、ダメ、まだダメぇっ!」
イったばかりの中はいつもより過敏になっていて、肉棒に穿たれると過剰に感じちゃう。
「よくってって、なにそれ。今日のメイコさん可愛過ぎる……」
「んっ、んんっ……は……っ」
責めに悶えてじっとしていられない私を、カイト君は力任せに抱き締めた。耳朶やその裏に這う舌の感触と止まらない腰に喘ぎながら、くっつく肌の温度に性感とは別物の心地よさを感じる。
……そうだわ。初めてだった。追いかけられたのなんて。
いつだってその場限りの関係ばかりで、追いかけられることも、ましてや自分から追いかけることなんてしなかった。
怒ってたくせにどうして追いかけてきたの?
自分から突き放したのに、抱き締めてくれるカイト君に、私はどうして嬉しいなんて……。
鋭敏になっているのは身体だけじゃない、心もだ。追いかけてきた温もりが、こんなにも気持ちを揺らす。
重なる体温と素肌の感触に、もう少しで私を悩ませる疑問が、大切なことが分かりそうな気がした。
私の中で芽生えた新しい感情の名前が。
「……ひっ!」
奥を突き上げられ、思わず広い背中に縋った。腕が首の後ろと腰に回り、腰の方をぐっと引き寄せられる。より深く、中へ奥へと進んでくる肉棒を、まるで襞が離れないでと絡みついていた。
「……今日は一昨日のリベンジに、徹底的に焦らしてやろうと思ってたんだけど……やっぱ、だめだ」
はあ、と髪に熱い溜息を感じる。私の中でカイト君は脈打って、絶頂を堪えているのが分かった。
「え……?」
「いつもはもっとイヤらしいのに、どうして今日は……」
ぐじゅんと音が鳴るほど強く貫かれ、身体が反った。
弱いところばかりを狙うかのように責め立てられ、跳ねる腰を腕がしっかり抑えて、逃げられない。
「待って、まっ、て、強い……っ」
「っ、なんでそんなにカワイイかな……っ」
カイト君は力いっぱい腰を打ち付けてきて、私はもう鳴くことしかできなかった。さっきまで考えていたことが、圧倒的な快楽の前に全て消し飛ぶ。
もう、ダメ……!
「メイコさん……っ」
「ひぁっ、んっ、ひぃん……っ、あ、あああ―――っ!」
縋りついていた背中に、思いっきり爪を立ててしまう。戦慄いた身体を、強い腕にしっかり抱きすくめられた。
「っく、あ……うぁっ!」
腰を振っている動きが次第に緩慢になっていく。
くったりとした私はただ、カイトくんの体温に浸りながら身を任せるしかなかった。
536 ◆Gie6B2WtEsXk :2011/01/14(金) 21:29:43 ID:SBzK/6vC

えっちなメイコお姉さんと新人カイト君のはなし 4 11

夕方の街を、私とルカは食材の詰まった買い物袋を両手に提げて歩いていた。
三人揃った休日は久々なので、冷蔵庫の整理も兼ねて夜ごはんを一緒に食べるつもりだった。めーこに下準備を任せ、私たちは足りない食材を買いに行った帰り。
「お豆腐買った。ネギ買った。春菊も買ったし、お肉も買った!」
「マグロのお刺身もね」
指折り品物を諳んじるルカの言葉に付け加える。大間産とまではいかないけどね。
今夜はすき焼きを三人で囲む予定。ルカの好物もちゃんと買い物カゴに放り込んでおいた。
ルカがぱっと表情を輝かせる。
「お姉さま大好き!」
「ん、お礼よ」
「お礼……ですか? なにかしましたっけ?」
ぱちぱちを瞳を瞬かせるルカに、私は笑いかけた。
「この間の『ヒント』のこと」
ああ、とルカが頷く。
「答え、分かりました?」
「う〜ん。完璧に分かったってワケじゃないけど……」
期待に満ちた目で私を見ていたルカは、がっかりして肩を落とす。
「な〜んだ。正解に辿りつけたら、今夜は皆で祝杯って思ったのに」
「あは。でも、正解じゃないけど、ちょっとだけ分かった気がしたのよ」
西日を背にしている私たちの足元から、長い影が伸びていた。それの頭辺りに視線をなんとなく当てる。
「私、携帯のアドレスを整理しようと思う。特に男関係」
「何ですいきなり。南国に雪が降りますよ」
「……必要無いかなって。そう思えるようになったのは、ルカとめーこがヒントくれたからよ」
この間の一件から色々考えた。考えに考えた末、私はカイト君に対して独占欲があるんじゃないかって、思い至った。
今まで寝た男に対してそんな感情を持ったことなんてなかったから、『独占欲』なんて単語が出てきた時は我ながらびっくりしたけど、そう思ったらすとんと納得出来たから不思議。
だって『独占欲』ならカイト君が合コン行くことや、ルカのヒントに不快感を感じたっておかしくない。
今のところ、私はカイト君以外の男とセックスをする気が起きないし、だったら携帯に登録してある男関係のアドレスはもう無用だ。
そんなことを話すと「おお……!」とルカは瞳を輝かせた。
「独占欲って、お姉さまが言うなんて!」
「でもどうしてそんな気持ちになったのか分からないの。やっぱりあの身体かなあ?」
「……は……?」
カイト君を独占したいと思うのは、他の誰にも感じたことのない快感を得ることができるから?
ううん、それも違う気がする。答えは間近にある気がするのに、指の間をすり抜けて、すごくもどかしい。
……こんなことで悩むのも、カイト君と知り合ってからだ。何の疑問もなく男と寝てきた私なのに。不思議だった。
「相性いいと離れ難くなるものなのかな〜。でも、それもしっくりこなくって。
 やっぱ相性だけじゃないのかな。ルカはどう思う? って、ルカ?」
ルカはいつの間にか足を止めていて、私の後姿をジト目で見ていた。ルカったら美人が台無しだわ……その目コワい。
「?」
振り返る私に、わざとらしく大きな溜息をついてきた。
「……お姉さま、本当は分かっているんじゃないの? なにその焦らしプレイ……高度すぎる」
「なにそれ」
「たった今、相手のカイト君とやらにエールを送りたくなりましたよ」
がんばれーと、棒読みで呟きながらルカは私の横に立つ。
「ま、進歩してるケド! 帰ったらめーこに報告ですね。早く帰らなきゃ」
「待ってよルカ!」
歩みを速めるルカに今度は私が置いていかれそうだ。
早足で先を進むルカの背中。私は夕暮れの歩道を踏む踵に力をこめて蹴って、ルカを追いかけた。

おしまい

今回うまくまとまらなかったので、補足。メイコさんは
「恋愛感情を理解できないが故に、自分の中のカイトへの感情の変化に気付けない」
ってのが読んでくれる人に伝われば……。
シンプルに文章をまとめるスキルが切実に欲しい。
ではまた。

537名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 21:38:21 ID:tFjeC+ks
下克上の人きてたーーーー!GJGJ!!
毎度毎度ホントに神なカイメイをありがとうございます…!
メイコさんはあと少しで答えにたどり着くぞ、頑張れカイト!!
538名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 22:22:55 ID:Xn3d0XUH
おおGJGJGJ!
進展してきたなー!このシリーズ大好きだ!ありがとう!
539名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 22:32:47 ID:enjJMCZG
読みごたえあったー!幸せになった!
メイコさん可愛い
そしてカイトはタクシー代投げるよりコッチのキャラがいいなw
540名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 22:55:51 ID:uudnO+gv
えっちなお姉さんは大好きですキテタ―――!!相変わらずGJ!
陥落まであと一押しだ、やったれカイト!
541名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:06:29 ID:I9ElVvCo
あなたの作品いつも純粋に読み物として楽しませてもらってます
メイコさんの心情もちゃんと読み取れましたよ!
キャラクターが経験値をつむことで成長していく様子を、きちんと描写しているところがホント上手い!
542名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:53:45 ID:YLyn2sZN
GJ!

補足いらねーですよ充分伝わってますよ
そして最終回かと思いきやMEIKOwwww
543名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 01:00:06 ID:zoVoWDcS
音楽で何が1番好きって聞かれて、初音ミクが1番好きって答えても大丈夫?
544名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 01:01:36 ID:tHIdKxz5
GJGJ!
メイコさん可愛いけどカイトがちょっぴりかわいそうで>>536のルカに同意してしまうww
545名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 02:19:01 ID:YLyn2sZN
女性上位のをこんなにじっくり読んだのは初めてだw
俺の趣味が変わってしまいそうなのでタクシー代投げつけるようなSSを頼む!
546名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 09:36:53 ID:dEKrZv/p
>>543
やめとけ、いいことないぞ
547名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 11:13:31 ID:5trBLpSr
下克上の人GJ!!
エロだけじゃなくて一人の人間の成長物語として楽しめるね
いつもクオリティの高い作品ありがとうございます!
548名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 12:40:04 ID:5EPuJLol
下剋上の人(いわゆるゴッド)来てたーーーーッ!
毎度ながらGJっす
床上手だけど情緒が未発達なメイコお姉さんかわゆす
549名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 20:42:43 ID:KisTGWQJ
>>543
俺はそれですげぇ引かれた\(^q^)/
↑しかもけいおんヲタにwww
550名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 20:49:33 ID:KisTGWQJ
↑間違えた、ネルって答えたんだったw
551名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 21:09:54 ID:RwaeUnLJ
マスミク・エロなし(キス以降は想像で)・3レス・基本的に会話文のみです
最後に長くて分かり辛い解説があるので、読み飛ばすかNG推奨
数学得意そうなボカロに簡潔に教えてもらいたいです
552名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 21:11:38 ID:RwaeUnLJ
「おつかれ、ミク」
「おつかれさまです、マスター。やっと収録終わりましたね」
「本当…もう3時か。おやつの時間だ」
「おやつですか? 今日は何でしょうか?」
「うん、何にしようか……そうだ、昨日作ったクッキーの冷凍生地があるから、焼いて食べようか?」
「クッキーですか? 食べます!」

できあがり

「おいし〜」
「お菓子食べてる時のミクって、まさに”ほにゃらか”って感じだね」
「ほにゃ?」
「ふふふ、可愛いなあ」
「えへへ…照れます」
「そうだ。ちょっとしたゲームでもしながら食べようか」
「ゲーム、ですか?」
「うん。僕とミクが交互にクッキーを食べていって、最後の1枚を相手に食べさせた方が勝ち、というゲーム」
「……難しそうですね」
「ルールは簡単。一度に1枚から4枚までクッキーを取ることが出来るんだ」
「う〜ん」
「とりあえずやってみよう。僕はミクに最後の1枚を、食べさせる自信があるよ」

「お皿の上にはクッキーが30枚」
「ミクからいく?」
「はい、では私から」
 ミク:1枚(残り29枚)
「あれ? 最初からもっとたくさん取るかと思ったのにな」
「そんな風に言われたら、私が食いしん坊みたいじゃないですか」
「違う?」
「違いますよっ」
「ふふ、じゃあ僕も取るね」
 マスター:1枚(残り28枚)
「あ、分かりました。私の真似をしていくつもりですね?」
「そうかな? まあゆっくり楽しみながらやろうよ」
「むう…」

 ミク:2枚(残り26枚)
「もぐもぐ」
 マスター:2枚(残り24枚)
「やっぱり真似してます?」
「じゃあ、今度は変える」
 ミク:3枚(残り21枚)
 マスター:1枚(残り20枚)
「……もぐもぐ」
 ミク:1枚(残り19枚)
 マスター:3枚(残り16枚)
「紅茶、おかわりする?」
「何だか、こんぐらがってきました」
553名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 21:14:00 ID:RwaeUnLJ
「ええい、思いきってたくさん食べちゃいます!」
 ミク:4枚(残り12枚)
 マスター:1枚(残り11枚)
「でも、何枚食べても美味しいね、このクッキー」
「そうですね。マスターの手作り、市販のクッキーよりも好き…です」
「ありがとう。なら何としても、ミクに最後の1枚は食べてもらわないとね」
「…でも、勝負に情けは無用ですよ?」
 ミク:2枚(残り9枚)
 マスター:3枚(残り6枚)
「もぐもぐ。じゃあ次は…」
「ふう、紅茶が美味い」
「えと……1、枚?」
「4枚」
「残りは……1枚」
「ミクの負けだね」

「ちょっと待ってください! やっぱり、3枚にします!」
「良いの? じゃ、僕は2枚」
「残りは……1枚」
「ミクの負けだね」
「……そんなぁ」
「おつかれさま」
「…これ、どうやっても私が負けるように出来ているんですか?」
「違うよ。ミクにも勝つチャンスはある。正しくは、”途中まであった”」
「チンプンカンプンです」
「ちょっとしたコツがいるんだ。僕だけ知ってて、ミクには悪いことしたかな」
「そうなんですか…ずるい」
「ごめん」
「でも、楽しかったですマスター」

「そんな訳で、最後のクッキーをどうぞ」
「…マスター」
「ん?」
「やっぱり、おあいこってことで分けっこしませんか?」
「どうして? ミクはクッキー、好きなんじゃないの?」
「私はマスターが、一番好きです。おやつもごはんも一緒に食べられないと、きっとつまらないから」
「…」
「…あっ、ごめんなさい」
「…ミクってば、本当に純粋で良い子なんだねえ。分かった――ほら、咥えてごらん」
「え? んむ」
「じゃあ半分、貰うよ」
「…!」
「ぱく」

「…はー、美味しかった。ごちそうさま」
「…あ…今、き…キス…!」
「ふふふ。さあ、片付けようか」
「マスター…ずるい、です」
「そう? じゃ、謝るからこっち来て。――うん。ミク、ごめん、ね」
「!? ん……んんっ」
「……ふ…ミクの舌、すっかり甘くなってる」
「…ふぁ…ますらぁの、も」
「……」
「……」
「……ミク。僕もミクが、一番好きだよ」
「…え、へへ…それは私が、先ですから」

できあがり
554名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 21:18:02 ID:RwaeUnLJ
「マスター」
「?」
「今度また勝負しましょう。次は自力でマスターを負かしますから!」
「そう言ってもらえると張り合いがあるよ」
「だから、またクッキーを焼いてくださいね?」
「勿論。じゃあ、もう少しお昼寝しようか」
「はい。…マスター、大好きです」


***


解説

「ちなみにコツは何なのさ」
「そんなレンの為に、マスターに代わって私がこっそり教えよう」
「え? リンは知ってんの?」
「もちよ」
 最後に1を取った方が負けで、一度に取れるクッキーは1〜4
 足して2〜5か、この状態で相手に渡すと、1にして返すことが出来てしまうから積み
 相手に残り5以下で渡しちゃダメなの
「なら、6?」
「そう」
 6で渡せば、例え相手が何枚取っても1には出来ないし、尚且つ次のこっちの手で決められる
 1なら4、4なら1とね
 つまり、6で渡された方が負けと言える
「7や8は?」
 逆に6にして返される可能性があるから、ダメね
 相手もコツを知っているなら当然同じように考えるから、1を、そして6を渡されない為にはどうしたら良いか
 それを考えて組み立てていかないといけないのよ

「何か無駄に難しい」
「じゃあ結論から」 
 常に5つ分の余裕が必要なの
 6を渡されない為には11を取らされちゃダメ
 11を渡されない為には16を取らされちゃダメ……以下略
 ”1+5α”の段は必ず相手に渡すように綱渡りをしていけば、素人玄人関係なく必勝よ
「んー」
「結局、両方ともコツを知ってるなら、最初が肝心ね」
 まず何枚あるか確認して、下一桁が1か6なら後攻
 それ以外なら自分が先攻して、1か6になるように取って相手に回す
「それって、ゲームとして破綻してるだろ?」
「ゲームと言うよりは、中学校レベルの数学の知恵試しって感じかな。先生が生徒に出すような」
「なら最初はわざと…」
「そういう風にして遊ぶのが正しいと思うよ。マスターも、途中まで遊んでるよね」
「ミク姉は天然でからかい易いからなー。リンの方が落ち着いてて、時々年上に感じるくらいだし」
「え? …ふふん」
「外見は誤魔化せないけどな」
「一言多い!」
555名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 23:22:30 ID:KisTGWQJ
GJです!何、この可愛いの!
556名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:51:40 ID:cMdBQnTy
>>525
えっちなメイコお姉さん来てたーーーーー!!いやっほぃ!!!
途中、本気でハラハラしてしまった
今回読みながら「よっしゃぁ!!」と何回ガッツポーズをとったかわからないw

"今年も"どころか、末長くよろしくしたいくらいッスwマジで

>>551
これは勝っても負けてもミクの必勝だろ〜w
GJ!!
557名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 21:41:09 ID:3JGLLOUr
寒中お見舞い申し上げ候
カイルカだかルカイトだかの会話小ネタ投下
ヤマもオチもエロも無し。実にすみません

ルカとKAITOの会話小ネタ・寒いよ編

「KAITOさん、KAITOさん」
「んー…ルカさん?どうしたの?こんな夜中に」
「一緒に寝てください」
「…夜這いはもっと雰囲気とかシチュをっていうか、なんでそんなモコモコなの?雪山に登ってきたの?」
「寒いんです」
「…つまり身体を温めるくんずほずれつ運動の相方を務めr」
「寒 く て 眠 い ん で す」<○><○>
「人型湯たんぽになれって事ですよね言ってみたかっただけですごめんなさい。さっさと入れます…とりあえず殻脱いでね」
「ひゃう!?」

「ななな何するんです寒いじゃないですか?!」
「そんなに着込んでたら熱も届かないし」
「女性の服を剥ぐなんて変態です、大体今の早業は何ですか何の変態技術ですか!」
「パジャマ一枚残す匠の技に失礼な。はい、おいで」

「うーん…なんで足とか氷みたくなってるの?」
「寒いからです。寒いのが全部悪いんですっ」
「いや冷えすぎだし。これ、冷え性対策が必要だよ」
「むぅ」
「まず、食事は体を温める物にしようね」
「…はい」
「あと適度に運動
558557続き:2011/01/16(日) 22:15:37 ID:3JGLLOUr
「あと適度に運動をするのも効果的だって」
「はい…」
「――という事で、早速適度な運動を二人で」
「私は眠いんです。余計な事したら噛みますよ」
「痕付けるなら首の辺り、って痛たたたた!?マジ噛みは止めて!」
「ガルルッ…湯たんぽは黙って抱っこして頭撫でてくれてればいいんです」
「それどんな高機能湯たんぽ?」

「大分暖まってきたね」
「ん…」
「そういえばルカさん。しばらくコタツに当たろうとは思わなかったの?」
「コタツで寝たら怒るじゃないですか…」
「そのまま寝る以外の選択肢ないんだ」
「それに」
「ん?」
「ここが一番暖かくて気持ち良い…大好き…」

「KAITOさん…湯たんぽ熱いです…」
「…気のせいです」
「何か、BPM120くらいです…」
「……不意打ちとは卑怯な」
「はい…?」
「――何でもない。気にせず寝ちゃって下さい」
「はい…おやすみなさいKAITOさん…」
「おやすみルカさん…良い夢を」

途中で切れる…携帯からはちゃんと書き込めないんですかね
しばらく自重します。失礼しました
559名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 22:44:33 ID:/aiurbXd
>>557-558
毎度可愛いカイルカありがとうございます萌えました!
携帯でも自重なんてしないでいいのよ?
560名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 23:32:04 ID:2LdYIdpd
>>558
自重なんてそもそもする必要ないんですよ?

毎度毎度可愛くて和むなぁ
561名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 23:58:42 ID:ogpf+lRr
この二人は毎回かわいくて和むなGJ
ルカさん天然でかわいいしカイトののんびりした包容力がイイ!
カイルカもカイメイも豊作だな
562名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 00:43:18 ID:iHfxYkI4
最初に注意書きさえあれば自重なんて必要ないぜ
563名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 00:52:33 ID:70l/QQS6
カイルカの会話小ネタです。自分で書いといてあれですがもうどういうことなの…


「えーっと、このコートの山はKAITOさん」
「はぁ」
「いつから洗ってないんでしたっけ」
「それが奥さんじゃなかったルカさん、もう1ケ月前からなんですってよ 本当に最近の若い子はモラrいでででで」
「な ん で 言 わ な か っ た ん で す か ?」
「いや…怒られるとおもtt痛い痛い耳引っ張るのやめてマジでマジでマジで」
「ていうか何で全部同じコートなんですか…バカ○ンですか貴方は?」
「いや…何か俺のアイデンティティが失われる気がして…」
「…もういいです。私がまとめて洗っときますから…早く仕事行ってきて下さい」
「…はい。行ってきます」

「KAITOさーん?」
「行きましたよね?」
「もう声届かないぐらいには行きましたよね?」
「…」
「…」

「KAITO!KAITO!KAITO!KAITOぉぉおおおわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!KAITOKAITOKAITOぉおおぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!KAITOさんのコートをクンカクンカしてるお!クンカクンカ!あぁあ!!」   「あ、やべぇ財布忘れた」
「間違えた!モフモフしてるお!モフモフ!モフモフ!襟モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
ネコサイバーのKAITOさんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!
ふぁぁあああんんっ!!append決まって良かったねKAITOさん!あぁあああああ!かわいい!KAITOさん!かわいい!あっああぁああ!
悪ノPの悪徳のジャッジメントも予告動画出てきて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!予告なんて現物じゃない!!!!あ…appendもよく考えたら…
append は 現実 じ ゃ な い? 「ごめんルカ財布ってどこに置いt」 にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!クリプトンぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?モニターのKAITOさんが私を見てる?
トークロイドのKAITOさんが私を見てるぞ!KAITOさんが私を見てるぞ!PSPのKAITOさんが私を見てるぞ!!
「…あの」 よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私にはKAITOさんがいる!!やったよAKAITO!!
ひとりでできるもん!!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ帯人ぁあ!!K、KAIKO!!ショタイトぉおおおおおお!!!カイトぉおおお!!
ううっうぅうう!!私の想いよKAITOさんへ届け!!クリプトンのappendへ届け!」

「…」
「…」
「…どこから聞いてました?」
「…何かにゃああああって猫の鳴き真似してたとこからかなぁ…」
「…へー…」
「KAITOさん、ちょっと簡単なお願いがあるんですけど」
「…俺に出来る事なら何でも…」
「そこに包丁あるんでちょっと私の事刺してもらっていいですか?」
「大丈夫だから!俺もかめはめ波の練習こっそりやったりしてるから!!」
564名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 01:40:52 ID:972QNsub
>>536
いやぁ〜相変わらず読み応えあるねGJ

>>551
(キス以降は想像で)のとこの続きはまだかね
全裸待機して待ってる
565名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 02:09:41 ID:NPtwgZod
>>563
かめはめ波の練習www
566名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 03:21:26 ID:kthG20V0
>>563
ぶwwwwwww
567名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 09:27:51 ID:t/xSeU78
>>563
これはひどいwwwwwww
ルカの淑女っぷりに全米が泣いたwwwwww
568名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 12:30:14 ID:j72KLYut
>>563 なんだかこのルカさんいとしい

触発されて小ネタ。
ルカ→←カイト。




「リンちゃん、ちょっとこっちへ」
手招きされて台所へ行く。ルカが真剣な表情で“お願い”する時は、
「告白の練習なら付き合わないからね。さっさと本人に言いなよ」
「なっ何でわかったの!?」
「(ぱらぱら手帳をめくって)54回目だから」
「…ダメ?」
「上目遣い+うるうる!そのままいけば間違いなく成功するってば!ってか私は家族で一番カイト兄と似てないでしょ」
「だって実物に近いと緊張し(ry」
「もどかしいったらありゃしない」
〜in廊下〜
「顔真っ赤だぞ兄貴」
「レン…どうしようリビングに入りづらい」
「自覚してんならとっとと迫れ。ルカ姉の性格じゃ待ってても進展ねーから!俺達家族も気まずいから!男 だ ろ !!」

569名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 19:02:46 ID:AHV8JCxF
いつもの可愛い会話カイルカキテターっ!!
なんて可愛いんだ萌え殺されるwww
ヤンデレ(?)ルカさんなカイルカも、トエトさん的なカイルカも、みんな違ってみんな良い!!
みなさんGJです。有難うございます。
570名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:35:53 ID:widIuJFI
別にいいけどさ
占拠するつもり?
571名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:43:02 ID:/IPzPaLb
そういう心配は占拠されてからでイインダヨ
572名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:44:05 ID:O0vRKjKe
占拠?
573名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 23:16:10 ID:sFtYqTFs
あんま頻繁に祭りされると微妙な空気になるしな…悪い事をしてる訳じゃないが

まあ、空気変えたいときはエロな話題を振るのがいいよ
だから誰かレングミくれ
574名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 23:17:50 ID:x9vmVx+d
皆自分の好きな組み合わせで書けばイインダヨ。
>>570も好きなのを書くといい。
皆もそれ読んで幸せになれる。
575名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 23:27:19 ID:8bVqJrb3
レングミと聞いて

グミ的な舌触りのB地区をちゅっちゅして喘がせまくるレンを想像したが相手はグミじゃなかった
576名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 23:33:10 ID:sFtYqTFs
>>575
相手が誰なのか詳しく聞かせて貰おうか
577名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 02:51:59 ID:uF3cgCld
>>573
多分祭りしてるのとか食いついてるのが同じ人っぽいのもあるのかな
他の投下あった後にその話しかさせない雰囲気にしてるというか
なんとなく言いたいことは分かった
578名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 07:27:14 ID:rgyjGKun
しつけーな。変えた話題をわざわざレス番つけてまでひっぱるなよ。
それよりエロい話しようぜ。
579名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 10:08:24 ID:dMQEDN8f
レンリン読みてーなー、出来ればショタロリ化してないヤツ
580名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 12:48:51 ID:uqSf8jcF
レングミエロ見たことないな
是非とも読みたい
581名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 20:31:16 ID:iLMkvOLt
グミは明るくて天真爛漫だけど繊細で傷つきやすい性格だと思う。



そして立ち直りが早い。
582名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 20:48:07 ID:+1z0Uacn
グミは隙がありそうでまったくなさそうだなー
後ろから抱きしめようとしたらボールペンで滅多ざしの返り討ちにあいそう…
583名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 21:18:05 ID:A4SRzl0F
普段気にも留めてないことを風呂やベッドの中で思いつめてしまって一人で懊悩するGUMI
「なんで私の名前、アルファベット表記なんだろう・・・」
584名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 22:03:21 ID:32XzErer
アルグミの続きを待ってるんだぜ
585名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 22:39:41 ID:/XLIzxOq
>>538
KAITO・MEIKO「(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ナカーマ 」
586名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 02:41:27 ID:btdwVLRn
投下したいんだけどパソコンから規制されっぱなしでマジつら…
そんな自分の代わりに誰かレンリンのエロい話頼む
587名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 08:39:29 ID:exnE4w1h
>>585
吹いた
588名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 12:22:44 ID:0ZK9M3jq
mikiやlilyのこともたまには思い出してあげてください
589名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 12:47:29 ID:QUIUZgXj
miki・lily・GUMI・KAITO・MEIKO「(・∀・)人(・∀・)人(;∀;)人(・∀・)人(・∀・)ナカーマ」
590名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 15:17:54 ID:UA6bU9qe
レングミは良いものだ
青春エロは良いものだ
591名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 17:46:28 ID:VKvhQWDP
>>589
イイハナシダナー
5921/3:2011/01/19(水) 18:01:29 ID:gh4wth0U
空気って漢字読むの難しいよね
投下します
ミク×マスターもの
3レスほど消費
エロなし

注意事項
 ・サブカルチャーネタ有
 ・尻

NGはIDでどうぞ

―――――――



 布団に包まりながら少年向け漫画雑誌を読む。最近になって覚えた、暇の潰し方だ。冬の寒い日はこれに限る。
 VOCALOID……というよりも機械らしくない私のくつろぎっぷりに、口をあんぐりと開けて呆れてしまう人もいるかもしれない。
 だけどマスターはこんなだらけた私も可愛いといってくれるので、私個人としては他人の視線はわりとどうでもいいのだけれど。

 そんな感じで今日も今日とて、ぐてーっとだらける私。
 雑誌の中では主人公の髪の毛が急速に伸び、全長数Kmに達すると共にパワーアップしていた。
 なるほど、よくわからん。
 雑誌をパタンと閉じ、ふわぁ〜と大きな口を開けてあくびをする。
 布団の中は心地よい暖かさで、すぐに眠気が私に襲い掛かってくる。
 そのまま睡魔に身をゆだねよう……としたところぽすんと私の頭の上に何かが乗っけられた。
 ひんやりとした感触に慌てて起き上がると白いビニール袋を持ったマスターが立っていた。私に乗せたのはどうやらそのビニール袋のようだ。

「ネギを買ってきたぞ、ミク」
「はぁ……なんですかマスター、藪から棒に」
「ネギだ。……大変健康によい、アレだ」

 マスターがビニール袋から取り出したのは、それはそれはご立派な極太下仁田ネギ。
 そんなものをご拝謁できる私は特別な存在なんだと思いました……ということはなく、頭の中では疑問符だけが湧く。

「それがどうしたんですか」
「冬は寒い。寒いと風邪をひいてしまう。ならばこのネギを使い予防しなくてはならない」
「よくわからないんですけど、晩御飯にそれを使えってことですか」
「……それもいい。が、それだけではない。今出したそれは君の尻に挿し込むためのものだ」

 ……は?
 理解不能。ネギは食用。OK。
 辞書検索。『民間療法 ネギ』
 ……Hit!
5932/3:2011/01/19(水) 18:02:19 ID:gh4wth0U
「えーっとマスター。私はその、機械なんで、そういう意味でのウィルスとは無縁ですよ……」
「君の尻に挿し込むと俺は大変興奮する。興奮すると免疫力が上がる。すなわち風邪の予防として機能するのだ!」
「のだ!って言われましても…… マスター自身のお尻に挿せばいいんじゃないんですか」
「君はバカか! 尻にネギを挿すなんて変態じゃないか!!」

 何を言っているんだろうこの人。
 私のおつむではちょっとこの超展開についていけないみたい。
 最新型VOCALOIDの優秀なおつむならきっと何を言っているのかわかるんだろうけど。

「安心するんだ! こんなこともあろうかとローションを買っておいた!」
「え、あの、ちょっと……」
「さぁ、尻を突き出すんだ! そしてパンツを脱げ!」
「嫌です」
「何だと!?」

 驚愕に染まるマスター。目と口をかっと開いて、ちょっと怖いです。
 何もそんなに驚かなくても。というかいきなりお尻を出せって言われたら普通誰でも断るでしょう。
 マスターは両手を万歳するかのように挙げるとそのまま崩れ落ちていき……
 土下座。
 地上に跪きながら礼をした。一切のプライドを投げ捨てて。

「お願いしますミク様〜! どうか、どうかご慈悲を! 何卒ご一考してくださいませ!!」
「ちょっと何やってるんですかマスター! そんな、頭下げてまでもやりたいんですか!?」
「ミク様にやって頂けないのならば……彼女のいない惨めな私は……お金を払って、見ず知らずの女人の尻に挿さねばならず……ッ!」


 マスターをチェンジする制度ってあったっけ。
 心中で盛大にため息をつきながら、しょうがない人だなぁと思う。
 ……お金を払って女の人のお尻にネギを挿すマスターと私のお尻にネギを挿すマスター、果たしてどちらがマシか。

 ――脳内会議の結果、どっちも最低ではあるが……お金を払わない後者の方がまだマシ? という結論がはじき出された。
 脳内の過激派が『マスターと愉しむ倒錯的な肛的交渉ハァハァ』などと騒いでいたが、とりあえず無視する。

「……もう、しょうがないんですから」
「それは積極的賛成と受け取っても宜しいですか!? さっすがミク様、話がわかるぅ〜!」

 控えめながらも許した途端、満面の笑みを浮かべ私を見上げるマスターにちょっとだけ気分がよくなる。
 彼女がいないということに、私の中の独占欲が刺激されたからかもしれない。
 だからといって無条件でさせてあげるわけではないけど。

「た・だ・し! 一つお願いがあります」
「な、何でしょうか。私の菊の門に何らかの異物を挿入しろ、といった類のものでなければ何なりと!」

 そんなに尻に挿れられたくないんだったら、他人にしようとしないでください。
 咳払いを一つして気を取り戻すと、VOCALOIDなら誰もが望むことを一つだけ言う。

「曲を一曲作ってください。それでその再生数が一週間で1000を超えたなら、してあげてもいいですよ」


5943/3:2011/01/19(水) 18:03:09 ID:gh4wth0U

 私は曲を作ることが出来ない。曲の良し悪しはもよくわからない。だけど歌うことは好きだ。
 歌うことで誰かが喜んでくれるから。
 自分が存在していることに意味があると感じられるから。
 だからいつもいっぱい悩みながらも私だけの曲を作ってくれるマスターが好きだ。
 たとえ私を楽器としてしか見ていなくっても、必要としてくれるマスターが大好きだ。
 そんなたくさんの思いがこもったマスターの曲を、いつまでも歌い続けていたい……



 そう思っていたときもありました。
 興奮のせいかそれとも睡眠不足のせいか、目を血走らせたマスターにこの九割以上が放送禁止用語で構成された歌詞カードを渡されるまでは。

「どうだ、俺の魂の叫びが籠もった渾身の力作は! さあ、後は俺が君を調教、もとい調律してやるだけだ!」

 マスターはいつも一ヶ月以上かけてようやく作品の方向性を決めていたのに、今回に限って三日でほとんど完成間近まで仕上げていた。
 というか、後は私が歌うだけでほぼ完成だった。

「あ、あのマスター。なんだかすご〜く興奮しているみたいですけど、とりあえず少し休んだら……」
「大丈夫、俺は冷静だ。クールな熱血漢だ」

 ぜんぜん冷静じゃないですマスター。
 ……まぁどんなに嫌がろうとも私はVOCALOIDですから、最終的には歌うことになるんでしょうけどね。

 結局私はマスターのいつも以上に熱のこもった指導の下、九割以上が放送禁止用語で作られた歌を歌い、某動画サイトで配信されることとなった。
 私の歌は一週間で再生数が1000を超えたことがないので、どうせこの歌も一週間程度じゃ1000を超えないだろうと思っていた。
 ところが私の予想に大きく反して、配信後1時間で再生数が1000を超え、さらに3時間後には再生数がなんと5桁に達した。
 世の中には私の想像以上に変態が多いようである。
 しかしながら、マスターが投稿したサイトは18禁の内容を含む動画は投稿してはいけないという規則があったりする。
 そのため、私の歌は一週間どころか一日と経たずに運営の方に削除されてしまった。
 なんというか、お疲れ様です。いろいろな方々。



「元気出してくださいよ」
「ミク……俺、もう……」

 あんな歌、作る前から投稿すればどうなるかなんて誰でもわかりそうなのに。
 それでも徹夜で作って、こうして本気でへこんでいるマスターは多分、世間ではバカというんだろう。
 ……そのバカを励ますためにこうしてお尻を好き放題に弄らせてあげている私もバカなんだろうけど。
 まぁ、バカはバカ同士お似合いでしょうね。

「ほら、マスター……お尻も悪くないでしょ。だから……元気出して、ね」

595名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 19:46:19 ID:Zk/gxNbG
>>592
最後のオチにコーヒー鼻から噴いた
(;∀;)イイハナシダナー
596名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 12:58:22 ID:l5tSVAdV
GJ!!!

そんなマスターで大丈夫か?
597名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 16:18:55 ID:dKbDl971
大丈夫だ、問題ない
598名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 18:43:33 ID:iSdzgIjT
GJ!!!!
一度でいいからその曲を聞いてみたいww
599名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 19:08:45 ID:OWetljM5
エロパロで大丈夫なマスターなんて見た事なひwww
600名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 20:26:19 ID:SKHUS9o6
600
601:2011/01/20(木) 21:26:55 ID:qOt2RDUY
おーいい話だ
602名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 00:28:08 ID:ru0TfjKG
ねえマスター、歌ってやってよ
603名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 10:51:24 ID:THuiQuyQ
ゆーきやこんこんあられやこんこん
ふってもふってもまだふりやまぬ
リンレン喜び庭、雪遊び

KAITOはこたつでアイス食う
604雪の日に 1:2011/01/21(金) 14:00:55 ID:J9MCyIAl
>>603見て何かほのぼのしたのが書きたくなった。エロ無しカプ無し御免。



「ゆーうきーやこんこっ♪あーられーやこんこっ♪レンー雪だよ雪ー!」
「全く、ガキじゃねえんだから雪くらいではしゃぐなよ」
「そう言いながらレンだって早速いびつな雪うさぎ作ってるじゃない」
「い、いいだろ別に!つーかいびつは余計だ!」

「リンちゃんもレン君も楽しそー」
「ふふ、二人ともやっぱり子供ね」
「私も後ではちゅねだるま作ろっと!あ、お餅焼けたよルカさん」
「ありがとうミクちゃん、じゃあこっちに入れてくれる?」
「はーい おー…いいにおーい…それにしても随分沢山作ったねぇ」
「後で他の家にも持っていこうと思って。寒い日は皆であったまるのが一番でしょ」
「そうだね。炬燵で寝てるお兄ちゃんとお姉ちゃん起こしてくる!」
「ハイハイ」
605雪の日に 2:2011/01/21(金) 14:04:44 ID:J9MCyIAl

「わーい!ゆきだゆきだー!GUMIおねえちゃんこっちこっちー!」
「がちゃぽ君、走ったら転んじゃうよ。今お兄ちゃん達があったかいの作ってるから、それまでカマクラでも作ってようか」
「うん!」

「元気ねぇあの二人」
「Lilyも一緒に遊んでいて良いのだぞ?」
「いいの私は!子供扱いしないでよもう。えーと、これを入れるのね?」
「うむ、御節料理に使った栗の甘露煮がまだ余っていたからな、丁度良い」
「うわぁ…美味しそうだけどカロリー高そうだわ…」
「何だ、体重でも気にしているのか」
「そこ!ストレートに言わない!」
「御主は色々が元々細いのだから少しくらい太らねば…」
「どーいう意味よボケナス兄貴!ほら、さっさと作って皆のとこ行くわよ!」
「御意!」
606雪の日に 3:2011/01/21(金) 14:07:14 ID:J9MCyIAl

「ふってーはふってーはずーんずーんつーもる♪」
「本当にずんずん積もってきたね。ユキちゃんは雪が好き?」
「大すき!おんなじ名前だもん!」
「そうだよね。雪掻き疲れない?」
「ううん、へーき!」

「先生!これでいい?」
「ありがとうございます。いろはさんは丸めるのが上手ですね」
「猫だけにね、なんちゃって。あと10個くらい作ればいいかな?白玉」
「そうですね、これだけあれば私達だけじゃなく皆で食べられますよ」
「やっぱり寒い日にはこれに限るよね」
「はい。mikiさんとユキちゃんが頑張ってくれている間に、こちらも頑張って完成させましょう」
「はーい それにしても先生、割烹着似合うね」
「ええと、それは…主婦的な意味でですか…?」
「うん♪」
607雪の日に 4:2011/01/21(金) 14:11:05 ID:J9MCyIAl


「……へーくしゅっ!」
「大丈夫?」
「うー寒いよー炬燵の国に帰りたいよー」
「あんた結局それでアイス食べてんだから身体温めてんのか冷やしてんのかわからないわよ」
「あれが美味しいの!冬のオツってもんなの!だからさっきコンビニにもアイス置いてあったじゃん!」
「ハイハイ。それにしても、まさか三家とも同じ事してたなんて…」
「互いにおすそ分け分作ってたからかなりの量になっちゃったね」
「でもいいじゃない、暫く皆で集まる事なんてなかったし」
「14人か…ジュースもこれだけ買えば足りるね。めーちゃんもお酒は程々にね」
「わかってるわよ…あら?家の前に誰か…」
「あの子は確か…」

「……………」
「こんにちは」
「…!ビクッ」
「歌手音ピコ君、だよね」
「………あの…ボク、雪が見たくて、外歩いてたら、いい匂いがして…それでつい…」
「雪の日にはあったまろう」
「皆で一緒にあったまろう」
「……?」
「「お汁粉パーティー、いらっしゃい!」」

「…!………はい!」


おしまい
608名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 18:23:24 ID:e5G5ffJC
>>604-607
うわぁ…このお話…すごくあったかいナリ…
それにしてもユキちゃんは本当に冬が似合うね。
最高になごませてもらいました。
609名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 20:27:48 ID:5tkkk/2L
>>607



> 「……へーくしゅっ!」
> 「大丈夫?」
> 「うー寒いよー炬燵の国に帰りたいよー」
> 「あんた結局それでアイス食べてんだから身体温めてんのか冷やしてんのかわからないわよ」
> 「あれが美味しいの!冬のオツってもんなの!だからさっきコンビニにもアイス置いてあったじゃん!」
> 「ハイハイ。それにしても、まさか三家とも同じ事してたなんて…」
> 「互いにおすそ分け分作ってたからかなりの量になっちゃったね」
> 「でもいいじゃない、暫く皆で集まる事なんてなかったし」
> 「14人か…ジュースもこれだけ買えば足りるね。めーちゃんもお酒は程々にね」
> 「わかってるわよ…あら?家の前に誰か…」
> 「あの子は確か…」

> 「……………」
> 「こんにちは」
> 「…!ビクッ」
> 「歌手音ピコ君、だよね」
> 「………あの…ボク、雪が見たくて、外歩いてたら、いい匂いがして…それでつい…」
> 「雪の日にはあったまろう」
> 「皆で一緒にあったまろう」
> 「……?」
> 「「お汁粉パーティー、いらっしゃい!」」

> 「…!………はい!」


> おしまい
610名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 20:34:20 ID:5tkkk/2L
スマン
書き込みミスったorz

>>607
ほんわかボカロ達になごなごした!みんな正月太りハンパないなこりゃw
先生達が作ってるのが雪玉にみえて、ちょw醤油かけて食べるんか!と思ってしまった…
それかかき氷
611名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 20:47:28 ID:aSDlD7j2
GJGJGJ
いいな、この話。なごなごするなぁ
612名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 20:56:08 ID:C1AgDxVf
>>607
GJ!
ほんわかいいな、仕事で疲れた心にいい癒し頂きました。
613名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 22:08:31 ID:DdhjRmZQ
GJGJ
何気にオールキャラネタって少ないし和んだよ
614照未来1/6:2011/01/22(土) 00:40:20 ID:sh6Rk5FQ
>>607GJほんわかなごなごは正義

氷山キヨテル×初音ミク を投下します
【注意】
・約6レス消費、ミク視点
・ほのぼのでも鬼畜でもなく中途半端
・エロも中途半端
・愛は中途半端じゃない
・二人とも頭のネジがとんでいます、苦手な人は照未来をスルー宜しく
------------------------------------------------------------

初音ミクは不満だった。
何が不満かというと、氷山キヨテルの口調が不満だった。
キヨテルは基本女声陣には敬語で話しかける。しかし男声陣にはフランクに話をする。それが気に食わない。
しかも女声陣にはわざわざ『さん』付けで呼ぶ。とても気に食わない。
彼が自分に紳士的な態度で丁寧に話しかけてくれるのはよく分かる。だからこそ気に食わない。
あまりにも不満が蓄積したのでミクはキヨテルに直談判を行った。


「…と言いますと?」
「他人行儀っぽいでしょそんなの!それがイヤなんだもん」
「そう感じてましたか…それは気付けなかった」
今度発表するデュエット曲の収録が終了した二人は、帰宅前に控室で一息ついているところであった。
畳の上で湯呑の緑茶を飲み干したキヨテルは、隣に正座しているふくれっ面のミクの表情を見て素直に陳謝する。
「申し訳ありません。良かれと思ってしていた事が裏目に出てしまい」
「だーかーらー!!」
途端ミクは天井を仰ぐ形で大声を張り上げた。
「なんで一緒に仕事した仲間にそうも敬語口調なのよぉー!!」
「…いや、これはもう性分といいますか」
「男共にはタメ語じゃない!!」
「それは、一度皆でカラオケに行ってそれ以来」
「見苦しい!!あー見苦しいよ言い訳なんてセンセ!!」
キヨテルがぐっと声を詰まらせたのでミクは、ほれ見た事かという風に目の前の眼鏡を睨み付けた。
「ミキやユキちゃんやいろはさんには普通に喋ってるし!!」
「同じ屋根の下に住む家族にわざわざ敬語は使いませんよ」
「ほらまたですます口調」
「……」
キヨテルの眉間に皺が寄った。言い訳はムカツクが先程から目を逸らさずにいるのは評価しようか。
誤解しないでよね、とミクは注釈を付け足す。
「別に全部の口調を変えてって言ってるんじゃないよ?ただ私には変に気を使わずにタメ語で話して欲しいの」
「……」
「折角一緒の仕事したからもっと仲良くなれると思ってたのに…妙に線引きされてるみたいでイヤ」
ミクは頬を膨らませたままぷいっとそっぽを向いた。
わがままではない。決して私はわがままではない。
キヨテルが先生という肩書を持っている事も知っているし、それ故の丁寧な口調である事も承知している。
しかし自分は彼の生徒でもないし、また年上でもない。実年齢ではなく、設定年齢だが。
今までも散々アプローチしたのだ。このような直接的な形ではないもののさり気なく、友達の様に接してくれと。
しかし結果はこのザマである。この唐変木!!
音楽の世界に生を受けた歌姫はやはり自分は正しいと心の中でふんぞり返った。
615照未来2/6:2011/01/22(土) 00:42:49 ID:sh6Rk5FQ
「なら言わせてもらいますがね」
「?」
キヨテルが未だ反論口調で話すので、ミクは横向きの顔をそのままに両目だけ彼の方へ睨み動かした。
目に映ったのは普段と印象が違う顔―――眼鏡を外したキヨテルの姿であった。
「先生と呼ぶのは止めてもらえないかな」
「え?」
「君はよく僕のことを先生と呼ぶ。そんな態度じゃとてもタメ口にはなれない」
眼光が急に鋭くなったキヨテルに、ミクは一瞬たじろいた。が直ぐに反応を返す。
「べ、別にキヨテルさんの事を本気でそう呼んでるわけじゃ」
「そうやって『さん』も付ける。自分がやっている事を人にはするなと言う」
「っ…!!」
「タメ語で話して欲しいならそれもいい。しかし、何故怒りながらそれを伝える?」
「う…」
「わざと可愛げの無い反応をして。相手を煽る様な態度を取って」
そう言いながらキヨテルは右手で摘まんでいた眼鏡を顔に掛け直すと、ふう、と息を吐いた。
「それでは話すこと自体億劫になってしまいますよ」


「……」
だって、と言いそうになる口をミクは必死に抑えた。
ここで反論をすれば今まで築いてきた関係が本当に何もかも破綻する事位、ミクにも予想ができた。
ここまで簡潔にザクザクと言葉を突き刺されたのは久し振りかもしれない。いつもは、家族と他愛の無い喧嘩をする位だ。
身体に響いた彼の台詞を思考回路で反芻して懸命に咀嚼する。ここでだらだらと返答すべきではない。
「…ごめんなさい」
「…ミクさん。僕が言いたいのは」
「うん、ちゃんと分かった…求めるだけじゃなくて、私も歩み寄ればよかったんだよね」
ミクが再度ごめんなさいと頭を下げた。そのため、キヨテルが右腕を挙げた事にミクは気付かなかった。
ぽん、と軽い衝撃がミクの頭に降りてきた。ミクの頭に触れた右手でキヨテルは静かに、少し驚いた彼女を撫でる。
「まあ確かに僕にも落ち度があったんでしょう…はっきりと伝えてくれたのは好かったですよ」
「…そですか」
「そですよ」
再度ぽんぽん、と頭を軽くタップされたのでミクはゆっくり顔を上げた。
ミクが恐る恐るキヨテルを見上げる。彼の表情には微笑みが浮かんでいたので、ミクは無意識にほっと息を吐いた。
「あのう」
「はい?」
「せn…キヨテルさんて眼鏡OnOffで性格変わるの?」
「そんな設定をして生かせるほど僕も若くはないですよ」
ミクの質問に軽く声を出して笑いながら、キヨテルは眼鏡の端を右手で持ちズレを直した。
「でも一種の仮面の意味はあるかもしれないですね、眼鏡を掛けている時は『先生』であるという」
616照未来3/6:2011/01/22(土) 00:44:10 ID:sh6Rk5FQ
ミクの中で何かが疼いた。何かと問われれば困るのだが、とにかく何かが。
脳裏をよぎったのはキヨテルがロックバンドのライブで熱唱している姿。
そうだ、あの時彼は眼鏡を―――。
「キヨテルさん、こっち。こっち向いて」
帰路に着こうとキヨテルが控室の扉を開けようとしている後ろから、ミクが声をかけた。
振り向いたキヨテルの顔にミクは即座に両手を伸ばし、素早く彼の眼鏡を奪い取る。
「っ、と」
「えへへ〜」
ミクは眼鏡の無くなったキヨテルの裸顔を眺めると満足そうにふにゃっとにやけた。
「…何の真似かな」
「眼鏡無いとアイスマウンテン・テルになるんだね」
視力が落ちた所為かキヨテルが若干目を細めているので、それを見てミクはそうそうコレコレと自分の中で勝手に納得をした。
少し細目になる事で彼の持つ柔らかい雰囲気に対し、いい具合に男気が加わりそれがきりっと締まる印象を受けたからだ。
いわゆる男前、今で言うイケメン顔である。あくまでミクにとって、だが。
素顔もカッコいいからコンタクトもありかもね〜、などと軽くはしゃぐミクにキヨテルは駄目元で尋ねてみる。
「返してくれないかな、夜目は特に悪いんだ」
「イヤです」
「……はぁ」
「酷い、純粋な乙女の前でそんなに深いため息とかっ」
いやんいやんと体を左右に振り、すっかり普段の調子に戻ったミクにキヨテルは閉口した。呆れている訳ではない。
これがミクの魅力なのだ。カラフルな彩で現れる、二度と同じ景色を持たない花畑の様な、まさに乙女の塊。
そんな姿を隠さず見せているのは、ミクがキヨテルを信頼している事を表す。
実際、キヨテルに対して礼儀正しく優しい印象をミクは強く持っていた。だから信頼もするし、冗談で『先生』と呼んだりしていたのだ。
しかし先程の件も考えるとあまり調子に乗ってはいけないな、と流石にミクは思ったので
「ごめんごめん、はいどうぞ」
と眼鏡を畳んでキヨテルに返そうとした。


バチン、という音と同時にミクは目の前が真っ暗になった。
瞬間、身体が若干浮いた感覚と共に背中に何かが巻き付き、胸側に固い壁の様な物が押し付けられる。
違う。これ、壁じゃない。


「それなら…純粋じゃなくせばいいのかな」
「ふ、え?」
部屋の電気が落とされた。キヨテルの暖かい吐息がミクの耳朶に落ちる。というか彼に抱きしめられている。
ミクの背中に回されたキヨテルの腕が、右の方だけするりと腰下へ下がっていく。
「え、ちょ、センセ」
「先生はないだろミク…折角二人きりなのに…」
甘い囁きと臀部が摩られる感覚に襲われ、ミクはひぅ、と声を漏らして軽い痙攣を起こした。
「あ、ダメ、そんな」
「随分ありきたりな言葉を吐くじゃないか…」
キヨテルは左手でミクの右手から眼鏡を奪い返すと、彼の左下に置かれたバッグの上にそれを投げ置いた。
ついでにミクの肩に掛かっていたショルダーバッグも剥ぎ取り、床に捨てる。
「歌姫の名は飾りかな?」
「う、な、なんで」
「それなら…勝手に囁かせてもらうよ」
狼に豹変したキヨテルにミクが対応できないまま泡を食っていると、彼の左脚がミクの内腿の間に侵入して来た。
ミクはキヨテルの左脚に跨る形で恰好を固定され、自身の左耳に彼の唇が引っ付く。
地面から浮いた身体では身じろぎもできず、ミクはキヨテルの肩にただしがみ付くしかなかった。
「さあミクよく聴くんだ…これが、俺の声」
617照未来4/6:2011/01/22(土) 00:46:11 ID:sh6Rk5FQ
ミクは、自分の息がどんどん荒れていくのを止める事ができない。
もうどれくらい時間が経ったのだろうか。キヨテルはミクの耳元で甘い言葉を囁き続け、左脚をリズムよく揺らし続けている。
身体の震えが止まらない。耳と秘部に熱が溜まり、思考が融解する感覚。
「あ…うぅ…」
「気持ちいいのかな?腰が勝手に揺れてるよ」
「っ…違…」
「違わないね…ミクが廻して押し付けてるんだろ…」
キヨテルは脚の動きを止めると、ミクの腰が一層揺れるのを確認してくつりと笑った。
「こんなにエッチな娘だとはね…」
「い、やぁ…」
「本当に嫌なら最初に逃げられた…だろ」
そうしてキヨテルは数十回目のキスをミクの耳たぶに落とし、そのままそこにしゃぶりついた。
背筋を駆け抜ける電流に誘われ嬌声を叫びそうになるのをミクは必死に我慢し、唇をぎゅっと結ぶ。
「……っ……」
「…駄目だなミク、自分を偽っちゃあ」
キヨテルの右指のどれかが、ショーツの上からミクの後ろ穴に強く押し込まれた。
「んぁああぁあああっ!!」
とうとう漏れた自分の喘ぎ声にミクは恐怖した。このまま、このままじゃ…!!
「ミク…一人で唄うのはもう飽きたよ…」
彼の声と刺激に、飲まれ、る―――…!!
「だから…今度は一緒に…」
ううん…の ま れ た い…
「…唄おう?」
高らかに響く自分の嬌声によって、ミクの理性はシャットダウンされた。


欲望と官能の渦中に急激に沈められたせいか、ミクは視力回路の正常動作を奪われた。
ついでに三半規管を担うジャイロも機能停止したらしく、上下左右の感覚も失っていた。
ミクが感じられるのはキヨテルが発する声と彼が全身に這わせた愛撫による快楽だけだ。
「んあぁ…っふあ!あっ…」
「随分恥ずかしい恰好をする、な」
「ひぅっ!!あ、あぅ…」
「そんな風に…いつも男にねだるのか」
自分がどのような恰好をしているかなど、ミク自身にはわからない。
キヨテルによって淡々と囁かれる己の状況を聴いて、想像を掻き立てられたミクは増々興奮するしかなかった。
つぷつぷつぷ、と何やら生々しい音がミクの鼓膜を揺らす。
「…悪い娘だ」
「ごっ…めんな、さぃ…」
ぷちぷちぷち、と更に妙な音。
「ああ…前言撤回だ。ミクはハナっから純粋じゃなかったな」
「……めんなさぃぃぃ…」
痙攣する体中から液という液が流れ出る感覚。その中で唯一逆流する熱い何か。
ぷちゅる、というおトガハじケタかトオモt


「…この、淫乱娘」
618照未来5/6:2011/01/22(土) 00:48:19 ID:sh6Rk5FQ
初音ミクは不満だった。
何が不満かというと、氷山キヨテルの口調が不満だった。
キヨテルは基本自分には敬語で話しかける。それが気に食わない。
しかもわざわざ『さん』付けで呼ぶ。とても気に食わない。
彼が自分に紳士的な態度で丁寧に話しかけてくれるのはよく分かる。だからこそ気に食わない。


「…ホントに?」
「本当ですよ」
目が覚めたミクが、キヨテルに背負われて帰路に就いているのに気が付くと先程の事を繰り返し彼に尋ねるので、
もう何度目かになる説明をキヨテルも繰り返す羽目になっていた。
「服の上からボディタッチしながら耳元で囁いていただけ。本当です」
「ウソ」
「嘘も何も、涙の跡があるのと汗しか掻いてないのが自分でわかるでしょう」
先程から「本当」と「嘘」の掛け合いの繰り返し。一向に話は進展しない。
流石にミクも頭が冴えてきたのか、自分の体験した事例を挙げてキヨテルの右耳に直訴し始める。
「でっ、でもなんだかスゴいコトになってたよ!?恥ずかしいカッコしてるって」
「それは嘘です」
「なんか、ぷちぷち変な音したよ!?」
「それは僕の声で作った破裂音です」
「だっ…だって!!なんかドクドクって流れてたもん!!入れられて出されてたよ絶対!!」
「何の話か全く分からないのでもう少し具体的に」
「センセのバカァ!!」
そう言うとミクはキヨテルの短い髪を両手で掴み思いっきり引っ張った。
痛い痛い、抜けるから止めなさいと流石に声を張り上げたキヨテルにミクはタメ語話してくれないからイヤと叫び返す。
「分かった、分かったから…痛いから離してくれミク」
キヨテルの口調が自分の思い通りになったので、ミクはそれでよい、と彼の髪を両手から解放する。
「やっぱりそっちの喋り方がいいよ…」
えへへ、と軽く笑うとミクは両腕をキヨテルの首元に巻きなおした。


「……えっち、した、よね?」
「服の上からボディタッチしながら耳元で囁いていただけ…ってもう何度目かな」
「ウソ、したよ」
「挿入という意味ならしてないよ」
ショーツが自分の分泌液で湿っているのは見ずとも分かったが、確かに女性器に液体が溜まっていたり、
垂れてくる様な感覚をミクは感じなかった。
「…演技、だったの?」
ミクの腕に緩く力が込められた。返す様にキヨテルはミクを両腕で押し上げて背負い直す。
「途中で半気絶したから離そうとしたんだ、けれどがっちりとしがみ付かれていたからね。
これは完全に寝てもらわないといけないなと思って、無い事色々囁くしかなかったんだ」
619照未来6/6:2011/01/22(土) 00:50:12 ID:sh6Rk5FQ
「でも…」
ミクの声が弱くなった。幾ら音に敏感で感化されやすいボーカロイドとはいえ、それだけで幻覚まで起こしてしまうとは。
未だに自分の身に起きた事が、全部空想だという事実をミクは受け入れられない。
「じゃあ…どこまでホントだったの?」
ミクの質問にキヨテルはどこまでだと思う?と返すと見透かした様にクスリと笑った。
「君にはいろいろ意地悪をされたからね、その分お礼をしようと思って」
「ううぅ…」
ミクはキヨテルの右肩に顔を伏せて、黙る事しかできなくなってしまった。
確かに何度かキヨテルをからかって楽しんではいたが…その報復をこんな形で返されるとは……。
おとこのひとって、こわい。
暫く沈黙していたミクは、小声のままキヨテルに確認する様に話しかけ始めた。
「…でも…一緒に唄おうって…」
「それは本当」
「…あと…おしり…さわった…」
「ああ…後ろ穴に中指押し込んだら柔っこくてびびった」
「テルさんのエッチ!!変態!!最っ低!!!」
ぎゃあぎゃあと耳元で喚き出したミクをキヨテルは背中から落としそうになりながら騒ぐな、と大声で諌めた。
「通報されたらどうする!」
「いいよされれば!!それでボイスチェンジ使って被害者会見出るもん!!」
「色々飛躍しすぎだそれは!ってちょっと、眼鏡返しなさい転ぶだろ!!」


もうすぐクリプトン家に到着する。
結局ミクは最後までキヨテルに背負って貰っていた。
キヨテルは降ろす素振りを見せなかったし、ミクも自分で降りるとは進言しなかったからだ。
先程の眼鏡争奪戦で勝利したミクの額の上にはキヨテルの眼鏡が掛けられている。加えてその顔は晴れやかだ。
「もうすぐ着いちゃうね…ちょっと寂しいな」
「明日も一緒に仕事だろう、PVの撮影で」
「そういう意味じゃないの!もう…」
テルさんの唐変木〜とミクが口を尖らせながら嫌味を言うと、キヨテルは振り向く様に軽く顔を右に向けた。
眼鏡を外しているためにやはり細目になっている彼の顔を見て、ミクは更にニコニコした。
「…さっきから気になるな、その呼び方」
「え、『テルさん』の事?勿論ご褒美だよ」
ご褒美?意味不明。と言いたげな表情をキヨテルが浮かべたと感じたミクは、その顔に向かって飛び切りの笑みを返す。
「『ミク』って呼んでくれたし気を使わずにお喋りしてくれる様になったから」
だからご・ほ・う・び♪と言いながらミクはキヨテルにうりうりと頬擦りをした。
実に上目線だ。本人は意識していないだろうし、半分冗談なのを相手も承知しているので結局双方気にはしないが。
すっかり本調子を取り戻したミクにキヨテルもあえて冗談を返す。
「いつから僕は君の下僕になったんだい」
「え〜、Sなセンセが下僕な訳ないよぅ」
「何だよSって」
その一言で先程の出来事を思い出したミクは、それは…と言葉を濁らせた。頬が赤いのは擦った所為では、きっとない。
「だって…あんなコトとか…沢山言われた…」
「試しに色々囁いたら罵声が一番反応好かったからそれで攻めただけだし、それを言うならミクがMなんだろ」
「ちっ、違うもん!」
「違わないね、明日証明してあげようか?証明得意だから。最後までしてあげるからコンドーム持参しなさい」
「やっぱりサディストだ!テルさんの変態!!バカ!!大好き!!」
ぎゅうと両腕で首元にしがみ付いたミクに「はは、告白されたし」と返しながらキヨテルは破顔した。


俺でよければ喜んで、淫乱娘?


------------------------------------------------------------
おれでよければシテヤンヨ
620名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 01:23:53 ID:/e+LOAV1
これはGJ!テルミクいいキャラだなー
目覚めそうだ
621名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 01:32:20 ID:xIIFUCA+
テルミクきたああ!!!GJGJGJGJ!!
前スレで小さく主張して待ってた甲斐があったわ
ミクのちょいわがままでJKっぽいとこが思いっきりツボですごくよかた!
また書いてほしいんだぜ
622名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 01:37:03 ID:62CUOH4Q
おお、珍しい組み合わせ!
未来を照らす "照未来 "…ネーミングセンスが素晴らしい
ミクも可愛いしドSなキヨテル先生も素敵
とにかくGJ
623名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 01:51:29 ID:gWtYKaxi
>>614
ミクさんえろーいGJ! そして先生が変態すぐるw
組み合わせが新鮮でおもしろかった
テルミクいいなあ
624名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 03:16:43 ID:0S8UJ9JE
この組み合わせもだが、この先生のキャラも新鮮だった!
人畜無害なイメージしか持ってなかったけど実は鬼畜ってのもギャップ萌えでいいねGJ!
625名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 16:03:06 ID:O+9FS2p5
GJ
こんな先生ってのを生かせる鬼畜メガネまってた
626名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 21:01:53 ID:YPzqDxQ3
テルミクすごくいい!開眼した
627名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 21:43:22 ID:jgUYQRKA
そろそろみかんの季節も終わりか・・・
628名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 00:40:35 ID:EtTAQHHk
>>614
なんというGJ!
ボカロという設定も活きてるしキャラもしっかりしてて面白かった
挿入なしでこれだけエロいなんて先が楽しみですな
629名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 10:41:32 ID:fgZchtHj
そろそろルカの誕生日に向けて準備を始めるか…
630名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 11:27:19 ID:HnZHm2G2
テルミクがありならテルルカもありだと思うのです。
・・・だれか書いてくれないかなー。
631名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 11:50:48 ID:LPOru0re
教室で飼育しているシテヤンヨちゃんとキヨテル先生のハートウォーミングなのをたのむ
632名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 00:21:25 ID:VfNtKEkN
なんかピアプロで変なコラボが始まったな。
633名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 12:20:47 ID:BinmLNmJ
なんで雪まつりに合わせての企画がアレなんだろうw
しかも緊急でやる内容か?
634名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 12:44:27 ID:ic2l6+8H
シテヤンヨ無双の予感
635名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 13:18:57 ID:lSmjZKvG
残念!覇王鬼帝KOTY大賞受賞ならず!!
636名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 01:24:45 ID:D1//CfFI
いろは「私の出演しているゲームがクソゲーのはずがない」
637名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:06:15 ID:03N5XkWd
638名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:08:25 ID:03N5XkWd
百合スレみてきたがあっちもなかなか!
百合好きなら見て損はない
639名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:09:33 ID:03N5XkWd
投稿ミスった…さーせん
640名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:13:37 ID:9tTdCfOw
好きな奴は勝手に見に行くだろ
別にここで宣伝しなくてもいいようぜぇ
641名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 02:34:48 ID:ZqsqLAf4
そんなに怒らなくてもいいじゃん。
642名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 02:45:58 ID:e6wU4OfU
ルカ様お誕生日おめでとうございますで小ネタ投下
カイルカイトな会話ネタ。エロはもう諦め(ry
あと1レスに収めるのも諦めたんで3レスに分けます


ルカとKAITOの会話小ネタ・ルカ誕編

「ルカさん、誕生日おめでとう」
「ありがとうございますKAITOさん。ところで、どうしてマフラーをリボン結びにしてるんですか?」
「それは勿論『プレゼントはわ・た・し♪』なーん」
「ありがとうございます。いただきます」
「て、ってあれ?」
「さて私のものですから、言わば下僕ですね」
「あれれ?」
「まあ、今日1日だけで勘弁してあげましょう。まずは、私の事を『ルカ様』と呼ぶように」
「あれー?」

「下僕」
「はい、何でしょうかルカ様」
「座るから椅子になりなさい」
「えーと四つん這いになればよろしいんでしょうか?」
「そこのソファに座りなさい。普通に」
「はあ」

「あのルカ様?」
「何かしら下僕」
「これ単に膝に乗っけてるだけじゃ」
「黙りなさい椅子」
「あと椅子の背もたれって抱き付くためのものじゃ」
「お黙り椅子」
「はい」
643ルカとKAITOの会話小ネタ(2/3):2011/01/30(日) 02:54:40 ID:e6wU4OfU

「マスター失礼致します」
「おう、誕生日おめでとうルカ。ほれ、プレゼントつーかお祝い曲だぞー」
「まあ、ありがとうございますマスター。光栄です」
「いつも通りクオリティの保証は無いけどな。あと、勢いで某所にうpするから、サクサクやるぞ」
「了解致しましたマスター」
「ん。そういや、カイトは祝ったりしてくれたんか?何か貰ったとか」
「はい。下僕にしました」
「ち ょ っ と 待 て」
「手始めに椅子をやらせて、ルカ様と呼ばせてみてます」
「俺の知らないところで何が起きてんの?」
「ああ、そうそう。マスター首輪をお持ちではありませんか?」
「何で俺が持ってると思うのかと。いやその前に何に使う気だオイ」
「呼び方は下僕と犬と、どちらが良いでしょうか」
「俺、羨めばいいのか憐れめばいいのか分からないよパトラッシュ…つかルカ、それ合意か?」
「はい」
「へー…ソウナンダー…そっかー遠くに行っちゃったんだねカイト…」
「どうかなさいましたか?マスター」
「や、うん何でもない。始めよう」
「はい。お願い致します」
644ルカとKAITOの会話小ネタ(3/3):2011/01/30(日) 03:13:10 ID:e6wU4OfU
「お帰りなさいませ、ルカ様」
「…」
「…『ただいま』を言ってもおかしくはないかと」
「ただいま下僕」
「はい、お帰りなさいませ」

「下僕、少し休むわ。枕になりなさい」
「子守歌も歌いましょうかルカ様」
「…許可しないこともないわ」
「ありがとうございますルカ様」

「ルカ様。お食事の用意が整いました」
「食べさせて」
「はい、ルカ様」

「ルカ様、お湯の支度が」
「連れてって」
「お 任 せ 下 さ い」

「ルカ様」
「何かしら」
「お休みになられては?」
「今日は12時まで寝ないわ」
「ご寝所までお運び致しますね」
「寝ないと言ってるでしょう」
「さあ参りましょう」

「…下僕」
「はい、ルカ様」
「何をしてるのかしら」
「枕です」
「命令してないわ」
「お気になさらず」

「下僕」
「はい、ルカ様」
「12時まであと何分?」
「1分です」
「そう…」
「何か、ご命令は?」
「…来年も私のものになりなさい」
「お断りします」
「え」
「ずっと、貴女のものですから」

「…キザです」
「たまにはね」


蛇足なマスターはボカロの私生活について放置派とか設定が(ry
645名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 16:51:07 ID:XyWgjqKt
>>642-644
GJ!
ルカの少し天然入ってるとこも可愛いかった!
しかしカイトの風呂への返事わろた。男やなw
646名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 20:31:02 ID:vayafpUu
ルカ様誕生日おめでとうございます。

可愛いルカ様と下僕のお話GJでした!仲良しな二人に和みましたGJ!!
647 ◆1jnkY4.1/w :2011/01/30(日) 21:02:59 ID:Sg8zeggn
コメントありがとうございました!
ALの発売日には完結してるはずだったのにスンマセンw
そしてまだ終わらんです


遠くの国からはるばると9 AL×GUMI

そういうコトをするに及ぶ、となると、気恥ずかしいと言うか。
それはGUMIも同じ様で、私の腹の上でモゾモゾしている。

「無理だと思ったら、言ってね。ちゃんと止めるから」
「……うん」
多分。出来るだけ。がんばれ、自制心。

ついさっき、ほぼ全裸、局部モロを見たばっかりだというのに。
恥じらいヤバイ。これ、堪らんですよ。
あと、完全に性的対象になった、っていうのも。
あぁもう可愛いなぁ、と思うのは同じでも、ベクトルが完全に違う。

眺めているだけで満足できるわけ無いじゃないですか。

その手を引き、そのまま抱きしめる。
私が下のままの方がいいかな、なんて随分先のシミュレーションまでしてみたり。
肩、細いなぁ。……随分緊張してるみたい、すっかりガッチガチです。
少しでも恐怖心を軽減してあげなきゃなりません。
その柔らかい髪を撫でると、良い香りが鼻孔をくすぐる。
子供や動物と同じように、頭を撫でいたら安心してくれるのかな。

年相応の共通知識としてわかってるし、嫁ぎ先によってはどんな扱い片されるか……とか
そんな色々なケースも踏まえたうえで、人格諸々構成されてると聞いているけれど。
普通に振舞えばイメージを崩すようなことも無い様になっているはずだけど。
如何せん起動後の実体験が無いというのがまた。
……なんというんですかーーーこの、素人童貞か!みたいなカンジ。
確かここに来たばかりのとき、「はじめから大人というのは何かと面倒だぞ」と
酒を飲み交わしたとき、がくぽがボソッと言っていたのを思い出しました。
確かになるほど。とか言って納得している場合じゃありません。

そして、抱きしめてわかったのだけれど、壊してしまいそうな、
そんな不安感がつきまとうのです。
648 ◆1jnkY4.1/w :2011/01/30(日) 21:04:42 ID:Sg8zeggn
遠くの国からはるばると10 AL×GUMI

ずっと頭を撫でていた成果で少しはリラックスできたのでしょうか?
力が抜けた分、密着度が上がっているような気がするのですが。

「すごい……ドキドキいってるよ?」
……そりゃそうだ。私も緊張してるんだから。
「心臓もおっきいから、音もおっきいんだね。よくわかる」
「あーー!もー、あんまりそーゆー事言わないの!」
年上の男としての面目は守らなければ!

顔を上げさせ、今度は私から唇を重ねる。
重ねるというより被せるというほうが正しいかもしれない。
当然それだけで済むわけもなく、舌を咥内に進入させ、蹂躙する。
何だかすごく甘い匂いがする。……駄菓子系のイチゴ味だな、これ。

生意気にも、積極的に舌を絡めてこようとするGUMIであったが、
そこはあえて無視し歯茎や上顎の内側に舌を這わせる続けた。
「うぐ……うんっ……」
ちょっと様子を見てみたかったので、名残惜しいが一旦唇を離し顔を覗き込む。
……やっぱり、口の中が気持ちいいとか、知らなかったんだろうなぁ。
放心状態でとろんとした目をしてる。
「あ、ALさ……」
嫌なら嫌って言って、と自分で言っておきながら、なんというか。
これ以上何も言わせたくない、という気持ちの方が優ってしまったみたいで。
頭を押さえ込み再びその口を塞ぐと、今度は空いた右手を胸に這わせる。

あ…思ったより大きいんじゃない?
密着してるから正確にはわからないけれども。
少なくともアンダー20歳では一番あるかなと。まぁ他のボカロ女子が(ry
柔らかいなぁ、いいなぁ、これ。
その先端を指で摘むと、GUMIはビクッと大きく身を震わせた。
揉んで摘んで捏ねて、を繰り返すうちに、さっき着せた自分の上着が邪魔になってきた。
「GUMI、ちょっと体起こして?」
「……無理ィ…」
「あのさ、私のお腹の所、GUMIのでグチャグチャに濡れてるんだけど、気づいてた?」
「!」
「あと、腰、擦り付けてるよね?」
「ちっ、違う……!」
うわ、図星だったみたい。身をよじってるだけかなとも思ったけど。
649 ◆1jnkY4.1/w :2011/01/30(日) 21:07:04 ID:Sg8zeggn
遠くの国からはるばると11 AL×GUMI

「あーもう、チェンジチェンジ!」
GUMIを抱え起こし、床に横たえる。
上着敷いておけば、冷たくもないだろう。
ジッパーに手を掛けると、わずかに抵抗を示すGUMI。
まぁ、確かに、この下は全裸なのでわからないでもないけれど、
今更って言ったら今更な反応が面白い。
「んー、多分脱いだ方が気持ちいいんじゃない?
着衣でも一向に構わないけど。もう見ちゃってるし」
「ばかぁ……じゃ、ALさんも脱いでよ……」
ほら、とシャツの染みを見せつけると、真っ赤になって目を逸らす。
「やーらしーなー」
「ばかばかばかーーーー!」
からかう材料はさっさと脱いで適当にその辺に放り投げる。

ん?なんか今度はえらいジロジロ見られてるんですけど。
「……やっぱ白いんだねー」
「なっ!男の裸の感想なんて要らないから!」
気にしてないけど気にしてるのに!
狼狽してる様をまた笑われてるし!

いつも見てるけど改めて思った。
「やっぱGUMI、笑ってるのが一番かわいい」
さっきまで泣くわ怒るわだったんだから。
ホントにコロコロ表情変わるなぁ。
少しでも、恐怖心が和らいだのならそれはそれでよし。
……本当に泣かせたくないんだけどなぁ……。
なんて心の中で言い訳をくりかえし。

スーハースーハースーハー
GUMIは繰り返していた深呼吸をピタリと止めると、目を見開いて私を見上げた。
「……いいよ、バッと脱がせちゃって」
「もうちょっとムードのある言い方をしなさい」
苦笑いをしながらその額に軽く唇を落とし、
最後の障壁となっている上着の撤去にとりかかりました。
650 ◆1jnkY4.1/w :2011/01/30(日) 21:08:40 ID:Sg8zeggn
遠くの国からはるばると12 AL×GUMI

ジッパーを下ろすと、今まで隠れていた素肌が晒された。
一糸纏わず横たわる肢体。
思わずそのお腹に触れてみる。色合いが違うだけで十分白いじゃないですか。
しっとりすべすべ、いい手触り、思わずお臍周りからわき腹を撫で回してみました。
「やだぁ!くすぐったいってばーーー!!」
ジタバタと抵抗するGUMIを押さえつけて、耳元で囁く。
「じゃ、もっと別のところがいい?」
一瞬硬直したのに気づいたけれど、そんなのはお構いなしだ。
「あ……」
そのまま首筋を舐め上げ、胸の膨らみに手を載せる。
流石に手に余るほどのボリュームは無いけれど、心地良い柔らかさ。
生おっぱい万歳。
しばらくその感触を掌で満喫していた。

ん?これだけでもう呼吸乱れてる?
肩越しの息遣いに、思わず身を起こしすと、
奥歯を噛み締め、涙目になっているGUMIの姿。
「そっか、胸弱いんだ」
ヤバい。楽しい。これは重点的に攻めなくては。
掌の中ですっかり硬くなっていた先端を、出来るだけ優しくつまんでみる。
親指で根元から先に向かって擦ってみたり、爪を微かにひっかけたり。
少し引っ張ってみたり、逆に押し込んでみたり。
もがいてるもがいてる。
「声、我慢しなくてもいいのに」
「ちょ!痛っ!」
谷間に顔を埋めて、皮膚を強く吸った。おぉ、しっかり内出血。
「ほら、キスマーク」
「……え?こんなんなの?ってか!見えちゃう」
「え。ギリギリ大丈夫!」
あー、ギリギリ見えそうな気もする。胸元のヒラヒラの具合によっては。
……まぁいいか。
そんな割とどうでもいい心配をかき消すように、乳首を口に含む。
「やぁっ……」
これですこれ。こーゆーのが聞きたかったんですよ。
「どう?気持ちいい?」
「や、やだ……やらしい……」
「ん?何言ってんの?今更」
そう言いながら、軽くその先を噛む。
「ひあっ!」
寄せる手に力を加え、更に揉みしだく。
鷲掴みにされ、張り詰めた乳房の頂を、こね回したり、舌で転がしたり。
651 ◆1jnkY4.1/w :2011/01/30(日) 21:13:10 ID:Sg8zeggn
遠くの国からはるばると13 AL×GUMI

GUMIの漏らす声がすっかりこっちの動きと連動してきたところで。
頃合的にもうOKかな、と下のほうに手を進めていきました。
ガッチリと膝を閉じていたので、隙間に指を這わせていったのですが、
ソコに到達するまでも無く、内腿とか周辺は既に滑ってベタベタになっていたり。
あーーーこの匂い、いいわーーー。

本能的なものなんですかねぇ、やっぱ。
いや、本能なんてあって無きが如し、むしろある方がおかしくない?
自分の在り方に疑問を抱いてしまうんですが。
やっぱり人の形を模してるって、なんか変なものだなぁ。

「ちょ、ちょっと待っ……」
「ほら、足開いて」
いくら足を閉じていたって、簡単に指は届いてしまうわけで。
滴る愛液を絡めながら、見なくてもわかるぐらいに自己主張しているクリトリスに触れた。
「あぁんっ!」
ぬるぬると刺激を与え続けていると、足に力が入らなくなってきていたらしく、
その左右の足の間に自分の脚をねじ込み、もう足を閉じていられなくする。
「これでちょっとは手、使いやすくなった」
「ば、ばかぁ……」
包皮を剥いて、更に刺激を与え続けた。
「や…ダメ、ダメ、それ以上……あ…あーーっ!」
叫びながら大きく身を反らせるGUMI。

「……え?これだけでもうイっちゃったの?」
私の下で、すっかり肩で息をして、ぐったりしているGUMIにキスをした。
「もっと、色んなことしちゃうけど、それでもいいの?」
「ん……いいよ……もっと……」

そうこなくっちゃ。
652 ◆1jnkY4.1/w :2011/01/30(日) 21:22:29 ID:Sg8zeggn
今回ここまでー。
653名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 23:07:52 ID:OpKuqpic
アルグミきてたーGJ
654名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 00:10:23 ID:DqL8L5z+
>>642-643
KAITO「まぁ夜は主従逆転するんですけどね^^」
655名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 02:08:07 ID:GLm6CIy1
アルグミ待ってたよ
続きありがとうGJGJGJGJ!GUMIかわいいお
エロくなって来ましたな!
次回も期待してますよ!
656名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:29:22 ID:QWVeEOY4
カイルカもアルグミもGJ!
どっちもやり取り可愛くて2828w
続き期待してまってます!
6571/2:2011/01/31(月) 21:55:02 ID:X+Cfl7p8
一日遅れのルカさん誕生日記念
登場人物 マスターとルカ +α
2レス消費

注意事項
エロなし
ネタ
αの扱いが酷い
―――

 雪の積もる深夜の街道はひどく滑りやすい。転ばぬよう一歩一歩を確かめるかのようなゆっくりとした歩みで男は向かう。
 自身のVOCALOID、巡音ルカが待つ自宅へと。
 男はルカの誕生日プレゼントを数週間前から準備をしていたが、結局誕生日までに間に合わず、一日遅れの今日ようやくプレゼントが完成した。
 プレゼントをゴルフバッグに詰め、後は彼女に渡すだけである。
 一体どんなリアクションをとってくれるか、男はその様を想像し、思わず顔をほころばせながら家路に着いた。


「ただいま、ルカ」
「お帰りなさい。マスター」

 わざわざ玄関に来て、挨拶を返してくれる。
 ルカが来るまで一人暮らしだった男にとっては、こんな些細なことでも嬉しさを感じずにはいられなかった。
 たとえ、相手が機械であっても。

「なんだか機嫌がよさそうですね。何かあったんですか?」
「その、一日遅れだけど……誕生日プレゼントだよ」

 驚き、次に満面の笑みを見せてくれるだろう。しかし男の想像に反してルカが浮かべたのは困惑であった。

「あの……誕生日プレゼントって何ですか?」
「……そっか。ルカは生まれてから全然年が経ってないもんね。知らなくても不思議じゃないか」
「マスター?」
「よし、では僕がルカに手短にお教えしましょう! 誕生日にはね、みんなでその人が生まれてきてくれたことと、一年間無事に生きていてくれたことに感謝とお祝いをするんだよ」

 なるほど、とルカが相槌を打つ。
 誕生日というものを学んだ彼女は、男が自分の誕生日を祝ってくれていることに気づき、顔が笑みに染まっていく。

「それではマスター、これは……」
「うん、遅れちゃったけど。ルカ、お誕生日おめでとう」
「……ありがとうございます、マスター」

 ルカが誕生日を理解して、さらに自分の誕生日プレゼントを喜んでくれた。
 そのことに、男は例えようのないほどの幸福感を感じるのであった。

「プレゼント、今開けてもいいですか」
「ほら、玄関なんかじゃ寒いから。暖かい部屋に戻ってから、ね」
「はい、マスター」
6582/2:2011/01/31(月) 21:55:28 ID:X+Cfl7p8

「それじゃあ、開けますね」
「はい、どうぞ」

 ルカの容姿は大人びているが、初めてのプレゼントを貰い興奮するその姿は年齢相応の子供っぽさであった。
 ルカはごくりと唾を飲み込むと、ゆっくりとゴルフバックのファスナーに手を掛け、じぃっと開いていく。
 350度、縁を一周程度回転させファスナーを全開にすると、ルカは両手でゴルフバックの蓋を掴み、勢い良く持ち上げた。

 瞬間、ルカは停止する。

 ゴルフバックの中身と目が合ってしまったから。
 無言で蓋を閉じる。
 数秒間の沈黙の後、ルカは口を開く。

「……マスター、何ですかこれ」
「ルカの友達!」

 もう一度、蓋を開ける。
 ゴルフバックの中身と再び目が合う。
 それは、人間だった。
 イングランド系のナイスミドルであった。

「ヘイ、ルカチャン! ミーのネームはLEONデース。Nice to meet you!」

 ルカは無言で蓋を閉じ、ファスナーを閉めなおした。
 さらに台所から埋め立てゴミ用ゴミ袋(大)を持ってきたところで慌てて男が声を掛けた。

「ちょ、ちょっと待ってよルカ! 一体何がダメなの!?」
「たった今誕生日というものを知った私でも、プレゼントにイングランド系のナイスミドルを送るのはおかしいってわかりますから」
「いやいや、別に嫌がらせじゃないって! ルカってバイリンガルだから英語のデュエットもいいかな〜、と思って……」

 ルカのジト目が、男に突き刺さる。
 どうしてこうなった、と男は自問自答するが答えは出ない。

「ほら、LEONって本当は英語しか喋れないんだけど、ルカが日本語がいいって言った時のために日本語も教えたんだよ!」

 男がゴルフバックを開くと、バックに詰まったままLEONは涙に潤んだ瞳でルカを見つめる。

「ルカチャン……ワタシ、頑張ッタヨ。大好キなマスターのタメに一杯ウタの練習シタヨ?」
「……」
「あぁ、ルカ!? ストップ! 殴っちゃダメ! LEONは初期型ファミコン並みに繊細なんだから!」



 後日、ルカの英語でのやたら感情の籠もった過激なスラングとどこか色っぽさを感じさせるLEONの悲鳴によって作られた曲が某動画投稿サイトに投稿されていたが、彼らとの関連性は不明である。

―――
以上投下終了
ルカさん、誕生日おめでとうございます
659名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 22:52:02 ID:b+5lFHKq
>>657-658
選択おかしいぞマスターwww
ルカさん、レオンがダメならアルとトニオは(ry
660名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:37:43 ID:ZPZTklze
ゴルフバックに入れんなやwww可哀相過ぎるwww
661名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:51:47 ID:Jk5xC3JK
無難にケーキとかを買えばよかったのにw
662名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:03:51 ID:Au2ZiSMN
こwれwはww噴いたww
レオン可愛いなwwwマスターも良い。ルカ頑張れ。GJでした。

カイルカ相変わらず和みましたGJ!!
アルグミ待ってた!超待ってた!!続きwktkしてます。グミ可愛いよグミ!
663名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:14:10 ID:tGP8kw4k
マスター何でそのチョイスにしたしwww
これからこの3人で上手くやっていけるのかとても気になるwww

カイルカ和みましたw
マスターが出てきてこれからも楽しみですw

アルグミはもう正座で続き待ちますww
エロ可愛いっす!
カイルカ・アルグミ・マス&ルカ+αと豊作でありがたい作者さん達GJ!
664悪酔いと過保護(0/4) ◆32MjLHmIG2sm :2011/02/01(火) 02:28:07 ID:AFwcla6i
お久しぶりです。鬼t(ryです。
色々ありましたが何とか生きてます。

今回は肉食系ミクリンルカがいるところの[がくメイ&カイメイ]です。
がくぽファンの方、先に謝ります。申し訳ございません。

お題は[悪酔いと過保護]それではお手柔らかに。
665悪酔いと過保護(1/7) ◆32MjLHmIG2sm :2011/02/01(火) 02:29:48 ID:AFwcla6i
今まで気付かなかったけど、あたしはあたしが思っているより無防備らしい。
そしてカイトはこれでもかと言うくらい過保護で絶倫なんだと。



がくぽさんがやって来て早数ヶ月。最初の頃は何度か脱走しようとしていたけど諦めた様で、このパソコン内で
順応し生活している。
今だ恋愛肉食系女子のミク達に「恋がしてぇ―っ!!恋させてーっ!!」と追いかけ回される日々だけど、カイトと
三人で呑んでいるうちにあたし達三人は次第に打ち解けていった。がくぽさんは[良き仲間・呑み友達]…あたしは
そう思っていた。
だけどある日カイトが
「メイコ、君は無防備過ぎるから、がくぽさんと二人きりで酒を呑まない様に。がくぽさんだって男なんだからな。」
なんて忠告してきた。確かにがくぽさんは男性だけどそんなに危険視しなくていいのに。無防備?誰が?
カイト、あなたはそこまで独占欲が強いの?正直あたしはカイトの独占欲に驚愕した。

最近マスターは鏡音アペンドを購入してリンに夢中。更にカイトがコーラス担当の為、あたしの傍にいない。
そしてあたしは相変わらず歌う機会がない…もう半年近く。
「歌わせてよぉ、マスター…」
あたしは自室でお酒を呑んで、歌えない寂しさを紛らわしているとドアをノックする音がした。
(カイトかな?もうレコ終わったの?)
時計を見るとまだレコ終了時間ではない。誰だろ?あたしは腰を上げた。
「はい?」
あたしが返事をしながらドアを少し開けて顔を出すと、そこにはがくぽさんが立っていた。
「夜分すまぬメイコ殿…呑んでおられるか。よければ拙者も御一緒してよろしいか?酒も持ってきた。」
がくぽさんの手にあるお酒にあたしは思わず微笑む。
「わぁ、濁り酒…嬉しい。一緒に呑もっ!」
歌えない寂しさ、独り呑みの寂しさにあたしはすんなりとがくぽさんを部屋に入れてしまった。カイトの
忠告なんてすっかり忘れていた。これが自分の無防備さを思い知らされる幕開けだった。
サイドテーブルを部屋の中央に置き、二人してお酒を呑み合う。
「肴はメイコ殿の手料理か。とても旨くて酒が進む。」
「ウフフ、ありがと。お世辞でも嬉しいわ。」
「お世辞?とんでもない。本当に旨い。」
やっぱり一人で呑むより全然楽しい。あたしも思わずお酒が進んでしまう。
「しかしメイコ殿の呑みっぷりは、見ていて気持ちがいい。カイト殿と三人で呑んでいる時とは違うのだな。」
666悪酔いと過保護(2/7) ◆32MjLHmIG2sm :2011/02/01(火) 02:30:33 ID:AFwcla6i
「そうなの。カイトったら「呑み過ぎるな、程々にしろ」って五月蝿いの。本当はいっぱい呑みたいのに。」
そう、カイトはあたしが呑み過ぎるとウエストを軽く抓ってくるし、酷いと強制的に呑み会を終了させるのだ。
でも今はレコで不在だから、いっぱい呑めるのが嬉しい。鬼の居ぬ間に洗濯だ。空になったあたしのグラスに
がくぽさんが苦笑しながら酌をする。
「くっくっくっ…まことにカイト殿はメイコ殿に関して過保護なのだな。」
「過保護過ぎて正直迷惑よ、全く。」
なんて言いながらがくぽさんの顔を見た。酒で頬を紅く染めた端正な顔だち、やや憂いを感じる切れ長の瞳、
絹糸の様な紫色の長髪はサイドから少しこぼれて憂いさを引き立たせている…正直女性より綺麗。
あたし負けてるよなぁ、ちょっと悔しい。カイトとは違う格好よさ。何と言うか…簡単に言ってしまえば[雅]。
「?いかがいたしたメイコ殿?」
がくぽさんがあたしの視線に気付いた様だ。
「あ、ごめんなさい。頬紅いから結構呑んでいるな、って。」
でも本当にどれくらい呑んだだろうか…濁り酒も残り三分の一を切った。
がくぽさんはグラスの酒を呑み干すと溜息と共に愚痴を零した。
「しかし…あの猪突猛進な三人は肉食系女子過ぎて困る。メイコ殿を見習ってほしいものだ。」
「そうよねー、あの子達は…え?」
相槌をうちながらがくぽさんのグラスに酌をした直後、あたしの頭脳回路が停止した。あたしを見習う?何処を?
あ、これは酔っ払っているながくぽさん。こんなに呑んでいるんだもん。あたしは思わず嘲笑う様に笑ってしまった。
「ちょっと何言ってんのよぉがくぽさん、あたしの何処を見習うのよ?可笑しいw」
あたしが井戸端会議のおばちゃんの様に手を振ると、がくぽさんは酒で少し頬を染めた真顔であたしを見詰めてきた。
「何処を?大和撫子が持っている淑やかさだ。メイコ殿はまこと淑やかではないか。」
あたしが…淑やか?あたしに[淑やか]なんて言葉は程遠い。何言ってんの?
あたしが呆然としているとがくぽさんは話を続けた。
「メイコ殿はまこと淑やかで気立てがよい。あの三人にメイコ殿の爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだ。」
確かにあの肉食系女子と化した三人の暴走っぷりは目に余り過ぎるけど…
そんな事より自分より綺麗な顔つきの男性にそんな事言われるなんて…嬉しいより恥ずかしかった。
667悪酔いと過保護(3/7) ◆32MjLHmIG2sm :2011/02/01(火) 02:31:23 ID:AFwcla6i
「そんな…あたし、淑やかじゃあないわよ。がさつだし…あの三人みたいに可憐さもないし…」
あたしは両手でグラスを持って俯き、唇を尖らせているとがくぽさんが
「メイコ殿のがさつさなぞ、あの三人と比べたら三人の足元にも及ばぬっ!!」
と、声を張り上げてグラスの酒を一気に飲み干してグラスを叩き付ける様に置いた。
ちょ、そこまで言いますか。あたしよりがさつって…あたしは俯いたまま笑いを噛み殺す。
「それに…メイコ殿は十分可憐でござるよ。その様な仕草、謙虚さと気立てのよさ…あの三人は微塵もない…」
てか…がくぽさん、呑み過ぎじゃないの?ああ、手酌なんかして…また一気に呑み干しちゃった。
「こんなメイコ殿を…手込めにしたカイト殿が…羨ましくてならぬ…うぃ…」
な、何言ってんのよこの人…そう言ってテーブルに突っ伏した。これはヤバい。そろそろお開きにして部屋に
戻ってもらわないと。あたしはがくぽさんの傍へ座った。
「がくぽさん、もうそろそろお開きに…」
「ところでメイコ殿。」
がくぽさんがいきなり顔をこちらへ向ける。こぼれ落ちた髪が手伝って、ちょっと恐い。
「は、はい?」
「拙者が来てから…一度も歌っておらぬな…」
うぅ…痛いところを。もう半年近く歌わせてもらってないわよ。
「し…仕方ないわよ。マスター、アペンドに夢中なんだもん…」
そう、マスターはミクのアペンドに続きリンレンのアペンドを購入したのだ。
こうしてあたしが歌える確率は更に低下した。
あたしはまた俯いて唇を尖らせているとがくぽさんが
「ならば拙者が発声練習を手伝おうぞ。」
「へ?」
一瞬、何が起きたかわからなかった。身体の重心と視界が回り、がくぽさんがあたしに覆いかぶさる。そして
唇を唇で塞がれ…塞がれ?
「!!」
あたしはやっと判断した。がくぽさんに押し倒され無理矢理にキスされている事に。お酒の酔いが一瞬にして
デリート。がくぽさんの唇から逃げる様にもがいた。
「―はっ。がくぽさん…やめてっ…」
ヤバい、本当にヤバいって。何とか唇を離し抵抗するが、がくぽさんの腕力でいとも簡単に抑えられてしまう。
あたしはこの時初めて貞操の危機を知った。
「ふふふふふ、よいではないかよいではないか!」
がくぽさんが微笑を浮かべながら、時代劇によくあるお約束な台詞を出す。まさか本当にこんな台詞を聞くなんて。
「嫌だぁっ、がくぽさん離してぇ…」
668悪酔いと過保護(4/7) ◆32MjLHmIG2sm :2011/02/01(火) 02:32:38 ID:AFwcla6i
纏わり付く絹糸の様な紫色の長髪に嫌悪感すら感じた。早くこれから逃れたいと暴れる。
「お願いがくぽさんっ…駄目っ…」
いつの間にかあたしの両手はがくぽさんの片手によって抑えられてしまった。お酒の酔いも手伝い、力が入らない。
がくぽさんは余裕の笑みを浮かべながらあたしに囁く。
「メイコ殿、そなたは余りにも無防備過ぎる。その様な格好で男を部屋に入れるとは…あまりにもけしからんぞ。」
そういやカイトにも言われたっけ…
『メイコ、君は無防備過ぎるから、がくぽさんと二人きりで酒を呑まない様に。がくぽさんだって男なんだからな。』
ああ、こうゆう事なんだ。貞操の危機ってこんなに恐いなんて…カイト助けて…あたしは泣きながら抵抗する。
「だからってこんな事していい訳ない…やぁっ」
あたしが言い切る前にがくぽさんが太腿を撫でてきた。思わず身体が撥ね、声をあげてしまう。
「可愛く鳴きおる…今宵の件は一夜限りの夢だと思えばよい。拙者も口は堅い。」
「やだぁっ、ひゃあぁっ…」
相手ならミクだってリンだってルカだっているじゃないっ!あたしはカイトが好きだし二股なんてしたくない、
絶対尻軽じゃあないんだからぁっ!
再び抵抗を試みるが、今度は口づけをしてあたしの動きを弱らた。
「そろそろ…観念せい…」
「ふぁ…やだぁ、離して…よぉ…」
がくぽさんの口づけは毒を盛られているみたいで、何度か口づけされているうちに力が入らなくなってゆく。
「嫌よ嫌よも好きのうちと言うであろう…」
「本当に嫌なのぉ…カイトぉ助けて…」
そう言っている間、あたしはがくぽさんから逃げようともがき続けた。だけどそれより先にがくぽさんの魔の手が
あたしの太腿を登っていく。
「嫌だ…嫌だぁっ、ひぃんっ!」
嫌がるあたしを余所にがくぽさんはあたしの秘裂を下着越しになぞった。
「ほう…こんなに濡らしておる。さぞかしカイト殿に可愛がられt(ry」
ガゴッ!!
妙な音と共に、がくぽさんが力無くあたしに覆いかぶさってきた。そして頭上から零れる液体。背後にいたのは
「な〜にやっとるんだ、この泥棒茄子がっ…!!」
カイトが怒りオーラを纏い、割れた酒瓶を持ってがくぽさんを見下す様に仁王立ちしていた。
(カイト、助かったぁ…)
あたしは直ぐさまがくぽさんから離れ、ベッドの上に避難。
カイトの表情は今まで見た事がない怒りの表情。部屋には割れた酒瓶から零れたお酒の匂いが充満している。
669悪酔いと過保護(5/7) ◆32MjLHmIG2sm :2011/02/01(火) 02:33:28 ID:AFwcla6i
「は…背後から…とは…卑怯…なり…」
がくぽさんは背後から後頭部へのクリティカルヒットで、もはや体力一桁であろう。
そんながくぽさんにカイトは冷たく言い放つ。
「卑怯は褒め言葉だ、お前がメイコにした事は何かな?お前は〇ーネル〇ンダースでも誘拐してろ。」
カイトは立ち上がる体力もないがくぽさんの髪の毛をむんずと掴んで部屋から外へと引きずり出すと、
しばらくの間フルボッコ音が続いた。
がくぽさん、天誅だと思ってください。こうしてあたしは何とか貞操を守れた。

「メイコ大丈夫?俺が片付けるから座ってて。」
カイトが乱れた髪を手櫛で整えながら、散らかった部屋を片付けていく。
「うん…」
「がくぽさんさぁ…以前二人で呑んだけど、ストレス溜まっているのか飲み過ぎると悪酔いするんだよ。」
ああ、そういう事だったの。でもあんなふうになるなんて夢にも思わなかった。
まだ酒臭い部屋をあらかた片付けたカイトがあたしの横に座る。
「でも、メイコが無事でよかった。」
そう言ってあたしの肩を抱き寄せて口づけをした。
やっぱりカイトが一番落ち着くし安心する。あたしはカイトの胸に顔を埋めるとカイトが抱きしめた。
「カイト、ありがとう…ごめんなさい…」
優しい時間が流れる…あたしはカイトに甘えながら眠りにつく



…はずだった。
「がくぽさんの悪酔いも酷いけどさぁ…メイコも酷いよなぁ。無防備過ぎ。」
カイトの言葉にあたしの頭に疑問フラグが上がった。
…え?あたし何かした?カイトの顔を見ると仏頂面があたしを見下していた。怒ってる?
「俺の忠告を聞かなかったし、何より俺以外の男を部屋に入れるってどういう事?」
「うぅ…」
これに関してはぐぅの音も出ない。あたしはただの[友達]としてがくぽさんを部屋に入れたけど、結果として
貞操の危機だったのだ。心なしか先程の怒りオーラがちらほら出てる様な…
「ご、ごめんなさい…」
あたしはカイトの怒りオーラに圧倒され、カイトの胸の中で思わず小さくなると、更にカイトが畳み掛ける。
「聞くけどさ、メイコが留守の時に俺がメイコ以外の女を部屋に入れたらどう思うんだ?」
そんな恐い事…カイトの指摘に身体が震えた。
「嫌だ…」
「だろ?それくらい考えろっ!」
そう言うとカイトはあたしを強く抱きしめ、強引に愛撫してきた。まるで焦っている様に。
「ち、ちょっとカイトぉ…あんっ、どうしたのよぉ…」
670悪酔いと過保護(6/7) ◆32MjLHmIG2sm :2011/02/01(火) 02:34:14 ID:AFwcla6i
出来たら今夜は休ませてほしいんだけど…あ、脱がさないでよ…
「夜が明けるまでお仕置きだっ。メイコだってあいつの感触が残っているの嫌だろ?それに俺っ…」
カイトの顔が目の前に来て、苦しそうな表情であたしに囁いた。
「自分でも恐いくらい…嫉妬している。」
「あっ…」
そう言うとカイトはあたしを押し倒した。

やっと夜が明けた。
「…もう俺以外の男を部屋に入れるなよ。」
「…は、はひぃ…」
嫉妬に胸を掻きむしられたカイトに朝まで淫らなお仕置きをされ、あたしの身体はカイトの欲望まみれで
クタクタだった。快楽で麻痺した秘処からはカイトの欲望が溢れ出し、所々シーツを汚している。秘処だけでは
なく、顔から胸にかけてカイトの欲望をぶっかけられていた。
普段は一回戦だけでおしまいなのに…こんなに絶倫だったなんて…そんな事を考えているとカイトはあたしの
頭を撫でながら忠告する。
「メイコは素敵な声を持っていて、更に美人で可愛いんだからさ、俺以外の男に対して無防備だと目茶苦茶
心配なんだよ。今度こんな事になったら本当に嫌うからな、わかった?(嫌う訳ないだろ)」
あたしに忠告するカイトの表情は真剣だった。
あたしが自分を妹分達より可愛くないと思っていても、カイトは美人で可愛いと思ってくれている。
こんなにあたしを心配してたんだ。それが一番嬉しかった。
あたしが小さく頷くとカイトが
「じゃあ一緒にシャワー浴びようか。」
と言ってあたしを姫抱っこしてバスルームへ運んでくれた。
あたしをちゃんと見てくれているカイトなら過保護でもいいや、なんて疲れきった身体で幸せを感じていた。
…まさかこの後、風呂場でもう一線交えるとは思わなかったけど。



―同時刻。
痛たたた…拙者、神威がくぽなり。
昨晩メイコ殿と二人きりで呑んで悪酔いしてしまい、思わずメイコ殿を襲ってしまった。寸前のところで
止めに入ったカイト殿に天誅を喰らい、髪の毛を掴まれ複数回地面に叩きつけられたまでは覚えているのだが…
何故ルカ殿が隣に寝ておるのだ?ここはルカ殿の部屋か?しかもお互い裸で…
(ミクリンルカのがくぽ争奪戦2と続く)
671悪酔いと過保護(7/7) ◆32MjLHmIG2sm :2011/02/01(火) 02:35:27 ID:AFwcla6i
以上。お目汚し失礼しました。
文章力もリハビリしないといけませんね、努力します。

最後まで読んで頂きありがとうございました。それでは。
672名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 10:43:57 ID:WpLh00VC
クソワロタwwwww
673名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 12:51:05 ID:ctrA4C9j
お久しぶりですGJ!
呆け茄子への制裁なら身動き取れなくして肉食獣の群に放り込めばいいのに、
と思ったらもっとヤバそうな事態になっててフイタw
さすが鬼畜の人容赦がない、そこにシビれ(ry
674名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 16:39:47 ID:g9CvgRct
>>670
鬼畜の人お久しぶり!また見れてうれしいよ〜GJ
675名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 00:19:32 ID:D53Gm6Nx
>>670鬼畜の人お久しぶりです!!超GJ!!!
カイトつえぇww
無防備なめーちゃんと過保護で独占欲の強いカイト。いいですな〜。

がくぽのアレは、ルカがくフラグか、ルカVSミク&リン戦争フラグかww
肉食女子'sも個人的に好きです!w
676名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 17:57:59 ID:1XjDG8wd
GJ!!!!!
普段怒らない奴が怒ると怖いってのは本当みたいねwwwKAITO最強www
677名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 18:51:32 ID:yD1f+Fxa
>>669の○に入る答え→かさ
678名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 23:12:52 ID:JSzJtgHN
かさーネルかさンダース?
679名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 23:35:18 ID:LfjP/wOM
かさーネルかさンダース

かさーねルカさんダース

かさーね/ルカ/さんダース

重音 ルカ 3ダース

何という誘拐魔
680名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 02:26:36 ID:b6kdpS73
「恋がしてぇよおおお!!!!!!!!」×72

前スレの300台に保管されそこなってるリーマンカイトのぽルカ編があるね
681名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 08:04:54 ID:HO9AUjsm
インフルな自分のところにみかんもってリンちゃん来ないかな
みかんを食べさせてほしい
682名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 08:17:39 ID:GISjPRS9
そろそろ500Kbなので次スレ
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ19【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296688592/
683名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 08:35:19 ID:StWfwsrs
>>681
シテヤンヨがネギ持ってお前のとこ向かったぞw
それはさておき、お大事に。
684名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 08:44:51 ID:HO9AUjsm
>>682
乙!

>>683
アッー!!
685名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 10:35:01 ID:b6kdpS73
>>682
乙っぽいど

あれ?1000いかないでも容量で次スレいくスレの「埋め」ってどうするんだっけ
500KBまで適当に書き込むの?
686名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 13:22:44 ID:d4znqNBt
>>679
『か』と『さ』
687名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 13:28:07 ID:3YMIgm6m
んじゃ、埋めネタ
>>664さんに感銘をうけて。エロなし。日常系

「ケンカしたい」

レンがまた、バカなこと言い出した
「しょっちゅうしてるじゃん」
真面目に取り合う気にもならず、流すミク
実際、さっきもリンと、キイキイやり合っていた

「そぉいうんじゃなくて……」
じれったそうに訴えるレン
「この前の、カイト兄とがくぽさんみたいなヤツ」
「アレを〜〜?」
ミクは、厭そうに眉をしかめた

何が原因か知らないが、家を揺るがすような響きとともに、大の大人が、殴り合っていた
カイトがパワーでぶちかまし、がくぽが技でぶん投げる
余りの迫力に怯える年少組を引率し、サッサと避難するメイコとルカ
心配する子供達を尻目に、馴染みのカラオケ屋に陣取り、大盤振る舞い
うろたえていた年少組も、そこはボーカロイド
タップリ歌を、堪能してしまった
三時間後、恐る恐る帰ってみると、二人とも居間にとぐろをまいていた
お互い顔を腫らしながら、ゲラゲラ笑いあって、酒を呑んでいる

「カイト」
「がくぽさん」
「「ビクッ」」
穏やかに声をかけ、各々の部屋に男どもを連行するメイコとルカ
翌朝、寝坊してきた大人組
ツヤツヤと輝くお肌と、明らかに傷の増えた顔
女組の充実感と男組の消耗感が、正比例していた

「……あの、しょうもない件の、いったいどこに感銘を受けたの?」
たいがいヒマなミクが、バカバカしいと思いながらも、レンの妄言に付き合う
「カッコイイじゃん
譲れないものの為、男同士、拳で語り合う。
後は、わだかまりなく酒を酌み交わす
俺もそういうのヤリタイ」
ブンブン腕を振り回しながら、主張するレン
『なんでそこで、妹にケンカ売って、尚且つ負けるかな』
偏頭痛にコメカミを抑えながら、アホウな後輩にジト目をおくるが、彼は全く気づかない

「……と、いうわけで、ミク姉。
俺と勝負し……」
ザクッ
「アッ、ゴメン。レンくん
手が滑っちゃった」
足元の床板を貫いたネギを引き抜きながら、愛らしく微笑むミク
「それで?
なんの話だっけ」
おだやかに問い掛けるミクの言葉を背に、転がるような勢いで逃げ出すレン

退屈な昼下がり
静かになった居間に寝転び、昼寝を決め込むミクであった

後日、後輩にケンカを売って、謎のハチの大群に、フルボッコされた少年が、いたとかいないとか……

とっぴんぱらりのぷう
688名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 19:46:24 ID:iBRiOX5E
>>687
GJ。レンは自分と近い年頃の男子ボカロの仲間が欲しいんだろうなとマジレス。
689名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 19:49:52 ID:beXz3DeB
>>687
GJ!面白かった!

大人組何してるww
そういやレンと同年代でケンカしてくれるような相手いねえな。ピコさん辺り年近いか?
690名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 20:07:43 ID:y5Gu6fNs
>>689
レンとピコのコンビいいな
エロネタ絡ませられるか微妙だが何か書けそうだ
次スレになりそうだが
691名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 20:23:40 ID:iBRiOX5E
ピコか。
692名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 08:41:31 ID:WV2HSfIw
>>690
レンとピコどっちが攻めかな
693名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 23:45:17 ID:Bfg0OUaW
そうえば昨日は兄さん(2/3)の日で節分だったにもかかわらずそれに関したものが何も無かったな
694名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 00:04:40 ID:VFvMsYtW
鬼役をやらされ涙目で逃げ惑うミクに、嬉々として豆をぶつけるリンレンきょうだい
695名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 00:33:11 ID:TYXFTEUM
恵方巻きとかネタあったのにな
もったいなかった
696名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 08:45:03 ID:B+GfckJY
(<●>Д<●>)「サケー」※迷子です。

┏(<●>▽<●>)┓「シテヤンヨ」

タコルカ(AA略「ナノー」

リンの幼虫(AA(ry「・・・」
ぬこレンレン「(((°Д°)))ガクガクブルブル」



今日家に帰ってくると家のMEIKO、ミク、ルカ、リンがこうなっていた。
レンは可愛くなっていたので正直掘りた(ry
それにしてもどうしてこうなった!?

(<●>Д<●>)「サケヨコセ」

┏(<●>▽<●>)┓「シテヤンヨ」

こっちみんな

とりあえず保健所になんとかしてもらった。
連れてかれるときなんかすごい悲しそうな目をしていたが気にしない。
気にしたら負けなのだ。
697名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 08:49:51 ID:ooFnBL+P
夜中にきっと帰ってくるぞそいつら
698名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 17:16:50 ID:Nvlkwitp
埋めスレとのことでデタラメ予告(?)投下!!

@レン咲。愛情たっぷりバレンタイン!!

ぎゃるさんって人(?)の雑誌でバレンタインのお勉強しようと思います。早速、ラブラブあつあつバレンタイン(項目名)ページへGO!

パラ…
…ふむふむ…ぇ//
……ふぇっ…///あぅ…///……パタン(閉じる)
…とても刺激的で…す////恋人同士はみんなコレをしてるの…?//…できるかな?
でもレン君のためなら…
「私、…が、頑張る…///」

Aメイメイ。愛してるから。

「めーと大好き」「俺も好きだよ。めーこ」
めーこと俺は元は1人だった。特に俺はめーこのベースで作られた亜種だから、オリジナルであるめーこの考える事は大体分かってしまう。
「めーとは私を一番分かってくれる」「当たり前だろ」「亜種だから?」「違うよ、めーこが好きだから」
俺はオリジナルである、めーこから作られた亜種。だから、誰よりめーこのことが分かる。
でも、それは、オリジナルの情報として大まかに与えられるだけ。
俺はめーこが好きだから、めーこのことを愛してるから、めーこの心も分かろうとしてるんだ。


Bリン×マスターさん(レン咲のマスター)。初恋の終わり。

リンはマスターさんが好き、だから、これはリンにとってチャンスなのに…ムカつく
「マスターさんはなんで笑ってられるの!?マスターさんはリンのマスターの事、ずっとずっと好きだったんでしょ!?悔しくないの!!リンのマスター結婚しちゃうんだよ!??」
「…リン」
「もっと…もっと、悔しがってよ…悲しんでよ…じゃないと…リンどいしたら良いか分からないよ…」
「リン…ありがとう…」

泣いてよ。マスターさん…。


この3つの内1つを年内に書く可能性が多分一割くらいあるよ!!

前にレン咲のを書いてた人より。

699名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 17:32:33 ID:zbD8dnPV
よし>>698頑張れ 俺も全裸で待ってる
そして>>687に更に感銘を受けて埋め用に日常小ネタ
ピコとレンとリンとGUMI↓


「正面から切り裂く!!」
「真ん前から打ち砕く!!」
ピコとレンが何やら叫びながら拳を高速で交し合っている。殺陣なので互いに怪我はしていないが。
「ねーねー…何してるの、あれ」
席に着いたリンがポッキーを二刀流で食べつつその光景を眺める横で、グミは新曲の歌詞を口遊んでいる。
「低音の発声練習だって。ただ声出すのも捻りがないから戦おうぜ!らしいよ」
「えー…曲撮る前にばてちゃうじゃん」
「そこまで二人も馬鹿じゃないって」
苦笑する少女たちが座るソファーの向かい席にぐったりと項垂れる白と黄色が並んだのは、その三分後であった。
肩を揺らしぜーぜーと息をする少年共。実に滑稽である。
「それ見ろー。ばーかばーか」
「…るせぇ…」
「今お茶入れるね」
「す…いませ…」
グミが緑茶を入れ少年たちの前に置くと、二人はぐいっとそれを飲み干した。
湯呑を下ろし天井を見上げた体勢のまま、レンが大きく息を吐く。
「あーやっべ…ついついヒートアップしたし」
「なんで白熱したし」
ジト目で視線を送るリンの前で白いアホ毛がぴん、と揺れた。息が整ってきたピコも湯呑を机に置く。
「リンはさ…こういうのくだらなく見える?」
「すっごいバカに見える」
ばっさり本音を切り込んだリンが残りのポッキーを二人に振る舞う。
少年たちは互いに顔を見遣ると、にっと意味深に笑顔を浮かべた。
「分かんねぇかなあ、熱く滾る漢の浪漫!まあ女だし無理か」
「なにその言い方!?まるであたしがバカみたいに聞こえるし!」
「あはは」
「ピコもなんで笑うし!」
やいのやいの騒ぐ三人をグミはにこにこと笑みを絶やさず眺めている。

「それで、午後の紅茶はどっちがおいしいって事になったの?」
「ミルクティー一択です」
「レモンティーだろ常考」

笑顔のまま再び火花を散らすピコとレンの前で「やっぱ意味わかんないし」とリンは大きく溜息を吐く。
そういえばレモンティーに牛乳入れたら固まるっけ、とグミは独りごちながら緑茶を啜った。

おわらない
700名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 18:45:40 ID:Nvlkwitp
>>699
超萌えた。くだらない事で火花散らす少年コンビ可愛いですな。
701名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 01:02:01 ID:p5Bmpam3
少年コンビいいな
馬鹿話は同世代の方が楽しいしな
702名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 01:30:57 ID:jt52Wem6
グミさんがクールすぎて萌えた。
「レモンティーに牛乳入れたら固まるっけ」ww
髪色の暗喩なのか?なんにしろGJ!
703名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 01:31:47 ID:le4GI1F0
少年だと思ってたピコに「あれ?もしかしてこいつ実は女じゃね?」とどきどきするレンとかちょっと愉快
704名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 01:32:06 ID:BJV3beOH
少年コンビにエロ本渡してみようw

おや、こんな深夜に誰か来た様だ
705名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 01:32:50 ID:kkutKI/3
GJGJ!
馬鹿な事で言い合いとかいいな!
同レベルでの喧嘩ができる相手がようやく来たなレンw
706名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 10:17:58 ID:+dTNlQ9p
>>697
恐いってw
707名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 17:18:24 ID:5yMNtHiK
>>704

ガチャ
「チコです」
「ココです」



……メディアが違う
708名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 17:34:45 ID:FaCuzAft
エロ本落としてみた

「あ」
「ん?」
「見てみwwエロ本じゃねあれwww」
「ちょww何見つけてんのwww」
「うわwwwエロいwww」バッサバッサ
「足でめくんなwww」
「ピコ持って帰れよwwww」
「レンが持ってきなよwwwそんでKAITOさんにあげなよwww」
「ぶはwwwwwwww」
「お腹wwwいたwwいwwww」
「あーあww笑いすぎたwww帰ろうぜwww」
「だねwwww」
「…あ、オレ寄り道してくから」
「そうなの? じゃあまた明日だね!」
「おー!」

* * *

「…あ、あれ? 何してんのお前」
「レ、レンこそ寄り道すんじゃなかったの」
「や、何か財布落としたっぽくて…」
「ボクも何かコードどっかに落としちゃって…」
「ついてんぞちゃんと」
「あ、ホントだ……」
「……あ!」
「GUMIさんだ!」
「隠れろ!」

「わっ、何だコレやらしー! 捨てとこっ」バサッ

「あっ」
「あぁ……」
「…………帰るか」
「…………だね」

その日の少年組は年齢に見合わない哀愁を纏っていたそうな
709名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 19:25:57 ID:9usvCaH8
>>708
バwロwwスwww
710名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 19:34:46 ID:9usvCaH8
連レススマソ
GUMI、そのエロ本は何処から?

@何処かのエロサイトから自分で購入
Aマスターのマイドキュメントからコソーリ
Bがくぽの部屋からコソーリ
CKAITOorキヨテルの部屋からコソーリ
D他の女性ボカロからコソーリ
711名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 09:23:25 ID:kcBfcJT3
>>707
俺のコーヒー返せwwwww
712名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 21:04:57 ID:lBATWrQD
何だこの思春期男子はwwww
家帰って兄貴達の部屋でもこっそりあさってこいww

で、GUMIさんはバサッと持ち帰ってちゃんと処分したのかね?w
713名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 00:00:52 ID:XRiQg1kT
エロ本をためらいなくバッサリ捨てるグミ
の、目を盗んでをコッソリ拾うがくぽ
を、目撃するガチャぽ
から、話を聞いてがくぽの小遣いを巻き上げるリリィ
714名無しさん@ピンキー
>>708
笑わせてもらったので、勝手に後日談をつくらせていただいた。
苦情の前にごめんなさいと謝っておく。


「なに突っ立ってんだ、お前ら」

 寂しく佇む少年型ボーカロイド二人の背に、長兄カイトが現れた。
「さみぃなあ」と愛用のコートのポケット口へ手を突っ込み歩く姿が様になって見えたのが、
少年たちにとっては意外であった。が、カイトもそろそろ古参ボーカロイドの領域だ。

 やれアイスクリーム狂いだ、ハーゲンダッツ馬鹿だと散々甘党ネタに振り回されているが、
それなりに風格が出てきているのだ。
 トレードマークの蒼マフラーも、風もないのに天へたなびくゲッター線被爆式マフラーへと
進化しているのが、なによりもの証拠であろう。

「あ、兄貴」
「こんな寒いのにじっとしてたら風邪ひくぞ」

 言いつつ「ア・イ・ス・ク・リィ・ムが好きだった〜♪」と、日本アイスクリーム協会作詞
の歌を口ずさんで過ぎ去ろうとする。
 が、数歩進んでぴたり。
 視線はさきほどグミ女史に打ち棄てられたステキ本へと注がれた。

「あ〜……そうかそうか。なるほどな」

 言って、首だけぐるりと少年組へ戻す。その顔には勝ち誇ったような笑みが張り付いていて
馬鹿にされたと思ったピコとレンは口をとがらせる。
 しかしカイトは構わない。

「黙ってついてきな、ガキンチョども。俺が大人の男の嗜みをすこしばかり教えてやる」
「けっ、なんでぇ旧式のくせに」
「……まあなんか自信たっぷりみたいだから、ついて行ってみようよ。レン」

 そこから数分。
 もうこの世にというか、日本にいくらあるんだと言わんばかりに、数だけは多いコンビニエ
ンスにカイトは入っていく。
 少年組もそれに続いた。
 むわっ、とした暖かみと、肉まんだのおでんだのの臭いが混合された空気が、客である彼ら
を出迎えた。側にあった垂れ幕には「お客様のために」とか「お客様と家族のように」とか書
かれているが、家族のようにと大口をたたく割には、なんともみみっちい出迎えである。

「コンビニ行くのが大人の嗜みなのか?」
「さすがに違うでしょ。なんか買うんだよ」