話数を増すにつれてますます面白くなってきましたミルキィホームズでエロパロ
それでは始めましょー
生徒会長と次子のおっぱいはけしからんね
次子は体の火照りを冷ますため夜のスーパーに出かけた…
アイリーン×小衣はガチ
子供にバナナが欲しくてこころんとか媚びる中学生
エロです
さりげないフラグが立ってるラット×ネロに期待
アイリーンに拉致られたあとがきになる
8 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 23:58:06 ID:g1XTX8Kp
ネロ「かまぼこやめろ・・あぁん」
9 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 00:10:14 ID:3sppHBHZ
20×コーデリアか
小衣ちゃんが誘拐されてからどうしてるのか考えるだけで股間が熱くなります
11 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 08:41:24 ID:ik5OEIIf
棺桶の中がどうなっていたか非常に気になります!!!
かつて稀に見る良スレの悪寒
主に本編のぶっ飛び具合でw
>>11 おそらく挿入はしただろうな
股間に仮面つけてたのも勃起したイチモツを隠すためだし
根津君×屑
S×コーデリアさん
とか色々あるよね
騙された仕返しに小衣ちゃんにムチオブラブするネロ
アルセーヌ様をレイプ
トイズが怖くて手が出せないでいた不良達が、ダメダメ達を凌辱すパロ希望。
主にエリーで。
小衣たんとシャーロックちゃんとのライバル百合希望
「この税金泥棒!」その他ボキャブラリーの限りを尽くして
小衣ちゃんを罵り言葉責めして凌辱するネロ希望
小衣ちゃんがホームズにメチャメチャにされるエロ希望
アニメでスレ住人歓喜のトイズ持ちが出てきたな
緑の耳年増っぷりにテンション上がってきた
3話で、コーデリアが窒息して死ぬかもってときはトイズ戻らなかったのに
エロいことをされそうってときはトイズ戻ったからなw
もう頭の中エロエロな妄想で一杯なんだろう。
そんな娘はきらいじゃないよ。
テクニシャンのトイズとコーデリアの五感強化のトイズを合わせたらすごいことになると思うんだ
クリムゾンでやりそうな展開だなw
だがコーデリアさんなら呪文に「触覚はともかく」と一節入れればカットできるかもしれん。
トイズが暴走して感じまくりビクンビクンなコーデリアさんとか
小林さんは普通にイケメンな人なのだろうか
もしくはやっぱり残念イケメンなのか
むしろ普通のイケメンだからこそ亡くなったと予想
小林先生みたいな良い奴から死んで、悪党やダメダメな奴や変態が長生きしちまうものさ
ちんこが足りないわけだが百合進行なのか陵辱ルートなのかオリちんこなのか
どうしても足りない時は仕方ないからかまぼこにも頑張ってもらおう
エクスタシー
エクスタシーのトイズ素晴らしいな
ホームズたちをメt(ゲフンゲフン
シャロが教えてくれっていったのは蹴りとエクスタシーどっちなんだ
エクスタシーの方なら緑の子使って練習すればいいと思うんだ、きっと素敵なことになる
詐欺PV面白すぎるw
どう考えても子供向けな内容じゃねえwww
流れを無視して、ガチSS行ってみます。
ガチと言っても、この手のモノは初めて書いたので内容的には半端かも知れませんが・・・。
彼女らにはこれくらいがいいかなと。
内容はエリデリアです。雰囲気が出てれば幸い。
(エリーのエロさ頼りともいう)
「エリー、そこに座って」
「は、はい・・・・」
コーデリアさんが硬い声で言う。
少し怖い。冷たいようで・・・熱の籠もった声。
ああ、やっぱり気付かれていたんだ。
「あなた、またエッチなことを考えていたのね」
「そ、そんな・・・違います・・・・」
「ウソおっしゃい。こんなに発情した女の子の匂いがしてるじゃないの。
それに・・・歩くたびに音がしてたわよ。
くちゅっくちゅって」
止めて、言わないでください。
さっきまで、いつも通り四人でじゃれ合っていた。
かすかに頬が触れ合ったり、太腿を手がかすめたり。
それだけなのに・・・・わたしのこの忌まわしい体は反応してしまう。
「こっそり楽しんでいたのでしょう。
息が荒くなっていたものね」
違う。違うんです。
そんな目で見ないで。
エッチなことなんて考えてないの。気持ちよくなんてなってないの。
恥ずかしい、恥ずかしいだけなのに・・・・。
「恥ずかしい事が大好きなんだものね、エリーは。
ネロにほっぺた舐められたときは悦んでいたわね。
エッチなお汁が流れ出てくる音が聞こえたわよ」
あああ・・・あのときは背筋がぞくぞくっとして・・・・
自分でも気付かないうちにアソコに手を強く押し当ててしまっていた。
下着にじわじわと染みが広がっていく感覚。
そう、ちょうど今みたいに・・・・。
「それを指摘されて、また濡らしているのね。
エリー・・・・あなたは本当に変態さんなのかしら?」
どくん!
心臓が跳ね上がる。
その音も聞かれてしまっているのだろう。
五感強化(ハイパーセンシティブ)・・・・・コーデリアさんの前で隠し事なんてできるはずもない。
恥ずかしい事が全部ばれている。
恥ずかしい想いが全部ばれている。
恥ずかしい音も、匂いも、全部、全部、全部。
目の前に靄がかかる。
アソコはトロトロなのに口の中がカラカラだ。
「味は・・・・どうなのかしらね」
ひどい。そんなことを言われてしまったら・・・・もうそのことしか考えられなくなる。
あの部分に指を挿し込まれてしまったら・・・その指についたモノを舐められてしまったら・・・。
ううん、コーデリアさんのあのきれいな顔がわたしの股間に埋められたなら・・・・。
想像に耐えられず、腰がもぞもぞと動いてしまう。
吐き出された蜜で、もう下着は用を為していない。
「そんなに物欲しそうな顔しないで、エリー。
ほら・・・」
ほっそりと白い指がわたしの口元にさしだされる。
むしゃぶりついた。
本で読んだ恥ずかしい行為を連想する。
それがまたわたしの頭をしびれさせる。
夢中になって舌を泳がせる。
ほどなく━━━
「あんっ・・・く・・・・ふ・・・・ぅ・・・」
コーデリアさんが息を詰めながら短く痙攣した。
へなへなと床に崩れ落ちる。
わたしの口から彼女の指へ銀の糸がかかる。
とろんとした目でそれを舐め取るコーデリアさん。
理知的だった顔がいつのまにかとろけきっていた。
あの程度の刺激で簡単に果ててしまえるのは羨ましいと思うべきだろうか?
わたしは━━━━━━まだ体の奥の、ずくずくとしたうずきが強くなる一方だというのに。
「ふふ・・・・ごめんなさい、エリー。
わかってるわ。
今夜は満足するまで付き合ってあげる」
ゆっくりと頭をなでてくれる。
優しい・・・大好き・・・・コーデリアさん。
だから・・・・エッチなこと、いっぱいして・・・・・。
GJ!
なるほど。デリエリ相性いいな
お前らまとめてエロパロスレ池
なかなかだぞ。
エリーネロが一番だと思っていたが、なるほど・・・
コーデリアエリーもよかですね、素晴らしい
42 :
34:2010/11/10(水) 21:43:01 ID:GHntigpX
書いた直後はあまりの恥ずかしさに正視できなかったんですが、
数日経って見返してみると、いろいろ直したくなってきますね。
コーデリアさんはアニメとはちょっとイメージ違うかもですが、
これくらいやればできる子だと思いますw
もし次回があれば、もうちょっと練ってから上げてみるとしますよ。
ご指摘などもあればどうぞ。
女王様ごっこやりたい!
>>42 GJ、次も楽しみにしてる
しかし緑のエロさは本当ブれないなw
あの顔は叩かれたがってる顔だ
皇女様ごっこのときバックにいた馬頭と羊頭と鶏頭と牛頭のマッチョは
王子の親衛隊かなにかなのか?
ラトネロで書いては見たが、無駄にスゲェ長くなり、
かつエロ描写が直接的なものではなくしかも量も少ないです。
需要ありそうだったなら昼頃に投下してみます
いいんじゃないかな
もう投下するしか無いだろう、それは
良さそうなので投下してみます。 二度言いますがエロ少ないです。
「ヘクシュンッ!」
森の中で響いた可愛いクシャミ。
「エックショッ!!」
同じく響いたやや品のないクシャミ。
「きったないなぁ!離れてよ!」
「うっせぇ!お前だって先にしただろうが!つーか、そもそも誰のせいだ誰の!!」
「ボクのせいだっていうのー!」
「お前以外に誰がいんだよっ!?」
ギャーギャーとお互いまくし立てる二人。
ヨコハマ大樹海。その真っ只中で、怪盗の少年とそれを追う探偵の少女。
何故かどちらも全身ずぶ濡れで、口喧嘩の真っ最中だった…
しばし前に起こった、ヨコハマ大樹海で行方不明となったアイリーン・ドアラの遭難事件。
G4によってアイリーン(+二名)が見つかり、更にアイリーンが発見し持ち帰った埋蔵金によって
彼女の父が経営する会社の倒産危機も解決した事で無事幕を下ろした。
(その後しばらくの間G4はG3と改名する事となったが)
しかし、アイリーンが発見したことで、噂程度でしかなかった『樹海に眠る埋蔵金』はまごう事なき事実となり、
その後新たに樹海に踏み込んだ調査隊によって、埋蔵金にはまだ大量の「残り」があることが判明した。
千両箱に詰められた大判小判のみならず、その時代、貿易で海の向こうよりもたらされた数々の宝物が
当時の美しさのままに長い時間の末日の目を浴びることとなった。
そういった品々は本来ならスグにでも美術館に運ばれるところだが、
肝心の美術館の破損、修復が未だ完璧でなかった為、
急遽発見されたお宝の数々は発掘現場の近くの仮設小屋にて一時保管されることとなる。
その警備の為に、樹海の中でありながらそれ相応の数の警備員も派遣された。
それを耳にした探偵学園にて潜伏中の怪盗帝国一同。
舞台が美術館ではない以上活躍するには盛り上がりに大いに欠けるものの、
獲物にするのには十分に魅力的な物が多い。
しばしの思案の末に決断したアルセーヌによって、発掘を続ける調査隊の元に予告状は届けられた。
―――その後は、ある意味ではいつもどおりな感じだった。
発掘品を守る為に再度樹海に訪れたミルキィホームズとG4の面々。
予告時間に現れた怪盗帝国を捕らえようと各々奮闘するG4を、
助太刀という名の妨害で足を引っ張りまくる我等がミルキィホームズ。
目当ての宝を手に悠々と逃亡する怪盗帝国を、それでも根性で必死に追跡していたその時だった。
「グワォゥッ!!」
「あら…」
「むっ…!」
「ホホーゥッ!」
木々の間を抜け、遠くで滝の音が聞こえてきたそんな頃、
怪盗帝国の前に立ちはだかるように飛び出したのはいつかの熊。
立ち止まった隙にどうにか追いついたミルキィホームズも思わず後ずさる。(一名を除く)
が…トイズをなくしたダメダメ探偵とIQだけは無駄に高い警察だけならともかく、
トイズもあり、かつ素の戦闘スペックも高い怪盗帝国にとっては熊一匹敵ではない。
「ハッ!野生動物が俺たちを止められると思ってんのかよ!」
余裕綽々で自慢の爆弾を投げつけるラット。
轟音と爆煙を撒き散らす爆発に、たまらず熊も即座に逃げ出した。
しかし……ここで幾つかの不幸が重なった――――
一つは、ラットたちがいた場所が、すぐ下を川の流れる崖際だった事。
爆発の衝撃で足場に亀裂が走り、その場の地面がぐらりと傾く。
しかし、この程度ならラットの身体能力なら焦るまでもなく冷静に対処できる。
が、ここで二つ目の不幸。
「うわわわっ!落ちるー!」
ガシッ
「え゛」
たまたまラットの近くにいたネロがモロにバランスを崩し、
バタバタと振り回した手がラットの腕をがっちり掴んだ事である。
「わ〜ッ!!」
「ワーッ!!」
ドッポーン
「あぁ!ネロが〜!」
「ネロー!」
「ネロ……!」
「ッ………!」
「ラット!」
「ホーゥ!」
崖はそれほど高くは無かった。しかし、
川の流れは思ったよりも早く見る見るうちに二人揃って流されていく…
どうにか岸に上がることができた所で、冒頭の会話に戻る。
「ていうか、あんなところで爆弾使ったから落ちたんだろ!やっぱりお前のせいだ!」
「俺たちはお前らと違ってアレくらい普通に対処できるんだよ!勝手に落ちて俺を巻き込んだお前が悪い!」
「何だとー!?」
「何だよっ!…は…はっ…!」
「「ハックション!!」」
……しばしの間、樹海には罵声とクシャミが交互に鳴り響いていた…
…その後、一通り口喧嘩を終えた二人は、とりあえず付近を見渡し、
最初に落ちた場所とは全く分からない場所にいることを再確認する。言うまでもなく、どこだか分からない。
「ったく、どうして俺がこんな目に……」
「だからお前が爆弾使ったせいで…」
「まだ言うかテメェ! は…」
「「ハクション!!」」
「……もうやめようぜ。いい加減疲れた」
「ん……」
言って、二人はへたりとその場に座り込む。
「ま、しばらくしたらアルセーヌ様達が見つけに来るだろうし、ジタバタしても仕方ねぇか」
「ふん、どうかな?シャロたちが先に来たらその時は真っ先にお前が独房行きだ」
「ハンッ、トイズもない奴らが役に立つのかよ」
「トイズが無くたってボク達はミルキィホームズだ!
エリーもシャロもコーデリアもいる、仲間を見捨てるようなことはしないよ!」
その仲間を忘れてバナナを貪り食ってたのはどこの誰だ、とツッコミを口に出すのを寸前で飲み込む。
この場でその言葉を言ったら何故自分が知ってるのかと流石に疑われる。
「へいへい、仲が良ろしいこって」
「明らかに納得してないだろお前…ックシュン!あ〜もう!風邪ひいちゃうよ!
お前のトイズで焚き火でも付けたらどうなのさ!」
「おお、それもそうか」
「……やっぱりお前頭悪いだろ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「……来ないね」
「…だいぶ流されたからな。そう簡単に見つかるわけじゃねぇよ」
すっかり日は落ちて空には星も見えてきた。
自然と気温も低くなり、乾ききらない服は一層冷たく感じる。
目の前にラットのつけた焚き火があるが、それでも全身を暖められるわけではない。
ちょっと吹き抜けた風でも、ネロは思わずブルリと体を振るわせた。
「……おい、もうちょいコッチに来るか」
「ハァ!?なんでボクがお前とくっ付かなきゃならないんだよスケベ!」
「お前なんかでそんな気起こすかよ!人が親切心で言ってるっつーのに、
お前その口の悪さどうにかしようとは思わねぇのかよ!」
「思ったこと素直に言って何が悪いんだよ!大体口の悪さならお前だ…って…」
急に小さくなったネロの声、と、その直後に、ぐらりとネロの頭が下がる。
「お、おい。どうした?」
「な…なんでもないよ…ただちょっと…眩暈がし、た…だ、け……」
ドサッ…
「ッ!? おいっ!?」
言葉を途切らせ、突然その場に倒れこむネロ。思わずラットがその顔を覗き込むと、
いつの間にか額にはびっしょりと汗が浮かんでいた。
そっと顔に手を触れてみると、明らかに熱い。手を触れたことにネロは反応はせず、ただ荒い息をしていた。
「普通いきなりこうはならねえだろ……無理してやがったな」
状況が状況とは言え仮にも敵である自分に弱みを見せないためだったのか、
それとも彼女自身の意地の強い性格のせいか……
「どっちにしろ、それで倒れてちゃ意味ねえだろ…」
心配半分、呆れ半分といった表情で、ラットは真っ赤になったネロの顔を見つめながら言う。
敵であることには違いないが、目の前で病に倒れられてはいい気はしない。
「風邪薬は…っと、これか」
アルセーヌから様々な状況に起こった際の対応として一般の薬から解毒剤まである程度の
薬品を所持するよう言われていた。それを敵の探偵に使うとは思わなかったが。
横に寝かせたネロに、川から汲んだ水と一緒に飲ませる。既にネロの意識は殆ど無かったが、
どうにか飲み込ませることには成功する。
焚き火の火を強め、ネロの周りにも焚き火を増やして暖める。
「流石に毛布はねーし…俺の服を脱ぐわけにゃいかねーし…汗を拭くくらいか?」
ハンカチで額に浮べた汗をふき取り…ふと気付く。
普通なら、風邪で大量に汗を掻いた時は布団やベッドなどが汗を吸ってくれる。
しかし、地べたに寝かせている今はそれが無い為染み込むのは服のみ。
普通にするよりはやはり治りが悪い。それを軽減するには……やはり体もしっかりと拭く必要がある。
「…………………………………………………………」
しばし続く健全な少年の無言の葛藤。
当のネロは、相変わらず意識があるのかないのか分からない常態。
薬を飲ませる時も額の汗を拭いているときも特に反応は無かった為、
上手くやれば気付かれずにやれないこともないのだが……
「……看病、だからな」
更にしばしの沈黙の後に出した言葉は、ネロに向けてか自分に向けてか…
恐る恐るといった感じに、そっとハンカチを持った手を服の裏から差し込む。
「ん……」
「っ………!」
ハンカチがネロの体に触れた瞬間、ピクンとほんの少しネロが反応する。
まだ起きたわけではないが、その僅かな反応でもラットからすれば心臓の高鳴りを増徴させる。
それだけではなく、体を拭くたびにハンカチ越しに手の平にネロの体の熱と、服の上からでは分かりづらい
15の少女の体のラインがハッキリと伝わってくる。腰のくびれも、普段は分からない小さな胸の膨らみも…
仲間の男二人と比べれば自分の知識はまだまだ微々たるものだが、それでも一般知識と興味くらいはある。
健全で健康な青少年は、その興味を理性で必死に押さえ込み、ネロの体を拭き続けた……そして。
「(お、終わった………)」
ようやく吹き終わった後、何故か怪盗仕事よりも神経を使った気分になる。
その頃には、ネロのほうも少しだが症状が治まり、呼吸も静かに眠りについていた…
「まったく…なんで俺が此処までやってんだか――――」
ため息をつきながらのそんな言葉の途中で、ふと手の平に感じたのは仄かな熱…
・「……………!!」
「ん……」
見れば、無意識に伸ばされたネロの手が、隣に座ったラットの手を握り締めていた。
まだ少しだけか細く震える手が、まるですがるように、ギュッとラットの手の平を包み込む…
「…………………」
トイズも失って、病に力なく寝付く小さな少女……普段自分に向けて口を開けばあれだけの
暴言を平気で吐き出すというのに、今のこの少女には、そんな面影は欠片もなく……
気付けば、自然とその手を握り返している自分がいて……
「…………ったく」
そんな小生意気でか弱い少女を、ラットは苦笑しながらも優しく見つて…小さく呟く。
「…大人しくしてれば、可愛いのによ…」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
……翌朝。
「わーーーーー!?」
「うおおぁ!?」
いきなり耳元で響き渡ったネロの絶叫にラットは飛び起きた。
「なな、なんでお前ボクの手なんか握ってるんだよ!!」
「ああ!?お前から握ってきたんだろうが!」
「ハァッ!?僕がそんなことするわけないだろ!?そういえば昨日の夜から記憶が無いし、
お前なんか変なことしただろ!この変態ッ!!」
「してねーよ!!(一応)」
目が覚めて早々怒鳴り散らす二人。少なくとも、風邪のほうはもう大丈夫そうだ。
「やっぱりお前可愛くねぇー!!」
「何だとコラ〜!!」
ババババババババババババ…
「ん……?」
不意に聞こえてきたエンジン音。ふと視線を上へと向けてみれば…
「ラット!無事かっ!?」
「美しく迎えに来てあげたよ」
「遅くなってすみません。いま警察のヘリもこちらに向かっていますわ。さ、早く此方へ」
「ふぅ…やっとか。…じゃあな、ダメダメ探偵」
「あ、コラ!待て!」
下ろされた縄梯子に素早く飛び移り、そのままネロを残し上昇していく。
真下のネロに向けて、最後に一言。
「次に会うまでは、エルキュールを見習っとけよ〜」
「余計なお世話だバカ〜!!」
見る見る小さくなっていく黒いヘリをしばし睨んでいると、後ろから聞こえてきたのはもう一機のヘリの音。
「あ〜ムカつく。やっぱりボクアイツ嫌いだ」
踵を返し、降りてくるヘリを見上げながら呟くネロ。
「……………………でも」
ふと見つめる右手…
そこにまだ微かに残った温もりは…
……………決して不快ではなかった――――
fin
以上です。
自分の文才じゃネロのクズっぷりが表現しきれないけど
個人的にこの二人の組み合わせが一番好きです
投下乙ー
うはwwこれはキュンキュンしたwww
ラトネロ最高やろぉ・・・・
かわいいのう、かわいいのう。
エリーと比べられたせいで、本編でついエリーにきつく当たってしまっていたとか想像してしまうな。
なんという俺得
乙
緑は絶対着痩せするタイプだと信じていた俺はEDのスク水を見て涙目
G4の巨乳ネクタイとエクスタシーの人は好みだ
エリーはゲームや雑誌絵ではきょにうの部類だと思う
おれはどっちでもウェルカムだ
>>68>>69 ありがとう、これで俺はまた立ち上がれる…
エリーには広告にあったゲームのイラストにやられたもので
アニメの方は全体的に絵が劣化しすぎだろと思ったけどあれはあれで良いものだ…
でも探偵組よりも男三人のキャラが立ちすぎて困るwww(特に20)
僕と美しい僕のデートryの下りは茶吹きものだった
>>62 乙、その二人は実にいい感じに言い合いするよね
>>62 乙!
正統派ツンデレ喧嘩っぷるなラトネロは実に萌える
なし崩しでなかったことにされるほど、世の中そんなに甘くない。
警察により組織された怪盗事件捜査チーム『Genius4』――通称G4の面々は、
混沌とした結婚式の夜、王女を逃がしてしまった咎によりスクワット一万回を課せられた。
息は荒れ、足は震え、膝は笑い、腰は砕けながら、スクワットを続ける四人の少女たち。
汗の雫が床に水溜りを作り、部屋を汗の匂いで充満させた頃、ようやく四人は解放された。
――その帰り道。
「……筋肉痛なう」
ピンク色の髪が可愛らしい遠山咲は、棒付きの飴をカリコリしながら呟いた。
いつもマイペースな彼女も、流石に身体をガクガク震わせ、壁に手を着いて歩いている。
そんな弱々しい美少女を、世に蔓延るレイプ魔が逃すはずが無かった。
黒い巨大な影が茂みから飛び出し、コマンドサンボ仕込みの鋭く滑らかなタックルが襲う。
驚く暇も無くテイクダウンを取られた咲は、あっという間に衣服を破かれた。
本来なら悲鳴のひとつも上げるべき場面だが、あいにくスクワット一万回が祟っている。
悲鳴を上げることも抵抗することもダルくて、咲はされるがままになりながらため息をついた。
ポケットから携帯電話を取り出し、カチカチとツイートする。
『ダウンなう』
星空の下でピンクのスカートをまくり上げられながら飴をかじる。
スクワットで火照った身体にアスファルトの冷たさが心地良い。
さらにパンツがずり下ろされ、慎ましいスリットに生暖かい舌が這わされた。
粘液を纏う触手を思わせる舌が、まだ未開通の蕾にむしゃぶりつく。
『ぺろなう』
処女粘膜をねぶられながらも、咲はどこか現実感なく携帯のキーを叩いていた。
暇さえあればゲームやパソコンをしている少女にスクワット一万回はあまりに辛い。
身体の感覚はすっかり麻痺していて、このまま眠りたいと思いながらぼーっとしていた。
そんな咲の状態を無視して、黒い影がバキバキに勃起したモノを容赦なくねじ込む。
ぶちぶちと嫌な音が膣内で響き、処女喪失を示す鮮血が僅かに流れた。
『レイプなう』
ぼーっとしたままツイートを続ける咲だったが、頭のどこかが僅かに警鐘を鳴らす。
しかし生物的な反射を押さえつけるように冷静を保つと、少し震える指でツイートを続けた。
『ロストバージンなう』
静かな夜道に覆い被さる男の荒い吐息だけが響き、咲がそっぽを向いて飴を舐める。
間もなくびゅるびゅると精液を膣内に注がれると、身体がぴくんと跳ねた。
全くの無反応といかなかった身体に少し嫌気が差しながら、薄くなった飴をパキリと噛み割る。
男は欲望を満たした途端に急にオドオドし、辺りを見回して一目散に逃げていった。
後には服を破かれた咲だけが残され、湿度の高い夜風が強姦の名残の熱を拭っていく。
しばらくぼーっと星空を眺めていた咲は、やがてのろのろと起き出した。
壁に手をついて立ち上がり、背中や髪の砂埃を払って前が破かれた服を見る。
幸い上着は前を開いていたので無傷であり、ボタンを留めれば隠すことができた。
スカートも捲くり上げられただけで、下着を剥ぎ取られた中を隠すこともできる。
なんとか何事もなかったように外見を偽装し終えると、咲はよろよろと歩き出した。
ぺたり、ぺたりと、たどたどしい足取りで、中断された帰路を辿っていく。
しかし、数歩歩くと流れ落ちた精液が太ももをどろりと汚し、ピタリと足を止めさせられた。
レースのハンカチを取り出して垂れた精液を拭い、ぎゅっと握り締めてポケットに突っ込む。
「……膣内射精なう」
俯いてする最後の呟きは、普段通りのようでいて、少しだけ落ち込んだような感情が滲んでいた。
その後ネットを通じて援助交際をするようになった咲は、今日もどこかでセックスしてるらしい。おわり。
なんかワロタw
乙!
なんだろうレイプ物なのにこの仄かな脱力感
でも最後悲壮感もほんのり感じさせてGJ
次子が汗だくでムンムンと聞いて
けっこう好き
汗の水溜り(^ω^)ペロペロ
「キスはダメです」と言いつつもアナルはOKなシャロマジ天使という名のビッチ
「うわぁ、見てください!キノコたくさんポイント発見ですよー!」
「これだけあれば今日の昼食はお腹いっぱい食べられるわね。あ、でも毒キノコには注意しないと
……エリー、これは食べられるキノコかしら?」
「カワタケ……大丈夫、食べられるキノコ……」
「良かった♪シャロもわからないキノコはエリーに……」
「ほ、ホアアァー!」
「どっ、どうしたのシャロ!?」
「コーデリアさん……エリーさん……たったたたっ、大変なものを見つけてしまったかも
しれないです……ここっ、これって……」
「……えっ、えぇっ!?これってまさか……」
『マツタケ!!』
「え、えぇっ?……いや、そのっ、これ……」
「でもちょっと待って。これをマツタケと決めつけるのはまだ早いわ」
「マツタケに決まってますよ!キノコの神様が頑張ってる私たちにご褒美をくれたんで
す!ありがとー神様ー!」
「でももしかしたら毒キノコかも。エリーはどう思う……あら?」
「なんで顔を伏せてるんですかエリーさん?」
「いっ、いえっ、あのっ、それ……それって……」
「あっ!わかりました!エリーさんはこのキノコが男性器みたいって言いたいんですね!」
「え、えぇぇっ……!?」
「大丈夫ですよエリーさん。確かにマツタケはちんちんに似てますけど決してちんちんでは
ありません!」
「ちんこじゃないブゥ」
「ほら本人もこう言ってます!」
「えっ、いや、えっ……えぇっ!?」
「もう、シャロったらなにを言っているの……本人の証言を鵜呑みにするなんて探偵失格よ!」
「あうっ。けどそれじゃあどうしたらいいんですかぁ?」
「そうねえ……昔から香りマツタケ味シメジって言うわ。これが本物のマツタケなら……」
「きっといい匂いがするはず!香りをかげばいいんですね!」
「ちょ、ちょっと……待って……!」
「ほらエリーさんも一緒に!吸いましょう!」
「え、あの……2人ともっ……」
「せーのっ!」
『す〜っ……』
「……はうっ!これはっ!?」
「鼻を突くようなこの香り……今までに感じたことのないオンリーワンの匂いだわ!」
「なんだかよくわかりませんが高級感は感じました!これはもうマツタケと断言して
いいのではっ!?」
「……臭い……」
「これはもはや紛うことなくマツタケだわ!キノコの神様ありがとう!」
「それじゃあさっそく収穫を〜……」
「待ってシャロ!貴重なマツタケよ……乱暴に扱って形が崩れたりしたらいけないわ……」
「なるほど。優しく取り上げられるんですね……」
「そうよ。両手で包み込むように茎を握って。優しく引っ張り上げるの……」
「すごく熱い……マツタケってこんなに熱いんですね……」
「きっと新鮮な証拠なんだわ……」
「うわっ!びくってしました!?」
「一旦下ろして!少し力を入れすぎたのかも。次はもう少し優しくしてみましょう……」
「……あっ……あわっ……」
「なかなか抜けません……!」
「焦りは禁物よ……優しく抜いてあげて……」
「な、なんか大きくなってきたような……それになんかびくびくしてます!」
「きっともう少しなのよシャロ!私も手伝うわ!」
「……わわっ!」
「きゃぁっ!」
「……はわわっ……」
「……なんですかこれ?なんだか白くてどろっとした液体が出てきましたけど」
「はっ!な、なんてこと……もしかしてこれは毒じゃ……!」
「待ってください!この香り、ひょっとしてこれはマツタケの旨味成分が濃縮された
エキスなのではっ!?」
「はっ!確かに!ちょっと舐めてみましょう!」
「……ちゅぱちゅぱ」
「ぢゅるるっ……」
「……なんか」
「……いまいち」
「のどに絡みつく感じがしますぅ。苦い〜」
「マツタケって意外と美味しくないのね。残念だけど収穫するのはやめましょう」
「あうぅ〜。うがいしたいですぅ」
「公園に戻って昼食の準備をしましょうか。ネロはお魚釣れたかしら」
「かまぼこもいい子にしてるかなぁ。早く戻りましょ〜」
「あら?どうしたのエリー、顔が真っ赤よ?」
「い、いえ、あの、その……」
(ふたりとも……わかってやってたのかな……)
というわけで、誰でも思いつく&小説の体裁すら取ってない保守ネタでしたー。
ところで今シャロエロ書いてるんだけど、超なっげえ!無駄に!
しかもラブラブいちゃいちゃのつもりで書いてたのにいつの間にか調教ものになってるし!
いっぺんに投下していいのかな。それとも数日に分けてうpした方が良いんだろうか。
ちょwブタ夫wwwwwww
トイズで身体だけ消したのかな?w
>>82 一気にでおk^^
青春ビンタにこんなネタがあったなw
ブタ夫様は同人誌上での活躍が期待されるエースだからな
主に対シャロ兵器
「ちんこじゃないブゥ」
くそわろた
ふむ、蛸or烏賊による触手プレイか…
test
要人警護のため列島横断弾丸特急に乗り込んだ特捜班GENIUS4
だがそれは財界の有力者や政府高官をもメンバーにした秘密クラブの罠であった
一人、また一人
走る密室と化した列車の中で捕らわれていくG4メンバー
「エリートとはいえ所詮は小娘、他愛無いものですな」
「だが体は上物ですぞ」
「いいですなあ、特にあのショートヘアの巨乳の娘は実にいい」
「それにしても明智君は惜しいことをした」
「おたくはつるぺたマニアでしたな」
「しかしうまく鉄橋にさしかかったところで飛び降りてくれたのが幸いでしたな」
「あれなら死体が上がることもないでしょう」
そんな会話を交わしながら男たちは仕切り戸をあけ特別車両の中に入る
「ひっ…はあぁ…」
「ンフ…ふぅ…」
「あ…ぅあ……あ…」
薄暗い車内に立ち込める濃厚な牝の匂いと淫靡な喘ぎ声
時速300キロで疾走する弾丸列車の振動が
三角木馬に乗せられた一糸纏わぬ美少女三人の剥き出しの秘所に絶え間ない刺激を与え続ける
それは捕らわれの美少女をエクスタシーの高みに誘いながらも
決して最後の一線を越えることを許さない肉欲の無間地獄
手が届きそうで届かぬ絶頂への渇望が
狂おしいまでの官能の炎を燃え上がらせる
「も…もうイヤ…」
「こ…こんな…こんなのぉ……ッ!」
「お、お願い…しま…す、イカせて…くだ…さい」
警官の誇りも乙女の恥じらいもかなぐり捨て
自ら奴隷の言葉を口にする三匹の牝犬
その名を
遠山咲
銭形次子
長谷川平乃
という
ttp://tubox.skr.jp/ch/ascii2d/src/1290177183021.jpg
いいねー^^
あとその元のエロアニメ教えろ^^
姦淫特急満潮
何気に二次創作ネタには困らないな、このアニメ。
百合でも凌辱でもシチュエーションが色々想像できる。
小衣×咲で一本思いついた。
文才ゼロだけどミルキィ好きだから書いてみる。
よし、頑張れ
納得行くクヲリティになるまd
すぐ投下されるかと思って全裸で待ってたぜ…
7時間かけてもまだ完成しないくらいだから期待しないでくれ
99 :
シャロエロ:2010/11/20(土) 22:37:41 ID:ntzgm4s0
おかしい、書けば書くほど調教モノになっていく。そして未だ挿入シーンに辿り着かない。
明日には投下するつもりだったけど、できんのかなこれ……
調教モノ俺は好きだぜ、無理せず自分のペースで書けばおkよ
時間はかけにかけたほうがいいぞ
VIPとかのSSスレでもないんだから投下スピードは関係なく、クヲリティが全て
投下スピード早くてもエロくないとひどいことに
エロパロってエロ重視なん?
エロ書くと叩かれるエロパロスレもあると聞いたが。
まあそれは、スレの雰囲気次第でお察しください的な感じじゃ?
そりゃ、エロのためにキャラとか世界観とか壊したら叩かれるわな。
もとのキャラ、もとの世界観、もとの関係性を活かしてなきりゃパロではないから。
105 :
シャロエロ:2010/11/21(日) 22:38:02 ID:mhbOgrwG
書いても書いても挿入シーンに辿り着かない恐怖!を乗り越えてやっと完成!
しかし実用性あるんだろうかこれ。まあいいや!投下します!
>>102 スレの雰囲気にもよるんじゃない?
エロ重視のところもあればギャグ重視のところもあるだろうし。
薄暗い部屋の中、少女が一人で泣いていた。
キャンドルライトの柔らかな、しかし頼りない光が照らす一角。ベッドに腰掛ける
少女の顔は清楚でいてまだどこかあどけない。笑えば眩しい太陽のような輝きを放つので
あろうその表情は、今はただ涙で濡れている。
少女の名はシャーロック・シェリンフォード。
マーロ国の王女であるクラリスと入れ替わった彼女は、約束の時を過ぎても未だ
マーロ国の正装に身を包んでいた。
一日だけ。夢を叶えるために入れ替わって欲しいという願い。
……しかしクラリス王女は戻ってこなかった。そのためにシャロは……
「……泣いているのですか?」
突然声をかけられる。いつの間にか部屋の中には人影がもう一つ増えていた。
リパ国のペロ・グーリ王子。シャロのファーストキスの相手であり、これから一夜を
――生涯を共にする相手。
クラリス王女の身代わりとなったシャロは、この一回りも年の違う相手と結婚をする
ことになってしまった。ほんの数時間前のことである。
「ちがっ……ちがうん……です……っこれはっ……」
なんとか弁解しようとするが、涙が止めどなく溢れ、言葉が詰まって出てこない。
そんなシャロの様子を見て取ったペロ王子は悲しげに顔を伏せた。
「やはり……これはあなたにとって望まぬ結婚だったのですね、クラリス王女」
「ちがい……ますっ……そんなはず……クラリス王女はっ……!」
必死に言葉を絞りだそうとするが、やはりその先は続かない。
そこから先……真実を話せば、マーロ国とリパ国の関係は破綻してしまう。そうなって
しまえばマーロ国の運命は……
先を続けられないのは、こんなことになってもクラリス王女の代役を演じようという
シャロの強い使命感からであったのは間違いなかった。だが、その裏にはもう一つの
理由がある。認めたくない、と思いながらも、認めざるを得ない現実。
ペロ王子の言うとおり、これはクラリス王女にとって望まぬ結婚だったのだ。
クラリス王女の中にわずかにでもペロ王子を想う気持ちがあったのなら、結婚式から
逃げ出したりなどしない。いや、そうでなくとも見るからに責任感の強そうなクラリス
王女は必ず戻ってくる、そう信じてシャロは身代わりを引き受けたのだ。
だが……
クラリス王女が最初からそのつもりだったのかどうかはシャロにはわからない。しかし
現実としてクラリス王女は夢を追いかけ、そしてシャロの目には見えない場所へ消えて
しまった。
シャロは……裏切られたのだ。
「ごめんな……さい……」
もはや何を言うことも出来ず、シャロにはただ悲しみのままに泣き崩れることしか
できなかった。
ペロ王子もまたしばしの間悲しげにその場に立ち尽くす。
どれだけの間そうして時が流れたのであろうか。
「……僕は、あなたに謝らなければならないことがあるのです」
不意に横から聞こえてきた声。気がつけばペロ王子がシャロの隣に腰を下ろしていた。
もちろんペロ王子はシャロの視線に気付いていただろう。しかし彼は気付かないふりを
して視線を下に落とし、そのまま話を続けた。
「僕には、好きな人がいるのです」
「……それは、クラリス王女ですよね?」
つい口を突いて出た質問であったが、ペロ王子はそれに触れることなくただ黙って首を
振った。
「クラリス王女がそうであったように……この結婚は僕にとっても本意ではありません
でした」
それはあまりにも意外な告白であった。
シャロにとってペロ王子は昨日出会ったばかりの人物だったが、少なくともその時から
今まで彼はクラリス王女に対する誠実な態度を崩してはいなかった。それは彼の愛の形
なのだとシャロの目には映っていたのだが。
驚愕に目を見開くシャロの目の前で、なおもペロ王子の告白は続く。
「もちろんクラリス王女のことは嫌いではありませんでした。彼女のことを知るまでは
僕も結婚についてはやぶさかではなかったんです。ですが……」
ペロ王子の口元に自嘲が浮かぶ。
「……僕は卑怯者なんですよ。結婚を取りやめてほしいと言い出すことも出来ず、変態
を演じることであなたに嫌われ、破談になるよう仕向けた。そんな浅はかな目論見が
うまくいくはずもないのに。結局、何かを変えたければ自分で動くしかなかったんです。
だけど僕は自分で動こうとしなかった……」
項垂れるペロ王子の姿を、シャロは複雑な気分で見つめていた。
どちらも望んでいなかった結婚。立ち向かう勇気もなく、戦うことすら出来ずに2人
ともが逃げ出した結果……こうしてシャロの運命までもがねじ曲がってしまった。
ペロ王子とクラリス王女。シャロはどちらも恨む気にはなれなかった。いや、こんな
姿を見ては恨めるはずもない。だからといって許せるのかと問われれば、そう簡単に心の
整理が付くわけもない。
ただ、今は。
「……どうすれば良かったのか。何もかも手遅れになってから気付くなんて」
……全てが手遅れ。その事実がただただ悲しく、瞳から涙が溢れ出る。
再び涙の海におぼれようとしていたシャロの肩を引き寄せたのは、ペロ王子であった。
その無骨な外見とは裏腹に――優しくシャロの体を抱き留める。
「――幸せにします、クラリス王女」
弾かれたように顔を上げる。と、まっすぐにこちらを見つめるペロ王子と視線が合った。
「貴方が僕を嫌っているのは知っています。ですが、こうなった以上僕に出来るのは
あなたを幸せにすることだけなのです。クラリス王女……」
ペロ王子の顔が近づいてくる。何をしようとしているのかは言わずとも知れた。
決して強引にではない。拒否しようと思えば、振り払おうと思えば出来る。
――だが、シャロには出来なかった。
それは諦めの気持ちからでもある。ペロ王子の優しさと誠実さを知っているからでも
ある。しかし何よりも、抱きしめるペロ王子の肉体の逞しさが、柔らかな温もりが、
シャロの一番大好きな人物に似ているからでもあった。
誰よりも優しく、そして誰よりも偉大な探偵であった……祖父。
その温もりは、崩れそうなシャロの心の拠り所となるには十分だった。
シャロはゆっくりと目を閉じ、そして……
ペロ王子の口付けを受け入れた。
「あっ……」
シャロの口から熱い吐息が漏れる。吐息だけではない。横たわるシャロの顔も肌も熱い
朱色に染まっていた。
しゅるり、という衣擦れの音がやけに大きく耳の中で響く。それはシャロのスカーフが
胸元でほどかれた音だった。そしてそのほどかれたスカーフをペロ王子の無骨な指が
つまんでいる。
スカーフを一枚取られたくらいで見える肌の面積は変わらない。だが、たったそれだけ
でもシャロの顔はますます赤みを帯びていく。
自分以外の手で服を脱がされていく……それもペロ王子の手によって。
恥ずかしいのに、それでいて不快ではない。初めての感情にシャロはすっかり混乱して
いた。
ペロ王子の手が上着の裾にかかる。
(脱がされる……)
熱っぽい頭のどこか片隅で冷静に考える。だがペロ王子の手は意外な動きを見せ、
上着を無視してその下へと潜り込んできた。
予想外にもたらされた人肌の熱。直接触れる手の温もりに体が跳ねる。だがペロ王子は
シャロの反応にもかまわずさらに奥を目指して突き進む。
そして……
「ひゃんっ!」
ペロ王子の手は、胸の丘に触れてその動きを止めた。
控えめだが確かにある二つのふくらみ。ふかふかとしたその柔らかな丘はペロ王子の
手に比べればあまりに小さく、視界にこそ入らないがその大きな手のひらにすっぽりと
包み込まれているのを感じる。
ペロ王子の手がやわやわと動く。揉む、と言うにはあまりにも胸と手のひらのバランスが
違いすぎ、送り込まれる刺激も微弱なものでしかない。
しかしその緩やかな快感は確実にシャロの体を昂ぶらせていく。性知識のろくにない
シャロでも、今なにをされているのかはわかる。
自分の体の恥ずかしい部分を無防備に異性に触れさせている。イケナイことをしている。
その事実が、幼い脳を麻薬のように溶けさせていく。
「ペロ……おうじぃ……」
心が求めるまま愛しい人の名を呼ぶ。彼もまたその言葉に微笑む。ただそれだけの
やりとりに、嬉しいような、くすぐったいような、甘い気持ちが胸の奥に広がっていく。
だから気付かない。ペロ王子のもう片方の手がスカートの下へと伸びようとしている
ことに。
「……ひゃぁっ!?」
その事実は、不意に訪れた感触によって知ることになる。
ゆっくりと視線を巡らせれば、シャロのスカートはまくり上げられ、その内へとペロ
王子の手が侵入し……そしてその指が、下着越しにシャロの最も恥ずかしい部分へと
触れている。
「ペロ王子、なにをっ……んあぁっ!」
シャロの言葉を無視し、ペロ王子の指はこしこしと割れ目を上下に擦り始める。下着
越しの刺激だが、その快感は胸から送り込まれてくるものとは比べものにならない。
初めて体験するその強烈な刺激は、しかしシャロを混乱させるだけだった。
そもそも「快感」というものがなんなのかさえろくに知らないシャロである。性行為が
どういうものなのか知らない彼女にとって、不浄の場所を他人に弄られるだけでも
恥ずかしくてたまらないというのに、その場所から送り込まれるぴりぴりと脳を痺れ
させる刺激は恐怖の対象にしかならない。
「やだっ、こわい……こわいです……ペロおうじぃ……!」
「いいんだ……そのまま僕に身を任せて……」
ペロ王子の右手が胸元から抜かれ、シャロの頭を支える。あっ、と思う間もなく
シャロの唇はペロ王子の唇によってふさがれていた。
包み込むように優しいキス。触れた唇からペロ王子の想いが伝わってくるようで、
シャロの心を支配していた恐怖や不安が消えていく。
そんなシャロの心情を身体は敏感に察知していた。固く閉じていた割れ目は柔らかく
ほぐされていき、その奥からとろりとした蜜が染み出していく。いつしか部屋の中には
くちゅくちゅと湿り気のある音が響き始める。
「……ぷあっ」
長い長い口付けが終わり、名残惜しそうに銀の糸を引きながら2人の唇は離れた。
潤むシャロの瞳は、ペロ王子の唇がゆっくりと動くのを見ていた。
「……クラリス王女」
どきり、と心臓が跳ねる。
と同時に、ぐちゅり、と一際大きな音が響いた。
ペロ王子が、ほんのわずかにだが指をシャロの中へと侵入させたのだ。
「んはあぁん!」
全身に電流が走ったような感覚に、シャロの身体がびくびくと痙攣する。それも一瞬の
ことで、脱力したシャロは布団に全身を預け熱い吐息を漏らした。
「イったんだね、クラリス王女……」
「イ……く……?」
言葉の意味がわからず問い返す。自分はどこにも行ったりしない。ここにいる。
そんなシャロの反応に、ペロ王子は微笑んで囁いた。
「教えてあげるよ……」
ぐぢゅっ、とペロ王子の指が動く。
「んあっ!」
突然の刺激に、抑えることも出来ずシャロの喉から絶叫が迸る。
ペロ王子は指の動きをやめない。いや、それどころかますます加速させていく。
どうしようもなく漏れ出る声が恥ずかしくて、口を両手で押さえつける。しかしそれは
ペロ王子の力強い手によって呆気なくほどかれてしまう。
「抑えなくていい……聞かせてほしい、貴方の声を……」
どくん、と、また心臓が跳ねる。
ペロ王子の望むようにしたい。ペロ王子を喜ばせたい……
「んっ……あぁーっ!あハッ、やっ!ひゃあぁぁぁん!」
気がつけばシャロは、喉が張り裂けんばかりに声を上げていた。
ペロ王子の指がぐちゅぐちゅとシャロの浅瀬を掻き回す。溢れ出る蜜はもはや薄布では
抑えきれず、シーツに染みを作っている。
全身から流れ出る汗と濃密な匂いに、もはやシャロの頭は麻痺しきっていた。与え
られる快楽に溺れ、獣のように声を張り上げる。
そして。
「アッ、アッ、あぁあっ!?く、くるっ!なにかキちゃいますっ!」
ゾクゾクとした感覚が爪先から脳髄にまで駆け上がってくる。それは先ほどの電流の
ような刺激と同じで、それでいて先ほどよりもずっと長い波を伴っていた。
「おっ、おうじっ!ペロおうじっ!」
どうしたらいいのかもわからず、夢中で手を伸ばしてペロ王子の身体を掻き抱く。
安心できる温もりを求める。
そして耳元でペロ王子が囁いた。
「……イっていいんだよ」
「――――っ!!」
瞳の裏で星が瞬いたようだった。
もはや声にもならぬ声を上げてシャロは全身を硬直させる。
ぎゅうぅっ、とペロ王子を抱く腕に力を込めて全身を震わせていたのは、どれほどの
時間のことだったろうか。実際にはほんの十数秒のことだったろう。だが、それは
シャロにとって永遠にも思えるような時間の出来事であり、まるで全身が溶けて消えて
しまうかのような体験であった。
全身を襲う波が引き、シャロは脱力してその身をシーツに投げ出した。労るように頭を
撫でてくれるペロ王子の手がこそばゆく、そして気持ちいい。
「気持ちよかったかい、クラリス王女……」
「気持ち……いい……?」
ペロ王子の言葉にハッとする。
今まで正体がわからず、その感情に怯えていた。だがペロ王子の言葉でわかった。
そうだ、自分はペロ王子に触れられて……
「気持ち……良かったです……」
「ああ。これはクラリス王女が感じていた証拠だよ……」
そう告げて、ペロ王子は蜜に濡れた指をシャロの眼前に突きつける。
言われずともわかる。シャロの割れ目に挿入されていた指だ。自分を気持ちよく
してくれた指だ。
ペロ王子の手を糸を引く液体がべったりと汚している。性知識のないシャロであったが、
これがおしっこの類でないことはぼんやりとわかった。これは自分が気持ちよくなった
証拠だと、ペロ王子もそう言っていた。
これほどの蜜が出るほど自分が感じていたことが急に恥ずかしくなり、シャロの顔が
火を噴きそうなほど真っ赤に染まる。と同時に、せっかく気持ちよくしてくれたのにペロ
王子の指を汚してしまったことへの罪悪感が首をもたげてくる。
シャロは気怠い身体を起こすと、舌を伸ばしてペロ王子の指に付いた蜜を舐めとり
始めた。
「っ……!クラリス王女……」
「んちゅっ……んっ、んむっ……」
舐め、掬い、咥え……シャロは懸命にペロ王子の指に奉仕する。
シャロの甲斐甲斐しい姿に、ペロ王子の表情にもいつしか喜悦の色が浮かび始める。
ゾクゾクとした快感に酔いながら、本人すらも無自覚の内に、
「クラリス……私は貴方に本気になってしまいそうだ……」
……呟いた声は、どちらの耳にも届くことはなかった。
「んぷあっ……」
やがてシャロの奉仕が終わると、ペロ王子は立ち上がってベッドから離れていく。
もう終わりなのだろうか……少し寂しい気持ちでその後ろ姿を見守っていると、
そうではなかった。
ペロ王子はクローゼットの前に立つと、その中から何かを取り出す。そして戻って来て
差し出されたそれに、シャロは見覚えがあった。
「あっ……」
ネコミミと尻尾とメイド服。
それは昨日初めてペロ王子と会ったときにも身を包んだ衣装であった。
するり、と服がシャロの体を伝って足下に落ちる。
男性の前で生まれたままの姿になることに抵抗がないわけではなかった。ましてや、
こんなに汗をかいて股間を濡らした状態でなど、常時なら恥ずかしくてとても
耐えられない。
だが……
ちらり、とペロ王子の姿を伺う。ペロ王子が喜ぶのであれば、なんでもしてあげたい。
シャロの指が、その身に残った最後の一枚……白のパンツへと伸びる。するすると
下ろしていくと、シャロの愛液をふんだんに吸ったパンツはとさりと少し重い音を立てて
床に落ちた。
「綺麗だよ、クラリス……」
ペロ王子の言葉に、思わず顔が赤くなる。それを誤魔化すようにメイド服を手に取ると、
不慣れな手つきながらも急いで着込んだ。
そしてネコミミを付け、最後に尻尾を付けようとしたときだった。
「僕が付けてあげよう」
「えっ、えっ、えぇっ!?」
慌てて見ると、既に尻尾はペロ王子の手の中だった。立ち上がったペロ王子が
ゆっくりと近づいてくる。
シャロの頭はすっかり混乱状態だった。尻尾を付けるということは、つまり、それの
先端を……お尻の穴に入れるということだ。自分でするのも恥ずかしいというのに、
ましてやペロ王子にしてもらうなど。
しかし葛藤している間にもペロ王子は目の前にまで歩み寄ってきている。
「さあ……」
「〜〜〜〜っ!」
そして、シャロは観念した。
「……お、お願いしますにゃん。ご主人様……」
壁に片手を付き、そしてもう片方の手でお尻を開いて入れやすいようにする。替えの
下着は着けていない。そのため、大事な場所は何もかも丸見えだった。
あまりの羞恥にせめて早くしてほしいと思うが、お尻に触れた感触は硬質な尻尾の
先端ではなかった。その冷たくぬるりとした感触に思わず悲鳴を上げてしまう。
「ひゃぁっ!?な、なんですかこれ!?」
「ローションだよ。少しでも入れやすくしてあげようと思ってね。どれ、中にも塗って
あげよう」
「にゃっ、にゃぁん!」
入り口付近にぬるぬるとした液体が塗りたくられていたかと思えば、いきなりペロ
王子の指が穴の中に侵入してくる。その言葉通り液体には確かに挿入を助ける効果が
あるらしく、指はスムーズに奥まで入っていってしまった。
そのまま、ペロ王子は少しの間ぐちゅぐちゅと指を動かしていたが、やがて穴から指を
抜き始めた。
ほっとしたのもつかの間だった。
「ふにゃっ!?」
再びペロ王子の指が奥まで侵入してくる。そして引き抜きかけてはまた挿入し、穴の
奥を掻き回す。思いがけぬ場所を攻撃されシャロの足はがくがくと震える。
尻穴をほぐすだけではない。明らかにそれ以上の、快感を与えるための動き。そして
シャロの尻穴はその意図通りに蕩け、ペロ王子の指の動きに敏感にひくひくと反応して
しまっていた。
「こんなところか……」
それほど長い間責められていたわけではない。だが、ようやく指が引き抜かれたとき
にはシャロの膝はくずおれ、顔もほとんど床を舐めているような状態だった。
荒い息をつくシャロだったが、もちろんこれで終わりではない。ひくひくと震える尻の
穴に尻尾の先端があてがわれる。
「んにゃぁぁっ……!」
ずるり、と。
意外なほどあっさりとシャロの穴は尻尾を飲み込んだ。強烈な刺激にふるふると尻が
震え、割れ目からはぷしっと愛液が噴き出す。
感じていた。尻の穴で。
「……ああ、やはり貴方にはその格好が似合う」
「ありがとう……ございますにゃん……」
起き上がろうとするシャロだったが、腰が抜けてまともに立てない。差し出されたペロ
王子の手を借り、ようやくのろのろと起き出す。
ベッドまでのわずかな距離がこれほどまでに遠いと感じたのは初めてだった。昨日
挿入した時には少々の痛みと圧迫感を感じるだけだった尻尾が、後ろを性感帯として
目覚めさせられた今ではわずかな動作でも熱い疼きを伝えてくる。
つぅ、っと滴る蜜が太ももを伝い、床に染みを作る。シャロ自身自覚はしているが
どうすることもできない。する余裕もない。
羞恥と快楽という熱に浮かされた頭で、とにかく前に歩むことだけを考える。震える
足が一歩を刻むごとに、ぽたぽたと滴る雫がその軌跡を描いた。
あと3歩。あと2歩。あと1歩――
ようやく目的の場所まで辿り着くと、ほとんど倒れ込むようにしてシャロはふかふかの
ベッドに顔を埋めた。
乱れる息を落ち着けようと深呼吸する。と、シャロの頭にペロ王子の手が置かれた。
「よく頑張ったね、クラリス……」
「ふにゃぁ……」
甘えるような声は自然に喉から漏れた。
撫でられる頭が気持ちいい。優しく撫でられると心の中が幸福感で満ちていく。
もっと、もっと頑張れば褒めてくれるだろうか。もっと幸せにしてくれるだろうか。
潤んだ瞳で見上げると、目の前に盛り上がる丘があった。
「……クラリスの健気な姿を見ていたらこんなになってしまったよ」
ペロ王子の下半身に膨らむ丘。ズボンを突き破らんばかりの勢いで隆起するそれが
なんなのか、直感的に悟る。
少女の純粋な好奇心と雌としての本能。その二つがない交ぜになって、シャロはその
丘から目を離すことが出来なかった。
「苦しいんだ、クラリス。解放してくれないか……」
「あっ……」
シャロの心に歓喜が広がる。それは許しであり、求めであった。
これまではただ与えられる快楽を受け入れるばかり、ペロ王子にしてもらうだけだった。
しかし今度は自分の番だ。ペロ王子が自分を必要としてくれている、ペロ王子に尽くして
あげられる。
震える手でベルトを外し、ジッパーを下ろした。ただそれだけのことなのに、その下で
抑えつけられていたモノは下着を押し上げてますます膨れ上がろうとしている。
ぐっと、下着ごとズボンの裾を掴む。ペロ王子が腰を浮かせ、それに合わせてするすると
ズボンを下ろしていく。
カーブを描くように、布は隆起に押し上げられ形を変えていく。その光景に目を離す
ことも瞬きすることも出来ない。そして隆起は布の縁に差し掛かり、抵抗するように
引っかかっていたが……
ついに、弾けるようにその姿を現した。
雄々しくそそり立つその異様に、シャロはしばらく絶句して凝視するしかなかった。
それを初めて見たというわけでは決してない。幼い頃に風呂場で父や祖父のモノを
何度も見た。しかし、今見るその形は、あのとき見たものとは全く違う。天へと向かう、
熱い塊。
(これが、男の人の、お……ちんちん……)
余りにも長い間シャロはそれを見つめたまま動かなかったらしい。
「そんなに僕のモノは立派かい?」
「あ、ごめんなさいですにゃ……!」
慌ててズボンを下げ、ペロ王子の足から抜く。そしてもう一度視線を移すと、それは
やはり立派であるとしか言いようがなかった。
ついに天へと突き上げる全容を表したそれは、まさに逞しさの象徴であった。山の
ようなその威容を前にして少女には目をそらすことも出来ない。
そっと手を触れると、熱い塊がドクドクと脈動しているのを感じられた。その力強さに
応えるかのように腹の奥が熱く疼くのを感じる。
ペロ王子を気持ちよくしてあげたい……
その思いはますます強まるものの、ここから先どうすればいいのかがわからない。ペロ
王子を見上げると、彼はシャロの心情を見通していたらしい。
「そこに、口付けてくれないか」
「口付けって……つ、つまり……」
その言葉の意味を頭の中で繰り返す。
男性のこの部分がどのような目的で使われるものかくらいはシャロも知っている。
男性はここから……おしっこをするのだ。
しかし今目の前で熱く硬く張り詰めるそれを見ていると、それ以外にも使用目的が
あるのではないかと思えてくる。それはたぶん、今、自分の腹の奥で起きている熱い
疼きと関係があるのではないだろうか。
求めている。自分を満たしてくれるモノを、自分を気持ちよくしてくれるモノを。
今、目の前にあるのがそれだ。愛しい人の、最も恥ずかしく、最も力強い部分。そこに
親愛の情を表す。口付ける。愛を誓う。それはとても――
――イケナイことなのではないだろうか。
背筋をゾクゾクと駆け上がる情欲に突き動かされるまま、シャロはペロ王子の前に
かしずいた。膝立ちになってその部分を見る。
視線を上げたことで、見上げるばかりだったその山岳の全貌が明らかとなる。
盛り上がる肉の頂に切り立つ真っ赤な笠。その天辺で小さく口を開く切れ目。ここから
飛び出す液体を想像して心臓が早鐘のように鳴り響く。ここにキスをするのだ。
ゆっくりと、シャロは動き出した。ペロ王子の股間へと顔を埋めていく。
両手でそれを優しく包み込む。逃げないように、逸れないように。もうその瞬間は
目の前。ほうと息を吐き、口をすぼめる。躊躇いはない。
「んちゅっ……」
ごく自然に、当たり前のことのように。シャロの唇は男性器と触れ合った。
最初は頂点の割れ目にじっくりと、それから二度、三度と口付けながら肉樹の根本へと
向かっていく。そして最後にその下の袋へと……
その全てに余すことなく誓いを刻み込んでいく。
「いいよ、クラリス……そのまま舐めてくれ……」
言われるがまま、舌を伸ばして肉棒を舐め取る。見上げるように下から舐め、膝を
伸ばして割れ目の中も丹念に奉仕する。
ぬるりとした感触を舌に感じ、ふと、涎以外の液体が肉笠を濡らしていることに
気付いた。微かな酸味を頼りにその液体の正体を探っていると、それが頂点の割れ目から
こんこんと湧き出ていることに気付く。
濡れている。ペロ王子もまたシャロの舌で感じ、その証を分泌しているのだ。
それが嬉しくて、シャロはさらにペロ王子に気持ちよくなってもらおうと口唇奉仕に
力を入れる。
やがてシャロは見つける。肉棒の裏に盛り上がる一本の筋、そこを攻めるときペロ王子が
最も反応することを。舐め上げると肉棒がびくりと跳ね、蕩けた声がペロ王子の口から
漏れる。ここが弱点なのだ。
右手で肉棒を持ち、左手で玉袋を支え上げ、ほとんど顔をすりつけるようにして舐め
上げる。その姿はまさに雌猫そのものだった。
シャロ自身も気付いていない、男を誘惑するそのポーズ。あるいは牝の本能がさせたの
かもしれないその姿に、男の理性など簡単に破壊される。
突然、ペロ王子がぐっと尻尾を掴んだ。
「にゃっ……?」
驚く暇もない。それがぐりりと捻られる。
「ふにゃぁぁっ!?」
唐突にもたらされた衝撃。たまらず肉棒から口を離すと、ペロ王子に頭を掴まれ強引に
股間へと引き戻された。
「誰がやめていいと言ったんだい?そのまま続けるんだ」
「ご、ごめんなさいですにゃ、ご主人様……」
再び口での奉仕を再開する。しかし尻穴へ向けて開始された攻撃に神経を掻き乱され、
集中できない。
さわさわと尻尾を撫でられていたかと思えば、突然激しく抜き差しをされる。かと思えば
奥の弱い部分を探ってコツコツと責め立てられ……
「また口が留守になっているよ」
既に身体を支える力もなくなり、膝は折れて腕は投げ出され、顔は完全にペロ王子の
股間に埋める形になっている。
それでもなんとか奉仕を続けようと肉棒の側面を咥え込み、ちゅうちゅうと音を鳴らして
吸い上げる。下草を舌で掻き分け、敏感な部分を探ろうとする。
それらも全て、尻への一突きで霧散してしまう。
「ご、ご主人様ぁ……」
「仕方のない子だ……」
涙の溜まった瞳で見上げると、ペロ王子の指で顎をそっと持ち上げられるのを感じた。
そのまま、上へ上へと持ち上げられ、もはや見慣れた形の前へと連れてこられたところで
その動きが止まる。
「どうすればいいか、自分で考えてごらん」
言われ、快楽に煙る頭で必死に考える。
奉仕をしようとしても、尻を攻められればすぐにそんな余裕はなくなってしまう。
身体から力が抜け、肉棒を口から離してしまう。ならばどうすればいい。余裕がなくても、
力が抜けても、奉仕を続けるには。
――固定すればいいのだ。
シャロは口を大きく開くと、そのままペロ王子の股座へと飛び込んだ。肉棒へと
食らいつき、そのまま奥へ奥へと飲み込む。
半ばほどまで飲み込んだところでシャロの動きは止まった。決して途中でやめたわけ
ではない、口内一杯に埋め尽くされこれ以上は入らないのだ。
それでも、これならば決して離すことはない。鼻息を荒くしながらシャロはペロ王子を
見上げ、微笑んだ。
「……正解だ。そのまま口でしごいてくれ」
言われたとおり頭を上下に動かしてペロ王子のモノをしごき立てる。持ち上げ、そして
飲み込むたびに鼻の奥にペロ王子の臭いがむわりと広がり、シャロの脳髄を犯した。
ペロ王子を気持ちよくしたくて、そしてもっとこの臭いを嗅ぎたくて、懸命にシャロは
頭を動かす。圧迫される口内で不自由ながらも舌を動かし、それがじゅぽじゅぽと音を
立てて部屋の中に響き渡る。溢れた涎がシーツに滴り、布の吸収能力を超えて水溜まりを
作る。
びくびくと脈打つ肉棒にシャロは期待した。達するのだ、自分の時と同じように。
ペロ王子をイかせてあげられるのだ。
スパートをかけたシャロを止めたのは、しかしペロ王子自身だった。
シャロの頭を両手で抱えたペロ王子は、己の股間からシャロをゆっくりと引き離して
いく。シャロの口から解放され、涎でてらてらと光るその肉棒はお預けをくらって苦し
そうに震えていた。
「……どうしてですかにゃ、ご主人様……」
もう少しでイかせてあげられたのに。
不満を表情に出すシャロに、ペロ王子はその眼をまっすぐ見つめて言った。
「出すときは、貴方の中で出したい……」
「えっ……?」
「クラリス。貴方と繋がりたいんだ」
どきりと、心臓が跳ねる。
繋がる。中で出す。具体的にどういうことなのかはわからない。しかしそれはきっと、
2人が一つに溶けて交わるということなのだろう。それはとても甘美で素敵なことの
ような気がした。
だからシャロは頷く。いや、最初からペロ王子の要求に対して「断る」という選択肢
などあるはずがない。
「で、でも、どうすればいいかわからないですにゃ」
「僕に任せてくれればいい。貴方はベッドに横になっていてください」
頷き、ベッドの真ん中でころりと寝転ぶ。横を見るとペロ王子が上着を脱いでいた。
ついに全裸になり、露わになったペロ王子の鍛え上げられた筋肉に胸が高鳴る。
ペロ王子が上がってくると、ギシリとベッドが軋んだ。たったそれだけのことに男性の
力強さを感じずにはいられない。
ペロ王子の指がシャロの股間に伸びる。びくりと身体を震わせるこちらに構わず指は
割れ目に当てられ、くちゅくちゅと浅く抜き差しされる。
「……うん、これなら大丈夫そうだ」
どうやら何かを確かめていたらしい。ねとりとした粘液に塗れた指を見てペロ王子は
満足そうに頷く。
ぼんやりとした頭でそれを見ていると、ペロ王子が上に覆い被さってきた。そして位置を
確かめるように足を動かすと、肉棒を割れ目に擦りつけ始める。
唐突に悟る。男性の突起と女性の穴。その二つの本当の役割を。これから始まる行為を。
ペロ王子が肉棒を握り、狙いを付けるように先端を穴に押しつけた。いよいよ、
繋がるのだ。
不安を押しのけ、期待が遙かに勝った頭でそれを待ち受ける。そして、
「行くよ、クラリス」
不意に、冷静になった。
「待ってください!」
両手を突き出し静止の構えを取る。今まさに挿入せんとしていたペロ王子は驚きの
表情でその動きを止めた。
それはそうだろう。明らかに受け入れ体勢の整っていた少女から土壇場になって静止を
かけられたのだから。実際にシャロも受け入れるつもりだった。しかし待ったをかけた
のは、けっして怖じ気づいたりしたからではない。
気付いてしまったのだ。いや、最初から気付いていた。だがここに来てその事実が重く
悲しく胸にのしかかってきたのだ。
シャロはクラリス王女の身代わりだ。そしてペロ王子はシャロをクラリス王女だと
思っている。
決して……自分を見ているわけではない。
ペロ王子が嫌いなわけではない。いや、むしろ愛している。だが、これから全てを捧げる
というのにその相手が自分のことを見ていないというのはあまりにも……悲しい。
だから。今だけでいい。
「お願いがあるんです。今だけは……シャーロックって呼んでほしいんです……」
「……わかったよ、シャーロック……」
詮索をしないのはペロ王子の紳士としての優しさ故か、それとも。
改めてペロ王子は肉棒を握り直し、シャロに問いかけた。
「いいかい、シャーロック……?」
「はいですにゃ、ご主人様……」
短く、甘いキスを交わす。
ペロ王子が腰を進める。ペロ王子によって押し広げられる、ペロ王子が入ってくる感触。
だが、それと同時に狭く閉じた場所をこじ開けられる激痛も襲ってくる。
歯を食いしばって痛みに耐えるシャロに、ペロ王子が気遣わしげな視線を向けた。
「大丈夫かい、シャーロック?あまり無理は……」
「だい、じょうぶ、です……にゃ。痛い、けど……ご主人様、と、繋がり……たい……!」
「……わかった。一気に行くよ、できるだけ力を抜くんだ」
笑顔でシャロは頷いた。予期せぬ痛みへの恐怖はあったが、ペロ王子と一つになりたい
という気持ちの方がずっと強かった。
ペロ王子がさらにぐいぐいと腰を進める。未開通のトンネルを掘削される痛みに思わず
声を上げるが、ペロ王子はやめようとはしない。シャロもまたやめてとは言わない。
ほんのわずか。実際には肉笠が埋まるか埋まらないかという程度にしか進んでは
いなかった。たったそれだけを進むのに数分もの時間を要し、シャロは息も絶え絶えに
なっていた。
そしてペロ王子の動きはその一点で止まっていた。どうしてなのか、シャロにも
なんとなくわかる。
そこに最後の防壁がある。ペロ王子はその防壁を打ち抜き、一気に最奥へ進み入る
ための力を溜めているのだ。シャロもまた息を整えその時を待ち受ける。
2人は視線で合図を交わした。ペロ王子の腰に力が込められ――
「っ……アアアアァァァァァァッ……!!」
――シャロの蕾は弾けた。
未だ何者をも受け入れたことのない硬く閉じた肉は、侵入してきた異物を押し出そうと
してぐいぐいと強く締め付ける。しかしペロ王子はそれにも構わずなおも奥へ奥へと
突き進んでいく。
予想を遙かに超える痛み。準備も覚悟もなんの意味も為さず、シャロは呻き暴れる。
しかしがっちりと掴まれた腰は微動だにせず、そこから逃げ出すことを許さない。
やがて狂宴は2人の腰がくっつくことで終わりを迎えた。
全ての力を使い果たしたシャロは全身を投げ出して荒い息を吐くしかできない。
「よく頑張ったね、シャーロック。少し息を整えよう」
シャロは頷くと、目を閉じて深呼吸を始めた。呼吸を落ち着けていると、ペロ王子が
頭を撫でてくれている感触や、頬にキスをするのを感じる。股間の痛みと異物感は
消えないが、その心地よさに随分と落ち着く。
目を開くとペロ王子と視線が合った。ペロ王子が下方を促す。
「あ……」
視線を移すと、まくれ上がったスカートの先に隙間無くぴったりとくっつき合う腰が
あった。まるで互いに引き寄せ合っているかのように離れることがない。
「繋がってますにゃ……ご主人様と私、一つになってるですにゃ……!」
「ああ……シャーロックの中は僕のモノにぴったりなようだ」
その言葉に、シャロの心に例えようのない喜びが広がる。
他の誰かではない、自分がペロ王子を受け入れてあげられた。ペロ王子が自分に
与えてくれた。
もっと、もっと求め合いたい。だから。
「ご主人様……動いてほしいですにゃ……」
「大丈夫なのかい?」
「ご主人様をもっと感じたいんですにゃ……」
「……わかった」
ペロ王子が上体を起こし、動く体勢を作った。
「まずはゆっくり動こう」
ぬぬぬ、とペロ王子のモノが引き抜かれる。痛みと共に、己の内側から温もりが消えて
いくのに寂しさを覚える。しかし最も浅い場所で引き抜かれる直前、再び侵入してきた
それによってシャロの中は奥まで満たされる。
痛みと、気持ちよさと。二つの相反する感覚は、しかしどちらもペロ王子を感じている
という点で同じであった。それが嬉しくてシャロは涙を流し、髪を振り乱して声を上げる。
己の内を肉棒が抉る痛み。最奥を小突かれ、引っ張り上げられ、そして再び掘り
起こされ。シャロの中は確実にペロ王子の形へと変えられていく。
熱を上げる体から噴き出す2人分の汗がメイド服に染み込み、重みを増してべたべたと
まとわりつく。結合部からは湿った音が響き渡り、部屋の中を饐えた臭いが満たしていく。
そして何よりも、ゆるゆるとした抽挿がもたらすスローな快感に、シャロの脳はちりちりと
焼かれていく。
もっともっと感じたい。
もっともっと感じさせてほしい。
その思いが無意識にシャロの内側を蠢かせる。抜き差しされる肉棒の先端を追うように
奥肉が吸い付く。肉棒が挿入されればその根本を締め上げ、やわやわと揉みしだく。
快感を与え、快楽を得るための貪欲な動き。それはまるで一個の生命体の活動のよう
だった。
だが。
「ご主人様ぁ……もっと、もっとぉ……」
こんな動きでは足りない。更なる快感を求め、自分でも知らぬうちにシャロの尻が
淫らにくねる。
「やれやれ……随分とスケベなんだね、シャーロックは……」
「あうー……」
思いもよらなかった部分を指摘され、シャロの顔が羞恥に染まる。そしてそれは
事実かもしれない、と思う。しかし、
「ご主人様だからですにゃ……ご主人様以外ではきっとこんなに気持ちよくならない
ですにゃ……」
「嬉しいことを言ってくれるね。それじゃあシャーロック……」
ペロ王子の顔が寄せられ、耳元で囁かれる。
「私の子供を産んでくれるかい?」
「……子供……」
ペロ王子の子供をこの身に宿す。
ペロ王子の子供を産む、ペロ王子の子供を抱き上げる。そしてペロ王子と育てていく。
それはとても幸せなことだと思えた。だから、迷う必要なんて無い。
「産みます!ペロ王子の子供産むですにゃ!ほしいですにゃ!」
ズドン、と、一気に奥まで突き上げられ。
背骨を貫く電流が走ったような感覚に、シャロは息を詰まらせた。
ペロ王子の動きは止まらない。ずるると抜いて再び奥まで貫き、休む間もなく引き
抜いてはまた突き刺す。
遠慮も手加減もなかった。打ち付けられる腰が乾いた音を立て、シャロの体が上下に
揺さぶられる。ベッドがたまらず悲鳴を上げ、きらきらと光る汗が撒き散らされる。
激しく擦り上げられる内肉が伝えてくるのは、快感だけではもちろんない。伝えてくる
痛みもこれまでで一番だった。しかしそんな痛みすらも、幸福の絶頂にあるシャロは
快楽に変換してしまう。
「アッ、アッ!?」
そして変化が訪れる。腹の奥、突き上げられる底のさらに奥が収縮を始めたのだ。
きゅうきゅうと伸び縮みするその場所の感覚に、これまでで最も気持ちの良い瞬間が
訪れることを直感する。そしてその瞬間は愛しい人と一緒に迎えなければならないことも。
「ごっ、ご主人様!ご主人様!」
手を伸ばし、ペロ王子の顔を引き寄せる。目の前のその人もまた上気した瞳で息を
上げているのを見て、2人ともその時が近いのだと悟る。
「イきそうなのかい、シャーロック!?」
「イきますにゃ!ご主人様と一緒にイきたいですにゃ!」
「ああ、僕もイくよシャーロック!僕の赤ちゃんの素を受け止めてくれ!」
「ください!ご主人様の赤ちゃんの素ください!ご主人様の赤ちゃん作るですにゃ!」
パチパチと瞳の奥で星が弾けた。擦り上げられる快感と腹の奥から湧き出す快感に
身体が打ち震える。
ペロ王子が、これまでで最も激しく腰を打ち付けた。そのまま腰を固定して獣のような
唸り声を上げる。そして、
「アッ、アッ、アーッ!アアアアアアァァァァァァァァ――――――!!」
腹の奥で洪水が起こった。
びゅるびゅると吐き出される温かなものが中を満たしていくのを感じ、シャロは足を
突っ張らせて襲い来る波を受け入れる。白く細い喉が長い悲鳴を上げ、身体が折れて
しまうのではないかと思えるほどに背を反らせて打ち震える。
ペロ王子の筋肉質な体が落ちてきた。シーツの間に挟まれて息苦しさと暑苦しさを
感じながらも、伝わる体温が同じ熱を感じていることを教えてくれる。
はぁはぁと荒い息をつく。洪水は既に収まっていたが動く気にはなれなかった。
このまましばらく抱き合っていたくてペロ王子の体をまさぐる。
ペロ王子の手がシャロの手を掴み、そしてその指を絡め合った。潤む瞳が見つめ合い、
そしてどちらからともなく顔を寄せて長い長い口付けを交わした。
収まりきらない白濁が泡を立てて結合部から染み出す。それはシャロの丸く形の良い
尻を伝って、シーツに咲いた赤い花の上に落ちた。
事が終わり。
先にシャワーを浴びたシャロは、ペロ王子がシャワーから出てくるまでの短い時間を
ひたすら黙考に費やした。そしてペロ王子が出てくると、大事な話をしたいと言って
ベッドの上で向かい合う。
「私は実はクラリス王女じゃないんです……」
街でクラリス王女と出会い、身代わりをすることになった経緯。結婚式までには戻って
くるという約束。そしてクラリス王女が戻ってこなかったこと……
全てを詳しく説明した。そして今更になって真実を明かす理由を話して結ぶ。
「騙していてごめんなさい。でも、もうこれ以上ペロ王子に嘘をつきたくなかったんです。
それに今の私じゃクラリス王女を続ける自信がないですから……」
全てを語り終えるまで、ペロ王子が口を挟むことはなかった。
怒っているだろうか……シャロは怯えたが、そうではなかった。
「……なんとなくそうではないかと思っていました」
意外な言葉に、弾かれたように顔を上げる。ペロ王子は微笑んでいた。
「本物のクラリス王女は僕を毛嫌いしているはずですからね。でもシャーロックは僕を
あっさり受け入れた……」
「あっ……」
「だけどもうそんなことはどうでもいいんですよ。僕はシャーロックに本気になって
しまったんだから。だけどシャーロック、貴方は……」
ペロ王子の瞳が真剣なものになり、シャロを見据える。
「貴方は本当はどうしたいのですか?」
ペロ王子の言葉の意味はわかっている。このまま王女の身代わりを続けるのか、
それとも、シャーロック・シェリンフォードとして元の生活に戻るのか。
しかしその選択肢の答えは実質一つしかなかった。
もちろん本音を言えば元の生活に戻りたい。立派な探偵になるという夢を追いかけて
いたあの頃に。しかし、
「もう、探偵には戻れないです……」
いなくなってしまった仲間。無くしてしまった居場所。失ってしまった大きな、
かけがえのないもの。もう、あの日々には戻れない。
それに何よりも。
「私は、ペロ王子と離れたくないです!」
見つけた、この世でただ1人の愛しい人。
この人とずっと一緒にいたい。これもまたシャロの本音であった。だから、シャロは
新たな道を進むことを選択する。
「ペロ王子、私に政治を教えてください!私、クラリス王女になります!マーロ国は私が
平和にしてみせるです!」
「シャーロック……」
揺るがない瞳。いつでも未来を見据える心。
それがシャーロック・シェリンフォードの強さであり、ペロ王子が惹き付けられた
部分だったのかもしれない。
だから。
ペロ王子はシャロの肩を抱き寄せるとその小さな顎に手をかけた。
「ずっと一緒だよ、シャーロック……」
「……はい」
そして2人は、もう何度目になるのかもわからないキスをした。
〜後日談〜
マーロ国王宮前広場。普段は美しい花壇や噴水を楽しむことが出来るその場所に、
今は溢れかえらんばかりの人が詰めかけていた。
今日はマーロ国の王位継承式。弱冠16歳の少女が果たしてこの国を受け継ぐに
相応しいかどうか、皆が確かめに来たのだ。
ざわついた広場の空気は、しかし王女が現れたことによって一旦静まりかえる。凛と
して歩み出てきた王女は、国民の試すような視線に晒されながらも怯むことなく顔を
上げて民衆を見つめ返していた。
幾百もの視線が集まる中、王女が口を開く……
「……本日王位を継承いたしました、クラリス・シェリンフォード・マーロです。皆様、
本日は集まっていただきありがとうございます」
誰も何も言わない。皆がこの若い王女に期待し、不安を抱いている。じりじりとした
重圧の中、しかし王女の声は揺らがなかった。
「皆様がご存じの通り、この国は今非常に厳しい状態にあります。しかし私はこの国の
未来を諦めません!この身を尽くして国に平和をもたらして見せます!見ての通りの
未熟者の私ですが、リパ国からの援助もあります。そして皆様からの協力があればきっと
この国を建て直せるはずです。皆様、どうか私に力をお貸しください!」
静まりかえっていた広場ににわかにざわめきが起こった。それは、この若い王女に
対する期待の声。その波は一気に広まり広場を沸き立たせる。
その怒濤のような喧噪を前にして、シャロはこの国に訪れる明るい未来を確信していた。
この国は立ち直れる。この熱い情熱を持った人々がいるならば必ず。そして横に立って
いる愛しい人と一緒ならば必ずどんな困難にも立ち向かっていける。
ペロ王子に視線を向けると、彼はシャロを見て微笑んでいた。シャロもまた微笑み
返すと、再び民衆に視線を返す。
未来へと伸びる道がそこに広がっているような気がした。この道の先には様々な壁が
立ちはだかっていることだろう。しかしもう迷いはない。
シャロはその道を真っ直ぐ進むことを決意するのだった。
「それでは差し当たって消費税を500%アップします!」
暴動によりマーロ国は滅びた。
「ってなんでですかー」
まさかヘテロが最初に来るとは…
なにはともあれ乙〜
ちょwww
どっかの漫画で見たぞ
超ド級のスーパー大増税⇒暴動だーっ!!!
の流れwww
なんにせよ乙w
乙っすw
エロい上に最後のオチまでww
この流れで俺の駄文を…
食堂の一角にある一見物置小屋かと思うような汚いスペース
ここはトイズの無くなったミルキィホームズ専用の食事スペースになっている
いつもなら4人揃って食事を共にしているが、今日はとある事情からコーデリアとネロだけだった
「えー!またジャガイモ1個ぉ!?こんなんじゃ足りないよ!」
もはや日課になったおなじみの台詞が食堂に響く、他の生徒はもう食べ始めているところだ
今日は二人一組での落とし物探しの実技授業ということで早速外に出て実技を開始したネロとコーデリアだが思うように見つからず、結果月が登るころまでかかってしまった
「何か文句が?」
石流が不満そうに言う
「あるある大ありだよ!今日はせっかくシャロとエリーがいないんだから、余ったジャガイモをよこしてくれてもいいだろぉ?」
そうやってこちらも不満そうに文句を口にするネロ
対してコーデリアは、やめなさいネロといつも通り声をかける
「あ、そうだ…もしかしたら後でシャロ達が帰ってくるかもしれないからさ、ここに置いといてよ♪」
「駄目なものは駄目だ!」
「ちぇっ、ケチ〜」
そういって悪態を垂れるネロ
もっとも食事は一人一つなのだから当たり前といえば当たり前なのだが
「大体食事の時間に間に合わないだけでも問題なのに、紛失物捜索の実技で迷子になるようなダメダメなミルキィホームズに食わせる飯なんぞ本来は無い!」
「へーん、それはシャロ達が単にどんくさかっただけだっての」
「ネロ、そんなこと言っちゃ駄目よ…今回の実技は樹海だったんだもの、迷っても仕方ないわ」
「エリーはともかくシャロは2回目じゃんか、帰り道ぐらい覚えててもいいのになー」
「もぅ…ネロったら…」
これ以上話しても無駄だと判断したのかネロとコーデリアが話している間に石流は行ってしまったらしい
ぐ〜ぐきゅるる
「はぁ…とにかく食べましょうか」ぐ〜
「そうだね、少しでも飢えを凌がないと」きゅるる
「「いただきまーす」」
パクッ
ホクホク
たとえ小さいイモでも大事な栄養源
一口一口噛みしめながら食べていくコーデリア
対してネロは豪快に半分以上…むしろ一口といった勢いで一気に食べていた
(た…足りない…いつもはシャロとエリーのもつまみ食いしてるからなー)
ピコーン
(そうだ!)
なにやら不穏な笑みを浮かべ床を指差すネロ
「あぁっ!?あんなところにバナナが!!」
ピコーン
(バナナですって!?)
きゅぴーん、とコーデリアの目が光り輝く
光り輝くが決してトイズの光ではない、欲望の光だ
「そのバナナもらったぁぁぁぁ!!!」
反射的にスローモーションの様な綺麗な飛び上がりを見せるコーデリア
しかしもちろんバナナなどそこには存在せず気づいた時には…
「いっただっきまーす♪」
ハフッ ホクホク…ゴクン
「おいし〜♪」
満面の笑みを浮かべたネロに食べられていた
「ネ〜ロ〜?」ゴゴゴゴ
これにはさすがのコーデリアも顔が笑っているようで笑っていない
「ごちそうさま、コーデリア♪」
しかしネロはというと、ぺろっと舌を出し微笑んでいた
屋根裏〜ミルキィホームズの部屋〜
「コ、コーデリア、流石にさっきのことは謝るよ!だからこれ解いてよ!!」
「いいえ、駄目よネロ、これはお仕置き…愛の鞭なの…わかって…」
と目元を抑えるコーデリア、一方ネロはというと何故か手首を後ろに縛られ両足も閉じるように縛られていた
今日は二人だけだから早く寝ましょう、と言われパジャマに着替え終えたところを襲われたというところだ
「な、何が愛の鞭だぁ!こんなのただのイジメだよアホコーデリア!」
離せよー!といった感じで暴れてみるがコーデリアが上からのしかかってきたので次第に身動きがとれなくなる
「うっ、重い……」
ピクッ
コーデリアの眉が動いた
[重い]その一言はコーデリアの深い深い怒りのスイッチに触れてしまった
どうしてこんな子になってしまったのだろうか…コーデリアの妄想が始まってしまった、もう誰にも止められない
「あぁ…今までろくに愛されずに育ってきたためにこんなひねくれ者になってしまったのねネロ…今私がたっぷり愛を教えてあげるからねっ…」
どうやら今の発言によりそういう設定ができてしまったようだ
しかしどこからそんな結論が出るかはコーデリアしか知る由しもない
「な、なにわけわかんないこと言ってんのさ!…ってコーデリア?なんでそんなに近づいて…ちょっ、ちか、近いって!コーデリアちかっ!?」
コーデリアの顔がどんどん近づいてくる、あと30cm、15cm、5cm…
ピトッ…
触れ合うように唇が重なる
すっかり自分の世界に入り込み目を閉じているコーデリア
しかしネロは段々と自分達が何をしているかに気づき顔を真っ赤にさせていく
「んっ…ふ……チュッ…んん…チュー…ちゅっ」
「ん!?んー!!んチュッ…んっ…んー!!」
んちゅっ…チュッ…チュッ……んっ…んー……チュ…チュ………ぷはっ!
長いバードキスの感覚から抜け出しハァ…ハァ…と肩で息を整えるネロ
「ハァ…コ、ココココーデリア!?何すんのさ!!」
「何って…愛情のキスよ!!」バーン
「は…はぁ!?さっきからわけわか…んん!!」
わけわかんないよ、と言うことすら許されず再び唇を塞がれてしまった
「ん…んー、ん…チュッ…チュッチュ…ん!?んーんんん!!?」
チュルンッとネロの唇を無理やり舌でこじ開けディープキスへと移行する
「んちゅっ…ジュル…ジュ…ぴちゃっ…んっ…ふ…ジュルッ…グチュッ…」
「んん!!グチュッ…ジュル…ん…あっ…んん…チュッ……んは……ぁ…」
「チュッ…グチュッ…ん…ぷはっ…ネロ…好きよ…」
もはやなぜこうなったか考える思考やいつも悪態をついていた思考すらもコーデリアとの濃厚なキスによりかき乱されてしまった
(もう何がなんだか…でも…)
嫌じゃないな…
そう思ってしまった時にはもう遅かった
好き、と言ったコーデリアに対してネロは“実に女の子らしい”嬉しそうな笑顔を向けてしまったからだ
それを見たコーデリアの顔がカッと赤くなる
(私のネロがこんなに可愛いなんて…)
どうやらネロはコーデリアのモノになったらしい
「ネロ…」
「コーデリア…」
お互いに顔を赤くして見つめ合い再び口付けを交わしていく
はふっ…んっ…ちゅっ……じゅるっ…ちゅ…ピチャッ…ん、ちゅっ…グチュ…チュッ…じゅっ…チュル…
チュル…ぐちゅっ…ちゅっ…グチュッ…ピチャ…クチャッ…くちゅ……ちゅ…
とろん、と目がとろけ顔が真っ赤に染まり、おずおずとしていたディープキスも次第に積極的に舌を絡ませ始める
ピチャ…ピチャ…ん……チュッ…ちゅっ…ピチャ…ピチャ…じゅる…グチュ…
チュ…チュ…じゅる…グチュ…んっ…じゅ〜〜
コーデリアから唾液が送られ、ネロはこくこく…と飲み干していく
「ん…チュッ…こく…こく……ぷはっ!…ハァッ…コーデ…リア……そろそろ、縄を…解いてほしいな…」
とろん、とした目でコーデリアに訴えかける
コーデリアもこくん、とうなずきネロを縛っていた縄を解いていく
しゅるしゅるっ…
ぎゅっ
縄が解き終わるとネロがコーデリアに抱きついてきた
顔は真っ赤でネロらしくない涙目はコーデリアの欲情を誘うには充分であった
「コーデリア……ボク…なんか…変だよ…体が…んっ…熱くて…」
「ネロ…」
チュッと軽く口付けをしネロの小さな胸を服の上から軽く撫でる
ふくらみこそ無いが柔らかいその胸はとても可愛らしいものだった
「んっ!はぁ……ん…」
ビクッと体が反応し口から甘い吐息が漏れる
その反応を受けてかコーデリアの手はゆっくりとネロの小さな胸を揉みしだいていく
「ふっ…はぁ…んっ、…くっ…くすぐったい…よ…んぁっ……」
「ふふっ、ネロの胸…小さくて柔らかくてとっても素敵よ…」
「ち、小さいは…よけい…だよ!…んっ…ふぁっ…」
「もう、ネロったら…服の上からでも手のひらに何か当たってるのがわかるわ…」
「ひゃっ…耳元で…言うなぁ!…んっ…な、撫でるなぁ……!」
コーデリアの愛撫によってネロの乳首は服の上からでもはっきりとわかるぐらいになっていた
擦れて苦しそうだから脱いじゃいましょうか、とネロの上着を脱がしていく
しゅる…ぱさっ…
「うっ…冷たっ…」
外気に触れネロの身体と乳首がピクッと震える
(ネロ可愛い…)
「あら、こんなところに可愛い苺があるじゃない♪今日はジャガイモが足りなくてお腹空いてたのよね〜♪」あ〜ん♪
パクッ と唇で乳首を挟み込みはむはむと刺激を与えていく
乳首をもにゅもにゅとされる度にネロの上半身がピクピクッと動き甘い吐息が漏れる
「ぁんっ…ふぁっ…ん…ぁ……んぅ…」
ペロッ
コーデリアの舌がネロの乳首を捕らえる
「ひゃっ…舐めちゃ…ん…ん〜!」
唇で乳首を挟みながら舌先でペロペロと先端を舐めていく
片方の乳首を舐めている間にもう片方を指先でクリクリと弄ってやるとネロは気持ちよさそうな声をあげる
「んぁっ!…こ、こーで…りあ…んっ…クリクリは…ぁ…だめ…っ…!」
「ん〜?チュッ…ペロッ…これが…チュッ…いいのかしら?…クリクリ」
「だっ…だめ…っ…て…ん……ぁっ!」
「ふふっ…あ〜ん♪」カリッ
指で摘むと同時に乳首を軽くあま噛みしてやるとネロの上半身がピクンッと跳ねる
反射的に体を縮こませるとコーデリアの頭をぎゅ〜っと抱きしめる形になった
「ビクッ…んっ、んぁっ!!!」
ネロはハァハァと肩で息を整えるが目はとろんとして焦点があっておらず、口の端からは涎が垂れている
「ネロ…イっちゃった?」
「へっ……イく…って…?」
ネロが放心している間にするするとズボンを下ろしていくとネロのパンツはすでに愛液でびしょびしょだった
「もうパンツも脱いじゃいましょうか」
ぐちゅぐちゅになったパンツを下ろしていくとネロの小さくて可愛らしい性器が露わになった
つーっと指をなぞらせるとニチャッと指先に愛液が伝っていく
「な、なんか…あっ…あそこが…気持ち…悪い…よぉ…」
「あら、それは大変ね♪」そう言うと今度はネロのワレメへと顔を近づけペロペロッと舐め始めた
ネロの愛液はコーデリアにとってとても美味であった
「ひぁっ!…こ…コーデ…リア…そんな…とこ汚い…んっ…よぅ…」
「んっ…プチュッ…私のネロに…汚いとこなんて…チユッ…無いわよ♪」
ピチャッ…ジュル…ジュル…ペロッ…ピチャピチャ…
ゆっくりと舌先を這わしていくといやらしい音がピチャ…ピチャ…と響きネロのワレメの奥からどんどんと愛液が溢れ、コーデリアの口を汚していく
それを嫌な顔もせずコーデリアは舐めとっていく
「んく…ん……ジュル…こく…こく…んはぁ!ネロの美味しいジュース…ん…多くて飲みきれない…」
「お…美味しいわけ…んっ…ない…だろぉ…んぁっ…」
「ピチュ…あら、すごく美味しいわよ?…ん…ジュルル〜」
「あぁっ…おと…たてるなぁ…ん……ぁ…」
「こくこく…あ、ネロのお豆さん…すごく固くなってる…」
「…へっ…?」
パクッ…カリッ
乳首をいじめた時と同じように軽く摘んだ後に甘噛みをしてやる
するとネロの体がビクンッと大きく跳ね再び絶頂を迎えた
「っ!!ん〜〜〜〜ぁっ……ぁぁ…!」ぶんぶん
必死に絶頂を耐えようと頭を振り回すがまったく効果は無く快感だけが体を支配していく
ポトッ
あまりの快感からか頭を大きく動かした拍子に愛用の帽子からお菓子が落ちてしまった
溢れでる愛液を飲み干しながらネロの帽子からこぼれ落ちたお菓子に手を伸ばすコーデリア
「ピチャ…こくこく…ん…これは…うまうま棒〜チョコ味〜…!!」
ニヤリと怪しげな笑みを浮かべてネロに囁きかける
「ネロもたくさん運動したことだし…そろそろお菓子にしましょうかしら?」
我ながらどんな理論なのかしら、と思いつつもネロに向かって強制的な提案をする
「んっ…ぁ…な、なに…?…」
ビリビリと包装紙を破っていくと黒く染まったうまうま棒が姿を現した
先っちょの方をペロッと舐めると口の中に甘味が広がっていく
そうしてネロのぐちゃぐちゃになった秘部へとあてがいクチュッと音をたてながらゆっくりと押し進めていく
「んんっ…はぁ…なにか…はいって…ん…ぁ…」
少しずつ入っていくたびにグチュ…ヌチュ…といやらしい音が鳴り、半分ほど入ったところで出し入れを開始する
グチュ…ヌチュ…ニチャ…ネチャ…
「や…やめろ…ぉ……へんな…んっ…かんじ…ぁ…するぅ…」
ネロの小さい性器の中に黒くコーティングされたうまうま棒がジュプジュプと音をたてながらゆっくりとピストン運動を繰り返す
「ひぁっ…そんな…うごかすなぁ…んっ…クリクリ…は…ぁ…だめ…っ…!」
次第にチョコが溶け出して愛液と混ざり合いネロの性器からだらしなく垂れていく
それをコーデリアが見逃すはずも無く舌で舐めとっていく
「あぁ、もったいない…ペロッ……ん…ピチャッ…ネロのとチョコが混ざり合って甘くて美味しいわ♪」
コーデリアの舌が性器の周りを丁寧に舐め、その上にある小さな豆もペロペロとする
「ひぅっ!…こ…コーデリア…ぅ…ボク…また…んっ…」
「んっ…ふふっ…最後は一緒に…ね…?」
そう言うとネロの性器からうまうま棒を引き抜きすっかりふやけてしまったそれを口に含む
ネロの愛液がぐちゃぐちゃに染み込み噛む度に甘酸っぱい味が口に広がる
(コーデリア…あんなに美味しそうに食べるなんて…この変態…!)
そう思いながらもネロは何故か嫌な気分にはならなかった
ネロのうまうま棒を食べ終わるとコーデリアも自らが身に付けているものを全て脱ぎ捨てる
コーデリアの性器からツーっと透明な液体が股を伝って垂れていった
「えっと…ど、どうするの?」
ネロが純粋な疑問をあげる
するとコーデリアは自らの性器をネロの性器へとあてがう、所謂貝合わせだ
お互いの性器が触れ合いくちゅっと音をたてる
「こうやって…ネロの大事なところと私のをくっつけて…んっ…」
くちゅ…と濡れた性器からは音がたち、腰をグラインドさせることでやがてぐちゅ…ぐちゅっ…と音が大きくなる
ぐちゅ…くち…ぐちゅ…ねちょ…くちゅ…
「う…んっ…な…なんか…恥ずかしい…な…ぅん…」
「そう?…んっ…はぁ…とっても…可愛いわよ…ぁ…ネロ…チュ」
コーデリアは目を閉じてネロに口付ける
ネロもまた目を閉じてコーデリアを受け入れる
優しいキスからすぐにディープキスへと移り、コーデリアは自らの唾液をネロへと送りこむ
「チュッ…ん…チュ…ネチャ…ぁ…チュ〜こく…こく…」
「ん…はぁっ…ピチュ…ネチャ…チュッ…ペロッ…」
ぐちゅ…くちゅくちゅ…ネチャ…くちゃ…グチョ…
ネロとコーデリアの性器からはぐちゅぐちゅと愛液が漏れシーツを汚していく
「ペロッ…ん…チュッ…あっ…ぅ…だめっ…ぼく…ぁ…もう…!」
ハァハァとネロの頬が朱を帯び口からはだらしなく涎が垂れる
「ん…ネロ…私も…ぁ…んっ…イク…んぅ…!」
コーデリアも顔を赤く染め迫り来る絶頂に耐えていた
「こーで…りあ…ぅ…んっ…コーデリア…ぁ…!」
「ネロ…あっ……ネロ…一緒…んっ…に…ぃ!」
「「んっ…あっぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!」」ぎゅ〜
ビクンビクンと体が跳ね、お互いに手をしっかりと握りながら2人は絶頂を迎えた
性器から出たぐちょぐちょの愛液によってシーツはもはやその役割を失っていた
快感により放心しながらも無意識のうちにネロとコーデリアは口付けを交わす
「はぁ…はぁ……あぅ…ネロ…はむっ…チュッ…ちゅぅ〜」
「はぁ……んっ…チュッ…ちゅ〜」
屋根裏〜お風呂場?〜
シャー
「もう!コーデリアったら信じらんない!…ボクを縛ったあげくにあ、あんなことするなんて」
シャワーを浴びながらさっきまでのことが嘘のようにコーデリアに罵詈雑言をくらわせるネロ
「う〜、ご…ごめんなさいねネロ…その、つい魔が差したっていうか…」
「魔が差すにもほどがあるよ!まったく!」
そう言いつつも先ほどのことを思い出すと口元がにやけてしまう
「…罰として、これからみんなで寝る時は…いつもボクの隣にいろよ!!」
えっと…?
コーデリアは予想外の言葉に一瞬思考を停止させるがすぐさま妄想をフル回転させて笑顔になる
「…!、わ…わかったわ!!その罰はとても悔しいけど積極的に受けるわ!!」
「そ、そんなに喜んだような顔すんなよ!!…たくっ…あ〜、まだうまうま棒のかけらが入ってる気がするぅー!!」
「そ、それは大変ね!!吸いましょう!!」
「吸うなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
壁の薄そうな屋根裏部屋にネロとコーデリアの幸せな声が響き渡る
終
「シャロ……私たち……大丈夫…かな…?」
「大丈夫です!きっとネロとコーデリアさんが助けに来てくれますよ♪」
「う……ぅん……」
いいねー乙だよ!
乙ですぜ!
乙ですね
>>131 勇者カタストロフだなマジ懐かしい
アルセーヌの姿でシャロをねっとりとレイプして
アンリエットの時に忘れさせてあげる・・・とか優しく抱いて
シャロをモノにする会長
攻められて顔真っ赤にして恥じらいながらオロオロするコーデリアさん
150 :
34:2010/11/25(木) 01:44:17 ID:+8pZ9i/D
ハードな作品が増えてきた中でいまさらな感もありますが、エリー1人称シリーズ第2弾です。
今度の敵はピンク髪の悪魔。
ボリューム控えめ、直接描写無しのライトな品ですがどうぞ。
「エリーさんっ」
「きゃっ!」
いきなり後ろから抱きつかれて、悲鳴を上げてしまった。
誰なのかは振り返らなくても解る。
「シャロ・・・おはよう」
「おはようございますっ!
今日も良い天気ですよ〜。小鳥さんに挨拶してきましたっ」
天真爛漫とはこのことか。
しがみついてくる手はもみじのように小さい。
これでわたしと一つしか違わないのだから驚きだ。
「エリーさんは少しお疲れですか?
目が/(=。=)\こ〜んな風になってますよ?」
うう・・・確かに昨夜は寝不足気味ではあるんだけど。
この顔の原因はそれだけではない。
実はわたし、最近シャロが少し苦手なのだ。
本当にかわいらしい、妹にしたいような娘なのは間違いないんだけど・・・
「ははぁ。やっぱりゆうべはコーデリアさんにたっぷり愛してもらったんですね」
「―――っ!?」
頬がカッと熱くなった。
思わず手で顔を覆う、その隙にシャロの手はわたしの大事なところへ・・・。
「ホラ、エリーさん。ぱんつも履かずに出てきちゃだめじゃないですかぁ」
「だめ、やめてシャロ・・・・お願い・・・・」
「ここか? ここがええのか? なんつって〜」
シャロの大きな瞳が好奇心でキラキラ光っている。
この無邪気さがなにより恐ろしい。
必死に身をよじる。
何とかスカートの中に潜り込んでいた手を引きはがした。
あう・・・なにかシャロの指に・・・見たくない見たくない。
「だ、だめよ、シャロ。こういう事しちゃ・・・・だめ・・・・」
荒くなった息を抑えながら、哀願する。
我ながら弱々しい声。
案の定、シャロに諦める気配はない。
小柄な彼女を振りほどき、スカートを抑えながら距離を取るが、
「もう、エリーさんたら。
そんな事をしてもムダですよ〜。えいっ!」
「ひゃぅっ!」
息が詰まった。
いきなり、その・・・花芯をつままれたのだ。
スカートの上から両手で覆った、その下を直接に。
「はぁぁ―――」
バランスを崩して床に転がった。
本能的に秘所を隠すように身体を丸めるが、刺激はお構いなしに襲いかかってくる。
「ひっ・・・ひぅ・・・・やめ・・・て・・・」
吐息に熱が籠もる。汗と、汗以外の湿りが広がっていく。
それを楽しそうに見下ろすシャロ。
その瞳には先ほどとは違う光が宿っていた。
彼女のトイズ―――念動力(サイコキネシス)だ。
「えへへっ。どうですか?
この前は痛くして泣かせちゃいましたけど、ずいぶん練習したから上手くなったと思います!
ほら、こことか・・・ここも凄く感じるでしょう?」
「うっ、くふっ、ぅんっ」
舐めるように。つつくように。しごくように。ついばむように。
昨夜の蜜戯の火照りが残る体を高ぶらせるように、あらゆる種類の刺激がでたらめに襲ってくる。
コーデリアさんの優しい愛撫とは違う、まるでオモチャにされるような感覚。
それが・・・こんなに気持ちいいなんて。
一方的に送り込まれる快感。
感じてしまうのが嫌で、飲み込まれてしまうのが嫌で、なんとか逃げだそうと床を四つに這う。
でも、必死にあがいたその距離を、シャロはほんの数歩で詰めてしまう。
無邪気に、そして残酷に笑いながら。
「こんなこともできちゃうんですよ。ほら・・・・」
「あっ!? うぁっあっあ・・・・ああぁぁ〜っ!」
自分のものとは思えない嬌声が喉の奥からほとばしった。
大事な、自身の指で触ることすらためらわれる純潔の証―――そのさらに奥を直接こすり上げられる感覚。
訳もわからずお尻が持ち上がる。
口の端からよだれを垂らし、そのままカクカクと腰をはしたなく振りたて・・・
頭の中で白い光がはじけた。
気がつくと、わたしはシャロに膝枕されていた。
「気を失っちゃうほど気持ちよかったんですか?
喜んでもらえたなら嬉しいです!」
わたしの目尻に浮かんだ涙をそっとぬぐって、語りかけてくるシャロ。
まったく・・・わかっていない。
こういうのは好きな人とじゃないと・・・いや、シャロのことも好きだけれど。
気持ちよければいいというものでは・・・いや、気持ちいいのを認めたくはないけれど。
「次までに、もっとも〜っと練習しておきます。
期待しててくださいね、エリーさんっ!」
「・・・ぁぅ・・・・・」
Fin
>>150 念動力プレイとはまた高度な…
次のネロ編も頑張ってくださいな
「しかしまあ…」
薄暗い室内で裸の男が腰を振る
「ンッ…ぐっ!」
男の動きに合わせて聞こえるのは濡れた肌が擦れる音とくぐもった喘ぎ
「信じられんなあ」
明度を落とした室内灯に浮かび上がるのは若さ弾ける瑞々しい女体に群がる
ゆるんだ中年の醜い裸体
「くひ…ひあぁッ!」
口と性器と肛門に同時に男のモノを受け入れさせられた少女の美しい裸身が
ガクガクと揺れる
「ヨコハマ市警のエリートでこんな巨乳美少女の…」
下になった男の男根が膣を抉る
「かはッ…あはあぁッ!」
イラマチオを強いる男がピストンを強める
「ア■ルまで自由にできるなんてなあ…」
菊門を貫くペニスが濃厚な牡のエキスを放つ
「ひぐ…ンぐウゥ…ッ!」
三箇所同時に熱いザーメンを注ぎ込まれて悶絶する銭形次子
少女の肉体に欲望をぶちまけ一息ついた男たちは
離れて見物していたスーツ姿の男に声をかけた
「いやあ今日ほど君が部下でよかったと思ったことはないよ神津君」
「予算の件、会計には我々から話を通しておこう」
「ありがとうございます」
慇懃に頭を下げる神津
「どれ、もう1ラウンドいくか」
「いや〜次子君は最高だな」
「私は先週の平乃君のほうが…」
再び次子に挑んでいく男たちに背をむけドアを開ける神津
その背後では両手にチ■ポを握らされ騎乗位で突き上げられる次子が
豊満な胸を激しく揺らしながら喘いでいた
「どうだ、いいだろう?そらもっと声を出しな」
「あひっ…ひ…ヒイィ!」
ttp://tubox.skr.jp/ch/ascii2d/src/1290686536938.jpg
村正じゃねーかw
>>150 シャロこえええw
処女のまま膣ピストンでマジイキエリーさんエロいです
今週の会長マジ天使
KMT!KMT!
ゲームが出て明確なチ○コ役が現れたら
もっと職人が来て盛り上がるかなぁ?
チンコ役?
そのようなモノいらぬわ!
おまんまんだけでいいじゃない
チンコ役いらんのか。
神津がもし鬼畜な性格なら、小林の純愛から神津の鬼畜までジャンルが広がると思ったけど。
まぁ二人ともまだどんなキャラか分からないからまったく賛成ってワケじゃないけどね。
まあ百合版はエロ要素控えめだから、百合だろうがヘテロだろうがエロけりゃこっちかな
というか現時点でミルキィって内容的には百合のがやりやすいような…
せめて百合以外でやるにしてもトイズがなくなってダメダメになった4人を…みたいなのにしかならないしなぁ
今のとこ動かせそうな男キャラは石流とラットくんしかいないという
ネロのダイレクトハックは動物相手にも有効だそうだから人間相手でも興奮状態を読み取ったり
性感コントロールしたり程度には使えそうだな
3人のトイズで同時に責められるエリー
ラット「アルセーヌ様!一生のお願いです。筆卸のお相手をして下さい」
でも実は当のアルセーヌも経験が…
ストーンリバー「アルセーヌ様!一生のお願いです。筆卸のお相手をして下さい」
トゥエンティ「美しい君!一生のお願いです。筆卸のお相手をして下さい」
20さんは自分の姿の空気嫁に突っ込むのかw
アナルの弱そうなミルキィホームズのキャラ
石流さん
結局部下二人の筆卸の相手を同時にすることになったアルセーヌさま
20さんは自由参加で
173 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 12:00:10 ID:iFsQ6n0Q
ちんこ役…
幻惑のトイズでふたなりになったアルセーヌがシャロをレイプっと…
ストーンリバーさんは既にアルセーヌ様の寝込みを襲って返り討ちにあったことがありそう
生半可な奴じゃ眩惑のトイズを突破できないだろうし
朝まで何かの人形の相手をさせられたとか
それが今の石流さんの強力なトイズに現れている
やっぱ頼みまくった上でのストリバ×アル様もありかも
石流さん情けなーい
最後のあの様子だと
根津君は目的無くてもちょこちょこミルキィ部屋遊びにいってるのかw
よく窓から覗いてるしなw
しかし怪盗帝国の一員だと気付かないMH四人…
仮面無しのタキシード仮面ポジになりそうだ
この調子だとラットは何気に三人の中で一番脱童貞が近そうだ
がんばれストリバ!
実は石流さんだけ童貞
だから毎晩MHの部屋を覗いてるのだ
20さんはすでに美しい僕で喪失しているからな
怪盗になる人は探偵失格だったのかな?
20は変装が得意だけど変装が嫌いで失格
アルセーヌ様はトイズが強力すぎて失格
ラットは火を付けても探偵に役に立たないから失格
ストーンリバーは覗きばかりしてて失格とか
スレとあんまり関係ないがレス読んでたら思いついた
実はトイズを使う人間は化け物として忌み嫌われていた。
探偵学院は、もともとトイズ持ちの強制収容・矯正施設。
それに反発し、自由を求めるにはテロも辞さなくなった独立過激派が怪盗帝国。
対してあくまで旧人類のために働き、旧人類と怪盗の間で板挟みになる悲しい存在が探偵。
トイズを超能力と置き換えると、割と古典なSFネタが出来るなぁ。
ここまで黒くないにしても、ゲームのPVで小林オペラくんがちょっと
トイズについて思わせぶりなこと言ってたし、かなり踏み込んだ設定が
あるかも知れんね。
ストーンリバーが可哀想すぎます
可哀想なのでストリバくんとアルセーヌ様の濡場でも
ストーンリバーはエロビデオ見て抜きどころ間違えて後悔してるのが似合ってるよ
「石流さん早くな〜い?」
「早漏……?」
「早漏の人に早漏って言っちゃ駄目なんですよ」
「なんでミルキィホームズがここに・・・」
「お前、ボク達の部屋いつも覗いてるだろ!」
「だから、今度は私達が覗きに来たってわけ」
「汚い部屋・・・」
「この写真の人アンリエットさんに似てますね」
「生徒会長はSM女王様?」
「SMって何かしら・・・?」
「そ、それは・・・」
石流さんは嫉妬に狂った女の執念を知ってるぽいし
過去に女性絡みのなんかあったんじゃないのか
tes
193 :
34:2010/12/12(日) 23:23:59 ID:cO6Xujtw
>>34-36 >>150-152 に続く第3弾です。最終話かな?
百合向けは百合板に、というご意見もありましたが、
向こうはあまりエロSSという雰囲気ではないので一応最後までこちらに投下します。
「エリー、こっちに来いよ!」
「い、痛い・・・離して・・・」
どうやらコーデリアさんとの密会をネロに知られてしまったらしい。
いつになく不機嫌そうなネロは、わたしの手首をつかむと部屋に引きずり込んだ。
ちょっと「力」を入れれば抗うのは簡単だが、血走った眼で睨まれると、つい身がすくんでしまう。
「エリーはボクのだ!
コーデリアなんかに渡すもんか!」
「ネ、ネロ・・・落ち着いて・・・。きゃっ」
ベッドの上に突き倒された。
そのまま乱暴にのしかかってくるネロ。
「エリー。エリー。ボクのエリー。
渡さない・・・。
ボクのなんだ・・・・エリー・・・」
熱に浮かされたようにつぶやきながら、荒い息を吹きかけてくる。
乱暴に胸を揉まれ、腰をぐりぐり押し付けられて痛い。
いや、それ以上に剥き出しの感情をぶつけられて、為す術もない。
身体を縮こまらせ、ぎゅっと目をつぶって嵐が過ぎるのを待った。
ハァハァという吐息とベッドの軋む音が部屋に響く。
どれくらい経っただろうか。
「エリー・・・いやだ・・・ボクだけのエリーじゃなきゃ・・・いや・・・」
いつのまにか、耳に届く声の調子が変わっている。
恐る恐る目を開けると―――
泣き出しそうな顔のネロがわたしを見つめていた。
「わかんないよ・・・ボク・・・こんなにエリーのこと好きなのに。
エリーのそばにいると胸が苦しくて・・・体が熱くなって・・・
おかしくなっちゃう・・・どうしたらいいんだよ・・・
わけわかんない・・・・わかんないよぉ・・・」
がむしゃらに抱きついて、身体をこすりつけてくるだけの稚拙な行為。
まるで発情した仔猫のよう。
でもネロは・・・その意味もわかっていないというのだろうか。
不思議な気持ちが込み上げてくる。
愛おしさと、いじらしさと・・・この無垢な少女を汚してしまいたい気持ち。
勝ち気で、意地悪で、まるで思春期の少年のような彼女をわたしの手で染め上げてしまったら・・・?
―――などと考えたのは後から思い出してのこと。
この時のわたしは衝動に突き動かされるまま、指をネロのホットパンツの裾から中に滑り込ませていた。
「えっ、エリー?」
むわっとした熱気を伝えてくるそこは、でもまだ固く口を閉ざしている。
「な、なんだよエリー。そんなとこ触って・・・っ」
うろたえるネロを胸に抱き寄せ、空いた手で頭を撫でてあげた。
こわばっていたネロの顔がゆっくりとほぐれていく。
ああ、やはりこの子は誰かに甘えたかったのかもしれない。
全身の力が抜けたところで、挿し込んだ指をゆっくりと蠢かせる。
おそらく自分の手で触れたこともないだろう聖域を慎重に、丁寧に、繰り返しなぞっていく。
「んっ・・・・ぁ・・・・エリー・・・?
なんだこれ・・・な・・に・・・・?」
ついに。
指がつぷりと埋まり、花びらをほころばせる。
中からは熱い熱い蜜がどっとあふれ・・・瞬く間にわたしの手首まで濡らしてしまった。
ネロは何かに耐えるように眉根を寄せたまま、すんすんと吐息を漏らしている。
真っ赤に上気した顔、切なそうに潤んだ瞳。
それを与えているのが自分であることがたまらない幸福感だ。
「エリー・・・エリー・・・ボク、おかしいよ・・・・おねしょみたいな・・・
ヘンだよ・・・苦しいよ・・・・」
「だいじょうぶよ、ネロ。
わたしにぎゅってしていて・・・」
「うん・・・・好き、エリー。大好き」
なんという可愛らしさ。
未知の快感におびえる少女は、ただひたすらにわたしだけを頼っているのだ。
いつもコーデリアさんがわたしを虐める時もこんな気分なのだろうか。
・・・であれば、少し真似してみたくなるのが人情というもの。
焦らすように指の動きを浅く、単調にする。
うっとりとしていたネロの顔がたちまち泣き崩れる。
本能的に、この先に待つはずの絶頂を求めているのだろう。
「ネロ、一つ約束して。
みんなと、コーデリアさんとも仲良くするって」
「え・・・やだよ。んっ。エリーはボクの・・・だか、ら・・・・ふぁぁっ」
「約束してくれないと、ずっとこのままよ・・・?」
「そ、そんなぁ・・・・ボク・・・・いや・・・・ガマンでき、ない・・・・
・・・仲良くする・・・するから・・・・
お・・・お願い・・・・だよぉ・・・・・・・」
あ・・・ふうっ。
わ、わたしが漏らしてしまった。
いつものネロを知るだけに、この破壊力は凄まじい。
というか、コーデリアさんを意識して明らかに調子に乗りすぎた・・・・反省。
「ありがとう、ネロ。
それじゃあ・・・最後まで、ね・・・」
敏感な真珠を探り当て、蜜をまぶした指先で軽くノックする。
思わず腰を引くのは予想済み。
初めてであまり強い刺激は辛いだろうと、まわりをくるくるとなぞり上げると。
「ひゃうんっ、んっ、ふっ、っふ、っふぅぅっ、ふぅぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
ネロは普段からは想像できない甲高い鳴き声を上げて全身をこわばらせた―――。
◇
寝息を立て始めたネロにタオルケットを掛け、部屋から出る。
と―――、
とっても悪そうな笑顔をしているコーデリアさんがいた。
「フフフ・・・ボクっ娘まで堕としてしまうなんて、さすがね、エリー」
「聴いていたんですか・・・・ごめんなさい、勝手なことをして・・・」
「大丈夫、そんなあなたも魅力的よ、エリー。
リバーシブル万歳!」
ぐっ! っと親指を立ててウインクしてくるコーデリアさん。
本当に奥の深い人・・・。
でもわたしは、そんなコーデリアさんが・・・大好きなのだ。
ネロはトイズ利用した攻めと思ったが…こういうネロもありだなGJ
むしろ純粋なイメージでこっちの方があってるのかも
201 :
ふわうさ ◆TDjMKYvHSc :2010/12/14(火) 00:28:12 ID:mY4wIgD1
攻めエリー最高!だけど敢えて小衣ネタを投下します。
冒頭のみ。希望があれば続きも書きます。
明智小衣は激しく後悔していた。
自称IQ1300、ハーバードを飛び級卒業という輝かしすぎる経歴をもちながらまだ体格的にも精神的にも未熟な少女…。
周囲からの期待に応え続けることを半ば義務付けられ、幾度と無くそれに応え続けてきた少女…。
歪んだ経歴から時に強がって、時に他人を見下すような粗振りをしながら他人を遠ざけ、
それでも心の何処かで助けを期待していた彼女は、初めて出逢えた異種な才能を持つ対等な仲間と巡り会えた。
警察の威信をかけて結成されたGenius 4(通称G4)のリーダー。彼女の今の立場である。
しかし、些細な言い争いから「私は一人でも逮捕できるんだから!」と言い放って出てきてしまった。
ここは怪盗による犯罪が跋扈する偵都ヨコハマ…。その倉庫街23番地区は怪盗の密かな溜まり場として噂になっていた。
以前から目を付けていたここに単身、そこに乗り込んだ彼女はあっさりと捕まって。
大勢の素顔をも知れぬ怪盗達の真ん中に縄で縛られて転がされていた。
捕まったときに嗅がされた薬品のようなもので人並み以下の回転力すらなくなっているぼんやりとした頭を働かせる。
「あれは…。」
加工士ポメラニアン。ふざけた名前だが、第一級クラス…アルセーヌには及ばないが…の怪盗である。
しかしその内容は質が悪い。この怪盗は盗んだ美術品をなんと律儀にも「返却する」のである。
問題はそのままではなく、彼曰く「加工」して返却する点にある。
有名な話では収蔵されていた重要文化財であるアリア像の四肢と頭を落とすという「加工」で、
むしろ収蔵前より高い評価がついたなんていう話すらあるほどである。芸術とは不可解である。
兎角、そんな大物が眼前にいる。彼女の脳内は逮捕一色に染まった。
『こいつを逮捕すれば、3人にあっと言わせられる…!』
薬で鈍ったIQ1300の頭をフル回転させる。縄抜けして、持ってきたスタンガンで昏倒?いや…。
自分が捕まっている危機感より、逮捕すべき敵が眼前にいる喜びが彼女の計算を狂わせたのか。
この後彼女は…自らの未熟さを文字通り「身を持って」刻み込まれることとなる。
203 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 01:01:47 ID:mY4wIgD1
あとは希望があれば。ちなみに陵辱モノなので耐性無い方はご注意を。
おいおい寸止めはないぜジョニー
書き手なら誰にでも言えることだが、誘い受けはしない方がいいよ
投下したいと思ったなら、誰に聞くでもなく投下しちゃえばいいと俺は思う
内容は気になるから、余計にそう思う
もし気になるなら名前欄にNGワードでもいれとくといい
わっふるわっふる
某所でも言われていたが予め予防線を貼る作者の多いこと
Hシーンの文は書いてて恥ずかしくなる
ハードルを下げようとしたら逆に上がったでござるの巻
ラト→エリが最近好きだわ
そんなもの無い
いやあるよ!
ないあるよ!
あるあるよ!
盗んだ美術品を加工して返却して、以前より価値が上がったってネタはハンターキャッツでもあったな
何か元ネタあるんかな?
ヒス起こした会長がシャロに襲い掛かってレイプするとかどうでしょう!
あの八つ当たり具合だとそのくらいするかもしれない
百合スレでやれば
別に問題ないだろ
この板でもやっぱり連続投稿規制ってあるのかな?
今ラット×アルセーヌのエロ書いてるんだけど、どうも長くなりそうで…
規制があるなら何とか短くしようと思ってるんだけど
過去に23/23とかの大作投稿されてたし、大丈夫じゃない?
投稿中は、他の人も途中で書き込みしないだろうし。
アル様期待。某所で酷い目に合わされた分こっちでは幸せにえっちしてもらいたい
ダメだ全然書けねえ
20さんが自分以外の人間に突っ込むなんて無理な話だった
>>220 219だがありがとう。とりあえず長さは気にしないで書こうと思う
>>222 頑張れ超頑張れ
20が自分以上の美しさを他のキャラに見出せたならきっといけるはずだ
>>222 僕×僕を馬鹿にされた報復とか、自分の美しさを相手に教える的にすればいけるような気もする
とりあえず楽しみにしてる
20は変装できるから、興奮したムッツリバーさんの餌食に…
ペッコガンスはなんか微妙だからアグナガンス作ったが
もう少しスマートにならなかったのか……
うわあ誤爆した
20をペロペロしてくるわ
MH好きにはMHやってる奴が多い
これは重要なファクターだと思います
マゾエッチですか?
230 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 15:57:05 ID:oNAk/vVt
age
エリーがもう二度としたくないと語ったティッシュ配りの内容について考えようぜ!
・目の前でしこられた挙句配ったティッシュを処理に使われた
・路地裏に連れてかれてそのままアッー
普通に考えるとこの辺か
ティッシュ = 自慰で射出された体液を受け止めるもの
ティッシュ配り =エリー自身がティッシュの代わりとして配布される
エリーのどこで体液を受け止めるかは料金次第
ストリバさんとエリーのムッツリ×2で何か書けないかなーとか考えてみるもののイマイチ浮かばない・・・
235 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 18:04:12 ID:YIpXChA7
ガンバレ応援するぞ
ミルキィホームズらの風邪が伝染ったアンリエットの「幻惑」のトイズが暴走。
幻想の中で怪盗時はもちろんのこと、様々なコスチューム・シチュエーション(8話のやつ)でイタズラされてしまう。
みたいなのを書けたら投稿したい。
ミルホたちにいたずらされるのも3cたちにいたずらされるのもどちらも良さそう期待
>>237 おっと、全てただの「男」でやるつもりだったが……そういうのもアリですね。
むう、難しいな。
どうぞお気軽にお書き下さいませ
ていうか『アルさま大好き状態の3c』がおいしいすぎなので男連中中心歓迎です
ラットを振り回すエリーを見て新たな可能性が開けたような気がした
そろそろ小林先生にはアルセーヌ様攻略に本腰を入れて頂きたい
ゲーム版の魔剣の章での捜査パート、エリーの場所に行く小林
たくさんの人形の中に一体、仰向けに寝転がったポーズを取った男性の人形がある
小「この人形が気になるのかい?」
エ「は、はい…ポーズも変ですし、この配置…////」
小「まるでこっちの女の人の人形のスカートの中を覗き込んでるみたいだね」
エ「表情もニヤニヤして気持ち悪いし…それに…////」
小「ここが気になるんだね?」
男性の人形の股間を指差す…そこはズボンの上からもはっきり判るほど盛り上がっていた。
エ「い、いぇ…そんなこと…」
小「だが問題点はそこじゃない」
おもむろに人形のズボンをその下のパンツごと脱がせる
エ「きゃ…////」
目を手で覆い、指の間からガン見するエリー
小「マネキンならここまでつくり込む必要があるだろうか…それに」
「それ」の先端を指で撫で、付着した液体をエリーに見せる
エ「こ、これって」
小「これは重要なファックターだ!」
>>240 もうエロゲだろそれwでも性に敏感なエリー可愛いです
>>241 そんなことしたらスリーカードにトイズで総攻撃を受けて邪魔されます
背後からは嫉妬したMHが突撃してきます
アンリエット・ミステールは体調を悪くしたミルキィホームズの面々を看病したことで風邪が伝染ってしまった。
紗がかった視界の向こう側では、パジャマ姿で介抱してくるシャロ・ネロ・エリー・コーデリアがきびきびと動いている。
途中で変な薬を飲まされたことに気がついたが、はっきりとしない意識ではどうこうすることも出来なかったし、またそうしようとも思っていなかった。
数々の人に見守られる中で、アンリエットは静かに意識を時に委ねていた。
そして眠気が身体を光の届かないような沼沢地へと引きずり込むと、アンリエットの視界は真っ暗闇に彩られて何も見えなくなった。
一幕『ナース』
アンリエットが目を覚ますと、そこは見ず知らずの場所だった。
目の前では嵌め殺しの窓が身の丈以上の大きさで広がっていて、まばゆい陽光がろ過されて注がれている。
そこにぼんやりと映る姿にアンリエットは目を瞠って、自分の身体をよくよく確認した。
頭にはハートマークの入ったキャップ、身体を覆っているのはワンピース型の白衣、右手には注射器が握られており、首からは聴診器がぶら下がっている。
どこからどうみても、まごうことなきナース服だった。
「どうして……わたくしがこのような服を…………?」
決してナースという職業を卑下しているわけではなく、単純になぜナースでもない自分が看護服を身に着けているのかということだ。
ナース服の丈は短く身体のラインもはっきりと浮き出ていて、アンリエットは裾を少しでも長くしようと引っ張りながら、現状についての至極妥当な結論に至った。
「そうか……これは夢だわ」
少し考えればすぐに分かることなのに、やっぱり熱のせいで頭が働かないのだろうか。
アンリエットは目頭を揉んでから、溜息を吐いた。
「お疲れですか?」
背中にいきなり掛けられた声にはっとして振り向くと、ベッドに横たわっている患者と思しき人間が笑顔を向けてきた。シーツから顔を覗かせているのは穏やかな顔つきの青年だった。
掛け布団の上には包帯を巻かれた両腕が痛々しそうに載せられている。右手は比較的軽症そうだったが、左手は仰々しく包帯が巻かれていて地肌がほとんど見えない。
「え……ええ」
アンリエットは戸惑いながらも機転を利かせて話を合わせようとする。
辺りを見回すと、どうやらここが個室だということが分かる。広さは十畳といったほどか、割と快適な空間に思えた。何か素性の知れるものは――と、視線があるものに釘づけになる。
「あ、あの……制服が何か?」
ベッドを挟んで向こう側にあるハンガーには見覚えのある制服が掛けられていた。何を隠そう、ホームズ探偵学院の制服に他ならない。
「あなたは、ホームズ探偵学院の……?」
「はい、まあミルキィホームズたちに比べれば、ボクなんてまだまだひよっこでして」
学院の生徒会長であるアンリエットは在校生のほとんどの顔と名前を記憶しているが、いくら思い返してみてもこのような生徒はいなかったはずだ。
「いつも会長のオーギュストさんに怒られてばっかりですよ……」
彼は照れ隠しなのか、苦笑いを浮かべて頬を掻いていた。アンリエットはこの青年が言ったことを反芻し、僅かに目を瞠った。
――どういうこと……? 生徒会長は、わたくしですのに。
すぐに表情を元に戻すと、何てことはない、これは夢なのだから現実に全てが即しているとは限らないことに気が付く。
つまり、この夢の世界ではアンリエットは看護師に徹しており、探偵学院とは関係がないということだ。
「あの……」
「は、はい。何でしょう?」
看護師ではなかったが、夢ならばと軽い気持ちでナースを演じてみるのも乙かもしれないと、なるだけ平静を装った声を出す。
「……身体を、拭きに来たんですよね?」
もちろん初耳だった。視界の隅には水の入ったボールに清潔そうなタオルが置かれていて、なるほどこれを使えばいいのかと得心する。
「え、ええ――少し、待っててください」
アンリエットはベッドの足側にあるワゴンに近寄ると、水にタオルを浸して絞り、元の位置に戻る。
――ええと、何をすればいいのかしら。……服を、脱がせればいいの?
逡巡したのち、アンリエットは「失礼します」とひと言入れ、彼の患者服のボタンを一つずつ外していく。徐々に露わになってくる薄い胸には、特に何も感じなかった。
温水でちょうどよい温かさのタオルで、彼の身体の汗を拭っていく。背中はもちろん、腕、お腹に至る隅々まで丁寧に拭いていった。
諸々の行為を終えアンリエットが彼にふたたび服を着せると、「あの……?」と怪訝そうな瞳で自分を見つめてきた。何か手違いでもあっただろうか。
「はい……?」
「その、下は……」
下、と言われてはっとなった。
「え……し、下もですか」
青年は片眉を上げて、何を当然のことをと言わんばかりに、悪意のない瞳を向けてくる。
少しの沈黙が二人の間で沈殿していたが、アンリエットは息を吸い込んで口火を切った。
「すぐにお拭きいたします」
布団をそっと畳み、足の先にあるスペースにまとめた。
ズボンに手をかけ、不審がられないように一息に下ろした。黒いボクサーパンツが視界に入るが、気にしないように努める。
タオルで足の指先から太ももの付け根まで、そつなく拭いていく。
「看下着の中も」
「え……?」顔を左に向け、彼の目をまじまじと見る。「ですが…………」
「そのために呼んだんだけど……」
青年は困り顔でか細く呟いた。どこか自信がなさそうな顔つきは、そのまま性格が表れている証拠だろうか。私情を挟んでいる場合ではないのかも知れないと、夢の中なのに真剣に考えている自分がいた。
とはいえ、アンリエットとて躊躇しなかったわけではない。ためらいがちにパンツに手をかけると、極力見ないように、そろそろと下ろしていく。
目を瞑りながら手さぐりにタオルで拭っていると「いっ」という小さな悲鳴が聞こた。
「す、すみま――」
咄嗟に謝ろうとして開いた目に、大きくそそり立ったものがくっきりと映った。黒々とした形容しがたい形をしていて、天を衝くように仰のいている。
「え、あ、あの……これ…………」
さしものアンリエットも、目を泳がせて顔を仄かに赤らめる。ちらっと横目で青年を窺うのだが、彼はタオルを凝視するばかりで言葉は発しなかった。
――これも、拭くっていうの……?
タオルを胸に抱き、アンリエットは狐疑逡巡して動きあぐねる。重たい空気が個室の中に溜まってきて息が詰まる。
決意を固めると、きっと目を開いてきちんと青年のものを見る。見るだけでも十分恥ずかしかったが、私情は禁物だ。
右手にタオルを載せ、左手で一物を支える。アンリエットの細い指が触れると、ぴくん、と彼のものが大きく跳ねた。びくっと驚いて息を呑んだが、深呼吸をしてタオルで拭いていく。
支えている程度の触れあいなのに、左手の指には硬さと熱さが感じられた。タオルで下から上へと拭っていくたびに、青年が呻くような声を上げるのが不思議だった。
股の下には袋のようなものがぶら下がっていて、それも仕方なくタオルで清めていく。気づいたことだが、むわっとする臭気をこれでもかというくらいに放っていて、鼻が曲がりそうだった。
彼の股間の下でテキパキと手を動かしていると、棒の先から何かがぷっくりと吹き出ているのに目を落とした。
「あの……これ、は……」
「これはって……先走り、だけど…………」
ぶっきら棒な青年の言い草にむっとしたが、次に彼の口から飛び出した言葉を聞いて、アンリエットは今度こそぎょっとなった。
「ねえ、そろそろ抜いてくれないかな」
何を言っているのかがさっぱり分からなかったので、
「ぬ……抜く、って?」
首を傾げて訊ねた。
「はあ? あんた慰安婦だろ?」
慰安婦……?
慰安婦って、あの?
「えっと……え?」
自分の夢ながら、当惑を隠しきれなかった。アンリエットがおろおろしていると、青年が腰を浮かせて主張する。タオルと手の間を硬いものが行き来して、彼は息を荒げていく。
青年の行動に呆気にとられながらも、その狂気じみた動作に少しばかり怯んでしまう。
「ほら、こうやって扱いてよ」
彼の右手が伸びて来ると、アンリエットの手を自らの股間に導いた。「握って」と言われて、反射的にその通りにしてしまった。そのまま手ごと、上下に揺すられた。
手のひらの中で擦れる感覚に、アンリエットは眉根を寄せた。柔らかいような硬いような、何とも言えない気色悪さを右手のひらに感じる。
「う……」
先ほどの液体が垂れてくると、それが潤滑油となって手の動きがスムーズなものになる。にちゃにちゃと淫靡な音を立てながら、しゅっしゅっと扱く音が個室に響く。
彼の手が、出し抜けにアンリエットの白衣の裾を持ち上げる。
「何をするのですか!」
「うるさいなあ、いいから手を動かしてろよ」
高圧的な態度に怯むことはなかったが、太ももを撫でさすってくるのはいただけない。と思うのに、なぜだか身体が彼の手を振り払おうとしてくれない。どころか、手の動きは巧みなものに変わっていき、自分が自分でないようだ。
――どういうこと? 夢だから?
左手で彼の一物を扱い、右手はその下にある袋を揉んでいる。青年は満足げな笑みを浮かべながら、白衣を捲り上げてアンリエットの下着を堪能している。
「な、なにを……」
「下着見てた方が興奮するし」
彼の言葉を受けると、身体が勝手に動きだす。右手が陰茎を扱きを続けている間に、左手が白衣のボタンを二つほど外していく。屈んだら下着が見えてしまうほど襟が緩んだ。
アンリエットは身を屈めたまま、まるで見せつけるように胸を青年の方に向けていた。身体の支配権だけではなく、口までもが意思に反した言葉を口走る。
「あら、ちょっとイきかけたんじゃないかしら?」
嘲笑うような声が口を衝いて出るが、アンリエットの意思ではない。
「サービスいいね、でかい胸だな」
「ふふ、挟んでほしい?」
――どうして、こんな卑しい言葉が口から出るの?
青年は物欲しそうな目でアンリエットの豊満な胸を見、ごくりと唾を呑み込んだ。
「うふ、だぁめ」
しかしアンリエットは虐げるように笑むと、人差指でペニスを根元から先端までつーっとなぞり、指の腹で先走りを掬い取った。
それを口元に持っていき、舐めるフリをする。青年が見るからに興奮しているのが分かる。アンリエットはそれを可笑しそうに眺めると、手のひらでペニスを包み込むようにさする。
「あらあら、もう限界なのかしら?」
手のひらの中で、一物は微細に震えている。下から上へ動かすと、先端から先走りが溢れるように出て来てペニスとアンリエットの手を汚していく。
漏れる液体を全て手のひらに塗りつけ、その手で勢いよくペニスを扱く。
「ほら、もうイっていいのよ」
――な、何を言ってるの、わたくしは……!
青年が歯を食いしばって、自由のきく右手はいつしかシーツをぎゅっと握りしめていた。その手はふるふると振動している。
「あっ――イ、く…………ッ!」
青年が言うや否や、握ったものの先端から勢いよく白い液体が飛び出てきた。ぱたぱたと手に降りかかってくる液体がまた潤滑油となって、扱く速度も衰えるところを知らない。
手のひらの中でペニスが三、四度と脈動すると、アンリエットの右手はすっかり精液まみれだった。
タオルでペニスをひと拭きし、自分の手も拭う。精液を拭い取ったとはいえ、手に残るまざまざとした感触にアンリエットの意識だけが嫌な顔をした。
今や支配権を離れたアンリエットが妖艶に微笑むと、「それでは」と彼の服装を元に戻した。
最初の通りになると、次第に意識が薄れていって、ふっと切り離された。
>>242 これは小林先生爆発しろと言わざるを得ない
この間言っていた、例のコスチュームでエロエロ出来たらなあという者です。
思ってたのと違う出来になった……満足してはもらえるか分からないorz
次は「婦警」ですが、こっちはリベンジしたいです。
申し訳ない!
ファックター見るたびに笑っちゃう…悔しいッ
男のちんちんよく撫でる気になるなあ
>>249 乙ですー。
エロくていいっスね。続きも期待。
それにしてもそろそろ人形化ネタが来てもいい頃だよね。
せっかくなので人形化した小衣×石流ってのも面白そう
接点が無いから微妙かも知れんが
石流さんの人形化SS書いてたら石流さんがただの変態になってしまうw
ストリバさんはアルセーヌ様一筋だろうしな 20もだが
256 :
石流さん:2010/12/25(土) 19:39:28 ID:y3Ke8f4j
〜夜、窓からミルキィズの偵察をする石流さん〜
「むっ、誰もいないのに部屋の電気がつけっぱなしとは」
電気代の無駄ではないか、そう思い部屋に忍び込む。
ところがかすかに話し声が聞こえた。
「風呂か…四人そろって風呂とは、子供でもあるまい」
と次の瞬間、
「のぼせぢゃいまずー」
「ボクもー」
浴室のカーテンが開かれた。
「あっ」
「えっ?」
「い、石ながr
「に、人形となれ!!」カチーン
咄嗟に人形化のトイズを使ってしまう。
しかも相手はすっぽんぽんの少女たち。
「不味い…!」
「シャロー、ネロー、ちゃんと身体拭かないと風邪引くわよってええっ!!」
次いで出てくるコーデリアとエリー。
「く、くそぉお前たちも人形となれ!」カチーン
257 :
石流さん:2010/12/25(土) 19:40:37 ID:y3Ke8f4j
「やってしまった…」
部屋に全裸の少女(人形)4人と35歳(仮)。
こんな状況もし誰かに見られたら即G4沙汰。
だがそこは男、まじまじと観察してしまうのだった。
「こいつらも女、ふむ…アルセーヌ様には程遠いが、出るとこ出てるな…
こっちの2人もそっち系の人間にすればたまらんのかもしれん…」
しかしその時、下腹部に違和感が。
「ば、馬鹿な!この私がこんな子供(しかも人形)に発情するなど!」
だが言葉とは裏腹に股間の魔剣は天を突く。
「ありえん!アルセーヌ様をおかずにするとき以上の刃渡りだと!
私はボヨヨンが好きなのだ!そっち系の人間ではない!」
しかたあるまい!最近は魔剣の手入れを怠っていたのだ!
自分にそう言い聞かし、鞘から魔剣を抜く。
「ぬぉおぉーーー竜虎の舞ーーーーーー!」
258 :
石流さん:2010/12/25(土) 19:41:47 ID:y3Ke8f4j
数分後、ミルキィの全身をミルキィにした石流さんは怪盗から賢者になっていた。
「汗びっしょりだ、シャワーを使わせてもら、痛ッ!」
突如現れたかまぼこの攻撃。
「野良猫め、せっかくの最高の気分が台無しだ!貴様も人形にしてやる!」
俊敏なかまぼこに当たるはずもなく、風呂場の鏡を見てしまう。
「しまっt」カチーン
〜そして朝〜
「あ、あれ?なんでボクたち裸なのさ」
「しかもなんか顔と身体に付いてますー」
「ベトベトしてて生臭!なんなのよこれ!」
「こ、これって///」
「知ってるのエリー!」
「駄目ぇ///」
「たたた大変です、お風呂場になぜか裸の石流さんが!」
「そういえば記憶が曖昧なんだけど石流さんがこの部屋にいたのを見たような」
「私もです」
「えっ!あなたたちも?実は私も…」
「つ、通報したほうが…」
日の当たらない風呂場にいた石流さんは人形のまま逮捕された。
ミルキィの全身をミルキィにしたにクソワロタ
石流さんェ…
>>ミルキィの全身をミルキィにした
同じくリアルに噴いた。
ミルクティー飲んでたから、危うくモニターがミルキィになるところだった。
まさかすぐに人形化ネタが来るとは思わなかった。
ストリバさんは何回自爆したら気が済むんだw
G4沙汰とか言葉のセンスにも笑いました。乙です〜。
乙!石流さんダメダメすぎるww
G4沙汰と全身をミルキィで吹いたw
今ラトネロ書いてるんだけど、思った以上にSS書くのってむずいなー
キャラも状況も上手く表現出来ないし、展開とか色々無理矢理すぎる…
今日か明日には書き上がると思うので期待しないで待っててくだせぇ
がんばれ、超がんばれ
会長エロコス続き期待してます
ラトネロも会長イメクラもみんながんばれ
状況が手に取るように浮かんでくる面白さw
乙でした〜
強くてかっこよくて料理も出来る。石流さんってホントは良い旦那の要件を結構持ってると思うんだけど・・・・
今不意にアルセーヌに精神幼弱化トイズをかけて
身体はえろえろ頭脳はろりろりにして飼いたいと思った
…やばい自分、変態性癖すぎる
>強くてかっこよくて
この疑問点を覚えますか?
石流さんは強くてかっこいいだろうが!
強くてかっこよくてどっからでも可愛い次子をよろしく!
>>270 怪盗衣装が複雑でお着替えできなくなって
「す、すとーんりばーお着替えてつだって…(小声)」
自分に掛けられたトイズ解く方法の本を漁るうちに怖い本を読んでしまって
「おトイレ付いてきて…とぅえんてぃ…(小声)」
髪が上手に洗えなくなってしまって
「お風呂で髪洗いっこしましょ…らっとー」
こんな感じなのかな?ここまでくると心配レベルだと思うが
次子さん好きだよ。ぶっとんだキャラばかりの中で、あの普通さが落ち着く。
次子を攻略できなかったのが残念でならない
あんまり話題には出ないけど、実は結構好きって人多そうだよね>次子
みんな4番目くらいに好きだから人気投票だと点が入らないんだな。
>>278 次子さん、まるで少年漫画の主人公みたいだな。(翼とか星矢とか)
280 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 21:52:51 ID:wjYaDkYD
それなんてバクマン
ラトネロ書けたんだけど、大分長くてgdgdで別にエロくない上に何故か季節は夏…
そんなんでも良ければ読んでやって下さい。
「うぅ……狭いし痛い〜…」
「蒸し暑いし苦しいし……クソッ!」
ここはホームズ探偵学院の体育倉庫。
その中の一角に跳び箱やらハードルやら様々な器具が倒れ、積み重なって出来た山が一つ。
そしてその器具の山の下に体操着姿の譲崎ネロと根津次郎はいた。
事の発端はこの日の最後の授業であった体育の時間に遡る。
いつも通り碌な食事を提供されず、午後の授業で早々にカロリーを使い切ったネロ。口を開けば「疲れた」「もう動きたくない」「お腹空いた」と気の抜けた声で愚痴り、他の三人にもそんな気分を伝染させていた。
そんな四人を尻目に颯爽と授業のノルマをこなした根津が茶化しにかかり、やはりいつも通りにネロと根津の口喧嘩が始まる。
そしてこれまたいつも通りに罰としてバケツを持って立たされる…事はなかったのだが、代わりに口喧嘩をしていた二人で授業終了後に器具を全て片付けるという面倒な仕事を任される事になってしまった。
まぁ、根津にしてみれば二十里の授業でヘマをして、他の生徒の面前でムチ・オブ・ラブを受けるよりは遥かにマシだったのだが。
「あぁ〜…ったく、何でこんな事やらされるハメになってんだか」
「何?ボクが悪いって言うの?わざわざボクらをからかいに来た根津が悪いんだろ」
「お前だってあーだこーだゴネて真面目に授業受けてなかっただろーが」
「あれは仕方ないんだよ!お腹空き過ぎてて本当に動くの辛かったんだから!」
「よく言うぜ、口喧嘩する体力だけは一丁前に残ってたクセしやがって!」
「もううっさい!どう考えても根津のせい根津のせい根津のせい!」
こんな調子でもう数十分。口喧嘩に夢中で、任された仕事の進行度合いはあまりよろしくなかった。
そして作業開始から一時間がたった頃。
「うあー…余計にお腹空いてもう動けないよ〜!根津、何か持ってないの?チョコとかクッキーとかさぁ…」
ついさっきまで口喧嘩をしていた相手に食料を要求し始める始末である。
「体育終わりの体操着の中に食い物があるわけないだろ…。ってか、持ってても自分で食べるっつーの」
「まぁ、そりゃそうだよねー…」
と、ここまではごく当たり前のやりとり。
しかしここで女性の扱い方を心得ない根津は、ある種の地雷という物を踏んでしまう。
「大体、お前いっつも食い過ぎなんだよ。ダイエットだとでも思えば良いんじゃねーの?お菓子ばっか食ってて重そうだし」
言うまでも無い。女性に対して太るだのなんだのといった言葉は禁句である。
「お、お、お、お前なぁ!女の子に対してそんな言い方、失礼だと思わないのかよ!?」
「何キレてんだよ、食い過ぎなのは事実だろ。それにいっつも四人でいてお前だけあんなに食ってたんだから、他の三人より太ってんじゃねーかと思うのは当然だっつの!」
「それにしても言い方ってものがあるだろ!ボクだって、ちょっと食べ過ぎちゃったかなーとか結構気にしてんだから!」
「ほうほう、そうなのか。気にした結果努力をしてるようには見えないけどなー」
先程の口喧嘩以上のテンションでお互いにまくしたてる二人。
そしてエキサイトし過ぎてしまった結果、遂にネロは暴力に訴える事を決意する。
「もーう怒った!一発思いっきり殴ってやる!」
「ハッ!やれるもんならやってみろよ!」
「言ったな!うぉりゃーーー!!!」
全力を込めて殴りかかるネロだったが、その拳は虚しく空を切る結果となる。
「オラオラどうしたー?思いっきりブン殴るんじゃなかったのかよー」
「ぐぬぬぬ…もう一発!」
しかし何度殴りかかっても結果は同じ。
かのミルキィホームズの一員とはいえ、チームで活動する探偵の卵でしかないネロと、アルセーヌ達に出会うまでは一人で修羅場を潜り抜けてきた怪盗"ラット"の実力差を考えれば当然の帰結である。
「ハァ…ハァ…。ちくしょー!次は絶対当てる!」
「何度やっても当たりゃしないっての」
「そんなの分かるもんか!せやー!」
今度こそ、という思いを込めた渾身の一発。しかし…。
ズルッ
「?!う、うわぁっ!」
「お、おいっ!?」
思い切り振りかぶったせいでバランスを失い、ネロは派手に脚を滑らせてしまう。
ネロを抱き止める根津だったが咄嗟のことで踏ん張れず、また思った以上に勢いがあったためそのまま大きく吹っ飛び、棚やら器具やらを大量に倒してしまうのだった。
ドン、ボムッ、バサッ、ガラガラ、ガタン
複数種類の音を響かせて器具たちは倒れ、冒頭の山が出来上がる事になる。
「っく〜…超いってぇ…。おい…大丈夫か?」
「う、うん。何とか無事…」
不幸中の幸いか、骨折などの大事には至らず、軽い打撲程度で済んだようなのだが…。
「な、なぁ…もうちょっと横に動けないか?狭いし重いし苦しい…」
「何か危なそうでムリ…ってか、まるでボクの体重が凄いみたいな言い方するなよ…」
棚や多数のハードルやバーが奇跡的とも言える具合にバランスを取ったおかげで押し潰されはしなかったが、無理に動けば崩れそうな危うさ。
一気に崩れて、特に棚などが倒れてぶつかってしまえば少しの怪我では済まないかもしれない。
小柄であまり力も無く、トイズもこういった状況を打開出来るものではない二人では碌に身動きが取れる状態ではなかった。
「しっかし、よくここまで上手く積み上がったもんだ」
「あーもう!どうしてこんな事になってんだよ〜…」
「お前があんなに暴れ回ったからに決まってんじゃん…」
「根津が避けなきゃ大丈夫だったしー」
「は?お前、俺にサンドバッグにでもなれってのかよ!?」
「それ以前に根津があんな事言うからだ!ボクが太ってるだのなんだのって!」
「そりゃーお前が食い過ぎだからだろ!」
「いや、大体根津がボクらをからかいに…!…はぁ、何回目だよこれ。もうやめよう…」
この期に及んで延々と進展の無い口喧嘩ループを続ける気は無くしたのか、流石のネロもうなだれる。
いや、身動きは相変わらず取れないのだが気分的に。
「あぁ、そうだな…。顔も近いから目茶苦茶うるさいし…」
「うん、顔も近くて…顔が…っ!?」
「あん?どうしたんだ?…あ」
「顔が近い」という言葉でようやく状況が見えたのか、今更ながら二人は抱き合っているような体勢になっている事に気付く。
ちなみに倒れた直後の会話で分かる通り、脚を滑らせたネロが上で、それを受け止めた根津が下である。
「だ、抱き合っちゃってるね…」
「抱き合っちゃってるな…うん…」
先程までのやかましさが嘘のように静かになり、気まずい沈黙が二人を包む。
お互い仄かに顔を赤らめ、目線を合わせられずにどこを見るでもなく顔を逸らす。
しばしそんな状態が続いた後、先に口を開いたのは根津だった。
「な、なぁ。本当に、マジで少しで良いから横に動けないか?」
「だから無理だよ、動けない…。…急になんだよ?」
「いや、その、だな…。何て言うか、すげー言い辛いんだが…」
「なんだよ、そんなにどもって…。はっきり言ってよ」
急に口ごもる根津に、ネロが次の言葉を急かす。
「ん、んじゃ、言うから怒るなよ?」
「うん、分かったから早く」
「まぁ、その…"当たっちゃってる"のが気になるんだよな、色々と…」
何が"当たっちゃってる"のかは賢明な読者諸氏ならお分かりだろう。加えて脚もしっかりと交差している。
アルセーヌやいつかの二人組の女怪盗には遠く及ばないものの、健全に発育している15歳少女の肉体は根津のそれとは大きく違っていた。
そしてその台詞を耳にしてネロは数瞬、まさに頭にクエスチョンマークを浮かべているような表情になり、
「うああああ!ちょ、お前!退け!今すぐココから退け!」
トマトのように顔を紅潮させて、根津に自分から離れる事を要求するのだった。
「動けないって言ったのはお前だろ…。ってか、退くなら上に乗ってるお前だし」
「うっさい!上も下もあるか!このドスケベ!!」
「ド、ドスケベって何だよ!?」
「はぁ…もう最悪だよぉ…。折角片付けたものも散らかるしこんなドスケベとくっ付いてなきゃいけないし!」
「だからドスケベじゃねーし散らかしたのはお前…!…いい加減疲れた」
もう何度目か分からない口喧嘩だったが、この状況で騒いでも仕方ないのは分かり切っているので今回は早々に静かになる。
ネロは何とか根津から離れようと少しでも体を浮かそうとしていたが、殆ど上にスペースの無い状況でそんな体勢が維持出来る訳もなく、無駄に体力を使うハメになった。
再度の沈黙。それを破ったのは、今度はネロの方からだった。
「ねぇ…」
「…何だよ」
「お腹に硬い物が押し付けられてる気がするんだけど、何?…ウザいから何とかしてよ」
「………………悪かったな。てか俺の方がきついし」
「え?何それどういう…」
そこまで言ってようやくネロも気付く。
ヒントその一、指ではない。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
凄まじい勢いで目を白黒させるネロ。これには根津もバツの悪そうな、恥ずかしそうな表情をする。
学院でも中々の美少女集団であるミルキィホームズの一人。
そんな女子と胸が圧し潰れる程に密着し、尚且つ脚を絡ませ互いの陰部を押し付け合う体勢になっているのだから、根津を責めるのは酷と言うものである。
更に生地の薄いTシャツと短パン(ネロはブルマ)のせいで互いの体のラインがはっきり分かる上、肌が触れる部分が多いというのも追撃として申し分無い。
お互いの汗ばんだ体も下卑た感情を煽るには充分なもの。
だが当のネロ本人にそんな事は関係無く、根津から離れる為に暴れ出し始めるのだった。
「イヤ!ヤダ!どけぇ!ボクをここから出せぇーーーー!!」
「お、おいやめろ!そんな無理にジタバタすると崩れてあぶねーんだよ!」
「あ!…くっそ〜!」
言語に絶する程不快な状況ではあったが、今回ばかりは根津の言う事が正しいと悟り、渋々ながら動くのをやめて大人しくするネロ。
「…やっぱりスケベじゃん、根津」
しかし理解はしても得心はかなかったのか、またもや喧嘩の火種になりそうな憎まれ口を叩く。
それに釣られて否定と罵倒をぶつけようとする根津だったが、また暴れられては危ないと思い、何とか穏やかに大人の対応で返す。
「だから悪かったよ…。それに仕方ねーだろ、男はこうなっちまうんだよ」
「こうなるって事は、スケベな事考えちゃったって事じゃん。やっぱりスケベだ!」
「ぐっ…!」
ズルい言い方ではあるが、そう言われてしまうと流石に反撃出来ない。
それでも何とか言い返そうとし、言葉を即座に組み上げ口に出す。
「だ、大体!好きでこうなってる訳じゃねーし!お前がもっと可愛くなけりゃ…あ」
「何!?ボクが可愛くなけりゃなんなのさ!?」
つまりはネロが、この状況で自分のモノを怒張させてしまう位には魅力的だというのとほぼ同じ事を言いかけている。
まぁ…ネロの罵倒に対する反撃には全くなっていない。
考えればすぐ気付く事だが、怒りで興奮し過ぎてネロが言葉の意味を全く捉えようとしていないのが幸いだった。
「ネロが可愛いせいでこうなりました」なんて口にしたら負けた気がするし、そんなのは意地でも認めたくないのだ。
「い、いや!何でもねーよ!!」
「なーんか納得いかないけど…まぁ、良いか」
冷や汗をかきながら焦って会話を打ち切る根津と、何処か釈然としない様子のネロ。
「…ねぇ、いい加減コレ何とかしてみない?少しずつゆっくり動けば多分派手に崩れたりしないよ」
色んな意味でこの状況に耐えかねたのか、ネロの口から脱出の提案がなされる。
「本当に崩れないのかよ…。って言ってもまぁ、流石にもう俺も限界だしなぁ…」
「それはこっちの台詞だってば。とにかく、僕が動くから根津は崩れないように下から見てて」
「お、おう、マジで気を付けて動けよ?…んー、右上にちょっと動いてくれ」
「右上だね?…うん、いけそう。よい、しょと…」
指示通りに、少しずつ静かに体をよじりながら動いていく。
そして脱出を試みてから十数分。
時間はかかったが、その甲斐あってネロの上半身は肘をつける位には自由になっていた。
「つ、疲れたー…。でも、ここまで来れば…」
「おい、油断すんなよ?まだお前の上半身が出ただけなんだからよ」
「大丈夫だって!…それより根津、下から変な目で見てたりしないだろーね?」
「バッ、バカか!?してる訳ねーだろ!」
上半身から這い出て肘をついているので、当然ながら眼前にはネロの胸があった。
意識して気にしないようにしてたのに、コイツめ…と根津は心の中で愚痴る。
また、ネロは脚を広げて腹部に跨った体勢で、根津としては非常に落ち着かない。
「そ、そんな事よりさっさと動けよ!」
「分かったよ…。ん…あ、わぁ!?」
根津に従い床についている肘に力を入れた瞬間、バランスを崩して前に倒れるネロ。
そしてそんな事になれば勿論、根津の顔面は胸に埋まる事になるのであった。
「うぉい…!いひぃが…ふぅしぃ…。はぁくうぉけ…」(訳:おい、息が苦しい。早く退け)
シャツ越しとはいえ、密着した状態で胸にかかる根津の吐息は熱く、くすぐったい。
「あーーーー!もうヤダ出る!!無理矢理にでも出てやる!!!」
叫び声とともに激しく動き出し、這い出そうとするネロ。
怒りや焦りや羞恥など様々な感情で、彼女の許容限界は既に振り切れていた。
「や、やめろよオイ!マジで怪我しちまうぞ!」
「うっさい!離せ!ドスケベバカ根津!!」
呼吸が自由になった根津の静止も無視して暴れるネロ。
すでに器具たちはガタガタと音を立て、今にも崩れてしまいそうだ。
「よし!も、もうちょっと!」
「バ、バカ…あ!お、おい危ねぇぞ!」
「えっ!?」
大分自由になり、あと少し、と体を一気に起こそうとしたところでまさに予想していた通りの事態が起こる。
器具の山は崩れ、特に上の方にあった障害物走用のハードルが二人を目掛けて落下してきたのである。
しかも運の悪い事にハードルの角が自分達に向いている。頭にぶつかりでもしたら大怪我は免れない。
「う、うわぁっ!!!」
「グッ!くそぉっ!」
ガシャンッ!
ネロは目を閉じて悲鳴を上げたが、ハードルは床に落ち、二人に当たる事は無かった。
崩れた瞬間を狙って動いた根津がネロを引っ張り、直前で避け庇うのに成功したのだった。
まぁ、他の器具にぶつかったり擦ったりして、全くの無傷で済みはしなかったのだが。
「ったく…何考えてんだこのバカ!」
「うぅ…ホ、ホントにごめん…」
しょぼん、となるネロ。
「はぁ…。まぁ、大怪我しなかったから良いけどよ」
「う、うん。アリガ…ん?」
そこまで言いかけて、ネロは左胸に違和感を感じ言葉を途切る。
「う…わーーーーーーー!!!」
「え!?…う、うわぁ!?!?」
突然の叫び声に何事かと思う根津。
そして目線を動かすと…自分の右手が見事にネロの胸をがっしりとホールドしていた。
恐らく夢中でネロを庇った際に気付かず掴んでしまっていたのだろう。
ネロの体から飛び退き、距離を取る根津。
「う、わ、悪かった!ゴメン!で、でもワザとじゃねぇぞ!?」
必死の弁明をする根津。
しかし、予測していたネロの罵声は、いくら待てども飛んでくる様子は無い。
代わりに聞こえてくるのは、静かにすすり泣くような声だった。
「う…うぅ…ぐすっ…」
「な、何泣いてんだよ…。……。だ、だからワザとじゃ…」
「ぐすっ…そんなの分かってるよぉ…根津のバカァ」
まぁ、いくら根津でも、分からないでもなかった。
まともに男性経験なんて無いであろう(少なくとも根津の目から見て)少女が、故意ではないにしろ沢山恥ずかしい目に合わされたのだ。
色々なものが込み上げてきて、先程の鷲掴みを引鉄に泣き出してしまっても仕方ない。
(って言っても、俺悪くないよな…?動いたのコイツだし、ちゃんと助けたし…)
そう自分に言い聞かせる根津だったが、後ろ暗さはどうも晴れなかった。
今回の事は自分にも非があるし、何よりもこう泣かれたままではやはり夢見が悪い。
ただの敵ならともかく、二人は明日からも同じ空間で過ごすクラスメイトなのだ。
(でもどうすりゃ良いんだよ…。泣いてる女の慰め方なんて分かるかよ〜…)
相手もそうだろうが、自分も女性との上手い接し方など分からない。
特に目の前の少女は、顔を付き合わせれば口喧嘩ばかりしてきた相手なのだから余計だ。
(……やっぱ最初にキチンとこっちから謝るべきだよなぁ)
自分にしては素直な結論に辿り着いたものだ、と心の中で自嘲しながら声をかける。
「あ、あのさ…」
意を決して、謝る為に声をかけようとした瞬間、
「おーい、ネロー!根津くーん!あんまり遅いから手伝いに来ちゃいましたよー!」
扉を開ける音と共に、底抜けに明るい少女の声が重苦しい空気を掻き消した。
「まったく、いくら二人だけだからって時間かけ過ぎじゃ…って何よコレー!?」
「片付ける前より…散らかってる…?」
ネロ以外のミルキィホームズの面々である。
どうやらネロがいつまで経っても部屋に戻らない事を心配して駆け付けたようだ。
だが、根津にしてみればかなり間が悪かったと言わざるを得ない。
謝るタイミングを完全に逃した上、あらぬ誤解をされる可能性まである。
「あ、あれ?ネロ、どうして泣いてるんですか?」
「ッ…!…ま、まさか根津君…ネロに無理矢理酷い事…」
「バッ…ち、ちげーよ!そんな事する訳ねーだろ!」
予測通り自分に降りかかった疑いを必死で否定する根津。
正体がバレるのならともかく、強姦魔としてお縄に付くなど絶対に御免だった。
「い、いくら何でもそれは疑い過ぎですよ、エリーさん!」
「そうそう、どうせ喧嘩して転んで色々倒して怪我しちゃったとかでしょ?」
「ハ、ハハ…。まぁ、そんな感じ…。いや、もっと色々あったけど」
まぁ、実際にはエリーとコーデリアの答えを足して二で割ると百点満点といったところか。
「それより、早く片付けちゃいましょう。五人もいればすぐ終わる筈よ」
「そうですね!あ…ネロは辛いなら無理しなくても…」
皆の視線がネロに向く中、根津は一人だけ目を逸らす。
「ん…心配しなくても良いよ。ボクもやる…」
明らかに力の無い声だったが、本人がそう言う以上、無理に止める事も無いかと皆思い、片付けを始める。
「……」
「……」
そして片付けが終わるまでの数十分間、ネロと根津の二人は終始無言だった。
「はー、やっと終わりましたー…」
「結構…疲れたね…」
「さ、部屋に戻りましょう!」
「……」
「……」
未だ無言のネロと根津。
(あの…やっぱりあの二人…何か変じゃ…)
(そうですねー。いっつも言い合ってるのに、全然喋ってなかったです)
(怪しいわね…)
そんな二人を怪しく思ったのか、聞こえないようにヒソヒソと話す三人。
少ししてから、三人が根津の方に近付き、コーデリアが話しかけてきた。
「ね、ねぇ、根津君。本当は中で何があったの?」
「な、何だよいきなり!別に何もねぇって!」
「何も無かったら、こ〜んなに暗い空気出す訳無いでしょ!」
「うぐ…!分かった、話すよ…」
勢いに押されて事の経緯を話し始める根津。
片付けの最中に喧嘩を始めた事、転んだネロを受け止めて派手にぶつかった事、大量の器具に巻き込まれた事、
崩れて怪我をする危険から身動きが取れなかった事、ふとした事から山が崩れてそこに三人がやってきた事などを大雑把に説明する。
今回の件の一番重要な部分は口に出したくなかったが…
「あれ?でもおかしいですよ。それなら何でネロは泣いてたんですか?」
「あ!い、いや、それはだな…」
あっさりとそれを隠している事に気付かれる。
普段のダメダメな彼女達を見慣れたせいで、こういう時だけ細かい事まで気付きやがって、と根津は思ってしまう。
「あ、あのぉ〜…」
「…?エリー、どうかしたの?」
肝心な部分を口篭っていた所に、エリーが横から割って入ってくる。
「あ、その…身動き取れなくて助けを呼べなかったんですよね…?」
「ん?あ、あぁ。そうだけど…」
一体急に何なんだ、と突然の話題の転換に戸惑う根津。
そして次の瞬間、エリーの口から予想だにしない一言が放たれた。
「か、火災報知器を作動させれば良かったんじゃ…そ、その…根津君のトイズで…」
そして数瞬後。
「「…えっ?」」
今の会話がネロの耳にも入っていたのか、根津とネロの声がハモる。
声だけでなく、表情も判を押したように見事に二人とも目が点になっている。
「あぁ!それもそうですね!根津君のトイズの威力なら大火事になる心配も無いし!」
「ぐっ!お前なぁ!」
悪意があるのか無いのか、微妙に気にしている部分にシャロの言葉がグサッと刺さる。
そして全く覇気の無い顔をしていたネロもどんどんイヤな顔になっていき、
「オイ!お前なんで全然思い付かなかったんだよ!バカだろ!」
近付き、掴みかかって根津を罵倒し始める始末である。
「し、仕方ねーだろ!非常事態でそこまで気が回らなかったんだよ!」
負けずに言い返す根津。
「ハッ、どーだか!何も無くても思い付かなかったんじゃないの〜?」
「んだとー!?そう言うお前だって思い付かなかったじゃねーか!お前だってバカじゃん!」
「自分のトイズなんだからそれ位自分で気付くべきだろ!」
「関係ねーから!お前だって俺のトイズ知らない訳じゃねーだろーが!!」
先程までの無言が嘘のように二人の口喧嘩はヒートアップしていく。
最早、本日何度目の口喧嘩なのか本人達すら分からない。
それを見ながら他の三人は…
「良かった〜。いつもの二人に元通りです!」
「そうそう…これこれ…」
「やっぱりあの二人はこうでなくちゃねー」
見慣れた光景が戻ってきた事に安堵したような笑みを浮かべ、二人を見つめている。
‐‐‐そして口喧嘩を続ける彼ら自身も、相手にキレつつもどこか安心感のようなものを感じながら、いつまでもお互いを罵倒し合うのだった…。
fin
以上です。
書きながら自分の文才の無さに絶望したw
あんま改行とか考えずに投稿しちゃったんで読みづらかったらすみません…
しかも展開無理矢理だし、何となくキャラが掴み切れて居ないような…
まーこんなんでも楽しく読んで貰えたら幸いです
乙!!ニヤニヤしまくったw
やっぱこの二人はケンカップルが良く似合うな
根津いいなぁGJ
乙
ちょうよかったよ
>>292乙です
同年代で争っちゃう年頃のカップルはかわいいなー
>>274 幼児つーか白痴化…
でも嫌いじゃないぜ
この調子でお医者さんごっこだな
「僕のトイズはダイレクトファック、特に何かしらのソケットからいれるとヤりやすいんだ」
「臭うよね・・・」
「小林はトイズ失ったって言ってるけどこっちの方はトライアセンドしてるね」
「おや?こんどは体がハイパーセンシティブしてるね」
「口ではそういってもこっちはこんなになってるよ?これは無視できない矛盾点だよね」
みたいな
乙
ラトネロは見てると2828してくるwGJ!
今日昼寝をしたらラトネロで微エロな夢を見てしまった
これは書けというお告げなのか!と思ったが、
夢の中でそんなもの見てしまう自分に呆れるor2
>>299 よし、ひとしきり呆れ終わったら早速書き始めるんだ
ラット×エリーも面白いと思うんだ
「お股がユルユルのダメダメコーデリア!」
「ネロだってお尻の穴がガバガバじゃない! ネロの方がダメダメよ!」
ふとこんな会話が脳裏をよぎった
これは重要なファックターか……?
小林さんのデカマラが炸裂しちゃったか…
「みなさんケンカはやめてー!なんつってー」
「大体シャロが一番先に小林をイかせていればこんなことにはー!」
「そうよ、シャロの方がガバガバよ!」
「しょんなー」
「あ……あの……」
「淫乱エリーは黙ってて!」
「そうよ色情狂のエリーは黙ってて!」
「あうぅ……」
こんなんじゃ他の生徒達から変な目で見られても仕方ないな
>>301 いまいち想像できないからどんなシチュなのか教えてくれ
私の教官が童貞じゃないわけがない
シャロは手コキ
ネロはアナル
エリーはフェラ
コーデリアさんは髪コキ
このように担当が決まってるので小林先生は依然としてマンコ童貞です
コーデリアさんが五感強化しているところを
エリーがトライアセンドで羽交い絞めにして
シャロが全身のあちらこちらをサイコキネシスで攻め
ネロが粘膜から直接ダイレクトハックを仕掛ける
コーデリア「あぁ、そんな所苛めないで……」
シャロ「ってどんなところですかー?(ニヤニヤ)」
コーデリア「いや、言わせないで……恥ずかしい」
ネロ「上の口と下の口、どっちからして欲しい?」
コーデリア「りょ、りょうほ…ダ、ダメよそんな事しちゃ」
エリー「説得力……無いですよ?(首筋をチロチロと舐めながら)」
ミルキィホームズ&小林先生で5Pか……胸が熱くなるな
>>309 コーデさんの髪コキは同意
エリーちゃんはそれなりにおっぱいあるので
パイズリも悪くないね
小林さんがシャロネロコーデリアに逆レイプされて
エリーはそれを見ながら自慰だな
独占欲の強いネロが「小林はボクだけのものだ!」とか言い出したら胸熱
そこで小林さんのトイズ「分裂」が活躍
ネロはいいお尻だよな
アナルセックスがよく似合う
小林さんのトイズって女体化じゃなかったのか
女体化のトイズにより体つきはもちろん声帯をも変化して完全に女の子に
そしてコーデリアさん発狂
小林先生とミルキィホームズの誰かが付き合いだしたら絶対ギクシャクするよな
ネロは恋人になったらベッタリ甘えてきそう
ネロのヤンデレ化に期待
あんなに独占欲が強い子なら小林を独り占めしたいと考えるよね!
ミルキィホームズの面々で一番エロいのは絶対ネロ
>>322 エロくないだろ
ズボンだからパンチラも期待できないし
直接的なエロさは無いにしても
下半身のラインはそそられる物があるかも
>>323 お前はファスナーを下ろした時に見えるパンツの上の部分のエロさが分からないというのか、嘆かわしい
エロいってのは何も肉体的な事に限らないのだよワトソンくん
ホームズさん何いってんすか
遅くなりましたが
ストーンリバー「アルセーヌ様っ姫始めのお相手をお願いいたします!」
トゥエンティ「美しい君、姫始めのお相手をお願いいたします!」
会長「シャロ!姫始めの相手をお願い。」
シャロ「姫始め…?きっとお姫様が関係してるんですね!クラリス王女に聞いてみましょう!」
シャロ 「あっ、そうだわ!ペロさんとやった、あの時の『お姫様ごっこ』のことかも!」
シャロ「というわけでアンリエットさん、姫始めしましょう!」
会長「そうね、シャーロック。それじゃあまず服を脱いで」
シャロ「はい! アンリエットさんはこれを着けてください」
会長「え……こ、これって」
つ ボールギャグ アナルプラグ 目隠し 紐
会長、喜んで受けそうだな。露出狂で元々Mっぽいし。
463 かまくら(京都府) [] 2011/01/05(水) 04:22:41.75 ID:ZuishkTV0
初カキコ…ども…
俺みたいな中3でミルキィ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日のクラスの会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は電子の砂漠で子衣を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 eminem
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)
なんつってる間に4時っすよ(笑) あ〜あ、義務教育の辛いとこね、これ”
アドルフ・ヒトラーはその人生や、政治家としての手腕には尊敬すべき点も多い。
ひっそり20×会長が気になる
自己愛性変態の20とて自己顕示より雄の本能がピークな日があるだろうし
なんとなく他の二人より会長との関係が一歩二歩進んでる気がする
20って確かに一見美しい僕×美しい僕にしか感心が無いように見えるけど、案外自分のことと同等かそれ以上に会長好きだよね。
ああいう変態ナルシストキャラで他人が好きって珍しいから結構面白いかも。
問題は彼の裸体そのものはちっとも珍しくないということだろうか・・・
石流と根津は会長のこと考えて一人で慰めてそうな気がするけど、
20はどうなんだろう・・・美しい僕と夜の営みをするだけでなく、時には会長のことを考えてシてることがあるのだろうか。
20の場合崇拝に近いからアルセーヌ様でする事はなさそう
よく「好きなキャラでは抜けない」って奴いるけど
あれに近い感じか
それを言ったら残り二人も崇拝していることにかわりはない気がするが・・・
ラットは会長が風邪の時はエロモード入ってたけど、10話ではどっちかってと母性を感じてそうだった気が
ラット君はそもそもオナニーしらなさそう
石流さんは普通にやってそう
35歳なんだから、むしろやってないとインポを疑うぞ。
石流さんは実は既婚者。
ミルキィ達と同じ年頃の娘までいる。
既婚者なのに魔剣(笑)で人を殺しまくってんのか。
少なくとも怪盗帝国に入ってからは殺人はしてないと思う (魔剣でらりってたときはガチで殺しに来てたけど)
アルセーヌ様自体『愛の有るsex』は未経験だと思う
初潮来てすぐから犯されたり、駆け引きのため仕方なくヤるとかしか無かったんじゃないかな
会長は処女だよ。
20が非処女のガキを美しいと認めるはずないじゃん。
ゲーム設定で20×アルセーヌ様なら有りだなぁ。
ゲームはアルセーヌ様からスリーカードへの愛が感じられるし
アルセーヌ様自身もなんか雰囲気がやわらかいし。
洗脳20に裏切られた時尋常じゃないくらいショック受けてたくらいだしな
アルセーヌ様も三人に精神的に依存してる部分があったりしたら萌える
小林先生とミルキィでにゃんにゃんする話を
考えてるがヤりたい事が多くて
話が纏まらない…
助けてエロい人!
小分けに出して何度でも美味しいパターンでもアリだぜ……?
奇遇だな
実は俺もせっかくだから小林先生を有効活用したいと考えてるんだ
上記の20×アルセーヌ様の書き込みみてたら
ちょっと書きたくなった…問題は20がシリアスに向かない性格(性癖)というとこ
めっちゃ読みたいけどどういう状況にしても激しく喘ぐだろうしなw
20を抑えるにはどうすればいいんだ・・・
変装させたらそれは20でなくなるし
といってそのままならネタになってしまう
この点ムッツリバーとラビットは楽そうだな
怪盗Lに操られた20がアルセーヌを襲うくらいしか思いつかねぇ
鏡を使って挿入中の状況を見ようと(見せようと)しそうだよね
ていうか行為中ずっと鏡映しプレイだろうなー
改めて20の難しさを痛感するわー
20はヤマジュンの漫画にあった
自分でオナニーしちゃう奴みたいな展開しか思いつかんw
他の男に取られそうになって焦って理性吹っ飛ぶが安直かな…
「美しいボク以外の男を見るなんて許せない!アルセーヌ様はボクだけ見てくれればいいんだー!」
あれ?まさかのヤンデレ化
ところでユタカきゅんは男なの女なの?
愛でるだけならどちらでも問題無いが、このスレでは重要だ
男の子だと思ってたけど女の子でも通用する名前だよね
一先ず20×アル様はヤンデレ独占欲ネタで考えてまとめてみます
362 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 08:43:09 ID:UEFRWHsC
小林先生と次子があからさまな運命の人フラグを建てている件について
流石にG4にまで手を出したら神津さんに怒られそう
20×アルセーヌ少し書けましたので投下してみます
20難しいよ20…でもなんとかやってみたいと思います
彼は常日頃から彼自身を「美しいボク」なんて陶酔し、いつも自己愛を驀進し謳歌していた。
彼は他の二人の事をライバルでありながら多少なりと仲間意識を持ち、友好的関係を築いていた。
彼は女首領のことを常に敬愛し忠義を尽くしていた…
だけど…今宵は…いつもの彼ではなさそうです。
――大富豪O家私有美術館近隣、廃ビルの一室―
雑多な部屋の中に二名の影が…
一人は怪盗アルセーヌ、もう一人はスリーカードのうちの一人トゥエンティ
次に盗み出す獲物の下見に来た様子だった…
スリーカードの他の二人は今回校内で待機している。
下見調査はあまり大人数にしないほうがやりやすいというトゥエンティの意見が採用されたのだ
「貴方のほうから下見調査を申し出るなんて珍しいのね」
「……はい。…」
「といいましても大体のセキュリティも構図も獲物も熟知しましたからそろそろ切り上げましょう」
「…はい。そのようですね…ですけど、まだはっきりさせることが残っているのですよぉ」
なにやらいつになく口調が落ち着いている。いつもトゥエンティらしい軽やかな口調ではなく
どこか重々しく、鋭く感じられる
「一体何かしら?どこか気になることでもあるの?トゥエンティ…」
アルセーヌの問いかけに答えるかのごとく、トゥエンティはゆっくりと間合いを詰め
壁際に彼女を追い込む姿勢に持ってゆく
「!?………どうしたのかしら?」
一瞬動揺するアルセーヌだが、できる限り落ち着き冷静に対処しようとるする
その彼女の対処を打ち砕く様に突然両腕を掴まれ、壁に押さえつけられてしまった
「!?トゥエンティ…」
「納得ができないんですよ・・」
「?……今件の仕事が、かしら?」
咄嗟に一瞬脳裏に浮かんだ『目の前の人物の思考』とは的を外した問いをしてしまった
ほんのひととき、気持ちの区切りにぐらしかならないであろうに
「惚けないで下さいぃ!!もう分かっているでしょう?」
わざわざ自分から言葉の退路を絶ってしまったアルセーヌは彼の話を最後まで聞くしかないのであった
「ここ最近・・否ずっとそうだっ!アルセーヌ様は美しいボクを放っておいて他の二人とどんどん親密になろうとしている!!」
「ちょっと…声が大きすぎるわ…聞かれたらどういたしますの」
この期に及んでまだ話題を反らそうとするかのような行動にマイペース極まりないトゥエンティも焦燥と憤りを憶える…
「そ・れ・は余計な心配というものデスよぉ!ちゃんと防音装置くらい張り巡らせてアリマスからっ」
機械に長けた彼の行動は賞賛に値するものであった…しかし余りにも周到すぎるのが今後の展開を仄めかせる
「つ・ま・り…どんな声を挙げても外へは聞こえません。…なので今宵は色々とはっきりさせて貰います」
このままでは彼のペースで思う壺なのは目に見えている。そうはさせるわけには行かない
止むを得ないと判断したアルセーヌは仕方なく幻惑のトイズを発動させようと決意するが…
「そうはさせませんよぉっ」!
彼女が瞳を光らせるよりも速くトゥエンティは彼女の唇を奪う
アイマスクを外すと同時に舌を絡め、トイズの機会を奪うどころか呼吸すら制圧しようとする
長い舌根同士の絡み合いから解放されるとやっとアルセーヌは呼吸を整える事ができた…
「…と、トゥエンティっ貴方、正気なの…?!」
「愚問ですよ当然です。ただボクは、美しい貴方が美しいボク以外のものになるのが許せないのです…」
冷笑的に微笑むとトゥエンティはそっと器用な指を彼女の豊満な乳房に這わせた
その指の動きは次第に強さを増し、じっくり味わうかのごとく感触を楽しみ
やがて大きく胸元の開いた衣服から滑らかな素肌に進入し、ハート型のブローチを外し前紐を勢い良く解き
二つのふくらみを露にさせてしまった
「ひゃぁぁっ!?な、なんてことを…およしなさい!」
何の抵抗も無しにあっという間に胸を露出させられて思わず沈着さを失ってしまう
「答えはnoですっ!一歩も退く気はアリマセンっ。…ボクだけのものにならない限り、止める気は一切無いですからね〜覚悟してください」
今日はここまでか?乙
wktkしながら続きを待つよ
彼なりの宣戦布告ともいえる発言を終えると再び舌を絡め始める
先程より一層力強く欲情的に…
「…んっ…ぁぁっはあっ…」
舌は唇を離れ、耳の後ろ辺りから首筋にかけて匍匐を始める…
アルセーヌの耳にトゥエンティの舌遣いの音がいやらしく響く。ねちっこくしつこい上ものすごく器用にで丁寧に…
「やはり何処もかしこもお美しいですねー。なので美しいボク以外に触れる権利は無いと思うのですよ…そうですよね?」
「…そんな、勝手なこと言わないで頂戴。」
たとえどんなに形勢が悪くとも相手は自分の忠実な配下。そのはずの男なのだ…
精一杯の虚勢を張って必死に威厳を保とうとするが、今夜この状況を覆させてやるほどその男の心に余裕は無かったのだ
次第に舌は乳頭に辿り着き執拗に先端の感触を味わい始める…徐々に硬く卑猥な形状になるのを見逃すことは無かった
「勝手なことだなんて随分一方的なご意見デスよ!元はといえばボク以外のものと戯れる貴方がいけないんですっ!」
そう少し鋭く言い放つと、乳頭に歯を立て、もう片方の乳房を力強く鷲づかみにする
「!?きゃぁぁぁっっんんっっ」
「美しいお身体の上、感度も良好とは堪リマセンっ!」
もう抵抗の語句は通じそうに無い…そう判断したアルセーヌはなんとか切り抜けようと試みる
「貴方を一番信頼しているから…慕っているから…もうこんなことするのはやめてもらえないかしら…」
正直なところ言い逃れだけでなく本心も含まれているのだが…
日頃の鬱憤や不満が今宵の独占よくとして具現化しているトゥエンティの心には焼き石に水状態でしかなかった
「嘘です!!!!!そんなこといってまた明日から美しいボクを無視してラットを可愛がったり、ストーンリバーと楽しそうに馴れ合ったりするんだ!!」
珍しくキれた。奇異ではあるが人格は温和に定評の有る、この男がキれた
「そんなの絶対許さない許さない許さない許さないユルサナイ…」
興奮しすぎて呂律すらおかしくなりかける彼を、アルセーヌは恐ろしくすら感じていた
自己反省しようにもスリーカードの三人はそれぞれ平等に接してきたつもりなのだ…どうしてよいか見当も付かない
――自己顕示欲と独占欲の強い彼のことだ、その平等の扱いこそが元凶なのかもしれない―
「トゥエンティっ!どうか落ち着いて下さらない?…なるべくわたくしも至らない所は正すから」
ここはいったん折れてしおらしく宥めるしかない。取り付く島がない…
「あはははハハハ…言いましたね〜それでは・・・・」
完全にどこか回路が狂ってしまっている。願わくばいつもの彼に戻ってもらいたい
「美しいボク以外の者が触れた身体を浄化させてモライマスね〜当然で・す・よ・ね…」
「触れられたって言いましても、わたくし、そういった行為は一切してませn」
「言い逃れしないで下さい!!!今からそれもどうかちゃーーーーんと確認させてもらいますからネ」
本日はこの辺で失礼致します
20も去ることながらアル様も弱体しすぎてバランス悪いな…
エリーは恋愛小説とか読んで、登場人物を小林先生と自分に置き換えて…
という展開が好みです
>>370 乙です。続きも期待してます
ユタカ(男と仮定)×アルセーヌ様を妄想したんだけど、どう考えてもユタカきゅんが襲われる側だった
それでは続きです
その前に弁解のトイズをさせてもらいます
アルさまトイズが強すぎる為に恐れてしまって近寄る男性が今までいなかったとか
そんな理由で純潔なんですよ…きっと
完璧に理性は消え去っていた。最もこの男は常日頃から理性の箍が外れた行いが目立つのだが…
厳密に言うと箍の外し方のベクトルがいつもと大きく異なっていただけなのだが
理性を削がれつつあるのはトゥエンティだけでなくアルセーヌも同様だった
突然の配下の男の激化に混乱し対処しきれず、トイズ発動のタイミングすら見出せず
今の状況下に至るのだから。
「もうお願いだから離して!ラットとストーンリバーと(貴方の眼から見て)仲良くしすぎたのは…謝るから…」
柄にも無く取り乱し謝罪の文言まで口にしてしまうほど動揺してしまっている…
「今は美しいボク以外の男の名前を口にしないでく・だ・さ・い!!今夜ボク以外の存在を思い出すことすら許しませんっっっ!!!」
激情にまかせ心の叫びとも言える台詞を吐きながら、いつものごとく男は衣服を脱ぎ始めた
…若干いつもと違う点は、単なる自己顕示ではなく目の前の獲物に対して改めて己の存在を誇示するかのような気迫だったということ。
「ちょっと…やだっそんな…」
「な〜におっしゃってるのですか〜?いつもと同じビューリホーなボクの裸・体・で・す・よ…ただ、今日はコレもお披露目ですけどね」
得意げに微笑むとトゥエンティは最後の一枚を脱ぎ捨て、雄の象徴をアルセーヌの目の前に露呈させた
細身のこの男から想像付かない程、逞しく脈打ち独特の迫力を放っていた…
「え?!…これが……トゥエンティの?う、嘘でしょ…」
アルセーヌはその迫力に圧倒され思わず身が震える
「嘘なんてトンデモナ〜イ!!正真正銘美しいボクの美しい最・終・兵・器ですよっ!!どうです?お気に召したか?」
自慢の一物を披露して少し気を良くしたトゥエンティは、その一物をアルセーヌの口元に持ってきて呟いた
「さてさてっアルセーヌ様のお美しいお口で美しいボクのコレをソレはもう気持ちよ〜くペロペロして下さ〜い」
「!!!」
ふざけないでと一蹴したい気持ちをぐっとこらえるので必死だった。今夜はトゥエンティを下手に刺激するのは危険極まりない
腑に落ちない気持ちを引きずり、そそり立ったソレをそっと握りゆっくりと口に含みだす…先端の溝を舌でなぞり始めた
「ハアハアハアハアっんんエクセレーント!!」
大げさに声を張り上げ丹念に舌を動かす彼女の髪や頬をを撫で愛でる…
「ハアハァ…ボクだけ舐めて頂くのはいけませんねぃ…ではこういたしましょう★」
そう一言残すと、トゥエンティはアルセーヌの身体をひょいっと抱き上げると所謂6と9の体勢をとり始めた
咄嗟の行動に慌て、口に含んでいたモノを手放してしまう
「!!!!?ひゃだっやめて!!…そんなじっくり見ないでぇ!」
「noーーーー!ちゃんと続けて下さいネ!ほらその豊かなバストも使ってくれたら嬉しいですね〜
それにしてもウフフ〜良い眺めです。ここもとってもお美しい…じっくり味も確かめさせてもらいます」
互いの性器を口唇で確認する音が殺風景な部屋に淫靡に響き渡る…
クチュクチュと厭らしい音に聞きなれつつ、アルセーヌは口内に含んだソレが一層脈打つのを感じ取った
やがて脈は迸り勢い掛かった白濁の情となって溢れ出した
「――!!?んんっ!っっっううぐっ……ごほっ…ん・・・」
余りの激しさに思わず白濁とした性の塊を吐き出すことができなかった…はっきり言ってアルセーヌからいえば
呑んでしまったのは事故なのだが、トゥエンティにとってこの一連の動作は己の受け入れとして映し出された
「oh〜ワンダホ〜!!ボクの一発目をしっかり飲み干して下さいマシタっ感激ですぅ…」
本当は吐き出す予定だったのに…などと反感が脳裏を掠めるアルセーヌだが、ここで一回出してしまえばもう後は…
などと淡い期待を抱いてしまう。
「どう?満足したかしら」
などと穏やかに問いかけつつ、改めて自分の右手で握っている男の一物を確認すると
まるで留まるところを知らないかのごとく、俄然激しくそそり立っている…
そんな…と期待を砕かれて落胆しているところを追い討ちするかのごとく
トゥエンティの指が器用に淫芯を探り当て詰り始める
その卑猥な指の動きに思わず腰がビクンっとうねってしまった
「今の可愛らしい動き…見逃しませんでしたよっ…」
わざわざ言葉にしなくとも恥ずかしいのにこの男のすることは大概だった…
「貴方が変なことするからでしょっ!」
「ふふっ♪お顔真っ赤にして可愛らしいです…変なこととは例えばここをこのようにですか〜?」
トゥエンティは、いかにも満足そうに話しかけると据え置きの大きな鏡の前でアルセーヌを抱きかかえて
艶やかな脚を大きく開いて映し出し秘部を指で捏ね廻して見せた
「!?」
思わず目を背け手で顔を覆ってしまうアルセーヌの行動をトゥエンティが許可する筈が無かった
先程まで身に着けていたネクタイで彼女の両手首を縛り上げ、隠せないように制御してしまった
「嫌っっ!!恥ずかしい…っもう見せないで頂戴ぃ…」
恥らった表情を愛おしそうに頬ずりすると
「こんなに取り乱したアルセーヌ様はきっとこの美しいボク以外拝見したことない筈ですね…」
ご満悦する男の言動にさすがに反論せざるを得ない…
「ええ!そのとおりですわ…こんな滅茶苦茶なことしたのは貴 方 が 始 め て で す わ!!」
涙目で反論しつつも皮肉なことに男の耳には肯定的なワードに捕らえられてしまったようだ
「それはそれはっ!!光栄ですぅぅ――さてそのお言葉に甘えまして遂にここへ到達させてもらいますっ」
「ちょっとお待ちなさいっ」
アルセーヌが一声掛けるより前にトゥエンティは性器の先端を宛がってしまっていた
みゅるっとした何ともいえない感触が背筋を擽った…
「そ・れ・で・は・一気にシツレイイタシマ〜ス★★」
妙な感触は今の入室によって一辺に痛みに打って変わった
「んっっああああっ!!!」
最後のプライドを掛けていたのかアルセーヌは痛みの声を上げるのを躊躇っていた
なんとなく首領が未経験だなんて未熟で情けなく感じていたのかもしれない
「…?こ・れ・は紛れも無く!ヴァ…」
その最後の砦さえあっさりトゥエンティに見破られてしまった
そんないじらしいアルセーヌの行為に優しく応える…ぎゅっと彼女の手を握って不安を取り除こうと試みる
「…大丈夫ですよぉ…貴方への尊敬や忠義は変わりませんから……ほんの少しだけ虚勢を置き去りにしましょうか…ネ?」
穏やかで、柔らかく良い意味で『いつもの』彼の口調だ。
やっと理性を取り戻してきたトゥエンティに安堵し、彼の今の一言に信頼を寄せる
「〜〜よかった…いつもの貴方に戻ってくれて…本当にっ」
「こちらこそ安心してもらえて何よりです…申し訳アリマセンでしたっ!感情に任せて乱暴なことを…」
正気を取り戻しつつもふと鏡に目を向けると改めて繋がったままであることに気が付いた…
「でもアルセーヌさまを独占したいという気持ちは変わりませんからね…最後までお付き合いお願いイタシマスっっ」
「あんな強引なことをした配下の要求なんて棄却したい気持ちです…ですが、二人だけの秘密にして下さるのなら特別許可しましょう…」
「オフコースでっす!!独り占めですからっ★」
承諾を受け、腰の動きを徐々に強め始めるトゥエンティ
「痛かったらムリしないで言って下さいねっ」
「んっ…平気ですわ…貴方こそそんなに遠慮しないで…」
そう聞くと、一気に速度を増し息遣いもどんどん荒くなる
「ハアハアハアハアっ…とてもキツくて心地よいデスっ…アルセーヌ様はどうでしょうか?」
「んっんっ…ああぁぁんっっもう…痛くない…ですわ…」
アルセーヌのその言葉に嘘は無く今は痛みではなく寧ろ、心地よさを堪えているかのような表情をしている
「ハアハアハアハアっっっ!!もうそろそろ出マスっ!!」
「んっっ!」
歓喜と快楽で絶頂を迎えたトゥエンティはアルセーヌの膣内にしっかり子種液を噴出させた
「アルセーヌ様…この度は子供じみた我侭をしてしまって申し訳アリマセンでしたっっ」
「それはさっき聞いたからもういいのよ…ですが…どうして中に出してしまったのですかっ!もしものことがあったら…」
最後の最後でまた困った事態に陥ってしまった…
「ドンウォーリィですっ!美しいボクとお美しいアルセーヌ様の子だったらそりゃもう完璧な筈なので…何の心配も無いですヨ」
「そうではなくて…もう本当に貴方という人は……」
こうして二人がただの首領と配下の関係を脱却し前進したのはさておき…
シャロ「あれ?一時間目自習って何でですかーっ?」
根津「それがさー二十里先生が遅刻っつーか行方不明みたいなーでまだ来てないんだとよ」
ネロ「ま、先生はどーでもいいけどさっアンリエット会長まで遅刻なんて珍しいよね」
石流「心配でお前らの昼食の準備すら手に付かない状態だ…」
エリー「それだけは、勘弁してください……」
コーデリア「ていうか、私たち一時間目の予習はそのお二人の捜索にしましょ!?」
担任の二十里海と生徒会長のアンリエット・ミステールは実にとんでもない不在ミスを犯していることに
気が付いたのは、女首領の腰の調子が回復した午前10時を回ったところであった…
以上で終了です
結果まともな人間になってしまった20に違和感
乙
小林×ネロが読みたいよママ……
小林先生は私生活ズボラそう
洗濯物貯め込んだり新聞や本が散らかり放題になったり
そして自家発電まで面倒くさがってやっておらず溜まっている小林先生…
そこに通い妻するMHって事ですね分かります
382 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 06:52:02 ID:IPCg6rDj
ミルキィってツンデレらしいツンデレいないよね
↓
ラットきゅんがいるじゃねえか
↓
でもいくらショタとはいえ男だし需要が・・・
↓
女の子にすればいいじゃん
アルセーヌ様とラット(女体)で百合とか無しですか・・・
「妄想の中で僕にあんなことやこんなこと…」
って笑顔で嬉しそうに言っちゃうゲーム版ネロ可愛いよぉ〜
つーかゲーム版はみんな可愛すぎるな。小林先生ならハーレムも許すよ
>378
20×アルセーヌ乙おつでした
このCP予想以上にいけるな…!
新型【ヘンデレ】普段おかしいキャラが突然まっとうに相手を落とそうとするとか
そう考えるとちょっと普通の言動になるだけでギャップ萌えに繋がる20は凄いかも
>>382 ネロがいるじゃない
ボク達を退学にした張本人とか言った後にシャロにネロのうそつきって言われてるよ
>>387 何と言うか、コーデリアさんは何やらせてもギャグになるんだなw
これじゃ薄い本が出ない訳だ
キャラ的にはコーデリアさん大好きなんだが
エロだとエリー1強な気がする
コーデリアさんは
陵辱されたらトリップする
和姦でもトリップする
女の子同士でもトリップする
と、いうエロとして考えにくいキャラだからな。
アニメさえなければ恋する乙女なんだが…。
トリップ状態から現実に引き戻すほど衝撃的なことをだな・・・
小林先生を連れてくるとか?
そんなん即逆レイプですやん
小林先生をもレイプするのか…恐るべしお花畑
目の前でほかの3人を痛めつけたら・・・
駄目だ、大好きなミルキィのみんなを傷つけるなんてできない
こばやっさんうらやましいです
逆転の発想
目の前で小林を犯したら…?
君たち!僕を犯すんだ!早く!
その役目は誰がやるんだよw
あ、神津か
そんな展開いやだwwwwww
401 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 07:55:37 ID:cupzudQL
ここは順当にG3に犯ってもらおう
次子は小林先生とフラグがあるんだっけ?
先生が取られそうになったら、大切な仲間達のためにもコーデリアさんは黙っていないはずだ!
小林先生絡みで直接的な行動に出そうなのはネロだな
ネロを篭絡し、ネロのダイレクトハックでコーデリアさんのお花畑思考を遮断すれば…!
神津「小林、俺とお前のピースが一つに…!」
警察に捕まってしまい、G3にオモチャのように扱われ辱められながらも、
美し過ぎる性玩具としての自分に望まぬ昂ぶりを感じざるを得ない20
デリアさんのお花畑思考が鉄ベラを介して逆流して暴走したネロが小林先生を中略する展開マダチンチンコ
>>404 それやるとコーデリアさんの思考が逆流しそうと思ったらもう書かれてたw
コーデリアさんは不可侵なお花畑だな
まずネロをお花畑にし、ダイレクトハックを利用しシャロ、エリーをお花畑にする…。
そしてシャロを使い会長をお花畑にし、会長の人脈で学園関係者全お花畑化にさせる…。
そしてコーデリアさんによる、全世界お花畑計画が今、ここに。
一方、小林先生は次回作にてG3との重婚生活を送っていた
>>409 だが待ってほしい
20がお花畑化してしまったら……
元から濃厚な20だ、問題ない
カフェオレにクリープ入れるようなもんだって
なんという例えだ。カオス過ぎるな…
ああ、ネロ可愛いよネロ
あの尻はエロい
考えれば考える程押し倒されるのが似合う人だ、小林先生…
根っからの受け体質だね
415 :
G3……?:2011/01/12(水) 00:19:03 ID:idscJwPc
エリーとかコーデさん辺りには野獣の如く攻めまくりそうだけどね小林先生
ゲームのコーデさんはちょっと受けっぽいよね
普段のお姉さんっぷりに反して思いっきり甘えてくる次子
マイペースだけど臆面もなく正面から好意を示してくる咲
絵にかいたような良妻賢母で大和撫子な平乃
どの組み合わせでも小林先生爆発しろ
小林先生は無意識のうちに修羅場とか作っちゃって
「僕が女ったらし?ちょっと待ってくれ…」
って言い訳するタイプ
キュアコバヤシ!キュアカミツ!
二人はホモキュア!!マックスこころ
小林スレかと思って書き込んだら違った
小林先生スレが小林総受けスレになってるでござる
個人的には神津×小林よりも小林×神津を押したいとこだが、問題はここでは全くのスレ違いだということだ
森はどう使えばいいんだろう…
森は声優変えたらシャロと百合ができるのに…。
実は変装で正体は原作どおりの教授だったら、薄い本の陵辱キャラとして活躍してくれそうだが。
怪盗としてより優秀な子孫を残さなきゃならんという役目が残ってるアルセーヌさま
スリーカードのうち誰の遺伝子をお望みだろうか
それは勿論怪盗トゥエンティさっ!
なんという自演
小林×ネロが読みたい
そしてラット×ネロも読みたい
小林×ラットとな!?
スリーカードに媚薬入りのバレンタインチョコを渡して自分を襲わせる会長という電波を受けた
>>430 MHなら次回作で間違ってスリーカードやユタカが攻略出来るようになるかもしれない
BLは自重したまHE!
ストリバがミルキィに人形化トイズ掛けて、夜の町に放置して楽しむ話が読みたい。
ストリバさん酷い奴になっちゃうけど。
>>432 怪盗Lという便利な存在がいるぞ
次回作はアルセーヌ様でスリーカードを攻略したい
スリーカードのうち一人を選んでアルセーヌ様を攻略するのでもいい
怪盗帝国の絡みがもっと見たいぜ
アルセーヌ様攻略だと対象年齢が上がりそうでイイですね〜
いっそのことアル様か会長育てるゲームやりたい
アル様強化の黒とアンリエット強化の白の同時発売
こころちゃん人形は放置されてたぞ。
あの後、アイリーンに何をされたのやら…。
ドアラにトラウマあるみたいだからな>こころちゃん
小学生に凌辱されるこころちゃん・・・ごくり
Lのトイズは便利すぎるよな
小林の復讐鬼で理性飛んでるから鬼畜な事も平気でできるし
正体が小林好き好きの爺じゃなかったらもっと薄い本要員なんだけどな
>>432のネタはストリバがLのトイズで操られてる設定にすればいけるんじゃないか
楽しんでるのはLになっちゃうけど
せめて「こばやしくぅんが大切に思ってるミルキィの面々を洗脳してエロエロにしてこばやしくぅんにけしかけて苦悩している様を見て楽しもう」程度で
バリツ逆レイプ、ダイレクトハック逆レイプ、お花畑逆レイプ、パワー・スピード・テクニック全てが上回っている逆レイプ
さあどれでもいいぜ、来いよ!
Lが直接犯すに決まってんだろうがボケェ!
エリーに押さえつけられて、ネロにダイレクトハックで敏感ポイントを感じ取られ
シャロに触れずに乳首をつねられ、コーデリアに逆レイプされる
そして後ろの穴を埋めるL
完璧だ
MHもG4も怪盗帝国も四人ずついるから脱衣麻雀もできそうだ
おっと若干一名負けても無いのに脱衣始める輩がいるようだ
トゥエンティは着せていくべきだな
全裸スタートとか胸熱
個人的に各勢力で麻雀弱そうなのはエリーと次子と石流さんのイメージがある
シャロは念動力で牌操作、ネロは自動卓にヘラ突っ込んで点数誤魔化してきそうだな
あとトイズからのイメージだけどラビットさんならドラ爆
エリーなら牌の柄を指で削って、パイパンに。
コーデリアさんは五感強化で相手の待ちを予知+イカサマサーチって所だな。
こころちゃんは牌を全部暗記。
トイズ使えばコーデリアさんが最強じゃないか。
コーデリアさんなら気付けるかもしれないが、
会長が幻惑で牌の柄変えてきたらイカサマどころじゃないぞ
エリーがパイパン・・・だと・・・?
〜エリーがパイパン〜
この疑問点を覚えますか?
どっちでも興奮するね
美しい僕を見ろ!
上の麻雀の流れで負けるたびにためらいながら服を着ていく20を受信した
ゲームのほんわかした雰囲気の会長でエロに持っていきたいんだけど
相手が小林しかいない…
ここは別人説で行こう
アルセーヌとアンリエット、瓜二つのボヨヨン美女の百合だ
双子だったとか
一人はお嬢様生活で一人は怪盗を強いられて時々入れ替わってるという
母娘だったとか
娘アンリエットがLの件でIDOに呼び出されている間、母アルセーヌが年甲斐もなく生徒会長に・・・
これならスリーカードがアンリエット「様」と呼んでも矛盾しない!
安西先生。ラトネロが読みたいです・・・
だいぶ前に話が出たラトアルも読みたいのですよ
とりあえずラット攻めが読みたい
ラトネロは構想してるけど本番ありだとあんま浮かばないんだよなぁ
あの二人は今まで出てるやつみたいにエロは軽めで2828するタイプが似合う
そしていま考えてるのはメアリー&ケイトとかまぼこ男との昔話
ラトネロとかラットきゅんが気になるけどその前にコーデリアさんが妄想してるのが完成したから投下するよ!
はぁ…
今日だけで何度目だろうか
気がつけば彼の事を想い、その度に切ない溜め息が漏れる。
私――コーデリア・グラウカは自分の部屋のベッドの上に座ると膝を抱えそのままゴロンと横になる。
教官…こ、こばやし…さん……うぅ〜…!
彼の名前を口にするだけでも色々な妄想が広がってきて私の頬を朱くする。
これが恋なのだろうか
今までこんな気持ちになったことは一度も無かった。
別に男の人と関わりが少なかったわけでもない、むしろ道場に通っていただけあって他の女の子よりも男の子とは話しているかもしれない。
ただ、彼と話をする時だけ変に緊張してしまうのは………つまりはそういうこと…なのかしら…。
最初は憧れだった。
一時期世間で大きな話題となった名探偵小林オペラ、彼にはすぐたくさんのファンができた…無論私もその1人だ。
彼のようになれたら…そうやって憧れていた私にとって小林オペラは天の上にいるような人、話すことすら出来ないかもしれない。
けれど人生の転機は突然訪れた
ミルキィホームズ…組織化する怪盗に対抗するために作られたチーム。
その指導役として…彼はいきなり私の目の前に現れた。
(はぁ、あの時のことは忘れられないわ…)
色々な意味で、まさかいくら勘違いだからといっても、あの小林オペラに関節技を決めたのは私ぐらいだろう。
けれど彼はそんな私を責めることもなく許してくれた。
その時のあの人の優しい顔は……
カッと顔が熱くなるのがわかる、ダメだ…あの人の笑顔を思い出すと胸がギューッと苦しくなる。
私とは住む世界が違う人…そんな風に思っていたけどそんなことは無かった。
私達に自然に話かけてくれて、また私達の話にもしっかりと耳を傾けてくれる。
優しくて頼りになって色々教えてくれて気にかけてくれたりそれから……
はぁ…
…教官はずるい、あれだけ鋭く勘も効く人なのに…いわゆる『恋心』というやつには鈍感なのだ。
私の勘ではシャロもエリーもネロも…きっとみんな教官のことが気になっているのに…。
いっそのことみんなで襲ってしまおうかしら?
ふふっ、それも悪くないわね…と思ってしまう。
むしろそれぐらいしないと気づいてもらえないのではないか。
…いけない、深く考えすぎてしまう…。
彼を襲うなんてとんでもない、むしろ襲われてしまいたい。
いや、襲ったところを逆に押し倒されて少し戸惑ってる私に優しく口づけをしてくる。
そして耳元で優しく コーデリア と囁かれた時には私は悶え死んでしまうかもしれない。
はぁ…体が熱くなってきてしまって寝るどころじゃ無くなってしまった…。
目をつぶって妄想する
優しく口づけを交わした後、彼はそっと服の上から胸を触ってくる
現実の私の手が自分の胸に触れる
最初は優しく撫でる程度
段々と円を書くように強くなってくる
んっ…ふぅ…んんっ……はぁ……
我慢出来ずに私の声が出てしまう…
そんな私の姿を見て教官は私の上着を脱がしていく
そしてちゅっと甘い口づけをしながら私のブラを外していく
露わになった私の乳房を教官の手が優しく揉んでくる
可愛いよ、なんて言葉を言ってきて私は恥ずかしくて顔を反らす
そんな私の姿を見てからか教官は私の乳首をキュッと摘まんでくる
んんっ…あっ…きょう…かん…んっ…、だめっ…ぁ…
くりくりと私の乳首をいじめた後にカリッと甘噛みをしてくる
その強すぎる刺激に私は一度イッてしまう
はぁ…はぁ…と息を整えている私の目の前に教官の………が差し出される
はむっ…ちゅっ…んん…ぺろ…じゅるっ…あむ…んっ…
教官に気持ちよくなってもらうように私は一生懸命舌を動かす
現実の私はそこにソレがあるかのように口を大きく開けて舌を動かす
多分じゃなくてもきっと凄くいやらしいのだろう…
そして私の手は自然と自分の胸と秘部へと動く
私の指先がぬちょっという感触を感じとる
このままじゃ染みになってしまう…そう思って私は教官に脱がしてもらう
教官は私の頭を支えて喉の奥まで差し込んでくる
私は少し苦しいけどそれを喜んで受け入れて舌を動かす
時々おぇってなりそうになるけどそれよりも快楽のほうが何倍も高い
私の指はびしょびしょになった秘部を何度もなぞり、その後第一関節ぐらいまで飲み込んでいく
胸をいじっていた手も今度は秘部に移動させクリトリスを優しく摘まんでいく
んんっ…じゅぷっ…はぁ…んっ…ぺろっ…ちゅっ…
そして教官の腰が引かれて私の口からソレが抜かれる…
きっと私の目はとろーんとしてソレを欲しがっている
口の端からは涎がだらしなく垂れている
指を当てるとぬちゅっと私のアソコが音をたてる
そしてズブッと教官のが私のアソコに入ってくる
教官は優しく私を抱きしめてゆっくりと腰を進めていく
ちょっぴり痛いけど教官のが入ってると思うと変な感じがする
んっ…はぁっ…!
教官のが全部私の中に入って奥にコツンと当たる
…私の指では届かない秘密の場所
そうしたら優しく口づけを交わして教官が腰を動かしてくる
最初はゆっくり、次第に速く
教官はパンッパンッと音をたててピストンを繰り返す
そんな妄想をして私は自分の指でどんどん秘部をかき回す
じゅぷっくちゅくちゅといやらしい音が鳴る
パンッパンッと肉のぶつかる音が響く
こんなに音をたてちゃ誰かに聞こえちゃう…そんな私の言うことを無視して教官は私に向かって腰を振り続ける
はぁっ…ふぅっ…きょうかんっ…ふっ…
教官のピストンが速くなるにつれ指の動きも速くなる
ぐちゅぐちゅといやらしい音とともに愛液が流れシーツに染みができてしまう
んっはぁっ……きょう……んっ…こばやし……さん…っ…わたし…あっ…
小林さんが大きく腰を叩きつけ、私の子宮へ精子を出そうとする
その瞬間私は『五感強化』を発動して私の指でクリトリスを摘みあげる
んっ!!ふぅあっ!!あぁぁ…っ!!
ビクンビクンと大きく体が痙攣して私は絶頂する
そして小林さんは私の子宮へと精子をドクドクと流し込んで私を孕ませようとする…
秘部からはとろーっと愛液が流れ出て、妄想の中では小林さんの精子がいっぱいこぼれてしまう
全身性感体みたいになってる私の目の前に小林さんのソレがまた差し出される
ソレをしっかりと口でお掃除しながら私はまたイッてしまうのだ…
やってしまったわ…!!
こうなっては後の祭りである。
シーツはびしょびしょだし中途半端に脱いだせいで服もしわしわである…まぁパジャマだからいいのだけれど。
まったく…これも教官が悪いんですからね…!
そんな言い訳をこぼしながらタオルでシーツを拭いていく。
…果たして私は明日教官に普通に接しれるかしら…。
顔を赤くして慌てる、そんな自分を安易に想像しながら私は後始末を終えて休息を取るのであった。
終わり
コーデリアさんマジお花畑
可愛かったです!乙
俺のコーデリアさんがエロ可愛いだと……!
GJでした!
次の日赤面して思わず小林に技を掛けちゃうコーデリアさんまで妄想したw
乙
コーデリアさんのエロはもっと増えていい
乙ですー
コーデリアさんで俺もなんか書きたいね
しかし大いなる試練が待ち受けているのでそんな時間がないのが悔しい
やっぱり恋するコーデリアさんはそれなりに可愛いな。教官がいないばかりにリミッターが……
>>475 ひょっとしてそれは試練ではなく試験ではないかね? もしそうだとしたら大丈夫、試練とは別だ、安心してブッチ切れ!
GJ!!なんという(狂ってない)キレイなお花畑
ぐっじょぶ!
ラトネロも書いてくれるなら超期待するわー
GJ!
>>461 すまないラトアル書いてるって言ったのは私だ(219)
詰まってしまって止まっている間に大いなる(期末)試練が側にきているんだ
試練は2月中旬に終わるから、気長に待っていてくれるとありがたい…
>>464GJGJ!
ゲームでコーデリアのデレっぷりにやられて好きになってしまった私にはおいしい話だった!
綺麗なお花畑だったぜ
>>480 楽しみにしてるぜ
NTRってみんな好き?
うん、大好きSA☆
本スレでコーデリアさんをみんなデリ嬢って言うもんだから
そっち方面の話がムクムク浮かんできてしまったじゃないか
本スレでの誘導だけど
URLのある行が長いせいでAAが途中で切れてね、
ズ 。
, ' ′ //Y {,, ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,ノ ,ハ{ 。 \
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/an ime2/1295349695/
☆ + / { *{ { l八 i⌒⌒! 爪 。 ヽ ゚ +
, ' ∧ 、∨ 、__,ノ . イ }/ ∧ 。
゚ ■■■■■■■■■■■■■■=‐‐=≦ , '* / 。 。 ☆
+ .′ ,′ \ ヽ //'Ti′ `7 。 } * }
+ { { * ヽ 。 //___| ! / ,′ .′ ゚ + ゚
■■■■■■■■■■■■■■ | i .′ { / / /
。 \ \ } } |U { V / / ☆ +
一応修正しといたけど
本スレで書いちゃいけない気がするからこっちに来たけどね、
なんかね、
デリ嬢と呼ぶのはにわか
真のコーデリアンはコーデリアさんと呼ぶ
コーデリアさん
コーデリア惨
コーデさん
デリアさん
943 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:49:47 ID:703di48g [2/2]
やはり次回は怪盗に秘宝は貴様の教え子の服の中に
隠したとそそのかされていろいろまさぐる小林さんが。
あとは言わなくても分かるな?諸君
貴様の教え子の腹の中には私の子供が…
なぜかこんな酷い考えになってしまったぁ
小林「君たちぃ!!服を脱ぐんだぁぁぁ!!」
シャロ「わかりました!脱げばいいんですねっ!!」ハッ
ネロ「わかったよ脱げばいいんでしょ…ねぇ小林、もしかして…ちょっと興奮してる?」スリスリ
エリー「えぇっ…!?…あの……その…こ、小林…さん……む…向こう…見てて…」ドキドキ
コーデリア(清浄)「わ…わかりました、これも捜査の一環なんですよね…その…教官…?できれば目を瞑っていていただけないでしょうか…」カーッ
コーデリア(毒)「なっ…!!そんなっ服を脱げだなんてっ!駄目ですよだって私まだ学生ですしいくら結婚できるからってそんな…あっ嫌とかじゃなくて、こういうのはまず順序が…でも教官がそういうのが好きなら私構いませんけど…優しくしてくださいね…(///」ポワポワ
ナチュラルにマネキンの胸触ったりと小林先生って結構変態だよなw
小林先生はアマガミの橘さん的なポジションと考える
ルックスもそっくりだし
>>492 アニデリア「教官!私できません!いくら捜査だからって裸になんて…えぇっ!?重要なファクター!?
わかりました教官!私やります!捜査のためなら私、脱〜ぎ〜ま〜す〜♪」
初めてだから、やさしくてしてください。
あ、灯りは消して……
いやーん、こわいー、こらわいよぉおぉおぉおー
暗いの怖いー
「教官…優しく…して下さいね…!」
「あ、あぁ…わかった…そ、それじゃ…明かり…消すよ?」カチッ
「きゃっ!うぅ…ぐすっ…教官…私、暗いのは…!!」
ぎゅっ
「あっ……」
「コーデリア…これで…どうだい…?」
「……きょう…かん…はい、もう…大丈夫です…」ぎゅぅ
(教官がこんなに近くに…教官の匂い…すごく、安心する…)
「…コーデリアの髪…すごくいい匂いがする…」
「!!…そ、そんな……きょう…こばやし…さんからも…すごく匂い…しますよ?」スンスン
「ええっ!?ちゃんとシャワー浴びたんだけどな…ははは…」
「いえ、違います…とっても良い匂いです…すごく…落ち着く…」
「コーデリア……」
「それにしても、暗いのが怖くて明かりを消して眠れないから寝るまで見てて欲しいだなんて、普段お姉さんなコーデリアにも…可愛いところがあるんだね」
(教官の鈍感…!)
俺の(中の)コーデリアさんはだいたい清浄の花
コーデリアさんは暗くしたら五感強化のトイズを発動しちゃうから、
敏感になった体で…。
トイズのないアニメデリアさんなら変なゾーンに入っちゃう・・・
ビクンビクン
アニデリアさんならそのまま先生を貪るなw
>>502 コーデリアさんの清浄の花が毒の花にかわってしまうぅ〜!w
後の堕探偵事件である
お婿にいけなくなっちゃうよ
どっちかといえば食虫植物
清浄の花か毒の花かというのは生まれつき決まっているわけではないのかな?
アレは単に探偵になるか怪盗になるかって事の比喩じゃない?
ところでムッツリな料理長の石流さん(35)は恵方巻きに噛り付く女生徒を見て良からぬ妄想をしてそうだよね
509 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 13:31:28 ID:iQfevXUH
貴様ッ!
色気皆無でガッツガッツ恵方巻きをかじるネロに、股間の魔剣も脇差になっちゃうんですね
なぜか会長の分だけマヨネーズやら山芋やら白濁した液が
掛かったのを提供する石流さん
思ったんだが石流さんって会長の下着とかも洗ってるんだろうか
それは流石に会長が洗わせないんじゃないだろうか
ゲームの会長(というかアルセーヌ様)なら洗われても「ありがとう」で済ませそうだが
普通に影でこっそりとくんかくんかしてそう
このスレでの石流さんの扱いの酷さは異常。
本スレでもしょっちゅうこういう扱いじゃないか
でも7話放送前の硬派な石流さんも放送後のムッツリ石流さんも大好きだよ
>>515 だってミルキィホームズの部屋を覗いたりエクスタシーで感じてたり
割とムッツリだしあの人・・・。
ラットきゅんにエクスタシーさせなかった事は、
おそらくテレビの前の大きなお友達の大半を敵に回した事だろう。
3カード全員体育座りなんかみたくねぇw
スリーカードがかまぼこ誘拐疑惑を否定して
メアリー&ケイトが犯人だと言えば(ミルキィ達が納得するかは別として)
メアリーがヤケになってミルキィ達にトイズ使ったかもしれないのに惜しいなあ
でもラビットさんの体育座りなら見たいかも
対象は当然エリーですよね
実は二ヶ月ほど月経が来てないアルセーヌさま
更になんかここ最近気分も優れない
相手はスリーカードのうちの誰でしょう
最終話の空想具現化能力があれば
シャロニーで想像妊娠くらい余裕だろう。
幻惑のトイズ便利すぎるだろ…エロパロ的に考えて…
アルセーヌとストーンリバーとLとメアリー
怪盗は薄い本向けのトイズ多いな
20のトイズでNTRもアリ
小林先生とシャロの話を考えたら犯罪臭が凄いことになった
やはりエロはコーデリアさんが適任なのか…
エリーを忘れたら困る
エロはエリー&コーデリアさんだな!
そしてどうでもいい事。
ネロはパンの為なら悪魔にでも魂を売れるといっていたから
パンを2個あげるからパンツを見せて欲しい
シャロ→お人好し、人を疑う事を知らない、明らかにアホな情報でもよく吟味せず騙されやすい
ネロ→人を信用しない性格だが食べ物で釣られる安い面あり
エリー→気が弱い、悪い誘いにNOと言えない、雰囲気がエロくて狙われやすい
コーデリア→お花畑、自己犠牲の精神に溢れてるので誰かの身代わりと言う意味では誘いに乗りやすい
よく考えたらMHの面々ってエロ展開におあつらえ向きな気がしてきた
エリーは電車に乗ったら絶対危ない
一人捕まえたらあとは芋づる式で襲えるな
純愛好きな俺には悲惨だな
痴漢囮捜査に抜擢されたエリー。ミルキィホームズが監視する事になったが、早速エリーを見失う。
シャロ「あれ…エリーはどこですかー?」
ネロ「エリーの奴どこいったんだよまったく」
コーデリア「手分けして早く探さないと!あんな事やこんな事に…」
痴漢「へへ…あそこにいるのは友達かい?声を上げたらバレちゃうかもねぇ…?」
エリー「い、いやぁ…」
ダメダメなミルキィホームズだからこんな展開になりまする
全盛期のエリーなら痴漢を吹っ飛ばしてるな
ふと、ラトネロのケンカップルな話を書こうと思ったら全くエロい展開にならない
難しいんだな色々と
構わん、晒せ
ラケットさんはおっぱい星人だからな
エロなし2828もまたエロパロを飾る一つさ
エロなんてオマケ程度で十分だと思う
エロパロだからと言ってエロ描写に拘る必要は無いさ
そうか。あり
森くん鬼畜
前言ってたかまぼこ男の話が出来たので投下します。エロの直接描写は無しです
俺は自分の顔って奴がとにかく気に入らなかった。
ガキの頃はまだ良かった。
オシャレだ何だと気にするよりも、遊ぶことしか頭になかったしな。
けど、14くらいだったかな?段々と自分の顔を気にしだす年頃だ。
鏡を見るたびにため息をつくことだがドンドン増えていきやがった。
ダチと遊び歩く時だってそうだ、周りと自分の顔の作りが違うってことを嫌でも突きつけられる…
…そう、俺の顔は醜かった。自分自身が誰より分かってる。
輪郭からして普通の人間より遥かにデカイしその上丸い。
学校なんか嫌で嫌で仕方なかったぜ。女生徒からは冷たい目、友達も段々離れていく。
せめて顔以外で目立とうと嫌いな勉強の徹夜を続けて学年一位にもなったし、
スポーツジムに入り浸って体を鍛えまくって、太い腕、割れた腹筋、逆三角形の肉体を手に入れた。
……でもなぁ、人間、結局最初に目に付くのは顔なんだよ、顔。
社会人になって働くようになってからは、会う奴会う奴まず見るのはこの顔だ。
露骨に嫌な表情をする女、笑うのを堪えても結局吹き出すオヤジ、
ドイツもコイツもふざけんじゃねぇよ…
一番嫌な顔したいのはコッチなんだよ、ヤケで笑いたいのはコッチなんだよ。
結局耐えられなくて仕事も長くは続かねぇ。
せめて少しでもこの顔を隠したくて、顔の上半分をスッポリ被れるマスクを買った。
顔も隠れるし、見ようによっちゃぁ猫みたいにも見えて、だいぶマシにはなった。
けど、普段からいんなものを着けてる奴が、まともな仕事に行っても面接の時点で門前払いだ。
それまでの生活で性格も程よく荒んで、自然と悪い仕事をするようになった。
それもこれも、全部この顔のせいだとやり場のねえ怒りを押し付けて、
どん底の生活を送ってたそんな頃だ……
――――あの二人と出会った時の事は、今でも忘れねぇ。
ちょっとしたカツアゲでその日の晩飯代を頂戴してた時だ。
真夜中にふと空を見上げれば、そこには…
屋根から屋根へと飛び移る二つの人影…ちょうど地面の着地点近くにいた俺に、
その二人はスグに気づいて近づいてきた。
その頃俺も話は耳にしたことがあった。二人組みの女の怪盗が暴れてるってよ。
あの時の俺は、情けない話震えてその場から動けなかったぜ…
なんせ、怪盗といやぁトイズを持ってる。しかも噂じゃ片方はパトカーを何台も
蹴りだけで叩き割ってるって話だった。
ただのちょっとガタイの良いチンピラの俺が、もし喧嘩売られでもしたらタダじゃすまねぇ。
ゆっくり歩み寄ってくる二人に俺はただただ冷や汗流して硬直するだけだった。
…けどよ、その二人が俺の顔を見ての第一声はなんだったと思う?
信じられるか?『なんてハンサムなのぉ!』だぜ!?
最初は俺もワケがわかんなかったぜ。つーかそもそも信じがたいことだったさ。
だってこの顔だぜぇ?俺も最初馬鹿にされたのかと思って怒鳴り散らしてみたんだが…
……どうやら、向こうは本気だったみたいだ。
その日から俺の生活は一変したぜ。
これ見よがしに女を連れて歩いてるイケメンを睨みながらの散歩も、
今度は自分が、それも極上の美人二人も連れて歩けるんだからな!
金の羽振りも良くなったし、ホント、人生でどこで転機がくるかわかんねぇぜ!
…それで、まあ…こっからちょいとシモの話になるんだが……
夜もそりゃぁ、いい日々が続いたぜ。
向こうも俺と出会ってからは怪盗の仕事はパタンとやめたらしい。
何故かって聞いたら、少しでも長く俺との時間を増やしたいって言うんだ。
嬉しかったぜ…そりゃあ嬉しかったさ。その時は人生でも久しぶりに涙が出た。
そして夜…良かったぜぇ…すげぇ良かった…
二人とも顔もスタイルも文句無かったし、片方のトイズがまたすげぇ。
名前は…長すぎて覚えてねぇが、ようは相手の敏感な部分を察知して刺激するって奴だ。
戦闘では相手の警官を腑抜けにする為に使ってるらしいが、効果が効果だ。
俺も存分にその威力を身をもって体験したぜ…ハッキリ言って一回食らったらしばらく動けねぇくらいだ。
……ただ、なぁ…
しばらくは俺もそんな幸せな日々を満喫してたワケなんだが……
やっぱ、その…根本的に、体力の差って奴があるんだよ。
トイズ抜きにしても、向こうは警察相手を手玉にとる怪盗。
その上コッチは敏感のトイズを一発食らうだけでもほとんどの体力を削り取られる。
少し抑えないか…って言ってみたんだけどよ…
「何言ってるのよぉ××××。今夜は調子がいいからあと56回は出来るわよ」
「おいおいメアリー、自分だけそんなにやったら朝になっちゃうよ。僕もあと83回するつもりなんだから」
全く冗談じみた響きを感じさせず、本気でそんなことをサラリと返事しやがった。
……で、結局…その日は二人で合計120回くらいぶっ続けですることになった…
…意識を保ってたのが不思議なくらいだった。いや、むしろよく生きてたってくらいだ……
しかも…そんなのが1週間以上続いた……マジで俺よく死ななかったな……
流石に、限界だった。
死ぬ。俺近いうち絶対搾り取られて死ぬ。
二人が外出してるうちに『やってらんねぇ』と一言書いた紙を一枚テーブルにおいて、
全速力で俺はアパートから飛び出した。その後はただただ怖かったぜぇ…
トイズ持ち二人が捨てた報復に来たら、間違いなく五体満足でいられるワケがねぇ。
何時来るかもわからねぇ昔の女にガタガタ怯えながら、隠れるような生活が何日も続いた。
そのうちに生活費の為のケチな強盗でうっかり警察に御用になっちまったが、牢屋の中でさえ不安で仕方なかった…
ボロい毛布に包まりながら、俺は反省したよ…自分にとっての幸せは、自分に見合う分じゃないと身を滅ぼすってよ…
――――――――――――――――――
「……とまぁ、そんなワケでこうして出所して足も洗った今でも、俺の逃走劇は続いてるのさ
フランスから出て、イタリアやリパやマーロ、んでもって今は此処イギリスにいるってワケだ」
「は、はぁ…」
街の一角のとあるカフェで、俺はたまたま相席になった若い男に半生を語っていた。
自分とは全くもって似ても似つかない…まぁ、俺に似てる人間がいるかどうかも怪しいが、
とにかく目の前の男はいい顔をしていた。男の俺から見てもな。
丹精に整った顔ってのはこういうのを言うんだろう。歳も酒が飲めるか飲めないぐらいに見える。
おまけに初対面の男のほとんど愚痴でしかない話を、何だかんだでちゃんと聞き入ってくれている人の良さ。
普通に女にモテる男ってのは、結局こういう奴なんだろうなぁ…と改めてしみじみ感じていた……
―――――――――――その時だった。
ガタッ!!
「ッ!!!?」
「ど、どうしました?」
男の背後、道の端にいた二人の女……忘れられるわけが無い二人がそこを歩いており…
その顔が此方に向き………目が、合った。
次の瞬間、猛スピードでコッチに向かって走ってきた!
「ワリぃ兄ちゃん!ココの代金変わりに払ってくれ!!」
「え…!?」
大急ぎでその場から立ち上がり、店の柵を越え、全速力で走る!!
「なんでこんな所にいやがるんだぁぁぁぁぁぁ!!」
「あぁ!××××!やっと出会えることが出来たわ!!」
「待ってくれ×××!僕達は日本のヨコハマで出会ったある子猫ちゃんのお陰で憎悪の闇は洗い流されたんだ!」
「そうよ!だからもう貴方に復讐するつもりは無いの!いっそまたあの頃のように麗しく愛し合いましょう!!」
「なおさら嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
後ろからものすごい速さで近づいてくる声を聞きながら、俺はただひた走っていった……
「…はは…女性との付き合いって大変なんだね…」
あまりの出来事に半ば呆然と走り抜けていった男達を見送りながら、
『彼』はとりあえずテーブルに置かれたコーヒーを一口飲み込む。
「……あの子達は、今頃どうしてるかな。きっとみんな、頑張ってるだろうな…」
透ける様な青空を見上げて、遠い海の向こうの教え子達を思い呟く。
平穏も、慌ただしさも織り交ぜて…穏やかに時間が流れる、イギリスでのそんなひと時――――
終
面白かった
ネコ男のキャラが非常に味があった
アニメで顔しかでてないのによくここまで活き活きと動かせたな
とにかくGJ
個人的には教官が嬉かった
バリ乙
ぼこ男良いキャラだなあ。
メアケイとの夜の生活は最初羨ましいと思ったけど、毎回敏感ポイント刺激されるんじゃあ普通一晩で死ぬな。
GJ!
なおさら嫌だぁぁぁぁぁで爆笑したww
乙!!
そりゃああのトイズ持ちの相手は辛いわwww
おつおつ。ネコ男のキャラ付けが良かったw
あと一ヶ月もせずにバレンタインだから何か書こうと思うんだけど、
その前にMH達はチョコ作れるようなまともな生活してない事に気付いた…
14日過ぎてからデパート行って安くなったチョコでわいわいやる姿が浮かぶ
会長が本命チョコ作るとこをスリーカード目撃する
wktkするスリーカードたち
しかし本命チョコはシャロの元へ
凹むスリーカードたち
石流さんは流石はアンリエット様とかいいつつ、悔しそうな顔してるのが目に浮かぶ
谷間にチョコシロップ溜めて「召し上がれ」
で石流さんKOだな
勿論チョコには媚薬入り
>>558 それは石流さんだけじゃなくほとんどの男がKOされる。
この流れで全身をチョコでコーティングして
迫ってくる20さんを想像してしまって鬱。
20「キミたち!僕のうつくすぃ肉体を使ったチョコだ!存分に味わいたまHE!」
いや20なら、美しい僕の為に美しい僕が美しい僕型のチョコを、可能性もある
20は自分にバレンタインチョコを送るんだな
好き好きトゥウェンティィィィィィィィィ!
ゲームデリアさんは教官の為に妄想を交えつつせっせとチョコを作るだろう。
アニメデリアさんはチョコなんぞ作ってる場合じゃねえ、むしろ寄こせ!
566 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 21:01:10 ID:SmgxCY13
>>565 でも、小林先生なら普通に店並のチョコを作ってもっていそう、不思議!!
「あの…教官…!、これ…受け取って下さい!!」
「あぁ、ありがとうコーデリア、嬉しいよ」
ガサガサ
「うん、美味しそうだ…さっそく食べてもいいかい?」
「!!、はっはい!どうぞ…!」
「あむ…もぐもぐ…」
「………」
「もぐ…もぐ…うん、甘すぎずに少し苦めに作ってあるんだね…とても美味しいよ、ありがとうコーデリア!」
「そ、そんな!バレンタインですし…そう言って貰えると嬉しいです…」
「……でも少し苦いかな、なにか甘いものが欲しくなってきちゃったよ」
「あっ、それでしたら確か甘いチョコの残りが――」
「…いや、それよりもこんな近くに重要なファクターがあるじゃないか…」クイッ
「えっ?教官なにす―――」
ちゅっ
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「うわっ何事だよコーデリア!、いきなり近くで叫ぶなよな!!」
「んっ…教官そんなっ…いくら甘いからって…あぁ、そっちは駄目な〜の〜♪」
「ダメだこりゃ……なぁエリー、チョコ溶かし終わったけど」
「あっ…それじゃ…好きな型に入れて…」
「おっけ〜」
「エリーさん、オーブンがあったまりましたよ!」
「うん、わかった…今、私とコーデリアさんが作った生地を持って行くから…」
「エリー、型に流し込んだらどうするの?」
「そうしたら冷やすから冷凍庫に…」
「エリーさん!焼く準備ができました!」
「うん…今時間を合わせに行くから…」
「教官…あっ、そんな…裸リボンだなんて……素敵!!」
「……エリー、コレどうする?」
「えと…ほうっておいてあげて…」
かまわん続けろ
「エリーさん、裸リボンってなんですか?」
「それは裸にリボンを巻いて……ってえぇ…!?」
「裸にリボン…なんか寒そうですね」
「ねぇエリー、やっぱり小林もそういうのが好きなのかな」
「えぇっ!?…そんなこと、私に聞かれても……」
「…エリーさん、こんな感じですか?」
「なっ…シャっシャロ…そ、そんな…恥ずかしい…こと…」
「おぉ…見事に大事なところが隠れている…さらにサイコキネシスでリボンを浮かしているために角度を変えれば見えてしまいそうなこのバランス!!これぞチラリズム…いや、絶対領域!!」
「ネ、ネロ…そんな言葉…どこから…」
「へっ?これはネットにダイレクトハックした時によく入ってくるノイズからだけど…絶対領域って何?」
「そ…それは、見えそうで見えなかったり…スカートの中が…暗黒物質だったりとか…」
「スカートか……(小林も女の子っぽいのが好きなのかな…)」
「…これで先生喜んでくれますかね!」
「う、う〜ん…どう…だろう…」
「ねぇエリー、明日ちょっと私服貸してくれない?」
「えっ…?、私は全然構わない…けど…」
「よ〜し、決まりっ!明日が楽しみだな〜」
「教官のチョコバナナ…もぐもぐ…美味しいです…」
「「「うわぁ…」」」
狂おしいほどコーデリアさんが可愛い
ストーンリバー「寧ろアルセーヌさまに逆チョコを」
自分のイチモツにホワイトチョコかけたところで
今ひとつ決行に踏み出せないストリバさんであった
美しい僕にホワイトチョコをかけて陶酔する20と
逆チョコ自体がよくわからないラットはミルキィに聞いてネロにからかわれるか、
とんちんかんなものを誠心誠意込めて渡してしまいそう
ネロのバレンタインはポッキーゲームで決まりだな……誰か、誰かSSに起こしてくれえっ……!
逆チョコもしらないの〜
根津は駄目だなー
ネロネロは普段からお菓子好きだし小林さんとラケットくんがいるから
バレンタインネタは作りやすい…はず…
王偉さんってネロ襲っちゃいそう
「ねえこばやし〜?」
「何だいネロ?」
「もうすぐバレンタインだけどさ〜」
「…そうだね」
「やっぱり小林もチョコって欲しいの?」
「え」
「どうなのさ?」
「そ、そりゃあ…貰えたら僕だって嬉しいさ」
「ふーん。…ん」
ネロ は くわえた ポッキー を こばやし に つきだして きた !
「……はい?」
「ふぉふぃんでひょー(欲しいんでしょー)ほふぁ(ほら)、ひゃべなっふぇ(食べなって)」
「ほ、欲しいとは言ったけどこれは…」
「んー!!」
「わ、わかったよ!わかったから顔を離してくれ!」
「んー♪」
「まったく…」
「あ、あぐ」一口「む、むぐ」また一口「は、はぐ」駄目押しに一口。
…近い、近すぎる。流石にこれ以上はまずい
「も、もう十分だrうわっ」
ネロは顔を離そうとした小林の後頭部を掴みいきなり胸元まで引き寄せた。
「ネ、ネロ!?」(む、胸があたってる…)
「ねぇ小林…もっと甘いもの、欲しくない?」
「ちょ、ちょっと…ネロ!?」
「小林…」
顔と顔が近づいていき、やがて二人の唇が重なっt
(ネタが切れました。エロい部分はあなたの妄想力にかかっています)
>>581 ちょっと待て寸止めとか俺のトライアセンドした重要なファクターをどうしてくれる
>>581 ちょっ…!!
お願いしますよそこから先…
そこまですっげぇGJですけれども!
>>576 むしろ逆にネロの方が知らなくて「女の子もチョコ貰えるの?wktk」って可能性もあるな
>>585 エリーやコーデリアにチョコを貰いに行くのか
「好きな人にチョコを贈る」という部分だけを知って、自分にチョコを用意してなかった小林に涙目になるネロにゃんチョコペロ
規制解除されたからエロSS投下したい
エロSSなんて書いたのはじめてだよー上手じゃなくても許して
ある日、エリーが趣味の読書に興じるために学院の図書室に来てみると、そこに見慣れた大きなリボンがあった。
「シャロ?」
「あ、エリーさん!」
元気よく、しかしここが図書室であることを考慮して、普段より若干声量を落としたシャロが答える。
「シャロが図書室に来るなんて珍しいわね……何か、読みたい本でもあった……?」
「はい、読みたい本と言うか……ちょっと調べたいことがありまして」
昼下がり、やわらかな陽光が差し込む図書室は静けさに包まれている。
「この間の事件の、メアリー先輩とケイト先輩を見て、ちょっと――」
この間の事件、その言葉を聞いてエリーは思い出す、先日の事件と……それを解決してくれた二人の先輩探偵のことを。
道路に飛び出した自分とかまぼこを助けてくれて、その後さらに怪盗帝国にさらわれたかまぼこを鮮や……かなトイズさばきで救ってくれた二人組みの名探偵(と、彼女たちは思っている)、メアリー先輩とケイト先輩。
あの日に感じたのは憧れと羨望。それは自分より優れた探偵に対するそれを含むが、それよりもむしろ――トイズへの。
(やっぱり、トイズを失ったままじゃいけないわよね)
エリーは、めげることなく自分からトイズを取り戻すために行動しているシャロに対して、尊敬と、シャロ一人に任せてしまっていることへの軽い罪悪感を覚え――
「あたしも先輩たちみたいに、だっだーん!ボヨヨンボヨヨン!ってなりたいんです!」
別にそんなことはなかった。完全に私欲だった。
(でも、シャロらしい……かな?)
いつも通りのシャロの天真爛漫さにほほえましさを感じ、自然と笑みがこぼれる。
「あ、そういえばエリーさんも、けっこう――」
エリーは、“その話題”の矛先が自分に向きそうになるや否や、顔を赤くしてそそくさとそこから逃げ出した。
同日深夜、シャロは一人屋根裏部屋を抜け出した。
(調べた本には、一人でやらなきゃダメだって書いてありましたからね)
シャロは努力の甲斐あり、昼間の調査でいくつかの有効と思われる記述を発見した。それをメモにまとめたものを手に、彼女は学院裏の樹海の中に入る。
学院側から見えない程度まで奥に進んだところで、シャロは木を背にして座り込んだ。ポケットからメモを取り出し、確認する。
今から行う行為――女性の発育に有効だと書いてあったその行為――即ち、自慰の手順を。
(うう……緊張します)
それは親友にも秘密を持つことへの高揚感か、それともこれから行う行為への無意識の反応か。
期待感と緊張で震える指で、シャロは書いてある手順を忠実にこなしていく。
(まず……おっぱいをマッサージ……)
服の上から軽く手のひらで触れる。記述には「揉む」と書いてあったが、シャロの幼く薄い胸板はそれを許さない。
コーデリアやエリーはまだしも、同年代の――それも、決して発育の良いほうではない――ネロにまで劣った肉体であることを再確認させられているようで、少し惨めな気持ちになってくる。
(だめだめ、悪いほうに考えてはいけません!)
首をぶんぶんと振ってネガティブな思考を追い出す。
(本にも、「気分が大事」って書いてありましたしね)
改めて胸に触れる。かすか――本当に、ごくかすか――ではあったが、そこに確かに脂肪が存在した。手始めにそれをむにむにと押しつぶしてみる。
薄い脂肪はむしろ、そのすぐ下にあるあばらの感触をはっきりと伝えてくる。
(ええと、揉み方は……)
メモを確認し、資料から調べた「適切な揉み方」を忠実に行う。
(まず、斜め下の方から、包み込むように……)
服の上から手のひらで胸を包み、優しく揉みしだく……否、マッサージする。
(やわらかく、やさしく……する)
ふにふにと自分の胸をもてあそんでいる内に、シャロは自分の身体が、徐々にふわふわとした不思議な感覚に包まれていくのを感じる。
幼い彼女が、初めて体験する未知の感覚……
(これが本に書いてあった……「気持ちよくなる」ってことなんでしょうか?)
ふわふわとした感覚は次第に大きくなり、胸を締め付けるような、なんとも言えない心地よさを誘発する。しばらく胸を撫でその心地よさを堪能しながら、シャロは自分でも気付かないうちに、より深い所へ、深いところへと向かっていた。
(……直接、さわったらどうなるんでしょう)
今まで「それ」について一切思いをめぐらせなかった訳ではなかった。ただ、「それ」はひどくインモラルな行為のような気がして、シャロは「それ」をためらっていた。
だが、生まれて初めて与えられた快感、その誘惑に抗うすべをシャロは持って居なかった。
(…………)
熱に浮かされるように、シャロはうつろな表情で、のろのろと手を服の下に滑らせる。手の甲と擦れる衣服の感触も、軽く触れる素肌の感触も、どこか遠いところで起こっている物事のように感じられる。夜の空気は冷えているのに、身体はばかに熱かった。
そしてついに、指先が胸に触れた。
(…………!)
身体がぴくりと反応する。服越しとは比較にならないダイレクトな感触。そのまま、先ほどと同じように、自分の胸に指を這わせる。
直接触る自分の胸は、服越し触るよりはふくらみが分かりやすい。
恐る恐るゆっくりと、優しく力を加える。指に伝わる感触は驚くほど、なめらか。
(つぅ……)
ぞわりと広がる、先ほどよりもやや強い快感。シャロはその正体も分からないまま、快感を夢中でむさぼる。
呼吸はひどく荒くなり、心臓が早鐘を打つ。高潮した肌に、冷たい夜風が心地よかった。
快感は焦らすように、徐々に膨らんでいく。シャロはそれに耐えられず、次第に手の動きを荒々しくしていく。
そして偶然に「そこ」に触れた。
「ひうっ!?」
びくん。
突如自分を襲った、今までとは別種の、まるで電気を流されたような感覚に、シャロは思わず声を上げた。
(今のは?)
高潮した顔で、自分の胸を見下ろす。そこには、何時もどおりの起伏に欠いた見慣れた胸があるだけ――
否、今そこには――服越しからではかすかにしか分からないが――二つの突起が隆起している。
(ああ、そういえば――)
シャロは、快感をむさぼることに夢中になりすぎて、ほとんど忘却の彼方であったメモの記述を思い出す。いつの間にか地面に落ちていたメモを取り、確認する。
(しばらく胸を揉んでいると、次第に気持ちよさが先っぽに集まってくるから、そうしたらそこに……)
ためらう理由などなかった。
シャロはジャマな上着を脱いで手元に置く。寝巻きには大きめのシャツを一枚着ているだけなので、これで自分が身に纏っているのは下着一枚だけとなる。
自分の裸を無防備に外にさらしているが、熱に浮かされた今のシャロはそのことに対して躊躇も羞恥も感じることができない。それどころか倒錯的な興奮すら感じてしまっている。
再び、自分の胸を見下ろす。抜けるように白く、なだらかな――というにはあまりにも平坦な――自分の胸、そのふたつの頂点で、薄桃色の幼い先端がぷっくりとふくれていた。
(今度は……ここを……)
期待と興奮で震える指先で、それでもあくまで慎重に、シャロはそこに触れた。
「あっ……ぅ……」
胸をマッサージしていたときのふわふわとした感覚と比べると、今度のものはよりはっきりとした快感。
快感を確かめるように、今度はそっと指で撫でてみる。
「あう、あっ」
シャロ衝動はとまらない。快感を得るためにひたすら先端を弄る。撫でて、優しくつまんで、あるいはごく軽く引っ張って。
「あっ、あふっ、は、あ」
そのたびに漏れるあえぎが抑えられない、抑えたくない?
声を抑えると快感も、つられて抑えられてしまう気がするから。
(もっと欲しい……もっと気持ちよく……もっと……もっと……!!)
快感の虜になった今のシャロは、既に当初の目的やメモのことなど頭にはなく、より多くの快感を得ることしか考えられなくなっていた。つい先ほどまで何も知らなかった、いや、今もほとんど何も知らないはずだ。
だけど盲人の手を引き誘うように、雌の本能がシャロを誘う。
どこまでも……最後まで。
(…………あれ?)
不意に訪れた意識の空白、荒れ狂う快感の台風の目。何のことはない、ふと違和感を覚えたのだ。
股に。
冷たい夜風に吹かれたそこが、まるで湿っているかのように冷えたのだ。
「…………?」
下着を見ると確かに湿っている。意識しながら動くと、ぬるりとした感触があることが分かる。そういえばなんとなく股がむずむずするような気がする。だけどそれは不快ではなく、どちらかといえば――
(先っぽが気持ちよく、なったときの、ような)
刹那の衝動、そしてためらい。
シャロは下着の湿った部分をぼんやりと眺めながら、惚けた頭で考える。
……触ってみたい。もっともっと、気持ちよくなりたい。だけどここは、ここに触れたら最後の一線を越えてしまう気がする。それを理性が必死に押し止める。
だけどそれは結局、むなしい抵抗でしかなくて。
「…………っ!」
シャロはとうとうそこに触れた。下着越しに軽く触れるだけでもじわりと、水が地面に染込むように快感が生じる。
「……はぁ、はぁ」
全体をさわさわとまんべんなく撫でる。どこをどうすればより快感が得られるか探るように。
「……ふぅうっ!」
程なくしてそこにたどり着く。全体的にふにふにとした感触の中、そこだけはかたい。
ためしにくりくりと弄ってみる。
「ふぁああ」
ぞくぞくっ、と強い快感が広がる。予想を上回る快感の強さに、シャロは思わず身じろぐ。
(これは……すごい、です)
間違いなく今までで最高の快感。しかも下着越しに刺激を与えただけで。
(これ……直接触ったら、どうなっちゃうんでしょう……)
シャロは今更ためらわなかった。
断続的に与えられた快感のせいで足腰が立たなくなっているので、座ったまま下着を脱ぐ。
「んぅ」
液で秘部に張り付いた下着をはがすかすかな刺激さえたまらない。
「よい……しょっと」
するりと下着を足から引き抜く。シャロはついに、野外にもかかわらず一糸纏わぬ姿となった。
幼く清らかな肢体を晒すことについて、シャロは最早無感動。
今のシャロは、快感を得ることしか考えられないから。
(早く……早く触りたいです……!)
遮るものがなくなったから良く分かる。自らが分泌した液によって、ぬらぬらとなまめかしく月光を照り返す秘部、毛も生えていない無邪気な縦のラインの始点が、先ほど弄んだ胸の先端のように自己を主張している。
「…………」
す、と手を伸ばし、触れた。
「ひゃあっ!?」
びくんっ。
痛みにすら似た強すぎる刺激に、比喩ではなく体が跳ねる。気が急き過ぎて、少し強く触ってしまったせいもあるだろうが、シャロはまだまだ、そこから与えられる快感を甘く見ていた。
(あせっちゃダメですね……おっぱいを揉んだときみたいに、慎重に……)
シャロは先ず、そこの周りを両手でマッサージした。ぬるぬるとする分泌液が自然に指に絡みつく。
「ふぅ、ふぅ」
また、あのふわふわとした感覚。興奮を助長する不思議な感覚。
シャロはそのまま、指を下に滑らせ、秘部をふにふにと弄る。
「はあぁ、あっ、ああ」
濡れた指で弄るのは、ぬるぬるとして気持ちいい。
シャロは縦のラインを割って、その中に進入した。ぐちゅりと音を立てて中をかき回すたびに、快感と共に、ぬるりとした液体が湧き水のようにあふれてくる。
先ほどの強い刺激を警戒して、遠慮がちになっていた指の動きが、快感に後押しされ再び大胆なものになっていった。
「はぁ、はぁ……これっ……すご、です……」
快感が徐々に身体全体に広がっていく。今弄っている秘部からだけでなく、ちょっとした接触、身体のどこでもかすかに触れるだけで、そこから火を灯すように快感が生じる。
「あぅ……あ、ああ……あうっ!」
体中が燃える錯覚。興奮が高まる。どこまでもどこまでも。シャロは最後の場所にたどり着くために、よりいっそう指の動きを激しくする。
(もっと欲しい……ここだけじゃ……別のところも一緒に……)
シャロは新たな快感を得るために、分泌液でとろとろになった指で、秘部と同時に胸の先端に触れた。
「あっ」
胸の先端を、分泌液を潤滑剤に、指先で断続的に転がして強烈な刺激を与える。指先がぬるぬるしていると、より効率的に刺激を与えられた。
「うああぁっ」
ただ触ったとき以上の、びりびりとした強い快感がシャロをなぶる。
同時に秘部の中に指を入れる。今までろくに触れたこともない部分で、触れるたびに新鮮な刺激を得られる。
いろんな方法でねっとりと弄る。内部を撫で回してみたり、出し入れしてみたり、少し乱暴にかき回してみたり。
複数の場所から刺激を与えることで、より量を増した快感に、シャロの身体は一気に高まる。
だが快感はしかし、あと一歩足りない。
最後の一歩は――
「……もう、いいですよね」
シャロはもう一度秘部を見つめる。下着を脱いだとき既に濡れていたそこは、度重なる蹂躙のせいでさらにだらしなく、とろりとした分泌液を湧かせている。
薄い紅に色づいて、更なる快感を欲しがるように、切なくひくひくとわなないている。
そしてあの一点は、
「ふぁ……」
周囲に与えられた十分な刺激をうけて、それはさらに一回り大きくなっていた。あふれる分泌液に濡れて、ぴくぴくと動いている。さながら刺激を与えられることを要求するように。
「…………」
じん、と頭がしびれる感覚。触れたい……否、もう触れないことなど考えられない。
シャロはたまらず、だけど慎重に、再びそこに触れる。
「ふああぁぁっ」
そっと触れているにもかかわらず、素直な快感がシャロを駆け巡る。そこはまるで触覚がその一点に凝縮したように、わずかな刺激でひどく敏感に反応した。
シャロは徐々に触り方を大胆なものにしていく。
「あう、ああ……いい、きもちいいですぅ……」
大胆に触れば触るほど、返ってくる快感はより強いものとなる。一度はひるんだ強烈な快感も、覚悟さえできていればそれはひどく魅惑的で抗いがたいものだった。
シャロは胸の先端にしたことと同じように、そこを弄ぶ。
「はぅっ!」
快感が嵐のようにシャロの身体を蹂躙する。その強すぎる快感が、シャロの意識をかえって覚醒させていく。
「あー、ああーっ!ああ、うあ、あぅっ!」
身体に自制が効かない。意識はひどくクリアなのに、指先すら自分の意思で動かせない。身体が勝手に快感を求める。
身体が快感に乗っ取られる……。
「ふあ、ああ、あ、な、なんですか?なんですか、これぇ……?」
シャロは秘部と胸を、衝動に突き動かされるままかき回す。怖いくらいの快感、だけどそれは同時にひどく魅惑的で、シャロは手の動きを止めたくなかった。
ぐちゅぐちゅといやらしい水音が響く中、荒れ狂う快感の中で、シャロの中で最後の扉が開いた。
「あっ!ああ……な、何か、何かきちゃいますっ!」
身体が上り詰める錯覚。感情の昂ぶりに呼応して、シャロの手の動きは一層激しくなった。
今まで届きそうで届かなかった、そしてそこに到達することを無意識に望んでいたその場所に、とうとう手が届く。
ぞくぞくとした快感が駆け上がり、そして――
「あぁっ!!」
光がはじけた。
クリアだった意識が真っ白に塗りつぶされる。
ひどく澄んだ、限りなく純粋な快感が身体中を駆け巡り、身体が緊張する。
永遠に思える刹那。
「あっ、ああ、あー……」
だけど、それはやはり刹那のできごとで。
快感が過ぎ去った身体はしだいに脱力していき、シャロはもたれかかった木からずり落ち、地面にぱたりと仰向けで倒れこんだ。瞳は虚ろに月を見つめるともなく見つめ、体中がまるで何kmも走ったかのように汗だくで、ひどく息が荒い。
ふわふわとした快感の余韻に浸りながら、シャロはぼんやりと口にした。
「おなにー、って……すごい、ですぅ……」
「おなにー?」
「はいっ、そうです、おなにーです!」
「〜〜〜〜!?」
翌日の夜、シャロはMHのみんなに、昨日行った行為について話した。
「すっごく気持ちよくてー、しかも続けているとボヨヨンになれるそうですよ!」
「怪しいなー、そんなの本当にあるの?」
「本当ですよー!嘘だと思うならネロもやってみるといいです!」
――本には、他人には内緒にしなきゃいけないって書いてあったけど、みんなにならいいですよね!
どんなことでも、みんなと共有したい。それが素敵な事ならなおのこと。シャロがこの行動に及んだのは、ある意味必然と言えた。
――あたしたちならなんでも、打ち明けられる決まりなんです!
「シャロ……あのね、その……」
「まずは、おっぱいをこう……」
「ええと、こうでいいの?」
「そうそう、そんなカンジです!コーデリアさんスジがいいですよー」
「これは……あの……」
「ほら、エリーさんも一緒に!」
「……え?」
「よく分からないけど、エリーも一緒にやりましょう?」
「ほら、何してるのさ、エリー」
「ええと……あの……その……」
「エリーさん!」
「エリー」
「エリー?」
「そ、それは……らめえぇぇ…………」
屋根裏部屋は、今日もにぎやか。
以上です
幼女のおなにーっていいよね!
いいよね!
>>597 ふぅ……ドストライクだぜ。良いモノをありがとう
>>597 素晴らしい
ありがとうありがとう
是非またSS投下してくださるとありがたい
>>597 うっ……ふぅ…
まったく、幼女に野外でオナニーさせるなんて変態だな…
また書きたくなったらすぐに投下するんだぞ
602 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 13:53:12 ID:t+83keLR
乙
シャロちゃんってもし初潮がきても本気で
「ぎにゃー!私は病気かもしれません!どうしましょう…」
とか言い出しそう。で、エリーちゃんあたりに月経について教わる
生理が来て理解できずパニック…念動力…お披露目の場で血まみれ…
キャリー…
あれ…シャロっていくつだっけ…?
とっくに初潮迎えてそうな年だったはずだが…?
まだですー
クラリス王女が円周率ではなく生理があることでニセモノとばれる、というのもアリかもしれんな。
アンリエットさんは臭いで区別できたのかも
会長は初潮前の少女の匂いを熟知してるのか、マジ変態だな。
「シャーロックの生理周期を見定めようとしていたら他の3人の生理周期にも詳しくなってしまいましたわ」
まて会長
それ以上変態になると君の排卵日に中出ししまくるぞ
シャーロックが可愛過ぎてつらいですわ
君のレズが直るまで先生は中出しをやめない!
>>612 小林先生は避妊はしてくれるよ!!
ただ、ネロやコーデリアが相手だとコンドーさんに穴が空いてそうだけど
小林先生は現在イギリスにいる。
そもそも軽々しく中出しするような鬼畜な人ではない。つまり…
>>612は小林先生に変装した20という事になるな…
小林(なにも考えずに中に出してしまった…!急いで逃げないと…!)
そしてイギリスへ
クズすぎるwww
それにしてもシャーロックはいつ見ても愛くるしいですわね
>>615 この小林絶対アニメ版だろ…汚いな流石アニメ版小林汚い。
アルセーヌ様は度重なる性的取調べや他党の輪姦によって中絶しまくりだから
もう身篭れない身体になってますよ
幻惑のトイズ+シャロニー
>>619 会長が自分に幻惑のトイズをかけて
それを実行してる薄い本なら俺の手元にあるぞ
エイズ、それは選ばれし者の身体に潜む悪魔のつぼみ
だいたいあってるのが何かやだなww
ネロに酒飲ませたらどうなるかな
ビックリするほど色気が出る
四人の中で一番酒弱いのは多分ネロちゃんだね
一番強いのはエリーちゃんだと思う
デリアちゃんは酔ってるのか通常なのか見分けが付かない
没にされた酔っ払いオヤジシャロさんは何となく想像出来るような出来ないような
アニデリアさんとゲーデリアさんは酔っ払い方が違いそうだ
ゲーデリアさんは普通に酔って乱れるけど、アニデリアさんはある意味普段通り
で、強がりの癖して大して強くないのがアルセーヌさま
スリーカードの仕事が増えます…
コーデリアさんが酔っ払うと頭の百合畑が大暴走するな
意外と泣き上戸になるネロ
そしてゲロ
>>627 酔っ払ったゲーデリアが、教官に想いを爆発させるとこまでは想像出来た。
>>632 そして酔っ払ったアニデリアさんに絡まれ邪魔をされると
小林さんが酔ったらどうなるのっと
説教始まりそう
君達ぃぃ!!
間違いなくおっぱい触りに来る
こうなるのか…
シャロ「凄い、凄い!みんなが分身してましゅ〜」
ネロ「うぅぅぅ小林ぃ〜何処にいっちゃったんだよ〜(泣)」
エリー「………熱い」←服を脱ぎだす
コーデリア「ああ!ダメ、ダメです教官、中はらめぇ〜」←酒瓶を抱きかかえながら
小林「君たちィ!女の子がそんなはしたない真似をしてはいけないぃぃ!」←壁に向かって
会長(素面)「…あらら〜?」
> 一番強いのはエリーちゃんだと思う
顔色ひとつ変えず黙々と飲み続ける光景が目に浮かぶな
そしてそのペースにつられて飲んだ他の面々は翌日地獄を見る
酔った小林さんは股間を見ながら
小林「おやおや!?こんなところに重要なファクターが!!君たちィ!!調べるんだ!!早く!!」
「これは大変ですね
悪霊をはらっちゃいますからじっとしててください」
あれ?「 」さんいたんだ
「シャーロック、重要なファクターがここにもありますよ」
(と、自分のおっぱいに誘導)
酔った小林さんは首ブリッジしながら説教してそう
小説デリアさんと漫画デリアさんも絡んできてそりゃもうすごいことに
酔いつぶれアルセーヌさまに対して
スリーカードの増えてしまった仕事内容ってリバった床の掃除とかかな?
それとも酔うと淫乱になってしまってお相手するのか
普通に担いで家に帰るって事だろw
まぁ石流さんや20一人で担げそうだが、あの三人心底アルセーヌを慕ってるみたいだから、
取り合うんだろうな。ラットは何言っても無視されてそうだが。
三人がそうしてる隙にユタカきゅんが助けに入りそう
ユタカもつぶれると思われる
「重いですぅ…」とか無意識につぶやいちゃって目覚めたアルセーヌ様の幻惑のトイズの刑
…あれ?むしろこれはご褒美か?
胸が肘に当たったり
アルセーヌ様とユタカじゃ、どっちが攻めか分からんな
小林先生を意識し始めてシャロニーやエリニーする展開が見たいです!
アルセーヌ「うふふ…かわいいわね、ユタカ…」
的な展開も
アルセーヌ「ユ、ユタカ!やめなさ…んんっ!」
的な展開もどっちもいいとおもいます!!
下案萌えるんですけど
少年(っぽいキャラ)に食われてしまう派手なねーさんってツボだわ
ええ、私達もビックリです
ユタカくんはヤリチンショタだったんです!
な、なんだってー!?
アルセーヌ様がお疲れのご様子
↓
気持ち良くしてストレス解消してあげましょう
↓
飲み物に媚薬
余計疲れる気がするけど問題無いよね!
35さんならやりかねない
流石 ムッツリスケベだ
「ち、違うんですアルセーヌ様、これ怪盗Lによって仕方なく…ああっ!」
アルセーヌさまよりストリバのが年上だよね?
あと怪盗帝国全員性経験低そう(無さそう)
ヘブンズハイエクスタシーローズピンクビックダイヤモンドドリーム!
>>650 小林先生とシャロの組み合わせってどこまでいっても健全に思えるんだよなぁ
もし二人がくっついても結婚するまでキスだけしかしないんじゃね?
だってキスってキスですよ!
神津「小林、児童ポルノに関する法律を知ってるか…?」
小林「お前が言うな」
小衣「小衣があいつに襲われて、そこを現行犯逮捕すればいいんだわ!そうすれば警視は小衣だけのもの!」
その前に私が全力で教官と駆け落ちします。
神津×小林
>>660 先生、小林先生とコーデリアは、くっついたらどこまでいくと思いますか?
>>668 がっつりいく。主にコーネリアが
個人的には小林先生はエリーくらいがちょうどいい距離感になっていると思う
近くにいってもあまり健全な雰囲気がでなく、ギャグにならず、スルーされないポジションにいるエリーあたりが
コーデリアさんがちょっと暴走しちゃうけど小林先生が優しく受け止めるかんじ
君の暴走癖が直るまで先生は中出しをやめない!
できちゃったらもっと暴走しそうだ
そして小林さんが外出ししようとしても、がっちり蟹ばさみをして腰を離させないコーデリアさん。
教え子を孕ませた小林オペラ……そんな噂は流させない!
でも、コーデリアさんと小林先生の年の差ってあってないようなもんなんだよね
シャロと小林先生でもすぐに結婚できる年齢になるし
やはり小林先生の年齢が、20代中盤とかじゃないのがでかいな。
敵のトイズで小学生くらいにされた小林先生をデリアさんがおいしくいただく話が読みたいと思いました
思っただけです
G4の連中って年齢どのくらいなんだろ……
ココロちゃん<<平乃さん≦咲<次子さん≦小林先生
イメージ的にはこんな感じ
>>677 小林先生がエロエロされてしまう!と思ったが小学生に戻ったらひょっとしてトイズ復活するんじゃね?
トイズの内容によっては逆にコーデリアがショタ林先生に嬲られてしまう展開に
アルセーヌさんのレズっぷりとコーデリアちゃんの暴走が直るまで
二人を徹底調教した結果…
女色と化したデリアちゃんが前にも増して暴走してアルさん襲い始め、
アルさんはシャロちゃんの目の前で他の子に犯されることに恍惚するドMへと進化を遂げました
エリー「・・・という夢を見ました」
エリーさんの淫夢を覗いて見たい。
根津「じゃあお前らの中で一番好きな人聞いてみろよ」
ネロ「N・E・Z・U 根津で〜す。 ・・・って、言ってみたり・・・///」
根津「えっ」
ネロ「・・・///」
エリー「」
コーデリア「」
シャロ「ネロってセンス無いですねー根津君のどこがいいんですかー」
ウィジャ盤で変な妄想をしてしまった
俺に文章力があれば・・・!
こればかりはシャロに同意する
シャロが嫉妬しているように見えてしまったまずいな…
これだとノーマルか百合か分からんな
百合ではなくシャロ→根津でネロの急な告白に動揺してなんとか根津と引き離そうとおもうんだけど帰って墓穴を堀り寝る
Kデリア(仮名)「そうよねセンスないわ選ぶならシャロやエリーやアンリエット生徒会長やG4よねー」
「「「「え?」」」」
「私はシャーロック一筋なのでお花畑な方はちょっと…」
俺にはこうイメージできた
ゲーム版寄りのコーデリア→アニメ版寄りのストーンリバーが好みすぎてやばい
>>684 シャロ完全に動揺してるな。カプ的にはラトシャロも人気あるよね
個人的にシャロ・ネロ→根津→エリー この構図を推したい
痴情のもつれからミルキィホームズの関係がギクシャクして欲しい
そしてお花畑崩壊を危惧したコーデリアさんが別に好きでも無いけど自己犠牲として
「私が根津君の彼女になってこの事態を収めるわ」とかなんとか意味不明行動で
更にややこしいことになって欲しい
腹黒シャロにしか見えなかった俺は一体…
>>691 ミルキィホームズの修羅場なんて見たくないです
ゲーデリアさんって、勢いあまって教官を押し倒したのはいいけど、
途中で我に返って急にあわあわしてしまい、
結局教官にリードしてもらうという構図が似合うと思うの。
アニデリアさんはそのまま勢いにまかせて押し倒して頂きますだろうけど。
ミルキィの厄介なところは、ゲーム版とアニメ版でそれぞれほとんど別人として考えなければならないところか…
…いや、それはむしろ二度おいしいのか?
ニ度おいしいです^q^
アニメデリアさん×ゲームデリアさんとかいったドリームマッチも実現可能
アニデリアとゲーデリアとコミデリアを融合!
そこにノベデリアを追加!
これでもう教官はコーデリアと南国へハネムーンEND一直線ですね…たまげたなぁ
フローレンス・アルティメットメイデン
融合召還!お花畑の究極乙女!!
アマゾン辺りで飛行機墜落
2人でサバイバルモード全開
発見された時には原始人形態で子供10人ぐらい作ってたりしてな。
アニメ、ゲーム、ノベルの世界を超融合!
超融合神デリアを召喚し超爆発によって云々
ノベデリア「私は、人の命を踏み台にする未来なんて認めない!」
アニデリア「貴方をお花畑に加えるのにワクワクしてきたわ!」
ゲーデリア「私たちの未来を貴方の好きにはさせない!」
「「「デュエル!!」」」
うん、勢いで書いたんだごめん。遊戯王知らないと分からないよね
文字だけ見たらアニデリアが微妙に敵側っぽいなwww
実際ノベデリアとゲーデリアからしたらアニデリアは敵以外の何者でも無いからなw
味方な筈のアニデリアさんが一番危ない件について
ゲーデリア「アニメとキャラが変わってる絶望」
ゲーデリアさんも遊園地ではお花畑だったじゃないか
アニデリア「私がまた手を汚してあげましょうか!?」
ゲーデリア「やめなさいアニデリア!」
アニデリア「楽しいわねゲーデリア…ゲエエデリアアアアア!!」
コーデリア「私は3つの絶望でできている。」
ゲーデリア「愛してくれる教官がいなくなった絶望…。」
ノベデリア「愛すべき人がいなくなった絶望…。」
アニデリア「愛(と言う名の戦闘術)さえいらなくなった絶望…。」
決闘オペラ デュエルホームズ ですね、わかります
コーデリア「少年よ、コレがお花畑だ…ターンエンド。」
コーデリア「この痛み…違うこれはうずき…そうか…これがお花畑か…」
小林「おい、デュエルしろよ。トイズは拾った」
コーデリア「そうか…お花畑はつながったのだな…」
コーデリア「何を勘違いしているの?まだ私のお花畑は終わっていないわ!
ドロー!女の子カード!ドロー(ry」
教官「もう止めて!コーデリア!神津のライフはとっくにゼロよ!」
コーデリア「O☆HA☆NA!」
ヴァイスのカードを使うわけか
コーデリアさんはアイドルデッキを喜んで使いそう
>>711 ゲーデリアさんに関しては、小林先生はきっと帰ってくるんだからそんな絶望するなw
あれ…?ここエロパロスレだったはず…
小林「超融合を発動!ひとつになるのは、僕とお前の肢体だ!」
L「なにっ…!あっ…、くぅうぅうっ!」
よしこれでエロパロになった
小林クぅうん・・・・
神津「お前に対しゲッドライドを発動!」
小林「アッー!」
立派なエロパロになったぞ!
小林「まずはしびれ薬と洗脳を発動!」
ミルキィ「「「「あああ…ぁぁぁぁぁ…!!」」」」
小林「まだまだ!罠カード発動!拷問車輪!」
ミルキィ「「「「んんぅぅ・・・!」」」」
小林「そして僕の『城壁壊しの大槍』に巨大化と突進を発動!ダイレクトアタック!!」
ミルキィ「「「「はあああぁぁぁぁん・・・!!」」」」
アッー!やデュエルはいいからコーデリアと教官の純愛エロが見たいです。
>拷問車輪
ちょっと待て
せめてデモンズ・チェーンとかにして上げてよ小林さん
なんてことだ、ここはミルキストの巣窟だったのか
ライディングデュエルで深読みしてえっちな意味に捉えちゃうエリー
ネロと20と次子ぐらいしかライディングデュエルできねぇ
>>730 小林先生も免許を持っていたからもしかしたら……!!
そして神津も持っている可能性はある
カーセックスと申したか
小林先生と次子が狭い車内でギシギシアンアン……いいと思います!
ネロ「あれぇ?チョコ一個も貰えてないのー?」
根津「べ、べつに欲しくもねーしいらねーし!」
ネロ「・・・仕方ないなぁ。はい、どうぞ」
根津「!」
ネロ「さ、三倍返しだからな!このチョコは余っただけで別に根津にあげるつもりはなかっんだからね!」
ネロ「なんて、言うと思ったかヴァーカ!良いぞw空しさが増すかもなwww」
お返しのためのお菓子の作りかたを石流さんに教えてもらうラビットさんの姿が浮かびます先生!
最近石流とエリーが熱いんだけど俺だけかな。
ネロ(エリーに教えてもらったから、ちょっとは上手にできたかな?)テッテッテ
ネロ(根津……喜んでくれるといいな……///)テッテッテッテ
ネロ「おーい、根津……」ピタッ
ネロ「……あ、」
女子生徒A「根津くん、チョコどうぞ」
根津「は?べ、べつにいらねーし!だけど貰ってやってもいいけど!」
女子生徒B「照れてる顔もかわいー!私のチョコも受け取ってー!」
根津「か、かわいくなんてねーし!」
女子生徒C「わ、私のチョコも……///」
ネロ(根津……いっぱいチョコもらってる……そうだよね、根津ならチョコもらえるよね……)
ネロ(かわいい子ばっかり……チョコもラッピング凄い凝ってるし……)
ネロ(……僕なんかのチョコじゃ、いらないかな……)
ネロ(……うっ、なんだろ、涙が……別に悲しくなんて無い!ただちょっとからかうつもりで作ってきただけだし!)
ネロ(悲しくない……悲しく……)
ネロ「う……うえぇぇ……ひっく……ひっく……」
>>735見て逆にこんな妄想をしてしまった
>>738 なにそれkwsk
>>739 バカな・・・ラビットさんがモテてるだと
乙女なネロはやっぱり可愛いぜ
>>740 心の友よ。
1話見返したら最初に四人が登校した時エリーだけ石流に「おはようございます」って言ったところで目覚めた。
>>741 一人ちょっとテンポが遅いエリーさんを石流さんがまったく見てられないな…って感じで手助けしちゃって「ありがとう…ございます…///」ってお礼言われて思わずフッて和んじゃって、その後「私は一体!」とかなったりしたら俺が和む。
むっつり同士だしお互い意識しすぎたりしたらかわいいんじゃないかな。
>>742 なにそれ俺も和んだ
この2人は脳内でお互いのエロい妄想してそうだな
エリーはそんな妄想した後で石流さんに出会っちゃうとよけい恥ずかしがりそうだ
で、そんないつもより恥ずかしがってるエリーを見て石流さんもエリーで妄想してしまう、と
話は変わるがコーデリアさんってチョコ作れるのかな。
小林先生に手作りチョコを渡そうと思い奮闘するも、
酷い出来でとても渡せるものではないので、泣く泣く市販のチョコを渡すが、
小林先生にチョコ作りに奮闘していた事を見抜かれ、努力したことを誉められたので、
頭がお花畑になるコーデリアさんとか思い浮かんだので気になった。
>>742 天才
>>744 デリアさんは複雑な料理できないイメージつまりチョコ作れない
小林さんマジイケメン
>デリアさんは複雑な料理できないイメージつまりチョコ作れない
湯せん(最近は電子レンジも)でテンパリングする等、繊細な温度管理が必要なチョコを
いきなり鍋に放り込んで直火で調理しそうだ。w
(しかも超強火で)
>>742の素晴らしい妄想で石流エリーに目覚めた
個人的に石流コーデリアも捨てがたい
戦闘でも日常でもコーデリアさんに振り回される石流さんの図に萌えるんだ
35、くらい・・・?貴様ッ!ひっ!
>>743 そ れ だ!
それでこそエロパロスレいふさわしいな。
お互いでエロい妄想して現実ではとても顔が見られたもんじゃなくて、石流がエリーに突き放した態度取っちゃってエリーは自分のふしだらな妄想が石流にバレたんじゃないかと泣いちゃえばいいと思うよ。
>>747 ありがとうありがとう。そしてようこそ!
石流コーデリアもいいな。お花畑になったコーデリアさんをがんばって止める石流を想像したら萌えた。
ちょっと手繋いだだけでコーデリアさんがお花畑に飛んじゃうから全然先に進めないといいと思う。
シャロ「あれ? ネロー、そのバンソーコーどうしたんですか?」
ネロ「へっ!? こ、これ? これはその……転んじゃって、で、すりむいちゃって!」
コーデリア「太ももの内側を? 器用ね〜……」
ネロ「アハハ……」
エリー「///」
小林「みんな、おはよう……」
シャロ「あ、せんせー! おはようござ……ってどうしたんですか!?」
コーデリア「教官!? どうされたんですか、その、お顔! ひどいケガ……」
小林「あ、ああ……これかい? その、ちょっと……じゃじゃ馬に蹴り飛ばされて……」
ネロ「〜〜〜ッ!」
小林「あぐっ!?」
コーデリア「ネロ! あなたなんで教官に追い打ちをかけるように腰の入った良いローを叩き込んでるのよ!」
ネロ「うっさいバーカ! 小林もヴァーカヴァーカ! ばかぁ……!」
エリー「///」
デュヘヘヘヒフ
おいおい朝っぱらから何書き込んでるんだよ…
燃えるじゃないか、色々な意味で!
プロレス・・・?
ヒント:キスマーク
ああ、そういうことなのね
全然分からなかったでござる
シャロ「根津君、チョコですよ!はいどうぞー」
根津「は?べ、別にチョコなんていらねーし!欲しくもねーし!」
会長「・・・・・」
〜〜〜
会長「根津さん、話があります」
根津「は、はい(アルセーヌ様が俺に用なんて珍しいな。まさかチョコを!?)」
ザクッ
根津「・・・えっ?」
会長「……シャーロックは私の物です。………さようなら」
エロパロ的には根津の口に残ったチョコを舐めとる会長とか
今日はバレンタインか
シャロをめぐり会長とこころちゃんが修羅場を繰り広げてそうだ
おおっとここでコーデリアさんとエリーとネロと咲と次子とこい…平乃のソニアちゃんが乱入だー
>>756 ねっとりと執拗に口内を蹂躙されるラビットさんかいいじゃないか
エリーと石流でエリニーです。
こういうのはじめてなので変なとこあったら申し訳ない。
いつも学校を綺麗にしてくれてるから、美味しいご飯を作ってくれるからそのお礼。それだけ。
そう思い込むことで、エリーは石流にバレンタインチョコを渡すことに成功した。
声は震えていたけどちゃんといつもありがとうございます。と言えたつもりだ。受け取ってもらえた時少しだけ手が触れて、冷たくて固い感触に心臓が飛び出すかと思った。
逃げるみたいに走り去って、とにかく一人になりたくてトイレの個室に駆け込んだ。
「はぁー…」便座に腰掛けて深く息を吐く。頬は熱くて、心臓の音がうるさくて胸が苦しい。
いつもミルキィホームズの皆といるから、柔らかくて暖かくて優しい女の子の感触しか知らなかった。
あの指に触られたら一体どんな気持ちなんだろう。
ちらりとそんな考えがよぎって、すぐにそれで頭が一杯になった。
お腹の下の方がじんと痺れて、目が潤んでしまう。
……だ、だめ……。
そう思うのに、己の手が胸に触れるのを止められない。
両手で揉むとすぐじれったくなって、タイを外して胸元を広げ下着の隙間から左手を差し込んだ。
さっきまで二月の空気に触れていた指先はまだ冷たくて、それが先ほどの石流の指を連想させ、触れると乳首はすぐ反応を示す。
こねくり、軽く引っかき、きゅうっと引っ張ると甘い吐息が漏れてしまう。
こんなこと…それに誰かきたら…でも、もうちょっと、だけ…。
「はぁ…」
そろそろと足を広げ、右手をスカートの下にもぐりこませた。
下着越しに秘部に触れるとじんわりとあたたかい。中指で割れ目を捉え、擦り始めると頭がぼうっとするような快感が訪れた。
「あ…んっ、はぅ」
固さを持ち始めた突起を指先で引っかくと体がびくんと反応してしまう。じゅくじゅくと下着が濡れていくのを感じながら、エリーは何度もそこを責めた。
男の人だったらどんな風にするだろう…。エリーはぎゅうっと目を閉じて自分の指を石流の指に重ねる。
冷たくて長くて固い指が下着の下を暴き、エリーの中に沈み込んでくる。すっかり蕩けたそこは喜んで指を飲み込み締め付けるのだ。
「ひゃぅ…あっだめ…」
背骨に走る快感に呼吸は荒くあり体は前のめりになる。それでも指は止まらずに、内壁を叩き擦り、いやらしい水音を立てた。
こらえきれず腰をくねらせ、胸に触れていた左手でクリトリスをきつくつまむと頭の中が真っ白になった。
「あ、だめっ、あっ、やぁ…ひぅっ、んああっ!」
…イっちゃった…。
ねっとりと糸を引いた指を見つめ、息を整えると段々冷静になった頭に猛烈な羞恥と後悔がなだれ込んでくる。
どうしよう…!私ったら、どうしよう…!
石流の顔を思い出すとまた体が熱くなって、それが申し訳なくて恥ずかしくて一人トイレの個室で唸るエリーだった。
くそっ規制なんて!
もう過ぎてしまったけど投下する、スリーカードのバレンタインものです
その日一日の始まり、スリーカードの面々は落ち着きがなかった。
石流はいつもきっちりとこなす仕事が雑になっていたし、
根津は意味もなくうろうろと歩きまわるし、
二十里は若干いつもより脱ぐ確率が上がっているように見えた。
猫も杓子も今日はセント・バレンタインデー。
世の女子は憧れのあの人に今日という日を利用して一世一代の告白を試み、
男子は絶望していても一縷の望みを持ちつつその日を過ごしている。
そんな日なので、スリーカードがそわそわしていること自体はこの光景の中で別段怪しいことはない。
が、決定的に違うことがあるとすれば、スリーカードはただのチョコレートが欲しいのではないということか。
「アンリエット様…」
3人の落ち込んだ声が奇しくも揃う。
そう、3人が欲しいチョコレートはただ一つ、愛する君アンリエットのものであった。
生徒会室に呼ばれた時は落ち着きの無さが最高潮となり浮足立っていったものの、結果は玉砕である。
いや、正確にはチョコレートを受け取った。現に今3人の手にはチョコレートがある。しかし。
「それをミルキィホームズの4人に渡してください。トイズを取り戻す活力にしろと言って」
それは受け取った時の高揚を見事にぶち壊す言葉だった。
そう、3人の手にあるのは会長からミルキィホームズへのチョコレートだ。この場合は友チョコなのだろうか。
自分たちの分も出てくるのではないかとしばらくその場にいたが、
何事もないように「どうしたのです?行かないのですか?」と敬愛する女王に言われれば、
まさか「自分たちの分は?」と言うことも出来ず命令に従うしかない。
せめて任務をこなすため、今3人はミルキィホームズ――いつも遅刻ギリギリなので、この時間でも大丈夫だろう――が通るであろう道を歩いているのだ。
「はぁー…アンリエット様のチョコレートが目の前にあるのに…俺のじゃない…」
根津のため息が石流と二十里にも伝染する。
3人の足取りは重かったが、周りからはぴりぴりした棘のある視線が向けられる。
見えるように持っているのは、せめてもの意地だ。これくらいは許されるだろう。
「はぁ…この美しく繊細なラッピング、アンリエット様がそのたおやかな手で一つ一つ丁寧にやったに違いない…
ああ!その手は僕のために!このトゥエンティのためにあって欲しかったというのにぃ!!
ああアンリエット様!そんなところに触れては僕の熱き血潮がぁ!」
「やかましい、見苦しいぞ!我らはミルキィホームズに負けたのだ…」
二十里もさすがに悔しいのだろう、ラッピングされたチョコレートを羨望のこもった眼で忌々しげに見つめている。
悔しさのあまり妄想に逃げたのか興奮して脱ごうとすると、石流が一喝する。しかしその声はやはり元気がない。
「アンリエット様のため、この石流、日夜働いているつもりであったが…お気に召さなかったのか…」
「なんでだよっ!盗むもん盗んでるし言うこと聞いてるのに!少なくともあのダメダメどもなんかに負ける訳ないのに!」
「だが事実我々のチョコレートはここには…」
「くそぉっ!」
じたばたと無駄に四肢を動かしてラットが憤慨する。勢いで湖にチョコレートを投げそうになったが、思いとどまった。
765 :
2/3:2011/02/15(火) 00:50:11 ID:hZyWCd3c
「あれ?根津君じゃないですか。どうしたんです?」
「二十里先生もいるわ」
「石流さんも、おはようございます…」
そこにミルキィホームズの面々が現れる。無邪気な笑顔に今は腹が立つ思いだが、ぐっとこらえる。
「あーれぇ?それまさか…チョコー?根津なんかがもらえるとはね〜」
「うるっせぇな!!」
挨拶が終わってすぐのところで、ネロが目ざとくチョコレートに気がつく。
「えっ!?チョコレートですかっ!?」
「バレンタインだものね。チョコレート…糖分脂肪分その他もろもろ…ああカロリーの宝庫ね…」
「うらまやしい…です…」
4人とも目の色が変わっているのがわかる。極貧生活を送っている身にはチョコレートはまさにごちそうだろう。
若干その姿が哀れにも思えて、少しだけ気が済んだ気がした。
「いーなーいーなー、根津、それボクにくれる気ない?」
「いーよ、やるよ」
「えっ?」
案の定ねだるネロに実にあっさりと渡すと、逆に目を白黒させられる。
根津の傍で石流と二十里もチョコレートを渡していた。
「えっ、えっ、い、いいんですか!?」
「これが…これがあったら一体何日生きていけるのかしら…」
「ありがとうございます…」
ミルキィホームズは明らかにうろたえているものの、
手渡されたチョコレートを瞬時につかみとりがっちりと腕に抱え込んで、もう何が何でも放さない!という状態だ。
遠慮しているのかしていないのかわかりにくいものである。
「ちょ、どーしたんだよ根津〜。気持ち悪いな〜」
「うるせえなっ。それはアンリエット様がお前らにって言ったんだよ!」
「トイズを取り戻すための活力にせよとおっしゃっていた」
「アンリエット様の手でつくられたもの、すなわちそれはアンリエット様自身と言ってもいいもの!
優しくぅ、丹念にぃ、舐めまわすようにして…」
「ありがとうございます!嬉しいです〜〜!!」
二十里の言葉がさえぎられるほど大声でシャーロックが礼を言う。その目には涙があふれていた。
「会長…私たちのためを思って…!」
「飴と…鞭ですね…」
コーデリアとエリーも同じく涙声となっており、貴重なカロリー摂取のためラッピングを解き始めた。
ネロなんかはもう食べ始めている。余裕のある表情が本当に腹立たしい。
どうしてアンリエットが根津、石流、二十里に渡すように言ったのか、など疑問が出て来ないものなのかとも思うが、
今この4人にとっては何よりもカロリーが大事で、そんなことは気にするうちに入らないのだろう。
「しかしな〜んだ、根津のじゃなかったのかー。まぁそうだよね〜、根津なんかがもらえる訳ないもんね〜」
「本当にうるせぇな!それ返してもらうぞ!」
「べーっ、やーだよ。僕のなんだから。会長には感謝しなくっちゃね〜」
余裕と優越感からか軽口を言うネロにムキになって根津が追いかけまわすが、お菓子を持ったネロほど強い探偵もいないだろう。
ひょいひょいとかわされ、仕舞いには「なくなっちゃったー♪」と目の前で手を広げられ、虚しくなるのみだった。
「そう言えば、石流さんたちには…チョコ、ないんですか…?」
そうこうしているうちに他の3人も食べ終わり、ふとエリーが禁句を口にしてしまう。石流も二十里も同時に固まった。
「ええっ!?私たちにあげるだけで自分たちにはないなんて…なんてかわいそうな…」
「だめですよコーデリアさん!かわいそうな人にかわいそうって言っちゃだめなんですー!」
「貴様らあっ!!」
「きぃーーーっ、この美しい僕を馬鹿にするなんてぇ!!」
同情したのが間違いだった!!
決して悪気はないのであろうし深く考えていないのだろう。だが、余裕が出た途端にこの発言。許せるものでもない。
結局追いかけっこが始まり、見事全員が遅刻した。
766 :
3/3:2011/02/15(火) 00:53:37 ID:hZyWCd3c
「まったく…ミルキィホームズを追いかけて遅刻なんて、らしくもないことをしますのね」
「申し訳ありません」
「ああアンリエット様…ご慈悲を…」
学校が終わったころもう一度3人は呼び出され、アンリエットから遅刻の叱責を受けていた。
「でもアンリエット様!あいつらが!俺達のこと馬鹿にするから…」
「それでも遅刻は遅刻ですわ。規律を守れない人間に文句を言う権利はありませんのよ」
「…ごめんなさい…」
ひとり根津が反論するが、アンリエットにぴしゃりと言いきられては返す言葉もない。
「…まぁミルキィホームズにはきちんとチョコレートを渡してくださいましたし、
これ以上は咎めませんわ。以後は気を付けることです」
「はい」
ふぅ、と息をついたあと、とりあえず許しが出る。
こんなことで「おしおき」に至ることはないだろうが、やはり敬愛する女王に叱責されるのは辛い。3人とも安堵の息を吐く。
「では行ってよろしい。今日は盗むものもありませんから、帰って休んでいいですよ」
そのままアンリエットの指先がドアへと向けられる。優しく言っているが、要は帰れということだ。
反省する中にもこの後もしかしたら…なんて思っていた3人の希望は見事に砕かれる。
3人はのろのろと立ちあがり、生徒会室を出ていくしかなかった。
「はぁ…納得いかねぇよ…」
「アンリエット様が言うことだ、仕方ないだろう」
扉を閉めた後、案の定根津が文句を言う。
「ああっアンリエット様、叱責でなく罵りならもっと!もっとして欲しいというのに!」
後ろでは二十里が悲しみの脱衣をしている。見たい代物ではないので無視。
石流も心情的には根津に同意したいところだ。
何しろチョコレートはもらえないわミルキィホームズには馬鹿にされるわで最後には説教である。
踏んだり蹴ったりもいいところだが、どうやってもスリーカードはアンリエットに逆らえない。
この現状を何ともしようがないのが虚しさを助長する。
はぁ…ともう一度重く長い溜息が吐かれ、哀愁が漂う。
「ラット、ストーンリバー、トゥエンティ」
その背中に声がかけられた。まさしくアンリエットの声である。当然振り向いた。
「今回は御苦労でした。そして貴方達のいつもの働きを讃えて、このチョコレートを贈りますわ」
そして歓喜に彩られた。
「ああああアンリエット様!?」
「こっ…これは…」
「おおうっアンリエット様!さすが慈愛にあふれたお方!」
一気に詰め寄る3人に、アンリエットはゆったりと微笑みを浮かべる。
「うふふ、わたくしが優秀な部下である貴方達に、用意しないとでも思いましたか?」
「で…でもさっきは違ったし…うああ、ちゃんと俺の名前書いてある…!」
「この石流、アンリエット様の心を疑っておりました。申し訳ない限りです…」
それぞれの名前がメッセージカードに書かれたチョコレートは、ミルキィホームズのものより若干大きく見えた。
信じられないようにチョコレートとアンリエットを見比べながら、それでも3人とも笑顔を浮かべる。
ちなみに二十里はすでに歓喜の脱衣をしている。アンリエット以外はやっぱり無視していた。
「私の愛するスリーカード…。ふふ、これからも、私の為に働いてくれますね…?」
ゆっくりと3人の頬を撫でれば、もう調教完了である。
生徒会長から少しだけ怪盗女王「アルセーヌ」の顔をのぞかせ、妖艶に微笑むアンリエットに、
「はい!アルセーヌ様!」
大事にチョコレートを抱えながら、心からの誓いをたてる3人であった。
〜終わり〜
764です、以上です
唐突に思いついたので2時間クオリティですが、楽しんでもらえれば
アニメ版のつもりですがミルキィよりチョコが大きいのは許してあげてください
アニメで3カードが「アンリエット様」と言うのは確認したけど逆は怪盗名でしか言ってないのでそっちにしました
そのせいで読みにくかったらすみません
でもまだ私書くんだ…ラトアルとか夢でラトネロ見たってレスしたの私なんだ…
神津←こころちゃんも書きたいし、ゆったり頑張るのでまた見かけることもあると思いますので、そのときはよろしくお願いします
乙
そしてこれからも期待しています
乙です。流石はアルセーヌ様。焦らしプレイでry
さぁ次はラトネロをry
乙!
二時間でこんなに書けるなんてうらやましいわー
ネロ「はい、ジロー、僕からのバレンタインチョコだよ♪」
根津「あ、ああ、ありがとう……///」
ヒョイッ
根津「え?ちょ、何すんだよ」
ネロ「ジロ……ホントにチョコ、要るの?」
根津「要るに決まってんだろ。て言うかそのために呼んだんじゃないのかよ」
ネロ「だってジロってば、さっき女の子からいっぱいチョコもらってたじゃん」
根津「っ!?み、見てたのかよ!!?」
ネロ「かわいい子に囲まれて嬉しかった?すっごくでれでれしてたよねー」
根津「……うぅ」
ネロ「チョコもってないけど全部食べちゃった?それならお腹いっぱいだよね、チョコなんて食べ飽きちゃったよね〜?」
根津「……全部返したよ、ひとつも受け取ってない」
ネロ「え?」
根津「お前と付き合ってるのに受け取るのは、お前にも相手にも悪いし、それに……」
ネロ「…………」
根津「俺は、その……お前からさえ貰えれば……良いって……///」
ネロ「……〜〜〜〜っ///もおおおお!!///」
がばっ!
根津「うわっ!?///」
ネロ「ジロってばー!何でこんなに嬉しくなること言うんだよー!!もっともっとジロのこと好きになっちゃうじゃんかー!!///」
根津「ば、ばか、密着すんな顔近い――!!?」
ずきゅうぅん
根津「〜〜〜〜っ!!?!?///」
ネロ「えへへ……ジロ……僕のジロー……僕だけのジロー……///」
むにゅ、むにゅ、にゅちゅ、にゅちゅ
>>739書いた後流石にネロちゃんかわいそうになってちょっと書いた。物語的なつながりはありません
二人は既に付き合ってる設定。ふたりっきりだからネロは根津のこと名前で呼んでます
デレッデレで甘えるネロもかわいいよね!
乙
N・E・Z・U爆発しろ
二人とも乙です
同じく二人とも乙。
バレンタインに投下多くて嬉しい。
ミルキィはほのぼのが和むな。
ネロ「あ、根津だ」
根津「なんだお前か」
ネロ「今日はバレンタインだけどチョコ貰った?ま、お前が貰えるわけないよなー」
根津「はぁ?も、貰えるし!ってかお前に関係ねーし!」
ネロ「なーんだ。やっぱりまだ1個も貰えてないんだー」
根津「うるせーよ!べ、別に欲しいわけでもないからもういいし!」
ネロ「もういいって何さ?本当は欲しいんじゃないのー?」
根津「だから、欲しくねーし!いらねーし!」
ネロ「へぇ〜。根津に渡そうと思ったんだけどやめようかなー」
根津「いら……え?マジで?」
ネロ「うん」
根津「冗談だろ?」
ネロ「冗談ってなにさ。いらないんだ?」
根津「…ほ、欲しくねーし。大体なんでお前が俺に……」
ネロ「いらないの?」
根津「……」
ネロ「……」
根津「も、貰ってやってもいいけど?」
ネロ「なんだよそれ。あげないぞ」
根津「べ、別にお前から貰っても嬉しくねーし…」
ネロ「ああ、そう。じゃあなー」
根津「ま、待てよ!」
ネロ「なに?いらないんだろ?僕、忙しいんだよねー」
根津「……」
ネロ「……」
根津「………そ、そのチョコ本当に俺にくれるのか?」
ネロ「……だからさっきからそう言ってるじゃん。でも、いらないんだろ?」
根津「く、くれるなら素直に嬉しいけど……」
ネロ「……」
根津「……」
ネロ「…はい。」
根津「!」
ネロ「…み、見た目は微妙かもしれないけど味はだ…大丈夫な筈だと思う…
エリーたちもおいしいって言ってたし…。だからコレは余っただけで
お、お前の為に作ったんじゃないからな!」
根津「……」
ネロ「……」
根津「……あ、ありがとう」
ネロ「…うん///」
「………い、言っておくけど三倍返しだからなー?」
根津「へ?」
「………お、お前まさかそれが目的で…!」
ネロ「あははははははー!なんのことか僕わかんなーい。」
「じゃあねー!ばいばーい!」
根津「ま、待て逃げるなー!」
素直じゃないラトネロおいしいです^q^
かわいいなぁ…
ラトネロはいいものだ
ツンデレ同士もいいなぁ…
〜夜〜
ちゅうううううううう……
ネロ「ぅやっ、は、ぁ……っ、っ」
……っぽんっ
ネロ「ぁん! ッ……! こ、のバカ小林! 痕つけんなって言っただろー! ちゃんと話聞いてたのかお前ー!?」
小林「ああ、ごめんごめん(笑)」
ネロ「ゴメンで済むかー! なんだその作り笑い! ああもう、またふくらはぎとか見え易いところにつけてぇ……」
小林「だからごめんってば(笑) また絆創膏貼ってあげるから、ね?」
ネロ「ぷぅ……キレイに隠せよなー……、……ふわぁ、もうつかれたし、寝るね……むにゃむ……ぐがー」
小林「(ニヤリ)」
〜朝〜
ネロ「ふぁ〜……」
シャロ「ネロ、おはよー!」
ネロ「あ、おはよー」
コーデリア「あらネロ、また絆創膏なんか貼って、今度はどうしたの?」
ネロ「う゛……こ、これ? これは……季節外れの蚊に刺されちゃって……ハハハ、かゆくって仕方ないからこーやって掻けないようにしてんの。アハハ」
シャロ「あぅうー、想像しただけでかゆそうですー」
コーデリア「ネロも災難ねぇ」
エリー「///」
シャロ「あ、先生です! せんせー!」
小林「やあ、みんなおはよう」
ネロ「小林っ、おはよーっ!」
エリー「あっ///」
コーデリア「エリー、どうしたの?」
エリー「あのあのあの……ネロの、うなじ、に……///」
シャロデリア「んん……? あっ!」
ネロ「えっ、何?」
シャロ「ネロ、もう一箇所蚊に刺されてますよ! ほら、首の後ろの方!」
ネロ「……は!?」
コーデリア「でも蚊に刺された跡ってあんな青紫色になるものかしら? ねぇネロ、ひょっとして蚊じゃなくて悪い虫に刺されたんじゃない?」
ネロ「っ……〜〜〜ッ!!」
小林「おン!」
コーデリア「ちょっとネロ! 突然そんなどこで覚えたか分からないキレの良いローを教官に浴びせてどうしたの!」
ネロ「うるさーい! ばかばかばかばか小林のばかぁーーーーー!」
エリー「///」
>>750その後
小林はベッドの上だけS
>>780 やばいやばい、オペラ×ネロいいなぁっ!!
ほそぼそと小林×ネロの狼煙を上げ続けるのだよフフフハハハ
ネロは可愛いねぇ グヘヘヘヘ
小林がSっぽいっていうのはよく分かります!!
さすが小林さんだ。
ラットが女装してネロが男装して
なんだかんだあってイチャイチャする…という電波が届いたが…どうせばいいのか
書けばいいと思うよ
>>760 です。続きを書いてしまいました。
エリーと石流です。長い割には全然エロくなくなってしまいました。
しまったと思った時には遅かった。
魔剣から白濁は飛び散って、石流は慌ててそれをティッシュで拭き取った。
萎えたものをしまいこみそれからおもむろに、自室のど真ん中で土下座した。
「申し訳ございませんアルセーヌ様ァッ…!!」
アルセーヌの部屋に向かって数十回土下座を繰り返し、力尽きたようにその場に平伏す。
(私としたことが…アルセーヌ様以外で自慰をするなんて…!)
もちろんそのことはアルセーヌに秘密だが、一応石流なりの誓いであったのだ。自分で立てた誓いを破ることは石流にとってとてつもない屈辱だった。
脳裏に浮かび上がるのは先ほどまでの素振りのおかずにしていた少女。
「……エルキュール・バートン…!」
名前を呼ぶと言葉にならない感情がこみ上げてきて、ゴン!と床に頭を打ちつける。
昨日はバレンタインだった。
男としてもちろん平常心でいられるわけがなく、敬愛してやまないアルセーヌからチョコがもらえるかと起きた瞬間からそわそわしていた。
結局昼休みに無事念願のチョコレートを頂き(ただしスリーカード全員一気にだった)、その後三人で誰のチョコが一番大きいかなど言い争った後のことだった。
いつもありがとうございます。と震えた声で言いながらエリーがラッピングされた箱を差し出してきたのだ。一瞬、ミルキィホームズの罠か!と身構えたが見回しても他のメンバーは見当たらず、そのような雰囲気も感じられなかったので受け取ることにした。
すると逃げるみたいにエリーが走り去って行ったので、もしや爆弾か!と慌てて封をといたが中に入っているのは見るからに手作りのチョコレートだけで、とりあえず自室に持ち帰ることにした。(アルセーヌから賜ったチョコレートは厳重に金庫に保管した)
もしかしたらいつも食事を作ってやってるからその礼かもしれない。そう思うと捨てるのも忍びなかった。一つ食べてみると、本当に、ただの当たり前のチョコレートの甘さが舌の上で溶けた。
そして今朝。エリーの様子がおかしかった。
いつも自信なげで力ない、いつ捨てられるかと不安がっているような子犬に似た印象を持っていたのだが今朝はどうにも、その、エロかったのだ。
朝出会えば大体と律儀に挨拶をする彼女だが、今日は石流と目が会うとそれだけで俯き、小走りに去っていってしまった。
いつもと何が違うのかはわからないが、とにかく漂ってくる何かがあった。それが石流の魔剣を刺激し硬く張り詰めさせたのだ。
(おかげで掃除も中途半端になってしまったではないか…)
自分でやると決めた義務を果たせなかった。これも石流にとっては屈辱で、何度も何度も床に頭をぶつけることになってしまった。
***
夕食の時間になった。石流は朝の失態を取り戻すべく仕込みに気合をいれ、出来上がった料理をそれぞれの席に運ぶ。
まず一番腕によりをかけたものをアルセーヌに。次に教員と一般生徒。最後にミルキィホームズの席にふかしたじゃがいものみを配った。
「もーまた芋ー!?こんなんじゃ全然足りないよー!」
いつも通り不満を散らすネロに、それを宥めるコーデリアとシャロ。そして一人満ち足りた表情で芋を口に運ぶエリー…と目が合った。
途端、彼女の頬と耳が朱に染まった。目を潤ませて見てはいけないものを見てしまったかのように俯く。
何故か苛立った。
それはまるで自慰の対象にされたのを気づいたかのように反応で。
もしかしてバレたのではと怖くなり、またどうしてそれを知っているという感情と、そんなわけがないという感情と、だったらあんな態度を取られる筋合いはないという感情が入り混じって。
それはとりあえず苛立ちの形に似ていたのだ。
しかしここで突然エリーを怒鳴るほど愚かにはなれず、一度睨みつけるとその場を後にする。
厨房に入り片づけをはじめると、食堂の方ではいまだに文句を続けていたらしいネロをラットが挑発したようでバカバカ!と繰り返す言い争いと、君達ィー!この美しいボクに免じて食事中のバトゥルはやめたまへー!と言うトゥエンティーの叫び声(多分脱いだ)が届いた。
***
今日やるべき仕事は全て終えた。
今夜のミルキィホームズの監視はトゥエンティーがすると言っていたから後は自身の鍛錬を積み明日に備えて寝るだけだ。
校舎の戸締りを確認し、自室へ向かう。
(静かだ…)
校舎と寮を結ぶ通学路はとっぷり夜の空気に沈み、月光は池と芝生をうっすらと輝かせて、昼間の喧騒が嘘のように静まり返っている。毎日のように触れるこの静けさが石流は嫌いではなかった。
「……ん?」
するとその静けさを破って、向こうから誰かが走ってくるのがわかった。目を凝らしてその姿を確認すると、石流は眉をしかめる。
エリーだ。まだ制服姿で、こちらに駆け寄ってくる。
「いし、ながれっさん…!」
「どうした」
先ほど感じた苛立ちがふつふつと蘇りそうなのを押し殺しながら、彼女の息が整うのを待った。
「あの、その……ごっごめんなさい!」
「……何がだ」
「ええっと……あの……んっ………その…」
煮え切らないその態度に石流は内心冷や汗をかく。
もしかして本当に自分の自慰行為がバレたのではないか。いやもしかしたら自分の正体がストーンリバーであることがバレたのではないだろうか。だとしたら今すぐこの場で蹴りをつけなければ。先手を取らなくては。
(いやだがもしこの女のトイズが復活していたとしたら……)
と思考はどんどん悪い方に転がっていきとうとうアルセーヌに「貴方はスリーカード失格です!」と宣告されるところまで辿り着いたところで、「あのっ!」とエリーが踏ん切りがついたような声をあげ石流は現実に引き戻された。
「もう、気づいてると思うんです…けど…」嗚呼、やはり自分はスリーカード失格でアルセーヌ様に見捨てられ、トゥエンティーとラットに嘲笑われ、学院を追放され…「私がっ…石流さんで…シてしまったこと…本当にごめんなさい…!」…お花畑に…。
「………………何?」
思わず聞き返してしまう。
エリーは耐え切れなくなったのか、両手で顔を覆ってしまっている。
「違うんです…いつもあんなことしてるわけじゃなくて…昨日は、思わず…!」
声にも段々嗚咽が混じり始めるものだから、戸惑った。
『シてしまった。』
それは、つまり、彼女も自分と同じように。
(お互いで、自慰をして、お互い、相手にバレたと怯えていたのだろうか…)
そしてエリーの方が耐え切れず自分から告白してしまったということになる。
(今まで悩んでいた私は一体…)
安堵と脱力と眩暈が起きそうになった。
けれどそれに気づいていないエリーは涙ぐみながら石流に懇願してくる。
「でも…皆には、言わないで…っお願い…です…」
見上げてくるその必死な表情に、また今朝のように下半身が重くなるのがわかった。
このいつも大人しい彼女が石流をオカズにして自身を慰めたのだ。
とても想像できなかった。
だからこそ、気になった。
「わかった…言わないでおこう。ただ…お前の妄想の内容を少し知りたい」
「えっ…!」
「そうしたら誰にも言わない。約束しよう」
「でも…私…誰かきたら…」
あとずさるエリーをゆっくりと追いかけ、芝を踏み、一本の幹まで追い詰める。
「何もここでしてみせろというわけではない。お前の中の私がどんな人格なのか興味があるだけだ。それにこの時間ここにくるものは滅多にいない」
冷静ぶって促して見せるが、自分の心臓の音が早まっていくのがわかる。
木に背中を押し付けるようにしたエリーは今にも泣き出しそうで、罪悪感を覚えると同時に征服欲が顔を覗かせるのを感じた。
冷たい風が吹いて、髪や衣服をなびかせていく。その風に掻き消えてしまいそうな声が届いた。
「石流さんが、その、手で私に触って…」
手を伸ばし柔らかい頬に触れると、エリーは体を竦ませる。
けれどずっとそのままでいると疑問を浮かべてこちらを見つめてきた。
「触ったぞ」
「……え」
心臓は早鐘のようだった。今すぐ押し倒して欲望を満たすことはきっと可能だ。けれどそれはあまりに公正でなかった。
だからここで拒まれれば耐えようと思っていた。きっとまだなかったことにできるだろう。
けれどもし……。
「あの…」
こくん、とエリーが喉を鳴らす音が聞こえた。月光に照らされた瞳は濡れたような光を宿していた。
頬を包む石流の手に小さな手が重なり、それがそっと胸についた二つのふくらみに誘導してくる。
「こっちも…触って下さい…」
檻から放たれた獣のように、その細い首筋に顔を埋めた。
制服の上から揉む胸は見た目以上に弾力があり大きいように感じられた。
首をべろりと舐めると「ひゃんっ」とエリーが震える。匂いを嗅ぐとシャンプーかボディーソープかはたまた彼女自身のものか、花を思わせる清楚な匂いがした。
「脱がすぞ」
そのまま顎をあげ耳元で囁くと、また体を震わして目をつむり、しかしこくこくと頷いてくる。
タイを外し、胸元を広げると、その下の裸身が見え始める。暗いのでよく見えないが多分白いのであろう下着はシンプルで申し訳程度にリボンとレースがついていた。
そのまま背中に腕を回してホックを外した。拘束の緩くなったブラを持ち上げて現れた乳房は、やはり服の上からみたものよりも大きく、その先端は寒さか興奮かですでにだいぶ立ち上がっているように見えた。
「あの…そんな見ないで下さい…恥ずかしい…」
「……すまん」
正面からだとどうにも触りにくいと、後ろを向いてもらって乳房に触れる。
「これならあまり見えないだろう」
「あ…はい…でも…」
当たって…と語尾がしぼんでいく。後ろから抱きしめるように密着しているのだ。石流の怒張は確実に衣服越しにエリーに伝わっているだろう。
それがわかって何だ、と尋ねると、はうぅ…と唸り声が返ってきた。
乳房はふわふわと柔らかく、けれどまだその奥に固さが残っているようだった。
そっと乳首に触れると、甘い声が白い息になって漏れた。それが恥ずかしいのだろう。両手で口を覆って耐えようとするので、つい強くつまんでしごいてしまった。
「んっ!…ふぅっ、んんっ!」
弾いたり引っかいたりして繰り返し刺激を与え続けると、耐え切れず漏らす嬌声が大きくなっていく。左手をそのまま右手を下に下ろし、下着越しに秘部に触れると漏れる声は更に甘く蕩けた。
指先で既にぐっしょり濡れた割れ目を何度往復し、クリトリスを摘むとイってしまったらしい、体を大きく震わせへなへなともたれかかってくるので、慎重に芝生の上におろし、また向かい合うように背中を幹に預けさせた。
「大丈夫か?」
「は…はい…」
もうそんな余裕もないのだろう。いつもきっちり閉じられた足やスカートは乱れて、ニーハイソックスの奥の下着がこちらから覗ける状態だった。
頬に何本か張り付いた髪の毛や、開いた唇から零れる荒い息、半分脱げかけた制服がどうしようもなく扇情的で、石流はとうとうズボンから自分の分身を取り出した。ようやく押し付けられなくなったそれは勢いよく飛び出し、先端から透明な汁を滴らせた。
「あ…」エリーは大きく目を見開いてまじまじとそれを見つめてきた。
「これが…男の人の…」
…余り見られると恥ずかしい。
本当はすぐにでもいれたいがもうかなりの限界で、一度出すか落ち着ける必要がありそうだった。
落ち着けるには時間がかかり、この寒さはエリーに堪えるだろう。別に敵であるミルキィホームズが風邪を引くのは困らないが、自分のせいでそれを引き起こすのは嫌だった。
そうなると少し情けないか一度出すことになる。なるべく自然に見えるように自身を握り、しごき始めた。
(この魔剣の感触ならすぐ…)そう考えたところでいきなり小さな両手が自分の手に触れてきた。
驚き見ると、何故か使命感を帯びた顔つきでエリーがおずおずと石流のものに口元を近づけているのではないか。
「あっ、あのっ、私手伝います…」
そう言うや否やぱくっと先端を咥えられ「ウッ!」割と呆気なく石流は射精した。
エリーはと言えば勢いよく飛び出した精液に思わず顔を引いてしまったせいで、顔や胸元がとろとろと白いものに塗れてしまう。更に勢いよく喉に入り込んできたらしくむせてしまっている。
慌てて指で顔をぬぐってやり、目に入っていないかなど尋ねると「大丈夫です…」といつもの困ったような顔で、けれどほんの少しだけはにかんだ。
月に淡く照らされたその顔がむしょうに可愛く見えてしまって、そうしたら何故か先に進む気が急速に無くなってしまった。
「……」
「……」
「……あの」
「……何だ」
「……その、続きは…」
「終わりだ」
「えっ」
「もう夜も遅いし冷える。これ以上は風邪を引く」
「でも…」
「私もお前も一度ずつイった。公平だろう。ここまでだ」
戸惑いを顔いっぱいに浮かべたエリーから石流は目を逸らす。
どうしてだろう。先ほどまで最後までするつもりでいたのに。
今突然それが勿体無いことのように思えてしまったのだ。
「保健室に替えの制服がある。それに着替えたら寮に帰れ」
お前の仲間も帰りが遅いと心配しているかもしれんぞ。そう言うと、こくりと頷いた。
とりあえず手を洗ってから校舎の鍵を開け、保健室で予備の制服を渡し廊下で待つこと数分。顔も洗ったらしい、すっかりいつも通りのエリーがそこにいた。
「お待たせ…しました…」
「そっちの制服は明日焼却炉に入れておこう」
「あ…お願いします…」
もう用済みのはずの制服は律儀にも畳まれていて、受け取るとまだ生々しい暖かさがあり、気恥ずかしくなって顔を逸らした。
「私は戸締りの点検をしてから帰る。お前は先に帰れ」
「あ…はい……あの、石流さん」
「何だ…」
「私の、妄想、もう一つだけ…」
「?!」
耳を疑ってエリーを見れば、俯いていて表情が読めない。胸の前で組んだ指が落ち着きなく動いている。
「……ダメだったらいいんです…その」
躊躇った言葉はなかなか出てこず、何度か深呼吸を繰り返してようやく、真摯な祈りのように呟かれた。
「キス、してくれますか…」
耳が、熱くなった。
廊下の電気をつけなかったことに石流は安堵する。
自分は多分とても見れたもんじゃない顔をしているだろう。
「い、いだろう」
ぱっと顔を上げるエリーの目をすぐさま覆う。
「あの…?」
「いいから目を閉じていろ」
「…はい」
相手が目を閉じたのを確認して、石流はそっと前髪を掻き揚げその額に口づけた。
「終わりだ」
「えっ、きゃうっ!」
何か言われるよりもはやくそのおでこを軽くはたいてやった。
「早く帰れ」
威圧感を放出しながら告げると、こくこくと頷きとろくさい走り方で去っていく。
途中で思い出したように振り返って、おやすみなさいと頭を下げた、最後までエリーはおでこを抑えたままだった。
ようやく静まり返った夜の廊下で、石流は壁に頭を打ちつける。
「……私は一体…」
胸の中にはまだ、懐かしいようなはじめてなような如何ともしがたい感情が漂っていた。どうしてか、昨日食べたチョコレートの味を思い出した気がした。
***
以上です。御粗末さまです。
次の機会があったら趣味に走りすぎずスレで需要ありそうなのを書けたらと思います。
エロい子とムッツリスケベ
これはありだと思います!乙なんだぜ
魔剣で噴きそうになったが
乙!
エリーは実にエロいな
乙
さすがエロキュールさん
乙
なんだよエロいじゃないか
GJ!
魔剣wwww
GJ
しかしこれは・・・実にいいものだ
乙
エリーのエロ娘っぷりと石流さんのムッツリっぷりが素晴らしいな
エロシーンもよかったけど最後のキスしてくれますかの破壊力がやばい
〜明朝〜
ガチャ。キィーッ...
ネロ「おはよ〜ございま〜す……」
ネロ「小林、起きてる? まだ寝てる……よね?」
ネロ「しめしめ、ぐっすり寝てる……」
ネロ「ヒヒヒ、いつも僕に恥ずかしいことをするお返しだよ。今日は僕のターン♪」のしっ
ネロ「……でも、キスマークってどうやってつけるんだろ?」
ネロ「ん〜……小林がいつも、ぼ、僕にする時は……こう、かな? んっ……」ちゅ
ネロ「んむ……(ここから、吸う、んだよね……よ、よーし)」ちゅうー……
ネロ「(う。ぉ、音がなんか、えっちぃ……)」ちゅーーーーー……
ネロ「(いつまで吸えばいいのかな? 小林はいぢわるだから結構長かった……気がする。でも、されてる時のことなんてちゃんと覚えてないし……)」ちゅーーーーーーーーーー……
ネロ「(ぅう……えーい、ここまでっ!)」っぽん!
ネロ「はぁ……はぁ……ど、どうだろ? ……わ、本当に痕になってる……」
ネロ「……」
ネロ「こ、これぐらいじゃあ誰も見て気付かないよね。僕の口だと小さいから目立たないかも……」
ネロ「だからもう一回。もう一回だけ……」ちゅー
ネロ「ん、ぁむ……、(あ、小林味……)ふ、むぅ……」ちゅううう……っぽん
ネロ「……。あ、あっれえー、今度は時間が短すぎたかなあー? 痕が薄いぞおー?」
ネロ「……」
ネロ「いただきます」かぷっ
ネロ「んふ……(やば……これ、かなり好きだ。クセになりそ……)ぅじゅる(っ、よだれが……)」ぢゅるるるっ
ネロ「っぷぁ、はぁー……、……はぁあ……、! やば、そろそろ帰らないと……」
ネロ「……ふ、ふふふ。ざまーみろ小林、みんなの前で赤っ恥かいちゃえ、ヴァーカヴァーカ♪」
キィー...バタン
小林「(ムクリ)」
小林「……」
小林「(ニヤリ)」
〜朝〜
ネロ「みんなー! おっはよーぅ!」
シャロ「わっ、ネロ?」
コーデリア「どうしたのよ、やけにご機嫌じゃない?」
ネロ「え、そう? そんなことないんだけどなー、ふふん♪」
エリー「///」
コーデリア「あ、教官だわ。教官! おはようござ……ぶええええっ!?」
シャロ「ああっ、コーデリアさんが人様には見せられない表情に! なんでですか!?」
エリー「///あのあのあのっ……小林さんの、首筋が……///」
ネロ「えぇ? ああー、本当だあー。どぉしたの小林、首筋が変色してるよおー?」
小林「あ、ああ……これかい?」
コーデリア「これ、内出血……ですか? でもなんでこんなにいくつも……」
シャロ「痛そうですー……どうしたんですか、先生?」
小林「いや、痛くはないよ。これは………………ネロが」
シャローデリーネロ「えっ?」「え?」「えっ///」「え゛」
小林「今朝方、ネロが僕の部屋に忍びこんできたかと思うと、僕に伸し掛って、首に吸いついてきたんだ……」
コーデリア「ネロが……?」
シャロ「そんな……ネロが、ネロが吸血鬼だったなんてー! ……ってなんでですかー」
エリー「///」
小林「なあネロ、教えてくれないか? どうしてこんなことをしたのか……この行為にどんな意味があるのかを」
ネロ「そ、それは……」
シャロデリア「「それは?」」
エリー「あの、それは……///」
ネロ「う、ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!! こばやしのばぁかあああああああああああああああああああああああ!!!」
小林「エふっ!」
コーデリア「教官!! ネロ、今度は趣向を凝らして教官の意識を刈りに行く強烈なハイキックなんて……ってどこに行くのよ!?」
ネロ「そこのいぢわるヘンタイ野郎のいないところだよ! みんなみんなヴぁかあああああああああああああああああああああああ!!!」
エリー「///」
ヒューッ、行数ギリギリだよ父ちゃん母ちゃん。
>>750のその後の
>>780のその後。いつの間にか三部作になったけどここでお終い
この夜、ネロはいつもよりねっとりといぢめられると良い。たぶんあの子筋金入りの誘い受けだから
乙
ネロはSにもMにも対応している凄い子
小林ぃ・・・
小林くぅん…
教官…!ふぅ…
>>791GJ
アニメOPでネロが覗いているのがなんなのかやっとわかったぞ
媚薬入りの水だ、仕方ないがくれてやる
明日はにゃんにゃんにゃんの日かー
「ラビットさんがキャットさんになっちゃいました〜!!」
「ラットだっつてんだろ!!」
みたいな話がくるのかな!
ラット×シャロか
tesu
>>804の奴が出来上がったけど無駄にすっげぇ長くなってしまいました…
エロ無しでちょっと流血表現アリで微妙にgdgdっぽいけど投下してみます
「対怪盗用戦闘ロボット〜?」
食堂にて、ネロの訝しげな声があがる。
2度目のトイズ喪失からのしばしの時間が経過して、冬休みも開けた頃。
あいも変わらずトイズ復活の兆しも無いまま、まだ降り積もった雪がだいぶ残る中で、
ミルキィホームズたちの学園生活が再開した。
再び講習として訪れたG4の面々と、折角だからと共に昼食をとっていたとき、
取り留めの無い雑談の中から、ふとその話題が出てきたのである。
「いま技術班ってトコが、戦力アップの為にプロジェクトしてるんだってさ」
「単純な戦力アップだけではなく、生物に効果を現すトイズ使いへの対抗策としても、
現在開発が進められているんです」
石流特製の探偵学院定食を箸でつつきながら次子と平乃が説明する。
トイズの効果はそれこそ使い手によって様々な種類がある。
そしてその中には、相手が人間だからこそ、効果を発揮できるものもある。
アルセーヌの幻惑のトイズ、ストーンリバーの人形化のトイズ、
ミルキィホームズに探偵を間違われ、今尚間違われ続けているメアリーのテクニシャンのトイズ。
そして……かつて、偵都ヨコハマという街そのものを壊滅の危機に追い込んだ、一人の大怪盗……
その男のトイズもまた、相手が人間だからこそその真価を発揮する能力だった。
そういった生物に対しての効力を持つトイズ使いに対しては、
無生物であるロボットの警官というものは、それなりに有効ではあるかもしれなかった。
「へぇ〜!凄いですね!」
「あたしは反対よ!」
そんなヨコハマ警察の新たな新兵器に、一人憤慨していたのが一名。
「そもそも怪盗専門チームの私たちG4がいるっていうのに、なんで機械如きに頼らなきゃなんないのよ!」
「まあプロジェクトが決定した最大の理由が、その怪盗専門チームの私らが怪盗に秒殺されて
警察内での評価がガタ落ちしたからなんだけどねー」
「ぅぐっ……!!」
「…そういえば、アレ以来オフの日が増えましたよね……」
「だなぁ……」
バンッ!と勢い良くテーブルを叩きながら激昂する小衣に、隣りでジュースを飲む咲の無気力な言葉が突き刺さった。
しかも次子と平乃のテンションも下がりだす始末。そんな周りを見て、より一層小衣は声を張り上げる。
「だぁぁーっもう!下がった評価はまた上げりゃあいいのよ!上から見下す連中は、
もっと上から見下ろして見返してやれば良い話でしょうが!!」
「小衣さん……」
「小衣……」
「そうです!その活きですよココロちゃん!」
「ココロちゃん言うなっ!!」
「シャロ、私たちも人事じゃないわよ?」
「私たちも…もっと頑張らないと……」
「ところでさぁ」
若干の沈んだ空気が小衣の一喝で立ち直ったところで、最初の一言以外黙って見ていたネロが話を戻す。
「生き物に効くトイズの対抗はいいんだけどさ、結局は機械なんでしょ?
相手が僕のトイズみたいなの持ってたら役に立たないじゃん」
「機械操作系のトイズに関しては、ある程度なら改竄されたデータを自己修復することが出来るみたいです。
様々な状況下を想定したプログラムを人工知能に入力させて、常に最適の行動をとるように設定されてます」
「でもその人口知能って奴をハックされたらおしまいだろー?やっぱ僕のトイズの前だったら機械は敵じゃないねー」
「別に…ネロがロボットと勝負するわけじゃないんだけど……」
「そのトイズが使えないような奴が何言ってんだか」
「ぬぐっ…!」
ふと、かけられた声のほうに目を向けると、いつもの様にパンをかじりながら
此方を小馬鹿にした笑みで眺める一人の少年の姿。
「ま、いいんじゃねーの?そんなロボットで怪盗に勝てるとは思えねーけど、
トイズの使えないダメダメ探偵のお守りには使えるんじゃねーか?」
「なんだとコラ〜!そういうお前だって、トイズ持ってても特に使い道も無い癖に!
ロボットのお守りが必要なのはそっちのほうじゃないの〜?」
「んだとコラッ!!」
「なんだよっ!!」
「ああ、二人とも喧嘩はやめて〜 なんつってー」
「この二人は相変わらずですねぇ」
いつもの様に根津がちょっかいを出し、いつもの様にそれにネロが答える。
雪が降っても年を越しても変わらない、何回目か数えるのも忘れるほど繰り返される
『いつもの光景』を皆で眺めながら、平乃は補足を付け加える。
「開発は今のところ試作一号機がほぼ形だけは完成してるみたいですが、あくまで試作品ですね。
トイズの波長を察知して相手を判別つけるくらいで安全面がまだまだ…って、やっぱり聞いてませんね」
「「ギャーギャー!!」」
平乃の説明などほったらかしで、口喧嘩を更にヒートアップさせるネロと根津。
ミルキィホームズだけではなく、最近ではもはや周りの生徒達にとっても恒例の見世物と化していた。
飽きずに良くやるよ、とやかましくも和やかに眺められているそんな中で……
「……………………………………」
ただ一人……そんな和やかな空気とはまったく別の感情で、彼女達を見つめる者がいた。
「………………………クスッ」
人知れず静かに浮べられた笑みに気付いた者は……
生徒会長であるアンリエットを含めても…その場には、いなかった――――
――――――数日後、ヨコハマ警察署前…
「今回我々が犯したミスは、皆々様に多大なるご迷惑をかける次第で御座いまして……」
大勢集まったカメラと記者達の前で、数名の男達がひたすら謝罪を繰り返していた。
男達の誰もが白衣を身に纏い、一目で科学者か何かを連想するいでたちである。
今回集められた記者達に、ヨコハマ警察技術班から告げられた重大な報せ……
『対怪盗用ロボ試作一号機の暴走、及び研究所からの脱走による行方不明』
「記者会見土下座なう」
「アッハッハッ!いい気味だわ!」
「おいおい、笑い事じゃないぞ小衣」
「人工知能の暴走…敵味方の判断基準すら定まっていない状態でしたから、
トイズを持っていれば怪盗どころか探偵も…いえ、下手すれば一般人にさえ被害が出るかもしれませんよ」
「けど、武装自体はまだ装備されてないんでしょ?」
「いえ…話によると…完成後に装着予定だった捕縛用の電磁ショックガンと、
格闘用の特殊合金製のナイフが一緒に紛失していたらしいんです」
「おい、それって………」
「…最悪の場合…………………死人が出るかもしれませんね」
『現在ロボットはヨコハマ警察が全力で捜索を続けており、皆さんも十分の注意を――――』
ニュースで話すアナウンサーのそんな注意報が街中に流れるが……しかし、
ホームズ探偵学院の生徒達は、その報せを聞いてはいなかった。
なぜならば……
「あう〜、寒いです〜…」
「本日は特別課外授業として、このヨコハマ大樹海を舞台に探索実技を全校生徒で行います。
樹海のどこかにホームズ探偵学院の校章を象ったメダルを隠しました。各地に散らばった痕跡を元に
見事樹海から探し出してみてください」
「え〜!こんなにまだ雪が積もってるのに〜?」
「当たり前です。現場検証の際に天候が関わってくるのは当然の事。
その上でいかに確かな物証を見つけ出せるかが探偵の実力に繋がります」
降り積もる雪に木々を白く染めた樹海の前に集合した生徒一同。
まだまだ続いている真冬の寒さに、早くもネロの文句が吐き出されていた。
「ちなみに、最も早くメダルを見つけた生徒には、報酬として今夜の夕食に豚の丸焼きを出します」
「よし!早く行くよ皆っ!!」
「あぁ、待ってくださいネロ〜!」
「………分かりやすい奴」
ネロを先頭に突き進むミルキィホームズを、呆れながらを見送り呟いた根津の一言を皮切りに、
他の生徒達も続々と樹海の奥へと向かっていった。
「万が一遭難した場合、教員の方々が責任持って探しますのでご安心を」
次々と樹海に向かい走る生徒達の背に一応の安全面での確認を告げながら、
アンリエットはもう見えなくなったミルキィホームズたちの事を思う。
かつてミルキィホームズが一時的にトイズを取り戻した際の、これまで以上の力を引き出した彼女達との激闘…
かなり意外で不本意な形で勝負は中断という結果になったものの、自らも全力以上の力を出して戦ったあの時間は、
いまでも夢の様な時間だったと思っている。
表の顔の生徒会長としても、怪盗と言う好敵手としても、彼女達のトイズの復活は、自分の夢同然になった。
流石にこの程度の事でトイズが戻るとは思わないが、探偵としての腕を少しは成長させて欲しい…
そんな事を考えながら、生徒達が走り去った樹海の奥を見つめていると……
「でもぉ、やっぱり冬の樹海って何が起こるかわからなくて怖いですよねぇ〜」
「っ…! あら、貴方はまだ行ってませんでしたか」
唐突に背後から聞こえた声にハッと振り向けば、いまだ樹海に向かわずに足踏みしていた一人の『生徒』。
不安げな台詞とは裏腹に、にこやかな笑みと口調で歩み寄り、アンリエットの隣りに立った。
「心配要りませんよ。安全面では私たちが保証しますから。それに、
ある程度のトラブルにも自力で対応できなければ、特別課外授業の意味がありません」
「準備をしてても被害が出るからトラブルって言うんですよ〜
大丈夫って思った時が危険なんですから〜。もしかしたらぁ〜…」
「思いがけないアクシデントで、意外な重傷人が出るかもしれませんし……アハッ♪」
「ッ……………………!」
男とも女とも取れる独特の声で…物騒な言葉に似合わない明るい口調で…満面の笑みで囁く……
笑顔から発せられたその言葉の中に、アンリエットが一瞬感じた違和感…
言葉の裏に僅かに見え隠れする……言い表せない、『黒い』何か―――――
感じ取ったのは本の僅か…しかし、ただのジョークにしては嫌な明確さを確かに持たせていて…
その違和感を、思わず口に出そうとしたその刹那……
「ま、いつまでもグチグチ言っても仕方無い事ですし、いい加減私も行って来まーす☆」
「ッ!待ちなさ――――!」
言葉にするよりも先に、その生徒は走り出し…あっという間に、樹海の奥へと消えていった……
………背中に背負った黒猫の顔が、歪に嗤っているように見えたのは…気のせいだろうか――――
―――――――――数十分後、樹海内部…
「グワオォォォォォォ!!」
「また熊だぁぁぁぁ!!」
「大丈夫です!ほら、怖くない怖くなブフォェァッ」
「シャロォォォォォ!!」
「キャーーー!」
樹海で捜索を開始していた肝心のミルキィホームズはというと、
いつかと同じようなやり取りの後、同じような展開が起こっていた。
違う部分があるとすれば、今度は逃げる方向が全員バラバラだったということ。
「ハァッ、ハァッ…!も、もう追いかけてきてないかな…………あれ?」
夢中で逃げ続けた結果、気が着いた時には、まっ白な景色の中にネロ一人が佇んでいた。
「……ウソ、今度は僕が遭難〜…?」
ただでさえ方向が分かりにくい木々の中、おまけに目印になりそうなものも雪に覆い隠され、
完全に自分が何処にいるのかわからなくなっていた。
「…はぁ〜…」
辺りを見回しながら、思わず漏れるため息。
自分の情けなさに、散々走り回った疲労も相まって近くの木の幹にもたれかかる。
こんな所を根津にでも見られたら、多分またあの生意気な笑みを浮べて自分をからかうんだろうな…
「……って、なんで根津なんかが出て来るんだよ」
自分でも驚くくらい自然に、一番最初に頭に浮かんできた人物に、思わず自らツッコミを入れるネロ。
あまりにも毎日のように続くお決まりな喧嘩相手になってしまったために、いつの間にか、
仲間であるほかのミルキィホームズのメンバー達と同じくらい身近な存在に感じていたのだろうか。
「バッカみたい。アイツの事考えてても、ただムカつくだけだってのに……」
そう。顔を合わせればそれだけで罵倒の言葉が次々に思いつく。
そしてそれを、なんの気兼ねも無く相手に向けてぶつけられる。
向こうが阿呆と言えばこっちも馬鹿と言い返し、馬鹿と言われれば阿呆と言ってやる。
トイズの無いことを指摘されれば、あっても無くても変わらないトイズだと指を刺して笑ってやる。
そうやって互いに馬鹿にし合って、やかましく喧嘩して……
………何時からだろうか。そんな口喧嘩をしている時間に、何故か安心感を感じ出したのは…
口喧嘩だけならコーデリアともやっている。仲間だからこそ、なんの躊躇無しに思い切り自分の気持ちをぶつけられる。
けれど…彼との喧嘩は、信頼から来る感情のぶつけ合いとは、また少し違っていて……
いつもと同じように自分を小馬鹿にしてくるアイツが…いつもと同じように自分に憎まれ口を叩いてくるアイツが…
今日もまた、いつもと同じでいてくれる事に……自分が安心していた事に気付いたのは、何時だろうか……
「ハァ…何考えてるんだろう、僕……」
少しだけ鼓動の早くなった胸を抑え…自嘲気味に呟くネロ。と、そんな時……
ガササッ!
「ッ……!」
唐突に草むらが揺れる音に、いつの間にか考え込んでいた頭が我に返る。
探索していた他の生徒か、それともまたあの熊か…
思わず身構えるネロだったが、草むらから出てきたのは、予想したどちらでもなく…
「あ、でっかいネズミ」
トテトテと自分の方に歩み寄ってきた自分の膝くらいの高さの大ネズミを、ひょいと捕まえて持ち上げてみる。
「なんだお前〜。群れからはぐれでもしたか〜?」
まあ僕も迷子なんだけどね〜、と、ネズミ相手に先ほどまでの思いふけった思考を少しばかり癒す。
ネズミの方はというと、自分を捕まえたネロに特に愛想を振り撒くわけでもなく、
ただ無表情にネロの腕の中で見つめていただけだったが…しばしの間、ネロはこのたまたま遭遇した珍客を相手に
他の誰かが見つけてくれるまで時間を潰そうかと考えた……その時だった。
「ッ―――――!!」
「あ!オイどこ行くんだよ!」
じゃれる手で撫でても無反応だったネズミが、いきなり何かを感じ取ると、全身の毛を逆立たせて一目散にその場から逃げ出した。
まるで天敵の捕食者の出現を本能的に察知したかのような慌てぶりで、あっという間に茂みの奥に消えてしまう。
「ま、まさか今度こそ熊が……!?」
再び身構えるネロだったが、再度その予想は裏切られることとなる。
ガシャン―――、 ガシャン―――、 ガシャン―――…
背後の木々の奥から聞こえてきたのは、およそ森の中には似つかわしくない、重厚な金属音。
しかも規則正しく一定感覚に響くこの聞こえ方は……
「あ、足音……? ッ――――!!」
ほとんど反射的だった。茂みの奥深くの暗闇に、ほんのり青白い光が見えた瞬間……
ネロは直感的に感じた“ひたすら嫌な予感”に従って、その場から横っ飛びで跳んでいた。刹那―――
バヂヂヂヂッ!!
暗闇から飛んできた青白い光が、先ほどまでネロのいた場所を素通りし…そのまま木の幹にぶち当たっていた。
光の直撃した木の幹部分は、スパーク音と共に黒く表面を焦げ付かせていた…
「な、なんなんだよ一体っ!?」
いきなりの事態にパニックになりながら光の飛んできた方向を見ると……
先ほどの『足音』が次第に近づいてきて……そして、その足音の主がついに茂みを掻き分けて姿を現した。
「……………………………!」
大きさは約2mほどだろうか…全身を鋼鉄に包み込んだ、銀色の巨人。
左腕にはいまだ蒼白いスパーク放つ短い銃身。胸の真ん中には、金色に輝く見慣れた警察のマーク……
一目見て、ネロの脳裏に数日前のG4との会話が甦った。
「オ、オイコラ!僕は怪盗じゃなくて探偵だよ!何狙う相手間違えてんのさ!!」
とりあえず最初に浮かんだ怒りの感情を吐き出すネロに、鉄の巨人がゆっくりと顔を向けた。
丁度目に当たる部分に取り付けられたライトが、異常なまでに眩く赤く発光しネロを凝視する。
そして、発せられた言葉はネロの罵声への謝罪ではなく…どこまでも無機質な、感情の無い電子音声。
『…対象ノトイズ反応ヲ再確認……トイズ反応、僅カニ感知。対象ノ判、ダ…ガ…ビビッ…
探テ…イ…ザザッ…ビリッ…ビッ……カ、怪盗ト判断。捕縛ヲ続行シマス』
「はぁッ!?」
ノイズだらけのその言葉が発せられると同時に、左腕に装着された銃口からあの光が放たれる…!
「わぁぁぁぁぁ!!」
打ち出される光弾を大慌てでどうにか回避する。光弾が地面に当たると、衝撃で積もった雪が舞い跳び、
直後に熱で蒸発しジュウジュウと大量の湯気が辺りに広がった。
立ち昇るまっ白な湯気が晴れると……そこに、もうネロの姿は無かった…
『…ビビ……追跡ヲ…ジッ…開始、シマス』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「クッソ!やっぱり警察の作るものなんてロクなのがないよッ!!」
一目散にその場から逃げ出して、悪態をつきながら森の中を疾走するネロ。
悔しいが、少なくとも自分だけではどうにも出来ない。とりあえずどうにか他のミルキィホームズの仲間を見つけるか、
最悪他の生徒辺りにでも会ってひとまず樹海の外に脱出してからアンリエットに先ほどの事を知らせるか……
そう考えながらひた走っていたその時――――
ドゥンッ!!
「ひゃあぁぁ!」
またも背後から飛来した光弾が、ネロのスグ傍をかすめていく。
振り返れば、鉄の四肢を人間のソレより更に無駄なく動かし、早くも自分との距離を縮めだすロボットの姿。
さらに機械音の足音に混じって耳に聞こえてきたのはまたあの電子の声。
『3度目ノ不発ヲ確認。パワーヲセーブシ、連射モードニ変更シマス』
ドウッ!! ドウッ!! ドウッ!! ドウッ!! ドウッ!!
「うわわわわわっ!!」
無数の光弾が立て続けに撃ち出される。必死にかわし続けるものの……
ドゥンッ!! バァァァンッ!!
「うわぁぁぁっ!!」
ズシャァァッ!
そのうちの一つがすぐ傍に着弾し、その衝撃で思わずバランスを崩したネロはその場に思い切り転倒した。
光弾の熱で溶けた雪が、泥に混じってネロの黄色い探偵衣装をぐっしょりと濡らす。
しかし、それを気にしている暇は無い。すぐさま立ち上がろうとするネロだったが……
転倒したその僅かな時間で更にネロとの距離を縮めたロボットが標準を定め、その銃口に青白い光が収束し…
その光が放たれる直前―――――
ガンッ!
『ビ………』
「オイ!こっちだガラクタッ!!」
「ね、根津っ!?」
突如横手から飛んで来た拳大の石が、ロボットの頭を直撃する。
同時に響いた声に顔を上げると、林の奥からロボットを睨みつける根津の姿があった。
ロボットが自分の存在に気付いたのを確認すると、すぐさま根津は背を向けて林野の奥へと走り出した。
『公務執行妨害ト判断……一時対象ヲ変更シマス』
すぐさまその後を追い、ネロをそのままにロボットも林の向こうへと走り出す。
暴走に加え、人工知能の学習自体が中途半端な状態であるために、二つ以上の対象を同時に相手取ることは不可能らしい。
「ア、アイツ……助けて、くれた……?」
一人その場に取り残されたネロはしばし呆然と根津とロボットの消えた茂みを見つめていたが…
ハッと思い立ちすぐさま立ち立ち上がった。
「アイツ…!自分だってロクなトイズ持って無いくせに―――!」
ザザザザザッ……!
森の中を疾走する二つの影。
迫り来るロボットに、しかし、根津の顔にはまだ余裕の色。
元々追われる事には慣れている身。例え相手が鋼の身体を持つ機械の巨人であろうとも、
怪盗としての身体能力で十分に相手に出来る自信が根津にはあった。
ドウンッ! ドウンッ! ドウンッ!
「ハッ!ドコ狙ってやがる!」
撃ち出される光弾を、ネロよりもさらに無駄のない動きで回避し続ける。
しばらく走り続けていると、丁度木々の少ない開けた場所に出た。
「っと……!此処ならいいか…?」
その広場の丁度中央で立ち止まり、ロボットへと向き直る根津。
周囲に他の生徒がいる様子も無い事を確認し……ニッと口元に笑みを浮かべる。
「…来いよポンコツ。異常があろうと正常だろうと、
機械如きじゃ俺たち怪盗にはかなわねぇって事を教えてやるよッ!!」
真っ直ぐにロボットを見据えて放った言葉と共に、無数の爆弾を瞬時に取り出す!
ロボットを退き付け走っていたのは単に逃げる為だけではない。
流石にネロの前で『ラット』としての武器である爆弾を使うわけにはいかなかったが、
誰も見ていない此処ならば存分に目の前の気に入らない“警察の物”を処分できる。
仮に爆発の音で誰かが来たとしても、このロボットが暴れた際に起こったものだとでも言っておけばいいだろう。
『トイズ反応ヲ感知。捕縛対象ト断定。攻撃ヲ続行―――』
「遅せぇッ!!」
正面から撃ち込まれる光弾を、走りながら横に跳び回避する。
そのまま真っ直ぐにロボット目掛けて疾走し、既に着火済みの爆弾を投げる…!
狙いは、まずは先ほどから連射される厄介な銃身が取り付けられたロボットの左腕。
ドガガガガァァァァァンッ!!
『ガッ!ガガ!!…ビッ……!!』
冬の冷たい空気を熱風に変え、樹海に響き渡る爆音と炎。
濛々と広がる黒煙の中から出てきたロボットの左腕は、腕そのものの破損は少ないものの、
肝心の銃身は真っ黒に焼け焦げ、銃口は潰れ、ショートした回路からスパークが上がっていた。
『………左腕、プラズマショックガン破損ヲ確認…使用続行不可能。
右腕、アサルトナイフ作動。格闘モードニ移行シマス』
音声と共に右腕の甲から分厚い刃が伸びる。銀色に鈍く光を反射させながら、根津に向かって走る…!
横一線に振るわれた鋼の右腕。背後のそれなりの太さの木が一発で切り倒されたが、
根津自身は咄嗟に身をかがめ、髪数本が宙に舞った。
「ヘッ!ストーンリバーの太刀筋の方がよっぽど速いぜ!」
右腕を振り切った体勢の、がら空きの身体に向けて爆弾を投げ込み、即座に後ろに跳ぶ。
再び響く爆音。黒煙が晴れれば、鋼の身体のあちこちにヒビの入ったロボットの姿。
今の衝撃で燃料入れにも傷がついたのだろう。ヒビの間から独特の匂いの液体が漏れ出していた。
火薬、爆弾のプロフェッショナルは伊達ではない。
スリーカードにおいて、知識と技術力はトゥエンティに勝てない。身体能力ではストーンリバーには遠く及ばない。
しかし、自分のトイズの威力の弱さを補う為に編み出したこの爆破の力は、戦闘において怪盗帝国の一員足らしめる
確かな実力を彼に持たせていた。
『ガッ…ガガガッ…!ビッ…!ビビッ…!ガッ!!』
「フン、流石にボディは固いか…けどこれなら、次で決めて―――――」
ボロボロのロボットを見て根津が勝利を確信したその時……
「根津っ!」
「ッ――――!」
唐突にその場に響いた声。振り向けば、此方に向かってくる見慣れた黄色い探偵服。
「馬鹿ッ!トイズも無いくせに何来てんだよ!逃げたんじゃなかったのか!?」
「お前だって一人でどうにかできるようなトイズじゃないだろ!っていうか、さっきの爆発は一体―――」
早速互いに悪態を突き出す二人だったが、不意にネロの言葉が途切れる。
根津の背後に見える、ボロボロとなったロボットの姿を見たからだった。
「こ、これ……まさかお前が……!?」
「……そうだよ。お前の助けなんか必要ねぇんだ。トイズも使えない役立たずは引っ込んでろッ!!」
「ムッ……!」
驚くネロに、流石に全て話すのはマズイと考え適当に肯定しこの場から去るよう言い放つ。
しかし…この上から目線の言い方が、罵倒交じりの言い方が…彼女の悪い癖を刺激してしまう。
「役立たずって言うな!僕だって……僕だって!探偵なんだッ!!」
「ッ!!オイ、馬鹿ッ!!」
不意に飛び出したネロ。その手には、左手に装着していた金属のヘラ。
振り下ろされた刃をかわし、ロボットの背後に回ると、それをヒビの隙間に突き立てる!
「止まれぇッ!」
突き刺した隙間から、小さくショートしたようなスパークが走る。
すると、激しく発光していたロボットの両目の光が一瞬陰り、背後のネロに顔を向けた状態で静止した……
「や、やった―――――!?」
思わず顔に喜びの笑みを浮かべてロボットを見上げた……が、次の瞬間根津の怒声が響き渡る。
「馬鹿ッ!早く離れろッ!!」
「え………?」
ドゴォォッ!!
「カッ……ハ………!?」
「ネロッ――!!」
根津の声に間の抜けた返事をした刹那――――鳩尾に感じたのは衝撃と、一瞬遅れて来た……激痛。
華奢な体が吹き飛ばされ、木の幹に背中から叩きつけられる。
衝撃で呼吸が止まる……倒れこむ一瞬に見えたロボットの体制から…
自分が、至近距離から鋼鉄の腕で腹に肘撃ちを食らったのだと理解する。
「かはっ…あ…ぁ……!」
腹から全身に走り回った激痛に、呼吸する事さえ困難になりながらその場に倒れこむ。
『……データノ僅カナ損傷ヲ確認。電子操作系トイズト判断。対象ノ優先順位ヲ変更シマス』
再び標準をネロに戻し、刃をぎらつかせて倒れたネロへと駆ける。
慌てて根津もその後を追い走るが、流石に今ネロの前で爆弾を使うわけには行かない。
しかし、かといって自分の格闘技術ではいくら傷が付いてるとはいえ鉄の塊をよろめかせるほどではない。
「クソッ…!あの馬鹿……!」
考えている間にも、早くもロボットは刃の付いた右腕を振り上げている。
どうする―――――
どうやって止める―――――
あの刃を阻む物がどこある―――――
焦る頭で根津は更に考えて……………阻む物を、見つけた。
『…ジッ…電子操作トイズ能力者ヲ…ビビッ……最優先ニ排除…シマ…』
激痛に身を動かすことも出来ず、刃が振り上げられるのをただ見つめるしか出来ないネロ。
頭上にまで上がった右腕が…何のためらいも無く―――――振り下ろされた。
「ひッ……………!!」
ザクッ……!!
思わず固く目を閉じるネロ。耳に聞こえたのは、肉がえぐられる嫌な音……
……だが、何故か肝心の激痛を感じることは無かった。
恐る恐る、ネロは閉じた瞳を開いていく。……直後、目に映ったのは―――――
「…………………………………………え」
最初に視界に入ったのは、背中……決して大きくない、自分と同じくらいの良く見知った背中。
いつも去り際に悪態を吐きつけていた、見慣れた背中。
その背中が、徐々に……深紅に染まりだしていた―――――
「根津ッッ!!」
悲鳴にも近いネロの叫びが響き渡る。
振り下ろされた刃を、根津は寸前で立ちはだかり自らの身体で阻んでいた。
肩口から腹にかけてバッサリとえぐられた傷は、どう見ても浅くは無く…溢れ出る鮮血が、制服を真っ赤に染め上げていく。
燃える様な激痛……常人なら気絶してもおかしくないその痛みの中で、しかし、意識を失うその前に……
根津は、在る一点に自らのトイズの力を発現させた。刹那――――
ドゴォォォォォンッ!!
『ガッ――!?ビガッ……!ブツッ―――!!』
ロボットのボディから爆発が起こった……先ほど漏れ出した液体燃料が、根津によって着火させられたからだ。
内部からの爆発に、流石にその巨体を大きくよろめかせて……その場に倒れ、動きが…止まった。
「…………………コフッ」
「ッ!!根津ッ!!」
同時に、根津もまた小さく血を吐いて…糸の切れた人形のように、バッタリとその場に倒れこむ。
まだ痛む身体に力を込めて、ネロは慌てて根津へと駆け寄った。
「馬鹿ッ!!なんて無茶してんだよっ!?」
「ハッ……何言ってやがる……お前が先に馬鹿やらかしたからだろうが…この馬鹿…」
額に大量の脂汗をかいた常態で、尚も根津は悪態で返した……
「ゴメン…本当にゴメンッ……!!」
流石に本気で反省して素直に謝罪を繰り返すネロ…謝りながらどうにか止血しようとするも、傷が大きすぎて止められない。
急いで病院で治療をしなければ本当にまずい。先ほどから響き渡る爆発音に、
少なくとも自分以外の生徒達も…アンリエット始めとする教員達も気付いているはずである。
傷を圧迫しながら、ネロは彼らが一刻も早く此処に来るのを願った。
―――――――――ガシャン
…だが、背後で聞こえたその音に、ネロの背筋が凍りつく。
振り向くと……そこには、装甲のいたる所が剥がれ落ち、体中から黒煙を上げながら尚……鉄の巨人が、立ち上がっていた。
「嘘……あれで…まだ、動けるって言うの……!?」
『…自己修復機能ニヨリ全体ノ30%ヲ回復成功。戦闘続行レベルニ到達ヲ確認……戦闘ヲ…続行、シ、マ…』
ゆっくりと……よろついた足取りで此方に歩み寄ってくる……
「根津…!オイッ…!マズイよ!」
「…………………………」
「根津………!?」
震える声で呼びかけるが……今度は、悪態の返事は返って来ない。
気付けば、もう既に根津は意識を失っていた。
抑えた傷口からまだドクドクと血を溢れさせる脈動は伝わっている為まだ手遅れではない。
だが、このまま治療が出来なければ……否、そんな時間を待たずとも、目の前のロボットに…
今すぐにも、灯は消される寸前だった――――
―――――――嫌だ…
…その時、不意にネロの心にある感情が浮かぶ……
それは…目の前のロボットに対しての恐怖ではなく……
――――――――――嫌だ…!
繰り返されるいつものやり取り…いつもと同じ口喧嘩…いつも通りの生意気な笑顔。
いつも…自分の傍にいるこの憎たらしい少年が…いなくなる事への……恐怖。
もう、遠慮なく悪態を投げつける、思い切りの喧嘩も……
相手にキレながらも、心のどこかに感じていた…あの安心感が……
……………………消える。
それだけは……!
――――――――― そ れ だ け は 絶 対 に 嫌 だ ッ !! ―――――――――
「ああああぁぁぁぁぁぁッ!!」
全身に残る痛みなど一切考えず、叫び、ネロは一直線に飛び出した―――!
刃を振り合えるロボットに肉薄すると、振り下ろすその前に……
爆発でむき出しとなった幾重にも束ねられた電子ケーブルに、銀色の閃きが深々と突き刺さった。
瞬間、ネロの瞳に光が灯る――――
「止まれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッッ!!
絶叫にも近い叫びと共に、先ほどとは比べ物にならないほどの凄まじいスパークが生じる。
ライトが弾け散るほどに、回路がショートするほどに、ケーブルが焼き切れるほどに、
電子を支配する力が、ロボットの内部を完膚なきまでに蹂躙する…!
そして………
『…ジジッ……自己、修、復機能、破…損…修復…バチッ…不可能…予、ビ、備、バッテリー…
作、動…ザ…失敗…全機能…継続…不、可、ノ……ブレイ、ク…ダウン………ブツンッ』
ゆっくりと…鋼の巨体を雪の中に沈めて………今度こそ、完全に沈黙する――――
「ハァ…!ハァ…!ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
荒い息をつきながら、もうロボットが動かないことを確認し、再び根津の元に戻ろうとするネロ。
しかし、いきなり過度に力を使った反動か…グラリと視界が歪む……
なんとか意識を保とうと気力で必死に両足に力をこめてた立ち付けていたその時。
「あ!いました!ネローーー!」
「やっと見つけたわぁ!さっきの爆発なんだったのー!?」
「譲崎さん!根津くん!無事ですかっ!?」
視界の端に見えた、ようやくやってきた仲間と、同じく此方に来る生徒会長の姿を確認して……
安心して……ネロは意識を手放すことが出来た――――
――――――――後日。ヨコハマ総合病院。
「…スミマセン、アンリエット様。一人で調子付いて…迷惑かけてしまって……」
「その点を叱り付けるのは、退院後にしてあげます。いまは貴方の命が助かったことを素直に喜びましょう」
病室に見舞いに来たアンリエットたち怪盗帝国の面々に、珍しく沈んだ表情で反省する根津の姿があった。
あの後、急いで根津は病院へと担ぎ込まれすぐに手術が始まった。
アンリエットの権力にモノを言わせて手配した偵都でも最大の病院だけあり、その技術は確かな物だった。
回復能力系のトイズを封じた医療器具も駆使され、無事、根津の命は繋ぎとめられた。
「しかし、流石はアンリエット様。具現化させた幻惑で一時的に傷を消す事で、出血を完全に止めるとは」
「フゥー!医者の話ではもう少し出血が酷かったら手遅れになっていたとの事…まさにアンリエット様は
消えかけた命の蝋燭をも煌々と燃え上がらせる救いの聖母の如k―――――」
「ですが、それも寸前で譲崎ネロがロボットを完全に停止させたからこそ……今回ばかりは、
ミルキィホームズのトイズが復活したことに感謝しましょう」
「奴等に借りが出来てしまったな、ラット」
「…………あぁ」
自分の怪我の原因になったのもそのネロなんだけど……と内心思いながらも、口には出さず。
「では、私たちは今日のところはこれで……丁度、最近は目星を着けたお宝もありませんし、
いまはゆっくりと傷を癒すことに専念してください。その分、退院してからは期待していますよ」
「はい、わかりました」
「それでは失礼します……次の面会者も待っていることですし」
「え?」
出て行くアンリエット達と入れ替わるように…根津の病室に入ってきたのは……
「ッ………!」
「………………」
自分の怪我の原因でもあり、自分を救ってくれた張本人だった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
「…………………」
「…………………」
ネロがベッド脇のイスに腰掛けて……そのまま、しばしお互い無言のまま時間が過ぎる。
静寂の気まずさに耐え切れなくなって、ようやくネロが口を開いた。
「…………ゴメン」
「あ?」
「………やっぱり、僕のせいだよね。根津が大怪我したの…」
「…ああ、そうだよ。まったく、お前があの時さっさと逃げてりゃスグに片付いたってのに、
使えもしないトイズに頼って突っ込んでいくとはー」
「うん………そうだよね、やっぱり」
流石に……この場で罵り合いは、ネロには出来なかった。
結果論で言えば、暴走ロボットを止めたのは紛れもなくネロなのだが
…根津が重傷を負う原因も、紛れも無く彼女だった。
これからも、いつもと同じようにコイツと口喧嘩をしていたい…
これからも…何の遠慮も気兼ねも無く自分の感情を言い合えるコイツを…
ずっと自分に構ってくれる…自分の傍に感じていたコイツを…
……………失いたく、なかった。
今思い返してみるば、それなりに恥ずかしい感情で無我夢中になりトイズを復活させたものの
(ちなみにネロが目が覚ました時には案の定再びキレイサッパリ使えなくなっていた)
こうして顔を合わせると……やはり後悔と罪悪感の感情の方が先に現れる。
しばし沈んだ声で静かに謝罪の言葉を零していたのだが………
「…………………」
「……………根津…?」
根津のほうはそんなネロの様子を、腑に落ちないような表情で見つめていた。そして、我慢できずに声を荒げる。
「だぁぁぁもう!いい加減にしろ!らしくねぇ事してんじゃねぇよ!!」
「え、えぇ…!?」
「逆にこっちがペース崩すっての!似合いもしないしょぼくれた顔してんじゃねぇ!」
「な、なんだよ!僕だって…人並みに反省もするんだから…!」
「それがらしくねぇって言ってんだよ!大体お前が馬鹿なのは分かってんだから
今更馬鹿なこと一回二回したって馬鹿が変わるワケねぇだろがこの馬鹿!!」
「何度も馬鹿馬鹿言うな馬鹿ッ!!」
一気に吐き出される根津の煽りに、思わずいつもの調子で言い返した。
思っていたよりも元気そうな姿に、相変わらずの煽り文句が出ることに…なんとなくホッとした。
「なんだよ、心配して損した!つーか、お前こそなんでその馬鹿の為にあそこまでしたんだよ!」
「う……………」
勢いのまま、あの場で中途半端なままの答えだった疑問を再度尋ねる。
「そりゃぁ、先に突っ込んでヘマしたのは僕だけどさ…お前があそこまでしたのは、ちょっと意外だったし…」
「…………………………」
「んー?煽った後は黙秘かおーい」
何故か、今度は根津のほうが複雑な表情で口を閉ざし……
どこか気まずそうに、窓の方を向いてネロから顔を逸らす。
なおもネロがしつこく食い下がると……ポツリと、小さく一言根津は零した。
「―――――――嫌だったんだよ」
「え…?」
「…いっつも馬鹿正直に反応して、俺に食って掛かる奴が……
いつもみたいに馬鹿騒ぎ出来る奴が……いなくなるって思ったら…体が動いてたんだよ」
「……………………!」
先ほどとは打って変わって、小さな声で…ポツリポツリと選ぶように紡がれた言葉に、ネロは驚いた。
それはつまり…あの時、自分が思ったことと、同じ事を……彼もまた、思っていたということ――――
「…根津、それって…………」
「か、勘違いすんじゃねーぞ!べ、別にお前がいなくなろーと他の奴等からかえばいい話だし!
でもアイツラじゃお前みたいに馬鹿面下げて向かってきたりしないからつまらないし!
そ、そうだよ、馬鹿にしがいがある奴がいないから、退屈になるのが嫌なだけだし!」
慌てて大声で取り繕う根津。しかし、慌てすぎて最後はほぼ同じ意味の言葉になっていて……
必死に顔を知らして目を合わせないようにしているが、髪から除く耳は、仄かに赤いのがわかる。
そんな様子が、見ていてなんだか可笑しくて…そして、先ほど言われた言葉が…………嬉しかった。
自然と、自分が笑みを浮かべているのがわかった。
少し、鼓動が早まったのが……少し、顔が熱くなったのが……わかった。
自分の感情を、何の迷いも無くぶつけられる関係でいたい……自分も、そして相手も…そう思っていた。
だから、今から言うこの言葉も……何も隠さない、正直な気持ち。
「根津」
「な、なんだよ」
「―――――ありがとう。あの時のお前、結構格好良かったよ…」
「……………………!」
この少年に向けて…恐らく今までで一番素直な気持ちを込めた……感謝の言葉。
驚いて振り返った根津が見たのは、こちらも多分初めて見せる、いつもよりすっと優しく、澄んだ微笑み……
ほんのりと頬を赤らめたその笑みに、思わず息を呑み……ハッと我に返ると、照れくさそうに再び顔を逸らした。
「……結構は…余計だろうが」
「えへへ………」
そのまま、また二人で黙って静寂がくる。しかし、今度の沈黙には気まずさは無く……
どこかゆったりとした、緩やかな時間の流れだった。
互いの感情を真っ直ぐギャーギャーと言い合うのが好きだったが…こういうのも悪くないと、ネロは正直に思った。
このまま勢いで自分が思っていたことも言ってしまおうかと考えた―――――その時である。
「(ちょ、ちょっとシャロ押さないで!)」
「(コ、コーデリアさんも足踏んでます〜!あぅっ!)」
「(きゃぁ………!)」
バタンッ!! ドサササッ!
「え……!?」
「ゲッ……!?」
突然、病室のドアを押し倒してなだれ込んで来たのは、見慣れた桃・金・黒紫の髪。
「み、みんな…!?」
「お前ら…何時から……!?」
「あ、あのあの…私たち…別に覗いてたわけじゃ……」
「そ、そうそう!決して二人のお花畑な空気を生暖かく見つめていたワケじゃないのよ!」
「そうです!『馬鹿騒ぎ出来る奴が……いなくなるって思ったら…体が動いてたんだ』とか、
ネロのスッゴク優しい声の『ありがとう』とか聞いてませんし、
そのあとのスゴくいい雰囲気とかも全然知りませんから安心してください!」
「「ッッッッッ!!!」」
ボッ!!
一瞬にして、頭の天辺まで朱色に染め上げる二人。
「だだ、誰がこんな奴といい雰囲気になんかなるんだよ!こんな可愛げも無い馬鹿に!」
「ハァッ!?なんだよそれ!僕が可愛くないって言うの!?」
「可愛げも脳ミソも色気も胸もねーだろぅが!」
「胸は関係ないだろ胸はッ!?あと脳ミソでお前にだけは言われたくないよッ!!」
「なんだとコラッ!!」
「なんだよッ!!」
大慌てで反論するで根津の言葉に、すかさずネロが噛み付いた。
そこからまた……『いつもと同じ』、二人の言い争いがスタートする。
「あれれ〜?またいつもの感じに戻っちゃいましたね」
「でも…このままでも良いと思います…」
「そうね。お花畑も良いけど…この二人はこれが様になってるし…いえ、これはこれである種のお花畑の形かも…!」
病院内だというのも忘れて、相変わらずのやかましさが、この部屋に満ちる。
お互い真っ赤に顔を染めながらの大喧嘩に……やはり、どちらも怒鳴りながら…心地良さを感じていた―――――
………………………………………………
「…フフ。あれだけ元気なら、きっと退院もスグですね」
少し離れた廊下にも、根津の病室の騒がしさが聞こえてくる。
そんな元気の良さを耳にしながら、アンリエットは安心したように静かに微笑み……
―――――――――――その視線を突如鋭く変えて、背後へと向けた。
「……ところで、『貴方』はあの輪には加わらなくていいんですか?
―――――――――――――――― 森・アーティさん」
「……………………………………アハッ☆」
廊下の柱の影から、笑みと共にひょっこりと出てきた黒髪の頭…
黄色い二つの玉飾りを揺らしながら、冬に転校してきたその生徒はアンリエットの前に歩み出る…
「いえ〜私も根津先輩のお見舞いに来たんですけどぉ〜ネロ先輩との素敵な時間を邪魔しちゃいけないと思ってぇ、
空気を読んで、こうやって離れて見守らせてもらってただけですよ〜」
「ご丁寧に完全に気配を消して、ですか。貴方はとても配慮が分かっているんですね……
…私でさえ、最初に彼の病室を出た時は、気が付きませんでしたよ…」
「えへへ〜私ぃ、前の学校では尾行とかの授業で満点とったことがあるんですよ〜
隠れたりするのは得意なんですけど、生徒会長も騙せたなんて何だか嬉しいな〜♪」
「………………………………」
笑みを崩すことなく……転校生は静かにアンリエットと対峙し続ける。
「そういうアンリエット生徒会長こそ、もう帰ったんじゃなかったんですか〜?」
「私はまだもう少し根津君の担当の先生とお話があるますので…
……ところで、一つ、聞いても良いですか?」
「はい、なんでしょう〜」
「あの日の特別課外授業の前日―――――――貴方は、何処にいましたか?」
「………………………………」
「………………………………」
その質問の直後…転校生は笑顔のままに……二人に沈黙が訪れる…
少し離れた根津の病室から聞こえる騒がしささえ消すような……その一帯だけに広がる、完全な静寂。
ざわり…と、空気が張り詰めるような感覚が起きる――――
怪盗帝国の首領という大怪盗…アルセーヌの顔を持つ者だからこそ放つ事の出来る、言外に満ちた威圧感……
……しかし、そんな重い空気に満ちた空間の中でも…目の前のアーティの表情は変わらない。
威圧をまるで感じ無いかのような、変わらない笑顔……それはまるで、張り付いた仮面のようにさえ見えて……
静かに…しかし真っ直ぐに見据え続けるアンリエット・ミステール。
その眼差しを正面から受けて尚、僅かばかりも笑みの形を崩さず見つめ返す森・アーティ。
凍れるほど美しく透き通ったアメジストの如き紫の瞳が……
暗闇の中で妖しく灯り昏く揺らめく紫炎の如き紫の眼が……
無音の中で、決して逸らされる事無く見据え合い……睨み合いにも近いその沈黙が続く。
実際は数分にも満たないだろうが、数十分にも時間を感じてきたその時…
ようやく、アーティが口を開く。笑みを、変えずに。
「ご質問の意図がいまいちわかりませんがぁ……その日は、一日中学院内にいましたよ〜?
貴方に外出許可を貰いに言ってもいませんしぃ〜」
「それを証明できる方は?」
「同じ学年の友達と一緒にいましたから、彼女達から証言が取れるかと〜」
「……………………………そうですか」
その短いやり取りの後に、再び沈黙……しかし、
今度はすぐにアンリエットが小さく吐き出した吐息によって破られる。
「…………わかりました。戻ったらすぐに聞いて見ます。
貴方も根津君のお見舞いをするなら…早くしたほうがいいと思いますが」
「いえいえ〜折角ミルキィホームズ先輩達が楽しそうにしてるのに、お邪魔するのも悪いですしぃ
私もこれで失礼しようと思ってます〜」
「……そうですか。わかりました」
「それじゃっ、失礼しちゃいま〜す☆」
ピョコンピョコンと可愛らしい足音を響かせて、黒い髪を…黒い衣を揺らして…足早にその場を立ち去るアーティ。
背を向けたため、あの笑みはもう見えないが…代わりに、背中に背負った黒猫が……確かに笑ったように見えた…
「………………………………フゥ…」
その後姿が見えなくなるまで見つめて……やっと、肩の力を抜くように息を吐いた。
今回起こったこの事件……ただの事故によるロボットの暴走か…それとも、“暴走させられたのか”
しかし、それを決定的な確信に至らせるには、まだ材料が少なすぎる。
かつてミルキィホームズたちを導いた名探偵の言葉を借りるならば、『重要なファクター』が足りない。
あの黒い転校生の存在が、この先…ミルキィホームズどころか、自分達怪盗にさえ“何か”を起こすような…
そんな言い知れない予感を感じながらも……
「……ソレぐらいでどうにかなるほど…我々も彼女達も、弱くはありませんけどね――――」
相変わらず遠くで聞こえる賑やかな喧騒に微笑みながら……アンリエットもまた、静かにその場を後にした……
「「ギャーッ!!ギャーッ!!」」
「二人ともそろそろ喧嘩はやめてー なんつってー」
「そういえば、こういう二人ってなんて言うんだったかしら」
「えっと………ケンカップル…?」
「「 誰 が コ イ ツ な ん か と ッ !! 」」
他の病室まで聞こえるような、騒がしく、微笑ましいその喧嘩は…結局、その後もまだまだ続いたという――――
‐fin‐
以上です。個人的に普通の2828もいいけど戦闘でのキッカケで距離が縮まる感じが好きです
ちなみに自分の中での森は元ネタの教授のように
本人は本当に何もせずに手下に指示してるイメージ
長々と失礼しました
乙なんだぜ
ネロの能力はロボアニメに向いてると改めて思った
乙です
森アーティーがでてくるとはおもわなんだ
五日間もレスが無いとは・・・
もうすぐ雛祭りだけど何かネタになるシチュエーションとか無いかね
ひなあられ争奪戦が真っ先に出てきた私はだめかもしれん
白酒で酔いつぶれ
着物の帯を引っ張り合い
とりあえず会長は谷間に酒を注いでMHとスリーカードたちを喜ばせてやって欲しい
流石はアルセーヌ様
アンリエット会長×シャーロックのカップリングはまだですの?
>>836 >ちなみに自分の中での森は元ネタの教授のように
>本人は本当に何もせずに手下に指示してるイメージ
モリアーティというと、モノクル付けた白タキシードの
大塚周夫声で青いわんこなあんにゃろうめを思い出してしまう自分は中年だ。w
頭の中でダンスしてる人
ネロとデリアさんが先生を取り合って3Pにもつれ込む展開まだー?
小林とコーデリアさんがネロを取り合ってコーデリアエリーネロの3Pだって?
3Pなんて言わず、乙女なら純愛一つで勝負せんかい!
と言うわけでここはコーデリアと教官による和姦をですね…
サニーパンチ!
俺は先生とエリーが一緒に本を読む話がよみたいお!
エロくないから無理か…
一緒に読むのが官能小説だったら・・・?
幼年期のアルセーヌ様過去話を考えたのですが重くて暗くなりそうだ
>>849 ネロ「コイツの使い道はまだあるぜー!」
>>851 どのような重さなんでしょうか?
大体察しはつきますが
アルセーヌ様は昔はよく食べるぽっちゃり気味な女の子だったという感じか
それは確かに重い話だな
敢えて萌えや性的な話を外されるアルセーヌさまって需要ないのだろうか
俺とかに需要あるよ
ああ!
過疎ってるなァ オィ
エリー→根津SSが完成したので投下する
エロちょっとあり、無駄に長い、需要あるといいなぁ…
きっかけは何だろう。
(はじめて会ったときは、ちょっと怖そうなひとに見えたのに)
心当たりはいくつかあるけど、どれも“そう”な気がするし、違う気もする。
(七味をくれたとき、本当は優しいひとなのかなって思った)
理由なんて、はじめから無かったのかも知れない。
(だけど、はじまりなんてきっとそんなもの)
あのきらめく蒼い瞳が、
(炎みたいにきらめく)
たまに見せる笑顔が、
(子供みたいでかわいい)
意地悪のなかにある、少しだけど確かな優しさが、
(ギャップ?そうかのかも)
いつしか私の中で、特別なものになっていった。
(そう、これはきっと――)
※
朝、眼が覚める。
軋む狭いベッドと、ほこりっぽい部屋。だけど、あなたの夢を見た日の朝は、少しだけ幸せ。
きらめく暖かな陽光を浴びながら、夢の余韻に浸る――
「何にやけてんのさ、エリー」
まもなく。すぐ隣から聞こえた友人の声で、現実に引きもどされる。
「っ!?……ネ、ネロ……」
「……にやけたり、キョドったりして。どうかしたの、エリー?」
いつの間にか起き上がっていたネロは、眠たげな目をこすりながら、不思議そうに私を見ている。
どうということを言われたわけでもないのに、指摘されると、まるで心の中を見透かされたように感じ、頬がかあっと熱くなる。
「な、なんでも……なんでも、ないの……」
平静を装おうとすればするほど、頬は高潮し、頭に血が上る。平静に言葉を紡げなくなる。
「ふぁっ……あふ、変なエリー」
幸いにも、ネロは深く追求することはせず、大きくあくびをひとつして、顔を洗いに行ってくれた。ほっ、と胸をなでおろす。
「…………」
他の二人がまだ眠っていることを確認してから、安心して今日見た夢のことを考える。
(いい夢……だった……)
ぼうっと遠くを見つめながら、夢の続きを夢想する。
(…………)
目覚めてから、ほんの少しの間の。
ふわふわとした、暖かなひとときを楽しんだ。
※
朝ごはんの後、学院の廊下。
偶然、あなたと出くわす。
どきん、と。心臓が跳ねるのを感じる。息がつまり、体がしびれたように動かなくなる。顔がひどく熱い。
「根津くーん、おはよー!」
「おはよう、根津くん」
「チッ」
「ああ、おはよ――おいちょっと待て、オマエ『チッ』ってなんだよ、『チッ』って」
「別に、ただ朝っぱらから根津の顔なんて見たくなかったなー、って思っただけ」
「なんだと!」
楽しげに会話する二人をうらやましく思いながら、ぼんやりと眺める。
(私も……せめて、あいさつくらい……)
とは思えども、でかかった言葉を想いが遮って、何も言うことができない。
「……っと、授業に遅れちまう。じゃーな、ダメダメ探偵!」
「フンだ、ネズミコゾーのくせに!」
「あっ……」
結局、ただ顔を真っ赤にして、走り去っていく根津くんを黙って見送ることしかできなかった。
「…………」
何故私はこうも情けないのか。自己嫌悪で思わずうつむく。
「エリー、私たちも行くわよ?」
「あ……はい」
コーデリアさんの声に応じて、付いていく。さっきまであんなにいい気分だったのに、今はひどく憂鬱な気分だ。
「はぁ……」
ため息を吐き出す。だけど、暗い気持ちまでは吐き出せなかった。
※
収穫、そしてお昼ご飯、その後。教室で授業を受ける。
他のみんなはこの授業を取っていない。だから安心して、後ろからあなたをそっと見つめる。
「…………」
たまたま、根津くんのすぐ後ろの席に座ることができたので、その後姿を思う存分堪能することにする。あなたの背中をじっと見つめていると、しだいに今朝の失敗が軽く頭をもたげてきて、少し暗い気持ちになる。
軽く頭を振って、暗い気持ちを押さえ込む。
(考えないように……今は、今を、楽しもう……)
前方、すぐそこにいるあなたを見る。頬杖をついて前を向いているあなたは、私の視線に気付く様子も無い。
「…………」
下から、舐めるような視線を送る。
(こんなにジロジロ見ちゃって……ばれたら、嫌われるかな……)
だけど、見つめずにはいられない。
小柄だけど、私より大きな背中。
男の子なのにキレイなうなじ。
未発達の細い首。
かるく纏めてある、サラサラとした後ろ髪。
ふわり。
何の弾みか。不意に、微風が吹いた。風にあおられ、あなたの髪は、かすかにさらりと揺れる。
芳香が、運ばれてくる。
(――…………)
触りたい。それは甘い誘惑。
すぐ後ろに座ることができた「たまたま」と、「たまたま」吹いた風が、刹那、私の理性を失わせた。
そっ、と。音を立てないように。かるく身を乗り出す
すこし手を伸ばせば届く距離。
あと、もう少し。
触れ、
「ボクを見ろおおおおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオぉおオオぉォおぉォオォォぉぉォぉォォぉォォ!!!!」
「ひぃっ!!」
ばさばさっ。
突如、授業を行っていた二十里先生が、奇声と共に脱衣したことに驚いて、身体をすくめる。身を乗り出していたせいでバランスを崩し、机の上のものを落としてしまう。
「あ、ああ」
しゃがみこんで、急いでそれらを拾う。だけど、気が動転しているせいか、うまく拾えず取り落としてしまう。わてわてしていたら、誰かの手が手伝ってくれた。
「あ、ありが――」
「ったく、見てらんねーぜ」
「ひぅっ!?」
手伝ってくれたのは、すぐ前に座っていた根津くんだった。落としたものを拾っていると、自然と距離が近くなる。先刻の香りをより強く感じる気がして、身体が固まった。
「あ……あぅ……」
悩ましいこの香りを嗅いでいると、先ほどの自分の愚行が思い返されて、顔が熱くなってくる。
うろたえているうちに、気付いたら根津くんに全て拾われてしまっていた。結局ほとんど根津くんに任せてしまった。
せっかく手伝ってくれたのに、自分のことばかりで、根津くんに押し付けて――。
(……せ、せめて、お礼くらいは……ちゃんと……)
そう決意してあなたの方を向く。
「ほら」
スッ、とこちらに向かって差し出されるそれらを、おずおずと受け取る。
(受け取ったら、お礼……受け取ったら、お礼……)
さわっ。
お礼を言おうとした直後、受け取るその瞬間、軽く――ごく、軽く――あなたの指と、私の指が触れた。
「――ッ!!」
その感触は、天国に似ていた。
一気に胸が締め付けられる。比喩ではなく呼吸が止まり、声が出せなくなる。言うはずだったお礼も、強制的に遮断された。
だけど、根津くんの方は特に気にすることも無く、私に落としたものを渡したら、さっさと自分の席に戻っていた。
混乱している私が馬鹿みたいに思えて、急に恥ずかしくなり、自分もそそくさと席に戻る。
何事も無かったかのような根津くんの態度を見ていると、急速にときめきの奔流が引いていく、変わりに押し寄せたのは、激しい後悔と自己嫌悪。
(お礼……言えなかった)
親切に手伝ってくれたのに。
馬鹿みたいに浮かれて、
馬鹿みたいに舞い上がって、
自分のことしか考えないで、
挙句お礼も言わない。
(ううん、「馬鹿みたい」じゃない――)
私、馬鹿だ。
あまりの情けなさに泣けてくる。
良いことが起こった、幸せなことだったはずなのに。
それは暗雲となって、今朝の失敗と共に、私の心に纏わりつく。
「…………ぐすっ」
あなたはお日様みたいにきらめいているのに、黒くくすんでよく見えない。
空は晴れているのに、私の心は雨模様。
※
夕食、みんなで食堂に集まる。
いつもなら楽しいひと時だけど、今日に限っては食事を楽しむ気分になれない。
「ほら、晩飯だ。よく味わって食え」
「お芋さんいっこだけですー」
「これっぽっちで足りる訳ないだろ!せめて一人一個ずつよこせ!」
「貴様達は本来なら学院に居られぬ身、もらえるだけでもありがたいと思え!」
「知るかそんなことー!いいからよこせー!」
「ネロ!わがまま言わないの!」
例によって例のごとく、ご飯の量のあまりの少なさに、石流さんにかみつくネロと、それをたしなめるコーデリアさん、そしてマイペースにいち早く食べはじめるシャロ。それから――
「トイズのないダメダメミルキィホームズのくせに、ゼイタク言ってんじゃねーよ!」
区切られたこの一画の外から、意地悪なあなたの声がした。
ちくり、と胸が痛む。意地悪なことを言われたからではない。あなたの声を聞くと、今日の色んな失敗が思い返されて心が痛い。
「うるさーい!お前に何が分かる!こっちはお腹ぺこぺこなんだよー!」
「ネロ、私の分をあげるから……」
「え、いいの、エリー?」
「うん、今日はあんまり食欲が無いから……」
後悔と自己嫌悪で、お腹はいっぱいだから。
「食欲がない……?エリー、どうかしたの、具合でも悪いの?」
「ご飯はちゃんと食べないとダメですよ!」
「あ……そ、そういうわけじゃ……」
言われた後で、しまった、と思う。みんなに心配をかけてしまった。そんなつもりじゃなかったのに。
「そうだよエリー!僕は根津からパン貰うから大丈夫だよ!」
「やらねーよ!」
「ほ、本当に……大丈夫……だから……」
なるべく元気に振舞いながら、またもや失敗してしまったことに対してひどく落ち込む。一体、私は一日で何度失敗すれば気が済むのだろう。
本当に、ダメな私。
「……まあ、エリーがいいなら、いいケドさ」
結局、四等分したお芋の一片をネロは受け取ってくれた。
「でもエリー、本当に――」
「うん、大丈夫……ちょっとお昼たべすぎちゃったかも……」
「えー、そうだっけ?」
「エリー、具合が悪いならすぐに言うのよ?」
「ほくほくおいしいですー」
「うん……みんな、ありがとう」
ごめんなさい。
「…………」
楽しい夕餉も、どこか遠い出来事のように思えた。
※
夜、屋根裏部屋で、ベッドに腰掛けながら、学院の図書館から借りた本を読む。
軋む狭いベッドと、ほこりっぽい部屋。だけど、気分が沈んでいるのは、それだけが原因じゃない。
「……あ、」
「ん?どうかしたの、エリー?」
「本の、貸し出し期限が……」
巻末についている図書カードを見る。貸し出し期限は……、
「あちゃ〜、今日までかー」
「はぁ……また、失敗……」
がっくり、と落ち込む。今日は本当に失敗の多い日だ。いい加減嫌になる。
「元気出してくださいよー、エリーさん」
よほど陰鬱とした表情をしていたのだろうか、シャロが声をかけてくれた。
「今から行けば、まだ図書館には人が居ますよ。失敗は、取り返せばいいんです!」
「まあ、一日くらい返却が遅れたって、ちょっと怒られるくらいだろうし、別に明日でもいいと思うけど……」
「ううん……今から、行ってくる」
期限を破るのはあまり気分の良いことではないし、取り返せる失敗はなるべく取り返したかった。
(失敗は、取り返せば……)
「そう?……一人で大丈夫、エリー?」
「うん、大丈夫……ここからなら、図書館からそんなに離れてないし……」
第一、自分の事でみんなに迷惑などかけられない。
部屋着に着替える前に気付けたのは重畳だった。本を持ってベッドから降り、ぱたぱたとドアに向かいながら、たった今シャロに言われたことを反芻する。
――失敗は、取り返せばいいんです!
(取り返せれば……いいな……)
何気ない言葉だったけど、シャロのこの言葉に、少しだけ元気を貰った気がした。
※
屋根裏部屋への帰り道、渡り廊下。
図書館は閉館間際であったが、とくに問題なく本を返すことができた。
(ひとつ、失敗は取り返せたけど……でも……)
歩きながら、今日の数々の失敗を思い返す。
どれも自分が原因で、
どれもみんなに迷惑をかけて。
「はぁ……」
暗い気分が追い出せない。ひどい自己嫌悪。自分でなくなってしまいたい。
(もし、もしも)
私が、私じゃなかったら。
こんな、ダメダメな私じゃなかったら。
あなたとも?
(もし、もしも)
思い浮かぶのは、私の一番の友達たち。ああ、どうして。私は、みんなみたいになれないのだろう。
私から見て、みんなは、とても魅力的な女の子に見える。私なんかとは全然違って。
もしも私が、みんなみたいだったら。
(そう、たとえば……)
譲崎ネロ。あの、おひさまみたいに笑う、私が彼女だったなら。
夢想する。
(ネロ……今日も、根津くんと、仲良く話してたな――)
否、それは妄想。
あの元気が、私だったなら。
あの笑顔が、私だったなら。
あなたと、仲むつまじく会話しているのが、私だったなら。
「……はぁ」
なんて無意味。
やっぱり、馬鹿だ、私。自己嫌悪で、なおさら、ネロのことがうらやましくなる。
それは嫉妬にも似た、暗い感情。
(…………)
そして、親友に対してそんな感情を抱くことに対して、また自己嫌悪する。
悪循環。
抜け出せない底なし沼。自分の気持ちをコントロールすることすらできない、ダメダメな私。ぐるぐる。
(こんな私じゃ――)
誰かを好きになる資格なんて、無い。
「――エルキュール・バートン?」
「っ!」
ぼんやりとしているところを、急に後ろから声をかけられ、反射的に身体をすくませてしまう。
とくに意味も無く恐る恐る振り返り、声の主を確認する。
驚愕した。
「ボサッと突っ立って、どうかしたのかよ、エルキュール」
「ね……ず……く、ん」
声の主は根津くんだった。
どきん、と。心臓が跳ねるのを感じる。息がつまり、体がしびれたように動かなくなる。顔がひどく熱い。
あなたはただ黙って、じっと私のことを見つめている。どうすればいいのか、どうすべきなのか分からなくて、何もできずに立ち尽くしていたら、あなたが口をあけた。
「やっぱり、具合でも悪いのかよ」
「……え?」
「ほら、夕食のとき、何か変だったじゃねーか」
「あ……」
言われて、納得する。今日の夕食を私だけ食べなかったことを心配してくれたのだ。そして同時に、そんな些細なところまで気をかけてくれて事を、意外に思いながら、同時にうれしく感じ、申し訳なくも思う。
「ほら、コレ、やるよ」
ぽんっ。
何かを投げて寄こされる。あわてて受け取ると、それは赤くて丸い、つやつやとした果実。
「……りんご?」
「勘違いすんなよ!それは、来栖がバカみたいに食い物たくさんくれて、俺一人じゃ食いきれないから分けてやるだけなんだからな!」
あなたは、びし、と言い放った。それは稚拙ないい訳じみていて、なんだか無性にかわいく思えた。
「それ食って、おとなしく寝てろ。ちゃんと食わないと、治るものも治んないぞ」
あなたはそう言い残すと、くるりと背を向け、去っていこうとした。
「あ……!」
あなたの後姿を見て、はっ、とする。
(お礼、言わなきゃ……今度こそ!)
「ま、まって!」
「?」
あなたは、怪訝な顔をして振り返る。キラキラとした蒼い瞳が、私のことを見つめている。
「あのっ……そのっ……」
決意して呼び止めたはずなのに、その瞳に見つめられると、何も言えなくなってしまう。
(ダメ!ちゃんと言わないと……でも……)
「用が無いなら、帰るけど……」
このままではあなたが帰ってしまう。お礼を言い損ねてしまう。また過ちを、重ねてしまう。
なのに、声が出せない。
(ああ、本当に、ダメな私――)
そう思ったとき、何処か遠いところから、声が聞こえた。
――失敗は、取り返せばいいんです!
「ね、根津くん!」
彼女の言葉に、軽くだけど、背中を押してもらった気がした。
「な、何だよ」
「あ、あの……」
私の、素直な気持ち、今なら言える。
「今日は、いろいろ……ありがとう。また、明日」
あなたの瞳を、見つめ返して。今の私にできる、精一杯の笑顔と言葉で。
私の想いよ、あなたに届け。
「…………」
あなたは、一瞬ぽかんとした表情をした後、すぐにふわりと微笑んだ。
「ああ、また明日」
「っ――――」
その笑顔が、あまりにも素敵で、かわいくて、かっこよくて――。
発火能力者(パイロキネシスト)。あなたは、私の心に火をつける。
※
ときめきの余韻に浸りながら、屋根裏部屋に帰る。
「お帰り、エリー……ああー!そのりんごどうしたの!?」
手に持っているりんごにいち早く気付いたネロが、歓喜の声をあげた。
「帰り道で……根津くんに、貰ったの。みんなで食べよ?」
「へぇ〜、根津もたまには良いことするんだね〜。明日は雨かな?」
「ネロ、失礼でしょ……明日、根津くんにお礼言わないと」
「りんごおいしそうですー」
和気藹々としているみんなを見ていると、自然と頬がゆるんだ。
「エリーさん、うれしそうですねー。元気、でましたか?」
「え?」
「晩御飯のときから、なんだか元気なかったじゃないですか。私たち、心配してたんですよー」
「エリー、やっぱり晩御飯食べなくてお腹が……」
「ごめんねエリー、僕がご飯足りないなんて言ったから、エリーは遠慮して……」
「そ、そういうわけじゃ……あの時は、本当に食欲が無くて……」
結局私は、みんなに大いに心配をかけてしまっていたようだ。私のせいなのに、みんなの方から謝られて、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「心配かけて、ごめんなさい。ありがとう」
だけど、謝罪も感謝も、するりと言えた。私はさっきまで何を悩んでいたのだろうか?本当に、馬鹿みたい。
「それじゃあー、エリーさんの元気がでたところで!みんなでりんごを食べましょー!」
「エリーの分はちょっと大目に切ってあげるわね」
「ええっ!別に……そんな……」
「遠慮しないの、おとなしく受け取りなよ、エリー」
たった一言で、世界は一変する。そんな決まりなど無いと笑うように。
かじったりんごが甘く感じたのは、みんなよりも大きな一切れだからではない。
※
真夜中、ベッドの中で、だけど私は眠れない。
あなたが、私の心に火を付けたから。
「……はぁ」
ごろんっ。
小さく、寝返りをうつ。切なく漏れるため息は、自然と熱を帯びる。
あなたが、私の心に火を付けたから。
(根津くん……)
闇の帳が降りた屋根裏部屋。他のみんなはもう夢の中で、規則正しい寝息だけが響く、静かな夜。
だけど私は眠れない。
あなたが、私の心に火を付けたから。
「…………」
目を閉じて、今日のあなたを思い返す。
あなたの瞳を、あなたの声を、軽く触れた、あなたの指の感触を、
あなたの、笑顔を。
「……っ」
胸の鼓動が高鳴るのを感じる。あなたのことを考えただけで、心の火は、より激しく燃え上がる。
そして、私の身体に燃え移る。
「……くぅ……ん」
身体が火照る。頭がくらくらしてくる。胸の鼓動はどんどん速くなる。息が苦しい。私がめちゃくちゃになる。
あなたのせいだ。
あなたが、私に火を付けるから。
だから――結局、“今日も”我慢ができなくなる。
「……はぁ、はぁ」
火照った体ははけ口を求めて、その手を下腹部へと伸ばす。下着越しに触るそこは、熱く、既に湿り気を帯びていた。たまらず、軽くなでさする。
「ん……」
漏れる声を、できるだけ抑える。忘れてはいけない、すぐ隣には――ぐっすりと眠っているとは言え――、みんながいるのだ。
「ふぅ……ん……ふぁ……あ……」
身体が求めるままに、むにむにと片手でそこを弄る。もう片方の手は、気持ちよさのあまり出そうになる声を抑えるべく、口元へ移動させた。
そうやって享受できる快楽は、しかし、どうしても遠慮がちなものになってしまい、身体の火照りを冷ますどころか、より一層燃え上がらせる。
(やっぱり……直接、触らないと……)
下着を脱ぐ。みんなを起こさないように、そっと。
寝そべったまま下着を脱ぐことも、初めのころは上手にできなくて、ベッドから落ちたこともあったけど、何回も続けているうちにすっかり慣れてしまった。
裸になった下半身は、毛布に隠れて見えないが、触れるとそこはひどくぬるぬるしている。
「ん……んん……んっ!」
先ほどと同じように弄る。直接触ると、やはり得られる快感はより一層強いものになる。口元を押さえていた手も、昂ぶる感情に応じて、勝手に胸へと移動した。
「ん……はっ!あ、ぁ……ぁう……」
必死でこらえるが、やはりどうしても声は出てしまう。しかも、下半身に伸びた手の動きが次第に激しくなってきて、水音をたて始めた。止めなければいけない、そうなのだけれど、今はあまり深く考えたくなかった。ただ、この快楽を貪りたい。
(気持ちいい……でも、本当は、あなたに――)
ぴくんっ。
身体が反応する。止まれ、私。それ以上は、ダメ。
(そう、ダメよ、私……それはもう、やっちゃダメって……)
だけど、思考とは裏腹に、身体は更なる快感を得ようと動く。
(“する”のは、もう……しょうがないけど……でも、根津くんで“する”のだけはっ……!)
あなたを、汚してしまうようなことは、“もう”やってはいけない。
それがいくら、“する”ことの快感を、何倍も何倍も膨らませてくれるとしても――。
(うう……でも、もう……そうしないと、収まりそうにないし……)
そう、これは仕方のないこと。そう自分に言い訳する。
熱に浮かされた頭は、正常な思考を妨げた。
(これで最後……そう、これで、本当の本当に、最後にすれば……)
もう、何度目か分からない決意。
結局私は、いつも快楽の誘惑に負けてしまう。意思の弱い私。だけど、弱くたっていい。
気持ちよければ、それでいい。
「っ!……ん……ふぁ……」
私の指をあなたの指だと思って、そこに触れる。
ただそれだけで、頭がしびれるほど強烈な快感が、体中を走る。
そのまま、じっくりと撫で回しながら、同時に、服の下に手を滑り込ませ、胸も責める。
(根津くんは……どんな風に、触ってくれるんだろう……)
私に触れているのは、あなたの手。やわらかくもみしだきながら、あなたのやり方を妄想する。
(やっぱり……いじわるに、触ってくれるのかな……)
うに、うに。
(それとも……意外と、優しく?)
ふよ、ふよ。
(がむしゃらに……荒々しく、とか……)
ぐに、ぐに。
妄想に応じて、手の動かし方を変える。焦らすように。優しく。やや乱暴に。
(根津くん、そういう経験は、無さそうだから……無いと、いいなぁ……)
手の動きと同様に、妄想はとまらない。
(根津くんも、初めてだったら……すごく、うれしいなぁ……)
あなたと私が、初めて同士で、恋人同士で、初めての行為。
取り留めの無い、そんな、“もしも”を思い描く。
ぐにいぃ。
胸を少し強めに掴む。
(ね、根津くん、激しいよぉ……)
(『し、仕方ないだろ!だって俺、ずっと、エリーとこういうことしたかったんだし……』)
きっとあなたは、少し乱暴に、私の身体を貪る。
ぐちゅり。
下を撫で回していた指を、軽く中に進入させる。
(『うあ……すご……』)
(や、やぁ!根津くん、そんなに……見ないでぇ……!)
私の言葉にも構わず、あなたは、初めて見る女の子のそこを、じっくりと鑑賞する。
(『エリー、ごめん……俺、もう我慢できない……』)
(……い、いいよ、根津くん……でも、優しく、ね?)
(『……っ、ほんとごめん、無理』)
(え、根津く――!!)
あなたは、自制できずに、荒々しく私の初めてを奪う。
そして……欲望に身を任せたまま、何度も、何度も、私を犯すのだ……!
(根津くん……根津くん……根津くん!)
(『エリー、エリー!』)
激しい妄想、激しい手の動き。燃えるようなその激しさの中で、とうとう限界は訪れた。
「んっ!んー!……んっ、んん……」
快感が爆発する。それはまるで火薬球のように。
歯を食いしばって、なんとか声が出るのを抑える。
「……ふー、ふー、ふー……」
快感が過ぎ去ると、こわばった身体が、次第に弛緩していく。後に残るのは、過ぎ去った快感の余韻と、行為の後の充実感。そして、あなたを汚してしまったことへの後悔。
(はぁ……また、やっちゃった……でも、)
下を弄っていた方の手を、毛布を汚さないように、そっと目の前へ持っていく。指は、私自身の粘液で、ぬるぬるになっていた。
(気持ち……よかったなぁ……)
――火は、まだまだ、消えそうにない。
※
翌日の朝、朝食を食べるため、私たちは食堂に向かう。
「ふぁ……あふ」
「エリーさん、寝不足さんですか?」
シャロに言われて、寝不足になった原因、昨晩の激しい行為が脳裏をよぎる。
「あ……違……その、なんでも……」
普通にしていれば大丈夫、冷静に、冷静に。と、頭では分かっていても、ついあわててしまう。
「んー?どうかしたんですか、エリーさん?」
「ほ、本当になんでも――」
「よう、お前ら」
後ろから、声をかけられた。私が知っている声。私の心を焼き尽くす声。
あなたの、声。
「あ、根津くんだ!おはようございますー」
身体が緊張する。呼吸すら危うくなる。
(ダメ、このままじゃ、昨日と同じ……)
「おはよう、根津くん。昨日はごちそうさま」
肺に無理矢理、空気を送り込む。
(失敗は、取り返せばいい……)
「おはよー。リンゴおいしかったよ、ありがとねー」
うつむいていた顔を、あなたの方へ向ける。
(お願い、もう一度背中を押して)
「ね、根津くん……」
一度出た言葉を、遮るものは何も無かった。
「お……おはよ……う」
「ああ、おはよう」
私の顔が、ぱぁ、とほころぶのを感じた。
「にしても、お前は食い物やると愛想よくなるんだな」
「なんだよー!なんか文句あるのかよー!素直にお礼言ってやったのにー!」
楽しげに会話する二人をうらやましく思いながら、ぼんやりと眺める。だけど、もう昨日とは違う。
(言いたい気持ち……ちょっとだけ、伝えられた……)
もっと奥の、そのまた奥に秘めた気持ちは、まだ言えないけど。
いつか言える日が来るのかさえ、分からないけど。
だけど、今日この瞬間、確かに何かが、少し動いた……と、思う。
「……ふふっ」
きっと、今日もいい日になる。
以上です。楽しんでいただけたら幸い
構想ではおまけ程度だったはずなのに、なぜか長くなるエロパート
乙なんだよ!
エリー→根津は盲点だったが面白かったです
おつー
エリー→根津新鮮で良いですねー!
しかし第三者の視点から見るとネロ羨ますぃ…
エリー→根津×ネロってことかなこのSSは
もしくは只の喧嘩友達か・・・
しかし新鮮で良いな。乙でした
エリーは素でエロイ
エリー→根津というのもいいなぁ…
ラトネロ派だけどエリーはなんか応援したくなる。乙!
さて、もうじきホワイトデーか…
ホワイトデーのラトネロ書く……予定;
忙しくて間に合うか分からんw
さっぱり書き込み無いのは、やっぱり皆大変な状況だからなのかな?
自分含めて早く落ち着いて、皆色々書けるようになって欲しいね
877 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 10:23:00.05 ID:6bZE5UTC
アゲ
コーデリアさんの凌辱がみたいけど自分じゃ書けねぇ……
アニデリア「ぐへへへへ。貴女もお花畑の一員になるのよ」
ゲーデリア「やめてアニデリア!」
こういうことか
アニデリアの陵辱は見たいが、ゲーデリアのは余り見たく無いと思う不思議
ゲーデリアさんは教官に一途な正真正銘のオトメだものね
小林くぅん・・・
Lのトイズで操られた作業員たちが、身動きできない小林先生の前で四人を辱める
そんな電波を受信した
エリーちゃんと先生でらぶらぶする話が書きたいのに…
Lのトイズで操られた四人が身動きできない小林先生を辱める
または、Lのトイズで操られた小林先生が四人を辱める(身動きは取れちゃう)
これでおk!
>>885 後者のシチュは美味しそうだな
なまじ思考能力は生きてるだけに、先生は生き地獄になりそうw
>>886 ミルキィ側は抵抗自由ってのがミソだと思うんだ
抵抗できるのにしない、しなくちゃいけないのに出来ない
あの小林オペラが自分を求めてくれてる、でもそれは本人の意思じゃない
他の三人も、傍観するべきか止めるべきか、恋する乙女の思惑がゆらゆらするわけですよ
ただ、これを書こうとしたらとんでもねえボリュームになること請け合いダナ
>>887 そのレスを読んだだけでムラムラしてきた
ジレンマに身悶えするミルキィ…妄想だけで抜けそう
怪盗L宣戦布告からの六時間も含めて、原作でいまひとつ描写が薄かったところを練り直そうかな…
もちろん個別ルートで
むしろLのトイズで前々からミルキィホームズが操られて性奴隷にされてて
原子炉の場面で4人が急に小林を裏切ってL側について
「何故なんだ君達!」とか叫ぶ小林に「気がつかなかったのかね、小林君」とLが言って
Lに跪いてたシャロがLのチンポにむしゃぶりつく
というのを妄想した
鬼畜過ぎるか既出過ぎるか
素材はいいのに原作はあっさりだからな
それにしてもここに限らずエロパロ紳士の妄想はすばらしい&すさまじいが
脱出ポッド内でネロにちゅっちゅされて困り果ててるタイミングで救助(G4か、先に救助された他3人に)されてその場が凍るシチュマダー?
ネロは小林と恋仲になったとして、人目をはばかるだろうか、はばからないだろうか
ネロやゲーデリアさんは恋愛関係にも積極的に持ち込みそうではあるよね
それでも俺はエリーちゃんを愛でたいけど
座ってる小林先生の胡座にネロが座って、両腕にコーデリアとエリーが抱きつき、シャロが後ろから首に腕を回す感じで抱きつく。
その結果慌てふためく先生。
というのを妄想してなんかほんわかしてしまった
サクっと短編が書きあがったから投下する。根津ネロ、エロなし
楽しんでいただければ幸い
憎らしいあいつ。
顔を合わせると、イジワルなことばかり言ってくるあいつ。
いったい僕の何が気に入らないって言うんだ。
憎らしいから、僕はあいつと会うと、いつもイヤミを言い返す。
そう、憎らしいから。
だけど、ホントは、イヤミなんて言いたくない。
もっと楽しく話したい。
仲良く、なりたい。
だけど、あいつの声を聞くと、
あいつの顔をみると、
……あいつのそばに居ると。
他のみんな相手だと、そんなことないのに。
あいつの前だと、うまく話せない。
何故だか分からないけど、素直になれない。
今度こそはと思って、何度も何度も、頭の中でシミュレートしたのに。
いざ会うと、頭に血が上って、真っ白になる。
それで結局、いつもみたいに嫌なことを言ってしまう。
こんな僕だから、きっとあいつも僕のことが嫌いなんだろう。
自業自得。
そのことを考えると、悲しくなる。
あいつに嫌われたくない、素直になりたい。
だけど、なんで仲良くなりたいんだろう。
不可解な気持ち。
よく分からない、もやもやして、くらくらして、ちょっとだけ楽しい、不可解な気持ち。
この気持ちも全部あいつのせいだ。
憎らしいあいつ。
憎らしいけど、気になるあいつ。
※
憎らしいあいつ。
顔を合わせると、イヤミばかり言ってくるあいつ。
いったい俺の何が気に入らないって言うんだ。
憎らしいから、俺はあいつと会うと、いつもイジワルなことを言い返す。
そう、憎らしいから。
そうに違いない。
だから、あいつにイジワルを言わずには居られないんだ。
きっとそうだ、そうとしか思えない。
だけど、あいつの声を聞くと、
あいつの顔をみると、
……あいつのそばに居ると。
他のみんな相手だと、そんなことないのに。
あいつの前だと、顔が熱くなる気がする。
何故だか分からないけど、胸が苦しくなる気がする。
気がつくと、何時も何時も、頭の中があいつでいっぱいになっている。
あいつのことを考えると、頭に血が上って、滅茶苦茶になる。
この気持ちを悟られたくなくて、いつも嫌なことを言ってしまう。
こんな俺だから、きっとあいつも俺のことが嫌いなんだろう。
身から出たさび。
そのことを考えると、悲しくなる。
だけど、なんで悲しいんだろう。
あいつに嫌われたって、どうでもいいはずなのに。
不可解な気持ち。
よく分からない、もやもやして、くらくらして、ちょっとだけ楽しい、不可解な気持ち。
この気持ちも全部あいつのせいだ。
憎らしいあいつ。
憎らしいけど、気になるあいつ。
>>892 だが、ネロはアニメだと根津にお熱だからな…
小林先生関係はデリアさんが一人勝ちな気がしないでもない。
>>896 まあデリアさんは昔から小林先生のファンだし
しゃーない
エリーちゃんは間違いなくオナニー中毒
生徒会長はバインンバインの体とつるぺたどっちが本物なんだ
忍術学園のばあちゃん忍者なのか?
乙なのだわ
アニメなら根津とネロは個人的にイケるな
他人の趣向を否定はしないが、個人的には根津とくっつくのは絶対ナシ
ゲーム版やるとネロは小林好きすぎるし、ラットはクズすぎるし
アニメしか見てないとラットが中々いい奴に見えるんだよ…
ソースは昔の俺
というわけで
>>895乙
そんなこと言ったら
ストリバさんなんてゲームしかやってないとただの変な人じゃないか・・・
ゲームの生徒会長とアニメの生徒会長のキャラの違いに驚く
ゲームのアンリエッタ会長とアニメの怪盗アルセーヌは別人
だと思う
ゲームの20は変態じゃないんだっけか
ある意味一番まともなんだよなゲームの20
尺が短くて描写が足りないからラットはキレやすい半テロリスト
ストーンリバーは体乗っ取られて基地外化だし
エイプリルフール……ネロあたりがどさくさに紛れて告りそう
もちろん誘い受けガールなのでそれを嘘と取るか誠と取るかは小林まかせ
即急。エイプリルフールネタ。コバネロ。
ネロ「ふっふ〜ん、こ・ば・や・しぃ〜♪」トテトテ
小林「ん、どうかしたかい、ネロ?」
ネロ「えっへへ〜♪」ニヤニヤ
小林(ネロのこの笑顔……何かたくらんでそうだな……)ヒヤヒヤ
ネロ「僕ねぇ……小林のこときらーい♪」
小林「え、えぇ!?」
ネロ「んふふ〜、きらいーきらいーだいっきらーい♪」
小林(ああ、そう言えば今日は……楽しそうだな、ちょっとからかってやるか)
ネロ「ふふっ!なーんて、ね。小林、今日は何の日か知ってる?」
小林「ああ、もちろん知ってるよ。エイプリルフールは午前中しかウソをついちゃいけないって事もね」
ネロ「……え?」
小林「つまりネロが今言ったことは本当ってことだ……そっか、ネロは僕のことがそんなに嫌いだったんだね」
ネロ「ち、違!ウソウソ!好き好き!小林のこと大好きー!」
c
コーデリア「ο勺 」
シャロ「おおお!?ネ、ネロと小林先生はそんな関係だったんですか!?」
エリー「〜!!////」
ネロ「うわぁ!み、みんな聞いてたの!?」
小林「(ま、まずい!)み、みんな、これはその……」
シャロ「だ、だいじょぶでぇす!その、他のみんなにはななななな内緒に!」
エリー「も、もう、みんなにばれてます……////」
コーデリア「コデコデコデコデコデコデコデコデコデコデコデコデ」
小林&ネロ「「ご、誤解だ(よ)〜!!」」
でも二人とも、それなりにまんざらでもなさそうなのでした。チャンチャン。
>>908 ヒョオオオオオオスッゲエエエエエエエエエエ
ちょっとトイズが蘇りそうだから滑りこみで行けるか今から書いてみるわ。まあ午前中逃した時点でアウトっちゃアウトだが
バタン!
ネロ「みんな聞いてー!」
エリー「ひゃっ……///」
シャロ「今あたしビックリしましたー!」
コーデリア「もうネロ! ドアはもっと静かに開けなさいよね!」
ネロ「そんな事より大ニュース大ニュース! 聞きたい? 聞きたいよね?」
エリー「大ニュース……?」
シャロ「ってなんですかー?」
ネロ「実はね〜………………僕、小林と付き合う事になったんだー!」ジャーン
「「「!!!」」」
シャロ「……ってなんでですか〜」
コーデリア「ネロ、エイプリルフールは午前中で終わりよ?」
ネロ「ってリアクション薄っ。なんだよーもっと驚いてくれてもいいじゃんかよー」
コーデリア「そんな見え見えの嘘にどう驚けっていうのよ……」
エリー「あ、あのあのあの……///」
ネロ「ん? どしたのエリー?」
エリー「あの、その……ちょうど今読んでる本に……」
「「「本に?」」」
エリー「エイプリルフールに吐いた嘘は一生叶わない……って」
「「「!!?」」」
シャロ「じゃあこの場合は?」
コーデリア「ネロと教官が付き合う事は、」
ネロ「一生……無い……」
ネロ「……」プルプル
シャロ「……ネーロー?」
ネロ「」ジワッ
「「「!?」」」
ネロ「や……やだ……」ポロポロポロ
ネロ「小林と一生付き合えないなんて、やだぁ……やだよお……」グシュグシュ
ネロ「ウゾなん゛てついでごべんなざいぃ゛……僕、小林のごど大好゛ぎなの゛にぃ……な゛の゛に゛ぃ゛〜〜!」エグエグ
コーデリア「ちょ、ちょっとネロ! 泣かないでよ!」
シャロ「だ、大丈夫ですよネロ! 誰も何も聞いてません! ネロはウソなんてついてません! ねっエリーさん!?」
エリー「う、ううううん! うん……!」
コーデリア「お願いだから泣き止んでネロ、あなたの恋路はきっと報われるわよ! 私たちも応援するから、ね?」
ネロ「ぐずっ、ひっぐ、……みんな゛ぁあ〜〜〜!」ダキッ
「「「ネロー!」」」ヒシッ
……
…………
………………
小林「……」
小林「ドアが開いてるから何かと思ったら……」
小林「とんでもない事を聞いてしまった……気がする……」
その後のネロの恋の行方は、ネロのみぞ知る。完!
トイズが戻ってきたー乙
泣いてるネロ可愛いよ
シャロがシャアに見えた
寝よう
デレるとネロも可愛い…
ふぅ…
さて、ネロの流れに乗らずに小林×エリー投下
ゲーム最終話のIF展開で
小林先生がヘタれてる…
〜ミルキィ探偵事務所・寝室〜
「後悔……しない?」
白く、透き通った肌。
「はい……小林さんと、なら……」
意外と、気痩せするタイプなんだ、とか。
すごく綺麗で、キラキラしてるよ、とか。
言えるような心境じゃ、なかった。
「じゃあ」
僕はそっと、ブラのホックを外そうとする。
「ん……」
手が震えて、中々外せなかったけれど
「あっ……恥ずかしい……」
エルキュールの、平均より少し大きめな……バスト。
その先端には、ピンク色の頂が…小さいながらも、存在を主張していた。
「下は、どうする?」
「あ、これは……自分で…脱ぎます……」
生理現象とは、恐ろしいものだ。
もうすぐ、あと五時間ほどで…この町、偵都ヨコハマは消滅するというのに。
下半身に血液が流れ込んでいくのを感じる。
「………」
本当に、恥ずかしそうだった。
当然だろう。
人一倍、照れ屋なのに。
「――――――」
ぴちゃぴちゃ。
淫微な水音が響く。
「ん、んんっ………そこ……ダメ……」
ここ、感じるのかな…
そう思った僕は、一方の乳首を、指の腹で優しく押した。
「あうっ……」
エルキュールの嬌声が響く。
それが性感帯を示している、と受け取った僕は、もう一方の乳首に再びしゃぶりつく。
くちゅくちゅ……ぺろぺろ……
「んあっ……小林、さん………ああ……っ……」
僕の名を呼びながら、顔を真っ赤にして身を捩るエルキュール。
とても、可愛いと、美しいと………
いや、愛しいと思った。
………
付き合わせてしまって、本当にいいのか。
今日中に、ヨコハマは、地図から消える。
すでに他のミルキィたちは、県警本部のヘリで避難したはずだ。
一般の避難も既に始まっており、そのため、ここ探偵学院も静寂に包まれていた。
「――――――――」
ふと、足の方のシーツに湿り気を感じた。
これは…
僕は、彼女の胸から唇を離す。
「もう、こんなになってる……エルキュールも、感じてたんだね」
「はう………そこは……その……」
「こうすると、どうかな?」
エルキュールの、大切なところ…そこにそって、指を這わせる。
瞬間的に、彼女は身を震わせた。
「そこは……本当に……っ……気持ち、良すぎて……ダメえ……」
形式的な拒絶の言葉に、僕は応じる。
「ダメなら……やめようか?」
答えなんて、分かり切っているのに。
「……意地悪……です……」
「ごめん……」
「私…だって……小林さんと……繋がりたいのに……」
もう、我慢なんてできない。
僕は、硬く膨張したモノを、エルキュールのそこにあてがった。
……………
今日一日、遊園地で遊んだのが、遠い昔のように感じる。
みんなと合流した時、僕らはゲームセンターの中にいたっけ。
今から思えば、みんな気を使ってくれてたんだよな…
ネロはニヤニヤしながら、コーデリアは複雑そうな表情で来たのが印象的だった。
観覧車の中で、エルキュールと気持ちが通じ合った直後の…
怪盗Lによる宣戦布告。
そこから先は、正直良く覚えていない。
何とかして停電中の観覧車から脱出し、学院に辿りついて……
そうだ、神津に会ったんだ。
G4も来て、推理を披露してくれた。
けれど、恐怖と怯えでいっぱいだった僕の頭には…何も入ってこなかった…
ただ一つ、『フォーチュンリーフを中心とする偵都ヨコハマは、完全に無に帰す』ということ以外は。
年齢を重ねたことを、嫌が応にも実感させられた。
昔なら、意気揚々と…Lに推理合戦を挑んでいたに違いない。
怖いんだ。
トイズを失ったあの日、僕は…初めて、恐怖を知った。
怯えを、震えを知った。
自分の無力さを、思い知らされた。
だから。
……僕はその場で、神津にミルキィ達の移送を頼んだ……
……………
「入って……来ます……小林さんの………」
「ん、んん」
亀頭を少し沈めると、固めのものに突き当った。
これ……処女膜…なのか?
「エルキュール?その、痛いかも、しれないけど…」
「……っ…大丈夫……です…」
少し力を入れて、膣の中にペニスを沈みこませる。
瞬間、何かを破った感覚が走った。
「う……」
エルキュールが顔をしかめる。
僕たちの結合部からは……ひとすじ、ふたすじと血液が…純潔の証が、流れ出ていた。
「あ…本当に、平気!?」
血の赤さに少し動転して、思わず尋ねてしまった。
「だい……じょうぶ……」
涙の雫がこぼれおちる。
大丈夫なはず、ないのに。
「動いても……いい、ですよ………」
胸が締め付けられる感覚。
こういうことは、もっと段階を踏んでしなきゃならないのに。
まあ、それを無視したのは……他でもない、僕自身だけど。
「痛かったら、言ってね…」
そう言って、僕は腰を動かし始めた。
初めは優しく……そう思っていたのに。
「う、膣……気持ち良すぎて…」
今までに誘惑が、無かった訳じゃない。
それこそ、中学生探偵と呼ばれていたころには…毎日のように恋文をもらっていた。
インタビューのあと、女子アナやタレントに声をかけられたこともある。
だけど、僕は本質的に臆病なんだ…
探偵としては好奇心や正義感の部分が勝っていたけど、それ以外の分野では言うまでもないだろう。
だから、プライベートで知らない人と接するのは、嫌だった。
特に性的なことに関しては、自己処理でも一向に困らなかったし、そうするのが必然だと思ってきたから。
「んっ………小林……さん……」
「――――っ……何……?」
でも、これは……本当に、初めての感触で。
「あっ…あう…………私の、私のなか………気持ち、いいですか……?」
「――――ああ、気持ち…いいよ……とっても」
「良かった……あ、あんっ………」
ぬちゅっ、じゅるっ、ぬちゅっ……
「……っ……私の、なか……小林さんで、いっぱい……嬉しい、です……」
もう、我慢なんてできなかった。
快感が、堰を切って押し寄せてくる。
「ふぁ……そこ……擦れて、私も……気持ちよくて……」
エルキュールの足が指先を折り曲げながら、小刻みに震える。
僕も、もう……刹那の快楽のことしか、考えられなくなった。
「――――――ッ!!」
狭い膣中を、強引にかきわける。
パン、パン、ぐちゅり……
嘘だ。
快楽のことしか、考えられないんじゃない。
考えたく、ないんだ…
「〜〜〜っ、あん……奥まで、届いて……」
僕のそそり立った屹立に、肉ヒダがきゅうっとまとわりつく。
あまりの快感に、どんどんペニスが引き込まれていく…
「気持ち……良すぎてぇ………頭、ヘンに……きゃっ」
クリトリスに、少し触れただけなのに…
彼女の躰は、電撃が走ったように…ピクリと跳ねた。
「僕も、もう……我慢できない…くっ…」
にゅぷにゅぷと腰を動かしながら、肉芽を苛める。
二人の動きが、一段と激しさを増す。
「〜〜〜〜〜、私も……もう……ひあっ……」
抜かなきゃ。
でも、できなかった。
本能的にも、物理的にも。
僕の動きを、察したのだろう。
エルキュールが、ぎゅって…してきたから。
「〜〜ひゃっ……あんっ、ぬか……ないで、ください……」
「でも…膣内に、出したら」
「ダメ……小林さんを、もっとたくさん……あんっ……たくさん、感じたいです……っ」
きゅううっと、肉壁が締まる。
「うっ……く、本当に、もう出ちゃうけど…ッ」
「〜〜〜〜〜〜」
無言の肯定。
いや、言葉にならない甘い声は、ひっきり無しに漏れているけれど。
もう、獣の本能には、逆らえなかった…
「出る、出るよ、エルキュール!受け止めてっ……くうっ……」
「〜〜〜〜っ、わたしも……熱いのきて……イっちゃう、イっちゃいますっ……!」
どぴゅっ、びゅるるるうっ!
「あああああああああっ……!!」
僕の…白濁した精液が、エルキュールの子宮口を叩いた…
……………
以上です
エリーかわいいよエリー
2/7だけ名前欄忘れた…
いいねいいね
乙
エリーちゃんえちだよー
ネロって付いてそうで、個人的に要らないキャラ
>>925  ̄ ̄| ┌‐┐
__|_ _l__|_ ┌‐┐
^ω^) /⌒ヽ \ / (^ω^) _l__|_
7 ⌒い _( ^ω^) X. /⌒ヽ / ヽ (^ω^)
| l /フ ̄⌒ヽ n/ \ (^ω^ )_ l / ヽ
\ \ (/l、__\__ソ (^Vヽ  ̄ 、 \ l |
\ /っ,ノ ,(_\ ー' 人 ̄ )(つ
│ └‐' └--' し'⌒ヽ_)
___)
│ | │
┤ ト-ヘ
久々にミルキィ見たら、スタッフ遊びすぎだろと突込み入れたくなった
エリーえろいよエリー
いやいやネロだってエロさじゃ負けてませんよ
確かにいざという時のエロさはネロとエリーの2トップだろう……
ネロはショタって感じで嫌煙する。エリーはおk
何を言ってるんだ……?
秘めたるエロスで平乃さんを推しておく
ネロは間違いなくスポブラ
見た目ビッチ中身処女のアルセーヌ様をじっくり取り調べしときます
ようやっとゲームを中古で買ってクリアした
どっか見かけた、
小林:↑↑↑
ネロ:↑↑↑
咲 :↑↑
次子:↑
石流:↓
小衣:↓↓
ラット:↓↓↓
の意味がマジで実感出来た
ゲームだけでいったらネロはメインヒロインだからな
小衣ちゃんsageはよくわかんないお
>>936 メインヒロインはデリアさんだろ。これだけは譲れない。
コーデリアはキチガイ変態要員、ネロは付いている要員、シャロはロリ要員、エリーはヒロイン要員です(キリッ
>ネロは付いてる要員
表に出ろ
>>940 シャロと1、2を争うくらいフラグ立ててないエリーがヒロインとは…
エリーは石流さんとイチャついていればいいと思うよ、よ。
じゃあ会長こそ真ヒロインでいいよ
>>940 兄弟分・
エリーがヒロイン、デリアさんは副主人公、ネロは切れ者、シャロは空気だよね
エリー可愛いよエリー
>>940 アニデリアさんが変態なのは否定できないが、
その他デリアさんは乙女だろいい加減にしろ。訴訟も辞さない
小林先生を巡って火花を散らすネロとデリアさん、そこにルート入ったエリーが参戦して大荒れ
シャロは会長とココロちゃん安定
アニメだと
コーデリアはお花畑要員、ネロはクズ要員、こころちゃんはバカ要員、エリーはエロ要員です(キリッ
>>947 こころちゃん…神津警視とのことは遊びだったのか…
そろそろ次スレだな。
ところで保管庫は?
このペースならもう少し(
>>970くらいまで)待っても良いんじゃない>次スレ
保管庫は適当にwikiでも使えば良いんじゃなかろうか
可愛さはネロが一番
異論は認めない
ただし、男の娘としてですw
ゲームのネロはガチで可愛い
これに異論は無し
君たち、ネロは立派な女の子なんだから女の子として愛でろよ
男の娘要員ならユタカきゅんという素晴らしい人材がいるじゃないか
エリーちゃんは本当にエロいなあ
そこが可愛いんだけどな
ネロとコーデリアとラット(と小林)は、アニメしか見てないよ派とゲームもプレイしたよ派で
埋まらない溝がある気がする
アンリエット生徒会長も追加で
ゲームやりたいが金が無い
会長は人間不信になるレベル
ゲームの会長に惚れてアニメを見たら丸で別人だったでござるの巻
たぶんオペネロ派とラトネロ派は一生分かり合えない。そんな気がするのだ
ネロ俺派もいるんだよ
呼んでないぜ
>>958 コーデリアはアニデリアとゲーデリアと分けられて言われているのを見ると、
アニメとその他メディアとでキャラは別人だと割り切ってる人は多い気がする。
まぁ、一粒で二度美味しいって事で。
アニメ版は高品質なギャグアニメだぞ
ノベデリアさんマジ主人公
>>950 エロパロ保管庫に頼むのはどうだろうか?
>>969 まだ1スレ目で作品数もそんなに多くないし、それが無難かもね
徐々に作品数増えてきたら個別にwikiでも作れば良いんじゃないかな
ぶっちゃけ、エリーとシャロ(王女含む)のもの以外は保管しなくていいよ
コーデリアさんでエロ妄想できないなんて人生損してるね(ガックリ
妄想出来るけど、エロというより変態だから、萎えるだけ。
もうひとりは、男の娘だし。
頭のおかしい奴が紛れ込んでるな
レス乞食はスルーで
いくつ作品があるのだろうか
数えてみるべきか
エロパロ板で何をいっているんだい
君たち人間はいつもそうだね、
事実をありのままに伝えると決まって同じ反応をする・・・わけがわからないよ
>>976 君みたいなまどか厨も吐き気がするくらい気持ち悪いけどな
全く関係ないスレにまで沸いてきて糞寒いネタを披露していく、本当に面白くないんだよ
頼むから本スレでやってくれないか?そっち方がスレ数(笑)も勢い()も稼げて君達には利点が多いんじゃないのかい?
ところで次スレはどうするんですか
〜コーデリアさんとのお約束〜
cワ-─┐__ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/::/´,√c゙く〜'フ2)_ / ┼ l ┼┼ l|/[]] ヽ
(;;;レο勺 │ヽ `⌒) ! (刀 イ ヒ ∧ 山 |
〈 ,入__, く_)※) (´ \__ _____ノ
ノ厂 、 し(※(※)'^′ ∨
(_ ̄_て※)米ろ
お花畑住人の皆へ。
ミルキアンは争いを好まないのよ。皆仲良くお花畑精神よ。
覇権なんてどうでもいいのよ。ナンバーワンよりオンリーワンよ。
どんなアニメの信者でも、心に少しのお花畑があれば争いなんて起きないのよ。
皆が仲良く幸せなのが一番大事なのよ。
引くものは引かせておけばいいのよ。
叩きたいものには叩かせておけばいいのよ。
麦は踏まれてこそ天高く実りの穂を付けるのよ。。
たわわに実って、ムラムラするのよ。
次スレは
>>980でいいんじゃない
>>973ってよく出没するエリー好きのヤツか。
エリーが好きな人はロクでもないんだな。
スレ建ててくる
駄目だった…誰か頼む
建ててみます
>>983 乙
エリーちゃんはベッドではSになりそうな予感
>>984 「まだできますよね…?///」とかなんとか言いながら枯れるまで搾り取りそう
想像したら死にそうになった
ネロって撫でられるの好きそう
父性に飢えてるっていうか
>984>987になんとなくインスピレーションが刺激されたので即急。エリコバ
※
人は見かけによらぬもの、とは、よく言ったものだ……。
「はっ……はっ……」
ぎしっ、ぎしっ。
出会った日から変わらずに、内気で恥ずかしがり屋の君が、恍惚とした表情を浮かべながら一心不乱にベッドを軋ませている。
「エ、エルキュール……その、何度も言うように僕はもう限界――」
「だめ、です」
きっぱりと拒否。
「だって……小林さん、まだ……こんなに、大きく、かたく、なるじゃないですか……」
とろけた瞳で、いつの間にか下になっている僕を見ながら、腰を軽く浮かせて、挿入している僕のモノに触れる。
「っ……うぁ……」
細い指でくにくにと弄られ、疲れ果てているはずなのに、僕の体は反応する。
その様子と、僕のモノの具合を確かめ……君はとても嬉しそうに微笑んだ。
おとなしい娘だと思った。
清楚な娘だと、思っていた。
いや、事実、彼女は清楚だった……少なくとも、あの日までは。
お互いに惹かれあい、愛し合った僕達は、いつしか恋人同士になって、そしてあの日、初めて身体を重ねた。
初めて同士の、確かめ合うような優しい行為は、たどたどしいものであったが、なんとか最後まで行うことができた。
強い興奮でぼやける視界の中、君は耳まで真っ赤にして艶声をあげていた。今思えば、それも予兆だったのだろう。
その日以来、君は何度も行為を求めるようになっていった。
初めの内こそ週に1回程度だったが、次第にそれが3日に1回、1日1回、1日3回……とエスカレートして行き、それに伴い内容もどんどん過激なものになっていった。
幸いにも、その欲望は僕にだけ向くらしく、そういった心配は一切ないのだが……それは同時に、僕一人で底なしの欲望の相手をする必要がある、ということでもある。
今夜も……もう、5回は出しているのに……。
ぐちゅ、ぐちゅ。
「小林さん、小林さぁん……」
湿った声で僕の名を呼び、君は求める、どこまでも。
「エルキュール……お願いだから、もう」
続きは言わせてすらもらえなかった。僕の口をふさいだやわらかい感触は君の唇だと気付くのに、今のぼやけた頭では数秒かかった。
もっとも、口内を犯すようなその接吻はたっぷり3分程度続いたので、時間は事欠かなかったが。
接吻を続けながらも、君は甘えるように身体を密着させる。豊かな胸をすりすりと押し付けられ、いよいよ頭が湯だってくる。
抵抗することが次第に難しくなる。快楽に――君に、溺れていく……。
「ん……ふぅ……んちゅぅ……ちゅ、ちゅう……ぷはっ……はぁ、はぁ……」
にちゅ、にちゅ。
その間も、腰の動きは一切止めず、君は僕をいやらしく攻め立てる。いくつもの快楽を与えらたためか、精根尽き果てたはずの僕の体の奥底から何かが込みあがってきて、そして――。
どくんっ。
「ふぁっ!あ、あぁ……出てる、出てます……」
今夜、6度目の射精。そのすべてを、君は中で搾り取る。魂まで抜かれるような錯覚。
「ぁ……う……」
最早呻くことしかできないほど疲れたが、とにかく、今夜はこれで開放され――
「……まだ、できますよね……?」
ぞくぞくっ。
感情に触る淫靡な声で、君が耳元で囁く。
「う……」
目が回る、なんだかくらくらする……あれ、もうたたないと思ったのに……。
「うふふ……愛してます、小林さぁん……」
――夜は、まだまだ終わらない。
※
以上です。楽しんでいただければ幸い。
>>990 圧倒的…乙…!
もうエリーがエロすぎてやばい
おつおつ
そろそろ埋めるか
>>989 でも卑しさ0慈愛100ぐらいじゃないと触った瞬間に拒絶されるぞ
>989になんとなくインスピレーションが刺激されたので埋めついでに即急。コバネロ
※
なでなで、なでなで。
僕のひざの上でうつぶせに寝転ぶネロを、きるだけ、優しくなでる。ふわふわとした髪の毛が、手のひらに心地よく感じられる。
「ふわ……むふー……」
リラックスした様子で身をよじる。なで方なんて良く分からなかったけど、これで良いみたいだ。
「きもちいいー……」
心底気持ちよさそうに、そうつぶやくネロを見て、僕も自然と頬が綻ぶのを感じる。
「そんなに気持ちいいかい?」
「うん……すっごくきもちいいよぉー、こばやしぃ……」
気だるく答える。ぽかぽかとした陽光が差し込む部屋は、程よい暖かさと静けさに包まれており、のんびりするには絶好だ。
「ごめんね、こばやしぃ……急に、変なお願いして……」
少し照れた様子で、ネロは言った。
今より数刻前、コーヒーを飲みながらくつろいでいたところ、突然ネロが来て、僕に「変なお願い」をした。
――頭、なでて欲しい。
(まあ、ちょっと驚いたけど――)
「僕は別にかまわないよ。これくらい、お安い御用さ」
軽く微笑みかけて、話しかけられて一旦とめていたなでなでを再開する。
僕の手の動きに合わせて、ネロがもぞもぞと反応するのを、しばらく手のひらとひざ上で楽しんだ。
ひどく穏やかな、落ち着く行為。
「ねえ、こばやしぃ……もういっこだけ、お願い、いいかな?」
「ん、なんだい?」
「その……トイズでさ、こばやしのこと、触ってもいい?」
彼女のトイズ、「トライアセンド」。その能力は電子機器の制御で、応用すると――。
「別に構わないよ」
「……んっ」
ごろんっ。
寝返りをうって、ちょうど僕がネロに膝枕をしているような体勢になる。
向き直ったネロの、熱っぽい、潤んだ瞳が、僕を見つめている。
すっ。
僕の頬に向かって両手を伸ばす。
潤んだ瞳に異能の光が灯り、電子の手のひらが、僕の心に触れる。
「……んー、んんー」
そのまま、ネロは僕の頬の感触を確かめるように、むにむにとなでさすった。
「どうかしたかい、ネロ?」
「ううん、ただ、落ち着くなぁって思って」
「落ち着く?」
むくり。
起き上がり、僕のひざの上にちょこんと座って、真正面から僕を見据える。
「小林の心を感じると、すごく落ち着くんだ」
ぎゅうっ。
「!」
言いながら、ネロは僕にもたれかかるように抱きついてきた。
「お願い、ちょっとだけ、このままで……」
「ネ、ネロ、ちょっと……」
触れていいとは言ったが、身体を密着させていいとは言ってない。ネロの細い身体を全身で感じてしまい、さすがに慌てる。
「だいじょーぶだよ、僕のトイズじゃ、人間の思考までは読めないから」
「そういう問題じゃ……」
「だから、ちょっとくらいならえっちなこと考えてもいーよ」
「え、ええぇ!!?」
え、えっちなことって!!
「……んんー?なんだか、小林の心が『ざわざわ』してきたよー?ひょっとして、今えっちなこと考えてる?」
「も、もうおしまい!離れなさい、ネロ!」
「んふふー、へーきへーき、僕は気にしないからさ〜」
ぎゅうぅ。
僕の願いとは逆に、ネロは腕の力をさらに強めた。
「ぼ、僕が気にするんだー!」
それでも、力ずくで引き剥がすことは多分できるけど……今は、僕自身このままでいたかった。
時もゆるく流れる、このあたたかな空間を、少しでも長く味わいたかったから。
以上です。楽しんでいただければ幸い。
それじゃあ埋めようか。
ナイスイメージ!
999なら次スレも小林先生大活躍
あ、読み返して気付いたけどネロのトイズは「ダイレクトハック」だよこはま〜
1000なら次スレでネロも大活躍
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。