【俺の妹が】伏見つかさエロパロ6【十三番目のねこシス】

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1名無しさん@ピンキー
ここは伏見つかさ作品のエロパロスレです
次スレは>>980か480KBあたりで立ててください

まとめwiki
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/

前スレ
【俺の妹が】伏見つかさエロパロ5【十三番目のねこシス】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1273071103/
2名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:43:00 ID:O7RGrIsR
     /::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::ヘ
    ':::::::::::::::::::〈:::::::::/:::::::::::::::::::/ }:::::j  ヽ:::::::::::::::',
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   .|:::::::::::|:::::::|:::メ::::::/      {::/ _,. '´  V::::::::::}  >>1乙・・・って、何言わせるんですか
    l:::::::::_!::::::l::ノ/,.ニ,,.ー .,_ノ/  jノ!,.'",.zュ.,、  }:::::::|,:}  ばかっ!エッチ!
    .V:::/, l:::::|:i´/ ん:::ム    /  /lス:::ハ ヾ l:::::::::}:リ ま、まったく・・・本当にいかがわしいんですから・・・!
    l:::l !l::::::l {  {::::ワ::リ      弋::フリ } j:::::::/ノ
     l:l { l::::::l   ゞ- ´        ` "   .{:::::::ノ
     ヘゝ l::::::l ///////    ,   /////j::::ハ
      l::::::ヘ:::l υ                ノ:::{
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 ヘ: : : : : : : ヽ  .,_,. '": lヾ { .{ lヘ ` .,,ー ´: : : ll      ,':|
  ,: : : : : : : : ヾリ:: : : : :/〃} l l }:´: : : : : : : : ll       〉:|
3名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:44:43 ID:xSi2C+C8
一物

兄貴の一物ペロペロしたいよぉ///
4名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:46:52 ID:K4Lj6bpe
ラブリーマイエンジェルあやせたんぺろぺろし(ry
>>1
5名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:58:32 ID:rgKG6w51
                            ___
                         イ´ : : : : : : : `丶、
                     /: : : : :}: : : : : : : : : : : : :\
                    /: : :/ : /| {: : : : : :\ : ヽ : : ヽ
                      /: : :/ : /  |: | \ : : : :/>:ハ: : : :!
                   i: : : |i / 、八{  \:</: :./| : : i|
                   | i: : |/ 斗=ミ-ヘ 、_ 斗=ミく/| : : i|
                   | i: : |i〃_ノ.:ハ   \  _ノ:.:ハ }}| : : i|
                   |八: |}' 弋/(ソ     弋/(ソ / : ;イ:|
                    (,小 "::::::    '    "::::::厶イ人|
                    __ノ: j人             / : 八: :\
                  ` ー'7r| ̄ ̄|    ⌒     / : /::::: :ト、_>
                       / |」__|:>; .__.. イ/ : /:::::::: :|   >>1おつ
                   /:/)/⌒Y|_;_;}   r'/ : 厶-=ミ::|
                  /:r',ニフ| 中|:|∠  ー// : //  `ヽ
                 /: :〈'´/)| 濃|:レー、/ / : /´     }
                 / : : : ∧ ,イ:| .ソ|:| o / / : /       /l
                 / : :/ /{ハ. |::| │|:|_,∠__/ : /      /:│
             : : / : :/ ヽrh|::l .ス|:匸} / : /| /     /):│
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              /: : /: : : :{ア/{〈 `ー   `}\| : :|/____    l: : |
          i : :/ : : : / ´  \ー__,,ノi:i:i人:〔_      ̄\i: :│
          | :/{: : : /     /  〈 (i_i:」シ  \/ ̄ ̄ ̄∧ 〕.:│
          ∨人_ハ|     /   \/\    丶、  / ̄リ: :
6名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 08:24:11 ID:Ao0uts7K
>>1


前スレ埋め地味子ェ…
エロパロと婆ちゃん萎えって凄く相性悪いなと思ったり
あやせに生やすなら犯されるより犯すべきだろ、桐乃にペニバンつけさせてと思ったり
7名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 13:12:37 ID:p412yGiV
あやせはタチだろうから

ゆりゆりするならあやせ×桐乃がいいな
8名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 13:57:48 ID:WpAZtyPY
攻められるあやせも良いじゃないか
9名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 17:26:08 ID:OYGfutEW
桐乃視点の続き
黒猫、沙織がやや桐乃プッシュしてるんで、そちらのファンの人は注意?
10名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 17:26:52 ID:OYGfutEW
4巻4章 桐乃視点 桐乃出発前



朝、朝食を終えたあたしは部屋で荷物の再確認をしていた。あと数時間後には空の上、いよいよ渡米といった次第だ。
「よっし、忘れ物無しと。あとは出発するだけね」
ほとんどのものはあっちで暮らすことになる寮へ既に送っているから、小さなキャリーケースの中身はちょっとした着替えと化粧品、あとさっき仕舞ったノーパソくらい。
昨日もお母さんと何度も確認したから大丈夫だよね。
ケースを閉めて、「ふう」と一息つく。
時計を見ると、もういつも学校へ行く時間は過ぎていた。出発までにはまだ時間がある。
「今くらいだったら大丈夫よね」
机に置いていた携帯を掴み、履歴画面から番号を呼び出し発信ボタンをプッシュする。
プルルルッ……プルルッガチャ、とツーコールで相手が出た。
『もしもし?』
「はよーん、あたし」
『あなただっていうのは着信画面を見れば分かるわよ』
陰鬱そうな声で憎まれ口をたたいてくる相手はあたしのオタ友の黒いの。正式なハンドルネームはププッ、千葉(チバ)の堕天使黒猫。
「朝っぱら陰気くさい声出してんね、あんた」
『私はあなたたちと違って闇の眷属なの、太陽の輝きに体を慣らすにはそれ相応の時間という贄が必要なのよ』
「あいっかわらず、意味不明な邪鬼眼発言してるし〜」
『フッ、あなたには理解出来ないものが世の中には無数にあるのよ。あなたはなんだか朝っぱらからとても元気があって羨ましいことだけど、正直その無駄に大きな声を抑えたらどうなの? 電話越しでも暑苦しいわ』
「うっさい、このクソ猫」
ったくもぅ、ああ言えばこう言うな〜コイツは。
『――ところで、こんな時間から私に何の用なの?』
「ん? たいした用ってほどでもないんだけどサー。あっ、時間だいじょぶだった?」
『既に電話をかけてから言う辺りがあなたらしいわね。ふぅ、まあいいわ。時間なら少しは大丈夫よ、今登校中だから。あなたもそうなのではないの?』
「あ〜まぁ、そんな感じ」
『歯切れが悪いわね』
「ど、どーだっていいでしょ!」
感がいいやつ。バレないように気をつけなきゃね。さっさと用件だけ言って切ろう。
あたしは続けて話を切り出す。
「えーっと、電話かけたのはさ、あたしの学校の友達にあやせって子がいるんだけど、その子がプレゼントしてくれた『EXモード』のメルルちゃん、あんたたちが選んでくれたんだって?」
『なんのことかしら?』
「すっとぼけても無駄だよ。あやせと兄貴が証言してんだから、いい加減認めな。犯人はお前だっ!」
『どこぞの小学生探偵みたいな物言いね』
「あたしあのアニメ好きじゃないんだよねぇ〜、いい加減話長いし推理も安直だし」
『自分でネタを振っておいてその言い草、アニメのファンだったら間違いなく刺し殺すわよ? タイトルは『マル顔モデル(笑)殺人事件』といったところかしら』
11名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 17:27:26 ID:OYGfutEW
むっか〜、こいつまたあたしのことを――
「またマル顔って言ったわねクソ猫ぶっコロすわよ!」
『あらあら、電話越しにどうやるのかしら? あなたにそんな死の呪文を唱えるだけの魔力があるとは思えないのだけれど』
「フンッ、邪鬼眼厨二病の末期患者には言われたくないんですケド〜、ベーっだ」
『邪、邪気眼厨二病ですってぇぇ〜。フ、フフフ……。アニメのファンがあなたに手を下す前に私が葬ってあげてもいいのよ?』
「うっさい! いいから犯人はお前だっ!」
『……あなたそれを言いたいダケなんじゃないの?』
黒いのは最後にはあきれ声になってた。
はん、あきれるのはこっちだっつうの。ほんとこいつと話すとストレスたまるよねぇ。
前もちょっとのつもりだったのが二時間もしゃべてて疲れちゃったし、遊ぶ約束したときだってあたしがず〜っと前から待ってるのに、待ち合わせ時間から三分も遅れてやって来たしさぁ。
そんときにあたしがマスケラのトレカ買ってたらなんかニヤニヤしながら偉そうに解説しだしちゃって、結局家に帰ったの門限ギリで怒られそうになったしィ!
――って、こんなどうでもいい話をしてる場合じゃなかった。会話脱線させないでよね。
「とーにーかーく、あんたがあやせのプレゼントに一枚噛んでんのは分かってんの」
『ふ、ふん。別に私は何もしてないわ。あなたのお友達がプレゼントしたものなのだし、その子に感謝してあげなさい。それと何をプレゼントすればいいか私たちに泣きついてきたおせっかい焼きのあなたのお兄さんにもね』
「うん、それはもう言ったよ。んで、兄貴にあんたらに『お礼言っといて』って言ったら『自分で言え』って言うから、だから……その」
うぐ、なんであたしがこいつにこんな恥ずかしいこと……っ。でも、ちゃんと言わなきゃ。今じゃないと次話すのはちょっとの間時間置くことになっちゃってまたタイミング逃しちゃうし。
「だから……。い、一応……あんたにも感謝……してる……から」
『…………そ、そう……』
「…………」
『…………』
黒いのはお礼を素直に受け取ったみたいだ。けど、その後お互いにしばし黙って二の句がつげなかった。
な、なんで黙っちゃってんのよ、何かしゃべりなさいよぉぉ、あんた!?
結局出たのは、
「ふん!」『フン!』
鼻息のタイミングまでいっしょ。うっえ! ウザ。

あたしが「あ〜その〜」と次の言葉を考えてると、黒猫が話を始めた。
『そういえば、お兄さんとはあれからどうなったの? 少しは仲良く出来るようになったのかしら?』
「べ、別にどうもしないっての。兄貴と――ってなんであんた、あいつのこと『兄さん』とか言ってんのよ! 何? 変な弱みでも握られてるワケ?」
『あら、前にも言わなかったかしら。あなたのお兄さんから『大好き』って言われたのよ』
「何が『大好きって言われたから〜』よっ! バ――ッカじゃん? うげ、吐きそう。マジきしょいからやめてっ!」
ほんとな〜にが『兄さん』よ、兄貴のバカもデレデレと鼻のばしちゃって何も言わないしさー。あたしへのあてつけか何かのつもり? あ――っ、キモキモキモ。
『言われなくてもあと少しすればやめるわ』
「なにそれ、どーゆーこと?」
『ふふっそのうち分かるわ』
クソ猫のやつはなにやら楽しげに笑いそれ以上理由を言おうとしなかった。
チッ。はいはいあたしにはど〜〜〜でもいいことだしぃ。勝手にしてちょうだい。
『私のことより、あなたはどうなの? 秋葉原であなたのお祝いを兼ねて、仲直りの段取りまでした私や沙織の苦労はちゃんと報われたのかしら。まさかまたケンカしたとかは無いわよね?』
12名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 17:28:06 ID:OYGfutEW
「だからどうもしないって、あーだけど今日――」
中略
「――で、買いに行かせたゲームしてた。うひひ、新作ゲームを速攻出来るってやっぱ超良いよねぇ」
『…………』
「なに黙っちゃってんのあんた?」
『えーと……、つまりあなたは今日発売の妹モノ18禁ゲームの深夜販売に、お兄さんを秋葉原までパシらせたと』
「うん、そだよ」
『そして、終電に間に合わなくなったお兄さんは、なんとかして帰って来て?』
「チョ〜汗かいてた。ぜぇぜぇ息切らしてんのキモかったーw」
そういやチャリンコ借りてきたって言ってたっけかな。よく深夜に借りれたな、あれは謎だわ。
『その後は徹夜であなたの部屋であなたと並んでそのエロゲーをプレイしていたと』
「あのバカ、エンディングで『何が悲しいんだこいつら?』とか言ってくれちゃってんの。なめてるよね、エロゲーは文学だっつの!」
『…………はぁ』
「ちょ、なんでそこでため息つくのよ!?」
『いえ、少し眩暈がしただけよ、気にしないでちょうだい』
なに? 貧血でも起こした? これだから引きオタは体力ないってんだよね。
『……っふ、でも納得がいったわ。あなたが朝から上機嫌になるわけね。その様子だと、さぞ楽しかったのかしらね?』
黒いのがなにやら嘲弄するような声で聞いてきた。
「む、何が言いたいワケ?」
『何も。仲直りが上手くいったようで安心したのよ。良かったわね、とても楽しい一時を過ごせて』
「な、何意味不明なこと言ってんのさあんた! あたしはただあいつに買いに行かせたゲームが面白かったってだけで――」
『この前見せた私の作品の続編に、良いインスピレーションを与えてくれたわ』
「ちょ、ちょっと! 変なこと考えてんじゃないでしょうーねっ! それにまたあんなの描いたらコロすかんね、マジで!」
『マル顔モデル(笑)殺人事件』
「犯人はお前だっ!」
ほんっと変な想像するのやめてよね、あたしが――な、なんで兄貴なんかにブラコンツンデレしなきゃいけないワケ!? むしろあっちの方がシスコン確定であたしのパンツくんかくんかしそうだってのよ。
『いい加減飽きたわ。そろそろ学校に着くからこの辺にさせてもらおうかしら』
「ふん、あっそ」
『それじゃ失礼するわ』
「あ、ねえ――」
『なあに?』
あたしは電話を切ろうとするこいつについ呼びかけてた。
――――ん〜と、えっと……、
「何でもない、じゃあねクソ猫!」
『?』
電話を切って、ため息一つ。
「はぁ〜」
元気でいなさいよ、このクソ猫。あたしは少しの間、通話の切れた携帯画面を見続けていた。
13名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 17:28:49 ID:OYGfutEW

「さーってと、次はぐるぐる眼鏡、ぐるぐる眼鏡〜っと」
沙織の着信履歴からリダイヤルする。数コールしてすぐにつながった。
『お〜きりりん氏、珍しいですな、こんな朝にかけてくるとは』
「ちょっとね〜、あっ今大丈夫だった?」
『大丈夫でござるぞ、きりりん氏からの電話なら、拙者はたとえお見合いの最中でも出るでござる』
お見合いって――、あんたほんとどこのお嬢様よ?
それに色々と顔が広いよね、去年のコミケだって色んな人と話してたし、アキバのことだってたくさん知ってるし。
まぁそんなことは今はいいや。あたしは会話を続けた。
「――ってわけで、あんたにも一応お礼言っとかなきゃってこと。あんがとね」
『いえいえ、お礼など不要ですぞ。きりりん氏のご学友の為、ひいては京介氏やきりりん氏の為なら、拙者一肌だろうが二肌だろうが脱ぐ所存』
「プッ、なにそれ。あんた相変わらずだね、そのしゃべり方。マジキモいからそろそろ『拙者』から『麿』にでも直したら? あっ同じか、あはは」
他でもこんなしゃべり方してんのかな。初めて会ったときは『何こいつ』って思ったけど、今は全然平気? むしろこいつの柔らかい雰囲気やしゃべりであたしや黒いのはずいぶん助かってる。
本心から笑ってくれてるのが分かるから、あたしらもつい安心してズケズケ言っちゃうんだよね。
きっと次のセリフもそんな感じで笑ってくれるんだろう。
『ハッハッハー照れるでござるなぁ』
ほらね。
『――ところで、きりりん氏は今日はやけに上機嫌のご様子ですな、何か良いことでもありましたか?』
「べっつに〜。あっ、今日発売の『おにぱん』一ルートクリアしたよ」
『ほう、話題になっていた新作ですな。むう、しかし今はまだ朝――ということは秋葉原での深夜販売に行かれたので?』
「あたしじゃなくて兄貴が行ったんだけどね」
『ほうほう、京介氏が。少々雨も降っていたようですし、さぞや大変だったでしょう。それにしてもきりりん氏と京介氏はますます仲良しさんですなぁ』
「何がますますよっ! この牛郵ビン底! てか聞いてよ『おにぱん』のエンディングでさぁ」
――で話が盛り上がっちゃって、さっき黒いのに話したみたいなこと聞かせると、
『ほうほうほう! 京介氏と一緒に――これはこれは。ふっふっふ』
沙織のやつ、なんか不敵な笑いかたして電話の向こうでお決まりのωな口にしてるみたいだけど、またなんかおかしなことを言う気じゃないでしょーね。
「な、なによ?」
『いえいえ別に。ただあれですなぁ〜拙者はビビビッと何かしら美しくも妖しい電波をキャッチしましたぞ』
「ちょ、やめてよっ! うえ〜っ、吐き気がしてくるっての!」
『またまたテレなくともいいではないですか。京介氏はきりりん氏の為に終電が出た後も諦めず雨の中エロゲーを抱えて三十二キロを走破。
 かたやきりりん氏は京介氏が必ず帰ってくると信じて待つ、実に美しい兄妹愛、聞いていて微笑ましくも羨ましくなってくるでござるよ』
「だあぁぁぁ――っ! 違うつってんでしょ、ざっけんなぐるぐる眼鏡! あたしはゲームしたかったから待ってたの! あ、兄貴のこと待ってたとかそんなんあるわけないでしょ! キモいんだよキモキモキモ!」
たくっ、な、ん、でっ黒いのといい沙織といい、こう変なこと言ってくるかな――。兄貴といっしょにただゲームしてただけじゃんか……。
「とにかく、言うこと言ったしもう切るからね!」
『はい、きりりん氏。また近々遊びましょうぞ』
「――それじゃね」
ピッと通話を切る。
最後の沙織の言葉に返事をしなかったことがチクリと胸を刺した。
「近々は無理なんだ、沙織。あたしは今日これからアメリカへ行っちゃうから……」
14名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 17:29:59 ID:OYGfutEW
胸に手を置いてひとつ深呼吸をする。
ごめん、何も言わなくて。でも、どうしてもやりたかったことだから――、あたし行ってくるよ。
沙織や黒いのの他に、あたしが両親以外のほとんどに、留学することを言っていないのにはワケがある。
留学プログラムへ参加するという選択はとても厳しい選択でもある。優秀な選手たちが集まってくるんだもん。その中じゃあたしなんてほとんど通用しないだろうから。
だから、あたしは一つ自分に『縛り』をかけた。


あっちで一勝するまでは、誰とも連絡を取らない


とてもつらいし、みんなに黙って行っちゃうのは後ろめたいけど、頑張って早く一勝すればまた話せるようになる。それがきっと励みになるから。
だから――それまでは……、黒いの、沙織、あやせ、加奈子やランちんたち、他にもいっぱい……。
それまではみんな……、ゴメンね。あたし絶対頑張ってくるから、待ってて!

「桐乃〜、そろそろ出るわよ。支度出来てるー?」
階下からお母さんの声がした。いつの間にかもう空港へ出発する時間になっていたみたいだ。
ちょっとだけ話すつもりが、結局話し込んじゃったな。
「大丈夫、今降りてくからっ」
部屋のドアを開けてお母さんに返事をする。
「ホラホラお父さん、いつまでブツブツ言ってんの? 車出す準備してよね」
一階からは、お母さんがお父さんに催促する声が小さく響いていた。
お父さん。ごめんね、わがまま言って。それと、午前中仕事休んで送ってくれてありがとね。
あたしはキャリーケースを持って部屋を出た。
途中、兄貴の部屋の前で立ち止まる。そっとドアを開けて部屋の中を見渡すが兄貴はいない。
友達の家へ泊まりにいってることにしてるから、最後の人生相談が終わったあと、両親が起きてくる前に朝早く出かけていった。その姿を窓から見送った。眠そうに口に手を当ててたな。
「ゴメンね、徹夜させちゃって。あと……、ありがと」
誰もいない部屋に言葉を投げかけたが、もちろん返事は返ってこない。
……………………。
「桐乃ー」
お母さんがもう一度あたしを呼んだ。
階段の方を向き、「今行くー」と声をかける。もう時間だ、行かなくちゃ。
ドアを掴んで閉める前に、あたしはもう一度部屋に向き直ってそこにいない相手へ声をかけた。
「それじゃ、兄貴。行ってくっから!」
あたしの大切なもの――よろしくねっ!
部屋のドアを静かに閉め、あたしは一階へと降りていった。

おし! いっちょ頑張ってくるかな!
15名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 17:33:09 ID:OYGfutEW
以上
桐乃って「黒猫」って言ったことあったっけ? 「沙織」も直接本人には「沙織」と言ってないぽいんだよね。
16名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 18:37:28 ID:1TGAS0mv
チバ
千葉の堕天聖wwwwww
17名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 18:49:23 ID:WpAZtyPY
あれー?
沙織は呼んだことある、ような気がする
黒猫はどうだっけなぁ?
ともあれGJ!桐乃と黒猫の会話面白かったw
18名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 18:53:21 ID:OYGfutEW
ありがと
指摘されて初めて気づいたわw
天使じゃなくて天聖とか知らんわwww
19名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 19:44:07 ID:1TGAS0mv
>>18
正しくは確か
    センヨウ
†千葉の堕天聖黒猫†だったはず
20名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 20:26:03 ID:hCAdyOc+
めんどくさい言い方だなぁ
21名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 20:28:29 ID:bUD+dpJj
†抜けてんぞ
22名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 20:33:30 ID:Kus0vNR+
ψでもいいんじゃね
23名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 20:39:58 ID:1TGAS0mv
>>21
俺の環境だと文字コード叩いてもでなかったんだ
†ででるのかな
24名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 20:42:39 ID:oPxRKev/

よかった。ありがとう。感動した。
次を期待している。
25名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 20:50:38 ID:OYGfutEW
>>19
桐乃ならチバってあざけるだろなーと思ったんだ。
†千葉の堕天聖黒猫†と書いてセンヨウノダテンセイクロネコだね、黒猫ペロペロしたい
26名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 02:34:58 ID:gFl+A71h
>>15
乙です。
やっぱり桐乃と黒猫の会話は面白い

確かに桐乃って黒猫のこと、名前で呼ばないですね
あいつ、黒いの、糞猫、こんな感じかな?
あと黒猫も桐乃のことを名前で呼んでない気がする
27名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 04:28:11 ID:KY0hjWlG
お互い呼んでない。黒猫が麻奈実のまねして「桐乃ちゃん」言ったくらい。
沙織は、桐乃も黒猫も、普通に呼んでる。
28名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 08:16:25 ID:Xzfv5D00
じんわり来るね、桐乃視点
素直に面白いと思った

俺妹はいいなあ
また二次書きたいので7巻C'mon!
29名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 11:11:05 ID:yjmz/WtU
きりりんのキバかわいいでござる
30名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 12:23:22 ID:p4yp5RC1
うし、規制解除キター
桐乃と黒猫は面白い。いつかお互い名前を呼ぶ日がくるんだろうかw
31名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 01:44:19 ID:h/qlpDR4
5巻4章 桐乃視点 アメリカにて その1



「……はぁ」
机に突っ伏してあたしはため息をついた。これで今日何度目だろう。
今朝からずっとこんな調子だ。
練習出来ないならと、せめて他の出来ることしようってテキストとノートをひろげて勉強してたわけだけど、全然はかどらないじゃん。
「こんなの……あたしじゃない」
休憩しよう、そう思ってイスから立ちあがり、ベッドに横になると、途端に体から力が抜け落ちていくような感覚を覚えた。
ダラッと弛緩してしまった体を横たえて、窓の外を見つめる。青空に雲が流れていく様子が見えた。
「なにしてんのよあたし。みんな練習行ってんのに……」
一人ごちてみたところでなにも変わらず、あたしもただ空を見続けていた。
朝のトレーニングに出る前に、コーチから今日は練習禁止と言われたことが思い返される。

『キリノ、あなたは今日はトレーニング禁止です』
『何で!? あたしやれますっ!』
『いいえ、あなたは最近特に調子が崩れています。今日はトレーニングせず体を休めなさい』
『そんな! 少しくらい大丈夫です、練習させて下さい!』
『駄目です。無理に体を動かしたところで調子は改善されませんし、トレーニングの効果が上がるわけでもありません。それと、明日も同じ様子なら同様に禁止にしますからね。分かりましたか?』
『……ぐ……、っく。……分かり……ました』

くそっ! なんでよ、あたしは出来るって言ってんじゃん。ううん、出来なきゃいけないのにっ!
午後からの練習にも出たいと食い下がったけど、冷徹に一蹴された。
コーチの言うことに大人しく引き下がることしか出来なかった自分が悔しくて仕方無い。
しかも、苛立ちが隠しきれずに午後トレに向かうリアに八つ当たりなんかしてさ、

『あはー、キリノ調子崩してんならちゃんと休みなよー。あたし練習してくっからねー』
『うっさい! さっさと行ってくればいいでしょ!』
『コワーイ。ほんじゃ行ってきまーす』

明るい声で聞いてきたリアに、年下の子に嫉妬して当り散らしちゃって、ほんとショボすぎ、情けない。
こっち来て、一ヶ月、二ヶ月と経っても全然勝ててないし。一勝するまで誰にも連絡しないって縛りまでしてたのに、その一勝さえ出来てない。
ほんと……情けない、惨めで、ぶざまで……。ハッ、なにこれ。
サイドテーブルに置いていた携帯を取り、履歴画面を開いてみた。
そこにはみんなからたくさん着信があったリストが展開されている。
メールの受信フォルダにも、あやせをはじめ、いろんな人から、あたしに『心配ないか?』とか『元気なら連絡して』と呼びかけるメールがたくさん入っている。
だけど、あたしはそのどれにも返信しなかった。自分で縛っておいて、何も成果が無いのに、連絡なんて……出来るわけないし。
「ごめん、みんな……。あたしが情けないせいで、心配かけちゃって」
ただ、昨日の夜に、一度だけメールした。着信もメールも一番少なかった相手……、兄貴に。
32名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 01:44:46 ID:h/qlpDR4
勝てないのは、まだ自分の中に甘さが残っているから。後ろ振り向いて、未練たらしく陸上とは関係ない方向向いているから勝てないんだと、そう思ったから。
だから兄貴にメールした。『あたしのコレクション、ぜんぶ捨てろ』って、ただそれだけ書いて送った――。
すぐに電話がかかってきた。多分『どういうこったよ?』って聞くために電話したんだろう。
うるさい! いいからあんたは黙ってあたしの言うとおりのことしてくれればいいんだっつの! そうしないとあたしは勝てないんだもん、勝てなきゃみんなとも話せないままなんだからっ!
それに兄貴なんかにあたしが陸上やってきた気持ちなんか分かるわけない。だから電話にも出なかったしメールも必要なことだけ書いた。それともうこれ以上、勝つまでは誰とも連絡しないと決めたから。
そうすれば兄貴も、こうやって無視ってたらさ……、そのうち諦めて……、数日かそこらしたら……、たぶん……、返信して来るはず。

――『全部捨てた』って…………。

「……ぎ、……っふ……く……ひっ…ぇぅ……っく…………」
見ていた空が、滲んで溶けていった。
ちょっと、何で涙なんて……、くそっ。出てくんのよぉ〜。
ぐっ……、このっ……泣き止め! 泣いてどうすんのよ! あたしが、あたしが全部自分で決めたことなのに、泣くなバカッ!
あたしは歯を食いしばって涙を必死に止めようとしながら、自分の弱さを叩きのめすように心の中で必死に吠えた。
大丈夫――あたしは大丈夫。やれる、絶対やってみせる!
情けないのなんて慣れてんだっつの! これまでも、自分に負荷をかけてそれをエネルギーに変換してやってきた、やってこれた!
これからだってそう。絶対にやってやるっ! 絶対、絶対、絶対ッ……


――いつのまにか窓から見える空は薄赤く染まっていた。
どれくらい時間が経ったろうか。寝転がったままぼんやりと見ていたはずだけど、気付かなかった。もう、夕方なんだ。
あたしは『ああ夕方なんだ』って、ただそれだけ思って、またしばらく雲が流れていくのを見てた。
リアが帰ってきたら、さっきのこと謝っとこ。それと、明日は練習、絶対……出なきゃ……。
そんなことも考えていたんだと思う。自分でもよく分かんない。
それからまた少し空の赤が濃くなってきたとき、寮の玄関からインターホンが鳴る音がした。
…………誰だろ?
リアたちはまだ練習してるだろうし。なんか忘れ物でもして取りに戻ってきたとか? 億劫だけど仕方無い、出なきゃね。
ベッドからノソノソ起き出して部屋を出ようとしたとき、ふいに、テレビのザッピングのように映像が頭の中を流れた。
…………。
「ハッ、なわけないでしょ。ここ日本じゃないんだから」
一人呟きながら玄関先まで行くと、ドアに備え付けられた小窓から相手の姿が見える。
レースのちょっとしたカーテンが引いてあるから、ドアの前まで行かないと誰かまでは分からないけど。
背かっこうから見て寮生の子たちじゃない――男の人? なんで? 少し警戒して眉をひそめながらドアに近寄っていってたら、
「……プッ」
なにやってんのコイツ。ドア向こうにいる相手が可笑しくてつい苦笑してしまった。
だってほら、ソワソワ体を揺すったり、頭キョロキョロさせたりしてさ、なんかきょどってんし。
うぇ〜キモぉ〜。
ジ……ジジッ……と、再び頭の中に映像がザッピングのように流れていく。コンマ一秒にも満たない映像の中に映った顔が、今、玄関の先にいる相手とリンクしていった。
「……ッ……」
だれよ……、コイツ。……そんなの、……あるわけ……ない。

ドアを開ける。
きょどってて、キモくて、うぇ〜って感じたその人は、あたしを見て、少し息を吐いてから、ぎこちなくゆっくりと口角を上げて、笑って言った。
「よ、久しぶり」
33名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 01:46:22 ID:h/qlpDR4
以上
読んでくれてる人、どうもです
今更だが桐乃視点で既刊をというより個人的解釈の補完話だねこれってw ほんじゃまた
34名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 01:57:11 ID:ghsmXBKD
もうひたすらキュンキュンしちゃうなぁ
補完かもん!GJ!
35名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 02:08:40 ID:Rc49Lst6

GJひたすらGJ
ありがとう。
36名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 02:10:00 ID:YmXezehe
猫KISSはまだか、まだなのか
37名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 02:12:27 ID:2C61cwUl
>>33
乙です
黒猫の返信を誘うようなメールに対する桐乃の反応も気になったりする

件名 貴女の兄と同じ高校に入学しました
件名 兄さんと一緒にゲー研に入部しました
件名 詳しく知りたければ、返信求む
38名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 05:15:18 ID:/cluUGYW
>>33
GJ! 本編を別キャラ視点で解釈するって良いですね。

>>37
なりふり構わず親友を心配する黒猫さんマジ天使
39名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 09:51:51 ID:FElEvlxL
最高です
40名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 16:45:49 ID:Rc49Lst6

ラジオって今日配信?
41名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 17:53:18 ID:HT1RaV2U
今日だね
42名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 18:26:36 ID:QlkZ3834
これは乙と言わざるをえない
乙というほかない
43名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 20:50:39 ID:Rc49Lst6
>>41

ありがとう
44名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 05:34:28 ID:Yk8ILlw0
挿絵かかせてくらはい
45名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 09:26:30 ID:I3mBvKdz
たくさん描くんじゃよ。
46名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 04:18:09 ID:8zHipDwZ
黒猫の恩返し
47名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 05:18:20 ID:Haclmf8m
>>31-32
挿絵かかせてもらいまひた
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/143962.jpg
48名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 10:21:49 ID:XH6//n4K
最近の京介はイケメンになりつつあるな。
周りに美人が多いとイケメンになりやすくなるのかなぁ(´・ω・`)
49名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 12:10:47 ID:Tzmf5ZBS
周りの女性が京介を真の変態逝ケメンに進化させるのであった。
50名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 12:18:03 ID:/1tmW7RZ
>>47
挿絵描いて貰えるなんて光栄です!感謝GJ!しかもうめえ!絵心あるの羨ましすぎ
お礼がしたいんでケツをこっちに向けてください

続きはほぼ出来てるから見直し終わったら投下します。
エロパロ板なのにま〜たエロなしでサーセンなやつだが…
そろそろエロいの書かないとねとは思ってるんだw
51名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 12:46:48 ID:3bInWa8y
モデルいけるような遺伝子もってるんだから
運命の悪戯がない限りはそれなりレベルになるだろうさ

>>47
おいーっす にしかみえない
52名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 12:57:03 ID:XH6//n4K
>>50
本スレはSS書くと荒れるからw
エロ関係なしにバンバン書いてください〜
53名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 14:10:36 ID:RU0dg/ln
漆黒は厨二お耽美アニメのダークサイド人物って時点で彫刻のような美形と地の文で書かれるような顔としか思えんよな

京介がルルーシュの影響を受けたら面白くなりそうなんだけどw
54名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 17:05:42 ID:rffU5uSH
京介は今までおしゃれ方面に全く気を使ってないからな
多少身嗜みを整えて髪形とかキメればイケメンの素養はあるよね
55名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 17:31:34 ID:k6MZ4d6J
ライバル増えると困るから周りは皆アドバイスしません。
56名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 17:37:37 ID:E54ujoA+
京介「顕現せよ、ケルベロス!!」

桐乃「がおー( ゚ω^ )」
黒猫「が、がおー……///」
沙織「がおー@ω@」
57名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 17:41:59 ID:/1tmW7RZ
アニメPVの京介、幼く見えたりもしたな〜

ところで、特にルールでも無いが雑談中は投下控えた方が無難なんだよね?
58名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 17:45:02 ID:JGp0fmn0
そんなこと言ったら誰も雑談しなくなるぞwww
59名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 17:56:52 ID:/1tmW7RZ
ご、ごめんw
前スレからいるようになったんでマナーがまだよく分かってないんだ
えと、じゃあまあ適当に様子みてからにする
60名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 18:12:16 ID:BszAb9jk
始めて来るスレじゃしばらくROMってから書き込むのが無難だぞ
61名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 18:23:33 ID:jskAMhAH
投下に関してはバチコイだ
62名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:17:35 ID:tdE+O1aa
雑談中だったら投下宣言に5分後とか入れとけばみんな待機モードに移行するよ
63名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:36:31 ID:/1tmW7RZ
色々とどもっす
じゃ、今から投下します
64名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:38:14 ID:/1tmW7RZ
5巻4章 桐乃視点 アメリカにて その2



ホテルの一室――
あたしと兄貴はベッドに入り、壁を背もたれがわりにして寄り添いあっていた。
寝るにはまだ少し早い時間帯。窓の外から時々車の走る音がしてくるけど静かな夜、あたしたちも静かに時間を過ごしていた。
兄貴はむっつりと黙り込んでいたが、やがてあたしの方に顔を向けてポツリと呟いた。
「なあ桐乃、お、俺――」
「あんたの言いたいことは分かってる。だけど、今更もう遅いじゃん。それにあたしは別にいいっていってんでしょ」
「いや、しかし今からでも――」
「くどい! 往生際が悪いなぁ! だいたいもうこれからするって時まで来て何言ってんの? いいからさっさと諦めなさいよね」
まったく、さっきから二〜三回このパターンを繰り返しているし。
「〜〜〜〜〜チッ、分かったよ。じゃあ、……そろそろいいな?」
「う、うん。でも、あたし初めてなんだからちゃんとリードしなさいよね?」
「俺だってそんな慣れてねえっつの」
「はぁ? あんた黒いのとさんざヤってたんでしょ?」
「そりゃそうだけどよ、ほとんどは黒猫のやつが――おれはただ言われるままに動いてたダケっつうか。ぶっちゃけ、あんま覚えてない」
「はっ、なっさけな〜。まぁいいわ、あんま期待してないし、そんなもんでしょうね」
「う〜る〜せ〜。いいからホラ? 始めるぞ?」
「うん。………イイよ」
兄貴の片手がユルリと動いていき、そしてあたしの――


――あたしの…………ノーパソの電源ボタンを押した。


ウィーンと駆動音が鳴り、ディスプレイにOSが立ち上がっていく画面が映し出される。
そう、あたしたちは黒いのと兄貴が作ったというノベルゲームをやろうとしているのだ。
陸上の強化プログラムから離脱する手続きをして、いよいよ明日の便で日本へ帰ることになってんだけど、退寮手続きも終わって寮に泊まるわけにもいかなくなっちゃったから、兄貴が泊まっているホテルで一晩過ごすことにしたんだよね。
もうご飯も食べたしお風呂にも入った。んで、あとは寝るだけなんだけど、まだ眠くもなんないからくだんのゲームを今からやってみようってことになったわけ。
「――なぁ、やっぱ今からでもフロントに頼んで別の部屋取ってもいいんじゃね? それかツインの部屋に変えてもらうとか」
「まーだ言ってるし。だから言ってるっしょ? 明日の飛行機の時間まで寝るだけなのに、別部屋取るなんてもったいないじゃん。あたしがここ来た時間だって遅かったし。
 フロントにだってこの部屋でって伝えてあるんだから遅いっつの。今から部屋用意してくれって言ったって、イヤな顔されて掃除もしてない誰が泊まったかも分かんないような汚い部屋あてがわれるのがオチだっつーのぉ」
いっきにまくし立てて反論を封じる。
「それとも何? 一緒の部屋だからってあたしにやらしいことでもする気? うひぃ〜こわ〜。寮に泊まったときも、あたしが寝てる隙にエッチなことしなかったでしょうね?」
「しねえよっ!」
「ふん、どうだか〜」
「あとあんまくっつくなよ、暑っくるしいだろぉ」
「しょうがないでしょ。ノーパソなんだし、こうしないと画面見れないじゃん」
なんか前にも似たような会話したことなかったっけ?
と、喋ってる間にOSが立ち上がってデスクトップ画面に切り替わる。もうゲームはインスコ済みであとはアイコンをクリックして始めるだけ。
ちなみにノーパソは膝の上。サイドテーブルってもんがこの部屋にはなくてベッドの枕元に小物を置けるくらいのこじんまりとしたテーブルしかなかったからだ。
なわけでベッドの上に二人並んでこうしてゲームをしてるってこと。
「だいたい時間的には五時間もあれば終わる感じだ」
兄貴がゲームの概要を説明し始めた。
「一応ルートは三ルートあって、話の出だしは主人公が悪夢を見始めるとこから――」
ゲームの概要を「ふんふん」と一通り聞いてった感じ、いかにも黒いのが好きそうな話だ。
あたしも嫌いな類じゃないかな。
65名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:38:56 ID:/1tmW7RZ
「ふーんなるほどね。ストーリーはちっと面白そうじゃん?」
「ま、後は実際やってみるこったな」
「そうね。さーてどんな厨二病な世界が飛び出して来るんだか」
あたしはアイコンをクリックしてゲームを開始した。オープニングに切ない感じのメロディが流れ、なんだか悲壮感がただよってきそうな絵が現れる。
兄貴の説明どおり、物語冒頭、主人公の少年が悪夢にうなされて夢の中で死者の国へと迷い込んでいく様子が描かれている。
ふぅむ……。前に読んだ同人誌も暗い感じだったけどこれもなんか雰囲気暗い。
このゲーム、コンテストかなんかに出したのよね? まったく、もうちょっと明るく作んないとユーザの食いつき悪いんじゃない?
そんな感想を抱いている間にもカチ、カチッとマウスをクリックして物語を読み進めていく。この辺はガッツリとエロゲーやってるからお手のものよね。
「……ねぇ?」
「なんだ?」
「あの黒いの、あたしとゲーム作りたがってたってほんと?」
ゲームを進めながらあたしは兄貴に聞いた。
「あぁ。直接言葉に出しゃあしてねぇけどよ。ほら、前に集まって遊んだときもそんなこと話してたろ? きっとそうだと思うぜ」
「そか……」
黒いのの顔が浮かんできて嬉しくなった。
厨二病でいつも何かしらのサムいネタ織り交ぜてあたしを嘲弄しながら話してくるアニメの趣味も服の趣味も合わない肌が白くて綺麗な黒髪のストレートでコスプレ衣装が似合っててすっごい可愛い顔。
あたし、あやせと同じくらいあいつのことが好……、き、きらいじゃないんだよね。絶対言ってやんないけど。
でも――、
「でも…さ?」
「ん?」
「あたし誰にも、なんにも連絡してなかったから……その」
何ヶ月も連絡しなかったあたしをどう思ってるんだろ。
正直なところ少し怖かった。ここで勝つまでは誰とも連絡取らないって自分で決めた『縛り』だったけど、相手から見ればずいぶん勝手きわまり無い理由だ。
しかもけっきょく勝てなくてずっと連絡しなかったわけだし。
連絡する手段が無かったわけじゃなく、一方的にあたしが無視した形だもん。
「あたしのこと嫌いに――」
「んなわけねーだろ」
言い終わる前にあたしの言葉はかき消された。
「あいつらがそんなこと思うかよ! そりゃ連絡がつかなかったことには怒ったりもしたさ。でもな、そんなことでおまえのこと嫌いになったやつなんざ一人もいねえよ!
 黒猫も沙織も――あやせだっておまえのこと嫌いになったりなんかするかよ! 逆にあいつらの内の誰かが、『たかが数ヶ月程度』連絡つかなかっただけでおまえは嫌いになんのか? 違うだろ?
 おまえもあいつらも、そんなやつじゃないって自分が一番知ってるだろうがよ」
真正面を向いてそう言い終えると兄貴は何かに気付いたようにふいっと顔をそむけて、最後に「ふん」と言った。
「………そっか。そうだよね。うん、そだよね」
そっか。兄貴に言われるまでも無いことだった。あたしの友達はそんな子たちなわけないじゃん。
それはあたし自身が一番よく分かってることだった。
「あんたもたまには良いこと言うじゃん」
「チッ。たまにかよ」
不満そうなこと言ってるわりにはなんだか嬉しそうじゃん。プククッとあたしは笑いをかみ殺す。
分かってんのよ? ……あたしのこと必死に励ましちゃってガラにもなくテレてんでしょ。はぁ〜あ、テレんなら別の言い方すりゃいいのに、しょぼ過ぎ〜。
だけど、さ。いちお〜、あり――
「――がと」
声には出さず心の中でだけお礼を言おうとしたら、つい言葉がもれ出てしまった。
「あん? なんか言ったか?」
「な、なんでもないっつうの!」
チッ。聞こえてんじゃないわよ。恥ずかしいじゃん、こっち顔向けんな。あとさっきツバ飛んだし! きったなぁ〜。
ムスッとしながらゲームを続けていると、「そういやぁさ」と今度は兄貴が話を振ってきた。
「アメリカのハンバーガーって大きいって聞いてたけどそうでもねえんだな」
「あー。あたしは寮生活だし、カロリー気になるから外でもあんまファーストフードは食べなかったけど、お店にもよるんじゃない? 有名なとこは世界どこいっても一緒って感じ?」
「なるほどな。てっきり三倍くらいでけーのが出てくると思って腹空かせてたのに拍子抜けだったぜ。へっ、アメリカもたいしたこたあねーな」
「プッ。なにそれ」
それからあたしたちはやいのやいの言い合いながらもゲームをしていった――。
66名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:39:35 ID:/1tmW7RZ
カチ、カチ。

「ん? なんかまた知らない単語出てきたんですケド〜? これって何?」
「あ〜それは主人公が――なんだっけかな、確か死者の国でも死者だって気付かれずにすむ神器の名前かな」
「あいっかわらず邪鬼眼が全開なネーミングね、頭痛くなってきた」
「アイテムの裏設定とかはクリア後のオマケ特典でたっぷり見れるようになってっから、しっかり読めよ? 作品はちゃんと目を通さないと批評すべきじゃないんだよな、理乃先生?」
「うぇええええ! 厨二設定があたしを全包囲してるっ!?」

カチ、カチ。

「ところでさぁ。これってゲーコンに出したんでしょ? 結果はどうなったの?」
「クックック。聞いて驚け、掲示板で今現在も絶賛大盛り上がり中だぜ!」
「え、ウソ!? コレそんな超評価高いの?」
「あぁ。……クソゲー的な意味でな」
「ブハッw だと思ったwww」

カチ、カチ。

「てか聞いてよ!? あたしの好きなアニメ、こっちでもやってたんだけどさぁ。声優がクソ過ぎて殺意覚えたわ。あんな野太い声の女の子がどこにいるんだっつーの!
 しかもさぁ、たいしたことないような暴力シーンも適当な絵でごまかしてんのよ?
 隣のチャンネルに変えればバカスカ銃撃戦でグロいシーン流してて子供も見れるくせにさ、アニメだけ変に改悪してんの! マジなめてると思わない? ねぇ聞いてんのっ!?」
「……グェ。俺に言われても知んねーよ、てか首を絞める…な………」
「あれ? あんた何青くなってんの? キモ」

カチ、カチ。

「こっち来て観光とか行ったか? ほら、自由の女神とかさ」
「まさかニューヨークがどこにあるかも知ってないとかじゃないでしょうね? なんで大陸横断してまで自由の女神見に行くのよ。バカじゃん?」
「………ちょっと言ってみただけじゃん」

カチ、カチ

「あっち帰ったらさ、買えなかった新作のゲーム買いに行くからついてきてよ」
「あん? おまえ前に俺が買ってきてやったやつもまだクリアしてないんだろ? そっち先にやれよ」
「『おにぱん』も『カス妹』もやるけど、欲しいのっ! まだ特典付きが残ってるはずだし。いい? 分かった!?」
「あ〜はいはいっと。で? 今度は何買うつもりなんだよ?」
「んふふ〜、先月はいっぱい出てるから全部買うわよ。ざっと五タイトルくらいね」
「…………桐乃さん、パネェっすね」
「あ、あとブログで見たんだけどさ、アイスカップに入った冷やし妹パンツってやつ売られてるんだってさ。あたし恥ずかしいからあんたそれ買ってみてよ」
「おまえは俺を変態にする気マンマンですかっ!?」
「は? 元から変態じゃん、自覚無かったのあんた?」

カチ、カチ。

「ここのエフェクトちょっとカッコ良かっただろ」
「うん、けっこ良かったかも。ねぇ、このゲームって黒いのがほとんど作ったんだよね?」
「んあ? まぁそうだな。俺はたいしたことしてねえし、最終的な直しとブラッシュアップをさっき話した黒猫の友達とやった以外は、CGもシナリオも、あとスクリプトって骨組みみたいなんも黒猫のやつ一人だな」
「そっか。へー凄いじゃん」
「ほー、おまえが素直に黒猫のこと認めるとはね〜」
「な、何よ? 悪いっての?」
「いいえ〜別に」
ゴスッ!
「あいっつぅ、わき腹を! 〜〜おまえなぁ」
「フン! あんたがウザいこと言ってっからっしょ」
67名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:40:35 ID:/1tmW7RZ
――カチ、カチ。
とりとめもない会話をしながらもゲームは進んでいき、気付けばシナリオも終わりに近づいてきていた。
主人公の少年は死者の国で想い人抱きかかえて逃げている。しかし後ろからは追っ手がすぐそこまで迫ってきているといったシーンだ。
「あーこいつら助からないんじゃない? フラグがめっちゃ立ってるし」
「まぁまぁ。あともうちょいなんだから、いいから進めてみろよ」
言われるままにゲームを進める。
いよいよ主人公は追い込まれ、想い人を強く抱きかかえるがどうしようもない状況。そのとき起きるはずもない彼女が目を覚まし主人公に微笑を見せたかと思うと――、
グシャ!
驚愕の目で想い人を見返すが、その目にはもう何も映らない。
朝。日に日にやつれていく主人公を心配した幼なじみが起こしに来るが、主人公は起きようとしない。
じれて布団をめくると、そこには惨殺された骸がただ転がっていた。
そして画面はブラックアウトし赤くENDのマーク。

「何よこれ、やっぱバッドエンドってやつじゃん!」
「まぁそうだな」
「はぁ〜。なんか悲しいっていうかエグかったしぃ。あたしは予備知識あったからいいけどさ、他のユーザだったら泣くわよ?」
「俺もそう思う。てかおまえ涙目になってんなよ。ほら、ハンカチ」
ズビビビッ! 鼻をかんで「うっさいなぁ」と毒づいたら兄貴はげんなりした顔で見てた。
「グス。そういや三ルートあるんだっけ? じゃあ、中にはハッピーエンドもあるんだよね?」
「ないよ」
「ないの!?」
全部バッドってなんなのよそれ、びっくりだっつの――ってなんか複雑そうな顔をしてんけど、何?
「……俺もそう思う。でもこれがやりたかったんだと」
「は〜ん。ったくこんなだからワナビ抜け出せないっつうのよ。あたしだったらそうね、最後は愛の力でいろいろ全部吹っ飛ばしてハッピーエンドね」
「それおまえの書いたレイプ小説じゃん。しかもなんだよいろいろって? 話が破綻しなくね!?」
「いいんだって! ユーザーはとにかくスッキリしたいもんなの。 えーと、そうカタルシスよ、カタルシス!」
「そんなもんかね」
「そーいうもんなの」
「ま、そこらの感想は帰ったら黒猫とたっぷり話すといいぜ。あいつもおまえの感想聞きたがってるはずだ」
「うん。そだね」
それからしばしエンディングの曲を聴きながら、無言のときが流れた。
なんか日本を発つ前にあたしの部屋でゲームしたこと思い出すな。なんていうかうまく言えないけど、とにかくあったかくて心地良い時間――。
チラリと横にいる兄貴の顔を見てみると、ちょうど兄貴のやつもあたしの方を向いて目が合った。
ついプイッと顔をそらしてしまう。
ちょ、こっち向かないでよ! なんか今更になって二人でくっついてゲームしてんのが恥ずかしくなってくんじゃんか。
あたふたと視線をさ迷わせると、時計が目に付いた。もうけっこう遅い時間である。ゲーム始めてから数時間たってんだもんね、当然か。
ノーパソをパタンとたたんで、
「そろそろ寝よっか」
68名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:41:09 ID:/1tmW7RZ
「ウェッ!? え? あ、ああ。ほんじゃ毛布だけでも貸してくれよ、俺は床で寝るからさ」
「はぁ? 土足で歩くような床にあんた寝たいの? よっぽど卑屈な精神構造してんのね」
「ちげーよ! えーと、なんちゅうか……だからぁ」
なんか言いよどんでいる。なんとなく言いたいことは分かるんだけど無視。
「い、いいから! 寮んときだってそうしたんだし、変な病気とかになられてもこっちが迷惑だし? い、いっしょのベッド使わせてあげるつってんだからありがたく感謝しなさいよね!?」
「寮んときはもう一つベッドがあったのに使わせなったじゃねーかよ」
「あったりまえじゃん。あんたみたいなヤツを勝手に友達のベッドに寝させるわけ無いでしょ? 常識でものを考えなさいよね」
「その常識ヒドく俺にキツくね!?」
兄貴の言い分はほっといてあたしは手刀でシュッとベッドのシーツに折り目をつけた。
「あんた、ここからこっち来ちゃダメだかんね! 分かった? それと、なんかエッチなことしたらコロスから、マジで」
「……またかよ。俺、仰向けにもなれないくらいのスペースなんだけど?」
「横向きで寝ればいいじゃん」
「あの〜桐乃さん? それじゃ俺、寝返りすっとベッドから落ちそうなんスけど?」
へ? なに言ってんのあんた?
「落ちたくなかったら寝返りしなきゃいいじゃない」
「マリーアントワネットみたいなこと言ってんじゃねぇよ!」
「あ〜も〜うっさい。さっさとしなさいよね。明日起きられなくなっちゃうじゃん」
「………ぐ。へ〜へ〜分かったよ。んじゃさっさと寝んぞ」
そう言うと兄貴は観念したのか、髪の毛をクシャクシャしながら背中を向けて、ベッドにつけた折り目の向こうで大人しく横になった。
あたしも背中を向けて横になる。
「電気、消すから……」
「……おう」
パチッと枕元のライトを消し部屋を暗くすると、とたんに静寂が襲ってきて秒針が時間を刻む音が聞こえてくる。
……うう、喋ってるときは平気だったけど――こうして黙っていると背中から微かに伝わる熱を妙に意識する。
き、聞こえてないよね? あたしの心臓の音とか。
とにかく寝よ。そう思ってギュッ目を閉じ、「カチ、コチ、カチ、コチ」と時計の音を聴いて何も考えず眠気を手繰り寄せようとした。
――眼をつむってたから正確な時間は分からないけど、十分か二十分。
しばらく身動きもせずに眠ろうとしてたんだけど――、はぁ。まいったな、全然眠くなんないじゃん。
背中にある熱がどうしても気になる。
暑苦しくなるような熱じゃない。冬の朝、布団の中にいるような、包み込まれて小さい頃に戻ったように心配ごとに無縁でいられるような、そんな熱をあたしは感じてた。
「……ねぇ? 起きてる?」
「あぁ」
自然と口が動いてた。なに話しかけてんだろ、あたし。
「あの――、あの、さ。あんたがここに来たのって、エロゲーしにきたんだよ…ね?」
言ったあとになって思った。あたし何聞いてんだろって。なんて答え……、期待してるんだろって――。
「エロゲーは……、ついでだ」
「え?」
「おまえに会いに来たんだよ」
「―――――…………そか」
これ以上ない答えだった。
……って、妹相手に恥ずかしいこと言ってんじゃないわよ。
「シスコン」
「るせ」
そっか。ふ〜ん、そか。あたしがいないの寂しくて、心配して、会いに来たん…だ。
「なぁ?」
「………なに?」
「おまえの――おまえの足引っ張っちまって……いや、なんでもねえ。忘れてくれ」
「ん……」
兄貴が言いたいことは分かった。あたしが留学やめたの、気にしてんだ。
陸上のことは考えると悔しくて仕方無い。みんなには黙って、親にもわがまま言って反対押し切ってまで来たのになにも成果がなかった。
結局あたしは挫折して、今ここにいるわけなんだし。
でも、そのことで兄貴が責任を感じるのは筋違いでしょ。
確かに『帰ろう』って言ったのは兄貴だけど、あたしはあたしの意思で、帰ることを決めたんだから。
あたしがそう思ってるの知っているから、だから口を止めたんでしょ? 自分でも分かってんじゃん……、ばか。
それに――それに、『帰ろう』って言ってくれたの……、『おまえがいないと寂しい』って言ってくれたの……、嬉しかったし。
硬く強い、絶対だったはずのあたしの決意をあっさり壊しちゃって、日本に帰ろうって決めさせるくらいに嬉しかったんだ。マジでさ……。
69名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:41:56 ID:/1tmW7RZ
それからあたしも兄貴も喋らなくなった。
目をつむっていたけど相変わらず睡魔はやって来ない。いつのまにかまた少し時間が流れたみたいだった。
気付くと、スゥスゥと背中から寝息が聞こえてくる。
兄貴、もう寝たのかな? 悟られないようにそぉっと寝返りして、兄貴の方へ向き直ってみた。
背中が静かに上下している。どうやらほんとに寝てるみたい。
「ねぇ、あに……き」
返事は返ってこない。あたしは片手を伸ばして背中をつついてみる。
あったかい。
まいったな。なんか、あたしヤバイ。全然寝れないし、なんか――なんか今夜おかしい。
「んん……む」
と、いきなり声がして背中が倒れてきた。
「っ!」
とっさに手を引っ込めようと思ったが、間に合わずに巻き込まれて背中の下敷きとなった。
起きたのかとあせったがどうやら寝返りをうっただけっぽい。スゥスゥと変わらず寝息を立てている。
ちょ、ちょっと驚いちゃったじゃん。
ていうかベッドから落ちるとか言ってたくせにこっちに寝返りしてんし! あたしがつけた折り目も越えてんじゃん!
う〜。背中に挟まった手を抜きたいけど気付かれるかな? どうしよ。
少し顔を上げると兄貴の顔が見える。暗くてよく分かんないけどすっかり熟睡しているみたいだ。
なに境界線越えてきてんのよ。やっぱ妹襲っちゃう気なの、このシスコン。
もう片方の自由な手で、兄貴の鼻先をツンツン触ってみる。鼻息がなんかくすぐったい。
今度は「フゥ〜」っと顔に息をはきかけてみる。
「起きない…な……」
次に頬っぺたを人差し指でクリクリしてやった。少し顔を揺らしたが、変わらず寝入っている。
へへ、おもしろー。次は鼻でもつまんでやろっかな〜。
「…………ん? ……ヘッ!? え、え? な……なっ!?」
なにやってんだああぁぁ、あたしいぃぃっ!
そん時になって初めて気がついた。こうして手で兄貴の顔いじってるってことは、兄貴が仰向けになったからであり、――ということはそれだけ距離がつまっているということであり……。
ボンッ、という音がしそうなほど急激に顔が紅潮した。
ぐ、ぎががががが、がぎぎ! ば、ばばばっっかじゃん、ああああたし――ッ!?
ま、まずい。 あたし今なんか変だし。これ以上はとにかくまずい!
えっと、ええ〜と、なんとか手を引っ込めないとね! そう、手をそろぉっと――って!?
「ちょ、ちょっと! 何しようとしてんのあたし? ちょっと! ネェ!?」
あたしはイタズラしていた手を『そろぉ』っと兄貴の肩に置いた。アニメやマンガなんかで、ヒロインがお姫様抱っこされて肩にしがみついてるみたいな感じで。
な!? ほんとに何やっちゃってんのよ、あたし? こ、これ以上はダメ! 絶対ダメだからね!?
必死に抵抗したけど、『何がダメなワケ?』と言わんばかりに頭の指令を裏切ったからだは、そのままモゾモゾと頭をもう一方の肩に乗せた。
すぐそばで規則正しい寝息がしてくる。
やばいやばいやばいやばい、あたしやっぱおかしいってぇぇっ……! なんなのこれ、どっかで魔道士があたしにメダパニでもかけてんの?
それに、背中ごしだった熱を全身に感じて、その熱がうつったように自分も熱くなる――。
なのに、こんなに熱くて密着してんのに、兄貴はあたしの頭のすぐ近くでスヤスヤ寝てる。起きそうなそぶりも見せない。
なんで起きないのよ、鈍感にもほどがあるんじゃない? いや、今起きられたら困るケド!
でもこんなんなってんのに起きないってやっぱおかしくない? それともあたしだけそう感じてるってこと? いやだから起きられたら困るんだってば!
ああああああぁぁぁっ、自分でも何考えてんのか分かんないし!
と、とにかく起きないでよね! あたしが離れるまで、起きたら許さないからねっ?
で、さっさと離れれば良いって分かっているのに、あたしはなぜか両腕にキュッと少し力をいれた。
70名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:42:32 ID:/1tmW7RZ
――――〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!
だ、抱きついちゃってるよおおぉぉぉ、あたし! あ、ああ兄貴にぃ〜〜〜〜〜っ!?
なんなのよぉもう〜。心臓の音すごい聴こえてくるしからだ熱いし息も上手く出来ないし! 兄貴の匂い、すごく間近でする…し……。
「……スン…スン。ゃ、ゃだ。あたしキモい」
はぁ……はぁ……。やだ。なんか、こんなの…今日おかしいよあたし……。
なんでこんなことしちゃってんのよ、あたし?
そ、そもそも同じベッドで寝てんのは一晩過ごすだけなのに他の部屋取るのがもったいなかったってダケで。
あと兄貴なんだから別にへ、平気って思ったのと。それと、その――あんま認めたくないけど、嬉しくていっしょにいたかったってのもある…のかも……。
で、でも! もし、仮に、万が一、そうだとしても! こんな抱きつくようなこと!?
兄貴なんてなんでもないじゃん。グズだしスケベだし変態だし。
ただちょっとあたしにキモいこと言ったり、ウザいことしたりしてたくらいでさ……、

『ああ。おまえがどんな趣味持ってようが、俺は絶対バカにしたりしねえよ』
あたしの秘密知ってもバカにしないって言って人生相談聞いて、

『――友達、作るか』
友達作るの手伝って、

『だから俺が一緒に参加すんのは無理だって――ああもう、そんな睨むんじゃねえよっ。わーったって……ええっと』
オフ会について来て、

『桐乃――俺に任せろ』
お父さんからあたしの趣味を必死に護って、

『いいか、よく聞け、俺はなあ――妹が、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!』
あやせとの仲直りの為に頑張って、

『……桐乃さん……お友達来てるんすから、相手してあげた方がいいと思うっすよ……?』
黒いのとのケンカを仲裁して、

『……分かった。俺が一緒に行ってやるよ』
小説書いたときも色々ついてきて、

『…………いや。……ヨーグルト、食う?』
インフルエンザにかかったとき心配して、

『――ありがとよ、桐乃』
あたしのプレゼント°モュくらい喜んで、

『俺は、おまえの兄貴だしな。ま、しょーがねえ』
『約束しただろ。おまえが帰ってくるまで、護ってやるって。だから、捨てない。たとえおまえの頼みでもだ』
あたしの大切なもの、『捨てろ』って言ったのに、ずっと護ってやるって言って、

『一緒に帰ろうぜ』
『おまえがいないと寂しいんだよ!』
人生相談終わっても、心配してアメリカまで飛んできて、寂しがって、自分勝手にあたしを連れ戻しに来た。ただそれだけじゃん。

…………………………………………いや、違うよね。
自分で分かりきってんじゃん。
ただちょっとそれだけのこと≠してくれたから、だからあたしは……すごく感謝してて、嬉しがってんだ……。
特にここ数日は、ちょっとくやしいけど、兄貴が側にいるの、すっごく嬉しいって、感じてる。
凹んでるときに優しくされたら誰でもそうじゃんって、卑怯じゃんって思うかもしんないけど。でもさ、上手く言えないけど、そういうのって誰かでも、誰でもじゃないんだよね。
落ち込んでたときもそうじゃないときも、そばで何か言ってくれた、してくれたのは、誰かじゃない……。嬉しいって思ったのは、誰でもじゃない……。
…………あたしがこんなことしちゃってる理由はそういうことなのかな。絶対知られたくない理由だけど。
てゆーか知られたら恥ずかしすぎて悶死するっつの! そ、それに今日はテンションが変な方向にいってて、むしろそれが理由の九割?
だから、これは普段のあたしじゃないからしょうがないっていうか、ちょっとおかしくなってるっていうか、そういうことなワケで………。
71名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:43:23 ID:/1tmW7RZ
――も、もうちょっとダケ、こうして……よっかな?
顔のすぐそばからスゥスゥと寝息がする。
妹の懊悩など知りもしないで、あいも変わらず兄貴のやつはおもいっきし寝入っている。
「プッ」
ちょっとニブすぎ? そういや、初めて人生相談したときもあたしがひっぱたくまで起きなかったしねぇ、あんた。
ちょうど一年ほど前の兄貴の部屋での出来事を思い出し、あたしはちょっと可笑しくなった。
………………。
あたしさぁ、一年前はあんまりあんたのことは兄貴だって思わなかったんだ。
思えなかった。ううん、思おうとしなかったってのが正しいかな。ケンカなんてする以前の関係だったしね。
だってあんた、いつもあたしに無関心で、やる気なさそうで、あたしを見ようともしてなかったし。
あたしはあんたのこと、ちょろっとは見てたんだよ?
陸上始めたきっかけだって――あんたは忘れちゃってるっぽいけどさ……。ま、覚えてろってのが無理だろうケド。
でさ、あんたがそんな感じだったし、あたしもそんなあんたに「どうでもいいや」て思うようになっていって――。
それがこの一年で関係が変わって。
そりゃあ表面上はそんな変わってないかも知れないし、あんたが本当はどう思ってるのかなんて分かんないけどさ。
けど、少なくとも今はあんたのこと――『あたしの兄貴』だって、思ってるよ。
あんたの、兄貴のしてくれたこと感謝してるし、いっしょにいて悪くないな〜って思ってんだ。
……あんたは、あたしのことどう思ってんの? やる気なさそうな顔は相変わらずだし、あんま話しかけてこないから、どう思ってんのかよく分かんないじゃん。やっぱきらってんの?
でもそれじゃあ、あたしを心配だって言う気持ちとか、寂しいって気持ちはどこから――考えるまでもないか……。
兄妹だから――、あたしが兄貴の妹で、兄貴はあたしの兄貴だからだよね。
日本を出発する前に、あたしの部屋で言ってたよね、『俺は、おまえの兄貴だしな』って。こっちに会いに来てくれた日も、『おまえは俺の妹だ!』って。
ふふん。それにぃ〜、兄貴はシスコンだもんね〜。妹のあたしが可愛いくてしょうがないのっかな、バカあにきぃ? ププッ……。
そんなことを考えながら兄貴の胸が緩やかに上下するのを感じていたとき、あたしの胸の奥底で、何かがコトリと揺れた――

……じゃ…、もしあ…し…妹じゃ……かっ…ら…?

「う……ん、んあぁ〜」
無意識に兄貴を強く抱きしめてた。
うめき声がして今度こそ起きた――と思ったけど違った。寝苦しいと感じたのか、兄貴はまた寝返りをうって背中を向けた。
……そろそろと手を戻し、あたしもからだの向きを変えまた背中合わせになる。
あ、危なかったぁ。絶対アウトだと思った。てかあれは気付くでしょ普通。どんだけ安眠なのよコイツ? いや気付かなかったから助かったんだけどさ。
あれ……って…………。
あっ〜〜、やっぱ今夜のあたし、変だ。前髪をクシャクシャして考えを無理やり吹き飛ばす。
なんか、つまんないこと考えちゃったし。はぁ、もう寝て忘れよ。寝て起きて、さっさと忘れよう!
布団を首までひっかぶって眉間にしわを寄せるくらい眼を閉じ、ようやく寝付いたのはそれから一時間ほど経ってからだった。
72名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:44:11 ID:/1tmW7RZ
「ん……うにゅ」
ううん〜、そろそろ朝かな?
日の光なのか閉じた瞼の外からじんわりと明るさを感じて、あたしは眠りから覚めようとしていた。
んあ〜なんかすごい気持ちいいー。抱き枕をギュッと抱きしめる。
メルルちゃんの抱き枕ってやっぱいいなぁ。なんかあたしまで抱きしめられてるって感じがするよぉ。
あったかくって、良い匂いがして、フワフワでさ――、フワ……。
………………ん? あれ? こんな感触だったっけ?
なんかいつもより硬い? それにおヘソの下辺りになんかゴツゴツ当たってるし。
「ん、んぁ〜」
メルルちゃん、変な声も出してるし。
えーとえーっと……、あたしは今アメリカで〜、兄貴が迎えにきて〜。
「――――――っ!!」
急激に覚醒して顔を跳ね上げた。
ガンッ!
「いった!」「あいって〜! な、なんだぁ!?」
頭の鈍痛を押さえて、目を開くとそこには兄貴の顔があった。
――鼻がぶつかるくらいの超至近距離に。
「…………………………」
「…………………………」
お互いしばし無言。
えっと、なんていうか、あたしは兄貴に抱きついてて、兄貴の両手があたしの腰の方に巻きついてて、足なんかも絡みあってて、パジャマも少しはだけてて……、は、はだけ…て、てえぇ〜〜。
「あ、あ〜。お、おはよう?」
兄貴の顔は青く、あたしの顔は赤く変色していく。
「こっ! こ、こ、こここのっ! こ、こここっ」
「ま、ままま待て! 落ち着け桐乃! 俺は、ただっ、寝てただけで――」
「〜〜〜〜こっっのぉぉド変態ぃぃっ! 死ねっシスコンッ!」
ドゲシッ!
「ぐはぁ――っ!」
おもいっきりヘッドバットをブチかましてつきとばしてやった。兄貴はそのままベッドから勢いよくころがり落ちる。
「あ痛っづぅ〜〜!」
「あ、あああんた、あたしにな、ななななな何をしてくれちゃってんのよぉ!?」
「誤解だって桐乃! おお、俺だって今起きたばっかだっつの! 冷静に話し合おう、な? な? なっ?」
まさか、お、おおお腹に当たって、ゴツゴツしたアレって、アレって―――――ッ!?
カーッと全身が熱くなる。
「問答無用ぉぉぉぉ! この変態シスコン強姦魔ぁぁぁっ!」
「だから違うって! 話を聞けよ桐乃!」
「何が違うってのよ、寝込み襲うなんてサイッテー! ケダモノッ! 畜生っ! ミジンコッ! ミドリムシッッ!」
ベッドの上からおもいっきしケリの連打を浴びせてやる。
兄貴は手で庇いながら「ちげぇ」とか「話聞け」とか言ってっけど知ったこっちゃないっつ〜〜〜〜のぉぉ!
「いて、いててて。マジ痛えからやめろって! そ、そういうおまえだって俺をなんかと間違って抱きついてたじゃねーかよぉ! 昨日も俺が寝た後に何やってたんだか」
――なっ!? な、なななな! ま、まさかコイツ!?
「お、その顔。やっぱなんかやってたんだろ。どーせ携帯ゲーム機か何かで遊んでたんだろうがよ。それで寝ぼけたんじゃねーの?」
ハッタリが当たったと思ってんのか、なんだか得意そうなツラしてくれちゃってる。
もう、こいつ○○しちゃっていいよね?
「………ふ、ふふふ。あんたは今、踏んだらいけない超特大地雷を、おもいっくそ踏んづけたのよぉッ!」
73名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:44:51 ID:/1tmW7RZ
バッッッッチ――――――ッン!
「ひっぱたくよ!」
ホテル中に響き渡るくらいの勢いでひっぱたいてやった。
「あいってぇ――――ッ!」
頬を触って涙目になってる。ザマミロ。
「おまえなぁ毎度毎度ひっぱたいてから言うんじゃねーよ!」
「じゃあ『ひっぱたいた』なら使っていいの?」
「どこのプロシュート兄貴!?」
「なにジョジョネタで誤魔化そうとしてんのよこの変態っ!」
「おまえなんでそんな顔真っ赤になってんの!? 地雷って俺そこまで変なこと言った?」
「ううううううるさいっ! いいから死ね! 今死ねぇぇぇぇ!」
ギャーギャー騒いでたらホテルのボーイが何事かとやってきて、結局このケンカ騒ぎはうやむやに終わった。
その際、兄貴の顔を見てなにやらニヤニヤしてたのが気に食わなかったけど。

そろそろチェックアウトの時間がせまっていた。
朝の騒ぎのせいかどうかは知んないけど、夜中のあれは頭からどっかいっちゃったみたいだ。
今は普通だけど、また何かの拍子に――ま、いいや。もしそうでも、そんときはそんときだよね。
なことを考えてると、
「もう時間だし、そろそろ出るか。おい桐乃、ちゃんと支度はすんだか?」
トランクケースを持った兄貴が聞いてきた。
「うるさいなー。出来てるっつーの、強姦魔」
「だから違ぇって! お互い寝ぼけてたってことだろ、忘れろっ」
「う〜。今朝のこと誰かに喋ったら許さないからね」
「言えるかよっ! 妹とベッドでだ、抱き合ってたなんてシャレにもなんねえっつのぉ!」
それはそれで何か――いや、なんでもない、フンッ。
言い合いながらも兄貴は忘れ物が無いかとベッドの下とかドアの裏とかをたびたび覗いて確認している。
「うっし、忘れもんはねーよな」
「ハ、無いって。しきりに確認すんの旅行初心者みたいでダサいからやめてくんなーい」
「おめぇはなぁ。ん……? 桐乃、これおまえの携帯充電器だろ?」
「あ……」
「…………」
ジトォ〜っとした目であたしを見てくる。
「なにキモい顔向けてんのよっ い、今から片付けようとしてたの!」
「分かった分かった」
てな具合で部屋を出るまで朝っぱらから兄貴とギャーギャー、ギャーギャー。
でもなんていうか、悪い気分じゃないんだよね、これ。
「さーて帰るとすっか、日本によ」
「うんっ」
部屋を出てフロントへと向かう。
「くっそ〜まだ頬が痛え」
「あんたが悪いの。それよりホラ、飛行機の時間だってあるんだしちょっと急ぐよ、兄貴!」

あたしは、兄貴の服のすそを掴んで小走りに歩き出した――。



74名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:45:34 ID:/1tmW7RZ
おまけ 京介視点?

「ん、んぁ〜」
もう朝なんだろう。俺は眠りの海底から浮上しようと、海面近くをユラユラ漂っていた。
ただ、今朝はやけに心地いい。俺のリヴァイアサンも元気はつらつとしているしな! 布団もあったけえし、なんかこうスベスベしてて肌触りもいい。
せっかくだからもうちっとこのまま寝てたいぜ。
ガンッ!
「いった!」「あいって〜! な、なんだぁ!?」
いきなり顎にするどい痛みがはしって俺の願いはむなしく掻き消えた。
顎の痛みを押さえながら、なにごとかと目を開くと、そこには桐乃の顔がある。
――鼻がぶつかるくらいの超至近距離に。
「…………………………」
「…………………………」
お互いしばし無言。
あ〜、なんていうかだな、桐乃のやつは俺に抱きついてて、俺の両手はなぜか桐乃の腰から服の中に侵入して素肌を直に触っていて、足もこう絡みあってて、か、考えたくねえがアレは桐乃の下っ腹に押しつけるように密着してて……。
「あ、あ〜。お、おはよう?」
恐ろしい現実を目の当りにしながらも、俺は取りあえず、妹様と朝の挨拶を交わそうとコミュニケーションを試みてみた。
が、そんな俺の紳士的態度は功を奏さず、桐乃の顔がみるみる真っ赤に染まっていく。からだもなんかブルブル震えだした。いっぽう俺の顔は、自分じゃよく分からねえが真っ青になっていってるだろう。
だってさ……、ゴクリ。これから行われる、惨劇が怖いもん……。ブルブル。
「こっ! こ、こ、こここのっ! こ、こここっ」
「ま、ままま待て! 落ち着け桐乃! 俺は、ただっ、寝てただけで――」
「〜〜〜〜こっっのぉぉド変態ぃぃっ! 死ねっシスコンッ!」
ドゲシッ!
「ぐはぁ――っ!」
桐乃の全力のヘッドバットをおもいっくそブチ込まれ、俺はゴロゴロ転がりながらベッドから突き落とされた。
「あ、あああんた、あたしにな、ななななな何をしてくれちゃってんのよぉ!?」
桐乃はベッドの上から憤怒の形相で髪を逆立て、ギリリッと歯を鳴らし噛み殺そうとするかのように俺を見下ろしている。
こ、怖ぇぇぇっ〜! 痛みよりも恐怖が先に立つ。
「誤解だって桐乃! おお、俺だって今起きたばっかだっつの! 冷静に話し合おう、な? な? なっ?」
なんとか怒りを静めようと低頭平身して言い訳を口にしようとするが、
「問答無用ぉぉぉぉ! この変態シスコン強姦魔ぁぁぁっ!」
――後はもうあれだ、どんなに弁明しようが聞く耳を持たれない魔女裁判の如き光景が部屋で繰り広げられていった。
最終的に、ホテルのボーイが駆けつけるくらい騒ぎ立てちまってから、ようやく桐乃のやつも怒りを収めた。
ただよ、ボーイの野郎が俺の顔を見ながら哀れみの目でニヤリと肩を叩いたのは気に食わなかったけどな。
変な勘違いしてんじゃねえだろうな、おい!?
とまあ、日本に帰る日だってのに朝っぱらから俺と桐乃はやかましく騒いでたわけなんだが。
俺の独善で行動し、妹の事情なんて知ったこっちゃ無い自分勝手な俺は、情けなく桐乃のやつに泣きついた甲斐があったかなとか思ったわけだ。ひでー目にあったというのにさ。
つまり――こういうのもさ、まぁ悪い気はしねえなってこった。

「さーて帰るとすっか、日本によ」
「うんっ」
帰り支度も済んで、俺たちは部屋を出てフロントへと向かう。
「くっそ〜まだ頬が痛え」
フロントへ向かいながらケンカの最中にひっぱたかれた頬をさすっていると、
「あんたが悪いの。それよりホラ、飛行機の時間だってあるんだしちょっと急ぐよ、兄貴!」
桐乃はそう言って俺の服のすそを掴み一歩先を歩き出すと同時に、ちょっと振り返る。
………………………………………………。
チッ。むかつくことこの上ないが、振り向いた桐乃の顔は――

頬が痛えの忘れちまうほど、すんげ〜可愛かったよ。
75名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:47:10 ID:/1tmW7RZ
以上
心情の描写ちと長い?のはエロくしようとしてみた名残だったりする…
それでは
76名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 19:52:29 ID:XH6//n4K
>>64

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
77名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 20:25:27 ID:rBwJLmbn
来てたわ〜
78名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 20:45:00 ID:jskAMhAH
>>76
身悶えたわー、GJ!
……あとは6巻編を残すのみかぁ
期待と共にちょっとした寂しさみたいなのがありそうだ
アニメ最終回的な

関係ないが最近どっかの優しいorお節介な奴がティッシュ置いてくのはなんなんだw
79名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 20:47:02 ID:jskAMhAH
ミス
>>76×
>>75
80名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 20:57:19 ID:bjuKArTf
乙!

では本スレで投下された絵を
ttp://ranobe.sakura.ne.jp/src/up62683.jpg
81名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 21:38:56 ID:RU0dg/ln
やっぱこの二人はかわいいな。乙!
82名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 22:33:51 ID:9vmGVFa1
>>75
83名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 01:48:36 ID:hdu/LDQG
今回のといい、有頂天のといいレベルたかいなぁー
84名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 02:26:00 ID:jiakZjYP
>それにおヘソの下辺りになんかゴツゴツ当たってるし

何が当たっていたのだろうか。。
このときの挿し絵とかみてみたいですね。
85名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 10:16:09 ID:yxBWpYMf
リヴァイアサンですね?わかります
そのうちタイダルウェーブで大洪水です
86名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 12:24:18 ID:PRNz3m3L
>>64-74

挿絵描かせてくらはい
87名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 12:30:44 ID:o7MGsBRp
許可する
88名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 14:06:13 ID:kuaFSJpX
>>75
GJ!
いい感じに補完された!
これからも期待!
89名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 18:03:46 ID:84Nn+vzN
>>85
き「兄貴のおもらし…」
90名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 21:43:16 ID:FldRUrJU
おいやめろ!
兄貴のパンツくんかくんかはともかく、兄貴のおもらしぺろぺろは危険過ぎる!!
91名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 22:32:41 ID:mfJVaI3m
>>86
また描いてもらえるなんてあざーっす!スゲー最高っす!
92名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 02:22:06 ID:gUXJ2n+Y
世の中には黄金水をぶっかけるプレイが存在すると文献に描いてあった
93名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 04:50:52 ID:QeP/saLJ
桐乃さんならおもらし通り越して兄貴のうんち直食いも余裕かもしれない。
94 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:03:28 ID:4Ki9FrgX
さて、こんな早朝に流れも読まず投下します
前スレ>>849-852の続き
・京介×あやせ
・結局エロなし
・12レス
・gdgd乙
・甘口
・今回が最終話
・それでも読んでくれる方向け
以下12レス借ります
95 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:05:32 ID:4Ki9FrgX
――翌日。
 俺は麻奈実から告げられた通りに、とある場所へと足を運ばせていた。
 もちろんそれは、我が高坂家のすぐ近くにあり、交番がすぐ裏にあるというあの公園のことだ。
 名前は……なんつったかねぇ? そこまでは覚えてねぇや。
 ちなみに、俺は一人でやってきた。
 迷いに迷った末、桐乃には何も伝えずに。
 ……本音を言えば、ここへ来るのが本当に俺で良かったのか、未だに自信がない。
 しかし、電話の時の麻奈実の口振りは、主語こそ出さなかったものの、暗に俺を呼んでいるように聴こえた。
 だから、それはつまり……えー…………どういうことなんだろうね?
 ……む、そこのお前今ため息吐いたな? しかも呆れ顔をしやがったな? ああそうだよ俺は空気読めないよごめんなさいね全く!
 ……まあ、そんなこんなで、一晩中頭を悩ませた末に俺だけで良いんじゃね?という結論に至ったわけだ。
 ……いや、良かったのかねぇ?
 ってうわー……あーだこーだ考えてるうちに目的地に辿り着いちまった。
 しかも約束より10分くらい早ぇ……。
 辺りを見渡してみたが、公園には誰もいなかった。
 ぬぅ……まだ来てねぇか。
 幸か不幸か……いや、変に緊張してっから、気持ちを落ち着ける意味では好都合かもしれない。
 ……にしても、“直接会った方が良い”、か……。
 麻奈実的に、それはどういう意図があっての発言なんだろうね?
 …………はぁ。 無理だ、無理無理、超無理。 全く意味がわかんねぇ。
 いくら頭を捻っても、理由なんぞ想像できん。
 なぜか思い浮かんでくるのは、あやせにしたセクハラ発言の数々だ。
 ……あ、もしかしてそれについて土下座しながら血の涙流して謝罪しろってことか?
 あー、うん、なるほどそれなら確かにあり得るな、あ、いやでも今さらそんな――


 ――到着してから数分が経った。
 ベンチに腰掛けながら妹の親友を待っていた俺は、公園の入り口でキョロキョロと誰かを探している様子のあやせを発見した。
 遠目でよく見えないが、なんとなく不安そうに見える。
 俺は立ち上がり、おーい、と手を振った。
 すると、怪訝そうに振り向いたあやせはギョッとした表情で固まった。
 え、ちょ、なに、どうしちゃったのあやせさん?
 何やら様子がおかしい。 俺は不安になって小走りで駆け寄ろうとしたら――
96 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:07:19 ID:4Ki9FrgX

 ドスンッ

 それより早く、何かが俺にぶつかった。 ……いや、正確には、抱き付かれていた。

「あ、あやせっ……!?」

 あろうことか、あのあやせが、出会い頭に俺に抱き着いているではないか。
 “あの”という辺りに注目してもらいたい。
 それほどまでにこの状況は異常だ。
 ドッキリでした〜!とか言うオチじゃ――
「お、兄さぁん……」
 ……なさそうだった。
 何故なら、あやせの声色や、見上げてくるその表情からはまるで冗談っぽさが垣間見えなかったからだ。
 あやせは今にも泣きだしてしまいそうな表情で、母親とはぐれた子犬のようにプルプルと震えている。
 何が起きているのか、俺は状況を掴めずにいた。
「あやせ……何があった?」
 俺がそう言うと、ぽかぽかと胸を叩かれた。 全然、痛くない。
「誰のっ、せい、ですかっ……」
 へっ? いや、そう言われても……。 何かしたっけか、俺。
 困惑顔であやせを見下ろす俺は、なし崩し的にあやせの肩を抱き締めていた。
「……うぅ……お兄さんは、鈍感過ぎますっ」
 またぽかぽか。 なぜか胸にグッサリ刺さるその言葉に俺は苦笑いを浮かべる。
「……えーと、あやせ?」
「謝ったって、許してあげませんからねっ……」
 目にいっぱいの涙を堪えながら、俺を上目遣いで睨み付けてくるあやせ。
 あれ……あやせって、こんな表情する子だったっけか……?
 新垣あやせ。
 ……桐乃のことになると、周りを顧みなくなる暴走少女。
 若しくは、三次元に舞い降りた癒しの天使ラヴリーマイエンジェルあやせたん。
 まあ後者は半分冗談だけど、俺があやせに対して抱いていたイメージは、確かにそんな感じだった。
 だが今はどうだろう。
 今、俺の腕の中でシュンとなってる少女は暴走少女でも、あやせたんでもない。
 本気で抱き締めたら、簡単に壊れてしまいそうな……そんな儚げな女の子だった。
 ……あやせが何を思って、こんな行動に出たのかは、未だによくわからないけど。 ただ――
「……なぁ。 何をすれば、許してくれる?」
 俺はこの子に謝らなきゃならない。 そんな気がした。
 するとあやせは、顔を赤らめて、
97 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:09:51 ID:4Ki9FrgX
 拗ねた子どものように言った。

「…………頭を、撫でてくれたら……ちょっとだけ許します」

 ずっきゅーーん!!
 そんな効果音が聞こえそうなほど俺はドキッとしちまった。
 潤んだ瞳で睨み付けてくるあやせ。
 正直、そんな目で睨まれるのは妹に睨まれてる時とは別の意味で辛いっ。
 なんかすげぇ恥ずかしいっ!
「……んなことで、いいなら」
 そんな心情を誤魔化すように視線を逸らして、優しくそっと頭を撫でた。
 わしゃ、わしゃ、わしゃ、わしゃと手を動かす。
 あまり詳しくはないが、艶のある髪だと思った。 確か、艷髪とか呼ばれるんだろ、こういう髪ってさ。
「んっ……」
 あやせは目を細めて、微かにはにかみながらもぞもぞと身を捩った。
 ……正直、以前までは(失礼ながら)あやせのことを狂犬のように思っていたけど、今はなつっこい子犬のように愛おしく思える。
 一言で言うと可愛い。 二言で言うと超可愛い。 三言で言うと超絶かわ……もういいか。
 俺は手を離すタイミングが掴めず、継続して撫で続けているとあやせは、
「……えへへ」
 と、照れ臭そうに笑みを溢した。
 こ、これはっ……可愛い過ぎるだろ常識的に考えてっ!
 何やら幸せそうに笑うあやせに、俺の心臓は激しく早鐘を鳴らしていた。
 胸も、心臓も、今までになく高鳴っている。
 心なしか息苦しさすらも感じる。
 いっそのこと、この娘を力いっぱいに抱き締めたい。
 そんな衝動に駆られてしまう俺だが、その前に――

「……あのさ」

 ――しなくちゃならんことがある。

 そっとあやせの肩に手を乗せ、真面目な声色で語りかける。
 するとあやせは一目見てはっきりわかるほど、急激に顔を赤くさせた。
「……は、はい」
 多少、戸惑っているようだ。
 ……まあ、この際それはどうだっていい。
 今、俺にとって大事なのは、そう――

「すまん……悪かった」

 謝ることだ。
 誠心誠意、心を込めて。
「へ……?」
 一瞬あやせはキョトンとしてから、相変わらず涙を堪えた目で睨んできた。
「……ゆ、許さないと、言いました」
 ああ、知ってる。 別に、許されなくても構わない。
 構わないが、しかし、それでも……俺がこの娘に嫌な思いをさせてしまったのなら、謝るべきだ。
「わかってる。 これは俺の自己満足だ。 んなこたぁ、わかってるつもりだ。 ただ――」

 そう、ただ、一つだけ譲れないとするならば、
98 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:11:05 ID:4Ki9FrgX
「お前に……あやせにそんな顔をさせたのが俺なら、やっぱり謝りてぇんだ。 俺は、お前に笑っていてほしいから――ごめん」

 俺は睨みつけてくるあやせを真正面から見つめ返し言い放った。
 数秒の間が空き、あやせは目をパチパチさせてから悔し気に顔を歪めた。
「な、何で、そうなるんですかっ……おか、おかしいですよそんなのっ」
 突然なにやら叫び始めたあやせ。
 ……いや、気恥ずかしい台詞を吐いた気はするが、そんな変なことは言ってないはずだ。
 なおもあやせは続ける。
「わたし……わたしお兄さんに散々ヒドいこと言いましたよ!? いっぱいいっぱい言いましたっ、さっきだって、さっきだってわたしはっ……あんな、ずるいことを……」
 苦悶に満ちた表情であやせは言う。
 ……正直なところ、あやせの言葉にいまいちピンと来ない俺がいる。
 ずるいってなんだ?
 ……まあ、確かにあやせには罵倒されたり張っ倒されたり通報されたりしたが、それらには全て理由があったじゃないか。
 たいていは桐乃のために、という理由が根底にある行動であって、その中で俺がちょっとした外れクジを引いただけの話だ。
 それに、最近は俺の自業自得な面が(非常に)強いと思うしな。
 だから、あやせが気に病むようなことは何もない、と俺は考えていたんだが……あやせ的には違うらしい。
「……なのに……何で、何で、そんなわたしに優しくできるんですか……悪いのは、全部わたしなのにっ……」
 言いながら、俯き気味になっていくあやせ。
 ……思い込みの激しい性格ってのは、こうも偏った思考になるのかね?
 いや、あやせが特別、そういうのに過剰なだけか。
 自己嫌悪なんぞに陥る必要、どこにもないってのにな……。
 ったくよぉ……今さらそんな心情を吐露されたって、こちとら全然嬉しくないっつーの。
 むしろ、ちょっと寂しいくらいだ。
 ああいう馬鹿みたいなやり取りは、コミュニケーションの一環ですらなかったのかよ……ってな。
 ……いや、まあ、ここ数日は俺も別の意味で自己嫌悪に陥ってたわけだが。
99 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:13:41 ID:4Ki9FrgX
「……うぅっ……ぐすっ……」
 あやせは叱られた子どものように肩を震わせながら、我慢してた涙をポロポロと溢れ出させた。
 俺はかける言葉が見つからず、ただただあやせの泣きじゃくる様子を眺めている。

「……本当は……嫌なんかじゃ、ないんです、お兄さんと話すのが……」
 ……へ?
「いっつも、いっつも……わたしは、ヒドいことを口走りますけど……で、でも、本当は……わたし」
 ま……待て待て、なんか展開が早くて着いていけな――

「お兄さんと一緒にいるのが……楽しくて仕方ないんですっ……」

 陥 落 し ま し た 。

 ガバッ

「え…………?」

 それはあやせの戸惑いの声だった。
 無理もない。 何故ならそれは、俺があやせを抱き締めたことで発せられたのだから。
 あやせは、目をぱちくりさせて激しく狼狽えている。
「な、なにしてるんですかっ……」
 俺は答えない。 代わりに、背中に回した腕の力を強めた。
 そんな中、あやせは小さな抵抗を見せる。
「やっ、よしてくださいっ……あ、あなたにはお姉さんやき、桐乃がいるじゃないですかっ、冗談でもこんなっ、こんなことっ……つ、通報しますよっ!?」
 肩越しに、決まり文句で威嚇してくるあやせ。
 ふん、何とでも言いやがれ。 俺はもう、腹を決めたんだよ。 一方的にな。
「な、何でっ、こんなっ」
 背中をぽくぽく叩かれる。 けどやっぱり、痛くない。
「ど、どうせ、また本気じゃないんでしょう? お兄さんはいつもそうやって――」
「あやせ」
 俺はバッサリとあやせの言葉を遮る。
「は、はひっ」
 ……何ともあやせらしくない間抜けな返事だった。
 しかしそんなことはどうでもいい。
 俺は、毅然とした態度で狼狽するあやせを見据える。

「責任取れ」

 言うが早いか俺は――

 あやせのその柔らかい唇を奪った。

「―――――――ッッッッ!?」
 狼狽するどころかもはや完全にパニクってるあやせ。
 離れようとして俺の胸を弱々しく叩くも、あやせの後頭部を押さえる俺の手がそれを許さない。
 関係ない話だが、鼻息が顔に当たって何だかこそばゆい。
 ……何で女の子ってのは、こうも甘い匂いがするんだろうな。
100 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:15:29 ID:4Ki9FrgX
 たっぷり10秒ほど口付けを交わし、ゆっくりと顔を離した。
 その頃にはもうあやせの瞳はとろけきっていて、やけに色気のある息遣いで肩を揺らしていた。
 顔も真っ赤に染まって、まるで熟れた林檎のようだ。
 腰が抜けたのか身体に力が入らないらしく、俺はあやせの頭を抱えるように抱き締めた。
「……これが俺の本気だから」
 ……何か恥ずかしいことを言ってる気がする。
 しかし暴走を始めた俺の理性は、もはや誰にも止められない。
 一方、あやせはと言うと、倒れてしまわないよう俺にしがみつくので精一杯のようだ。

 どうにか息を整え、とろんとした瞳のまま見上げてくるあやせ。
 上気した顔が妙に色っぽい。
 いっぱいいっぱいな様子で、あやせは必死に言葉を紡ぎ始めた。
「こ、こんなこと、されたら……わたし、わたしはっ、桐乃やお姉さんにどんな顔して会えばいいんですかっ」
 怒っているような、困っているような、はたまた迷っているような表情であやせは言う。
 しかし、もうあやせの語気に迫力はなかった。
 ただ、ひたすらに切実に、あやせは言葉を紡いでいく。
「……もぅ、ほ、んとうに……我慢、できなくなっちゃいますよぉ……!」
 駄々をこねる子どものようにあやせは泣きじゃくり、本当の意味で初めて、本音を漏らしてくれた。
 だから、俺は一言こう言ってやる。

「すんな、そんなの」

 再びあやせに口付けをする。
 後頭部ではなく、肩を押さえて。
 あやせは、一瞬目を見開いてからゆっくりと瞼を閉じた。
 さっきのような抵抗をせず、代わりに俺の腰に手を回し、身体を預けるようにして、キスを返してきた。
 互いに互いを味わうように、ちゅ、ちゅと音を鳴らして、口付けを交わす。
「んっ……ふ……むぅっ……」
 キスを繰り返しているうち、自然と息が荒くなっていく。
「……ふ……ちゅ……んふぅ……」
 それから暫くの間、お互いを確認するように唇を求めあっていたが、息苦しさからどちらからともなく顔を離した。
 つつ、といやらしく互いの唇の間で一瞬だけ架かった透明な橋に変な興奮を覚えてしまう。
101 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:29:45 ID:4Ki9FrgX
あれ、数え間違えてた
12レスもないや、10レスだった
という規制回避レス
102 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:31:23 ID:4Ki9FrgX
 ぽーっとした瞳で俺を見つめ、唇の先を指でなぞるあやせ。
 もう顔は涙でくしゃくしゃになっていて、大人びた少女の印象はとうにどこかへ消え失せている。
 その様子を眺めているうちに、俺は無意識にあやせの頭を撫でていた。
 さっきと同じように、くすぐったそうにあどけない笑みを溢したあやせ。
 やっぱり……笑ってる方が、お前は可愛いな。
「……ん、お兄さん」
 不意にあやせが口を開く。
「ん?」
「……もーいっかい、いいですか?」
 恥ずかしいのか、もじもじしながら上目遣いで唇を指差すあやせ。
 ……断る理由なんて存在しなかった。

 それから5分ほど、ちゅっちゅっとちゅっちゅっとイチャイチャしてから、ベンチで寄り添う俺たち。
 俺の肩に照れ臭そうな顔で頭を預けてくるあやせに、もう色々なものが爆発してしまいそうだ。
 もちろん必死で抑え込んだけども。
 それにしても……恐るべき距離感の縮み具合だ、と暴走気味な頭で考える。
 というか、それ以前に俺はいつあやせにフラグ立ててたんだ?
 実は、身に覚えがなかったりする。 この辺りが鈍感だ!と馬鹿にされる原因なんだろうなぁ……。
 まあ今となってはどうでもいいんだが。
 そんなことを適当に考えていると、あの、とあやせが控えめに声を上げた。
「ん?」
「ちょっと前の話をしても、いいですか」
 もちろん、断る理由はない。
「いいよ」
 はい、と頷いて、さりげなく俺の手に指を絡ませるあやせ。 いわゆる、恋人繋ぎ。
「……わたし……桐乃と仲直りした頃は……お兄さんのこと、本気で嫌いでした」
 ぶふぉっ!!と思わず噴き出してしまった。
 い、いや、まあ、そうだろうね? 仕方ないと思うよ?
 あの頃の記憶は、思い出すと何か泣けてくるし。
「か、過去の話ですよ……? その、今は、えっと……だ……き、ですから……」
 慌ててフォローするあやせだが、後半は声が小さくて聞き取れなかった。
 コホンと可愛いらしく喉を鳴らし、とにかくっ、と軌道修正するあやせ。
「当時は、頭に血が上ってましたから。 桐乃を守るって、それだけしか頭になかったんです」
 何だか、遠い昔のように感じてしまう。
 たった数ヵ月しか経っていないというのに。
 年寄り臭いな、と苦笑いする俺。
「……でも、ちょっと時間が経って、頭が冷えた頃。 ふと、思い出しました」
 キュッと、手を握る力が僅かに強くなった。
103 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:34:31 ID:4Ki9FrgX
「……何を?」
「桐乃とわたしたちが部屋で遊んでる時に、お兄さんが突入してきたことを」
 ……あー、あったね、そういうことも。
 危うく桐乃に殺されかけた、苦い記憶だ。
「……あの時のお兄さんの、その、必死な顔を……わたしは覚えてます」
 忘れてくれていいのに、と内心で思った。 正直あれ恥ずかしかったからなぁ。
 遠くを見るように目を細め、ふふ、と笑うあやせ。
「今だから白状しますけど、あの時のお兄さん……かっこ良いなって思ってました」
 ドキッ、と再び心臓が高鳴り始めた。
 一々俺のツボを刺激するあやせさんまじパねぇッス……。
「妹のために……桐乃のために、あんなに必死になってくれる人だったんだって、後々になって思い出したんです……遅すぎましたけど」
 自嘲気味にあやせは言う。
「言っとくが、あれは……別に桐乃のためとかじゃなくて、自分のためにやったことだからな? そんな褒められるようなことじゃねぇからな?」
 事実、俺は後悔しないためにあの行動を取ったのだし、その前もその後も、いつだって俺は俺のために行動してたんだぜ?
 あやせはまた、ふふっ、と穏やかに笑った。
「そっくりですよね、そういう、素直じゃないところ……さすがは兄妹です」
 俺は自信を持ってそれは違うと言えなかった。
 どうやら俺は、認めざるを得ないらしいからな、その不器用さを。
「……それで、まあ、遅すぎたんですよ、色々と……」
 弱々しい声色で、呟くようにあやせは続ける。
「……知っての通り、わたしも、お兄さんたちに負けず劣らず、不器用な性格ですから……」
 その“たち”ってのは、やっぱりうちの妹様を含めてのことなんだろうなぁ。
「……今さら、お兄さんに面と向かって謝るなんて……無理難題もいいところ、だったんです」
 ……あやせにも、色々と思うところがあったんだな。
 何故かちょっと泣きそうだ、俺。
「……でも、今のわたしなら、言えます」
 あやせは俺の肩から頭を上げて、真剣な眼差しで俺を見つめた。
「今まで、失礼なことばかり言って、ごめんなさい」
 言いながら、深々と、真摯な態度で頭を下げられた。
 ……ああもうっ、なんでそんなに良い子なんだよっ、お前はっ。
 俺をこんなにときめかせやがって……俺を萌え殺す気か?
 やっぱ天使? 天使なの?
104 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:40:16 ID:4Ki9FrgX
「……あの、お兄さん?」
 あ、ああ、一瞬本気で(あの世的な意味で)連れていかれるかと思った。
 俺は、ポンッ、とあやせの頭に手を乗せる。
「気にすんなって。 俺はお前とのやり取り、結構楽しんでたからさ。 ……ついでに言うと、俺も悪かった。 セクハラしたりして」
 俺は気楽な調子で、年上っぽく余裕の笑みを浮かべて見せた。 言ってることはかなりダサいけど。
 するとまた、あやせはじわっと目に涙を溜めた。
「……そう言ってもらえると、幸い、ですっ」
 あやせは、意外と泣き虫なのかもしれない。
 普段とのギャップが激しい分、それはチャームポイントになると思うけれども。 って何言ってんだろうな?
 と、くだらないことを考えつつ、よしよしとあやせを撫でる。
 すると、一頻り甘えて落ち着いたらしいあやせが、俺から離れ、俺の真正面に立つ。
「お兄さん」
 ん、と俺は振り向く。

「責任取っても……いいですか?」

 涙目なのに、俺を見つめるあやせの笑顔は、この上なく愛らしいものだった。

「もちろん、そのつもりだったが?」

 それに対して、俺はにやりと、ちょっと変態っぽい笑みで言葉を返すのだった。


 まあ、どういうわけかというと、つまりはこういうことだ。
 新垣あやせという美少女は――俺のラヴリーマイエンジェルだったってことだ。
 異論はないな?

 その後の俺たちはというと、実の妹や幼馴染み、真っ黒い猫やオタクっ娘お嬢様という様々な壁にぶち当たるのだが、それはまた、別のお話。


 こうして、10日間にも満たない、変態な嘘つき男と思い込みの激しい乙女のちょっとした恋愛模様は、一応の終結を迎えるのだった。


(おしまい)
105 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:46:14 ID:4Ki9FrgX
――後日談

「お兄さん」
「ん?」
「一つ忠告しておきます」
「ん」
「わたし、多分独占欲強いです」
「あー、うん、それはなんとなくはわかる」
「ですから、あまり浮ついた行動をとらないでほしいんです」
「おう、任せとけ」
「……加えて忠告しておきますと」
「なんか一気に雰囲気暗くなったな……」
「……桐乃には要注意、です」
「えっ……何で?」
「……やっぱり、そういう反応なんですね。 予想してた通り」
「だって実の妹だぞ? んなことありえねぇって」
「油断大敵です。 わたしの親友を、お兄さんの妹を、舐めちゃいけませんっ」
「……そこまで言うなら、注意はしとくけど。 でも」
「でも、なんですか?」
「俺はお前以外に、セクハラしないよ」
「嬉しいんだか悲しいんだかよくわからない告白しないでくださいっ」
「顔赤いぞ、あやせ」
「もうっ、誰のせいですかっ!」
「俺だろ」
「意地悪なことしないでくださいよっ! お兄さんのくせにっ!」
「悪ぃ悪ぃ」
「……宣言しますけど。 わたし……桐乃にも、お姉さんにも、誰にも負けるつもり、ありませんからっ!」
「ん」
「……絶対の、絶対ですからね?」
「わかってるって。 俺も誓う」
「誓う?」
「俺は絶対の絶対に、誰にも、お前を渡さない 渡してなんてやらない」
「……お兄さん」
「惚れ直したか?」
「…………ばかっ」

(おしまいのおしまい)
106名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 05:52:09 ID:iRWrYH8N
ちくしょう歯が痛くなってきたじゃねぇか甘すぎなんだよ歯医者紹介しろGJ!
107 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/17(火) 05:56:34 ID:4Ki9FrgX
……8回連続投稿規制、だったっけか、今日初めて知ったorz

どうも、遅くなって申し訳ございませんでした
以上で、ひとまずは京介×あやせ完結です
結局エロくもってけないかったから、次こそはと思います
GJをくださった方々に多大なる感謝を
では
108名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 06:01:27 ID:9J5LgfYE
乙でした これはいいものだ
109名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 06:46:31 ID:5UJlIQh2
うわあああああやせ可愛過ぎるうわああああん!!
何コレ何だこれ最高じゃん!! 正しくラブリーエンジェルあやせたん!
GJでした!







でもあやせたんって貞操観念強いから、なかなかエロいことさせてもらえなさそうだよね……。
110名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 07:32:18 ID:Rx8tMN/P
GJ!


…さて、外伝「エロシーン」は何時かね?w
111名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 08:33:44 ID:bdKk4kQ0
うおおおおおおお
あやせあやせあyせay

なんだこれ可愛すぎる
112名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 09:50:49 ID:xHso+WaF
>>94-105

規制でティッシュが出せない(´TωT`)
すまんです。
113名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 10:07:18 ID:RyJYPTWI
>>112

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
114名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 12:20:01 ID:zf2Kgk6Y
これは素晴らしいあやせ
115名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 17:48:01 ID:NwPnkInI
あやせかわいいよあやせ
GJ
116名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 17:48:37 ID:mJBzSVYR
うわーすごい良かった。マジでGJ!
117名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 23:09:08 ID:iekjCu+q
職人様方非常にGJです。
俺と他職人さんとの間でこんなにも執筆力の差があるとは思わなかった…!(他職人>>>>俺)

諸般の都合で8月末までパソコンがないんですがもしもしで一旦小出し投下するとまずいでしょうか?
(まとめて投下しようとするとモチベが持たなそうだからというのは黙っておこう…)
118名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 23:17:33 ID:ePyVCvUC
反応が難しい!
が、好きにしろとしか言えない!
自己責任で
119名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 23:37:26 ID:NwPnkInI
もしもしが何か知らんがいんじゃない
PC規制中とかだと、携帯で投下したりもしてるよ
120名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 00:39:48 ID:8yC7Fj5j
世の中には、あま出しと言う言葉があってだな、ちょっとずつ出すのがおいしいのじゃよ。
121名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 00:45:58 ID:kJ2///+F
俺の天使が幸せそうでなによりだよ
122名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 00:48:23 ID:Yd/yQaSj
>>121
なんかIDが照れててかわいいな
123 ◆XUsplk79ik :2010/08/18(水) 01:51:44 ID:7fpFZrJ+
くっ…落ち着け!あんな安っぽい返信nうおおおおおお!

沙織SSの続きです。
絶望的にキャラ崩壊してるのは些細なこと…だよね…?
124 ◆XUsplk79ik :2010/08/18(水) 01:53:36 ID:7fpFZrJ+
お兄様。
その響きは、脳が早くも蕩けそうな俺へのダウン追撃には十分すぎるものだった。

「お、お兄様…!?」
「…やっぱり、変ですか?わたしみたいな大女が」

目をうるうるさせながらまっすぐ見つめて来る沙織。上目遣いでないのはしかたがないにしても何となく悔しいが。
しかしこいつは狙ってるんじゃないかってぐらい的確にツボを押さえて来るな。天破活殺でも習得してるのだろうか?
何はともあれ沙織は普段がまとめ役として気丈に振る舞っている分、その反動もあるのだろうと俺は感じた。

「嫌な訳ない。ただ、そんな風に呼ばれるのに慣れてないからさ」

桐乃から、とは言わない。この状況で言っちゃいけないことぐらい俺にも心得がある。

「だから、『お兄様』にどんどん甘えてくれ」
「…はい、京介お兄様…」

多少気障ったらしい言葉にもなんら意に介さず体を寄せてくる。互いが互いに引き寄せられるように自然に唇が重なった。

「んっ…お兄様…お兄様っ…んんんぅっ!」

俺は沙織の昂ぶりに応じて強く体を抱き留め、舌を割り入らせて互いに絡ませ合い、順に歯茎をねぶっていく。やり方など全く知らないはずなのに本能とは偉大なものだ。
ゆっくりと唇を離すと、沙織の目の焦点が定まらなくなってきているのが見てとれ、これがリアル発情かと嫌が応にも高まらざるを得なかった。
このまま押し倒してしまってもきっと沙織は受け入れてくれるだろうが、今の俺は「お兄様」なのだから優しくもしっかりとリードしてやらねばならない。ある意味これもコスプレのひとつかもな。
125 ◆XUsplk79ik :2010/08/18(水) 01:54:45 ID:7fpFZrJ+
「沙織、その前にシャワーを浴びよう」
「ぇ…」

目に少し光が戻った沙織は、冷静さも戻って来たのか急にあたふたと慌てだした。これは俺からの最後の意志確認だった。

「初体験は…文句の付け所もないものにしたいんだ。俺の独りよがりで沙織を傷つけたくないから…沙織を大切にしたいから」

『高坂京介が絶対に言わないことシリーズ』に出てきそうな臭さ爆発な台詞だったが、俺の偽らざる本音に他ならなかった。というか何を叫ぼうが今更、知りながらも突き進んでいる道だ。

「お兄様…それほど私のことを考えて…」

沙織の目に再び涙が溜まっていく。それを指先で拭うと耳元で「沙織」と囁いた。

「わかりました。お兄様もお待ちくださらずに、隣の部屋のを…」
「いや、もはや別の部屋になんて行きたくない。俺が先に入るよ、沙織はここで待っててくれ」
「う…、わ、わかりましたわ。強引なお兄様も素敵です」
「素直な沙織もな。それじゃあお先に」

まず俺が先にシャワーを浴び、体を丹念に洗ってから沙織に洗面所を渡した。
部屋に戻った俺は、ゴムの確認とこれからすることの妄想で改めて武者震いを起こしていたりした。
126 ◆XUsplk79ik :2010/08/18(水) 01:55:43 ID:7fpFZrJ+
水音が止まり、ドライヤー音が止まると、ゆっくりとドアが開く音が聞こえた。
いよいよかと、生唾が止まらない。

「お、お待たせいたしました…」

おずおずと姿を現した沙織の姿に俺は絶句した。もちろん最高の意味で。

「綺麗だ…」

恐らくバスタオル以外には何も纏っていないその姿。
端麗な容姿に神の造形型物としか思えないほどの高一にして完成されたスタイル。誰だよこんなチートキャラ生み出したやつ出てこいよ!
そして何よりのスパイスである、

「あ、あまり見つめないで下さい…恥ずかしいです」

恥じらいという文化。むぅ、まさか絶滅が嘯かれているこの奥義を現代に伝えるものがいようとは…!
などと意味不明な供述を心中でしていたところ、沙織が少し苦々しそうに口を開いた。

「…わたしは、この体が好きじゃありませんでした。中学生なのにどんどん大きくなっていく身長と胸に、すれ違う男子は皆いやらしい目でばかり見てきました」
「だから、わたしは自分をわざと不思議なキャラに据えることで自分を守って来たんです」

あのガチオタスタイルを筆頭にしたキャラチェンジも元々はその一環でもあったのだろうか。一休さんにそんな説話があったような気がしたな。

「でも、京介さんは違った。京介さんは私の外見に囚われないで、私そのものを評価してくれた。だから、私は京介さんに惹かれはじめていったんです」

沙織なりに思い悩んでいたことに今まで気づけなかった馬鹿な俺は、あまりにもなベタ褒めにむず痒くなり反論した。

「買い被りだよ。俺だってたまたま運が良く沙織を中身から見れたけど、槙島としての沙織を先に見ていたら俺もその猿達と変わらなかっただろうさ」
「だとしたら、神様がわたしに京介さんとそうして出会える運命を与えてくださったんだと信じます」

その目はあまりにも純粋で、それでいて自分の確信を信じている目だった。その瞳を見据えた瞬間、俺の中で何かが弾けた。

「あー…もう我慢できねぇや。沙織を貪りたい」
「どうぞ…来て下さい。もうわたしは既に京介さん…お兄様のものなんですから」

俺はただ一度だけ頷くと、沙織を部屋のベッドまでお姫様抱っこで連れていき、沙織の上に覆い被さるように跪いた。
127 ◆XUsplk79ik :2010/08/18(水) 01:59:40 ID:7fpFZrJ+
投下終わり。
エロシーンがあったんですけどね…アトリームと一緒に全部なくなっちゃいました
(って勢いで言ってみたけど、流石に嘘くさすぎたかな…?)
128名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 02:34:11 ID:tdrSqopP
乙です
180aを抱えられる京介、マジ力持ちw

…ですが、小説などは「綺麗だ……」と二倍で使うのが主流てかほとんどだったりします
もち一倍でも問題はぜーんぜんないけどもね
知っててそうしてるということなら、ごめん! つまらぬ指摘でした
129名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 02:55:32 ID:7fpFZrJ+
>>128
ご指摘もっともです。……ってやるのが一般的なのはわかってたんですけど、単に面倒臭さに屈してやってないだけです(汗
Wikiを直せる環境になったら直したいんですが、PCしばらくないんでしばらくそのままで…
130名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 11:04:04 ID:wOHrcAmj
え……
終わり?続かないのこれ?
そんな…嘘……
131名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 11:54:18 ID:FzrMvWDz
>>129
デレた沙織可愛いよ沙織GJ!
別に……がよく使われるってだけで、義務とかじゃないからお好みでいいと思いますよー

何やら良い感じに投下が続いてて俺は幸せです
13286:2010/08/18(水) 15:13:05 ID:aUYce7da
流れを読まず遅スレスマソ
>>64-74
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/144951.jpg

133名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 15:31:04 ID:tdrSqopP
なん…だと…
こ、これはニヤニヤしてしまうwww
134名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 18:23:49 ID:FzrMvWDz
>>132
もしもしの俺涙目w
ともあれGJ!
135名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 19:07:57 ID:LMvHbC5L
京介×あやせの次は京介×沙織ですか…
俺得過ぎて鼻血でた
136名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 20:19:01 ID:UOilEoNC
>>134

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
137名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 00:23:46 ID:yKQVU9k6
>>107
キスシーンだけで十分エロかった件について
138名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 10:04:36 ID:9EN1Ltna
>>132
これはいい2828!GJです
139名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 15:28:23 ID:nVYFL3dR
>>136
>>135の鼻血をとめてやれよw
140名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 16:10:14 ID:7O15f1qF
>>135

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
141名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 16:40:10 ID:0r5jd2WC
エロ
偉い!
142名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 23:34:21 ID:hqAKTqyj
そろそろエロが来ないかなー


とwktkしてる
143名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:00:58 ID:8fmFn2hP
>>132
挿絵ありがとうです!クオリティ高すぎて吹いたw
感謝感激超GJ!
桐乃のあばらエロイ、桐乃かわいいよ桐乃!
ああでも黒猫も好きだから黒猫書いたどうしよう、投下しよ
144名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:01:26 ID:8fmFn2hP
俺の後輩は猫



キーンコーンカーンコーンと午前の授業を終える鐘が鳴り響く。
昼休みに入って教室は一気に賑やかになった。
誰もが楽しみの昼食時間、いつもなら俺のとこへ麻奈実がやってきて、「きょうちゃん、お昼食べよっ」と言ってくるのであるが今日は違った。
前の休み時間に『ごめんねきょうちゃん、今日はみんなとお昼食べる約束してるの』と言っていたからだ。
まぁこんな日もあるさ。なわけで俺は弁当箱を持って赤城のところへ向かった。
「おい、赤城。昼メシいっしょに食おうぜ」
赤城のやつは既に机に弁当箱を広げ、玉子焼きを口に運ぼうとしていた。
ちなみに他にも二名、クラスメイトが混じっている。
「あん、なんだ高坂。いつも田村さんと食べてるのに」
いつもとはなんだいつもとは。たまにはおまえらと一緒に食ってるじゃねーかよ。
常にセットみたいに言われるとなんとなく癪である。
「今日は麻奈実のやつは女子と外で食べるんだとよ。いいだろ?」
俺が聞くと他二名は「別にいいぜ」と言って首肯する。
「まぁいいけどよ。都合のいいときだけ俺を利用しようとしてんじゃねえだろな? 八方美人も大概にしろよ高坂」
赤城のやつも一緒に食うことには頷いたが、やけに皮肉っぽいセリフを吐きやがる。
まあ、コイツとは付き合いもそれなりだし、それが冗談だって分かってるんだけどな。
「そう言うなって、おまえと一緒に食いたいんだよ」
言いつつ椅子を寄せて机に弁当箱を置いていると、赤城のやつは「ケッ、なに言ってやがる」と言いながら持っていた玉子焼きをパクついた。
どうでもいいが、何で顔赤いんだ?
「さーて今日の弁当は何かな〜」
と、俺が弁当の包みを開こうとしたとき、クラスメイトの女子が近づいてきて俺たちに「面会だよ」と言ってきた。
面会? 誰だよと思って教室の入り口を見ると、赤城の天使こと妹の瀬菜がこっちを向いて手をひらひら振っている。
「瀬菜ちゃんじゃん! どうしたの?」
赤城のやつは妹の瀬菜を見るやバッと立ち上がりすぐに瀬菜へ向かっていく。
まったく、妹のこととなると相変わらずテンション高くなるやつだ。実に見てて痛々しい。
シスコンってやつはなんでこうも変なやつが多いんだろうな。
……ん? なんか文句でもあっか?
俺は赤城のやつはほっといて弁当箱を広げようとしてたんだが、
「おーい、高坂」
入り口から赤城が俺を呼んだ。
「なんだ?」
返事をして入り口まで行くと、赤城のやつは汚いものでも見るかのような目をしている。
「瀬菜ちゃん、おまえに用があるんだと」
どうやら妹の瀬菜が自分ではなく、俺に用があったのがかなり気に食わないらしい。俺にそんな目で見たって仕方ねえだろうが、ったくよ。
赤城兄はほっといて瀬菜の方を向くと瀬菜は軽く会釈する。あいかわらずおっぱいが大きいやつだな。えーっとあと何回会えばエッチイベントが始まるんだっけ?
「高坂先輩、すみません食事中に」
「いや、別にかまわねえけどよ、どうしたんだ俺に用って?」
瀬菜はなんだか複雑そうな顔をして話を切り出してきた。
「実はさっき体育の授業があったんですけど、授業が終わって更衣室に行こうとしてたら――」
ここまで言って言葉を一旦切り、小さい声で「おせっかいかな〜」とか何やら呟いている。
なにか言い出しにくいことなのか?
一旦話し始めて途中でストップされたら逆に気になるっての。
「――してたら?」
俺が話を促すと、瀬菜は少し躊躇していたが続きを話し始めた。
「更衣室に行こうとしてたら――その、五更さんが倒れたんです」
「…………倒れ……え?」
倒れた? 黒猫のやつが? なんでだ?
瀬菜の言葉に思考が少し停止したが、すぐに妹の親友でもあり、俺の友達でもある黒猫の顔が浮かんできて、からだがザワついた。
「それで今保健室に運ばれているんですけど、おせっかいかもと思ったんですが一応高坂先輩にも言っておこうかと――って先輩?」
瀬菜の言葉を最後まで聞き終わることなく、俺は歩き出してた。
後ろから「ちょっと先輩!?」「おいっ、高坂」と赤城兄妹が呼ぶ声がしたかも知れないが、頭の中に入っちゃこなかった。
それどころじゃない、黒猫のやつが倒れただぁ? どういうこったよ、ああ?
俺は駆け出しそうなほどの歩みで保健室へ向かった。
145名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:01:56 ID:8fmFn2hP
保健室にたどり着き、扉をガラッと勢いよく開ける。部屋には保健の先生とおそらく後輩だろう女子生徒三人がいて、こちらを向いて俺という闖入者に目を丸くしていた。
先生は机の椅子に座っており、女子生徒三人は部屋の中央辺りにあるテーブルに弁当を広げてマル椅子に腰掛けて食事をしているようだった。
「どうしたの?」
と先生が聞いてくる。
「一年のくろね――五更瑠璃が倒れたって聞いて来たんですけど」
「あなたは?」
「三年の高坂京介です」
そう告げると、先生は窺うように俺を見たあと、立ち上がってカーテンが引いてある場所に入っていき(おそらくそこにベッドがあるんだろう)やがてシャッとカーテンを半分ほど開けると、俺にこいこいと手招きする。
近づいていくと、黒猫のやつはベッドに仰向けになっていつもの無表情、いや若干不機嫌そうな顔でこっちを見ていた。
「あまりからだに障るような話はしないでね」
先生はそう言うと机に戻っていき、その際、俺の背後の方で食事している女子三人に「静かに食べてさっさと出て行け」みたいなことを言っていた。
ベッドのそばの椅子に腰掛け、俺は黒猫に話しかけた。
「倒れたって聞いたぞ。大丈夫か?」
「まったく、何しに来たのあなた? 呼んでもいないのに勝手に現れてもウザいし迷惑よ」
開口一番、さっそく辛辣な言葉が飛んできた。実にひどい。
だがこんな憎まれ口たたいてるぶんには大丈夫なのかな。顔色も見るにいつもとあまり変わらず、思ったほど心配はなさそうだが。
「いや、瀬菜のやつが教室に来てさ、おまえが体育の授業で倒れたって聞いたんだよ」
「フン、やかましいだけじゃなくおしゃべりな子ね」
ベッドに横たわりながら黒猫はボソリと呟く。
「まあまあ。で? どうなんだ? 見たとこそんな重症って感じじゃないけどよ」
「ただの貧血よ。ちょっと体調が悪くてフラついただけなのに、あの女が大騒ぎしちゃって」
なるほど、そういうことな。
そんときの場面が容易に想像できるぜ。
おそらく黒猫は慣れない運動でもしたんだろう、授業が終わってホッとしていたときにちょいと無理でもしすぎたのかヨロめいて倒れ込む。
んで委員長である瀬菜が急いで先生を呼び保健室へ運ばせたってことなのだろう。
「そっか。じゃあたいしたことは無いんだな? 安心したよ。話を聞かされたときは何事かと心配しちまったぜ」
安堵の息を吐きながらそう言うと、黒猫は「余計なお世話よ」と目を反らしてしまう。
心配されるのがイヤなのか実に分かりやすい照れ隠しである。その可愛らしいしぐさについ口元が緩んでしまった。
「何を薄気味悪くニヤついてるのよ。体調が悪いときに気持ちが悪いものを見せつけないでくれる? 吐きそうになるわ」
「く……悪かったな」
俺の態度が気に入らなかったのか、黒猫から毒が飛んできた。
こいつの毒吐きにはもう慣れたし、別にいいけどよ。全ッ然気にしないもんね〜俺ってば。グス。
146名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:02:28 ID:8fmFn2hP
と、そこへ保健室の扉がガラリと開く音がして振り返ると、瀬菜が入ってくる姿が見えた。
先生に会釈をしてこっちへ来る。
「高坂先輩、いきなり一人で行っちゃわないでくださいよ」
「ああ、わりぃわりぃ」
そういや俺、話の途中でさっさとここに来ちまったんだよな。
「五更さん、気分はどうですか?」
瀬菜は俺の横に立ち、黒猫へ安否を尋ねた。
「あなたのおかげで最悪よ。まったく、どうして先輩にまで知らせる必要があるっていうの」
「む。それは、だって五更さんが倒れたの、先輩も知っておいた方がいいかなって――」
瀬菜のやつは言いよどんでしまう。
そういやさっき教室でもなんか『おせっかいかも』とか呟いてたからな。おせっかい焼いた挙句に黒猫に直接余計なことしてくれたみたいに言われたんじゃこうなるか。
「そうなこと言うなって黒猫。瀬菜、知らせてくれてありがとな」
俺が瀬菜を庇うと、黒猫ももうそれ以上咎めたてるつもりも無かったのだろう、「フン」と小さく鼻を鳴らして、
「来てしまったものは仕方が無いわ」
イヤそ〜な顔で俺を一瞥した。そこまでイヤがんなくていいじゃんか、そりゃ勝手に来ちまったのはアレだけどさ。
ついで瀬菜を見て「ただの貧血よ」とさっき俺に言ったようにたいしたことはないのだと説明する。
「こうして横になってるぶんには楽だし、問題はないわ」
「そうですか、倒れたときはびっくりしましたが大丈夫そうで良かったです」
瀬菜は本心から安心しているだろう表情を見せた。
いいやつじゃねーか黒猫。おまえが行動して得た友達は、おまえがおせっかいだと思うくらいにこうして心配してくれるんだからさ。なかなか居ないと思うぜ? そういう相手ってさ。
言葉に出しちまうと絶対認めねえだろうから黙ってるけどよ。その辺の意地っ張りはどっかの誰かさんとこいつは本当に良く似ている。
俺は内心ククッと顔には出さず笑いをこらえた。
「あ、そうだ高坂先輩。お兄ちゃんがこれをって」
と、瀬菜が俺に手に持っていたものを突き出してきた。って、俺の弁当箱じゃん。
「おお、そういえば昼メシ食う前だったんだよ、サンキュー」
「へへへ、お兄ちゃんが『高坂のやつがきっと腹すかすだろうから』って持たせてくれたんです。こういうさり気なさってのもやっぱり愛の一つですよね」
ニマ〜と口の端を上げ、目じりを下げて俺を見てくる。
「おいコラ、また頭の中で変な妄想膨らませてんじゃねえぞこの野郎」
あとあんま声出して後ろの女子に聞かれても知んねえぞ?
「五更さんのも持ってきましょうか?」
「結構よ。食べたいって気分でもないし。今日は食事は抜くことにするわ」
ふ〜ん、体調悪いときに受け付けないってのは分かるが少しは食べねえとからだ持たないんじゃ無いのか?
前に見たことがあるが弁当箱は小せえし、こいつは普段からあまり食ってない気がする。
もうちょっと食べた方がいいんじゃないのかなぁ。
「そうですか、それじゃ五更さん、先輩、あたしもお昼まだなんでこれで失礼しますね」
申し出を断ったところで瀬菜が辞意を言って立ち去ろうとすると、黒猫が「赤城さん」と声をかけた。
「へ、どうしました?」
黒猫は瀬菜をはっきり見据えて言う。
「色々してもらったこと、お礼を言わせてもらうわ。どうもありがとう」
「え? あっ……その……」
黒猫が殊勝な態度に出たことに瀬菜は面食らったようだ。
「べ、別にあたしは……い、委員長の責任を果たしただけ、ですから」
当惑してうまく喋れてないようだ。多少赤面してなくもない。やれやれ、ただ一言「どういたしまして」と言えばいいのに、こいつもこいつで素直じゃねえな。
147名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:03:05 ID:8fmFn2hP
瀬菜が先生に一礼してから保健室を出て行く姿を見送ってから俺は黒猫に向き直り、メシを食っていいか聞いてみた。
「邪魔じゃないなら、ここで食わせてもらって構わないか?」
「好きにすれば?」
「そうさせてもらおう」
今から教室戻ってもみんな食い終わってるだろうしな。
黒猫の許可も貰ったことで俺は瀬菜から受け取った弁当箱を膝の上に広げる。
中身はこれといって特色も無い白メシと冷凍惣菜のオンパレードだ。あとはリンゴの切り身があるくらいで手抜きが得意なお袋らしい内容。
いや、用意してくれるだけ感謝はしてるんだけどな。さーて多少遅れたがメシメシっと。
「瀬菜のやつ、テレてやがったぞ」
昼飯を食べながら俺。
「……っふ、人間風情が私に恩を売るようなマネをするからよ。素直に礼も受け取れないなんて可愛いものだわ」
「はは、なんだそりゃ」
俺は黒猫が瀬菜に素直に礼を言ったことには触れなかったよ。
なぜかって? そんなのは当たり前だろ。
一年前に出会った頃の俺は、確かにこいつが妙に他人を遠ざけ、孤高の存在であるかのように自分は他の人間たちとは違うと排他してるようにも思えた。
だけどそれは違った。
桐乃のやつや沙織、それから瀬菜といった他人と言葉を交わし、ときには口汚く罵り合い、ケンカし、それでもその相手との時間を築いてきた。信頼しえる関係となっていった。
決して他人とは話もしない、礼も言わない、相容れないだなんてこいつはこれっぽっちも思っちゃいないんだよ。
言葉に出しはしないが分かるさ、俺はそれをそばでずっと見ていたんだからよ――。
食事をしながらも黒猫とポツポツ会話する。
「また次のゲームとか考えたりしてんのか?」
「今度はRPGを作ろうかと案が持ち上がったりしているわね」
「ほう、そういや前作ったやつも最終的にはそんな要素追加してたな」
以前ゲームコンテスト出品の為に作ったゲーム。完成目前でバグが出て瀬菜と組んだときのことを思い出した。
残り一週間未満で黒猫と瀬菜はバグを直し尚且つゲームにRPG要素まで付け加えるということをしたのだ。
結果としては、クソゲーの烙印は押されはしてしまったが、俺は二人の鬼気迫るゲーム制作の場面を見て内心すげえなって感心したもんだよ。
「あれはジャンルとしてはRPGだけど、どちらかといえばノベルゲームの色あいが濃かったから今度はもっと本格的なものにしようかと話しているところよ。
 私はそっちのジャンルのプログラムはあまり得意ではないのだけれど、あの子が良く知っているって言うから。それに、私もノベル以外のゲームでシナリオを一つ監修したいとも思っていたし調度良いかもしれないわね」
実によく喋る。やっぱこいつもオタクなんだよなぁ、体調悪くてベッドで寝ていても好きなことにはとても流暢になる。
「俺もまた何か手伝えることがあったら遠慮なく言ってくれ。たいしたことは出来ねえとは思うがよ」
「その通りね」
スパンと竹が割れる音が聞こえるほど即答しやがった。もっと言い方ってもんがあるだろちくしょー、年上だからって泣くときは泣くんだからな?
「でも先輩が折角そう言うのだったら、私が疲れたときは肩でも揉んでもらおうかしら?」
「へいへい、それくらいならお安い御用だ。なんぼでもやってやらぁ」
「ついでに部室の椅子が固くてしかたないの、あなた椅子になってくれない?」
「どこの女王様だよ!? 病人だっつっても容赦なくつっこむぞ、おい!」
場所が場所だし相手は体調が悪いので小声でつっこむ。
黒猫のやつは布団で口元を隠してコロコロ笑っているようだ。
まあなんだ、笑ってちょっとでも気分が良くなるんなら、少しくらいならバカにされてやってもいいかな。
喋っている間にも俺の弁当箱はほとんど空になっていた。残るのはリンゴが一切れ。
「昼メシ、ほんとに食わなくて大丈夫なのか?」
「平気よ。夜にでも血を求めて彷徨うとするわ」
昼メシは抜いても夜はちゃんと食べるってことだと解釈しよう。
「そうは言ってもよ、少しくらいは腹に入れといたほうがいいと思うが。そうだ、リンゴ食うか? これくらいだったら別に平気だろ」
聞くと黒猫は少し思案してから「そうね……頂こうかしら」と答えた。
「おう」
ホレ食えと爪楊枝の刺さったリンゴを黒猫の口元に運ぶ。
148名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:03:44 ID:8fmFn2hP
「…………」
「どうした? ほら」
なんかいきなり黙っちまったぞ? やっぱ食いたくねえのかな?
少し様子を見ていると、やがて黒猫はふるふると口元を開け、シャリッと一口した。
と、後ろからいきなり「キャ――ッ」と黄色い声が飛んできた。
なんだぁと思って振り返ってみれば、テーブルでメシを食ってた女子三人組が俺たちの方を見てなにやらヒソヒソと会話している。
内容は聞き取れないが「見た今の?」とか「やっぱりそうなんだぁ」とかキャーキャーわけわからねえことを言っているようだ。
「コラッ。食べたならさっさと出ていきな!」
保健の先生の注意で、姦しかった三人組は「は〜い」と声を揃えて弁当箱を抱えて保健室を出ていく。
そんときも、やけに俺たちの方をチラチラ見てなにやら笑っていた。
「あいつら知り合いか?」
「違うけど……、多分同じ学年の別クラスの子だと……思う」
「そうなのか、向こうはなんか俺たちを知っているみてえだったけど」
「その……少し噂になってたから」
黒猫は俺の方を見ずに、か細い声で答える。なんかすげー顔赤くなってないか?
「噂?」
「私とあなたが……その――」
ごにょごにょと口を動かしてはいるが全然聞き取れなかった。
「それにさっきのも……誤解されたの……かも」
「さっきのって……、あっ」
黒猫に遅れて俺も耳まで紅潮してしまった。
今頃になって自分がしでかしたクソ恥ずかしいことに気付いちまったからだ。
リンゴを口に運んで食べさせるって、どっからどう見ても恋人みたいに「あ〜ん」してやってるシチュエーションじゃねえかよ!
しかも噂って……、そういや俺こいつに会いに何度か教室まで行ってるもんなぁ。
何度も上級生である俺が一年の教室へ特定の女の子に会いに来ていれば、自ずとどういう噂になるかなど分かろうと言うものだ。
つまりさっきの一年の女子たちは俺と黒猫が恋人同士だと誤解した、俺が黒猫の安否を気遣って保健室へやってきたときにはもう格好の獲物みたいに見えたろう。
コソコソ俺たちの様子を見ていて、さっきのリンゴ食わせたところなんか見た日にゃ噂好きなやつらにはもうもってこいのシーンってことか。
ぐぎゃああぁぁぁぁぁ、なんて恥ずかしいことしてんだ俺は――っ!?
「わ、悪かった」
「別に……よく知りもしない人間になにを思われようが……ど、どうもしないわ」
「そ、そか」
半分齧られたリンゴが刺さった爪楊枝をクルクルしながらテレ隠しにポイッと口に放り込む。
「なっ!? な――ななな!」
それを見た黒猫がますます、それこそリンゴのように赤くなり、目を見開いて涙まで浮かべて驚く。
「へ?」
また何かしましたか俺? え? だってもうさっきの子たちはいないし恥ずかしいこともして――――るよぉぉぉぉ俺ぇぇぇぇっ!
な〜〜〜に黒猫が齧ったリンゴを食ってんだよ俺! どうみても、かかか間接キスじゃねえか!?
「た、度々……すまん!」
「ば、莫迦ッ!」
そう言って黒猫はプイッと俺の真反対へ向いて完全に拗ねてしまった。
ほんとバカだな俺って。こりゃしばらくの間は毒を吐かれまくっても仕方ねえぞ。
149名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:04:29 ID:8fmFn2hP
会話も止まってしまい、どうしたもんかと空になった弁当箱を閉まっていると、保健の先生が近づいてきた。
「五更さん、体調はどうかしら?」
どうやら様子を確認にきたらしい。
「えと、まだ少し悪いですが、楽になりました。平気です」
「ん〜〜」
腰をかがめて黒猫の顔を覗き込んで何やら診断している。それからやおら立ち上がってチロッと俺の方をすがめ見た。
なんだ?
それからまた黒猫の方を向いて、
「けっこう重いほうなの?」
重いってなんだろな? 血が重い? あっ、なわけねえだろバカか俺は。貧血で倒れたんだ、頭かからだが重いかってことだな。
「…………………………い、いえ」
聞き取れるか聞き取れないかくらいの小さな声。なにやらかなり言いよどんでいるようでもあった。
「そう。でも一応次の時間も様子見て休みましょう」
「……はい」
「担任の先生には伝えておくから。それから、先生も次の時間ここ居なくなっちゃうんだけど、鍵は内側からかけておいてもいいからね。あなたも次の授業があるでしょう、そろそろ戻りなさい」
そう俺と黒猫に言い残して先生は保健室から出て行った。部屋には二人だけとなる。
「黒猫、さっきはマジ悪かったな。勘弁してくれ」
ほんと悪いことしちまったな。さっきのカシマシ娘どもが教室に戻って言いふらせば、こいつがキライな噂なんていう雑音が耳に入ってくるだろうしよ。
先ほどの失態を、頭を下げて必死に謝ってると黒猫は横目で俺を見て「もういいわよ」と一言だけ答えた。
まだ少し顔が赤いでもない。
「な、なにかして欲しいことはないか? そうだ、飲み物でも買ってきてやろうか?」
なんとかご機嫌をとろうと試みる。
やっぱまだ気にしてるだろうしなぁ。頼む、こっち向いて機嫌なおしてくれ!
黒猫はそっぽを向いたまま「別になにも――」と言いかけたがそこで何か思いついたのか、やや一呼吸おき俺の方に向き直って言葉をかけた。
「そうね、せっかくだから貰おうかしら。運ばれたとき先生がそこの冷蔵庫にあるもの飲んでもいいって言っていたから、それ持ってきて頂戴」
目が向いている方向を見ると部屋の隅に冷蔵庫があった。おそらく氷嚢とか閉まっておくために備え付けられているんだろう。
「よしきたちょっと待ってろ」
席を立って、冷蔵庫を開ける。中には確かにスポーツドリンクのペットボトルが数本入っていた。一本取り出してからまた黒猫の横へ戻ってきて「ほらよ」と差し出す。
が、なぜか黒猫は受け取ろうとしない。
「どうした?」
黒猫は無表情で俺を見ていたかと思うとニヤ〜と笑って言った。
「手を使うのが億劫なの兄さん=A飲ませて頂戴」
「んなっ!?」
黒猫は微笑して俺にとんでもない要求をしてきやがった。いきなりのことに面食らう俺を「どうしたの?」と意地悪そうに見てくる。
それに、
「おまえ、兄さんって」
「あら、前にも言ったでしょ。二人きりのときは兄さん≠ト呼ぶって」
そりゃ確かに言ってたけどさ、ありゃあんときだけの冗談じゃなかったのかよ?
こんないきなり言い出すなんて聞いてねえぞ! それにさっきまでおまえってば顔赤くしてなかったか? なんで態度豹変してんの!? なんで今度は俺の方が赤くなるようなことを言うわけ!?
事実、黒猫のなんか妙に色気のある微笑と甘い囁きで、俺の顔はカーッと朱がはしっている。
「何かして欲しいことはないかって言ったのは兄さんよ。喉が渇いたわ、早くして兄さん?」
「う、うぐ……ほ、ほらよ」
言ってしまったものはしょうがないと、黒猫の口にペットボトルを運び入れる。
「ん……」
コクコクと細い首筋から喉を鳴らして飲んでいく。
楽になりやすいように黒猫のやつは上着は脱いでおり、ついでにリボンも解きブラウスの第一ボタンも外しているもんだから、その様子がやけに目に付いてまた顔が熱くなる。
「ん……はぁ。もういいわ、ありがとう兄さん」
満足げに笑って嘲弄するようにまた兄さんとか言いやがる。
あーあー分かってるよ。さっきのお返しだってことだな。
「ったく、からかいやがって」
「おかしいわね、私はただ飲み物を飲んだだけなのに」
「はっ、何を」
今度は俺が「ふん」とそっぽを向く番だった。チロリと流し目で見ると黒猫はクスクスと口を押さえて肩を揺らし笑っている。
くそっ、こいつやっぱ笑うといつもよりすげー可愛いな。
150名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:05:09 ID:8fmFn2hP
と、そこで予鈴の鐘がなった。
「あ〜そろそろ戻らねえと」
「あら、妹を一人残して行ってしまう気?」
「だ〜からそろそろやめてくれって」
「冗談よ、遅刻したくなければ早く戻りなさい」
「ん、ああ。体調の方はどうだ、いくらかマシになったか?」
「さっきも聞いていたでしょ。こうして横になっているぶんには特に平気」
「そか、さっき先生が頭が重いのかとかなんとか聞いてたが?」
「……ッ…………う、うるさいわね」
なにやら気分を害しちまったみてえだ。
「それよりほら、授業が始まってしまうわよ」
話を反らすように俺を促す。時計を見ると確かにちょっと走らないと間に合いそうに無い時間だった。
「それじゃ、俺ももう行くわ」
「ええ、兄さん……」
俺は椅子から立ち上がって扉の方へ歩き出す。
扉に手をかけて……………………………………振り返ってまた黒猫の横へ戻り椅子に腰を下ろした。
たった今、別れを言ったばかりの相手が戻ってきたことに黒猫は一瞬唖然としたような顔をしたが、すぐに顔を歪めた。
「どういうつもり?」と鋭い目つきで聞いてくる。
「一つくらい授業サボったってどうってことはねえさ」
「私は『戻って』と言ったのよ」
「まあ良いじゃん」
「先生が戻ってきたらどう言うのよ」
「そこは仕方ねえから素直に怒られるだけかな」
「ふざけないでっ。私はそんなつもりで言ったわけじゃないことくらい分かるでしょ。あなただって『からかうな』とか――」
「俺が一緒にいてえんだよ」
黒猫の言葉を終わるのを待たず、俺は言った。
「な、何を」
「おまえは関係ない。俺は自分勝手なやつだからな、おまえと話してんのが授業聴くより面白いって思ったもんだから、もうちっとここに居させてもらう。それだけだ、文句あっか?」
言葉どおり実に勝手な主張を一方的にまくし立てふんぞり返ると、黒猫は感情の制御が追いつかないのか呆れたような怒ったような色々な表情を見せ、やがて――、
「フンッ。じゃあ勝手になさいっ」
「あいよ」
実際、俺がなぜ戻ってきたのか。本心は今言ったとおりだ。
一人で寂しいんじゃないかとか、心細いんじゃないかとかはこれっぽっちも思わなかったね。こいつがそんなことを思うようなやつじゃないってのは、充分に理解してるつもりだからな。
本当にただ単に俺がここに居たかっただけだ。
「とことん妹に甘いのね兄さんは」
「や、だから――」
「そういうことにしておくわ。…………から」
最後の方は息を吐いているだけのような声だったので何も聞こえなかった。
151名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:17:31 ID:8fmFn2hP
もちつけとか意味分からんorz
152名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:18:13 ID:8fmFn2hP
午後の授業時間に入り、昼休みにざわついていた校舎もひっそりと静まりかえっていた。
窓を開けてあったので、そこからカーテンを揺らしながら風が吹き込み、肌を心地よく撫ぜていく。
「たまにはいいもんだなこうしてサボるのも」
「あら、サボり癖がついてDQN化したあと転がり落ちるような人生を送りたいの?」
「なるかっ! ちっと風が気持ちいかったってダケだよ」
「ククク……。つまらないわね、兄さんが落ちぶれて路上生活しているところを想像すると、それはそれで楽しいのだけれど」
「ひでえこと想像して楽しんでんじゃねぇよ!」
サボると言ったときはかなり不機嫌になっていた黒猫は機嫌をなおしてくれたのか、それともたんに俺の勝手な言動を諦めただけなのか、今は普通に話しかけてくる。
良かった。強引にここに居座ることにしたわけなんだが、怒らしちまって気まずい雰囲気のままだったらどうしようかと思ったもんな。
「そういえばさ――」
それから俺たちは、部活で瀬菜たちとまた作るであろうゲームの話や、アメリカから帰ってきた桐乃がアホみたいにクリアしていなかったエロゲーをがんがん攻略していること、今度始まるらしい黒猫一押しのアニメの話とかをした。
やがて会話が途切れ、しばし沈黙のときが訪れる。
黒猫のやつは前髪をサラサラと揺らす風を気持ちよさそうに感じている。
何か話さねえとなんて思わなかったね。なんつうかお互い黙っていても居心地が良い、そんな空気があった。まるで、あいつといるような……。
と、黒猫がごろんと俺のほうに寝転がり手をすぅと伸ばしてきた。
「ねえ兄さん、手を握って頂戴」
「へ? な、なんで!?」
「いいから……」
黒猫はじっと俺を見つめそれ以上何も言わない。
いきなり『手を握ってくれ』なんぞと言われて俺はあたふた視線を泳がせたりして狼狽していたが、黒猫は微動だにしない。ただ黙って俺がそうするのを待っているかのようだった。
やがて吸い込まれるように俺は黒猫の手のひらに静かに自分の手を重ねた。
「こ、これでいいか?」
「それだとただ手を重ねているだけじゃない。私は『握って』と言ったのよ?」
「〜〜〜っ。分かったよ。こ、こうか」
ゆっくりと小さな手を包み込むように握る。冷たく、柔らかい感触が俺の手へと伝わってきた。
こう表現するのもどうかと思うが、女の子の――手なんだよな、こいつの手。
「ん」
目を細めて俺の方を見やる。艶やかな微笑が胸を鼓動をおかしくさせた。たぶん顔も若干赤く染まっちまってるだろう。
それから、時間にして一分にも満たなかった時間、何も言わずに手を握っていたが「もういいわ」と黒猫は手を戻してまた仰向けになった。
「たく、どうしたってんだよ」
目を閉じて黒猫は言う。
「別に……。ただ、あの子の気持ちがどうだったのか、知りたかっただけよ」
「あの子?」
「分からなければそれで良いの」
それっきり黒猫は口を開かなくなり、いつの間にか寝入ってしまったようだ。小さく布団を上下させている。
あの子って誰だ? 瀬菜か? もしくは桐乃か沙織か、または俺の知らない誰かのことを言ったんだろうか。
分からずじまいだな、まあいいや。
てゆうかさ………………、やっぱりこいつって、そのさ、俺のこと――す、好きなんじゃねえの!?
だってこんな手を握ってくるとかさ、ありえねえだろ? どう考えても嫌われてるはずないよな!
しまった! 今、超いい雰囲気だったじゃん。校舎裏でのキスのことを聞く絶好の機会だったのにぃ。俺のバカバカバカ、なんでもっと早く気付かねぇんだよぉぉ!
いや、まだ遅くはねえよな。こいつが起きたらいっちょチキンハートを震え上がらせて、聞いてみっか!
きゃあああああああああああ、なんかすんげぇドキドキしてきたっ!
え〜と起きたときの第一声はどうすっかな。『おはよう』? いや『目が覚めたかい、子猫ちゃん』とか。いやいやもっとこうバシッとするようなセリフをだなぁ――
153名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:18:49 ID:8fmFn2hP
午後一の授業が終わる直前に黒猫は目を覚ました。
ゆっくりと瞼を上げて、俺が見ていることに気付いたのか視線を向けてくる。
俺は椅子に足を組んで膝の上に頬杖をつき、爽やかに笑みを浮かべて「よ、おはよう」と声をかけた。
我ながらちとかっこつけすぎかな。結局あれこれ考えた末になにも思いつかず、挨拶はシンプルにして、なんとなーくこのポーズを思いついたのだった。
「…………あなた、ずっと居たの?」と黒猫。
「ああ、ずっと見ていたぜ」と俺(←爽やか)。
「フ、フフフッ。そ、そう……。ずっと、ずっとあたしが寝ているところを見ていたってワケね……」
黒猫はなにやら俯むいて、からだを震わせている。
恥ずかしがってんだな。そのうち『莫迦ッ』とか顔を赤らめて照れ隠しの憎まれ口を言うに違いない。可愛いもんだ。
黒猫は俺に向き直ると、
「後輩の女の子をじ〜っと視姦するだなんて汚らわしい豚ね」
ほらな思ったとおり、黒猫は眉を逆八の字にし顔に怒気を含めて生ゴミを見ているような目をしながら俺を蔑むような口調で――――――――あれ?
「えっと? その、黒猫〜さん?」
「なにを薄汚い顔で気安く話しかけてるのよ」
「あの、おは〜〜よう?」
「人語も解せ無いのかしらこのケダモノは。檻にでもブチ込んでおいたほうがいいのかしら。それともコマ切れにでもして鴉のエサにでも――」
なにやらおどろおどろしい黒いものが黒猫の周りから立ちこめているような空気。これは、どう見ても怒ってらっしゃいますね…………。
え、ええええええええ? 寝る前はあんなにすうぃ〜とな雰囲気だったじゃん? なんでいきなりこうなってんの!? バグ? バグなのこれ?
「そのね、俺はただね、あのときのことを聞きたいかな〜って」
「まだしゃべるつもりでいるの、このクソ虫が。いっそその口を五寸釘で閉ざして樹海に括りつけて『祝ってやる』とからだに刻み込んでやろうかしら?」
「か、勘弁してくれえぇぇ!」
黒猫からもはや毒でもない恐々たる呪言を浴びせられているところで授業の終了を知らせる鐘。
「さっさと戻ったらどうなの? 豚は豚箱へねぇぇぇっ」
ひぃぃぃぃぃぃぃッ! もうそこに一秒たりとて存在することさえ許さないと言わんばかりの眼光。チキンハートは別の意味で震え上がった。
「そ、それじゃあ失礼します!」
うわ〜んと涙目で逃げ出すように保健室から出て行こうとすると後ろから声が聞こえてきた。
「ほんとに……私の寝顔を……ずっとだなんて…………」
「え?」
「な、何も言ってないわよっ。さっさと出て行ったらどうなのっ」
「は、はいぃっ」
黒猫のやつ超怖かった、グスン。
保健室を後にして泣きながら教室へ戻る途中、そこでの出来事を反芻する。
不機嫌にムスッとしたり怒ったり甘えてきたり。寝る前は微笑んでいたのに起きればさっきのようにブチぎれられたり。
少しは黒猫のことはと思っちゃいたが、まだまだ分かってねえんだな俺。
足元をスリスリとなついてきたかと思えば、いきなりツンとして顔も向けてくれなくなったりする。ほんと猫のようだ。
怒りが収まった頃合を見て今度は猫缶――ではなくお菓子かあいつが好きそうなアニメの話題でも仕入れて話しかけてみよう。
それこそ、猫のご機嫌を伺うように。
154名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 03:21:03 ID:8fmFn2hP
以上
非エロ。体調悪い相手に京介がエロいことするわけないって思ってしまったんだ
155名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 06:46:25 ID:w5mfs76F
黒猫の態度がコロコロ変わるのはせい(ry
156名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 07:28:36 ID:6oQDJe9c
>>144

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘

157名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 11:53:33 ID:fZa+tlXY
黒猫可愛いよね黒猫
なでなでしたくなる可愛いさだよね照れ隠し可愛いよGJ!

ちょっと話逸れるけど、普通、女の兄妹(姉にしても妹にしても)がいたら月のものとかわかりそうなもんだよな、とか言ってみる
まあ、京介なら間違いなくわからんだろうがw
158名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 12:49:13 ID:C6cdCahE
>>154
GJです黒猫かわいいでござる
159名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 13:10:14 ID:Sr1Bei0j
自分の姉妹が生理軽いタイプだったら、生理が重くて倒れるってのは思いつかないかもね

取り敢えず黒猫可愛いよと
160名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 15:55:15 ID:cSmnWpNN
あやせ→沙織→黒猫の三連星ktkr
161名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 16:41:35 ID:ETeTLj0j
>>154
乙です。
周囲では授業をサボった時点でエロいことをしたことになっているでしょう

そして黒猫が教室で質問攻めにされるのは間違い無い
162名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 17:51:18 ID:pwvbsKRo
ゴーストライターが出没すると聞いて。
163名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 20:07:35 ID:B/YyWWe2
はぁああああああんんんんんっ!!!!
黒猫ぉぉぉおおおお
164名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 21:54:04 ID:ASihFz3E
端から見たら黒猫って、入学早々三年生のそこそこイケメンの彼氏をゲットした勝ち組に見えるよな。
165名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 22:03:57 ID:B/YyWWe2
優しくて成績も良くそこそこイケメンクラスメイトと後輩を二股

爆死しry
166名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 22:31:03 ID:NmuF2Ln7
まぁ京介が二股野郎に見えるのはガチだろうな
167 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:15:59 ID:lerAF2HO
投下します。
完全に名前を借りた別人になってしまったような……。
168 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:16:32 ID:lerAF2HO
湯上がりで上気した沙織の肌は形容しがたい妖艶さを帯びていた。
俺は沙織を怖がらせないように左手でその頬を掬い取るようにゆっくりと持ち上げ、静かに口付ける。

「んっ……」

同時に右手で沙織の髪に絡めて梳いた。きめ細やかな肌触りが非常に心地良い。
アッシュグレーとでも呼ぶのか、その限りなく灰色に近い黒髪には上品な気品を感じた。
柔らかな唇から名残惜しく離れると、互いの唾液が橋となった。
その光景は極めて煽情的であり、俺は高まる動悸を必死に押さえながら拙い手順で沙織を愛していく。

「沙織の肌も、髪も、とってもスベスベで……まるで絹みたいだ」
「あ、ありがとうございます……」

褒められ慣れていないのか、モジモジしながら呟く沙織の姿に俺は電流が走った。

「沙織……胸、触るぞ」
「は、はいっ……よ、よろしく……お願いします……」

俺ははやる気持ちを抑えつつ、頼りなく沙織の肢体を包んでいたバスタオルを、沙織の両腰を掴んで下へとずり下げた。
169 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:17:02 ID:lerAF2HO
ついに顕になった双丘に思わず俺は目を見開いた。
横になっていてもわかるほどその形は張りを保っていた。
先端にある乳首は、その全体像に対してはやや小さめながらしっかりと存在を主張するように浮き出ていて、俺の思い描く巨乳の理想像そのものであった。
これに欲情しないやつは男じゃねえ……!
俺は割れ物を扱うような気持ちで手を震わせながら目の前の膨らみを掴んだ。

「や、柔らかい……」
「あっ、お、兄様っ……あぁっ!」

もはや碌な言葉も出せず、無心で揉みしだいているうちに沙織が突然嬌声を上げた。どうやら掌の真ん中が乳首を刺激したらしい。
ほんの少しだけ余裕が出てきた俺は三本指を作った。

「乳首、弱いんだ……やっぱり、大きいからかな」
「ぁぁっ、そこは……んあっ、ふぁっ、ううぅぅっ!」

右のを三本でコリコリと摘みながら、左を舌で転がしつつ吸い上げる。何が出ているわけでもないのにこの世のどんな果実より甘美に感じた。
口と手の対象を交換して引き続き胸を愛撫する。

「沙織は、何カップなんだ?」
「っ!?い、Eカップですけど……どうしt、あっ、あぁんっ!」

特に意味などないのにこんなに素直に答えるこの少女の健気さは国宝級じゃなかろうか?

「これだけでかくてもEなのか……だけど、この胸は何より最高だな」
「あっ、そんなっ、胸、ばっかり、ふあぁっ」
「じゃあ、そろそろ下もいい?」
「ぇ…ぁっ!」

吸引は怠らずに俺はおもむろに右手を太股に沿わせながら根元へと近付けていく。沙織の従順さが俺のS性を引き出しているのだろうか?

「だ、大丈夫……ですっ。優しく、お願い、します……」

な、なんていじらしい態度取りやがるんだこいつは……!
沙織から今までより強く、貪るように唇を奪い、
バスタオルを掴んで放り投げた。今、沙織は完全に生まれたままの姿となった。
170 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:18:01 ID:lerAF2HO
「あっ……!」

咄嗟に沙織は体を抱えるようにうずくまった。
(ちょ、ちょっと急きすぎたか……?)

「あ……沙織、その……ゴメンっ!」
「……ばか……です……」
「え?」
「お兄様ばかり触ってて不公平だって言ってるんです!」
「うおぁっ!」

突然沙織が飛び掛かってきて俺のジーパンをひんむき、瞬く間に俺も全裸にされた。

「お……お前、さっきまでの恥じらいは……」
「わたしにだって伴侶となる殿方にしてあげたいことぐらいあるんです!一緒に気持ち良くなりたいから!」
「…………」
「…………え、あの、その……」
「……ふっ、ははははは!」
「お、お兄様……?」

突然頭を抱えてケラケラ笑い出した俺を沙織は怪訝な目で見ている。

「……いや、俺は俺の尺度でしか考えられてなかったって話さ。沙織のしたいことなんて全く気づけずにさ」
「い、いや……そんなことは……」
「ありがとう、沙織。愛してる、一緒に気持ち良くなろう」
「わ、わかってくださればいいんですわ、お兄様。では……」

互いに改めて深いキスをしたあと、沙織はベッドに俺を促して、俺と頭の位置を入れ替えて横になった。
171 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:18:41 ID:lerAF2HO
こ、これが世にいう69……!
俺が目の前にある沙織の薄い茂みに興奮を禁じ得ない中、俺の股間をとてつもない快感が襲った。
こ、これはまさか……!

「ふふ……お兄様の、こんなに堅くなってる」

さっきまで十二分に堪能していた極上の乳が俺のモノを柔らかく包み込んでいた。

「ちょ、沙織お前なんかキャラ変わってね!?」
「それも私だ……ですよ。あむ」
「うあぁっ!?」

追撃とばかりに先っぽを啣え込んでくる。このままでは沙織より先に俺の一撃必殺砲が暴発してしまう!

「こんなことで……こんなことで俺はぁーっ!!」
俺の頭で赤い何かが弾け(た気がして)、目の前の魅惑的な穴に舌を滑らせる。ヤツにできて俺にできない訳がない!
ここに盛大……いや性大な我慢比べが展開された。

にゅる、にゅる、チロチロ、ぴちゃっ。
レロ、レロ、ジュルジュル、ギュッ、ピンッ。

「うぁぁぁっ……!」
「くぅっ……ふぁっ……あぁんっ……!」

お互いにお互いを高めようとしている結果、舐め方を不規則に変えたり愛液を啜ったり豆粒を摘んだり弾いたり、もうやりたい放題である。もはや意地の問題だった。

「うぅっ……!」
「ああっ……も、もう……!」

びゅるっ!びゅるるるっ!

「「ぅあああぁぁぁぁーーーっ!!」」

結果はものの見事な引き分け。出るものも見事に互いの顔面にかかった。

「「濃い……」」

全く同じ感想を抱いたのを察して、俺達はダラダラの顔でお互いに笑い合った。
172 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:19:22 ID:lerAF2HO
「じゃあ、沙織……そろそろ……いいか?」

若さ故か一瞬で再形成されたマイサンを入念に洗った後、俺はコンドームを着ける準備を始めた。

「京介兄様……その……」
「どうした?」

なんとか上手くはめ込んだ。試着したことはないが、図の通りになっているから多分問題ないだろう。

「その……多分私、今日安全日なので……」
「…………」

さっきまでとうって変わってもじもじしながら語りかけてくる。死ぬほど可愛い。

「………………だが断る」

もっとも、返す答えは決まっていた。一瞬どころではない逡巡が混ざったのは健全な男子諸君ならわかっていただけると思う。

「万が一にもお前が妊娠したら、『今の』俺には100%責任を持てない。そんな奴に沙織を愛する資格なんかない」

それとは関係なしに考えても、沙織の膣内から達する前にしっかり引き抜ける保障など全く持てる気はしない。

「だから、いつか結婚する日まで俺は絶対に生でやりたくない。これが俺の立てた誓いだ」
「き……京介さん……!」

見ると沙織は号泣していた。

「ごめんな」
「何を謝るんです……か……。京介……さん、は……わたしの……全てです……!」


もう言葉は尽くした。
俺は、避妊した自らの分身を沙織の秘所にあてがった。

「行くよ……沙織」

沙織が緊張で震えながらもコクンと頷くと、それがそのまま行為の合図となった。
思った以上にきつい沙織の中を、少しずつ圧し拓いていくと、何かに阻まれるような感触を得た。

「……愛してるぞ」
「……わたしも……んんんぁっ……!!」

俺は一気にその膜を貫いた。そして間髪入れず奥まで貫き切る。そこで一旦動きを止めた。
173 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:20:02 ID:lerAF2HO
「い……いったぁぁい……!」

完全に涙目な沙織を見て、流石に心配になってきた。

「だ……大丈夫か?」
「うぅっ……かなり苦しいけど……それ以上に嬉しいんです。やっと京介兄様といっしょになれて……想像以上でした……」

俺は背中にギリギリと爪を突き立てられながら、接吻を交わした。
しかし、ふと思い立った。

「沙織、あのさ……『想像以上』ってことは、まさか俺で……」
「あ……そ、それは……」

沙織は燃えるような顔色でゆっくりと頷いた。

「なん……だと……」
「ごめんなさいお兄様、こんなはしたない娘で……きゃあっ!?」

気がつくと腰が勝手に抽送運動を始めていた。ヒャア、もうガマンできねえ!
沙織の体を抱き起こし、自分の体を寝かして下から一心不乱に突き上げる。豊かな胸が上下に揺れる様はまさに絶景っ……!
一回完璧に抜いたとはいえ、これほどお互いに気持ちの通じた行為が一回で満足しようはずがない。すなわち、もう限界が近い!
両手で両乳房を揉みしだきながらの上下運動が確実に絶頂を招き寄せていた。

「あっ、あっ、あっ、はぁっ、きょう、すけ、さぁんっっ」
「沙織っ、沙織ぃっ……!」

ドクンッ。溜まりすぎた欲望がついに噴出し、同時に絶頂に達した。

「ああああぁぁぁぁーーーーーっ!!!!」

力尽きた沙織が繋がったまま俺の胸へとへたりこむ。俺は最後の力を振り絞って息子を引き抜いてゴムを縛って何処かへと放り投げ、沙織と共に意識を失った。
174 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:20:41 ID:lerAF2HO

目が覚めると、なにやら美味しそうな匂いがした。

「沙織……?」

台所に出てみると、沙織が包丁で長ネギを刻んでいた。……裸エプロンの@ω@で。

「お、京介どのお目覚めになられましたかな?」
「お前何やってるんだ沙織バジーナーッ、恰好はともかく理由を言えーッ!」
「そういう京介どのだってビンビンではござらぬか」
「話を聞け、ってうおおい!」

そういえば昨日全裸で寝たんだっけか!朝立ちと相まって最低な恰好だなおい!

「いやあ昨晩はお楽しみだったでござるなあ」
「まあな……しかし、お前料理できたんだな、すごいうまそうだ」
「京介どののミルクm」
「どうして今の流れでそうなった!」

相変わらずこの沙織は読めない奴だ。でもそれすらも可愛いと思ってしまうんだからどこまでも惚れた弱みだろうな。

「冗談はさておき、花嫁修行の一環としてある程度のレベルまでは叩き込まれているのでござるよ」
「ほう、それはつまり愛妻弁当とか期待して言い訳だな?」
「む、言うでござるな……って、あ……」

俺は喋りながら眼鏡を取り去った。

「で、どうして裸エプロンなんかやってんだ?」
「そ、それは……京介さんのために、こういうことをしてみたかったから……です」

そんでバジーナ状態で照れ隠し、か。全く微笑ましいじゃないか。
でも、デートのときはバジーナでいて欲しいかも、公衆の面前で収まりがつかなくなったら怖いし。
何はともあれ、今はこの彼女との時間をじっくりと味わわなきゃな。
俺より背の高いこの愛しき恋人の頭に俺は手を伸ばして、撫でながら耳元で囁いた。

「たいへんよくできました」


このあと、朝食後に特別デザートがあったり、親父に地獄極楽落としを喰らったり、桐乃と黒猫に散々皮肉と冷やかしを浴びたりしたのだが、それはまた別のお話。



『彼女が眼鏡を外したら』
第一部完
175 ◆XUsplk79ik :2010/08/21(土) 00:26:37 ID:lerAF2HO
一旦一区切り。
最後まで読んでくださったみなさんありがとうございました。


そして沙織の一人称は「わたくし」……
(なんだよ、これ…俺がヘマばかりやってるヘボ沙織スキーみたいじゃないか…!)
PC使えるようになったら(ry
176名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 00:27:11 ID:GsZe191j
GJ!
丁度巡回しているときに投稿されたのでよかった。
沙織かわいいですね!
177名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 00:32:53 ID:fr3Kn//7
何だっていい!>>175さんにGJするチャンスだ!
175さんに対する感謝の気持ちは言葉では言い尽くせないですよ…
178名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 00:42:36 ID:3zOxK0YL
これは良い沙織GJ!
個人的には京介と沙織の距離感が縮まった“時”の話も見たいけれど、これはきっとわがままなのだろうなぁ
179名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 10:43:51 ID:QB8f/m/h
起きたら来てた

GJだ
沙織かわゆいよ
180名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 10:55:08 ID:aA1XLI1w
>>163

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
181名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 16:40:02 ID:NT2ACHhh
>>175
あんたって人はアァァーッ!!
素晴らしい!
182名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 01:12:46 ID:Qli3RMYu
桐乃のリビドーの続き見たい
183名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 01:31:08 ID:ki4+kAcI
リビドーの続きって。。。
また京介のパンツが行方不明になるのか(´TωT`)
184名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 03:03:36 ID:mBBGo4MF
カーペットとかを掃除するあのくるくる回すやつで
陰毛回収とかしてそう
185名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 04:37:50 ID:ku02LCIC
>>183
むしろ、

我慢が限界寸前の桐乃

うっかり京介がまたカッコイイ事言っちゃうorやっちゃう

桐乃 LIMIT BREAK

そして逆レイプへ…

を桐乃視点でやってほしい
意外とエロシーンを女視点で描写したSSって少ない気がする
186名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 06:21:36 ID:kJNJHaqx
兄貴のパンツでオナニーしてたら怒られた……

パンツがダメなら兄貴本人でオナニーすれば良いんじゃね?

突撃!
187名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 10:01:10 ID:yl2xrNKx
京介パンツ。。
カビたりしないのだろうか。
188 ◆XUsplk79ik :2010/08/22(日) 10:32:45 ID:tpd0afXj
またまた沙織ーです……はい……

今回はガンダム(特にX)ネタなんで知らない人はごめんなさい。
189私に、力を…… ◆XUsplk79ik :2010/08/22(日) 10:35:08 ID:tpd0afXj
「ああっ、それはダメです……」
「うーん、じゃあこれか?」

俺は頭と手を働かせながら沙織の意に沿うように探る。

「あっ、そうです、それがいいんですっ」
「じゃあここが繋がるように言うにはもちろん?」

質問というよりは確認といった風にしたり顔で言う。

「は、はい。ここに、入れてください……です」
「……だよな」

予期していた答えに俺は口の片側を吊り上げた。



「……ふぅ、これで今日の英文読解は終わるか。ありがとう、沙織」
「いえいえ、お兄様のためならお安い御用ですわ」

察しの通り、ここは沙織の部屋である。
いつぞやの週末に沙織との契りを交わした代償として親父のフルボッコを甘んじて受けた後、俺は毎週金曜の夕方から日曜にかけて沙織のマンションに世話になっている。
前にも書いたように俺の部屋は施錠できないわ家族はいるわでなかなかいちゃつけないのだ。特に桐乃には部屋に薄壁一枚で面している関係上、何があろうと一瞬でばれる。
流石に無理にがなり飛んでくる事は今更ないとは思うが、ややもすると「隣の部屋で兄貴がセクロスしてる……死にたい……」などとVIPに書き込まれるかも知れん。というかあいつならやりかねんのが恐ろしい。
最悪の場合三人で……

「どうかしましたか京介お兄様?」
「い、いや!詮ない事だ」

一瞬よぎったヤバい考えを必死に首を振って否定する。一体俺は何を考えているんだ!
そんなわけで、週末は沙織のところに通い妻よろしく通い夫しているのだ。
念のため言っておくと、沙織から往復の定期をポンと買われそうになったがやんわりと拒否させてもらった。俺とて沙織のヒモになりたくはない。無論そんなに金がある訳ではないが、俺にだってプライドがあるのだ。
ついでにこの件に関しては両親も認めてくれている。「本気で交際する覚悟があるのなら支援は厭わない」というスタンスのようだ。全く有り難い限りである。
桐乃は交際に関しては認めたものの、住み込みの件に関しては最後まで難色を示していたが。

そんなわけで、俺は沙織から合鍵を受け取り、日常生活における最低限のルールを定めて半同棲生活をしている。その一環が冒頭の「一日2時間一緒に勉強」なのである。
おっと、俺を爆発させるには第四の壁を破壊できなきゃ無理なんで注意な。

とはいえ如何せん高三と高一であり、いかに教えるのがうまい沙織といえども全く学んでいないことはどうしようもなく、現状は沙織の課題を復習がてら一緒に解いて、学年に関係ない英語だけは沙織に教えてもらうという形式を取っている。
必然的に俺の課題は自力で解いているのだが、どうしてもわからない所があるとやむなく麻奈実に連絡している。
これを沙織は露骨に嫌がるため、最近では三年の問題をも理解できるように闘志を燃やしているらしい。……凄い女だ。
しかし麻奈実はオタクっ娘に嫌われる宿命でも負っているのだろうか?
190私に、力を…… ◆XUsplk79ik :2010/08/22(日) 10:36:12 ID:tpd0afXj
「……さて、今日は何で遊ぶ?」

勉強を切り上げて麦茶を一杯あおった後、沙織に題目を促した。といっても今日は金曜のもう7時だが。

「あ、実はやりたいゲームがあるんですよ」

そう言うと沙織はPSPを渡してきた。

「ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUSです」
「ああ、これゲーセンにあるのの家庭用か。沙織が好きそうとは思ってた」

黒猫と一緒にゲーセンに寄ったときに百式が選べるのを見たから、という安直な理由だが。

「ゲームセンターで一人やると嫌でも人目を引いてしまうので家庭用で我慢していたのですが、京介兄様と一緒ならどこででもきっともっと楽しめると思うんです」

花が咲くような笑顔で見つめてくる。畜生かわいいなあ俺の彼女は!

「そんなこと言われたらやり込まざるを得ないな。どれどれっと」

PSPを起動させて機体選択画面に移る。ちなみに俺は今のところF91まで沙織に見せられていて、他はキャラ設定を知る程度だ。
「拙者はもちろん百式なので京介どのは初めてなら3000コストがよろしいでござるかな」

突然口調が変わったから驚いて振り向いたらバジーナ化していた。本当に切り替えの早いやっちゃ。


「んー、じゃあガンダムXかな」
「Xは初めてには敷居が高いような気がするでござるが……まあよいでござるか」
「どうしてだ?」
「標準的なライフルと標準的な機動性、そしてサテライトキャノンを持ったサテライトモード、迎撃向けの豊富な武装とやや特殊な機動性を持つディバイダーモードの二つが存在して、両方使いこなしてやっと真価を発揮できるのでござる」
「なら最初はサテライトモードだけで基本操作を覚えるか」
「悪くはないでござるな。でもどうしてXを?」
「いや、ガロードって特別な力はないのに一人の女の子を命を張って守ろうとする姿勢に憧れるなと思って」

歯止めがないと沙織には立て板に水のごとく言葉が流れてしまう。

「き、京介どの……さ、さあゲームを始めるでござるぞ」

お互い真っ赤になったままゲームに没頭し、気が付いたら10時を回っていた。

「あ、もうこんな時間か。大分慣れてきたし、これで明日ゲーセンで対戦できるかな」
「ネット対戦もいくらかやったでござるし、手も足も出ないってことはないと思うでござるよ」
「まあ沙織がかなーり強いからな……貴様このゲームやり込んでいるなッ!」
「答える必要はないでござる。……あの、京介さん」

眼鏡を外し、俯きながらか弱い声で沙織が。

「ティファに対するガロードみたいに、京介さんはくれるんです。私に、力を……」

同じような言葉でも時と状況で感動が増幅することってあるよな?今のはまさにそれだと思う。キュンと来た!

「そ、そんなのお互い様だろ、沙織がいるから俺も頑張れるんだよ。……ベッド、行こうか?」
「はい……」



(翌日、秋葉原にガロードとティファのごときコンビネーションを発揮するカップルが現れ、そのイチャつきオーラに周囲がドン引きしていたのは言うまでもない。)
191おまけ ◆XUsplk79ik :2010/08/22(日) 10:37:17 ID:tpd0afXj
・小ネタ

沙織バ「京介どの、ガンダムDXは使うのは寝る前にしてくだされ」
京介「え?別にいいけど……?」

〜寝る前〜
京介「ああっ、くそっやられた!」

DXティファ「ああっ、はっあぁっ、はあぁぁぁぁぁん!!」

京介「…………」
沙織「…………」
京介「…………沙織、抱いていいか」
沙織「いいですとも!(計画通り……!グッ)」
192 ◆XUsplk79ik :2010/08/22(日) 10:41:37 ID:tpd0afXj
投下おわり。
次にお前は「誰かデッドプール呼んで来い」という。


槙島が大人しすぎてバジーナの方が遥かに話を転がしやすいという。
クワトロのサングラスでもかけさせようと思ったけどあまりの会話の流れにくさにやめました。未熟。
193名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 12:08:45 ID:jcQX55Eo
>>192
フッ……バジーナがどうしてもバナージに見えてしまう俺はガンダム好きGJ!
ゲーセンでの周囲の目が痛そうだなw
194名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 17:02:28 ID:EsTfTwAq
>>193
おまえは何を言ってるんだ

GJGJ
195名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 22:13:34 ID:Kt8a5r86
ガンネクやってる奴にしかネタはわからないだろう…がGJだ!

ゲーセンでバカップルが一緒にガンネクなんてやってたら流石に痛いだろ?
196名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 00:42:31 ID:QBoJe/ML
いろんな意味で十字砲火を食らうなw
197名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 00:54:12 ID:YAChOFfc
>>192
流石沙織だ!ガンネクネタでもなんともないぜ!!

>>193
あまりガンダム詳しくない友人と映画館でユニコーンみたあと
友人が「バジーナかっこいいな!バジーナ!」
と言ってて周りから奇異の目で見られていた事を思い出した
198名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 10:11:00 ID:AegeCYnb
黒猫の発情期
199名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 15:25:42 ID:eEv7Ix1K
黒猫の妄想がとまらない
200名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 21:05:22 ID:eEv7Ix1K
「先輩、なんだか喉が渇いたわ」
「そうだな、俺もだ。なんか下に行って持ってくるか」
「あら、あたしはこれで充分よ」
ジー、カチャカチャ
「チロ、ペロペロ」
「うお! ちょっと待て黒猫、おまえはいいかもしれんが俺はどうすんだよ」
「仕方無いわね、それじゃあたしのも飲んでていいわよ」
尻を向けてきた黒猫の股間はうっすらと濡れていた。
ショーツを引き下ろすと、ヒクヒクとした淫肉からさらにいっそうプピュっと愛液を垂れ流してくる。
「それじゃ、い、いただくぞ。じゅる、じゅぶぶ」
「ヒャ、アアン」

こうして俺たちは喉の渇きを潤した。
201名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 21:25:37 ID:Eee+Nb4t
>>200
黒猫は「あたし」とは言わない!
桐乃との変態プレイ?
「たまにはあの黒いのになりきってみるか」
「……いいかもしんねえ」
202名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 23:09:18 ID:p50yNAju
>>201
逆に黒猫の桐乃なりきりプレイかもしれん
「貴方は妹に性的劣情を催しているのね。何て……イヤラシイ雄」
203名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 23:50:56 ID:Eee+Nb4t
>>202
いや、呼び名が「先輩」だぞ?
見せつけてるんだよ、きっと
204名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 01:16:50 ID:cmpAO4gj
喉渇いた



いつものように部屋で過ごしていると、ポツリと話しかけられた。
「ねえ先輩、喉が渇いた」
「ん、そうか」
用意していたジュースは既に空になっている。そういや俺もけっこう喉渇いてんなぁ。
「ちょっと待ってろ。麦茶でも持ってきてやるよ」
「なに言ってんの、あなた。わざわざ取りに行かなくてもココにあるじゃん」
そう言うと俺の股間をもぞもぞと撫でつける。
「マ、マジで?」
「フフフ、いいからさっさと用意しなさいよね」
期待に鼻息荒く、ズボンとパンツをずりおろすと、横に寝転がっていたからだを俺の上へ乗せ、さっそくチ○ポをしゃぶり始めた。
「ん……ふぅ。チロ、ペロペロ。さっそくいやらしい液が出てきているわよ先輩」
「あ、ああ。おまえの舌って最高だからな。こうなるのは仕方ねえだろ」
「褒めてくれて嬉しいわ。それじゃあ、じゅる……じゅぷぷ、ぺろ。早く出してもらおうかしら」
「く……。してもらってばっかじゃ悪いし、俺もさっきから喉が渇いた。おまえのを飲ませてもらうぞ」
視界に入っているふとももを掴んで下半身を自分の前へと持ってくる。
スカートを捲りあげて、あらわになったパンツを掴むとそのままズリリと引き下ろした。
ウス桃色の秘所はすでにパクパクと俺とキスしたがっているように動いている。
「それじゃ、飲ませてもらうかな。じゅちゅるる、ちゅりゅ」
口を押し付けて、愛液を啜り飲む。
「んゃあん! んん、ちょっと先輩っ! もっと優しく扱いなさいよね。んむ、ちゅ、れろ……ちゅぱるる」
「うお! おまえだってすげぇいきおいで、うぐ。俺の舐めてるじゃん」
「あたしが飲みたいものがまだ出てこないんだもの、仕方無いでしょ。 ふもぉ、ちゅぶ、んん。ほら先輩? 早く出しなさい」
チ○ポを口内に入れ、激しく愛撫される。ガマンなど出来ず、すぐに俺の絶頂はおとずれた。
「うぐ……。出すぞ! ぐ、うおお!」
ぶりゅりゅりゅりゅ!
「んぶっ! うも、んんっ! ん……んっく、んく」
おいしそうに喉を鳴らして精液を胃まで運んでいってるようだ。
「んく……。はぁ〜。おいしかったわ」
「ああ。それはなによりだ。ちゅぴ、れろ」
「ひゃん。もう、いやね。まだ足りないの先輩は」
「もうちょっと飲みてえかな」
「ふ〜ん。だったらさ、他にこれ飲んで頂戴。ん、んん……」
ちょろ、ちょろろろろ。
俺の口内に今までの粘着質なものとは違う液体が入り込んできた。
「んぐ、ごくごく」
こいつめ、調子乗りやがって。それじゃあ俺もおかえしにち〜とばかしお返ししてやるかな。
俺は物足りなさそうに舐めているこいつの頭を足で掴むと、俺のチ○ポを口へと運び入れ、膀胱にたまっていたものを排出した。
じょろろろろろろろ。
「んぶ。んぐぐぅ! んっんん。ごく、ごくごく……」
驚いたみたいだが、すぐに根元までくわえ込み飲みこんでいく。

俺たちはこうしてお互いに喉の渇きを潤したわけなんだが……。
誰だろね? こいつ。
205名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 01:19:51 ID:I9KVxxjv
桐乃と黒猫がフュージョンでもしたのか
206名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 01:51:32 ID:NBvslzen
京介とエッチがしたいけど血が繋がりの為出来ない桐乃
先輩に一番大切にされている桐乃を羨ましがる黒猫

二人の利害が一致したためフュージョン
オタクで邪気眼厨二病で変態なツンデレ妹系後輩ヒロイン、桐猫
207名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 03:15:26 ID:xru5lLir
属性やべぇw
208名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 08:31:01 ID:JirW5aFH
最狂のフュージョンwww
209名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 08:53:11 ID:2+i5lSpN
もう少し長所をフュージョンさせろよwww
210名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 08:54:23 ID:I9KVxxjv
カオス過ぎるw
211名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 10:17:32 ID:FQG7wRSf
むしろ黒猫+きりりんでクリリ(気円斬)
212名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 10:20:12 ID:t0ZvqKQ1
クリがどうしたって?
213 ◆XUsplk79ik :2010/08/24(火) 11:36:27 ID:k7ZLYaZd
こんなカオスな空気の中に投下することが本当に正しい方法なんですか?

今回は趣向を変えて桐乃ネタで。
(最初沙織とでやろうと思ったけど桐乃の方がマッチしたから急遽乗り換えたのは黙っておこう……)
214キャッチボール ◆XUsplk79ik :2010/08/24(火) 11:37:36 ID:k7ZLYaZd
「……38.4℃。モロ風邪だな」

京介は桐乃が脇から取り出した体温計を読み取り、溜息をついた。

「こ、このあたしが夏風邪なんかに……それもあんたなんかに看病されるなんて」
「親父は仕事で出払っちゃってるし、母さんも町内会の集まりなんだ。不本意でも我慢しろ」
「べ、別に嫌だなんて言ってないじゃない」

それ以外にどういう意味に取れというのか、と京介は内心で再び嘆息した。

「お前最近モデル業が重なってたから、疲労につけこまれたんだろうさ。ま、病人は病人らしく安静にしてな」
「余計なお世話……ゴホッ、ゴホゴホッ!」
「こんな状況でも意地張るか……お前らしいけどさ。とにかく無理すんなよ」
「うう……いつもの力が出せれば……くやしい……」
「なんとでも言いやがれ。何か食いたいもんあるか?」
「リゾット」

きっぱり。

「んなもん俺に作れると思ってんのか?」
「思ってないけど?」
「そうはっきり断言されると妙に腹立つな……」

意地悪そうな笑みを浮かべる桐乃。堪能したかのように笑みの質が柔らかいものに変化していった。

「食べられそうなもんなら何でもいいわよ、あんたが作ったもんなら」
「は?」
「え?あ……な、何か変な事考えたんじゃないでしょうね?キモ」
「(別に俺は何も言ってないんだが……)」

顔を赤く染めて桐乃が俯くのを見て、京介は妙な罪悪感に駆られた。この場に居続けるのは何か面倒臭いことになる気がしたので、京介は店じまいを始めた。

「じゃあ適当に消化のいいもんでも見繕ってくるわ。そんじゃな」
「あ……」

桐乃の返答を待たずに京介は立ち上がり、部屋のドアを丁重に閉めた。
215キャッチボール ◆XUsplk79ik :2010/08/24(火) 11:38:33 ID:k7ZLYaZd
京介が簡単な食事をこしらえて桐乃の部屋に戻ってくると、桐乃は眠っていた。
流石に安らかにとはいかないようで、何かうわごとのようなものを言っているらしく、京介は料理を置いて耳を傾けてみた。

「うぅ……おにいちゃん……待ってよぉ……」
(……!?)
「……ぅう……ん!?きゃあああ!何あんた勝手に覗き込んでんのキモキモキモッ!!」
「うおぁっ!?痛えっ!!」

桐乃から往復ビンタに枕投擲の追い討ちをくらい危うく後ろに吹っ飛びそうになる京介。

「す、すまん。しかしお前のような病人がいるか!」
「怒りが風邪を破ったのよ!って、ぁっ……」
「桐乃!」

桐乃がゆらりと体をへたらせるのを反射的に抱き留める。

「……本当に悪かった」
「ま、全くよ……ふん……」
「(こいつ汗だくじゃないか……俺が言えた義理じゃあないが)と、とりあえずお茶漬け粥を作ってきたから食べろよ。ポカリも用意してあるから」
「あ、ありがとう……」
「素直でよろしい」
「張っ倒されたいの?」
「(何この理不尽!?)」「じ……じゃあ……ほら……」
「……?」
「食べさせてくれるんでしょ?…………嫌ならいいけど……」

桐乃らしくない素振りに京介は僅かにうろたえたが、やがて意を決した。

「わかった」
「え……」
「なんだよ自分から振っといて」
「ほ、本当に……?」
「俺はお前の兄貴だからな」
「……」

京介はレンゲで粥を掬い取り、息で冷ましながら一口食べた。

「あっ……」
「ほらよ、あーん」
「あ、あーん……」

桐乃がレンゲの残りを恐る恐る口に入れ、それを確認してから矢継ぎ早に粥を掬っていった。

「ごちそうさま……美味しかった」
「そりゃどうも。顔が赤いけど熱でも上がったのか?」
「うっさいわね!……で、でも、あ、ありがとう……」
「お、おう……それじゃ、な」

桐乃のはにかむような微笑みに思わず京介はドキッとしたが、平静を装いつつ部屋から出ていった。

「ありがとう、おにいちゃん……」


京介は昔桐乃から目を背けてきたことで、たくさんの桐乃を見逃してきたことを改めて感じた。あいつはいくつもボールを放って来ていたのに。
もっとも、素直じゃないあいつのボールは暴投気味のものも多いのだが。
俺のすべき事は、あいつの投げる球を必死に追って捕ってやる事なんだろう。京介は、桐乃にもう少しだけ優しくなれた気がする日だったな、と思った。
216 ◆XUsplk79ik :2010/08/24(火) 11:44:11 ID:k7ZLYaZd
おしまい。
バンプは歌詞に構成があるから話を作りやすいですね。

桐乃に風邪移されて桐乃が奉仕する話とかきっと誰かが書くんじゃないですかね(棒
217名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 12:29:28 ID:quEdh5mz
久々の兄妹モノGJでした
218名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 13:53:37 ID:xru5lLir
GJ!

むしろあんたが書けいや書いてくださいお願いします
219名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 18:16:12 ID:cmpAO4gj

桐乃可愛いのう
220名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 22:13:20 ID:Pvkwun/I
>>216

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
221名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 22:26:50 ID:I9KVxxjv
◆XUsplk79ik氏の投下ペース早くて羨ましいわ
GJ!
222名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 00:21:30 ID:EZWcqZB5
乙!!

>京介は桐乃が脇から取り出した体温計を〜 のくだりを見て
それをくんくんかして、ぺろぺろするんですねわかります
とレスをしようとした俺オワッテルorz
223名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 01:05:24 ID:K4jnsDjq
着替え手伝いと体拭くくらいですかな。
ありそうなんは。
224名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 01:47:00 ID:4F+QXCpH
>>222
桐乃は京介が脇から取り出した体温計を〜 のくだりを見て
それをくんくんかして、ぺろぺろするんですねわかります
に見えた俺は正常なはず
225名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 02:10:36 ID:mIg8B0/s
いろいろたまってきた
とりあえず投下する
226名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 02:11:09 ID:mIg8B0/s
リアの初体験



奇妙な違和感がして俺は目を覚ました。
目をあけて部屋を見るが、わずかな薄明かりが窓から染み込んできているだけで、俺の中じゃ朝とは呼べないような時間だ。
あ〜〜まだ全然起きるには早いじゃねえかよ。てかなんで起きたんだ俺。
「うっ……」
寝ぼけた脳みそに、俺を眠りから呼び起こした違和感が伝わってきた。
股間になにやらヌロッとした感触。
下半身に目を向けると、布団がこんもりと膨れあがってゴソゴソと動いている。
な、なんだぁぁ!?
ガバッと布団を剥がすと、
「ん、ちゅ。えろぉ……ぺろ……。ん? あ、起きちゃった」
「おまっ! な、ななななにを!?」
アメリカからホームステイに来ていたリア○二歳がそこに居た。
いや、居ただけじゃない。ズボンとパンツを引き下ろして、リアは俺のチ○ポを舐めていた。
「シ〜〜。まだみんな寝てるみたいだから大きな声出しちゃダメだよ、キョウスケお兄ちゃん。ちゅぷる、ぺろぺろ、ちゅっ」
ヒソヒソ声で俺に話しかけながら、なおも舐めるのをやめない。
小さな舌が、鈴口や裏スジを這い回るたびに快感を俺の頭へ送りつけてくる。
た、たまらん……じゃねぇっ!
「よ、よせって! どういうつもりだよおまえ!」
「ん〜〜? なんかね、暇だったからキリノのパソコンこっそり見てたんだ。んちゅ……。
 それでぇデスクトップに可愛いアイコンたくさんあったからクリックしたら、お兄ちゃんとこーゆーことする絵がいっぱい出てきて、ちゅぱっ、れろ……ちゅるる。そんであたしもキョウスケお兄ちゃんとしたくなっちゃたんだぁ、ニヒ」
「『したくなっちゃったんだぁ』っておまえ! 桐乃のノーパソ見たってことかよ?」
「うん。ちゅぴ……ぺろ、ちゅちゅ……」
げえええ、桐乃のあほおおおおおお!
なにやってんだよっ! よりによってリアのやつにおもいっくそエロゲー見られてんじゃねえよ!
「てかリアおまえ、パソコン使えたんだな」
「あー失礼しちゃうなぁキョウスケお兄ちゃん。んぷ、んっ、れろ。パソコンくらい使えるよぉ。寮に居るときだってママたちとメールとかしてるよ」
なんてこったい。てっきり走ること以外はあんま考えていないようなんで、ああいうものは使えねーと思ってたが。
野生児みたいなくせに文明の利器を使いこなしてんじゃねえよ。
それにしてもなんたる迂闊な。桐乃のやつめ、リアが届かないところにでも置いとけよぉ。戸棚の上とかさぁ!
「んふふ〜キリノが足速い理由はだ〜い好きなお兄ちゃんと、いっぱいこんなことシてたからなんでしょ。あたしもキョウスケお兄ちゃん大好きだから、これで足速くなるねっ」
「そんなわけあるかっ! って、くぉ……」
「いいからいいから。ちゅちゅ、んむ……んっんっ……んぇ、んは、ちゅりゅりゅ」
リアは俺のチ○ポを口に含み舌と唇で愛撫してくる。
はっきし言ってすんげー気持ちイイ。相手がガキだろうがこんな刺激与えられたらイヤでも感じてしまう。
「男の人のこれって日本語でなんて言うの? チマルポ? チピーポ?」
「うっく……。あぁ、エロゲだと単語を濁してるもんな。チ○ポだよ、チ○ポ」
「そっか、えへへ。お兄ちゃんのチ○ポ♪ チ○ポ♪ んっんぁ……ぺろ」
そうそう、ちゃんと言えてるじゃねえか――じゃねええええええええええええっ!
こんなガキになんてもん教えてんだよ俺!?
快感に脳みそがやられちまって、ついまともに受け答えしちまった。
「ちゅぱちゅぱ、ん……はぁ。キョウスケお兄ちゃんのチ○ポすっごい固い、さきっちょからぬるぬるしたやつもどんどん出てるし」
チロチロと鈴口を舐めながら、片手で俺のモノをしごいていく。
柔らかな舌と細い指の感触に、言われるとおり、いやおうにも破裂しそうなほどの硬化だ。
227名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 02:13:20 ID:mIg8B0/s
「えっと、今度はこれをここに入れんだよねー」
と、リアはしゃぶるのをやめて、膝で立ち上がると俺のものに股を押し付けて腰を下ろそうとしてくる。
「お、おい! それはまずいって! なにしようとしてんのか分かってるのかおまえ?」
挿入しようとしてきたので慌ててリアのからだを両の手で掴んで制す。
あっぶねぇぇ、いきなり犯されるとこだったぜ。
「なにって、エッチでしょ?」
「分かっててやってやがんのかよ……」
心底恐ろしいガキだ。
「こういうのはだなぁ、お互い好きなもん同士がするもんなんだぞ?」
「あたしキョウスケお兄ちゃんチョー好きだよっ! お兄ちゃんあたしのこと嫌いなの?」
「いや、そんなこたないけどさ」
「じゃオッケーだね!」
「いやよくねえって!」
「えー。エッチしてくれないとキリノにお兄ちゃんがしてくれなかったって文句言ってやる」
「それはやめてぇぇぇぇ!」
俺の説得はあっさりとリアのおどし文句で粉々に四散した。
だぁぁああっ、どうすんだよ。リアはなんとしても俺とエッチがしたいらしい。正直ここまで好意を寄せてくれるのはありがたいが、相手が相手だ。
うううう……。こ、こうなったら、なんか別の方法でこいつを満足させてとにかく挿入だけは止めないと。このままでは俺は社会的に死んでしまう!
俺が頭を悩ませているとリアは上目遣いに瞳を潤ませ、小指を唇に当ててこっちを見てくる。
「キョウスケお兄ちゃん、シテ……」
「どこで覚えやがったそんなもんッ!」
「さっきパソコンで女の子がやってた」
がっくし。
「はぁ。分かったリア。エッチしてやる」
「ほんと? やったぁキョウスケお兄ちゃん大好き」
リアは俺の同意を得て、さっそくチ○ポを挿入をしようとする。
「まてまてまて、いきなり挿入れたらダメだろ」
「そうなの? あたし初めてだからよく知んないけど、エッチすんのってチョー気持ちいいんでしょ?」
おいおいおい、おもっくそ偏った性知識だなぁ。
「あのなリア、エッチは女の方もちゃんと準備しておかないと、かなり痛いんだぞ?」
「そなの!? キリノのパソコンに入ってた子も『お兄ちゃんキモチイイヨー』とか言ってたよ?」
初めて知ったようにびっくりしている。
こっちがびっくりだよ。セックスは知っててなんでそういうところは抜けてるんだ?
「ああ、そういうもんだ。ちゃんと覚えておくんだぞ」
教えてやるとリアも「そうなんだ」といちおう納得する。
ベッド下のコレクションや桐乃にやらされたエロゲーからの知識だけど、間違ってないよね?
228名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 02:14:18 ID:mIg8B0/s
「ほらこっちこい」
リアのからだを引き寄せ、あぐらをかいて片手に抱きかかえる。
「アン」
嬉しそうに俺の胸に顔を埋めてマーキングするようにからだを擦りつけてくる。
ぐ……。可愛いじゃねえかよ。
「ほら、股開けって」
リアの股を開かせ、俺は愛撫をはじめた。もうすでに若干は濡れているようだ。
エッチがどんなもんか曖昧にしか分かってなくてもからだは感じてしまうもんなんだな。
うし、このままイカせて、なんとか終わらせてしまおう。
「ん、ゃあ。キョウスケお兄ちゃんっ、なんかリアのここ、触られてチョー気持ちいいよ」
「ああ、俺のと同じだ」
「えへ、そっかぁ。キョウスケお兄ちゃんといっしょなんだねっ、嬉しい」
あっけぴろげに本心をぶつけられて不覚にもドキッとしてしまった。
顔を紅潮させながらも、未成熟な秘裂に愛撫を続ける。
「あっ…いい……。気持ちいいよお兄ちゃん、リアのここすごく気持ちイイ。リアの――えーっとここってなんて言うの? ママルコ? マピーコ?」
「ここはおマ○コだ」
「そっかぁ、あは。あたしのおマ○コもっといじって、キョウスケお兄ちゃんっ」
そうそう日本語は正しく…………。
またやっちまったあああああああああ! アホか俺はあああああ!
二度にもわたってガキにとんでもない言葉を教えてしまった。もう変態のそしりは免れそうに無いなぁこれ。
「んぁぁ、あっあっ、ああん……んっんんん……」
優しくリアの秘所を指で撫で回す。まだ成長しきっていないだろうに、かなり反応はいい。
ニチャッと愛液が奥からどんどん溢れてくる。
「あふ……ひゃっ、んぁ…あっ……んあああ」
リアは快感に夢中になっているようだ。目はユラユラと水面のように揺れ、口元からヨダレを垂らしている。
よしイけ、このままイっちまえ。
「キョウスケお兄ちゃ〜ん! ん、ちゅ、ちゅぷ」
リアが突然俺に抱きついてキスをしてきた。
「お兄ちゃ……好き好きぃ。ん……ちゅぶ、あむ、ううん…んちゅ」
ぐ……、舌が入ってきて……。
キスってすげえな、頭が真っ白になりそうだ。可愛く俺の口内を犯す舌に、つい自分のものを絡ませる。
リアもキスに夢中になり、俺の真正面に座り直して夢中で舌を動かす。
「んっんっちゅっちゅっ! えへへ。キョウスケお兄ちゃ〜ん、キス気持ちイイね」
「そ、そうだな」
クスッと淫靡な笑いをリアは見せる。思わずこいつがガキだと忘れそうなほど、大人びた表情に少し頭がぼうっとした。
「じゃ、もうあたしのおマ○コもヌルヌルだから大丈夫だね」
「へ? あっいや、ちょっ」
キスで頭が浮かれてしまって油断した。
待て! と言い終わる前に俺のチ○ポはリアの膣中にズプリと沈み込んでいった。
「ん、んあああああ! キ、キョウスケお兄ちゃんのチ○ポ、あたしのマ○コに挿入ってきたああぁぁっ」
俺を受け入れてリアは顔を歪めている。
「だ、大丈夫か、おい?」
「ふはぁぁ。エへ、エヘヘ。グスン、痛いけどなんとか大丈夫。キョウスケお兄ちゃんがいっぱいあたしのおマ○コ撫でてくれてたから」
手で涙を拭きながら、可愛いことを言う。
ったく無茶すんなよ、リアの頭をスリスリしてなぐさめてった。
「ん、ふわぁ……。キョウスケお兄ちゃ〜ん。ちゅっ、ちゅちゅ」
それが嬉しかったのかリアは俺の顔にキスの雨を降らせてきた。
しかし、挿入だけはと思ったがけっきょくヤっちまったよ……。
「キョウスケお兄ちゃん、動いても大丈夫だよ。あたしもお兄ちゃんもっと感じたい」
キスをしながらおねだりをしてくる。
ああもう、知らね。どうにでもなれだ! ここまできて「やめる」なんて出来るか! こいつがシたいって言ってんだ、年下の女の子の望みぐらい叶えてやるくらいの甲斐性は俺にだってあるさ。
逆ギレに近い居直りをして俺はリアの腰に手を回す。
「ゆ、ゆっくり動くからな」
リアを痛がらせないように腰を動かしていく。
229名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 02:15:10 ID:mIg8B0/s
「あっあっ、いっ…うっ……あん。お兄ちゃんのチ○ポがクチュクチュって。あたしのマ○コ擦ってるよぉ」
「く、さすがにきついな」
膣内は狭く未発達のからだにはチ○ポは半分ほども挿入っていない。
気をつけねえと抜けてしまいそうなほどだ。
それでもなんとか動かしていくと、快感が高まってくる。
「う、ぃっ、いいよぉ。なんかあたしのおマ○コキュンキュンして、っあ、気持ち良くなってきちゃう、っうあ、あっん」
陸上で鍛えたしなやかな肉体のおかげか、リアは破瓜の痛みはもう感じずに早くも快感に酔いしれている。
小さなからだで目いっぱい俺に抱きつき、可愛い声をあげている。
「ふぁん、うぃ……、あっあっ…んん。キョウスケお兄ちゃんのチ○ポ、おマ○コのなかでウニウニしてるよぉ〜〜」
動かすというよりは小さくからだを揺らす程度の抽送。
これでもけっこう感じてるんだな、目に欲情を湛えて気持ちよさそうに笑んでいる。
昼間の溌剌とした笑顔と違う、年齢のわりに不似合いな淫靡な微笑が正直かなり性欲の対象として魅力的に見える。
「ああああ、なんか頭がジンジンして来た。なんか変だよぉキョウスケお兄ちゃん、これぇ、これってなにぃ?」
「ああ、イこうとしてんだな」
「イく?」
「もっと気持ちよくなるってことだ」
「ふぁぁ、そうなんだ。あたしもっと気持ちよくなりたい。キョウスケお兄ちゃん、イかせてよー」
そろそろ俺も限界が近いんだが、なんとかリアをイかせて終わらせちまおう。
下手に長引かせて中出しなんてことになったら……、うう考えたくない。
今までよりも強く腰を前後に揺らして、刺激を与えていく。
「んひぃ、ふはっ、あっあっあああ、イっちゃう、イっちゃうよおおお兄ちゃん!」
「こ、声でかいって!」
激しい快感を与えられてリアが叫ぶ。
こ、このっ!
「ん、んむむぅ、ちゅ、んちゅ、ちゅううう」
キスをしてリアの口ふさいだ。
するとリアは俺にきつく抱きついて、自ら腰を振ってきた。
き、気持ち良すぎる! や、やべえ。ガマンできそうにねえ、なんとか抜かねえと!
っておい! なに足を俺の腰に絡めてんだよ!
「リア、ちょっと待て、抜けなっ……! このままじゃやばい、俺もイっちまうって! ぐあっ」
「キョウスケお兄ちゃん! キョウスケお兄ちゃん! キョウスケお兄ちゃん!」
俺もリアも、もう止められなかった。
「ん、ん、んああああああ―――ッ!」「うっ……くおおおお!」
びゅ、びゅりゅりゅりゅりゅるるるるるぅぅぅぅ!
リアの体内に俺の精液が注がれていった。
230名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 02:16:22 ID:mIg8B0/s
「はぁはぁ、気持ち良かった……ね? キョウスケお兄ちゃん」
「はぁ……はぁ……、ああそうだな……。しかし、中だしまでやっちまう……とは……」
余韻に浸る暇も無く俺は今やっちまったことに早くも絶望していた。
「中だしって? お兄ちゃんの精液、あたしのおマ○コに出したこと?」
「あーそれは知ってんのな」
つっこむ気力も出ず、力なく答える。
「うん、赤ちゃんこれで出来るんだよね」
ぎゃあああああ! 考えたくない考えたくないぃぃ!
「リ、リア。ところでお前って生理ってきてんの?」
一縷の望みをかけて聞いてみる。
「セーリ? なにそれ?」
「や、あれだホラ。なんかお前のそこが、あ〜どうなるんだ? え〜とほら、血が出たりとか」
「血? ん〜〜。ほ、ほえええええええ! お兄ちゃん、あたしおマ○コ怪我しちゃってる、血が出ちゃってるよぉ」
リアは自分の股間についた破瓜の血に驚いているようだ。
ほんと、知識偏ってんなぁ。こんなことで大丈夫なのかよこいつ?
陸上の世界で有望視されてるっつっても、その他のことサポートしてやる人間はちゃんといるのかとか、ちと心配になってくるぞ。
「落ち着け、それは処女膜破った……、あ〜初めてエッチするとそうなるもんだから安心しろ」
「そうなんだ、良かったー。エヘヘ」
「それより、俺の質問に答えろよ。どうなんだ?」
「なにが?」
「だああっ! だ、だから生理がきてるのかってことだよ」
「よく分かんないけど来てないんじゃない?」
キョトンとした顔で答える。どうやらほんとによく分かってないみたいだが。
「そ、そうなのか?」
もしかして……こ、これでなんとか最悪の鬼畜にはならなくて済むかも――
「あっでも、血ならたまに出るよ? ママが『これであなたも女の子ね』って言って色々買ってくれた」
「なりぇルェッ!?」
俺の望みはあっさりと散った。
「えっへへ。あたしとキョウスケお兄ちゃんの子供かぁ〜。楽しみだねっ!」
リアは本当に嬉しそうに笑い、俺に抱きついてきて「あたし子供に〜」なんて早くも子育ての話をしてくる。
あどけなくも俺を慕うリアの顔を見て、呆然としながらも俺はそれも悪くないのかもと一瞬考えちまったよ。
それに……こうなった以上は、半人前だろうがなんだろうが出来うる限りの責任てもんを取らなきゃなんねえよな
俺の命が続けばだが…………。
だって、子供がどうのより前にこいつの両親になんて言えばいいんだ? いきなり散弾銃ぶっ放されてもおかしくねえぞ。
いやそれより先に、
「あ〜〜桐乃に殺される! 絶対間違いなく確実に殺されるよ俺ぇぇ!」
ムンクの叫びで俺が悲鳴をあげているとリアはあっけらかんと言う。
「大丈夫だよ、キリノはキョウスケお兄ちゃんのこと超好きだし、キョウスケお兄ちゃんもキリノのこと愛してんでしょ」
「おまえはいろいろと誤解しすぎだ!」
俺と桐乃がって……、ったく。
だが、つっこみもどこ吹く風とリアはさらにこう続けた。
「エッチってほんとに気持ちイイね、キョウスケお兄ちゃん♪ これからもキリノばっかじゃなくてあたしにもいっぱいエッチしてね。そしたらあたしの足もっと早くなるし、ニヒヒ」
そういやなんかそんなこと言ってたなこいつ。エッチして足が早くなるわけないだろうが。そんなんで早くなるならスポーツするやつみんなエロエロだよ。
というよりかさぁ、
「あのなリア、おまえもエッチしたの初めてなんだろうが、俺も初めてだったんだぞ?」
「え〜? そんなことないよ」
なんでそこで『そんなことないよ』なんだよ。おまえ俺の性経験なんて知らんだろが。
「あたし失敗しちゃって起こしちゃったけど、キリノはいつも起きないようにしてるって言ってたもん」
「なにを?」
「エッチ」
「だれと?」
「キョウスケお兄ちゃんと」
…………………………………………。

ふぅ〜と一呼吸。そして俺の意識はプツンと切れた。
231名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 02:19:49 ID:mIg8B0/s
以上
まとめにあげてくれてる方どもです
見てて無いなーと思いつき書いてみた
色々無視のやっつけなんでそんなエロくはない、むしろコミカル?
232名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 03:02:51 ID:FZYinGaD

超GJですよ!

そんなエロくはないなんて、奥ゆかしいお方ですなあ。

とても楽しませてもらいましたよ。

233名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 07:41:47 ID:4F+QXCpH
良い意味で燃料投下ktkr
リアはませてるやらしいその上ちょっと黒い娘GJ!
234名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 08:08:44 ID:/qS0KHEs
>>231
乙でした
ロリの流れ来たな
これはかなかなやブリジットにも期待するしかない
235名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 12:05:15 ID:5TcUTlB+
アパーム!ティッシュ持って来い!アパーム!!
236名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 13:08:02 ID:n7+Rdy76
この程度でSS2chにさらすとかwwww
マジねーよwwww…あれ?
右手が勝手に…股間に…
アレ?


…ふぅ
まぁ、その何だ…GJ
237名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 15:48:33 ID:eseV9fy2
来た!ロリキャラ来た!これで勝つる!!
238名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 18:02:31 ID:jk8GoXjl
>>236

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
239名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 20:02:43 ID:X07oVklN
なにぃ。かなかなとブリジットとセットだとぉ。
240名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 22:49:14 ID:m9BAQ2EE
俺的にオチが秀逸すぎると思うよ
超綺麗にオチてる感じで良いね
GJ
241名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 22:50:09 ID:ZuMhtJur
>>231

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
242名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 23:03:46 ID:2AG53gkU
ティッシュでスレ圧迫してる奴いい加減にしろよ
毎回やって面白いと思ってるの?
243名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 23:17:46 ID:EYkYXtzt
>>242


   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘

244名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 23:25:20 ID:4F+QXCpH
>>242
二人以上はティッシュ屋さんがいるらしいよ、このスレ
245名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 23:27:46 ID:HFBNcvws
ID変わって自演じゃね?
246名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 23:38:07 ID:DT5S5qGH
   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
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247名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 23:42:32 ID:2AG53gkU
sageろクソガキ
248名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 23:49:07 ID:sTpdMUJR
投下する側としても反応に困るので、正直なところできれば自重して欲しいとは思うんですが……>ティッシュ
まあ代弁してくれたのは有り難いんですが>>247さんも落ち着いて下さいな
249名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 00:44:52 ID:Tyo+3pBm
お試し●良いね、携帯で投下せずに済む
それじゃ桐乃視点の続きを投下
250名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 00:45:14 ID:Tyo+3pBm
6巻3章 桐乃視点 沙織の家から帰宅後



「ただいま」「ただいまーっと」
沙織のマンションから帰宅するとすっかり夕方になっていた。
ほんとは門限ギリまで遊んでたかったんだけど、
『申し訳ないでござる! 皆が来てくれたこと拙者は無常の喜びではあるのですが、前々から決まっていた用事でして、どうしてもキャンセルするわけにはいかんのでござるよ』
って、沙織がどうしても抜けられない用事があるからと平謝りしてきて、少し早い時間にお開きになったんだよね。
約束も無しにいきなり押しかけたのはあたしたちなんだからそんなの仕方無いのに、必死に謝るところは沙織らしいよね。
まっ今度はきちんと約束して遊びに行けばいっか。
リビングへ移動するがお母さんの姿はなかった。鍵もかけずにどこ行ってんだろ、近所のおばさんとこにでも行って話しこんでんのかな?
「たく、鍵もかけずに井戸端会議でもしてんのか」
冷蔵庫から麦茶を出しつつ兄貴も同じようなことを言っている。
「あ、あたしのも頂戴。氷も入れてね」
「へ〜へ〜」
ソファの定位置にドっと腰掛けてあたしのも要求する。
「ほらよ」
「ん」
受け取った麦茶を一口あおってようやく一息ついた。
あー生き返る。夏が近くなってさすがに長時間移動すると疲れるわ。沙織んち行く前の坂、すんごい長くてけっこうきつかったしなぁ。
黒いのなんて、はぁはぁ肩で息してたし。体力足り無すぎ。
「ふぅ。さすがに長時間移動すると疲れるな。あの坂ちいと長すぎだろ」
隣に座って麦茶を飲んでいた兄貴が似たような感想を漏らす。
…………同じ感想持ってんじゃないっつの。なんかカユくなってくるじゃん。
「キモ」
「なんでだよっ!? 疲れたって言っただけじゃん」
兄貴のつっ込みは華麗にスルーしてあたしはかまわず会話を続けた。
「つうかさー、ぐるぐる眼鏡の家すごかったね」
「ん? ああそうだな。まさかマンションひとつまるまるとは恐れ入ったぜ」
「そこじゃなくてぇ、そこもだけど――あのフィギュア部屋! はぁ〜あたし一生あそこで引き篭もってていいくらいだった」
沙織に見せてもらったフィギュアコレクション。今でも瞼に焼き付いて離れない。
間違いない、あそこはあたしの理想郷だわ! あぁメルルちゃん、あるちゃん。他のみんなも綺麗に飾り立てられててチョーかわいかったよぉ、はぁはぁ。
「おーい、帰ってこーい」
兄貴の呼ぶ声でトリップしてたあたしは我に返った。チッ、邪魔しないでよ。
「おまえほんと好きな。似たようなフィギュア押入れの中にたくさん持ってんのに」
「あんた全ッッ然分かってない! メルルちゃんたちがああやって超かわいい姿で微笑んでくれてるのを見るのが最高なんじゃん。
 愛らしいメルルちゃんたちをあたしの押入れで見るのとぐるぐる眼鏡んちで見るのとでも、同じフィギュアでもそれぞれ違った楽しさがあんの。持ってるとか持ってないとか関係ないっつ〜〜の。」
「ふ〜ん、そういうもんかね」
兄貴はなにやら半目になって麦茶を飲みつつ受け答えする。
む、どうやらあんま分かってないようね。あとで部屋に呼びつけてきっちり教えこんでやる。
251名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 00:45:36 ID:Tyo+3pBm
「そだ、おまえプラモをプレゼントすんのに組み立ててくるとか――あれには驚いたぜ」
「だ、だって作った方が手間かかんないじゃん。はぁ、モデラーの心って分っかんないわ」
沙織のやつ超愕然としてたし。可愛くデコってもあげたのに何がいけなかったんだろ?
「今度は作らずにプレゼントしてやろうぜ。なんなら一緒に作ってみるってのはどうだ?」
「あ、それいいね。なんか面白そうかも」
「多分たっぷりとモデラー講義がついてくると思うがな……」
兄貴はげんなりと口元をヒクヒクさせている。
「うぐ……。やっぱ少し考える」
ぐるぐる眼鏡のやつ三十分以上も兄貴に講釈たれてたしなぁ。そばにるあたしや黒いのも危うく巻き添えくらいそうになったし。
なことを思い返していると、
「俺はやっぱコスプレが楽しかったかなぁ」
コスプレした話を振ってきた。てかなんか鼻息荒くなってて少しキモいんですケド。
「ふっふっふ。俺の漆黒の姿、ぶっちゃけ超似合ってたし。沙織のヤツもめっちゃ褒めてたもんねー。コミケとか参加してたらぜってぇ人だかりが出来ちゃったりするねっ」
歯をニカッと見せながら子供みたいにはしゃいで話してる。まぁ似合ってたのは似合ってたけどね。
黒いのなんかチラチラと兄貴のこと何度も見てたし……。
「はいはい言ってなさい。まったく普段カット千円とかに行ってるモサ男が初めて美容院行ってイメチェンしたみたいな気持ち? よくある典型よね。正直恥ずかしいからさぁ、さっさとテンション戻してくんなーい?」
「………………」
な、なんかショボーン(´・ω・`)としちゃった。ちょ、ちょっと言い過ぎたかな? 分かってきたことなんだけど兄貴ってけっこ泣き虫なんだよね。
涙腺が弱いとか? 別に男のくせに泣くのはダメなんて言わないけどさー、もうちょっとこう……。
あ〜〜もう、なんかいじけたような顔しちゃてるしぃ!
「で、でも似合ってたのは確かだからそこは認めてあげてもいいよ。あたしもコスプレ楽しかったし、黒いのの写メもたっぷり撮れたし。またやってもいんじゃん」
仕方無いからちょっとだけフォローすると、兄貴は「おっ」と何か思い出したように笑顔を向けてきて、
「そういや撮ってたな。黒猫の写メ俺にも見せてくれよ」
「ウザッ。あんたにはぜぇ〜〜〜ったい見せない」
「そうですか……」
なにいきなり元気になってんのよこのバカは! あーあ気遣って損した。
「しっかし――俺らのコスプレも最後は沙織に全部持ってかれちまったな」
兄貴はさして気にした様子もなく今度は沙織の話に水を向けてくる。
「まぁね、あれには驚いたわ。美人とは分かってたけどあそこまでとは……」
ほんとすんごい美人だった。身長も高いしスタイルもいいからなおさら引き立つ綺麗さっていうの? 正直なところちょっと悔しい。
「いやぁ美人とは俺も思ってたんだけどよ、あそこまで想像の範疇超えてくるとはなぁ」
なんか思い返してニヤけてるし。あたしと話してんのにこの態度、イラッっときたね。
なわけで――、ガスッ!
思いっきり踵で足を踏んづけてやった。
「痛っ! 何すんスか、桐乃さん!?」
「ぐるぐる眼鏡のやつが美人だったからってデレデレすんな! キモッ」
「くぅ〜〜、いいじゃねえかよ別に」
「よくない! 友達が綺麗だったからって何いきなり態度変えてんのよ。キモキモキモ――ッ!」
「お、俺は別に態度なんて変えてねーよ。ただ綺麗だったから綺麗だと素直に思っただけで」
「フン、どうだか。だいたい、あんたブス専じゃなかったの?」
「てめぇこのヤロ誰のこと言ってんだぁ!」
「べっつにぃ〜」
鼻の穴大きくしてまたムキになるし。いいからあたしの方を向いてろってのよ。
そっぽを向いて麦茶をあおる。
―――………ん? あれ? な、なんでそうなんの? べ、別にこいつが誰とどうなろうと……!
252名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 00:45:57 ID:Tyo+3pBm
「ったく。あ〜他にはあれだな、ミニ四駆。あれには燃えたね、時間あったらサーキット走らせてもらってたなぁ。ぜってぇ超楽しいぜ」
少々ケンカ腰になっていた会話を元に戻そうと兄貴は別の話を切り出してくる。
だけどあたしは――、
「……ねぇ」
「アバンテってのはよく知らねえが――、あん? どうした?」
「あんたさー、マンションの入り口でサバゲーしてたぐるぐる眼鏡がモデルガン向けてきたときさ」
「え?」
「あんた、両手広げておもいっきし『やめろっ!』って――」
見ると兄貴は渋いお茶飲んだみたいに眉にしわを寄せて顔を紅潮させてっている。……変な顔。
「あ、あれは、しょうがねえだろ! いきなりだったし」
「あはは。シスコ〜ン」
真っ赤になってるのが面白かったから、足を伸ばして兄貴の足をツンツンしてからかう。
「だ、誰だってああするっつの」
「ふ〜ん、どうだかね」
知ってる。もし、黒いのに銃口が向けられても、あんたはきっとそうすんだろね。
「地震のときもあたし抱き寄せて何しようとしてたのよ。あぁ〜ヤダヤダ」
「ガラスケースが倒れてきたらアブねえって思ったんだよ! フィギュアで誰かさんはトリップしちまってたしな!」
「そのあともあたしの手を引っ張って離そうとしなかったしィ〜」
「おまえがいつまでも『メルルちゃんが〜』とか言って逃げようとしなかったからだろうが!」
「本当はあたしと手をつなぎたかったんじゃないの〜? 正直に言ってみなさいよシースーコン」
また足をツンツンしてからかう。
「だ〜からっ。っく、このぉ〜」
あたしの挑発に怒ったのか兄貴はソファから立ち上がるとそのままリビングの出口まで向かっていった。
「フンッ。俺はもう部屋戻っかんな」
「フンッ。あっそ」
兄貴が居なくなったリビングで、残った麦茶を飲み干してからソファに仰向けになって寝転ぶ。
数日前に、ここで取った電話でのやりとりが記憶の水底から浮かびあがってくる。

『おまえさ、俺のことどのくらい好き?』

いかにもな軽い口調だったし、忙しかったからさっさと切ったけど――
「あれ……どういうつもりで聞いたのよ? バカ兄貴」
兄貴の上がっていった二階を見上げて、あたしは吐き捨てるように一人呟く。

胸の奥底で、またなにか≠ェコトリと揺れていた。
253名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 00:47:22 ID:Tyo+3pBm
以上
桐乃視点はこれでとりあえず終わり、7巻早く出ろ!
読んでくれた人まとめにあげてくれた人挿絵かいてくれた人ありがとうございます
254名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 01:18:18 ID:F3raK37m


   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
255名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 01:19:14 ID:UhqTY11r
マジうぜぇ
256名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 02:15:38 ID:c9qMwqmM
AAの一部NGWORDにぶっこんでおけよ
257名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 06:53:08 ID:2qALXSmI
>>253
乙華麗
朝だけどフィーバーしてしまったよ
258名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 07:50:43 ID:ir7DhBtT


   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘
259名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 08:01:29 ID:bQDmqPui
荒らし報告しとくか
260名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 09:22:34 ID:HPdc+jyC
>>252
やばいこれはやばい桐乃可愛いやばい浮気しそう
GJ!
261名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 10:37:17 ID:1EfVbJQK
もうね、桐乃視点だけで一巻作れるのではないかと
GJ!!
262名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 12:53:02 ID:vtgst46c
>>253
乙です!
263名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 13:01:01 ID:5UjAUtxQ
このスレに住まう神々のお蔭で、
7巻発売まで何とか持ちこたえられそうだ。
264名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 19:02:28 ID:R6arVHrk
7巻発売って10月?
265名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 23:08:28 ID:IKp1eoIU
二巻同時発売とか狙われてると来年以降になりそう。
266名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 00:20:54 ID:ALE5TezO
7巻なら11月で確定
昨日のニコ生で言ってた
267名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 22:10:47 ID:QDgMeHTM
勢いが死んでしまった・・・
268名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 22:26:01 ID:rRHws0v4
投下が無い時のスレなんてこんなもんだろ
そんなに勢いが欲しいならVIPに帰れ
269名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 22:26:05 ID:ALE5TezO
君がSS書いてスレを盛り上げてもいいんじゃよ?
270名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 22:33:03 ID:YOTbikvX
いや、>>253じゃない? 違うかもしんないけど
自分の投下後に感想レスがついてその後進行止まるとなんか気になるんだよww
俺だけかもしんないけどさw
271名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 22:34:05 ID:QDgMeHTM
そんな言い方ないじゃないか・・・
272名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 22:37:13 ID:gKF8tVWx
珍しく
273名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 22:40:11 ID:gKF8tVWx
ミスったorz

最近は割りと投下が続いてたから、余計に静かに感じるのかもね
274名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 00:26:24 ID:WKZoH7VP
只今一生懸命SSの行方を調査させております……
明日まで、明日までお待ち下さい!
275名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 00:28:37 ID:euwbbym5
っていうか>>268は何でそんなに喧嘩腰だったんだw
276名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 00:44:00 ID:4mI8X7Df
妹の親友がこんなに可愛いわけがない
277名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 00:47:42 ID:G9tG/jHh
pink板は18歳未満が来ちゃいけないところだよ
子供は相応しいところに帰ってね
278名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 05:27:07 ID:vseCdBQC
>>276
妹の親友つーか、今ではもう京介自身も親友だと思ってるよな>黒猫と沙織
279名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 08:56:04 ID:ngnHiWII
あやせと親友になれる日は来るのか
280名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 08:57:17 ID:KGURisNW
かなかなは心の友だよ
281名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 10:30:35 ID:x7rZMJsy
劇場版ではね
282名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 12:25:23 ID:F2pLqYpi
作中では京介は桐乃に暴力を何度も受けているが本当に痛いのだろうか。。
283名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 15:38:30 ID:PpCWf1+q
かかとでつま先ふみつぶされたりはさすがに痛いだろう。
ただ、肉体的暴力に関しては明確な描写はないが、桐乃からの
人生相談のたびに受けてきた精神的ダメージに関しては既に快感に変わってるらしいから、
あれだけ暴力振るわれてるにも関わらず、妹に構うのは肉体的ダメージの方も、もう既に……。
284名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 16:07:33 ID:gE/VVmh2
本スレ
285名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 17:02:31 ID:dQktjAFh
黒猫エンド後の二人
桐乃「親子丼とか姉妹丼ってあるじゃん」
黒猫「エロゲとかによくあるわね」
桐乃「それと同じような兄妹丼って、どう思う?」
黒猫「は?」
桐乃「あ、あんたがどうしてもって言うなら、あたしが手伝ってあげても良いよ!」
286名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 17:03:26 ID:5KUX4vWi
黒猫「そうね、妹も可愛がってもらってるわ」
287名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 17:12:01 ID:uHuBRHX3
桐乃「あたしもその妹可愛がってあげよっか?」
288 ◆XUsplk79ik :2010/08/28(土) 17:27:09 ID:WKZoH7VP
も、申し上げます!◆XUsplk79ik星にSSが現れました!

長くなってきたので前後編に分けることにしました。完全に真沙織SSと化してます。
「沙織はこんなこと言わない」という方はスルー願います。。。


289とっておきの唄(前編) ◆XUsplk79ik :2010/08/28(土) 17:28:48 ID:WKZoH7VP
ある梅雨の土曜日に外でしとしとと雨が降るさなか、少年はコーヒーを片手に椅子に腰掛け、少女はその傍らで洗濯物を部屋干ししていた。

「『巷に雨の降るごとく、我が心にも雨ぞ降る』……ランボーの詩だったか」
「いえ、ヴェルレーヌですわ」



「…………」
「……気持ちはわかりますが、その台詞はそんなどや顔で言うものじゃないと思います、京介兄様。というか、単に言いたかっただけですよね?それ」
「うっ……べ、別にいいじゃないか、雨降ってるときにたまたま世界史やってたんだから」
「別に責めてるわけではありませんのですが……ふふふっ」

非常に苦しい言い訳だが、別に間違った事は言っていない。後から取って付けた感は否めないが。
それにしてもしっかり適切な返しをしてくる辺り本当によくできた妹だと思う。違うけど。

「しかしこの雨じゃあデートにも行きづらいな。今日はどうする?」
「それなんですが、今日はあえて外に出てみませんか?」
「まあ今は小雨程度だし出られないことはないだろうが……どうしたんだ?薮から棒に」
「えっとですね……その……」

指を付き合わせてもじもじする沙織。まるでちょっとした悪戯を思いついて所在なさ気な子供のようだ。

「京介さんと、あ、相合傘をしてみたくて……」
「…………」
「……京介さん?やっぱりご迷惑……」
「いや……その発想がなかったからちょっと面食らっただけだ。もちろん大歓迎だぞ」

だからそんなうるうるアイズをやめて下さい。性欲を持て余すから。

「やったぁ!じゃあ、準備ができたら行きましょうか。時は金なりタイムイズマネーですから!」
「……沙織がどんどん天真爛漫キャラになっていく気がする」
「それは京介さんの愛のおかげですよ♪」

さらっと微笑みの爆弾を投下してくる沙織。その顔には一辺の曇りもなかった。

「……やれやれ、育て方を間違えたかな……?」

俺は頭をボリボリと書いたが、顔の赤さで照れ隠しなのが見え見えだった。……今後は、もう少しだけストレートな表現を控えるべきだろうか。


「お待たせしましたっ」

早めに着替えが終わって居間で待つ俺のもとに沙織がやってきた。
俺は上が白いプリントTシャツに黒いテーラードジャケット、下が灰色の細めのジーンズに群青色のローカットスニーカー。
沙織は薄い水色のやや大きめ(といっても沙織の体格なら丁度いいぐらいだが)な長袖シャツと、黒のブーツカットパンツに黒のローカットスニーカーだった。
雨が降ってることから極力ラフな格好を意識したのだろうが……道行く健全な男子学生にはこれでも刺激が強いんじゃなかろうか。豊かな胸と尻のラインが薄手の衣服にくっきりと現れているのだ。

「良く似合ってる……いや、似合いすぎてるな。沙織、恐ろしい子……!」
「京介さんもよくお似合いですよ。あれだけタナトスがハマってるんだからポテンシャルはあると思ってましたが、予想通りでした」
「沙織に比べたらなんてことないさ。というかお前はもっと他人の目を気にするべきだと思う」
「あ、やきもち焼いてくれてるんですか?」
「ただ沙織が嫌な気持ちにならないか心配なだけだよ」

本音は前者と後者で半々といったところだろうか。

「ん〜、京介さんの優しさは五大陸に響き渡りますね」
「はいはい。じゃあ行こうか」

そんな>ω<な顔で見つめられ続けたら着替えた意味がなくなりそうだったので、俺はそそくさと玄関へと足を向けた。
290とっておきの唄(前編) ◆XUsplk79ik :2010/08/28(土) 17:32:02 ID:WKZoH7VP
週末とはいえやはり好き好んで雨の日に出歩く人は少ないようで、路地の一帯は閑散としたものだった。幸いにも風はほとんどないので思ったほど不快ではないのが救いだろう。
そんな中を男物の大きな傘を中心に歩く影二つ。背が大して変わらないので歩幅もぴったりである。
ついでに言うと沙織が傘を持つ俺の右手に腕を絡めてくるので必然的に柔らかい感触が気持ちいい。文章が若干おかしいのは仕様です。

「……公衆の往来でくっつきすぎだとは思わんのかね」
「えへへ、いいじゃないですか見たところ誰もいませんし。それにわたくしは背丈があるから寄り添わないと濡れちゃうじゃないですか」
「人通りはなくとも車はぽつぽつ通るだろ?浮かれてくれるのは冥利に尽きるが、場所はわきまえよう」
「むぅ〜、京介さんのいけずぅ……」

沙織が渋々ながら腕をほどく。やれやれ、と内心苦笑しながら左手に傘を移し、空いたミギーで沙織の華奢な左手を掴む。

「このぐらいなら、な?」
「……はいっ」

俺の思わぬ譲歩にきょとんとしながらも、彼女はしっかりと手を握り返してくるのだった。
291とっておきの唄(前編) ◆XUsplk79ik :2010/08/28(土) 17:32:59 ID:WKZoH7VP
そんなこんなで山上公園に着くと、やはり人通りはほとんどなく、殆ど二人きりも同然で海沿いの通りを歩く。普段はデートスポットとしても名高いのだが、天候だけにまあ至極当然ではある。

「…………」
「…………」

うまい言葉が見つからない。かといって別に気まずい空気というわけでもない。最近はそういった柔らかい空気を纏えるようになってきた気がする、というのは自惚れだろうか?
と、そうこうするうちに雨が上がってきた。雲間から太陽が顔を見せてくる。

「相合傘も終わり、かな?」

構えていた傘を緩やかに仕舞い、手を伸ばしてバサバサと振った。

「もっと浸ってたかったんですががが」
「また、いつでもできるだろ」
「今日は兄様との相合傘記念日ですから、できれば……」
「記念日?」
「そうです……あ!あれ!」

目を円くして沙織が海側を向いた。つられて俺も向く。

「虹だ……!」

空にくっきりと七色のアーチがかかっていた。ここまでのものは初めてお目にかかったかもしれない。

「綺麗だな……」
「ええ……あの、京介さん」
「ん?」
「写真、撮りませんか?」

見ると沙織の手にはデジカメが握られている。

「どうやって撮るんだ?道行く人もいないし」
「ふふん、これを見てくだされ!」

若干バジーナ混じりのような口調かつしたり顔でバッグからあるモノを取り出してみせた。

「ペットボトルと、なんだそりゃ?」
「これはペットボトルのフタ部にデジカメをフィッティングできるお手軽三脚なのでありますよ」
「へえー、じゃあいっちょ撮るか」
「了解であります!」

沙織がデジカメをセットに向かう。最近あいつの語尾が節操ない気がする。そのうちベシとかピョンとか言い出しそうでなんか嫌だな。

「じゃあ五秒後ですよー」

そう言うや否や沙織はスイッチを押し、俺の元に駆け寄ってきて俺の胸元に抱き着いて来た。自然と俺の手は沙織の腰に、沙織の手は俺の腋の下にかかり、満面の笑みをカメラの方へと向けた。

「これで、もう一つ記念日が増えましたね」
「お前なぁ……」

開きかけた口を途中でつぐみ、沙織のハグに答えるように抱きしめ返す俺だった。……人目がなくて本当によかった。
292とっておきの唄(前編) ◆XUsplk79ik :2010/08/28(土) 17:33:52 ID:WKZoH7VP
虹を思う存分堪能したあと、俺達は手近なカフェで一息つくことにした。

「しかし、沙織が記念日をつけてるってのは初耳だったな」

アイスカフェオレをちゅーちゅーと吸いつつ訊く。

「あの、えと……人間って、忘れやすい生き物じゃないですか。だから、なんでもない日でもその中で記念日をメモっていけば、それも京介さんとの絆になるかな、と最近思って……」

そう言いつつ沙織はさっきの「記念日」二つをせっせと手帳に書き込んでいた。

「こうして『京介さんとの思い出アルバム』をちょっとずつ重くしていけたらいいなと思ってるんですよ」

件のアルバムを出して恍惚とωになる沙織。
……まんまなネーミングだな、と突っ込みたかったが今更野暮かと思って止めておいた。
その理由というか動機について、聞いてよいものかと口を僅かにもごもごとさせていたところ、沙織はそれを察してくれたらしかった。

「わたくしは……不安なんです。だってわたくしは桐乃さんや麻奈実さんみたいに京介さんの昔を知らないんですもの」
「……ああ、なるほど」

沙織はとりわけ麻奈実の名前を出す時に沈痛な面持ちになった。やはり麻奈実の存在は俺との最大の障害で考えている節がこの娘にはある。

「俺だって同じだよ。俺の知らない沙織を知っている誰かがいるってだけで、みっともなく嫉妬したりする」
「え……」
「昔は昔、今は今、ってことだと割り切るしかないて思ってはいるけどな。なかなか思うようには行かないよ。そうだろ?」
「京介さん……」

俺は沙織の手に手を重ねて、優しい覆い包むようにして静かに言った。

「俺は沙織を裏切らない。沙織もだろ?」
「あ、当たり前です!ありえません!」
「なら今はそれでいいんじゃないかな。数え切れないほど『記念日』を積み重ねてやろうじゃないか」
「……はい!」

そうして潤んだ沙織の目は、どこの何よりも綺麗だなと感じてやまなかった。今は大人の事情で難しいが、いずれはお互いの過去をもっと深く知り合っていきたいもんだ。両親のこととか、お見合いのこととか、な。
293 ◆XUsplk79ik :2010/08/28(土) 17:37:40 ID:WKZoH7VP
前編糸冬。

スレ住民を沙織の魅力で支配するのが俺の本来の計画なのだよ。ふぁ〜はははははぁ♪
294名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 17:49:33 ID:gE/VVmh2
GJ!結構良かった続き期待してまふ
295名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 20:40:29 ID:euwbbym5
乙!
続き待ってます
296名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 23:35:18 ID:jAfVqa4q
話は良いのに書いてる人のノリが何かアレだ、アレ
297名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 03:48:26 ID:ooVuvZoF
乙!
ガンダムXネタ好きだねえw
298名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 12:29:13 ID:fq7JjL61
そろそろ黒猫SSが来る予感
299名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 14:44:41 ID:vjD5WiPB
黒猫な日々で、何故か黒猫の部屋着が割烹着だった件
何とかこの新情報をエロに……エロに繋げなければ!

あぁ……くそ、流石に割烹着は俺の守備範囲外だ……
300名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 14:46:57 ID:qcY7rONy
>>299
裸割烹着でいいじゃん
下着割烹着でも可
301名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 14:50:17 ID:qcY7rONy
つうか部屋着が割烹着ってなんか元ネタあるんじゃない?
pixivにも割烹着黒猫あった気がするし
俺が知らないだけでメジャーコスだったりするのか?
302名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 16:47:28 ID:iUu5NCze
割烹着って着物にかけるエプロンの一種なんだよ
つまりだよ
裸エプロンならぬ、裸割烹着!
303名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 16:56:17 ID:G1wK1sgV
俺妹若奥さまランキング不動の一位は瑠璃ちゃんに間違いない!!
るりたんいちばん!!
いちばんるりたん!!
ちばるりたん!!!
ちばぁぁぁあぁぁああ!!!!
304名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 18:47:22 ID:Eqv+QFfd
琥珀さん辺りで色々やってそうだな。>裸割烹着
スモックとかになると、
どこのAVだよ!ってなるな。
305名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 18:55:26 ID:Aqj3Kp4I
裸割烹着はpixivでそこそこ引っかかった
でも瀬菜ちゃんが喜びそうな絵も多かった
306名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 20:01:39 ID:vjD5WiPB
お互いのコスプレを見て
桐乃「ダサっww!マジ似合って無いしwww」
黒猫「……青系が私に似合わないことぐらい自覚しているわ。それにあなたのコスプレよりはマシよ」
桐乃「何?もしかしてあたしのレイカちゃんディスってんの?」
黒猫「だって……あなたの格好って全裸と似たようなものじゃない」
桐乃「だ、大事な所は隠してるし」
黒猫「前張り乙。ちょっとその姿で駅前を散歩してみたらどうかしら?父親の仕事場に行けるかもしれないわよ」
307名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 20:03:03 ID:nxHSUkKE
50KBくらいに引き伸ばしてきてくれ
308名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 20:39:20 ID:vjD5WiPB
携帯からしか書き込み出来ないから、長文はしんどいんだ……
俺以外の誰かに、引き伸ばしはまかせる
309名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 20:57:24 ID:qcY7rONy

「だ、大体、アンタが作ってくれたからわざわざこんな格好したんじゃない……!」
「……まさか本当に着るとは思わなかったわ。……変態」

「ムキィー!……ん? なにコレ、触手が動く……?」
「……っふ、私の錬金術によって息が吹き込まれてるのよ。完璧ね……」

「……ふうん。だったら身を持って味わうといいわよ。……この触手をね!」
「! や、やめなさい! 未来永劫呪わ……ひっ、い、いや……」

「くっくっく、いやよいやよも好きのうち。ええんか? ここがええのんか?」
「やぁ……、ひ、拡げちゃらめぇ……」




すまん、無理だった
310名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 22:10:49 ID:fq7JjL61
黒猫のトップバストとアンダーバストが知りたい
つかバストサイズが知りたい
311名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 03:10:35 ID:pH35rn82
トップと思わしきもんは原作本に載ってたろーが
まさか読んでないの?
312名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 03:37:46 ID:76p9KvW1
>>306
コミックの収納ボックスのイラストの話しだよな?

確かに桐乃のコスプレをコミケとかでしたら、スタッフの人に怒られそう。だってほぼ全裸だもん
黒猫も長物あるからNGだな
313名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 10:43:22 ID:i+RIPrZe
瀬菜ちゃん 89p
沙織    88p
地味子   84p
桐乃    82p













黒猫さん  77p

こんな感じだっけ?
あやせとかは忘れた
314名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 10:53:22 ID:+4DDhdOD
>>313
地味子の胸はもっと大きくなったんじゃない?
315名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 11:01:07 ID:sKLe3e+D
桐乃フィギュア持ってる奴が測って計算したほうがまし
全くあてにならん
黒猫なんてアニメで背縮んでるし
316名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 11:01:26 ID:Xtb3OUwI
なんにせよトップとアンダーが分からないと何カップとかって分からないんでしょ?
317名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 11:07:04 ID:LEdbkGbD
高坂桐乃
165cm 45kg
B82/W54/H81

新垣あやせ
166cm 44kg
B80/W56/H83

黒猫(五更瑠璃)
160cm 43kg
B77/W53/H80

沙織・バジーナ(槇島沙織)
180cm 61kg
B88/W60/H89

田村麻奈実
160cm 50kg
B84/W59/H86

赤城瀬菜
163cm 43kg
B89/W58/H83

ブリジット・エヴァンス
151cm 43kg
B76/W59/H79

リア・ハグリィ
153cm 44kg
B75/W55/H80

来栖加奈子
148cm 39kg
B70/W51/H77

高坂京介
175cm 60kg

赤城浩平
177cm 73kg

桐乃より身長高いのにちょっと胸小さいあやせ可愛いあやせ
318名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 11:55:13 ID:2l9hqvhX
>>315
違うな、間違っているぞ
絵の方が設定に合ってないんだ
319名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 11:57:45 ID:76p9KvW1
>>317
それ、どこのデータ?
何か体重とか適当過ぎじゃね
あとブリジットのウエストが酷いことに……
320名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 12:03:07 ID:LEdbkGbD
原作の設定画に書いてあるんだが
321名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 12:29:02 ID:76p9KvW1
>>320
公式が適当だったのか……
黒猫と体重が同じなのに、身長が9p低くてウエストが6p太いブリジットが哀れなのだが
誤植として、黒猫の身長と一緒に訂正出来ないのだろうか?
322名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 12:33:20 ID:2l9hqvhX
なんでここで言うの?
ツイッターで呟いてみれば?
それかイベントでつかさたんに直談判するとかさ?
323名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 12:34:21 ID:Xtb3OUwI
桐乃バスト82でウエスト54とかだったらもっと凹凸のはっきりしたメリハリボディのはずなんだがな
324名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 12:47:58 ID:B6lbY+gC
描き分けられないんだろうよ
325名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 12:50:39 ID:LEdbkGbD
どうでもいいけど、桐乃や黒猫たちのウエストは基準にならんぞ
小学生女子のW59は割りと平均に近いっぽいし
326名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 12:58:55 ID:VbMBdLhq
お前らモデルが平均だと思ってるんじゃないだろうな
327名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 13:18:27 ID:+4DDhdOD
挿絵のキャラは全員貧乳
328名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 13:32:35 ID:sKLe3e+D
それがいい
アニメも楽しみ

まあ、ここは多少荒れるだろうが
329名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 15:28:03 ID:i+RIPrZe
麻奈実と桐乃が2pしか違わないというのは驚きだ
明らかにもっと差があるように見えるよな

はっ…まさかモデルにありがちなスリーサイズ詐称ってやつか!?
330名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 15:56:58 ID:LEdbkGbD
作中で京介が言ってように麻奈実は成長してんじゃね?
少なくとも、>>317の数字通りではなくなってる気がする
331名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 18:46:39 ID:76p9KvW1
何が何だかわからない
確か私は今日も先輩の家を訪れてベッドの上で作業をしていた。そしていつの間にかうとうとして眠ってしまったらしい。
そして今、目が覚めた訳なのだけれど……
「ふむ……白か」
何故この男は私のスカートをまくって、パンツの色をつぶやいているのかしら
起きてることを知らせた方が良いのかもしれないけど……このタイミングで知らせるのはまずいでしょうね。気まずいことになりそう
取り敢えず先輩が離れるのを待つことにする。だが
(んっ……んんっ……!?)
先輩は私のお尻に手を伸ばし、パンツを撫でる。いや、そうではない。先輩は私のパンツを掴むとゆっくり、ゆっくりと私に気付かれないようにパンツを抜き取ろうとしている。
(えっ、ちょっ、ちょっと……一体何をっ!?)
無情にも先輩の手は止まることなく動き、パンツは……抜き取られてしまう。
「くんくんくん。はっ、俺は一体何をっ!?や、やべぇ、ちょっとパンツを覗くだけのつもりだったのに。気付いたら、俺の手の中にパンツがある…だと…」
「さ、流石にこのタイミングで起きられたら、変態扱いされるのは避けられねぇ……。何とか、何とかしないと。いや、でも、待てよ。こういう時は発想を逆にするんだ。そう……ここまでやっちゃったなら、もう少しやっても同じはず!……ゴクリッ」
先輩は訳の分からないことを言いながら私を仰向けにすると、股間に手を伸ばし女の部分を撫で始めた。スリットに触れられると微弱な電流が駆け抜ける。
(あんっ、せ、先輩……だめ……)
先輩はいたわるように私のクリトリスを愛撫する。舌で舐めたり、指で撫でられ勃起したクリトリスをコリコリと弄られたり摘まれたりすると快感が襲ってくる。
(あ、あっ……ああっ……)
そして先輩は秘所にキスをするかのように顔を寄せると
(あっ、やっ、入れちゃ駄目……舌が……)
舌先が蔭唇を掻き分けて膣口の外縁をなぞり、ヌルンと滑り込んだ。
(ひゃあっ、んあああああ!?)
膣口の内側を舌先がクネクネと動き回る。舌先が軟体動物のように伸びて深い場所を探りまわった。
(あっ、ああっ、……あんんんっ!!)
その瞬間、ピュッと小さな音をたてて、私の奥から熱い液体が噴き出す。全身から力は抜け、膣口が意思とは無関係に収縮を繰り返す。
(ひうっ、あっ、ああっ……)

「えっと……黒猫…………お前、もしかして起きてる?」
「ええ、……起きているわね」
「いつから?というか、その、ど、土下座で……許していただけないでしょうか?」
「それで私が許すように見えるのかしら?」
ちょっと不機嫌な顔をして言ってみる。そもそも、そういうことは私の太ももを押さえ付けて股を開かせた状態で言うことじゃないでしょうに……
332名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 18:50:08 ID:76p9KvW1
いつも雑談ばかりして申し訳ないから、ちょっとSSを書いてみた
ぶっちゃけ携帯から投稿するのしんどい
本当は本番まで書くつもりだったけど、諦めとく
333名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 19:01:04 ID:Xtb3OUwI
お前の力はそんなものではないはずだ
334名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 19:43:56 ID:N3u9ydK1
なんという生ごろし
335名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 19:52:09 ID:LEdbkGbD
>>332
出し惜しみ、ダメ。絶対
336名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 19:55:48 ID:8GaTH0DZ
新しい神の誕生の予感......
337名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 19:57:54 ID:VbMBdLhq
ageんなニコ厨
ここはガキが来ちゃだめなところなんだよ
VIPに帰れ
338名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:31:37 ID:sKLe3e+D
夏休みももう終わりでいらつくのは分かるが少し落ち着こうな
339名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:32:03 ID:VbMBdLhq
落ち着くためにはSSが必要
SSさえあれば落ち着けるよ
340名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:33:18 ID:sKLe3e+D
乞食……
341名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:39:57 ID:2l9hqvhX
君が書いてもいいんじゃよ?
342名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:43:39 ID:VbMBdLhq
俺妹が手元に無いから設定やら何やらを確認できない
キャラ崩壊前提でならいくらでも書けるけど
自分で書いたもので抜けたのなんて片手で数えるぐらいだから書くつもりも無いよ
343名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:52:30 ID:LEdbkGbD
手元に原作が無かろうが書ける人ってのは情熱だけで書けるもんだ
つか、わからない設定なんてぐぐればそれなりにわかるだろうに
344名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 21:00:23 ID:/cgueWaC
エロパロで設定が違う!って激昂する人なんているの?
345名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 21:15:17 ID:sKLe3e+D
他スレじゃ荒れることもあるな
ここは設定を踏まえた投下が多いからわりかし寛容
麻奈実の漢字が違うぐらいならツッコミも入らないw
346名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:30:24 ID:hRHmf6HQ
>>345
屋上
347名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:38:21 ID:NWkGwrV+
まあある程度設定ふまえなきゃ、なんのパロだよって感じだしなぁ
348名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:43:40 ID:T6Jv4BVJ
地味子が名前を間違えられてどうでもいい扱い受けるのって
多分にカプ抗争的な本スレ以上に美女じゃないキャラなんてどうでもいいからなんじゃね
349名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:56:20 ID:yn72Z9Si
キー連打してまで正しい名前打つの面倒だってのがすごい大きい
350名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:57:10 ID:NIp7yrOS
もうひらがなにしちゃえば、誰も間違わないんじゃね
351名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:57:16 ID:sKLe3e+D
まあ、そういう人もいるだろうが、いちいち打ち間違いに突っ込んだりしないんだと思うぞ
誤字脱字自体よっぽどじゃないかぎりスルーだし
いや、自分の過去作品で間違ってたのに最近気付いたもんでw
352名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 03:14:03 ID:6EIvZXZP
原作持ってないアピールしてるもしもしでさえ書いてるし
神扱いされるくらいだから
誰が書いても大丈夫だろこのスレw
どんどん来るべし
353名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 06:47:10 ID:XzLqcQto
>>332の続き
京介サイド
ヤバイヤバイまじでヤバイ
ただスカートの中身が気になっただけだったのに、ここまでしちゃうなんてまじヤバイ
そう言えば俺が夢中だった時に「あ、ああっ……ああっ……」とか喘ぎ声がしていた気がする。何で気が付かない、俺!
いや、待て、俺のことはどうでもいい。黒猫のことを考えないと。
俺のことを信頼してくれていた黒猫に性欲に任せて襲い掛かるとか最悪だろ……
このことがトラウマになったらどうすんだよ。マジで申し訳ない気分だ。
穴があったら入りたい……
「それで私が許すように見えるのかしら?」
うわっ、結構苛立ってる。当たり前だが、そう簡単に許せることじゃないよな。
「なら、何でも言うこと聞くから、許してくれないか。俺はお前とずっと友達でいたいんだよ!」
「……何でも?それは本当かしら?」
「ああ、何でもだ」
こんなことで大事な友達を失いたくない。そのためなら何だってしてやる。
それに俺は桐乃のわがままに慣れているから、黒猫がどんなことをお願いしたとしても叶えてみせる。
「じゃあ、そ、その……キ……キスっ……キスをして頂戴」
「へ、……何でキス?」
エロいことをしたお詫びなのに、どうしてさらにエッチなことを要求するんだ?
俺の得にしかならないぞ。
「その……エッチをする前に、キスをしとかないとロマンチックさに欠けるじゃない……」
「い、いや待て。俺はこれ以上、お前を傷付けるような真似はするつもりは無いぞ」
「何よ、ここまでしておいて途中で辞める気?もしかして起たない?」
「そんなんじゃねぇよ。ただそういうことは好きな人とやるべきだろ」
「それは私の寝込みを襲った人が言って良いセリフじゃないわね。それに、その、前に言ったはずよ。……あなたのことが好きだって……」
それは桐乃と同じくらいじゃねぇの?でもここでそういう言い方をするってことは、黒猫は俺のことが好きだという意味で言っていたのか……
黒猫の俯いた顔が、真っ赤に染まった顔が、震えるように声を絞り出す様子が、そのことを肯定する。
「えっと、……マジで?その俺は……いや、俺も、その何て言うか、お前のこと好きだと思う、たぶん」
「……随分と曖昧な答えね、もう少しはっきりと言って欲しいのだけど」
しょうがないだろ。今までそういうこと考えて無かったんだし、いきなり告白されても断言出来ねぇよ。
まぁ、でも俺が恋愛感情持ってたのは黒猫だけだったと思うし、その、エロいことしちゃったのは、俺が黒猫のことを女として好きだったからじゃねーの?
そもそもさっきのは性欲の暴走じゃなくて愛ゆえの暴走だったって訳だな、うん、間違いない。
「いいだろ別に、恥ずかしいんだよ。それより、その、……キスをするんだろ」
俺は黒猫の太ももに置いていた手をどかし、ベッドに仰向けに寝ている黒猫の背中にまわして抱きしめる。そして俺が顔を寄せると、黒猫は目を閉じる。その可憐な唇に、俺は自分の唇を重ねた。
「ん……」
黒猫の華奢な肩が少し震える。
「黒猫……」
俺は唇を離して黒猫を見つめた。そしてあることに気付いた。
「あ、そういや俺、お前の股間を弄った口でキスしちゃったのか?」
我ながら場違いな発言。お前のファーストキスは股間との間接キスだよ、と言ったも同然である。
「……先輩。ちょっとそこの肉棒かして頂戴。口でしてあげるわ」
黒猫は一瞬不機嫌そうな顔をした思ったら、邪悪きわまりない微笑を浮かべてそんなことを言う。
え、いや、なんか嫌な予感がするんですけど……
「ふっ、心配しなくてもいいわよ。ただ精液を口移しするだけだから」
予想通りじゃねぇか!!
354名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 07:34:00 ID:XzLqcQto
>>353の続き
物騒なことを言う後輩の口を俺の口で再び塞ぐ。
「んっ……んん……ふぅっ……!!」
今度のキスでは俺の舌先を黒猫の口内に滑り込ませる。侵入した舌先が、熱い黒猫の舌に触れた。
「ちゅっ……んあっ……んっ」
遠慮気味の黒猫の舌と俺の舌が口の中で絡み合い、お互いを弄ぶ。
「んんっ……う……はぁ……はふ……」
そっと唇を離すと、頬を紅潮させた黒猫は口を半開きにしたまま放心さたような表情で俺を見た。
「黒猫……いいか、行くぞ……?」
俺はいきり立ったペニスを秘裂に押し当てて尋ねる。
「え、ええ……」
限界を超えて膨れ上がったペニスがズブリと秘裂にめり込んでいく。黒猫の秘所は濡れており、ぬちゃっという音が立つ。狭い膣口に、ズンと亀頭がめり込み、少しずつ、処女の中を突き進んでいく
「くっ……うぅぅ……あっ……あぁっ!どんどん入ってくる……!」
ペニスの先端に何かを感じた。おそらく処女膜だろう。だが俺はそのまま腰を進める。
「ぐっ!!あぁぁっ……」
生の粘液の触れ合いが気持ち良すぎる。俺のペニスは中でビクンと反応した。黒猫の膣壁もピクピクと締め付けてくる。
「動くけど、大丈夫か?」
「か、……構わないわ」
黒猫の言葉を受けて、ゆっくりとペニスを引き抜く。膣の力でもペニスを押し戻すので油断すると抜けてしまいそうになる。入り口付近までいくと、またズブリと中に押し込んでいく。
「はっ……あっ……あっ……」
俺はそのまま、ペースを上げて挿入していく。腰が止まらない。腰をズンズンと突き出していく。結合部から愛液が溢れ出す。
「ああぁ……ふぅんっ……んぁ、先輩のが……中で……暴れて……」
腰の使い方にも慣れて、リズムが良くなってきた。膣肉も、俺が突く度に元気よく締め付けてくる。俺は、奥に、奥にと力強く挿入する。中の粘膜をペニスでグリグリと削るように、そしてさらに腰の動きも速めていく。
「あああぁっっ!あああ……、あんっ!」
やがて俺のストロークに合わせるように、黒猫も腰をくねらせ始めた。二つの腰が一つのリズムを刻む。パンパンと肉を打つ音が響き、それに黒猫の喘ぎ声が重なる。
「あ!ああっ!あ!あ……!」
強く締め付けてくるだけだった膣肉にうねりが加わり、俺は膨れ上がる快感に飲み込まれ挿入なる。絶頂に向けて、最後の加速をする。
「先輩……先輩……あ、ああ、あ!」
そして俺は、ありったけの力でズブリとペニスを突っ込み、黒猫の膣内に射精した。
「ああっ、あぁぁぁぁっーーーーー!!」
ドピュッ!精液が凄まじい勢いで放出された。
「はぁ……はぁ……、先輩のが熱い……」
俺のペニスをヌルリと引き抜く、黒猫の秘裂からはコプコプと精液が溢れ出した。

情交の後片付けをしている時に黒猫がポツリとつぶやいた。
「先輩には、その、……キスをしてもらったけど、先輩の願いは叶えたくないわ」
「へ?」
「私はずっと友達関係のままは嫌よ」
355名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 07:35:34 ID:XzLqcQto
以上です。
携帯はやっぱり書きづらい
あとエロの書き方がわからない
356名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 09:22:36 ID:t1SscgES
書き方は人それぞれだし、気にするこたぁないと思う
つか何だよ黒猫エロ可愛いじゃんマジで!
GJでした!
357名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 13:07:54 ID:a8geLJmn
>>352
お前失礼すぎ

>>355
よく頑張った!感動した!乙!
358名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 13:21:23 ID:5epzggLh
一つ確かなことは
このスレの平均年齢が著しく低いということ
中高生が混じっている気配もある
359名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 13:36:38 ID:XVX2C3TG
だいの大人がこのスレ来てエロSSにニヤニヤしてるってのもキツいものがある
360名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 13:40:58 ID:w1XABP6i
どうせ桐乃も常駐してるから仕方ない
361名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 13:49:16 ID:pS4+g5I9
ニヤニヤはガキでもキツいだろ・・・
この手のスレを閲覧してる最中の自身の姿を省みてはあかんぜよ
362名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 14:50:19 ID:9HJ9E4D3
電撃文庫読んでる層考えたら、そりゃねぇ
俺も21歳のおじさんだけどもっと年齢装ったレスしろよ
363名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 15:51:50 ID:tMVb8ZP9
じゃあクンカクンカなら問題ない訳だな
364うぼあ:2010/08/31(火) 16:52:26 ID:LohnvKYQ
投稿しますえ
365名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 16:53:15 ID:LohnvKYQ
まず、言っておきたいことがある。
確かに俺は沙織の家で、「あぁ、コスプレもいいなぁ」と半ば自分の漆黒のあまりもの漆黒ぷりに陶酔していた。いや半ばというのは嘘で
相当に自分に酔いしれていたことも認めよう。
だが、それはあくまで衣装があらかじめ用意されていてなおかつ自分に良く似合っているという前提の元なりたつ心理であって、
つまり何がいいたいかというと俺にはコスプレをする趣味はないし、ましてや自分で用意してまで似合わない格好をする度胸もないのだ。
もっと言えばコスプレの一部だけ切り取って日ごろのファッションに取り入れて活かそうだなんて高等テクを持っているわけでもない。

で、ここまで読んだ方は大方どうせ無理やり誰かにコスプレさせられてるんだろう?と思うだろう。
半分正解だ。いや、半分正解かもしれない、だ。
まず正解かもしれない方の事情を説明するならば、誰かのせいかもしれないという点にある。犯人は不明だし、
そもそも犯人が存在するかどうかすら謎なのだ。
そんでもって100%不正解のほうだが、まぁ、その…なんだ



コスプレじゃないいんだ。



「…嘘だろ?」



もうね、生えてんの。根元から。
…いや、下じゃねーよ。

ガラっ

「ちょっと、何時まで歯磨いて…」

何故俺の妹は毎回毎回最悪なタイミングで入ってくるのだろう。
あまりもの衝撃に凍り付いていたせいで、両手で頭を隠すのが一瞬後れた。
洗面所の使用権を主張すべく覇気をまとった表情で扉を開けた桐乃の顔は、一秒ほどの間をおいて(゚Д゚)こんな顔になった。


「あ、…あんた…」

「…見た?」


こくこく、とうなずく桐乃。

「…たしかに沙織の家では誉めたけど…朝っぱらから…」

「ちがうからね?!」


まぁ、そうですよね!普通そう思いますよね!
俺もお前の立場だったらそう思うわ。


だって変だろ?普通生えねぇよ、猫耳なんて!!

366名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 16:54:14 ID:LohnvKYQ
猫耳






「へぇ…うわぁ…マジで生えてんじゃん…あんたの体どうなっての?」

「あ、あのさ、あんまりひっぱんなよ痛い」

「うっさいなぁ、優しくしてやってんじゃん…うわぁ、中ってけっこうキモイ…」

「指を突っ込むなぁ!!」


先ほどからソファに俺を座らせて桐乃が興味深そうに俺の耳…もとい俺の猫耳を弄っているわけだが、
断じて優しい弄り方ではなかった。つか指突っ込むって虐待だよね?
いい加減恥ずかしいし痛いので逃げようとすると

「ああ、ちょっとまってあと10秒だけ」

おもむろに取り出したスマートフォンを俺に向かって(主に頭頂部に向けて)構える桐乃さん。
すかさずカメラ部分を覆い隠すように手を突き出した。

「どうするつもりだ!」

「…え?mixiにあげるに決まってんじゃん?」

なんでそんなこともわかんないの?ばっかじゃーの?って顔してるよこの子!
くっそぉ…あぁあああむかつく!

「あのなぁ!おま」

ピンポーン

「あ、あやせ着ちゃった。もう!あんたがウダウダしてるから!」

がっと脛をけられて悶絶する俺。
蹲ると同パシャッとシャッター音が響く。
こいつは目的のためなら手段を選ばないのか!?

「へへへ…」

にやりと笑ってじゃ、と鞄を持って玄関へ向かう。

「お、おま…」

「あたし学校なんで」

そう言って視界から消える妹様。
俺は痛みと悔しさで涙目になっていた。
くっそぉ…あいつの頭に猫耳生えたら絶対に2chにさらしスレ立てて写真うpしてやる…

「あ、あんたとりあえず今日は外に出ないでよ?猫耳つけた長男なんて一家の恥だから」

「戻ってきたと思ったら言うことそれか!」
367名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 16:55:20 ID:LohnvKYQ
「それと、」

ずい、と前傾姿勢でにらみつけてくる桐乃。

「あの黒いのだけは合わないでよね、何があっても。」

「はぁ?」

意図を測りかねるとぷい、と顔をそらし、こんどこそ桐乃は家を出て行った。
いや、本当に意味わかんね。
もうね、なんなのあの傍若無人ぶりは。せめて身内のピンチな時ぐらいまともな対応できないの?
お前の外面の十分の一でいいから俺に向けてくれない?
これじゃまるで

「おもちゃだ…」

ため息とともにうなだれた。


とりあえず今日は風邪を引いて休む旨を麻奈実に伝えたのち、俺は自らの体に起きた異変に向き合うことにした。
といっても耳なので大して確認事項があるわけでもない。
自分の意思で動かせるのか?
聴力はあるのか?
あるとしたらどれくらい聞こえるのか?
これくらいである。

結論から言うと我が家を根城にする茶羽ゴキブリを5匹ほど瞬殺し、のこり数十匹の潜伏先を推測できる程の性能はあった。
俺は猛烈な勢いで殺虫剤を手に家中を駆け巡った。
先ほどまで気にならなかったのに、気にしだした途端どうにもならない。
想像してほしい。四六時中ガサガサとやつらが動き回る音と隣りあわせで生活する地獄を。

「く、糞、もうないのか!」

殺虫剤が切れたころ、家の害虫どもは約半数まで減っていた。無論、満足できるはずがない。
自室に戻り財布の中身を確認し、にやりと笑う。


へっへっへ、皆殺しにしてやる…女子供も血祭りにあげてやる。
薬漬けにして二度と笑ったり泣いたりできなくしてやる。


制服から私服に着替えて玄関までダッシュ。扉を開きかけたところでハッとする。
このままの姿で外に出る恥ずかしさを想像して鳥肌が立った。

「ぼ、帽子…」

残念なことに俺は帽子を持っていない。
が、しかし、帽子はある。

急いで自室にもどり、ベッドの下をあさり、地味なキャップを発見する。
いつかあやせが桐乃のかぶせろと俺に渡してくれたやつである。
返しそびれてここにあるわけだが…

「正に天使だぜ!」

っひゃっほう!あやせマジ天使。
368名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 16:55:46 ID:LohnvKYQ
っひゃっほう!あやせマジ天使。

開放感で胸がいっぱいになった俺は家を駆け出すと薬局があると思われる駅へと向かった。

かくして俺の財布の中身のほとんどを代償として我が家のゴキブリどもは全滅したわけだが、
玄関先にぽつんとおかれたゴキブリの死骸でいっぱいのビニール袋をどう説明したものか。
我ながら、よくまぁ、あんな気持ち悪いものをこしらえたものだ。正直、もう一度ゴキブリの死骸を目の前に詰まれて
「さぁ、袋に詰めてくれ」なんて言われてもやれる自信がない。

「はぁ…」

世に言う賢者タイムというそれに近い心持だった。
とりあえず家においておくのも気持ち悪いし、腐って妙な匂いが出ても困るので外において置こうと思い、
玄関の扉を開けた。
ビニールを玄関の横の塀の内側に置くだけだから、まぁ、帽子はかぶらんでもいいだろ。

ガチャ…

「あ…」

はて、間抜けさに関して言えば俺は桐乃のそれを上回っているのかもしれない。
どうしてゴキブリの足音には気づいて、人間の足音には気づかないのか。

「お、お兄さん…」

「よ、よう…」
369名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 16:56:35 ID:LohnvKYQ
うお、ちと失敗した…
とりあえずはここまでです。
370名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 16:58:24 ID:w1XABP6i
猫耳京介と黒猫の遭遇にwktkした
それと同時に大量のGの山を想像して萎えた
GJ
371名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 17:04:26 ID:y5amqcPy
地味子の反応が欲しいのう
372名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 17:12:41 ID:SPAp1jsE
G虐殺→賢者タイムクソワロタ

良いぞもっとやれ
373名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 17:28:28 ID:a8geLJmn
面白いぞww
そしてこれは果たして誰ルートなんだ?w
374名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 17:48:43 ID:w1XABP6i
黒猫曰く
>.この私がネコ耳も付いていないような男に惹かれるわけがないでしょう?

つまりそういうことさ
375名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 17:54:47 ID:t1SscgES
俺のエンジェルあやせたんも登場してるし、wktkが止まらん
376名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 23:04:34 ID:XzLqcQto
>>369
乙です。

猫耳なんて生やしたら黒猫がメロメロになっちゃうじゃないかw
というか猫耳を生やした男が好きと言った黒猫の前に猫耳京介が現れのは告白に近いぞwww
377名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 23:41:36 ID:DnQqFtN3
ここから、黒猫ルートとあやせルートに分岐するのですね。わかります。
378名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 00:01:05 ID:gvo9L5Q4
せっかくだから俺はこの桐乃ルートを選ぶぜ
379名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 00:02:34 ID:8jLBrHZf
なら俺は地味子ルート・・・いや、赤城ルートで
380名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 00:09:11 ID:Gfav2wrz
京介「へん…だよな?」
浩平「いや、変じゃねぇって」
京介「いいんだよ、分かってんだ。大の高校生にもなってこんな猫耳なんて」
浩平「そんなことねぇ!」
京介「あ、赤城…」
浩平「あー、いや、…その、なんだ…か、かわいいと思うぞ」
京介「お前…」




おええぇえええええ
381名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 00:11:45 ID:HOSwRYB9
瀬菜ちゃんは最近はやりの性転換話も妄想してそうだ
382名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 00:37:13 ID:8jLBrHZf
「きょうちゃん、その耳・・・」
「うげぇっ!ま、麻奈実・・・」
「あのね・・・その・・・すごく・・・ >////< 可愛いと思うの」
「お、驚かないのか?」
「ううん」
「へ、変じゃないのか?」
「ううん、きょうちゃんにとっても似合うと思うよ」
「そっか。なんつーか、その、ありがとうな。そういえばお前、なんで帽子を被っているの?」
「それはね・・・」
「なんで、いぬみみ?!」
383名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 00:39:00 ID:tizha2XM
もちろん黒猫(♂)×瀬菜(♂)ですよね、女同士?不潔です!
384名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 01:19:34 ID:EUjrdSqL
>>381
男桐乃 DQNで読モやってるギャル男な隠れオタ
男黒猫 コスプレイヤーで格ゲープレイヤーで厨二病な邪気眼少年
男沙織 ただの典型的オタク
…なんだこれ
385名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 01:50:10 ID:VJwaHgNj
沙織は隠れイケメンも忘れるなよwww
386名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 01:51:37 ID:8jLBrHZf
♂沙織はゲー研部長(カッコいいVer.)
387名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 02:26:15 ID:EUjrdSqL
男あやせ ガチホモヤンデレ
男加奈子 生意気ショタ
男瀬菜 女浩平×女京介やらで妄想してる百合厨
…やっぱりなんだこれ
388名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 08:24:46 ID:sNhtfoeB
なんだこの瀬菜得な流れww
389名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 08:25:50 ID:fo6WlvyI
キモい流れだな
腐女子が盛ってんじぇねぇよ
390名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 09:37:02 ID:EUjrdSqL
ちょっとネタ投下したらこれだよ
じぇねぇよ(笑)
391名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 10:40:00 ID:3u95j/aI
1人の男に対して女子複数の状況をTSしたらそうなるに決まってんだろ
392名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 16:38:50 ID:Yf5y+912
黒猫あやせと黒髪ストレート丼
393名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 18:17:39 ID:pnFJhA+7
先輩が、その、やれっていうなら……
394名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 18:22:38 ID:EUjrdSqL
京介に頼まれて断れない黒猫
桐乃に頼まれて断れないあやせ
高坂兄妹「ちょろいぜw」
395名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 00:17:06 ID:Zz7naLkR
エッチな黒猫が見たい
396名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 01:20:25 ID:s02oVHkY
物凄いオナニーしてる黒猫が見たい
397名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 05:01:04 ID:uAlHxyBO
乞食が随分増えたね
アニメ化の影響かな
398名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 05:01:26 ID:Jw/h7/K/
ダークマスターベーション
 暗 黒 自 慰 に耽る黒猫が見たい
399名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 05:05:03 ID:672v4Lyx
見たい読みたいならとりま書いてみたら、と言いたくなる
何事も挑戦
400名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 08:12:59 ID:KoShVLMu
とりま(笑)
世代がバレるから使わないほうがいいよ^^;
401名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 21:16:10 ID:7zkVl51f
くんかたん成分がもっと欲しい
402名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 22:49:06 ID:D9p1Ln5L
ちょっとネタ投下したらこれだよ
403名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 22:50:50 ID:tthPs1hj
戸惑った様子のあやせに今朝から先ほどまでの経緯を説明すると、怪訝そうというよりは怪訝そのものな表情で俺を見ることは明白だったのだが
どうにも視線が頭頂部から離れず仕方なし説明すると、やはり想像したとおりに顔の造詣が歪むのであった。それでも愛らしい顔は相変わらず愛らしく、想定の範囲内
ということも手伝って俺はあまり傷つかなかったのだが、彼女は細めた眼でこちらを眺めながら片方の手をまるで臭い物と対峙する時のように鼻の前にかざすと、
これまた想像をほんの少しだけ絶する罵倒とも嘲笑とも付かない言葉を遠慮という文化の存在しない地方で育ったかのように次から次へと放ってきた。
これだけ語録が多ければテレビのトーク番組に出演する際もなんら問題なくこなせるように思えたほど、その饒舌に半ば感心した。
どうやら現物が目の前にあるにもかかわらず、俺の言っている内容の殆ど全てが嘘で、俺が桐乃に好評だった猫耳のカチューシャを調子に乗って半日付けっぱなしでいる
と思い込んでいるようだった。


ごめん、普通に戻す。


つかなに、桐乃のやつ今朝撮った写真を待ち受けにしてんの?

「あの野郎…舐めやがって…」

恥ずかしさで真っ赤になっているとあやせが不思議そうに言ってきた。

「恥ずかしいなら取れば良いじゃないですか?」

「取れないんだって…ほら」

お辞儀をするように頭を突き出した。
一瞬戸惑いながらも、あやせは猫耳手を伸ばした。

「…うわ、あったかい………え?…うそ、本当に取れない」

「ほらな?嘘じゃねぇんだって」

未だ信じられずにいるのか、眼をパチパチさせつつ呆然と触り続けるあやせ。
その…なんだ、こう、すごく素敵な香りがするんだが、玄関先で高校生の男が中学生女子に頭を弄らせる図ってのを想像して
だんだん気恥ずかしくなってきた。

「と、とりあえずここではなんだから、」

「あ、あええ、そうですね…」

あやせ先に家に入れ、俺はさっとビニールを玄関横の塀の陰に置いて戻った。
扉を閉めると、あやせが聞いてきた。

「なんですか?今の赤黒いの」

「ああ、ゴキブリ」

「え?」

「ゴキブリの死骸」

あ、すげー、ゾワゾワゾワーってなるの生で見たのはじめてかも。
うっわ…人間の顔って本当に青ざめると白くなるんだなぁ。

「ぎ、ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

あまりもの音量に俺は思わず耳を(下の方)押さえた。ちなみに上の方はペタっと自分で伏せて穴を塞いでいる。
バタっと腰が抜けたように尻餅をつき、そのまま四つんばいでリビングに逃げこむあやせ。

「ち、ちち近寄らないでください!き、ききたな…って、臭っ!!」
404名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 22:51:47 ID:tthPs1hj

うん、殺虫剤ばら撒いたばっかりだからね…


てかさ、俺泣いていいよね?


一通りシャワーを(あやせの強い要望により)浴びてリビングに戻ってくると、制汗スプレーの匂いがかすかに残るものの、ほぼ無臭な
リビングになっていた。
あやせがどや顔で食卓に座している。
どうやらスプレーを撒きつつ、窓を全開にしていたらしい。
音で二匹ほど蚊が部屋を舞っているのがわかった。

「あ、戻ってきましたね、…ちゃんと洗ったんですよね?」

「ああ、あらったよほら」

垢すりで赤くなった腕を見せる。

「ふむ、まぁいいでしょう…なにしてるんですか?」

「二匹蚊がいるからノーマットつけるんだ。」

「わかるんですか?」

「ああ、この耳でな」

ぴょこぴょこっ動かしてみせる。
まったく、この耳は便利なのか厄介なのか…今のところ厄介であることに違いないが…。
ノーマットを仕掛け終え、冷蔵庫の麦茶を出し、俺もあやせと向かい合うように椅子に座った。
そこではじめて気づいたんだが、あやせと二人っきりで茶を飲むのは初めてなんだよな…なんか緊張してきた。

「で、おきたらそうなっていたと」

「ああ、前の晩までは全然なにも…兆候もなかった」

「はぁ…正直、未だに信じられません。そもそもどういった理屈でそうなったのか…」

一口麦茶を飲むと、はっと何かに気づいたようにあやせが言った。

「そうなると、お兄さん耳が四つあることになりますよね?」

「…そうなるな」

「うわぁ〜…きもちわ」

「それ以上言ったら本当に泣くからな!」

無論、俺がな。


「ていうか、どうしたんだよ今日は。まだ学校あるだろ?」

「三年生は午前授業です。…高校でもそうじゃないんですか?」

「…あ、ああうん、そうね。そうだったそうだった」
405名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 22:52:45 ID:tthPs1hj

俺の通っていた中学にはそんなエレガントな習慣はそれこそ受験シーズン直前ぐらいしかなかったのだが…そうか、中学からあるところはあるんだ…。

「で、用事は?」

「そうそうすっかり忘れてました。猫耳はともかく、あのゴ…ビニール袋ですっかり…」

おほん、と咳払いをするあやせ。

「説得とご相談です。」

「説得?」

相談ならいつものことだが、説得という単語は耳慣れないな。

「はい、実は今日、学校で桐乃に…」




え、この写メ?…プププ、実はさぁ、バカ兄貴が朝っぱらから何をトチ狂ったのか、猫耳なんてつけてたもんだから、
あんまりにも似合わないから撮ったの。このバカ面チョーうけない、これ。…え?痛そうにしてる?あぁ、…ちょっと脛けったから…いや、だって
グダグダ言って撮らしてくんないからさぁ〜。大丈夫大丈夫、あいつシスコンだから蹴られて喜んでるって。
何ならふんずけてやっても良かったんだけど、あいつを必要以上に悦ばせるのも癪だからねぇ。
え?本当だって。あいつマジで変態だから。今日なんて今頃家で引きこもってエロゲーしてんじゃないの?プププ…マジオタ覚醒キタコレwww




「という分けでお兄さんまで本当にオタク側に行かぬよう説得しにきました。でないと私とオタク側の桐乃を仲介する役が…」

「ちょっとまてぇええええええええええええええ!!!!!」

机に乗り出して叫んだ。一体どこから突っ込んでいいのか。突っ込みの的があったとしたら全て一箇所に集めてRPGで粉砕してやりたい。
よく最後まで突っ込まずに聞けたよ、俺。頑張ったよ俺。
つーかなに、あいついつも学校で俺のことそういう風に言いふらしてるわけ?
てか、あいつはそれでいいの?
自分の兄貴だよ?
血を分けた兄妹だよ?
お前の半分は俺と同じなんだぞ?
俺を馬鹿にするってことはお前も恥をかくってことは思わないの?

「お、お兄さん、涙出てますよ」

分かってるよ!
袖で顔をぬぐって椅子に戻り、残った麦茶を一気にあおった。
ふぅ、とため息を吐いてなんとか落ち着こうとした。

「説得の方は分かった。それは必要ない。で、相談ってのは?」

「はい、ソレなんですが…」

ちらりと腕時計を見るあやせ。

「一旦、外に出ましょう。そろそろ桐乃が帰ってきます」

「え、ああ、うん」
406うぼあ:2010/09/02(木) 22:53:28 ID:tthPs1hj

桐乃に聞かれては拙い事なのだろうか。
とりあえずあやせにしたがって玄関へ向かう俺。無論キャップ装備。

「また桐乃にないしょでプレゼントとかか?」

「…違います。内緒でお兄さんと二人きりになったなんて桐乃に知られたら絶交されます」

「?」

それって俺が絶交されるのが妥当じゃないだろうか。

「兎に角、外に出ましょう。お兄さんのシャワー時間が計算外でした」

釈然としない俺をよそに、あやせはさっさと玄関を出てそのまま道路に出ようとした。
俺ははっとして、咄嗟に裸足で駆け出して彼女の襟をつかんで全力で引っ張った。

「っな!」

転びそうになったのでもう片方の手を後ろから腹に回して後ろから抱きしめるような形になった。
受け止めたのとほぼ同じタイミングで自転車が数台目前を通過する。
緊張が解けてため息がもれた。

「あっぶねーなー…大丈夫か?」

「え、あ、はい。」

「そうか…靴はいてくるから、先に行っててくれ。いつもの公園だろ?」

そういって玄関に戻り靴を履いて表に出ると、まだあやせが家の前で待っていた。
こころなしか、すこし顔が赤い。

「あの公園はもう使いづらいので、別の場所にしましょう。」

ああ、あのブザー事件のことか、と思い出したくもない痛ましい記憶がよみがえった。




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以上猫耳2でした
407名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 23:03:19 ID:672v4Lyx
あー……まじあやせ可愛くて死ねる。 GJでした!
……ってかまじでこれは誰ルートなんだ
続きが気になる
408名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 23:21:09 ID:Zz7naLkR
>>406
面白いですとても
おつかれさまでした
ホントに
409名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 23:28:24 ID:B0Dt+ic3
あやせはかわいいな、マジで
410名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 23:38:54 ID:tthPs1hj
みんなありがとう
wikiに乗っけてくれた人、ありがとう
411名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 00:24:30 ID:A24lNA/P
>>410
お疲れっす
続きも頑張ってください
412名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 00:30:18 ID:j2yemLL8
>>410
本当にありがとうございます
413名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 19:06:52 ID:44gTXjrR
あれ、黒猫出ないの?
414名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 19:10:02 ID:bcLdvU0R
いえませぬ
415名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 00:04:39 ID:KcCQzV/m
続き期待しとりますー
416名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 03:40:27 ID:ivW2xwiX
原作の流れ無視の桐乃モノ投下です
417名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 03:40:51 ID:ivW2xwiX
桐乃の告白でえらいものが目覚めた



リアと別れた後、俺は桐乃の部屋にいた。

『――あんた、あたしの彼氏になってよ』

桐乃の突然のお願い≠ノ放心して動けずにいたところを引っ張られて連れてこられちまったんだ。
今は二人してベッドに腰掛けている。
「桐乃。い、いったいさっきのお願いはどういう?」
「だから、そのままの意味じゃん」
「いや、そのままって!?」
なに言ってんの? この妹は!? 兄妹の間で交わされることの無いセリフじゃねーのかよ!?
「お、おおおまえ! 言っている意味分かってんのか?」
「ウザイなー。あんた『聞いてやる』って言ったじゃん。今更取り消しとか無しだからね」
い、いやおかしいだろ? い、妹の彼氏になれって……。
つ、つまり。恋人ってことだよな?
ね、ねええええええええええよ!? 妹と恋人って、どんなエロゲーだよ? こいつは何考えてるんだよいったい!? 
「なによ。あたしの彼氏になるの嫌だっての?」
桐乃は眉を顰めて俺に言い寄る。
「嫌とかそんなんじゃなくてだな……」
俺がうろたえていると桐乃はしゅんと顔を俯かせてしまった。
いつもはあまり見ない姿に心臓が少し締め付けられる。
「あたしさ……、あんたがリアと勝負してるときに『俺はシスコンだ!』って言ってくれたの、嬉しかったんだけど? あれ、やっぱウソなの?」
「あれは、嘘じゃねえけどよ」
あんとき俺は走っている桐乃に自分を重ねて、本心から言った。嘘なんかじゃ断じてない。
でもそれは、確かに桐乃のことを思って口走っちまったけど。決してそんな女としてどうのってとは違うっつうか……。
「だったら、いいでしょ? あんたシスコンなんだから……嬉しい……でしょ?」
俯いた顔を少し上げ、俺を見つめてくる。顔を赤らめて潤んだ瞳で見つめてくる。
うう……、だからそんな目で見るなよ。なんかおかしい気持ちになっちまうじゃねえかよ。
あれ? でもこれって〜〜〜、前にも無かったか?
桐乃の態度を見て、俺は過去の記憶を思い出した。
たしかあやせとケンカになった時、こんな風にイタズラされたことがあったのだ。
は、は〜ん。そういうことかよ。俺がシスコンなんて叫んじまったから、またぞろこいつは俺を騙してからかおうって腹づもりなんだろう。
ふん、そうはいくかよアホ桐乃め。同じ手を食うお兄様ではないわっ!
「そうだな、俺もおまえが恋人だったら嬉しい、かな?」
こいつのお願いを聞いてやるフリをして、『へへーんまたひっかかった。バカじゃ〜ん』とか言ってきやがったら、逆に「ひっかかってねーよ、ばーか」と返してやる。
「じゃあ、あたしの彼氏になってくれる?」
桐乃が嬉しそうな声で聞いてくる。演技だと分かっているんだが不覚にも可愛いと思っちまった。
ええい騙されるなよ俺。
「ああ、是非彼氏にしてくれ! いや彼氏にさせてくれ!」
さあ彼氏になってやったぞ。来い! いつそのマル顔を膨らませて笑い出すんだ?
「あは、ありがと。それじゃあ、その、キス……していい?」
「おう、キスだな、俺もしたいぞ」
そうそうキスを…………。
418名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 03:41:18 ID:ivW2xwiX
ん?
俺が頭に疑問符を浮かべるか浮かべないかの瞬間、桐乃は両手で俺の肩を掴むとドンとベッドに押し倒してきて、
「んちゅ……」
キスをしてきた。
「ちゅりゅ、ぺろ、ちゅうう」
な、ななななな! なななななななななななんじゃこりゃああああ!!
頭が一瞬で真っ白になった。その間にも桐乃はがっちりと俺の頭を両手で抱えて、俺の口に自分の口を押さえつけてくる。
「んふっ……、ちゅっちゅっ…ちゅぴ」
「ま、待ふぇ桐っ! んむ!?」
言葉を発しようとして開けた口は、桐乃と密着しているために上手くしゃべれず、変わりにヌルンと俺の口内へ何かが入り込んできた。
「じゅる……ちゅぷるる、ちゅぽ…くちゅ…くちゅ……ちゅるる」
こ、これ。桐乃の舌か!?
這い回るように、口の中を蠢いている。めちゃくちゃ気持ちいい。
なんとか桐乃を引き離そうとしているんだがディープキスの感触にうまく力が出ず、桐乃の服をギュっと掴んでジタバタするだけで精一杯だ。
「んふぅ……じゅ…じゅちゅ…ちゅぱ、ちゅっ。ん……ふぅ、はぁ……」
ようやく口と口が離れ、トロンとした目で息継ぎをしながら俺を見下ろしてくる。
「はぁはぁ……。き、桐乃! な、なんのつもりだよ!?」
「なにって、キスしたんじゃん。あんたもしたいって言った」
「そ、それはだって。おまえが、いつかみたいに俺をからかって冗談だと思ったから!」
「冗談じゃ、ないし……」
俺を見下ろしながら桐乃は言う。
「あんたとこうなりたいって、ずっと……思ってたし」
「じょ、冗談じゃないのかよ」
「だから違うって」
ま、マジかよ? こ、こんなんどうすりゃいいってんだ? 不測の事態すぎんだろ!
あの桐乃が、いつも俺に文句は言うわ、可愛げないこと言うわでさんざキラってるもんだと思ってたのによ。
「わ、わりい。俺は冗談だとばかり思っててさっきのは――」
「ダメ、あんたもうあたしの彼氏に決まったから。無しとか言ったら、キスしたことお母さんに言うから」
「ちょ!?」
とんでもないこと言ってんなこのアマ! そんなこと言ったらともに破滅だぞ?
いや、お袋のことだから俺が妹にイタズラしたとかそんな流れになりそうだ。
そのまま親父の耳にまでいったら、そこで俺の命は尽きるだろう。
「お、おちつけ桐乃。とりあえず冷静に話しあおう!」
「せっかくだからこのままあんたの童貞貰ってあげる」
話しを聞かずにゴソゴソと俺のズボンを脱がしにかかる桐乃。
「らめえええ! それはらめえええ!?」
桐乃の両手を抑えて俺は必死に抵抗を試みたが「邪魔!」と頭に頭突きを喰らい思わず昏倒してしまう。
その隙に、ズボンとパンツは下半身から取り払われてしまった。
「な、なによあんた。嫌がってるくせにこんなになっちゃってんじゃん」
あらわになった俺のリヴァイアサンは、自分でも気付かないうちにガチガチになっていた。
「これは! そりゃあんな気持ちイイことされたら」
「へー、気持ち良かったんだ。あたしとのキス。さすがシスコン」
「う、うるせー!」
思わず本音が出てしまった。
419名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 03:42:43 ID:ivW2xwiX
「それじゃ、挿入るから」
「桐乃! よせって! 俺たち兄妹なんだぞ!?」
俺が叫んで拒むと、桐乃は一瞬押し黙ったが、すぐに「うるさい!」と怒鳴り俺のチ○ポを自分の股座に勢いよく沈めていった。
ずぷっ! ずぶぶ、プツッ。
「痛ッ! 〜〜〜〜ッ………!」
は、挿入っちまったよ!?
桐乃は顔を激しく歪めている、かなり痛そうだ。
「このっバカ桐乃!」
俺は桐乃の痛みが和らぐようにと、からだを抱えてやりそのまま静かに横たえさえた。
頭を撫でてやりながらも文句ぶつけた。
「無茶するなっての!」
「うるさいシスコン。頭撫でんな、キモい」
言いつつも、手で撥ね退けようとはしない。たぶん痛くてそれどころじゃないんだろうな。
「それにおまえ、初めてだったんかよ?」
「わ、悪いっての」
「いやそうじゃなくて、ちゃんと準備しとかんと初めてって痛いんだろ? なんでこんな?」
「あんたが……」
「え?」
「あんたがバカだからじゃん」
「な、なんで俺がバカなんだよ!?」
意味が分からん。どうして俺がバカだからおまえがこんなことするんだ?
「あんたが兄妹だからって。そんなん……百も承知だっての。それでも……あたしはあんたと、あんたが彼氏になるって聞いて……あたし、もう……抑えられ――――」
桐乃の目から涙が零れ落ちていった。それが処女を失った痛みからじゃねえってのは、今聞いた言葉から充分すぎるほど理解できた。
つまり、桐乃は俺のこと……、男として見てたってことだよ…な?
兄妹の間で持つには余りにもぶ厚く硬い壁が出来てしまう感情だ。それをこいつは『ずっと思ってた』って。
俺のこと嫌っているんだと思って会話もしなかったときも、人生相談を聞いてなんでこいつは俺を引っ張りまわそうとしているのかと思っているときも、
アメリカに飛んでっちまって連絡も寄越さねえ冷てえやつだと思っているときも、ずっと一人でその感情を持ってたってことかよ。
ばか桐乃が。
俺はひとしきり泣く桐乃をあやすように頭を撫で続け、そして、
「桐乃、キスしていいか?」と聞いた。
なんの気負いも無く俺はキスを妹に求めた。
420名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 03:43:12 ID:ivW2xwiX
桐乃は目を見開く。
「俺はシスコンだからな。妹の、おまえのわがまま聞いてやるように出来てるんだ」
それに、と俺はさらに言う。
「正直、ヤっちまった後で言うのもなんだが、思ったよりおまえのことすんなり受け入れてる。キスしたいってのもイヤイヤだからじゃなく、本音だ」
「ほんとに?」
「ああ。実際、これが今だけの特殊な感情なのかそうでないのかは分からんけどさ。とりあえず、俺が一番やりたいのはおまえを抱きたいってことだ。てか、俺彼氏なんだろ? ヤらせろ!」
そうまくしたてると、桐乃は歪めていた眉を和らげた。
「バカ、シスコン、変態」
「チッ。どうとでも言いやがれ」
「じゃあ、このまま続き、してよ」
「んぐ!?」
すんげー可愛い顔で言われて、つい勢いを殺がれた。
桐乃は黙って俺を見つめている。
そんな目で、見られたら? おまえ、分かってんのか? 俺シスコンなんだから、そんなお願いくらい、
「聞いてやる……よ」
顔をゆっくりと近づけていき、俺は妹に、桐乃にキスをした。
「ちゅ……、んん、あに……き」
「桐乃……」
すぐに唇を触れ合わせるだけじゃ満足せず、お互いに舌を絡ませだした。
「ちゅ、ぴちゅ…ちゅっ……じゅりゅりゅ」
桐乃の舌を味わい、歯茎を丁寧に舐めていく。
「ふぁ……、兄貴……。もっとシて。じゅちゅ…ちゅちゅ、うんん」
「おまえのツバ、甘いな」
「へ、変態」
舌に吸いついたり桐乃が流し込んでくる唾液を味わう内に、股間が一気に熱を帯びる。
「ゆっくり動くけど痛かったら言えよ?」
「童貞に優しくしろなんて期待、してないし」
「この、一言多いんだっつの」
「やぁ、ん……ちゅ、ちゅぴ。キ、キスで誤魔化されないんだからね」
減らず口だよなーったく。
ただ、それも今は非情に愛らしく感じてしまう。
俺はゆっくりと腰を動かしていった。
421名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 03:43:33 ID:ivW2xwiX
「うっ、あん、あっ……あっあっ」
キスしたことでからだがほぐれたのか、桐乃の秘所は愛液に濡れて俺のチ○ポの抽送を助けている。
「あっ、んぁ……はふっ…いっいいよ、ちょっと気持ちよくなってきた…かも……。あっ」
「俺も、おまえの中すげえ気持ちいい」
ぬるぬるした愛液とキュッとすぼまるように吸い付いてチ○ポを離そうとしない膣中の感触に、快感が強まる。
「やっ……あん、あっあっあっ。兄貴のチ○ポ、あたしのなかすごい突いてる」
「わりい、腰が止まりそうもねえ」
さっきよりも強く腰を動かしだす俺。
「ひゃっ! はふっん……あっ、ゃああ、あっあん。感じちゃってるよあたしぃ。初めてだけど兄貴のチ○ポ挿入して、かき回されて、あたし気持ちよくなってる!」
桐乃も快感に夢中になっているようだ。顔を紅潮させて口を半開きにしている。
「き、桐乃!」
「ん、んむむぅ! あ、兄貴! んちゅ、ちゅぶ、ちゅるる、ん……んはぁ」
淫靡な顔を見せる桐乃がいとおしく感じて、もう一度舌を挿し込んで口内をむさぼった。
それと同時に、腰もさらに激しく動かす。
ていうか、可愛すぎだろおまえ!? 
激しく動くのは抑えて、出来るだけ優しくとか考えていたけど、こんなの、抑えろってのが無理だっつの!
「あ……はぁ…んんむ。ちゅ、あっあっあふぅ…ん、んああ! あ、兄貴! 兄貴!」
桐乃が俺に抱きついてくる。背中に手を回して男の俺でもきついと感じるくらいだ。
熱くほてった桐乃のからだを感じて、俺もいっそう全身が熱くなる。
いつのまにか射精感がすぐそこまで迫ってきていた。
「お、俺。もうイきそうだ!」
「あ、あたしも、イ、イきそう。あっ……。きょ、今日は大丈夫だから、あっ……んあ……膣に、膣に出していいから、兄貴!」
「わ、分かった」
絶頂に向かって俺、いや、俺と桐乃は抱き合いながら腰を動かす。二人で、兄妹で快感を高めあっていった。
膣出しか……。大丈夫って言ってたけど。
一瞬、大丈夫じゃない方が――なんて考えがよぎった。
「桐乃! イくぞ! おまえの膣に出すからな!?」
「う、うん! い、いいよ。 あっ、あたしもダメ、イく、イっちゃう!」
桐乃の一番奥まで届くように腰を突き出しチ○ポをねじ込んで、
「あ、ああああ―――ッ!」「イ、いくううぅぅぅうっ!!」
どぷっ! どぷぷぷぷぷぷぷ――――――ッッ!
精液を桐乃の膣奥に注ぎ込んだ。
「はぁ…あ、ああああ! 兄貴のチ○ポから出てる。精液、あたしの膣に、子宮に流れてきて…る……」
絶頂を迎えて痙攣しながらも桐乃は俺の精液の感触を下腹で感じているようだった。
「はぁ……はぁ……、桐乃」
「ん……兄貴……」
俺と桐乃は抱き合ったままキスを続けた。
422名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 03:43:57 ID:ivW2xwiX
――キスをしながらしばし時を過ごした後、後始末を終えて俺たちはまたベッドの上で隣りあって座っていた。
ただ今度は腕を、指を絡ませて。
「「………………」」
や、ヤっちまったんだな、桐乃と。
な、なにを話せばいいんだろうな、こういうときって。
あ〜〜〜〜なにも思いつかねえぞ!? 世の恋人同士は事後ってどうやって普通の状態に戻ってるんだよ! 後でインターネットで『事後 会話』で調べてみるか……?
「ねえ」
俺が煩悶していると桐乃が口を開いた。
「後悔…………してる?」
首を動かして桐乃を見るがこっちを見ていない。前髪が垂れてどんな表情をしているのかも分かんなかった。
後悔……か。
そうだよな、俺たち兄と妹で、血が繋がった実の兄妹なんだよな。
このまま関係続けたとして、世の恋人同士みたいな――
そこで俺は思考をストップさせた。
単に悩むのを止めて、問題から逃避したんじゃない、俺の心はいつのまにか答えを出し切っていたからだ。
自分でもびっくりだよ。
もしかしたら、もうずっと前から出ていた答えなのかもしれない。
「桐乃、俺たちは兄妹だ」
「…………っ……」
俺を握る手に力が入った。
「いろいろ考えて、悩んで、苦しんでいくのかも知れん。だけど――」
一呼吸入れて。
「俺はおまえを嫁に行かせる気はねえかんな」
「は?」
桐乃は顔をあげて俺を見てくる。何いってんだって顔してるな。
ぐいと肩を引っつかんで真正面に向かい合わせた。
「絶対ほかの野郎なんぞにおまえはやらねえ! 親父とお袋にぶっ殺されようが、ぜ〜〜〜〜ったい! やらねえっ! おまえがイヤがっても断る! いいか、おまえは俺の――」
さて言うぞ、こんちくしょー!
聞けよ、俺の気持ちを! こう考えちまったんだから仕方ねえんだくそったれ!
どうにも動かしようもねえ、事実だ! 俺の、俺だけが持っている桐乃に対する感情だ、正しいとかそんなんじゃあねえ!
おまえは俺の―――――――

「俺の嫁だああああああああああぁぁぁぁ―――――ッ!!」

分かったか、ばか桐乃。俺のシスコンは真性だ!
自分勝手な感情ってのは分かってるさ。だけどな、だけど! 俺は桐乃、おまえのことを考えるさ。
たとえ、俺のことを見なくなったとしても、ずっとおまえがそうしてきたように。
こんなクソバカ兄貴を目覚めさせちまったのはおまえなんだからな、責任とれよ?
俺の魂の叫びを聞いて桐乃は、感動のあまり「兄貴!」と腕を回して俺と熱い抱擁を…………しなかった。

ダン! と俺を跳ね除けて立ち上がり、そしていつものように俺を罵倒する。「このシスコンッ! キモい!」ってな。
ただし、とびっきりの笑顔で。
423名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 03:45:28 ID:ivW2xwiX
以上
息抜きに2〜3千字程度の軽めの逆レイプものでもと思ってたら…どうしてこうなったw
なわけで拙い文章はご愛嬌ということで
424名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 11:20:03 ID:Lr43a5Ry
正統派なエロスを感じたぜGJ!
425名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 13:33:33 ID:3OYkhu4z
乙!

今更言うことじゃないが、
京介は尻に敷かれるタイプだよなあ。
426名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 14:16:24 ID:Xcf66vfe
年上の余裕で桐乃を手のひらでころころ転がして欲しいな
ふひひ
427名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 16:13:30 ID:nUtK3O07
手のひらで転がされるならあやせだろ
あやせチョロ可愛いよあやせ
428名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 19:46:15 ID:fV8UNCFu
>>423
乙!
王道展開の桐乃×京介おいしゅういただきました
429名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 19:48:01 ID:7e38eoCw
犬っころなあやせは懐いたら死ぬほど健気でかわいいはず。
430名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 19:58:45 ID:BGwF4Q3c
>>423
乙! ラストが効いてる
……ところで酉付きの人ではないのかな?
431名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 22:04:53 ID:kdmOCKd6
>>430
ありがとです
酉付きではないです
432名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 04:54:59 ID:he4nA61d
>>429
「お兄さん、おにーさんっ!」
「あのね、今日学校で桐乃がねっ」
「お兄さんに撫でて貰うの、気持ち良いです……」
「お兄さん……大好きですっ」

わんこあやせハアハア
433名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 07:36:16 ID:AORTyjCs
わんこ可愛いなぁ
あやせ可愛いなぁ
434名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 09:10:41 ID:cw6DIqdA
>>432
書くべき時が、きたんじゃないのか?
435名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 10:15:41 ID:NLdl2BxW
>>432
そろそろ風引くんだけど
436名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 00:05:22 ID:NHF/4uqZ
みんなの書く京介がチョロすぎて最高ですな。
437名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 02:10:21 ID:uoKdPYQ8
そろそろ京介完全上位の加奈子かあやせモノがあってもいい頃合い
438名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 02:17:01 ID:qLagurjJ
自分で書けばよろしかろう
439名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 09:10:10 ID:pxsn2x68
最近SSの構想希望レスをするとすかさずそのレスがくるな
440名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 10:33:22 ID:f56gvFAl
どこでもそんなもん
そう思う奴は多いさ
441名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 00:03:55 ID:WX7d1fZ/
書き手が増えればそれだけスレも潤うからな
ただ、作品多くなれば餌貰って当然みたいな豚も増えてくる、某スレみたいに…
442名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 01:20:10 ID:cpI3V6lx
「まだかよ!」って催促の声すらとんでくるからね
443名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 01:27:50 ID:Yrpg+OlC
分かってるだろうけど声高々に催促のレスせずにSSが来たら
労いのレスしたりしてるだけの比較的静かな人達と
無駄に声の大きい書け書け催促ばかりする人達を一緒くたにしないでね
444名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 02:10:39 ID:8W7ccLVD
スレ分けるか
445名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 02:11:56 ID:bLAt/bY0
催促スレでも作るの?
446名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 12:12:19 ID:ZIQH934/
18歳未満は禁止って書いてあるのに
それを無視して催促する餓鬼の多いこと
447名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 13:04:14 ID:bZhlBj5S
催促とかネタ振り→お前が書け、という一連の流れ自体がある種ネタみたいなもんだろ
一々過剰に反応してマジレスすんのもアレじゃね
まぁ書き手の方々がそういうのマジ迷惑、とか思ってるなら黙って保守が望ましいのかもしれんが
448名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 13:10:40 ID:IXM8RAPN
アニメ放映されだしたら増えるからいいじゃない
449名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 13:37:52 ID:6LN/3sZG
えと……書き手だけど、たまに過疎ってる時なんかに〇〇なSSこないかな、とか書き込んでるよ
暇さえあればSS書いてる訳じゃないし
450名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 13:59:01 ID:LJApYPLl
ちょっとした雑談からネタを拾うことは割りとあると思う
451名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 14:22:13 ID:sk7i14Cj
麻奈実から真相(?)を聞いて煥発してわんこになるあやせってのは思いつかなくもない
452名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 15:40:53 ID:iZO6Y+5r
ただの要望を催促なんて偏った物の見方して過剰反応してるふしもあるでしょ
こっちとしてはどんなネタに需要があるのかの判断材料にもなるからむしろ多少はあってほしいんだけど…
453名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 17:04:21 ID:cpI3V6lx
トリが付いてればもっと信用できた
454名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 17:12:02 ID:Yrpg+OlC
何だかんだ言ってるけど
こんな論争してる時点で俺も含めた全員が精神年齢18歳未満
455名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 17:27:21 ID:6LN/3sZG
>>453
以前酉付けたままクレクレをやった人知ってる
456名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 17:31:42 ID:+Qe77fzJ
こういうくだらない会話ウダウダしてるときに、ズバっと新作投下したりする人って格好いいよな。

その新作が、京介と黒猫が体育倉庫に閉じ込められちゃって一晩一緒に過ごしたりするような内容だったら、
本当、格好よすぎるんだけど。
457名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 17:35:00 ID:XMVLg68c
新しいクレクレだな
だがそのアイディアは貰った
458名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 21:20:22 ID:XiAWNKLC
>>457
あらやだイケメン
459名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 22:32:20 ID:EeJAw4fv
kamome鯖復旧しねーな
460名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 23:20:17 ID:mbgdo2Kj
書き込みねえなと思ってたら落ちてたのか
461名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 23:25:44 ID:rMUAoo0B
ラノベ版ェ・・・
462名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 23:28:05 ID:XMVLg68c
書き込めなくてイライラする
誰か挿絵描かせて
463名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 23:33:53 ID:rMUAoo0B
最近サボリーマンの姿はないな
464名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 23:44:20 ID:mbgdo2Kj
まとめwikiの全部に描いてくれw
てかけっこう見に来てるんだよな、毎日7〜800人くらいは来場者数あるし
多いのか少ないのかは知らんが
465名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 23:44:27 ID:bLAt/bY0
本スレで言ってたけど

936 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 04:28:44 ID:DyQxbXMZ
亀スレだが偽彼氏とかよりは某SSのように「相手に好きな人が出来るまでは恋人ごっこしてよう」のほうがいいなぁ
偽彼氏の場合デジャブがきついっす

>>935
ども本人です
そのつどはお誉め頂きありがとうございました。
今はもうひとつの仕事の都合上投稿しにくい立場になりました
需要もすっかり落ち着いたようなのでしばらく紛れますだ

だそうな
466名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 23:48:03 ID:IXM8RAPN
「告白後描いたSSって投下されてたっけ?」ってまず思ってしまった
467名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 23:59:45 ID:VfXlyCR+
結論
自惚れんな
468名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 00:07:26 ID:438MgTj2
なにか、いやなことでもあったのか?
469名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 00:52:15 ID:X5a7HGO2
dat落ちェ…
避難所も人いない\(^o^)/
470名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 00:57:50 ID:yDNUI1Gg
稀に良くあること
明日の12時再開予定

519 名前:動け動けウゴウゴ2ちゃんねる[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 19:53:56 ID:makYEetIP
★お知らせ
kamomeサーバーを含む、現在の2chのサーバーはスレッドの情報(subject.txt)をメモリディスク上に保存しています
おそらく電源断によりメモリディスク内のデータは消失したので、復帰後はkamome鯖上のスレはすべてsubject.txtに掲載されていない状態(専ブラだとdat落ち扱い)になります
ご注意ください。


643 名前:動け動けウゴウゴ2ちゃんねる[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 19:59:58 ID:makYEetIP [4/5]
おおっと大事なことを書き忘れた

>>519の続き
たとえdat落ち扱いになっても、一般ブラウザからスレのURLを直接記入してageで書き込めばスレッド一覧に掲載されます
書き込みが無かったスレも、鯖が復帰してからしばらくするとスレ情報の再構築が行われ(板復帰)すべてのスレが見れるようになります
471名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 00:58:15 ID:q0nBoZuF
http://ch2.ath.cx/

相変わらず落ちたままだな。
何があったんだろ
472名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 01:03:28 ID:q0nBoZuF
そういうことか
473名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 01:04:41 ID:yDNUI1Gg
↓つーことで12時過ぎまでは停止確定

277 名前:wb70proxy17.ezweb.ne.jp(07002100539048_gi) ◆iu9AApzW1Q [sage] 投稿日:2010/09/07(火) 22:40:37 ID:tRZkPcZyO
代替サーバについてご連絡を頂きました。
明日の12時頃になる見込みとのこと。
以下メールの転載
お世話になっております。
BIG-server.comです。
Tiger3551サーバーの代替サーバーにつきまして
明日 9月8日 12時頃にお渡し出来る見込みです。
ご不便をおかけ致しますが、今暫くお待ちくださいますよう
お願い申し上げます。
ご質問やご要望などがございましたら、お手数ですがご連絡ください。
何卒宜しくお願い致します。
KDDI-TS3O UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.306 (GUI) MMP/2.0
474名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 01:06:20 ID:X5a7HGO2
真相は
黒猫が闇の力を行使して呪いをかけた
あやせがブチ切れてサーバを管理者ごと山へ埋めた
沙織が本スレで話題にあまりのぼらないからと財力でごにょごにょした
のどれか
475名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 01:13:46 ID:438MgTj2
こんな時でも人がいない避難所涙目
476名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 01:14:52 ID:YSvGKguS
避難所ってなに?
477名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 01:19:14 ID:438MgTj2
本スレのテンプレをよく読むんだ
478名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 01:33:25 ID:15YmnNqK
ベルフェゴールの呪縛で鯖が拘束されているに違いない
479 ◆XUsplk79ik :2010/09/08(水) 01:58:54 ID:n2OhOZXz
けっこう間隔が空いてしまいましたが沙織ss後編投下します。
PCの規制解けてて嬉しい限り。
480とっておきの唄(後編) ◆XUsplk79ik :2010/09/08(水) 01:59:53 ID:n2OhOZXz
「……んで、これからどうする?一応当面の目的は果たしたみたいだけど」

改めて今後の方針をカフェ内で協議した。今は4時前、もう一遊びできるようななんともいえない時間帯だ。

「そうですね……じゃあウインドウショッピングでもします?」
「お、いいんじゃないか?こりゃ沙織のファッションショーが見れて眼福だな」
「そういう悪さを言うのはこの口ですか?」

沙織はにんまりとしながら俺の両頬をつまんで左右に引っ張る。体の前で組んでいた腕が急にほどけたため、たわわに揺れる胸に俺の視線は釘付けになった。

「いひゃいいひゃい」
「まったく、兄様ったら公共の場ではしたないんですから」

頬が伸びきって手がするりと左右に抜ける。さっき公共の場で腕を絡めながら相合傘してたのは誰だよ、と頬をさすりながら思ったが、流石に俺に非があるので黙っていた。

「すまん、今のは軽口が過ぎた」
「そうですわ。それにそんなことは二人きりで……」
「え?」
「な、なんでもないです。じゃあ行きましょうっ」
481とっておきの唄(後編) ◆XUsplk79ik :2010/09/08(水) 02:01:04 ID:n2OhOZXz
俺達は夕暮れの元町をのんびりと歩きながら、時折アパレルやブティックに入ってはお互いに気に入った服を探したり試着してみたりした。
さっきああは言われたものの、やはりこいつは何を着ても映えてしまうから、なかなか粗探しをするのも一苦労であったりする。
贅沢な悩みだと我ながら思うが、画一的なコメントだと沙織も生返事のように受け取れてしまうらしく、機嫌を損ねてしまうからこれでも案外必死なのだ。
そうこうして何着か沙織が気に入った服を買い、俺はそれを受け取って今は彼女のトイレ待ちである。

「ふぅ、結構な時間になったもんだな……ん?」

腰掛けたベンチからの視線の先に面白いものを見つけた。宝石店だ。

「ふうん……これは……」

ショーケース内に飾られている指輪の数々に首をかしげ目を泳がせると、店員とおぼしき女性が話しかけてきた。

「こんにちは。どれか気になるものはございますか?」
「いえ……俺は……」

単なる冷やかしというのもばつが悪いと思い、思わず返答に困る俺。しかし贔屓目に見ても大学生だろう俺に話しかけてくるとは流石プロだと思う。そこへ後から助け舟がやってきた。

「お待たせしました、京介さん……あら?」
「あ、沙織」

用を済ませてきた沙織が俺の元に歩み寄ってくる。突如として店員さんの目が輝きに満ちた気がした。やばい、これはカモを見つけた目だ、と俺は直感した。

「ははあ、これはこれは。つまり貴方は彼女に捧げる指輪を品定めしてたわけね?ふふっ」
「「――――!!」」

俺(と沙織)の顔が瞬時に赤くなる。今何を弁解しても彼女のペースに引きずりこまれるだけだろう。ここは早々に撤退するに限る。

「す、すみません。また日を改めて来ます!」
「あっ……」
「では、またのご来店をお待ちしております♪…………ちぇっ」

沙織の手を引き寄せて言われなくともスタコラサッサと逃げ出した。最後に舌打ちらしきものが聞こえたのはきっと気のせいだろう。
482とっておきの唄(後編) ◆XUsplk79ik :2010/09/08(水) 02:01:46 ID:n2OhOZXz
「ふぅ……とんだヤブヘビだった」

こっちはまだ心の準備が出来てなかったというのに。海千山千のプロというのは怖いものだ、あの場に留まっていたら間違いなく何かしら買わされていたに違いない。

「あ、あの、京介さん……」
「ん?」

沙織がジャケットの裾を掴みながらおずおずと尋ねてくる。

「そ、その……さっき見てたのって……」
「え?ああ……その……」

まいったな、なんと説明してよいものやら。とはいえあんな強引に逃げたんだからちょっとフォローが必要だろう。

「沙織にはどれが似合うのかなって……」
「そ、それって……」

沙織の目が潤みを帯びてくる。だ、だめだこれ以上は気恥ずかしくて言えねえ!

「……ま、まぁそういうことだ」

我ながら急にヘタレてしまったようで情けないが、実際に渡す日までこの気持ちはとっておきたかった。

「京介さん……私、待ってますから。京介さんのくれるものなら、なんでも」

そしてどちらからともなく手を差し出し合い、指を絡めて俺たちは歩き出した。


店を出ると、そろそろ日も没しきろうとしていた。

「さて、そろそろ帰ろうか?」
「……えっと、あの……もう一つだけ、行きたいところがあるんですが」
「ふぅん?どこだって付いて行くけど」

そうして、沙織の先導で(といっても手は繋いだままだが)柵のある公園の脇づたいの丘を登っていくと、やがて目的地が見えてきた。

「港丘公園?」
「はい。ここの夜景を昔両親に見せてもらったことがあって……いつか、恋する人と二人で一緒に見たいと思ってたんです」

奥の展望台に向かうと、確かに素晴らしい夜景が広がっていた。湾岸の港と高速道路の光と、湾岸の流れるような闇のコントラストが例えようもなく美しい。何組か俺らと似たような目的のカップルもちらほら見える。

「綺麗だ……確かに」
「喜んでもらえてよかったです……って、え?」

目の前に広がる光景に恍惚としながら、俺は無意識に沙織を抱き寄せていた。
自然にお互いの瞳が瞳を吸い寄せ、無言のまま俺達はゆっくりと口付けを交わした。
483とっておきの唄(後編) ◆XUsplk79ik :2010/09/08(水) 02:02:56 ID:n2OhOZXz
「沙織……俺、もう我慢できないや」
「え……って、きゃあぁっ!?」

唇を離して軽く力の抜けた沙織をお姫様抱っこで担ぎ上げ、丘の下の人目につきにくい木陰に移動する。

「きょ、京介さん……そんな、こんな外でなんて……」
「大丈夫、周りは俺たちみたいなカップルしかいないみたいだし。沙織が嫌ならやめるけど?」
「そ、そんな……んんっ!」

背に木の幹を背負った沙織の胸と股間を優しく撫で上げる。しかし少なくとも実力行使に出ようとする気配は見えない。

「で、でも……声が、漏れちゃいます……あっ、はぁん!」
「沙織が我慢すれば大丈夫だよ。というかここですること自体には異論はないんだ?」
「それは、その……あぁぁっ!?」

シャツの下に片手を滑り込ませ、ブラもずらして乳首をこねる。沙織が乳首が弱いのは経験で知っている。
と同時に再び唇を奪い、舌を絡めて更に情欲を煽る。

「んっ、んんっ……ぷはぁ」
「声が出ちゃうならずっとキスしててもいいんだけど?」
「え!?んぁっ……!」

沙織の返答を聞かずに間髪いれず俺は再び唇を貪る。更には沙織のパンツのベルトを外し、ショーツの中にもう片方の手を滑り込ませる。

「!?んっ、んんんんん……!!」

感じてくれているのを体の震えから十全に感じ取り、そのことがますます俺のリビドーを高めていく。
本来ならもっと愛撫してから本番といきたいところだが、あまりにも沙織が可愛いので少しいじめたくなってきた。
陰核や乳首を弄んでいた指をするりと離し、唇を離して俺は自分のモノを取り出した。もちろんコンドームは忘れない。

「はぁ、はぁ、はぁっ……京介さん……どうして……?」
「どうして、って何だ?」
「そ、それは……お、おっきい……」
「沙織が嫌そうだったからもうやめよっかなと思ったんだけどどうかな?」
「そんな……京介さん、ひどいですわ……」
「ひどいって何が?」
「そ、それは……その……」

もはや完全に発情している沙織を見て、嗜虐的な笑みを浮かべながら俺は宣言した。
「これが欲しいんだろ?欲しくないなら別にいいけど、欲しいならちゃんと欲しいと言わないとやらないぞ」
「え……あ……」
「どうした?早く言いなよ、イかせてくださいってさ」
「ぅ……で、でも……恥ずかしいです……」
「なら別に俺はこれで終わりでも良いんだが?」

全く言いことはないんだが、今の主導権は完全に俺が握っているので全く問題はない。沙織がおねだりしてくるのを待つだけだ。
やがて体の痺れに耐えられなくなった沙織が、涙目で喋り始めた。

「は、はい……わかりました……京介さんの熱くて硬いのを……京介さんのおち○ち○をわたくしの膣内でかき回してくださぁぁい!!」
「……良い子だ。じゃあご褒美をやろうか」
484とっておきの唄(後編) ◆XUsplk79ik :2010/09/08(水) 02:03:53 ID:n2OhOZXz
例えようがない征服感に正直俺が先にイってしまいそうになったがぐっとこらえて、自分から後を向いた沙織の腰を左手で掴み、右手でワレメにモノをあてがった。くちゅくちゅと濡れそぼったそこにモノを何度かこすりつけ、十分に濡れたところでじっくりと挿し込んでいく。

「あ……ああああぁっ!!」
「くうぅっ!相変わらず気持ちよすぎる……!」

もはや回りに人がいるかどうかなど気にする余裕もなく、完全に周囲を二人の時間と化し一心不乱に腰を振った。
ずちゅっ、ずちゅっ、とゴム越しにもかかわらず中から蜜が溢れてくるのが感じ取れた。

「こんなに溢れさせちゃうなんて沙織はえっちな子だな……っ!」
「そ、そうです!わたくしは京介さんのことを想うとえっちな汁が溢れちゃうえっちな子なんですっ!あっ、はぁっ、んっ、ああぁっ!」
「俺だって沙織といつだって繋がってたいと思っちゃうスケベ兄貴だよ!……うぅっ!」
「じゃあわたくしたち、あぁっ、一緒じゃ、はぁっ、なきゃ、だめですねっ!
「さ、沙織、イ、イくぞっ!沙織もっ!!」
「は、はいっ!わたしも一緒にっ、京介さんと一緒にイきますっ!」
「くうぅぅっ!!」

沙織の膣中で俺は白い欲望を吐き出す。
相変わらず引き抜くとか考える余裕がないほどの名器だ。コンドーム様様である。

「あああああああああぁぁぁーーーーーっ!!!!!」

力なくくたっと倒れこみそうになる沙織の体を両手で抱え、こっちに向かい合わせる。そうして抱きかかえたままの姿勢で、最後に今一度俺たちは唇を重ねあった。


「も、もう、補導されたらどうするんですか京介さんったら……」
「す、すまん。これでも一応反省はしている」

行為が終わった後、俺たちは沙織が立てるようになるまで少しベンチで休んでいた。
確かに最終的にあそこまで大声でやってたら結果はどうあれ結構危なかったのかもしれない。
周りのカップルから何も言われないのは経験があるのか、『若さゆえの過ちというもの』と片付けてくださっているのか。

「でも、これでまた1つ記念日が増えましたね」
「これも書き加えるの!?」
「いいじゃないですか。『初めて京介さんが激しくしてくれた日』にしてもいいですよ?」
「そういう問題かよ!?ま、まあなんとでもしてくれ」

そうして帰路に着こうとする直前に、沙織が爆弾を投下してきた。

「じゃあ、家に帰ったら今度は京介さんを私が責める番ですね♪ 私えっちな子ですから、京介さんとならまだあと何回かは全然いけますから」
「…………」

いや俺も別にまだいけるけど、沙織は結構根に持つタイプなのかもしれないとちょびっと恐怖した。
今日の夜はまだまだ眠れなさそうだ。
485 ◆XUsplk79ik :2010/09/08(水) 02:05:24 ID:n2OhOZXz
投下終わりです。

(しかしこのスレに沙織だけシチュエーション構想がないのはもしかして沙織ものって需要ないんじゃ……
いや、よそう。俺の勝手な思い込みでスレ住民を混乱させたくない……)
486名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 02:06:17 ID:438MgTj2
よくやった
うちに来て俺をFUCKしていい
487名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 02:13:22 ID:X5a7HGO2
乙! 久々にリアルタイムで投下にでくわせた
488名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 08:26:46 ID:156mc2+m
伸びてるなって思って覗いたら雑談だったと思ったらキテターーーーー!
489名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 11:37:38 ID:JNj5pmDo
>>485
おつ! 需要など自ら作ればいい! 次回作も待ってるよ
490名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 15:02:50 ID:O1icFJl+
桐乃・黒猫・沙織の互いの呼び方をわかる範囲で教えていただけますか?
ちょっとした小ネタの資料にしたいんですが。
491名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 15:51:14 ID:438MgTj2
桐乃の場合
黒猫-黒いの あんた、あいつ バカ猫
沙織-あんた 沙織 眼鏡

黒猫の場合
桐乃-あの子 あの女 あなた ビッチ
沙織-沙織

沙織の場合
桐乃-きりりん氏、さん
黒猫-黒猫氏、さん
492名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 15:55:33 ID:438MgTj2
投稿しますえ 猫耳3

世の中いろんな不幸があるが、中には珍しいのがあって「幸せな不幸」なるものが存在すると俺は思う。
例えば女の子との待ち合わせまであと10分ほど余裕があるのだが、その途中立ち寄った公園で野良猫にえらく懐かれ、膝の上に座った上にその場に落ち着いてしまいヘタレた空気椅子状態で
身動きが取れなくなってしまう、などがソレだ。(無論、この場合主人公は猫大好きである)
猫になつかれた幸せと、待ち合わせに間に合わなくなるストレスに板挟みにされた格好であるが、まぁ、今の俺のおかれた状況からすればそれはまだ微笑ましいといえる。
少なくとも待ち合わせをした女の子は多少遅れたくらいで臍を曲げるようなやつではないし、仮に臍を曲げて怒り心頭だとしても
缶ジュース一本で機嫌が直るお人よしなのだ。
その点、目の前にいる二人の美少女はやや性質が悪い。否、やや、というの寧ろ失礼に値するとすら思える。
片や警報ブザー常備で二言目には通報だの死ねだの(秘密だが俺は密かに彼女は鞄の中にスタンガンを忍ばせているのではないかと踏んでいる)ととても冗談が通じそうにないお堅い人間で、
約束を破りでもすればそれこそ仮に級友といえど命の保障すら危ぶまれるほどの危険度の高さを誇る。
もう片や危険度自体はさほど高くないものの、はその毒舌たるやこの上なしの古今無双(多分、桐乃をほんのちょっぴり凌駕してる)であり
口を開けば無尽蔵に放出される罵詈雑言に耐えうる精神の持ち主はこの俺を置いてほかにないに違いなかった。
それでも、とはいっても、所詮は年下である。
この俺様の手腕にかかればどうとでも料理できる…一人ひとりであれば。



つまりだ、今俺の置かれた状況を分かりやすく説明すると、寄りにもよって俺の知る限り最も危なっかしいこの二人の美少女とファミリーレストランでお食事ているのだ。
ちなみに俺はおごりでタダである。



…いやちょっとまて。
今もげろって言った奴いただろ?いたよな?
聞こえたぞおい!お前だよ、お前!
分かってないよ。お前は何も分かってない。
確かにさ、最初の文で例えた「野良猫に懐かれた」ってところにあたる「二人の美少女とお食事」ってのは嬉しいよ!?
そりゃうれしいさ。健全な男子高校生なら誰だって悦ぶに決まってる。
だけどさ、不幸分が桁違いにデカイんだよ。もう、どうしようもないくらいに。
割合で言うと幸福1%対不幸99%。
板挟みってレベルじゃないんだよ。一方通行に押し流されてんだよ。
つか、注文して食事が来て今半分ぐらい食い終わってるんだけど未だに一言も喋ってないよこの二人!

「…うん、この新メニューの鬼おろしハンバーグけっこう旨いなぁ…」

「…」

「…」

ほらな!ほらな!
さっきからずーーとこんなんだよ
時たま食器とナイフがカチャ、カチャと触れる音が居たたまれねぇよ!
俺は涙目で猛烈に湧き上がる嘔吐感に堪えながら鬼おろしハンバーグ定食を黙々と口に運んだ。
何かを入れていなければ、胃酸で胃に穴が開きそうだ。
何故こんなことになったのか。
実は、未だに俺も理解できていないのだが、起きたことを有りのままに話すと以下の通りである。


数時間前、俺とあやせは例のブザー事件により「不審者注意」なる看板設置された公園を避け、新たな会合場所を開拓しに町をさ迷っていた時だった。
俺のかぶっているキャップを見てあやせが自分のものであると気づき、俺がうなずいた。

「ああ、あの時のだ。悪いけどこういう状況だし、もうしばらく貸してくれないか?」

「お兄さんに貸した覚えはありませんが…まぁ、仕方ありませんね…」

渋々とうなずくあやせ。
そんなに俺にかぶられるのが嫌かとがっくりすると、何か閃いたかのようにあやせが此方を向いた。
493名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 15:56:24 ID:438MgTj2
「そうだお兄さん!」

「ん?」

「今から買いに行きませんか?帽子。」

「え?今から?」

「はい。」

立ち止まって改まるあやせ。
俺も足が止まる。

「実は私、前々からお兄さんにお礼がしたかったんです!」

「お礼って、…ああ、この前も言ってたな」

そういえばこの前電話で言ってたお礼って何だったんだろう?

「…以前のお礼はお気に召していただけなかったようですので」

「なぁ、その事なんだがこの前のお礼って一体なんだったんだ?」

むぅ、とあやせのほほが膨らむ。(←かわいい)

「もう其れは良いです!」

「え、そうなの?…ま、まぁ、それはともかく、お礼ってことは、お前が選んでくれるのか?言っとくけど俺はモデルが選ぶような帽子を買えるほど
金持ちじゃないぞ」

妹と違ってな。

「大丈夫です。値の張るものだけが良い物ではありません」

「つってもなぁ…」

煮え切らない俺の態度にあやせが少し苛立ちを含んだ目で俺をにらんだ。

「何かご不満でも?」

「いや、不満とかは無いんだが…、いまから東京に出るとなると時間が、な。」

まだ明るかったが、すでに午後の二時を回っていた。

「ああ、そんなことでしたか。大丈夫です。駅前に良いお店がありますから。」

「駅前?千葉駅の?」

「はい。以前仕事帰りに見つけたメンズショップなんですが、中々センスの良いものが多かったので」

ということは、態々俺の為に中に入って見てくれたという事のになるのか。
あやせは返事が遅い俺を不安そうに覗いてくる。
断る理由が無かった。といか、理由があっても断れないだろ、これは。

「じゃぁ、頼むかな。現役モデル様に。」

「はい、お任せください!」
494名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 15:57:14 ID:438MgTj2




…うっわ、笑顔超かわいいんだけど。




というわけで俺とあやせは駅前にあるというメンズショップ(狭い割には地上三階建てだった)に向かい、あーでもないこうでもないと悩みつつ(主にあやせが)
お洒落でなおかつ学校にかぶっていけそうな灰色の網目の細かいニット帽を購入した。
ちなみに税込み3980円というお値打ち価格(だそうだ)なこのニット帽であるが、残念ながら俺はすでにその時全財産を殺虫剤に貢いでしまっていた。
そのことに気づいて金を銀行から下ろそうと店を出ようとする俺をあやせが呼び止め

「では私が払いましょう」

といって返事を待たずにあっさりと会計を済ませてしまった。
男前というかなんというか、いや、それ以前に年下の、それも中学生に帽子を買ってもらうとか凄い情けない。
というかそれ以前に中学生に薦められた店で中学生に選んでもらって中学生に払わせる高校生ってどうよ?


…まぁ、いいか。
いいよな?
だってあやせからのプレゼントなんだぜ?ふひひ…。
いいだろ?
へへへ。
店の奥で店員がヒソヒソ言ってたって気にしない。気にしなーい。
…聞こえてんだよ…二言目には地味とか…別に貢がせてもねぇよ!



店を出て、猫耳が見えぬよう物陰に隠れ、早速買ってもらった帽子をかぶる。

「似合うか?」

「ええ、もちろん。出来れば服も新調したいところですが…さすがにそれは自分で払ってくださいね」

ジョークのつもりなのかあやせはふふふ、と笑った。
なんていうか、笑い方に感心して一瞬ほうけてしまった。
いや、正直言おう。見惚れた。
なんて上品な笑い方なんだろう。正に女性の笑い方、って奴だ。
俺の周りでそんな風に笑えるのははっきり言ってあやせだけだと思う。
例えば麻奈実はクスクスと小動物のようにわらう。これはこれで可愛いが、いまひとつ女性という感じがしない。
桐乃は論外でゲラゲラといかにも餓鬼っぽく笑うし、黒猫に至っては「ックックック」って何処の悪役だよお前は。


「――――あら、先輩?」


そんなことを考えてたからさ、思わず振り向いてしまったわけですよ。
罪悪感たっぷりな顔でな。

「く、黒猫ぉ!?」

「猫?」
495名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 15:58:21 ID:438MgTj2
俺の背後であやせが首をかしげるのが気配だけで分かった。
黒猫は制服姿でたった今裁縫店から出てきたと思しき布などが入った袋を持って立っていた。
そういえば夏コミが近い。
黒猫は俺とあやせを交互に見比べえて、なにやら考え込んだ後、邪悪な微笑をもらした。

「これはこれは高坂先輩ではありませんか。いかがしましたかこんな所で?」

あからさまに含みを持たせた敬語が怖いです。
超・怖いです。

「あ、えーっとこれはだな」

「あら?おかしいわね、そういえば今日田村先輩から『京ちゃん今日は風邪でお休みなの。昨日は元気だったのに、心配だなぁ…』
というお話を伺ったのですが、私の聞き違いでしょうか?」

「ぅぁ」

言葉に詰まる俺。
あやせが小声でつぶやいてきた。

「お兄さん、この方って以前ビックサイトで…」

「ああ、桐乃の向こう側の友達」

「なにかあらぬ誤解をさせたようですね…」

「………」

そうだよね。誤解だよね。
うん。わかってるよ。

「でもとても心配そうにしておりましたので聞き間違いではないと思いますが…では見間違いでしょうか?
そうですよね、まさか風邪を引いて休んでらっしゃるはずの先輩が実はピンピンしていて何処の馬の骨と分からない女と仲良く駅前でデートなんて
ありえませんよね?」

俺とあやせは二人して突っ込んだ。

「っちょ、馬の骨って」

「で、デートじゃありません!」

反応するのそっちかよ。
そこまでして否定しなくていいじゃん。
ぐすん。


---------------------------------------------------
以上です
496名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 16:08:40 ID:GkrHa4ga
乙華麗すぎて鼻血でた
497名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 16:35:23 ID:QeeAtQsd
>>485>>495
乙乙
今日はラッキーデイだな
こうも簡単に新作が見れるとは…

(沙織モノに需要が無いだって!?
こんなにも>>485と俺達の間で意識の差があるとは思わなかった…!)
498名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 18:40:20 ID:Or+anXMT
あやせたんまじあやせたん
499名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 20:49:03 ID:yDNUI1Gg
一応誘導

【俺の妹が】伏見つかさスレ76【十三番目のアリス】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1283945411/
500名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 23:27:19 ID:WNqrtSO1
乙!
だけじゃ寂しいだろうから、たまには思ったことでも

>>485
京介っぽさがいまいちだったw
自覚して書いてらっしゃるようなんでいんだけど、やっぱ〜ぽさ出した方が個人的には楽しめたかなー
真沙織はまだ出番少ないし破壊力出んのはこれからかもね

>>495
特に強調するようなところでもないのに空行があるのがなんなんだろうと思った
501名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 23:46:02 ID:JNj5pmDo
俺は読みやすいと思ったけどな>空行
できたら最初の一行も空けてもらいたいぐらいだ

まあ文体レベルの話は書き手さんの好きにすればいいんだけどねw
502 ◆XUsplk79ik :2010/09/09(木) 00:21:20 ID:9Bc0iveb
>>500
指摘感謝です。ついに本文読み込んでないのが露呈してきましたかね。
できれば京介っぽさの指南を頼みたいですw


いま沙織がネタ切れ中(えろい部分なら思いつくけど全体の話を作れない)
なのであやせでもと思い>>432を頂こうと思ったら構想の段階でやたら重い話になって断念。
503名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 02:35:25 ID:JkBpEZD0
あやせが身重とな?
504名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 04:39:50 ID:rIXcWUsN
PSP、幻の腹ボテエンドェ……
2が出るならツカサたん頑張って戦ってくれぇ、むしろエロゲーメーカーからオファー来い!
あぁ、でも声優変わっちまうかな
505名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 06:21:04 ID:lfFVyXWe
>>504
>PSP
それマジソース
506名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 06:23:58 ID:hxlMTH5V
【PSP】俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1282037855/
507名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 16:38:29 ID:uhDR6Oet
>>500
お前失礼すぎ

>>502
よく頑張った!感動した!乙!
508名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 17:51:09 ID:0LQOpZhH
上から目線でよく頑張ったの方が失礼だと思うの俺だけかな・・・
ギャップネタとかだったら申し訳ないけども
509名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 17:54:08 ID:W19WR9M9
いや待って
>>500ってそんな酷いなこと言ってる?
普通に助言の域だと思うんだけど
510名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 18:12:43 ID:KEY9utKj
>>500が失礼すぎと言われるならもうGJとか乙とかしかレスできなくなるんじゃね
何かのネタならスマン

>>502
毎度ながら乙です。続き期待しておりますよ
511名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 18:13:33 ID:CILlEZhP
>>507はただの乞食だから気にするなよ
VIPのSS読者(笑)の雰囲気に似ているような気がするし、恐らくまだ中高生なんだろう
自分のお気に入りの作者が少しでも気分を悪くしないようにと必死なの
512名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 18:36:10 ID:wT5a7OAB
>>352なんじゃねーの?
スレ住民全員侮蔑してるような書き込みしてんのに失礼って言われたもんだから執念深く言い返す時を待っていたと
513名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 19:09:18 ID:4PhdpBwf
? おいおい勝手に侮蔑してるとか書くなよw
514名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 19:13:49 ID:W19WR9M9
って、見返したら>>357と全く同じレスなのね
515名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 19:15:50 ID:mKI6rLDJ
てか他人に落ち度があるたびに嬉々として叩きにかかるのやめろよ
516名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 19:26:48 ID:wT5a7OAB
>>513
いや、〜みたいって言ってるじゃん
自覚ねえんだろうがそう受け止めても仕方無いし
まあ邪推したのは悪かった
517名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 19:31:55 ID:IODTF8d8
こうやって一々細かいことで荒れるのはSS投稿者に
「しょうがねぇな…投稿して沈静させてやるか」って思わせるための作戦なんじゃないかと思ってる
518名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 19:56:46 ID:4PhdpBwf
>>516
ああ、スレ住民全員に対しての侮蔑ね、>>352
スレ住民全員が何かに対して侮蔑レス付けたのかと思ったw
すまんすまん、接続詞抜かすなw
519名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 21:27:35 ID:CILlEZhP
単芝は嫌いだけど判り易くて便利だな
520名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 23:19:27 ID:Pm4rICcK
本スレとエロパロのまとめ見て、ふと思い付いたんだが
来場者のカウンターを左のメニュー欄に移していい?
521名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 23:27:41 ID:4PhdpBwf
ロックの時代が来る……のか……?
522名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 00:08:55 ID:34egrCIA
ラッセラーラッセラーラッセラッセラッセラー
523名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 02:07:57 ID:hY3vyBXx
>>522
歳がバレるなw
524名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 02:13:27 ID:IHTVT1Bz
本当に判り易い単芝だな
525名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 07:54:23 ID:lNYCaD9j
ひょっとして単芝使ってるの一人だと思ってないか?
>>521は俺だよw
本スレで似たレスはしたが
526名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 08:17:48 ID:FcIugS04
IDが変わってから言っても説得力無いです
以下自演はスルーの方向で
527名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 08:43:23 ID:lNYCaD9j
? いや別にそれでもいいけど、特に荒らしてるわけじゃないし……変な奴だな
528名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 08:56:43 ID:f8ClxSPt
そんなことより年下にスタイル面で負けてると(思い込んで)落ち込む黒猫の話でもしようず
529名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 09:48:44 ID:x37tOSRJ
黒猫「せ、先輩に揉んで貰って大きく……!」
桐乃「らめえぇぇ!!」
530名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 10:08:22 ID:ZRk0Jd5z
>>528
え?どう考えても負けt……
あれ、後ろから黒い気g
531名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 18:46:26 ID:KLo7qaS1
まとめwiki、気付く範囲でカプ・作品欄のリンク無いやつとかちょこちょこ直してます
修正してほしいことあれば、ここかwikiのコメントにでも書いておいてください。ついでに直します
ログイン権限必要なところは無理だけど…
532名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 19:40:13 ID:Q6U217Nz
本スレwikiへのリンク貼っといて
533名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 21:05:49 ID:Ihe0B4wU
>>532
息子の頭を冷やして出直してこい。
534名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 21:21:52 ID:hXc1hUCT
一般からpinkへのリンクを貼るなんて許されることじゃない…!
535名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 22:42:04 ID:NMwGdctU
ん?逆じゃない?
536名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 23:41:49 ID:KLo7qaS1
取りあえずちょこちょこ直させてもらいました
SSのページ自体はいじって無いですが万一、てめ!俺の作品おかしくなってんじゃねーかよwってな箇所あればすぐ直します
勝手に失礼しました
537名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 01:10:14 ID:/oS2hQgm
お疲れ様
やっぱり地味子はログインしないと無理かw
538名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 06:12:52 ID:Ezq5i34y
そういうことか
539名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 14:34:06 ID:byjh98VN
かなかなとのSSがあったのに今日気づいた。
540名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 17:52:40 ID:m6HGE9le
>>529
桐乃「じ、じゃあ……しょうがないから、あたしが揉んであげる!」
黒猫「やめなさい。身の危険を感じるわ」
541名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 18:06:20 ID:0sZWjbjo
瀬菜「あたしは兄に揉んで大きくしてもらいましたー♪」

桐乃「・・・ドン引き」
黒猫「あなたでも引くことあるのね」
542名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 18:36:48 ID:xAe+JiIN
>>540
沙織「ほうほう@ω@」
543名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 21:22:45 ID:U2LcggtT
更新履歴にあがってるやつはみんな見ちゃうもんなんだなw
544名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 22:56:07 ID:PcnKNkah
かなかなは多分世話焼き女房になる
545名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:03:32 ID:5y1OtUY/
かなかなは京介に頭を叩かれて成長するタイプ。
546名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:07:33 ID:gDc3TXB5
ブリジット「わたしもお兄ちゃんとかなかなちゃんと一緒に住むー」
リア「お兄ちゃんはあたしとキリノのもんだからダメだよん」
547名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:08:31 ID:cOwKDieZ
当初はうざいと思っていたが、近頃は京介に構って貰いたいが為に悪ぶるかなかな

と言う妄想
548名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:13:51 ID:Xq7Ksklm
「ったくさ〜部屋の掃除くらい自分でやれよぉ〜、ホンット加奈子がいないとダメだなおめーはよぉ〜〜」
「加奈子がいねーとまともな飯も作んねーからなーおめー、ありがたく思えよ?お?」
549名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:19:40 ID:LDNAPbDK
>>548
おお、いい感じ
550名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:33:25 ID:ciSJebh6
そういえば、でんげきったーって更新されないのかな?
551名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:36:32 ID:t5BmUVvf
さすがにそれは本スレだろ
552名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:49:30 ID:gDc3TXB5
「はは、おまえけっこう世話焼きなんだな」
「うっせーなー、いいからちゃっちゃとメシ食えよ。おら、味噌汁も」
「お、おお」
受け取った味噌汁を啜りながらなんとはなしに聞いてみた。
「おまえ、なんでここまでしてくれんだ? はっきり言ってイメージあわねえんだけど」
「あん? バッカじゃね〜〜〜〜〜〜〜の?」
いつものようにウザったそうに言ってから加奈子はなにやら口をもごもごさせて、
「そ、そんなん…好、好きに決まってっから…だろうがよ……」
553名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 01:01:16 ID:5y1OtUY/
フェイトの餌付けは完了したから、
次はかなかなだよな。

ドロリッチのイカ味で。。。
554名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 01:01:59 ID:NFolIQmM
>>552
起った
555名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 01:15:52 ID:kn5OeqHx
>>552
俺なら最後の一行は
「そ、そんなの・・・自分で・・・考えろよ・・・・・バカ」
556名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 13:02:54 ID:U1fc+0dJ
>>555
おまえに言われてもな……
557名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 15:09:04 ID:YY6M6KJb
>>552
加奈子の字が見えるまで赤城兄との会話かと思ってた
558名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 15:10:08 ID:Xq7Ksklm
瀬菜ちゃん落ち着いて
559名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 19:32:01 ID:Y0C0OSkj
>>557 瀬菜ちゃんは可愛いよ、瀬菜ちゃんは悪くないよ
560名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 20:49:25 ID:cOwKDieZ
瀬菜ちゃんマジ天使
561名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 20:51:38 ID:OhJnU6FO
めがねキャラはいらね
562名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 20:58:28 ID:O6pXTAb1
地味子を馬鹿にするなよ
563名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 22:20:25 ID:58+1pz5b
いや、眼鏡自体は悪くないだろ
眼鏡キャラにありがちな鬱陶しいキャラが嫌われてるだけ
その証拠に田村なんとかさんはアレだけど瀬菜ちゃんは普通に人気だし
564名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 22:27:43 ID:n99sLNkl
つまりおまいが一番鬱陶しいってことでおk

それよりも黒猫の太ももにすりすりしたいお
565名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 23:54:41 ID:XbDyKuaa
メガネかけたまま桐乃にぶっかけ
566名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 00:05:35 ID:6XMB7w5u
「眼鏡を掛けたら、兄貴はもっとあたしのコト見てくれるかな……」
567名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 01:06:20 ID:oN8OO9/4
麻奈実たん可愛いよ麻奈実たん何も悪くないよ
568名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 05:55:20 ID:RiRRtZCp
保管庫眺めて思った

桐乃は本当に騎乗位が似合う女の子ですね
569名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 08:23:02 ID:aXYhbEn1
>>566
「伊達メガネなんかメガネじゃない!」とか言ってキレたりするかもね
ぐるぐるメガネはNGだったりするし、メガネならオールOKってわけじゃないんだろう
570名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 08:27:42 ID:4MzFkA6N
ちなみに口には出さないが、桐乃の眼鏡姿を見て俺が思った感想は──

『あんまり似合わないけどけどすごく可愛い』である。

きっとあれだ。伊達メガネなのが悪りーんだ。



……こんな感じですね?w
571名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 08:41:12 ID:/GGqyvut
どっちがツンデレだかわかったもんじゃねぇなw
572名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 12:00:20 ID:y7/U3FP5
あやせは伊達でも襲い掛かりそうなイメージ
573名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 12:25:45 ID:FH3QFwCY
伏見つかさでググッたらトップから3番目に保管庫出てきて吹いたw
タイトル変えたほうがいんじゃねえのか?www
574名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 19:14:15 ID:ssMls1Iv
本当だ…本人ブログとウィキペに次いで3番目だな
これは笑った
575名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 21:09:04 ID:4MzFkA6N
逆に、
「俺の妹 SS」とかでググるとこっちは出てこず、
本スレの方の保管庫が出てくるのがなあ……。
576名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 21:18:52 ID:ew/quepW
そりゃSSでひっかかる要素ないしな
577 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:51:36 ID:7z1wvyy7
どうもー、お久し振りっす

えと……前回から3ヶ月以上も空くとかもうね
本当に申し訳ない、スレ跨いじゃったし……P2ェ……

そんなわけで、『とある妹執愛者の告解』後編です
前編はこちら→ttp://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/163.html

ガチ近親エロ、赤城兄妹、次レスから7……いや、8レス消費

では
578 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:52:31 ID:7z1wvyy7

 瀬菜ちゃんが息を呑むのがわかった。

「それはお兄ちゃんの……妹として? それとも……」
「一人の女性として、だ」

 言った。言ってしまった。……やっと言えた。
 眼鏡越しに、瀬菜ちゃんの瞳が大きく見開かれる。

 もう、戻れない。

 瀬菜ちゃ……瀬菜を抱き寄せ、上を向かせる。
 何か言おうと開きかけた唇に、唇を重ねた。

「ん、んンっ……」

 舌を瀬菜の口内に侵入させる。くすぐるようにしてやると、瀬菜も舌を絡めてきた。

「ぷはっ、はあ、はあ……」
「息を止める必要はないんだぞ?」
「だ、だって……ん」

 再度、深いキスをする。今度はゆっくり、時間をかけて。
 髪を撫で、背中を撫でる。優しく、優しく。
 時折、体を強ばらせていた瀬菜だったが、徐々にそれも無くなっていった。 
 
 唇を離す時にも、小さくキスをする。
 瀬菜は頬を紅潮させ、潤んだ目で俺を見つめて言った。

「あたしも……お兄ちゃんが大好き……愛してる」

 ……俺の中で、理性がどんどん歓びという化物に食い尽くされていく。
 身体を入れ替えるようにして瀬菜をベッドに寝かせ、幾度も唇を合わせながらパジャマを脱がしていった。

「明かりは……このままでいいよな」
「う、うん」

 下着姿の瀬菜から離れ、俺もTシャツと短パンを脱ぎ捨てる。
 上から体重をあまりかけないようにのしかかり、今度は首筋にむしゃぶりついた。
 ピクッっと震える胸を、ブラの上からゆっくり成長を確かめるように揉んでいく。

「……んっ……はぁ」

 大きさ、柔らかさもそうだが、反応も全然違う。あの頃は時々痛がっていた。
 首筋から鎖骨、そして胸へと舌を這わす。
 フロントホックを捻るように外すと、綺麗な形のおっぱいが、震えながら出てきた。
 先端を口に含み、舌で転がすようにすると、固く尖ってくる。
 それを吸い上げるようにしながら、もう片方の乳首にも指で刺激を与え続けた。

「くんっ、……んっ、……んンッ」

 少し鼻にかかった声を漏らす妹の太ももに指を這わせ、徐々に上へと移動させる。
 そして薄い布に包まれた熱く湿った部分に辿り着いた。

「あっ、……お、お兄ちゃん……」

 小さく頷き、瀬菜の足の間に身体をずらす。
 残された最後の一枚をゆっくりと下げ、足から抜き取っていった。
 目の前に脱衣所で見ることのできた淡い翳り、そして見えなかった女の箇所が露になる。
 俺は息を呑んで、ソコを見つめた。
579 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:53:10 ID:7z1wvyy7

「お、お兄ちゃん……ど、どう……?」

 瀬菜の問いに答える余裕なんて無かった。
 目の前の瀬菜のアソコに、心ごと奪われていたからだ。
 俺だって、これまでにアダルトサイトなんかを見たことはある。
 けれど……こんなに、愛おしいモノだったとは。
 昔、一緒に風呂に入っていた頃は、恥ずかしくて見るのを避けていた。
 ……ずっと、見たかったのに。

 そっと手を伸ばし触れてみる。
 ぴくんっという震えと共に発せられた「あっ」という瀬菜の声に我に返った。

「お兄ちゃん……」
「あ、ああ、すまない。見入ってしまってた。……綺麗……いや、可愛い、かな」

 素直な感想だと思う。けれど瀬菜は納得できないみたいだった。

「う、嘘っ! だって……」
「嘘じゃないよ。俺は瀬菜のここが好きだ。愛おしい」

 ぐっと瀬菜の腰を引き寄せ、ソコにキスをする。
 舌で可愛がるように全体を、そして多分、一番敏感であるだろう、クリトリスを吸ってみた。

「痛っ」

 しまった、強すぎたのだろうか? 優しく、優しく。

「……ん、……んン、……あっ」

 瀬菜の反応を見ながら、愛撫の場所や強さを変え、両手も使って隅々まで暴いてゆく。
 全てを俺の物にしたい。宝物にしたい。
 俺の願いは間違っているのだろうか?
 ……それでもいい。瀬菜が、妹が、俺から離れていくのを俺は耐えられない。

「も、もう、あたし……い、いやっ」

 本気で嫌なわけじゃないだろう。
 逃げようとする妹の腰をがっちりと抑えつけ、今までに見つけた弱点を集中して責めた。

「あ、あ、ああああ……!」

 瀬菜は背中を反らし、俺の頭を両手で押してくる。

「ひっ、ひくっ、いくぅっ……!」

 ピン、とした硬直が続き……弛緩が訪れたようだった。

「はあ、はあ、はあ」
「大丈夫か? ……ごめんな、止められなかった」

 瀬菜は声を出すこともできないのか、首を振って、俺の謝罪を受け入れてくれている。
 少し休ませてあげなくちゃな。それと……ゴムをなんとかしないと。
 俺はもう行き着く所まで行くつもりだ。しかし、避妊だけはきちんとしなければ。

「ちょっと、部屋に行ってくる。……すぐに戻ってくるから」
「あ、待って。……アレならあたし……持ってるよ」

 ……なんで? とは思わない。きっと、いつかこうなる日が来るのが分かってたんだろう。
 俺も瀬菜も。
580 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:53:59 ID:7z1wvyy7

 引き出しの奥にそれはあった。すぐにそれと分かったのは、俺の持っている物と同じだったからだ。
 もうすでに封は開けられ、二つ三つ使われているみたいだ。

「ち、違うの! その、興味本位で練習というか……!」
「分かってるって。はは、俺も一緒だ。隣町駅前のドラッグストアで買ったんだろ?」
「う、うん」

 まったく、買った場所はともかく、物まで一緒だとは。思わず嬉しくなっちまったじゃねえか。
 俺は一つ……いや、三つぐらい必要かな? 適当に持ち出し、瀬菜のいるベッドに戻った。

「ねえ、お兄ちゃん」
「ん?」
「あたし、まだ見せてもらってないんだけど……」

 おっと、そういや約束だっけ。
 つーか、確実にこれから見ることになるだろうに……いいけどさ。
 けど、いざとなると、やっぱ恥ずかしいもんだな。
 さっきの勢いのまま、俺も脱いでおけば良かった。

「えーっと、何か希望はあるか?」
「あたし、脱がしてみたい!」

 ……即答かよ、きらきらした目ぇしやがって。

「じゃ、じゃあ……寝ればいいか?」
「ううん、立ったままでいいよ! なるべく偉そうにして」

 むう……M、なのか? 良く解らんが。
 しかしどう見ても、獲物を前にした肉食獣の気配がするのは気のせいだろうか。

「そ、そうか。なら……これでいいか?」
「うん!」

 瀬菜はいそいそと俺の前に跪き、俺を見上げる。

「へへ……」

 なんつう無邪気な笑顔なんだ……やはり世界一可愛い。

「じゃ、いくね、お兄ちゃん」
「ああ、いいぞ」

 俺はふんぞり返ったままで、瀬菜にパンツを下げられた。間抜けじゃね? なんか。
 けど、瀬菜にはそれでいいのだろう。

「わぁ……!」

 子供のような歓声があがった。

「ね、ねえ。触っても、いい?」
「まあ、おまえのアソコも散々弄ったしな。いいぜ、好きにしてくれ」

 瀬菜は嬉しそうに俺のモノを触り、じっくりと観察を始めた。
 
「中学生の頃と全然違うね。なんて言うか……立派だし……可愛い?」

 いや、それは違うだろ! と、思ったが、そういや俺も瀬菜に対して似たような感想を言ったっけか。

 ほんと、俺達は兄妹だよなあ……。嬉しくもあり、悲しくもあるけれど。
581 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:54:46 ID:7z1wvyy7

「へー……、ほう……!」

 瀬菜はいつまでも俺のイチモツを観察している。
 ……いい加減この姿勢も疲れてきた。

「な、なあ、もういいか? そろそろ座りたいんだが……」
「あ、ゴメンね。でも、どうしたら気持ち良くなるの? この子」

 この子て……。いや、愛着を持ってくれるのはいいんだが。
 俺がベッドに腰掛けると、瀬菜は床に座ったまま、俺の膝の間に入り込んだ。

「ああ、瀬菜のと違って、強めに扱ってもいいんだ。ただ先、カリの部分は結構敏感かな」
「成程ー。じゃあ、こんな感じで……先はやっぱり舌かな?」
「お、おう。……これは……気持ちいい」

 根元から丁寧にしごかれ、先はチロチロと舌で刺激を与えられる。

「すごい、まだ大きくなるんだぁ」

 瀬菜は何の躊躇も無かった。さも、当たり前のようにフェラチオを始める。嬉しそうに。
 瀬菜も俺と同じだ。
 俺の反応を見ながら、あの手、この手で俺を気持よくすることに夢中のようだ。

「ふふっ」

 俺を見上げて笑う。先程の無邪気な笑顔の中に女の顔が出てくる。
 喉の奥まで咥えられ、強く吸われ、そうかと思えば、ツーと竿を舐められる。
 唾液を絡ませ、ジュプッ、チュパ、といった音も卑猥だ。
 くっ、なんという学習速度! 早くも俺の「ツボ」をつかんだようだ。
 そういえば友人に魔眼遣いとか言われてるんだっけ。確かに昔から、その観察眼は抜群だった。
 ……駄目だ、気を紛らわせようとしても、限界が近づく。

「お、おい、もうイキそうなんだが……」
「ちゅ、あは、いいよぉ……ん、ぜんぶ飲むからぁ……ん」

 瀬菜はまなじりを下げて、また、深く咥え込んだ。

「く、くぅ……!」

 瀬菜の頭を掴んで俺は果てた。どれだけ射精しているのかよくわからない。
 ただ、瀬菜がこくんこくんと飲み込む精液が、かなりの量であるのは想像出来る。
 かつてない快感だった。

「ん……」
「そんなに無理をしなくても……」
「だ、大丈夫。慣れるから。……きれいにしてあげるね」

 言葉通り、隅々まで小さな舌で綺麗にしてくれる。

「でも、凄いね。ぜんぜん小さくなんない。ちょっと格好いいかも」
「そりゃお前が気持ちいいからだ」
「ほんと!?」
「ああ、最高だ」

 頭を撫でてやると、嬉しそうに微笑む。
 実際はテクニックなんかより、俺にとってずっと大事なモノをお前は持ってるんだけどな。

 だから俺はお前を離したくない。
 その笑顔を見ていたいんだ。
582 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:55:26 ID:7z1wvyy7

「えと……先っぽに空気が入らないようにして……」

 俺は瀬菜にコンドームの装着を任せることにした。
 いや、本人がやりたがってたし。

「ん、これで……いいよね?」
「ああ、バッチシだ」

 さて、これでいよいよ本番な訳だが……ヤバい、緊張してきた。
 瀬菜も表情が硬くなっている。
 やはりここはリラックスするためにも、もう少しイチャつくことにしよう。
 お互いの緊張を打ち消すようにキス、そして前戯へとのめり込んでいった。
 瀬菜が積極的だったことも手伝い、それ程時間もかからない。
 瀬菜など何度か軽く達したようだ。

「なあ、指で慣らした方がいいか?」
「…………ううん、その、……お兄ちゃんので一気にお願い」
「……よし、じゃあ……いくぞ」
「う、うん」

 なるべく全体に瀬菜の愛液をまぶすように擦りつけ、先を入り口にあてる。
 コンドーム越しにも、瀬菜を感じることが出来た。
 ぐっと腰を押し付けると先が呑み込まれる感触。

「ん、んんっ」

 瀬菜が身体をずり上げる。
 わかってても痛みに身体が反応してしまうのだろう。
 頭を壁にぶつけないように、首の下に腕を回し、肩を抱いてやる。
 別の腕で片方の膝の裏を抱え込んで、瀬菜の身体を折り畳む体勢になった。

「苦しくないか?」
「……うん、大丈夫。それに……ちょっと安心するかも。……お兄ちゃんの胸がドキドキしてるのがわかるよ」
「ああ、すげえドキドキしてる」
「ははは、……うん、……きて」

 少し挿入しにくいが、もう先端は入ってる。力を込めるだけで、突き進むことができた。
 
「く、くぅっ……んっ……んっ」

 やはり痛いのだろう。俺のモノが感じる抵抗感から、かなりの痛みが想像できる。
 きつく、狭い。けれど、暖かで心地いい感覚がある。
 もうこれ以上は入らない、という所で、俺はしばらくこのままでいることにした。

「まだ痛いか?」
「ん、痛くはあるけど……へへ、なんか不思議な感じ。……あったいね」
「ああ、あったかい」

 きつく抱きしめてくる妹にキスをする。
 やっと一つになれた……やっと。瀬菜の目に涙が浮かんでいた。

「もう……動いてもいいよ。ありがと、お兄ちゃん」

 俺は頷くと、抽送を開始した。

「つぅ……いっ……あっ……あ、あんっ」

 痛みに強ばる身体から、徐々に力抜けてくる。もう押さえる必要もないだろう。
 両手で胸や結合部、全身を愛撫するにつれて、瀬菜の声が艶を帯びたものになっていった。
583 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:56:04 ID:7z1wvyy7

「ん、んーっ」

 枕を噛み締めるようにして抑えている声は、悲鳴か嬌声か。
 俺は瀬菜の顔からそっと眼鏡を取り外した。
 二人で選んだ瀬菜のお気に入りの眼鏡だ。歪んでしまってはいけない。
 汗の浮かんだ額や涙の滲んだ目尻にキスをしながら、腰の動きを早くする。
 先程よりずっと深く、スムーズに突き入れられるようになってきた。
 時折身体がピクン、と跳ねる度、俺のモノを締め付けてくる。
 状態を起こし、座った姿勢で瀬菜の腰を引き寄せるようにしてやると、瀬菜は顎を仰け反らして喘いだ。

「ハア、ハア、お、お兄ちゃん……!」

 シーツを握り締めていた両手を伸ばし、俺を求めてくる。
 屈んでやると、頭を引き寄せられて唇を吸われた。

「ん、うんっ、んン―――っ」

 瀬菜が絶頂に達したようだった。
 ――可愛い妹。すべて、俺の物、宝物だ。もう誰にも渡したりしない。
 雄叫びを上げて、俺は全てを放出した。


 このまま繋がっていたい、と思いはしたが、そうはいくまい。
 俺を強く抱きしめていた妹の腕が、脱力してベッドに投げ出されるのを確認して体を離す。

 瀬菜は放心したように天井を見ていた。
 豊かな胸を激しく上下させ、時折身体を痙攣させている。
 俺は妹の身体を綺麗にしてやりながら、出血が少なかったことに安堵して……

 ――強烈な、目眩に襲われた。

「あ、れ?」

 ――――お、俺は、一体何を……したん、だ……?
 俺は……傷をつけたんじゃ、ないか?
 一生消えない傷を、瀬菜ちゃん、に。
 ……独占欲、性欲に衝き動かされて。
 
「あ、ああ……?」

 ……これからどうすればいい?
 妹を巻き込んで社会を敵に回すのか?
 守ってやりたいとずっと思ってきたんじゃないのか。
 支えになってやりたいと。
 ……いつか来る、旅立ちの日まで。

 それなのに。
 
 瀬菜ちゃんが身体を起こし、信頼しきった目をして俺に微笑みかける。
 ……うまく、笑い返せない。

「お兄……ちゃん……?」

 俺の様子に気付くと、今度は覗き込んでくる。心から心配そうに。
 
 ――やめてくれ、こんな、俺を、兄を、そ ん な 目 で

「う、あ、あ、……うわあああああァぁあアぁァああぁああ」
584 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:56:44 ID:7z1wvyy7
 
 ぎゅむっ

 あったかくて、すべすべで、とてもやわらかいモノにつつまれた。

「お兄ちゃんはカッコいいよ、お兄ちゃんは悪くないよ」

 どこかで聞いたような言葉が頭上からかけられる。

「ごめんね、お兄ちゃん。お兄ちゃんがこうなっちゃうんじゃないか、って思ってたんだ」
「瀬、菜……?」
「ううん、期待していたのかも。だって……あたしは今とても嬉しいから。
 本当にごめんね、そしてありがとう。あたしの将来とか心配してくれたんでしょ?
 それで自分を責めて……。いつもみたいに、自分のことを放ったらかしにして」
「…………」
「でも、もう一つ放ったらかしにしているモノもあるよ。……それはね、あたしの気持ち」

 瀬菜ちゃんは、俺の頭を胸に抱き、撫でながら、優しく語りかけてくる。

「あたしの意思は関係無いの? まだまだ子供だから? お兄ちゃんが守ってないと駄目?」
「そんな事は……ない」

 こうして抱かれていると、俺の方が子供だと思えてくる。

「あたしは……嬉しいの。お兄ちゃんとこうなれて。ずっと一緒にいたいと思ってる」
「でも……俺達は兄妹で……」
「結婚できなかったら愛し合ってはいけないの? 男同士だって、愛し合ってる人達がいるじゃない」
「例えがソレ!?」
「うん、それにお兄ちゃんとこうなれたから、ホモネタ妄想もより克明に……」
「こうなっても、おまえは俺を題材にホモネタ妄想するのかよ!?」

 これは堪らん。俺は妹の腕の中から逃げだした。 

「うへへ」

 そう笑う瀬菜ちゃんの瞳は、しかし優しさと慈愛に満ちていた。
 あ、……してやられた、かもしれない。俺の罪悪感はこんなに簡単に殆ど無くなっている。
 ――――……はは、まったく。とんだ変態だよ、おまえは。
 今度は自然に、笑みをこぼすことができた。

「思ったんだが、変態同士でお似合いかもな、俺達」
「なに、お兄ちゃん、ついにホモに目覚めるの?」
「ちげえよ! なんで期待に目ぇ輝かせてんだよ! つかおまえ、この反応はマジだろ!?」

 俺には瀬菜ちゃんがよく分からんよ……。
 
 ……でもまあ、これから先、それ程心配することも無いのかもしれない。
 瀬菜ちゃんに起こされる前に見ていた夢が思い出される。
 そこには瀬菜ちゃんがいて、俺がいて、時に支え合い、励まし合い、ただそれだけ。

「あたし、お兄ちゃんさえいれば、幸せだよ」

 そうだな、俺だってそうだ。
 瀬菜ちゃんとの未来に、不安なんて微塵も感じてなどやるものか。

「あ、ごめんね、訂正。あたし、お兄ちゃんとホモさえあれば、幸せだよ」

 …………。俺も訂正、しようかな……。

――☆――☆――☆――☆――☆――
585 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:57:19 ID:7z1wvyy7

 キーンコーン……

 昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

「と、いうわけなんだ……」

 赤城はそう言って溜息をついた。深く長く。
 計ったかのごとく、これで話は終わりらしい。
 ……って、おい、ちょっと待て。

「一つ訊いていいか? おまえ達がそうなった『深い理由』ってのは一体何だったんだ……?」

 これではただの自慢エロ話。それともどこかに『深い理由』とやらが潜んでいたんだろうか……?
 赤城の話を反芻してみても、よくわからない。 

「ん? わからないか? つまり俺達兄妹の愛が深い、と」

 ああ、なるほど! 
 …………。
 …………殺していいよな? うん、こいつは死ぬべきだ。瀬菜よ、恨むなら兄のアホさ加減を恨め。

「死ねやゴルァ!!」
「うわっ、待て待て! ……ってあれ?」

 俺は椅子から立つことができないでいた。……理由はわかるだろ?
 赤城も気付いたらしく「ぷっ」と吹いて自分の席に戻る。

「ああ、次の授業は視聴覚室だぞ。……早く来れるといいな」
「てんめえ……」

 絶対ブチ殺す! 静まれ……っ……俺のファフニール……。

 教室には、もう赤城と俺しか残ってはいない。
 麻奈実も赤城と会話をする俺に気を利かせて、先に行ってしまったようだ。

「ああ、そうだ、高坂」

 何か思いついたかのように赤城は立ち止まる。……まだなんかあんのかよ。

「俺は妹……瀬菜を本気で愛している。おまえは誰を愛しているんだ?」
「!」
「ただの幼馴染か? ただの後輩か? それとも……ただの妹か?
 ああ、答えなくていい。だが……俺の言いたいことはわかるだろ?」

 そう言って奴は爽やかに教室から出て行った。
 あの野郎……変態のくせしやがって……。
 俺が誰を愛しているか、だって?
 そんなの決まってるじゃねーか。

「俺にもわかんねえっての」

 ……本当にヘタレだよな、俺。……けれど、そんな俺にもわかっていることもある。
 こうして逃げている間にも、俺の好きなアイツらはどんどん先へ行ってしまう。
 こんな風に……そしてあんな風に、置いてけぼりをくらうのはもう沢山だ。
 俺も早く一歩を踏み出さなくてはいけないんだろう。行き先を決めて。


 ……まあ、今は早く視聴覚室へ行かなきゃいけないんだけどな。
                          【END】
586 ◆x8MEL5BF3g :2010/09/13(月) 21:58:53 ID:7z1wvyy7
すまん、もう1レスあったwww


オマケ


★☆★


「う、……ひっぐ」
「なんだよ、また泣いてんのか?」

「だって……ふえええ」
「よしよし、せなちゃんカワイイよ。せなちゃんは悪くないよ。で、なにがあったんだ?」

「ひっく、ひっく……あいしあってるのにケッコンできないなんて……」
「ん……? ああ、テレビドラマか。ってフリンモノじゃねえか!」

「あいしあってたらケッコンするんじゃないの……?」
「いや、片方はもう結婚してるっつーか……。ああ、でも結婚できないカップルだってたくさんいるか」

「そんなのやだあぁ……ふぇ」
「あ〜、もう! たとえばてきたいみんぞく同士……つーのは、せなちゃんにはむずかしいな。
 えっと、そう! きょうだ……じゃなくて、男同士、女同士とか!」

「……? ……おとこのこどーしであいしあってもいいの……?」
「それは……いいんじゃね? 人を好きになるのに誰かのきょかなんていらないってこの前テレビで言ってた」

「……ふうん、いろいろふくざつなんだね」
「まあな。それよりせなちゃんも泣いてばかりいちゃダメだぞ」

「え、おにいちゃんはたすけてくれないの……?」
「俺だっていつかは……って泣くなよ! ったく、しょうがねえな! ずっと俺はついててやるから!」

「うん! へへ、ずっとだよ? あたしもおにいちゃんをたすけるからね! やくそく!」
「ああ、約束、な。……やれやれ」

 

 ――――物語の始まりは、いつだって些細な一言

☆★☆


以上です
ではまた
587名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 22:34:38 ID:DSfZyA+l
GJ!
すげーよかった!ってかセナのBLはアカギのせいだったのかw
588名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 23:14:22 ID:loD+rtH0
何気なく、いつも通りに寝る前のネット巡回をしているとふと目に付くものがあった。
それは某巨大掲示板のスレッドの一つにあがっていたss。
続きが気になっていたものの続編だった。
すぐさま読んだ俺は今、こう言いたい・・・作者様GJ!とくにオマケのストーリーが自分的にはぐっと来たよ!
ありがとう!!
589名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 00:00:46 ID:T+Mj/Cc1
素晴らしい、さすがだw あと、いいオチだったww
……遠慮せずに桐乃×京介も、もっと書いてくれていいよ?
590名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 00:50:43 ID:qhWE/Par
乙でしたん!
591名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 04:26:20 ID:RLNo9Ixq
乙ん!
完結されて良かったw

>>573-575
タイトル偽装してみたが…全く意味なし
アニメ放映で投稿も増えると考えて作り変えたいんだが、管理人さん1月辺りから行方不明なんだよな……。
もうここも見てないようだし。メールしたが反応無いし。無事なんだろうかorz
592名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 04:56:26 ID:x/nc7yAy
コソコソする必要あんのか?
593名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 06:00:00 ID:6V54y9ra
二次だからあんま堂々とし過ぎるもんでもないわな
作品名なら見かけるが、作者名で出てくるのはあんま他に知らんしのお
594名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 14:48:24 ID:5OJl12mn
そういえば京介×桐乃SSは数多くあるけど
桐乃が攻めのやつは一つもないのか
595名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 15:40:56 ID:a2CCInYI
むしろほとんど逆レイプに近いと思うが
596名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 17:51:16 ID:T+Mj/Cc1
桐乃に襲われて京介が泣いちゃう話なら俺も書いた気がするw

桐乃「スパー。ふぅ〜なかなかよかったよ」
京介「ひぐっ、ひぐっ……」

そんな話だっけかな。
597名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 18:05:00 ID:nACfFSak
ほう……すぱーっとぱんつを吹かすとは
流石きりりん氏といったところでござるな!
598名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 18:14:13 ID:j4mLb2SY
まぁ桐乃は兄に跨がるまでは強気だが
そのあとは兄の為すがままになるのがオチ
599名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 20:10:57 ID:snpY9HtH
>>586
また……60行……だと……?
600名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 23:10:33 ID:8wH+iGxd
1週間くらい見てないうちにスレ進んでる・・・・
そんな状態からの遅レスだけれど

裸で迫る桐乃→京介「こ、こうふんするわけがないんだからね!」→涙目になってめがねをかける桐乃→朝チュン
601名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 00:11:56 ID:fmOH6Azh
俺が知る限り眼鏡モノってあんまり数がない気がするんだが
無意識にコレクションのほとんどを眼鏡で揃える京介はパネェな
602名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 00:55:35 ID:FeEkqWWq
京介「数がないなら作りゃ良い。俺のコレクションの七割は麻奈実のハメ撮りだしな。そろそろ沙織にも手を出そうかと思ってる。勿論新しい眼鏡でだ」
603名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 23:29:53 ID:xNYzGTJF
こっちは落ち着いてるなあ……
連休に投下がありますように
604名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 12:50:29 ID:Cht6zLEd
エロカワ先生…
他のトコでは復活してるのに…orz
605名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 17:13:48 ID:1nWaS3Ia
あの人他に何書いてたっけ?
こことゼロ魔ぐらいしか知らないんだけど
606 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:26:52 ID:FLr9Z6OG
投下します。期待を裏切ってすまんが非エロ。
あと、いまさら感たっぷりだが、トリップつけました。
607 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:27:51 ID:FLr9Z6OG
俺と桐乃は



夏も終わりを向かえ、それでもまだまだ太陽がジリジリと照りつけてくる残暑。
俺は午前からずっと部屋で机に向かって勉強をしていたんだが、さすがに集中力も切れてきたので骨休みとばかりに先日桐乃から押し付けられたエロゲーをプレイしていた。
ちなみに絶賛エロシーンが展開されつつあるところだ。
ディスプレイの中から悩ましげな声で「兄貴がシたいなら……す、好きにすればいいじゃない」と俺を誘ってくるツンデレ系妹。
「何度やってもあんま慣れねえな……」
二次元と三次元は違うと言うのは、まあ分かるんだが。
ゲームといえどもなんか背中がむずむずしてくんだよ。最初の頃よりはだいぶマシにはなってきたけどよ。
「はぁ。さっさと読み飛ばしてクリアすっか」
カチカチとクリックを連打してシーンをすっ飛ばしていく。あんま好みのシチュエーションじゃねえし、それに桐乃のやつがさっさとクリアしろってうるさいしな。
んで終わったらいちいち「どこが良かった」だとか感想を求めてくる。
エロゲーの感想を兄に求めるってどうなのよ? しかも妹モノの。
あいつにしてみりゃ好きなゲームの感想ってだけなんだろうが、こっちはそんな割り切ってゲーム出来ねえっての。その辺の複雑な兄の考えを汲み取ってくんねえかなぁ?
……汲み取るわけねえか。
ため息つきながらクリックしていると――「ん?」隣の桐乃の部屋から声が漏れ聞こえてきた。
「ちょっとー、さっきのメールなによ? あんた、あたしのこと暇人だと誤解してんじゃない? どっかのばか兄貴と一緒にしないでよね!」
あー、沙織か黒猫か。
電話口への態度で瞬時に分かる。猫被ってない桐乃は遠慮なんて言葉を頭から放り捨てたみたいにズケズケものを言う。
学校のやつらには絶対見せない裏の顔だ。もっとも裏だろうが表だろうがあたしはあたしって開き直っちまってるし、どちらの顔でいるときも楽しそうに笑っている。
だからこのことでつべこべ言う気は俺にはないのだが――、
ばか兄貴ってのはどこの兄貴のこと言ってんのかな? アホ妹よ?
「はぁ!? ちょっと! こっちにも予定ってもんがあんのになに無茶こいてんのよあんた!」
にしても、声でけえよ。
うちは廊下には声が漏れることはあまり無いんだが、俺の部屋と桐乃の部屋の壁は薄く大声出せば普通に聞こえてきちまうんだよ。
桐乃も俺もそこは分かってるから普段は一定水準以下の生活音しか出さない。
だのにこんな遠慮なく大声出すってことは怒っているか、逆に――、
「あ゛あ゛〜〜〜〜も゛う! しょうがないなぁ! いいわよ、超忙しいんだけど空けといてあげる!」
会話の内容から察するに、どっか行かないかってお誘いのようだ。
とすると、嬉しくて仕方ないんだろうぜ。素直じゃねえやつ。
「うん。分かってるってば! ちゃんと言っとくわよ。――はいはい、それじゃあね」
電話が終わったのかもう声は聞こえなくなった。
俺は肩をすくめて、またエロゲーのシーンを進めだした。
そろそろクライマックス、画面には「ナカで出ししますか? はい/いいえ」の選択肢が出ている。
毎度毎度、なんで聞いてくんだよ? 好きにすればいいじゃねえかなぁ?
俺はそう思うんだが、どのゲームにもほとんどついている選択肢だけに、きっとこだわり持っている人間が多いんだろうぜ。
マウスをぐるぐる回して――、「はい」でいいや。カチッとマウスをクリックする。
バンッ!
608 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:28:28 ID:FLr9Z6OG
「ねえ、ちょっと――」
きゃあああああああああああああああああああああ!!
ドアをいきなり開けて桐乃が乱入してきやがった!
「き、き、桐乃! てめ! ドアはノックしろって言ってあんだろがッ!?」
「え? ああごめん。まあいいじゃん?」
緊急回避が間に合わなかったんでディスプレイを背中で隠す俺に、桐乃はさして気にした様子でもない。
「よ、よくねえよ! プライバシーの侵害だっつの!」
だいたいタイミング悪すぎだおまえ! なんで俺がエロゲーやっててしかも妹にナカ出し選択した瞬間にやってくるかなぁ?
いたたまれないよ俺の心は!
「はぁ? あんたのプライバシーなんて知んないしぃ。――貸したげたゲームやってたの?」
げ! 気付かれた! ゲームから音楽流れっぱなしだもんなぁちくしょう!
桐乃はどこまで進んだのよと言いながら俺を押しのけディスプレイを見る。
「おま、おま! み、見てんじゃ……!」
恥ずかしさでうまく口が回んねえ。
うぎいいい! エロゲーのやってるとこはもう何度か見られてるし、肩並べて一緒にやったこともあるが、こう不意打ち気味にこられるとやっぱ恥ずかしい!
しかもナカ出しで「はい」選択したとことか、最悪だよっ!
「これまだ中盤じゃん。あんたこれ貸してあげて何日経ってると思ってるのよ。とっととクリアしてよね」
顔をリンゴのように赤くしている俺の横で桐乃はゲームの進捗が遅いとブツクサ文句を言ってくる。
くそー! こいつ自分がこういうの平気だからって……。わざと俺を羞恥させてんじゃねえの?
「し、仕方ねえだろ! 色々こっちにも予定があんだからよ! それより――なんの用事だよ? いきなり部屋に乱入してきやがって」
恥ずかしさに耐え切れる自信が無かったので、ゲームをクイックセーブをして終了させ、話題を変える。
「あ、そうだった。明日さ、アキバで沙織たちと遊ぶことになったから」
「さっき電話で言ってたのはそれか」
なるほどな、それが嬉しくてあんな大声出して、あげくにノックもせずに俺の部屋へやってきたわけね。
俺が電話の内容を言うと、桐乃はムスッとした顔になった。
「人が電話してんの盗み聴きしないでよ、キモいな〜」
「人聞き悪いこと言うな。おまえが大声出してたから勝手に聞こえてきたんだよ! ばか兄貴って誰のことだこら?」
「で、お昼頃集まろうって話になってるから」
「俺の文句は無視かよ!?」
まーるで聞いてないよこのアマ。
「って、俺も数に入ってるのねいつの間にか。予定も聞かずにさあ!」
「聞く必要ないっしょ。どうせ暇なんでしょ」
「明日だろ? んな急に言われても」
予定は空いてることには空いているんだが、こうおまえ暇だろ? なんて言われれば、言い渋るのは仕方ないよな?
俺が難色を示すと桐乃はとたんに頬を膨らませ始めた。
「ムリとか言うわけ? せっかくみんなで集まろうって言ってんのに!」
「だってよぉ、こっちにも予定ってもんがあるしな」
「ダメ! それ却下だから! なんとかこっちに合わせなさいよぉ!」
手のひらをギュッと握り締めて、まるで遠足が急に中止になってダダをこねている小学生のようだ。
不覚にも少し可愛いと思ってしまった。
やれやれだ、よっぽど明日が楽しみで仕方なくなってんだな。自分だってさっき電話で似たようなこと言ってたばかりだというのによ。
ま、この辺にしとくか。それに、俺も黒猫や沙織たちと会って遊びたいってのは勿論だしな。
よっぽどの予定が無い限りこっちを優先するさ。
「分かったよ、明日は空けておく。俺もおまえらと遊びてえし」
俺がそう言うと桐乃はころっと態度を翻し、嬉しそうに八重歯をのぞかせながら腰に手をやり、
「最初からそう言えばいんだよ、ば〜か」
だとさ。
609 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:29:25 ID:FLr9Z6OG
――で、翌日。秋葉原、電気街口そばにあるコンビニの前。
空はやや曇りで、風も吹いていてさほど暑さも厳しくは無い。絶好とまではいかないが出かけるには丁度良い天気だ。
「遅いな〜。早く来なさいよね、黒いのも沙織も!」
桐乃は片足をトントン踏みながら、黒猫と沙織がやってこないと文句を言っている。
いつも通りバッチリと決めた洒落た服装をしている。キャミソールと七分袖のチェックシャツ、下半身は膝下までのレギンス、頭にはキャップを被っている。
一方俺は、カラフルな絵柄の描かれた桐乃の服と違って白のティーシャツにダークグレー一色のカーディガンにチノパン。
ふむ、俺らしい無難なチョイスと言えるね。
「いや桐乃よ。約束の時間までまだ三十分以上もあんだから遅いとかじゃないだろ」
実は二十分前くらいから俺と桐乃はここで二人が来るのを待っているのである。
俺がまだ家を出るには早いって言うのにきかねえんだもん。
「ねえ? ありえなくない? あたしをどんだけ待たせるつもりよあいつらは〜!」
「どうどう、おちつけ桐乃。時計を見ろ。待ち合わせに早く来すぎたのは俺たちだろ」
「チッ、分かってるっつうの」
分かってるなら大人しくしてようぜ。
しかし、さすがに少し待ちくたびれる。こうやって立ちぼうけしてると疲れてくるしな。
「時間までどっかでコーヒーでも飲んでるか?」
俺がそう提案しても桐乃は「う〜ん」と辺りをキョロキョロ見回している。
多分、俺の案には賛成なんだろうが黒猫たちが現れやしないかと、淡い期待をしているんだろう。
おまえ、あいつらのこと大好きだもんな。早く会いたくて待ちきれないってか?
「あれってなんのお店だっけ?」
桐乃が何かに気付いて指を指した。
「あん?」
指差す方向に目を向けると、ガラス張りの窓からコスプレの衣装のようなものが陳列されているビルがあった。
………………。
俺はこの店のことをよ〜〜く知っていた。
いや、よくってのは語弊があるな。知っていたくらいだ。
だって俺入ったことあるし。
いつだったか友人の赤城に誘われ、18という大人の階段を昇った俺たちはこのお店に踏み入ったのさ。
そう、ここは18歳未満お断りのいや〜んなアイテムが買える大人のお店なのだ。
ちなみにビル全部がそうで専門のデパートといった風だ。
「あ、あれはだな……」
どう説明したもんかと悩んでいると桐乃はスタスタと店に向かって歩き出した。
ちょ! ビックリして追いかけて止める。
「桐乃さん、あれはそんな楽しくないお店っスよ? 行っても仕方ないっす、つまんないっす。それよりほら、コーヒーでも飲んでましょうよ、ね?」
「なにあんた? あの店知ってんの?」
「え? いや……知っているって言うかなんと言うか……」
「はっきりしないなぁ。入ってみればいいじゃん」
「いやそれは困る! いろいろ困るよ!?」
「だからなんでよ?」
うぐ……。ど、どうするよ俺? こいつ絶対説明しないと店に行くってダダこねるだろうし。
なんとか誤魔化したいがヘタすると後で沙織たちが来たときに行ってみようなんてことにもなりかねん。女の子三人にあれはなんのお店だと詰め寄られるなんてゴメンだぞ?
……ぜ、是非も無しか。
610 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:29:47 ID:FLr9Z6OG
「あ、あの店はだな――」
「あの店は?」
「……………その、同人誌とかじゃねえぞ? いろいろエッチなものが置いてあるお店なんだよ。エロDVDとかオモチャとか……」
周りに聞こえないように桐乃に耳打ちをして告げる。
自分の入ろうとしてた店がどういうものか理解したのか、桐乃はみるみる真っ赤になっていった。
「な、なな――なんっでこんな駅前にあんのよっ! そ、そんな店があるのはブログとかで知ってたけど。こ、ここがそうだなんてあたし全然知らなかったもん!」
それは分かる。普段こっちの道は通らないし、通っても素通りしてたもんなぁ。
店の出入り口は壁が白く、どちらかといえば清潔感がある。一見、そんなものが売っているような外観じゃないしな。
今の桐乃みたいに知らずに迷い込んじゃうやつも中にはいるだろうぜ。
「サイアク! サイアク! サイアクッ!」
恥ずかしさを紛らわせようと悪態をついてくる。
まあ仕方無いとは思うが、
「最悪って言うたびに服引っ張るなよ、のびるだろうが!」
「てか……、なんであんたお店のこと詳しく知ってんのよ?」
ギク。
「く、詳しくなんて知らねって! あ、あれだ! 外からそんな店なんじゃないかな〜って思えたからな」
桐乃は服掴んだままじと〜っと俺を見つめてくる。
「嘘。そんなのパッと見で分かんないじゃん」
くっ! あっさり見透かされちまった。
「あんたの口ぶり、絶対入ったことあんでしょ。正直に言いなさいよ」
「ちょ! マジで服伸びるから! そんな強く引っ張んなって!」
「だったら早く言えっての、ばか兄貴!」
俺が馬鹿ならおまえはアホだっちゅうの! 兄の口から何を言わせようとすんだよてめー。
くそ〜、言わなきゃダメなのか? さっきまで顔赤くしてたくせになんで今度は俺が言いづらいことを強要するんだこの妹は!
「とっとと言いなさいよ」
「…………い、一回だけ……。ダチと、な……」
収まりそうも無かったので観念して白状すると、桐乃は生ゴミを見るような目つきになる。
「サイッテー」
言うと思ったよ!
だから言いたくなかったのにさあ!
で、妹に蔑みの目で見られてそこで終わりかと思ったら――桐乃はとんでもないこと言い出した。
「ちょっとのぞいてみるわよ」
「はい!?」
俺の腕を引っ張ってずんずん店へ向かっていく。
「き、桐乃! 俺の話を聞いてなかったのか!? あそこにおまえの好きそうなもんなんてねえぞ?」
「聞いてたわよ」
「じゃ、じゃあなんで?」
「あんたがどんなもん見てやらしい顔してたのか興味出てきた」
「いやいや、そんなもん興味持たなくていいってば!」
「うっさい! 待ち合わせまですること無いんだし、いいでしょ」
「だからコーヒーでも飲んでようって言ったのにさあぁあああぁぁぁぁ!」
かくして俺と桐乃は兄妹二人して大人のデパートへ入っていくことになった。
611 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:30:56 ID:FLr9Z6OG
「へ〜、このビル全部がお店になってんだ」
「なあ桐乃よ、本当に見るのか? 今ならまだ……」
「一番上から見ていこ」
聞いてねえし。
あーもう! あとから文句言われてもしんねえぞ……?
エレベータに乗り込み最上階に降り立ってみると、一面のエロDVDが俺と桐乃を出迎えた。
店内のレイアウトは赤城と来た時とはけっこう変わっているようだ。
「うえぇ〜すご……。これ全部エロいやつなの?」
「だ、だろうな」
人一人通れるくらいの狭い通路の両端にラックが立ち並び、DVDが本のように陳列されている。
秋葉原だけあってアニメの商品が多い。
桐乃も専らそっちばかりを眺めて、DVDを手にとっては「うへぇ〜」とか言っている。
「妹モノってないの?」
「そんなん知るか!」
ここまで来て妹モノを物色するとはこいつのシスコンぶりも筋金入りだな、おい。
俺がノーパソで実写のエロ動画を見ていたのが桐乃にバレたとき、こいつは涙目で怒り狂ったもんだが、エロいものに寛容になったのか?
それともやっぱアニメやゲームとかだと割かし平気みたいな?
「こんなんばっか観るとか男って信じらんない。キモ」
嫌悪感丸出しで俺を見てくる。
どっちでも無かったみたいだわ。
てか俺にそんな目を向けたって仕方ねえだろ? 女には分からんだろうが、エロは男にとって必須なんだよ。むしろエロがなきゃとっくに人類は滅んでいたと思うぜ?
「あんたはどうせ眼鏡モノ買ってったんでしょうけどね」
「俺は眼鏡属性持ちじゃねえって!」
誰がなんと言おうと別に眼鏡にこだわっているわけじゃねえかんな!? たまたまコレクションのブツがちょっと偏っちまったってるだけだ、うん。
というよりさ……、コレクションをばっちり妹にチェックされているって終わってるなぁおい。
「じゃあどんなの買ったのよ?」
「――か、買ってねえよ! ダチは色々買ってたけど俺は見てただけだ」
「ほんとかな〜? あんたスケベだし」
「マジだって! こういうとこ入ったの初めてだったし正直驚くだけでいっぱいいっぱいだったよ」
「ふ〜ん。ま、いいや」
はぁ〜なんとか追求を逃れることが出来た。
本当は赤城と金を折半して買ったのは買ったけど……、正直に言えばしばらくそれネタにされちまうし、黒猫たちにまで話が伝播していっちまう。
うちの家系だけなのかもしれんが、女ってなんでこういう繊細な話題でもペチャクチャ話すのか理解に苦しむね。
なお、最上階はDVDコーナーになっちまっているが『らぶドール』のショーケースはやや場所を変えて残っていた。
相変わらず精巧なつくりだ……。
ウン十万金を出して買うやつはこれをどういう風に保管してんだろな?
桐乃はメルルの抱き枕を抱えて寝ているが、これ買ったやつも一緒に寝てたりとか? 俺だったら夜中に目が合うとチビっちまうぞ絶対。
ちなみに俺が瀬菜にそっくりと評したドールも残っていた。
良かったー。いやね、もし無くなってたりしたら俺は明日速攻で赤城のやつに問い詰めるところだぜ。
最悪の場合、あいつとの距離を少し離すべきか真剣に考えるね!
「キモ!」
遠巻きに『らぶドール』を眺めていた桐乃はばっさり。
うん、安心した。
もし「可愛い!」とか言い出したりしたら俺は力ずくでこいつを病院に連れ込む気でいたよ。
まあそれはおいとくとして…………さあ? DVDフロアってなんでこう……。
宣伝の為のモニターから「アッハ〜ン、ウッフ〜ン」と卑猥な映像と音声が流れているので、どうにもいたたまれない。
桐乃もそれに気付いてか顔を赤らめている。
「に、似たようなもんしか無いから、次行くわよ、次!」
恥ずかしがるなら初めっからのぞいてみようなんて言わなきゃ良いのによ。
612 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:32:04 ID:FLr9Z6OG
せっつかれて降りていくと、恥ずかしがっていた桐乃が今度は一転「わっ」小さく歓声をあげた。
「コスプレも売ってんだここ」
アニメやゲームのコスプレらしき衣装がアパレルショプのように並べてある。
今さっきまでの恥ずかしさはどこへやら。桐乃はタタっとコスプレ衣装に駆け寄り喜色を浮かべている。
こういうフロアなら黒猫のやつも桐乃同様喜ぶのかな?
ふとそんなことを考えたが即座に「ねえよ」と一人ごちた。
だってあいつ超恥かしがり屋だし、ここへは入るっつうこと自体有りえないないだろう。
店入る前の桐乃の行動を黒猫に置き換えれば、俺が説明した時点で「ば、莫迦っ。勘違いしないで頂戴、私は新しいアニメショップか何かだと間違えただけよ」などと言い訳をしつつスタスタ店から遠ざかるはずだ。
むしろ入ってみようなんて言い出す桐乃がどうかしているぜ。わが妹ながら恐ろしいというか天然なやつだ。
そういや、俺がどんなもん見てたか興味あるみたいなことを口にしてたな? なんでそんなこと思っちまったんだろうな桐乃のやつは……?
そんなちょっとした疑問は桐乃が声をかけてきたのでぽしゃりと消えた。
「ねぇねぇ、ほら見つけちゃった! これ凄くない?」
「あ、それって確か『妹と恋しよっ♪』の――」
「そうそう! しおりちゃんたちが通う学校の制服! あんた良く覚えてたね」
「ま、まあな。おまえに無理やりやらされたやつだし」
おまえと初めて遊んだエロゲーだしな、嫌でも覚えてるっての。
「しかし、そんなもんのコスプレまであるんだな」
世の中、需要があるところにはあんのなー。エロゲーのコスプレって……。
いったい誰が買っていくんだよ。
「お金今日あんま持ってこなかったし足りるかなぁ?」
「需要の受け皿はおまえなんだ!?」
バッグから財布を取り出して有り金の額を確認しようとしている妹にツッコミを入れて、これから黒猫たちと遊ぶんだからまたにしろとなんとか諭す。
荷物になるってのもあるんだがよ、なんか――こういう店で妹が商品を買うという行為に抵抗感が大きかったんだよ。
桐乃にしてみりゃ単にコスプレ衣装買おうとしたってだけなんだろうけどさ。
「次の階行ってみよーっ」
コスプレに満足したのか、ここがアダルトグッズ店だと忘れたかのようにはしゃいだ声を出してるよ。
苦笑しつつ俺は頷いた。
で、次の階――。
なんというか……、俺はたいへん気まずい思いをするはめになった。
ここにはランジェリーが置かれてあったからだ。当然アダルトショップでただのランジェリーな訳がないよな?
男を挑発させるような淫猥なものばっかり置いてんだよ。
「なにこれ、ほとんど見えてんじゃん」
桐乃が手に取っているのはもはや下着なのかさえも分かんねえようなやつだった。
肌と布の比率がかなりおかしい。
胸を隠す場所は乳首しか隠せないほどの面積でお腹もぽっかりと大きく開けられている。
下の方なんかはローライズを更にローに入れた「もう隠してないじゃん!」と言いたいほどのものだった。
おまけに背中部分はただの紐。
「風邪引きそう……」
そんな心配をしている桐乃に俺はつい失言してしまった。
「おまえ、こういうの着たことあんの?」
「なわけないでしょ! 死ね変態っ!」
「ぐはっ!」
わき腹に肘鉄。
「き、着るわけないでしょ! バカじゃん!?」
「だ、だよな。すまなかった」
「こういうのって、ど―――せアホな彼氏が着てくれとか頼んでるのがほとんどでしょ。ったく男ってなんでこんなもん喜ぶのよ」
「ま、まあ当人同士が良いってなら、それで良いんじゃねえか?」
「…………ねえ。あんたもこんなん着てたら喜んじゃうの?」
「え? 俺は――そうだな。普通の格好が良いかな。まあ着てくれたら嬉しいって思うかもしれんが」
いきなりの質問につい正直に答えてしまった。
ってやべ! 素直に言ってんじゃねえよ、またゴミ見るみてえな目つきになるぞこいつ?
だが桐乃は、
「あっそ」
と言うだけだった。
てっきり馬鹿にすると思っていたのに、拍子抜けだ。
なんだったんだ? 俺にそんなことを聞いてきた桐乃の意図が今一つかめなかった。
……どうでもいいか。多分ぽっと思いついたってだけなんだろうさ。
613 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:33:12 ID:FLr9Z6OG
続いて俺達はオモチャ売り場に到着した。
うん、オモチャ。誰がなんと言おうとオモチャ。もうこれしか説明しないからな俺は。
いちいち取り上げてなんていられるか! めちゃくちゃ種類豊富だし使い方分かんないもん多いしでキリが無いんだわ。
桐乃はというとオモチャに気付いた瞬間顔を染めて見向きもしない。そりゃそうだわな、ほとんどが女を悦ばす為のもんなので、さっきのランジェリーと違って俺以上に気まずいんだろう。
オモチャ以外にもSMグッズとかのコーナーがあったので、そちらの方を俺たちは見ている。
ムチを見かけた桐乃が手にとってニヤニヤしながら言ってきた。
「あんたシバくときに買っておこうかなー♪」
「なんで俺がおまえにムチでシバかれにゃならんのだ?」
「え? ダメな兄貴躾けるのは妹の役目でしょ?」
「誰がダメだ! むしろダメなのはおまえだろアホめ!」
「誰がアホかっ!」
軽くスナップを利かせてパチンと俺を叩く。
「ちょ! や〜め〜ろって」
ビニールで包まれているのでまったく痛くは無いが、なんてことしやがる! じゅ〜〜ぶん理解してるけど、兄をムチでぶつとかひどすぎじゃないこの妹様はよ!?
「えへ、いい感じかも♪」
手に持つムチを遊ばせながら桐乃は楽しそうに笑う。
「『いい感じかも♪』じゃないっ! 俺はMじゃねえ!」
「む、反抗的態度とみなす! もうちょっと強めに」
ペチペチ、パチン!
「もうやめて! 俺のライフはゼロよ!?」
俺たちがはしゃいでいると思ったんだろう。店員さんがやってきて「他の方のご迷惑になりますので」とやんわり注意されちまったよ、とほほ。
「やだもー、あんたが騒ぐから恥かいちゃったじゃん」
「俺じゃねえ、おまえだ!」
そうそう、思い出したが店員さんの言うようにチラホラと他の客も数人見かける。
昼日中からなんてとこにやって来てんのかねえこいつら? もっと健全な場所に行けよな。
向こうもそう思ってんだろうけど。
SMグッズに名残を惜しんで(?)更に下へ移動すると、今度はメンズグッズが俺たちを出迎えた。
ここがこの店のメインだけあってやはりスゴイの一言――
「キ、キモキモキモぉ〜〜!」
俺の服を掴んで桐乃は気持ち悪くてたまらないと訴えている。
「だからそんな強く引っ張るなよ、服がのびちまうだろっ」
「だってなんなのよコレ。うえぇ、吐き気がしてきた」
だろうなぁ、実は俺もここへ最初来たときは圧巻されると同時にちょびっとそう思ってたよ。
連れの赤城さんはとても元気良くはしゃいでらしてたけどね。
にしても相変わらずとんでもねえ数。
そこかしこにオ●ホやらローションやらがデーンと積まれている。
怪しげな精力増強剤なんてものもあんじゃねえか。しかも――うおっ! やたら高え! 数万円てシロモノまであるよ。
よく知らねえけどヘタな麻薬よりよっぽど高いんじゃねえの? どんな効き目なのか若干興味もあるが、手を出そうとは思えないな。
「これって何?」
と、ヒきまくりの桐乃がある商品を指差して聞いてきた。
「卵みたい? なんに使うの?」
これ確か赤城のやつが話してたよな? いちおうオ●ホの一種ということだが。
さて……どう説明したらいいものやら。
614 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:34:30 ID:FLr9Z6OG
「あ〜メンズグッズのひとつだな。聞いた話によるとエッチなイメージを抑えて作ってみようってメーカーがあるらしくて、そこの商品らしい」
「ふ〜ん、確かに他のと違ってちょっと可愛いかも」
手に取るつもりは無いらしいが、指先でつついてどんなものなのか確かめている。
使い道は結局変わらないんだが、あまり嫌悪感は沸いていないようだ。
デザイン変えただけでも印象ってけっこう変わるもんなんだなやっぱ。女のこいつもこう言ってるし。
誰かは知らんが考えたやつはきっとオ●ホの天才というやつだな、うん。
「で、どう使うの? 割って目玉焼きにするわけないし」
……上手くかわしたと思ってたらつっこんで聞いてきやがったよ、このばか妹。
別の商品と違ってエロい印象が無いため、平気な顔して聞いてくんだろうけど、はっきり言ってタチ悪い。
ここはそういうお店で今いる場所は『メンズ』コーナーなんだから察してくれよ! 恥ずかしいだから、もう!
「……そうだ! 桐乃、そろそろ待ち合わせ時間じゃね?」
「え? ――あ、やば。時間来ちゃってるじゃん!」
桐乃が腕時計を見せて言ってくる。
適当に話を逸らす為に言ったんだが、時計の針は桐乃の言うとおり待ち合わせした時間を調度さしていた。
「見たいもんなんて無いだろ、行こうぜ」
黒猫と沙織が来ているといけないのでさっさと店から出ることにして階段へ向かう。
と、下から階段を上がってくる客の声がしてきた――。
「いや、ここマジで種類豊富だから驚くぜおまえ? 俺がちゃんと案内してやっからちゃんとついてくんだぞ?」
「ノリノリだな赤城。よっしゃ! オラ、ワクワクしてきたぞ!」
「はっはっはっは。戦闘力の高さにビビんなよ」
聞き覚えのある声…………。
そしてだんだんと姿を現してきたややや赤みがかった栗色の髪、無駄に爽やかな容貌。
「――――――げッ!?」
あ、赤城! どうしてここへ――ッ!?
「ちょっとさっさと降りて――キャッ!」
とっさに桐乃の頭をひっ掴んで抱き寄せ、そのまま後ろへとずりずり下がった。
「な、なにすんのよ!」
「シ――ッ! 静かにしろって! 知り合いが来た」
耳打ちして事態を知らせると桐乃は目を丸くしてうろたえだした。
小声で聞き返してくる。
「な、なななんでこんなとこに!? だ、誰よ!?」
「俺のダチの赤城ってやつ」
「アカギ? ざわ……ざわ……の?」
桐乃は混乱しているのか意味不明なことを言っている。
「知らねえかもだけど、たまに家まで来たことあんぞ。おまえの顔も知っているかもしれん」
顔合わせしたことはないはずだが、リビングや廊下ですれ違っている場合もあるし、同じ学区内だ、道で見かけられている可能性もある。
「な、なんでそんな人がここにいんのよ!?」
「いや、実は前にこの店来たのってそいつとなんだ。多分また来たんだろうと思…う……」
チラリと後ろの方を振り返ってみると、赤城とそのツレ(おそらく俺の知らないダチなんだろう)が店内を見回している。
「後姿とかでバレるとやべーから帽子貸せ」
「う、うん」
桐乃の頭から帽子を取り、自分の頭へグイっと深く被す。サイズが合わず小せえが文句なんか言ってられん状況だ。
チッ! バレるわけにはいかねえぞ? 俺一人ならどうってことはないが、桐乃と兄妹してアダルトショップにいたなんて知られたら何を言われるか分かったもんじゃねえ。
口止めしたところでどれだけ信用できるかも分からん。
赤城のやろうめ、よりによって俺と桐乃がいるタイミングで来てんじゃねえええよッ!
615 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:35:26 ID:FLr9Z6OG
「ちょ! やっべ! マジやっべ! 赤城さん、ここ凄くないっスか!?」
「くっくっく。そうだろう? ここは俺たちにとって聖地と言っても差し障りはない」
「うはー何このオモチャ? 二万円もすんじゃん、スゲーありえねえ!」
「だな。この額じゃちと俺も手は出ねーなぁ……」
「金あったら買うのかよ赤城? やるなぁ!」
「っふ。まぁまぁその辺はノーコメントとしておくぜ?」
な〜〜〜〜〜〜〜〜〜にがノーコメントだあのヴぁカは!
俺の心を焦燥に駆らしている二人は楽しそうに商品を手にとって浮かれ騒いでいる。
「ど、どうすんのよ?」
「どうするって……、あいつらがどっか行ったタイミングでなんとか逃げるしかねえだろ」
「も゛おおお! 最悪!」
「俺だって最悪だよ!」
ポイントカード作ってまた来そうな雰囲気だったが本当に来てんじゃねえよ!
あいつ見た目爽やかだが中身はとんだむっつりスケベ野郎だ。見ろよあの顔? オ●ホを手に持ってすげー喜んじゃってるよ!
絶対変態だ! さすがあの瀬菜と血を分けた兄妹ってところだぜ?
あの様子じゃ一人で来たことあるような感じだし。
まあ俺も再びこの店に来ちまってる訳なんだけどよぉ……。
だが赤城は友人と連れ立って来てんだろうが、俺は妹と来てんだよ! 客観的に見たらその辺どうだよ!?
……………………………………。
どうみても俺の方が変態ですね…………無量大数ほど圧倒的に。
ち、違うって! はたから見ればそうなんかも知れんけどさ!?
桐乃のやつが入ろうって強引に俺を引っ張ってったんであって、あくまで俺は付き添いという立場で!
だ、だいたいだなぁ、俺は桐乃に気付かれないようにリヴァイアサンが眠りから覚ますまい必死に戦ってた戦士なんだ! 変態などという不名誉なそしりは断じて認めん!
「ね、ねえ?」
「俺は変態じゃねえ!」
「はぁ? 意味分かんないし! それよりほら。あっち行ってるみたいだし。今チャンスじゃん」
桐乃が目配せをする。
建物の構造はL字のような形で、赤城たちは俺たちとは逆方面の通路にいた。階段は調度その曲がり角付近にある。
確かにチャンスだ。
「よし、行くぞ!」
俺は桐乃の頭を自分の腕と胸の中に隠し、俺自身も赤城には見えない方向に首をぐりりと曲げて階段へそろそろと歩いていった。
階段までの距離二メートル……、一メートル……、九十センチ……、八十センチ……、
616 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:35:49 ID:FLr9Z6OG
「こっちには何があんだ?」
どおおおぉぉぉわああぁぁぁっ! ちくしょおおおお――――――!
あと数歩ってところでやつらこっちに向かってきやがった!
急転換させて奥へと逃げ込む俺と桐乃。
だが同じ通路にやって来られたもんだから、
「お、おい。見ろよ? カップルがいんぞ?」
「え? うそ!?」
存在を気付かれてしまった! つうかカップルじゃねえよ! こっち見んなバカ赤城と赤城の友人のバカA!
だが俺の願い空しく赤城たちは興味を持ったみたいでヒソヒソとなにやら俺と桐乃について話を始めた。
「す、すげえな……。カップル連れでこんなとこに入るとは」
「ああ、世の中には俺らの窺い知れない特殊な性癖を持ったやつらもいるってことだな」
声のトーンを落として話しているつもりらしいが、しっかり聞こえてんぞこの野郎! 誰が特殊性癖だ!
「見たとこ俺たちとあんま変わらないくらいの年齢なのにずいぶんとマニアックなカップルだな」
「オ●ホ使ってどんなプレイするんだろうな。さすがの俺も想像がつかねえぜ」
「なぁ、ちょっとどんな顔か見てみねえ?」
赤城いいいいいいいいいいいいッ!
てめ! ふざけたこと言い出してんじゃねえぞコラ!?
やばい、逃げ場がねえ! ど、どうすれば――!?
焦りに駆られていると、ぴったり密着している桐乃のからだがピクッと震えたのが分かった。
よく見りゃ、服をぎゅっと掴んで目とつむっている。
……不安なんだろう。当然だ。バレちまったら俺だけじゃねえ、ヘタをするとこいつの大事な世間体も失いかねない。
あやせと仲違いしたことがあってから、こいつはそれがトラウマになっているフシもある。
世間体――今まで桐乃が何年も積み重ねてきたもの、努力して手に入れたもの。そしてなにより……俺が必死に護ってきたものだ。
それをこんなつまんねえことで。
そう考えると、俺は急にフツフツと別ベクトルの怒りが胸の底から沸いてきた。
よくも妹を不安にさせやがったな! シスコンの風上にもおけねえぞ赤城!
「ん゛! う、ん゛ん゛ん゛ッ!!」
喉が千切れるくらいに咳き払いを鳴らして近寄ろうとするバカを威嚇した。
「や、やめとけって赤城」
「あ、ああ。そ、そうだな」
俺の怒りが伝わったのか赤城と友人Aはそれ以上近づくのを止めたようだ。
ふぅ……ったく。それ以上近づいてたら思いっきり頭突きかますところだったぜ? 運が良かったな赤城よ。
その赤城は、さっさと気を取り直したのか上の階へ行こうと言い出した。
「俺確認したいもんがあんだよ」
「おう、まだまだエログッズ見学は始まったばかりだしな。って確認したいもんて?」
「ん? いやまぁ秘密だが。俺は今バイクを取るかそれを取るか悩んでたりもしてるな。へへ」
そんな会話をしながら二人は階段を上がっていなくなっていった。
てか赤城……、悩んでいるっておまえまさか…………。
ま、まあなんにせよ助かったぜ。
だけどこのカリはしっかりと覚えて――――いや、よそう。もう過ぎたことだしな。
ウダウダ考えるのは良くないことだ。あいつらも休日に男同士の楽しい一時を過ごしに来ただけなんだから。
――でも、一応瀬菜にはてめえが妹似のらぶドールに未練タラタラだってことをチクっておくからね?
617 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:36:36 ID:FLr9Z6OG
店を出てきた俺達は「「はぁ〜あ」」と二人して安堵の息をつく。
「やれやれ危なかったな」
「はぁ〜なんかあたし疲れた……」
「ああ、安心したと同時に腹減ってきた」
「ップ、なんでよ」と桐乃は笑んで答える。
「いやだってさ、もう昼だしさ」
「ほんとだ――って! 約束の時間! もう10分も過ぎちゃってるし!」
「うお、こっちが遅刻しちまったな」
一時間近く前から待っていたのはなんだったんだろうか。
待ち合わせの場所はすぐそこだ。駅の方面に目をやると、
「いたいた」
いつものゴスロリ服とキモオタファッションですぐ分かった。黒猫と沙織のやつは既に来ていて、こっちに気付いていたのか俺たちのほうを見ている。
でもなんか二人ともポカン( ゚д゚)としていないか?
今度はごにょごにょ俺たちを見ながら話し出しているし。
と、桐乃が俺をどんと押しのけ離れる。
そういやこいつ引き寄せてたまんま――――――見られとるうううううううう!?
ま、まさか店から出てきたところも……?
桐乃は猛然と二人にダッシュで駆け寄る。俺もそれに続いた。
「ちっ、ちちちち――違っ、違っ! ち、ちちち違っ!」
「脳みそに血が足りていないのは分かっているから安心して頂戴」
「し、しょんなこと言ってないでしょ! こ、ここのクソ猫!」
「ははは、落ち着いてくだされきりりん氏。黒猫氏ももちろん冗談でござるよ」
「ふん、どうやら今は逆に血がからっぽの頭にのぼり過ぎて、まともな日本語も喋れないようだしね」
「まあまあ。これで四人とも集合ですな」
「すまん、遅刻しちまった」
頭を掻きつつ遅刻したことを詫びた。
「いえいえ、京介氏お気になさらず」
「いや、ほんと悪かった。で、さっきのは――」
舌も満足に動かせない桐乃に変わって誤解を解こうとすると、沙織はそれを手で制した。
「大丈夫でござる京介氏。事情は拙者も黒猫氏も飲み込めておりますから」
「そ、そうなのか? 話が早くて助かるよ」
「はい。きりりん氏と京介氏がそこまでのご関係だったというのは、もう見てて赤面するほどに分かり申した。正直、『あのお店』から出てきた瞬間を目撃したときは拙者も黒猫氏もびっくりでしたが」
「「違ああああ――――――――――――――うッッ!」」
俺と桐乃がハモって叫ぶ。ひとっつも分かってねえじゃねえかよ!
「はぁ。しかしあのように京介氏ときりりん氏がぴったり寄り添っていたものですからてっきり、ねえ?」
「ねえじゃないっつの! へ、変な誤解は止めてよね、キモッ!」
「どう誤解なのかしらねぇ? 沙織に聞いたけどあそこは色々といやらしいものを売っているのだそうじゃない? そんなところから二人で出てきて、しかもなんだか楽しげに笑ってもいたようだし。どう誤解だと言うのかしら?」
黒猫は口の端を吊り上げ目を輝かせながら桐乃を言い詰める。からかうのが楽しくてたまらないって表情だ。
「だ、だからあれは!」
「しかも出てきたってことは入ったってことよね? 私には」
「う、うぐぐぐ……!」
こういう口ゲンカだとほんと弱え〜なおまえ。
「いやいや、黒猫氏、きりりん氏。時間もお昼ですし、続きは昼食を食べながらに致しますか?」
「そうだな、ここじゃ落ち着いて説明出来んし」
618 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:38:03 ID:FLr9Z6OG
沙織の提案に従って俺たちは行きつけになりつつあるファーストフード店へ向かった。
店でハンバーガーとポテトを食いながら事情を説明する。
「それはとんだ目にあいましたなぁ」
「入ってみようなんて変な考えを起こすからそういう目にあうのよ。ま、無事に先輩の友達にはバレなかったのだから良かったじゃない」
「いや、マジであんな鉢合わせするなんて思わなかったぜ」
「あんたのせいでとんだ恥掻いちゃったじゃん!」
桐乃はオレンジジュースの入った紙コップからストローをシュコシュコさせながらぶつくさ文句を言ってくる。
「俺だけのせいじゃねえだろ。そもそもおまえが俺の言うこと聞いて調度良い時間に家を出るようにしてれば、こんなことにならなかったのによぉ」
「あたしが悪いって言うのォー?」
「お二人とも落ち着いてくだされ。過ぎたことではありませんか」
「ふぅ、全くだわ。遅刻された挙句に兄妹ゲンカに付き合わされるこっちの身にもなって頂戴」
「ああ、すまん」
沙織と黒猫の仲裁で俺は矛をおさめたが、桐乃は口を尖がらせてまだ何か言いたそうにしている。
「チッ。やっぱムチ買っとけば良かった」
「ム、ムチですと!? 京介氏、そのお年でちとマニアック過ぎますぞぉ――ッ?」
「マゾね」
「違うわ! 沙織、てめわざと言ってんだろ! 黒猫! ぼそりと呟いてんじゃねえ、誰がマゾだ! それと桐乃、せっかく解けた誤解を戻すような発言をすんな!」
桐乃はツーンとそっぽを向き、黒猫は無表情にコーヒーを啜り、沙織は腹をかかえてカラカラ笑っている。
はぁはぁ……。
たくこいつら三人とも俺を引っ掻き回しやがって。おまえら専用のつっこみ担当じゃねえんだぞ俺は?
「この後はどうするの? 遊ぶのはかまわないけど次にどこへ行くかくらいは決めておいても良いんじゃないかしら?」
コーヒーを飲み終えた黒猫が沙織に話しかける。
いつものようにノープランで巡回コースをぶらぶらでも良いが、せっかくならみんなの行きたい場所は回っておきたいということだろう。
そういや俺も桐乃からは遊ぶとだけしか聞いてねえな。
「そうですなー。拙者、実は今日お三方をお誘いしたい場所があるのです」
「へーどこよ?」
桐乃が会話に加わってくる。
「ふふふ、それはまあお楽しみというやつでして。そこは皆の行きたい場所へ行ってからに致しましょう。きりりん氏はどこか行きたいところはありますかな?」
「あたし? ん〜アニメのDVD見たいかなぁ〜。それにゲームショップね。あんたは?」
続いて黒猫へバトンを手渡した。
「そうね。私はマンガの新刊をチェックしておきたいわ。あとは新作の格ゲーが出ているはずだからゲーセンにも行きましょ」
「好きだよね〜あんた」
「……くくく。百円玉ひとつでどれくらい勝ち続けられるか挑戦してみてもいいわね」
「そういえば前に一時間以上も勝ち続けていましたな黒猫氏は。誰も勝てないので結局対戦者がいなくなってしまいましたし」
そうなのだ。黒猫はことゲームに関してはかなりの達人で、大抵のゲームはワンコインでクリアまでいっちまう。
沙織の話の時は俺はいなかったが、黒猫に挑んで熱が入った挑戦者に十倍以上のお金を使わせて、なお勝たせなかったらしい。
「京介氏はリクエストはありますか?」
「俺? そうだな」
言われても、あんま買いたい物も無いんだよな。こいつらと違ってアニメのDVDを買うほどの熱心さじゃねえしゲームは桐乃に借りてやらされているし。
「おまえらの行きたい場所ならどこでもいいぜ?」
俺は三人に比してまだまだオタクレベルは低いと言える。
いや高くならなくてもいいんだけどさ。会話には加わりてえじゃん?
だから桐乃たちの行きたい場所についていって、今どんなもんに興味あんのか教えてもらおう。
それに、好きなもので遊びはしゃいでいるこいつらの姿見ているだけでも、俺はけっこう満足したりしてる。
祭りとかの雰囲気ってみんなが楽しんでるの見ててもワクワクしてくんだろ? ああいうやつだ。
619 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:38:47 ID:FLr9Z6OG
そんな胸中など知らない桐乃たちは俺の言葉を受けて別方向に解釈したらしい。
「なにしに来たのよって感じ」
「主体性のない男ね」
「いえ、京介氏はきっと我々美少女が傍にいるだけでも嬉しいということなのでしょう。きっと頭の中で『俺はこんな美人たちに囲まれている勝ち組なんだぜ? どうだおまえら羨ましいだろ?』と鼻を伸ばしているに違いないでござる」
「なわけあるか! しかも自分で美少女って言っちゃってるよアンタ!」
「いやー褒めてもらうと照れるでござるよぉ」
「褒めてないからねっ!?」
こいつら言いたい放題言いやがって。
「別に行きたいとこねえから適当なことしろよって意味じゃないって。どこだろうが楽しんでるおまえらの顔見てると嬉しいってだけだよ、俺は」
さっきのことで懲りたのでさっさと俺は誤解を解くことにしたね。
「…………素で言ってますぞ?」
「は、反応に困るわね」
「キモ」
ん? なんかおかしなこと言ったか俺?
後日、このキザったらしいセリフを思い返して頭を抱えて叫んでしまうことになるのを気付かない俺であった。
それはそれとして。
俺たちは昼食を終え、秋葉原の街へと繰り出した。
最初に向かったのはアニメショップ。桐乃たちはさっそくDVDコーナーへ行き秋に始まるアニメのPVを観ながら歓談している。
「やっぱこの製作会社の作画チョー良いよね、早く放送始まんないかなぁ」
「そうね、作画が良いのは確かに認めるわ。でもせっかくの作画もこの原作のストーリーじゃ宝の持ち腐れじゃないかしら」
「んなことないって! あんた原作読んだことあんの?」
「無いわ」
「ちょ、読んだこと無いのにそんなこと言うな! 後で一階の書籍コーナーも見るんだから、そこでちょこっと読んでみなさいよ?」
「……っふ。そんなに言うなら読んであげてもいいけど、あまり期待しないでおくわ。一応私のお薦めも教えてあげるわ。あの作品よ」
黒猫は別のモニターに映し出されているこれまた秋に始まるアニメ紹介の映像を指し示す。
「は〜ん、またこんなオサレ系の厨二臭いもん観るんだ。暗そうだしあんたにぴったしかもね」
「ちゅ、厨二ですってぇ〜〜」
「あ、ごっめーん。本当のこと言っちゃった。テヘッ」
頭をこつんとしながら舌を出す桐乃。当然その態度には微塵も反省していない気持ちが丸分かりだ。
「ぐがががが。なにが『テヘッ』よ。この頭からっぽマル顔スイーツ(笑)女が」
「な! だ、誰がマル顔スイーツよこのバカ猫!」
懲りねえなぁこいつら。
普段無口なくせに黒猫は桐乃と話をしだすとやたら饒舌になるし、桐乃は桐乃で黒猫相手に挑発すること言っては言い返されて熱くなってぎゃーぎゃー喚く。
そんな様子を俺と沙織は少し離れた場所から眺めていた。
620 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:39:10 ID:FLr9Z6OG
「なあ沙織、今度はどういうアニメでこいつらじゃれついてんだ?」
PV映像は観たが内容を全く知らんのでもう少し詳しく教えてくれ。
「お任せあれ。きりりん氏が楽しみにしているのはラノベが原作のアニメでして――」
ふむふむと相槌を打ちながら沙織の話を拝聴する。
「タイトルはPVにある通り『俺の妹が可愛すぎてマジでトラブる』というものです。内容としては極度のシスコン兄が可愛い妹に毎回あれやこれやと世話を焼きつつセクハラしたりセクハラしたり、セクハラしたりするというものでござる。
 最初こそ嫌がっていた妹も段々と眠っていたブラコンに目覚めていき、最新刊では二人の距離も近づいてきて、兄はそれまで出来なかった最後のセクハラをしてみようと決意している。とまあそんな感じでござるかな」
「ひでえ内容だな、おい!? てかその兄は妹にセクハラしかしてねえじゃねえか! しかもどうしてそれでブラコンに目覚めんだよ、兄妹揃って変態? 変態なのかそいつらは?」
「その辺は言葉で説明すると難しいのですが、原作ではコミカルなストーリーと一緒に丁寧な心理描写もしていまして、それが良いとけっこうな人気作なのですぞ?」
「そ、そうなのか……?」
どこをどう丁寧に描写しようと俺にはただのネジが狂った作品にしか思えないんだが?
「桐乃にゃ内緒だが、ぶっちゃけあんま面白そうとは思えんぞ? 黒猫のやつがお薦めしてる方が面白いんじゃないか?」
「黒猫氏がお薦めしている『咎人探偵のみぞ知るセカイ』は元が漫画でして、主人公が悪魔の力を借りながら秘めていた神の力を行使しつつ探偵として自分に濡れ衣を着せた犯人を捜していくという内容でござるな。
 最初は協力的だった人物たちが殺されていったり主人公に疑心暗鬼となって襲いかかったりとなかなかエグいエピソードがてんこもりですぞ」
「…………俺あんま血がどばどば流れるとか内容が暗すぎるのは好きじゃないんだよな」
「安心してくだされ。毎週生首が転がる程度ですから」
「どこも安心出来ねえ!」
どういったストーリーだよ、ええおい。考えたやつは何か悲惨なことでもあったのか? 女にフラれたとか。
ん? どうした沙織。またωな口をして。
「京介氏は先ほどお二人についてじゃれついてると言いましたが、拙者も同じ気持ちでござるよ」
「まあな。おまえの言ってたことが分かってきたよ」
仲悪く罵りあいをしていると思っていた時期もあるが、今は違う。桐乃と黒猫はあれが二人の親愛のコミュニケーションのうちなんだろう。
昔、仲良くケンカしなって歌っていた再放送のアニメがあったっけ。まさにそんな感じだ。
「自分の好きなもん相手に教えてあげたくて仕方無いんだろうぜ」
「ですなー」
ニコニコしながら首肯する。
最初から分かっていたおまえはやっぱりたいしたやつだよ沙織。
「そういやおまえもお薦めのアニメってある?」
「拙者でござるか? そうですな拙者は――全部ですかな」
「ぜ、全部っておまえ……観れるの?」
「録画しておけば時間が空いたときにでも。拙者、プラモデルを組み立てながらアニメ観賞するのが幸せな時間の一つでござる。ニン」
「はーあ。すげえな」
俺にはそんな器用な真似とても無理そうだわ。
「ちょっとあんたら、下行くわよ」
沙織と話している間にもうじゃれあいは終わったのか桐乃と黒猫は書籍コーナーへ行こうと俺たちを促す。
「おお、待ってくだされきりりん氏、黒猫氏―!」
沙織が急いで二人の後を追う。
「へいへい」と俺。
一階へ降りて、やはり似たような話をし始める桐乃たちだったが、結局二人とも、それぞれのお薦め品を持ってレジに並んでいた。
621 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:39:41 ID:FLr9Z6OG
さて――それから場所を移し、ゲーム屋を何件かハシゴしつつ途中アイスを買ってだべったりしながら、俺たちはゲーセンへとやってきた。
ちなみにゲーム屋では桐乃、黒猫、沙織のトリオはアレがいいコレがいい、ここの特典がどうだこうだとうるさいことうるさいこと。
なぜ同じゲームが並んでいる店を行ったり来たりするのか会話に加わりながら聞いてみたが、返ってきた答えは「特典が違う、値段が違う」おまけに「店が違う」だそうだ。意味分からん。
「あったわ」
千円札を百円硬貨に両替した黒猫はとてとてお目当ての新作ゲームに小走りにかけていく。
ちょいとだけ説明すると2D視点の格闘ゲーム、黒猫の十八番と言えるだろう。
最新作だけあってギャラリーも多い。
黒猫もそれに混ざって他のプレイヤーたちが遊んでいるゲーム画面を見つめている。
「あんたコレやったことあんの?」
「いいえ、今日が初見よ」
「へぇ、それじゃさすがのあんたでも負けちゃうかもね〜」
桐乃がニヤニヤしながら話しかけるが黒猫は「そうね」とだけ言い視線を画面から外さない。
で、席が空いたので黒猫は筐体の前へ進み百円硬貨を投入する。
「大丈夫なのあんた? しょぼいとこ見せられても楽しくないんですけどぉ。ま、せいぜい頑張ってよね」
……応援したいのか貶したいのかどっちなんだよおまえは?
「そうするわ」
そう桐乃に返事して対戦を開始する黒猫。
結果から言おう。桐乃の杞憂など全く無用だった。
対戦開始から二十秒も経たないうちにKOの文字が画面にでかでかと表示されたのさ。
相手はなすすべも無しに防御するだけで精一杯。それでもガードを無理矢理こじ開けてコンボを叩き込む黒猫の姿は悪魔としか言いようが無かった。
「ふふふ……くくっ……くかかかか」
不気味な笑い声を上げて次々の対戦者を屠っていく。
「おまえ、このゲーム初めてだったんじゃねえの?」
「初めてよ」
「にしてはすんげえうめえじゃねえか」
「たいしたことはないわ。2D格闘のゲームなんてある程度似通ったものだしね。当たり判定の見切りさえ分かれば後はどうとでもなるわ」
レバーとボタン操作しながら、さも当然とばかりに答える。
その間にも対戦相手のキャラクターが空中高く舞い上げられラッシュを喰らって地面に叩きつけられていた。
とんでもねえ女だなこいつ。
「ふああ。黒猫氏は既に神の領域に入り込んでおられるような感じですなぁ」
「こいつってどっかのゲーム会社が作ったロボットなんじゃない?」
桐乃と沙織も感心せずにはいられないようだ。
淀みなく流れる黒猫のスーパープレイを俺たち三人は歓声をあげつつ眺めた。
それから十分ほど経ち左上に表示される勝ち星が二桁を越えた辺りで黒猫はゲームを途中で終えた。
「やめんのか? まだ出来るのに……」
俺が聞くと黒猫はぼそりと呟く。
「……あなたたちは見ているだけでしょう?」
俺の頭の中に備わった黒猫語翻訳機によるとこう訳された。
『今日は四人で遊んでいるのだから私だけゲームしてても意味は無いじゃない。それよりみんなで出来るゲームをするわよ』
「おう、それじゃ別のもんでもやるとすっか」
俺が笑いながらそういうと黒猫は「フン」と鼻を鳴らす。
素直じゃねえやつ。翻訳機が必要無くなる日はいつか来るのかねえ?
「あんたも空気読めるようになってきたんじゃん? あたし飽きてきたところだしぃ。ほら、あっちに行ってみるわよ」
我が妹もきっと俺のより高性能なものをつけているんだろうぜ。口は悪いけどな。
622 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:40:09 ID:FLr9Z6OG
「きりりん氏、黒猫氏! 拙者プリクラが撮りたいでござる!」
「ええ〜あんたらと撮るの? 勘弁してくんない」
「ほらほら、早く早くでござる!」
「は〜もう。強引すぎだっつの」
「……ふぅ、やれやれね」
乗り気でないことを言いながら沙織と一緒にプリクラコーナーへ歩いていく桐乃&黒猫。
……桐乃。スキップ踏みそうになってんぞ? ……黒猫。髪を撫で付けて撮る気まんまんだな。
二人の『乗り気ではない』後ろ姿を見ていた俺は口と腹を押さえて笑いをこらえるのに必死だった。
「どのフレームにすんの?」
「あ、これなんていかがでござるか」
などと桐乃たちはきゃいきゃいプリクラを操作している少し後ろでそれを眺める俺。
俺さー、プリクラってほとんど撮ったことねえんだけど最近のって随分すげえのな。
光の明度だとか髪の色をツヤ出しさせるとか、赤外線で撮ったプリクラ携帯に送れるとかゴチャゴチャとゲーム機とは思えないくらい機能が充実している。
あと他にも―――パシャ! パシャ! 「うお、いきなり撮るなよ!」――撮ってからもペンとかで文字書いたり絵を貼り付けたりも出来る。それらの種類も100以上と豊富。
淡々とペンタッチで操作しているが、俺にはなにがなにやら。はっきり言ってついていけん。
ま、別にいんだけどさ。男の俺にはプリクラの操作を熟達する必要なんてねえもーん。
「これでOKでござるな」
俺が肩を竦めている内にデコレーションが終わったらしい。モニター画面に映っているプリントのプレ画像を見て――なんだこりゃ!?
「おま、なんで俺が目をつむってるの教えてくれねえんだよ? しかも、頭の上に『↓シスコンの変態』って! 桐乃、てめっ!」
「はぁ? 知りませんケドぉ〜」
「こんのおぉぉ〜〜〜〜! 沙織、消してくれよこれ」
「もうプリントボタンを押したのでそれは不可能でござる」と沙織はボタンを押下する。
「なぬ!? ――つうか今押したよね? オマエ!」
「はて? 拙者には京介氏が何を言っているのか良く分からないでござるよ」
嘘つけ、絶対わざとでしょ? わざとだよね? これ絶対わざとだよね!?
「目の前で書かれていたのに気付かないなんて……。ボケるにはまだ早いわよ、先輩」
俺の訴えは呆れた口調で黒猫にあえなく切り捨てられた。
プリントアウトが終わり、目をつむって口を半開きにしているマヌケな自分の顔が写るプリクラ写真を眺めながら俺は決意したさ。
もうぜ――ってえええ、プリクラなんてしねえ!
623 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:40:52 ID:FLr9Z6OG
プリクラを撮った俺たちは、気を取り直して――つっても俺だけだけど――クレーンゲームのコーナーにやってきていた。
俺が小っちぇえ頃はまだぬいぐるみくらいなもんだったが、最近は色々あるよな。
お菓子の詰め合わせやらゲーム機やら。実に多種多様である。
良い景品でもねえかな〜とウロウロする俺+女オタ三人衆。
「あっメルルちゃん!」
声をあげた桐乃の視線を辿ってみると、『ほしくず☆うぃっちメルル』のキャラクターが描かれたフェイスタオルが景品となっている筐体があった。
「ほう、メルル初期のバージョンですな」
「これ知らなかったなぁ。今日来てラッキー☆」
嬉しそうにさっそく財布からお金を出しタオルを取ろうとしている。
普段垢抜けた格好をしているギャップから、こういうしぐさはかなり幼く見えて可愛いらしい。
「うーし、この辺かな」
「もうちょっと右じゃない?」
「あと三、いや二センチほどでごるな」
黒猫と沙織も加わってメルルタオルをゲットしようと協力する。
ウィィィとクレーンが目標物に近寄っていって掴み取ろうとするが、
「あ……あ、ああぁぅ」
残念ながら取れなかった。タオルは紙のケースに収められているんだが長方形で重心のバランスがかなり取れにくい。
更には引っかかりそうなところもないのでクレーンでちょっと持ち上げただけでぽとりと落ちてしまうのだ。
「くううう、もう一回やる!」
桐乃は再度挑戦したが、やはりタオルは五センチほど持ち上がっただけでクレーンから滑り落ち、元の場所とほとんど変わらないところへ着地した。
諦めずに、もう一度と両替した硬貨を筐体へ飲み込ませていく桐乃。
「桐乃よ。あんまムキになんなって。その辺に売ってるかもしんないようなもんなんだしさ」
家帰ってパソコンでネット使って探せばすぐに見つかるだろうが、こんなん。
それに、ばかすか金使うほど高価とは思えないよな、どう見たってただの木綿のタオル一枚だぜ?
「うるさい! あたしは取る!」
あーだめだこれ。俺の言うこと聞きゃしないわ。こいつメルルのこと大好きだもん、子供がだだこねてるのと一緒みたいなもんだ。
「はあ……。しゃあねえな」
じゃあいっちょ、俺も手伝ってやるか。
そして俺も黒猫たちに混ざって桐乃がメルルタオルをゲット出来るべくサポートしたりしてたんだが……。
だめだ、取れないわコレ。
クレーンの神テク動画を沙織が携帯で探してそれを参考にもしてみたんだがなかなかうまくいかない。
幾度トライしても、アームがタオルを掴みあげて景品の受け取り口に運ぶことはなかった。
「もぉぉぉなんでよお! アームがヘボすぎなんじゃないのこれぇぇ!?」
ケースにおでこをへばりついて地団駄を踏む桐乃。
確かにちと辛過ぎだろうこのクレーン。タオルを掴んでも持ち上げようとすると同時にアームがへにょへにょ開いちまってるしよ。
「もういい! またにする! 次はこんなクソアームじゃないゲーセンでねっ」
捨てゼリフを吐いて筐体から離れる。
「気を落とさずに元気を出してくだされ」
「お子様向けアニメの大量生産品、その辺にいくらでもあるでしょう」
涙目になっちまった妹をなぐさめつつゲーセンを後にしようとするが、一人、そこから動こうとしないやつがいた。
俺だ。
624 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:41:49 ID:FLr9Z6OG
「どうされました京介氏?」
「……先輩?」
わりぃ、ちと待っててくれよ。
「――――俺がやってみる」
どっか妙なスイッチが入っちまったのか、なんでか俺はこのメルルタオルを手に入れようとする気になっていた。
さっき既に両替を済ませておいた小銭を投入し俺はクレーンゲームに向かい合う。
「と、取るって――さっきあたしがさんざ失敗してたのに取れるわけ無いじゃん」
「やってみなきゃわかんねえだろ。おまえがやったぶん穴に近づいてるしな」
「で、でもちょっとだけだし!」
いいから見てろって。
クレーンを慎重に操り重心が安定しような場所に下ろしていく。
が、やはり桐乃と同じように途中でぽろっと落ちてしまった。
「無理に決まってんじゃん、バーカ……」
「まあ待てって。まだ一回目だし。それにちいとは動いてるだろ」
とは言っても、少しづつ穴に近づけていくやり方じゃ金がどれくらい必要になるか分からない。やっぱうまくバランスが良い場所を見つけて掴みあげるしかねえよな。
五百円玉を投入口に運びいれ、ボタンに軽く手を乗せながら俺はクレーンとメルルのタオルを凝視した。
それから……、
角度を微調整したり、どうにかしてひっかけれないかと色々やってみたんだが。
「取れねえな」
二度、三度、四度と回数を重ねただけで依然としてメルルはケースの中で笑っている。
チッ、やっぱ辛いなこのクレーン。
「ほーらやっぱ無理じゃん、あたしに出来てあんたに出来るわけないっしょ」
桐乃はあさっての方向を向きながら吐き捨てるように言う。
「まだ五百円玉一回分だろ、おまえが挑戦した回数よりずっと少ねえよ。こっからだ、こっから!」
「ハ。好きにすればぁ?」
……俺ってばゲーセン屋さんの策略にモロはまってんだろうな、景品をエサにへなちょこアームで何度もお金を使わされてさ。
そんで、取れねえからますます熱くなってやってんの。ダセえ……。
だいたい自分で言ってたじゃん。その辺に売ってるようなもんにムキになってどうするよ。
黒猫の言うように大量生産品だろうぜ、別のとこで買うなりすれば収まる話だよ、そうだよなあ?
――――――――――――――っへ。
しょうがねえじゃん。俺はこれが欲しいんだよ。
このメルルのタオルが、な。
――そろそろ桐乃が挑戦したのと同じ回数にまでなってきた。
黒猫と沙織は横からクレーンの動きを見守っているが、俺の後ろで文句を垂れていた桐乃はもう黙ってしまっている。
もう一度だ、もう一度! やっとベストの位置が掴めてきたんだ。頼む! 取らせてくれっ!
残り少なくなった小銭を投入して、瞬きもせずにクレーンとタオルの空間を頭の中で計算した。
625 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:42:11 ID:FLr9Z6OG
「あ……」「おお!」
横から見ていた二人が歓声をあげた。
よっしゃ――!
ついにアームがデレてくれてメルルタオルを持ち上げやがった! 絶妙なバランスを保ち、ふらふらしながらクレーンで運ばれていく。
くうぅ! 心臓に悪い! ちょっとした震動でも落ちちまいそうじゃねえかよ!?
「落ちんなよ! メルル」
人じゃないんだから答えるわけもねえが、俺はメルルタオルに向かって応援の掛け声をかけた。
「もう少しでござるぞ!」
「…………落ちたら次は私が闇の力を行使してあげるわ……」
沙織と黒猫も応援してくれる。
あともうちょい! いけ! そのまま行っちまえ! 頑張れメルル――ッ!
クレーンの動きに夢中だったが、ふと、後ろからも声が聞こえた気がした。

そして――

俺たちの応援が通じたのかどうかは知らねえが、メルルタオルは景品受け取り口の穴へと吸い込まれていった。
「やりましたな京介氏!」
「へへ、まあな」
受け取り口からタオルを取り出して、後ろへ振り返り桐乃に手渡す。
「ほらよ」
「ムキになっちゃってバカみたい……」
両手で受け取りながら憎まれ口を叩く。
だが、次に出てきた言葉は、俺を満足させてくれるものだった。
「えと、その……あり……がと………」
「……おう」
メルルのプリントされたタオルを見ながら口元を緩めて桐乃は嬉しそうに笑んでいる。
ま、これ一つに俺と桐乃とで数千円も使っちまったわけだが、こんなに嬉しそうにしてるんだ。
価値は、あったよな?
「良かったわね、手に入って」
黒猫が桐乃のそばへ寄り言葉をかけた。
「ま、まあね。へへ……」
「ただ、とても喜んでいるのはそれだけが理由なのかしら?」
「……ッ……! う、うっさい!」
なんか知らんが、黒猫と桐乃はまたじゃれあいだした。仲良いなこいつら。
「では行きましょうか?」
「そうだな」
沙織の言葉を合図に俺たちはゲーセンを後にした。
626 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:42:47 ID:FLr9Z6OG
ゲーセンを出てまたぶらぶらと秋葉原の街を歩いていると、沙織が「エヘン」とわざとらしく咳払いをしてωな口になった。
「そろそろ皆々様をお誘いしたい場所へご案内してもよろしいかな?」
「そういや、そんなこと言ってたっけ、どこなの?」
「着いてからのお楽しみでござるよ」
どうやら俺たちを喜ばせようとしているらしいな? おまえサービス精神よすぎだよ。ちっとは肩の力抜いて俺たちにわがままでも言ってもいいくらいなのに。
そしたら俺の心を読んだように沙織がこう言うのさ。
「チッチッチ。京介氏、拙者は別に肩など凝っておりませんよ?」
「んーおまえがそう言うなら。でも、礼は言わせておいてくれ。ありがとな」
「なんのことか分かりませんが、受け取っておきましょう」
いつものようにすっとぼけて「ニン」と沙織。
もしかして、ある意味桐乃や黒猫よりも、こいつが一番素直じゃないんじゃねえの?
「このビルの三階でござる」
沙織の先導でやってきた先はちょっとした雑居ビルだった。
狭い階段を昇っていくと、入り口横に『コスプレスタジオ』という文字が書かれた看板が掲げられている。
「コスプレスタジオ?」
看板をそのまま読み上げて疑問符をつけると沙織が説明してくれた。
「はい。ここは拙者の知り合いがやっているお店でして。今日はせっかくなので挨拶がてら皆でまたコスプレ撮影をしようと考えた次第でござる」
「えー歩き回ったばっかなのにぃ。ちゃんとメイク室あんのぉ?」
「全くどこへ連れて行くかと思えば。私はコスプレ衣装なんて持ってきていないわよ」
さっそくソワソワしだす天邪鬼が二人。もうこういうときの言葉は信用ならんな。
「心配後無用ですぞ黒猫氏。みなさんに合わせた衣装は既に用意済み! この沙織に抜かりと言う文字はありませぬーっ!」
沙織はそう高らかに言うと、ドアを開けて中へ入って行った。俺たちもそれに続く。
「おお……!」
ビルの中はアイボリーのぴかぴかした壁でかなり綺麗だった。
受付で沙織は知り合いなのだろう相手さっそく挨拶を交わしている。
その間に俺、桐乃、黒猫は店内を見渡す。
思ったよりもずっと広い。撮影の待合スペースには結構人がいて、ちらほらとコスプレした人たちが雑談している姿も見かける。奥には撮影ルームとメイク室なんて扉がある。
「すっごぉ、本格的じゃーん」と桐乃が感想を漏らす。
「おまえこういうとこで撮影もしたことあんの?」
「まあねー。いくつか渋谷のほうにあるスタジオで撮ったことあるかな」
読者モデルとして色んなとこで撮っていたんだろうな。
俺は勿論こんなところへ入ったことがないので、少々落ち着かない。
「黒猫、おまえは?」
「無いわね。カメラはあるから自宅で似たような撮影環境を整えているわ。さすがに比べられるようなものではないけれど」
へー。でもこいつ器用だから、素人の俺から見たらかなりすごい感じになってんのかもな。
「お待たせしました! それではいざメイク室へ」
受付の方で話をしていた沙織が戻ってきてコスプレ衣装の入っているであろう紙袋をそれぞれ俺たちに手渡す。
「……俺もやっぱすんのね」
「ハッハー、今更でござるよ京介氏。毒を喰らわばおかわりと言うではありませんか」
「それを言うなら皿までだ!」
つっても、これが初めてってわけでもねえし、沙織がせっかく俺たちを喜ばそうと用意してくれたんだ。
他人がいるんでちょっと恥ずかしいけど、いっちょノリノリでコスプレしてやんぜ。マスケラのコスなんて超似あってたしな俺!
「ところでこの袋の中身は?」
なんのコスチュームなのかと黒猫が沙織に尋ねる。
ふむ、俺もそれは気になるな。
「はい、先ほどきりりん氏と黒猫氏が盛り上がっていたアニメのコスです。放送を先取りして一足早く気分を味わってみようと拙者かなり頑張ったでござる、えっへん!」
それを聞いた桐乃と黒猫はますます喜色を浮かべてたのは言うまでもない。
男子と女子別々のメイク室に分かれて着替えを始めた。
627 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:43:12 ID:FLr9Z6OG
「ふむ、ガクランかこれ?」
紙袋からごそごそと取り出してみると詰襟のガクランらしき衣装が出てきた。
中房のような黒ガクランではなく、少しスタイリッシュな紺の色合い、それと裾が膝下まであるデザイン。
いわゆる長ランってやつだ。
なんだ? 不良のアニメでもあんのか?
桐乃と黒猫が盛り上がっていたアニメのコスプレ。確か『俺の妹が可愛すぎてマジでトラブる』ってのと『咎人探偵のみぞ知るセカイ』だっけか……?
…………俺はイヤ〜〜〜な予感を覚えたさ。
取りあえずちょっとトイレに行っておこう。一度衣装を袋の中に戻し心を落ち着かせるべく、トイレへ行き用を足して戻る。
ふぅ……。よし、覚悟完了。
もういちどガクランを取り出してすがめ見る。
パッと見コスプレだけあってちょっと変わったデザインではあるがおかしいところはない。
俺の考えすぎだったかな?
くるっと詰襟部分を持っている手をひっくり返して背中を見る。
………………………………。
考えすぎじゃねえよ、俺の予想の斜め上を鋭角にえぐってきやがったよちくしょう……。
「沙織ぃぃぃ〜〜〜! ぐぎぎあががががぐぐっ!」
おもいっきり叫びたい気持ちを噛み砕くように俺は歯軋りをしたさ!
だって見ろよこのガクランの背中!?

『セクハラ上等! 妹LOVE!!』

こんな文字が躍り狂ってんだよ、このガクランは――――ッ!
しかも背中いっぱいにでっかく! 女の書いた字みてえな丸っこいフォントで!
なめてんのかてめえええ! なにがセクハラ上等だ、妹LOVEだ!? 良く見りゃ、ボタン一つ一つに『妹』って文字が打ってあるしよぉ!
こ、これを俺に着ろって言うのか沙織さんよお?
罰ゲームってレベルじゃねえぞ、おい。
どこからどうみても変態にしか見えない、これ考えた原作者病気だろ、病院行って来い。むしろ病院が来い。
ガクランを手に持ったまましばらく固まっていたが、折角用意してくれた沙織の好意を無下にするわけにはいくまいと俺はのそのそと着替えを始める。
ぬぬぬ……。これはあくまでアニメのコスプレだ。俺が気にするこっちゃねえ。
そう頭に言い聞かせながらボタンを外していくと、裏地にこの変態兄貴の妹であろうアニメ絵がでーんと貼っつけられていた。
ははは、こやつめ。
乾いた笑いしかでてこねーよこんちくしょう―――!
なんとか着替えを終えて姿見で確認してみる。
おお、けっこう似合ってんじゃねえの? 裏地や背中の文字を忘れて俺は気分が高揚した。
良いよ、良い! アホなコスプレだが長ランなんて着たことねえからな。
不良に憧れてるとかじゃねえぞ? でも応援団とかかっけえじゃん、自分が強くなったみたいな気がするしな!
へへへっと姿見の前でポーズを取っていく俺。
くるりと背中を向けて…………。
さて、沙織たちが待ってるだろうし行くか。
あーやれやれ。ドアを開けて待合スペースに目をやると、桐乃の姿が見えた。
628 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:43:50 ID:FLr9Z6OG
が、
「なんだ?」
紺色のセーラー服のようなコスプレをした桐乃の前に長身の黒スーツ姿の男がいて何か言い寄っていた。
「ちょ! やめてって、イヤだってば!」
桐乃が男を拒絶するように手を前にして抵抗しているが、お構い無しに男は詰め寄ってきている。
血が勢い良く流れ出すのを感じたよ。
つかつかと桐乃と桐乃に言い寄ってくるクソ野郎に近寄り、ガッと勢い良く腕を伸ばして二人の間に割り込む。
「俺の桐乃に何か用か?」
「え?」「きゃっ」
桐乃にちょっかい出してやがった男の顔はめちゃくちゃな美青年ってやつだった。肌も透き通っておりキメも細かい。
この野郎、ちと顔が良いからってこんなとこで人様の連れをナンパしてんじゃねえぞ? 女みてえな声出しやがって、オカマかこの野郎。
驚いている相手へ更に文句を言おうとしたら、
「痛っ!」
ガスンと脛に強烈な痛みが来た。桐乃だった。
「ちょ! あんた、沙織に何言ってんのよ!」
痛てぇなこのっ! おまえが絡まれてたから助けようとしてんのに蹴りいれてくるってなんだよ!?
「あん? 沙織……?」
振り返ってもう一度男の顔を見る。
うん、ムカつくくらいの美形ってやつだ。チーズバーガーをぶつけてやりたい。
女装なんかしたらすんげー美人になんだろう。
…………あれ? え〜と、美人になるというか……なる以前に女っつうか、どっかで見た顔……?
「さ、沙織……か?」
俺が尋ねると美青年はスーツの内ポケットからぐるぐる眼鏡を取り出してスチャと顔にかけてから微笑んで答えた。
「はい、拙者でござるぞ京介氏!」
「なにいいいいいい!」
長身、ωな口元、胸も男に比べりゃ張り出している。ズラを被ってスーツ着て男装しちゃいるが、よく見りゃ確かに沙織だ。
「き、気付かなかった……」
「いやー京介氏が気付かないのも無理ありません。拙者この身長ですので男モノのコスプレをすると誤解されてしまうことが良くあるのです。ちなみにこれは『咎人探偵のみぞ知るセカイ』の主人公のコスプレでござるよ」
「少し見れば分かるでしょうに。よほど頭に血がのぼっていたのかしらね?」
横から声をかけてきたのは黒猫だった。
黒色のパーティドレスのような衣装に身を包んでなぜか手に鎌らしきものを持っている。
「黒猫、おまえその格好……」
「あ、あまりじろじろ見ないで頂戴っ」
いつものゴスロリではないが、こっちも黒を基調としているだけあってイメージが重なり、かなり似合っている。おそらく沙織と同じ咎人探偵のコスプレなんだろう。
「よく似合ってんな――――っ! 痛い!?」
俺が黒猫へのコスプレに感想を述べているとまた脛に蹴りが入った。
「あんたのせいでとんだ恥かいちゃったじゃん! それに沙織に乱暴したこと謝んなさいよ!」
くううう。いちいち蹴ってくんなよな、おまえ。
だが、もっともな言い分でもあるので、言うとおり沙織に頭を下げる。
「ほんとすまなかった、沙織。許してくれ」
「いえ、少々びっくりしただけですので気にしないでくだされ」
「おまえ、コスプレしてるとオーラみたいなもんまで変わるし遠目だと気付かなかったよ」
「はっはー。拙者のコスプレは京介氏をすっかり欺けたということですなあ」
そうなのだ、こいつはコスプレでキャラになりきるのがすげーうまい。初めて沙織の家へ行ったときも姉のコスプレした沙織に全然気付かなかったし。
だから俺は沙織とは気付けずにてっきり。
629 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:44:15 ID:FLr9Z6OG
「すまん。てっきり桐乃のやつが絡まれてるもんだと思っちまってよ」
「なるほど、それで『俺の桐乃』なのね」
「え?」
「あら、覚えていないの? あなた沙織に食って掛かったとき言っていたわよ。『俺の桐乃に何か用か』ってね」
――――んな!?
「そ、そんなことは……い、いいいっ言ってねえぞ俺は!」
「無駄よ、このフロアの全員が証人とも言っていいわ」
なん……だと?
ぐるりと周りを見ると、女の子三人ほどのグループがこっちを見てうんうんと頷いていやがる。
「ぐ、うう……。い、言ってねえ! そ、そんなこと俺が言うわけねえだろぉがあぁ! ま、万が一言ったとしても! 『妹に』ってのをちと言い間違えただけだっつの!」
「往生際が悪いわね」
「当のきりりん氏に聞いてみてはいかがか?」
びく! そ、そうだ桐乃は?
おそるおそる振り向くと、桐乃が眉間に皺を寄せて顔を赤くしてこっちを睨んでいた。
「あたしがいつ、あんたのものになったって言うのよ! 死ねっシスコン!」
「だから、ただの言い間違えだって!」
「黙れ! きもいんだよウジムシ! こんなところで恥かかせるようなことして――!」
くそおおお、そりゃ言い間違えたのはあれだけど、そこまで言うことないだろうがよぉ!
「つ、つーか何してたんだ、おまえら?」
桐乃に話しかけるたびに罵倒の言葉しか吐かないので、たまったもんじゃねえと俺は沙織に話を向けた。
それでも後ろからキモい、ウザい、きしょ、シスコン、変態、死ね、と何度も何度もぶちぶち文句を投げつけてくるお怒りの妹様。
あーうぜ。
「ははは、なあに。きりりん氏にこれを持ってもらおうとしていたのですよ」
ひょいと見せてきたそれはトランクスパンツだった。
「……なんでパンツ?」
「きりりん氏の扮するキャラクターは兄を嫌ってはいるのですが、昔落ち込んで泣いていた時にそっと兄からハンカチ代わりに渡されたパンツを今でも大切に持っているという設定でして」
なんだそのクソ設定は? 涙拭くのにパンツ渡すって、しかもそれ大切に持っているとかクレージーすぎんぞ!
でもそのクレージーな兄のコスプレを今しているんだよなぁ俺。ああ泣けてくるなぁくそう!
「さ、さすがにそこまでしなくていいってば! それただのトランクスだし!」
「では京介氏のパンツをお借りして――」
「「ふざけんなっ!」」
不機嫌になった桐乃とこんときだけは一緒になって叫んだ。
「お二人はコスプレのキャラになりきっているようで、拙者うかうかしていられませんな」
「誰がなりきってるって?」
俺は変態のキャラになりきった覚えはないぞ。第一内容も知らんしな。
「いやいやー、誤解とは言え妹を助けようとする行為、まるで原作を忠実に再現したかのようでござったぞ。ねえきりりん氏?」
「うっえ! まじキモかったっつーの」
まだ言うか、この妹は。
俺そんなおかしいことしたか? 妹とかそんなんじゃなくて一緒に遊んでいる相手がなんかされそうなとこ見たらさあ、誰でもああいう行動とるだろ。なあ?
「それに――あたしがしたいコスプレしててムカつくしー」
「あん?」「どういうこと?」
俺と黒猫が同時に疑問を投げかける。
「ねえ沙織、今度あたしにこのバカが着てるコス作ってよっ」
「おー、そうでござったか。きりりん氏はこちらのかっこうがお気に入りだったんですな」
…………こいつ、もしかして?
俺が考え付いた答えを黒猫が俺のコスプレ衣装を指差しながら代弁してくれた。
「あなたもしかして、先輩がしている兄のコスプレ≠ェしたかったの?」
「そだよ。だってセクハラされても『兄貴ー』とか言ってかまってきちゃうんだよ、この作品の妹! チョー可愛くない? あたしも妹にそんなこと言われるコスプレしたい」
だっはぁ〜! なんっじゃ、そりゃ! 俺は盛大にため息をついてガクンと膝を曲げた。
完ッ全に理解したわ! おまえが怒ってたの半分以上それだろ! 自分がしたいコスプレを兄貴の俺がしてたんで僻んでやがってことか! 変態シスコン野郎はおまえだ桐乃!
「でも、こっちの妹ちゃんのコスプレも好きだよ。あんがとね沙織♪」
「いえいえ、お安い御用でござるぞきりりん氏。では今度いっしょに生地でも買いにいきましょう」
「うんっ」
沙織にフォローをいれつつ会話する桐乃を俺は脱力して見ているしかなかったよ。
「…………苦労するわね」
「は、はは。ありがとよ黒猫」
気持ちを分かってくれるその一言が無けりゃ俺、窓から飛び降りてたかも。
630 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:44:50 ID:FLr9Z6OG
撮影も無事に終わり、ビルを出ると既に空は夕暮れになっていた。
「いやー楽しかったですな」
「なかなか良かったわね。次は私がコスプレ衣装を用意してもいいかしら?」
「おお是非! 黒猫氏の作られる衣装は拙者より再限度が高いですからな!」
「ふん、お世辞を言っても何も出ないわよ。時間もかかるし、せいぜい期待しないで待っていて頂戴」
「きりりん氏と京介氏はどうでした?」
「うん面白かった! ――ちょっとキモい人がいたケドぉ〜」
「だーから。あれはちょっと言い間違えただけじゃねえかよ」
桐乃のやつはまだ俺に対してご機嫌が直っていない。ベーっと舌を出してくる。
チッ、撮影のときに足踏んづけやがったの、わざとだろおまえ?
「……っふ。それにしてはかなり楽しそうな顔をしているわね?」
「だっ! 誰がっ!」
「にやけた口からヨダレが出ているわよ」
「え、嘘っ!?」
「嘘よ」
「……っ! こ、このバカ猫!」
桐乃と黒猫はさっそく痴話ゲンカを始めだす。元気ありあまってんなこいつら。
二人を放って置いて俺は沙織に礼を言った。
「今日は誘ってくれてありがとな。おかげですげー楽しめたぜ」
「なんのなんの。拙者こそ楽しい一時を過ごすことが出来ました。京介氏たちのおかげです」
相変わらず腰が低いというか、誰隔ての無く気配り出来る精神に俺は感じ入る。
「また時間をみつけて集まろうぜ。アキバじゃなくても俺ん家とかでもいいしさ。今度はこっちから誘うよ」
「はい、楽しみにしております」
沙織はそれと――と、続けて言う。
「きりりん氏はああ言ってはおりますが、言葉ほどには怒っておられないと思いますので余りお気になさらず」
「ん? ああ、あれな。まあいつものことだ、あれくらいだと明日には直るから気にしちゃいないって」
「ほう、さすがに兄妹だけあって、京介氏はきりりん氏のことを良く分かってらっしゃる」
「そんなんじゃねえって」
苦笑しながら沙織へ答えた。
兄妹だからって理由で分かってんじゃないんだよ。今まで少しづつ関係を積み重ねてきたからこそ、俺は桐乃のことをやっとこさ、なんとなくだが分かってきたってだけだ。
当然全部ってわけじゃ無い、あいつのほんの一端を知りえたってだけだ。
「おまえや黒猫ほど分かっているわけじゃねえしな。これからもあいつと仲良くしてやってくれ」
「言われなくてもですよ。それと京介氏もですぞ」
「おう」
桐乃の一端を知ることで会話が生まれ俺たちは兄妹として再生出来た。そしてこれからも、少しづつ積み重ねていければと、そう思わなくはない。
喋っているうちに駅に着く。
「それでは帰ると致しましょう。後で先ほど話したURLを送るのでメッセを立ち上げておいてくだされ」
「沙織のお薦め動画なんて私の好みじゃないとは思うけど。いいわよ、スイーツのお薦めよりはよほどマシだろうしね」
「あんたのイカれたMAD動画に比べられたくないんですケドー」
「おまえら、仲良いのは分かったから――」
「「良くないっ」」
「…………あっそ」
そうして俺たちは四人で遊んだ秋葉原から家路へとついた。

――その日の夜。
俺がリビングへ降りて行こうとすると階下から桐乃が上がってきた。
横へどいてやると目で会釈をして通り過ぎる。風呂あがりの良い匂いが少し鼻をかすめる。
そのまま何も言わずに俺は階段を下りて行こうとしたが、「あのさ」と桐乃が声をかけてきた。
口を聞くのは帰り道に黒猫と別れて以来だ。
「なんだ?」
問い返すと桐乃は頬を膨らませたり萎ませたりしてたが、やがてすげない口調でこう言った。
「――タオル。大事に使うから」
「あ、ああ」
桐乃は「そんだけ」と言って自分の部屋へ入っていく。
…………大事に使うから、か。
ああ、使ってくれ。俺たちが苦労して取った戦利品だもんな……。

「さて、俺も風呂に入るか」
楽しかった休日が冷めないうちに。
631 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/20(月) 20:45:22 ID:FLr9Z6OG
以上
632名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 21:08:44 ID:tSPuWewd
GJ!!
エロ無でも面白かった!!
あまりの出来に、F5連打→ゴースト降臨?と思ってしまったぜ・・・
633名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 21:33:26 ID:FLr9Z6OG
さっそくうpしてくれてありがとう。
誤字脱字大杉だな、あとでそっと自分で直しておきます…
634名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 21:53:11 ID:pNY1EvkV
GJ!!!
読んでてニヤニヤが止まらなかった。
635名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 23:15:05 ID:HCXC62bx
GJ
劇中劇のタイトルと内容に吹いちまった
そしてそれ以上にシス婚ブラ婚以外の何者でもない京介と桐乃に
636名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 00:00:22 ID:MAcC5mOH
日常的な感じが良いよね、こういうのを繰り返してちょっとずつ近づいていく感じが
637名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 00:40:24 ID:PbrLyXwV
>>631
あ〜……良すぎてなんか自信無くしちゃうわぁ……
ともあれGJ!面白かった!
638名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 02:47:28 ID:pCvJPe1e
酔った勢いで

idの1文字目が
大文字:黒猫
小文字:あやせ
数字12345:桐乃
数字67890:それ以外

2文字目が
大文字:和姦
小文字:強姦
数字:ふたなり
639名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 02:52:11 ID:pCvJPe1e
あやせ和姦か…
既に一回書いてるから黒猫書きたかったな…

まあいいや 一週間以内にあげられるように頑張るます
640名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 10:01:04 ID:yzeYOpBP
「あやせ(が黒猫と)和姦」でもええんやで

>>631
ニヤニヤさせ過ぎだぜGJ
641名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 04:16:35 ID:si9d+b1J
百合注意って前書きはちゃんとしてね。
642名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 08:05:23 ID:ycp0UOu3
6巻までにあやせが黒猫沙織と会話するシーンってあったっけ?
最初の意外で

見落としてるだけかな
643名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 13:47:57 ID:2MhzRwFT
>>642 それを妄想力でなんとかするのが職人さんだろうが!!
644名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 13:51:53 ID:efbPi8Jh
無難なところでは京介の妄想オチだろうか
百合モノエロゲを桐乃にやらされて妄想に火がついて、
ダブル黒髪ロング夢の共演…ウヘヘ
645名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 00:45:37 ID:EAWPArAQ
桐乃に黒髪ストレートを強要する京介
646名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 06:35:05 ID:/AbSgQmz
>>645
それは中学生の妹が茶髪にしていたら、兄として当然の行為です
647名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 12:04:16 ID:tjXCekAL
うまい言い訳だな、おいw
648名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 13:51:37 ID:kJQ0ehWJ
逆に考えると、お兄ちゃんの関心を引きたい、お兄ちゃんに気にして欲しい、お兄ちゃんに叱られたい、お兄ちゃんに髪を触って欲しい、お兄ちゃんとえっちしたいから茶髪にしてるんだ
649名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 13:59:11 ID:CY33K/tN
>>648
最後本音漏れてますぞきりりん氏w
650名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 20:06:49 ID:UHqgCtca
突然黒髪にした桐乃の後姿を見てあやせと勘違いしてセクハラする京介
651名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 02:26:08 ID:+mqZe9wp
やっとその気になってくれた!と喜び受け入れるきりりん
652名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 10:28:46 ID:2cmLebsE
京「あ…あやせじゃない?」
653名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 22:15:43 ID:V2cDLnOv
黒猫「もうすぐ16歳これで法律上は 兄さんと結婚しても問題ないわ フフ」

桐乃「あ、あたしだって! あと一年たったら!」

あやせ「いや、できないできない」
654名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 23:58:46 ID:/RzOLKhb
コミックの二巻が古本屋で売ってたので買ってみたが
絵はいまいちだし、桐乃のキャラも少しおかしいが
巻末の4コマの黒猫がかなり可愛いので、そんなのどうでもよくなった(´▽`*)
655名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 00:09:49 ID:SMqnreGg
加奈子「言っとくけど、女同士もできないかんな?」

あやせ「えー」
656名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 00:11:03 ID:1lFhiTSF
兄と妹は結婚できるぞ? 
657名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 05:36:17 ID:3KCJBQ9D
黒猫「貴女も16になれば結婚出来るじゃないの」

桐乃「ハァ?兄妹で結婚出来るワケないじゃん!」

黒猫「あら?誰が『兄さんと』と言ったのかしら?」

桐乃「なっ!アンタっ〜〜〜〜〜!?」



この展開は誰でも思いつくよな
658名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 05:50:09 ID:mzeMchnq
???「あなたは『兄貴』とは結婚できませんが、わたしは『お兄さん』とは結婚できるんですよ? 羨ましいでしょう桐乃。これでお兄さんと義妹を一度に手に入れられます……」
659名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 06:15:26 ID:5siwVOWO
>>656
血がつながってたら無理よ
660名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 09:01:51 ID:7lHrbC9j
あやせ「法律婚(笑)」
桐乃「事実婚ウマー」
661名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 09:02:50 ID:j8iPDUhn
結婚しなくても子供はできるし一緒に暮らせる
あれ、特に問題なくね?
662名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 11:31:05 ID:7uEjhcgT
>>661
でも、やっぱ苗字が一緒じゃないと……

って、これも問題ないなw
663名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 14:10:40 ID:vdmsNp+9
取り敢えず京介、桐乃、黒猫の三人で新婚生活でも送れば良いよ
毎日3Pをすれば良い

両親は京介に嫁が出来て安心するし
京介は嫁が二人出来て喜ぶし
桐乃も婿が二人出来て喜ぶし
黒猫も嫁になれて喜ぶ

全員幸せだから、これで良し
664名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 14:39:40 ID:ZLk6iR56
>>663
殺?「…あれ?私の義妹…」
665名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 15:31:58 ID:7uEjhcgT
黒猫が京介とあやせの浮気現場を押さえたと思ったらなぜか桐乃もそこに居合わせて……

黒猫「あなたも気がついてたのね。さて、この浮気男をどう始末してくれましょうか」
桐乃「え? そ、そうだね。ど、どうしようか?」
黒猫「……あなた何、キョドってるの?」
666名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 16:49:49 ID:SMqnreGg
>>665
黒猫泣いちゃうだろ!
667名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 16:57:05 ID:qJ1jgS1L
浮気現場とか目撃したらポロポロ無言で泣きそうだな
668名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 18:23:00 ID:4DhNDwKe
>>663
そして桐乃に妹が2人できるしな
万々歳だ
669名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 18:26:11 ID:vdmsNp+9
>>665
知っているか?
猫の呪いは七代先まで祟るぞ
特に黒猫の場合は……
670名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 21:16:05 ID:ylT1uEu4
泣いちゃった黒猫(*´Д`)ァ…









ふぅ
671名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 21:30:44 ID:Lk8/y5Id
>>669
黒猫の呪いって言ったってアレだろ?
ちゅっちゅしたりちゅっちゅしたりちゅっちゅしたりするんだろ?
どんとこい
672名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 23:09:23 ID:VYY0ZaOH
???「皆様誰か忘れておりませぬか?^^;」
673名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 23:34:55 ID:H5lskC5O
kamomeェ…
674名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 23:45:24 ID:+fCh9K+e
また書き込めなくなったか?
675 ◆XUsplk79ik :2010/09/26(日) 00:24:09 ID:pyVv9BCG
>>672
・バキ理論
???「わたくしから京介さんが離れていってしまうのは、わたくしが尽くし足らなかったからでしょう。それを決めるのはわたくしではありませんわ」

・ヘンテコな呪いをあくせく試みる
???「拙者の呪いは108式まであるでござるよ」

あと紬パロディで百合ビジョン搭載させるという手も考えられるかな
自分で書く気も起きないのにネタばっかり羅列してしまったが俺はこんなスタンスで大丈夫か?
676名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 04:30:01 ID:Ca6P2OQN
>>669
黒猫のちゅー、何と恐るべきものだ
七代先まで効果が残るのか……
677名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 06:55:04 ID:162Gjcw0
ちなみに呪いの内容は、「一生結婚が出来ない」。

桐乃「あんたさー。いつんなったら、結婚して家でてくワケ?」
京介「仕方ねーだろ。相手がいねえんだから。おまえこそそろそろ彼氏の一人も作りやがれ」
桐乃「ばーか。モノには順序ってもんがあんの。あんたが落ち着かないのに、妹のあたしが嫁に行けるワケないでしょ?」
678名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 08:01:38 ID:stULucI0
それじゃ七代どころか次代も無いじゃないかw
679名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 08:51:49 ID:162Gjcw0
それがなぜか七代きちんと続く不思議……。
呪いの副効果で遺伝子疾患などの問題も起こらなかったという。
680名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 09:19:47 ID:LeEh6jU6
結婚は出来なくても次世代は作れるわけで
681名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 09:30:14 ID:VAXTlmtU
この流れが全てきりりん氏と黒猫氏の自演に見えるのですがわたくしの思い過ごしでしょうか?
682名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 10:41:28 ID:Ca6P2OQN
>>679
猫の呪いの有名なものとして、呪われた人の子供は
不具として生まれるって話しがある

つまりマイナス×マイナスでプラスになるってことか
683名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 19:32:16 ID:Zfv6RugQ
静かにぴょこぴょこ付いてくる黒猫 かわゆい
684名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 20:26:55 ID:162Gjcw0
>>682
なんと、そういう理由だったのかw
じゃあ、七代経つ頃には、もうきっとこんな扱いに……。

桐乃「ねえ、黒猫。あんたあたしの守護者だってんなら、あの兄貴につきまとってる女どうにかしてよ」
黒猫「何度言えばわかるのかしら。私はあなたの家を呪うためにいるのであって守護者などではないわ」
桐乃「そうなの? まあどっちでもいいや。早くなんとかしてくんない?」
黒猫「あなた名前だけでなく、そんな風に人の話を聞かないところとかもご先祖そっくりね……」
桐乃「そんなの知らないし。それよりさあ、なんとかしてくれるの? くんないの?」
黒猫「……今度はどこのなんて女なのかしら?」
桐乃「やたっ! だから黒猫好き〜」
黒猫「くっ……まとわりつくのやめなさい。ほんと、そういうウザいとこまであの女にそっくりなんだから……」
685名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 21:27:40 ID:IkGqCp71
七代近親続けんのかw
それは確かに呪いだな
686名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 21:39:53 ID:Kvaqtnxn
きりりんにとっては祝福以外の何者でも無いな。
687名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 22:16:27 ID:Ugk8+tKu
桐乃……ひ孫の4つ下まで食うのか
どんだけさかってんだ……
688名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:05:37 ID:eFJgGgkx
こういうことだな

兄――妹
  |
兄――妹
  |
兄――妹
  |
兄――妹
  |
兄――妹
  |
兄――妹
  |
兄――妹
  |
689名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:22:05 ID:qOCapTxu
これはもう遺伝的におかしいと言われても仕方が無いレベル
690名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:22:50 ID:T6ageXwO
>>688
泥沼ww
てかそんなエロ漫画を読んだことがある
兄妹でやっちゃったら実は両親も兄妹でしたってヤツを
691名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:33:48 ID:fe8UCRWr
おっと梅太郎先生の作品の話題はここまでだ。
確かスクールデイズの誠の父親もアレな家系図作ってたよな
父親と祖父と曽祖父と高祖父が同一人物とか・・・・ねーよ・・・・・・誠市ね・・・・・
692名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:39:34 ID:5fWVhLNW
シスプリの家系図みると笑えてくる
693名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:43:02 ID:nEaKvu60
そういやスクイズやらとシスプリが血縁的に繋がってるって話があったっけ
694名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 06:25:22 ID:ZfPhRcdG
>>688
黒猫の祝福が切れた八代目の遺伝子疾患がやばそうだなw
695名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 11:08:19 ID:lHOxUS1z
これで問題ない

黒――京――桐
  |   |
  娘―兄―妹
  |   |
  娘―兄―妹
  |   |
696名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 11:43:01 ID:2HnG2PbU
人を呪わば穴二つ


なんか書いて思ったが卑猥だな……
697名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 12:51:39 ID:AUaRP6bw
眼鏡とお嬢様が仲間に入りたそうにそちらを見ている
698名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 13:29:29 ID:CkP1ZJOX
眼鏡のお嬢様なら仲間に入れてやるが
眼鏡とお嬢様なら眼鏡の方はいらない
699名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 13:30:34 ID:OlnUGh7E
部長ディスってんじゃねぇぞ
700名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 13:40:10 ID:UHjZ1ue7
いや、普通ディスるだろうw
701名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 14:25:14 ID:3S++qQto
しっかし Pixvでのイラストの増え方がぱねぇな
702名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 14:32:57 ID:2HnG2PbU
pixiv小説は全然だがなw
まあ、あっちが盛り上がり過ぎるとこっちが過疎るだろうけど
703名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 14:40:07 ID:9WSTPElS
プレミアム登録しなきゃ改行できないし、そこまでして書きたいとは思わないからねw
704名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 14:50:15 ID:2HnG2PbU
小説機能って改行できないのか? うそん
705名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 16:13:46 ID:8zxuao7m
小説を書きたいなら相応の場があるし
わざわざpixivで書こうなんて思うのは少ないだろ
706名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 17:05:10 ID:2HnG2PbU
まあ、俺妹二次はここが一番なのは間違いないがw
ただお蔵入りしたものを自ブログだけ、ってのもなんだし、pixiv小説には興味がある
ここだと挿し絵のうpもできないしな
707名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 17:46:49 ID:FEmYpUrh
pixiv、当然だが一般でも改行できるぞ?
場所によって利点も欠点もあるだろうな。
あっちは閲覧数とか点数とかあるが、コメントは付きづらいみたい。
708名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 17:56:12 ID:lHOxUS1z
>>706
? いくつか挿絵つきのSSもまとめにあるやん?
709名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 18:12:58 ID:UHjZ1ue7
あったっけ?あまりイラストとかうpされた記憶ないな。
710名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 18:22:43 ID:5i2CxUXc
711名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 18:29:53 ID:lHOxUS1z
◆PKRuZZbTSY氏の兄弟仲にもあったな
こっちはpixivにもあがってる
712名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 18:31:18 ID:lHOxUS1z
違った。新しい関係だ
713名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 19:21:21 ID:2HnG2PbU
>>708
正確にはロカルーで画像貼りは禁止されてる
過去になんか問題でもあったんじゃね?
714名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 19:25:28 ID:5i2CxUXc
あ、ほんとだ
挿絵だったら創作じゃないからおkなんじゃね?
715名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 19:37:38 ID:2HnG2PbU
まあ、角煮に落としてリンクとかまとめwikiにオマケとかやりようはいくらでもあるけどなw
まあ一番の問題は規制と荒らしがPINKにはあるってことだ
他に避難所的なものをキープしとくのが精神衛生上良い
716名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 17:04:34 ID:TAcPXbUe
>>707
今さらながら、勘違いしてたよ
教えてくれてありがとう
717名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 22:58:19 ID:JDqSQ3vB
みな来月の発売に向けてネタ膨らましているかな。
718名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 23:14:30 ID:2qiHLrfJ
正確には再来月だけどな
11月だし
719名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 23:28:00 ID:VGAn9w6w
エロパロを超える展開がきたりしてw
720名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 01:29:40 ID:lu5oPJ3X
SS書く時はあえて完全なハッピーエンドは避けてる。
原作でこそ、きちんとしたハッピーエンドを読みたいので。

原作でそうならなかった時は、仕方ないから自分で書くけどさ……。
721名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 02:52:49 ID:GuCSJ1gA
>>720
あんた見たいな奴が居るから、俺はSSを探し求めるんだろうな
722名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 08:00:50 ID:opFT8vSX
はっきりした結末は本編で書かれるだろうから、SSでぼかして書かれるのもまた良し、ですね
723名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 12:12:22 ID:qKRwumJq
>>720
ああ、それはわかるなあ
なんか最終回になっちゃうんだよなw
んな訳で俺は脇キャラばっかw
724 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/09/30(木) 01:28:33 ID:BeStjdo2
>>690
兄妹でなければ、火の鳥でありましたな

・・・母と男児の系統でしたが・・・
725名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 10:24:10 ID:+tOY3xch
オマエラが真面目な話するから
なんか京介×桐乃が背徳的な感じに思えてきたじゃないか
726名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 11:55:57 ID:eKh5K0h3
しかしどうしたものか・・・。
父「挨拶はどうした京介」
京介「――。おはよう」
最近は息子がどうもよそよそしいく感じる。思い当たるがあるとすれば・・・。京介「なぁ・・・親父聞きたい事があるんだけど。」
やはりお前だったか。だが、自白があってからでも遅くはないだろう。私は首だけ動かし続けるよう促した。
京介「クンミンくりにっくって知ってるか?」
父「シラン!なぜそんな事を聞くんだ?」
やはりお前だったか!くっやむを得ない。ここは京介が出払う機会を待ってから動く!
京介「いや!知らないならいいんだ。それじゃあ!俺は学校に行ってくるわ。」

日本語不十分な俺が頑張ってかきまみま。
727名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 12:01:54 ID:Y6CG91Ra
非本後でおk
728 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/30(木) 20:10:03 ID:zIXV7juL
桐乃と黒猫と俺の萌え



「ウププ、そんであんたそんなにしょぼん(´;ω;`)としちゃってんだー」
「うるさいわよビッチ」
「はいはい、あたしに当たんないでよねぇ。ザンネンデチター」
「ぐがががががががッ。フン、マル顔の分際で私を怒らせようとするなんて身の程知らずな人間ね」
「マル顔はステータスだっつてんでしょ!? クソ猫!」
とまあいつものように痴話喧嘩をしている桐乃と黒猫。
毎度のことなので俺もいちいち突っ込んだりはせず、二人の傍らでコーヒーを飲みながら『仲いいなー俺も混ぜてくんねえかな』と空恐ろしいことを一考して、『アホかおまえは!?』とセルフ突っ込みを入れている土曜日の午後。
ああ、すまんすまん。これだけじゃ分かんねえよな。
犬も食ったら丸一日は腹痛に悩まされそうなケンカをかれこれ三十分は見せ付けられて少々頭が呆けていたんだよ。
いやさー、俺たち三人は黒猫の小説について話をしていたところなんだ。
ちょっと時間を巻き戻して説明すると、午前中に俺と黒猫は新宿に出掛けていたのさ。
以前、桐乃の携帯小説を盗作した犯人(フェイトさん@貧乏)を探しだす目的で俺たちが出版社を訪れた際に、黒猫は自分の書いたマスケラの――二次創作っていうのか?――小説を持っていったんだが。
それを編集者の熊谷さんて人に批評してもらったことがあんだよ。そん時は黒猫が泣くほどの酷評だったが、『また持ってきてくれればアドバイスくらいはお手伝いします』との温かい申し出をしてくれた。
そういった経緯があって、黒猫は新しく書いた小説を熊谷さんに見てもらうからっつうことで、ついでに俺を誘って出掛けていたという次第だ。
アドバイスしてもらった結果は残念ながら芳しいものじゃなかった。
黒猫も賞賛は期待していなかったんだろう、粛々と熊谷さんのアドバイスを真摯に受け止め、最後に『ありがとうございました』と丁寧なお辞儀をしていたよ。
まあそれでも前よりは格段に良くなっていると言われていたんだけど、桐乃に負けず劣らずのプライド高い黒猫はくやしかったろうな。
んで、持ち込みが終わって帰る途中に桐乃から首尾を聞くメール飛んできて、詳しいことは家で話すということで、今俺の家、正確には桐乃の部屋でアドバイスされた内容を桐乃に聞かせていたというわけさ。
ちなみに、桐乃には俺たちが盗難騒ぎで動いたことは言いたくないんで適当に話をあわせておいた。
「だからー、あんたの小説暗いんだってば。もっと読者が読んでパーッとするようなストーリーにしなさいよ」
いつの間にかじゃれあいも落ち着いて、桐乃と黒猫は小説の内容について話始めていた。
でも桐乃よ、明るいって言うけどおまえの小説、男の俺からすればクソ女を相手にする悲惨な男の悲哀しか感じられなかったんだが?
蹴りが飛んでくるだろうから口には出さんけどね。
「フン、余計なお世話よ。私はこの物語が書きたかったんだから。後はどう読者に上手く読ませる気を起こさせるかが問題なの」
「そーですかー。でもアンタそれがダメだって言われたんでしょ?」
「残念ではあるけど、そうね。もう少し文章に流れのようなものをつけるべきと指摘されたわ」
「ふーん、そんなん適当に書いていれば勝手に出来そうだけどね」
「全く、難しいことを平然と言うわね。ムカつくわよあなた」
「ま、あたしってほら? 天才だから?」
「言ってなさい」
729 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/30(木) 20:10:25 ID:zIXV7juL
コーヒーを置いて、俺も会話に混ざることにした。
「熊谷さんも良くなっているって言っていたし、これからだって。実際、素人の俺が読んでも前のやつより出来がすげー良いと思ったしな」
「あんなのお世辞のようなものよ」
「そんなことねえって。次に行くときは絶対褒め言葉をもっと吐き出させるようなものにしようぜ」
「簡単に言ってくれるわね。文章もそうだけど、他に言われたことだってあるし」
黒猫は憮然としながら、ジュースを一口した。
「なんて言われたの?」
「忌々しいわ。私が想像させた登場人物を否定されたのよ。『萌え』が足りていないって」
そういえば言っていたな。『萌えが欲しいですね。もっとキュンキュンさせて下さい』とか。相変わらずあの豪鬼は変態じじいだった。
「萌えねー。あんたの小説に出てくる人物ってカタイ感じがするし、頷けるところはあるわね」
「ストーリー上、萌えなキャラなんて出せるワケないでしょう。それに、萌えと一口に言われてもよく分からないわ」
黒猫は「ふぅ」とため息をつく。
萌えねー。俺もよく分からんな。具体的にどういうのが萌えだと言われても説明がつけようがない。
とにかく可愛いらしい感じならそうなんじゃねえの?
俺がそんな愚にもつかない考えを巡らせていると、桐乃が何やらピンときたようで、
「考えるより、実際やってみればいいのよ」
「「やってみるって、何を?」」
俺と黒猫は同時に桐乃に聞く。
不敵な笑みを浮かべる桐乃だが、どーせ変なことを考えついてんだろう。
早くもイヤな汗がタラタラするのを感じる俺。
当然この予感は当たり、この後俺たち三人はとんでもないことをやらかすのであった。
730 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/30(木) 20:11:15 ID:zIXV7juL
「ほらほら、さっさと脱げ!」
「ちょッ、やめて、やめなさいってばっ」
「いいからいいから♪」
楽しそうに桐乃は黒猫のゴスロリファッションを剥ぎ取っていく。
えーと……何やってんのコイツ?
黒猫の小説のキャラには萌えが足りないという話をしていた俺たちに桐乃は『やってみればいい』と宣言した。
何をどうするのか分からないとハテナマークを出している俺と黒猫だったんだが。
次の瞬間、桐乃はベッドに腰掛けていた黒猫を押し倒して追い剥ぎのように服を毟りだしたのだった。
哀れ黒猫は上着を剥ぎ取られて、半袖のカットソー姿になる。
「あんたの服可愛いけど、いつも同じようなやつだし長袖でなーんか足りてないと思ってたんだー。後スカートもねっ」
言いながら桐乃は黒猫のスカートをめくり上げていく。
「や、やめて頂戴……や……だめ……」
抵抗する黒猫なんだが、恥ずかしいのか上半身を片手で隠すようにしているので両手を使われる桐乃になす術もなく、
「ふぅ……これで良し!」
脱がされて、はいないんだけどクリップのようなものでスカートの丈を超ミニの状態にされてしまった。
「あとついでにコレね」
総仕上げと言うように桐乃は黒猫のカチューシャを外していつぞや黒猫からもらったネコミミを頭へ装着させる。
「こ、これのどこが良しなのよ、あなた」
うむ、当然の言葉と俺も思う。
「だってさーあんた夏でもその暑苦しい格好でいるんだもん。たまにはこういう格好しなって」
「今は夏じゃないでしょう」
だよなー。
理由になっていない理由を言う桐乃に黒猫は当然の疑問を投げかける。
ちなみに部屋の中は肌寒い温度ではない。その証拠に桐乃はふとももを大きく露出したホットパンツとティーシャツというラフな部屋着をしている。
「それにどうしてこの格好が萌えと関係があるっていうの?」
黒猫が問うと桐乃は自身たっぷりに指差してこう答えた。
「絶対領域よ! ほらあんたのスカート、ちょうどギリギリのところにしてるっしょ?」
言われて見てみると、黒猫のスカートの丈は確かにふともものところ、風が吹けば見えるか見えないか、そんなぎりぎりになっていた。
うむぅ……白いふとももがとっても目に眩しい。
「あと、下にあわせて上も軽めにしないとね、バランス悪いじゃん」
なるほどーと頷きかける俺をよそに黒猫は涙目で桐乃に抗議した。
「わ、私を実験台にしないで頂戴。こ、こんな恥ずかしい格好……」
「えーでも、本人がやってみないとね。ウン、これは思ってた以上に……か、かわいいかも。く、くぅ〜」
なにやら一人で身をよじっている桐乃。おそらく自分好みに可愛くアレンジした黒猫を見て内心悶えているんだろう。
実にけったいな妹である。
「あー、似合っているぞ? 黒猫」
赤くなってちぢこまっている黒猫へちょとだけ同情しながら俺は感想を述べた。
「み、見ないで頂戴」
「そうは言っても、もう見ちまってるわけだし。いや、マジで似合うよウン。なんかすげえ可愛い」
ピコピコ動いているネコミミと恥らっている黒猫がかなり愛らしく感じてお世辞抜きで俺はそう思った。
「先輩の莫迦……」
顔をしかめて、ぼそりと呟くが赤い顔には若干褒められた照れも混じっているみたいだ。
やっぱ女の子なんだよな。と当たり前のことを感じながら、その表情にドキリとする。
731 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/30(木) 20:12:30 ID:zIXV7juL
「ふん、デレデレしちゃって。キモ」
黒猫と会話している俺に桐乃から毒ナイフが飛んできた。
「べ、別にデレデレなんて! か、可愛いと思ったんだから正直に答えただけだっつの」
「あっそ。てっきりこいつのふともも見てハァハァしてんのかと思ったー」
ギクリ。
「ん、んなことねーっつの! 変なこと言うなよ」
「どうだか」
オーバーアクション気味に肩をすくめる桐乃。
ムカつくなー、上機嫌だったのがなんでいきなり逆走したように不機嫌になってんだよ?
「あんた、あたしの脚も見てスケベなこと考えてないでしょうね? いくらあたしの脚線美が間近にあるからってやめてよね」
「するわけねーだろバーカ。おまえの見るくらいなら黒猫の方がマシだっつうの」
よせば良いのに俺は桐乃の火に油を注いだ。
当然こいつは激昂するわな。
「な――なんですって!? チョーキモキモキモ!」
「まあビッチに比べれば私の魅力が勝るのは仕方が無いわね」
黒猫がさらに桐乃を挑発させるようなことを言う。
「な! こ、このクソね……! く、くううぅ」
途中で言いやめ、桐乃はなにやら一人でもがいている。
あー黒猫が可愛いから、罵倒出来ないってか? いつもは遠慮無しにズケズケ言うくせに自分で掘った穴に落ちてるようなもんだな、実にオバカさんな妹だ。
黒猫は桐乃の反応が面白いのか更に追撃を始めだした。
「あら、先輩も私も世の真理を言ったまでよ。ねえ、先輩? 妹よりも私の姿に惹かれてしまったのよね?」
クスクスと桐乃をからかいながら、俺に可愛く微笑んでくる黒猫。
ぐ、かなり可愛い。って、さっきまで恥らっていたおまえは何処へ消えたの!?
黒猫の態度に顔を赤らめてしまう俺はついうっかり、こくんと頷いてしまう。
それが桐乃の琴線に触れたのか、
「痛い!? ほ、ほまえ頬をつねるんじゃへえ!」
「うっさい! あんたがデレデレするからっ」
ひでえ。実にひでえ。
ちょっと女の子に見とれるだけなのも俺はしてはイカンというのか、この妹様は?
「……っふ。くやしいなら自分でもしてみれば? 萌えってやつを」
「こ、こいつの前で出来るわけないじゃん。シスコンだから目の色変えて飛びかかってきそうで怖いしィー」
「シスコンはおまへらろ! 俺は妹萌えなんはにゃ興味へえよ! ――い、痛い! 痛いす桐乃さん!?」
桐乃はますます眉間にシワをつくって頬をギュニニとつねくってきた。
くあー、いつものノリで突っ込んじまったよ、頬が痛ええ!
「こんの! そ、そこまで言うならやってやろうじゃん。見てなさい! あたしが本気になればバカ兄貴なんか、すぐにアホ面さげるっつうの!」
言うやいなや、桐乃は俺の頬をパチンと放して、ベッドの上で膝を立て髪をかきあげるしぐさをした。
どうやらモデルのようなポーズを取っているらしい。
実際、モデル業をやっていたことがあるだけあって、かなり様になっている。
732 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/30(木) 20:13:17 ID:zIXV7juL
「どうよ?」
「どうよって言われても……」
薄着で胸をそらしているので出るとこが出てて、目のやり場に困る。
でもそんなことを言えるわけねえだろ?
「ま、まあ良いんじゃねえの?」
煮え切らない返事をすると、
「嘘ばっか。さっきからあたしの胸見てるくせに。あ〜これだからシスコンはやだやだ」
うぐ! 鋭いな、しっかり気づいてやがった。
てか分かっているなら見せてくんなよなあもう! 股間の一部が膨張を始めそうになるだろが!
「フフン」と桐乃は薄笑を浮かべて俺の反応に満足しているようだ。
「でもあなた、それって萌えとは違うんじゃない?」
黒猫の言うとおり、萌えってのとは方向性が別の気がする。どちらかといえば単にポーズをつけているだけっつうか。
その指摘を桐乃は黒猫の負け惜しみとでも取ったのか、
「そーお? ま、貧相なからだじゃこんなポーズ意味ないもんねー。萌え以前の問題とか? キヒヒ」
言わんでもいいことを言う。
「だ、誰が貧相ですってぇぇぇ〜〜〜」
「さぁね〜。しいてあげればネコミミつけてるゴスロリ女のこと?」
「この脳みそまで腐り落ちたスイーツがっ。フ、フフフ……。もう私は負の情動を抑えきれそうに無いわ」
わなわなと身震いしながら黒いオーラを纏いだす黒猫。
だがあいかわらず頭のネコミミは可愛いく動いているのであんまり怖くはない。
「落ち着けって黒猫。俺はそんなこと気にしねえし」
桐乃に襲いかかろうとする黒猫の前に割って入ってどうにかなだめようとする。
「どいて先輩、その妹殺せないわ」
「ぶっそうなこと言ってんじゃねえ!?」
「へへーん。家にこもってばっかだから育ち悪いんじゃなーい? 魅力が無いのが許されるのは小学生までだよねー。キャハハ」
「ぶっ殺すわよこのビッチが!」
うおっ! 今日初めてコイツの語尾に「!」が付いたよ。
桐乃も俺の背中に隠れて挑発すんじゃねえ! 俺が被害を受けるだろ!
俺を挟んでキャットファイトが始まるかと身をすくましたが、黒猫は「まあいいわ」と言って桐乃から視線を外した。
あれ? いつもと違うなーと思っていると黒猫は俺の顔にすっと手を差し伸べてきて、
「あなたのお兄さんは、胸なんて気にしないって言っているわよ?」
さすりさすりと、頬をなぞりながら俺に潤んだ瞳を向ける黒猫。
え!? ちょっと黒猫さん?
「なあに?」
「え、いやぁその……」
桐乃に飛びかかろうとしていたのを止めたので黒猫は至近距離にいる。
更に桐乃が丈を短くしたスカートから生えている白いふとももが俺の足に乗っかっているもんで心臓がバックんバックんしてきた。
チャームの魔法でもかけられたように俺はぽわーんと黒猫の顔から目が離せないでいると、
733 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/30(木) 20:13:46 ID:zIXV7juL
「ダ、ダメ!」
「うお?」
桐乃が俺の頭を鷲掴みにして無理やり黒猫の視線から外させた。
いや、でも外させたのはいいとしてこの柔らかい感触はなんだ?
「あ、あんた! あたしの――」
「あたしの? あたしのなんなのかしら?」
「こ、このぉ〜……!」
二人は何やらまた言い合いをしているが、俺はそれを聞いているどころじゃなかった。
顔に感じる柔らかさって…………おっぱいだよな? …………桐乃の。
「ひゃっ……あん!」
慌てて掴まれている頭をもぞもぞと動かすと桐乃が変な声を出して俺を放す。壁にぶつかってゴン! 痛てーなおい。
「こ、このスケベ!」
「お、おまえが押し付けたんじゃねえかよ! ――ゴ、ゴホン。というかおまえら二人共、そろそろいい加減にしろ!」
俺は二人の実のないケンカに終止符を打つべく語気を強めて言い放った。
だが、そんな俺の言葉など聞いていないかのように二人は何やら顔を赤くして俺のからだの一部に視線を合わせている。
「それ膨らませてるくせに何言っちゃってんの、変態」
「いやらしい雄ね」
それ? 二人の視線を辿っていくと、俺の股間に行き着いた。
ズボンがおもいっきりテントを張っている。
「ちょ! 俺のリヴァイアサンが覚醒めている!?」
「い、妹の胸でそんなに――」「私に少し魅了されたからって――」
桐乃と黒猫が同時に台詞を吐く。次いで、「「え?」」とお互いの顔を見合わせた。
「「………………」」
な、なんだ? 不可視の火花が一瞬桐乃と黒猫の間に見えたような気がしたが?
数秒くらいだろうか。俺が当惑していると、桐乃が俺の方に向き直って「どっちなのよ?」と聞いてきた。
「ど、どっちって……?」
「ハ? 察し悪いわね。だからー、どっちであんたは、……こ、コレ大きくしたのよ?」
なんつーこと聞いてくんだおまえ!?
そんなもん答えられるわけねえだろ! 黒猫も言ってやれよ、このアホ妹にさあ?
と、俺は黒猫に視線を動かしたが、その黒猫も黙って俺の口が動くのを待っているようだった。
まるで「私を選ばなきゃ呪い殺すわよ」と言いたそうな目で。
もう一度桐乃に視線を戻すと、「あたしって答えないと、許さないから」と目を吊り上げている。
………………。
どうやら俺はいつの間にか修羅場のような状況に置かれているらしい。答えなければ、即バッドエンド。
どうしよう、どうすればいいの俺?
というか股間がいつの間に勃起したのか俺でも分かんねえんだよ。
黒猫が俺の頬を触っていたときか?
ふとももの感触は柔らかかったな……。それにめったに見せない微笑が間近にあって吸い込まれそうでかなりドキドキもんだった。
それとも桐乃のおっぱいに顔を埋めたときか?
うう、考えたくねえが顔に感じたあのムニュムニュは正直妹といえども……。なんだかいい匂いもさせてたし。
「どっちよ?」
桐乃が更に言葉を重ねてきた。
あーもう、考える時間も与えてくれねえのかよ! し、仕方ねえ。言うしかないなら言ってやるよ。
俺はおそるおそる口を開いた。
734 ◆BxTeaDzMWc :2010/09/30(木) 20:14:51 ID:zIXV7juL
以上
続く。エロく……なる…かも
735名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 20:47:22 ID:JZDls2PE
GJ!! ぜひ3Pで!!3Pでお願いします!!
736名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 20:58:25 ID:04ALNnmc
きりりんかわゆすなあ
737名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 22:35:16 ID:Z8buvPOh
GJ!
俺は選択肢2番「黒猫…、かな?」を
738名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:37:02 ID:oEvxh+Q1
GJ
SSだとここで終わるものも多い中、
続くとは嬉しい誤算。
739名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 00:19:33 ID:PWJRn5zn
GJすぐる
740名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 04:18:16 ID:BEfLT+aD
うめええ
741名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 09:01:39 ID:LFbdUrxL
本物はうめぇええ!
742名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 11:19:23 ID:SqMal7ZH
>>734
続くなんてありがとうございます
743名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 11:27:49 ID:0Zt+ztNi
ちと確認。リアと桐乃の告白でえらいものが〜も
>>734さんの作品であってますよね?
744名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 14:47:20 ID:REphjRjg
以前の作品も教えてもらえると、まとめが楽になります。
745 ◆BxTeaDzMWc :2010/10/01(金) 19:11:44 ID:yrZNKDvl
>>743-744
はいっす
その2つと、5スレ目782、5スレ目832のは自分の書いたやつです
746名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 20:07:25 ID:0Zt+ztNi
>>744
今だと管理人が管理放棄してるからページ名とか間違えると、直せないよね?
せっかくなので今後を考えて
まとめ安いようにしようと考えてんだが、どうだろうか?

作者ごととカップリングごとのページを無くして、
作者別、カップリング別ページにまとめ直そうかと。
これだと、作品のページを作って後はその二つのページにリンクさせるだけだし、
作者名とかカップリングを間違えてもページ内を編集すれば良いだけになるから楽だと思う。
747名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 20:47:27 ID:pM2fXQZk
すばらしいっす。是非見直しをしていただけると携帯ユーザーとしてはうれしいっす。
次頁とか前に戻らずに行けると最高っす!
748名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 04:43:04 ID:O8I7yedS
突然でわるいんだけどめっちゃ長い作品を投下するかもしれん。
このスレずっとROM専だったんだけど、1発何文字まで行けるのかちょっと教えてほしいです。
749名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:07:35 ID:FyF3Pxiy
>>748
1レスで
4096byte(全角2048文字)まで
改行は60まで
一行の文字数は120くらいまで

じゃなかったかな
750名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:21:15 ID:O8I7yedS
>>749
ありがとう。助かります。もうちょいで全部出来るからそしたらまとめて投下します。
751名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:24:42 ID:B5XTvPLy
今も寝ずに待ってるよ

期待
752名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:28:21 ID:86VQUG0v
>>748
めっちゃ長いってどれくらいかな
スレの容量が微妙なところに近付いてるから気を付けた方がいいかも?
753名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 05:59:09 ID:O8I7yedS
>>752
えーと、いまんとこ64kb??大丈夫かな??
754名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 06:02:14 ID:iDT7rj1h
ジャスト500でワロッシュ
分割したほうがいいかもね
755名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 07:28:19 ID:O8I7yedS
よっしゃできたああ!!!
とりあえず投下できるとこまでしてみます
756京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:29:53 ID:O8I7yedS

「先輩。」
「ん?なんだ?」

登校中、突然黒猫に声をかけられた。
今日は麻菜実がなにか用があるらしく、先に行ってしまったので珍しく一人での登校。
久しぶりの「二人っきり」という状況に、内心びくびくしながらも、それを悟らせぬよう、努めて平常心を心がけた。

「今日の放課後、先輩のうちに行ってもいいかしら?またデバッグ、手伝ってほしくて。」

とのこと。家という閉鎖的な空間となると、なんというか期待、じゃないがどうしても「あの出来事」がフラッシュバックしてしまう。
と言っても、デバッグとか将来に関わるような事を言われると、そんな下らない下心の為に断ることなんて出来ない。
もともと断る気なんてないんだけど。可愛い後輩の頼みだし。

「ああ、わかった。昇降口んとこで待ってるよ。」

そもそも桐乃もいるかもしれないし。期待してるような事にはならんだろう。

「...そう。ありがとう。じゃ、また放課後。」

とりあえずそういう事になったので、そこはそのまま黒猫と別れた。
色々不安はあるが、男という生き物は、というか俺はそうとう馬鹿に出来てるみたいで、なんとなくフワフワした気持ちで教室へ向かうのだった。
だってあれだ、その...キス...してくれたわけだし。悪い感情じゃないはずだろ??
757京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:30:42 ID:O8I7yedS
--------------------------

我ながら大胆なことをしたと思う。
実際凄く緊張していたんだけれど、顔には出てなかっただろうか。

「......はぁ」

デバッグに付き合ってほしいのはホント。コンテストが終わった今、まだ瀬菜にも見せてない新作のゲームがあるのだ。
彼女と割といい協力関係が築けている今、あの男に協力を頼む必要なんて無いのだけれど、今回はしっかり、100%自分のものが作りたいのだ。
瀬菜に頼るのは最後の最後にしたい。
...というのも結局は言い訳なのだけれど。

彼に「アレ」をして以来、二人っきりになるのはこれが初めてだ。あっちもそれはわかっているだろう。
...さっきも平静を装ってたつもりなんだろうけどモロに顔に出てた。スケベな顔が。
まぁ悪い気は、しない。自分もあわよくば、みたいな気がないわけでもない。

でも、ある訳でもない。

先輩はなぜかモテる。妹も、きっとそう。多分沙織もそうだ。あの地味な眼鏡もそう。他にも知らないだけで、何人かいるかもしれない。
もし私が、「そう」なってしまったら色々波風が立つだろう。そんな酷い事にはならいないとは思う。彼女たちはそんな人たちでは無いとわかっているし、信じている。
でも怖いものは怖いのだ。そもそも先輩だってだれが本命かは分からない。

今日はただ、そんなふわふわした気持ちに決着をつけたいだけなのだ。

そんな...言い訳なのかもしれない。これも。
デバッグなんて逃げ道まで用意して、自分はなんて馬鹿な女なんだろう。

「......はぁ」

ため息をつきながらも、陰鬱な気分とはほど遠い、不思議な気分のまま、教室へ向かった。
758京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:31:24 ID:O8I7yedS
---------------------

授業が終わった。

今日も一日、なんら変わった事は無く、普通に授業を受けて、普通に麻菜実と飯を食って、また普通に授業を受けた。

「麻菜実、すまん、今日は用事があるから一人で帰ってくれ。」
「ん、なんの用事?すぐ終わるなら待ってるけど。」
「いや、そんな早くは終わらないと思う。黒猫のやつにゲームの手伝い頼まれてて。」
「......ふーん。分かった。頑張ってね。」
「おう。ごめんな。」

あんな事もあったし、そんな状態で麻菜実と3人で、となるのもちょっとアレなので、今日は先に帰ってもらう事にした。スマン。
...あいつちょっと不機嫌だったな。なんでかわからんけど。今度なにか奢ってやろう。

そんなこんなで昇降口で待っていると、程なくして黒猫がやってきた。

「...ごめんなさい。待った?」
「いや、全然。今来たところ。」
「...その返しはなんかキモいからやめて頂戴。」
「ぐは......」

酷いヤツだ。じゃあなんて返せというのだ。
コイツほんとに俺の事が好きなのだろうか。...ん、いや、好きなの?そもそも。

「んじゃまぁ、そろそろ行くか。」
「ん」

コクン、と頷くとそのまま俺の後ろに着いて歩き出す。

......桐乃、いないといいな。
759京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:33:01 ID:O8I7yedS

------------------------

道中。

「今回はどんな奴つくってんの?」
「今回もノベルゲーム。世界観も基本的には変わってないわ。ただ前の評判の悪さもあったし、今回はなるべく分かりやすいのを心がけてストーリーを書いたわ。
正直書いてて凄く悩んだし、あんまり楽しくもなかったけど、それでもしっかり、私の書きたいものが伝わるように頑張ってみたの。そういう点も含めて、
色々見てもらいたくて。」
「ふーん...そうか。楽しみだな。」

相変わらずこういうことになると饒舌な奴だ。そういう所もなんだかクリエイター然としていて凄いと思えるし、それに、可愛くも思える。

「変だと思った所は遠慮なく言って頂戴。私のためにも。」
「おう。熊谷さんばりに言ってやるよ。」
「そ...それはちょっ...いや。そうして頂戴。」
「お...おう...」

いや、自分で言ったがそこまではさすがに出来ない。
あそこまで非情に徹することができるなら俺は編集者になれる。無理や。

そんなこんなで、で家に着けば非常にテンポがいいんだが、現実は甘くない。家まではもう半分と言った所。
なんとなく、会話も途切れてしまう。

「......」
「......」

あー、困った。どうしよう。バレないようそーっと黒猫に目を向ける。

「......なによ。」

ばっちり目が合った。

「い、いや...」

情けない。なんて情けないんだ俺。
もうここは男らしく、直球勝負でいくしかない!そう、
「この前のキスのことだけど...」
みたいな感じで!行くぞ、行くぞ俺!
息を吸い込む。

「n.......」
「ねぇ。」
「は、はぃぃ!?なんでしょうか!?」

しまった。被った。なんかみっともない声を出してしまった。

「??なんかあるなら先にどうぞ?」
「いえいえ、なんでもありません。先にどうぞ、姫。」
「そ...気持ち悪いわね...」

いちいちこいつは傷つく事を...
760京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:33:36 ID:O8I7yedS
「こ、この前の...事だけど...」
「お、おう...」

この前のってその、キス...の事だよな?やっぱこいつも気にしてたのか?
まぁそりゃそうだろうけど。
いかん、ドキドキしてきた...

「そ、その...ね?あれは、別に...そういう事じゃ、いや...そういうことでも...」
「お...おぅ......」

やばい、なんか俯いて赤くなってる黒猫マジ可愛い。ヤバい。
なんだこれ、俺の後輩がこんなに可愛い訳がないってか?
いや、ヤバい。ほんと可愛い。マズい。可愛すぎてマズい。
そしてうろたえる俺マジカッコワルイ。ほんとヤバい。

「あの時は...コンテストに無事間に合ってゲームができて浮かれてたというか舞い上がってたというか、その時に助けてくれた先輩がすごく大きく見えたというか、なんというか違うの。」
「...おう。」

大きく見えた、か。
え、今は大きくねえの?

「すごくフワフワしてたというか、そんな時にいざ行かんという先輩を見て、なにかしてあげようと思ったら咄嗟にああしてしまったというかああなってしまというか...」
「おう。」

不本意だったってこと?
なんとなく、自分の中の熱が引いて行く気がした。全部俺の、俺だけの勘違いだったのか、と。

「で、そんなフワフワしてる自分がすごく嫌で、作業してる最中も余計な事を色々考えてしまって。このままじゃマズいと思って、今日こうして誘ったの。」
「おう。」

そう、か。こいつは俺以上に悩んで、苦しんでたのか。自分の軽薄さが嫌になる。
こいつが本気でゲームに取り組めなくなってしまったというなら。それは解決してあげなきゃいけない。
俺の役目はそういうもんだ。そう、そういうものなのだ。

「でもデバッグを手伝ってほしいのも本当よ?こうして悩んで作った作品にも、なにか新しいものが宿っていると思うの。でも、その...アレが別に...」
「いや、大丈夫。分かった。俺もさ、いきなりキスなんてされてちょっと浮かれてた。あれはまぁ、忘れることはできないけどさ、アレはアレだ。」
「......うん。」
「お前もさ、色々大変だったんだろ?そうやって出来たゲームだ。デバッグもしっかり付き合う。」
「......うん。」
「俺も色々考えたけどさ、お前のゲーム作りに協力してやれる関係ってのもさ、大正解だと思うんだよ。」
「......うん。」
「だからそんな気負うな。いつもみたいに俺を馬鹿にしながら、あーでもないこーでもない言ってりゃいいんだよ。」
「うん。」

そんなこんなで、今度こそ家に着いた。
いいだろう。今日は時間が許す限り、いや、許さなくても、こいつが満足するまで、とことん付き合ってやろう。
761京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:38:43 ID:O8I7yedS

----------------------------

先輩の家に着いた。

どうやら桐乃はまだ帰ってきていないらしい。

「おじゃまします。」
「おう、入れ。飲みもん持ってくるから先部屋上がっといてくれ。」
「わかった。」

いつも通りのやりとり。
そうだ、こうやってネジを巻き戻すための、今日。

久しぶりの先輩の部屋。
桐乃が海外に行ってた間を思い出す。私はこの、先輩のベッドに寝っころがって、二人並んで作業をしたのだ。
いつも通りにする、と言ったのだ。今日もそうしなきゃいけない。胸がキリキリと痛いけど、我慢しなきゃいけない。
私がそれを望んだのだから。

「おまたせ。お茶でよかったか?」
「ええ、ありがとう。後で飲むわ。」
「おう。んじゃ、さっそくするか?」
「...ええ。お願い。」

少し体をずらして先輩のスペースを空けて、ちょいちょいと手招きする。
ここでまた、「脚でも揉んでくれないかしら?」なんて言えたら100点だったのだけれど。そこまでの余裕は無かった。

先輩は少し顔を赤くして、困ったような表情を浮かべたけれど、意図を理解したのか、しっかり、私の横でうつぶせになる。

「どれだ?」
「ん、これ。」

アイコンをクリックしてプログラムを呼び出す。黒の背景にタイトルがデカデカと躍る。
762名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 07:38:52 ID:FyF3Pxiy
黒猫可愛すぎ支援
763京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:39:15 ID:O8I7yedS
「はは、今回もお前らしいな。やっぱり。」
「悪かったわね、同じようなのばっかで。」
「い、いや、悪い意味じゃねえよ...」
「ふん、御託はいいからさっさとやって頂戴。」
「はいはい...っと」

いつも通り。先輩もしっかりゲームに集中して、デバッグという名のテストプレイに入る。
私も並んでディスプレイを見つめる。いつも通り。いつも通りの私たち。

のはずなのに。

やっぱりそう簡単に、割り切る事なんてできなくて。
寝そべる布団の感触が。隣の先輩の香りや、真剣な顔が。私をどうしようもなく切なくさせる。

...もう一度だけ、キスができたらいいのに。

いや、一度だけじゃなく、もっと。そして今度は唇に、私のを重ねることができるのなら。

それはどんなに、気持ちの良い、幸せなことなのか。

そんな邪念が振り払えない。

「なぁ。」
「...なに?」

突然声を掛けられた。下心、悟られなかっただろうか。少し不安だ。

「ここなんだけど。」

画面を見ると、立ち絵の位置がズレている。プログラム構文のミスだろうか。後で直さなきゃ。
うん、ゲームに集中すれば、どうやら平常心でいられるみたいだ。
もともとの目的はこっちだ。...そういう建前だが、今はそっちの方が楽。気を引き締めよう。

「あら、あとで直しとくわ。メモっとかないと...」

ベッド脇に置いた鞄からメモ帳を取り出して該当箇所を書き留める。
その時、少し肘が当たってしまった。先輩はあからさまに反応したが、ここで私が反応したら負けだ。
続けよう。
764京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:39:57 ID:O8I7yedS

それから数時間。メインの1ルートの見直しが終わった。

「どうだったかしら?」
「うん、前のやつに比べて話も大分分かりやすかったし、なにより、しっかりハッピーエンドになってる。キャラクターの心情も前より明るくなってるし、あの吸血鬼の女の子?不覚にも萌えてしまった...」

おぉ、好感触。このハッピーエンドは正直無理矢理というか、前の教訓を踏まえて、自分の意志を曲げてまで持って行ったシナリオだった。
それがこうも絶賛されてしまうといよいよ、自分の感覚と世間のズレというか、そういうものを感じてしまう。
しかしやはり、プレイヤーに喜んでもらえるのは何ものにも代え難い満足感がある。
そしてその吸血鬼の女の子は桐乃がモデルだという事は可哀相なのでいわないであげておこう。

「そう...悪い所は?」
「やっぱ言わなきゃ駄目か...ま、お前のためにならんしな。」

本当に、優しい人だ。脇役ヅラの唐変木なのに。

「少し文章のテンポが悪い感じがしたな。説明臭いというか。世界観上仕方が無い気もするんだが、まぁそれが正直な感想。」
「そう、ね。分かったわ。どうもありがとう。」
「いやいや気にすんな。どうだ?良くなりそうか?」
「ええ。おかげさまで。最終チェックは瀬菜に頼んでまたどこかに出してみる。」
「おう、頑張れよ。これで全部か?」
「いえ、あと2ルートあるわ。同じぐらいの長さで。」
「うぉ...まじか。どうする?やるなら付き合うぞ?」
「また今度でいいわ。何時までかかるか、分からないし。」
「そうか...」
「......」
「......」

終わってしまった。なんだか気まずい空気が流れる。
前の私はどうやって切り上げていたのか、全く思い出せない。
先輩の温度が名残惜しくて、離れる事ができない。離れ、られない。
頭が働かない。
765京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:40:40 ID:O8I7yedS

「黒猫?」
「......」

胸が痛い。もうこのまま時間が止まればいい、なんて安い考えまで浮かぶ。
苦しくて苦しくて仕方が無い。

「飲み物でも飲むか?」
「......」

もうなにがなんだかわからなくなって、なんだか頭に血が上ってクラクラする。
だからつい、飲み物を取りに立ち上がる先輩の服の裾を掴んでしまった。

「...黒猫」
「ちょっと...待って。もう少し。」
「なんで泣いてんの...?」
「え...?」

自分でもわからないうちに涙が出ていた。
訳がわからない。こんな自分嫌だ。なんてめんどくさい女なんだろうと、先輩は思っているかもしれない。
そんなことを思うと余計に止められなくなってしまって。

「先輩。違うのこれは違うから。ちょっと待って。ゴミが入っただけ。」

馬鹿な言い訳だ。こんなの典型的な構ってちゃんじゃないの。この私に、こんな愚かな部分があるなんて思っても見なかった。
嫌で嫌で、嫌だ。嫌だ。先輩、今はお願い。放っておいてほしい。構ったりしないで。優しくなんてしないで。
そんな風にされたら、私はおかしくなってしまう。

だからお願い......!!

「黒猫。」
「嫌っ、駄目...!」

やっぱり駄目だった。先輩はこんななった女の子を、放っておくような人ではない。
大した抵抗も出来ず、腕のなかに包まれてしまった。
暖かい。どうしようもなく安心する温度。

だけど、嫌だ。

こんなズルい方法でなんて嫌だ。
766京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:41:28 ID:O8I7yedS

「なぁ、どうしたんだ?お前ずっと、なんだか上の空だったみたいだしさ。言ってくれよ。力に、なるから。」
「い、嫌だっ...」

言える訳なんてない。ずっと横の先輩が気になって、下心が疼いて、変な気分になってました、なんて。
いつも通りになるって言ったのに。そうなりたかったのに。

「...分かった。じゃあ言うまで離さんからなっ」
「なっ...!嫌っ、それは困る!変態!離せ!鬼畜!」
「なんとでも言え!俺は言ったら聞かない子なんだよ!」
「くっ......」

本当に、ズルい。私も大概そうだけど、あっちもズルい。もう逃げ場なんてないではないか。
どうすればいいかなんて一つしかないではないか。

想いを全部伝えるしか。

「うっ...ぐすっ...っ......」
「え、ちょっと待って。そんな嫌だったか!?俺臭い!?え、臭い!?キモい!?」
「ぐすっ...馬鹿...じゃないの??...臭いしっ...キモいわよっ...変態っ、死ねっ...ぐすっ...」
「ぐはっ...で、でも絶対離さないからな!そんなに不快ならもう言うしかないんだからな!分かったか!」

もう、駄目だ。我慢なんてできない。
後の事なんてもうどうにでもなれだ。この馬鹿な先輩は言わなきゃ離してくれないのだ。
それに私ももう、止められないぐらい、馬鹿になってるんだ。

「分かった...言うからね?...ぐすっ、絶対に逃げないで聞くのよ...?」
「おう。任せろ。」
「..........す、好きっ...なの...」
「.........え?す、すまん、もっかい頼む。」
「死ねっ...だから...先輩がっ...んっ...好き、なの...」
「Oh......]
「Oh......じゃないわよっ...!」
「イテっ...」

本当に、先輩はどうしようもなく先輩で。好きで好きで、たまらない。
767京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:41:54 ID:O8I7yedS

「先輩は...『お前のゲーム作りに協力してやれる関係ってのも大正解』って言ったわよね?」
「あぁ。」
「『も』って言ったわよね?」
「あ、あぁ...」
「...じゃあゲーム作りの関係じゃない大正解ってなに?」

この期に及んで私はやはりズルい女だ。ここまで来て私から言うのを避けるなんて。
もうどんだけビビりなのって。こんなの桐乃に言ったらどんだけ罵倒されるか分からない。

「...おう。よく聞けよ?二度は言わないぞ。」
「うん...。」



「お、俺がお前の彼氏になって、しっかりみっちりお前のお、お手伝いをするんだよっ!!」



思わず、笑ってしまった。
お手伝いってなによ?それにしっかりみっちりって、なんでそんなエロっぽい表現なのよ?
それでもやっぱり、嬉しくて。こんな幸せがあっていいのかと思うぐらい幸せで。

「ドモりすぎよ...馬鹿。」
「す、すまん...緊張してつい...」
「それにみっちりってなによ...変態。」
「い、いや、それに深い意味はなくてですね...」
「私の彼氏に...なってくれるの...?」
「あぁ。それはもちろん。よろこんで。」
「浮気したら挽肉にするわよ...?」
「が、合点です...」
「キス、しても...いいかしら...」
「おう...」

そのままゆっくり、唇を重ねた。
768京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:44:46 ID:O8I7yedS
------------------------------------------

長い、長いキス。もう何分こうしているのだろうか。

お互い息を荒げ、舌を絡め、唾液を交換する。
初めての感覚に戸惑いながらも、馬鹿みたいに夢中になって、キスをする。

途中で、桐乃が帰ってきた気がする。この馬鹿は気付いているだろうか。
気付いていて、しているのだろうか。だとしたら、あの女のエアリード能力には感謝しなくてはならない。

「ん...はぁ...っ.......」

気持ち良い。こんなに気持ちがいいのはやはり好きな人とだからなのだろうか。
こういうシーンも、小説の中で書いた事があったけれど、これほどまでに想像を越えて行くものだったとは。
体が熱い。切ない。全身が切なくて、むずむずして、我慢できない。
先輩にしがみつく腕に力が籠る。

「黒...猫...?いや、瑠璃のほうがいい?」
「どっちでも...いい。」
「それ、結構困るな...んじゃ、瑠璃で。」
「...分かった。」
「瑠璃、体...触るぞ。」

先輩の手が、ワイシャツの中にするりと入ってくる。

「...っ!!」

ただお腹や脇腹を撫でられているだけなのに、悲鳴を上げたくなるような程の快感が私を苛む。
嘘でしょう。本当に撫でられてるだけなのに。胸にだって、まだ触れていない。そんなところに触れられたら一体どうなってしまうのだろうか。

「だ、大丈夫か?」
「ん...だい...じょうぶ...だから、も、もっと...お願い...」
「...っ、分かった。」

もっとお願い、だなんてなんて事を言ってるんだろう。いつも先輩には変態変態言ってるけれど、これでは私の方が...変態ではないか。
そもそも付き合ったその日に、なんて、もしかしたら私はとんでもなく淫乱なのかも、しれない。
それともこのぐらい、普通なのだろうか。分からない。でも今はもうこのままで...
769京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:45:28 ID:O8I7yedS

「服脱がすぞ。」

頷いて答える。正直声を発する余裕なんて無い。
先輩はぎこちない手つきで、ワイシャツのボタンを外して行く。なんだかそれが可愛くてつい、抱きしめてしまう。

「うおっ...ちょ、瑠璃、それじゃできない」

そんなの、知らない。先輩の頭が胸に当たって、なんだかむずがゆい。声や吐息の一つ一つも、確実に私の性感を高めて行く。
程なくして、ボタンを全部外す事に成功したらしい先輩。私の下着を見てなんだか変な顔をしてる。

「おまっ...黒って...」
「う...悪かったわね...好きなのよ、黒が...」
「いや、いいんだけどそれさ......めっちゃエロい。」
「...っ!い、いいからはやくしなさいよ変態っ...」
「お、押忍...」

外し方分かるだろうか、とか心配していると、びっくりする程すぐ私の下着は取り払われた。なんか変な才能でも持っているのだろうか。
妹のブラで練習とか...していたら嫌だ。折檻の必要がある。
とか変な事を考えているといきなり、ぬるっとした感触が胸を襲う。

「ひぁっ...!んっ...あぁっ...!」

そんないきなり舐めなくてもっ...!さんざん愛撫で焦らされたせいか、なんというか、凄かった。
頭が真っ白になって、その、下半身が熱くなるみたいな...これがイクってことかもしれない。

「瑠璃...イった??」
「し、知らないっ...わよっ...くわえたまま喋らないでっ...んぁ...!」

今度は甘噛み。もう片方への愛撫も忘れない。優しく、柔らかい、愛のある手つき。ほんとになんなのだろうこの人は。
もう胸だけで何回イったのか分からない。頭はぼーっとしているのに、下半身は灼けるように熱い。
さっきからふとももに当たっている先輩のモノが微妙な刺激を与えてきて切ない。

「せ、先輩...??」
「なに??」
「し、下が...その...えっと...」
「下?......あっ、と、おう。分かった。」

太ももに手が伸びる。そのまま、感触を楽しむように秘部のギリギリまで行っては戻り、行っては戻りを繰り返す。

「お前、脚めっちゃキレイだな...」
「う...んっ...あっ......ありがとう...あっ、ん...!!」

ちゅっ、と脚に口づけが飛ぶ。足先から太もも、付け根まで、もう片方も。
それでも、一番大事な所には触れてくれない。わざとやってるのかたまたまなのか知らないが、その焦らし攻撃で、
あそこは自分でもわかるぐらいとんでもない事になっている。触れてほしくてたまらない。頭がおかしくなるぐらい、欲しい。
770京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:48:37 ID:O8I7yedS

「ねっ...ねぇ!!先...輩...??」
「ん?どうした...?」
「あの、その...えっと...」
「え、なになに?どうしたの?」

愛撫を中断して、私の言葉に耳を傾ける先輩。そんなところで止められたらおかしくなる...!
下半身の熱があり得ないほど加速する。早く、してくれないと。失神してしまうかもしれない。

「せっ、先輩!」
「う、うおっ、なに!?」

先輩の頭を引っ張って、耳元に口を寄せる。


「んっ...あぁっ...は、はやくっ...下さいっ...!!」


もう、恥ずかしくて死んでしまいそうだ。
でもそれ以上に早く、欲しい。あそこまでしっかりお願いしたのだ。くれないと、困る。

「触るぞ。」
「んっ...はいぃ...!早く、してくださいっ...!」


ひた、と指が触れる。


「んんんっ...!い、いやっっ...!!あっ...ん...!!ぃっ......!!!!」

ただ、触れただけなのに。今までで一番大きな絶頂。
ドクン、ドクンと、断続的な快感が下半身を襲う。

「せんっ...ぱい...せんぱいっ...!」

抱きついてキスをする。作法なんて何も無い、貪るようなキス。はしたない、キス。

「先輩...わたしっ...はしたないですか......?」
「いや、そんなことないぞ。すっげえ可愛い。」
「ほんと...?嫌いにならない...?」
「あぁ、当たり前だろ?」
「そっ、か......ねぇ、先輩?そろそろ......」
「あぁ。わかった。」
771京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:49:10 ID:O8I7yedS

私はもちろん、先輩のももう準備は万端。
おずおずと取り出したそれは、想像してたよりずっと大きくて、グロテスクだった。
でも、不思議と愛おしい、みたいな。
初めての怖さもあるけど、それより先輩と一つになれる、という期待の方が数段に大きかった。

「痛かったら言えよ??ゆっくりするからな?」

先輩は大きく屹立したそれを、私の濡れそぼったモノにあてがった。
そしてゆっくりゆっくり、腰を押し進める。

「いっ...ん...あっ...!」

痛い、けど、想像してたよりはずっと平気だった。
十分な前戯の賜物か、もしくは過剰に分泌された脳内麻薬のせいか。両方かもしれない。

「せん...ぱい...?私は...大丈夫だから...好きに動いてっ...」

余裕なさげに頷くと、先輩は一気に腰を突き出した。

「ひっ...いっ...!!」

やっぱり少し痛かった。けどしっかり繋がれた安心感というか多幸感で、そんなものは吹き飛んだ。
もっと、もっと欲しい。先輩にも気持ちよくなって欲しい。
先輩に合わせて、私も一生懸命腰を動かす。先輩より先に何度かイってしまったのがすごく申し訳なく感じた。

「せんぱい......?どうっ...!ですか...っ?」
「すげえ気持ち良いぞ...す、すまん、もうちょっとで...イきそう...」
「んっ...あっ...はい...わかりましたっ...ん...早くっ...!私もっ...もうちょっと...!!」

先輩のスピードが上がる。私もなんだか、頭が真っ白になってきて...

そのまま二人で果てた。
772京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:50:01 ID:O8I7yedS
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事後。

「あああぁぁぁぁぁあああああぁぁ......」
「瑠璃?どうした?」

なんだか奇声を上げている瑠璃。一体どうしたというのだろうか。

「どうした?じゃないわよ...!途中で桐乃が帰ってきたの気付かなかったの?」
「なん......だと......」

shit!!なんということだ。いや気付いてたんなら教えてくれよ。まぁ止まれやしなかっただろうけどさ...

「私もその場に流されてつい最後までしちゃったけど、あの女に聞かれてたなんて思うと...あぁぁぁあああぁぁぁあ......」
「俺も...一体何を言われたもんか......」

これは結構由々しき事態だ。客観的に見ると俺は妹の友達に手を出しちゃった変態兄貴なわけだ。

「でも...先輩...?これを間違った事だなんて思うんじゃないわよ?」
「おう。それは分かってるよ。桐乃にもしっかり話して理解してもらおう。」
「ええ。沙織にもね。」

ま、でも俺たちはこうして晴れて結ばれたわけで。少々困った事態を抱えることにはなったが、後悔なんかは微塵も無い。
773京介×黒猫:2010/10/02(土) 07:50:39 ID:O8I7yedS

「瑠璃。」
「なに?」
「これからもよろしくな。」
「...ええ。もちろんよ。あなたは私と契約してしまったのだから、もう逃れる事はできないのよ。」
「あー...そういやあったなそんな設定...」
「む...なによそれ...」
「ま、細かい事はさておいてさ。ほんとよろしくな?駄目な男だけどさ。」


頷く瑠璃の頭を俺はそっと撫でた。


「ところで。」
「うぉっ、おわりじゃ無かったの?キレイにまとめたと思ったのに!」
「なんの話をしているの?一体...」
「で、なに??」
「と、突然思い出したのだけれど...さっき私...」
「な、なんだよ...」
「し、しし、してもらうばっかりで私からはなにもしてあげてないわよね...?」
「......え?」
「つ、次は期待してても...いいから......」

「な!!!なんですとおぉぉぉぉ!!!!!」



次回ご奉仕編、続く??かは未定。
774名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 07:51:54 ID:O8I7yedS
以上っす。超連投スマン。
次からはもっとまとめられるよう頑張る。
775名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 08:28:52 ID:nFUiSy09
GJ 黒猫が可愛すぎるぜ…
776名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 12:46:54 ID:ffVyZXC3
GJ!
そろそろ兄メカの季節ですね
777名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 12:49:33 ID:H4M67vp4
GJ黒猫はかわいいなぁ!!
次も楽しみに待ってます
778名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 12:54:44 ID:MeBNoKlk
GJ!
黒猫!可愛いよ黒猫!
779名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 14:16:24 ID:k/2AW7Q3
普段の厨二なしゃべり方が崩れちゃうほどデレデレな黒猫かわいいよ黒猫GJ!
780名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:03:25 ID:+DzueVKF
まとめイジりました。
作者、カプ別ページともに大体は時系列順に並べてあります。
タイトルがなかったものは「無題:スレ番号 / カプ、または登場キャラか小ネタ」とかで統一しています。
作品の漏れはないはずだけどおかしなところあれば責任もって直します。ここかまとめの掲示板に書いておいてください。
781名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:37:29 ID:+DzueVKF
◆AYASExLmi.氏の作品をさっそく漏らしてましたorz
修正して、ついでに4スレ目440の作品がうpされてないようだったのであげておきました。
782名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 23:17:52 ID:YK5KRi6c
>>781
お疲れ様です^^
783名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 00:18:30 ID:q2IIWLeB
>>781
まとめ編集乙です
こうしてみると職人さんの力作ぞろいで、「は!?いつの間にかこんな時間に!?」状態…
俺だけ?w
784名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 00:21:20 ID:Gyj58WyL
>>781
◆AYASExLmi.氏の作品でさっそく漏らしました


に見えた
785名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 06:27:52 ID:wHj9fqnf
漏らすといえば、桐乃と黒猫と加奈子は絶頂でおもらししそうなイメージが
786名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 11:23:03 ID:ypjN3/Im
俺妹のアニメが、放送する放送局のほぼすべてで深夜番組の時間帯なのはなぜ
787名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 11:37:56 ID:CKbJO6MM
子供が真似するといけないからか。
788名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 11:41:11 ID:wiCgbrP4
そういうアニメだから
789名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 12:21:50 ID:OUsai60n
まさか一般に受け入れられるとでも思っているんじゃなかろうな
790名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 13:57:07 ID:k8vYqTIV
>>784
 >>781のお漏らし(*´Д`)ハァハァ 俺いっちゃうよ!ごくごくいっちゃうよ!
791名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:03:22 ID:QYWJao4q
朝の8時30分から放送して、桐乃のおしゃれバッグとかを
幼児に売りつける発想は誰にもなかったのだろうか……
792名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 14:27:52 ID:HeVOcsRz
俺妹が変身モノだったらあるいは
793名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 15:55:16 ID:Aquk3DmK
ある意味変身モノ
794名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:36:23 ID:LsF2wg8l
同じくラノベ原作のSMアニメは土曜の朝からやってるんだけどなw
まぁAT-Xだし一般層向けではないか
795名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:00:22 ID:wiCgbrP4
宣伝しまくりでプッシュされすぎ
コケないか心配だなー
796名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:02:19 ID:f5O8Dlbv
はいはい、心配心配
アニメスレでやってね!
797名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:04:18 ID:OUsai60n
まぁボロクソに叩かれることは確定してるけどな
798名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:34:04 ID:RIBeajpv
はいはい、あんたもね

つーか、マジでうざいな
799 ◆BxTeaDzMWc :2010/10/03(日) 20:46:59 ID:sS0yhaZs
>>733からの続き投下します
百合が注意
800 ◆BxTeaDzMWc :2010/10/03(日) 20:47:37 ID:sS0yhaZs
「………………黒猫……かな」
「なっ!?」「……ッ……!」
本当はどっちが興奮したかなんて選べようもないんだけどな。
だって、んなこと考えていなかったし、言われてから初めて勃っちまってるのに気づいたわけなんだしさ。
それでも黒猫と答えたのは、返答を迫られる短い時間で考えた二つほどの理由からだ。
一つは「どっちも」なんて答えを言おうものなら両方から張り手が飛んできそうだということ。いや、きそうじゃねえな百パーセント飛んでくる。そんな痛い答えは言いたくない。
もう一つは。
言うまでもねえ、桐乃は妹だからだ。妹相手に興奮したなんて言ってみろ。ぜってえこの先、顔を合わせるたびにシスコンと罵倒してくるだろうぜ俺の妹は。
なわけで俺は黒猫と答えた。別に嘘ついてるわけじゃあないよ? 俺のチキンハートが跳ねまわっていたのはマジなんだし。
「ま、まったく……。先輩には困ったものね。フ、フン。いやらしい」
「あ、あはは。す、すまん。だってよ、おまえがあんな風に。か、可愛い顔見せてくるもんだから、ついな」
「……!? お、お世辞なんて言われたって嬉しくはないわっ」
「いやお世辞じゃないって! ほんとだって黒猫」
「ば、莫迦っ。知らない」
黒猫は顔を赤くしてそっぽを向いてしまった。
恥じらっているしぐさがまた俺の心臓を打つ。
そういや俺ってコイツにキスされたこともあるんだよな。やっぱりこれは好意を持っていると受け取っていいんじゃね? うん、いいはずだ。やっべ、さっきより超ドキドキしてきた。
そして俺はさっきから別の意味でもドキドキしていた。冷や汗もかいていたりする。
どうしてかって? そりゃ……決まっているだろ。
さっきから俺にグサリと刺さっている恐ろしい妹様の眼が気になるからだよ。
「き、桐乃さん。あの、ほら? おまえの胸がイヤってわけじゃなくてさ、やっぱ俺に妹属性つーのは……」
「どういうことよアンタ――ッ!」
ぎゃああああああああ!
怒りを鎮めてもらおうと言葉をかけたのが逆効果。怒れる俺の妹は首をぐいぐい絞めつけてきた。
つーか死ぬ、死ぬってば! 桐乃さんやめて!?
「あ、あんた。あたしのむ、胸に触ったくせにコイツの方がいいなんてどういうこと!」
「ぐぇ〜。お、俺が自分からやったみてえに言うなよ!?」
「しらばっくれんなっ。 あ、あたしの胸にもぞもぞ顔擦りつけてたくせに!」
「おまえが無理やり押し付けたんだろ!? 俺は離れようともがいてたダケだっつの」
「それにしては随分締まりの無い顔をしていたみたいだけど?」
おいコラ、黒猫! どうしてそこで桐乃を援護するようなことを言うの!?
「やっぱり! このスケベ! 変態兄貴!」
黒猫の後押しを受けて桐乃は更に俺の首を掴んでがっくんがっくん振り回してくる。
おまえら、数秒前まで対立してるような雰囲気だったのに、いつの間にデタントしたのよ?
特に黒猫、
「俺が苦しんでるの喜んでるだろ! この鬼畜!」
「お世辞じゃない褒め言葉として受け止めておくわ。ありがとう、先輩」
お世辞でもねえし褒めてもねえよ!
性悪そうな笑みが無駄に可愛いなあ、くっそう。いかん、さっきからずっと首振り回されてるのも手伝って頭が真っ白になってきた。
危険を感じて桐乃の腕を掴んでなんとかひっぺがす。
「やめろって桐乃! だから誤解だ、服の上からで感触なんて良く分かんなかったしさあ!?」
「だ、だから黒いのの方に興奮したってこと?」
まだこだわってんのかよ、負けず嫌い過ぎだろおまえ。
「そ、そういうことだ。 てか比べようもねえよ、こんなん」
「む……分かった」
桐乃はようやく納得がいったのか、口をふさいだ。
あー疲れた。
ふぅっと息を吐きかけようとしたら、桐乃は凄いことを言い出した。
801 ◆BxTeaDzMWc :2010/10/03(日) 20:48:34 ID:sS0yhaZs
「服の上からじゃ分からないってんなら……。ちょ、ちょくせ……直接触ってみればいいじゃない!」
「はヒィ!?」
喉まで出かかった息が逆流して、声音が狂う。
こいつ、今なんて言った? 直接触ってみろって言ったのか? 何を? おっぱい? おっぱい触れって? 誰が? 俺? 俺が触るの? 誰の? 妹の、桐乃のおっぱいを――ッ!?
桐乃の発言を脳内に伝達する作業にいくつ疑問符を使ったのか自分でも分からない。
「お、おま……バッ! な、なっなな――ッ!? 触るってそんなこと! ゴックン。で、出来るわけねえだろ!」
「どうしてよ?」
「どうしてって、その……」
俺は助けを求めるように黒猫に顔を向けた。が、その黒猫は( ゚д゚)とした表情で石化。
当たり前だろう、いきなり友人が自分の兄に向かって胸を触れと言い出してんだからその心中は推して知るべしである。
「こっち見なさいよ」
桐乃が俺の顔を掴んで再び兄妹で対峙する。
「き、桐乃、俺とお前は兄妹だぞ? そ、そんな妹のおっぱ……胸触るなんて。お、おかしいだろ?」
「その妹の胸に顔埋めてたくせに……何言っちゃってんの、シスコン」
「だから俺の意志じゃ――」
「嘘ばっか。あ、あんたが妹の胸でも興奮する変態だってこと証明してやる!」
「そ、そんなこと証明してどうしようってんだよ。お、俺は出来ねえかんな!」
「意気地なし……ヘタレ」
憎まれ口を叩きながら桐乃は口を尖らせて俺の顔を睨めつける。
意気地がないという問題なんだろうか? いや違うだろ!? どう考えても妹のおおお、おっぱいに触る(しかも直接)なんてことを、どこの兄貴が平然とするよ?
しかもおまえ、自分だって恥ずかしがってるじゃねえか。顔が燃えてるみたいになってんぞ。
「桐乃、自分で分かってんだろ? も、もしかして俺に出来るわけねえって、またからかってやがんのか?」
「意気地なし」
もう一度、桐乃が同じ台詞をぼそりと呟いた。嘘ではないという意味も含まれているような声色。
ぐ……、やっぱり本気なのか桐乃?
ヤバいって、俺チョーヤバいって!
俺にだって人並みの理性というやつは備わっている。頭のどこかでそれは働いていて、しっかりと俺の行動を制御してくれている。
だけどさ、今の桐乃を見てそれを保てというのは――む、無理だ。
メチャクチャ可愛いんだよ。耳までを赤く染めている顔、キメ細かい肌、プルンと柔らかそうでみずみずしい唇、そしてさっきから俺の目を釘付けにしている二つの膨らみ。
認めたくもねえが、可愛げのねえことを口にする態度も……。全部が全部、俺を惹き寄つけてしまう。
その桐乃がおっぱいを触れと言ってきている。
股間に血が行き過ぎて思考が変になっているんだろうか、それとも知らない間に頭でも打ってどこかおかしくなったのか、
「桐乃、本当にいいんだよな? い、イヤだったら今の内に言えよ?」
さっきから開けっ放しで乾いてる口内からそんな言葉が漏れてしまった。
「も、もうどうなっても……し、知らんからな」
「ハ、ハン! く、口が回ってないくせに強がっても……い、意味ないっての」
おまえだってそうじゃねえかよ。
心の中で独りごちながら、俺は桐乃の肩を抱き寄せて、ゆっくりと桐乃の服を脱がせていった。
もしかしたら鉄拳か張り手か蹴りが飛んでくるかもと身構えたが、そんな気配を桐乃は見せなかった。抱き寄せたときにピクンとからだを竦ませただけで、俺に身を任せている。
徐々にあらわになっていく桐乃の素肌、目を焼かれてしまいそうだ。
802 ◆BxTeaDzMWc :2010/10/03(日) 20:49:06 ID:sS0yhaZs
「ほ、ほら。手ぇ上げろ」
「…………ん」
素直に俺の言うことを聞いて、桐乃は手をあげる。ゆるゆるとシャツは頭から脱ぎ去って。
あとはブラジャーを、俺が外すんだよな?
漫画などでホックが外せなくてしどろもどろになるシーンを思い出して緊張したが、背中のホックはなんなく外すことができた。
大銀行の地下金庫並みに堅牢かと思ってたが。はは、なんだ結構簡単なんだな。ふぅ。
ブラは桐乃のからだから離れ、ベッドにぱさりと軽い音を立てた。それを聞くだけで、心拍数が上がった気がした。
「じゃ、じゃあ触るから手をどけろよ桐乃」
「あ、あんまやらしく触ったら許さないからね」
おっぱいを目の前にした男に無理言うな。
これでも鷲掴みにして揉みくちゃにしたい衝動と必死に戦っているんだぞ?
「……ごくり」
唾を飲み下しながら、桐乃が手で隠している膨らみへと腕を伸ばして、ゆっくりと手を差し入れていく。
桐乃の腕にはさほど力は無く、侵入を拒んでいるわけではなさそうだ。
嫌がってない……よな。それを裏付けるような手応えに心なしか嬉しくなった。
おもいきって俺はもう片方の手で、胸を隠している桐乃の腕を解かせた。今度は少し抵抗を感じたが、おっぱいを触りたいから力を入れて引き離す。
さっきまでのやめろと言っていた俺はもういない。いるのはただ、おっぱいへ引き寄せられている男が一人。
やがて、俺の手は桐乃の腕を解けさせて。
「……んっ」
「……おっ」
おおぉぉぉおおぉお! おっぱい柔らけえええぇぇぇぇええ!?
すごい、何これ柔らかい! 脂肪なんだから当たり前なんだけど、鳥肌もんだよ!
マシュマロ、ゼリー、ゴムボール、低反発枕、水風船。
くぅぅ〜〜どれも比喩に当てはまらねえよ、もうおっぱいはおっぱいで良い!
桐乃のおっぱいはおっぱいのような柔らかさだ。
手の平から指先から全神経を使って俺は桐乃のおっぱいの感触を堪能しだした。
「ゃ、ゃだ。触り方エロい! ひゃっひぃ……ちょ、ちょっと……鼻息がキモいんですけどォ」
「し、仕方ねえだろ。エロいのはおまえのおっぱいがエロいからだ」
胸とかオブラートに包んで言う配慮も既に無くなっているくらい、俺はおっぱいの感触に夢中になっていた。
話している最中も俺の両手はグーとパーを繰り返すようにおっぱいを握り締めたり、手に乗せてボールを転がすようにしたり、指の先で乳首の周りを撫で回したり、乳首を摘んだりと目覚しい仕事ぶりを発揮している。
手に桐乃の乳房を感じたびに俺の鼓動がどんどこどん。
「あっあっ……や、ヤダ! ち、乳首は……ぃんんぅ……ひふゅん」
桐乃は俺が今まで聴いたことが無い声を出しながら、俺の腕の中で身をよじっている。
か、かわいいじゃん……。
思わずこいつのクソ生意気な態度を忘れてしまいそうになる。
「ちょっと、はぁはぁ。ぃっ……うっひぁん……アンタいい加減に……。あっ……はぁ……やっぱアンタ変態じゃないの!?」
文句を言われても、悩ましげな吐息が目に見えるようで、むしろ俺は興奮をかき立てられるだけだ。
いっそう二つのおっぱいを揉みしだいていると、先端に違和感を覚えた。
ん? あれ? 乳首がなんか固くなってきたような気がする。もしかして桐乃のやつ、感じているのか?
そう思った瞬間、からだが熱くなった気がした。
だがそこで、
803 ◆BxTeaDzMWc :2010/10/03(日) 20:49:38 ID:sS0yhaZs
「もう……もうダメ! ここまで」
桐乃は俺から離れてしまった。
「こ、ここまでだからね。はぁはぁ。さっきからお尻にあんたのが当たってて。もう充分だって分かったから」
充分だと? 何が?
「フ、フンッ! このシスコン。あ、あんたがアタシに興奮するってのがよっく分かったわ。だ、だからもうおしま……な、何よその目は? ちょ、ちょっと兄貴? なんでシャツ脱いでんのよ!?」
そうだったな、おまえ俺が興奮するか証明したかったとか言っていたな。
くやしいが、確かに俺はおまえのおっぱいに興奮した。はっきり言って、興奮しすぎた。もうシスコンと嘲られようがなんだろうが、仕方は無い。甘んじて受け入れよう。
だから――ッ!
「ここまでってそんなんアリになるかよ! 俺はもう――! きっ桐乃ッ!」
「きゃっ! あ、兄貴やめッ!?」
ガバっと勢いよく俺は桐乃に飛びついた。
そのままおっぱいにダイブを決めて、顔を埋める。
「ひゃ、このシスコン! やめろって言ってんでしょうがぁ――!?」
「どうなっても知らんと確認したじゃねえか!」
髪を引っ張られたり頭を叩かれたりするがそんな痛みは知ったことじゃねえ。
俺は手に変わって今度は口で桐乃のおっぱいを味わい始めた。
「あっ、やっ……ひぅんん〜!? ちょっと舐め、舐めんなバカァ! ひぅん……ゃあん、はぁうん。そ、そこ噛むなぁぁ変態ぃぃ!」
「変態って、おっぱい触れとか言ってきたのはおまえじゃねえか」
「うるひゃ、はひぃん、あん! ひゃへっ……へ、変態はアンタだっつの! ひゃふぅ……あっあっあん」
舌で舐めまわしながら乳首を甘噛みすると、桐乃はさっきと同じように甘い息を吐き出し始めた。
やっぱこいつ感じてる。乳首もピンと勃ちあがりコリコリとした弾力が歯に伝わる。
自分の舌で感じている桐乃を俺はたまらなく愛おしいと想った。
顔や舌もそうだが、素肌に伝わってくる桐乃の体温がその想いを加速させているみてえだ。
こいつは普段つっけんどんで生意気で、兄貴の俺をアゴで使うクソアマだが、それでも時折見せる桐乃の可愛いしぐさや声、顔が、俺は実はキライじゃなかったりする。
でも、イラっとくることの方が多いし、なにより照れ臭いから「まあ、かわいいんじゃん?」とか言ったりするくらいだ。
そういうわけで次の台詞は、膨らみすぎたスケベ心で頭のネジが二、三本飛んでったせいだとしておこう。
じゃねえと俺の自我が保ちそうに無い。
「桐乃、可愛いぞ。すっげえ可愛い! 赤くなってる顔も、声も。可愛すぎだろおまえ!? ちゅろ。おっぱいも綺麗だしよ。乳首も、ぺろぺろ」
ビクンと桐乃のからだが一瞬跳ねた。
「……ッ!? い、いいいいきなり変なこ、こと! はっひゅ……あっん……。言うなぁシスコン! ス、スケベ!」
「んむっ、れろ。 マジだって! 嘘なんかじゃねえ、掛け値なしでそう思うんだから仕方ねえだろ? もっとそういう顔が見てみたい、もっと声も聴かせてくれよ桐乃!」
「ウザッ……ひぃうん……あっんん。ウ、ウザい! 死ねっ、マジで死ねバカ兄貴!」
「イヤだね。せっかくおまえがそんな顔してんのに死ねるか! もっと良く見せてくれよ、ほら?」
顔を上げて桐乃の顔を覗き込むと、茹で上がったように頭からケムリを噴いていた。
おっぱいを触られたせいだろうか、桐乃は上気して「はぁはぁ」と荒げている。
息が顔にかかるが、それを俺は甘いと感じた。
そんな変態のような嗅覚が自分に備わっているなんて信じたくはねえが、今はおいておこう。桐乃が何か言いそうだ。
「ば、ば〜か、キモいんだよシスコン」
数秒ほどで息を整えると、桐乃は俺の顔を見たままそう言った。
勢いでクソ恥ずかしい台詞を吐いて返ってきたのは罵詈雑言。それでも充分に元は取れてる気がするかな、俺が見たい顔だったから。
へっ。や、やっぱ可愛いんじゃん? まあ元々こいつはかなりの美少女だし? 誰もが認めるところで、俺もそこに異議はねえよ。
「キモい顔いつまでも向けんなシスコン!」
……口は悪いけど。
でも、不思議とムカつかない奇妙な精神状態に陥っている俺。言われるとおりキモい気がしないでもない。まあいいや。
804 ◆BxTeaDzMWc :2010/10/03(日) 20:50:07 ID:sS0yhaZs
で、再び桐乃のおっぱいに顔を埋めようとしたとき、
「あっあっあなた……ああああなたたち、ななっなっなっ…………?」
それまで石化していた、もう一人の可愛い顔をした美少女が動き出した。
からだと声をぶるぶる震わしながら俺たちを指差す。
どうやら今しがた強制停止していた思考が再起動して、俺と桐乃のあられもない姿を認識したみたいだ。
「あ、ああああり得ないわ。わ、私はいつ淫魔の巣窟に迷い込んでしまったの?」
「淫魔の巣窟って……」
まあ桐乃の爆弾発言を聞いて、追い討ちのように上半身裸の俺たちを見たんじゃあ、超恥ずかしがり屋の黒猫からすれば、当然のことで仕方無いのかもしれない。
「黒猫、これには色々と訳があってだな――」
訳も何も見たまんまなんだが、それでも俺は黒猫の心身を落ち着かせようとした。
「こ、これは違うんだからね!? こいつが妹で欲情する変態だってのを確かめようとしただけで――」
桐乃も同じ考えなのか、口を揃えて黒猫に言い訳をしゃべりだす。
……まあ欲情しちゃったけどさあ、した結果こうなってんだから言い訳になって無いって気付いてないんだろうかね?
「破廉恥よっ。こ、こんな。けがっ汚らわしい……は、裸でいるなんて……ッ」
そうとうテンパってしまっている黒猫。
無表情が多い顔は、というか首から上全部が赤くなってしまっている。
目も涙を湛えて、呂律の回っていない口はパクパクと小動物のように小刻みに動いている。
「……くっ! か、可愛い!」
横にいた桐乃が黒猫の様子を端的に述べた。
うん、すごい可愛い。黒猫も桐乃とはタイプが違うが、すごい美少女であることには変わりは無い。
俺には無表情、桐乃には邪悪な笑みを浮かべるその美少女が、恥じらいの感情をおおいに発露させている。
極めつけは頭につけているネコミミのカチューシャ。今も装着した人物の心情など理解せず愛らしくピコピコと動いている。
俺と桐乃は言い訳も止めて、それに見とれた。
「か、かか可愛いとか、変なこと言わないで頂戴(ピコピコ)」
「くはぁ〜〜〜! 顔赤くしてピコピコしてるよぉぉ! 超可愛いぃぃ!?」
桐乃はなんだかテンションが上がっているのか、本心では思っていても黒猫相手に口には出さないようなことも何故か言っている。
どうしたんだおまえ?
「ふっ、ふざけないで。(ピコピコ)い、いいっいいから……さっさと二人とも服を着なさいッ(ピコピコ)」
「はぅぅぅわあぁぁああッ! あ、あたしもう、ダメ……ガ、ガマンできない……ゴク」
「ダメなのは知って――ってあなた。そ、その手をどうする気……?」
「裸が恥ずかしいなら、一緒に裸になれば恥ずかしくなくなるよ?」
桐乃がスケベ親父のような手つきで黒猫ににじり寄りだした。
「あんた恥ずかしがってコスプレしたときも隅っこの方で着替えてたしィ、肌出さない服も着てるしィ。たまには……ゴクン……薄着したっていいっしょ?」
「い、いいい今も充分薄着にされてるわよっ。」
そう、萌えを探求するために桐乃は黒猫の上着を剥いでいた。
黒猫の今の姿は半袖とミニスカート、あとは丈の長い靴下。ニーソって言うのか?
この姿を薄着にするっていうことは。
「や、止めなさいっ。冗談にしても……タチが悪すぎよあなた(ピコピコ)」
「はぁ……はぁ……。だ、大丈夫。冗談じゃなくて…………本気だから――ッッ!」
叫ぶと同時に桐乃は黒猫に襲いかかった。
陸上部エース様の加速力はダテじゃねえ、瞬き一つする間に黒猫を捕まえてベッドに二人して倒れこむ。
「や、やめ――止めなさいッ、殴るわよこの変態女」
「問答無用!」
ジタバタと暴れる黒猫、それを押さえつけようとする桐乃。両者の力は拮抗していた。
「人間が、ゼロ距離戦闘で私に、勝てるつもり――」
「か、可愛いぃぃぃ! アンタの厨二ゼリフがここまで萌えたの初めてかもおおおぉぉ!?」
おいおい、桐乃よテンションが完全におかしくなってるぞ? 確かに黒猫は超可愛いけど、可愛い友達を無理やり脱がすっていうのはどうなのよ?
黒猫は超恥ずかしがり屋さんなんだからさあ、女のおまえでも裸見られるのは……。
ったく、しょうがねえなこの妹は――、
俺はもつれあう二人に近づいてこう言った。
「桐乃、俺も手伝おう」
805 ◆BxTeaDzMWc :2010/10/03(日) 20:50:50 ID:sS0yhaZs
以上
続く
806名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 21:14:52 ID:vmfaLxGn
何という駄目兄妹www
807名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 21:36:02 ID:tfmE8WJX
こんな感じで、"ぶっ飛んだ選択肢"のゲーム化がされるわけですねw
PSP用意しないと…

続き期待!
808名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:26:28 ID:C2bNCfT7
高坂兄妹駄目過ぎるw
あと黒猫可愛い
809名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:43:16 ID:AIfnDTRB
GJ。しかし沙織の事を思い出すと泣けてきますww
810名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:51:17 ID:G8tbBLgY
さてさて、あと 1時間もしないでアニメ開始ですよ
811 ◆XUsplk79ik :2010/10/03(日) 23:54:26 ID:B/iNkqld
>>805
GJです。沙織ェ・・・
YOU沙織も加えて4PにしちゃいなYO!


7巻が出るまでに沙織ssが増えているといいなぁ・・・(他力本願)
812名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 01:28:31 ID:x7IrS/qM
>>805
兄妹で黒猫を犯すということか
瑠璃ちゃん、愛されてるなぁ…(遠い目)
813名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 02:48:30 ID:p0KaBGSf
私の兄がこんなにかっこいいわけがない

同人でありそう
814名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 02:51:33 ID:5IzZXlJj
兄×兄というわけか…
815名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 02:55:42 ID:p0KaBGSf
つまり、こういう終わり方を迎えるのか?なんかさびしいな
http://tvde.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/jlab-dat/s/696437.jpg
816名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 12:25:37 ID:qiQ1cmqH
>>815
むしろ、一巻以前にこういう事があったとしたら……

原作でいまだはっきり描かれてない、兄妹が疎遠になった理由。
京介の記憶が曖昧だった理由。
桐乃がエロゲにはまった理由……。

全てが説明つくな……。
817名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 13:28:10 ID:5WoRxNp6
>>805
乙。続き期待してます
818名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 14:03:43 ID:O5GyrpqD
さて、そろそろ次スレなんだが
テンプレどうする? 今のままでいいのか?
新しく来る人用に作る?
819名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 14:38:29 ID:zyl1UXDp
>>805
すばらしい
なにこの兄妹いいぞもっとやれw
820名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:16:52 ID:7qteRJmB
>>818
疑問を投げるだけじゃなく、まず例を示してくれなければ
821名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 23:50:39 ID:O5GyrpqD
>>820
前に書いたんだがw
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7770/1254734195/9-10

アニメも始まったし、新規の人の為にもあった方がいいのかな、と
822名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:03:51 ID:wMVQvL+S
現状、問題起こってないんだからいいんじゃね?
って、いうより、むしろいい感じで運営されてるし。

当時も問題がおこったら随時変更しましょうって感じじゃなかったっけ。
823名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:13:01 ID:GlCN0rP2
10月最近か……って一年も前じゃねえかよ!w

一年続いてあんま問題出てないし
お願いごととやんわり書いてもそれを金科玉条にされたりすることあるから縛りっぽいのはいらんかなと思う
追加するとしてもこの2個くらいでいんじゃない?
◆書き手さんが投下し易い雰囲気づくりを
◆荒らし、煽りは勿論スルー
824名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:19:35 ID:wqbpooyZ
これはダメ、あれはダメ、ってだけがテンプレじゃないんだが
マナー的なマニュアルがあれば新しく書いてみようかな、って人もでるんじゃない?

だが叩きに利用される一面も確かにあるしな
やっぱ保留か
825名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 10:22:46 ID:e8f+c5Sr
>>823
本スレでの誘導禁止もいれといてくれ
826名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 13:54:58 ID:iCls9Pjw
あなたもSSを書いてみませんか?ってのはここよりまとめのトップにでも載せると効果あるかもね
827俺の妹がこんなに犬系なわけがない:2010/10/06(水) 00:39:22 ID:3BOsFHFV
小ネタ。っつか改変ネタ


いも「似てないよ!?あたしたち、似てないよ!?ねぇ!血縁!血縁ある!?」
あに「あぁ、あるから」
いも「本当!?大丈夫なの!?赤の他人じゃない!?」
あに「あぁ、青の他人だから大丈夫だ」
いも「そうかぁ!あたしスイーツ(笑)だから!スイーツ(笑)だからオヤジギャグわかんないから!」
あに「そうだな。わからないな」
いも「うん!でも他人なんだ!そうなんだぁ!じゃぁセックスしていいんだよね!」
あに「――お前は何を言っているんだ」
いも「ダメかぁ!じゃぁ背徳感味わえるね!セックスしよう!」
あに「なっ!何をするだァーッ!」
いも「あぁ!問答無用だから手足縛るね!ね、兄貴!」
あに「あqwせdfrtgyふじこlp;@:」
いも「あぁー兄貴とあたしは赤信号を渡っているよー!」
あに「せめてゴム付けようねぇー!!」

ガッシ!ドピュ!俺は射精した。スイーツ(笑)
828名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 03:27:30 ID:ORDnFcpy
829名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 07:56:05 ID:nh4D+74Z
>>828
正直吹いた
830名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 09:44:20 ID:kzG8M600
これはヒドいw

タイトルパクるなら内容もパクれよ
831名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 15:13:38 ID:slJZgsLP
取り敢えず保留つうことで今のまま次スレ立てるでFA?
832名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 16:17:58 ID:XCeS5vTp
833名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 17:13:37 ID:6C4ogGhv
じゃこっちは埋めるか。
「どうしてこんなことに・・・」
夏休みに沙織の招待で俺たちは南の島へとバカンスすることになったんだが
途中、嵐にあい難破してしまった。
気づくとどこか知らない浜辺で倒れていた。
「桐乃や他のみんなは無事なのか?」
ふらつく体を起こして、みんなを探し始めた。
浜辺づたいに歩いて行くと倒れている人影が見えた。
急いで駆け寄ると、それは黒猫であることが分かる。
「おい、起きろ黒猫!」
頬を叩いて意識を呼び起こそうとするが、反応はなくだらりとした腕が俺を恐怖へ誘う。
「黒猫!黒猫!」
俺は必死になって叫ぶがそれでも黒猫の意識が戻ろうとしないので、服を破り捨て心臓マッサージをし始めた。
一度、二度と繰り返す。
やがて、黒猫の口から水が溢れ落ち、
「げほっげほっ」
「黒猫、良かった!目を覚ましたんだな?」
「私・・・いったい?」
「俺たちの乗った船が難破してどうやらこの浜辺に打ち上げられたらしい」
「そんな・・・はっ!沙織は?それにあの子も」
「桐乃たちはまだ見つけていない・・・」
「早く、みつけないと」
沈痛な面持ちで黒猫が立ち上がる。
が、破いた服が黒猫からばさりと落ちる。
「な、どうして私の服が?」
「あ、すまん。心臓マッサージするときに俺が破いた」
「く・・・助けようとしてくれたのはありがたいけど、何も破らなくても」
破れた端を結びつけて黒猫は顔を赤らめた。
「俺も必死だったんだ、おまえ叩いても起きなかったし」
「分かってるわ。それより二人を探しましょう。もしかしたら一緒に船に載っていた人たちも流されてきてるかもしれない」
「そうだな」
気をとりなおして、俺たちは浜辺をまた歩き出す。
「ここってどの辺なんだろうな」
「さぁ・・・沖縄近くの島だとは思うけど」
話しながら歩いていると、遠くに歩いている人がいた。
手を振ってこっちへ向かってくる。
「あれ、沙織たちじゃない?」
「ほんとだ、桐乃のやつもいる」
俺たちは二人に向かってかけ出した。
「黒猫氏、京介氏無事だったでござるか!」
「ああ。おまえも、桐乃も無事みたいで良かった!」
「良かった、あたしたちは助かったみたいね」
ひとしきり再開を喜んでいたがすぐに全員黙りこんでしまう。
「私たち、これからどうすればいいのかしら?」
「拙者たちは向こうからずっと歩いてきたのですがどうやらここは無人島のようですな」
「無人島!?」
「はい、途中小高い丘に登って確かめましたが、目にするのは緑ばかりだったので」
「そうなの・・・」
「と、とりあえず日もくれてきたし落ち着ける場所を探そう」
「そだね」
俺たちはまた歩きだして浜辺近くを歩いていると、少し内陸に入った場所に川を見つけた。
「川があるのは助かったわね、水の心配は無さそう」
「そうだな、じゃあこのあたりに小屋を作ろう」
・・・・・・・
「出来た!」
「出来たってアンタ、資材とかどうしたのよ?それにけっこう立派な作りだし、こんなスキルあんた持ってたの?」
「その辺は気にしたら負けだと思う」
「そ、そう」
「いいではござらんかきりりん氏。雨露しのげるのですからありがたい事でござる。」
「疲れたわ、今日はもう休んで、どうするかは明日考えましょう」
834名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 17:41:25 ID:6C4ogGhv
一夜明けて俺たちは今後のことを話しあった。
「ここが無人島ということは、誰も助けに来てくれないということかしら?」
「残念ですがそう考えるのが妥当というものでござるな」
「え〜〜〜、あたしもうエロゲ出来ないの?」
「エロゲもそうだけど、アニメも見れないわね」
「由々しき事態でござるな」
それ以上に色々問題ありそうだが、この三人にとっては優先度が低いらしい。さすがオタクである。
「こうなったら、俺たちが自力で脱出するしなねえな」
「どうやってよ」
「そうだな、まずは島を探索しながら色々使えそうなものを探していこう。食料も得なきゃ餓死しちまうし」
俺の提案にみんな同意して、それから俺たちは無人島を探索しはじめた。
「こんなところに可変変圧器が落ちているぞ?」
「こっちには黄金製信号ケーブルにADコンバータね」
「見てよコレ、SES(壊)を見つけちゃったんですケドぉ〜」
「ふむ、拙者はパラボラアンテナを探し当てました」
どうやら以前はここは無人島ではなく、誰か住んでいたらしい。
ともかく脱出するための道具を見つけたおれたちはさっそく壊れていたSESを直した。
「さて、上手くいくかしら?」
「少々お待ちを。今インマルサットに救急信号を送っているところでござる」
「ちょっと待て沙織!インジケータの数値がおかしい!?」
「ど、どういうことよ!?」
「分からない・・・」
「待って、今小屋の入り口のところに誰かいたわ」
振り返ってみると、そこにいたのは、
「お、親父!」
そこにいたのは俺と桐乃の父親だった。しかし家で着流し姿をしているわけでもない黒尽くめの軍服のようなものを着ている。
「お父さん、どうしてお父さんがここに?」
「ふむ、何から話したものか・・・そうだな、まず明日人類は滅亡する」
「「「「Ω ΩΩ<な、なんだってー!」」」」
「シミュレートした結果は、生存者は全人工の8.065%だ」
「そんなバカな、親父なんの冗談だよ!」
「冗談ではない京介。黙っていて済まなかったが全て仕組まれていたものなのだ。嵐も船の沈没も」
「どういうことかはっきり言って頂戴」
「我々は特殊な訓練を積んでいない一般の人間がどれほど生存できるかを君たちを使ってテストさせてもらったのだ」
親父は、淡々と話し始めた。
「多少人道から外れた行為ではあるが、人間が諦めることなく進む道を探し出せるのかをな」
しかし京介と俺の方を向いて更に親父は話を続ける・
「おまえ達は素晴らしすぎた。まさか漂着して次の日にSESを完成させるとは、埋め用のネタとしてもひどすぎだ」
「仕方がねえだろ!そんな都合どうでもいい!親父、俺たちをさっさと家へと返せよ」
「もちろんだ。はじめからそのつもりでおまえ達の前に現れたのだからな。家には返す、ただし記憶を消してな」
そういうと親父は俺たちに向けて何かを向けた。
そこで意識が途切れる。

気づいたら俺は机に向かって眠っていた。
・・・長い長い夢を見ていた気がする。
俺って沙織や黒猫たちと船でバカンスに行てるんじゃなかったっけ?
夢だったのか?やけに生々しい・・・
まあいいや、俺は一階へ麦茶を飲みに下りていった。
もうすぐ・・・夏が終わる。
835名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 17:43:07 ID:6C4ogGhv
真エンドはひでえゲームだったよ、無人島物語ェ・・・
836名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 17:51:21 ID:slJZgsLP
            -‐    ̄    ゙    .,
        ,. '"                `
      /                       、
     〃                        \
    /      ,             、       ヘ
    ,      /,        ,i.   ∧   ,        ゛
       ,  ハ | {      / j . ノ  ,  ,         }
    '   | / {.l 丶,   ι´. / ノ'_ ヘ }ヘ
   {.ハ ! 人レ -- ;ヽ /   /     `y、 l         l
   l' |  i{ ´ _,.. ,,_ 、 `      , ´ ,z-‐-,,      i_     }
    リ  l /  ら ヾ       〃 つ:,、ヽ, |   .| ヽ   }
    j  l. {  {:::ワ:} |-―ー|     {::::`'::::} | l    |  }   | 
    | 〈r| ゝ  ヽ-' ,l    ` 、    ゝ- 〃ノ    }  ノ  ハ }
    |  `ー -- -‐ ´       ー- ‐ '" /′   .|/,  j リ
    {   l ///    i        ////  j  }  l   /
    .! l  l                   l    }、从/
    ilヘ lヘ      !    ̄  ̄ }     ノ//} ノ
     ゙ ヽj\       .__ ノ      "、ノ '´
         `  、          ∠  |.,_
             ゙  . __,.  '"   _,. ′l
               ,. ┤   , -‐ ´   { 、
              ∧ |_,. '"        〉\
埋め
837名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 18:12:59 ID:g+rCb1yC
>>828
みれんかた
838名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 22:12:24 ID:qcWB5Rqu
残念だったね
839名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 23:25:32 ID:ORDnFcpy
>>837
DVDの通販ページだから消えたりしてないが
18禁サイトがブロックされるような環境か?
ともかくDVDのタイトルは「ツインテール妹フェラ」だよ
840名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 23:58:24 ID:QM6YE6kl
京介に猫耳が生えてくる話の続きまだ〜
841名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 01:40:08 ID:dDpZiG+4
うお、需要あったのか
書いてくる
842名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 02:47:03 ID:/57SflJ1
黒猫体育倉庫……
くだらん話題続けなきゃ投下してくんないの?
843名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 11:50:43 ID:KQf962NR
あやせ和姦を一週間くらいで書くと言ってたのはドコ行った?
裸で待ちくたびれてるんだが
844名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 13:13:14 ID:2CuJlf8W
>>841
裸で腹筋して待ってます
845名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 14:24:57 ID:dxIbXtI4
ケツ洗って待ってます///
846名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 19:04:58 ID:mN2vzev9
桐乃と黒猫と京介の修羅場ものとか見てみたい
847名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 23:51:00 ID:SelDUhq8
>>846
沙織さん抜かしてるんじゃねーよks
848名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 23:57:30 ID:v8uM4LSp
いやいや、あやせを忘れちゃいけないよ。
849名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 00:50:50 ID:qPguaLxP
     /::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::ヘ
    ':::::::::::::::::::〈:::::::::/:::::::::::::::::::/ }:::::j  ヽ:::::::::::::::',
    ,':::::::::::::::::::l::::::::/:::::::::::::::::/  .|:::::j   ヽ:::::::::::::::l
    l::::::::::l::::::::|::::::/::::::::::>    l::::ノ u   ヘ::::::::::::::l
   .|:::::::::::|:::::::|:::メ::::::/      {::/ _,. '´  V::::::::::}  ぜっ・・絶対わざと>>832乙させたに決まってます!
    l:::::::::_!::::::l::ノ/,.ニ,,.ー .,_ノ/  jノ!,.'",.zュ.,、  }:::::::|,:}  いい加減にしないと通報しますよ!?
    .V:::/, l:::::|:i´/ ん:::ム    /  /lス:::ハ ヾ l:::::::::}:リ 
    l:::l !l::::::l {  {::::ワ::リ      弋::フリ } j:::::::/ノ
     l:l { l::::::l   ゞ- ´        ` "   .{:::::::ノ
     ヘゝ l::::::l ///////    ,   /////j::::ハ
      l::::::ヘ:::l υ                ノ:::{
       }::::::::}:::>     __ _     /:::i::l
      }:::::::::::l:::ヘ::ヽ   '―‐ ―` ,<:i::::::i, -‐ ュ_
       j::::::::::::l::::ヘ,-| ゙ ー  .,_ -‐ {/ ノ::::/   /: : : >、
    z,.┴ー‐--i::::ヾY}        / ノソ::/   /: : : /: : :ヘ
,,. ': : : : ヽ    i:::::l ヾ、      /   /:/   ": : :/ : : : : :}
{: : ヘ: : : : ヘ    }:::::l iー-  ,-‐/   //   ,: : / : : : :,ュ:|
.l: : : ヘ: : : : !     ',::::lヘ    /    ,':     ,': /:_,.- ̄ ,./:}_
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850名無しさん@ピンキー
新刊の表紙いいなぁ