【何発でも】腹責め専門SS・その7【叩き込め】

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1名無しさん@ピンキー
例えば、
◆強気な優等生娘がスケバングループに拉致されて
  腹を殴られて悶絶したり、
◆格闘娘が手足の自由を奪われて、鍛えぬいた6パックの
  腹を延々と殴られて腹責め拷問されたり、
◆憎い仇の子種を孕まされた女戦士が、切腹して自害したり、

というような、腹パンチから切腹にわたる腹責めシチュSSのスレです。
オリジナル・二次問いません。


まとめサイト
ttp://thinker.web.fc2.com/index.html

腹責め専門SS避難所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1241429062/


前スレ
【何発でも】腹責め専門SS・その6【叩き込め】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1244442849/


過去スレ
【何発でも】腹責め専門SS・その5【叩き込め】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229223999/
【ソフトでも】腹責め専門SS・その4【ハードでも】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209903187/
【嘔吐】腹責め専門SS・その3【子宮潰し】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196431261/
【嘔吐】腹責め専門SS・その2【子宮潰し】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174024879/
腹責め専門SS
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150474532/
2名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 06:33:44 ID:500Tfx9g
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      ごらんの有様だよ!!!  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______  _____  _______    ___  _____  _______
ヽ、     _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、   ノ    | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ  、  |
  ヽ  r ´           ヽ、ノ     'r ´           ヽ、ノ
   ´/==─-      -─==ヽ   /==─-      -─==ヽ
   /   /   /! i、 iヽ、 ヽ  ヽ / / /,人|  iヽヽ、   ヽ,  、i
  ノ / /   /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、  、 ヽ
/ / /| /(ヒ_]     ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_]     ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '"   ,___,  "' i ヽ|     /ii""  ,___,   "" レ\ ヽ ヽ、
  '´i | |  !    ヽ _ン    ,' |     / 人.   ヽ _ン    | |´/ヽ! ̄
   |/| | ||ヽ、       ,イ|| |    // レヽ、       ,イ| |'V` '
    '"  ''  `ー--一 ´'"  ''   ´    ル` ー--─ ´ レ" |
3名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 11:27:33 ID:56FkI1aZ
スレ立て乙
4名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 21:13:09 ID:sl8n3maD
1乙&保守
5名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 23:42:11 ID:+OZrsYXh
まとめサイトさんどうしちゃたんだろ
6名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 23:56:36 ID:4h7MFW/R
>>1

>>2
コイツ・・・腹がない・・・!
7名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 23:00:12 ID:XwrMO1fv
即死回避ほしゅ
8名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 16:07:11 ID:B7Z9MaRh
ほしゅ
9名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 19:41:54 ID:ctQxQpbF
キレイに腹筋割れてる女の子見たら、腹パンするより舐めたくなった…
10名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 22:08:30 ID:/Ze1gSvC
http://livedoor.2.blogimg.jp/samplems-bakufu/imgs/0/a/0aafa9f3.jpg
をみて、腹責め専用ドールという妄想が浮かんだw
11名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 22:12:33 ID:cmj12jlw
>>10
それ何のスレだっけ
ブラジル?
12名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 22:26:54 ID:/Ze1gSvC
外人女の水着が半端無い件スレ>>11

つか、腹責めスレ見始めてから
2次でも3次でも露出多い服着た肉感的な美人みると、
腹にしか目がいかないwww
「この腹にきっつい一発叩き込んだらどんな反応なのかな〜」
みたいなw
13名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 22:37:16 ID:cmj12jlw
>>12
THX
外人女スレだったか
見覚えはあったのに忘れてたよ
>>10の画像で久々に感動を覚えた

同じく、腹責め嵌ってから見る順番が
腹→胸→顔になったわw
14名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 10:42:57 ID:LymMctH+
三次元始まったな
15名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 18:04:42 ID:DrGSg4Sh
>>10みたいな腹パン推奨バディな女共だけで、腹パンハーレムしてみたい。
16名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 20:39:19 ID:kMQYWfwl
腹パンハーレム・・・!
主の腹責めに耐える為、そして主を喜ばせるために、
日々肉体の鍛錬、とくに腹部の鍛錬に勤しむ美女達・・・!!
17名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 23:45:19 ID:m0Cl8jrv
シンプルに腹パンチage
18名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 15:55:02 ID:Qk5aQFxB
残念、そこは私のおいなりさんだ
19名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 21:49:39 ID:nhpzQHrQ
保守
20名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 17:45:33 ID:oE3rULgr
21名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 00:07:00 ID:o+Ulk9su
海水浴場でビキニのお姉さんが晒したお腹をグッチョリ抉られちゃうSS期待保守
22名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 00:27:00 ID:4fBwhZuP
相手はどんな奴?
23名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 02:53:44 ID:qlbx1rUN
>>22
水着着れないデブでひとつ
24名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 02:37:14 ID:f2WMPHS5
ちくしょう・・・こんなの↓見てももう腹にしか目がいかねえわwww
http://erooups.com/2010/08/02/wow_girls_in_sexy_micro_bikinis_24_pics.html
くっそーみんなそそるいい腹してやがるぜwww
25名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 04:52:17 ID:wtKWr5O3
写真ばっか貼ってないで書いてみようぜ
26名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 16:19:20 ID:DUvmSs87
アニメ「アマガミ」でヒロインの一人が
シャツめくって生腹にキスをさせる場面があったんだけど、
そこでキスじゃなくて腹パンチさせる妄想でひとつw
27名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 02:34:00 ID:kpMISEKm
こんな刑罰昔あったんだな おお〜怖い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%B9%E8%A3%82%E3%81%8D%E3%81%AE%E5%88%91
28名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 00:35:11 ID:bnx60hib
ほしゅ
29名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 04:22:24 ID:ZtV38x0o
スレの活気付けに一つかいてみたが・・いかがなものか
30名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 04:26:12 ID:ZtV38x0o
どむっ! どぼぉっ!
「あうっ」「うぐっ!」
2人の若い女性が部屋の一隅にて、腹を殴られている。
ランジェリー姿のほうは、川神なほ。ちょっと謎の多いとあるバーの子で18歳だ。
もう一人は磯川恵。22歳。最近この町にできたSMクラブ「bsP」のトップの娘である。彼女はお客様のためならどんなことでも厭わない性格だ。

そのせいもあったためなのかもしれない。今、このような状況になっているのも。それは先月のこと、ある客から、お腹を殴らせて欲しいと頼まれた。
恵にとっては、初めてのことだったが、やはり彼女は快諾した。客の要望で、上着を脱ぎ、上半身裸になる。その体つきは何とも言い難いほどすばらしかった。
痩せすぎず、女性らしくて適度にくびれのある柔らかそうなお腹、男性なら誰でも魅了してしまう、形のいい胸。彼女がグラビア界に進出したならきっとトップアイドルとなることだろう。
「あ、あの…こんな感じで…いいですか?」
そう言って両手を上にして万歳の格好で壁にもたれかかる。客は恵のお腹を掌で押したりしながら、さらに腹筋には力を入れないでくれと頼んだ。
「わかりました。……いつでもいいですよ。」
そして拳はくっきりと浮かんだ肋骨がなす三角地帯、みぞおちに狙いを定めるかのようにして、引き絞られた。
どぼっ!
「うっ…」
客はすぐには拳を引かず、めり込ませた拳をさらにぐっ、ぐっ、と押し込んでくる。
恵は今までに味わったことのない痛みと苦しみに気を失いそうになる。だが、拳を押し込まれるたびに襲ってくる吐き気も我慢しなくてはならない。
「…あっ、ぅっ…」

拳がお腹から離されると、恵はお腹を押さえて、床に倒れるようにして横になり、しばらく吐き気や鈍痛に耐えていた。
「す、すみま…せん。もう大丈夫…です。続き…しますか?」
床にどうにか座ってそう言うと客は驚いたような顔をした。どうやら、最初で最後だと思ってたようだ。「そうですか。もういいんですね。楽しんでもらえたなら良かったです。またきてくださいね。」
あんなに苦しんでいたのに、満面の笑みで客を見送る。そして次の日、別の客にもまた腹責めを頼まれた。下着姿になって、昨日と同じように、拳を待つ。
「…」
どむっ!
放たれた拳はお腹のど真ん中を窪ませていた。それが膨らみを取り戻す前に2発目がへそのわずか下にに放たれた。
ずむっ!
「・・ぅっ…んはっ!」
たまらずに恵はお腹を手で押さえる。だが、客はすぐさま手を払いのけて、へその上に3発目を繰り出した。
どむぅっ!
「えうっ!…ぁっ…くぅっ…」
ギュルルルル、グリュ、ギュル
内臓が、腸が刺激に悲鳴をあげる。うずくまったまま荒い呼吸を続ける。
「はぁ…はぁ…あ、ありがとうございました。」お腹の痛みに耐えながらも、それでも笑顔を忘れない恵だった。
そして帰宅後も痛みは消えず、吐き気は増すばかりだった。ネットでお腹の痛みを和らげる方法を探して、何とか仕事には行く。しかし次の日も、その次も恵はずっとお腹を殴られたのだった。今や彼女は腹責め専門と化したも同然だった。
その従順な評判は広がり、客足は絶えることがなかったのだった。
31名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 04:26:36 ID:ZtV38x0o
しかしこれを良しとはしないものがいた。あの謎のバーのオーナーである。
「客が来ねぇ・・・。おい川神、どういうこった?お前がちゃんと働かねぇからじゃねぇのか?うちはバーだけじゃこんなに長続きはしねぇよ。腹を殴る客が来ねぇと話になんねぇ。」
そう、ここは一見は普通の古めかしいバーなのだが、マニアのみぞ知るところの「腹パンチ」ができる店なのだ。誰にかというと、もちろんなほちゃんに、である。どうしてここで働くことになったかは、ただ単にここのオーナーに気に入られたからであろう。
ただそれだけなのだ。しかし彼女も逆らうことなく腹パンチをされることを拒みはしない。いつもただだまって殴られるのである。
そこへ約1週間ぶりに客が来た。常連さんであった。じゃいつものように、と言って客は店の奥に川神なほと一緒に入っていく。そこからはもう二人っきりだ。しかし腹責め以外のことはないのだが・・。
奥の部屋は小じんまりとした部屋でベットがひとつあるだけだった。なほはいつものように腹を露呈してベッドで待つ。そのお腹は殴るにはかわいそすぎるほど、かよわくて、柔らかそうなのだ。
「じゃあ、どうぞ」
壁にもたれかかってなほは目をつぶった。
どぼっ!!
「っぐぅぅっ!!」
なほは床に倒れ込んだ。パンチが見事に肝臓を捉えたのだった。初撃だったので苦しみはとてつもないものだろう。お腹を抑えて床をのたうちまわっていた。
「・・・・っあ・・・あ・・・っ・・・・うっ・・」
しかしまだ始まったばかりだ。客はのたうちまわるなほに馬乗りになって動きを封じる。手もお腹からどけられ、仰向けにされた。苦しみはまだ全然消え去っていないが、さらに追撃は続く。
どむっ! ズムッ! ずん!! メリッ! 「・・っ・あぐぅっ!・んんん!!!・・あぅっっ!!」
拳が18歳の女の子の柔らかいお腹に、次々にめり込んでいく。かたい床に仰向けになっているので、そのダメージはすべてなほの内臓がうけていく。とてもこんなか弱い女の子が耐えられるものではない。
それでもなほは必死に耐え続ける。

・・
・・・
「今日は・・これくらい・・で、いい・・ですか?」
約1時間延々と続いた腹責めは幕を閉じた。
翌朝、久々にお腹を殴られて、なにかお腹の中がおかしい感じがするのを我慢して、そしてオーナーに昨日の客から聞いたことを伝えた。
「・・・・なるほど。あのSMクラブの女がうちの客を奪っていった、というわけか。・・・・何か手を打たねばな・・・・・」
オーナーはしばらく考えこむ。
「あの、何か勝負で勝てばいいんじゃないですか?」
「!? そうか!!たまにはなほもいいこと言うじゃないか。そうだななにがいいかな・・・・・  よしこうしよう!ちょっとなほ、聞け。ゴニョゴニョごにょ・・・」
「えぇっ!なんで私が・・・」
「言いだしっぺはお前だ、なほ。俺が手はずは整えてやる。あとはお前次第だ。」

勝負というのは、つまり、磯川恵と川神なほの2人がお腹を殴られ、先にダウンしたほうが負けというものであった。

・・
・・・
次の日曜日。例のバーの奥部屋に二人の女の子と数人のガタイのいい男たち、そしてバーのオーナーが集まった。
「ルールは簡単。この1升ビンの水を飲んでから、あの棒に手を縛って腹責め開始だ。バンザイの格好だな。もちろん縛られているからては使えない。準備よろしく」
二人は沈黙したまま水を飲み、手を縛られ、棒にぶら下げられるような格好にさせられる。

「では始めよう」
オーナーの一声でまずは、恵に一発が放たれた。
どぷん!
「おごっ!・・・んんんんんっ・ぶっ!・・あっ!うぶっ!・・げほっげほっ」
びちゃびちゃびちゃ
見事に水でいっぱいの胃袋を殴られ、それに耐えることなど出来なかった。
それを見てなほの顔も青ざめる。
そしてすぐになほも同じ運命をたどるのだった。
どぶぅっ!
「げはっ・・うっうぶっ・・」
胃の中がカラになるまで戻し続けた二人の少女。目は涙ぐんでいて、いつもの二人からは感じられない、視線を感じる。もうお腹はだめ、と訴えているかのようだった。

「なんだ、2人ともだらしがない。じゃあどっちかが気絶するまで続けようじゃないか。皆の衆、頼んだぞ。」
32名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 04:27:01 ID:ZtV38x0o
続く・・・・・・のか???
33名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 05:43:42 ID:GMmh9MiD
書いた分だけ投下したのかな?
とりあえず乙
34名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 09:05:12 ID:Yyk2fudp
乙パン
35名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 22:28:40 ID:ZtV38x0o
>>33
いや、最後から一番最初にいく感じで
36名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 22:47:02 ID:gFBeYWyJ
おすすめのSSサイトってある?
最近はЯoom ИumbeЯ_55ってところが好きなんだが
37名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 12:14:19 ID:6fQCoKgk
江戸時代に花粉症の人がいなかったように、昔は腹パン属性の人はいなかったんだろうか。
性的なまなざしで腹パンチを取り扱った最古の文献ってどんなのだろ?
38名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 16:03:56 ID:yz7ZQ96P
性的じゃないけど、古代ローマの処刑方法に罪人の腹を切り裂いて小腸を取り出し、
ウィンチのようなものを回転させて巻き取っていく、ってのがあった。
在任は自分の小腸が巻き取られていくのを自分で見ながら死んでいったらしい。
これも腹責めといえば腹責めだよね
39名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 00:07:26 ID:6R0DWzJ2
腹掻っ捌いた時点で腹膜ショックで良くて気絶、悪いとそのままショック死だと思うが・・・
40名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 08:59:54 ID:P4SpezI3
studioSってとこの同人ゲームが凄い良かった
ピッタリスーツな戦闘ヒロインを拷問するインタラクティブなゲームで、各拷問コマンドを選んで
ヒロインの各部をクリックしてそこに選んだ拷問の責めをリアルタイムにぶち込んでいくんだが、
まず腹パンが基本でクリック連打連打で連続ボディブロー、ゴム弾発射のマシンガンを至近距離から連射
挙げ句は熱した鉄ゴテバーナーガンを腹部に押し当て灼熱責めの烙印…

しかもちゃんとリアルタイムに悲鳴やら懇願の声が入るんで凄い興奮する
しかも値段が千円代なんでマジお勧め
41名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 00:21:48 ID:FHiaRe8a
42名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 03:21:05 ID:HOE7t7Yz
さすがにこれはパスだな
43名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 03:49:50 ID:A3e+NtUR
うーん
44sage:2010/08/30(月) 18:34:14 ID:VM9pEPfQ
SS来ないな…サイト回りでもするか
45名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 02:18:44 ID:gs7YMj0Y
腹責めアンソロジー出版祈願age
46名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 19:56:16 ID:AsaWTSd+
アンソロいいね、作者の妄想でもするか
47名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 21:32:08 ID:LFrbx/cv
おまいらで同人誌でも作ればいいじゃん。
物書きも絵師もいるんだし
48名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 23:03:49 ID:2oaUnCh/
鼻フックアンソロジーはあるのに、
腹パンチアンソロジーはないこのやるせなさに怒りage
49名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 02:10:39 ID:hQbUO/FL
鼻フックアンソロなんてあるの!?

まぁ、実際できると仮定して、SSは誰に書いて欲しい?
50名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 02:24:37 ID:hQbUO/FL
まず俺から。uiiiさんと上で名前出てるRoom number 55さん
51ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:45:26 ID:wTvsYcaF
皆さんお久しぶりです。

本当にお久しぶりです。中には初めましてな方もたくさんいると思います。
書きかけの作品残したまま行方を眩ましてごめんなさい。ずっとスレは読んでました。
なんだかいきなりネタが浮かばなくなってしまいまして。続き待ってる方には迷惑をおかけしてます。

その代わりと言っては何ですが、2年半ぶりくらいになるのかな?の新作を投稿したいと思います。
厳密には新作というか、まとめサイトさんにも置いていただいている
「プールサイドにて」の続編となりますので、拙作を読まれたことのない方は
そちらを読んでからご覧頂きたいと思います。
52ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:46:13 ID:wTvsYcaF
天高く日の照りつける午後。私立箕政高校は、日曜日の落ち着いた静寂に包まれていた。
全校生徒400人の高等学校にも、今日は人影がほとんど見当たらない。
今高校の敷地内にいるのは、校舎に休日出勤の教師が十人足らず、
校庭の隅でバスケットボールに興じる暇を持て余した男子生徒が僅かに数名、
そして校舎横のプールに、休日にも練習を怠らない熱心な水泳部の少女が一人。
あと、もう一人だけ部外者が。

「……ぷは」
何度目かの500メートルを泳ぎきり、その娘は水面に顔を出した。
水泳部部長にして随一の遠泳記録を持つ少女は、梯子を昇ってプールサイドに上がると、
青のスイムキャップを脱ぎ、健康的に濡れた黒いロングヘアーを絞って後ろに撫で付けながら息をついだ。
満足げに一人で頷くと、一旦の休憩に入るつもりなのか、シャワールームの方に向かって歩き始める。
眩しい日光が、少女の身体を覆う濃紺の薄ゴム製スクール水着をてらてらと輝かせた。
まだあどけなさの残る幼い顔立ちと対照的に、明らかに水着を持て余している豊かな肉体を水滴が滑り落ちる。
伸縮性に富むゴム生地を丸々と真円に盛り上がらせた豊満過ぎる巨乳、
無骨に見えない範囲で最大限に鍛えられた、薄く割れた腹直筋、
その真ん中に可愛らしく浮いた小さな臍の窪み、
学生ながらも既にその中身が一人前の女である事を証明する、緩やかなラインを描き盛り上がった下腹、
歩く度に艶めかしく擦り合わされる、肉付きの良い太もも。
そういえば箕政高校のスクール水着は、以前は股までV字のハイレグタイプだったが、
今は少し表面積の主張範囲を広げ、股下の少しまでを覆う一体型スパッツタイプとなっている。
まあ、ハイレグタイプでなくなって乙女の生肌の拝める部分が減ったのは実に残念だが、
逆に太ももの肉をむっちりと締め付け、その生肌とのラインを目立たせるスパッツタイプも、
それはそれで別のいやらしさがあるので大変宜しいと思うのだが、みんなの意見はどうだろうね?
まあいいか。
とにかく、その非の打ち所の無い極上のシルエットは、足元に水滴を滴らせながら静かにプールサイドを歩く。
しとどに塗れ濡ったスパッツスク水の爆乳女子高生。良いね。実にエロい。
さて、そろそろ頃合だろう。陰からその美貌を堪能していた俺は、ゆっくりと少女の前に姿を現した。
53ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:47:20 ID:wTvsYcaF
「神代凛ちゃん、だよな」
「!!」
俺が名前を呼ぶと、じっとりと濡れたエロい肢体のスク水少女は立ち止まり、その円らな瞳を瞬いた。
「……誰ですか、あなた」
ぽってりと厚みのある可愛らしいアヒル唇が開かれ、年相応の可憐な声が発せられる。
「いやあ、名乗るほどのもんじゃねえよ。見ての通り、ただのチンピラさ」
少女を安心させようと、俺は出来るだけ爽やかに笑ってみせた。
しかし、にっこりと笑ったつもりだったが、相手にはニヤリと見えたようだ。
残念ながら精一杯の熱意は通じず、少女は目に見えて警戒してしまった。
まあ我ながら、そりゃそうだろうなと思う。
一人プールで泳いでる時に両耳ピアスのアロハ兄ちゃんがいきなり侵入してきたら、
大抵の女子高生は平静を保てないだろう。
「何の用ですか。人を呼びますよ」
しかし少女はなかなか度胸があるようで、そこまで臆した様子もなく俺を睨みつける。
「大した用じゃないよ、箕政高校水泳部のエース、神代凛ちゃん」
冷たい声で問われ、俺は首を振る。
「凛ちゃんさあ、その得意の水泳で、来月の県大会に出るだろ? しかも優勝の筆頭候補らしいじゃん」
「……!」
神代凛の表情が硬くなる。
たった一言で、少女は俺の用件に察しが付いたようだ。
身体がエロいだけじゃなく、頭もなかなか回る子らしい。
「そう。俺のお願いは簡単。適当な理由つけて、その大会出場を辞退してほしいわけよ。凛ちゃん」
「……誰の差し金ですか」
「そんな事、俺が馬鹿正直に答えると思う?」
「四宮高の芹沢さんですか? それとも西高の宮元さん?」
凄い。ご名答。西高代表の宮元遥は俺の女です。
もちろん口には出さないが、俺は心の中で賞賛する。
「さあ、誰だろうね?」
まあ普通に考えて、神代凛が棄権して得する人間なんて、彼女以外の有力優勝候補の誰かに決まってるよな。
別に隠し通すつもりもなかったので、俺は特に否定もせず適当な返事をした。
「そんな卑怯な真似をして優勝して、満足出来るんですか? 自分の実力以外の物を頼って」
これまたごもっともなご意見。俺も全面的に賛成です。
けど、俺の女はそんなズルをしてでも優勝したいみたいなんだ。我が侭な奴でごめんね。
54ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:48:02 ID:wTvsYcaF
「まあ、そんな事どうでもいいじゃん。凛ちゃん、とにかく何も言わずに棄権してくれないかな?」
「……お断りします」
可愛らしい童顔なりに、スク水少女は目一杯の精悍な表情を浮かべる。
「誰か知りませんが、私に勝ちたければ水泳の実力で勝つように伝えてください」
「そんな事言わずに頼むよ。俺としては、凛ちゃんには何が何でも大会を棄権してもらわなきゃ困るんだ」
仕方が無い。俺は浮かべていた笑みを消した。
「さもないと俺、凛ちゃんにちょっと手荒な真似をしなきゃならなくなるぜ?」
俺の言わんとする事が伝わったようで、神代凛の顔つきも一変する。
「……どういう事ですか」
「分かってるくせに。ちょっと痛い目を見てもらうって事さ。
 もちろん俺は所詮チンピラだから、殺したり攫ったりまではしないけども」
そこまで言って、俺はふと言葉を切る。
「そういえば聞いたことあるわ。凛ちゃん、去年、実家の資産を狙う暴漢に襲われた事があるんだって?」
「っ!!」
その一言は、神代凛を目に見えて動揺させた。
公には報道されていないが、一部では有名な話だ。
日本有数の貿易会社・神代ファクトリーの令嬢を襲った、誘拐目的の暴行事件。
去年その事件が起こった場所こそ、正にこのプールサイドだったらしい。
「何故か未遂に終わったらしいけどさ。……凛ちゃんみたいな良いとこのお嬢さんが、粗暴な誘拐犯に
 反吐ぶちまけて気絶するまで殴られて、全治二週間だっけ? そりゃあトラウマになるよな」
「……!!」
少女の童顔が、羞恥で見る見るうちに紅潮する。
その犯人は恥知らずの暴漢ながら、徒手空拳で仕事を行う事を信条としていたらしく、
誘拐の標的とされた目の前の少女は、そいつに相当手酷い肉体攻撃を受けて失神にまで追い込まれたらしい。
「もう同じ体験はこりごりだろ? しかも今回、俺は来月の大会出場を控えて貰わなくちゃならないから、
 二週間どころか最低一ヶ月は治らないくらい、その凛ちゃんのエロい身体を嬲る事になっちまうんだ」
「な……!!」
健康的に濡れたスク水少女は、反射的に両手で身体を覆って隠そうとする。
しかしそれは完全に逆効果で、二の腕で締め付け持ち上げられた爆乳は一層その丸みと弾力を強調する。
臍から下腹にかけてすらりと長い指を這わされた肉付きの良い肢体は、そのエロさをますます際立たせた。
「俺も出来ればそんな事はしたくないんだよ」
とても18の高校生とは思えないほど成熟した極上エロボディを堪能しながら、俺は歩を進める。
「だからさ、痛い目を見ない内に首を縦に振りなよ凛ちゃん。な?」
「……近寄らないで」
しかし少女は俺の想像とは逆に、怯えるどころか、その名に恥じない凛とした表情で俺を睨み返してきた。
「あなたの方こそ、痛い目を見たいんですか?」
幼い顔つきながら健気に演出したのであろう冷たい視線が俺を突き刺す。
「俺の方が、痛い目を見る?」
俺はわざと、へらへらと笑ってやる。
「なーんだ凛ちゃん。見た目に合わず、そんな冗談も言うん……うおっ!!」
最後まで言葉を紡ぐ前に、碌に構えもしてなかった筈の少女の肢体がとんでもない速さで回転した。
同時にこめかみに向けて飛来した超高速の物体を、俺は我ながら奇跡と思える反射神経で何とか背後に避ける。
「あ……危ねえな……!!」
後ろ回し蹴り。
およそ一般人は使わないというか、喧嘩で使えるという選択肢すら存在しない技だ。
55ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:48:40 ID:wTvsYcaF
「痛っ」
頬に鈍痛を感じて掌を当てると、どうやら血が筋を引いている。
速過ぎて当たった瞬間は気付かなかったが、微かに爪先が掠めていたらしい。
「おいおい……マジかよ、凛ちゃん」
その蹴りは、少なくとも堅気の女子高生の域は軽々と超えていた。
速度、威力、共に尋常じゃない。少女が自信を持つのも分かる。
もし最大限に重みの乗った踵が側頭部に直撃していたら、俺の意識は一撃で刈り取られていたかもしれない。
凄まじい速度による回転の余波で、少女の二つの美巨乳が砲弾型にゆさりと波打った。
「……分かりましたか? 私は水泳だけではなく、武術も幾つか嗜んでいます」
察するにキックボクシングのようなファイティングポーズを取り、俺に向き直るスク水少女。
「あなたの言う通り、去年この場所であの悪漢に屈辱的な敗北を喫してから、私は更に鍛錬を積みました。
 もう二度と、あなた達のような卑劣な人間に不覚は取りません」
その言葉が嘘や増長ではない事は、水着越しにもうっすらと盛り上がりを視認できる腹直筋から容易に分かる。
こりゃ確かに、ただのチンピラには荷が重過ぎるみたいだ。
正攻法で行っても勝てない事もないだろうが、出来ればこっちは余計なダメージを負いたくないね。
俺は、もうちょっと上手いやり方はないかなと思案してみる。
「……いやあ凛ちゃん、ほんとにエロいわ君」
少し考えた後、俺は少女の胸部に実っている豊か過ぎる双乳を必要以上に凝視しながら口を開いた。
「しかしそんなに凄いモノ持ってて、良く沈まずに泳げるもんだね?」
「……っ!!」
「よし決めた。俺が勝ったら、その乳、思いっきり揉ませてもらうわ。凛ちゃんの意識あるなしに関わらずね」
これでもかと下卑た笑みを浮かべてやると、少女の顔は再び瞬間的に羞恥と怒りに染まった。
「この……変態っ!!!」
可愛らしい童顔を必死で怒らせると、再び全身を大きく捻り、超強力な必殺の後ろ回し蹴りを放とうとする。
あらら。見え見えの挑発作戦、あっさりと成功。
確かにプロ格闘家顔負けの威力で、大の男も昏倒させられるだろうが、それもクリーンヒットすればの話。
例え強力だからって、敵を一旦視界から消さなければならないような隙のある大技を二回連続で使うなど、
本当にルール無用の倒し合いではそう易々と選んでいい手じゃあない。
もちろん目の前の少女は武道を嗜んでいるとは言え、所詮は命懸けの路上喧嘩なんかとは無縁の女子高生。
そんな汚い駆け引きにまで頭が回るわけもないが、俺は遠慮なくその隙を衝かせて貰う事にした。
避けるのでも防ぐのでもなく、単純に前へ飛び込む。
来るタイミングが完全に分かっている後ろ回し蹴りに対して、俺がやればいいのはそれだけだ。
べちっ!
「はっ……!?」
一瞬の後、少女の蹴りは見事に俺の脇腹に命中した。
だが少女の思惑とは違い、俺が倒れる事は無い。
当然だ。
高速で振られ、遠心力で重みが最大限に乗った足先がヒットすれば只では済まないが、
間近まで距離を詰めていた俺に当たったのは、大して速度も回転も乗っていない膝の部分。
こんな当たり方じゃあ、まあ少しは痛いものの、とても十分なダメージが通るわけがない。
タイミングさえ分かっていれば簡単な対処法だ。
更に美味しい事に、飛び込みながら悠然と拳を突き出しておけば、
そのまま遠心力に乗った相手の腹が自ら埋まりに来てくれるというわけ。
「うむぅっ……!!?」
水っぽい音と共に、それほど力も入れずに放った俺の拳はスク水少女の臍の上にめり込んでいた。
56ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:49:05 ID:wTvsYcaF
無理やり押し出された吐息が、間近な距離から俺の頬にかかる。
「え……あぅ……?」
幼く円らな瞳は、呆気に取られたように見開かれている。
気付いたら肉薄しそうな位置に敵が居るし腹に拳を埋められているし、何が起こったか分かってないのだろう。
「いや悪いね。凛ちゃんが両親に無理やり一通りの護身術を叩き込まれてる事も、事前に調査済みなんだ」
少女の肉付きの良い腹に深々と拳を埋め込んだまま、丁寧に解説してやる。
「けど実は俺も、ただのチンピラなりに、そこそこ格闘技とか齧っててな。
 プロの格闘家とは言わないまでも、この辺のストリートファイトじゃ結構ならしてるクチなんだよね」
「っこ……は……っ」
何か言いたそうに可愛らしいアヒル口を開くが、まともに声を出せないらしい。
確かに、俺の拳は予想より遥かに深く、少女の肉体内部に食い込んでいた。
流石に全力で殴ったら取り返しの付かない致命傷を負わせてしまうだろうと大分手加減したつもりだったが、
それでも俺の一撃は少女に意識が半壊するくらいのダメージを与えたようだ。
「あーごめんごめん。路上の喧嘩じゃムキムキの野郎ばっかりと乱闘してたからさ、女は殴り慣れてねーんだ。
 女の子はこんなに柔らかくて弱いもんだって忘れてたわ」
「ひぅっ……!」
素早く拳を引き抜くと、少女にとってはそれすらも苦痛らしく、健康的に濡れたエロい肢体がびくりと震える。
「さて、これで懲りただろ? 来月の大会は棄権するんだ。今なら口約束だけで済ませてやるぜ」
女の子特有の甘い匂いを満喫しながら、俺は首を曲げて少女の耳元に囁いた。
こっそり視線を落とすと、零れ出そうな巨乳の谷間がよく見える。眼福。
「……ふ……」
だが、少女の表情に屈服の意思は見られない。
「ふざけ……ないで。絶対に、誰が棄権なんか……」
「そうかい」
最後まで聞かず、俺は左手で少女の肩を固定した。
ゆっくりと腕を振りかぶり、その肢体のど真ん中に再び拳を突き刺す。
「はぉんっ!!」
なまじ水着越しにも筋が浮き上がるくらいに引き締まっているせいで、そのエロボディの正中線は丸見えだ。
せめて腹筋を固めてダメージの軽減を図ったようだが、そんな防御は気休めにもならない。
今度は少し力を入れて放ったミドルブローは、少女の土手っ腹を猛烈に抉った。
「か……かはぁ……っ」
衝撃で小さく開かれた唇から、絶え絶えの吐息が漏れる。
スク水のゴム生地が、その中心奥部に向かって豊満な肉体をみちりと引き絞る。
たわわに膨らんだ双乳がぶるぶると震え、擦りあわされた太ももがじっとりと汗ばんで行く。
まったくエロい身体だ。俺の女も極上だが、これは浮気心が沸いちまう。
57ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:49:49 ID:wTvsYcaF
「はぁ……っう」
「苦しいだろ? 威勢張らずにギブアップしなよ」
少女の身体を固定したまま、俺は心から忠告してやった。
「言っとくが、まだアバラにも内臓にもダメージは与えてないんだ。
 全治三日にもなりゃしねー。俺が本気で凛ちゃんを潰しにかかったら、この10倍の地獄を見るぜ?」
「……い……やだ……」
しかし未だ、俺を睨み上げた神代凛の目から闘志は消えていなかった。
「だ、誰が……あなた、なんかに……!」
腹のど真ん中に拳を埋め込まれながら、少女はか細い声で抵抗する。
見上げた根性だ。
半ば尊敬すると同時に、強烈な嗜虐心が沸いた。
「分かったよ。じゃあ、もう参ったは聞かないぜ?」
目的変更。
このエロ過ぎる身体を、全力で蹂躪してみたい。
再び拳を固めた俺は、もう一切の手加減をせず、少女の右半身にレバーブローを捻じ込んだ。
「うくぅぅ……!!」
恐らく自分自身でも誇らしく思っているであろう引き締まったくびれを遠慮なくぶち抜いてやると、
少女の円らな瞳が苦痛と衝撃で見開かれる。
「は……か……っ」
肝臓を盛大に抉られた衝撃で呼吸もままならず、右脇腹を押さえながら力なくよろめく。
だが俺は攻撃の手を休めず、再び大きく拳を固める。
「さて、同じ所にもう一発来るぜ。ガードしなくていいのかな?」
「ぁ……」
意識も朦朧としているだろうに、反射的に両手を右からの攻撃に備えて構えてしまう少女。
お陰で俺の引き絞った利き腕は、たっぷりと余裕を持って少女の左半身に照準を合わせられる。
まったく可哀想なくらいに、汚い駆け引きを知らない。
俺は十分過ぎる力を溜めた一撃を、その隙だらけの肉体に撃ち込んだ。
「は……!!」
インパクトの直前、そのあどけない童顔にありありと「しまった」という表情が浮かぶ。
しかしもう何もかもが手遅れで、既にその時には俺の拳は、少女の大振りな左乳房を真下から突き上げていた。
「はうぅぅん……!!!」
蕩けそうな下乳と腹部の狭間にアッパーを埋め込んだ瞬間、その咽喉から仔犬のような悲鳴が上がる。
強烈に抉られた少女の豊満な果実は淫らに跳ねようとするが、鎖骨付近まで押し上げられた大振りな肉塊は、
全身を締め付けるゴム水着によってそれより上に衝撃を逃がす事が出来ず、俺の拳を飲み込んだまま激震する。
この質感は、若干固めのマシュマロ、とでも表現すればいいのかな。実に心地良い。
「んうぅ……!」
埋め込んだ拳を少し捻りながら更に乳の奥に捻じ込むと、少女の顎が大きく仰け反った。
堪らずアヒル唇の端から零れた涎の雫が、真上に丸々と押し上げられた雄大な左乳に糸を引いて垂れ落ちる。
少々暴力的なセクハラを楽しんだ後、俺はその痙攣する肉体を一旦解放した。
「は……はぉ……」
しかしせっかく自由を得たのにも関わらず、スク水少女は反撃も逃亡も、もはや防御すらも出来ず、
ただ呆然と立ったまま、官能的な肢体の全てを隠す所なく俺の目に曝している。
今まで嗜んでいた武道とやらの練習や試合では、直接その爆乳を突き上げられた事などなかったのだろう。
恐らく初めて受けたであろう下劣で深刻な肉体攻撃に、少女の瞳は完全に焦点を失っていた。
58ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:50:16 ID:wTvsYcaF
「ぁ……ふうぅ……」
心身ともに絶大なダメージを負い、棒立ちで半失神している神代凛の表情に、既に臨戦の意志は無い。
これが武道の大会なら、いや路上でのストリートファイトですら勝負ありで試合終了となっている所だが、
残念ながら俺の目的は勝利ではなく、このエロい肉体を徹底的に蹂躙し、潰す事だ。
乳も腹も腰も尻も胎も、全ての急所とボディラインを無防備に曝け出して立ち尽くす少女に歩み寄り、
既に筋肉に力を入れる事すら不可能となった肢体の正中線に、躊躇せず拳を撃ち込む。
「ぐむうぅぅ……!!」
その腹に辺りの空気を巻き込んだスクリューブローを突入させると同時に、くぐもった呻き声が漏れる。
多少鍛え込んではいようと、所詮は女子高生の肉体。
ただ分厚いだけの脆弱な肉と脂肪だけでカバーしきれるわけもなく、俺の拳は少女の窪んだ臍をぶち抜いた。
「くっふ……ぅ……っ」
ゴムの水着が打撃点を中心に螺旋に捩れ、その高校生ながらも艶やかに成熟した肢体を際どく引き絞る。
腹の中の様々な物が蠢く感触で、自分の拳が少女の腸を壊滅的に掻き混ぜたのが分かった。
まったく笑えるくらい柔らかい。
即座に臍から拳を引き抜いて、追撃。
次に狙う箇所は、その若干上だ。
コンクリートの床を踏みしめ、零れそうな二つの爆乳の真下に腰を乗せた正拳を撃ち込む。
「うむぅんっ……!!?」
淫猥に汗ばんだ肢体がびくんと痙攣し、その咽喉が跳ね上がり、わなないた唇から透明な液が弾ける。
邪魔な肉を掻き分け、その中心を捉えた感触。完全にクリーンヒット。
ピンポイントを狙って放った拳の先端は、正確に少女の胃袋にめり込んでいた。
「う……ぅぶ……っ」
焦点の合っていない瞳に涙を溜めながら、少女は口元を閉ざして必死に押さえようと呻く。
まあ気持ちは分かるが、それは無理ってもんだ。
自慢じゃないが、路上喧嘩では俺のストマックブローがまともに決まれば、大抵の敵は沈める事が出来る。
大の男でさえ昏倒する拳を生身の腹にぶち込まれ、素人女子高生が吐瀉物の逆流に耐えられる筈がない。
しかし俺はもはや慈悲を与えず、すぐさま駄目押しにかかる。
豊かな巨乳の下に穿たれたクレーターを修復させる間を置かせず、同じ位置を今度は真上に向けて突き上げる。
「くぷぁ……!!」
ぼぎゅんっ、という景気の良い破裂音が少女の肉体内部で弾けた。
伸縮性に富むスク水が、回転を入れつつ放ったドリルアッパーに巻き込まれ、渦状に捩れながら腹に食い込む。
メロン大の爆乳が、衝撃で上下に波打ち暴れ回る。
「うぅぐ……ぅ……っぐぼっ!!」
何度か飲み込もうとしていたようだが抑えきれるわけもなく、きつく結ばれていた口元が決壊した。
唇の左右から溢れ出した黄色い液がぼたぼたと垂れ落ち、押し上げられた巨乳の谷間に小さな池を作る。
「いい音がしたな。アバラが何本かイったのが自分で分かるだろ?」
「ごっ、ごぷっ……ぅえ、え……けぽっ」
喋る事も出来ず、涙を浮かべながら必死に吐瀉を飲み込もうとする少女。
もっとも、一人の人間の正中線に本気の三連撃をぶち込んだのなんて俺自身も初めてだ。無理もないだろう。
だが、まだ終わらせるつもりはない。
拳を引き抜いた俺は、次にその人差し指と中指の二本だけを真っ直ぐに伸ばした。
59ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:50:54 ID:wTvsYcaF
指鉄砲のようなこの拳は“中貫手”と呼ばれ、指の全てを伸ばす“貫手”よりも細く鋭利かつ精密な拳となる。
但し動員する指の数が少ない分、通常の“貫手”よりも繊細な狙いを必要とされ、
下手に突いて骨や硬い部分の筋肉に当たってしまうと逆に自爆技となってしまうため、実戦には向かない拳。
実戦で使えるのは今のように、敵が碌に動けず、なおかつほとんどの部分の肉が柔らかい相手の場合くらいだ。
「は、あ……あ……」
説明している内に何とか胃の痙攣が治まったようで、少女の咽喉からは力の無い吐息だけが漏れていた。
「さて、次は下から攻めるぜ」
冷たく言った俺は、生身の凶器とでも呼ぶべき二本指を引き絞り、少女の肢体の一角に突き込んだ。
「ひぁん……!?」
上半身よりも更に柔らかすぎる贅肉と脂肪を貫通し、俺の指は少女の左下腹に深々と突き刺さった。
骨や筋肉の合間を縫い、標的の臓器に正確に食い込んだ感触。
「……ぉ……っ」
少女の瞳孔が針のように収縮する。
幾度となく引き絞られた為に、水着越しにもその陰影が微かに露わになり始めている少女の秘裂が、
本人の意思とは関係なしにひくりと蠢いた。
直後、ゴムスパッツの股間の部分が、プールの水でも汗でもない液でじわりと湿る。
「う……くうぅ……!!」
朦朧とする意識の中でも自分の身に何が起こったのかを悟ったようで、少女は必死に太ももを摺り合わせる。
何とか括約筋を絞めて堪えようとするのはいじらしいが、残念ながら無駄な努力。
直接膀胱を押し潰されては、もう精神的な抵抗などではどうにもならない。
肉のダムは健闘虚しく決壊し、スパッツから漏れ出した液は太ももを伝い、少女の足元に温かい泉を作った。
内部から湿った事によりスパッツが更に秘部の肉に張り付き、控えめな割れ目のシルエットを卑猥に曝け出す。
「はぁ……あ……」
だらしない喘ぎ声と共に、まだ未成熟ながらも段々と大人の色香を纏いつつある童顔が仄かに朱に染まる。
男に力ずくで反吐を漏らされ失禁させられるなんて、そりゃ女にとって相当な恥辱だろうね。
「今度は真ん中だ」
左下腹から指を引き抜き、俺は紳士的に次の照準を教えてやる。
今度の宣言は嘘ではない。
もっとも言われた所で、その部分に力を入れる筋肉なんて碌に無いわけだが。
「まあ、子供が出来ない身体にまではしないから安心しな」
「……っ!?」
わざと意地悪く言って脅かしてやると、少女の瞳が見る見るうちに恐怖で見開かれた。
「や……や、め……」
とうとう大粒の涙を浮かべて懇願しようとするが、もう遅い。
寧ろその怯える仔犬のような表情は、俺の嗜虐心をますますそそる事しかしないんだな。
60ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:56:10 ID:wTvsYcaF
俺は引き絞った二本指を、少女の緩やかに盛り上がった下腹の中心にぐさりと突き刺した。
「くはぁぁん……!!!」
生身の槍が少女の肉体に根元までめり込むと同時に、その唇から嬌声にも似た悲鳴が迸る。
女の最も重要な気脈にして、決して鍛えようのない急所、丹田。
脆すぎる弱点を絶望的にぶち抜かれ、円らな瞳から零れ出た涙が紅潮した童顔の頬をゆっくりと伝った。
「くぁぁ……んっ……んくうぅ……」
指先の感触で、自分の二本拳が子宮の中心を寸分の狂い無く射抜いているのは分かっている。
既に、少女の意識はそのほとんどが消失しているだろう。
ほぼ反射のみでその震える指先が俺の手首に回され、何とか拳を引き抜こうとする。
だが俺は許しを与えず、その二本槍を胎内で270度近く回転させ、柔らかい急所の更に奥深くに捻じ込んだ。
「あんんぅ……!!!」
もはや女子高生とは思えないふしだらな喘ぎ声と共に、官能的な肢体が無防備に仰け反った。
巨乳が砲弾のように跳ね上がり、むっちりとした太ももが前後に擦り合わされる。
展性の限界まで引き絞られたスパッツが少女の股間に食い込み、その割れ目の陰影を更にくっきりと強調する。
そんな姿を見せ付けられ、指先には水着のゴムと脆弱な肉と脂肪と子袋が綯い交ぜになった感触。
たまんないね。もう一捻りだ。
下腹の中で指を鉤状に曲げて周囲の肉を巻き込み、今度は逆回転させつつ胎盤の最奥部まで思い切り突き込む。
「ひうぅぅん……っ!!!」
そのまま拳ごと胎内の奥深くまで抉り抜いてやると、少女の咽喉から再び淫らな喘ぎ声が弾けた。
大きく突き出された桃のような巨尻が、艶かしくぶるぶると震える。
瞳孔の収縮した瞳が涙を湛えたまま上下し、半ば白目を剥きかける。
どうやらこの駄目押しは今までで最大の衝撃だったようで、
唇の端から噴き出した涎の泡が、少女の精神に与えられたダメージの甚大さを物語っている。
と同時に、俺の指先に、さっきまで貫いていた物に加えて別の何かの感触。
どうも指を鉤状に曲げた時、運悪く卵管か何かと絡まってしまったらしい。
「ひっ……ひぁっ……」
堪らず半開きになった唇の奥で、その舌がひくひくと痙攣しているのが見えた。
うーん。この辺を攻められるのがどういう種類の感覚なのかは、まあ男には一生実感できないんだろうね。
61ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:56:44 ID:wTvsYcaF
「……ぁ……」
急に、喘ぎながら身悶えていた少女の全身から力が抜けた。
必死に俺の拳に絡められていた両手の指先が、だらりと垂れ下がる。
子宮と卵巣を余す所無く掻き混ぜられ、遂に神代凛に残されていた意識の最後の一葉が消し飛んだようだ。
下腹から二本指を引き抜いてやると、完全に失神したスク水少女はゆっくりと前にのめった。
「は…………はうぅ……」
豊潤な乳房を真正面に突き出して喘ぎながら、じっとりと汗ばんだ肉体をくねらせて俺の方に傾いでくる。
「いいねえ凛ちゃん。ほんっとエロいわ」
実に嗜虐心を刺激される。とどめにもう一押しくらいしても罰は当たらないだろう。
「仕方ねえな。こいつはオマケだ」
再度拳を引き絞った俺は、扇情的に倒れ行く少女の急所にとどめの拳を見舞った。
真円に膨らんだ巨乳直下に置かれる小さな肉の三角形、俗に言う鳩尾の奥深くを全力で突き上げる。
「う゛んんっ……!!!」
少女の肢体が打撃点を中心にくの字にへし折れ、その肉体が微かに宙に浮いた。
全身をしとどに濡らしていた水と汗が、衝撃で玉と弾けて飛散する。
最後肋骨を粉砕し、横隔膜を正確に貫き、胃の半分を潰し、心臓にまで達した手応え。我ながら完璧な一撃。
気持ち良い位にクリティカルしたボディアッパーは、少女の腹の中心にずっぽりとめり込んでいた。
「……ぅ……む………………」
インパクトから数瞬の間、臓器を潰された衝撃で少女の鼓動が止まった。
5センチほど浮いた爪先が、コンクリートの床に向けて真っ直ぐに伸ばされる。
「……う゛……」
めぎりと音を立てて背骨が軋むと同時に、肉感的な肢体がぶるりと震える。
再び堪らず搾り出された温かい液が、スパッツを透過して太ももに幾筋も流れ落ちる。
反発性ゼロで俺の拳を受け入れた感触で、その鍛えられた腹直筋を跡形も無く粉砕しきったのを確信する。
自分の拳を360度から包み込む、脆すぎる肉と臓器の温かさが実に心地良い。
俺も路上では何人もの相手と闘り合ってきたが、やっぱり女の子の身体ってのは野郎とは全然違うね。
アッパーが、本当に手首が見えなくなるまで相手の腹に埋没するなんて初めての経験だ。
パツンッという音と共に、少女のスク水の背中部分が張り裂け、新雪のような淡白い肌が露出する。
幾度もの衝撃で、少女の肉体だけでなく水着のゴム生地もとうとう限界を迎えたらしい。
「ぐ……ぐぷっ……」
あどけない童顔の潤んだ瞳は、既に光を認識していない。
アヒル唇の端から溢れた黄色い泡が、ぼとぼとと音を立てながら俺の足元に滴る。
衝撃の余波で、まだその豊かな爆乳は大きく上下に波打っている。
しばらくその体勢のまま乳房の振動が止むまで待った後、その肉体最奥部から拳を引き抜く。
「……ぅ……」
完全に意識の無い肉塊と堕した少女は、虚ろに目を開けたまま受身も取れずにずり落ちた。
62ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:57:12 ID:wTvsYcaF
「おっと」
咄嗟にしゃがみ込んだ俺は、筋組織を破壊され尽くして蒟蒻のような柔らかさとなった腹に肩を差し込み、
神代凛の豊満な肢体がしな垂れかかってくるのを抱え止める。
「よっこらせ」
その乳に負けず肉付きの良い爆尻を鷲掴みながら、少女の肢体を担ぎ上げる。
自力で地に立つ事を放棄した人間の身体は、その華奢な見た目と裏腹に意外と重い。
歩く度に肩の上で弾力性豊か過ぎる巨乳がくにゃくにゃと変形する感触を味わいつつ、
俺は奥のシャワールームに少女を運び、真ん中にその身体を寝かせた。
部屋の隅にある、天井スプリンクラー式のシャワーのノズルを捻る。
勢い良く溢れ出した水が、あられもなく四肢を投げ出して仰向けに転がる少女の全身に降り注ぎ始める。
自分の服もびしょ濡れになるのに構わず、俺はその傍に屈み込んだ。
せっかくの健康的に瑞々しい身体が反吐や汚物に塗れているのが可哀想だから洗ってやろうというのが建前、
その機に乗じてこのエロい肉人形を揉みくちゃにして遊んでやろうというのが本音だ。
「ほんとに良い乳だな凛ちゃん。何カップだ? G? H? まさかI?」
返事が返ってこない事を承知で囁きながら、仰向けにされてもその形を崩さないメロン大の乳房を揉みしだく。
少し力を込めただけで、俺の指はビーズクッションのようにその柔乳へむにりと沈み込んで行く。
「水着越しでこの弾力だからな。生ならもっと凄いんだろうな」
これは体感しないわけにはいくまい。もっとも、スク水の正式な脱がし方なんて知らないから、
両肩のゴムの細い部分を無理やり左右に伸ばし、そのまま腰まで一気にずり降ろす。
“ぷるん”という擬音が聞こえそうな勢いで、二つのたわわな膨らみがまろび出た。
ゴム生地の拘束を失った脂肪塊は重力で少しだけ左右に蕩けるが、しかしほとんどその真円の丸みを失わない。
そしてその淡白い肌の中心には、乳房そのもののボリュームには似合わない控えめな大きさの乳輪と、
豆粒サイズの桃色突起が、つんと可愛らしく真上を向いている。
巨乳かつ美乳。実に良いね。
もっともその真下に、俺が埋め込んだ何発ものブローの痕が残っているのが珠に瑕だけど。
「じゃあ約束どおり、いただきます」
とても掌に収まりきらない特大の生乳を揉みながら、その先端の突起を指先で摘まんで弄る。
「……ん……ふ……」
揉むと弄るを何度か繰り返すと、失神している少女の咽喉から曖昧な空気が漏れた。
マシュマロのような柔らかさの巨乳が徐々にプリン程度の硬さを帯び始め、桃色の乳首がひくりと隆起する。
未だ見開かれたままの瞳に光は戻っていないが、その頬がゆっくりと桜色に紅潮して行く。
意識は無くても、身体が反応しているようだ。
「これくらいで感じるなんて、随分ウブだな」
天井から注がれるシャワーの水で身体の汚れを洗いつつ、俺は徐々に指先を下に這わせていく。
下乳の谷間、適度に鍛えられた(と言っても今はほぼ破壊され尽くしているが)腹筋、引き締まったくびれ、
そして微かに盛り上がった滑らかな下腹。
「おっと」
少女の肉体の最下層まで指を這わせると、その太股の付け根は小水とは違う液で微かにぬめりを帯びていた。
今しがた根元まで抉ってやった筈の胎が、満身創痍の状態にも関わらず無理やり稼動させられているようだ。
「参ったな、そんなに挑発されちゃあな」
ここで引き下がっては男が廃るというもの。
さすがに自分の女に悪いから本番までは出来ないが、俺にも少しぐらいの役得があってもいいだろう。
俺は今しがた少女の胎をぶち抜いた指を、今度はゆっくりと水着のスパッツの股間に這わせた。
伸縮性の良いゴム生地ごと、くっきりと強調された割れ目に指を押し込む。
「んんっっ…………」
膣壁を軽くなぞっただけで、少女の身体は面白いように反応した。
淫猥な秘裂が大きく蠢き、たちまちとろみを帯びた液がスパッツを通して湧き上がる。
「……か……は……」
意識の無いまま開かれた虚空を見つめる瞳に、大粒の涙が浮かぶ。
「マジかよ凛ちゃん、弱すぎだろ。ひょっとして初めて?」
まあ、かなりの箱入り娘のようだし、ここまでエロい身体をしときながら男を知らない可能性もゼロじゃない。
「んっ……んぉ……」
空いた手で乳首を摘まみながら更に膣道の奥に指を挿し込むと、少女の豊満な肢体はぶるりと揺れる。
口内に湧き上がった涎が唇の端から幾筋も垂れ落ち、下の口から漏れ出す女の液はますますその勢いを強めた。
63ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:57:45 ID:wTvsYcaF
「ぁ……あぅぅん……」
俺はそのまましばらく少女の汗ばんだ肉体を弄んで堪能していたが、
しばらくすると、ぽってりとしたアヒル唇が薄く開かれ、次第に官能的な喘ぎ声が漏れ始めた。
「んくぅ……ぁっ……はぁう……」
ほんの微かにだが太股を捩り、エロい身体をくねらせる。
その瞳にも、光が戻りかけている。意識が覚醒し始めているのだろう。
そろそろ潮時かな。
「さて、終わりにしようかね」
腰まで下ろしていたスク水を更に下腹までずり下げ、官能的な肢体のほとんどをあられもなく曝け出させる。
ふくよかな下乳を鎖骨に向けて押し上げ、脆すぎる急所を露出させる。
そのまま立ち上がると、行儀良く靴を脱いで脇に置く。
俺は紳士だから、女の子を土足で踏んだりはしない。
「じゃあな、凛ちゃん」
最後の挨拶をしながらゆっくりと裸足を上げ、俺は少女の腹に渾身の足撃を埋め込んだ。
「ぐぷぅ……!!!」
空気の弾ける音と共に、正中線をぶち抜かれた艶めかしい肉体がびくんと振動した。
覚醒しかけていた意識は、恐らく光の速さで再びブラックアウトしただろう。
同時にその唇からは胃液と泡の混じったものが、下腹の二つの秘穴からは小水と淫らな液が勢い良く噴き出す。
それぞれの肉と脂肪と内臓が潰れる生温かい感触で、
自分の爪先から踵にかけてが、その胃から子宮にかけてを等しく叩き潰しているのが分かる。
五本の指が見えなくなるまで少女の生腹の奥深くにめり込んだ俺の足は、
確実にその豊満な肉体内部の五臓六腑全てを圧壊させた。
「う……お゛……ごぷっ、げぶぉっ……」
大粒の涙を零した瞳が堪らずくるりと白目を剥くが、まだその体内にはそこそこの量が残っていたらしく、
少女の上下の口から漏れ出る液の勢いは止まらず、シャワーの水と混じって排水溝に延々と注がれて行く。
「ひぅ……ん……ぐぽぁっ」
少女がもはや何をしても数時間は目を覚まさない闇まで堕ちたのを確信し、俺はその腹から足を引き抜いた。
このまま仰向けでは吐瀉物が咽喉を塞いでしまう可能性があるので、脇腹に爪先を埋め込んでごろりと転がす。
「ま、こんなもんかな」
反吐をぶちまけて失禁するまで腹を殴られて気絶し、意識の無いまま乳揉みと指だけでイかされ、
挙句にストンピングで女の液を搾り尽くされて果てるなんて、さすがに年頃の娘には耐えられない屈辱だろう。
ここまで念入りに心と肉体を折ってやれば、当分は再起できない筈だ。
ただ……ちょっとやり過ぎたかもね?
大人びつつもあどけなかった童顔は、陵辱され尽くして淫らに紅潮し、円らだった瞳は白目を剥いて涙を零し、
愛らしかったアヒル唇からは力なく舌が突き出され、両端からは黄色い胃液と涎の泡が噴き出し続けている。
絶えず真円を崩さなかった形の良い美巨乳は、水着をずり下ろされて丸出しで揉みくちゃに弄ばれ、
控えめな乳首を無理やり勃たされた上、今や冷たいコンクリートの床にだらしなく蕩け零されている。
抜群のプロポーションを誇っていた艶めかしいボディラインは、その内部の臓器を破裂寸前まで潰され、
うっすらと筋を引いていた鍛え上げられた腹筋には、未だ修復しない螺旋痕が数え切れないほど穿たれている。
つい十分前まで清純に閉じられていた股間の割れ目は、ゴムスパッツ越しにも分かる動きで卑猥に開閉しつつ、
無理やり分泌させられた小水と雌液を延々と漏らし続けている。
全身から体液を噴き出しながらびくびくと痙攣する半裸のスク水少女を見下ろし、俺は少しだけ考える。
全治一ヶ月の筈だったけど、二ヶ月ぐらいになっちまったか?
「まあ楽しかったからどうでもいいか。また遊んでくれよ、凛ちゃん」
瀕死の少女に手を振り、俺は鼻歌を歌いながらプールサイドを立ち去った。
64ランサー ◆6olansC1k6 :2010/09/06(月) 07:58:26 ID:wTvsYcaF
というわけで記念すべき一作目のヒロインに再登場願い、久しぶりの新作でした。
前回「プールサイドにて」は処女作という事で作者もあまりえげつない攻めが思い浮かばなかったんですが、
今回はその分かなり酷い目に遭ってもらいました。
ちなみにスリーサイズは身長156センチ、B95・W57・H88、かなりの胃下垂という設定です。
やっぱりスク水の女の子はいいなー。スパッツ一体型、もっと流行らないかなー。

復帰後第一弾だから何か今までと違う事したいな、と思って
初めて攻め側の一人称視点で書いてみたんですが、やっぱり難しいです。
攻められる側の内面描写(精神的にも肉体的にも)が制限されるのがきついきつい。
次作があれば(まだ一文字も書いてませんが)、また三人称視点に戻すと思います。

それではまた。
65名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 08:14:55 ID:fWHZTFcF
相変わらず素晴らしいです。
超乙。
66名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 09:52:44 ID:W2j34GUZ
まだ朝なのに豪華なおかずをどうもありがとさん!です。ぺこり。。
67名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 13:00:18 ID:/VOkF3X6
ランサーさんお帰りなさーーい!!
帰ったらゆっくり読むぞー!
68名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 01:07:28 ID:tlG2QxUU
凄まじい描写力は本当にステキでした。
GJです!
69名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 01:34:50 ID:ZYAQy3tC
ふぃ〜〜〜
3回目だぜw

でも普通にムラムラしたら風俗いけば収まるけど、
腹責めフェチだけはどうにもならんけんねw
職人さんの妄想をおいしくゴチになるしかないっ!w
70名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 02:57:41 ID:s/V7YcPL
ランサーさん、乙。興奮しまくりました。
2回も襲われる神代凛タソ萌え
もし次があるなら、宮元遥タソに天罰を希望
71名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 23:51:21 ID:AcTRE5qQ
むしろ顧問の先生が腹押さえてのた打ち回って悶絶するような、
きっつい腹責め希望w
72名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 00:05:39 ID:/hNXNOxv
俺も、学園編最強ラスボス?先生への壮絶ボディ責め希望っすわ
73名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 00:10:55 ID:q2vxCaMv
競泳水着のお姉さんをプールに腹打ちするように叩き込みたいね。

もう夏は過ぎたけどさ…。
74名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 00:26:51 ID:C8XG/xgX
ヒロイン腹責めで屈辱的ダウン⇒腹筋鍛えて復讐に⇒あえなく返り討ち、腹責めで再びダウン
このループシチュwで、おいどんは何度でもヌケるぜよ!
75平凡な男 孤島のジンクス前編:2010/09/10(金) 02:50:53 ID:OWq5gogK
日本の某県に存在する琴音島。人口8万人の島で国内では佐渡島に次ぐ大きさの島だ。
 その島の、ある夏の朝。
「いってきま〜す」
 陽気な声をあげて、一人の少女が玄関から出てきた。彼女の名前は宮野 英理子。高校二年生で、女子ボクシング部に所属している。
 腰まで届く黒髪を後ろで束ね、細い体つきに色白で、小顔で、可愛らしい容貌の持ち主だ。
 英理子が玄関を出ると同時に
「いってきます」
 英理子の隣の家からも、一人の男子が出てきた。彼の名は西園 雄哉。高校二年生で男子ボクシング部に所属している。ボクシング部所属としては少し細い体つきではあるが、背が少し高く、モデルのように整った顔立ちと、最近の若者らしい髪型をしていた。
 同時に玄関を出た二人は、直ぐに目があった。
「………」
 雄哉は何も言わない。しかし、英理子は見るからに気に入らないといったように悪態をつくと
「いい加減にこの時間に家を出るのやめてくれないかしら?毎日、毎日、顔を合わせるの嫌だから」
 そう吐き捨てて早々に学校へ向かう。
 一方、言われた雄哉にはなんとも思っていないようで普通に登校を始める。
 これは一見珍しい光景ではあるのだが、この島では珍しくない。雄哉が登校している最中にも、玄関先で一方的に女子に酷いことを言われる光景をよく見かける。しかし、男子の反応は雄哉同様何一つ気にする様子はなかった。対する女子は不機嫌そうに登校する。
 この島には小、中、高校はそれぞれ二校しかなかった。しかも、女子校と男子校の一種類ずつだ。共学は一校も存在しない。しかも、小、中、高、と男子校と女子校が同じ敷地内に併設されているのだから、日々、学校は戦場と化している。
「何よ!そこの男子!邪魔だからとっとと消えなよ!」
 毎日のように、女子の怒号が飛ぶ。すると、男子はやはり気にする様子もなく退散する。
 この島では、校舎は敷地内に二つあるのだが、グラウンドが一つしかなく、そのために毎日のように女子が男子をグラウンドから追い出して占領している。
 ただし、唯一男女が共同でグラウンドを使うときがある。それが、体育祭と文化祭だ。
競技は女子対男子の戦いだが内容はいたって普通。そのため体格が完全に男と女に二分された体育祭で、女子が優勝した回数はゼロである。
 ただ、騎馬戦だけは、男子が勝ったことはない。
76平凡な男 孤島のジンクス前編:2010/09/10(金) 02:51:30 ID:OWq5gogK
英理子はいつものように、雄哉と顔を合わしたことに腹を立てながら登校した。
「まったく、頭にくるよ!」
 いすに音を立ててすわりながら、前の席に座る、親友の神野 ユアに言った。
「また雄哉君?毎日大変だね」
 同意をもらい、英理子は、うんうん、と大きく頷く。
「そうなのよ!まったく!毎日毎日、雄哉の奴、まるで機械みたいに同じ時間に登校してさ、私と被らないでほしいよ」
「私も、皓一と毎日同じ時間に登校だから嫌になるよ」
「ああ、隣に住んでる雨宮皓一君?」
「うん…まったく、毎朝顔を見るだけで胃が悪くなるよ」
「そっか、そっちも大変だね。ねえ、円もそう思わない?」
 今度は英理子の隣でうつ伏せになっているもう一人の親友である磯貝 美弥に声をかける。
 すると、美弥はそっと顔をあげる。
「う…うん…」
 戸惑い気味に同意する美弥だが、その頬を赤く染まっていた。
「どうしたの、美弥?顔が赤いけど」
 とユア。
「だって、もう明日の夜だよ…。緊張するよ…」
「ああ、例の決闘ね…」
 英理子も少しだけ赤面になる。
 この島には、古い風習がある。それは、17歳の男女が、夏に決闘を行うということだ。決闘と言っても、スポーツでの決闘だ。この島には帰宅部がなく、男子も女子も全員部活に所属している。そのため、決闘はその部活内の男対女で行われる。
 しかし、これにはある掟がある。もし女子が男子に負けた場合、負けた女子は相手の男子に、ファーストキスと処女と肉体を捧げなければならない。ちなみに、相手は男女の親が相談して決める。
「あ〜最悪〜」
 英理子はうつ伏せになる。
「確かにね…。負けたら、私の初めてを捧げるなんてな…」
 ユアもため息をついて肩を落とす。
「でもさ…」
 と美弥「みんなは、結婚とかどうするの?」
「え?」
 二人は同時に首をかしげる。
「だって…二人とも男を毛嫌いしてるでしょ?まぁ…私もそんなもんだけどさ…。でも、私は、結婚もしたいし、子供だって産みたい…。ていうか、エッチとかしてみたいからさ…。みんなは、もし明日の決闘に勝ったらそのままずっと一人で行くの?それとも、違う男を探すの?」
「それは…」
 正直なところ、英理子もユアも考えたことがなかった。
「私はね…」
 美弥は、少し恥ずかしそうに「その…出来るなら…雅人がいいなって…」
「え…」
 英理子は首を傾げた。
「雅人君って、美弥の隣に住んでる男子だよね?」
「うん…」
「へ〜」
 二人はニヤニヤと笑いながら美弥を見た。
「ち、違う!違うよ!私もあいつ嫌いだけど、他の男は…考えにくいよ…」
「俳優みたいなカッコイイ男とかも?」
 とユア。
「私の中では、雅人が一番カッコいい…」
「ふ〜ん」
 再び、二人の目線が美弥に注がれる。
「う…。じゃ、じゃあ、二人はどうなの?」
「え…」
 英理子は赤面し、ユアは目をそむける。
「そ…それは…」
(確かに…あいつ以外は…考えられない…)
 英理子には、いつから自分の初めての相手が雄哉以外に考えられなくなったのかわからない。
「ユアは…って…」
 ユアは二人に背を向けているが、耳たぶまだ真赤なところを見れば、顔面が真赤であることは明らかであろう。
「でもな…」
 英理子はまたうつ伏せになった。
(でも…私達はボクシング部だから、決闘が死闘になるわね…)
 英理子達三人はボクシング部だ。つまり、決闘はボクシングで行うことになる。しかも、親から開始場所と服装、そしてルールが伝えられていた。
(場所は海岸の砂浜、服装は水着、しかも、グローブなしの拳骨勝負。ルールはどちらかが完全に失神するまで…。そして、互いに決して手加減せず、本気で戦うこと…か…)
77平凡な男 孤島のジンクス前編:2010/09/10(金) 02:53:51 ID:OWq5gogK
 三人がそれぞれの物思いにふけっていると
「みんな、元気?」
 と三人の背後から美女と呼ぶにふさわしい女性が現れた。
「金林先輩!」
 美女を見た途端、三人は驚いたように立ちあがった。
 美人の名前は金林 美園。高校三年生で、ボクシング部の女子部長だ。抜群のルックスと、眩いばかりの美貌は常に後輩達のあこがれの的であり、英理子達も例外ではなかった。
「こんなところまで来られて、どうされたんですか?」
 と英理子。
「うん、学校が終わったら一緒に来てもらいたいところがあるの。みんな予定はどう?」
 三人には特に大事な用事もなく、揃って参加することにした。
「そう、よかった」
 安心したように微笑んだ金林の美しさに、三人は思わず頬を赤らめてしまう。
 学校がいつも通り終了する、夕暮れ時、英理子達三人は金林との集合場所である校門へと向かった。
 そこで、英理子達は不思議な光景を見た。
「あれ、先輩?」
 金林が校門で男子と話している。
「あの人、男子ボクシング部の部長の柳さんじゃないの?」
 確かに、その男子はボクシング部の部長の柳だった。
 金林と柳はとても楽しそうに何かを話していた。特に、金林は嬉しそうに頬を赤くしていた。
 そして、柳が金林の下腹部に手の平を当てたのだ。
「あ…やばい…」
 思わず、三人はその光景に見入った。
 しかし、金林は抵抗するどころか嬉しそうに笑うと、自分の両手を柳の手に重ねたのだ。
 嬉しそうにする二人の光景に、三人はなぜか羨んでしまった。
「ごめん、ちょっと待たせちゃったね」
 柳との会話が終わると、直ぐに金林がやってきた。
「いえ、先輩」
 と英理子。
「でも、柳さんと何の話しだったんですか?」
 とユア。
「何か、大事なことですか?」
 と美弥。
 三人の問いに対して
「うん、ちょっとね」
 と金林は言葉を濁した。「それよりも、今からある場所へ行くからついてきて」
 そう言われて、四人は学校を後にした。
「海…」
 英理子達が連れてこられたのは夕暮れ時の海岸だった。
「あの…先輩?」
「わかってるよ、英理子ちゃん。今から説明するから」
 そう言って金林は少しだけ深呼吸をすると、口を開いた。
「わかってると思うけど、この海岸が決闘の場所となります。そして、私がその決闘の審判を務めることになりました。私は審判に任命された者として、貴方達に全てを話す義務があります」
「何についてですか?」
 とユア。
「それは、この決闘の意味。そして、なぜ女子は敗北すると初めてを捧げるのかを、です。まず、この決闘が始まったのは50年程前です。この島は男と女の仲が悪く、なかなか子供が産れませんでした。
本土から離れた孤島で人口が減少することは島の死活問題となったのです。そこで、当時の島役場が考えたのが、男女の決闘です。
昔は漁業が盛んで、男も女も漁師として生計を立てていたから当時は漁で決闘を行っていました。ちなみに、第一回の決闘から今現在に至るまでの決闘の勝敗は男の全勝です。私も今のボクシング部部長の柳君に敗れ、処女を彼に捧げました」
「ああ…」
 その場面を想像したのか、三人とも顔を赤くする。
 
78平凡な男 孤島のジンクス前編:2010/09/10(金) 02:56:17 ID:OWq5gogK
でも、金林は平然と続けた。
「女は負ければ処女を捧げる。今はそういう掟だけど昔は違ったの。漁の勝負で、女は男の逞しさを痛感し、そして気の合った男と子供をつくる。それが昔の決闘の目的であり、御見合いの過激なバージョンと考えられてきました。
しかし、時代が変わり、島の経済活動が漁から観光に変わると決闘の場がなくなりました。また、時代が変化すると共に、男女の好みが多様化して勝負に勝つというだけでは結ばれるカップルが減ってきてしまったのです。そこで、私達のような世代が産れたの」
「どういう意味ですか、それは?」
 と美弥。
「簡単よ。幼馴染と結ばれるようにしくまれた世代よ。私達は、隣に必ず男の幼馴染がいる。小さい時から頻繁に顔を合わせるように同じ幼稚園、同じ小学校、同じ中学、同じ高校に通っている。その上、両親の付き合いで学校以外のプライベートでも常に一緒になる。
そんな状態が長く続けば、必然的に互いを意識しあい、最終的には結ばれる」
「で、でも!」
 と英理子。「私達は、隣の奴とはまだ…その…結ばれてません」
「みんなそうよ。何事も切掛けがなければ始まらない。その切掛け作りがこの決闘なのよ。決闘で女は男に敗れて処女を、そして体を捧げるの。そうすることによって、男と女は結ばれる切掛けを得るの」
「でも、私達は負ける気はありません」
 三人は同時にそう言った。
 すると、金林はクスクスと笑った。
「そうね、私もそうだった。あいつ、柳のことね。あいつが嫌いで、あいつの子供なんか絶対に産まないって思ってた。でも、あいつに負けてわかったの。男って、優しいなって。
それに、あいつを嫌ってたのは、あいつの事が好きだっていうことを認めたくなかったからだったんだって」
「でも、先輩」
 英理子は不安げな顔をして「仕組まれたんですよね、先輩も、私達も。そうなるように…」
「うん、そうよ。でも…」
 金林は頬を赤くして「たとえ仕組まれたことでも、好きになっちゃったんだから、しょうがないよ。みんなも、そうでしょ?」
 そう言われても、三人は応えない。ただ、三人の頬に赤みが差したのが、その応えだろう。
「みんな、私ね、妊娠しているの。柳の赤ちゃん」
「それで…」
 三人は、柳が金林の下腹部に触れていた時の光景を思い出した。
「私は柳が好き。あいつの赤ちゃんを身籠れて幸せ。私は、明日の決闘の先に幸せが待ってることを教えたかったの。私があいつと戦う前に、先輩がそうしてくれたように。でも、手加減は無用だよ。あいつらタフだから、本気でやりなさい」
「はい!」
 三人は覇気のある声で返事をした。
「よろしい!じゃあ、今日はこれで解散!」
 こうして、英理子、ユア、美弥の三人は決闘の日を迎えたのだ。
 
 決闘当日、ボクシング部は夜の砂浜で決闘を行った。
「では、第一試合を始める!」
 黒いフィットネス型のトップスと黒いビーチスカート姿の金林が、対峙する男女の真ん中に立って審判を行う。
美弥は、青いトップスに、デニムのホットパンツ、そして青いパーカーを羽織るという格好をしていた。モデル並に引き締まった腹部と福与かな胸がパーカーを羽織ることによってさらに際立たされていた。
79平凡な男 孤島のジンクス前編:2010/09/10(金) 02:56:48 ID:OWq5gogK
対する雅人は、赤いサーフパンツに白いTシャツという格好だが、その逞しい肉体はシャツを着ていても十分にわかるほど鍛えられていた。
「それでは、双方、始め!」
 金林の号令と共に、二人の戦いの火ぶたが切って落とされた。
 美弥は試合開始と同時に一気に雅人に向かって駆け出した。
「美弥…」
 その光景を見ていた英理子とユアは驚きのあまり唖然とした。
 美弥は日々の言動と同じようにボクシングでも控えめだ。戦い方も自らが徹底的に攻めるよりもカウンターや、防御からの反転攻撃を得意としてきた。その美弥が、今まさに自分から雅人に攻撃を仕掛けようとしているのだ。
「え…」
 雅人も、小さな時から隣に住んでいるため、美弥の大人しさは知っている。その美弥の突進に、雅人も思わず驚きの声をあげる。それと同時に、雅人に大きな隙が出来た。
「ふっ!」
 その隙を、美弥は見逃さなかった。
 美弥は雅人の直前で大きく屈んで彼の死角へと飛び込むと、そのまま渾身のストマックブローを打ち込んだ。
 バチン!
 硬いもの同士が激しく激突する音が響くと共に
「ぐぅ…」
 苦痛に満ちた声が砂浜に響く。
 しかし、声の主は雅人ではない。美弥だった。
「いった…」
 美弥の拳は、雅人の予想もしていなかった程の強度を誇る腹筋に弾き返されたのだ。
(すごい…腹筋…)
 あまりの固さに敵でありながら美弥は感銘さえ受けた。
 しかし、今度は美弥が大きすぎる隙を作ってしまっていた。
 雅人は美弥の突如の突進、という予想外の行動により唖然としていたが、美弥の一撃が彼を戦いへと引き戻した。
 美弥の渾身の一撃が、自らの拳を痛めるだけでなく、相手を戦いに引き戻すきっかけを作るとはなんとも皮肉なことだ。
 雅人はすぐさま拳を握りしめて反撃に転じた。
 ドスン!!
「え…?」
 美弥は何が起こったのか一瞬わからずに目を見開く。
(そんな…)
 雅人の拳が、美弥の窪んだ臍にずっぽりと埋没していたのだ。
「う…うぐぅ…」
 日々の努力の結晶であるはずの腹筋は、雅人の腕力からすればマシュマロ程の固さでしかない。美弥はあまりの鈍痛に目に涙を浮かべ唇をわななかせる。
「そ…んな…うぶっ!!」
 自らの腹がぶち抜かれたのを自覚した途端、美弥の口内に温かい液体が込み上げてきた。
「くふぅ…」
 たまらずに両手で口を押さえながら後ろへと後さる。
 練習であるならばここで美弥の敗北が決定され終わりだろう。しかし、これは真剣勝負。どちらかが失神するまで続く戦いなのだ。
 雅人はどこか嫌そうな顔をしながらも臍めがけて追撃の高速回転するリバーブローを美弥に突き刺した。
「げはぁ…!」
 ここで美弥は先の一撃が、雅人からすれば手を抜いたものであることを思い知らされる。雅人の拳は、張りのある美弥の筋肉をずしん!と音をたてて陥没させ、さらには腹膜をもぶち抜いて肝臓を深く抉っていた。
 あまりの鈍痛に視界にノイズがかかる。
「ふうん…う…くぶ!」
 直後、美弥の豊満な肢体がぶるりと震え、固く閉ざされていたはずの唇から黄色い液体が噴きだした。
 黄色い液体はそのまま美弥のボーリング玉のような巨乳の上にこぼれおち、そのまま胸の谷間に吸い込まれていく。
「う…ぐぅ…」
 いくらボクシング部とはいえ、まだ17歳の少女にこれほどのダメージが耐えられるはずはなく、美弥の両手はだらりと垂れ下がり、足はがくがくと震えるだけで動くことすらできない。
 雅人は、既に戦うことも出来ず、腹筋に力すらいれられなくなった美弥の急所に、止めだ、と言わんばかりに、渾身の一撃を打ち込んだ。
「ぐはぁ…!!」
 美弥の唇かささらに大量の胃液がどっと噴水のように溢れだす。美弥の腹は、完全に弛緩しきった状態で雅人の拳を受け入れてしまったのだ。
 雅人の拳は、弾丸といっても過言ではない威力と速度をもってして美弥の鳩尾をふかぶかと突き刺さり、美弥の鳩尾に手首まで捻じ込まれていた。
「あ…あかぁ…くぶ!!」
 あまりの鈍痛に目から涙がこぼれおち、口内からは無理やり胃から押し出された胃液が溢れだした。
80平凡な男 孤島のジンクス前編:2010/09/10(金) 02:57:15 ID:OWq5gogK
そして全ての胃液を吐き終えると、ようやく雅人は拳を引き抜いた。
 美弥の目の前は暗転し、ゆっくりと彼女の体は前に傾いていく。
「あ…」
 それを、雅人は受け止めた。
 美弥は雅人の腕の中の人となる。
 それを見て、金林が雅人の勝利を告げようとしたその時だ。
「まだ…まけてない…」
 その声は、注意していなければなんて言っているのかすらわからないほど消え入りそうな声だった。
 雅人は、それを聞こえていないように無視する。金林も、美弥の現状を見て、どうするべきなのか判断に迷っているようだった。
 美弥は、激しい鈍痛と吐き気に今にも気を失いそうになりながらも、必死に唇を動かした。
「まさ…と…。私は…まだ…」
 雅人は、そっと美弥の顔を覗き込む。
「美弥…」
 そこにあったのは、月光を反射して綺麗に光っている美弥の目だ。その目に既に闘士はない。だが、彼女の目は勝負を最後まで貫いてほしいという強い想いが籠っていた。
「わかったよ…」
 雅人は美弥を砂の上にそっと寝かせる。そして、雅人の全ての力を込めた拳を大きく振り上げた。
「ありが…とう…雅人…」
 嬉しそうにそっと笑みを浮かべる美弥。
 次の瞬間、雅人は全ての力と全体重をかけた拳を美弥の鳩尾に突き刺した。
「げお!!」
 砂浜にいる全員に、ぐちゃり、という音が聞こえた。美弥はちぎれんばかりに舌を突き出して、胃の中で今、まさに作られている胃液を吐き出した。
 最後の雅人の一撃は、美弥の肋骨を巻き込みながら、彼女の胃を完全に圧潰させていた。
「ひ…う…」
 最後の一撃の全てを吸収した美弥が意識を保てるはずもなく、一筋の涙を流して失神した。
「勝者!雅人!」
 金林の宣言と共に、雅人の勝利が確定した。
「美弥…」
 雅人はそっと美弥を抱きかかえると、そのままどこかへと去っていった。
「さて、第一試合が終了したから次の試合を始めましょうか」
 と金林。
 次の試合はユアと皓一の勝負だ。
 ユアは白いホルターネックのトップスと、白いソングという水着姿で、うっすらと線の入っている腹筋と、肉付きのいい太もも、引き締まった丸い尻を大胆にも露出させ、トップスはメロンのような巨大な双乳を制御するのに四苦八苦していた。
 一方の皓一は、黒いサーフパンツと青いパーカーという格好だ。パーカーの間からは6つに割れた腹筋と逞しい胸筋が垣間見える。
「絶対あんたには負けないから」
 皓一をきっと睨んで、ユアが唸った。
 対する皓一は何も言わない。ただ、じっとユアを見ているだけだ。
(気に入らないのよ…その目が…何よりも…)
 ユアは震えるほど強く拳を握った。
「それでは、始め!」
 金林の合図と共に試合が始まった。
「え…」
 試合開始の直後、ユアの目の前にいたはずの皓一が視界から消えた。
(まずい!)
 ユアは長年の経験と直感から、皓一が自分の懐に入り込んでいることを悟り、瞬時に両腕を上げて胴を守り、全力で腹筋を絞った。
 ユアの勘は的中していた。皓一は試合開始の合図と同時に駆け出し、目にもとまらぬ速さでユアの懐の中に飛び込んできていたのだ。
 直後、ユアの時間がとてもスローに流れていく。
 下を見てみれば、そこにはやはり皓一がいた。既に正拳を放つ態勢を整えていた。
(こいつ…すごい…)
 ユアには決してまねできない圧倒的なまでの瞬発力に感銘を覚える。それと同時に、決して埋められない男と女の差を思い知らされた。男に比べれば、女は筋肉で劣る。
(それでも私は…勝ってみせる…!)
 ユアは一層筋肉を引き絞り、打撃に備える。
 めぎぃ!!
「きゃぅ…!!」
 予想もしていなかった子犬のような声が溢れた。
 皓一は瞬時にユアのガードを解析し、唯一隙が出来ていた脇腹に拳を突き刺したのだ。想像を絶する力のせいで、あばらが音を立てて軋み、脾臓を押しつぶされて一瞬目の前がブラックアウトする。
「し…しま……」
81平凡な男 孤島のジンクス前編:2010/09/10(金) 02:57:55 ID:OWq5gogK
ボクシング部とはいえ所詮は女の子。凄まじい鈍痛で呼吸が出来ない。
「くそ!」
 それでも、果敢な精神力を誇るユアはすぐさま皓一の拳を引き抜くと、すかさず彼の顔面にフックを打ち込む。
 バチン!
 手負いの状態で放たれたパンチのために相手に致命的な打撃を与えることは出来なかったが、退却するための目くらましには十分な威力だった。
 皓一が後さるのをユアは見逃さず、すぐさま後へと飛んだ。
 しかし
「そんな…」
皓一はユアの予想をはるかに超える人物であった。
 彼は目くらましを喰らった状態にあるにも関わらず、一瞬のうちに態勢を立て直し、ユアの目前に迫ったのだ。それはまたしても皓一の圧倒的なまでの瞬発力がものを言っていた。
 あまりの衝撃に、ユアは退却途中で棒立ちになって唖然としてしまった。そんなユアの肢体に、皓一は渾身のアッパーを叩き込んだ。
 ボクン!!
「ぐぶぅ…!!」
 鋼鉄程の強度を持つ拳が、ユアの鳩尾に手首まで埋没していた。あまりの衝撃にユアの巨乳が大きく波打った。
「う…うそ…うぶぅ!!」
 皓一の拳はみちみちと音を立てながら鳩尾を突き破ると、肋骨を掻い潜り、ユアの胃を深々と抉った。
 あまりの鈍痛にユアの目からは涙が零れおち、喉の奥から熱い液体が込み上げてきた。
 ユアは液体を吐き出すまいと両手で口を押さえるが、それによって、ユアの防御態勢は完全に崩壊したと言ってよい。
 皓一は無防備となったユアの弛緩しきった綺麗な臍に、強烈なボディーアッパーを突き刺した。
「か…かはぁ…」
 もはや力を入れることすら出来ず、ユアの臍は皓一の拳を無抵抗で受け入れてしまった。彼女の豊満な肉体は皓一の腕一本に支えられて宙に浮いた。
「く…そ……う…」
皓一の拳は万力のような力で無理やり臍に拳を捻じ込むと、そのまま肉をかき分けて肝臓にまで拳を捻じ込んだのだ。
 ユアの肉体は堪らんと言わんばかりに痙攣をし始め、肉付きのいい太ももと巨大な胸は同調して震えだす。
 そして
「ああ…」
 ばしゃぁぁぁ!!!と音を立てて、ユアの肉裂から液体が音を立てて溢れだした。
「や…やぁ…」
 凄まじい鈍痛を感じながらも、ユアはあまりの恥ずかしさに頬を赤くし、目を深く瞑った。
「あ…」
 皓一も突然のことに驚いて、ユアの臍から勢いよく拳を引き抜いた。
「こふぅ!!」
 腕一本に支えられて宙に浮いていたユアの肢体は急に支えを失って地面に落下する。
 態勢がよかったためか、膝からさくっと音を立てながら砂浜に着地したユアだが、勢いよく引き抜かれた反動で彼女の体は大きくのけ反った。
 そして、細々とした喉元がびくん!と跳ね上がり、口から胃液が噴水のように噴出した。
「げ…げぽ…げぽぉぉ!!!」
 胃の中の全てを履き終えると、ユアは両手で腹部を抱えるように押さえるとうずくまってびくびくと震え続けた。彼女の体の中では鈍痛覚が残留して、縦横無尽に暴れまわっているのだ。
 激痛のために、強く歯を食いしばり、唇の両端からは涎が際限なく溢れ出る。
 しかし、ユアは失神したわけではない。
 だが、皓一はユアに追撃を加えようとしなかった。
「皓一君」
 と金林。「勝負は終わってないよ」
「ああ、そうだな」
「わかってるなら、戦いを続けて」
 しかし、皓一は首を振った。
「悪いが、これ以上するきはない」
 その言葉を聞いた途端、ユアの震えが止まった。
「その場合、あなたは勝負を放棄したことになり、負けることになるけどいいの?」
 金林にそう訊かれても、皓一は頷いた。
「もう嫌だ…。これ以上…ユアを殴りたくない…。俺は…」
 皓一は自分の拳を見た。
「俺は女を痛めつけるためにボクシングをしてるんじゃない…」
「そう。それでは、彼を試合放棄と見なし、ユアの」
「待ってよ!!」
 ユアは力一杯叫んだ。そして、がくがくと震えながら立ちあがったのだ。
 既にユアの肉体は限界を超えているはずだ。普通なら救急車で病院に搬送され、然るべき手当を受けなければいけないほどの。
82平凡な男 孤島のジンクス前編:2010/09/10(金) 02:58:43 ID:OWq5gogK
しかし、それでもユアは立ちあがった。それが出来たのは、彼女の果敢な精神力のたまものに他ならない。
 ユアは目からは涙を、唇の両端からは涎を零しながら皓一を睨んだ。
「あんたは…いつもそう…。昔から…私と…一回も本気でやってくれない…。私は…私は…」
 ユアは数秒の間、間を空けると
「あんたの隣に立ちたくて、今まで必死に頑張ってきたんだよ!ボクシング以外でも…ずっと…。なのに、あんたはいつも勝負を拒んだ…。私は知りたかった!今、私がどこにいるのか知りたかったのよ!!
なのに…あんたがまたここで戦うのを拒んだら…私はまた…わからなくなる…。昔みたいに…また…わからなく」
 興奮したせいで、またしてもユアに鈍痛が襲いかかる。
「ぐぅ…」
 そして再び、その場に崩れるユア。
「おねがい…」
 皓一は無言でユアに近づいていく。そして、彼女の前に片膝をついてしゃがみ込むと、背中に片腕を回して自分のほうに引き寄せた。
「わかった…。でも、これで最後だぞ…」
 ユアは小さくうなずく。
「これで、私が気絶したら皓一の勝ち。もし、私が起きてたら、私の勝ちね」
 皓一も小さく頷いた。
 カウントも何もない、いつ来るかわからない皓一の最後の一撃。
しかし、ユアはわかっていた。もはや、腹筋に一切の力を入れることが出来ないことを。皓一は、今までとは比べ物にならない一撃を打ち込んでくるということを。そして、それが鳩尾であるということも。
(だから…もう何も気にしなくていい…)
 防御しようもないなら、待てばいい。皓一が殴ってくるのを。
 その時は、直ぐにやってきた。
 皓一の全力の一撃が、ためらわれることなくユアの鳩尾に激突したのだ。
「げばぅ!!!」
 皓一の拳はユアの鳩尾に手首まで埋没すると、内部で爆発的なエネルギーの全てをユアの内臓に向けて解放したのだ。ユアの背中が、水に石を落したときのように、鳩尾の真裏を中心に波打って、辺りの空気までも振動した。
 もはや豊満な肉塊同然であったユアは急所のど真ん中を最強の一撃によって貫かれていた。
「う…ぐぶぅ!!」
 唇と下腹部の肉裂からはそれぞれ違う種類の黄色い液体が吹き出た。
 五臓六腑に絶望的なまでのダメージを与えられたユアは電気ショックでも喰らったかのように激しく痙攣した。ユアの巨乳がびくんびくんと激しく波打つことから、衝撃の凄まじさがわかる。
「う…あう…」
 あまりの激痛に、ユアの意識は一瞬の間に失神と覚醒を繰り返した。その光景はまさにルーレットだ。最後に失神か覚醒かどちらが残るかの。
 ユアの顔に、笑みが浮かぶ。
 最後の残ったのは、覚醒だった。
 焦点の合わない目で、ユアは皓一を見つめると
「ね…え…わ…たし…皓一……とな…り…たて…た…?」
 皓一は、初めての笑みを浮かべて頷いた。
 がしり!
 ユアが、自らの鳩尾を抉っている皓一の腕を掴んだ。
「あり…がと…」
 嬉しそうにほほ笑んだユアは、皓一の腕を自分の中へと引き込んでいく。
「うぅ…」
 みちみちと音を立てて、さらに沈んでいく皓一の拳。皓一の拳がユアの背中に到達したとき、ユアは、最後にもう一度微笑むと、眠るように失神した。
「勝者、皓一!」
 金林の宣言と共に、試合は終了した。
「ユア」
 皓一はユアの鳩尾から拳を引き抜くと、そっと手で涙と、口の周りについて嘔吐物をぬぐってやった。そして、自分が羽織っているパーカーを肩にかけてやった。そして、ユアを抱き上げると、海岸から姿を消した。
83名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 14:23:57 ID:1ezICj7q
GJだけど平凡な男氏の話に出てくるヒロイン達は恋愛が絡めてあるせいか非常に面倒くさい奴らばかりだというw
俺だったらこんな粘着質なヒロインに涙ながらに話掛けられたら言い終える前に至近距離からのサンドバック連打かましてるなw
84名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 23:58:26 ID:k6M/M1EP
この後病院に連れ・・・て行ったりはしてないよなw
多分木陰か何所かに寝かせて二回戦スタートだろうし
85名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 00:52:32 ID:KDKkmXUe
いい腹責めよう腹責め幕府支援age
86名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 07:13:59 ID:LktuDLRp
>>84
海に放り投げてしたたかに塩水飲んだところに、気付けの重い一撃を食らわせて胃液と海水を吐かせる
87名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 18:59:41 ID:6LItDLt1
腹筋分け目の関ヶ腹決戦
88名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 07:02:16 ID:0LvxnYa/
一作投下します。 『恭子』シリーズ?の3作目に当たる作品です。
全23レス中で腹責めが出てくるのが13レス目〜というトホホなことになっていますが、
宜しくお願いいたします。

それから、今回は若干特殊な腹責めです。何卒。
89続々・腹は災いの元   1/23:2010/09/17(金) 07:03:59 ID:0LvxnYa/

その因縁はあるTV番組から始まった。
様々な世界で活躍する女アスリートを集めての討論番組だ。
ゴルフ、水泳といった各種競技の選手が集まる中、格闘に携わる女性も2人呼ばれていた。
一人は女子キックボクシングのスーパーフライ級王者、芦屋恭子(あしやきょうこ)。
こいつは俺の恋人でもある。
そしてもう一人が、『クルーエル・ビーイング』所属のレスラー、ラミア朝岡だ。

『クルーエル・ビーイング』は新興のハードコアレスリング団体で、
女同士での電流・有刺鉄線マッチといった過激なガチンコ対決を売りとしている。
ただその人を選ぶコアな性質のせいで、興行収入はあまり芳しいとは言えない。
だから、番組内でラミア朝岡が芦屋恭子に絡みはじめたのは、
美形王者として名の通った恭子と因縁を作って話題を攫おうという団体の意向だろう。

最初の言いがかりは何だったか。そんな物に意味はない。
大切なのは、ラミアがカメラの映す中で恭子を焚きつけ、ついにはビンタまで張り、
とうとう恭子の怒りに火をつけたという“結果”だけだ。
「この……人が下手に出てりゃ、つけ上がりやがって!!」
恭子が椅子を蹴って立ち上がる。
恭子もかつて番長を張っていたような女、頬まで叩かれて黙っていない。
睨み上げる恭子を同じく立ち上がったラミアが見下ろす。
160cm51kgの芦屋恭子に対し、ラミア朝岡は168cm62kg、見た目では2回りほど大きい。
健康的なそのスタイルは、レスラーというよりはフィットネスモデルといった印象だ。
日本人とカナディアンのハーフらしく、美しいブロンドの長髪と豊満なバスト、
そして長い脚が目を引く。
しなやかなその美脚は同時に恐ろしい凶器でもあった。
ラミアの名が表す通り、上半身こそ美しい女だが、足は蛇のように相手を捉えて容赦なく締め上げる。
軍隊格闘をルーツとしたその関節技は多くの女達にタップを強いてきた。
対戦相手はみな大声で泣き喚きながら痙攣を起こしたような速さでタップをするというから、
その技の痛烈さが窺えようというものだ。
90続々・腹は災いの元   2/23:2010/09/17(金) 07:04:52 ID:0LvxnYa/

「あら、怒ったのおチビちゃん?」
ラミアは恭子を見下ろして笑う。恭子の表情が一層険しくなった。
恭子はキックの二階級を他を寄せ付けない強さで制した王者だ。
ただ強いだけでなく、並のアイドルが霞むほどの清楚なルックスまで備えている。
それまで女子キックを馬鹿にしていた男が恭子の一試合を観ただけでファンになる。
女子高生やOLは闘う女の最終到達地点として教祖のごとく崇める。
それが芦屋恭子だ。
その知名度とカリスマ性はマイナー団体の一レスラーの比ではない。
ラミアは本来、こうして共にテレビ出演が叶っただけでも感謝するべきなのだ。
しかし彼女は執拗に恭子を挑発し続ける。
番組の司会や他のゲストは、鍛え上げた2人の女の放つ空気に圧されたのか、
ただ苦笑して内輪で討論を続けるばかりだ。

舌戦を繰り広げる2人。だがある時、ラミアがふと恭子に問うた。
「……ああ、そういえば。あなた付き合っているオトコがいるんですって?」
その瞬間に恭子の言葉が途切れる。
これはお茶の間にとっては周知の事実だ。
インタビューなどでは恭子自身が何故か胸を張って言いまくっているし、
試合に勝つたび俺に抱きついてくるのは一種のお約束にもなっている。
最初こそ物議を醸したが、あまりにも恭子が隠すことなく嬉しそうに語るので、
いつしかその強さと美しさの秘訣として公に受け入れられるようになっていた。
無論、良くも悪くも規格外な恭子ならではだが、少なくともそれを暴かれて困る事はない。
それでも恭子は俺の話題に表情を強張らせる。
そこが口論における、恭子にとってのNGワードなのだ。

「それが……どうかした?」
抑えるような低いトーンで告げる恭子に、ラミアが答える。
「別に?少し、残念なだけ。本当ならあなたみたいな強い娘と戦ってみたかったんだけど、
 男がいるんじゃあだめね。だってオトコの出来た女は、恥ずかしがって股も開けなくなるもの。
 それってつまり、ファイターとして終わりってこと。せいぜい男の下であんあん言ってなさいな」
くく、と笑いながらラミアが言った。
その瞬間、ぶちんという音が聞こえそうになったのは俺だけではないだろう。
恭子はラミアを睨み上げた。これ以上ないほどに瞳孔を開いて。
拳が震えているが、手は出ない。
そんな生易しい怒りではないとでもという風にだ。
「…………OK。そこまで言うなら、そっちお得意のガチンコで白黒つけてやる!!」
燃えるような瞳で告げる恭子に、ラミアは涼しげな顔で返す。
「へぇ、いいの?それで恥をかくのはあなたでしょうに」

芦屋恭子とラミア朝岡との因縁は、こうして始まった。
91続々・腹は災いの元   3/23:2010/09/17(金) 07:05:32 ID:0LvxnYa/

放送直後から、この諍いはネットファンの間で大いに話題になった。
噂によればあの放送自体が罠で、クルーエル・ビーイング側が先行投資という形で
深夜番組のプロデューサーを買収したのだという。
全ては名の通った恭子と所属選手との異種格闘技戦を実現させる為だ。

恭子が他競技の相手と戦うこと、それ自体は珍しいことではない。
いくら今がキック熱のある時期とはいえ、やはりキックだけの興行では喰っていけない。
ゆえに恭子はキック界の代表として様々な相手と試合を行ってきた。
ボクシング、ムエタイ、シュート……。
しかしそれはあくまで同じ立ち技競技の相手とだ。
仮にも現役のキック王者がプロレスラーと戦うなど、普通なら考えられない。
だがそれ故に話題性もある。
常に金儲けを考えなければ明日も危ういキック界には、むしろ望ましい事態なのだろう。
また恭子側も、普通の格闘家ならばレスラーとの口約束など反故にして逃げる所を、そうしない。
番組で頬を張られたシーンをお茶の間に晒してしまった。
ヤンキーも、レディースも、格闘好きな女子高生も、皆が恭子に期待している。
売られた喧嘩は買う気骨あるイメージで知られる恭子には、逃げる事など許されないのだ。
そもそも恭子自体、そのイメージ通り、ここで退くタマではなかった。
トレーナーであるジムの会長は渋ったようだが、偉大な王者である恭子の意向に勝るものなど無い。

……恋人である俺の言葉でも、だ。
92続々・腹は災いの元   4/23:2010/09/17(金) 07:06:44 ID:0LvxnYa/

「大丈夫だって、あんなヤツこのキックでぶっ倒してやるから」
俺の頭を掠めるようなハイキックを繰り出し、恭子は笑った。
風切り音が凄い。繁華街を往く人間が何人もこちらを振り向く。
「それとも何?モヤシくんともあろうお人がまさか、私の勝ちを疑うわけ?」
恭子はくっきりとした瞳で俺の顔を覗きこむ。
自信に満ち溢れた表情だ。
「まぁ、お前が誰かに負けるシーンなんて想像もできないんだけどな」
俺が率直に答えると、恭子はくすりと笑った。
以前にこいつとデートをしていた時、4人の不良に襲われたことがあり、
その際に腹を殴られて地に沈むのを見たことはある。
しかしそれは俺を人質に取られていたからであり、まともにやれば連中4人がかりでも5分ともたない。
ましてや一対一で押されるなどありえないことだ。

しょっちゅう恭子の身体に触れている俺だから言える。
薄っすらと6つに割れた腹筋は岩のように硬く、本当に人間が鍛えて作れる肉体なのか、
筋肉の下に鉄板でも埋め込んでいるんじゃないかと疑うほどだ。
キックで鍛え上げた脛などは金属バットのよう。
椅子に腰掛けたままぶらつかせてぶつけられただけでも鈍い痛みを覚えるほどだ。
力を入れて蹴れば、大の、そう文字通りラガーマンのような大男が二発で沈む。
恭子を喧嘩で倒すぐらいなら大型犬とやりあったほうがまだ勝ち目が見える。
そうは思うのだが、しかし何故だろう。
俺は嫌な予感を覚えて仕方が無かった。

「……見ててね、哲哉」
恭子はネオンの輝く街路をぶらぶらと行きつつ、背中越しに声を投げてくる。
どんな顔をしているのかは見せない。
「私、きっと証明してみせる。哲哉との触れ合いが、私の強さの源なんだって。
 好きな人のいる事は弱さに繋がったりしないんだって、証明してみせるよ」

いつになく真面目な口調でそう語る恭子に、俺はああ、と答える事しかできなかった。
93続々・腹は災いの元   5/23:2010/09/17(金) 07:08:05 ID:0LvxnYa/

『当日のリングにレフェリーは立たない。ゆえに反則はなく、TKOもない。
 決着は、どちらかが意識を失うか、降参の意思を告げた場合のみ』
そのデスマッチルールに、恭子とラミア朝岡の両者が同意を示した。

「普段競技者として試合をされている恭子選手には、やや不利な条件と思われますが?」
記者会見でそう問われた恭子はからからと笑った。
「何でもあり、だったらむしろ相手の方が可哀想ですよ。私、喧嘩じゃあ負けたコトないから」
そう腕を振り上げて答える。
カメラ正面に映るのは、その硬く鍛えられ飛び出した肘。
相手が可哀想、というのは何も大袈裟な事ではない。
恭子はやろうと思えば、その肘で日本刀のように相手の皮膚を切り裂く事が出来る。
鋼鉄のような脛で後頭部を蹴れば悪くすれば即死だ。
それがキックボクサー。
その頂点である元番長と何でもありなど、ほとんどの挑戦者が涙目で拒否するだろう。
しかし、怖いもの知らずなのか、或いは絶大な自信があるのか。
ラミア朝岡は恭子の隣でインタビューを受けながら、実に涼しい顔をしている。

記者会見もたけなわとなった頃、ラミアはふと恭子を見つめた。
「あなた、綺麗な髪をしてるわね」
そう静かに告げ、自らの髪を撫でる。
「私も、このブロンドヘアには自信があるわ。艶々で綺麗、ってよく褒められるの。
 これは私の誇り。そんなに丁寧に手入れしてるんだもの、あなたもそうよね。
 髪は女の命。……だから、ね、私達この戦いにその命を賭けない?」

ラミアが言わんとしているのは、勝負に負けたほうが髪を切る、という追加条件だ。
場は騒然となった。俺もテレビで見ていて、凍りついた。バカな事をいうな。
俺は恭子がどれだけ髪を大切にしているか知っている。
肩甲骨の辺りまで伸びた、艶の流れる黒髪。
練習後には必ず丹念に洗い、いい匂いを含ませて風に遊ばせている。
俺が恭子に一目惚れしたのは、無論顔の良さもあるが、一番は金髪ばかりのジムでただ一人、
清楚なその黒髪が心を打ったからだ。
黒髪は恭子という美人を形造る重要なファクターだ。その髪を、切るなんて。
恭子も目を見開いて言葉を失くしていた。しかし、
「出来ないの?」
半眼のラミアに侮るように笑われると、気負いの世界で生きる彼女に退くことは許されない。
恭子は燃えるような瞳でラミアを睨み上げる。
「……いいよ。そんな約束持ち出した事を、リングの上で後悔させたげる」

2人の選手の合意が得られ、ここに対決は『敗者髪切りデスマッチ』へと変貌を遂げた。
94続々・腹は災いの元   6/23:2010/09/17(金) 07:09:16 ID:0LvxnYa/



美しきキック王者・芦屋恭子と関節技に長ける麗しいレスラー・ラミア朝岡の奇跡の対決。
女子キックボクシングが強いか、女子ハードコアレスリングが強いのか。
その興味もあり、また負けた方は公衆の面前で女の命である髪を切られるというのだ。
芦屋恭子もラミア朝岡も、モデルでも通用しそうな和洋の美人格闘家。
どちらが恥を晒すことになっても見物であることには違いない。
そうした背景から噂が噂を呼んで、当日の会場には超満員の客がつめかけていた。

決戦のリングは、キックの物とさして変わらない。強いて言えばロープがやや分厚いぐらいか。
そのリングには天井から真っ白な照明が降り注ぎ、最前列席にいる俺をも汗ばませる。
これでリングに上がって動き回るとなれば、どれほど暑くなることだろう。
そして熱気の源は照明だけではなかった。

『殺せ、朝・岡!! 殺せ、朝・岡!!! 殺せ 殺せッ締め殺せ!!!!』
『恭子さーん、やっちまえーー!喧嘩でアンタに勝てるヤツなんかいねえよっ!!』

観客席の至る所から叫びが上がる。
恭子とラミアの応援団だ。
ラミア側には肩や腕に刺青を入れた人間と外国人が多い。
恭子の方はレディースが大半で、そこに真面目そうな女子高生やアイドル好きの親父が混ざる。
場はそいつらによる応援合戦で戦争のような状況になっていた。
その空気の中で、しかし恭子は何ら動じることなくコーナーにもたれ掛かっている。

コスチュームは普段キックの試合をする時と同じものだ。
上は豊かな胸に密着する薄桃色のタンクトップ。
長さはアバラまでで、締まった白い腹部が丸見えになっている。
下は炎の描かれたゆったりめのボクサーパンツ。
足にはシューズを履かず、素足にアンクルサポーターのみを着けている。
何人の男がその姿に一目惚れしてきたことだろう。
今やキック界にも、恭子に憧れて門を叩いたモデル級のスター選手が続々と現れ、
アンチからは時代遅れのロートルとすら揶揄される恭子。
だが、やはりその威圧感溢れる美は並ぶ者がない。
95続々・腹は災いの元   7/23:2010/09/17(金) 07:10:02 ID:0LvxnYa/

日々鍛えているだけあって恭子のボディラインは見事なばかりだ。
片手で何とか掴める程度の、つんと上向いた胸の膨らみ。
側筋がくっきりと浮かび上がり、薄っすらと六つに割れた凹凸の芸術的な腹筋。
一気に絞り込まれ、引き締まった太腿へと繋がる腰つき……。
それは例えば、胸の大きく太腿のむちりとした瑞々しい女子高生がいたとして、
その整った身体の肉をさらに都合よく上によけ、押し固めして人工的にあつらえたような美だ。
膨らみとくびれという女体美、引き締まった筋肉という機能美、
さらには生まれついての清楚な美貌と、肩までの艶やかな黒髪。
これだけの条件を兼ね備えるわけだから、これはもう衆目を惹きつけない訳がない。
殺せ、殺せと叫ぶ相手連中も皆、露わになった恭子の腹筋を涎も垂らしそうに凝視している。
要は夢中なのだ。
清楚そうな健康娘である恭子が滅茶苦茶になる所が見たい、との衝動から騒いでいるに過ぎない。

正統派キックコスチュームの恭子。
それに比べ、対角線上のコーナーにいるラミア朝岡は目を疑うような格好だった。
リングコスチュームは肩から太腿半ばまでをすっぽりと覆うユニタード型だ。
色は朱色、素材は照り具合からいってラバーだろう。
大きく開いた胸元は豊かな胸の谷間を大胆に覗かせ、
腹部には鍛え上げられ隆起した腹筋を称えるかのようにラバーが密着する。
スパッツ風の股下などは割れ目の形まで見えるようだ。
美しい曲線を誇る脚は黒タイツで包まれている。
その黒タイツにより、朱色のコスチュームが一瞬まるでドレスのように映る。
正直目のやり場に困るが、まぁここまではいい。問題はその靴。

ハイヒールを履いているのだ。
黒い漆皮のハイヒールパンプス、ヒールの高さは8センチはあるだろう。
披露宴に貴婦人が履いていくような靴だ。
素早いステップはおろか、歩く事にすら不便を感じるに違いない。
確かにその靴は、ドレスのようなコスチュームの締めとしてよく似合っている。
外国系のすらりと伸びた脚に黒タイツ・ヒールという破壊力は凄まじく、観客の声援も相当だ。
ここがファッションショーなら恭子でも勝ち目はないだろう。
しかしキックボクサーとのガチンコをしようという今、ハイヒールは舐めているとしか思えない。
恭子も相手の足元を見て眉を顰める。
しかし当のラミアは、やけに自信に満ちた表情で恭子を見つめ返すのだった。
96続々・腹は災いの元   8/23:2010/09/17(金) 07:10:58 ID:0LvxnYa/



『芦屋恭子 vs ラミア朝岡』

電光掲示板にカラフルな色合いで互いの写真が映し出された。
どちらも拳を突き出した凛々しい姿だ。
グラビアアイドルが構えるボクシングごっことは違い、様になってもいる。
だがそれこそモデルのように美しい2人だ。
その2人が選手として表示されている現実が、事の異常性を今一度会場に認識させた。

恭子はコーナーで静かに深呼吸している。
普段ならセコンドの会長がアドバイスでもしている所だが、この試合にはいない。
ラミアの方はリング下から飲料の入ったボトルを受け取っていた。
ボトルを掲げて軽く喉を潤した後、彼女はロープ際を伝って移動を始める。
行き先はこちらの方……いやまさに『俺のところ』だ。
ラミアの目線からそれを悟った時には、彼女は俺が座る席の真上にいた。
ブロンドの髪が逆光にライトを浴びて輝く。
ラミアはにんまりと笑うと、いきなり手に持ったボトルを俺に投げつけてきた。
「うおわっ!!」
俺は驚き、目の前で腕を振って叫ぶ。一瞬遅れて額に鈍い痛み。
何故いきなり俺に、と考え、すぐに一つの結論に達した。同時に叫ぶ。
「待て、落ち着け恭子っ!!」
ラミアの狙いは俺ではない。俺を傷つけた時に憤る人物、恭子を煽るためにやったのだ。

ダンッ、とマットを蹴る音が響いた。
「おい、アイツ!」
観客が叫ぶ。その視線の先では、恭子がラミアに襲い掛からんとしているはずだ。
ロープ際のラミアを見上げる俺からは、その背後から凄まじい速さで近づく素足しか見えないが。
慌てたように試合開始のゴングが打ち鳴らされる。
「せあぁっ!!」
裂帛の気合と共に、ロープ際のラミアへ恭子の跳び蹴りが襲う。
ようやく見えた恭子の顔は、やはり俺を狙われた怒りで我を失っているようだ。
その恭子の顔を視界に捉えながら、同時に俺は、ラミアの顔も見えていた。
口元を吊り上げている。計画通りといった風に。
マズイ、という直感が俺の脳裏によぎる。嫌な事にその直感は当たっていた。
97続々・腹は災いの元   9/23:2010/09/17(金) 07:12:09 ID:0LvxnYa/

恭子の跳び蹴りがラミアの腰を捉えようとしたその刹那、ラミアは最小限の動きで身体をずらした。
恭子の蹴りは不発に終わり、右足がロープの外に飛び出る。
「ちっ……」
恭子がその足を引き戻そうとした途端、ふとその動きが止まった。
ラミアがロープ外の恭子の右足首を左手でしっかりと掴んだからだ。
恭子の脚がぴんと張る。
さらにラミアは左手で足首を捉えたまま、右腕を直角に折り曲げた。
そしてその肘を恭子の膝上に宛がうと、飛び上がって肘を体重ごと膝上に叩きつける。
ぐぎん、と鈍い音がする。
「ぎぁああああああっ!!?」
ダメージは恭子のその叫び声で窺えた。
ひどいものだ。伸びきった脚に全体重で肘を叩き込むなど、折れてもおかしくない。
「う、う……っ!!」
恭子は片足立ちのまま顔をしかめて汗を垂らす。
「ざまあ見ろ、奇襲なんかかけた報いだぜ!」
「ふざけんな、先に客に手ェ出したのはラミアだろうが!恭子さんはそういうの許せねぇんだよ!」
観客席で口論が起きはじめた。

「ふふ、どう?膝が割れそうに痛むでしょう」
肘を打ち下ろしたラミアが意地悪く問う。
「ぐう、は、離せよっ……!!」
恭子は掴まれた足を引き抜こうとラミアの背を手で押しやるようにしていた。
つまり恭子の重心はこの時、後ろに倒れ込む方向にかかっているわけだ。
そこをラミアに利用される。
ラミアはにやりと笑い、肘を打ち下ろした右腕を恭子の脛に置く。
そうしてその置いた手を支点に素早く身を翻した。恭子に背を向ける姿勢から、向かい合う姿勢に。
その動きはただの向き変更ではない。
足首を捉えていた左手を放し、回転の勢いをつけて恭子の首に巻きつける。ラリアットだ。
「ぐふっ!?」
恭子の喉から押し殺した悲鳴が上がった。
元々後ろ向けに重心をかけていた恭子にラリアットを食らわせ、さらに遠心力で身体ごとぶつかる。
するとどうなるか。
簡単だ、片足立ちの恭子は後ろ向きに倒され、後頭部からマットに叩きつけられる。
ダゴンッ!という凄まじい音が会場に響き渡った。
そう、凄い音だ。それまで騒ぎ立てていた会場が水を打ったように静まり返るほどの。
だってそうだ、後頭部からマットに打ち付けられる、下手をすれば死ぬじゃないか。
恭子!
俺はそう叫ぼうとした。しかし呑んだ息が喉につかえ、声にならない。
98続々・腹は災いの元   10/23:2010/09/17(金) 07:13:33 ID:0LvxnYa/

折り重なってマットに横たわる恭子とラミア。しんと静まり返った会場。
そのうちラミアの言葉が、その静寂を打ち破った。
「……へぇ、さすが。あそこから反応できちゃうんだ」
ラミアは恭子の後頭部に目をやって呟く。
見れば、マットと後頭部の間に恭子の右腕が挟まっていた。
あの超スピードで倒れこむ間に、腕を挟んで直撃を避けたのだ。
「うわ、しぶてぇ……」
「良い反応してんな、あいつ。あの倒れこみの最中で普通は動けねえよ」
場には惜しがる声と感嘆の声が混じった。

その声に包まれるリングの中で、恭子がラミアを跳ね除けて後退を始める。
さすがにダメージを殺しきれなかったらしく、腰を抜かしたままでだ。
だが何かその動きが妙だった。
その状況なら両腕で身体を引きつけて後退するのが普通なのに、何故か右腕を使わない。
左腕だけで身体を引き摺っていく。
だがすぐに理由はわかった。使わないのではなく、使えないのだ。
恐らくは右肩を脱臼でもしたのだろう。
考えてみれば無理もない。後ろ向きの重心とラリアットで生まれた凄まじい速度の中、
自重とのしかかるラミアの重さ、合わせて113kgのクッションになったのだ。
しかも下はしっかりとしたマット、これでは脱臼して当然だ。

ある程度距離を取ると、恭子は左手を背後につき、膝を曲げて立ち上がろうとする。
「く、うう……」
しかしもう少しというところで腰が砕け、右手でバンと受身を取った。
何度も練習を繰り返したゆえの無意識だ。
「ああああ゛っ!!!」
瞬間、恭子は悲痛な叫びを上げ、右肩を押さえてのた打ち回った。
右肩の脱臼はもう確実だ。そして後頭部強打により、足腰が立たないことも。
「ふふ、惨めぇ。男の事なんかでアツくなった結果がそれよ?高い授業料だったわねえ」
ラミアは面白そうに恭子を追いながら笑った。
恭子は右肩を押さえ、尻餅をついたままで後退する。
99続々・腹は災いの元   11/23:2010/09/17(金) 07:14:35 ID:0LvxnYa/

「はははっ、見ろよ追いかけっこだぜ。蛇に睨まれた蛙ってカンジだな!」
観客から野次が飛ぶ。
「恭子さーん、凌いで!!ダメージ回復するまで!!」
レディース達からの声援も起こる。
実際恭子にはそれしかなく、ラミアと睨み合いながらその足首を狙って低空の蹴りを放つ。
何しろラミアはハイヒールなのだ。
蹴りさえあたればまず倒れるだろうし、そうなれば恭子がマウントを取れる可能性だってある。
しかし、その蹴りが当たらない。ラミアは遊ぶように恭子の蹴りをかわしている。
安定性のないハイヒールでだ。
間違いなくラミアはハイヒールでの戦いに慣れている。或いはいつもその靴なのかもしれない。
また慣れだけでなく、そもそもバランス感覚や反射神経もいいのだろう。
当たれば倒せる、当てる!
そう必死に蹴りを繰り出していた恭子の足を、ついにラミアが絡め取った。

「 いただきまぁす 」
ラミアが恭子の脚に抱きつくようにして笑う。恭子の額に汗が流れる。
ラミアはそのまま恭子の脚を抱え込むようにしてリングに転がった。
「ぎいゃあああああっ!!!!」
恭子の痛切な悲鳴が響き渡る。聞く方が心を抉られるような声だ。
リングでは恭子の脚が締め上げられていた。捉えられた左脚で限界以上に股を開かされている。
その左脚の根元にはラミアの両足が絡みつき、
脚全体が捻りあげられた挙句に、足首の腱あたりを十字に組んだラミアの腕が押さえつけている。
たしか膝十字固め、という技だ。
俺は関節技に詳しくはないが、見るからに危険な捻りなのが解る。
だって真横に開いた足の先がほぼ真下を向いているなんて、どう考えてもおかしいじゃないか。

恭子の膝はいま甚大なダメージを受けていることだろう。
実際恭子はひどい顔をしている。
目を固く瞑って唇を噛み締め、顔中をくしゃくしゃにして。
脂汗が何滴も顎から伝い堕ちる。
「あらあら、綺麗でたくましい左脚がびくん、びくんって痙攣してるわ。可愛い」
ラミアは恭子の左脚を捻り上げながら、その足裏に舌を這わせる。
「ひっ」
恭子が肩を跳ねさせた。
艶光るラバー姿で巻きついてチロチロと舌を出す、その姿はまさしく蛇女(ラミア)だ。
100続々・腹は災いの元   12/23:2010/09/17(金) 07:15:37 ID:0LvxnYa/

恭子の膝は悲鳴を上げているはずだ。
膝が割れそうに居たのは勿論、立ち技主体の恭子は本格的な関節技を受けた事はない。
未知の痛みなのだから覚悟も出来ず、痛みは増して感じられるだろう。
「ううう!!!」
さらに締めがきつくなる。その余りの痛みに、恭子の手の平が床スレスレまで下ろされた。
そのまま数回マットを叩けばギブアップのサインだ、地獄から逃れられる。
だが恭子は、そこから拳を握りしめてマットに叩きつけた。
降伏など断固拒否、という意思表明だ。ラミアが面白そうな笑みを浮かべる。
観客席からも恭子の根性に感嘆する声が漏れた。
俺はその健気さに居ても立っても居られなくなる。
「きょ、恭子おおっ!!!」
椅子から立ち上がり、バンバンとリングを叩いて叫ぶ。
恭子は一瞬だけこちらに目を向けたが、すぐに締められる苦しみに目を瞑った。
痛みの最中でそれどころではないのだ。
俺はバカなことをした、と思いながらただ立ち尽くす。リングがひどく遠く感じる。
彼氏なのに、俺に出来るのは他の観客と同じように応援する事だけだ。

降参を拒否したところで、恭子がラミアの関節技を破る術はない。
ロープブレイクのない今、恭子はラミア自らが技を解きでもしない限り、ただ膝を壊されるのみだ。
脱臼していない左腕で殴ろうにも、腰が入らず手打ちにしかならない。
そもそもその打撃が届くのだって、せいぜい自分の腿を締め上げるラミアの脚にだけ。
恭子は成す術もないままマットの上で足掻く。
「ああいいわぁ、この太腿のびくんびくんって脈打つ感覚。あなたすごく力強い。
 その辺りの素人女を締め上げたって、こんなの絶対味わえないものね。
 でも男ともまた違う……すべすべの肌に、むちっとした美味しそうな脚のカタチ。
 ああやっぱり、鍛えた可愛い女の子を痛めつけるのはたまらないわ!」
ラミアは恭子の苦悶する姿を眺めながら官能的に囁き続ける。
明らかに真性のサディストだ。
そして存分に愉しんだラミアは、身体を反らしていよいよ膝を痛烈に捻り上げ始めた。
「ぎゃああああああああっ!!!!!」
恭子の済んだ声が痛々しい絶叫となって響き渡る。
無事な右足までもが激しく痙攣をはじめ、どれほどの苦痛が襲っているのかをよく表していた。
101続々・腹は災いの元   13/23:2010/09/17(金) 07:16:32 ID:0LvxnYa/



ようやくラミアが左脚を解放した時、恭子は息も絶え絶えになっていた。
右肩はV字の隆起と妙な腕の長さから明らかな脱臼が見て取れ、
左脚はだらりと力なくマットに投げ出されている。
よく見れば、最初に肘を受けた右膝も異常に腫れ上がっていた。
利き手と両足がほとんど死んだも同然だ。

ラミアはその仰向けに横たわった恭子にゆっくりと近づいていく。
リングにコツ、コツとヒールの音を響かせながら。
「ぐったりしちゃったわね、恭子ちゃん」
ラミアにそう嘲られても、恭子は動くことができない。
ラミアはその恭子の身体を眺め回す。そして薄っすらと割れた腹筋で視線を止め、笑った。
「おい、マジかよ!?}
ラミアの行動に驚きの声が上がる。
ラミアは片足を上げ、あろうことか恭子の腹部に踏み込んだのだ。
履いているのはヒール高8cm、直径3cmほどのハイヒール。
恭子は咄嗟に腹筋を固めた。側筋が浮かび上がり、鍛えられた岩のような腹筋が輪郭を深める。
その固い腹筋に細いヒールの先が沈み込む。
「ぐぅえ、えっ!」
恭子が悲鳴を上げた。
51kgの恭子に対し、ラミアは62kg。自分より11kgも重い人間が腹に乗り上げたのだ。
つま先部分はともかく、直径3cmのヒール部分でそれをやられては堪らない。
堪らず手を伸ばして敵の足を外そうとする恭子だが、その手首が逆に掴まれた。
まず左手、そして次に脱臼した右手。
そしてラミアはその両手を引き絞ったまま、もう片足も恭子の腹に乗せる。
「この最初がキモなのよね」
ラミアはそう言いながら巧みにバランスを取り、ついに腹筋の上で立ち上がった。
「うう……っぐ!」
脱臼した腕を引かれる痛みと腹の苦しみに、恭子が顔を歪める。

「ああ凄い、さすがよく鍛えられた腹筋だわ。ぶよぶよのお腹じゃ、こうして立てないもの。
 並の人間なら下手をするとアバラが砕けてしまうんだけど、あなたなら大丈夫よね?」
ラミアが嬉しそうに告げた。
それは逆に言えば、腹筋を固めていなければアバラも砕けうる、という脅しだ。
恭子は頬を膨らませて息を吸い込み、必死に腹筋に力を入れる。
足が無事ならば身体を反転させて振り落とすことも可能だが、今は足がまともに動かせない。
両腕もラミアに掴み上げられてしまっている。
ゆえに恭子には、ただ腹筋への踏みつけに耐え忍ぶ道しかない。

恭子の地獄は、こうして始まった。
102続々・腹は災いの元   14/23:2010/09/17(金) 07:17:06 ID:0LvxnYa/

6つに盛り上がった恭子の腹筋を破り、ヒールが深く沈み込む。
「うん、うんいいわ。十分に固くって、でもアスファルトみたいな無機質な硬さじゃない。素敵よ」
ラミアは興奮気味に告げ、その場で足踏みを始めた。
片方のヒールが引き抜かれれば、同時にもう片方のヒールが深く抉り込まれる。
ぎちっぎちっと汗に塗れたしなやかな筋肉が悲鳴をあげる。
「……っ!!…………っ゛!!!」
恭子は歯を喰いしばって耐えていた。
投げ出された太腿が踏み込みに合わせて筋を立てる。それがいやに艶かしい。
「どう、私の重さを感じてくれてる?」
ラミアが見下ろしながら問うと、恭子は口を結んだまま殺しそうな目で睨みあげる。
「そう、残念。ここは筋肉が密集しててまだ鈍感なのかしら。オッパイと同じ、周りからよくほぐさないとね」
ラミアはそう言い、ゆっくりと足の位置を変える。
「う、ぐくっ……!?」
恭子の呻きが必死さを増す。ラミアの靴が腹筋から前へ進み、水月を踏みつけたのだ。
そのままラミアの足は、恭子の乳房から下腹にかけてを歩きはじめる。
「あははっ楽しい。肉の道ってところね」
ラミアはすっかり上機嫌だ。
「う゛、ぐぶっ、う、う゛っ…!!!」
一方の恭子は、腹筋下の小腸から肺、胃……と順番に踏みつけられ、徐々に顔を赤くしていく。
白い腹には足跡がついていった。
靴のつま先部分は桜色、細いヒール部分は深紅に窪んでいる。
ラミアはその足跡を楽しそうに眺める。雪原に真新しい足跡をつけるかのようだ。
俺はそのはしゃぎように苛立ちを覚えながら、それでも恭子をただ見守るしかなかった。
下手に声をかけて恭子の緊張の糸を切りでもしたら大変だ。

ラミアは今一度笑い、ちらりと客席に目を向ける。
「皆、この感触がどんなか解る?足元が柔らかくて、しかも恐怖に震える息で小刻みに振動するの。
 バランスを取るのも大変。落ちないためにはどうしても足を踏ん張らなきゃいけないわ。
 でも力を入れるとそれだけヒールが食い込んで、より一層苦しみだす……皮肉よねえ」
ラミアはそう言いながら恭子の右腕をぐいと引いた。
肩を脱臼している方の手だ。
その痛みで恭子が歯を食いしばり、割れた腹筋の道がよりはっきりと浮き出る。
ラミアはそれに満足そうに笑い、石畳を歩むように優雅に歩を進めた。
103続々・腹は災いの元   15/23:2010/09/17(金) 07:18:15 ID:0LvxnYa/

丁寧に腹筋の筋に沿って歩を進めたラミアは、ある地点で意地悪そうに笑う。
「あらっ、ココふにょんふにょんね」
ラミアが足先でつつくのは、恭子の下腹……膀胱の辺りだ。
筋肉の付きづらいそこを見つけると、ラミアは身体を傾けて片足に全ての体重をかける。
「れあああっ!?」
恭子が目を見開いた。膀胱を圧迫されてはたまらない。
ラミアがさらにぐりりとヒールを捻りこむと、恭子の腰がびくんと跳ねた。
そして直後、炎を模した恭子のボクサーパンツから黄色いせせらぎが溢れ出す。
ゆったりとしたパンツの裾と、その奥に見える暗がりの隙間から、大量に。
マットにできた黄色い水溜りがボクサーパンツの下部を染めていく。
鼻をつく匂いが漂い始める。
「うわっ、あいつ漏らしてんぞ!!」
「いやーーー!!!」
観客の男と女子高生が、あるいは歓喜の叫びを、あるいは失意の悲鳴を上げた。
俺は視線を恭子の太腿辺りに釘付けにされる。
ショックで頭が痛むようだ。
「ああ、盛大に漏らしちゃって。私がそんなに重いって言うの?失礼ね」
ラミアはそう言いながら、さらに膀胱をぐりぐりと抉る。
「い、いだっ、あああ゛!!」
恭子は耐え切れずに凄い声で脚をばたつかせはじめた。
「う、うわっ……と」
その暴れように、ラミアが流石にバランスを保てなくなって倒れ込む。
どん、と恭子の乳房に膝をついてだ。
膝の下で乳首がごりりと捻り潰される感触に、恭子の美貌が壮絶に歪む。
104続々・腹は災いの元   16/23:2010/09/17(金) 07:19:30 ID:0LvxnYa/

「もう、あなたが暴れるのがいけないのよ?」
ラミアは膝頭で恭子の乳房を押し潰しながら、改めて恭子の腕を掴み直す。
「さて、立たないと」
そう言うと足首で踏ん張り、膝を起こして立ち上がった。
すると当然、ラミアの体重が余すところ無く恭子の腹にかかることになる。
靴のつま先が深々と腹筋に突き刺さった。
「うむっ!?んう、ごおおううぇえええ!!!」
恭子としてはたまったものではない。
目が一杯に見開かれ、口内に留めていた涎がごぼりと流れ出す。
「うわ、すんごい低い声。でもあなたの苦しみが純粋に込められてて、耳に気持ちいいわ」
ラミアは今日一番の笑みでそう告げた。
そして極度の苦しみに苛まれている恭子の上で、細かに膝を震わせる。
「げおっ!っろ、おろっう゛ええ゛!!!!」
度重なる呼吸困難と腹筋へのヒールの突きこみで、恭子も限界に近い。
そこへ来て腹の上で細かく脚を震わされると、恭子の身体も激しく反応してしまう。
「面白ーい。上で揺さぶると、それ以上の振動で下が痙攣するわ」
ラミアは夢中になって踏みつけた腹部へ振動を浴びせた。
形は電気アンマのようだ。
だが恭子の苦しみはそんな比ではない。

「うっ、えぶっ……!ぐう、うぅおおええ゛え゛……!!!」
口の端から涎を垂らし、時に舌を突き出して危険な声でえづく。
タイミングを見計らって酸素を取り入れ、腹筋を締めているが、明らかにそれもが苦しくなってきている。
まるで硬かったステーキが、ラミアの体重を乗せた捏ねで挽き肉になっていくようだ。
「ほらどうしたの?どんどん硬さがなくなってきたわよ?」
ラミアがそう煽りながら動きを変えた。
何度か強く腹部を押し込んだあと、徐々に力みの薄れてきた腹筋の弾みを利用してホッピングをはじめる。
「うおおえ゛、ええ゛っ、んおおお゛……ッう!!!!」
恭子の声がますます低く、そして間の大きいものになっていく。
身体の底へ何かが着実に堪っていくようにだ。
恭子の腹が着実に壊されている。間近で観る俺はそれがはっきりと解り、掌に冷たい汗がでた。
105続々・腹は災いの元   17/23:2010/09/17(金) 07:20:09 ID:0LvxnYa/

「はぁ、はぁ、ふふっ。さっきは肉の道だったけど、今度は新手のダイエットマシンね。
 ねぇ嬉しい?あなた今、私がもっと完璧な身体に近づくお手伝いが出来ているのよ」
ラミアは恭子の腹筋で跳ね弾みながら罵る。
フィットネスモデルのようなラミアが弾みながら脚を交錯させる様は、確かに絵になる。
しかしその下で腕を掴まれ、相手の一跳ねごとに身体を痙攣させる恭子だってまた、
本来ならそれに負けないぐらい魅力的な女なんだ。
それが何故、あれほど惨めな姿になっている。
恭子のやや硬さを失った、しかしまだ十分な弾力を持つはずの腹筋を、ラミアのヒールが抉る。
突いて、突いて、耐え切れず崩壊した腹筋に突き刺さる。
突いて、突いて、突き刺さる。
美しく逞しかった恭子の腹筋にはいくつもの深い溝ができ、脂汗に塗れたかすかな血を流した。
その傷だらけの雪原にまた、新たな杭が叩き込まれる。
「んんんああ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
恭子はラミアのその容赦ないホッピングに耐え切れず、とうとう大きく口を開いた。
腹の底からという声で叫び、涙の筋を零し、口から大量の涎があぶくとなって溢れ出す。
すらっと伸びた脚はMの字に開かれ、地を踏みしめながら限界まで筋張っていた。
「ああ、いーい声……。なぁに、泣くほど嬉しいの?」
ラミアは涙を流す恭子の顔を見つめながら、ますますホッピングを激しくしていく。
ずちゅっ、ずちゅっ、と汗に塗れた柔らかい腹筋から音が漏れる。
水気のある肉の音、軋むマットの響き、荒い2つの呼吸の音、頬を伝う涙。
全てが俺の心に鈍い切り傷を残していく。

はっ…は、ひゅっはひゅっ、は、あひゅっ

恭子の呼吸はどんどんとおかしくなっていく。
その呼吸の合間に、恭子は何度か真っ赤な頬を膨らませる動きを見せ、
また喉の奥からうがいをするような水気のある喘ぎをしていた。
「あはははっ、面白いわ」
ラミアは笑いながら、恭子の顔を見つめてさらに腹への蹴り付けを痛烈にする。
胃腸も筋肉もまとめて捏ね潰そうと言わんばかりだ。
ラミアの頬から流れる汗が恭子に降り注ぎ、涙となって垂れ落ちていく。
それはラミアの足の下で弄ばれるだけの玩具となった恭子を象徴するようだった。
106続々・腹は災いの元   18/23:2010/09/17(金) 07:20:46 ID:0LvxnYa/

恭子の上で妖艶なステップを繰り返すラミアは踊るかのようだった。
汗を振り乱しながら伸ばした脚で柔肉を押し込むと、下の“台”が背筋を伸ばして呻く。
女の脚が抉るようなターンを描けば、台の女の脚が膝を立てて打ち震える。
まるでその様なショーだ。
初め悲喜交々だった観客席も、いつしかその倒錯的なショーに見入っていた。
歓声をうけるのはステージで煌びやかに踊る女。
嘲笑にまみれるのは靴に腹を抉り回されて身悶える浅ましい台座。それが俺の女だ。
ラミアの足捌きはますますキレを増し、客席の盛り上がりもヒートアップする。
そしてその興奮の頂点で、俺の女は喉を蠢かせた。
ごぐっ、という押し潰した音がする。

「っお、おげぅろおおおおっっ!!!!!」

もはや女の、いや人の発するものでない音を奏でながら、下の女は口から吐瀉物を吐き上げた。
それはラミアの勝ち誇った笑顔に見つめられながら続く。
ラミアの悩ましい脚線がぶるりと蠢けば、恭子の喉から茶色い半固形のものが溢れ出す。
客席を満たすのは笑い、笑い、笑い、笑いだ。
何故だ。恭子はキックボクシングの王者、正統派の覇者じゃないか。誰が馬鹿にできる。
誰か一人でも知っているのか。あいつがどれだけ練習して、どれだけ汗を流して、
どれだけ強くてどれだけ自信があって、どれだけ一途に俺を愛してくれたか。
ふざけるな。笑うな、あいつを笑うな!!

俺がそう拳を握りしめた時、リングの上で物音がした。
俺の視界の中で、恭子の手がラミアの腰を掴んでいる。脱臼した手も、両手で。
勝ち誇って恭子から降り、鼻を摘むパフォーマンスをしていたラミアは振り向くのがやっとだ。
恭子は大きく背を仰け反らせると、黒ラバーに覆われたラミアの腹部へ向けて、痛烈な頭突きをぶちかます。
ドンッ、と鈍い音が響いた。
「げはああっ!?」
ラミアは腰をくの字におって倒れこむ。涼しげだった目は見開き、口から涎が零れる。
それはそうだ、恭子の頭突きは強烈なのだから。
中学で番長だった頃、その『パチキ』であらゆる男を泣かせた、とジムの伝説にもなっている。
その頭突きがラミアの腹筋にぶち込まれたのだ。
「あっは、が、あはっ……!!」
腹を抱えて丸くなるラミアを、同じく腹に手を当てて苦しみながら恭子が睨み据える。
気迫に場が静まり返った。
107続々・腹は災いの元   19/23:2010/09/17(金) 07:21:52 ID:0LvxnYa/

ラミアの目がまず驚きを示し、ついで怒りに燃える。蛇の目だ。
しかし恭子も引かない。ダメージは比べ物にならないほどあるが、睨み返す。
その恭子の腹を、弾くように出したラミアの蹴りが襲う。
「げぁ、っは……!!!」
気丈にしていてもダメージは深刻だ。恭子は目を瞑り、口から涎を零して後ろに転がる。
その恭子を立ち上がったラミアが追った。
そして繰り出される、ストンピングの嵐。
怒りに燃えたラミアの蹴りは、腹部をガードする恭子の腕を何度も蹴りつけ、
ガードが固いと解ると整った顔を容赦なく蹴り潰して無理矢理ガードを上げさせ、
また腹部へ踏み付けを叩き込む。
恭子の下にあるマットに新たな吐瀉物や血液が垂れ落ちていく。
恭子は声も出せずに低く呻きながら、必死に身体を丸めて耐え忍んでいた。
恐怖か痛みか、細かにその身体を震わせながら。
「恭子おおおおっっ!!!!!」
俺は叫んだ。声の限りだ。細かい事は考えない、ここで叫べなければ、とてつもないものを失う気がして。
俺の叫びが届いたのか、それは解らない。
しかし恭子は、一度だけ甘く入ったラミアのストンピングを捉え、膝裏に手をかけて転ばせる。
そして逆にラミアの上に覆い被さり、思い切り振り上げた足でその腹を踏みつけた。
「ぎぃやうああああっっ!!!?」
咆哮、とも言えるような叫びが涼やかなラミアの美貌から発せられる。
恭子はさらにその体勢のまま、腹へのストンピングを浴びせかけた。
ドゴォン、ドゴォン、と凄まじい音がしてリングが震える。

会場が騒然となった。
「お、おい何だよあの音。あんなの、聞いたことねぇぞ……死ぬよ」
「ひぇっ、ま、マジにキック王者なんだなあれ、怖えぇって」
先まで恭子を舐め切って嘲笑っていた連中が顔を青ざめさせている。
いける、と俺は手を握りしめた。
「いけぇっ、恭子おおおぉっ!!!!!」
俺はダメ押しで叫ぶ。関係性はどうあれ、さっきは俺の声と同時に状況が変わった。
だからゲン担ぎの意味を込めて今一度叫ぶ。
その時、恭子が俺をちらと見た。俺はぞくっとする。
あいつの顔は真っ青だった。汗が恐ろしいほど顔中に滴り、歯茎が震えていた。
その極限状態の中、恭子は『心配すんな』とでも言いたげに目を細める。
しかしその時まさに、ぐったりと動きを止めていたラミアが足を引き付けるのが見えた。
危ない!
そう叫ぼうとした瞬間、その蹴りは痛烈に恭子を蹴り飛ばしていた。
108続々・腹は災いの元   20:2010/09/17(金) 07:23:14 ID:0LvxnYa/

ごおん、といやな音をさせて、恭子はコーナーポストに叩きつけられる。
「あう……」
恭子は力なく天を仰ぎながら崩れた。そこにラミアの影が落ちる。
「やってくれたわね、小娘」
ラミアは前半の余裕が嘘に思えるような蛇の目つきだ。
そしてコーナーに崩れたままの恭子の腹へヤクザキックを叩き込む。
鈍い音でコーナーが揺れ、恭子の身体が跳ねる。
俺の方からは顔は見えないが、その手足がだらりと投げ出されているのが見えた。
死。
そんな言葉が脳裏をよぎる。
「おい、やめろよ!もう失神してんだろ!?」
俺が叫ぶと、ラミアが凍りつくような碧眼を俺に向けた。
「してないわ。……こいつまだ、こんな目で私を見ていやがんのよっ!!!」
ラミアはそう言って恭子の襟元を掴み、自分の前に引き摺り起こした。
恭子は口から血を流しながら、じっとラミアを睨み据えている。
ラミアは忌々しそうに額に血管を浮き出させた。
「お、俺、ずっとファンやってっけど初めて見たよ、朝岡があんなにキレるの……」
観客席から微かにそう囁く声が聞こえる。
客席が固唾を呑む中、ラミアは歯軋りして恭子の身体を抱え上げた。
そしてその身体を肩に担いだままロープを上っていく。
何をするんだ、と場の皆が見上げる中、ラミアはトップロープを蹴った。
そしてリング上空に飛び上がり、掲げた恭子の身体を振り下ろしながらその腹に膝を添える。
ダンッ、と着地の音が響いた後、水の音がした。
ラミアの膝で腹部を突き上げられた恭子の口から、凄まじい量の吐瀉物が溢れ出している。
随所に赤い流れまで含ませて、だ。

「……もう死ぬよ、あれ……!」
客席からは声が失せていった。俺も声を出す余裕なんてとうに無かった。
静けさに覆われたリングの中、崩れ落ちた恭子を放り投げてラミアが背を向ける。
失神、試合終了だ。ゴングがまさに打ち鳴らされようとした時、ラミアの足を白い手が掴む。
ラミアはいよいよ驚きを浮かべて振り向いた。
恭子が這いずり、去るラミアの足に絡み付く。
目は虚ろで、口は細かく震えながら、恭子は小さく呟いていた。
「…………つや………てつ……や……。
  ……ぃじょうぶ、わらひ、まけ……ない……まけたり、ひない……」
恭子はそう呟き、そしてがくりと首を折る。
厳しい表情をしたラミアの首筋に汗が伝い落ちた。

ゴングが打ち鳴らされる。
ここに恭子の敗北が、決した。
109続々・腹は災いの元   21/23:2010/09/17(金) 07:24:34 ID:0LvxnYa/



その後恭子は、当初のルールに従って断髪を施行された。
大観衆が見つめる中、ラミアに荒々しく髪を掴み上げられ、鋏でじょきり、じょきりと切り捨てられる。
時と共にリングに広がる、艶やかな長い髪。女の命。
それを見つめながら、恭子はただ虚ろな目をしていた。
はらはらと髪が舞い、今までの芦屋恭子が消えていく。
あの日、ジムで出会った、清楚な長い髪の少女。それがこのリングで殺されたのだ。

鋏で乱雑に切り払われたショートカットを散々衆目に見せつけた後、
ラミアは恭子をリング外に投げ捨てた。
俺が慌ててそれを抱きとめる。
「大事に持って帰りなさい、彼氏さん。そんなゴミ、ウチでは処分できないからね」
ラミアはそう言って花道を通り、控え室へと悠々と引き返していく。
客も今日の壮絶な体験を口々に語り合いながら、出口へ向けて去っていく。
照明の消えたリングの傍で、俺は気絶した恭子を抱きかかえていた。

試合の最後の方、俺の体は動かなかった。
あれほどの状態になっていた恭子に対し、声を掛けることができなかった。
自責の念からだ。
恭子が試合初めで不覚を取ったのも、いやそもそもこんなバカげた試合を受けたのも、
俺という存在が居たせいだ。俺が恭子の弱みなんだ。
「……モヤシ、くん……。……ないて……るの……?」
不意に掛けられた声に、俺は肩を竦ませる。
恭子が薄目を開けて俺を見ていた。ひどい状態だ。
しばらく見つめあった後、俺は意を決した。
別れを告げるつもりだ。
当然、嫌いになった訳じゃない。むしろこれ以上ないぐらい大好きだ。
あんな目にあっている恭子を見て、俺は心からこいつに惹かれているんだと解った。
一緒に歩いていてこんなに幸せな奴はいない。一緒に過ごしていてこんなに楽しい奴はいない。
人生で遭えるのはきっとこの一人だけ、そう大袈裟じゃなく思える。
だけど、だから、俺はこれ以上こいつのお荷物になるべきじゃないんだ。
110続々・腹は災いの元   22/23:2010/09/17(金) 07:25:10 ID:0LvxnYa/

「俺さ、きょう……」
そう言いかけたその瞬間、パンとその口が塞がれる。
気の抜けるような音に目を瞬かせると、恭子がむすっとした顔で睨んでいた。
「許さない、から。モヤシくん、が、居なくなったりしたら、その瞬間に、死んで、やるから」
息を整えながら途切れ途切れに言う。
「死ぬって、お前な……」
「大体!あいつに負けた事で、別れたりしたら、それこそオトコ云々って
 アイツの言い分を、丸ごと認めることになんじゃない。にじゅうの敗北よ」
恭子にそう言われ、そういやそうか、と納得した。
「負けてもせめて己の道を進むのが、一流の人間よ。
 ……ったく、そんなだからモヤシくんは、いつまでもモヤシなんだよ」
恭子は訳のわからない事を呟きながら、俺の胸に顔を埋めた。
無残に切られた後ろ髪がまばらにうなじへ垂れている。
ふと、その華奢な首筋が震え始めた。俺の首に幾つかの水滴が垂れ落ちる。
居たたまれない気持ちになった。
「悔しいよ……悔しいよ、くやしいよ…………哲哉…………!!!」
恭子は俺の肩を叩きながら、その拳を固く握りしめて嗚咽を繰り返す。
俺はその小さな身体をぎゅっと抱きしめ、少し前のバカな自分を頭の中で殴り飛ばした。
こんな状態のこいつを置いて、別れるつもりだったのか。
自分のせい?逃げてるんじゃねぇ、馬鹿野郎。
111続々・腹は災いの元   23/23:2010/09/17(金) 07:27:09 ID:0LvxnYa/

「……俺さ、恭子」
泣きじゃくる恭子の耳元で、俺は囁いた。恭子が目を開けて俺を見つめる。
「最初は、お前の髪に惚れたんだ。清楚そうな子だなって、一目で思った」
「……知ってるよ。モヤシくんの目は解りやすいから」
恭子が少し歪んだような笑みを見せる。
「でもな恭子。俺は……その、な。途中から髪なんか見てないっつうか、ええとだな。
 ショートヘアも良いかもしれない、というか、いや過程から良くはないんだが、」
俺はしどろもどろになって言葉を続ける。
要は落ち込むな、と伝えたいのだが、上手い言い回しが思いつかない。
思えば恭子をまともに褒める事なんて殆どした事がない。この大事な時に、そのツケがきた。
俺が落ち込んで項垂れていると、くすくすと笑い声が聞こえてくる。
「あは、あっはははは!全くモヤシくんは、フォローが下手すぎるよ」
そう笑ってから少し咳き込み、恭子はふと別の笑みを見せた。
「……ありがとうね。負け惜しみなんかじゃなく、思う。
 私は、モヤシくん……ううん、哲哉のおかげで強くなれてるんだ。
 だからこれからも一緒に居てほしい。一緒に強くなって、今度こそ勝つんだ……アイツに」
恭子はぐ、と拳を握り締めて言う。
「ああ、望む所だ」
俺もその拳に拳を合わせて応えた。
俺達は決意を新たにし、また新しい目標に向かって歩き始めた。
ただその第一歩は、世間から見るとやや突拍子もないことだったかもしれない。

『キックボクサー芦屋恭子、プロレスに電撃移転!!』

その見出しがスポーツ各誌を賑わしたのは、また別の話になる。


                              END
112名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 09:34:29 ID:pao/1Kn5
腹責めスレに豊作の秋到来か?
豪華すぐる朝ごはんのおかずに感謝なんだぜw>>111
113名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 09:44:20 ID:pao/1Kn5
・・・でも作者さンのアレからしると、
腹責め+アナルでくるかとおもってたらそうでもなかったので
腸意外だったりw
114名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 09:47:56 ID:HLB8TcP2
すげー
この人の版権キャラもの読んでみたい
115名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 09:53:17 ID:pao/1Kn5
恭子ちんの声が、伊藤静で問題なく脳内再生されたでござるw
感想連投スマンw
116名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 07:05:55 ID:VgN9y4YA
>>111
大作過ぎんだろこれ…
GJ
117名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 01:05:06 ID:bln227DX
読み終わったら手が震えてたわ
素晴らしすぎるだろ・・・
落ち着くためにモヤシ買ってくる
118名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 01:10:05 ID:REVxhp58
>>117
漏れは腹が震えたおw
前々作〜前作〜>>111 と通して読んで、
そりゃもうお世話になりましたw
またよろしくお願いします><
119名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 01:47:15 ID:bln227DX
>>118の「また」で恭子がヤバイw
120名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 03:55:02 ID:FiVPYXFx
>>119
だが…プロレス団体だ
100キロ級がいても何の不思議もない…
121名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 04:21:50 ID:i7PGV/xk
胸に7つの(ヒール)傷を持つ女

わたしの名を言ってみろ!
122名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 08:32:50 ID:REVxhp58
>>121
いやそこは傷あるのは胸じゃなくて腹でしょ、このスレ的にw
123名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 13:57:52 ID:Lr7Hq9MH
腹の探り合いって言葉あるじゃん?
エロい響きだよね
124名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 18:32:00 ID:stZN7ouj
>>109辺りで本気で胸が痛くなって鬱勃起した……
125名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 00:55:25 ID:ySX+JVjH
>>109
俺も鬱になってまたハロワ行けなかった
126名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 01:24:20 ID:ySX+JVjH
ふと、恭子って何歳なんだっけ?という疑問が
127名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 01:49:11 ID:pd+SxeMA
>>126
実は詳しく決めてないのです。
初登場時が17だったから今は21、2が妥当かな?
128名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 03:17:22 ID:7Tm0HpQq
>>127
はよモヤシくんとこゆ〜い生Hしとかんと、
赤ちゃん出来ない腹にさっれてしまうで?w>恭子さン
129名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 09:33:57 ID:ySX+JVjH
>>127
4、5年間も腹責められまくってるのかぁ
速いとこセクロスした方が良さそうだw
エロい腹は潰されるのが運命なので・・・
130名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 09:56:00 ID:xxIsR2X3
いや、セックスはとっくにしてるだろ。
続・の冒頭ですでにゴム無しでやってたじゃん
131名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 10:01:57 ID:ySX+JVjH
いや、子供出来るまではやりまくった方がいいんじゃないかと思ってw
132名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 11:11:56 ID:7Tm0HpQq
・・・産後で腹がすっかり緩んでしまった元格闘家のヒロインが、
復讐腹責めされまくるという
鬼畜シチュを思いついてしまったw
133名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 03:12:52 ID:JKWX4Rde
でも、あの感じ最低でも4〜5年はプロレスやりそうだからな…
これ以上無理したら子供産めなくなるって位までは頑張って頂きたい
134名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 07:47:56 ID:3l6VmAFz
むしろ妊娠した状態で腹責めされてホスイ
135名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 15:24:56 ID:ql+4wcuG
恭子には幸せになってほしいが、それは格闘行為が出来なくなるくらい痛めつけられてからでいい
136名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 23:58:32 ID:1Ki03cMo
恭子さんともやし君のガキを……
妊娠初期で流産パンチ!
臨月で出産パンチ!!
137名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 00:01:55 ID:XWhuh6Gd
ふふふこの菊池めじゃなかった鬼畜めw>>136 >>135 >>134
138名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 02:39:33 ID:/UVslnZP
っつかそもそも、女子プロレスとかいじめの宝庫だしな。
現実でもアイドル系レスラーは移動バスから突き落とされて全治2ヶ月の怪我したり、
腹が細いんだよとか言って先輩皆から腹を蹴り続けられたりしたらしい。
美人で元番で彼氏持ちで外敵の恭子たんが死んじゃう。
139名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 03:49:04 ID:xwTBKjPP
>>137
なんだよ菊池ってwww

>>138
古い話だからなぁ…今そういうところクローズアップしても違和感しか…
とはいえ、プロレス自体が奈振りの宝庫だからな、こまけぇこまけぇ!
140名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 04:04:58 ID:OUlWEPQO
顔殴る音は「ボコボコ」のイメージなんだけど
腹ならどうなるんだろうか
「ボコボコ」?
「ドボドボ」?
なんて事を考えてたら4時になってしまった


使用例:
恭子たん、凛たん、崎坂姉妹、エリカ&ソフィアはボコボコにして欲しいね
恭子たん、凛たん、崎坂姉妹、エリカ&ソフィアはドボドボにして欲しいね

うーん・・・

※希望じゃなくて、あくまでも使用例なんだからね!



>>138
プロレスじゃなくても腹がエロいんだよつって蹴り続けられちゃう運命じゃねw
141名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 04:24:19 ID:MNtroKgc
顔殴る音がボコボコってのも少し違うな。
ゴツゴツ(頬骨に当たる音)あるいはグチャグチャ(潰れた鼻が血に塗れてさらに潰される音)
ってところじゃないか?
腹は意味を重視するならドチドチ、かな。
ド、と重く当たると同時にミチ、って肉に食い込む音が混ざる感じで。
ただ音としてあまり綺麗じゃないから、擬音が重要なファクターである小説ではきつい。
(漫画ならキャラの顔さえ可愛いorエロければ可愛げのない音でもいいんだけど)
表現としてはベッコベコにしてやんぜぇー!がいいな。
ダメージを受けての声も、最初は「あう」とか女らしさ覗かせてるけど、
そのうち「おおうっ」とか低くて可愛くない呻きになって、それがさらに「げおう」とかに進化。
そしてひとしきり吐いた後で「けぇ……こほっ……」ってな声にならないえづきになったり。

というこの書き込みを、深夜のマックで隣に女子高生の居る環境で書く俺
142名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 05:23:45 ID:xwTBKjPP
擬音なんて、殴る威力と受ける硬度で変わるからな
バチン から ベチッ になって バスンッ になって グチャァッ みたいな感じで
強度が落ちていく感じもまた良し
143名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 23:36:37 ID:eXVQp813
やっぱ、
たるんだ腹だとドボォッッッオ!でしょ
経験からいうとw、めっちゃ鍛えて腹筋ばっちりな腹へパンチすると、ゴッ!って乾いた音になる
腹筋が汗で湿ってると、ベチッ!て感じかな
144名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 00:29:09 ID:dBjmeXE5
ガチに空手やってて女とも組み手やりまくってた身から言わせて貰うと、
ドボオとかゴッとか漫画に毒されすぎ。
特にゴッてなんだ?骨に直接当たってんのか?
それとも鍛えればマジで硬い音発するとでも思ってるのか?
創作物の中でどう表現しようと構わんが、想像だけで経験者を語るんじゃない。
145名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 00:42:57 ID:cqKqd8Pc
>>144 ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ!
146名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 13:37:13 ID:POtJTJx4
>>144
殴った程度じゃ大して音しないよな
147名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 14:41:44 ID:cqKqd8Pc
奈良の大仏が自由の女神にデカルチャー腹パンチage
148名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 14:47:43 ID:YC3aruCx
自由の女神「ううっ、く、苦しいわ……!でも倒れたりなんて出来ない、
この下には街の皆の暮らしが……ああ、でももう、吐きそうっ……!」
149名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 15:54:25 ID:POtJTJx4
ラオコーン像 vs ミロのヴィーナス
150名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 18:43:31 ID:YC3aruCx
こんなヒーローショーは嫌だ

ついに現れた極悪怪獣リョナゴンに、鬼畜戦隊ゴーカンジャーまでもがやられてしまった!
このまま世の女性たちはリョナゴンの玩具にされてしまうのか!
おおっと、あれは!?プリキワです、プリティで際どいプリキワがこの場面で来てくれたッ!!
さぁまずはお馴染みの変身シーン。
禁断の果実(ふじりんご)を貪り食ってプリキワに変身だ!!
プ・リ・キワー(キュピーン

「ここまでよド外道!ニュートンの偉大さを思い知らせてやるわ!
 万有引力超越アッパー!!!」
でたっ大きいお友達も大興奮の腋見せアッパー!
軌道も腋の処理も完璧だ!!
おっと、しかしリョナゴンこれを交わし、大口をあけてプリキワに覆い被さったー!
プリキワ身体ごと着ぐる……ゴホン 怪獣に丸呑みにされてしまいました!
歯の間からブーツが見えています、プリキワが怪獣の中で逆さ吊りー!
おっと、そしてどうした事でしょう!?
リョナゴンの腹の辺りが激しく蠢いています。中でプリキワと何かが揉み合っているのか!?

「い、いたいっ!!ちょっと岡田さん、こんなの予定と違いますっ!!お腹っ蹴らないで!!」

おや?何か声が聞こえます。プリキワは中で苦戦している模様!
「おんどりゃあ、プリキワを出したらんかい!!」
おお、仲間のピンチにゴーカンジャー達もリョナゴンの腹にヤクザキック!
「げぇふっ!!や、やめて!!挟み撃ちなんて、うえっ、き、きもちわるい……!!!」
戦いもいよいよ佳境!
リョナゴンの腹は内から外から衝撃で突っ張り、プリキワの声も大きくなっていくぅ!

「もうやめてえええ!!……うっうえ……んげろおおおおっ!!!!!!」

おや、プリキワの脚が痙攣してますね。
そしてそのまま……リョナゴンも倒れ込んだ!
依然リョナゴンの腹の中では激しい揉みあいが見られますが、そのうち鎮まるでしょう。
世の女性の安寧は約束された!
ありがとうゴウカンジャー!忘れないとプリキワ!!
ではまた来週、次回はブレザームーンの面々が来てくれるぞ!
アディオス!!!
151名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 20:39:36 ID:p2+0oLqC
この独り善がり過ぎる書き込みが嫌だ
152名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 01:44:56 ID:TyHn/l51
ごめん、爆笑した
153名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 05:09:42 ID:CTTJlmF/
ごめん、失笑した
154名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 15:14:44 ID:PbEdLdGr
新しい投下がないと、住民同士での腹パンチが始まっちゃうよぉ
155名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 17:05:20 ID:TyHn/l51
クレクレ言ってないで自分で書いてみたらどうだい?
156名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 17:30:20 ID:PbEdLdGr
>>155
任せた
157名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 00:29:00 ID:oG4HPAzz
「じゃあ、菊池君、明日のプレゼンの準備よろしく」
と定時間際に上司の美人課長(32歳人妻)に言われ、

「えッでもプレゼンすんのは課長でしょ?僕今日はさっさと帰りたいンすけど」
と残業拒否する菊池くん(28歳派遣社員独身リョナニスト)であったが、

「わたしはこれからジム行かなきゃイケナイの…去年産休取ってからお腹たるンじゃってw
それにどうせ菊池クンは帰ってもネットでHな動画落として一人さびしくシコシコするだけでしょww」

とさげすんだな笑みを浮かべる美人課長の、白ブラウスを盛り上げる巨乳と、
その真下の子持ちらしからぬ引き締まった腹部にムラムラくる菊池君!

「あれ〜このパワポファイル開きませんよ?課長もいっかいメール添付でプレゼンファイル送ってくださいよ」
と情けない声をあげる菊池くんに、

「しょうがないわねえ…わたしさっさとジム行きたいのに…」
と背後に近寄る人妻美人課長
その甘い体臭を鼻腔に感じ取り、PC机の下でこっそり拳を握り締める派遣社員・THE・菊池!

「ちょっと貸して御覧なさいよ。あれ?ちゃんとファイル開けるじゃない…」
とつぶやく人妻美人課長、
その無防備に晒された純白のブラウスとタイトスカートの境目の腹部めがけて
年収200万以下の派遣社員の怒りを込めた鉄拳をえぐりこむ!

「ぐうッ!な、なにを…」
とかろうじてつぶやくだけで、両手で拳がめり込んだヘソのあたりをぎゅっと押さえ、
人気の無いオフィスのフロアにがっくりとひざをついてしまう美人課長

「なんだ、ジムで鍛えてるっていったくせに、パンチ一発でダウンしちゃうなんて課長もだらしない腹してますねw」
「や、もう残業はいいから、お腹殴るのははもうやめて!わたし実は妊娠してるの!!」
と必死に懇願する32歳人妻課長

「いやいや、仕事大好きな課長のために、もう産休は取らなくてイイ体にしてあげますよ・・・
明日の朝まで、たっぷり時間をかけてねw」
極貧派遣社員・ねっとり菊池の鬼畜腹責めが、32歳人妻美人課長の子種を宿した胎に炸裂するのであったage
158名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 01:22:55 ID:hnuBFUDB
美人課長「わたしの月収は53万です」
ねっとり菊池「なん・・・だと・・・」
159名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 07:35:09 ID:rQI/qwNO
上のも>>150もすごい好きだわ GJ
160名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 00:49:43 ID:8HIdhHng
ふと覗いたら、ルームナンバー55氏、恭子の人、カミウミの人という豪華メンツでネットワークが出来てた
161名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 00:59:03 ID:QwPTAxFQ
熟女のだらしない下腹にネットワークパンチ連打age
162名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 01:29:49 ID:8HIdhHng
>>160
ちょ…実力者揃いじゃん!?
いつか話題出てたけど、アンソロか同人誌でたら即買うわ
163162:2010/09/30(木) 01:34:16 ID:8HIdhHng
あれ?160とID同じだ。
こんなことあるんだな
164名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 01:43:03 ID:8HIdhHng
>>163
おお、マジで一緒だな。
端から見れば完全に自演だろうが、ガチなんだぜ
165名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 05:01:32 ID:rrFM2r2m
husianaしなきゃわからんぜ
166名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 05:48:21 ID:ckufac/h
フシアナしないと低次元の宣伝乙としか受け取れないな
167162:2010/09/30(木) 12:06:19 ID:8HIdhHng
まぁ確かに端から見たら自演にしか見えんわな。
ただID丸出しの板でこんな低レベルの自演はしないとしか言えないよ。
まぁ気にしないでください
168名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 15:02:00 ID:IofvwGCA
ご、豪華メンツ・・・?
自演もほどほどにしろよ
単体で見れば素晴らしい方々だったが、>>160でチンカスレベルまで落ちた
169名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 17:20:36 ID:hJirGvJ/
ファンの宣伝がアレなのはわかるが、それで作者自体まで貶めるのは理解できんな
170名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 18:38:10 ID:NGnNg9ct
ファンならそんな事をまずしないし・・・
状況的に十人のうち7、8人は作者の自演と捉えるのはこのケースでは何ら不思議じゃない
171162:2010/09/30(木) 19:00:21 ID:8HIdhHng
最後にこれだけは言わせてくれ。
今回の件は本当にガチだし、何でIDがかぶったかもわからないけど、誓って俺はいちファンであって作家ではない。
3人とも好きな作家だったから興奮して書き込んだらこんなことになって申し訳ないし、もし作家さんがここを見ていたら非常に不快になったと思う。

俺はもうここに書き込むつもりも見るつもりも無いけど、最後に一つだけ。

安易な疑心暗鬼で作家のやる気を削ぐ発言はしないでくれ。
最悪どこかが閉鎖でもしたら、俺以外のファンも困ると思う。

以上、さよなら
172名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 19:43:03 ID:IofvwGCA
>安易な疑心暗鬼で作家のやる気を削ぐ発言はしないでくれ。
>最悪どこかが閉鎖でもしたら、俺以外のファンも困ると思う。

困ってるのはこっちなんだけど
下らない自演しといて何で偉そうなの?
君の書き込みさえ無けりゃ疑心暗鬼になることも無かった

>ルームナンバー55氏、恭子の人、カミウミの人
3人とも大好きなのに一気に冷めてしまった
ホント勘弁してくれよ
173名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 19:52:08 ID:AldvL7Oa
ID:8HIdhHngが幼稚な自演続けたのが全てだろ
まだ>>162でID変え失敗した時点で逃走しておけば、数レス草生やされて笑われて終わっただろうに
なんていうか、火消しするつもりが水でなくガソリン撒いていた感じ?
174名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 20:24:51 ID:hJirGvJ/
あんまり騒ぐなって。仮に自演だったとしてもリンク報告ぐらいで目くじら立てるな。
こっちは本当か嘘か分からない一方で、お前らがそうやって騒ぎ立てると確実に作者さん達はやる気なくすんだからさ。
175名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 22:09:38 ID:ok1cctT3
>>172
一体何に困るんだ?証拠も何にもないのに一方的に騒ぎ立てて
怖いよお前
176名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 22:33:21 ID:rpyKJPva
oreniha1
177名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 22:51:39 ID:rpyKJPva
ごめん、間違えて書き込んだ…
俺には160も162も嘘をついているように見えないけどなぁ
第一作家さんが宣伝したいならリンクでも貼るだろうし、誰もサイト名とか出して無いじゃん?
ルームナンバー氏だって、サイト行ったことある人なら分かると思うけど
「ルームナンバー55」でググってもヒットしないよ?
178名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:09:39 ID:AldvL7Oa
まあこの話題は今日一日できっぱり終わろうや
明日になっても引っ張り続けたら、宣伝乙かアンチ乙で片付けよう

作者三名のうち二人は、「文体パクられた」とか「二日感想レスが無かった」(ブログ談)と
2ch(このスレ)から隠遁してて、故にいい感情は当然抱いていない
だから恐らく各自のブログ・HPで執筆活動を続けて行くだろうし、それはそれでいいじゃないかと
金輪際名前を出さない、話題にしない事が、氏への最大のリスペクトだ
本当にファンを名乗るならね

2chにおいては、特定個人を褒め上げることと、貶して叩くのは同じ結果を招くんだよ
179名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:10:28 ID:deF15WBH
やったらあかん事はやったらあかんのや
180名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:27:49 ID:QwPTAxFQ
いつものage芸やろうとかとおもったけど、
さすがにそれでは空気読めない高慢女上司に腹パンチなのでsage
181名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:57:06 ID:hJirGvJ/
>>177
俺もそれが気になってたんだよなぁ。宣伝にしてはお粗末すぎる。
まぁこの話題はここまでだな
182名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:57:26 ID:LKYhB+tq
ID被ることはよくあるよ
まあこんな過疎スレで被るの初めて見たけど
183名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 00:13:33 ID:hGpjNjtW
>>182
調べたらマジだった…。
タイミングが悪すぎたのか…。
184名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 00:14:09 ID:7OeXYh94
(腹が)元気ですかーっ!良い腹があれば何でもできる。
185名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 12:03:17 ID:KMJANTIR
もうヒロインを女神やら戦闘ロボットとかにして有り得ないような腹責めをして欲しいな
ブラックホールを圧縮して叩きつけるとか、掘削ボーリングの下敷きにするとか、
幾筋ものプラズマ照射を腹部の一点に収束させるとか、巨大変身ヒロインの腹の中にぶち込んだ核爆弾が爆発とか
186名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 00:59:59 ID:WnNalGIl
其処まで行くとちと違うような…
187名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 01:02:48 ID:O6hZ6Vu6
やっぱ皆ゲロとか好きなん?
俺は腹パンチはめっちゃ興奮するけど、嘔吐したりするのはあんまりなんだが
188名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 01:29:43 ID:YTchEZCF
ゲロ有り無しどっちも好き
189名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 01:38:43 ID:0wOjIVtX
美形ヒロインが必死に腹押さえながらゲロ吐いて無様なアヘ顔晒すシチュが大好物なのさage
190名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 01:49:17 ID:RpfxoR2S
別にゲロが好きな訳じゃない
嘔吐する様な責めの結果がゲロってだけで、メインはソコまでの過程
ゲロはいわばおまけだったりデザードだったりみたいなもん
191名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 02:21:39 ID:zvnrLZTZ
アヘかけがいい、それにしても腹パンチに萌えるスレが復活しない
192名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 02:45:56 ID:awMOJvvl
胃液が口の端っこから流れるくらいがイイ
193名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 09:58:29 ID:iHZ8dgNH
生意気系とか格闘家のねーちゃんとかだと嘔吐はスパイスで欲しくなる
普通の女の子だったりすると、一発殴ったらあっさり拳埋まって悶絶コースだから余り拘らない
194名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 16:57:56 ID:k/2AW7Q3
佐々木希は顔の輪郭丸いのが良い
195名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 09:12:53 ID:XScss3p6
キシリアとかみたいな半顔マスクの女が腹攻め嘔吐したらヤバイだろうなぁ…
キシリアのマスクって首の下まで繋がってるんだっけか?
196名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:08:51 ID:JcSnX4Xq
武藤クレアとか、顔さえよけりゃ殴るのに適してそうな腹なんだけどなぁ
197名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 21:45:36 ID:bszr8oFS
リングのキャンバスとかコーナーポストを全員借金ある女の子で作って、
その上で120キロ以上あるヘビー級のボクサーを戦わせたい。
ボクサーの超重量級パンチがかわされてコーナーポスト役の女の子に命中、
縛られたまま苦悶して、ロープ役の女の子の手足にも負担がかかる。
ブーツでのフックワークとかパンチ打つときの踏み込みで一人また一人とえづく中、
まだお腹を踏まれてない子が、どうか無事に帰れますようにってガクブルしてたり。
198名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:51:12 ID:YkyFGWra
あーなんかキン肉マンであったねぇ囚われの正義超人達がリングを支えるやつ
199名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 23:47:11 ID:J1jNfvdc
__________________________________________
 <○ノ   <○ノ   <○ノ
  ‖      ‖     ‖
  くく      くく     くく
○ュ-==ニ  ○ュ-==ニ  ○ュ-==ニ


棒人間を使って、>>197-198を脳内変換してみた
200名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 03:29:18 ID:gRNyrXWi
ちょっとリング下に降りて来るわ
201名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 21:11:04 ID:P9RbY2Bc
>>199
死ぬな、確実にw
202名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 02:26:23 ID:48K+YJXh
過疎ってるなぁ
元気なのは個人サイトだけか
203名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 05:13:31 ID:C0xEHv+/
このスレの現状、雑談があるだけで過疎とは言わない
ネガキャンとか腹パンだぞ
204名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 21:02:54 ID:+/2hz60U
ごく一部のスレ以外、投下した前後以外はこんなものだろうこの板は
205名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 15:24:16 ID:c4Zpnmi8
特に最近は代々続く由緒あるスレでも過疎がひどいね
206名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 17:13:42 ID:2KzM1YCK
自演騒動のせいで書き手も近寄りづらいだろうね。
あんな空気になった以上、またどうせいちゃもんつける奴が出てくるだろうし。
207名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 20:17:51 ID:nh4D+74Z
てか腹パンスレ落ちたけど誰も立てないw
208名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 22:46:58 ID:eGvJMtSi
女→女の良い腹責め小説を書いたレインなんちゃらって知らない?
以前お気に入りにいれてたんだが消えてた

209名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 23:24:32 ID:gVWDd8By
>>206
そりゃそうだろうよ。
証拠も無いくせに作家の自演だの冷めただの騒ぎ立てた挙句、チンカス呼ばわりまでされて
仕舞には詫びの1つも無く「話題はここまで、めでたしめでたし」で強引に締めちゃってさ・・・
俺が作家さんなら確実にやる気無くしてるよ、何だこいつらって。
話題に出さないことがリスペクトって言ってる人もいたけど、何らかのレスポンスや感想を言ってあげる
ことも大事だと思うけどね。
210名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 23:26:25 ID:JtJkGL6F
あれって近寄り難くなるほどやばい騒動か?
いつも出てくる一過性の症状かと思ってた
あんなんで近寄り難くなるのなんてガチ自演だった場合くらいだろ
211名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 23:50:38 ID:JtJkGL6F
3次で素晴らしい女って誰かいる?出来れば18〜20歳で

腹筋が神でも顔が終わってる
顔が神でも腹筋が終わってる

数時間探したのにどっちかしかいなくて泣けてきたw
頑張って両立してくれ!
212名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 03:41:05 ID:OhaHPinl
板民の煽り耐性が年々下がってる気がする…

それはそうとプロレス系とかリョナ系のエロパロには定期的に三次厨が沸くのはなんでなんだぜ?
213名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 06:00:32 ID:GDPtIwvR
煽り耐性よりも民意的なものが下がってる気がするね
狭いジャンルだけど、べつにここだけが発表の場ではないし
214名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 15:20:11 ID:GDPtIwvR
ルームナンバー氏の更新来た!
相変わらず凄いな
215名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 16:05:13 ID:PWqT0bCL
ルームナンバー55って誰?
216名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 17:22:34 ID:AuS/r3Wp
>>212
二次を食い尽くすと定期的に三次が欲しくなるのさ
217名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 21:16:50 ID:A7SWaD5k
腹筋があるから恥ずかしくないもん!
という電波が
218名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 22:52:32 ID:L1lzKR2s
わざと個人ブログの人の話し出す=荒らしたいと思っている奴
これはどのスレでも共通
219名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 05:13:04 ID:e8ujUONk
>>216
おまー、それこそフェチ板でやれって話でな
220名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 01:19:48 ID:Qx3k1Zv8
>>218

そこまで目くじら立てなくてもいいんじゃない?
221名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 02:10:40 ID:5zzWr+KY
二日経ってレスする>>220も相当だな
他は知らんがID:GDPtIwvRが愉快犯なのは誰にでも分かるけどさw
222名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 07:57:22 ID:Qx3k1Zv8
>>220
他の人は知らないけど、俺も毎日見てるわけじゃないからさ。
気に障ったら謝るよ
223名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 13:30:14 ID:C5t3xw30
そういえばフェチ板なんてのもあったんだなw
224名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 19:13:06 ID:LcHN4sz1
話題無いな…
とりあえずage
225名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 19:30:41 ID:uoecYJll
話題は作るものだぜボーイ
226名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 00:40:55 ID:OmqxsBkO
『はァヒマね・・・そうだ、ボーイでも呼んで腹でも殴ってもらおうかしら、』
と気紛れに滞在先のホテルのボーイを呼ぶやいなや、
はしたなく高級ブランドのスーツをたくし上げ、お腹をむき出しにして
「ちょっとそこのあなた・・・わたくしのこの自慢の腹筋、どう思いまして?
とってもセクシーでしょ。
興奮したのなら、わたくしのお腹をおもいきりなぐってごらんなさいませ。
もし一発でわたくしを這いつくばらせたら、1万ドル差し上げますわw」
と、わけのわからない挑発するセレブのビッチお嬢様age
227名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 01:34:30 ID:1p4Y3eKV
ちょっと面白い
228名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 01:40:38 ID:jSTVpQ0U
でもどうせそのお嬢様は、元ボクサーの執事に毎日殴らせてるから腹筋ガッチガチで、
逆にボーイの拳の方が複雑骨折しちゃうんでしょ?
229名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 03:07:43 ID:OmqxsBkO
いっぽう、少々腕に覚えのある元ストリートファイターのホテルボーイも、
この唐突な挑発には戸惑いを隠せない。
しかし、爆乳でぱっつんぱっつんなブラウスを胸元までまくり上げ、
さらに陰毛の生え際が見えちゃう位にタイトスカートのウェストを押し下げて
丸々剥き出しにされたセレビッチお嬢様のボディには、美しくなめらかな腹筋が浮き上がって、そりゃ自慢もしたくなる代物。

「さあ、わたしのほうはいつでも良くてよ?それとも、無抵抗の女の腹なんて殴れない、とでも言い訳して逃げるおつもり?」

追い討ちの挑発をかけるお嬢様に、拳を握り締め、呼吸のタイミングを見計らって必殺のストレートを放つボーイ君。
そしてセレブ美女の腹の力が緩んだその一瞬、
彼女のきれいな縦長のヘソの真上に、やや下方から角度をつけて深々とえぐり込まれるボーイ君の拳!

「ぐえっっ・・・は、吐きそう・・・でも、こんなところで無様を晒すもんか!」

左手でアザを刻み込まれた腹をしっかり押さえ、体奥からこみ上げてくる絶賛消化中のフレンチフルコースを吐出しないよう
右手で口元を必死に押さえるお嬢様の足元は、今にも倒れそうにぐらついているものの、しかし一撃KOとはいかない。

「こ、このわたくしを一撃でダウンさせることは出来ませんでしたけれど、ひ、久しぶりに漢の拳をしっかり堪能させて頂きましたわ。
・・・いいでしょう、あなたのそのステキなパンチに免じて、約束の一万ドルは差し上げますわ。
・・・・・・ところで、あなた、結構いい体していらっしゃるご様子ですけれど、その股の間にぶら下げてるほうの『漢の拳』は、どんな按配なのかしら?
・・・今夜、わたくしのスイートルームにいらっしゃい、これは命令よ。
今度はわたくしのお腹の中から、ストレートパンチを叩き込んで頂きますわ」

・・・そして一ヶ月後、利き腕の拳を複雑骨折し、腎虚で精子wじゃなかった生死の境を彷徨う元ボーイ君をよそに、
お肌の艶も腹筋も3割り増しになったセレビッチお嬢様は、

『はァ・・・どこかにもっと逞しい男はいないかしら・・・』

と、次の犠牲者を求めて高級リゾートを彷徨うのであったage
230名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 18:52:43 ID:rJ08Njaa
いい話だなw
231名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 04:21:11 ID:AI3xrs+u
俺達の平凡氏はまだ来ないの?age
232名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 18:37:39 ID:+Z3Bm4Bu
最近個人サイトのコメントで粘着が目立つなage
233名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 02:03:40 ID:wwHAH4Jj
ここを話題にしたくない、話題にされたくないから個人ブログ移行してるのに
ファンです応援してます、とか期待を装った粘着(または叩き誘導)が定期的に湧くからなあ
234名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 02:10:06 ID:Co28Szal
確かにな。ただ適度に話題に出すくらいならいいと思うよ
元書き手の意見としてだけど、反応が無いのもかなり辛いから
本人のサイトなりブログなりに感想を書いてあげるのがベストだろうけどね
235名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 23:19:55 ID:Oqt/CqV7
更新キター!
236名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 12:32:53 ID:UuTq8lZI
とりあえずage
何か話題無いかな…。
腹パンチ小説にストーリーや性描写は必要だと思う?
俺はパッと出のキャラがボコられるよりストーリーがしっかりしてる方が燃えるんだが
237名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 15:19:23 ID:m4vrmmvf
性描写はともかくストーリーはそりゃ必要だろ
あまり前振りが長いのも萎えるだろうけど
238名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 00:05:42 ID:YJ2L2HlT
腹パンチで失神、拉致⇒廃工場に連れ込んでチョメチョメ
って流れがデフォでしたから、ええそりゃもう好物ですよage
239名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 02:12:25 ID:7UF/2VSz
前振り長いのも短いのも好きだわ
240名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 08:23:15 ID:40BBPArF
腹パンチ無しでも読んでて楽しいくらいの方が好きだな
ここでは個人サイト名NGみたいだけど、某所なんか最近本当に面白い
2chだとスレ消えたりするからストーリーものは難しいと思う
241名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 01:43:55 ID:9H/llR05
外人グラビアアイドルのグラマーで厚みのある(デブじゃないよw)腹
に拳を埋め込んでやりたいage
242名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 04:38:26 ID:LFYPmmHo
クリスティーナ・デル・バッソも中々腹パン似合いそうだなあ
俺的に
243名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 01:15:00 ID:o/gu6U/v
俺は実写よりもアニメや小説に興奮するのだが、少数派なのだろうか?
244名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 02:51:54 ID:ZHLcwo/l
>>243
腹責め界では普通に多数派だろ
そもそもリアルじゃ出来ないし
245名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 21:36:40 ID:fftEJJQE
実写の映像作品(あの会社の奴)も明らかに手抜きがわかって萎えるしな

昔アクションスタントの人の演技講座を見たことあるんだけど
当たってないのに、ちゃんと当たったような音がして、見た目的にも効いてる感があった

実際には効いてませんよってことをアピールするためか女の人が受けをしてたんだが、おかげで興奮したw
246名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:32:31 ID:N43IZbpW
腹責めフェチ人口ってどれくらいいるんだろうか?
そもそも男性特有なのか?
しかし、我ながら何でこんな性癖になっちまったのかな…
247名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 07:08:43 ID:XjoBuXk/
幼稚園の赤組にいた頃、ゆき君っていう名前のノッソリしたフンイキの子がいて、その子の腹にめり込む感触や鈍い音、表情がきっかけだったなあ。
248名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 22:07:00 ID:Aixr8Chg
俺は小一でDBの腹パンされてる悟空見て目覚めて
小三辺りで女の方が興奮するようになった
何故こうなった・・・
249名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 22:29:54 ID:y4Ceqt9/
腹パンしてゲロ出させてすべりがよくなったぜってイラマチオさせるのが読みたい。
250名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 23:36:08 ID:KCxZlirf
苛めっ子をハンドバッグにして復讐
251名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 00:24:30 ID:yJKbq0Mg
いじめっ子はワニか何かですか
252名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 02:39:39 ID:i9rKSe/s
なんというサイコな復讐
253名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 03:45:54 ID:s6wfqmVY
変身ヒロインと怪人が激しい肉弾戦を繰り広げていて、怪人がヒロインを壁際に追い詰めてボディにラッシュとか食らわすも
ヒロインの鍛え抜かれた腹筋に有効なダメージを与えられない

不敵に嘲笑うヒロインの下腹に快楽系の気を纏わせた発剄をお見舞い。
衝撃のダメージそのものは耐えるものの子宮への熱い一撃に戸惑うヒロイン。
そのまま発剄を込めた連撃をズムズムと受け続けて沸き上がる快感に腹筋が緩くなり次第に重いダメージを負うようになるヒロイン
最後の方は蓄積するダメージと快楽に滅茶苦茶にされガードした腕も上がらず
ダラリと垂らした状態で「や…も、やめ…」とか微かな息を吐きながら壁に縫い付けられるようにサンドバッグにされる
そしてズルズルと壁に沿ってへたり込んだところを足首をわし掴み
「どうした?ご自慢の腹筋は悪になど屈しないのではなかったのか?だがこれで最後だ!」
ぶうんと棒きれを振り回すように持ち上げそのまま消火栓の先端を狙ってヒロインの下腹を叩きつけてトドメを刺す
既に防御力の欠片も無くしたヒロインは力の源泉たる子宮をその一撃で破壊され絶叫
奇怪なオブジェと化して敗北した無様な姿を市民に晒す…
254名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 03:55:30 ID:6K0Ny5BF
>>253
変身ヒロインの力の源泉が子宮てのはいいね
たしか常に妊娠ホルモンが分泌されていないと超パワーが出せないヒロイン
とかいう設定のエロゲがあったような
鬼のように強いんだけど、下腹部だけがとにかく弱点なヒロインてのはイイ!
255名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 15:35:51 ID:zQ73GZE+
たしかに子宮を殴るっていうシチュは興奮するな
256名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 11:16:04 ID:IXt6/2ko
そのまま脱力で柔らかくなった腹筋越しに子宮を鷲掴み、子宮内部に秘められた変身クリスタルごと握りつぶす
257名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 01:01:50 ID:s+zGjwih
腹パンチ→膝から崩れる→イマラチオのシチュエーションが最高
258名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 01:03:03 ID:jKFVo7bP
ヒロインの腹ン中に、超人パワーの源があって、
それをめあてに敵がおそってくる、てシチュは「剣の国のアーニス」
が有名だけど、
ありゃその源てのがヒロインの肝臓?だかで、腹掻っ捌いて内臓移植wて展開だったからなあ
あんましグロに寄らないで、イイ感じの腹責め展開にならないもんかね
259名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 01:06:37 ID:jKFVo7bP
>>257
むしろ、
ヒロイン腹パンチでダウン
⇒たっぷり中田氏&イマラチオでたっぷり口内射精&たっぷりアナル中だし
⇒再び腹パンチしまくり
⇒口とアナル、性器から注がれた精液が溢れ出す
てのがイイ!!
260名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 01:14:09 ID:s+zGjwih
>>259
たしかにいいね。
俺の場合腹パンチでえずいてるところに無理矢理イマラチオ→たっぷり口内射精か顔射が興奮するな。
中田氏はすべて終わった後がイイ
261名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 02:08:43 ID:6BNYP2lo
>>259
ファントムガールであったな

敗北した巨大変身ヒロインがイマラチオされて精液袋になった胃にパンチ食らって握りつぶされて精液ゲロ吐いて
出来上がった愛液と精液の池に串刺しパイルドライバーされてた
262名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 23:15:36 ID:kzgGRRef
個人的に腹パンチフェチな人って女性器にあまり興味が無い気がする
263名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 00:50:55 ID:skqJgGyB
確かにあまり興味は無いなw
264名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 02:20:21 ID:fvbwaqlA
こんな腹↓のヒロインに、力の限り拳をブチ込みたいw
http://shop.m-matching.jp/chara///prd_detail.php?ID=10005277
265名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 07:24:06 ID:NoZzC3J5
>>259-261
すげーどうでもいいけど、イマラじゃくてイラマチオだぜ。
大勢の前で発音する機会なんか一生ないだろうけど、一応おぼえなおしとけ。
266名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 08:38:30 ID:oyAIzGvA
マジだ…知らなかった
267名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 08:44:43 ID:l8DgRI4n
今拉致男
じゃなくて
苛街男
だったかw
268名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:39:35 ID:5RI7mgCd
え、腹パンチって胃の周辺だけ?
もうちょっと下を狙って子宮とか膀胱を狙うのは別物?
269名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:32:54 ID:SG/Lh2BD
>>268
まず最初にそんな事は無いと断言する
その上で聞くんだか君、誰に対して疑問を持って質問してるの?
このスレちゃんと最初から読んだ事ある?
270名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 21:42:42 ID:bzyDEl+Z
英国紳士が確か「みぞおちから子宮まで」と言ってたよ
271名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 23:43:54 ID:yv4GoyZA
>>268
腹ならどこでもいい
胸下〜マン上までなら許容範囲
272名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 01:20:19 ID:kl9OS4dO
へそ周辺にダメージを与えた後に鳩尾を動けなくなるまで責めて、子宮でトドメが俺のジャスティス
273名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 02:01:07 ID:FW4yu5ft
膣から触手型寄生虫に胎の中にもぐりこまれた女騎士が、長年従ってきた従者に、
「たのむ・・・わたしが見苦しい姿を晒すまえに、
この腹にお前の鉄拳を思い切り叩き込んで、胎中の蟲を殺してくれ・・・」
と自ら過酷な腹責めを懇願するシチュとか最近は妄想するんだぜage
274名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 14:32:14 ID:nku9N0II
腹パンチの小説サイトってありませんか?
検索してもなかなかヒットしなくて
275名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 20:40:02 ID:bANkoHI1
リョナ系イラストサイトは多いけど、小説となると一気に減るからなぁ。
とりあえず大手の検索サイトとかを漁ってみては?
276名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 22:47:19 ID:m2YUXLaZ
>>274
数年はまとめサイトで事足りないか?
277274:2010/11/17(水) 00:47:34 ID:dvvkAcPw
レスありがとうございます。
連作でやっている小説のHPやブログがなかなかヒットしなかったもので…。
もう少し探してみます。ありがとうございました
278名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 12:01:02 ID:tWlwHvI0
実際に小説専門でやってるサイトって2つくらいじゃないか?
279名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:20:32 ID:/RosPeNc
腹パンチのどこにエロを感じるか自分でもわからないままに
このシチュにはまってもう幾年
来年こそはブレイクしてほしいこのジャンル
280Яoom ИumbeЯ_55:2010/11/20(土) 19:13:39 ID:h82C5yVJ
初めまして、ИumbeЯ_55と申します。
初めてなのでうまく出来るか分かりませんが、投稿させていただきます。
急いで書いたため誤字脱字等あるかもしれませんが、御勘弁ください。
では、よろしくお願いします。
281Яoom ИumbeЯ_55:2010/11/20(土) 19:19:30 ID:h82C5yVJ
嗅ぎ慣れた潮の香に混じって、脂っこい豚肉の焼ける匂いと、甘ったるい下等のラム酒の香りが同時にリィナの鼻を突いた。
大海原の真ん中で、屈強な男達が互いの入れ墨を自慢し合うかのように上半身裸になりながら、
両手にラム酒や串に刺さった肉を食いながら、大声で笑い合っている。
リィナが船の上で火を起こす光景を見たのは初めてであったが、この男達は慣れているのか、
粗末な鉄板を甲板に敷いただけで延焼の可能性を全く考えずに次々に薪を放り込んでいる。
その火の上で一匹の大きな豚が丸焼きになり、男達は思い思いに肉に串を突き立て、
ナイフでそぎ落としては大きな音を立てて咀嚼していた。
暗い夜にオレンジ色の日が、男達の汗ばんだ身体を生々しく浮かび上がらせている。
「へへへへっ…お前も食うか?」
脂ぎった太った男が所々歯の欠けた口でへらへら笑いながら、自分の歯形の突いた豚の脂身をリィナに差し出してくる。
何日風呂に入っていないのだろうか?もの凄い匂いがする。リィナは無言で顔を逸らした。
「おいおい…腹減ってんだろぉ?旨いぞぉ!貴族達の食卓に出る肉だからなぁ」
いつの間にか周りの男達もリィナの近くに集まり、それぞれが下品な笑みを浮かべながらリィナを凝視している。
リィナは身体の奥から沸々と怒りが込み上げてくるのを必死に押さえた。
今はよけいなことでエネルギーを使っても無駄だ。
「……いらないわよ。アンタ達みたいな下衆に施しを受けるくらいなら、飢え死にした方がマシだわ…」
「……プッ!ガハハハハハ!!おいおい聞いたかぁ!?こいつまだ自分の立場をわかってねぇ!」
笑い声はすぐさま伝染し、周囲の男達まで一斉に笑い出した。ヒュゥと口笛を吹く男まで居る。
自分が完全に玩具にされていることを感じ、リィナは奥歯をギリリと噛み締めた。
これも、あんなことが無ければ…。
282Яoom ИumbeЯ_55:2010/11/20(土) 19:24:30 ID:h82C5yVJ
2年前に国家は、強奪や虐殺の原因である海賊の数を少しでも減らそうと、騎士の称号を持つ家系から腕の立つ者を選抜し、
各々をリーダーとして組織した騎士団を作り、海賊達から一般市民を守る命を与えた。
リィナもその中の1人で、今年18歳という若さでありながら男勝りな性格と剣術、武術の腕前で数々の武勲を上げ、
今では自ら海に出て海賊を討伐し、上陸を未然に防ぐリィナ海騎士団のリーダーになった。
リィナとその海騎士団の活躍により、一時は周辺海域の海賊達は減少したのだが、今日近海の海賊を討伐した後、
帰港中に突如として現れた見たことも無い海賊と鉢合わせになった。
先の海戦での疲労のためか、いつもは統制の取れている海騎士団が思うようにまとまらず、次々と新手の海賊達に倒されて行った。
最後まで孤軍奮闘していたリィナも、最後には敵船のリーダーである熊の様な大男に一撃を食らい、失神した所を敵船へ運ばれ今に至っている。

(騎士団の皆は大丈夫かしら…?なんとかしてこの拘束を解いて脱出して、このことを本部に報告しないと…。浮き袋1つでも奪えれば、後は海に飛び込んで…)

「おい!何をぼーっとしてやがる!」
考えを巡らせていた所で突然、奥の上座に座っていたこの船のリーダーが近づいてくる。
頭のはげ上がった髭面の大男で、ゴツい指でリィナの顎をくいと持ち上げる。酒臭い息が顔にかかって酷く不快だった。
「こっちはオメェを生かしてやってるんだぜ!?本当ならすぐにでもバラして鮫の餌にしてやる所をよぉ…。
 何で生かされてるか…わかるだろ…?」
リーダーがニヤリと笑う、歯茎まで露出したいやらしい笑いだ。タバコのヤニで歯は本来どのような色だったか分からない位汚れている。
リィナの背中にぞわりと寒気が走ったが、こんな下衆な男共に弱気な所を見せるのは死んでも嫌だった。
リィナは本来つり目気味な目をさらにつり上げ、まるで犬の死体にたかる蠅を見る様な目で男に言い放つ。
「さぁね?アンタ達の低能な頭の中なんて想像したくもないわ。そんなことより、歯磨きしてから話しかけてくれる?
 アンタの口からまるで生ゴミみたいな匂いが漂って気持ち悪いのよ」
「ひひひひひ…言ってくれるじゃねぇか…?わからねぇなら教えてやるよ。お前は今、薄い水着ひとつしか身につけてねぇんだよ。
 いつも頭を守っている兜も、その華奢でくびれた腹を守っている甲冑も今頃海の底で魚の寝床になってるさ…。
 しかもお前は両手足をマストに縛られてて身動きが取れねぇ…。ひひひひ…この後何されるか、わかるな?」
男の言わんとしていることはもちろん想像がつく。屈強な男達が船の上で何ヶ月も生活して女日照りが続いている中に、
自分がこんな状態で佇んでいることは、飢えたライオンの檻の中に手足を縛った子鹿を放り込む様なものだ。
自分は「殺されなかった」のではなく「楽しんでから殺される」だけなのだ。しかし、リィナは強気な態度を崩さず、
男を馬鹿にした様な笑みまで浮かべて言い放った。
283Яoom ИumbeЯ_55:2010/11/20(土) 19:30:42 ID:h82C5yVJ
「だからアンタ達の下衆な考えなんてわかりたくもないって言ってるでしょ?言わせてもらうけど、
 下品なことしか考えてないから頭がそんな風に禿げちゃうのよ。食べることしか考えてないから
 髭ばっかり伸びちゃって…ふふっ、可笑しい…。少しは頭を使うことを考え……ぐぶぅあぁぁぁぁぁ!!?」
グジュリという水っぽい音と共に、男の骨張った石の様な拳がリィナのむき出しの腹部に深々と突き刺さっていた。
リーダーは怒りでブルブルと震えながら、リィナに向けて荒い息を吐いている。
「このクソアマがぁ…!頭のことを言いやがって、ただじゃすまさねぇ!!
 普通に犯すだけにしてやろうかと思ったが、たっぷり痛ぶってからにしてやるぜ!」
「あ…ぶぐっ…!?ごふっ……」
リィナは突如身体を駆け抜けた激痛に、一瞬目の前が暗くなった。腹に突き刺さったままのリーダーの拳が、
怒りでブルブルと震えている。
「おい…あのアマ、お頭に頭のこと言っちまったぜ…」
「やべぇよな…お楽しみの前に殺さなきゃいいが…」
いつの間にか、わらわらとリィナの周りには男達が集まっていた。
不安そうな顔をしているものもるが、ほとんどはニヤニヤと下品な笑みを浮かべ、
リィナからでも股間が大きく隆起しているのが見えた。
「おらぁ…泣き叫ぶまで止めねぇぞ…。顔をやっちまうと後で萎えるからな…ここだ!!」
ドグッ!グジュツ!ズブッ!ボグゥッ!!
「ごぶっ!?ぐぶぅぅっ!!がふっ!!ああぐっ!!……う…うぐ……うぐえぇぁぁぁ………」
連続して丸太の様な腕がリィナの腹に突き刺さり、やわらかな内蔵が無惨に押しつぶされる。
リィナの喉からごぼっと音が鳴ると共に、黄色い胃液をびちゃびちゃと吐き出された。
人前で嘔吐するなど、貴族としては最大限の屈辱と恥であったが、背中に当たっているマストから
時折ミシッと音が聞こえるほどの拳の衝撃は、リィナの腹筋や内蔵を貫通し、背骨にまで達していた。
「へへへへ…俺としたことが、すこぉし力が入っちまった…。だらしなく舌なんか垂らしやがって、
 せっかくの可愛い顔が台無しだぜ…」
「ごっ…ごぶっ!うぇぇっ…!こ…こんな…下衆な男に……私が……」
「ほぉ…まだ頑張るか?ならこれはどうだ?」
リーダーはリィナの子宮目掛けて拳を放つと、埋まった拳をそのまま強引に鳩尾まで引き上げた。
内蔵全体がかき回され、リィナの身体が悲鳴を上げる。
ズブッ!!……グッ……グリィィィィッ!!!
「ぎゅぶあぁぁぁぁっ!!!あ……あがあぁぁぁぁぁぁ!!!?」
内蔵全体を一気に胸の辺りまで突き上げられた凄まじい衝撃に、リィナはたまらずこの世のものとは思えない悲鳴を上げる。
白目を剥き、口から垂れ下がった舌を伝って唾液や胃液が混ざったものが垂れ流しになり、
貴族として本土で生活してる家族が見たら失神しそうなほどの姿になる。
その姿を見たリーダーは膨れ上がった自らの分身を取り出すと、それを下腹部を覆っている布越しに
リィナの亀裂をめくり開くように擦り付けた。
「うぐぅぅぅぅっ……!!久しぶりの女だから興奮しちまったぜ!!おら!気持ち良いか!?
 俺ももうすぐイクぜぇ…!?」
リィナは苦痛の最高潮を漂っている最中、熱く熱せられた鈍器の様な男性器を自分の敏感な亀裂に擦り付けられ、
苦痛と快楽の渦に飲み込まれて行った。
「うぐっ!?あ…あへぁぁ!?な…なにこれぇ…!?」
「おおおっ…!久しぶりだなこの感触は…」
薄い布を隔てて、くちゅくちゅと淫らな水音が響く。それはリーダーの先走りの音だけではないことは確かだった。
初めて感じる性的な快楽にリィナは混乱しながらも、凄まじい苦痛に鈍化した意識は少しでも身体の苦痛を和らげようと
貪るように快楽を求め続けた。
「あっ……あぁふ……な…何この…感じ…?わ…私……へ……変になってる…」
「へへへ…感じてるみてぇだな?だんだんお前のも固くなってきたぜ…。ぐぅぅっ!?
 と…とりあえず1発出してやる!!」
リーダーが限界を感じ叫ぶと同時にペニスが爆ぜ、ダークグリーンの三角の布を真っ白に染めて行った。
「あ…ああぁ…き…気持ちいぃ……あ……あ…熱っ!!?…やぁぁ!…ぬ…布に染みて……熱いのが……入ってくる…!?」
数十秒にも渡る長い射精が終わり、リーダーが肩で息をしながらリィナから離れると、すぐさま他の子分達がリィナを取り囲んだ。
全員服の上からでも分かるほど勃起している。
苦痛と快楽の入り交じった混濁した意識の中、リィナの霞む目に映ったものは手下が放ったパンチが自分の腹に吸い込まれて行く瞬間だった。
284Яoom ИumbeЯ_55:2010/11/20(土) 19:32:04 ID:h82C5yVJ
短いですが、以上です。
尻切れですみません…。

ではでは、お目汚し失礼しました。
285名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 20:41:47 ID:TJR07ohW
ナンバー55さんキター!!!!!
286名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 20:43:12 ID:p+pGx9lc
今夜のおかずGETだぜw
287名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 20:49:20 ID:TJR07ohW
すまん、興奮してageてしまった…。
しかし氏のSSは読んでるだけでパンツがががが
288名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 00:16:07 ID:Lgl1dIsN
おおー なんかポイントを抑えたというか、よいものですなー
289名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 20:38:42 ID:rXPVUFL1
おいおい、一週間振りに覗いたらルールナンバー氏が降臨してんじゃん!?
読み切りなのかな?続き読みたい!
290名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 01:22:01 ID:tRSnZGUO
「見よこの肉体美、フィットネス女王にハンガリー美女」
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/101122/oth1011221300031-n1.htm

・・・さぞかし責めごたえのあるイイ腹してんだろーなーw
291名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 04:47:24 ID:WDLmIvMg
三次の画像張って責めごたえ〜とかって嬉しげに語る奴、気持ちは分かるがフェチ板にでも行ってくんねーかな
292名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 17:12:18 ID:Oh8R+v5U
投下します。

長いので4回に分けて投下します。
全体的に腹責め描写より急所攻撃が多めです。
スレチと思われる方、以下に興味の無い方はどうかスルーをお願いします。

・登場人物はほぼ女のみ
・今回(1回目)は、腹責め少ないです
・腹責めは7レス目終わりと、10レス目中盤

3ヶ月も経ってますし、こんなんですが、ランサー氏復活祝いです。
293往生際の悪い奴 1/12:2010/11/23(火) 17:13:26 ID:Oh8R+v5U
 珠洲 華鈴(スズ カリン)。
長身で切れ長の瞳をした彼女は寡黙であり、どこか近寄りがたい雰囲気がある。
彼女の素行を知る者は少なく、学校内では好奇の対象となっていたが、
交友関係も謎に包まれており、情報源が圧倒的に少ない。
しかしながら、名前に似て凛とした佇まいに憧れてか、男女問わず密かな人気を呼んでいる。
反対に、日本人離れしたスタイルを疎む輩も多い。
彼女だけが特別な制服を許されている事も、一部の生徒の反発を呼び込んでいた。
発育が良すぎて規定のサイズに合う物が無いのだ。
成績上位。クラブ無所属。
家族構成不明。交友関係不明。
バストサイズ校内一。
好意からにしろ、悪意からにしろ、彼女に近づこうとした者は、
大抵そのオーラに負けて退散する。
口数の少ない彼女と会話するのは、クラスメイトでさえ不可能とされていた。
ただ1人を除いて。
「スズ カリンって、どっちが苗字でどっちが名前かややこしいですね。
今まで自分で混乱した事ないです?」
放課後。
その一言で教室内に激震を走らせたのは、クラス委員長だった。
今までクラスメイトから付けられた座右の銘は、
空気読まない。
チビだけど上から目線。
暴走特急娘。
等々、数知れず。
「それは兎も角、今日はプリント提出日です。
スパっと回収にご協力下さい」
窓際席の華鈴に向けて腕を伸ばし、遠慮なくプリントを要求する。
ぐいっと胸を張るポーズがお得意なのは、背の低さからくるコンプレックスのせいか。
自分より強そうな相手にも恐れず突進していく姿勢は、チビといえども侮れず、
様々に尾ひれのついた武勇伝と共に語られる事が多い。
ただそれが、勇敢さから来るのか、無謀から来るのか、何も考えていないのか、
と言われれば、3つ目の回答が今のところ最有力である。
294往生際の悪い奴 2/12:2010/11/23(火) 17:15:18 ID:Oh8R+v5U

クラスが静まり返る中、華鈴は無言で鞄を漁り、「はい」と一言だけ答えて、
委員長の手にプリントを渡した。
どこからか安堵のため息が漏れる。
毎回こんな調子にも関わらず、華鈴との交渉役は決まって彼女、
斉藤 優(サイトウ ユウ)に回される。
他の人であれば早々に華鈴の傍を離れるところだが、優はしばし彼女の隣から動かない。
手渡されたプリントの名前欄をじっと見つめていた。
「英語で言うとKARIN SUZU。んーー。やっぱりややこしいですね。
推測するに中学生時代英語の授業でどっちが先か悩んだコトが……」
「…………ないよ」
「ふむ。こんなややこしい名前で問題ないとは、珠洲サンの頭は私の灰色の脳細胞にも負けないと見えます」
負けないも何も、1年の時から華鈴は委員長より成績上だよ。
クラスの何人かが、心の中でツッコミを入れる。
「では改めて推測するに小学校時代英語の授業でどっちが先か……」
やや早口で喋りながらプリントと睨めっこしている委員長の隣で、華鈴は早々に帰り支度を終えていた。
「私は英語、中学から」
「では中学の先生がややこしくて悩んだ事があるに間違いないです」
顎に手をやって唸る小さな委員長の隣を華鈴が通り過ぎる。
「そうかもね」
ポツリと言い残し、彼女は教室を出た。
「ふむ。珠洲 華鈴。私の灰色の脳細胞を持ってしても手強い」
リボンのついた長い髪を見送りながら、優は腕を組んで眼鏡を正した。
「コラ委員長。ワケわかんない事言って怪しまれたらどうすんのよ。
バレないように追いかけてよ」
「慌てるメイドは稼ぎが少ない。使命に燃える委員長に任せておきなさい」
優はオーバーニーソックスを引き上げて太股でパチンとはたくと、鞄を手に取り教室を出た。
かと思えばとんぼ帰りしてきて、教壇の上に纏めてあったプリントの束を手に取った。
「今日中に先生に提出です。私は任務がありますのでよろしく」
提出物の固まりを、先程声をかけて来た生徒に押しつける。
「そして私は今日の掃除当番ですが、任務のため後任を指名する必要性に今気づいてしまったようです」
「あーーっ、もう判ったから。全部私がやっとくから早く追いかけてよ」
「では後背の憂いなく」
背中を押された優は教室を出ると、まずはダッシュで昇降口に向かい、
校庭の端に見える長い髪の後ろ姿を追いかけた。
295往生際の悪い奴 3/12:2010/11/23(火) 17:15:56 ID:Oh8R+v5U
 事の始まりは1週間程前。
委員長の優に、クラスの生徒が詰め寄った事から始まる。
「委員長は華鈴の事どう思うの!?」
数人の手下を引き連れて、とある生徒が優に尋ねた。
尋ねるというよりは問い詰める勢いだったが、
優は空気を読まない。
「はて。窓枠フェチ?」
華鈴が窓際の席を好む事、窓の外をよく眺めている事から導き出した結論だったが、
生徒達にその思考経路までは伝わらない。
いや。例え伝わったとしても、結論が理解出来ない事に変わりはないだろう。
「は……?」
先頭の生徒の思考が一瞬停止する。
「そうじゃなくて、アイツこの教室で浮いてると思わない? なんとかした方がいいと思わない?」
「彼女が教室内を単独で浮遊している場面を観測した事はないですが、
例え飛んでいたとしても校則で禁じられていない以上自由だと思われます」
「ふ、ふゆう? トブ?
いや、よくワカンナイけど、浮いてるってそういう事じゃなくてさ。
1人だけ違う制服着て特別扱いとかズルくない?」
「彼女のサイズが規格外ゆえの特例です。学校が許可してます」
「アイツの制服っていつも綺麗じゃん。月に何度も新しくなってるんだよ。おかしくない?」
「ふむ。特注制服ゆえの新機能?」
「良くない奴と付き合ってるって噂だよ。
そいつがいつも新しいの買ってくるらしいんだって」
「ほむ。噂とか、らしい等という話は憶測の域を漂うゴシップロリータ」
「駄目だコイツ。意味判んない……」
先頭の生徒は諦めて両手を上げた。
優は確かに紙一重な少女だった。
紙一重なだけに、意図して話を逸らしても、誰も気づかない。
優にも相手にすべき相手、相手にすべきでない相手の区分けはあるのだ。
一方でそんな事など微塵も知らず背を向ける生徒に代わって、別の生徒が優の前に身を乗り出した。
彼女は多少なりとも、難物委員長の扱いを心得ていた。
「委員長さ。クラスを纏めるのも委員長の仕事だよね?」
「確かにそれは私の役目」
「珠洲さんがクラスに馴染めないのは、皆が珠洲さんの事よく知らないからだよ。
彼女の事がもっとよく判れば、きっと皆仲良くなれるよ」
「ほむ」
「そのためには委員長が率先して珠洲さんの事を知らなくちゃ。
委員長の力でクラスを一つにするのッ」
「道理です。それ即ち委員長の役目」
「そうよ委員長ッ。んでてっとり早く彼女の事知るにはどうしたらいいかッ」
「よいですか?」
「ズバリ尾行! きっと珠洲さんってば恥ずかしがり屋さんだから、自分から話せないと思うの。
そんな彼女を救うために立ち上がるのよ委員長」
「加藤サンッ」
「委員長ッ」
2人はガシッと手を取り合った。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい。私たちにも報告してね」
こうしてクラス委員長の斉藤優は、珠洲華鈴の下校後の行動を追うようになったのである。
296往生際の悪い奴 4/12:2010/11/23(火) 17:16:38 ID:Oh8R+v5U

 帰宅部の華鈴はいつも帰りが早い。
友人達と語らう事もなければ寄り道をすることも無い。
リボンのついた長い髪を揺らしながらスタスタと歩いていく。
短くない筈のスカートも短く見える程、にょきっと伸びた長い足のせいで、歩行速度は結構速い。
委員長は背が低いので、途中で何度か走らなければ追いつけない。
1年の時から成績が常に上位グループ内なのは、テスト順位が廊下に張り出されるため、誰でも調べられる。
校内で誰かと話す機会が極端に少ないので、交友関係は依然として不明。
男子生徒、特に上級生が、日中や下校途中の彼女を時折捕まえるも、
会話が続かず大抵は立ち止まらせる事さえ出来ない。
スルー能力抜群。と、優はノートに書き込んでいた。
最寄駅から2駅電車に乗ったところに、彼女の自宅であるマンションがあった。
いつもまっすぐ家に帰って勉強しているから成績が良いのかもしれない。
先週から続けている一連の調査で優が新たに発見したのは、どうも彼女は1人暮らしらしいという事だ。
不審がられるのも構わず近隣住民に聞き込みをした成果である。
マンションの前の電柱に常に身を寄せている優の姿は、不審人物としてちょっとした噂になりつつあった。
実際もうしばらくこの張り込みを続けていたら、ストーカーと思われて、1度くらいは職務質問を受けていたかもしれない。
大抵は得るもののない張り込みだったが、1回だけ、知らない人物が華鈴の部屋を尋ねて来た事があった。
スーツ姿で、20代後半とおぼしき女性。
彼女が華鈴の部屋を尋ねたのは5分程度。
2人は揃ってマンションから出てくると、表に止めてあったベンツに乗ってどこかへ向かい、その日は帰って来なかった。
母親にしては若すぎるし、友達にしたら年が離れすぎている。
姉妹にしては似ていない。
あの女性と華鈴はどういった関係なのか。
そのあたりに、華鈴の謎を解く手がかりがある気がして、優は再び彼女が現れるのをひたすら待っていた。
前回彼女が現れたのは土曜の夜。
果たして次の土曜日。
黒のベンツに乗って、彼女はやってきた。
そしてまたしても2人で車に乗り込む。
「ほむ。いざ出陣の時」
オーバーニーをパツンと弾き、優は車を追いかける事にする。
表通りでタクシーを捕まえれば確実なのだろうが、経済的余裕があるわけでもないので、追跡は自家発電である。
彼女は自前の自転車を猛烈な勢いでこぎ始めた。
15分間の猛チャージと、赤信号の助けを借り、
緒突猛進と言われた流石の委員長もバテバテの汗だくとなった頃、ベンツは目的地に着いたらしかった。
高級住宅街に門を構える豪邸。
その広い敷地の中に、華鈴を乗せた真っ黒い車が入っていく。
左右にヨタヨタと危なっかしく前輪を振りながら、優の自転車は車を追って門まで近づいた。
ベンツが通過した後、当然門は閉じている。
優の身長の2倍は越えそうな高さで、白塗りの大きな扉と、人がくぐれそうな小さな扉、
そして監視カメラらしき機械がついている。
こじ開けるのも飛び越えるのも無理そうだったが、優には秘策があった。
自転車にまたがったまま堂々とインターフォンを押し、こう伝える。
「どうか……み、水を1杯…………」
心の底からお願いした。
297往生際の悪い奴 5/12:2010/11/23(火) 17:17:19 ID:Oh8R+v5U

 1杯どころかコップ3杯。
貰った水を優は立て続けに飲み干した。
「麗華(レイカ)様のご学友でいらっしゃいますか?」
無言のおかわり要求に2度も笑顔で応じたメイドが尋ねる。
座り心地の良いソファに埋もれるように座り、
両手で握ったコップからゴクゴク水を飲みながら、優は何度か頷いた。
無論、麗華などという人物の事を、優はこれっぽっちも知りはしない。
「今日は沢山の方がいらっしゃいますのね。いつもは珠洲様だけなのに」
珠洲と聞いて、優の瞳がキランと光る。
「麗華サンと珠洲サンはいまドチラ?」
「今日も離れにいらっしゃると思いますよ。ご案内致しましょうか」
「いや結構。自分で行くです故に。お水ご馳走様でございました」
メイドが抱えたお盆にコップを戻すと、応接間と思しき部屋を出て、優はスタスタと長い廊下を歩き出した。
「あ……そちらは逆……」
背後からメイドに声をかけられて、回れ右をする。
「失敬失敬」
「いえ……。で、その、申し上げにくいのですがそちらでもなく……」
「失敬失敬」
「別棟になりますので、一旦外に出て頂いて……」
そんなやりとりを5回程繰り返し、優とメイドは結局一緒になって離れへと向かう事になった。
若いのに随分と面倒見の良いメイドである。
もっとも、メイドというのが実際どの程度の事まで行うのか、どの位の年齢が多いのか、優は知らない。
少なくとも今一緒に歩いているこのメイドは、そんなに年上には見えなかった。
高校を卒業してすぐ、ここで働いているのだろうか。
もしそうなら、ひょっとして年齢の近い人物に会えたのが嬉しくて優しいのかもしれない。
ならばこれはチャンス。
優は縁に手を添えて眼鏡を正した。
「珠洲サンはよくこちらにお邪魔しているのデスカ?」
「そうですね。麗華様がご招待されて、よくいらっしゃっていますよ」
「珠洲サンと麗華サンはどういったお知り合いです?」
「お2人が小さい時からのお知り合いだと聞いています。
珠洲様のご両親が亡くなられた後も、当家が援助して……」
言いかけたメイドは口に手を当てて言葉を濁した。
「あまり私が話して良い事でもありませんね。
ここに来てまだ日が浅いもので……。
着きました。こちらが離れになります」
離れと聞いて、優は木造の小さな小屋を予想していたのだが、
たどり着いたのは近代的でなかなか立派な建物だった。
平屋だが窓が幾つもあり、高校の体育館を小さくしたようなイメージだ。
298往生際の悪い奴 6/12:2010/11/23(火) 17:17:53 ID:Oh8R+v5U

体をクルっと返し、優はメイドに視線を向けた。
「お手間をお取らせいたしましたデス。
ここからは1人で大丈夫ですゆえ」
あまり一緒にいて、麗華という人物に会ってしまうとマズイ。
「いいえ。先までご案内致しますよ。
こちらへお越しになるのは初めてでいらっしゃるのでしょう?」
メイドの笑顔にギクリとして、優の背中を冷たい汗が落ちる。
部外者が忍び込んだ事がバレているのかと思ったのだ。
しかしよく考えてみれば、初めて訪れる友人がいたっておかしくはない。
ここで強引に断ったり逃げたりする方が不自然だろう。
優は腹をくくる事にした。
麗華という人物に会う前に逃げればいいのだ。
2人は揃って離れに入った。
「1階には運動場や道場、シャワールーム等ございます。
でも麗華様と珠洲様はきっと地下にいらっしゃると思います。こちらへ」
優はメイドの後に従って、階段を下りる。
地下には廊下が伸びていて、無機質なデザインの扉がいくつか並んでいた。
そのうちの1つにメイドが手をかける。
早速ヤバイ。
ドアノブが回転する前に、優は鋭く声を上げた。
「麗華サンに会う前にちょっとお手洗いなど。お水飲み過ぎです」
しかし、あろうことかメイドは気にせずドアを開けてしまった。
逃げ出そうかと浮き足立つ優に、メイドがにこりと笑顔を向ける。
「大丈夫。ここには麗華様はいらっしゃいません。
お会いになる前に準備をしていただかないといけませんから」
メイドの脇から頭を出し、背の低い委員長は恐る恐る部屋をのぞき込んだ。
中には、誰もいない。
思えば、メイドが主人のいる部屋にノックもせずに入る事はあり得ないのではないか。
悔やんだ優だが、後の祭りだ。
「お手洗い、行かれますか?」
「いえ。もうちょっと後で大丈夫デス」
今行ってしまうと、後でこの手が使えなくなる。
ロッカーや椅子があり、壁際に鏡を取り付けてあるその部屋は、更衣室か、控え室のようなイメージだった。
「ユニホーム等はお持ちではないですよね」
呟きながらメイドは優の周りをぐるっと回る。
制服を観察しているようだ。
「このサイズだったら大丈夫。替えがありますね。
ブーツはお使いになられますか?」
299往生際の悪い奴 7/12:2010/11/23(火) 17:18:19 ID:Oh8R+v5U

「ええっと……。いえ、結構です」
ワケも判らないので、優はとりあえず申し出を断った。
この後ダッシュで逃げる事になった時、何か借りたままだと気が引ける。
「じゃあグローブだけつけておいて下さいね」
手渡された手袋を、言われるがまま手につけた。
指先が出るタイプで、拳骨のあたりに少し厚みがある。
これは、格闘技なんかやる時につけるヤツではないだろうか。
「ほむ……? 珠洲サンと麗華お嬢サンはこれで一体何を?」
悩んでいると、目の前のメイドも何故かグローブをつけている。
「貴女にいらして頂けて助かりました。
私達だけでは麗華様のお相手が務まらないですから。
さ、こちらです。麗華様の所に向かいましょう」
優の手首を握ってメイドが部屋を出ようとする。
「ちょ、ちょちょちょろっと待った。タイムタイムです」
抵抗する優を、お構いなしのメイドが引っぱる。
指先から血の気が失せる程強く捕まれた腕は、いくら振り回しても離れない。
「麗華サンと私はコレでどうするですか」
メイドは振り返り、うふふと笑顔を浮かべた。
その笑顔に優は少し、怖いものを感じた。
「あら。ご存じないのですか? 麗華様のご友人なのに」
「い、いや。勿論知ってはいるですが、ニンゲン、心の準備というものは全く持って必要不可欠」
「簡単ですよ。麗華様のいるリングにあがってくれればそれでいいんです。
珠洲様には麗華様、いつも勝てないんですよ。
だから特訓という名のはけ口が必要なんです。
判ります?」
「だいたいとっても理解不能です。え、えっと、とっても今更で大変申し訳ないですが、
実は私、麗華サンの知り合いというのはまったくウソでして」
「知ってますよ。往生際が悪いですね」
なんですと!?
騙し通せていると信じきっていた優は愕然とした。
同じタイミングで、ズシン! という衝撃が優の腹部を貫通する。
「うぐぅっ!」
優は呻き、自分の口から唾液が飛ぶのを眼鏡越しに見た。
視界が一瞬ぐにゃんと歪む。
優の柔らかいお腹が、メイドのボディーブローでぐにゅっとヘコんでいた。
「あ……かはっ……ゲ、ゲホッ、ゲボッ」
膝から力が抜けて、優はその場にしゃがみ込もうとしたが、
メイドは構わず彼女の手を引き、引きずるようにして歩き出す。
300往生際の悪い奴 8/12:2010/11/23(火) 17:19:18 ID:Oh8R+v5U

「本当は今日、私の番だったんですよね。
でも殴られたり脱がされたり、嫌なんです。
当然ですよね?
随分高給だと思ってたらそういう事だったんですよ。
酷いと思いません?
貴女が来てくれてホント助かったんですよ」
「あ……うぅ……」
メイドによって廊下を引きずられながら、優はお腹を抱えて苦しんでいた。
人生で初めて、力一杯腹部を殴られた。
頭がぼうっとして、うまく働かない。
「漏らすならリングの上でして下さいね。
その方がお嬢様の気が晴れると思うし」
「え……? やッ」
優は思わずスカートの裾を押さえた。
不意の一発に少しだけチビっていた事を今更自覚する。
メイドはそこまで気づいていなかったが、恥ずかしさに優の頬が染まる。
廊下の突き当たりまで来ると、そこにある両開きの扉をメイドは指さした。
「この向こう麗華様がいらっしゃいますから、私の代わりにせいぜいボコられて来て下さいね」
「謹んで、ご遠慮申し上げたく…………はぐぅっ!」
優が言い終わる前に、メイドは彼女の腕を引いて小さな身体をぐいっと寄せた。
同時に拳骨が制服の上から優の鳩尾にヒットしている。
「ぐぷっ、は……はぐぅぅぅ。も、もうやめてくだしゃい…………」
肺を抉られるような感覚に、少女が身をよじって悶える。
メイドはため息をつき、優から手を離した。
背の低い少女は廊下に尻餅をつくと、口元を押さえて咳込んだ。
唇の端から涎が垂れている。
「ハァ……。見た目以上に弱っちいですね。
いい加減覚悟を決めて下さい。
派手にやられて頂けるのはありがたいですが、せめて最初のうちくらいは立っていて頂かないと」
再び優の腕を掴んで、メイドは力任せに彼女を引き上げた。
力なく俯いた涙目の少女を、容赦なく扉の向こうに放り出すつもりだった。
しかし、最初は重かった優の身体がふっと軽くなる。
あれ?
メイドが疑問を持った時はもう遅かった。
勢い余ったメイドがバランスを崩した所に、小さな少女の体当たりが炸裂する。
「あっ」
呟いたメイドは、たった2、3歩よろめいた。
それだけの距離だったが、彼女が1人で扉をくぐるには十分だ。
メイドは奥の部屋に足を踏み入れてしまった。
閉じていく扉の向こうで、背の低い眼鏡の少女が背を向けるのが見える。
301往生際の悪い奴 9/12:2010/11/23(火) 17:19:45 ID:Oh8R+v5U

やられた!
完全に油断していた。
メイドはすぐに扉に向かって駆け寄ったが、一度閉じた扉はもう開かない。
そういう作りなのだ。
「待ちくたびれましてよ。次の相手は貴女ですのね」
メイドが振り返ると、リングの上から麗華が彼女を見下ろしている。
「ち、違います麗華様。これは、手違いです!
今、その扉の向こうに……。すぐ連れて来ますから……」
血の気が引いて真っ青になるメイドの両脇を男たちが抱え、
抵抗する彼女を無理矢理リングに上がらせる。
「珠洲以外は誰だって構わないの。さ、始めましょう。遠慮しないでよろしいのよ?」
麗華が自らの拳を叩く。
グローブがパンと音を立てた。

 メイドが扉の向こうに姿を消してすぐ、優は振り返って一目散に逃げ出す事にした。
しかし、一歩足を踏み出した途端、お腹の奥がズキンと痛む。
「いっ、いたたた……」
酷い時の生理みたいだ。
両手でお臍の辺りを抱え込んで、思わずしゃがみ込んでしまう。
酷い目にあったが、他人の家に忍び込んだのだから当然なのかもしれない。
あのメイドが追いかけてくる前に、とにかく逃げよう。
優は片手で腹部を押さえたまま、片手でずれた眼鏡を正すと、
なるべくお腹に刺激を与えないように歩き始めた。
先ほどの階段まで戻り、手すりに手をかけた時、足音が聞こえた。
誰かが下りてくる。
慌てて左右を見回す優。
手近な扉を選んで中に飛び込んだ。
薄暗い部屋の中には、幸い誰もいないようだ。
この部屋には入って来ませんように!
息を潜めて祈りながら、足音が去るのを待つ。
「きゃゥッ」
突然背後で悲鳴が聞こえて、優の身体がビクンと震える。
思わず声を上げそうになり、慌てて両手で口を塞いだ。
小さかったが、確かに女性の悲鳴だった。
何処から?
振り返ろうとした時、扉の外の足音が止まり、優の動きもピタっと止まる。
息をするのも忘れて、優はただ、じっと耐えた。
やがて足音が近づいてくる。
ガチャリ。
ドアノブを回す音がする。
扉が開いた。
302往生際の悪い奴 10/12:2010/11/23(火) 17:20:11 ID:Oh8R+v5U

優は扉の横でしゃがんだまま、今すぐ逃げ出したくなる気持ちをぐっとこらえた。
自分の心音がドキドキと聞こえて来る気がする。
扉が閉じる音がした。
誰かは部屋に入ったらしい。
「ほぅ……」
優は思わず小さなため息をついた。
足音の主が入ったのは、どこか別の部屋だ。
ひとまず助かった。
まだドクドクと脈打つ心臓を、薄い胸越しに抑えて落ち着かせると、
改めて優は背後を振り返った。
薄暗い部屋の奥で、何かがぼうっと光っている。
近寄ると、長くて頑丈そうな机の上に、何台かのTVのようなものが斜めに埋め込んであった。
そこに映し出される映像が光を放っていたらしい。
「も、もうおやめ下さい麗華様。お願いですから……きゃぅう!」
TVからは音声も流れている。
音量は絞ってあったが、近寄れば十分に聞こえる。
先ほどの悲鳴はここから聞こえて来たのだろう。
「相手になりませんわね。これでは訓練にならないわ。
誰か私の相手になる人は見つけて来れないの?」
TVにはさっきのメイドが写っていた。
それともう1人、長い髪をサイドアップにした少女が見える。
年の頃は優と同じ位に思えた。
肩から背中が大きく露出する黒いビスチェを身に着けた姿が、なんとも高圧的だ。
少女は赤いチェックのスカートから伸びたブーツで、メイドスカートの中心を蹴り上げた。
「ぎゃふっ! ぐ……うぐぅ……」
股間にブーツを埋め込まれたメイドの口から何度目かの悲鳴があがる。
サイドアップの少女の脛にまたがるような体制のまま、彼女は相手の足に両手を乗せた。
逃げようとする相手をあざ笑うかのように少女の足がグリグリと動き、
それに合わせてメイドのお尻が左右に揺れる。
「ダ、ダメ……あぅッ……くっ!」
「攻めっ気が足りないのよ、貴女達。足を取って逆に私の股間を蹴りつける位の事出来ませんの?」
「あ……あふっ……あっ、アッ、アッ!!」
挑発されても、相手の足から逃れようとする事でメイドはいっぱいいっぱいのようだ。
よく見ると、悲鳴を上げ続けるメイドの唇から涎さえ零れ始めている。
サイドアップの少女はメイドの股の間から足を抜き、そのまま彼女を蹴り飛ばす。
メイドはスカート越しに股間を押さえ込んだまま後退し、尻餅をついた。
少女は更に、仰向けに倒れたメイドの腰へとブーツのつま先を乗せて、ソコをギュウッと押し潰す。
「や、やめ、やめェッ……あっ! あああああああ!」
「ナニをやめて欲しいの?」
相手の急所に体重をかけながら、少女はメイドに顔を近づけて、首の後ろに手を回した。
303往生際の悪い奴 11/12:2010/11/23(火) 17:20:38 ID:Oh8R+v5U

「も、もう……ふぐぅっ! 踏まない……でっ」
「ドコを……?」
メイド服の肩にかけた手を少女が下ろすと、あっという間に腰まではだけてブラジャーが顔を出す。
少女は服から離した両腕を膝に乗せ、メイドに圧し掛かった。
「ドコを踏まないで欲しいの? 答えなさい」
「わ、私の……アソ……コ。あ、ダメッ! もう、う、うぐううう!
急所ですッ……アウッ! 股間を! ソコ、グリグリしないでェ……イヤァッ!!」
髪を振り乱し、M字に立てた膝を揺らしてメイドが叫んだ。
ようやく少女が足を上げると、メイドは太股を胸に寄せ、スカートの中心を握り締めながら悶絶する。
大事な所をあれだけ踏みにじられたのだ。
「ふあっ、あっ……お、おおお……」
沢山の脂汗を浮かべて、涎がこぼれるのも構わず呻き続ける。
すぐには立ち上がる事も出来ないに違いない。
しかし少女は不満顔だった。
「もう……。かーんたんに挫け過ぎですわ。つまんない」
呟いた少女が、追い打ちをかけた。
片膝をついて右の拳をおもいっきり振り下ろす。

バスンッ!!

例えるならそんな音が響く。
両腕の隙間を掻い潜り、剥き出しのお臍を潰すトドメの1発に、メイドのお腹が波打った。
「ぐぅぶううううううっ!」
両腕がきゅっと締まり、間に挟まれたブラジャーがむにっと谷間を作り上げると、そこから霧状の液体が吹き上がる。
「ハアッ! ハッ、ハッ、ハッ…………ウッ!!」
メイドが驚愕の表情となり、乱れる呼吸に胸が激しく上下に鼓動し始める。
間もなく頬が不自然に膨らんだ。
「ウゲエッ!!」
黄色い液体を吐き出すと、腹部と股間を押さえたまま、メイドはリングを左右にのたうち回った。
「ゥゲッ……ハグッ……オ、オゲェ……」
涙と涎にまみれてのたうち回るメイドの隣で、少女は気だるそうにサイドで結った髪をかき上げる。
304往生際の悪い奴 12/12:2010/11/23(火) 17:21:04 ID:Oh8R+v5U

恐ろしい子だ……。
しばしTVに釘付けになっていた優は、再びゾクっと寒気がする思いだった。
下手をすれば自分がこんな目に会わされていたのかと思い、ぞっとする。
ここは異常だ。
TVから視線を外そうとした時、画面の左上に「●REC」という表示が出ている事に、優は気が付いた。
「ほむ。録画再生中?」
本当は生映像を録画中なのだが、機械オンチの優には判らない。
再生中なら、ビデオテープかDVDあたりがどこかに刺さっているかもしれない。
そう思った。
早く逃げ帰った方が賢明だとは判っていても、何か証拠を持ち帰りたい欲望にかられた優は、
少しだけ辺りを探す事にした。
手あたり次第にボタンを押したり撫でたり叩いたりしながら、
何台かのTVの横を通り過ぎた所で、ふと立ち止まる。
それぞれのTVは別々の場所を映していたが、そのうちの1台に興味を引かれたのだ。
先ほどの少女と同じ位長い髪にリボンを付けた制服姿の少女を、上から捉えた映像だった。
大きな胸。短く見えるスカートからにょきっと伸びた長い足。
そこには珠洲 華鈴が写っていた。
305名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 03:18:33 ID:pM3GPkdj
続き期待
306名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 20:46:02 ID:WzVR5chO
投下します。

>>292 の続きです。

・軽い失禁あり
・腹責めは5レス目以降
307往生際の悪い奴・2 1/13:2010/11/24(水) 20:48:05 ID:WzVR5chO

 「相棒は見つかったの? 華鈴(カリン)」
部屋に入ったスーツ姿の女性は、制服の少女が1人で座っているのを見て、そう尋ねた。
それほど大きくもないその部屋には、ロッカーや鏡が配置されている。
先に優が連れていかれたのと同じ配置ではあったが、また別の部屋だ。
離れの地下には同じタイプの更衣室が幾つかある。
そしてその扉の脇には、必ず小さな監視カメラが埋め込んであった。
女性の問いに、少女、珠洲 華鈴は黙って首を振った。
尋ねた方はため息まじりに肩を落とす。
「まぁそうでしょうけど。でも何とかしないと」
「1人でも大丈夫」
華鈴がブーツを手に取る。
「大丈夫なわけないでしょう!? 2人相手にしないといけないのよ?」
「今までもなんとかしてきた」
「そうかもしれないけど……。あの子の事だからどんな無茶しないとも限らないし」
「麗華のそういの、今に始まった事じゃないし」
ブーツを履きながら淡々と語る華鈴の言葉に、女性がくすっと笑った。
「そうね。確かにそうだわ。やっぱり、メイドから誰か引っ張って来ようと思う。
あのお嬢様は怒るだろうし、希望者はいないだろうけど……」
この女性は、優が華鈴のマンションの前で見かけた人物だった。
浮かない表情を浮かべる彼女は、部屋の外に華鈴の同級生がいる事など知るわけもないし、
そもそも優の事など名前も知らない。
扉に張り付いて聞き耳を立てる優も、部屋の中で華鈴と話している相手がこの女性だとは
まだ判っていなかった。
「いいよ。迷惑かけたくないし」
「迷惑受けてるのは貴女の方でしょう? この所毎週のように。いっそ私が行くべきかしらね」
「涼子さんはこういうのに参加したら駄目」
涼子と呼ばれた女性は、奥のリングで麗華が行っている事を詳しくは知らない。
華鈴がいつも止めていたし、麗華も内緒にしていた。
「貴女って子はホントに、昔から妙に大人びてるんだから……」
「可愛くない?」
ブーツの紐を結ぶ手を止めて、華鈴はスーツの女性を見上げた。
苦笑していた涼子はふっと笑顔を浮かべて首を振る。
「ううん。華鈴は可愛いわよ、とっても。2人とも私の妹みたいな気がしてる」
「私も、涼子さんみたいになれる?」
「なれるなれる。私なんか一足飛びの美人だわ」
涼子は華鈴の頭に手を置いてポンポンと叩く。
華鈴は嬉しそうに笑った。
それは、例えばクラスメイトの優でも見たことのないような笑顔だったが、
ドア越しの優からは残念ながら覗き見る事は出来ない。
そもそも今、彼女は、それどころでは無かった。
308往生際の悪い奴・2 2/13:2010/11/24(水) 20:48:41 ID:WzVR5chO

聞き耳を立てるのに熱中するあまり、肩を叩かれるまで背後に誰かが近寄って来ているのに気づいていなかったのだ。
驚きのあまり
「ぎゃおす!」
と、意味不明な叫び声を上げ、不審に思った涼子さえ、部屋から顔を出してくる始末。
華鈴を残して涼子だけが部屋を出ると、麗華付きのボディーガードの前で、小さな少女が何やら暴れていた。
いや、暴れているのではなく、大げさな身振り手振りで何かを伝えようとしているらしい。
「いやいやいや。ワタクシ通りすがりの怪しい者ではないですからに。決して決してそうでなく」
制服姿の少女は両手をブンブン振り回している。
その両手に見覚えのあるグローブがはめられているのを見て、涼子が声をかけた。
「貴女、まさか華鈴の……?」
「はい。珠洲サンのクラスメイトで委員長と呼ばれるのは私の事」
優の言葉を聞いた涼子の顔がパッと明るくなる。
「やっぱり! なんだ、華鈴もちゃんと相棒見つけてたんじゃない」
「ほえ……? いや、相棒と呼んで貰えて光栄だったりするですが」
成り行きについていけずに「?」マークを浮かべる優をよそに、涼子はボディーガードを下がらせた。
「もう準備も済んでるのね。それにしても、華鈴もちゃんと友達いたのね、安心したわ」
「仰る通りクラスメイトそれすなわち友達」
相手に合わせつつも、自分の知らない事で勝手に喜ばれるこの展開に、優は嫌な予感を覚えていた。
背中を押され、向かうのは廊下の奥の扉。
「やっぱりここに来るですか……」
全身全霊を持って、優はここを逃げ出す覚悟を固めたが、それは既に遅すぎた。
「華鈴ったら貴女の事内緒にしてるものだから、私心配してたのよ。
麗華との事に、他人を巻き込みたくなかったのかもね。
顔合わせちゃったらまた1人で行くって言い出しそうだから、先にこっちで待っててね。
ごめんね。華鈴の事助けてあげてね」
一方的にまくしたてて、涼子はポンと優の背中を押した。
勢いで扉をくぐった優は、ついに奥の部屋へと足を踏み入れてしまう。
強さを増した照明の光度に目が霞み、腕をかざして陰を作る。
「ほーっほっほ。ようやくお出ましですわね、珠洲。
待ちくたびれましてよ」
光の向こうから高笑いが聞こえた。
309往生際の悪い奴・2 3/13:2010/11/24(水) 20:49:12 ID:WzVR5chO

 だんだんと目が慣れて来ると、優は前方にプロレスとかボクシングで使われるアレがあると判った。
リングの事だ。
その上で仁王立ちした少女が高笑いを上げていたらしい。
サイドアップで年の近そうな女の子。
さっきTVで見た少女。
彼女がきっと麗華なのだろう。
麗華は高笑いをやめ、優の事をじっと見つめている。
「え……。てゆーか貴女どなた?」
今更人違いに気づいたらしい。
「えー……。名を申せと言われましたらユウ サイトウと答えてみようホトトギス」
「トギスさん……。外国の方?」
「いや。斉藤 優と申します。珠洲サンのクラスで委員長をしてオリマス」
「え!? まさかあの娘の友達? あの娘に友達なんて出来たの!?」
「ええ、まぁ、そのようで」
「ど、どこまでの間柄ですの? まさかチューとかしちゃう位まで……」
「いえ。いくら私でもそこまではちょっと……」
「レイ。寝言は寝てから言え……」
麗華の隣にも少女が立っていた。
もの凄く際どい格好をした子で、自分の方が立ったまま眠そうにウトウトしている。
いろんな形でインパクトのある子だった。
「だってあの娘に友達いたのよ!? なんか悔しいじゃない」
「2対2でやるから誰か連れて来いって言ったのはレイだろ。アタシもそれで連れて来られた」
「そうだけど……。だってホントに連れて来るとは思いませんでしたのっ。
2対1で日頃の恨みを晴らそうと思っていたのにっ」
「ほむ。力いっぱい卑怯者の叫び」
優の呟きは、しっかり麗華の耳にも届いたらしい。
ロープ際に駆け寄ると、優に向かってきーっと歯を剥く。
「うるさいですわそこのチビっ娘。これも戦術です。
そもそも珠洲はどうして来ないの!?」
「後から来るです。リョーコさんと仰る方がそう言ってました」
「え……。そう、珠洲はまた師匠を独り占めにしているのね。
もういいですわ。貴女から血祭りに上げて差し上げます。上がってらっしゃい」
リングの上から麗華が呼んだが、優は拒否した。
「2対1で身に覚えの無い日頃の恨みはご遠慮しますデス」
「アタシは外に出てる」
過激な格好の少女がロープを潜ってリングの外に出る。
「いいですけど、寝ないようにちゃんとそこで立っているんですのよ? 虎之(トラノ)」
「うむ」
310往生際の悪い奴・2 4/13:2010/11/24(水) 20:49:35 ID:WzVR5chO

彼女の本名には虎之進(トラノシン)というなんとも勇ましい名前がついていたが、
長すぎるので麗華は最後まで呼ばない。
コーナーポスト付近に立ち、胸の下で腕を組んだまま器用にうつらうつらしている。
「さぁ。これで1対1ですわよ」
麗華が手のひらを上に向けて、優を招く。
「ほむ。ここで行かねば女が発酵」
優はソックスを引き上げて、太股でパチンとはたいた。
ひょいとリング脇に駆け上がり、ロープの間を潜る。
「因みに貴女、格闘技の経験はありますの?」
両手の指を絡めてグローブを押し込みながら、麗華が尋ねた。
「ハッキリ言って自慢ですが、駅前ゲーセンの連勝記録保持者とは私の事」
優のシャドウボクシングがひょいひょいっと空を切る。
「駅前ゲー……。虎乃、ご存じ?」
麗華がコーナーを振り返ると、頭を垂れていた虎乃進がハッとして目を開ける。
「ん……。指先の格闘だ」
「指先だけで。侮れませんわね」
「それよりレイ。前だ」
言われて向き直った麗華の眼前に、優のどアップが飛び込んでくる。
「スキあーーっり!」
肩口からの体当たりを前に、慌てるどころか半身ずらしてそれを交わした麗華は、
すれ違いざま優の腕を取って足をひっかけ、ついでに肩をポンと押した。
麗華の腕を中心に優の体が一回転し、腰から落ちる。
リングマットが軋んで音を立てた。
びっくりしたのか、ズレた眼鏡の向こう側で、優が瞳をパチパチしている。
マットの下のスプリングが衝撃を吸収するため、大して痛くはない筈だ。
続けて麗華が優を踏んづけようと太股を持ち上げると、優は慌てて横に逃げた。
そのままリングを転がって移動するのを、麗華が追いかける。
不意に停止した優が、相手の足元をひっかけようと片足をぐるっと振り回した。
急ブレーキをかけた麗華の隙をつき、急いで立ち上がる。
あっという間に優の息が弾んだ。
「麗華お嬢サンは、腕に覚えがおあり?」
麗華は余裕を持って髪をかきあげる。
「当然ですわ」
311往生際の悪い奴・2 5/13:2010/11/24(水) 20:50:06 ID:WzVR5chO

「マズイ。ただの卑怯者違った」
優の独り言は声が大きい。
むすっとした麗華が、大股で優に近づく。
「だーれが……卑怯者ですって!?」
言うなり優の太股の間に向けて大きく足を振り上げる。
振り子の先端でブーツが制服のスカートをめくり、しま模様の下着を抉る寸前、優のお尻がふわっと浮き上がる。
両手で麗華の足を押し返しながらジャンプして、きわどいその攻撃を交わしたのだ。
「私にその攻撃は効かぬがホトケ」
「甘いですわねっ」
グイッ。
麗華が腰を捻る。
チェックのスカートが回転し、優の両手を乗せたままのブーツが彼女を体ごと振り回す。
小さくて軽い優の体は、リング上を思いの外勢い良く転がった。
コーナーポストにぶつかって上下逆さで停止する。
「いっちちち……」
腰を打った小さな娘はまず、転がっている間におでこに落ちた眼鏡を探す。
それがないとほとんど何も見えない。
手探りで見つけだした眼鏡を瞳に重ねると、まず飛び込んできたのはピンクのショーツ。
麗華のスカートの内側だった。
続けて、
「ぐぷえっ」
喉から奇妙な声が沸き上がる。
唾液の粒が眼鏡にかかった。
彼女の下腹部には、ブーツのつま先がめり込んでいる。
勢いをつけて走り込んできた麗華が、サッカーボールにそうするように、制服姿の少女の下半身を蹴っていた。
一旦ブーツが離れた直後、同じ場所にもう一度キックが入る。
ドガッ。
「がふっ……あ……ハァ、ハァ……」
優の太股がブルっと震えた。
逃げないと。
そう思っても立ち上がる事が出来ない。
動けない優の身体を麗華が持ち上げた。
「ほーっほっほ。捕まえましたわよチビっ娘」
優の腰に両腕を回して、逆さのまま抱き上げる。
「ほ、ほええ!?」
いくら優が小さくて軽いとはいえ、少女の腕でヒト1人。
ヨロヨロする麗華に恐怖を感じた優が、思わず彼女にしがみつく。
おかげで立ち位置が安定したので、麗華は改めて優の頭を自分の太股で挟み込んだ。
「いきますわ。くらいなさいっ」
麗華が膝からリングに落ちた。
312往生際の悪い奴・2 6/13:2010/11/24(水) 20:50:33 ID:WzVR5chO

逆さに抱えられた優は、頭のてっぺんからリングマットに突き刺さる。
「ぐぶぅっ」
目から火花が飛んだのは、自転車で1回転半の大ゴケして以来だ。
自重が首にのしかかってくる。
すっかりスカートがめくれあがってパンツが丸出しになっていたため、お尻が大きく震えたのが傍目にも判った。
大の字になって倒れた優は、小さな胸を上下させて必死に息をしている。
呼吸する以外の事が出来ないのだろう。
それは麗華にも判っていた。
「ほーっほっほ。驚きまして? 一度プロレス技をしかけてみたかったんですの。
貴女は丁度良い小ささでしたわ。さぁ、次はどうして差し上げましょう」
モデルのように腰を振って歩く麗華が、優の腰のあたりで立ち止まる。
視線だけ動かして、優はその姿を追った。
麗華がジャンプし、肘を突き出して、落ちる。
「ちょっ……」
優は悲鳴をあげた。
麗華の肘はほとんど優の股間のあたりに落下してくる。
流石にそれはダメ!
タンマタンマ。
何1つ言えないまま、麗華の堅い部分が優を突き刺した。
「ぐっっっぶぇっ!!」
咥内の唾液が沢山飛び散った。
肘は、優の下着のほんの少し上、下腹をグニュリと押し潰している。
「ぎゃ……ふぅ……うっ!」
優の運動神経は悪くない。
普段から自転車を乗り回していたし、無駄な脂肪は多くない筈だ。
下腹の肉は引き締まってはいたが、それでも触ればフニっと柔らかい。
奥にある筈の腸まで引っかき回された気分だった。
優の太股がまた、ブルブルっと細かく振動する。
「あら。また漏らしちゃったのね。これで何度目かしら?」
「え……!? ヤッ!」
確かに、先程から一撃受けるごとに、優の股間は僅かではあったが、少量ずつの液体に濡れていった。
その度にお尻や太股が震えていたのだ。
麗華はそれに気付いていた。
直接下着を覗かれたのかと勘違いした優は、スカートを伸ばして股間を隠そうと必死になったが、
立ち上がった麗華がブーツの底で改めて下腹を潰しにかかるとそれぞころではなくなった。
「ガッ、ハッ……。や、やめ、るです……」
313往生際の悪い奴・2 7/13:2010/11/24(水) 20:51:21 ID:WzVR5chO

前にメイドの股間にそうしたように、麗華は片足に体重をかけて優の下腹を踏みにじる。
「う……ぐぷっ」
ビクッ、ビクッ、と優の腰が何度か震える。
格闘技などまるで縁のない少女が受けるにはキツイ衝撃の連続に、下着がまた濡れ始めた。
「珠洲の友達なんかやってるから、こんな目に会うんですのよ? 彼女の事なんか放っておきなさい」
麗華は下腹につま先を埋め込んだまま、それをゆっくりと左右に捻り始めた。
「ぐぅぅぅっ……や、やめ……抜く、ですっ」
優が両手でブーツを押し返そうとしたが、体重をかける相手をなかなか持ち上げられるものでもない。
そもそも麗華の方が優よりずっと重いのだ。
「抜いて欲しい?」
再び髪をかきあげる麗華。
「抜く……です……くぅぅっ」
「珠洲の友達やめる?」
「まだ……友達では、ない……です。でも、これからそうなる……です……ふぎゅウっ!」
優の下腹部で片足立ちした麗華が半回転し、ぐっと踏み込んでジャンプした。
「がっ! はっ………あっ、あっ!」
背を向けて着地した麗華の後ろで、優は悶えて、苦しんだ。
涙目になりながら、お腹を押さえて精一杯うめき声を上げる。
溢れた涎がリングマットと唇の間で糸を引いた。
「チビっ娘のクセに強情ですわね」
麗華はコーナーポストに寄りかかり、のたうち回る制服姿の少女を不機嫌そうに眺めた。
「う……ごっ、おえっ……」
少女はうつ伏せになり、リングマットに向けて唾液を吐き出している。
かなり堪えているようだ。
「もう少し、お仕置きが必要かしらね。虎乃。アレを頂戴」
麗華は背後にいる筈の虎乃進に掌を向けた。
しかし来る筈の物が、なかなかそこに乗ってこない。
「ちょっ、コラ虎乃。寝てるんじゃないわよ」
振り返ると立ったまま居眠りしている虎乃進の頭を叩く。
彼女の瞳がハッとして開き、すぐさま麗華の腕を掴んだかと思うと、あろう事かそのまま捻り上げた。
寝ぼけているらしい。
「虎乃っ! 痛い痛い痛いッ! 寝ぼけてないでアレ持って来なさいアレ」
「アレ?」
「マウスピース、マウスピース。てゆーか痛いのッ! いい加減離しなさいって」
コーナポストをバンバン叩きながら麗華が喚くと、虎乃はようやく麗華の腕を開放してリングを降りた。
314往生際の悪い奴・2 8/13:2010/11/24(水) 20:51:46 ID:WzVR5chO

涙目の麗華が捻れた肩をさすっている間に、戻った虎乃がケースを差し出す。
「ホレ。…………ん? どした?」
「もう、いいからそこで寝てなさい」
麗華はケースからマウスピースを抜き取ると、何も覚えていないらしい虎乃進からプイっと顔を背けた。
うむ、と呟いた虎乃進はコーナーポストに額を押し当て、立ったまま再び眠りに入る。
不機嫌な顔のまま優に近づいた麗華は、未だに悶絶し続けている彼女の身体をブーツで仰向けに転がすと、
その口にマウスピースを押し込んだ。
「貴女にチャンスを差し上げますわ。珠洲が来る前に、そのマウスピースを口から落としたら貴女の負け。
珠洲の事は忘れるんですのよ?」
優がマウスピースを咥えたまま、首を左右に振る。
「ホンっと強情ですわね。いいでしょう。3回チャンスをあげますわ。
それでダメなら、貴女と珠洲の友情なんて所詮その程度」
麗華は優の腕を取り、強引に立ち上がらせる。
「それを私が証明してみせますわ」
膝に力がまったく入らず、再び座り込もうとする優の胃袋に、麗華のボディーブローが炸裂する。
「ごぶえっ……!」
優の目が見開かれ、小さな唇の間から白いマウスピースが顔を出す。
それは唾液の糸を引いてあっさりとリングマットに落ちた。
「はい、1回目。ですわね」
倒れてくる小さな少女を抱きとめると、麗華は落ちたマウスピースを拾い、再び彼女の口に押し込む。
肩を軽く押すと、千鳥足の優が2、3歩後退した。
ステップを踏んだ麗華の蹴りが、再び優の胃を正確に捉える。

−ドゴッ−

「ふぎゅっ!!」
小さな身体が真っ二つになり、文字通り吹き飛んだ。
マウスピースを噴き出しそうになって、優は吹き飛びながら慌てて両手で口を押さえた。
「うぐッ……ふむぅっ!」
ロープ際に座り込んだ少女の両手の奥から、くぐもった悲鳴が上がっている。
顎を伝って、液体が流れ出していた。
黄色味を帯びたその液体は、胃液に見える。
嘔吐しているにも関わらず、優はマウスピースが落ちないよう必死になって口を閉じているらしい。
315往生際の悪い奴・2 9/13:2010/11/24(水) 20:54:10 ID:WzVR5chO

「大した根性です事。でも、いつまで持つかしら」
相手が吐く程ダメージを受けているのに気にもせず、麗華は優の両足を掴んでリングの中央まで引きずった。
そして膝上までの長いソックスに包まれた両足を強制的に開脚させる。
スカートの内側ですっかり濡れてしまった下着に靴底を当てると、容赦なく両足を引っ張って股間を踏み潰した。
「ふぐゥーッ!!」
たまらず両手を離した優の口から、白いマウスピースと黄色い胃液が舞い上がる。
「ほーっほっほ。これで2回目ですわ」
楽しそうに笑う麗華が、ブーツの底で優の股間をグリグリと捻る。
「や、やめ……流石に……これは、ヒギィッ!
 ……あゥッ……ううううっ……うぶっ!」
のけぞったり、左右に身体を捻ったりして、優は悶絶した。
恥骨を靴底で削られるような振動が何度と無く繰り返される。
マウスピースはとっくに落ちたのに。
もはや外見を気にする余裕もない優は、大量の黄色い唾液を吹き零しながら、叫び声を上げた。
「流石の、私と、いえど、こ、これはキツ……だ、ダメェ……ひぎぃッ!」
ビクンッ、ビクンッと、再び優の腰が跳ねる。
今度は僅かではなく、明らかに失禁したと判る量のおしっこが太股を伝う。
更に下着が吸収しきれなかった水分が、お尻の辺りから徐々に勢いを増して滴り始めた。
「うっふふふふ! こーんなにお漏らししちゃって。はしたないですわぁ」
言葉とは裏腹に嬉しそうな表情の麗華は、優の両足から手を離し、ようやく股間から足を上げてマウスピースを取りに行く。
「くっ……。な、なんという……屈辱……ハァ、ハァ……お嬢様とも思えぬ技の数々」
浮き上がった腰をリングマットに下ろした優は、手首を当てて両目を隠した。
お尻周りの冷たさが屈辱感を煽る。
素知らぬ顔の麗華は倒れている優の頭の方に回り、制服の襟首を掴んで彼女の上半身を持ち上げると、
背後から彼女の首に腕を回した。
上腕と二の腕で今度は彼女の気道を潰しにかかる。
「ふぐっ……!」
優が空気を求めて口を開いたところにすかさずマウスピースを三度ねじ入れた。
「これが最後のチャンスですわ。珠洲が来るまで我慢できますかしらね」
麗華は膝を立て、優の首に腕を巻き付けたまま相手の顎をぐっと引っ張った。
「んーーっむぅっ!!」
引かれた優も膝で立ち上がる。
空気を求めて口を開くと、マウスピースが落ちそうになり、慌てて手で覆う。
「言い忘れてましたけど、そのマウスピースは特注ですの。落ちやすくなってるからお気をつけあそばせ」
緩急をつけて細い首を締め上げる麗華。
優は涎をこぼしながらもがいたが、その力も段々弱くなっていく。
力が抜けて、ひくひくし始めた恥部がまた失禁してしまいそうだった。
316往生際の悪い奴・2 10/13:2010/11/24(水) 20:55:24 ID:WzVR5chO

腕が落ちる。
ぬるぬるになったマウスピースが唇から顔を出し、
気力を振り絞ってそれを押さえ込む。
苦しさが気持ちよさに変わりつつあった。
落ちた腕が、華華の太股に当たっている。
優はその太股に夢中で爪を立てたが、麗華は動じない。
しかし彼女の手が、あたり構わずに暴れ出すと麗華の表情が変わった。
「くぅっ!」
麗華は声を上げた。
優の手がスカートの中に入ったかと思うと、がむしゃらに辺りを掴む掌が
麗華の股間を鷲掴みにしたのだ。
「ど、どこ掴んでるのよ貴女っ」
反射で力のこもった腕がより一層首を締め上げ、「ぐえっ」と呻いた優は
舌と一緒にマウスピースを吐き出した。
それでもお互い腕と手を離さない。
「はっ、離しなさい! 離しなさいったら……きゃうっ!」
麗華が仰け反って、優は半ば宙づりにされた。
眼鏡はずれ落ちて、だらしなく舌の延びた唇からは、途切れる事無く黄色い唾液が溢れている。
「お、おんにゃは……こんじょうッ」
ほとんど言葉になっていなかったが、優が握り締めた急所をグリッと捻ると、
一際高い悲鳴をあげて、麗華が先に手を離した。
なのに優はまるで見た目も動作もスッポンみたいに、麗華のスカートの中に入れた手を離さない。
膝立ちのまま麗華は、圧迫される自分の股間から優の手を引き剥がそうと引っ張るが、
気道の解放された優は更に拳に力を込め始めた。
「ひっ、ぐっ、も、もう離しなさいっ。ひぐぅっ! 
離しなさいよ、馬鹿っ、馬鹿っ、馬鹿っ」
麗華が優の腕をポカポカ叩き、最後は彼女の腹部に力一杯拳を降り下ろした。
ボスゥッ! と、もの凄い音を立てて制服の裾に埋まった握り拳に、優もたまらず手を離す。
「ぶげぇっ!!」
そして押しつぶされた胃から沸き上がる液体が、少女の口からブチまけられる。
宙に舞った液体が広がって、優の小さな身体に降りかかった。
もはや制服はゲロまみれだ。
どこまでがゲロで、どこからが小便なのかも判らない。
そんな姿で、優はただリングマットに仰向けに倒れたまま、激しく胸を上下させた。
時々喉がうごめいて、ぐぶぅとか、うげぇという声と共に、残っていたゲロが口の端から溢れ出す。
隣にうずくまった麗華もまた、両手でスカートを押さえてしばし悶絶する。
「チビっ娘のくせに、根性だけは一人前ですわね」
両手をついて、ようやく麗華が立ち上がった。
317往生際の悪い奴・2 11/13:2010/11/24(水) 20:55:56 ID:WzVR5chO

「お……おにゃはこんじょっ……うぶっ」
優はお腹を押さえながら、また黄色い胃液を吹きこぼした。
「お仕置きが足りないようですわね」
腰を振りながら麗華が優の足下へと歩き始める。
「その柔らかいお腹とアソコ、どっちがいいかしら」
優は倒れたままとっさにお腹と太股の間、両方を腕で隠した。
「胸はちっさいから、いまいち責め甲斐がなさそうよね」
優が慌てて胸に手をやり、思い直してやっぱりお腹を隠す。
制服が胃液を吸い込んでいて手がベタベタする。
麗華はかがんで、優の両足首を取った。
ジタバタと抵抗しかけた優だったが、お腹の奥から痛みが響き、慌てて横を向いた。
もう自分に胃液を吹きかける愚は犯せない。
「またメイドさんをいじめてるの? そのうち誰もいなくなるよ、麗華」
入り口から声がする。
麗華の視線が声の主に向けられ、彼女は優の両足を捨てた。
「いいところでしたけど、まぁ構いませんわ。
ようやくお出ましですのね、珠洲(スズ)。
先に始めちゃいましたけど、まさか文句はありませんわね?
先にこの娘だけ寄越して早く来ない貴女が悪いんですのよ。
さぁ、改めて2対2ですわ」
これだけ片方を痛めつけておけば実質2対1なのは誰の目にも明らかだったが、
麗華に後ろめたさらしきものは微塵も感じられない。
珠洲はため息をつきながらリングサイドに寄った。
彼女はまだ、リングの上でノビているのが誰なのか知らない。
両手の指を絡ませて、グローブを押し込んでから拳を握る。
特注の制服でも抑えきれないバストに引っ張られて、歩く度に裾から肌が覗く。
高い上背と長い足のせいで相対的にスカートは短く見えた。
健康的な太股が眩しい。
足には麗華と色違いのブーツ。
長い髪はサイドにカールがかかっている。
1歩進むごとにそれが柔らかく揺れた。
柔和な髪型とは反対に、切れ長の瞳は、そうと意識せずとも麗華を射抜く。
「私に相棒はいない。もともと1人のつもり」
ロープに手をかけて、珠洲がリングによじ登る。
「あら。このチビっ娘は貴女の友達だって言ってましたわよ……って、どこに行ったのチビっ娘」
さっきまで目の前に転がっていた筈の優の姿を探して麗華が辺りを見回す。
背後でナメクジのようにリングを這いながら、優が珠洲から遠ざかろうとしていた。
「どこ行くのチビっ娘。今更逃げようったってそうは問屋が卸しませんわ」
すかさず麗華が優の足を取り、中央まで引き戻す。
318往生際の悪い奴・2 12/13:2010/11/24(水) 20:56:38 ID:WzVR5chO

「はわわわ」
為す術のない優はスカートがめくれてパンツ丸だしにされながら来た道を戻された。
優の声と制服を見た珠洲の表情が変わる。
「え? い、委員長……? エッ? エエッ!? ウソっ。どうして?」
「なんと申しますか、使命と悪意と勘違いの末、
不肖ワタクシめが珠洲サンの相棒という事に相成りました」
瞳をまん丸にして目一杯驚く珠洲を見て、優は可愛いと思った。
教室ではずっとクールな珠洲のこんな表情は見た事がなかったから。
「え? ワカンナイ。委員長の言ってる事、全然……」
優の言葉で納得する人がいたらそれはそれで電波だろう。
珠洲は自分の額や頬に手を当てたり離したりしながら混乱している。
「と、とにかく委員長。ここ降りて。着替えある? この家医務室あるよ? 寄る?」
優の隣にしゃがみ込んで、スカートを正したり顔をのぞき込んだり非常にあたふたする珠洲。
「珠洲。ここ、私の家だって覚えてます?」
不機嫌そうな顔の麗華。
「とにかく、まだ試合は終わってませんし、その娘も退場するには早いですわ」
麗華がしゃがんでいる珠洲の肩に手をかけた。
反射なのか、珠洲の腕が上がる。
目にも止まらぬ速さで、いつの間にか麗華のスカートに裏拳がめり込んでいた。
「……うぐっ!」
一瞬遅れて麗華が痛みを感知する。
立ち上がった珠洲の短いスカートが翻り、ブーツが麗華の横っ面を蹴り飛ばそうと迫る。
腕を上げてガードした麗華だったが、パワーに押されて吹き飛ぶように倒れた。
「だったらすぐに倒して委員長連れてく」
切れ長の瞳が倒れた麗華を射抜く。
「おお。珠洲サンがカッコイイ……」
眼鏡を正した優の拍手が小さく響いた。
「言ってくれますわね、珠洲。でも今日は2対2。いつものようにはいきませんわよ。
紹介しますわ。私のパートナー、九条 虎乃進 遙(クジョウ トラノシン ハルカ)。
古代から脈々と続くニンジャ一族の末裔です」
麗華の手が鋭く虎乃進を指し示した。
が、過激な格好の少女は相変わらずコーナーポストに額を押し付けて寝ている。
リング上の3人の視線が集まる中、膝が弛んでガクっと落ちかけては体勢を立て直す始末だ。
319往生際の悪い奴・2 13/13:2010/11/24(水) 20:58:10 ID:WzVR5chO

「い、今はあんなんですけど、本気になったら超強いんですのよ?
珠洲だってぎったんぎったんのケッチョンケッチョンですわっ」
「ホントに強いかもです。さっき寝ぼけたあの人に麗華お嬢サン泣かされてたです」
「大丈夫、委員長。麗華を泣かせるくらいなら私も出来る」
「うるさいですわそこの2人! 今日こそ積年の恨み、晴らして差し上げます」
珠洲に小声で話しかける優の声が麗華にも届き、彼女の積年の恨みとやらがこもった蹴りが二人を襲う。
珠洲は相手のブーツを両手で受け止めて、押し返した。
「今日のルールは? 2人とも相手をしたらいいの?」
「そうね。タッチ交代制にしますわ。もっともそのチビっ娘は足腰立つか判りませんけど」
「私は1人でいいから、委員長はもう帰して」
「残念ですけど、扉のロックは解除してあげませんわ。
貴女達2人ともお仕置きしてあげないと気が済みませんもの」
「ほむ。珠洲サン私にはお気遣いなく。通りすがりとはいえ相棒の身。
それにお嫁にいけないカラダにされたとあっては、麗華お嬢サンの泣き顔の1つも見せてイタダキマス」
「麗華。委員長にまで……」
「まだまだ。あんなのほんの序の口ですのよ、チビっ娘」
お得意の高笑いをあげる麗華。
「判った。本気で泣かせて来てあげる。委員長は外で見てて」
そう言うと、珠洲は優の身体を抱き上げた。
「ちょっ、珠洲サン着やせするタイプですか!?」
端から聞いたら意味不明な台詞だが、幾ら小さいとはいえ、自分の身体を簡単に持ち上げる珠洲の力に、
優は驚いたのだ。
姫抱きされた優の横顔にムニッと弾力のある胸が遠慮なくぶつかってくる。
間近で見ると高校生離れしたボリュームが更に圧倒的だった。
「あ……ごめん」
気づいた珠洲は優から胸を遠ざけようとしたが、どうなるものでもない。
「むしろ私の方が恥ずかしながら色々と汚いですからあまりくっつかない方が」
「大丈夫。後で涼子さんに着替え用意して貰おう。多分あるから」
珠洲はロープ際で優を下ろした。
「残念だけど、今日は貴女が泣くのよ、珠洲」
立ち上がりかけた珠洲の首に、腕が回る。
いつの間に近寄って来たのか、麗華が背後から珠洲の首を絞めた。
優にしたのと同じように彼女の気道を塞ごうと力を込める。
「相変わらず卑怯者なり麗華お嬢サンッ!」
ロープの外側で腰を抜かしたままの優が悔しそうに叫んだ。
「これも戦術のうち……。で、気になってたんだけど、どうしてお嬢さんって付けるのよ貴女……うわわっ」
話の途中で悲鳴を上げた麗華の身体が1回転する。
身を屈めた珠洲が麗華の腰に自分のお尻を押しつけたかと思うと、そのまま背中で持ち上げて投げ飛ばした。
腰を打った痛みに顔をしかめるチェックスカートのお嬢様に向かって、珠洲は横向きに倒れ込む。
大きめのバストを含めた上半身の重みが乗った右肘が、麗華お嬢様の黒いビスチェに遠慮なく食い込んで
音を立てた。
320名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 05:06:24 ID:mAmnAdx2
まだヤマがありそうでwktk
321名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 19:20:04 ID:x42lttn5
素晴らしいな
322名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 20:53:00 ID:bz2LefFq
投下します。

>>292 , >>306 の続きです。

・失禁多めです
323往生際の悪い奴・3 1/13:2010/11/26(金) 20:54:27 ID:bz2LefFq

 珠洲は人目を引く。
背が高く足が長いのと、制服を押し上げる程にボリューム感溢れるバストサイズのせいだ。
一方で麗華の外見も決して悪くはない。
肩から背中を惜しげもなく晒したビスチェに短めのスカートという挑発的な格好にも
負けないスタイルを誇示している。
背の高さと胸の大きさでは珠洲に及ばないが、人によっては麗華の方が好みである事もあるだろう。
にも関わらず、麗華が珠洲に対してコンプレックスを抱いているのは周知の事実だった。
成績も格闘も、珠洲に勝てた事がないのだ。
「ゲェッ!!」
薄いビスチェ越しにお臍へと強烈な一撃を叩き込まれた麗華が呻いた。
胃の中身を戻しそうになる程に重い肘。
珠洲の攻撃は強い。
下手をすれば一発でノックアウトされる事も珍しくない。
身動きの出来ない麗華の胸元を、珠洲が掴んで引っ張り上げた。
上半身が起きるなり、麗華は右の拳を目の前に向かって突き上げる。
眼前には麗華の腰をまたいで立つ珠洲の紺色のスカートがあった。
その中に潜り込んだ腕が、珠洲の肉の感触を捉える。
「はうっ!」
珠洲が声を上げる。
麗華お得意の急所攻撃に、ポーカーフェイスの珠洲も顔をしかめて後退した。
一進一退。
2人は距離を置いた。
「卑怯な事は、もうやめて」
「ほーっほっほ! 珍しいですわね。今日は一段と効きまして?
 それとも友人の前でやられるのが恥ずかしいのかしら?」
「こういう事されて一番弱いのは麗華だって、私知ってる」
「急にな、何をっ。う、うそですわっ!」
「ほむ。なるほど。それであっさり腕を離したですね」
高笑いが一転。恥ずかし紛れに喚いたのが付き合いのない優にも判った。
先ほど自分が無我夢中で麗華の下着を鷲掴みにした事を思い出し、背の低い少女はポンと手を打つ。
メイドといい優といい、誰彼構わず人の急所を恥ずかしげもなく足蹴にしている割に、
自分がされると弱かったのは確かだ。
「うん。これは引け目の裏返し。麗華のせいじゃないけど、今のままだとしっぺ返しがきっと来る」
諭すような珠洲の台詞はしかし、逆効果だったようだ。
「黙りなさいッ!」
頭に血が上ったらしい麗華が珠洲に向かって飛びかかる。
324往生際の悪い奴・3 2/13:2010/11/26(金) 20:55:03 ID:bz2LefFq

振り上げた拳を横殴りに顔面へ叩き込もうとした麗華に対し、珠洲は冷静に身を屈めると、逆にカウンターの体制を取る。
全力のフックが宙を切った麗華の身体は、結果としてあまりにも無防備のまま珠洲の眼前へと迫った。
麗華は焦ったが、飛びかかった勢いが即座に止まる筈もない。
その、ガラ空きとなった腹部を珠洲が、必殺の一撃で突く。
3度目の腹攻撃は麗華の胃袋を直撃した。
「ふぶうううっ!」
多量の唾液が飛ぶ。
珠洲の腕がぐっと伸び、掌が黒のビスチェと、その裏にある麗華の柔肌を貫通し、内臓まで圧し潰す。
麗華は背中を丸めた。
胃液が逆流してくる。
今までこの掌底で麗華は何度か気絶している。
口に手を当てようとした所に、今度は下から掌が伸び上がって、麗華の顎を痛打した。
「はぐゥッ」
つい声が出ると、せっかく我慢していた物が口からこぼれた。
更に追撃のブーツが胸に突き刺さり、それに押されるように彼女はコーナーポストまで後退する。
頭を預けていた支柱が揺れて、虎乃進が目を覚ました。
鋭く、そして美しく流れる珠洲の手足が、コーナーに張り付いた麗華を追いかける。
更なる鉄槌が、今にも崩れ落ちそうな麗華の腰を容赦なく突いた。
「ぐへえっ!」
麗華は目をむいて、唾液のたっぷりのった舌を覗かせた。
足を曲げ、座り込む寸前だった麗華の肩をコーナーポストに押しつけた珠洲の膝が、チェックのスカートへとめり込んでいる。
硬くて太い骨がピストン運動のように繰り返しスカートを突き、彼女の下腹を圧潰寸前まで追い込んでいるのだ。
「ふぐっ、うっ……うぐぅっ……ぎゃうっ!」
ボディーの下部に連続して当たる珠洲の膝は、スカートの内側で際どいラインを下から抉る。
ショーツが膝に引っ張られて、恥部に食い込んだ。
密着した珠洲の巨乳の谷間に麗華の顔が埋まっている。
窒息しそうな麗華を珠洲が解放した時、着衣を乱し、胃液まじりの唾液で顎まで濡らした彼女は、
まるで陵辱された後のようにも見えた。
「ぐっぷ……げえゥっ……」
胃袋からあがってくる無様な音を止める事も出来ずに崩れ落ちる麗華は、それでもスカートの端を握って強く引っ張った。
めくれでもしたら、限界まで食い込んだ下着を晒してしまう。
濡れてしまったそこを珠洲や優にまで見られるのはプライドが許さなかった。
出来るだけゆっくりと倒れるために踏ん張ったのは麗華なりの抵抗だったが、無表情な珠洲は、
そのプライドさえも打ち砕こうとする。
325往生際の悪い奴・3 3/13:2010/11/26(金) 20:55:28 ID:bz2LefFq

ズムッ!!

麗華の胸部を包んだビスチェが振動した。
腰を落とした珠洲の掌底が、麗華の乳房の真下、鳩尾を直撃したのだ。
「ムグゥッ!!!」
麗華の白い喉の奥で何かが蠢く。
彼女はついに我慢出来なくなり、リングへ向けてそれをブチ撒けた。
「げっ、げっぶええええええええええっ!!!」
あれほど気にしていたスカートの奥を僅かに覗かせる四つん這いの体勢で、ビチャビチャと音を立てて大量の汚物を喉の奥からほとばしらせる。
「ぶげえええええ……こ、の……バカ……がっ、ぶうううっ」
嘔吐は止まない。
涙を浮かべて麗華は何度も胃液を吹いた。
苦しさより、恥ずかしさが先に立つ。
「委員長に手を出すのが悪い」
「わ、私のせいじゃ……うぷっ……ない、もん……げぅっ。いっつも、そうやって、自分ばっかり、落ち着いて、ぐぶッ……ごええええええっ! げっ、げえ…………いい子ぶって、るのが、昔から、気に入らない、んですのっ」
言い終えると急に力を失って、つんのめる麗華。
顔面から自分の吐いた汚物に向かって落ちるのを、珠洲が食い止めて支えた。
一瞬だけ気を失っていた麗華は、珠洲の手が頬に触れるとすぐに目を覚まし、彼女を押し返した。
「貴女の情けなんて、受けてたまるものですか。虎乃、昼寝の時間はお終いよ。タッチしますわ」
麗華が伸ばした手を、虎乃が叩く。
交代の合図だ。
「うむ。後は任せておけ」
虎乃進がロープをくぐり、進み出る。
「珠洲サン。交代なしで大丈夫です?」
ロープの外から優が声をかけた。
「なんなら、2人同時でも構いませわ。虎乃はそれくらい強いんですのよ?」
ロープを掴んで這うようにリングの外に出る麗華が、唇を拭いながら言う。
「無茶言うな」
虎乃進はため息をついた。
「ほむ。折角のお申し出。珠洲サン、ここはひとつお言葉に甘えて」
「大丈夫。委員長は無理したら駄目」
胸の下で、下乳を支えるように腕を組む珠洲。
「ともかく、一旦その汚物を片づけさせますわ。決着をつけるのはそれから。
今日こそギッタンギッタンのけちょんけちょんにして差し上げますわ。覚悟なさいよ、珠洲」
つい今しがた、自分がけちょんけちょんにされた事も忘れたように、麗華はビシっと珠洲を指さした。
326往生際の悪い奴・3 4/13:2010/11/26(金) 20:56:23 ID:bz2LefFq

 麗華の命令で黒いスーツの男とメイド達が続々と部屋に入って来る。
それぞれに道具を抱えてリングに上がるなり、黙々と掃除を始めた。
大の大人を当然のように顎で使う麗華を見て、彼女は本当にお金持ちなのお嬢様なのだと、今更ながら優は実感していた。
もう少し高級そうな服を着て黙っていれば違うだろうが、短いスカート翻して人の股間を蹴り上げる姿は、
とてもお嬢様には見えない。
「10分だけ時間を差し上げますわ。チビっ娘は着替えていらっしゃい」
麗華の言葉に従って、全員が一旦外に出た。
優は控え室で新しい下着と制服を用意され、それに着替えてからリングのある部屋へと戻った。
着替えた時に、謎が1つ解けた。
珠洲の制服が頻繁に新しい物に変わっているというあの噂についてだ。
10分後、優と麗華が汚したリングは綺麗になり、その上で珠洲と虎乃進が対峙する。
2人は服を替えてはいないようだったが、コーナーにいる麗華は着替えて来たようだった。
服装は同じだが、汚物の跡が消えている。
自分が着替えたいが為に時間を取ったのかもしれない。
珠洲は変わらず特注の制服。
一方の虎乃進は、レオタードのような体にぴったり張り付いた服の上から、浴衣か着物のように大きな袖の上衣を羽織っている。
このレオタードの露出が過激だった。
正面が胸の間からお臍の下までざっくりと開いているのだ。
優にとってみれば、とても同じ高校生が着るものとは思えない。
しかし幾ら優が好奇の視線を送っても、虎乃進遙は気にする事もないまま、相変わらず眠そうな目で珠洲を見ている。
「始めていいのか、レイ?」
「ちょっとお待ちなさい。2人ともこれをつけて」
麗華が2人をコーナーに呼び、マウスピースの並んだケースを取らせる。
「派手に行きましょ。そうそう。マウスピースは落としたら減点にする事にしますわ。罰として服を一枚脱ぐ事」
楽しそうに言う麗華に、虎乃進がまた呆れ顔で抗議した。
「オイオイ。アタシが一番枚数少ないぞ。それに袖を脱ぐ訳にはいかない」
「その時は代わりに私が脱ぎますわ。大丈夫。虎乃は強いから。
裸にされて泣きべそかく珠洲を見るのが楽しみですわ」
「なんか無茶苦茶になって来た気がするですが、珠洲サンはダイジョブですか?」
「ん。無茶はいつもの事。多分、大丈夫」
優の待つコーナーに帰り、珠洲はケースを渡してからそのうちの1つを手に取って頷いた。
「あの九条虎乃進とゆー人とも、いつも戦ってるです?」
「あの子には初めて会う」
珠洲が振り返り、虎乃進を見る。
327往生際の悪い奴・3 5/13:2010/11/26(金) 20:56:58 ID:bz2LefFq

気乗りしない顔でマウスピースをくわえている。
「危なくなったらタッチしに来るですよ? しばらく逃げ回る位はお茶の子さいさいの委員長ですれば」
オーバーニーソックスを弾いてバチンと音を立てる優。
「うん。ありがと、委員長」
珠洲が浮かべた、ふわっとした感じの笑顔の不意打ちに、優はちょっと慌てた。
それに気づかなかったのか、珠洲はマウスピースをくわえるなり、掌に拳をぶつけてバシンと音を立てると、
リングの中央に進み出る。
虎乃進が続いた。
珠洲の目の前に来ると、彼女は一旦マウスピースを外して言う。
「レイが負けっぱなしなのも可哀想なんで、加勢するよ」
「うん。でも、負けない。脱ぐのは嫌」
「うむ。それはアタシも嫌だ。でもアイツ、言い出したら人の言う事は聞かない」
「知ってる」
「なら本気で来い。こっちも手加減しない」
2人は拳を軽く合わせた。
暗黙のうち、それが開始の合図となる。
最初に動いたのは虎乃進だった。
彼女が左右の腕を大きく動かすと、旗でも振り回したように、珠洲の目の前を大きな袖がはためいた。
驚いた珠洲が半身を仰け反らせた隙に、過激な格好の少女は身を屈めつつ珠洲との距離を詰める。
珠洲からしてみれば、袖に視界を遮られた直後、虎乃進の姿が消失したように思えた。
続いて下腹の何ヶ所かに、鋭い刺激が連続して訪れる。
右手の指先が5つ、珠洲のスカートの上から、股間にかなり近い場所をバラバラに突き刺さしている。
「はっ……くっ!」
思わず声を上げて後退した珠洲の、今度は胸が盛り上がった。
下から伸びた虎乃進の手刀が、柔らかな乳房の中央を押し上げ、
ただでさえボリュームのある珠洲の胸元を鎖骨付近にまで寄せる。
「んむッ」
白いマウスピースを赤い唇の間からちらりと覗かせた珠洲は、顔をしかめつつ胸を抑え、同時に膝蹴りを放った。
虎乃進の腹部を捉えかけた膝頭は、しかし大きな袖に包まれてその方向を変えてしまう。
見ている者にはまるで魔法のように見えた。
虎乃進がもう一方の腕を振ると、藤の色をした袖が再び珠洲の視界を遮る。
邪魔な布を珠洲がかき分けた時、虎乃進は珠洲の背後にいた。
「ひゃうッ!」
後ろを取られた珠洲がビクンと跳ねる。
臀部を掴むように虎乃進が両手を押し付けている。
またしても指先でお尻の肉を抉っているのだ。
328往生際の悪い奴・3 6/13:2010/11/26(金) 20:57:26 ID:bz2LefFq

驚いた拍子にマウスピースを吐き出しかけた珠洲が振り返るより早く、虎乃進は更に背後から珠洲の乳房に腕を回し、
左右からそれを串刺しにする。
「んくぅっ」
ムニュウっと、そんな音が聞こえてきそうな程、制服を大きく膨らませた胸の外側が潰れ、
内側には深い谷間が出来上がり、そこに白のマウスピースが転がった。
「あ……ハッ……くッ……」
珠洲は息を弾ませて、胸を串刺しにされたまま何故か暫く動こうとしない。
マウスピースを落としたせいか、唇から顎にかけて細い唾液の線が出来上がっている。
虎乃進がぐっと脇を閉めた。
珠洲の乳房に埋め込んだ指が、肉の内部で方向を変え、今度は両乳を持ち上げる。
「あ! きゃっ……んあっ!!」
一際高い悲鳴をあげて、珠洲が身をよじる。
そして風を切る音を立てんばかりの強烈な裏拳で、背後を薙ぎ払った。
虎乃進は慌てて身を伏せ、両手を乳房から離す。
珠洲も両手で胸を隠しながら後退する。
頬が上気して赤い。
息が弾んで、肩が大きく上下している。
「ほーっほっほ。さっそく1枚ですわ、珠洲」
リングの外で、手の甲を口元に当てた麗華が大喜びしている。
珠洲は黙って胸元に結ばれた制服のリボンを解き、リングの外に投げ捨てると、落ちたマウスピースを拾った。
「珠洲サン。新しいのに交換です」
コーナーで優が呼びかけ、珠洲はそれに従う。
マウスピースの並んだケースを差し出しながら、珍しく小声で優が尋ねた。
「大丈夫です?」
「うん。ちょっとびっくりしただけ。ダメージはたまって無い」
事も無げに言う珠洲だったが、その頬が赤く染まっているように見えるのが、優には気になる。
しかし再び声をかける間もなく、珠洲はすぐに虎乃進の前に進み出た。
再び2人は拳を軽く合わせる。
ボクシングの試合を思わせる光景だったが、2人が拳に巻いているのはオープンフィンガーグローブだ。
今度は珠洲が先に仕掛ける。
腰を捻り、轟音が響きそうなフックが虎乃進の鼻先を掠める。
珠洲はパワーファイターらしい。
虎乃進の手数に対し、一発逆転も十分にあり得そうだ。
続いてボディーアッパー。
相手の身体が浮き上がりそうなそれが、虎乃進の剥き出しのお臍に突き刺さったとしたら、
一気に胃液が逆流する程のダメージを与えるに違いない。
329往生際の悪い奴・3 7/13:2010/11/26(金) 20:57:49 ID:bz2LefFq

危険なその拳に向けて、しかし虎乃進は冷静に袖を振る。
不思議な事に珠洲の拳がまた方向を変えた。
そして逆の袖が、伸び上がった珠洲の身体を撫でると、珠洲の方が悲鳴を上げて後退する。
「ひゃんっ」
胸元を庇う珠洲の顔が、更に紅潮していくのが傍目にも判る。
追いかける虎乃進が、珠洲の股下から顎にかけてのラインを藤色の袖でなぞり上げると、珠洲がまた悲鳴をあげる。
「ど、どうしたですか珠洲サンッ!」
スカートの裾を押さえて俯く珠洲に向け、優が叫んだが、珠洲にも何が起こっているのか判ってはいなかった。
上半身にだけ浴衣を羽織ったような虎乃進の服装。
ゆったりとした袖が身体に触れるたび、珠洲の体内を次々と強烈な刺激が駆け巡っていくようだった。
それに伴って何故か、体温まで上がっている気がする。
風邪でもひいたみたいに、身体が熱くなっていた。
「ほーほっほ。珠洲も虎乃の忍術にハマったみたいですわね」
「別に忍術ってワケでもないけどな」
麗華の高笑いを背に、虎乃進は相変わらず眠そうな顔をしながら袖を揺らした。
珠洲を射程圏内に捕らえようとゆっくりと近づく相手に対し、珠洲はじりじりと後退していたが、
やがてロープ際に追いつめられる。
虎乃進が袖を振る。
珠洲はそれを払いのけたが、思わぬ場所に刺激が走り、また声を上げてしまう。
「ひゃうっ」
虎乃進の両手が舞い、藤色の袖が珠洲の目の前を乱れ飛ぶ。
珠洲はロープ際で鼻にかかった悲鳴を何度もあげた。
袖が胸に触れ、太股を撫で、脇腹をなぞり、腹筋を押す。
両手が落ちて、珠洲の身体が徐々に震え始める。
左右から交互に流れる袖が、まず盛り上がった胸を通過し、スカートに触れた時、珠洲の両手が反応した。
「ぐっ」
と呻きながら、藤色の袖ごと何かを掴む。
袖をめくると、その下に腕が隠れていた。
袖を振るのとは反対側の腕が、スカートの上から、珠洲の下腹に指を突き立てていた。
別に3本目の腕があったわけではないが、珠洲や優にしてみれば、それに近い。
袖の揺れに惑わされていた。
「バレちまったか」
虎乃進が唇を僅かに歪めた。
気のせいかもしれないが、珠洲には彼女が笑ったように見えた。
虎乃進は、珠洲のスカートに指を突き刺したまま、手首を強引に捻る。
330往生際の悪い奴・3 8/13:2010/11/26(金) 20:58:12 ID:bz2LefFq

「んっ! ぐふゥっ!!」
珠洲の身体が小刻みに揺れたかと思うと、彼女は勢いよくマウスピースを吐き出した。
「はっ……はうっ……くぅっ!」
虎乃進が離れると、その場に座り込んでしまう。
息が荒い。
時々、痙攣を起こしたように身体がブルっと大きく震えている。
珠洲は見開いた目をせわしなく動かした。
自分に何が起きたのか判っていないのだ。
全身至る所を虎乃進の指が突き刺したらしい事は判明したが、
痛みはあってもダウンしてしまう程のダメージは無かった筈だった。
しかし珠洲の足には何故か力が入らない。
腰が抜けてしまったみたいだ。
「そこの振り袖トラトラ! 珠洲サンに何したですか!」
反対側のロープで優が叫ぶ。
「あ、アタシか?」
優が本気を出すと、かなりの声量になる。
普段から眠そうな虎乃進も流石に驚いて目を丸くする。
「毒とか凶器とか隠し持ってると見てとりました。
私の眼鏡と灰色の脳細胞はごまかせないですよ」
強気に出る優に対し、反対側の更に強気な人物が高笑いを上げる。
「ほーっほっほ。浅はかですわチビっ娘。虎乃のそれは忍術ですのよ。ニ、ン、ジュ、ツ」
「貴女こそ、忍者には隠し武器が付き物だとご存じ無いですか麗華お嬢サン!」
優が眼鏡を正し、ビシっと指差すと麗華がたじろぐ。
「え……そ、そうなの? 虎乃」
「お前らウルサイ……」
虎乃進はため息をつくと、袖のついた上着を脱ぎ、逆さにしたそれを振ってみせた。
何も落ちては来ない。
「アタシの武器はコレだよ」
そう言って10本の指を、獣のように立ててみせる。
長くしなやかでありながら、力強そうな指。
「これで身体の奥のツボを突く。全身突いたら大抵の人間はこうなる。袖はただの目くらまし」
虎之進は、足元で震えている珠洲のスカートに手を伸ばし、少しだけそれをめくった。
淡い桃色の可愛らしい下着の先端が覗くあたりで、虎乃進の指先が珠洲の太股をなぞる。
ビクンッと珠洲の肩が大きく揺れた。
虎乃進は指先を擦り合わせ、そこに移った液体を確かめた。
331往生際の悪い奴・3 9/13:2010/11/26(金) 20:58:35 ID:bz2LefFq

麗華は期待に目を輝かせ、優と、そして珠洲はただ驚くだけだった。
「ほーっほっほ、ほーっほっほっほ!! やりましたわ! ついに珠洲を失禁させたのね」
隠されていた珠洲の太股の内側にある、幾筋かの液体。
それは下着の端から流れ出ている。
「ちょっと違う。アタシの突くツボは、全身の感度を上げる。最後に子宮を突いたから、しばらく収まらない。
これからが地獄だよ。早めに負けた方がいい」
虎乃進は珠洲の顎に手をあてると、自分のマウスピースを相手にくわえさせた。
そして今度は指ではなく、握った拳で珠洲のお腹を突く。
「んぶぅっ!!」
再び、珠洲が派手にマウスピースを噴き出した。
「もとは房中術から派生したらしい。気持ちいいのと痛いのは表裏一体。
感じやすくなるのと同時に痛みを覚えやすくなる。軽く殴っただけでこうだ」
虎乃進の手の上で、珠洲は頬を赤く染め、既にノックアウト寸前の様子だった。
「あ……あうっ……」
マウスピースと一緒に吐いた唾液が顎まで流れ、虎乃進の手の平さえ濡らしている。
上着を脱いだため、レオタード1枚の過激な姿になった虎乃進が手を離すと、珠洲はお腹を抑えて蹲る。
「すぐに終わらせるから、今日は負けておけ。そこのイインチョー。珠洲のマウスピースくれ」
リングマットに額を押しつけて身動き出来ずにいる珠洲に代わって、虎乃進が優を呼んだが、麗華がそれに待ったをかける。
「ほーっほっほ。まずはペナルティからですわ。珠洲はもう2回もマウスピースを落としたのですから、2枚脱いで貰いますわ。
自分で出来ないようだったら、私が脱がせて差し上げます」
リングに入り、麗華は果てしなく上機嫌だ。
「待った! まずはリボンで1枚を要請します!」
「往生際が悪いですわね。……はい、まずは1枚。そしてもう1枚ですわ」
珠洲の髪を結うリボンを外すと、麗華はまるで若い女を前にしたエロ親父よろしく、鼻息も荒く珠洲の制服に手をかける。
「次はグローブ片方! その後はブーツがあるです!」
「それは認められませんわ。リングにいるのですから、例え裸になってもブーツとグローブは必須です」
優の2番目の抗議を即座に却下して、それから麗華は、お腹を抑えて蹲った珠洲の、
腕からはみ出た横乳をブーツの先端でつついた。
「はっ……うっ!」
声を漏らした珠洲の背中が震える。
「虎乃。これ、裸でやったらもっと感じますの?」
「あ?? まぁ、そりゃあな」
虎乃進の目が据わる。
呆れているらしい。
「決めましたわ。珠洲が自分では脱げないようですから、私が決めます。虎乃、珠洲のブラジャーを先に外して?」
332往生際の悪い奴・3 10/13:2010/11/26(金) 20:59:03 ID:bz2LefFq

麗華は心底嬉しそうにしながら、珠洲の両脇に腕を回し、彼女を無理やり抱え上げる。
虎乃進はため息をつくと、珠洲の正面から、彼女の大きな胸を鷲掴みにした。
「きゅうっ!」
珠洲が可愛い悲鳴をあげて身をよじったが、虎乃進は構わずに握った両手を軽く振る。
制服を盛り上げる胸が大きく揺れた。
そして襟首から遠慮なく胸元に手を突っ込んで引き上げると、その手には淡い色の大きなブラジャーが握られている。
「ほれ」
思わぬ特技を見せた虎乃進がそれを差し出したが、麗華は受け取らない。
「タッチ交代ですわ、虎乃。貴女が珠洲を抱えてて」
「どこまでやる気だ? あんまりのんびりやってる時間はないぞ?」
「すぐ終わらせますわ。でも誰かが支えてないと珠洲は立っていられないようですもの」
そして2人が立ち位置を交換している間に、優も珠洲の元へと駆け寄った。
「珠洲サン。うちも交代です」
「ダメ……委員長。帰って」
「ダメな事ないです。助けて欲しい時はちゃんと助けてって言うです。
恥ずかしくはないのです」
「ダメ……。目、瞑ってて」
俯いたまま、珠洲は首を振った。
「チビっ娘は外に出ておいでなさいな」
完全に勝利を確信している麗華は、珠洲をコーナーポストまでひきずった。
外に出た虎乃進が、ロープの外から彼女の脇に腕を回す。
自力で立てない珠洲は、コーナーに磔にされたような状態だ。
「ほーっほっほ。積年の恨み、晴らす時が来ましたわ。覚悟なさい、珠洲」
既にグロッキーな相手を前にして、容赦しそうな様子もない麗華。
珠洲は俯き、柔らかい髪で表情を隠している。
麗華は珠洲に新しいマウスピースをくわえさせると、腰を捻っていきなりボディーブローを叩き込んだ。
「ぐぶぅっ!」
お臍のあたりに拳がめり込み、大きな胸が先ほどよりも激しく制服を揺らす。
麗華は珠洲の口を塞いで、唇から白い塊が落ちるのを防いだ。
たった一発であの珠洲が、長い脚をガクガクと揺らしながらもがいている。
その姿は麗華にとって、たまらない快感だったようだ。
「ほーっほっほ。かーんたんに零して貰ったら困りますのよ、珠洲」
相手の唇を押さえたまま、麗華は何度も腰を捻って、憎き珠洲の制服をボディーブローで責める。
ドスッ、ドスッと音を立てて、グローブが苦もなく相手の肉体をへこませていく。
臍、下腹部、鳩尾。
333往生際の悪い奴・3 11/13:2010/11/26(金) 20:59:33 ID:bz2LefFq

制服の下で柔肌が赤く滲む。
「ングッ、ムウウッ! ウグゥゥゥッ」
麗華の手の平が唾液に濡れていく。
そして珠洲の胃袋を突きあげた時、一層大量の液体が珠洲の唇から漏れて来たのが分かった。
「あらあら。吐いてしまったんですの、珠洲。はしたない子ですわね」
麗華は胃液に濡れた手を珠洲の肩にかけると、追い打ちに渾身の膝蹴りを珠洲のボディーへお見舞いする。
ドゴッ!
「おげぇっ!!」
珠洲の身体が折れ曲がり、汚物にまみれたマウスピースが吐きだされる。
柔らかな髪の先端に胃液がかかり、黄色く汚れた塊はリングマットを転がった。
「いい顔ですわよ、珠洲。記録に残しておかなくちゃ」
麗華は珠洲の髪を掴み、もはや力もない珠洲の顔を上に向ける。
崩れかけて腰が引けた彼女を、麗華は満足げに見下ろした。
制服の裾をめくり、赤くなった白い肌がヒクヒクと痙攣している様をじっくりと観察する。
荒い息に胸が激しい上下運動を続けていた。
もう少しめくれば、裸になった胸が露わになりそうだ。
「また1枚ですわ。もう少しで裸になってしまいますわね、珠洲」
珠洲の髪から手を離すと、麗華は俯いた彼女のスカート横にあるジッパーを下ろし、フックを外した。
腰の緩くなったスカートが、膝のあたりまで自然と落ちる。
薄桃色の下着と、そこから流れ落ちる液体にまみれた太股が晒される。
「ほーっほっほ。こんなに濡らして、いいお姿です事」
麗華は珠洲の太股に手を伸ばし、真下からその股間を鷲掴みにした。
グチュっと、予想外に激しい音が立つ。
「ひぎっ!」
珠洲の腰が震える。
握り締められる指から逃げ出そうとするが、腰が引けているので、まるでお尻を振っているみたいに見える。
「やめ……て、麗華……」
消え入りそうな声で珠洲が懇願する。
麗華の指の間からは、下着が含んでいた液体が滴り落ちていた。
虎乃進の秘技の威力は凄まじい。
「いいわですわ、離して差し上げます。手が汚れてしまいますもの」
あっさりと麗華は珠洲の股間から手を離し、代わりに彼女のスカートを完全に脱がせた。
「ふふ。あと2枚だけですわ。楽しみね、珠洲」
濡れた手で、新しいマウスピースを獲物の唇に捩じ込みながら、麗華はにんまりとした笑顔を浮かべた。
それから隠すものの何もない彼女の太股を両手で掴んだ。
334往生際の悪い奴・3 12/13:2010/11/26(金) 20:59:58 ID:bz2LefFq

内股を擦り合わせるようにして秘部を隠そうとする脚を左右に開かせる。
珠洲は抵抗したが、今の彼女の力に対抗するのは麗華にとって造作もない。
下半身だけ下着姿の珠洲が両足を開くと、麗華は彼女と距離をとった。
ちょうど足先だけが届く距離だ。
マウスピースをくわえた珠洲が首を振って脚を閉じようとする。
「往生際が悪いですわね」
麗華が再び、その脚をこじ開けようとする。
「おいレイ。今彼女に急所打ちなんかしてみろ。我慢なんか出来ない状態だぞ」
「それが見たいんですわ」
珠洲の背後で忠告する虎乃進の言葉を無視して、麗華は珠洲の大きな胸を握り締めた。
指の間から柔らかな肉が溢れ出す。
珠洲が仰け反る。
その鳩尾を容赦のないボディーアッパーが圧し潰した。
「ぐぼおっ」
上を向いた唇から胃液とマウスピースが零れたが、麗華は溢れてくる黄色い液体に逆らって珠洲の口に再び白い塊を押し込む。
唇の両端から胃液を流し続ける珠洲の瞳に、もはや意志の力は感じられない。
殴られる度に量を増していた下着から溢れる液体は脛まで落ちて、既にブーツの内側にも入り込むまでになっている。
ぐったりと力の抜け切った半裸の少女を前に、麗華は距離を取る。
そして力の限りブーツを振り上げた。
黒いブーツの先端が風を切り、太股の間を素通りして、珠洲の恥部に張り付いた薄桃色の下着に激突する。
硬いブーツは薄い下着など無いもののように珠洲の真下の肉に突き刺さり、骨を震わせ、花弁をかき分けて、
その奥にある敏感な場所まで抉り抜く。
下着が含んでいた水分が飛び散った。
快楽も痛覚も常人ではありえない程に跳ね上がっている少女の肉体を、
今日受けた誰よりも一番強烈な打撃が襲う。

「ぎひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」

衝撃が子宮を押し上げ、腸から胃に伝わったかのように、珠洲の胃が痙攣し、
中にあった胃液の全てが喉を駆け上がった挙句、凄まじい悲鳴をあげる口から自分の胸元へとほどばしった。
吹き飛んだマウスピースが麗華のお腹あたりまで届いて跳ね返り、
胃液の直撃に珠洲の胸が波打つ程だ。
「げへええええええええええっ!!」
続いて珠洲の股間が緩む。
途切れない胃液に息も出来ない哀れな彼女は、下着姿のまま激しく潮を吹き出した。
出口をブーツに塞がれているせいで、勢いよく飛び出した液体は前後左右を問わずあたり一面を水浸しにする。
「ほーっほっほ。凄い、凄いですわぁ」
逃げ遅れた事も構わず、麗華が歓喜の叫びをあげる。
335往生際の悪い奴・3 13/13:2010/11/26(金) 21:00:21 ID:bz2LefFq

先に胃液を吐き終えた珠洲は、胃液を浴びてグシャグシャの制服に向けて顔を落とした。
失禁の勢いはしばらく止まらず、太股の間には、下着の中央と左右から落ちる小さな滝が出来あがっていた。
やがてそれが収まり、残りは太股を伝うだけになると、虎乃進が珠洲を支える両手を離した。
珠洲は俯いたまま、その場に落ちる。
気を失っているらしかった。
「もう気が済んだろ、レイ」
「あら。まだ後1枚残ってますわ」
凄惨な珠洲の姿もどこ吹く風で、麗華は珠洲の上着を脱がせにかかる。
胃液まみれの制服を外すと、大きくて丸い珠洲の乳房が顔を出す。
染み出した胃液に濡れた2つの山は、照明を照り返して異様になまめかしい。
これで、グローブとブーツ以外で珠洲の素肌を守るものは濡れて透き通った腰の下着1枚だけ。
仰向けに気絶している珠洲は上を向いた胸を隠す事もなく、浅く激しい呼吸だけを繰り返している。
「こ、これ以上やるならタッチ交代私が相手になるです」
心持ち緊張気味の優が、ロープをくぐる。
「虎乃。あのチビっ娘を黙らせてくれません?」
「あのイインチョーまでやる気か?」
「まさか。後1枚、これっきりですわ」
虎乃進はため息をつくと、ロープをくぐって中に入った。
「ふ、振り袖トラトラが相手ですか!?」
優がちょっと尻込みする。
「何なんだその呼び方……」
「まぁいいです。逃げ足は十八番の私、1対1なら勝機も見えます。さぁこっちへレッツカモンです振り袖トラトラ」
既に袖を着ていない虎乃進は今日何度そうしたか分からない呆れ顔で優に近寄る。
そんな2人のやりとりなど気にもせず、麗華は殆ど裸の珠洲の胸に指を這わせていた。
「ふふっ。珠洲。2度と立ち直れないくらい、貴女を辱めてあげますわ」
336名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 00:47:42 ID:O0YEuOTU
ふぅ・・・
当分オカズに困る事は無さそうだ
ありがてぇありがてぇ
337名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 09:58:41 ID:Ls3Kaz6l
珠洲ボコボコ大変興奮します
338名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 03:36:07 ID:rhMCZ+nZ
この時点でGJだというのに続きがあるというのか…ゴクリ…
339名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 22:28:38 ID:vXCsWDKM
投下します。

>>292 , >>306, >>322 の続きです。

・前回に引き続き失禁多めです
・後半は急所責めが多いです
・人によってはレズと感じるかもしれません。
 嫌いな方はスルーにご協力お願いします。

今回で投下終了です。
340往生際の悪い奴・4 1/17:2010/11/28(日) 22:29:50 ID:vXCsWDKM

水でも被ったように濡れた肌を、麗華はグローブを外した手で撫で回す。
珠洲はかすかに声をあげたが、まだ目を覚ましそうにない。
麗華は珠洲の太股に手を当てると、その内側を奥に向かって撫で上げた。
「早く目を覚まさないと、処女じゃなくなってしまいますわよ、珠洲」
呟いても、珠洲は目を覚まさない。
麗華は、僅かに膨らんだ珠洲の下腹に手を添えると、下着ごとそこをぐっと押し潰した。
「うぐっ」
声があがり、下着から新しい水分が零れたのが麗華には判る。
更に押し込むと、珠洲の目が僅かに開いた。
「麗……華……!?」
「おはよう珠洲。これから貴女にトドメをさして差し上げますわ」
麗華は珠洲を抱くように密着して顔を覗き込むと、胸と股間に手を伸ばし、両方いっぺんにぎゅっと握った。
「ふぐうっ」
背の高い珠洲の身体がビクンと反応する。
それから珠洲は殆ど裸になった自分の身体に初めて気が付いた。
「何を、くっ……する、の?」
「痛い事じゃありませんわ。珠洲はもう、友達の前で吐いちゃったし、失禁しちゃいましたわね。
後は珠洲がどんなにエッチな子か見せて差し上げたいと思いますの」
麗華が両手を動かし始めると、珠洲は身をよじった。
「感じやすくなってますのよね? 皆の前でイカせて差し上げますわ」
首を伸ばした麗華は、珠洲の剥き出しの胸の先端を口に含んだ。
悲鳴を上げて、珠洲がのけぞる。
太股を擦り合わせて珠洲がどんなにもがいても、麗華は離れようとしなかった。
「くっ……麗華、もう……もう、やめっ」
諦めたのか珠洲が立てていた足を下す。
そしてその足を力いっぱい振り上げた。
膝を立て、のしかかった麗華の腹に思い切りブチ込む。
「ぐふっ!」
うめき声を上げながら、麗華の身体は珠洲の上で半回転した。
巴投げの要領だ。
「珠洲。貴女、もう立ち直ったの?」
片手で胸を隠しながら立ちあがる珠洲を見て、麗華が驚く。
珠洲は何も言わない。
息はまだ荒く、膝にも力が入りきっていない。
341往生際の悪い奴・4 2/17:2010/11/28(日) 22:30:32 ID:vXCsWDKM

「ならもう一度失禁させてやりますわっ」
珠洲の下着めがけて、麗華が足を振り上げた。
胸から手を離した珠洲が、両手でそれを受け止める。
ほとんど裸の珠洲は麗華の足を思い切り引き寄せて、バランスを崩した彼女の腹部にブーツを叩き込んだ。
硬いブーツの底が、ビスチェの上から今度は麗華のお臍に埋まる。
「ぐへえっ!」
内臓まで響く強烈な一撃に、麗華はたまらずお腹を抱えて座り込んだ。
彼女の方が吐いてしまいそうだ。
「と、虎乃っ」
慌てて麗華が助けを呼ぶ。
珠洲が振り返ると、胸からお臍まで露出した過激な格好の少女が、リングの隅で「はいよ」と答える。
その足元では優がひっくり返っていた。
再び虎乃進が相手と分かり、珠洲は片腕で胸を隠しながら、腰を落として警戒する。
一方の虎乃進は、眠そうな顔のまま悠々と珠洲との距離を詰めてくる。
彼女の手がひょいと珠洲の下腹部に伸びると、珠洲は慌てて身を反らせた。
次の腕が珠洲の顎を突きあげ、たたらを踏む彼女の下腹を再び指が突く。
その手を必死で払う珠洲の脇腹をまた次の腕が襲い、珠洲は胸を隠すのを諦めてその腕も払った。
残った足を相手の剥き出しの腹目掛けて突きだしたが、虎之進の肘がブーツに触れると、
キックはその方向を変えてしまう。
勢い余って踏み込んだ珠洲の、下着姿の下腹部に、5本の指がズブっと埋まった。
珠洲が自分から貰いにいったようなものだ。
そしてようやく彼女は気付いた。
あの袖や、ツボを押す不思議な技がなくても、虎乃進はめちゃくちゃ強い。
「つ、強い……」
「うん。めっちゃ強いぞ、アタシ」
呟いた虎乃進は、珠洲の中に埋め込んだ指をぐりっと折り曲げた。
下腹の奥の方で、再び子宮が刺激される。
「ぐうううっ」
思わず声をあげる珠洲の身体の内側から、熱いものが湧き上がってくる。
素肌を直接突き刺された分、その刺激はさっきより強烈だった。
下着の奥でぬるぬるした物が湧き上がって来るのが分かる。
腰が抜けて膝から落ちた珠洲に対して止めとばかりに、
虎乃進は揺れる乳房へ遠慮なく10本の指を突き入れた。
「はぐううううううっ!!」
嬌声と呼んでも良い程の大声を上げる珠洲の、胸の先端が見る見る盛り上がり、固くしこり始める。
膣から溢れかえる愛液は下着程度では押さえきれず、お尻や太股があっという間にべどべとになりそうだ。
342往生際の悪い奴・4 3/17:2010/11/28(日) 22:31:13 ID:vXCsWDKM

自分の身体がもはや異常な程敏感になってしまった事を、珠洲も認める他無い。
唇から唾液が溢れて止まらなかった。
これ以上自分の肌に何かが触れるのが怖くて、身動き一つ取る事さえ出来ない。
あっという間に珠洲はまた追い込まれた。
「助かりましたわ、虎乃。珠洲ったらどこまで往生際が悪いのかしら」
虎乃進の隣に立った麗華が、正座の体制で座り込んでいる珠洲を見下ろした。
「のんびりやってる時間はないって言っただろうが」
「これから急ぎますわ」
「気をつけろよ。触れただけでイっちまうような状態だ」
「ふふ。では、今度こそイカせて差し上げますわ。でもその前に、さっきのお返しよ」
言うなり麗華は足を引いた。
上からだと胸に隠れて見えない珠洲のお腹のあたりに、重い乳房をかき分けてブーツの先を叩き込む。
つま先が、前かがみ気味だった珠洲の鳩尾に入った。
「げっ、ぶうううううっ!!」
どこに残っていたのか、珠洲が吐き出した胃液は、隠す物の無い胸と、麗華のスカートを汚す。
もはや珠洲にとって、一撃一撃が致命傷のようだった。
強すぎる衝撃に、身体がガクガクと震え、残った下着がまた濡れていく。
ひっくり返った珠洲のそこに、麗華が足を乗せた。
水をたっぷり含んだスポンジみたいな珠洲の下着が、グチュっと水音を立てる。
靴底で淡い桃色の下着を踏み躙るたび、粘性の液体が吹き出しては麗華のブーツを濡らした。
珠洲は悲鳴を上げる以外に、もはや何も出来ない。
「痛いんですの? それとも気持ちいいんですの? 私に教えて、珠洲」
麗華は心底楽しそうに半裸の少女を踏みつける。
固くなった乳首を振って、珠洲の乳房がゆったりと揺れる。
あらゆる体液で全身を濡らした少女は、未だ新たな水分を吐き出しながら、視線を優に向けた。
「た……、助けて……。助けて、委員長……」
リングの隅でひっくり返った同級生に向けて祈ったが、小さなその声が届いたかは判らない。
「誰も貴女を助けたりはしませんのよ、珠洲。それが出来るのは私だけ」
不服そうな表情を浮かべて、麗華は一度足を離した。
そして改めて、天井に向けられた、珠洲の縦長のお臍を目指して振り下ろす。
ブーツの底が、ドウッと重い音を立てた。
「ぐっぶっ!」
珠洲の身体が跳ねる。
僅かに粘性のある液体が、下着からまた溢れ出した。
「さぁ、私に助けを求めなさい。私に許しを請うのよ珠洲」
343往生際の悪い奴・4 4/17:2010/11/28(日) 22:31:39 ID:vXCsWDKM

また足を上げ、腹部の次は胸を踏みつける。
「ぎゃうっ!」
豊満な乳肉は、驚くほど奥までブーツを咥え込んだ。
珠洲の腰が浮き、彼女が固く目を瞑ると、下着の端から何度か水が飛び散る。
何度も腰を震わせながら、珠洲は激しい吐息を繰り返していた。
珠洲にセックスの経験はなかったが、恐らくこれがイクという事なのだろうと、
彼女はなんとなく理解している。
麗華に踏まれる度に膣が痙攣し、溢れ出した液体が下着に向けて吹き出すのが判った。
しかし、だとしたら、珠洲はもう3度、達してしまっている事になる。
珠洲の他に虎乃進もそうと知ってはいたが、決して口には出さなかった。
言ったが最後、お嬢様は大喜びで珠洲の身体をなぶり尽くす事だろう。
麗華のブーツが、今度は重力に従って横に広がる珠洲の乳房を蹴り付ける。
「はううっ!」
反対側の胸にぶつかる程の衝撃に、珠洲は唾液を吐き出しながら呻いた。
膣が痙攣して、中に溜まった愛液を吹き上げる。
つまり、またイってしまったのだ。
頭の中が真っ白になって、何も考えられなくなる。
麗華が何処にいるのか、次に自分が何をされるのか、珠洲にはまったく何も判らなくなっていた。
薄桃色の下着の下でヒクヒクと蠢く彼女の花弁の内側では、まだ包皮を剥かれた事さえないクリトリスが充血して膨らんでいる。
モデルのように腰を振る麗華が、悠々と足元に回り込んでも、珠洲は気付かない。
ブーツの底が下着に触れて、初めて悲鳴を上げる。
そして、胸を踏まれてアクメしてしまう少女の、
勃起した感度の塊が、
硬くて、冷たくて、
滑り止めにデコボコの突起が沢山付いた靴底で、

ブシュッ

と音を立てて圧し潰された。

「ひみいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

下着姿の少女の絶叫が部屋中に響き渡る。
そのままブーツが振動し始め、終わらない刺激に股間が何度となく潮を吹く。
丸く広がった胸の先端が、破裂しそうな程に膨れる。
今日まで感じたことの無い刺激に対し、これっぽっちも耐性など無い少女の頭の中で、何かがプツリと切れた。
瞳が裏返って白目を剥く。
開きっぱなしの口元から大きな泡の塊がゴボゴボと湧き上がる。
ビクンッ、ビクンッ、と肢体が痙攣し始める。
白目から涙が溢れて頬を濡らす。
344往生際の悪い奴・4 5/17:2010/11/28(日) 22:32:25 ID:vXCsWDKM

グリグリと股間をなぶり続けたブーツによって、珠洲の身体を覆っていた最後の1枚が破れた。
麗華が足を上げると同時に、千切れたショーツが落ちる。
びゅく、びゅく、と残りの体液を吐く珠洲の恥部が露わにされた。
「あ……がふっ……はうっ……あ、あ、あひぃ……」
そして珠洲は再び、これ以上無いほど無残に気絶した。
「ほーっほっほ。ほーっほっほ! やった。やりましたわっ!
私、遂に珠洲に勝ったのですわ!!」
手の甲を口元にあて、麗華が笑いまくる。
身動き取れない相手を踏みつけまくっただけだが、麗華にとっては勝利らしい。
隣の虎乃進は何か言いたげだったが、無邪気にはしゃぐ麗華を前に何も言わないでいた。
足元では、背の高い大きな胸の少女が、グローブとブーツだけの裸姿で、
白目を剥き、泡を零しながら気絶している。
「無様ね。無様ですわ、珠洲。ほーっほっほ!」
仁王立ちした麗華の高笑いは、彼女の喉が枯れるまで響き渡るかと思われた。
が、そこに別の雄叫びが重なる。
「委員長不意打ちキーーック!!」
「みぎぃっ!」
雄叫びの主はもちろん優で、奇妙な悲鳴を上げたのは虎乃進だった。
元気いっぱい背後から突っ込んで来た優の飛び蹴りにお尻を叩かれて、
虎乃進の身体がロープを越え、場外に落ちる。
「委員長タックル!」
いきなり虎乃進を突き落とした勢いもそのままに、優は麗華に体当たりをブチかました。
それは今度こそ相手の側面にクリーンヒットして、麗華がコケる。
優は勢いあまって眼鏡を落とす。
「ほむむむ。珠洲サン、目を覚ますです」
慌てて眼鏡を掛け直しながら、優は珠洲のほっぺをペチペチ叩く。
珠洲は呻くが、すぐには目を覚ましそうにない。
「今更1人でどうしようというんですの? チビっ娘」
ロープに手をかけて、麗華が立ち上がる。
「助けに来たです。目を覚ますです珠洲華鈴」
珠洲の唇に張り付いた泡をどけ、涙を拭ってから、優はまた両手で珠洲の頬を叩いた。
足音を立てて大股で歩く麗華が優に近寄り、しゃがみ込んだ彼女の腕を引く。
優は立ち上がり、麗華の手から逃げようと必死で腕を振り回す。
そして力の限り叫んだ。
「華鈴っ!!」
無意識に、珠洲の名前が出る。
麗華は優の腕を引き、彼女の身体を引き寄せると、足を引いた。
345往生際の悪い奴・4 6/17:2010/11/28(日) 22:32:51 ID:vXCsWDKM
小さな少女のスカートめがけて足を振り上げようとした時、その足が動かない事に気が付く。
珠洲の手が、麗華の足首を掴んで離さない。
彼女の瞼が、薄く開いていた。
倒れたままの珠洲が麗華の足をぐっと引き、残りの足を優がひっかけると、チェックのスカートをはいたお嬢様が再び尻餅をつく。
珠洲はロープに手を伸ばして身を起こすと、よろめきながら立ち上がった。
「委員長。トラトラ、ひきつけて……」
コーナーポストに身を寄せて珠洲が呟く。
まだ足に力が入らないようだ。
「任せんしゃい」
力一杯返事をすると眼鏡を正し、助走をつけた優は思い切って高く飛ぶ。
なんとロープを飛び越えて、リング外の虎之進めがけてダイブした。
突然頭上から小さな人間爆弾が飛来したとあって、虎之進といえども避け切れなかったらしい。
2人一緒になって派手に床を転がった。
「悪あがきが過ぎますわね、珠洲。立ち上がったところで何も出来ないくせに」
支えが無ければ自力で立つ事も出来ない裸の珠洲に向け、麗華は思い切り足を振り上げた。
ピンクのショーツが覗く程高くあがった足が、珠洲の顎を打ち抜く。
「がふっ!」
天井を向いて唾液を飛ばすと、珠洲の膝がガクンと折れた。
それでもなんとかポストにしがみ付いて、珠洲は立ち続ける。
「大人しくしていればいいのに、これであのチビっ娘も貴女と同じ目に遭いますわ」
再び麗華の足が上がり、身動き取れない珠洲のお腹に突き刺さる。
「ふごぉっ」
生肌にブーツのつま先がメリ込んで、珠洲の内股が飛沫で濡れた。
ポストに身体を預けて、ロープにしがみ付きながら、珠洲は場外に目を向けた。
優に飛び掛られて強かに腰を打ったらしい虎乃進が、お尻を押さえながら優の腕を取っている。
小さな優を背中に乗せると、虎乃進は背負い投げで彼女の身体を軽々と放り投げた。
リングマットとは違う、硬い床に優の背中がぶつかって大きな音を立てた。
「ぐウっ! ぎゅううううう……」
大の字になって、優は目を回している。
「ほらね、無駄ですのよ。思い知りなさい珠洲!」
飽きる事無く麗華が足を振り上げる。
「はおぅっ!!」
つま先が下腹に突き刺さって、珠洲は裸体を真っ二つに折り曲げた。
突き出したお尻が飛沫を上げる。
残尿を噴霧するその様子は猫のマーキングみたいだ。
346往生際の悪い奴・4 7/17:2010/11/28(日) 22:33:20 ID:vXCsWDKM

自分の臭いの染み付いたリングマットに珠洲は再び倒れ伏した。
それでも、隠すもののないお尻を震わせながら、珠洲はまた立ち上がろうとする。
「また気絶するまで私に蹴られたいの? ブーツがそんなに気持ちいいのかしら、珠洲」
傍らの麗華が乱れた髪をかき上げて、珠洲のヒップにブーツを乗せる。
珠洲はまた、うつ伏せに這いつくばった。
「委員長が……私の事、助けてくれるもん」
ロープに手を伸ばし、麗華に背を向けたままで珠洲は少しずつ身を持ち上げる。
「いい加減にしなさいよ! 貴女に友達なんかいないのっ! いるのは私だけっ!」
麗華が珠洲の背中を蹴り飛ばす。
珠洲は呻きながら、それでも立ち上がろうとする。
何度も何度もブーツの底が珠洲の背を抉り、切れた肌から血が流れ始めても麗華はやめない。
コーナーポストに胸を押し付けられながら、珠洲は両足を踏みしめる。
「私に従いなさい! 私の事、好きって言ってよ!!」
叫びながら麗華が足を振り上げると、珠洲が身を捩って振り返った。
麗華が珠洲を蹴りつける。
ブーツが、珠洲のお腹をひしゃげさせ、珠洲の裏拳が、強烈に麗華の顎を捉えた。
珠洲に向かって深く飛び込んだ麗華の足に、珠洲のお腹はめちゃめちゃにかき回されたが、
それと引き換えに顎を打った振動で麗華の脳を揺さぶる。
捩って伸びた上半身にめり込んだブーツのおかげで、珠洲は自分の内臓が潰れたかと思った。
力尽き、脇腹を押さえて、しゃがみ込む。
「うっ……ぐぶぇっ!」
麗華は、フラフラとしている。
瞳は焦点を失っているようだ。
「ぎゅっ……あ、ふぅ……」
腰が砕け、その場にガックリと膝を付くと、お尻を突き出して顔からマットに落ちた。
気を失っているのか、朦朧としているだけなのかは、珠洲の位置からでは判らない。
ピンクのショーツがスカートからはみ出している。
そのお尻の横で、ロープが揺れた。
過激なレオタード姿の少女が、ロープに手をかけて、リングに上ろうとしていた。
「レイの詰めが甘いのか知らんけど、アンタも相当根性あるな」
虎乃進が来る。
そう認識しただけで、珠洲の胃がしぼみ、「ウっ」と呻いて彼女は胃液を吐いた。
自分でも驚くほど、手足がガクガクと震え出す。
虎乃進が来る事に恐怖しているのだ。
珠洲はリングの隅で小さく身を寄せながら、両腕で局部を隠した。
347往生際の悪い奴・4 8/17:2010/11/28(日) 22:43:18 ID:vXCsWDKM

「イヤ……。来ない、で……助けて……」
涙すら溢れて来て、顔を背ける。
肩を揺らして、珠洲は泣き出した。
リングの上で裸にされた挙句、散々に責め抜かれ、彼女の気持ちはとうに折れていた。
立ち上がれたのは、今日だけは優がいると思ったから。
溢れる涙に歪む視線の先に、その優の姿がある。
「クラスのいじめっ子を成敗するが委員長の役目なり!」
リングの外に立った虎乃進の足首を掴んだかと思うと、躊躇なく全力で引っこ抜く。
「なっ!? うわっ」
後先考えず全力で突っ走るのが優の強みだ。
両足が一緒に滑って、リングの角に剥き出しのお腹が勢い良くぶつかる。
1回リバウンドした後、胸が角にひっかかり、虎乃進はロープを掴んで身体を支えると、
床に落ちるのを防いだ。
「みぎゃっ、ぐぶっ」
虎乃進が初めて顔をしかめ、何かを口から吹いた。
少しだが、吐いてしまったようだ。
丁度お臍の上にある胃袋へのクリーンヒットは、相当にキツかったらしい。
優は両足を引っ張りながら、床に座り込む。
虎乃進はロープに腕を絡めて抵抗した。
リングの角に押し付けられて、虎乃進の胸が変形していく。
「コラ、イインチョー。何する気だ」
お尻を振るように虎乃進が足をバタつかせてもがいたが、優は彼女の足首を脇に挟んで膝の辺りを掴み、
更にガッチリ固定した。
「ほ、ほむ……。な、何と言われると実は何も考えていなかったですが、
何かしろと言われればとりあえずこうしてみるです!」
優は寝そべるように身体を引きながら片足を上げると、麗華を真似て目の前にある太股の真ん中を蹴った。
ただし、向きが逆なので優の革靴が蹴ったのは虎乃進の小さめのヒップとなる。
「みぎゃぁぁぁっ!」
それでも過激なレオタードの少女は高い悲鳴をあげる。
たまたまだったが、優の革靴は虎乃進の尾てい骨を直撃した。
「む。これはひょっとして効いている?」
至極まじめな表情で、優は相手のヒップを何度も蹴った。
「ミィッ! うみぃっ! ば、馬鹿っ! そんなトコ、みぎゃあああああっ!!」
胸から上だけリングに乗せた虎乃進の悶える様子は、優からは見えないが珠洲からは見える。
優が蹴るのをやめて、今度はヒップへの電気あんまを始めると、
いつも眠そうだった目を見開いた虎乃進が涎を零して苦しみ始める。
348往生際の悪い奴・4 9/17:2010/11/28(日) 22:43:44 ID:vXCsWDKM

「ウミャアアアア! や、やめ……お尻は……ウミャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
ロープに絡めていた腕が片方落ちた。
「ほむ。振り袖トラトラにはお尻が効果的。では、もういっちょう」
優がまた、レオタードに包まれた虎乃進のヒップにぐっと足の裏を押し込む。
正直珠洲には大した肉体的ダメージになっているとは思えなかったが、精神的にはくるものがあるのかもしれない。
「みっ、ミギイ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ッ!」
虎乃進が一際高い叫び声をあげて、残った腕さえロープから放した。
乳房がリングの角からずり落ちて、彼女の身体が場外に落ちる。
慌てて優が手を離す。
受身も取らず床に落ちた虎乃進は、股下から回した両手でヒップの谷間を必死に抑えた。
いつまでも立ち上がらない虎乃進を見て、珠洲は考えを改める。
彼女は本当にそこが弱いのかもしれない。
「あ、あふっ……あふぅっ……」
ボタボタと床に唾液を零すほど身悶えている。
優は突然、キリっとした表情で眼鏡を持ち上げると、リング上の珠洲を見上げた。
「振り袖トラトラはお尻の何処が弱いか知っておくべきですね、珠洲サン」
「え……。う、うん」
その表情に気圧されて珠洲は思わず頷いてしまう。
「お尻といえばまずはここから……ていやっ」
優は床に転がる虎乃進の両手をどけると、レオタード越しにヒップの割れ目へといきなり指を突き入れた。
「ぎっ、ミギャアッ!!!!」
虎乃進の背筋がピンと伸び、一声高く叫んだかと思うと、すぐにぐったりとして、そのまま動かなくなった。
「ほむ……?」
その顔を優が覗き込むと、白目を剥いてあっさりと気絶している。
不思議そうな顔をして、優は珠洲を仰ぎ見た。
コーナーポストに背を預けて胸を隠したままその光景を見下ろしていた珠洲も、
しばらくびっくりしていたが、やがて笑って言った。
「委員長のKO勝ち、だね。凄いよ。私は歯が立たなかったのに」
優は小首を傾げる。
「お役に立てたですか?」
「うん」
頷く珠洲。
その顔を、立ち上がった麗華の影が隠した。
優が慌てて珠洲のいるリングによじ登る。
349往生際の悪い奴・4 10/17:2010/11/28(日) 22:44:17 ID:vXCsWDKM

「いっ、つつ……虎乃っ。起きなさい虎乃っ」
麗華はフラフラしながらロープ際に寄って虎乃進に呼びかけた。
しかしうつ伏せで倒れた人間兵器は、まったく動く気配がない。
「誰かがスイッチ切ったのね。まさかチビっ娘?」
振り向いた麗華の視線が、リングに上がった優を射抜く。
ロープをくぐり終えた優は、裸の珠洲を庇うように前に立った。
「なんですかスイッチって」
「この娘があんまり強すぎるから、そこを押したら動かなくなるように、この娘の師匠が暗示をかけたのよ。
こうなったら半日目が覚めないわ。もおおおおっ」
麗華は両手で自分を髪をくしゃくしゃとかき混ぜる。
「振り袖トラトラはロボットですか」
呟いた優は、珠洲を顔を見合わせた。
珠洲もぽかんとしている。
ふと優は、珠洲がいつまでも裸な事に気が付いて、自分の制服を脱ぐと彼女の上に被せた。
流石に着るには小さすぎるので、せめて胸に当てて肌を隠せるように。
「終わりにしよ、麗華」
優の制服を抱き締めながら、珠洲が静かに声をかける。
癇癪を起こしていた麗華が、キッと2人を睨み付けた。
「ま、まだやるですか。2対1ですよ?」
Tシャツ姿の優が変なポーズで構えをとる。
「どうせ珠洲はもう立てないわ。貴女だけよチビっ娘」
目が据わり、これまで以上に冷徹な視線で麗華は優を見ると、髪をかきあげた。
「これ以上委員長に手を出したら、いくら麗華でも許さない」
切れ長の瞳が憎悪を浮かべて麗華を見る。
その気迫に、麗華がたじろいだ。
「麗華お嬢サンは、どうしてそんなに珠洲サンに拘るですか?」
「この私が、やられっぱなしのままでいるわけにはいきませんのっ!」
「ほむ。珠洲サンをやっつけても、友達にはなってくれないですよ?」
「は? 何馬鹿な事言ってますの、貴女。珠洲なんていなくても、私には友人なんて沢山いますわ」
「じゃあどうして泣いてるですか?」
麗華は慌てて目元に指をあてて、ハッとする。
自分が涙を浮かべていようがいまいが、これでは泣いた事を認めたのと同じだ。
チビの委員長の言葉を受け入れた事になってしまう。
そう考えたが最後、この背の低い相手に対し、麗華の中に抑え難い衝動がふつふつと湧き上がって止まらなくなった。
「黙れチビっ娘!!」
髪を逆立てる程激昂した麗華が、力の限り優を蹴りつける。
350往生際の悪い奴・4 11/17:2010/11/28(日) 22:45:16 ID:vXCsWDKM

咄嗟に珠洲が、優の身体を押した。
麗華のブーツが、珠洲に向かって落ちてくる。

グチュウッ!

水気のある音と共に、ブーツがまた、珠洲のお腹を踏み潰す程のめり込んだ。
剥き出しの太股が跳ねるのと一緒に、また失禁してしまう位、この一撃は効いた。
「ふぎゅうっ」
呻いた珠洲の上半身がガックリと折れ曲がる。
麗華の瞳が動揺に揺れる。
珠洲の漏らした体液が徐々に広がって、ブーツが濡れるまで、麗華はしばらく動けなかった。
「華鈴っ!!」
優の叫びが、麗華を現実に引き戻す。
彼女は珠洲の肌からブーツを引き抜くと、背後の優にあらん限りの憎悪をぶつけた。
「永遠に黙らせてやるわっ!!」
飛び掛って優の襟首を掴むと、小さな少女の首に手を当てて握り締める。
理性が吹き飛んでいた。
感情に任せて気道を圧し潰す麗華の力は凄まじく、優の顔があっという間に真っ赤になる。
「きゅ……カハッ……」
空気を求めて口を開くが、いくらやっても優の肺に酸素は届かない。
優は手足をバタつかせて所構わず麗華を叩こうとしたが、腕を伸ばした相手の身体が遠い。
やがて四肢から力が抜け、優は抵抗しなくなったが、麗華は喉から手を離さない。
「麗……華っ!!」
足元で、珠洲の声がする。
リングマットを這う彼女がまた麗華の足を掴み、げんこつで必死にブーツを叩いている。
「貴女も死にたいのっ!? 珠洲っ!」
優を放り投げ、麗華は珠洲を蹴る。
ひっくり返って仰向けになった裸の少女の左胸に、麗華はブーツを突き刺した。
「ガッハァッ」
乳房ごと心臓を潰されて、珠洲が僅かに血を吐く。
「珠洲サンッ!」
今度は優が、麗華の背後から飛び掛り、彼女の首に腕を巻きつけた。
「ぐっ、チビ……」
少女の体重で大きく後ろに背を反らした麗華の両足を再び珠洲が掴んで、引っ張った。
たまらず麗華が倒れこんでも、2人とも手を離さない。
351往生際の悪い奴・4 12/17:2010/11/28(日) 22:45:49 ID:vXCsWDKM

力の限り暴れる麗華に手を焼いた珠洲は、長い足を麗華のスカートに伸ばし、ブーツの底をショーツに当てた。
「ひぃっ!」
短い悲鳴と共に、憎しみに燃えていた麗華の目つきが冷めて行く。
だが、彼女の身体を上下から束縛する2人の少女からはそれが判らない。
珠洲はブーツを振動させ、麗華が最も苦手とする場所に容赦のない攻撃を加えた。
「きゃうううううううううっ!」
悲鳴を上げた麗華の腰がのたうつ。
「や、やめ……そこは……あうっ! ぎゅうううううっ!」
両手で珠洲のブーツを押し返そうとしたが、優が首にまいた腕も放れない。
どっちに腕を伸ばしても、麗華にとっては地獄だった。
「だ、駄目……珠洲っ! お願……いっ! イっちゃうの! わ、わた、わたし……それ、駄目ッ!
 イクッ! あっ! イクッ! イっちゃ……ダメェェェッ!!」
絶叫と共に麗華の腰が浮き上がると、まるで男性器が勃起したかのようにスカートが膨らんでみるみる染みが広がった。
実際は、絶頂と共に麗華が放尿し、激しい勢いがスカートを内側から押し上げているのだ。
「ダメェ……イっ、イってる……わ、わたし……イっちゃってる……の……」
激しい放尿で膀胱が空になるまで、彼女の頭は真っ白になり、腰を突き出したまま降ろす事はなかった。
その間、優も珠洲も、麗華から手を放さない。
やがてビチャっと音を立てて、彼女のスカートが、水浸しのリングに落ちる。
珠洲が彼女の足から手を離すと、優もそれにならった。
麗華はビスチェを激しく上下させ、虚ろな表情をしている。
アクメの余韻に支配され、呆然としているようだ。
「これが、麗華の、弱点」
肩で息をしながら、珠洲が小さく言った。
胸が痛むのか、片乳を抑えて顔をしかめている。
徐々に意識を取り戻した麗華が、ゆっくりと手を伸ばして、水浸しとなった自分のスカートの裾をぎゅっと握った。
「な、なんて……。なんて事、ですの。私……よりによって貴女達の前で……」
彼女は片腕を上げて顔を隠す。
頬に一筋、涙が零れ落ちた。
「考察するに、これは男女問わずに弱いのでは?」
「理由が、あるの。麗華は、特別」
珠洲が首を振る。
麗華は血が出る程、きつく唇を噛んだ。
優は立ち上がってお嬢様を見下ろす。
ちょっとだけ、麗華が可哀想に思えた。
352往生際の悪い奴・4 13/17:2010/11/28(日) 22:46:12 ID:vXCsWDKM

「負けを認めるです麗華お嬢サン。これでもう、悪事は働かないですね?」
「何、言ってますの……チビっ娘。私は悪事を働いた事なんて、ただの一度もありませんわ。
それとまだ私、負けてなんていませんわっ!」
身を捩った麗華が、優に向かって腕を伸ばす。
いっそ天晴れな負けん気だったが、その腕が優を掴む事は無かった。
「いい加減にして、麗華」
呟いた珠洲が彼女の腕を取り、引き留めた。
その隙に、今度は優が足を取る。
麗華のショーツが激しい水音を立てた。
水浸しのスカートの内側で、優の小さな革靴が強く振動すると、麗華は仰け反って再び喘ぎ始める。
「あっ! あがっ、ぐ……げっ、ぎゅううううっ!」
悲鳴を上げてスカートの中に埋まったを足を捉えようとしたが、振動は弱まる事なく麗華の秘部を責め抜いていく。
「お仕置きが必要なのは、麗花お嬢サンです」
「たかが……チビっ娘、なんか、にっ! あひっ、ひィッ! やはっ、はうっ。ま、負けて……なる……はうううううっ!」
あっという間に小さな革靴を押し返す事すら出来なくなり、麗華は胸を突き出すように仰け反って、喘ぎ続けた。
「華鈴に手を出さないと誓うです」
「いやっ! す、珠洲は、わ、わた、わたひぃっ! わたひのぉっ、ひぃぐぅぅぅぅぅッ! ひぐっ、ま、またひぐぅっ!」
もはや恥も外聞も無く叫び始めた麗華は、スカートの中で何度も潮を吹いた。
革靴越しであろうとも、優にその感覚が伝わってくる。
「華鈴、交代です」
「え? い、委員長? もう、十分じゃ……」
2人の隣で、優の鬼畜とも思える責めっぷりを呆然と見ていた珠洲は軽く混乱している。
しかし麗華の両足を無理矢理握らせると、この小さな悪魔は急所責めの続行を強制した。
「華鈴は麗華お嬢サンを甘やかしすぎですっ! 容赦は天地無用です。もっともっとお仕置き侍が必要なのです。
華鈴の痛み、思い知るです!」
珠洲のブーツがショーツにあたると、麗華の腰が一層高く上がった。
「す、珠洲が、わたし、にっ! あ、甘……いひっ! あ、ああっ、し、死んじゃ、うッ。
わ、わた、わたし、これ以上されたら、死んじゃうッ!
 珠洲っ、珠洲っ、ふあああああっ、死ぬっ! 死ぬぅぅぅぅ!!」
浮かんだ腰が左右にくねり、3度目の絶頂が彼女の全身を貫こうとした時、優はコーナーポストから飛んでいた。
眼下で弓なりに反り返った麗華の身体は、激しい連続アクメでかなり敏感になっている筈だ。
どこを触られても感じてしまうその瞬間は、虎乃進にツボを突かれた珠洲に近い。
優は、その身体に向けて、よじ登ったコーナーポストの上からプロレスラーみたいに飛ぼうと試みていたのだ。
やろうとしたのはフライングボディープレス。
そして見事に失敗している。
353往生際の悪い奴・4 14/17:2010/11/28(日) 22:47:17 ID:vXCsWDKM

何をどう間違ったのか、小さな身体が麗華の上空で一回転していた。
止む事の無い強烈な刺激に追い込まれ続けて、着衣のまま全身をビクビクと痙攣させるサイドアップの少女の頭の中は今、
真っ白に塗り潰されていた。
焦点の合わない瞳は、優の姿を認識してはいなかっただろう。
小さな優の体重の全てを、麗華はまるまるお腹で受け止めた。
強制的に与え続けられた強い刺激に、思わず腰ごと突き上がっていたお臍の上に、優の身体がお尻から着地する。
ズムッっと優のお尻がへこみ、それ以上に麗華のボディーが陥没する。
ビシャアッ。
衝撃が麗華の身体を通り越し、彼女の下に広がる水溜りが飛沫をあげた。
優の固めのヒップが、胸の下から太股に至る麗華の腹部全体を同時に圧し潰したこの瞬間、
運の悪いお嬢様は絶頂に達していた。

「ぐっぶええええええええええええええええええええええ!!!」

アクメを迎えるにしては随分酷い悲鳴を上げて、まず麗華の中心にある女の部分が一層激しく蠢くと、
どこにそんなに残っていたのかスカートの裾から大量の潮が吹き出して太股を濡らす。
続いて口から、物凄い勢いで胃液がほとばしった。
「ごぶうううううううううううううううううううううううっ!!」
胃袋と腸がぺしゃんこになって、新たな胃液が喉を逆流したのだ。
腹部の激痛と喉を焼く痛みに身悶えても、下半身で爆発した悦びはすぐには止まらない。
股間から潮、喉から胃液と、上下の口からいっぺんに体液を噴射するという初めての体験に、
麗華の脳は耐え切れず瞳が一気にひっくり返る。
太股も胸も、ガクガク震えて止まらない。
敏感な肌を無残なまでに抉られた衝撃で吐いているくせに、
下半身は3度目の絶頂にエッチな汁をぴゅくぴゅく吹き続ける。
「ぶげえええっ……は、吐きながら、わた、わたし……イってりゅの……? イっちゃ……ぶぎゅうっ」
剥き出しになった太股も、ビスチェに包まれたおっぱいも、ブルブルと震えっぱなし。
嘔吐も潮吹きも、止めたくても麗華にはどうする事も出来ない。
白目を剥いたまま、麗華は頭を仰け反らせた。
「あ、あが……げっ……あぐぇっ……」
両方の噴射が収まるまで、優は麗華のお腹の上に居座り続けた。
ビシャビシャと激しかった水音が、やがてだんだんと小さくなっていく。
「もう華鈴に手を出さないと誓うです」
優は麗華の顔を覗き込んだ。
乱れた髪が汗と胃液で頬に張り付いている。
「う……うげぇぇ……す……珠洲……」
「誓うです」
優は麗華の小さくない胸に手を伸ばし、真上からムギュっと握り締めた。
「あうっ! あ、あう、あぐううっ……い、いやぁ、いやぁ……」
口内に溢れた黄色い汚物を垂れ流しながら、麗華が弱々しく首を振る。
更に、優がめくれ上がったスカートから覗くビショビショのショーツに手を伸ばすと、
「ひぃっ!」と呻いて麗華は顔を上げた。
354往生際の悪い奴・4 15/17:2010/11/28(日) 22:47:52 ID:vXCsWDKM

「ヤァッ! も、もう許ひ……アヘェッ!!」
涙を流す麗華の下腹に、容赦無く指を突き入れる。
「今度華鈴に手を出したらこうなのです」
そう言うと、優は虎乃進の真似をして、突き入れた指をグイっと曲げ、麗華の下腹部をショーツごと握り潰した。
子宮が受けた刺激に麗華の膣が痙攣し、ビュッ! と音を立てる最後の噴射を行う。
「ア、ア……アヒィ……ゴッぶ、え゛え゛え゛え゛……」
麗華はとうとう、白目を剥いて仰け反ったまま、口から泡を吹き始めていた。
珠洲が裸だったのに対し、麗華は着衣のままではあったが、激しすぎる責め苦にビスチェからは片乳が顔を出し、
ショーツもずれて、肝心な部分が未だ僅かな液体を零している様子が見えてしまう。
もはやビスチェやスカートは服としての機能を果たしているとは思えない。
珠洲にも引けを取らない程、無残な姿の気絶だ。
ふと優は、泡の塊を次々と零す麗華の唇が、ごく微かに動いている事に、気づいた。
そっと唇に耳を寄せる。
微かにこう聞こえた。
「ひゅひ……わら、し……しゅじゅ……が……しゅひ……な、の……」
私・珠洲が・好き。
意識が混濁して、朦朧としているだけなのか、だからこそ本音が出ているのか。
麗華の上に乗ったまま、優は珠洲に視線を向けた。
背の高い裸の少女は、リングに座り込んだまま、背中を丸めて、少し上目遣いに優を見ている。
「あの、委員長……。もう、許してあげて……?」
麗華の声は珠洲には届いていないらしい。
良かったですね、麗華お嬢サン。
優は心の中で呟いた。
それにしたって、ツンデレにも程がある。
355往生際の悪い奴・4 16/17:2010/11/28(日) 22:48:24 ID:vXCsWDKM

 翌週、珠洲は1週間学校を休んだ。

 土曜日。優は学校帰りに珠洲のマンションを覗きに行った。
道すがら、黒のベンツとすれ違う。
「委員長」
自分を呼ぶ声に優が振り返ると、先程のベンツがすぐ先で停車しており、後部座席の窓から珠洲が顔を出していた。
「ほむ。珠洲サン。お出かけですか?」
「華鈴でいいよ。うん。涼子さんと病院」
「身体、悪いですか?」
「経過を見るだけ。来週から学校行けると思う」
「それは何より。朝に迎えに来ましょうか?」
「え……。うん。じゃあ、来週ね」
手を振りあうと、ベンツが再び動き出した。
それから優ははたと気づいて、肩に掛けた鞄の中身を覗き込んだ。
「ほむ。お土産はまたにしますか」
鞄の中にはDVDーROMが一枚、入っている。
気絶した麗華お嬢さん、虎乃進、珠洲の3人を、メイドが順番に担架で医務室に運んでいた時、
優だけは1人で離れの地下を動き回っていた。
その時手に入れた戦利品である。
優にとっても意外な人が協力してくれた。

 月曜日。約束通り優と珠洲は、並んで通学路を歩いた。
その光景は何人もの生徒達に驚きを持って迎えられたが、珠洲はスルーするし、優は空気を読まないのであまり問題ない。
問題となったのは、またしてもベンツだ。
学校に向かって歩く2人の横をベンツが通り過ぎ、すぐに停車した。
そしてまたも、後部座席の窓が開く。
聞き覚えのありすぎる声がした。
「そこの2人、お待ちなさい」
優が車の中を覗くと、そこに麗華がいる。
近隣の女子校の制服に身を包んだその姿は、先日とは打って変わってお嬢様そのものだった。
「よっす」
その隣で、同じ制服を着た虎乃進が片手を上げて挨拶した。
相変わらず眠そうだ。
慌てて珠洲が小さくなって優の後ろに隠れる。
「怖がんなって。もうあの手は使わねぇから」
欠伸をしながら虎乃進が言う。
「虎乃の師匠に暗示を解くようお願いに行きましたの。代わりに忍術を禁止されてしまいましたわ」
麗華は不機嫌そうだ。
356往生際の悪い奴・4 17/17:2010/11/28(日) 22:49:13 ID:vXCsWDKM

「忍術じゃないけどな。あとガッコ行けって。そんでレイんとこ行く事にした。
面倒だけどやっとこの眠気ともオサラバ出来るや」
虎乃進がまた欠伸をする。
年中眠そうなのは、師匠のせいという事らしい。
「良くなったらまたやろうぜ。レイじゃ相手にならなくてつまんないからさ」
虎乃進の視線から隠れて、珠洲が背後から優の制服の裾をきゅっと握る。
「余計な事は言わなくてよろしいのよ、虎乃。
斉藤優。今日は改めて、貴女に勝負を申し込みに参りましたわ」
「ほえ!? 今度は私ですか。懲りないですね麗華お嬢サン。しかしこっちにも切り札があるです」
優は肩にかけた鞄を開いてゴソゴソやると、ケースに入ったDVDーROMを1枚取り出した。
「これが何か判るですか?」
優が掲げた腕の先に、麗華と珠洲の視線が注がれる。
虎乃進は興味なさそうに欠伸をしていた。
「先日の麗華お嬢サンの恥ずかしい姿を全て収めたDVDです」
「なっ!?」
「エッ!?」
麗華と珠洲が同時に声を上げた。
「この恥ずかしい姿をネットにばらまかれたく無かったら、
二度と華鈴と私にちょっかいだしたらダメなのですよ」
「ちょっ、渡しなさい!」
麗華が窓の外に身を乗り出したが、ひょいとかわして優は走り出す。
「え? えっ?? 委員長、それ私も? まさか私の……」
珠洲が慌てて優の後を追いかける。
あの日、優は1人、TVモニターが並んだ部屋に再び入った。
リングの映像を記録しているその部屋で、麗華の弱みを手に入れようと考えたのだ。
機械オンチの優に代わり、操作してくれたのはメイドだった。
最初に優を出迎えたあのメイド。
彼女の手引きで優はDVDを手に入れる事が出来た。
「待って委員長。それ、私の……は、裸……」
麗華の姿が映っているという事は、当然珠洲の裸も含まれている。
「待ちなさいチビっ娘! 必ず取り返してみせますわよっ」
車の窓から麗華が叫んでいる。
「私が操作したって内緒ですよ? これであの暴走お嬢様が止まるといいんですけど」
メイドはそう言って、ディスクを優に手渡した。
彼女の言う通り、これで麗華が大人しくなるかは、優にも疑問だった。
何せ麗華は執念深く、往生際が悪い。
357名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 01:09:30 ID:/ZKxIFWt
何してくれてるのやら
さっき風呂入ったばっかなのにまた入り直しだよ
いいモノ書きやがって
ふぅ・・・
358名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 03:28:19 ID:v1/nae2f
GJ…そう、GJなんだよ…
359名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 17:55:50 ID:b2Al1juV
ヒロイン気質な元気キャラが失神するまで腹責めされるとか良すぐる
作者さん投下GJ
360名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 19:52:34 ID:3Cv7l4W6
これは凄いものだ
361名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 22:46:43 ID:OeDfzuSQ
ナンバー55氏といい彼といい、豪華すぎるな
ふぅ・・・
362名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 02:43:14 ID:xqpcOqfm
なんだか腹責めされたくなってきちゃったw
363名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 09:30:06 ID:94YuWdy5
ナンバー55氏って有名なの?
過去に投稿してたっけ?
364名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 02:10:01 ID:zV0ys3UC
NASA
「腹責めマニアの宇宙人を発見しましたので発表します」
365名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 11:04:10 ID:+FVBuZI5
ハラジェメー星人だっけ?
解析中に脱走して、NASAのエリート女研究員をボコボコにして、
市街地に飛び出した所らしいぜ。
俺の彼女もその近辺に留学してるから心配だよ…
366名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 14:50:25 ID:bjxpcF4O
ハルヒの朝倉をキョンに返り討ちにシテほしい
367名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 19:08:36 ID:ETwhUQtg
某所に香ばしいのが湧いたな
作家さん嫌にならなければいいが
368名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 21:41:03 ID:6wXgg4Ij
香ばしい奴は相変わらず似たようなコメントしかしないのなw

それで続けるのも止めるのも作者さんの自由だ
見守ろう
369367:2010/12/09(木) 22:32:29 ID:ETwhUQtg
今見たら誰か咎めてたなw
確かに急かしちゃだめだろ
370名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 23:11:08 ID:hkYDRjIS
著作権のこともよくわかってないみたいだし、というか人の話自体理解してるか分からんな
中学生かなんかだろ
371名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 21:44:13 ID:HMD4lssm
海老蔵事件で、
鍛えた腹筋が自慢の、スポーツ少女系グラドルに
飲み屋で絡んで腹パンチしまくり、ゲロを吐いてのたうちまわるところを
携帯に撮って脅す腹責め暴走族集団w
てネタを妄想したw
372名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 02:19:49 ID:9kwWG6ci
今一番そそるボディの美女体操選手の田中理恵の見事な逆三角形ボディにうっすら割れた腹筋が腹パンフェチ的にムッハーage
373名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 04:37:07 ID:KqAkLxhB
声優から体操に移ったのかとオモタ
374名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 19:53:54 ID:nBFPBQhH
まぁ田中さんほどのベテラン声優になると腹筋も凄そうだけどね
375名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 01:55:20 ID:8jmmyiIa
新人アイドル声優・地獄の腹パンチボイストレーニング
なんちてw でも普通にありそうだけどな 腹に加圧した状態で声出させるとか

・・・ところで、例の東京都の規制条例、このジャンルにはどんな影響あるかね?
そのうち腹責めアンソロジー出そうかなんて企画考えてたんだが
完全にアクションものとしてなら・・・やっぱだめか?
376名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 01:58:59 ID:BPEoNfbf
都の条例だからなー
しかもアニメ漫画が主な標的だからなー
如何にしらばっくれるかじゃね?
377名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 12:36:44 ID:c/U24MCK
いや、最初から18禁にしとけば問題無いらしいよ。
アンソロ期待したいんだけど、誰に書いてもらうとかは決まってるの?
378名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 17:23:46 ID:MmlQd/1f
小説なら問題ないんだろう?
石原の耄碌ジジイも、4−5人レイプして殴る蹴るして崖から突き落として始末する
小説書いて、しかもそんなのがその年の賞受賞になってたりするんだし
379名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 21:52:37 ID:NT3WDJo+
アンソロ期待age!
380名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 23:53:15 ID:kEAFH82o
>>377
よう。前にこのスレで同ID問題あったけど、ビックリだな。
お前さんにだけはこの状況わかるよなw

皆さん独り言だと思って聞き流して下さい
381名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 23:56:23 ID:c/U24MCK
382名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 08:51:49 ID:FGsOjFHw
よくわからんが変な話蒸し返すなよ…
383名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 18:13:29 ID:1i/10NPu
>>380
誤爆?
384名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 18:31:52 ID:1i/10NPu
香ばしいのって知障だったのかよw
尚更気持ち悪いわ
勘弁してくれ
385名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 19:06:26 ID:dYN0oyXV
ところで腹監督のサイトのにゅー腹パンチ画像掲示板がやたら重いのは何故?
PCでも携帯(ファイルシーク経由)でもやたら時間がかかる

家のあたりの回線が弱いのかな
386名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 19:22:30 ID:tBHMHvtt
>>384
お前も気持ち悪いな
ウォチスレでも作ってそこでやってろよ
387名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 20:59:09 ID:1i/10NPu
>>385
こっちも異常に遅いから多分鯖の問題

>>386
マジか
某氏のblogの件で書いたのは初めてだぞw
388名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 22:45:29 ID:8HxNqnFZ
いや、ウォチスレとかそれこそ迷惑だろw

それはそうと某氏ちゃんと相手してるし、いい人だな…
389名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 22:58:04 ID:tBHMHvtt
>>387
ああ。マジで気持ち悪い
390名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 01:41:01 ID:42uLt8EO
>>384
あれに何言ってもしょうがないんだから放っといてやれよカス
391名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 02:09:27 ID:faNL5sr0
まあそんなこといわずに腹パン動画でもみてなごめやw
http://www.youtube.com/watch?v=BtiMWmwe7Qo
アメリカン美少女ボクサーの腹パントレーニング 連打喰らうときの「アウッ!オウッ!」ってうめき声がそそるw
ちなみに
http://blog-imgs-29-origin.fc2.com/p/u/r/purichin/abs269.jpg 
と同じ人らしい
392名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 09:46:14 ID:SWzEGnxl
腹筋 アブトロ 腹筋 アブトロ
割れろ 割れろ 理想のボディ

腹筋 パンチ 腹筋 パンチ
めり込め めり込め 理想のボディブロー

某CM風age
393名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 00:14:00 ID:0jhJ0Y2W
香ばしいのいい加減にしろよw
空気読めないにもほどがあるww
394名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 01:07:49 ID:Vi8GJQSb
もうそろそろ知障だからって許されるレベルじゃないよな。
アクセス拒否してもいいくらいだ。というか俺ならする。
395名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 02:03:21 ID:Kitq5vfw
お前らこそいい加減にしろ
ここは55のウォチスレじゃねぇぞ
文句があんならあっちで直接しろ
396名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 10:48:40 ID:PS81gynC
投下がないんだから、こういう雑談で持たせるしか無いんだよ。
神々が来てくれさえすれば、こんな話してやしない
397名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 12:18:12 ID:PS81gynC
>>395
言いたいことはわかるが何故伏せ字にしない?
俺は正直某氏は今一番ホットな人だから多少話題が出るのは仕方ないと思う。
書き込んでる奴らも伏せ字にしてるから最低限のマナーは守ってるし、書き込みが原因で変な新参が流れるとも思えんが。
398名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 13:39:51 ID:efavRfB1
伏字にはなってると思うぞw
399名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 21:24:41 ID:3dp/AoNN
>>395
全く無関係な話題ならともかく腹パン関連サイトのウォチは問題ないだろ
何キレてるんだか(´・ω・`)
400名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 23:30:00 ID:/6c6xMVs
400ドボォ
401名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 00:40:46 ID:B+BuDrlx
実際もの凄いことになって来たしな
402名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 14:15:22 ID:09oNqQEY
ところで、腹責めアンソロ本作るとしたら、参加してくれる職人はいるの?
403名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 15:01:09 ID:09oNqQEY
実際に聞いて回るしか無いんじゃないか?
メールしたりサイトに書き込んだり
404名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 19:58:59 ID:Jj6PSrV/
自演してるぐらいだから賛同者なんて居ないだろうねw
405名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 23:32:00 ID:L5yq+Ppb
さっぱり意図の分からん自演だ
406375:2010/12/21(火) 23:45:55 ID:pnmZZMCM
>>402 >>403
おまえいったいナニしたいんだよ
邪魔したいんだったら、腹責めアンソロ企画自体が「パイが見込めなさ杉」って理由で潰れたから安心汁w
407403:2010/12/22(水) 01:26:06 ID:FN3G+nY7
今覗いたらID被ってるしw
過去にも似た様なことあったよな
てか書き込み内容見たら自演でないことくらい想像できんかね?
こんな内容で自演する意味無いだろ
408名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 01:59:29 ID:TCbeYbzb
>>407
どちらにせよアンソロ作れるほど職人いないだろ
どマイナーな性癖だぞ
409名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 05:03:53 ID:lPlapcqX
ドマイナーだけど、同人ってのはそれでも出す男気がないと発展しない

また、出したからといって発展するとも限らない
410名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 05:43:36 ID:+NgkTODF
俺は腹パン属性ちょっと弱いから性交渉が混じるといいなと思う。
男二人に口とアナル犯されながら、交互に腹パンされて
嗚咽とゲロと締め付けを楽しむとか。
411名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 13:22:13 ID:cZ2a8Ztw
まぁ一般受けするのは、バトル→腹パン敗北→レイプとか
高慢な女に腹責めリンチ調教→泣き叫んで許しを請い性奴隷化とか
調教やセックスリンチに腹責め風味で味付けしてるやつだろうな
腹責め一筋ものはマニアックすぎる

まぁ同人は損得考えずに作ったっていいもんなんだから
根気よく描き手探して儲け度外視して作っても当人たちが良いなら
それでいいんじゃないだろうか?
412名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 15:46:10 ID:6Al3mhy5
ID:8HIdhHng=ID:09oNqQEY=池沼
定期的に自分好み画像ばっか貼る>>391も同じ池沼かもな
413名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 15:55:33 ID:i96GH4Me
で、ランサーは一作書いただけでまた雲隠れ?
ガッカリだな
414名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 16:47:49 ID:8jCwZnmM
なんだこの流れw
415名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 17:56:47 ID:TCbeYbzb
>>412
池沼リストにID:6Al3mhy5が抜けてるぞ
つーかお前が一番池沼
416名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 21:20:00 ID:YxuTltNq
ドボッオ!
女の拳がID:6Al3mhy5の腹を突き抜けた。
ID:6Al3mhy5はドームの天井まで飛び上がって無惨に飛び散った。
べチャッ!!
ID:6Al3mhy5の腹筋の残滓が床に落ちてきた。 ENDw
417名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 23:13:19 ID:6G3hblPr
コメントで久しぶりに爆笑したwwww
英語の文字だけwwww
418名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:04:15 ID:gN3dNjef
>>413
その分素晴らしい作品書いてくれるんだからいいじゃん
確かに自分も週1くらいで書いて貰えると大感謝だけど
それでクオリティ下がってしまう方が嫌だしな

>>417
これは俺も驚いた
よく彼は腹パン好きになれたなって思うレベル
419名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:11:28 ID:YOLnvEaq
何気に腹筋の残滓ってわかるほうがすげえな
420名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 18:27:15 ID:II5npkfU
漫画とかで腹パン連打食らった女の腹に痣が出来てなんか硝煙みたいなのが立ち上がっているのが好き
421名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:38:57 ID:S8UYKRiO
硝煙とか見たことねえ
422名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:54:34 ID:KvA1htDx
そりゃドラゴンボール的な面白い効果だな>腹パンチで硝煙
423名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 01:59:43 ID:ja2YI84a
息子は勃ち上がるけど硝煙は立ち上がらなくていいな
424 【大吉】 【746円】 :2011/01/01(土) 00:49:37 ID:0rnkiDPv
あけおめ
ドボッ
425名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 14:57:04 ID:Yx8ri30j
巫女さんへの除夜の腹突きも無事に終わったのかな
426名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 15:40:54 ID:5vJOWdC/
>>425
神仏入り乱れてますが
427名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 02:50:22 ID:SKKMeuC8
巫女さん殴りたくなったので一発
428名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 02:54:17 ID:SKKMeuC8
普通の一般人は決してこないような山奥の神社。ここのおみくじは少し変わっている。それを求めて毎年多くの同志たちがやってくる。
「次の方ぁ」
巫女さん衣装の似合う受付嬢が順番待ちの男性を呼ぶ。
「今回は初めてですか?」
「ええ、初めてです。」
「ではご説明いたしますね。まずご確認させていただきます。女性のお腹を殴ることになりますが、そこに疑問はありますか?」
「いえ、それが出来るときいてやってきました。」
「そうですよね、わかりました。ではまず、こちらにある写真から好きなおみくじ、つまり腹パンチしたい娘を選んでいただきます。
彼女たちは、おみくじの入ったカプセルと水を飲んでパンチを受けることになります。そしてそれを吐き出させるまでお客様に殴っていただきます。
出すことができましたら、そのおみくじに書いてあることが今年の運勢となります。出来なかったら大凶ですかね(笑) 万一すぐに吐き出させてしまっても3時間の間は続けることができます。
最後に、お願いとして殴った娘の介抱はお客様自身で、出来るだけお願いいたします。以上ですが、質問はありますか?」
「いえ、わかりました。」
「それでは、どの娘にいたしますか?」
男はリストを見て驚いた。そこには4、50人もの数がいて、みなかわいい。
ふと某アイドルグループを想像してしまう。
「えっと、じゃあ28番の娘でお願いします。」
「かしこまりました。それでは奥へどうぞ。」
そう言われて、神社の一建物としては不似合いの屋敷の中へ連れて行かれた。
小部屋がいくつもあって、その中でやるらしい。きっといくつかの部屋ではすでに始まっているはずだ。
28番。その番号の前で男はつばを飲む。
「ではこちらになります。あとのことは中のほうでお聞きくださいね。」
「はい」
「ではどうぞ」
429名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 02:56:29 ID:SKKMeuC8
ガチャ 戸を開けて中にはいる。そこにいたのは巫女の格好をした女の子が一人たたずんでいた。
こちらに気がつくと愛くるしい笑顔をしてたちあがった。
「お待ちしておりました。私、かなっていいます。よろしくお願いします。」
「あ、ああ、こちらこそよろしく。」
「そんなに緊張なさらないでください。あっ、もしかしてはじめてですか?」
「ええ、まあ。あの、本当にいいんですよね?」
「何いってるんですか、その為にいらっしゃったのでしょう?それに私もそれを望んでるんです。どうぞお構いなしにきてください。
手加減してたら、絶対大凶になっちゃいますよ。張り切って行きましょう!とりあえず初めてなら服は着たままではじめたがいいかな。」
そういいながらこの巫女さんは壁際に行き、お腹はこの辺りですよって、手をさすっていた。
「さあ、どうぞ」
「よし、じゃあいくよ!」
ボスッ
「んっ」
柔らかいお腹が拳をそのまま受け入れた。そのほんの瞬間巫女さんの顔に苦痛の色が見えた。
「ふぅっ、初めてにしては、いい、かんじ、ですよ。でもまだまだです。」
ドムッ どぼっ ずむっ ズボッ
「あうっ…んんっ…んふぅっ…んはっ…はぁはぁ…パンチ、はなかなか良いんです、
けど、狙い、があまいです、ね…」
確かにそうだった。殴っていたのはみぞおちよりも下の臍の上あたりだったのだ。すると彼女は男の腕を掴んで拳をみぞおちまで持っていった。
430名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 02:58:24 ID:SKKMeuC8
「ここです。ここがみぞおち、です。」
「あ、ああ。わかった」

どすっっ
「ふぐぅっ…んっ、うぅ…そう、ここで、す。ここをねら…!?」

ドプゥッ!!
男は無言のままつぎの一撃を放った。さっきの一発で何かのスイッチが入ったらしい、先ほどのパンチを遥かに凌駕する一撃が繰り出された。

「ふぐぅぅぅっ!? あうっうぅぅ......」
そして、腹に埋まった拳をそのまま力の限り押し付け壁とのサンドイッチ状態をキープした。
「はぅ....ううぅ、いいです、よ。この……まま、続け、てください。」
いったん引き抜き、そしてまた打ち込む。この動作が数回繰り返された。

ドボォッ! どぼぉっ! ドぼぉっ!! どボォっ!!!

「はぐぅっ…うぐぅっ……ぐぅっ…ううっ」
このとき初めてグリグリ押さえつけられている拳を巫女さんがつかんできた。
「ううっ…く、くるし、いの…この服。脱がせて貰え、る…?」
「ああ」
男は少し乱暴な感じではあったが言われた通り、袴のひもを解き、上の服も取っ払い、彼女のさらしを巻いた胸の下、その生腹をさらした。
その腹は実に美しかった。まさに男が理想としていたものだった。興奮が更に高まったに違いない。
「あ、ありがとう。」
「少し休む?」
「いえ、もう大丈夫です。ほらみてください、私のお腹。まだなんともありませんから。」
そういってお腹を見せてくれる。しかし相当強く殴ったのだ。なんともないわけがない。
「ふふっ、大丈夫ですよ。……でも…その、ありがとうございます。心配してくれて。………だからサービスしちゃおっかな」
そういうと、なんとさらしまで外し始めたのだ。今までしめつけられていたものが一気に開放される。
ぷるん
「えへへ、なんか恥ずかしい…」
「…あ、えっと、…すごく綺麗だよ、かなちゃん。ほんとに俺の理想だ。」
その通り、彼女の身体はどんな男も虜にしてしまうだろう、そんな身体だった。
顔をすこし赤らめらた彼女はそれを隠すようにお腹を突き出し、手を上に組んだ。
「さ、どんどんきてください。私はまだまだいけますよ。」
「ああ」
服を脱いだことで、腹の各部位、みぞおち、引き締まったくびれと、臍、下腹、それぞれにしっかりと狙いを定めてパンチを打つことができる。
もちろん狙いはみぞおち。手を上に組んでいることで、そこはいっそうくっきりとわかる。
431名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 02:59:46 ID:SKKMeuC8
ドムッ
「っはぅ…ぅむぅっ」
ピンポイントでの打撃はやはりこたえるようだ。苦痛の表情が消えることはない。そこに連打で打ちこまれるとどうなるか。

ドムッ! どすっ! ズボッ!! ズムッ!! どむっ!
容赦無く一発一発が深くみぞおちに埋まっていく。

「はふっ…ううぅ…うふぅっ…ぇうっ…うぷっ…」
本当にくるしそうだ。
しかしこの腹をみてみぞおちばかりではもったいない、そう思ったのか、1番柔らかそうな臍とみぞおちの間、そしてお腹のど真ん中にも拳を撃ち込んだ。

どむっ!どすっ!
「え?うんっ!!…ぐふっ!」
驚きと苦しみが同時にやってくる。
そして再びみぞおちへ。

どすぅっ!!
「うぐぅ…ぐぷっ…ぅうう…」

そろそろ限界か、口を手で押さえた。そしてとどめの一発がみぞおちに深くめりこみ、胃袋を圧迫した。

「ぇぅっ、う、うぶっ!」
急に両手が口にあてがわれ、崩れるように膝まずいた。
両手で口を押さえるが喉のおくからこみあげてくるものが止まることはない。

びちゃびちゃびちゃびちゃ…コトッ
「ぇう…うぐ…お、おめで、とうございます。」
片手でみぞおちをさすりながらそういった。
「そっちの…扉から入って待ってて…ください。」
そう言われて始めて気がついたのだが、入った扉とは反対のほうにも扉があった。
入ると中は先ほどの部屋と変わりはさほどない。大丈夫だろうかと思っていると、5分もせず彼女がやってきた。上着を羽織っただけで、ちらほら覗く腹と胸が男心をくすぐる。吐き出したもので汚れた体を洗ったらしい。
「大吉でしたよ!!」
最初は何が?と思ったがそういえばこれがおみくじだ、ということを思い出した。
「まだ時間ありますから、続きしましょうか。」
そういうと、おもむろに布団をしきだした。そんなものがあるとは…
「パンチ、よかったですよ。私の中がぐいぐいされて。でもまだ楽しみはあります。仰向けにしてやると中がもっとぐいぐい混ぜられちゃうんです。さぁどうぞ」
432名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 03:01:12 ID:SKKMeuC8
仰向けに寝て、腹をさらけ出して言う。
「そうなのか、てかまだいいのか」
戸惑うがすぐに決心がついたようだ。

ドむっ!!
「んふぅっ」
一発目は腹のど真ん中、臍の上に放たれた。腹筋の力は完全に抜かれていて、衝撃が波紋のように腹を伝わり、大きな胸をぷるんぷるんと揺らした。

更に、みぞおち、下腹、臍とみぞおちの間の柔らかい部分、と連続で打ち続けた。

どむっ! どすっ! ドムッ! ズムッ!! ズボッ!
「うぐっ、ううっ…あうっ、くぅぅっ…んんっ」
一発一発、決して弱いパンチではない。全て、拳のほとんどが柔らかい腹の肉に包まれるようにめり込んでいる。

どすっ! ズムッ!! ずぼぉっ! ドムドムッ!!
臍、みぞおち、そしてその間の部分。さらにはタイミングをすこしずらして臍の上と下腹に連撃。得にタイミングをすこしずらしてやるといっそう深く拳がめり込んだ。

「はふっ…えぐぅ…あぇっ…ふ、んぐぅぅぅっ!!?」
めり込んだ拳を抜かずに下腹から腹の内部をぐいぐいといじりまわす。

「あっ、あぁぇうっ…ううっ…くる、しい…ぅふぅぅっうう」
身体をねじったりして内臓が行き場を失わないように精一杯努力をしている。
そこに空いているもう一方の手で、こちらもまた、がら空きのみぞおちに強烈な一撃がみまわれる。

ドボォッ!!!
「っはぅっ…ぁぁ…」

次に腹のど真ん中。

ずむぅっ!!!
「ぇ…ぁ…」
身体の奥深くまで埋まったこの一撃で彼女の意識は暗転した。しかし男はお構い無しに、全ての拳を抜いて再び腹のど真ん中に打ち込む。

ずにゅうっ
「……ぅっ…」肺から押しだされた空気が口から出ていく音しか聞えない。
さらにもう一発、臍とみぞおちの間へ。

ぐにゅっ
「……っ……」
おかしい、とここで男は異変に気がついた。拳が今までと違った感触を受ける。
腹筋に力が入っていないときとは違う感じの、腹の感触。
このまま続ければ、彼女の内蔵は破壊されてしまう!そう本能が告げる。
男は殴ることをやめて介抱のために奔走した。とりあえず今まで殴っていたお腹をさすったりした。
すべすべでとても柔らかいお腹。指で押せば根元まで埋まってしまう。こんなことしてはいけないと言い聞かせて、意識が戻るまでそばにいた。

数時間たって意識がようやくもどった。
「う、うーん。あれ、私…はっ、あの人は!?」
「俺のこと?」
「あっ、はい。ごめんなさい、気を失ってしまって。」
「いいよ。ってかそうなるまでしたこっちが悪いんだし、謝らなくていいと思う。」
「は…はい、すみm…いえ、なんでも…あっ、もう時間すぎてます。行かないと。行きましょう!」
「わかった。けどその格好で?」
「ふぇ?」
彼女の顔がカーッと赤くなる。「き、着替えてきます。そこで待っててください。」
そう言って上着を一枚はおっただけの女性が猛ダッシュでかけていった。
-来年もまたこよう-
そう男は思った。

おしまい
433名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 03:12:25 ID:z/QeBKvh
いい出来っした!GJ!
434名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 09:14:46 ID:5VIepU8X
おれこの神社行きたいんだけど
435名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 20:09:02 ID:SH5NPIrn
風俗店みたいな神社だな
436名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 21:11:40 ID:Lj6SmqVv
取り合えずコレで3回抜いたw
437名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 22:49:09 ID:ucGQ/bI5
腹筋控え目柔腹派にはたまらんぜ
438名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 07:22:49 ID:Q3GyST4s
ここって腹パンチは良く見るけど、切腹・開腹ものもアリなの?
一応テンプレにはありとは出てるけど・・・住人達にとってはどうなのかな?と。
439名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 12:58:03 ID:ZXKYtgdf
俺的には無しだわ
正直別のジャンルだと思う
440名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 15:18:40 ID:x7bZMilH
俺も無し
外から子宮責めくらいなら大歓迎なんだけど
441名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 15:24:02 ID:/Gk8dQuS
ありかな
442名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 15:57:07 ID:RolZBk8f
443名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 18:53:17 ID:Q3GyST4s
ふむ・・・なるほどね。参考になったよ。

>>442
あ、それお気に入りに持ってますw
444名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 21:07:14 ID:/pCP5wb4
自分もありの方かな
この辺すこし分かれるんだね
445名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 21:27:23 ID:r0mEpk3g
>>1を見れば分かるが切腹までOKだよ
グロ書く場合は先にグロ注意とでも添えとけば良いと思うよ
446名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:43:09 ID:afBoFoQo
「剣の国のアーニス」みたいに、
腹をやられてもなんとか生き延びることができればおkかな、おれは>切腹系
ドラクエの女戦士みたいなのが、腹の傷をかばいつつ奮戦するとかいうのはむしろ好物w
447平凡な男:2011/01/11(火) 23:57:33 ID:vJ1SvwD+
久しぶりに投稿します。
448平凡な男:2011/01/12(水) 00:04:18 ID:vJ1SvwD+
七夕御神籤
 日本には無数の島が存在する。その中で、最も南に存在する島があった。その島を《三日月島》という。
かつて、千年も昔の七夕の日に、この島で未知の病原菌が発生した。その病原菌は妊娠中の女性にのみ感染し、
そして、未知の病原菌に掛った女性から産れた子供達は、目の色が青だったり、髪が金髪だったりと、日本人ではありえない目と髪の色を持つという突然変異を起こした。
島ではこの子達のことを《七夕人》と呼び、《七夕人》から産れる子は必ず《七夕人》とになった。
 現在になっても病原菌の詳細は一切が不明。今では島の人口の98%が《七夕人》となっている。

 登場人物紹介

 國分 信哉 (17) 身長172cm 体重65kg
 三日月島に住む高校二年生で、黒髪碧眼の《七夕人》。性格は苛烈かつ好戦的で戦いに喜びすら感じる戦闘病。しかし、その半面、心優しく思いやりの強い所もあり多くの矛盾を含んだ少年で、好戦的な一面を抑えようと、日々平穏な暮らしを心掛けてきた。
しかし、高校二年の七夕の日、百合の出現によってその平穏は失われた。

 紅葉 百合 (17) 身長155cm 体重39kg バスト95 ウェスト55 ヒップ80
 三日月島に住む高校二年生で、赤髪緑眼の《七夕人》。性格は天真爛漫かつ我が儘で、大の男勝り。自分が気に入らない事は絶対に認めない頑固さを持ち、かつ全てを自分の価値観でしか判断しない、まさしく厄介が形になったような女の子。
顔は童顔だが絶世の美女である事に変わりない。しかし、性格が災いして数人の友達を除いて学校の皆に嫌われている。
神社で偶然出会った信哉に一目ぼれ。さらに、三日月島名物の《七夕御神籤》に書かれている待ち人の項目に信哉が尽く当てはまったため型破りな逆ナンパを仕掛けてくる。

 立川 繭  (17) 身長163cm 体重48kg バスト99 ウェスト56 ヒップ89
 三日月島に住む高校二年生で、栗髪紫眼の《七夕人》。性格は穏やかで正義感と思いやりが強く超真面目。信哉の好戦的な一面を知る数少ない人物で、家は隣同士の幼馴染。スタイルは抜群で百合と並ぶ絶世の美少女。小さい頃から信哉に想いを寄せているが、
産れつき心臓が弱く、もし一緒になれても信哉に迷惑をかける、と思ってずっと恋心を胸にしまいこみ続けてきた。
しかし、百合という思いもよらぬ恋敵の出現に諦めていたはずの信哉への想いを断ち切れなくなり、積極的に信哉にアピールするようになる。

第一章 暴走女 紅葉見参!!
 今日は七夕。女の子達が恋焦がれる日。そのせいなのか
「熱い……」
 もともと三日月島は超がつく程熱い。だから、この島の制服は本土の制服とは全然違うようだ。男子は半袖のシャツならなんでもよくて、下は学校で販売されてる半ズボンのデニム。女子は真白なスカートに、袖なしで下乳までの長さしかないセーラー服だ。
いつも腹を露出して体温を少しでも逃そうって構造なわけ。
本土からはこの女子の制服目当てで観光にくる奴が大勢いるらしいが、正直見慣れてる俺からすればどうとも思わない。
「あ〜熱いぜ……」
 学校帰りの夕方、俺は照りつける夕日の暑さに悶えながら商店街を通り抜け、家への近道である旧三日月神社に入る。旧っていうのは最近言われるようになった呼び名で、新しい三日月神社が違う場所に出来たからそう言われるようになった。
(数年前までこの季節になると、恋焦がれる乙女が押し寄せてうるさかったけど、今年はみんな新の方へ行ってるから楽でいいや)
 そう思って神社の鳥居を潜り抜けた時だ。
「あれ…?」
 1人だけ神社の境内にいた。しかも
449平凡な男:2011/01/12(水) 00:07:19 ID:GBvARiAc
「う〜〜ん!!もう!!届かないよ!!」
 必死に背伸びして御神木の枝を掴もうとしている。腰まで届く長くて赤い髪が風になびいて揺れていた。おまけに、手には三日月名物の《七夕御神籤》がご丁寧にも綺麗に折りたたまれて収まってやがる。
(やれやれ、俺はとっとと退散しますか)
 俺はさっさと境内の脇をすり抜け、いざ我が家へ―行こうとした時だ。
「おい、お前」
 背後から声がして、俺は恐る恐る振り返る。
「これ、御神木に…あ…」
「お、お前は!!」
 俺は女の顔を見て後に飛び退く。なぜなら、相手は同じ高校に通う紅葉百合。童顔で美少女だが、背が小さい。でも、その欠点を補うように胸は特盛中の特盛。しかも、剥き出しの腹は程良く引き締まり綺麗な括れを持っている
他、肉付きのいい太ももはいつも光沢を放っている。
だが、性格は最悪中の最悪。まさに厄介が女の子の毛皮をかぶったような奴で、周囲からこわがられている。俺もその一人だ。
「貴方……」
 青い綺麗な目が俺を見据えてきた。
「な、なんでしょうか……?」
 俺は相手を刺激しないよう丁寧に言う。
「御神籤の…」
「え……」
「貴方!!御神籤に書いてあるのと同じだ!!」
「はぁ……?」
(こいつ…何を言ってんだ?)
「わぁ〜凄い!やっぱり、この御神籤当たるんだ!凄い凄い!」
 そう言って紅葉は手に持っていた御神籤を開いてまじまじと書いてある内容を見つめる。
「あ、あの〜いったいどいう―」
 ビシ!!っと紅葉が俺に人差指を向けてきた。
「貴方こそ、私の運命の人!」
 俺は頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。
(こいつ…何を…?)
「あ…あの、紅葉さん?いったいどういう事?」
「これだよ、これ」
 そう言って紅葉が俺に御神籤を渡してきた。
「読んでみて」
「は、はい…」
 俺は紅葉の御神籤に目を通す。
『今年の恋は成就します。お相手が見つかっていない御方も心配無用。近いうち、必ず貴方が一目惚れするような御方が現れるでしょう。貴方の御相手は、苛烈な性格で好戦的かつ戦闘病を患っている方で、貴方よりも心が強い方がいいでしょう』
(な…なんなんだ…この御神籤…)
 間違ってはいない。ああ、間違いはない。あるはずがない。
(俺の裏事情そっくりそのまま書いてあるだけじゃねぇか!!)
「ね、貴方にぴったりでしょ?そ、それにさ…」
 紅葉が頬を赤くして俺を見つめてくる。
「私…貴方みたいな顔、好みなんだ…」
「えっと…その…はい?」
「逆ナンパ…のつもりなんだけど…」
「ぎゃ…逆ナンパ…」
 男として、一度はされたい。今までそう思ってきた。しかし
(こいつだけは御免だ…)
 相手が悪すぎる。ここは、逃げるしかない。しかし、俺が走りだす前に、紅葉が俺の腕を握っていた。
「私、紅葉百合。たぶん、君と同じ高校だよ。ねぇ、名前教えてよ。な、ま、え」
「えっと、國分信哉です」
 咄嗟に名乗ってしまった。
(な、何やってんのよ、俺!!)
「信哉っていうんだ。いい名前だね!」
 きらきらと輝く目線が痛い。
「あ、ありがとうございます……」
(まずい…速く逃げないと…)
450平凡な男:2011/01/12(水) 00:08:30 ID:GBvARiAc
 そう思っても、どうやって逃げれば…。
 その時だ。
〈簡単なことじゃないか、信哉〉
 俺の心の中でもう一つの声が響いた。
(や、やばい…)
 これはもう一人の俺。決して表には出てこない好戦的な俺だ。こいつが現れると、俺のもう一つの暴力的な一面が出てきちまうんだ。
〈困ってんだろ?だったら簡単だ。そいつの剥き出しの腹をぶん殴って、夢でもみせてやりゃあいいんだよ〉
(そんな事、出来るわけないだろ!!)
 相手はあの紅葉だ。下手な事をしたら、俺の平凡ライフは終焉してしまう。
〈じゃあ、どうすんだ?このままじゃ、何だが危ないぜ。お前、殺されるかもな〉
(え…?)
 俺がふと、意識を現実世界に戻した時だ。
「はぁ!!」
 目の前に、紅葉の太ももが迫っていた。
「う、うわぁ!!」
 俺は間一髪、しゃがんで紅葉の回し蹴りを回避。その際、事故で紅葉の履いているピンク色のヒモショーツを見てしまった。
「な、何すんだよ!!」
「何って、テストだよ」
「はぁ…?」
 あまりにも平然と言い放つ紅葉に俺は首を傾げた。
「テスト…?」
「御神籤に書いてあったでしょ?運命の人は、貴方よりも強い方ですって!」
 そして紅葉は俺に正拳突きを放ってきた。
「うぉ!!」
(速い!!)
 女なのに、男並みかそれ以上の速さの拳だ。俺はなんとかそれも回避する。
「だから、私よりも強いかどうかテストするの」
「お、おい…まさか…それって…」
 俺はもう一度御神籤を確認する。
『貴方よりも心の強い―』
(心の強いって書いてあるじゃねえか!!)
 どこをどう見たら貴方よりも喧嘩が強い方って書いてあるのか俺にはわからない。
「さぁ!勝負だよ!信哉!!私、こう見えてもテコンドーやってて、結構強いんだから!」
(まずい…速く…速くこいつをどうにかしなければ…)
〈だから言っただろ。俺に言われた時に鳩尾に一発打ちこんどけば静かになってたのによ〉
(ざけんな!!なんで俺がこんな女のために暴漢の汚名を着なきゃならんのだ!)
〈じゃあ、潔くやられるのか?〉
(そ、それは…)
〈あの女、負けたら何を言い出すかわからんぞ〉
(じゃあ、わかった。俺に考えがある)
〈なんだよ?〉
(まあ見てろ)
「あのさ、紅葉。テストの前に一つ条件がある」
「ん?何?」
〈お、何だ何だ?〉
「もし、俺が勝負に勝ったら……」
「勝ったら……?」
 俺は一息ついて
「お、俺の子を孕め」
「え……」
〈はぁぁぁぁ?!あほかお前?〉
(バカ!変な条件を着けて、相手にその気をなくさせるんだよ!紅葉の言うことなんてどうせ学校の奴らは信用しないだろうからさ)
〈ほう〜。ま、うまくいけばいいがね〉
「うん、いいよ!」
 紅葉は平然と頷いた
「え……?」
「私より強かったら…もちろん、信哉の赤ちゃん産んであげる。ううん、違う違う。産みたい…だね。何人欲しいの?信哉が欲しいなら、私、いくらでも産んであげるよ?」
 頬を赤くして、目をキラキラさせて言ってくる少女。
(そ…そんな……)
451平凡な男:2011/01/12(水) 00:09:45 ID:GBvARiAc
〈ははは!ほ〜らね。やっぱりこうなった!紅葉って、やっぱりこういう女だよな。でも、意外と一途でいい嫁になるかもよ〉
(黙れ、この暴漢魔!俺の平凡ライフが!)
〈おいおい、暴漢魔って…一応、俺はお前だぜ〉
(うるさい…なら、次の手だ)
〈またかよ…やめときゃいいのに…〉
「おい、紅葉」
「ん?なに?」
「勝負なんだけどさ、勝ち負けはどうやって決めるんだ?」
「あ、それ?」
「ああ、それさ」
(ここで酷い勝敗のつけ方を提示すれば、あいつも諦め―)
 がちゃん!
「え?がちゃん?」
 紅葉が首に、何か首輪見たいなのを着けてきた。
「何これ?」
「あ、これ?爆弾だけど」
「What!!」
「私、御手製の首輪型爆弾。頭吹き飛ばすぐらい楽勝で出来る代物ね?で、これがその爆弾を外す鍵」
 手に握られる小さな鍵。まるで小型の金庫の鍵みたいだ。
(って、そんな事思ってる場合じゃない!)
「そ、それをどうするんだ?」
「こうするの」
 ごくん!
「あ…!!」
 紅葉の奴、鍵を飲みこみやがった。
「それで、私もっと」
 どこから出してきたのか、もう一つの首輪を自分に装着した。
 そして、その手には爆弾を外す鍵。それを
「ほい」
 俺の口の中に押し込んできやがった。
「あぇ?」
 ごくん!
 咄嗟の事で思わず飲みこんでしまった。
(Noooooooo!!!)
「あの…どういうことですか…?」
「ルールは簡単。制限時間内に、相手のお腹の中にある鍵を取り出して、自分の首輪を外した方が勝ちね」
「負けると…どうなる」
「首から上がドカーン!!」
「そ、そんなことして、決着がつかなくて制限時間過ぎたらどうすんだよ!!」
「大丈夫!もし制限時間に間に合いそうになかったら、自分でお腹押して吐き出すから。ちなみに、二つともマスターキーだからどっちでも使えるよ。だけど、一回使っちゃうともう使えないから気をつけてね」
「……まじ…?」
「まじだよん!」
 円満な笑みを浮かべて頷きやがった。
「制限時間は20分で〜す」
〈あ〜あ。俺はし〜らね〉
「用意!スタート!!」
 首輪のタイマーが作動する。
〈あの女、死んだな〉
 俺の中で、生き残る本能が咆哮し、眠っていた武神を呼び起こす。
「覚悟はいいな…このあま…!!」
「いくよ!!」
 紅葉は女子とは思えない脚力で瞬時に俺の懐に飛び込んでくると、ハイッキックを俺の顎に向けて放ってきた。やはり、ハイッキクも女子とも思えない速さだ。もしこいつが本土にいたら、テコンドー界で名の知れた戦士になっていたかもしれない。
 しかし、武神の目覚めた俺には紅葉のハイッキクは止まってるようにしかみえない。俺は、難なくよけると反撃のために態勢を整えて反撃に転ようとした。
 だが
 ボコ!!
 鈍い音と共に俺の首筋に痛みが走る。
「へへへ!!」
 同時に、勝ち誇ったような紅葉の鼻息が聞こえてくる。
(な、なに!!)
〈ほほ〜〉
452平凡な男:2011/01/12(水) 00:10:29 ID:GBvARiAc
紅葉は、垂直にあげた足を瞬時に方向転換し、俺の首筋に回し蹴りを放ったのだ。至近距離から放たれたおかげで首筋に当たったのが膝ではなく柔らかい太ももだったのは不幸中の幸いだ。
〈でも、このタイミングで切り返してくるなんて、最初からお前がハイキックをよける事を見抜いていたとしか思えないな〉
(うるさい暴漢魔。しばらく黙ってろ!)
 とは言うものの、やはり認めねば。俺は目の前の女を見くびっていた。
「どうしたの?もう終わり?」
 紅葉が挑発してくる。いや、この女の事なら本気でそう思ってるのかもしれない。
(だが、そんな事はどうでもいい)
 俺の心は高鳴り始めている。今まで何人もの相手と戦ってきた。屈強に磨かれた腹筋、鍛えぬかれた拳と拳の激突。
(心躍る戦闘こそが我が至福)
 しかし、俺が本気を出す前にどいつもこいつもダウンして、俺を楽しませてくれなかった。でも、目の前の女は違うかもしれない。
(だからこそ、もう少し遊んでやろう。俺の本気をぶつける相手にふさわしいか否か)
「いくよ!信哉!!」
 紅葉がまたしても目にもとまらぬ速さで俺に突っ込んできた。そして、紅葉は俺に正拳突きを放つ。高速で、高威力の拳。命中すればただでは済まないだろう。
 しかし
「え!」
 俺に紅葉の拳は当たらない。その上、紅葉は勢い余って俺に背を向ける形になっている。驚いたような顔をする紅葉。だが俺は見抜いている。
(さあ、打ってこい。お前の実力を見せてみろ)
 そう思った時だ。
 バキン!!
 頭部側面に激痛が走るとともに、目の前が大きく揺らぐ。
「ぐぉ!」
「へへへ!またまたやっちゃった!」
 やはり、紅葉は俺がよけることを計算していた。完全に敵に背を向けて相手の攻撃を誘い、近づいてきたところを御得意の回し蹴りで仕留める作戦。だが、俺は紅葉に追撃を仕掛けなかったために紅葉のつま先が頭部側面に命中しただけに過ぎない。
(しかし、どうだ。つま先だけでこの威力)
 今まで戦ってきた屈強な男達ですら、俺の目の前をこんなに揺らがせたことはない。
(いいぞ…!いいぞ…!!いいぞ!!いいぞ!!いいぞ!!!)
 俺の心が高鳴る。もう自分でも挙動を抑えられない程に。
「は…ははは…」
 俺の口から笑い声が漏れる。
「え…」
 紅葉の顔が少しだけ恐怖に滲んだのは、俺の顔が狂気に染まったからだろう。
(そう、俺は戦闘病。戦う事が我が至福!!)
「はははははは!!!いいぞ!!いいぞ!!紅葉!!はははははは!!!」
 笑いが止まらない。
(さあ、始めよう。俺の久々の本気で、この戦いを飾ろうじゃないか!!)
〈あ〜あ。目覚めちまった。俺としては、こいつがこうなる前に終わってほしかったんだがな。こうなっちゃあ、俺が出てきても制御できやしねぇ〉
「行くぞ、紅葉!俺の本気だ!!」
 俺は駆ける。自らの筋肉をバネのように伸縮させ、俺の最高速の速さで。
「え…っ……」
 おそらく紅葉の目には俺が瞬時に自らの懐に飛び込んできたように見えただろう。
 はっと息を飲み込み、驚きに満ちた紅葉の顔がそれを物語たっている。
 俺は高速回転する渾身のボディーアッパーを紅葉の臍の上に叩きこむ。
 ドスン!!
「げぅぅ?!」
 紅葉は、信じられない、と言わんばかりのうめき声が漏れる。
 俺の拳は、張りのある紅葉の筋肉にずしん!と音を立てて埋没すると、回転力を失うことなく周囲の筋肉を巻き込みながら上へ上へと押し込んでいく。
(思ったよりも腹筋が弱いな)
 見た目だけは引き締まった腹だが、所詮は女。表面だけ綺麗で、中は温かく柔らかい。俺の拳に大きく抉られた腹は、俺の拳を中心に皮膚が螺旋を描く。
「う…うそ……」
 俺の拳に、紅葉の胃を抉る感覚が確かに伝わる。
「う…うぶぅ…!!」
 俺の拳に押し出された胃液が、まだ幼げを残す紅葉の唇から溢れる。
 俺は一度、拳を引き抜く。
 ぐぼ!!
「あ…かはぁ……」
 紅葉は目に涙を浮かべて俺に殴られた個所を両手で押さえると、力なくゆらゆらと地面に両膝をついた。今まで何度も敵をダウンさせてきた俺には、紅葉が鈍痛に支配されて身動きが取れないのが手に取るようにわかる。
(さて、どうするかな、紅葉)
 あえて追撃を加えずに拳を引き抜いたのはこのため。紅葉がどれほどの根性を持った女かを見るためだ。
「う…うぶぅ…」
 紅葉の喉がゴクン!と音を立てる。紅葉はせりあがる胃液を無理やり飲みこんだようだ。
453平凡な男:2011/01/12(水) 00:11:31 ID:GBvARiAc
そして
「こ、このぉぉぉ!!」
 紅葉は立ち上がり、俺に向けて渾身の回し蹴りを放ってきた。
 しかし
 ガシ!!
「そ…そんな……」
 俺は軽々と紅葉の回し蹴りを受け止め、足首を掴んだ。
「お前の蹴り、確かに強いけどよ、受け止められない程じゃないぜ」
 それは本当だ。今放たれた紅葉の回し蹴りは先ほどとは寸分たがわぬ威力と速さを持っていた。だが、最初から俺の動体視力に捉えられている物を受け止めることなど俺にとっては造作もないこと。
 俺は悠々と拳を固めると、ガラ空きの鳩尾に渾身のアッパーを突き刺した。
 ボクン!!
「げはぁぅ!!」
 片足を上げた状態でまともに腹筋も固める事が出来なかったらしく、俺の拳は弛緩しきった紅葉の鳩尾にずっしりと手首まで埋没した。またしても俺の拳に紅葉の胃を大きく抉る感触が伝わる。あまりの衝撃に紅葉のつま先がわずかに宙に
浮き、ちびのくせに生意気とも思える豊満な二つの果実が衝撃を吸収しきれずに大きく波立つ。
「んぅ……あ…んくぅ……」
 俺に内臓を抉られて、紅葉の頬は朱色に染まり喉の奥から苦痛に満ちた声が押し出される。今の一撃が紅葉にとって致命的な物となったのは間違いない。
 俺が鳩尾から拳を引き抜き足を離すと、紅葉は片手を口に、もう一方の手で鳩尾を押さえるとよろよろと膝を折っていく。
 だが、もうそんな事は許さない。
 俺は間を置かず、固く握りしめた拳を括れた紅葉の脇腹に捻じ込む。
 バギィ!!
「ぐはぁぅ!!」
 紅葉の肋骨が音を立てて軋み、唯でさえ綺麗に括れている紅葉のウェストが音を立ててひしゃげる。口と鳩尾を押さえていた両手がだらりと下がる。
「あ…う…くぅ…!!」
紅葉の豊満な肢体が電気を浴びたように痙攣し、強く瞑られていたはずの口から涎が拭きだして、口を押さえている手の指の間から溢れてきた。
 震える瞳は既に焦点を捉えず、瞳孔は点のように縮んでいる。
(止めだ)
 俺は強く握った拳を、紅葉の綺麗に窪んだ臍に突き刺した。
 ズム!!
「ごはぁ!!」
 俺の拳は紅葉の柔らかな脂肪を突き破り、彼女の柔らかな内臓の中に拳を突き進める。
「ん…ひぐぅ…」
 弛緩しきった紅葉の腹筋は俺の拳の進行を止める力はなく、俺の拳は勢い余って紅葉の肝臓に深々と突き刺さった。紅葉は目のかっと見開くと、唇をわななかせて豊満な肉体をふるふると痙攣させる。
 そして
「う……うぷぅ…!!」
 それまで必死に耐えてきた物を、堰を切ったように吐き出した。
「う…うご…ごぷぅ…!!」
 跳ね上がる細い喉。少女は耐える事も出来ず幼げな唇の両端から黄色い液体を噴水のように溢れさせた。
「ううぅ!!おげぇぇぇ!!!」
 黄色い液体は純白なセーラー服を黄色く染め終えると、俺の拳によって痣だらけとなった腹を伝わり純白なスカートも黄色く染めていく。
 そして、胃の中の全ての液体を吐き出し終えると紅葉はゆっくりと前のめりに倒れていく。
(勝った…。とはいえ、味気ないな…)
 俺の考えたよりも紅葉は弱かった。というよりも、弱すぎた。正直なところ、がっかりだ。
(そもそも、女に強さを求めたのが間違いだったかな。さて、こいつが倒れたら、まだ出てきてない鍵をじっくりと吐き出させてやるか)
 俺がそんなプランを立て、紅葉への意識を薄れさせた時だ。
「ま…」
「え?」
「負けるかぁぁぁぁぁ!!」
 紅葉の目には未だ強い光が灯っており、俺に回し蹴りを放っていた。
 しかし、内臓に大きなダメージを受けている紅葉の回し蹴りは最初のような威力も速さもなく、俺になんなく受け止められた。
「ああ…そんな……」
 絶望に満ちる紅葉の顔。俺はその絶望に応えるように紅葉の肩を掴むと、神社の石垣に背叩きつけて固定する。
「ううぅ……」
 悔しそうに目に涙を浮かべる紅葉。俺はそんな紅葉の鳩尾に今までの最高の威力を持った一撃をアッパーカトで強かに突きあげた。
 ボグムゥ!!
 背後の石垣に亀裂が入る。
「ぐはぁぅ!!」
 紅葉の細い喉元がビクン!と跳ね上がる。紅葉は弛緩しきった貧弱な腹で止めの一撃をくらってしまい、紅葉は石垣を背にしているため俺の拳によって放たれたエネルギーは全て紅葉の体内に吸収される。
俺の拳は紅葉のひ弱な胃をぶち抜くとその背まで大きく抉っていた。
454平凡な男:2011/01/12(水) 00:14:22 ID:GBvARiAc
「ああ…う…うぅく…!!」
 あまりの衝撃に、下乳までしか隠す事の出来ないセーラー服がずり上がり、紅葉の豊満な双乳がぽろりと零れる。
 苦しげに舌を突きだす紅葉。既に吐き出す胃液もないが、何かを吐き出そうと必死に喉を震わせていた。
「こ……この……」
 既に五臓六腑は壊滅的な損害を受けているはずなのに、紅葉の心は折れていなかった。ゆらゆらとゆっくりとその豊満な太ももを上げると、またしても蹴りを俺の側面部に放ってくる。
しかし、それはもはや当たるというよりも添えるに等しい程の威力。
(こ…こいつ…!)
 俺は健気にも必死に戦おうとする紅葉のしぶとさにいらだちを感じ始めた。素直にさっきの一撃で眠っていればいいものを、と俺は心の中で舌うちをする。そして
(なんとしても…こいつの心が折れる姿を見なければ…)
 俺は非道とは思うものの、最後の手段を取った。
 ズムゥ!!
「ひゃぅぅ!!」
 鈍い音と共に、紅葉の瞳がひくついた。俺の拳が、手首まで紅葉の下腹部に埋まっているのだ。
 俺の拳は、力を入れようもない柔らかい部分の肉を押しのけながら紅葉の最深部まで潜り込んでいた。
「あ…ひくぅ……うぅ……」
 紅葉の口がだらりと開かれ、涎が泉のように零れてくる。円らな瞳からは涙が溢れ、ほんのりと赤く染まった頬を伝った。
 俺の拳が自らの体内の中で開かれると、目を真丸に見開いた。
「ひ…ひぅ……や…やめぇ…」
 だが、俺は紅葉に哀願など紡がせない。開いた指を俺は構うことなく動かして、紅葉の未成熟な下腹部内をさばくる。
「はんぅぅ!!は…はぁぁぁ…!!」
 紅葉の高らかに上げられた片足がぶるぶると、めくれたスカートからは、じわりと濡れて浮き彫りになった紅葉の下腹部にある綺麗な割れ目が見える。
(もう一歩だ)
 俺は紅葉の心を折る最後の一手を決めようと、下腹部に潜り込ませた手を握ろうとした時だ。
「うう…お、お願い……。し、子宮を……つぶさないで……」
 紅葉が蚊の鳴き声のような小さな声で言ってきた。それは、心からの哀願の他ならない。
「あか…赤ちゃん……産めなく…なっちゃう……」
 大粒の涙を零し、必死に哀願する紅葉。既に、こいつの心は折れている。
 だが
「…………」
 グポン!!
「ひゃぁ……!」
 俺に容赦などない。
 水っぽい音と共に、紅葉の瞳孔が点に収縮する。紅葉のショーツはさらに湿り気を増し、黄色い液体を滴らせると、ぴくぴくと震える紅葉の肉裂が音を立てて決壊した。
 ばしゃぁぁぁぁ!!!
「はぁぅ……」
 だらりと下がる紅葉の足。豊満な太ももを伝い、黄色い液体が滝のように零れていく。
「ひくぅ!ひくぅ!…うぅ……」
 紅葉は、未成熟な自らの女を握りつぶされたショックのあまり泣きじゃくり、全身を弓のように弾ませて痙攣した。唇の両端からはつくられたばかりの胃液が溢れだし、白桃のように色白な双乳を黄色く彩っていく。
「ひゃぁ…ん……は…んぅ…!…は…はなしでぇ……!」
 鳩尾と、十七年間大切に守ってきた女を大きく抉られながらも、紅葉はなんとか下腹部から俺の腕を引き抜こうと俺の顔面を何発も殴りつけてきた。しかし、それらも蹴り同様、もはや当てるというより添えるという
にふさわしく、俺に一切のダメージを与えることは出来なかった。
「かはぁ………はぅん……ひぅ……」
 既に意識の殆どが失われているはずの紅葉だが、それでも俺の拳を引き抜こうとする様はもはや哀れにも思えてきた。流石に見かねた俺は意識が朦朧としている紅葉の耳元に口を近づけると
「安心しろ。潰したのは膀胱だ。子宮じゃない」
「えぅ…?」
 俺の一言を聞くと、紅葉は安心したように目を閉じ、深々と鳩尾と下腹部を抉られたまま失神したのだ。
(紅葉、お前、そんなに子供が産みたいのか?)
 俺は既に意識のない美少女に心の中で問いかける。しかし、その答えが返って来るこは当然ない。
 しばらくして、紅葉の痙攣が収まると俺は二つの拳を引き抜いた。
「は…ぅぅ……」
 石垣に背を預けながら、ずるずると腰を落としていく紅葉を俺は抱きとめた。紅葉の足元は自らの胃の内容物と小水が入り混じり、その上に倒れさせるのは俺的に忍びなかったのだ。
 俺はそのまま紅葉を抱き上げると、石畳の上に静かに横たえる。
(さて、じゃあ、鍵を吐き出させてもらうぜ)
455平凡な男:2011/01/12(水) 00:17:19 ID:GBvARiAc
俺は拳を固く握りしめ、紅葉の鳩尾に狙いを定める。
「はぁ…!はひぃ…!はぁ…!ひぅぅ…!」
 その時俺の耳に届いてきたのは紅葉の苦しげな呼吸音だ。今にも消え入りそうな程か細く、そして不規則な呼吸。紅葉の五臓六腑はリズミカルな呼吸運動すら出来ないほど俺に傷つけられているようだ。
そして、紅葉の腹には、俺に無理やり捻じ込まれた拳の跡が痣となって刻みこまれている。
 俺が拳を打ち込まずにその場に佇んでいると、もう一人の俺が話しかけてきた。
〈速くしないと、お前の首が吹っ飛ぶぜ〉
 残り時間は後10分。あれだけ鳩尾を殴ったのに鍵が出ていないとなると、既に鍵は小腸か大腸辺りまで流された確立が高い。その状態で鍵を吐き出させるには10分という時間はぎりぎりかもしれない。
 だが、俺は殴れない。
「う……!はぅ……!くぅぅ……」
 紅葉は呼吸するたびに鈍痛に襲われて苦しげに悶えている。あまりの痛みに、紅葉の額ばかりか全身に脂汗が噴き出し始めていた。もし、これ以上殴れば、この女は死ぬかもしれない。
〈でも、殴らなきゃお互い死ぬだけだぜ〉
(ちくしょう…。なんで……)
 最後の一撃が振り下ろせない。
「ち、しょうがねぇな」
 俺は片手を自分の腹に添えると、ぐいっと押し込む。
「げほ」
 喉の奥から、固い物体が込み上げてくるのを感じ、口の前に手を添えておくと鍵がその上に転がってきた。
〈お、凄いな〉
(小さい頃、よく十円玉とかを飲みこんでは吐き出しす遊びをしたからな。この程度ならおてのものさ)
〈じゃあ、これでお前の命は救われたな〉
 だが、俺は鍵を自分の首輪に差すことはなかった。
 がちゃり!
 俺は、自分でも無意識のうちに紅葉の首輪を外してやっていた。
〈お、おい!何やってんだよ!それじゃあ、お前はどうすんだ!〉
(どうでもいいさ)
〈な、なんだって?〉
(くだらねぇ)
 よく考えれば、全てがくだらなかった。たかが女のくだらない恋愛バトルに付き合った俺のミスだ。それに
「はぁ……!!うぐぅ……!!」
 苦しみ悶える女を殺すのは俺の趣味じゃない。
〈そうかよ……まぁ、久々にお前の立派な所が見れてよかったぜ〉
(うるさい、暴漢魔)
 とはいうものの、なぜか心が清々しい。
「やれやれ」
 俺はその場に寝そべった。
 爆弾の残り時間が後2分になった頃
「ん…んぅ…あれ…信哉……」
 紅葉が意識を取り戻した。
「あれ……?」
 紅葉か腹部を片手で押さえながら上体を起こして俺の首を覗き込んできた。
「どうして……」
 そして、今度は自分の首を触ってみる。
「…!!し、信哉……!?」
 紅葉が驚いたように声を上げる。
「どうして…私の首輪が…?」
「うるさいな…。黙ってろよ」
「もしかして…貴方…自分の鍵を……」
「ふん」
 俺は寝返りをうってこうように背を向ける。
「殴って!信哉!」
 紅葉が俺の背にすがりついてきて怒鳴った。
「やだね」
 俺は拒否する。
「私のお腹を殴って!じゃないと…信哉が……」
「やれやれだな…」
(もともと、お前がこんな物を俺の首に着けたんだろ…)
「信哉!」
「これ以上殴ったら、お前の内臓が持たない。だから、殴る気はない」
「バカ!!」
 紅葉は俺の耳元で叫ぶと、勢いよく立ちあがる。
456平凡な男:2011/01/12(水) 00:19:23 ID:GBvARiAc
「うぅ…いた〜…」
 当然、残留する鈍痛が紅葉を襲う。
「うぅ……結構…きくんだね……」
 紅葉はおぼつかない足取りでどこかへと歩いていく。
〈いいのか、ほっといて〉
(構うもんかよ)
 どうせ家にでも帰るんだろうと俺は思っていた。しかし
「ぐぅ!!」
 背後から、曇った声が聞こえてきた。
「あいつ、何をやってるんだ!」
 振り向くと、紅葉は御神木の傍に女の子座りをした状態で、鳩尾に水筒を押し付けていた。御神木の傍に置いてある紅葉のかばんの口が開いている事から、自分の水筒なんだろう。ステンレスで細長い円柱型のやつだ。
 紅葉はまるで侍が切腹する時のように鳩尾に水筒を押し付けると、そのまま上体を落としていく。
 水筒が地面に着き、紅葉は自らの体重を鳩尾の一点に集中させた。
 ズムズムズム!!
「うぐぅ……かはぁ……!!」
 水筒がどんどんと紅葉の中に沈んでいき、胃を圧迫していく。
 ミチミチ!!
 固い棒が肋骨を軋ませながらその下を掻い潜り、的確に胃に突き刺さっていく。
「ぐぅ……くふぅ…!!」
 襲い来る激痛を堪えて、歯を食いしばる紅葉。既に唇の両端からは涎が溢れている。
「バカ!!止めろ!!死にたいのか!!」
 俺は立ち上がり紅葉に向かって駆けていく。
「来るな!!」
 紅葉は今までにない真剣な顔つきで叫び、唾液をまき散らす。その碧い眼が、来たら殺すと言っていた。
 紅葉は腹筋に力を入れることなく、どんどんと水筒を内体にめり込ませる。さらには体を動かして無理やり水筒を鳩尾にめり込ませた。
「うんぅ…!!んくぅ……!!」
 紅葉の顔は苦痛に歪み、円らな瞳から涙が溢れる。鉄の塊に内臓を掻きむしられる激痛のあまりに頬が赤く染まり、喉の奥から肉感的なあえぎ声がする。
 グギュゥゥゥ!!!
腹から鳴り響いてくる奇怪音から、紅葉の内臓は破裂の一歩手前まで来ていることがわかる。
「う…くぅ……!!」
 額からは大量の脂汗が噴き出し、紅葉のぷっくりと膨らんだ肉裂はひくひくと痙攣して透明な液体を肉付きのいい太ももに滴らせた。
「はぅ…!!ぐ…も…もう…ちょ…っと…」
 紅葉の目が段々と光を失い始め、瞳孔が開いていく。
「止めろ!バカ!」
 俺は堪らず止めに入ろうと、紅葉の肩を掴んだ時だ。
「うげぇぇぇぇ!!」
 びちゃり!!という音と共に、大量の胃液が紅葉の口から噴出した。そして、その中に、小さな鉄製の遺物がちらりとその姿を覗かせた。
「は…はや…く…」
 俺は直ぐに胃液に手を突っ込み鍵を取り出すと直ぐに首輪を外した。
 残り時間、あと3秒。
(ま、間に合った……)
457平凡な男:2011/01/12(水) 00:20:10 ID:GBvARiAc
「かはぁ……」
 紅葉は自分の鳩尾から水筒を引き抜くと、その場に崩れた。
「お…」
 俺は紅葉を抱きとめる。
「しっかりしろ!紅葉!」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
 肩を抱いて紅葉を揺する。
「だ…だい…じょう…ぶ…」
 苦しげに固めを瞑り、微笑む紅葉。しかし、目から溢れる涙と脂汗がその激痛を物語る。
「バカな奴だな、お前」
「し…信哉……こそ…」
「本当だな」
 俺は思わず笑えてきた。こんなバカげた事に巻き込まれて、いつのまにか巻き込んだ張本人とこんなに親密になってるなんて。
「信哉…」
 紅葉が、きらきらと輝いた目で俺を見つめてきた。
「勝負は…信哉の勝ちなんだからね?」
「ああ、わかってるさ」
「だから…からね、信哉の赤ちゃん…ちゃんと、私に孕ませなきゃ駄目なんだぞ」
 少し恥ずかしげに紅葉は言ってくる。
(意外と、可愛いんだな、この女)
 最初、会った時はなんだ、この女と思ったが、こいつと一緒になるにもなんだかいいように思えてきた。
 俺は抱きかかえている紅葉をそっと俺に近づける。そして
「ん……」
 紅葉の唇を吸った。
 それからしばらくの間、紅葉の腹の痛みが抜けるのを俺は待っていた。そして、その間
「そういえばさ、紅葉」
「ん…?」
「お前、いつまでその胸出しっぱなしにしてるんだ?」
「え…?」
 首を傾げながら、紅葉は視点を下に移していく。そこにあるのは乳首が固くなってつんと上を向いている自分の果実。本来それを隠すべきセーラー服は捲れがあっていた。
「あ…あわぁ!!」
 紅葉は慌てて隠そうとする。でも、俺はその手を掴んだ。
「ちょ…し、信哉?」
「お前、俺の子を孕むんだろ?だったら、胸ぐらいけちけちするなよ」
 と言ってからかってやる。
「もう!バカバカ!信哉のバカ!」
 紅葉は顔を真赤にして起こって来る。
(こいつ…可愛い)
 散々な七夕だったが、俺はなんだかいい出会いが出来た気がした。

 第二章へ続く。
458平凡な男:2011/01/12(水) 00:20:57 ID:GBvARiAc
久々に書いた作品なので出来はよくわかりませんがどうぞよろしく。
459名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 00:25:38 ID:6CoD7Vax
素晴らしい!!
いつか纏めて同人誌でも出してくれたら嬉しい
無理にとは言わんが
460名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 01:28:29 ID:hBxgu0AT
こんな時間に豪華なおかず出してくれても・・・
じっくり明日堪能します



・・・でも我慢できずにw
461名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 22:07:22 ID:jYOWENNy
GJ!!
第二章にも期待です。
462名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 00:21:31 ID:VCT0RAI4
コンスタントにSS投下あるのをみると、やっぱ腹責めってそれなりに需要あるジャンルだと思うんだけどなあ
コミックヴァルキリーもそろそろヒロイン腹責めオンリーコミックとか特化した新機軸出さないとダメだおw
でないとフリージングなんて舞姫と見分けつかないんだぜwww
463名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 11:00:44 ID:mPeVy8qA
時代はドリル
464名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 17:48:44 ID:U7QQghBC
BLACK LAGOONの27話が素晴らしかったぜ
465名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 19:17:56 ID:hgZTGgoV
>>464 kwsk
466名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 19:41:56 ID:U7QQghBC
>>465
腹攻撃3発ほど+倒して肘かな?
467名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 19:58:24 ID:U7QQghBC
もしかして話数の質問だったか?
正確にはOVAの3話ね
三期扱いらしいから27話って言ったけど
468名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 20:24:28 ID:F1rgYi7W
ロベルタがボコられて吐くやつ?
469名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 20:24:47 ID:hgZTGgoV
だれが腹責めの餌食になるんだい?レヴィ?
470名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 20:54:50 ID:U7QQghBC
>>468
そう
俺的にはかなり良かったけど
そんなでもなかった?
471名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 14:58:18 ID:veOXmems
>462
作ってみようかな。
漫画家雇うとして、原稿料の相場ってどの位だろう?
472名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 22:20:50 ID:uqvlcaq9
そんなお前、お父さんが日曜大工で犬小屋か何か作るみたいに…
473名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 23:14:47 ID:7FkPFwBD
作ってみようかな。
大工雇うとして、木材の相場ってどの位だろう?
474名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 23:52:45 ID:SMymEUy2
↑そこはお父さん自分で作れやw

真面目な話、ページ数にもよるんじゃない?詳しくは知らないけど
詳細は気になる。どのくらいのを想像してるんだろうか?
同人誌的な感じなのか、単行本、アンソロジー本みたいな感じなのか
あれば内容にもよるけど5000円位なら買う
475名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 00:27:51 ID:pgPnlAx3
だって鼻フックアンソロジーとか、
アヘ顔アンソロジーとかあるんだぜ?
大昔は奇譚倶楽部で切腹特集とかあったそうだしさ
なんで腹責めアンソロジーがないんだぜ??
>>458 みたいなSSと、http://livedoor.2.blogimg.jp/darnarr/imgs/3/f/3fd73594.jpgみたいなイラストでさ
ようするに、ヴァルキリーなにやってんだよってことだw
476名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 00:30:23 ID:bAa/H0Tu
こういうマイナー性癖ものって高いからな。
ある企業にカラーイラスト依頼したことあるが、1枚4万以上取られた
477名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 00:33:32 ID:bAa/H0Tu
まぁ一番いいのは企業絡めずにSS描きと絵師が組んで合同誌や同人誌作ってくれることだな
478名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 12:11:08 ID:tJWrZIFI
 
479名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 12:15:18 ID:tJWrZIFI
SSとか誰でも描けるし
こういう性癖持ちで腕のある絵師は、単体で十分描いて稼げるからな
そういう腕のある絵師を雇うとなれば、476のように
1枚何万も払わないとな
1枚3万でも30ページも作ればもう百万円だw
30ページの本なら1冊1000円だわな
1000冊売れないと赤字
この狭いフェチで本が出たとして1000冊も売れるか?
大手の参入にしてもリョナという比較的広いジャンルですら、
コミックヴァルキリーは失敗してんだし
どこも参入しないってのは、そんだけ狭い分野なんだよ
480名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 12:38:20 ID:tJWrZIFI
このジャンルはせいぜい上手な絵師がCG集や自作漫画を細々と出す程度止まりだわな
同人サイト見ても割と上手い絵師の作品も
コンビニでバイトしたが稼げそうな額しか売れてないしなw
イラスト付けてSSを自費出版しようとしてる猛者もいるが
あれも赤字前提でやってるなら、所詮は金持ちの道楽だ
481名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 13:22:46 ID:m8oMwoBM
>イラスト付けてSSを自費出版しようとしてる猛者もいるが
>あれも赤字前提でやってるなら、所詮は金持ちの道楽だ

同人なんてある意味趣味なんだから、そもそもそういうもんだろ?
俺も別ジャンルで書いてるけど、黒字になってるサークルなんて本当に1部の大手だけだよ。
何で儲けようという頭しか無いんだ?

あの猛者もそれは分かってるはずだが、金持ちの道楽とかは言い過ぎ。
まぁ原価以下で売るのは間違ってるから、せめて原価程度で売ればいいとは思うが
482名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 13:37:29 ID:n2DmzQDu
まぁ広い目で見てリョナラーなんて、いってしまえば無作為に1000人集めて
5人ないし3人、いや1人いるかいないかの極狭のジャンル・・・
悪い言い方をすれば異常な性癖な訳で
その上、丸呑み・石化・失禁・触手・催眠・・・と、様々に枝分かれがされてる訳だし
腹責めは比較的メジャーな分類だろ、といったところでたかが知れてる・・・
もしあれば欲しいが、製作する側のことを考えると、作るのは得策じゃなさそうか・・・
よく鼻フックアンソロジーとか作ったなと、いまさらながら思うな;
483名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:27:43 ID:pgPnlAx3
まあフリス全盛期ならユージさんがとりまとめて出したかもなあ>腹責め同人誌
腹責め同人ってホントみないよな
腹パンチAVならあるのに

でも、
でもさ・・・
10Pくらいのミニ特集でいいからさ、一度やって反応みてくれよ!ヴァルキリーさン
484名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:29:45 ID:OMFQT+Ra
>>479
ページ3万とかどこの大先生だよw
485名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:46:07 ID:n2DmzQDu
しかし一重に腹パンチといっても、また色々と意見割れるよなぁ
めり込み描写ありor無し 衣服ありor生腹
一発or連打 内容がソフトorハード 幼女or少女or大人
腹筋についてはある無しどころか、どの位割れてるかで数パターン分かれるし
気持ちは分からんでもないけど、難儀なジャンルだと…
486名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:53:25 ID:pgPnlAx3
まあ、腐女子向けジャンルの細分化ほどではないだろうたぶん>腹パン嗜好
487名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 01:01:39 ID:6zHVOeVZ
短いSS書いたらクソすぎて悲しくなったので全消しした
平凡さんも書いてくれたし、一周して次はランサーさんが・・・・・
488名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:59:41 ID:bq9zhOki
テスト
489腹マッサージ:2011/01/30(日) 15:20:33 ID:bq9zhOki
私の名前はみゆき
ついこの間二十歳になったばかりです
私の仕事は事務職で身体の疲れと精神的な疲労で最近あまり体調が良くないので今日は仕事の後に近所のマッサージ屋さんに行く事にしました。

通行人A「おい、よしき 今日も部活の練習ハードだったよなあ。近くのマックに行こうぜ」
通行人B「そうだな、かず 俺も今日はマックの気分だったんだ」
よしき「よし!決まりだな さっそく行こうぜ」

かず「おっ!前方にすげえ美人が居るぜ」

よしき「ホントだ! 島谷ひとみに似てる感じだなあ」

かず「確かに似てるよなあ スタイルも良いしな」

よしき「あの人マッサージ屋に入って行ったぜ」

かず「あんな可愛い人にマッサージできるなんて羨ましいよなあ」
490腹マッサージ:2011/01/30(日) 15:31:57 ID:bq9zhOki
みゆき「ああ 今日も疲れたなあ マッサージ屋さんとか初めてだけど最近身体が重いしマッサージ受けてみようかな………」

みゆきは店の看板を目にした

なになに…本日コリトルネードに腸マッサージの名手 「立花先生」がいらっしゃるので便秘や体調があまりすぐれない人は立花先生のマッサージを受けてみては如何ですか

みゆきはその看板を見て思った

腸マッサージってお腹のマッサージだよね
何か怖いなあ…お腹って痛そうだし、私お腹触られると凄くくすぐったいし一番弱い所だもんね…

みゆきは少し考えていた

491腹マッサージ:2011/01/30(日) 15:43:01 ID:bq9zhOki
みゆきは迷ったあげく決意した

ちょっと怖いけどお腹のマッサージ受けてみよう!
それに腸が身体のバロメーターて友達に聞いた事有るもんね
今日マッサージ受けたら疲労も取れそうだし…

みゆきはそう決意してマッサージ屋コリトルネードに入店した

受付「いらっしゃいませ 今日はどういったコースを受けますか?本日は有名なマッサージ師の立花先生がいらっしゃるので 腸マッサージがお勧めです
幸いお客様が本日最初にご来店になられたので立花先生は空いておられますよ」

みゆき「じゃ…じゃあ腸マッサージを受けます えーっとお値段とかいくらになりますか?」
受付「はい 今特別に最初のお客様は無料という大変お得なキャンペーンをやっていまして 今日は特別に御代は良いですよ」

みゆき「そうですか それはありがとうございます。では是非立花先生のマッサージを受けたいです」
492腹マッサージ:2011/01/30(日) 15:54:45 ID:bq9zhOki
受付「ではあちらの部屋になりますのでどうぞ」

みゆき「はい」

みゆきは受付の右に有る奥の部屋のドアにノックをした

コンコン

みゆき「失礼します」
部屋の声「はい、どうぞ」

ガチャッ…

みゆきはドアノブを回し部屋の奥に進んだ

立花「こんにちは 立花と申します」

みゆき「はい、私は桜島みゆきと申します」
立花「桜島みゆきさんですね 桜島さんは今どういった所に疲れが有りますか?」

みゆき「はい、私の職業は事務職がメインなのでパソコンとかよく使うので肩とか腰が凄くこってます」

立花「なるほど…腸マッサージは初めてですか?」

みゆき「はい、お店のマッサージ自体初めてですし 少し怖い気持ちは有ります」
493腹マッサージ:2011/01/30(日) 16:05:06 ID:bq9zhOki
立花「そうですか…では桜島さんは肩と腰がこってるようなのでまずは肩からほぐしましょうか。ではまずうつ伏せに寝転んでください」

みゆき「はい、お願いします」

みゆきはマッサージ師の指示に従い薄着のティーシャツと店に有るスウェットっぽいズボンに着替えた

ティーシャツは薄くおへそが丸見えで、ズボンも骨盤ぐらいの位置にずらした格好になった

立花「ではまず身体の全身の力を抜いてリラックスしてください」
みゆき「はい」

立花にそう言われみゆきは全身をリラックスさせた

そして肩のマッサージが始まった。

立花のマッサージ師としての腕前はやはり本物で絶妙な力加減、そして肩のあらゆるツボの知識、そしてあまりにも気持ち良くなったみゆきは思わず甘い声を出してしまう
494腹マッサージ:2011/01/30(日) 16:14:19 ID:bq9zhOki
みゆき「ああ…気持ち良い。凄く身体が楽になります。先生みたいなマッサージは初めて受けましたよ」

立花「そうですか。それは良かった」

立花はマッサージをしながら言葉を続けた

立花「桜島さん相当疲労がたまってますね。 ここのツボとか痛いでしょ?」

立花はそう言い肩のツボを刺激する

みゆき「あはっ、痛いです(笑)でも痛いけど頭の中がスーッとして気持ち良くなりますね」

立花「そうでしょ。ここのツボは脳に響くツボでして、目の疲れには凄く効くツボなんですよ。 では頭のツボを刺激しますね」

立花はそう言いみゆきの首と頭の丁度境目の左右2つのツボに指を置き上にグッと上げる
みゆき「ああ…気持ち良い。頭がスーッとして肩の重みがだいぶ消えました」

495腹マッサージ:2011/01/30(日) 16:24:04 ID:bq9zhOki
立花「では次は腰のマッサージをしますね」
立花はみゆきの腰のマッサージをする
最初は肩甲骨を指圧しながら腰の方へゆっくりと滑らすように指圧していく

みゆきもさすがに気持ち良くなりすぎて半分寝入ってしまいそうになっていた

立花「では腰のツボを指圧しますね。腰の付け根ですけど丁度骨盤より少し下のお尻に有るツボを刺激します」
みゆき「くすぐったい」
みゆきは最初の指圧で思わずお尻を左右にくねくねさせて逃げるように動かす

立花「このツボは腰に疲労が有る人には痛いと思いますが我慢してくださいね」

グッ、グッ…ググッ…
腰の付け根の左右に有るどちらかと言えばお尻と太ももの間で左右骨盤の端ぐらいの位置のツボを指圧されたみゆきは思わず

みゆき「痛い痛い痛い! 先生このツボは凄く痛いですね。やっぱり腰の疲労から来るのでしょうか?」
496腹マッサージ:2011/01/30(日) 16:33:08 ID:bq9zhOki
立花「やはり事務職でずっと座り仕事なら当然でしょうね。やはり知らず知らず猫背になりがちなので腰に負担がかかると思いますよ」

みゆき「そうですか…」

その後仰向けになって膝を立てて開脚運動やツボの指圧をしてもらい、遂にこの時が来た
立花「では今からお腹のマッサージをしますので服を上にめくり上げてください」

みゆき「はい」

みゆきは返事をして服を胸の少し下まで捲り上げる

みゆき(お腹は怖いなあ…痛そうだし)

立花「ではこの特製オイルをお腹に垂らしますね」

みゆきのお腹にオイルがゆっくりと垂れ落ちる

みゆき「冷たい」

直接肌にオイルを垂らされ少し冷たかったので思わずそう言葉を漏らした
497腹マッサージ:2011/01/30(日) 16:46:14 ID:bq9zhOki
立花「では行きますよ」

立花は最初に第一関節ぐらいの手のひらでみゆきのおへそ辺りに軽く触れた

みゆき「はぁん…くすぐったい(笑)私お腹は弱いんですよ」

みゆきはおへそを指で触れられ その何とも言えないくすぐったいのか快感なのかと感触に思わず両手でへそを隠すように手のひらを置く

立花「少しお腹に触れただけじゃないですか」
と立花は少し苦笑いしながら言う

みゆき「私お腹はどうしてもくすぐったくて我慢できないんですよ」

みゆきは笑顔の表情でそう言う

立花「人間の身体は腸で体調が決まると言われ、凄く大事な所なのでマッサージが終わるまで辛抱してくださいね」

立花はそう言い再びみゆきのおへそ辺りに先程と同じように触れる」
498腹マッサージ:2011/01/30(日) 16:58:55 ID:bq9zhOki
みゆき「あはぁ…くすぐったい! はぁん(笑)

みゆきはあまりのくすぐったさに悶える

立花「では腸の働きを良くするために強めに指圧しますね」

ググッ…ググッ…

立花はみゆきのへそから指先2つ分両サイドに中指で左右両方を少し強めに押した

みゆき「あふぅ…ふぅぅ…あ…う」

みゆきはお腹を少し強めに押され腸に直接指圧される感覚に悶える
みゆき「先生…痛いです(笑)くすぐったいですし うぅ…ぅ」

みゆきは内臓に響く痛みとくすぐったい感覚が少し快感に思えていた

立花は手のひらの真ん中をおへそに横向きに真っ直ぐ置くとそのままお腹を5p以上下にへこませるように押す
499腹マッサージ:2011/01/30(日) 17:08:27 ID:bq9zhOki
みゆき「あふぅ…ん…うぅぅ…」

みゆきは腸に響く痛みと圧迫感の独特な感覚と強制的に圧迫されて呼吸も息を吐き出されてその何とも言えない感覚に悶えていた

立花「痛いですか?」
立花は何処か不適な笑みを浮かべながら言う
みゆき「痛いです(汗)お腹の中が押し潰されるような感覚です(笑)大袈裟に言うとそんな感じです。痛気持ち良い感じですし」

立花「そうですか、でもこうやって直接腸に刺激する事は凄く良い事なんですよ。お通じも良くなりますし便秘解消にも効果は絶大ですし」

立花はみゆきの華奢でいて抜群のスタイルでマシュマロみたいに柔らかいお腹を押す感覚に酔いしれていた

500名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 19:04:04 ID:i3X+cYhS
腹パンサイトに海外からの書き込みって結構あるもんだな
501名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 13:42:32 ID:5REu8SR1
>>499
続きに期待させられる
502鉄仮面:2011/02/03(木) 10:41:08 ID:jON55hCQ
501さん先日499まで書き込みした者ですがかなり忙しくてまた暇な時に続き書きます。

503名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 11:13:44 ID:NQPaT6BQ
ゼントラーディ美女士官のクランクラン大尉のどてっ腹に
VF-25のピンポイントバリアー付きパンチage
504名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 13:25:28 ID:KTSt/cj1
>>502
自分のペースで、ゆっくりでいいのよ
505名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 01:31:33 ID:FK0I7qBl
ニコ生のカラテガール試写会、イギリスの大男に主演の子がみぞおち入れられて苦しむNGが、
スタッフロールでチラッと映ってなかったか
506名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 02:48:50 ID:i3XdQnSV
久しぶりに、一本投下してみようかな
妄想爆発で、結構ハードな感じになっております。
拙い点が多かろうと思いますが、それもひっくるめてネタとして。
【内容】最近謎の悪夢を頻繁にみるヒロインの話。
507名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 02:51:10 ID:i3XdQnSV
目を開けるまでもなく、体全体を覆う感覚や空気を察し、稔(みのり)は絶望した。
この感覚には無論、覚えがある。
去年の終わりから突然始まり、それから幾度と無く襲われたこの感覚は、まさに文字通りの、悪夢だ。
「・・・・しばらくは、無かったのに・・・どうして・・・っ!」
 心の隅にのこる僅かな希望をたよりに、恐る恐る目を開ける。
が、其処に広がったのはその希望を容赦なく滅ぼす、心の大半を占めていた予想通りの風景そのものだった。
人工的に作られたと思しき壁。同じく無機質な天井。うっすらと全景を鏡のように映す床。どれもが灰色一色で、不安を駆り立てる。
真四角、正方形の壁や床に囲まれたこの部屋には、少女以外の生物や物は存在せず
稔は部屋の中心部で、制服姿のまま仰向けの形で横たわっていた。

実に2週間ぶりの『悪夢』であった。

508名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 02:56:51 ID:i3XdQnSV
 
 今年の春、はれて高校生となった少女の名前は、厳島稔(いつくしま みのり)。
AO入試で無事進学を果たし、受験真っ只中の同級生とは違い、悠々とした中学最後の数ヶ月を過ごしていた。
友人に頼まれれば受験勉強を積極的に手伝い協力し、部活の空手にも精を上げて取り組み、友好関係も順調だった。
 もちろん、本人の性格がいいためもある。穏やかな容姿とあいまって、のほほんとした、という風がぴたりと当てはまる笑顔は、クラスの人気の的だ。
また、人気に拍車をかけている抜群のプロポーションも、同級生の男子達の注目の的から外れたことが無い。
幼い笑顔を残しながら、体つきはもはや立派な大人のそれと大差なく、将来はどれほどの器量良しになるのかと、本人のいないところでは男子達の話の種になっている。
 容姿端麗、運動神経良好、性格良し・・・
非の打ち所が無いほどに、彼女は恵まれていた。

だからこそ、今この事態は、彼女にとってはまさに晴天の霹靂ともいうべき事態であった。
非のないはずの彼女がなぜ、こんな地獄のような仕打ちをうけることになったのか。

「・・・・・・っ!!」
飛び起きるようにして、その場に立ち上がる稔。
一面灰色で染まる、生活感など皆無のこの部屋で、唯一色の異なる場所がある。
起きた前方の壁の中央に、濃い灰色をした長方形の壁がある。
最初にこの悪夢に遭遇した際には気がつかなかったが、すぐにそれが壁ではなく、扉だと気がついた。
そして二度目の捜索で明らかになったことは、このドアの向こうには、まず目の前に廊下が左右に伸び、似たような扉がならび・・・
稔はそれ以降の探索をまだしていないが、ひとまず、広大な施設内部の一角であることが窺い知ることが出来た。

そして今まさに、そのドアの向こうから既に何者かが近づいていることも、頭脳明晰な彼女の経験上、明らかであった。
509名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:00:19 ID:i3XdQnSV

 この部屋に他に逃げ場はない。隠れられない。敵はおそらく今までの経験上、右側からやってくる。
左側は誰もいない、否、きていないはずである。

「・・・迷うな、稔!今日こそは、絶対に脱出してやるんだから・・・っ!」

 両手でパンと頬をたたいて己を鼓舞する。
失敗すれば、この悪夢の真の恐怖と鉢合わせすることになるのだから無理も無い。
迷わず、全力で扉へとはしる。扉は部屋からみて引き戸となっている。
稔はドアノブに手をかけ、勢いよく引っ張った。
 瞬間目に映った景色は幸い、以前見た記憶のままの、無機質な灰色の壁である。
大人が3人ほど並んで歩ける程度の幅で、記憶をたどると、この先両サイドに遠くまでこの直線の通路が
続いているはずである。そして、自分の恐れる存在は、確か右側からやってくるのだ。
無論左側へと走ることに異論はないが、どれほど後ろから敵が近づいてくるのかを確認する必要は大いにある。
一歩通路に踏み出し、迷わず右側を確認し――――

「―――――あっ・・・――――」

 それはすぐ、目の前に立っていた。
異様なその姿は、忘れようとも忘れられない、恐怖を具象化したかのようだった。
 一言で言えば、大人の男の影そのものである。黒いマネキンのような姿で
大きさは稔とくらべ頭2つほど飛びぬけている。黒く隆起したその体は、シルエットだけでもその逞しさがみてとれる。
無駄の無い筋肉が無機質なライトに照らされて、つやつやと光沢を放っている。
しかしその輝きは、人の筋肉に最低限は備わっているような柔らかさは感じられず
もはやそれはれっきとした、人工物特有の「硬度」を持った塊である。
510名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:03:06 ID:i3XdQnSV

「あ・・・・あ、あぁ・・・・っ!!!」

 恐怖の記憶が、瞬時に稔の頭をよぎる。
そしてそれを助長するかのように、ゆっくりと、その影の左手が伸び、稔の肩を掴もうとする。

「い・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 青ざめ怯えきった顔で、全力で手を払いのけ、後ろへ逃げようとする。
が、払われた手がすぐに伸び、後ろから稔の左肩を掴む。
力強くつかまれた肩が、ミシリと悲鳴をあげ、ついで稔の口からも悲痛な声があがる。

「いやっ・・・は、なしてっ!いやぁぁっ・・・!!」

痛みに体をよじりながらも必死で手を振り払い逃げようとするが、しっかりとつかんで話さない影の手は
逆に稔を引っ張る。大男に手加減無く引っ張られてしまっては、いくら空手で鍛えたとはいえ
少女の力ではとても逆らうことなど出来なかった。
 大きく体がぐらつき、足をもつらせ、背中から転倒しそうになるのを寸でのところでこらえる稔。
だがそれは、稔だけの力ではなかった。

「あっ・・・!!」

 倒れかけた少女の右腕を、影の左手がしっかりと掴んでいた。
二の腕あたりを強く握られたが、今や少女の頭はそれを痛みとして処理できるほどの余裕がなかった。
ぐらつき全身から力が抜けている少女の体に照準を合わせた、影の強力無比な右拳が
硬く握られていたからだ。

それをみた少女はその瞬間、未だに僅かに抱いていた希望を、完全に手放した
511名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:06:11 ID:i3XdQnSV

ドボォォッッ!!!
「!!?げふぅぅっ!!!」

大の男の、手加減を抜きにした全力のアッパーが、少女の腹部の中心に突き刺さった。
ずっぽりと拳が柔肉にめり込み、制服の皺が一気に一点に収束する様は
とてつもない威力を物語るには十分であった。半分以上も拳を埋め込んだ体が、ふわりと宙にうき
まっすぐに伸びた足がビクビクと痙攣を起こす。
頬を膨らませたのもつかの間、あふれた唾液をごばぁっと吐き出す稔の瞳は、きゅっと点になるまで小さくなって
焦点の合わない瞳でどこかを凝視していた。

「うえぇぇっ・・げふ・・うぐうぅぅっ!」

 少女の体は、腹部に深々とめり込んだ拳と、衝突の瞬間に勢いよくひかれた男の左腕の2点で支えられていた。
ぐっと引っ張られたのと同時に拳が直撃したので、通常ならば内臓破裂もありえるほどの衝撃であった。
痙攣はなおも続き、瞬時に呼吸困難に陥った少女は、ただ唾液と胃液をぼたぼたと垂らしながら
拳が早く引かれる事を願う以外なかった。

 存分に内臓の感触を味わったとでも言うのか、突如稔を支える手を離し
影は一歩二歩と距離をはなす。
痛みが頭の中を支配している少女は、そのままの体制で無様に地面におとされた。
が、衝突の痛みなどまるで感じていないのか、起き上がれず、ただ体をまるめて腹をいたわるしかなかった。

「ふっ・・ぐふぇ、・・・げほっ、けほ・・・おぇ・・」

ただし、影が身を一旦引いたのは、少女の苦しむ姿を堪能するわけでもなく
ましてや今の一撃は、影にとっては何も始まってさえもいなかった。
あくまで、暴れる少女を黙らせ、動かなくさせるためだった。
512名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:10:19 ID:i3XdQnSV

 大きく両腕を広げ、上を仰ぎ見る影。
と、体全体がゆがむように変化し、巨大な黒い影が周辺を支配する。苦しむ少女を影が覆い隠す。
それは異様以外の何者でもない。長い通路の中心を、真っ黒な闇が包んだ。

「はぁ・・・はぁ・・・は―――ああぁっ!!」

涙目でもだえる稔の髪を、闇の中で何者かが掴んでもちあげた。
頭に突き刺さるような痛みがはしり、反射的に両手を頭へと移した稔。
それをその影は待っていた。

 ボグウッ!!
「ぐえぇ!?」

 稔の腹の中央が、暗闇の中でべコンと大きくへこんだ。
稔の目には真っ暗な闇しかみえず、ピンと前へ突き出した手はおろか、腕や肩さえもみることはできない。
しかし感触からして、また殴られたと思って間違いなかった。
 先ほどとは違ってすぐに拳を引き抜かれ、くの字に曲がった体が垂直にもどるが、さらに追撃が放たれる。

ドズンッ!!ボムッ!!ドポッドプッ!!ズドォォッ!!
「ぎゃふぅ!・・おうぐ、おぇ・・・げふっ!うぐぅっ!!・・・がっはぁぁっ!!!」

 次から次へと腹部に手加減無しのボディブローが放たれる。
臍、下腹部、肝臓と胃、そして鳩尾と、執拗に拳を叩き込む影。
 ピンポイントに人体の急所を責め、通常の人間ならば、一撃一撃が意識を
吹き飛ばすのにふさわしい威力を秘めているのにそれでも稔の意識は残ったままだった。
前後左右に体をゆさぶられ、腹に拳を叩き込まれ、もはや死んだとしても
おかしくはないほどの連撃を受けているのにもかかわらず、である。

ズムッ!!・・・グリュゥ・・・ミチ・・・メリィ・・・・
「うげえぇぇ!・・・あっ、が・・・ふぇぇ・・っ!!」

 髪を掴まれて身動きが取れない稔に対し、執拗な腹責めは苛烈を極める。
今度はすぐには引き抜かず、捻り、めり込ませ、さらに捻るという非道な責めがおこなわれた。
すでに腹部は赤くそまり、限界が近づいている。
513名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:15:03 ID:i3XdQnSV

「ぁ・・・あぅっ!・・・・・ご・・おぇ・・・うぶっ!!」

 今まで耐えてこれたことが奇跡に近かったのだがここで初めて、彼女の胃袋が限界をむかえた。
大きく目を見開く少女の、頬を膨らませ耐えるというわずかばかりの抵抗も
いともたやすく影の無慈悲な責めにねじ伏せられることになった。

「おげえぇぇえぇえっ!!!げおぉぉおぉっ!!」

びしゃびしゃと勢いよく胃の中の内容物をぶちまける稔。
もっとも、胃の中には何も無かったので、でるのは黄色みがかった液体、胃液のみだった。
だがそれは立派な嘔吐だった。
 影はそれをきっかけとしたかはなぞだが、最後に一回り力強くぐりゅっと拳を捻ってから
ようやく腹から拳をぬき、少女を開放した。
どさりと落ちた少女の体には、もはや力を入れるだけの意志さえも残されていなかった。

「はあ・・・あう・・・ご、おぇ・・げぼっ・・・」

膝を着き腹を両腕でかばうようにだいて、頭に吐瀉物が付くのも構わず頭を地に付け
びくびくと震えながら悶絶する。もはや腹部にたまったダメージは、壊滅的であった。
 だが、影は少女に一時の休憩を与えただけに過ぎなかった。
再び少女の肩を掴み、立つように持ち上げる。
足に力など入らなかったが、強引に立たされた形となった少女は、空ろな目で前をみる。
広がるのは闇ばかりで、いつ、どんな攻撃がされるのかなどまるで検討もつかない。
いまさら何をしようとも焼け石に水。そうは理解していても、反射的に腕が腹をかばうように動く。
右腕を掲げるように立たされ、左腕で痛々しく紅く痕が残る腹部をおさえる。
 だが―――
514名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:25:29 ID:i3XdQnSV

ドガァッ!!
「いぎッ!がぁぁぁぁっ!!!」

突然、あごに走った衝撃。思いっきりあごを突き上げられたのだ。
それが拳によるものか膝かは分からないが、顎を全力でカチあげられ、瞬時に意識が暗転しかけた。
そのまま真上に浮かび、あとは重力に従い背中から地面に落ちるだけだった。
 ところが、まだ体が垂直の状態を維持している最中、またしても腹部に重い一撃が放たれる。

ドボンッ!!
「げうっ!!?」

一瞬で体がくの字にまがり、今度は後ろにそのままの体勢で飛ばされる。

ドガァッ!!

しかし飛ばされた先で、強烈な膝蹴りが背中を強かに迎え撃った。
背骨を強打し、ゴギンと耳をふさぎたくなるような音が響く。

「あぁぁあっ!!?」

 体をのけぞらせて呻く少女に対し、容赦ない暴力は続く。
腹を突き出すように反らした上体で前へ倒れる、少女のがら空きの腹に
再び重いアッパーが突き刺さる。真上へと突き上げられ、体をへの字に曲げて軽々と浮かされる。

どぶんッ!!
「ごぷッ・・・!!」

 さらに影は左右のアッパーを立て続けに繰り出し、稔の体を地面に着かせない様に
何度も何度も少女を宙へ突き上げた。
重力に従い、そして暴虐にさらされるという連鎖のなか
稔は何度も口から胃液をぶちまけることになる。

ドブッ!・・・ズンッ!・・・ボゴォッ!・・・ドズンッ!!・・・―――
「おげぇ・・・えぅ!・・・ぶふぅッ!・・・あ・・・げほぉ!!?」

十数回繰り返される暴虐にさらに続けとばかりに、虚ろな目で落下する少女の左ほほに
今度は手加減無しの右ストレートが直撃し、大きく横に吹き飛ぶ少女。
515名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:30:21 ID:i3XdQnSV

 それから暫くの間、嵐のような暴行が続くことになる。
倒れることも許されず、何も見えない闇の中で、前後上下左右とすき放題に飛ばされ
全力で放たれる拳や膝、肘、蹴りが少女の顔、胸、腹、腰、尻、足と、場所を選ばず打ち据える。
制服は上下ともびりびりに破け、肌には健全な色をした部分がほとんど消えてしまっているのがみえる。
 時折聞こえるビチャッという音は、腹部を穿たれた少女の口からでる、血の塊が地面に落ちる音。
だがそれもドゴォッ!やバキィッ!!といった暴音と、少女の悲痛な叫びによって掻き消えてしまっている。


少女が影の世界に入って、1時間がたとうとしていた頃・・・ついに音がやんだ。

「・・・ア・・・・うぶ・・・ぐ・・・・・・・・」

 少女は闇の世界の中で、得体の知れない何かに羽交い絞めをされた状態で、立っていた。
驚くべきことに、まだ微かに息をして、意識も保っていた。
 その姿は少女を知るものが見たら間違いなく卒倒するほどに痛々しく、変わり果てていた。
アイドルのようだと謳われ羨望を浴びていた顔は、右側の頬が特に酷くはれあがり、両頬とも赤黒く
拳の形のあざを刻まれていた。左目瞼もはれ、口の端からは血がボタボタと流れ落ちる。
 制服は全身いたる所が破れてしまって、ボロ雑巾にも劣る有様であった。
切れた間からのぞく肌はどこも赤黒くあざとなって、特に腹部に至ってはところどころに
頬と同じような拳のあざがついている。
無論、拳のあざの量にかんしては、顔のそれとは比べ物にならないことだけは断定できる。
 その制服の下に隠れた下着も、嵐のような暴虐の時間のなかで破壊され、びりびりとなり
豊満な乳房の右側をあらわにしてしまっている。だが、綺麗な丸みは失われ、一部はべコンと凹み
元に戻らない状態にまで墜ちてしまっている。
スカートはびりびりに破け原型もなく、かろうじてパンツだけが残っている状態だが
失禁や血尿によって、悲惨な状態になってしまっている。

 なぜ、これだけの暴力の嵐を一身に浴びて、意識を保つことができているのか。
それは至極、単純な答えであった。

なぜなら人は、「夢の中で寝ることが出来ない」生き物だからだ。

 いくら薄れども消えかかれども、完全に消えない意識・・・
逆に言えば、否応無くずっと覚醒し続けざるをえない意識の中、少女の考えはこの瞬間、意外なことに平凡なものであった。

「(あぁそうか・・・寝なきゃ、いいのか・・・明日、やってみようかな・・・)」

生物に睡眠は欠かせないものである。
食欲と性欲とならんでそれは生きるうえで重要な自然現象だ。
呼吸と等しく、とめれば死へとつながる。
516名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:33:57 ID:i3XdQnSV

「(体が、だるいなぁ・・・・・いつ・・・朝が・・・くるんだろう・・・・)」

 ぼんやりと取り留めの無い考えが浮かぶ稔の表情は、すでに生気が消えうせていた。
それを現実世界で当てはめれば、死と等しかった。
 正体のわからない怪人に両肩をつかまれ、動きを見せない稔に対し、影が右腕を弓のように引き絞り
拳をギリリと握り締める。ぐっと力をため、逆に力を込めることさえできないただの的と化した少女の腹部に、狙いを定め・・・

ズドォォォッ!!!
「ごぷっ・・・・!!」

 今までで一番の破壊力をこめた一撃が、背中に拳の形に浮き上がらせるほどにめり込んだ。
パツンッと音がしたと同時に、背中の布地がはじけとんだ事から、衝撃の強さが見て取れる。
ぶるんとたわわな双乳が震え、しぼめた口からびゅっと鮮血があふれ出す。
体がくの字をこえ、手首までめり込んだ腕に絡みつかんばかりに折れ曲がった。

「お・・・ぇ・・・・・」

 両肩を抑えていた影が手を離すと、そのままダランと腕を下ろし、力なく完全に体を折り曲げる稔。
腹部にめり込んだ拳だけで体を支えている状態で、微動だにせず
かすかに足先がビクンと痙攣をおこすのみだ。
 と、そのままの状態を保ったままで、拳をさらに引き、別の何かに狙いを定めるように
構えをとる影。そして、一気に拳をふりぬき・・・

ドガァァァッ!!!
「あぁぁぁぁぁ・・・・っ!!!」

 周囲の壁全体に、爆発に匹敵する衝撃が走った。
稔ごと拳をたたきつけた先にあったのは、通路の壁だった。
壁を粉砕する勢いで叩きつけた拳は、見事に壁にクレーター上にひびをいれた。
無論、その衝撃を全て叩き込まれるようになった稔は、その一撃で体全体を粉砕されるようなダメージを受けたことになる。
拳と壁に挟まれた腹部が、ギュルル、と不気味な音を発する。
意識を失いかけ満身創痍となった稔でさえも、絶叫を上げずには入られない程であった。
517名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:37:23 ID:i3XdQnSV

 しかし影は容赦しない。拳を引き抜き様に、左のボディアッパーを鳩尾にめり込ます。
ズシンという音とともに再び壁一面が振動し、ヒビ割れが増した。

「げ・・・ぉ・・・・・・・っ!!」

さらに右のストレートを顔面に、左フックを右胸に
そして、一撃一撃に重みをしっかりとのせるようにして、左右の拳・蹴りを少女の体にぶちこます。
顔や胸や足をふくめ、鳩尾、胃、肝臓、臍、子宮、下腹部を、特に重点的に潰すように拳をたたきこみ
そのたびに地震のような振動が響く。
一撃ごとに、壁のひびが一層ずつ深くなっていく。

ズドンッ!!ボゴォォッ!!ズムンッッ!ドブゥッ!!ズンッ!!ゴシャァッ!!
ドボッ!!ボギィッ!!ベゴンッ!!ドゴッ!!グギィッ!!ドッボオォォォ!!!

「ぁ・・・!!っ〜〜・・・っ!!っぇ・・〜〜ッ!!ぎっ・・!?!!」

 まるで、戦地さながらの激震と轟音が、たっぷり数十分と休み無く響き続けた後・・・

ゆっくりと薄まるように、影がその黒の範囲を減らしていく。
徐々に形がまとまり、濃くなっていく。が、影が消えていくと同時に見え始めるのは
あたり一面に広がった黄色い液体と、大量の紅い液、そして壁一面にひろがるひび割れ模様。
 やがて影がすべて収束し一つの影にもどったころ・・・・
一人立つ影の目の前に、深く深く穴を穿たれた灰色の壁が現れた。
平面だったはずの壁に、べこんとクレーターが出来上がってしまっている。
その中央に、十字架に掲げられたかのようにこていされた、少女の姿があった。
顔はうつむき、表情はうかがい知ることは出来ないが・・・全身、とくに腹部をボコボコに
へこまされ赤黒く一色に染まった体を見れば、だれも無事とは思わないだろう。
人体の急所の位置を一本の線でむすんだ正中線の中央、鳩尾のあたりは陥没したままで
元の位置にもどらないままだ。
 衣服は全て汗・血を含む様々な液体で汚れ、びりびりに破け
一糸纏わぬ姿で十字に貼り付けにされた少女。
 それをしかと目に焼き付けるようにじっと見つめる影が、やがて何事も無かったかのように
その場を歩き去っていった。影が歩き出して数十秒後、ずずっと体が地面にずれ墜ち
やがて力なく地面にうつぶせに倒れ付した。
 それはただ、人形を前に倒しただけのような、そんな倒れ方だった。
518名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:39:17 ID:i3XdQnSV
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・

「・・・・・・・・・・あ・・・」

 気がついたところは、やけに妙な臭いがのこる、汚れた通路だった。目の前には扉があるが
もとが何の色かも分からないほどによごれていた。
周りを見渡すと、自分の周りだけやけに汚い。そして寒い。腕に力を込めて、上体を起こして周りを確認する。
長い通路の、ちょうど真ん中あたりで眠っていたらしい。
周りをみわたし、床や壁の上体を見て、最後に自分の「傷一つない」生まれたままの姿をみて
・・・・・すべてを思い出した。

「そっか。私一回・・・やられて・・・でも、まだ夢の中、なんだ・・・良かった」

 本能のまま、とりあえず当たりにある布切れから大きめのものを
かき集め、胸と股をかくすようにする。
だれかが見ているのかもしれない。
 もっともこの夢で自分以外の誰かにあったことはないが。

「・・・・絶対、抜け出すんだから・・」

こんな不自然に、何回も同じ状況に鉢あわす夢なんて、おかしい。
きっと誰かが仕組んだ罠・・・だとでも思わなければ、この不自然は納得がいかない。
きっと・・・多分、ゴールがあるはず・・・・。
そこにいけば、きっとこの悪夢の連鎖から抜け出すことが出来る。
もう二度と、死ぬほど・・・いや。
死ぬより辛く痛い、苦しい思いをしたくない。

こうして少女は、朝がくるまで探索を続けるのである。
幸い、次にこの夢に訪れるときは、前に「死んだ」ところからのスタートらしい。
 ならば、できるだけ迷宮を探索して、ゴールの手がかりを探したほうがいい。
それが、唯一の打開策だった。

「・・・・さて、どこからいこうかな・・」

少女の目にうつる通路の先は、果てしなく遠いもののように思えた。
519名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:46:41 ID:i3XdQnSV
 以上です。そして異常です、はい。
言い方によっては、よくて「ハード」、悪くて「くどい」と言い換えらそう・・・
この後の展開は迷い中。一人で淡々といく、夢の世界で仲間となりうる人と遭遇、
ボス的キャラ登場とか・・・様々なパターンがごちゃごちゃとあってまとまらない。
そもそも続くかどうかも分からない。

・・・作中の説明不足を補うため、監督の所にイメージとして挿絵置いておきますね。
だれか、飽きずに絵を上手くかける方法おしえてください;;
520名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 04:18:11 ID:i3XdQnSV
・・・と思ったのですがすいません、監督のとこに置けない・・・;;;
なので、2号に挿絵おいてきました。
521名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 16:14:45 ID:fLa2Dkr7
2号のSSってここにったんだ。
顔ボコは苦手だけど、容赦なく責めるのは良いですなあ。グッド
522名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 13:34:56 ID:gmMq8T5E
ナイス
523名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 13:37:48 ID:gmMq8T5E
ナイス
524名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 00:11:22 ID:tHsycHLn
>>505
その動画もう見れないの?
525名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 05:28:24 ID:59EM3ZDr
今日仕事帰りに、町で中学女子〜高校女子くらいの女の子一人と 体格の良い二人の男が町のはずれで腹パンチをしていました。
あれはかなり深く腹に拳メリ込んでいましたよ…興奮はしましたが、実際にやるのはヤバイから流石に止めに入りましたがね。
私はあくまでもアニメやイラストの方が好きですね 他の人は見て見ぬ振り あんなガキ共の何処が怖いんだか分かりませんが、まぁ 大人がしっかりしないからガキ共も物事の分別つかんのですかねぇ。
526名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 07:38:08 ID:kHlTIgAP
それは俺も笑ったわ、妄想乙って感じだな。
527名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 22:24:10 ID:UmqxSciY
そもそも人様のブログに関係ない私事書きまくる時点で、しっかりしてない大人代表だわな
528名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 22:41:14 ID:kHlTIgAP
昨日あたり何書いたんだか知らんけどコメントも削除されてたしな。
ところで例の同人誌買った?
迷ってたけど、今日の製本の写真見てかなり良さそうだったから予約した。
529名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 00:44:57 ID:lngd/1Wr
>>528
自分の実名でも書いたんじゃね?
同人誌の件は様子見する
実際に届いた奴を見るまでは不安だわ
個人制作のだと詐欺られる可能性もあるし
個人情報渡すわけだから慎重に行かないとな
530名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 01:45:20 ID:wRKbyYyb
さすがにあそこまでやって詐欺は無いんじゃないか?
まぁ同人誌届いたら誰かしらコメントするだろ。俺もそれ見たら注文するし。
てかまたこっちでも書いてくれないかな
531名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 19:47:55 ID:u2qbBd5i
届いた報告がないなw
532名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 21:28:12 ID:FsAEjvR1
何の話をしているんだぼくにも分かるように説明してくれないか
533名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 21:31:13 ID:u2qbBd5i
ログ読んで分からないなら説明しても理解できないだろう
534名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 21:51:20 ID:FsAEjvR1
ルームナンバー55が同人を書くっていうのしか分からなかった
535名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 21:57:10 ID:u2qbBd5i
分かってるんじゃん
536名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 22:00:32 ID:FsAEjvR1
分かりません
537名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:07:56 ID:2U/2E9G+
読みきりでも書こうかな。
何かネタあれば俺にくらはい
538名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:12:57 ID:sG3vCEYK
スパイ物希望します。
539名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 00:47:04 ID:BCGFDoxS
>>537

>>538
の通りスパイ物希望します
巨乳美少女スパイが腹ボコボコにされてるのを読んで(゚Д゚ )ムハァてなりたいです
こんな厚かましいお願いですが、聞いて頂けると喜びます
540名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 15:47:32 ID:wtya5TLh
おいおい55の同人誌届いたって報告無いじゃんか?
マジで詐欺かよ?
541名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 16:55:15 ID:wT0UtCaB
なんだ報告あったじゃん
542名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 17:03:22 ID:wtya5TLh
え?マジで?
543名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 18:24:07 ID:BCGFDoxS
>>542
twitterだと思うけど


え、まだ報告これだけ?
少なすぎじゃ・・・
544名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 18:42:57 ID:2NEUxBBs
>>543
連休前に振り込んだ人が少なかったんじゃね?
ツイッター見ると出張してるみたいだし、発送は帰ってからするんじゃないかな
545名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 18:44:11 ID:BCGFDoxS
>>544
そういうことか
546名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 18:49:18 ID:2NEUxBBs
あれだけのSS買いてもコメントする人なんて限られてるから、
届いてもわざわざコメントしないんじゃないか?
まぁ1人でも報告が聞けて安心したわ、売り切れる前に注文しよう。
547名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 18:50:46 ID:2NEUxBBs
ゴメン
×買いて
○書いて
548名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 22:55:16 ID:S0iVsyE0
同人誌wwwwww

バwwwwロwwwwwスwwwwww
549名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 20:22:09 ID:d4d5DOR0
あの、盛り上がっているところ申し訳ないんだが、率直な感想として、
ある程度の期間同一ネームで活動をしている実績のある人間が
その信用を投げ捨てて犯罪、同人誌詐欺を働くと考えてしまうのは、パラノイアに近いのではないかと思うわ。
この疑り深さは、マズいと思うよ。
個人の同人誌通販は広く見られる活動なので、はっきり言って、根底に相当な常識の欠如を感じるし。
550名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 20:37:23 ID:k73nFBwh
縦読み失敗してるぜ
551名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 21:09:49 ID:/uCflRz/
>>528
郵便番号書いちゃっただけだったけど調べたら北海道の土井中でワロタ
例の同人誌は発行冊数30冊みたいだからウカウカしてると売切れもあり得るんじゃない?
売れ行きも好調みたいだし
ちなみに俺は注文受付翌日に入金して15日には届いたぜ
552名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 22:32:48 ID:fFXfX1l7
2ちゃんねるで特定サイトの話題を続けるという行為は、アンチを産んだり
そのサイトが荒れる危険性をはらむものだという事を意識した方がいい

553名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 22:34:22 ID:7KzEsnON
>>551
俺消される前にチラッと見たけど、なんか銀行名か口座番号かが書いてあって
ここに振り込むのですか?
とか言ってた気がする。他人の個人情報なんて見たくもなかったからすぐに消したけど。

ところで本どうだった?
今金ないから迷ってるんだよね
554名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 00:06:41 ID:cINfeB85
つーか香ばしい奴が言ってるブログで馬鹿にされたってここのことじゃねーの?
555名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 00:18:45 ID:aBhP5awR
完全にルームナンバーのヲチスレと化してるな

うぜぇ
556名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 01:25:04 ID:9CxSV0zV
俺55のとこ知らんかったから話題になったおかげで今読めてるわ。
エロもあるしランサーの人と並んで好きだな。
腹パンはもの凄い好きってわけでもないがイラマもよくあるし同人誌も気になってきた。
557名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 02:21:45 ID:hOxxGvAZ
これはゾンビですかの京子をボコしたい
558名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 03:21:05 ID:aBhP5awR
55の話題が出ると決まって「ヲチスレじゃねーぞ!」ってageて発狂する奴なんなの?
別に褒め殺してもけなしてもないし、556みたいに新たに見れる奴めいるじゃん
55の読者やファンが増えて困ることでもあるのか?
559名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 03:23:15 ID:aBhP5awR
よりによってこいつとID被るのかよ…。
携帯はID被りやすいのか?
560名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 07:14:23 ID:aBhP5awR
まあ自演だけども
561名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 07:42:33 ID:aBhP5awR
自演じゃねーよ!
お前マジで55のアンチな訳?
562名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 10:28:07 ID:ebdJ9OCp
>>555
>>560
>>561
バレバレの自演ほど痛いものは無いな
相変わらずsage忘れてるし口調ももう少し真似ろよ
あと、55を半角にするのを忘れてるぜ?
563名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 03:13:05 ID:o0WhHmMS
とりあえずナンバー55氏の新作の展開予想でもするか
564名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 10:45:51 ID:o0WhHmMS
氏のSSは腹パンやイラマもいいが、最近ストーリー追うことが面白くなってる。
涼の復活に期待
565名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 21:31:33 ID:hc6CM6fu
ストーリー予想もいいが、同人誌の感想が聞きたい。
コメントが無い所を見ると大して良くなかったのか?
566名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 21:48:34 ID:o0WhHmMS
イラストは良かった。
というか文章自体は加筆あるとはいえ既出なんだから、イラスト目当てでしか買わない。
567名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 23:15:27 ID:JsJiqDBi
>>538-539
お待たせー。


ちょっとグロくなっちゃった
568女スパイ物    1/11:2011/02/18(金) 23:17:06 ID:JsJiqDBi
空港にオリヴィア・ブラウンが姿を現した瞬間、一斉にフラッシュの嵐が浴びせられた。
「ミス・ブラウン、今のご気分は!」
「拘束中、貴女は何をされたのですか?性的被害はありましたか!?」
「公開されたビデオは既に確認されましたか?あれは真実なのでしょうか、ミス・ブラウン!」
記者達が我先にと質問を投げかける。
オリヴィアは警備に守られながら、沈んだ瞳を下に向け、乱れた髪を揺らして人垣を過ぎった。

やつれていてもなお美しい女だ。
頭頂部から艶めくダークブラウンの髪がふわりと下がり、胸の付近で自然なウェーブを描く。
ガラス片のようにくっきりとした瞳は知性と高潔さを現し、唇にもだらしなさの欠片さえない。
スタイルなどは正に驚くばかりだ。
女らしい胸の膨らみと、そこから慎ましやかに括れゆく腰、その締まりを裏切る尻肉の豊かさ、
むちりと肉感的でありながら、伸びやかに整った脚線。
今やボロ切れを一枚羽織るだけの格好だが、それさえハリウッド女優が映画撮影の為にそうしているように思える。
しかし彼女、オリヴィアは女優ではない。演技は演技でも、国単位で騙し通す美しき女スパイだ。

アジア某国から、アメリカの特定企業に対するサイバーテロが多発したのが一昨年。
甚大な被害を受けた企業群は一時的に結託し、秘密裏に諜報員を雇い入れた。
それがオリヴィア・ブラウンだ。
父方の祖母が華僑であるオリヴィアには、アジア系の血が混じっている。
顔立ちもどちらかといえば東洋人の好みに近い。

オリヴィアは持ち前の器量と狡猾さを駆使して組織内部に取り入り、ついに機密を突き止めた。
しかし深夜にオフィスへ忍び込み、データを抜き出していた所を取り押さえられてしまう。
オリヴィアにミスらしいミスはなかった。
監視を事実上無効化し、人的にも物的にも綿密に隙を作り上げた上での決行だった。
悪かったとすれば、それは『その日に限り日課を忘れた警備が、深夜に偶然舞い戻った』……という不運でしかない。

いずれにせよ、オリヴィアは捕縛され、尋問を繰り返された。
オリヴィアが自白する事はなかったが、業を煮やした男達は、その尋問の様子をネットの海へ放流する。
断片的な映像でしかなかったが、そこには間違いなく当のオリヴィアが殴られ苦悶する様、
女の部分に逸物を抜き差しされている様、あるいは口から延々と水を流し込まれる様が見て取れた。

『米国美人スパイ、某国にて捕縛され強姦!!』

メディアは即座に喚きたて、戒厳令を敷く暇もなく事件を世に周知させる。
そのオリヴィアが交渉の末ついに解放されたのが、まさに今日この日であった。
569女スパイ物    2/11:2011/02/18(金) 23:19:53 ID:JsJiqDBi

「……ご苦労だったな、同志・ウェルズドーター」
迎えの車の中で、運転手がオリヴィアに告げる。
オリヴィアは驚きに顔を上げた。
ウェルズドーター(ウェルズの娘)とは、組織におけるオリヴィアのコードネームだ。
それを知っているという事はつまり、この男はオリヴィアの身内と考えられる。

「どこへ向かっているの?」
オリヴィアは問うた。
「我々の貸し切ったホテルだ。クレインを待たせてある。
 ……今夜は何も考えず、彼の傍で寝るといい」
運転手はそう答えを返す。
オリヴィアの氷のような瞳が、微かな光を孕んだ。

クレインは組織におけるオリヴィアの想い人だ。
オリヴィアを組織に招いたのも、諜報員としてのイロハを教えたのも彼だった。
オリヴィアにとって、兄よりも父よりも近しく、頼りになる恋人。



「……大変だったね、オリヴィア」
クレインは椅子から立ち上がってオリヴィアを出迎えた。
「……クレイン……」
オリヴィアはドアに後ろ手をかけたまま、気後れするように立ち止まる。
「おいで、オリヴィア。」
クレインは彼女の心を解きほぐすように笑った。
「…………私は……あんなミスを、して…………ボスに、組織、に……」
オリヴィアは気丈な顔を崩し、小さく肩を震わせる。
クレインは頬を緩めた。
「……大丈夫だ、オリヴィア。僕が居る」
クレインが一言幼子を諭すように言うと、そこでようやくオリヴィアの氷が解ける。

オリヴィアの長い脚が柔毛のカーペットを撫でた。
クレインはオリヴィアを抱きとめ、髪を撫でる。
「オリヴィア、何があったか……話してくれ」
クレインが問うと、オリヴィアは言いにくそうに口を開く。
「……あの日は……セキュリティを完全に遮断したの。人員の把握も……」
「そうじゃない」
オリヴィアの答えをクレインが遮る。
オリヴィアが言いよどむのは、それが後ろめたい事だという以上に、
『本当に伝えたくないこと』を隠すための時間稼ぎだ。

「そうじゃないんだ、オリヴィア。君がどう捕らえられたかは問題じゃない。
 そんな事は取引の際に、向こうの連中が自慢げに語ってくれたさ。
 僕が聞きたいのは……君が 『何をされたか』 だよ、オリヴィア」

クレインにじっと瞳を見つめて問われると、オリヴィアももう言い逃れはできないと悟った。
自分の愛する男にだけは見せたくないと思った部分を、もう隠せない。
建前はどうあれ、薄氷を渡るようなこの危うい空気の中、隠し立てをしては信頼回復は望めない。そう女の直感で嗅ぎ取ったのだ。

ゆえにオリヴィアは、切ないほどの恥じらいを以って身に纏う衣を脱ぎ捨てた。
その醜く変化した腹部を、愛する男の視界に晒しながら。
570女スパイ物    3/11:2011/02/18(金) 23:21:24 ID:JsJiqDBi

オリヴィアの記憶に焼き付いたのは、その部屋に満ちた“香”の匂い。
人間の汗、体臭、性汁と妙薬をない交ぜにした、フェロモンのような匂いだ。
それは場に居る人間の鼻腔を侵し、性本能を炙りたてる。
オリヴィアを取り巻く男達は、皆一様に屹立した怒張で下穿きを膨らませていた。
眼前の女を丸々72時間に渡って犯しぬいた後だというのにだ。
だがオリヴィアの方もまた、乳房が膨張し、乳輪がほんのりと赤みを帯びるセックスアピールを晒していた。

男達は吊るされたオリヴィアが睨み返すのを愉しみながら、その色づいた肢体を眺め回す。
突如、そのオリヴィアの身体を鞭が襲った。
パシンッと鋭い音を立て、鞭が背中側からオリヴィアの胴に巻きつく。
『ぐっ!』
鞭の先端が腹筋に食い込み、オリヴィアは目を見開いた。
『そら、どうだ?』
背後の男が手首を返し、鞭をオリヴィアの腋、内腿へ浴びせかける。
そうして気を散らした直後、再び蛇が噛み付くように腹筋へと先端を食い込ませた。
『う゛んっ!!』
オリヴィアは歯を食いしばって耐える。
鞭の衝撃はかなりの物であるはずだが、彼女の鍛え上げられた腹筋も、また並ではない。

『ひゅーう、ほんとお宝だぜこの腹は』
オリヴィアの正面にいる男達が口笛を吹いた。
彼女の腹は何度も鞭を浴びせかけられ、細かな金網で焼かれたようになっている。
しかしそれでも腹筋は確かな形を保っていた。

ブロンズ増を思わせる艶やかな腹筋。
鳩尾から繁みまでの楕円形の骨組みの中に、6つに割れた腹筋が盛り上がっている。
臍を横断する中心線が美しい。
本格的に鍛え上げられた凹凸を備えながら、しかし流れるようなスタイルの邪魔をしない。
男女を問わず見惚れさせる、実に見事な腹筋だ。


「……だから、ここを狙われたのか?」
クレインは裸で立つオリヴィアの足元に跪き、腹部に舌を這わせて問う。
それにぞくぞくと反応を示しながら、オリヴィアは頷いた。
「あっ……!……そう、何度も、何度もお腹に鞭を浴びせられて、殴られたわ。
 でも私はそんな事では折れなかった。だから連中も、だんだん躍起になっていったの」
571女スパイ物    4/11:2011/02/18(金) 23:22:43 ID:JsJiqDBi



一番の剛力と思われる大男の拳が、オリヴィアの腹部にめり込んだ。
『う゛ぉ゛っ!!』
オリヴィアは目を見開いて苦悶する。しかし決定打にはならない。
天井から吊るされる状態ゆえ、殴られる度に身体が後ろに泳ぎ、ダメージを逃がす形となっていた。
しかしそれでも衝撃は大きく、オリヴィアは手首から血を滲ませながら脚をぶらつかせる。

『ちっ、クネクネしやがって。オイ、これじゃせっかくの俺の豪打が活かせねェじゃねえか!』
大男は岩のような肩を鳴らし、見た目通りのガラの悪さで叫んだ。
『そうかねぇ。俺は吊るされた女が、腹殴られて無様に踊る姿が好きなんだが……まぁいい。固定しようか』
ネズミのような顔つきをした男が、オリヴィアの後ろに回る。
『ふぅ……ふぅ……!!』
オリヴィアが荒い息を吐きながら、そちらに視線を向けた。
何かを覚悟するように唇を噛み締めて。
『んッ!!!』
にちっと音がした数瞬の後、オリヴィアの脚が硬く強張った。

『へへ、お前もケツの穴が好きだね。昨日も散々使ってやがっただろう』
『ああ、暖かくてキツくって最高だぜ?どんなアバズレも、ここに突っ込みゃあ顔を歪めるしよ。
 それにこっちを犯されると、ヒトってのは勝手に腹筋が固まっちまう』
男はオリヴィアの腹を撫で回しながら告げる。
確かにそこは、歪められた顔と同様、彫りも深く浮き出ている。
「ほぉ、確かにいいカタチだ。お前がそこで繋がってる限り、支えにもなるし、な!!」
豪腕の大男は嬉しげに笑いながら、思いの限り腕を引き絞った。
『…………!!』
オリヴィアの顔色が変わる。
男の山のような三角筋が盛り上がり、巨大な拳を唸らせてくる。
自分は先ほどと違い、それを受け流せない。肛門をこじ開けられたまま、背後の男とで鋏潰される。それが避けられない。

ドンッという小気味良い音が鳴り響き、上空の鎖がじゃらじゃらと鳴った。

『ぐぅお゛おぉぉお゛お゛っ!!!!!』
その時の声は意外なものだった。
美しく知性溢れるオリヴィアから漏れたとはとても思えないほどの、低く汚らしい叫び声。
『げはっ、げえはっ!!おえ、ううう゛おぉえっ!!!!!』
オリヴィアは何度も腹部を折り曲げ、足をばたつかせて身悶えた。
口の端から涎が垂れる。
『ひゅー、すげぇ衝撃。背後でこんなキッツイなら、こいつなんか悶絶モンだな。
 あー、ケツがキュウキュウ締まって最高だぜ』
オリヴィアを後ろから抱く男が笑いを浮かべた。
『はっはっは、本当に悶絶してるぜ。涎が飛び散りやがった!いやァいい図だぜ!!』
男達もオリヴィアの乱れた姿に腹を抱える。
『…………ッ!!』
オリヴィアがそれを睨みつけようとした刹那、再び男の拳が腹部を抉りあげた。

『ごぉあああぁ゛あ゛っ!!!』
鎖の音が、濁った悲鳴が仄暗い部屋に鳴り響く。
572女スパイ物    5/11:2011/02/18(金) 23:25:07 ID:JsJiqDBi

『しかし、女だてらによく鍛えられてるもんだよなぁ。
 俺のパンチをここまで耐えといて、一般人ですなんて言い張るのは流石に無理があるぜ、姉ちゃん』
十数発の腹打ちの後、大男が項垂れたオリヴィアを見下ろして告げた。
オリヴィアはにちにちと音を立てながら肛門を犯されつつ、荒い息で大男を睨み上げる。

『……はっ、はっ…………そ、総身に知恵が回りかねてるみたいね、大男さん。
 女が、この程度で音を上げると思っ、てるなんて、笑っ……ちゃうわ』
オリヴィアのその挑発に、大男は眉根を寄せる。
『おいおいおい、チャンにそれ言っちゃあ殺されンぜ?』
周りの男達は可笑しそうに笑いあった。

大男はオリヴィアの顎を掴み、美しい唇をへし曲げさせる。
『面白い事を言う姉ちゃんだ。だがな、こうして口を開けさせられると、歯ァ喰いしばる事もできねぇだろう。これなら流石に効くんじゃねぇのか?』
大男はそう語りかけ、オリヴィアの瞳がかすかに惑うのを愉しんだ後、おもむろにその腹を殴りつけた。
『あうぇええ゛え゛っ!!?』
口を開かされた状態で上がる、女の悲鳴。
オリヴィアは先程よりも明らかに狼狽し、目を白黒とさせていた。
『へへ、どうだイイだろう?もっと味わえ』
大男は笑みを浮かべながら、さらにオリヴィアの顎を押し潰し、腹を抉りぬく。
バスッ、バズンッという鈍い音が美しい腹筋から溢れた。
『おええ゛え゛っ!!んうぇぇええ゛え゛っ!!!』
『へへ、いい声だなぁ。ケツもきゅんきゅん締まって最高だ……ああ、出る、、出るぞッ!!!』
背後から尻穴を犯す男が叫び、苦悶するオリヴィアの腸内に精をぶちまけた。
どぐっ、どぐんと何度も怒張を脈打たせ、注ぎ入れる。

『えほっ、うおえっ……!!』
オリヴィアの口が噎せ返るのに呼応するかのごとく、肛門から怒張が抜き出された。
怒張は小柄な男に似合わずかなりの大きさで、オリヴィアの蕾はぽっかりと口を開け、
わずかに黄色く染まった白濁を腿の裏へと垂らしはじめる。

『良かったなぁ、ケツで射精して頂けたぜ。テメェも実はヨガってたんじゃねぇのか?』
大男は下卑た口調で問いながら、腹に当てた拳を下に滑らせた。
女らしい下腹部の膨らみを過ぎ、繁みを越えて、恥じらいの場所へ指が入り込む。
『……うンっ……』
オリヴィアはかすかに呻いた。
大男はそのオリヴィアの女の部分を撫ぜ回しつつ、口元を歪める。
『ふん。やっぱりな、湿っていやがる』
『おいおい本当かよ、理解に苦しむな。この変態女め!』
男達は口々にオリヴィアを嘲った。オリヴィアは柳眉を吊り上げる。

濡れるのは仕方のない事だ。
つい昨晩まで、昼も夜もなく男女の交わりを強要され、女を目覚めさせられていた。
先ほどまでの腹責めの合間にも体中を弄られていたし、そもそもこの部屋には興奮剤のような香が焚かれている。
女の事を嘲うまでもなく、男共も逸物を屹立させ、先走りの汁を滲ませているではないか。
オリヴィアは心中で毒づきながら、ただ嘲笑を耐え忍んだ。
だがやがてその嘲笑は、女への嗜虐の心へと昇華される。

『折角だ、うんと気持ちよくさせてやるよ。力を抜きな』

男の一人がそう告げ、オリヴィアの脚を開かせた。そして足首に鎖を繋げ、床に固定する。
艶めく太い棒を手にしたまま。
573女スパイ物    6/11:2011/02/18(金) 23:26:45 ID:JsJiqDBi


「それは、バイブレーターか何かか?」
オリヴィアの腹部へ舌を這わせながら、クレインが問う。
「……違う……そんなものじゃない。あれは電気責めのための、“責め具”だったわ」
オリヴィアは想い人の舌遣いに目を細めながら答えた。
クレインの舌が這う腹部、それが数日前に受けた悲劇を思い起こして。



『流石に濡れていただけあって、それがスルリと入っていくな』
オリヴィアの秘部に極太の電極棒が挿し込まれる様を見て、男が呟く。
『ああ、子宮の入り口辺りまでは入ったろう。もう抜けねぇはずだ』
挿し込んだ男はくつくつと笑い、電極棒に繋がる機械を弄くった。
一瞬火花の散る音が聞こえ、直後、オリヴィアの引き締まった身体が痙攣する。
『があああアアっ!!!?』
『ほほ、踊りよる踊りよる。さすが西洋の女は浅ましい腰つきをするもんだ』
男達はオリヴィアの苦悶を楽しみ、その腹部に手を触れた。
バチリッ、と静電気のような痛みが手に噛み付く。
『おっほ、腹越しにでもビンビン電気を感じるぜ!?こりゃすげぇや!』
『ああ、中じゃどんだけの電流が走ってるんだかな。可哀想だねぇ全く』

男達がひとしきり奇異を体験したところで、電流が一旦止められた。
『か……はぁっ!!ああ、あ、あっ……!!!!』
オリヴィアが溜めていた息を吐き出し、汗を散らしながら項垂れる。
だが甘い香りの息が場に広がった頃、再び電流が流された。
『ああぁあッッ!!!!!』
オリヴィアは白い喉を衆目に晒して伸び上がる。

『どうだ、つらかろう。だが所属する組織を吐くだけで、お前はこの地獄から逃げられるんだ』
男の甘い囁きを、オリヴィアは鋭い眼光で拒んだ。
『……なるほど、ならば仕方がない。おい、やってやれ』
男がそう言うと同時に、先ほどまで散々オリヴィアを苦しめた大男が立ちはだかる。
その手には8オンスほどの黒いグローブが嵌められていた。
『へへ、素手で殴るとこっちまで痺れちまうからな、ゴムで出来た特製のグローブだ。
 だがベアナックルより楽だ、なんて考えない方がいいぜ』
大男は両拳を打ち合わせながらオリヴィアに近づく。
そしてフックの軌道で一撃を叩き込まれた瞬間。
『ごぉう゛っ!!!』
今までの人生で出した事もないような声と共に、オリヴィアの視界はホワイトアウトした。
574女スパイ物    7/11:2011/02/18(金) 23:27:41 ID:JsJiqDBi

ばしゃりと水を浴びせかけられ、オリヴィアは意識を取り戻す。
見渡す視界には、男達の笑いばかり。
『おいおい、一発で意識飛ぶとか、そりゃ無ぇんじゃねえのか?』
大男がグローブを揺らしながら茶化した。
その姿を見た瞬間、オリヴィアは意識を飛ばす直前の状態を思い出す。

男の大きな拳が、腹の中に“入り込んで”きた。
以前までの表面をゴツゴツと殴られる感触とはまるで違う。
柔らかなゴム製のグローブが衝撃で腹筋の溝に張り付き、余すところ無く衝撃を伝播させる。
その結果内臓に直接衝撃が叩き込まれ、挙句に膣内の電流と結託したのだ。
それで脳が焼き切れた。

『ベアナックルより楽だ、なんて考えない方がいいぜ』

大男の言葉通り。このグローブで電流の流れる腹を叩かれる責めは、先までの比ではない。
なにしろ頭の神経が即座にブツリと逝ったのだ。
おまけに今度は足首を固定されているため、衝撃を受け流す事が叶わない。
『今度は耐えろよ?』
大男が腹部にジャブを触れさせる。
膣に入った電極棒にも再び電流が流れ始めた。
『あ゛……あ゛』
オリヴィアは声にならない声を漏らし、しかしすぐに唇を噛み締める。
直後に叩き込まれるストレート。
しっかりとジャブで距離を取り、無駄をなくした重撃が腹へ潜り込む。
『げはっ、あぁ゛あ゛!!!』
オリヴィアの口から銀色の飛沫が飛んだ。
そのまま下唇を突き出す無様な顔を晒し、男の太い腕が腹から引き抜かれる瞬間、
それを追う様にして胃の中の物を溢れさせてしまう。

『おお、ついに吐きやがったぜ!っつっても、ゲロだけどなぁ!!』
『はっは、品のなさもここまで来ると笑えるぜ!』
男達の嘲笑う中、オリヴィアは身体をくの字に曲げて咳き込み続ける。
『おら、吐いても続けるぜ』
大男はグローブでオリヴィアの額を押し上げ、顔を上げさせてもう一撃を叩き込んだ。
『おぉええぇぇ゛え゛っっ!!!!!』
苦悶の叫びが上がる。
さらに、上がる。

肉を打つ音、鎖の鳴る音、苦悶の叫び、笑い声。
それぞれ数パターンしかないその響きが組み合わさり、まるでセンスのない人間が作った楽曲のように、単調に単調に繰り返される。
しかしその音色の一つ一つは、吐き気がするほどに痛切で、また、おぞましかった。
575女スパイ物    8/11:2011/02/18(金) 23:29:32 ID:JsJiqDBi

『…………いやはや、感服するね。ここまで辛抱強い女だったとはね』
どれほどの時間が経ったのか、男達は項垂れたオリヴィアを眺めて呟いた。
オリヴィアの足元には液だまりができている。
繰り返しの電流責めにより、感情を無視して垂れ流された汗や小水、愛液、胃液などの混合液だ。
オリヴィアは肩で息をし、目の下には隈のような疲れきった証を浮かべていた。
美しい全身が湯上りのようにほのかな桃色に染まっている。
唯一殴り続けられた腹部だけは、六つの割れ目すべてが赤紫色に変色していた。

そこまでになりながら、オリヴィアは一切の情報を口にしない。
電流と腹責めで朦朧とする中、様々な誘導尋問が行われたが、血液型や家族構成などの初歩的な問いにさえ、何一つ情報を明け渡さずにいた。

『くそ……どんだけ強情なアマだよ、こいつ!!』
大男がイラついた様子でオリヴィアの下腹を蹴りつける。
『ぐっ!』
オリヴィアは小さく呻いた。
『ふむ、確かに強情という他ないな。追い込まれているのは間違いないが……』
プライドを傷つけられ憤慨する大男に対し、男の一人はどこか嬉しげな素振りを見せる。
『……あ、あんた達なんかには……死んでも屈しないわ』
俯いたままオリヴィアが呟いた。
その言葉に、男の笑みはますます深まる。
『ほう、死んでもか。いい信念だ。だがそれを実際に貫ける人間など、居はしないよ』
男はそう言ってオリヴィアの拘束を外した。
オリヴィアはその場に力なく崩れ落ちる。咄嗟に逃げ出すような体力はとうに無かった。

男は無力なオリヴィアを拘束台に横たえ、改めて手足を縛りつける。
そして水の入ったヤカンを持ち上げた。
『生命の水をやろう、女』
男は笑みを浮かべたまま告げる。

『…………!!!』
男の意図を察し、オリヴィアが目を見開いた。
『……ああ、なるほどな!』
当然、理解したのはオリヴィアだけではない。
他の男達も拘束台に群がり、ある者はオリヴィアの鼻を摘み上げ、ある者は唇を上げさせ、
またある者はその口の中に漏斗を差し込んだ。
『あえぇっ!!えあっ!!!!』
オリヴィアが抗議の声を上げる中、その遥か上方でヤカンが傾けられる。
水責め、だ。

どぐどぐどぐどぐ、と水は漏斗の窄まりへ泡を立てて流れてゆく。それはそのまま、開かれたオリヴィアの喉奥へ。
『えごっ!!あぇごっ、おごおおおおっっ!!!!』
うがいをするように喉を泡立てながら、オリヴィアは次々と水を飲んだ。飲まされた。
溢れた水がオリヴィアの顎を、喉を、そして乳房までをも濡れ光らせる。
『ほーら、美味しいか。お替りもあるぞ』
一つのヤカンが空になると、即座に次の一つが手渡された。
紙一重でオリヴィアが窒息死しない程度の感覚を空け、水がなみなみと注がれ続ける。

やがて、細く締まっていたオリヴィアの腹は膨れだす。
割れていた腹筋は風船のように丸まり、見る間にドーム状に肥大化した。
『おおげっ!!ごぼっ、ごぼぼごげおろおお゛お゛っ!!!!』
拘束されたオリヴィアがいくら暴れても、暴れても、その変化を止める事は出来なかった。
576女スパイ物    9/11:2011/02/18(金) 23:30:35 ID:JsJiqDBi

『ひっ……ひィ、っ……ひいぃ…………っ!!!!!』

静脈が浮き出るほどに腹が膨らみきったオリヴィアは、息をするだけで震え上がっていた。
当然の事だ。
視界を遮るほどに膨れ上がった腹、浮き出た血管、周りから感じるおぞましい気、笑い。
その何もかもが恐怖を煽るのだから。
もはや体中が、脂汗などというものでは済まない、粘ついた液に覆われている。

『死んでも情報を漏らさない……だったな』
男達は木の棒で肩を叩き、あるいは手の平で弄びながらオリヴィアを取り囲む。
ガクガクとオリヴィアの身体が震え始めた。死の直感でだ。

神よ。我が信仰する偉大なる神よ。
オリヴィアは口には出さぬまま、心の中で祈りを捧げる。
だが神はいない。この世で人が触れられるのは悪魔しかいない。

ドンッ、と腹の頂点に木の棒が振り下ろされた。樫の樹のように堅い棒だ。
『げは……っ!!!!!!』
オリヴィアは口から水を吐きこぼす。それはオリヴィアを美しい髪を無残に汚した。
『はは、効いてるぜ!』
木の棒が引き戻された直後、別の男の拳がオリヴィアの腹を抉る。
垂直に、そして奥まで。
『があああああ゛あ゛!!!!!』
オリヴィアは目一杯に開いた口からさらに汚水を吐きこぼし、手足をばたつかせた。
さらに棒が、拳が、グローブが、上からオリヴィアの膨腹を滅多打ちにする。
『がぇああああ゛あ゛おお゛お゛お゛っっっ!!!!!』
オリヴィアにできるのはもう、叫ぶ事だけだった。
内臓が軋んでいる感覚が伝わってくる。
ビニールに包まれた生肉を押し潰した時のような……いやひょっとしたら、すでに弾けてしまっているかもしれない。
この状況を抜け出ても、絶対に無事ではすまないだろう、そう確信できる。

『いいねぇこれ、腹殴る度に喚いて、手足が強張ってよ。セックスより興奮するぜ』
『確かに傑作だ。だが、腹筋の力が無くなっちまってイマイチ歯応えがねぇぜ。
 顔は相当にクるけどよ!』
『見ィろよこいつ、小便漏らしちまってんぜ?脚はすらーっと長い美人風なのに、情けないねぇ』

男達の声が、バリバリという耳鳴りにかき消されてゆく。
喉奥から溢れる水が、鼻に、脳に、耳にまで入り込んでしまったかのようだ。
地獄に思えた。
臓腑という臓腑が押し上げられる、抉られる、すり潰される。
今へこんだのは腎臓か、いや肝臓かもしれない。胃が、原型を留めていないのは確かだ。
肺だけは正常らしい、いや、それも下から何かが押し上げてきて、へし曲がる。
熱いものが絶え間なく喉を押しひらいて迸る。
苦しい、苦しい、苦しくて、たまらない。

『こ……殺してえっ!!!もぉ゛いっぞころじでえぇ゛え゛え゛っっ!!!!!』

とうとう視界に血を吐き出しながら、オリヴィアは哀願した。
悪魔のような男達は満面の笑みを湛えながら棒を、拳を振り下ろす。
気が狂いそうなほど恐ろしい情景だった。しかしあまりにも苦痛が強すぎ、気を失う事もできない。
手足の筋肉がいきり立ち、拘束された縄に食い込んでゆく。
側頭部の血管がぶちぶちと切れてゆく。

やがて自分が生きているか死んでいるのかも解らなくなった頃に、遠くで部屋の扉が空いた。
交渉が成立、その女は即時解放すべし……との伝令と共に。
577女スパイ物    10/11:2011/02/18(金) 23:33:19 ID:JsJiqDBi




「…………そうか。辛かったな」
クレインはオリヴィアの赤紫にただれた腹から舌を離し、彼女を抱き寄せた。
「うん……」
オリヴィアは愛する男に導かれるまま、壁を背にして抱きしめられる。
「オリヴィア」
「なぁに」
「……オリヴィア」
「なぁに、クレイン」
オリヴィアは瞳に安堵の色を浮かべて繰り返す。
クレインの思いつめたような顔が間近にあった。彼が自分を案じてくれている事が、オリヴィアにはとても喜ばしかった。

しかし、次の一瞬。その至福は地に落ちる。
クレインの左手がオリヴィアの首を押さえた。右手は背中の後ろに回り、鋭利なナイフを取り出している。
クレインがぐっと肩を入れた直後、オリヴィアの白い肌を朱が流れた。


「………………
                え       …………?」


オリヴィアは腹部に差し込む冷たさに思考を失う、
何が、どうなっている。なぜ、腹が焼けるように熱い。

「げおっ、ごはっ……!!あ゛、げは、あっ……!!!」

喉から血があふれ出す。痛みに耐え切れず前屈みになり、クレインの袖を掴もうとするが、
力及ばずに倒れ伏す。

「い……たい……いたいよ?……ク…………クレイ……ン…………」

自失したまま、オリヴィアは空を掻き毟る。ぬるりとした血が背中の滑りだけを助ける。

クレインはナイフを手にしたまま、オリヴィアに覆い被さった。
暴れる手足を封じ込め、再び腹にナイフを突き入れる。
今度は抜かず、ずっ……と腹筋に沿って肉を裂いてゆく。

「ぎぁああ、あ゛っ……!!!っひ、ひだい、ひだい、っよオぉ!!!!!
 グレイン、グレインッ!!おなか、おなかが…………こんなに血が、ひどいの。
 …………どうひて…………クレ…………ぃ…………ン…………」

オリヴィアは子供に戻ったように泣きじゃくり、クレインに感情を訴えた。
その瞳の光がやがて薄れ、人形のように無機質に変わる。
美しかった手足がだらりと垂れ落ちた。
578女スパイ物    11/11:2011/02/18(金) 23:35:21 ID:JsJiqDBi

クレインはすでにオリヴィアでないものの腹部をまさぐり、その血を浴びる。
時に救い、自らの口に含みながら、一滴ずつ指にふれさせてゆく。
「つらかったろうね。こんなに腹を殴られて、口惜しかったろうね」
そう呟きながら、腹の穢れた部分を血で洗うかのように触れ続ける。
やがてその赤い肉に、透明な雫が滴りはじめた。

「……許してくれ、オリヴィア。これが僕に与えられた任務なんだ。
 任務に失敗したばかりか、世界規模で事件を知られ、犯罪組織に弱みを握らせた。
 君は死ななければならないんだよ。ならせめて僕の手で、ね。
 でも心配はいらない。……言ったろう。“僕が居る”、って」

クレインはナイフの刃を自らに向ける。
そして飛沫を上げ、抉り出して、愛する女性の上に覆い被さった。
その薔薇のように朱に染まった肉体を、内まで溶け合うように絡ませて……。



                                 FIN
579名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 00:30:18 ID:WuDeH/CO
すげえ、あんた>>578 すげえぜ!
最高にぬけたw
たまんねーひゃーwww
もう一周するわwww
580名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 06:13:04 ID:/v2mAUFO
抜いたw
581名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 19:21:21 ID:ICiG5JBP
ルームナンバー55氏はシオンが死ぬ話を思いついて、書きはじめたらしいぞ。
582名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 23:17:31.92 ID:LUMp4SMQ
あれは思いついただけと思われ
シオン死んじゃやだよ
583名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 00:30:09.78 ID:V7YrVVZJ
>>578
アナル責めと腹パンチの破壊力やべえw
584名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 00:51:06.06 ID:SskZ4ebr
腹パンとエロの親和性がいいなぁ。やりながらなぐり、なぐりながらやる。
585名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 16:59:29.58 ID:cMZGYAVu
539ですが、まさかアナ腹がこんなにも素晴らしいものだとは思いませんでした
オリヴィアの世界に神はいませんが、こちらにはいました
感謝感謝。・゚・(ノ∀`)・゚・。
586名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 01:13:17.69 ID:EAMgTx+Q
>>578
抜いた。切腹は珍しいから満足でした。

例の同人誌やっと到着報告来てるな
様子見てたけど評判いいみたいだし、俺も買うわ
587名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 01:30:35.56 ID:b+GJHTZW
>>578
グロは苦手だけど責めは興奮した
GJ
588名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 01:26:13 ID:AUSYvNqC
ブログ見たらこれ恭子の作者さんか。
相変わらず発想と文力が凄いな
589名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 00:39:46.74 ID:XKQQ93g6
6 名前: 腹パンチオタクtentsu 2010/12/03 (Fri) 17:12:34
僕は腹パンチオタクです 女の子が腹パンチされてるところを見て勃起してしまいます
僕が腹パンチ喰らうのも 気持ち良くなって 勃起してしまいます
良かったら メールで情報交換しません?
[email protected]
7 名前: 腹パンチオタクtentsu 2010/12/03 (Fri) 17:32:11
女の子の腹をパンチで『グチュッ!』と潰し、胃液ゲロゲロや 唾液吐き などのシチュエーションが
大好きです 勃起してしまいます 僕が女の子のパンチを喰らうのも気持ち良くなって、大好きです
8 名前: 腹パンチオタクtentsu 2010/12/03 (Fri) 20:42:09
俺は、女の子の腹パンチを見て 拳で腹が『グチュッ!』と潰れるとこや、
粘り気のある唾液吐き出すとこや、嘔吐してるところを真下から見物して、勃起させてる変態野郎デス
【仰向けに寝た俺の上を女の子が跨いで、そんでその子の腹を別に待機している男が 殴る ! 蹴る !
そして、ゲホッ てな感じのシチュエーション】
9 名前: 腹パンチオタクtentsu 2010/12/03 (Fri) 22:03:03
ビキニ水着姿の女の子が、相撲のKONISHIKIクラスの大男に腹を踏み潰れて、内臓破裂で腹の中身を
吐きまくるっていう感じのシチュエーション どうですか? 僕的には 最高だと想うんだが。
10 名前:腹パンチオタクtentsu 2010/12/04 (Sat) 16:43:02
オイッ 管理者 ! 承認に時間かかりすぎた ! なかなか投稿出来ないじゃないか !
腹パンチの会話を楽しみにしてんだ ! そういうサイトだろ ここは 違うのか? !
590名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 01:50:32.42 ID:hSIZA8f1
>>588
恭子の人か
やはり神だった
ってかブログあったのか・・・

>>589
55氏以外の所にも飛び火させてるのかw
591名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 10:55:32.49 ID:pei9JbBJ
香ばしい奴のカキコ、探したら監督の所だった
てか29歳かよwwwww
リアル厨房かと思ってた
592名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 00:45:51.91 ID:Zqlxblkf
テンツ29歳声優オタクねぇ…
こいつかなり頻繁にアドレス変えてるよ。
前にコメントについてメール送ったらエラーで帰ってきた
593名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 22:03:11.36 ID:uNr32Y88
規制解除あげ
594名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 00:40:43.36 ID:9jHJhrOQ
82 :腹パンチオタクtentsu:2011/02/06(日) 17:13:33 ID:xXxny59Q
あけおめ 俺は自分の腹を潰した事がある てか、ほぼ週7回ほど

83 :腹パンチオタクtentsu:2011/02/06(日) 17:25:17 ID:xXxny59Q
それも、20キロのダンベルに片側に重りを付けれるだけ付け、棒のとこは直に腹に 『ドグッ ゴリュッ 』てな感じて 臍や鳩尾を潰して居ります。 元々お腹が性感体だったから 18くらいまでは知らなかったが 子供の時から自分の腹に鉛落としたりしてた それが原点かな〜?

84 :腹パンチオタクtentsu:2011/02/06(日) 17:32:28 ID:xXxny59Q
誰か 相手してくり〜ひとりで書き込んで寂しいじょ。

91 :腹パンチオタクtentsu:2011/02/07(月) 14:46:11 ID:KPyG8nRo
Яoom ИumbeЯ_55という腹パンチ小説サイトが行きつけのサイトなんだが、そこの管理の人が今制作中の腹パンチ同人誌がもうじき完成予定、
購入するのが超楽しみです サンプルイラストみましたが、俺好みの腹パンチイラストだったよ。もう 勃起しまくりです

95 :腹パンチオタクtentsu:2011/02/11(金) 04:10:44 ID:/V/8eaBg
なんか、このスレ、寂しくなりましたねェ。 中々返事の返信もありませんし、たまに来たかと思えば、他人を馬鹿にした様な文章も多いですね。
私は純粋に腹パンチファンなのです。このスレはそういう腹パンチに萌える人たちの為のスレッドの筈…心当たりのある方は少しお考えになられてから
文章を返信なさった方がよろしいですよ。 相手がどう想うか とか 傷つけるのではないか とかね

96 :名無しさん:2011/02/11(金) 05:03:08 ID:???
君が書き込むようになってから人をバカにする書き込みは見あたらないが

97 :腹パンチオタクtentsu:2011/02/11(金) 05:46:07 ID:/V/8eaBg
では私の見間違えですね 申し訳ない

98 :名無しさん:2011/02/11(金) 08:38:59 ID:???
sageとか分割レスとかしてるし荒らし目的だろうけど・・・これマジだったらマジKY
595名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 12:37:37.79 ID:j/KQ+ILZ
気持ち悪い…。
596名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 13:40:24.43 ID:j/KQ+ILZ
あちこちで暴れてるな
ここまでくると知的障害を語った単なる荒らしなのではと疑ってしまう
597名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 23:00:37.76 ID:f1M4DhOW
ここの作家さん達は生きておられるのかな?心配
598名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 02:12:26.97 ID:f77w/AFi
心配すぎるね

こっちはこっちで明日から停電だ
やばいなぁ
599名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 17:27:49.03 ID:SMDJvYLD
友じゃなくて敵
どさくさに紛れて日本人を殺
600名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 18:45:49.65 ID:2ltqQ47N
は?
601名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 19:44:10.57 ID:622wwp5s

腹パンチオタクtentsu 2011年03月14日 02:0
最近の若い人はマンガなどばかり、その点小説は色々想像しながら読むことと、
より深く物語に入り込むこどが出来るのが良いと思います。


半年前↓
3. 腹パンチオタクtentsu 2010年12月09日 14:1
由羅と由里 どんな顔してるか分からないので 腹、内臓 潰されるとこを想像しにくいです。
602名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 20:26:39.99 ID:f77w/AFi
>>601
いくら話題が無いからって貼りすぎだろw
603名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 21:03:05.92 ID:2ltqQ47N
すっかり有名人になったなwww
最近奴のコメントが楽しみになりつつある
604名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 01:54:02.86 ID:FmcrsA5K
そういえば腹パン同人出したのって55氏が初めてではないよな
605名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 20:05:04.02 ID:FRu6Q2TC
>>604
55氏以外のもあるの?
あれば欲しいんだけど、出来は55氏のに比べてどうだった?
606名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 20:54:56.44 ID:FmcrsA5K
>>605
確か数年前に夜凪さんが出してた気がするんだけど、今はもうHPが消えてるっぽい
607名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 02:12:26.12 ID:VX+dS5Pc
少ないけど腹パンチ系同人誌のオンライン販売してるやつあるね
でも個人的には腹パンチ特化より、プロレス系の方がクリティカルヒットが多い
今度そこがボクシングゲーム出す予定だからずいぶん前からwktkしてる
608名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 23:06:37.76 ID:PdUoObvt
格闘美女の鉄筋コンクリート堤防腹筋にM9パンチえぐりこみage
609腹パンチ55:2011/03/17(木) 02:30:27.37 ID:VnHKt6ds
どうも。僕の小説をここに投稿しようとしたら
なぜか容量が大きいと言われて出来ませんでした。
ですから《小説を読もう》に投稿しておきました。
題名は《コロシアム》です。
610名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 04:00:39.51 ID:yZpLCrhI
読んだ。結構よかったぜ。1レスは60行までだから分けて何レスも使って投稿すればいいよ。GJでした。
611名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 05:33:34.81 ID:R8MAcJC4
>>609
かなり良かったよ、今後もなにか閃いたらここで発表したら?
区切りながらなら連投出来るから
612腹パンチ55:2011/03/18(金) 00:27:13.48 ID:QSw417a8
了解です
613名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 02:58:22.19 ID:nLYySuQs
恭子シリーズの4作目を投下します。
今回ゲロ分がやや多目かもしれません。ご注意を。
614腹は災いの元なのよん  1/21:2011/03/18(金) 02:59:39.83 ID:nLYySuQs
『キックボクサー芦屋恭子、プロレスに電撃移籍!!』

その文面がスポーツ各誌を賑わせたのも、もう随分前に思える。
恭子がキック引退を表明した時は大騒ぎだった。
何しろ今の女子キック界で活躍している連中は、皆が恭子に憧れてキックを始めたのだから。
当然バッシングも激しかった。
恭子を逃すのが経済的損失になると嘆く集団から、浅ましい糾弾が続いた。
でもそれを食い止めてくれたのが、俺達の通っていたジムの会長だったんだ。

「……おめぇを街で叩きのめしたあの日から、もう随分と経つんだなぁ、恭子。
 荒い気性に似合わず律儀で、真面目で、あっという間にプロんなってよ。
 俺もキック界も、さんざ良い夢を見させてもらったもんだ。
 ……でもいい加減、俺達も子離れしなきゃいけねぇんだよな。
 ありがとよ、恭子。どこで何やるにしても、達者でなぁ……」

会長が恭子を抱きしめて告げた言葉は、今でも忘れる事はない。
だから俺達は迷わず進む。
宿敵・ラミア朝岡の属するプロレス団体『クルーエル・ビー』に飛び込む形で。



「悪いね、社長は今何かと忙しい時期でさ。代わりにあたしが話を聞かせてもらうよ」

クルーエル・ビーの事務所で俺達を出迎えたのは、思ってもみない美人だった。
俺達よりいくらか年上の、20代半ばか後半だろう。
輪郭のくっきりした芯の強そうな瞳。綺麗に笑いそうな唇。ポニーテールに纏めた黒髪。
十分にグラビアアイドルで通じる容姿だ。
よく見れば、そこらを歩いている女性よりは首周りが太く、肘から先も逞しい。
でもそれは決して“いかつく”は見えず、むしろ健康的な美人という賞賛が相応しかった。
そして妙な凄みがある。
恭子にもあるアスリート特有の凄みだが、この人のは年季が入っているだけにさらに凄い。

「このぉモヤシ、なぁに鼻の下伸ばしてんのよ!」
俺が彼女に見惚れていると、隣の恭子が肘打ちをかましてくる。
件の美人はそんな俺達を見てケラケラと笑った。
615腹は災いの元なのよん  2/21:2011/03/18(金) 03:01:18.75 ID:nLYySuQs

「ところで、あんたは一体誰なの?オーナーさん?」
恭子は笑いを受けた事と嫉妬から、多少の敵意を含んで女性に問いかける。
女性は笑みを湛えたまま首を振った。
「いやいや、選手の一人だよ。梅咲あおいってんだ。
 ただウチは新興の弱小団体だからね。あたしが社長の補佐やら新人育成やら、色々やってんのさ。
 あたし以外には、こなせそうなのが居ないからねぇ」
女性……あおいさんはそこでやれやれ、というポーズを取った。
姉御風の口調といい、その大仰な身振りといい、さばさばした性格である事が伝わってくる。
同じく竹を割ったような性格の恭子とはウマが合うんじゃないだろうか。

俺がそう思った時、ふいに恭子があおいさんに手を差し伸べた。
握手の形だ。
「なーるほど、世話になる先輩ってワケか。よろしくな」
恭子はそう言って笑みを浮かべる。しかし、俺はこのとき嫌な感じを覚えた。
目が笑っていない。
親睦を深める為の握手ではない、握力勝負を仕掛ける気だ。
かつてジムに喧嘩自慢の人間が入門してくるたび、恭子はこうして力関係を刷り込んできた。
でもそれをいきなり先輩にやるのはマズい。
俺が止めようとした時にはすでに遅く、あおいさんはその悪魔の手を取っていた。

恭子がぐぐっ、と掌を握りこむ。
「現役のプロレスラーと握手が出来るなんて、光栄だよ!」
恭子は笑みを浮かべ、さらに力を篭める。
あおいさんは一瞬驚きを示したが、しかし、すぐにそれは笑みに変わった。
「……おやおや、やめといた方がいいよぉ?」
そう言ってあおいさんも腕に力を篭める、その直後。
「い、いてててっ!!?」
恭子が叫びを上げた。そしてすぐに力を抜き、自ら握手を解く。
あの恭子が握力勝負で負けた。信じられない光景だ。
恭子の握力は俺より遥かに強い。
測っているのを見たのは随分前だが、その時でも70kgはあったはずだ。
その恭子が、極めて負けず嫌いであるにも拘らず、一瞬で敗北を認めたというのか。
でもその手を見ると納得がいく。
恭子の手の甲は、あおいさんの指の形に赤く陥没していたのだから。

「ああっ、大丈夫かい!?あんた思った以上に強いから、ちょいと加減を間違えちまったかね」
あおいさんが申し訳なさそうに頬を掻く。
しかし恭子はぐっと胸を張り、あおいさんに笑みを向けた。
先ほどの敵意ある笑みとは違う、相手を認めた時に見せる笑みだ。
「へへっ。平気、何ともないよ。……でも強いな。あおいさんって言ったっけ、あんた本物だ!」
恭子がそう言うと、あおいさんも口元を緩める。
「はは、ありがとう。こっちもあんたみたいなのが来てくれて嬉しいよ!」
がしっ、と2人のアスリートが、今度こそ本物の握手を交わした。
やっぱり似た者同士だ。

それからは話もトントン拍子に進み、恭子は無事クルーエル・ビーの練習生と相成った。
……ついでに俺も、彼女らの小間使いとして奔走させられる事になるのだった。
616腹は災いの元なのよん  3/21:2011/03/18(金) 03:02:15.67 ID:nLYySuQs

あおいさんは自分の事を一介のレスラーであるかのように語ったが、
やがてそれがとんでもない謙遜である事が解る。

梅咲あおい、人呼んで『臥龍小町』。
小町とは言わずもがな美人の代名詞で、臥龍とは龍が身を沈めている様だ。
普段のケラケラと笑う人懐こさとは一変し、試合では龍が如く荒れ狂う美人……というのがその異名の由来だという。
その戦い方はベビーフェイス(善玉)そのものだ。
電流や有刺鉄線を使ったハードコアレスリングにおいて、苦戦しながらも常に正攻法で勝つ様は何とも爽快な気分にさせられる。
そして強い。
実力的にも人気的にも頭一つ抜けた団体のエースだ。
なぜそんな彼女が、言い方は悪いがハードコアを売りとする野蛮な新興団体にいるのか、俺は不思議で仕方ない。
でもそれを訊ねたところで、あおいさんは教えてやんないよ、とはぐらかす。
ともあれ彼女は一流のレスラーだ。
そして同時に、指導教官としても半端ではなかった。

「ほら、休むんじゃないよ!!その程度でガタついてて、お客を魅せる事なんて出来るもんか!
 いいかい、お客がけっして安くないチケット買ってまで見たいのはね、“非日常”なんだよ。
 凄いやつと凄いやつの、考えられないような大技の応酬、それなんだ。
 今のあんた達じゃ、まるでその凄みを演出できやしない!!もっと気ィ入れなッ!!」

あおいさんの竹刀が床を打つ。
倉庫を改造した新人用の練習場では、恭子ほか数人がヒンズースクワットを繰り返していた。
狭い密室に女の熱気が立ち込める。
目標回数実に800回。
恭子達の足元には鉄のトレーが置かれていて、それを汗が満たすまでスクワットを繰り返すわけだ。

「ふうっ、ふっ……ふひぃ、んうッ……!!!」
恭子はランニングシャツをぴったりと肌に貼り付け、顔を茹だるように赤らめている。
つい先日まで女子キック界の頂点であった恭子が、だ。
当然、他の練習生はつらいどころではなく、顔面蒼白、意識があるのかも解らない様子だった。
もし本当に失神し倒れるようであれば俺が介護をすることになる。
ただし、あおいさんの許可が出れば。
普段のあっけらかんとした様が嘘のように厳しいあおいさんは、恭子達の練習を仁王立ちで見守る。
そして本当の限界ゆえでなく甘えからダウンする練習生には、耳をつんざく叱咤激励を浴びせた。
当然、練習はスクワットだけじゃない。
縄跳び、うさぎ跳び、腹に人を乗せてのブリッジ……。
スパルタという言葉さえ生ぬるく感じる地獄の特訓に、一人また一人、練習生が脱走していく。
617腹は災いの元なのよん  4/21:2011/03/18(金) 03:03:30.95 ID:nLYySuQs

スパーリングも毎日呆れるほどに繰り返された。
曰く、『プロレスの素人が一番致命的なのは、振り回される耐性がないこと』らしい。
これを鍛えるにはやられまくるしかない。
つまり、投げに強くなるには投げられ続け、バランス感覚を鍛えるには振り回され続けることだ。
当然恭子もバカスカやられまくった。
恭子はやはり元キック王者ゆえか、練習生の中でも特に期待を寄せられ、扱かれている。

「う、うわあぁぁ!!!」
マットに叩きつけられた恭子が今、その足首を掴まれ、ジャイアントスイングで投げ飛ばされた。
「あぐっ……」
強かにリングポストに叩きつけられ、さしもの恭子もふらつく。
「ほらどうしたんだい。棒立ちになってるよ、芦屋恭子っ!!」
あおいさんはその恭子へ向けて猛然と駆けた。
風を切るようなダッシュは、鋭い踏み込みと共にジャンプに変わり、そのまま両足を揃えて腹部へと突き刺さる。
ドロップキックというやつだ。
特に“臥龍小町”のそれは、ほとんど交通事故のようなもの。

「……げごぉはっ…………!!!」
恭子の目が見開かれた。
堅い腹筋へ深々と刺さったシューズが引き抜かれ、桜色の唇が蠢く。
「っう、う゛う゛ッ!!!」
力なく内股に倒れこみ、口を押さえる恭子。
それとほぼ同時に、その掌から吐瀉物が溢れ出す。げぼっ、げぼっと背筋の震えに合わせて。
「おっ、おい、大丈夫かよ恭子!?」
俺は思わず心配になって声を掛ける。
恭子はひとしきり喉元のものを吐き出した後、吐瀉物をさり気なく隠しながらはにかみを見せた。
「うぇええ゛……き、きっつい……。余裕だ、って強がって見せたいとこだけどさ、
 ちょっと休まないと無理そう……だなぁ。」
恭子は真っ青な顔でそう語る。
おどけて見えるが、その心中は口惜しさで一杯だろう。恭子はそういう奴だ。
あおいさんは屈辱に塗れる恭子を見下ろし、ほんの一瞬、嬉しそうな目をする。

「……よぉく覚えときな恭子、それがプロレスラーの蹴りだ。
 あんたが今目指そうとしてる世界は、それを雨あられのようにぶつけ合うんだよ。
 レスラーを目指すなら、まずはそれに耐えられる身体を作る事だね」
あおいさんはそう言い残してリングを降りた。
その背中は女性的でありながらも力強く、分厚い。
実際、彼女の練習に付き合うと、モヤシな俺など簡単にぶっ飛ばされる。
女は男が守るべきか弱いもの。そんな世間の常識は、この世界では笑い話にさえならない。

そして、女性がか弱いという説を覆す“規格外”は他にもいる。
そいつを初めて目にしたとき、俺も恭子も、まさしく開いた口が塞がらなかった。
618腹は災いの元なのよん  5/21:2011/03/18(金) 03:04:27.18 ID:nLYySuQs

「恭子ちゃんも遠慮せんと、ぎょうさん食べや。もっと首太ぅせな死んでまうでー」
大鍋のちゃんこ鍋を掻き回し、茶碗へ山のように装いながら女が言う。
身長213cm、体重136kg。
並みの女性なら、手を真っ直ぐ上に伸ばしてようやく髪に触れられるか、というデカさだ。
「お、おう……」
恭子は茶碗を受け取りながら、相手の掌の大きさに毎度のごとく息を呑む。
手首までをすっぽり覆うその掌には、とても力で対抗できそうにない。

この怪獣のような女は『浅黄ルミ』。練習生の一人で、年も俺や恭子とタメだ。
ちゃんこ番でもあり、これまた中々にうまい鍋を作る。
今日のは寄せ鍋風で、鶏ダンゴや豚の肩肉、牛蒡、人参などが彩りも豊かに煮立ち、渾然一体とした旨味をダシに溶け出させていた。
「ううーん、今日のもええダシ出てるわぁ」
ルミは俺達が食べている物とは別の大鍋を一人で貪る。少なく見積もっても10kgはある量だ。
改めてプロレスラーという人種は異常だと感じさせられる。

「……そういや、あおいの姐さんはどこ行ったんだろ?」
旨そうに食を進めていた恭子が、ふと顔を上げた。
確かに食事時だというのに、練習後から姿を見かけない。
「ちょっと探してくるわ」
俺は椀を置いて席を立った。
あの人に限って暴漢に襲われたりは無いと思うが、気にはなる。
「うん、お願い。……ただモヤシくん、隠れて浮気したらラリアット喰らわすかんね」
恭子が箸を咥えながら俺を見上げた。
俺はその発言と行儀の悪さに小突きを入れつつ、倉庫を後にする。



外には薄ら寒い風が吹いていた。
季節はもう初春だが、日が暮れるとまだまだ寒い。
肩を抱きながら辺りを見渡すと、少し離れた事務所に灯りが点いているのが見えた。
あおいさん、デスクワークでもしているのか。
そう思って扉に近づいた瞬間、突然中から大きな声が響いた。

「そんな、無茶です!まだ素人も同然なんですよ、あの子を壊す気ですか!?」
あおいさんだ。いつもハキハキと喋る人だが、今は特に興奮気味に聴こえる。
そしてそれへ答えるように、別の声が続いた。
「何をそう不安がるんだ。仮にも一格闘技の頂点に登り詰めた器なんだろう?
 だったら並の扱いをする必要はない。こちらも新世代の大器として迎えさせてもらう。
 だがもし“あれ”の相手にならないようなら、そこまで……という事さ」
落ち着いた声だ。男のようでも、女のようでもあり、中性的な印象を受ける。
あのあおいさんが敬語を使っているという事は、その声の主がクルーエル・ビーの社長だろうか。

「……お話は解りました。失礼しますっ!」
あおいさんは怒りを込めてそう吐き捨て、足早にこちらに向かってくる。まずい。
立ち聞きを恥じる俺が隠れるのは間に合わず、勢いよく扉が開いた。
視線がかち合う。
「…………哲くん?」
「あ、えっと。す、すみません……」
気まずい沈黙の後、あおいさんは後ろ手に扉を閉めて歩き出す。
仕方なく俺もその後を追った。
619腹は災いの元なのよん  6/21:2011/03/18(金) 03:05:26.90 ID:nLYySuQs

ガコンッと音がして、自販機からコーヒーが2つ吐き出される。
その一つを俺に渡しつつ、あおいさんは石段に腰掛けた。
「……あたしを探しに来てくれたのかい?心配かけちまったね」
暗いトーンでそう語るあおいさんは、明らかに普段と違う。

「何の話してたのか、聞いてもいいですか?」
俺はあえてそこに踏み込んだ。
間違いなくあおいさんの落胆の原因であり、地雷でもある場所。
あおいさんは無言になり、じっと俺を見つめてきた。
やはり不味かったか。俺がそう思って別の話題を探しはじめた時、言葉が返される。
「……哲くんは、あの子の大事な人だもんね。無関係でもない、か。」
意味深な言葉の後、あおいさんは視線を手元に移した。
そして衝撃の事実が語られる。

「恭子のプロテストの日程が決まったんだ。
 そりゃあ当然だよ。あたしから見ても、あの子の格闘センスはずば抜けてる。
 ルックスもいいし華もあるし、いいレスラーになるのは間違いないさ。
 でもその初戦の相手が……よりによってあの、浅黄ルミなんだよ!!」

あおいさんの手がコーヒー缶をひしゃげさせる。
激しい怒りが見て取れた。その反応を認めた上で、俺は彼女の話を反芻する。
恭子の相手が、浅黄ルミ。
あの圧倒的な巨体と、プロとしてまだ試合をした事もない恭子がぶつかる……?
無茶だ。
まだプロレス技術のない恭子は、純粋に己の身体能力のみで挑まなければならない。
その点はやはり練習生であるルミも同じだろう。
だが身体能力で競うとなった時、あまりにも体格に差がありすぎる。
身長が50cm以上も高く、体重も軽く倍以上ある相手とどうやりあえるというのか。

「ルミもいい加減プロにしていい頃だ。その時期を計ってもいたさ。
 でも、わざわざ恭子とぶつけるだなんて。
 それもただ戦うってだけじゃない。勝たなきゃいけないんだ。
 勝った一方だけがプロになれる、二者択一……。
 結果なんてハナから決まってる。まるであの子を潰すための見世物じゃないか。
 あたしには、社長の考えが解らないよ!!」

あおいさんはぐしゃっとコーヒー缶を握り潰した。
口惜しそうに唇を震わせている。この人は、本当に恭子の事を考えてくれているんだ。
俺がそう思ったとき、背後からかすかに草の鳴る音がした。
俺とあおいさんが同時に振り返る。
石段上の草むらに立っていたのは、顔を強張らせた、恭子だった。
620腹は災いの元なのよん  7/21:2011/03/18(金) 03:06:35.40 ID:nLYySuQs

あおいさんが驚きに目を見開く。
「恭子……!!」
話を聞いていたのか、と問うまでもなく、その顔を見れば明らかだ。
「……あいつと……やるんだね、プロテスト」
恭子は握り拳を作りながら声を絞り出した。
元番長のこいつの事だ。ルミもいつか倒すべき相手と考えていたに違いない。
それでもまさか、いきなりデビュー戦でぶつかるとは思わなかったろう。
絶望的な体格差。とてつもなく怖いはずだ。
「恭子、やめろ。こんなの無茶苦茶だ!」
俺は恭子に訴える。こいつの実力を侮るわけじゃない。評価している。
それでもなお、今ルミとやりあうのは無謀に過ぎた。

いつもヘラヘラしているルミだが、その力は見た目通り半端じゃない。
体当たりでサンドバックを天井に叩きつけ、スパーリングでは人間を軽々と放り投げる。
ビンタ一発で頬が外れ、病院へ担ぎ込まれた子もいる。
ルミがいつまでも練習生なのは、プロにすると試合相手を次々と壊すからでは、との噂もあった。
傍で練習していた恭子はそれを熟知しているはずだ。

「恭子、今の話は忘れな。後であたしがまた社長と話をつけるよ。こんなバカな話……」
あおいさんも恭子に呼びかける。しかしそれを遮るように恭子が口を開いた。
「……やるよ、私」
「恭子!?」
俺とあおいさんが同時に声を上げる。
「どうせいつかはやらなきゃいけないんだしさ。だったら早いうち白黒つけといた方がいいよ」
「でも恭子、相手はあの体格だぞ!?やるにしてももっと技術を……!!」
俺が必死に訴えるのを、恭子は手を翳して制する。
その顔に俺は言葉を失くした。まるで死地に赴く侍だ。

「……解ってるよ、モヤシくん。解ってる。でもさ、これぐらいの逆境は跳ね除けないと。
 甘いデビュー戦して、ヌルい戦いを続けてちゃ、ココに飛び込んだ意味がない。
 そんな事じゃ一生ラミアには追いつけない。……そう、思うんだ」

俺は喉を鳴らす。
そうだ。こいつはラミア相手に雪辱を晴らす為、栄誉あるベルトを捨ててまでプロレスに来たんだ。
本人がやると決めた以上、もう外野の俺が口を挟むべきじゃない。
ただ万全のサポートで、こいつを支援するだけだ。
「……腹は据えてるみたいだね。なら、明日からさらに厳しくするよ、恭子っ!」
あおいさんも手を打ち鳴らしてそう言ってくれる。
恭子は強く頷いた。

そして月日は流れ、2か月後。ついに運命の日がやってくる。
恭子とルミ、どちらか一方だけがプロへ進むことを許される狭き門。
ルミには限りなく大きく、恭子には針の穴ほどに小さく開かれた関門だ。

「……行ってくるよ、モヤシくん。」
恭子はいつも通りの笑顔で控え室を後にした。
でも見送る俺には、その押し殺した震えが痛いほどに伝わってくる。
無事に帰れよ、恭子。
俺は心の奥で切にそう願った。
621腹は災いの元なのよん  8/21:2011/03/18(金) 03:07:44.07 ID:nLYySuQs

あの芦屋恭子のプロレスデビュー戦とあって、狭い市立体育館には超満員の客が詰め掛けていた。
ラミア朝岡に負けたとはいえ、まだまだ恭子の人気は絶大だと実感する。
と同時に、その中で醜態を晒した時の反響の大きさもまた、容易に想像がついた。

「恭子ぉ、やっちまえーー!!」
大声援に迎えられ、芦屋恭子が会場に姿を現す。
そのシルエットは瑞々しい限りだ。
激しい特訓で肉体改造されたにもかかわらず、アイドル級のルックスは衰えない。
むしろ以前にもまして垢抜けたように見える。
長かった黒髪は今はミディアムヘアになっているが、それがまたスポーティで実に似合った。

リングコスチュームは黒と赤を基調としたビキニタイプだ。
上は首の半ばほどから下乳までを覆い、中央に開いた菱形の穴から谷間が覗く。
下は大きなベルトの特徴的なホットパンツ型となっている。
そのまま真夏のビーチを歩いてもさほど違和感はないだろう。
私服同様に鍛えぬいた腹筋と脚線をこれでもかと見せ付けるスタイル。
それを良いと感じるのは俺だけではないらしく、あちこちで男女問わぬ黄色い歓声が上がっていた。
「ああ、煩い煩い……」
どこからか歩いてきたラミアが、コーラ片手に俺の隣に座る。
「おい、なんでソコに座んだよ?」
じとっと俺が非難の目を向けるが、ラミアは可笑しそうに目を細めるだけだ。
「いいでしょ、ここが一番面白く観戦できそうな場所なんだから」
そんな事を漏らす。ブロンドの美人には違いないが、やはりこいつは得体が知れない。

恭子一色の応援ムードの中、続いてルミが入場する。
花道の始まりにそのシルエットが浮かんだ時、場の空気は一変した。
「お……おい、あれが相手か……!?」
「で、でけぇ…………!!」
ずしっ、ずしっと会場に音を響かせながらルミが歩く。
プレッシャーなど微塵も感じさせない満面の笑顔に、軽い足取り。しかしそれが重いという矛盾。
リングに並び立った時、その大きさはよりリアルな現実となった。
160cm55kgの恭子と、213cm136sの浅黄ルミ。
その筋力の差は大人と子供……であれば良いが、ともすると大人と幼児に等しいかもしれない。
観客とは正直なものだ。
始まってもいないうちから、恭子への応援がまばらになっている。

「恭子もルミも、頑張るんだよ!魅せる事を意識しつつ、練習した分を出し切んな!!」
レフェリーであるあおいさんが2人の背中へ喝を入れる。
「お、臥龍小町じゃん。相変わらず別嬪だなぁ」
「2人ともあの梅咲の指導受けてたらしいから、相当タフだろうな」
今日の主役でないにも拘らず、彼女への声援も漏れ聞こえるのが流石というところか。

「言っとくけど、手加減なんてしねぇぞ?」
恭子は肩を鳴らしながらルミを挑発する。
首をほぼ真上に向けなければ目が合わない体格差だ。
それを悠々と見下ろし、ルミが笑う。
「それ言うんはこっちとちゃうん?ウチもそろそろプロんなりたいさかい、負けたげへんで」
ルミも本気だ。
ラミアへ向けて一直線に駆け上がろうとする恭子、プロへのお預けを喰っているルミ。
互いに譲れない立場にある以上、これから始まるのは正真正銘のガチンコだ。
願わくば、それが一方的な虐殺でなければいいが。俺はガラにもなく天に祈る。
無慈悲なゴングが打ち鳴らされたのは、その直後だ。
622腹は災いの元なのよん  9/21:2011/03/18(金) 03:09:26.59 ID:nLYySuQs



「うらぁ!!」
開始直後、恭子は勢いよく踏み込んでナックルを繰り出す。
ナックルというより喧嘩パンチというべきか。
ボクシングの突きに比べれば無駄のある動きだが、それが恐ろしく早く、強い。
普通の相手なら一発で卒倒する事間違いなしだ。
しかし、ルミのボディへまともに入ったそれは、ぶっ飛ばすどころか柔らかに沈み込むだけだった。
「っ!?」
恭子はたたらを踏んで後退する。一方のルミは腹を撫でながら唇を吊り上げた。
「何やのん今の?蚊でも止まったんやろか」
それは強がりではなく、おそらく事実だ。
ルミは全体として筋肉質ではあるが、腹と内腿だけは少々ぽっちゃりとしている。
筋肉と脂肪が幾層にも重なった腹部は、生半可なダメージなど容易く吸収してしまうのだろう。
「へぇ、面白いじゃんっ!」
恭子はタンタンとステップを刻み、今度は高速の前蹴りを繰り出す。
キックの試合であれが出た途端、戦局がひっくり返る必殺の前蹴りだ。
あれが出た後はいつも、相手の体がくの字に折れ、壮絶なえづき声が続くもの。
だが、やはりルミには効かない。

「……あかんなぁ。恭子ちゃん全然あかんて。キック言うんはな、こういうもんや、でっ!!!」
ルミが象のような足を振り上げる。意外なほどに俊敏だ。
返礼の前蹴りに、恭子はガードしつつも弾き飛ばされてしまう。
コーナーポストが大きな音を立てて揺れた。
「恭子っ!!」
俺が叫ぶのとほぼ同時に、観客からも驚きの声が上がる。
「あらあら、同じ技なのに性能が段違いねぇ」
ラミアの奴だけは実に愉しげだ。

「う……」
コーナーに叩きつけられた恭子へ、さらにルミが迫る。
ズシンズシンと恐竜のようにリングを揺らし、恭子へショルダータックルを見舞った。
「ぐっ……!?ぎ、あぁあッ……あ゛ッ……!!?」
恭子が腹を押し潰され、ほとんど声にならない呻きを上げる。
恭子はしっかりガードを固めていたのに、それを簡単に弾き飛ばしたのだ。
コーナーポストが物凄い音で軋み、くの字に曲がった恭子の体がめり込んでいく。
623腹は災いの元なのよん  10/21:2011/03/18(金) 03:11:17.37 ID:nLYySuQs

「ほらほら、どないしたん!?」
痛烈なショルダータックルは一発では終わらない。
ルミはさらに回転しながら、左右の肩で断続的に恭子の腹を痛めつける。
まるで竜巻だ。
「お゛え!んごぉええ゛ぶっ!けぉ……をぼぉええ゛え゛っっ!!!!!」
恭子はポストに埋まりながら、ルミの肘辺りを手で掴んで何とか止めようとする。
しかしそれをあっけなく振り払われ、またコーナーへ釘付けに。
むちりとした脚が為す術もなく宙を蹴った。
あれも驚異的な剛さを湛える脚だというのに、今は風に煽られる枯れ木のようだ。
「ルミはやっぱり流石ねぇ。関節とか打撃とか、そういう小細工が一切必要ない。
 無類無敵の肉体そのものが武器……プロレスラーの理想系だわ」
ラミアが目を細めて言う。
耳に痛い言葉だ。俺もまさに今、いや試合の始まる前から、身に染みていた事実だから。

何度も繰り返されるショルダータックルの末、やがてあまりの勢いにロープの間から恭子の身体が弾き出された。
場外へ力なく倒れこむ恭子。
「う……ぅう、……う……!!」
かすかな呻き声と顰められる眉から、やっと息があるのが解る程度だ。
「きゃああっ、恭子さぁん!!!」
ファンからの悲鳴が上がる。それはそうだ、と思っていた俺は、続く言葉に耳を疑う。
「恭子さんッ、立って!上っ、上えっ!!!」
声はそう言っていた。
見上げると、ルミがトップロープを跨ぐ形でコーナーに上っている。
「 ほな、いくでぇー! 」
ルミは声も高らかにアピールした。
視線は仰向けの恭子に固定したまま。そしてこれはプロレス……。
怖気が走る。
「やめろルミッ!!それはやめろおっっ!!!!」
俺は絶叫していた。その声に、僅かに恭子が顔を上げた瞬間、ルミの身体はコーナーを離れた。
624腹は災いの元なのよん  11/21:2011/03/18(金) 03:12:22.03 ID:nLYySuQs

プランチャ・スイシーダ。
ルチャリブレ発祥の跳び技の一つで、意味合いとしては飛び降り自殺、というのに近い。
場外にいる相手へ腹から覆い被さるようにぶつかる技。
だがルミがこれをやれば、それはぶつかる、では済まず『押し潰す』に表現が変わる。
その威力たるや。

「げごぉおおお゛お゛ぉ゛っっ!!!!!!!!」
恭子は蛙のような声をあげ、一瞬で嘔吐した。
吐瀉物は倒れた恭子の上方へ放射状に撒き散らされる。
「は、吐いたっ!!」
「きゃああっ、恭子さあァんんッ!!!!!」
途端に沸き起こる阿鼻叫喚。
その惨状は、恭子のルックスを目当てに来た人間には直視しがたいものだろう。
だが一人として帰る者はいなかった。
「うーん、迫力満点ね」
ラミアの零す言葉に今は賛同したい。
とんでもない状況ながら、そこには他の格闘技では滅多に味わえない凄みがある。
これがプロレス。ただその代償で恭子が潰れるのは御免だ。

「ワーン!」
床を叩きながら、あおいさんのカウントが響き渡る。
ルミはその巨体で恭子に覆い被さっていた。
ほとんど恭子の手足が覗かない、あれでは脱出も困難だろう。何とも反則的なフォールだ。
「ツーーゥ!!」
あおいさんの手が今一度床を叩き鳴らす。
かなりゆっくりとしたカウント。あおいさんの目も必死だ。
立って欲しいのか、とりあえず無事を祈っているのか。
恭子の性格を知る彼女もまた、試合を止めるべきか否かのギリギリの所だろう。
「ス……」
あおいさんがスリーカウントの手を振り上げた、その時。
「 う、ぁあああああああ゛っ!!!!!! 」
怒号が響き渡った。そしてルミの身体が反転するように跳ね除けられる。
「おおおおぉっ!!!!?」
観客の声は驚きの一色だ。俺も思わず手を握った。

「……こんな……あっさり…………負けらんないっっ!!」
恭子が口を拭いながら立ち上がる。
コスチュームから覗く手足にくっきりと床の模様を残したまま。
ルミがスリーカウントを確信して気を抜いていたのか、あるいは恭子の根性か。
いずれにせよ戦いの場はリングに戻され、再度開戦と相成った。
625腹は災いの元なのよん  12/21:2011/03/18(金) 03:13:12.42 ID:nLYySuQs

「頑張るなぁ恭子ちゃん。あのまま寝といてくれたらええのに」
ルミが足首を回しながら言った。
恭子は腹に手を当てたまま、何度か大きく深呼吸をする。
体調を整えているのだろう。ルミが余裕綽々で待ってくれているのがせめてもの救いだ。
そして、ルミのその余裕は命取りになる。

「はっ!!」
恭子は鋭く息を吐き、走り出した。向かう先はルミとはまるで別方向のコーナーだ。
走る勢いそのままにロープを駆け上がり、コーナーに登り詰める。
「あれぇ、怖なってそんなトコ逃げてまうのん?」
ルミはいよいよ余裕を見せてそのコーナーへ近づいた。
すると恭子が動きを見せる。
素早くコーナーを蹴り、ロープの上を跳ぶように走って、たちまちルミの背後にあたるポストへ。
「!」
ルミは流石に驚きを示し、振り返る。その時にはまた恭子は別のロープを伝っている。
「おおすげぇ!!サーカスみてぇだ!!!」
客から拍手喝采が沸き起こった。確かに派手で解りやすいパフォーマンスだ。
「へぇ……まるで初代タイガーマスクみたいね」
俺の隣でラミアが呟いた。

「むーっ。ちょこまかして……!!」
ルミがあちこち向き直りながら不満を口にし始めた頃、ついに恭子が攻撃に転じた。
「は……あぁっ!!!」
ひらりとロープから跳び上がり、身体全体を弓なりに仰け反らせる。
そしてその溜めを十二分に活かし、ルミの側頭部へ鋭い蹴りを放つ。
『延髄斬り』だ。
超高打点から繰り出されるそれならば、ルミの頭でも問題なく捉えられる。
ましてや当たるのは恭子の脛だ。
金属バットのように鍛え上げられたキック王者・恭子の脚。
この俺が世界一の保証をもって明言する。あれは、断じて半端ではない。

バシィンッという打撃音が、大袈裟でなく会場中に響いた。
巨大なルミの上半身がぐらりと揺れたのが見える。
力を振り絞った恭子は尻餅をつきながら、ルミの様子を窺った。
観客も声を殺して反応に見入る。
一度大きく揺らいだルミは、重心を中央に戻して棒立ちになっていた。そして、にやっと笑う。
「へ、へへん……」
場に緊張が走った。
しかし、それは虚勢だ。すぐにルミは額を押さえ、崩れ落ちるように片膝をついた。

「……だ、ダウンだ!!あの化けモンが膝ついてやがるぞっ!!!」
「す、すげぇ!!さっきのプランチャもえげつなかったが、あの可愛い方も何気にやばいぜ!!
 こいつら本当に練習生かよ!?」
派手に派手を重ねたパフォーマンスで、歓声が一気に沸き上がる。
この歓声は恭子1人に向けたものではないだろう。先ほどのルミも含めた、2人のぶつかり合いに対する評価だ。
これが、あおいさんの言う“魅せる”ということか。
626腹は災いの元なのよん  13/21:2011/03/18(金) 03:14:22.22 ID:nLYySuQs

「ルミ、やれるかい!?」
あおいさんがルミの目を覗き込んで言う。ルミは俯いたままだ。
だが何かを呟いたのだろうか、あおいさんが耳を寄せる仕草をする。その直後。
「どきぃッ!!」
ルミが豪腕を一振りし、あおいさんを打ち払う。
呆気に取られて数歩後退するあおいさんの前で、ゆらり、とルミが立ち上がる。
ヒグマのような迫力だ。

「……やってくれるやんけ、恭子。地に膝ァついたんは、これが初めてや。
 えっらい効いたわ。…………加減は、もう一切いらんようやなぁ!!!」

ドスの効いたその声がルミのものだと理解するには、しばしの時間を要した。
そしてその時間の間に、ルミは恭子に向けて走り出す。
背を丸め、前傾姿勢になっての突進。
だが恭子はそれに臆さない。同じく怒りに燃えた目つきで迎え撃つ。
その辺りの喧嘩根性はさすがに元番長だ。
だがいくら気が猛々しくとも、体格で遥か勝る相手には敵わない。

「うらぁ!!」
恭子の蹴りがルミの軸足を打つより前に、ルミの丸太のような腕は整った顔を打ち抜いていた。
またしてもコーナーに叩きつけられる恭子。
「あがっ……!!」
鼻から血を噴き出しながらよろめく恭子の前に、ルミが驚くべき速さで迫る。
「ハァッ!!」
ルミは強い踏み込みでルミの腹にナックルを見舞う。
「ぐおおぅ!」
呻きと共にリングポストが揺れた。
さらにルミは拳で恭子を磔にしたまま、その拳をグリグリと捻り込む。
恭子の目が見開かれた。


「どないしてん。イヤなら、自分で外してみぃや?」
ルミは拳で恭子の腹を押し込みながら挑発する。
「ぐ……ごの゛……ぉ゛……!!!」
恭子は太い腕を抱えこむようにして抵抗するが、まったく外す事が叶わない。
やがて、その喉元が蠢き、頬が膨らみ始めた。
「う、おええ゛ぇ……っ!!んお゛っ、……げっ、おっ……!!
 …………んんゲボッ、ゲボォォ……ッッ!!!!」
恭子の臓腑が限界を迎えたのだろう。桜色の唇からゲボゲボと吐瀉物が吐き出される。
627腹は災いの元なのよん  14/21:2011/03/18(金) 03:15:32.72 ID:nLYySuQs

「がはっ、……かは……っ!!」
ようやく磔から解放された恭子は崩れ落ち、腹を抱えたまま悶絶する。
痛々しい様だが、それでもルミの怒りは収まらないらしい。
「いつまでそうしとんねや!」
ルミは恭子の髪を掴んで立たせ、再びコーナーに押し込んだ。
そしてコーナー脇のトップロープを掴みながら、膝、膝、膝……。
恭子は必死に腹を庇うが、たちまちその庇う手に赤い斑点ができ、防御を為さなくなってしまう。
「けはっ……!うあ、はっ……!!」
恭子は必死に目を閉じながら耐えていた。
前にも見た光景。路地裏で大柄の黒人に腹を殴り続けられ、泣いてしまった時と同じだ。
だがあれは喧嘩だった。これはプロレスじゃないのか。

「……プロレスってのはね、ルールのある喧嘩なのよ。反則だって出来るならして当然。
 特にうちはガチンコのハードコアを売りにしてる以上、反則規則だって緩いものよ」
ラミアは冷たくそう言い放つ。
確かに、こいつが恭子にした事だって、格闘技とはまるで言えない仕打ちだった。
やはりあらゆる意味で異常なんだ、プロレスという世界は。

腹を徹底的に痛めつけられた恭子は、ボロ雑巾のようになって崩れ落ちる。
薄っすらと割れた腹筋は赤紫に腫れあがり、何とも痛々しい。
足元に絡み付く吐瀉物も目を背けたくなるほどだ。
でもよく見れば、恭子の目は死んでいない。すでに勝ちを確信して腕を振り上げるルミを睨みあげている。
隣に座るラミアの肩が小さく震えるのが見えた。
恭子は立ち上がる。体中が細かに震えていて、明らかに限界を感じさせるというのに。

「まだやるん?恭子ちゃんって案外マゾなんやね」
ルミがゆっくりと振り返る。恭子は姿勢を低くしてその脇を走り抜けた。
コーナーに詰まった状況を逃れたわけだ。
「ぐうっ……!!」
やはりダメージが大きいのか、恭子は千鳥足で走り抜けた後に腹這いに倒れこんでしまう。
「あはは、無理せんとき」
ルミが嘲笑った。その中で、恭子は今一度立ち上がる。

会場の声がいつしか控えめなものになっていた。恭子に異様な何かを感じているのだろう。
レフェリーのあおいさんもリング中央で難しい顔だ。
俺も恭子に異様さを感じるのは同じ。
ただ、付き合いが長い分だろうか。その異様さの中に、俺はある種の安心感を感じてもいる。
あの状態の恭子はただでは終わらない。
勝てるというのはあまりに楽観的に過ぎるけれども、一矢報いることはする。
だから俺は無理するなとは言わない。
あと一発か、二発でもいい。無理をしてこい、恭子。

「いけええええぇっ!!!」

俺はリングに向けてあらん限りの声を振り絞った。
観客の視線がこちらに向かうのを感じるが、それも構わない。
その声は、必ず恭子に届くのだから。
628腹は災いの元なのよん  15/21:2011/03/18(金) 03:16:35.18 ID:nLYySuQs

恭子は泰然と構えるルミに向けて駆けた。
猛然と迫る勢いをそのままに、強くマットを踏み鳴らして跳躍する。
その容赦のないドロップキックは、まともにルミの腹部へ。
「ぐ、ううっ!?」
ルミの顔色が明らかに変わった。
腹の肉が波打ち、明らかな衝撃を物語る。巨体が僅かに宙に浮き、そして尻餅をついた。
「おおおおっ!!!!」
大歓声が起こる。それほどに2mを超えの身体が倒される様にはインパクトがあった。
まるで交通事故にあったかのようだ。
「ぐ……い、いったいぃっ……!!!」
ルミが腹を押さえて悶絶する。予想以上に効いているらしい。

「……い、今のって……!?」
ラミアが妙な声を上げた。目を丸くして恭子とあおいさんを見比べている。
「何だよ、ただのドロップキックだろ?」
俺が問うと、ラミアはバカにしたような目を向けた。
「ただの、じゃないわ。あれは……」
ラミアが言葉を紡ぐ中で、恭子が再び助走に入った。
尻から着地するドロップキックを放ちつつ、ルミが立ち上がりきらぬうちに体勢を整える。
恭子の小回りが利く身体とバネあればこその早業だ。

恭子は再び高く跳躍し、ルミの腹へと蹴りを叩き込む。
「が、ああっ!!」
ルミは目を固く瞑って苦悶しながら倒れ込んだ。
巨体を吹っ飛ばすその威力は、まさに交通事故。そう、交通事故のようなドロップキック。
「あ、まさか……!!」
俺はその時にようやく気付いた。
「そう。あれはまさしく、『臥龍小町』 梅咲あおいのドロップキックそのものよ。
 高い跳躍、インパクトの瞬間に膝下を伸ばして、下から突き上げるように蹴り抜くスタイル、
 交通事故を起こしたような威力、相手の体勢が整う前に2発目を浴びせる反復の速さ。
 ……でも……ここまで再現できるなんて…………!?」
ラミアが手を握りしめた。
俺はリングに視線を戻す。

「があ、ああ゛ぁ゛っ!!!」
今何度目かの『交通事故』で、ルミの巨体がコーナーに叩きつけられた。
先ほどまで汗だけだった顔に苦しげな涎が見える。
明らかにルミも追い詰められていた。
あおいさんも意味深な表情だ。
彼女はこの対戦が決まった日から、忙しい合間を縫って必死に恭子を鍛えてくれた。
恭子が逆転した喜びはともすれば俺にも勝るかもしれない。
もちろん、情に篤い彼女は同じくルミの心配もしているだろうが。
629腹は災いの元なのよん  16/21:2011/03/18(金) 03:17:05.97 ID:nLYySuQs

「はぁ、はぁっ……!!」
「ぜっ、ぜはっ……!!!」
恭子とルミは、共に苦しげな表情で立ち上がる。
両者とも腹筋に洒落にならないダメージを抱えている。
赤黒く鬱血した顔からは、すでに満足に酸素を補給できていない事が窺えた。
2人は対峙したまま目で語り合っている。
敵対視か、認め合っているのか。それは解らないが、少なくとも相手への関心は薄くない。

「いけーっ、恭子!!畳み掛けろ!!!」
「でっけぇの、ぶちかましてやれ!!パワー見せろパワー!!!!」

歓声が2人を囲む。
その中で、恭子が動いた。素早くコーナーポストに駆け上がり、その上からキックを放つ。
ミサイルキックと呼ばれるものだ。
超高度から突き刺さるように落ちてくるため、受ける側が対処しづらい。
ルミは歯を食いしばって受け止める。それでも威力を受けきれず、じわりと後ろへ傾いた。
「んなもんじゃ済まさねぇぞ!!」
ルミが怯んだ隙に、恭子はまた別のポストに駆け上る。
この速さがまた異常だ。相手が並であれば、その反復で勝てそうでもある。
ただ、生憎今日の相手は並ではない。

「……いつまでも、ええ気んなんなやっ!!!」
ルミは歯を打ち鳴らして吼え、無理矢理に体勢を起こした。
そしてポストに登った恭子を力任せに無理矢理引きずり下ろす。
そんな真似ができるのも、高身長と馬鹿力を兼ね備えたルミぐらいだろう。
「こっ、この!!」
だが恭子もただ引き摺り下ろされはしない。
落下する途中になお、ルミの膝を足場にして延髄斬りを敢行する。
たしかシャイニング延髄斬りと言ったか。
硬い脛で側頭部を打たれ、さしものルミも恭子を放してしまう。
だがルミも根性の塊だ。よろけながらも腕を振り回した。
圧倒的なリーチを誇る腕は、距離を取ろうとした恭子の顎を掌底の形で勝ち上げる。
「あぐっ!!?」
完全に意識の外での事だったらしく、恭子はその場で腰を抜かした。
630腹は災いの元なのよん  17/21:2011/03/18(金) 03:18:06.78 ID:nLYySuQs

2人共に腰を抜かした状況。どちらも寝技は未熟ゆえ、ここで一旦は膠着するものと思われた。
しかし、そこでルミが意外な行動に出る。
恭子の片腕を取り、その根元に足を絡ませながら手首を胸に引き付けた。
「!!」
俺とラミアが同時に息を呑む。あれは『腕ひしぎ逆十字固め』という関節技だ。
まさかよりによって、パワータイプと思っていたルミが関節技を練習していたとは。
「ぐうっ……!!」
恭子が肘を極められながら焦りを見せる。
ルミはラミアがやるように舌なめずりをした。

「……ウチな、ホンマは寝技したいねん。この見た目でスタンド馬鹿、言われるんはもう嫌や。
 せやから色々、自己流で研究しててんで?」
そう言いながら、ルミは腕十字を変形させていく。
両の足で恭子の肩口を挟み込んでいた形から、右足の膝裏のみを絡ませる形へ。
同時に自由になった左足を恭子の腹の上へ……。
「!!」
恭子が目を見開く。そして、腹への痛烈なスタンプ。
「ッゲボッ……!!!」
恭子の喉から水気のある呻きが漏れる。ルミの片足だけで何十sあるだろう。
それをおもむろに落とされるだけでもきついというのに、さらに腕十字。
肘の痛みに気を向ければ内臓が踏み潰され、腹に力を入れれば肘を極められる。
何という地獄だろう。
まるで巨大な蛇に巻きつかれつつ、腹を貪り喰われるに等しい。
そしてそれは、片足だけで恭子の肩を固定できる規格外の体格あってこそ可能な技だ。

「……『ランペイジ・ボア』、それがこの必殺技の名前や。一度掛かったらもうオシマイ。
 な、あおいさん。ウチももう、トップレスラーの仲間入りなんとちゃう?
 “一発で決める必殺技こそ、一流レスラーへの卒業証書”。
 あおいさんがいつも口酸っぱなるほど言うてる言葉やもんな」

恭子を痛めつけながら、ルミがあおいさんに語りかける。
尊敬しているのとは違う眼だ。
ルミはあおいさんさえもその技で“喰う”つもりなのかもしれない。
普段あれほど人懐こいルミも、一度リングに上がればとんだ悪玉(ヒール)だったわけだ。
だが、今の問題はそれどころではない。
恭子があの技に掛かってしまっている。関節技への対処など、まだ知りもしないだろうに。
631腹は災いの元なのよん  18/21:2011/03/18(金) 03:18:49.15 ID:nLYySuQs

「恭子っ!!」
俺は恭子に呼びかける。
恭子は一瞬こちらに目を向け、しかし直後に腹を踏み潰されて白目を剥いた。
「恭子おおおぉっ!!!!」
俺は再び叫ぶ。もう恭子からの反応がない。口から泡さえ吐いている。
ダメだ、ああなってしまってはもう、俺の声ではどうしようもない。
あおいさんも眉を顰めながらこちらに目をくれる。レフェリーストップだろう。
こうなっては当然の判断だ。俺は反対しない。
ただアイツは……恭子は悲しむだろう。俺とあおいさんを恨み続けるだろう。
肉が裂けても、骨が折れても負けたくない。そんな奴だ。
それを解っているからこそ、あおいさんもここまで止めずにいた。
しかし……もう、限界だ。もう俺の声だけではどうしようもない。
俺の声だけでは……


「 芦屋恭子おッッ!!!!!」


その時、突然隣から怒声が響き渡った。ラミアが立ち上がっている。
「ラ、ラミア朝岡だ……!!」
「え、あの恭子さんに、勝ったっていう……!?」
場がにわかにざわつく。その中で、ラミアは再び席に戻った。
事は済んだ、と言いたげに。
その視線の先では……恭子が、目を見開いていた。
苦しみもあるが、それだけじゃない、熱い闘志を滾らせて。

恭子は痛みに身を震わせながら、自らの腹を蹴るルミの左首を掴んだ。
「おやおや、どうするつもりなん?」
ルミは余裕を見せながらも、二度も痛い思いをしている経験からか腕の極めを深める。
「いぎっ!!!!」
恭子が歯を食いしばった。しかし動きを止めるには至らない。
むしろその痛みを踏ん張る力に変え、逆上がりの要領で腰を跳ね上げる。
腰と同時に高く上がった膝は、ちょうどルミの膝を挟む形に。
その位置で恭子は、強烈に両膝を叩きつけた。当然ルミの膝も挟み潰される形となる。
632腹は災いの元なのよん  19/21:2011/03/18(金) 03:20:03.80 ID:nLYySuQs

「ぎゃああああアアアっっ!!!!」
ルミの絶叫が迸った。
たちまちに恭子への固めを解き、膝を抱えて転げまわる。
「……ふん」
ラミアが小さく鼻で笑った。

関節を破壊する。これは恭子がラミアにやられた事だ。
あの時は肘で、今度は膝。
特にルミのような巨漢レスラーは膝を痛めやすい。重い体を支える負担が大きいからだ。
その普段から弱りがちな膝側部を、自らの硬い膝頭で挟み潰す。
なるほど効果的な技といえる。
おそらく、恭子がそれを思いついたのもラミアの一声あってなのだろう。

『いいかい。勝てないような相手との戦いでも、避けるばっかりじゃいけないよ。
 本当に強さや技を磨いてくれるのは、優れた強敵なんだからね』

いつだったか、あおいさんが言っていた言葉だ。
確かにその通り。ラミアという存在のおかげで、恭子はこの窮地を抜け出せた。

「ぐううう……うぐ、うううっ……!!!」
膝頭でも割れたのか、ルミは片足を引きずってロープにもたれ掛かる。
ボロボロの恭子も同じ格好だ。
三度同じ条件。体格差からは考えられない事ながら、2人の実力は互角といえた。

「チビのくせに、えろう手こずらせてくれるやんか……。
 こんな図体でアンタみたいなんに負けとったら、レスラーのええ恥さらしやわッ!!」

ルミが奮い立ち、足を引き摺りながら恭子を殴りつける。
「うぐっ……!!」
恭子の前髪が顔に掛かり、その表情を隠した。
しかし、その握りしめた拳が恭子の想いを十分に物語る。

「……チビで結構、弱くて結構。……けど、私だってもう負けられない……!!
 あんなに惨めな負け面さらして、情けない姿見せて心配させて。
 ここでまた意地通せなかったら、もうあの人に合わせる顔がないんだッッ!!!!」

恭子は燃える瞳で、ルミのレバーを叩く。
「があ……っ!!!」
スタミナが尽きているからだろう。最初に効かなかったのが嘘のように、ルミの顔が引き攣った。
だがルミは堪え、身体を大きく沈ませて恭子の腹を抉りあげる。
「ごぉ、う゛……っ!!!」
片足が死んで威力が半減しているとはいえ、身体が浮くほどの衝撃。
しかし恭子もやはり耐え、ルミの臓器を抉って巨体をぐらつかせる。
633腹は災いの元なのよん  20/21:2011/03/18(金) 03:22:56.24 ID:nLYySuQs

そこからは殴り合いだった。

どちゃっ、どちゃっと濡れた音を響かせて渾身の打撃が交わされ合う。
一撃が当たる度に口から息と粘液が垂れ、しかし歯を喰いしばって打ち返す。
大人と子供ほどの体格差ながら、その瞳の色は全く同じ。

「キョーコ! キョーコ!! キョーコ!! キョーコ!!!」
「ルーミ! ルーミ!! ルーミ!!! ルーミ!!!

観客席は応援合戦となっていた。
恭子の可憐さと勇敢さに惚れるもの、ルミの力強さと豪快さに憧れるもの。
それぞれが自分の信奉する方を声を限りに支援している。
狂熱が会場を包んでいた。
これほどの熱さは、恭子のキックの試合でも経験した事がない。
どちらかが一方的に強い事を賞賛する盛り上がりとは違う。
恭子とルミが、互いが互いを引き立てあい、認め合う。その物語に心動かされての熱だ。

俺はもちろん声を張り上げた。喉が裂けるほどに声を届けた。
でもそれ以上に涙が止まらない。
目の前で恭子が成長している。プロレスラーという凄みのある存在になっている。
そう実感できて、嬉しいからだ。

「うらああああ!!!!」
「はあああああ!!!!!」
2人の全霊を込めたナックルが互いの胴を抉る。
巨体から繰り出される猛撃と、小さな身体を最大限に使ったフルスイング。
それは時に押し込み、押し込まれ、リング中央で一進一退の攻勢を演じる。
開始前は誰が想像しただろう。あの恭子が、ルミ相手にここまで渡り合うなんて。
恭子自身は出来ると思っていただろうか。

「押してる……」
ラミアがぽつりと呟いた。
確かに、僅かではあるが恭子がルミを押し切り始めている。
「…………!!」
ルミを応援していた人間が一様に唖然とした。ルミがロープに詰まったからだ。
「はぁっ……はぁっ……!!!」
完全にスタミナが底をついた様子で、ルミが肩を上下させる。
とはいえ余裕がないのは恭子も同じだ。
2人は互いに低く構え、最後の力を溜める。

拳が繰り出されたのは同時だった。
上から振り下ろすルミの拳と、下から突き上げる恭子の拳。
それは何の偶然か同じ軌道を辿り、ぶつかった。
両者共が歯を食いしばって堪え、ついには恭子の拳が力をなくしたルミのそれを弾き飛ばす。
そして電光石火の返しの右が深々とルミの臓腑を抉りこみ、胃液を吐かせた。
巨漢が崩れ落ちる揺れが全てを物語り、死闘は終了、場に万来の拍手が咲き誇る。
そして最後は見慣れた情景。
634腹は災いの元なのよん  21/21:2011/03/18(金) 03:24:27.29 ID:nLYySuQs

「モヤシくーーーん!!!」
トップロープを蹴った恭子が、俺に覆い被さってくる。
今思えば、これも天然のプランチャ・スイシーダだ。
俺は恭子を抱きとめる。やはり以前より少々重い。
腕の中の恭子はラミア戦と同じぐらい、いやそれ以上にボロボロだが、あの時とは全く違う。
「……えへへ、勝ったぞ。モヤシくん」
恭子は俺の腕の中で満面の笑みを見せてくる。
逆に俺はどんな顔をしていることか。

「あーあー、お熱いことお熱いこと。ほんと嫌になるわ」
ラミアが席を立ち、俺達に吐き捨てた。
「あによ、次ボコるのはアンタだからね。覚悟しなさいよ」
恭子が俺を引き寄せるようにしながら言い返す。
そして睨み合い、しかし顔を逸らす最後の一瞬、2人して口端を吊り上げた。

その後は観客が俺達、というより恭子の回りに殺到し、にわかに騒動に発展した。
あおいさん達がファンを止める中、逃げるように会場を後にする。
まぁそれだけ恭子達が客を魅せた、という事なのだろう。



「えー、先日は両名とも実によく頑張った。結果は恭子の勝ちだが、実際甲乙付け難い。
 という事でだねぇ。両方ともプロになる事が決定したよ!!」

後日。事務所に呼ばれた恭子とルミは、あおいさんからそう言葉を掛けられた。
「やったー!社長も案外太っ腹やわぁ!!」
ルミは大はしゃぎだ。やはりこいつも相当プロになりたかったらしい。
恭子もまぁ当然だ、と胸を張るも、やはり飛び跳ねそうに嬉しげだ。

ただあおいさんが2人につけたあだ名、これが俺には少々気になる。
浅黄ルミは『ランペイジ・ボア』。
必殺技をそのまま2つ名にした形だ。それはまぁ結構なんだが、問題は恭子だ。

「クレイジー・タイガー。恭子はこれからこう名乗るんだ」
あおいさんはさも自信ありげにそう言い放つ。
その由来は、クレイジーだったり、タイガーマスクを思わせる身のこなしだから、じゃない。
恭子の漢字を変えて『狂虎』。
それを英語にしてクレイジー・タイガーだという。

「はっはっは、どうだい傑作だろう!いっちょあたしと龍虎タッグでも組んでみないかい!?」
「おう、それいいな!向かうところ敵無しじゃねぇか!!」

あおいさんはそう言って馬鹿笑いし、恭子もすっかり乗り気になっている。
ただ俺にはどうもそのセンスが理解できない。


ともあれ、『プロレスラー 芦屋恭子』の物語は、こうして幕を開けたのだった。
635名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 10:00:41.49 ID:5NdecmP3
プロレス腹責めktkr
後でじっくり堪能しまっす!>>634
636名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 20:15:25.79 ID:cpa2bXSr
何気に腹パン描写よりストーリーのほうを普通に読み込んだぜ。
637名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 03:57:02.68 ID:BZRhgoUG
恭子キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!
やっべ、相変わらず胃にクるストーリーに織り交ぜられた腹責めは秀逸やでぇ…
今後の展開も楽しみですGJ!
638名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 15:40:20.22 ID:EGPxSmQp
このまえの女スパイ腹責めにくらべたらちょっとあっさり風味だけど、
キャットファイト物として普通に面白かった
でもやっぱりアナル*腹パンチの大興奮をまたリクエストなんだぜw
639名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 18:26:49.03 ID:1Pf0juXB
腹パンとしても物語としても実にいい。
関係ないが、この時期「きょうこ」でヤンキー口調だと某魔法少女で脳内再生されるw
640名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 16:55:41.56 ID:r22GwpL/
平凡さんを見掛けないと思ったら、小説を読もう!に小説を投稿してましたよ〜。
18禁のゾンビ物ですが、お腹を殴る所が一杯ありました……流石というか……
641名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 16:59:23.38 ID:liG3dPIa
>>639
空海?
642名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 22:51:45.96 ID:py2HrEGw
ジャンプの家庭教師ヒットマンにエロイキャラがいるということで
最新刊だけ立ち読みしてたら
眼帯ショートカットミニスカの、エロイ娘がいた

しかもその娘が超能力で内臓抜き取られて腹がベコってなる責めを受けてた
新たなジャンルの登場に胸躍った


ところでこの作品、どこに家庭教師がいるんだ?
643名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 01:53:58.49 ID:Sv6wb+hp
tentsu神過ぎるww
私の知らない新たなキャラwww

セル編に入ってるのに、トランクスって誰?って訊くようなもんだぞw

流石の作者もキレてるみたいだし。


ただ正直、あのキャラは俺も空気っぽいと思う。
644名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 19:52:53.32 ID:/nXsQHWD
>>634
GJ!実に素晴らしかったです!
で、一つ頼みというか相談なのですが・・・

恭子はランニングシャツをぴったりと肌に貼り付け、顔を茹だるように赤らめている。
つい先日まで女子キック界の頂点であった恭子が、だ。
当然、他の練習生はつらいどころではなく、顔面蒼白、意識があるのかも解らない様子だった。

ってくだりで閃いてしまいまして・・・2次創作というか外伝というか、そういった類のものを描かせていただきたいなと思ったのですがいかがでしょうか?
645名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 20:24:02.57 ID:fbgq8h2/
>>643
さすがに失礼にもほどがあると思う。というかあいつは単なる荒らしなんじゃなかろうか?
まぁ強烈で魅力的なキャラ作るのが上手い作者にしては、ちとキャラが弱いが。。。
コメントでも指摘してる人いたけどストーリーなんて全く頭に入ってないんだろうな
>>644
作者さんさえおkなら是非お願いしたい
646名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 20:33:27.88 ID:csSyr2mo
>>644
作者ですが、是非お願いします。
私自身も自分の作品の二次創作や外伝みたいなの読んでみたいですー
647名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 20:00:46.18 ID:7RH9Po4i
>>646
ありがとうございます!では早速、執筆作業に入らせてもらいますね。あまり期待しないでお待ちください
あといくつか質問なんですが・・・

1:恭子とルミはタメだって話でしたが、彼女らは何歳ですか?
2:ルミはプロをお預けにされていたようですが、具体的に訓練生になってからどれくらいお預けにされていたんでしょうか?あと、試験そのものを受けさせてもらえなかったって感じですか?
3:あと、ラミア浅岡も何歳なんでしょう?あとpロレスラー暦や訓練生暦も教えて頂けると幸いです
4:ラミアは新人レスラーや訓練生に興味を持ったり、訓練所に立ち寄ってみたりはするのでしょうか?

以上です。お答え頂けると助かります
648名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 21:27:45.05 ID:S0b9hqel
>>647

1. 22歳です。ちなみにモヤシくんはそろそろ就職を考えなければならない時期です。
2. 一年ぐらいお預けな感じです。試験そのものを受けさせて貰えてません。
3. ラミアは23歳です。プロとしては4年目、ただしクルーエル・ビーでは割と新参者。
4. 恭子を何だかんだで意識してるので、直接会う事はないにせよ、練習を覗くぐらいはしている筈です。

……急遽設定したのもありますけど、こんな感じ。
ただあんまり厳密でなくていいですよ、好きにやっちゃってください。
649名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 17:08:57.39 ID:Kxpi0sqJ
55氏また何かはじめるのかな?
wktk
650名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 22:31:26.91 ID:bQx1171S
腹パンチンパンジー
ボディブローバー
たのし〜い〜腹責めが〜〜
どどどどど〜〜〜〜ん!!!
651『 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 』:2011/03/26(土) 00:39:35.26 ID:3GuWs+/6
テスト
652名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 16:01:34.87 ID:K3Ke3U3a
http://mwtv.web.fc2.com/systms/iv.html
腹パンオンリーイベントなんつうもんがあるんかい!やるなら絶対イクわw
653名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 20:52:14.75 ID:KMMtuL3c
イベント自体はすごく興味あるんだが、誰が来るかにもよるな。
腹パン本のサンプル見ても正直魅力感じる人いないし、イラスト単体のレベルなら前に某氏が出した
同人誌に遠く及ばないと思う。
某氏が参加するのなら何があっても参加したいが
654名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 21:51:08.17 ID:NA1DZRH6
詐欺女21才
655名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 00:10:38.26 ID:dBfZ6lt4
>>653
一応言っとくが、あのイラストは某氏が描いた訳じゃないぞ
656名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 00:55:04.53 ID:WkSQOlaX
>>655
夜凪さんのこと言ってるのかと思ったけど違うのか
657653:2011/03/27(日) 01:44:28.28 ID:L+DaI4kd
>>655
わかってるよ。
イラスト無くても書き下ろし小説だけでも読みたいんだよ。
>>656
55氏のこと
658名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 10:02:41.58 ID:pqroH9bF
>>652
なんか講談社BOXとか好きな人たちの集まりなのかと思った。
個人的にはムチムチしたのがいいなあ。

659名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 13:39:37.71 ID:MRBwhFHj
俺も、氏さえ出てくれるなら一万円でも出す。
ってか出すべきだと思う。
660名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 22:01:35.78 ID:QY2MbUGq
>>652
開催まであと1ヶ月少しなのに全く情報がないな
サイトの上にある本作った10人だけだったらもの凄く微妙、というかその誰からもやる気を感じない
恭子の人、55氏、ランサー氏が組んでイベントやったらもの凄い事になりそうだが
661名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 22:35:52.07 ID:0FE02Vh4
その三人+もげびさんとかnnSさんとか一撃さん辺りの押絵が入ったら素晴らしいな
騎士の人のように3Dカスタム少女を使うのも俺としてはアリだが、再現難しそうだし

まぁ夢物語だな
なんか偉そうですまん・・・
662名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 21:07:06.51 ID:G7I2E8Jy
ユージさんとかムスカさんとかコッペパンさんとかね…
663名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 21:36:18.32 ID:AnC1Ojsf
ユージさん
腹責め界のAC広告塔だな
664名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 23:00:07.46 ID:9wPzbJ87
>>662
無知ですまないが、有名な人なん?
665名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 23:01:24.44 ID:xHidWHn5
スカルダさんも外せない
666名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 23:30:50.40 ID:9qLivZrF
ユージさんってフリスだっけ
667名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 16:54:36.29 ID:xgYFkQCz
腹責めイラスト界の大御所は行方不明率高いなw
668名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 22:43:04.58 ID:PQkSmBJx
「拳を鍛えたきゃ、あたしの腹を使いな!」
くらいぬかすヒロインがいいな
669名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 00:02:44.91 ID:+6M66anV
>>668
そういうヒロインが、連打を浴びた後ゲロを吐いてぴくぴく痙攣した姿になったら最高です
670名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 09:18:35.84 ID:SQKcHand
mAra氏も
671名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 15:29:02.57 ID:r5zmi6W6
やべえ全然話題についていけねぇ
672名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 18:51:58.00 ID:gyTIVVOF
>>671
各作者さん名の後ろに腹パンチと付けてぐぐると、きっと幸せになれると思うよ
673名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 20:35:26.62 ID:pTOEElYO
>>670
やべえぐぐっても分からん
mAraさんて誰だっけ?
674名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 21:26:57.07 ID:kbwkFxYq
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17633414
ここでも挿絵つきで腹責め同人小説が販売されてるな
フリス時代の作者さんを知ってるわ
こりゃひょっとして腹責め来るかもな
675名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 21:45:46.66 ID:kbwkFxYq
pixivじゃ腹責めジャンルのイラストだけじゃなくて小説もあることに気付いたw
こりゃ今夜は楽しめそうだz
676名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 23:42:00.41 ID:LIh6V6HL
>>673
ならばmAraの後ろに「リョナ」をつけてぐぐるといいよぉ
サイトの絵をみれば「あぁあの神か」と納得できるよ
677名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 23:48:34.17 ID:kkO+MOiT
>>674
以外と腹パン人口多いと思うぞ
以前はひっそり隠れていた性癖がネットの普及で一気に広がった感じ
ニコとかでも全然関係ない動画で腹パンシーン出て来ると興奮してる奴いるし
678名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 01:00:26.14 ID:xTtb34PJ
腹パンのゲームしたい
679 【東電 79.3 %】 :2011/04/01(金) 01:31:27.09 ID:JPuaq2Fp
>>676
あぁあの神か
何度もお世話になったというのに名前忘れてた・・・
THX

>>678
腹打
680名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 14:59:39.68 ID:0XzH4gIN
>>678
FLASH全盛期はエロいフラッシュの動画やゲームもよく見かけたもんだが
リョナ的なのを作る職人はいないもんかね
ちゃんとした一本のゲーム作るよりは敷居低いだろう
681名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 20:38:21.62 ID:m6TDQS9z
おいお前ら!!
腹パにナンバー55氏が参加するらしいぞ!!!
682名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 21:22:09.81 ID:rfnwOFxk
http://www.sdf-event.jp/hara_pa/
腹パンオンリーイベントの詳細ktkr
683名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 22:12:34.61 ID:XjiSRAks
>>681
落ち着けw
まだ決まった訳ではない
しかし55氏が参加するなら名古屋からでも行く!
684名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 12:21:52.08 ID:Gs9NGYrQ
俺も行くわ
みんなで参加して買ってこの業界盛り上げよう
685名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 12:49:18.88 ID:r8T18mhd
>>682
背景絵nnS氏が描いてるんだな、って事はnnS氏も参加という方向で考えていいのかな?
夢が広がリング
686名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 13:14:59.09 ID:MKAK+C4V
>>682
おいこれどうやって申し込むんだ
マジで
687名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 14:34:08.05 ID:lRV5Syzq
>>686
どうやら、同人イベント団体のSDFなるところで
参加の申し込みをしてるらしい。今「HARA★PA!」で検索したら
そのサイトがでて登録画面までいけたから多分間違いないかと。
・・・不安だから誰か正確な情報を知る猛者求む;;;
688名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 15:18:23.12 ID:MKAK+C4V
>>687
ありがとー見つけた
一応>>682のサイトの様子を見つつ申し込んでみる

しかし、落選したら腹パン本なんて他に出せるイベントないなw
689名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 17:35:56.37 ID:+UlzkihD
シャーさんもやってくれないものか・・・
690名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 20:43:54.95 ID:MiF4Kk//
nnSさん不参加か……
691名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 22:51:12.48 ID:r8T18mhd
>>690
なんと…背景絵描いてるからてっきり参加するものだと…
しかし俺の参加意欲に揺らぎは無い
692名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 22:56:40.09 ID:CAqHOr4Q
サークルカタログとか表紙誰が描くンだろうネ
楽しみだ
でももっと早めに広めるべき
693名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 00:14:05.02 ID:QKDjyGKI
参加するサークル何組くらい来るのかな?
告知ページには50スペース募集と書いてあるけど、そんなに腹パンサークルってあるのか?
俺は遠方だから、ナンバー55氏次第で決めるわ
694名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 01:04:51.28 ID:rBP3hyTs
ナンバー55氏って人、何でここまで神格化されてるん?
前ここに投下された作品読んだけど、普通って印象しか受けなかったが…。
実力的にはランサーさん・JINさん・カミウミの人・恭子の人辺りの方がずっと上じゃないか?
ちょっと不自然に持ち上げられ過ぎって言うか、何か色々と勘ぐってしまう
695名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 01:35:54.80 ID:QKDjyGKI
別に神格化はされてないだろ?
俺は誰の実力が一番優れてるとかは分からないけど、ストーリーやキャラが一番好きなだけ。
行動力もあるし、活動を追ってて一番楽しい人だと思う。
696名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 01:58:03.64 ID:PpNzPsps
>>694
俺も確かに実力・実績はそこらの人のが上だと思うよ
ただ55氏は行動力が半端無く高くて素晴らしい
まだブログ公開から1年程度だし、これからだな
697名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 02:18:51.55 ID:sn3srq4J
とりあえずpixivの腹パンSSはけっこうヌケたんだぜw
698名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 00:03:10.81 ID:q5L6tsJ6
腹パに参加表明してるサークルってあるの?
開催が近づけば公式サイトに一覧でるのかな
699名無しさん@ピンキー:2011/04/05(火) 14:55:56.48 ID:gyj5HiE2
ランサーさん生きてたか
安心した
700名無しさん@ピンキー:2011/04/05(火) 23:09:51.45 ID:Irhc4lsN
それどこ情報?どこ情報よー?
701名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 01:03:11.71 ID:ssrX/vAi
俺も知りたい
ヒントくれまいか
702名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 02:12:41.63 ID:nvBxlXQO
いやまあ確実に本人かどうかは分からないけど
シャーさんのHP
703名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 01:32:32.35 ID:DzPjYvY5
>>702
thx
っつーかシャーさんって絵描きでHP持ちだったのか。
今の今まで知らんかったorz
704名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 15:18:18.02 ID:nk74FKLM
なんだかんだで腹パ盛り上がってきたな
705名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 00:56:24.92 ID:bxl/0qyD
とゆーわけで、おいらも勢いでコッソリ参加申し込みしてきt
(*・ω・)ノ
706名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 18:58:29.79 ID:otBFJoSm
またそういう俺の上京意欲を刺激する事言いやがって。
もうこのスレで腹パ参加オフでもして欲しいぐらいだ
707夜の人:2011/04/08(金) 21:20:41.32 ID:2rJPOakI
上京しちゃおーZE! (σ・∀・)σ
708名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 21:28:02.52 ID:ixJMBPpl
腹パンマニア専用のダッチワイフとかあったら面白いなw
鳩尾〜股間までのボディだけw
やわ腹〜そこそこ締まった腹〜がちむち腹筋とかいろいろバリエーションあったりしてw
709名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 22:41:19.83 ID:y8P5P6UT
>>705
せっかくなんだから、貴方が誰か教えてくれよ
710名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 22:44:23.35 ID:H7Dxw9Ol
なんか盛り上がってると思ったら、地方民は指をくわえるしか無いイベントの話ですか

薄い本出したらとらあたりに委託して欲しいもんだね
711名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 23:01:51.92 ID:7f4Fw7qx
委託されても 周囲の目 的に買えないだろ
どれだけ隠してきたと思ってるんだw
DL販売とかやってくれんかな
712名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 23:11:01.01 ID:ixJMBPpl
鼻フック本にくらべりゃなんでもないw
713名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 23:30:59.07 ID:Jf40+SFj
リョナやスカトロに比べれば遥かにマシ
714名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 23:46:14.49 ID:qMt7+ylu
>リョナや

えっ
715名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 23:55:37.87 ID:etnsAVLH
なんだぁっ
716名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 01:38:54.81 ID:e/GgQyo9
東京住みだがコミケとかこういうイベントに行ったことがない…
仮に行くとしても初めてがこれってハードル高すぎるよ!!
717名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 03:03:17.95 ID:w+DjVxbn
参加者はみんな時間の無さに苦労してるな
定例行事のコミケですら落とす人いるのに、告知から1ヶ月弱で本番は確かに無理がある
今のところ正式に参加表明してるのは3組くらいか
718名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 19:56:14.55 ID:aP7/xvEQ
3卓でポツンとオンリーとか泣けるw
たぶん、コピーになるとおもうー
ちなみに関西からいくZE(σ・∀・)σ
719名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 20:07:26.10 ID:s61NeZdg
ロリ・おしっこと併催じゃん
特殊性癖のバーゲンセールや〜
720名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 00:52:27.65 ID:ezo3lc4F
腹責め絵師さんもまだまだいる↓ことだし、SS・イラストでもっと盛り上がろうZE!
tp://blog.livedoor.jp/darnarr/
721名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 02:21:39.13 ID:4fgB7hMK
darnarrさんもエロくて素敵だよな
722名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 19:55:10.86 ID:wrWPf8+O
例のイベントは次回開催はあり得るんだろうか
今回は出すものが用意できそうになくて参加を見送るつもりだが
次の機会があるなら諦めきれる
723名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 20:37:59.24 ID:aTYbVU4+
ニッチすぎるイベントだからなぁ
俺は最初で最後と思っている
724名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 21:30:45.54 ID:o5xqIsZO
リョナ総合とかだったら結構大規模に出来そうなんだけどね
725名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 21:31:27.77 ID:0MNPiD/w
そりゃ、客次第だろ?
足運べよw
726名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 00:41:19.73 ID:QtddSY+Q
どうでもいいけどtentsu消えたね
727名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 17:23:47.70 ID:mVvftLTG
ロリはともかく、おしっこと同じ扱いとか納得いかないな。
スカトロじゃないだけマシだが。
728名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 17:33:41.39 ID:wlfspbbd
別のイベントが同時にやってるだけで、同じ扱いってわけじゃねーよw
小さいイベントでは普通のこと
729名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 18:11:41.50 ID:GLoNGrkh
おしっこの参加サークル多いな
腹パンははたしてどうなるか
730名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 18:53:10.29 ID:OHAT71JG
腹パンでおしっこならいいんだよw
731名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 23:36:28.44 ID:eok4EBBp
あと30分で申し込み終了
どうなるか
732名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 01:14:32.62 ID:Ym0G8ROQ
ギリギリまで悩んだ末に申し込もうとしたらサークルカット描いてなかった
結果、締め切りを30分ほど過ぎてしまった…まあダメ元で申し込んではみたが
迷惑な参加者で超ごめんなさい
733名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 20:12:08.10 ID:v/CTLfwo
参加サークル一覧いまだに出来てないな。
告知も遅かったし、何をやるにも遅いのか?
734名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 01:17:32.62 ID:n3lGJtm7
締め切り翌日にそれはあんまりだろw

と言うか今さらだが、よく見るとイベント2時間半しかやってないんだな…
普通のオンリーイベントでも4時間くらいじゃないか
735名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 02:19:53.61 ID:xcyS6TSn
参加サークル少ないの見越してだろ
妥当じゃないかな
736名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 14:26:09.38 ID:BFPS2ETb
物足りないと思うなら俺らで盛り上げて運営さん達にまた次に見直してもらえるようにすれば良いさ
737名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 19:10:59.93 ID:8Jq2wz+F
シャーさんや55さんてどんな人なんだろ?
変にこっちが緊張してきたw
738名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 20:35:00.80 ID:PvuBJwVm
55神の同人誌のイラストを担当した絵師さんって何て名前の人?
気になる教えて
739名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 23:04:08.14 ID:BLGX/TA4
740名無しさん@ピンキー:2011/04/14(木) 19:16:17.48 ID:5UozbyNB
ロリの方は参加サークル更新されてるな
腹パンももうすぐか
741名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 00:12:49.13 ID:bpM0nm4T
参加サークル一覧ktkr
しかし7サークルかよw 少ないだろうとは思っていたが…
742名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 00:38:30.25 ID:CdoRn82b
え?公式更新されてなくない?
743名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 18:48:00.95 ID:oZ2U9/3i
えいいなあ
744名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 18:48:12.80 ID:oZ2U9/3i
ほかの方にね。
745名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 19:47:05.48 ID:bpM0nm4T
日本語でおk
746名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 21:32:14.29 ID:zPiFo7+O
恐らく大きくはないだろう会場に7サークルだけだと、人気のあるなしが浮き彫りになってしまうな
お前らも腹パニストなら、好きなサークルのだけじゃなくなるべく多く買うんだぜ
747名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 21:49:48.41 ID:GMt+ZxST
あれだけ準備期間短かったら7サークル参加でも全然良い方じゃね?
今回のイベントはちょっと急すぎたよね
748名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 22:30:21.64 ID:rEz09Aif
一通りは廻るとして、最初にどこに行くかだな。
売り切れたら悔やんでも悔やみきれん。
749夜の人:2011/04/15(金) 22:41:49.11 ID:Isz5rMlQ
ごめんねコピー本になりまふ(´・ω・)
750名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 23:11:13.95 ID:oZ2U9/3i
パソコンバグった;;
>746さんの言うとおり行く人は7サークル全ての作品を買う位の器量は
持って行って欲しい。
短い準備期間を押して、交通費・参加費・作品の制作費を負担してまで
貢献してくれてるんだからな。
売れ残るとか、そんな悲しい思いをさせたら駄目だ。

751名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 00:27:34.79 ID:N9MucXQo
え、ちょ
夜凪さんいるじゃねーかw
752名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 08:02:43.04 ID:MpyJBAcl
当日会場ですれちがう人はみんな俺と同じ腹パニストなのか。胸が熱くなるな。何だか気まずくもある。
753名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 15:15:46.27 ID:JvGkjUhq
ロリとおしっこもいるから心配するなwww
754名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 15:27:04.81 ID:JvGkjUhq
ャーナル紙ヘッドライン(
755名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 13:05:35.67 ID:FQMxVjh5
かわいいw
756名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 16:54:50.59 ID:batmzIEW
日本語でおk
757名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 18:00:47.44 ID:kL6nOUqx
日本語を喋れるようになるまで異人を腹責め
つい母国語で悲鳴を上げるが、そうするとまた殴られる
耳に囁かれる意味の解らないニホンゴをただ懸命に真似る異人の娘
噴き上げた吐瀉物が、亜麻色の髪と異人特有のすらりとした肢体を流れてゆく
758腹責め55:2011/04/19(火) 01:11:10.28 ID:VltkC/+U
久々に投稿します。
759腹責め55:2011/04/19(火) 01:29:14.54 ID:VltkC/+U
なぜか3行以上投稿出来ない……
よって、ノクターンノベルズに投稿しておきました。
題名は《ドSゲーム》です。
760名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 02:30:04.18 ID:DzEWnJCn
読んでおくと投下の仕方が判るよ
http://hikaeshitsu.h.fc2.com/
携帯からなんでちゃんと貼れてなかったらごめん
761名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 16:35:06.48 ID:HAxsWBzK
おー、これが噂の55氏ですか!
ごちそうさまでした
762名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 01:11:10.14 ID:htKklbOX
夜凪さんが何出すか気になるな、今までの総集編とかかな
ロリや尿は全く興味無いから、腹パン目当てで行くからにはそれなりの物が欲しいし
シャーさんのオフセと、未知数だけどらぐほっていうサークルに期待
763夜の人:2011/04/22(金) 00:00:35.12 ID:u+pLTXgD
や、ごめんなさい。
ちゃんと書下ろしてますが、たぶんペン入れも出来てないコピ本になるので
あんまし期待しないデー (=ω=`)
764名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 00:03:17.30 ID:kE8T9M6Z
>>761
亀レスだが、よく話題に上がる55氏とは別人だぞ?
765腹責め55:2011/04/22(金) 00:09:21.74 ID:yHzfHU7v
その通りです。僕は別者ですよ。
766名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 14:42:43.45 ID:XKbvGRo3
やなぎさん以前通販してた同人誌も刷っていってくれないかな。
前買いそびれたんだ。
767名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 17:32:47.60 ID:xRJKZJZp
俺も以前のも欲しいな
ついでにHP再開してくれたりなんかしちゃったら歓喜
リアル忙しいんだろうけどね・・・
768夜の人:2011/04/22(金) 21:18:20.19 ID:gAu9VDBh
その節はごめんなさい;

まだ原稿あったら刷っときますん
HPは故あってモニョモニョ Pixivはちょいと考えてまつ

スレを私用してしまってすんまそ
769名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 21:37:59.39 ID:j2k62NCV
淫獣QBがガチムチ魔法少女の防弾腹筋にソウルジェムパンチでワルプスギスage
770名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 22:00:03.75 ID:DJrj7XT2
期待が膨らむな、とりあえず全サークル買うぜ!
ってここに来て55氏新刊かよ!?
すげぇ!!
771腹責め55:2011/04/22(金) 23:07:43.80 ID:yHzfHU7v
ノクターンノベルで、ドSゲームの最新話を投稿しましたので、よろしくお願いします。
772名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 12:48:00.62 ID:mCOKfuez
>>771
読んできた、いいねぇ

NPCにはもっと酷いことできるのかな…期待。
773腹責め55:2011/04/24(日) 00:08:19.99 ID:FLW5Ooju
ドSゲーム、最新話続々と投稿しております!
774名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 00:43:36.15 ID:h4zc2yQ/
そうして一々宣伝というか告知をされても困る。
興味ある奴は一回言えば巡回ルートに入れるだろうし、興味ない奴には目障りなだけ。
以前ここで連載してた作品ってのならまだしも。
775名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 02:39:40.52 ID:jp76gSSv
確かに大っぴらに宣伝し過ぎだと思う
このスレにSSを投稿してもらう分には何の問題も無いのだが
776名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 03:13:20.81 ID:ZJoylQwA
腹パンイベントて会場はやっぱ男の人ばっかりかな
女だけど行く人とかいる?
777名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 08:41:16.50 ID:Lm7cNr5S
宣伝ウザイ
778名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 12:01:59.71 ID:NP4KL0Mm
>77
あんまりこう、広げるような話じゃないんだろうけど見兼ねて失礼。
確かに事実そう思う人もいるだろうけども、それをちょっとストレートに言いすぎでは?
人によっては、活動を萎縮することも在り得る。前に数人指摘したんだからそれでいいじゃない。

某所で人の話聞かずデブ絵ばかり描いて自演でコメ埋めまくった結果かつて貴重な絵版を
破滅においやった某氏を経験した自分から言わせれば、この程度でウザイはちょっと・・・

まぁ、腹責め55氏も以降気をつけてね。需要が無いわけじゃなし。
宣伝紛いな方法が、ちょい度が過ぎてまずかっただけ。
779名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 12:04:04.28 ID:NP4KL0Mm

ごめん、シクジッタ。
>777と間違えた。
>77超ごめん。しっかり文章確認したのに・・・
780名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 13:04:48.74 ID:HD+NNDni
更新報告くらい何とも思わないし、宣伝と言っても別に売り物じゃない
無償で見せてもらってる方が何でここまで目くじら立てるのか疑問
781名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 14:24:44.64 ID:Te8a81VV
それは本気で言ってるのか
782名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 14:45:25.96 ID:8Fl2kYMz
別に何もおかしいこと言ってないと思うが

「宣伝うざい」ってのも分からんでもないが
なんでそこまでしつこく噛み付くの?
783名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 15:07:33.98 ID:asZTR747
ここ宣伝する場じゃないからね
マジで半年ROMった方がいいよ
784名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 15:08:17.81 ID:edpaW90Q
宣伝よりもてんつ復活のが問題だろw
785名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 15:41:28.32 ID:Fxm0RTf8
まあ、同じ特殊性癖の持ち主じゃないか。仲良くやろうぜ。
55氏も、宣伝と捉える人がいるってことを認識してたらいいんじゃないか。
この話はここで終わりにして、腹パンイベントを見据えよう。
786名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 18:00:16.96 ID:h4zc2yQ/
55氏だと混同するから、別の呼び方考えないか?
腹責め氏とかか?
787名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 18:32:16.44 ID:GOikr7W8
あの日ボディブローでKOした腹筋の硬さを僕達はまだ知らないage
788名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 19:42:40.38 ID:E76Zf3VG
フィストファックスレじゃないみたいだな。
失礼した。
789fgcd:2011/04/24(日) 21:06:31.57 ID:qVt9hoT5
790名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 00:43:08.27 ID:MS4FPkUz
BodyZoneの新作て初出演じゃねえじゃん詐欺だろ
791名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 22:16:32.28 ID:rSRqZUcF
実写はいいから腹パンオンリーの話しようぜ
792名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 22:41:31.77 ID:zQcT9NzY
この腹パンのイベント、トータルで何人くらい客来ると思う?
ちなみに俺の予想だと、大目に見て50人くらい来そうな気がするんだが
多すぎるかな?
793名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 23:07:09.48 ID:v5cOtgQ6
12、3人くらいじゃね
794名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 23:18:14.30 ID:AY2O3zdp
70人くらい
795名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 23:22:48.74 ID:rSRqZUcF
他の2つからどれくらい流れて来るかだな
悲しいくらいリンクしてないがw
50人も来ればいい方じゃないかな
796名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 12:23:11.07 ID:ol2mqqvO
ロリとリョナ両方好きな俺はダブルスでいくよ
797名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 12:25:30.15 ID:ol2mqqvO
ってかそろそろ次スレの時期か
798名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 12:30:55.48 ID:+dU+Jwpm
全然まだまだだろw
この勢いなら950でも早いわ
799名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 12:33:14.96 ID:+dU+Jwpm
と思ったらもう500K間近なのか
正直ここがエロパロであることを失念していた
800名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 13:47:50.98 ID:odt75Vi0
ということで立てました

【何発でも】腹責め専門SS・その8【叩き込め】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1303793228/
801名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 15:55:36.66 ID:ol2mqqvO
>800


それにしても腹パ当日にテンツ29歳が来れなくてよかったよ。
絶対大暴れするぞあいつ。
802名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 18:40:58.77 ID:RDoahqe3
>>800
803名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 02:29:47.28 ID:KGaPUhlZ
あちこちでサンプル上がって盛り上がって来たね
804名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 17:37:55.31 ID:TBjrixJl
テンツ何回通販あるか質問すりゃ気が済むんだよw
805名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 20:47:24.47 ID:UlaNVYoS
一見スポコン物にみせかけた腹責めドラマとかできないもんかなあw
毎回一度はヒロインが腹パンされて下呂るのw
806名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 02:16:13.78 ID:mabA0c21
153 名前:腹パンチオタクtentsu :2011/04/28(木) 16:34:25 ID:lNkQ42 ←
こちらのスレで頼むのは違うかもですが、オナニーで自分のお腹をブッ潰すのに良いアイテム あるいは、
アイディアがあれば情報下さい。
どうすれば良いか、どうやって購入したら良いか 教えてプリーズ

154 名前:名無しさん :2011/04/28(木) 17:37:34 ID:???
嵐で有名なテンツさんはお帰りください

155 名前:名無しさん :2011/04/28(木) 21:14:36 ID:lNkQ42.. ←
テンツ言う奴が嵐やったとしても、スレから追い出すっちゅう権限は誰にもあらしまへんで!
迷惑やと思うねやったら、管理者さんとかに報告したらエエやろ。
ざっと過去レスとか読んでみても、テンツっちゅう奴だけやないやろう
皆は自分のペースでやったらエエがな。
他にもそういって追い出した奴も居るんやろ〜?
807名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 14:55:31.11 ID:tRG/zPyC
もはや一種のギャグだな。
そのうえ、関西圏の人達に対する侮辱にもなりかねんし。
808名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 16:29:04.14 ID:vXrzUA7p
何処のスレだよw

55氏もキレ気味でワロタ
809名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 17:31:46.10 ID:g3wVOuCM
810名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 18:40:12.74 ID:vXrzUA7p
おぉサンクス
見てたら>>157の方が気になってきたがパス分からんねw
811名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 19:26:27.94 ID://KNP+WM
ねっとり菊池がどうしたって?
812名無しさん@ピンキー
>>811
おまえまだ>>157のネタひきずってるんかいw