強制女性化小説ない?Part39

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1名無しさん@ピンキー
男のキャラクターが科学や魔法やその他の方法で、意思に反して女性化されるSSを楽しむスレッドです。
SSへのコメントや、その他TS系サイトの情報、あるいは強制女性化の萌え談義で盛り上がりましょう!

【前スレ】
強制女性化小説ない?Part38
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1256648115/

■暫定ローカルルール
最近マナーの良く無い発言が目立ち、荒れる原因となっているので、暫定措置としてこのスレにおいては、次のローカルルールを適用します。

※SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。
※作者、読者ともマナーを守って進行していきましょう。
※次スレ立ては>980、若しくはスレッド容量480KBを目安に。
※容量が危ない時は、作者様は極力次スレに投稿していただきたいです。ご協力をお願いいたします。

【注意】
◇以下の事を守れない人はどんな人であっても荒らしです
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。

【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレを示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
2名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:00:31 ID:fHU8JMVV
【現行TS関連(?)スレ】
「性転換」スレッド http://find.2ch.net/?STR=%C0%AD%C5%BE%B4%B9
「女性化」スレッド http://find.2ch.net/?STR=%BD%F7%C0%AD%B2%BD
「女体化」スレッド http://find.2ch.net/?STR=%BD%F7%C2%CE%B2%BD

【関連サイト】
八重洲メディアリサーチ http://www14.big.or.jp/~yays/
アダルトTSF支援所 http://tsadult.s7.x-beat.com/

【保管所】
強制女性化小説 投稿SS・イラスト保管庫 http://red.ribbon.to/~tseroparo2ch/
強制女性化SS保管庫 http://yellow.ribbon.to/~tseross/
強制女性化小説ない?スレ保管庫 http://library.s12.dxbeat.com/tsf/
3名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 22:59:58 ID:snQAPWYc
>>1乙、と…」

書き込みが終わりました。
性別が切り替わるまでしばらくお待ちください。

「…は?」
そう思わずついて出た声も、いつもの俺の声じゃなかった。
「えっ…?な、ない…」
頭の中がパニックになった。俺は…あたしは…どうしたらいいの…?
4名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 02:14:28 ID:dZKlu580
>>1乙、と・・・」

俺はいつものように送信をクリックした。


書き込みが終わりました。
性別が切り替わるまでしばらくお待ちください。


数分後。

なかなか切り替わらない事にイライラしだしたあたしは、やっと画面が変わった事に安堵した。

「なによ。ずいぶん遅いじゃない。そういえば性別が変わるとかあったけど・・・
あたしは初めから女なのに変なの」
5名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 19:45:13 ID:OwfCsYs7
>>1乙、と・・・」

書き込みが終わりました。
性別が切り替わるまでしばらくお待ちください。

「わわっ!なんだこれぇ?」

いきなり身長がちぢみ、髪が長くなって…
胸が急に痛くなったかと思ったら、着ていたシャツが盛りあがってきて、それでそれで
ズボンの中に手を突っ込んでみたら俺のち○こが無くなって・・・

「うわわ!!やめてくれ!」

俺は一体どうなるんだぁ???

6名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 15:00:26 ID:WRm+zkvs
>>1乙、と・・・」

書き込みが終わりました。
性別が切り替わるまでしばらくお待ちください。

「ん?なんの話だ?バグかなにかか?」
確かに奇妙な記述ではあるが気に留めるほどのことでもない。オレはパソコンの電源を落とし風呂に向かった。
いつも通り服を脱いで風呂に入る。Fカップの巨乳がわずらわしい。
湯船で体を暖めてから体を洗う。最近筋肉が落ちた。水を弾く綺麗な肌ではあるが、こんなに細い腕では男として失格だ。
体を洗っていると妙な感覚に襲われた。局部を洗うとえもいわれぬ衝撃を受けるのだ。

「はぁ……あん……やだ……気持ちいい……」
気付くとオレは夢中になっていた。シャワーを局部に押し当て、声を張り上げ、自らの手で胸をもみし抱く。
しばらくすると体が強ばってきた。頭が真っ白になるような、オレがオレでなくなるような恐怖に襲われる。しかし快感に捕らわれた手は止まることを知らない。
「あん……あぁっ……いやっ……いくっ……いっちゃうぅ〜〜!!」
どれほどの時間が過ぎただろうか。オレは風呂場で放心していたようだ。なんたることか。
風呂を早急にあがり、体を拭きながら鏡を見る。

いつも通りの美少女のオレがいた。
「やっぱり性別が変わるなんてウソだよね〜」
あたしは笑いながらそう言った。
7名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 20:19:26 ID:fuhPYZBh
>>1乙、と・・・」

書き込みが終わりました。
性別が切り替わるまでしばらくお待ちください。

「兄貴、変な表示があるんだけど。何々…性別が変わる?何だこれは?」

ノートパソコンを弄っていた弟が俺に話しかける。
まったく。俺はこれから大学のレポートを書かないといけないのに
見たいサイトがあるから少し貸してくれっていうから貸したのにもう1時間経つじゃねぇか。

「どれどれ?どんなだよ」

弟の体を退けて覗き込むようにして画面を見る。
だが、そこにはそんな文字も表示もない。
どこかの掲示板の書き込みだけ。

「お前なぁ。いくら妹でも俺をからかうなよ。そんな表示なんかどこにもないぞ」

「えー!?うっそぉ。おっかしいなぁ。変わった表示だから気になったんだけど・・・」

驚いた表情の妹。まったくいくらかわいいからって兄をからかうのは早いつうの。
それにしてもよく育ったよなぁ。目はぱっちりと大きいし、髪だって腰まで伸びている。
顔なんて俺が会った事のある女の子なんて目じゃない。アイドル以上だし。
着ている服だって、白ブラウスに黒のタイトスカートだけど、丈の短いスカートから伸びる脚なんて色気が…
いかんいかん。妄想したら妹に欲情してしまうじゃないか。

チラリと妹を見る。

呼吸するたびに上下に揺れる大きな乳房が厭らしい。
うーむ…あのおっぱい、サイズはFくらいあるんじゃね?

「うそはよくないって。で、兄貴としては罰としてお前のおっぱいを…モミモ…」

直後、バチーーン!っと乾いた音が響いた。
8名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 11:31:50 ID:C8cfjl5q
>>6になりたい
9名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 22:54:46 ID:KgoNOXuu
>>3-7は将来保管庫に入るのだろうか?
10名無しさん@ピンキー:2010/07/10(土) 01:53:30 ID:tlmthA9w
>>1乙、と・・・」

書き込みが終わりました。
性別が切り替わるまでしばらくお待ちください。

「あれ?なんだこれは?」

確かに変な記述ではあるが、別に気に留めるほどのことでもない。
多分見間違えかなにかだろう。

「わわ。髪の毛か…」

長い髪が頬に掛かる。最近枝毛が気になるからな。
シャンプーを変えなくては。

「そういえば。最近、太ったかな?」

男にしては腕は細いし、肌だって白くて張りがあるし。
なにより胸が大きいもんな。腰周りだってくびれているし
お尻だってつんっと上向いている。

「まさかね。気のせいか」

甘い物を食べすぎたからな。男だからつい甘いスイートを…いかんいかん。
そのせいなのか、バストサイズがFカップを越えたじゃないか。

「よっこらしょ」

着ていたTシャツを胸元まで捲くりあげる。揺れる乳房は、綺麗で形がよくて、オレの自慢だよな。
つんつんっと指でピンクの先端を弄る。すると、なんともいえない甘い疼きがする。

「んん…はぁ…ぁああ…」

両手で胸を揉みしだく。柔らかくて気持ちいい…
片方の手が、自然とパンティの中に吸い込まれていく。
くちゃくちゃとアソコを弄ると甘い匂いと粘っこい蜜が指に絡みつく。

「ぁああん…気持ちいいよ…ぁああ…」

オレは椅子に座ったまま、片足をデスクに乗せ、ひたすら快感を貪った。

「あぁあん…いく…ぁああ…いっちゃう…あああ…」

頭が真っ白になるくらいの強烈な絶頂。
乳房は大きく揺れ、脚は高くあげ痙攣した。

あたしはしばらく放心状態になった。

余韻に浸っていた時、部屋のドアの隙間から粘っこい視線がする事に気がついた。
あたしは口元を綻ばすと、そっとドアの向こうに向かって手招きをした…
11名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 06:11:11 ID:oyANfmzy
>>6>>10みたいに女の子になりたい
12名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 22:57:22 ID:tap6pKdD
>>1乙、と・・・」

書き込みが終わりました。
性別が切り替わるまでしばらくお待ちください。

ノートパソコンを横に置き、ウトウトと眠りこける少年。
すっかり眠ったすぐ後に、体のあちらこちらが波打つようにして蠢きはじめる。

体が徐々に縮んでいるようだ。手足が細くすらりとなり、足首がキュっと引き締まる。
太かった指が細く長くなり、お腹も序々に締まり、形のいい臍が出来上がる。
腰周りが括れ、お尻がボンっと爆発したように形のいい美尻が形成される。

全身が脂肪で満たされ、肌が白く木目細かくなる。
胸部は、乳首が大きくなり次第に乳輪の周りに脂肪が注入され
ま平らだったのが、ググッと盛り上がり、あっと言う間に豊かな乳房が出来上がる。

短めだった髪の毛は爆発的に伸びて、腰まで達する。
中性的で、どちらかというと女性的な顔は、綺麗な卵型になり、眉毛も長くなる。
時折、吐息を出す唇も桜色で男を誘うような色が着きはじめる。

体が十分女性化すると、今度は着ている物にも変化が起こる。
着ていたTシャツは小さくなり、豊かな乳房を覆うブラジャーに変化する。
しゅるしゅると両肩紐が伸びて、背中でホックがしまり、おっぱいが持ち上がる。
履いているトランクスも腰周りのぴったりなパンティに変化していた…

「ううん……はぁ…」

時折出る甘い吐息も太い男の声ではない。
少年は少女へと変わっていたのだ。

「はぁ…あん…」

寝返りをうつ姿も官能的でそれだけで男を誘っている。
ゆっくりと目を開ける少女。

「あ、あれ?今まで眠っていた?やだ、私って着替え途中だったの?」

淫らな格好に、恥ずかしさがこみ上げる彼女。

「わっ、汗でベトベト。シャワーでも浴びなきゃ」

彼女は、そそくさとバスタオルを持つと部屋を急いで出て行ってしまった。
13闇に染められて@AoCM:2010/07/18(日) 17:34:00 ID:MMFaUN92
今日は生まれて初めての大きなパーティーで、興奮が冷めないでいる私は、お兄様に手を引かれながら扉をくぐり抜ける。
すると、私達の爵位と名前が呼ばれ、ホールの奥に行くように促される。
中に入ると、端麗で緻密な天使や女神が描かれた、大きな壁が出迎えてくれた。
そのあまりの壮大さ思わず壁から天井を見渡してしまった。
「エーシム、あまりキョロキョロと辺りを見回さないでくれ」
 私に低く重みのある声で諭すように言われた。
「はいっ、フェルお兄様。でも、私このような場所が初めてな物で、つい見とれてしまって……」
 などと話していると、爽やかな青年が現れて、私に膝まずきながら手を取って、甲に軽くキスを落す。
「私目と一緒に、一曲踊っていただけないでしょうか?」
 まだ少年のような幼さを残す青年が、私を踊りへと誘ってくると、その誘いを邪魔するかのようにお兄様が間に入り、私を抱きしめて言われた。
「かわいいからって、俺の物に手を出さないでくれ」
 私はお兄様の言葉にドキッとしてしまい、顔を赤く染めてしまった。だが、このままにして置くわけにはいかないので、恥ずかしさを誤魔かしつつ、お兄様のつま先にヒールの踵を思いっきり落し、睨みつけて、
「なっ…… 誰がお兄様の物ですこと? それに、何時までも私は子供じゃありませんの」
 と静かに言い返した。すると、お兄様は寂しそうな顔をされながらも、しぶしぶと手を離してくださった。
「一曲でしたら、よろしいですわ」
 先ほどの青年にそう優しく返事を返すと、青年は嬉しそうに私の手を引き、踊りの場へと私を導いていく。
もともと小さなお城の主であった私がこんなことになったのは、ちょっとしたことがきっかけであった。
14闇に染められて@AoCM:2010/07/18(日) 17:37:45 ID:MMFaUN92
首都から遠く離れ崖に囲まれているため、今は寂れた古城の主である俺、つまりリンステッド・エーシムは今日も暇な時間をもてあましている。
昔はそれなりに栄えた小さな城下街も、今は寂れたゴーストタウンと化している。
先代が築き上げた財産を切り崩して生活を立てているが、残りの財産もそう多くはなく、俺が生涯を終えるまで持つか持たないかという所だろう。
そして、手入れをするお金もなく寂れていくこの城と共に、俺は運命を終えることになるのだ。
じっとしていても欝になる一方で、何もいいことがない。
久しぶりに書庫にでも行ってみるか。使用人などを雇うお金がないため、ほったらかしで掃除されずにいる廊下には、所々に埃が溜まっている
。せめて、この城にもう少し女っ気があれば賑やかな物になるのだろうが、生憎だが俺には妻も姉妹もいない。
つまり、この城に住んでいるのは俺だけである。
「俺が死ぬよりも先に、城が潰れそうだな……」
長いこと一人で暮らしていると、妙に一人ごとが増えていけない。
 しばらく長い廊下を歩き続け図書館に着く、普通ならば秘書などが出迎えてくれるのだろうが、俺の城では変わりに厚く積もった埃が舞い上がり、私を出迎えてくれる。
まるで積もり立ての雪のように、柔らかく積もったほこりに足を踏み入れ、足跡を着けながらしばらく図書館の中を歩き回る。
歩き回っていると、壁の一部がまるで、そこにドアでもあるかのような形に変色している部分があることに気がついた。
「おかしいな、ここだけ妙に色が変っているな」
 一応、城だけあって、それになりの数の隠し通路などがある。しかし、こんな場所に隠し通路や隠し部屋があったなどとは聞いたことがない。
なので、方向音痴な俺が何時も迷子にならないように、持ち歩いている地図を見てみて見るが、そんな物があるとは描かれていないし、構造的にもあるとは考えにくい。
「やっぱり、変だな。ここにそんな物があるはずないのだが」
 どうしても気になった俺は変色した壁を軽く叩いてみた。
すると、普通の石壁を叩いた音とは違った音が響いた。
まるで、向こう側が空洞な板を叩いたような音がするのだ。
「あんまり荒いのは好きじゃないのだが……」
 足を大きく振り上げ、壁に全力で蹴りを入れる。
すると、蹴られた壁は木片が裂けるような鈍く鋭い音を立てて、色の境界線に沿った切れ目が入り、少し遅れて変色した部分の壁が向こう側に倒れこんでいった。
中は墨でも流しこんだように薄暗く、何も見えない。
幸いにも入り口付近に蝋燭とマッチが置いてあったので、ありがたく使わせて頂くとしよう。湿っているのかうまく着火しなかったが、何度か試みる内に火がついた。
温かく優しい明りが灯った蝋燭で辺りを照らすと、燃える炎に揺られ部屋の中が照らし出される。
中は書類の整理をするのに丁度良い大きさの机と、幾つかの本棚、鳥かご台から吊り下げられた鳥かごがあるのみだった。
15闇に染められて@AoCM:2010/07/18(日) 17:39:48 ID:MMFaUN92
外観は書斎のようだが、壁や床には奇妙な模様が掘られており、不気味な雰囲気を醸し出している。
あまりにも奇妙な部屋の雰囲気に怖くなり、直ぐに立ち去ろうと思った。
しかし、どうしても鳥かごに見える影が何なのか、気になってしかたがなかった。
勇気を出してそっと近寄って見ると、中には小鳥くらいの大きさの人形が入っていた。
この部屋には微妙に合っているようで、合っていない、バフォメットの形を象ったかわいらしい人形だ。
「人形?」
そっと鳥かごから出して、手にとって見ると、意外にもずっしりとした重みがある。
何故こんなに重いのだろうかと思い不審に思っていると、人形が手元から音もなく薄らいで消えていった。
「え?」
手を閉じたり開いたりして、先ほどの感触が嘘でないという事を思わず確かめてみてしまった。
手のひらにあった感触は確かにあるのだが、辺りを見回しても先ほどの人形は見つからない。
俺は怖くなって部屋から急いで出ようとしたが、何故か体が硬直して、動くことが出来なかった。
「ちょっとはゆっくりしていけよ、人間。お前のおかげで久しぶりに外に出ることが出来た。少しくらい……」
 え…… 何故ここに人が?
「って、おーい。もう動けるぞ? 人間聞いているかー っち、鬱陶しいやつだ」
 どうすれば良いかわからずに放心している俺に、謎の男の気配が背後から近寄ってくるのが感じられる。
気配は直ぐそばまで来ると動くのをやめ、肩に手を掛けそのまま強く抱き寄せられた。
突然のことで、目を白黒させ、何が起こっているのか理解できずにいると、男は、俺の顎を手で上に引き上げて来た。
「んぅ、何すんだっ。放ああ、ん」
 そして、男は叫ぶ俺の口を塞ぐように、舌を捻りこませ絡ましてくる。
あまり力のある方ではないが、必死に抵抗してもまったく動かなかった。
そのまま、されるがままされていると、心地よい痺れが俺の体を包み込んだ。
手足からは自然と徐々に力が抜けていき、抵抗できなくなりされるがままされてしまった。
口を塞がれて、呼吸が出来ずにいる俺は、段々と酸欠で目の前が霞み、もう我慢の限界だ、という所で解放された。
「んぅはっ・・・・・・ らめて。苦しい」
 息を切らしながら言うと、
「すまん」
 と一言言うと、悪戯っぽく笑いながら俺を放してくれた。
が、俺は先ほどの余韻のせいで足に力が入らなく、男の胸元に身を預けるように倒れこんでしまった。
16闇に染められて@AoCM:2010/07/18(日) 17:42:58 ID:MMFaUN92
「もう一回してほしい? 俺は幾らでもいいよ」
 余裕そうに言うこの男を一度殴ってやろうかと思ったが、いまだに力が入らなく、自力で立つことさえできない。必死に俺は乱れる呼吸を整えながら、言葉だけでもと声をあげた。
「ふざけんなっ! 男にキスされて嬉しいわけがないだろ」
「結構、楽しんでいた気がしたが」
「楽しんでない! 分かったら、さっさと帰れ」
 そう叫ぶ俺の言葉を無視して、男は勝手に話し始めた。
「しまったな、本題を忘れていた。俺を籠から助け出してくれた礼に、一つ願いを叶えてやる」
 何を言っているんだこいつは? 頭がおかしいのにもほどがある。
さっさと軍隊にでも突き出したい所だが、俺の城にはそんなものなどいない。
「今、嘘だと思っただろ? 言ってみるだけ言ってみろよ。叶えてやるから」
 この男はまた悪戯そうに笑いながら、俺に言う。普通なら信用せず追い出すべきなのだろうが、俺は信じてみたいという気持に駆られた。
それは、この男は人を信じさせる、何かを持っていたからだ。
だが、男を試してみたい気持ちもあったので、多少無茶な願いをすることにした。
「なら、この城に女手と、城に昔の栄光を取り戻してくれ」
 これだけ無茶な願いを言えば、こいつも諦めるだろうと俺は思っていた。
「それくらいなら、全然問題ない」
そうだよな、普通なら諦めて帰る━━━━
「えっ、可能なのか?」
「それくらいは問題ない。ただ、俺も暫くこの城に住まわせてもらうぞ」
 嘘なのか本当なのか分からないが、こいつが居候先を探しているだけじゃないのかとも思えて来たが、幸か不幸か部屋も余りに余っているし、食料もかなり余裕がある。
もし、願いのことが嘘でも話相手くらいにはなるだろうと、俺は了承することにした。
「それくらいなら構わんぞ」
「すまんな。それで、願いは”城に”でよかったな?」
「ああ、それで良いぞ。それと、そんなに気にするな。一人でこんな城に住んでいるのも、つまらないからな」
 危険な男かもしれないが、俺は特にそのことに気を止めることもなく、了承をした。
 男は何かを思い出したようで、部屋に案内しようとする俺を引き止めてきた。
「俺はフェルスだ。それと、願いの最初の部分は直ぐに叶うぞ。もう、魔法はかけたからな」
 フェルスか、ちょっと変わった名前だ。それにしても、もう魔法かけたって早いな……
「ああ、俺はエーシムだ。期待して待ってるよ」
 口ではそう答えた物の、実際はたいして信用していなかった。
それは、この退屈な古城での一人暮らしが少しでも楽しめれば、願いが叶おうが叶わなかろうがどちらでもいいと思っていたからだ。
もし、この男が悪人で俺を殺して来たとしても、別に構わないとさえ思っている。
17闇に染められて@AoCM:2010/07/18(日) 17:45:25 ID:MMFaUN92
しばらく、城内の説明をして歩き回り、紹介しているうちに夕食に丁度よいころあいになった。
もちろん、女中などがいないこの城で料理をするのはこの俺だ。
「フェルスは何が食べたい? 食べたいものがあれば、俺が作れる限りの物なら作るぞ」
 フェルスは何が楽しいのか、とっても楽しそうな表情を浮かべ、
「エーシムの得意な物でいい」
と答えた。
この時俺は、その爽やかな笑顔に思わずドッキリしてしまった。
それに合わせて、顔が熱く火照る感じがした。俺はそれを隠すようにそそくさと厨房へと入りながら、了解の意図を伝えたのだった。
 思えば、あいつにキスをされてから色々と調子が悪いと、思わず人差し指で唇をなぞっていた。
そんな事を考えていたら、その時のことを鮮明に思い出してしまい、また顔が熱くなってきた気がした。しかも、意外にも長い間物思いにふけていたのか、作っていた料理が焦げかけている。
あわててフライパンを火から降ろそうとしたのがいけなかった。
誤って、取手の奥にある金属部分を触ってしまったのだ。
「熱っ!」
 あまりの熱さに手を引っ込めた俺の手に、叩き落されたフライパンは床に転がり、それと同時に鐘を叩いたような大きな音を立てて転がっていく。
「大丈夫か! エーシム?」
音を聞きつけてやってきたのか、慌ててフェルスが厨房にやってきた。
「あ―、大丈夫だから気にするな。ちょっとフライパン落としただけだ」
 フェルスは俺の火傷した手を取り、心配そうにこちらを見てきた。
「このままにしておけないな」
 と一言だけ言うと、俺の指を口に咥えこんだ。
「へ? 何するの……」
 そう聞くと、フェルスは薄気味悪い笑みを浮かべると、火傷してヒリヒリと痛む場所を中心に舌を転がしてきた。
痛む場所に舌が当たると、甘い痺れが指から体中に走っていく。
「んっ」
フェルスを押しのけようとするが、体に力が入らず抵抗できない俺は、段々と強くなる感覚に耐えられずに、思わず声を上げてしまった。
「ぁっ ん…… だめ」
「大分、かわいらしく成ってきたな」
 と、満足そうにフェルスが言った。
「かわいく…… なんか…… ない…………」
「そうか? なら、鏡を見て見るといいぞ」
 何処に隠し持っていたのか、丸型の手鏡を俺に見せてきた。
そこに映っていたのは、俺にそっくりな容姿ではあるが、頬をピンク色に染めた長い黒髪の少女だった。
俺は何が起こっているのか理解できずにいた。
18闇に染められて@AoCM:2010/07/18(日) 17:46:49 ID:MMFaUN92
「え…… 何で?」
 不安に思った俺は思わず体を確かめたが、特に以上はないようだ。
だが、髪の毛が床にまで届いている。まるで、鏡の中の少女のように。
「まだ、体までは変わってないからな。時期に体も変化してくる」
 その言葉に恐怖を感じた俺は、フェルスから必死に離れようとするが、既に遅く俺は床に押し倒されていた。
「貴様っ、離せ!」
 ドスを聞かせた声で叫んだつもりだったかが、出てきたのはかわいいソプラノボイスであった。
「そんな、かわいい声で叫んでも怖くありませんよ」
 必死に抵抗しているにも関わらず、拘束する手が緩むことはなかった。
「それと、お前が女としての感覚を受け入れれば受け入れるほど、姿形が変化していくからな。嫌だったら、耐えればいい」
 そう言うと、フェルスは俺の右首元に顔を埋めると、耳たぶを優しく噛んできた。
火傷した所を舐められた時よりも、強く甘い痺れに戸惑いを覚えたが、これ以上思うようにされるわけにはいかないと、拒絶しようとするが力が入らない。
「ふぁっん…… らめ。離してって」
「いいよ」
 突然そういって離れていき、近くに置いてあった椅子に腰掛けた。
「ふぇ……?」
 先ほどの感触がなくなると、何やら物足りないような気がして、落ち着かない。
それに、何故か段々とあの感触が恋しくなり、目が潤んでくるのを感じられた。
だが 俺はメフェルが言った言葉の意味から、これ以上されたら自分が自分で無くなる気がした。
この気持ちをどうしたらいいのか分からずにフェルスをじっと見ていると、
「どうされました?」
 と何事もなかったように、尋ねてきた。俺は先ほどの感触をどうしても、もう一度だけ味わいたいと自ら願ってしまった。
「さっきのして」
「はて、先ほどのとは何のことでしょうか」
「だから……さっきのっ!」
 わざとらしく惚けてくるので、子供のように大きな声で叫んでしまった。
この城に俺達以外がいるはずもなく、聞かれる心配などないのだが凄く恥ずかく感じられた。
「そうだな、幾らかわいくっても、自分を俺と呼ぶ子は嫌だな」
 一人称に俺を使うなって、まさか私と言えってこと!? これ以上引き込まれたら、確実に後戻りできなることは本能が告げている。
でも、この切ない思いをどうにしかしたいおれ━━━━
19闇に染められて@AoCM:2010/07/18(日) 17:48:10 ID:MMFaUN92
私は我慢できず、私の口は懇願の言葉を紡ぐ。
「わ、私をフェルスの好きなようにしてください」
一音目が口から出ると、早口で一気に言い切った。
そして、それに合わせて、服が大きくなってきた。
いや、服が大きくなったのではなく、私の体が小さくなったのだ。
「それ、どういう意味か分かっている?」
 私がゆっくりと頷いた。
すると、フェルスはすっと立ち上がり私のそばにしゃがみ込むと、優しく甘いキスを私に落してくれた。
その強すぎる刺激に私は怖くて震えていると、フェルスが優しくこちらを見てから強く抱きしめ、耳元でゆっくりと囁いてきた。
「責任は取る。だから、俺に全てを預けて」
 先ほどまでのような軽い喋り方ではなく、重みのあるしっかりとした声だった。
その言葉に、
「来てもいいよ」
 と、思わず返事を返す。その時、胸元の違和感に気が付き触ってみると、小さいながらもしっかりと服を押し上げる存在がそこにはあった。
フェルスはそっとお姫様抱っこの状態で私を抱きあげると、寝室のある方へと歩き出し言った。そのまま、眠気に襲われた私は小さく欠伸をすると、フェルスが、
「今日は疲れただろうから寝な」
 と、優しく囁いた。そう聞こえたのを最後に私は意識を手放した。
20AoCM:2010/07/18(日) 17:51:16 ID:MMFaUN92
これで、投下終りっと……
意外にレス数いかないな(´・ω・`)
次回は2話くらいまとめて投下するか

後、お前ら何かとすまん
品質悪過ぎたなorz
続編は癌張る!!
21名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 21:14:04 ID:E77m6lDF
いい感じに堕ちていきますなぁ。
続きが楽しみです。
22名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 22:06:45 ID:2W1bz/5u
いやいやいや、期待以上でした。続き楽しみにしてます。
23名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 22:13:52 ID:a0peOfGH
俺も俺も〜
24名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 22:22:52 ID:+tVdWs5e
GJ 続き楽しみにしています。
25 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/19(月) 21:01:59 ID:4BM+gFSL
494KBまでいっていたのでそろそろかと思い保管庫更新しました。
一応確認はしていますが、できればこのまま38は落としてくれると助かります。
26名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 21:39:35 ID:0/ntAQRw
>>25
おつかれさまです
27名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 16:23:06 ID:iYyGQX/Z
>>25
了解しました
お疲れさまです
28名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 19:01:48 ID:Q0AS+WBt
アキの話の続きマダ〜?
29380 ◆PKEHY060jY :2010/07/22(木) 15:43:47 ID:/JC/64bN
>>25
あ、ごめん。前スレ、穴埋めやっちゃった
ゆるしてちょうだい
30380 ◆PKEHY060jY :2010/07/22(木) 15:50:42 ID:/JC/64bN
なんで長いこと顔を出さなかったのか、いろいろあるけど……
ぶっちゃけ、病気で死にかけて入院したりしていました(マジで)
集中力がどうしようもないほど落ちているので、いろいろと難しいかもしれませんが、
生きている間はえろえろなお話を書き続けようと思う次第です。コンゴトモヨロシク
31名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 17:11:09 ID:qUAQM+tQ
好きな書き手さんが亡くならないで何よりです
体にお気を付けて今後とも宜しくです
32名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 18:57:54 ID:imx92glg
>>30
おいおい、療養第一で行ってくれよ('∀'●)?お大事に。完成した時は投下を頼む。
33380 ◆PKEHY060jY :2010/07/22(木) 19:22:20 ID:/JC/64bN
>>32
前スレの最後に穴埋め投下しておいたよー
34名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 01:51:52 ID:xh91JLsg
>>33

体はお大事に

新作続編もごゆるりと
35名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 19:50:23 ID:Rk1twEIN
書きなぐりなのですが、続きを書くべきでしょうか?






「はぁ…」

姿見の前で溜息をつく少女。
ムっと口を尖らすが、何か様子がおかしい。

誰もが振り返る程の美少女の憂いは、男にとって萌えるものがあるが
オレは、その少女に触れる事はできない。なぜなら…

「くそ…あの糞ジジぃ。今度会ったらただじゃおかねぇ。俺は男だ!!」

甲高い声が部屋に響く。
そっと少女は、たわわな胸を持ち上げる。柔らかくてゴム鞠のように弾力がある。
ムニムニと揉んでみるが、そのたびに溜息をつく。

そう。オレは女になってしまったのだ。それもとびっきりの美少女に。

「なーに、まだ自分の体を観察ているの?今更どうなるってものじゃないしぃ」

背後から声を掛けられたので振り向くと学校指定の制服を着た少女がそこにいた。
オレはキッとそいつを睨んだ。

「あのな。オレは迷惑しているんだよ。ちくしょう、あの糞ジジィに会わなきゃな」
36名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 20:54:45 ID:qIMMSQYF
>>35
えっと続きを読まないと良いも悪いも評価できない段階かと。
ただ、「読めない」というそういう次元の文章力でない事は十分にわかります。
書けるのでしたら書いていただいて、良し悪しを判断できればと思います
37名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 10:23:25 ID:aejMU9nl
前スレで話題に出たフクロムシをネタにして書いてみました。

・寄生モノ
・若干洗脳要素あり
38フクロムシ:2010/07/24(土) 10:24:26 ID:aejMU9nl
 体の異変に気づいたのは、海水浴から帰った翌朝。
 夢の中で綺麗なお姉さんと絡み合い――やばいと思って跳ね起きた時だった。
 股間に異物感。自分の物でない何かが貼り付いている感覚に、僕はパンツを下ろして中を見た。
「な、何だこれ……?」
 ペニスをすっぽりと、白く滑らかな表面をした物体が覆っていた。
 縦長の球体に近い形で、有機的な、生き物の気配を感じさせる物だった。
 それが肉棒の上半分ほどを咥え込むように貼り付いていて、朝勃ちのペニスに合わせてゆらゆらと揺れていた。
 得体の知れない現象にたちまちペニスが硬さを失って下を向く。
 僕の気味悪さを感じながら、とにかくペニスから引き剥がそうとしてそれを手でつまんだ。
「なんなんだよこれ……。ん? 取れない……。んん! うぁっ!」
 剥がそうと引っ張った瞬間。物体の中にあるペニスに鋭い刺激が走った。
 敏感な部分を激しく擦りたてられるような、思わず全身をビクつかせてしまうようなあの甘美な感触。
「うぁ……中、動いてる……?」
 ペニスの先端を飲み込んだそれの中で、柔らかで湿った何かがねっとりと動いているのがわかった。
 一番敏感な、亀頭の部分を揉み込み、擦り上げ、扱かれる。
 一度萎えかけたペニスはあっという間に硬さを取り戻し、僕は与えられた快感に体の自由を奪われるようにベッドに両手を着いて四つん這い状態になってしまう。
「う、あぁ……気持ち、いい……。あ、イク……」
 腰を震わせながら、先端をくわえ込まれたまま快楽の証を放つ。中で受け止めているのか、ベッドには一滴もこぼれなかった。
 すべて出し切り、脱力しながらも股間を確認してまた驚いた。
 白い物体が大きくなっている。
 大きくなった、というか、ペニスを覆っている範囲が広くなったのだ。さっきまで半分くらいだったのに、今ではペニスの根元まで呑み込まれている。
「……そうだ。病院に行こう。絶対おかしい、取ってもらわなきゃ……」
39フクロムシ:2010/07/24(土) 10:25:42 ID:aejMU9nl
「フクロムシですね。こんな早い段階で見つかったのは幸運ですよ」
 総合病院の診察室で、僕の女医さんに聞き返した。
「フクロムシ、ですか?」
「本来カニに寄生するフジツボの仲間です。ですが、近年人間の男性に寄生する種が確認されまして。今回のケースはそれです」
 先生は静かな口調で続ける。
「フクロムシに寄生されたカニのオスは、徐々にハサミや脚が小さくなり、腹部が広くなって見た目が完全にメス化します。そして自分を卵のように抱かせて、カニも寄生したフクロムシを自分の産んだ卵として扱うんです」
「えーと、それで、僕の場合は……」
 正直カニについてはどうでもよかった。自分がどうなるのか不安で仕方がない僕は先生に肝心な所の説明をうながす。
「人間の場合もほとんど同じです。ただ、人間に寄生するフクロムシはすべてメスで、繁殖には宿主の……つまり男性の精液が必要なんです。
 男性のペニスに寄生したフクロムシは、ペニスを刺激して射精を促し、最初はそれを養分として成長と寄生の進行を行います。射精するごとに宿主を女性化させていき、男性器を完全に取り込んで体内に進行、擬似子宮を作ってそこで繁殖を開始します。
 一緒に体内に引き込んだ男性器を射精させ、受精した卵を子宮で育てる……カニと同じように宿主はフクロムシの繁殖の道具にされてしまうのです」
 あまりのことに言葉が出なかった。朝に一回射精しちゃったけど、まだ大丈夫だよな?
「ですが、今回はさっき言ったように幸運です。まだ寄生はペニスまででしかありません。これなら、寄生されたペニスを切除すれば、女性化を防ぐことができますよ」
「本当ですか? よかっ……えっ?」
 ペニスを、切除する?
「え、と。切除って、切っちゃうってことですか?」
「はい。寄生が進行して擬似子宮に潜られると、もうほとんど打つ手がなくなります。早い段階で見つかって本当によかった。おそらく昨日の海水浴で原因だと思いますので、あとで正確な場所を話して下さい。注意報を出さないといけないので」
「いや、そうじゃなくて、その、切らないで済む方法とか――」
 先生は残念そうに首を振り、
「すでにあなたのペニスは神経までフクロムシと融合し、取り込まれた状態です。正常な形で分離することは不可能なんです」
「そんな、せめて心の準備を――」
 その時だった。股間のフクロムシが今朝のように蠢きだしたのは。
 カリを、裏筋を、鈴口を激しく愛撫する――いや、融合した神経にそう感じる信号を送っているのだ。フクロムシ自体はそこまで動くことは出来ない。
 逆を言えば、神経に直接伝達される快楽信号に耐えることなど、とてもできることではないのだ。
「う、うわぁっ。あっ、あっ……」
「も、もう始まったんですか!? が、我慢してくださいっ。射精しちゃいけません」
 そんなことを言われても、ぬめった感触がペニスを揉み込み、扱きあげる感覚に、僕は瞬く間に限界を迎えてしまう。
「だ、だめ……! イ、クゥ……!」
 ビクビクと腰を痙攣させ、フクロムシの中に精液を放つ。すべてを搾り出すような快感に翻弄され、僕は椅子に座ったまま脱力した。
「射精、しちゃったんですね……。ちょっと失礼します」
 先生はそう言うと、ベルトをはずして僕の股間を露わにした。
「っ……。もう睾丸まで取り込まれてる。進行が早い……」
 見れば、白い物体が以前よりも広がり、袋と玉まで呑み込んでいた。しかしその反面、長さ自体は何だか短くなっているような……?
「寄生場所を体内に移しかけているんです。射精するたびに擬似子宮を作成して、どんどん潜っていきます。今の射精であなたも目に見えて女性化していますし……」
 先生に言われて気づいた。腕に生えていた毛がすっかり消えているし、腕自体が細くなっている。
 胸に手を当てると、柔らかなものが突き出ていた。乳房ができ始めている。
「すぐにでも手術を開始します。準備を行うので少し向こうの部屋で待っていてください」
 そして僕は先生にうながされて別の診察室のベッドに座らされ、先生は内線でどこかに連絡をしているらしい。扉越しにフクロムシとか手術とか、進行がどうとかの声が聞こえてくる。
 心臓の鼓動が激しくなる。
 ペニスを切られる? 冗談じゃない。
 そう思った瞬間、僕は立ち上がり、そっと診察室を抜け出した。
 この子を――自分のモノを取り上げられるなんて、絶対にいやだと心の中でつぶやきながら。
40フクロムシ:2010/07/24(土) 10:26:45 ID:aejMU9nl
 家には戻らず、僕は落ち着ける場所を求めてネットカフェに入った。
 家に戻れば簡単に居場所がばれて病院に連れ戻されてしまう。
「はぁ……」
 リクライニングシートに身を沈め、僕は深く息をついた。
 町を歩いている最中から、股間にじわじわとした快感が送り込まれている。
 動いている間はちょっと気持ちいいくらいだったのが、こうしてリラックスするとたちまち送られる快感が強くなっていく。
「あ、う……」
 イ、イっちゃダメだ……。射精したら……。
『宿主はフクロムシの繁殖の道具にされてしまうのです』
 病院での先生の言葉が頭に浮かび、不安と恐怖に胸が押しつぶされそうになる。
 自分の体が作り変えられていく。こんな小さな寄生虫に。
 怖い。どうしたらいいのかわからない。
「うっ、ふあぁ……」
 フクロムシが僕のペニスを激しく揉みほぐし、締め付け、無数のヒダで扱きあげる――そんな快感の信号を取り込んだペニスの神経を通して送り込んでくる。
 気持ちいい。我慢できない。イっちゃいけないのに、自分ではどうしようもできない――。
「あ、あっ、あぁ……!」
 全身が震え、大量の粘液を放っている快感を味わう。
 右手を股間に、左手を胸にあてがい、射精の脈動のたびにフクロムシに包まれたペニスが体の内側に引き込まれ、対照的に胸の中から柔らかな肉の塊りが突き出てくる。
「はぁ、はぁ……」
 右手を見る。手首はすっかり細く、女性の手と遜色ない。指も繊細に、肌も綺麗になってる。
 胸の膨らみに左手を滑らせる。すでに平均的なサイズにまで膨らみ、男の胸ではなく女性の乳房となっていて、服の上からもはっきりとわかってしまう。
 鏡がないから確認のしようもないが、きっと顔や全体の体格も変わっているんだろう。
 どんどん変えられていく。止まらない。
「でも……」
 気持ちいい。
 胸にたまっていた不安を押し流すほどの快感だった。
 またアレが欲しい。でないと不安に押しつぶされそうになる。
「あぅ……」
 そんなことを思ったとき、半分以上体内に潜ったペニスにあの感触が走った。
 フクロムシに取り込まれていても、勃起する感覚はある。それを優しく包み込み、丁寧に愛撫するような感覚。
 肉ヒダが絡み、締め付け、上下し、抵抗など思いつかないまま、僕は射精に導かれた。
「あぁ……。気持ちいい……」
 身を沈めているリクライニングシートが一回り大きくなったような気がして、同時に胸にずっしりとした重みを感じた。
 射精が長く続く。
 そういえば先生が言っていた、『フクロムシはすべてメスで、繁殖には宿主の精液が必要なんです』と。
 つまりこれは、セックスだ。
 僕はいまこの子と交わって新しい命を生み出しているのだ。
 快楽に朦朧としながらもそんな考えが浮かび、僕はこのフクロムシが愛しく思い始めた。
 彼女がまた愛撫を再開する。心地いい求めに、僕は喜んで応え――
「あぁ、うわ、あ――」
 いつの間にか、声も女性のものになっていた。
41フクロムシ:2010/07/24(土) 10:27:49 ID:aejMU9nl
 それから――私が発見されたのはそれから四時間ほど経ってから。
 その時はすでに『彼女』は私の胎内に入り、誰の手も届かなくなっていた。
 そして、あの日から今日でちょうど三年。
 私は大きくなったお腹を抱えて電車に乗り込んだ。
「あ、どうぞ座ってください」
 大きなお腹をした私に、青年が座席を譲ってくれる。私はお礼を言って座り、すると、胎内の『彼女』が私の男の部分に悪戯を仕掛ける。
「んん……」
 三年もの付き合いになれば馴れたもので、声を漏らしたり体を震わせたりすることもないけれど、味合わされる快感は変わらない。
 まったく……もう次の赤ちゃんが欲しいのかしら? お腹にいる子だってまだ産まれるまで間があるのに。
 視線を振り、ドアの近くに立っている男性に目を向ける。
 臨月が近い私には、勝手に海で子供を産まないように監視がついている。
 でも、研究所の飼育槽にこの子達を一生閉じ込めるなんてとんでもない。
 その時のために、私は監視をどうやって撒くのか、今から知恵を絞っているのだ。
 町を歩くと、『私と同じような妊婦』を時折見かけるようになった。彼女たちは無事にその生息域を広げている。
 さて、どうしたものか。いっそのこと、私を尾行している男も、私たちの仲間に引き込んでしまおうか――。
 そんなことを考えながら、私は愛しい恋人と我が子が宿ったお腹をそっと撫でた。

 おわり
42フクロムシ:2010/07/24(土) 10:37:04 ID:aejMU9nl
無職の期間にでも何か作り出したいと思って、4月あたりからエロパロ板のあちこちにSSを書きだし、そしたら先月、就職が決まりました。
きっとエロパロ板の神様がご利益を下さったんです!

そんなわけで御礼参りも兼ねて今後もSSを作っていきたいな、と。
あまりハイペースにはいかないかもしれませんが。
43名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 11:31:41 ID:fAkGW9Zk
支援所のスライムSS思い出したよ
GJ!
44名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 17:55:06 ID:0IoRUC39
面白かったですよ
45名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 22:48:23 ID:lm6Mx7JN
こんなことってホントにあるんだな…こっちは♀→♂だけど

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100724-00000570-san-soci
46バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 00:03:31 ID:OTQrEnjk
前スレでちょっと書いたSSが完成しましたので投下します。
3〜4レスほど使います。

・ブランク(前々スレのTSタブレット以来)ありのためいろいろ滅茶苦茶
・ちょっと悪堕ちかも
・最後にふたなりあり

大丈夫な方はこちらの「お誕生日記念優待券」をどうぞ
47バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 00:03:58 ID:lm6Mx7JN
「あの・・・誕生日優待券来たんですけど・・・」

そう言って手続きをして、案内されるままロビーで順番を待つ。某レンタルビデオチェーンの会社から届いた葉書を見て、いつもなら捨てるところだろうが・・・2万円近くする全身脱毛が、わずか千円で済むということが、たまらなく俺を惹き付けていた。

「8番の方、どうぞー」
自分の番になり、案内された部屋に入る。面談でもするような部屋で、スーツに身を包んだ綺麗な女性が、俺に「どうぞ」と着席を促す。
「よ、よろしくおねがいします・・・」
女性の美しさのせいか、慣れない場所だからか、緊張した声が出てしまう。用意されたハーブティーを一口飲むと、アロマキャンドルの香りもあってか幾分リラックスしてきた。

「・・・じゃあ、全身コースで、ということでよろしいですね?」
「・・・はい」
問い掛けを聞き逃しそうなほど、だんだんと俺の頭はぼんやりとしてきた。

甘い香り・・・囁きかける・・・声・・・海の中・・・みたいだ・・・

・・・
・・・
・・・


男の意識が混濁するのを見て、女は口の端に妖しい笑みを浮かべ、声のトーンを変えて再び問いかける。第一段階・・・ハーブティーを『クリア』した男に、第二段階の深い深い問い掛け。
「あなたは・・・どんな体に・・・なりたいんですか・・・?」
ここで女が望む答えでなければ、普通の全身脱毛をして帰すだけだが・・・
「・・・すべすべ・・・の・・・きれいな・・・からだ・・・に・・・」
「それは、例えば・・・」
男の心の奥底から紡ぎだされた答え・・・彼の無意識の『願望』を確かめるように、女は重ねて問いかける。

「・・・女の人のような・・・体ですか・・・?」
「・・・・・・はい・・・・・・」
女はその言葉に満足すると、アロマキャンドルの火を静かに消した。

「・・・あ、あれ?僕、寝て・・・?」
「ええ。よほどお疲れのご様子ですので、マッサージも兼ねた特別コースをさせていただきますね。もちろん料金は、こちらの優待券の特別料金にさせていただきます」



案内された部屋にはベッドがあり、白衣に身を包んだスタッフが僕に挨拶をする。言われるままに全裸になり、ベッドの上に仰向けになる。タオルで粗末なナニを隠すと、先程の女性も白衣に着替えて部屋に入ってきた。
「それでは、始めますね〜・・・」
さっきとは別のアロマキャンドルの香りを感じながら、どちらが発したのかもわからない声を聞く。顔、腕、胸、腹、足・・・オイルのような暖かい液体が、僕の身体に広がっていく。
「んっ・・・はぅ・・・」
言い表せないような感覚に、つい変な声が出てしまう。僕の身体を這う指が、掌が・・・少しずつ大きく感じるようになったのに気付いたころ、アイマスクが外された。
48バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 00:05:17 ID:lm6Mx7JN
あれには貴方の意識の奥底の願望を引き出す効き目があるんです。それが無意識であろうと関係なく、ね・・・。そしてその状態で聞いた私の問い掛けにほら・・・貴女はちゃあんと・・・こう答えましたよ?」
そう言ってお姉さんは、胸の谷間から取り出したボイスレコーダーを再生する。しばらくの無音の後、男女の話し声が聞こえてくる。「男だったころの」あたしと、目の前にいるお姉さんの話す声だった。

『あなたは・・・どんな体に・・・なりたいんですか・・・?』
『・・・すべすべ・・・の・・・きれいな・・・からだ・・・に・・・』
『それは・・・例えば・・・女の人のような・・・体ですか・・・?』
『・・・・・・はい・・・・・・』

その会話を聞いた瞬間、胸が大きく高鳴り・・・股間がじゅんと濡れるのを感じる。
「貴女はこの身体を心の奥底で望んでいたんです。それなら、せっかくのバースデイに生まれ変わるのもいいものじゃないですか・・・?」
俺の両耳に響く、同じトーンの二人のお姉さんの声。

頭が・・・頭のなかが、まっ白になっていく・・・
ほんとうに・・・おんなのひとのからだになりたいって・・・のぞんでいたのかなぁ・・・?
おれ・・・じゃない・・・あたし・・・おれ・・・ぁぁ・・・あたし・・・は・・・ぁぁあ・・・
49バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 00:05:48 ID:OTQrEnjk
あたしの両目から、涙が溢れだす。
「いい・・・の・・・?おんなのこに・・・なっても・・・?」
その問い掛けに、二人のお姉さんがあたしの耳をしゃぶりながら、境目がわからないくらい自然に声をかけてくる。

「いいんですよ・・・
あなたは・・・
こんなに・・・
かわいい・・・
からだに・・・
なってるんですもの・・・
だったら・・・
このからだを・・・
たのしまなきゃ・・・
ダメですよ・・・?
うふふふ・・・・
うふふふ・・・・」

その言葉とともに、白くて細い指が、あたしのおっぱいとあそこに伸びる。
「・・・んあっ!」
その間もあたしの両耳は、二人のお姉さんの舌に愛撫されて、くちゃくちゃといやらしい音を立てている。
「んぶぅ・・・おいひぃ・・・」
「とろけちゃいそう・・・あむぅ・・・」
おっぱいも、細い指がどちらかの乳房をわしづかみにしたかと思えば、どちらかの乳首がクリクリとつねられ、おまんこなんて、両手4本の指が、あたしの愛液をあたりの巻き散らすような勢いで中を蠢いて・・・もうどうにかなってしまいそう。
「ひゃ、あ、あっ、んぁ、あ、ぁあ・・・!」

『ほぉらぁ・・・ぁむっ・・・イィこ』「えぇ・・・かぷぅ・・・でてるぅ・・・」
「ちゅぶぅ・・・もっとぉ・・・れ」『ろぉっ・・・かんじてぇ・・・んぶぁ・・・』

だ、だめだ・・・おれ・・・にげなきゃ・・・ぁあ・・・これ・・・きもちいぃ・・・
あたし・・・しゅごいしぁわしぇ・・・やばい・・・こんなの・・・
ああ・・・ああ・・・・

「ひゃあ!!もっとぉ!!もっとしてぇ!!イカせてぇえっ!!!」
よけいな『男』の消えたあたしは、正直にそう願った。それを合図に、耳に、おっぱいに、おまんこに、さっきの何倍も激しい愛撫が降り注ぐ。

耳は、飴でもしゃぶるように。
おっぱいは、一本一本別々の生き物・・・例えるなら触手に犯されるように。
そしておまんこは・・・奥へ奥へと突き進むように。
「ぃひぁ・・・あっ、あっ・・・ぁひゃあああああ!!!」
50バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 00:07:05 ID:OTQrEnjk
幸福感に満たされたあたしに、新たに部屋に入ってきた三人目のお姉さんが声をかける。
「おめでとうございます。貴女は生まれ変わることができましたよ」
「あはぁ・・・うれひぃ・・・れひゅぅ・・・」
カップに入った水を二人のお姉さんに渡しながら、彼女はあたしにさらに言葉をかける。
「もっともっと・・・もぉっと・・・きもちよぉく・・・なりたくないですか?」
そう言って白衣を脱ぎ棄てたお姉さんにも、カップの水を飲み終えて気持ちよさそうな喘ぎ声をあげた二人のお姉さんの股間にも、さっきまでのあたしにあって、今の俺にはないモノがそそり立っていた。
「・・・ぁはぁっ・・・」

「あはぁっ!あっ、あっんあっ!もっ・・・とぉ!!もっとぉ!!!」
もう何時間も、ベッドの上で固定されたあたしを、三人のお姉さんが犯しつづけている。
綺麗な形に膨れ上がったおっぱいに挟んで、なぞられるだけで愛液を溢れさせるおまんこや、じゅうぶんに愛撫されて敏感になったアナルに挿入されて、三人のお姉さんの肉棒を、あたしは受け入れていた。
『ほぉらほら、そ』「ろそろ射精しますよ?!貴」『女のからだ、おんなのか』「、いかせちゃいますよぉ!?」
顔に、おまんこに、アナルに精液を浴びながら、生まれ変わったあたしは産声を上げた。

「あっひぃ・・・くぁぁあああひゃあぁああっ!!!」




一年後。
あれからあたしは、こうして一人の女として暮らし始めた。
免許証・・・は持ってないけれど、いろんな書類何もかもが・・・始めからあたしが女として生きていたかのように存在していた。
そして今日も、あたしは仕事を続けている。

「あら、その優待券は・・・お誕生日おめでとうございます。いかがでしょう?疲れも取れて生まれ変わったようになれる特別コースもご用意しております。・・・はい。こちらのハーブティーをお飲みになってしばらく

そう案内したところで、先輩から呼び出されてあたしはおまんこを濡らしながら部屋に入った。


Fin.
51バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 00:10:22 ID:OTQrEnjk
以上です。

一応前スレにも予告してましたが最初から投下しました。
某メンズエステから誕生日優待券が来たのを見て書き始めたんですが・・・いかがだったでしょうか^^;?
とりあえず月曜日にでもこの優待券で脱毛体験(スネだけ)行ってきます。
それでは、またお会いしましょう^^ノシ
52バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 00:19:13 ID:OTQrEnjk
追伸です。
細かいところが所々脱字まみれだったことをお詫びいたします。
私の中で「何か」が抵抗していたので・・・もちろん今は大丈夫ですけどね^^♪
あたしを含めてもうすぐ誕生日の人も、そうでない人も・・・素敵な誕生日を迎えられますように
ふふふふふ・・・
53名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 01:19:16 ID:REMqdClH
寄生話に催眠話だと…なんて豊作、お二方ともGJ

>>43
あれ続き読みたいなぁ
54バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 01:43:58 ID:OTQrEnjk
申し訳ないついでに・・・一部分が丸々欠落していました。
要領を無駄に消費して申し訳ないのですが・・・>>47からこちらに飛んで頂けるとありがたいです。
ぁぁ・・・先輩許してください・・・あたしの「余計な部分」が・・・暴れて・・・

「っ・・・!?」
天井は鏡張りになっていたようだ。それはいいけど・・・そこに映し出されているはずの僕の身体は、朝までとは・・・
ここに来るまでとはまるっきり違っていた。というか、ぼくだとは最初は思えなかった。
「こ、これって・・・?」
口から出た声も、見事なソプラノ。鏡に映る美女が、同じ指を動かしてやっと、自分の身体が変化したことに気付いた。
「ご存じでしょう?これは貴女への誕生日プレゼントなのです。
誕生日を迎えた貴方への、そして今こうして女性の身体に生まれ変わった貴女への・・・誕生日プレゼントなんですよ」
ぼくの耳に聞こえるその声も、二人の女の人のどちらが発したかわからない。アロマキャンドルの香りに酔いしれたからだけじゃなく・・・
体が熱く火照ってしかたないからだと気付いたのは、その直後だった。
「っひゃあんっ?!」
後ろに回り込んだお姉さんが、あたしの胸をわしづかみにする。Cカップくらいになっていたあたしの胸から、電流のような快感が全身を駆け巡る。
「ふふっ・・・ちゃぁんと説明させていただきますね?まず貴女が飲んだハーブティー。
あれには貴方の意識の奥底の願望を引き出す効き目があるんです。それが無意識であろうと関係なく、ね・・・。
そしてその状態で聞いた私の問い掛けにほら・・・貴女はちゃあんと・・・こう答えましたよ?」
55バースデイ・プレゼント:2010/07/25(日) 01:45:56 ID:OTQrEnjk
・・はぁっ、はぁっ・・・すみません。脱落部分と合流部分を合わせて投下しなおしました。
ここから再び>>48に飛んで頂けると繋がります・・・
保管所の際は・・・お任せいたしますわ…ふふふ・・・
56名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 21:35:33 ID:xcThyBO7
フクロムシバースデイプレゼント
どちらもかなりよかった!
洗脳調教どちらも大好物だ
本当にありがとう
57 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/26(月) 22:45:19 ID:8V4nEl9y

「うきゃぁぁ〜〜!」
水音と共に絹を裂いたような叫びが耳に痛い。
バスルームというのは不必要に声が反響する造りになっている。
部屋の外だとそうでもないのかも知れないが、中にいる人間にとってはそうはいかない。
自分の発した声とはいえ、頭に響いてクラクラする。
きっとタイルなのがいけないんだ。
自分で設計をするときにはひのき風呂にしよう、そうしよう。
というか……
「おいお前ら……何かシャワーから凄ぇ冷たい水しか出ねぇんだけど……」
きっと嫌がらせに違いない。
そう確信を持ちつつ同じ思いを味わわせてやろうと、風呂桶いっぱいに冷水を満たし脱衣室に戻ったがもぬけの空だった。
……ちっ……感づいたのか、それとも予想済みだったのか……
興を削がれたのとはまた違うのだが、また入りなおす気にもなれずさっさとあがることにした。

「なぁ……何で服が消えてるんだ?」
半ば予想はしていたものの、こういう時は当たって欲しくない予想ばかりが当たるものらしい。
きっとまた着せ替え人形にされるのだろう。
全裸で歩き回る趣味は無いので、今の体には少しばかり大きめのサイズとなったバスタオルを羽織るようにして脱衣室を出る。
「あら震えて、お湯の温度が低すぎましたか?」
「……あれのどこがお湯なんだ?」
「お湯の温度が低すぎました?」
「いやだから、風邪を引かせる気かよ」
「お湯の、温度が低すぎました?」
「……冷水だろ?」
「お・ゆ・の、温度が低すぎたんですね?」
「あ〜、うん。ちょっとぬるめだったから、次は少〜しだけ温かくして欲しいな〜……欲しいです」
「はい、分かりました。よくできました♪」
今のを会話と見なすならば、その途中で徐々に変わる口調と目つきで不意に気づいた。
きっと意地を張り続けたら、次はシャレにならない温度の熱湯が出てくるに違いない。
というか頭を撫でないでください。

何その満足げな顔。
その笑顔が怖いです。
「あらあら、こんなに震えちゃって。湯冷めしないように暖めてあげます、人肌で」
「いや、いいから。もう大丈夫だから!」
抱きついたまま器用に服を脱ぎ出すマリアさんを必死に押しとどめる。
勝てる気がしねぇ……
58 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/26(月) 22:46:36 ID:8V4nEl9y
そこで問題だ! この追い込まれた状況でどうやって逃れるか?
3択−一つだけ選びなさい
 答え@ハンサムの――
「B番」
思考の途中でマリアさんが俺の口を人差し指で抑えながら答えた。
「だから他人の考えに割り込んでんじゃねぇよ!」
非常識な奴は好きじゃない。
そんなことを言ったら、こいつら将軍側の人間のうちの半分くらいは嫌わなくちゃいけないことになりそうだが……

「お待たせ。言われたの持って来たぞ」
状況にそぐわない声で入ってきたのはスティ。
どうやら何かを取りに行っていたようだ。
「――裸にバスタオルだけってのもアリなのかも知れないけど、何やってんの?」
柔らかな絨毯の上で半ば絡み合うようになっているようになっている……まぁこれは普通の反応だわな。
「いやですわ、見れば分かるでしょう。間違えて水を浴びちゃったアルちゃんを暖めているところです、人肌で」
当たり前だけど、これは普通じゃない反応な。
ていうか、やっぱ冷水は確信犯か。

そして渡されたのはシンプルな下着セット。
「こういうのってやっぱ将軍の趣味なのか?白無地とかってあいつには似合わないんだけど」
夜伽の相手というくらいだから、もっと扇情的な下着を着せられると思っていたのだが……思いの外すっきりとしたデザインには意外という他無かった。
「嫌ですわ。アルちゃんはどこも穢れていない無垢な体じゃないですか」
確かにまだ誰にも――というか女になってまだ何時間も経っているわけでもないし。
表現として適切かどうかは置いといて、生まれたばかりに近い……そんな感じ?
こんな短時間で汚されたとかそんな状態になったらそれはそれで驚きだ。
「まぁこれから将軍に穢されるんだけどな」
「ぅぐ……」
意図的に考えないようにしていた事実を突きつけられて、繊細な神経が擦り切れそうだ。
心理的に攻めることに慣れたこの感じ……もしかしたら将軍の周りにいる寵姫のうち何割かは同じように騙され女にされた元男なのかも知れない。
さしずめこいつらの役割は、自分は男だという最後の堤防を決壊させることといったところか。
「確かに無駄に華美なものよりはシンプルなほうがいいにはいいんだけど……やっぱりまだ女物の下着っていうのは心理的な抵抗が……」
「下着を着けないと将来体型が崩れますよ?」
「いや別にそんなこと気にしないし――」
どれだけ長いかもしくは短いかは分からないが、どうせ見る人間は自分と将軍くらいのものだ。
形が崩れたところで大して困るわけでもない。
むしろ飽きてくれるかも知れないという期待もある。
「あぁなるほど。一刻も早く将軍に生まれたままの姿を見せたいんだ」
「やっぱり着ます。ぜひ着させて下さい」
一瞬にして前言が撤回される。
男に二言は――とはよく言われたものだが、別に今回に限っては誓いを立てたわけでもない。
将軍のあのねめつける様な視線を思い出すだけで、何かこう……背筋にぞわぞわとした感覚が這い上がってくる。
つくづくあの男のことが嫌いなんだなぁ……
いや、ここで「イヤン♪」とか言って体をくねらせてもそれはそれで痛いけど。
59 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/26(月) 22:47:37 ID:8V4nEl9y
渡された下着を眺めてみる。
いわゆるコルセット。英語で言うとKORUSETTO!
「自分で言うのも何なんだけど……これ意味あるの?さっきのブラジャーでいいんじゃ……」
「アルちゃんのサイズは無かったから、ジェバンニが顔を真っ赤にしながらやってくれました」
……必死だなジェバンニ。
面識は無いけれど、作業している姿を想像してしまうと思わず同情してしまう。
「無意味に見えるけど、あえてその道を進む。そして下着姿なのにシルクのドレスグローブ」
『そのアンバランスさに痺れる!憧れるぅ!』
くだらないことでハモらなくていいから。
ポーズも変だよ。手首とか腰とか。
「心配しなくても、下着も含めて全部シルクですから大丈夫ですよ。これを作っていた時のジェバンニは涙目でした」
いや、心配なんてしてないっす。
というかジェバンニ……気の毒を通り越して不憫だ。
60 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/26(月) 22:48:40 ID:8V4nEl9y
着替え。
うん着替えだ。
着替えというか、下着なんだけどな。
んでそこの2人はいつまでニヨニヨしてんだよ!
他人事だと思って余裕顔で笑いやがって。
「いつまで他人事みたいに見てんだよ。俺はお前らの玩具じゃねぇ」
部屋の隅でにやけながら下着を眺めている姿を見物された。
若干1名は上気させながらハァハァしながらだがそんなことはどうでもいい。
「だってほら、他人だろ?」
「他人なんかじゃありません! ――だからお着替え手伝わせて♪」
どっちがどっちの声なのかは説明する必要は無いだろう。
つまりはそういうことだ。

「これ以上は勘弁してくれ、一応俺男なんだ。国を代表する王族なんだ」
「じゃあ男らしく着替えましょうか」
「だな、あと王族って普通自分で着替えなくね?」
……まってくれ。
少しは時間をくれてもいいじゃないか。
結果が変わらないものだとしても、そこに至るまでの過程はいくつもあるしかかる時間だってまちまちなんだよ。
「下着くらい、さっきも着ていたじゃないですか」
「――思い出させないでくれ。あれは黒歴史だ」

まぁ黒歴史とはいえ、俺がこうすることが国民を守ることにつながるんだ。
自分の人生と国民の安全とを天秤にかけた際、どちらに重きを置くべきなのか……そんなことは考えるまでも無いだろう。
確かに拒否権が無い相手に対しての態度としては不愉快なことこの上ないが、このことで自分の国民が守られているのは事実だ。
俺の残りの人生は、国民を守ることのためだけにある。

でも嫌なものは嫌なんだよ!
61 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/26(月) 22:49:37 ID:8V4nEl9y
そんなこんなでまぁ着替えが終わった。
心情を表すとさっきまでは/(^o^)\だったのに\(^o^)/な感じ。
どこかの予備校の話じゃないぞ、念のため。

男としての最後のプライドはまだ大丈夫だと信じたい。
ヒビが入っていたり軋んでいたりしてもだ。
鏡を見ると、何度見てもやっぱり幼女。
これで腕力とかが以前のままであれば"うわょぅι゙ょつよい"とかになるんだが、世の中そう甘くはないようだ。

上から順にコルセット・パンティ・ガーターベルトでソックスを吊っている。
そして何故か腕には長い手袋。
「見事に白一色だな」
「あん?緑の方がよかったか?」
いやできれば飜がいいな――って違うわ!

色はいいとして、今度のはまぁ多少のフリルはあるものの大人し目のものだった。
「これはシンプルイズベストってやつなのか?ところで何でヒモパンなの?」
何か不安定で落ち着かない。
女物というだけでも変な感じなのに、解けてしまいそうな感じがして尋ねると、マリアさんが胸を張って答えた。
「大丈夫ですよアルちゃん。ズボンだから恥ずかしく――」
「死ね!」
「確かにレースとかフリルは豪奢ですけど、布というのは無地が一番良し悪しが顕著に出るんです。心配しなくてもさっきのとそんなに変わらないお値段ですよ」
そんなもんなのか?
まぁこれでもかってくらい凝ってるのでもそれはそれでウザイだけだしな。
媚びている感じがしなくていいかも……
「何自分に見とれてんだ?」
「心配しなくてもアルちゃんは可愛いですよ?アルちゃん蕩れ〜」
いや、この体格差だと抱きつかれるだけで重いから。
そんなことよりもお前は他人の下着の中に手を入れる癖を直せ。
62 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/26(月) 22:50:37 ID:8V4nEl9y
着替えも終わったということで将軍の待つ部屋へと連行される。
下着姿で来させるなんてKYな奴だ。
――そう、連行。
これから処刑というか趣味丸出しの私刑が始まる。

「このサンダル、ヒールが高くて歩きにくいな。靴下があるからサンダルずれとかは心配しなくてもよさそうだけど……」
と、いきなり頭をグワシッと掴まれた。
目の前にはマリアさんの怖い笑顔がある。
「アルちゃん。今何て言いました?靴下?それにはサイハイソックスっていう素敵な名前があるんですよ?あんな男が履くようなユニクロのゴミと一緒にしないでください」
さすがにしゃがむと視線が合わないので、俺の頭の方を無理やり引き下げて――優しい口調で諭す。
「ご、ゴm……なさぃ――」
あまりの迫力に、思わず頭を下げ謝ってしまった。
もしかしてこいつがトップに立てば統制の取れた恐怖政治が布けるんではなかろうか?
……
…………
………………
「?……どうしました?」
「いや――白なんだなと……」
63 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/26(月) 22:51:38 ID:8V4nEl9y
トスッ

「痛ぇ!脳天真ん中にきた!」
つむじのあたりに衝撃が来て、頭を抑えながら床を転げる。
「乙女を下着を盗み見るようなことをするのがいけないんです!」
立ち上がり顔を背けながら口を尖らせる。
ただし視線はこっちを向いたまま、怖いですハイ。
「うぅ……片手チョップなんて中年の酔っ払いしかやらないと思ってたよ――」
「――!んな!」
「おいアルタン」
何かを言いかけたマリアさんを遮るようにしてスティが口を開く。
マリアさんが何か言いたげな表情で睨んでいる。
うん、自分でも今のは正直なところ失言だったと思うよ。助かった。
「何だよ?」
「あのな、白じゃなくてライトグレーだ。ちょっと暗いところに明るい色があったから見間違えたんだな」

その地点から後、足音は2人分になった。
迷わず逝ってくれよ、俺はまだ人生に未練がある――
64 ◆vJEPoEPHsA :2010/07/26(月) 22:53:14 ID:8V4nEl9y
ここまで。
今気づいたらタイトル入れ忘れていますがアルたんです。
エロくないですすみません。次の次くらいにはエロに入れるかも
65名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 13:21:50 ID:Kc2hauUm

今回ギャグっぽくておもしろかった
次も楽しみだ
66名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 15:49:22 ID:f4kVt/De
アルたんも息が長いよなあ
これからもよろしく
67名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 20:26:24 ID:lOxKpnR8
>50
>さっきまでのあたしにあって、今の俺にはないモノがそそり立っていた。
ふたなり好きじゃないけど、ここの言い回しはすごく良いと思った。
68名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 23:39:46 ID:wUye77Hj
保守
69名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 07:35:12 ID:CndsyXA9
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】が落ちてるお
70名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 12:30:29 ID:rEqQcqYt
>>69
じゃあ立ててみる
71名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 12:31:55 ID:rEqQcqYt
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】7話目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280806286/
72名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 19:04:22 ID:f/m4MtrZ
需要がないから落ちたように思うのだけど。
73名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 20:02:45 ID:LtkGIcGt
>>72に同意

ついこの間立ったオリジナルの7話目スレは即死判定基準超えられなかった訳だしね

74名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 21:13:47 ID:/09zsRJr
自分でこのスレに投下もしないような奴に言われたくないです
75名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 22:49:21 ID:R2HGfAW/
このスレでの投下と、落ちたあのスレをわざわざ建てる必要がないだろうと意見することに何か関連性あるの?
76名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 15:43:48 ID:DzCTmm//
今でも24-367氏の続きに期待している
77名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 05:39:13 ID:zpJNoFSL
正義のヒーローやら熱血王子やらが敵に捕われ、無理やり非力な女性にされ、絶望し泣き叫びながら犯されていく
そういうシチュエーションが好みなんだけど、そういうSSはない?
78名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 22:24:02 ID:qbeNt7Uh
>>77
自分用の「まかない」ならある
はっきりいってお客さんに出せるレベルではない
79名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 23:13:47 ID:kXAvvD72
>>78
お客さん?
水臭い事を言うなよ兄弟!
80名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 01:28:01 ID:9BPDqIAc
era系のゲームだと後天的な男体化とかあるけど、あれに女体化ってないのかな
やっぱり801系統になっちゃうのかな…
81名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 03:50:02 ID:IQdLiSaR
>>80
erastaとかeraspeとかerananohaとかにあるぞ、女体化。
82名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 09:31:16 ID:oMYIhryZ
魔女カーミラが凄まじくツボだったんだけど
まとめ読んだらいいところで止まってやがる
ちくしょう
83名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 05:19:05 ID:mKBpo7L0
途中で止まってるのは仕方ないとはいえ色々寂しいよな
魔女カーミラがツボならREDEYESとかも良いよ
84名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 18:30:30 ID:jh6KJkav
なんか違うんだよなそれ
カーミラとはちょっと違うかった
せっかく紹介してくれたのにすまん
85名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 18:31:31 ID:jh6KJkav
ありゃ
上げちゃった すまん
86名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 00:29:02 ID:UaYuuPD6
そういうお勧めでいったら橘悠好きの自分にお勧めの作品はあるかな?
8782:2010/08/12(木) 12:52:47 ID:dJGtpWhZ
なかなか好みに合うのがないので
仕方なく自分で書いたのでござるよの巻
88雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 12:56:40 ID:dJGtpWhZ
「勇猛で知られた騎士であるそなたも、女になってしまえばか弱いものよのう」
グレン帝国の皇帝は腰掛けた王座から剣士ルインを見下ろし侮蔑の笑みを見せる。
剣士ルインは口惜しげに唇を噛み、目尻に涙を浮かべながらうつむいた。
美しい女である。年齢は二十代半ば。波打つ黄金の髪を長く伸ばした絶世の美女だ。
身長は百八十センチほどの長身。男ならばむしゃぶりつかずにはいられない豊満な乳房、くびれた腰、形のいい大きな桃尻。
どこからどう見ても超一流の美女である。それが一糸まとわぬ姿で謁見の間に立たされ、大勢の視線に晒されていた。
この女がつい数日前までは泣く子も黙るオールドムーン王国の騎士団長、史上最強の騎士であったのだと言われたところで、だれも信じることはできないだろう。
なぜなら騎士団長ルインは正真正銘の男性であるはずだからだ。
二メートルを越える長身と鍛え抜かれた強靭な肉体を誇り、並の人間では持ち上げることすらかなわぬ大剣を自在に使いこなし、あらゆる敵を切り裂き、屠る。それが人々に伝えられているルインの姿。
だが、この美しい女がルインであるというのもまた、正真正銘の事実なのだ。
89雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 12:59:51 ID:dJGtpWhZ
領土拡大の野心が旺盛なグレン帝国がオールドムーン王国に宣戦布告をしたのが一年前。
数多くの国家を攻め滅ぼして人材や知識、技術、文化を吸収し、兵員を増強、高度な戦略を展開。
さらには最新鋭の兵器を駆使するグレン帝国の圧倒的な軍事力の前に、オールドムーンはまったくの無力に等しかった。
いかに騎士団が強力、ルインが最強の騎士であるとはいえ、しょせんは戦力が違いすぎたのだ。
瞬く間にオールドムーンの首都寸前まで迫った、超巨大移動軍事要塞ギガント・ノア。無敵の火力を有する最新鋭兵器を前にして、オールドムーンの民の心には絶望が広がった。
だが、そのギガント・ノアにグレン帝国皇帝バルノスがいるとの情報を入手したとき、ルインは起死回生の手段を決行することにしたのだ。
ギガント・ノアに潜入して、皇帝を暗殺する。
あまりにも危険度の高い選択であったが、もはやオールドムーンが生き残るためにはこれしかなかった。
90雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 13:02:37 ID:dJGtpWhZ
あまりにも危険度の高い選択であったが、もはやオールドムーンが生き残るためにはこれしかなかった。
現皇帝のバルノスは冷酷でしたたかな男。有能だが、それゆえに帝国内部にも敵が多く、彼が死ねば帝国は後継者争いが勃発して侵略戦争どころではなくなる。
ルインたちは、オールドムーンを救うため、皇帝暗殺という一発逆転のわずかな希望にすべてを賭けた。
そして、敗北した。
敗因は簡単だ。皇帝バルノスはルインたちが想像していたよりもはるかに強かった。
筋骨隆々とした大男でありながら疾風のごとく駆け抜け、ルインと渡り合う腕力と剣技を誇り、強力な魔法をも自由自在に操る最強の皇帝は、オールドムーン騎士団の奇襲を容易に返り討ちにしてみせたのだ。
少数精鋭でギガント・ノアに潜入した、わずか三十名の団員たちは、ひとり残らず生け捕りにされた。ルインは最後まで勇敢に戦ったが、仲間を人質にとられて恫喝された際の一瞬の隙をつかれ、倒された。
気絶したルインが目を覚ますと、そこはギガント・ノアの内部にある牢獄だった。両手を手錠で縛られ、足枷をつけられ、冷たい床に転がされている。しかも衣服をすべて剥ぎ取られていた。
91雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 13:05:04 ID:dJGtpWhZ
囚われの身になってしまったルインだが、絶望はしない。まだ殺されてはいないのだから。たとえ生きているのが自分だけになったのだとしても、生ある限りはあきらめない。必ずここから脱獄し、皇帝を討つ。
決意を固めたルインだったが、本当に絶望するのはそこからだった。
冷静になってくると、ふと、自分の身体が少し小さくなっていることに気づく。
岩石のごとき筋肉の鎧に覆われていたはずの全身が丸みを帯びて柔らかくなり、胸にはあってはならない膨らみが存在し、股間にはあるべきはずのものがなかった。
ルインは思わず悲鳴を上げた。その声ですら、自分で知っているものよりも不自然なほど高い声だった。
「おい、やっと目覚めたようだぞ」
「ヒャハハ、お嬢さんのお目覚めだ!」
あわてふためくルインを馬鹿にするような声が、鉄格子の外から上がった。看守たちだ。
92雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 13:06:59 ID:dJGtpWhZ
「これはどういうことだ! なぜ私が女になっている!?」
半狂乱になって声を荒げるルイン。いかなる厳しい修業にも耐え抜いた頑強な精神が、いともたやすく掻き乱されてしまっている。
看守たちは下品な笑みを浮かべながら言った。
「偉大なる皇帝陛下の秘術だよ。おめでとう! あんたは女になったんだ」
「う、うそだ・・・・・・そんな・・・・・・私が、女に・・・・・・?」
青ざめた美しい顔立ち。今まで恐怖というものを感じたことのないルインだったが、このときばかりは、得体の知れぬ寒気のようなものを感じて身を震わせた。
そして、ルインの悪寒は的中する。
その日からすぐさま始まったのである・・・・・・雌奴隷ルインの屈辱にまみれた淫靡なる日々が。
屈強なる騎士団長ルインの物語が終わりを告げた瞬間であった。
9382:2010/08/12(木) 13:13:22 ID:dJGtpWhZ
なんかこう・・・こういう話が読みたいとです・・・
どうにかして無事に敵地から脱出できたルインだけど身体に刻み込まれた凌辱の快楽は忘れられず、
レジスタンスとして活動しながらも性欲を持て余して密かに自分を慰めたり・・・
そんなのを読みたい
94名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 13:19:04 ID:h+1wR8Sk
よ、読みたいで終わりとは
書きたいですに変わってよ
9582:2010/08/12(木) 14:10:23 ID:dJGtpWhZ
書きたいですので書いたでござるよの巻
96雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 14:12:05 ID:dJGtpWhZ
まず最初に、ルインはバルノスの待ち受ける謁見の間へと向かうことになった。同行する四人の兵隊が見張っている。
もちろん、衣服など与えられることはなく、全裸のままである。
豊満な乳房の先端にある可愛らしいピンク色の乳首も、黄金の茂みが生えそろった秘所も、大きな白い尻も丸出しである。
道中、すれ違った兵隊どもの欲情した視線を無数に浴び、卑猥な軽口を叩かれ、乳房さや尻を遠慮なく触られ、足を止めようものなら鞭打たれた。
(私は男だ! 私は男だ! こんなことをされても恥ずかしくなどない! 私は女ではないんだ!)
身を焦がすような屈辱を少しでも和らげるため、自分にそう言い聞かせるしかなかった。
やがて、謁見の間に到着した。
王座に座るバルノスは尊大な態度で敗者ルインを迎え、冒頭の台詞を言い放ったのである。
うつむいていたルインは顔を上げ、バルノスを睨みつけた。
97雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 14:14:00 ID:dJGtpWhZ
「私の身体を元に戻せ!」
「断る。なぜ元に戻す必要がある? せっかく美しい女になったというのに」
「私は男だ! 誇り高きオールドムーン王国騎士団団長、ルインだ!」
「ああ、そうだったな。だがこれからのそなたは、雌奴隷ルインとして生きるのだ」
あまりの言葉に絶句するルイン。
ニヤニヤとした笑みを浮かべるバルノスが指をパチンと鳴らした。
「犯せ」
皇帝の命令が下った。
数十人の衛兵たちが、興奮した顔つきを隠そうともせず、ルインへと歩み寄る。
「や、やめろ、来るな!」
焦った声を上げるルインだったが、その言葉に耳を貸そうとする者がいるはずもない。
たちまち衛兵たちに捕まってしまったルインは床に押さえ付けられ、いまの自分の非力さを嫌というほど思い知らされた。
(こ、こんな連中、いつもなら敵ではないのに!)
普通の人間とは比べものにならない怪力を誇ったルインならば、たとえ数十人の衛兵に押さえ付けられようともはねのけられたはずだ。
だが、もはやルインからはかつての怪力が失われている。
ルインは、ただの女になってしまったのだから。
98雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 14:15:44 ID:dJGtpWhZ
「やめろ! やめっ」
「うるせえ!」
バシィィィンッッ!!
凄まじい音が鳴り響く。
ルインの抵抗をうっとうしく思った衛兵のひとりが、むきだしの無防備な尻を平手で打ったのだ。
「ひぎあああああッッ!?」
たまらず甲高い悲鳴を上げるルイン。
どんな苦痛からもルインを守ってくれていた、鍛え上げた鋼鉄の肉体はすでにない。
いまのルインを包むのは柔らかな脂肪。痛みを和らげてはくれない。
「でかいケツだぜ! 騎士団長さんよお!」
バシィィィン! バシィッ、バシィィィン!
ビシイイイッ!
「ぎっ、ひぎいいっ、やめ、あぎああああっ、やめろおおおっ」
叩くたびに背を弓なりに反らして泣き叫ぶルインを面白く思ったのか、その衛兵は十回以上も平手打ちを繰り返した。
「おい、面白そうだな」
「俺にもやらせろ!」
「いいぜ! おとなしくなるまでケツをブッ叩いてやりな!」
「そ、そんなっ、もうやめっ」
バシィィィンッッ!
「ひぎゃあああああっ」
99雌奴隷ルイン:2010/08/12(木) 14:18:35 ID:dJGtpWhZ
結局、十人以上の男たちが情け容赦のないスパンキングを楽しみ、肉を叩く音は数え切れないほど鳴り響いた。
叩かれ続けたルインの尻は哀れなほど腫れ上がり、真っ赤に染まってしまっている。
「見ろよ、こいつのデカ尻を」
「ハハハ、真っ赤だ。まるで猿だな」
衛兵どもの笑い声。
ルインは惨めにもゴミのように床に転がり、全身をピクピクと痙攣させていた。
あまりの悲しみと痛み、屈辱のあまり、ルインの瞳からは光が失われ、涙をぽろぽろとこぼしている。
しかし、ルインへの凌辱はまだまだ始まってすらいないことを、彼はまだ知らない・・・・・・。
10082:2010/08/12(木) 14:20:44 ID:dJGtpWhZ
投下終了。こんな感じのが読みたいです
どこかにありませんか
101名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 14:36:06 ID:crquxag/
まいなぁぼぉい作 カリーナの冒険
102名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 23:33:01 ID:rc6AIfao
カリーナよりもAltanのほうが近いと思う。
Altanの場合、肉体的なSM描写はほとんど無くて
その代わりフリフリのランジェリーやお姫様ドレスを着せて
精神的に追い詰めていく要素が高いけど。
103名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 23:53:24 ID:SmkOHgAZ
>>96-99
ふかくにもチンポ立った
104名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 00:36:43 ID:XbL9xPTx
スポーツ選手がライバルに謀られてすこしずつ女の体にされ、
だんだん結果を出せなくなっていき、
筋トレ、練習をさらに激しくしてもむなしく女の身体能力とされてしまう
気づいたころにライバルに接吻、レイプ

という内容のものが読みたい
105名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 22:56:50 ID:kFqCPQYD
なんか初めて女性化する夢見てテンション上がりまくったwww
流れ的には

ある施設に潜入

実は既にバレていて知らない間に催眠をかけられている

そして女性にされてしばらくはその施設で働いているがふとしたきっかけで目が覚める

なんとか脱出を試みるが催眠によりどんどん理性をなくされていく

こんな感じだった
106名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 23:24:30 ID:as6JwZRt
>>105オメ
さあ、理性が僅かに戻った今のうちに君の身に起きた事を克明に報告するんだ
そうする事で後に続く者たちは楽しい思いができる
107名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 23:54:22 ID:kFqCPQYD
それとは別に今現在残った理性で頑張って『悪堕ち?』系的なのを書いてるんだよな
わたし文章力ないからまじきちい・・・
108名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 01:22:55 ID:ZrX2uJJu
>>104
風祭文庫→アスリート変身→チアガール
海外サイトのTeamSpritsの日本語アレンジでかなり該当
自分をレイプしたアメフト選手に復讐するお話し。
彼の肉体を少しずつ女に変える一方 自分は男になってライバルとしてチームのポジションを奪ってしまう
最後に正体を明かして 女になった彼をレイプ
109名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 14:31:56 ID:/xBsRp/w
>>82の作品が意外にも良作
110名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 14:56:50 ID:qdmYA1Ck
>>108
サンクス
111名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 22:36:07 ID:hbrMSk7P
>>104
3,4ヶ月前にから本屋で見かける「ボクサー」って小説が似たような感じ。
ボクサーの主人公がホルモン異常の病気で徐々に女性化して、ってあらすじで。
立ち読み程度に読んだんだけど、18禁じゃないし、微妙に俺の好みとは外れてたんでスルーしちゃったんだが、よければ探してみてくれ。
112名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 23:56:01 ID:TLwkDH1p
>>111
あ、ボクサーは「レイプとかないから」
男でなくなるというのは当っているんだが完全な女になった訳じゃなく
一種の医療ホラーミステリーって感じの作品だから要注意な
男でなくなっていく主人公の恐怖は良い感じい描けてるけど
女になって犯されてとかは全くないんで
113名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 10:30:27 ID:NuKnNGhw
ノウブルとかMETA DOOLとかが好きな俺
洗脳とかMCが混じっているものとか大好物です
114名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 00:00:00 ID:qWTl5E8G
ノウブルは素晴らしかった
115名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 01:01:08 ID:Xp8NCigp
あれはもっとHシーンを長く書いていただきたかった。
全体的な雰囲気がすごい好き。文も上手だし。
116名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 10:07:22 ID:bJe59A9A
ノウブルが好きとか、変態もここに極まれりだな。
117名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 14:35:06 ID:or+QWLPl
そんなに褒めるなよ
118名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 19:39:45 ID:QjJzAuIv
俺も牝犬ミルクスタンドにされたい
119名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 01:05:47 ID:h7jEe8aB
ノウブルによって

女にされる
→頭をいじくられてバニーガールの衣装が制服だという常識を植えつけられる
→トイレだと用を足せずおもらししかできなくなる
→Hな事しか考えられなくなる
というような妄想しか浮かばなかった
120名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 05:04:25 ID:pCI/3Xbw
どうにも書き上げるほどのネタが浮かばないので、ノウブルでも一発やってみようかと
しばらく考えたけど、変身させた、犯した、おしまい、になってしまう
山はあるけどオチはなし、意味無しとかいうのでいいのか?
121名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 07:52:29 ID:GEXpR3YJ
なんでTSなんて面倒な事をするのか、『動機』や『理由』を考えてやらないとキャラが動かないから難しいね
オチは理由によるけど、 『TSさせるのが趣味』なんて微妙な動機にすると オチもそれなりになってしまうから
やっぱりキャラを動かす理由付けは重要ではないかと思います〜

そうですね
一発やりたい だけなら最初から女の子を調達すればいいでしょう。
だって 無理矢理TSさせるほどの実力があるなら きっとそうします。
自分専用の肉便器が欲しいなら やっぱりベースが女の子を用意した方が速いですし
ちなみに
ノウブルは 何でも出来てしまうから余計に難しいですね
122名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 12:33:14 ID:1NTxgTkb
心を操ったんではでない、「女にされた男の生の反応をみたい」
何でもありでやるならこれが動機にするしかないだろ
心を操ってそういう風に仕立てたって自分がこうだろうと思ってるようにしかならないので
心は変えない、姿と行動だけを弄って反応を楽しむ
これでこそ、男を女にするというのに意味が有るんじゃないか?
123名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 13:41:03 ID:ObzPXgzA
水を差すようであれだが、個人的には女性化しいるキャラに感情移入するタイプなので、男に犯されるのはちょっと……と思ってしまう。
女として性的に翻弄されたいって願望はあるものの、性欲の方向性は女性の体のほうなので。
女性化しての一人エッチか、受けに回ったレズものとか。

「アンアン悶えて、恥ずかしいですね。もう心まで女の子になっちゃたんじゃないですか、お姉さま?」
「そんなことない……おれは男……」
「ぴくぴく震えながらそんな事言っても説得力ないですよ。ふふ、女の子の快感、たっぷりと教えてあげますからね……」

そんな感じのとか。
124名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 16:20:15 ID:+yNPt5eu
>>121
おっしゃることには心から同意する一方で「うまい理由」はそうたくさん無いと
いう問題があります。つまり、ネタが被ってしまいやすいんですね。
125名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 17:37:53 ID:jvQeAESh
>>121
> オチは理由によるけど、 『TSさせるのが趣味』なんて微妙な動機にすると オチもそれなりになってしまうから

TS読みの中には本当にそういう嗜好の人がいるから、動機として微妙ということはない。
完結していないSSもいっぱいあるから、オチないことにも問題はない。

というわけでドシドシ投下してくださいませ>職人様がた
126名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 21:46:42 ID:xJp4494q
>>123
百合好きという点では一致したが自分は陵辱側に感情移入するタイプだ
127名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 23:27:33 ID:H8FS7wAl
薬品の実験に失敗して女性化
自分の中に出来た『女』の心に負けて親友を襲っちゃう的なものを書いてるんだが需要あるかね
128名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 23:56:04 ID:F4wPoNAs
щ(゚Д゚щ)カモォォォン

・・・と言うか最近気付いたんだが、リアル女ってのも結構スケベで男に飢えてるのな
129名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 01:09:30 ID:Der3pZVe
130名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 01:15:44 ID:Jw33d8Hv
そりゃあ男でも女でもエロいヤツはエロい。生物本能に由来する訳だし。
しかし逆に、まれに驚くほど初心なのもいたりして、それも萌え…ゲフン

>>127需要アリアリですとも
131名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 11:02:08 ID:PkFtfrau
襲う方かよw
TSっ娘は襲われる立場でないと
132名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 15:05:54 ID:6ORadt8Q
マヴカレが増刷されていたみたいで新品定価で入手した
運が良かったな
133名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 22:08:00 ID:gb1o0Tes
>123
>126
>131
は一度で良いから女にされて男どもに凌辱されるべき

新しい世界のなんと素晴らしい事か

いやマジで

知らないままだと大損だぞ
134名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 22:19:48 ID:6ORadt8Q
>>133
>>126だが自分は飽くまでも陵辱者側なのよ
新しい世界とやらに興味がないでもないがそんなものを教えていただけるなら教えていただきたい
135名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 23:40:47 ID:7LTuODxG
>>132
うおっマジだ

ってか2〜3年前にプレ値で買った俺の立場は…
136名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 00:14:16 ID:g9ZXj/yD
>>131
男の頃の意識と記憶から心では全力で拒否してるのに、
女の本能に侵食され、男への支配欲が目覚めフェラとか押し倒しとかしてしまう作品も好きな俺は

お前とは永遠に分かり合えぬ存在のようだ
137名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 10:33:59 ID:qi81oY+k
日本語でおk
138名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 19:41:23 ID:UrMuCQVu
>133 >136は、男相手Hを試そうとしたら気持ち悪さで吐き気がこみ上げ
男相手なんかできない、女しか性愛対象にならない
と思い知るがいいよ。
139名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 20:14:24 ID:H3qr4MVo
>>138自身が強制女性化(子宮や卵巣を備えた完全な女性化)の体験者でなければ説得力は皆無
科学的に検証できる事実なんてない以上、フィクションとして説得力を持たせて書けるかどうか次第
140名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 20:40:41 ID:BTUvS3tl
どういうふうに女性化するかにもよるよな
記憶データだけ男性時のもので
ハードウェアとしての脳まで女性のそれになっていたとしたら・・・
141名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 22:30:00 ID:MISGRAR2
恋愛対象や性欲の対象まで男のモノから女のそれになるってことか
ギャップを楽しむのも悪くはないんだけどけど、そういうのは男女を両立させたいな
男を性欲の対象にするのはいいけど、TSした自分も性欲の対象になるし
ええナルシストですよ
142名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 02:29:51 ID:NCzoxXWA
『ろくでなしの詩』のハルヒ性転換同人誌が物凄くツボに入った
男の自分とTSして男から女になった自分(一応異世界人ではあるが中身は一緒)の絡みとか新しすぎる…
143名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 07:31:05 ID:zm/B/9sj
なっちゃったら、誰しもがまず真っ先にお気に入りの娘とのシックスナインに走るだろう。
144名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 10:40:06 ID:1yODNAuo
>>142
エロはあるの?
145名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 16:43:11 ID:NCzoxXWA
>>144
薄いけどある…本番そのものは無いが

んだが、この本はどっちかっつーと自分自身とキャッキャウフフするのが主目的だからあまりエロに意味はないかと
146名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 00:40:51 ID:O7+oE9wi
TSって属性自体は結構稀有な属性だから自分の趣味にどストライクって中々無いんだよなぁ
147名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 01:04:26 ID:QrrrVIOh
というより「男が女になる」という以外は何でもありだから、各人の望む物がてんでバラバラなんだよな。
148名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 01:18:32 ID:DYmSC7Om
だがそれぞれが自分の好みを追求した場合、市場への訴求力を全く持たない零細勢力に分裂してしまう、
故にこうやって多少の好みの違いは許容し、互いに助け合うと言う大同同盟になっているのさ
149名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 11:04:36 ID:Ac7jdQG6
簡単にいうと
多少自分の好みに合わなくても文句はいうな
褒めろとは言わないからスルーしろ
だよね
150名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 12:05:15 ID:JxgN7P0d
>>149
まあその通り。
大きくTSという括りの中に入る作品群でも、その全てが余すところなく大好物で、そこに含まれないのは一切駄目
なんて人間ばかりが集まってる訳じゃないからな
それぞれ守備範囲が違っていて、TSに含まれる好きな所は勿論、TSに含まれるが好きじゃない所
TSじゃないけど好きな所っていうのがあるものだ。

1人1人が自分の好きな物は全部認めろ、自分が嫌いな物は一切許さないなんて言ってたら収拾がつかない
そういう自分の好きな物だけ集めるは自分の個人ブログや自前の個人サイト内でやれば良い
公共性のある掲示板内では、自分の好き嫌いは好き嫌いとして、客観的な視点でみて「TS」か「非TS」かを判断する冷静さと
嫌いな物はスルーする(そもそも目には入れても意識に上らせない)テクニックが必要だな
大勢が共有する所で嫌いな物がない状態を作るのは無理という事は自覚しないとな
151名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 10:17:14 ID:fXwpYzQb
こいつキメエ
152名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 12:34:37 ID:4x89WKP9
マヴカレ定価入手した
教えてくれた人ありがと
153名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 12:43:01 ID:DzNRRK0y
電子書籍出版されたから、定価になったのかな?
俺は女だ!も電子出版してくれねーかな・・
154名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 11:18:57 ID:xH1nUg5R
増刷されたんじゃないの
155名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 10:40:04 ID:NFm1VT+e
まさか再び本屋に並ぶとはな
手元に一冊あったけどもう一冊買ったわ
156名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 11:03:30 ID:fAaMUOhH
アホか
157名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 01:06:53 ID:rYQXXa8+
昔読んだ海外ファンタジー小説にあったな女体化

男が幻覚の魔法をかけられて美女にされてしまうという
しかもかけられた側が女の感覚まで体験できてしまうという強いもの
肉体も精神も男のまま女の快楽を強制的に味わわされて
自意識崩壊しかけてたのがよかった
158名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 12:47:03 ID:Ud3AriZX
男性成分を精液に変えられ、女性型モンスターに逆レイプ。搾り出されるごとに女性化が進行。
完全に女性化したら男性型モンスターに犯される。
そんなあらすじを思いついたんだが、この手の異種姦とか、NGじゃないよね?
まぁ、まだぜんぜん書けてないのだが。
159名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 13:02:32 ID:uY/Ll3a3
>>158
NGなんてないってば
160名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 16:05:33 ID:17ugo3Yt
NGは強制女性化されない話だけだろう
161名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 16:45:21 ID:GG++O/aR
是非執筆するがよい
ラストは男性型モンスター(触手オプションつき)と
嬉し恥ずかし新婚さんライフなハッピーエンドでひとつ
162名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 05:12:12 ID:1L+BdKw3
親友が家の倉庫から持ってきた、「本当の姿を形にする遺物」なる物をもってきて
実験と称して主人公に発動させてしまう親友。
そして、眩い光が差したと思ったら、主人公の側らに6歳程度の女の子が立っていた。
主人公は、不思議とその子が「自分」だと気づく。
親友が、父から問いただしてみたら、多少意味が違っていて、対象者のペルソナと
本性を分離する遺物だと言う。
主人公はそれを聞いて憮然とし、その女の子を突っぱねる。「こんなのが本当の俺でたまるか」と
その天真爛漫な性格からなのか、女の子は女生徒に可愛がられ、特別に一緒に授業を受ける事となる。
主人公も、初めは拒絶していたが、同一人物なので波長が合うのか、世話をしていく内にどんどん
べったりになっていく両者。
だが、ペルソナのみの状態でいる事で、不安定になっていく主人公の体調。
女の子は、一つに戻ろうと言うが、戻ったら精神にどんな影響を与えるかが怖い主人公は、
それを拒絶する。女の子の性格的な部分が出てくるのではないかと。
ここで、昔幼稚園の頃主人公の性格が、その女の子と全く同じ性格である事が判明する。
その後小学生の頃に酷い苛めを受け、どんどん心を閉ざしていった事も。
それが、トラウマになり、元に戻るのが怖い主人公。
(ここで、元に戻ろうとするきっかけの事件が出てくる、そして、元に戻る主人公)
しかし、元に戻ってみると、年齢は同じだが、性別が女になってしまう主人公。
そんな状況に反抗する気持ちと、嬉しい気持ちがあり、微妙な気持ちになる主人公。
その後性格にバランスが取れてきたのか、ほんわかな性格になって、
人当たりが柔らかくなる主人公。
ここで終わり。

カバラ数秘術占いで、占って遊んでたらこんなネタが思いついた。
でも文才ないので、小説にはできん…orz
163名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 16:18:37 ID:1ffIOVle
なーに、文才なんて後からついてくるものさ。
手始めの練習に、コピペした小説の台詞や名前や動作を自分の好みに書き換えてみるのはどう?
俺はいろんなエロシーンの文章を巨乳責め小説に改変してたら、いつの間にか自前で書けるようになった。
164名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 18:24:01 ID:9Mck8Rew
ネタ的には悪くないが女性化するまで長そうなのがネックだな
165名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 20:07:27 ID:1DkbAn6I
面白そうだ すげー好みの話っぽい
166名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 15:25:33 ID:tiljz9ZJ
ただの思いつきで書いたネタだけど好感触で良かった。
といっても小説じゃないけど。

>>163
半年前に途中まで書いた小説もどきがあるけど、
書き始めはノリにノってて楽しかったけど、途中で見返してみたら
恥ずかしくなって書くの止めてしまったんだ。
書いている時は楽しかったので、また何か書いてみるよ。

人には見せられないだろうけどw
167名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 18:49:46 ID:8s69YqTy
そこまで言っておいて人には見せられないとかどんだけSなんだよwwww
168名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 19:06:36 ID:KApu0EMq
そういいつつ、
攻められるのを期待してるのかも知れんぞ?w
169名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:41:49 ID:tiljz9ZJ
>>167
執筆歴一回(それも途中まで)の自分にいらぬ期待はしないでくれ(-.-;)
170名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 21:20:41 ID:t7+dC03I
俺も今文才ないながら書いてるが仲間がいて安心した

ストーリーは
惚れ薬作ったはいいが間違って飲んでしまい何故か女性化
最初は普通に過ごすが段々と惚れ薬本来の効果が現れていく
幼馴染に惚れてしまう
何とか抵抗するがどんどん薬に蝕まれていき
遂に幼馴染を襲ってしまう

見たいな感じのを書いている
ちなみに性格はヤンデレ風にするつもり
ええ私の好みですよ
171名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 21:58:50 ID:irTb0f0z
チリ鉱山のニュースで思いついたが 何かの薬で徐々に女性化していく状態で

男ばかりの中に閉じ込められ 最初は隠せたが徐々に難しくなっていく話なんていいな
文才があれば書きたいけど 誰かお願いします
172名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 22:13:43 ID:WUQ0pAPH
実際には2人女いるんだけどな
173名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 22:55:59 ID:3SFAbmLM
マジかよ
ババァとかそういうオチじゃないよな?
174名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:29:03 ID:m4enntVd
「チーフ!物資搬入用のカプセルの準備が整いました」

「今回の穴の大きさなら衣服も送れるそうだな」

「はい。やはり人が通れるほどではありませんが…」

「よし、支援物資の中から選別して贈る準備をしておけ!」

「は、はい!」

今回の工事で衣食住の環境もだいぶ整い、
ライフラインは軒並み揃った。

問題はやはり精神面か…
娯楽の欠如は当然として、それに外に出られないという緊張感や圧迫感は拭えない…
ガス状の医薬品…一種の麻酔薬を入れようという話もあった位だ…なにかしら手を打たなくては…

「チーフ!アメリカの新薬研究所の方々です!」

「マーカスです。よろしく」

「現場責任者のアレサンドリです。こちらこそ…」

この新薬研究所はアメリカの最先端の
『娯楽と精神面での究極の解決方法を見つけた!』との連絡があり、
その解決策を持ってはるばるアメリカからやってきた。

「こちらを御覧ください」

机の上で開けられたジュラルミンケースの中には、
まるで毒々しいキャンディーのように藍色の液体がガラスタンクに収められている。

「これは…TS薬です。気体状にして吸引、もしくは食事に混ぜて摂取しますと、性別が反転します。」

「そ、それでどうしようというのですか…?」

「いいですか?恋愛というのは精神面での安定をもたらします。それは理解していただけますね?」

「ああ。私にも妻がいる。それは十分理解できる。」

アメリカ人曰く、
恋愛関係に発展すれば精神面で余裕ができる。
危機的状況下では男女というのはより燃え上がる物だ、
とかなり無茶苦茶で突飛な考えだ…
そもそも、地上には妻子がいるじゃないか。
175名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:29:45 ID:m4enntVd
いいですか、それにTS薬の注入である娯楽が1つ増えるのです」

「娯楽…彼らには娯楽が不可欠だ。それはなんだ!」

「性交ですよ…」

「性交…!?」

「ほら、発展途上国とかだと、すること無くて毎日しまくりじゃないですか。
 だからああいう国は子どもが多いんです。他のどんな娯楽よりも快感が得られるんです」

「だが…いくらなんでも無茶苦茶すぎる…」

「そう仰ると思いまして、我々もある秘策をご用意いたしました。」と、
後ろの研究員達がやはり机にケースを並べ、一斉に開け放つ。

「この薬は!?」

「これは"属性付加薬"です。
 そうですね…例えば【巨乳】【委員長】【泣き虫】【ポニーテール】…
 カプセルを食事に混入させると、あら不思議。
 そのカプセルの情報を意識する傾向に精神を"軽く"導くことが出来るのです。
 もちろん、ホルモンバランスやなんかもいじりまして…」

「じゃあ【洞窟の中にいることを不思議に思わない】とかも出来るのか!」

「ええ…まあ」

こ、これは…
確かにこの薬を使えば精神面は解決するだろう。
しかし、精神高陽剤とほぼ同一の効果がある…危険だ…

「チーフ!このメイド服…誰が着ると思って送って来てるんですかねーw見てくださいよw」

メイド…!?なぜ!?
メイド…メイド…

ああ、今は精神面彼らを支える方法を考えなければ…
本当にTS薬なんて使っていいのだろうか…
誰かが麻薬を送れ、なんて冗談で言っていた…それだけは良くない…

「チーフ?このメイド服見てくださいよ!」

またメイド…いや集中しなくては…
黙っていろアンドレス…

「アンドレス…ちょっと静かにしててくれ…」
「どうしたんですかチーフ?ほら、メイド服っすよw」
176名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:30:19 ID:m4enntVd
集中…メイド…薬…メイド…
いかん…メイドが頭から離れない…

メイドメイドメイド…

うおおおおおおおおおお!!!!!!

「ホセ!TS薬と【優しく、でもご主人様にちょっぴり甘えたいお年頃なのをなかなか隠せないツンとしたつもりのメイド】
 の属性付加薬を食事の中に入れろ!あとそのメイド服、後々送ってやれ!クフフフフh」

「はい!?あああ、チーフが言うなら…」

「但し、TS薬は少しずつ送れよ!いいな!ヒャハハハハハ」

「ああ、はい!チーフが言うなら…」

「ホセ、お前も属性付加薬選んでいいぞ!フヒヒh」

(チーフが壊れた…)

**************************

一ヶ月後。

「ご、ご主人様、そろそろ…下着とか…そのブラ…送ってもらいたいんだけど…
 みんな…胸、大きくなってきててさ…あとティッシュ…」

地上チームは歓喜に湧いた。



30秒くらいで思いついた
スレ汚しスマヌ
177名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:49:36 ID:Y9I2EI76
不謹慎ながら良作
178名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 23:08:44 ID:41wyIFK/
チリの人達には悪い
だが何かグッとくるものがあった
179名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 07:12:08 ID:m9PNewR6
新ジャンルに
『主人公以外は全員女な男子校』
的なのがあったな

ある事情で性別を偽って男子校に居るんだけど
実は主人公以外は全員が同じような境遇の女で
男子校なのに女子校的雰囲気に。
で主人公だけが最後まで気付かない
的な

まぁ強制TSとは何の関係も無いんだがな!
180名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 08:59:44 ID:JQhrM17y
今書いてみてるんだけど、
何か注意する事ってある?
181名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 09:49:38 ID:JQhrM17y
どうしても文章が冗長になってしまう…
難しいなぁw
182名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 16:56:39 ID:PzGb0G3V
オナ禁しながら書いて
賢者の時に推敲
183名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 18:17:21 ID:m9PNewR6
執筆中にうっかり賢者化すると、何もかも放り出したくなる衝動に駆られる可能性がある。
投稿が完了するまではオナ禁は継続した方が良いのではないか。
184名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 21:25:13 ID:tlet0IYP
そして連載するなら完結までなるべく賢者化しないほうがいいぞ
人それぞれだが参考までにな
185名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 15:49:26 ID:Gubmvsg9
文章をできるだけ簡潔にするのが大事だと思う

あとはとにかく投稿することかな
186名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 21:44:06 ID:EaAZu5zo
最初は一話簡潔みたいな、短い話を作るように意識したほうがいいかも。
エロシーンだけ最初に書いて、前後に適当な説明を入れるくらいの。
187名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 01:25:30 ID:aCQLh3pG
>>184
・・・2日もたん 
既にガマン汁でパンツが汚れてしまった。
触ってもないのに 文章だけで逝けそうだ・・・ヤバイ

こんな状況で 連載なんか始めたら
どうなっちゃうわけ?
溜まりすぎると膨らむのかな?
いや それ以前に正気を保てるか分らん
188名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 01:57:00 ID:y7uaOHS/
長編を一回投下した事があるだけだけど・・・
あの時は脳内に浮かんだシーンやセリフをメモ帳に書き溜めておいたな。充分なネタが集まるまで半年掛かった。

その後お盆休みを朝から晩まで全部使って、書く⇒抜く⇒添削を繰り返し
それぞれを肉付けして適当に接続して一つの物語に仕立て上げて行ったよ

長編どころかSS自体二度と書けん身体になってしまったけどw
189名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 12:33:10 ID:oLFv2V8n
普通に書いてる俺は異端かね?
自分で書いた、あるいは書いてるSSでは抜けぬのですよ。家族を汚すみたいな感覚で。
190名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 15:09:13 ID:9NTm9NEx
家族と言っても元は妄想の塊だからな、俺は抜ける

しかしさっき本番中を執筆しながら抜いたら手が止まった
やはり犯り終わった後で抜いて、そのまま賢者で事後描写に移行すべきか
191名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 17:14:42 ID:ZFB4K/yP
同人マンガで、龍企画のFARFALLAがすごい良かったのだが類似作品はあるのだろうか
ネットの仮想現実で女体化されて拘束、輪姦されて調教されるようなやつ
ゲームでもマンガでも同人でも小説でもサイトでも良いので紹介してくれ
192名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 19:55:08 ID:Hg0/YSom
193名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 02:22:38 ID:28S2wquU
>>192
悪い、むこうのスレ過疎ってたんでこっちでも聞かせてもらったんだ
けど向こうにはまだ親切な人たちが残ってたみたいで紹介してもらえた。
出来たらこっちでも紹介してもらえたらありがたい
194名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 02:42:48 ID:Z+zK4Pnv
強欲だな。帰れ。
195名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 06:30:31 ID:BFGqThaP
あっちの回答は信用ならんからこっちでも教えろってか。どうせここでおすすめ書いても満足しないんだろう。
wikipediaでマルチポストを読んでくるといいよ。
196名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 07:10:31 ID:ShxVdeZd
         |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
           |;:;:_:;:_:;:_:;:_;:;_:;:l:;_;:_:;:_:;:_:;:_;:_;|
        |______|_____|
        | 三|  _     _   |三 !
        | 三|  三シ   ヾ三  |三 |
        | 三′  .._     _,,..  i三 |
        ト、ニ| <でiンヽ  ;'i"ィでiン |三.|
        ', iヽ!  、 ‐' /  !、 ーシ |シ,イ
         i,ヽリ    ,' :  !.     |f ノ
         ヾ!    i ,、 ,..、ヽ   lノ
          |      _ _    イ l       zipも張らずに紹介してくれ・・・とな?
            l    ,ィチ‐-‐ヽ  i /、
             ゙i、   ゝ、二フ′ ノ/'"\
              | \  ー一 / /   _,ン'゙\
          ,ィ|、  \     /_,、-'" _,.-''´ `丶、__
       _, イ  | ヽ_ 二=''" _,. -''´  """""´´  ``ー
197名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 11:19:12 ID:1fSZUQhQ
いくぜ!女体化チップ、スロットイン!保守
198名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 16:56:41 ID:HN5Nc+Hf
気持ち悪く排他的なスレだな
こんな感じ悪いスレに
作品を投下してくれる人なんていなくなるだろうな
199名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 17:18:15 ID:z9DRWFAh
負け惜しみ乙。
200名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 19:00:29 ID:C4NQGJ2o
そう言えば、にょたいかっ3の配信が始まりましたよ?
201名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 02:43:32 ID:5XG+VGmd
ガネーシャたん可愛いよガネーシャたん(*´д`)ハァハァ
あー、俺もTSして千尋さんにヤられたいなぁ
202名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 07:05:44 ID:RCvJRWlI
るーえんせんせはTS調教物とかやると微妙にツボ外れるけど、にょたいかっはギャグベース
だけあって結構安定感あるのがいい感じだな
203380 ◆PKEHY060jY :2010/09/10(金) 19:12:53 ID:GaOCdWx+
上のほうの書きこみをだらりと見ていたら、なんかちょっとツボった
エロの女神様が御降臨なされたっぽいので今いそいで書いてるが、長くなりそうなら適当なところでエロを入れて切る予定
責めるシーンは延々とどこまでも描写できるとおもうが、そこはもう、読者の想像にまかせる

ままれのひとのログ・ホライズンに引きずられている点は否定しない、と最初に断っておく
つまりは、そういうお話ということで。そっくりじゃないけど、似てはいるというか、元は .hack だよな〜。古い?

期待しないで待ってて下さい。いや、待たなくていいから
おながいしまうま
204名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 22:53:10 ID:3WnbR6P3
パンツ穿かないで待ってるから
205名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 00:51:29 ID:A9ShYhMB
>>200-202
なんか新キャラいたんだけどw
206名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 00:06:47 ID:pJWEuhNi
女になったもののイチモツだけは残っててワンピースの裏側の生地が擦れて、果ててしまったという夢をみた
したら目が覚めてパンツ濡れてた

どんな夢だよ
207名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 07:43:56 ID:wO+gZpdi
海賊王に、俺はなr(ry
208名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 10:00:56 ID:p/9yJxW/
数日遅れだが、寄生スレに男→ふたなりの良作が上がってた
209名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 18:39:16 ID:sIw+ex3o
オレも読んだぜ
なかなかエロかった

ところで探し物なんだがここ数ヶ月の内のどこかで読んだ小説で
1 男が海に遊びに行った時に特殊な生き物に寄生される
2 翌日起きたときには女になっている
3 その生き物は宿主の体を作り変えてその胎内で子供を作る生き物だった
4 病院にいって取り出そうとするが洗脳されているので子供を殺したくないと感じて逃亡。ネットカフェで発情しているところを発見されるがすでに手遅れになっている
5 オチは寄生生物を摘出できなくなったので仕方なく飼う事になる。ただし産卵されて増えると困るので常に監視がついている。主人公が監視を振り切って子供を海で産む決心をして終了
という話を探している
確か支援所かノクターンで見つけたと思うんだがなかなか見つけられない
誰か分からないか?
210名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 19:06:17 ID:wO+gZpdi
過去ログは俺の嫁
211名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 19:50:15 ID:I8a2gqb1
なにこの自己創作宣伝スレ
212名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 21:00:14 ID:VvxZlFIs
>>209
前スレ最後くらいのやつじゃね?そのくらいの時期に読んだ
213名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 21:14:32 ID:fyvU3XJA
>>209
このスレ最初から読み直せば良い事あるかも……
214名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 02:59:07 ID:xYPSwEDS
そのジュースのような液体を飲んで、ものの数秒だった。

内臓をかき混ぜられるかのような気持ちの悪い感覚が襲う。
風呂から上がったばかりで、下着も履かずにタオルを腰に巻いていただけであったが、
それなりにしっかり締めたつもりだったそのタオルが床にパサリと落ちた。


ぐぐぐ・・・と軋みながら全体的に身体が縮む感覚。

「はぁ・・・はぁっ・・・!」

痛みは無いが、激しい動悸や息切れが起こり、嫌な汗が噴き出している。

脇や脚、腕などにあった男らしさの象徴とも言える体毛がシュルン!とばかりに消えてしまう。
それなりにあった筋肉がみるみる落ち、代わりに皮下脂肪がむにむに…と増えてくる。
肌がきめ細かくなり、日焼けした肌の色が抜けるように白くなっていく。

髪の毛は艶を帯びて、サラサラと伸びはじめる。

「うぅ・・・くぁぁ・・・!」

喉仏が消え、呻く声が次第に高く変わり、
数年前に声変わりを済ませた男子のものではなくなっていく。

少し骨ばっていた輪郭が丸みを帯びてくる。
お腹周りがみるみるくびれ、反比例するように臀部がムチムチッと大きく張り出し、
男性には決して無い妖艶なラインを描き、
その骨格の変化に伴って脚がぐぐぐ…と内股に曲がる。

「はぁっ・・・あっ・・・ん!」

その呻き声は男性であれば聞いただけで興奮するような、
美しく、それでいていやらしい吐息と喘ぎ声となる。
そしてそれが漏れる唇もいつの間にかふっくらしていて、
思わずキスしたくなるような可愛らしいものに変わっていた。
215名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 02:59:48 ID:xYPSwEDS
先の変化のせいで薄くなっていた胸板についた乳首に鈍い痛みが走り、
それが桜色に変わりつつ、ぷくんっ!と膨らんだかと思うとその周り、
2つの胸そのものも鼓動に合わせてむくむくっ・・・と徐々に膨らみ始めた。

「あ、うわ!!」

両腕で胸を押さえ込む。
が、抵抗は虚しく徐々にではあるが確実に胸はむにゅむにゅと脂肪を蓄えていく。

その間に胸以外も着々と変化を続けている。
眉は細く整ったそれになり、睫毛は伸びてしっかりと上にカールしていった。

その時、男のシンボルに寒気が走った。

「あっ!あっ!」

慌てて股間に手をやると、その手から逃げるかのように
ソレはみるみる縮み、股間から姿を消してしまった。

「嘘・・・だろ・・・?」

未だむくむくと成長を続ける胸など忘れるほどの虚無感に言葉を失っていると、
今度は下腹部に甘い刺激が走る。

「ひゃあっ!?」

お腹の中で小さく風船が膨らむような感覚と共に、股間に割れ目が出現していた。

「嘘・・・これって・・・」

動悸や息切れは落ち着きはじめた。
変化が収まったのだろうか?

全身が汗でびっしょりだが、
そんな事には構っていられなかった。

すぐに立ち上がり、洗面所に戻って自分を鏡に映す。

「何だよ・・・これ・・・」

そこに映っていたのは頬を紅潮させた、
腰に届かんばかりの長い、ウェーブのかかった髪の女性だった。

顔は前までの面影を残してはいるが、顔そのもののサイズが縮まったのか、
少し目が大きくなったようにも見える。長いまつ毛もそれをさらに強調させている。

と、胸の重量感を思い出して下に目線を向ける。
大きく膨らんだ2つのそれは、確実に自分のものであった。




・・・変身シーン(+α)だけをものすごく濃密に書いてみるテスト。
216名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 07:51:47 ID:aKI8N+ac
いいね。実にいい。
その調子で数パターン頼む。
投稿初心者にも参考になるんじゃないか?
217名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 22:59:29 ID:dcDe05P7
>>210>>211>>212>>213
おまえらマジでありがとう
まさに灯台もと暗しだったぜw
thx
>>214>>215
そのものすごい濃密なのが素晴らしい!
よくこんなに細かく書けるなw尊敬するぞ
とにかくGJ
218 ◆A4R0lAe0RQ :2010/09/18(土) 23:33:22 ID:vHezfI2Q
どこからか電波を受信した
本当は小ネタでささっと書くだけだったはずなのに、何故か書いているうちに脱線して長くなってしまったぜハッハー
ほとんど無自覚TSのようなものなので、ちょいと口に合わないと感じる人もいるかもしれない
219 ◆A4R0lAe0RQ :2010/09/18(土) 23:35:03 ID:vHezfI2Q
 ふわふわとした浮遊感が全身の感覚を朧にしていた。
 意識がはっきりとしない。自分が何者なのかすら曖昧で、まるで夢の中にいるようだ。
『――――』
 遠くに誰かの声が聞こえている気がした。
 だがそれは音と言うよりは気配に近かった。今まで感じたことのない、得体の知れない何かだ。
『――――』
 だが未知への恐怖はほとんど感じていなかった。
 遠くの声はトロトロに溶けている意識に、少しずづ形を与えていく。そのことが不安ではなく安心を感じさせた。
 次第に声は両の手足、胴体、頭へと染み渡っていく。鉄を鋳型に流し込むように、溶けた精神はすんなりと形作られた。
 最後の仕上げは身体ではなく、精神の中心と呼べる部分だった。
 自身を自身たらしめる部分にも声が響いた。
 声が染み込んでいくにつれて、自分が何者であるかが形作られていく。
 仕上げが終わると、出来上がった人間がイメージ出来た。
 それは美しい女性だった。
 腰まで届きそうなまばゆい金髪、うっすらと開かれた瞳は鮮やかな蒼。臀部は肉付きがよくぷっくりとしており、その上の腹部はスラリと滑らか、乳房は形の良い大きなゴム鞠のようなものが二つ。
 そんなどこか完成された身体をイメージした意識は、どこかエキゾチックな印象を覚えた。
 自分の身体として造られたはずなのだが、微かな違和感が残っている。だがそれも痒みを覚える程度でしかない。
 彼はいつの間にか、自分の身体はそういうものなのだと認識していた。
『――――』
 再び遠くから声が飛んできた。ぼやけた意識は急速に自我を取り戻して行った。
 精神世界から外の世界世界へと浮かび上がっていく……

「あ……」
 いきなり空中に放り出されたようだった。
 突然戻ってきた感覚に驚き、思わず声が漏れてしまう。
「ここは、俺は一体……」
 自我を取り戻した彼は、まず自分がいる周りを見渡した。
 彼はどうやら部屋の中にいるようだった。
 壁は鮮やかな模様が入っており、天上には豪奢なシャンデリアが下げられている。天蓋付きのベッドの横には羽ペンの乗った机、なんと暖炉まである。
「俺の部屋……なんだよな……?」
 ここは自分の部屋だ。間違いない。
 だがこの感じはなんだ。自分は本当にこの部屋を知っているのだろうか?
 暖炉なんて見たことないような気もするし、こんな豪華な部屋に自分がいるのは場違いな気もする。
220いんまいどりー淫夢 ◆A4R0lAe0RQ :2010/09/18(土) 23:36:57 ID:vHezfI2Q
 部屋の中に鏡を見つけた彼は、その前に立って自分の姿を確認した。
 鏡に映っているのはドレスを着飾り、頭に白銀のティアラを乗せた美しい女性。
 一瞬その姿に見惚れてしまう。
「うーん、なんでだろ……」
 頭の奥から記憶が浮き上がって来た。
 自分はとある小国の国王の一人娘、つまりお姫様だ。それは分かる、それだけは彼の中ではっきりとしている。
 だがそれ以外のことが、虫に喰われたかのようにスカスカなのだ。
 姫は鏡の前でクルクルと回りドレスを翻した。
 ドレスの下に隠れた巨大な乳房が、遠心力を受けて更に重量を増す。
「―――うわっ!?」
 姫は重心を保てずにフラフラと絨毯の上に俯せで倒れ込んだ。ティアラが床に落ち、カランカランと乾いた音を立てる。
 自身と床に挟まれた乳房が、むにゅんと潰れて形を変えた。
 姫は間抜けな自分の姿に気恥ずかしくなり、慌てて起き上がってティアラを頭に戻した。
「俺、おっぱいなんてあったっけ?」
 お姫様なんだから女なのは当たり前、だからおっぱいがあるのも……当然?
 そう思いながら自分の胸を揉んでみる。
 ドレス越しの掌にムチムチとした弾力が伝わり、自分の胸にも揉まれる感覚もある。
 間違いなく本物。当たり前だ、自分はお姫様なんだから。
「……そうだよな、お姫様だもんな」
 お姫様といえば国の象徴だ。綺麗でかわいい方が国民だって喜ぶ。おっぱいも大きい方がいいはずだ。
 そう思いはじめると、どこか邪魔に感じていた大きな乳房が誇らしく感じた。
 そんな風にしていると、部屋のドアをコンコンとノックする音が聞こえた。
 誰だろうか?姫はそう思ってドアへと向かう。
 しかし姫がドアノブに手をかけるより早く、ドアの向こうから声が聞こえた。
「姫、私です。入ってもよろしいでしょうか?」
 声の雰囲気から、ドアの向こうにいるのは男性だとわかった。
(この声どこかで……誰の声だっけ……?)
 聞き覚えがあるような感じはするのだが、何故かその先は靄がかかっているようで、全く分からなかった。
 だが不思議と嫌な感じはしない。それどころか、ほんの少し声を聞いただけで胸が熱くなり、顔が自然と緩んでいた。
「……姫?」
「あっ、はい!すぐに開けます!」
 胸に入った熱に浮かされるように、姫は慌ててドアノブを捻った。
「あぁ姫様、お会いしとうございました」
221いんまいどりー淫夢 ◆A4R0lAe0RQ :2010/09/18(土) 23:38:21 ID:vHezfI2Q
 ドアの向こうには、男性用の華やかなドレスローブを纏った顔立ちの良い男が立っていた。
 それを見た姫の心臓が、ドクンと脈打った。
 それだけではない。顔が熟れたトマトのように紅潮し、穏やかだったはずの呼吸が震える。
「王子、様――!?」
 自然と彼の口からそんな言葉が漏れた。
 そうだ、この人は王子様だ。
 俺の――いや私の恋人で、私の一番大切な人だ。
「おや、ひょっとしてお邪魔だったかな? だったらまた日を改めて……」
「あっ、待ってください――!」
 背を向けて部屋を出ようとする王子に、姫は反射的に抱き着いてそれを引き止めた。
(―――へっ!?)
 王子に密着したことで、鼻腔の中へと王子の臭いが流れ込んできた。
 一瞬フワッとした浮遊感が脳内に駆け巡り、身体の熱が更に加速した。
「おっと危ない」
 次に気がついた時には、姫は王子の腕の中に包まれていた。
(あぁ……)
 それに気づいた途端、姫の中に猛烈な高揚感と安心感が芽生える。
 姫はその感情に流されるままに王子に腕を絡ませた。
「姫、愛しているよ」
「ひゃあぅっ!?」
「好きだよ、この世界で一番」
「ああぁっ!?王子様、王子様ぁ……!」
 王子の言葉で姫の理性は限界を迎えた。
 身体の熱も精神の熱も、もう抑えきれなかった。
 母へと向かう子供のように王子に抱き着き、自分の物だという印しをつけるように頬擦りを繰り返す。
「ふふっ、しかたのないお姫様だ」
 王子はそう言って立ち上がり、姫の目の前へと自分の股間を持って行った。
「いつものように奉仕してもらえるかな?」
 いつの間に露出させたのか、姫の鼻先に赤黒くそそり立つ肉棒があった。
(奉仕って!?こ、これを舐めるのか!?)
 ツンとした臭いが姫の鼻を刺す。だがそれも今の姫は甘美なものに感じていた。
 しかし姫の中で何かが引っ掛かっていた。
 忘れていた微かな違和感が、ここにきて少し大きくなっていた。
「どうしたんだい?さぁ、いつものように……」
「いつ、もの……」
 しかしそんな違和感も、王子の言葉の言葉に沈められてしまった。
 そのまま姫は突き動かされるように王子のモノへと舌を伸ばし――王子のペニスに触れた。
 途端に麻薬のような何かが姫の身体へと浸透してくる。
(ああそうだ、おちんちんを舐めないと……)
 躊躇いも違和感もすべて吹き飛んでしまった。
222いんまいどりー淫夢 ◆A4R0lAe0RQ :2010/09/18(土) 23:39:48 ID:vHezfI2Q
 姫はおもむろに自分で自分のドレスを引き裂き、大きな乳房を剥き出しにした。
 そして重たい乳房を両手で持ち上げ、唾液に濡れた王子のペニスを挟み込んだ。
(王子はパイズリ好き、俺はパイズリをするのが好き……)
 乳房からはみ出た亀頭に口を被せ、裏筋に舌を絡ませる。
 王子のモノからはすでに粘り気のある液体が滲み出ており、塩気と苦味が姫の舌によく馴染んだ。
「出るよ姫、全部飲むんだよ」
 出る?何が?
 決まってる。大好きな王子様の精液、私の大好物。
 精液を飲むのか?俺が?
 大好きな王子様が言ってるんだ。当たり前じゃないか。
「んんんっ――!?」
 白い濁流が口腔に流れ込んで来る。それが姫の意識すらも白く染めた。
(やば、俺、イって、る―――!?)
 全身が魚のようにビクビクと痙攣し、股間がキュンキュンとうごめくのが分かる。
 それでも王子のペニスからは口を離さない。
(やばい!吐け!吐かないと――!)
 頭が警告を発しているのが分かる。
 だがそれとは反対に、口の中ではより精液を味わおうと舌を動かしていた。
「くぅ……せいえき、すご、ひ」
 そうだ、吐く必要なんかない。自分はお姫様で女の子、大好きな男の子の精液を飲むのは普通のことだ。
 トリップ状態でフラフラの姫を、王子が抱き上げてベッドへと運んだ。
「さぁ、今度は本番をしようか」
(ひっ、ふぉ、ほんばん……?)
 王子が姫を仰向けにし、自分へ向けて足を開かせた。
 姫の股間はすでに内から染み出た愛液でドロドロで、零れた雫がシーツを濡らした。
 王子の前にパクパクと微かな開閉を繰り返す二枚貝が姿を現した。
 それは見まごうことなく熱を帯びた女性器だった。
(あれ、チンコがないんだ? 俺って、おと――)
 姫の頭に微かなノイズが走る。
 王子がそんなことにかまうはずもなく、

 ズブッ――!

 最後まで考え終わる前に、姫の思考を王子の肉棒が貫いた。
(あぁ――!おちんちん、入っ――!)

 グチュッ、グチュッ

「きゃっ、ああん!あっ、おおぁあ――っ!」
 快感の奔流が走り抜け、意図せぬ喘ぎが吠えるようにして出る。
 瞳は限界まで開かれているが、その瞳には王子以外入らない。
 同じ様に、姫の思考には王子以外存在しなかった。
223いんまいどりー淫夢 ◆A4R0lAe0RQ :2010/09/18(土) 23:42:02 ID:vHezfI2Q
「どうだい姫、気持ちいいかい?」
「はいっ!気持ちイイです!あっ、また、ああぁ――っ!?」
 王子が姫の金の陰毛の茂みから固くしこった豆を探り出し、ムニムニと揉んだ。
 また姫の視界が白く弾け、膣奥から愛液が噴水のように噴き上がった。
「さぁ、どこが気持ちいいのか言ってごらん」
「お、おまんこが!王子様のおちんちんで、気持ひ、いい――!」
「他は?」
「クリトリスがぁ――!ああっ、ひっ!い、ぅぅ――!」
 正直に答えたご褒美だ、と王子が速く大きく腰を打ち付ける。
 それによって姫の股間から脳天へと光が突き抜けた。
 眼は虚で歯をカチカチと鳴らしているが、快感に震える足は王子をガッチリと掴んで離さない。
(へっ、変だ!こんな、俺、こんなのおかしいっ!?)
 潤った喘ぎ声を上げながらも、姫の頭の中では何かが膨らんでいた。
 それは王子が腰を打ち付ける度、姫が女の悦びに飲まれる度に、少しづつ風船のように膨らんでいた。
(ああ、でも、気持ち良すぎて――!)
 おかしいと違和感を感じながらも、姫の腰は王子に合わせて動き、自ら唇を王子の唇へと重ねていた。
 膨らんでいるのは違和感だけでは無い。王子への燃えるような愛と、煮えたぎった牝の身体が姫を動かしていた。
(違う、違うのに……!腰が、止まらないッ――!!)
 どれほど抵抗しようと、体中を跳ね回る快感に押し流されてしまう。
 自ら腰を振り、頬は緩んで顔が蕩け、瞳からは涙を口からは涎を垂らして王子の肉棒を啣えている。
 王子に尽くすのは当然のはず。しかし姫にはそんな自分が滑稽に思えた。
 ふと、姫の異変を感じ取ったのか、王子が腰の動きをゆったりとしたものに変えた。
 一見すると王子が姫を気遣ったようにも見える。だがそれが間違っていることはすぐに分かる。
 王子の表情が部屋に入ってから情事に至るまでの慈愛に満ちたものではなく、腹の底に何かを抱えているような、どこか黒い笑顔を浮かべていた。
「あぁ、もうズレて来ちゃったの。さすがに設定を適当にしすぎたかなぁ?今回はちょっと色々と無理があったか……」
「お、王子様、何を言っ――きゃふっ!?」
 姫が声をかけようとするが、それは腰の一振りで遮られた。
224名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:44:10 ID:vHezfI2Q
 王子は快感に悶える姫を見ながらさらに続けた。
「はははっ、兄さんはただ感じていればいいんだよ。どうせ膣に出したらズレも直って完全にお姫様になっちゃうんだし」
「に、兄さん?わ、わたしは、そんな……」
 王子が発した“兄さん”という言葉で、違和感を押さえ付けていた蓋にピシリと亀裂が走った。
 頭の中で、大事な何かが自由になろうと抵抗している。
「別に思い出してもいいよ?ま、兄さんごとき力じゃ無理だろうけど」
「う……、ぁ……!?」
 自分は何かを忘れている。いや、忘れさせられている。この王子によって。
 それに気づいた途端、豪華な部屋も、美しいドレスも、豊満で艶やかな女の身体も、全て作り物の夢のように見えてくる。
 しかし身体を焦がす快感も、王子を慕う気持ちも、現実としか思えないリアルさがあった。
 忘れさせられている何かも、あと少しで思い出せそうなのに、あと一歩のところで止められている。
「お、俺は、あぁん!ひゃうっ、ふぁん、く、くそ――!」
「ダメだよ兄さん、“お姫様なんだからもっと綺麗な言葉で話さないと”」
 王子が放った言葉で、思い出しそうだった何かが遠ざかった。
 同時に、自分の中の何かが書き換えられる様な感覚が走る。
「いや、止めて!こんなの私じゃありません!」
「いや違うね。ここでの兄さんはこれが正しいんだよ」
 叩き付けるような王子の腰はさらに強まり、姫の膣が擦り上げられる。
 その一突き一突きで、姫の精神が削り取られていくようだった。
「さて兄さん、膣に出したら僕は先に帰ってるよ。この一発でしっかりと孕むようにしてあるから、幸せなお姫様生活を楽しむといい。ほら、もう射精すよ」
「ダメっ、出しちゃ、だ、めっ、ひあああぁ―――ッ!」
 燃えるような熱を持った何かが、姫の胎内へと津波のように押し寄せてきた。
 腰が浮き上がり、膣壁が馬鹿になったかのようにビクビクと痙攣を繰り返す。
 両の瞳は開かれているのに、どこにも焦点が合わない。
(気持ち、いい……!こんな、あぁ……、変えられて、しま――!)
 麻薬のような心地よさが全身に回り、必死で守っていた何かをあっさりと手放してしまった。
 そして姫の腕は、射精の脱力で自身にもたれている王子を抱きしめた。
 そのまま当たり前のような自然な動きで、王子と舌を絡ませる。
225名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:45:49 ID:vHezfI2Q
 そのまましばらく絶頂の余韻に酔いしれ、ようやく長い口づけを終えた。
「これで世継ぎには困らないね。僕って優しいだろ、兄さん?」
 ニヤニヤと笑う王子を見て、姫がクェスチョンマークを浮かべた。
「王子様、何をおっしゃっているのですか?」
 世継ぎに困らない、というのは嬉しい。でも王子様にご兄弟はいらっしゃらなかったはず。
 ただの聞き違いだろうか?
「いいんだ、忘れてください姫。それよりも、早く元気な子を産んでくださいね」
「もう、王子様ったら、少し気が早いのではありませんか?」
「ふふっ、そうだね兄さん」
 再び兄さん、という言葉を聞いた姫だったが、今度は何かのおまじないなのだろう程度にしか思わなかった。

 この日から十の月が経過したころ、姫は元気な娘を出産した。
 その後も王子と愛を育み、さらに三人の子を授かった。
 それから王位を継いだ姫は、優しい王子様と可愛らしい子供達と、平和で幸せな毎日を過ごしたという……


 ◇


 その日の、村山太一は跳び上がるようにして起き上がった。
 全身は汗にまみれて寝巻もぐっしょりと湿っており、寝ていたはずなのに何故か息が荒い。全力疾走でもした後のようだ。
 だが今の太一はそんなことに気が回らなかった。
「ゆ、夢だった……のか……?」
 乱れた息を整えるようにして、すぅはぁ、と大きく深呼吸をする。
 混乱しすぎて、脳みそがグルグルと回転しているように感じてしまう。
 それもこれも、ついさっきまで見ていた夢のせいだった。
 長い長い夢だった。それもとてつもなくリアルな。
(女になる夢なんて、どうかしてるのか俺……)
 太一が見た夢、それは太一自身がとある国のお姫様になる夢だった。
 国王と女王の間に生を受け、国中に愛されて育てられ、やがて王子様と結ばれる。そんな絵本の中のようなありふれたな話だった。
 他人に向ける言葉にするなら、こんな夢を見た、というだけだろう。しかし実際に夢を見た太一にとっては違った。
 お城で過ごした幼い日々も、王子との燃えるような恋愛も覚えている。夢で見た姫の人生が、太一の中にそのまま残っているのだ。
 眠気が無くなっていくにつれて、その記憶がどんどん蘇っていく。
(王子様と、せっ、セックスして、赤ちゃんまで――!?)
 愛する人が自分の肉体へと入ってくる悦び。我が子を産み落とす痛み。赤ん坊をその腕に抱き、自分の乳房から母乳を与える幸せ。
226名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:48:26 ID:vHezfI2Q
 それは男の太一が知るはずも経験するはずもない女の感覚だった。
 しかし夢中で完全にお姫様だった太一にとって、それは当然のことだった。
 セックスは求められるよりも自ら王子に求めることがほとんどだったし、王子が忙しい時は夜通し自慰に耽ることもあった。
 妊娠だって何度もしたし、その度に子宮に感じる我が子に向かって、元気に産まれてきてねと呼び掛けていた。
 出産の痛みなぞ言葉にできないほどだったが、産まれてきた我が子を見るとそんなもの吹っ飛んでしまった。
 そんなことを何年も何年も繰り返している内に、いつの間にか歳を取り、寿命でぽっくり死んでしまった。
 ベットに伏せながらも家族に囲まれた、おおよそ幸せな最後だった。
 そして夢の中の姫が最後を迎えた瞬間、太一は太一として現実に戻ってきたのである。
 太一がひどく混乱するのも当然だった。
 ほんの一瞬前までは女として生き、そして死んだというのに、一瞬後には男に戻っていたのだから。
 もしかしたら、今の自分は夢の中の姫が死に際に見ている夢なのではないか、そんな風にすら思えてくる。
 だとすれば、今の自分こそが夢なのだろうか。果たして胡蝶の夢はどちらなのか。
 太一は思考の渦を振り払い、ベタベタとした感触がある寝巻きのパンツの中を確認した。
「うっわ……」
 腰の当たりにあったゴムを引っ張って中身を確認すると、そこには真っ白な海が広がっていた。
 無論、これは太一自身の精液によるものだ。
 パンツから漏れ出してなお、外側に溢れそうな尋常でない量だった。
 おそらく、というより確実に、太一が射精しようと自慰を繰り返したとしてもこの量は無理だろう。
 この原因ももちろん夢だ。
 太一は夢の中で何度も王子様と交わったし、数え切れないくらい絶頂を経験した。
 夢でそれだけイッたのだから、この馬鹿げた量の夢精も仕方ないかと太一は思うことにした。
(それにしても凄かったな、女のセックスって……)
 太一は男としてのセックスを知らないのだが、それでも女の快感が男と比にならないほど強いのは夢で体感した。
 あくまで夢なので現実の女とは違うかもしれない。だが太一には夢の自分は本物と変わらないように思えていた。
 だがもうあんなリアルな夢は二度と見れないかも知れない。そう思うと太一は女としての自分を名残惜しく感じた。
227名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:50:21 ID:vHezfI2Q
 太一がそんな一抹の切なさを覚えていると、部屋の扉の向こうからバタバタとした足音が聞こえてきた。
 やがてその足音は部屋の前で止まり、扉を開けて部屋に入って来た。
「おはよう兄さん、今日もいい天気――ってイカ臭っ!?」
 来訪者の招待は弟の祐二だった。
 突然やって来た祐二は部屋に入るなり自分の鼻を摘んだ。
 そして太一の腰元の白濁色の洪水を見るなり眼を見開いた。
「うわっ、何それ全部兄さんの?一体何をどうしたらそんなに……ってどうかした兄さん?」
「――あっ、いえ」
 祐二を見た途端、太一の頭の中は真っ白になっていた。
 何故かは分からないが、心臓がドクンと一発強く脈打った。
「そう、じゃあそれは早めに始末した方がいいよ。父さん達はまだ寝てるから」
「……はい、わかりました。ありがとうございます」
「何で急に敬語なのさ。変なものでも食べたの?」
「え、ああ、そうだな。何言ってんだろ俺」
 普段はもっと砕けた調子なはずなのに、何故か祐二に向かって飛んだ言葉は畏まっていた。
 あまりに自然に口が動いたので、自分でも首を傾げてしまう。
 祐二はそんな兄を奇妙そうな眼で一瞥すると、さっさと部屋から出ていってしまった。
 弟を気まずそうに見送った後、太一はとりあえず汗と精液にまみれた寝巻きを脱ぎ捨てた。
 湿った布が床に落ちて、グチャリという水っぽい音を立てた。
 素っ裸になった太一の身体には、撓わに実った抱えるほどの乳房も、男を受け入れるための穴も無い。平らな胸板で、股間には竿と袋が力無く垂れ下がっている。
 夢の中で女性の一生を経験した太一は僅かな違和感を覚えてしまった。それが本来の自分であるはずだというのに。





(ふぅ、いくら兄さん相手でも一生分は無理があったか。やっぱり設定は細かく使い潰していくべきかなぁ、ちょっともったいないけど)
 太一の部屋の扉を僅かに開け、その隙間から祐二が太一の様子を観察していた。
 祐二が部屋を出ていった後、太一は自分の身体を確認するようにペタペタと触っている。夢と現実のズレを確認しているようだ。
228名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 23:51:28 ID:vHezfI2Q
(あの様子だと、そのうち気づかれちゃうなぁ。あれだけやって四回も出産して子育てすれば当然か。でもまぁ……大丈夫だろ)
 確認が終わったのか、馬鹿らしくなって飽きたのか、扉の向こうの太一は身体を触るのを止めて、グチャグチャの寝巻きをビニール袋に突っ込んだ。
(次はどうしょっかな〜。メイドは前にやったし、魔法少女とかアイドルなんていいかも。オーソドックスなところただと妹や幼なじみとか。触手に取り付けて産む機械……ってのは遅いか)
 祐二は一人妄想を膨らませた。
 インターネットや本にゲームなど、そういったネタは周りに溢れている。祐二もその恩恵を受けている一人だ。
 他の人間とただ一つ異なる部分があるとすれば、その妄想を実行することができることだ。
 そう、どんな現実離れした妄想でも。
「またいっぱい気持ち良くしてあげるから、楽しみにしててね兄さん……」
 祐二は小さく呟くように言うと、部屋の扉を完全にしめた。
 さて、次は何をしようか……
229 ◆A4R0lAe0RQ :2010/09/18(土) 23:58:36 ID:vHezfI2Q
以上で投下終了
わーい途中からコテハン外れてたの気づかなかったよ

なんやかんやでモチベーションを維持し切れずに、チビチビと二週間かけて書きました
>>214-215のようなはっきりとしたTS描写は無いです
でもまぁこんなのもありかなぁと
元々長くするつもりもなかったから、見逃したミスがあるかもしれないけど許してください
230名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 00:08:05 ID:/ye+fTSf
>>218-228
GJ! もの凄く面白い
夢から覚めた時に違和感を感じてるのとかかなり良い
これを繰り返すうちに現実の身体にも影響が出てくるとかだと更に良い
続編期待しても良いですか?
231名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 02:10:06 ID:Fa88alqI
>>214-215
乙。
ホルモンガーを思い出した。
232名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 08:59:46 ID:zKlWm+nG
肉体変身(TS病含む)・入れ替わり・他者憑依・脳移植・人造人間化・人肌皮……以外で、どんな女性化方法があるかな? バーチャルリアリティも含める?
233名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 09:07:01 ID:Y1E0LnDu
特殊なものでは「生まれ変わり」ってのがあるな。
それまで普通の少女だったキャラが前世で男だったことを思い出し
それにつられて意識も男性化するという。
八重洲さんの「十四の秋を数えて」とか。
234名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 10:46:46 ID:BfAR2ssH
どこかにあったが
幽体離脱したら魂が女だったってのがある。

あと、女を洗脳して元男だと思い込ませるのは非該当か

男を洗脳して女になったと思い込ませる…うーむ
235名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 11:59:31 ID:s4ioZDz1
>>232
広義では脳移植の一種だが、ハードウェア的には手を付けずに
記憶・人格だけを移植するパターンもあるなBRAIN DRAINとか

パーツに分解して、自分の身体が変化か、他人の物が、人工物か
おきかえられた方法は何かって分解していくと
既出のパターンを整理できて、今の所存在してない新種も見付けられると思うぞ
236名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 12:04:18 ID:QT1NwRY3
>>232
パラレルワールドは?
突き詰めれば自分と自分の入れ替わりみたいなもんだが
237名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 22:09:25 ID:cWrXqVUR
『痴女電車』


電車に乗り込む僕は憂鬱な表情だった。

「はぁ…今日もか…」

毎朝通勤通学で混みに混む電車にぎゅうぎゅうに押し込められ通学する。
僕は決まって二車両目に乗り込む。
意味はないが、あるとすれば降りる駅のホームのエスカレーターが二車両目に近いということだけ

ガタンゴトン、と電車に揺られること10分。
僕の降りる駅まではあと20分くらいかかる。
だいたい家から30分以上の通学時間。
ぎゅう詰めの車内は暑く、冷房も効かない。

何よりも通勤中の中年サラリーマンの姿も多く、その独特の匂いがさらに気分を
憂鬱にさせていた。

「う…くう」

車内が揺れるとひとりでに隅の方へ行ってしまう。
しかも他人の背中が死角なるので、女性だったら痴漢に合う確率が高い
そんな場所へ追い込まれてしまった。
238名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 22:11:06 ID:cWrXqVUR
「はぁ…またか…」

ぎゅうぎゅうに潰されて揺られている。
ふと、尻に違和感を感じた。手のひらを押し付けられている。

「混んでるからなあ…男の人だったら気持ち悪いな」

電車が混んでいるゆえの出来事かと思った。
だが、その手は明らかな意思を持ち円を描くように僕の尻を撫でている。

「えっ!まさかなあ…痴漢?ばかな僕は男だぞ」

僕はぎゅっとこぶしを握り締めた。
変な汗をかいてきた。車内が暑いわけではない。なんとなく…
そう、ぞわぞわした嫌悪感。
それにしてもなんて趣味の悪い痴漢だな…男が男を狙うんだよ!
くそ、絶対に次の駅で駅員に突き出してやる!
僕の尻をまだ執拗に撫で回す手を強引につかまえた。
だが、それが異様に手首が細い事にすぐ気付いた。
239名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 22:16:13 ID:cWrXqVUR
「まさか…!?」

「イタッ…痛いよ…君…」

人ごみに埋もれながら女の人が空いてるほうの手で僕の肩をポン、と軽く叩いた。

「えっ…女…?」

ぎゅうぎゅうと満員電車で揺られながらも僕は横目でちらりと後ろをうかがった。

「もしかして男の人が良かったの?」

そこには女の人…20かその辺の女の人が睨みをきかせて僕に小さく言った。
背の高い彼女もどうやら出勤らしい。短めのスカートを履き、キチンとスーツを身にまとっている。
それにしてもこのお姉さんはすごい美人だ。 モデルさんなのかな?

「あっ…あの…」

彼女は僕の手をはらってクスクスと笑いながらまた僕のお尻を触り始めた。
こんな綺麗なお姉さんにお尻を触られている!
彼女も17年間まともに出来なかった僕のお尻を…
なんだかさっきまでシュンとなっていた股間が熱をおびてきた。
240名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 22:17:46 ID:cWrXqVUR
するりと彼女は僕の股間に手をまわし、ゆっくりとひとなでした。
制服のズボンの上から撫でられ、思わずビクン、となってしまう。

「恥ずかしい…」

頬に熱が篭る。たぶん真っ赤だろうな。

「気のせいかなあ…君のココ、大きくなってない?」

クスクスと笑いながら彼女が小さく言った。

「あ…」

恥ずかしくなって頭が沸騰しそうになる。
だが彼女はそんな僕の気持ちを知ってか知らずか、制服のズボンのジッパーを下げ始めた。
トランクスの上から大きくなった僕のを優しく撫でる。
それだけでも充分気持ちいい。自分でやるよりも他人にやってもらうのってこんなに気持ち良いんだ…
そう思いながら、だんだんと彼女の行為に夢中になっていく。
241名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 22:19:40 ID:cWrXqVUR
「ねぇ、エッチな汁出てるよ。気持ちいいの?」

彼女が耳元でそっとつぶやく。
その言葉に僕はさらに興奮してしまった。

「もっとしてほしいの?」

「う、うん…」

気持ちよさにハァハァと吐息が漏れる。
彼女はまたクスリと笑うとトランクスから僕のを取り出した。
ピンと大きくなった僕の先っぽを先走り汁と一緒にコネていく。
思わず小さく声が出てしまった。

「ん、あっ」

「気持ち良いんだ。かわいい顔してエッチなんだあ…もっと、声出さなきゃいじってあげないからね」

意地悪そうにクスッと笑うと僕のを上下にしごきだした。
かわいい?たしかに小柄な僕は、顔は女の子っぽいし華奢なのでよく女の子と間違えられる事が多かった。
こんな綺麗なお姉さんに言われると…声を出したらもっと気持ちよくしてもらえるんだ
そんな気持ちになってしまう。

「ふぁっん…も、もっと…もっと擦って…」
「君ってほんとにエッチねぇ。うふふ…」

細い指が僕のをしごくたびにビクンビクンと感じてしまう。
そのうち気持ちよくなったのか、頭がぼーっとしてきた。
お姉さんはそっと覗き込む。
242名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 22:20:53 ID:cWrXqVUR
「へぇ…よく見れば、君ってほんとうにかわいいね。女の子みたい」

「はぁん…」

なんだか体が熱い。熱っぽいのかな…
僕のを撫で回す手の動きが早くなった気がする。
っていうか、だんだんとモノが小さくなったような…

「いい感じ。君って女の子だったらどんな反応するかなあ…うふふ」

この時、僕はお姉さんの瞳に怪しい光があった事に気がつかなかったのだ。
243名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 22:48:11 ID:yCGzXwgb
支援
244名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:00:15 ID:T9tgaSDh
支援
245名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:01:00 ID:F8KF4A3b
支援
246名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:28:50 ID:uzUutCop
>243-245
あんたらどんだけd…支援
247名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:34:55 ID:b5wXjvy1
支援
248名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 02:22:56 ID:1Soe7rtI
支援
249名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 21:41:33 ID:7TO+vAs3
支援……ってまさかここで打ち止め?
なんという寸止め焦らしプレイだ!
250名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 22:14:35 ID:z/uwRXks
支援せざるを得ない
251名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 22:35:58 ID:H5Yh54J6
支援
252名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 11:12:33 ID:0qtreKyO
これ>>214-215のと同じ人だよな?
間違いなく傑作だが、ここで終わったら絶許だなw
253名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 18:52:34 ID:5oP78FV6
名チャリを常設化のあかつきにはmanacaに統合を是非
254名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 23:21:32 ID:htfh3U1D
>>252

>>214-125書いた者ですが、違う人ですよ。
255名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 00:01:36 ID:r6aK0dKM
>>242

「はぁはぁ…はぁん…もっと擦って…」

「もぉエッチよねぇ…うふふ…」

お姉さんは僕の後ろから甘い息をかけながら股間を擦っている。
擦るたびに小さくなる僕のモノ。それでも僕自身気がついていない。

「うふふ、君の邪魔なお○んちんには消えてもらうわよ。その代わり…」

「ふぁ…え!?」

一瞬、驚いてしまったが、あまりの気持ちよさにそのうちどうにでもなれって思ってしまう。
その後、そのまま撫でられていた僕のは豆粒のようになりすっかり消えてしまった。
同時にぐぐっと股が押し込められる感覚になる。

「はぁああ…」

「感じるでしょ?今、君の下腹にはオンナノコが出来るのよ。これからの君は命を生み育む事が出来るようになるの
これはすごい事なのよ」
256名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 00:02:42 ID:hkQ+dgIX
お姉さんが小さい声で言うと下腹部が熱くドロドロになり、子宮と子宮口と膣が形成される。
精巣は卵巣になり、大量の女性ホルモンが分泌される。
僕の跡は、つつっと縦筋となって大陰唇と小陰唇と膣前庭と膣口
会陰部とクリトリスが出来きていた。

「ぁあああ…」

頭がぼーとしていた僕はその事に気がつかず、お姉さんの指使いに翻弄されていく。
巧みに股間を撫でていた手が、出来たばかりのワレメを指で広げた。
くちゅっとわずかないやらしい音。

「エッチだなあ。もうすっかり濡れているしぃ。うふふ…処女膜もちゃんとあっていい感じよ」

「え!?濡れているって…はぁん…」

「ふふ、頃合ね。じゃぁ始めるわよ」

僕の股間を擦りながら、お姉さんが片方の手で僕の体のあっちこっちを触りだす。
触られるたびに熱っぽくなっていた僕の体に変化が起きていく。
257名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 00:03:58 ID:hkQ+dgIX
「女の子はね、こんなに肩幅はないのよ」

広い肩幅が狭まり、徐々に丸みを帯びていく。

「女の子はこんなに腕は太くはないわ。君なら指も細くて脚が綺麗の方が似合うわよ」

脚は内股ぎみになり、手足が細くすらりとなる。
指も細く長くなり、爪にはネイルが施される。

「ウエストは細い方がいいわ。うんうん、ヒップもプリプリしたら素敵よね♪」

腰周りは括れ、お尻が大きくなり
男ならむしゃぶりつきたくなる美尻へ。

「君って肌が荒れているわよ。白い方が似合うよね」

全体に脂肪がつき、肌は白くきめ細かくなる。

「髪はロングがいいな。もちろん黒ね」

髪の毛も艶のあるものに変わって、腰まで伸びていく。

「お目々パッチリの方がかわいいな。そうそう、眉毛は細く睫毛は長い方がいいわ」
258名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 00:04:53 ID:r6aK0dKM
顔は面影を残しつつ、ひとつひとつのパーツが美しくなり、全体が小ぶりなったせいで優しく繊細になっている。

「声が低いのもねぇ。高くて綺麗な声ならいいよね」

喉仏が消え、声の質が高く澄んだものとなる。

「ん…」

「んん?…」

お姉さんの顔が近づいたかと思うといきなり唇を塞がれた。
初めてのファーストキス。お姉さんの色っぽい唇から厭らしい舌が僕に侵入してくる。

「んん…ちゅぷ…んん…」

「んん…ん…んん…」

暫く舌を絡めた後、お姉さんの唇が離れる。
すると、僕の唇はふっくらとなり、色っぽさが備わる。
259名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 00:07:09 ID:r6aK0dKM
「ふぁあ…」

「いい声ね。そうそう、君に立派なおっぱいを造ってあげる」

お姉さんが平らな僕の胸を触ると、チクっと乳首の周りが反応する。
ゆっくりと乳首が大きくなり、脂肪が急激に注入され胸が膨らみ始める。
乳腺が発達し乳輪も大きくなって、シャツのボタンが数個飛ぶ。
ムクムクと大きくなったかと思うとあっという間に豊かな乳房になった。
重い乳房にバランスが崩れ、前めりになった僕は咄嗟に両手で掴む。
ズシっとくる重みと柔らかな手触り。何よりも触られている感覚。

「あっ…」

シャツの下から尖ったピンクの乳首が透けて見る。
綺麗な鎖骨の下は深い谷間。呼吸のたびに形のいい大きな乳房が揺れ、生地と擦れるたびに変な気分になってくる。

「な、な…なんで、僕におっぱいが…」

流石に事態が飲み込めた僕は、自分の姿に驚く。
ふとドアガラスに視線を向けた。そこに映っていたのは…
顔は僕に似ているが、まだあどけなくてかわいい女の子。
男子の制服を着ている姿って…まさか?

「うそ!なんで?僕は男だぞ!」

お姉さんは動揺する僕をそっと後ろから抱きつく。

「気にしない。気にしなくていいのよ。本当の君は、かわいい女の子なの。ねっ?」

「え!?そ、そうなの?」

優しく耳元で囁く声に、動揺していた僕の気持ちが徐々に落ち着いていく。
僕が女の子?…そうだったけ?うん、そうだった気がする…
260名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 00:24:20 ID:JiKgr89l
イイネ!
261名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 16:01:41 ID:2OFlpguP
支援
262名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 16:03:36 ID:kby5KNXk
支援
263名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 20:24:58 ID:hKKu4M8E
今更だけど
>>157 の小説が気になるんだけど、タイトルか作者わからない?
264名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 21:11:10 ID:b2SP4JCi
支援
が、男物のシャツのボタンが飛ぶってどんだけ爆乳やねん
265名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:01:05 ID:d57uVf6/
真城の城で書かれてたけど、男も女も「トップバスト」の数値は大して変わらないんだから
急激に性転換した場合、「バストが盛り上がる」のではなく
「バスト以外の肉が縮んでいく」という感じになるんじゃないかと言われてたな。
266名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:15:51 ID:J+MSLcs7
でもまぁ、盛り上がってゆくほうが楽しいと思うなぁ
267名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:19:17 ID:Odhb0fm0
体全体(特に肩幅)が縮む時にシャツが縮むという超解釈もありだが
それだけの爆乳と素直に読みとるがいいだろ
あとは元から線が細い人とか
268名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:27:03 ID:dIgLtgmh
>>265
いや肩幅が狭くなって、その下の部分の幅も狭くなり、
そこで浮いた布の幅が胸が盛り上がった所で使われるって感じだから、
変身中の本人からすれば盛り上がっていくようにしか思えないだろ
269名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 00:40:49 ID:fQdPsrGE
こまけえことは(ry
270名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 04:04:02 ID:38V1YUyS
>>263
記憶の奥底から探し出してきたぞ

女神の誓い (創元推理文庫)
マーセデス・ラッキー

アマゾンで検索すれば出てくる
なんとまだ買えるようだ

メルセデス・ラッキーというペンネームはふざけているが、
文体はごく普通で読みやすい

肝心の男(女)の描写は少ないが、まあそこは妄想で補完
女の感覚まで感じられるという描写は無いようにも思えるが
どんな事をされたのか考えるとあまり差は無いようなw
271名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 10:59:49 ID:lhFon1EF
ワンピースのホルホルの実の能力では、明らかに肩幅やウエストが縮んでたね
272名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:16:25 ID:9tsunv7T
あの能力が欲しいw
273名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 01:10:37 ID:yVt9Q5Yg
>>265
胸囲の数値で貧乳キャラを弄っていた柔道漫画を思い出したじゃないか。
あいつらがTSしても旨みはまったく無いがw
274名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 01:21:20 ID:fElHIcWH
>>259

「あう…」

お姉さんは僕を優しく抱きしめながら、しっかりとお尻を触っていた。
ズボン越しに円を描くように尻を撫でられている。ゾワゾワする嫌悪感。
でも背中に感じるお姉さんの柔らかい乳房に僕はドキドキしていてそれどころじゃなかった。

「うふふ、思った通りかわいいね。でも男物の制服じゃアンバランスかな。そうだ!
ねえ、次の駅で降りない?」

はっと気が付くと僕の降りるべきだった駅はとっくに過ぎていた。
今からだと遅刻は確実だし、何よりもこの格好じゃ…

「うふ。私のお家に案内するわ」

彼女に手を引かれるままその駅で降りると、とあるマンションに連れていかれた。
見るからに高級そうなマンションのロビーに入る。

ロビーはとても広くて不思議な彫刻が並んでいた。
その中で変わっていたのは、奥まった所にある裸の女が壁から「生えて」いるやつ。
下半身と両腕の肘から先が壁に埋められたそのオブジェは、まるで生きているような瑞々しさがあった。
僕は思わず、そのオブジェの前に来る。
275名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 01:23:06 ID:fElHIcWH
その裸の女は、鼻筋が通った綺麗な顔で、腰までかかる長い髪に理想的な女性のラインを持っていた。
何より形がよく大きな乳房が目立っている。こんな美人が現実にいたらすごいだろうな。
でも…何だか悲しそうな表情をしているのは気のせい?

「…ん?」

彫刻に見られた?
そんな感覚がしたような…。

「何しているの?こっちよ」

「あ、う、うん」

うん…気のせいだよね。彫刻の女が僕を見つめていたなんて…
場違いじゃないかとソワソワしながらつられるままエレベーターに乗り20階にある部屋に入っていった。

部屋は普通のマンションと同じでシンプルだけど、女性が住んでいるのに相応しく綺麗に整っている。
お姉さんは着ていたスーツのジャケットを脱ぎながら

「うふ。女の子の君がエッチだから…私のもぬるぬるしてきちゃった…」

頬を赤らめて彼女が言った。
276名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 22:15:53 ID:UZXQLi6Z
GJ
続きがいつの間にか来てたよ
wktkがとまらない
277名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 20:57:14 ID:5AY0pD2J
このスレの「強制女性化」ってタイトルの「強制」部分の縛りって、けっこう強いの? たとえば
「家のしきたりで幼少時からずっと女装しているが、本人は長じるにつれてそれを「ヤだなぁ」と感じている主人公。18歳になれば止めていいという約束だが、高1なのでまだ時間がある。
 ある日、彼の前に現れた天使(魔法少女とか悪魔とかでも可)に願い事を叶えてもらうことになり、「ボク、本当は男なんだ。こんな変な格好、早くやめたい」と願ったところ、勘違い(曲解)されて、身体と戸籍を女にされてしまう」
とか
「事故で生死の狭間を彷徨う主人公。運よく、通りがかった医者に助けられるが、「どんな身体になっても生きたいか?」という願いに頷いたところ、同じ事故に巻き込まれ、頭部を打って亡くなった幼馴染の女の子の身体に脳移植される」
とかも、(本意ではないと言う意味で)一応「強制女性化」と言えるんだけど……。
278名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:02:57 ID:Wwm8C0b2
不本意な性転換であれば「強制」になるんじゃない?
洗脳とかで望んでなるにしても、最初は嫌がってくれればOKだと思う
279名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:41:35 ID:cLz/PYcA
>>277
よし許す
その設定で書け
280名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:48:21 ID:+YaMtAh1
でもぶっちゃけ過去作には何処にも強制が無い作品もあったよね(;´∀`)
281名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:57:26 ID:pI6+oh13
強制じゃない女体化小説スレがあったはずだが、どこいった?
282名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 22:26:07 ID:XuZ8aYzY
これのこと?

【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】7話目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280806286/
283名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 22:40:09 ID:AN3UTd0d
らんまみたいに心は男のままってのがいい
284名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 22:44:16 ID:pI6+oh13
ああ、それだな
名前変更したことをすっかり忘れてた
285名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 23:51:57 ID:excq4eTk
>>277
実際の作品から言うと「本人が望んで女性化された」もの以外と言う意味合いだな<強制女性化
さすがに自分から喜んで女性化されて終始喜んでるってのは無かったと思う
その例なら普通にOKだろう。
286名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 23:55:09 ID:+YaMtAh1
本人が女性化の快感を忘れられずに深みに・・・と言うのならあった
287名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 11:59:16 ID:Y1ElbuJt
Ryuコミックのトランス[ハート]ヴィーナスの事か
288名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 12:01:43 ID:QA/mbDuz
あーいうのは壊れるって言うんだと思う。
289名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 18:39:32 ID:0I94JFkq
>>277
ていうか両方とも過去に似たようなの読んだ覚えがある。
290名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 21:47:45 ID:CFWng2Br
>>277
大丈夫たいていの話は1行にしたら似たような話が幾らでもあるから
基本プロットが同じでも書き手が違えば違う話になる
291名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 14:24:25 ID:mLDMemcF
朝起きたら主人公以外人類総TS化して、種の存続のために搾り取られるとか
風邪ひいた頭でぼーっと考えてたらホラーになってしまった
292名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 20:57:29 ID:hStRCNge
男子校で周りが皆TS化してるのに皆平然と日常を送ってるってのもいいかね
俺には書く力ないから無理だけど・・・
293名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 21:04:07 ID:MzSzys5k
一人孤独感を覚え、焦ってふてくされてる所、
元男の親友に慰められて、うっかり勘違いして・・とかさ。

あとは自分で考えてくれw
294名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 05:57:44 ID:DZL7CsM5
>>292
支援図書観って所に、同じような話があったぜ
295名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 19:22:21 ID:1kC/Wgvf
>>294
結構名作。
『TS高校の異変』だな。
296名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 00:38:08 ID:UUYp6/MP
>>275
色っぽい表情でお姉さんは、僕に近づくと耳元で小さく「エッチしよ」と言った。
そのままお姉さんは、リビングにあるソファーに座ると自分でブラウスを脱ぎ始める。
ボタンを丁寧に外すと、ピンクのブラジャーに包まれた大きな胸が現れた。
慣れた手つきでブラのホックをはずすと、窮屈そうだった乳房が勢いよく弾け
ぶるんぶるん、と揺れた。その様子に僕は息を飲んだ。

「うふふ。君の服も脱がしてあげる」

お姉さんは優しく僕の制服に手をかける。
上のボタンが外れているカッターシャツは胸の膨らみで盛り上がっている。
お姉さんにシャツを脱がされると、盛り上がったTシャツの下にはピンクの乳首が透けて見えた。

「うふ。ちょっと見せてくれるかな?」

シャツを捲りあげると、白くてまるい乳房が現れる。
初めて見る僕のおっぱい。大きくて形のいい胸は小さく震えていた。

「すごく綺麗。ちょっと羨ましいかも。触っていい?」

すーとお姉さんの手が僕の乳房に触れた。僕は思わず「んふ…」と甘い声を上げてしまう。
ビリっと脳に来る女の子の快感。
297名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 00:39:32 ID:UUYp6/MP
「肌がすべすべして指に吸いつくようだわ。これは楽しみね」

お姉さんは満足そうに…

「下も脱がしてあげる」

ゆるゆるだったベルトを外し、ズボンを脱がされた。
トランクスまで脱がされると、さすがに恥ずかしくなってダブダブになったTシャツの裾を引っ張った。

「女同士なのに…うふふ…君ってかわいいわ」

悪戯っぽく笑うお姉さん。僕は顔を真っ赤にしていた。
だって…さっきから自分が女の子だって感じちゃうから…
そう思った時、股間がどろりと湿り始めていたのに僕自身気がつかなかった。

「はぁ…ん…」

興奮してきたのか、すぐに色っぽく潤んだ吐息を漏らしはじめるお姉さん。
目は潤み。頬を赤く染め、大きな乳房を揉みながら…

「ねぇ…舐めて…お願ぃ…」

ぺろりと舐めると彼女がビクンッと体を揺らした。
彼女の乳首を口に含んで舌で嘗め回す。

「ひゃっあっあっちくび…私のちくび舐められてるっぁぁっ」

舌で乳首を転がしながら、もう一方の乳首を指でコネる。

「ひぁああ…いいわぁ…ぁああ…あん…」
298名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 00:41:35 ID:UUYp6/MP
軽く揉むと、その指をやんわりと跳ね返してくる悩ましい弾力。
手のひらに、しっとりと吸い付いてくるような肌の質感。
お姉さんの美しい乳房に僕は夢中になっていた。

「はぁん…もっとイジって…ひゃあん…あああ」

そっと手を彼女のアソコに伸ばしていた。
下着越しでもそこはすでに充分すぎるほど濡れていた。
雑誌で読んだことがある。女の人はクリトリスを触ると悦ぶんだ。
彼女の乳首を舐めながら、パンティを下し大きくなった豆をクリクリとコネた。

「んあっあっふ…やぁっあっん…!」

彼女の声が大きすぎるので絶対他の部屋にも聞かれている。
他人に聞かれている、と考えると余計興奮してきた。
乳首から口を離し、彼女のアソコに顔をうずめる。
彼女のアソコの周りは無毛で、弄ればダイレクトで感じるらしい。
ぴちゃぴちゃと丁寧に嘗め回す。クリトリスも丁寧に弄る。

「やっやぁん!クリちゃんっ私の舐められてるっぁぁっんあああひゃああ我慢できないよ。気持ちいの!」

びしゃびしゃに濡れそぼった彼女のアソコ。
舐めても舐めてもエッチな汁が止まらない。
299名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 21:22:38 ID:25oPrQf5
…生殺しか?
300名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 22:57:07 ID:/qLp3IXw
保守ほしゅ
301名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 08:13:32 ID:B3N0T1eW
小出しでも頻繁に続きが来るのはありがたい
エロくてイイネ!
302名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 00:58:55 ID:Lqk6zrQv
>>287
さっそく尼で注文して読んでみたよ
いい買い物したぜ
303名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 21:24:32 ID:NDF5aFGu
>>298の続きはまだか!
304名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 21:37:45 ID:yAxm+eRz
不思議な女の子に魔法をかけられてご主人大好きな猫耳少女になる夢を見た
語尾に「ニャ!!」とかつけてた
もう少し見てたかったなあ・・・・
305「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/10/28(木) 23:15:32 ID:MLQ6K3P1
今の自分にできうる限りの抵抗。
可能な限りでゆっくりと歩いたのだが、所詮は限りのある道のり。
距離に限りがあるのだから、進んでいればいつかは到着してしまう。
生きていれば、どんな暮らし方をしていようともいつかは死という終着へと行き着いてしまうのと同じだ。
隣にいるのがスティならば好きに歩かせず、引きずってでもさっさと着いたかも知れない。
マリアさんはその辺自由にさせてくれたものの、逸れたり戻ったりというのは許してくれなかった。
さて置き、そんなこんなで到着したあまり趣味のよくない扉の前。
自分が拠点としていた時に見た覚えが無いので恐らく後から付替えたのだろう。

ちなみに、同行者が1名減ったところからは上にバスローブを羽織っている。
肌寒いのは我慢できないでもないものの、何だかどこかから見られているような気がして落ち着かなかったのだ。
なので、スティから借りることにした。いつか返す、多分。
紙さえあれば『ご自由にどうぞ』とかメモを残しておいたところだが、残念ながら持ち合わせがない。
誰への伝言だとかは良い子の気にしてはいけないこと。
質的にも――もちろんお値段的にも今見につけている下着とは比べ物にならないだろうバスローブ。
今はその前をしっかりと合わせて決して他からは中身が見えないようにしっかりと防御している。
どこかの番組の湯気や光やダークマター(墨)くらいに防御力に定評があれば嬉しいのだが、もちろんそんなはずは無い。
最近の地上波は気が狂っているかどうかはさて置き、例えそこまでの防御力を誇ろうと、将軍の命令1つで無意味になってしまう。
今の自分はそういう立場だ。
きっと傍から見た姿はお化けや幽霊のような如何わしい類のものを本気で怖がっている幼女だろう。もっとも別の意味でもっと如何わしい存在がすぐ近くにあるのであながち間違いとも言えない。
基本的に自分で見聞きしたものを信じる現実主義者ではあるが、これから自分の身に降りかかる災厄については経験が無くとも分かる。
306「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/10/28(木) 23:17:05 ID:MLQ6K3P1
扉が開くと将軍の姿が見えた。

将軍も風呂に入ったらしい、趣味の悪いワインレッドのバスローブ姿でベッドに腰掛けていやがる。
膝の上でシャム猫を撫でながらブランデーを傾けている、おっさん臭ぇ――
後ろにある窓から夜景が見えて……
「おい将軍、夜景のポスターが歪んで傾いt――」
「っ見るなあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ガバッと立ち上がり無駄にでかい身体で隠すが、今更遅い。
「うぅ……せっかくムード出して盛り上げようとしたのに……」
「はぁ、こんな無理やりなシチュでムードもへったくれも無いと思うが――何というか、元気出せ」

「うむ、そう言われれば確かに。さぁそれではアルたん、カモンカモンwktk」
キモッ
数メートルは離れているのに身体を撫で回されているような手の動きがすげぇキモイ。
擬音で表すなら"ワキワキ"とかそんな感じの文字が空中に浮かぶはずだ。
そして……むむぅ、立ち直らせたのは失敗だったか。手招きされている方へ進むのが十三階段に見えて仕方がない。
頭では分かっているのに足が動かない――というか動かしたくない、マジで。
しかし……いや、しかし――国民のための自己犠牲、俺カコイイとかほざく気は無いが、こんなもの適当に寝転がっていればいいことだ。
戦場ではもっと酷い光景を見たこともあるし、されたこともある……言葉の意味するベクトルはエロじゃなくてグロ方面だけどな。
307「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/10/28(木) 23:19:19 ID:MLQ6K3P1
心の中でえいやっと声をかけ、一歩を踏み出そうとしたところで将軍に制止された。
「いや待て。バスローブはそこで脱いでから来るんだ。できればモンローウォークで」
「そんなもんできるか!!ボケが!」
思わず叫んでしまった。
こいつどこまで変態なんだ……
「できない……知ってはいるけどやりたくないのか」
――しまった、ついうっかり……まぁ大合作でエロネタのクイズに正解したわけじゃないからまだマシか。
それはそれとして、歩き方についてはそれ程こだわりは無いらしい将軍は、別の要求をしてきた。
踵の高さを左右で1cmも変えれば誰でも簡単にできるんだけど、この際それは言わないでおいた方が自分のためだろう。
「それではそうだな――サンダルは脱いでもらおう」
布いてある絨毯はまるでアクロン洗濯直後のようにふわふわしているので、別にこれはなんともない。
「あとは……ソックスを足首まで下ろすんだ、片方だけ、片方だけだぞ。大事な事なので2回言いました……まぁテレカは出ないがな」

正直なところ恥ずかしさで顔が熱い。
多分今鏡を見たら耳まで真っ赤になっているのが容易に分かるだろう。
言われた通り片方だけソックスを下ろし歩き出すが、羞恥で顔を上げることができない。
ただひたすら皆のためだと心で繰り返し、自分を押さえ込む。
そう、昔の偉い人が言っていたじゃないか――一人は皆のため――まぁ皆が一人のために動くかどうかはその人それぞれの日頃の行いにかかるので何とも言えないけど。
そういえばあの映画は全部で何本だっけ?5本くらい?確か3本目くらいのが一番名作だよなぁ――何度も地上波で流れているし。
それとはなしに思考が他所へ行ってしまう。これも副作用的な何かか?
308「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/10/28(木) 23:20:58 ID:MLQ6K3P1
気を取り直して再び歩き始めると、何だか歩くたびにその――擦れる感触がくすぐったい。
意識し始めてしまうと余計に気になる、バスローブを脱いで下着だけになったから分かる、足の間を空気が抜けていく感覚。
なるほど、モノが無い以外にも股関節の作りが違うらしい。
この際理屈はどうでもいい。
叶わないことだと理解しながらも、将軍の粘つくような視線から逃れる方法は無いものかと考えながら歩く。

そうこうしているうちに、ベッドの側へとたどり着いてしまう。
ほんの数メートルの距離だ。そんな何分もかかるものではない。

気味の悪い手の動きをしている将軍に近づくと、肩に手をかけられ体の脇というか両腕を滑るようにして撫でられる
……げちゃ……逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ――

将軍が見下ろして言う
「アルたん……ヌーブラで寄せて上げては邪道だと思う」
「目標をセンターに入れて!スイイィィィッッッチ!!」
パンッ(右)
乾いた音と、それに続く静寂
デリカシーの無いやつめ俺だって恥ずかしいんだよ
「な……殴ったね。親父にm――」
パンッ(も1回右)
「それは俺が既にやった。二番煎じは面白くないんだよ」
「昔の偉い人は言った。だれかがあなたの右の頬を打つなら――」
パンッ(今度は左)
「ほら、殴って欲しいならいくらでも殴ってやるぞ」
パンッパンッパンッ
309「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/10/28(木) 23:21:39 ID:MLQ6K3P1
「――手が痛い」
何度も頬を叩いたが、将軍の面の皮よりも先にこちらの手の方が限界になってしまった。
跪いて片方だけ下ろしたソックスを両手で上げサスペンダーで留める将軍
さっきマリアさんに教えられたところによるとこれはベルトじゃなくてサスペンダーと言うらしい。
「ハァ……ハァ……アルたんの生足に……シルクが滑る――たまらん、この感覚ぅ!」
「そうそう、これだよ。サイハイソックスにはサスペンダー。パンティはその下だ!脱ぎやすいためだとか勘違いしているくそ女は死ねばいいんだ」
フェチキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
というかまぁ……ここはこの上司にしてあの部下ありというべきなのか、何だかマリアさんを思い出させる反応だ。


「さてアルたん……」
再びベッドに上がり胡坐をかく将軍
「脱がせてくれ――ただし帯は口で外すんだ、私の顔を見上げながら」


さて、この無駄に長い帯の両端に輪を作って……両足をかけた後……
「お……おいアルたん、何を――」
「ふんっ!」
「きゅぶ!」
幼女とはいえ全身全霊の背筋力。
「ごめんなさい。外そうと思ったらついうっかり間違えて絞めちゃった」
「ぐ、ふ……ぃやいいんだ。はは、アルたんはおちゃめさんなんだから。このぉ♪」
おでこを人差し指でつつかれるのはまぁいいとして……もしかしてこのまま抹殺できるんじゃね?
310「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/10/28(木) 23:23:47 ID:MLQ6K3P1
今日はここまで。

……『今日はここまで』とか書いたら昔のプッチンプリンのCMを思い出しましたよ。
311名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 03:08:59 ID:RC7sLHMN
大合作とか懐かしすぎるwwww
ところで一人は皆の云々て三銃士じゃなくて?何の映画?
312 ◆vJEPoEPHsA :2010/10/30(土) 00:00:49 ID:9jv8kvyT
極力パクリ元とかは伏せる方向で書いていますが、興行的に娯楽的に色々な意味で一番なのはディズニー版だと思います。最初はラストで笑いました。
何度も原作読んだし名作劇場のお風呂のシーンで興奮したのは内緒ですが、それでも楽しく見れました。
正直自分のオリジナル文章なんてあまり無いとは思いますが、私の好きなマンガやアニメやゲームや小説やその他小話などを同じように好きな人がニヤリとしてくれれば満足です。
313スイートキス:2010/10/31(日) 17:26:59 ID:xYOiqdvZ
タイトル:スイートキス (前)
エロなしほのぼの
注)最初の一行目を読んで嫌な予感がした方はタイトルNGお願いします。
____________________ ____________________ ____________________ ____________________

都内の全寮制男子高校に通う僕の朝は、だいたいいつもこんな風に始まる。
ベッドから出て、洗面所に行って歯を磨いて顔洗って便所で用を足す。
それから部屋へ戻って制服に着替えて朝飯食べに行って学校へ行く。
だけど今日はちょっと違った。小便しようと思ったら、チンコが無かったのだ。



どうしたことだろうか?
「朝から大便野郎」だなんて野次を飛ばされながら、僕は便所の個室でこの非常事態に頭を抱えていた。
まず、わけがわからない。どうしてこうなった?まてよ、本当に?
見間違えじゃないのか?
もう一度確認してみたが、やっぱりチンコは生えて無かったし、ついでに玉袋も無くなってる。
そのかわりにか、女陰らしき切れ込みというか、ふくらみがある。
それはいいとして、わけがわからなすぎて、何を考えればいいのかわからないのが一番の問題だった。
考えても埒が明かないので一旦部屋に戻ってみても、やっぱり生えて無かったし(毛は少し生えていた)、
いい考えが思いついた訳でもなかった。
同室のユウジはまだグースカ寝ているけど、そろそろ出ないと食いっぱぐれる時間だ。
そうか、そうだ!ユウジに相談してみよう。
大急ぎで着替えてからユウジを起こす。
「ユウジ!起きろ!」
「アキト・・・うるせえ、しね・・・」
いつ見てもマヌケな寝顔だ。
………うん?そういえば、コイツハ結構バカで、相談しても意味がないかもしれない。
よく見ると、涎が出ていてさっきよりマヌケに見える。
やっぱりユウジはやめて、そうだな………ナルセにしよう。
314スイートキス:2010/10/31(日) 17:28:58 ID:xYOiqdvZ


ナルセというのはフツーに僕のクラスメイトで、ダチで、たいてい僕らはつるんでる。
食堂の定位置にナルセを見つけた。奴はほとんど食い終えていて、残りはあと牛乳だけのようだった。
「遅かったな。どうしたんだ?」
「うん、おはよ。色々あって」
「色々?」
牛乳のグラスを片手にゆったり優雅なナルセタカミチ。
「うん、いよいろ」
対してバナナに忙しい僕。
噛まずに済むのはいいけどそれだけで、バナナは嚥下に結構手間取る。
こんなことなら食パンでも選んだほうがよかったかな。むぐぐ。



朝食を終えて、校舎棟へ移動する道すがら僕は切り出した。
「さっきの話、長くなるから放課後話すよ」
歩きながら口にガムを放り込む。チラリと目が合った。
「キシリトールイチゴ味。いる?」
「いらん」
ナルセは自分のポケットから緑色のパッケージのガムを取り出した。
あ、そう。クロレッツ、へえ。
「そうだ、俺も」
「うん?」
「お前に用がある。放課後部屋に来いよ」
「わかった」



それから放課後まではフツーに過ごした。チンコが無いけど特別何も変わらなかった。
体調が優れないということもないし、唯一変わったことといえば、
休み時間毎に体を触って確認してみたけど、胸が昨日までより少し盛り上がっているという位だった。
まあ、朝の時点でわかってはいたんだけど。
僕の体は女の子になっちゃったみたいなんだ。
315スイートキス:2010/10/31(日) 17:30:11 ID:xYOiqdvZ


「と、いうわけなんだよ。どうしよう」
放課後、ナルセの部屋でこれまでのいきさつを話した。もう一人の部屋の主には外してもらっている。
口をへの字に曲げてしかめっ面のナルセ。勉強机に頬杖をついている。
信じてない。まあでも、予想通りの反応だ。
「じゃ、これ見てよ。あるでしょ、おっぱい」
僕は玩んでいた枕を置いて、シャツのボタンを外して開いて見せた。
………ますますだんまりしかめっ面。頬杖を解いて・・・あ。つき直した。
いくらガッカリサイズだからって失礼な。
「触ればわかるよ、ほら」
「俺にそういう趣味はない」
そういう趣味だって?なんてやつ。人をホモ扱いしやがって。でも信じないのなら仕方がない。
なんとなく恥ずかしかったので後回しにしていた股間を見せようと、ベルトを外す。
おいおいマジかよって奴が呟くのが聞こえるけど、気にしない。
で、見せた。
部屋の空気が凍りついたのを感じる。すごくいい気分だ。僕が凍りつかせたんだ!
ベッドの上に仁王立ちの僕。
普段冷静なナルセだけどビックリ顔を無様に晒している。
「なあ、ナルセ」
奴の視線がゆっくりと僕の股間から顔へと登ってくる。ずいぶんゆっくりだ。
目の合った瞬間言ってやった。

「すごいだろ?」

きっと僕がドヤ顔をしていたんだろう、ナルセが吹き出した。
「くくっ、おいアキト。お前困っていたんじゃなかったのか?」
あんまり可笑しそうに笑うものだから、僕もつられて笑い出す。
「ふっ、アハハ。そうなんだよ。でもなんか、言い間違えちゃって」
股間がスースーしてきたのでパンツを穿いてベッドに座る。
316スイートキス:2010/10/31(日) 17:30:58 ID:xYOiqdvZ
「バカか。でも本当なんだな」
そう言って、僕の頬に手が伸ばされた。
「顔もよく見ると女っぽいぞ」
「えっ、そうなの?」
「ああ。それに、腹のあたりもだ。・・・おい確か今日は体育の授業があったよな?」
「うん、あったね」
「どうやって着替えたんだ?」
フツーに教室で着替えた。いつもと同じだ。何でそんなこと聞くんだろう?
ってそうかそうか。おっぱいの心配をしてくれているんだな。
「フツーにみんなと一緒に着替えたよ。誰も気づかなかったみたい」
さっきのナルセの反応に怒ったけど、着替えの一瞬とモロ見せでは大分違うから矛盾はしてないはずだ。
「お前、下に着るようなTシャツ持ってなかったよな」
「持ってない」
僕が答えると、ナルセはクローゼットから服を引っ張り出し、投げてよこした。
無地の黒いTシャツだ。
「Yシャツの下にそれでも着とけ」
ボタン全開だったシャツを脱ぎ捨て、Tシャツを着てみると、僕には少し大きい。
体格差を考えると当然なんだけど、ムカつくので早速脱いでやった。
「いらないよ。こんなの、余計に恥ずかしいだろ」
うちの学校には男子校ゆえの奇習があって、こんなブカブカの服なぞ恥ずかしくて着てられないのだ。
「バレるよりマシだろ。着とけ」

ーーーバレる。

「やっぱり、こういうのって、秘密にしておくものかなあ」
相談したかったのはこのことだ。
「どんなリスクか全く予測できない。やめとけ」
「やっぱりそう思うか」
別にこれで何にも解決したわけじゃないけど、ナルセの同意で心が軽くなった。
まあ、『体が女になった』だなんて、僕がまるで普段女々しいから女になってしまった
と言われているようで、わざわざ公言して回ろうとは思わない。コイツにはもう話しちゃったけど。
317スイートキス:2010/10/31(日) 17:31:36 ID:xYOiqdvZ

「へくしゅん」
僕のクシャミの音だ。
「早く服を着ないと風邪ひくぜ」
忘れていたけど僕はハダカのままだった。そういうことはもっと早く教えてほしい。
僕がベルトをガチャガチャさせていると、手伝ってくれているつもりなのか、
ナルセの手がTシャツを持ってまとわりついてきた。
「いいって、ジャマ。・・・うひゃあ」
ビックリした。変な声が出たんだ。
僕は慌てて体を引いた。
ナルセは僕と自分の手とを見比べて、やがてニヤニヤ笑いを浮かべた。
「なんだよ」
「くすぐったかったか?」
「え?うーん、うん」
「くすぐったいか」
そう言って、今度は指の腹で乳首をなぞった。乳首だって!?
「うくっ」
また変な声が出た。
僕の反応に気をよくしたのか、奴は調子に乗ってさわさわと胸全体を撫ぜてくる。
なんだか、声を我慢していると、顔が自然とニコニコしてきてしまう。
胸を触られ喜んじゃうなんて、僕はヘンタイか?ショック・・・うん?
いいや。これって、つまり!
「ヘンタイ!」
頭突きしてナルセの動きを止める。うぅ〜いてて。
「なんだよ、気持ちよかったんだろ」
なんてやつだ。
「お、お、おとっ、いくら気持ちよくても、男に触られても嬉しくないよ!」
「へえ」
へえ、だって!?僕の抗議なんてまるで無視して奴は隣にやってきて腰かける。
威圧的で、スローモーションのようにゆっくりした動きだった。
ヤバい。妙なふいんきだ。
318スイートキス:2010/10/31(日) 17:32:01 ID:xYOiqdvZ
「これ以上何かしたら、絶交するからな」
「何かって、どんな」
と言って奴は僕の頬にキスしてきた。
「ひゃっ、こういうのだよ。恥ずかしいやつ!」
「そうか」
今度は額にキスされた。
「バカ!これもダメだ!」
なんてキザなことをするんだ。頭がクラクラしてきた。
髪を撫でられるのを感じて見上げると、至近距離で目が合った。親友の普段見せないキザなスマイル………。
顔が、特に目頭のあたりが急に熱くなって、あわてて俯く。
「なに、一人でフンイキ出してんだよ・・・」
「お前もノッてきてんだろ、アキ。今は女なんだ、変じゃないぞ、“アキ”」

アキ。そう呼ばれて、フワッと体の力が抜けた。
ナルセの手がするすると僕の腰まで降りる。何故だか抵抗する気にならなかった。
手持無沙汰に彷徨わせていた両手は、仕方ないので奴の首に回しておいた。

***

事が終わって、僕はベッドの上で頭を掻きむしっていた。奴は今シャワーを浴びに出ている。
全くどうかしている。いいように流されて、ダチとこんなことになってしまうとは。
とかなんとか考えていたら思い出してしまった。
自分がどんな声を出し、そして
「うわあああっ」
枕に顔を押し付け、必死で思考をストップさせる。思い出しちゃダメだ!
その時、ドアのガチャリと開く音がした。
319スイートキス:2010/10/31(日) 17:32:22 ID:xYOiqdvZ

「何やってんだ」
ナルセがシャワーから戻ってきた。
「うるさい。お前とは絶交だ」
それだけ言って、僕は毛布の中に逃げ込んだ。ヤレヤレ、とか言ってるのが聞こえる。
そういえば、ここはナルセ達の部屋で、いつまでも引きこもっているわけにはいかない。
引っ込みのつかない僕の代わりにナルセが動き、毛布はペロンとめくられた。
「わかったから、これ食ってけよ」
差し出されたのはプチサイズのイチゴタルト。
なぜここにイチゴタルト?なぜ僕にくれる?毒でも入ってるのか?
僕のハテナに気づいて教えてくれた。
「開店記念だと。通りがかりにケーキ屋でもらった」
「へえ。どの辺?」
「橋の先」
「そうなんだ」
それにしても。このタルト、冷蔵庫から出したてホヤホヤだ。
夕食前だけどいいよね。いただきます。うーんおいしい、はむ。


前・終わり
320スイートキス:2010/10/31(日) 17:35:26 ID:xYOiqdvZ
>>319
すいません。出したて×ホヤホヤ
          ○ヒヤヒヤ
321名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 18:49:23 ID:tWDM8kZA
wktk
322スイートキス:2010/11/01(月) 22:05:48 ID:PIkHAz0Y
タイトル:スイートキス (後)
エロなしほのぼのバッドエンド
前回と同じような内容です。
____________________

あれから一か月が経ったけど、僕の体が元に戻ることはなかった。
しかるべき処からのお迎えあるかも?とか考えてドキドキして待ってたけど、別にそんなことはなかった。
(あやしい研究所とか、悪の秘密結社とか、未来人や宇宙人の組織とか)
変わったのは僕の体が女の子になったってことだけだった。
周りは気づいていないみたいで、僕の日常は変わらない。

あ。あったあった、変わったこと。
クラスメイトのナルセにだけは話していて、結局奴とは5回寝てしまった。
日曜日に奴の部屋で二人きりでいると、自然とそうなってしまうのだ。
で、今日は日曜日だ。
今日の僕はいつもと一味違う。今日はキッパリ断ってやるのだ。
数学の問題集と、英語の問題集と、テキストは・・・いらないな。それと読みかけの雑誌を持って僕は部屋を後にした。



午前中の勉強と昼食を終えて、僕らはベッドの上でゴロゴロしながら雑誌を読んでいた。
「このサングラスかければ僕もモテるかな?」
このサングラスはすごい。着用するだけで顔が別人のようにジャニ系になるらしい。しかも半額だって。
Before/Afterの写真は笑っちゃうくらいデマだけど、そのくらいすごい効果があるってことなんじゃないだろうか。
「お前にはこっちの方がいいだろ」
ナルセの視線をたどるとそこにはパンティの広告。彼女もいないのにそんなもの持っていても仕方がないんだけど。
………うん?もしかして?
ナルセはニヤニヤ笑いでこっちを見てる。
「僕は穿かないよ」
女ものの下着なんて穿いてたまるか。
不快の意を表明するため、ゴロンと転がってベッドの壁際へ移動する。ついでに毛布もかぶる。
といっても狭いベッドの上だ。大して距離は離れなかったため、毛布はアッサリ奴の手によって剥がされてしまった。
323スイートキス:2010/11/01(月) 22:08:03 ID:PIkHAz0Y
「この白いの、買ってやるよ」
ナルセの手が腹の方に伸びてきたので払いのける。そしてピシャリと言ってやった。
「もうこういうのはしないからな」
「なんで」
「なんでって・・・、なんででもだよ」
「わかんねぇよ」
バッサリ僕の異議を却下して、ナルセはお決まりの愛撫だか前戯だかを開始した。
でもそんなのムダだ、気持ちいいけど。今日はしないんだからな。
「よせよ、もうイヤになったんだよ」
「イヤって・・・こんなになってるのにか?」
ナルセは僕のアソコに指を差し入れ、中で開いてみせた。
「んんっ、か、体はともかく、精神的にはイヤなんだよ」
「そうか。後で聞く」
そう言って、僕の中にに剛直を突き入れた。
「あうぅ・・・」
めりめりと内側が拓かれていく。ギンギンに滾った欲望が僕の中をかき回す。
ナルセが動く度にアソコから熱が湧き上り、快感が次々に上書きされていく。
「ああっ、はあっ、ん、んああああぁっ」
腕が、フラフラと置き場を求めて彷徨う。目の前にある体は逞しく、しがみつくのによさそうだ。
でもコイツはダメだ。僕はシーツを握りしめた。
シーツに掴まるだけじゃ、快楽の波をやり過ごすことはできやしない。でも。

「アキ」
ナルセが呼ぶ。
『呼ぶな』
そう言おうとして開いた口はキスで塞がれた。
溶ける。口内に侵入した舌は溶け、一つになる。新たに舌が入ってきては溶け、一つになり、終わらない。
キスなんて。キスなんて・・・!くやしいけど、感じちゃう。
ナルセの動きが激しくなる。僕も我慢できない。
全身が熱くなって、僕は何にも考えられなくなる!
324スイートキス:2010/11/01(月) 22:08:36 ID:PIkHAz0Y
***

射精を終えて一息ついたナルセが腕をからめてくる。僕はそれを振り払った。
僕はもう耐えられない。今ここで、終わりにさせなければならない。
抱かれるのは嫌だと。言え。
・・・
うまく言葉が出て来ない。でも言うんだ、言え!
『僕は』
『僕は』
「ぼ、僕は………女じゃないんだ。お前はいいかもしれない。お前が抱いてるのは“アキ”って名前の女だ」
口を開くと、嘘みたいにスラスラ言葉が出てきた。流れ出るように、止まらない。
「でも僕はアキトで、男のダチとセックスしてる。こんなのイヤだ。
 男のダチにこんなことされて喜ぶなんて、ヘンタイじゃないか。
 体が元に戻った時、オマエとどうすればいいんだ・・・!」
言ってしまった。曝け出したくなかった僕の本心。こればっかりは言うつもりじゃなかった。
でも、知ってほしかった。
気持ちが昂ぶり過ぎたせいで、涙か出てきた。
視界が歪むけど丁度いい。ナルセがどんな顔をして聞いているのかは、今は知りたくない。

「俺も一緒にヘンタイになれば許してくれるか」
え?
「男だった時とほとんど変わらない顔の、声のお前を抱いてる俺はヘンタイじゃないのか」
ナルセが・・・。そういわれれば、そうかもしれない。
妙にしおらしいナルセがなんだか急に愛しくなって、唇を重ねた。
唇からじんわりと体温が伝わってくる。心地よい暖かさだ。
心の中のわだかまりが消えたせいか、触れているだけで幸せな気分になっていくような気がする。
唇を離してナルセの顔を見ると、捨てられた子犬のような表情を浮かべていた。
いつまでそんな顔してるんだ、ナルセ。
僕はありったけの思いを込めて、抱きついてやった。


*・゜゚・*:.。. E N D .。.:*・゜☆ミ
325スイートキス:2010/11/01(月) 22:09:09 ID:PIkHAz0Y
ここで終わっていればハッピーエンドのちょっといい話だった。
だったけど、終わってなかった。

あれから僕たちは恋人同士になった。ナルセは時々僕に女物のパンティを買ってくれる。
それが結構嬉しくて、体育のある日なんかでもブリーフの下にコッソリ穿いて一人で悦に入ってた。
性的な意味で充実してたスクールライフだけど、ある日突然終わりがやってきた。
僕はクラスメイトのホソダにレイプされた。すべてが崩壊した。
僕の体が女だってことはホソダの口からクラス中に広まった。
そしたら男子校なので、僕はクラスのみんなの性ドレイにされてしまった。毎晩乱交パーティーだ。

そうなって以来、ナルセは僕にキスしてくれなくなった。とけるような快感は結構好きだったのに。
セックスの、角砂糖キメてる時みたいな頭にガンガンくる熱もいいけれど、コッチはクセになって止まらなくなるから………
っていけないいけない。意識してしまったせいで、アッチの熱もコッチの熱も体が求めて疼いてくる。

「アキト」

ハッと声のした方を見上げると、ナルセがいた。
「ショートケーキ、食えよ」
机の上を指さして寂しそうに笑う。こいつは一体何がそんなに寂しいんだ?
ケーキなんて別に食べたくない。僕は早く向こうへ行きたいんだ。
けれど、断り文句を考えるよりも早いので、とっとと食べて片付けてしまうことにした。
フォークを持つ手がふるえて、うまく口に運べない。
ケーキも僕の顔も皿もグチャグチャになってしまった。
「うまいか」
ナルセが聞いてくる。
これが食べ物を味わいながら食ってるヤツの食い方に見えるっていうのか?
味なんて全然しない。飲み込むのが面倒くさいだけだ。
でもそれを伝えれば面倒くさくなるのを知ってる僕は愛想良く答えた。
「うん、おいしいよ、スイーツ(笑)」


後・終わり
326名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:31:36 ID:0c5F3E97
>>325が見えないけど乙
327名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:56:05 ID:zUHZR1eZ
>>325は俺にも見えてないな
乙でした
次回作も期待!!
328名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 03:38:29 ID:s+nb3l6r
>>325って何?
表示されてない。

乙!
次回作楽しみ。
329ぜんぶユウジのせい!:2010/11/03(水) 14:17:14 ID:yBK/m6wE
タイトル:ぜんぶユウジのせい!
 野郎同士で百合だが大丈夫か?
____________________

「ユウジ!起きろ!」
僕はルームメイトのユウジを起こした。
「アキト・・・うるせえ、しね・・・」
呼び掛けには反応するものの、目は閉じたまま。起きる気配はない。
なんて寝汚いやつなんだろう。
普段ならこのまま放っておくところだけど、今日は何としてでもユウジを起こす理由があった。
こいつには相談したいことがある。
今朝起きたら僕の体が突然女の子になっちゃっていた件についてだ。
信じられないけど、昨日まで男だった僕が今日は女の子になっちゃっているのだ。
これは重大事件だ。一人で抱え込める問題ではない。そこでルームメイトのユウジに相談することにしたのだ。
「だからおーきーろー!・・・って、わわっ」
寝ぼけたユウジに抱きつかれてしまった。結構力強い。コイツほんとに寝ぼけてるのか?
「ほのか・・・」だなんて呟いてる。うん、寝ぼけてる。誰だ、ほのかって。

「はなせ、よ」
身を捩ってもビクともしない。そうしているうちにユウジの頭が僕のYシャツの裾から中へ潜り込んできた。
「うあっ」
チュウチュウと食らいついてくる。舌がやけに熱い。
「ううっ、離せ、離せよバカー」
頭がパニクって、ちょっと泣けてきた。
僕のグズりに気づいてようやく違和感を感じたのか、やがてユウジは目を覚ました。
キョトンとした顔をして僕がグズるのを見ている。
「うぅっ、ユウジのせいだ〜」
ここぞとばかりに泣いてやる。目を丸くして、それからユウジは謝ってきた。
「えっ、ゴメン、オレ何かしたの?」
「僕の胸を吸った!」
証拠のキスマークを示す。
「うわあ、ゴメン!」
それはもう慌てた様子でユウジは謝ってきた。案外素直に認めるんだな、コイツ。
330ぜんぶユウジのせい!:2010/11/03(水) 14:17:54 ID:yBK/m6wE
そんなユウジを見ていて、ふと面白いことを思いついてしまった。よし、言ってみよう。
「ユウジが吸ったせいで、僕のおっぱいがふくらんだ」
「え、ええー!?」
「ユウジのせいで、オチンチンもなくなった!!」
「うそー!?」
「ウソじゃない。よく見て」
「ほんとだ………」
軽い思いつきで全部ユウジのせいにしてみたんだけど、全部信じちゃってる。バカだ。
呆れる僕をよそに、ユウジは考え込んでしまった。そして、真剣な表情で向き直って言った。
「ゴメン。オレが昨日流れ星にお願いしたせいだ、きっと」
ふむふむ流れ星。
って、ええ!?心当たりあるの!?
「オレ、二人はプリキュアになりたいって願ったんだ。見てよ、オレも女」
ユウジがパジャマをめくるとそこには見事な巨乳。僕のは貧乳なのに。

「どうするんだよ、これ・・・」
「たぶん、こういうオカルト的な場合、願望が叶えば元に戻ると思うけど・・・」
「ガンボーって、コスプレでもするの?」
「いや、えっと・・・」
「うん?」
「百合セックス………」
百合セックスだって!?
コイツ多分、いや絶対童貞のクセに、百合セックスがしたいだって!?
ユウジは顔を真っ赤にして俯いている。全くどうしようもないやつだ。
ため息をついて視線を宙に彷徨わせていると、壁掛け時計が視界に入った。げげ。早く学校行かなきゃ。
「僕は行くけど、ユウジはその巨乳じゃ学校はムリだよね。じゃ、放課後」
「あ、アキト・・・」
鞄を持って僕は大急ぎで部屋を後にした。



教室には時刻ギリギリで到着した。座席につくと、後ろからナルセが声をかけてきた。
「遅かったな。食堂でも見なかった」
「うん、おはよ。色々あって」
「色々?」
「ユウジのやつが風邪ひいちゃったみたいでさ」
「そうか。・・・なら、放課後は看病か」
「多分ね。僕に何か用だった?」
「いや、大した用じゃない」
「そっか」
331ぜんぶユウジのせい!:2010/11/03(水) 14:19:15 ID:yBK/m6wE


で、放課後。部屋へ戻ってドアを開けると、ムワッっとした匂いが僕を迎えた。
熱っぽい、汗のような………半裸で上気したユウジの姿を見て理解した。
これは女の子の匂いだ。なんだか興奮する………。
ユウジの体は汗ばみ、瞳をトロンとさせている。
「一人エッチしてたの?」
僕が聞くと、ユウジは体をビクンと震わせた。わかりやすいやつ。まあ、そもそも見ればまるわかりだったんだけど。
「アキト・・・」
不安げにユウジが見つめてくる。何だか滾ってきたぞ。
足が自然とユウジの座るベッドへと向かう。そして向かい合わせに座り、抱きしめる。
百合セックスのやり方なんて知らない。だけど今の僕なら湧き上る衝動に任せて最後までできる気がする。
「ユウジのおっぱい触らせて」
「うん・・・」
本当に大きい。Dカップくらいあるんじゃないだろうか。
揉めばやわらかく、それでいて掴めば弾力がある。乳首はプリプリしていておいしそうだ。はむ。
頭上のシーツを両腕で握りしめながら、ユウジは小刻みに震えている。
どこかで見覚えのあるポーズ・・・。そういえば、コイツのエロ本は凌辱モノばっかりだ。もしかして?
「手首縛ってほしいの、ユウジ?」
ハッと目を見開くユウジ。見る見るうちに瞳を潤ませてきた。
決まりだ。制服のネクタイをシュルッと外し、パイプベッドと手首とを結びつける。
「暴れて引きちぎらないでね」
コクンと頷くユウジ。僕はもうしばらくユウジのおっぱいを堪能することにした。
「あぁ、アキトの胸も・・・」
乞われるままにシャツのボタンを外し、胸を突きだす。
ユウジは赤ちゃんみたいに吸いついてくる。ふふっ、くすぐったい。でもこの体勢つらいんだよなぁ。
僕が少し腰を引くと、ユウジは不満気に見上げてくる。
「舌を伸ばせば届くでしょ。欲しかったんじゃないの?僕のおっぱい」
ユウジが体を限界まで反らせ、舌を伸ばしてやっと届く距離だった。それでも必死でペロペロしてくる。子猫みたいだ。
ユウジがあんまり必死で可愛いので、髪を撫でてやる。
「よくできました。もういいよ。それより、ノド渇かない?」
コクリと頷いた。
僕はベッドサイドから水差しを引き寄せ、口に含む。そしてそのままユウジに接吻した。
「んぐっ、ん、ん、ん、ぷはっ」
332ぜんぶユウジのせい!:2010/11/03(水) 14:20:12 ID:yBK/m6wE
口内の水を競い合うように貪るのは結構楽しい。何度か繰り返すうち、水差しが軽くなってきた。
残りは、そうだな………。水をユウジの体へぶちまける。
「ひゃ、冷たっ・・・!」
ユウジのパジャマの下はビシャビシャだ。
「脱がすよ」
パジャマとぱんつを下ろし、ユウジの股間へ手を滑らせた。あれ、固い?股間に何かある?
驚いた!ユウジのアソコに何かが入っていた。白いプラスチックの面がのぞいている。
コツコツ♪と爪でノックしてみると、刺激は大したことないはずなのに、ユウジは身悶えている。なんでかな?
ノックの音に合わせて「あう、あう」だなんて声をあげて、楽器みたいだ。
・・・そうか。子気味いい音に犯される、っていうのも甘美でいいかもしれないね。
疑問が解決したので僕は次の行動に移ることにした。
今はこんな体だけど、僕だってオスだ。女の子の痴態を見れば、当然穴に何かを突っ込みたくなるってものだ。
そうなると当然このプラスティックが邪魔になる。
「ユウジ、いきんでコレ出してみてよ」
できない、って顔で見つめ返してくるユウジ。うん?そういえばさっきから口数が少ないな。
体の反応の割には喘ぎ声だって少ないし。・・・ってそうかそうか。
百合セックスがしたいユウジは、自分の低い男声を聞くと盛り下がっちゃうから我慢してるんだなきっと。
なら「ユウジ」って呼ばれるのもイヤなのかもしれないな。
「ユウが赤ちゃん産むところ、僕に見せてよ。できるでしょ、ユウ?」
ウットリ溜息をもらすユウ。じれったいな。
「早くしないと、このまま押し込んじゃうよ」
僕の言葉に慌てていきみ始めるユウ。クリトリスにいたずらしつつ待っていると、白いスティックが出てきた。
まだちょっと中に埋まってるけど、これ以上は出て来ないだろうな。
「がんばったね」
「え、ふああっ!」
ユウの悲鳴。僕がスティックを一気に押し込んだからだ。
「もう一回やって見せてよ、ユウ?」
泣きそうな表情だ。もう体力も限界なんだろうな。
「早くしないと・・・」
「や、やるからっ」
ユウはいきむ。全然スティックは出て来ないけど、僕はズブリと押し込んだ。
「んあぁぁぁあああっ!」
今、イッたのかな?足はガクガク震えて、息もゼーゼーに上がってる。
333ぜんぶユウジのせい!:2010/11/03(水) 14:20:33 ID:yBK/m6wE

「イッちゃったね。百合セックスには満足した?」
「うん・・・」
安堵し、はにかんで答えるユウ。
「ウソ」
「え?」
「だってまだ、ユウの体は女の子のまま。満足したら元に戻ってるはずだよ」
僕の言葉でユウの顔が今日一番の絶望の色に染まっていく。あんまり可愛いので思わず抱きしめてキスしてしまった。
腕の中のユウはぐったりして僕に全身を預けている。すっかり可愛いお人形さんだ。
「ユウ、今度は何して遊ぶ・・・?」

***

「アキト、しね」
ユウジは目が合うたびに僕を睨んでくる。僕たちは今、朝食のフードコートの列に並んでいる。
今朝、ユウジの体は男に戻っていた。昨日はあんなに可愛かったのに、なんて早い変わり身だ。
イテテ、足まで踏まれてしまった。
トレーの上に、食パンと、ジャムとマーガリンを乗せる。と、トマトジュース。
ユウジもトレーに自分の分を取ると、プイッと顔を背けて歩き去っていった。

ユウジは知らないけど、実は僕はまだ女の子のままだ。
何故って、昨日のユウジの痴態を見ていて羨ましくなってしまったからだ。
僕も責められてみたい。それも、もっと手酷く。
星に願いが通じたんだろう、今も体は女だ。でも、Mっ気たっぷりのユウジじゃなあ。
頭に一人のクラスメイトの顔が思い浮かぶ。アイツなら、きっとピッタリなんだけどなあ。
クツクツと喉の奥で笑いながら、僕はトレーを持ってテーブルへと向かう。
僕が向かうテーブルは、いつものテーブル。頭に思い浮かべた、クールなクラスメイトが座ってるはずだ。


ぜんぶおしまい
334名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 00:16:48 ID:O3c2KIKg
>ぜんぶおしまい
ふざけんな
もっとよこせ
335名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 00:42:46 ID:QEOdMW8C
ユウジルートはこうなるのか

GJ、ただし最後の一行は見えないな
336名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 01:04:51 ID:DvbDoqsZ
みんなふぁいとぉ
337名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 07:00:49 ID:re8ppazG
最近最後の何かが表示されないな・・・
ゆうじルートお疲れ様です
次はあきとルートですね!!
次回作お待ちしております
338名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 12:25:57 ID:08Ud7Itr
>333
GJ! いいぞもっとやれ、いやマジで。

ところで、今日ゲーム誌見てて気づいたが、「ルーンファクトリー」の最新作、主人公は、
「異世界に飛ばされた際のアクシデントで、男性主人公の体に女性主人公の意識が同居」
という逆「アナザーマインド」な状況なんだな。
同居とは言え、女主人公側にも体の支配権はあるみたいだし、コレが逆(女主人公の体に男が同居)だったら、めっちゃツボだったのに……。
339名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 22:24:38 ID:mjg4Sutu
>>333
GJGJ

関係ないが自分が好きなエロ漫画家が女性化物書いてて嬉しかったわ
なんかいいことありそうだ
340名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 23:52:25 ID:fiZo/Rku
>>339
kwsk
341名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 00:06:36 ID:02/AI/z7
>>340
新堂エル
342名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 00:09:43 ID:BDCu9OyG
いろいろミスったorz
>>339
新堂エルかな?
俺もあれはえろくて好みだぜ
343名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 14:31:03 ID:wnkpj7Xq
新堂エルはアメリカ人という話を聞いたんだけど
言われてみると今回のTSのやつはどことなくfictionmaniaっぽかった気がするw
344名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 14:45:14 ID:/243gayT
まあいいTS物描いてくれるなら、アメリカ人だろうが韓国人だろうがかまわんけどね。
345名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 02:06:06 ID:T2cXkRt4
>>新堂エル
コミケで本人に会ったけど普通に日本人だったぞw
単にアメリカ帰りってだけだと思われ
346名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 13:16:19 ID:O2cCUaV1
>>338
富士見ミステリーの「僕のご主人様」ってライトノベルも似たような感じ。
事故で別世界の自分と入れ替わり、そっちの自分はEカップのメイドだった…ってあらすじ。
設定がつぼだったし胸の描写とか結構よかったが、まぁ全年齢なので。
347名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 13:58:51 ID:ULm1L3wF
あの話は主人公たちがわりと無責任なのがなあ
1巻の最後でハッピーエンドっぽかったけど
異世界の方は自分たちが騒ぎ起こして元の世界の相手に押し付けただけじゃないかと思った
348名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 14:21:44 ID:O2cCUaV1
ネタとしては十分魅力的なんだが、物語としては血と汗と涙が足りん、って感じだったな。
結局一巻しか読まなかったしなぁ。
349名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 16:56:53 ID:lNaBlxGN
>>338
変身番長サクラ?
350名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 11:12:37 ID:XZdLJFFO
>>348
ラノべってほとんどそんなもんじゃないの?
とは言えこんなフェチものを一冊情熱をこめて書き上げてくれるような作家なんていないよな…
351名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 20:23:55 ID:JBKmb3F1
流行じゃね?
ビジュアルで盛り上げ中身はスッカスか、よくあるパターンだよ
泥臭いのや面倒な複雑な話はあまり好まれないような気がする。

最近、ラノベが今ほどライトな内容じゃない時期に始まったシリーズモノが
完結しちゃって、寂しい限りだ。
352名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 22:03:07 ID:3H2MOZ5J
グインか…
353名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 22:05:25 ID:quFAR+Hb
亀の頭の戦士
354名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 22:24:52 ID:JBKmb3F1
作者終了とは違うわいw
355名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 23:17:32 ID:ZtiN3FOa
>>352
あれはレーベル自体SF系でラノベじゃないし
356名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 20:33:42 ID:QTjvBEX1
もう>298の続きは来ないのかな?
357名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 10:02:27 ID:GHxK9c4m
アキの話の続きはまだか?
358名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 22:16:54 ID:X3e7MeaP
298は事故に巻き込まれて死んだらしい(´・ω・`)   南無〜!
359名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 00:00:04 ID:laxhF2U8
エロフラ漁ってて俺好みのをみつけて紹介したいんだが、どのスレが適してるかわからんからここに張っておく
ttp://content.funny-base.com/games15/the-fall-of-little-red-riding-hood.swf
ttp://www.funny-games.biz/the-fall-of-little-red-riding-hood.html
上のが直swf、ケモノ系、性転換まで行かず豊胸止まり、元男が犯されてるのが全3話の3話中盤のみ
360名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 02:21:42 ID:L6tF8ikR
膨乳ものも好きなんで、女性化ものの見所は胸が膨らんでいくシーン。
男の胸からどんどん膨らんでいくところがたまらん。
しかし、大抵股間の変化が終わると膨乳も終わりなことが多いんだよなぁ。
女性化した後にさらに巨乳化してくれる作品が理想だな。
361名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 03:45:50 ID:M10OIGJ7
美少女になってキモオタとやりまくるのがいいな
362名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:07:42 ID:EKfeO9iR
363名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 21:16:03 ID:3oFShFGs
>360 柚木nのリカちゃんの話
364名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 00:47:08 ID:P3N9M9mc
>>361
あやふやなセカイお薦め
365名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 20:41:26 ID:TuiHIaOH
肉体変化もいいけど精神変化系の話が読みたいお(´・ω・`)
366名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 23:13:18 ID:dwrEktmZ
このスレ的にみるくどろっぷって同人メーカーのソフトはどうなの?

ネットで見かけたんだけどあれってダウンロード販売しかやってないのかね?
公式サイトも更新してないし。
367名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 07:32:36 ID:hU40XkZi
みるくどろっぷのは佐野マンの絵に適当なテキストをつけただけなので、
同人買うなら他のちゃんと手間掛けて作ってるところのを買った方がマシ。
368名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 18:09:06 ID:dxdRv7p2
>>365
精神的変化系は不人気だからねぇ
書き手も昔は何人か名手が居たけどw

結局、元男な女がズッコンバッコンやるだけ系ばかりなのは仕方ないよ。
別にそれTSじゃなくても純愛で良いんじゃないか?系ばかりだし。
強制された女性化なんだから、不条理に涙するダーク系欝話の物語を俺は読みたい。
369名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 18:59:49 ID:l1xKa0xi
>>368
なら書けば良いじゃん
誰も君が書く事を止めない
370名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 21:53:05 ID:jR1J5kTU
txtを中途半端に書いてはゴミ箱に入れる作業が(ry

文章書くのって難しいよな
妄想するのだけは楽なのに
371名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 21:55:44 ID:u2JfJxvG
精神変化系ってどんなのがメジャーなんだ?
372名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 04:08:55 ID:7yfSpibY
>>370
酷い出来でも書ききる事
そして読み直すと悪い所が見えて来て初回よりは一回り良い物が書ける力が付く
途中で投げ出してると何時まで経っても書ききる力がつかない
373名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 16:19:25 ID:ScJvxU9I
頭に思い付いたシーンをメモ帳で書き溜めておく
一年くらいしたらかなりの量になるから、それらを適当に繋ぎあわせて矛盾点を消して完成

余ったメモは次回作に回す
374名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 15:58:37 ID:kraUmPi3
問題は賢者がメモを消すことだな
375名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 23:33:30 ID:CZz82zBe
俺は保存する場所が賢者の気分で変わるから探すのがしんどい
376名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 02:03:35 ID:NX3zC+/Q
書き込みテスト
377名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 02:26:27 ID:NX3zC+/Q
今、風呂の中から書き込んでいる。
これから書くことを信じるかどうかは各自で判断してくれ。いや、むしろ作り話として流してくれたほうが俺もやりやすい。なにせ俺自身がまだ事の全てを受け入れられているわけじゃないのだから。

結論から入ろうか。
というか、大前提。
風呂場でこうして携帯をいじっている俺は、女子高生だ。
目線をしたに向けると、普段はCカップのブラに包まれている胸が、湯船の浮力を受けてたぷたぷ揺れている。
16年間見慣れてきた自分の身体。
ただ、問題なのは、そんな見慣れた自分の裸に、どうしようもなく欲情している「俺」がいることだ。
378名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 00:24:16 ID:C1CT8e7H
>>377
オイコラ続きはまだかこの時期裸は拷問なんだよお願いします
379名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 18:17:45 ID:rcTFEm9i
>>377
風邪ひいちまうよ
早くしてくれ
380名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 18:31:56 ID:Zq+IaBq8
昔あったダークファンタジー系ってのがツボだったな

誰か続きを書いてくれー
381名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 23:57:14 ID:rcTFEm9i
橘悠の続きもな
382名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 21:34:53 ID:ua3SMpZx
半田陽もな
383名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 02:19:38 ID:2fYBWg6w
おい、やめろよ

また見たくなっちまうじゃないか…
384名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 23:43:56 ID:5GZOfAsx
初カキコにて初投下
この季節にプールものだとか、セリフ部分で改行しないだとか
どっかで見たような内容のつぎはぎだとか
優しくない仕様になってますが、どうか生暖かい目で読んでやってください
385TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:45:48 ID:5GZOfAsx
 「新しく出来たプールが面白いんだって! 一緒に行こ」と彼女に誘われて
そのプールにやってきた。

 「ここのプールは、男性には水着を貸してくれるから手ぶらで来て大丈夫だよ」とあらかじめ彼女に
言われていたので、最低限のお金だけを持ってきた。受付の係員に入場料を払おうとすると、
彼は、「こちらの水着を持って更衣室へお行きください」と、僕に何故かビキニを渡して来た。
一体何を考えているんだ、と文句を言おうとしたが、彼女が「なにしてるの?」と僕の腕を
引っ張っていってしまうので、どうしてビキニを渡されたのかは結局分からなかった。
386TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:47:28 ID:5GZOfAsx
 さて、更衣室の前に来たものの、奇妙なことに入り口がひとつしかない。しかも、そこには女子更衣室と書かれた板が
取り付けられている。僕が途方にくれていると、そんな僕を見兼ねて彼女が「えーとね、ここのプールでは
男の人でも女子更衣室に入っていいんだって。 私の友達も彼氏と来たときそうしたって言ってたし」と
僕に言った。そんなことで大丈夫なのか。もうすこし筋道の通った説明をしてくれないか、と彼女に
頼もうとしたが、その瞬間、彼女は更衣室のドアを開けてしまった。当然、たくさんの女性の裸姿が見えた。
中学生くらいの子もいれば、彼女と同じぐらいの年の子もいる。胸の大きい子も、お世辞には大きいとも
言えない子もいた。胸を丸出しにして友達と話している子もいれば、必死に周りの余っている肉を水着の中に
かき込もうとしている子、パンツを穿こうとして片足を上げているから、丁度割れ目が見えてしまっているような子もいた。
しかし、中には男性の姿も見受けられた。目の前にいる裸の女性に興奮してペニスを大きくしているのもあれば、
慣れているのか、平然とした態度とそれで連れの女性と話しているのもいる。僕は前者であった。
けれども、他の男性が今こうして目の前にいるのだから、少なくとも僕がこの更衣室に入ることに問題はあるまい、と
僕は彼女のあとについて行った。何人もの裸の女性の間を通り抜けて、彼女が「空いてるのあったよ」と、
二人分の空いたロッカーを見つけた。彼女はそこに荷物を入れると、すぐに服を脱ぎ始めた。
両手を背中に回し、ブラのホックを外すと、見慣れた彼女の胸が現れた。何度も彼女の裸は見ているけれども、
こういった場所、つまり女子更衣室で、彼女が自分のすぐ隣で、服を脱ぎ、その丸く綺麗に膨らんだ胸を
晒しているのだと思うと、僕は自分の興奮を抑えることが出来なかった。彼女は、僕が呆然とその場に立ち尽くし、
股間を張り上げさせているのを見て、「なにしてるの。 早く着替えなよ」と苦笑して言った。
387TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:48:37 ID:5GZOfAsx
とは言われたものの僕が渡されたのはビキニ、つまり女性用の水着である。一体どうしてこれほどまでに有り余る己自身を
こんな小さな布切れに収められようか、と考えて辺りを見回すと、丁度女性用のビキニのパンツに、勃起したまま
足を通そうとしている男性を壁際に見つけた。彼はその男根を、女性の穿くべきものに押し込むのが好きなのだろうか、
というより、はみ出てしまって絶対収まらないだろう、と僕は考えていたが、どうも様子が違う。
彼は、自分の玉袋がパンツと接するようにパンツを穿くと、なんと、パンツ越しにその玉袋を揉み始めた。
玉袋を揉み始めた瞬間から、彼は恍惚とした表情を浮かべて、彼のペニスは、射精しているときと同じように激しく
ビクビクと動いていた。そして近くにいる女性たちは笑いながら、その男の有様を見ているだけだった。
ある者は、この玉揉み男の方を何度かチラチラと見て、隣の友人とクスクスと笑っている。
またある者はその男のペニスが震える様を、顔を赤らめながらじっと見ていた。彼女らは一体、何が楽しくて
こんなものを見ているのだろうか。変態を見るのが好きなのだろうか、と僕は思っていたが、もう一度、彼のそれに
目を戻すと、そんな考えを改めざるを得なかった。彼のペニスがみるみると縮んでいっているのだ。
やがて体の中に入ってしまうほどそれが小さくなると、彼はパンツを腰まで上げ、今度は股間全体を手で覆い、
女の子がオナニーをするように優しくそこを揉み始めた。そこで、いきなり後ろから「遅い! さっさと着替えなよ」という
彼女の声が聞こえた。僕は、彼がこの後どうなるのか気になったが、彼女が僕のズボンを脱がそうと、手を前に回してくるので、
さすがに無視しつづけることが出来なかった。残念に思いながら振り返ると、そこには水着に着替えた彼女が立っていた。
服を脱いで裸になっていったときとはまた違う魅力を僕は感じた。乳首や局部が隠されるというのもなかなかオツなものである。
僕が彼女の水着姿に見とれている間に、彼女は僕のズボンをすぐさま剥ぎ取り、その男性器と対面した。
扇情的な彼女の姿と、ズボンを脱がされることによる摩擦に興奮したそれは、さっきの男のことなど忘れ、
膨れ始め、すっかりと硬さと大きさを取り戻した。彼女は呆れたと言うような顔をしていた。
下ろされたからには仕方がないと、僕は覚悟を決めてビキニに足を通した。まずはあの男がしたのと同じように
玉袋を揉まなくては、とパンツを袋の下まで持っていくと、彼女が「まったくこんなに大きくして。
でも今からしばらくはオチンチンなくなっちゃうから、最後によく見させて。 ね?」と言って、
パンツ越しに僕の玉袋を、優しく揉み始めた。一瞬で射精しそうになるほど気持ちが良かった。彼女が
外から陰嚢にゆっくりと圧力を掛けるたびに、その分精子が睾丸から押し出されて、彼女が手の力を抜くと、
その精子が、玉袋からパンツのほうへと吸いだされていくような感触がした。何度も僕のペニスは、
射精するときと同じように筋肉を収縮させ、一層膨れ上がったりしたが、一度も精液がペニスの先から
溢れ出ることは無かった。そして僕の棒は、さっきの彼と同じように、だんだんと、硬さを保ちながらも、細く、
小さくなっていった。彼女は、その様子を眺めて、ただ、「かわいい」とだけ呟いた。
388TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:49:45 ID:5GZOfAsx
ペニスと同時に揉まれている玉の感触も小さくなっていった。ペニスが体の中に入りきってしまったあたりで、
揉まれているところの感覚が、皮だけになった。残された部分が皮だけになると、性器の、このビキニへの反応が変わった。
残った皮が体の中にずるずると吸い込まれていくのだった。そして体の中に空洞が生まれていって、
おそらく膣を形成していった。体の中にかつての袋の皮が押し入って来て、体の中に穴を開けていく感触がした。
これがとてつもなく気持ちいい。体の中に引き込まれていく皮も、それが外にあったときとは違う快感を、
今まで触れることのできなかった場所、体の内側から、全身へと送りだしていた。「女の子の部分はどんな感じ?
気持ちいい?」と彼女が尋ねてきたが、僕はそれに言葉で答えられず、ただ頷くしかできなかった。皮の全部が体の中に入ると、
今度は一部が体の中で風船のように膨らみ、消え去った睾丸が、その両脇に現れた。風船が膨らむほど、
下腹部はすこしずつ膨れていった。おそらく現れたのは睾丸ではなくて、作りかえられた卵巣だろう、
そして膨れ上がった風船は、きっと子宮なのだろう、と僕は思った。皮が入り込む途中でそれに伴い股間の形も変わり、
陰毛は、少し下側に、そして細い毛に、そしてさら下には新しく出来た肉の割れ目があって、そこからの空洞は体の中に
繋がっている。割れ目の間には小さくなってしまったペニスが、いや、もはやクリトリスとなったそれが、その敏感な部分を
覆い隠すため、肉に挟まれてひっそりとそこにいた。股間だけは女性のそれと変わらなくなった。
389TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:51:04 ID:5GZOfAsx
すると彼女は僕にパンツを穿かせ「それじゃ次の段階に進みまーす。 そこの椅子に座って足を広げて」と言った。
僕はその通りにした。「それじゃあ、今からここを気持ちよくしましょうねー」と言って、彼女は僕の後ろに回りこみ、
その胸を僕の背中に当てながら、パンツの上から今出来たばかりのマンコをさすり始めた。当然気持ちよかった。
ずっと味わっていたくなるような中毒性のある快感だった。彼女が「ねぇねぇ、体が縮んできてるのわかる?」と
言うと、確かに身長や肩幅が小さくなっているのが感じられた。「ほら、もっと足開けるでしょ?」と彼女が
僕の股を両手で開くと、容易く、股がさらに大きく開いた。これはたとえ体の軟らかい男でも、開ける角度ではない。
彼女のパンツをこする速度が速くなる。一度一度こすられるたび、肌は白く、筋肉から力が抜け、体が小さくなっていった。
髪は肩、背中、腰と伸びていき、つやつやで滑らかな黒髪へと変わっていった。シミの出来たパンツから手を離すと
「それじゃあ最後はおっぱいいきまーす」と彼女は、僕のビキニのトップスを取り出して、前に回り込み
ビキニを僕の胸に貼り付けた。「どれぐらいがいい? やっぱり大きいのがいいかな。 それとも小さいのがいい?」
そういって彼女はトップスごと僕の柔らかくなった胸を揉み始めた。外から内へ、胸の柔肉を揉み寄せるたびに、
一回りずつ僕の胸は膨らんでいった。むにむにと彼女は僕の胸を揉み続けた。「こんなのどうかな。 気持ちいい?」と
言いながら彼女は僕の大きくなった乳首をつまんだ。射精、しそうになるが、僕にその器官はもうない。一呼吸遅れた後
膣の中から暖かい粘液が溢れてきただけだった。頑張って声を抑えようとする僕の姿を見て彼女はさらに楽しそうに笑って、
僕の胸を揉むペースを速めていった。胸がどんどん膨らんでいく。もう、直に太ももの辺りが見えなくなるくらいまで
胸が大きくなってしまっていた。胸作りが終わって、トップスを、彼女に後ろに回ってつけてもらい、立ち上がると、
それだけで僕の胸は揺れた。身長は僕の方が彼女より小さくなっていた。胸も僕の方が彼女のより大きくなっていて、
髪も僕の方が長くなっていた。彼女は、僕の、少女に変わりきった姿を見て笑った。
僕を女にして、彼女は嬉しそうだった。
390TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:52:27 ID:5GZOfAsx
 シャワーを浴び、彼女に手を引かれ、プールサイドまでやってきた。プールは一面女性ばかりである。
隣にはビキニ姿の、その柔らかそうな胸の谷間と大きく丸いお尻と太ももを見せ付ける、彼女がいるが、
下を見れば、ふた周りくらい大きい僕の胸が、ビキニの中に詰め込まれ、線といえるほどの谷間を作って、揺れていた。
そのせいで、隣の彼女の水着姿にはあまり興奮しない。というか、体が女の子になったせいで、女の子の体に
欲情しなくなったのか。ところで一方、彼女は明らかに泳ぎたがっていた。僕の頭を撫でながら、もう片方の手で胸を揉み、
しきりに、泳ごう、と言ってくる。しかし、悲しいかな、僕は胸がこんなに大きくなってしまったせいで、
満足に泳げそうにもない。少しでもプールの中で動けば、すぐにビキニが外れてしまうのでは、と思える。
仕方が無くなんとか彼女を説得して、腰くらいまでの水の深さのプールで、彼女の持ってきたボールで遊ぶことにした。
391TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:53:35 ID:5GZOfAsx
 体が冷えてしまった。トイレに行きたい、と彼女に言うと「じゃあ、付いてく」と言って一緒にトイレまで
やってきた。新しくできたからか、清潔そうなトイレだった。「やり方分かる?」と彼女は聞いてきたが
大丈夫とだけ返しておいて、僕は個室に入った。洋式のトイレだった。個室の中も広く、人が二人くらいなら
簡単に入れてしまうほどの大きさだった。それに、扉を閉めれば、完全に密室になってしまい、中で
何が起きても、外にいる人には気づかれなさそうであった。僕はパンツを下ろし、女の子がするように座って、
用を足したのだが、出し切った直後、股間のクリトリスから、脳髄へと、甘い刺激が走った。
すると、徐々にクリトリスが大きくなっていく。それと同時に、膣と子宮が押し戻され、股間に玉袋がぶらさがった。
その中で睾丸がどんどんと大きくなっていき、ペニスが、完全に勃起した状態で、甦った。
戻ったのは性器だけで、他の体の部分はさっきの女の子のもののままである。ペニスが脈打つたび、強い性衝動が頭を揺さぶる。
自分の白くて柔らかい体に、長くて綺麗なこの髪に、体を動かすたびに揺れる大きな胸に、小さな手に、柔らかい太ももに、
大きなお尻に、僕は興奮していた。ペニスを扱きたい、射精してしまいたい、と思った瞬間、僕は、もっといいことができるじゃないか、
と思ってしまった。そのためにはまだ、ここで射精するべきではない。更衣室でされたときと同じように僕は
陰嚢を揉みしだき、また女の子の股間に戻してからトイレの個室を出た。
392TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:54:42 ID:5GZOfAsx
 またしばらく遊んでいると、今度は彼女の方がトイレに行きたいと言い出した。僕は彼女について行った。
彼女の入った個室から、水の流れる音と、鍵の開ける音がしたので、すかさず、僕は彼女が出て来る前に、
彼女の入った個室に入り込み、再度、鍵を掛けなおした。「何してるの?」と彼女が訝しげに聞いてきた。僕は
パンツを下ろして「今ここでしたい」とだけ言った。また、ビクビクと脈打ちながら男性器が甦る。今から女の子の体で、
女の子とセックスをするということに、僕のそれはすっかり興奮しきって、先端を濡らしていた。彼女は僕の考えを察し、
自分のビキニのトップスをはずした。彼女の形の良い胸が目の前で揺れる。僕のペニスは一度ひくりと動き、
その先っぽから透明な汁をこぼした。彼女のパンツを脱がそうと僕がそれに手を掛けたとき、
彼女は僕のトップスを外して、あらわになった僕の大きい胸を優しく揉み始めた。その瞬間、僕のペニスから
まるで射精しているかのように、先走り液が発射された。今度は彼女が僕の胸を下から支えるように持ち上げると、
僕のペニスはピンと張って、だらだらと先走りを垂らし続け、真っ赤に充血して上を向いたまま動かなくなった。
彼女が、指を僕の胸に這わせながら、乳首の周りまで指を持ってくる。それだけで、僕のペニスからは、栓が壊れたかのように、
我慢汁が流れ出し始めた。彼女は何度か、乳首の周りを時には強く、時には弱く刺激し、今度は乳首自体を
触らないように注意しながら、大きく開いた手で胸全体を揉み始めた。一度も触られていない僕の乳首はさらに一回り
膨れ上がり、前に突き出し、刺激されることを望んでいた。欲情しきった雌の乳首と雄のペニスを見て、
彼女はその指を再び乳首までゆっくりと、ゆっくりと持っていった。乳首に触れる寸前のところで彼女の指が一旦止まる。
そして、遂に、彼女が乳首をつねると、いよいよ玉からペニスを突き抜けるように精液がビュルビュルと飛び出し、彼女と
僕の胸へと降り注ぎ、あたりにいやらしいにおいを撒き散らした。射精したあとも、一度ペニスが脈打つたびに、とても濃い、黄色がかった精液が
普段の射精並みの量で出てくる。射精が一段落つくと、彼女は「それじゃぁ、本番始めよ?」と言って、パンツを脱ぎ、
それを貯水タンクの上においてから、壁に手を当て、お尻をこちらに突き出してきた。僕は彼女の中にペニスを入れようとする。
するとここで問題が起きた。僕の腰が、彼女のところまで届かない。どう頑張っても、僕のペニスが彼女のアソコに届かない。
こちらを向いていた彼女が、僕が四苦八苦しているのに気づくと「そっか、ちっちゃくなってるんだから
これじゃできないよね」と笑いながら言った。少し不愉快だった。「そこに座りなよ」と便座を指さして彼女は言った。
ふたを下ろした便座に座ると、彼女は僕の腰の上にまたがって、すぐさま腰を下ろし、ペニスを膣の中に飲み込んだ。
393TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:55:51 ID:5GZOfAsx
一気に奥まで辿り着く。ぎゅぎゅうと彼女の肉壁は僕のペニスに吸い付き、暖かくぬめった液をしみ出させていた。
彼女は顔を赤くして、僕に抱きついてきた。すると彼女の胸と、僕の大きい胸が逃げ場所をなくし、
潰れあう形になった。乳首が刺激されてはいないから、すぐに射精はしなさそうだったが、その胸から広がる快感は、
じわじわと脈拍を早め、理性を奪い、ペニスを内側から刺激していた。僕はまずは腰だけを動かした。
丸く円を描くように動かすと、ぬるぬるとした彼女の膣が僕のペニスに吸い付いて、もっと激しく動けば気持ちいいよ
と告げていた。彼女は、僕を抱きしめる力をより強くし、ペニスが膣をかき回すのと同じ周期で、熱い息を漏らした。
欲情しきった僕は腰を縦に振って彼女を突こうとした。が、そのせいで二人の胸の固定が外れたのは明らかであった。
つまり僕の胸と彼女の胸が何度も擦りあわされ、僕の乳首と彼女の乳首が何度もぶつかり合って、
さっきつままれたときと同じように、僕は、暖かい彼女の膣に包まれたまま、全身を痙攣させながら射精してしまった。
ペニスと体と脳みそがとろけてしまいそうな快感だった。僕が射精しても彼女が腰を上下に動かすのをやめない。
何度も、何度も、僕は彼女の膣内に精子を撒き散らす。射精するたびにそれと同じほどの量の白い精液が、
僕と彼女の結合部から漏れ出るようになった。ということは彼女の中が完全に僕の精液で満たされてしまったのだろう。
そんなことを考えてる僕の乳首を、彼女はまたつねりあげた。当然僕はひどく射精した。もう、僕に抵抗する力も、腰を動かす力も
残っていない。彼女が僕の乳首をつねるたびに、僕のペニスは精子を送り出す。何度も、彼女が僕の乳首をつまんで、
僕は何度も射精を続けた。彼女が僕の乳首をくわえた。暖かく湿った口の中に乳首を含まれて僕は、またも射精した。
彼女にやさしく歯で乳首をかまれると、僕は一際高い声を出し、背を逸らして、体を痙攣させながら射精した。
それが収まったのを見ると彼女は、赤ん坊がするように胸に吸い付き、舌で乳首を何度も舐め上げた。
乳首を舐められるたびに甘い声が漏れる。そして、不思議と乳首の裏のあたりが熱くなっていった。
彼女が胸を吸う力を強める。その瞬間、胸の奥にあった熱いものが、流れ出るように乳首から溢れていった。
胸を吸う速度を彼女が速める。彼女が吸い付くたびに、僕の胸の奥からは、熱い液体がじゅるじゅると吸い上げられていった。
息の限界から彼女は口を離し、その手で僕の胸を握ると、僕の胸からは暖かい白い液体が、母乳が溢れ出ていた。
彼女はこれを見るや否や、すかさず結合部から体を引き抜いた。その間、僕はまだ呆けていた。彼女は、貯水タンクの上においておいた
僕のビキニのパンツを手に取ると、それを絡めて僕のペニスを扱き始めた。ゆっくりと、射精が始まる。
もう、精液は飛び出る力をなくし、だらだらとペニスの先から流れ出るだけであった。彼女はそれを眺めて、笑っていた。
彼女は扱くのをやめない。その度に僕の睾丸は精子を作り出し、ペニスからそれを垂れ流す。
白濁液にまみれたパンツと彼女の手を見ると、またも更衣室のときと同様、僕のペニスがみるみる縮んでいくのが見えた。
ペニスが縮むほど、その快感が増す。まるで、気持ちいいと感じる神経を圧縮していくかのようだった。
ペニスがクリトリス並の大きさになり、体の中に入り込む。陰嚢も同じく体の中で、膣と子宮になった。
「ご愁傷様」と彼女が口元を吊り上げ、僕の女性化した股間をさすりながら言った。
「こんなに射精して男の子の成分出し切っちゃったら、もう戻れる見込みないかも。
一生、女の子のままかもね」と、最後に、その方が私はいいけど、と彼女は付け加えて言った。
僕らは個室を後にした。
394TSプールに彼女と行こう!:2010/12/06(月) 23:57:12 ID:5GZOfAsx
 帰り道。彼女が用意していた服を着て、僕は歩いていた。胸の揺れやブラやショーツの締め付けが気になる。
僕がこうした暴挙に出ることは、彼女は予測していたらしい。まんまと嵌って僕は女の子になってしまった。
「それじゃおうちに帰ろうか。 あ、私んちね」と彼女は僕の顔を覗き込みながら言った。
「その体じゃ実家に帰るわけにいかないでしょう? それに、私、一人暮らしだからそういうの問題ないし。」と
笑いながら言った。そして付け加えて「あとね、私、昔から妹が欲しかったんだ」と彼女は、夕焼けを背にして、
はみかにながら、僕にそう言った。
395384:2010/12/07(火) 00:00:17 ID:5GZOfAsx
以上にて処女作の投下を終わります。
我ながらなんだこの文章量、ここまで読んでくださった方どうもありがとうございます。
それではおじゃまいたしましたーノシ
396名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 00:02:16 ID:5Rfl3GZN
>>395
GJと言っておこう でも寝る前に賢者モード突入は避けたい所
あした読むw 
397名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 01:00:02 ID:pZRtW24g
イイネ!
水着でTSネタは俺のツボかもしれん。
398名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 01:42:17 ID:wsmJ0bJq
>>395
良い作品だった! ありがとう(・∀・)ノ
399名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 02:33:00 ID:IR5jK90f
>>395
素晴らしい作品、ありがとうございます。
400名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 09:00:23 ID:IprsNWJm
GJ
ところで、このプールは何処にあるのかね?
401名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 13:08:48 ID:2r0UxdTT
>>395
GJです。
こんなプールあったら速攻で行くw
402名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 13:31:24 ID:Y52kUXrO
>>384
改行してくれ
詰め込みすぎ色弱検査用紙かと思ったわ

403名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 14:40:09 ID:vdcY+doH
>>402
なんか読者の事考えてないのがありありとわかって
こういうキツキツの作品は読む気なくすよな
404名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 15:33:45 ID:7Sia17Q6
>>403
GJってやつの気が知れん。
しかも
>セリフ部分で改行しないだとか

分かってやってるんだから。処置無し。
405名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 15:55:51 ID:vdcY+doH
>>404
まー十中八九自作自演だろ?
書き手としての最低限のプライドもないクズだよ
406名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:09:46 ID:HrSqBymG
"読者様"が言うことは一味違うなぁ。
407名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:14:37 ID:vdcY+doH
>>406
???
読者あっての作品だろ?
読み手を意識できないならチラシの裏にでも書いてろってこった
こんなクズ文章でマンセーされると思ってんなら甘すぎ
408名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:15:20 ID:Xw1xwPKb
そして誰も居なくなるんですねわかります
409名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:17:32 ID:L6WbKMmU
色弱判別シートだらけになるなら誰も居ない方がマシだ。
410名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:20:46 ID:L6WbKMmU
作者はどんな環境で書いてるのか知りたい。
専ブラの種類、文字サイズ、ディスプレイの大きさ
411名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:21:04 ID:HrSqBymG
>>407
え、マンセーされてるジャン、上で。
本当に全部自演だと思うの?
そこまで頭がハッピーなら俺は何も言うことは無いがね。
412名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:23:38 ID:vdcY+doH
>>410
まー読み手への配慮のなさは文章以前の問題だわな
こういう勘違いクンがスレをダメにする
最低限のマナーすらないバカ、筆を折ることをおすすめしたいね
413名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:30:02 ID:L6WbKMmU
言うこと無いとか、これでやめるわって奴が消えたためしないな。
414名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:32:57 ID:L6WbKMmU
マンセーしてる奴らって読み辛いと思わないの?
415名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:33:34 ID:vdcY+doH
>>413
粘着荒らしの決まり文句だよな
以後スルーって事で
416名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:33:34 ID:HrSqBymG
>>409-410,413
お前の意見には同意なんだけどな。
作者の環境知りたがってるってことは、直そうとしてるってことだろ?

改行云々は適切に指摘して直してもらえればOKだろうし、
そうすれば色弱判別シートだらけにゃならないし。

それでも直らないやつには排除もやむなしだけど、
何で最初からケンカ腰なのか分らん。
初カキコいってるじゃねーか。
417名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:37:57 ID:vdcY+doH
>>416
初カキコって書けば何でも許される訳?
ははあ、作者様(笑)ってのはおえらいんですねえ
最低限のマナーくらい心得ない奴は何をやってもダメにするなんだよカス
418名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:39:23 ID:L6WbKMmU
>.416
やっぱ出てきたね。
>>384  をよく読んでよ。
「セリフ部分で改行しないだとか」
分かってやってるんだから直す気はさらさらないでしょうに。
419名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:40:01 ID:Xw1xwPKb
>>409
じゃあこのスレ終了だな
はい解散解散
420名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:41:51 ID:TqI2mhJg
プライドとか自演とかどうでもいいけど、
>384
読者に優しくないのを判ってて直さないのは論外

あと性転換しておいて膣使わないとか
421名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:45:26 ID:vdcY+doH
昔はもっと読者を楽しませよう、読者に読みやすくしようって
考えられる書き手さんの多いスレだったんだがな
今は初心者であることを言い訳にするジコマン野郎しかこない
どうしてこうなった?
422名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:48:00 ID:HrSqBymG
>>418
実際に指摘してみるまで直るかどうか分らないでしょ。
投下のときは気恥ずかしいのとか色々あって、言い訳したくなるもんだしさ。

1回目は許す、2回目に直ってなかったら追い出す、で俺はいいと思うんだけど、
みんなは1回目から厳しめなのか?
423名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 16:56:51 ID:vdcY+doH
>>422
助言してやってる分むしろこのスレは優しいと思うよ
これでへこたれるようなら元から文章書く資格なんかない
チラ裏でオナニーしてろってこった
424名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 17:12:29 ID:TqI2mhJg
一回めが許されるのは気が付いてない場合だけだろ
425名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 17:14:49 ID:vdcY+doH
>>424
ああそうか、この初心者様は確信犯だったな
なら同情の余地はない
426名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 17:29:59 ID:HrSqBymG
>>424
気づいてるかどうかって、
指摘されて直るかどうか、とは直接関係無いと思うんだ。
「これぐらいいいか」って思考を直せば、あとは問題ないじゃないか。

だから大事なのは1回目の指摘でどう反応するかだと思うんだ。
その1回目でケンカ腰だと、相手は素直に意見を受け入れることが出来なくなる。
俺はそこを問題視してる。

読者に我慢を強いる作者を肯定しているわけじゃないから、
そこは理解してほしい。
427名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 17:51:35 ID:SfghjXUq
大変偉い大編集者様が数多く生息してらっしゃるようで、
”読者に優しくない!”なんて消費者面して
文句垂れるだけの乞食とは一味違ようですねw
428名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 18:00:14 ID:W4aLVV7E
作者様がどうでるか
もう出てるかな
429名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 18:01:22 ID:vdcY+doH
>>426
いい加減にしろよ粘着野郎
お前がスレの質を下げて荒廃させようとしてるのバレバレなんだよ
意識しないでやってるなら黙ってな
投下には暗黙のマナーがあるってわからないのか、あ?
430名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 18:06:53 ID:2r0UxdTT
透明牌
431名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 18:20:02 ID:NCKDc1pt
こんな流れになりそうな気はしたけど
想像通りだな
投稿があると大体こんな流れだよな
まあ、過疎って当たり前か
432名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 19:13:36 ID:vdcY+doH
>>431
昔はこんなスレじゃなかったんだがね・・
傲慢な作者様(笑)が増えちまってからこんな有り様だよ
昔みたいな楽しいスレにはならんもんかね
433名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 19:39:47 ID:zxW9c0Hq
作者は読者に優しくないし、読者は作者がそうなるように促す気もない

これじゃあ楽しいスレになるなんて無理だと思うがなぁ…
434名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 20:16:13 ID:Mp2VBfwL
身体は大人、頭脳は子供な人達だなぁ
435名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 20:40:48 ID:nADXIAuu
作者を叩いてる側も擁護してる側もどっちもどっち
あ、後投下してくれた作者さん乙です。読みにくいんで次回以降に期待。
436名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 20:54:39 ID:JXNSDq0f
435みたいな上から目線がうざいわ
437名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:15:02 ID:gi8iZg3P
>>385-394
水着ってのと
女に色々揉まれながら性転換するってのが素晴らしい
438名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:22:29 ID:NnOHJzfx
なんで伸びてんのかと思ったら…くだらなさすぎる
このスレが過疎る理由がよくわかった
439名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:35:00 ID:pFRR/pob
携帯から見てる俺に死角はなかった
440名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 23:24:22 ID:2ujv3b2z
伸びてるからいいのが来たと思ったじゃんか
読みにくいにしたって言い方あるだろ
441名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:12:10 ID:eN0VjjcX
一言「改行ヨロ」ですむ話を延ばしたがる読者さまの方がスレの空気悪くしてる件について。
そして読者様トークが長引くほどスレが過疎化するんだが。
言ってる事はある程度正しいんだからせめて3行完結で頼む。
442名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:26:28 ID:t4+9avk8
過疎っても困ること無い
443名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:27:37 ID:t4+9avk8
作者様、日付変わったから大丈夫だよ出ておいで
444名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 01:14:29 ID:IxvEpJiz
長く続いた強制女性化小説スレも39で終焉か
445名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 01:18:35 ID:DXXiY8M0
簡単により分けられるノイズをNGすれば快適だよ?
446名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 10:32:58 ID:qFAUnrO/
また、この流れか… スレが自分の好みの作品で埋まるはずがない
だから 投下しやすいように 気に入らない時はスルー 
作者様を保護して 投下しやすい空気を作れば
そのうち良作も来るからって 何スレも使ったのに
447名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 14:20:40 ID:GBZq2oSa
まぁただの荒らしだからな
各々がスルー覚えるかNG突っ込むかしないと
448名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 00:37:30 ID:cUutOpsH
修羅場スレやヤンデレスレ(まだ何とか持ちこたえてるが)の二の舞にだけはなってほしくないなぁ
449名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 18:13:16 ID:Om5pm62+
>>390
女の状態で女体に欲情した方が良かったのに
450名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 18:52:09 ID:FtCDFjTD
女の時は心も女になって
本心に反して男に欲情してしまうってのがいいんだよ
451名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 19:09:28 ID:Om5pm62+
>>450
それだと女の魅力を理解して愛でたり欲情したりする心の意味がなくなるじゃん
452名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 21:42:32 ID:JZG0njdg
自分萌えってのは、わからんか
453名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 22:21:14 ID:sO/0iOoH
俺は○○が好きだからそれで書いてくれ

ってのは荒らし同然なので触らないように
454名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 03:01:03 ID:D/QeFV/b
けんかはやーめーてー♪
455名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 09:07:12 ID:HCmKur7f
どんなパターンでも
キモの部分「心は逆らっても躰が反応しちゃう」
もう そこさえ押さえておけばOKだろう
456名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 13:09:35 ID:RVnGwp7O
>455
スレタイの「強制女性化」の「強制」を重視すると、まあそうなるよね。

でも、無理矢理女性化されても、いざなってみたら自分のエッチな身体に興味深々で、つい自慰とかしちゃう
……ってのも、ある意味鉄板だし、それを男(兄とか親友とか)に見られてなし崩しにHにってのも定番だと思うんだ。
「女のセックスって気持ちイイ! もっとシよ♪」と心から思い、誘うようになっても(ついでにバカップル化とかも)いいんじゃね?
とりあえず、女性化の経緯さえ「強制」であればこのスレ的にセーフでしょ。

457名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 18:35:49 ID:AArj6/XB
>>456
既存作品を出すがスマソ。
つまり、「にょたいかっ。」の主人公みたいにだんだん慣れてきて、口だけの抵抗になるってことだよな?
458名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 23:53:03 ID:Enh9rZtl
ゲーム「女の子どうし」のように
自分の身体に欲情してオナニーしたり
男相手はキモいから女子校生とエッチしながら女子校気分を味わう展開かな
459名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 08:27:51 ID:nYuRB6vw
男は性的対象にならない
女しか好きになれないってのはTSの王道だな
460名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 10:52:15 ID:54ivP2Ar
>>457
口だけっていうより、その間で揺れるのがいいと思うんだ。
葛藤というと大げさだが。
461名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 20:05:33 ID:g52YKokE
僕と彼女のぺけみっつやら世界の果てで愛ましょうみたいに
昔から中身は女より可愛い(女より女らしい)と思われてるキャラが
女体化っていうのもいいんだよなぁ
462名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 20:10:48 ID:69ueUFQo
女が集まってる板をROMってるんだが、女も美人の裸体を見て興奮したりするものらしいし、
女体化して精神が女性化しきっていたとしても、自身や元カノの身体に興奮するのは別に矛盾しないんじゃないかと思ったりしてる
463名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 22:03:41 ID:g52YKokE
こんなの妄想したw



主人公(男)は女顔が悩みの普通の人間だが
幼馴染で同級生の天才科学者(男)の友人。
ある日、この薬を飲むとモテモテになるというふれこみで
薬を飲まされると、なんと女の子になってしまった。
実は幼馴染は隣に引っ越してきた際、主人公に一目ぼれをしたが男だということに絶望。
中身も好みだし、それなら女にしてしまえ!と薬を開発。
男の時は非力でオカマ!とか言われてたのに女になった途端モテモテに(嘘は言ってない)
幼馴染から逃げている途中、クラスで好きな(主人公にもやさしい)女の同級生と
色々あって一緒になぜか風呂に入ることに。
風呂場で彼女の裸に興奮しオナニーしてしまって
女の体ってこんなに…とか思っていると幼馴染登場。
それを同級生にばらされたくなければ、俺と付き合っていることにしろ!と脅され
同級生には幼馴染の彼女です…ということに。
残念がる同級生はレズだった。とかいうオチw
464「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/12/14(火) 01:59:16 ID:IZsONwrY
最近電池切れ気味で短いけど今回はエロ?シーンありで
465「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/12/14(火) 02:00:24 ID:IZsONwrY
その後ソックスを片方だけ脱ぎ、もう一方は足首まで下ろした状態でベルトは外した。
近づいてくる時とベッドの上では萌えポイントが違うんだそうだ。
よく分からないがマニアも大変なんだな。

将軍がベッドの上で仁王立ちしている。
多分バスローブの中でアレも仁王立ちしているのだろう、平常であればどう見ても不自然な膨らみがある……変態め。
リクエスト通り帯を口で咥えて解いてやる。
俺には理解の及ばない趣味だ。
下から睨みつけるともそもそと将軍の体が動く。
何かが背筋を這い登ったような微妙な仕草と恍惚の表情……こいつやっぱり真性か。

左右に開くと白グンゼをはち切らんばかりの膨らみが視界に飛び込んできた。
……だれかこの視覚的暴力を何とかしてくれ。
「ウホッこれまでで最大級。ありえないほどそそり立ってるよ」
嫌なことやりたくないことは機械的に進めるのがコツだ。
止まったらだめ止まったらだめ――
つーかでけぇよ!サイズ自重しろ!
「心配するな、処女喪失で死んだ女はいない」
微妙にズレた気を回す将軍の言葉。
どうしてこいつは狙ったように地雷を踏むのだろう?
南の島の過激派は黙ってろよ!
無駄口叩いているとしまいには軍用ヘリで逃げ出すぞ。
そんなことを思いもするが、もちろん口に出すことはできない。

グンゼが引っかかって脱がせにくい。
補足しておくが、これは大きさではなくただ角度の問題だ。
脱がせた瞬間勢い良く反り返ってきたもので危うくビンタされそうになった。
避けた瞬間上のほうから舌打ちが聞こえたのは気のせいだろう。
「……でかいな」
一応言っておくが、俺の方がでかい(男の時は)から。
はいそこ。それこそ角度の問題とか言うな。
見るだけでも分かるが、触ると直接脈動が指先に伝わってくる。
別にそのもの自体は見慣れた馴染みのあるものだ。
もっとも他人のモノを実際に触ったことがある男など皆無だろうが――
もしいるなら速攻でNG登録するからfusianasanと入力しておいて欲しい。
466「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/12/14(火) 02:01:25 ID:IZsONwrY
気づくと自身の勝利に酔っている将軍が鼻歌を歌っている。
確かこのメロディーは――
「――ップ好きは中途半端♪好みとしては中途半端♪無くてもいいけど、ちょっとはあった方が……そんなの――」

……
…………
………………ギュムッ

「くぁwせdrftgyふじこlp――」

こいつは人の神経を逆なでする天才だな。
そして……玉の場合幼女パゥワでもこのくらいのダメージがいくから、世の紳士諸君は注意したまえ。
歌といえば事務所にウン十万払ってるOPなのに肺呼吸で音を外しまくっているアホはプロとしてどうかと思うんだよ。

「はぁぁ〜」
ついたため息が多分当たったのだろう。
せっかく萎えかけたのに急激に勢いを取り戻してしまった。
それともさっき握りこんだ手がそのままだったのがまずかったのか?
「あ、アルたん。さぁ!」
決して諦めたとか流されたとかそういうわけではなく――そう、これは一種の緊急避難だ。
こうしないと何の罪も無い人達が酷いことになる。
自分は犠牲になっているんじゃない。
チャンスを待っているんだ。
とか何とか考えている間に将軍がカクカクと腰を動かしてきやがった、最低な奴だ。
躊躇なんていう生易しいものじゃない。
後退でもまだ足りない。
できることなら3歩進んで5歩下がりたい気分だけど、それでもまず3歩進まないといけないんだよね。

思考がループになるが、こういうのは止まったらもう動けなくなる。
そう自分に言い聞かせながらゆっくりと、しかし確実に顔を近づけていく。
そして……先端に口をつけ、舌で軽く舐めた。
467「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/12/14(火) 02:02:24 ID:IZsONwrY
「はひゃ」
将軍が変な声を出した瞬間手のひらと唇に拍動が伝わり、口の中に生暖かさが広がる。
そう、擬音にすると"ビクンビクン"てな感じ。
現在の心理を掲示板風に表すと――ちょwwwおまwwwとかかな。
いや、全然笑えないんだけど。
タイミングが悪かったというか、先を舐めていたせいで生臭いゲル状の粘液が喉の奥にまで達していた。
当の本人は余程気持ちよかったのか、腰が抜けたように尻餅をついている。
まったく――何て勢いだよ。

ジッと将軍の顔を見つめ、流れる気まずい空気をごまかすためどちらからともなく指を絡ませる。
もう片方の腕を将軍の首に回すとそっと唇を重ね、舌を差し入れる。
そして――

まだ口の中に残るネバネバを8割がた吹き込んでやった。
「んんんん――――――!!!!」
必死で引き剥がそうとする将軍と、両腕で頭を抱えるようにして最後の1滴まで口内の粘液を注ぎ込もうとする幼女。
まぁあれだ……デジャヴ。ワンスモアゲロみたいな光景だと思ってくれ。
468「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/12/14(火) 02:03:24 ID:IZsONwrY
さすがに自分のものを飲み込む気にはなれなかったらしく、将軍は四つん這いになって床に吐き出していた。
すっかり萎えてしまったらしく、先ほどの勢いは見る影も無い。
「アルたん……ちょっと後ろ向いてくれ」

心配しなくてももう口の中には残っていないのだけれど、それとも今度は後ろから何かする気なのか?
まぁそれならそれでいい。
正直こちらから何か行動するのは精神的にキツイ。
そう思いながら背を向けると、何やらゴソゴソと動く気配はあるものの一向に近づいてくる気配は無い。
何をしているのかと振り返ってみるとそこには衝撃の光景があった。
「ぅほぁう!あ、アルたん!振り向いちゃだm――らめぇぇ!」
先ほど脱いだ片方のソックスを巻きつけて自分のモノを激しく擦っている。
流れる微妙な空気……そう感じたのは自分だけのようで、ますます興奮したらしい将軍の動きはますます早くなった。
思わず股間を踏みつけた俺を責める奴は誰もいないと思う。
「!!――ァアン!」
今度は先ほどとは違い、いわゆるサオの方だったようだ。
急に違う刺激を受けた将軍は再び変な声を出しながら達してしまった。
……まだ半分ソックスを履いている方で良かった。
もちろんすぐに脱ぎ捨てたが、このままだと収まらないので言い捨ててやった。
「10秒チャージ……10秒キープ?」

その瞬間復活したのには驚いたが……そういえばこいつは蔑まれると興奮するんだったな。
469「アルたん王子の敗北」 ◆vJEPoEPHsA :2010/12/14(火) 02:04:24 ID:IZsONwrY
今日はここまで
エロ"?"シーンありですよねw
470名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 07:16:20 ID:wAS/jYY3
>>462
参加して気持ちをつかんで来いよw
471名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 16:08:27 ID:OlReIi6S
>>469
乙です。将軍がダメすぎるwwwwwwwww
472名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 22:30:23 ID:j9VwvbSV
そういや自分は本家Altanを英語の勉強を兼ねて訳してる途中。
(以前にも訳してくれてた人はいるけど、あれとは別に自力でやってる)
翻訳ソフトで大体の意味をつかみ、細かいところを辞書と引き合わせてやってるけど
慣用句とか英語独特の言い回しとかあるからなかなか難しいね。
仕事が忙しい日とかは一日に一行とかしか訳せない。
アニメ見るために日本語勉強してる外人さん達の心境がよくわかるわw
473名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 23:00:01 ID:bwyESvcr
>>469
GJ!
474名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 23:06:59 ID:yvQeBrbz
>>470
いや、ああ言う場にはネカマも少なからず潜伏してるんで、
自分が女性の思考回路や肉体の感覚を推測して発言したら、勘違いしたネカマが同意してきたりして
モノホンの女の会話を阻害してしまう危険があるから控えてる

けどま女から見た美女とか、オナニーについてとか、男のどう言うポイントに惹かれるかとか色々と勉強になるよ
475名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 01:22:31 ID:hEjDkh0B
もしかして将軍のほうが萌えキャラ担当なのかと不安になってきたw
476名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 16:50:33 ID:gFc5zx1a
>>401- からのキチガイじみた作者叩きレスは
いつもの粘着君による、自演荒らしかな?

IDを変えながら必死に連投、スレを荒らしているのは自分なのに
相手側を粘着荒らし呼ばわりして、俺様意見に従わない奴は消えろと騒ぐ

アダルト支援所で、ふたなり画像を張り、自演でふたなり死ねと書いて
暴れていたキチガイとそっくりだな、あれもお前だろ?

死ねよ粘着自演キチガイ、お前がTS界隈で一番の癌だ
477名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 21:29:26 ID:S/WDMeFf
(;´・ω・`)っ 鏡
478名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 23:15:17 ID:l3SEe4s5
>>476
悪いんだが、一連の騒ぎはお前さん1人がやってるだけだとみんな気付いているんだわ。
479名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 01:32:51 ID:GWhQy1t5
【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレを示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
480名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 10:22:24 ID:gUvD/mcg
支援所にあったサキュバスと入れ替わる奴
どっかに保管されてないかなぁ・・・

吸精しまくって元サキュバスを吸い殺してしまう描写が好きだったんだが・・・
481名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 12:40:16 ID:zVAKBjwu
>>480
確かモンスター娘百覧のアナザー百覧のサキュバスの項目にそんな感じのがあった気が
逆転〜度ってやつ
482名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 16:09:22 ID:gUvD/mcg
>>481
すまん、それも好きだけど違うんだ。

うーん支援図書館にも後援サイトにもないから諦めるか・・・。
483名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 17:18:57 ID:M+BRtsh+
後援サイトで似たの見つけたけど、>482が無いって言ってるから違うんだろうなぁ……
484名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 18:40:37 ID:YA/ZRQlw
>>478
476にそんなレスを付けて反応してる時点で
お前さんがくだんの粘着荒らし本人で、一人で自演しまくって荒らしている犯人にしか見えん

ID:vdcY+doH乙
485名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 20:42:35 ID:gUvD/mcg
>>483
それの続きがほしいんですよよよ
486名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 22:04:11 ID:+N7p/P5E
よその諍い事をここに持ち込もうとしてる奴がいるな
487名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 01:25:28 ID:kDfYa38/
男だった頃には、女が制服のスカートをミニにして来るのを『はしたない』としか思わなかった
だが、いまの俺がスカートを履く際には膝上10cmくらいの、ミニと言われても仕方がない丈にベルトで調整している

男だった頃にはグラビアを裸同然で飾る女を『みっとも無い』としか思わなかった
だが、いまの俺は風呂に入る前、胸を寄せて谷間を作ったり、
上目使いをしたりとセクシーポーズを練習してしまう

男だった頃には、女がいちいち自分が可愛いの可愛くないの気にしてるのをウザいとしか思わなかった
だが、いまの俺は自分が可愛く見えているのかどうか気になって仕方がない

男だった頃には、女どもがアイツを好きになる心情が理解出来なかった
だが、いまの俺は・・・アイツの事が気になって仕方がない
乱暴だ、キザだ、ガラが悪い、ピアス付けて茶髪、最悪の男だ
でも長机を運ぶとき舌打ちしながら手伝ってくれて、その時を思い出すと何でか、こんなに胸が・・・イタイ・・・
俺の事、どう思ってるんだろ。少しは可愛いとか思ってくれたりした事、あるのか?

男だった頃には、女が好きな男とベタベタするのを見てハレンチとしか思わなかった。
でも今の俺は・・・ベタベタ、したい。触りたい、感じたい。
気まぐれで良いから優しい言葉を掛けて欲しい。

男だった頃には、女の事を軽蔑していた。
あんなみっともない格好で男を受け入れ、時には自ら腰を振り、
恍惚の表情、みっともない声で喘ぐ存在からは穢れしか感じなかった。
自分が蹂躙されるのを悦ぶ生き物なんて、俺には到底理解できなかった。
でも今の俺は彼に抱かれたい、触られたい、彼の全てを受け入れてあげたい。
どんな恥ずかしい格好でも彼になら見られても構わない。
いや寧ろ、そう言う自分の姿を彼にだけは見て欲しいとさえ思う。


・・・いや、そんな筈はない。そんなこと考える筈がない。
アイツの正体は男だった時に散々見てきた筈だ、
軽薄な奴だ、だらしない奴だ、アイツに酷い目にあった女は沢山居ただろ?

思わずアイツの後頭部を睨み付ける。
呆けた顔で授業を聞き流す様子は、とてもじゃないがマトモな男には見えない。

良かった、何も感じない。
アイツとセックスしたいとか、TS直後で情緒不安定に伴う妄想の類いだろう。

「ん?」

彼が振り向く、怪訝そうな表情をして。
ドキッとした、すぐに視線を反らす。胸がキュンとして心臓が鳴りやない。

『やだ、なんであんな奴の事・・・』

私は、少し泣いた
488名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 02:00:58 ID:z50I1CWY
>>487
GJ!
胸がキュン!
489名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 17:35:46 ID:MIok8OZG
>>487
なんかいい!GJ!
490名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 22:26:37 ID:WgaEGAUd
キュン!キタコレ
491名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 07:36:25 ID:vFhcsI5A
兄さん、知ってるんだよ。
僕が病で女の子になったのは、実は兄さんの仕業だって。
恨んではいないよ。
恨んでたら身を許したりはしなかった。
戸籍をいじったから結婚できるし、責任もとってもらえるしね。
それに兄さんは欲しかったんでしょう。
誰にも触られたことがない、本当に自分だけの女の子が。
やっぱり幼なじみのあの子に裏切られたのがショックだったんだね。
あのハメ撮り写真が出回った時は酷い落ち込みようだったもんね。
大丈夫、僕は兄さんだけのものだよ。
女になってからの100日間、この身体を自由にしたのは兄さんだけ。
この胸も、このお尻も、お腹も足も手も唇も、子宮だって兄さんしか使ってない。
え?
使ったんだよ兄さんは、子宮をちゃんとね。
三か月だそうだよ。
492名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 11:10:58 ID:lHOHAdBq
ところで、以前おっぱいの形をしたプリンを食べて、そのプリンと同じサイズのおっぱいになるってネタがあったと思うんだが、ここだったっけ?
Iカップサイズのプリンを食べるたびに胸が膨らんで女の子になっていくっていう話だったんだが。
支援所だったかもしれないんだが、探しても見つからないんだよなぁ。
493名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 12:22:22 ID:8juUXa/C
ここではないな、たぶん
494名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 12:23:41 ID:dNIcDySI
ほかのところでもないな、きっと
495名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 14:08:57 ID:21ecLwCV
俺も見た。
どこだかおもいだせない。
すまん。
496名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 15:14:08 ID:b+zJlGyW
一時的に女性化するプリンの話なら
スレ保管庫Part38に「おっぱいプリン」があるが、微妙に違うかな
497名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 03:36:32 ID:cYycyg7T
496と同じものなら見たが気になるんで見つかったら教えてほしい
498名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 12:48:01 ID:PZldMbP5
492の人が言ってるのって、多分支援所であった物だと
思うのですが、それってたしかとらドラの絵のやつですよね?
499名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 17:34:16 ID:MoXNmaLR
プリンプリン物語
500263:2010/12/24(金) 23:48:19 ID:P/AZNqs0
昨年に引き続き、クリスマスものを書きましたので、投下します。



 サンタクロースはプレゼントをくれる。

 おそらく全世界共通の認識だ。
 プレゼントとはすなわち欲しいもの。願い事を物品という形で拝領すると言い換えることができる。
あくまでも“物”だ。形あるもの。物質。身長が伸びるといった物理法則を超えたものや、
可愛い彼女といった第三者の同意が必要になるものでは決してない。
 それが万国津々浦々の共通認識だったはずだ。少なくとも僕はそう信じていた。
クリスマス物の外国映画でよく見るように、クリスマスツリーの根元にプレゼントの山があるような、
あるいは枕元の靴下の中にプレゼントが入っているような、ごく一般的な展開があってしかるべきだ。
「サンタってバカだったな」
 一般的認識では幸福をもたらす以外には害が一切ないサンタクロースへの暴言を僕は心の底から吐いていた。
今思い出しても怖気が走る。『あんなもの』がプレゼントだったとは。サンタの存在意義を疑う。
「ああサンタ様……。いまは何処に……」
昨晩の一連の出来事、いや事件か、どっちにしても僕に多大なダメージを与えることがあって、
その一方でこうしてプレゼントを貰って呆けている奴もいる。この差はなんだ。近年流行っている格差というやつか。
「いい加減、目を覚ませ。もうサンタはいないし、プレゼントはなくなったんだ」
「そうだ、オレのカナちゃんは? カナちゃんはどこ行ったんだ? あの温もりはどこに!?」
 なぜか僕に向かって飛びかかってきた奥光(おくひかる)という名の変態から身をかわす。
気持ちはわからんでもないが、その対象に僕を選ぼうとするな。今の僕には関係ないことだ。
501263:2010/12/24(金) 23:49:41 ID:P/AZNqs0
「カナちゃーーーん!!」
「だからその名前で呼ぶなって! それは昨日までだ。今日の僕は『黒木鼎』(くろきかなえ)で、
『カナちゃん』じゃない!」
 いくら諭してやっても光の暴走は止まらない。今朝になって夢から覚めたと思ったら、
まだ夢の中にいやがった。居もしない幻影に心乱すとは、よほどあの娘が気に入っていたのか。
……複雑な気分ではある。光がこうなってしまった一端は確かに僕にあった。
残り九端は別にいて、むしろそいつが今回の黒幕なわけだが。
 昨日、そいつは僕たちの前に突然現れて、そして突然消えた。残したものはこの有様だ。
僕も光も心にダメージを負っている。昨日、つまりクリスマス・イヴの日。
すべての始まりはその日の日付が変わる直前。
黒木鼎、奥光、乃木浩介(のぎこうすけ)、野津勇作(のづゆうさく)、この四人が奥家に集まって
飲み会を開いていたときのことだ。馬鹿みたいに騒いで、飲んで、それでおしまいになる話…………のはずだった。
502263:2010/12/24(金) 23:52:07 ID:P/AZNqs0
 12月24日、クリスマス・イヴの日。独り身の寂しいクリスマスを払拭しようと友達を呼んで忘年会ならぬ、
男だらけのクリスマス忘れパーティーなるものが奥の家にて開催されていた。発起人はたしか光と浩介だ。
僕と勇作はお呼ばれされた形になる。
今日という日に四人が集まり、奥宅の広いリビングは酒やら料理やらで埋め尽くされていた。
酒と名がつけば何でも飲み、宅配ピザやスパゲティで腹をこれでもかというくらいふくらませた。
「さー、今からメインイベント始めるぞー!」
 奥の言うメインイベントとは、短冊に願い事を書いて「クリスマスのバカ野郎!」などと叫びつつ
ビリビリに破るというカウンセリング療法のようなことを指す。やっている最中、涙目の人が多かったところを見るに、
割と本気でやっていたようだ。かくいう僕も、漠然と今欲しいものを思い浮かべて書きはしたが、
何気に四人の中で一番切実な願い事だったかもしれない。
「「「「クリスマスのばかやろーーー!!」」」」
 こんな雄々しくも悲しい乾杯の音頭があっただろうか。半ばから切り倒されたクリスマスツリーを前に、
もう何回目かの乾杯だった。
「ちくしょう、クリスマスがなんだってんだ…! 誰が恋人と過ごすような日だと決めたんだ!
 オレたちはそんな日は認めねえ! 日本人なら神道だろうが! 巫女さんだろうが! このやろー!!」
「そうだそうだ! 結局俺たちは社会の歯車に囚われた犠牲者にすぎないんだ…。群れからはぐれれば、
社会通念という肉食獣に食い殺されるしかないんだ。出る杭は打たれる。こんな、こんな世の中じゃなきゃ……ひっく」
 怒り上戸に泣き上戸。そのどちらにしても憤懣という一点においては同類項だ。
僕を含めた各人がそれぞれ溜まった鬱憤を発散させんばかりに口上を述べる。
みんな酒が入っているから聞いてるかどうかも怪しいし、聞いていても次の瞬間には
もう忘れてしまっているかもしれないが、ここまできてしまったら、嘔吐と同じで全てを吐き出すまで止められない。
503263:2010/12/24(金) 23:53:40 ID:P/AZNqs0
「そしたら彼女なんて言ってきたと思います? 『聞いてみただけ♪』ですよ。語尾に音符ですよ、
しかも顔文字の笑い顔付きですよ。人にクリスマスの予定を聞いておきながら、この返事はないでしょうよ。
あ、また涙が…」
「ほうほう、そんなことが。それはさぞ辛かったでしょう」
「こっちの話も聞いてくださいよぉ。このあいだ気になってたあの子に電話したら──」
 宴もたけなわ──なのかどうかはわからないが、アルコール摂取量が各人の許容値を超えるあたりから、
ちょっとした違和感が忘クリスマス会場に漂っていた。
「いち、に、さん、……よん」
 酔いのせいで計算能力が落ちていた僕は、参加人数の「4」だけが頭に残っていて、
目に映る4人の姿に疑問を感じなかった。しかし気づいてしまった。
「4」なのは自分を含めた数でなければならないのだ。自分を除いて「4」であってはならない。
人数が増えている。
 幸いにもすぐ異物を見分けることができた。なぜなら、
「なんでサンタクロースがいるんだ!?」
 とてもわかりやすかったから。

「どうも、サンタクロースです」
 サンタはそう自己紹介した。簡潔でこれ以上ないほどわかりやすかった。なぜなら、着ているもの、
顔つき、そのすべてが持っていたサンタのイメージと一致したからだ。白髪白ヒゲは当たり前として、
体格までもだ。その太鼓腹は圧巻の一言だ。
「ハンガリーからきました。いや、ニッポンは遠かったですわ」
 素面なら不審人物として即110番していたに違いない。ハンガリー人を自称しておきながらこの日本語の達者さだ。
ただ、そのときは酔っていたので常識の定規となるものがひん曲がっていたために、そこまで不審には思わなかった。
みんなもみんなで、
「すげー、サンタだサンタ! おい、サインもらおうぜ!」
などとはしゃいでいた。
忘クリスマス会というアンチサンタクロース的なイベントにサンタが参加することになるとは皮肉なものだが、
細かいことを気にする者は当時誰もいなかった。それどころか、サンタ自身が楽しんでいる節がある。
「サンタさんなら、プレゼントありますよねー?」
誰が話題を振ったか、そんな話の流れになった。
「そりゃもちろんですよ。ただ、最近はチビッコに夢がなくなりましてね、サンタはそういったドリーム的なパワーがないと
サンタ魔力が足りなくなってしまうんですよ。世知辛い世の中になったものです」
「じゃあプレゼントもらえねーの? 例えば、そのサンタ魔力とかで彼女ができたり「ハックション!」」
 光の話を遮るような形でくしゃみが出た。僕だ。話の腰を折るつもりはなかったが、場がしーんとしてしまう。
沈黙を破ったのは、サンタだった。
504263:2010/12/24(金) 23:55:28 ID:P/AZNqs0
「こんな偶然があるのは久しぶりのことです。まさかこのタイミングで……」
 サンタの目は驚きで丸くなっていた。
「いやね、我が国では、話をしているときにクシャミをすると、その話が本当になってしまうという
言い伝えがあるんですよ。つまり、今の話は本当になるんです。もっと正確に言うと、本当にしなければならない、
となりますが。今のでサンタ魔力が溜まりました。それはもうMAXに近いぐらい。
思わぬところで思わぬことになってしまいましたね」
 御伽噺みたいな話だ。眉唾という以前に信じる要素がクオーク粒子1個分もない。
へえ、遠くの国にはそんな文化があるんだと雑学的知識を仕入れたに過ぎない。
「じゃあ俺の願い事叶えてくれんの!? すっげー!」
「つ、次! 次はオレのも叶えてくれ! いや、ください! お願いします!」
「四つんばいになれば叶えてくださるんですね」
 僕以外の3人は驚くべき身の変わりようでサンタ教に入信していた。
やっぱりアルコールは悪魔の飲み物かもしれない。理性やら判断力やらを根こそぎにしていく。
「ほっほっほ、そんなに慌てるでない慌てるでない。順番に叶えてやるからのぅ」
 営業トークのつもりなのか、サンタの口調がサンタがさも使っているであろうものに変化していた。
僕にしてみれば、熱狂的なファンに囲まれたマイナー系の芸能人にしか見えない。あるいは稀代の詐欺師か。
新興宗教の黎明期を見ているようだ。ここから信仰は広がっていくのだろう。
「ほーら、鳩―!」
 リビングの一角がサンタの独壇場になっていた。サンタ魔力と称した力で鳩やら紙吹雪やらを出しては、
たったいま入信したばかりの信者を喜ばせている。ご丁寧にもBGMはオリーブの首飾りのクリスマスアレンジだ。
気づけよと思う。それはただの手品だ。
 ここはひとつ、僕自らが胡乱な教祖の化けの皮をはいでやらないとこいつらの目は覚めないだろう。
今にして思えば、僕も相当酔っ払っていたんだと思う。5人しかいない世界で4人を敵に回すなんてことを
普段の僕がやるはずがない。動機がサンタへの積年の怒りだったのか、
仲間はずれになった一抹の寂しさだったのかは今となってはわからないが。
「みんな目を覚ませ! そのサンタはニセモノだ!」
 ちょうどウサギを帽子から出してたところを遮って、僕は4人の前に躍り出た。
法廷で異議を申し立てる弁護士のごとくサンタを指差す。
「おいおい何言ってくれちゃってんの鼎さんよ。今だってサンタ様の奇蹟を見てただろうが」
「オマエこそ目を覚ませよ。サンタ宇宙は無限だぜ?」
「『さん』をつけろよデコ助野郎!」
 予想通り、3人はすでにサンタの忠実なるしもべになっていた。さっきまでアンチサンタで結束していた
チームメイトの僕に明確な不快感を露わにしている。手品ごときでここまで篭絡されるとは。
忘クリスマス会の冒頭でクリスマス中止を謳った桃園の誓い的なアレは一体なんだったんだ。
505263:2010/12/24(金) 23:57:32 ID:P/AZNqs0
「さっきから見てれば、鳩だのウサギだの紙ふぶきだの! 場末のマジシャンでもできるような仕込みの手品しか
やってないじゃないか。サンタ魔力? そんな大層なものを使ってその程度のことしかできないようじゃ、
到底サンタと認めることはできないね」
 いいからみんな目を覚ましてくれ。アンチサンタの仲間じゃないか。僕は正論を言ったぞ。そのはずだ。
そうに違いない。これを論破できるならしてみてくれ。
「よろしい。サンタ魔力の神髄、とくとご覧にいれましょうぞ」
 意外にも真っ先に口を開いたのは当のサンタ(暫定ニセ)だった。自分がサンタだと認めさせるには
自分がサンタであると証明すればいいということか。
「して、聞いておこうかのぅ。どの程度のことをすれば、おぬしはワシをサンタと認めてくれるのじゃ?」
 痛いところをつかれた。主観に頼るとしても基準は曖昧だ。僕の示すボーダーラインが
果たしてサンタと認めうるものなのかどうか。難しい判断を迫られてしまった。
「ほっほっほ。すまんのぅ、困らせるつもりはなかったんじゃが。それでは、この場にいる……そうそう、
おぬしの願い事を叶えることでワシがサンタであることの証明をしてみようぞ」
「えっ? 俺ですか?」
 サンタに指名されたのは奥だった。奥の願い事は確か──
「彼女が欲しい、そうであったの?」
「はい! その通りです! よろしくおねがいしまぁす!!」
 激しくエンターキーを叩きそうな勢いで奥が頭を下げる。うわ、土下座になってる。
どれだけ彼女がほしいんだ…。しかも自分の努力でもない第三者の力に頼るって。
それにしても彼女か。本当にサンタの力を測れるかもしれない。彼氏役である奥に好意を持っていて、
付き合うことを合意した女の子を連れてくることが『彼女』の必須条件となる。今知った願い事に
即座に対応できる人をほいほい用意できるとは思えない。
「それでは、サンタの力を知りたいと言ったおぬしに手伝ってもらおうかの。ほれほれ、こっちにおいで」
 サンタが僕を手招きする。また手品的な手法で出そうとしているらしい。今まで幕間に手品のタネを補充していた
白く巨大なプレゼント袋の口を開けてこちらに向けている。この中に僕を入れようというのか。しょうがないが、
自分で言った手前、これくらいは手伝うのは義理か。
「ここでいいのか?」
「大丈夫じゃ、問題ない」
 本人は太鼓判のつもりのようだが、何かのフラグに聞こえるのは気のせいだろうか。
506263:2010/12/24(金) 23:59:29 ID:P/AZNqs0
 袋が頭からかぶさって、全身がすっぽり包まれてしまった。袋の中は外の明かりが透けていて
薄暗い程度の明るさだった。
「ワン……、ツー……、スリー!」
 サンタの掛け声と同時に僕の頭上にあたる袋の底から白い煙が噴き出してきた。
結構な勢いで袋の中に充満し、白一色で何も見えなくなる。5秒が10秒か、
それくらい経過したところで袋が取りはずされる。まだ煙が漂っていて前が見えない。
またしばらくしてようやく煙が晴れてきた。と同じくして歓声が聞こえてきた。
「うおおおおおおおおおおおお!!!」
「マジで!? マジで!?」
「ビューリホー…」
 どうやらこの歓声は方向からいって僕に向かっているようだ。ん? おかしいぞ。
これは手品のはずだ。僕と入れ替わりに誰かが登場していなければならない。
しかし、実際そんな人影はどこにもない。いるのはいつものメンバーと、サンタだけ。
「これが時空をとらえたサンタ魔力じゃ。こんぷりーと♪」
「ちょっと待て。なにも変わってな──あれ? 声が、なんか、高い?」
 自分が出しておきながら自分の声じゃないような。いや、おかしいのは声だけじゃない。
身体のバランスもだいぶ違うような……。しかも足元がスースーする。
普段触れることのない太ももの内側まで空気の流れを感じる。
「サンタ様! やはり貴方様に一生ついていきます! こんなかわいい彼女をくれるなんて!!」
 光がそう絶叫しながら飛び掛ってきた。僕に。何故? まるで蛇が獲物に巻きつくように抱きしめられる。
僕を潰さんとせんばかりにだ。
「おい、光! 何のつもりなんだ、離れろ!」
「いやだ! せっかく彼女ができたんだ、死んでも離すもんか!」
 はあ? 光は一体何を言っているんだ。僕のことを捕まえて「彼女ができた」。信心のあまり頭が逝ってしまったのか。
「いいいから、とにかくは、な、れ、ろ!」
この恰好はうざったい。男の胸板に挟まれるというのは気色が悪い。
ほら、現に僕の胸が押しつぶされて痛いじゃないか。
「ん? 僕の、胸…?」
 頭から熱気が引いた。さっきまでの熱血弁護士さながらの興奮は今はどこへやら。冷静に光を引き剥がし、
違和感の元を探る。
「胸が、ある」
 当たり前のことだ。昆虫にすらあるのだ、哺乳類であり霊長類たる人間にないわけがない。
「やわらかい胸が、ある。………………胸え!?」
 確かに、胸だ。しかし他の言い方がある。おっぱい、と。さらに補足することができる。女のおっぱい、と。
507263:2010/12/25(土) 00:01:10 ID:P/AZNqs0
 改めて自分の胸部についているものを揉みしだく。うん、やわらかい。
指に心地いい感触が残る。いつまでもこうしていたいくらいだ。一方の触られている胸のほうは形容しがたい。
元から脂肪はあまりついてないほうだったが、お尻の脂肪を胸にくっつけたような……どうにも言いづらい。
お尻はお尻で、またボリュームアップしていたのだが。
「やっぱり紅白と言ったら巫女さんよりサンタだな!」
「ミニスカサンタktkr!」
「腋を出せばいいと思うよ」
 着ているものと言えば、まず赤かった。ウール素材っぽいセーターの大部分は真っ赤で、縁は白。
光たちの言う通り、まさしくサンタの出で立ちだ。
「わしとお揃いにしてみました」
「どこがお揃いなんだ! これのど、こ、が!?」
 上着まではよかった。クリスマスではあるし、酷いものではない。ただ問題がひとつだけあった。
「おい、下から覗こうとするな! 仰向けのまま滑り込んでくるな! 気色悪いぞ」
 僕が着ているのは上着だけで、下半身には何もはいてなかった。下 着 も ふ く め て 。
つまり、この上着の裾がスカートを兼ねているのだった。さっきから足元がやたらスースーしていたのはこのせいだ。
そのくせ、スカートを兼ねておきながら、丈があまりにもぎりぎりだった。ここが屋外でなくてよかった。
ロケーションが寒風吹きすさぶ戸外なら破滅的な未来が待っていたところだ。
「すごい、すごすぎます! サンタ様!」
 そして涙と鼻血を流して喜ぶ光。色々とふざけるな。なおも甲子園のラストバッターのように
執拗にヘッドスライディングをしたがる奥から距離を取りつつサンタの胸倉を掴み上げる。
……背が小さくなってしまっているのか、つま先立ちになってしまった。
「この格好はどういうことなんだ! こんな心もとない最終防衛ラインは見たことないぞ!」
「我が祖国では、サンタ服の下には下着をつけないならわしになっておってな」
 そんな風習さっさとやめてしまえ。何なら今からでも僕が文化的な革命をサンタの出身国に行って
煽動してきてもいい。
「かなえええ、彼女ならキスしてくれえええ! ぎぶみーちゅー!」
 本格的にうざい。普段はそんなやつじゃないと思っていたのだが。そんなにも僕を彼女にしたいのか。
友情関係を破壊しようとしてまでして根源的な欲求に従っているのはどういうことなのか。光にしてみても、
女の子になってしまったとはいえ、元が僕だということは知っているだろうに。
「そういえばまだ自分の姿をすべては見ておらんかったのう」
 そう言いつつ、サンタが自前のプレゼント袋から鏡を取り出した。
「…………え」
 声が出なかった。鏡の中の僕の姿に慄然とした。まじでと思った。
光が詰め寄ろうとした意味も同時に理解することになった。
508263:2010/12/25(土) 00:03:13 ID:P/AZNqs0
 美少女だ。
 ブロンドで色白で華奢で、十代半ばだろうか、明らかに日本人離れした容姿とプロポーション。
「今回は祖国にちなんで北欧美人にしてみたんじゃが、わしの孫にならんか?」
 サンタへのツッコミも忘れてしまうほどに鏡の自分に見惚れてしまった。ハンガリーのどこが北欧だと。
これはやばい。これは言い寄られてもしょうがない。しかも挑発的な格好というオマケがついている。
それを彼女として紹介されたら理性が台風並みの勢いで吹き飛んでしまってもわかる話だ。
言い寄られる側としては迷惑この上ないが。
「ちょっとそこに座れ」
 僕はサンタに座るよう指示する。もちろん正座だ。
「どうしてこうしたのか、理由を聞かせてもらおうか」
「おぬしがその口で言ったではないか。わしが本当のサンタかどうか、とな。
それで手っ取り早くサンタ魔力を披露するためにおぬしの性別を変えたわけじゃ。
そこに転がっている彼の願いも叶って、わしもサンタであることが証明できて、まさに一挙両得じゃ」
「二人はそれでいいだろうが、僕には損しか残ってないじゃないか!
 男に言い寄られて気持ち悪いったらないぞ!」
 どうして僕の性別を変える必要があった。サンタ魔力を証明するなら、
異次元から誰か召喚してもいいはずだ。それなら僕も納得できて一石三鳥だ。
「あー、そのことじゃが。サンタ魔力と言っても不安定でな、もしかすると別次元から
ナイアルトテップ星人的なモノを喚び出すやもしれん。そこの彼が『ああ、窓に! 窓に!』な結末を
迎えることになってでもしたらいかんじゃろう」
むしろ、そんなあやふやな力を使って僕を性転換させたのか。正直なところ、こんな関わり方をするくらいなら、
ニャルでもヨグでも喚び出せばよかったんだ。これまでの光の行動を見ている限り、
すでに正気はないも同然だ。これ以上削れるSAN値がなければそれでいいじゃないか。
「おお、もうひとつ理由があったぞい。実は、去年おぬしらと同じことをやったことがあってな。
その時は万事うまくいったのじゃ」
 前科持ちか、このサンタは。各地で夢どころじゃない、災厄しか振り撒いてないんじゃないか。
やはりサンタは根絶やしにされるべきだ。忘クリスマス会の当初の目標のように。
しっと団に頼めばなんとかなるだろうか。
「つーかまーえたー! もう死んでも離さないぞ! 離したら俺の魂ごと離れてしまうような気がするから!」
 少し目眩を覚えている間に、光が僕を背後から羽交い絞めにした。興奮した犬のような吐息が首筋にかかる。
僕に合気道的な武術の心得があれば投げ飛ばしてやるのだが、そんなものはない。残念でならない。
509263:2010/12/25(土) 00:06:18 ID:PhaMVed1
「あーーー! 俺もカワイイ彼女って願い事言っておけばよかったあああああ!!」
 光だけでも鬱陶しいのに、浩介まで参戦してきた。浩介は頭を抱えて悶えながら何事か叫んでいる。
浩介の願い事は物品だった。何だったかな。それほど高価なものではなかったようだが。
サンタの話を一般的にしか受け止められなかったのだろう。悲しい大人の選択だ。
対する光は欲望を等身大に曝け出した。矛先が僕に向かわなければ、
どこまでも突っ走っていればよかったのだが。羨ましそうに恨めしそうに僕と光を見つめる浩介。
目は血走り、深く大きく口で息をしている。そんなに悔しかったのか。
願い事の変更はできませんとサンタに窘められているが、アルコールの勢いと女日照りの経験が
それを許すとは思いにくい。いやだぞ、いきなり二人に犯されるなんてことは。
いや、犯されることが前提なのがそもそもおかしい。こんな格好でなければ
すぐにでも光の家を飛び出しているところだ。
「それでは、お二人にはめくりめくラヴの世界へ招待しようかの。ほーれ!」
 サンタがパチンと指を鳴らすと同時に、視界がぶれた。世界が縦に伸び、モザイク画のように
色彩がバラバラになってゆく。一瞬の無重量を感じ、再び地面を踏んだときには、世界のすべてが変わっていた。
 ログハウスの中。第一印象は僕も光も見解が一致した。丸太で組み上げられた
ワンルームの小屋の中に僕たちはいた。
「邪魔者を消してくれるとは……、さすがサンタ様、話がわかるッ!」
「悪いが、僕にはさっぱりわからないな。助けが入る可能性をなくしてくれたんだからな。
……まあ、浩介が助けるどころか襲いかかってきそうな気はしてたが」
 未来は二つに一つだ。ひとりに犯られるか、ふたりに犯られるか。もはや確定してしまっている。
サンタも未来を変える気はなかった。もはや、宿命と諦めるしかないのだが……
とりあえずは気にしないふりをして室内を探索することにした。
まず目についたのは暖炉。暖炉の火はパチパチと爆ぜながら、内側に熱と明りとを振り撒いていた。
その前にはよく眠れそうな柔らかそうなチェック柄の絨毯が敷いてある。
 家具以外はすべてクリスマス一色だった。僕の背丈より高い立派なクリススツリーがあり、
四方の壁はリースで飾り付けられ、木のテーブルの上には豪華な料理とケーキとが所狭しと並んでいる。
 しかしそんな物珍しい内装よりも光の目は別のものに奪われていた。さほど広くない室内には
不釣り合いな家具がひとつ、部屋の中央を占拠している。
「これ見よがしだな、このベッド」
「ほら見てみろ、箱ティッシュがダース単位で枕元に置いてあるぞ」
 何をしろとは言われなくてもわかる。その割に、この場にありそうだったゴムは存在していなかった。
「はぁ、はぁ、はぁ……。は、はやく、やらないか?」
 早くも発情した──元からしていたような気もするが──光が色気を出そうと妙に男らしく振舞っていた。
あまりのあざとさに不快感すら覚える。なんで上着だけはだけているんだ。果てしなくきもちわるい。
こんな男と異空間で二人っきり。演出のつもりか窓の外は一面の雪景色だ。
一晩の後には、僕が雪化粧されているんだろうな。何で、とは言うまい。見るに、光にはその気が満々のようだ。
先を考えれば考えるほど悪いイメージしかわかない。……もう限界だ。
「早く脱げよ」
 サンタ服を脱ぎ捨てながらそう言った。嫌なことは早く終わらせるに限る。昔から案ずるより産むが易しともいう。
もしかすると、思っているよりそうでもないかもしれない。……そうであって欲しいという願望が多分に含まれていたが。



つづく
510名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 00:09:22 ID:eqNWSKxf
素晴らしい。だが敢えて申し上げるなら…ハンガリーは東欧だ。
511名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 00:36:47 ID:sOATakqF
GJ!

>>510
だから本編中でつっこんでるじゃまいか
512名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 02:05:46 ID:70AWqFsI
>>510は素に帰ったかなえたん
513名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 13:32:18 ID:TMyz0YrA
好みのシチュだなあ、続きが楽しみ
514名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 15:11:16 ID:U0/cZJ5i
>案ずるより産むが易し
妊娠フラグが立ったな。
515名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 18:11:11 ID:jXLVNpOb
キタワァ・・・・・ (゜д゜)ポゥ
516名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 20:34:07 ID:4Rqk+BPN
随所にこねたが仕込まれていて、噴きまくったのは内緒・・・にしなくていいかw
517名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 21:04:26 ID:jXLVNpOb
子ネタと聞いて
518名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 22:23:49 ID:4SofGw0P
彼女から貰ったプレゼントの封を切った瞬間、目の前が真っ暗になった。
しばらくして目を覚ましたが、あれは一体何だったんだろう? 
その場に居合わせた女友達に聞いても、その女友達から貰ったプレゼントを開けた瞬間に
何故か突然倒れたというし…
519名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 06:54:53 ID:Sp4dgxxB
すっかり毎年の楽しみになってるなーw
作者さんGJです
520名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:07:12 ID:C9lR86xn
「ふぁ・・・」

朝、俺は思いっきり背筋を伸ばすと
いつものようにタンスにある手鏡を見る。

「うん。いつもと変わりないよね」

ぱっちりした瞳に小さい唇。卵型の輪郭に少し茶色掛ったロングの俺が映るっている。
まったく。昨日会った変な爺が『すまん。お前の性別を間違えた。明日の朝変えておくから』
なんて言うからな。俺はこれからも男だし今までだってそうだ。

それにしても最近はブラがきつい。
先日買ったばかりなのにもうホックが付けれないと来ている。
とほほ・・・自分でも育ちすぎだよ。もうDカップはいっているんじゃね?

「大変、遅刻しちゃう」

急いで制服に着替えたあたしは、朝食も食べないでそのまま玄関を出ていった。
521名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 02:08:03 ID:BdSSp/lV
>>520
これは、本人の認識だけが取り残されてるというパターンだろうか?
522名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 14:47:31 ID:+fVWZddY
>>520
イイネ!
523名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 14:57:32 ID:lEvxatdJ
>>520
そのうち自分の身体を見て触って欲情するようになるのかな
524263:2010/12/31(金) 21:39:58 ID:0uvlaVXk
>>509のつづき


服を一枚脱げば僕はもう全裸だった。自分の胸についているおっぱいを注視する。
サンタ服の上からではよくわからなかったが意外と大きい。男であるなら是非にでも
触りたい部分を撫でるように触ってみる。今ばかりは触っても誰にも咎められることは
ないから気が楽だ。指に絡みつくような弾力。乳首に指が触れると少しだけビクっとなった。
 その行為を光は凝視していた。既に服は脱ぎ終わり、股間のモノが刺し抜こうと怒張し、
こっちを見ていた。しかし、さっきまでのように飛びかかってこようとはしなかった。
口数もまったくなくなり、どこか近寄り難そうにしている。僕と光の位置はベッドの端と端。
枕元にいる僕と足元にいる光との距離は縮まらない。お互い視線があっている。
本来なら捕食者である男の光がその距離を縮めなければならないのだが、その気配がない。
5分くらいそうしていただろうか、状況は一向に進展しなかった。
「しょうがないな……」
 獲物である女の僕から近づくとはどういうことなのだろう。自然の摂理から外れているぞ。
光の目の前に座る。ベッドの下に座る光の視点からすれば、美少女が逆光の元、
見下ろしている格好になっているはずだ。
「ほら、するんだろ? やめるなら僕はそれでいいんだが」
乗り気でない僕から犯されに行くとは、間抜けな絵面だと思う。犯る気で漲っていた過去はどうした。
つい数分前のことが幻のようだ。さっきみたいにハイテンションで、何も考えずに犯してくれればそれでよかったのに。
「どうした? 黙っていたら伝わるものも伝わらないぞ」
「好きだああああああ!!!」
いきなりすぎるが、ようやく火が点いた。挑発しなければできないとは情けないにも程がある。
肉体年齢的には年下の僕にここまでされて何もできませんといったオチが回避されたのは幸か不幸か。
「真っ先におっぱいか。まあ堪能すればいいよ」
 光は無我夢中になっておっぱいにむしゃぶりついていた。谷間に顔を埋め、口の端から伸びた舌が
谷間の内側を舐めあげる。ぞわ、と背筋に怖気のようなものが走った。が、それだけで終わる。
単にそこが性感帯でなかったということもあるだろうが、僕自身に感じる気がなかった。好きでもない人と『する』。
感情が動かなければ気持ちいいものもそうなるわけもない。
 乳首に舌が這う。くすぐったい。しかしこれも、くすぐったい、とだけだ。何の感慨も湧かない。
夢中でしゃぶるその様は赤ちゃんのようだ。口のついていないほうのおっぱいは鷲掴みされている。
掴んでもなお余る大きさの胸は、握力の鍛錬用ゴムボールのように収縮と復帰を反復していた。
 女としての性行為はもっと気持ちのいいものかと思っていた。たしかにおっぱいを責められるとぞわりと肌が粟立つ。
アソコも徐々にではあるが湿っていっているような雰囲気はあるが、挿入するにはまだ準備が足りない。
525263:2010/12/31(金) 21:41:30 ID:0uvlaVXk
「いつまでもこんなことやってても、挿入れることなんてできないぞ」
 『下』のほうにも触るよう促す。僕のことが好きなのはわかるが、独りよがりはいけない。
互助か互恵の精神を発揮してもらわないと困る。お互い『準備』するにあたって僕からできるような
ことはといえば…………なさそうだ。光の準備はとうに出来ている。むしろフライング気味だ。
「んっ……」
 光の指がアソコに到達して、息が漏れた。息子がなくなってしまった跡地には一直線の割れ目ができている。
男であっても女であっても、陰部は男に触られたい場所ではないと再確認する。しかし今の僕は
それを受け入れている。精神にくるものがあっても、こらえている。結構に自暴自棄になっていた。
酒の勢いもあるだろう。その時の僕は認めたがらなかっただろうが、触られることに快を感じていた。
肌を密着させ、背後からおっぱいとおま○ことをまさぐられる。一心に僕の肉体を求め続ける光の意思が
伝わってくる。必要とされるのは──悪い気分ではない。
 相変わらずおっぱいを揉まれながら、おま○こを弄られる。BGMはお互いの呼気と肉体が発する音のみ。
そのほかの音は気回しして自粛しているのか、いっさいに耳に入ってこない。
 雰囲気はとてもエッチなはずだ。裸の男女がまさにセックスをしている。まだ前戯の段階だが、本番も近い。
しかしだ。一生懸命なのは男側の光だけで、女側の僕は無関心に近かった。物理的な刺激によって身体が
昂ってはいるが、積極的に参加しようという気概はない。生態的には、するだけなら男から一方的にできるのだが、
光は自分がかなりいっぱいいっぱいであるにも関わらず、僕の顔色をつぶさに窺っていた。
実際のところ、僕の秘部は湿っているだけで濡れたと言うには表現に苦しい。勝手にすればいいのにと思う。
僕の目的は光と性行為をすることだけで、感じようと感じまいといいのだ。光が一方的に満足してくれさえすれば、
僕はお役御免。晴れて『カナ』から『鼎』へと戻ることができる。女の初めては痛いともっぱらの風聞で、
僕も痛いのは嫌だがこの際言っていられない。
「もういいからさっさと挿入れろよ。僕のことは心配しなくてもいいからさ」
 自分自身の感度が、女の中でどれほどのものかはランク付けも推測もできるものではないので、
この前戯が上手いか下手かは判断できない。いつまでもこんなことをしていては、済むものも済まない。
「いやだ! オレはカナちゃんにもちゃんと感じてもらいたい。なぜなら、オレはカナちゃんが大好きだからだ!」
 なんてことを言うんだ。思わず赤面してしまった。面と向かってこんなセリフを吐いてくるとは。このセリフ、
是非とも女の子から聞きたかった。相手が男で、まして光ともなれば……あえて何も言うまい。
「そんな気遣ってくれるのは嬉しいんだが……」
 僕はそこから先の言葉を飲み込んだ。下手だ、とは言えない。言えばまた自信喪失して停滞するに決まっている。
ああもう、まどろっこしい。
526263:2010/12/31(金) 21:43:47 ID:0uvlaVXk
「濡らすなら指じゃなくてその口にあるのを使ったらどうだ?」
 そう言い終わるやいなや、お預けをくらった直後の犬のように、光が僕の股間に頭から突っ込んできた。
どうしてそう極端なんだ。
「うっ、これ、舌が、ぬるぬるして、やば」
 生温かい舌が割れ目を這いずる。悪寒が背筋を走る。こんなところを舐められているという精神的な圧と、
指とはまた違う感触に脳がパニックになりかけていた。
「ちょっ、光!? なんで向きを変えてんだ!?」
 光は舐めるのを継続しつつ、身体の向きを180度回転させ僕の上にうつぶせにのしかかる。
出来上がった形は、お互いの股間に位置に頭がある体位。眼前に大きく屹立した光のモノがある。
光が腰をくねらせると先端が顔に当たり、不気味な体温を感じるはめになった。
 光はまたしても無我夢中に僕のおま○こをバター犬のように舐め回している。直接的な刺激は、
間違いなく僕を快感へと導いている。なるべく声を抑えようと試みているが、身体の内側からこみ上げるものがあって、
それが口を開かせようとした。僕の人生の中で最悪の部類に入る景色が広がっている今、
声を上げるにしても口を開きたくない。口の中に入ってきたらそれこそ事だ。光は口には出していないが、
この体勢に移行している以上、そういうことを期待していないわけがない。
不規則に光のアレが動く。つい目で追ってしまっている自分がいた。弁解しておくと、
他に見るべきものがなかったのだ。必然的に一番目立っているものを追ってしまうことになる。
猫にかざす猫じゃらしのようなものだ。観察する気がなくても、つい見てしまう。そういうことだって人間だれしもある。
あるったらあるのだ。
「もう、大丈夫だ。挿入れられる…………と思う」
 随分と舐められて、僕のおま○こも準備が出来ただろう。身体が火照っている。特にアソコは
他の部位より体温が高くなっている気がした。
 光が僕の股の間で待機している。光のモノはすでに臨戦態勢に入っている。僕は自ら両指で割れ目を拡げた。
唾液か愛液か、おま○こはべとべとになっている。光が大きく唾を飲み込んだ音が聞こえた。
「は、挿入ったぞ…!」
 貫かれた。そうとしか言いようがない。股座から脳天にかけて杭が刺さっているような。
処女喪失なんて案外あっけないものだ。痛くもないし、辛くもない。ただ光の呼吸と僕の呼吸が少し合わなくて
息苦しく感じるだけだ。これもサンタの気遣いのひとつだろうか。だとしたら気を回し過ぎた。
「動いていいか?」
「もう射精そうなのか?」
 返答は辛そうな顔をそらしてからの首肯だった。この調子なら意外と早く終わるかもしれない。
そう何度も射精できるわけでないことは、男だったからわかっている。
「……えっ?」
 不意だった。お腹の下のあたりに暖かな感覚。それはじわじわ広がってその場にわだかまる。
奥が半泣きになっていた。もう射精しやがった。
早漏、乙と歴戦の女なら草を生やしているところだろうが、経験少ない男からしてみると笑える話じゃない。
正常位で抱き合ったまま会話が途切れる。僕の膣内で光のが小さくなっていくように感じた。それと同じくして、
光の体まで小さくなっているように見えた。
居た堪れなくなった。誰しも見知った人の弱点など見たくはないだろう。それが常に強い人であれば尚更だ。
僕にとって光はまさにそれだった。リーダーシップがあって、何事にも物怖じしないような。
願望と失望のギャップが胸を締め付ける。知ってはいけないものを知ってしまったような気分だ。
527263:2010/12/31(金) 21:45:33 ID:0uvlaVXk
あー、なんでこんな気遣いを僕がしないといけないんだ。そんなサービス精神は更々持ち合わせていなかった
はずなのだが。
「僕のことが好きなんだろ? この身体を貪りたいんだろ? したらいいじゃないか、ほら」
 唇を奪ってやった。自分から男にキスをする。それがどんな行為なのかわかっていた。わかっていてもなお、
そうした。舌まで絡めてやった。唾液を交換してやった。仕上げに微笑んでやった。奮い立たせるには
どうすればいいかはわからないから色々する。ひとつでも当たりがあれば万々歳だ。今の連続コンボでさえ、
反応は薄かった。こうなれば──
「どうだ? 少しは、元気になったか?」
 精液で汚れた光のモノを棒アイスにそうするように舌で舐めあげてやった。……変な味がする。
これが精液の味か。まさかそんなものの味利きをする日が来るとは思わなかった。嫌悪感はあるに決まっている。
ただ、自分のプライドと光との友情とを天秤にかけたら、僅差ながら友情が勝った。それだけのことだ。
 赤黒いモノを加える。口の中に入るとなると、意外と大きかった。ビッグサイズのホットドッグを食べているような気分だ。
危うく思わず噛み切ろうとしたこともあった。
「カナちゃん、そこまでしてオレのことを……」
 そうだ。そうでないと困るから、わざわざこんなことをやっているんだ。先走りの苦みを否応なく味わいながら、
口唇を窄めて搾り取る。
「クチの中あったかくて、くっ、もう、出る…!」
 突然口の中で肉棒が暴れた。生温かいものを撒き散らしながらだ。びっくりして口を離すと、
その生温かいものが顔にも飛び散った。
「飲んじゃった……」
 言いようのない味が喉を滑り落ちてゆく。平生、味わう必要がなかったものを口にしてしまった。
顔射というオマケもついて。
ちょっと調子に乗らせすぎたか。もはや光から追い目はまったく消え去っていた。いやに満足そうな顔をして
白濁で汚れた僕を見ている。神経を逆なでするくらいのどや顔だ。まあいい、の一言で済ますには
あまりにも事が重大過ぎたが、済ますよりほかにない。これからの段取りを色々と考えていたのだが、
もうそれを実行に移す必要はなかった。
「いきなり、挿入れるなよな…!」
 主導権は100%光にあった。光の望むまま犯され、求められるまま与えた。
「んっ、……はぁ、そんな、深くまで、抉られたら…!」
 僕の頭はもう半分快楽に冒されているような状態だった。見ての通り光はセックスに夢中になってたが、
僕もほぼその域まで達していた。そうでなければ、男に圧し掛かられて
嫌悪のひとつやふたつ出てきてもいいものだが、それがなかった。おっぱいを揉みくちゃにされ、
腰を強く打ちつけられる。時に舌があらゆる場所を這い廻り、敏感な場所で思わず女みたいな高い声をあげたりした。
「くあっ、そこ、ふか、すぎ……!」
 対面座位で下から思い切り突かれる。肉棒が僕の奥の奥、子宮の入り口まで到達しているのがわかる。
一撃ごとに衝撃が内臓を貫通し、押し出されるように声が出る。悦びの声だった。気持ちいい。
ああ、もう認めるしかない。僕は女だ。精神以外はもはや疑う余地はない。その精神でさえ男のそれとは
離れてきているように思う。
528263:2010/12/31(金) 21:46:55 ID:0uvlaVXk
「また、射精る…! カナちゃん、また、中で……!」
「僕も、なにか、くる…! あ、あ、あ、なにか、すごいのが…!」
 肉体に何かが蓄積されてゆく。身体を弾けさせるような何かが、ピッチをあげた抽挿が蓄積させる。そして、弾けた。
「んはあああああああああ!」
 喉を締め付けるような一際高い絶叫。身体が弾け飛んだような感覚。今まで感じたことがなかったような充足感。
いろんなものがごちゃ混ぜになった。ぬるま湯の風呂に浮かんでいるような────熱源は光の体温だった。醒めた。
 紐を失った人形のように力なく光が僕の上に倒れ込んでいた。肩で大きくを息を切らし、
もはや何をする力が一片も残っていないような抜け殻に見える。顔は互い違いで見えないが、
どんな顔だろうかは想像できた。
 終わった。これで全部だ。やり残したことはもう何もない。一晩の思い出とはいえ、光にとっては彼女を失うわけだ。
可哀想と思わなくもない。まあ、別の彼女を探せばいい。たぶんその彼女は「カナちゃん」よりは
一回りも二回りもマシなはずだ。
「そろそろ僕の上からどくくらいの体力は回復したんじゃないか?」
 ベッドのマットがあるとはいえ、成人男性の体重はさすがに重い。
「おい、光? 話聞いてんんんん!?」
 挿入された。何を言っているかわからないだろうが、体力ゼロでぶっ倒れていたはずの光が急に起き上がり、
MAXまで怒張した肉棒を僕に突きたてた。そのままさっき以上に激しく動き出す。これはいったいどういうことだ。
 その疑問に答えるかのように熱気で曇った天窓に文字が浮かぶ。こんなことができるのはサンタくらいだ。
何かメッセージがあるということか。
 ──その空間がなくなる朝までできるように、光さんの精力と体力を絶倫に設定させてもらいました。
それに併せて貴女の感度も上昇させましたので、どうぞごゆっくり愉しんでください。Byサンタ
 激しく上下に揺り動かされていたので最後まで読むのに時間がかかってしまったが……なんだと?
 サンタの言っていることが本当なら──
 本当かどうか検証するまでもなかった。光の腰の動きはむということを知らなかった。
インターバルのないまま僕は大きく深く突かれ続ける。
「こ、こら! そんな、乱暴に、突くなっ、て! ほんと、やめ、うくぅ、や……!」
 一晩中、こんなことをされたら死んでしまう。僕のことなんかお構いなしに乱暴にピストン運動している。
腰と腰とがぶつかる音がリズミカルに、耳から脳へと抜けてゆく。加えて感じてしまわないよう耐えていた努力が、
砂浜の砂城のように無残にも決壊しそうになっていた。
529263:2010/12/31(金) 21:48:04 ID:0uvlaVXk
「やめっ、だめっ、あっ、こんな、いっぱい、したら……!」
 ピストンの一回一回が思考の糸を断ち切っていく。気持ちいいことしか考えられなくなってゆく。
苦しい。けど気持ちいい。腰を掴む光の腕の感触が痛くて心地いい。一突きされると気持ちいい。
おま○こから抜き取られる感覚がきもちいい。脳が蕩けてしまいそうだ。
「だめ、だめ! もう、ぼく、イって、イって……! やあ! もう、だめえええええ!」
 ほどなくアクメがやってくる。快感が脳天まで突きぬけた。
「だめだ……って、さっき、から、言ってああああああ!!」
 イった余韻の感じさせることもなく、光がまた動き出す。声にならない制止の声が口からは
悲鳴のような嬌声となった。もう僕は何も考えられない。オモチャも同然だった。
光が飽きるまでいいように扱われるのだ。
「ほんと、そんな、いっぱい、ついたら、ぼく、もう、だめにぃ!」
 後ろから獣のように突かれる。腕から力が抜け上半身が突っ伏しても、構わず光は狂ったように突きまくる。
神経が焼き切れんばかりの刺激が叩きつけられる。乳首がシーツに擦れるだけでも
敏感になった僕の身体は歓喜の声を上げる。
「これ、いじょう、あんんっ、したら……、また、また、イっちゃう…! さっき、イったばかり、なのに、またぁ…!」
 弱々しい懇願。そんな言葉だけで止まらないことくらいはほとんど働かない頭でもわかっていた。
そして身体も。むしろ、今やめられたら困るのは僕の方だ。イかされなければこの身体の疼きは止められない。
限界に達するまで、それこそ電気信号でさえ動かせないほど疲労しないとダメだ。
「も、もう、だめ…、イク……! イクのが止まらないぃ…!」
 最奥で肉棒の動きが止まる。射精。新旧の精液の温もりを感じつつ、また僕も絶頂に達していた。
「はぁ……はぁ……はぁ……、もう、だめ……」
 突然襲いきた睡魔に誘われるまま、僕は意識を失った。瞼が閉じられる直前、光が僕を仰向けにひっくり返して、
まだ元気な息子を突っ込もうとしているのが見えた気がした。……もう勝手にしてくれ。

530263:2010/12/31(金) 21:49:19 ID:0uvlaVXk
目を覚ますと光の寝顔が息がかかりそうなほど近くにあった。朝っぱら嫌な目覚めになってしまった。
いい夢でも見ているのか、口元が緩み、よだれが伝っている。いい気なものだ。昨夜はあんなことをしておいて。
僕の方は体中が軋んでいる。無理な体位を強要された記憶が断片的に残っている。
自分から求めた? 記憶にございません。
「おい、起きろ。朝だぞ、朝。浩介や勇作も起きてくるだろうし──って、二人ともどこいった? あれ? 
ここは、昨日のログハウス……」
 景色は何も変わっていなかった。サンタが作りだした異空間のログハウス。まだ僕はそこにいる。
赤々と燃える暖炉も、クリスマスのイルミネーションも、テーブルに並ぶ料理も、昨日のそのままだ。窓の外は──
「真っ暗!?」
 思わずベッドから飛び起きていた。そして感じる胸の違和感。
「まだ女のままじゃないか! どうなってるんだ!?」
 ジパングの洞窟に迷い込み鬼面道士にでも会ってしまったか。クリスマスは一夜限り。なのに、
夜が明けても僕は女の姿のままで、異空間から脱出できていない。サンタはあのとき「夜が明けたら」と言っていたはず。
しかし現実はこうだ。混乱が酷い。
「おい光! 起きろ!」
 一大事だ。事故だろうか。サンタ魔力が暴走などして、僕たちを解放するはずができなくなってしまったとか。
ありうる話だ。何しろサンタ自身がサンタ魔力は不安定なものだと言明していた。
「なんだよカナちゃん、朝っぱらそんな乱暴な……」
 目をこすりながら光が起きだす。乱暴なのは昨夜のお前の行為だなどとツッコミを入れるのを抑えて、
状況を説明する。
「いいじゃない? 少なくともオレはカナちゃんと一緒にいれていいし」
 必死の僕の説明を、光は琴もあろうに軽く流した。
「ずっとここから出られないかもしれないのに、よくそんなことが言えるよな!? もっと重大に考えたらどうだ?」
「だーかーらー、オレはカナちゃんがいればそれでいいし。そんなことより腹減ったな。あの料理食おうぜ、旨そうだ」
 なんでそう楽天的でいられるんだ。ここは東北でもないぞ。
殴りたい衝動を深呼吸で落ちつけて脱出手段を探ることにした。
531263:2010/12/31(金) 21:51:25 ID:0uvlaVXk
 結局、脱出することはできなかった。
 翌日になっても相変わらず僕たちは閉じ込められたままだった。
出入り口はあったがドアの形をした模様だったし、窓ガラスはフロントガラスのように固かった。
幸いなことに台所やバスユニットはちゃんと機能していて、いつでも熱い湯や冷たい水を得ることができた。
そして不思議なことに、冷蔵庫の中身は、いくら消費しても、
一晩──あくまで時間的なことだが──経てば補充されていた。飢えることはなくなって、清潔も保てる。
しかし出ることはできない。網走にあるような施設を連想したのは決して間違ってないはずだ。
エンドレスナイトという言葉が思い浮かんだ。思い浮かんだだけで絶望した。
あんな先例を引き合いに出したら惨めなだけだ。これで独りなら発狂していたかもしれないが、
幸か不幸か同じ境遇の人間がいた。
「えっちしようぜ、カナちゃん!」
 野生化した人間を人間と呼べるのかどうかはわからないが。
 もはや光に遠慮はなかった。スキンシップは激しく、何時如何なるときでも抱きついたり触ってきたりした。
僕が起きているときはおろか、寝ているときでさえ変わらなかった。
「人が寝てるときに、何をしようと……んんんん!」
 暖炉の前で寝るよう厳命していたはずの光が、僕の寝ているベッドに潜り込んでいた。それならまだしも、
事もあろうに挿入までしていた。
「やめろって! あっ、僕は、そんな、気は、ああっ!」
 無理矢理であっても、どんなことでも感じるようになってしまった僕には言葉での制止なんてものは
意味のないことだった。すぐに快感の誘惑に負け、腰をくねらせ求めてしまう。
「だめえ、そんなことしたら、だめだって、言ってる、のに、はあはあ、そんな、きもちよく、させたら、だめに、なる……!」
 後ろから抱きかかえられたまま突かれる。野生人に戻った光の行為は乱暴そのものだ。
気遣い無用とばかりに奥深くまで突き刺そうとする。
「やめえ! おっぱいも、首筋も、責めたら、んんんっ、もう、いっちゃうからぁ…」
「好きだ、カナ! いっぱい気持ちよくしてやるからな!」
 愛され、求められていることがはっきりわかる。たとえそれが肉欲であったとしても、
その感情の波にたゆたうことは心地いいものだった。肉体の接触が待ち遠しい。少しでも多く接していたい。
光の背中に腕を回す。光も僕の背中をしっかり抱いていてくれる。このまま溶け合い混ざり合ってしまいそうだ。
「イク、イク……! 熱いの注ぎ込まれてイっちゃうううう!!」 
 耳が痛いほど好きだと叫ばれながら、気乗りしないはずのセックスで絶頂する。僕はもう女の快感に毒されていた。
もはや光のせいにはできない。嫌なら拒否すればいいだけの話だ。光も嫌がっている僕を襲ったりはしないだろう。
だから、風呂場で、台所で、求められても拒否すればよかったのだ。しかし、しなかった。女の快感は強烈で、
男のオナニーなど比べ物にならない。象と蟻の戦いだ。どこでも触れられるだけで濡れる。
キスなら抵抗する気が皆目なくなる。閉じ込められてから、その繰り返しだ。
 当然、妊娠した。生理を経験する前にだ。どれだけしたかわかろうものだ。1日1回どころの話ではない。
僕が移動するたびに、そこが『会場』となった。
532263:2010/12/31(金) 21:51:57 ID:0uvlaVXk
「ずいぶん大きくなったな」
「ああ、たまに蹴られる。元気そうだよ。誰かさんに似てな」
 暖炉の前での会話。後ろから抱きしめながら、耳元で光の声を聞く。
なぜかこの格好でいると安心できた。光に背中を預けると、たまに光が長い髪を撫でてくれる。
 いつの間にかログハウスにベビー用品が追加されていた。もうすぐ僕も臨月だ。男の子か女の子か、
産まれてくる。少しでも時間が空くとその子どもの名前を考えたりした。光も同じことをやっていたらしい。
「もうすぐ産まれるな、カナちゃん」
「ああ」
 膨れたお腹を光の手が優しく撫でる。かつては僕を責めに責めたその手も、今は愛おしい。
もうしばらくしたら家族が3人になってログハウスも手狭になるな、と考えていると眠たくなってきた。
こんなにも満たされて眠れるなんて──

533263:2010/12/31(金) 21:53:35 ID:0uvlaVXk
 目を覚ますと、眩しかった。手で庇を作って
元の奥家のリビングに光や浩介、勇作と雑魚寝していた。そして、僕は男に戻っていた。
何度も胸と下とを確認したのは言うまでもない。赤ちゃんがいたはずのお腹もぺたんとへこみ、跡形もない。
そして光が目を覚まして、僕を『カナ』だと錯覚した一連の出来事があったというわけだ。
 もう僕は『カナ』ではないし、光の彼女でもない。それが光には認めたくないらしく、ずっと『彼女』を探している。
おーい、新聞の隅なんか探しても出てこないぞ。桜木町に行く? どこだそこ。
「だからいい加減現実を見ろよ。サンタ様なんかもういないし、彼女だっていないんだ。全部夢だったんだよ、
一炊の夢。朝になったら消えるの」
「そんなワケねえだろうがよお! きっとどこかにいるはずに違いないんだい!」
 もはや聞く耳は持たないか。まあ、時間が経てば諦めてもくれるだろう。泣きたいなら胸くらいは貸してやろうと思う。
傷心同士……ん、同士? 何か思考にノイズが混じる。
「……ん?」
 何気なくポケットをまさぐると、手の先に紙の感触があった。厚紙のようだ。こんなものを入れた覚えはないが、
と思いつつも取り出してみる。
「クリスマスカード? なんでこんなものが……」
 ベルやキャンドル、スノーマンの模様で彩られた華やかなクリスマスカードだ。開くと、
達筆な日本語でこう綴られていた。
「メリークリスマス。
 ゆうべはおたのしみでしたね。」
 この時点で破り捨てようかと思った。昨夜のメインイベントの再来だ。いっそのこと派手に燃やしたっていい。
「この手紙を読んでいる頃には、私はもういないことでしょう。昨晩はとても楽しく、
またサンタとしての本懐を全うできたこと、感謝の念に堪えません。特に、サンタとしての力を取り戻してくれた鼎さん、
ありがとうございました。おかげで皆さんの願い事を叶えることができ、
さらには他の大多数の子供たちの願い事を叶えることができました。重ね重ね感謝しております。」
 僕らの願い事を叶えた、ねえ。僕の願い事は叶ってない気がするぞ。願いの正反対のことはされたが。
「ところで、鼎さんは『自分の願い事が叶っていないんじゃないか』と思われていることかと思います。
しかし、そこは安心してください。ちゃんと願い事は叶っていますよ。そしてこれからも叶い続けることになります。
これはサンタからの約束ですから、きちんと守られることを保証いたします。
 こう文面に残すのは恥ずかしいのですが、鼎さんは、女性として光さんに抱かれている時、
その気持ちを味わったはずです。何物にも代えがたかったのは、その時の鼎さんの顔を見ればすぐわかりました。」
 なんということを書いているんだ、このサンタ。やばい、赤面してきた。おい、脳。勝手にフラッシュバックするな。
思い出そうとしなくていいから。あんな気持ちを今思い出したら、光の顔をまともに見られないじゃないか。
「最後に、鼎さんを始め、皆さんのご多幸を祈りつつお別れの言葉といたします。
 メリークリスマス。
 サンタクロースより」
534263:2010/12/31(金) 21:56:30 ID:0uvlaVXk
 一息ついて長い文面のカードを閉じる。あのサンタは本当にサンタだったのかもしれない。今さらだが。
幸せは確かに感じていた。妊娠してからはなおのことだ。ずっとあの時間が続けばと、あの時は思っていた。」
かなり本気で。ただ、その機会はもう永遠に失われてしまった。クリスマスが終わってしまった以上、
夢は現実にかき消される。
「まあ、少しくらいはあんな生活もよかったような「「ハックション!」」
 あ。ジャストなタイミングで光がくしゃみをした。嫌なタイミングだ。まさかないだろう。
さすがにもうクリスマスも過ぎているし、独り言で誰も聞いてなかったし、また『ああ』なるとは……
「カナちゃん! また逢えたね!!」
 なってしまった。嫌な予感通りに。頭が潰されそうなほど思いっきり抱きしめられた。
この構図はもう何度目だろう。安堵に似た感情を覚えたのも何度目だろう。
本来の自分に戻ったような安心感が胸いっぱいに広がる。
「カナちゃんは、オレが一生幸せにしてやるからな!」
 堂々と宣言されて、僕は言葉に詰まった。
「またカナちゃんを孕ませて、家族みんなで楽しく暮らそうな!」
 言い方はアレすぎる。そんな言葉で女を落とせるとでも…………落とせるかもしれない。
少なくとも僕は、今ここで落ちた。ああ、どうしてこうなった。自分の運命を呪うべきか喜ぶべきか。
まあ、これから考えていくことにしよう。


おわり
535263:2010/12/31(金) 21:59:26 ID:0uvlaVXk
追加が遅くなってすみませんでした。
>>514の書き込みを見て、「妊娠、そういうのもあるのか!」と突発的に話を大幅に修正したのが原因です。

次はバレンタインかな…。できればですが。
それではよいお年を。
536名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 22:23:44 ID:UlxFKVy7
GJ!!!
年納めに良いものを読ませていただきました
537名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 10:20:01 ID:EG6pjpcE
二年参りならぬ二年読みになるが、
作者殿GJ
なんというか、うまくいえないが、抜けた。(いや、抜いてはないが抜けるほど的ほめ言葉

さて… 俺も「俺を魔法美少女にしてくれ」って短冊に書いてお炊きあげにくべてくるかな…
538 【末吉】 【1384円】 :2011/01/01(土) 12:00:55 ID:NKP2WhoX
おめでとう
539 【吉】 :2011/01/01(土) 15:21:29 ID:36B+dHBI
大吉なら女の子になれる
540 【大吉】 :2011/01/01(土) 15:26:19 ID:sAcQmLZV
マジで!?
541名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 15:26:57 ID:sAcQmLZV
ちょwwww

じゃあなったら報告しにきてやんよ
542 【中吉】 :2011/01/01(土) 15:36:39 ID:DTU6dKMt
うおおおおお!
543 【吉】 :2011/01/01(土) 15:45:50 ID:qS7ikj3/
明日の朝にはあさおん報告か…胸熱
544 【小吉】 【1898円】 :2011/01/01(土) 22:21:38 ID:uhibAfDh
263さん乙すぎ
エロ抜いたとしても普通にいい感じの女体化SSだな
545名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 23:17:19 ID:LheEj7Ow
>>541に期待w
546名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 00:12:01 ID:xmmSLJyj
大吉ならSS投下する
547名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 00:20:52 ID:sG6TFtxn
548名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 12:05:48 ID:4N3Jc9VI
せっかくあさおん報告できると思ったのに二度寝したせいで元に戻った…

というか「あさおん」という初夢だったのか…?
549名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 13:18:02 ID:k1KJViBz
レイプされた相手にすぐ心を開くビッチ
550名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 13:33:23 ID:AZC4ENoG
551名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 18:06:54 ID:Y7y1CAFi
おにゃのこになる夢から俺が見たが、頭蓋骨が陥没するほどブン殴られたぞ。
時間が経っちまったから詳細は忘れちまったが、女の子を殴るなんてヒデェ野郎だ。
552名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 19:28:26 ID:z5nirxma
上条さんとケンカでもしてたんじゃないの?
553名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 20:06:30 ID:Y7y1CAFi
夢から X    夢ならO
554名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 20:55:26 ID:1dgIxlj4
>541 ぴぴるぴるぴるぴぴるp… か
555名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 22:14:12 ID:D8M/bQdA
>>550
なんか感動した
556名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 14:18:03 ID:AgXqRPMA
>>535
乙です
後半に焦らしただけの事はあったw
557名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 21:56:25 ID:jeiD6vAf
「小夜子」ってエロゲに女体化あるらしいね。
でも望んで女体化だから「強制」にはならん…か?
558名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 03:19:43 ID:IFjX3ZZd
ブサイクか。闇の声シリーズは昔から女体化あるが……個人的に言うと何というか濃いんだよな
559名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 14:36:46 ID:7TCyAxxU
TSF支援所つながらないんだが
560名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 21:19:23 ID:t+/GO6hi
投下しようかな・・・
561名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:11:12 ID:lVWlweTT
>>560
裸で待ってかれこれ二時間。寒いからはやいとこ投下頼む。
562名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:42:57 ID:lVWlweTT
寒い…>>560にだまされた・゚・(ノД`)・゚・
563名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:47:13 ID:LkpOfH2G
>>559
鯖の期限がどうこう言われてたしついに閉鎖かね
新支援所は管理人生きてるけど機能がアレだしなあ
564名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 23:51:57 ID:uDpMGB/Y
>>561-562
>>560「投下するとは言ったが、何時投下するかは言及していない。10年後、100年後という事も可能だ」
565名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 00:56:33 ID:bhD0QWnN
保管庫が繋がらん。
というかX-BEAT.COMが繋がらんみたい。
566名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 13:52:38 ID:bYnGAuZr
二代目支援所の掲示板がアウアウアウwwwwwwwww
567 ◆WYNNrb7caI :2011/01/09(日) 14:04:35 ID:yy6tVh4y
2代目管理人です。

前回と違って今回自分は何もやってません。
サーバーからの連絡も無く、一体何が起こったのやら自分にも解りません…
568名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 14:50:18 ID:tN1e/0eu
初代も2代目も終わってしまったのか
569 ◆WYNNrb7caI :2011/01/09(日) 15:33:27 ID:yy6tVh4y
ソースいじろうと思って鯖にアクセスしたら「プロキシまたは国外からのアクセスは禁止」と言われたでござる
国外から生アクセスなのに何故…

トップページだけ残してリンク先を変更するのが一番既存ユーザーにもいいのですが…
570名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 16:22:00 ID:EIJl/bq9

女子(フタナリ化or男体化)×男(女体化)

ってこのスレ的にアリ?
571名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 16:34:12 ID:8P4mrjhO
>>570
以下のスレに行った方が良いと思うよ

【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】7話目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280806286/
572名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 16:43:17 ID:Hwhd68wc
ダメとは言わないが、個人的に女子のフタナリ男体化はしないほうがいいかなー、と。
むしろ男がフタナリ女体化して、女に責められるのが個人的には好みです。

射精するとどんどん女体化が進行してしまう呪いをかけられた男。
気づいたときには女性よりも小柄で敏感になって逃げられなくなり、我慢してもイカされてしまい、
「私があなたの最後の女になるのよ」みたいな。
573!omikuji:2011/01/09(日) 17:19:17 ID:57IXMXyj
>570
「強制」であればスレ違いにはならん。期待して待つ
574名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 17:33:15 ID:EIJl/bq9
>>571
そういうスレがあったのか、すまん
575名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 19:58:35 ID:5O3mVGBN
>>569
> プロキシまたは国外からのアクセスは禁止
鯖アメリカじゃなかったっけ?
日本鯖なら規約違反の申請されて削除された可能性はあるけど

576名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 21:54:04 ID:mc3c/35L
支援所に投下予定だった俺のtxtファイルが泣いている
・・・HDD容量ギリギリだし日の目を見ることなくゴミ箱行きか(´;ω;`)
577名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 21:57:47 ID:eZ/8RD8i
一時的に外部のデータバンクに預けておけばいいじゃないか
100M位だったらいくらでもあるだろ。
578名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:04:09 ID:qd7CMkid
テキストならとりあえずGoogleDocsあたりに保存しとけば? 無料で1GBくらい入るはず。
あとはDropBoxとかZumoDriveとか。
579名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:44:52 ID:5K+exHYc
>>576
お前はどこに来ているんだ?ここにさっさと投下しろや♪
580名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:47:06 ID:+6GGpYko
1メガもないだろうに消すなんてとんでもない!
いつか復活を信じて…
581名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:58:04 ID:ZFeeLhU4
メモリーでも購入して保存でもいいのではなイカ?
今なら4Gのメモリーでも千円しないでゲソ。
582名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 23:02:06 ID:B6aPDn/7
自分のメアドに添付ファイルとして送っておけ!
583名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 23:37:44 ID:cmLqyZnv
削除するしかないなー(チラッ
って奴だろ、何も言わずに投下してもいいんじゃよ?
584名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 00:22:45 ID:nRpK4KYO
支援所も2代目もダメでここも投稿がないだと・・・
585名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 04:14:14 ID:PjlGVHpp
問題ない。ここでやれ
586名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 07:04:30 ID:X3wt1ZFV
避難所板は機能してるみたいだからそこはどう?
http://bbs.tsadult.net/futaba/futaba.htm

後ファイルをアップするならアダルトTSF支援所緊急用図書館もある
http://u1.getuploader.com/NIVIX
587名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 21:03:40 ID:GYbZae2q
ここでやればいいだろ。わざわざ他に誘導するなよ。ここを何だと思ってるんだか。
588名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 21:34:06 ID:A50Ri1uK
ここでやればって、なに言ってんの!
そんないやらしいこと、俺に出来るわけないじゃないの。
で、で、でも、おまえがどうしてもって言うなら、考えないこともないけど。
だから俺の胸ばっか見るのはやめろよ。
589名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 21:53:09 ID:GYbZae2q
お、男同士だろ?な、何をかんちがいしてるんだか。
いいから気にしないで着替えればいいじゃないか。俺はここで待っているからさ。
590名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 22:02:28 ID:bFpEbyeR
いつサーバー復活するのか?。
気になります
591名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 23:50:16 ID:VxBUkVnV
初代・2代目が相次いで落ち、このスレの保管庫もつながらないまま・・・・
TSの火は消えてしまったのかもしれない;;
592名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 01:05:44 ID:ZzRJbN/i
ニコ動でこんなの見つけた
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm12809860
593名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 13:39:07 ID:cRxCowv/
>>587-589
この流れに和んだw
594名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 17:47:47 ID:C3qFAWSj
まあ焦ることなく復旧を待てばいいか
595名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 21:18:29 ID:7W3ycezr
#某支援所がふたつとも壊滅した嘆きをバネに、ちょっとした小ネタを形成してみた。

『禁忌は破るためにある?』

 ウチの実家は神社で、当然ながら正月は(罰当たりな表現ながら)かきいれ時だ。
 普段は高校の寮に入っている俺も、年末年始には呼び戻されて色々裏方業務を手伝わされるんだが……。上の姉貴が昨年夏にお嫁に行っちまって人手不足の今年は、親戚筋から助っ人を借り出すコトとなった。
 「こんにちは、お兄ちゃん。お手伝いに来たよ」
 「拓美! もしかして助っ人って、お前かぁ!?」
 目の前でニコニコしているこの子の名前は四条拓美(しじょう・たくみ)。俺から見るとイトコにあたる。
 高3の俺と5歳違いだから、確かいま中学2年、つまり14歳のはずだが、平均より心待ち高い程度の俺の、喉元くらいまでの背丈しかないのは、とてもそうは見えない。
 まじめでいい子だし、俺にも懐いてくれてるかわいいヤツではあるのだが、こんなチビっ子がはたして戦力になるのかねぇ……と思ってたら、ウチの母さんが、とんでもないコトを言い出した。
 「拓美ちゃんには、朋絵の代わりに巫女さんをやってもらおうと思うの」
596禁忌は破るためにある?:2011/01/11(火) 21:20:11 ID:7W3ycezr
 ──言い忘れていたが、拓美は一応男の子だ。
 そりゃあ確かに、低い背丈と華奢な体つきと言い、初対面の人はまず女の子と間違える可愛らしい顔と言い、某ツンデレメイジを思わせる高い声と言い、家事全般が得意なことと言い……って、列挙するとますます男の子に思えんな。
 まぁ、いくら生まれてくる際に、神様が性別を間違えたとしか思えないスペックを備えているとは言え、一応生物学的には♂なんだから、巫女さんやらせるのはマズかろう。しかも、神社公認で。
 「倫太郎はアタマが堅いわねぇ。最近は「男の娘」ってのもブームだって聞くけど?」
 そういう問題ぢゃないっ!!

 ところが、母さんの提案をおもしろがった爺さんが倉の中から引っ張り出してきた怪しげなお神酒を無理やり飲ませた拓美は、何の冗談か身体的にはリッパに女の子になってしまった……らしい。
 いや、パッと見、髪の毛が腰まで伸びたくらいで、外見はほとんど変わってないから、本当かどうか俺にはよくわからんのだが、下の姉貴が一緒に風呂に入ったところ、「確かになくなってた」そうだ。
 うーむ、そう言われてみれば、胸元のあたりがほのかに膨らんでいるような……。
597禁忌は破るためにある?:2011/01/11(火) 22:25:01 ID:7W3ycezr
 「──兄様の、エッチ」
 巫女装束の胸元を押さえてポッと頬を赤らめる拓美に、不覚にも「ズキュン」と胸を撃ち抜かれたのは、ココだけの秘密だ!
 ま、対になる別のお神酒を飲めば、元に戻れるって言うし、こんな可愛らしい巫女さんがいれば男共(俺含む)の目の保養にもなるし、コレはコレでアリか。

 大晦日夜の年越し詣りから三が日にかけて、俺たち八十八神社の人間は、例年にもましててんてこ舞いだったが、なんとか無事にお勤めを終えることはできた。
 拓美も、多少のドジもあったが不慣れな巫女さんの仕事を頑張ってくれたしな。
 明くる4日の午後になって、ようやく俺と拓美は、他の家族と交替に半日の休みをもらえた。

 で。
 ふたりして俺の部屋にこもって何をしているかと言えば……。

 「あぁ……ダメだよぅ、兄様ぁ……こんなにいっぱい出したら、ボク、男に戻れなくなっちゃうよぅ」
 ──ご覧の通り、ナニに勤しんでいるワケだ。
 コレがホントの「姫始め」ってか? お姫さんは、無論、初めてだったしな。
598禁忌は破るためにある?:2011/01/11(火) 22:25:31 ID:7W3ycezr
 「ごめん、拓美。でも……ウチの神社で巫女さんしているお前を見たら、俺、どうにも我慢できなくなっちまったんだ」
 一応神社の息子だから、巫女装束なんて家族(母&ふたりの姉)で見慣れてるし、自分は巫女フェチなんてシュミはないと思ってたんだが……。
 いやぁ、着る女性(ひと)が違うと、あれほど新鮮で萌える代物だったとは。
 やっぱり、和服はウチの女どもみたく長身&グラマーな奴より、小柄で華奢な娘が似合うんだな。
 もちろん、ルックスだけに惹かれて、手を出したワケじゃないぞ(ルックスも一因であることは否定せんが)。

 「これまで色恋沙汰にはあんまし興味がなかったんだが……俺、こんな気持ちになったのは初めてなんだよ」
 肝っ玉母さんと、美人だが気の強い姉ふたりに囲まれて育てば、女というものに幻想が持てなくても無理ないだろ?
 そして、そういう女傑とは対照的な、淑やかで愛らしい美少女を目にした時も衝撃も、推して知るべし。
 「どうやら、俺、お前のことが好きみたいなんだ」
 告白というにはあまりに情けない俺のセリフだったが、拓美のヤツは少なからず喜んでくれたらしい。
 「ほ……ホント? う、嬉しいよぅ……ボクも兄様のコト、ずっと好きだったから。でも、兄様はモテるし、ボクは男のコだったからあきらめてたけど……ひぅンッッ!」
599禁忌は破るためにある?:2011/01/11(火) 22:26:10 ID:7W3ycezr
 何と! 前々から俺のことを兄同然に慕ってくれてるなぁ、と思ってたが、まさかそんなフラグが立っていたとは……。
 「そうか、俺達両想いなんだな。それなら、もう遠慮もセーブもしないぞ。
 いっぱいいっぱい、お前の中に注ぎ込んでやる!」
 例の女体化の術は仮に処女を喪っても解除は可能みたいだが、妊娠するとさすがに解除できなくなるらしい。
 「お前の身体の中も外も俺の精液塗れにして俺のモノだってマーキングしてやる!
 俺の子を孕ませて、俺の嫁にしてやる!!」

 ──ズボッ! ヌチャッ! ネチョ、ベチョッ!!

 「あぁン、激しい……でも、気持ちイイっ! ボクをボクを兄様のお嫁さんにしてッ!!」

 ──その後、夕飯時になって呼びに来た母さんに見つかるまで、俺たちは繋がり続けていた。
 まぁ、見つかっちまった時は、俺は往復ビンタをもらい、そのあと拓美と並んで正座させられたまま、こんこんとお説教を食らったワケだが。
(一応、拓美が「合意の上の行為」だと庇ってくれたんで、その程度で済んだ)
 で、すったもんだの挙句、四条家とも相談して、拓美は男に戻らず、正式に俺の許嫁になるコトが決定したんで、結果オーライってトコかね。
600名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 22:27:55 ID:7W3ycezr
#以上、支援所に1レス物を投下した直後にオチたため、リライトしてこちらに載せてみました。お目怪汚し失礼。
#ちなみに、投下当時のイメージ画像は、年末に出たばかりの男の娘の巫女さんがヒロインな某同人ゲーム。拓美ちゃんのルックスは、そのあたりを想像していただければ幸い。
601意見募集 ◆vJEPoEPHsA :2011/01/11(火) 22:44:13 ID:85+YPmWQ
ttp://w.livedoor.jp/tsf/
こんなのでどうだろう?
だいぶ前dxbeat更新ミスのときから色々探していたのですが、
いいところが見つかる前にお亡くなりになりそうな予感がするので……
一応全てのデータはテキストでもHTMLでも残しているのでどこかいいところがあれば――地道に引越しをしようと思うものの時間がw
ちなみにHTMLで約12MBあります。
602名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 23:07:47 ID:awWYZiam
>>601
そこって規約的に18禁いけたっけ?
603名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 23:08:41 ID:7S0Mq25V
>>599 GJ
もうちょっとイチャイチャさせてくれれば神
女の子視点なら超神ビビューン
604名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 23:12:38 ID:cRxCowv/
>>599脳内再生余裕でした。
男の娘大好きな俺としてはたまらんwww
605名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 04:01:33 ID:rlgplf3Q
>>496
 それどの保管庫のやつかな??いっぱいあてよくわkらん・・・
606>599:2011/01/12(水) 04:01:53 ID:YuNGGAjH
607名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 09:55:20 ID:un6Swe3O
>>602
アダルトカテゴリに設定してあれば大丈夫じゃね?
608禁忌の人:2011/01/12(水) 10:30:43 ID:rCWd8MGC
>>606
ソレです。絶妙な位置でトリミングしてますね。
609名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 18:45:38 ID:EgNtmvo2
支援所が両方死んでるせいか

コンソールになりたい体のサイズを入力して、作動させたら誤作動で女性化していた。

なんて夢を見てしまったじゃないかどうしてくれる。
スジを触ったとこで起きたら夢精してるしもうだめかもわからんね。
610名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 02:10:50 ID:+wqytgcv
スジならしかたない
611名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 02:42:30 ID:wuhASmS3
2代目復活したけど中身全部消えてるな・・・・
612名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 16:29:41 ID:QrwUjkYd
なにあれ。DBが落ちてんの?
613名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 19:23:15 ID:IdQQVbCb
oroti鯖使ってる別サイトでも画像掲示板のログが消されてたようだ。
まあ、規約違反と言われれば仕方がないが、意外と鯖管理人は
マメだったということか……。
614名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 01:45:03 ID:mIl8Aloo
まぁふたなりコラ厨が潰したようなもんだな
615名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 01:51:14 ID:8yRAxZBA
>>614
それは関係ない。
616名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 02:20:06 ID:mIl8Aloo
アンチふたなりが鯖管に、規約違反で通報するって何度も騒いでいたじゃん。
617名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 02:28:32 ID:8yRAxZBA
>>616
じゃあ潰したのはアンチふたなりじゃん。
勝利宣言が来るのかと思ってたんだけど、今に至ってまで印象操作するの?
618名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 03:17:28 ID:6aO8o+rK
いやそのりくつはおかしい
荒れる荒れる言われてたのに火種落とし続けたふたなり厨が元凶だろ
619名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 03:17:31 ID:mIl8Aloo
>>617
そもそもの原因は……ってことだろ。
何ムキになってんだw?
620名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 03:18:27 ID:wkPS2oQn
はいはいワロスワロス
621名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 03:20:34 ID:8yRAxZBA
いや、ふたなりとアンチふたなりは全然関係ないのにそういうの持ち出してくるのが
不思議だと思っただけだよ。オロチ鯖の別サイト見てみるといい。
622名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 03:48:08 ID:Gbd+l6gr
事実上、支援所方式の終末か・・・
623名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 07:20:37 ID:/xgONoWG
不毛な議論は議論スレでやってくれ。
このスレが、荒れて使用不能になったら、
本当に終わりなんだから・・。
624 ◆WYNNrb7caI :2011/01/14(金) 07:27:18 ID:AiWkLtIb
問題は議論スレも死んでる事なんですけどね

鯖管理人に目をつけられたとなれば鯖移転しか無いですかねえ。
いざとなれば「あくまで小説サイトであって画像置き場では無い」と言い訳出来るかとも思ったんですが
625名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 08:26:16 ID:ishPaS9B
なんで避難所のほうで言わないのかわからん。
626名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 09:04:41 ID:CCDLllRb
>>624
閉鎖なら閉鎖って集会所スレの方でも言っておくれ
627名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 15:28:48 ID:4YBQl0Rz
ttp://bbs.tsadult.net/futaba/futaba.htm
こっち使わないの?
628名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 20:37:18 ID:J9SKz3zz
>>627
やっぱり、そこ使い難いと感じる人がいるんじゃないかな?

書き込みの際にパスとIDの入力が必要だから、面倒に思う人もいるんだろうね。
それに昨年、サーバーの使用期限の問題で支援所(本家)が閉鎖かもって騒ぎになった時に、そこの管
理人は恒久的に運営(管理)する気は無い。あくまで避難所として新しい所が出来るまでの暫定として使
用して欲しいしって自由帳に書いてたからね。
629名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 23:46:38 ID:6aO8o+rK
もうこのスレいらねーよ
荒れるだけで小説でてこねーし
630名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 23:55:20 ID:CCDLllRb
お前が言うな
631名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 23:59:10 ID:Gbd+l6gr
あっちで昔、序盤投稿した所で終わった作品の完成版をこっちに投稿しても良いものかな、
めっちゃ長いから他の人の邪魔になりそうで・・・
632名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:02:49 ID:r0aLfbK8
投下するのだ
633名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:15:04 ID:HnZpoqOx
投下してほしーなー
634名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 00:25:42 ID:Q7q3LzSs
>>632-633
d、投稿場所を失ってやる気が萎えてたんだ、
頑張って完成させるよ
635名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 01:45:41 ID:AI1w6Y/B
>>634
SSを投稿したいという人間が書いてはいけない場所などない
636名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 04:00:21 ID:6EsDSGSk
>>634
期待しとるよー
637名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 08:33:27 ID:iXUYJTl9
>>634
超期待

二代目で書かれてた設定交換装置の人もつづきこっちで書いたりしてくれねーかなぁ・・・・超気に入ってたから続き気になる。
638名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 09:45:19 ID:sHgkvl+s
639名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 20:27:41 ID:Pgb95oiq
>>637
Pixivの小説の方でタイトル検索してみ
ちなみに「交換」じゃなくて「変更」な
640名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 21:06:51 ID:w/+YIk1y
設定変更装置読んできた
いいな、あれ

書き間違いの設定『交換』装置は、「立場だけの交換スレ」で活用できるかも
641名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 06:44:21 ID:jGMwQZ9+
>>617
印象操作と詭弁と嘘と自演が奴(シャクラレ)の十八番だからね

ふたなり画像が一枚でも張られたら、それをわざとコピーして
迷惑連投して火種を作り、自演で必死に叩いて
ふたなり厨死ねと書いて荒らし
誰かがそれに食いついて来たら、詭弁を使って論争して
無駄レスを増やす事で、板の各スレの寿命を縮める

延々とこのパターンで、5年以上荒らし続けた
本物のキチガイ(精神障害者)なんだから、何を言っても無駄だよ

そもそも奴はふたなりアンチでも何でも無いし(荒らせそうなネタなら何でも良い)
前はレズネタや二次創作ネタで粘着したり
書き手への粘着で荒らしていたからな
642名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 09:21:22 ID:/ghfxG3q
うざい
643名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 13:21:34 ID:CSpZTrvf
>>637, >>639
よかったらタイトル教えてもらえないだろうか・・!
好評っぽいので読みたいが、「設定変更装置」でPixivの小説検索してもみつかんね^p^
644名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 14:57:41 ID:KfJzofC3
ググったら普通に見つかったんだが
後書きにPixivに投稿したものって書いてあるし多分あってると思う
てかおくすりあそびの人の作品だったんだなw
645名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 15:32:48 ID:Ioo2ayK2
pixivじゃなくてググったほうがいいな。pixivのリンクはググっても出てこないし…。
646名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 16:00:56 ID:hbPit2h9
俺も気になって読んだがなかなかいい作品だった
科学力で無理矢理ってのはよくあるけど自分がうっかりっていうのは新鮮w
続きが気になるが全然更新してないのがなあ…
647名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 16:03:02 ID:xjiFJbix
pixivの検索はデフォだとイラストのタグ検索だから引っかからないんだよな

検索バーの下にある「小説」をクリックしてから、「タイトル・キャプション」検索しないと見つからない
648名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 17:06:49 ID:CSpZTrvf
>>644-647
おお、みつかった。感謝!
「タイトル・キャプションry」も選択したら出てきた。
Pixivってほとんど使わないから判らんかったわ。ありがとう。
649名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 22:51:42 ID:2mDA4By+
2代目でやたらポイントを集めてたSSがあったが、
どこかで投稿されたのかなあ
650名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 01:30:19 ID:o78c0Sfk
PIXIVってメールアドレス登録しなきゃならんので敷居が高い・・・
TSF関連豊富にあるんかいな?
651名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 02:26:20 ID:rJWlDtTJ
PIXIVはあくまでイラストがメインで、小説はオマケでついた機能だから過度の期待はしないほうがいいが、
絵がメインだけにそういうものが好きな人が多くいるのは事実、ちなみに、現時点でTSF R-18でタグ検索するだけで58件見つかる。
迷うなら登録して損はない。
652名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 03:44:56 ID:vZqEuSI1
>>641
本日のキチガイ荒らし → ID:jGMwQZ9+
653名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 05:03:31 ID:9jzOYVbM
>>639
そっちもしってるぜ!あれもなかなかいいよなぁ・・・・でも俺は交換のほうが好みだったんだよ〜


654名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 21:21:27 ID:P1XVd4Bu
つか、メアドなんてフリーのやつでいいのに、どこが敷居高いんだ?
655名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 21:51:24 ID:VMmK7qN0
>>654
絵がかけないROMは基本Pixivでは嫌われているから
656名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 23:06:37 ID:EP9IzZYp
別に嫌われるとかは、ROMとかお気に入りじゃなくて、
マイピク申請でお断りするケースが主だったモノだと思うから、
見るだけなら敷居はそんなに高くないと思うんだ。

試しにやってみることをオススメする。
趣味に合わないなら止めればいい。
見るだけならダレもキニシナイし、コメ残さなければ、
ダレが閲覧したとかは残らない。
お気に入りに入れればダレが って判るが、そこまで気にしてる書き手だったら、モニョっとするな。
657名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 02:12:27 ID:3VjI8ELG
真性のROMだけど
敷居はそんなに高くないとおもうよ。

お気に入りして文句はまだない。
マイピクはやったことないけど、
確かにあれは絵師通しだけかも。
658名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 09:58:07 ID:elVph1ro
Pixivとか、てきとーに絵を見るだけだなぁ
交流なんて一切してない
659名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 10:02:02 ID:jXN6EyRR
一応創作まがいの事をやってるけども、よっぽど常識外れな人からでも無い限りコメント貰えれば嬉しいよ
絵の方はさっぱりだけど気に入った絵があったらコメントするようにしてるなあ
660名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 15:57:48 ID:kQYRRU/k
絵師同士のコミュニティサイトだから描けない奴が目障りなのは事実
661名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 20:24:27 ID:7awNMd4Z
嫌がられるとかそういう考えは、抜きにしたほうが幸せになれると思うよ。

自分、かけないけど、絵チャでチャットバンバンしまくってたら、
いつの間にかマイピクにTSF絵師がいて、ってことがある。

嫌がられるのが怖いとか嫌と言う前に、まず飛び込んでみて、
そういうのにぶち当たってから考えればいいと思うよ。

高慢というなら自分を蔑んでくれ。
662名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 20:57:41 ID:y2eKyqRG
ROM専で連中からの馴れ馴れしい且つ目利きぶったような
無礼な書き込みに対しちゃ腹を立てるだろうけど、
普通に点を入れたりお気に入りにしたり、
賛辞文で挨拶する分には嫌がられたりはしないと思うぞ。
663名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 21:31:53 ID:y7E5VVPO
XX製薬では女性化薬を開発していた。今日その人体実験が初めて行われる。
被験体は県内の繁華街から拉致してきた男子高校生だ。
彼は今、麻酔を打たれていて体を動かすことができない。
しかし意識だけはある状態で、自分を取り囲む大勢の研究者達に怯えている。

「佐藤 正くん。これから君の腕に注射するのは女性化薬だ。実験が成功すれば明日きみの体は女になっているよ」

正は心の中で、冗談じゃない、と叫んだ。もし口が動かせたならついでに、訴えてやる!と付け加えていただろう。
注射器を持った男は正の腕をつかみ、肌に針を刺した。太い注射針のもたらす痛みに正は目を見開いた。
男はそれを見て嬉しそうに、白衣の中から10本の注射器を取り出した。
全身改造なので注射を打つ場所も全身なのだ。
正は涙目で、畜生早く明日になれ、と思ったが、男の言葉を思い出して、やっぱりなるな、と訂正した。
664名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 22:35:50 ID:kAqIlsfI
続きマダー?
665名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 06:31:44 ID:kstWCQnh
pixiv以外だとノクターンとかarcadiaのxxx板とか
純粋な投稿小説サイトに出すしかないなぁ

クロビネガとかにもちょこちょこTSみるけどモン娘専門だしなぁ
6661/5:2011/01/19(水) 07:40:02 ID:yuE38aCj
実験は成功した。
正の体は見事に女性化していた。元のニキビ面や水虫、ワキガ、腹周りのメタボリックはすっかり消えていた。
代わりに、白く美しい肌の桃尻おっぱいプリンで清楚な美少女になっていた。

「これが僕……?」

研究室のベッドから起き上がった正は、デカい鏡の中の美少女に見とれた。少女が着ているのは県内でも有名なお嬢様高の激レアセーラー服だ。
正はセーラー服をたくし上げてブラチラしてみた。

「あたしを食べてん。なんちゃって」

うふふ、と正は身悶えした。鏡の中でモジモジしている自分を見て最高にエロかわいいと思った。

「よう坊主。ずいぶんご機嫌だな」

ドアが開いて外から一人の男が部屋に入ってきた。
男は白衣を着ていない。しかし今の正を見て坊主、と呼んだので、正は身を固くした。

「あなたは誰ですか?昨日の人たちの仲間ですか?100万円くれたら許してあげるので、とりあえずここから僕を出して下さい」

男はがははっ、と大きな声で笑って言った。

「ここから出るのは当分無理だ。性能実験が済んでねえからな」
6672/5:2011/01/19(水) 07:41:00 ID:yuE38aCj
性能実験と聞いて、正は首を傾げた。

「妊娠するかどうか試すのさ」

なるほどと正は納得しそうになったが、言葉の意味するところに思い当叫んだ。

「ふざけるな、僕は妊娠なんてゴメンだ!まだ16才なんだもの。っていや違う、男なんだもの!あれ、これも違うよな。ええと?とにかくイヤだ!」

正の肉体は生まれ変わったばかりで、まだ脳味噌には十分に血が通っておらず、白に近いピンク色をしている。他の内臓についても同様で、特に胃壁の美しさはマニアならば垂涎ものだ。

「おまえの意思は関係ねえよ。とにかく今から子作りすっからな」

正はそれを聞いて仰天した。つなぎを着たガテン系の男が自分ほどの美少女とセックスすると言っている。つりあう訳が無い、と思ったのだ。

「どうせだったらイケメンを寄越せ。5才くらい年上のがいい。お前は汗くさそうでいやだ」

男はやれやれ、と肩をすくめて、正を鏡の前に向かせた。

「おまえはこれだけ見てろ」

そう言って正の制服に毛むくじゃらの手をかけた。

「あっ、すごい!強姦もののAVみたい!」
6683/5:2011/01/19(水) 07:43:05 ID:yuE38aCj
正は鏡の中の光景に夢中になった。男が乳房を揉むのに合わせて、自分からわざとらしいあえぎ声をあてた。

「あ、あ、あんっ、萌えっ、萌えー!萌えー!」
「うるせえぞ、これでも食らえ」

男は正のショーツを引き抜いて、それを口に突っ込んで塞いだ。

「ふぐっ?ふむ、はふー」

正は案外それを気に入って、大人しくなった。しかしそれはつかの間。

「んぐっ?ひあう、……違う、何してんの!?そっち……!」

正は口からショーツを吐き出し、取り乱して抗議した。
男が尻の穴に指を入れたからだ。
単に尻穴の方も刺激する、というのならわからなくもないが、男はマンコに目もくれないで一直線に尻穴を突いたのだ。
あえてマンコに触れず尻穴だけを刺激するというじらしプレイの可能性は、男が中で指を3本に増えた時点で消えた。
残る可能性は男が童貞で穴を間違えているということだ。
正は、そんなバナナ、と思った。こんなガテン系が童貞なわけない。
男はローションまで使って正の尻穴のコンディションを整えて、チンポをインサートした。

「ああっ、締まるぜ。いいケツだ」

男は正の尻をペチンと叩いた。

6694/5:2011/01/19(水) 07:43:44 ID:yuE38aCj

「あのっ、何で、マンコに、入れないのっ?これじゃ、妊娠しない、よっ?」
「俺はこっちが好きなんだ。うっ出る」

男は尻の中に精液を放った。

「え?あ、今出したの?変なの……。ところで、僕マンコの方に入れて欲しいんだけど……」

尻にはずっぷりと肉棒が刺さり、一方で慎ましやかな16才の雌しべが蜜を滴らせている。
それはヴィジュアル的には正を満足させるものだったが、彼は性感の物足りなさを感じていた。

「うるせえ、俺は尻が好きなんだ。おまんこが寂しけりゃ自分でオナってろ」

セックスの最中にオナニー!その言葉の背徳的な雰囲気に気を良くして、正はさっそく肉襞に手を伸ばした。
指を入れてかき回してみる。

「ん……、う?全然気持ちよくない?コツがわかんないよ」

正は童貞なので膣の触り方がよくわからない。

「ならほっとけ。こっちに集中しろ!うっ出る」

男は再び中だしした。今度のは正にもはっきりと感じ取ることができた。
6705/5:2011/01/19(水) 07:44:39 ID:yuE38aCj
じっくり考えてみると、今のは少し気持ちが良かったかもしれない。正は尻穴セックスを前向きに楽しむことにした。
そう思ってみると不思議なもので、彼の体は事細かに快感を拾い始め、今やもうアヘアヘになっていた。

「おらっ、出すぜっしっかりはらめよ」
「あひぃだしちゃらめえ」

男はこれで6回目である。それでもまだ萎えないのは、高性能のバイアグラを使用しているからだろう。

「お願いぃ、おまんこずぼずぼしてぇ、お尻ばっかりいやだよぅ」

膣を裏側からチンポでゴリゴリ刺激されて、正のおまんこは涙をとろとろ流した。
しかし男は尻穴にしか興味がないようだ。ピストン運動を早めて獣のように叫んだ。

「おらっ、これでしっかりはらめよ!」

男は正を尻の穴で妊娠させるつもりのようだ。正はバッカみたい!と思った。


尻の穴ではらめ・終
671名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 08:16:37 ID:+YoMSxzC
わろたwwwwww
672名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 16:27:58 ID:tY2Iga/D
萌えるお兄さんですかwwwww
673名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 08:30:41 ID:dc7/n1/b
どっかにネット小説を二次も含めてまとめて発掘&紹介してくれるとこないかなぁ・・・
674名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 10:42:20 ID:Kg1/4+9w
なんだこりゃ・・・・
現実が妄想を追い越したのか?

【医療】性同一性障害:小6男児に抗ホルモン剤 性徴抑制で国内初/大阪医科大
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1295451521/l50
675名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 14:19:57 ID:Dgy/SHPB
いまさら何言ってんだ?
民主党政権になって以来、とっくに妄想は現実を飛び越えて置き去りにしてるだろ。
676名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 15:04:10 ID:TSk6WlGC
>>675
ネトウヨうぜえ
消えろカス
677名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 16:10:01 ID:BRGLSp86
>>676
今の民主政権なんぞ叩かれて当たり前なのに右翼扱い・・
気持ち悪い奴だなあ
678名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 16:19:25 ID:k+mO/LQb
ここ何のスレだっけ
679名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 17:40:23 ID:O1mztTjh
少なくとも政治を語るスレでないことは確かだ
680名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 18:17:40 ID:Z03qSKnG
こういうスレで政治の話を持ち出す奴は全員女になってしまえばいいのに
681名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 18:26:14 ID:Llgkpz5t
喜ぶといけないから70歳以上の婆さんにな
682名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 18:52:06 ID:eWeKSieZ
ID:TSk6WlGC
お、IDにTSがと思ってたら、他のスレでもこんな書き込みなのな。
なんかつらいことでもあったか?
683名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 19:06:02 ID:ub5pg7An
>>674
ちんこが消えてマンコになる注射が開発されたらみんな幸せになるのに
684名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 19:29:53 ID:dc7/n1/b
>>681
豪血寺一族のTS版を妄想してしまった。
685名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 22:15:53 ID:40uYNQ/r
#まぁまぁおちつくでござる。拙者が小ネタを投下するので、気晴らしにするでござるよ。


『ケ・セラ・セラ』

 「あぅ……んひぃ……んふぅ……ふあっ!?」
 指で乳首の突起をピンと弾くと同時に指先で乳首を撫で回すと、より一層興奮が高まってゆくのがわかる。
 乳首への刺激を繰り返した後、今度はそのすぐ下──すでにAカップ程度のふくらみを見せている胸元を優しく揉んでみる。
 それだけで、背筋がビクンと跳ね上がる。
 「あぁぁっ! ちょっ……いいっ、イイよぉ、あたし……イッちゃう、イッちゃうよおおぉぉ!」
 身体が痙攣した拍子に、両掌が乳房ギュッと握りしめてしまったが、僅かな痛みを伴うそれすら心地よい。あたしは、思い切り両手で自らの乳房を揉みしだき続ける。
 「あぁぁ……いぃぃ……いひぃぃぃのぉ……」
 生まれて初めての感覚に翻弄され、程なく、あたしは胸だけでイッてしまった。
 「ふわぁぁぁ……あ、あたひ……もうらめらぇ!!!」
686ケ・セラ・セラ:2011/01/20(木) 22:16:27 ID:40uYNQ/r
 ふた月程前、突然下腹部が痛くなって、僕は学校で倒れた。
 病院に運ばれたうえでの診断結果は緩慢型TS病──男性が女性へと変化する奇病、らしい。
 ただ、通常のTS病の場合、発病からおよそ10日から半月程度で変化が完了するらしいんだけど、緩慢型の場合、短くて1ヵ月、長いと3ヵ月近くかかるとのこと。
 しばらくは入院の必要もないそうなので、翌日僕はいったん退院し、普段通り学校へと通うことになった。
 いつもと同じく目を覚まして、いつもと同じように学校生活を送る。そうしていると、自分が「病気」だなんて忘れそうになる。

 それでも、僕の身体は毎日少しずつ少しずつ変化していたのだ。
 最初の2週間程は、春先だったこともあって厚手の服で誤魔化せば、学校の友達にも気づかれなかった。
 けれど、それでも半月を過ぎたあたりから、目に見えて手足から筋肉が落ち、代わりに腰や胸に少しずつ脂肪がのっていく。その様子は、僕に恐怖と嫌悪をもたらした。
 心配してくれる家族に悪いとは思いながらも、ボクはだんだん無口で無愛想になっていった。
 3週間目に入り、変化が隠しづらくなった頃、ついに僕は入院した。
 灰色に塗りつぶされたような入院生活。けれど、そこで、ボクは運命の女性(ひと)と出会ったんだ!
687ケ・セラ・セラ:2011/01/20(木) 22:16:52 ID:40uYNQ/r
 ボクの担当になった看護師さんは、「逢坂清美」というとても綺麗で優しい女性だった。
 正看護師になってまだ2年目らしいけど、とても親身になってボクのことを世話してくれる。
 実は清美さんも(TS病とはちょっと違うらしいけど)かつては男で、高校時代に突然女性に変化したらしい。
 「女の子になった当初は確かにとまどったけど……」
 伸びるのが速くなったボクの髪を丁寧にブラッシングしながら、清美さんは優しくボクに語りかける。
 「でもね、結局自分は自分なんだよ。それさえ忘れなければ、だいじょーぶ!
 ……それに、女の子ライフだって楽しいことはいっぱいあるしね♪」
 ──コッソリ、ちょっとエッチなことも教えてくれた。
 清美さんのおかげで、ボクも自分の身体の変化を肯定的に受け入れられるようになっていった。

 実のところ、「女の子」という観点から見ると、今のボクはわりかし可愛い。
 まだ中学生だから、体型自体はちょっと未成熟な感じだけど、このままあと2、3年経ったら、たぶん街中を歩いてたらナンパとかされちゃうと思う……なんてのは、自惚れ過ぎかな? エヘヘ。
 男の頃はコンプレックスだった低めの身長も、女の子として見れば全然平均はクリアーしてるし、かと言って高すぎるわけでもない、ちょうどイイ感じ。
 ボクは清美さんの助けを借りつつ、「女の子としての生活」を少しずつ学んでいった。
688ケ・セラ・セラ:2011/01/20(木) 22:17:20 ID:40uYNQ/r
 そして、発病から2ヵ月が過ぎた今、ボクの身体は大半が変化を終え、外観的に男性の要素を残すところは陰茎──おちんちんだけとなった。
 既に睾丸は委縮して体内に吸収されていて、陰嚢の中には何もない。吸収された睾丸は、徐々に卵巣へと変化しているらしい。
 ひと月前のボクなら、絶望したかもしれない。かつての半分程度の大きさになったこのおちんちんに、「男としての最後の砦」として固執したかもしれない。

 でも、今のボク──ううん、あたしにとってはむしろ「ようやくココまで女の子になれた〜」って感じ。
 実際、今も一応「入院患者」ではあるけど、一日の大半は寝間着じゃなく私服で病院の図書室やカフェテリアで気ままに過ごしている。もちろん、女の子の格好でね♪

 お医者さんによると、あと数日で、おちんちんの方も縮小して、そのままクリトリスになるんだって。それと並行して膣口も形成されるみたい。
 そして、生まれつきの女の子と同じようにおしっこができるようになったら、晴れて退院できるの!

 だから、今のあたしには、正直こんなの邪魔っけ。「早く無くなってくれないかなぁ」と密かに思いつつも、それでもこれまでの13年間の人生を共にした「相棒」に敬意を表して寝る前に最後のご奉仕中。
689ケ・セラ・セラ:2011/01/20(木) 22:17:48 ID:40uYNQ/r
 もっとも、どちらかと言うと、今のあたしは膨らみつつある胸の方に興味津津なんだけど。
 さっきも胸を弄ってるだけで、出さずにイッちゃったし♪

 ──ドピュッ!

 ああ、やっと出た。けど、もう完全に透明な液体だし、コレ、精子とか混ざってないよね。
 大きさも一段と縮まったし、そろそろ尿道も閉じちゃうかも。今朝あたりから、下に割れ目ができ始めてるしネ。
 ちゃんと後始末して……おやすみなさーい!
 明日は、もっと素敵な女の子になってるといいな♪

-おわり-
──────
#消えた某所で投下した小品のリライト版。この一週間後、この「少女」は無事退院。清美さんに紹介された彼女の母校に転校して、幸せな女子中学生生活を開始します。
690名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 22:41:45 ID:ub5pg7An
>>685-687
乙です。
長期的な性転換って素敵だね
691名無しさん@ピンキー :2011/01/21(金) 05:20:58 ID:BDoidGee
お、おまえら


インクエスト消えてるんだけど、どうなってんだよコレorz
692名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 07:31:37 ID:c9nbU/LL
インクエスト、日曜日からだから今回はちょっとトラブルが長いよね、何があったのだろう?
早く復活してほしいな。
693 ◆vJEPoEPHsA :2011/01/23(日) 01:07:22 ID:DjR7JT7T
ひとまずpart38まで完了しました。
694名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 00:09:36 ID:qpqfrHPE
>>693
乙…なのだが繋がらない
何かあった?
695名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 00:11:33 ID:Af/kKvUJ
>>693
いつもありがとうございます
696名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 00:15:59 ID:+3rOI/fS
書けるわけじゃないんだが……
返せないレベルの借金をチャラにしてもらう代わりに性転換薬の実験体に、ってのはこのスレ的にはアリなのかな?
カイジが船の後で薬を打たれる……っていうおかしなビジョンが浮かんだんだ
697名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 00:37:59 ID:sBALa8Vu
ほうほう
それでそれで?
(AA略)
698名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 18:27:23 ID:w7P2yjIC
>>696
書きかけと言うか導入部だけで続きがこない話は過去にあったと思うが。
荒らしが一番暴れてた頃のだし、嫌気さして出て行ったまま帰ってこない職人は多いと思うよ。
カイトシリーズの続きも書きたいって言ったまま消えてったケースが余りに多いし。
699 ◆vJEPoEPHsA :2011/01/24(月) 19:09:41 ID:FdxE8acr
>694
こっちでお願いします。 つttp://w.livedoor.jp/tsf/
700名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 20:16:37 ID:h6NOSIbR

ありがたやありがたや


ピルグリムメイデンの人のTS新刊があったから買ってきたぜ
商業だとタイトル見て人目でTSと分かるのは非常にありがたい
701名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 20:20:27 ID:YNstT3Va
ピルグリムメイデン、どうもいまひとつハマれなかったから続編買わなかったけど
少しは面白くなってるんだろうか? 新刊とやらはどんな話?
702名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 21:08:10 ID:57hXV7rf
>>701
ggrks
703名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 23:26:38 ID:qpqfrHPE
>>699
おお、サンクス
いつの間に移転してたのね
704名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 01:11:16 ID:R/0PJ6j+
>>701
TSエロラノベのテンプレみたいな話
705名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 16:27:56 ID:zL+os/TA

支援所はまだ復活しねぇのか?

二代目はなんか復活してるような、してないような…

何にも投稿されてねぇし…
706名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 23:19:27 ID:gWRYQA5Q
なあ魔法少女誤任命系が好きなのって俺だけ?
707名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 23:27:29 ID:ByXoN7DP
おれも好物だが?
可逆→非可逆→トイレ初体験→おりもの体験
(でも敵には前も後ろもさんざん犯される)

って話を昔書いたが、いかんせん風呂敷拡げすぎてそれっきりになっちまった。

最終的には孕んで産んで、親娘魔法少女って構想まであったw 遠い思い出だな
708名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 00:06:54 ID:86Wh+hcy
誤任命モノは年齢操作もセットだとなお良し

妹とか娘とかに正体を教えず(知られず)にキャッキャウフフしたりとかライバル関係になったりとか
709名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 02:33:10 ID:J90CWcqr
ハゲかかったおっさんが AR して乳でか魔法少女になり、
恥ずかしいヘソ出しコスチュームで活躍するとかw
710名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 02:33:34 ID:ziPHsa4J
>>708
リストラされた妻子ある中年のサラリーマンが、再就職先として選んだのは……魔法少女株式会社だった!
 「待機時間中は時給300円だけど、出動時は時給1000円+危険手当5万円。ケガの治療や破損物の修復は会社持ち」
という言葉に載せられて、始めたこの仕事。
確かに実働時間の割にはワリがいいと言えるかもしれないが、ヲタクでもTSFファンでもないごく普通の成人男子としては、耐えがたい屈辱!
初潮が来ているかどうかも怪しいローティーンの少女の身体にまとったフリフリヒラヒラの衣裳!
夢と希望にあふれた(つまりこっ恥ずかしい)口上と、今時アイドルコンサートでも見られない決めポーズ!
ミニスカートの裾を翻して、魔法少女マキ(本名・田中雅樹)は今日も戦う!
世界に平和と未来、そして我が家にサラリーをもたらすために!

──しかし、その一方で小学5年生になる自分の娘が、ライバル会社・阿久野商事にスカウトされ、「黒い魔法少女」として来週就職(デビュー)することを、雅樹はまだ知らなかった……。

って、こんな妄想が湧いたじゃまいか。
711名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 02:55:03 ID:5eqd2Km4
>>710
さあ、今すぐそれを長編小説化する作業に戻るんだ

てか書いて下さいお願いします


ついでに、娘は「黒い魔法男の娘」に2段階変身して、マキとの間に恋を育てていったりすると
俺が啼いて喜びます

これで娘さんの方が給料良かったりしたら泣けるなぁ
712名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 02:57:50 ID:56BLJIO+
みんな意見やアイデア出すだけで書かないんだよなw;


713名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 03:03:32 ID:96fMK27b
書ききるまで妄想力って続かないもんな…作家はすげぇぜ。
714名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 03:59:39 ID:Y4/GVVE5
画像掲示板と図書館はどこに移転したの?
715名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 14:59:45 ID:1OgGc5h9
716名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 19:03:03 ID:Zt2e3Smv
717名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 00:17:26 ID:7ly/atuo
>>710
スタイルの良さに僅差で負けて悔しがり更に悔しがっている自分に自己嫌悪してしまうマキが容易に想像つくな・・・

あと昇進するごとに衣装の露出が増えたりパートナーの小動物がついたりすんのとか
718名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 00:28:06 ID:l5qnd2WO
ノリノリで名乗り口上→我に返って自己嫌悪

これはTS魔法少女における基本だろ
719710:2011/01/27(木) 01:08:31 ID:7Ez0jP9Z
あわわ、ネタで書いたのに意外に好評?
とは言え、自分も隣接ジャンルスレ(女同士スレとか立場交換スレとか)で連載してるんですぐにはムリっす。
どなたか書き手がいらっしゃるなら、710のネタを自由にSS化していただければ幸い。
720名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 04:40:40 ID:KULlEaUT
そして首チョンパ
721名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 09:56:49 ID:tdpyr076
もう何も怖くねぇ!
722名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 11:37:42 ID:HsvWx0OD
ついでに、変身後の姿が酷似していたり。もちろん髪型や服装から判別は出来るのはお約束。
相打ちになった際に、それぞれ相手側に回収、治療され、元の姿に戻されるが、戻された『元の姿』はそれぞれがバックアップしてあった姿で、結果として入れ替わってしまう、とか。
一方はそのままでいる事を望み、一方は元に戻る事を望み…
見たいなのもありかなぁと。
723名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 19:59:08 ID:FftWZ+hI
女性化した後にビッチになる子多いよね
724名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 00:14:04 ID:x6rOvGck
サラリーマン魔法少女って案外ありそうでなかったTSジャンルだな
TSって奥深いなぁ
725名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 20:09:25 ID:wr5Dk87G
あんまり厚志さんをナメないほうがいい
ダブルバイセップスで〆られるぜ
726名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 20:10:15 ID:SrwunOxA
>>710
株主の構成が気になってしょうがねェ…。
727名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 20:37:45 ID:6RDJ+BK5
>>726
筆頭株主はアフロの神父じゃね?
728名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 21:19:43 ID:xAg0rPwz
チェンジHredが発売日だったから買ってきた。
なんだかんだシリーズ全部買っちゃってるけど、
どうも俺の求めてるものとはこう違うんだよなぁ・・・

じわじわ変身するシーンだけを濃密に描いた漫画を求めてるんだけど供給は間違いなく無い。
729名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 21:29:27 ID:40ncEynY
しかし、魔法少女も株式会社化とはw
企業戦士ヤマザキもビックリだな
730名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 21:42:49 ID:rMUCqnbE
当然、株式を一定以上保有すれば経営に口出しできるんだよな
731名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 22:29:57 ID:T0wSX+8r
経営者の都合で
コスチュームがボンテージになったりセーラー服になったり
巨乳派と貧乳派の対立で片乳だけ巨乳、片乳だけ貧乳になったり
ロリ化したりセクシーになったり
色々あるわけだな
732名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 00:03:58 ID:x6rOvGck
*************【 急 募!! 】*************
仕事内容: 魔法少女に変身して悪の魔法少女や魔物と戦う仕事(軽作業です)
雇用形態:契約(年間契約)
応募資格:10歳以上 男女不問 未経験者大歓迎!
勤務地 :相手により異なります(異世界の出張あり)
勤務時間:応談(お好きな時間に働けます!)
給与  :待機時給300円(出動時時給1000円)(結果に応じてボーナス・昇給あり)
備考  :長期優遇 研修期間あり 制服・武器支給(ご希望のデザイン・体型を受け付けます)
     パートナー・使い魔可 交通費支給 危険手当支給 アフターケアあり
採用条件:魔法少女が好きな人
     やる気のある人
     男性でTSFに興味がある人
     女性で魔法少女に憧れがある人

申込み先:魔法少女株式会社 人事部
733名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 01:39:35 ID:ESEuCzxq
>>732
一瞬、問い合わせのメアドを探しちまったじゃねぇかw
734名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 01:40:07 ID:HDt6p48P
「戦う仕事」が軽作業のはずがないようなw
735名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 02:14:49 ID:5WpLhbll
>>732
この広告を読めることが応募資格なんだね
魔力がないと読めないというパターン
736名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 02:28:56 ID:2XGaTI4c
最低賃金法違反…
737名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 02:31:24 ID:2oAJJS0F
パックンチョの可能性もありという罠
738名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 03:00:42 ID:5WpLhbll
>>736
雇用じゃなくて個人事業主との個別契約なんだべ
739名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 08:38:49 ID:KAJjZN+d
もうここまで来たらシェアワールドに
740名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 09:49:23 ID:xl4S72q+
自分の待機時間に悪の魔法少女や魔物が来てくれなかったら、ずっと時給\300なのか・・・
741名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 10:32:48 ID:GgAzFnyE
待機時間にも自分自身で堪能できるなら
そんでもいい
742名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 10:58:37 ID:5WpLhbll
赤帽みたいに装備をローンで購入させられたりして
743名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 12:22:41 ID:2Cvqyppx
>>740
ハッハッハッ、毎週必ず1回は出動の機会があるに決まってるじゃまいか!
月4回出動=(5万円+出動時時給1000円)×4=20万ちょっとか。
待機時の給料が300円×10時間×20日としても、
妻子持ちには手取りでないとキツいな。
744名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 12:39:52 ID:ee8XCtXA
せっかくだから俺は悪の魔法少女側に就職するよ!
745名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 13:01:05 ID:GgAzFnyE
>>743
自分で女体化をコントロールできたら面白くないぞ
746名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 13:24:20 ID:sHYzE8M5
>>744
その方面は実は正義の魔法少女以上に競争率高いぞ
暗い過去とか変身する毎に体が蝕まれるとかの設定考えとけば有利らしいが
747名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 13:42:25 ID:4pYbrJYb
ふと気がつけば、>744の家のポストにこんな紙が…


*************【 募 集 】*************
仕事内容: 黒の魔法少女に変身して光の魔法少女や正義の味方(グループ)と戦う仕事(軽作業です)
雇用形態:契約(年間契約)
応募資格:8歳以上300歳未満 男女不問 経験者優遇
勤務地 :相手により異なります(主に日本国内首都圏)
勤務時間:応談(基本8:40〜17:10。タイムシフト、フレックス導入あり・休日出勤あり)
給与  :待機時給400円(出動時時給1300円)(結果に応じてボーナス・昇給あり)(休日出勤時+2000円/日)
備考  :長期優遇 研修期間あり 制服・武器支給(ダーク系の衣装に限り、希望のデザイン・体型を受け付けます)
     パートナー・使い魔・触手可 交通費支給 危険手当支給 アフターケアあり。 福利厚生施設、更正(おしおき)施設あり。
採用条件:魔法少女で征服が好きな人
     やる気のある人 めげない人
     男性でTSFに興味がある人
     女性で光の魔法少女に憎しみがある人
     高笑い、挑発が得意な人(必須)

申込み先:株式会社 黒の魔法少女育成会 雇用・人事育成部
**********************************
748名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 18:36:10 ID:tP05l1J+
749名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 18:44:37 ID:HDt6p48P
>>747
連絡先がどこにも書いてないぞ!!1!1!1!!!11
750名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 19:32:35 ID:ee8XCtXA
出勤前(男)

待機中(女の子私服)

出動(魔法少女)

シークエンス的にこんな感じか
待機中は魔法の特訓とか魔法少女としての自己啓発とかだな・・・
751名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 20:39:25 ID:XaEIF8sB
ドラゴン株式会社思い出した
752名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 21:34:35 ID:nZEf6Qkr
ちょっと魔法少女もので考えているものがある。
書けたら投下するよ。
753名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 21:43:58 ID:vKuc4z2w
>>709
いいか貴様ら、『家政婦が黙殺(c)篠房六郎』だけは読むなよ?
絶対に読むなよ!
754名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 01:08:21 ID:KoNMSqNa
魔法少女もの投下するよーー
誤字脱字はご容赦ください。
755魔法少女キューティエアリィ 1:2011/01/30(日) 01:09:41 ID:KoNMSqNa
大樹「山本君、この書類先方さんに送っておいて。」
山本「はい。」
大樹「田中君は、このプロジェクトの骨子をもう一度まとめておいて。この導入部分がちょっと効率悪いよ。」
田中「そうですか・・・わかりました!次は課長を納得させてみますよ!」
大樹「お、その意気だ!がんばれよ!」

彼は西田大樹 38歳 前田建設の営業部の課長だ。
今日も彼は精力的に部下へ指示を出している。彼は部下からの信頼も厚く、上司からの受けもいい普通の出来るサラリーマンであった。

そして彼には2歳年下の妻「紗英」と中学二年生のかわいい娘「美夜子」がいる・・・

美夜子「お父さん、今度友達とスキーに行こうかな?って思っているんだけど・・・ダメ?」
紗英「あなた、2学期の成績上がったから許してあげてくださいな。」
大樹「んーー。友達ってだれだ?まさか!お・と・こじゃないだろうな!」ウガーーー
美夜子「ちがうよ!お父さん、トモちゃんとアキちゃんだよ!そんな、男だなんて・・・あたし・・・もてないし・・・」シュン
大樹「あはは、トモちゃんとアキちゃんなら安心だ。しかし、みゃこ、もてないって・・・こんなにかわいいのに!!」スリスリ
美夜子「ちょ、ちょっと頬ずりするのやめてよ!もーーー。お髭が痛いんだからね!」プンスカ
紗英「もーあなたったら!みゃこはもう中学二年生ですよ。そんなベタベタして・・・」ムー
大樹「あはは。妬いてるのか?もちろん紗英も愛してるよ」チュッ
美夜子「はいはい、そんなところでイチャイチャしないでくださる?多感な時期の中学二年生の娘がここにいるんですけどぉ。」ジーッ
イヤン・・・
イイダロ?
チュッー
美夜子「はー全く聞いてないし・・・」
美夜子「じゃ、ガッコいってきまーす・・・」
ウッフン
アッハン
美夜子「いってきます!!!」バン
大樹紗英「おおう!「びっくりしたぁ!いってらっしゃーい」」
756魔法少女キューティエアリィ 2:2011/01/30(日) 01:10:46 ID:KoNMSqNa
第一話「Accept!なんで魔法少女!?」


大樹「そろそろ俺も行ってくるわ。」
紗英「行ってらっしゃい。」
大樹「そうだ、今日は会議があるからちょっと遅くなる。」
紗英「あら、夕飯は?」
大樹「んー何時になるかわからんから、俺の分は用意しなくてもいいや。」
紗英「わかったわ。行ってらっしゃい」チュッ


大樹の勤めている会社は、自宅から電車で約1時間半の場所にある。
大樹の自宅は所謂ベッドタウンというところで、娘の誕生を機に35年ローンで夢の一軒家をこの地に建てた。

ガタンゴー

大樹「ぐはっ・・・」ムギュ
大樹(はぁ・・・通勤ラッシュ・・つれぇなあ・・・)

通勤ラッシュを経験したことのある諸兄はわかると思うが、つらいよねぇラッシュ。苦しいよねぇ。

プルルル・・・ハイマエダケンセツエイギョウ2カデス

大樹「じゃ、先方さんのところいって契約まとめてくる。」

部下たち「行ってらっしゃい!」

大樹「期待してろよ!」

・・・・

ちょっと条件が・・・
もうちょっと練りなおしていただけないでしょうか・・・
大樹「はぁ・・・わかりました。改めて出直してきます。」

・・・・

大樹「あーあー。契約できなかったか・・・むー何がいけなかったのかなあ・・・完璧だと思ったんだが・・・」

大樹は取引先との契約に失敗してしまい、少々落ち込んでいるようだ。

大樹「どうしてかなぁ・・・・みんなに合わせる顔がないな・・・」ショボン

ドドーーーン!!!

大樹「うぇ!?な、何の音だ???」

突如として鳴り響く轟音!大樹は音がした方向を探した。
そして、あたりを見回して周囲がおかしいことに気がつく。

大樹「な、なんだ・・・・ここ!!!空が赤?いや紫?え?緑?なんだこりゃ!」
大樹「と、ともかく、どっから音がした???」

大樹はキョロキョロして辺りを見回すと、ビルの向こうから煙が上がっていることに気がついた。

大樹「あっちだ!」タッタッタ

大樹「って・・・さっきまで人がいっぱい歩いていたのに・・・だれもいないなんて?避難したのか?」キョロキョロ

大樹「あ、あれはなんだ?げっ・・・」
757魔法少女キューティエアリィ 3:2011/01/30(日) 01:11:41 ID:KoNMSqNa
大樹「か、怪物ぅ???!!!」


ぐぎゃぁぁぁぁぁ!!
ドーン
ドーン

???「ったく!しつっこいわねえ!!!!これでどうだぁぁぁぁ!!!」キュイーーーーン
カッ
ッドーーーン!!

大樹「な、なんだ?あれ・・・・お、女の子???なんで???」

???「アーシィ!右から来てるよ!!」
アーシィ「わっかってるわよーーーー!!」
ガキィィィン

アーシィと呼ばれる少女は大きなハンマーを片手に怪物に向かっていった。

アーシィ「アースハンマーであの無獣をたたくから、アルデバラン!右の奴はあなたが防いで頂戴!」
アルデバラン「わかった!」

大樹「ね・・・こ???ねこがしゃべってる??」
大樹「はっあの女の子!後ろの奴に気が付いていない!危ないぞ!!!!!」

大樹は考えるよりも早く動いていた!

アーシィ「!!!な、なんで一般人がこのウィッチーズスペースにいるのーーーー!!??」
アルデバラン「しらないょぉおお!!!」ガッキイーン
アーシィ「ちょっと、あなた!危ないわよ!離れていなさい!!!」

しかし、大樹には全く聞こえていなかった。

大樹「あ、あぶなーーーい!!」

グシャ!

大樹「ぐ、ぐっはぁぁぁ・・・・!な、なんだこれ・・・・かはっ」ポタタタ
大樹「血、血か???や、やられのか?俺・・・」

アーシィ「後ろから?!あの人!あたしをかばって???」
アーシィ「アルデバラン!凍結フィールド展開して!」
アルデバラン「正気か?アーシィ!今使ったら君のエネルギーがなくなるぞ!」
アーシィ「だ、だって!今助けないとあのひと死んじゃう!!!」
アルデバラン「わ、わかった!」
アルデバラン「凍結フィールド展開!座標x231y4321!」

フィーーーーーン!!
カキーーーン
グギャァァ・・・

アーシィ「と、とまったわね・・・」

ダッ
アーシィは大樹の倒れているところに駆け寄った。
大樹の倒れているところは血の海になっていた。
758魔法少女キューティエアリィ 4:2011/01/30(日) 01:12:14 ID:KoNMSqNa
アーシィ「ひ、ひどい・・・」
アルデバラン「これじゃ、もう助からないよ・・・」
アーシィ「いや、助けるの!」
アルデバラン「しかし、どうするんだ?助けるっったって・・・」
アーシィ「こうなってしまったら、気の毒だけどあの方法を使うしかないわ。」
アルデバラン「ま、まさか!」
アーシィ「そのまさかよ。スピカを呼んで頂戴。このヒトがここにこれたって事はその素質があるってことよ。」
アルデバラン「だって、このヒト男だし、しかも結構おじさんだよ?」
アーシィ「いいの!しょうがないでしょ?いいから呼んで!」
アルデバラン「わかった!どうなっても知らないからね!」

アルデバラン「n&θλ§БΞй・・・・」

シューーーーーン
アルデバランが呪文を唱えるとある一点に光が集まってきた。
その光は徐々に形が作られ、最終的には光る猫のような姿になった。

アルデバラン「スピカ、ようやく君の出番だよ。次が見つかったんだ・・・」
スピカ「ふぁぁぁ。久しぶりねアルついにあたしの出番ってことね。って戦闘中なの??」
アーシィ「スピカ!再開を懐かしんでいる場合じゃないわ!このヒトが適合者よ。」
スピカ「きゃっ!血まみれじゃないの!っておとこぉぉぉぉぉぉぉ??なんであたしが担当するのが男なの???しかもおじさんじゃない!」
アーシィ「いいから、早くしないと死んじゃうの!それに、この凍結フィールドも長くは持たないわ!」
アルデバラン「おねがいだ。スピカ!やってくれ。」
スピカ「しょうがないわね・・・アルとアーシィの頼みじゃやるしかないじゃない。」
スピカ「離れていて頂戴」

スピカは大樹の前に行くと体の上にピンク色のハート型の宝石のようなものを置いた。

スピカ「コネクト!我スピカはパートナーとしてこの者の精神、肉体、時間を接続する!そして新たな魔法少女として構築、再生を行う!」

スピカは背中から生えた羽を伸ばし、大樹の体を包みこんだ。
すると、ハートの宝石が輝き出し、まず止めどなく流れていた血を止め、次に傷が塞がっていった。

シューシュー

そして驚いたことに傷が完全に無くなると、大樹の体が宙に浮かび上がった。
完全に大樹の体が浮かび上がると、体全体が光り輝き、どんどん光は強くなって光がまるで繭のようになった。
759魔法少女キューティエアリィ 5:2011/01/30(日) 01:12:44 ID:KoNMSqNa
光の中では何が起こっているのだろうか・・・

スピカ「大樹・・・大樹・・・聞こえてる?」
大樹「ん・・・・あ・・・・お・・俺は・・・・死んだ・・・のか??」
スピカ「いいえ、あなたは死んでいないわ。私が再生させたの。」
大樹「ね・・・ねこ?喋ってる?なんだ、やっぱり死んだんじゃないか。」
スピカ「ねーあなた私の話聞いてる?再生させたって言ったでしょ?」
大樹「え?え??どういうこと?」
スピカ「あなたはアーシィと無獣との戦いに巻き込まれて瀕死の重傷を負ったの。だから私が呼ばれ、あなたを再び蘇らせたの。」
スピカ「ただし、あなたはこれからこの戦いに参加しなくてはならない。」
大樹「な、なんで?」
スピカ「それは私とコネクトしたから。私たち種族とコネクトした者は敵組織ダークウィチーズから狙われる運命にあるの。」
大樹「なんだそりゃ!そんなことが本当に?マンガやアニメじゃあるまいし。」
スピカ「だから、あなたには変身する能力を授けたから変身してダークウィッチーズと戦ってちょうだい。」
大樹「変身って○面ライ○ーとかウルトラ○ンとかみたいにか!俺小さい頃から憧れてたんだ!」
スピカ「はぁ・・・あなたのんきね・・・これから戦うってのに。」
大樹「で、どうやって変身するんだ?ベルトつけて変身!ってポーズするのか?」
スピカ「いいえ、このハーティジュエルはチョーカーになってるから、首にこのハーティジュエルを巻いて、こう叫んで手で術式を描いて頂戴。」
スピカ「アクセプト!キューティメタモルトランスレーションエアリィアップ!」
スピカ「あなたの声で叫べば術式はハーティジュエルが自動的に手を動かしてくれるわ。」
大樹「・・・・なんだって?ずいぶん女の子っぽいな・・・」
スピカ「しょうがないでしょ。このハーティジュエルはそういうものなんだから。」
大樹「しょうがない・・・」

スチャ

大樹「アクセプト!」
大樹が叫ぶと首のハーティジュエルが光り、手がハートの形に動いていった。
大樹「キューティメタモルトランスレーションエアリィアップ!」

するとハーティジュエルからピンク色の光が出て大樹の体にまとわりついていく。
パキィンと光が弾けるとハート型の花びらのようなものが舞う。
花びらの中かから現れるのは・・・

腕は白にピンク色の縁取りがされたロンググローブ
足はハイヒールのようなロングブーツ
頭はピンク色の髪になり急激に伸びていき、ツインテールのように
そして、最終的に首にあるハーティジュエルからリボンのようなものが出て全身を包み込む。

大樹は膝をかかえリボンにつつまれると。
体が小さくなっていき、体の線が丸くなっていった。
そして、自分の胸が窮屈になっていくのを感じた。

大樹(な、なんだ・・・何が起きている・・・体が熱い・・・胸が苦しい・・・光で何も見えない・・・)

光が収まり、大樹は周りが徐々にに見えてきた。
そして、無意識に叫んだ。
760魔法少女キューティエアリィ 6:2011/01/30(日) 01:13:14 ID:KoNMSqNa
大樹「そよ風のように幸せ運ぶ!キューティエアリィ!おまたせっ」

大樹(ん?なんだ今の声・・・誰が喋った?)
大樹(なんかあの女の子以外に大きいんだな。私と同じくらい・・・え?私?なんで?)

アーシィ「よかった!助かったのね!エアリィ!」
大樹「え?なんで?エアリィ?私の名前・・・」
アルデバラン「アーシィまだ混乱しているみたいだよ?鏡持ってる?」
アーシィ「あ、そっか。はい、これが今のあなた。エアリィよキューティエアリィ。」
エアリィ「え?ピンク色の髪の可愛い女の子・・・え?」
エアリィ「私の娘と同じくらいの年か・・・?あれ?これ私??あれーーーーー!!!????」
スピカ「ようこそ。私たちの仲間へ。あなたは魔法少女キューティエアリィよ。」
エアリィ「魔法少女ぉぉぉぉぉぉぉっ????!!!!なんで魔法少女!?」
スピカ「そうよ、あなたはこれから魔法少女としてダークウィッチーズたちと戦うの。」
エアリィ「胸!おっぱいがあるーーーー!!」
エアリィ「も、もしかして下も・・・?」コソコソ
エアリィ「な、ないーーーーー!!!」orz
エアリィ「変身っていうからもっとカッコイイものを想像したのに・・・女の子になってるぅぅぅ」orz
スピカ「ちょっと、話し聞いてるの?」プンスカ
エアリィ「妻と娘になんて言おう・・・」
スピカ「だ、大丈夫かしら・・・いささか不安が・・・」

アルデバラン「っく!もう・・・限界だ!アーシィ!君の変身も解けるぞ!」
アーシィ「わかったわ!エアリィ!続きをお願い!あいつを倒して!」
エアリィ「え!無理だって!」
アーシィ「無理でもやるの!大丈夫、私がだいぶダメージ加えたし、スピカがアシストしてくれるわ。」
エアリィ「まじぃ!?」シクシク
アルデバラン「っく!凍結フィールドが解除されるぞ!」

パキィィィィン

凍結フィールドが解けると同時にアーシィも黄色い光に包まれ、変身が解け普通の女の子の姿に戻った。

ぐがぁぁぁぁぁ!
そして無獣が動き出す。
761魔法少女キューティエアリィ 7:2011/01/30(日) 01:13:43 ID:KoNMSqNa
エアリィ「しょ、しょうがない・・・いっちょやってやるか!」
スピカ「いくわよ!」
エアリィ「ど、どうすりゃいいんだ?」
スピカ「あなたの頭に必要な武器のイメージを送るわ。そして、敵の攻撃の方向も教える。
エアリィ「わ、わかったわ!」
大樹(う、うわぁ女の子言葉使ってる・・・無意識に出ちゃうんだなあ)
スピカ「飛ぶわよ!」
エアリィ「う、うん!」

ふわり

エアリィが飛ぶイメージをすると、エアリィの周りに風が巻き起こりなんと体が浮かび上がった。
エアリィ「うかんだぁぁぁ!」
スピカ「落ち着いて!あなたは大気を司ってるのだから空気を自在に操れる。だから飛ぶのもわけないわ!」
スピカ「ほら!左から攻撃来るわよ!」
エアリィ「う、うわあああ!」

ガキィィィン

エアリィ「っくぅ・・・ってぇ・・・」
スピカ「ほら、次は攻撃して!」
エアリィ「攻撃って言ったって!」
スピカ「キックでもパンチでもどっちでもいいから!」
エアリィ「だって、あいつ硬そうだよぉぉぉ!」

そのころ地上では・・・


明日美「だ、大丈夫かしら・・・」
アルデバラン「だから言わんこっちゃない。」
明日美「しょうがないでしょ!緊急だったんだから。」
明日美「きっと大丈夫だから、み、見守っていましょう。今あたしたちができるのはそれくらいよ。」
アルデバラン「わかったよ。」

そして上空では・・・

エアリィ「きゃぁぁぁん!」
スピカ「あなた!男でしょ!逃げてばかり居ないの!」
大樹(そうだ!西田大樹38歳!ここで負けたら男がすたる!家には妻と娘が待っているんだ!!)
キッ
エアリィは無獣を睨みつける。
エアリィ「そうよ、逃げるのはここまで!これ以上暴れさせないわ!覚悟しなさい!」
スピカ「その意気よ!」
エアリィ「いくわよ!!!エアリィ!インパクト!!!」

ッドーーーーン!!!
ぐげぇぇぇぇぇ!!!
グルルルル

エアリィ「私のパンチ・・・すごい威力・・・」
スピカ「感心してないで!ここまで弱ったら私がホールドするから、狙いを定めで止めを打って!」
エアリィ「わかったわ!」
スピカ「ホールド!座標x234y4328z35!無獣を固定化!」
762魔法少女キューティエアリィ 8:2011/01/30(日) 01:14:17 ID:KoNMSqNa
無獣の周りに光の輪ができる。
その輪は回りだし、少しずつ速くなっていった。
速くなってくると、ランダムに無獣の周りを回りだし、ついには球体のようになって無獣を囲んだ。
シュンシュンシュン
カキーーン
グ・・・グ・・・グギャ・・・グルルル・・・

スピカ「いまだ!エアリィ!」

エアリィ「えぇ!わかったわ!」
エアリィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・ウィンドヴァーゴ!」

エアリィが叫ぶと彼女の手の中に弓が出現した。

エアリィ「いっくわよぉぉぉぉ!!!あたしの生活を邪魔するやつは許さない!エアリィシューティングスター!!!!」

ヴンッ

エアリィが弓を放つと、彼女の周りに無数のピンク色の矢が現れ、無獣に向かって飛んでいった。

バシュバシュバシュ!

グ・・・グァァァァァァ

すべての矢が無獣に突き刺さると苦しみだし、無獣を包みこむ光の球体がどんどん小さくなっていった。

そしてついには光の球体は一点に集中して弾けた。

ギャァァァァァァァァ

周囲には無獣の断末魔が木霊する。

明日美「や、やったわ!彼女・・・彼?やったのよ!」
アルデバラン「やれやれだ・・・」

エアリィ「はぁはぁはぁ・・・・やった・・・の?」
スピカ「ええ、終わったわ。初めてにしちゃ上出来よ。」
エアリィ「なかなかしんどいわね。これがずっと続くのかぁ。ふぃぃぃ。」
スピカ「ずっとじゃないわ。魔法少女が全員揃ってやつらに対抗すればダークウィッチーズを倒せるわよ!」
エアリィ「全員揃うってあと何人いるの?」
スピカ「あと二人よ。」
エアリィ「私が二人目になるまでどれくらいかかったの?」
スピカ「半年くらいかな?それまでずっとアーシィは一人で戦っていたのよ。」
エアリィ「えーん!まだまだ先じゃないのよぉぉ」
763魔法少女キューティエアリィ 9:2011/01/30(日) 01:14:52 ID:KoNMSqNa
エアリィとスピカは地上に降り、地上で待つアーシィこと明日美とアルデバランに駆け寄った。

明日美「やったじゃない!おめでとう!あ、はじめまして。大地を司るキューティアーシィこと南野明日美です。」
アルデバラン「俺は明日美のパートナーのアルデバランだ。よろしくな。」
エアリィ「あ・・・私は大気を司るキューティエアリィこと西田大樹です。」
エアリィ「ね、ちょっと聞いていい?私、もとに戻れるよね?」
明日美「ええ、変身を解けば戻れるわ。」
エアリィ「よかったぁ。」
アルデバラン「しかし、無獣を倒したのはいいが、操者であるダークウィッチがいない・・・どこかに隠れたか、それとも無獣の単独暴走か・・・」
エアリィ「ダークウィッチ?」
明日美「ええ、私たちの敵、ダークウィッチーズは無獣を使って人々の悲しみを集めて世界を悲しみに包もうとしてるの。」
明日美「悲しみに包んだあと、世界を支配するつもりよ。」
明日美「そして、無獣を操っているのがダークウィッチと呼ばれる存在。恐ろしい敵よ」
エアリィ「そ、そうなんだ・・・私やっていけるかな?」
明日美「大丈夫!あなたならやれるわ。」
明日美「あ、ひとつだけ注意して。あたしたちが魔法少女だってこと、絶対に他人に知らせてはいけないわ。」
エアリィ「知られるとどうなるの?」
明日美「変身が解けなくなるわ。」
エアリィ「えぇぇぇぇぇ!!!このままは困る!」
明日美「バレなきゃいいのよ。」
エアリィ「そりゃそうだけど・・・ま、この姿バレたら恥ずかしくて表に出られないから絶対にばらさないようにするよ。」

アルデバラン「あ、ウィッチーズスペースが解けるぞ。」

色とりどりの空が溶けていき、普段の空の色に戻って行く。
それと同時にエアリィは光りに包まれ元の西田大樹に戻っていった。

大樹「はぁ。よかった。あのままだったら家族になんて言えばいいか・・・」
明日美「じゃ、何かあったらこれに連絡して。はいあたしのメアド」
大樹「あ、ありがとう。じゃ、これは俺のメアド・・・なるべく夜は送んないでくれるかな?妻に疑われちまう。」
明日美「そ、そうね。あなた妻子あるんだったわね。」
大樹「頼むよ。」
大樹「って、会社に帰る途中だった!早く帰らないと!」
明日美「大丈夫よ。ウィッチーズスペースでの出来事は、外の世界では時間が止まっているから。
あなたが迷いこんでからほとんど時間は経っていないわ。」
大樹「よかった・・・じゃ、俺急ぐから!」タッタッタ

明日美「あ、ちょっと!・・・ハーティジュエル首に巻いたままだったけど・・・
ちょっとカッコイイおじさんとはいえ、男の人がアレを付けているとちょっと怖いものがあるわね。」

大樹会社にて・・・
ちょっと、西田さん?首に巻いているの忘れてませんか?
764魔法少女キューティエアリィ 10:2011/01/30(日) 01:15:30 ID:KoNMSqNa
大樹「あーみんな!ごめん!契約取れなかった!ただ、先方はまた企画書もってこいって言っていた。」
田中「か、課長、課長・・・」
大樹「田中君、なんだい?」
田中「首、首・・・そのなんか見えてます・・・」
大樹「あ!あああ!!!ちょ、ちょっとまってぇぇぇ、ト、トイレ!そう急にお腹が・・・」
タタター
山本「だいじょうぶ・・・かな???」

大樹「はぁはぁ・・・あっぶねー。これ付けてたら変態だよ
。このハート・・・ハーティジュエルって言ったか・・・ネクタイに隠れてハート型は見られてないようだ。」
大樹「はぁ、この先やっていけるかな。」



そして大樹は帰宅の途につく。


大樹「ただいまー。」
紗英「あら、あなた、意外と早かったのね。」
美夜子「おかえりーお父さん!」
美夜子「あれ?その後ろの・・・お父さん!猫買ってきてくれたの!?」
大樹「え?」
大樹はちらりと後ろを見る。
スピカ「ニャー」
大樹「えーーーー!」
紗英「何を叫んでいるの?あなた美夜子が猫飼いたいって言ってたのちゃんと覚えていたのね。」
美夜子「おいでおいでー」
スピカ「にゃーん」スリスリ
大樹「ちょっと、ちょっとまっててなー、外に置きっぱなしのものがあった。」
ガチャ
美夜子「変なお父さん。ねこちゃん連れていっちゃった。」

大樹「スピカ!なんで着いてきたんだ!」
スピカ「言ったじゃない。私とあなたはパートナーだって。」
スピカ「安心して。家族の前では猫に徹するから。」
大樹「安心って言ったってなぁ・・・トホホ」
ガチャ

紗英「あなた?大丈夫?」
大樹「あ、ああ大丈夫だ。」
美夜子「この猫なんて名前にしようかなー」
大樹「あ、も、もう名前決めているんだ。スピカってうのはどうだ?」
美夜子「いいじゃん、お父さんにしてはセンスいいと思うよ。」
大樹「そ、そうか・・・?」

大樹(これから先が思いやられる・・・)



次回予告!

ついに魔法少女になった38歳の男は戸惑いを覚えながらも魔法少女キューティエアリィとしてダークウィッチーズとの戦いを続けていく。
しかし、毎回無獣の操者であるダークウィッチに逃げられてしまう。
そしてエアリィは運命ダークウィッチとめぐり合うことになる。
果たして彼女とダークウィッチとの戦いはどうなるのか。
次回、「Beginning!ダークウィッチミーヤと遭遇」
エアリィ「あなたに何もかも変わる覚悟はあるかしら?」
765魔法少女キューティエアリィ:2011/01/30(日) 01:18:07 ID:KoNMSqNa
さて、今回の投下はこれで終わり。

はっきり言ってエロ無しだし、需要はないかもしれないけど今後このノリで続けてもよければ続けます。

今後の展開次第ではエロもあるかもね。

ちなみに次回出る予定のダークウィッチミーヤの正体ですが、簡単に想像できますね。。。w

では、リクエストがあれば次回までお待ちくださいませ。
766名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 01:23:52 ID:ubxEmlmn
>>765
乙!
やっぱりTS魔法少女は年齢変更あった方がいいなぁ・・・
変身したときの身長差とかで戸惑う描写も結構好きだし
767魔法少女キューティエアリィ:2011/01/30(日) 01:32:49 ID:KoNMSqNa
あ、次回予告ちょっとミス

? そしてエアリィは運命ダークウィッチとめぐり合うことになる。
○ そしてエアリィは運命のダークウィッチとめぐり合うことになる。
768魔法少女キューティエアリィ:2011/01/30(日) 02:01:14 ID:KoNMSqNa
>>766
ありがとうございます。

やっぱりそのまんまの年齢だとねぇ
周りの魔法少女と敵組織との兼ね合いもあるから。
女性化しても年齢そのままだったら違和感ありますね。
魔法少女じゃなくて魔法おばちゃんになっちゃう。

それと、世界の雰囲気は王道のドタバタ魔法少女アニメをイメージしていただければぴったり来ると思います。

話の流れも
OP前→OP→Aパート→Bパート→ED→ED後→次回予告
ていう構成をイメージしながら作りました。
769名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 02:09:29 ID:PfykuwBg
年齢変更に自動的な口調女性化、
やっぱこの辺がTS魔法少女の醍醐味だな……w

あと「あたしの生活を邪魔するやつは許さない!」が妙にツボだったw
770名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 12:10:23 ID:mg/r3FVH
>>768
マジカル熟女とかなんとかってエロゲがありましてですね
771名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 12:54:09 ID:cfi8XNLM
GJ 次回待ってます。

一瞬、月が紅くそまり、月匣が展開される!
ってナレーションががが。違う世界観だと気がつくのに2秒かかったwww
772710:2011/01/30(日) 14:40:42 ID:5tGDaOTP
>>765
GJです! スレタイどおり見事に「強制」女性化ですね!
サラリーマン/魔女っ娘が無事爆誕したようですので、アッシの方はちょいと違う方向にデムパを飛ばしてみます。

>>771
夜闇魔術師乙。アレのルールで魔女っ子(♂)を再現できたら面白そうですね。
773魔法少女キューティエアリィ:2011/01/30(日) 14:42:28 ID:caZFu5mF
ぐあっ
致命的なミスあったぁぁ
キャラクターは四神をモチーフにしてるんだけど、アーシィは大地だから玄武のつもりだったのに、名前が南ついてる。
玄武は北だったorz
ごめんなさい、次回から明日美の名字は北島になります。
まじごめんなさい。
774名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 14:42:39 ID:wY1HgZSK
昨日やってたテレビ番組で、頭部結合双生児が互いに言葉を交わすことなく意思疎通したり、
片方が食べたものの味をもう一方も認知してると言う話をやってた
要するに、技術的には難しいかも知れんが理論上は『感覚の共有』は可能ってことだな

将来的には女性の快楽を体験するってのは可能になるかも分からんね
775名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 18:23:56 ID:dmcRO2+M
支援所β版で再始動したかと思ったらまた死んでる?
俺だけかな。
776名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 18:39:26 ID:Gd+g4vnS
URLはってみてくれ
777名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 18:54:38 ID:L7YvC717
778名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 18:55:20 ID:ubxEmlmn
>>776
>>748だよ
779名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 01:32:13 ID:CI+q3G25
>>773
木=東
火=南
土=中央

780名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 01:32:51 ID:CI+q3G25
>>779
送信しちゃった

木=東
火=南
土=中央
金=西
水=北

だお!
781魔法少女キューティエアリィ:2011/01/31(月) 02:45:38 ID:u4M6pXAL
>>780
5行もちょっと考えたんだけどね。
即興で作るにはちょっと複雑かなと思って四神の方にしたのw
でも、今後の展開次第では四神と組み合わせでアリかもしれないね
782魔法少女キューティエアリィ:2011/01/31(月) 13:51:37 ID:5AIDi64y
第2話とりあえず完成。
今日の夜投下するよん。
前回と同様、エロ成分は全くありません。ごめんなさい。

しかし、続き物って矛盾が出ないようにするの大変だなあw

それと、evernote って便利だね。
783魔法少女キューティエアリィ:2011/01/31(月) 13:53:01 ID:5AIDi64y
↑寝取られスレに誤爆してしまった…
784魔法少女キューティエアリィ 第二話:2011/01/31(月) 17:05:02 ID:u4M6pXAL
さて、第二話投下しますよー
話の矛盾点、誤字脱字あったらご指摘くださいませ
785魔法少女キューティエアリィ 第二話−1:2011/01/31(月) 17:05:29 ID:u4M6pXAL
アーシィ「いくわよ!エアリィは後ろに回って!」
エアリィ「うん!」
アーシィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・グランタウラス!」

アーシィが叫ぶとアーシィの持っていたアーシィハンマーが光を帯び、形状を変える。
エアリィ「エアリィスピア!」
エアリィは無獣に対して流星のようなキックを放った。

ドッゴォォォン
フォォォォォ!
アーシィ「今よ!アル!ホールドして!」
アルデバラン「わかった!ホールド!座標x1414y3325z11!無獣を固定化!」

無獣の周りに光の輪ができる。
その輪は回りだし、少しずつ速くなっていった。
速くなってくると、 ランダムに無獣の周りを回りだし、ついには球体のようになって無獣を囲んだ。
キュインキュインキュイン
カキーーン
フルルルル・・・ブォ・・ブォォォン
アーシィ「いっけぇぇぇ!!アーシィクェイク!!!」

パキン!
アーシィがハンマーを無獣に叩きこむと衝撃の強さの割に甲高い音がした。
アーシィ「貴方の心に響いたかしら?」パチン
アーシィが指を鳴らす。

その直後、体全体が波紋のように波打ち、体にひびが入った。
ズズズズズ・・・
ピシッピシピシッ
ギィィィィィン

フォォォォオオオオン
そして、無獣を取り囲む球体が徐々に小さくなり、光の球体は一転に集中するとはじけ飛んだ。

ダークウィッチ「っちぃ!こいつもダメか!」
シュン

エアリィ「あ・・・・また逃げた!」

無事に新しい魔法少女?が生まれてから何度か無獣と戦い、敵のダークウィッチを追い詰めることができるのだが、いつも逃げられてしまっていた。

エアリィ「ふう・・・また今日も逃げられちゃったか・・・」キュイーン
アーシィ「そうね、次こそは!」
大樹「あ、まずい!すぐに会社へ帰らないと!じゃ、あとはよろしく!」
明日美「あ!ちょっと!」
明日美「こっちもまた逃げられちゃった・・・一度時間作って話さないと駄目ね。」

そして、我らがヒーローインwキューティエアリィこと西田大樹は、いつも無獣を倒すとすぐにサラリーマン生活に戻って行くのであった。
786魔法少女キューティエアリィ 第二話−2:2011/01/31(月) 17:06:19 ID:u4M6pXAL
所変わって大樹の一人娘美夜子は学校帰り。
普通の中学生と同じく、美夜子も友達とのおしゃべりが大好きなご様子・・・

美夜子「そうだね!トモちゃん、アキちゃん。」
アキ「じゃ、あさっての日曜日にスキー旅行のことで話しあおうよ。」
トモ「いいわね!10時に駅前のカフェで待ち合わせね!」
美夜子「うんわかった!じゃ、あたしこっちだから、またね!」
アキトモ「ばいばーい!」

美夜子「ふふふ・・・スキー旅行楽しみだなー。」
美夜子「スキー場で食べるカレーって格別なんだよねー・・・あ、ラーメンもいいなぁ・・・迷っちゃう。」
美夜子「ホテルの夕食ってバイキングだったよねぇ・・・あそこの名物は・・・やーんおいしそう・・・」イヤンイヤン

あのー、美夜子さん・・・何しに行くんでしょう。彼女はスキーよりも食い気のようですね。
ヨダレ、ヨダレ出てますよ。

美夜子「じゅるり」

???「美夜子・・・美夜子・・・聞こえるかい?僕だよ・・・」

美夜子はその声にハッとして周囲を見回した。
しかし、周囲を見回しても声の主は聞こえなかった。
???「美夜子、どこを見ているんだ。君の足元だよ」
美夜子は恐る恐る足元を見るとくま・・・でしょうか・・・ぬいぐるみがちょこんと座っていた。道端にくまのぬいぐるみ異様な光景です・・・
美夜子「あたしの・・・ぬいぐるみのくまちゃん・・・どうして。」
美夜子が打き抱えた瞬間、くまのぬいぐるみの目が赤く光・・・
美夜子はくまのぬいぐるみを抱き抱えたまま動かなかった。

???「ふふふっ聞こえているわよイオ。どうしたの?また悲しみが溢れたの?」
イオ「違う。新しい魔法少女が生まれたんだ。ミーヤ」
ミーヤ「へぇ。二人目か。やっと見つけたのね。じゃ、次は私が出てやろうかしら。」
イオ「ちょうどいい。悲しみが溢れそうな人間がいるんだ。明後日の日曜日盛大に溢れさせてやろう。」
ミーヤ「ふふふ。いつも一人の相手してたから飽きちゃっていたのよねぇ。楽しみだわ。どんな子かしら・・・」


美夜子「あら?あたし・・・どうして・・・ま、いっかぁ。」テクテク
美夜子はくまのぬいぐるみを抱えたまま帰っていった。どうものんきな人ですね。
787魔法少女キューティエアリィ 第二話−3:2011/01/31(月) 17:06:52 ID:u4M6pXAL
第二話「Beginning!ダークウィッチミーヤと遭遇」


そして、またまた場面変わって大樹の職場・・・

山本「課長、資料ここに置いておきますね。」
大樹「ありがとう。」
ヴーンヴッヴーン
大樹「お、メールだ・・・」パカッ
大樹「北島・・・あいつか・・・」

明日美『今後のことでいろいろ話しておきたいことがあるから、今度の日曜日駅前のカフェで会えないかしら?』
大樹「え・・・今度の日曜日か・・・とりあえずなんもないけどなあ・・・紗英にはなんて言って出よう。」
大樹「うーん・・・しょうがない。休日出勤ということにして出るか。」
大樹『わかった。9時に待ち合わせしよう。それと、俺にメールするときは女の子言葉やめてくれないか?』ポチッ
ヴーンヴッヴーン
明日美『なんでよ』
大樹『考えてもみろ。俺みたいなおっさんが女の子とメールしてるの知られたらうちの家庭は崩壊だ。』ポチッ
ヴーンヴッヴーン
明日美『それもそうだな。わかった。今度からそうするぜ!』
大樹「ぷっ。これが男の言葉か・・・無理してんなぁ。なんだかんだ言ってまだ中二だもんなぁ。」


どうやら日曜日いろいろな約束が重なり合っているようですね。

そしていよいよ日曜日。

・・・

???「先生!512号室3番ベッドの患者さんが目をさましました!」

・・・

美夜子「ふぁぁぁ・・・あれー?今日お父さん仕事ー?」ネムネム
大樹「あ、ああ。そうなんだよ。参っちゃうよなあ。今日中にまとめないといけなくってさ。」
美夜子「ふーんそうなんだぁ・・・zzz」グー
紗英「美夜子ったら。まだそのくまちゃん抱っこして寝てるの?」
美夜子「だってー・・・zzzz」
紗英「ほら、あなたも今日お友達とお約束があるんでしょ?早く支度しないと!」
美夜子「はーい。ふぁふ。」
大樹「じゃ、行ってくる。」
紗英「行ってらっしゃい。」チュッ
美夜子「いってらっふぁーい」オメメゴシゴシ

さて、何とかごまかして出てきた大樹さん。
これから女子中学生と密会です。

大樹「人聞き悪いこと言うな!」

大樹「しかし・・・何度もこの手は使えないよなあ・・・」
788魔法少女キューティエアリィ 第二話−4:2011/01/31(月) 17:07:56 ID:u4M6pXAL
チリンチリン
イラッシャイマセー

大樹「よっ早いな。」
明日美「よっじゃないわよ。なんでスーツなの!?」
大樹「しょうがないじゃないか。休日出勤だって言って出たんだから。」
ヨッコイセ
大樹「んで?話ってなんだ?」

明日美「あなたには、あたしたちのこと、敵組織のこと、詳しく説明してなかったから、
改めて説明しようと思って。」
大樹「ほうほう、それで?」

明日美「まず、敵組織、ダークウィッチーズについてだけど・・・」
大樹「ああ、あの怪獣を操るやつらのことだろ?さすがに何度かやってるとやり方もわかってくるよ。
毎回逃げられて悔しいよなぁ。」
明日美「そうよ。そしてあの怪獣は私たちは「無獣」と呼んでいるわ。ここまでは知ってるわよね。」
大樹「ああ、わかるよ。」
明日美「あの無獣はどこから来るのかわかる?」
大樹「うーん・・・どこだ?どっから連れてくるんだ?ジュラシックパークか?はははっ
まさかあいつらが飼っているのか?」
明日美「ふざけないで。連れて来たり、飼ったりしているんじゃないの。あの無獣ていうのは、人の悲しみが具現化した姿よ。」
大樹「悲しみ?世の中には悲しみだらけじゃないか。この前も紗英に小遣い減らされて・・・くーっ」サメザメ
明日美「そんな程度の悲しみじゃ無獣は生まれないわ。悲しみの質が違うのよ。」
明日美「その悲しみの質っていうのはね、悲しみを持っている人の深い絶望、そしてそこから生まれるやり場のない怒り、
やるせなさ、無力感といった性質の悲しみなの。
そういった性質の悲しみが蓄積され続けて人から溢れだしそうなとき、やつらはその人間に目をつける。」
明日美「そして悲しみを解消できずに飽和状態になった時にやつらは囁きかけるの。」

・・・君の悲しみの原因の全ては世界にある。だから世界を壊せばいい・・・

明日美「とね。」
大樹「こわいな・・・」
明日美「悲しみを逃がすことができないんだもの、その悲しみの逃げ道を作ってあげるだけでその人間は変質するわ。」
明日美「その無獣が生まれる直前の状態をやつらは、「悲しみが溢れた」と言ってる。」
明日美「ダークウィッチに囁かれた人間は、溢れた悲しみの力を具現化して無獣を作り出すのよ。」
明日美「その無獣は自らの力でウィッチーズスペースを作り出して、その中で暴れまわるの。」
明日美「幸いなことにウィッチーズスペース の中での小さな変化は外界への影響はないの。
だからあたしたちはウィッチーズスペースの中に入って小さな変化のうちに無獣を叩く。」
大樹「外界に影響がないならそのまま暴れさせておけばいいじゃないか。」
明日美「小さな変化はって言ったでしょ?
ウィッチーズスペースの中で破壊の限りを尽くすと中は大きく変化することになるすると、外界とウィッチーズスペースの均衡が崩れる。」
789魔法少女キューティエアリィ 第二話−5:2011/01/31(月) 17:08:37 ID:u4M6pXAL
大樹「つまり・・?」
明日美「空気の入ったペットボトルを想像してくれるかしら?」
大樹「うん」
明日美「ペットボトルも少々空気が抜けたくらいじゃ形は変わらないわよね。」
大樹「そうだな。」
明日美「でも、その空気を全て抜くとどうなる?」
大樹「ペットボトルはひしゃげるな・・・もしかして・・・」
明日美「そうよ。均衡が保てなくなったウィッチーズスペースは空気が抜けたペットボトルのようにひしゃげる。」
明日美「その時外界の元々あった空間は捻じり取られるの。」
明日美「そして、ウィッチーズスペースができる範囲は悲しみの大きさにもよるけど、
無獣発生地点から大体半径5kmから10kmね。」
大樹「そんな広い範囲が捻じりとられるって言うのか・・・」
明日美「ええ、捻じり取られた空間はどうなると思う?」
大樹「めちゃくちゃになる?」
明日美「めちゃくちゃなのは確かだけど、やつらはその捻じり取った空間をエネルギーに変換して自分たちのものにするの。」
明日美「時々世界各地で起きる大規模地震・・・ニュースになるわよね。」
大樹「あ、ああ。まさか・・・」
明日美「そう、あれは捻じり取られた空間が影響してるのよ。」
明日美「だからあたしたちはそうなる前に無獣を倒して元の世界に戻すの。」
明日美「少しだけならウィッチーズスペース内が破壊されても外界には影響ないしね。」
大樹「そうだったのか。」
明日美「そうそう、無獣を倒したあと、忘れちゃならないのが、無獣を発生させた人間を助けること。」
大樹「助ける?」
明日美「だって、元は何も知らない人間だもの。ほっとくわけにはいかないでしょ?」
明日美「必ず近くにいるはずだから、探して助けてあげるの。」
大樹「じゃぁ、毎回戦ったあと、俺なにもしてないけど・・・」
明日美「そ、毎回あたしが助けて病院に連れて行っているのよ。」
大樹「そうだったのか・・・ごめんな。」
明日美「いいの。事情知らなかったんですもの。」
明日美「そ、それと・・・初めて会った時言えなかったことがあるの・・・」
大樹「なんだ?今になって。」
明日美「あの・・・その・・・た、助けてくれてありがとう///」カーッ
大樹「ああ、なんだ、そんなことか。気にすんなって。」
明日美「だって、あたしがもっとしっかりしていたら、あなたを巻き込むことはなかった・・・グスッ」ポロポロ
大樹「え、な、泣くなって!こんなのところで!」

え、女の子泣いてる・・・
大の大人が・・・
もしかして援助交際?
いやぁねぇ・・・
ヒソヒソボソボソ

大樹「ほら、あの!とりあえず泣き止もう。な、気にしてないから。」
明日美「うん・・・グスッ」

大樹(あーあ・・・変な噂立たなきゃいいけど・・・)
大樹(普段は気丈に振舞っているけど、こいつも娘と同じ中学生なんだもんな・・・本当はおしゃれしたり友達と遊んだりしたいだろうに。)
790魔法少女キューティエアリィ 第二話−6:2011/01/31(月) 17:09:31 ID:u4M6pXAL
チリンチリン
イラッシャイマセー
ガヤガヤ

???「でさー、数学の先生に怒られちゃったわけよー」
???「やだートモちゃん!」
???「それよりおなかすいちゃったー」
???「みゃこは食いしん坊だから・・・それでそのスタイル反則だよねー」

大樹「ん?みゃこ??トモちゃん?・・・」チラリ
大樹「げーーーっみゃこじゃないか!!なんでこんなところに!」
明日美「どうしたのよ。」
大樹「じ、実は、俺の娘がこの店に入ってきた!」
明日美「それがどうしたの?」
大樹「だって、仕事だって言って出てきたんだぞ!いいか?こんなところで自分の父親が見ず知らずの女子中学生と会っているのを目撃してみろ!明日美ならどう思う?」
明日美「・・・疑うわね・・・間違いなく。父親のこと嫌いになると思うわ。」
大樹「あーしかも入り口付近に席取ってるし!こっそり出られないじゃないか!」
明日美「ばらばらに出て見つかったら偶然を装うとか?」
大樹「俺の会社はここから1時間以上離れたところにあるんだよ。
それがこんなところにいたんじゃどっちにしてもおかしいだろうが!」
明日美「あなたのパートナーに聞いてみたら?どうにかしてくれるかもよ?」
大樹「そんな、飼い猫つれて出てきているわけないだろう。」
明日美「あら、聞いていないの?自分のパートナーはどこにいたって呼べばテレパシーのようなもので応えてくれるし、必要ならテレポートしてきてくれるわよ。」
大樹「聞いてなかった・・・」
大樹「と、とりあえず、トイレに駆け込むから!」ガタタ

ギーィバタン

大樹「はぁはぁ・・・まずいなあ・・・ちょっと呼んでみるか・・・」
大樹「コホン・・・あーあーこちら大樹、スピカさん聞こえますか?どーぞー」
スピカ「なによ変な呼びかけして。」
大樹「実は、明日美と会っている時に娘が同じ店に来たんだ。」
スピカ「・・・浮気者・・・変態・・・」
大樹「ちがーう!」
スピカ「冗談よ。で、あなたはどうしたいの?」
大樹「娘にばれずにこの場をやり過ごしたい。」
スピカ「なんだそんなの。ハーティジュエルは持っているわよね?だったら変身すれば?」
大樹「ここはウィッチーズスペースじゃないぞ?ウィッチーズスペースじゃないと変身できないんじゃないのか?」
スピカ「戦闘モードはね。スタンバイモードなら現実世界でも変身できるわよ。」
大樹「そうか・・・でも、変身って言ったって女の子になるんだろ?ちょっとなぁ。」
スピカ「なによ、どうにかしたいんじゃなかったの?だったらそれしか方法はないんじゃないの?」
大樹「そうだよなぁ・・・で、どうしたらいいんだ?」
スピカ「よく聞いてね。」
スピカ「アクセプト!スタンバイメタモルトランスレーションエアリィ!」
スピカ「って叫ぶの」
大樹「叫ぶの?」
スピカ「叫ぶの!」
大樹「えーこんなトイレの中でかーそれにスピカがいないと変身できないんじゃ・・・」
スピカ「えーい!ごちゃごちゃ言わない!スタンバイモードはあたしがいなくても大丈夫なの!
あたしはもう眠いから話しかけないで!」
大樹「しょうがないなぁ」
大樹「アクセプト!スタンバイメタモルトランスレーションエアリィ!」
791魔法少女キューティエアリィ 第二話−7:2011/01/31(月) 17:10:13 ID:u4M6pXAL
外の人「ビクッ!な、なんだ!?」

叫ぶと大樹の体はハーティジュエルから放たれたピンク色の光に包まれる。
体が徐々に小さく、体の線が丸くなっていった。
そして徐々に光が収まるとその姿が見えてきた。

外の人「トイレが光ってる・・・フラッシュ?と、盗撮?」

エアリィ「ふー変身できた・・・って、私スーツ姿のまま・・・ひぇぇブカブカだよぉ。」
エアリィ「私ってこんな大きかったんだ・・・とりあえず上着を脱いで・・・」ヌギヌギ
エアリィ「ワイシャツの袖とズボンの裾をめくって・・・」メクリメクリ
エアリィ「靴はしょうがないかぁ」カポカポ
エアリィ「よっと」
ギィィィ

外の人「ひっ・・・女の子??」

エアリィ「あ、ごめんなさーい、間違えちゃいました・・・」
ズルルカポンズルルカポン

外の人「あの女の子なんで男物の服着てるんだ?へ、変態?」

エアリィ「スタンバイモードだと髪の毛はピンクじゃないんだ・・・ちょっと茶色がかった黒って感じだな。」


明日美「あなた、変身したの!?」
エアリィ「あ、あはは・・・スピカはこうするしかないだろうってさ。」
明日美「そうかもしれないけど・・・」
明日美「その服、どうにかならない?」
エアリィ「しょうがないでしょ。これしかないんだから!」
明日美「あなた、社会人だからお金は持っているわよね。」
明日美「あなたの服を買いに行きましょう!」
エアリィ「えー!いいよこのままで。」
明日美「いいえ、あたしが恥ずかしいの!さ、行くわよ!」
スタスタ

アリガトウゴザイマシター

エアリィ「ちょ、ちょっと待って!このブカブカの靴歩きにくいんだから!って、私が奢り!?」
ズルルカポンズルルカポン
エアリィ「あ、支払いはカードで・・・」

アリガトウゴザイマシター


エアリィ「とりあえず服屋に来たけど・・・」
明日美「あ!これかわいい!これはちょっと大人っぽ過ぎるかなー?こっちもいいかも!」
エアリィ「楽しんでいるのは明日美じゃないのか??」
792魔法少女キューティエアリィ 第二話−8:2011/01/31(月) 17:10:44 ID:u4M6pXAL
・・・
エアリィ「結局何着試着させられたんだ・・・」
明日美「とりあえず、ピンクのフード付きワンピと黒のニーソックス、靴は編み上げのショートブーツね。」
明日美「うん、かわいいじゃない。」
エアリィ「これ、スカートじゃなくってもいいんじゃないか?」
明日美「いいじゃない、おしゃれしたほうが楽しいわよ。」
エアリィ「そういうものか・・・」
明日美「そういうものよ。」
エアリィ「さて、どうする?もう一回どこかで話すか?」
明日美「・・・次は下着ね・・・」
エアリィ「えー!下着はいいよぉ。」
明日美「よくない!女の子の体はデリケートなんだからね!大事にしなきゃ。」
エアリィ「トホホ」

明日美「これなんかどう?フリルがとってもかわいいわよ。」
店員「サイズ測りましょうか?」
明日美「ええ、お願いします。この子初めて買うからわからないの。」
店員「は、初めてですか?」

店員「D70ですね。」
明日美「え・・・ま、負けた・・・お、男に負けた・・・」orz
店員「?」
エアリィ「あ、あははは・・・」

エアリィ「結局パンツも合わせて2セットずつ買ってしまった・・・」
エアリィ「終わりだ・・・私は男として終わった気がする・・・」orz
明日美「気にしないの。それよりほら、鏡を見てみて。」
エアリィ「え?」

エアリィは髪の毛も整え、下着をつけ、服を着替えて姿見を見た。

エアリィ「これが・・・私?・・・か、カワイイ・・・」
明日美「ほんと、あたしが嫉妬しちゃうくらいかわいい女の子よ。元男とは思えないわよ。」
エアリィ「元男って!オカマちゃんみたいに言わないでー」ポカポカ
明日美「ごめんごめん!でも、ほんとうかわいいわ。」

明日美「これからあたしと会う時は、変身してその服を着てから会うといいわ。」
エアリィ「・・・」
明日美「女の子同士ならおかしくないでしょ?」
エアリィ「確かにそうだけど・・・」

明日美「あー楽しぃ。今日はあなたとこういうことができてよかったわ。
女の子同士で買い物ってしたことなかったから・・・」
エアリィ「え、友達とかって・・・」
明日美「あたしは、学校でも浮いていて、友達なんて呼べる存在はいないわ。」
エアリィ「え・・・」
明日美「みんな気を使って話しかけてくれるし、いじめみたいなのはないけど・・・」
明日美「みんな気を使っているのがまるわかりなの。」
エアリィ「それって・・・」
明日美「あの・・・その・・・もしよかったら・・・これからもこうやってあたしと遊んでくれたら嬉しいな。」
エアリィ「でも、私は・・・」
明日美「それ以上は言わないで。わかってる。ただ、時々でいいの、こうして女の子同士のお友達として、あ、遊んでほしいなぁって・・・///」カァーッ
明日美「あの!あなたとお、男のままで会うと、あ、あたしが恥ずかしいからだから!その!無理にとは!あの!えっと・・・あー何が言いたいかわからない!」
エアリィ「あはは。明日美ちゃんもかわいいなぁ。」
明日美「え!そんな・・・そんな・・・///」
793魔法少女キューティエアリィ 第二話−9:2011/01/31(月) 17:11:25 ID:u4M6pXAL
明日美「コホン・・・さっき、無獣を発生させた人間を助けて病院に連れて行くっていう話をしたわよね。」
エアリィ「うん」
明日美「病院に連れていくだけじゃだめなの。実は一番大変なのはそのあとよ。」
エアリィ「どういうこと?」
明日美「無獣化から救ったとしても、その人の心は悲しみに満ちたまま。また悲しみが溢れてしまえば無獣化は避けられないわ。」
エアリィ「そんな!」
明日美「だから、そうならないようにあたしが病院に行ってその人の話を聞いてあげるの。」
エアリィ「え、と、ということは・・・」
明日美「そう、学校が終わると毎日毎日あたしが救った人のところに行って話を聞いてあげてるの。」
エアリィ「そんなのって、まだ中学生だよ?遊びたいよね、お友達欲しかったよね?
辛すぎるよ・・・明日美ちゃん、今まで一人で頑張ったね。これからは私もいるからね。」シクシク
明日美「そんな、泣かないでよ。仕方が無いことなんだから。あたしが頑張らなくちゃ世界はもっと悲しみに包まれる。」
明日美「でも、一緒に戦える仲間ができてよかった。それは素直に嬉しく思う。」
エアリィ「ううん、仲間じゃない。仲間ってだけじゃない。もう私たちは友達だよ!」
明日美「エアリィ・・・ありがとう///」

・・・
アキ「じゃ、スキー旅行はこういうプランで行こうか!」
美夜子「ふふふ・・・ラーメン、カレー、鍋、バイキング、ステーキぃぃぃ!!」
トモ「みゃこちゃん、落ち着いて・・・何しに行くかわかってる?スキーだよ?スキー」
アキ「はーぁ・・・大丈夫かいな・・・」
アキ「じゃ、旅行の買い出しはまた次の日曜日にってことでぇ、今日は解散!」
トモ「うん、じゃ、またね〜」
美夜子「あれもおいしそう、これもいいなぁ・・・はっ・・・あ、トモちゃん、アキちゃんまたねぇぇ。」フリフリ
アキ「あははは・・・」

アリガトウゴザイマシター
チリンチリン

美夜子「スキー旅行楽しみだなあ。」
美夜子「お小遣いたりるかなぁ・・・お母さんはダメだろうなぁ。
お父さんに言ったらお小遣い前借できないかなあ。」スタスタ

フィン
突如として美夜子の前に立ちはだかるくまのぬいぐるみ。
イオ「美夜子・・・美夜子・・・目を覚ますんだ。」
美夜子「あたしの・・・くまちゃん・・・」
美夜子がくまのぬいぐるみを見ると、美夜子はゆっくりと目を閉じた。
次に目を開くと美夜子の目は鋭く、瞳はエメラルドのように緑色に染まった。
ミーヤ「ふふふ。イオ、遅かったじゃない。で、どうなの。」
イオ「機は熟した。あとは君が囁くだけで悲しみは溢れる・・・」
ミーヤ「場所は?」
イオ「ここから西へ約800mの市民病院、512号室だ。」
ミーヤ「わかったわ。飛んでいくわよ。」

ミーヤとイオはふわりと空中へ浮かびあがり、西の方へ消えていった。

そして、ミーヤが消えてからしばらくすると、空の色が変化しだした。
無獣が生まれた瞬間だ。
794魔法少女キューティエアリィ 第二話−10:2011/01/31(月) 17:12:05 ID:u4M6pXAL
エアリィ「!空が・・・」
明日美「!!やつらが来たのね!」

エアリィたちが気がつくと既にあたりはウィッチーズスペースになっていた。

アルデバラン「明日美!無獣が出た!変身するぞ!」

エアリィ「スピカ!来て!」
スピカ「もう来てるわよ!って、女の子の格好・・・ぷぷぷっかわいいわよ。」
エアリィ「もう!茶化さないで!」

明日美「アクセプト!」
明日美が叫ぶと首の黄色いハーティ ジュエルが光り、手がハートの形に動いていった。
明日美「キューティメタモルトランスレーションアーシィアップ!」

ハーティジュエルから黄色い光が出て明日美の体にまとわりついていく。
パキィンと光が弾けるとハート型の花びらが舞 う。
花びらの中かから現れるのは・・・

腕 は白に黄色の縁取りがされたロンググローブ
足はハイヒールのようなロングブーツ
頭は黄色の髪になって 急激に伸びてポニーテールになった。
そして、最終的に首にあるハーティジュエルからリボンのようなものが出て全身を包み込む。
リボンが腰に巻きつき、黄色いフリルがあしらわれたスカートになる。
リボンが体に巻きつき、黒いラインの入った袖が広く、襟が大きなフリルだらけの黄色いジャケットになる。

エアリィ「アクセプト!」
エアリィが叫ぶと首のピンクのハーティ ジュエルが光り、手がハートの形に動いていった。
エアリィ「キューティメタモルトランスレーションエアリィアップ!」

ハーティジュエルからピンク色の光が出てエアリィの体にまとわりついていく。
パキィンと光が弾けるとハート型の花びらが舞う。
花びらの中かから現れるのは・・・

腕 は白にピンク色の縁取りがされたロンググローブ
足はハイヒールのようなロングブーツ
頭はピンク色の髪になり 急激に伸びていき、ツインテールのように
そして、最終的に首にあるハーティジュエルからリボンのようなものが出て全身を包み込む。
リボンが腰に巻きつき、ピンクの段々のフリルがあしらわれたスカートになる。
リボンが体に巻きつき、無数のピンクのラインのついた袖が広く、襟が大きなフリルだらけの白いジャケッ トになる。

アーシィ「大地の優しさで包んであげる!キューティアーシィ!おまたせっ」
エアリィ「そよ風のように幸せ運ぶ!キューティエアリィ!おまたせっ」
795魔法少女キューティエアリィ 第二話−11:2011/01/31(月) 17:12:43 ID:u4M6pXAL
???「おーっほっほっほ!現れたわね!魔法少女!」

前時代的な笑い声とともに叫び声が聞こえた。
声が聞こえるビルの上を見ると・・・
エアリィと同じくらいの背、年齢の女の子が黒いボンテージファッションのような格好でエアリィたちを見下ろしていた。

アーシィ「出たわね!」
エアリィ「私たちと同じくらいの女の子・・・?」
アーシィ「あいつかぁぁ!」
エアリィ「知ってるの?」
アーシィ「油断しないほうがいいわよ。ああ見えてもかなり強いわよ。」
エアリィ「え、そうなの!?」

???「あなたが新しい魔法少女ね・・・噂は聞いているわ。なかなか強いそうじゃないの。」
???「私はミーヤ。ダークウィッチミーヤよ!以後お見知りおきを。」

エアリィ「あ、どうもご丁寧に。私、キューティエアリィと申します。」ペコペコ
アーシィ「なに畏まってるのよ!」ペシィ
エアリィ「あいたー☆殴られた!私、年上なのに殴られた・・・ついサラリーマンの癖が・・・」

ミーヤ「ふーん、あなた面白いわね・・・エアリィね・・・覚えておくわ。
でもせっかく覚えても無駄になっちゃうかしら・・・だって、あなたたち今日で終わりだもの。」

エアリィ「なにぃーーーちょっとあなた!そんなぴっちぴちの格好して!
お父さんやお母さんが知ったらどんなに悲しむか!ちゃんと学校行ってるの?」クドクド

ミーヤ「あなたのその少女趣味のフリフリの格好したやつに言われたくないわよ!」

アーシィ「なに言い争ってるのよ・・・」ハーァ

ミーヤ「と・に・か・く!あなたたちはこれでおしまいなの!」
ミーヤ「この無獣は強いわよ!ほら、あいつらをやっちゃって!」

グゲェェェェェ

アーシィ「くっ」
エアリィ「あの子生意気!」
エアリィ「アーシィ!行くわよ!」
アーシィ「ええ!」


次回予告
運命の相手、ダークウィッチミーヤと遭遇したエアリィ。
見事にミーヤの挑発に乗ってしまっているが、倒せるのだろうか。
無獣になってしまった人間の運命は?
次回、「Conversation!心と心で繋がる気持ち」
エアリィ「あなたに何もかも変わる覚悟はあるかしら?」
796魔法少女キューティエアリィ 第二話:2011/01/31(月) 17:14:43 ID:u4M6pXAL
さて、今回の投下はこれでおしまいです。

早速明日美の苗字は南野から北島に変えましたw

すみません、もしかしたら今後も致命的なミスとかあったらごめんなさい。

では、第三話までしばしお待ちください。

あ、この物語の需要があればですが・・・

797名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 17:25:37 ID:wI6T1LoA
>796 GJです。おもしろかったよー
798名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 18:22:04 ID:oSKpzQM3
>>796
>エアリィ「終わりだ・・・私は男として終わった気がする・・・」orz
>エアリィ「これが・・・私?・・・か、カワイイ・・・」
この順応性の高さがTS魔法少女らしくていいですなw

ところでエアリィってスタンバイモードの時も呼び名はエアリィなのかな?
スタンバイモードで美夜子に出会ったらバレそうな・・・
799魔法少女キューティエアリィ:2011/01/31(月) 18:27:09 ID:p8I/n4aW
>>798
> ところでエアリィってスタンバイモードの時も呼び名はエアリィなのかな?
> スタンバイモードで美夜子に出会ったらバレそうな・・・
大丈夫、その辺は考えてますw
名前も今エアリィ自身が考えていないだけで、女の子時の名前を考えて名乗らざるを得ない状況が出るようになります。
800名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 19:29:28 ID:gpmDSitM
やべえ読んでてニヤニヤしっぱなしwww
TS魔法少女らしい二重生活っぷりが実に良い。
需要は少なくともここにはあるぞ!
801名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:01:08 ID:ut6wC0Fz
ちゃんと父と娘らしく両者よく見たら似通った姿なんだろうなぁ・・・
802名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:42:39 ID:zsSA3zVi
>>796
TS魔法少女に萌えキュンです。
父娘対決の今後が楽しみですね。
803名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:22:20 ID:ftiDTj9M
魔法少女プリティサミーのサミーとピクシィミサの関係を思い出した
804魔法少女キューティエアリィ:2011/02/01(火) 07:12:55 ID:ut2zYQkx
戦闘描写難しい…

どうすれば敵が強いっていう表現になるかわからないーーー

父娘似てるかどうか…
似てるのかな?考えてないやw
805名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 10:36:32 ID:5IDBFArZ
>>804
GJです〜。
私見だけど、敵の「強さ」を表すには、「味方の攻撃が効かない」という描写が一番かと。
味方の攻撃を余裕で回避したり、直撃してもわずかに服が汚れた「だけ」とか。
単に「攻撃力が高い」「攻撃が派手」だと、単に分不相応な玩具を与えられたお子様なだけであまり……って、設定的にはミーヤはむしろその類いだから、ソレもアリなのかな?
攻撃自体は味方に当たらないんだけど、周囲(の地形や建物)がドンドン壊れていく、しかも敵(つまりミーヤの味方)も巻き込んで……だと、「当たったら怖い」と思わせるコトが可能かも。

ちなみに、ミーヤは母親似だと勝手に思ってました。
「アイツの若いころにソックリだ……」と感じて、やりにくいエアリィさん、とか。
806魔法少女キューティエアリィ:2011/02/01(火) 12:07:43 ID:kEVBVo2o
>>805
ありがとうございます。
絵では思い浮かぶんだけど、それを文章にするのが難しい。
表現がチープになってしまう

それと、エアリィとミーヤはお互いの正体はわかりません。
特に顔さらしてるのにね。
そこは魔法少女もののルールってことでw
807魔法少女キューティエアリィ:2011/02/01(火) 13:46:47 ID:kEVBVo2o
とりあえず第三話完成
夜にでも投下します。

戦闘描写下手くそすぎてごめんなさい。
808名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 21:50:09 ID:Io1NKzzi
まってるぞー
809魔法少女キューティエアリィ 第三話:2011/02/01(火) 21:56:32 ID:M+/i6z82
やっと帰宅できた・・・

さて、第三話投下します。
810魔法少女キューティエアリィ 第三話−1:2011/02/01(火) 21:58:31 ID:M+/i6z82
第三話「Conversation!心と心で繋がる気持ち」

ミーヤ「と・に・か・く!あなたたちはこれでおしまいなの!」
ミーヤ「この無獣は強いわよ!ほら、あいつらをやっちゃって!」

グゲェェェェェ

アーシィ「くっ」
エアリィ「あの子生意気!」
エアリィ「アーシィ!行くわよ!」
アーシィ「ええ!」

グルルルル

アーシィ「え?・・・攻撃してこない??」
エアリィ「チャンスじゃない!一気に行くわよ!」
エアリィ「私は空から行くから、アーシィは下からお願い!!」フワリ

アーシィ「まって!なにか嫌な予感がするの!」
エアリィ「嫌な予感でも、なんかしなきゃ道は見つからないわよ!」

アーシィ「まって!・・・何かしなきゃ・・・か・・・たしかに相手が動かないからってこっちまで動かなかったら何時まで経っても道は見えてこないわよね。」

アーシィ「もうあんなところにいる・・・あの子のいいところはあの思い切りの良さね・・・最初逃げまわってた時とは大違い・・・ふふふ」
アーシィ「ま、考えてもしょうがないか・・・さ、アル!あたしたちも行くわよ!アーシィハンマー!」

エアリィ「ほんとになにもしてこないわね・・・じゃ、こっちから行っちゃいますよ〜♪エアリィボウ!」

エアリィ「せーのっ!」
アーシィ「せーのっ!」

エアリィとアーシィは同時に無獣に攻撃を開始した。

エアリィ「そりゃーーーーーーー!!!!!」バシュバシュバシュ
エアリィが放つ矢は無数に無獣に当たっていく。

アーシィ「よっ!ほっ!よいしょっ!」パン!キィン!タタン!
アーシィはハンマーを無獣に叩き入れる。

スピカ「攻撃するのやめて!ちょっとなにかおかしいわ!」
スピカがエアリィの肩に乗る。
エアリィ「え?どうして?」

ミーヤ「ふふふ・・・それで終わり?」
811魔法少女キューティエアリィ 第三話−2:2011/02/01(火) 21:58:58 ID:M+/i6z82
グ・・・グルルルルル
ドクン

一瞬、無獣の体が波打つ。と同時に・・・

バシュバシュバシュ
無獣の体からエアリィが放った矢が、

ドンッ
無獣の体からアーシィに向かって衝撃波が、

それぞれ彼女たちに襲いかかる。

エアリィ「きゃぁぁぁ!!!」
アーシィ「っぐっ・・・」

アーシィ「は、反射?」

ミーヤ「おーっほっほっほ!どう?貴方達の攻撃はそっくりそのままお返しするわよ。」
ミーヤ「じゃ、次はこっちの番ね。」

ガァァァァァァ!!!

無獣が口を開ける・・・口が光、両腕が光る。
その三点が中心に向かって光の軌跡を描いてそれぞれが結ばれたその瞬間・・・
クォォォォォ
キュイーーーン
カッ
ドンッ
ゴゴゴゴゴ!!!
見えなかった・・・
光ったと思ったらエアリィの背後が爆発していた。
エアリィ「ひっ!ビーム!?見えなかった!」ビリビリビリ
背後を見ると扇状に焼け野原になっていた。
エアリィ「ゴホッゴホッ・・・あんなの当たったら一溜まりもないじゃない!
近くをかすめただけですごい衝撃!」ビュオォォォッ
そして遅れて衝撃波がエアリィに向かってくる。

アーシィ「あんなビームを使う無獣・・・初めて見るわ!」

ミーヤ「どう?おもしろいでしょ!さぁ、どんどんいらっしゃい。
私は優しいから貴方達の攻撃全て受け止めてあげる。ああ、私ったらなんて慈悲深いのかしら」
812魔法少女キューティエアリィ 第三話−3:2011/02/01(火) 21:59:36 ID:M+/i6z82
エアリィ「っく!ふざけないでよ・・・なにが慈悲深いですって!?やってやろうじゃないの!」

エアリィ「はぁぁぁぁ!!!!エアリィインパクトォォォォ!!!」ッドドーーン
エアリィのパンチが無獣に当たる。

エアリィ「エアリィスピアァァァァ」ドッゴーーーン
エアリィのキックが無獣に突き刺さる。

エアリィ「エアリィショットガン!!!!」バシュッ
エアリィの放つ矢が細分化され広範囲に無獣に当たる。

それらすべて反射していくが、エアリィの持ち前のスピードでなんとか回避していた。

エアリィ「はぁはぁはぁ・・・全然効いてないじゃない!」
エアリィは自分の体に影がかかるのを感じた。
が・・・気づくのが遅かった。
エアリィ「!しまっ!!」
スピカ「!」
無獣の体が光り、光が無獣の腕に集まる。
ピカッ!
凄まじい爆発がエアリィ達を襲った。
そして爆炎の中、少し埃まみれのエアリィが現れる。
スピカ「・・・だ、大丈夫?あたしのシールド展開が間に合わなかったらあなた死んでたわよ。」
エアリィ「はぁはぁはぁ・・・た、たしかに強いわね・・・どうしようか・・・」
エアリィ「はぁはぁ・・・アーシィは?・・・」

アーシィ「・・・・アーシィストライク!」バキィン
アーシィハンマーが無獣にたたきつけられる。
そして、アーシィに向かって反射される。
アーシィは寸前で反射を回避!

その直後、無獣の体が光、尾に光が集中する。
アーシィ「来るわね!アル!」
アルデバラン「わかってる。」

カッ
光った瞬間、アーシィを中心に爆発が起こる。
爆炎の中からは、無傷のアーシィ達がいた。

アーシィ「ふーん・・・そういうこと・・・」
アーシィ「アル、今くらいのビームなら大丈夫だった?」
アルデバラン「そうだな、何発も打たれたら持ちこたえられないとは思うが・・・一回に一発程度なら防げる。
でも、最初に撃ったあのでかいビーム、あれは防げんだろうな。」
アーシィ「なるほど・・・同時攻撃のあとの反射、そしてメインのビーム、単発攻撃の後は攻撃を受けた相手への小ビーム・・・ふーん・・・」ニヤリ
アーシィ「なんだ、蓋を開けてみたら全然たいしたことないじゃない・・・これならなんとかなるかも・・・」
アルデバラン「アーシィらしいな・・・ははは。」

アーシィ「ミーヤ!!そっちからの攻撃はないの?!あたし、こいつを相手にするの飽きちゃったんだけど!!!」

ミーヤ「な!なんですってぇぇ飽きたぁぁ??」
ミーヤ「やってやろうじゃない!こっちからも攻撃できるわよ!」
ミーヤ「無獣よ!あの黄色いやつに攻撃よ!バイバイアーシィ・・・」
813魔法少女キューティエアリィ 第三話−4:2011/02/01(火) 22:00:03 ID:M+/i6z82
グォォォォォン!!

無獣が口を開ける・・・口が光、両腕が光る。
その三点が中心に向かって光の軌跡を描いてそれぞれが結ばれたその瞬間・・・

光がアーシィに向かって放たれた。

しかし、放たれた場所にはアーシィはいなかった。

ドドドドドドーーーーーーン!!

アーシィのいた場所に放たれたビームは地面を削りとっていった。

アーシィ「なるほどね。この無獣たいしたことないわね!攻撃パターンが読めるもの!」
アーシィ「ズバリ!無獣からの攻撃はあのメインビームだけね!」
アーシィ「そしてこのメインビームは放たれるまでに時間がかかるから予測がしやすい。
だから避けるのも簡単よ。威力は強いし、真ん中が光ってからじゃ遅いけどね。」

エアリィ「す、すごい・・・アーシィ・・・やっぱり戦い慣れてるなぁ・・・」

ミーヤ「ぐぬぬ・・・はんっ!攻撃パターンがわかったところでそっちからの攻撃が全部反射されちゃうんじゃ貴方達の勝ち目はないじゃない!
このままウィッチーズスペースを破壊し尽くして空間を捻りとってやればいいんだからね!」

アーシィ「ふーん・・・それは出来るかしらねぇ。」
アーシィ「エアリィ!ちょっと降りてきて頂戴!」

エアリィ「え、わかったわ!」
タッ
アーシィ「こいつの攻撃パターンはさっき私が言ったとおり。あとは反射後の小ビームだけなんだけど・・・」
エアリィ「うん。」
アーシィ「小ビーム、あなた受けてくれない?」

エアリィ「えぇぇぇぇぇ!!!!な、なんでぇぇぇ!」

アーシィ「あたしに考えがあるの。それを確認するためにも、お願い。
そして小ビームも複数は撃たれないわ。一発づつならスピカのシールドで防げるはず。」
スピカ「そりゃ防げるけど・・・アルのシールドほど強くないわよ。」
アーシィ「スピカのシールドとエアリィのスピードがあれば大丈夫。なんとかなるわ。」

エアリィ「わかった。あなたを信じる!」
エアリィ「スピカ!行くわよ!」フワリ
シュン!

エアリィ「なんだかわからないけど・・・覚悟しなさい!」ビシィッ

エアリィ「いっけぇぇ!!エアリィ!インパクトぉぉぉ!!!」
ドドドドーーーン!!!

ドクン

スピカ「光った!来るわよ!」
814魔法少女キューティエアリィ 第三話−5:2011/02/01(火) 22:00:27 ID:M+/i6z82
カッ
ドドドーーーン

アーシィ「アーシィ!ストライク!」パッキィィン

グァァァァァァァン

エアリィ「スピカ!大丈夫?」
スピカ「ふ、防いだわ!それより、アーシィを見て!」
エアリィ「攻撃が効いてる?それに反射もしてないみたい!」
エアリィ「そうか、そういうことね!」
エアリィはアーシィに向かって微笑みかけると、アーシィは黙って頷いた。

アーシィ「次はエアリィよ!はぁぁぁぁ!」
アーシィが力を込めるとハンマーが黄色く光りだす。

アーシィ「アーシィ!ビートォォォ!」ドゴゴゴゴゴォォォッ
アーシィは無獣に連撃を浴びせる。

ドクン

アーシィ「アル!お願い!」
アルデバラン「まかせとけ!」

カッ
ドドドーーーン

エアリィ「エアリィ!ランサァァァァ!!!」
ドドドドーーン!!

ギャァァァァァァグルルル・・・

エアリィ「やった!ダメージあるわ!」

こうして、どちらかが攻撃、小ビームを防いでいる間にもう一方が叩く。
その方法で無獣にダメージを少しずつ与えていった。

ミーヤ「くっ!」

アーシィ「いけるわ!このまま体力を削っていきましょう!」

ミーヤ「くっくっ・・・」
エアリィ「ミーヤ、あはは!下向いているよ!悔しいんだね!」

ミーヤ「くっくっくっく・・・あーっはっはっはっは!」
アーシィ「?!な、なにがおかしいの!」
815魔法少女キューティエアリィ 第三話−5:2011/02/01(火) 22:00:50 ID:M+/i6z82
ミーヤ「いや、あんたらは単純だなあって思ってね。おかしくって思わず噴き出してしまったじゃない。」
ミーヤ「誰がこちらからの攻撃はメインビームだけだと言った?」
ミーヤ「アーシィ、あなたが勝手に思い込んでいるだけでしょ?ふふふっ」

エアリィ「!!アーシィ!!!危ないーーー!!!」シュン!
アーシィ「!」
今まで動かなかった無獣の手がアーシィを薙ぎ払おうとした。
ガッギィィィン!!

ところが・・・
ミーヤ「あら残念。」
エアリィ「かっ・・・かはっ・・・ぐっ・・・はぁぁぁ。」ポタタ
エアリィ「きっつぅぅぅ・・・こりゃきついなぁ・・・」ポタポタ
アーシィ「エアリィ!あなた!血が出ているじゃない!」
フラフラ・・・ドサリ
エアリィ「だ、大丈夫・・・でも、ごめんねぇ・・・ちょっとしばらく動けなさそう・・・ぐっ」

アーシィ「ごめん、ごめんねぇ・・・またあなたに助けてもらっちゃった・・・」
エアリィ「アーシィ・・・わ、私は大丈夫だから、ちょっと休んでいれば大丈夫だから・・・」

アーシィ「ミーヤ!!私はあなたを許さない!!」

ミーヤ「あら、怒ったの?怖いわねぇ。元はと言えば貴方の浅墓な分析のせいじゃない。」
アーシィ「!」
ミーヤ「エアリィがやられたのは、貴方のせいねぇ。かわいそうなエアリィちゃん・・・ふふふふ」
アーシィ「そうよ・・・私の責任よ・・・私がもっと、もっと強くなれれば・・・こんなことにはならないのに・・・」
ミーヤ「反省はあの世でしてね。」

グゲェェェェ

ガシッ

無獣はアーシィを両手で掴んだ。

アーシィ「っぐ!!」
ミーヤ「このまま握りつぶしちゃって♪」

エアリィ「アーシィ!!!」

アーシィ「ぐふっ・・・」
アーシィ「くくくくっ・・・ミーヤぁ・・・ぐっあなたも・・・ぐっ・・・浅墓ね・・・」
ミーヤ「なによ、負け惜しみ?」
アーシィ「アル、アル・・・お願いがあるの・・・」
アルデバラン「アーシィ!今助けるぞ!」
アーシィ「大丈夫、ぐっ・・・この方法しかないと思う・・・から・・・お願い・・・」
グググッ
アーシィ「・・・・・・・・・て」
アルデバラン「!な、何だって!!」

無獣の手の中でぐったりしてくるアーシィ・・・
そして、一瞬黄色い光に包まれてアーシィの変身が解除される。
816魔法少女キューティエアリィ 第三話−6:2011/02/01(火) 22:01:15 ID:M+/i6z82
エアリィ「変身が・・・と・・・けた??」

グシャァァァ
そして無獣の手が完全に閉じた。

エアリィ「!!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ミーヤ「あーっはっはっはっは!あー面白い。ついに魔法少女を倒したわ!」

アクセプト!
キューティメタモルトランスレーションアーシィアップ!

無獣の手の中が黄色い光で満たされる。
そして光が膨れ上がり、無獣の手ごと弾ける!

グッギャァァァァァァ
黄色い光の中、そこにはアーシィがいた。
無獣の腕は肘付近まで千切れ飛んでいた。
グルルル・・・

アーシィ「はぁはぁはぁ・・・大地の優しさで包んであげる!キューティアーシィ!おまたせっ」
エアリィ「!!アーシィ!!!」

アーシィ「こういうことにも使えるのよ!ミーヤ!この無獣はもうおしまいよ!

エアリィ「アーシィ!!ど、どういうことなの?」
アーシィ「変身中はどんな攻撃も受け付けないことを利用して、防御が最強なら攻撃に使えないかな?って思ったの。」
アーシィ「でも、そんなことした事なかったし、ほんとに攻撃できるかわからなかったから、賭けだったわ。」
アルデバラン「アーシィ!無茶するなよ!自殺行為だ!」

・・・

アーシィ「大丈夫、ぐっ・・・この方法しかないと思う・・・から・・・お願い・・・」
グググッ
アー シィ「あたしの変身を解除して」
アルデバラン「!な、何だって!!」
アルデバラン「人間に戻ったらひとたまりもないぞ!」
アーシィ「ぐっ・・・こうでもしなきゃ、こいつは倒せないから・・・解除したらすぐにまた変身する!」
アルデバラン「!そうか!しかし・・どうなっても知らないぞ!」
アーシィ「お・・・ね・・・が・い・・」

・・・

アーシィ「と、言うわけよ。」
エアリィ「す、すごい!アーシィ!!」
アーシィ「さぁ、とどめよ!もう動けるわよね?」
アーシィ「二人でとどめを刺しましょう!二人じゃないとダメージ足りないと思うから。」
エアリィ「わかったわ!」

ミーヤ「ま、まさか!そんなことが!!信じられない!」
817魔法少女キューティエアリィ 第三話−7:2011/02/01(火) 22:01:41 ID:M+/i6z82
エアリィ「スピカ!ホールドよ!」
アーシィ「アル!こっちもホールド!」

スピカ「わかったわ!ホールド!座標x3809y1451z5!無獣を固定化!」
アルデバラン「ホールド!座標x3809y1451z5!無獣を固定化!」

無獣の周囲に二つの光の輪ができる。
二つの輪は高速で回転し、そして光る球体になって無獣を取り囲む。
球体表面から無獣に向かって無数のプラズマが走る。
キシュンキシュンキシュン
キィィィィン
バチバチバチ
グァァァ・・・ァァン!グルルル・・・

エアリィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・ウィンドヴァーゴ!」
アーシィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・グランタウラス!」

エアリィが持っているエアリィボウが光を帯び、形状を変える。
アーシィが持っているアーシィハンマーが光を帯び、形状を変える。

アーシィ「いっけぇぇぇ!!アーシィクェイク!!!」
パキィィン
アーシィ「貴方の心に響いたかしら?」パチン
アーシィが指を鳴らす。

エアリィ「いっくわよぉぉぉぉ!!!あたしの生活を邪魔するやつは許さない!エアリィシューティングスター!!!!」
ヴンッ
無数のピンク色の矢が無獣へ放たれる。
バシュバシュバシュ!
ドドドドドッ

矢が無獣の体を削りとり、ハンマーの衝撃で無獣の体がひび割れる。

ズズズズ
バキバキバキィ

そして、無獣を取り囲む球体が徐々に小さくなり、光の球体は一転に集中するとはじけ飛んだ。

エアリィ「や、やったわね・・・はぁはぁはぁ」
アーシィ「はぁはぁはぁ・・・ゆ、油断しないで・・・」
エアリィ「え、どういうこと?」

バシィ!
エアリィ「きゃーーっ!」
エアリィはとっさに受け身を取ったものの、突然弾き飛ばされ何が起こったかわからない様子だった。

アーシィ「エアリィ!」
818魔法少女キューティエアリィ:2011/02/01(火) 22:03:01 ID:OJGGHhM1
連続投稿規制…
819魔法少女キューティエアリィ 第三話−8:2011/02/01(火) 22:03:05 ID:M+/i6z82
ミーヤ「ぐ・・・ぐぅぅぅぅっ・・・きっさまらぁぁぁぁ!!!よくも!よくもやってくれたなぁぁぁ!」
ミーヤ「ちくしょう!ちくしょう!ちくしょうーーー!!」

エアリィ「な、なに・・・あれ・・・」
アーシィ「ああなると厄介よ・・・こっちの方がミーヤの本性と言ったところかしら。」
エアリィ「今までのダークウィッチと違う・・・」

ミーヤ「おいゴルァ!かかってこいよ!二人まとめて相手してやる。」
エアリィとアーシィは攻撃することに躊躇していた。

ミーヤ「こないならぁ・・・こっちから行く・・・」シュン

エアリィ「き、きえた?」
アーシィ「エアリィ!防御して!!!」

バシィィィ
エアリィ「くっくくく・・・なんて・・・重いパンチ・・・」
アーシィ「ぐぅぅぅっ・・・ぼ、防御しててもこのダメージとは・・・」
ミーヤは目にも見えない速さでエアリィにはパンチを、アーシィにはキックを叩きこんでいた。

エアリィ「おうりゃぁぁぁぁ!!」
エアリィはミーヤに対して最大速度でパンチを繰り出すが、
ミーヤはすべてをそれ以上の速さで避けていた。

そして、アーシィも同時にミーヤに攻撃を加えていたが、軽々といなしていた。

アーシィ「はぁはぁ・・・二人同時でも追いつかないなんて・・・なんて速さなの!?」
エアリィ「こ、こいつ何者??はぁはぁはぁ。」

ミーヤ「もうおしまいか?なんならお前らの必殺技受けてやるぞ。撃ってこいよ。」

エアリィ「な、何言って・・・」

ミーヤ「私は馬鹿は嫌いだよ!っと」
ドゴォォン
エアリィ「きゃぁぁぁぁ!!かはっ」
ミーヤ「撃ってこいと言ったら撃てばいいんだよ!ほら、こいよぉ!!」
アーシィ「だめ!エアリィ!ダメよ!!」
エアリィ「やってやるわよ!スピカ!!」
スピカ「ホールド!座標x3810y1455z2!ミーヤを固定化!」
無獣の周囲に光の輪ができる。
輪は高速で回転し、やがて光る球体になってミーヤを取り囲む。
シュインシュインシュイン
キィーーーン

アーシィ「ミーヤの挑発に乗ってはだめぇぇぇ!!!」
820魔法少女キューティエアリィ 第三話−9:2011/02/01(火) 22:03:32 ID:M+/i6z82
エアリィ「いっけぇぇぇぇぇ!エアリィシューティングスター!!!!」
ヴンッ
無数のピンク色の矢が無獣へ放たれる。
バシュバシュバシュ!
ドドドドドッ

ミーヤを中心に爆煙がモウモウとあがる。
次第に煙が収まっていくと・・・
エアリィ「う・・・うそ・・・!!」

ミーヤ「ふんっ・・・いま・・・なにかやったか?」

ミーヤは傷どころか埃さえ付いていなかった!

アーシィ「逃げて!逃げて!!!!」

ミーヤ「10秒待ってやるが、逃げてみるか?」

エアリィ「う・・・・うぁぁぁぁぁぁ!!!!!」シュイン

ミーヤ「・・・ろーく・・・しーち・・・はーち・・・きゅーう・・・じゅーーう」
ミーヤ「鬼ごっこを始めるぞ・・・」ッパッ

エアリィは最大速度で逃げた・・・逃げた・・・逃げた・・・もうプライドも何もかも投げ捨てるように・・・
しかし・・・
エアリィ「そ、そんな!!!」
エアリィの進行方向に既にミーヤはいた・・・
ミーヤ「つまらんなぁ・・・もう鬼が交代してしまう。くっくっく・・・悪い、交代はなかったな。終わりだよ、おまえ」
エアリィ「た・・・たすけて・・・たすけて・・・ひっぐひっぐ」ガチガチガチ
エアリィは生まれて初めて死への恐怖を感じた。
エアリィになる前に瀕死の重傷を負ったときとは違う、本能に訴えかける純粋な恐怖だった。

ミーヤ「どーうやってぇ・・・苦しめてぇ・・・やろ・・・う・・・ドクン!かっ!ぐはっ!」ガクガクガク

ミーヤ「ぎゃぁぁぁぁぁぁ・・・っくう!もう・・・時間かぁぁぐううううっ。」
ミーヤ「やめろ!やめろおおおおお!!!」

エアリィ「ひっぐひっぐ・・・・・・え・・・・ど、どうしたの・・・」
アーシィが遅れてエアリィの元へたどり着いた。
アーシィ「はぁはぁはぁはぁ・・・こ、今回は意外と早かった・・・ミーヤはいつも途中で苦しみだして消えてしまうのよ・・・」
エアリィ「ぐすっ・・・なぜ?」
アーシィ「はぁはぁ・・・何故かはわからないけど・・・なんらかの時間制限があることは確かね。」

イオ「ミーヤ!時間だ!君の体は限界だ・・・」
ミーヤ「まだだ!まだだぁ!もう少しなんだ!許さんぞぉぉ!
こいつらをぉぉ私と同じ・・・し・・・み・・・にぃぃ・・・」
イオ「ごめん、ダメなんだ僕は君に苦しい思いはさせたくない・・・今日は諦めてほしい・・・」
ミーヤ「ぐぁぁぁぁぁ!!!悔しい!悔しい!!!」シュン

ミーヤはイオに触られると一瞬のうちに消えてしまった。
821魔法少女キューティエアリィ 第三話−10:2011/02/01(火) 22:03:56 ID:M+/i6z82
エアリィ「助かった・・・の?」
アーシィ「ええ、今回はね・・・」
エアリィ「こ、怖かったよぉぉぉ・・・ごめん、ごめん・・・私、逃げちゃった・・・逃げちゃったよぉぉぉ・・・」
エアリィはアーシィに抱きついて大泣きした。
アーシィ「仕方ないわ・・・レベルが違いすぎるもの・・・」ポンポン
エアリィ「でもでも・・・」

アーシィ「ほら、空が・・・もどって行く・・・なにはともあれ、終わったのよ・・・」

ウィッチーズスペースが解けていった。

エアリィ「はぁ・・・えぐっえぐっぐすっ次は負けない・・・負けないんだからぁぁ・・・ぐすん・・・」キュイーン
エアリィの変身が解け、人間体のエアリィに戻った。
エアリィ(人)はしばらくその場にヘタリこんで、呆然としていた。

しばらくすると、気持ちが落ち着いたのか自分の姿を困惑して見回す・・・
エアリィ(人)「あれ?変身が解けても女の子のまま・・・まさかもう戻れないんじゃ・・・」
明日美「あなた、魔法少女になる前はなんだったのよ。変身が解けるときはひとつ前に戻るだけよ。」
エアリィ(人)「よかったぁ。じゃ、もう一つ元に・・・」
明日美「ちょっと待ったぁ!今の格好のまま元に戻る気?それで街中歩けるの?」
エアリィ(人)「ああ!そっかぁぁ!」
明日美「はぁ・・・それよりも!無獣発生者を助けるわよ!」
エアリィ(人)「あ、今度は私がやらせて!」
明日美「じゃ、お願いしようかしら。」
エアリィ(人)「えっと・・・どこかな・・・」キョロキョロ

エアリィ(人)が辺りを見回すと、ちょうど無獣を倒したあたりに人が倒れているのを見つけた。
エアリィ(人)「あ!あれかな?!」
明日美「きっとそうよ!」
エアリィ(人)と明日美は倒れている人の所へ駆け寄った。
タッタッタ
822魔法少女キューティエアリィ 第三話−11:2011/02/01(火) 22:04:52 ID:M+/i6z82
エアリィ(人)「けが・・・してる・・・病院服?患者さんだったのかな?結構若いね・・・」
エアリィ(人)は倒れている人に声をかけた。

エアリィ(人)「もしもし、大丈夫ですか?もしもーし」
病院服の男「ん・・・んん・・・」
病院服の男はゆっくりと目を覚ました。
エアリィ(人)「よかったぁ・・・目を覚ました!」
エアリィ(人)「大丈夫ですか?」
病院服の男「イタタ・・・僕は・・・どうして・・・何があった・・・」フリフリ
男は自分の身に何が起きたか分からない様子で頭を振った。
徐々に男の目の焦点が合ってきて、エアリィ(人)を見上げる・・・

病院服の男「の・・・のぞ・・・み?ぐすっ良かった・・・のぞみ・・・ぐすっ」ポロポロ
突然泣き出した男に困惑するエアリィ(人)
病院服の男「のぞみぃぃぃぃ!!!!」がばぁぁぁぁっ

エアリィ(人)「きゃんっ!!///」
エアリィ(人)は男に突然力いっぱい抱きつかれ、戸惑っていた。
エアリィ(人)「え、なんでなんで??」
明日美「とりあえず、その人落ち着かせた方がいいんじゃない?」
エアリィ(人)「えーコホン。ごめんなさい、私はそのあなたの言うのぞみさんって人じゃないです。」ペコリ
病院服の男「え・・・どういうこと・・・?だって、君はまさに望美じゃないか。」
エアリィ(人)「もしかしたら望美さんって人は、私にそっくりなのかもしれないけど、私は・・・私の名前は・・・えっと・・・」ンー

エアリィ(人)「明日美、どうしよう・・・」コソコソ
明日美「んーエアリィだから・・・絵梨・・・なんてどう?」コソコソ
エアリィ(人)「それいただき!」コソコソ

絵梨「えっと、私の名前は・・・に・・・西山絵梨と言って、あなたの言う望美さんとは全くの別人なの。」
病院服の男「え・・・そうか・・・やっぱり・・・望美は・・・」
絵梨「ごめんなさい・・・」
病院服の男「いや、いいんだ。こっちこそごめん、見ず知らずの男に抱きつかれて迷惑だったろう?」
絵梨「いえ、そんな!そうだ!あなたどこかの病院の患者さん?私が連れて行ってあげる!」ニコッ
病院服の男「あ、ありがとう。
でも、気が付いたらこんな恰好してたから、どこの病院かなんてわからないんだ・・・。」

明日美「この病院服は・・・市民病院ね。ほら、ここに書いてある。」
絵梨「あ、ほんとだ。」
絵梨「じゃ、市民病院まで一緒に行きましょう。えっと・・・」
病院服の男「ああ、ごめん、僕の名前は中山・・・中山明人。よっと・・・ぐっいててて」ヨロヨロ
絵梨「きゃっ大丈夫?怪我してるんだから無理しちゃだめよ。私につかまって。」
明人「ご、ごめん・・・会ったばかりなのにこんなことしてもらって。その、ありがとう、西山さん・・・」
絵梨「その・・・え、絵梨・・・でいいよ///」
明人「うん、ありがとう・・・絵梨ちゃん・・・なんだか悪い夢を見ていた気がする・・・」
明日美「絵梨、顔真っ赤よ・・・」
絵梨「うそっ!///」アタフタアタフタ

明日美「・・・余計に真っ赤になった・・・へぇ・・・これは・・・まさかねぇ」ニヤニヤ
スピカ「ふふふ・・・明日美もそう思った?」ニヤニヤ
アルデバラン「はぁあ、これだから女の子ってやつぁ・・・」ヤレヤレ


次回予告
ミーヤとの激しい死闘を終えた二人であったが、まだまだ不安は尽きない。
新たに気持ちを引き締める明日美の一方、エアリィ(絵梨)はどうにも上の空。
そしてミーヤの過去に何が?
次回「Distance!光と闇の狭間で」
エアリィ「あなたに何もかも変わる覚悟はあるかしら?」
823魔法少女キューティエアリィ 第三話:2011/02/01(火) 22:06:46 ID:M+/i6z82
ってぇことでぇ・・・第三話おしまいです。

プリキュアとかアニメとかの脚本家のひとってすごいねぇ

よく毎週アイディアが枯れずに出てくると思う。しかもある程度のクオリティを保って・・・尊敬しちゃうよ

ではでは次回お楽しみに
824魔法少女キューティエアリィ:2011/02/01(火) 22:15:07 ID:OJGGHhM1
そういえば、今回は大樹全く出てきませんでしたね…

このままフェードアウトしちゃったりしてw

まあ、それは冗談です。
825名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 22:17:31 ID:ol0yn+1N
心の女性化がきたかー、グッジョブ!
826名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 22:27:51 ID:kpAvgV9U
>823
GJ! 乙です。
狭間を拷問と読み間違えた。どこをどう…

脚本家>
お金があるところは、脚本家は複数いたはず…
原作と監督とである程度の方向性を定めて(コンテとか)、
1話1話の始まりと終わりの帳尻をあわせて、
設定を崩さないように物語を調整していく…
だと思ったんだけども、ちがったらエアリィになぐられてくるわ。
827魔法少女キューティエアリィ:2011/02/01(火) 22:29:07 ID:OJGGHhM1
しまったあああコピペしたときに直すの忘れたぁorz

>>820のシューティングスターを撃つとき、

無数のピンク色の矢が無獣へ放たれる。

ってなってる…対象はミーヤなのに…

正しくは
無数のピンク色の矢がミーヤへ放たれる。

脳内補完しておいてください。
828名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 23:03:15 ID:Io1NKzzi
>>823
高圧的な笑い声と時間制限付きは悪の魔法少女では何気にお約束ですなぁ

心の女性化は一気に進行じゃなくて進行と抗いの比率を6:4って感じがいいかもです
鏡で自分の姿を見て可愛い思いつつ自己嫌悪って感じに
829名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 00:48:42 ID:keaKPVqc
自己嫌悪っていうよりは、女の子としての自分を可愛い、可愛いくなりたい
かわいいものを好きになってしまう気持ちに、愛する妻子娘の姿が脳裏によみがえって
「ハッ!私は何を考えてるんだ、いかんいかん」
気持ちを引き締めてキリッ。
こんな感じがいいんじゃないでしょうか。
830名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 01:47:47 ID:CMxnBo+g
このまま精神女性化が進むなら、嫁と娘はどうなるのと言いたい
特に自分から告白したであろう嫁との間に愛は無かったのかと
そもそも男の記憶持ってるなら男にはそう簡単にトキめかないだろ
男の記憶が薄れてるとか、こころと裏腹に魔法で体が反応しちゃうとか
理由付けがないとホモに見えるんでもう少し掘り下げて欲しい
831名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 03:12:33 ID:LheLlLMX
まあ作者さんの書きたいようにかいてください
雑音とか気にせず
832魔法少女キューティエアリィ:2011/02/02(水) 06:16:28 ID:DCkPzK2S
>>828
>>829
>>830
たしかに、一気に女性化はさせるつもりはありません。
ただ、男性の時と女性の時とで二つの心が乖離し始めようとするので、そのあたりで葛藤するようになると思います。
>>829さんに近い感じかな?

>>831
ある程度の構想はあるので、ラストまでの流れは考えています。
しかし、ラストまでどうやって肉付けしていこうかが今のところの最大の難関なので、むしろいろいろな意見は参考になります。
基本はもう私が書きたいように書いて突っ走っちゃうつもりですけどねw
ありがとう。

まあ、気がついていると思いますけど、タイトルがアルファベット順になっているので26話!(できるかなぁ汗)まで続けたいなあ
っていうのが一番の希望。

途中gdgdになって読者アンケートで低評価になったら2クールまで持たずに1クール、
もしかしたら1クールもせずに俺達の戦いはこれからだ的に打ち切りで終わっちゃうかもしれませんけど。。。
833名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 12:55:47 ID:RzdT+KBd
CVつけるとしたら誰かな?
ミーヤは豊崎愛生あたりにしてもらいたい。
美夜子のときのほんわかした演技からミーヤの時の高飛車な感じそれと、ぶちギレの時の変化を聞いてみたいな。
834名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 13:02:37 ID:RzdT+KBd
大樹は杉田智和かなあ。
ちょっととぼけた感じと女の子→おっさんに戻ったときの戸惑いを演じて欲しい
835名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 18:21:05 ID:4bHB8vyh
脳内再生に勝てる声優など居ない
836名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 19:08:15 ID:W2+b91IC
エアリィの声は、俺の脳内大会議では満場一致で、くぎゅです
837名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 22:41:38 ID:eNcyqKnF
俺の中ではエアリィは林原めぐみかな・・・大樹は山口勝平
838名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 22:55:41 ID:bxacirGG
ちょっとその辺に異世界の小動物とかいないか探してくる!
839名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 00:12:25 ID:n77h9+j2
>>838
        |\           /|
        |\\       //|
       :  ,> `´ ̄`´ <  ′
.       V            V 僕と契約して
.       i{ ●      ● }i 魔法少女になってよ
       八    、_,_,     八
.       / 个 . _  _ . 个 ',
   _/   il   ,'    '.  li  ',__
840名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 00:18:07 ID:42i7ibFF
>>839
実際にこう言われたら、相手がコレでも0.5秒も悩まず契約しちゃいそうな俺が居る
841名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 00:41:17 ID:CslqMzSE
まあ、魔法“少女”になれると言われたらな……
842名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 01:34:09 ID:74Xhya4X
ノモブヨ・オシ・ハシタワ・ドケダ・グーミンチャ・デー・リブラ……
843名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 01:39:54 ID:mFJZUFaX
>>832
魔法少女キューティエアリィ
スキトキメトキス
844名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 06:21:25 ID:VfL2VvVM
>>842
はぁっ?あたしは”魔装”少女だ!
そんな陳腐なもんと一緒にすんな!
845名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 07:29:20 ID:40HujeFi
>>834
CVは七色の声を持つ石田彰なら
おっさんも魔法少女も一人で演じられそうだなw
846名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 07:48:22 ID:ZnQK2Shc
石田はフィッシュアイ(セーラームーンSuperS)の頃から女声には定評あるからな。
某脱衣麻雀ゲーに「男の娘」キャラで参戦してたとき
ゲーメストで声優当てクイズをやったが、正解者ゼロ
(つまり誰も石田と判別できなかった)という…。
847名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 08:02:47 ID:a0RqQ018
>>845
>>846
石田彰には明人やって欲しいな。
ちょっと影ある不幸そうな少年って感じで
848名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 13:53:59 ID:K+0nrM0G
ファンタスティックフォーチュン
おもいだした
849魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/03(木) 14:50:01 ID:s3pmsuKc
第四話完成しました。

結構苦しんだぁ

なんだか、今回ダークな感じです。
おかしいなあ、ドタバタ魔法少女コメディのはずなのにw
850魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/03(木) 15:06:17 ID:s3pmsuKc
あ、投下は夜です。

ラストの構想はほぼできているんだけど、このラストだと、この話は結構ダークかも知れないなあ。なんて思ってみたり。

そもそもラストまで行けるのかっていうw
851名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 16:01:42 ID:XoGjnIb1
なんつースピードや
852魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/03(木) 16:19:05 ID:s3pmsuKc
>>851
すんません、毒電波受信できているうちに書かないと多分書けなくなるとおもうから…
853名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 16:56:58 ID:6w1cF/qL
ttp://www.tsadult.net/ 入れる?
854名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 17:25:27 ID:xtYz7UMN
入れない。
855名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 18:58:50 ID:n+Al42cI
入れました
856名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 19:04:21 ID:CslqMzSE
>>852
鉄は熱いうちに打て、というしね。よく分かる。
857魔法少女キューティエアリィ 第四話:2011/02/03(木) 19:48:45 ID:Bgmg5kSv
さてさて、第四話投下しますが・・・

今回は戦闘シーンないのでスピード感ないし、ちょっとgdgd気味かもしれないです。

いやぁ矛盾なく物語を紡ぐってムズカシイッ

では、始まりです。
858魔法少女キューティエアリィ 第四話−1:2011/02/03(木) 19:49:42 ID:Bgmg5kSv
美夜子「・・・なんで・・・あたし・・・泣いてるの??」フラフラフラ
美夜子「な・・・んだか・・・とっても疲れた・・・トモちゃんたちとお話ししてただけなのに・・・」
美夜子「今日は・・・お買い物やめてもう帰ろう・・・」トボトボ

第四話「Distance��!光と闇の狭間で」

ガイライ3バンデオマチノヤマダサンシンサツシツ1バンマエデオマチクダサーイ

ここは市民病院、絵梨たちは無獣にされた中山明人を連れてきていた。

看護師「中山さん!あなたまだ動いちゃいけないのにどうして外なんかでたの!」
明人「ご、ごめんなさい・・・」
絵梨「違うの・・・明人さんは悪くありません。その・・・わ、私が連れだしてしまったんです!」
看護師「どうして、そんなことを・・・」
明人「絵梨ちゃん・・・」
絵梨「あ、明人さんの意識が戻ったって聞いて・・・嬉しくなって・・・」
明人「いいんだ、絵梨ちゃん。君は悪くないよ。」
明人「ごめんなさい、看護師さん、この子は僕をかばってくれてるんです。どうも僕は意識が朦朧としてていつの間にか外に出ていたみたいです。
すみません、ご迷惑をおかけしました。」
医師「まだ君の体は回復してないんだ、無理をしてはいけないよ。念のため精密検査をしておこう。」
明人「はい。絵梨ちゃん、しばらくかかりそうだからもういいよ。ここまで連れてきてくれてありがとう。嬉しかったよ。」
絵梨「うん・・・でも私は・・・!」
明日美「絵梨、今日はここまでにしておきましょ。ずっといても病院の迷惑になるだけだし。ケアには時間がかかるものよ。」
絵梨「うん・・・じゃ、明人さん、またね。」
明人「ありがとう。」

・・・

明日美「えーり!・・・んふふふぅ」ニッコニッコ
絵梨「な、なに?そんな笑い方して・・・」
明日美「えーだってぇ・・・ねぇ・・・むふふふふ」テッカテッカ
明日美「明人さんの事好きになっちゃった?」
絵梨「げほぉっ!!な、なんでよ!好きになるワケないじゃない!だって私男だよ?妻子いるんだよ?」
明日美「その真っ赤な顔で言っても全然説得力ないけどねぇ・・・明人さんたしかにカッコイイから無理も無いよ。」ウンウン
絵梨「変なふうに納得しないで〜!急に抱きつかれちゃったからびっくりしちゃっただけだよっ!もうっ」
明日美「ふふふ、ごめんごめん。でも彼、絵梨のことのぞみさん・・・だっけ?その人と間違えてたよね。」
絵梨「うん・・・私にそっくりみたいだけど・・・今回のことは望美さんって人が関係しているのかな・・・」
明日美「おそらくはそうでしょうね。その望美さんを引き金にして無獣を発生させたんでしょう。」
絵梨「今度病院に行って話を聞いてみるね。」
明日美「でも、話を聞くのはいいけど、無理矢理に聞いたらダメよ。」
絵梨「わかってるって。」
絵梨「さーってと。そろそろ帰ろうか。あたしゃ今日はもう疲れたよぉ」ヘロヘロ
明日美「そうね、あたしもヘトヘト。また今度ね。」
絵梨「あ、悪いけど・・・いま着ている私の服、次会う時まで預かっててくれない?」
明日美「自分のものなんだから持って帰ったらいいじゃないの。」
絵梨「だって、私が着用済みの女の子の服を持って帰ったらおかしいでしょ?変態でしょ?」
明日美「ぷっそうね。あたしの友達に変態になって欲しくはないわね。」
絵梨「でしょでしょ?だからおねがい!この通り!」オガミオガミ
明日美「しょうがないなあ。じゃ、次パフェおごりね。」
絵梨「えー友達でしょー!ま、しょうがないなぁ。ま、お・れは社会人だしな!はっはっはっは!どおーんとまかしとけ」エッヘン
明日美「その姿で俺なんていうとすっごい違和感」
絵梨「俺!」フンス
859魔法少女キューティエアリィ 第四話−2:2011/02/03(木) 19:50:22 ID:Bgmg5kSv
絵梨「じゃ、着替えてくるからどっか男女共同トイレのある喫茶店に行こう?」
明日美「なによその限定的な店。」
絵梨「そのほうが便利なの!」

・・・
さて、ここはとある喫茶店の共同トイレ・・・

絵梨「さてと・・・このまま元に戻ったら服破いちゃうな・・・脱いでから元に戻らないと・・・」ヌギヌギ
スッポンポン
絵梨は思わずトイレ内の鏡を見てしまった。
絵梨「いっ・・・私の・・・は、はだか・・・///初めてじっくり見るけど・・・おっぱいがあるってやっぱりなんか・・・変な感じだなぁ・・・」ドキドキ
絵梨「な、なんだかイケナイものを見ている気分になってくる・・・」ゴクリ
絵梨「い、イカンイカン・・・イカーーーン!さ、さっさと着替えて解除しなきゃ!!」アセアセ
絵梨「リリース!」キューーーン
絵梨の体がピンク色の光に包まれ、徐々に体が大きくなり、体の線が太くしっかりしてくる。
大樹「ふぅ・・・なんだかずいぶん長い時間女の子やってた気がする・・・」
大樹「それにしても・・・俺があの男の子のこと好き?なーーてことがあるかい!
俺は男だ!アイツの事考えてもちっともドキドキしないし赤くもなっていない。」ジロジロ
大樹「今日はもう疲れたよ・・・」
ギィバタン
大樹「おまたせ。」
明日美「あなたのその男性の姿を見ているとすごく違和感を覚えるわ。」
大樹「失礼な・・・俺は絵梨の時のほうが違和感あるよ。」
大樹「男の時だと感じなかったことや考えもしないことが女の子になると頭に浮かんでくるんだ。頭がおかしくなりそうだよ。」
明日美「そう。そのうち慣れるでしょ。」
大樹「明日美・・・なんか絵梨の時と態度違わないか?」
明日美「そう?もしかしたらあなたが男の姿だからかもしれないわね。」
大樹「絵梨と俺は同一人物なんだが・・・まぁいいか。ほら、俺の服。悪いなお願いするよ。」
明日美「なんだか、俺の服って言われると嫌な感じね。」
大樹「俺の服なんだから事実だろう。じゃ、なんて言えばいいんだ。」
明日美「そうねぇ・・・絵梨ちゃんの服とか?別の人間として扱うといいんじゃない?」
大樹「おまえなあ。まあいいけどさ。じゃ、改めて、絵梨ちゃんの服お願いします。」ペコリ
明日美「わかった。じゃ、また今度ね。絵梨によろしく言っておいて。フフフ」
大樹「はいはい、言っておくよ。」

ガー
アリガトウゴザイマシター

大樹「アレくらいの年頃じゃあな・・・俺みたいなおっさんと話すのは慣れていないだろうからなぁしょうがないか。」
大樹「明日美も苦労してるんだ、せめて絵梨だけでも友達として仲良くしてやらんとなぁ。」
大樹「・・・そういえば・・・明日美ってどこの学校に通っているんだ?このあたりかな?
もし近くなら美夜子とも仲良くなれればいいんだが・・・」
大樹「そうしたら、うちにも気兼ねなく呼べるのにな。」
大樹「俺の友達!って言って紹介したらみんな卒倒してしまうだろうな。
家庭崩壊!離婚の危機!娘の非行化!なーんてな。」

大樹「さて、そろそろ帰るとするか。
そうだ、今日は久しぶりに家族みんなで外食にでも行くか〜休日出勤の罪滅しってことで。」
860魔法少女キューティエアリィ 第四話−3:2011/02/03(木) 19:51:14 ID:Bgmg5kSv
・・・
帰宅の途につく明日美、今日の出来事を考える。

明日美(ふふふ・・・絵梨・・・ちゃんか・・・あたしにも友達できたよ・・・)
明日美(ちょっと普通じゃない友達だけどね・・・)
明日美(・・・今日もミーヤには全く歯が立たなかった・・・)
明日美(他のダークウィッチとは・・・明らかに別格・・・)
明日美(他との違いは・・・なんだろう・・・明らかにあたしたちに対しての気持ち?が違う・・・)
明日美(いや・・・逆?か?・・・他のダークウィッチには・・・意思・・・が感じられない?)
明日美(私たちとそれなりに会話はしているけど・・・毎回同じようなやりとりばかり・・・そして無獣がやられてもすぐに逃げてしまう。)
明日美(うーん・・・ミーヤの他に私たちに向かってくる奴は今まで居なかった・・・似たような奴は・・・他には居ない?どうだろう・・・)
明日美(でも、アレだけ強いならミーヤだけでもいいのに・・・あえてそうしない・・・)
アルデバラン「ぶつかるよ。」
明日美(うーん・・・)
テクテクテク
ゴン!
明日美「☆いったぁぁぁ!なんで・・・こんなところに・・・」スリスリ
電柱にぶつかった明日美さん、どうやら深く考えてしまうと周りが見えなくなってしまうらしい。
明日美「誰にも・・・見られて居ないわね・・?」コソコソ
アルデバラン「みたよ。」
明日美「!なんで覗いてるのよ!ってか見てるならぶつかる前に声かけなさいよー」
アルデバラン「声かけたさ。ぶつかるよって。聞いてない明日美が悪いんじゃないか。」
明日美「!そう・・・なの?」
アルデバラン「そう。」
明日美「あああ・・・あたしの悪い癖ね・・・アル!もうすぐうちに着くんだから
何時までも覗いていないで寝てなさいよ!」
アルデバラン「はいはい。寝ますよ。気をつけて帰ってね。」
明日美「はぁ・・・」

・・・

明日美「ただいま!ママ!」
ママ「おかえり!あら、どうしたの?そのおでこ、赤くなってるわよ。」
明日美「え、ほんと?ちょっとぶつけちゃって・・・」ナデナデ
明日美「そ、それよりもね、聞いてママ!あたし今日お友達ができたのよ!絵梨ちゃんっていうの!」
ママ「よかったじゃない!だからね、嬉しそうなのは。」
ママ「明日美この頃ずいぶんと思いつめているようだったし、心配だったのよ?」
明日美「大丈夫だよ。もう、大丈夫!ママ!」ギュ
ママ「あらあら、どうしたの?こんなに甘えて・・・」ギュ
明日美「ふふふ、ママ、あったかーい・・・」
ママ「明日美とこんな風に触れ合えるようになるなんてママとても嬉しいわ。」
アルデバラン「ニャーンゴロゴロ」スリスリ
ママ「アルも甘えたいの?いらっしゃい。今日はママモテモテね。ふふふ」

母親の前だけ一人の少女に戻る明日美であった。
861魔法少女キューティエアリィ 第四話−4:2011/02/03(木) 19:51:45 ID:Bgmg5kSv
・・・

大樹「たっだいまーー」
紗英「あら、あなた早かったのね。」
大樹「うん、なかなかハードだったけどパッパって片付けたらすぐに終わったよ。」
紗英「そう。よかったわね。みゃこももう帰ってるわよ。」
大樹「お、そうか!みゃこーーちょっとこっちおいでー」
美夜子「おかえりなさーい。お父さん。」
大樹「実はな、今日お父さん休日出勤で家に居なかっただろ?」
美夜子「うん。」
大樹「だから、家族サービスしたいと思います!」
美夜子「なになに!?」
大樹「久し振りに外食しましょーーー!」
美夜子「えぇぇぇ!うれしぃ!」パァァァァ
大樹「イタリアンでいいか?」
美夜子「うんうん!やったぁ!お父さん大好き!!」ギュッ
大樹「よっしゃよっしゃ、かわいいなぁ美夜子は。よし、今度スキーに良くんだろ?足りないもの有ったら言いなさい。買ってやるぞ!」ナデクリナデクリ
美夜子「なんでもいいの!?」
紗英「あなた、いいの?お小遣い足りるの?」ハァ
大樹「あーーううーえっと、じょ、常識の範囲内でな?」
美夜子「はーい♪わかってるわよ。お父さんのおさいふ事情くらい。」
美夜子「うっれしいな。んふふふ〜パスタでしょピザでしょドリア〜フォカッチャ〜ピカタにミネストローネ、アクアパッツァ・・・あーん迷っちゃうううう」クネクネ
大樹「お、お金足りるかな・・・」
紗英「だから言ったでしょ?いいわよ食事は家計から出すから。」

大樹「じゃ、行くか!」

ブロロロロ〜

こうして西田一家は市街まで出向き、スキー用品やついでに美夜子の洋服、紗英の化粧品を買ってイタリアンレストランへ行くのであった。
やっぱり、お小遣い大丈夫ですか?大樹さん・・・まだお小遣い日まで程遠いですよ?
大樹「あんな事言わなけりゃ良かったよ・・・とほほ〜」シクシク

ナンダカンダでレストランについた一家、美夜子はずーっとメニューとにらめっこしていました。

大樹「えーっと・・・俺達の家族にカンパーイ」カチン
美夜子「ぷっなにそれ。」
大樹「いいじゃないか。それだけ俺はこの家族を愛してるってことだよ。」
美夜子「はっずかしぃ〜ふふふ。でも嬉しいよ。ありがとう。」
紗英「そうね、私もこの家族だーいすき♪」
大樹「さ、どんどん食べろ〜遠慮はいらんぞ!」
紗英「自分の小遣いからじゃなくなったから元気になっちゃって・・・ふふふ」
美夜子「わーい」パクパク

大樹「みゃこ、トモちゃんたちとスキーの話はできたのか?」
美夜子「?なんで?なんでトモちゃんたちとスキーの話したって知ってるの?
今日トモちゃんたちと会うって話お母さんにしか言ってないのに。」
大樹「えっ!あ・・・その・・・いや、スキーに行くって言ってたからさ・・・
うん、そろそろ色々打ち合わせとかしないといけないんじゃないかと思ってさ。」
美夜子「ふーん・・・なんでしどろもどろになってるのかわからないけど、だいぶ話し進んだよ。また今度会って話すんだ。」
大樹「そうか、楽しめるといいな。スキー旅行。」
美夜子「うん!」

美夜子「はーーおなかいっぱーーい。まんぞくまんぞく」ポンポン
大樹「この店うまかったな、また来ような。」
紗英「そうね。私もついつい食べ過ぎちゃったわ。」
美夜子「また来ようね!」
862魔法少女キューティエアリィ 第四話−5:2011/02/03(木) 19:53:12 ID:Bgmg5kSv
そして・・・市民病院・・・

明人「僕は・・・取り返しの付かないことをしてしまった・・・なぜ・・・望美・・・」
明人「望美・・・僕は君にどうやったら許してもらえるだろうか・・・」
明人「心の奥底で響くあの声・・・アレは本当だったのだろうか・・・きっと君は僕を許してくれないだろう・・・」
・・・アキト・・・お前のせいだ・・・おまえが私を殺したんだ・・・
明人「じゃあ、僕はこの先どう生きて行ったらいいのか・・・」
明人「望美・・・望美・・・ごめんよ・・・そんなつもりじゃなかったんだ・・・」
明人「こわい・・・こわいよ・・・いっそのこと僕も消えていなくなりたい・・・」

そして・・・西田家・・・

美夜子「じゃ、お父さん、お母さん、おやすみなさーい」
紗英「おやすみなさい」
大樹「ああ、おやすみ。歯磨きちゃんとしたか?宿題したか?お父さんにお休みのちゅーは?」
美夜子「もー、あたしちっちゃい子じゃないんだからね!」ンベェ
大樹「ははは、すまんすまん。」

バタン

大樹「そういえば・・・もうすぐあの日だな・・・俺たちにとっての誕生日・・・」
紗英「そうね・・・あの時はあなた無理したわよね。」
大樹「仕方ないさ。しかし早いな・・・時が経つのは・・・」
紗英「そうね・・・あの子には幸せになってもらいたいわ。」
大樹「もちろん、俺達が幸せにしてみせるさ。俺は何としてもこの家族を守って見せる。」
紗英「どうしたの?そんな力こもって。」
大樹「ん?ただ、なんとなく、な」
大樹「さ、俺達もそろそろ寝るか、明日からまた仕事だ。」
紗英「明日もでしょ?」
大樹「あ、そうさ、明日もだ。」

夜は思案する時間帯・・・色々な思いが巡っているようです。
863魔法少女キューティエアリィ 第四話−6:2011/02/03(木) 19:55:23 ID:Bgmg5kSv
美夜子「zzzz・・・」
静かに寝ている美夜子・・・しかし、突然すすり泣き始めてしまった。
夢・・・を見ているのだろうか・・・

美夜子「!やめて!なんで!そんなことするの!!?」
美夜子「いたいよ・・・いた・・・いよう・・・ひっぱらないで・・・なんでみてるだけなの?どっかいかないでえ!」
美夜子「ひとりにしないで・・・ひとりにしないでよぉ・・・おなかすいたあ・・・」
美夜子「ごめんなさい!ごめんなさい!」
美夜子「あたしのくまちゃんにひどいことしないで!もう・・・やめてよぉ・・・やめて・・・やめて・・・」ヒックヒック
美夜子「もう・・・ひとりはいや・・・」

バタン

大樹「美夜子!」
紗英「大丈夫!?」
大樹は美夜子を抱き抱える。

大樹「すごい汗だ・・・また見たのか・・・あの夢・・・」
大樹「みゃこ、お父さんはここにいるぞ、大丈夫だ・・・大丈夫だよ」
紗英「お水持ってきたわ。」
大樹「美夜子、一度起きるんだ。ほら、ただの夢だから・・・な、お父さんもお母さんもここにいる。」
美夜子「お、おとうさん・・・おかあさん・・・ごめんなさい・・・大丈夫・・・もう大丈夫・・・ありがとう。」
紗英「さ、お水飲んで・・・」
美夜子「んくんく・・・はぁ・・・最近、あの夢見なくなったと思ったのにな・・・」
大樹「そうか・・・安心しろ。お父さんはいつまでもみゃこの味方だよ。」
美夜子「うん・・・」
紗英「今日は私が横に寝てあげるから、大丈夫よ。寂しくないわ。」
美夜子「うれしい・・・おかあさん・・・」zzz
紗英「あら、もう寝ちゃった。」
大樹「よっぽど安心したんだな。いい顔で寝てる。」
大樹「俺は美夜子に悪夢を見させないようにしなきゃな。」
紗英「あなたなら大丈夫、できるわよ。」

・・・

美夜子「おっはよーーー!」
大樹「ああ、おはよう。みゃこは今日も元気で可愛いな!」
美夜子「うん、私はきょうも元気元気ぷりてぃ!あーお腹すいた〜」ググー
紗英「昨日あんだけ食べたのにねぇ。」
美夜子「みゃこちゃんが元気な証拠ですよー♪」
大樹「みゃこ、おはようのちゅーは?」
美夜子「お母さん、バターもうないよー?」
大樹「無視ですか・・・」シクシク
紗英「まぁまぁ・・・冷蔵庫の奥に新しいのがあるはずよ。よく見てみなさい。」
美夜子「あ、あったー」

大樹「元気になってよかったな。」コソコソ
紗英「ええ、ニコニコしているときの美夜子が一番輝いているわ。」コソコソ

美夜子「そこ!娘の目の前でイチャイチャしない!」バンッ

大樹「はいはい。」
大樹「じゃ、そろそろ行ってくるよ。」
大樹「今日、少し遅くなるかもしれん、夕食は食べないから作っておいてくれないか?」
紗英「わかったわ。行ってらっしゃい。あなた、忘れ物ない?」
大樹「あ、忘れ物あった。」チュッ
紗英「あらあらまぁまぁ・・・ふふふ」

美夜子「朝っぱらから見せつけてくれるねぇ、お二人さん♪」
864魔法少女キューティエアリィ 第四話−7:2011/02/03(木) 19:56:12 ID:Bgmg5kSv
・・・

木下「課長、10時からの会議の資料、これです。」
大樹「ありがとう。そうだ、今日の夕方客先に行ってそのまま直帰してもいいかな?」
木下「わかりました。今日は特に事案はないですし、大丈夫です。」
大樹「ありがとう。」
バリバリはたらく西田課長、カッコイイですね。

大樹「そうだ・・・メールしておこう。」
パカッ
ポチポチ
大樹『今日の夕方、病院に行くから一緒に来てくれないか?服を持ってきてほしい。』
ヴーンヴッヴーン
明日美『わかった。待ち合わせ場所はあのカフェでいいな?』
大樹『ああ、頼むよ。』
ヴーンヴッヴーン
明日美『わかったぜ。』

大樹「いつもながら、なんか罪悪感があるんだよなぁ別に浮気しているわけじゃないのに・・・」

・・・

大樹「さて、仕事も終わりっと。じゃ、客先行ってくるな!」
みんな「いってらしゃい。」

・・・

ガーッ
イラッシャイマセー

大樹「遅くなってごめんな。」
明日美「いいわよ。はい、絵梨の服。」
大樹「って、制服か・・・」
明日美「なに?制服じゃいけない?」
大樹「いや、明日美の制服姿初めて見たから・・・」
明日美「!」ガタッ
大樹「あ、いや、そういうつもりじゃなくてな?引くなよ・・・」
明日美「と、とりあえず着替えてきてよ。」
大樹「わかったよ、ちょっとすぐ着替えてくるから。」
865魔法少女キューティエアリィ 第四話−8:2011/02/03(木) 19:56:45 ID:Bgmg5kSv
ギィバタン

大樹「ふぅ・・・」
大樹「俺ってそんなにスケベそうな顔してるのかな?」
大樹「アクセプト!」
大樹「スタンバイメタモルトランスレーションエアリィ!」
叫ぶと大樹の体はハーティジュエルから放たれたピンク色の光に包まれる。
体が徐々に小さく、体の線が丸くなっていった。
光が収まるとその姿が見えてきた。
絵梨「服に着替えてっと・・・抵抗なく女の子の服を着られるようになるってのもやっばいよねぇ・・・はぁ・・・」
絵梨「この・・・戦いが終わったら・・・ちゃんと元の姿に戻れるのかな?」

ギィバタン
絵梨「おまたせ」
絵梨「あのさ、さっきの話の続きなんだけど、明日美の学校って・・・」
明日美「あれ?言ってなかったかしら?私立桜山女子中学校よ。」
絵梨「みゃこの行っている学校のすぐ近くじゃない!」
明日美「美夜子ちゃんの学校って・・・あたしの学校の近くというと・・・もしかして美星中学?」
絵梨「うん。桜山に通わせようか迷ったんだけどさ、少しだけ美星のほうがうちに近かったからこっちにしたのよ。」
明日美「へぇ・・・もしかしたらあたしと同級生になっていたかもしれないのね。そしたら、あたしとお友達になれたかな?」
絵梨「今からでも遅くないよ!みゃことお友達になってあげてよ。」
明日美「え、ど、どうやってよ・・・」
絵梨「うーん・・・明日美、塾に通ってたりする?」
明日美「う、うん・・・一応・・・」
絵梨「調度良かった、みゃこにもそろそろ塾行かせようかなって妻と相談してたのよ。」
明日美「つまり?」
絵梨「うん、明日美と同じ塾に通わせようと思うの。そしたら自然に友達になれるでしょ?」
明日美「大丈夫かなぁ・・・」
絵梨「大丈夫大丈夫。って、大変!早く行かないと面会時間なくなっちゃう!」
明日美「そうね!」
絵梨「さ、行こうか」
明日美「うん。」
866魔法少女キューティエアリィ 第四話−9:2011/02/03(木) 19:57:22 ID:Bgmg5kSv
・・・

そして市民病院にやってきた二人。
インフォメーションに明人の病室を尋ねて512号室へ
入って来ない・・・?

明日美「絵梨?な、何してるの?」
絵梨「え、明日美・・・私、変なかっこしてない?大丈夫?変な風に思われないかな?」モジモジ
明日美「なに言ってるのよ、あなたが話聞いてあげるんでしょ?
それに、あなたは変な格好じゃないし、十分かわいいわよ!知らないの?ここに来るまで何人があなたを見て振り返ったと思ってるの?」
絵梨「え、それは明日美の方を見てたんだって。」
明日美「はぁ・・・あなたって自覚ないのねぇ・・・それに他人からどう見えているかってこの場合は関係ないでしょ?」
絵梨「う、うん・・・そうだけど・・・」
明日美「絵梨って、元の時の姿とぜんっぜん性格変わるのね・・・」
絵梨「だって、だって!その、こういうの初めてだし!」
看護師「ごほん!ちょっとあなたたち?入るの入らないの?そんなところに立って揉めてたら邪魔なんですけど?」
絵梨「わひゃぁ!ご、ごめんなさい!」ペコペコ

明人「?・・・!」
絵梨「あの・・・こ、こんばんは・・・昨日はどうも。」
明人「ああ、絵梨ちゃん・・・と明日美ちゃん、こんばんは。」ニコッ
明日美「こんばんは。」ペコチ
絵梨「あの、な、何か私が力になれることがあるかなと思って・・・キタンデスケド・・・///」シュー
明日美(あーあ、また真っ赤になってる・・・)
明人「・・・とりあえず談話コーナーまで行こうか・・・」
絵梨「はい。・・・肩、貸しましょうか?」
明人「・・・大丈夫。」

何度かよろけながら懸命に歩く明人、その度に絵梨は手を貸そうとしたが、
自分で歩かないと意味がないから、と一人で歩き続けた。
その姿に少し心が痛くなる絵梨であった。

明人「さて、どこから話したものかな。」
絵梨「え、あの話したくなければ無理に話さなくても・・・」
明人「絵梨ちゃん、僕に今回のこといろいろ聞きたいからここに来たんじゃないのかい?」
絵梨「・・・そう・・・です。」
明人「まあ、君が・・・君らが僕の話を聞いたところで何の意味があるか分からないけど・・・」

明人は何かを絞り出すように、思い出しながら少しずつ話し始めた。

明人「あれは・・・1か月前か・・・僕は部活の帰りだったんだ・・・」
867魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/03(木) 19:58:51 ID:ftCwMfF7
連続投稿規制…
868魔法少女キューティエアリィ 第四話−10:2011/02/03(木) 19:58:56 ID:Bgmg5kSv
・・・

明人「はぁはぁ・・・お待たせ。ごめん、片付けが長引いちゃってさ。」
???「ううん、いいのよ。委員の仕事さっき終わったから、私も約束の時間には間に合ってないの。」
???「だから、あなたが遅れてくれてちょうどよかったわ。フフフ」
明人「そうか、ちょうどよかった。じゃ、行こうか。望美。」
望美「うん。」ピラピラ
明人「?なに?手をヒラヒラさせて・・・」
望美「もー!相変わらず。鈍感なんだから!彼女が手を出したら彼氏は手を握るものでしょ?」プンスカ
明人「あ・・・ごめん。」ギュ
望美「あったかーい」
明人「そ、その帰りにさ、ちょっと付き合ってほしいところがあるんだけど、いいかな?」
望美「いいわよ。」

こうして僕たちは駅前までやってきて、僕の部活・・・サッカー部なんだけど、
スポーツ用品店で新しいソックスを買ってから、望美にクレープを買ってあげたんだ。
それで、望美がクレープを食べている間に・・・

明人「あ、望美、ここでちょっと待ってて。」
望美「なあに?」モグモグ
明人「買い忘れがあったんだ。すぐ戻ってくるから〜!」タッタッタ

ほんとにこのときすぐに戻ってくればよかったんだ。
僕は望美に付き合うことになった記念に指輪を買ってあげたくてアクセサリーショップに駆け込んだ。
前から目をつけていた指輪があったからそれを買おうと思ったら、
隣にもっと望美に似合いそうな指輪が有ったんだよ。
ただ、その指輪は少し高かったんだ。
それで迷いに迷って高い方の指輪を買った。

明人「大分迷っちゃった。望美怒ってるかなあ・・・急がないと。」
望美「おそーい。もう全部食べ終わっちゃったよ。」
明人「ゴメン!あ、あのさ、まだ僕、望美に何にもプレゼントしたことないだろ?
だ、だからこれをあげようと思って・・・」
望美「なあに?・・・あ、指輪!カワイイ!!ありがと!じゃ、遅くなったのは許してあげるー」
明人「えー、それだけ?」
望美「嘘よ。すごくうれしい・・・ね、つけてみてよ。」
明人「うん。」
望美「なんだか結婚式みたいだね。」ドキドキ
869魔法少女キューティエアリィ 第四話−11:2011/02/03(木) 20:02:11 ID:Bgmg5kSv
ワーワー
このとき僕の後ろが騒がしかったんだけど、緊張しててあまり気に留めなかった。
僕が望美の指を取って指輪を入れようとした時の望美の顔は覚えてる・・・
ひどく驚いた顔をしていた。
そのあと一瞬で場面が切り替わって、気がつくと僕は横たわっていた。
いや、正確には僕らは・・・か
僕は見上げるとすぐ目の前に望美がいた。
でも、その望美は血だらけで、僕は体が動かなくて痛くて・・・
望美が僕に何かを話しかけたんだ。
でも僕は聞こえなくて・・・聞き返すこともできなくて・・・
そのあと望美が僕の胸の上に力なく倒れてきて・・・
僕はそこから意識がなくなった・・・
望美が倒れてくる前僕に笑いかけて来たような気がする・・・
そして、僕が目を覚ますと、そこは見ず知らずの所で・・・
看護師さんに聞いてみると、僕は酒気帯び運転の車に轢かれたらしかった。
僕は頭を強打してて腕と足を骨折する大怪我で、1ヶ月ほど意識が不明だったらしい。
そして、望美が死んだことを知らされたんだ・・・

あまりの出来事で現実感がなくって混乱したまま、ぼーっと外を眺めていたんだ。

そうしたら、空の向こうに何か黒いものが飛んでいるなと思った瞬間・・・
エメラルドのような奇麗な緑色の大きな目が目の前にあった。
そして僕にこう言ったんだ・・・

・・・あの時言えなかった言葉を伝えに来た。
お前のせいで私は死ぬことになった。
・・・アキト・・・お前のせいだ・・・おまえが私を殺したんだ・・・
お前があんなことをしなければ・・・

と・・・
そのあとはよくわからない。

・・・

明人「気が付いたら望美が目の前にいたと思ったら、絵梨ちゃんだったんだ。」
870魔法少女キューティエアリィ 第四話−12:2011/02/03(木) 20:05:57 ID:Bgmg5kSv
絵梨「・・・そうだったの・・・」
明人「僕は、僕は・・・望美を死なせてしまった・・・僕が殺してしまったんだ!」ガンガンッ
悔しさのあまり明人は壁に頭を打ち付ける。
絵梨「きゃっ!やめっやめて!!」
必死で明人を抑えつける絵梨。
明人「もう・・・望美は・・・帰って来ないんだ・・・」
明人「きっと望美は僕のことを恨んでいる。僕と付き合わなかったらこんなことにもならなかったのに。」
明人「僕だけがこうやってのうのうと生き残って・・・代われるなら僕が代わってやりたい・・・」
大粒の涙を流す明人・・・そして声にならない叫び声を上げている・・・
絵梨「明人さん、明人さん、落ち着いて良く聞いて?望美さんは明人さんを恨んでいないと思うよ?」
明人「部外者の君に何がわかる!」
絵梨「わかるわよ。だって、その車って、明人さんの後ろから来た車でしょ?」
絵梨「だったら、明人さんが下になることはないんじゃない?」
明人「ど、どういうこと?」
絵梨「つまり、望美さんは明人さんを守ったのよ。
絵梨さんが上になって明人さんの衝撃を和らげたんだと思うわ。」
絵梨「それに、恨みを持った人がその恨んでいる相手に微笑みかけるなんてことある?」
絵梨「きっと、明人さんが生きていたから嬉しかったんじゃないかな?」
絵梨「うん、私なら大好きな人を何があってもまず守ると思う。」
絵梨「望美さんは明人さんから指輪をつけてもらえなかったかもしれないけど、
もっと大切なものをもらって行ったんじゃないかな?」
明人「の・・・のぞみ・・・ごめ・・・ごめん・・・・」
絵梨「明人さん、望美さんに償うとするならば、自暴自棄になってはダメ。」
絵梨「望美さんが助けた命ですもの、大事にしなきゃ。
早く回復して望美さんに元気な姿を見せてあげないとね。」
明人「うん・・・ぐすっ・・・のぞみぃ・・・・ぐすっ・・・」
絵梨「そ、その・・・私って望美さんに似てるんでしょ?
ほ、本物じゃないけど私でよければ・・・時々・・・お見舞い来てあげるし・・・///」ポリポリ
絵梨「ね、元気出して?」
明人「あ、ありがとう・・・少しモヤモヤが晴れた気がする・・・ぐすっ」

明人は全身から力が抜けていくのを感じた。

・・・

望美「良かった・・・気がついて・・・ありがとう・・・明人、私明人と付き合えて嬉しかったよ。大好きだよ・・・」

・・・


次回予告
一人の少年の心を救った絵梨であった。
明日美と絵梨は次のミーヤ襲撃に備え新しい必殺技を考えるがなかなか上手くまとまらない。
お互いの主張がぶつかり、遂には喧嘩を始める二人。
そんなさ中、新たな無獣が出現してしまう。
二人の気持ちが離れたままどうやって戦うのか。
次回「Experience!絶交の危機?二人はもうおしまいですか?」
エアリィ「あなたに何もかも変わる覚悟はあるかしら?」
871魔法少女キューティエアリィ 第四話:2011/02/03(木) 20:07:50 ID:Bgmg5kSv
はい、今回はこれでおしまいです。

今日の投下は
まどか☆マギカのOPを聞きながら投下しましたw
おもしろいねあれ

誤字脱字、矛盾があったらご指摘くださいませ・・・

じゃ、次回まで〜
872魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/03(木) 21:36:10 ID:ftCwMfF7
>>866
誤字発見
> 明日美「こんばんは。」ペコチ

ペコチってなんだ〜ペコリです…
873名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 21:45:43 ID:G3zFXA/e
おつ! GJ!!
874名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 22:02:12 ID:BDRuDZOQ
乙です! 早いしお約束をちゃんと踏んでていいなぁ。
875名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 22:13:54 ID:42i7ibFF
>>872
ペコチでええよ、雰囲気出てるし
876名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:08:12 ID:X9JJrYz1
いや、むしろペコチのほうが面白かったです
ぐっじょぶ!
877名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:59:35 ID:Xn42xmAG
エアリィさんマジ天使! 乙です〜。

ちょっとだけ小ネタなんですが……。
------------------------------
夫「今、魔法少女とか流行っているだろう?」
妻「そうね、今更という気はするけど」
夫「魔砲少女とか、血だまりスケッチとかの変化球も容認される雰囲気だし」
妻「極論な気はするけど、まぁ、そういう風潮よね」
夫「なので、俺も考えてみたんだ。サラリーマンな魔法少女を」
妻「……それ、すでにどっかで連載されてなかった?」
夫「ふふん、アレはアレで大変面白いが、ちょーっと違うんだな、コレが」

*『魔法の新入社員リクルート・こすもす』*

主人公は、二流大学を卒業したばかりの22歳の青年。結局卒業までに就職先が決まっていなかったのだが、「4月からフリーターか」と落胆してたトコロに、玩具やゲームの開発で知られる会社MMCからの採用通知が届く。
入社試験を受けた記憶が定かではないものの、とりあえず説明会に出かけ、給料や福利厚生の良さ、さらに社員寮も完備という条件の良さに目が眩んで、つい入社同意書にサインしてしまう。
そして4月。MMCに入社した早々に営業部に配属される主人公。戸惑いつつ営業部に向かうと、そこにはどう見ても中高生、下手したら小学生にしか見えない少女達しかおらず、主人公はさらに混乱する。
直属の上司であり、唯一の大人の女性・英楓露夢(はなぶさ・ふろむ)部長いわく、営業部とは、この会社の主目的である「悪の組織と戦うための魔法少女が所属する部署」なのだという。「まぁ、アイドルと芸能事務所みたいなモンね」
聞いてないよ〜状態の主人公だが、抗議しようとした矢先に悪の組織が出現したとの知らせ。否応なく、先輩の魔法少女(パッと見は15歳、中身は30歳)に連れられて強制的に営業に出る(=出動する)ことに……。
危険な現場に着いたため、嫌々ながら「変身」、不慣れ故のポカミスをしつつも、初出動とは思えぬ活躍を見せる。
事件後、先輩や上司から「期待の新人」と褒められて、渋々(半分はポーズ)ながらもこの仕事を続けていくことを決意する。
「魔法少女リクルート・こすもす、我が社の未来を任されましたッ!」
878小ネタ:2011/02/04(金) 00:00:47 ID:Xn42xmAG
・桜田秋雄(さくらだ・あきお)
  →雄田秋桜(おだ・こすもす)/リクルート・こすもす
 主人公。長身だがヒョロっとした冴えない印象の青年……なのだが、
 変身すると、真逆のちょっと小悪魔ちっくな11、2歳のロリ巨乳少女に。
 コスチュームはその名にふさわしく鮮やかな桃色で、フリフリヒラヒラ
 だが以外に肌の露出が多いタイプ。
 属性は「秋」で、敵味方のステータスを変化させたり、回復したり、と
 迎撃戦や持久戦系の戦法が得意(そのぶん、直接攻撃力はやや低め)
 という主人公らしくないタイプ。
 得意武器は、リーフダガー(落葉型の手裏剣)とコスモスの花を模した
 日傘(楯にもステッキにもなる)。

・株式会社MMC
 →表向きは「マーヴル・メディア・カンパニー」の略で玩具会社ということに
  なっているが、実際には「マジカル-メイデン・コンセプション」の意。
  密かに政府の支援を受けて設立された、対「黒の浸食」現象の組織。

夫「初任給20万8千円、夏冬ボーナスありで戦うヒロイン(?)ってのも萌えないか?」
妻「いや、そんなどや顔で言われても。あなた、疲れてるのよ」
 …………
(柱の陰で)妻「どうして私の過去をあの人が知ってるの!? 当時の関係者以外、知る者はいないはずなのに……」

──無論、奥様は(元)魔法少女かつ元男だったり。
879名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 01:37:59 ID:KDyNRKlu
その妻いいなぁ・・・・
880魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/04(金) 08:02:06 ID:PKalSCE1
そうそう、皆さんに聞いておきたいことがあります。

この先の話にすごく影響あるんですが…
大樹は元の男に戻った方がいいか、戻れなくなって絵梨(エアリィ)のままがいいか…

どちらがいいですか?

両方のパターンを書くというのは無しの方向でw
881名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 08:30:40 ID:U5WJ4azQ
縁側で茶をすすりながら、
「お爺ちゃんはのう、昔、魔法少女だったんじゃよ……」
と、孫に語りかけている大樹を見てみたいw
882名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 09:47:44 ID:a6Pghd4L
うちは絵梨のままがいいなぁ
883名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 09:48:47 ID:a6Pghd4L
sage忘れたorz
すませんorz
884877:2011/02/04(金) 11:05:27 ID:+XcoZtl1
↑みたいなの書く人間としては、やはり「戻れなくなる」方で。
あるいはひとひねりして、最後の決戦で「あと一回変身したら戻れなくなる」と言われて(だから「最後の」決戦)
それでもかろうじて敵ボスを倒して「やったー!」と思って大樹として日常に戻ったものの、
その日常の中で子供(美弥子でも他の人でも可)を助けるために、やむなく変身してしまい、そのまま大樹は行方不明に
……とかでも泣けるような。
885名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 14:12:39 ID:x6+iqm/j
>>880
元に戻れなくなったけど、家族には事情を理解してもらって、美夜子の姉か妹として暮らす
……なんて展開になったら一番嬉しい。
886魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/04(金) 17:55:14 ID:wF+yE2yN
皆さんいろいろありがとうございます。
最近思うのですが、私ここで連載続けていいんですかね?
なんか、エロないし私が投下を続けることで他の方の投下を邪魔してるんじゃないかと。
少々不安であります。
887名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 19:11:38 ID:zQc3Ptpm
かあまわん
888名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 19:12:01 ID:Mu71ufuj
話のオチを聞くってどうなんだ?

最後どうなるんだろって感じに楽しんでる人もいるし
そんなことをここで聞かれても困るわ
889魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/04(金) 19:23:20 ID:WMX+r04C
>>888
大丈夫、確かに重要なファクターですが、オチじゃないので
890名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 20:48:45 ID:HD4TuWwv
まああくまで参考にって事だな
891魔法少女キューティエアリィ 第五話:2011/02/04(金) 23:28:47 ID:b6CqvTRg
さて、第五話です。

投下しますねー

今回も書き出しは調子よかったのですが、最後のほうがうまくまとまらなかったので、
ちょっと残念です。

では始まりです。
892魔法少女キューティエアリィ 第五話−1:2011/02/04(金) 23:29:53 ID:b6CqvTRg
明日美「明人さんの心が落ち着いて良かったわね。」
絵梨「でも、まだ完全に回復していないから、早く元気になるように私が頑張らないとね。」
明日美「明人さんの方はまだわからないけど、絵梨ぃ・・・あなた明人さんとまんざらでもないでしょ?フフフ」
絵梨「な、なによ。その変な笑い方は・・・」
明日美「んー・・・絵梨ぃ・・・明人さんと付き合っちゃえばぁ?」ニヤニヤ
絵梨「ぶほぉっ!げほげほっ・・・な、な。何をいうのよーーー!!」

第五話「Experience!絶交の危機?二人はもうおしまいですか?」

絵梨「前にも言ったけど!わ、私には愛するつまと!むすめが!いるんですからね!!」ガーーッ
明日美「ふふふ。わかってるわよ。でもそれは大樹の時のあなたであって、
絵梨の時には妻も娘もいないでしょ?」
絵梨「同じ私ですっ!それに、明人さんはそんな私みたいな変な子なんか好きになってくれる・・・ハズ・・・ないもん・・・」シュン
明日美「ま、まぁ冗談だって。絵梨の明るさがあれば明人さんもすぐ元気になるわよ。」
絵梨「うん、私頑張るね!」

明日美「そろそろ帰ろっか。」
絵梨「そうね・・・そうそう、やっぱり私の服・・・私が自分で持って帰るよ。」
明日美「え、いいの?だって、あなた・・・」
絵梨「だって、明日美に毎回持って帰ってもらうの悪いし・・・」
明日美「いいって。これくらい。その、あたしの方が絵梨に無理してもらってるんだし。」
絵梨「・・・明日美・・・」
明日美「それに・・・あたしたち、友達でしょ?」
絵梨「・・・ぶわっ・・・明日美っ」ギュゥ
明日美「わわっ・・・絵梨・・・何泣いてるのよ。」
絵梨「なんだか、すごくうれしくなっちゃって・・・ダメだね私・・・
なんだか女の子になったら涙もろくなっちゃって・・・」
明日美「そうだ、絵梨の服、あたしが洗濯してあげる。」
絵梨「え、そこまでしてもらったら悪いよ・・・」
明日美「洗濯しないと汚いでしょ?あ、そうだ、絵梨にあたしの服も貸してあげる。
いつもおんなじ服じゃつまらないでしょ?」
絵梨「ほ、ほんと?ありがとう!!!!」ギュギュゥ
明日美「え、絵梨・・・抱きつきすぎ・・・痛いって。」
絵梨「あ、ごめん」パッ
明日美「ふふふ。じゃ、着替えましょうか。」
絵梨「うん!」

・・・

大樹「ふう、じゃこの服、お願いするよ。」↓
明日美「わかったわ・・・な、なによ人の顔じろじろ見て・・・」↑
大樹「明日美・・・君の身長何センチくらいあるんだ?」↓
明日美「なに?どうせ小さいわよ!150センチゴニョゴニョ・・・まだ成長期なんだからね!
背ももっと高くなる・・・予定だし、胸だって・・・」ムー
大樹「俺が絵梨になると君よりも少し小さくなるから・・・30センチも俺の身長縮むのか。」
明日美「あなた、180センチくらいあるの?無駄にでかいわね・・・」↑
大樹「無駄って言うな。正確には177センチくらいだな。」↓
大樹「まあいいや。そうかそうか・・・ありがとな。」↓
明日美「何よ、気持ち悪いわね。」↑
大樹「いいじゃないか。あんまり話しこんでもまずいしな。じゃ、今日はありがとう。」ヒラヒラ
明日美「なんなのよ・・・まったく、ほんとに絵梨と大樹って同一人物なのかしら。」
明日美「大樹の時は冷静で・・・その・・・少し・・・だけよ?カッコイイのに、
絵梨の時はドジッ娘属性なんだから・・・なんか、そこが面白くもあるんだけど。」
明日美「・・・よく考えたらあたしって妻子ある男性とお友達なのよね・・・」
明日美「他人が聞いたら・・・不健全に聞こえるわね・・・ってか、普通に抱き合ったりしてるし!///」マッカッカ
明日美「うーん・・・絵梨と大樹は別人・・・絵梨と大樹は別人・・・絵梨と大樹は別人・・・」ブツブツ

明日美は困ったり喜んだり焦ったり一人身悶えていた・・・
通行人は関わらないように明日美を避けて歩いていたのは明日美が知ってはいけない事実。
893魔法少女キューティエアリィ 第五話−2:2011/02/04(金) 23:36:32 ID:b6CqvTRg
・・・

そしてここは大樹の自宅楽しい楽しい家族での夕食の時間

大樹「そうそう、みゃこ。」
美夜 子「なあに?」モギュモギュ
大樹「前に塾に行ってみたいって言ってたろう?」
美夜子「うん。あ、お醤油 とって。」ムグムグ
紗英「はい。」
大樹「俺の会社の知り合いの娘がいい塾通ってるんだが・・・行ってみ ないか?」
美夜子「うん!行きたい!」
大樹「じゃ、今度一緒に行ってみようか。」
美 夜子「うん!」
美夜子「それと、スキー旅行の話なんだけど・・・」
大樹「なんだ?」
美 夜子「もうすぐ冬休みだからそろそろ準備しないといけないんだけどさ。
宿の予約とかは一応したんだけど・・・」
大 樹「うん」
美夜子「トモちゃんとこの親がね、大人も一緒に行かないとダメ。って言うんだ。」
大樹「そりゃま あ、そういう親もいるだろうな。それで?」
美夜子「トモちゃんとこも、アキちゃんとこもみんな忙しくてついていくこと出来ないって 言うの。」
大樹「なるほどな。で、もしかして?」
美夜子「お願い!お父さん、お母さん!せっかくここまで計 画したんだからついてきて・・・くれないかな?」
大樹「・・・うーん・・・どうする?紗英。」
紗英「私はい いけど・・・あなたこのうちにしばらく一人になるけど・・・大丈夫?」
大樹「うーん・・・それは寂しいかも。俺も行っていいか?金 曜日の夜からになるが。」
美夜子「家族旅行みたいだね。みんなに聞いてみるよ!」
美夜子「とりあえず中止に ならなくてよかった〜」

・・・

時と場所が変わってここは大樹の職場。
プルルルルル
カチャカチャカチャッターン

大樹(うーん・・・このままアーシィとエアリィはバラバラに戦っていていいのだろうか・・・)
大樹(この前はただ単に同時に必殺技を発動させただけだしな・・・)
大樹(本当の意味での合体技みたいなの作らないとな・・・)
カチャタタタカチャカチャッターン!
大樹(かといって、具体的にどうすりゃいいんだ?)
カチャカチャカチャカチャカチャッターン!カチャッターン!
大樹(アーシィのハンマーで俺をティーショットして敵の懐に)
大樹(意味ないな・・・しかも俺は近距離攻撃タイプじゃねぇ懐に入っても攻撃できね・・・)
大樹(俺がアーシィ担いで空から無獣めがけてアーシィ落とす・・・)
ッターン!ッターン!ッターン!
大樹(イラッ)

大樹「ちょっと!田中君!!キーボード打つ時はもうちょっと落ち着いて打ってくれないか?!」
田中「あ、すいません!」
894魔法少女キューティエアリィ 第五話−3:2011/02/04(金) 23:37:24 ID:b6CqvTRg
大樹(そうだ、明日美にも考えてもらうようにメール打っておこう。)
パカッ
ポチポチ
大樹『いままで俺達ってバラバラにやってきたけど、合体技とかやってみないか?』
ヴーンヴッヴーン
明日美『いきなり何を言うのよ!変態!バカ!!』
大樹(へ?何を怒ってるんだ?明日美・・・口調も女になってるし・・・)
ポチポチ
大樹『何を怒っているか知らんが、やつらを倒す時に合体必殺技みたいなのを使ったら強力じゃないか?』
ヴーンヴッヴーン
明日美『なんだ・・・驚いた。そんなもの必要?
一人ひとりが相手の弱点を見極めて戦略を立てて行く方が重要だと思うけど?
それに、一撃一撃を集中して精度を高めれば強い攻撃も可能だし。』
ポチポチ
大樹『確かに、戦略と集中力は重要かもしれないが、せっかく二人いるんだ。
協力して合体技を使わない手はないだろう。
それに何より合体技は燃えるし派手だ!』
ヴーンヴッヴーン
明日美『はぁ、これだから男は・・・まあ、考えてみる。』
大樹『それと今日も行くからお願い。』
ヴーンヴッヴーン
明日美『了解』

大樹「合体技名も考えないとな・・・」カキカキ

山本「課長・・・なんだか真剣な顔して仕事してる・・・今度のプロジェクトのことかな??」

部下たちもまさか上司が真剣に必殺技を考えているとは夢にも思いますまい。

タカタカタカタッターン!ッターン!
大樹(またやってる・・・)
大樹「田中君!?まったく釘を打ち込むみたいに・・・そんなにしたら壊れる・・・じゃないか・・・」
大樹「ん?釘?・・・打つ?・・・!ハンマー・・・釘・・・矢?」ピコーン
田中「すみません!癖なんです・・・」
大樹「そうか!!」ガタン!
田中「ひっ!」
大樹「あ、すまんすまん、仕事を続けてくれ。」ニコッ
山本「田中、課長に微笑みかけられたぞ・・・気を付けたほうがいい・・・」
田中「ガクガクガクブルブルブル」
895魔法少女キューティエアリィ 第五話−4:2011/02/04(金) 23:38:53 ID:b6CqvTRg
・・・

大樹は仕事が終わると明日美と待ち合わせをしてすぐに市民病院へ向かう。

絵梨「・・・でね、あのチームのFWは私はサイドから切り込むべきだと思ったんだけど・・・
なぜか中央突破しちゃったのよね。」
明人「へぇ!僕もそう思っていたんだよ!あれで結局カウンターもらったんだよなぁ」
絵梨「でしょでしょ!?あれはイカン、イカンよぉ。
思わずビール片手におじさん叫んじゃったね。」グッ
力いっぱい力説する絵梨(中身38歳おっさん)であった。
明人「ビール・・・おじさんって・・・あはは面白いなぁ絵梨ちゃんは。
でも、絵梨ちゃん詳しいねぇ。女の子でここまで詳しい人見たことない。」
絵梨「え。あはは・・・ちょっとサッカー好きだから良く試合見るの。
あの、ビールってのは冗談よ?」アセアセ
明人「あははは。わかってるよ。面白いなぁ。」
明日美「・・・ちょっと地が出たわね・・・ふふふっ」
絵梨「あ、そろそろ帰らなきゃ。じゃ、またね。」
明人「うん、ありがとう。楽しかったよ。」

・・・
そしてとある喫茶店。

明日美「明人さんも大分元気に笑うようになってきたね。」
絵梨「そうだねっ。よかったよかった。私の愛ある看護のおかげかなっ?」フンス
明日美「愛・・・ねぇ」ニヤニヤ
絵梨「はっ!違う!その愛じゃなくって!違うのよ?えーっと・・・」
絵梨「あ、そうだ!合体技の話なんだけど・・・考えた?」
明日美「うーん・・・いまいちピンとこないのよね。
やっぱり、そんなの必要?
それよりも個々の技を強くしたり、戦略に重点を置くべきだと思うの。」
絵梨「もー!それも重要かもしれないけど、二人の力を合わせたら何倍もの威力になると思うの。
だから合体技は必要よ!絶対!」ウンウン
絵梨「でね、私が考えた合体技聞いてくれる?」
896魔法少女キューティエアリィ 第五話−5:2011/02/04(金) 23:39:17 ID:b6CqvTRg
明日美「まぁ・・・一応聞くけど・・・」
絵梨「先ずね、私のウィンドヴァーゴで無獣の周囲に矢を撃ちこむの。
そうすると、それの打ちこんだ矢の内側で風が起こり始めて、最終的には竜巻並みの風が起こるわけよ。
エアリィストームの強化版みたいなものね。」
絵梨「それでね、私が空めがけて分散型じゃない集中型のエアリィシューティングスターを撃つから、
アーシィが無獣めがけてアーシィクエィクで撃ち落とすの。」
絵梨「名前も考えているのよ?これ見て?」スッ
明日美「それ本当にできるの?やっぱり、個々の技を磨くべきよ。それに戦略も一度考えた方がいいわ。」
明日美「いつも行き当たりばったりだから倒すのに結構苦労するんだと思うの。」
明日美「絵梨、それにねあなた戦闘中ちっともあたしの話きかないで突っ走るわよね。
だからあたしは戦略とかを考えた方がいいって思うわけよ。」
絵梨「だって、戦闘中にいちいち戦略なんて考えてられないじゃない!」
明日美「あなた、本気でそれ言ってるの?だから前もって考えておきましょうって言ってるのよ。」
絵梨「そりゃぁ、戦略も大事だと思うよ?でも、二人いるんだよ?二人力合わせて敵に立ち向かうことも必要だと思うの。」
明日美「あなた仕事してるんでしょ?管理職なんでしょ?だったら戦略とか事前打合せとか大事なのはわかっているはずでしょ?」
絵梨「何も戦略立てないとは言ってないじゃない!戦略立てたうえで合体技みたいな切り札があれば戦いやすくもなるでしょ?」
明日美「絵梨、あなた合体技したいだけじゃないの?こういうのは練習しないと意味ないでしょ?
わかる?あたしたちは魔法少女にならないと技を使えないのよ?
だからぶっつけ本番でしかできないの。」
絵梨「だから、それはイメージトレーニングで」
明日美「イメージトレーニングでどうにかなるもんじゃないでしょ!」
絵梨「なによ・・・私たちの技は全部イメージから作り出したものじゃない・・・だったらできるはずでしょ・・・」
明日美「それとこれとは別よ!だって私たちの技のイメージは全部アルやスピカから送られてくるものでしょ?」
絵梨「そうだけど・・・」
明日美「アルとスピカの中にイメージを持っていなかったらできないでしょ?」
絵梨「そんなこと言って、明日美、できる自信がないんでしょ・・・こわいんだ・・・」ボソッ
ハッ
絵梨は明日美に対してひどいことを言ってしまった。
しかし、既に出てしまった言葉はもう元には戻せない。
明日美「!・・・・もういい・・・絵梨・・・一人でやればいいじゃない。」
明日美「友達ができたと思ったのに・・・」キラン
絵梨「あの・・・!・・・あす・・・み・・・」
一言、一言だけゴメンと言えばいいのに言葉を紡げない絵梨。
追いかけることもできない・・・
897魔法少女キューティエアリィ 第五話−6:2011/02/04(金) 23:41:37 ID:b6CqvTRg
そして、大樹に戻り帰宅。

紗英「・・・あなた、今日はひどくお疲れね。」
大樹「・・・ん?ああ・・・ちょっと仕事で失敗しちゃってねぇ・・・」
紗英「あら。あなたが珍しいわね。」
大樹「ちょっと意見の違いがあって、些細なことなんだ。
それで喧嘩別れしてしまった。」
紗英「あなたの仕事のことだから私はわからないけど・・・どういう風な意見の相違があったの?」
大樹「んー何と言ったらいいか・・・
俺はAというプランがいいと言ったんだが、相手はAよりもBだと言って聞かないんだ。
だから俺はBも考えるけど、そこはBよりもAだという意見を押したんだよ。
そしたら相手は怒っちゃって・・・それで相手にひどいことを言ってしまったんだ。」
紗英「うーん・・・私に言えることは、あなた自分の意見ばかり押し通してたら、
相手の人はは絶対にあなたの言うプランは受け入れてくれないと思うわ。
あなたは相手のプランを受け入れて肯定しなきゃ。突き進むばかりが最善策ではないと思う。」
紗英「大人なんだから、相手の意見も聞かなきゃ。
だから、あなたのプランを実行する前に相手のプランもあなた自ら実行してみたら?」
大樹「そうだ・・・俺が子供だったんだ・・・本当は大人なのに・・・忘れていたよ。」
紗英「それと・・・大切なことだけど。
悪いなと思ったら、まず最初に相手に謝ること。ひどいこと言ったのならなおさらよ。」
大樹「そうだ、確かに・・・許してもらえるかわからないけど・・・」
紗英「許してもらう前提ではなく、誠意をもって謝るの。
あなたの気持ちが伝われば、きっと何か変わるはずよ。」
大樹「ありがとう。気持ちが落ち着いたよ。さすが僕の妻だ。」
紗英「ふふふ。おだてても何も出ないわよ。」
大樹「えーそりゃないなあ。」
紗英「じゃあ、明日の夕飯、あなたの大好きなから揚げにしてあげる♪」
大樹「まじか!」
紗英「ええ、おおマジよ♪」
大樹「やったぁぁ!紗英!愛してるぞぉ」
紗英「ほんと子供みたい。ふふふ」

から揚げでこんなに喜ぶ大樹さん、うらやましい限りです。
898魔法少女キューティエアリィ 第五話−7:2011/02/04(金) 23:43:04 ID:b6CqvTRg
・・・

そして、朝・・・

大樹「行ってきまーす!」
大樹「から揚げ〜♪」フンフンフーン
朝から上機嫌な大樹さんですが・・・

タッタッタッタ
大樹「!・・・なんてことだ・・・空が・・・」
大樹「っち!こんな時にぃ!!!」

空の色が変わる。ウィッチーズスペースが展開された。

大樹「アクセプト!」
大樹が叫ぶと首のピンクのハーティ ジュエルが光り、手がハートの形に動いていった。
大樹「キューティメタモルトランスレーションエアリィアッ プ!」

ハーティジュエルからピンク色の光が出て大樹の 体にまとわりついていく。
体が徐々に小さくなり、体の線が丸くなってくる。
パキィンと光が弾けるとハート型の花びらが舞う。
花びらの中かから現れるのは・・・

腕 は白にピンク色の縁取りがされたロンググローブ
足はハイヒールのようなロングブーツ
頭はピンク色の髪になり 急激に伸びていき、ツインテールのように
そして、最終的に首にあるハーティジュエルからリボンのようなものが出て全身を包み込む。
リボンが腰に巻きつき、ピンクの段々のフリルがあしらわれたスカートになる。
リボンが体に巻きつき、無数のピンクのラインのついた袖が広く、襟が大きなフリルだらけの
白いジャケッ トになる。

エアリィ「そよ風のように幸せ運ぶ!キューティエアリィ!おまたせっ」

エアリィ「無獣はどこっ?」
エアリィが周囲を見回す。

その横を黄色い影が横切る。
899魔法少女キューティエアリィ 第五話−8:2011/02/04(金) 23:43:37 ID:b6CqvTRg
アーシィ「どこ見てるの?あなたの真上よ」

エアリィ「!アーシィ!上?」
エアリィが上を向くと、大きい球体が宙に浮かんでいた。
エアリィ「はっ・・・ボール??なに・・・あれ・・・こんなの見たことない・・・」
その姿は一種異様であった。手足どころか顔や尾らしきものもなく、文字通りボールのような体に鱗がびっしりと生えていた。

アーシィ「無獣は怪獣体ばかりではないわ。このようなおよそ生物には見えない形もある・・・」
アーシィ「じゃ、あたしは行くから。」

アーシィはそう言ってアーシィハンマーを出すと地面を思い切り叩き跳躍した。

エアリィ「アーシィ・・・!」
エアリィはアーシィとの溝を感じ、追いかけることができなかった。

アーシィ「アーシィストライクゥゥゥゥ!!!」
アーシィはそのボールの真上を叩きつけた!
すると、今まで宙に浮いていたボールが地面に叩きつけられる。

ガッゴォォォン!!!
クォォォォォン

その衝撃で地面にクレーターができる。相当な重量のようだ。

エアリィ「アーシィ・・・すごい・・・」
間髪入れずにアーシィは地上に降り、アーシィハンマーを鱗に引っかけ無獣の周囲を駆け抜ける。
バキバキバキバキィ
鱗が剥がれ落ち、無獣の一部がむき出しになる。

ゴロッ・・・
無獣が転がり始め、アーシィへ襲い掛かる。

アーシィ「甘いわ!」
無獣が転がる方向にすでにアーシィはいなかった。

再び無獣の鱗にハンマーを引っかけ鱗をはがしていく。

アーシィ「最初の一撃であなたの体が防御に適していることはわかってる!だから!こうやって!防御の要を剥がして!むき出しにすれば!」
アーシィ「本体へダメージも与えられるのよ!」
バキバキバキバキバキバキィ

アーシィは何度も何度も鱗を剥がしていった。
徐々にむき出しになる無獣。

クォォォォォ
残った鱗が一枚一枚逆立ち始める。
アーシィ「そういう攻撃も想定済みよ!」
鱗が周囲に弾幕のように無数に発射される。
ドンドンドンドンッ

しかし、アーシィはハンマーを回転させすべての鱗を弾き返した。
900魔法少女キューティエアリィ 第五話−9:2011/02/04(金) 23:44:17 ID:b6CqvTRg
その戦い方を見て、エアリィは手を出すことができなかった。
エアリィ「さすが・・・アーシィはすごいなぁ・・・私じゃあんな戦い方できないよ・・・いつも突っ走って、当たって砕けろだもんなぁ・・・」

そして・・・

アーシィ「最大出力で行くわよぉぉぉ!アーシィ!ビートォォォ!!!!!」
アーシィハンマーが無獣のむき出しになった部分に当たる瞬間!

バキィン!

なんと全ての鱗が復活した。
それにより弾き飛ばされるアーシィ!

アーシィ「きゃぁぁぁぁ!」
エアリィ「アーシィ!」
アーシィ「っく!こうなれば鱗が尽きるまで何度でも!!」

アーシィは何度も何度も鱗を剥がし、剥がしては攻撃を繰り返したが、すべて鱗の復活により弾き返されてしまうのであった。

アーシィ「なんで!終わらないのよ!はっ・・・そうか!剥がすのと同時に攻撃しなきゃならないのか・・・!!」
アーシィ「それって・・・っく・・・あたしってやっぱりバカだぁ・・・イメージがないなら・・・作り出せばいいじゃない・・・」

エアリィ「アーシィ!大丈夫!!その・・・この前は・・・ごめんなさい!!」

アーシィ「あたしこそごめん!!そのエアリィの言う事を頭から否定してしまって!」

エアリィ「ううん、確かにあの時はカッコばっかり気にしていてアーシィの事受け入れようとしていなかった。ごめんなさい。」

アーシィ「二人の協力も大事」

エアリィ「敵の行動を見極めて作戦を立てるのも大事」

「「両方大事なんだ」」

アーシィ「やった事が無いからって!」

エアリィ「今経験すればいいじゃない!」
901魔法少女キューティエアリィ 第五話−10:2011/02/04(金) 23:45:00 ID:b6CqvTRg
アルデバラン「おしゃべりはおしまいだよ!無獣が攻撃を始めようとしている!」

アルデバランの言うとおり、無獣がその場でコマのように自転し始めた。

アーシィ「回転力を使って全方位に弾幕を張るつもりね!」
アーシィ「あの合体技やるわよ!」

エアリィ「うん!」フワリ

エアリィは無獣の直上へと飛んだ。

エアリィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・ウィンドヴァーゴ!」
エアリィの持つエアリィボウが光を帯びて形状を変える。

アーシィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・グランタウラス!」
アーシィの持つアーシィハンマーが光を帯びて形状を変える。


エアリィ「アーシィ!行くわよ!!」

エアリィ「エアリィシュート!」
バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ!

エアリィは無獣の周囲に矢を放つと地面に突き刺さった。

エアリィ「エアリィ!ストーーーム!!」
すると矢の内側に風が巻き起こり、その風は徐々に大きくなり無獣を竜巻が包み込んだ。

バキババキバキバキィィィ!

無獣の鱗が吹き飛んで行く。

エアリィ「今だ!!いっくわよぉぉぉぉ!!!エアリィ!シューティングスタァァァ!!!」
エアリィは直上に矢を放つ。それを見たアーシィは地面を叩き跳躍する!

アーシィ「アーシィ!クエィク!!」
ズドン!

スピカ「ホールド!」
アルデバラン「ホールド!」
スピカとアルデバランは加速度を増した矢に向かってホールドリングを展開。
プラズマを発しながら無獣へと向かっていく。

バチバチバチィ

「「いっけぇぇぇぇぇ!!キューティ!メテオストライク!!!」」

「「二人の心の力を思い知れぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」」

ズズ---ン!!!

キューティメテオストライクが無獣へ突き刺さる。


クォォォォォォン!!!

すると、球体型の無獣が真っ二つに割れ、四散した。
902魔法少女キューティエアリィ 第五話−11:2011/02/04(金) 23:45:35 ID:b6CqvTRg
エアリィ「やった・・・・!」

アーシィ「やれば・・・できるものね・・・」

エアリィ「うん!二人の息はぴったりだもん!なんたって友達だもん!」

アーシィ「友達・・・ごめん・・・あなたにひどいことを・・・ごめんなさい。」

エアリィ「こっちこそごめん。昨日妻に怒られちゃった・・・あなた子供っぽいわよ!って・・・
ダダこねてたのは私のほうだ。ごめんね。」

アーシィ「ううん・・・その・・・これからも、友達でいてくれるかな?」

エアリィ「もっちろん!」


これで二人の危機は回避された。
そしてウィッチーズスペースが解けていき、大樹は絵梨に変身して二人は無獣発生者のもとへ駆け寄る。

助け出された人は女性で怪我はしていなかったのだが、念のため病院へ連れて行った。


明日美「よかった・・・大したことなくて。」
絵梨「うん・・・私たちも仲直りできてよかった・・・」
明日美「うんうん。」

絵梨「そうだ!今度ねうちの娘が明日美の塾へ見学しに行くの。うちの娘ともお友達になってあげて?」
明日美「え!やっぱり来るの?き、緊張しちゃう・・・」ピコーン
明日美「そうだ!ねぇ!絵梨も塾に一緒に入って!!」

絵梨「うんうん私も一緒に・・・って!えぇぇぇぇぇぇ!!??」
絵梨「無理だよぉぉ!なんでぇぇぇ?」
明日美「お願い!あなたがいないと不安なの!」
絵梨「うううう・・・ちょ、ちょっとだけだよ?私仕事あるし・・・」
明日美「わかってるわよ。1週間に一回だけでいいからさ、ね。」
絵梨「しょうがないなぁぁ・・・」
絵梨「明日美って結構甘えんぼなんだよねえ。」
明日美「いいじゃない。絵梨のこと大好きなんだから。」
絵梨「えっ!ななななな何を言ってるの。いくら仲直りしたからってそこまで仲良くならなくても!私にそんな趣味はないよぉぉ・・・ってあれ?この場合はOKなのか?いや?あれ?」
絵梨「うーん???なんだか混乱してきた・・・」
明日美「もー、あたしの好きってのはその恋愛の好きじゃなくってぇ・・・勘違いしないでぇ」
903魔法少女キューティエアリィ 第五話−12:2011/02/04(金) 23:45:58 ID:b6CqvTRg
絵梨「って、あーあ、会社完全に遅刻だなぁ・・・いくら戦っている間の時間が止まっているからって・・・」
明日美「あたしもよ・・・はぁ」

絵梨と明日美は顔を見合わせる。

明日美「たまには・・・」
絵梨「さぼっちゃおうか!」

二人は大笑いした。

そのあと絵梨は一旦大樹に戻り、会社へ休みの連絡をして、明日美の学校へ保護者として休みの連絡をした。

絵梨「不良中学生なんだから。」
明日美「絵梨こそ。不良社会人め。」

「「ぷっぷぷっあははははは」」

二人は大いに笑いあった。

ガールズショップでは・・・
明日美「絵梨!やっぱりかわいい!!」
絵梨「え、そそうかな?」
絵梨を着せ替え人形にして遊び

コスメショップでは・・・
明日美「絵梨にはこのファンデーションとチークが似合うと思う。」
絵梨「お化粧なんて初めてだよう。」
絵梨にお化粧の仕方をレクチャーし

ゲームセンターでは・・・
明日美「もっとくっつこうよ!」
絵梨「えちょっと恥ずかしいよ。」
二人でプリクラを撮った。

こうして二人は丸一日遊び倒したのだった。


次回予告
美夜子たちの待ちに待ったスキー旅行。
保護者としてついていく西田夫妻。
やっぱり旅行先でも事件に巻き込まれるのは魔法少女の宿命か。
アーシィがいない場所でどう戦うのかエアリィ!
次回「Function!ピンチです!私ひとりでできるかな?」
アーシィ「あなたに全てを克服できる力があるかしら?」
904魔法少女キューティエアリィ 第五話:2011/02/04(金) 23:48:11 ID:b6CqvTRg
さて、第五話 投下おしまいです。

合体技も出たところだし、そろそろ三人目の出番かなーなんて思ってみたり。

ということで、次回は第一話から引っ張ってきたスキー旅行の話です。

ではでは

次回までお待ちくださいませ
905名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 23:49:41 ID:d2J0FIKW
取り急ぎ
容量やばい
次スレ準備してくる
906名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 23:55:23 ID:d2J0FIKW
次スレ
強制女性化小説ない?Part40
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296831191/

済まないが>1はとりあえずこのスレのそのままにさせてもらった
907名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 12:10:26 ID:8uBhIKp5
>>906
乙です。
908名無しさん@ピンキー
男のキャラクターが科学や魔法やその他の方法で、意思に反して女性化されるSSを楽しむスレッドです。
SSへのコメントや、その他TS系サイトの情報、あるいは強制女性化の萌え談義で盛り上がりましょう!

【前スレ】
強制女性化小説ない?Part40
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296831191/

■暫定ローカルルール
最近マナーの良く無い発言が目立ち、荒れる原因となっているので、暫定措置としてこのスレにおいては、次のローカルルールを適用します。

※SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。
※作者、読者ともマナーを守って進行していきましょう。
※次スレ立ては>980、若しくはスレッド容量480KBを目安に。
※容量が危ない時は、作者様は極力次スレに投稿していただきたいです。ご協力をお願いいたします。

【注意】
◇以下の事を守れない人はどんな人であっても荒らしです
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。

【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレを示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。