「ねぇ、保管庫ってこれからは鍵がつくんだよね?ここでちゃんと説明しなくちゃだめじゃない?」
「よく気がついたね亜樹ちゃん!もちろんそちらも検索ずみだよ。保管庫の鍵は『sage』
次に出てくる質問に答えれば、今までに投下された作品が閲覧できる。
歴代ライダーの作品も揃ってるんだ。すごく興味深いよ」
「なぁ、ここのスレに関する情報は他にもあるのか?」
「明文化されてないけど、『お約束』という項目があるね。
*作中にネタバレを含む場合は名前欄に明記するか前書きで説明する
*雑談でネタバレを含む場合は警告+改行を入れる
などが見つかったよ」
「ちょっと堅苦しいけど、みんなが楽しくいられるためには必要だってことね!
それじゃあさっそく、いっくわよ〜〜〜!」
ごめん、ほんとごめんなさい!
全然、残りの容量に気づかず投下してしまったよ!
前スレはもう書き込めないから、あげときます。
もう本当にごめんなさい。初めてのスレ立てがこれなんて、我ながらあほだ。
で、すみません。前スレ途中になった続きだけ落としていきます。
もうホント、反省してます、スレ住人の皆様、すみません。
前スレ完全に中途半端に埋めちゃってごめんなさい。
だけど、書いてて楽しかった気持ちも、ダブルが好きな気持ちも、ここのスレが好きな気持ちも
本当なんだー!
「……これ、割れるのか?」
亜樹子の手から翔太郎が星を取る。
真ん中で割れるように出来ていて、少しずれているのが見えたのだ。
「ホントだ。亜樹ちゃん、これ割れるみたいだよ」
「え?あ、ホントだ…」
翔太郎から星を受け取ると、亜樹子はつなぎ目の部分を少し力をこめて外した。
パカッと軽い音がして星が割れると、中から何かでてきた。
「あ……」
「これは……」
「……」
中から出てきたのは、一枚の紙だった。
翔太郎には見慣れた荘吉の文字。
To beloved daughter
I pray for happiness
「最愛の娘へ…。幸せを祈る」
フィリップの呟きに、亜樹子の瞳に更に涙が浮かぶ。
「お父さん…」
父の願いは、これだったのだ。
いつも他の誰かのために生きていた壮吉の心の中にあった願い。
たった一人の娘をいつも思い、願うことを忘れなかった。
どうか、幸せに、と。
「おやっさん……」
「やっぱりすごい男だね。亜樹ちゃん、君のお父さんは」
「うん…!うん、そうだね!」
もう寂しくない。悲しみの中に寂しさはない。
ずっと知りたかったのは、荘吉の心だったのだ。
父に愛されてたことを疑ったことはなかったけれど、飢えてはいたから。
だけど、今日、満たされた。
満たされて、溢れて、止まらない。
そして溢れた愛は、きっとまた誰かを幸せにしていく未来へと繋がっていく。
「よぉーし!」
亜樹子が気合を入れるように拳を突き上げる。
「頑張るぞ!だから、翔太郎くんもフィリップくんも一緒に頑張ろうね!」
「唐突なやつだなぁ」
「亜樹ちゃんらしいね」
「ま、な」
「もう、二人とも何納得してんのよっ!」
「いや別に」
「で、具体的には何したらいいんだ?」
「んー、とりあえず、おいしいたこ焼きでも食べようか!ね!」
いそいそとたこ焼き器を出しに行く亜樹子の背中を見て、翔太郎とフィリップは顔を見合わせて苦笑した。
「……強いね、亜樹ちゃんは」
「ああ……」
「さすが、鳴海荘吉の娘だ」
「だな」
「……彼の、亜樹ちゃんのための願いを、僕らは叶えないとね。また一つ、義務が増えたよ」
「義務じゃねぇよ。……権利だ」
「権利?」
「亜樹子を幸せにする権利だよ」
「そうだね。僕らには、亜樹ちゃんを幸せにする権利がある」
「ああ、俺たちの権利だ」
「だとしたら、ちょっと困るなぁ」
「何が?」
「だって、さすがに僕ら二人と亜樹ちゃん一人と結婚ってわけにはいかないし」
「へ?」
「分かった!じゃあ、僕が亜樹ちゃんと結婚するから、翔太郎は僕らと養子縁組しようよ!」
「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!」
「え?何か問題が?」
「あるだろー!」
とぎゃんぎゃんとフィリップに噛み付く翔太郎だ。
そんな二人を振り返って微笑んで、亜樹子は胸にぴかぴかと光る星を感じた。
(ありがとう、お父さん)
(出会えたよ、大事な人たちと)
(あたし、幸せだよ)
ずっと三人でいられたら、それはとても幸せなことだろう。
だから、幸せでいられる。
ずっとずっと自分たちは一緒にいる。
何があっても離れないと、誓おう、このぴかぴか光る胸の星に。
「ほぉーら!二人とも!たこ焼きの準備するよぉー!」
終
>>1乙、そして反省も乙www
続きを急かそうとしたら、書き込めないのに気付いて新スレか?と思って板見たら、やっぱりそうだった
前スレはそれだけ投下が充実してたって事だし、気にするな!
亜樹子が、おやっさん大好きで可愛くて良かった!
三人仲良しも幸せだし!
フィリップの家族計画が成就したら、年下の両親で実に楽しそうだwww
このスレも職人さんたちの充実した投下がありますようにwww
>>1乙するけどいいよね?答えは聞いてない!
自分も続き待ってたけど投下ないから、ひょっとして、と思って見たらビンゴだった。
これだけ早く埋まるのも初めてじゃね?
まあ過疎スレも多いこの板で、これだけ投下が充実してるのはいいことだよなw
>>1の亜樹子のお父さんラブっぷりが可愛かったよ!
飢えてた部分が満たされるって幸せだよな。
ぴかぴか光る幸せを、三人ずっと大事にしていって欲しい。
Wも残り三ヶ月だし、次のライダーもそろそろ情報が出てきてるし、萌えはまだまだこれからだ。
このスレも楽しくいこう。
ちなみに自分は今更だけどクウガで、五代×桜子萌えが再燃中だw
何か保管庫に入れない…
ちゃんと初回放送日の2○○9○9○6で入力しているのに…
さぁ、お前の
>>1乙を数えろ!
>>9 「年月日」とはどこにも書いてないんだぜ?
>>1乙乙!
亜樹子の幸せを一番祈ってたのは、やっぱおやっさんだよな。
その想いを、亜樹子はきっと大事にして生きていくんだろうと思えた。
ありがとう!
新スレになったことだし、みんなマターリ萌え転がっていこうぜー。
GJ!
父娘と三人組の絆に俺が泣いた!おやっさんの娘への想い、本編でも
見たいですね。
>>1乙!
今はいない大事な人と、その人の思い出と面影を共有する同じくらい大事な人達。
切なくも心温まる作品をありがとう。
自分も、まだ余裕だろうと前スレ容量見てなかったww
早さにはビックリしたが、スレが充実するのはありがたいことだ!
>>1乙ー。本当前スレは色んな話やネタが多くてとてもウハウハしたんだぜ。
亜樹子パパはもう男前だなぁ。養子縁組とか言い出すフィリップもステキすぐる。
さて。こっそり753を待ってたけどスレが埋まったので新スレに投下させていただきます。
ええもちろん、なごめぐです。最終話以降の馬鹿ばっかりです。
あーあと、ぬるいですがおしりネタなので嫌いな人はスルーして下さいね。
名護家の朝は早い。
「名護君なにしてんの」
「イックササー……ん。恵か、ただの柔軟だ」
早朝から爽やかに汗を流す背中に声をかけたのは、我らが愛しのお嫁さま。
応えるのは、旦那さま。時計は五時を告げたばかり。勿論、午前の。
恵は思う。
彼が帰宅したのは、彼女に分かる範囲でも日にちが変わってからのはず。
彼女が就寝した時点ではまだ自分ひとりだったから。殆ど睡眠をとっていないはずなのだ、彼は。
にも拘らず、トレーニングは欠かさない。まあ、戦士の性ってやつらしい。
それは理解できる。が、それでも新妻の目にはありありと不満が浮かんでいた。
「……ふうん」
「な、なんだその目は」
「別にぃ。可愛い新妻が待ってるのに、そういうことしてる暇はあるんですねって思っただけです」
棒読みの敬語と、不機嫌そうな彼女の表情は、名護には何時もより子どもっぽく見えた。
思わず頭を撫でてみた。じっとりとした視線が彼を見上げてくる。
「寂しかったか」
「五月蝿い、自意識過剰。名護君なんか爆発しろー現れなくていいしー」
「じゃあ付き合いなさい」
「いや、意味わかんないし、っていうか何に」
「もちろん」
夜のイクササイズに決まっている。
「……朝なんですけど」
聞いているわけが無かった。
「ちょ、手!やらしい!セクハラーッ」
「夫婦でセクシュアルハラスメントが通用するか!健全一直線だ!」
他愛もない言葉の応酬。
昔だったら、この辺りで突っ掛かって手が出かねない状況になる。
いや、今も手は出しているのだが。
そんなわけで、犬も食わないふたりは盛り上がるばかり。
「そんなに嫌ならそういう顔は止めなさい!」
「そういう顔ってどんな顔よ!」
「だから、そんなかわ」
名護が固まった。
「……名護君?」
「何でもない」
硬直は一瞬で、すぐに名護はそう告げた。今更取り繕ったところで、言質は既に取られてしまっている。
「なーごーくーんー。さっき、何て言おうとしたのかなぁ〜?」
先ほどとは打って変わって、極上のスマイルで首を傾げる恵。そして一方の名護は冷や汗を浮かべていた。
「嫌だ。言いたくない」
「教えなさいよ、今ならちゅーしてあげるわよぉ」
にやにやと厭らしい笑顔で夫を懐柔せんと、妻はにじり寄る。
「要らんっ」
「へー嫌なんだ」
そう返されてしまうと、つい否定してしまいたくなる名護である。
「い、嫌とは言ってない」
「じゃあしちゃおーっと。ほら、屈んで屈んで」
ふてくされても、彼女のために顔を寄せる。そんな彼に近付こうと、恵も爪先立ちになった。
「ヘタクソ」
目を開けた途端に、妻は三日月のようにきゅーっと唇を釣り上げてそう言った。
「してきたのはそっちだろう」
「こういうのは、お互いに切磋琢磨してこそでしょー。責任押し付けるなんてちっさーい」
「俺は名護だぞ。努力は怠らん」
「いや、あたしも名護だし。っていうか何の努力よ、もしかしてベッドの下のやつ?」
どっきーん。彼の心臓が奏でる不協和音。確かに彼女にも聞こえた。
「な、ななな何のことかな」
「……言っとくけど、見つけたの私じゃないから」
じゃあ誰だ、と聞きたいようで聞きたくない。なので、置いておくことにした。現実逃避上等である。
ごほん、ごほん。あーあーうーうー。仕切り直そうと口をもごもごさせる名護の姿は、滑稽だった。
焦って、慌てて。怒って拗ねて、そんな彼を気が付けば可愛いと思ってしまった。
その時にはもう不治の病に罹ってしまったんだから。
だって、そんな姿だけじゃなくて。偶に、……いや、本当に極々稀にだけど。
格好良かったり、男らしい顔なんて見せたりするから、悪い。
「名護君の馬鹿」
零れた憎まれ口に、名護は律儀に返す。
「馬鹿と言った方が馬鹿だ」
「知ってるわよ。こんなの好きになっちゃう馬鹿、あたしくらいしかいないもんね」
「……恥ずかしいことを言うな」
「名護君が言わないでよ」
恵は照れくさかったけれど、気にならなかった。何しろ目の前にはタコみたいな奴がいるのだから。
「ばか」
「君がな」
「すき」
「……俺もだ」
名護は顔を背ける。しかし腕は伸ばして、彼女を捕まえた。
抱きしめて、もう一度キスをする。それから、それから。
「しかし、奥が深いな」
唇が離れて、うっかり本音が漏れてしまった。
「ん……何が?」
「その。ええと、色々だ」
「何それ答えになってないんですけどー」
「五月蝿い。今日は休みだろう、付き合いなさい」
自棄糞気味の彼に、恵は薄く笑った。
「はいはい。じゃー招かれてあげるから、しっかりエスコートしてよね?あ・な・た」
鼻先を突く指を掃い、名護は彼女を抱き上げた。
恵も首筋に腕を巻きつけると、大人しく彼の胸に顔を埋めて目を閉じた。
抱きしめあう、肌の温もりがそれまでの夜を思い出す。
夫婦の営みが刻まれた寝室で、ふたりはすぐにひとつに重なり合った。
「ひぁあッ、やだ、何これぇ……っ」
が、その時、恵が異常に気付いて悲鳴を上げた。それは触感からだった。
名護の指ではない、固い何か。視線を走らせて、驚く。
「見たんじゃなかったのか」
「そりゃ、見たけど……んやぁっ!」
ヴゥウン、と低いモーターの稼動音。その振動は、身体の奥から響いて恵を揺らした。
「ぅく……く、ぁぁあっ」
もじもじと身を捩らせ、もがく彼女を名護は満足気に見つめる。
「やぁ、と、取ってよ」
「断る。折角だから楽しみなさい」
ご満悦と言わんばかりに微笑む名護。
童貞だったクセに。そう毒づきながらもその笑顔に、ついときめいてしまう恵。
流されそうになる精神をどうにか奮い立たせて声を絞り出す。
「ん、で、でも名護君は、どうするつもり……ぃあッ」
「こっちを貰う」
名護が体勢を変えさせる。180度回転の後、腰を抱えて。彼に尻を突き出すような格好。
恵の顔色が変わる。
「や……ぁあん!だめえ、や、ぁっだ……ッ」
妨害しようと動く。けれど、そのせいで更に捻じ込まれた物のより深い侵入を許してしまう。
緩慢な震えた手は、届きやしない。
「もう慣れただろう」
夫婦となってそこそこ。マンネリを防ごうとそれなりの種類をこなしてきた、が。
「だ、だって、んっ。一度に両方なんて、無理、ぃっ」
「そうか。なら今から慣れてくれ」
「ばぁあかぁーっ!!」
ずるりと取り出した彼の一物も、もう待ちきれないようだった。
「んぁああ……ッ」
スムーズと言うには些か語弊のある挿入だったが、それすら今の彼女には快楽にしかならない。
「この体勢、顔が見れないのが難点だな」
「誰のせ……っふあぁ!熱いぃっ」
こぽこぽと、彼女の太股から粘っこい液体が滴り落ちていく。
「んんん……ぁ、ぁあっ」
前と後ろからの攻勢に、気の強い恵と言えど抵抗はままならないようだ。
「ひぁ、あ……っ、あ、あたしっ、名護くぅんッ」
夫の名前を叫び、彼女の身体から力が抜ける。
名護はくたりとした身体を抱き寄せて、うなじに顔を埋めた。
「こういう時は名前を呼ぶべきだと思うぞ」
恵がのろのろと首をもたげた。
「ぅ、うるさぁい……ん、名護君の、ばかぁ……っくう」
乱れた甘い声に、悪態も気にならない。
彼女の身体をなぞる。桃のような尻を改めて見つめる。
「恵は安産型だな」
「何よぉ……んく、ふぁあ……」
会話を交わしながらも、行為の方も滞りなく。
火照った彼女の肌が心地良い。
「そろそろ子どもを作ろうとも思ったんだが。まだ無理のようだ」
中で大きくなった彼に、彼女はぽつりと呟く。
「……そりゃ、お尻じゃね」
名護は彼女を抱く腕に力を込める。
「子どもにお前を取られるのが嫌だ」
「子どもみたいなこと言って……はぅ」
きゅん、と恵の子宮が疼いた。
可愛いと言われるのも嬉しいけれど、彼の可愛い所を知るたびに心も身体もどうにかなってしまいそう。
「ッああん、そんなに強くしないで……ぇっ」
名護が勢い良く突き上げると、恵が震えた。
そのまま彼女の腰を押さえ込んで、背面から彼女を犯す。
「ひ、ぁ、やッ……ふああん、くぁあ!」
菊門が肉棒を締め上げる。その強い刺激に、堪らず精を吐き出しそうになる。
けれど、前も乱されている彼女が既に一度軽く達しているとはいえ、まだ耐えているのだから。
「んは、はぁあっ、ひぅううッ」
更に深く肉を抉る。もはや嬌声は悲鳴に近い。
それでも快楽を貪っていると分かるのは夫婦の自負だろうか。
名護はこっそり微苦笑を浮かべた。
「なごく……ぁぁあ、だめ、イッ……早く、は、やくぅっ」
そうこうしている間に、どうも彼女は限界らしい。
内心助かったと、名護が思った瞬間。
彼も限界だったことに気づいた時にはもう手遅れ。
「……あ」
「くふああっ、あ、――ッうくうぅあぁあ!!」
勢いあまって、リモコンを押していたのはわざとじゃない。
断じて最強にしたのは故意にではない。
「疲れた……」
「迎撃続行」
「お断りよっ」
「むう。ではソロプレイにしよう」
ベッドから降りて、名護はさっさと身嗜みを整え再び珍妙な体操を始めた。
腕を振り足を蹴り上げて。リズムに合わせた可笑しな歌を歌いながら。
「そんなにやって欲しいならさー。それこそ子ども出来たら付き合ってくれるんじゃないの」
「成る程。一理あるな恵!」
いい事を聞いた、と彼女に近寄ろうとした彼の顔面に、恵は枕を思いっきり投げつけた。
「もう今日はしないからね。けーすけのばーぁっか」
名護美(仮)が生まれるまでは、まだまだひとりでできるもん状態は続くようだ。
そんな名護家は今日も平和なのである。めでたしめでたし。
早朝からイクササイズ、朝なのに夜のイクササイズ。
やりたかったのはそれだけだったんだけど、気が付いたら嫁が来た名護家にはきっと大人の玩具がある筈!
ベタにベッドの下とか!という脈絡のない考えがね、こう。
あ、なごみんは前スレ
>>544から拝借しました。
おまけです。以下、最初書いた没った部分。嫁からお誘い掛けた場合
「名護君」
ふわり。何もつけてないはずなのに、彼女からは相変わらずいい匂いがした。
「ん。……朝からか」
「だって、名護君帰ってこないし。起きたらアホな体操してるし」
「阿呆は止めなさい」
「なんでもいいけど、可愛いお嫁さん、ちゃんと構わないとダメよ?」
「そうか、伝えておこう」
「誰にだ馬鹿」
その後
「何時もこれくらい素直なら、君を『可愛いお嫁さん』と形容するのも同意できるんだがな」
「な、何よ……わる、ぁ……かったわね、っ」
はいはい終わり終わり。
久々のなごめぐGJ!
名護さんキャリア短い割に随分と開発しましたね・・。
名護美(仮)が生まれたら三人でイクササイズすればいいww
久しぶりに爆笑してしまったw
イクササイズGJ!
名護さんは最高です!!!wwwwwww
結婚しても上から目線の名護さん、
結婚しても「名護くん」呼ばわりで、
妻と言うより保護者チックなめぐみんが
いかにもらしくてGJ過ぎるwwwwwwwww
保管庫のパスワードって、月日だけで八文字ってどうするの?
保管庫見たけどカブトの小説て少ないんだね。
個人的には映画版で加賀美とひよりが付き合ってる設定とかツボだったんだが
29 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 01:11:37 ID:mf2ZADmO
2を読んで、いろんなパターン試してみたけどダメで(>_<)
アホですんません!
翔一くんと真魚ちゃんがないのも意外だったな
あの二人でエロはちょっと想像できないけど
あと海堂と長田さんとかもあるかと思ったらなかった
翔真魚は当時すっごいハマってたけど、今でもエロいのは想像できない。
どう頑張ってもここで投下できる話に持っていけなかった。
前スレも見て、
>>2+数字入れてるんだけど保管庫見れなくて…
携帯だとダメなんてことないですよね?
>>22 GJ!
童貞だったくせにでコーヒー吹いたwww
新スレ早々、三人仲良し幸せSSに、753は315だしでGJ!
そして自分も、翔一くんだけはエロ方向にならないw
>>33 うーん、ヒントは露骨に出まくってるしな。
ここにズバリ答えは書けないから、頑張ってくれとしか言えない。
携帯でもパスが合ってれば大丈夫だし。
冷静に組み合わせを考えてみなよ。
昭和の時代からライダーの主役って恋人できないよな。いても途中で死ぬとか
まあ元々そういうのを求める番組ではないんだけど
草真理とか、かなりネタにしやすそうなのに何で少ないのかと思ったら
最近例の小説版の存在知った
異形はなーw草加は全てがアレだが、海堂のセリフとかも中々アレだよな
劇場版の、真理の肩を無言で叩いてサイガと対峙する草加は格好いいと思った
テレビ版と劇場版はどっちも真理のために単独で戦い散ってるんだな
テレビ版では真理が一生懸命草加を捜してくれて、ちょっと報われたのかな
散華後、公式HPで草加の中の人が書いた詩と、真理とのツーショット写真が切なかった
草加ほどヤンデレという言葉がピッタリな男はいない
>>38 しかし真理は全く同じ構図で撮った巧とのツーショットを
「ベストショットでーす♪」って紹介してたなww
どこの世界でも報われないな、草加・・。
たっくん(というか半田健人だけど)誕生日おめでとう
やっと規制解除された……遅ればせながら>1さんスレ立て乙です
ついでにまた書き逃げさせていただきます。
井坂と冴子、照亜樹の2本となります。
井坂と冴子を書き逃げ。井坂ド変態で冴子がややM。ダメな人はスルー願います
************************************
「お飲みにならないの?」
冴子は井坂の肩にもたれながら、テーブルの上に置かれたまま口のつけられていない
井坂のワイングラスを、じっと見つめた。
その問いには答えず、無言のまま井坂は顎に手を添えて虚空を睨みつけている。
ふぅ、と溜め息をつき冴子は自分のグラスを目の上に掲げた。シャンデリアの眩い光が
グラスの中の紅を通して鈍く輝く。
「私はいただくわ」
冴子はワインを口に含む。舌の上で転がす。満足げに喉を鳴らして飲み込む。
これほど側にいるのに、心が遠い。
冴子は哀しみに沈む。井坂が自分を愛していないことは判っている。この園咲の屋敷に、
父に近づくために自分を利用しただけだということも。
だがそれは許せた。井坂と自分はそれぞれの目的に対して協調できる。二人の利害は
一致する。刹那的に結ばれた、二人のパートナーシップ。
それだけのはずだった。だが、しかし。
井坂の揺るぎない意思の強さ、その圧倒的な力に、冴子は惹かれていた。
一人の女として、惹かれてしまっていた。
もう一度ワインを口に含む。冴子は体を起こすと、井坂の頭を自分の豊かな乳房へと
押し当てるように、愛しげに胸元へ抱え込んだ。
井坂の頬を手のひらで挟む。上を向かせる。まだワインは口に含んだままだ。
見上げてくる井坂の瞳を、冴子はじっと見つめ顔を近づける。
そして目を閉じ唇を重ねる。だが井坂はまるで無反応だ。
先生……私を感じて……。
冴子は井坂の唇を舌でこじ開け、口に含んだワインをその中にゆっくりと注ぎ込んだ。
唇を離す。井坂の喉がゴクリと動くが、まだ何事もなかったかのような顔をしている。
無言まま再びワインを口にしようとした冴子の手を、井坂がそっと止めた。
「もうそれは結構。それよりも、見せてください。いつものように」
「……はい。先生」
欲しいのね、あなた。私が………いえ、タブーが。タブーの身体が。
また溜め息をつきながら立ち上がる。女としての自分の身体を求められないことは
頭では理解しているがその寂しさと満たされぬ欲望が消えるわけではない。
せめて、ほんの少しでも。私のこのままの身体に魅力を感じてくれたら。
立ち上がり、井坂に背を向けシルクのナイトウェアの前を開く。
上から脱ぎ、次は下。身をくねらせるようにしてゆっくりと脱いでゆく。
メモリを挿すために脱ぐ必要はない。だがあえてその肌を井坂の前に晒してみる。
冴子は振り向く。その見事な肢体に身に着けているのは煽情的な深紅の下着。
胸と股間、最も井坂の手で触れてほしい場所を包む「深紅」。
この意味がお判りになる?先生……。
髪を艶かしくかき上げ、必要以上に胸を前に突き出す。その盛り上がる乳房の形を
井坂に見せつけるために。唇から舌をちろりと覗かせる。その舌が出来ることを、
そのさまざまな淫らなことを井坂に想像させるために。
だが井坂は何の反応も見せず、相変わらず無表情のままだ。
ひそやかな哀しみを目に浮かべつつ、冴子はメモリをカチリと鳴らした。
そして叩きつけるようにドライバに挿し込もうとした時、井坂が声をかけてきた。
「待ってください」
そして立ち上がり、ゆっくりと冴子に近づきその背後に立つ。
「美しい肌だ」
井坂の指が、すーっと、冴子の背筋を撫でた。
ぞくりと体が震える。「あぁ……」と甘い吐息が漏れる。
先生?もしや……今夜は、今夜は……私を?タブーではなく、私を!?
だが井坂はそんな冴子の心に湧き起こった期待と欲望を打ち崩すように、淡々と
その身体を点検し始めた。
「もし私が、メモリを直接挿せるように君の体にコネクタを作るとしたら……」
あぁ、そんな……やっぱり。
ガク、と冴子の肩が落ちる。期待に潤んでいた瞳に涙がじわ、と浮かぶ。
井坂は欲望とはまるで縁の無い、探究心に溢れた様子で冴子の体を撫で回し始める。
「人間の体というものは多かれ少なかれ、左右のどちらかに歪むものだ。しかし……
冴子君、君の体は。奇跡的と言って良いほど見事にバランスを保っていますね」
また井坂の指先が背骨に沿って、つーっと下から上に撫で上げる。
この行為に自分が期待している意味はない。それは理解しつつも、その指の動きに
反応してしまう。ぞくぞくとしたものを感じてしまう。
冴子は声を漏らすまい、と唇を噛みしめた。井坂は女としての自分が快楽に悶える
様子などを見せたら、一瞬で興味を失ってしまうだろう。
「中心がいい……体の中心が。冴子君、君のこの体に。コネクタが黒く花を開いたら
どれほど美しいことか……!」
井坂の指がそっと冴子の喉元をくすぐる。冴子のあごが上がる。体が震える。
「ここがいいかな?」
「……は、……はい」
「いや、それとも」
「井坂は冴子の前に立つ。指先を冴子の胸元の中心にぴたりと当てる。
「ここの方がいいかな?うむ、そうだ。ここがいいでしょう」
指がその一点をゆっくりと撫で、つつく。冴子の欲望が昂ぶり激しく燃え盛る。
先生……見て。どうか見て。私の胸を。この乳房を。
これはあなたのもの。あなただけのもの。私を感じて。女の私を。どうか……どうか!
「コネクタが成長し、この肌の上を伸びる。こうして」
つい、と動いた指が冴子のやわらかく張りのある乳房の上を這い始める。
井坂の爪が冴子の肌の上にやや強めに押しつけられ、線を描いていく。
その線を描くのに邪魔になったのか、井坂はいきなり冴子の胸を包む下着を毟り取り
床に投げ捨てた。その激しい勢いで美しい乳房がこぼれ出て揺れる。
「あっ!せ……せん、せい……んっ……」
あぁ、だめ。声を出してはだめ。
今の自分の声に混じってしまった悦びの響きに気づかれただろうか。冴子は胸を
露わにされ井坂に直接その目で見られ、触れられていることに激しく興奮する。
だが冴子は耐える。沈黙を守る。手をきつく握りしめ歯を食い縛る。
井坂の指は執拗に乳房の上を這い回る。その爪がコネクタの図を肌の上に描いていく。
やわらかな乳房がその指の動きで歪む。持ち上げられる。重たげに揺れる。
井坂の指が何度も乳房の先端を掠めていく。びく、と震えてしまう。乳首が固くなる。
尖ってくる。もっと触れてほしい、唇に含んでほしいとせがむようにツン、と上を向く。
「ん……っ。んんっ………、んん!」
井坂の爪が冴子の肌に僅かな、ごく僅かな痛みを与え続ける。その痛みが甘い。
足の震えが激しくなる。冴子は脚の付け根にあるその部分が激しく潤っていることを
意識する。内股に滴り落ちそうなほど雫が溢れている。
先生……お願い、触って。その指で、ここに。
優しく、そっと。でも先生が望むなら荒々しくでもいい。どんなに激しくてもいい。
弄ってほしい。私が泣き叫んで許しを乞うまで。その指で責め抜いてほしい。
それが叶わないなら、せめて。先生の目の前で。私に自分で……触らせて。
せめて自分でここを慰めさせて!そして私が狂う姿を見て!先生……先生!
「どうだね冴子くん。美しい、実に美しい。完璧だ!」
冴子の白い肌の上、乳房の谷間を中心に描かれた薄赤いコネクタの模様。
その模様が冴子の呼吸により妖しく蠢く。荒い吐息と共に上下する。
冴子の肌が熱を帯び汗ばみ始めた。その描かれた模様も紅く息づく。
満足げな笑みを浮かべていた井坂が突然、眉を上げた。
そしてたった今気付いた、という目で。冴子の顔に浮かぶ苦悶にも似た表情を、
痛いほどに尖り震える冴子の乳首を、溢れ出して脚の付け根を濡らしている雫を
観察するようにじっと眺めてくる。
「冴子君、君は……」
あぁ、許して。先生。どうしようもないの。なってしまうの。
女は、こうなの。女の身体は、こうなの。あぁ……お願い。先生!
ふむ、と頷いた井坂はいきなり冴子の股間に手を伸ばし、下着の中に差し込んだ。
井坂は無言だ。している行為に何の興味も感慨もない、といった冷ややかな態度で
そこを探ってくる。その表情はたいした病気でも無いのに目の前で体の不調を
長々と訴え続ける患者を眺める、退屈しきった医者の顔。
だが冴子は。初めて井坂に触れられた悦びに震えながら激しく身悶えた。
「あぁっ!先生っ!」
叫び、びくんと反応した冴子のやわらかなその場所にあるもの、その裂け目の奥に
複雑に隠された最も敏感な突起を、井坂の指がぐり、と抉った。
「あぁぁっ!いやぁっ!!」
たった指一本で。井坂は冴子の身体をそこを支えにしてぐい、と持ち上げた。
触れたままの指先が冴子のとめどなく潤いを滴らせる場所にずぶりと食い込む。
冴子の体が床から離れふわりと浮く。体の重みで指がさらにずぶずぶと沈んでゆく。
「せ、先生っ………!すご………いっ……!」
井坂が素早く、すくい上げるように、ほじくるようにその指先をぐりぐりと動かした。
ほんの数回だった。だがそれで充分だった。これまでさんざんに昂ぶらされていた
冴子はあっと言う間に快楽の高みに上りつめていく。
「そんな、そんな……!嘘!嘘!こんなこと!まさか!あぁ、ああぁ!……いっ!!」
冴子は絶頂を迎える。絶叫と共に宙に浮いた全身がのけぞる。
またびく、と激しく体が震える。驚愕に目が見開かれるが冴子にはもう何も見えない。
叫びを上げた口がその形に開かれたまま固まる。
つま先が床につく。だがもう立っていられない。びくびくっと震えながら冴子は床に
そのままどさりと崩れ落ちた。
倒れ込んだ冴子の目に井坂の姿がぼんやりと映る。井坂は自分のその指先を見つめ
「私はどうしてこんなことを?」とでも言いたげな顔をしている。
だが井坂はちらりと冴子を見て頭を振ると、背を向けてソファへと戻っていった。
「あぁ……、あっ……ん」
甘い吐息を漏らしながら横たわっている冴子の体には目も向けず、井坂はグラスを
手に取ると中のワインを一気に飲み干した。
喉を鳴らした後、渇きがまだ治まらないといった様子で冴子の飲みかけのグラスも
その手に取る。
「飲みませんか?」
尋ねてくる。だが冴子は答えられない。体を起こすことすらできない。
まだ微かに震えの残る体で。太腿の間に両手を挟み肩で息をしながら、冴子は床の
一点をじっと見つめている。
「では私がいただこう」
井坂はまたワインを口に含むと、今度は堪能するようにそれを舌の上で転がした。
─終わり
照亜樹を書き逃げ。長い(6レス)及びややキャラ崩壊気味かも
***********************************
亜樹子は照井に、泣き顔を見られてしまった。
翔太郎とフィリップが用事で出かけた後。亜樹子は独り、事務所の中で泣いていた。
こうして時折、誰にも知られず独りで泣く。父親のことを考えながら。
さほど頻繁にではない。たまに、少し泣くとスッキリするのだ。大声を上げながら
思い切り泣くことが、ある種の発散になっていた。
だが先日、依頼人から父の話を聞かされその時に自分の口で「父は死にました」と
答えてしまった時から。以前よりも泣く回数が増えてしまった。
涙の質も変わった。号泣ではなく、しくしくといつまでも泣き続けてしまう。今までは
思い切り泣けば発散できていた哀しみも、その度に不完全に癒えないまま胸に残った。
そんな姿をいま、事務所を訪ねてきた照井に見られてしまったのだった。
「所長……?」
呆気に取られている照井に、亜樹子は慌てて涙を拭って、無理に笑顔を作る。
「あ、竜くん!へへ。あー、あのね。いま翔太郎くんもフィリップくんもいないんだよ。
そうだ。あたしがコーヒー淹れたげる。ちょっとあっち座って待ってて」
喋り続けながら照井の横を通り過ぎようとした亜樹子の腕を、照井の手が強く掴んだ。
「……父親の、ことか?」
亜樹子は立ち止まった。
だめだ、竜くん勘がいいから……やっぱり隠せないんだ。
また目に涙の粒が浮かんでしまう。亜樹子はそれを見られまいと、照井の背中に隠れ
顔を合わせないようにした。
「ごめんね、ちょっとだけね。うん。でも、だいじょうぶだから」
照井は唇を噛み、何をどう言おうか迷っている様子でいる。
「俺は……その、俺が何か口出しするような話じゃないが」
亜樹子に気をつかったのか、振り向かずにぼそりと呟いた。
「もし悲しいなら。泣きたいなら……肩くらいは、貸す」
亜樹子の涙腺がまた緩んだ。
本当はこんな顔は照井に見られたくはない。いつも一番かわいい自分でいたい、と思う。
だがダメだった。ぶっきらぼうだが優しい照井の言葉に、抑えていた哀しみが甦った。
「う、うぅ………っ」
泣き声を押し殺しながら、亜樹子は目の前の照井の背中におでこを押し当てた。
溢れてくる。うつむいた亜樹子の瞳から次々に涙の粒が落ち、その粒が床の上で弾けた。
照井はしばらく黙ってそのまま立っていたが、ぎゅっと眉間に皺を寄せるとくるりと振り向き
いきなり亜樹子の体を抱きしめた。
そして亜樹子の頭にそっと手を添え、自分の胸へもたれさせる。
「やはり……泣くなら、こっちだ」
突然のことに驚き、亜樹子は潤んだ目を見開く。だが照井の強い腕に優しく抱かれその
あたたかな胸に頬を寄せるうちに、ここしばらく、どうしても拭いきれずに胸に残っていた
哀しみが何故かいきなり爆発してしまった。
「う、うぅ……っ、うわぁぁぁぁんっ!!」
亜樹子は号泣した。久しぶりに大声を上げて泣いた。
泣きながら亜樹子は不思議に思った。何でだろう、ここだと、思いっきり泣ける。
竜くんの胸の中だとすごく……何だか、安心して泣ける。何でだろう。
心がほどけていくような、そんなどこか不思議な気分で。しばらくの間その照井の胸の
中で亜樹子は泣き続けた。
亜樹子の涙がほんの少し静まったのを見て、照井は亜樹子の体をいきなり、ひょいと
抱き上げた。
「わっ!竜くんっ!?」
お姫さま抱っこの形で照井は亜樹子の体を抱き上げたままつかつかとソファまで歩き、
そしてそこにどすん、と腰を下ろす。
「ねぇっ、竜くんってば!」
「静かにしていろ」
「え?」
「黙って、目を閉じるんだ」
照井は、亜樹子を赤ん坊を寝かしつける時のように。ゆらゆらと揺らし始めた。
わ、なに?なにこれ!?
照井の膝の上に抱かれ、子供のようにあやされている。亜樹子はこの状況にすっかり
涙が引いてしまった。何となく、笑い出したくもなった。
でも、何だか。
ちょっと気持ちいい。
亜樹子は気づいた。照井は不器用なりに、自分を落ち着かせようとしてくれているのだ。
嬉しくなり亜樹子は目を閉じた。そして照井の胸のあたたかさを楽しむ。
うん、落ち着く……落ち着くよ、竜くん。
こっそりと想い続けてきた男の胸の中で小さく丸くなる喜び。抱きしめられ守られていると
感じる喜び。亜樹子は照井のことが、今までもよりももっと愛しくなった。
しばらくそうして照井の胸にすがりながら、亜樹子は幸せに浸っていた。
「竜くん、ありがと」
呟き、見上げると照井は口をヘの字に結んだまま、どこか照れたような顔をしている。
その顔、その唇。亜樹子は衝動に駆られる。照井の頬に手を伸ばす。
ハッと息を飲み見下ろしてきた照井の口許に、亜樹子は自分の唇を押し当てた。
唇を離す。照井の顔を見つめる。
わぁ……あたし、すごいことしちゃった。
今さらながら顔が赤くなる。だが、不思議なほどに後悔などはない。
むしろもう一度したいくらいだ。
照井は呆気に取られている。ぽかんと開いた口、丸くなった目。普段のクールな様子は
まるで欠片も無い。
そんな照井の表情に思わず亜樹子はクスクスと微笑んでしまった。
「何を……するんだ」
「え。だって。何となく、そんな雰囲気かなー?なんてさ。えへへっ」
亜樹子は照れてわざとらしく笑う。
「お、俺は!ただ必要なことをしただけだ。所長が泣くことが必要だと思ったから
胸を貸した!落ち着かせることが必要だと思ったからこうして抱いた。それだけだ!
他に意味など無いっ!」
吐き捨てるようにそう言った照井に亜樹子はカチンと来た。
もちろん亜樹子も照井が照れ隠しにこんなことを言ってるのは承知している。
だがもうこうなったらお互いに売り言葉に買い言葉である。
「なによ!そんな言い方ないでしょっ!こんな、こんなやさしく抱っこまでしてくれて、
今さらそんなつもりじゃなかったなんて通用しないんだからね!」
「だから言っただろう!俺は必要なことであればする、それだけだ!」
「じゃ、じゃあ何よ!あたしが必要だって言ったら竜くん、してくれるの!?」
「何をだ!」
「だ、だからっ。その。ちゃんとしたキスとか、抱いてくれたりとか!してくれんの!?」
ガク、と照井の口が開いた。また呆気に取られている。
うわぁ、あたし。なんてこと……嘘!信じらんないっ。
勢いで言ってしまった。だが今さら後には引けない。ひとことでも照井に「すまん」と
言わせなければ気が済まない。
亜樹子は何も言わず唇を尖らせて照井を見つめた。照井は口をパクパクさせながらも
真剣な目で、ようやくぼそりと呟いてきた。
「必要、なのか?」
今度は、謝られると思っていた亜樹子が驚愕する番だった。
え!?
あ。ちがう。竜くんごめんっ。ちょっと勢いで言っちゃっただけ。ごめんって!
「あ、その。あのね、竜くん」
照井はじっと、亜樹子の瞳を見つめてくる。まっすぐに、いたわるような瞳で。
あ、竜くん……だめだよ。そんな目、だめ。
亜樹子のことを気遣う優しさに溢れているが、どこか哀しげなその瞳。
その瞳のまま、照井は亜樹子にそっと顔を近づけ、そして唇を重ねてきた。
そのキスはどこまでも甘く、そして優しかった。
最初は驚き照井の胸を強く押しのけようとした。だがその手が知らず知らずのうちに
そっと添えられるだけとなり、いつしかためらいながら照井の背中にまわる。
「ん……」
甘い吐息を漏らしつつ照井の背中を撫で始めた亜樹子の手のひら。小鳥がついばむ
ような照井のキスにうっとりとなり全身の力が抜けていく。
その亜樹子の様子に自信を得たのか何かが吹っ切れたのか、照井は素早く亜樹子の
スカートの中に手を入れ、そのやわらかな太腿を撫で始めた。
指先が往復する。徐々に脚の付け根の部分に近づきながら。
あ、だめ。竜くんっ、だめっ!
身を強張らせる。太腿をすり合わせて固く閉じる。だが照井の手は断固とした動きで、
そして優しくその脚を再び開いた。
「ふわぁん」
亜樹子は恥ずかしさに思わず声を漏らす。照井は怯むことなく亜樹子の下着の上から
その脚の付け根のやわらかな場所を、そっと撫でた。
ぴくん、と亜樹子の体が震える。眉をきゅっと寄せていやいやと首を振る。
「竜くん、だめだよぅ……」
「力を抜くんだ」
「でも、でもでも。でも!」
「必要だと言ったろう」
言ったよぅ。言っちゃったよぅ……。だけど、だけどだけど。あぁ、どうしよ。
だが亜樹子は照井に唇をキスで塞がれ、それ以上何も言えなくなる。
照井は指先の動きを再開する。今度は少しだけ強めに。沈み込ませるように。
その指の動きに合わせて亜樹子の体がびくん、と震え始めた。
気がつけば下着を脱がされている。いったいいつの間に。脱がされやすいように自分で
腰を上げて協力してしまったような気もするが、よく覚えていない。
キスと同様、照井の指は優しい。決して焦ることも痛みを与えることもない。
微かに触れるか触れないか、程度の動きでくすぐるようにそこを撫で続けている。
竜くん、やだぁ……そんな触り方、ずるい……。
照井の胸に頬を押し当てその襟をきゅっと掴む。亜樹子の口から吐き出される熱い息が
胸元にかかり、照井も徐々に昂ぶり始める。
照井の親指の腹が、亜樹子の最も敏感な突起にそっと押し当てられた。
「ひゃうっ!」
思わず漏らした声。その自身の声の甘さに恥ずかしくなる。
こんな、こんな声だしちゃって……あたし、もう……うわぁぁん。
だが照井がその親指で触れた部分をゆっくりとこね上げるように動かし始めると、亜樹子が
漏らす声はその程度では済まなくなった。
「んぁ……ふん………あっ。あ、あ、あ、あぁぁぁ。やぁっ!りゅ、竜くんっ!」
亜樹子の声は途切れることなく続く。照井の指にリズミカルに優しく弾かれ、甘く優しく
触れられる。じっとしていられない。太腿で照井の腕を挟みその動きを止めたくなるが
「もっと」と求めるようにまた開いてしまう。ジタバタと暴れてしまう。
長く続く愛撫と優しく繰り返されるキス。身を任せ翻弄されながら亜樹子の心の奥に、
一つの言葉が浮かぶ。
欲しい。
あたし、竜くんが欲しい。欲しいよ。
だがその言葉を口に出すことは恥ずかしくてできない。どうしても無理だ。
代わりに亜樹子は照井の体を強く抱きしめた。そしてその顔をじっと見つめる。
伝わってほしい、そう願いながら。
照井が見下ろしてくる。二人はしばらく見つめ合う。
そして照井が頷いた。
思いは、伝わった。
ソファの上にそっと横たえられる。
亜樹子はもう覚悟を決めている。決して自棄になったわけでも捨て鉢になったわけ
でもない。亜樹子は照井が欲しかった。たぶん、こうなるずっと前から。
必要だったんだ、あたしには。
竜くんが、必要だった。
目を閉じる。ゴソゴソと照井が服を脱ぎ出した音がする。
その音に何故か昂ぶりが増す。「もうすぐ、来る」と思う。それだけで胸が高鳴る。
脚を開かれた。「あぁ……」と自分が漏らす吐息が聞こえる。照井が囁いてくる。
「……所長、いくぞ」
羞恥に襲われながらも照井のその問いかけに、亜樹子はコクンと頷く。
照井がのしかかってくるのを感じる。亜樹子の心に「あたしは奪われるのかな、それとも
竜くんにあげるのかな」と、何故かふとそんな疑問が浮かぶ。
その疑問を断ち切るように、照井が一気に貫いてきた。
「あぅっ!」と、これまでで最も大きな声で叫んでしまった。
凄まじく熱く固いものが入ってきた。それを自分の体が包み込んでいるのが判る。
「くっ」と小さく息を吐き出す音がする。照井が亜樹子の中に包まれる感触に思わず
漏らした声。快感に耐える声。
わぁ。竜くんも、気持ちいいんだ……。
それが嬉しい。目を閉じているため照井の顔は見えないが、おそらく自分と同じように
快感に耐えながら額に眉を寄せているのだろう。そんな顔をしているのだろう。
照井が動き出した。ゆっくりと。亜樹子の反応を見るような動きで。
亜樹子は照井が作り出すそのリズムに身を任せ、漂い始める。
あぁ、どうしよ。すごく気持ち、いい。
ゆるやかで優しいその動き。まだ叫んだり泣いたりするほどの快感ではない。
だがじわじわと、あたたかい何かがそこから体全体に広がっていく。
徐々に照井の動きが早くなる。広がっていたぬくもりが全身を包み込むような快感に
変わる。亜樹子の息が速くなる。そして照井の呼吸も。
照井が挿し込む角度を変える。ぐり、と抉られるような快感が亜樹子の体を貫く。
「あぁっ、だめっ」
叫び、伸ばした手で照井の腕を掴む。照井はもう一度抉る。そして二度、三度と。
「りゅ、竜くん竜くんっ……あ、あたし……やだぁっ、なんか、何か!」
照井は無言のままさらに速度を上げる。突き上げられ穿り続けられることで亜樹子の
体の奥から凄まじい快感が弾け出す。こんなことは初めてだ。亜樹子はもう体を
くねらせ快感の波に溺れ啜り泣きの声を上げること以外何もできない。
「竜くん、好き……!」
快感と共に愛しさが激しくこみ上げ亜樹子は照井の体を強く引き寄せる。亜樹子には
見えないが照井が耳元で口を開き何かを言いかける。だが照井は口をぎゅっと
噤むと言葉の代わりに亜樹子を強く固く抱きしめた。そして勢いを上げる。ゴールに
向けて全力疾走を始める。
亜樹子の体がのけぞる。「あ、あ、あ」と漏らし続けていた声が叫びに変わる。
「あぁっ!竜、く………んっ!も、もう……あたし、だめっ………!いっ……!!!」
びくん!と亜樹子の体がこれまでで最も激しく震えた。
その身体が足の爪先までピン、と伸び、片足がソファから転げ落ちた。
頂点を迎えた亜樹子の身体がガクガクと痙攣するように震えだす。その震えの中で
照井も達する。亜樹子の腰を掴み引き寄せ、その最も奥深くで。
ふぅ、と息をついた照井は亜樹子のあごにそっと手を添え、その唇にキスをした。
しがみついてくる亜樹子を強く抱きしめ、そして微かに震えが残る亜樹子の身体が
落ち着くまで、その髪や肌を優しく撫で始めた。
照井の膝の上。亜樹子はまた最初の時と同じ姿で小さく丸く抱かれている。
亜樹子は照井がきちんと避妊してくれていたことに気づく。その気遣いは嬉しいが
照井があの状況でそんな心の余裕があった、ということが何故か少し寂しい。
夢中だったのはあたしだけだったのかな……悔しいなぁ。
「竜くん、ひどいよ。あんなこと……ひどいよ」
思わず口にしてしまった憎まれ口。だがこうして寄り添いながらではその非難の
言葉もまるで説得力はない。
照井が眉を上げる。何が?というような涼しい顔で。
「俺は必要なことをしたまでだ」
あー、もう。にくったらしいーっ。
照井の体にぎゅっとしがみつきながら、亜樹子は不満げに口を尖らせる。
「竜くんには、それだけなの?」
「それ以外に何がある」
照井は亜樹子を膝から下ろし立ち上がる。
その背中を寂しげに見つめながら、亜樹子の目にじわ、と涙が滲む。
もう……竜くんの、いじわる。
だが照井は亜樹子に背を向けたまま、小さな声でぼそり、と呟いた。
「俺に、必要だったんだ」
「え?」
「あの時、俺をずっと見守っていてくれたな」
「あの時?」
「シュラウドとの特訓の時だ。死に物狂いになっていた俺を、それでも所長は
俺を信じて、ずっと見守っていてくれた。あの時は必死だったから気づかなかった。
だが後になってから判った。所長が見守っていてくれる。それが俺にどれほどの
力を与えてくれたか」
「竜くん……」
「俺には、これからも……所長が、必要だ」
ただそれだけの言葉だが、照井にとってそれを口にすることは一大決心を要した。
その頬が紅く染まっている。照井のその様子と耳にしたその言葉に、亜樹子は
パッと顔を輝かせる。
あたしが必要?これからも?ねぇ……竜くん!それって!?
「竜くんっ!」
顔を赤くしたまま照井はゴホン、と咳払いをする。
「喉が渇いたな」
「ねぇ、ちょっと待ってよ。いま何か言ったよね?ねぇ、ほんと?今のほんと?」
「何のことだ。さて、コーヒーでも淹れるか」
「ちょっと!大事なことなのっ!すごく大事なことなんだからぁっ、ねぇ竜くんっ!」
やや早足で歩き出した照井を、亜樹子は立ち上がり喚きながら追いかけた。
コーヒーの缶を手にした照井。その背中に向かって大騒ぎしている亜樹子。
これまでと何も変わらない、いつもと同じ二人。いつもと同じ事務所の光景。
だが二人の間には。これまでとはまるで異なる目に見えない何かが。二人の未来へ
続くあたたかい何かが、確かに存在していた。
亜樹子はこの日を最後に、独りで泣くことをやめた。
泣くのは照井の胸の中と、決めた。
─終わり
以上です。
照亜樹も一回は書いてみたかったものの、やっぱり上手く書けなかった。
この二人の難しさを思い知った。出来が悪いので、もし最後まで読んでくれた
方がいたとしたら全力でごめんなさいを申し上げます。
GJ!
自分で自分の行動を理解できていない様子の先生もいいし
亜樹子を泣かせたくないのか鳴かせたいのかわからない照井も良い。
確かに照亜樹は自分も難しいと思う。そんな中難易度の高い二組を投下してくれた
>>53に感謝。
>>53 GJ!GJ!!
先生エロいよ先生!
コネクタの位置でスイッチ入っちゃってるいつもの変態先生もエロいが
無表情且つ無自覚で冴子さんイカせてる先生もエロくて素敵だ
先生の前では冴子さんも健気でかわいいなぁ
照亜樹もごちそうさまです
俺はこんな照亜樹を読みたかったんだ……
GJGJ!
井坂先生エロすぎワラタ
まさか「冴子かわいいよ冴子」と思う日が来るとはww
そして照亜樹キター!!待ってました!
照井さんも照れてないでちゃんと亜樹子に好きだって言いなさいよ
どちらも乙でした!
GJGJGJ!!
井坂先生ツボすぎwww
もうこの変態さが好きでたまらん。
自分、草加も大好きなんだが、男の側があっちの世界の人がツボなんだろうか。
照亜樹もGJ!!
この二人の難しさはよく分かるよ、挫折したからwww
ぜひ今度はフィリ若を読んでみたいです!!
録画した電王の劇場版をさっき初めて見たんだが、モモハナに萌えた!
あのケンカップルな殴り愛がたまらない。
デンライナーであちこち観光してる様は普通にデートですね、分かりますw
ちょっと改めてレンタル逝ってくる!
やっと見つけた!!
>>ピカピカ亜樹子。GJです!
本編であまり語られることなかった
亜樹子とスカルの関係。
パズルのピースが嵌った気がする!
ありがとう!
仲良し三人のほのぼのも好きだが、自分エロも好き。
ウルフオルフェノク×真理とか、スコルピオワーム×ミサキーヌがすごい読みたいw
確かにあえて変身体でっつーのも読んでみたい
なんか投下が無いなと思ったら・・・!!
今日やっと気づいた・・・orz
新スレも進みが早いなー。
で、投下させて頂きます。
前スレの>17以降で投下させてもらった長めの翔亜樹の続き。
またちょっと長いです、すみません。
エロ部分は軽く翔太郎が鬼畜で、強姦なのでそういうテイストが苦手な方はスルーしてください。
内容はメロドラマ風味なので、そういうのが苦手な方もスルー推奨。
NGワードは「さよならを言う日」でよろしくお願いします。
「ねえ、翔太郎くん」
「どうした、亜樹子」
「連れて行って欲しいところがあるんだけど」
ヘルメットを差し出した亜樹子の笑顔は、どこか寂しげだった。
山の天気は変わりやすいと言うが、本当だ。
麓にいた時には青空が広がっていたのに、霧が出たかと思ったら雨になった。
濡れなかったのが幸いだ。
「はぁ、やまないねぇ」
窓を叩く雨粒はそれほど大きくはないが、小さくもならない。
山の夜の始まりは早く、ランプだけに照らされた部屋の中は少し寂しい。
「寒くないか?」
「平気」
とはいうものの、普段人のいない家というのは、それだけで空気が冷えるものだ。
翔太郎は自分のジャケットを脱ぐと、亜樹子の肩に着せ掛けた。
「着とけ」
「あ、ありがと……」
荘吉の山荘に連れて行って欲しいと亜樹子に頼まれ、ここまで来たが目的は話してもらってない。
何となくそれを自分から聞き出すのも躊躇われて、翔太郎は帽子を弄ぶ以外に何かできることもなかった。
(……あの夜以来、だな)
亜樹子とこうして夜に二人きりでいるのは。
(ああ、くそっ。そんなこと思い出してる場合じゃねぇだろ!)
だが、沈黙の中にいるとつい心に沸き起こるのは、亜樹子を抱いた夜のことだ。
だがそれは朝になると夢のように消えた。
甘えるように寄り添って笑っていたはずの亜樹子が背を向け「忘れる」ときっぱりと言い放った時、情けないが動けなかった。
あの日から、二人の間に微妙な距離が出来たように感じる。
もちろん、亜樹子はいつもと変わりなくように思えるし別に避けられているわけでもない。
だが、じゃれ合わなくなった。
触れるのも、突っ込むのも、引き寄せるのも当たり前のようにできていたのにあの夜を境にできなくなった。
確かに変わってしまったものがあり、知ってしまった感情がある。
(……亜樹子は好きでもない男とああいうことができる女じゃない。だから、亜樹子の気持ちは疑わない)
だから、伝えた。
亜樹子が好きだと。
これは罪悪感や義務感から生まれた感情じゃない。
鳴海亜樹子という存在の愛しさを、封じることはもう出来ない。
だが、そこからどうしていいのか分からないのだ。
「翔太郎くん、今日はもうこれじゃ帰れそうにないね」
「だな。フィリップに連絡いれておく」
「うん、じゃああたし、上のベッド借りるね。探し物があってきたんだけど、明日にする。もう休もう」
翔太郎に上着を返すとき、一瞬だけ指先が触れ合った。
違う温度。
自分以外の誰かの温もり。
何より、抱き合った相手の温度は一気に心を騒がせ疼かせる。
「……おやすみ」
「ああ、おやすみ」
お互いの声が少しだけ震えている。
そんな気がした。
やまない雨が耳に痛い。
翔太郎は冴えたままの目で、暗い天井を見上げぼんやりと考えていた。
(……あいつ、寝てるのかな)
階段の上からは、特に亜樹子が起きている気配は感じない。
(……どうして、俺と来た)
一度、あんなことがあったのに二人きりになる事を何も思わなかったんだろうか。
だとしたら、本当に亜樹子はもう忘れてしまったのだろうか。
(そんな訳、ねぇ。あいつは……そんな女じゃねぇの、俺が一番分かってる)
どれくらい時間が経っただろうか。
少し浅い睡魔に絡め取られていたらしいが、カツン、という音で覚醒する。
何よりも空気に混じる女の気配が翔太郎の感覚を呼び覚ましたが、構わずに寝た振りをした。
ベッドに近寄ってくる気配。
敵意はない、あったとしても困るが。
「……大丈夫、かな」
小さく呟いた言葉は吐息を含んでいて、翔太郎の背筋をゾワリとさせた。
ぺたぺたと床を歩いてベッドの傍をすり抜けていく気配。
小さく引き戸が開く音がして、雨の音が一瞬大きくなり、亜樹子が外に出て行こうとする気配を感じ、翔太郎の心が跳ね上がる。
行かせては、いけない!
誰かに急かされた気がして跳ね起き、亜樹子の手を後ろから捕まえた。
「えっ?」
驚いて振り返った亜樹子が見たのは、ひどく追い詰められた目をした男だった。
苦しそうで、悲しげで、何かをむき出しにした、目。
「しょ、翔太郎、くん?起きてたの?」
「どこ行くんだよ」
「……」
「こんな時間に外に出たってどこにも行けないだろ」
「……少し、ベランダに出るだけだよ」
「雨も降ってる」
「ちょっとくらいなら、平気」
「だめだ」
何故か、駄目だと思った。
今ここで、手放したら。
亜樹子の手を離したら、もうきっと一生彼女の目を見られない気がして。
「行かせない」
強引に引き寄せて、勢いのままベッドに組み伏せる。
驚いたような亜樹子の大きな瞳に、翔太郎は自分の心が燃え上がるのを感じた。
今しかない。
今、聞かなければ、きっと分からないままだ。
「……亜樹子」
「な、に……」
「どうして俺とセックスしたんだ」
回りくどさなど一切ない、ストレートな翔太郎の問いかけに、亜樹子が息を飲む。
どうして、なんて。
言えない、言いたくない、絶対に、もう好きだなんて言えないから。
乱暴にシャツをたくし上げられ、ボタンを引きちぎられるように外され、あっという間に肌が晒される。
まだ、この肌が覚えている。
あの夜、彼がどんな風に優しく愛撫してくれたのか。
「や……ッ!」
最初の一撃、そう、まさに一撃という言葉が相応しい衝撃が亜樹子の肌を襲う。
噛み付かれるようにうなじに歯を立てられ、音を立ててきつく吸い上げられ、亜樹子は悲鳴を挙げた。
ジリッと焦げ付くような熱の痕がうなじに刻まれたのが分かる。
それは一度で終わらない。
翔太郎の唇が亜樹子の肌を食む度に、赤い印が無数に刻まれる。
「や……だぁっ!やだっ!や、めて……っ!」
必死で手のひらに力をこめて翔太郎を引き剥がそうとするが、圧し掛かってくる体から放たれるオーラに圧倒される。
萎縮する体が頼りなくて、亜樹子は今更ながら悟られたことを後悔し、彼の思いが怒りに彩られていることに恐怖した。
(……こわ、い)
あの夜抱かれた時と違う怖さに涙が滲む。
だが、もう泣かないと決めた亜樹子にはその涙を零さない。
翔太郎にも分かっていた。
亜樹子の恐怖も、痛みも。
だが、もうやめられない。
(……離せない。絶対、離すか)
亜樹子が荘吉の娘だと知った時、苦しさという言葉だけでは表し切れない想いが溢れた。
目の前の少女のたった一人の父親を奪ってしまった事実は、自分が彼を失った想いとは違う痛みだった。
償う方法を考えた。
だが、償いきれない。
生きている限り、この苦しみを抱えていく。
亜樹子が苦しむなら、それも抱えていく。
エゴだと言うなら言えばいい、笑えばいい、全部飲み込んでやる。
「んぁ、あ……ッ!」
固く尖った胸の先端を甘噛みすると、亜樹子の唇から吐息混じりの切ない悲鳴が零れた。
翔太郎は亜樹子の体に申し訳程度に残っていた衣服の残りを全て剥ぎ取ると、薄い暗闇の中にほんのりと浮かぶ亜樹子の白い体を見つめる。
ゴクリ、と息を飲んだ。
しどけない色香を含んだ肌に体の奥で熱が疼く。
まだ、体も心も覚えている。
あの夜抱いた亜樹子の体の柔らかさ、熱さ、甘さ。
苦痛に耐える表情がひどく扇情的で煽られた。
翔太郎は亜樹子に圧し掛かったまま自分も服を脱ぐと、押さえつけていた亜樹子の両手を取り、その手のひらに口付けた。
その優しい口付けに、亜樹子は小さく彼の名前を囁いた。
「翔太郎……くん」
その切なげな声にまた欲情が煽られる。
そんな顔をして、そんな声で呼ぶのに、どうして離れようとするんだ。
押さえきれない怒りと苛立ちが、亜樹子の体に容赦ない雨になって降る。
「ひぁ…ぁ、ぁっ!やぁぁ……っ!」
指の腹で強く胸の先端を弄り、固さを増していく未熟な蕾に歯を立てて、舌先で刺激して転がすとビクビクと痙攣するように肩を震わせて腰を捩る。
強すぎる痛みに逃がす方法も分からなくてただ、快楽と言うには強すぎる刺激に耐える。
「や、だ……っ!も……やぁ……ッ!」
「こんなにしといて、何がやなんだよ」
指先で胸の先端を弾くと、痛みと痺れに背中がしなる。
「ちゃんと、おまえの体は俺を覚えてるだろ?」
「……そ、んなの分かんない……」
「じゃあ、思い出せよ。思い出させてやるから」
腰を抱いて強引に脚の間に割り入って、まるでピンで留められた蝶のような体を見下ろす。
白い肌に散る無数の赤い痕を消さないためにはどうしたらいいのだろう。
「俺が嫌いか?」
「そんなことない!」
「じゃあ、どうしてだ?どうして、俺から離れようなんて思う?」
ぐっと唇を噛み締める。
この弱さと身勝手な恐怖を、彼には言えない。
「言う気はないってことか」
「……」
「そうだな、おまえはそんな女だよ」
強情で、気が強くて、甘えなくて、……今はこんなに遠い。
だから、追いつく、捕まえる、離さない。
「……だけど、俺もおまえが思ってるほど単純で甘い男じゃねぇ」
翔太郎の瞳がすぅっと細められる。
底光りする光は、亜樹子の意識の中に刺さってまるで麻酔のように抵抗の気力を霧散させていく。
「こんなひどい事も出来る男なんだよ、俺は」
「翔太郎くん……」
「おまえがどれだけ嫌だって泣いたって、やめない。……おまえが欲しい」
見下ろす白い肢体に、翔太郎の心が痛む。
男とは違う、しなやかで柔らかくて、男を受け入れることの出来る体を持つ性。
自分が惚れた女は、その強さを心にも持っていて父親譲りの強い正義感に何度も感動した。
だが、今はただこの白い肢体を犯したい、ねじこんで、突き上げて全部感じて、自分のものにして食らい尽くしてしまいたい。
そして、翔太郎はその衝動に忠実に行動した。
「ぁあっ!」
まださして潤っていない場所を指先で無理やりこじ開ける。
たった一回きりしか男を知らないそこはまだ固く閉じていて、少し力をこめて侵入させると引き攣った痛みを亜樹子に強いた。
「痛い…っ!いやぁ、やだぁあ、ぁっ!」
生々しく感じる翔太郎の指の形に、亜樹子は体を固くして拒もうとしたが少しずつ潤ってくる蜜が翔太郎の指の侵入を許してしまう。
「ん…ぁ、あっ!やぁっ!」
「俺としてから、誰ともしてない?」
「し、てな……っ!やだぁっ!翔太郎くん……ッ!」
「俺としかしてない?俺以外に、この可愛い体、許してないんだな?」
「翔太郎くんしか……知らな……ッ!も、おねが……ッ痛い…ッ!」
懇願するような亜樹子の声に、翔太郎は指を引き抜いて亜樹子に見せ付けるように舐めた。
いつのまにか溢れるくらいに濡れていることに、亜樹子は気づいていない。
だが、まだ翔太郎は足りなかった。
「もうちょっと、かな」
亜樹子の膝を割り、そこに躊躇うことなく顔を埋める。
「ひぁ……ッ」
指とは違うねっとりとした生暖かい愛撫と、濡れた音。
ちゅ……ぴちゃ……くちゅ……ぐちゅ、くちゃ……っ
ざらついた柔らかな舌の感触に、亜樹子は羞恥と快感が一気に背中を駆け上がって行くような気がして、泣き声にも似た嬌声を挙げた。
「や…ぁっ!やぁぁ……っ!」
茂みの中で震えていた敏感な場所を吸い上げられ、亜樹子の体が跳ねる。
引きずり出されていく快楽は、痛い。
なのに、触れているのが翔太郎だと思うだけで、心に溢れるのは悦びなのだから、もうどうしようもない。
「これだけ濡れてりゃいいな」
「え……?」
翔太郎がキスを落としてきて、覆いかぶさってきたかと思った時、強引に両足を開かされ、一気に貫かれた。
「――――ッ!!!」
悲鳴はキスで噛み砕かれ、引き裂かれるような痛みで、頭が沸騰する。
遠慮なく突き上げてくる猛々しい熱は、翔太郎の怒りそのままで亜樹子を食らい、犯す。
「は…ッ!あ、ぁっ!やめ…ッ!痛い…ッ!やぁぁッ!」
だが、どれだけ声を挙げて訴えても、懇願しても、体を開かれる痛みは増していくばかりだ。
これは、怒り。
自分が翔太郎を怒らせた痛みだ。
雨の音より濡れた音が耳に痛い。
自分たちが確かに繋がっている、今、この瞬間はここから先どこへ向かうのか分からない。
それでも。
(……すき、なの)
好きで、好きで、こんなにひどいことをされているのに、苦しいくらい彼が好きで、だけど別れを覚悟した以上、これ以上好きになってはだめだと言い聞かせて。
それなのに、こんなひどいことをされていても、悦んでいる、心も体も。
他の誰でもない、翔太郎だから。
「あ、ぁ、……ッん、あ……しょ、たろ……く……ッ」
いつの間にか、彼の背中に縋っていた。
自分の中で暴れる猛々しいものに、組み伏せられ支配されていく、染まっていく。
「……中で、出すぞ」
だめだ、と言おうとしたのに、亜樹子の唇から零れたのはそれを許す切ない喘ぎだけだった。
雨の音がする、まだ降っている。
亜樹子はベッドの中でぐったりとした体を横たえたまま翔太郎の腕に抱かれていた。
まだ、熱い。
体が熱くて、ジリジリとした感覚が燻っている。
「……これ、強姦、だからね」
ポツリと呟くと、翔太郎が腕に力をこめる。
もういっそこのまま潰してくれればいいのに、なんて馬鹿なことを考えてしまう。
「そうだな」
「……最低なんだからね」
「ああ」
「だけど、ね。あたし、馬鹿だよ。……イヤじゃなかった」
だって、好きな男なのだから。
苦しいくらい好きになった初めての男なのだから。
触れられた悦びで満たされているなんて、本当に馬鹿だ。
「亜樹子、こっち向いてくれ」
一瞬だけ躊躇って、亜樹子は翔太郎の腕の中で体を反転させた。
薄い暗闇の中、整った顔立ちが見えた。
「……ずっと、考えてた。おまえがどうしてあんなことしたのか。何で、初めての男に俺を選んだのか」
「……」
「俺はおまえが好きで、おまえも俺を好きだから。それが結論だった。なのにお前は忘れるように言った」
「……うん」
「だけど、忘れられなかった。無理に決まってる。……思い出して、その度に頭がイカレそうだった」
一人でいる夜、傍らにあった温もりを、肌を思い出しては欲情していた。
「……俺は何回もしたよ」
「え……?」
「おまえとした夜の事思い出して、何回も自分でした」
かっと亜樹子の頬が赤くなる。
それは自分も同じだから。
どうしようもなく寂しい夜、彼の手を、唇を思い出して何度か自分で慰めたことがある。
「……どうやって忘れろって言うんだよ、亜樹子」
「……」
「忘れられるわけ、ないだろ。おまえだって分かってるはずだ。……あの夜、抱き合った俺たちの気持ちに嘘はなかった」
「……う、ん」
亜樹子は認めた。
忘れられるはずなんかなかった。
思い出して、心は痛むのに同時に甘い記憶だったから。
「おまえが好きなんだ」
「翔太郎くん……」
「……たとえ、おやっさんに許してもらえなくても」
「……!」
「それでも、俺はおまえを離せないんだよ」
初めて、聞いた。
彼の中で絶対であり、永遠でもある父を越える言葉を。
「……翔太郎くん。あたし、あたしは……」
「乗り越えろ、亜樹子」
「……」
「おまえが何に戸惑って傷ついてるのか、情けないけど今の俺には想像しかできない。……俺のせいだってことは分かるけどな。
だったら乗り越えてくれないか?俺の傍にいることを考えてくれないか?」
傍にいたい、傍にいたい、本当はずっと傍にいたいよ。
溢れ出してしまう。
翔太郎が好きで好きでたまらなくて、他の女が彼の腕に抱かれることを想像するだけで胸が焼けそうで、叫びたくなる。
「あ、たし……怖いの」
「……怖い?」
「……いつか、翔太郎くんを傷つけてしまうのが、怖い」
この思いが、自分の存在が、翔太郎を傷つけて、自分たちが傷つけあってしまうかもしれない「いつか」が怖くてたまらない。
「……おまえが怖がってたのはそれか」
「……うん」
「分かった。うん、分かった」
翔太郎が亜樹子の瞼にキスを落とす。
涙が、やっと零れた。
「……あのさ、亜樹子。傷つけて何が悪い?」
「え……?」
「傷ついたら、治せばいい。塞がらない傷口なんかない。痛みは残っても、ちゃんと癒される」
翔太郎の手が亜樹子の頬を撫でる。
その指先が零れた涙を掬い取って、温かなものへと変える。
「俺はおまえに出会って、良かったと思ってる。おまえになら傷つけられたって構わない。
……こういうの、惚れた弱みって言うんだろうな」
「翔太郎くん……」
「俺が一番怖いのは、おまえを失うことだ。大事なものは、もう何も失いたくない。血反吐を吐いても守ってみせる。そう決めたんだ」
「……」
「傍に、いてくれ、亜樹子。……俺はおまえが好きだ。だから離したくないし離さない。
他の男におまえを渡すくらいなら、この場で俺に死ねって言え」
激しい独占欲が翔太郎からあふれ出している。
ああ、そうだ、あの夜も。
この激しさが心地良くて、幸せで、嬉しかった。
「あ、たしだって……やだ…。ほ、他の人とこんなことする翔太郎くんやだ……っそれくらいなら……ッ」
心ごと、自分を殺してしまったほうがいいに決まってる。
本音があふれ出してしまう。
もう言わないと決めたのに、だめだと戒めたのに、それでも亜樹子の心から溢れ出してしまうのは翔太郎への恋情だ。
「すき……すきなの……っ、しょ、翔太郎くんがだいすきなんだからぁ……っ」
「俺もだ。……愛してる」
最上級の甘い言葉が亜樹子の耳に注がれる。
愛なんてまだ分からない。
だけど、翔太郎となら、そこまで辿り着ける気がした。
「……ごめんなさ……っごめんなさい、翔太郎くん……っ」
「俺も……ごめん。おまえを苦しめてごめん」
ぎゅう、と強く翔太郎が亜樹子を抱き寄せる。
罪を犯す苦しみを、翔太郎は知っている。
誰よりも大事な人を失う罰を受けて知った痛みだ。
「……やっぱり、いっしょにいたいよぅ」
泣くような小さな亜樹子の声が翔太郎には、ただ愛おしい。
離れたくない、傍にいたい。
ただそれだけを強く願うことを、亜樹子は恐れていた。
この願いはいつか彼を傷つけて壊すと思っていた。
だけど、彼は壊しても傷つけても構わないと胸を張る。
手放す痛み、失う苦しみを知っているからこそ、大事なものは間違えたくないと。
「ああ、ずっと一緒だ。……うん、一緒にいような」
「うん……」
大きな腕の中で甘えるように寄り添って、亜樹子は失いたくない人に甘えた。
「あの、ね、翔太郎くん」
「何だ?」
「……さっきの、その、ちょっと怖かった、からね」
「……悪かった」
「ち、違うの。だ、だから、ね。もっかい、その……や、優しくして、ほしいなぁ、なんて……」
「亜樹子……?」
「わー!もー!はずかしー!」
「ええっと、それはあれか?もう一回ヤリたいってことでいいのか?」
「かかかかか確認しないでよー!ばかぁぁぁぁ!!!」
目を覚ますと、間近にある翔太郎の寝顔に驚いて、だけど嬉しくて小さく亜樹子は微笑んだ。
あの後、これでもかと優しくアレコレされて、自分でもびっくりするくらいすんなりと、気持ちよさも痛みも受け入れられて蕩けさせられて喘いだ。
恥ずかしさも、全部彼のせいで彼のためで、幸せだった。
(……あ、無精ひげ)
そっと指先で翔太郎の綺麗なラインの顎に触れる。
こんな彼を見られるのも、この腕の中にいる権利がある自分だけなのだ。
「あれ?」
ふと、指の重さに気づいて亜樹子は自分の左手を見て思わず声を挙げた。
「ひぇぇぇぇぇ!!」
「……うるっせー。何だよ……」
翔太郎が眉根を寄せて、うっすらと目を開ける。
起き抜けの気だるさを含んだ視線が色っぽい……じゃなくて!
と亜樹子は見とれそうになった自分の心を慌てて、指の重みで思い出す。
「しょ、翔太郎くん、これ……っ」
持ち上げて見せた亜樹子の左手の薬指に、いつも翔太郎がつけているウインドスケールのピンキーリングがおさまっていた。
少しゴツいデザインで亜樹子の華奢な指にはアンバランスに見えるが似合ってる。
今更ながら、自分がつけたら小指でおさまるのに、亜樹子だとそこでも少しブカブカなことに翔太郎は苦笑した。
こんな小さなこと一つ一つが馬鹿みたいに愛おしい。
「笑ってないで、答えなさいよー!」
「本気にしろよ?」
「へ?」
「それ予約」
「よ、予約?」
「そこの指、俺が予約済みってこと。あ、それは次のをやるまでの繋ぎな。ごついから邪魔だろうけど、外すなよ」
「……うそぉ」
「嘘ついてどーすんだ。いらないのか?」
「い、いるっ!いるけどっ!で、でもでもっ!びっくりしすぎて……」
「おまえ、ホントいちいち大げさ」
「大げさになるわよー!だ、だって……この指、とかえっと……意味、その……」
「うん、俺の嫁さんになってほしい」
「さらっと言うなぁぁぁぁぁ!!!」
スパパパパーン!
どこからか出したスリッパが、翔太郎の前頭部を直撃する。
「おっまえ、ふつーこの場面で殴るか!?」
「だってもっとこう、やっぱりちゃんと言ってほしいのー!」
「言っただろー!」
「違う!なんか違う!女心はもっと回りくどいもんなの!」
「うわ、めんどくせ」
「翔太郎くんは順番抜かしすぎなの!」
「何がだよ。好きって言ったし、実際、おまえのことめちゃくちゃ好きだし大事だし、離す気もねぇし、おまえも俺を好きでこうやってセックスもする関係で、で、次に嫁さんにしたいってことの順番のどこに問題が?」
「……ないけど、なんか違うのー!」
ああ、もう嬉しいような悔しいような、昨日まであんなに苦しんで悩んで切なかったことが、全部全部消えて、いっそどうしていいのか分からないような。
なのに、早くも次の未来をきっちり見てる翔太郎はやっぱり大人で、強くて、悔しいけど大好きだ。
亜樹子は薬指の重みに心臓を弾ませ、むき出しにした心を繋いだ相手を改めて見つめる。
未来。
翔太郎といる、未来。
約束を、彼は求めているのだ。
「しょ、翔太郎くん」
「何だよ」
「えっと……い、今すぐじゃないよね?」
「あーまぁな。まだやらなきゃならねぇことあるしな」
「それが終わったら?」
「だな」
「……じゃあ、その、約束して」
そうだ。
それなら、自分に出来ることが確実に一つある。
「約束?」
「うん、あのね、翔太郎くん」
「ん?」
「戦っててね、もしももうだめかもって思った時には、あたしとの約束を思い出して。
必ずフィリップくんと一緒にあたしのところに帰ってくるって踏ん張るって、約束して」
「……亜樹子」
「あたしは、一緒に戦ったり出来ないけど、だけど二人が絶対に帰ってくる場所であり続けるから。
だから、ちゃんと戻ってきてあたしの傍にいるって約束して」
「……ん、約束する」
どんなにきつい状況になっても、絶体絶命になっても、帰る場所で待つと言ってくれる亜樹子のために。
相棒と二人で、必ず帰る、必ず。
「俺は、俺たちは、ちゃんとおまえの傍に帰る。ずっと、一緒だ」
「うん……」
「フィリップにも、言われてるだろ?おまえを傷つけるやつは、俺もフィリップも絶対に許さない」
「あたしもだよ」
「俺はさ、おまえのことが大好きだけど、そこにはフィリップも一緒にいてほしいって思う気持ちもあるんだ。贅沢か?」
「贅沢だよ。だってあたしも一緒だもん。あたしも、フィリップくんのこと大好きだからずっと一緒にいたいよ。
ううん、三人でずっと一緒にいられたらいいなって思ってる。すごく贅沢で幸せな気持ちだね」
「一緒の気持ちだな」
「そうだよ」
「じゃ、それを踏まえて俺と結婚してくれ!」
「あああ、だから、もうちょっと溜めてよぅー!」
雨が上がる。
霧が晴れる。
朝が来る。
そして、風が吹く。
ここには、未来が、ある。
「あ、そうだ」
一通り、いつもの夫婦漫才を終えた後、不意に翔太郎が思い出す。
「おまえ、ここに来た用事って、結局何だったんだよ?」
「あ、うん」
亜樹子も思い出して、きょろきょろを山荘の中を見回し、ため息をついた。
「ちゃんと探さないとな、と思って来たの」
「だから、何を?」
「お父さんの、写真」
「……写真?」
「お父さんのっていうのとは、ちょっと違うかも。あたしと、お父さんが写ってる筈の写真」
幼い頃の自分と父を写し取った、たった一枚の写真があったことを覚えていた。
もし父が持っているのなら、と思い、事務所を探してみたがなくて、あるとしたらここかもしれないと思って来たのだ。
「見つけたかったの」
いつか、翔太郎の元を離れる時までに、せめてそれだけはこの街にいた証として。
「……おやっさんが写真をしまっておくとしたら、か」
少し考えて、翔太郎は荘吉の性格ならば簡単に見つかるところには隠したりしないだろうと思い、ふと思いついたことを口にしてみる。
「亜樹子」
「何?」
「もし、おやっさんがその写真をしまっておくとしたら、確かに事務所じゃないと思う。この山荘にあるのなら、たぶん……」
いつかここに連れてこられた時の事を思い出す。
あの時、荘吉は依頼人を匿い、いつもバーカウンターに座っていた。
お気に入りの場所だったのだ。
だとしたら……。
服を着て、亜樹子をカウンターの内側へ促す。
「……これか」
カウンターの下に整然と並べた酒瓶の間に一枚の写真があった。
「ま、待って!」
それを抜き取ろうとした翔太郎を、一瞬亜樹子は止め、それから息を整える。
「……うん、いいよ」
翔太郎は小さく頷いて、写真を手に取り見ることなく亜樹子に渡す。
先に見る権利があるのは亜樹子だから。
「……うん、これ、だよ」
そっとそっと亜樹子が微笑む。
「……やっと見つけたぁ」
亜樹子は愛おしむように写真を自分の胸に当てて抱き締める。
遠い遠い微かな記憶の欠片を見つけた安堵感は、今、左手の薬指にある幸せに似ている。
「翔太郎くんも、見てくれる?」
「いいのか?」
「うん」
翔太郎の手のひらに渡した写真。
そこには翔太郎が知る荘吉より少し若いけれど知った笑みと、腕に抱かれた無邪気な幼い亜樹子がいた。
幸せな一瞬を永遠に切り取った温もりに触れて、自然に翔太郎にも笑みが零れる。
「……いい写真だな」
「うん」
「おやっさんの笑顔なんて、なかなか見る機会なかったからな」
「翔太郎くんは怒られてばっかだったからでしょー」
「う……っ」
図星をつかれて眉を寄せる翔太郎に、亜樹子は笑った。心から、笑った。
「ね、翔太郎くん」
「ん?」
「いつか、教えて。お父さんがいなくなった日の事」
「……ああ」
「あたし、待ってるから」
「ん……」
「大丈夫。あたし……何があっても、翔太郎くんが大好きだよ」
亜樹子の声に、一瞬だけ驚いて、それから翔太郎も微笑んで亜樹子の目を正面から覗き込む。
「俺もだ」
「うん」
「あのさ、とりあえず今から三回目のプロポーズしたいんだけど」
「だから、ちゃんと溜めてってばぁ」
「ばか、これ以上のタイミングがあるもんか。おやっさんが見てるんだから」
「え?」
二人の手の間にある写真の荘吉が笑っている。
おやっさん。
大事な大事な一人娘、俺がもらいます。
殴るなら、夢の中で待ってますから。
「一生、傍にいてくれ」
「……イヤだって言ってもいてやる。翔太郎くんくらい、スリッパでツッコミ甲斐ある人いないもん」
「上等」
「うん!」
ああ、ほら。
ちゃんと笑い合って、抱き合って、温もりを感じて、未来を見て。
勇気を出してみれば、こんなに簡単なことだった。
大丈夫、本当に大丈夫だと信じられるのは、心を繋いだ証。
「亜樹子」
「何?」
「ありがとう」
「……馬鹿」
笑ってキスをして、指を絡めて、温もりに安堵して。
それから、そろそろ、さよならを言おうか。
長いお別れを決めたあの日に。
そっとそっと、幸せな気持ちをこめて、今、さよならを言おう。
終
やっぱり長かったwww
調子に乗ってメロドラマにしたせいです。
前スレの書いた後、やっぱり二人を幸せにしてやりたいなぁ、と思って書きました。
なんか前スレの書いた後、モヤモヤしてた気持ちがスッキリしたwww
読んでくださった方、ありがとうでしたー。
明日の放送はフィリ若が楽しみすぎる!
でも、若菜姫の死亡フラグになりませんように…。
>>75 GJ!
じゃ正直足りない…。
何だろう、本気で涙腺が大崩壊中なんだが。
苦しいような、でも嬉しいような…。
うまく言えないから、ちょっと頭まとめてくる。
でも、先にこれは書いておく。
最高だ!ありがとう!
>>75良かったです!
しかし亜樹子は受けが似合う
本スレの流れが不穏な感じでドキドキ
GJ!
自分も涙腺崩壊中。二人を幸せにしたくてたまらなくなった。
本スレでここの話題出てたけどあれは揉めたうちに入るのか?
もう、涙が止まらない。
GJ!!GJ!!
夜中に泣いている自分。
最初、題名見て辛い結末かと
思いきや…。
胸締め付けられて、ティッシュで
涙と鼻水拭いたわ!
互いの息遣いが聴こえてきそうだ。
やっぱり、幸せになって欲しい、
二人には。
ありがとう。本当にありがとう。
言い忘れた。「これでもかと優しくアレコレ」の内容を激しく希望します。
本当に二人は激しいのもイチャイチャラブラブも似合うなあ。
ごめん、自分も涙が止まらない。
前スレのと合わせて読み返して涙腺決壊。
あなた、本気で神か?
こんな暖かなさよなら、の描写でくるとは・・・。
内容も描写もエロも、自分の理想通りすぐる。
幸せって、乗り越えたところにあるって思ったよ。
ああ、もう語りたい、
>>75さんと語り合えたら、なんかこう色々分かる気がする!
ここが2ちゃんじゃなければ・・・!と今ほど思ったことはない!
ここは、涙もろい人の多いインターネットですねwww
って自分もだがな。
>>75さん、本当にGJとしか言えない。
あなたの、翔亜樹への思い入れの深さを、作品にすごく感じたよ。
スッキリしたとか言わないでまた投下してほしい。
待ってる。
>>75 GJ!
こういうメロドラマ大好きだ
二人の夫婦漫才とか、亜樹子の翔太郎くんほどツッコミがいのある人いないとか笑ったw
公式は公式、二次は二次ってこういうことなんだなーと萌えながら読んだよ、ありがとう!
しかし、今日は若菜姫の死亡フラグが濃くなった気がしてこええ
闇姫、って感じだった
若菜を守ろうとするフィリップを精神的に支えるのが、翔太郎と亜樹子の役目だと、あの写真を見つつ思った
若菜が助かるといいな・・・これ以上園咲姉妹の闇落ちはかわいそうすぐる
フィリ若な自分にはけだるい昼下がりだぜ…
フィリップを守るために闇落ちしたふりをしてる若菜でも、一緒に逃げてくれなかったフィリップを憎んでるヤンデレ若菜でも美味しくいただけるが、
やっぱり幸せにしてやりたいー!
なんだあの切ない電話は!
フィリップが「姉さん」て言ったのが泣ける…
フィリップと若菜が、姉弟フラグ立ちまくりなのは覚悟してたんだが、若菜の闇落ちが併せてきつかったんだぜ・・・
何を知ったんだ、若菜・・・
来週が放送休みなのがもどかしいが、次はギャグ回ぽいしなぁ
しかし、ここから先シリアス怒涛展開になるのなら、ギャグ回も一回はないときついか。
今日は所長の「一緒にいよう」に何故かひどく切なくなったよ・・・
ああ、もうエロパロ板向きの話じゃないかな
冴子様のバスローブ姿はエロいので、もっと見たいですwww
今日の放送を見てのフィリップと黒若菜の小ネタ…というか妄想
エロなしどころかこれはカップルなのかもちょっとアヤシイので注意です
タイトルは「それでも守りたい人」です
自分の家族についての事実や若菜に襲われた事にすっかり沈み込み
ガレージの隅で転がっているフィリップの携帯が鳴った
翔太郎も亜樹子も事務所にいるし、他に今すぐ出るべき人物はもういない
出る気になれず放っていたが、いつまでも鳴り続ける呼び出し音に折れ
誰からの着信かも確認せずに携帯を手に取った
「もしもし?」
『こんにちは、フィリップくん』
聞き間違える筈の無い大好きな声
彼女は……
「若菜…姉さん」
『ふふふっ……驚いた?』
携帯の向こうで楽しそうな声があがる
少し前ならば彼女の声が楽しそうならば自分も楽しかったに、今は……
「なんで……?」
『この前私が言ったこと、覚えている?』
「僕を殺す……と、自分の使命を思い出せ……ですか?」
『そう、覚えていてくれて嬉しいわ』
「なぜ急に貴女は…若菜姉さんは変わってしまったんですか?僕は貴女と一緒にこの街を出るつもりで……」
『それが私の使命だから』
「……」
『忘れないで。この前言ったことが、この組織のTOPである園咲若菜の言葉よ』
「ミュージアムのTOP……」
『それじゃあまたかけるわね、フィリップくん』
「あっ、待って……」
フィリップが止めようとした時には既に電話は切れていた
「姉さんは言った。『組織のTOPである園咲若菜の言葉』と……」
それは逆に言うと『本当の園咲若菜の言葉』では無いと言う事なのかもしれない
そういえば、通話中一度も僕の事を『来人』と…
ミュージアムが命を狙っている人間の名前で呼ばなかった……
もしかしたら若菜姉さんは、相手が誰か組織にバレないように話していた?
何のために?声を……聞きたかったから?
もう一度話をして確かめたいと思った
しかし、若菜のナンバーを選んで通話ボタンを押す直前で手が止まる
もし彼女が園咲来人の居場所をわかっていながら組織に隠しているとしたら
そしてその事が他の組織の幹部にバレたとしたら彼女の身が危ない
「あんな目に合いながらまだ若菜姉さんの心配なんて……翔太郎のハーフボイルドが移ったのかな?」
自嘲しながら呟くと、事務所へと向かう
今、無性に2人に会いたかった
ドアを開けると翔太郎と亜樹子が一斉にフィリップの方を見た
心配そうな2人の顔に、帰る場所があって良かったと思った
願わくば、若菜姉さんにも帰る場所が…
フィリップがなりたくてなれなかったものがありますようにと願う
「聞いてくれ翔太郎、亜樹ちゃん。どうやら僕もハーフボイルドの仲間入りみたいだ」
きょとんとした表情の2人に、フィリップは自然と笑顔を浮かべた
>>88 GJ!!
若菜が心配すぎてハーフボイルドになっちゃうフィリップいいよ!!
なんというか、フィリ若姉弟フラグはずいぶん前からわかってはいたけども
それでも今日の展開はつらすぎる・・・
若菜姫、とりあえず死なないでほしいがどうだろう・・・・
やっぱイナゴさん退場かぁ…
自分が変身するモチーフを人に「食べる?」と聞いて食べさせるなんてなんて性的な、とか気付いた矢先に
>>88 GJ
崩壊していく園咲家と結束していく事務所の対比がますます顕著になる中
どうかフィリップと若菜がいい方に向かうように祈らずにはいられない
本編での事務所3人の
自分達は家族なんだ、一緒にいたいんだ、離れるなんて考えられないんだ
でも誰かが何かのために離れることを決意したら、残るメンバーはちゃんと見送る
って姿勢?が理想過ぎて禿げた
今週の放送見た後に
>>75を読み返したらさらに泣けてきて参った…
フィリ若いいなぁ
姉弟だと知らないまま一緒に駆け落ちしてほしかった
違う意味でドロドロ展開になるけど
「愛した人は敵のトップだった」「血族で骨肉の争い」…
キバの二の舞はよしてくれよ…ほんと、ハッピーエンドでお願いします…orz
>>93 >キバの二の舞
若菜姫が太牙兄さんポジになったんだから生存フラグ成立!
と思えばむしろ良いことだ
というかそうでも思わないとやっていけない……
バスローブ姿の冴子さんに滾った前回。
投げやりになって、なおかつ色々な意味で溜まってて
財団の使者の白い人に抱かれて乱れてしまうというのを想像した。
真夜中にいきなり渡静香投下。
エロはなし。
時々、自分の中の「血」が怖くなる。
夜にふと目覚めた時、月を見た時、この手で引き裂いたファンガイアたちを思ってしまった時。
「人間」と「ファンガイア」の間で生きる自分を、怖いと思ってしまう。
そんな時、渡は大切な少女の言葉を思い出す。
目を閉じて、心の中に響く優しい音色に耳を澄ます。
「渡は、渡だよ」
それは、どんな調べより甘く、優しい。
「……渡?」
静香が目を覚ました時、隣にいるはずの渡がいなかった。
枕元の時計を見ると午前2時を指している。
「うー……」
抱かれた後は、いつも気だるい心地良さと渡の腕の中で幸せに眠れるのだが、今夜は何故か目が覚めた。
(渡がいないせいかな……)
今まで気にしたことはなかったけど、ひょっとしたら、こんな風に渡が傍にいない夜もあったのかもしれない。
それは少し寂しい、なんて思ってしまう。
体を起こすと、部屋の中を見回してみるがやはり渡の姿はない。
「……どこにいるんだろ」
ベッドから出ると、シャツを羽織り静香はそっと部屋を出た。
今夜は満月で、家の中に差し込んでくる光で足元は危なくない。何より、勝手知ったる渡の家だ。
(バイオリオンのところかも)
渡が何よりも大切に大切にしている、父親の最高傑作にして形見のブラッディローズのそばかも、と思い静香はそちらへ足を向けた。
(いた……)
やっぱり、ここだった。
椅子に座って見上げるようにブラッディローズをじっと、ただじっと見つめ、何かを問いかけるような渡の横顔が月の光に照らされている。
(……ちょっと、寂しそう、かな)
静香の知る渡は、いつも優しくて人に対して不器用で少し臆病で、だけど愛されたがっていて。
満たされることを求めてた。
今は、自分がちゃんと満たしてあげられているのだろうか?
(そうだといいのに)
ずっと、近くにはいたけれど本当の渡の気持ちや寂しさを理解したのは、きっとつい最近。
渡が色々な人たちと出会い、恋をして、別れてその秘密に苦しんで受け入れた後で、きっと自分は全てを知った。
(置いていかれたって思った)
渡が新しい世界に出会って、友達が出来て、好きな人もできて嬉しかったのも寂しかったのも本当。
ずっとずっと渡の世界の一番近くにいたと思っていたのに、本当は一番遠かったのだと知って、苦しかった、だけど渡には言えなかった。
渡の中にある自分を壊すことが怖かったから。
その怖さの正体を考えたとき、ああ、そうか、自分はとてもとても渡が大好きで大事で仕方ないんだと、今更のように自覚した。
だから、置いていかれて寂しくて。
でも彼が幸せそうに笑っているのはとても嬉しくて。
だから、知りたい。
今、彼は幸せなのだろうか?
「静香ちゃん?」
ふと、渡が人の気配に気づく。
この家のいるのは二人だけだ。
何より、静香の気配を間違えたりはしない。
「こら、何をこそこそしてるの?出ておいでよ」
「……別にこそこそしてたわけじゃないもん」
ドアを開けて、少し拗ねた表情の静香が顔を見せる。
「起きたら渡がいないから、どこに行ったのかなって思って探しに来ただけ」
「ごめん、ちょっと寝付けなくて」
「……」
「違うよ、静香ちゃんのせいじゃないから。……月があんまり綺麗なせいだよ、きっと」
「……月なんか見てないくせに」
「見なくても、今夜の月は綺麗だって分かるよ」
クス、と笑って渡が隣の椅子を引いて静香に勧める。
別に拒む理由もないし、と静香がそこに腰掛けると、渡がポツリと呟いた。
「……ねえ、静香ちゃん」
「何?」
「僕はさ、自分が何者なのか、ってあまり考えないようにしてたんだ」
キバであること。
キバを継ぐものであること。
それがどんな意味を持つのか、ファンガイアとは何なのか、考えて戦ってきたわけではなかった。
ただ「血」がそうさせた。
「……僕は人間じゃない」
「……うん」
「そこで、否定しないのが静香ちゃんだね」
「だって、人間でもファンガイアでも、渡は渡だもの」
「うん、静香ちゃんは絶対そう言ってくれるんだよね。だから、僕は君に甘えてるんだ」
優しい笑みで渡が静香を見る。
「だから、僕はいつもそう言ってもらいたいんだろうなって思う。静香ちゃんに僕は僕、紅渡だって言ってもらって安心したいんだ」
「それくらいで安心できるのなら、幾らでも言うよ」
「うん、そうだね」
こんな風に心を許してくれる彼は、幸せなのだろうか。
これはただの気休めではないのだろうか。
「……ね、渡」
「ん?」
「あたしね、渡が思ってるほど優しい女の子じゃないと思うよ」
嫉妬したり、意地悪したり、勝手に寂しがったり怒ったり。
お母さんみたいな気持ちになったり、妹みたいな気持ちになったり、でも本当はずっとずっと……。
「あたしね、きっと、ずーっと渡のこと好きだったんだ」
「静香ちゃん…」
「渡が他の人の事を好きな時も、ずーっと好きで嫉妬したりしてすごーく嫌な子だった」
もし、今、彼女が渡の隣にいたりしたらきっとすごく醜い気持ちになるだろう。
それはまるで彼女がもうこの世にいないことを喜んでいるかのようで、そんな自分が情けないし醜い。
だから、こんな自分では彼の幸せにはなれないかもしれない。
「だからね、もし渡をね、ちゃんと幸せにしてくれる人が他に現れたら、あたし、勝てないかもななんて思うの」
「……」
「……ごめんね、変な事言って。こういうとこも、あたしのだめなとこなんだ、きっと」
「ん……」
渡が静香の頭に手のひらを乗せる。
「……静香ちゃんのそういうとこ、好きだよ」
「渡……」
「だめなとこも、怒りっぽいとこも、だけど僕の事本気で大事にしてくれて愛してくれてる君が、僕は大好きだよ」
「……」
「愛されてるの、分かってる。僕も静香ちゃんにだから甘えられるし我侭も言える。他の誰にも言えないよ?甘えさせてほしい、なんて」
「……そっか」
「さっきまで、ここで一人でバイオリンを見てて、考えてた。僕は君をどうやって幸せにしたらいいのかなぁって」
父と母が、短くとも濃厚で幸せな時間を過ごしたように、自分はどうやって愛してくれる彼女を幸せにしたらいいのかと。
「……あたしも、聞きたい」
静香が渡の顔をまっすぐに見上げる。
「渡、あたしにも教えて。あたし、どうしたら渡を幸せにしてあげられる?」
「静香ちゃん」
「あたしが幸せにしたいなって思ってるのは渡だけだから。……ねえ、どうしたらいい?」
じっと見上げてくる揺れる視線が愛おしい。
渡は静香の頬を撫でて、優しくキスを重ねた。
「……渡」
「僕は君じゃなきゃ、やだ。絶対やだよ」
「……もう、どうしてそんなにあたしを安心させるのがうまいのかなぁ、渡ってば」
少し泣きたいような気持ちになったけど、笑って渡の首筋に手を回して抱きつく。
「今、渡は幸せ?」
「うん」
「怖いことはない?」
「あるよ。だけど、静香ちゃんがいてくれれば大丈夫だよ、きっと」
「うん」
「……絶対、離さないから覚悟しててよね」
「うん、覚悟する」
覚悟をしよう。
彼を、彼の人生を幸せにする力を持つ覚悟を。
抱き合ってキスをして、額を合わせて笑みを交わす。
静寂な夜の世界で、そこだけが陽だまりのように温かくて渡は自分に染み付いた血の匂いを忘れられる。
この腕に抱くのは、ただの人間の少女。
だが、どうしようもなく愛おしい。
(母さんも、こうだったのかな)
ただの人間でしかなかった父に惹かれ、全てを捨てて尚惜しくないほどの恋をして。
だとしたら、人間もファンガイアも関係ない。
己の心があるものは、ただ己の心に従えばいい。
「渡は、渡だよ」
その声が、想いが、渡の心を生かし無敵にする。
そうだ、これが心だ。
大丈夫、幸せだ。
ちゃんと自分たちは幸せだ。
不安になったり寂しくなる日もあるけど、生きているからこそだと、今は思える。
「ね、静香ちゃん、ちょっと冷えてる」
「シャツ一枚だから」
「ベッド戻ろうか?」
「あっためてくれる?」
「……したいの?」
「ばか!そういう意味じゃないの!」
「僕はしたいな」
と、にっこりと強請るように笑うと、静香が困ったように目を泳がせ、それからため息を一つ。
「……明日、寝坊確定」
「お休みの日で良かったね」
「もう、渡のエッチ!」
「僕も男だもん」
「もー……一回だけだからねっ」
「はーい」
月が、綺麗だ。
ここが人間とファンガイアの狭間の世界なら、ここで生きることを怖く思いながらも、きっと逃げないでいられる。
静香が傍にいてくれるのなら、この世界を美しい音楽で満たしていく未来を見つめていける。
ああ、そうだ。
月が綺麗だから、今夜はもっとちゃんと伝えよう。
君と入る月の綺麗な夜は、きっと今夜だけじゃないけど。
「ずっとずっと傍にいて」
と。
終
静香の中の人が出演中の深夜ドラマにハマってて、すごく可愛くて、これが今の静香なら渡と並んだら
すごい可愛いと妄想してしまったので書いてみた。
渡は基本的に幸薄いので、どうにか幸せにしてやりたい主人公だったなぁと当時思ってました。
そしたらなんかメロドラマ系になったw
って、うああ、誤字発見!
ラストの
>>100の
君と入る月の綺麗な夜は、きっと今夜だけじゃないけど。
が
君といる月の綺麗な夜は、きっと今夜だけじゃないけど。
だ!
最後の最後で何やってんだ自分…
ちょっとアクセルさんに蹴られてきます。
>>103 寝る前にいいものを読ませてもらったよ!ありがとう。
できれば寝坊の原因をくわしくお願いしたいw
以下、保管庫トップより代筆します。
またまた規制中(PC・携帯ともに)のため、こちらから失礼致します。
本スレ
>>129氏のご指摘の件ですが、どうにもお借りしているサーバーの仕様のようです。
対応策がないかヘルプなどを参照にいじっていますが、いまのところ良い対応策がなく手をこまねいている状況です。
ここまで携帯で見難いのは、予想外の出来事の為、パスワード制自体をどうするか判断しなければならないのだろうかとも思っています。
私個人の判断でパスワード制を導入した早々から、本当に申し訳なく思っております。
ジャンルを考えると、あまりおおっぴろげに公開しない方がいいのでは、という考えから今回の判断に至っております。
何か、良い案はないでしょうか?
ご指導・ご意見・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
方向性が決まるまでは、パスワード制をそのまま続行したいと思います。ご理解・ご協力、よろしくお願いいたします。
コピペする場所をまちがえた・・・なにやってんだ自分
携帯・PCともに規制をくらっているため、こちらから失礼致します。
現在、ブログと同じサーバーで、このブログの内容を移植して認証方式を採用した保管庫を作成中です。
ブログでパスワードロックは限界があると感じたためです。更新が楽な方をとりたかったのですが、堂々と人目につく状態で(簡単に)アクセスできるというのは、ジャンルを考えるとやはり避けたいと思うからです
このブログを見ている人が「18歳以上の方」だということを前提としておりますので、私の思っていることが分かっていただけると信じております。
HPが完成次第、ご連絡をしますので、今しばらく不便だとは思いますが、現行状態のまま保管庫をご覧くださいますようお願い申し上げます。
管理人様、いつもご苦労様です。
無理はしないでくださいね。気長におまちしてます。
>>106 ようつべに限らず、外部サイトは直リンご法度だと知らないのか。
今すぐ削除依頼出してこい。
>>106 正直、ムッときました。
照亜樹派は公式認定となり、翔亜樹を含む他のCP
妄想は止めておけとでも言いたいんでしょうか?
皆知ってることなのに、敢えて雰囲気を
悪くする話題をもってくるのはどうかと思う。
すぐに反応するのは大人気ないと思うけど。
スルーしようにも、書き方に挑戦的な感じが
見れたから。
前スレであれだけ揉めたネタを直リン+この文面で貼る時点で
106はどう見ても108みたいな反応目当ての愉快犯だと思うんだけど
あといちいち特定カプの名前挙げるのもやめてくれ
公式に反発してるのは翔亜樹派とでも印象付けられているようでいい気分じゃない
>>103GJ!
この二人にも幸せになってほしかったのでここで見れて幸せです。
渡父母の蜜月が短かった分二人は長く長く幸せでいてほしい。
ここ見てると皆さんの愛が文面から伝わってきて、
自分も好きカプ幸せにしたくてたまらなくなる。
>>103 GJ!!正直、静香ちゃんってどうなの?(いらんこと言ってすみません==;)
って思ってたけど、これはよかった!!
すごい静香ちゃん可愛い!!いい話をどうもありがとう。
>>106 恋をするってだけで別にくっつくとは言ってないしな。
自分
>>75です。
ここの空気悪くなるの、住人と職人の一人としてやだよ。
自分の萌えは他人の萎えで、他人の萎えは自分の萌え。
これがパロを楽しむ上で大事な事だと思うんだ。
今はまだ発表されたばかりで、どのカプが好きな人も色々言いたいことや溜め込んでることがある
時期だと思う。
でも、ここは単一作品のスレじゃない。
W以外の作品やカプも好きな人もたくさんいるんだから、空気を悪くしちゃいけない。
>>108も反応しちゃいけない。
言いたいことも、気持ちも痛いほど分かるから。
うーん、ここが2ちゃんじゃなければな。
自分のサイトに呼んでやりたいよ。
保管庫管理人様、いつも乙です。
気長に待ってますので、よろしくお願いします。
繰り返し揉めてんな……反応しすぎワロタwww
単一カプしか許せない奴にはここは向いてねぇんじゃねえの
>>115 まったくだ。この間からみてると注意するようにみせてチクっとやるレスにもげんなりする
いちいち揉めるならいっそカプ萌え禁止の方向で
そのほうがいいわ本当に。これから先本編やら映画やらのカプ萌え語りなんかしてたらどうなることか
本来ならカプ萌え話とエロパロは別物なんだし
>>116 同意www
チクチク陰湿確かにげんなりだわ
いつからこうなったんだか…
そうだよなー。
ここはエロパロ板だし。
みんな大人だろ?
いちいち反応するなよ。
現行作品だから仕方ない面はあるけど、これじゃ職人さんだって書けなくなるよ。
ここでもめるの、ホントげんなり。
>>114の言うとおり、ここは単一作品、単一カプのスレじゃないんだから。
さて、とにかく流れをマターリに戻そう。
最近、夏みかんの中の人の写真集を見たんだが、あの美脚だけで色々イケるwww
なんでいちいち公式にこだわるんだよ
公式にこだわってたら士夏だって海夏だって公式じゃないし、巧真理も公式じゃないだろ
公式だからって渡恵に萌えちゃいけないわけじゃないだろうしユウスケ×八代が公式だからってユ夏に萌えちゃいけないわけじゃないだろ
別に何が公式だって自分が萌えられるなら構わないだろうが
まあまあ落ち着いて
なんかすごいことになってるなwww
>>121 禿げ同意。
自分が萌えたらいいじゃないか。それ以外に何が必要なんだ?
>>120 あの脚は確かに素晴らしすぎるが、俺はあのくびれからオパーイにかけてのラインで更にイケる!
まったく夏みかんと大ハナさんの美脚はけしからんと思う。
もちろん恵さんの健康的な太ももも、亜樹子のむちっとした足も
素晴らしい。何が言いたいかってみんな愛してる。
>>124 よう俺www
キバの麻生母娘で、太もも難民になってしまった俺としては、ホッパーさんに締められた
刃さんとウォッチャマンが羨ましくてしょうがねぇぇぇw
だが、一番締められてみたいのは、やはりめぐみんだ!
占められる前に、あの健康的で尚且つ美しい太ももを撫で撫でしてぇぇぇ!
真理は顔ぷにぷになのに足とかえらい細いんだよなー
劇場版だとよく分かる
あと若菜と並んだ時の冴子の小ささにときめく
お姉様可愛いよお姉様
>>126 そう!冷たい感じの美人で高飛車な女王様キャラなのに
たっかいヒール履いても若菜姫と並ぶとちんまりしてるのが
もう最高に可愛い!
亜樹子のしっかりした尻に抱きつきたい……
エロ度で言うなら、ストイックな感じの八代刑事とかかなりそそるんだが。
普段ピシッとしてる女ほど、エロく乱れた時とのギャップがたまらん。
響鬼の香須実とかもいいwww
エロさで言えば、髪を下ろした黒若菜も宜しいんだが
冴子女王様と黒若菜が、並び立つ姿が見たいぞ!
106です。マナー違反と空気読まないレス申し訳ありませんでした。
荒らす気はありませんでした。不愉快にさせた方々本当にごめんなさい。
削除依頼出しました。
女王様と黒姫様、無双の図だなwww
想像してみたら、マスカレイドになりてぇ!
とか、一瞬かなり真剣に思ったじゃないかwww
女王様も黒姫様も、君臨してるのもたまらんが
堕ちた時が更にそそりそうじゃないか?
それなんてエロゲwwwなお約束も、あの姉妹なら
ありだろう。
女王様&黒姫様VSスリッパ姫が見たい。
スリッパ姫互角にいけるんじゃないだろうか。
欲を言えば鉄拳制裁・笑いのツボ・スリッパトリオでスピンオフが見たい。
きっと天の道の男だって勝てない気がする。
あれ、鉄拳制裁と笑いのツボの間に誰かいたような・・まあいいか。
おや、こんな時間に来客なんて珍しい・・・
>>134の元を訪れたのは、太ももムチ母娘か
ドラムが得意な、ヴァイオリニスト女子中学生か
先代現代揃っての、パールシェルファンガイアか。
誰でも羨ましいわwww
あ、でも自分は麻生母だけでいい。
他は
>>134に譲ろう。
美脚祭に乗り遅れたがクイーンとエリザベスもいいよな
女子高生二人に喰われる翔太郎が見たい
おまいらおはよう。
通りすがりの太もも難民だが、美脚祭りに自分も乗り遅れたw
自分的には夏みかんが今のとこ最強太ももなのだが、実は平成ライダーはディケイドとクウガ
しかまだ見ていない。
そして明日から5日間の休暇なのだが、家でライダー鑑賞をしたいと思っている。
そこで、おまいらのおすすめの太ももを教えなさい。
今日、帰りに2828しながらレンタルに寄るから。
>>137 キバは入浴シーン満載だよ!
本放送時も、朝から刺激が強かったぜ・・・
>>139 女性キャラの入浴シーンなんてあったっけ
キバの入浴シーンが楽しいのは別板の住人だろw
まぁしかし、実際キバは太もも難民には実に楽しいと思うぞ。
自分も勧める。
めぐみんは最高です!
真夜の太ももも忘れちゃいかん
ロングスカートかと思いきやショートパンツっていうギャップが良い
おまいら、ただいま。
そして、太もも難民に優しさをありがとうw
>>137だけど、帰りにレンタルに寄ってキバを1〜4巻まで借りてきた。
明日から、昼間からビール片手に太ももを楽しむことにするw
ちなみに、キバ映画でもいい太ももは楽しめるか?
楽しめるとしたら、何話くらいで見るのがいいタイミングか教えてくれ
エロいひとたち。
映画が照亜樹なので照亜樹萌えの自分としては楽しみだ
ところでここってファイズの小説版が出た時もこれぐらい荒れたの?
あれも完璧に草真理でヤってる描写もあったから今回の映画よりある意味すごいけど
啓太郎と結花はまさか子供までできるとは思わなかったし
こう考えると井上脚本だと公式でくっついてるのいるんだな、音也と真夜とか
キバは観てないから判りませんが自分にとって最強の太ももは
Wのオープニングのあの女性
若菜とフィリップ的なものを書いてみたが、あの二人の関係性が
明らかになっちゃった以上はこれは特殊嗜好になっちゃうかな
せっかくだから書き逃げしますがダメな人はスルーかNGしてください
※絡みなし。当人同士はまだ自分達の関係に気付く前の話
若菜とフィリップ的なものを書き逃げ。若菜壊れ気味。猫の動作はうろ覚え
**********************************
シャワーを浴びた後。若菜は部屋で独り、ベッドに座り込んでいた。
あの出来事。姉の冴子と井坂による父への裏切りと逃亡。オフィスで翻意を促す
自分の言葉にも耳を貸さず、ついには命を奪うために冷酷さと憎悪を剥き出しに
して襲いかかって来た姉の姿。それが頭から振り払えない。
ミックがいなかったら。わたし、殺されてたんだ……。
いま、お姉様はどこにいるのだろう。何をしているのだろう。
お父様はこれからどうするのだろう。
そしてわたしは……これからどうすればいいのだろう。
迷い、混乱する。頭の中にいろいろな感情と思いが渦巻き、どうにもならない。
濡れた髪も乾かさぬまま、若菜は手で顔を覆い、崩れ落ちるように泣き始めた。
部屋のドアが開く。
顔を上げるとミックが入り口から覗き込み、じっとこちらを見ている。
「にゃぁ」と声を上げる。「どうした?」と問いかけているかのように。
張り詰めていた若菜の心が少し綻ぶ。口元に笑みが浮かぶ。
「ミック……」
おいで、と手を広げる。ミックはのっそりと、様子を伺いながら近づいてくる。
「ミック、助けてくれてありがとう」
また「にゃぁ」と鳴く。ひらり、とベッドの若菜の膝に飛び乗り見上げてくる。
「わたしの王子様ね」
まだ涙の残る潤んだ瞳で若菜はミックを抱き上げる。その背中を撫でてやると、
ミックはごろごろと喉を鳴らし始めた。
ミックを胸に抱きながらベッドに横たわりまたあれこれと考え続けていると、ミックが
いきなり若菜の乳房を、その肉球が付いた手のひらでむにゅ、と押してきた。
「きゃ。やだぁ。ミック」
マッサージをするかのようにそこをきゅっきゅと押してくる。その動きで若菜が
着ていたバスローブがはだけられ、やわらかな乳房が剥き出しになる。
「ちょっと、ミックったらぁ」
相手が猫なので恥ずかしさはない。若菜はミックに向かって微笑んだ。
以前、何かで読んだことがある。仔猫が母猫の母乳の出を促す時、このように
乳房を揉むような動きを見せるそうだ。成長してもその名残りで、猫は機嫌の
良い時にはこんな仕種を見せるらしい。
「エッチな子ね。そのおっぱいはママのじゃないわよ」
クスクスと笑いながら、若菜は胸を露わにされたままミックにそのおかしな動きを
させるに任せた。
ちょっとかわいいもの。ミックもこんなこと、するのね。
ミックの手先が、若菜の乳首を擦った。
「あん」
思わず声が漏れる。ミックは目を細めながらまだきゅっきゅと揉んでいる。
「悪い子ね……」
偶然かしら?偶然よね。
少し興味が出てきてそのまま続けさせる。ミックはまだ乳房のあちこちを押し、
揉み続け、そしてその肉球が時折、乳首に触れる。撫でるように、くすぐるように。
「あ……やだぁ」
じわ、と体の奥に何か甘いものが広がる。背筋に快感が這い登る。
戸惑い、頭を振る。深く息を吐き出す。
だめよ、こんなの。だめ……。
……でも、でも。
しばらく躊躇った後、若菜は自分の手のひらで乳房をやわらかく丸く包んだ。
「悪い子ね、ミック……わたしに、こんなことをさせて……」
指の間に乳首をきゅっと挟む。「あ……」と口から甘い声が漏れる。
でも本当に悪い子は、わたし。
わたしは何をしているのだろう。こんな時に。こんなことしてる場合じゃないのに。
だがその指は挟んだ乳首をそっと愛撫し始める。強く、弱く。
若菜は心の奥底にある願望に気付く。誰かに、そばにいてほしい。慰めてほしい。
「もう何も心配はいらない」と、囁いて欲しい。
抱きしめてほしい。強い腕と逞しい胸。それが欲しい。その中に包まれたい。
そしてベッドに横たえられて……。激しく、甘く……されたい。
全てを忘れるほどの。全ての悩みや哀しみを溶かすほどの激しさで。
若菜のもう片方の手が下に伸び、脚の間のやわらかな場所を探り始める。
ミックはその様子を、じっと見つめている。
私の側にいてくれるのはミックだけ。
若菜は笑いたいような、泣き出したいような情けない気分になる。
命を奪われかけ、望んでもいない未来に追いやられようとしている。もうどこにも
逃げ場のないわたしの側にいてくれるのは、この猫だけ。
目頭が熱くなる。うぅ、と喉から声が漏れる。
手の動きは止まらない。乳首をつまみ、ひねり、撫でる。股間に這わせた指はそっと
探るような動きから深く沈みこませる動きに変わっている。
若菜の口から途切れ途切れの喘ぎが漏れ始める。心の片隅ではいま自分がしている
行為は単なる現実逃避に過ぎないと理解しているが、それでもその手は止まらない。
「せめてあなたが、人間の男の子だったら、ね……」
涙混じりの声で若菜がミックに呟く。
「男の子だったら……わたし、あげるのに。いまなら。わたしの身体をあげ……」
─男の子?
突然、若菜の心に一人の少年の顔が浮かぶ。
ミックの瞳を見つめる。この目と、どこか似た光を持った一人の少年。
冷ややかで、こちらの心を探るような、観察してくるようなその瞳。だがこちらの心を
とろけさせるほど優しくもなれる瞳を持った、あの少年。
フィリップ君……。
そうだ、フィリップ君。フィリップ君なら、わたしを!
若菜はミックのその目に、記憶の中のフィリップの瞳を重ねた。
その途端、若菜の心には希望が。身体にこれまでで最も激しい欲望が滾った。
「ミック……」
若菜はミックの名を呼ぶ。だが心の中ではフィリップの名を呼んでいる。
フィリップ君……。
「わたしを……守ってくれる?それなら……わたしは……」
ミックは何も言わない。鳴き声ひとつ上げず若菜を見つめている。
若菜は頷き、バスローブをはらりと脱ぎ捨てた。
見せつけるように下着も脱ぐ。ゆっくりと。なるべく淫らに見えるように。
ミックが、フィリップが。その身体をじっと見つめてくる。
「見て。わたしの身体……どう?」
問いかけながら乳房を掴み、ゆっくりと揉みしだく。親指で乳首を軽く弾く。
「ここ、また触ってくれる?……さっきみたいに」
あぁ、わたし。すごくいやらしい。どうして……こんな……何か、変。
戸惑いながらも衝動に駆られ、若菜はミックに向かってその美しい脚を開く。
その脚の付け根にあるものを見せつける。
「こっちも。ね?」
ミックは無言だ。身動ぎ一つしない。
「ほら。もう。ねぇ見て。欲しいって。わかる?ここがそう言ってるの、判る?
もう濡れてるの判る?」
無言。だがミックは立ち上がり、またのっそりと近づいてくる。
ミックはそこをじっと見ている。
「あぁ……見たいの?。わたしのここ、見たいのね。いいわよ。ほら」
若菜はそこを指で広げる。見てる……?フィリップ君……ねぇ、見てるの?
そして最も敏感な突起を、指先でくるりと一番好きな触れ方で転がしてみる。
「あ……いい……っ!」
ぎゅっと乳房を強く握り、先の尖った先端をまた指先で愛撫する。
股の間に這わせた指をさらに激しく蠢かせる。もう止めることはできない。
「見てるの?あぁ……見てるのね。いいわ……何でもさせてあげる。ぜんぶ、
全部。最後までさせてあげる。あなたが、私を……守ってくれるなら」
潤いを滴らせるその場所に、若菜は指を深く沈めていく。
「あなたのを、こうやって……入れたり、出したりして……」
中をかきまわしながら指を出し入れする。ずん、と快感が全身を貫く。
「あぅ……!すごい、すごいわ……。ねぇ、入れてみたい?あたしのここに、入れて
みたいの?やわらかいわよ……ぬるってしててね。すごくあったかいの」
音がし始めた。脚の付け根から、いやらしい水音が。
そこから滴るものが尻の下のシーツをじっとりと湿らせていく。
「きっと気持ちいいわよ……。ねぇ、あなたもわたしとしたい?わたしが欲しい?
あなたのは……どんなのかしら。大きいのかしら。固いのかしら。ねぇ、教えて?
あなたの……どんななの?」
びくん、と身体が震えだす。あぁ、すごい。すごく感じる。どうして、どうして……?
「あなたのそれが……あたしの中に入って。すごく、よくて。あたしきっと泣いちゃうわ。
気持ちよくて泣いちゃう……。あなたも、きっといいはずよ。すごく気持ちいいはず…。
すごいんだから……わたしの、ここ」
若菜の指の動きは激しさを増す。こすりつけ、抉り、ほじくり、最も奥深くまで届くよう
ぐりぐりと押し込み中を掻き混ぜる。
「わたしと、どんなふうにしたい?何をしてもいいのよ。何でも。どんなことでも。
あなたがしたいことを。女の子の体にしてみたかったことを……全部」
わたしをあなたにあげる。何をしてもいい。だからお願い。わたしを……助けて。
この呪縛から解き放って。そうしてくれたら、あげる。わたしをあげる。だから、ねぇ。
わたしと、わたしと一緒に、ねぇ!
「あなたが、望むなら……わたし、してあげる。今までしたことないことでも、何でも。
あなたがしてほしいなら……あなたの前に跪いて……手と、口で。してあげる。
あなたが望むこと、何でも。わたしの身体があなたにできること……ぜんぶ!」
その代わり、お願い。ねぇ………お願いだから!
目に涙が溢れてくる。若菜にとってフィリップは最後の希望。絶望の闇の中の光。
指が止まらない。止められない。そして見られている。彼に見られている。
「うぁ……いい!いいの……!」
あぁ、もうだめ。わたし、いく。見られながらいく。もうだめ、もう!!
「あぁ、わたし、いくわ。もう!もう!!………あぁっ!!」
絶叫と共に若菜は果てる。快感が爆発する。意識が遠のく。波に連れ去られる。
ガクガクと痙攣していた体から力が抜け、若菜はどさり、とベッドに崩れ落ちる。
「あぁ……んぁ……」
そしてだらしなく口を開け、とろんと潤んだ瞳で。若菜はひくひくと震え続ける自分の
やわらかな肌を、しばらく独り撫でまわし続けた。
ふと気がつく。体を起こす。
あぁ、あたし。何てこと。自分でしてて?……やだぁ。
周囲を見回す。ミックはいない。いつの間にか部屋から姿を消している。
びっくりさせちゃったのかしら。わたしのこんな姿を見て。
今さらながら恥ずかしさに襲われる。自分がどれほど淫らだったか、どんな言葉を
口走ったか、思い返すことすら忌まわしい。
若菜は折り曲げた人差し指を口許に押し当て、いやいやと首を振った。
……でも。
すごく感じた……気持ち、良かった。
口許に当てた指を伸ばす。若菜はその指先を唇で咥える。
玩具を欲しがる、甘いお菓子をねだる子供のような仕種。
そしてその唇に笑みが浮かぶ。それは希望の笑み。自由になれるかもしれないと
僅かな望みを託した笑み。
その笑みの中に微かに混じる若菜の中の「女」が、ちろりと出した舌で指先を舐め、
そして「ちゅっ」と音を立てて吸った。
会いたい。彼に会いたい!会わなきゃ。どうしても。
彼なら。彼だけは私を。この世できっと、彼だけは……。
彼に会う。会って……そして……わたしは。
彼ならきっと私を自由にしてくれる。若菜はその唯一の希望にすがりつく。
だが簡単には彼を呼び出せない。何か理由が必要だ。
「彼なら、きっと……」
期待に胸を高鳴らせ、考えを巡らせながら、もう一度シャワーを浴びるために
若菜はバスルームへ向かった。
─終わり
あーあ、書いちゃったよ もうシラネ
正直、自分は書ければエロでも萌えでも何でもいい
どっち書いても(今のところ)怒られないこのスレは好きだ
いろんなシリーズのいろんな話が読めるともっとうれしい
と、思ってます
>>151 GJGJ
そうだよなあ、ミックは王子様だよなあ…
若菜姫の必死さが切なくてよかったです
153 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 08:38:25 ID:I7bJSMMg
>>146 > Wのオープニングのあの女性
>
>自分には太ももより尻だな。マジたまんないです。
sage忘れスマソ
>>151 いろんな意味を込めて全力でGJ
若菜がエロ切ないなあ・・・最後は幸せにならないかなあ
しかしあんたはほんと何でもありだなw
嫌いじゃないぜそういうの
>>151 GJ!
ミック様絶対わかっててヤってるだろ!
これはこれである意味若菜姫堕ちてるなw
WのOPの女性て永徳さ…
ゲフンなんでもない
>>120 それほんと?
だとしたら特撮版の変態スレに何の反応もないのが不自然すぎるだろ。
ごめん、
>>120だけど、写真集じゃなかった。変換間違えた。写真だ、写真。
MOVIE大戦2010の本で、ニーソと短いワンピースの間からのぞくナマ脚がたまらんかったんだ!
タイツのラインもたまらん美脚だが、ちらりと見えるナマ脚が最高すぎる。
肌の色も白すぎずでいい。
U夏海の時にもたまらんと思ったが、あの太ももからふくらはぎへのラインは至高だな・・・。
U夏海は確かに日曜の朝から、実にけしからん素晴らしさだった…。
個人的に一番の美乳ヒロインは桜子さんだと思ってる
ガリマ姉さんに襲われた回の服、微妙にサイズが合っていないのか
デコルテやウエストのあたりは結構布が余っているのに、胸だけちょっときつめっぽくて
胸の形がはっきり分かる感じになってしまっていてちょっとエロかった
五代×桜子が書きたいけど、超がつくほど健康的な関係すぎて難しい…
年齢的にはライダー主人公ヒロイン共に割と大人な方なのに
何故あんなに健全な空気なんだあの二人は
でもがんばってみる
>>162 あー、難しそうだな五代×桜子。
あの二人を見てると、エロ妄想って年齢だけじゃないんだなと思う。
もっと若いけど例えば巧×真理のほうが妄想しやすいわ。
…でも好きな組み合わせなんでこっそり期待してるw
巧×真理は手を繋ぐとか、手を握るといったシチュエーションが良く似合う
巧と真理はなんかあっても全然おかしくない感じするなー
特板の過去の本スレでたまに「恋人というか所帯染みてるから夫婦」とか、
「今は仲間だけど年とったら他に相手もいないし腐れ縁でゴールインしてそう」
みたいな書き込みを見かけたけど、全力で同意w
巧と真理は、作品のシリアスさもあって、かなりハラハラした二人だったなぁ。
草加はアレだったし。
ちょっと、久々に見たくなってきたからレンタルしてくるか。
俺個人はバラのタトゥの女が大人の色気があって好きだったな。
劇場版の広瀬さんのウェディングドレスは可愛かった。
そして剣劇場版といえば、復活後14歳の天音ちゃんを見た始の感想が
「綺麗になった」でビックリしたのもいい思い出ww
いやその通りなんだけど、始の口から14歳の女の子に対して綺麗になったって
セリフが出てきたという事実に驚いたというか…。
映画の広瀬さんは横乳も素晴らしいな
始の場合TV版の天音ちゃんも劇場版の天音ちゃんもたそがれの天音ちゃんも
みんな同じ天音ちゃんで態度が変わらないってわかってて見ると
そこまでおかしくは無いんだけどねw
あの事務所の作りとかのイメージだと亜樹子のパソコンは
ダイアルアップでネットに繋いでそうな感じだ
天音ちゃんへの始の態度は一貫してたよなー。
そこがやたらツボなんだが。
この季節になると何故か響鬼が見たくなる自分。
花火の時の女性陣の浴衣姿が麗しかったよなぁ。
香須実さんの浴衣乱してみてぇ。
イブキ×香須美が好きだったなー
イブキさんの弟っぽさとか、少しずつ意識するようになる香須美さんが可愛くて
イブキさんと香須美さんがデートしてるシーンが何気に多くて嬉しかったな。
ヒビキさんとみどりさんがちょっと良い雰囲気になってたり
明日夢ともっちーがさりげなく手繋いでたり
響鬼はいいなー
もっちー、明日夢に対してかなり積極的だったよなー。
だから、あきらに対してちょっと気にしてたりとか、可愛かった。
つか、単純に明日夢が羨ましかったぜw
きっと俺だけじゃないはずだ。
見てるだけなら、トドロキさんと日菜佳さんがほのぼの可愛くて大好きだったよ。
イブキ×香須美とか
坊ちゃま×ミサキーヌとか
ユウスケ×あねさんとか
年下男→年上女への憧れって微笑ましくて好きだな
坊ちゃまも八代の姉さんも、何故死んだ…orz
幸せになって欲しかったよ
ぼっちゃまとミキサーヌは本当に幸せになって欲しかったよ。
ぼっちゃまの想いが一途で、たまらなく好きな二人だった。
文才ないんで自分は書けないが、誰かぼっちゃま×ミキサーヌで幸せなSSを書いてもらえないか。
明日夢の両手に花状態は羨ましすぎる。
しかし美人なサポーターと白衣メガネの同級生がいる
ヒビキさんもかなり羨ましいぞ!
あとこっそりザンキさんとシュキさんが好きだったりする。
斬鬼さんの師匠が女性ってだけでたぎるよな。
剣のみゆきと矢沢のクイーンコンビが何となく好きだった。
みゆきは虎太郎ともちょっといい感じになったけど。
アンデッド同士だと嶋さんと虎姉さんは茶のみ友達っぽい。
蓮が恵理さんを海に連れて行って
「私…またねむっちゃうんだよね?」
「大丈夫だ、また目覚める…」
のやり取りをバックにナイトのテーマが流れるのがグッとくる
最後の世界ではちゃんと幸せな家庭を築いて欲しいね
もう会えない優衣ちゃんのためにも
事務所でのフィリップと翔太郎の会話で翔雪小ネタ投下します
「今日は良い風が吹くなぁ……」
事務所の窓を開け、この街の風を感じる
今日も翔太郎の一日が始まろうとしていた
「翔太郎、もしかしてまた彼女に会いに行く気かい?」
「あぁ。彼女があいつの事を思い出すなら、きっとこんな風の日だろうからな」
最近、翔太郎が『良い風が吹く』日に限って姿を消す事も、
その行き先が先日解決した事件の中心人物でありガイアメモリ使用の副作用で
過去を亡くした須藤雪絵の元であることも、フィリップは承知していた
「彼女が過去を思い出す可能性は限りなくゼロなんだが…まぁ、止めても無駄だろうね」
「さすが相棒、よく分かってるじゃねぇか」
「一つ忠告しておくよ、翔太郎」
お気に入りの帽子を手に、浮かれて事務所を出ようとしていた翔太郎をフィリップが止める
「彼女が忘れた過去には辛いモノが沢山ある。いっそこのまま忘れてしまった方が
彼女は幸せかもしれないんだ。それでも君は思い出させたいのかい?」
しばし、帽子を見つめて考え込んでいた翔太郎だったが
帽子をかぶると静かに、だが力強く言い切った
「……過去を忘れたままじゃ、罪は償えない。罪を償えなきゃ、心は未来に進めない
もし彼女一人で背負い切れないなら……そん時は俺が一緒に背負ってやるだけだ」
「それは彼女が園咲…いや、須藤霧彦の妹だからかい?それとも……」
「両方…なんだろうな」
「そう…いってらっしゃい、翔太郎」
「あぁ、行ってくる」
そう言って入口に向かう翔太郎の背中にフィリップは一言声をかけた
「せいぜい一緒に罪を背負うことを拒否されないように祈っておくよ」
「ぶっ…うっせぇ。せっかくカッコ良く決まったのに一言余計なんだよ!」
そう吠えて出かけて行く翔太郎を、やっぱりまだまだハーフボイルドだなぁと
苦笑しつつフィリップは見送った
翔雪いいなーと思いつつ雪絵さんが事件後捕まったのか
記憶無いしどうなったのかわかんないんで
とりあえず無難に本人出さないで書いてみたけど
実際今の雪絵さんはどういう状況なんだろう?
映画に出てきたら近況わかるのに…
>>181 乙乙!
記憶を無くしてても、ちょくちょく会いに来てなんやかやと世話を焼く
翔太郎に雪絵がちょっとづつ心を開いていく日が来るのかもしれない
こういう未来に希望を感じられる話は好きだ
ダレモイナイ
ミンナドコイッチャッタノ?
八代のあねさん(の中の人)が映画でオールヌード披露らしい!
Fカップの美乳が大画面で拝めるとは!
ユウスケは色んな意味で泣きそうだがw
Wの放送が一回休みだったから、勢いが落ちてるんじゃないかな
電王映画青バレ有り
ウラとナオミ萌えた
恋人じゃなくてセフレっぽい気もするが…あの触り方って、ヤってるだろ
肉体関係あるけど付き合ってはなくて、ただの遊び相手よりは親密、みたいな関係に見えた
>185、わかる!
そう、付き合ってはないけど、な感じだった。
なんかこんな萌えだけの話を落としていいんだろうかと自粛してましたが、自分のネタはそれはそれで振り切っときたいので投下します。人いないし今のうちだ!!
前スレ604の続きです。
酔っ払い翔太郎寝オチ後の仲直りH、相変わらずの激甘ハーフボイルドな翔亜樹です。
男性視点(翔太郎)一人称で通したんで、流れうまくいってないとこあるかも知れません。
甘いものは苦手だぜ俺は辛党だ、という方はスルーでお願いいたします。
仕事から戻って事務所のドアを開けたら、いたのはカフェテーブルで書類整理中の亜樹子だけ。
「…おかえり。どうだった?」
「……ただいま。明日もう一回仕切りなおす、対象者があまりに動かねえし。対策練り直しだ」
「そ。お疲れ」
珍しく普通の探偵事務所みたく素行調査の仕事なんかが舞い込んできて、街が平和なのはいいことなんだけどかえって面食らうというか。いや間違ってないんだけどな、探偵としては。
一人で仕事に出るのも気分を紛らすのにはちょうどいい。
今日の帽子は黒。ガレージの扉の帽子掛けの1つ空いたとこにため息とともに投げ掛けてデスクに向かう。
3日前から亜樹子とまともに話をしていない。
いい加減何とかしなきゃなとは思うが、かと言って何を言ったものかと迷い続けて、今日で4日目。
左胸に刻まれた痕の、その赤はだいぶ薄くなった。
「……なぁ、亜樹」
ピリリリリリ、と無粋な電子音が、呼びかけた名前を途切れさせた。
舌打ちとともに開いたスタッグフォンから聞こえた声は、聞きなれた相棒の声だった。
『やあ翔太郎、今どこにいる?』
「フィリップ? どこって今、事務所に戻ったとこだ。お前わざわざガレージから電話なんか」
『いや僕は今、風都署にいる』
へ? 今なんつった?
「…はぁ?! 風都署?! いつの間に?」
視界の端で亜樹子が眼を丸くしてこっちを見たのが分かった。
視線で促すと、勢いよくうなずいてガレージに走っていく。
『亜樹ちゃんの姿が見えなかったんで、そのまま出てきたんだけど…翔太郎からちゃんと言っといてくれないか。風都署に居るから心配しないでって』
「いやそれは。いいけど……なんでまたお前、んなとこに」
『聞きたいことがあったから直接来た』
「聞きたいことって……。んだよ、直接行ってみて解決したのか?」
『いや完全には解っていない。ただ、答えに近づけるヒントを照井竜がくれた。「僕は今日は帰らないから、ゆっくり仲直りしてくれ」と言えと』
「…はあ?!」
ちょっと待てと突っ込む照井の声が聞こえた。
ついでにジンさんとマッキーの爆笑も聞こえたので、風都署にいるというのは本当らしい。
「しょ、翔太郎くん、やっぱりいないよフィリップくん……いつの間に出てったんだろ」
ガレージから戻ってきた亜樹子が袖を引く。
「あ、大丈夫、とりあえず風都署にいるってわかったし」
こそこそと告げると、電話の向こうでフィリップが誰かと言葉をかわす気配がした。
『…左か?』
「……照井」
『フィリップは明日の朝、俺が出勤するときに送って行ってやろう。それまでは身柄を預かった」
「……危険な目にあうことはないと思っていいんだな?」
『俺を疑うのか?』
「……や、それはない。正直、……助かる、な」
つい、本音が出てしまった。電話の向こうで照井が薄く笑う気配がする。
うわー、その顔(いや見えないけどもさ)むかつくー。
『この借りはいずれまとめて返してもらうぞ、左。ああ、風都署超常犯罪捜査課、課長以下全員にだな』
「…全員ったって3人しかいねえし、大体てめえら公務員だろが、見返りを求めんな! ああもう、とにかくフィリップは任せたからな!!」
ぶちんと通話を切って、あ、しまったこれフィリップからの電話だったと思ったが、まあいい。
少なくとも、あいつは一人じゃない。俺や亜樹子以外にも、あいつを守ろうとするものはいる。
大丈夫だ、任せておいて問題は無い。
イマイチ解ってないらしい相棒と、なんか色々知られてしまったらしい仲間たちからもらった猶予は明日の朝まで。
不安げに佇む亜樹子が、掴んだままの俺のシャツの袖を強く握った。
「ごめん、あたし全然気がつかなかった…、おっかしいなぁずっとここにいたのに」
少し俯いた表情に、強く胸の奥を捕まれる。
「あー、えっと、大丈夫だって、ほら。風都署にいるんだし? ある意味、パーフェクトに安全なとこだろ?」
「うん…まぁそうだけど……」
「照井も、あしたの朝ちゃんと送ってくって言ってたし」
もしかしたら、拒絶されるかもと少し怯えながら、細い肩に触れた。
「え、ちょっと翔太郎くんってば明日の朝って、どーゆーこと?」
「えーとな、仲直りしろって、フィリップから伝言」
「ふぇ?」
すっとんきょうな声をあげて見上げてきた表情が、亜樹子らしい。
ったく、そゆのが可愛いんだって。
軽く一瞬だけのキスを落して、やっと意味がわかったらしい。
「……ええええっなにそれっ、どゆことっっ!!」
「いやまぁ、そゆこと?」
あっというまに見事に頬が染まる。
「…あー、亜樹子?」
「……ばかぁ」
小さく聞こえた言葉は確かに馬鹿と罵ったけれど、正直な体が俺に寄り添う。
何度体を重ねても、いまだになんか初心なとこがあって、周りにはどうもあまり知られたくないらしい。
俺的には正直、知られたらそれはそれで構わんというか、だったら知っとけこれは俺の女だ、ってとこあんだけど。
まぁそれでも、フィリップには、あー……。どう説明したもんだかな。まぁいいか。
今はそんなこと考えられる頭じゃない。
いろいろ諸々あっても、俯いて頬を染めた恋人が目の前にいる状況で、他になにを考えられるというのか。
……仕事の建て直し、明日でいいよな?
つーか、もう無理。
仕事モード離脱確定。
「……触っていいか?……てゆか触らせろ。もう、限界」
引き寄せてキスを強請る。
「んん……しょ、しょうたろ、くん…」
逆らわない体から簡単に力が抜けて、漏れる吐息は甘く、俺を煽った。
そっと小さな手が俺の体を伝い、シャツの背をつかむ。
誘われるままに誘われて、深く口付けた。
3日ぶりのキス、それだけじゃなくてただ触るのも3日ぶりで。
あっという間に溺れ…、
……そうになったところで踏みとどまる。
「あー、なあ、すっげー怖いんだけど聞いていいか?」
「な、なによ怖いって」
「……俺、何か、まずいことやったか?」
「…まずいって、何が」
ぴったりと密着して今にもベッドになだれ込みそうな状況でする会話とは思えない。
言葉の合間についばむだけのキスを交わしながらも、だがしかし、ここは聞いておかないともう逆に、後がこわいし、後が!
「えーっと、ですね。やることやった覚えが無いのに、なんかこう、痕が残っててー? しかも確信犯的に、なんだその等間隔は、という。
……そろそろ、痕。消えそうになってんでー、その前に、確認しといたほうがいいだろう、というわけなんですが。そのあたり、えーと……。なんかやらかしたかなー……、と」
亜樹子が少し俯いた。
うわー、……こ、怖い。
もう聞きたくないです正直!
でも聞いとかないとそれも怖いです!
聞くのは辛いが聞かなければ男じゃない!
男はつらいよby車寅次郎。
いやいやいや違うだろ、いやでもつらいものは辛い。
亜樹子がふいに体を離した。
「え、あ、亜樹子?」
「…そこ、座って」
亜樹子が指差したのはベッド。
「座る? って?」
「いーから、座って」
「あ、はい。はいわかりました」
ここで素直に従わないほどコドモではない。
というか、ここで逆らうと怖いことを知ってるくらいには、大人というか。
ああ、大人って時々ツライ。
ベッドに腰を下ろすと、座った位置からは見上げることになる亜樹子が、小さな子どもみたく口を尖らせて、つかつかと近寄ってくる。
いきなり強く胸を突き飛ばされて、押し倒された。
うわその体勢美味しいですとか脳内で小人がざわざわ騒ぎだすのを押さえつけて、亜樹子の表情に目を凝らす。
ここは絶対に、間違えちゃぁならない場面。
「あー、……亜樹、子?」
「……ほんっとに、これでもわかんない? 全然、覚えてない?」
あー、怒ってるのはわかる。はい、わかります。
だが正直、乗っかられてる下半身とか下半身とかー。
「いやいやいや、えーと……全然まったく覚えてない、ってんでもなくてー」
嘘ではなく、うん、こんなふうに亜樹子が上にいて、やわらかく俺の手に馴染む身体を堪能した記憶は、ある。
あるんだ、け、ど。
問題はそこからだな……どこまで触ったとかそのへんが。
「…いいにおいだなー、とか。さわったよなー、とか、は解ってんだけど、な?」
ああ、これは正直に白状するべきなんだろうな。
今後にそなえて、聞いとくべきだ。がんばれ俺。
「あー、てゆか、その……もしかして。……俺、……寝た?」
「うん、寝た」
簡潔明瞭な一言が、さくっと俺を串刺しにした。
同時に、俺の上に陣取った亜樹子が、こらえきれずに笑い出す。
笑いが体に伝わって、その波動になおさらざくざくと切り刻まれるような気がする…。
「…わーらーうーなーーー……、うわーマジかよ、へこむ……」
「えーでも、すんごいかわいかったよ?」
「かわいいと言われて喜ぶハードボイルドがどこにいる……」
「いーじゃなーい、ハーフボイルドなんだからー」
嬉しげに亜樹子が笑う、そのたびに甘い波が体を撫ぜてく。
「すんごい甘々のらぶらぶでー、かぁわいかったーぁ♪ だからあんまりホントは怒ってないよ?」
あまあまのらぶらぶって、なんじゃそりゃ、なんかの呪文か。
「てゆーかねぇ、怒ってんのは怒ってたけど」
「……それは、俺がなにかやらかしたかなにもやってないか、その辺か、おいその辺が原因か」
「うん、そのへん原因。だってねー」
えへへと笑う緊張感のない笑顔が、かわいいだけに怖いってホントに!
女はちっちゃいと思う程度のダメージで立ち直れなくなるもんなんです男って生き物は!!
「ホンっトいっぱい、好き好きゆって、かわいいかわいいゆってくれてー」
うわーーーまじですか、ほんとにそれ言いましたか!!
「そんで、いーっぱい触って指にちゅーとかしちゃったりしてー」
いや実際そうは思ってるけどな、そうそう言えることじゃないし。
「もうねー、脱がしてとかちょーかわいくってねえ。で、そこで寝るかというタイミングで寝ちゃったわけで」
ぐさっと突き刺さる言葉、ああそうですか、脱がせろとかそんなこと言いましたか、はぁ。
「散々、さーーぁんっざん! その気にさせといてー、寝るかばかやろー寝るのか!と」
散々その気にさせといて寝オチしましたか、はいすみません、誠に申し訳ございません。
……ん?
「一瞬、首絞めてやろうかとも思ったけどー」
「…ちょっと待て」
いや首絞められても困るけど。
これ聞くべきタイミングだろ、聞いておくべきだろ男として!
「…さんっざん、その気にさせといて、寝オチで放ったらかしたわけだ」
「え? あー……うん、そう。そ、その通り、……っていうか」
「そうなんだな?」
ややあって、亜樹子が小さくうなずく。
視線が合わない。
なのに甘く解けた表情は、ほのかに染まった頬は。
よっしゃ、これ来た、いけるでしょ、いっとくでしょ!!
「……じゃ、俺が『散々その気にさせた』の、責任とらなきゃな」
「えっ、えっちょっ、ちょっとっ!」
くるりと上下反転させて亜樹子を体の下にする。
「ちょっとだめだって! まだ仕事中っ!」
「うっせ黙れ、フィリップも居ないし今日はもう店じまいだ」
まだ文句を言おうとする唇をいちばん有効な方法で塞いだ。
……それは激情。
あつくて、はげしく、心の熱を身体にそのまま伝える行為。
身体も心も揺り動かされる。
ぎゅぅっと強くしがみついてくる爪先が、逆に俺を現実へ引き戻す。
「あ、あああああ、んっ、は、ああ、あーーだめ、だめぇっ、っ! …っ!」
「亜樹、子…っ、ちょ、ちょっと、待て…、っ!」
うわ、うわー、すごいの来た。
今の、イった瞬間よりもその後のほうがすごいんだけど…って、やばいし。
大きな波をやり過ごして、亜樹子の中に入ったまま、手を引いて抱き起こした。
あー、なんつか、これたまんねぇな。
いちばん最初っから知ってるけど、ここ最近はナカでイくこと覚えた体、完全に俺仕様。
どこに触れたらどんなふうに感じるか、全部知ってるのも俺だけ。
「…え、あ……なに? あ、…やんっ!」
「ちょっと、休憩……。ほら、そのまま…な?」
「や、やぁん…っ、なにっ……っ!」
対面座位の位置に亜樹子を引き寄せて、体勢を整える。
いいなこれ。顔見えるし、触りやすいし。
「…ん……あ、っは…あ、ちょっと…これ……」
「んー、だから休憩だってば」
「……きゅ、休憩、ね…」
つながったままで座って抱き合った状態、悪くない。
肩甲骨の、人に翼があるならばと言われる骨が肉とつながる位置を指でなぞると、亜樹子の体がひくんと揺れた。
「いーなー、これ…触り放題」
「あ……ん、んー…っ、ちょ。待ってぇ…」
要望にこたえて待ってやる。
気だるげに脚の位置を置きなおして、あらためて亜樹子から抱きついてくる。
「…は、っ……、あーもう…休憩でしょお……。もーやだぁ…」
「何が…、つ…っ!!」
右の鎖骨の上に、鈍い痛みが走った。
口付けではなく噛み付かれた。
「いってぇな! おい何すんだ、ったく」
あーやべ、噛み痕ついたか?
シャツで隠れる位置かどうか、微妙な感じ?
「おーい、あーきこー? ギリギリんとこじゃねーのマジで。なにしてくれんだまったく」
「…だって翔太郎くんのせいだもん……っ、ん、…ぁっ」
「……なにが、俺の、せいだって?」
「だって、こんな、っ」
じぶんの、からだが、じぶんの、ものじゃ、なくなる、みたいに、なるの
切れ切れの言葉が、呪文のようにざわりと体の芯を焼いて、痛みに一瞬覚めてた俺を引き戻す。
あ、すげえ。
きゅうぅ、と奥から締め付けられてく。
無意識のその動きが、どれだけ亜樹子が感じてるか知らせる。
きつく纏わりつく粘膜が、ゆるゆると蠢くように、俺を抱く。
激しい衝動を抑えるのに理性を総動員せざるをえない。
蕩けたように、亜樹子が体を揺らす。
「あ、あたしだって、こんなふうに、なっちゃうんだ、なんて、し、知らなかったもん……」
ほとんどうわ言のような喘ぎと、無意識の動きに、こっちも余裕がなくなってく。
奥から伝わる波が、どれだけ感じてるかを知らせてきて、素直に煽られるしかない。
「…ぅあ、すげ、っ……、なぁ、どんなふうに……なってる?」
「か、……からだ、全部……んぁ、あ、ああっ、だめっ……ゃあ、ん!」
あーやべ、そういやひとやすみのはずだったとか思いつつも。
「あ、はぁ…っ、んあぁ…っ、あ、ぜんぶ、翔太郎くんがこんなふうにしたんだ、からねっ」
恋人の甘い声にもう完っ全に白旗あげることにして、動きを併せてゆく。
「…そりゃあ、最初っから俺仕様だし? ここも……」
腰を支えてた手を片方は上に、肌の上を滑らせる。
胸のふくらみはボリューム的には……まぁ、かなりコンパクト。
だけど卑怯なくらい感じやすくて、俺の手に馴染む。
鑑賞対象には物足りないそのささやかな丸みが、他の男の視線に曝されないのはむしろ有り難い。
俺だけの、ってことだ。
丸みの周囲を指でなぞってやわやわと触れる。
「最近…ちょっと、おっきくなったよな?」
「あ、ぁっ…、だって、いっつもいっぱい触るからぁ…ぁぁあ、んっ!」
「あーはいはい、これも、俺のせいってことな。…つーか俺のおかげ?」
下のほうへ肌をなぞった指は、繋がりあった箇所の上、いちばん敏感なところへ。
遠慮せずに触れた花芯はすでに溢れた蜜に濡れて膨らんでいる。
「ふあ…っ、あああああっ!!! んっ、やっ、それっ、」
「ん……ここも、俺だけ、だよな?」
「は、あああぁ、そ、そだからっ、あ。深い……ッ! あ、だめ、いやぁ、ぁああああっ!!」
甘い叫びに直接、心臓をわしづかみにされる。激しい動悸が最後の理性を奪う。
「ここでそゆこと言うか…って、言わせたの俺か」
深いところまで入りたいのはこっちのほうだ。
ゆるく長く繋がりあえる体位で楽しむのはもう終わり。
もうあとは深く、奥までいきたいだけ。
欲望に突き動かされるままに亜樹子の体を押し倒す。
繋がったままで体位を変えるのは、ああそういえば今日が初めてしたかも。
「え、あ、なにっ……っ!」
「なにじゃないしー、…悪いけど、もう止まんねーから」
深い口付けが拒まれないのを合図に、奥まで深く身体をすすめた。
くっ、と深い場所を擦ったときに漏れた声が、あ、それか、そこだなと。
快感の壺がどこにあるのかを俺に知らせる。
あーやばいこれ。
ただでさえ感じやすい上に、俺に馴染む身体。
さわってもキスしても、さわられてもキスされても、ただ愛しいとしか、欲しいとしか思えない女。
そんな相手を恋人と言わなくて何て言う。
「…このまま、いいか…っ」
「ん、うん、いいからっ、いいからきてっ……! あ、ふぁ、」
許されて、滾る熱情を解き放つ。
「あ、ぁんっ、は、ああっ、あ、いく、い、やぁぁあっ……!!!」
「……亜樹子っ……っう、あ…っ!!」
呼吸が止まる。
快感を搾り取られるのにまかせる。
震える身体が、甘やかな波動で俺を締め付けながら鳴く。
ただ、好きと。
応えた言葉もただ、好きと。
濃厚なセックスの後、ゆっくりただ抱き合ってるだけの時間ってのは悪くない。
やらかい身体をさわってるだけで、重なった二つのスプーンみたいな状態。
吐き出した情熱も、まだ足りない熱も、共感しあって陥る時の狭間。
まだぼんやりしてる亜樹子の体を離すのは惜しいんだけど、うっかりちょっと思いだしたことがあって。
「はー…腹減った……」
そう、腹減ってんだよな。……あ、やべ。
と思った時にはすでに遅し、くるんと振り返った亜樹子の手に緑の物体。
すぱぱーーーーーーん。
スリッパつっこみが正面から飛んできた。
「い、今、この状態でそのせりふはないと思う!」
「悪ぃ……つい」
「つい、じゃなぁぁぁい! ムードの欠片も無いっっっ! なんかもっとほかに言うこと、」
あるでしょ、と続けようとしたのは分かった。
分かったが。
ぐう〜〜。
…うぉーい、なんだそりゃ。
少なくとも俺はまだ、腹の虫鳴かしてはないぞ。
「……おいコラ、有りかソレ」
「え、う、あ、と…おぉぉ」
見る見るうちに真っ赤に染まってく顔に、ああもう、可愛い過ぎてどうしてくれよう。
ああしてこうしてと思いつつも、腹の底からこみ上げる笑いを、こらえきれずに吹き出した。
「ぶ、ははははっ、ちょ、あーもう、そうくるか!!」
「……っ、やーーーーー!!!! やだやだやだやだもうっ!!!!」
シーツに突っ伏して顔を隠そうとしても、あのな、それ可愛いから。
あーもうね、腹減ったって思わず言っちゃう俺も悪いかも知れないけども、それに腹の虫の鳴き声で答えるって。
ありえねーけど、そこが好きで、もうどうしようもない。
ああやっぱりダメだ、笑ってしまう。
「とりあえずメシ食お、何かあるか?」
「…えっと、…春キャベツとアンチョビのパスタ希望……」
「ってなんだおいその具体的な要望は。しかも作るの俺か」
「だ、だってアンチョビの缶詰安かったし! キャベツ1玉118円だったし!!」
「あ、それ安い」
「でしょ?!」
安いの一言にぱっと顔を上げる。
ははは、なんだかな。らぶらぶな事後の会話にしちゃ所帯じみ過ぎっつーか、でもそこがらしいっつーか。
「あたしシャワーしなきゃだから後はよろしく!」
あーそーですか、はいはい、中で出したもんな。
勝手に俺のシャツを羽織った亜樹子がベッドを抜け出す。
自分の服をかき集める姿、ちらりと覗く太ももが新鮮に映る。
「そういえばさ。フィリップくんて結局何しに行ったのかな?」
「……あ? …ああなんか聞きたいことがあったとか言ってたけど」
危ない危ない、うっかり見とれて話を聞き逃すところだった。
「ふーん…なんだろ? わざわざ出てくなんて珍しいなー」
そのかっこで無防備に屈むな。いい具合に見えそうだったり見えなかったり。
……よし、食後のデザート決定。
後で、もう一回喰う。
とりあえず、現実の腹ごしらえしなきゃな、と起き上がったけど、たぶん。
……多分、傍から見たらやばいくらいに、にやけてんだろうな。
終わり。
対面座位が書きたかっただけです。
あと、オチありきで書いた。どこの誰よりも、このオチが合うのはこの二人だよな、と。
ちょっとだけ前の時間の、おまけな小僧と風都署の愉快な仲間たち。
「……というわけで、亜樹ちゃんと翔太郎が仲直りするには、僕は何をしたらいいんだろう?」
『というわけで』の意味がわからない、と思ったのは俺だけじゃあないはずだ。
少年の前のデスクで昆布茶の湯のみ片手に固まってるジンさんも、課長席で(付き合いよく)昆布茶の湯のみ片手に固まってる
照井課長も。
鳴海探偵事務所の探偵助手少年が、何の前触れも無く風都署にやってきた夕刻。
誰も外に出てないのは、風都が平和な証拠だ。
珍しいことに3人全員が課内にいて、しかも平和そのものな状況にちょっと浮かれて、たまにゃ課内の親睦を深めるかなんて
与太を飛ばしながら過去資料を片付けてたところに、ふらりとフィリップがやってきた。
どうやって署内に入ったのかと聞けば、ストレートに超常犯罪捜査課の刑事に相談があると受付に伝えて通してもらったという。
そいや前に来たことあるもんな。
ジンさんが淹れてやった昆布茶を興味深々で試す眇めつしてる様は、どうみても普通の少年にしか見えない。
『自分』に関することは何もわからない記憶喪失だとは聞いているが、えらく切れる頭脳の持ち主でもあって、
ジンさんにしても照井課長にしても、へなちょこ探偵に情報提供を求めるのと同じかそれ以上に、この少年を頼りにしている。
そいつが『相談がある』とわざわざやってきたからには、ガイアメモリ関連の何かかと考えた俺たちは間違ってないと思う。
そしたらまぁこれが。
『パパとママがケンカしてるみたいなんだけど、なかなおりしてほしいんだ、ぼくどうしたらいい?』
……という話だね!と思った俺の解釈は間違ってないと思う。
それ、こどもなんでもそうだんしつ、とかに聞いたほうがいいんじゃね?
「いや……でも、フィリップ」
それでも何か応えてやろうとした照井課長、さすがっす……。
「だから。亜樹ちゃんと翔太郎がケンカしてるのかなんなのかもわからないのに、仕事以外はずーーーーーっと口もきかない
それなのに二人とも何か言いたそうなんだ。そんな状況で、僕になにが出来る? …ああ違う、僕は何をすればいい?
…人の気持ちは検索できない。わからないから、誰かに聞いてみようと思ったんだが……照井竜もわからないか…」
……いやいやいや、何にもしないのがいんじゃないっすかー。
そんな俺の心のつぶやきは、ジンさんがまったくおんなじことを口に出した。
「いやぁ、なんにもしない、で正解だろー? ねぇ照井課長?」
「…ああ。まったく。刃野刑事の言うとおりだ。フィリップ、お前は何もしないのが一番いい」
「何もしないって……。じゃあ、どうしたら二人が仲直りできる?」
若干というかかなりというか浮世離れしたとこのある少年でも、相棒の(ちゅーか保護者じゃねーのか)こととなれば
それでは済まされないらしく、ジンさんに食い下がった。
「だって、亜樹ちゃんと翔太郎が仲良くしてないと、すっごく空気が悪いんだ。んん、なんていうか、居づらい。
曖昧で気持ち悪いんだけど、でも他に言いようがないし。僕だけヒキコモってても問題は無いんだけど、でも。
……ひとりは嫌だ。翔太郎が居て、亜樹ちゃんが居てくれるから、僕は居られる。だから仲直りして欲しい」
「…そーーーぉだよなーーそぅだよなーうん、嫌だよなーうちに居づらいのって!お前さんの場合特になぁ」
うんうんとうなずくジンさんが、フィリップの肩をばしばし叩きながら引き寄せた。
「で、どんな具合に相棒と所長が口も聞かないのになんか言いたげなのか、そのへん詳し〜〜〜くプリーズ、ね?」
あー、俺もその辺じっくり聞きたいね。
うんうんとうなずいたのは俺だけでなかった。
照井課長っ!あんたもっすか!!
「……フィリップ、ひとつ良いことを教えてやろう。今すぐに、左に電話をかけるんだ。そしてこう言え。
『今日は帰らないから、ゆっくり仲直りしてくれ』とな」
……GJっす、課長っ!!
うははははー、今日は滅多に無い3人揃って定時退勤っすね!!
もちろん酒の肴はこの小僧(が知ってるアレコレ)ですよねっ!!
…という感じで。書き逃げ失礼します。
GJ!GJ!!
君が来るのを待ってたよ!
俺仕様亜樹子ってどんだけハマってるんだ翔太郎
イイぞもっとやれw
あとフィリップ&超常犯罪捜査課www
こういうとき上手いこと話をもっていく刃さん頼りになるなぁw
つか照井さん、アンタもかwww
>>195 登場人物の声がそのまま再生されたよ
台詞回しが上手いし可愛いし甘いなー!GJ!
マッキー視点も楽しかった!フィリップが親思いの息子に見えるw
翔亜樹の関係はこうやって徐々に風都に広まっていくんろうだなぁww
お待ちしておりました、GJです。
甘いの大好物なんで何杯でもいけますよ。
翔亜樹の関係が風都に広まるたびに翔太郎は亜樹子から恥じらいスリッパ
かまされるんですねww
二人のラブイチャぶりも素晴らしいですが、フィリップの可愛い息子ぶりも
照井のなじみっぷりも、刃さんのアシストもマッキ―のツッコミも最高です。
あってないようなパスワード制に意味が感じられない…
ただめんどくさくなっただけじゃね?
>>195
前菜からデザートまでフルコースで
極上ラブ甘Hを堪能させていただき
ました。
ご馳走様でした。
以前にも増して、細かい描写が脳内映像が
クリアで再生されました。
出来れば、愉快な仲間たちに混じって
息子からあ〜んなこともこ〜んなことも
訊いてみたい自分。
5巻の妄想日記見たので感想
照井さんデレデレ過ぎるw
ただ案の定フィリ亜樹成分が減ってたのが残念でならない
照亜樹好きだが妄想日記のフィリ亜樹成分満載感も好きだったのに
すみません、質問です。
195の者ですが、本編補完話、カップリング要素はあるけどあるだけでエロ皆無、ってのは
投下してよいものでしょうか。
38話終わりのフィリップがかわいそ過ぎて、なんとかどうにかしてやりたくて。
ここ以外にディケイドとかのエロ扱ってる小説サイトとかってないのかな
ライダー系事態がまず少ないか
連投すみません、195です。
一人でもOK出してくださるなら落としてくよ、怖いけどーーーー!!!
W本編の1週休みにしてやられて自分的補完してました。
39話はコメディ回ということで、今いくしかない。ここでコメディもってくるって正直すごいよなと。
38話で捏造、翔亜樹ベースの亜樹子視点です。
フィリップをあんなとこで一人にさせておいて良いわけないと、どうしても救ってやりたくて、発作的に書いた。
他に投下できるとこもないし、もういっとくしかない!というわけで。
もうホンっと、スルーするなら否応なしに無視してください、よろしくお願いいたします。
風が巻き起こって、黒いハットが浮いた。
いつもならそれを押さえる手は上がらず、支える力を失った体が傾ぐ。
慌ててベンチから立って翔太郎くんを抱き止める。
お、重っ。
いつも支えてるフィリップくんの抜け殻とは違う重みを両腕に受けて、よっこらせと座りなおした。
どうしようかと少し迷って、膝枕の位置に翔太郎くんの頭を持ってきた。
そういえばこれは久し振りのことだと気づく。
翔太郎くんとフィリップくん、二人で一人の仮面ライダーW。
二人がそれぞれ3つずつ持っているメモリを駆使して戦うほかに、フィリップくんだけが使えるファングメモリがある。
フィリップくんを主体とするファングジョーカーになるのって、基本的に状態よくない時だから…。
翔太郎くんが傷付いて動けないときとか、フィリップくんが危険な目にあってファングが助けにきたときとかだもん。
病院の中庭、ベンチでぼんやりしてたあたしと翔太郎くんのもとに、突然のフィリップくんからの電話がかかってきた。
大切なひとを守りたいと、あたしたちの元を去った彼を見送ったのは、ほんとうに、ほんの少し前のことなのに。
電話の向こうから聞こえたのは切羽詰ったように、焦って変身を促す声。
翔太郎くんは、相棒の言葉を疑わずにジョーカーのメモリを取り出した。
……今、フィリップくんはファングが飛んでくるような、危険な状態なんだ。
いったい何があったんだろう。
あたし聞いてない。
何にもわかんないのは嫌、ただ不安なだけじゃ嫌なのに。
大切な人たちを守りたいのは、あたしも同じだから、何もわからないままで居たくない。
渦巻く不安を押し殺すように、膝の上で動かない翔太郎くんの髪をなでる。
午後の太陽の光をはじく茶色の、柔らかい猫っ毛。
あ、帽子、拾わなきゃ。
……あとでいいかな。
傍から見れば、たぶん、昼間から何やってんだバカップルめ、みたいに見えたかも。
でもそれでいいんだ。
翔太郎くんがフィリップくんとあたしを守ると言うのなら、あたしは翔太郎くんとフィリップくんを守りたい。
お願いだから戻ってきて。
あたしのとこに戻ってきて。
翔太郎くんが助けに行かなきゃならない事態なら、……ひとりじゃなくて、ふたりで。
祈りながら、ただ待った。
ふ、と長い睫毛が揺れた。
起きる?
…戦い、終わったのかな。
瞳が開かれると同時に、翔太郎くんが跳ね起きた。
「きゃ…っ、ちょ、翔太郎くん?! ど、どうなったの?!」
「……あ。……亜樹、子? これ……、現実、だよな…」
翔太郎くんがあたしの腕を掴んだ。
困ったように、というか、何が起こってるのか解らないというような表情。
手加減が出来てない、強く力の篭った手から混乱が伝わる。
なにが、あったの。
今までにいくつものピンチはあったけど、でも、翔太郎くんもフィリップくんも、ちゃんと乗り越えてきた。
あたしが風都に来る前の二人は知らないけれど、ちゃんと絆があるからこそ、どんな困難も二人で乗り越えて
きたんだろうって、そう確信してる。
なのに、翔太郎くんが揺らいでる。
「え、現実、って…なに、どうしたの? な、…なにがあったのよぅ!」
ああだめ、あたしが泣いちゃいけない、そう思うのに。
だめだ。
押し寄せる不安に、声が震えた。
「ねぇ、フィリップくんどうなっちゃったの?! だいじょぶだよね?!」
あたしの腕を掴んだ翔太郎くんの手を掴んでゆする。
「どうしてこんな…っ。ねぇ翔太郎くんっ、大丈夫なんだよね?!」
「……フィリップは、無事だけど。…大丈夫、じゃ、ない」
「だい、じょぶじゃない、って…! ちょっともう! どうなっちゃってんのぉ…」
どうしよう。
無事なのに大丈夫じゃないってなによそれっ。
あたし、どうしたらいいのよぉ。
「ねぇ、翔太郎くんってばぁ!!」
急に、強い力に包まれた。
翔太郎くんに抱きすくめられたと気づいたのはすぐ。
「亜樹…、子……っ!」
耳の上で、吐き出す息が熱い。
あたしを抱きしめる腕が、かすかに震えてる。
「……翔太郎、くん…? だい、じょうぶ?」
大きく息をついて顔を上げた翔太郎くんと、視線があわない。
「……ああ。…先に、帰っててくれ。俺は、あいつを……迎えにいくから」
あたし以上に、泣きそうなのをこらえてるのがわかる。
「む、迎えにいく、って……」
「……フィリップは、フィリップだ。俺が…連れて帰らないと」
意味の解らない言葉の意味が、翔太郎くんの辛い気持ちが、わかった。
翔太郎くんのほっぺたを、両手でぱちんと挟み込んだ。
びっくりしたよな顔の翔太郎くんと、やっと目があった。
わかるよ、だって好きだから。
翔太郎くんのことが好きで、翔太郎くんが大事にしてるフィリップくんも大好きだから。
翔太郎くんが泣きたいときは、あたしのとこで泣けばいい。
ハードボイルド気取ってても、あたしの前でだけは弱いとこ見せてもいい。
そういうとこも含めて好きだから、大丈夫。
大丈夫だから。
女の子は、好きって気持ちだけで強くなれる。
大好きなひとを守れる強さを得られるの。
翔太郎くんと、その大切な相棒と、ふたりともを大好きなあたしは、強い。
「…わかったから。……ちゃんと、二人で、帰ってこないとダメなんだからね?」
「……ああ。……二人で、戻る」
強く引き寄せられて、むさぼるようなキスを重ねられた。
まるで、あたしがここに居ることを確かめてるみたいで、激しさに飲み込まれそうになる。
ようやく離してもらえたときに、あたしが正気で居られた理由は一つだけ。
「…ね、…ちゃんと。二人で戻ってきてね?」
「……当然だ。俺が帰るところは鳴海探偵事務所しかない……、あいつもだ。だから、……待っててくれ」
二人で戻ってくる。
いつもならあたりまえのその言葉の意味は、今。
……あまりに重くて、哀しいものだった。
事務所の玄関ドアが開く音がした。
翔太郎くんが、フィリップくんの背を押して、鳴海探偵事務所の中へと促す。
「フィリップくん…」
悄然と落ちた頭の、黒い髪を止めたクリップはあたしが置いといたやつじゃない。
むー、今日はそこらにあるの適当につけたな。ト音記号と音符とか、四葉のクローバーに天道虫とか、
いつもちゃんと可愛いの選んでおいてるのに、今日はバラバラだし。昨夜は殆ど寝てないみたいだし、
適当でも仕方ないのかな。服と色は合ってるけど、1個とれてるし。
黄色いプラスチックに、手を伸ばした。
……フィリップくんは、髪に触れるまで、身動きもしなかった。
「…いっこ、取れちゃったね。こ、今度また可愛いの、買っとくね…」
今度また、がある。
フィリップくんは、ここに、鳴海探偵事務所に戻ってきた。
「……お帰り、フィリップくん」
「……」
「お帰り、って言われたらなんて言うのか、忘れた?」
「……ただいま」
単調な低い声。
それでも一応は返事があったことに少しほっとした。
「つ、疲れたでしょ、コーヒーいれたげる。あ、そだ、甘いもののほうがいいかな? 美味しい茶葉あるから
ミルクティーにしよっか? げ、元気出るようにスパイスたっぷりのチャイなんかもいいかも!」
「俺、コーヒーがいいなー」
「翔太郎くんには聞いてないっ」
うん、翔太郎くんは大丈夫そう。
空元気かもしれないけど、空元気も元気のうちだもん。
「……、て」
フィリップくんの声が聞こえたような気がして振り向いた。
「え? フィリップくん何か言った?」
「…どうし、て、……こんなことに、なったのか、わからない」
玄関に立ち尽くしたまま、落ちた前髪が表情を隠す。
「わからない、んだ。…り、理屈では、わかってる、でも。……わからない」
雨だれのように落ちてく言葉の破片。
いつもの冷静なフィリップくんの言葉とは思えない。
「どうして、わ、若菜さんが……ぼ、ぼくの、……姉さんが、あんなことを」
あまりに激しい動揺が、否応なしに伝わってくる。
なにか言おうとしたけど。何て言ってあげたらいいかわからない。
自分が、悲しみに包まれて怒りに震えてることすらわからないフィリップくんに、何を言ってあげられるんだろう。
「わからない、の、に…っ! どぅ、し、てっ…ぼくは……!」
胸を掻き毟るような叫びが、痛い。
「なぁフィリップ。…お前、いつだったか『人の感情は検索できない』って言ってたろ」
ぽつり、と翔太郎くんが言った。
「わかんなくて当然だ。……それはお前の、感情だ。お前以外に、誰がわかる?」
ぽつりぽつりと落ちる言葉が、届けば。
「俺に、…俺たちには伝わるけれど、でもそれはお前自身が、理解しなければならないことだ。……お前が、フィリップ」
その言葉が伝わってるかどうかは、わからない。
「フィリップ、お前がどう思ってるか感じてるか。……お前の気持ちはどこにある?」
他人の気持なんてわからない、だって自分の気持ちすらわからない、なんでも分かるのになにも知らないコドモに。
言葉は、届くの?
「…僕、の。…き、気持ち……」
なにを言われたのか解らないと、以前の彼ならそう言ったかもしれない。
だけど、今のフィリップくんは違った。
「ぼく、は……」
ほろりと一粒、フィリップくんが涙をこぼした。
雫は呼び水となって、次から次へと涙があふれ出る。
「あ、えっ、な、何これ…っ」
涙が何かもわからないようにうろたえるフィリップくんを、見ていられなくて詰め寄った。
濡れてく頬っぺたを両手で捕まえる。
…ちゃんと、言葉は届いてた。
「泣きたいときは泣かなきゃダメ。つらいときや哀しいときに、泣くのは当たり前のことだよ?」
「…かな、しい、とき?」
「そう。今、キミが泣いてるのはどうしてか、わかんないの?」
「な、……泣いて、る……?」
ほたほたと涙が落ちてゆく。
泣いてるのに、なんで自分が泣いてるのかも理解できずにいる子供の顔を見るのは辛すぎて、涙に濡れた頬っぺたから
手を離して頭を引き寄せた。
高いとこから引きずり下ろされて、抵抗もせずかくんと膝をついたフィリップくんの頭を胸に抱え込む。
「…泣いていんだよぉ……つらかった、ね」
「……ぅあ、っ」
両手が強く掴まれた。
「……あ、あ、ぁあああああああーーーーーーーー………っっ!!」
聞いたことのない、激しい慟哭に、打ちのめされた。
胸が痛い。
熱い。
痛い、痛い、痛い。
大切な人がいる。
それは、嬉しいこと。
でも辛い。
かなしい。
僕には、なにも。
なにもできない。
かなしみの理由と、それに対して知った怒り。
泣きながら、嗚咽の合い間にはさまれる言葉が、フィリップくんの気持ち。
ずっと『喜怒哀楽』の真ん中二つが抜け落ちたようだったフィリップくんが初めて見せた涙。
それは怒りと哀しみの現れ。
聞くほうがつらくて哀しいくらいの、激しい怒りと哀しみを初めて知って吐き出す。
あたしよりずっと背の高い、なのに小さな子どもをただ抱きしめた。
涙があたしの胸を濡らす。
抱え込んだ頭から力が抜けてく。
時折しゃくり上げるような吐息がもれて、次第に嗚咽が収まっていった。
かつん、と硬い足音が傍に来た。
「……寝たか」
「…うん。泣き疲れて寝ちゃうなんて、ちっちゃい子どもみたい……」
「昨夜はロクに寝れなかったみたいだしな」
見守っててくれた翔太郎くんが、フィリップくんの体を抱き起こして、ため息と共にふと呟いた。
「…泣くことも、知らねぇんだな……」
「……ん」
なにも言えなくて、ただ、大切な二人に寄り添った。
肩の上にフィリップくんを担ぎ上げてガレージに向かう翔太郎くんの先に立って、ドアをあける。
翔太郎くんがどうしてあげたいかは、あたしが考えてることと多分同じ。
ただ、守りたいから。
大切な存在だから。
きみを守る。
翔太郎くんが、ガレージのソファベッドにフィリップくんの身体を下ろした。
ブーツを脱がせて、フィリップくんお気に入りのやわらかいブランケットをかけてあげる。
大きな白いクッションを頭の下にくるようにおいて、少しでも安らかに眠れるようにと、そっと髪を撫でる。
頬っぺたの涙の痕が、痛々しい。
あたしに、戦う力は無い。でも、守りたいものはある。
大好きなひとと、大好きな人たちが暮らすこの街。
この街を守るために、あたしができること、うん、わかってる。大好きだから。
事務所に戻って、コーヒー淹れようとすると、翔太郎くんに腕を引かれた。
「…いいから、こっち来い」
ベッドに腰掛けた翔太郎くんの膝の上に引き寄せられた。
体温を確かめるように、何をするでもなくただ抱きしめられる。
匂いを嗅ぐように、あたしの耳元に落ちる吐息が切ない。
「……ねえ。あたし、抱き枕じゃないんだけど」
「ああ…わりぃ……さすがにちょっとな。……いろいろ、キツい」
何があったのか、聞いた方がいいのかな。
何も教えてもらえないのは、やだ。
でも、聞いていいのかな、大丈夫かな。
あたしの戸惑いは半熟探偵にも見透かされたようで、大好きな笑みが返ってくる。
ああでも。
今にも、泣きたいくらいの痛みが、否応なしに伝わる。
そっと頭を引き寄せて、あたしからキスをした。
「翔太郎くんも、泣いていいよ?」
「……泣くか、ばぁか」
強がりとわかってる笑顔。唇の端が色っぽくて好きだ。
泣けないのなら、……泣かないと決めたのなら、精一杯強がってよ。
零さないその涙、あたしの小さい胸でいいなら抱きとめてあげるから、だから。
あたしを抱きしめて。
殆ど何も言葉を交わさずに、身体をつないだ。
好きとも愛してるとも、なんにも言葉は無い。
でも、想いは伝わる。
ひとりで居たくない、あなたの体温を感じていたい。
ふたり、の意味を、ふたりとも知ってる。
『2人』は人と人の関係の、最少単位。
友達、相棒、親友、夫婦、親子、いろいろあるけど。
今あたしといちばん近いひととの、その最少単位の名称は。
……恋人。
涙は流さずに泣いていた恋人の身体を、つよく強く、抱きしめた。
朝、いつものように『おはよう』と挨拶を交わして、ふたりだけなのを良いことに軽く触れるだけのキスをして、
どちらからともなく、ガレージのほうへ視線をやった。
見たからといってなんの反応もあるわけない扉が、勢いよく開かれた。
……昨日の服のままのフィリップくんが、いた。
何か言おうとして、言葉を見つけられないあたしより先に、翔太郎くんが口を開いた。
「……あーもう何だお前、その頭! さっさと顔洗って、着替えてこい!」
すみません、ここまでです。
子供は泣いて育つもんだ、けど、フィリップはきっと泣くことも知らなくてただ叫んだんだ、と。
次の日の事務所のソファーで膝抱えてるシーンで、ぐああああああっときて、書いてしまいました。
ふたり、の意味があちこちでダブルミーニングになってるとこがポイントっちうか。
正直、これと仲直りHとネイル小ネタを同時進行してた自分の脳内がわからん。どんだけダブル好きなんだ。
ちょっくら気が済んだので、名無しに戻ります。
読んでいただいた方々、ありがとうございました。
>>211 まさか深夜にこんな話が見られるとは!
フィリップの悲しみが切ないけど、翔太郎と亜樹子がいて良かった…!
翔亜樹にも癒されました。
ありがとう!
>>211 朝からグシュグシュよくも泣かせてくれたわね!
どんだけWが好きなのか、自分でもよくわかった。
って言うか、探偵事務所の三人が「家族」だって
意味が本当によくわかった。
三人それぞれの心の痛みがダイレクトにひびいて
それでいて、やっぱり、心強い。
ここが2チャンでなかったら、メチャクチャ長い
感想メールを送るのに!!
ホンマにありがとう!!
ああもう所長に甘える半熟がたまらんわ!
GJ!家族な三人が大好きだ!
今日はフィリップが溜め込んでるのをストレートに心配する亜樹子と、
言葉は少ないけどちゃんと要所で抑える翔太郎が、子供を心配する
夫婦のようだったw
しかし冴子様、ナスカメモリ挿しつつ、井坂先生の名前を呼ぶのが
切ない反面、霧彦さんがちょっと気の毒に。罪な女だ。
>>211 超GJ!!!!!
フィリ若としても相当萌えさせていただきましたっつーか号泣させんじゃねーよばかばかもうW大好き!
黒若菜を痛めつけにきたお姉様がエロすぎました…清掃員として潜入するためにタブーな谷間を使ったと俺は信じてるw
今日は一緒に映画見に行く時の翔太郎と亜樹子がバカップルっぽくてよかった。
あの3Dメガネかけながらはしゃぐ所とかね。
冴子さんと加頭が一緒にケーキ食べる間柄になるまでに起きたこと
映画館内での空白の7時間のうちに翔太郎が亜樹子に
しやがったかもしれないこと
この二つをちょっと書いてみたくなったりしてる
>>217 よし、待ってる
7時間20分薄暗い映画館で2人っきりの翔亜樹とか
亜樹子に頼まれたからかなぜか参加してる照井さんとか
言いたいことを溜め込んでるフィリップをほっとけない亜樹子とか
今回はなんか色々ごちそうさまだった
過去を振り返ってもフィリップには、翔太郎や亜樹子の荒療治が一番効くんだよな。
ちゃんとお互いを心得てる事務所組萌え。
映画館のシーンは「おい亜樹子」「んー?」×2のやり取りとかがニヤニヤだった。
しかし冴子の色気は止まるところを知らないな。霧彦さんは…ドンマイ。
あとスレ違いだけど、劇場版風の左平次 3D、超見てぇー!
>>205 自分も泣けました、今日の放送見た後なので余計に。
放送開始あたりから思っていましたが、亜樹ちゃんが鳴海探偵事務所に来てくれて、
二人のそばにいてくれて本当に良かった。改めてそれを感じさせてくれるお話でした。
そして、自分もW大好きだ。てか亜樹ちゃんが大好きだ。それがよ〜くわかりました。
>>217 全力正座で待っておりますのでよろしくお願いします。
ということはまさかジーンの人延々翔亜樹のあれやこれや見せつけられることに・・。
う、羨ましいなんて言わないからっ!!
>>217 同じこと考えた人がいたww7時間も暗いとこで二人っきりってねぇ。
お待ちしておりますのでよろしくお願いいたします!!
遅いけど
怪盗ツインローズのフィリ亜樹に萌えた
>>222 2人でハート作ったりとかどんだけラブラブなんだよって感じだったなw
あの2人はホントにかわいいよなぁ
妄想日記のフィリ亜樹いいよな、毎回毎回絡み多いし
息子役フィリップのママ呼び+甘え声と議員亜樹子の頭なでなでには
夢の扉が開きそうになったわ
録画見た。
七時間も閉鎖空間に二人っきりかぁ、そりゃ何があってもおかしくはないなあw
まあ亜樹子はちゃんと映画見てたみたいだけど
なんとなく面白くなくて色々悪戯してみるけど相手にされない翔太郎、まで考えた
映画がつまらなくて寝てしまった翔太郎に、あれこれエロい悪戯をする亜樹子を書いてたのだが
3Dメガネをかけてる二人を思い浮かべると、どう妄想して書き進めてもギャグにしかならんw
とりあえず書いてみた39話の翔亜樹映画館ネタ
非常にくだらない&翔亜樹をあえて完全バカップルとして書いてるので
この二人のラブラブしっとり系を好む方には向いてません
スルーもしくは「翔太郎と亜樹子と、時々、ジーン」をNGで
「すっかり閉じ込められちまった、って。わけだ」
翔太郎は無駄だと思いながらも一通り出口の様子を見て回った後、亜樹子の
横にどっかりと座り込み溜め息をついた。
「やっぱり……これがそうなの?」
少々怯えた様子で亜樹子が周囲を見回す。
「どうやらこいつが終わるまで、ここから出しちゃもらえねぇようだな。よっぽど
俺達にこの映画を観てほしいのか。何なんだいったい……」
スクリーンには相変わらず、フードを被った依頼人の女の子が暗い顔で何やら
ブツブツ呟いているシーンが続いている。先程から物語にまるで進展が無い。
「だーーっ!!しょうがねぇっ!最後まで付き合ってみっかぁ!」
翔太郎は覚悟を決め、前の座席に足を投げ出すように乗せて腕組みをしながら
スクリーンを睨みつけた。
それにしても陰気臭ぇ映像だなこりゃ、と翔太郎はまた溜め息をつく。
主演の女の子は可愛いんだよなぁ。せめてお色気シーンでもありゃなぁ。
俺だったら、そうだな。まずこの子に真っ白のTシャツを着せるな。そしてホースか
スプリンクラーで水をかける。そうすっと水に濡れたTシャツが肌に貼りつくわけだ。
その透け透けになってる姿をカメラが下から舐め上げるように寄って行って撮る!
そしてこの子が恥らって頬を染めてる表情で締める。これだ。
その次のシーンは水着姿でソフトクリームを嬉し恥ずかしそうにペロペロ。これは
定番として欠かせないシーンだ。口元についたクリームをこの子が指先で拭って、
その指を「ちゅ」って舐める時は当然挑発的なカメラ目線だ。そのいやらしい唇と
舌の動きをドアップ&スローモーションで……かーっ!こいつはたまらんっ!
などと趣味丸出しの妄想を繰り広げつつスクリーンを眺めていた翔太郎だったが
その集中は15分と続かなかった。あまりにも、あまりにも退屈すぎる。
ったく、とっとと話を進めろぉぉぉ!!
イライラしながらふと横を見ると、亜樹子が何やら複雑な表情で食い入るように
映画を眺め続けている。
「亜樹子ぉ……おまえ。これ、面白いのか?」
「うー。面白く……ないっ!なんなのこれぇ?さっぱりわかんないっ!」
やや呆れ返った顔でそう叫んだ亜樹子だったが、それでもスクリーンからは目を
離さないでいる。
「でも何かあるはずなのよ。この映画を撮った人の、この子に対する思いとかが。
すっごく表現の仕方がド下手だし判りにくいけど、絶対なんかあるはずだもんっ」
「へぇーっ。おまえ、こんなくだらねぇ映画をマジで理解しようとしてんのか?こりゃ
どう観たってザベスト駄作オブザワールド2010って感じの……」
頭をボリボリ掻きながらそう呟いた翔太郎に、亜樹子は口を尖らせる。
「だって……」
「あ?」
「だって。これ。こんなのでも。翔太郎くんと初めて一緒に観る映画なんだもんっ」
「……へ?」
照れたようなふくれっつらになった亜樹子は戸惑っている翔太郎には目を向けず
前の座席に手をかけ、そこにあごを乗せた。
「せっかくなんだから。ちゃんと想い出にしたいのっ!」
そっか。
ここんとこいろいろあったしなぁ。二人でゆっくり過ごす時間もなかったもんな。
翔太郎の胸に亜樹子に対するほんのりとした愛しさが湧いてくる。
手を伸ばし亜樹子の頭をそっと抱え、自分の肩へともたれさせる。亜樹子は一瞬
身を強張らせたが、そのまま嬉しそうにこてんと寄り添ってきた。
そっかぁ。寂しかったんだな。
翔太郎は顔をニヤつかせる。そんな亜樹子がかわいくて仕方がない。
二人はしばらくの間、幸せな気分でそのまま黙って寄り添っていた。
しかしまぁ、こりゃ確かに異常な状況とは言え。映画館で、二人っきりか。
他に客はいない。俺達だけだ。出口は塞がってるから誰かが入ってくる心配もない。
そして映画は退屈……と、くりゃぁ。
そりゃ、すること、ひとつっきゃねぇよな?うん。
というわけでいきなり翔太郎の心と体にエロモードスイッチが入ってしまった。
薄暗い館内でも輝かんばかりに白くすべすべした亜樹子の太もも。
ゴクリと唾を飲み込み翔太郎はその太ももに手を伸ばし、さわさわと撫でた。
「な!翔太郎くんっ!何やってんのぉぉぉっ!こらぁっ!」
真っ赤になった亜樹子が間髪を入れずスリッパを翔太郎の脳天に炸裂させる。
毎度お馴染み「スパーン!」という甲高い音が館内に響き渡る。だが翔太郎はもう
この程度では動じないしその愛と欲望の暴走はこんなことでは止まらない。
「いや、ほら。あれだよ。まぁ、せっかくだし。な?」
「なにがせっかくなのよ!もうっ!ちょっといいムードかな?って思うとあんたは
いっつも!すぐそういうこと………ばかばかっ!」
「だってよー。おまえがあんまり、かわいから」
「かわいいってあんた!そんな………あぁん………あ、ちがう、ちがうちがう!
だめだめだめ乗せられちゃだめよあたし負けるなあたし!ちょっと翔太郎くんっ!
あたしたち仕事中なのよ閉じ込められてんのよ今そんな状況じゃないでしょっ!
こらぁっ!さわるなぁっ!だからふとももを、もみもみ、するなーー!!」
「自分だってさっきせっかくだから想い出にしたいとか可愛いこと言ってたろうが!
なぁ、亜樹子。いいだろ、な?こんなチャンス滅多にねぇぞ。本物の映画館で、
二人っきりで。誰も邪魔する奴がいなくて、もう好きなことできんだぞ。すごいよな、
こんなの、こんな……すご。へへ………うへへ。う、うぉぉぉおおおおおお!!」
「わぁっやだやだなにその顔なにそのすごい顔!なんであんた急にそんな興奮、
うわうわうわ!お、落ち着いて!翔太郎くん落ち着いてぇっ!どうどう!おすわりっ
きゃーっ!抱きしめるなぁっ!そんなの押しつけるなぁっ!うわぁ、固っ!なんなの
なんでもうそんなすごいことになってんの!あんたはどうしていっつもこういう変な
シチュエーションだと普段より燃えるのよこの変態ぃ!」
「亜樹子ぉっ!」
「あぅ、だめだってば!そんな優しく抱きしめちゃだめっ!だめだめうなじにキスとか
しちゃだめっ!耳元で好きだとか囁くのもだめっ!だめだって、ばぁっ!……そんな、
……あぁ。だ、めぇ……」
翔太郎は亜樹子の首筋や頬にキスを繰り返しながら片手をするりと裾から胸元へ
潜り込ませ、もう一方の手で着々と亜樹子の短パンのボタンとホックを外していく。
「やだぁっ……もう、翔太郎くんっ!ねぇっ!」
だが繰り返し耳元で好きだ好きだ亜樹子大好きだぁ、などと囁かれているうちに
亜樹子は抵抗力を奪われていく。翔太郎が本気で自分を愛していることは判って
いるため亜樹子としても完全拒否はできない。惚れた弱みである。
「あぁ……やぁん」
乳房を覆った翔太郎の手のひらが指の間にそっと乳首を挟む。指先で撫でられたり
優しく刺激されたり。亜樹子が服の中で暴れまわる翔太郎の手を止めようと服の
上から両手で胸元を押さえるともう片方の手がちゃっかり亜樹子の下着の上から
股間のやわらかな部分を撫で始める。まったくこの男はこういうことはそつが無い。
「や。やぁ……翔太郎くん……もう………もうーーっ!…………好きっ!」
というわけで亜樹子の方もスイッチが入ってしまった。
亜樹子の呼吸が荒くなる。鼻をすすりながら甘い吐息を漏らす。その目を閉じた
かわいらしい顔がスクリーンに映る淡い光に照らされて闇の中に浮かび上がる。
亜樹子、おまえ、やっぱ。かわいい!
翔太郎は夢中で亜樹子にキスをしながら、その手を下着の中に潜り込ませた。
あいつら何をやってるんだ?
一番後ろの座席。そのまた後ろの暗がり。そこに立つ一人の影。
後にジーン・ドーパントと呼ばれることになるその影が混乱しきった様子で前方の
翔太郎と亜樹子がいる座席を眺めている。薄闇の中ではっきりと姿は見えないが
どう考えてもあの二人の様子はいちゃついているようにしか思えない。
影は呆気に取られた。これまでの他の観客達のように外に出られないことに怯えて
泣き喚くのなら判る。しかしまさかこの状況を利用していちゃつき始めるバカップルが
いるとは。まったく想像すらしていなかった。
なんなんだ……なんなんだっ!あいつらはぁっ!!
ドーパントすら混乱させてしまう翔太郎と亜樹子の恐るべきラブラブっぷり。
影は二人に近づくことも出来ず、その場に頭を抱えて座り込んだ。
「あんっ、翔太郎くんっ!だめ、だめぇ……」
そんな悩み苦しむ影のことなどつゆ知らず。こちらの二人は盛り上がりまくっている。
翔太郎の愛撫にとろけてしまった亜樹子はすっかり受け入れ準備を完了。翔太郎が
下着を脱がせようとした時は自ら腰を上げて協力してしまったほどだ。座席で隠れて
見えないが今の二人は下半身丸出し状態である。影がこの様子を見たら驚愕して
卒倒していたであろう。
あぁ……翔太郎くん。気持ち、いい。あぁ。ゆび。翔太郎くんのゆび、いい!
翔太郎のその指。亜樹子が一番好きな触れられ方を心得ているその指。それが
亜樹子の身体で最もやわらかなその場所にそっと触れ撫でていく。
ほじくられ、かきまぜられる。熱いとろとろのシチューをかきまわすような指の動き。
最も敏感な部分を強弱をつけて優しく優しく中指がつつき、くいくいとえぐるように
掘り出すように繰り返し繰り返し撫で上げる。
閉じ込められているという状況は既に亜樹子にとっては忘却の彼方。今はただ
この世で一番大好きな翔太郎に触れられ愛されている喜びしかない。
その嬉しさと気持ち良さに啜り泣く亜樹子の瞳に浮かんだ一粒の涙。その涙に
スクリーンの光が反射してきらりと光った。
「亜樹子ぉ!来いっ!」
翔太郎が亜樹子の両脇の下に手を入れ、その体をぐい、と持ち上げた。
「あぁん……」と切なげな声を上げた亜樹子はもう全身から力が抜け翔太郎にされるが
ままだ。持ち上げられたまま翔太郎の膝の上に跨るように座らされる。
二人は同じスクリーンの方向を向いている。この映画館の座席ではこれ以外に方法が
ない。いわゆる背面座位のかたち。翔太郎はもう一度亜樹子を持ち上げ、真上を向いて
待ち構えている自分の物に亜樹子の股間をぴと、と当てた。
そして先端をそっと亜樹子の中に潜り込ませる。「んっ」と耐えかねたような声を上げた
亜樹子が眉を寄せて唇を噛み、期待に身体を震わせる。
翔太郎は手から力を抜いた。亜樹子の体が落ちる。既にたっぷりと潤っているその
部分が何の抵抗もなく翔太郎のそれを根元まで飲み込み、亜樹子はずん!と身体の
一番奥まで一気に貫かれた。そのあまりの快感と衝撃に亜樹子は絶叫した。
何だ今のは?
座り込み頭を抱えてうんうん唸っていた影がその叫び声に驚き立ち上がる。
あの二人がいる場所を見る。さらにわけの判らない状況になっている。二人はどうやら
同じ一つの座席に座っているらしい。おそらく女の方が男の膝の上にいるのだろう。
その女の頭が上下にゆさゆさ動いたり右に左に激しく揺れたりしている。
何かの踊りか?今度はいったい、何を始めやがった!?
影の本体である男の想像力ではあの二人がいま本番真っ最中であるとはまるで想像も
つかない。まさか映画館でこの状況でそんなことをおっぱじめる奴がいるなどとは
影の常識の範囲では考えられもしないのであった。
揺れ動く亜樹子の頭を眺めながら影はさらに混乱し壁に頭を打ちつけ始めた。
「あぁ、亜樹子ぉ!おまえ……すっげぇ、いい!」
背後から亜樹子の胸を探りそのかわいらしい乳首を指先で弄くりつつ翔太郎は愛と
賞賛の言葉を囁き続ける。股間に当たる亜樹子のやわらかいお尻のぷるんとした
感触が心地良い。これは新しい発見。
「翔太郎くんっ……そんな、はげし、く……しないでぇっ」
快感に身を捩じらせ亜樹子はまた啜り泣く。ずんずんと突き上げてくるその腰の動きに
翻弄されがくがくと体が震える。二人にとってはもう映画館に閉じ込められているとか
仕事中だとかそんなことはすっかり頭から飛んでいる。
感じるのはお互いの存在、聞こえるのはお互いの甘い愛の言葉と喘ぎ声のみ。
「翔太郎くんっ……翔太郎くん!あたし、………あ、あたしっ!」
亜樹子の手が身体にまわされた翔太郎の腕をきゅっと掴む。これはクライマックスを
迎えつつある時の亜樹子の癖と合図。その瞬間は翔太郎と触れ合っていたいのだ。
今日は特に互いの顔が見えない体位のため亜樹子がその腕を掴む手もいつもより
強い。翔太郎もその愛しくやわらかな身体をぎゅっと抱きしめながら叫んだ。
「亜樹子!俺も、だ……一緒に……!」
「翔太郎くんっ……いっしょ!いっしょにっ!………あぁっ!」
びくん、と震えた亜樹子の全身がぴん、と伸びる。のけぞり翔太郎の体にもたれた
亜樹子が唇を噛み声を押し殺しながら激しく体を震わせた。
力が抜け、ずるずると滑り落ちそうになった亜樹子の体をしっかりと抱えつつ、翔太郎も
「うぁ……」と声を漏らしつつ、その中で愛と欲望を解き放った。
「ふぁぁ」
しばらく二人ではぁはぁと息を切らしていた後、亜樹子がまた滑り落ちていきそうになる。
翔太郎はその身体をよいしょと持ち上げ、優しく向きを変えさせた。
二人は汗ばんだおでことおでこをくっつけ合い、そして見つめ合う。
「翔太郎くん……」
「亜樹子……好き、だぜ」
「ふえぇぇぇん!」と泣き声を上げた亜樹子がしがみつき「好き、好きぃ!」と呟きながら
むちゅむちゅと唇に唇を重ねてくる。翔太郎も愛しげにその体を抱き返しながら、まだ
剥き出しのままの亜樹子のすべすべつるつるの裸のお尻をちゃっかりと撫でつつ、
その手触りを楽しんだ。
影が再び、そっと二人の様子を覗く。
今度はきちんと二人は並んで座って映画を観ている。男の肩に女がもたれ、相変わらず
いいムードな感じだがそれは構わない。影はほっと胸を撫で下ろし、その場にずるずると
また座り込んだ。
「もうっ。翔太郎くんのせいで大事なとこ見逃しちゃったかもしれないじゃんっ」
「だいじょうぶだろー。ほら観てみろよ。最初とほとんど何にも変わってないぜ」
「うー……それにしても上映開始から2時間かぁ。そろそろ終わるのかな?」
「想い出に、なったか?」
ニヤリと笑いながら囁く翔太郎に亜樹子は一瞬真っ赤になり唇を震わせた。
やべ、またスリッパでぶっ叩かれるかな?と翔太郎が身構えると、亜樹子は照れくさげに
「もう……ばかぁ」と呟きながら翔太郎の腕にぎゅっとしがみついてきた。
幸せな二人。心も体も満ち足りて最高な気分の二人。久しぶりに感じる安らぎであった。
だが二人は知らない。この映画はまだ終わらないのだ。またこの2時間ほど後になって
退屈が限界を迎えた翔太郎は亜樹子に2回目を挑むことになる。
その時に亜樹子が「あほーー!!」と叫んだ声とスリッパが翔太郎の脳天をぶっ叩く
あの乾いた音が館内に響き渡るまで。二人の後方の暗がりで座り込んだあの影もまた
ほんの束の間、安らぎと共にウトウトとまどろんでいた。
─終わり
おっと、自分は>217でした
しかしどんな妄想よりも本編の展開が上回るってのは
ほんとWっておそろしい
大爆発シーンをバックに叫んでる亜樹Pの表情なんか最高だなぁ
>>233 ちきしょう、ちょっと笑っちまったぞコノヤローww
エロモード翔太郎も亜樹子もかわいいな
でも一番萌えたのはジーンだ。翔亜樹の暴走に大混乱してるジーンカワイスww
>>233GJGJ!!
イチャイチャバカップルの翔亜樹も大好きです。
特にちょっとヘンタイチックな翔太郎が最高です。
そして少々不憫なジーンもイイですね。でもあれでナニしてるか気付かないのは
(中の人の年齢的に)問題ですねww
>>233 うははは、声出して笑ったぜ!GJです!!
ジーンかわいいよジーン。不憫でいいなwww
>>233 気だるい昼下がりに爆笑しちまったぜ!
GJ!GJ!!
もう、最高だよ!
想い出にしたいって言う乙女チックなウブ亜樹子が
可愛い。
しっぽり系もイチャラブも変態ラブもぜ〜んぶ好き!
7時間20分の間に果たして二人は何回…。
二時間ごとだったら、3回は可能だろうとwww
やっぱり絶倫だ、翔太郎!
自分、
>>75を読んで、遅まきながら亜樹子と翔太郎の
一人H妄想にとりつかれましたwww
冴若女王様二人の一人Hは読んだことあるけれど、
亜樹子の一人Hは絶対に似合わんと思ってたんで。
また、妄想の本棚に入ってくる!!
そのとき奇跡が起こった
239 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 05:33:55 ID:esmZVJtX
W関係のスレが続いている中、『超電王トリロジー』で大樹が再び電王の世界に行っている間、
あとの三人のそのころを描くという設定で『ディケイド』の士×夏海をリクエストしたいのですが、
士が戦闘中に夏海を庇ったことで連れ去られ、ユウスケも負傷したため、
いつまでも助けられてばかりじゃいられないと夏海がキバーラとして士を救出。
そして愛を深め合うというややベタなレスをリクエストします。
あと、捕らえられた士は『五星戦隊ダイレンジャー』21、22話の亮、
『電磁戦隊メガレンジャー』36話の裕作のように仰向けで磔の拘束を希望。
エロくなるのは士を助け出した後でしょうが自分には文章力が全くないので
とても手に負えません。どなたか投下してください。お願いします。
なんて堂々とした厚かましいリクエスト
気持ちは分かるがそこまで細かいリクエストされても書き手さんは困るだけだろ
微妙になんか偉そうだし
誰の手にも負えんわwww
そこまで細かく想像できてるんなら
そのまま妄想しとけよ
てか、なんで戦闘してんのか・・・敵は何者なんだ。
あいつらは気の休まる時間が無いな。
はい、黄色ネタばれあり!!
黄色二回見たが、自分は海東の帰宅先を見て「そこ、いつの間におまえんちになった!!」
と思ったよ!!
あの娘と結婚したのか、それともあいつと同棲してるのか・・・(笑)
まあ、いちゃこらしてるあいつとあの娘を邪魔してるんだろうがな(笑)
一人で映画見ながら悶えてたなあ・・・・
思わずSS一個書いたほど萌えた(笑)
もっかい黄色見たい。
>>243 よう、自分。
帰宅先の窓にあの三人の人影が映らないかと
必死で探したのはここだけの秘密だwww
他の奴らが映らないのは
夫婦は真っ最中なんだろう
>>245 それで海東は外にいたのか…
いい奴だな…
バレ?
竜にキスシーンだと…?
>>247 亜樹子、本気で嫌がってなかったか?
誰でも良いんだな、照井ww
男に唇を奪われ、ど〜んとブラックホール背負う翔太郎に
『消毒!』と亜樹子がキスしてあげる…電波を受信したwww
「竜君竜君!」って照井を呼びつける所長と、「なんだしょちょ―――亜樹P」とわざわざ言い直す照井に萌えた
所長はもちろん照井もわりと撮影にはノリノリだったんだなぁww
翔太郎も素直に風景撮影してた辺り、ノリノリだったなw
マッキーは、亜樹子の言いなりでワラタwww
あのスリッパでがっつり調教されたのかwww
今日は、フィリップが亜樹子を助けるシーンがやたら萌えた。
姫より先に所長なのかと。
最後のシーンで苦笑したフィリップを見て、翔太郎を犠牲にして一安心の亜樹子に
「照井竜がダメなら、僕とキスしようよ亜樹ちゃん」
と、翔太郎と照井の前で可愛くおねだりして、強引に亜樹子にキスするちょっと黒いフィリップを受信したw
若菜姫が地球の本棚に入ってくるなんて
エロいことしか考えられないじゃないか…。
不覚にも若亜樹という百合に目覚めちまったかもしれん。
>>245 いや、そうならわざと空気読めない振りして邪魔しに行くだろう、海東はw
邪魔して引っ掻き回した挙句、清清しい顔してまた外でコーヒー飲んでるんだ
なんてイイ奴なんだww
やっと今日の放送見たけどたとえ研究の成果を試したいとしても
人前であそこまでストレートに亜樹子に迫れる照井さんに驚いた
あの人AVとかで知識を得たら色々無茶なことも試してきそうな気がするw
地球の本棚で、フィリップを逆レイプする若菜姫とか思いついちまった俺がいる…
>>252 >>256 予告ですでにフィリップがレイープ寸前状態で迫られてるじゃないか。
あれやべぇよカットせず絶対やれカットするなもっとやれ。
予告エロかったな
姉弟と知らないで惹かれあってるところに萌えてたんだがあれはあれでありだ
冴子さんエロいけど予告の若菜姫もエロかった
地球の本棚で逢引…だと…!?
「ここならお父様にも気づかれないわ。来人…いえ、フィリップ君…来て」
「姉さ…わ、若菜さんっ!」
みたいな感じもいいし
二人とも経験多そうに見えないから
「後背位ってどうするの?」
「検索を始めよう……ふむ、なるほど。若菜さん、四つん這いになってみて」
「こう?やあん。なんか恥ずかしい」
「よし、こうして…」
「きゃあっ!フィリップ君、ちがう!そこ入れるとこちがうぅ!」
みたいに二人で相談しながらの微笑ましい感じもいい
>>258 自分は逆に、無意識の内に相手に姉(弟)の面影を見て惹かれあってるんだと思ってたので
このまま黒若菜姫×来人で近親ロードを突っ走ってほしいが
放映時間帯考えると無理だろうとも思う
図書館の奥でとかなんという高校生カップル
「私たち、普通の男の子と女の子で、出会えたら良かったのにね…」まで妄想した
全裸の黒若菜「来人、私を見て」
フィリップ「うわあああああ」崩壊
地球の本棚で横たわったままの若菜
翔太郎と出会った時の白パジャマ&うつろな目でふらふら歩くフィリップ
とか妄想
今回のを見て、地球の本棚で触れ合えないけれど、切ない逢瀬を重ねる2人
と、言うのを想像したのに、次回予告でコケた……
あの状況で逃げるわ、あげくに色々お勉強してくるわ、もうこれって照井さんってば
童貞でしょ、つーかマジ確定でしょってね。それしか思いつかんかった。
園咲姉妹の悲劇フラグが積み重なっていくにつれて、姉妹の色気も増していく…。
チェリー照井の筆下ろしは絡みゲスト一、エロボディパワー炸裂・
経験豊富なリリィしかいない!!と、妄想したのは自分だけ?
AからDまで懇切丁寧に教えてくれそうだ。モチ実技だけで!!
コラ〜ッ!羨ましがるな、翔太郎!!
自分の妄想では
照井は家族を殺されてから精神のバランスを失いかけて酒や
商売女の体に溺れた時期があって
だがそれでは決して満たされず自分が本当に求めるものに
気づいてからは人生の全てが復讐に囚われることになり結果的に
これまでとは真逆の修行僧のような禁欲生活に入った
だからそれなりに性体験こそあるものの、女性との恋愛にまつわる
心の交流やデートなどの普通の恋人同士があたりまえにするはずの
あれこれにはまったく不慣れな人間性が完成してしまった
その照井の人間性にぽっかりと欠落している部分を所長かリリィが
優しくいやらしく埋めていく、という感じで妄想しているのだが
でもやっぱり童貞の方が面白いかもしれない
マニュアル通りにやろうとして上手くいかずに
亜樹子にスリッパで叩かれた挙句
「マニュアルじゃなくってホントの竜くん見せてよ」
って言われて本能のままにやったらいきなり激しすぎて
暫くお預け喰う照井さんな照亜樹と
なすすべもなく食われて項垂れる照井さんと
満足気にタバコを吹かす綾さんの照綾も捨てがたいと思うw
トライアル!
ピッ、ピッ、ピーン
9.8秒……
亜樹子「早すぎ!」
照井www
ダディ×雛形
ザヨコェ…
ダディで思い出したけど、パスタ板にもブレイドスレがあって笑った
そういや、カメラ板で士のスレ見つけた時は笑ったなw
保管庫鍵多いなw
入口だけでよかないですか?
あんなドSな泪を好きだと言うさとるってドMだよなぁ
今日のWはデレデレする翔太郎に嫉妬する亜樹子に萌えた。
>>277 鍵は入り口だけじゃね
クッキー保存されてないとか?
今回は二人で調査したり嫉妬したりかばったり心配したり首根っこつかまえたりと
イロイロごちそうさまでした。
翔亜樹は二人でいるのがあまりにも自然すぎると思う。
放送もあと十話切ったけどおやっさんの件はどうするんだろう。
一話から二人を見守ってきた身としてはくっつくくっつかないよりも
そこどう落としまえ付けるのか非常に気になる。
おやっさんの件は冬の映画でやるんだと思ってたw
去年のディケイドの終わりにはあんなにむかついてたのにー
若菜姫がエロすぎるな
地球の本棚で何が行われるのか楽しみでしかたない
ざっくり書いてみたー
フィリ若おくち小ネタ
地球の本棚にて
「や、めて……くぅっ、姉さん……っ」
本来、そこは静謐な空気と本で満たされた空間だった。
「嘘は……ダメ、よ。んむっ」
異物であるふたりの熱が、それを崩す。
少年の下半身にしがみ付いた女は、グロスで煌いた唇に彼の陰茎を含ませていた。
熱い舌と、滑る唾液。柔らかい口内で扱かれる度に、少年は快楽に酔う。
「はぁ……ちゅう、っちゅ……はふっ」
小さな口では収まりきらないほどにいきり立った肉棒が、彼女の頬をぱんぱんに膨らませていた。
もう何度目か分からない射精。若さ故か、衰えることなく若菜の身体を伝い、落ちていく。
「……ねえ、来人。これ、ここに入ったらどうなるか分かる……?」
若菜はどろどろと零れた液体を指で掬い取る。そして、自ら捲くり上げたスカートの奥、下着の上をなぞる。
「それはっ、……頼む、もうやめてくれ……姉さん」
既に濡れそぼり、中が透けて見える。
口では何と言っても、視線は外すことができなかった。
「意気地なしね。もういいわ。おやすみ、来人」
そう囁くと、女の姿は跡形もなく消えた。僅かな残り香だけが、漂う。
「わかな、さん……」
彼女を呼ぶ声は、届かない。
「……たすけて、フィリップくん」
その願いも、届かない。
そして続かない!
イイ!と思うので続きを希望します>284
騎乗位で「来人、どう?気持ちいい?」とか攻めながらも
イク時だけは「フィリップくん……!」とか切なげに呟いちゃう
若菜さんとか妄想するともうダメだ
>>284 GJ!
先週からずっと若フィリに萌えっぱなしなんですげー嬉しい
やっと、見られた。41話。
>>281さんと同じで、翔亜樹は自然体。
一晩中、聞き込みで二人揃って朝帰りwww
おやっさんのことは2010のラストシーンで
翔太郎が事件を振り返って、亜樹子に「おやっさんも
喜んでくれるかな」と言ってる途中で、ケーキだの
どんちゃん騒ぎをする仲間たちに邪魔され、又もや
スルーされたから。
その件はおそらく、既に視聴側に勝手に想像、
任せるわ!的なのかなぁと思った次第。
任せられたわ!と勝手に想像したけどwww
余談だが、家族を井坂に殺された竜とその井坂を愛してた
冴子に、昼ドラ的どろどろ萌えを感じたwww
それにしても、Wって韓国ドラマ並みに三角関係恋愛ネタが
多いような…
>>282 ダブル大好きだけどディケイドも好きだった身としては
この言い方にむかつくわ
>>287 いやあ、三角関係と言えば昼ドライダーキバだろうw
Wはほぼ冴子さん周辺くらいしかアダルト部分はないけど
あっちは過去も現在も主人公中心にトライアングルだったからなあ
てんてーてんてー言ってるお姉さまは昼ドラっぽくて萌えるが
霧彦乙とも思えてなぁ。
まあそこらへんひっくるめてナスカメモリで頑張る冴子さん可愛いよ
291 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 06:25:29 ID:YiL04mf4
>288
282じゃないけど、最後TVで決着終わらず映画で!ってのがアレだったのでは?
冴子と照井は追っかけっこした後どうなったんだろう
来週明らかになるかな
超加速のものすごいスピードで絡み合ってる二人の
妄想が止まらん
照井さんのトライアルは基本的に早漏だからなぁ
もしかして冴子ってRナスカで井坂先生の敵討ちしようとするより
照井さんとヤっちゃえば勝手に照井さんに死亡フラグ立って敵討ちできるんじゃね?
…なんて思わなくもないが冴子が誘った瞬間照井さんがトライアルで逃げ出しそうだw
照井さんに冴子はレベルが高すぎる・・。
でもここでフラグ立てたら本当にハードボイルドの神だと思う。
翔太郎一生勝てない。
プライドの高いエリート警官が自分が追っていた犯人に捕まり
犯されるなんてなかなかイイ感じの復讐になると思うんですけど
やってみませんか冴子さん?
ちょっと書きたくなってきたが照井さんはそんなことになったら
押し入れの中に閉じこもるかシャワーを浴びながら泣いちゃいそうだ
最近投下が少なくてさみしいですね。
そんなわけで即興ですが、ジーンの回その後を妄想&文にしてみました。
タイトルは「消毒」で翔亜樹です。今から言いますが、照井さんごめんなさい。
(よし、これで終わりっと)
鳴海探偵事務所の若き所長・鳴海亜樹子はまだ半乾きの髪をタオルで拭きつつまとめたファイルを棚にしまった。
ここ最近映画撮影に二人分のスリッパ制裁にミュージアム幹部との戦いにガイアメモリの没収とイベントが目白押しで
普段は元気が有り余っている亜樹子とはいえ相当疲労困ぱいしていた。
だからシャワーを浴びてとっとと寝てしまいたかったのだが、どうしても今日中に何とかしたいことがあり、
シャワーの後パジャマのまま事務所に戻ってまず事務処理から片付けた。
(フィリップ君は・・よしよし、よく寝てる)
そっとガレージの扉を開き、抜き足差し足でフィリップのところまで行く。
さすがに体力を使い果たしたのか、ぐっすり寝ている。思わず安堵のため息をついた。
本人は否定するが、ここ最近よく眠れていないことを亜樹子は気付いていた。
憧れていた人が実の姉だった上に敵で、自分もそこの一員だったかもしれないのだ。
それでなくても過去の記憶もなく。感情と言うものの大部分は最近で培われたようなものだ。
心と頭と感情がそれぞれについていけない状態なのだろう。自分と翔太郎君は何があったって
フィリップ君の味方なのに。どうやら川相透以上に頑固に内にため込むらしいこの子は
あまり本音を見せてくれない。
「辛い時は辛いって言っていいんだよう。フィリップ君」
亜樹子はフィリップの頭を撫でながら小声で囁くと、布団をかけなおした。
眉間に皺を寄せていた表情が少し和らいだ気がした。
(さて、フィリップ君の様子も見たし、あとは半熟君か)
フィリップを起こさないように、またしても抜き足差し足で事務所に戻った。
ベッドの方を見ると、気の所為か、どんよりとした黒いオーラが漂っている。
(やっぱ落ち込んでるよねえ。男同士でキスなんて)
今日いきなりやってきて、何をどう振り切ってしまったのか翔太郎君にかなり熱烈なチューをぶちかまして
何故か満足げな表情をしたかと思うととっとと帰ってしまった。今頃冷静になって家で一人頭を抱えているかもしれない。
そして図らずもハードボイルドイケメンに唇を奪われたハーフボイルドイケメンはというと。
「オレオトコナノニオトコトニクチビルウバワレタオトコナノニオトコトチューオンナジャナイノニオトコトチュー・・・・」
こんな感じで一日使い物にならなかった。なんか知ってるような落ち込み方だったけど多分気のせいだろう。
最終的には早々に不貞寝してしまった。亜樹子が事務処理をしている間、悪夢にでもうなされているような声が
延々と続いていた。これは相当なトラウマになったらしい。
(やっぱあたしのせいだよねえ・・)
そう、もとはと言えば自分が竜君をたきつけたせいでこんなことになってしまったのだ。少し責任感じる。
静かになったベッドのカーテンをそっと開けてみると翔太郎君も眠りについていた。やはりうなされていたらしく、
タオルケットは乱れ、何故か目じりにはうっすら涙の跡が。あんたは乙女か!
ついスリッパを取り出し突っ込みかかったが何とかこらえた。
いかんいかん、今日は優しくしてあげなきゃね。タオルをかけなおし、フィリップ君にしたように頭を撫でる。
(あっ、ヤバ)
なぜだか無性に翔太郎君に触りたくなって、思わず唇を指でなぞってみる。男性にしては少しぷっくりした唇はさわり心地がいい。
なんどか指を往復させてくうちにもっと触れたくなった。
(こうなったのは私の所為だし、やり手所長としてはなんとかしてあげなくちゃね。明日からの業務に差し支えるし。
だからこれは消毒なの。決して翔太郎君の寝顔見てたらキュウウウンって気持ちになってキスしたくなったからじゃないからね)
誰に対するものなのかわからない言い訳をして翔太郎君に顔を近づける。頼むから起きないで。
そっと唇に触れる。ホントに自分からするのは初めてだ。いつもしてもらうばっかりだから死ぬほどドキドキする。
恥ずかしくてすぐ唇離した。どうやら起きる様子はない。ほんのちょっとしただけなのに頭がボーっとする。なんか足りない。
さっきよりもっとキュウウウンってする。もっと翔太郎君に触りたい。ほとんど無意識に再び顔を近づけた。まだ起きる様子はない。
だからつい、ほんの悪戯心で、翔太郎君がしてくれるみたいに口づけながら舌で唇をなぞってみた。
その瞬間、ガッツリと身体をホールドされ、ベッドの中、翔太郎の膝の上に引きずり込まれた。
「よお、人の寝こみ襲うなんて随分積極的じゃねーか」
「うわわわ、翔太郎君いつから起きてたの!?」
「ばーか、俺がお前の気配に気づかないわけないだろ」
おでこをつっつきながらそうのたまうこの男、まじでぶん殴りたい。
「なななな何よ、気づいてんなら早く起きなさいよ!」
「いや俺だってうとうとしてたからなかなか目開けれなくて。でもこんなオイシイ展開くるなんて
起きなくて正解だったぜ」
「もう・・もう、翔太郎君のバカ〜」
「おっと、ここでスリッパはナシだぞ。まさか亜樹子からキスしてくれるだけじゃなくて舌まで使ってくれるなんて、
今までの教育の甲斐があったってもんだ。で、続きは?」
「続きなんてあるか〜!これは消毒!消毒だもん。だからキスじゃないんだもん」
「消毒?」
「そう、消毒よ!これで竜君とのチューは消えたでしょ」
「消えるか!ああもうまた思い出した。おい亜樹子、どうしてくれんだよ」
「ふぇ?だから今消毒してあげたじゃん!」
「バカ!あんなんで足りるか。だめだ落ち込んできた、もう明日仕事にならない・・」
「えっ!ちょっと、困るよ。明日は柴犬のドロシ―ちゃん探しに行ってもらわなきゃなんないんだから」
「もう無理。照井の感触が全身に残ってて気持ち悪い。カラダ動かない」
「ええ〜そんなあ。ごめんね翔太郎君。どうしよう、どうしたらいいの?」
すっかり自分の所為だと思い込んでいる亜樹子は素直に尋ねる。内心高笑いしてるであろう翔太郎には気付かない。
「全部消毒して。あいつ俺の首筋やら腰やら撫でまわしていきやがったからな。お前で照井の感触消してくれ」
「さっきみたいにすればいいの?」
「ああ、いつも俺がお前にするみたいにすればいいから」
翔太郎君がいつもするみたいって・・。
唇に深くて甘〜いのをくれた後、そのまま首をなぞって鎖骨に吸いついて胸に長時間滞在した後ウェストをたどり
そのまま下方向へ・・。やんやん。これ以上思いだしたらこっちがおかしくなっちゃう。
こんなことしたことないし、すっごい恥ずかしいけど、でもやらなきゃ。あたしの所為で翔太郎君再起不能だし。
明日の仕事のためだもんね。
「わかった。でも目つぶっててね。恥ずかしいから」
「オッケー。目え閉じてるから。ちゃんとパジャマも脱がせてくれよ」
心臓の音がうるさい。さっきからドキドキバクバク、ぎゅんぎゅんする。自分からするのは死ぬほど恥ずかしいのに、
翔太郎君に早く触れたくてたまらない。どうにか呼吸を落ち着かせて。自分も目を閉じて、いつもしてくれるみたいに
少し唇を開けて、大好きで大好きでたまらない人に触れた。
「あん!、せっかく消毒してたのに何するの?」
「っばか!あんなとこまで『消毒』されてガマンできるかってんだ」
「だ、だって全部って言ったじゃん!やん、そこ・・だめえ」
「何言ってんだ、お前だって照井に触られただろ。『消毒』だ」
「やっ、りゅー君そんなとこさわってな あああん!やだやだそこさわっちゃヤダ」
「こういう状況で他の男の名前出すの禁止な。お礼とおしおき兼ねてタップリジックリ『消毒』してやるから大人しくしろよ」
「あっ やっ しょうたろうくん!しょうたろうくんってば〜」
「そうそう、俺の名前だけにしとけ」
亜樹子がすっかり翔太郎にかつがれていたことに気づくのは、自分がした『消毒』とまったく同じ場所を『消毒』
しなおされ、なしくずしにいつものように蕩けさせられ、明け方フィリップが起きてくる前に起きて這うように部屋に戻り
自分のベッドに沈み込み、夢の世界に落ちていく瞬間のことであった。ドロシーちゃんは翔太郎君一人に探させてやる。
以上です。今眠気と闘いながら書いていたので登場人物の頭がおかしいところが
あるかもしれませんが、おかしいのは自分の頭なので勘弁して下さい。
この二人への尽きない萌えが突っ走りました。
そして重ね重ね、「照井さんごめんなさい」
>>301 乙です!
お礼とおしおき兼ねての消毒詳しくプリーズw
あれ?あんまり盛り上がってないな。
亜樹子が照井に抱きつこうとしたり結構いい話だと思ったんだけど。
今規制中らしいですよ。
不覚にも上杉とるいにドキドキしてしまった
恋人を人質に取られて、犯行のカモフラージュ以外にも
性的にいろいろひどいことをやられてそうで
>>305 ダイヤを身体の中に入れられる。
恋人のダイヤの指輪をはめた指で、イカされる。
2つしか思い付かなかった。
亜樹子が竜に抱きつこうとしてサッと避けられて、ずっこけそうになってるのを
あわてて助けに行ったフィリップに萌えたwwかわゆすなぁww
あの「竜くーん!」は唐突過ぎて意味が判らんかったな
何でまた急に照井にむぎゅうしたくなったんだ亜樹子
泪とダイヤ男の抱擁シーンを見て「いいなぁ」とか思ったのか
「あたしもあんなふうにラブラブしたいよぅ」みたいに
胸がきゅんってしたのか
かわいいじゃねぇか亜樹子
>>308 多分恋人たちの抱擁みて興奮したんだろうな(性的な意味じゃなく
私も!ってなったっぽい印象w
310 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 10:46:00 ID:EQpg5DPx
そういや過去スレにエロいガイアメモリ予想してた人いたけど
透明、洗脳、年齢と何気に当たってなかった?
>>310 結構あるけど、洗脳は今のところなくないか?
ところでフィリップが若菜姫に対して対抗策見つけちゃって残念だなぁ。あれじゃ地球の本棚で色々できないじゃないか。
つ「人形の声を聞いてー」
…洗脳とはちょっと違うか
何となく42話で船から降りた後の照亜樹。エロなし。
あの船がまた遠い沖合いへと出て行く姿を、照井と亜樹子は並んで見送った。
上杉、泪、智の三人を、港で待ち構えていた警官達に引き渡した後。二人は
事件解決の余韻に浸りつつ何故か帰る気になれず、その夕暮れの港に
残ったままでいた。
防波堤の上に座り二人はただ黙って、遠ざかる船と沈む夕陽を眺めている。
照井は髪を揺らしていく風に、自分がこの街の風を憎んでいた日々を思い
深く溜め息をつき、そっと目を閉じた。
「海っていいね。そうだ。今度どっか泳ぎに行こうよ」
屈託の無い顔で笑いながら、亜樹子がそう口にする。
「でも竜くんが浜辺で水着やアロハシャツでトロピカルに過ごしてる姿って、
ちょっと想像できない感じよねー」
「俺は……行かん」
「えー?行こうよっ。竜くんだってあたしの水着、見たいでしょ〜?」
「いらん」
「わっ!ひどーいっ!こんなお宝、滅多に見られるもんじゃないのよっ!」
不満そうに口を尖らせる亜樹子をちらりと見て、照井はまたぼそりと呟く。
「俺は水着になど興味ない」
「うそー。またまたぁ。竜くんだって男の子なんだから嫌いなはずは……」
亜樹子は照井をちょっとからかおうとしただけだったが、照井は真顔で答えてきた。
「俺が興味があるのは……水着の、中身だ」
「えっ?」
「キャンディーの包み紙が好きな男がいるか?甘いのは、中身だ」
無表情に、ごくあたりまえのことを喋っているだけだという顔で。照井は呆然と
している亜樹子の顔をまっすぐに見返してくる。
「あ、あの……え?竜くん……あの」
中身!なかみって!そんなストレートにっ、竜くん、いやぁん!
それにキャンディーって。なんちゅう例え方を。やだやだもう、ちょっとぉ!
ふと、照井の表情が緩んだ。顔をそむけ、浮かんだ笑いを噛み殺している。
「あーーー!もうっ!冗談なの?ねぇっ!いまの冗談っ!?」
「まぁ、そういうことだ」
「わーーーん!びっくりしたじゃないっ!竜くんがそんなエッチな冗談言うなんて、
思ってなかったし!」
亜樹子がポカスカと照井の肩を叩く。照井は素知らぬ顔でまた夕陽を見つめる。
「もー、ほんとにっ!……ドキドキしちゃったじゃないよっ」
ふくれっつらで立ち上がった亜樹子はそのまま、防波堤の上に立ってバランスを
取りながら少し離れた位置まで歩き始めた。そしてまた戻ってくる。
「へへ」
何やら嬉しそうな表情になった亜樹子が笑う。照井は眉を上げる。
「どうした?」
「んー、なんか。うれしくって」
「嬉しい?」
「竜くんがさ。最近さ。前より何て言うか。とっつきやすい感じで。今みたいに冗談とか
言ってくれるようにもなって。何か、それが嬉しくて」
「……そうか」
「あたしねー。本当はね、ちょっと。心配だった」
亜樹子は照井の側まで近づき、また両手を広げてくるりと回転して離れていく。
「竜くんさ。もしね。復しゅ……この街に来た目的を果たしたら。また、どっかに
行っちゃうんじゃないかなって、思ってて。だってさ竜くん、最初この街のことが
あんまり好きじゃなかったみたいだし。ほら、この街の風のこと、嫌な風とかって
言ってたりもしたでしょ?だから、いなくなっちゃうのかなって」
また少し離れた場所でくるりと回り、亜樹子が戻ってくる。
「でも竜くん、ちゃんといてくれた。この街に残ってくれた。この街で……この街を
守る刑事さんとして、残ってくれた」
近くで立ち止まった亜樹子が見下ろしてくる。潮風で乱れそうになったその髪を、
頬に手を当てながらそっと押さえる。
夕陽に照らされたその顔。照井はその顔を「きれいだ」と、思った。
「ありがとう、竜くん。この街に……あたしの側に、残ってくれて」
夕凪。波と風の音。見つめ合う二人の視線が絡まる。
照井は自問する。俺は何故、この街に残ったのか。
井坂を倒しても、まだやるべきこと、倒すべき敵が残っていることを知った。
そしてこの街を守る者として。刑事としての。仮面ライダーとしての。その役割を
果たそうとしている。
だがそれは自分自身にとっての義務ではない。他の誰かに任せてもいい。
左やフィリップにその役目を預け、これまで復讐に殉じてきた自分自身の人生を
どこか別の場所で、新たに取り戻すという道もある。
だが、しかし。
俺はこの街に残った。この街で生きることを選んだ。
おそらくそれは。その理由は。
その時、海からこれまでで一番強い風が吹いた。
「きゃっ!」
「おいっ!所長!」
バランスを崩した亜樹子が防波堤の下に転がり落ちそうになる。照井は腕を伸ばし
その体を掴み、自分の方へと引き寄せた。
「あうっ!」
「しっかりしろ。どこか、打ったか?」
「ううん……だいじょうぶだよ。ふぅ……あぁ、びっくりした」
照井の首に腕をまわしぎゅっとしがみつき、亜樹子は深呼吸している。
体に亜樹子の鼓動が伝わってくる。そしてその体温も。髪の甘い香りも。
「竜くん……?」
いつの間にか照井は亜樹子を強く抱きしめている。どうしていいのか判らずその身を
強張らせていた亜樹子の体から、ゆっくりと力が抜ける。
心に沸き立つ、亜樹子への愛情。それが叫びたくなるほど激しく燃え上がる。
離したくない。失いたく、ない!
「え、へへ」
亜樹子が微かに笑う。嬉しげに。胸に頬を寄せてきながら、少し照れくさそうに。
「今度は逃げないでちゃんと掴まえてくれたんだね、竜くん」
「いや、あれは……」
先程、船の上でいきなり駆け寄ってきた亜樹子を思わず避けてしまった。
あまりに唐突だったためたじろいでしまったせいだが、翔太郎やフィリップが側にいて
見ていたからでもある。人前でそんな姿を見せられるほど自分はまだ全てを振り切れた
わけではないのだ、と照井は溜め息をついた。
「あたしはやっぱり。この街の風、好き」
「……え?」
「だってさ。こんなふうにさ。へへ。ほら。背中、押してくれるんだもん」
くすん、と鼻を啜った亜樹子の目が潤み、照井を見上げてくる。
「竜くん、この街の風、まだ……嫌い?」
「いや」
照井は優しい微笑を浮かべた。
「この街の風は、俺の背中も押してくれる。俺に何が必要か、教えてくれる」
腕の中に抱きしめたその体。小さく、壊れそうなほど脆く、そしてあたたかい。
俺は愛するものを、二度と失わない。手放しはしない。必ず、この手で守る。
それが俺がこの街に残った理由。
風が亜樹子の長い髪を乱す。頬にかかったその髪を照井は指でそっと直した。
また潤んだ瞳のまま亜樹子が見上げてくる。何か言いたげに、何かを求めるように
その唇が薄く開く。
照井はもう、背中を押す風を待つ必要は無かった。心に燃え立つ亜樹子への思い、
それで充分だった。
二人が唇を重ねあった時。また海から強い風が吹いたが、ぴたりと寄り添い固く
抱き合った二人の体は揺らぐことも離れることもなかった。
唇を離し、照井は真っ直ぐに亜樹子を見つめた。
「今夜……」
「え?」
「今夜、俺の家に来い」
「………竜くん………!?え、ええっ!?それって!」
「いやか?」
「あ、あ……でも。あ、あの。ちょっと。えっ!そんなっ。気が早……」
いま初めてキスしたばっかりで!?うわ、うわうわうわぁ。竜くんったら。
亜樹子はさらに強く抱きしめられる。照井が耳元に唇を寄せてくる。
「俺は大切なものは二度と失わない。手放さない。そう決めた。だから……
拒んでも無駄だ。抱え上げてでも、連れて帰るぞ」
「ひぇぇ……うわぁ。あたし、選択の余地、なし?」
「そうだ」
「そんなっ!だって!……もう、心の準備くらい、させてよぅっ!」
「いま、ここですればいい」
亜樹子はさらに固く抱きしめられる。とても逃げられるような強さではない。
その胸にぎゅっと頬を押し当てながら亜樹子の体から力が抜けてゆく。
これじゃほんとに……選択の余地、ないよぅ。
「大切なもの」なんて言ってくれて。こんなあったかくて。気持ち良くて。
竜くんにそんなこと言われたら。こんな優しく……もう……もうもう。もうっ!
亜樹子は照井の革ジャンの襟をきゅっと掴んだ。
「連れてって。竜くんの部屋」
「……いいんだな?」
「だってこんなのずるいよっ!答え、いっこしか無いじゃんっ!」
顔を真っ赤にして唇を尖らせる亜樹子を見て、照井はまた優しく微笑んだ。
そして囁く。どこか照れくさげな笑みのままで。
「愛している」
うわぁ。やっぱ。ほんと。ずる……い。
喜びにふにゃ、と力が抜けてしまった体をまた照井に強く抱きしめられながら、
亜樹子は照井の部屋で二人が迎えるであろう夜のことを思い、頬を染めた。
照井は顔を上げてその頬を撫でてゆく風の心地良さに微笑み、また目を閉じた。
いい、風だ。
─終
うわあああGJ!久しぶりの照亜樹に萌えまくった!
やっぱ照亜樹いいなあ。照井がデレるのがいいよ。
亜樹子は妙に素直で可愛いなw
口開けて読んでたらよだれが垂れかけた・・・
こ、こんなの初めて!
>>313-316 GJ
これはすばらしい照亜樹!GJ!
ぜひ続きも書いてください。
照亜樹GJ!
亜樹子かわいいよ亜樹子
風都の風は良い仕事をするなぁ
照亜樹すばらすぃ〜!
映画のラブが何と無く「ぬるいだろうな」と思うから
ここで先に堪能させて頂きます
亜樹子かわいいよ亜樹子
>>311 電波搭の道化師だよぉ〜!
だめだ、どうしても翔太郎の声で再生されてフクwww
>電波搭の道化師だよぉ〜!
>>322 そっか、そういや洗脳はライアーがあったな…
素敵な照亜樹の後で申し訳ないですけど
照亜樹42話ラストの船上での小ネタでエロなしです
NGワードは「船上のB」でお願いします
326 :
船上のB:2010/07/17(土) 04:37:39 ID:9TTz+pgn
「竜くんのばかぁ!なんで避けるのよぉ」
「所長…俺は今、仕事中だ。そんなことをされても困る」
城島泪と武田智の抱擁シーンに触発され、照井に抱きつこうと飛びついたものの
キレイに避けられ思わず文句を言った亜樹子に、照井から素っ気無い返事が返ってきた
ジュエルドーパントだった上杉を逮捕したとはいえ、まだフェリーの船上
遠足だって家に帰るまでが遠足なんだから、上杉をちゃんと風都署に連行するまでは
仕事だと照井が言うのもわかるが、港に到着するまでまだ時間もあるし
ちょっとくらい抱きついたっていいじゃないかと亜樹子は思う
「でもっ!もう少しで落っこっちゃうとこだったんだからね!」
「フィリップが助けただろう?」
確かに勢い余ってもう少しで海へダイブというところでフィリップが支えたおかげで
海に落ちずに助かったが、落ちたか落ちなかったかという問題ではない
「もしフィリップくんがいなかったらどーすんの?」
「その時は左が助けていただろうな」
自分を助ける翔太郎の姿がありありと想像出来たが、亜樹子が聞きたかった答えは
「じゃあ翔太郎くんもいなかったら?」
「……」
照井の視線が亜樹子が先程落ちそうになった手摺から徐々に海に向かっていく
「ちょっと待って!なにこのひゅー……ぽちゃんって音が聞こえそうな間は?」
「さぁ…な」
「それってつまり…。うぅ、ヒドイよぅ…竜くんは助けてくれないんだ……」
私、なんか竜くんに嫌われるようなことしたかな……とすっかりヘコんでしょげ返った
亜樹子に、苦笑いをした照井がポンポンと頭を叩いた
「すまん、冗談だ。さすがに落ちる前に助ける」
「へっ?良かったぁ、竜くんも助けてくれるよね…って最初っから避けなかったら落ちないじゃんっ!」
「だから所長…俺は今、仕事中だ」
「仕事中でもちょっとくらいギュって抱きしめてくれたっていいのに!」
「……仕事が終わってからじゃ、ダメか?」
「こういうのはその場の雰囲気とか勢いが大事なのっ!」
「そうか?」
「そうなのっ!夏の日差しに輝く海を見つめながらって素敵じゃない!……って、あれ?」
勢いでついスルーしてしまったが、照井が今とんでもないことを口走った事に亜樹子もやっと気づいた
「……竜くん、仕事が終わってからって言った?」
「言った」
「えっと、それって竜くんの仕事が終わったら…してくれるの?」
「…あぁ。できればそのまま…その……今度こそ振り切らせて下さい」
…今度こそ振り切らせて下さい……?
恐る恐る様子を伺うと、耳まで真っ赤にしながら真っ直ぐに亜樹子を見つめる照井の目が
あまりにも真剣で、冗談では無い本気の言葉だと伝えている
「なっ、何言ってんの竜くん!おっ、落ち着いてぇぇぇっ!」
「所長こそ落ち着け!また落ちるぞ」
「だって!そんな落ち着けるわけ無いでしょ!…って、きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
何かが振り切れてしまったようにバタバタと動きまわる亜樹子に照井が注意をした途端
風に煽られバランスを崩した亜樹子の身体が手摺の向こう側へと大きく傾いた
「くっ…所長っ!」
今度こそ落ちる!と思った瞬間、グイッと腕を引かれ、亜樹子は照井に抱き締められていた
327 :
船上のB:2010/07/17(土) 04:38:45 ID:9TTz+pgn
「所長、大丈夫か?」
「うん、大丈夫。…だからもう離しても大丈夫だよ?」
「…いや、このままでいい」
「へっ?なんで?さっきまで仕事中だからダメって言ってたのに」
「市民の安全を守るのも警察の仕事だ。所長がまた落ちないように支えるのも仕事…とも言えるな」
「もう落ちないもん」
「二度ある事は三度あるって言葉があるらしいぞ?」
「うぅっ、じゃあフェリーから降りるまでこのまんま?」
「そうだな」
「なっ…なにそれ!私聞いてない!」
「今、思いついたからな」
照井の口元に浮かぶ笑みに、亜樹子は思わず苦笑を浮かべる
「…もぅ、竜くんってばいっつも急に振り切れるんだから……」
「そんな奴は嫌いか?」
「……ダイスキデス」
そう言って真っ赤な顔を見られないように胸に顔を埋める亜樹子を照井はギュッと抱きしめた
夏も船旅も二人の恋も、まだ始まったばかり
照井と亜樹子からちょっとだけ離れた甲板の上
フィリップと翔太郎はジリジリと焼け付く太陽の日差し以上に直視できないものを見てしまった
「……翔太郎」
「ん?」
「亜樹ちゃんが海に落ちないようにしたいなら、甲板で抱き締めているより船内に入る方が安全なんじゃないかな?」
「あー…、ありゃあ仕事中にイチャつく口実ってヤツだから気にすんな。するだけバカらしくなる」
「なるほど……。翔太郎」
「ん?」
「ここはアツイね」
「あぁ、アツイなぁ」
夏も船旅も目の前のバカップルのイチャつきも、まだ始まったばかり
イイヨイイヨー 照亜樹イイヨー
井坂打倒後の照井さんはネタ系ドタバタもアリだな
「運命の人は近くにいる」ってあれもしかして
公式照亜樹といいつつ最終的に翔亜樹に転ぶ可能性もあるってことなのか?
つか亜樹子、照井さん老けさせてどうするつもりだったんだw
冴子さんは相変わらずエロいな。
ビリヤードシーンは興奮したw
>>329 あれだけ本編と本編外のメディアで可能性を否定してるのを見ると、多分無いと思う
「家族」を強調してるし事務所内でカプ成立は無いんじゃないかな…
でも妄想は自由だと思うので、自分はこれからもフィリ亜樹に萌える予定だ
もちろん、本編は本編として有り難く頂く
332 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 15:22:02 ID:tB8/I3es
フィリ亜樹に飢えてます。
照亜樹好きだから公式の展開にはドキドキしてる
翔亜樹も読むのは好きだけど
いつも真っ先に所長を助けてくれるテリィが男前過ぎる
翔亜樹も照亜樹も美味しくいただける。
公式的には照亜樹かなあと思う。
また復讐の念にとりつかれそうな照井を所長が救ってあげてほしい。
>>329 実は、ファザコンの化がある亜樹子は、ダンディなおじさまが好みだった
と、言う事で、照井をおじさまにして見たかったのかもw
43話は竜くんラブラブな亜樹子も可愛かったが真っ先に亜樹子を庇いに行く照井がかっこよすぎた
しかも苦しみながらも大丈夫か所長と心配する始末。二人で写真も撮るし亜樹子に優しすぎる。デレデレじゃないですか
亜樹子も間接キスや運命の人で盛り上がってた時とは違った乙女顔で可愛かった
亜樹子のピンチをふらりと救いに来るフィリップもなかなか男前
みんなに全力で守られている亜樹子はあんなキャラに見えても
実は王道ヒロインだなぁ
ほんと翔照フィリの三人はそれぞれに亜樹子スキーな感じで微笑ましい
本当に、こんなにライダー達に愛されてるヒロイン初めてだと思う。
公式だけで草加・澤田・海堂に愛されてた真理もなかなかだぞw
一応澤田以外はライダーか?
>>339 本当だ。巧もいれたらもっと増える。
こんなにモテモテだったのに確か本人の憧れは木場さんだったはず。
皆報われないなw
ライダー以外ならパラロス小説版では、水原も真理に下心があった気がする
異形の花々では、すれ違い気味ながらも木場と一度は両思いになってるし
真理恐るべしw
亜樹子絡みは親愛も含めたほのぼの和み系
真理絡みはだいぶドロドロな恋愛ってイメージ
どっちも愛されてるのは間違いないんだがww
深央のことも思い出して
深央好きだったのは太牙と渡だけじゃなかったっけ?
あとジンジンもだな
ハナさんも愛されヒロインだと思うぞ?
侑斗とは父娘で良太郎とは叔父と姪だから
人間との恋愛要素は低いけど
イマジン達となら……
保管庫にハナ×今人3Pとかもあるしな
ハナさんはモモ、キン、王子あたりとフラグ立ってるイメージかな
リュウタやウラは愛理さんかナオミちゃん?
クイーンの悪女っぷりは神の域だな
つうか井上はヤンデレ好きすぎるだろ
─翔亜樹
疲れ気味の翔太郎が亜樹子に「シャキっとせいっ」と説教される。
翔太郎は依怙地になり「るせーな、何で俺に構うんだよ放っとけよ」と言う。
「何よその言い方。もうどうなっても知らないからねっ!」
「知るか。好きにしろよ」
「あーもー!…じゃ勝手にするっ!」
と言って部屋を出て行くのかと思いきや、亜樹子は何故か寄ってきて
翔太郎を背中からギュっと抱きしめる。
「うわっ、おい!亜樹子ぉっ!…な、何してんだ?」
「…好きにしていいって言ったでしょ」
「へ…?」
「もうばかぁ!好きなの!ずっと前から!だから放っとけないの!
何で気付いてくんないのよ!自分から言っちゃったじゃないっ
もうばかばか!ばかぁ・・・ぐすっ」と言って翔太郎の背中で涙をポロリ。
予想外の展開に翔太郎が「あ、亜樹子?」と振り向こうとしたら
顔を赤らめた亜樹子が「わゎっ!み、見るなぁっ!」と
涙顔&照れ照れで背中に隠れる。
─フィリ亜樹
「亜樹ちゃん、最近きれいになったね」とフィリップが言う。
「ほんと?うれしいな。ありがとフィリップくん。でもぉ。前からきれいでしょ〜?」
ニヤつきながらそう言う亜樹子にやや圧倒されるフィリップ。
「う、うん。いや何となく、以前より華やかになったというか。表情がイキイキしている」
「うーん?恋してるから、かな?」
「えっ!?あ、そう・・・そうなのか」
「ふふ♪」
「亜樹ちゃんが好きになるなら、相当いい男なんだろうね」
「ん〜、見た目は何かねぇ。独特な感じ?でもね、あたしには世界一なんだぁ」
「そっか。本当に好きなんだね・・・。その男は、幸せな男だな」
「そうかなぁ。あたしが好きになったら、幸せって思ってくれるかな?」
「それはもちろん、絶対間違いないと僕は……思う」
「だったらさー」
と言いながら亜樹子はおもむろにフィリップの手を握って
「そんなに暗い顔してないで、笑って?」と言う。
─照亜樹
雑談しているうちに亜樹子に突然、写真撮ってもいいかと言われた照井。
断る間もなくいきなり携帯でピロリン♪と普段は見せない笑顔を撮られてしまう。
「ありがとー、気分が凹んだらこの顔見て笑うねー」と言われつつ
呆然としてる照井を放置して亜樹子はそのままバイバイ。
ガックリ落ち込まされた照井がしばらく亜樹子を避けて過ごしてたら
翔太郎がいきなりやってきて
「亜樹子はてめぇの写真が欲しかったけど恥ずかしいからあんな言い方したんだよ
亜樹子は落ち込んだ時にてめぇの写真見て元気出してんだよ女心に気づけよ
バカちんがぁっ!」と言われながら見事な右ストレートの鉄拳制裁で説教される。
照井が鼻血を出しながら亜樹子を探し歩いてやっと見つけると、亜樹子から
「ごめんねごめんね」と泣きながら謝られる。
誤解が解けた後に照井は亜樹子から
「あの画像は消すね」
「もし辛いことあったら、写真じゃなくて直接会って顔見たいもん」
「だからこれからは・・・ずっと、そばにいてね」
と言われる。
亜樹子の中の人、撮影オールアップだってね
まだもしかしたら映画とかがあるのかもしれないが
個人的には「亜樹子」というキャラクターがいなかったら
Wの物語の魅力は3割減くらいだったと思うくらいハマった
ヒロインだったなぁ
GJ!
自分翔亜樹好きだけど全部萌える。
どの組み合わせも美味しいなんて
クイーンママとはまた違った魔性の女だと思う。
>>350 そっかあ
もうそんな時期かあ……
それはそうとGJ
Wも佳境に入って、投下ラッシュ中だな…
あと10話切ったと思うとちょっと寂しい
あと久々にここ来たんだが、このスレのもやしは相変わらず夏みかんに厳、いや激しいキャラで通ってますか?
照井さんシュラウドにもフラグ立てやがったと思った瞬間
完全に照亜樹できてやがった…
もう少し…もう少し照シュラの余韻が欲しかった……
照シュラちょっと萌えたw
しかし照井さんと亜樹子はすでにすっかりバカップル化してるな
亜樹子に向けるあの優しい顔といったら・・・
亜樹子にひっつかrてた時の笑顔がまんざらでも無さ過ぎるよなw
しかも翔太郎にデキてるとか言われても否定しないし
でも爺さん翔太郎にスリッパ強く当てられなかったり変身解けて
真っ先に翔太郎に駆け寄ったり元に戻ったら遠慮しない亜樹子も可愛かった
フィリップが変身後倒れるのに備えて「来いやぁ!」状態の亜樹子もよかった
結論:なんでもいい
デレ照井がめちゃ良かった!
デキてるって、どの程度か想像して萌えたw
抱きつかれてニヤニヤしてる照井、録画リピしまくり
>>353 10話どころか、もう5話切ったと思うよ?
ラストのフィリップが喋ってる時に後ろで亜樹子が
「ずっと前からです〜」
とか言ってる気がするんだが
ずっと前から2人がデキてるってことか
照井→亜樹子or照井←亜樹子がずっと前からなのかが気になる
とにかく空気が甘い…甘すぎる……ゴッソサン
すでにできちゃってるかのような雰囲気だったが亜樹子→照井はP回以降何度かあったし
映画で本格化するのかもしれないけど照井→亜樹子がもうちょっと何かあってほしかったな
確かに前から亜樹子に優しかったけどラブ的な意味で惹かれるような何かがあれば
まあこれからあるのかもしれないけど
テラーさんとの年齢バランスを考えればかなり熟女と思われる
シュラウドさんすら墜としてしまった竜くんオソロシス
「こんなの。ずいぶん、久しぶり……なんか恥ずかしいわ」とか
言いながら照井にベッドに押し倒されながらうっとり目を閉じる
シュラウドさんとか
事務所に仲良く腕を組みながら入っていく照井さんと亜樹子を
こっそり物陰から覗き見て
「おのれ鳴海亜樹子……」と嫉妬という新たな憎しみに身を焦がす
シュラウドさんとか、なかなかかわいいかもしれん
シュラウドさんに萌える日が来るなんて、私聞いてない!
照井さんはいったい何人の女をコマせば気がすむのか!
取りあえず先週冴子の前に現れてからビリヤード場に移動するまでにヤってると思う
冴子が何の見返りも無しに情報をくれるなんてなさそうだし
「私を満足させてくれたら教えてあげる」くらいの事はさらっと言ってて欲しい
仮面ライダーってのは、バイクに乗るヒーローだと思っていたが、
仮面ライダーアクセルはエンジン全開で女に乗りまくりなわけですね。
照冴に続き、照シュラまで来るとは…照井さんさすがです
照亜樹はアレで成立なのか??キターー(・∀・)ーーッ!!と言えるのを待ってたんだが
決定的なシーンが飛ばされたようで嬉しいのに盛り上がりきれんよ
映画がクライマックスなのか
完全に両想いのカップルだが、そうなるまでの過程をじっくり見たかった
まあ照亜樹は初めからいい雰囲気だったとは思うが……
もう告白済みなんだろうか
映画でその辺見せてくれるんだよね?
とにかく公式で照亜樹になってくれて嬉しくてしかたない
萌えまくってる
映画のネタバレ含んでるので注意↓
自分も照亜樹本命だけどあれはまだくっついた、とまではいかないんじゃないか?
照井もまんざらでもない風ではあったけど。亜樹子の方は映画で
アイドルにキャーキャー言うようなノリから本当の恋になるっぽいが、
照井のほうがどういうつもりなのかまだ読めない
花火に誘ったり髪の毛クシャクシャしたりするみたいだけど照井だからなあ
照井→亜樹子が恋愛感情だとわかるような場面がこれからあれば別だけど
ハードボイルド妄想日記#6見たか?
フィリップと照井がすごかったw
>>363 あれは非常にけしからんアングルだよな
押し倒してほしいんだろうか
亜樹子の服装が急に女の子っぽくなったと思ったらあれは照井のためだったんだな
今回のはオールド戦とラストで衣装が違うからそれまでの数日の間に
愛を覚えた照井さんが亜樹子に告白して付き合い始めたばかりで
甘ったるい空気駄々漏れ中……っていうのでもいいかなと思う
チェリーなので当然まだ手を出してなくて
花火大会の日に振り切るぜっ!って思って予習に励んでいたらなお良しだw
ようやく規制解除された…。
本編が照亜樹で盛り上がっている中、流れを切って申し訳ありませんが、投下させていただきます。
40話ラスト直後の話で、翔亜樹前提のフィリ亜樹です。
ほんの少し、照リリ要素もあり。
エロなしです。
苦手な方はスルーでお願いします。
振り切った照井竜と身代わりになった翔太郎が二人揃って凹んでいる中、やや離れた位置に逃げていた亜樹子へフィリップが歩み寄った。
「亜樹ちゃん、大丈夫?」
「あ、うん。び、びっくりした……」
「見事な振り切りようだったね」
人の悪い笑みを浮かべつつフィリップが言う。
「あー、確かに……あっちは大丈夫って言っていいのかわからないけど」
映画で照井を焚きつけたのは亜樹子である。
流石に自責の念を感じているのだろう、彼女が二人に向けた視線は少しばかり気の毒そうだった。
「ね、亜樹ちゃん」
「何?」
「感謝の気持ちを伝えたいんだけど、いいかな?」
改めて尋ねられ、亜樹子は一瞬戸惑った。
「んーと。ひょっとして、お礼に何かしたい……って事?」
言葉だけならば相手の許可は必要ないだろう。
フィリップはひとつ頷いた。
「え、でもそんな、別に大したことしてないし。改めてお礼とか大袈裟すぎるんじゃない?」
何を考えたのか、亜樹子は顔の前で右手を振る。
そんな彼女にフィリップは小さく笑った。
「大袈裟なものじゃないよ。気持ちだけだから。ね?」
「う、うん。それじゃ……」
亜樹子が了承するや否や、フィリップは亜樹子に一歩近づくと、軽く身を屈めてその頬にキスをした。
一瞬、事務所の中の時間が止まる。
次の瞬間、亜樹子は思い切り身を引いていた。
「って、ええええ、ふぃ、ふぃ、フィリップくん!?」
「頬へのキスは大切な人への感謝のしるしだよ、亜樹ちゃん。リリィ白銀の場合はそれ以上だったみたいだけど、世間一般ではね」
顔全体を真っ赤に染めて動揺する亜樹子とは対照的に、フィリップはしれっと言ってのける。
そうして彼は未だ茫然自失の照井へちらと視線を向けてみた。
一瞬だけ目が合ったものの、僅かに頬を赤らめた照井が視線を逸らす。
一応こちらのやりとりは耳に届いているらしい。
そこへ、怒声に似た抗議の声が上がった。
「おいこらフィリップ!てめえ、人がダメージ受けてるスキに何してやがる!!」
「いいじゃないか、翔太郎。君はいつも事務所を閉めた後、夜の間は亜樹ちゃんを独占してるんだから」
「へ?」
「え?」
室内に不自然な沈黙が降りた。
しかし、フィリップは涼しい顔で言葉を続ける。
「今くらい僕が亜樹ちゃんの隣を占領しても、罰は当たらないと思うけど?」
「……い、いやいやいや、それはだな、あー……」
突然隠し事を暴露された為に効果的な反論が思いつかず、翔太郎の視線が空をさまよった。
フィリップはそれを無視して亜樹子ににっこりと笑いかける。
「ね?亜樹ちゃん」
「え、えええっと……」
茹で蛸のように真っ赤になったまま、亜樹子は救いを求めるように翔太郎へと視線を向けた。
動揺する二人の視線が互いの姿を捉え、続いて向かった先は。
「……ん?」
リリィの名前が出た途端に幾分頬を赤らめたものの、照井は未だに翔太郎の隣で硬直していた。
しかし、二人の視線が──正確には後から加わったフィリップとあわせて三人からの視線が注がれると、ようやく我に返ったらしい。
そろりと問いかけたのは亜樹子だった。
「あ、あの、竜くん。今の話、ひょっとして聞いてなかったりする……とか?」
一縷の望みといった彼女の問い掛けは、あっさりと否定される。
「ああ、そのことか。既に察しはついていた。俺に構わず話を進めてくれ」
「って、ちょっと待て!その上でさっきのあれか!?」
「……いや、それは……振り切りすぎたらしい」
「おいコラ照井ぃ!!」
「いわゆる名誉の負傷だね」
「何が名誉だ、こっちはモロにダメージくらったぞ!ってか、お前そのスキに乗じてんじゃねえか!」
「狭量な男は嫌われるよ、翔太郎」
「そーゆー問題じゃねえ!!」
「だって亜樹ちゃんは『僕たちの』大切な人なんだから」
僕たちを強調しつつ、フィリップはちらと翔太郎に視線を投げかける。
そして、隣に立つ亜樹子には天使のような笑顔を見せた。
「ね、亜樹ちゃん」
「え、えっと……」
亜樹子が困惑した様子で翔太郎とフィリップの顔を見比べた。
と、フィリップは一転して真面目な表情を浮かべる。
「亜樹ちゃんは僕の事が嫌い?」
「そんなわけないじゃない!」
亜樹子が即座に否定した途端、フィリップは嬉しそうに微笑んだ。
「僕も亜樹ちゃんが大好きだよ。……家族って、そういうものじゃないのかな?」
「へ?え?か……家族?」
「僕を家族だと言ってくれたのは、亜樹ちゃんと翔太郎だからね」
「フィリップくん……」
亜樹子はフィリップをしばし見つめていたが、やがてにっこりと笑顔を浮かべた。
「もちろん、フィリップくんは大切な家族だよ」
「ありがとう、亜樹ちゃん」
言いつつ再びフィリップは亜樹子に顔を近づける。
実の姉、若菜を救う決意をフィリップにもたらしてくれたのは、亜樹子だった。
その感謝と、大好きな気持ちを込めて、やわらかな頬にキスを送る。
翔太郎に対する意地悪も、少しだけ含んでいたけれど。
亜樹子の存在に救われているのは、翔太郎だけではないのだから。
くすぐったそうにフィリップのキスを頬に受けた亜樹子は、そっと目を開けると少しだけ困った表情で彼を見返した。
「……でも、やっぱりちょっとこういうのは慣れないよ」
「じゃあ、今だけ。ね?」
ちょっと残念だけど、と呟くフィリップが少しだけ寂しそうで。
「もう、フィリップくんってば……!」
ぎゅっと亜樹子がフィリップを抱きしめた。
……端から見れば、麗しい家族愛なのだろう。
しかし。
「確信犯だな」
「ったりめーだろ」
どうやら立ち直ったらしい照井の的確な指摘に、苦虫を噛み潰した表情で翔太郎が呟いた。
そんな彼に視線を送り、照井は唇の端で笑みを浮かべる。
「一筋縄ではいかないな、左」
「てめえに言われたかねえよ」
応えつつ、翔太郎は二人を見やった。
亜樹子はすっかり姉、というより母親気分でフィリップを抱き締めているのだから、止めるのはまず難しい。
第一、それとなく隠していた筈の秘密を暴露されたのだから、そこを突かれると痛い目を見るのは翔太郎である。
しかし。
家族だという言葉を嬉しそうに受け止めた亜樹子と、安心した様子で彼女の腕の中にいるフィリップを見ていると、嫉妬心とは別に、やはり安堵できるところもあるのだ。
亜樹子は翔太郎にとって帰るべき場所を象徴する女性である。
そして、今のフィリップにとってもまた、亜樹子の存在は帰るべき場所となったのだから。
心の奥に多少穏やかならぬものを抱えていたものの、今だけは譲ってやる事にする。
──ま、夜は独占してるわけだしな。
口に出せば、間違いなくスリッパが飛んでくる事を思い浮かべつつ、翔太郎は苦笑に似た笑みを浮かべた。
以上です。
40話の後、フィリップに亜樹ちゃんへお礼を言って欲しかったんですが、それにプラスで少し黒い(策士?)フィリップと、天然な亜樹ちゃんを書いてみたくなりました。
亜樹ちゃんは、翔太郎とフィリップにとって帰るべき場所であって欲しいなと。
本当は先週のうちに投稿したかったんですが、規制がかかってしまい、空気を読まない書き込みになってしまって、本当に申し訳ありません。
お目汚し失礼しました。
>>371 「四十八手はすべて極めた。あらゆる体位に答えられるぞ所長」
となるんだなw
実際は手をつなぐのすらあやしそうだけどw
>>375 GJ!!
親子?な疑似家族翔亜樹+フィリよかった
そこしかないっていうんだから、やっぱり帰る場所としての
亜樹ちゃんがいてフィリップがいる「事務所」は大切にしてほしいんで癒されたというか嬉しかった
GJGJGJ!!
待っておりました。
夜のことまで筒抜けなんて、侮れませんね。
いつまでも三人で家族やっててほしいです。
>>377と同じく。
帰る場所っていうのがフィリップだけでなく
翔太郎にもあって嬉しい。
照亜樹・公式、公式ってちょっと、放送見る度に凹んだんで
ここへきて、ぷち復活できた。
本当にありがとう。
久しぶりのフィリ亜樹GJ!
フィリップが黒いけどカワイイなぁ
翔亜樹でもフィリ亜樹でも事務所3人が
家族って絆でちゃんと繋がっていられるっていうのが好きだ
あとリリィという人がいながら振り切った照井さんは
黒フィリップからリリィにバラされて慌てればいいと思うw
照井はアイスエイジの時に身体を張って自分を諌めた亜樹子に一目置いていたんじゃないかな
それからは亜樹子のピンチにはいの一番に助かるようになり、だんだん自分の中で大きな存在に
恋愛感情だと気づいたのはもしかしたら今回「愛」というものに考えさせられたせいでなのかもしれない
>>361 ネットムービーのシュラウド先生が生徒亜樹子に厳しいのは
亜樹子に照井さんを取られたからに思えてきたw
でも自分の母親がそんな「女」な行動をとってたら
息子のフィリップはキツイだろうな
>>381 照井が亜樹子を認めてて一目置いてるのは確かだろうな。パペティアーの時も人形相手に必死になれる亜樹子に何か感じてたようだし
照井の心のうちがわからないからもどかしいなw
>>382 フィリップ、若菜→近親寸前
冴子→マンハンター、さげまん
それで文音ママ→2号ライダーにがっつくとかだったら、園崎家ボロボロだなwww
テラパパ「どうしてこうなった」
全員「おまえが言うなぁっ!」
>>382 「来人…鳴海亜樹子をモノにしたいと思わない?」
「え…それどういう…」
「できるわ!あなたと左翔太郎なら!」
そして次の日から新たなガジェットが…
>>368 あの眼鏡が照井って気付くのに10秒振り切れなかったよ
もし亜樹子があの三人意外と結婚なんて展開にかなったらそれぞれどんなリアクションすんだろうね
あんなに女々しく泣いたりしないよね?
「竜く〜ん」って抱きつかれた時のあの満更でもない表情……
というか、完全に自分の彼女に対する表情だと思うんだよなあ
「俺に質問するな」の言い方も、見りゃわかるだろ?って感じがする
照井は生真面目だから、恋愛感情だと気づけば真正面から受け止めそうだ
亜樹子と照井がくっつく事で、事務所の擬似家族の一員になれる。
これってマジの時の麗とヒカル先生の結婚に似ている。
結婚によって小津一家の一員になれた時に。
Pが同じなので、ふと思った。
照井と亜樹子、ガイアメモリ関連の事件で家族を失った者同士が寄り添って新しい家族になるならぐっとくるな
幸せになってほしいよ
個人的には照亜樹なら照亜樹で、みんなで事務所で疑似家族より二人でしっかり新しい家族って方がいいな
仲間は仲間としても探偵であり事務所の家族は3人まででいい
イレギュラーズや刃さん・まっきーみたいな存在もいるんだし、事務所の疑似家族にならなきゃ仲間外れってもんでもなし
というかどうせなら事務所自体とは今までくらいの距離感のまま
大事な「ウチの所長様」をかっさらってくニクい男、くらいのポジションになってくれた方が楽しいw
照井とくっつきながらもある日左or右に猛烈に迫られて、拒みながらも特別に思ってる相手だから拒みきれず…という妄想も出来るな
>>393 ???「とりあえず右 次左 道はー探すさー」
>>394 誰うま士乙ww
しかし本当に今週は驚いた
よりにもよってなんで録画忘れた日にこんな爆弾を投下するんだ…ッ!!
DVD揃えるべきか
メイキング見たけど……照井と亜樹子の見つめ愛がたまらんな!
映画館で悶えそうだ
>>396 映画メイキングネタバレあり
髪の毛クシャクシャにときめいたよw何やってんスか照井さんw
亜樹子に向けた優しい顔とその直後の戦いに赴く男の顔の差がまたいい
自分から花火に誘うわ、竜くんもう完全にデレデレだな…
ナレーションの一歩進んだ関係とやらが気になる。あの場面以外にも何かあるのかな
映画メイキングネタバレあり
>>397 気になるよなー>一歩進んだ関係
でもそこまでなくても充分萌え萌えだ
照亜樹最高!
二人が並んでるだけでも心臓ドキドキだw
髪の毛クシャクシャはなまじのラブシーンより初々しくてときめくな!
照亜樹祭の中勢いで書いた照シュラ小ネタでエロなし投下します
エロなしと言うか正確にはここまでしか書けなかった……orz
包帯越しのキスとかはアリなのか…?
400 :
照シュラ:2010/07/28(水) 00:07:52 ID:4ND9XqwS
「待っていたわ、竜」
仕事を終え、自宅へと戻った照井竜を黒衣に身を包んだ女が待っていた
「シュラウド!なぜ俺の部屋にいる?」
「貴方に、お礼をする為に」
「礼……だと?」
「そう。私を赦してくれたお礼をしたいの」
「……貴女は俺にライダーとして戦う力をくれた。それで十分だ」
「それは貴方を利用する為に渡したもの。お礼にはならないわ」
照井の目の前まで近づいたシュラウドの右手が、照井の頬を撫でる
「……何をするつもりだ?」
頬を撫でた指がそのまま顎から喉をなぞり、胸へと進んでいく
「貴方…まだ女と肉体関係を結んだことがないわね」
「なっ……」
硬直する照井の耳元にシュラウドが囁く
「私が教えてあげるわ」
「ばっ…ばかな事を言うなっ!俺には……」
シュラウドを突き放し、睨み付けるがその目には明らかに動揺が浮かんでいた
「鳴海亜樹子の存在ね?」
「分かっているならなぜそんな事を言う?」
「そう、分かっているわ。でも貴方、あの娘を悦ばせる事ができるの?」
「どういう…意味だ?」
「貴方、どうすれば女が悦ぶか知っているの?」
「それは……」
「言っておくけど雑誌やAVの知識なんて当てにならないわよ?」
「何っ…」
再び近づいてきたシュラウドが照井の首に腕を回し、耳元で囁いた
「ふふっ…、私が教えてあげるわ。手取り足取り、あの娘を悦ばせる方法を……。それが『お礼』よ」
ゴクリと、照井の喉が鳴った
401 :
照シュラ:2010/07/28(水) 00:11:04 ID:Xo2H3JjQ
駄文失礼しました
照井さんのことを愛してるけど今までの罪の意識とか年齢差を気にして
こんな迫り方しかできないシュラウドさんってカワイイと思うんですけどどうだろう?
リアルタイム遭遇で照シュラGJす
実は自分も照シュラ書いて投下しかけたとこだったので
同好の士がいて嬉しい
シュラウドたんかわいいよシュラウドたん
年下にドギマギしたり迫ったりするババァ可愛い
亜樹子を悦ばせようと色んな雑誌やAVをあの格好でレジに持ってく照井可愛い
お前らシュラウドさんが美女だったらどうするつもりなんだよ…
あの姉妹の母親だぞ
美女じゃないわけが無いと思うんだが
シュラウドさん、実は男だったらどうしよう…
>>406 パパ「見て解らんかね?文音は全身サラシだよ」
実は中身が無いんじゃないかと危惧はしている
回想シーンの冴子様のセーラー服姿に禿萌えた
冴子さんの中の人どうしたんだ…クビ?
メイキングバレ
戦いに向かう照井の横で俯き加減の亜樹子が超可愛い
花火に誘われた後の浮かれ具合も笑えるけど可愛い
一人でいても可愛いけど、照井の隣にいる亜樹子は十倍増し可愛い
中の人達が並んで相合い傘しているだけで萌える
>>412 W映画メイキングバレ
クシャってされた後のはにかんだような亜樹子の顔が秀逸だなあと思う。中の人うまいなと思った
あと「むっちゃ行くっス!」に噴いたw照井といる時の亜樹子かわいいよなあ
ラブアピールしまくるのもかわいいけど今度の映画では違う一面も出てくるようだし期待
中の人達の様子にひそかに萌えたのも同意w二人で3Dメガネかけてモニターみてる姿がかわいかった
メイキングって何で見られるの?
>>414 撮影報告書というメイキングDVDが売ってる
商根たくましいが撮影の様子やキャストのインタビューが見れる
でも結構色々ネタバレしてるから見たくない人は公開後に見た方がいいかも
ジャケットで照井と亜樹子が同じポーズしてるのにさりげなく萌えたw
>>414 大抵劇場版のコレクターズDVDに映像特典で入ってるから
待てるならそれを待った方がお徳だと思うぞ
ありがとう
Wには本当に絞られるわ
>>413 めっちゃ同意
映画は亜樹子の今までに無い表情が見られそうだな
中の人達にもGJ!と言いたい
えらいこと萌えたわ
2号ライダーとヒロインのカプ属性の自分にとって照亜樹はものすごいごちそうだ
電車赤の二人にも切なくも萌えたところだったが、
今回はすごくハッピーになれそうだ
名護めぐ以来かな? 公式で萌えられるのは
映画すごく楽しみだ
W映画メイキングバレ
チャプターリストの
「亜樹子と竜」
というタイトルだけで萌えられたw
照亜樹のご歓談中にすいませんが
何となく書いちゃった照井とシュラウドです
薄め表現でエロあり
照井はあの森に来ていた。
朝露に濡れた草を踏みしめながら独り歩く。木々の梢の間から明け方の光が
やわらかく射し込んでくる。
街ではもう、この時刻でも煮え滾るような暑さを迎えているはずだが、
霧の立ち込めるこの森の空気はひんやりと心地良い。
その場所に辿り着く。足元に咲く、あの花。
照井は腰を下ろし膝をつく。その花をじっと見つめる。
家族の墓に、シュラウドが手向けてくれたあの花。
少し、摘んで帰ろうと思う。
この花をもう一度墓前に供え、家族に報告しようと思う。
自分がシュラウドを許したことを。
もう二度と復讐の虜にはならず、街を守る者としての責任を果たすことを。
きっと、喜んでくれると思う。
警官になった日、家族で写真を撮ったあの日と同じように。
過去を振り切り、新たな道を歩み始めた自分を、祝福してくれると思う。
背後から声をかけられる。
「もう、二度とここへは来ないと思っていたわ」
照井は振り向く。驚いてはいない。
心の何処かで、逢えるのではないかと思っていた。
「花を、摘みに来た」
振り向いた先にはシュラウドがいる。姿は以前のままだ。黒づくめで、顔には包帯。
だが以前とは異なり、どこかその体から伝わってくるものが。雰囲気が違う。
憎悪に纏われた負のオーラとも言うべきものが薄れ、どこかやわらかな雰囲気を
身につけている。
それは女のやわらかさと、あたたかさ。
いや、「母」のあたたかさか。
立ち上がった照井の横にシュラウドが並ぶ。二人で花を見下ろす。
名も知らぬその花。だが白く可憐で、瑞々しい。
小さく儚いその花達は、互いに寄り添うようにその花弁に朝露を湛えて誇らしげに
咲き誇っている。
しばらく黙っていたシュラウドが突然俯き、声を震わせた。
「ごめんなさい……」
両手を上げ、顔を覆う。その肩が激しく震える。
「本当に……ごめんなさい……」
包帯の中のシュラウドの表情は伺えない。
だがその仕種から、必死に涙を堪えているように見える。
「もう、いいんだ」
照井はそっと呟く。この女を赦した。それは間違いない。だが心の奥底に蟠る何か。
それがまだ僅かに消え残っていることは否定できない。
だが、しかし。
彼女の震える肩。この細く脆い肩に背負った罪の大きさ。それは生涯消えまい。
この女が死ぬまでずっと背負っていくもの。
家族への愛ゆえに生まれてしまった憎悪。その憎しみが犯してしまった罪。
それを愚かと呼ぶ資格は自分にはない。
自分もその罪を、犯しかけたのだから。
この女と自分は、紙一重の差でしかなかった。
同じく復讐の念に凝り固まり、それ以外のことが一切見えなくなっていた自分だから、
彼女のその辛さと孤独が判る。
自分には今は仲間がいる。だがこの女には何も無い。何も、誰も。
「……辛かったろうな」
自分が苦しめてしまったはずの、照井のその言葉に。ついにシュラウドの心が砕けた。
泣き崩れたシュラウドの肩を。照井はそっと、優しく抱いた。
互いの立場や関係性を考えれば、そんなことをする義務はない。むしろするべきでは
なかったのかもしれない。
だがどうしても、自分と同じ苦しみと孤独を味わっただろう彼女を、見放せなかった。
抱き寄せたシュラウドの体から、いつしか強張りが解け、力が抜けた。
おずおずと躊躇いながら、照井の胸に身をもたれさせてくる。
自分が犯した罪は自覚している。決してそれから目を逸らすことはない。
だがこの男は自分を、赦すと言った。
復讐に囚われた道だけではなく、償いの道もあるのだと気付かせてくれた。
長く忘れていた人の心のぬくもり。そして抱かれる腕の強さ。
シュラウドはいかに自分を押し止めても、抗うことはできなかった。
それほどに照井が与えてくれるそのぬくもりは甘かった。
こんなことは自分には許されない……でも、でも……!
微かに震えるシュラウドの身体。その逡巡が照井に伝わり、彼もその腕の中に
あるものを意識してしまった。
女のやわらかさと、あたたかさ。
照井はそんな自分に驚愕し、身を強張らせる。シュラウドも、照井が自分の肉体を
意識し始めたことに気付いた。気付かざるを得なかった。
腰に触れる照井の身体のその部分が。それが反応していることが明らかだったから。
「あぁ……そんな……竜……!?」
シュラウドの口から思わず吐息が漏れる。再び身を固くする。
だが、体を離す気にはなれない。この腕から逃れることなどできない。
二人の腕と体が、互いに感じるぬくもりの意味が。その時、同時に別の何かに変わった。
最初は互いにそんなつもりは一切無かった。それは断言できる。
だが抱きしめるうちに。その腕と胸に体を寄せるうちに。いつの間にかそうなっていた。
二人の心に渦巻く、さまざまな感情と理由が混ざり合った説明のつかない何か。
葛藤、贖罪、慰撫、共感、同情、許容、依存………そして、理解。
明白な理由はない。場の勢いと言われればそれまでだ。
ただ一言の言葉もなく、互いに戸惑いながら。だが互いに全てを承知しながら。
シュラウドは照井の体を引き寄せながら咲き乱れる花の中に横たわった。
照井はその身体に導かれるままに、また胸に沸き起こる強い想いと共に、覆い被さった。
「体は見ないで」と、シュラウドが小さく呟く。
理由は判らない。だが照井は頷き、シュラウドの体からコートだけを開いた。
朝露に濡れた緑の草の上で開いたコート。まるで黒い花が咲いたように見える。
シュラウドが照井の頭を片手で引き寄せ、自分の豊かな胸に押しつけ視界を奪う。
その肌を見られたくないからだろう。照井はおとなしくその胸のやわらかな感触を
楽しみつつ、シュラウドが自分でスカートを捲り上げ、準備を整えるのを待った。
そして照井はシュラウドの開かれた脚の間に体を割り込ませる。抱きしめたその
体が意外な程にやわらかく女らしいことに、少々驚く。
抱きしめられ、包帯に覆われたシュラウドの口から、微かに甘い吐息が漏れる。
シュラウドの脚の中心。朝露ではない雫で溢れた場所に照井が体を沈めようとした時。
彼女が震える声で呟いた。
「私はあなたにこんなことを頼める立場じゃない……だけど、お願い」
そしてサングラスの奥から、照井をじっと見上げてくる。
「お願い。来人を……あの子を、守って……!」
その乞うような、今にも泣き出しそうな声に。照井は目を閉じた。
「あいつは、あなたが思っているよりもずっと強い。俺達は、俺達3人は。どんなことが
あっても互いに守り合う。決して仲間を裏切ったり見捨てることはない」
それが俺達が持つ力だ、と照井は胸の中で呟く。
「俺と左は、フィリップと共に戦う。憎しみ以外の力で。そして必ず、奴を倒す」
シュラウドも頷いた。そして体から力を抜く。照井を受け入れるために。
それは照井に対する贖罪でもあるが、母として照井に息子を守らせようとする手段で
あったかもしれない。それは以前とは形を変えただけの、照井を利用しようとする
行為であったかもしれない。
だが照井は、それを責めるつもりはなかった。
それは憎しみが理由ではなかったから。
シュラウドの中に入り込む。彼女は小さく息を吸い込み、身をのけぞらせる。
その中は熱い。想像していたよりもずっと、熱く、やわらかい。
たっぷりと潤ったその場所に包み込まれる快感に照井は顔を歪ませる。
シュラウドの口からも「あぁ……」と微かに声が漏れる。そして自分がそんな甘い声を
出してしまったことを恥じるように、顔を横に逸らす。
「いや……」
包帯とサングラスに隠され、その表情が見えないことは判っているはずなのに。
シュラウドはその顔を照井に眺められることを恥らった。
照井は優しく微笑み、目を逸らした。そしてシュラウドの頭の横にある花を見つめる。
俺は今から花を摘むんだ。シュラウドの……花を。
そんなことを考えながら、照井は動き出した。
漂う霧が、花の中に横たわり静かに動く二人を隠すようにそっと包んでいる。
花が風に揺れる。照井は動きながら、ただひたすらにそれだけを見つめている。
ゆっくりとしたその動き。シュラウドの身体を気遣うように、決して焦らずに激しくは
動かない。だが徐々にシュラウドの身体が揺れ始める。震え、快感に身を捩り
その顔をのけぞらせる。
声を漏らすことはない。必死に耐えているのだろう。だがその声の代わりに身体は
激しく揺れている。照井が見ている、風に震える花びらのように。
いつしかシュラウドの身体はただ照井を受け入れるだけでなく、その受け入れた
照井の物を、自分の女の体が出来ることの全てを尽くして愛した。
きつく包み込み、まとわりつき、奥へと引き込み、さらに求めていた。
シュラウドが下から、照井の腕を強く掴み耐えかねたように首を振った。
「あぁ……わたし………私………!!」
ついにシュラウドが達し、小さく、ほんの微かな甘く短い悲鳴を上げた。
その身体がまた震える。照井もその震えの中で抑制を解き放ち、全てを迸らせる。
欲望、心の奥底に残った蟠りの残滓。それらの全てがシュラウドの熱くやわらかな
身体に注ぎ込まれ、その中に溶けていった。
シュラウドの身体の上に倒れこんだ照井の目の前で、あの花がまた、小さく揺れた。
照井は横たわり、木々の葉の隙間から零れてくる光を見上げている。
その横でシュラウドが花の間に座り、一つづつ摘んだその花で束を作っている。
少女のようだな、と。照井はその姿を眺めながら、ふと思う。
「これでいいかしら」
どこか照れくさげに差し出されたその花束を受け取りながら照井は体を起こした。
「すまない」
立ち上がり、空を見上げる。陽はいつの間にか高く、霧も晴れている。
「行くのね」
「あぁ」
しばらく黙り込み、俯いていたシュラウドが絞り出すような声で呟いた。
「どうか……勝って。あの、男に」
さまざまな思いが込められたその短い言葉に。照井は頷き、背を向けた。
「俺達は勝つ、必ず」
そして一度だけ振り向き、微笑んだ。
「全てを終えたら。またここに花を摘みに来る」
歩き出した照井の背中を見つめ、その最後の言葉に含まれた意味に気付いた時。
シュラウドは顔を覆う包帯の中でひそやかに頬を染め、甘い溜め息をついた。
─終
ついでにもう一本。くだらないネタ。
***********************************
「ふー暑い暑いっ!もうすっかり夏よねー」
そう言いながら買い物から帰ってきた亜樹子が事務所のドアを開けると、その目に
部屋の真ん中で今にも取っ組み合いを始めそうなほど険悪な空気で睨み合っている
翔太郎とフィリップ、そして照井の3人の姿が飛び込んできた。
「わっ!ちょっと!!あんた達、なにやってんのっ!」
仰天し、慌てて駆け寄る。だが三人は亜樹子には振り返りもせず睨み合いを続ける。
翔太郎が胸の前で手首の関節を解すようにぷらぷらと振った。照井はさりげなく
足を開いていつでも翔太郎かフィリップに一撃必殺の蹴りを叩き込める構えを取る。
フィリップまでもがシャドー・ボクシングの要領で翔太郎と照井の方に交互に拳を
突きつけている。
「ねぇねぇってば!何で!?何でいきなりケンカしてんの!」
「亜樹子は黙ってろぉ。これは、男同士の話し合いだぁ」
「あぁ……所長のことについては。そろそろ決着をつけるべき時と考えていた」
「亜樹ちゃん、心配しないでくれ。僕は必ず、この二人に勝つ!」
なに!?えっ?あたし?あたしがなに?ねぇっ!ちょっとわけわかんないよっ。
「何なの!ねぇっ、こんなのいやだようっ。ちゃんと説明してよ!」
大騒ぎする亜樹子を見て「ふぅ」と溜め息をつき、フィリップが苦い顔で呟く。
「これだよ、亜樹ちゃん」
フィリップが指さしたテーブルの上には、溶けかけたアイスクリームのカップと
木のスプーンが転がっている。
「あれ?これ。あたしがさっき半分食べて冷蔵庫に入れといたヤツじゃない」
「それを翔太郎がこっそり食べようとしたんだ。だから僕が止めた」
「こらぁ!翔太郎くんっ!……って。それで何でこんなケンカになんのっ!?」
「僕は翔太郎に言った。もしそれを食べたら、翔太郎は亜樹ちゃんと間接キスを
することになると」
か……間接キスぅ?と、呆れ返った亜樹子の口があんぐりと開く。
フィリップくん、あなた、普段いったい何を検索してんのよぅっ。
「くだらねぇっ!今時そんなこと、小学生だって言わねぇってんだよっ!」
翔太郎が叫ぶ。た、確かにそうだわね、と亜樹子が翔太郎に同調しようとして
その顔を見ると何故か翔太郎の顔は真っ赤だ。どう見ても照れている。逆ギレだ。
えっ!翔太郎くん、なに?その顔なに?どういうことっ!
「俺も止めた。いかなる形であれ、所長とキスするなど許さんとな。何故なら」
これまで黙っていた照井がようやく亜樹子に向き直り、真剣な表情で見つめた。
「所長の唇は。俺のものだからだ」
また「ぐわ」と亜樹子の口が限界まであんぐりと開く。
りゅ、竜くんっ!な、何いってんのぉぉぉぉぉ!?
「照井ぃ!またてめぇ勝手なこと言いやがって!あ、あああ亜樹子の唇はなぁっ!
お、俺のもんなんだよっ!」
翔太郎が照井の胸ぐらを掴もうとする。だが照井はその手を振り払う。その間に
割って入ったフィリップが叫ぶ。
「僕のことを忘れるな!亜樹ちゃんの唇は、僕のものだっ!!」
また3人は睨み合う。三つ巴の殴り合いが始まるまで、おそらくあと5秒弱。
亜樹子は大混乱に陥った。話の展開にまったくついていけない。
な、なにぃぃぃぃぃ!!??なんなのこれぇぇぇぇぇぇ!!??
くちびるっ!あたしのくちびるってぇっ!ちょっと、ちょっと待ってよそれって。
みんな、みんなで!「自分のもの」って!ええええ!?それって、それって!
3人ともなの?3人ともあたしのこと……「好き」?え、えっ、ええっ!?
嘘でしょ−−−−−−−−−!!!???
だってそんなっ!みんな、みんな今までそんなこと一度も言ってくんなかったし!
あたし聞いてない!急にいきなり突然そんなこと言われても困るっ!困るよぅっ!
それにちょっと!ねぇっ!何であたしを無視してんのよ本人が目の前にいるでしょ
聞きなさい聞きなさいあたしに聞きなさい本人の意思とか気持ちとか聞きなさい
まずそれを聞きなさいねぇ聞いて聞いてあたしの気持ちも聞いて何であんた達は
勝手にあたしのくちびるの所有権を主張し合ってんのよ領土問題になってんのよ
まずそこがおかしい。そそそそれにこれって単にあたしの唇だけの話じゃないのよ
誰があたしのハートとボディを射止めるかって話じゃないのボボボボディよボディ。
そそそんな。こんないたいけで、まだ誰の手にも汚されてないあたしの清らかな
体をこの青い果実をそんな3人でよってたかってみんなで奪い合うなんてそんな!
はぁん。
わぁっ!ち、違うちがう!ときめいてる場合じゃない!ちがう、ちがうってば!
あ、あたしどうなるの?何をされるの?このままあたしを勝ち取った誰かの腕に
お姫さまみたいに抱っこされて有無を言わさずベッドまで運ばれちゃうの?
そんで。そんでそんでそんで「おまえは俺のものだぁ!」と叫ぶその人の手が
あたしの服を容赦なくひん剥いてあっと言う間にすっぽんぽんにされちゃって、
そこからはもう。もうもうそりゃとても口に出しては言えないようなありとあらゆる
すごいことを。すすすすごいことをいっぱいされちゃうの?
そんな、そんなそんな!あたしのこの体がもう好き放題に折ったりたたんだり
裏返したりされてまだあたしの知らない世界に、めくるめく陶酔の世界に優しく
甘くちょっと強引に問答無用で連れてかれちゃうだなんてそんなそんな!
あぁん。
って。きゃー!!なに考えてんのあたし何でうっとりしてんのもうバカバカッ!
だめだめ!こんなのやだぁ!みんな仲良くしてくんなきゃ、やだぁっ!
ここまで考えるのに3.5秒ほど要した。もう今にも殴り合いが始まりそうだ。
「やだぁっ!ねぇっ!みんなケンカしないでぇっ!」
亜樹子は慌てて、テーブルの上のアイスをひっ掴んで3人の真ん中に飛び込んだ。
「あげるからっ!みんなにアイスあげるからぁっ!やめてやめてやめてよぅ!」
溶けてドロドロになったアイスを木のスプーンですくい、亜樹子は必死になって
3人の口の中に順番に突っ込み始めた。食べさせるというよりも口に塗りたくるような
形になり3人の口元はあっと言う間にクリームで真っ白になる。翔太郎に至っては
唇の端からだらだらとクリームを垂れ流しまるでよだれだ。
それでも亜樹子は泣きながら「アイス!アイスぅ!」と叫びつつ、3人の口元に
クリームをやたらめったら塗りたくりまくった。
ふと、照井の表情が緩んだ。その肩からも緊張が解ける。
「気が、抜けた。左、フィリップ……おまえ達、何だその顔は」
「だーーー!俺も気ぃ抜けちまったぜ。照井ぃ、おまえも人のこと言えねぇぞ」
「翔太郎。一番ひどい顔になっているのは君だよ。それにそのスーツは早いうちに
クリーニングに出すべきだと僕は思う」
「な?スーツ?………どわぁぁぁぁっ!!」
胸元に落ちてべったりと付いたクリームを見て情けない叫びを上げた翔太郎の
その表情に、フィリップと照井は顔を見合わせ苦笑いを浮かべた。
一触即発ムードから一転して和やかムードに変化した3人のその様子に、やはり
亜樹子はついていけず目を白黒させている。
「亜樹子ぉ。あのな。何つーか、成り行きでこんなことになっちまったけどよ、
要するにまぁ……そういうことだ」
翔太郎が頭をボリボリと掻きつつ、照れくさげに亜樹子を見つめてくる。
「僕達は皆、亜樹ちゃんのことが大好きなんだ。心から」
「所長を困らせる気は無かったが……結果的にはそうなった。すまない」
照井とフィリップもどこか申し訳なさそうな、だが愛しげな瞳で亜樹子を見つめる。
「今すぐ俺達の誰かを選べなんてことは言わねぇ。まぁ、ちょっと考えてみて
くんねぇか?どんな結果になったってよ。照井もフィリップもちゃんと現実を
受け入れるって言ってっから」
「左……おまえは何を言ってるんだ?」
「呆れた男だなぁ、翔太郎。自分が選ばれないこと、もしくは僕達のうちの誰も
亜樹ちゃんが選ばない可能性については考慮してみないのかい?」
そんな。そんなこと急に言われたって!
亜樹子は混乱した頭で、こちらを見つめてくる3人の顔を順番に眺めた。
誰かを選ぶとか……そんな。あたし……。無理だよぅ。
このままがいいよ。いつまでもみんな、みんなで。仲良しがいいよ。
だが心の奥底では理解している。いつまでもこのままではいられない。
いつか来るのだ。このままではいられなくなる時が。この4人の関係が何らかの
形で壊れ、崩れてしまう時が。いつかその日が来るのだ。
わかんないよ。あたし、いまそんなこと言われたって……わかんないよぉっ!
立ち尽くし肩を震わせていた亜樹子の瞳から、突然ボロボロと涙がこぼれ落ちた。
「わっ!亜樹ちゃんっ!」
「左!おまえがくだらんことを言うからだ!は、早く謝れ!」
「俺かよっ!?ええ、あ、亜樹子ぉ!どうした、おいっ!?」
その場にしゃがみこみ「うわぁぁん!」と大声で泣き出したしまった亜樹子を取り囲み
叱られた子供のような顔で男達はおろおろしながら膝をついた。
窓から午後の強い陽射しが射し込み、座り込む4人の背中を照らす。
もうすぐ、本当に暑い夏が来る。
4人はまだ知らない。この夏、この4人の運命を大きく揺るがせることになる激しい、
凄まじく激しい嵐がやってくることを。
その夏の訪れを告げる風が、屋根の風見鶏を揺らしながら通り過ぎていった。
─終
GJ!
上下の落差が激しいなあw
翔フィリ照亜樹はずっとこんな感じの関係でいてほしいよ。
GJ!GJ!!
母で女で乙女なシュラウドさんカワイイよシュラウドさん
シュラウドさんに激萌えする日が来るとは思わなかった
シュラウドさんの複雑な心境を汲み取りつつも受け入れる照井さんもカッコイイ!
亜樹子+男3人はアホ可愛くて好きだなぁ
この4人はどうくっついても何時までもワチャワチャしてて欲しい
どっちの話も面白かったです、マジGJ!
GJ!!
照シュラの雰囲気がたまらない…!
照井はどこまで男前なんだ。
おまけの4人がまた微笑ましくて可愛かった。
亜樹子はみんなに愛されてるなあ。
事務所らしくて楽しかったです。
照井はなぜここまで選り取りみどりなんだ…
振り切ってるからか!?
翔太郎には不憫が似合う。
照井には不幸が似合う。
が、女に興味なさげな男の方が逆に女には魅力的に見えるのかな?
照井は妹みたいな女性には優しいけど、妹以上には見れないんだろうな。
そんな中で亜樹子だけが違うのは、亜樹子に対しては尊敬の念が入っているからじゃないかと思う。
それが照井にとって亜樹子を妹以上の存在にしたのでは。
上の方のレスにあった「一目置いている」と言い換えてもいいけど。
ある意味シスコンの照井をちゃんとした恋愛に目覚めさせた亜樹子はすごいと思う。
シュラウドに対しては……まあ、憐れみだろうな。
亜樹子は男前だからねー
それでいて女の子らしい可愛さもちゃんとある
亜樹子の魅力にちゃんと気付くことができた照井えらい
この二人には幸せになってほしいなあ
復讐心を振り切った今なら、天国のおやっさんもきっと祝福してくれるよ
翔太郎とフィリップにも祝福してもらいたいなあ
「あいつなら、おやっさんも許してくれるだろ」
とか言ってほしい
いきなり「いいかげんにしなよ竜くん!」だからな
今まで照井の周りにはいなかったタイプだろう
照井が亜樹子のことを認めていて尊重しているようなところが好きだな
「竜くん!」「安心しろ、メモリブレイクだ」とか「翔太郎くんを止めて!」「わかってる」とか
事務所組の絆とは別に、照井と亜樹子にも独特の信頼関係があるように思える
あとやっぱり照井はよく亜樹子のこと心配してるな。所長無事か、とか大丈夫か、とか
無き妹さんも実は亜樹子みたいにズバズバ踏み込んでくるタイプだったから気になったとかだったりして
いやそれじゃ照井が亜樹子に抱いてる感情が妹萌えになっちゃうからアレか
実際のところどうなんだろうなあ。現段階だと妹萌えなのかもしれないし
色々見てたらかなりの人がくっついたと思ってるようだけどまだくっついてはいないんじゃないかと思うんだよな
自分はくっついてほしい派の人間なので否定してるわけじゃないよ
でもそれだと映画での行動は結構ひどいなwそいうところには鈍いようだから悪気なしでやる可能性もあるけど
亜樹子のことが可愛くて構いたいのは確かだと思うからちゃんとした恋愛感情になってほしい
照井が結婚したら
亜「りゅーくーん、ご飯出来たよー」
竜「ああ・・・」
「・・・」
ブッ
子「やだーお父さんくさーい!」
みたいになりそう
W映画ネタバレあり
風都タワーの下で照井をめぐる女たちが一堂に会するようだが
(亜樹子、リリィ、凪)こっちもバトルが勃発するんだろうかw
ちょwリリィと凪、映画にも出てくれんのかw
楽しみになってきた
リリィ出るんだ!
うわ、これはもうすっごい楽しみすぎる…
照井のフラグ整理かw
凪ちゃん可愛かったし、萌えるシチューエーションだったのに、
肝心の2人での会話や絡みが少なくて残念だったなー
CLANNADの渚無双ならぬ亜樹子無双か
>>440-444 照井関連で大した事でもないと思うが、姫香も出てくる
尤も、男なら誰彼構わず「運命の王子様」と言ってる辺り、真っ先に脱落っぽい感じがするが
映画にはジミー中田とか過去に登場したゲストが結構出演するらしいな
アラサーも出るのかな
ジミーとその後どうなったのかなあ
フラグ立てた女性陣をすべて振り切って亜樹子を選ぶのか照井……
あーそっか、フラグ整理…だよな、普通に考えたら
それなら恋愛主軸じゃないんだから、わざわざ当て馬大量投下しなくても
公式ではゲスト回のみで終わったと認識するから整理しなくてもいいのにorz
いや別に恋愛絡みで出るわけじゃないだろ
ライダーたちを応援する風都の人々としてモブで出るんであって
そもそも公式で照井に恋愛感情があるのは亜樹子とリリィだけだ
あ、ただの応援なのか。でも公式で見れる、展開があると期待したわけじゃないが、照リリなんだ
恋愛ネタがある亜樹ちゃんとわざわざ一同に会する?ってんなら、何かしらフラグ折りあるのかと思ってさ
並み居るライバル達を蹴散らして照井ゲットする亜樹子パネェってことですね
451 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 00:21:48 ID:SB1vcKlN
照亜樹や照シュラ?が話題になっているなか、話をきってしまってすみません。
フィリ若の電波を受信したので小ネタですが投下させていただきます。
星の本棚での出来事の捏造でエロなしです。
ちなみに若菜姫は親父様にマインドコントロールじゃないけど何かしら脳波を弄られていると考えてください。
苦手な方は流してください。お願いします。
452 :
フィリップx若菜:2010/08/01(日) 00:25:33 ID:SB1vcKlN
「若菜、姉さん?」
どうしてこうなったんだろうかと頭の片隅で考えてはいたが、目の前の光景が思考することを阻んでいた。
この状態は何て言うんだっけ。姉さんが僕の上に乗っている、これは。
「どうして前みたいに呼んでくれないの?」
好きだった、いや今でも好きな声が上から降ってくる。
「来人?」
「…姉さんだってそうじゃないか。」
今の僕の名前をよんでくれないじゃないか。
若菜さんが一瞬だけ悲しそうに辛そうに顔を歪めたのが見えた。
今にも泣いてしまうんじゃないかと思った。そうしたら無意識に彼女の頬に手を伸ばしていた。
―
「姉さんだって呼んでくれないじゃないか。」
「―っ。」
本当は私だって
フィリップくん、そう呼びたい。
でも言葉にしようとすると頭と胸に痛みが走る。苦い痛みと甘い痛み。
「若菜さん?」
不意に伸ばされた手と呼ばれた昔の呼び方に胸が高鳴ってしまう。このままこの手にすがってしまおうか。そうしたらきっと楽になれる。
けれど、拒まなければいけない。
「また会いましょう。来人。」
だって私はミュージアムのトップで
「私たちは姉弟なんですもの。」
本当はあなたの名前を呼んで、甘えて、抱き締めてほしい。
助けて フィリップくん。
--終
>>451-452、フィリ若GJ!
考えてみたら3クールも立てまくったノマフラグ、みんな潰れたようなものなんだな
今日の展開だと更に難しいだろうけど、フィリ若には幸せになってほしい
お姉様とも和解できたらいいが
フィリ若大好きだ
できれば何も知らないまま街を逃げ出してほしかった
455 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 23:57:10 ID:Zv4+n51w
あの、20090906で保管庫に入れないんだが
もうこの手合いスルーしようぜ…
分かりにくいのは確かだが問題文ちゃんと読んで数種試せば解けるだろうし
意地の悪い園咲姉妹に拉致され,そして姉妹達にネチネチと折鑑され揚句に強制的に排尿行為をさせられる鳴海亜樹子。
>>454 翔太郎「もうWになれない…」
亜樹子「探偵業お仕舞いね」
照井「ヤツが目の前に居…ぐぁぁーッ!」ウンメイノー
加頭さん×冴子さんはアリ?
アリ!書いて書いて
加頭冴か照冴子希望
照冴はダメかな
上の方に高速バトルしながらヤッてるとか
監禁逆レイプとか情報提供の見返りに…とか
妄想を書いてる人がいるから需要はある>照冴
井坂先生の復讐とか言ってる割に、情報教えて放置(泳がせてる?)してたから
実は殺す気全然ないんじゃないかとかその辺が妄想的にとかは思った
お姉様の大本命はお父様のはずだからな
先生の仇とはいえテラー対抗に回ってくれたほうがいいって感じ
豚切りして悪いですが、どうにもムカツクので。
好きなCPに萌えるのは勝手だが、嫌いなCPを全体公開で叩き倒す奴ウザ過ぎ
検索でたまたま引っ掛かったら「死ねばいいのに」とか汚い言葉のパレード。
そのCP萌えで無くても見て気分悪い。吐きそうになった。役に罪は無い。
そこまで書くなら公開範囲を狭めろ。どうせここ見てんだろ?
スレ汚し失礼しました。
>>467 なんで何も知らない俺らにお前が感じたのと同じ不愉快を味あわせるの?
>>467 ここで言うことじゃないとわかってるけどたぶん同じとこのこと言ってて自分も同じ気持ちだ
ここのこと散々かいてたから見てるんだろうね
スタッフや中の人にまであの言いよう…自分でおかしいと思わないんだろうか
思うのは自由だけど(照亜樹を認めないのは個人の自由)毒を巻き散らすなら範囲を考えろって事…
ムカつくってより引いたな。うわぁ…っていう
URL晒して無いだけ親切だw
つか、同じブログを言ってるか不明だけど、多分同じとこ
見るつもり無くても何かよく引っ掛かるんだよ、あそこは
気になるけどよくわかんないから…
次の投下お願いします!エロい神!
ヲチはヲチ板で
S化若菜と隠れM冴子ってじつは相性良さそうだよな
ここは愚痴吐き場ではなくて
好きなものを好きだと言えるところですぜ
嫌な気持ちをわざわざここまで持ち込まないでくれ…
>>474 最近は、冴子も若菜も実は超シスコンだったらという妄想してる
わだかまりがあるからこそ、常に意識し合ってるという
だいぶ前、冴子を攻める若菜ネタを書いて投下先に迷い
普段は行かない百合板に変な落とし方しちゃった黒歴史を
思い出してちょっと鬱になった
照冴、面白そうだな
リアルで冴子、本棚で来人の同時調教に挑む若菜まで妄想してたんだが
近親*2と百合の三重苦だなそういえば
ちょい久々に投下します。
換気! …になるかどうかはさておき、お姉さまソロプレイ。
ソロですが挿入あり。
ソロプレイでそうにゅうって、なにそれ、という方はタイトル「ねえ、あなた」NGでよろしくお願いいたします。
『ねえ、あなた』
綺麗に巻いた髪も、艶やかに彩った爪も、いいように解釈して誤解する男は多いけれど、これは全部、自分のため。
『アナタ』のためじゃないのよ、ふふ、あなた知らないでしょ、これは女の武装なのよ。
このことを知ってるのは、同じ武装を纏う女だけ。
自慢の髪が泥水に塗れた。
洗い流したシャワーの水滴をざっと振り払い、冴子はため息をついた。ああ、嫌。
わたしは、こんなところでこんな汚れてていい存在じゃない。
不本意ながら白服の男に連れてこられて以来、仮住まいとしている、風都ホテルのジュニアスイート。
広く充実したバスルームで、冴子は髪も肌も丁寧に磨き上げた。
よくみると、左手のネイルが乱れてる。小指、薬指、いやだ中指もだわ。小指は少しだけど、でも気になる。
軽く舌打ちをして、自嘲に頬がゆがむ。
この世でいちばん嫌いな……、最愛の、妹がいつも無意識に落とす癖。
舌打ちの癖はやめさせなければと思ってたのに、知らず自分も同じ行為をしてしまう。
「…明日は、サロンに行くか、ネイリストを呼ばなきゃね」
ひとりごとに応える者はいない。
格調高い室内は、わけありの女ひとりが過ごすには広すぎる。
今のところ、お茶を一緒に飲む以上の関係にはなるつもりはない男しか、自分にかかわるものがいない。
年齢不詳の白服の男は、冴子にとって、自分の上を通り過ぎてきた幾人かの男のうちの最新版、ただし今のところ単なるギブ&テイクの一時のパートナーに過ぎない。組織に追われる身となった今、他に頼るものがいないから、一時手を組んでいるだけ。それだけだ。
冴え冴えと耀る月だけが、孤独な女の姿を見ている。
髪を乾かして整え、熱を逃そうとバスローブの胸元を大きく広げて風を入れる。
涼やかな心地よさに、口元がほころぶ。
だがそれは瞬間の和みで、広く胸を開けたからこそ突きつけられる事実を、冴子は不思議なほど冷静に見つめた。
パウダールームの大きな鏡。正面に大きく1面、左右に角度をつけた2面。いずれにも自分の姿がある。
鏡に映る自分の、左の鎖骨が作るくぼみのすぐ横に浮かんだ、タトゥーのような紋章。
それは、罪と罰の証。
冴子は暫しそれを凝視して、同時に考え込んだ。
私の罪は、自分で解っている。
でも罰を受けなければいけない理由はない、はず。
……お父様に背いた、それ以外には。
『冷たい目』という言葉が脳裏に蘇り、苦い笑みが込みあげてくる。
それはいつだったか、モノ扱いした少年……来人に言われた言葉。
血を分けた弟であるはずだけれど、なぜかそういう意識はまったくない。
だって最初からあの子は、ひとではなくものだったから。
「……まさか、ね」
冷たい微笑を浮かべた、その直後に危ういものが笑みを翳らせる。
あの子が『弟』という『人格を持った存在』ではなく、『モノ』であることの理由、があるのだろうか。
その存在を『モノ』と認識させるような、そう、あの子の記憶を操作したような何かが、自分にも?
「そんなはず、ないわ。……だって、私が」
知らないことはないはず、その組織の中において。
そう思っていたのはほんの暫く前までのことだと、冴子はふいに気づいた。
「違うっ! ……違う……違うわ、ええ、絶対に……」
言い聞かせるような。悲鳴のようなその声が、今にも泣きそうな怯えに震えていると、知るものはいない。
誰にも知られてはいけないの、……たとえそれが、愛した男であっても。
だって私は女王だから。
たとえ一人のときでも、孤独に怯える声を押しころす程度の矜持はまだ失っていなかった。
ただ傅かれて愛されるだけのお姫様ではないの。
あなたたち全てを、ひれ伏させる。
……今、その座を妹に奪われようとしていても、私が女王。
妹がその座を奪うなら、さらに奪い返すだけよ。
蜘蛛の巣のような意匠を指でなぞった。
そこに指が沈むはずはないと解っているが、くっと深く押し付けてみる。
鎖骨に触れた他の指の感触が、思いがけず甘やかな刺激に変わり、冴子は苦笑のような吐息を漏らした。
これだけのことで、その気になれるほど餓えているのかしらね、私。
自嘲の笑みが、さらに、月しか見ていないその孤独が、冴子を大胆にさせた。
鎖骨のくぼみから下へと指先を滑らせ、バスローブの胸元をさらに広げる。
こぼれた乳房に、やわらかく指を沈める。
自分の感じるところは自分で知っている。
鏡に映る女の姿は次第に色を帯びて、上がる体温と同調してゆく。
指がなぞった柔らかな肉の触感が、触れた指にも快感を伝え、より深い刺激を欲しがってしまう。
もとより、なにも知らない小娘ではない。
冴子はその艶かしい指先を、欲しがるままに自らの身体に這わせた。
「あ……っ、はあっ……!」
感じやすい胸の尖りを、器用な右の指が焦らさずに攻め立てる。
鏡の中にうつる淫靡な姿の女が、そのいやらしい女はお前だと知らせてきて、より一層煽られる。
ネイルが乱れた左の指を、軽く唇に挟む。口の中へ進ませた指を、まるで男性自身のものを愛撫するかのように舌を絡ませ、たっぷりと唾液を塗しつけて、ゆっくりと唇を開いた。
ぬるぬると濡れて光る指先を、冴子は期待をこめて見つめた。
鏡にうつる自分が、どれだけいやらしい姿をしているか、わかっていてそうする。
女の、自分が今、ほしいもの。
広げたバスローブの袷をさらに開いて、鏡の中に白い身体を曝す。
期待に弾む吐息が、ああ、押し殺せない。
濡れた指先を、下腹部のほの黒い茂みに、沈める。
「ああああっ…ッ! ん、……ぅ、は、ぁんっ!!!」
いちばん感じやすい、あえかな尖りを濡れた感触で撫でて、それが自分の指であるにも関わらず、冴子はたまらず嬌声をあげた。
あついものが、下半身からこみ上げてくる。
やわらかい尖りの、そこが受けるだけではない、身体の奥に伝わる刺激。
「んぅ、んんんっ! っあ、はぁぁぁんっ!」
固く尖って、ただ愛撫を受け止めるだけに必死になる敏感な突起を、指の腹で擦りたてる。
「んあ、ああ、あ、だめっ……だめ、っっっ!!!」
綺麗に整えた、長い爪が少し邪魔で、高みに行けない。
だってその爪は、武器だもの。
わたしに傷をつけてしまう。
ああでも。
中に、欲しい。
もうどうしようもないくらい欲しくなってしまってる。
どうしたらいいの。
身体の奥に、欲しいのに。
ジレンマに首を振った冴子の目に、先ほどまで使っていたヘアブラシが映った。
……それはダメ、いけない、と心のどこかは警鐘を鳴らす。
最高級の猪毛を使用したヘアブラシの柄は上質の黒檀。
手に馴染む形に作られていて、手のひらで握ってちょうどよい太さと長さで。
…そろりと手を伸ばした。
本来の持つべき部分を、逆さにしてみると、固い毛の感触が手のひらに刺さる。
その感触にすら、ぞくぞくする。
「あ、いや……あぁ、……欲し…っ…!」
黒い柄の部分で、溢れる蜜にぬるつくそこを擦る。
「んっ!!」
思いがけない冷たさに声を上げ、冴子はそれが生身ではないものだと思い知った。
でも、もう止まらない。
ゆっくりと、だが確実に狙いを定めて、冷たい塊を体内へと押し進めた。
擦られる。
「ああああっ……ッ! ……っ、ん、ああッ……!!!」
自分の手が与えた快感と解っていてなお、その快感に酔う。
体の奥で得る快感の深さはとっくに知っている。
……その身に触れることを許した男と得る快感の、その次点ではあるけれど。
触れた感触は冷たく、だがしかし自らが望む角度で、的確に快感の壺を抉る。
「ふっ、う、あんッ!」
どこか覚めた感覚と、欲して止まない体。
……自分で、自分が、欲しいようにしているのだもの。
よくて当然。
でも、でも、もっと欲しい。
奥に欲しい…っ、それが何でも、なんでもいいから。
わたしを、愛して。
ちくりと手のひらを刺す硬い毛の感触に正気を起こされてなお、それでも欲しいものがある。
一度抜き出した冷たい黒檀のそれを、欲しがる侭に、ゆっくりと深く突きたてた。
「んんっ、あ……ッう!!!」
体の前の方を、内側から擦られるとたまらない箇所。
そんなふうに、愛してほしい。
上質の黒檀で作られたヘアブラシの柄は、丸くやわらかく人の手に馴染む。
ちょうど、女の手に馴染みやすい形に作られた丸みと、感触のやわらかさ。
感触そのものが柔らかいのではなく、現に、黒檀の感触は硬く、冷たいものだ。
人肌が触れて、体温の温度が染み渡って、それから馴染むようなそういう、妙に有機的な感覚。
黒檀が元は生き物である木だと考えれば、有機的な、と感じたのは間違ってはない。
冴子はその冷たさに酔った。
くっ、と深いところを冷たいもので抉る。
あ……。いや。
だめ、これはだめ。
深い快感に、体内がきつく蠢いて、体の中で温度を上げたものがぬるっと抜け出てく。
「あ、だ、だめっ、な、中に、ナカに欲しいのっ……ッ!!」
もう一度、深く、冷たく熱いそれを突き立てた。
「あ、あ、あああああっ、だめ、だめぇ、いやぁあああっっ!!!」
ちがうのコレじゃないの。
こんなに冷たいものじゃなくて、こんなに硬いものじゃなくて、そう、わたしの体に馴染むもの、が。
ああ、私を貫くはずなのに。
どこか冷めた感覚、それでも刹那の快楽に冴子は酔った。
ほしい、と口に出す言葉がより一層、己を煽る。
して、嫌、好き、だめ。
全ては自分を高みに導くためのエッセンスに過ぎない。
欲しいリズムで、体の奥を突く感覚。
それでもどこか、頭のどこかは冷めている。
自分が欲しい侭に自分に与える快感よりも。さらに深く、深く自分を暴く快楽があると、すでに知っている。
だから。
「…ねぇ、ほしいの、ねぇ、…ああ、あ、いやぁ……!!」
自分で、何を言っているのかくらいはもちろん把握している。
自分のその言葉が、さらに己を煽ることくらいは知っていて、そうする。
鏡に映るいやらしい女の姿が、自分自身だと知っていて。
「…あ、あ、…だめッ、あ、いや、あ、ああっ…!」
ただ感じるままに、己を煽る。
「あ、いくっ……ん、ぁ、あなた…ッ!!!」
くらくらするよな絶頂で呼んだのは、誰かの名ではなく。
いやらしい感触に濡れた黒いものが体内から抜け出す。
背を預けた壁をくたりと滑り落ちて、冴子は荒い息を整えた。
ひとりの体を慰めるのは、子どもではないのだ、初めてじゃない。
自分の上を通り過ぎた幾人もの男、その誰をも思い出さなかっただけのこと。
ゆっくりと冴子は呼吸を整えて立ち上がった。
濡れた指先と、明日の朝も使うヘアブラシを洗うために。
終わるし。
冴子お姉さまがご自分で爪にやすりをかけていらしたのを見て、置いといたのをサルベージ&リライトした。
加頭さんよー、ネイリスト手配するとかサロン予約するとかしてやれよー。と切なくなった・・・。
8月と言えば、関西在住ライダーファンが泣く季節!
『ふぅん、…ここが、高校野球の世界か……』
まぁ、毎年のことだけどさー・・・
ああ、次の日曜は放送ないんだなぁ。。。というわけで一本いっといた。
換気になりましたでしょうか?
イイネ!イイネ!GJ!
エロい冴子さんは大好きだ
照亜樹はどうせすぐに別れるさ……
亜樹子はやがて本当に自分にとって大切なのが誰か、気付くにちがいない
俺か
いや俺だろ
俺に決まってるだろ
キチガイおばさん出張乙
http://ameblo.jp/gaiass/ 照井殉職しろとか書き出す基地外ババア
>殉職しても良いかなぁと思ってたんだけど、照井。
>刑事ドラマに殉職ってつきもんだからさっ!!
>僻地に飛ばされるんで、亜樹子に一緒に来ないかと誘うものの
>当然、亜樹子は断って。
キメエwwwwwwwwwwww
>>483 お姉さまは一人でもエロいなあwGJ
晒しもよその愚痴もどうなの
同人板とかでも暴れてるのなんてほとんど見ないのに「暴れてるのうざい」っていう主張はたくさん見るけど
公式化されて盛り上がるのは分かるが、以前は照井も亜樹子も他カプの方が多かったくらいだから
他カプ好きの住人もいるだろうに、他カプ話も照亜樹につなげる照亜樹スキーも
いい加減、そこのブログと同じくらい不快なんだけど
さすがにこれは気持ち悪い
公式が照あきってなったときに照あきの話出すだけでキレる連中とかいたよなw
あれより酷いだろこれは
というかあの中の一人だろ
何の罪もない木ノ本までボロクソとかさすがに許せんわ
お前らいい加減触るのやめろ
目障りだし、そもそも精神障害ってうつるんだぞ
冴子さんがだんだん某カテジナさんに見えてきた…
ところで渡と静香ちゃんの関係ってなんなの?
>>495 バイオリン職人とそのバイオリン職人にバイオリン習いに来てる近所の子供
静香ちゃんは、渡のためなら名護さんや
ガルルさんたちすら瞬殺する魔界城の女王。
>>495 まさかクロノクルがあんな変態医師になるとは思わなかったw
静香は渡の(自称)保護者だけど保管庫にある2人の話が
とっても名護んで好きだから将来的にはくっついて欲しいなぁ
自分も渡と静香ちゃんには二人で幸せになってほしい。
保管庫の話には死ぬほど名護ませてもらった。
そして今日のうちに言っておきたいが、どんな結果になろうと自分は翔亜樹が好きだ。
この二人の自然すぎる夫婦漫才をいつまでも見ていたかった。
ここで読んだ数々の作品に死ぬほど萌え転がせてもらった。
でも亜樹子が照井と決めたのなら照井と幸せになってほしい。
漫才コンビの男女が結婚するとは限らないもんなあ……
自分も翔太郎と亜樹子の漫才は好きだったよ
亜樹子は恋愛にはロマンチックを求めるタイプだったんだな
照井と幸福な家庭を築いてほしい
あの若さで警視の照井ならお金には困らないぞ
妄想に公式など無い
好きに萌えて好きに書いたらええねん
つーか、書かせて
翔亜樹も照亜樹もフィリ亜樹も冴子も若菜もシュラウドも好きなんだよ
>>501 同意。
自分が好きだと思ったカップリングで萌えたらいい。
どのジャンルでもカプ厨ってやつぁ……
ダブル折角面白い作品なのに、もうここではグチグチ
揉めないで欲しいな
鳴海亜樹子を演じていた山本ひかる曰く、「妄想は自由だ!」
>>496-498 把握した
渡裏山、それなんてエロゲ
>>498 井坂先生は風都クリーン作戦でもしたかったんだかなw
そういやゾーンドーパントのベルさんがリアル嫁なんだっけ?
>>504 ついでに「掛け算は最高だ!!!」だからな
公式ではこうだけど〜とかいちいち引き合いにださなきゃいいのに…
公式以外は語るな書くななんて誰も言ってないんだから
たとえ公式で照井とあきちゃんが子作りしようが幸せな老後を送ろうが
このスレのライダーたちは妄想と性欲に任せた自在なエロパロを投下できるはずだ!
それはそうと、八代の姐さんがヘアヌード出した件
これであのブログが検索には引っかからないのはよかったな
今更ながら、保管庫の渡静香読んで萌えた。
静香可愛いよ静香。
保護者女子中学生萌え。
渡を幸せにしてやってくれ、となんかしみじみ思った。
そしてもう来月からは、新ライダーが始まるんだな。
この季節の交代は二度目だけどまだ変な感じだ。
ディケイド、Wに続き、エロパロ的にも新ライダーに期待。
本当に、照井が井坂と刺し違えてくれたらなぁとか、
殉職してくれたら良いなぁと本気で思ってたりして。
おばあちゃんが言っていた…餅は餅屋、公式は公式にまかせておけってな
はいはいスルースルー
ところでわりと本気でジミーと彼女のその後が気になる
仲良くやってくれてるといいなぁ
照井の中の人がメルマガでわざわざ「所長がヒロイン、」なんて言及してるあたり
やっぱり照亜樹要素って濃いのかな
見た方、バレにならない程度に映画のカプ要素教えていただけませんか
メイキングとかで出てるシーンよりラストのほうがいいかんじと思った
まだ亜樹子の片想いであって照井の気持ちははっきりわからないっぽい
少なくとも亜樹子は片想いのつもりのようだ。諦めるつもりはさらさらないようだけど
いま見終わって映画館を出た
あ〜、外は眩しいな目が痛いや
涙が滲むのはそのせいだよ
映画を見て感動して泣いたからじゃないよ
でもみんな行くときはハンカチ忘れんなよ
外は眩しいからね
所長よかったわ
ストーリーに関わらない程度のつもりだが
ネタバレ注意
>>514 全く問題ないよ、むしろ夫婦の雰囲気を感じた
ただヘブンズトルネードの彼の方は…
>>516 照井から亜樹子を○○に誘ってたぞw
心配する亜樹子の頭を小突いたり完全にリア充カップルの彼氏の顔だったわ
そして照井はその亜樹子との約束のためなら生身でドーパントに挑む男
もう確定だな、こいつらデキテル
個人的には大道×羽原という新たなネタの誕生に歓喜
杉本彩も良かった
W映画ネタバレあり
戦いが終わった後照井が真っ先に亜樹子の元へ帰ってきたのに萌えた
亜樹子が帰る場所みたいで。しかもまさかここでもなでなでするとはw
みつめあってていい雰囲気だった
あと貰いものっていうのは誘う時の定番のいいわけですね
本当は自分で用意したんだったりしたらかわいいのに
あと翔太郎×レイカにも萌えたよ。翔太郎の腕の中で消えたのが切ない
なんでこう翔太郎がフラグたちかけた相手はドーパントだったり記憶喪失になったり消滅したりするのか
>>521 あぁ、翔太郎×羽原もアリだな
あの冷たいエロボディに熱々のデザートを奢るのか
ルパン三世のEDみたいだな
抱かれた〜ものは〜♪全て消え行く〜♪
>>524 パンフレット読まないと気付かないかもw
とにかく羽原レイカは素晴らしいキャラだった
全身すみずみまでエロい
マリアのエロ魔人ぶりを楽しみに映画に行ったら
羽原にやられた。とんだ伏兵だったぜ……
微妙にW映画ネタバレ
羽原、肌が冷たいのを指摘されて嫌がる設定超エロい
あれはヤることヤってないと出てこない台詞だと思う
NEVER内部も色々おいしそうなので、映画リピってくる
フィリップがオルゴールもってマリアのホテルを訪ねるシーンは
いつマリアさんがフィリップを性的な意味で食ってしまうのかとハラハラした
528 :
516:2010/08/08(日) 05:29:41 ID:R0QCZsq6
バレくれた方ありがとう
>>520 ○○って何、○○って!?
そりゃバレにならない程度と言ったけど!w
>>521 探偵もののお約束かもだけど、またかー>翔太郎フラグ
色恋有りにせよ無しにせよ、本編は幸せに終わってほしい…
結局気になるんだよね、時間作って見に行くか
直接的な描写では照井やフィリップに一歩譲るものの
この映画の翔太郎のカッコ良さは異常だった
翔太郎がこれまで一方的に愛してきた「風都」がついにデレた物語、
と考えても良いかもしれない
翔太郎の相手は風都だったのかw
そう思えばこれまで恋愛的に散々な扱いだったのも…なんてなorz
いっそ翔太郎×擬人化風都でどうだ
個人的には記憶を取り戻した雪絵とどうにかなってほしい
最終回で事務所で飼われることになったミックがいつのまにか彼女つくってて、
いつも通り二匹で事務所でイチャイチャしてたら雪絵が現れるんだよ
ミックの彼女はきのうで、きのうの後を追い掛けた雪絵が事務所までたどり着いたっていう
知らない場所なのに知ってる気がする。翔太郎のこともなぜか知ってる気がする雪絵…とか
>>528 多分映画ライダー史上最高傑作だと思う
あと彩さん&みなせちゃんのパーフェクトボディだけでも1800円の価値はある
>>531 ミュージアムとの決着が着き、一先ず風都から暗雲は去った―、
この事務所も今は騒がしい連中が出払い、
久しぶりに俺はただ一人、心地よい風都の風に抱かれている…ハードボイルドだぜ。
『・・・・・』
決して寂しいわけじゃないし、あいつらが羨ましいなんてこれっ…………ぽっちも思っちゃいねえ。
俺はこの街と添い遂げる覚悟だ。
断じて俺だけ彼女ができないんじゃない、そんなものは必要ないんだ。
泣いてない、これはあんまり風が心地いいからちょっと眠くなってきただけだ。
『ンナァァ〜』
「オイこらミック、こないだJrが産まれたのにカミさん無理させんな!」
くそっ!俺は猫にすらかよ!
「ったく…おいJr、お前の親父ちょっと人前でハッスルしすぎだぞ…ん?なにくわえてんだ?」
『ミ〜』
ミックJrが自慢気に見せにきたそれは…
「あッ!こら!ふうとくんに何してんだ!」『ミ〜』タタッ
ふうとくんくわえた猫を追っかける愉快な翔太郎。
小さくすばしっこいミックJrにしばし翻弄されるもなんとか入り口に追い詰める。
その時、事務所の扉が開かれた。
肝心な部分までいかずここまでが限界だった
>>534 仕事速いな、GJ!
霧彦の形見のふうとくん人形を追いかけてってとこが運命的だな
それにしてもミック様頑張りすぎw
昨日羽原レイカを絶賛してたもんだけど、
>>521に触発されて翔×羽を半分ほど書いてから気付いてしまった
どうあがいてもネタバレにしかならないようなのを投下してもいいのか
みんなまだ映画見てないみたいだが断り入れれば大丈夫?
冒頭に明記して改行入れれば問題無いんじゃない?
というか是非お願いしますw
マリアのおっぱいが浮き出てたよ3D……なんというお宝だ!
ヒート姉さんの逆レイプや最後のメモリ争奪で暴徒と化した民衆に襲われる亜樹子や冴子、ちづるやパティシエやアラサー、鳥姉さん
死人の冷たい肌同士で睦みあう大道とヒート姉さん
と妄想どころは盛りだくさんでしたね
>>537 把握した書いてくる
>>540は見所をよく分かってらっしゃるな
ちなみに監督、大道、フィリップ、翔太郎は全会一致で杉本彩を映画の見所に推してるそうだwww
NGシーンだとフィリップは胸元への視線でカットくらったらしい
映画盛り上がりすぎだろ…畜生うらやましい うらやましい
とりあえず今週の感想
来人が一度死んでてフィリップがデータの塊だっていうなら、
もう「血のつながった姉弟」ではないよね?
倫理的にはフィリ若無問題だよね?
だから園崎姉妹全力で生き残れ
若菜姫が地球の巫女になる決意をした理由が制御プログラムとしてとはいえ
フィリップと永遠に一つになれるからとかだったらいいなぁ
クソワロタwww
382 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/08(日) 21:16:55.96 ID:bkov8kn30
「美人考古学者…開けられた窓際で」
「エスパー少女の神憑り美尻たっぷり4G間」
「引き裂かれた白い翼…女ライダーハード陵辱」
「一つ屋根の下で―15歳の歪んだ初体験―」
「淫乱ダディベア」
「現役JK鬼をヤリ倒す!激震音撃棒十一連打!」
「クロックアップで時よ止まれ〜目にも止まらぬ近親相姦〜」
「おじさん、もう止めて…年上かつ年下の姪―ロリで巨πな暴力ツンデレ―」
「みんなまとめて愛してやる!世代を越えた22年性戦記」
「ちょっとくすぐったいぞ!食べ頃ミカンにFAR祭り10時間」
「恥丘の巫女とセクストリィィイム!堕ちた姉妹のWドライバーに26連発!」
酔っぱらいながら思った
もしこんなの出たらどれ買うよ?
>>544 食べ頃ミカンだけ妙に自然というか
違和感のないエロさを感じたのはこのスレ見てたせいだろうか
>>544 BOXでください。
で、まず一番最初に淫乱ダディベアを見る
「淫乱ダディベア」 を一泊二日レンタルさせてください
つI
他の誰でもなく、ダディベアが淫乱なのかと思いつつ
一番頭に残ったタイトルがこれだった
内容もかなり気になる…
「お前のイチモツは俺が飲み込んだ・・・」
「ザヨゴー!」でフィニッシュか
>>544 思いなおした
やはり「世代を越えた22年性戦記」をいただきます
自分のIDがもう少しでキバだった記念に……
>>544 「おじさん、もうやめて…」ってさりげなく良太郎攻めかw
良ハナ派としては地味にうれしいセレクトだが
大人×大人なのか大人×ロリなのかショタ×ロリなのかショタ×大人なのかすごい気になる
>>544 Wのタイトルのインパクトがヤベェ
冴子さんと若菜を回すとか夢にまで見た理想郷だろ
>>552 全パターン+良ちゃんinイマジンズも収録に決まってんだろ
さあ、みんな盃を持ちなさい!キバが
>>551くんだったことに乾杯しようじゃないか!
相手が樹花りんなら「クロックアップで〜」が欲しい
>>540 今日、見たけど、俺が思ったの全部当てはまるwwwww。
消滅した相棒へ―――捧ぐ
はじめての一人だけの鳴海探偵事務所。一人を満喫しつつもどこか寂しい翔太郎に舞い込んだ依頼。
それは、かつて腕の中で塵に帰ったはずの、あの女。
「あんたって暑苦しい」
「なんだ、そういう顔もできるんじゃねぇか」
財団Xが進める『イザナミ計画』とは――?
かつての仇敵の依頼に、左翔太郎が立ち上がる。
「二度とこいつは使うつもりはなかったんだが…まぁ、いいか…オヤッさんもきっと許してくれる」
再び輝く漆黒の切り札。
風の都に蠢く悪意。その果てに――――
「これ、持ってろ。お前の運命のメモリなんだろ?」
「…これ、あんたの相棒の………いいの?」
仮面ライダーW外伝〜屍は命の螺旋を繋ぐ夢を見るか〜(仮)
「……家族ってどんなのかなぁ…子供を生むってどんななのかなぁ…ねぇ、翔太郎」
>>557 なんか泣けた。翔太郎×レイカいいよなあ
温めてやれ翔太郎
>>557 それ観たいっす
自分も照井冴子を書いてる途中で映画を観たら翔太郎レイカ電波が来てしまい
そっちも書き始めちまった
でもPC規制、下手すりゃ3ヶ月らしくてもうオワタ
冷たい皮膚・・・
当然冷たい女陰・・・
彼女にヒートをお見舞いしたい・・・
嫌いじゃないわ
ヒートの女は色々良かったよね。
映画見てきたけど、大道×マリアで妄想をすごい掻き立てられた
死人に生殖は可能かという実験で拉致してきた妊娠適齢期の女性をあてがわれる大道
乙女な亜樹子が可愛いかった!
浴衣姿もよかったなあ
照井の曖昧な態度が妄想を掻き立てる!
しかしアレだな。
TVも終盤だし、正直もうカプは増えないかと思ってたんだが
まさか映画にあんな伏兵が2人もいたとはなぁ…
見てきた、良かったよ映画
ヒートガールと彩さんがエロさ爆発すぎて最高だった
見てないヤツは一刻もはやく劇場へ!
マリアとフィリップは何が起きても不思議じゃない雰囲気だけど
どちらの心情的にも痛々しいことになるな
エロは相棒に任せるか…
570 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 16:12:45 ID:h6eYadMO
>>567 らんま1/2じゃないが、むしろWは最終的に全男女をカップルにしてしまうんじゃないか
照×亜樹、フィリ×若、翔太郎×風都みたいに
てか冴子さんの中の人、もともと亜樹子役でオーディション来てたとかワロタwww
Sな美人所長とかハードボイルドすぎる
>>570 最後はどうにかならんのかw翔太郎に一番愛されてるのは確かに風都だろうけど
フィリ若は合法なのかどうなのか気になる。データの塊ってことは来人であって来人じゃない?
あと今週の照亜樹二人乗り(と思われる)が楽しみだ。すっかりバカップルの風情だった
幼馴染→獄中
お兄ちゃんと呼んでくれる床屋の娘→彼氏もち(?)
戦友の妹→記憶喪失
翔太郎……
記憶がないなら取り戻せばいいじゃない
映画のファイアーガールともすごく萌えたんだけど・・・だしなあ
いっそ映画に出てたふうとくんのキャンペーンガールとかどうだ
翔太郎が子供にまじってふうとくんの着ぐるみに夢中になってる時にお近づきになるとか
「来人の家族でいてくれてありがとう…」
みたいな、文音から感謝のご奉仕とかもアリだな
この流れなら言える…密かに翔太郎×クイーン萌えだ
フィリップ狙いのエリザベスに頼み込まれて(二人っきりになりたいとか何とか)、
しぶしぶ翔太郎の相手を引き受けるが内心複雑なクイーンとか萌える
翔太郎の中の人が妄想日記で語ってた出会いシーンの妄想も滾ったよ
映画で地味にボディタッチがあって俺得でした
>>575 あー特にどっちがってほど考えたことないけど
二人と翔太郎の関係ってか絡み、かなり好きかも
立場的に仕方ないけど、最近出番なくて淋しいな
奇声ブレイクだ!
色々考えたがやっぱり亜樹子受けが一番好き
映画村のイベント行った人いる?
照井と亜樹子の婚約発表もどきのネタがあったらしいw
しかもデキ婚風とかw中の人たちノリがいいな
冗談とわかってても萌える
>>579 > しかもデキ婚風とかw
やっぱり初めてだから避妊にまで頭が回らなかったのか……
って普通に思えるのが照井さんだなw
映画まだ見てないんだけど、ネタでそこまでやるって
結局ガチだったの?妹扱いにしか見えないってのも結構見たけど
映画で所長は「竜くんと結ばれるために頑張る!」って言っていたが、
…頑張った結果が、デキ婚というオチとかw
>>581 どちらかというと映画より本編の方があま〜い空気になってると思う
映画 照井←亜樹子
本編 照井⇔亜樹子
こんな感じに見えた
誰か若菜姫を人質にとられて加頭に散々凌辱されつくす冴子様をかいてください
>>583 映画以降の46、47話はラブラブ度が加速してるように見える
「俺の傍を離れるなよ」がかっこよすぎた
最終回には何かしらの結論が出るだろうか
見えないとこでなんかあったとしか思えないな…
花火の誘いも野外で二人っきりだったし
>>586 照井に自覚があるかはともかく、妹としか思ってないなら
事務所で誘えばいいと思うんだがあえて外に呼び出してるようだしな
>>587 翔太郎に二人の仲を質問されたくないんだろうなwww
ペアチケット=2人分だし空気読まずにフィリップが
行きたいとか言い出して台無しに…の可能性もあるしなw
フィリップと若菜姫いいなぁ
フィリップにだけ若菜姫が生きてることがわかったり、フィリップの悲しみに反応して若菜姫の数値が上がったり
最終回はあれだな。
照井と所長の結婚式の最中に
未来から来た翔太郎の子供が、ネオドーパントに追われて乱入みたいな。
>>591 ネオドーパントってのがそもそも設定がおかしいからやめて。
仮面ライダーキバの最終回を知らない人?
ああいうネタ大好きだから死ぬほど笑ったwww
まずどうやって未来からくるんだよww
あの展開は音也の役の人も含めてみんなで変身して終わりたかったらしいね
加頭君は姉妹丼やりたいのかと思ったのは俺だけではないよね?
フィリップの消え方は優衣ちゃんやイマジン達を思い出すね…
フィリップは消えないで終わってほしい…
とりあえず加頭さんは若菜姫の尻掴み過ぎw
>>596 翔太郎たちがアジトに乗り込んできて、ユートピアに変身した後のアレ、
絶対入ってるよな…
>>596 俺も「あれ、これ触ってね?」って思った。
加頭役得やのぉ
びっくりする程ユートピア!
>>594 ( 0M0)ツマリコウイウコトカ
若菜「やっ、あ…嫌…」
冴子「くっ…んんッ!」
加頭「お二人ともそんなに欲しがらないでください。ちゃんとどちらにも出してあげますから」
若菜「うそ…やめ、イヤぁ」
冴子「ハァ、んくっ…ふざけないでっ…!」
加頭「これがふざけている顔に見えますか?」
なんかエロ同人っぽくなってしまった
照井の「所長……俺の側を離れるなよ」がプロポーズに聞こえた
>>601 ガイアインパクトとは姉妹丼の事だったのか…
もうついでにシュラウドも混ぜたくなってくるな。
>>602 でもアクセルvsユートピア戦を見ると離れてた方が安全だったな>所長
>>603 まさにユートピア…
>>602 俺達と言わずに俺のそばを〜ってあたり亜樹子を守るのは俺だと自負してるんだなと
背を向けたままっていうのが照井らしくていいね。本当は危険な目にあわせたくないけど…というかんじで
それをみて微笑むフィリップにじわっときた
ミック捕まえて来た時の、フィリップの
「翔太郎……亜樹ちゃん」の「亜樹ちゃん」の言い方が
なんか物凄く愛おしそうでそこだけ何度も見てしまう
お決まりのセリフながら、普段の戦いぶり見てると
離れるなの使い時を間違えているとしか思えない。照井の側って一番危険だろw
「離れるな」の後、事務所3人と照井で
即行二手に別れてて笑ってしまったw
609 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 23:29:58 ID:rwO8KgJQ
離れるなって、長い時系列でのプロポーズだと思ったんだけど。
今後どんな展開であっても、とりあえず俺のそばを離れるなよって感じで。
どう控え目にみても、両思いだと思うんだけど。
直接好きとか愛してると言ったわけじゃないけど自分ももう妹扱いには見えないかな
映画のはまあ、そういう風にもとれるだろうなとは思ったけど
本スレがここ以上にカプ議論でワラタ
>>601 なんという、びっくりするほどユートピア…
照り焼きはいいから、冴子と若菜の相互レズいじめが読みたい。
若菜「ああ、来人の悲しい声、悲しい気持ちが伝わってくる、苦しんでるのね…
ゾクゾクするわぁ」
ってな風に見てしまってすいません
エクストリームを100として数値が上下するってのが
まさにエクスタシーへの推移を観測する装置みたいに思えて
数値が上がる=姉さん感じちゃってるのか…と
「エ、エクス……タシィィィィー!!!」
「姉さん、それ違う。似てるけど違う」
>>614 まあ、弟とはいえ一度は恋した男だもんなぁ
フィリ若は全体的にエロすぎる
フィリ若は丁寧に描かれてただけに姉弟なのが勿体ない
そのために丁寧に描いてたんだろうけど…
もしもしとか本当の若菜さん(私)とか言ってた頃が恋しいわ
>>618 姉弟フラグが立っていながらお互いに恋愛感情を抱いてたから余計エロかったんじゃないか
今でもなんとかくっついてくれないかと思ってる
姉弟だっていいじゃないか!
エロければ。
合コンで知り合って婚約までしてから、実はお互い生き別れた双子でしたーと発覚した事件は実際にあった
イギリスだったかな?
結婚して、何年も一緒に暮らしていた夫婦が
調べたら、生き別れになった実の父娘だったってのならアメリカであった。
つまり、園咲家は…
やっぱり遺伝子的に近いと無意識に惹かれあったりするのかもね。
W本編の描写もそんな感じだったな。
遺伝子がまったく違うと一目惚れするとかいう説もあるぞ。
若菜姫はどう見てもフィリップに惚れてたしなー。
亀レスだが、食べごろミカンにFARとセクストリィームのおかげで
あれからまともに画面が見られなくなったw
ライダー祭り中の投影チャンネルが
アダルト局に見えてきた自分は末期かもしれん…
>>626 >>544秀逸だよなw
俺は関東十一鬼とか見て吹き出してしまった
男優連合みたいだなwww
>>625 フィリップの方も恋愛感情に見えたぞ
一応家族への愛情ってことで落ち着いたけど
男女で変身するダブルも見てみたいと思った
翔太郎君!うちと一緒に変身や!のけつぷりんっぷりを忘れたか
>>630もちろん忘れてないが
最初からのストーリーの段階で翔太郎かフィリップのどちらかのポジションが女だったらどうかなって思っただけ
>>631 ウルトラマンAを見ろ
途中から普通の変身になっちゃうけど
エクストリームのときがエロくなるよな
634 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 10:55:13 ID:EplsFgwI
仮面ライダーW最高!
見える。
男3人に取り合いされる冴子姉さんの姿が見える
フィリップ…(泣)ついに消えてしまったか…
>>635 そうだなwww天国で絶対修羅場がありそうだwwww
冴子さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん
ガ板のクリムゾンスレにくやしいネタが投稿されてますね
639 :
名無しピンク:2010/08/22(日) 21:35:10 ID:2HPb9ekK
冴子様が地獄で変態尻と変態医者と変態童貞にエロいことされてたらいいです
両手に花の加頭に笑った
フィリップが悲しむ度に身もだえる若菜姫がエロすぎる
冴子も加頭も逝ってしまったか。では追悼代わりに一つ投下。
しかしネタが3ヶ月前に書きかけで放置していたものの上、
内容も冴子×マスカレイドのリンカーンなので、凌辱耐性のある人だけ読んでね。
風都を夜の帳が包む。風の街には似つかわしくない激しい雨が降り続いていた。
その中を、傘も差さずにずぶ濡れの女が懸命に走っていた。園咲冴子である。
そしてその冴子を追う数人の男……いや、怪人達。マスカレイド・ドーパントだ。
数日前までディガル・コーポレーションの社長であり、権力を一手に握っていた彼女は、
いまや組織の裏切者として命を狙われる、惨めな逃亡者でしかなかった。
「あうっ!」
マスカレイドの一人が撃った銃弾が、冴子の足をかすめた。冴子はどっと倒れ込む。
その彼女の周りを、たちまち十人ほどのマスカレイドが取り囲んだ。
ビルとビルの間の狭い路地である。逃げ場はどこにもない。
それでもおとなしく降伏することなど、冴子のプライドが許さなかった。
タブーのメモリを取り出し、スイッチを押そうとする。
しかし背後にいたマスカレイドが、それより早くメモリを奪い取った。
「か、返せっ!」
冴子は手を伸ばすが、それも空しく、マスカレイド達に取り押さえられる。
「いやああっ!」
土砂降りの雨の中、かつては虫けらのように扱っていた部下達に、よってたかって
地べたに組み敷かれる屈辱。しかしメモリを取り上げられてしまった彼女は、完全に無力だった。
冴子は身を捩って抵抗するが、怪人化した男達の腕力から逃れられるわけがない。
「放せ、放しなさい!」
タイトスカートがめくれ上がり、夜の闇にもまぶしい、白い太腿が剥き出しになる。
その姿はマスカレイド達の心中に鬱屈していた、どす黒い欲望に火をつけることになった。
「組織の裏切者め、どうせ抹殺される身だ。最後にいい思いをさせてやるぜ!」
言うやいなや、そのマスカレイドは冴子のブラウスに手をかけ、左右に勢いよく広げた。
ボタンが弾け飛ぶ。高級そうなブラジャーと、豊満な胸元がむき出しにされた。
「いやあっ!ああーっ!」
冴子の悲鳴を合図にするように、マスカレイド達は冴子の服を我勝ちに脱がせていく。
あっという間に冴子は一糸纏わぬ姿にされた。
「あああ、いやああ!」
冴子の瞳に浮かぶ悔し涙も、たちまち雨が押し流してゆく。
マスカレイド達は飢えた野犬の群れのように、冴子の裸身を弄んだ。
口に指を突っ込まれ、乳房は数人の手でもみくちゃにされた。
さらに節くれだった指が、秘部を乱暴にかき回す。冴子は恥も外聞もなく泣き叫んだ。
「いやーっ!助けて! 井坂先生、助けてえ!!」
冴子は井坂真紅郎の名前を叫んだ。叫んでも無駄なのはわかっていた。
彼女が父・琉兵衛に反旗を翻すよう唆し、結果的にこのような運命に叩き込んだ男。
しかし、その狂気を孕んだ怪しい魅力に心惹かれた男。
その井坂はもうこの世にはいない。
ガイアメモリの過剰使用により、彼女の目の前でボロボロに崩れて消滅してしまったのだ。
だが冴子は叫ばずにはいられなかった。
自分がもはや、誰一人味方のいない孤独な存在だということを認めたくなかった…。
「へっ、雨のせいで濡れてるかどうかもわかりゃしねえ。」
「構うことはないさ、ぶちこんじまえよ!」
マスカレイドの一人がズボンをおろす。その下半身ももちろんドーパント化しており、
男根も、奇怪な芋虫を思わせる異形のものになっていた。
「やめて、やめてえ!……うぐうっ!!」
絶叫する冴子を嘲笑するように、マスカレイドは芋虫状の男根を一気にねじ込んだ。
そのままピストン運動を開始する。他のマスカレイドが冴子の口に男根を咥えさせ、
両手にもそれぞれ別の連中のモノが握らされた。
乳房は乱暴にねじられ続けたために、赤く痣になっている。
「んぐっ!んむうう、んんんっ!」
「おお、さすが元ご令嬢、いい締まりしてるじゃねえか。」
「どうせ旦那や、医者の先生とヤリまくってたんだろうが!」
「それがどうだ、かつては道具みたいに扱ってた俺達に輪姦される気分は!はははは!」
マスカレイド達は罵声を浴びせながら冴子を犯した。
彼女がディガル・コーポレーションの社長だった頃は、手の届かぬ存在であった。
失敗には罵声が浴びせられ、人格を踏みにじられる思いをしたことも一度や二度ではない。
それが今では単なる美しい獲物として、彼らの前に放り出されたのだ。
マスカレイド達が狂喜するのも無理からぬことであった。
彼らは積年の恨みと劣情を、あらん限りの勢いで冴子の肉体にぶつけた。
ドクン。
「うう、うっ!」
冴子を犯していたマスカレイドが、たまらず冴子の中に放出した。
一度、二度。生温かい液体が、彼女の膣に溢れんばかりに流れ込んでいく。
口の中にも射精された。握らされた両手の中からも、白濁した液体が飛び散る。
「げほ、ごほっ!……んぐう!」
喉の奥に放出され、咳き込む冴子にさらに容赦なく、次のマスカレイド達がのしかかる。
降り続く雨よりも過酷な凌辱の嵐に、彼女の意識は朦朧とし始めた。
その冴子の目に、近くの雑居ビルの非常階段に立っている、白い影が映った。
激しい雨のせいで、人かどうかも判然としない。
しかし人だったとしても、彼女はもはや助けを呼ぶ気力すら失せていた。
混濁する意識の中で、冴子の心は荒々しく凌辱される肉体から離れ、
ぼんやりとその影を見つめていた。
(霧彦さん……霧彦さんなのね…………。)
彼女にはなぜかその白い影が、自らの手でとどめを刺した亡き夫・園咲霧彦のように思えた。
「風都を愛している」などと、センチメンタルな感情のせいで身を滅ぼした馬鹿な男…。
わかったわ、霧彦さん……これはあなたの復讐なのね……
あなたを無情に切り捨て、命を奪った私への復讐……
でもね、許してなんて言わないわ……後悔なんてしてないから……
私は園咲家のため、私が信じた通りのことをやっただけですもの……
笑うがいいわ、この惨めな私を……さあ、地獄でまた会いましょう…………
「おい、まだかよ、後がつかえてるんだぜ!」
「急かすな、もうすぐ出るから…う、うっ!」
冴子の体内にまた白濁液が吐き出された。もう何分、何十分犯され続けているのか。
それでもマスカレイド達の獣欲は一向に納まる気配がなかった。
しかし冴子の心は半ば幽体離脱した状態で、蹂躙される自分の肉体を
人ごとのように眺めていた。何もかもどうでもよかった。
(もういいわ、好きにしなさい……早く殺しなさいよ……)
その雨中の地獄絵図を見物している男がいた。
冴子が見た非常階段の白い影、それはもちろん霧彦などではなく、白いスーツを着た男だった。
男は全くの無表情のまま、輪姦される冴子を眺めていたが、突如、手に持ったアタッシュケースを
階段に取り落とした。ガタンと大きな音を立てる。
そして男はガイアメモリを取り出して、スイッチを入れた。
『ユートピア!』
男は金色の騎士のようなドーパントの姿に変身していた。
ドーパントは手にしたステッキを軽く振った。
冴子を取り囲むマスカレイドの一人が、冴子から奪い取ったタブーのメモリを持っていたが、
メモリは意思を持ったかのようにその手から飛び出し、冴子のところまで飛んでいく。
おりしもまた一人が冴子の手の中で精を放ち、離れたところだったが、
その一瞬の隙にタブーのメモリは、白濁液まみれの彼女の手のひらに飛び込んだ。
使い慣れたタブーのメモリの感触。それが彼女を一瞬で正気に引き戻した。
何が起こったかなどと考える暇などない。冴子は迷わずスイッチを押した。
『タブー!』
そのガイアウィスパーにぎょっとなったマスカレイドが、彼女の乳房から手を放した。
次の瞬間、彼女はタブー・ドーパントに変身し、空高く舞い上がっていた。
何が起こったかも把握できず、狼狽するマスカレイド達めがけ、
タブーは光弾を投げつける。一発、二発、三発。
武器を抜く暇も逃げる暇もない。連続して爆発が起こり、マスカレイドはたちまち全滅した。
「ふん、楽に死ねただけ有難いと思うことね!」
憎々しげに吐き捨てたタブー・ドーパントだったが、その途端、急激な目眩に襲われる。
逃亡生活の疲労と、雨中の凌辱による消耗で、彼女の体力は限界に来ていたのだ。
たちまちバランスを崩し、タブーは墜落した。水たまりに落ち、水しぶきが上がる。
そのまま全裸の冴子の姿に戻り、気を失った。
その一部始終を眺めていた金色のドーパントは、白いスーツの男の姿に戻った。
そして表情一つ変えず、アタッシュケースを拾うと、雑居ビルの中に姿を消す。
それからしばらくして、うつぶせに倒れていた冴子の体がぴくんと動いた。
雨に濡れ、血の気を失った真っ白な尻が、軽く一、二度痙攣する。
「う……う…………。」
どれくらいの時間気を失っていたのか。10分か、1時間か。
まだ夜は明けておらず、雨も降り続けている。雨にさらされ続けた裸身は冷え切っている。
だが、まだ生きているのは確かなようだ。
首を無理やり動かし、周りを確認する。路地の地面にはいくつもの穴が空いている。
マスカレイドは一人もいない。確かに全員仕留めたらしい。
(そうだ、メモリ…。)
立ち上がる気力もないまま、這いつくばったままの冴子は手を伸ばして、近くを探った。
幸いタブーのメモリは右手の近くに転がっていた。
ぐっと握り締めると、わずかながら力が甦ってくるようだ。
(そうよ、このタブーのメモリがある限り、まだ戦える…。)
冴子は気力を振り絞ってよろよろと立ち上がった。
全身、生傷や痣だらけだった。乳房も、腹も、背中も、尻も、脚も…。
秘部も、強引にねじ込まれたせいで、血が流れているようだ。
体が氷のように冷え切って麻痺しているため、それらの痛みを感じないのが、
逆に幸いであった。
服を拾おうとしたが、ズタズタにされていて、とても着れたものではない。
冴子はそれを放り捨て、全裸のまま死人のように歩き出した。
(お父様……若菜……必ず復讐してやるわ……必ず………!!)
雨に打たれ、タブーのメモリだけを握り締めた冴子の瞳には、
憎しみの炎が燃え盛っていた。
(END)
以上。本編でユートピアの能力が出たので、そこを加筆した。
ではさらばだ、冴子姉さん。あんた最初から最後までエロくて最高の女だったよ。
乙すぎる
今夜は抜きながらお通夜だな…
エロイよ乙
冴子とセックス望んだために逝ってしまった3人含め合掌( ̄人 ̄)
片思いとはいえ確実に冴子さんとヤれていた婿は
まだ恵まれてた方なのか……
映画見てきたよ。ヒートがかわいかった
誰もいない間にコソーリ投下。
士夏エロ小話
窓の向こうで、花火の上がる音が響く。写真館の玄関扉にはめ込まれたガラスが、共鳴するように微かに震えた。
「っ…ゃあっ……」
くちゅり、という水音と共に、甘く震えた小さな声が玄関ホールに広がった。
「ダメ…こんな所、で……んんっ!」
白いカウンターに縋るように立つ夏海の背後から覆い被さった士は、無防備に晒された項に舌を這わせると、ニヤリと笑った。
「鍵はかけてある。誰も入っちゃこねぇよ」
「そういうことじゃ…!」
「こんな格好してるお前が悪い」
再び花火の音が響く。扉の一枚隔てた向こうの通りでは、祭りを楽しむ人々が行き交っており、その活気は写真館の中にも十分に伝わってきている。
「そんな…浴衣着ただけ……ぁんっ!」
抗議の声は途中から力をなくし、荒い吐息の合間にひどく甘えたような矯声があがる。その姿を満足げに見つめた士は、わざと大きな音を立て夏海の羞恥心を煽った。
「誘ってるとしか思えないな」
「どこがですか!」
「全部だ」
左脇から忍び込ませた手で胸を揉みしだくと、細い眉が切なげに寄せられた。
「こんな場所が開いてるなんて、触ってくれって言ってるようなもんだろ?」
「違…っっ」
浴衣の裾を割って侵入した士の指の動きに合わせ、夏海の足がなまめかしく動く。濃紺の浴衣地からちらちらと白い素足が覗く様は、なんとも扇情的だった。
「今日は爺さんもユウスケもいないし、時間はたっぷりあるからな」
「はっ……あ、あぁっっ!!」
蜜に濡れた花芯を指先で転がされた夏海は、あっという間に絶頂へと追いやられた。そのままカウンターへと崩れ落ちた夏海の襟の合わせを、士の手が無遠慮な動きで大きく寛げると、大きく柔らかな2つの膨らみが冷たい天板の上にこぼれ落ちた。
「いい格好だな」
「やっ…ぁあっ!」
カウンターに上体をねじ伏せるようにしてのしかかった士は、やおら裾をめくり上げると脱がせる時間すら惜しいとばかりに下着を脇にずらし、そのまま一息に夏海の体を貫いた。
「くぅ…ん、んんっ」
「すげ…濡れすぎだろ」
僅かな愛撫で十分に潤んでいた夏海のそこは、猛った士自身をすんなりと飲み込んだ。着崩れた浴衣姿のまま強引に抱かれる夏海も、何時になく荒々しい動きでその夏海を組み敷いた士も、レイプまがいの状況にある種の興奮を煽られているのは確実だった。
「本当にやらしいな、お前」
「ぁんっ!つかさ、く…んんっ!」
「夏海…」
自らの体の下で快楽に溺れる夏海の痴態を存分に楽しんだ士は、満ち足りた笑みを浮かべながら動きを速めた。
「あっ!ダメ、そこ…あ、ああんっ!!」
「…っっ!」
ビクビクと全身を震わせ達した夏海に引きずられまいと、士が奥歯を食いしばった。震えが落ち着くのを待たずに、再び律動を始める。
「ぁ、や…んっ、んくっ…はっ……」
「はっ…すげ……吸い付いてくる」
「やだっ…ぁあん!」
言葉でなぶられ、羞恥に耐えかねた夏海が顔を伏せようとしたが、すぐに喉をそらせ愉悦に喘いだ。絡みつく内壁の動きに誘われるままに、士も奥深く場所を激しく突き上げる。淫らな本能が、二人の思考を跡形もなく奪ってゆく。
「士くん…士く、ぅんっ!」
何かを強請るように、夏海が士の名を繰り返す。互いの限界が近いことを察し、士は夏海の耳を軽く噛むと、欲望に満ちた声で低く囁いた。
「いいぜ…イケよ」
「士くん……あ、ぁああああ!」
「夏海……っっ!」
細く高い声を上げ果てる夏海の中に、士の欲が注ぎ込まれた。
ぐったりと二人してカウンターの上に体を預けていると、力を失った夏海の体がずるりと崩れ落ちかけた。それを未だ繋がったままの士の腕が、がっしりと抱き止める。
「まだだ…こんなんじゃ全然足りねえ」「士く…」
「言ったろ…時間はたっぷりあるって。声が枯れるまでなかせてやるよ」
士の宣告に心なしか青ざめる夏海の唇は、激しいキスで即座に封じられた。
夜はまだ、始まったばかりだった。
ダブルの流れ豚切りでスマソ
携帯直打ちがこんなに大変とは思わなかった……
655 :
653:2010/08/24(火) 12:12:57 ID:MA43Ewm2
PC画面で見たら、改行できてなかった…
スマン orz
GJ!
携帯からの投下お疲れさまでした
ひさびさの士夏 美味しくいただきました
新ライダーの主人公って性欲なさそう
ヒロインのパンツに執着するよ
660 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 23:28:04 ID:iH2cwJ3s
エロ無しの馬鹿ネタ。
光写真館の前
かいとうがあらわれた!
海東(僕のお宝の一つはは士だ。
しかし士のお宝も欲しい。
今わかる士のお宝は夏海くんだろう。
そして士は彼女を「夏みかん」と呼び、僕も「夏メロン」と呼んだ。)
(つまり、そのお宝とは彼女のアノ果実なのだろう。
しかし、そこの部分だけを奪えば
士は激怒するだろうし、僕もそんな猟奇的なものは好まない。)
(あのお宝を手に入れる一番簡単な手段は…)
(!!)
光写真館内部
かいとうがあらわれた!
なつみはこんらんしている!
海東「夏海くん!僕と君とで肉体関係を結ぼうじゃないか!」
なつみはもっとこんらんしている!
かいとうのこうげき!
ミス!
なつみはひらりとかわした!
ディケイドとクウガがあらわれた!
ディケイドとクウガのWライダーキック!
かいしんのいちげき!
かいとうをやっつけた!
なつみはさらにこんらんしている…
寝入り時ってこんなしょーもないもの思い付くんだよねぇ…
誰徳だよな。
夏みかんとはんにゃ金田の交際は去年あたりから知られてたみたいね
ここで書き込む必要はないでしょww
まぁ・・・ショックではある・・・
>>662 中の人なんか関係ねえ!
俺達は夏みかんが好きなんだ!
ピラメキッドと夏みかんか
>>661 中の人の騒動で微妙にへこんでたところに笑いをありがとうw
昔懐かしいドラクエ4コママンガを思い出したww
>>661 「なつみはこんらんしている!」になんかすごいうけたww
次回は一年後という設定だが、照井と亜樹子の仲は進展してるんだろうか
照井には所長と呼びつづけてほしいような、亜樹子と呼んでほしいような……
本スレ(の過去スレ)によれば照井は恋愛感情じゃないうえに
亜樹子の恋愛感情にも気付いてないそうだが、進展ってありえるのか?
というか離れるなの時も思ったが、隣で主人公たちが生きるか死ぬかで
悩んでる時にイチャつかれても微妙に楽しめないwせめて平和な状況にしてくれw
恋愛感情じゃないなら恋愛感情になるという進展が見込めるな
他の人がいるところでは所長呼びで
二人っきりになった時にだけ亜樹子って呼ぶよ。そうだよ。
気づいてて恋愛対象に見れないよりは気づいてないほうが可能性はあるかも
というか映画以降すでにできてるようにも見えるし、イベントでは両思いどころか結婚妊娠ネタまでやってるしわけがわからんw
まあ各自好きなようにとればいいと思う。個人的にははっきり結ばれて欲しいけど
某ネタバレが本当であることを願う
翔太郎と亜樹子がくっつかなくてよかったかもしれない
フィリップが消えても亜樹子がいるし……じゃ悲劇性が薄れる
>>674 あーそれはあるかも。
翔太郎はフィリップとの相棒関係に絞った方が際立つね。
>>674 友情や仲間である相棒と恋人は全然別物だと思うが。誰も他人の代わりにはならないよ
今だって、大事な仲間、「うちの所長様」でも
フィリップが消えても亜樹子はいるとか、照井は無事とかじゃないんだし
>>676 多分そういう意味じゃなくて、翔太郎の物語は「相棒」が主題なのであって
そこに「恋愛」が混ざることにより、テーマがブレてしまわなくて良かったね。って674は言いたいの思う。
二人で一人の主人公な以上、そのどっちかとくっついたら微妙なのはわかるな
最後数話は完全に二人のための物語だったしな
亜樹子も家族の一人だからもう少し入れてほしかったけど二人の絆に集中したかったんだろう
照井があんなな上フィリップも消えるかどうかの瀬戸際で亜樹子もつらいはずなのに
あえて翔太郎とフィリップ二人きりにして話し合わせたりしてたもんなあ
いい関係だったと思う
ドリカムみたいに片方とくっついたらもう片方が駄目になる
翔太郎とフィリップの「相棒」の物語、
照井と亜樹子のドーパントに家族を殺された者同士の物語
Wは良くできてる
照井が忙しくて、寂しさから事務所で自慰行為をする亜樹子。
それを見かねたフィリップと翔太郎が・・・・
みたいな夢を今朝みたけど途中でキムタクが出てきて破綻した。
他カプ話してもすぐに否定か「でも照亜樹」だし
ここすっかり照亜樹以外厳禁って感じだな
別に他カプの否定じゃないんじゃないの
>>674-681は現状についてこういう理由でこうなったのかもって話であって
>>683 そういうクソの役にも立たん卑屈な発言やめろ
他カプ者がみんなそうだと思われたら迷惑
ひねくれてるのが一人ぼやいたくらいでそんな極端に考える人いないと思うよ
いたら、ぼやく前にもっとひどいことになってる
>>684 特別その数レスさしたわけじゃない
自分は話作る頭はないようだから、たまにそれ以外のネタや雑談は振ったり参加したりしてたけど
ここしばらく、照井・亜樹子絡みはすぐにどっちかになっちゃうから
住人がらっと入れ替わってんのかなーってぼやきたくなったんだ
まあそういう場所じゃないよね。ごめん、ロムに戻る
>>683 誰も否定なんかしてないと思うけど?
ただ単にそういう話題が多いだけで
一年フィリップ不在で二人っきりになる機会が増えた翔太郎と亜樹子
しょっちゅう事務所に来る照井
うーむ下手すりゃ昼ドラだ
心配で今まで以上に事務所に通い詰めるんだな
照井はそろそろ降格されるんじゃないかと心配になるw
夏みかんの中の人でかなりショックだったが
別に結婚するわけでも無し、あんだけ美人なら彼氏くらい余裕だよな
って割り切る事にした
でももし夏みかんに元彼(たとえキスまでとかでも)なんて発覚したら、士は凄く妬くだろうなwww
海夏の自分はあんまりショック受けなかった
海東で免疫できてたからかも
海東だと焼くかなあ〜?
なんか余裕の顔してそうだ
海東はシンケンピンクとだっけ?
中の人なんか気にしてもしょうがないと思うけどなぁ
俺はあくまで特撮キャラの夏みかんが好きであって別に中の人が好きなわけじゃないし。
別に嫌いではないけどね。
自分は翔亜樹で最後まで行って欲しかったけど
>>674‐681はすごく納得できる。
どちらか一人が主人公ならともかくこの体制で主人公×ヒロインからめてる
余裕はないと思うから。
でもまだ一粒くらいはありそうな可能性は捨ててない。
ネガ夏みかんならセックスしまくりだろう
>>694 照井は自ら立てた数多のフラグを折って亜樹子取っちゃったからなぁ
しかも「左は所長をちゃんとわかってる」とか言うからますます翔亜樹かと思ったら…
映画や本編終盤でのラブラブっぷりを見るに、作中じゃ結構時間かけて仲良くなってるのかもしれないが
視聴者としては若干唐突だったイメージ
それより誰か翔ちゃんもらってやれよ…(´;ω;`)
\Tレックス!/
若菜姫とか。こんな状況になってもいまだに若菜姫と呼ぶ翔太郎に少し笑ってしまう
フィリップにはデレデレだったけど翔太郎にはツンツンだろうなwそしてごくたまにデレ
映画は翔太郎とヒート姉ちゃんがよかった
>>699 それも好きだ。翔太郎は気の強い美人系が合う気がする
レイカしかり若菜姫しかり雪絵しかり
>>700 でもフィリップは「翔太郎は守ってあげたくなるようなのがタイプ」って言ってたような…
守ってあげたい願望は強いだろうな
でも亜樹子といい相棒といい、つらいときほど守られてくれない奴らばっかなので
欲求不満がつのったところに姫香りんみたいな子に全力で頼られてコロっと
>>701 だからこそ、普段気が強いのにふとした時にみせた弱さに
俺が全力で守ってやらないとって思う可能性もある
>>699 よかったけど結末が…(´;ω;`)
逮捕とか記憶喪失とか二度目の死とか、フラグ程度でもいいから
誰かもう少し翔ちゃんにも女運ってもんを恵んでくれ
うーん…
だったら雪絵さんはどうだ?
前にもあったけど、翔太郎が見舞いに来るたびにどんどん翔太郎を好きになっていく雪絵とか。
翔太郎は女運が悪くてこそだと思う
芯まで火が通れば嫌でも女の方から寄ってくるもんなんだがな
翔雪を妄想しようとすると、どうしても
「私をお義兄さんと呼びたまえ!」と騒ぐ霧彦さんが脳裏をよぎる…
最終回で若菜姫フラグが立つことを願っておく
でも雪絵もいいな。クイーンもありだと思う
雪絵さんの場合ふうとくん関係で偶然会うことがあったりすると
翔太郎が霧彦に妹を託されたと感じて猛アタックしてくれるんじゃないかと予想
まさかの亜樹子逆転してくれないかな。
自分はなんだかんだで翔太郎には彼女が一番しっくりくる。
一年後の照井と亜樹子に期待
名前で呼んでてもいいし所長のままでもいい
最終回で亜樹子が翔太郎に走ったとしたら、Wは伝説の作品になるなw
そりゃもう色んな意味でw
ジェットマン超え上等w
でもまだ片思いのはずだから大惨事にはならないと思う。
もうあまり期待はしないけど。
亜樹子はそんな簡単に気持ち変わるような子にしてほしくない
亜樹子はそんな尻軽な女じゃないと思う
照井一筋でいて欲しい
翔太郎といる時の亜樹子は妹ポジションだけどオカン
照井といる時の亜樹子は乙女じゃないか
本編で全く描写が無いならともかく、あれだけ照井ラブな亜樹子が無意味に別の男に走るなんて考えられない
亜樹子には幸せになってほしいんだ
フィリップと一緒にいるときの姉っぽい亜樹子も好きだなあ
確かに尻軽な亜樹子は嫌だけども。
それ言ったらやっぱり亜樹子関連は照井以外語ることも許されないってこと?
ジェットマン超えはたしかに軽率な発言で申し訳ないと思うけど、
夢くらい見させてくれてもいいと思う。
てかこうやって照亜樹以外の萌えを語るたびに照亜樹にまぜっかえされる
んじゃ住人入れ替わったんじゃと言う人が出るのも当たり前なのでは。
久々に来たけど正直映画前の方が翔亜樹・フィリ亜樹・照亜樹色んな話ができて
楽しかった。
○○×亜樹子のほうがよかった、と言うのと
○○×亜樹子の萌え語りや創作をするのと
今から○○×亜樹子になれと言うのはまったく別物だと思う
夢を見るのも語るのももちろん自由だけど
荒れるような言葉使いをしていないか、書き込む前に見直してよく考えて欲しいと思う。
自分は被害者だと言う前に
棘を出せば、棘が返ってくるのを知ってほしいと思う。
萌えるなとは言わないし、どんどんSS投下してくれて構わないけど、本編のキャラ否定はしないでほしいなあと思う
私は懇願されてしょうがないなぁでヤラせてあげたり、優しく女の子扱いされたら簡単になびく尻軽な亜樹子もエロパロでならありだと思います
本編でやられたら「え、なんなのこれは」(ドン引き)だけど
W、一年間ありがとうございました!
>>722 創作ならある程度なんでもありだよな
それこそ翔冴とか翔シュラとか受信するし
ダブル、一年間ありがとう!!
文音さんなんで死んだんだ?
若菜が最後までエロくて良かった
私の身体あげるとかもうね
>>725 テラー汁にやられた際、何らかの病に蝕まれており、それが進行していた。
もしくはそこで死亡していたが、怨念が肉体を突き動かしていた。
いずれにせよミュージアムが崩壊し、復讐の呪縛から解放されたことで、
この世に魂を繋ぎとめていた糸が切れた・・・と解釈。
>>725 熱中症
かつては抱きしめられそうになったらスッと避けていたのに、今回は素直に抱きしめられてたな照井
しかもあんなにいい笑顔で
進展してよかったね所長
728 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 10:16:30 ID:Zx+RIkyo
熱中症ワロタwwww
最期になって急に変な服着てきたシュラウドさんにワロタ
あの世でパパンとシュラウドが仲直りしてダンスを踊ったり
久々に夜のハッスルをしたりするのかと思うと
胸と股間が熱くなるな。
>>730 その隣では冴子と、霧彦さん&井坂先生&加頭が
くんずほぐれつ4Pをw
唯は絶対EXEのメンバーと軽いノリでやってるよね
>>721 それ言ったら映画前や他作品関係の時のこのスレは何なの?
それにSSも本編のキャラ否定になると思うし、そもそもそんなこと言ったら
中の人が照井の方は違うってんだから照亜樹だってアウトじゃん
Wはある意味荒れた作品だった。
俺は亜樹子受けなら何でも楽しめるけど、そうじゃない奴がこのスレで
ネチネチしてて引っ掻き回してた印象。
おとなしいフリしてなんか主張の強い奴がいたわー。
ここはそういう場所なないと何回言えば。
まあいいやー。
オーズも楽しみだしな。
無事に最終回を迎えたんだから、もうこの先は何でもいいじゃないか。
萌えはみんな違ってみんないい。
職人さんたちの投下を待ちつつマターリいこうぜ。
オーズも楽しみだなー。
見た目と設定が、自分の好みの女の子がいるので実際動くとどうなのか、ワクワクだ。
パンツ一丁のところをうっかり女性キャラに見られて
うっかりテント張っちゃうとか、うっかりパンツずり落ちちゃうとか
楽しみだよなー
!板でも1年あったら進展してるに決まってるって人多くてワロタ
電王やキバみたいに本筋に関わる色恋でもないのにここまでってのはすごいな
フィリップの体は若菜さんなんだよね?
たぶんミッチミッチとアミノ酸くらいまで分解してフィリップに再構築したんだろうが
TS系のネタが広がりそうな展開ではある
最後まで特殊嗜好づいてる姉弟だったな
>>738 何故だろう、フィリップがその内身体を自在に再構成して若菜に変身する妄想をした
TS自由、もしくはまだ再構築したてだから不安定とかかな。
>>740 >
>>738 > 何故だろう、フィリップがその内身体を自在に再構成して若菜に変身する妄想をした
ごめんミスったorz
今日の最終回見て、TSネタで妄想したくなったけど、俺だけじゃなかったんだなw
今日の最終回、色々萌えたわ。
もうフィリップと園崎家の顛末で泣き笑い状態なのにその裏では姉の体に興味を持ったフィリップがTSで翔太郎逆レイプとか考えてる自分が嫌になる
>>746 相棒が帰って来たと喜んでたら大変なことに
今まで通り接してたけど、ある日突然フィリップが女の子になってることに気付くのか
似てない
最終回フィリップは18か…
やったね翔太郎!
閲覧範囲がふえるよ!
>>750 フィリップ「翔太郎、君のために検索したよ。津村真理奈の初体験は18、羽原レイカは16、須藤雪絵は処女だ」
翔太郎「お゛いコラフィリップーッ!お前何て事検索してんだ!」
か。
胸が熱くなるな
フィ「ちなみに亜樹ちゃんは…あれ?まだ処女みたいだね」
翔「……照井どんだけへたれなんだよ」
こうですか?
フィリ「亜樹ちゃん、よく頑張ったね。君のヌードは閲覧済みだよ。」
出来んのかよ!
フィリップのTSネタはやっぱり考えちゃうよなあ
ふたなりもいいなあとか思ってたりしないよ、ほんとだよ
>>750 誰が地球の記憶にペアレンタルロックかけるんだよww
>>751 レイカちゃん16歳とかリアルすぎてエロい
照井「フィリップ頼みがある。実は…」ボソボソ
フィリップ「えぇ?あきちゃんの処女を確かめたい?」
照井「ば、バカ者!何のために耳打ちしたと思っている!?」
翔太郎「照井てめぇ!」
亜樹子「ただいmー、りゅりゅりゅry… アタフタ
最低すぎるww
そこまで気になんならさっさと自分で確かm(ry
そういや1年前、2話放送すぐ後の頃は、
ガイアメモリの毒素を克服した真里奈が、
仮釈放かなんかで翔太郎に会いに来て、良い感じの仲になる話があるかと思ってたが
終わってみると結局無かったなぁ…
>>759 真里奈は恋人殺しちゃってるから1,2年では出て来れないんじゃね?
もう少し先ならあるかもしれないけど
捕まった人達の中で早く出てこれそうなのは雪絵かな
というか記憶喪失だし罪に問われるんだろうか
霧彦の件もあるし翔太郎自身も雪絵のことはいつもより本気になってたようだから雪絵が記憶取り戻して…という展開を期待したい
>>760 まぁその辺はフィクションつー事でどうかひとつ
脱獄とかも考えたんだけどね、それはちょっと悪女すぎるなとw
シンケンみたいに続編でVシネで期待かな。
ジョーカーでVシネ作ってほしい
照井と亜樹子の恋の変遷も見たいし
アクセルはスピンオフやらないのかな
そっちも見たい。冬映画の噂話がちらほら出てきてるけど聞き捨てならない話があってwktk
今度はイクサ、アクセル、オーズの二号ライダーでトリロジーを是非……無理か。
ゼロノス・イクサ・アクセルで、
恋人(嫁)持ちライダートリロジーとな
誰の嫁が一番かでライダーバトル勃発
真っ先になんか余計な事言ってめぐみんに怒られる名護さんが浮かんだw
夜のめぐみんがどれだけ素晴らしいか口を滑らせる名護さん
→許容量オーバーで動きが止まる照井さんとデネブ
→名護夫婦の喧嘩勃発
→バカらしくなった侑斗帰る
こんな流れかwww
>>769 名護さんのトークに許容量オーバーしてトライアルで逃げたものの、
翌日、大量のエロ本とAVを抱えて事務所にやって来て、
「振り切らせて下さい…!」な照井を想像してしまったw
>>770 まずは、シュラウドに教えを請いにいくのではなかろうか。
そしてシュラウドも
「いいわ、手取り足取り教えてあげる。ついてらっしゃい…」
このスレのおかげで、名護さん見たさにキバ観たくなってきたw
最終回でお腹いっぱいになってて
落ちついてきた今頃になって加頭冴が気になりだした。
NEVERなのがバレるから普段は触れられないけど、
池ポチャ意識不明冴子を拾って介抱してる間だけは触れる事ができて
無表情でテンションだけ上がってたりしたら萌える
>>772 君がキバを見る理由は一つだけだ。キバの名護さんを見ることで君の正義が完成する。
――――つまり絶対正義がな。
キバの流れに便乗して、僭越ながら投下いたします。
名護×恵で、名護が過去に行って帰ってきたあとくらいの話です。
後半ほとんど恵視点です。
ちょっと小慣れた名護さんな感じです。
エロは拙いのにダラダラしています。すみません。
タイトル 『遊び心』
規制されてしまったorz
出直します…
おぉぉ、そのタイミングで規制とは気の毒で残念すぎる
お早い解除を祈ります
自分も長いPC規制で投下できず解除を待ってるうちに
翔レイカ、照亜樹、翔亜樹が完成して今は照冴を書いてる
解除されたら三連投四連投したいくらいだが、このまま
オーズが始まっても解除されない気がしてきた
皆さんの規制が早く解けますように
通りすがりの士夏書きだが、自分はPC規制食らって3ヶ月半たった…
もう投下はできないのか? orz
携帯が生きてるだけまだマシ…かな?
>>767-770 夜のチャージ&アップVS夜のイクササイズVS夜のマキシマムドライブですか…
この中で子供作るにまで至ったのはゼロノスだがw
そういやここって避難所無いんだな。
最近は規制も多いし、作る?
本スレに亜樹子を照井ラブにした事の考察が書いてあった。
すごい納得した。
>>777 スレをブクマ→PCで書いた文章をメールで携帯に→コピペ
でいいんじゃないか?
783 :
777:2010/09/02(木) 20:22:57 ID:ppCi3yql
>>782 携帯も基本的に規制かかってるんだYO…
今日はたまたま書き込めてるけど、規制中のほうが圧倒的に多いから何時アウトになるかわからん orz
おのれ@DN&a@!!
自分も規制だよ
照亜樹とかフィリ亜樹とか投下したいのに
>>781 流れの速さとループに追うの諦めてログだけ取ってたんだけど
考察って本スレ208の207?577?
個人的には前者だとかえって結局仲間になり切れない感が淋しいし
後者だと劇中で翔太郎が何言ってても、照井は翔太郎と方向違うだけのハーフな印象なんで
ハードだとかおやっさんと似てるとかは納得できないやw
よく相棒間の絆描くために他(亜樹子)をやめたって言うけど、それって
翔太郎に恋愛させない理由であっても亜樹子に恋愛させる理由になってないんだよね
おまけにフィリップは若菜との疑似恋愛、園咲との家族の絆復活までと十分「他」を描かれてるし。
ここで言うのもなんだけど、ストーリーに絡める気ないんなら
照井は復讐絡みでメイン、終盤は動揺するダブルのアクション面サポートと見せ場はあったんだし
(本編では)二人の恋愛より、中の人出さないまでも10話みたいに
事務所メンバーが思い出を語る形にでもして、おやっさん話で亜樹子も
絡めたらよかったのにとちょっと残念。翔太郎は結局おやっさんの死のこと、ちゃんと言えてないし。
本スレ208の214じゃない?
亜樹子が照井ラブだから
翔太郎がいくらフィリップの事で一人で落ち込んでても違和感無いって
亜樹子には照井がいるから平気だよねと納得しちゃうから
亜樹子が誰とも恋愛して無かったら
亜樹子だって家族同然の人失って辛いだろうにフォロー無いの?と思えてしまう
本編だと亜樹子のフォローは照井がやってくれてるんだなって
勝手に納得してたから
オーズのヒロイン「うそ…わたし、パンツに執着するあまり、パンツ一丁で外出てきちゃった。」
オーズ「やっと君もパンツに執着してくれたんだね。でももうパンツに執着する必要はないね。」
ヒロイン「えっ」
オーズ「だって2人きりだもの。」
ヘビ!
ウシ!
クマ!
ヘビのようになめらかな舌と、牛のように淫らでしなやかなボディ、そして、クマのように凶暴で大きな肉棒…
オーズのセルメダルをたっぷり入れられたヒロインは、もはやオーズの肉グリードになってしまったのだった。
翔太郎 「冷たい女だな…。温めてやるよ。俺が…いや、俺達が」
レイカ 「あ…」
>>774です。
なんとか投下できそうなので、やってみます。
注意書きは、774を見ていただければ…
790 :
遊び心 1:2010/09/03(金) 00:06:09 ID:l/b22htd
「この間は済まなかった」
とある日のカフェ・マル・ダムール。
たまたま居合わせた名護と恵のふたりが向かい合っていた。
「? 何のこと?」
おもむろに頭を下げる名護に、恵は怪訝そうな顔をする。
「だから、疑って済まなかったと言っている。策略だったとはいえ、連行される君を黙ってみていることしかできなかった。嶋さんにも、悪いことをしたな…」
「連行? あたしが? 誰に」
ますますわからない、という顔で、恵は名護に詰め寄った。
「そんな記憶、ないけど」
「何を言っている。ついこの間の出来事で………あ」
負けじと詰め寄って、言いかけたまま、名護はあることに気がついて、口を「あ」にしたままフリーズした。
そうなのだ。
名護が過去に行ったのは、未来を変えるためだったのだ。
目の前にいる恵は、変わったあとの恵であって、焼き魚定食を食べようとしたまま逮捕された恵ではないのだ。
少し考えればわかることだったのに、俺としたことが迂闊だった。
「…そうか。いや何でもない。今俺が言ったことは忘れなさい」
ふぅ、とため息をついて背もたれに身を預ける。
まるで今言っていたことがなかったことになっているような清々しさだ。
だがもちろん、恵は合点がいってない。
「ちょ、何よ! はいわかりましたって、忘れられるわけないでしょ!?一体何のことよ!」
ばん、と両手をテーブルについて、身を乗り出してくる。
仕方ない、という顔で名護が言う。
「…君が知らないうちに、君のピンチを助けたということだ。ありがたく思いなさい」
「はあぁ!? バッカじゃないの!?」
憤懣やる方ないといった様子で、恵はどっかと椅子に腰を下ろした。
「だいたいあんたのその、恩・着・せ・が・ま・し・い・所!なんとかなんないわけぇ?」
「恩着せがましいとは随分な言い草だな。本当のことを言ったまでだ」
「……はぁあっ」
恵はわざとらしくため息をつき、すぐに立ち上がる。
「あんたと言い争うのは世界一時間の無駄だわ。じゃあね」
いつか聞いたような台詞を名護に吐き捨てる。
「待ちなさい恵」
このままヘソを曲げられても厄介だ。
去ろうとする恵の腕をつかむ。
「何よっ」
「本当のことを話そう」
といっても、信じちゃくれないだろうけど…
791 :
遊び心 2:2010/09/03(金) 00:06:46 ID:ZUbNkac1
それから、恵と嶋が逮捕され、自分もされかけたところを逃げ出し、過去へ行って未来を変えてきた…ということを、かいつまんで話をした。
「……作り話にしてはずいぶん趣味が悪いわね。あたしはともかく、嶋さんまで逮捕されちゃうわけ」
「…やっぱりな」
予想通りの反応だった。
「だから話したくなかったんだ」
「信じてほしいなら、証拠を見せてみなさいよ、証拠」
証拠…そんなものはない。
ボタンがひとつ、減っているだけだ。
「ない」
「あーっそ。なら信じるのは無理ね」
突き放したように恵が言った。
自分が逮捕されたなんて気分の悪い話は、信じられなくて当然だ。
「…を知った」
「えっ何?聞こえない」
ぼそぼそ、と名護がつぶやく。
「とある男と出会って、遊び心というものを知った」
うつむいたまま、ちいさく、名護がそう言った。
「あそびごころぉ??」
おうむ返しに聞き、しばらくポカンとしていたが、ついに恵は大笑いしはじめた。
「アッハッハッハッハ!名護君が、遊び心ねぇ〜!そりゃいいわぁ!あんたみたいな朴念仁、ちょっとくらい知っててもバチ当たんないわ〜!」
「…………」
「あーっはっはっはっ…ひぃ、は、あたたた…おなかいた」
「…………」
「あ〜も〜無理無理。マスターお水ちょうだい!」
「もういい!」
名護が急に大声を上げたので、びっくりして、恵は笑うのをやめた。
「やっぱり、君に話したのは世界一時間の無駄だった」
「ちょ、ごめんごめん、謝るから、そんなに怒らないでよ」
真っ赤な顔をしている名護を今度は恵が必死になだめる。
「あっそうだ!」
何か思いついたように明るい顔で、恵は名護に言った。
「じゃ、遊びにいこ!」
「……え?」
「遊びをおぼえたんでしょ?じゃ遊びにいきましょ。たまには息抜き息抜き!」
「俺が言ってるのは遊び心であって、遊びではな」
「あーー」
名護の言葉を遮るように恵が大声を出し、ジト目で名護をにらみつける。
「私が捕まっていくのを、ただ黙って見てたのに?そして無罪の私を疑って自分は逃げ出したのに?」
「なっ、お前」
さっきまで全く信じていなかったくせに!
「悪いと思ってるんでしょ?だから謝ってきたんでしょ?じゃあ付き合いなさい!」
「うっ」
恵の圧勝だった。
792 :
遊び心 3:2010/09/03(金) 00:07:11 ID:ZUbNkac1
平日の遊園地は、実にすいていた。
ジェットコースター…「キャーッハッハッハ!バンザ〜イ!」
「○※△@×◎■〜〜〜!」
お化け屋敷…「ふんこんな子供騙しにこの俺が臆するとでも…あっ恵先に行くのは止めなさいどこだ恵 どこにいる恵!どこだ〜〜〜!!」
コーヒーカップ…「よっしゃぁいっくわよぉ〜!うりゃあ〜ッ!」
「……………」
「あらやだ、名護君遠心力ってもんがあるんだから、首後ろに持ってかれるとなかな
か元に戻んないわよ。聞いてんの?名護君、な〜ご〜く〜ん!」
793 :
遊び心 4:2010/09/03(金) 00:07:44 ID:ZUbNkac1
ぐったり。
名護は遊園地内の休憩所を見つけるや、覚束無い足取りでふらふら駆け寄るとテーブルに突っ伏した。
「名護く〜ん。大丈夫?」
しばらくして恵が紙コップをふたつ持ってきて、名護の隣に座る。
「はいこれ」
「…済まない」
煩雑そうに少し顔を上げ、恵の手から紙コップを受け取る。
「ごっめ〜ん、無理させちゃったかなぁ?」
「…全くだ。もう2度とごめんだな」
「まぁまぁ、そう言わずに…ってかこんな弱っちい名護君はじめて見たわ。ぷぷぷ。今ならイクサナックル奪えるかも〜?」
「卑怯な手を使ってまで手に入れたいか」
「素直に渡してくれればそんなことしませ〜ん。別にそんなつもりで連れてきたわけでもないしね」
「君にそんな悪知恵が働くとも思えないしな」
「うるさ〜い。次あれ乗ろっか?」
恵が指差したのは、自転しながら公転するような、恐ろしいジェットコースターだった。
名護の顔面がさらに蒼白になった。
「…勘弁してくれ」
「しょうがないなぁ〜」
耳を澄ますと、家族連れの微笑ましい姿、コースターから時折聞こえるキャーという声…平和そのものだ。
激しい戦いのことも、ひとときではあるが、忘れることができた。
「でもま、こういうとこは普通…デートで来るもんよね」
恵が、ふぅ、とため息をついて空を見上げた。
名護が少し体を起こす。
「いないのか。相手」
「あのねぇ…」
恵が深いため息をついた。
「いたらあんたなんかと来てないわよっ」
「なんかとは何だ。大体誘ったのはそっちだろう」
名護も少し言い返す余裕が出てきたようだ。
「そりゃ、そうですけどぉ…ってか、名護君だっていないでしょ!」
当たり前だ、結婚前の男女同士の異性交遊など不純極まりない。
恵はそう言葉が返ってくると信じてやまなかった。
だが。
「………………」
予想に反して、名護は口を噤んだ。
「えっ!?いるの!?」
思わず早口になる。
ざわ…
鼓動が急に早鐘のように高鳴る。
まさか。
まだ名護は黙っている。
「き、聞いてんでしょ…答えなさいよ」
嘘。こんな3年連続風紀委員長みたいなヤツに相手がいるわけない。
恵は、脈打つ心臓を押さえながら、名護の次の言葉を待った。
「…いない」
名護がつぶやいた。
794 :
遊び心 5:2010/09/03(金) 00:08:05 ID:ZUbNkac1
漆黒の女。
一瞬で射抜かれた。
吸い込まれそうな瞳だった。
だが、彼女は…
「ほんとに〜?あ〜やし〜い」
恵は動揺を必死に隠そうと軽口を叩く。
「いないと言っている。もうこの話は終わりだ」
「もしかして…失恋したとか?」
びくん、と名護の体が震えた。
「やっぱり!ねぇ、どんな人?教えてよ」
「知る必要はない」
「いいじゃ〜ん教えて教えて?ねぇどんな人?まだその人のこと好きなの?」
不思議なくらいすらすら言葉が出てくる。
「もう2度と会えない。それに…」
彼女は……
「何で会えないの?好きなら会いにいけばいいじゃない」
「もう好きじゃない」
「ウッソ!まだ引きずってるっぽ〜い」
「もういい!彼女は…ファンガイアだったんだ!」
強い口調で名護が言った。
恵もようやく黙る。
「…そっか」
恵は、複雑そうな、ホッとしたような、入り混じった表情でそうつぶやいた。
自分が、名護が、青空の会が、全てのファンガイアを倒すために戦っていることは、百も承知だ。
「じゃ、仕方ない、か」
「ああ。だからもうこの話は終わりだ。いいな?」
「うん…」
「そろそろ帰るぞ」
「うん…」
795 :
遊び心 6:2010/09/03(金) 00:08:29 ID:ZUbNkac1
帰り道。
空がオレンジ色から藍色に変わる頃、何となく気まずい空気の中、黙ってふたりは歩いている。
「それじゃあな」
分かれ道に差し掛かったところで、名護が立ち止まった。
つられて恵も立ち止まる。
「今日は楽しかったとは言いがたいが、たまにはこういうのもいいだろう。また行きたかったら、今度はちゃんと相手を見つけることだな。気をつけて帰れよ」
恵の返事も聞かず、名護はそう言うと、ひとりで歩き出した。
「…っと待って」
名護に聞こえないほどの声で恵はつぶやくと、名護のあとを走って追いかける。
「待ってよ!」
名護が振り向く。
その肩をぐいっと引き寄せると、もう片方の肩も掴み、恵は思いっきり背伸びをした。
「!!」
ぶつかった、と言ったほうが正しいかもしれないが、瞬間、確かに二人はキスをした。
すぐに恵が体を離す。
「…今日のお礼」
おそるおそる、上目づかいで恵は名護を見た。
「…………」
名護は何が起こったかわからない、というように目を見開き、やっと自分の唇に手を当てた。
「…………」
「ちょ、黙ってないで何とか言いなさいよ…」
「…あ、ああ」
ようやく口を開くが、まだ呆然としている。
「なんでこんなことしちゃったんだろ、自分でもわかんない」
「…………」
「まぁ、そのほら…遊び心ってことで、勘弁して?」
「遊びでしたっていうのか!」
急に名護が怒り出した。
「え、ち、違うわよ!そゆことじゃなくって…」
「じゃあ何でだ!」
両肩をぎゅっとつかまれて、がくがくと揺さぶられる。
「い、痛いっやめてよ!」
「答えなさい恵!」
「…もぅ、わっかんない!?」
両肩をつかんでいた名護の手を振り解き、名護の首に両腕を回した。
唇を押し付ける。
今度は、すぐに離さなかった。
名護も直立不動のままだったが、離そうとしなかった。
しばらくそのままだったが、先に離れたのは恵だった。
「…したかったから、したの。それだけよ」
名護の目を見ずに、それだけ言った。
そして、くるりと背を向けた。
「本当にごめんなさい。それじゃあ」
歩き出そうとして。
「待て」
不意に後ろから腕が伸びてきて、恵の身体に力強く巻きつく。
796 :
遊び心 7:2010/09/03(金) 00:08:53 ID:ZUbNkac1
「な、名護く…」
「なぜしたかったんだ」
囁くように名護が耳元に口を寄せる。
そのささやきに、そしてこの状況に。
恵は赤面せずにはいられなかった。
「離して…」
身を捩ろうとするが、壊れそうなくらい抱きしめられている。わずかに動くことしかできなかった。
「俺の質問に答えなさい。そうしたら、離してやってもいい」
「そ、そんなのずるいっ」
「ずるいのは君だろう」
「えっ?」
「こんなことをしておいて…したかったからしただと?自分勝手もいいところだ、君は少し他人を思いやる気持ちを持った方がいい」
「だ、だから、ごめんなさいって…!悪かったわよ。もうしないから」
だんだん悲しくなってきた。
そりゃそうよね。たとえ相手がファンガイアだったとしても、名護君のその人への気持ちは本物だったんだもの。まだ、他の人とこんなことをする気になんてなんないわよね…
でもね、あたし…どっかで、名護君に一番近い女の子は自分なんだって思ってた。こんなやつだしね。だから、少し…その人に、ヤキモチ焼いちゃったのかな。
恵には、22年前に母も感じたその気持ちが、同じ相手に向けられているものだとは知る由もなかった。
「謝れなんて言ってないだろう」
「…え」
「君の気持ちを聞いている」
「私の…」
私の、気持ち。
ヤキモチ焼くってことは…って!今までそんな風に思ったことなかったのよ?急にそんなんなるなんておかしくない?何で?別にこんなやつのことなんか…
ううん、さっきから、ずっと思ってた。そうなんじゃないかって…いや、そうなんだって。あたし、名護君のこと…
って、恵!そんな素直に認めちゃっていいの?なんかさっきから思うつぼじゃない?くやしくない?
あんたはもっと、クールに、スマートに生きてるはずでしょ?え?そんなことない?ちょ〜っと空回りすることもあるけど、そこがあたしのいいとこなのっ!わかった?
ひとしきり百面相したあとで、意を決したように恵が言った。
「…教えてあげない」
「聞きたい」
「そういう名護君はどうなわけ?」
「今質問しているのは俺だ。先に君が答えなさい」
「やーだ」
「わがままをいうのは止めなさい」
「じゃぁ、とりあえず離してくれたら答えてあげてもいい…かなっ?」
名護は、しぶしぶ、といった様子で腕を緩める。
その途端に、恵が走り出した。
「恵!約束が違う!」
あわてて名護も恵を追いかける。
30mほど走ると、ピタ、と恵が走るのをやめた。
そして、名護の方を振り向いて言った。
「ねぇ、もうちょっと…遊ばない?」
797 :
遊び心 :2010/09/03(金) 00:09:24 ID:ZUbNkac1
「結婚前の男女がどうの…って言わないの?」
「時と場合による」
「じゃ、今はそのとき…ってことでいいわけ?」
「そういうことだ」
シティ・ホテルの一室。
カーテンの隙間からネオンの明かりが差す。
枕元のやわらかな光に、二人のシルエットが長く伸びる。
「えっと…」
ふたりは、ベッドのふちに並んで座っている。
自分から言っといてなんだけど、まさかこんなことになるなんて。
何を話していいのかわからない。名護がいま、どんな気持ちで隣にいるのか、恵には未だによくわからなかった。
「言っておくが」
「う、うん」
「遊びではないからな」
それって…
「あ、あたしだって…」
「そうか。ならいい」
名護の身体が、こちらに向き直る。
来る
恵が身構えていると、名護は恵の両肩に触れ、そのまま押し倒した。
自然と、名護が覆いかぶさる形になる。
ぼんやりとした明かりが、名護の真剣な表情を浮かび上がらせる。
そのまましばらく、ふたりは見つめあった。
「恵」
「…何?」
「眼を閉じなさい」
ついに来るんだ
胸の高鳴りを抑えながら、恵は目を閉じる。
しゅるり、と、名護がネクタイをほどく音がした。
名護の手が、背中に回される。
恵は名護がそうしやすいように、少し上体を起こした。
キスかな…
そう思っていると。
突然目の上に布がかけられたかと思うと、その布は頭を一周し、後頭部で結ばれた。
「ちょ、何してんのっ!?」
多分ネクタイだろう。
予想外の行動に、恵は目を開けるが、そこは視界を遮られていて何も見えなかった。
あわてて取ろうとするが、腕をがっちり名護に押さえつけられた。
798 :
遊び心 9:2010/09/03(金) 00:10:04 ID:ZUbNkac1
「名護君!?これは一体どういうこと!?」
「遊ぼうと言ったのは君だ」
「だっていま、遊びじゃないって!」
「行為自体は遊びではない、と言ったのだ。遊ぶとしたら、行為中しかないだろう」
「な、何言ってんのよ…!」
何でそういうとこだけクソ真面目なの!!
すっごくドキドキしてたのに。もっとロマンチックな感じが良かったのに。っていうかあたしたち、今日はじめてこういうことするのに…いきなり難易度高すぎじゃない!?何なのこいつ、意外とプレイボーイなわけ…!?
「こういうの、いやか?」
「あ、あったりまえでしょ…」
「どうしてもか?」
声のトーンが低くなる。
テンション下がっちゃった…?
「べっ別に…名護君がそうしたい、ってんなら、いい、けど…」
あ〜なんであたし、こういうのに弱いんだろ。
「そうか、ならいい」
急に声が明るくなりやがる。
ますます思うつぼじゃないの〜あたしのバカ〜!
799 :
遊び心 :2010/09/03(金) 00:10:29 ID:ZUbNkac1
腕を押さえていた名護の手が、恵の頬にそっと触れる。しかし、視界をふさがれている恵はびくんと肩を振るわせ、過剰な反応を見せた。
「…恵」
「なに…?」
「いや、何でもない」
「なんなのよぅ」
近づいてくる。名護の息がかかる。
恵は名護の背中に腕を回した。
引き寄せるつもりだったが、それよりも早く、名護の身体が折り重なってきた。
名護の柑橘系オーデコロンの香りが、かすかに漂う。
「…ん」
はじめは、触れ合うように。
やがて名護の舌が、恵の唇に割って入る。そしてそれを探しあてると、絡み合ってくちゅ、とちいさく音がした。
「んん、ふ…」
名護が恵の髪をかき上げる。
恵も名護の背中に回している腕に力が入った。
吸い付いては離すのを繰り返すうち、恵の口端からどちらのものともつかない唾液が零れる。
そのまま待ちきれなくなったように、名護のもう片方の手は、恵のシャツの中に潜り込む。
「んんっ」
シャツの中で、ワイヤーを邪魔そうにたくし上げると、柔らかい膨らみを経て、すでに反応しているその先端部分に触れた。
「んぅっ」
そちらに意識を取られ、恵の、名護の口内での愛撫が疎かになる。
名護はそれを察して恵の唇を名残惜しそうに離した。
それでもまだ、つつ、と愛の糸がふたりをつなぎ、やがて消えた。
名護は両手で一気に恵のシャツをブラジャーごと捲り上げた。
恵の、やや褐色の肌のその盛り上がった部分に、ピンク色の頂があらわになる。
名護の手が、シャツを捲り上げたまま止まっているということは。
800 :
遊び心 :2010/09/03(金) 00:10:55 ID:ZUbNkac1
「…見、てるの?」
「ああ」
「やめてよ…」
「無理を言うな」
「恥ずかしいでしょ」
「恵」
「ん…?」
「悪くない」
「何よソレ!」
「褒めたつもりだ」
「全っ然うれしくないんですけど」
「これでもか?」
急にその部分を擦られる。
「ひゃんっ」
「こんなに反応してるのに?」
マシュマロのようなふたつの山を、名護の大きな手のひらで包み込む。
指の先を少し動かすだけで、面白いようにその柔肌に食い込んだ。
「そんなこと…はぁ、あ…」
視界が遮られてるせいか、名護の動きが予測できない。
だから、すでに反応しきっているその頂が、生暖かい空間に包まれるのも不意だった。
「ぁあっ!」
困ったことにその空間には、恵を快楽へ引きずり込もうとするモンスターがいた。
そのモンスターは空間に恵の感じやすいその部分を隔離すると、吸い上げ、つつき、甘く噛み、この上ない刺激を与えた。
「やぁっ、あ、んぁっ」
名護はもう一方の手で、押しつぶしたり、揉みしだいたり感触を楽しんでいる。
見えないってだけで、何でこんなに…
「感じてるのか」
見透かされたように、名護が言った。
「べ、べっつに…」
強がるが、説得力がない。
「五感は、ひとつでも遮られると他の部分が敏感になるというからな」
「ふぅん」
「例えば…」
「ひゃっ!」
名護の声は、正面から聞こえていたはずなのに、突然耳元に息を吹きかけられた。
名護の舌が耳の中へ進入してくる。
唇は耳たぶを甘く噛む。
「あ、やっ、やん、やめ、あっ、あぁ」
沸騰したように身体が熱くなり、自分でも何をしゃべっているのかわからなくなる。
「聴覚」
「はぁ、はぁ…って!これ聴覚じゃなくない?」
「そうか、間違えた。すまない」
嘘ばっかり!
どんな顔しているのかわからないけど…きっとニヤニヤしてるに違いない。うう、何か悔しい。さっきからやられっぱなしよ恵!そんなんでいいの?そろそろ仕返ししないと気が済まないわ!
801 :
遊び心 :2010/09/03(金) 00:11:21 ID:ZUbNkac1
「…ねえ名護君」
「何だ?」
「今度はあたしが遊ぶ番よ。いい?」
「…いいだろう」
恵は身体を起こした。
「じゃあ、ベッドに腰掛けなさ〜い」
名護の口調を真似る。
「わかった」
恵は名護の身体を触り、名護が言うとおりにしたのを確認した。
「よいしょっと」
自分はベッドから降りる。
そして名護の前にちょこん、と座った。
「えい」
名護の両膝に割って入る。
「め、恵っ?」
何をされるのか、名護にもわかったようだ。
手探りで名護の両腿に触れると、そのまま上へとすべらせる。
名護の身体の中心部分…そこはすでに、不自然なくらいに盛り上がっていた。
「あ〜?名護君だって反応してるじゃん」
いたずらっぽく言うと、
「反応していない方が良かったのか?」
と憎まれ口を叩く。
「ううん…嬉しい」
そっとその部分に触れると、名護が小さく呻き声を上げた。
手探りでチャックを見つけ、引き下げる。
中に手を入れてみると、それが布越しに熱く猛っていることがわかった。
布の感触からして、どうやらトランクスではないようだ。
「名護君ブリーフ派?」
「ボクサータイプだ。確かめてみ…いや、いい。そのまましていなさい」
ネクタイのことを言っているのだろう。
「何で?自信ないの?」
「違う。俺に自信のない部分などない」
「…それは言いすぎ」
「そ、そうか?」
慌てるところがかわいい。
恵はクスリと笑うと、布をさらにかきわける。
皮膚の感触。
それを掴むと、窓からずるりと引き出した。
802 :
遊び心 13:2010/09/03(金) 00:11:59 ID:ZUbNkac1
「…硬い。ギンギンだね」
「ああ…恵があんな声出すから悪い」
「悪かったわねぇ〜名護君がエッチなことするからでしょ」
「そうだ。君の声が聞きたかったからな」
「…名護君にも言わせてやる」
「やってみろ」
「言われなくてもやりますよ〜だ」
両手でサイドから覆うように握ったまま、恵は口を少し開けて顔を近づけた。
そして、それが唇に触れると、先端を少し咥えた。
「うぐっ」
名護は戦闘中攻撃を受けたときのような声を上げた。
咥えたまま、舌をちろちろ、と動かしてみる。
先端からは透明な液体がわずかに溢れていて、それが恵の咥内にしょっぱいような味を広がらせる。
味覚、と密かに恵は思った。
「うぅ…っ」
感じてくれている…のかな?
今度は、その液体を絞り取るように咥えた部分を吸い上げる。
そのまま頭を前後に軽く揺り動かす。
その度に、じゅぼ、とか、ぐぷ、とか音が漏れるのが少し恥ずかしい。
「んぐ、んぶ…」
「恵…っ」
名護の手が頭に置かれたかと思うと、髪の毛をぐちゃぐちゃに撫で回される。
気持ちいいのかな…何か、嬉しい。
期待に答えたくて、これ以上奥までいかない、というところまで咥えてみても、まだ名護の全ては咥え切れなかった。
けっこうおっきいんだ…
あながちさっきの発言は嘘ではなかったようだ。
届かない部分は、手を動かすことにした。
両手で包んだまま、上下させてみる。
口の方も休まずに動かした。
前後に首を振ったり、根元から先端までを舐め上げてみたり、ときには軽く歯をたててみたりもした。
名護はその度に小さく呻く。
恵も夢中になって行為に及んだ。
803 :
遊び心 :2010/09/03(金) 00:12:38 ID:ZUbNkac1
「…恵、これ以上はだめだ」
突然名護が声を上げて、恵の頭を引き離した。
「ふぇ?」
名護自身と、恵を細い糸が繋いだ。
「あんま…良くなかった?」
「そうじゃない。攻守交代ということだ」
名護の目が若干血走っている。
「ウン、わかった…でも」
そう言って恵は、自分の後頭部に手を回し、拘束されているものを解いた。
久々に見る名護の顔。愛しくてならなかった。
まじまじと見つめる。笑顔がこぼれる。
「やっぱり、名護君の顔…見てる方がいい、かな〜なんて」
「恵っ!」
恥じらいながらそう言う様子にたまらなくなって、名護はぎゅうぅ、と恵を抱きしめる。
恵も負けじと抱きしめ返す。
「…ば〜か」
生まれたままの姿で、恵はベッドに横たわった。
すぐに同じ姿の名護が、恵に覆いかぶさる。
軽くキスをする。
それから、名護の右手が、恵の下腹部に伸びる。
あ…
おずおずと恵が脚を開くと、名護の身体がすぐさま割って入る。
柔らかな茂みをかきわけて、名護の指が恵の、一番敏感な突起に触れた。
「あぅっ!」
電撃が走る。
さらに指を滑らせると、そこはこれ以上の愛撫が必要ないくらいにぐっしょり濡れている。
「恵…」
「な、なによぅ」
「濡れすぎだ」
「うるさいっ」
一気に中指を奥まで差し入れる。
「ぅあんっ」
絡みつく膣内で指の関節を動かしてみると、
「あ、あん、やぁ、あぁっ」
と、感度が良い。
今度は指を出し入れしてみる。
ぐちゅぐちゅと淫靡な水音が部屋に響く。
「んぁ!ぁふあ、あ、ぁはっ、な、ご君、きもちぃ…っ」
名前を呼ばれると、名護は自分の中で理性のタガが外れる音を聞いた。
人差し指も加わり、中で2本の指を開いてみたり、わざと音を立てるようにしてその部分を貪る。
愛液がぽたぽたと溢れ、シーツに染みを作る。
はじめは食い入るようにその部分を見ていた名護だったが、途中から恵のよがり、快楽に溺れる顔を逸らさず見つめている。
「やめっ、もう…そんな見ないでよ…はっ、あ、あはぁ、あああっ」
「恵、どこが気持ちいいのか言いなさい」
「や、やだ、言わないっ…」
「言わないとやめてしまうぞ」
「いぃ、いやっやめちゃやだぁ」
「じゃあ言うんだ」
「名護君のいじわるっ」
恵の瞳からは涙が幾筋か流れている。
潤んだ瞳でぷぅ、と頬を膨らませて恵が名護を見る。
そのどこまでも扇情的な表情に、頭に血が昇る。
名護は手を休めないまま恵の唇にむしゃぶりついた。
「んふぅっ、んっん、んぅぅっ」
恵の脳内は快楽に支配されながらも、名護の暴れる舌に積極的に自分の舌を絡ませる。
804 :
遊び心 15:2010/09/03(金) 00:13:08 ID:ZUbNkac1
「ぷはっ」
「…挿れるぞ」
「え、あっ」
名護の表情にすでに余裕はなかった。
唇を解放したかと思うと、恵の両膝を強引に押し広げる。
そして、自分自身を恵の蜜壷にあてがうと、一気に貫いた。
「んあああああっ!」
濡れそぼったその部分はすんなりと名護自身を受け入れると、ひと突きで最奥まで達する。
名護の欲望を搾り取ろうと恵の肉壁がひくひくと締め付けてくる。
たまらずに名護は恵の花園に腰を打ち付ける。
「あっあっあっあっ、あぅ、んぁぁっ」
押し寄せる快感の波に、恵は甘い嬌声をこらえ切れない。
「恵…恵っ」
「あぁ、あ、名護く…」
頭上から、名護の汗がぽたりと落ちる。
それに気がついて眼を開くと、名護は上体をかがめて恵の首筋に食いついてくる。
一瞬見えた名護の顔は、今まで見たことのない「男」の顔をしていた。
「はぅぁっ、んぅ、あ、ああっあっ!」
ぞくぞくするような名護の舌の動きに加え、甘くびりびりするような快感で名護自身に弄ばれる。
最奥まで突き上げる衝動に、恵はただただ喘ぐことしかできなかった。
恵はそんな名護の頭を抱える。
動きを止めないまま、名護の舌は恵の咥内に進入してくる。
「んふ、んっんっんんっ!」
口を塞がれ、歯を食いしばることもできず、瞳からは涙が溢れる。
もう何も、考えられない…
お互いの息遣いが荒くなってくる。
あとは、天国への階段をあと何段か残すのみだった。
「恵…もう」
「うん、きて…」
ひときわ名護の動きが加速する。
「ああん!あっあん、いっ、あ、んあ、あぁ〜っ!!」
「くっ…ぅあ!」
爆発の直前、名護は自身を恵から引き抜くと、恵の華奢な身体に、己の欲望をぶちまけた。
どくん、どくん…
「はぁ、はぁ…あ…」
恵の汗ばんだ艶かしい肢体が、白濁の液体に汚される。
恵は、時折びくん、と身体を震わせながら、焦点もはっきりしないまま、アンニュイな微笑をたたえていた。
805 :
遊び心 16:2010/09/03(金) 00:14:09 ID:ZUbNkac1
自分と恵の身体の後処理をすると、名護は気力を失ったかのようにごろん、と恵の横に寝そべった。
恵は、かぶっていた掛け布団を名護に半分提供する。
「お疲れ」
「ああ…」
「やっちゃったわね」
「そうだな」
「明日嶋さんに何て言おう?」
恵は、照れくさそうな、満足気な顔で名護を見ている。
「………」
名護もいい案は浮かばなかった。
黙っているのも気が引けるし、嶋のことだから言わなくても気づきそうな気はする。
かといって、高らかに宣言するのも…なぁ。
「ま、今はそんなことどうでもいっか」
恵は、クスッと笑うと、素早く名護にキスをした。
名護もそれを真似る。
寝転がったまま、恵は名護に抱きしめられた。
「っていうか…名護君の遊び心ってあんな感じなんだぁ〜」
抱き合ったまま、恵がにやにやする。
「どうだったんだ」
「まあまあね〜」
「まあまあとは何だまあまあとは」
「名護君にしては上出来かな〜?興奮しちゃった」
「そ、そうか…ならいい。き、君のも…なかなか」
「なかなかとは何よなかなかとは〜。ま、今回は初回に免じてジャブで許してあげるわ。次はもっとすごいのお見舞いしてやるんだから」
「次も…あると思っていいということか」
少し意外そうな顔つきで名護が言った。しかし、嬉しさを隠しきれないといった様子だ。
はぁ、いまさら何言ってんのこの人。
「…さぁね。名護君次第じゃない?」
恵は改めて名護の鈍感さに気がついた。
でも名護次第、というのは本当だった。だって自分は…いつでも準備OKなのだから。
806 :
遊び心 :2010/09/03(金) 00:14:36 ID:ZUbNkac1
「そ、それでは」
「ん?」
「さきほどの返事を聞かせてもらおうか」
「あ〜…って! だからぁ、こんなことしといて、まだわかんないわけ?」
「わからないはずないだろう」
「…何か癪に障る言い方ね。じゃあいいじゃないの」
「良くない。君の言葉で聞きたいんだ」
「そんなに聞きたいの?」
「ああ」
「どうしても?」
「どうしてもだ」
「じゃ〜…言〜わないっ!」
「あ、こら恵!布団をよこしなさい!」
「マッパで寝れば〜」
「俺はパジャマでないと眠らん!」
「じゃあ着てくれば〜」
「恵も着なさい!若い結婚前の女性が裸で寝るなど言語道断だ」
「あ〜うるさいうるさい裸で寝るのは医学的にも健康にいいのが立証されてるんですー」
「そんなことはない!風邪を引いたらどうする、ファンガイアと戦えなくなるぞ。それに」
「…それに、何?」
「俺の大事な身体だ。勝手に病気になることは許さん」
「ちょっ……」
「だからパジャマは上までボタンを閉めて肩まで布団をかけなさい!」
満面の笑みを浮かべて、名護が断言した。
恵はいろいろこらえきれなくなって、枕を名護に投げつけた。
「ぶっ!?」
「あたしの身体は、あたしのもんなんですからね!名護君のばかばかば〜か!」」
嬉しいを通り越して照れくさかったが、名護の気持ちの片鱗が見えたようで、さっきまでの不安な気持ちも忘れ、極上の幸せをかみしめる恵だった。
…でも当分、あたしは言ってやんない!
その後、なかなか好きだと言わない恵に名護は‘遊び心’と称してあの手この手と責めまくり、根負けした恵はついに認めたとか、認めないとか…
おわり
以上です。
ふたりの掛け合いは書いてて本当に楽しいです。
名護=童貞みたいな認識ですがw
初モノが難しかったのでぼかしてしまいました。
タイトルまで公表しておいて遅くなってしまいすみませんでした。
そしてダラダラ消費してしまって申し訳ないです。
最後に読んでくださった方、どうもありがとうございました。
ぐはっ改行失敗orz
>>789 待ってたよ&お疲れ!
名護めぐの掛け合い面白かった
エロくて萌えるのに、笑えるw
可愛いねぇこの2人は…和むわぁ
GJでした!投下できて良かったですね
GJ!&乙です!
遊び心を知った名護さんはいいなw
めぐみんもカワイイし、この2人のやりとり好きだわ
サイコー!!!!!!
GJGJ
素晴らしい遊び心だ素晴らしい
上の方見てたら何気に書きためてらっしゃる職人さんとかいるのな…
一日でも早く投下できるようになることを祈ります
楽しみすぎる
うあー、ありがとう、なごめぐ大好きなんだ。
815 :
789:2010/09/03(金) 23:54:13 ID:ZUbNkac1
皆さま、暖かいコメントありがとうございました。
>>776 >>777 >>784 全部まとめて愛してやる!
心中お察しいたします。皆様の、一刻も早い規制解除を願っています。
PCも携帯も規制で雑談すらできない人もいそうだし、避難所あったら良いかも
最近はいつも必ずどっかが規制されてるしな
職人さんも投下が難しい状況だし
避難所あった方が良いかも知れないね
オーズ始まったけど、まだカップリングとかわからないね
ヒロイン×自販機
予備知識なくOPだけ見て
「アンク×ヒロインktkr」と思ってたらまさかの兄妹
いや、正確にはアンクじゃないけど、アンクでいいよねアレ
>>821 同志発見。でも体は兄ってあたり禁断な匂いがしてより萌える
Wのファイナル照井と亜樹子で色々おいしい小ネタがあるようで行けた人うらやましい限りだ
避難所
>>816のテンプレ、こんな感じでどう?異論なければ立ててくる。
いま保管庫が改良改装中で、URLやパスが変わるかもしれないから
とりあえず現スレ(このスレ)参照、としてみたけど。
スレタイ
仮面ライダー総合@エロパロ避難所
>>1 エロパロ板 仮面ライダー総合エロパロスレ11
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1275482906/ の避難所です。エロパロ板に書き込めないときなどに。
*煽り・荒らしはスルーしましょう。あくまでも大人の為のスレです
*作品投下後、数レスまたは半日待ってからの作品投下にご協力お願いします
(作品が流れるのを防止するためetc.)
*保管庫についてはエロパロ板の現スレ参照
*次スレは
>>980が立ててください(不可能な場合は代理を頼んでください)
*雑談でネタバレを含む場合は警告+改行を入れる
*作中にネタバレを含む場合は名前欄に明記するか前書きで説明する
異論ありません
規制中に避難所スレに投下した作品はこちらに転載ありなのかな
代行スレが別にあるからそちらに置いて、避難所スレでこちらへの転載を
依頼すればいいのかな
同じく異論無しです。
>>824 避難所ライダースレに投下した時に、
「本スレに転載お願い」的な一文を添えとけば
代行スレ介さなくても有志がやってくれる気がする
さらっと見た感じ、代行スレに依頼されてる作品って
避難所が無いスレへの投下希望っぽいし
避難所いいな
OPのアンクと比奈に否が応でも期待が高まる
しかしそうなると二年連続で兄弟カプか
映像を見ると後藤と比奈でフラグが立つ気もするが
OPの、布越しに比奈に抱きしめられたアンクの表情にやられた。
公式曰く計算高くてドケチで自分に執着してるやつがあんな顔するなんて卑怯過ぎる……
(あー、そういやディケイドのOPで泣いてる士を見たときも似たような
衝撃を受けたような……)
肉体的には兄妹ってことでハードル高いが期待が高まって仕方ない。
避難所にこっちのURLって必要かな?
こっちが1000レスもしくは容量越えるまでに避難所を使いきることは
ないと思うんで、URLそのものは張らなくてもいいような気がする。
それ以外のテンプレには異論なしです。でももう立てちゃったかな。
まだ初回だから今後のカプ展開がどうなるかわからないけど、
作品もカプ語りも楽しめるといいなーと思いつつ。
829 :
823:2010/09/05(日) 23:58:59 ID:AvWocXxU
オーズ見た
おおお…アンクさんいいっすねえ
これはなかなか期待できる
今作もこのスレが盛り上がりそうな気がする…!
アンクさん、ハンドファックし放題っすね。
腕×妹に激しく萌えの予感!
腕とヤるのはさすがに自重しy…いや、ありか?
いいじゃん、せっかく手に入れた身体なんだから使っちゃえば
「お前の兄は妹にこんなことをするのか?」とか言いながら
疑う比奈を甚振るアンクさん
肉体的に兄妹でハードルが高い?!
そんなもの、とうの昔に神崎士郎がぶっ壊してくれたよ
避難所からの代理投下です。
以下注意書き。
照井と冴子の話で、44話あたりの照井さんが冴子がいるホテルを尋ねてきた
ビリヤードのシーンから
照井さんが冴子を攻めまくる話ですが、エロはそんなにキツくないと思う
タイトルは 照井と冴子:「Sweetest Taboo」
6レス消費
俺はシュラウドに利用されていた……!?
照井は冴子の放った言葉に驚愕し茫然自失している。その表情を眺めながら、冴子は
さりげなく口許を隠し笑みを浮かべた。
男の心が砕ける時の表情。これはいつでも、誰のものであっても快いものだ。
それは常に自分に喜びを与えてくれる。どこか官能的な、ぞくぞくするほどの愉悦を。
特にいま目の前にいる男は自分の仇でもある。
たまらないわね、本当に。
ビリヤード台に手をついて俯いている照井はそのままに、冴子は昂ぶってきた気分で
またキューを手にして台の上にその尻と太腿を乗せた。
右手でキューを固く強く握りしめる。狙いをつけて前後に動かす。支えた左手の指の
中をそのキューが心地良く滑る。その両手から伝わる感触すらどこか官能的だ。
キューをそっと愛撫するかのように握り直し、冴子は球を撞いた。
照井はぶる、と頭を振った。衝撃と心に浮かんだ疑問を振り払うために。
この女の言ってることが全て真実とは限らない。確かめようがない。
落ち着け。自分を見失うな。俺はもう二度と復讐の虜にはならない。
だが、しかし……。
逡巡している照井のその様子。冴子はせせら笑う。
哀れな男。せいぜい苦しむがいいわ。
皮肉な笑みを浮かべつつ。だが冴子の心の最も冷淡な部分が計算を始めた。
この男を利用できないだろうか。
仇としてこの男に対する憎しみはまだある。だがこの男の優秀さは認めざるを得ず、
また井坂先生を倒したほどの戦闘力も決して無視できない。
仲間に引き入れるのは無理だろうが、この男の今の立場は。園咲の家、お父様や
若菜の敵であることは間違いない。
私にとってもあの二人は敵。ならば敵の敵は……。
今は手段を選んではいられない。利用できるものは全て利用する。
この男を殺すのは、その後でもいい。
「痛っ………」
冴子はスカートを捲り上げ、脚の傷を押さえた。
照井にその傷と、自分の白く美しい脚を見せつけてみる。照井はその脚の艶かしさに
一瞬目を逸らしかけ、だが傷跡を見て息を飲んだ。
「どうした!なんだその傷は。銃創……いや、銃弾の擦過傷か?」
「さすがね。そう、撃たれたの。園咲の……私の父が放った追っ手にね」
「撃たれただと!?」
「声が大きいわよ、あなた」
ほら、食いついた。冴子は心の中でニヤリと笑いつつ、ラウンジの中、周囲の客達を
見回しながら眉を上げた。
「場所を変えましょう」
「私の部屋はだめ。先客がいるから」
そう言った冴子に導かれ、二人はホテルの地下、リネンルームへと入り込んだ。
照井はやや興奮していた。この女は先程「父の放った追っ手に撃たれた」と言った。
その言葉が事実なら、これは園咲琉兵衛の指示による実子襲撃事件ということに
なる。これはあの男を追いつめる手がかりに、少なくともきっかけになるのでは
ないか。あの難攻不落の男の牙城を崩す、最初のきっかけに。
そしてもう一つ。警察ではなく個人として。シュラウドのことについてもっと情報が
欲しい。この女が知っていることの全てを洗いざらい、何としても聞き出す必要がある。
「こんなところで時間を潰している暇は無い。一緒に来てもらおう」
照井はマットレスの上に座り込んだ冴子の腕を掴み、立ち上がらせようとした。
だが冴子は落ち着いた様子で横座りになったまま、自分の身体のラインが見せる
艶かしさを照井に見せつけるように意味ありげな笑みを浮かべている。
「無駄よ」
「何だと?」
「あなたが考えていることくらい判るわ。私に警察で証言させてお父様を、でしょ?
無理ね。うまくいってもせいぜい雑魚を拳銃不法所持で捕まえられるくらいかしら。
お父様の指示があったことは証明できないし、何の意味もないわ」
「そんなことはやってみなければ判らない。おとなしく協力してもらうぞ」
「私があなたに?私にとってあなたは仇なのに?馬鹿ね」
「無理にでも、そうさせる」
照井がまた腕を掴んでくる。今度は強く、断固とした力で。
その腕に素直に従う素振りを見せながら、冴子はいきなり照井の襟を掴むとそのまま
自分の身体の上に強く引き寄せた。
「うわっ!!!」
マットレスの上、横たわった冴子の体の上に倒れてきた照井の体が重なる。
「ふふ」
「貴様っ!何、を……」
冴子は照井の首筋にしなやかな指を這わせ、そこを軽く撫でる。起き上がろうとした
照井の背筋がぶる、と震えたのを冴子は見逃さなかった。
「女の協力が欲しいなら……力づくではだめ。方法は他にも、ある」
「ほぅ?」
「あなたは園咲琉兵衛を逮捕したい。私はお父様と若菜に消えてもらいたい。互いに
利害が一致する。そうじゃなくて?」
「何が言いたい?」
「証言なんかする気は無いわ。だけど、あなたにだけは私が知っていることを教えて
あげてもいい。あなたにはお父様を倒すのは無理でしょうけど、計画の邪魔をする
ことはできるかもしれない。井坂先生を……倒したほどの、あなたなら」
「計画?何の事だ!」
いきり立つ照井の頬を爪の先で撫でつつ、冴子は笑みを浮かべる。
「慌てないのよ、坊や。焦ってはだめ」
「貴様!ふざけているのか!?」
「私の協力が欲しいでしょう?なら、見せて。あなたがそれに値する男かどうか」
冴子はゆっくりと自分の胸元のボタンを外した。
前を開き、その胸の谷間を見せつける。やわらかく白いその肌を間近にして照井は
驚愕しつつ、顔を歪ませた。
「俺を誘惑する気か?」
「誘惑?違うわ。これは、テスト。あなたの価値を確かめるためのね」
「ふざけるな!」
「嫌ならいいのよ。私の協力がいらないなら。私はどちらでもいいわ。この間の続きの
方が良いなら、抱き合うよりも殺し合う方がお好みならそうしましょうか?」
冴子は苦々しげな表情の照井を眺め、再び笑みを浮かべた。
「今度はそうね。きっと、どちらかが死ぬわね。結局あなたは私の協力は得られない」
「何て……何て女だ!俺はおまえの、仇じゃなかったのか?」
「そう、私は女。目的のためには手段を選ばない。どこにでもいる普通の女」
冴子は照井の耳元に唇を寄せ囁く。そして照井の手を掴み、自分の乳房の上に
ぐい、と押し当てた。
手のひらに伝わる張りのあるやわらかな乳房の感触。息を飲んだ照井の焦りの
表情を眺めながら、冴子はこれ以上は無いほどの淫らな微笑を浮かべる。
「私は女。そして、あなたは男。今はそれで充分じゃなくて?」
照井が何やら小さく毒づきながら顔を伏せた。
そしてしばらく俯いていた後、肩を竦めながら溜め息をつく。
「……いいだろう。ならば早速、始めよう」
そして顔を上げる。その照井の表情を見て、冴子は少々戸惑った。
照井は口許を歪ませながら。だが微かに、笑っていた。
この男を自分の身体に溺れさせ、最後には跪かせることも可能かもしれない。
当初、そう考えていた冴子は、機械的な動きではあるが意外なほどにてきぱきと
スムーズに自分の服や下着を剥ぎ取っていく照井の動きに唖然とした。
態度だけを見れば女慣れしているようには見えない。耳まで紅くしている様子を
見れば判る。この男にとって、一人の女を口説くことは途方もない大仕事だろう。
だがこの男は。女との精神的な駆け引きはともかく、何故か直接的な行為の方は
それなりに経験があるようだ。いったいどのような過去を過ごしてきたのか。
これも井坂先生がこの男の人生を狂わせたことに何か関係があるのか。
出会い方が違ったら。あなたに興味を持ったかもしれないわね。
思いながら冴子は順番に両脚の踵を上げ、照井に下着を引き抜かせるに任せた。
脱がせた下着を無造作にポケットに突っ込みながら、照井は全裸になった冴子の
身体を立たせたまま部屋の壁にぐい、と押しつけた。
「まぁ……そんな。慌てないで」
「時間が惜しい」
「ムード、無いわね」
「これが俺の流儀だ」
言いながら照井は自分も下だけを脱ぎ出す。その様子に心ならずも冴子は胸が
高鳴ってしまう。そう言えば私、久しぶりね。誰かに抱かれるのは。
自分を抱いた男を後で殺すのはこれが初めてでもない。今は楽しもう。
「私を満足させなければ協力しないわよ。あなたに出来て?」
挑発的にそう言った冴子をじろりと睨み、照井はぴしゃりと言い放った。
「黙って掴まってろ」
言いながら冴子の片脚をぐいと抱えて開き、その脚の間に身体を割り込ませる。
そして照井の股間で昂ぶる物を見下ろし思わず「あぁ……」と息を飲んだ冴子の
表情を眺めながら、照井は優しいと言えなくもない口調で呟いた。
「少々。いや、かなり。揺れるからな」
そう言うなり照井は冴子の股間に添えたその物を、一切の躊躇なく、前戯すら無しに
いきなり一気に突き入れた。
「あっ!?うあぁぁぁぁっ!!」
凄まじく固く熱い物にいきなり貫かれ、そのあまりの衝撃と勢いに驚愕した冴子は
思わず絶叫し、激しく体をのけぞらせた。
まさか……こんな、立ったままで、いきなりだなんて!
まだろくに潤ってもいないその場所に無理矢理ねじ込まれ、中でそれが動くたびに
ほんの僅かに軋むような痛みを感じる。冴子は唇を噛みしめつつ眉を顰めた。
思惑が外れた。まずはこの男に自分の乳房をたっぷりと見せつけ柔らかな手触りを
堪能させた後、好きなだけ吸わせ舐めさせてやろうと思っていたのだ。
自分のこの豊かな乳房が男をどれほど狂わせるかは承知している。この男も例外
ではないはずだった。
そしてその後、股間に触れさせる。その熱く潤った場所を好きなように弄らせ深くまで
指を沈み込ませ、その指をやわらかく締めつけてやる。挿入した時にどれほどの
快感が得られるかを想像させ、そして耳元で淫らな言葉を囁いてやる。
これまで女の身体にしてみたかったこと、女にさせてみたかったこと。妄想の中だけに
閉じ込めてきたドス黒く卑猥な欲求のすべて。どんなに淫らなことでもしていいのよと、
この体でどんなにいやらしいことでもしてあげるわと、それを甘く囁きながらこの男の
欲望を気が狂うほどに昂ぶらせてやるつもりだった。
一度、虜にしてしまえば後はどうにでも操れる。冴子には自信があった。
だがこの男が、こんな唐突な振る舞いに出るとは想像もしていなかった。
ぐぐ、と突き上げられた勢いで壁に押しつけられた冴子の体が浮き、爪先が床から
離れる。
「いやっ!!」
体のバランスを失いかけて冴子は照井の首に腕をまわししがみつく。照井は手で
冴子の両の尻を鷲掴みにしてその体を持ち上げ、そして動き出した。
その瞬間、冴子はかっと目を見開き、顔をのけぞらせ、再び絶叫した。
それは単なる快感、などという生易しい代物ではなかった。
照井の動き。速い。とにかく凄まじく速い。人間にどうしてこんな動き方が出来るのか。
冴子はいきなり襲いかかって来た激しい快感に真っ白になった意識の片隅、その
薄れてゆく意識の中でそんな疑問を覚えた。
それは言わば掘削であった。道路工事用の機械、コンクリートをバラバラに破砕する
重機の激しさと速度。それが冴子の股間を断続的に穿ち続けてゆく。
トライアル・マキシマムドライブ発動時の衝撃を生身で耐え得る照井の強靭な肉体で
あればこそ可能なその速さ。普通の女の体であればとても耐え切れず瞬時に失神
してしまうほどの破壊力で快感と衝撃を与えたはずだ。だが冴子の肉体はメモリを
直挿しする体となったことで普通よりも頑強に変化してしまっていた。
よって僅かな意識を保ったまま照井の責めにギリギリで耐えつつ、その激しい爆風の
如き快感の真っ只中に晒されてしまうことになった。
あぁっ!いやっ……壊れる!こわされてしまう!
冴子は初めて怖れを感じた。こんなはずではなかった。この男を甘く見ていたことを
悔やんだ。何という男だろう。そして。
何と言う快感だろう。
股間が熱い。照井が凄まじい速さで出入りする摩擦が生み出す熱。熱いどころでは
ない。燃え上がりそうだ。その炎を消すためにか、後から後から自分が雫を溢れさせ
滴らせているのが判る。その溢れたものが潤滑油となり体内に受け入れた物の動きを
さらになめらかにし与えられる快感を一瞬ごとに激しく強いものにする。
冴子は気が狂うほどの快楽に悶えつつ泣き顔で激しく首を振った。
「あ、熱い!熱いわっ!!燃えてしまう!あなた……!すご……い!!」
冴子のその途切れ途切れの喘ぎを聞き、照井はさらに速度を上げた。冴子は体の
奥で続けざまに快感が弾け、もう悲鳴を上げ続けることしかできなくなる。
もうやめて、許して。思わずそんな言葉が口からこぼれそうになる。しかし冴子は
必死に唇を噛んで耐える。これまで男に慈悲を乞うたことなどは無い。そんなことは
プライドが許さない。
「あ、がっ…………うぁ、うあああああっ!!」
冴子は叫ぶ。そして啜り泣く。振り落とされまいと必死に照井の首にすがりつき
怒涛のように襲いかかる快感に耐える。突かれるたびに頭の中で金属音のような
轟音が鳴り響く。秒速で押し込まれ抉られ掻き出される生まれて初めての快楽に
冴子はあっと言う間に絶頂を迎える。優しく導かれるのではなく有無を言わさず
襟首を掴んで引きずり回されるような強引さでその高みへと一気に放り投げられた。
「あぁっ、もう、だめ!!」
一声叫び、冴子は達した。全身がぴん、と伸び、ガクガクと震え出す。
体中の骨が溶けるか砕けるかしたかのように力が抜け、照井の体にぐったりともたれ
かかる。だがその間にも照井の動きは止まっていない。まるで何事も無かったかの
ようにひたすらにガツガツと冴子の股間を抉り続けている。
お願い……やめて!動かないで、せめて、今だけは!止めて!止めて!!
冴子の心の叫びは届かない。照井がしたことは力が抜けた冴子の体を抱え直す
ために再び尻の肉を鷲掴みにして持ち上げたことだけだった。
びく、と震えた冴子の体の奥で再び何かが目覚め始める。快楽が弾け出す。
そんな、まさか、また!?だ、だめよ!だめ……あぁ、いや、また来る、来る!!
気を失えたら、どんなに楽だったろう。
自分自身すら知らぬ、その肉体が持つ女としての貪欲さに冴子は泣いた。羞恥と
悦びの混じる泣き声と悲鳴を上げる以外何も出来ぬまま照井に責めに責め抜かれ
なす術もなく泣きながら再び上りつめていく。
「一つだけ、教えろ」
激しく責められつついきなり照井に話しかけられ冴子は「ひっ!」と声を上げた。
「シュラウドのことについておまえが言ったことは、本当か?」
その冷ややかな照井の表情。冴子は自分は尋問されているのだ、と気付く。
この男はこれまでにどれだけの容疑者の、非協力的な参考人達の、その反抗的な
女達の口をこうして割らせてきたのか。
何人の女達がこの途方もなく甘美な「協力依頼」の前に嬉々として屈してきたのか。
抵抗できるわけがない。女が、この男に抱かれて逆らえるわけがない。
冴子は答えようとする。だがもうまともに声も出せない。快感の波に翻弄されながら
ただひたすらに激しく頷く。
「きちんと答えろ!!さもなくばここで、やめる!」
ええ、もうやめて!もう動かないで!私はもう……このままじゃ、また!
だが口から出た言葉は冴子の心を裏切り、恥ずかしげもなく叫んだ。
「だめ!やめないで!い、井坂先生がそう言ったの!だから、きっと、きっと!!」
一瞬、ほんの一瞬。照井の動きが止まりかけた。
だが信じがたいことに。再び動き出した照井のその動きは先程まで以上に激しく
さらに速度を増していた。冴子が目を開けていられたら照井の表情が怒りのあまり
鬼の形相と化していたことに気付いただろう。
轟、と頭の中で音が鳴る。ガガガガガとまったく途切れることのない激しさで股間を
文字通り穿り返され、冴子は再びあの高みへと強制的に押しやられた。
あぁ、もうだめ!わ、私……っ!ま、また……い………っく……あぁぁっ!!
二度目はさらに激しい快感の爆発となり、その絶頂は一度目よりも長く続いた。
そして続けざまにやってきた三度目も、それ以上に。さらにその後も。
気がつくと再びマットレスの上に横たえられていた。
体を起こす。衣服はきちんと着せられている。あの男がしてくれたのか。
周囲を見回す。だがあの男はいない。
「私……どうして?」
冴子は頬を染めた。生まれて初めて、男に抱かれて失神してしまったのだ。
照井の攻めの破壊力は、冴子のこの強靭な肉体ですらついに耐え切れなかった。
こんなことが本当に起きるなんて。まったく、何て男なの。
冴子は無意識に下腹を撫で、まだその奥に残る充足感と「じん」とした甘い痺れの
ような感覚を確かめる。いったい、私は何度?何回、いったの?
そしてふと、自分が下着を身に着けていないことに気付いた。
あの男、ポケットに入れたまま……忘れたのね。
思わず苦い笑いがこぼれる。だがそのスカートの中で剥き出しになっている股間に
別のことに気付いた。
あの男は避妊はしていなかったはず。だが股間にはそれをされた感覚も痕跡も無い。
どうやらあの男は自身は最後まではせず出て行ったらしい。
私が、気を失ったから?だから途中でやめたの?
あの男が急に憎らしくなった。私を、私のこの身体を抱いておいて。
そんな中途半端なまま出て行けるなんて。初めてだわ……何て侮辱。
私は気を失って無抵抗だった。どうにでも好きにできたはず。あのまま、中にでも、
口にでも。顔や乳房にだって。いくらでも欲望を吐き出せたでしょうに。出したもので
この身体を汚すことができたでしょうに。何度でも、好きなだけ。
どうしてしなかったの?それができたのに、何故、何故なの!?
そんなことをする男とは思えず、目が覚めてそんな恥辱を受けたことに気付いたら
自分は怒り狂っただろうとは思うが。何故かあの男にはむしろそれをして欲しかった
気がする。女としての自分の魅力を否定されたようなこんな気分を味わうよりは、
あの男がこの身体に夢中になった証を残された方がまだ納得できるというものだ。
この私を何だと思ってるの……許せない、許せない。あの男、絶対に許さない!
いまあの男が目の前にいたらその頬に爪を立ててやっただろう。血を流すほどに。
存分に痛めつけてやる。私を侮辱したことを後悔させてやる。そして、そして!
そして私は……どうするのだろう。
冴子は気付く。あの男に激しい殺意を抱きながら、一方で殺すのは惜しい、などと
考え始めている自分に。
ボロボロになったあの男の身体の上に跨りぐいぐいと首を絞めている自分の姿と、
同じように跨りながらも喜悦の表情を浮かべてゆっくりと腰を振っている自分の姿が、
あの男が下から伸ばした手が乳房を痛いほどに掴む様子をうっとりと眺めている
自分の姿が、同時に目の前に浮かぶ。
その妄想により早くもまた甘く疼き始めた股間に、冴子は眉を顰めた。
まぁ、いいわ。あの男とはまた必ず会う機会が来る。
自分がどうするかは、その時に決めればいい。
冴子は殺気とも、期待混じりの欲望ともつかぬ笑みを浮かべながら、立ち上がった。
─終
以上です。コピペミスはない…と思う、確認しながら投下したから。
職人さんありがとう!
なんつうカップリングだ…乙乙!
代行さんも乙!
>>836 GJ!
目的の為(性的な意味で)身体一つでのし上がった
照井さんは最高です!
だからあの若さで警視なのかと納得しちゃったじゃないか!
腕付き兄と妹で妄想が膨らんでしかたない……
ライダー史上一番いやらしいOPだな
つ キバ
夏みかんが士の腰をがっちりホールドしていたディケイドもなかなか…
クウガ…桜子さんダンス
アギト…涙目真魚ちゃん
龍騎…えーっと…
555…緊縛真理
剣…広瀬さん×ティッシュ
響鬼…ヒビキさんの肉体美
カブト…ひより粘液プレイ
電王…ハナさん誕生日
キバ…親子チェーン丼
ディケイド…夏みかんホールド
W…スリッパ所長
OOO…兄妹丼?
丼だと違う意味になってしまうW
嫌いじゃないわ!
WのOPや妄想劇場の中での亜樹子の扱いを見るに翔太郎の趣味はおっさんくさく見える
週刊大衆あたりのエロがストライク\ゾーン/!なんじゃないか
抱きつくにしても布ごしってあたりがいいよねえ…オーズOP
>>852 ヒビキさん吹いたw
夏みかんの夏メロンがスーツ越しにか・・・
>>857 まるでOPがマシンディケイダーでラブホ行く途中みたいじゃないか
響鬼は顔文字モッチーとかあるじゃないか!!
そんなに皆ふんどしが好きなのか?!
でも確かにオーズの布越しはいいね
555OPの巧真理もいいよね〜
散髪して「はい、終わったよ」みたいな感じで頭をポンッてたたくの
頭を触られるのって気持ちいいんだよね
>>860 ああ、わかる。あそこ好きだ〜。
555本スレPart210の終盤でOPと劇場版の散髪シーンが好きだって
書いてた人もいたよ。
テレビ本編の巧真理も大好きなんだけど、劇場版はわかりやすく
恋愛っぽい描写に見えるところがたまらん。
まあこのレスで巧真理好きなのはもろにわかるだろうけど、
それでも
>>38と
>>40で触れられてた一件は草加が不憫になった。
ある意味それでこそ草加なのかもしれないとはいえw
555の劇場版、ここでも散々言われてるけど完璧にデキてるっぽい二人だよな
本編でも映画でも公式では巧と真理はあくまで大事な仲間って関係であって
それ以上でも以下でもないんだろうけど、仮面舞踏会でのやたらロマンチックな演出といい
当て馬っぽいゲストヒロインのミナの存在といい、恋愛関係を匂わせる描写が
濃いせいかそうとしか見えん
話変わって、最近アギトを見始めたんだが翔一君と真魚ちゃんいいな!
エロにはしにくい二人とよく話題に上がっていたが確かにw
爽やかすぎるし、二人とも幼い感じがどうもやりにくいのかな
自分でなんか書けたらいいんだが…この二人は難しそうだ
映画は恋愛要素多いからな
アギト:多分無い?
龍騎:真司とファム
555:たっくんと真理、海道と長田さん
剣:ムッコロと成長アマネ
ヒビキ:明日夢ともっちーの前世
カブト加々美とひより
電王:エピ赤のユウトとネーサン
キバ:意外と映画ではない?
DCD:夏も冬もやしと嫁
W:照井と所長
ファースト:タケシとヒロイン
ネクスト:タケシとヒロイン?
翔一がエロい雰囲気全くないから想像できないんだよね。
美人にデレデレしたりするけど。
真魚ちゃんともなんだか少女漫画みたいな感じだ。
霧島と真司はリュウガの介入がなかったらあのままラブホ直行で問題ないと思うのですが
アギトは確かに難しい
翔一くんにお弁当届けた時とかいじらしくてかわいいけど、確かに少女マンガみたいだわな
>>867 葦原さんは翔太郎なみにフラグブレイカーだし
氷川さんはそもそも相手が…
行き着く先は小沢さんか
でも小沢さん最後は北条さんと良い感じじゃなかった?
>>869 外国の大学で
北条「仕事でたまたま通りかかっただけなんだからね!!」
小沢「ふ〜ん、そう……ニヤッ」
みたいなかんじだったなww
ところで、
>>864でディケイドの所が嫁なってるのは
乾巧って奴のワームがゲゲルを世界の破壊で時の運行に悪いのはイクサや暁事件が戦わなければオロチのオデノカラダハボドボドダのせいなのか?
>>870 そこまでカオスになったのは、ゴルゴムの仕業に違いないっ!!
おのれ左翔太郎!
ユートピアの重力(引力?)操作能力で冴子さんが体内からじわじわ犯されるシチュエーション思い付いた
ただ発想的にはちょっとアレかもしれん…
氷川くんと小沢さんいいじゃないか!
>>874 氷川くんと小沢さん好きだよ。
北條さんとも人気だけど、それこそはっきりくっついたわけじゃないし
どっち相手でも妄想できるよね。
タクマくんとエビ姉
小沢さんが氷川でも北条でもなく御室と結婚なんかしたら笑う
エビ姉とアークオルフェノクもなんかエロいぜ
琢磨君と海老姉さんは絶対赤ちゃんプレイしたことあるだろ
むしろ赤ちゃんプレイの暗喩だと
今日発売のWの公式読本読んだが、映画の時点でゆきほはジミーの子を身籠ってるらしいな
ちょ、展開はええw
な、なんだってーwwww
ジミーやるな
映画見てから思うんだが
克己ちゃんとレイカってそう言う関係だったんじゃないかと思うんだ
デスノの月とミサというか克己ちゃんにしたら肉体だけの関係というか
>>883が京水さんに見える
レイカ→克己って一方的な感情はある程度あるみたいだけど
克己はメンバー全員均一に扱ってるイメージ
しかしただ一人、副隊長の役職持ちな京水さん
>>883 カットされたシーンに京水が克己ちゃんに迫ろうとしたら
逆にキスしそうなくらい顔近付けられた事があるらしいから
2人がそういう関係でも嫌いじゃないわ!
心が女な場合ここでもいいのかw嫌いじゃないわっ!京水の一途さは買う。映司に浮気しかけてたが
アンクと比奈のフィストファックがあると思って来たんだが
まだ早かったようだ…
比奈はパンツに執着しちゃいそう
>>887 来週次第じゃないかな、今週はさすがにまだ人間体と会ったばっかりだし…
いや、今週だけでも妄想程度ならそれなりに出来ないでもないような気はするが
ラストで比奈が嬉しそうに兄に抱きついたのを見て、何かキタ!
OPの、布越しの切ない表情との対比がいい。
アンクさんが意外にお茶目なツッコミっぽいので、比奈を(性的な意味で)弄んでほしい。
ところでまだちょっと早いかもしれないが、次スレの
>>1のテンプレどうする?
比奈にアイスキャンディープレイを要求するアンクさんだと
>>891 今スレの残りがあるうちに、オーズver.が投下されたら変更。
なければ今のままでいいんじゃないか?
避難所も出来てることだし、のんびりいこうぜ、兄弟。
と、お前らが比奈とアンクで萌えている頃、俺は全く斜め上から、
鴻上×エリカのウェット&メッシーを想像していたのだった。
テンションMAXで、クリームをおもちゃにする鴻上が最高だったものでなw
キーワードは「生クリームまみれ」。
私、里中エリカと申します。鴻上ファウンデーション会長・鴻上光生様の秘書を務めております。
会長は素晴らしいお方ですわ。財力においても権力においても、鴻上ファウンデーションは
もはや、この街を支配していると言っても過言ではありません。
でも私が会長にお仕えしている本当の理由は……。
「欲望! 純粋で素晴らしいエネルギー!!」
ハンドミキサーで生クリームをホイップしながら、会長がまた熱弁を奮い始めました。
傍から見れば奇異な光景かもしれませんが、私達にとってはいつものこと。
ライドベンダー隊の隊長・後藤さんも直立して耳を傾けています。
「ケーキもテーブルも、家もビルも、街も国も……!
全て人の『欲しい』という想いからできた欲望の塊!…………そうだろう後藤君!!」
あらあら、勢いよく振り向くものだから、後藤さんの顔にホイップクリームが飛び散りました。
イケメンが台無し。でも後藤さんは顔色一つ変えません。さすがですわね。
会長は興奮したまま、クリーム絞り袋を持って部屋の中を歩き回ります。
「生きるとは欲することなのだ! その最大にして最強の力から生まれたメダルを、
最大限に集めた時! 手に入るものは無限大…よりさらに大きい……」
会長は丸テーブルの上に、生クリームで∞マークを書きなぐり、さらにその左に
○を一つ書き加えました。そして絶叫するのです。
「オ――――――――――――ズ!!!!!」
後藤さんが退出しても、会長の狂熱はおさまりません。
「オーズ! オーズ! オ――――ズ!!」
長さ1メートルはあろうかという巨大なクリーム絞り袋を持ち出し、叫びながら、
部屋の壁に3つの○をいくつもいくつも書きなぐり続けます。こうなったらしばらく止まりませんわ。
そして矛先は私に向かってくるのです。
「オ――――ズ!!」「きゃっ!」
会長はクリームを私に向けて噴出しました。たちまち私は全身クリームまみれにされてしまいます。
そして会長は私を床に押し倒します。スーツもミニスカートも、下着もたちまち剥ぎ取られ、
裸にされた私に、会長はなおもクリームを塗りたくりました。絨毯はもはやクリームの海です。
そのクリームを一掴み、手に取った会長は私の口に押し込めました。
「はぐぅ!んふっ!」
私はクリームもろとも会長の指をベロベロと舐めます。私の口の中もクリームが溢れかえっています。
会長はその私の唇を奪うと、舌で私の口の中を舐め回しました。
私も負けじと会長の舌に、自分の舌を絡めます。体がだんだん熱くなってきました。
「あっ、ふぅぅ、ん!」
思わず私は吐息を漏らします。会長は私のクリームまみれの乳房を舐めて、露出した乳首を
しゃぶりまくります。乳首が硬くなり、会長の唾液に濡れました。
会長はそのまま舌を這わせ、乳首からおへそに、そして下腹部へと移動していきます。
そして私の秘裂に舌を差し入れました。私の蜜が溢れてきました。
「あう、んんぅ、はああっ!」
「甘い、実に甘いぞ里中君! 君の欲望の味だ!!」
陰核が膨れ上がり、子宮がキュンキュン疼きます。もう限界です。
「か、会長、お願いします。早く入れて……」
「おお、行くぞ、里中君!」
会長はズボンを下ろし、熱く硬い凶器を取り出し、一気に私を貫きました。
「は、うううっ!!」
これが、私が会長にお仕えする最大の理由です。私が今まで寝たどんな男よりも太く、大きく、逞しい。
荒々しく凶暴なセックスと、そして時々行なう、このような変態プレイ。
私の欲望を最大限に満たしてくれるお方、それが会長なのです。
「あっ!あっ!あううっ!」
会長が一突きする度に、痺れるような快感が下腹部から脳へ、稲妻のように走ります。
そして会長は挿入したまま私を裏返し、四つん這いにした私をバックから突きまくりました。
「んあああっ!」
会長のものが出入りする度に、ぐちゃぐちゃと音を立てて、私の愛液の入り混じった
クリームが床に飛び散ります。羞恥心などどこかに消え去った私は、ひたすら貪欲に
お尻を振り続けます。アナルをさらしていることなど、全く気になりません。
そのバックの体勢で犯しまくりながら、会長は私を立たせ、腰を抱えて歩き出しました。
肉棒に捉えられたままの私はそれに従うしかなく、追い立てられるように歩いていきます。
十数歩歩き、私は窓ガラスに押し付けられました。
「はうっ!」
冷たいガラスの感触も、今の火照りきった体にとっては、焼け石に水です。
外から見ればクリームまみれの乳房が窓ガラスにひしゃげ、円形の吸盤のように見えることでしょう。
まあ、ここは超高層ビルの最上階ですから、外から見られる心配はありませんが。
会長の腰のグラインドが次第に激しくなってきました。
「素晴らしい! 里中君、この欲望の結晶とも言える街、そして国、世界!!
私はメダルの力で全てを手に入れて見せるぞ!!」
「ああっ! い、イクぅぅっ!」
私は絶頂に達しました。同時に会長の巨砲からも、熱い砲弾が発射されます。
会長のものが、ドクンと大きく一度脈動しました。それを引き抜くと、私の子宮が受け止めきれなかった
白濁液が、ドロリと私の花弁からあふれ、太腿へ伝っていきます。
「あ…あは…あ……」
全身の力が抜け、私はズルズルと窓ガラスから床へ崩れ落ちました。
クリームが私の形を半ば残したまま、べっとりと窓ガラスについています。
「はあっ、はあっ、はあっ…!」
荒く息をつく私の目の前に、会長のものが突きつけられました。
たった今射精したばかりなのに、まだ物足りぬとばかりに、隆々とした威容を保っています。
「舐めたまえ、里中君。人間の欲望には終点などないのだよ!」
「はあっ、はあっ……は、はい、仰せのままに…」
私は息を整える間もなく、会長のものを舐めて清め始めました。
会長の精液、私の愛液、そして生クリーム。複雑に入り混じった味ですが、今の私にとっては
どんな美食にも勝る至福の味。欲望の味なのです。
「んん、ちゅぷ、んっ…」
一通り舐め終われば、第二ラウンドが始まることでしょう。
でも体力が続く限りお相手いたします、会長。あなたの欲望でもっと私を満たして、もっと汚して…。
(END)
以上。エリカの口調はまだよくわからないので、普通の秘書っぽくしといた。
GJ!
鴻上さんの生クリームはエリカさんからの産地直送。
ソースは脳内公式サイト
汚ぇよw
なんだこれwww
乙!
避難所からの代理投下です。以下、職人さんの注意書き。
照井と亜樹子を投げます
特に注意書きはありませんが照井さんがエッチで元気で壊れ気味
ダメな人はスルーかタイトル↓をNGで
照井と亜樹子:"Puppy Love"
「………あれ?」
「起きたか」
「竜くん……あれ?あたし、やだぁ。寝ちゃってたの?」
「あぁ。気持ち良さそうに、眠っていた」
「うわぁぁん。ごめん。あっ……やだぁ。寝顔、見たの?」
「ずっと見ていた。かわいい顔と。いびきだった」
「ぎゃぁっ!やだやだぁっ!恥ずかしいっ」
照井に抱かれた後、亜樹子はその胸に寄り添いながら眠ってしまったようだ。
照井の胸は広くあたたかく、甘えてくっついていることは亜樹子には幸せで
心地良すぎた。よってこれは不可抗力とも言えるが、全裸のままだったことより
寝顔を見られてしまったことの方が何故か妙に気恥ずかしい。
亜樹子は「むーっ」と口を尖らせつつ、ふとベッド脇の時計を見た。そして驚く。
「きゃーっ!もうこんな時間っ!電車、ない!終電おわってる!」
「そうだな」
「どうして起こしてくんなかったのっ!もうっ!」
照れ隠しに頬をふくらませた亜樹子をまた愛しげに見つめ、照井はその体を
もう一度抱き寄せた。
「必要ならまた俺がバイクで送っていく。だが、今夜は……」
亜樹子の耳元。小さな掠れた声で囁いてくる。
「朝まで、ここにいろ」
「いいの?」
「もちろん」
「明日のお仕事は?早く起きなくていいの?」
「早くは起きる。所長を朝、俺が送っていく。それでいいだろう」
「んー」
「いいな?」
「………うん」
わぁ、お泊りなんだ。竜くんちで。初めて。
亜樹子が幸せに浸りつつ。着替えどうしようかな、などと考えていると、照井の
手のひらが裸のままのお尻を撫でてきた。
「やぁん」
指先が背筋を上ってくる。そっと優しく。くすぐるように。
「あん、竜くん……また?さっきもしたのにぃ」
「時間はたっぷりある。朝まで、な」
「あー、それが目的ぃ?寝かせてくんないの?」
「俺は朝までここにいろとは言ったが、泊まれとは言ってない」
「もー、あたし聞いてなーい」
クスクスと笑う亜樹子の体を優しくベッドに横たえると、照井は亜樹子の頬や唇に
繰り返しキスをしてきた。
竜くんってば。本当にまた、したいんだ。
もちろん、照井に求められ抱かれることは嫌ではない。むしろ嬉しい。照井が
本気で自分を愛してくれていることは判っているし、これまで長く禁欲的な生活を
送ってきた照井が、心の奥底で失った日々を取り戻したいと願っていることも
理解している。
手をつないで歩いたり二人で買い物をしたり並んで写真を撮ったり。そんな恋人
同士ならあたりまえにすることも。照井は慣れない照れた素振りを見せながらも、
亜樹子とそうした時間を過ごすことを喜んでくれているようであった。
こうして二人きりで肌を重ね合う時も。普段のクールな様子をかなぐり捨てて
夢中になって一日のうちに何度も亜樹子の体を求めてくることもあった。
亜樹子はそれも嬉しかった。幸せだった。
だが一方で。彼が失ったもの、失った日々。そんなあたりまえのことを最初から
やり直さざるを得ない照井の人生のことを思うと、胸が痛んだ。
あたしにできるだけのことは、してあげたいよ。
亜樹子はそう思っていた。それが自分の喜びでもあった。
照井の指先が亜樹子の乳房の上を滑り始める。くるくるとゆっくりと円を描き、
外側からその中心に向かって徐々に近づいてくる。
これまでこんな触られ方をしたことはない。亜樹子は恥ずかしさとくすぐったさ
混じりの快感に、思わず声を漏らす。
「あ、あんっ、やだっ。竜くん、なんか、それ……やらしい」
ちらりと胸元を見る。照井が楽しげに指を滑らせているその中心で、乳首が固く
尖ってきている。早く触れてほしい、唇に含んでほしいとせがむように。
やだぁもう。あたし……うわぁぁん。
なんかあたしのからだ。どんどん、エッチになってきてるみたい。
照井に抱かれるようになってから。体の反応が早く、強くなってきている気がする。
照井にキスされ、抱きしめられる。その手で触れられる。以前はただ喜びと
幸福感に満たされたその触れ合いが。今はやや意味合いが変わってきている。
微かに、僅かに。亜樹子の心に「してほしい」と、欲望が浮かんでしまう。
朝、出かける前に鏡の前で髪を梳きながら「今夜は竜くんに会うんだ」と考えた
だけで、身体の奥にじわりと熱く甘いものを感じる事があるほどだ。
あたしどうなっちゃうんだろう。こんなんでいいのかなぁ。
求められる事には慣れてきた。だが自分が求めること、欲しがるようになること、
そんな女としての自分にはまだ慣れていない。
うれしいし、気持ちいいけど。なんか、こわいよぅ。
そんなことをあれこれ考えているうちに。照井の指先がようやく亜樹子の乳首へと
到達した。そしてそれを爪の先で優しく軽く、ぴんと弾く。
亜樹子は自分の口から漏れる悦びの叫びを手のひらで覆って止めようとしたが、
間に合わなかった。
いつもよりたっぷりと時間をかけて唇と舌、指先も駆使して乳房を愛撫した後、
照井は優しく亜樹子の体を裏返し、うつぶせに寝かせた。
うなじにかかる亜樹子の長い髪をそっと束ねてその首筋に唇をつけ、甘く歯を立てる。
指が亜樹子の背筋を滑り落ちる。軽く爪を立てたその指に撫でられぞくぞくと震える
亜樹子のその肌の上を、指先を追いかけるように照井の舌が動いていく。
その唇は時に寄り道をして肩甲骨の窪みや脇腹などにも強いキスを繰り返す。
後から肌の上に浮かび上がるだろう紅い印をあちこちに付けながら、舌は一足先に
亜樹子のお尻の丸みのすべすべした手触りを楽しんでいるその指を追いかける。
亜樹子はたまらなくなる。さほど強い快感ではないが、こうしてうつぶせで背中を
愛されていると快感以上の恥ずかしさと昂ぶりを感じる。
うぅ。なんか竜くん……いつもよりすごくエッチだよぅ。わぁん。
なめらかな背中をたっぷりと愛しながら、その脚の間に照井が座り込む。
そして亜樹子の腰を両手で掴み、ぐいとそのまま持ち上げた。
「ひゃぁっ!?」
有無を言わさず膝を立てさせられ、上半身はうつぶせのままお尻だけが高く
突き出した形になる。亜樹子は強烈な恥ずかしさで顔が真っ赤になった。
「やあ、やだぁっ!竜くんっ!」
だが照井は無言だ。目の前にある亜樹子のお尻と、その脚の付け根にあるものに
目を奪われている。まじまじと見つめている。
こんなの、こんなの!やだぁ、ぜんぶ、丸見え!お尻の穴までぇっ!!
「恥ずかしいよっ!ねぇ、あぁ、そんなじっと、見ないでってばぁっ!」
無言の照井の唇が亜樹子の左のお尻に、また優しく「ちゅっ」っと当てられた。
そして指先が。乳房を優しく愛撫されるうちにたっぷりと潤っていたその場所の
溢れ出すほどに滴ったその雫をすくい取っていく。
こんな、こんなかっこで!やだ、やだぁっ!恥ずかしいっ!
枕に顔を埋めながら亜樹子はいやいやと首を振る。恥ずかしくて泣きそうだ。
ゆっくりとそこを撫でていた照井の指が、そのやわらかな場所を大きく拡げる。
そこに隠されていた小さな突起を見つけ、濡れた指先でカリ、と引っ掻く。
「あぁっ!!」
快感に貫かれた亜樹子の膝がびく、と震える。ガクガクと震え出す。
あぁ、何で?やだ、すごい、気持ちいい。
こんなに恥ずかしいのに、あたし、やだぁ。もう。なんで、なんで……?
心に浮かび上がったそんな疑問が、照井がこねるように動かし始めたその指の
動きによってどこかに溶けていく。
「あぁ、もうっ!竜くん……あぁん、やだぁ!」
「いやか」
「恥ずかしいんだよっ、こんなの、こんなの!」
「そうか」
「そうかって!もう、そんな……いじめないでよぅっ!」
「かわいいぞ、所長。とても、かわいい」
「うぅ、うぁぁ、そんなのずるい!ずるいっ、ずる……あぁっ!」
基本的に照井の愛撫は常に優しい。「女の子の身体は優しく扱うもの」という何やら
固定観念でもあるのだろうが、照井の性格故か、時にそれが少々、度が過ぎる。
よって亜樹子は常に、抱かれる時は徹底的に「女の子」として扱われる。
それは亜樹子にとっては妙に気恥ずかしく、じたばたと暴れたくなるほど照れくさい
ものであったが、照井は言わば一切の容赦なく亜樹子を可愛がった。
真綿で包むような、高価な陶磁器を扱うような繊細な触れられ方で。じわじわと
攻められる。指で、唇で、舌で。それは甘すぎるほどに甘く優しい暴力。
亜樹子はたまらなくなる。泣き出したくなるほど感じてしまう。
うぁぁ。やだもう!……でも、でも。
すごく気持ちいい。あぁもう。とけちゃうよ。あそことおしり。とけちゃう、溶けちゃうみたい。
体に、ちから、入んない。なんか、だめ。もうあたし、だめ。
薄闇の中で高く上がった白い尻が快感にのたうちながら揺れる。
亜樹子はもう泣き顔で枕を抱えてただ甘く喘ぐことしかできない。
何かに耐えかねたように照井が亜樹子の背後で「くっ!」と息を吐く。
「本当に、かわいい」
そして体を起こす。亜樹子は腰を両側からぐいと掴まれ引き寄せられた。
え……!?ちょっと、竜くん?
まさか。後ろから?あぁ、やだぁっ!
初めてだ。後ろからは。亜樹子は急に怖くなる。そういう体位があることは当然
知識として知ってはいたが、自分がそれをされるのは初めてだ。
いやっ!竜くんっ!それ、やだ!
照井の荒い息が聞こえる。その手が亜樹子の尻の肉を掴み左右に広げた。
その股間に、凄まじく固く熱い物が当てられる。亜樹子の体がびくんと震える。
先端が当たる。やわらかく潤ったその部分の複雑な重なりを少しづつ開きながら
ゆっくりと沈み込んでくる。
「所長……!」
照井が囁く。どこか切なげなその声。抵抗しようとしていた亜樹子の身体から
力が抜ける。何も言えなくなる。
竜くん、こういうの、したいの?してみたかったの?
きっとこの程度のことは世間ではたいしたことではないのだろう。あたりまえに
誰もがしていることなのかもしれない。
だがそうは言っても自分には初めてだ。恥ずかしくて、怖い。
うぅ……いいよ。がまんするよ。でも、ちょっと怖いよ。
先端がぬる、とさらに深く入り込んでくる。亜樹子は「あぅ」と声を漏らしながら、
それに一気に貫かれ突き入れられる衝撃に慄き、身を固くした。
あっ!竜くん……お願い!そっと、そっとして!
だが照井は一気には来なかった。少しだけ入れられた先端がまた戻り、今度は
もう少しだけ深く入る。そしてまた戻る。それを繰り返しながら、徐々に徐々に
奥へと進んでくる。
中をゆっくりと押し広げながら入ってくる。その動き。
亜樹子は意外な照井のその動きに少々安堵しつつ、だが戸惑いも感じた。
あ、まさか。
竜くん、見てるの?もしかして入ってるとこ、見てる……!?
亜樹子の頭に何故かその映像が浮かんでしまった。いま照井が見ているであろう
その光景。自分のお尻の丸み、その真ん中にあるいやらしい部分に突き刺さった
照井のその固く大きな物。それがゆっくりと入ってくる。侵入してくる、その姿。
「うわぁぁぁん!!やだぁっ!!」
亜樹子が羞恥のあまり叫び、浮かんだ映像を頭を振って必死に掻き消そうとした
その瞬間。それまでゆっくりと動いていた照井は腰を引き、今度はいきなり一気に
亜樹子の最深部まで突き入れてきた。
「くはっ!!」
その勢いで体の中の空気が全て口から吐き出された。
そして後から来る。貫かれた場所。その体の奥からじんわりと全身に波のように
快感が広がっていく。「ああぁぁぁ……」とその波が治まるまでの間、小さく長く
声を漏らしていた亜樹子の腰を両側から照井が掴み、ぐいと引き寄せる。
そして腰を逆にぐいぐいと押しつけてくる。たぷん、と亜樹子のお尻の肉が潰され
震える。その体の中で。奥に当たる。照井の先端がつつき、押してくる。
ずん、と何か鈍く重く、そして甘い感覚がそこから亜樹子の全身にまた広がる。
体の中に感じる。固く大きくみっちりと膨れ上がったその物の感触。
あぁぁ。いっぱいだ。竜くんが、中で、いっぱい……!
「う、うあぁぁぁ。りゅ、ぅ……くんっ!」
たまらずにその名を呼んだ亜樹子の声を合図に、照井が動き出した。
その動きには何故か普段の優しさは無い。いきなり腰をがっしりと掴み、荒々しく
まるでガツガツと貪るように激しく腰を亜樹子の尻に叩きつけ始めた。
奥まで突かれた時に感じる全身に響く鈍く重い快感と、抜かれる時にいつもと違う
角度でいつもと違う場所を抉っていく鋭い快感。その双方が亜樹子に襲いかかる。
お尻を照井の腰が叩くたびに響く乾いた音、その音の中に混じる何やら淫らな水音。
亜樹子は泣き顔でいやいやと首を振る。握った白いシーツが手のひらを中心に
渦を巻くように乱れていく。
あぁ、はげし、すぎ……るよっ!!
でも。あぁやだぁ。気持ちいい。すごく、いい。なんで?なんで?
こんな、恥ずかしいかっこなのに。襲われてるみたいなのに。竜くんに好き放題に
されちゃってるのに!なのになんでぇ?あぁぁぁ。何でこんなに気持ちいい……の?
亜樹子の白い背中がうねる。照井が腕を伸ばし亜樹子の脇の下を掴み、持ち上げる。
やわらかく力が抜けた亜樹子は体を起こされる。
そのまま照井は背中に覆いかぶさってくる。亜樹子の汗ばんだ首筋に唇をつけ、
耳たぶを噛む。照井の手が乳房を優しく覆い、亜樹子はその手の上に自分の手の
ひらを重ねる。その間にも照井の腰の動きは止まらずますます激しくなり、亜樹子は
振り向き照井とキスがしたくてたまらなくなり、だがこの姿勢では互いの唇があと少し
届かず、気が狂うほどのもどかしさを感じ、啜り泣きながら照井の名を呼び、照井も
「所長!所長!」と小さな声で繰り返し囁き続け、亜樹子は恥ずかしさと愛しさと
快感が混ざり合い声にならない悦びの声で叫び、さらに激しく突かれ、身体の中で
暴れまわるその物に与えられる激しい快感に身をよじらせ、徐々に上りつめ、さらに
高く上りつめ、襲いかかる快感の爆発に耐え切れなくなり……。
その時、耳元で。微かな小さな声で照井が囁く声が聞こえた。
「……亜樹子!」
亜樹子は目を見開いた。どこか照れくさそうな、照井の掠れたその声。
照井の、そう呼んでみたかった、チャンスを伺っていた、だが照れくさかった、だから
こんな言わばどさくさ紛れに呼んでみた、という雰囲気が伝わってくるその口調。
だがその言葉を耳にした亜樹子の胸に、涙腺が緩むほどの喜びが弾けた。
竜くん、いま。亜樹子って?「所長」じゃなくて。なまえで……!?
あぁ、ずるいよ竜くん、こんな時に!こんな時だけ、ずるいよっ!!
その喜びが最後の一押しとなり亜樹子はついに頂点に達した。
快感に全身を掴まれ吹き飛ばされる。短く鋭い叫びを上げ、亜樹子はもう何も考える
ことができなくなる。もう手で自分の身体を支えていることができず上半身がベッドに
倒れ込む。枕に顔を埋め、照井に腰を掴まれお尻だけを高く上げたあの姿のままで。
「うぁ……あぁ……」と甘い吐息を漏らしながら快感の波の中で震える。遠い意識の
片隅、照井もついに達したのを感じる。身体の中でさらに膨れ上がった照井の物が
何度も激しく跳ね、まるで注ぎ込まれているかのようなその感覚にまた激しい喜びを
感じ、そしてまた意識が遠くなっていき……。
すごかったぁ……。
ベッドの上で胡坐をかいた照井の膝の上で。亜樹子は後ろから抱きしめられている。
背中を照井の胸にもたれ、ふぅ、と溜め息をつく。
うぅ。まだ何か体に力。入んないよ。足、ガクガク。竜くん、すごすぎ!
だが好き放題にされてしまったことがちょっぴり憎らしい。亜樹子は唇を尖らせた。
「もう!竜くん……あんな、いじわるしてっ!」
「意地悪?」
「あんな、あんな恥ずかしいかっこさせるんだもんっ。きらいっ!」
亜樹子の背後で照井が息を飲む。しばらく黙っていた後、おでこを亜樹子の後頭部に
こつん、と当ててきた。
「……すまなかった」
「え?」
「所長があまりに可愛くて。夢中に、なってしまった。本当にすまない」
素直に詫びの言葉を口にする照井のその口調に。亜樹子は思わず振り向いた。
悪戯して叱られた子供のような。しょんぼりとしたその表情。単なるポーズではない。
亜樹子の言葉で、どうやら本当に反省してしまったようだ。
「所長が本当に嫌なら、あれはもうしない」
「え、あ。竜くん?」
「所長が嫌がることはしたくない。だから、頼む」
照井は亜樹子を抱きしめながら、髪の中に鼻先を埋め、囁いてきた。
「俺を、嫌いにならないでくれ」
え。あ、あの。あのね竜くん。ほんとは別に、そこまでほんとに嫌ってわけじゃ。
だってあたしすごく気持ち……良かったし。だ、だけどね!ほらあの、女の子としてね。
そういうふうに言っとかないと、みたいな。一応抵抗とか抗議とかしとかなきゃみたいな。
もう!そういうの判ってよっ!察してようっ!乙女心ぉ!
だからあのね、その……あー。あーっ。あーーっ!もうっ!
「……ちょっとなら、いい」
「何?」
「もうっ!竜くんがしたいなら、したいことなら。してもいいよっ!」
「本当か!?」
照井の顔が輝いた。亜樹子は少々呆れつつ、「何て嬉しそうな顔すんのよぅ」と驚いた。
竜くんってば。そんなにいろんなこと。いろんなエッチなことしたいの?
そんな嬉しそうに、もう。夢中になっちゃったなんて、もう。竜くんったら、もーっ!
……かわいい。
あれ!?やだ、あたし。なんで?かわいい、なんて。あ、だめだめだめ。
そんな!だめよ!そんな何でもかんでも許しちゃだめなんだってば!
また抱きしめられる。頬にキスをされる。ふわぁ、と何故か急に照れくさくなり亜樹子は
照井の胸に顔を埋めた。
うぅ……だめだぁ、あたし。完全に竜くんペース。結局、言いなり。ふぇぇん。
あたしこれから。何されるんだろう。どんなすごいことされちゃうんだろう。
照井の腕の中。亜樹子は自分が不安なのか期待しているのかよく判らなくなり、複雑な
気分のまま悔し紛れに照井の肩をかぷ、と噛んだ。
─終
>>910 代理投下乙!
エロな照井さんもいいし攻められる亜樹子もかわええ
しかし前は、照亜樹のエロは難しいってみんなが言ってたけど
振り切った照井さんなら何でもいけるな
なんだろうなぁ、照井ってやっぱ出て来た当初のやさぐれイメージが強いから
幸せそうだと嬉しい。亜樹子がかわいいのも嬉しい。GJ!!
913 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 05:20:34 ID:YzUrOC6+
てす
冬の映画はどの辺りの出来事になるのかなあ
亜樹子とお父さんの話がほとんどなかったから、照井を交えてその辺補完してもらえないだろうか
亜樹子とおやっさんの親子話はぜひ見たいな。あと翔太郎がおやっさんの弟子になった経緯も
まだはっきりしたネタバレはきてないけど照井と亜樹子のその後も期待したい
花嫁姿の亜樹子という気になる撮影目撃情報もあったようだが
亜樹子は俺の嫁
真偽はともかくネタバレ情報含む
>>915 撮影風景を撮った写真もあったからウェディングドレスを着る場面があるのは確かだろうね
あとは目撃情報と実績のあるバレ師による結婚のバレがあった。トリつけない人だから本物とは限らないけど
まあ来月頭にははっきりするかと
本当ならいきなり結婚じゃなくてプロポーズもみてみたい
本編外で過剰に煽ってみたり、本人たちに否定させてみたり
でも一緒に他の組み合わせも否定させてみたり
公式がどうしたいのか分からない
やるならしっかり、やらないならはっきりすればいいのに
しっかりったってそれがメインなわけでもないんだし
インタビューや対談だってその時と後からじゃ考えが変わることだってあるだろ
100%役者の考えが記事に反映されるわけでもないのにいちいち言葉尻とらえて
あの記事ではああ言ってたのにとか馬鹿らしくないか?
もともとはお子様のための作品ですんで…
まあ、公式がどうであろうとここはエロパロ板だ。
自分が思う組み合わせで、SSの形にした者が勝者であろう。
というわけで、その結婚式直前に亜樹子が誘拐され、
ウエディングドレスのまま陵辱されるシチュエーションを
思いついたが、相手は誰にすべきか。
NEVERとして甦った井坂先生か、それともミック様による獣姦か・・・w
なんかのメモリ挿されて暴走した翔太郎に一票
マッキーでお願いしまつ
ウオッチャマンとサンタちゃんに犯されるというのもいいかもしれん。
照井の目の前でNEVER井坂によってかな
問題は井坂じゃ生身の亜樹子には反応しなさそうということだ
フウトドーパントの亜樹子のほうがいいかもしれないw
たまたま居合わせなくて捕まらなかったり
刑が軽くて直ぐ出てきたりしたEVEのメンバーが
逆恨みして輪姦とかはあり?
>>926 井坂は、「照井の目の前で犯す」というシチュと、
「泣き叫ぶ亜樹子&怒り狂う照井」に興奮するタイプだから問題なし。
>>927 あり。ああいうDQN達に犯られるなんて屈辱そのもの。
レイプとか輪姦とか……そんなに照井と亜樹子がくっついたのが気に入らないのか
>>930 そんなことないよ。ラブラブだろうとレイプだろうと、エロければいいんです。
>>1に書いてあるように、基本はなんでもあり。
妄想するのは自由なんだから、それを否定してはいけない。
照亜樹がよいのなら、是非SS投下を願う。
照亜樹派なのに参加しててサーセン。ネタだから…
まあ本編(まだ決まったわけじゃないけど)もじって不幸な結末ってのは微妙な気持ちになる人いるよな、ごめん
じゃあ照井が途中で助け出してそのままビギンズナイトというのはどうだろう
ウェディングドレスって脱がしにくそうだな
>>934 照井が振り切ろうとしたら「高い衣装汚しちゃ駄目」って所長に怒られます
「仮面ライダーダブル feat. スカル」
竜との結婚式を迎えてマリッジブルーの亜樹子は、翔太郎とフィリップと共に戦いに巻きこまれ、
プテラノドンヤミーが持つメモリーメモリの力で、鳴海荘吉の過去を垣間見ることになる。
舞台は風都で最初に起きたドーパント事件。
なぜ荘吉は仮面ライダースカルになったのか?
その謎がハードボイルドに明かされて行く……。
変身後が絡んでくるのってあり?
937訂正
変身後が絡んでくるssってあり?
>>927 まず狙われるのは唯だよな
事実上EXEの創始者なのに、風都署で照井にお灸を据えられたぐらいで済んだんじゃないか?
他のメンバーはドーパントになってた事もあるだろうけどさ、納得はいかないだろう
プラス、カリスマ(笑)を倒した探偵事務所の所長にも復讐の矛先が向けられるのも、SSのシチュエーション的には美味しいと思う
個人的には弟の目の前で陵辱+ショタ好きのDQN女によるEXEの姉弟丼をだな・・・
>>940 ゆいって聞くと某アニメのあの子か神崎の妹が浮かぶ…
戦国響鬼さんはテクニックヤバそう
何となく。
>>930 どっちかっつーとそのレイパーな当て馬に他のキャラ持ってこられる方が
そこまで徹底排除しなくてもって思う
あと「一年あったんだからくっついてる」とか
「これからくっつくかもしれない」って逆も言えるよね
何度か言われてるけど、明言されてない以上公式じゃないし
他カプ否定はしないでほしい
ちなみに冬情報は全然知らずに言ってるし
まだ公開してないので「冬でやるから公式」って反論はないとありがたい
付けたし
公式カップルが生まれたとしても
このスレは公式限定とかないんで、他カプ話に「でも照亜樹」もやめてほしい
なんだかなー。前にも同じようなこと言ってる人いたけど
公式は照亜樹だから他は投下するななんてレス今まであったのかと
普通に投下されてただろ
自分としては
亜樹子が翔太郎のパンツをうきうきしながら脱がして
「出たなぁっ!バケモノめぇっ」
「はぁ?」
「どすけべ・ドーパントめ。このなにわの美少女仮面がやっつけてやるぞぉっ」
「なに言ってんだ」
「さぁ、おまえの罪を、数えろー」
「亜樹子……おまえ、ノリノリだな」
みたいな話もたまには書けたらいいなと思います
>>945 投下するなまでは言わないにせよ、
>>930のように露骨に嫌悪感を表すレスや、
「照亜樹が公式」と強硬な主張する人はいたよね。
基本なんでもありなんだから、自分の好みに合わない雑談・SSがあっても、
ぐっとこらえてスルーしていただきたいもの。流れはその時その時で変わるからさ。
どうせまた自分の好きなカプしか認めない
あのキチガイ婆さんなんだからスルーしれ
ここはエロパロ。カプスレじゃない
ライダースレって、どうしてこうも自分の意見が通らないふじこふじこの人がいるんだろう
○○は絶対に認めない!って思ったならさっさとここから消えて、自分のブログで思う存分叫べばいいのに
メグミンを渡や嶋さん達が凌辱する話書いてみたい
名護さんを縄いや鎖で縛ってそれを見せ付ける
>>951 ポケモンやってた反動で、メタモンに見えた。
953 :
789:2010/09/18(土) 18:25:50 ID:msBPdWwH
>>951 なごめぐはほのぼの系が多いからそういうの読んでみたい
正座で待ってる
おぅっ名前欄が残っていたw
そんなわけでお待ちしています
ところで次スレのテンプレどうする?
避難所から転載予定のものが二本あって、残り容量からすると
確実に一本しか投下できないんだよね。
三つの出来事!とかやるの?
定まってないならまだダブル仕様でいいんじゃないの?
去年も放送開始直後のスレはディケイド仕様だったし
輪姦かあ
嶋さんや渡というのは抵抗あるけど相手がファンガイアで
感じやすい体質のめぐみんが喘いでるの目の前で見せ付けられて
悶々としすぎた名護さんついに鎖ぶちきって爆現
ファンガイアの命を神に還したあとでめぐみんお仕置き
そういうのなら見たい
>>955 私も980までに新しいテンプレ案が出なかったら
W仕様のままでいいんじゃないかと思います。
ビショップ辺りにやられるとか?
もしくは半覚醒渡
>>959 賛成
テンプレの注意書きに
*次スレは容量480kb超えたら
*作品投下も同じタイミングでストップして次スレに投下。
の2つを付け足して欲しいと思ってたんだけど、どうだろ?
>829の避難所スレのリンクも入れてあげて
あっちで頑張ってくれてる人もいるし
>>960 めぐみん輪姦なら、糸矢&シープファンガイアという格好の相手がいるぞw
>>955 [?]名無しさん@ピンキー[sage] 2010/09/05(日) 00:00:00 ID:???
AAS
タ・ト・バ!タトバ!タトバ!
[?]名無しさん@ピンキー[sage] 2010/09/05(日) 00:00:00 ID:???
AAS
タ・ト・バ!タトバ!タトバ!
[?]名無しさん@ピンキー[sage] 2010/09/05(日) 00:00:00 ID:???
AAS
タ・ト・バ!タトバ!タトバ!
「うわっ、なんだこの書き込み?!」
「それは気にするな!」
*煽り・荒らしは放置&スルーしましょう
これくらいしか思いつかんな…
>>964 『純愛!凌辱!萌え!エ・ロ・を・語り・ま・く・れ!』
どうかな?
無理に作らんでもW仕様のままでいいと思う
焦って微妙なの作るよりもいいんじゃないか
もう少し妹や後藤さんのキャラが解らないと無理かな
今年いっぱいまでWでいいと思うよ?W&000の劇場版あるし
メズールのヤミーは自分に注がれた遺伝子から生成するのかな?
今回の寄生型のヤミーを見て、性欲が強い人間に寄生型のヤミーが取り付いたら
女性を犯しまくる事になるのかな?
むしろ、性欲の強い妹や店長にヤミーが取りついて、
やらせたい放題とか
>>971 この場合、相手してるだけでどんどんコイン溜まるわけだし
アンクさん積極的に協力するんじゃw
東映もおまいらの自由な発想の為に性欲ネタにはあえて触れないだろうし、
存分に妄想をぶつければいいと思うぜ!
妹の体から抜け出した性欲ヤミーがアンクを騎乗位で襲おうとすると
「だめっ!それは……あたしのなのっ!」と思わず叫んだ妹がヤミーを
抱え上げて投げ飛ばすとか
「前から決めてた。初めてはお兄ちゃんって決めてた!だから、だから!」
などと叫びつつ再び襲いかかってきたヤミーの頭を首から引っこ抜いた後に
大混乱しているアンクの体に跨るとか
仮面ライダーでスパロボみたいなクロスオーバー超大作無いかな
オリジナル主人公ポジションにディケイドで
もち一般向け(PS3・Wii)と成人向け(PC)の三機種同時発売
妹怪力だから気絶さえしなければ、ヤミーの一体や二体、素で倒せそう
アンクも勝てないよね、きっと
>>976 ヤミーどころか、その気になったらガメルとガチでタイマン張れそうな気がするのは俺だけか?
ライドベンダー260kgだっけ…
女体化したフィリップが新スレは>980にお願いすると言いつつ
ふんふん鼻歌をうたいながらベッドに寝転んでます
じゃあ次スレ立ててきますか。
fニ77、
!//}!
|r彳|!
!|乙.|| < 乙!
|| .ノ||
|__ j
.└┘
>>981 乙メモリをプレゼント
埋めついでに質問なんだが、最終回で姉さんの身体をもらって帰ってきた
女体化フィリップ×翔太郎はこのスレの管轄になるのか?
もともとTSネタがツボなんで書いてみたいんだが
興味本位ならともかくそれ以上の感情まで持ってしまったら801な気がするし、
TSスレに投下した方がいいのかな?
正直話題すら目に入れたくないほど苦手だから簡便してほしいが
NG指定できるようにして注意書きをしっかりしてくれれば
俺はここでもいいんじゃないかと思ってる
988 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 02:39:05 ID:v95zNt6T
>>981 ○ オットセイ
● つる
○ ダチョウ
オ・ツ・ダ・オ・ツ・ダ 乙だ!!
TSスレに投下して、投下の報告だけしてもらえれば荒れなくて良いのでは?
雑談含めてあっちが適当かな
避難隔離スレが立ってる特殊嗜好ものは使ってやってください
どこも投下日照りだりゃ
梅うめ
オオヅはまだキャラ掴みきれんし、Wは出尽くした感があるな >日照り
いやいや、もう少し掘り起こして逝こうぞ
キャラが掴みきれないのに魔が差して腕だけアンクが比奈を
いじくり倒す話を勢いで書いてしまった
こういうのも特殊嗜好のうちかな、とか考えながら埋め
>>992 実に良い・・・その妄想力
埋めついでに、アナタに『強姦魔の記憶』を宿したガイアメモリを差し上げましょう
きっと適合率は高いに違いない・・・
次のスレで役立てて下さい
fニ77、
!//}!
|r彳|!
!|R.|| <レイパー!!
|| .ノ||
|__ j
.└┘
>>992 しまった、先を越されたw
よもやそれは、信吾の記憶を読んだアンクが
「こんなにグショグショに濡らしやがって。比奈は本当にいやらしい子だ。」
「ああっ、お兄ちゃんの指使い、いつもより激しいっ・・・
淫らな比奈のおま○こを、もっといじめて下さい・・・」
と責めまくる話ではあるまいな!?
>>994 残念ながら違いますわ
自分が書いたのは比奈に愛されつつ「人間の女」という存在がどうしても
理解できないアンクが、比奈の体をいじくりながら、女に対する間違った
概念と知識が暴走していくみたいな、わけの判らん話
エロよりもアンクのアホっぽい感じがメインですかね
というわけで>994さんのとは間違いなく方向性が違うのでどうかその内容で
完成させてください全裸で楽しみに待ってますとお伝えしつつ埋め埋め
うめ
梅
埋め
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。