【俺の妹が】伏見つかさエロパロ5【十三番目のねこシス】

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1名無しさん@ピンキー
ここは伏見つかさ作品のエロパロスレです
次スレは>>980か480KBあたりで立ててください

まとめwiki
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/

前スレ
【俺の妹が】伏見つかさエロパロ4【十三番目のねこシス】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1266820218/
2名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 00:55:45 ID:PHTUzh1b
>>1
3名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:00:26 ID:4oRJwnGt
>>1 乙です

先日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意

4名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:01:47 ID:+r+zNXJ+
登校マダー?
5名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:02:27 ID:4oRJwnGt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第101回

 汗を流し終わった後で風呂場の壁に手を付けさせると、俺は背面立位で瀬菜の膣を責め始めた。
ちなみに瀬菜は乳房は大きいが、尻は然程でもない。恐らく胸囲は八十九、臀部のサイズは八十三というところだろう。
とは言え、元々俺は肉感的な女が特に好きと言う訳でもなく、染み一つ無い真白な尻を背後から犯しているだけで上々の気分だ。
瀬菜も気持ちよさそうに喘ぎながら、徐々に腰を後ろに突き出してきている。
「はふあっ……先輩そんなに突いちゃダメえっ……んはあっ……そんなに奥まで突かれたらあっ……あくうっ……立ってられなくなっちゃいますうっ……」
 そんな台詞を吐かれて加減するような俺ではない。むしろ火に油、麻奈実に殴打、桐乃にブリジットだ。
更に強く膣奥を突き上げてやると、瀬菜は尻をくねらせながら微かに尻穴を開閉させ始めた。
触れられるのを待っているかのような動きに俺は一瞬手を伸ばし掛け、思い直して慌てて引いた。
物事には順番というものがある。そこは恐らく瀬菜の一番の性感帯だが、今は安易に触れずに膣内のの感度を向上させてやった方がいい。
だが、もう一刺激欲しいところではある。俺は腰の動きを早めながら、甘い声色で瀬菜に問い掛けた。
「瀬菜、この前みてえに言ってみろよ? 何をされてどんな気持ちか」
「かはあっ……嫌ですうっ……あうんっ……もうあんな恥ずかしいことおっ……」
「んなこと言っても、普段からオナニーとか平気で口にしてんじゃねえか。おら、言え」
 一際深く陰茎を突き込んで子宮を何度も押し潰してやると、瀬菜は両脚を震わせながら背を反らし、上体を凭れさせてきた。
「んくはあっ……それダメ嫌あっ……あふはうっ……イくイっちゃううっ……」
「何されてどこがイくんだよ? おらおら、言え、言ってみろ」
「ふはひあっ……先輩意地悪ですうっ……くふはあっ……ダメほんとにイっちゃううっ……はひくあっ……おちんちんでオマンコがイっちゃううっ……」
 淫語を口にしたことで吹っ切れたのか、瀬菜は俺の動きに合わせて自ら腰を使い出した。単なる前後の反復運動ではあるが、濡れた膣肉の締まり具合が心地いい。
仰け反った上半身では豊満な乳房が四方に揺れ動き、目を楽しませてくれている。加えて淫臭も濃厚になってきており、鼻から息を吸い込む毎に陶酔感が満ちてくる。
「はひくあっ……イっちゃうオマンコイっちゃううっ……かはひあっ……先輩のおちんちんにイかされちゃううっ……ふくうあっ……もうダメえっ……オマンコがイっちゃううううっ!」
 瀬菜は腰だけを繰り返し上下に跳ね上げ、愛液を床に垂らしながら全身を小刻みに震わせ始めた。
言葉通りに達したらしいが、未だ射精していない俺に膣を嬲られ、余韻に浸る間もなく果て続けているらしい。
このまま様子を眺めていたいところだが、残念なことに一物は間もなく我慢の限界を迎えてしまいそうだ。
「瀬菜、そろそろ出すぞ?」
 当然、瀬菜には入浴前に避妊薬を飲ませてある。俺がそう言うと瀬菜は僅かに振り返り、蕩けた横顔で二度、三度と頷いた。
「あへくふあっ……先輩早く出してえっ……んかはへあっ……イきっ放しでオマンコがダメになっちゃいますうっ……ふはひうあっ……おちんちんでバカになっちゃううっ……」
「おらっ、 中出し楽しめっ」
 言い終わると同時に子宮口に精液を浴びせてやると、瀬菜は総身を大きく痙攣させながら叫び声を上げた。
「んくはひいいっ……イくうううっ! ひくふへうあっ……またイっくうううううっ!」

6名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:03:53 ID:4oRJwnGt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第102回

 翌日の昼過ぎに桐乃を瀬菜の祖母宅に向かわせてから、俺はあやせを迎え入れる準備を始めた。
まずは桐乃の部屋にカメラを三台設置し、見えないように偽装を施す。
もちろん、これはあやせの行動をモニタリングする為であり、各カメラの画像は俺の自室のパソコンで切り替えが可能だ。
 次いで桐乃の愛液塗れのショーツをベッドの枕元にさり気なく置いておく。
染み込んだ体液が乾いたせいで布地の一部が硬くなっているが、未だに強い淫臭を放ってはいる。
更にあやせが来る直前には、小瓶に採取してある桐乃の淫蜜を部屋中に撒いておくつもりだ。
この為だけに午前中、桐乃を四回も果てさせてやった。
 一昨日の話からすると、あやせは明らかに桐乃に対して同性愛的な感情を抱いている。
服の上から胸や尻に触れるだけでなく、油断していると抱き付いて全身弄ってくるとのことだ。
そんなあやせが桐乃の性的な臭いに満ちた部屋で果たしてどんな行動を起こすのか、大変興味がそそられる。
自慰でも始めれば録画しておいて後から脅すことも出来るし、何もなかったとしても生態を観察しておくことはいずれ何らかの役に立つだろう。
仮に付けいる隙が全く見つからず、無駄に一日が過ぎても大したことはない。焦らずとも時間は充分にある。
 改めて部屋の中を見渡し、問題がないか確認していると、不意に玄関チャイムの音が聞こえた。
腕時計を覗くと午後十三時五十五分。あやせの来訪は十四時の筈だが、五分前行動でも心掛けているのかもしれない。
俺はジーンズのポケットから小瓶を取り出して中身を座布団やシーツの上に振り撒いてから、足早に階下へと向かった。
「あ、お兄さん、おはようございますっ。今日からしばらくお世話になりますっ」
 玄関の扉を開けると、あやせは大きなボストンバッグを手に頭を下げてきた。クリーム色のワンピースと麦藁帽子がとてもよく似合っている。避暑地を訪れた令嬢のようだ。
「こちらこそ。でも桐乃の奴、急用とかで出掛けちまったんだよ。途中で加奈子ちゃんと落ち合って、なるべく早く戻ってくるとは言ってたんだけど……」
「えっ? そうなんですか? ちょっと待っていてくださいね」
 あやせはそう言うと、慌ててバッグのサイドポケットから携帯電話を取り出した。
ボタンを操作しているところを見ると、桐乃たちからメールが届いていないか確認でもしているのだろう。
「う〜ん、来てないかぁ。んと、じゃあ直接……あれ? 電源切れてる? じゃあっと……えっ? 加奈子も?」
 あやせは不思議そうな顔をしているが、二人に携帯の電源を切らせたのは俺の指示だ。
連絡が取れ、あやせが瀬菜の所へ行くとでも言い出したら事前の準備が無意味になってしまう。
帰宅の指示については、同じく瀬菜の元にいる筈の麻奈実の携帯へ連絡を入れるつもりだ。
「身勝手な妹で本当にごめんな? 今度きつく叱っておくから。まあ、こんな所で話してんのも何だし、帰ってくるまで桐乃の部屋で待っていてもらえるかな?」
 申し訳なさそうに俺が言うと、あやせは微笑んで首を横に振った。
「いえ、わたしこそ失礼しました。それじゃ、あの、お邪魔させて頂いてもいいですか?」
「もちろんだよ、さあ、入って」
 そう告げてから、俺はあやせに見えないように口元を歪めた。
7名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:05:06 ID:4oRJwnGt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第103回

 結果から言えば、あやせが自慰を始めたのは桐乃の部屋に案内してから一時間以上経ってからのことだった。
部屋に入った直後に臭いと下着には気付いたようだったが、頬を染めながらも素知らぬ顔をし、俺が自室に戻った後もしばらくは座布団に腰を下ろして持参した雑誌を読み耽っていた。
切なそうに乳房を撫でることも両脚を摺り合わせることもなく、淡々とした素振りでページを繰り、出してやった紅茶と菓子を口にしていただけだ。
何が転機となったのかは判らない。だが、目論見が外れたかと俺が意気消沈してトイレに行き、自室に帰ってきた時には、ベッドの上で俯せになり、腰を高く突き出して下着の上から秘所を撫で回していた。
『んっ……あ……ふぅ……く……んぁ……はぁ……はぅ……ふはぁ……あふっ……』
 清純な印象があるだけに、甘く鼻を鳴らしながら切なそうに下半身をくねらせている姿には興奮を禁じ得ない。
ワンピースの裾は大きく捲れ上がり、純白の下着と臀部が丸見えだ。
カメラを切り替えて確認すると、鼻先には桐乃のショーツがあり、深く臭いを吸い込みながら指先で陰核を擽っている。
本音を言えばさっさと下着の中に手を入れ、乳房も局部も露出させて欲しいが、贅沢の言える立場ではない。
取り敢えずは本人の自主性に任せ、初々しい痴態の鑑賞といこう。
『すはぁ……んくぅ……あはぁ……んんっ……ふはぁ……ああっ……桐乃ぉ……はぅん……』
 やがてモニター画面の中のあやせは尻を震わせ、少しずつ脚を拡げ始めた。すぐにでも後背位で置かせそうな姿勢だ。
そんな様子を見ている内に堪らなくなり、俺もまたジーンズとパンツを脱いで自慰を開始することにした。
勃起した陰茎を扱きながら、カメラを順に切り替えていく。目の前の身体を近い内に蹂躙出来ると思っただけで、亀頭の先が濡れてくる。
『んふぁ……桐乃ダメぇ……くはぅ……そんなところぉ……んあっ……嫌ぁ……』
 ヘッドホンから聞こえてくる声によると、あやせは桐乃に襲われる場面でも妄想しているようだ。
否定的な言葉とは裏腹に指の動きを早め、程なくもう一方の手も股間に当てて下着の中に潜り込ませた。
仕草から察するに、膣口の辺りを直接刺激しているらしい。
『はくふぁ……こんなこといけないのにぃ……ふはぁん……わたしたち親友なのにぃ……んかはぁ……お願い止めて桐乃ぉ……あはふぅ……そこは舐めちゃダメぇ……』
 その言葉に思わず俺は噴き出した。脳内で桐乃に秘所を舐めさせているようだが、当人がこのことを知ったら愕然とする筈だ。
いや、ブリジットの件といい、最近の桐乃は見境がなくなっている。もしかしたら喜んで奉仕してやるかもしれない。
どちらにしろ、あやせにそういう願望があるのならば話は簡単だ。桐乃を呼び戻して押し倒させ、頃合いを見て俺が出て行けばいい。
衣服を剥ぎ取った上で何度か果てさせるよう指示しておけば、抵抗も少なく面倒もないだろう。
『あくふぅ……お願い桐乃許してぇ……ふくはぁ……もうダメえっ……んはんんああっ!』
 掲げた尻を繰り返し前後に小さく動かして、あやせは大きく声を上げた。次いで全身を弛緩させ、悩ましい息を吐いている。
絶頂の余韻に浸っていることは明白だ。俺は自慰を止め、下着とジーンズを身に着けた。
一人で射精してしまうより、ここは後々の為に体力を温存しておいた方がいい。
『んんっ……くふぁ……はぁん……しちゃったぁ……はぁ……ごめんね桐乃ぉ……はぁ……』
 それなりに後ろめたさを感じているのか、あやせは小声でそう呟いた。
8名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:06:11 ID:4oRJwnGt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第104回

 その約一時間後。モニターに映っている桐乃の部屋のベッドの上では、一方的な行為が展開されていた。
押し倒された直後は多少なりとも抵抗していたものの、既にあやせは全裸で仰向けにされ、快楽に身を任せ始めている。
薄紅梅の乳首も乳輪も、薄く細い陰毛も隠すことなく曝け出したままだ。
その大きく開かれた両脚の間では、裸で座り込んだ桐乃が執拗に秘所を責め上げている。
舌と指は陰唇や陰核だけでなく、時に乳首や口へと回され、その動きの激しさは愛撫と言うよりも蹂躙と呼ぶ方が相応しい。
『あはっ、あやせってばクリトリス、すっごい敏感じゃん。処女のくせにマンコ汁こんなに溢れさせて。あむっ……んれっ……ずずっ……んくっ……ふうっ、美味し』
『あくふぅ……そこダメ桐乃ぉ……んふはぁ……こんなことダメなのにぃ……』
『んふっ。またイっちゃいそうなんでしょ? あやせのマンコ、ヒクヒクしてるよ?』
『はんふぁ……そんな言葉使わないでぇ……かはふぅ……そんな言葉ダメぇ……』
 被虐と加虐を併せ持つ桐乃はあやせの反応を存分に楽しんでいるようだ。まだ責めにも余裕があるらしく、時々カメラに向かって手を振ったりしている。
俺も早く混ざりたいが、あやせが達したのはまだ三回程だ。体力を奪い取る為にも、あと四、五回は果てさせておきたい。
『ダメとか言いながら乳首こんなに勃起させちゃって。ほ〜ら、イかせてあげるからね? 今度はちゃんとオマンコイくって言いなよ?』
『んくひあっ……そんな激しくうっ………あひはあっ……そんなの言えない許してえっ……はふくあっ……桐乃もうダメまたおかしくなっちゃうっ……ひくふうっ……桐乃おおおおっ!』
『ん〜、あたしの名前叫びながらイってくれるのは嬉しいんだけどぉ。言えなかったからぁ、オ・シ・オ・キ・しちゃうね? ほらほらほらっ、このままずっとイかせてあげるっ』
『あへはふあっ……もう許してえっ……はくふひいっ……身体が変になっちゃううううっ!』
 あやせは局部を何度も上下に跳ね上げているが、桐乃は手を緩めるつもりはないらしい。
精神と肉体を追い込んでいくその手管は俺の好みに合致しており、流石は我が妹、と褒めてやりたくなる程だ。
尤も、血縁に関わらず、一番性交回数が多いだけに俺の嗜好を把握していても不思議ではないのだが……。
『♪ふんふんふふんふ〜ん、言えるかなっ? 言えないっかな? どっちかなっ?』
『はふへひあっ……お願い少し休ませてえっ……かはひくあっ……ちゃんと言うからあっ……んくひふあっ……オマンコイくうっ……あひくふうっ……オマンコイってるのおおおおっ!』
『は〜い、よく言えました。じゃあ、こっからはご褒美ね? ほらほらほらほらっ』
『あがひぐあっ……言っだのにいいっ……んぎはひいっ……ぢゃんど言っだのにいいっ……』
 画面を切り替えて顔をズームアップしてみると、あやせは涙と涎と鼻水とを垂れ流して悶え泣いていた。
一見したところ不細工に見えるが、あの美少女にこんな白痴のような表情をさせているのだと思うと背徳感に背筋が震えてくる。
性交中であったなら即座に射精してしまいそうだ。
『ほらっ、もっとイきまくって。まだまだ終わりじゃないかんねっ?』
 あやせに向けられた桐乃の言葉に俺は頷いた。そう、まだ終わりじゃない。これからが始まりだ。
9名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:07:29 ID:4oRJwnGt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第105回

 あやせは完全に出来上がっていた。
裸のまま部屋に入っていった俺を見て怯えもせず、満足そうに蕩けた笑みを浮かべ、時折だらしなく拡げた脚を震わせている。
この分ならベッドの上に拘束する必要もないだろう。
俺は持参した淫具入りのバッグを床に置くと、あやせの上に覆い被さって陰茎を濡れた秘所へと押し当てた。
亀頭で慎重に処女膜の位置を確かめ、その手前まで一旦腰を引いておく。
「桐乃、薬」
「うんっ。ほら、あやせ。赤ちゃん出来ないようにお薬呑もうね? 今日は特別に口移しで呑ませてあげる」
 桐乃はそう言うとあやせの唇を奪い、強引に避妊薬を嚥下させた。その後も舌を絡ませ、片乳首を摘み上げている。
あやせも拒むことなくそんな桐乃の行為を受け入れ、くぐもった喘ぎ声を上げながら腰をくねらせてきた。
「んぶもっ……もがごっ……んごくっ……ぶむおっ……あぼもっ……んぶろっ……」
「おごぼっ……ぷはぁ……ふふっ、あやせ、今から兄貴のチンポ奴隷にしてもらえるんだよ? よかったね」
「んはぁ……チ、ンポ? 奴隷? えっ? ええっ?」
 予想外の言葉に反応したのか、あやせは瞬く間に瞳に光彩を取り戻し、俺を見上げて目を見開いた。
「なっ? なんでお兄さんがここにっ? って、なに? なんで裸なんですかっ?」
「そんな怖がんないの。兄貴のチンポ、すっごく気持ちいいから」
 横から桐乃が宥めるような口調で言葉を掛けたが、あやせは顔を引き攣らせながら嫌々と首を横に振っている。
完全に素に戻ってしまったようだ。が、これはこれで面白い。
「桐乃、手を抑え込め」
「はいは〜い。ほら、あやせ、大人しくして。後でまた、う〜んとイかせてあげるから」
「嫌あっ! 桐乃離してえっ! まさか、そんなあっ! 嫌あっ、そんなの嫌ああっ!」
 どうやら何をされるのかも理解したらしい。脅すなり説得するなりしてもいいのだが、ずっとお預けを喰らっていたせいで一物はもう爆発寸前だ。
体重を掛けて逃げられないように組み敷きながら、俺は即座に挿入を開始することにした。少しずつ腰を前に進め、処女膜を押し広げていく。
「ひぎいいいっ! 痛いいっ! 止めてえっ、止めてくださいいっ! 痛いのおっ! お兄さんも桐乃も止めてええっ! お願いですからあっ! こんなの嫌ああっ! 止めてええっ!」
「そんなのダメに決まってんじゃん。ほらほら、覚悟決めてチンポ楽しんじゃいなよ?」
「んぐひああっ! 嫌ああっ! もう止めてえっ! なんでこんなあっ! 誰かあっ! 誰か助けてええっ! ふぐひううっ! お願いだからもう止めてええっ!」
 桐乃との行為に浸っていたとは言え、異性が混じってくることなど、増してや処女を奪われることなど想像もしていなかったのだろう。
あやせは何とか逃れようと藻掻いているが、何度も果てた身体に力が入る筈もない。
充分に濡れていた膣はやがて陰茎を根元まで取り入れ、破瓜の血を溢れさせてきた。
「おら、あやせ。全部マンコの中に入っちまったぞ?」
 そう告げて俺が抽送を始めると、あやせは嗚咽を漏らしながら幾筋もの涙を流した。
「ひくあっ、うえっ、痛いのおっ、ぐすっ、すぐに抜いてえっ、ひぐっ、こんなの嫌ああっ」
(今回分、終わり)
10名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:35:10 ID:OhVM8JVq
焦らし上手にも程がありますw
もうこれは全裸待機しか無いわ、GJ
11名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 02:54:42 ID:stf7R0NG
これ出版されるの?
12名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 10:30:04 ID:pV+pcWSQ
sageを忘れずに

GJすぐるw
ここからあやせがどう堕ちていくのか非常に気になるなw
続きに期待してます
13名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 14:06:12 ID:pvqGBPEz
最近読み始めた
桐乃×京介がなんかよかった
14名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 20:10:31 ID:x5ODrXtv
これはプロの犯行ですね、間違いないw
gj
15名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 19:41:26 ID:2SJ65NpF
6巻読んで沙織と桐乃SSが来ることを切に願う
16名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 19:41:41 ID:YAISod5V
…とうとう、俺が待ち焦がれた
あやせ二穴。。。次回超期待ですっ!
17名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:40:54 ID:c9UxP7YY
先日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
18名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:42:19 ID:c9UxP7YY
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第106回

 初の膣内射精時には大声で泣き叫んだものの、二度、三度と射精してやると、あやせは次第に涙を止めて無表情になっていった。
まだ膣が痛むのか、時に小さく呻きはするが、何の感情も見受けられない眼差しをただ天井に向けている。
全てを諦めたかのような態度であり、もう逃れようともしない。まるで人形を相手にしているような気分だ。
 正直に言えば、そんなあやせの態度に俺は胸が痛くなった。流れに任せてはみたが、まともに相手を強姦するなんて加奈子の初調教以来のことだ。
加奈子には事前に明確な怒りを抱いていたが、あやせに対しては特に不満もなかった。堕とす条件が整いつつあったから手を出しただけだ。
性交するにしても、もう少し違うやり方があったろう。どうにかして会う機会を増やし、瀬菜のように和姦に持ち込むべきだったかもしれない。
 そう考えながらも、俺は正常位で腰を振り続けた。
過ぎたことを悔やんでも仕方がない。こうして強引に犯してしまった以上、一刻も早く快楽に溺れさせてやるのがせめてもの慈悲というものだ。
幸いにして、あやせは然程感度が悪い訳ではないらしい。乳首の尖り具合や愛液の分泌状態から察するに、単に状況に絶望し、快感に耐えているだけのようだ。
俺は抽送を速めながら手を伸ばし、既に勃起していた陰核を優しく擦り上げてやった。反応を見る限り、現時点ではそこがあやせの一番の性感帯だ。
「んっ……くぅ……はぁ……んんっ……ふはっ……あうっ……うくっ……んあっ……」
 あやせは微かに喘いで身体をくねらせ、悔し気に下唇を噛み締めた。矢張り自尊心が強いらしく、感じてしまう自分が許せないといった素振りだ。
「んくふぅ……あやせってばまだ我慢すんのお? ……はふぅん……もう痛みも引いてんでしょお? あふはぁ……ほんとはチンポ気持ちいいくせにぃ……」
 桐乃が横から羨ましそうに言葉を掛けてきた。先刻からベッドの傍らに座ってM字に足を開き、二本の指を膣内に入れて延々と自慰を楽しんでいる。
もちろん、事前に手錠と縄とであやせの両腕をベッドに拘束した上でだ。
この際、もっと協力させた方がいいかもしれない。桐乃からの行為なら、あやせも受け入れ易いだろう。
「桐乃、お前も可愛がってやれ。好きなことして構わねえから」
 そう言うと桐乃は嬉しそうに何度も頷き、俺の上半身を引き起こして正面から力一杯に抱き付いてきた。
見ると、あやせの顔を跨いで自らの股間を押し付け、腰を前後に動かし始めている。親友の顔面の起伏を使って快楽を得るつもりのようだ。こいつも中々に容赦がない。
「もぼあっ……んぶごっ……おぶもっ……んぶおっ……おごぶっ……ぶぼもっ……」
 途端にあやせは鼻と口を塞がれて苦しそうに暴れ出した。桐乃も自分の行いが呼吸の障害になっていることに気付いたのか、僅かに腰を持ち上げた。
「ああ、ごっめぇん。お詫びに好きなだけあたしのトロトロマンコ舐めさせてあげるね? つーか、舐めてよ? 丁寧にだかんね?」
 悪怯れずにそう言うと、桐乃は俺の胸に乳房を押し付け、唇にキスを浴びせてきた。
19名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:43:41 ID:c9UxP7YY
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第107回

 瀬菜の引っ越しの手伝いとあやせへの責めで疲れ切っていたのだろう。桐乃は舌での奉仕を受けて何度か果てると、体力の限界なので寝る、と言って俺の自室へと向かった。
その頃にはあやせの顔は白く濁った愛液と潮とでびしょ濡れになっていた。少しくらいは尿も混じっていたかもしれない。
それでも矢張り桐乃を交えたことが功を奏したようで、息を乱しながら恍惚とした表情を浮かべ始めていた。
交渉するにはいい頃合いだと思い、俺は六回目の膣内射精を終えてから陰茎を引き抜くと、ぐったりとしているあやせの脚をも念の為に拘束し、後に優しく問い掛けた。
「なあ、お前、桐乃のことが好きなんだろ? こんなことになってもまだ好きか? 一緒にいてえか?」
その言葉を受けてあやせは冷めた顔付きになり、息を整えながら俺を睨み付けてきた。大の字に捕らえられて身動きできない状態だというのに気丈なことだ。
曝け出した陰部から血の混じった精液を大量に漏らしていることなど気にも留めていないらしい。
「ふはぁ……そんなの当たり前じゃないですか……はぁ……そんなことより桐乃を騙してこんなことさせて……
はぁ……もう後悔しても遅いですからね……はぁ……わたし、このこと警察に通報しますから……はぁ……お兄さんにされたこと全部話しますからね……」
「別にいいけどよ、お前がこの部屋に来てからのこと、全部録画してあっからな? 捕まる前にネットにバラ撒かせてもらう。お前の親父さん、議員なんだろ? 色々と困るんじゃねえのか? 
それに桐乃は今じゃ俺の言いなりだしな。俺のことを通報するようなら、お前とはもうこんなことしなくなると思うぞ? それでもいいんだな?」
「くうっ……こ、このこの強姦魔っ! それでっ、わたしをどうするつもりなんですかっ?」
「時々はこうして俺に抱かれろ。その分、桐乃を貸してやるから。加奈子も付けてやる」
 加奈子の名前が出てきたことに驚いたのだろう。あやせは目を丸くして息を呑んだ。が、すぐに今まで以上に怒気を含んだ声を放ってきた。
「そんな条件呑める訳ないじゃないですかっ! ブチ殺されたいんですかこの変態っ! それに加奈子までなんて……強姦魔っ! 犯罪者っ! 色情狂っ! 今すぐに死ねッ!」
 あやせの荒々しい発言に俺は少なからず驚いた。清楚な見た目とは裏腹に、感情が昂ぶると辛辣な言葉を吐くようになるらしい。口調には加奈子以上の凄味がある。
この様子では口先だけで納得させるのは無理だろう。
 俺は溜息を吐きながらベッドを降り、バッグの中へと再び手を入れた。目当ての物を取り出してコンセントに電気コードを差し込み、スイッチを入れてみる。
鈍い振動音が周囲に響き始めると、あやせは眉根を顰めて怯えた声を上げてきた。
「なっ、なんですかっ、それっ? それでどうするつもりですかっ?」
「ん? ただの電気マッサージャーだぞ? 初めてのセックスで疲れたろ? これで少し身体を解してやろうかと思ってな」
「そんなの結構ですっ! もう何もしないでっ! 家に帰らせてっ!」
「まあ、落ち着けよ。天国に連れてってやるから」
 そう言って笑いながら、俺はあやせの下半身へと近付いた。
20名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:44:47 ID:c9UxP7YY
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第108回

 数十分ほどマッサージャーで秘所を責めてやると、あやせは苦しげにのたうち回り、息も絶え絶えになった。
ざっと数えていただけでも十五、六回は達していた筈だが、それでも俺の言葉を聞こうとはせず、掠れた声で罵ってくる。
仕方なく俺は一旦行為を中断し、自室で瀬菜に電話を掛けて加奈子を呼び寄せることにした。
あやせを犯す前に連絡を入れ、今夜は瀬菜の新宅に泊まるように告げてあったのだが、調教を手助けしてくれる人間が必要だ。
時刻は午前零時を回っていたが、加奈子は即座にやってきてくれた。
「ねえ、お兄ちゃん? どこまでしちゃっていいの? 加奈子に任せてもらえんなら、すぐに言うこと全部聞くようにさせんよ?」
 俺の部屋で服を脱ぎながら、加奈子は意地の悪い口調で問い掛けてきた。確かに全て任せてしまえば楽だが、そうなると麻奈実のように半壊させかねない。
あやせに対してはもう少しゆったりと、なるべく俺自身の手で調教していきたい。
「そりゃ駄目だ。もうちっと楽しみてえしな。取り敢えず二、三時間仮眠取るから、マッサージャーで休みなくイかせ続けといてくれ。
時々水分補給させて、必要ならトイレにも連れてってやれな? 腹が減ってるようだったらキッチンにあるもの適当に喰わせていいから。
あと、叩いたり蹴ったり、肌に傷つけんのは禁止な。下の毛も剃ったり焼いたりすんなよ?」
「おケツはどうすんの? 拡げとく?」
「お前に任せるけど、バイブは駄目だぞ? スティックのLまでだな」
「は〜い。えへっ、加奈子頑張るから、先にご褒美欲しいな?」
 すぐ傍のベッドで桐乃が眠っているにも関わらず、加奈子は精液と愛液と血で汚れたままの陰茎をそっと握り締めてきた。
優しく扱き上げながら指先で尿道口を刺激し、もう一方の手を俺の尻に回して菊門に指先を這わせてくる。
その滑らかな指使いも尻穴への愛撫もまだ教え込んでないことであり、今までの奉仕では見られなかった動きだ。快感に浸りながらも俺は加奈子に尋ねてみた。
「加奈子、どした? 無茶苦茶上手くなってんじゃねえか。それに尻までなんて」
「えへへっ、お兄ちゃん、気持ちい〜い? 全部、瀬菜ちゃんに教わったの」
「瀬菜ちゃん?」
「うんっ。一日で仲良くなっちゃった。なんだこのメガネブス二号、って最初は思ったけど、話してみると面白いし、色んなこと教えてくれんの。加奈子、気に入っちゃった」
 その言葉に俺はしばし唖然とした。二人には共通の話題など何もないと思っていたからだ。
どうも加奈子の方が慕っているようだが、互いに笑い合っている場面など想像も出来ない。とは言え、仲良くしてくれるのならありがたいことではある。
意気投合した挙句、加奈子まで腐女子になったりしたら嫌だが、当面は口を出さずに成り行きを見守ることにしよう。
「でね? ぜんりつせん? っていうのコチョコチョってすると、男の人って気持ちいいんでしょ? やり方教わったから、加奈子がしてあげるね?」
 あどけない声でそう言うと、加奈子は徐ろに俺の尻穴に指を挿し込んできた。

21名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:45:48 ID:c9UxP7YY
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第109回

 加奈子に強引に射精させられたこともあって、ついうっかりと寝入ってしまい、目を覚ました時には午前六時を回っていた。
隣でまだ眠っている桐乃を起こさないようにしてベッドを抜け出すと、俺は慌てて隣室へと向かった。
予定より長時間となってしまった加奈子の責めに、あやせが耐えきれているか不安だったからだ。
 ノックもせずにドアを開けて部屋に入ると、案の定、あやせは大の字のまま失神寸前となっていた。
艶やかだった髪はボサボサで、身体の彼方此方に体液をこびり付かせており、どこを見ているのか判らない目は白目がちで、口からは舌を出している。
辛うじて意識を保っているといった感じだ。それでも尻穴にアナルスティックを入れられ、股間に電気マッサージャーを当てられて身体をひくつかせ、不規則な呼吸をしながら喘ぎ続けている。
「はぎっ……ぶべっ……が、奈ご……あへっ……止め、でえっ……おぶっ……びあっ……」
「あン? んなこと言われて止めるわきゃねぇだろが。おめーは黙ってマンコ汁とションベン垂らしてりゃいいんだよ。このぶりっ子ブスがぁ。それともまた潮噴いてみっか?」
 流石は加奈子。親友に対しても言葉責めを忘れていない。が、感心している場合でもない。俺は加奈子に近寄り、手にしていたマッサージャーを取り上げた。
「あア? って、なんだ、お兄ちゃんか。おっはよー。ゆっくり休めた?」
 言葉からすると、入室してきた俺に気付かない程、夢中になって嬲っていたらしい。俺は失笑しながら頭を軽く撫でてやった。
「ああ、助かったよ。ご苦労さん。で、何回イかせた?」
「んとね、大っきくイったのは、まだ八十九回。もちょっとで百回だから、そこまで加奈子にやらせて?」
「いや、もう充分だ。しっかし、この部屋、すげえ臭いだな」
「だってあやせ、オシッコ漏らしっ放しなんだもん。その分ジュースは何度か飲ませたけど、ご飯は食べたくないんだって。あ、そうそう、潮も噴かせてみたよ?」
 そう言って加奈子は目を閉じ、唇を突き出してきた。褒美としてキスをしてくれと言うことだろう。俺は短く口付けをしてやり、あやせに向かって言葉を掛けた。
「あやせ、どうだ? 俺の言うこと聞く気になったか?」
「かは……ひぅ……嫌、あ……んっ……く……絶対、に……はぁ……嫌……ぁ……」
「んだァ? まだ足んねえの? お兄ちゃ〜ん、やっぱ、も少し加奈子にさせて?」
「ちょっと待て。なあ、あやせ? よく考えろよ? 録画したもんがネットに流れたら、残りの人生は悲惨だぞ? 親父さんのこともあるしな。
それにお前は桐乃が好きなんだろ? 引っ越す羽目にでもなったら生き別れだ。それなら俺に従って、あいつの身体を自由に弄んだ方がよくねえか? 
それとも桐乃に弄んで欲しいのか? 返事次第でどっちも可能なんだぞ?」
 諭すように優しい口調で言ってやると、あやせは目の色を少しだけ変えて押し黙った。何かを思案しているらしく、理性的な光を瞳に徐々に取り戻している。
「……もう……勝手に……好きに、したら……いいじゃないです、か……」
 一頻り沈黙が続いた後、あやせは力なく呟いた。
22名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:51:17 ID:c9UxP7YY
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第110回

 後々のことを考え、デジカメで何枚か裸の写真を撮ってから、俺はあやせの拘束を解いた。
あやせはずぶ濡れになっていたベッドシーツの上に横座りになり、力なく項垂れたまま自嘲するように薄く笑い、後に泣き出した。
無理もない。強引に処女を奪われ、性的な奴隷になることを余儀なくされたのだ。涙を流さない方がどうかしている。。
「うぐっ……こんなことにっ……ひっぐ……こんなことになるなんてっ……ぐすっ……わたしっ……うえっ……わたしが何をっ……ぐひっ……何をしたって言うんですかっ……」
 掠れた声で恨み言を口にする姿に俺は再び胸を痛めた。
言いなりになることを承諾した記念に舌で奉仕をさせようと思っていたのだが、そんな気分も失せてしまい、風呂の準備をしておくように指示して加奈子を部屋から退出させると、
俺はあやせの正面に胡座を掻いて穏やかに語り掛けた。
「なあ、あやせ。俺が――」
「ひぐっ……呼び捨てにしないでくださいっ……ふぐっ……馴れ馴れしいですっ……」
 声を掛けた途端、あやせは僅かに顔を上げて潤んだ目で睨んできた。大粒の涙が途切れることなく頬を伝っていく。
取り付く島もないとはこんな状態のことを言うのだろう。だが、ここが肝心だ。
絶望しきった心にほんの少しの光明を与えてやれば、後に精神を隷属させる為のきっかけを掴むことが出来る。
「お前も何か条件とかあるなら言ってみろよ? 一方的に約束させたんじゃ悪いからな」
 少し考えてからそう言うと、あやせは微かに目を見開いた。次いで先刻のように思案顔になり、怖ず怖ずと口を開いてきた。
「ぐすっ……じゃあっ……うぐっ……今すぐっ……すんっ……死んでくださいっ……」
 俺はその言葉を鼻で笑ったが、内心、少しばかり感心していた。まだ気丈に振る舞おうとするだけの精神力が残っていることにだ。
どうやら予想以上に強情な性格らしい。しかし、一人ぐらいはこんな反抗的な奴隷がいてもいい。
物言いに腹の立つこともあるだろうが、その不快感は性行為で晴らせばいいだけの話だ。。
「……そりゃ却下だな。そうだな、こういうのはどうだ? 二時間ほど俺の相手をしたら、桐乃と四時間過ごさせてやる。つまり倍の時間な。
俺と一時間なら桐乃と二時間だ。もちろん、その間に邪魔したりなんかしねえよ。
んで、お前が俺を心底満足させてくれた時点で、録画したデータも、今さっき撮った写真も消去してやる。こんな条件でどうだよ?」
 信じられないとでも言うように、あやせは涙を止めて何度も瞬きを繰り返した。それはそうだろう。
済んでしまったことはそれとして、桐乃と二人きりの時間を認められ、場合によっては動画や写真で脅されることがなくなるかもしれないのだ。
あやせにとって好条件であることは間違いない。とは言っても、当面、俺の相手をすればの話だ。その点について葛藤しているのならば、もう一押ししておくべきか。
「まだ駄目なのかよ? んじゃ、おまけにもう一つ約束してやる。お前を抱くのは夏休みの間だけで、二学期になったら解放してやる。
例え態度が悪くても、夏休みが終わったらデータも消してやる。これでどうだ? 言っとくけど、これ以上の条件は出さねえぞ?」
 その言葉にあやせは小さく頷くと、急に近付いて来て俺の右手首を左手で握り締めた。
何事かと思ってあやせの顔から手首、そしてまた顔へと視線を移した瞬間、俺は頬に強烈な平手打ちを受けてよろめいた。
「……あ、やせ? ……ちゃん?」
「約束、守ってもらいますからね?」
「あ? ああ、もちろんだ」
「それと、わたし、お兄さんのこと絶対に許しません。このことだけは忘れないでください」
 きつい口調で放たれた言葉に、俺はゆっくりと頷いた。
(今回分、終わり)




まとめに転載してくださっている方、いつもありがとうございます。お手数掛けてすんません。
お陰様で再開前の分の修正が何とか終わりました。
再開後の分もいずれ見直して修正する予定ですので、今後とも宜しくお願い致します。
ほんじゃ、また。
23名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 01:15:27 ID:UNCSfaj2
>>22
乙です
ここまでされて堕ちてないところがあやせらしいというかw
今後あやせ調教の続きか他のキャラの新展開か期待してます
24名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 01:45:52 ID:nSVR078d
GJだけじゃ味気ないと思ったのでちゃんとした感謝を述べておきます
エロカワ先生、いつもありがとうございます
先生の作品には毎回楽しませてもらってます

ラストのあやせのセリフがDEAD ENDフラグじゃないことを祈ってます…
25名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 17:28:06 ID:nKmPgaCm
いやいや、ここから京介&桐乃 加奈子 ほかで
徹底的に・・・だろ

止め(性的に)を桐乃(アナルぺニバン)、京介中だしで・・・。
26名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 18:27:25 ID:l54AKYrX
>>25
いい加減おまえ、その手のレス止めないか?
先の展開を希望とは言え下品に書くのはどうかと思うぞ?
27名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 20:48:15 ID:mBw43row
エロパロスレで下品もクソもあったもんじゃないなw
黒猫はズタボロにしてほしいし沙織はアナルだけ開発して前は処女のまま放置プレイしてほしい
28名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 21:00:33 ID:l54AKYrX
わかんねえかな
エロ=下品って言ってるわけじゃねえっての
まあスルーすんのが当たり前なんだが、こいつは言われにゃ分からん奴だからな
なんか調子づいたアホまで来たし……退散退散
29名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 21:48:03 ID:tn2jLWz5
気持ちはわかるが、触れても触れなくても変わらん奴はいるもんだ
ひたすらスルー推奨
30名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 07:19:58 ID:Z2ggt7IQ
>>25
納得できないならご自分で描いてください^^;
31名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 10:55:53 ID:cm0h0iyJ
…25だが、不快に感じた方々、済まん…

いよいよ待ちに待ってたあやせのエロシーンで、
且つ寸止め(二穴・三穴シーン)だったから…

32名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 14:51:34 ID:fmZFMlej
六巻読んだんだが京介ちょっとあやせの事好きすぎやしないかと
「結婚してくれ」とか普通にプロポーズじゃないかと
今回でブリジットや沙織の株が上がった気がするからSSも増えるかね?
33名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 15:19:51 ID:7Cu1elPd
軽いネタバレでもよしてくれ…
34名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 15:45:51 ID:mBJHfSRG
ageてネタバレを多くの衆目にさらそうとするのもよしとくれ……
35自宅のPCの規制が(ry:2010/05/09(日) 15:46:50 ID:yKZLIEVQ
ここ最近の流れまとめ

・あぁ、やべぇな。原作と設定ずれてるところ発見

・でもwikiにも載せてもらってるし、今更変更できねぇよ

・まぁでも、皆さん気付いてないし、スルーで大丈夫かな……

・ドラマCDでそのシーンについての明確な描写がありうわぁぁぁぁぁあああああああ←今ここ

それでも前スレにwikiでの修正の方法書いてあったね。助かります
つーわけで、近いうちに自分の方も修正更新しときます
まぁ、前座はこの辺りにしときます

俺の幼馴染がこんなに不人気なわけがない

俺はやっとの思いで家へと帰宅した。
家まで帰る道中は身体が鉛のように重たく感じて、まっすぐ歩くことすらままならなかった。
ときおり壁に手をついて身体を休めなければ家にたどり着くこともできなかったかもしれない。
玄関の扉に手をかけて開けるという日常の当たり前の動作にすら気だるさを感じつつ、ゆったりと家の中へと入る。
するとまるで計ったかのようなタイミングで桐乃とはちあわせになった。ちょうど階段から降りてきていたであろう桐乃は俺の姿を確認するなり何かを言おうと口を開いたが、すぐに俺の異変に気付き驚いたように口元を手で覆ってみせた。
手で隠れる前に見えた口の形から、きっと「おかえり」の四文字を言おうとしていたのだろう。少し前なら桐乃の口からは到底聞くことが出来ないであろう貴重な四文字であったが、
あいにく今の俺にはそれの返答である「ただいま」という四文字を言う気力も残っていないため、途中で桐乃の口が止まってくれたのはありがたかった。
そして俺は、顔をうつむき加減にしてゆっくりと桐乃から視線を外す。
「ちょっ……! えっ、えぇっ!?」
俺は何も言わずに桐乃の横を通り抜けていく。
一度飲み込んだ言葉のせいで二の句がつげないでいるのか、桐乃は口元をおさえ狼狽したまま言葉にならない言葉をこぼしている。
俺はそんな桐乃の様子を気に止めることもなく……もとい気に止める余裕も無く、階段を上ってゆく。家の扉を開ける動作ですら気だるさを感じた俺にとって、
階段を上るという作業は偉い修行僧に科された厳格な試練に匹敵するほどの苦行であった。しかしさすがに、この俺の精神的に疲れ果てた身体を何のプライバシーも無いリビングで癒すことはできそうにない。
ひとまず誰にも聞かれることなく誰の視線も届かない場所で、ため息を一つぐらい吐かせてもらいたい。
「……ちょっと、あんた。と、とっ……止まりなさいよ!」
それでも妹様は何とか言葉を紡いできて、アメリカから帰ってきても昔と変わらぬ高圧的な命令口調で俺を呼び止める。アメリカで説得したときに似たような罵声を食らったが、日本で喰らったのは数ヶ月ぶりだった。
どことなく歯切れが悪いのは俺と同じ帰国疲れのせいか、俺の様子がおかしいことに気付いた戸惑いか、はたまたその両方からか。
俺は階段の途中で足を止めたが、決して振り返らない。一歩でも振り返ればバランスを崩して階段から転げ落ちてしまう予感がするほど、自分が心の底からガタガタになっていることがわかっていたからだ。
「……なんか用か?」
覇気の無い声色だった。一瞬これは本当に自分の声なのかと、自分自身でも疑ってしまうほどに生気がない。
「いやっ、用っていうか……。ど、どうしたのよ?」
俺の覇気の無さが乗り移ったのだろうか。主語の無い、それでいて歯切れの悪い質問が階段すら上るのに億劫となっている俺の足にまとわりつく。
これがいつもの桐乃の勢いに任せた態度だったなら何の後腐れも無く足を進めていただろう。
36自宅のPCの規制が(ry:2010/05/09(日) 15:48:10 ID:yKZLIEVQ
「…………」
それでも今の俺に桐乃と長く会話をする自信は無かったので、ひとまず無言のままゆったりと階段を上りきる。その間、桐乃はずっと黙って待っていた。
そうしてから俺は身体を半分だけ階段下の桐乃に向けて一瞥する。何かを問いたげな瞳がライトブラウンの前髪の奥からじっと俺を捉えている。
「……疲れた」
「えっ?」
唐突に俺の口からこぼれた言葉に、桐乃は一瞬呆気に取られた表情をする。
「カバンを持ってくのも面倒なくらい、疲れてんだよ。だから……カバンここに置いとくから、後で部屋に持ってきてくれ」
俺はそう言いながら無造作に、それでも勢い余って階段から桐乃が居る下へと落ちないよう心配りをしながらカバンを自分の足元近くに放り捨てる。
まぁなんだ、さっきの俺の一文の中に含まれた、『疲れてるから、話はひとまず後で俺の部屋で』という意図ぐらいは桐乃なら読み取ってくれるだろう。
俺はカバンを置くとすぐに自分の部屋へと歩き出す。それでもまだ階段の下の方から桐乃が俺を制止しようとする声が聞こえたてきたが、決して立ち止まったりも振り返ったりもしない。
もう本当にそんな余裕は今の俺に無いのだ。俺は自分の部屋の前にたどり着くと、素早い動作で部屋に入りトビラをしっかり閉めて、あたかもそれで最後の力を使い果たしたかのようにすぐさま力無くベッドへと突っ伏したのだった。

空白の時間とはまさしくこのこと。いろいろな意味で衝撃の連続であった今日、俺の頭は今までの反省だとかこれからどうするだとか考える余裕はなく、ひとまず何も考えない時間を欲していた。
意識はあったので眠っていたわけではないと思うが、部屋に入ってからの俺は何も言葉を発せず考えず、ただベッドの上で静寂を保っていた。
そんな半ば夢心地の俺を現実へと引き返したのは、コンコンッという最近では聞きなれぬ木を叩くどこか小気味良い音。それは扉をノックする音であった。
「…………」
俺は無言でベッドから体を起こす。へとへとだった体力も幾分か回復している。
「誰だ?」
扉の外にいる人物はおそらく桐乃であろうと半分確信しながら、俺は部屋の外にいる人物にそう話しかけた。お袋はノックなどしないし、親父に至ってはまだ帰ってきてもないだろうから、桐乃以外の人物が俺の部屋の前にいるなどありえない。
それでも、奇跡を期待して良いのなら。ひょっとしたら―――
「あたしよ。入るからね」
聞きなれた、それでもアメリカから帰ってきたばかりで少し懐かしさも感じる強気な声色。それはまごうことなき俺の妹の声だ。
そうして俺の扉がガチャリと開いて、片手に俺の学生カバンを持ち、もう片方の腕に何かを乗せたお盆を持った桐乃が部屋に入ってきたのを目で確認する。ベッドに座る俺に微妙な視線を向けつつも、桐乃は俺が先ほど預けたカバンを無造作に床へ置き捨てた。
予想通りの展開に驚くことはせず、それでも俺は一瞬だけ残念だと思ってしまう。
ひょっとしたら、俺の心配をしてくれた麻奈実が―――、という展開を、無意識で期待してしまっていたのだ。
現実を知ってからだと、これほど馬鹿みたいな妄想もない。くだらなすぎて、心の中で嘲笑すら出来ないレベルの冗談だ。
37自宅のPCの規制が(ry:2010/05/09(日) 15:49:22 ID:yKZLIEVQ
「はぁ」
「チッ。ため息つきたいのはこっちだっての」
辛気臭い顔を浮かべていた俺が気に食わないのか、桐乃は舌打ちまじりに毒づく。昨夜の晩餐で見た桐乃の姿は今やあとかたもなく、ある意味で本当の俺の妹が戻ってきたでも言うべきだろうか。
「……で、何があったのよ?」
そう言いながら桐乃はベッド上で項垂れている俺に視線を合わせてきた。それと同時に桐乃から手渡されるコップ一杯の水。どうやら先ほど片手に持っていたお盆にはこれを乗せていたらしい。
「……何もねぇよ」
「そんなに声嗄らしといてよく言うわ。……良いから話しなさいよ」
麻奈実の家を出る辺りからずっと涙を流していたからだろう、俺の声は確かに嗄れて掠れた声になっている。
発声するたびに喉のいがらっぽさが自分でも気になるし、こんな声で何もないなどと言っても説得力は皆無。ずっと涙が流れつづけていた顔の方はもっと酷いことになっているかもしれない。
「…………」
だからこそ俺は無言を決め込んだ。冷静に考えたら桐乃は俺がつい先日アメリカから連れ戻してきたばっかでまだまだ不安定だし、なにより今回の一件には麻奈実が深く絡んでいる。
どうしてかさっぱりわかんねぇが、とにかく桐乃は麻奈実のことを大が付くほど嫌っている。もしもいま俺が麻奈実のことで泣くほど悩んでいるなんて知ったら、不機嫌を軽く通り越して憤慨し、そのままの勢いで再びアメリカに行ってしまうかもしれない。
さすがに本気でアメリカへ戻るなどとは考えにくいが、ひとまず桐乃のためを考えたらここは今日の田村家での出来事は黙っておくべきだ。
「ねぇ、何か言いなさいよ」
桐乃の翡翠色の瞳が真っ直ぐに俺の両眼を捉えてくる。留学前より伸びたライトブラウンの前髪の隙間からのぞくそれに映る俺は、一体どんな顔をして対峙しているのだろうか。
少なくとも兄としての威厳がある姿ではないだろう。
目の前に差し出されたままのコップに映る自分の顔が歪んで見えるのは決して動揺のせいではないと、まるで強がりのように俺は桐乃の手からコップを奪い取り飲み干してみせる。
キンッと冷えた水が喉を一瞬で潤し、またしても限界ギリギリまで削れていた俺の体力を僅かにだが回復させてくれる。
「桐乃、お前には関係ねえことだ。まぁいろいろあったわけだが……お前が気にすることじゃない」
ゲームで言うなら瀕死状態から肉眼で確認できるまで回復した体力ゲージだけを頼りに、俺は桐乃の追及に一切答えないという強行策に打って出た。
喉が潤ったことで、声色も普段とあまり変わらないぐらいに戻った気がする。顔の崩れっぷりは確認できないのでどうかわからないが、麻奈実に殴られて未だヒリヒリとしている顔の痛みが今じゃ気付け薬となっているのは不幸中の幸いか。
とにもかくにも、俺はアメリカから帰ってきてまだまだ不安定で無茶をさせられない桐乃に、今日の出来事を何一つとして漏らすつもりはなかった。
「…………あっそ、そういう態度とるんだ」
38自宅のPCの規制が(ry:2010/05/09(日) 15:51:14 ID:yKZLIEVQ
その一方で桐乃はというと、俺の言葉を聞いてからたっぷりと間を置いてから、目にも止まらぬ速さで空になった俺の手中のコップを奪いさる。
それは桐乃の怒りの意思表示だったのか、しかし俺がその一瞬で垣間見た桐乃の顔には、どこか悲しげな色が浮かんでいた気がした。
「わかった、もういいわ。でも一つだけ答えなさい。これだけは答えてくれないと、あたしこの部屋から出ないから」
俺がそんなことを感じていたのも束の間に、桐乃は俺が数か月前まで見慣れていた高圧的で眉を吊り上げた不機嫌そうな表情に戻っていた。
しかしこのとき、俺は桐乃の言葉に内心ホッとした。自分の納得できないことはとことん追求する桐乃のことだから、
俺がいくらはぐらかしても言うことを聞かず長期戦になることを心のどこかで覚悟していた。ところが桐乃は意外にもあっさりと手を引いてくれるらしい。
さすがにここまでへこんでいる俺の姿に情が移ってでもくれたのか、何はともあれ助かった。ひとまずこの桐乃の一つだけ答えろという質問を乗り切れば、今の所は万事オーケーだ。
まだまだ休みたりていない俺の身体と精神が、早くもう一度一人で何もすることのない安らぎの時間を求めている。
それでも百里を行く者は九十里をなんとやら。次の瞬間、神妙な顔つきの桐乃が問いかけてきた質問に、俺は平静を保つことなど出来ず驚いてしまった。
「その殴られた顔は、一体誰にやられたのよ……?」
心の底から俺を心配しているような、そんな優しげな声色。それと共に向けられてくる憂いを込めた視線にほだされてしまう。何となく、それは卑怯だろうと言いたくなる。
そんな顔をされたら、兄として平静を保てやしない。……というか、ちょっと待てよ!?
「なっ! なにを急に……ていうか、なんでおまえ俺が殴られたって知ってんだよ!?」
俺の身体が酷くボロボロと言っても、何か特別目立った外傷があるわけではなく、それはあくまで精神的ショックで俺がそう感じているだけに過ぎない。
それじゃなんで桐乃は、俺が麻奈実に顔を殴られたことを知っているんだ?
俺が突然の自体に目を丸くしていると、桐乃はなんてことはないといった様子で返事を紡ぐ。
「あっそう。ひょっとして転んだだけかとも思ったけど、やっぱり殴られたんだ。その青アザ」
さっき俺が聞いた優しげな桐乃の声はやはり空耳だったのであろうか。今では飄々とした口調で、俺の口からあっさりともれた自白内容をなぞっている。
「っ!? き、汚ぇぞ桐乃!」
かまかけてやがったなこいつ! ていうか、青アザ出来てたのかよ。桐乃に言われるまで全く気付かなかった。
麻奈実の家に帰るまでに鏡張りのショーウィンドウなんておしゃれなものがある店は近所にないし、家に帰っても一直線に俺は部屋に入ったから、洗面台の鏡も見ていない。気付いてなくて当然といえば当然だ。
桐乃に指摘されたアザが出来ている頬をさすっていると、いつの間にか俺に視線を合わせることを止めて、腰に手を当てながらまるで貧乏人を見る成金のように俺を見下ろしていた。
「汚いのはどっちよ、このバカ兄貴」
そうして放たれた、いわれのない罵倒。
何を突然言い出すんだこいつは? 俺がいつ汚いことをしたと言うのか?
はっきり何か言い返そうかと思考を巡らすが、桐乃の二の句の方が早かった。
「……あたしはね、前も言ったけどあんたに、その……け、けっこうどころじゃなくて……かなり感謝してるの。
私のオタク趣味がお父さんとかあやせにばれたときとか……今回のアメリカの件だって、あっちじゃ強がってたけど……日本に帰ってこれて、本当に良かったと思ってる」
声色はいたって普通。でもどこか顔色は赤みがかっていて、その普通の声が必死に照れ隠しをしているようにも思える。
罵倒から一転して桐乃の突然の感謝に、俺は内心とまどった。
39自宅のPCの規制が(ry:2010/05/09(日) 15:52:11 ID:yKZLIEVQ
「それもこれも、全部あんたの……兄貴のおかげだから」
ゆっくりと告げられる言葉に、少しずつ、ほんの少しずつなのだが。傷ついた俺の何かがいろいろと癒されていくのを感じる。
「だからあたしは、何ていうか……恩返しがしたいのよ。あたしに出来ることがあるのなら、何でも言って欲しい。あんたほどうまくできるかわからないけど、話を聞くことぐらいは、……人生相談にのってあげることぐらいなら出来るし」
あの桐乃の口から出た言葉に俺は正直耳を疑ったね。いろいろ精神的に参ってたところもあるし、最初は俺の生み出した幻影が話す幻聴かとも思った。でも俺のことを見下ろしながらそう言ってくれる人影は、確かに俺の妹の桐乃であった。
わざわざアメリカにまで迎えに行ったんだ、見間違えるはずがない。
「それなのにあんたってば、自分が困っててもあたしに全然相談しないし。それどころか、あたしには何も関係ない。これは自分の問題だ。とかなんとか言っちゃってさ、あたしに何も話そうとしないじゃない。……それって、卑怯とか思わないワケ?」
「いや、卑怯って言われても……。俺はお前の兄貴だから、助けるのは当然っていうか、俺が助けたかったから助けただけで」
「それが卑怯って言ってるの。あたし、ずっとあんたに助けれっぱなしで、いい加減に借りの一つや二つぐらい返したいの。だからね、あたしにもあんたが何で悩んでるかぐらい話しなさいよ。
……あたしは、あたしはね。あたしがあんたを助けたいから、助けるだけなんだから」
おぉっ、おぉぅ……。何ということだ。俺は今、心の内から湧き上がる感動の涙が止まらない。さっき桐乃から貰ったコップの水が全て涙に変わり、心の中で滝となって壮大に流れているビジョンが俺の瞼の裏には映っている。
桐乃の口から俺のためになどという言葉を聞けて、それだけでも今までこいつのために使ってきた体力が全てカムバックしてきそうだ。
その気持ちだけで十分だと言いたかったが、せっかく桐乃の法からここまで言ってくれてるんだ。例え兄貴だろうと、たまにはその厚意にあずかっても良いだろう。
「じ、実はだな…………麻奈実と」
「ハァ? その怪我、ひょっとしてあの地味子との痴話喧嘩が原因なワケ? ……………………やっぱなし。さっきの相談がどうのこうのっての、全部無し。ていうか、ウザッ」
頭の中で劇的ビフォーアフターのBGMが流れたような気がした。まぁなんということでしょう。
麻奈実の名を聞いた途端、俺の妹の顔は滅多に見れない優しげな表情からいつもの無愛想で侮蔑するような視線の顔色に、天使の歌声のような声色はたちまち不機嫌な声色に。
前言撤回だ。さっき流した心の涙を返してくれ。人間の涙ってのは血液から出来てるんだぞ。ただでさえ精神と肉体がボロボロの上に貧血まで起こさせる気かよ。
というか、あいかわらずお前はどんだけ麻奈実のこと嫌いなんだよ。いやもうこれは嫌いとかいうレベルじゃないね。もうお前末代まで麻奈実のこと祟るつもりだろうよ?
「つうかさぁ、さっきその顔殴られたって自白してたケド、まさか地味子に殴られたワケ? あの超お人好しに殴られるって、逆に何すれば殴られるのよって聞きたいわ。まっ、多分あんたが十割悪いんだろうケドさ」
あぁそうだよ。ついさっき俺の相談を聞くと言っておきながら、今やお前は俺が一番気にしているデリケートゾーンをハイヒールで踏み躙ってきたよ。元々似てない兄妹なんだから、無理矢理そんなところ似せてこなくて良いって。
麻奈実のことをずっと傷つけていて、今日もまた傷つけて、そして殴られた。もう二度と普通に話せなくなったであろう幼馴染の姿が、今や涙も干ばつした瞼裏に浮かび途端に身体中を寒気が走った。
俺はもう桐乃と話す気力を完全に失い、寝返りを打って桐乃に背を向けた。
「…………チッ。なんか言いなさいよ。ウザッ」
すると桐乃は俺が何の反応もしないのが気に食わないのか、それだけ言い残して桐乃はドタドタと音を立て部屋から出て行った。
怒りにまかせてドアを思い切り閉めたバタンッという音が、アザが残る頬に小さく響いた。
「ほんと、ウザすぎっ。なんで悩み事となるといつも全部アイツの事なのワケ? ……助けたいのに、助けたくなくなるじゃん。バカ兄貴」
ドアを挟んでもなお俺を罵倒する桐乃の声がする。後半部分は何やら口ごもっていたのでよく聞こえなかったが、きっとろくでもない罵倒の一部であろう。
そんなものを聞取るために体力を使う気など俺にはさらさらなく、再び目を閉じて思考も完全停止させることで、ひとまずの体力回復をはかるのだった、
40自宅のPCの規制が(ry:2010/05/09(日) 15:59:14 ID:yKZLIEVQ
今回分ここまでです。
ていうか第六巻もう出てるんですね。ずっと六月発売だと思ってた。六巻でる前に書き上げるつもりだったのに……。麻奈実オナヌとか書いてる場合じゃなかったな(汗
第六巻出たら後の設定が公式で決まって、いろいろと困るんでこの話を読んでる間は六巻の記憶を一切忘れた状態で読んで頂けると幸いです。
黒猫に死ぬ気で頼めば記憶を消すぐらいの呪いはかけてくれると思います。
それではこの辺りで。
41名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 13:42:17 ID:l8rcRHc/
>>35-40
桐乃の態度になんかうるっときたのはなんでだろう
俺疲れてんのか

あと気になるところ
>麻奈実オナヌとか書いてる場合じゃなかったな(汗
いや書いてる場合だろ!どんどん書け!
42名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 19:21:12 ID:bBEmC7fY
>>40
ウザ健気な桐乃可愛すぎる!
むしろこの路線で突き進んで頂いても私は一向に構わんッ!
じゃなくて嬉しいです。はい。
>>35乙っす!
44名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:27:31 ID:9MBioTQo
>>40
乙ー
45名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 00:23:24 ID:t5NPoAYm
解禁だからって、本スレでやるような雑談で盛り上がらないようにね
46名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 07:19:25 ID:xyp4IV/g
え、それお前が決めること?
47名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 12:34:40 ID:EETZr/Yw
「私のブラコン度は53万です」
「たった3匹の“猫”がキモウトに勝てるとでも思ったのか」
って電波を受信した
電波を送信したやつは、桐乃を何だと思ってるんだ?
48名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 00:22:48 ID:+pSRNbcH
黒いのの、匂いがする
ベッド中に、ついてる…あたしの、匂いを、つけたはずなのに…
4987.199.192.61.east.global.alpha-net.ne.jp:2010/05/12(水) 19:07:35 ID:7Jg09cgZ
黒猫ヤバイ?
50名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 19:22:06 ID:WN0CCH25
瑠璃たん逃げてー。
51名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 21:55:08 ID:AOdWa6oT
黒猫はオナニーする時京介を何て呼んでるんだろうか
先輩?兄さん?京介さん?
52名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 23:02:23 ID:bBSdRKzE
しっこくしっこく!
53名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 23:24:25 ID:Vm7+CslP
3巻兄さん
4巻先輩
5巻兄さん
6巻漆黒
54名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 23:36:53 ID:+pSRNbcH
黒猫はしつこくされるのがお好みなのか。
55名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 23:44:36 ID:Vm7+CslP
「ちょ、ちょっと、……しつ……こいわよ、……そんなにされたら……ん、んンっ」
56名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:00:02 ID:lUUv2lVT
>>55
宜しい。文に起こしたまい。
57名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:34:07 ID:++K4LuSv
前スレようやく512KB
58名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 03:08:57 ID:n788oKnH
姉:麻奈実・黒猫
妹:桐乃・沙織・瀬菜・加奈子・(リア※)
一人っ子:あやせ
不明:フェイト・ブリジット・リア

※実際の家族構成は不明だが、高坂家の下の妹として扱う


やはり妹率が高いな。
59名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 05:18:37 ID:P9QIem3O
京介より年下:

桐乃=可愛くない妹
黒猫=可愛い妹
麻奈実=妹...かな?
沙織=見た目は姉、実は妹
加奈子=糞餓鬼妹
あやせ=マイエンジェル的な妹
リア=糞餓鬼妹MkII
ブリジット=可愛い妹
瀬菜=友達の妹ですげぇおっぱい

フェイトちゃん=ババァ

結論はフェイトちゃん以外全員妹
60名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 12:31:10 ID:4CPq5eX7
>>59
地味子はどう考えても妹じゃないだろ
幼なじみもしくはおばあちゃんじゃね
61名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 13:02:36 ID:P9QIem3O
>>60
4巻と5巻で京介に「お兄ちゃん☆」って言った
62名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 16:01:29 ID:t1MLQvAG
そんな限定状況出されても
63名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 17:08:49 ID:ny+8ZLwC
6巻売ってねえよorz
64名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 18:11:50 ID:bezA1Ljw
>>59
地味子とフェイトさんが逆だな。

フェイトたんは2X歳なのに高校生の男の子に食事代奢ってもらっちゃうんだぜ?
頼りなさ的にも精神年齢的にも京介の妹だろう。
7巻では再び餌付けが行われることを願う。


おばあちゃんはもうどうでもいいや。
65名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 18:48:35 ID:FYYGrITX
>>64
全く以って同意
フェイトさんのまるでダメなお姉さんっぷりには誰かいなきゃダメだろ
前スレのフェイトさんSSを何度も読み返してしまうくらいなんで今スレでも登場を願うぜ
66名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 21:00:58 ID:xQ9XF/Rh
このスレに来てまで麻奈実アンチは麻奈実叩きしてんのかよ
67名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 21:09:59 ID:aAzAlFtZ
おばあちゃんとかどうでもいいって言われたぐらいでアンチだ叩きだ言い出す人の方が…
煽りじゃなくてガチで言ってるなら…

そんなことよりブリジットだ
68名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 21:58:07 ID:HD5xjoAH
>>66は麻奈実アンチの自演だろ、ほっとけ
69名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 22:58:00 ID:76pTmsKT
新巻であやせと加奈子がかなりリカバリーしたのは嬉しかった
ようやく沙織のターンも来たし
ブリジットやリアなんてバックベアードに目付けられそうな人にはたまらないんじゃないのかw
フェイトや麻奈実も忘れられてないみたいだったのも良かった

つかチキンハート京介さん
あやせと沙織にナチュラルに好きって言っててワロタ
刺されそうだがハーレム行けよw
70名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 22:59:31 ID:t1MLQvAG
ポッと出のIDで自演とか言われても・・・
71名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:06:54 ID:iAznKViD
あ…新巻
72名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:19:10 ID:n788oKnH
そういやあやせの名字は

あ……新垣
73名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:50:55 ID:jFgvwKIf
>>69は、俺がこれまで見た中で、もっとも酷い、地味子アンチだと思う。

フェイトと並べるなよ!いくらなんでも!
74名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 00:23:28 ID:6P25T6pS
本スレが酷い状態だから元々の住人がここに避難してるのか?
75名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 00:31:04 ID:cp2oz48J
ここは(名目上)18禁ですが何か
76名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 00:32:37 ID:GIE77aby
ブリジットは将来性の窺える容姿である。
77名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 00:44:44 ID:8K3yo3RM
リアはさらに悪戯っぽい女の子に進化して突撃してきそうだ、色んな意味で
78名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 01:36:08 ID:N5sN/fq8
所謂 真っ当な 娘がブリジット位しかいねえw
麻奈実は麻奈実でおばあちゃんメンタリティすぎて女子高生とは言いがたいしw
まあ最近は京介も全然普通じゃないからちょうどいいのかもしれないけど
79名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 04:24:38 ID:vNCFfLuu
この中に一人、黒猫がおる!
80名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 11:46:33 ID:fzz1F+Vq
>>79
不幸を届けにきたぜ
81名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 11:58:13 ID:HCtXbtoJ
>>80
吹いたw
82名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 18:21:24 ID:AHqE8mmQ
6巻ようやく読破
リアが可愛い!
3年後とかの設定だと…
リア「お兄ちゃん、おっ久〜」
京介「お、おまえ…リア…か?」
リア「もう、何言ってるのお兄ちゃん?」
京介「い、いや…あまりにも…(ボンキュッボンに成長しすぎてて)」
桐乃「ちょ、あんた何しに来たのよ!」
リア「えっへへ〜、キリノの速さの原動力の一つを奪いに来たに決まってるじゃん」
桐乃「…なっ!!」
黒猫「そうはさせないわよ!」

ってな感じ?

んー、当作品は青春を思い出させてくれるのぉ
あやせたん…ハァハァ…



いかん、昼間っから酔っ払って支離滅裂><
ともあれアヤセに期待!
8387.199.192.61.east.global.alpha-net.ne.jp:2010/05/15(土) 21:39:37 ID:QJkRYWkz
めちゃエロスwww
84名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 22:13:55 ID:6FuYDFFL
>>82
短距離走の選手がボインボインなのは色々不味い気が……
走りに影響が出る的な意味で
85名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 22:29:03 ID:8K3yo3RM
エロカワ先生の影響からか6巻の加奈子はただのツンデレにしか見えない
86名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 23:27:11 ID:j+fQ2/De
実際そうじゃね?

マネージャーは京介じゃないと嫌だとか言いそう
87名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 00:19:04 ID:BDNuo+Ju
先日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意

88名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 00:20:18 ID:BDNuo+Ju
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第111回

 気圧されはしたものの、誰が主人かは理解させておく必要がある。俺は渋るあやせを風呂場へと連れて行き、洗い場の椅子へと座らせた。無論、二人とも裸の状態でだ。
あやせは自らの身体を隠すこともなく指示に従い、俺の陰茎が視界に入る度に嫌な顔をして顔を背けた。それでもよくよく観察してみると薄く頬を染めており、全く意識していないという訳でもないらしい。
俺はそんなあやせの正面に立ったまま、自ら一物を扱いてみせた。
「ちょっ、なっ、なにしてるんですかっ?」
「折角だから、お前の身体に精液掛けてやろうかと思って。嫌か?」
「そっ、そんなの嫌に決まってるじゃないですかっ! この変態っ!」
「逃げたらさっきの約束はなしだ。捕まえて無理矢理マンコにブチ込むからな?」
 あやせは立ち上がって浴室から出ようとしていたが、俺がそう言うと元のように風呂椅子の上に座り直し、凄まじい目で睨み付けてきた。
「こんな変態だったなんて……」
「言うこと聞くって約束だよな? そのまま脚開け」
「なっ? なんでそんなことっ!」
「お前のマンコをオカズにすっからに気まってんだろうが。それともチンポ舐めさせてやろうか? 俺はどっちでもいいぞ?」
「くっ……卑怯者っ!」
 あやせは悔しそうに顔を引き攣らせながらも、少しだけ足を開いて局部を曝け出してきた。
興奮が足らないのか、陰核は包皮に包まれてしまっていて陰唇しか見えないが、それはそれで初々しくていい眺めだ。
薄い陰毛は体液で固まり、下腹にこびり付いている。
「こうして見ると、お前のマンコって――」
「うるさいっ! もう喋るな変態っ! 変態変態変態ッ! 耳が腐るッ!」
 正直に言えば、俺はあやせに罵られて少しばかり興奮した。俺に被虐的嗜好はないが、こんな反抗的な相手に臭い付けする機会などそうは得られない。
文句を言われた分だけ身体中に精液を擦り込んでやる、と思っただけで陰茎は完全に勃起し、その先端を滲ませてきた。
「動くなよ?」
 一言告げてから、俺は濡れた亀頭の先をあやせの乳房へと擦り付けた。あやせは腰を引き掛けたが、思い直したように姿勢を戻し、しかめた顔を横へと向けた。
態度は不快だが、そこそこ実った乳房の柔らかな感触は心地いい。乳肉を徐々に我慢汁で染め上げ、その微かに尖った先端に亀頭を触れさせてやると、あやせは小さく声を上げた。
「ん……くぅ……」
「もっと声出していいんだぞ? 気持ちいいんだろ?」
「きっ、気持ちよくなんかありませんッ! 穢らわしくて気持ち悪いだけですッ!」
 だが、あやせの脚は俺が指示した時よりも大きく拡げられており、秘所は愛液を僅かに分泌させている。
昨日から延々と嬲り続けた甲斐あって、多少は感度が上がっているようだ。どこまで我慢できるのか試してみたくなり、俺は乳首を重点的に責めることにした。
上下左右から体液を塗りたくり、亀頭の先で軽く押し潰し、強めに何度か弾いてやる。薄紅梅の乳頭は見る見る内に硬く勃起し、やがてあやせは切なそうに身体を震わせた。
「んはぁ……嫌ぁ……くふぅ……こんなぁ……はうっ……こんなこと、でっ……」
 懸命に快感を堪えようとする様子は悩ましくもある。あやせのそんな姿を見て俺は耐えきれず、そのまま乳首の上に精液を放った。

89名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 00:21:03 ID:BDNuo+Ju
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第112回

 本当は全身に隈無く精液を擦り込んでやった後、洗い場に押し倒して無理矢理膣を犯そうと思っていたのだが、それは断念せざるを得なかった。
見たところ、あやせの体力はもう限界寸前で、一度回復させておかないと先々の調教に支障が出てしまう。俺は手早く身体を洗ってやってから脱衣所でバスタオルを渡し、客間に案内することにした。
浴槽に入れなかったのは陰部に湯が染みるだろうと思ったからだ。あやせに被虐的な資質は見受けられず、ならば無理に痛みを与えることもない。
 客間に布団を敷き、桐乃の部屋からボストンバッグを持ってきてやると、あやせは無言でバスタオルを外し、下着とパジャマを身に着け始めた。
腰に巻いたタオルの中で改めて陰茎を勃起させつつ、俺は穏やかな口調で問い掛けた。
「まだ飯喰ってねえんだろ? どうする? 喰ってから寝るか?」
「……いりません」
「けど、昨日の昼間っから何も喰ってねえだろ? 腹減ってねえのかよ?」
「食欲なんかある訳ないじゃないですか。それより、もう寝てもいいんですよね? すっごく疲れてるんですけど? 身体中が痛いんですけど?」
 あやせは上着の前ボタンを留めながら睨み付けてきた。口調は淡々としているが、その分だけ凄味が増している。
「そりゃ悪かった。ゆっくり眠ってくれ」
「……ふんっ」
 あやせは気分悪そうに鼻を鳴らして布団の中へと潜り込み、俺に背を向けた。拒絶を示そうとしているのは判る。が、断食によって身体を壊されでもしたら元も子もない。
「一応、飯の用意はしとくから。起きたらちゃんと喰えよな?」
「早く出ていってください。眠れないじゃないですか」
「……桐乃に添い寝するように言ってやろうか?」
 そう問い掛けると、あやせの肩がピクリと動いた。
「……桐乃、に?」
「ああ。呼んできてやろうか?」
 まずは何とか感情を宥め、少しでも態度を和らげて貰う必要がある。桐乃を使えば上手くいくだろうと考えていたのだが、あやせは哀し気に息を吐いた。
「……いえ、いいです。それより早く出ていって……一人にしてください」
 物憂げにそう答えると、あやせは何度も鼻を啜り始めた。表情は確認出来ないが、また泣き出しているようだ。今はこれ以上干渉せず、そっとしておいた方がいいだろう。
「ん、判った。おやすみ」
 その言葉にあやせからの返事はなく、俺が部屋を出て行くまで一度として振り返ることもなかった。
90名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 00:21:40 ID:BDNuo+Ju
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第113回

 バスタオル一枚のままキッチンで全員分の食事を作り、割り当て分をトレイに載せて客間に運び入れた時には、あやせはもう深く寝入っていた。
矢張り泣いていたらしく、少しだけ目蓋を腫らしており、俺は御絞りで涙の跡をそっと拭ってやってから、布団を掛け直して部屋を出た。
 その後はパジャマに着替えて自室で寝直し、再び目が覚めたのは夕方のことだった。一緒に寝ていた桐乃と加奈子の姿は既になく、欠伸をしながら階下へと降りると、桐乃はリビングでテレビを見ていた。
オレンジ色のブラとショーツという下着姿で、ソファに座ってポリポリとスナック菓子を食べている。羞恥心が失われつつあることを危惧しながら、俺は桐乃に声を掛けた。
「おい、桐乃。加奈子は?」
「あ、おはよ。瀬菜さんとこ行ってくるって。なんか、すっごく仲良くなったみたい。ご飯あんがとって言ってたよ? あやせがいるから、あたしは兄貴が起きんの待ってたんだけど」
「そっか。んで、あやせはまだ寝てんのか?」
「うん。さっき様子を見に行った時は、まだぐっすり寝てた。起こしてこよっか?」
 そう言って腰を浮かし掛けた桐乃を、俺は片手で制した。
「いや、なら寝かしとこう。んじゃ取り敢えず、お前の部屋の掃除でもすっか。換気もしねえとな。小便臭くて使い物になんねえ」
「それならもうしといたよ? 酷い臭いだったもん。そんなことより、ここ座ってよ」
 桐乃は自分の隣をポンポンと軽く叩いた。言われた通りに並んで腰掛けると、途端に横から抱き付いて俺のズボンの中に手を入れてくる。
下着の中で陰茎に直接触れながら、桐乃は俺の耳元に口を寄せて悩まし気な息を吐いた。
「んはぁ、もうこんなになってるぅ。ねえ、しよぉ? 昨日、お手伝いしたんだからいいでしょお? 一回ぐらい、あたしのマンコも使ってよぉ」
「今は我慢しろ。後でちゃんとしてやっから。それと、あやせが起きたら二時間ほど相手をしてやれ。そういう約束になってんだ」
「むうっ、あやせの相手すんのはいいけどぉ、チンポが欲しいよぉ」
 不機嫌そうにそう言うと、桐乃は一物を強く握り締めてきた。痛いということはないが、あまり乱暴に扱われるのも困る。俺は桐乃の頬に口を付けてから、言い聞かせるように囁いた。
「今はあやせ優先なんだからしょうがねえだろ? 素直に言うこと聞くようになったら、お前の相手もちゃんとすっから」
「だって、あやせの次はあの邪気眼女でしょ? まだ先の話じゃん。あたし、堪ったストレスは全部地味子で晴らしちゃうかんね?」
「そりゃ別にいいけどよ。んじゃ、あやせが起きたら今日は三人ですっか? その代わり、二時間で俺の言うこと聞くようにさせとけ。無茶なことせずにな。出来るか?」
「ん、やってみる。でも、どうすればいっかな?」
 桐乃はそう呟いて首を傾げた。

91名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 00:22:32 ID:BDNuo+Ju
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第114回

 対処方法についての相談を受け、恋人のように振る舞ってやれ、と俺は桐乃に指示した。
口付けで目覚めさせ、食事を取ろうとしないならば口移しで料理を与え、咀嚼する度に口の周りを舐めてやれば、桐乃に愛情を抱いているあやせが夢見心地にならない筈がない。
その上で服を剥ぎ取り、敏感な部分を執拗に愛撫しながら説得しろと告げると、桐乃は神妙な面持ちで頷いた。
 小型カメラをバッグの中に入れて客間に持ち込ませ、あやせに気付かれぬように様子を観察していたのだが、桐乃の対応は見事なものだった。
頻繁に笑い掛けては唇を奪い、乳首や陰核には決して触れずにその周囲だけを撫で擦り、焦らしながら言葉で追い詰めていく。
その手練手管に翻弄され、あやせは二時間が経過した頃には俺に隷属することを誓い、見返りとして桐乃に陰核を甘噛みされていた。
両手で桐乃の頭を自らの股間に押し付ける姿も、その喘ぎ声もモニター越しに充分に堪能してから、俺は自室で服を脱ぎ、客間へと向かった。
 部屋に入っていくと、あやせは特に文句も言わず、桐乃に促されて布団の上で正座をし、頭を下げてきた。
若干投げやりな態度であり、不貞腐れた顔をしているものの、それなりに覚悟も出来たのだろう。傍らに座っている桐乃同様に全裸だが、恥ずかしがる様子はない。
「あやせ、兄貴に挨拶は? 教えたじゃん」
 桐乃がそう言うとあやせは渋々と顔を上げ、引き攣った笑みを浮かべながら口を開いた。
「ど、どうぞ、私の身体、す、好きなように使ってください……」
「違うっしょ? もっとチンポとかマンコとか言わなきゃダメじゃん。兄貴はそういうのに興奮するちょっと特殊な人なんだから。ほら、も一回」
 随分な言われようだが、強ち間違いでもない。桐乃の無慈悲な命令に従うことが果たして出来るのかと見守っていると、あやせは握り拳をブルブルと震わせながら躊躇いがちに口上を述べ始めた。
「どっ、どうぞ、私のオっ、オマンコをっ、好きなように使ってください。その、あの、オ、オチンチンを、い、入れても……」
「入れても? その後は?」
 意地悪く俺が尋ねると、あやせは言葉を発することなく口を動かした。読唇術の心得などないが、何を言ったのかはすぐに判った。いつか殺す、だ。
桐乃の言葉に随従しようとも、俺に対する反抗心は些かも衰えていないらしい。改めてその頑固さに感心しつつ、俺はもう一度言葉を掛けた。
「言い辛いのか? なら、俺が挨拶を教えてやる。そうだな、私の専用濡れマンコの奥までチンポをブチ込んで、ザーメン塗れにしてください、ってのはどうだ? ほれ、言ってみろよ?」
「こっ……この変態っ! 性欲異常者っ!」
「あやせ、ダメっ!」
「だって桐乃っ!」
「あたしの言うこと聞いてくんないの?」
 心底寂しそうに桐乃が言うと、あやせは悔しそうに顔を歪めながら身体を強張らせ、程なく意を決したような表情になった。
「わたっ、私のっ、ぬっ、濡れオマンコの奥までっ、オっ、オチンチンを入れてっ、せっ、精液塗れにしてくださいっ!」
 少しばかり言葉が違ったが、あやせは言い放ってから項垂れてしまい、その点は許してやることにした。

92名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 00:28:38 ID:BDNuo+Ju
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第115回

 正常位、後背位、座位と体位を変え、桐乃共々交互に犯してやると、やがてあやせは気持ちよさそうに陰茎を受け入れ、時折自分から腰を微かに動かすようになった。
とは言え、俺がそのことを指摘しても当人は認めようとはせず、適当な言い訳を並べては桐乃の隙をついて小声で罵ってくる。
だが、その身体は間違いなく性交に慣れ始めており、漏らす愛液の量も粘度も瀬菜以上のものだ。前回は気付かなかったのだが、あやせの一番の弱点は陰核ではなく子宮らしい。
激しく突かれるのを好む加奈子とは違い、亀頭を押し当てて腰を回し、全体を擦り潰すような動きにしてやる方がいいようだ。ついでに陰核も指先で軽く擽ってやると、面白いように愛液が出てくる。
「んずずっ……ごくっ……ぷふはぁ……それ嫌あっ……あふうっ……指もダメえっ………」
 現在は後背位であやせと性交中。桐乃はその正面で中腰になって、あやせに股間を舐めさせている。
膣から漏れ出た精液をあやせが啜り始めた時には驚いたが、相手が桐乃ならばそんな奉仕も厭わないようだ。
正直に言えば俺は桐乃が羨ましく、和姦に持ち込まなかったことを深く後悔した。あやせとは未だに舌を絡め合ったこともなく、陰茎を口に含ませたこともない。
現状ではどちらも噛み千切られそうな気がして恐ろしかったからだ。
「はぁん、ほら、あやせぇ、まだたっぷり入ってんだから飲んでよぉ」
「あむっ……んごぼっ……ごくっ……ぶむっ……ごくっ……ぱひはぁ……んふあっ……もうダメえっ……はうあっ……またおかしくなるうっ……くふうっ……もうイかせないでえっ……」
 抽送を受けて小さく尻を振りながら、あやせは背を反らして甘く喘いだ。事前に桐乃が愛撫を与えたこともあり、挿入開始の時点から痛がる素振りは見受けられない。
時に否定的な言葉を口にしてはいるが、既に十数回達した今では快楽に身を任せているのは間違いないだろう。
「くふぁ、休んじゃダメじゃあん、もっともっと味わってくんなきゃあ」
「おぼごっ……ぎり乃待っべ……んぶおっ……んくっ……ごくっ……もぶあっ……ぷはあっ……あくふあっ……イっちゃううっ……かふひあっ……またイっちゃううっ……」
「好きなだけイけよ、そろそろ俺も出すから。ちゃんと中出しされる感覚を覚えんだぞ?」
「ふかはあっ……もう中は嫌あっ……んくひあっ……中に出されるのはんぶごぽっ……」
「あふはぁ、そこに舌入れて舐め取ってぇ、くはふぁ、あやせ上手ぅ」
 桐乃はあやせの口元に陰部を押し付けて強引に言葉を遮り、媚びた声を発しながら腰を震わせ、程なくその動きをピタリと止めた。
その恍惚としながらも眉根を顰めた表情には見覚えがある。念の為に注意しておこうかと思った矢先に、案の定、桐乃は尿を放ち始めた。
どんな顔をしているのかは不明だが、呆れたことにあやせは小便をゴクゴクと飲んでいる。口腔に入りきらない分が布団の上へと流れ落ちてはいるものの、背後から観察するにかなりの量を嚥下しているようだ。
「んぶごぼっ……んごくっ……ぶむぼごっ……ごくぶっ……ぐぶおっ……んごくっ……」
「んんっ……あ……くふっ……はぁ……ごめんね、あやせぇ……んぁ……まだ出るぅ……」
「大変なとこ悪いな。俺も出すから受け取れ。おらっ」
 そう告げて俺が本日六回目の精液を膣奥へ放つと、あやせは尻を上下に跳ね上げた。
「んぶごぼもがあっ……んぶもおっ……おぼむぐっ……もがごべびもおぶうううううっ!」
「くふぁ……あやせってばぁ……んふっ……幸せそう……あっ……んっ……ふぅ……」
 うっとりと呟いた桐乃の言葉に、俺は射精を続けながら笑った。
(今回分、終わり)
93名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 13:10:48 ID:O3m5Cb/j
GJ
94名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 15:32:10 ID:fiPJiOoC
なんか近頃のあやせと京介の会話みてると
化物語の真宵と暦の会話を思い出す
95名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 16:21:02 ID:u0GXkFWr
何だかんだで仲良しだしな、あの二人
96名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 02:50:04 ID:pGizm74h
俺の後輩がこんなに可愛い
97名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 15:42:21 ID:IMBNaGJo
6巻で微フラグたったっぽい気がした
京介の責任とってを本気にしてたり、半年着拒気付かなかったっていじけてたし
98名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 19:19:01 ID:E7dUeOgx
ぬ、もしや着拒してたのは構ってもらいたいというあやせなりの意思表示だったのだろうか
99名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 19:32:58 ID:t2PIXRQM
着信拒否した事自体は当然の処置だったと自負してたらしいから、その後に和解したあとも
「ま、まあ、どうしてもって頼んできたら解除してあげなくもないんですけどねっ」
って気持ちで待ってたら、半年たっちゃったって感じじゃないかなw
100名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 19:34:17 ID:5qY6Lw3X
それはどうだろうかw

>94
はげどー過ぎる
101名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 23:33:59 ID:H+wkYtux
>>98

逆じゃね?
着拒していた事に対して、半年も気づかれなかったという事実が
逆にあやせの闘争心?に火をつけて
京介への関心を高めたんじゃないかな?
102名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 00:05:43 ID:SzO0fZtg
>>101 だなー、そんな感じに見えた。
声優の演技とか絵があればまた違う印象になるかもだが。
103名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 00:23:02 ID:8GnYl1Xs
>>94
全 面 同 意
そのうち阿良々木さんばりのセクハラを繰り出してくるかもしれんなww

つかそれよりも俺は結婚の話を真に受けてた方がフラグだと思っちゃった
104名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 00:38:22 ID:WkhjqBqz
何故このスレで本スレみたいな話してんだ?
105名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 00:44:44 ID:8GnYl1Xs
なんか・・・そういうノリっぽかったもんで
106名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 01:18:26 ID:eEe87vUq
過疎とかこじきだらけになるよりはまだマシな流れ
107名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 02:18:06 ID:yKWtkzZG
妄想に繋がる話題なら大した軌道ブレてないと思う
108名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 03:04:13 ID:+ojHOA10
あやせが弁当作って来て、もじもじしながら京介に渡す
其れを偶然に見かけた沙織が己の嫉妬に気付き…
後に何処か街角でぶつかる
お約束な流れになると思いきや
沙織が京介の上に乗っかってて
京介「んーんんんー」
沙織「ご、ごめんなさい…あら?」
京介「んーんんー(は、早くどいてくれ)」
沙織「あっ…お兄様、そんなに動かれては…」
な展開になる電波を受信したんだが…
109名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 07:58:12 ID:ORIQzaRH
>>108
…ちょっとすまん
二人とも「どんな風に」、「沙織が京介の上に乗っかって」ているのか
詳細詳しく聞かせてくれないか?w

(特に恭介の顔に「『何が』覆い被さっているのか 」又は沙織の股間はどんな状態かを…w)
110名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 09:49:42 ID:Hudsxfuu
が、がんめんきじょう・・・
111名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 13:42:55 ID:+mfpU0NU
勿論ノーパンツ
112名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 13:51:56 ID:8GnYl1Xs
>>108
なんというToLoveる
113名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 14:51:42 ID:8e71BtqD
六巻購入&読破…

エロカワ先生の沙織がスゲー楽しみになった…
早く二穴・三穴されて善がるバジーナが見てぇ…w

>>110>>111
やはり顔面騎乗…?、俺的には69をイメージしてたが…w
114名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 20:31:24 ID:4ZxcVTTY
@ω@;<せ、拙者もうだめでござるぅ〜
115名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 00:57:06 ID:lGmwpync
盛り上がっているところをすみません、いきなり初投稿失礼します。



116名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 00:57:55 ID:lGmwpync
部屋は心の鏡とはよく言ったものだ。
どこの部屋にも置いてるであろう生活用品以外に特筆して目立つ物のない俺の部屋は、俺の心をよく現している。
自室というものは、自分の有り体であり、心そのものであると俺は思うわけだ。
妹の部屋は俺の部屋なんかより、より心の有り様が見て取れる。
一見すると、なるほど近頃の女子中学生らしくぬいぐるみや可愛らしい柄のカーテンが窓にひかれ
本棚には参考書や陸上の本が陳列しており、部屋はよく片付いている。やるべき事はキッチリとやり、
他人に負い目を見せない妹の性格がよくよく現れている妹の部屋。
そう、それは間違いなく俺の妹・高坂桐乃らしい空間であり、妹を普段からよく知る人間がこの部屋を見て
「高坂桐乃の部屋」だと言われたら、誰もが信じて疑わないだろう。
でも他人の心なんて誰もわからないものだ。妹は確かにそういう人間であるけれども、それは一面でしかない。
妹の部屋は和室を無理やり洋室にリフォームした為か、洋室には不似合いな押入れが存在する。
そしてそこには、桐乃の普段は見る事のできない、オタ趣味満載の面が詰め込まれている。
オタ趣味を理解してくれて、なおかつ信用の置ける人間にしかそれを公にしない桐乃の心を
その部屋は如実に物語っているわけだ。まあ俺がその秘密を知っちゃったのは奴にとってイレギュラーの事態が起こり
仕方なく公開した訳で、俺をまるごと信用して見せてくれた訳じゃないと思うんだけどね。
つまりその、なんだ、部屋が心であるなら、そこに土足でズカズカ踏み込むような真似は慎むべきだってことを俺は言いたいんだね。
特に思春期の少年少女の部屋なんて注意しなきゃ駄目なんだから‥‥
ここまで言って俺の言いたい事の分からない人間なんていないだろ??え?いるの?
だからさあ‥

人の部屋に入る時はノックをしろってことだよ!!!

117名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 00:58:43 ID:lGmwpync
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「あれ?アンタこのくそ暑いのに毛布かぶって何やってんの?」
季節は夏ーーー外ではセミがにぎやかに鳴いており、
まだ真夏ではないにしろ、間違っても毛布なんてかぶる事のない心躍る季節‥
「いや、な、何でもない。何でもない事はなくて、凄まじい寒気と悪寒が俺を襲ってるんだよ!」
ああ‥我ながらなんて苦しい言い訳なんだろう‥
俺、高坂京介は何も予定のない夏の休日、この日は朝からやる気を出してひとり勉強に励んでいたのだが、
途中でちょっと調べたい事があったので妹から借りたノートPCを起動したのが全ての間違いだった。
いや、違うんだよ?もちろんWINDOWSが起動した後はプラウザを起動しようとしたさ!
でも、プラウザの横に昨日寝る前にダウンロードしたアダルト動画のファイルが燦然と輝いていたんだよ。
あれ?何でこんなファイルが?と思ったけど、何の事はない。いつもは見終わったら消去するんだけど、
これがなかなかどうして上玉の眼鏡ッ子AV女優の動画でね‥うへへ!昨夜も二回も抜いちまった。
だから消すには惜しくて、もう一度見てから消そうと思ってたのさ。ああ、その時からもう地獄へのカウントダウンは始まってたんだ。
ベッドの上で横向きに寝ながら自主鍛錬に励んでいたところ、妹がノック無しに部屋に入ってきやがった。
こういう事態に陥ったことは無いわけではない。でもそれは相手が母親の場合だ。
母親だったらこんな時は俺が何をしていたか、すぐに察知して撤退してくれるのだが、いかんせん今回は相手が違う。
「え?なに、夏風邪にでもかかったの?どうなるの?死ぬの?」
「死なねえよ!」
絶対に見つかりたくねええ!何でかわからんが、桐乃には絶対に見つかりたくない!
ベッドの上で饅頭のように毛布にくるまった俺を見て、桐乃はさぞ訝しげに思ったのか、不思議そうな声で色々伺ってきやがる。。
「何でそんな丸まった体勢で寝てんの?」
「それはね、こうすると気分転換になるからだよ」
「何で毛布の中にコードが繋がってんの?」
「それはね、電気湯たんぽで暖をとっているからだよ」
「何でそんな声が震えてんの?」
「それはね、あまりの寒気に発声もままならなくなってきたからだよ」
外の世界からシャットアウトされた半ケツの俺と、赤頭巾ちゃんのようなやり取りを交わす妹。
俺は毛布にくるまっているので、外の様子が確認できないのだが、桐乃は俺の様子が尋常じゃないと見てさすがに心配になってきたようだ。
「ちょっと、大丈夫なの?」
118名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 00:59:31 ID:lGmwpync
「だ、大丈夫だ。何の問題もねえ。」
「キモ!全然大丈夫そうに聞こえないんですけどー!?声がガタガタしてるよアンタ!?」
「だ、だから大丈夫だっつってんだろ!寝てれば治るから出てけよ!ゴホゴホ!!」
ぐぅぅ‥‥!いつもは俺がどうなろうと心配のひとつもしねえくせに、どうしてこういう時だけ‥!
ちょっと演技が迫真に迫りすぎちまったみたいだ。声がガタガタしてるのは本当に恐怖におののいているからだけどね!
とりあえず何とかして桐乃を外に追い出さないとならない。一瞬で良いんだ。十秒あればパンツを履いて、
PCの電源を落として、その後はどうにでもなる。この現在の毛布の中の状況だけは知られる訳にはいかない。
何か上手く桐乃を外に追い出す方法はないものか‥そうだ!
「何かどんどん調子が悪くなってきた‥桐乃、悪いが体温計を一階から持ってきてくれないか」
なんというナイスアイディア。幸いなことに、今日の桐乃は柄にもなく俺を心配しているようだし、これぐらいは聞いてくれるだろう。
まったく、普段からもう少しこの兄を気にかけてくれるようならいいんだが。
「そ、そうね。ちょっと待ってて。今持ってきてあげるから」
はあ‥‥何とかこの場を切り抜けられそうだ。さて、とりあえず一番にパンツを履かないとな。
毛布の中でひとり勝利を確信していた俺だが、桐乃が部屋から出ていく気配が感じられない。
「‥‥桐乃?どうした?早く体温計を‥」
やっぱりろくな作戦じゃなかったか?ぐぅ、確かにこんな時にまず熱測ってる場合じゃないか‥
と、思っていたらいきなりベッドの上に自分以外の人間の体重がかかり、ギシッと音を鳴らした。
「お、おい!桐乃っ!?」
「ね、熱、測ってあげるからちょっと出てきて!」
なんと桐乃が俺の毛布を剥がしにかかってきた。もはや俺の最終防衛線といえる毛布を、だ。
「はぁ?何言ってんだよ!熱測るなら体温計があるだろ!どうする気だよ!」
「い、一階のどこに体温計あるのか忘れちゃったの!あ、あああたしが測ってやるって、言ってんの!」
何言ってんだ!陸上の大会の日の朝に欠かさず熱測ってんじゃねーかよ!それに測るって、どうやって!?
「ほ、本当は死ぬほどイヤなんだけどね??緊急みたいだからおでこで測ってあげる!」
何だと!?いや、ヤバイってっそれはヤバイって!それもヤバイって!
全力で俺の毛布を引き剥がしにかかる桐乃。
「し、仕方ないじゃん!?アンタ、けっこーヤバそうなカンジだし!?ふ、不可抗力っての!?」
ヤバいのはこの状況なんだよ!毛布にくるまりながらPCを抱え込む体勢では、両手で毛布を引っ張る桐乃に対し、
だんだん分が悪くなってくる。俺、風前の灯火。もはや最後の牙城は崩れ去ろうとしていた。
「やめろ!この毛布を剥がすと恐ろしいことになるぞ!」
俺の必死の抵抗もむなしく、桐乃は鼻息をフンフン鳴らしながら毛布をめくりさろうとする。
「う‥るさい!いいから出てこいっ!」
やめろ、いま毛布を剥がすと本当に恐ろしいことになるんだ。何故なら、お前の位置から毛布をめくるとーー。
「え‥‥えっ?」
俺の半ケツが出てくるからだ。

119名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 01:00:18 ID:lGmwpync
「ぎゃ、ぎゃぁあああ!!何してんのアンタ!!へ、変態!露出狂!!」
「い、いやこれは‥!」
桐乃は俺の半ケツを見るや否や、悲鳴をあげながら俺と逆方向のベッドの端まで退いた。パンツ見えてるぞ。
涙目でパンツを上げる俺に、同じく桐乃が涙目で顔をゆでダコのように真っ赤にしながら抗議する。
俺が何をしていたのか、こいつもどうやらようやく分かったらしい。
「あ〜最悪!今日の夢に出てきそう!最悪最悪最悪‥‥」
ああああああああああ俺だって最悪だよ。今日は何て最悪な日なんだ。よりによって、妹にオナニーの現場を抑えられるなんて‥
その後も、桐乃はブツブツと俺に批難を浴びせていたようだが、放心状態の俺の耳には入ってこない。
ただ俺は、目の前の虚空を眺めてこの後の人生の身の振り方を考えていた‥もう死にたいよぅ。
いやいや‥ただオナニーを見つかったことぐらい、どうだと言うんだ‥そうだよ、世の中にはもっと辛い事だってあるさ‥
「ね‥ねえ」
そうだ、こんな事は苦じゃないんだ。これも悟りの境地に達する為の修行だと思えば
「ねえってば」
あ〜そうだ、今日は麻奈美と図書館に行って勉強しよう。うん。もうそうしよう。
「ねえ!!」
「何だよ!!」
うるせえな、こいつまだいたのかよ。俺をどこまで追い詰める気なんだ。もう頼むから部屋から出て行ってほしい。
俺はそうお願いしようと、横から声をかけてくる桐乃のほうを見やった。
「‥‥‥」
はて?こいつはどうして、俺の服の裾を掴んで顔を赤らめているのだろう。
俺はもう思考する事をやめ、妹と間近から見つめ合う。何だこの状況。
しばしの静寂の後、妹の方が先に口を開いてこう聞いてきた。
「で‥どうだった?」
「は?何が?」
こいつは一体何を聞いてくるんだ?Tシャツとパンツ姿で訳も分からずただ妹と見つめ合っていると、さらに妹は尋ねてきた。
「だから‥どうだった?‥って聞いてんの‥!やってて、こ、興奮してたの?」
ああ、エロ動画のことか?そりゃあもう赤フレームの眼鏡の女教師は俺のストライクゾーンを捉えたね。
こうなればヤケだ。もうどうにでもなぁ〜〜れ♪
「ああ、興奮した!」
俺は心中涙目で胸を張って答えた。すると桐乃は「ふ、ふうん‥」とつぶやいて顔を赤らめたまま目を伏せる。
おいおい何だその態度は。そりゃ目も伏せたくなるだろうけどさ、そろそろ勘弁してくれよ。
顔を上気させたまま俯いていた桐乃だったが、数瞬の後、何か納得したようにいきなり顔を上げ、再び質問してくる。
「やっぱり、兄貴は‥ああいうの好きだったの?」
「す、好きだよ。好きなんだから仕方ないじゃんかよ」
「い、いつもああいうので‥その、ひとりで‥してるの?」
「ぐっ!ああ、そうさ!いつも同じようなジャンルでオナニーしてるよ!!」
120名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 01:01:12 ID:lGmwpync
「ほんとに?」
「本当の本当だよ!」
ああもう何を聞いてくんのコイツ!?しかもそれにことごとく答えちゃう俺って何なの!?
それこいつはこいつで「へ、へ〜‥そうなんだ‥」とか言いながら頷いてるし‥
ふと桐乃の視線が俺の視線と交わらず、俺の顔より下に向けている事に気付く。んん?俺の体に何か‥?
「なんかパンツに染み出来てるけど‥何それ?」
桐乃がそう言って指をさした先には、良い所でオナニー中断された為か、悲しそうに小さくカウパー汁が染みている俺の股間。
「こ、これはお前が途中で入ってくるから!」
もうこれ以上の恥はないと思っていたが、さらに恥の上塗りをされた。
きゃあきゃあ言いながら顔を両手で隠す桐乃。もう耳は真っ赤である。もちろん俺も真っ赤っ赤。
ぐう!もう泣いてもいいよね?頑張ったよね俺?もうゴールしてもいいよね?
はあ‥もう今日は厄日だ。これ以上まともに桐乃と顔を合わせる気力はない。
俺は今度こそ、桐乃に部屋から出て行って欲しいとお願いするべく桐乃の方を見てたまげた。
自分の股間から顔を上げると、鼻息のかかりそうな距離に桐乃の顔があったからだ。
その刹那、電流のような感覚が俺の下半身に走った。月並みだけど、本当に電気が走ったかと思ったよ。
桐乃が俺の股間に手を置いていたからだ。口をパクパクさせてる俺に、桐乃が顔を紅潮させたまま言った。
「途中で中断されるのって、辛いんでしょ?よ、よかったらあたしが抜いてあげよっか?」
「な、何言ってんの!?そんなのダメに決まってんだろ!!」
こいつは何て事を言い出すんだ。自分が何を言ったのか分かっているのだろうか。
俺は我が耳を疑ったが、桐乃の方は真剣のようで、俺の股間をさすり始めてきた。
「だ、だって確かにノックしなかったのはあたしがほん〜〜〜〜の少しだけ悪かったかも知れないし‥」
ほんの少しどころじゃねーよ!お前さえ気を付ければこんな事にならずに済んだんだよ!
実の妹に股間を触られてドン引きしている俺とは裏腹に、桐乃は顔をうっとりさせながら体を密着させてくる。
いくら実妹とはいえ、ティーンズ誌のモデルをやっているような妹だ。そんな奴が
俺の股間をさすりながら俺を押し倒してるときたもんだ。たまったもんじゃない。てかヤバいでしょこの状況?
気付けば俺は完全に桐乃に組み伏せられていた。いつかと同じ状況だ。
「それに、あたしの貸したやつでオナニーしててくれたのって、う、嬉しい‥かな?」
何が嬉しいの?え、自分のPCをオナニーに使われると嬉しいって、ごめんぜんぜん意味わかんねえよ‥
俺の妹はとんだ変態ということなのだろうか?どこの世界に自分のPCを貸し出して、
オナニーに使われたら興奮する性癖の輩がいるというのだろうか。いや、目の前にいるんだけどさ。
これが俺の立場だったら、嬉しいどころかキレる場面だと思う。だが、妹は嬉しいと言う。
121名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 01:02:00 ID:lGmwpync
「あのね、本当にしてくれてるとは思わなかったんだ。もしかしたら‥もしかしたら、してくれてるかなって
そんな風に期待してたの。あ!でも今日のは本当に事故だよ??わざとオナニーの現場を見ようって思ったわけじゃなくて‥
その‥ちゃんとやってるかな〜って思って。だって、アンタ言わないとやらないじゃん?で、ちょっと様子見にきてあげたら‥
や、やっぱり兄貴ってそういうの好きだったんだね‥?あたしだけ思い込んでたわけじゃないんだ‥」
なんて奴だ。俺にPCを貸し与えて、それでオナニーしてるかどうか期待していたというのかよ。
桐乃はのしかかってきながら、俺の胸の上に指を置いて、のの字を書きながらもじもじしている。
やべえ‥やっぱりこの状況は不味い。さっきから桐乃はいつになくしおらしいもんだから、俺もちょっと調子が狂う。
「そ、それで!どんなシーンで抜いてたの!?」
何聞いてくるんですかアンタ!?しかし、その勢いを留めることなく、俺のフィニッシュシーンを聞き出そうとする桐乃。
「やっぱり今回貸したやつって、いわゆる『おしかけもの』ってやつだからさ!そ、その‥例えば今のあたし達みたいな状況の
シーンとか沢山あったでしょ??それで凄い興奮したんだよね!?や、やっぱり今みたいな状況って興奮しちゃうの‥?」
「‥は?そんなシーンなかったけど‥」
「え?」
俺の見ていた動画は、眼鏡ッ子AV女優のハメ撮りもので、物語仕立てであったり、シナリオのある作品ではなかったのだが。
桐乃は自分の期待していた返答とはかなり違っていたようで表情を曇らせる。
「そ、そ、それじゃ何ちゃんを攻略したの!?それでいいから言ってみて」
「こ、攻略って!えっと‥鈴木ありすって娘だけど‥」
「鈴木ありす?そんな子いたっけ?」
「いや、お前は知らないと思うよ。そもそもそのAVダウンロードしたの昨日だし‥」

『ビシッ』って音がどこからか聞こえた気がした。何か一瞬にして部屋の空気が緊張したよ?
そして、気のせいじゃなければその緊張感の発信源は、おそらく目の前の妹である。

「え、‥AV‥?」
「借りてたPCを自家発電に使ってたのは俺が悪いけど‥お前も嬉しかったんだろ?俺もさっきのお前の台詞は忘れるからお前も‥
ん?どうした桐乃?なんでノートPCを持ち上げ‥」

「嬉しいわけ‥あるかっ!!!」

ガシッ!ボカッ!
俺は死んだ。スイーツ(笑)
122名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 01:05:24 ID:lGmwpync
うわあああああああああバックアップにとっておいた推敲する前の文章投下しちゃたああああああああああああああ

すみませんでした。最後の部分もすみませんでした。捨て置いてください。
もしもう一度投下できるチャンスあるならお願いします。
123名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 01:21:31 ID:w1GrDy/V
>>122
乙!

いや、再度投下は流石にスレでは止めとけwww
別作品でリベンジした方がいいだろwww
がんばれー
124名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 01:53:28 ID:lGmwpync
>>123
そうですね…本当に失礼しました。
もともと大した作品ではないのですが、最後の部分に後悔が残りすぎる…恥ずかしい…
wikiに収めてもらっても、もう直せないですよね…
スレの皆さん、いつも楽しく読ませて頂いております。
顔洗って出直してきます。
125名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 02:29:47 ID:w1GrDy/V
>>124
そこまで恐縮、卑下せんでもw
まとめの人は今空位? なんじゃないかな
wikiにも自分で納めなかんかもよー
126名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 03:15:50 ID:SQL8Foko
>>124
まだ、最初の1レス目読んだだけだけど、面白そうだからまず最終稿よみたい。
俺は再投稿でもいい気がするけど、まあ、気になるなら、うpロダにでも最終稿のテキストあげるか、
まとめには最終稿のやつ挙げるかしてほしいなー。
127名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 03:21:42 ID:sIlD7jk+
>>124
とりあえずwikiの方にまとめました。
作者さん、修正お願いします。
128124:2010/05/20(木) 08:34:56 ID:lGmwpync
>>127
こんな朝からすみません。

修正完了しました。わざわざ管理人さんにメールしてしまった俺でした。
感想を聞くことは出来ませんけど、これから読んでくれる方はwikiのほうを見てもらえたら嬉しいです。
みなさま朝っぱらからお騒がせして申し訳ないです。
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/162.html
129名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 17:17:05 ID:Hlk6ctP4
>>124 >>128
GJ!
ただ、おしいと思う
せっかくなら最後に「全治○週間の怪我をする羽目となった」にして
そこから桐乃に負い目を感じさせて付きっきりで看病〜とかになってれば
もっと背中がむず痒くなってただろう

あっ、変なとらえ方されそうな書き方で申し訳ないです
1読者としての妄想ですので
お気に触られたら申し訳ないです

130名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 02:24:29 ID:Ha8zNxG7
>>128
初投稿乙ですw

で、感想ですが・・・面白いじゃないですか!
この先の展開が読みたくなるというかw
続き希望してもいいっすかね?
131名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 11:53:28 ID:bgK7eObt
>>128
GJ!面白かった!
132名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 13:14:25 ID:EAg/Uq5+
>>128
修正版読んだ。期待通りおもしろかったw
モノローグのテンポがよくて、行き違いギャグが生きてて楽しい。
133名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 21:36:34 ID:S+Hs4+5r
あやせVS黒猫
134名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 22:04:06 ID:JKvHXVwM
黒髪長髪コンビか
京介デレデレになりそうですねw
135名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 22:56:04 ID:v2edKwlk
そして、黒ボンテージが似合うコンビでもある・・・
136名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 21:19:44 ID:/bQwG5uB
間に挟まれてぷるぷる震える桐乃の方がいいな
137名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 21:42:02 ID:YuRsPbaR
嫉妬にプルプル震える桐乃
138名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 16:39:40 ID:tnI6Cupj
京介「黒猫と結婚することにした」
黒猫「義姉さんと呼びなさい」
桐乃「」


京介「あやせと結婚することにした」
あやせ「今日からはお義姉ちゃんって呼んでね」
桐乃「」
139名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:00:11 ID:FVCAG6+D
桐乃「り、リセットボタンどこだっけ……?」
140名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:01:52 ID:Jjsmjrc2
あやせ「わたしがずっとついててあげるから、ね?」
141名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:19:28 ID:3oVzqLIJ
【リセット後】

京介「桐乃と結婚することにしました」
桐乃「私、幸せになるから」
黒猫「このシスコン。くたばるがいいわ」
沙織「最低でござるな」
あやせ「自殺志願ですか?お兄さん」
麻奈実「きょうちゃん・・・ひどい・・・」
142名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:53:45 ID:mzRciQDD
どなたか、あやせ→麻奈実の呼称教えて下さい
田村先輩でよかったんでしたっけ?
143名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:55:28 ID:WxZ5yKOu
お姉さん
144名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:58:58 ID:mzRciQDD
>>143
そうでしたか。ありがとうございます
145名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 20:00:13 ID:Jjsmjrc2
早っ
146名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 20:01:01 ID:gBkFrxUw
わずか30秒のできごと
147名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 21:09:55 ID:YSU5R42W
なんで自分で調べないの?
ねえなんで?
148名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 01:06:21 ID:W3fGxXY4
カスだから
149名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 10:12:19 ID:C6V+yFff
フェイトさんをそんなに責めるなよ
150名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 15:11:10 ID:AwivH16H
フェイトと聞くと昔vipにいた自殺志願の糞コテとキャラが被ってしまって
境遇的にもなんか偶然と思えないから笑えてしまう
151名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 18:11:16 ID:QeY41yJR
パイパンを気にしている黒猫。
剛毛を気にしているあやせ。
152名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 22:30:01 ID:DleGhtj7
>>151
前者だな
153名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 23:54:38 ID:laV09poh
液の量が多そうなのが桐乃
154名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 00:43:38 ID:7c/efZGA
いつでも京介のこと考えて濡らしてるからな
155名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 08:38:02 ID:hS3A9k3Q
沙織宅訪問でかばう&抱き寄せやられて大洪水になってただろうな
コスプレの際にこっそりパンツはき替えてたに違いない
156名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 11:11:41 ID:GriXaLl+
履き替えるぱんつなんて準備してるわけがない
きっと履いてないよ
157名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 02:32:40 ID:1MZbO3V+
たまたま持ってた京介のパンツ履いてるよ
158名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 11:23:16 ID:RShn1Qzk
>>157
たまたま?常備ですよ。
159名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 15:37:33 ID:inktRJxN
一日一クンカ
160名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 00:09:52 ID:YmqnmtHl
変態だww
161名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 00:39:05 ID:zAYQf+ra
なにをいまさらww
162名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 01:09:03 ID:Ml8ZCqb9
一日一クンカ・・・それだけで済むのならブラコンとは言わんよ
163名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 02:22:38 ID:oA1HIW0E
一日一クンカは生きていくうえで必要最低限の目安
一日中に複数回以上クンカしないと本来の身体能力を発揮できない
お兄ちゃん分が足りないから
だからこそアメリカは地獄でした
ああ
何だこの変態www
164名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 06:23:21 ID:+qDMTnA3
アメリカではお兄ちゃんに会えない分持ち込んだパンツをいつもより多めにクンカ→いつのまにか朝
慢性的な寝不足で実力発揮できなかったと思ってたぜ
165名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 10:00:50 ID:hDvHKa8W
20090202mog00m200002000p size5 jpg
http://mainichi.jp/enta/mantan/book/archive/news/2009/02/images/20090202mog00m200002000p_size5.jpg
org175728 jpg
http://www19.atpages.jp/imagelinkget/get.php?t=v&u=blog-imgs-41-origin.fc2.com/y/u/n/yunakiti/org175728.jpg
483460 jpg
http://blog-imgs-41-origin.fc2.com/y/u/n/yunakiti/483460.jpg
俺の妹がこんなに可愛いわけがない アニメ化決定ッ
http://f20.ya hoofs.com/hkblog/0wfYWzmaGx__DOT__bKCw59rg7nw--_16/blog/ap_20100501022249236.jpg?ib_____DIpQHZnMg
166名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 10:43:22 ID:NZz959i+
俺妹7巻が8/10発売ってペース速いな。
167名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 10:44:30 ID:87BVc8OK
早く新作が必要だな
168名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 10:56:28 ID:pPk5yuWr
あれは4巻だよ?
169名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 13:40:17 ID:erFHdx4d
嬉しいのは分かったから直リンすんなよ屑
170名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 14:09:11 ID:Ml8ZCqb9
そんな言い方ないだろw
171名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 19:18:31 ID:zAYQf+ra
ここは本スレ避難所か?
アニメ化のせいで厨が増えすぎたな
172名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 19:29:01 ID:D8n/jQg4
7巻10月とか聞いてたから生きる希望がわいてきたぜ
173名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 12:25:46 ID:bFdFGL0a
規制解除マダー
174名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 15:50:23 ID:DHPmKm0P
あやせなでなで
加奈子ぺろぺろ
175名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 23:30:16 ID:WoDmNTgW
つかゲンドウの企みとしてはシンジとレイを仲良くさせてサードインパクトを早めに起こさせることだったのかな
今回でダメになっちゃったけどどうすんだろな
176名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 23:38:33 ID:bFdFGL0a
>>175
どっちの話であるにせよ壮大な誤爆。










新劇の話なら、二周目あるいは死海文書の内容に変更のあった世界っぽいから、ゲンドウ個人のプランによるものじゃない気がする。
もちろん、「抗う手段」としてゲンドウが仕組んだ可能性も否定する要素がない。
177名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 23:43:55 ID:WoDmNTgW
書き込み途中にトンネル入ってスレ移動したら誤爆してたぜ
みんなも気を付けろよ!
178名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 23:53:31 ID:l63V6f8a
トンネルの向こうはエロいスレでしたか……
179名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 00:14:38 ID:6RUNON/e
トンネルと聞いただけで瀬菜ちゃんがアップを始めました
180名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 01:17:13 ID:wMqHUY5U
高坂先輩のトンネル開通式と聞いて
181名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 01:25:34 ID:GSI3rrpo
この流れに鼻血吹いたぞどうしてくれる
182名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 07:40:36 ID:8nN/CNon
赤城(兄)が無理矢理高坂(兄)のトンネルを開通しちゃうSSマダー?
183名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 13:35:22 ID:d4rbiBJb
腐女子キモいからくたばれ
184名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 14:06:33 ID:LW7s3sDm
つスルースキル
185名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 15:04:10 ID:h9H49wiT
説得力皆無
186名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 15:12:33 ID:6RUNON/e
まあいくら瀬菜ちゃんが頑張ったところでホモネタが主流になることはないから!
へんな流れ作って悪かったようwww
187名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 21:52:41 ID:ApCLcLC7
こんなんあるんだな

らのべ×トレカ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
ttp://www.konami.jp/products/ln_oreimo01/index.html
188名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 01:36:19 ID:96UTdpqf
>>187
ここの住人は大抵本スレから来てると思うぞ・・・
189名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 15:58:54 ID:VZAkStAr
あやせのエロSSが恋しいよ〜
190名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 16:45:43 ID:+6y6s9Eq
みんなで書こう! 俺妹SS!
191名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 16:48:36 ID:qOa+fQIM
つ 言い出しっぺの法則
192名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 17:13:57 ID:OBJqLrC/
リレーSSっぽいの今まで何回かあったよな?
よさげなシチュを投下すれば誰か食い付くんじゃね?
193名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 17:32:27 ID:uNNC3pGH
>>192
言い出しっぺの法則
194名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 19:12:12 ID:HYSZsuDA
フェイトさんの家に転がり込んで甘ったるい生活を送ってるさなか桐乃乱入
なやつどなたか…
195 ◆x8MEL5BF3g :2010/05/30(日) 21:08:25 ID:+6y6s9Eq
>>191
ぐはっ
・・・じゃあ週末に投下がない、ってのもさみしいから、投下します
赤城兄妹で前後編の前編
ガチ親近・・・だけど今回はエロなし

「とある妹執愛者の告解」前編、6レス消費
196 ◆x8MEL5BF3g :2010/05/30(日) 21:09:23 ID:+6y6s9Eq

 学校での昼休み。
 今日はいつもの勉強相手、麻奈実は用事があるらしく席を外している。
 手持ち無沙汰な俺は、教室で缶コーヒーを飲みながら、読む気もない教科書をぼんやりと眺めていた。
 そんな俺に向かって見知った姿が近づいてくる。クラスメイトの赤城だ。
 何か話したい事があるみたいだし、たまには赤城と会話をするのも悪くないだろう。

「なあ、高坂。知ってっか?」
「ん? 何の話だ?」

 おまえがどうしようもないシスコンの兄馬鹿だ、って事なら知ってるぞ。
 まあ、瀬菜が美人なのは認めるがな。俺の妹には負けるけど。

「妹ってさあ……すっげえ気持ちイイんだぜ」
「ブフォッ!? ゲホッゲホッ、ちょ、ちょっと待てェ――い!?」

 なんだよ、気持ちイイって!? コーヒー吹いちまったじゃねーか!! 
 こいつ、まさかとは思うが……妹との一線を越えちまったのか!?
 ……いやいや、いくら変態兄馬鹿の赤城とはいえ、それはないだろう。
 瀬菜も変態だが、大きく変態のベクトルが違うしな。
 うん、ないない。……ふう、あせっちまったぜ。

「なんだよ汚えな」
「あ、ああ、すまない、取り乱したようだ。……で、一体おまえは何の話をしている?」

 そう、この話にはきっと裏がある。なにか笑えるような……

「何って、妹とのセックスの話だけど?」
「何の裏もなかった――っ!?」

 みなさーん!! ここに変態がいます!! つ、通報しなきゃ、って何処に!?
 全っ然、笑えねえ! ドン引きだよ!

「おい、少し落ち着けよ。ったくおかしな奴だな」
「おまえにだけは言われたくねえ――っ!!」

 くっ、おかしい奴におかしいと言われるのが、ここまで腹立だしい事だったとは……。
 ……だがまあ、確かに少し落ち着かなければなるまい。
 ここは平和な高校で、今は昼休みだ。こんな話を誰かに聞かれるわけにはいかない。
 
「なんだよ、高坂のことだから『そんなの知ってるに決まってるじゃねーか。妹最高ー!』
とでも言うかと思ってたのに」
「そんなん知るか! つか、おまえの中で俺はそんなキャラなのかよ!」

 断言しよう。おまえの友達の「高坂クン」は世界の何処にも存在しない。
 そして俺の友達の「赤城クン」もどうやら存在しなかったようだ。

「冗談だよ。俺にだって他にも妹持ちの友人ぐらいいるからな。……俺達兄妹は異端なんだろう」
「できれば最初の発言も冗談にして欲しいところなんだが……マジで……その、ヤッた、のか?」
「ああ、がんがんヤッてる」

 がんがんヤッてるんだ……つか、進行形かよ!

「これには深い理由があってな……。話を聞いてくれないか?」

 聞きたくねえぇー! おまえの変態トークなんぞ誰が聞くか!
 けれど、……赤城の野郎、なんて目をしてやがるんだ……! おまえのそんな本気な顔見たことねえぞ。
 しょうがねえ……、聞くだけだからな!
 
 俺は異常な居心地の悪さをこらえて、赤城の話を聞くことにした。
197 ◆x8MEL5BF3g :2010/05/30(日) 21:10:08 ID:+6y6s9Eq

「おお、聞いてくれるか! 流石は高坂! 友情は見返りを――」
「いいから早く話せ」
「……ちっ、ノリの悪い奴め。いいだろう、聞かせてやるよ、俺達兄妹の愛の讃歌をな!」
「…………」

 どうしよう……もう後悔してるぞ、おまえの話を聞くことを。

――◆――◆――◆――◆――◆――

 あの日は朝から雨が降っていた。
 俺達サッカー部はそれでも練習したよ。せっかくIH予選を勝ち残ってるんだしな。
 この大会で引退する事は決まってるし、練習も熾烈を極めたと言っていい。
 まあ、おかげで練習着はグチャグチャ。早く洗濯をする必要があった。

 おまえも知ってるだろうが、ウチは両親が共働きでな。
 その日も帰りが遅くなるってメールが届いてた。
 ああ、晩飯の心配はいらない。いつも瀬菜ちゃんが準備をしてくれている。
 知ってるか? あいつは料理も上手くてな。どれくらい上手いかというと、間違いなく世界一の腕前だと……

 ……ちっ、わかったよ。ちゃんと要約して話すって。
 まあ、そんなわけで俺が家に着いた時には既に食卓に晩飯の準備は出来ていた。
 けれど、瀬菜ちゃんの姿が見えない。
 いつもは「おかえりなさい、お兄ちゃん!」って満面の笑顔で迎えてくれるのにな。

 ……おい高坂、なんでおまえ泣いてるんだ?
 ……まあいい。続きいくぞ?
 とりあえず俺は怪訝に思いはしたが、洗濯機のある脱衣所に向かった。
 ……そう、定番だな、お約束通りだ。

 そこには風呂あがりで裸の、いや、パンツを履きかけで膝の辺りまで上げた瀬菜ちゃんがいた。
 流石に俺もビビったよ。
 一応あいつの裸は今までもこっそり覗いてたし、見慣れてると言えなくもなかったんだがな。

 ちょ、そんなに興奮するなって。
 覗く、といってもじっくり見てるわけじゃねーし、チラ見だよチラ見。
 だが、あの時は違った。お互いに固まっちまってたし。
 近距離で見放題、つか視線を動かすことができなかった。

 先に正気に戻ったのは俺の方だ。
 平謝りに謝って、すぐにその場から退散したよ。
 脱衣所でなにか暴れるような音がしたから、あいつもかなり恥ずかしかったんだろうな。
 まったく、中学生になっても一緒に風呂に入りたがってたくせに。

 ……いいから普通に話させろよ。おまえそんなツッコんでばかりいて疲れないか?
 ああ、わかってくれればいい。今からツッコミ禁止な。

 その後は一緒に晩飯を食ったんだが、瀬菜ちゃんは口数も少なく、少々気まずい空気だった。
 とはいえ、俺達兄妹だって時には喧嘩するからな。
 それでも1時間もすればいつでも仲直りしてきたし、俺は特に心配はしていなかった。

 って、なんでおまえはまた泣いてるんだよ! ……兄妹喧嘩なんてそんなもんだろ?
 殺されるような目に遭うわけじゃ……
 ……そ、そうか……。ま、まあ、がんばれ……。

 で、話を戻すが、俺の方はと言えば、意識してなかったかというと嘘になる。
 なにしろあのおっぱいだ。
 これも俺が成長期に揉んで育ててやったからだと思うと感慨深かった。

――◇――◇――◇――◇――◇―― 
198 ◆x8MEL5BF3g :2010/05/30(日) 21:10:46 ID:+6y6s9Eq

「ちょっと待てェ――い!?」
「なんだよ、ツッコミ禁止だって言ったじゃねえか」
 
 そうだけど! ……や、やべえ、こいつの話、ツッコミどころが多すぎる……!

「いやいやいやいや、赤城さん……? 俺が揉んで育てたって……」
「ああ、中学生の頃は瀬菜ちゃんも背ばかり大きくてペタンコだった。本人も悩んでてな。
 そんで俺に相談してきたから、俗説通りに揉んでやってたんだよ、毎晩。
 言っとくが、おっぱい揉んでただけだぞ? それ以上の行為はしていない」

 くっ、そんな『揉んでただけ』ってあっさり答えられても……。……あぶら汗が出てきた。

「質問はそれだけか? 続けるぞ?」
「あ、ああ。聞かせて……く、れ」

 俺の体力、いや精神力は保つんだろうか……ガクガク。

――◆――◆――◆――◆――◆――

 えっと、どこまで話したっけか? 
 そうそう、まあ、気まずくはあったが険悪な雰囲気ではなかった。
 俺が食事の後片付けしてる間に、瀬菜ちゃんも部活で使った練習着を洗濯してくれてたし。
 それでもすぐに、あいつは自分の部屋に引っ込んでしまったけどな。

 俺は風呂に入りながら先程の情景を思い返した。
 風呂上りの湿った髪。俺を見上げる大きな瞳。上気した頬。驚いたあどけない表情。
 ――世界一可愛い。
 そして……たわわに実った見事なおっぱい。中学生だった頃には無かったくびれ。淡い翳り。
 ――世界一エロい。

 そんな妹の入った後の風呂を満喫して部屋に戻ったんだが、急に睡魔が襲ってきてな。
 おまえは知らないだろうが、雨の日の練習後はすげえ眠くなるんだよ。
 まあ、どうせここ最近は早く起きてるし、勉強は翌日にまわして俺は寝ることにした。
 なんかとても幸せな夢を見た気がする。

 どれくらいの時間が経ったんだろうか。
 俺は部屋のドアが小さくノックされる音に気付いて目が覚めたんだ。
 寝ぼけ眼でドアを開けると、パジャマ姿の瀬菜ちゃんがそこに立っていた。
 パジャマは俺のお古でな。ブカブカの袖から覗く指先がこれまた可愛くて、やはり世界一……
 
 ……なんだ? ついにツッコミは諦めたのか。
 ああ、わかってるって。昼休み中には終わるよ。……多分。

 で、瀬菜ちゃんなんだが、どうやら話があるようだ。
 自分の部屋に来て欲しい、と小さく恥ずかしげに言うもんだから、俺は二つ返事で快諾した。
 あいつは『ごめんね、お兄ちゃん、寝てたのに……』なんてすまなそうにしてたっけか。
 
 瀬菜ちゃんの部屋には頻繁に出入りしてるからな。
 まあ、勝手知ったる、てな感じに話を切り出してくれるのを待っていた。
 けれど中々躊躇して話し始めてくれない。
 そこで俺は昔からのとっておきを使うことにした。

 ベッドに深く腰掛け、足を軽く広げ、瀬菜ちゃんが座れるスペースを作ってやる。
 瀬菜ちゃんも俺の意図がわかると、大人しく俺に背を預けるようにそこに収まった。
 軽く覆いかぶさるようにして耳元でやさしく囁いてやると、瀬菜ちゃんの緊張も解れてきたようだ。

『あのね、お兄ちゃん……実は……相談、があるの』

――◇――◇――◇――◇――◇――
199 ◆x8MEL5BF3g :2010/05/30(日) 21:11:34 ID:+6y6s9Eq

「それは……どこの異世界の兄妹の話……なん、だ……?」
「どこって……普通にこの世界の兄妹のコミュニケーションだろ?」
「ちっげぇーよ!! 普通は夜中に馬乗りになられ、頬を張り飛ばされて起こされ、恫喝され、
部屋に入ればバイキン扱いされ、、相談とは名ばかりに怪しげな趣味の全肯定を強要され、
挙句の果てに、キモ、ばかじゃん、って用済みになったら追い出されるもんなんだよ!!」

 言ってて悲しくなったわっ! ぐしっ。

「それこそどこの異世界だよ! 言っとくが後ろから抱きしめていろいろ話をするのは、
ちゃんとした小説の中の兄妹がやってたことだぞ? それを真似てみたんだ」
「なん……だと……? くっ、確かにウチが異世界のような気がしてきた……」

 そんな……。だが、冷静になると、瀬菜と桐乃の態度の違いだけじゃない事に俺は気付いた。
 赤城はあくまでやさしく、頼り甲斐のある兄貴として妹に接している。
 俺はどうだった……? 嫌々、そして面倒くさいと思ってなかったか……?
 
 エロゲーの深夜販売にこいつと並んだ時。
 俺は妹を喜ばせようと――命令された、と心の中で言い訳してたが――思っていた筈だ。
 赤城は間違いなくそうだったんだろう。俺と赤城の間に大きな差は無かった。

 だとしたら……ひょっとしたらこいつみたいに相談されてた可能性もあったんじゃないか?
 ――最初からちゃんと桐乃を見ていたなら。


 俺は夢想する。
 二人してベッドに腰掛け、俺を『お兄ちゃん』と呼び、俺の腕の中で相談を始めるアイツを。
『お兄ちゃん……実は……あたし、好きなの……』
『えっ?』
『エロゲーが!』


「まあ小説の中の兄妹も、シスコン、ブラコンって設定だったけどな」

 そうだよなあ! ねーよ、今の夢想無し無し!
 変態兄妹を見習ってどうすんだよ、俺!
 大体そんな体勢になったら、頭突きやら肘打ちやらの防御できねーし!
 あぶねえ、変態の話には危険がいっぱいだぜ……。

 ……いちいちウチと比べたりするからいけねえんだよな。
 OK、他所ん家は他所ん家、ウチはウチだ。妹だって、アレはアレで……いや、止めておこう……。
 とにかく、俺は赤城の話を無心で聞くことにした。
 
「すまなかったな、赤城。もう話の腰を折ったりしねえ」
「それは構わないが……。正直、途中で席を立たれると思っていた。
 おまえもやっぱり……妹とのセックスに興味あるのか?」
「ねーよ!? なに言っちゃってるの、アンタ!?」

 そういやそうだった! こいつの話の「きも」はそこだったんだっけ……。
 湧き上がる戦慄を抑える事が出来ない。くっ、……今からでも席を立ってしまおうか……。

「確かに話を聞いて欲しいとは言ったが……そこまで無理をする必要はないんだぞ?」
「……っ……構わん。『深い理由』があるんだろ? 俺は自分で決めた事を曲げたくはないんだ」
「高坂、おまえ……つか、そんなカッコいい奴だったっけ? ……誰かの影響とか?」
「ほっとけや」
「じゃ、話を続けさせて貰うぞ。俺も真剣に話す。――――ついて来れるか」

 ……うん、多分無理。

――★――★――★――★――★――
200 ◆x8MEL5BF3g :2010/05/30(日) 21:12:32 ID:+6y6s9Eq

「あのね、お兄ちゃん……実は……相談、があるの」

 瀬菜ちゃんはうつむいて、思い詰めた感じに話を切り出した。
 後ろからでは分からないが、多分、両目を固くつぶっていることだろう。
 握り締められた両拳が、瀬菜ちゃんの緊張を表している。

「ん? 学校でまたなんかあったのか?」

 俺はわざと違う話を振った。
 瀬菜ちゃんが学校生活をうまいことやっているのはよく知っている。
 あの、『五更』という高坂の知り合いの女の子の話を、昨日も楽しそうにしていた。
 ……まあ半分怒りながらだったけどな。

 彼女と一緒に作ったゲームをネットで貶された、なんて落ち込んだ瀬菜ちゃんを慰めた事もあったが、
これから先はそんな事も無いんじゃないだろうか。きっと自分達で立ち直るだろう。
 いい友達に恵まれたと思う。……少しだけ寂しいのは感傷か。

「ううん、違うよ。学校は本当に……楽しい。クスッ、そういやお兄ちゃんの友達の……」

 おっと、リラックスさせるために話を振ったってのに、高坂の野郎の名前が出るとは。
 むう、面白くない。

「なんだ、あのバカがまたなんかやらかしたのか? 本当にしょーがねえ野郎だな」
「あはは、やっぱり仲いいんだね。…………………」
「おい、その沈黙はなんだよ! いい加減兄を題材にナマモノはやめろよ!」
「えっへっへー」

 これさえ無ければなあ……。おまえ、それで部活を失敗しそうになってただろ。
 ……そう言えば、あの時も俺はたいして力になれてなかったっけか。

 ――胸が、痛い。

 俺の出る幕はどんどん減っていく。けど、それは当たり前のことなんだろう。
 いつまでも子供のままでいられるわけがない。
 だから、せめてこうして俺を頼って来てくれた時ぐらいは、全力でサポートするつもりだ。
 ……ホモネタにされる事ぐらい……ぐ、ぐうっ、……か、構わん!
 ……だから……早く……妹よ、本題に、はいってくれ……。 

 兄の心からの願いが通じたんだろう。瀬菜ちゃんはようやく相談の続きを再開した。

「相談ってのはね、……脱衣場でのこと」

 ……まあ、そうだよな。今日の事だし。あれからこいつの態度も変だったし。

「ああ、ごめんな。確認せずにカーテン開けちゃって」
「ううん、怒ってるわけじゃないから。別に……今更、だもん」

 ぎくっ。ひょっとして……今まで覗いてたの……バレてた?

「あ、あのな、あれは……」
「ねえ、お兄ちゃん。あ、あたし……」

 瀬菜ちゃんは俺にはお構いなしで話し続ける。
 これは……。俺は息を呑んで身構えた。多分、これはデリケートな話題だ。
 ひょっとしたら……俺達兄妹の関係をも変えてしまうような。

「あたし……あ、あたしのアソコ、変じゃなかった?」

 …………。…………そうきたか。
201 ◆x8MEL5BF3g :2010/05/30(日) 21:13:08 ID:+6y6s9Eq

 これは……正直、俺の予想の斜め上をいく問掛けだった。
 「あたしの裸、綺麗だった?」とか「お兄ちゃんのも見せろ」とかなら返事も準備してたのに。
 ……あと「お兄ちゃんが好き」とか。

「お、お兄ちゃん……どうなの?」

 振り向いた瀬菜ちゃんは真剣そのものの表情だ。多分、誤魔化しは効かない。
 俺は……包み隠さず、正直に話す事にした。
 妹の瞳を真摯なまなざしで見つめ返し、返答をする。

「いや、見えてないし」

 当たり前である。
 あの時、瀬菜ちゃんはこちらを向いて少しかがんだ体勢で、パンツを上げる途中だった。
 そんな状態でアソコが見えるわけがない。

「――あ。……あァ――っ!?」

 ……わが妹ながらアホだ。どうもコイツは昔っから自分の世界の中で暴走する癖があるんだよな。
 どうせ、ろくに検証もせずに、自分の裸を見られた=アソコも見られた、になってたんだろう。
 ……まあ、そこが瀬菜ちゃんのカワイイところではあるが。

「わ、忘れてっ! 今のナシ! 忘れてェェエ――!!」

 真っ赤になって、がっくんがっくんと俺の胸ぐらを掴み猛烈に揺らす。
 や、そんな揺らしても記憶無くさないから。気持ち悪くなるだけだから。

 けれど……テンパった瀬菜ちゃんもやはりカワイイなあ……。
 俺は暴れ続ける妹を強く抱き締めた。

「瀬菜ちゃんカワイイよ、瀬菜ちゃんは悪くないよ」

 これは俺達のお約束の台詞だ。何度この言葉をこいつに聞かせただろう。

「きっと、瀬菜ちゃんは恥ずかしかったから気がまわらなかったんだね。ごめんね、恥ずかしい思いさせて」
「う、うぅ……。あたし、どうやってお兄ちゃんに話そうかって、それだけで……」

 落ち着きを取り戻しつつある妹の頭を撫でてやる。
 俺と同じ髪の色。シャンプーを俺と違う物に変えて、香りが変わっても変わらない。
 大きく成長し、色々と変化していっても、こうして変わらないモノもある。
 けれど……こんな事も、もうあと何度あるんだろうか。

 ――先程感じた胸の痛みが、強烈に振り返す。

「……なあ、その、……変じゃないか、見てやろうか……?」

 俺は……俺は一体何を言っている……?
 瀬菜ちゃんは一瞬驚いて身を離し、暫くの沈黙の後、問掛けてきた。

「……お、お兄ちゃんは……見たい、の……?」
「……見たいな」
「あたしの裸……綺麗だった……?」
「ああ、もちろん」
「お兄ちゃんのも……見せてくれる……?」
「構わないよ」
「あたし……お兄ちゃんが……好き」
「俺も瀬菜が大好きだ。……愛してる」

 最後になされた妹からの告白には、自重した答えを準備していた――……筈だったのに。
202 ◆x8MEL5BF3g :2010/05/30(日) 21:16:48 ID:+6y6s9Eq
【つづく】

では後に続く人が出ることを祈って
後編はなるべく早く書きますねー
203名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 22:24:52 ID:dBbM5SNm
瀬菜ちゃん絡みなのにホモネタじゃない、だと…

ツンデレ妹もいいけどデレデレ妹もいいよね
GJ
204名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:38:52 ID:1SFp5YQu
うむ、本家ちっくなネタを日々考案してるのに、こうあっさりと投稿してしまう貴殿が羨ましいぜ・・

続き期待してますGJ
205名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 00:38:19 ID:NkjLy2bf
お疲れ様でした。
すんなり書けてしまう貴殿が羨ましいでござるよ…
京介や黒猫の気持ちが少し分かった。
206名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 03:59:21 ID:omuMnevv
京介の突っ込みがレベルたけえw
207名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 07:28:45 ID:RtAXcHq2
櫃内さん家の御兄妹かと
208名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 20:04:53 ID:Og2j1a5F
やべ、泣いた
そうだよ、赤城家って高坂家のifだもんな
後半に期待してます

俺もなんかカきたくなってきた
209名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 22:27:53 ID:ibeCxnrR
・・・・・・ぜんぶ、60行・・・だと?
210名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 03:37:50 ID:rPQkkvkv
>>202
むしろ、続きにくいですw 相変わらず色々バランスのいいエロパロですこと!

あと、さりげに黒猫が持ち上げられてる件w
211名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 00:48:45 ID:fqMk+b/5
黒猫は片手で持ち上げられるくらいちっちゃくて軽いよ。可愛い!!
212名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 23:33:51 ID:TTMV9MIi
確かに、襟の後ろ辺りをぎゅ、って持ち上げると、力が抜けちゃいそうだよな、黒猫
213名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 23:54:05 ID:yUeGlZKx
しっぽを握るとビクンビクン
214名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 02:49:53 ID:Vzg1klUy
久々に京介とあやせのギスギスエッチが見たいぜ
215名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 03:04:22 ID:Lnu/sQ50
アニメ化のおかげで、本スレの人は増えたけど、かわりにエロパロから人が激減したな
職人含め
なんでなんだぜ?
216名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 08:53:55 ID:t5ukDEKT
エロカワ先生ーっ…
どうかせめて生存報告を…(泣
217名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 09:08:12 ID:jYZYNPGt
しばらくエロカワ専用スレだったからな。
218名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 12:05:54 ID:TM7xI/Nc
>>215
お前のおかげでアニメ見忘れたことに気づいた
ありがとうちくしょー
219名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 02:44:34 ID:XqM3lGw3
>>214
禿同
220名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 21:50:07 ID:HbMb2UOp
黒猫や桐乃は、京介の性的なリクエストにどこまで応えられるのだろうか
アナル・髪コキ・パイズリ・スパンキング・3P・SM……前と口はデフォルトで

あ、麻奈実は多分オールOKですよねwww?
221名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 23:09:54 ID:wwebfkb5
麻奈実の方がOKでも京介がおばあちゃん相手に欲情できるかが問題だな
222名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 23:29:02 ID:q5FCQ5FE
>>221
そう言われると、いまいち京介の中での麻奈実のちゃんとした立ち位置がわからんな
麻奈実似の女優のAV買ったり、胸がでかくなってきたのを意識したり、それでもお婆ちゃんって……

次回恋愛関係の話らしいし、桐乃と黒猫を含めて何らかの決着が着くのかな?
223名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 23:42:05 ID:l8jwFd7Z
>>222
そこらへんは基本、フェイクだろ。麻奈実がメインヒロインだったらむしろ、
恋愛感情をなさそうに見せてる表現の方がフェイクってことになるんだろうけど。
224名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 01:47:29 ID:xjhoq747
まあ、ここでは京介が麻奈実に本気で恋愛感情抱いててもおk、
近親もアリなら、幼女陵辱、あやせから逆レイプと何でもアリですわい

注意書きは必要だろうけどなw
225名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 01:55:52 ID:NAqwjAXb
京介の好みの女優が地味子に似ているのではなく、
むしろ地味子が京介の好みに合わせる形なのでは?
地味子とは言え一応女なわけだし、京介の他の女への視線とかも長年一緒にいりゃ解りそうなもんだし
226名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 02:39:59 ID:1cQ33XNy
>>220
今の桐乃と黒猫なら軒並みおkですよ 
ただ悲しいかな黒猫は物理的にパイズリは無理です
227名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 02:49:07 ID:HnpHyyCk
いやー。むしろ桐乃は正常位、黒猫は後背位しかやらしてくれない気がするなあ。
228名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 07:46:15 ID:nVK9Rmpi
>黒猫は後背位
最中に「こんな姿勢で感じるなんてマジで猫みたいだな」とか言われてもっと気持ち良くなっちゃう黒猫たんハアハア
229名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 09:08:18 ID:SkWthvp3
>>227
バジーナは騎上位で
230名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 07:45:38 ID:bkAjM+rj
あやせは対面座位
かなリアブリジットのロリっ子組は背面座位

が似合う
231名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 10:17:53 ID:kYMnsrM9
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがないの続きまだ〜?
232名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 14:11:59 ID:PA9j7pE3
誰か黒猫で書いてくれよ
コミコミでも桐乃本しかなかったし・・・
233名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 16:08:03 ID:GMSIuA1D
バジーナは勿論クワトロ体位だろ?
234名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 16:45:40 ID:/Y+yw88j
ヤッてみるさ!
235名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 17:11:37 ID:1MmtwQdn
(子宮に)当たらなければどうということはない!
236名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 18:43:54 ID:Psl02gB+
わたしを(絶頂へ)導いてくれ!
237名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 21:27:56 ID:gz8wGgtq
今の私では……あの妹に勝てん……
238名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 15:03:24 ID:C76lHmie
あやせに隠語攻めにされたい
239名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 17:41:19 ID:fqj+Ax7p
>>238
あなたのこの残念でお粗末で汚ならしいカゼを私のマンダラで綺麗にゴシゴシしてあげましょうか?
ああ、タロはいりませんよ、っていうかそんな汚いモノを私にかけないでくださいね?
もしかけたら訴えます。
ふふふ、年下のタレに弄ばれるなんて……恥ずかしくないんですか?
ほらほらっ……あっ……かけましたね?
……わかりました……あなたがその気なら、私も覚悟を決めます。
ドサの底なし沼に沈めてあげますから、覚悟してくださいね?

つまりこういうことか
240名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 17:56:04 ID:TaWFNWJY
隠語すぎるw
241名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 21:56:24 ID:8b++imG5
>>239
あやせスキーな俺がおっきしない!不思議!
242名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 00:57:19 ID:YJG+YMGr
>>239
その勢いに任せて書いちゃえ
243名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 14:58:53 ID:x15HY+WP
もっと普通の言葉で罵ってくれた方が興奮するなぁ
素人っぽくて
244名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 02:34:38 ID:UMOeq5u+
>>239
対象を京介にしてプレイスタイルをあやせの淫語責めにして書いて〜
245名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 08:30:08 ID:TRhQ3ewC
>>238に対する適当なネタがなぜこうも期待されてんだww
246名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 12:02:58 ID:NyAKkYcw
京介のモノに「桐乃」と名前を付けて可愛がるあやせ
247名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 23:06:44 ID:ddY1ychC
京介を淫語攻めにするあやせとかいいセンスだ
「清楚な女子中学生」に「敬語」で罵られるとかまじポイントたけぇよ
248名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 09:54:40 ID:yQLjd7Qq
後輩に敬語で罵倒されて果てるとか男の夢だろ
249名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 15:09:33 ID:YyTX24bV
あやせたんに足コキされたうぃ
250 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 03:45:05 ID:84mzxfPr
今回はエロ無しです。
あやせ好きを公言している割に多分初めてあやせのSS書きました。


「あやせ妹萌化計画」
251 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 03:45:58 ID:84mzxfPr
「お兄さん相談があります」
そう言ってあやせは俺に相談を持ちかけた。
以前、着信拒否されていて猛烈に落ち込んだ事もあったが、
頼れる友達の兄としてあやせに必要とされているのだと思うと嬉しさの余り顔がニヤけそうになる。
「て、お兄さん聞いてます?」
突然のしかもあやせからの電話だったので少々驚いて無言になってしまった様だ。
「あ、ああ。聞いてるぜ。俺に出来る事なら何でも言ってくれ」
「そう言ってくれて安心しました。これは他の人には頼めないお話ですので」
うおー!俺にしか頼めない事だとー!?もしかしてラブリーマイエンジェルあやせたんが俺の事を……。
「で、相談って何だい?」
電話中で顔は見えないが顔がニヤけるのを隠してクールに相談の内容を訪ねる。
「ええ、ちょっと言い辛いんですけど……」
そう言って俺に相談を伝えるあやせだったので俺は期待に胸をふくらませて居たのだが。
俺の願望とは違い、秘められた愛の告白等の相談では無かった。

要約すると、桐乃が留学中に一度も連絡を取ってくれず唯一メールを送ったのも親友である自分では無く俺だった事。
帰国の際にも呼んでくれれば仕事をキャンセルしてでも駆け付けるつもりだったのに、実際に知らせたのはオタ友の方だけだった事。
それはつまり自分は桐乃に頼りにされて無いのでは無いか。
いいやむしろ、自分が桐乃の趣味に理解を示さなかった故に距離を取られてるのでは無いかという話を心痛そうな声で訴えて来たのである。
「それで……うっぐ……桐乃の親友で居るには……もっと私から歩み寄らないと……えっぐ」
最後はほとんど涙声だった。
くそぅ、電話じゃなければ俺の胸の中で泣けみたいに慰み者……じゃなかった慰められたのに。
「いやぁ、でもあやせ。お前は学友や読モ仲間として十分桐乃の親友として支えてくれてるんじゃないか?」
「それじゃ……それだけじゃダメなんです!桐乃の一番の親友は私だけなんだから!肝心な時に桐乃の役に立ちたいんです!」
そりゃ俺も桐乃の難題をあやせに解決して貰えるなら代わって欲しいくらいだけどな。
「正直言って無理じゃないか?俺も桐乃に無理難題を押し付けられたがとてもあやせに解決出来るとは思えない」
その難題の一つはお前自身だったりしたけどな、と言うのは心の中で呟くに留めておく。
「む、無理じゃないです。お兄さんに出来たという事は、私にだって!頑張れば出来るはずです!」
そうは言うがそんなに簡単には行かないだろう、彼女には決定的な弱点があるしな。

「え、エロゲを桐乃と一緒にプレイする事も?」
「うぐっ、そ、それだけは勘弁してください」
ほらやっぱりだ。エロゲや同人誌を穢らわしい物だと思っている以上、オタク関係の問題には関わるのが難しいだろう。
コスプレコンテストの際には一応タナトス衣装を用意するまでは覚悟を決めたらしいが。
結局、加奈子をたぶらかしてあの際どいメルルの衣装を無理やり着せたしな。
それがあやせの限界だ。
「だろうな、だから桐乃もオタ関係の話はお前に頼れないんだよ」

「わ、私も何とか桐乃の気持ちを理解しようと努力したんですよ?で、でもどうしても二次元の女の子を見ても可愛いと思う前に拒否反応が……」
「なんだ一応試してはみたのか」
あやせはあやせなりに桐乃のオタ趣味に理解を示そうとはしていたみたいだ。
「か、勘違いしないでくださいね!やったのは桐乃に頼んで借りたPS2のギャルゲー(?)ですから!」
まあ、それも元はエロゲで移植版なんだろうけどな。
「エロ無しでもダメだったのか、そりゃもう重症……もとい一般人としては正常じゃないか」
「け、けど、桐乃の気持ちが理解出来ないと……桐乃の親友の座をぽっと出の泥棒猫に奪われそうで……」
最後の方ぼそっと酷い事言ったな、泥棒は兎も角猫なのは間違ってないが。
「桐乃を一番上手く操れるのは私なんだから……ブツブツ」
「ん?何か言ったか?」
「い、いえ!何でもないですよー、ウフフ」
うおっ、ブラックあやせに変わりだしたよ。駄目だこいつ早く何とかしないと……。
「よし!お前の悩みは大体分かった!お兄さんに任せない!」
「はぁ、相談に乗ってくれるのは嬉しいですけど、貴方の妹になったつもりはありませんよ」
おっと口が滑った、俺もどうせなら妹より彼女になって欲しいぜ。
ん?彼女……?
252 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 03:46:43 ID:84mzxfPr
「そうかこの手があったか!」
「!!? な、何か思い付いたんですか?」
上手くすれば一石二鳥、いやこれは俺にとっても千載一遇のチャンスだ、じっくり慎重に行かないとな。
「ああ、最高のアイデアが思い浮かんだぜ」
「ま、また変態な発想じゃないですよね」
うぐっ、タナトスコスチュームの事まだ根に持ってるのか。まあ、確かにあれはセクハラと言われても仕方ないが。
「まあ、そう言うなって。方法は突飛かも知れないが、自体の解決には有効な策だ。怒らないと約束してくれるなら教えるぞ」
「怒るかどうかは置いておいて一応聞いておきます」
 うわ、せっかく前置きしたのに無効にされた!まあ、話さないと話が進まないが。
「方法だけ言うと……。あやせ、俺の彼女になれ(キリッ」
 つい台詞にキリッという擬音が発生するほど真面目に言ってしまったぜ。
「はぁあ?それ本気で言ってるんですか?だとしたら今まで聞いた口説き文句の中でも最低です」
 ぐほぁっ、多分嫌われてるとは思っていたがここまでこっ酷く振られるとエロパロネタすら思い付かないほど凹むわ。
「だから怒るなって言ったのに……」
「そりゃ怒りますよ、私が本気でお兄さんを頼って相談したのが馬鹿みたいじゃないですか」
 俺とした事が事を急ぎすぎたか。
「まあ、そう言うなって。順を追って説明すればこうするのが一番だと、お前だって分かってくれるはずだ」
「絶対分からないと思いますけど、通報の前に言い訳くらい聞いてあげます」
 え?俺通報されちゃうの?女子中学生に告白すると通報されちゃうのか!?
「う、うむ、ごほんっ 前にも説明したかも知れないが。桐乃は何もエロいのが好きなエロエロ中学生なわけではない」
「あ、当たり前です!」
「だ、だろ?なら何であいつがエロゲをやってるかと言うと、あいつの本質は妹萌えなんだ。そこの所をしっかり理解して欲しい」
「はあ、そこまでは何とか理解出来ます。でも何故私がお兄さんの、その……彼女にならないといけなんですか?」
 良くぞ聞いてくれた!
「そう、そこなんだよ。妹萌を理解するには妹を作るのが一番だ!だが、あやせには妹が居ない!そうなると、作るしかあるまい」
「つ、作るって何考えてるんですかこの変態!!死ねェェェェェエェェェェエ!!」
 耳を劈く様な罵声が携帯電話越しに届き少々頭痛がする。電話じゃなかったら確実に蹴りを入れられてたな。
 電話で相談に乗ってて助かったぜ。
「お、落ち着けってあやせと子作りすると娘になっちゃうだろうが。妹を作るというのはそういう意味じゃない。
お前には妹が居ないが俺には居るだろ?つまり桐乃を義妹にすればいい」
「え、あ、何だそういう事ですか。私てっきり……」
 てっきり……?
「本性を剥き出しにしたお兄さんにレイプレイされてしまうのかと」
「ちょ、レイプレイは動詞じゃねえええええ!つかそういうのよく知ってたな」
「これは海外でエロゲ批判が出た時に名指し非難されたタイトルですから、内容を思い出しただけで怖気がしますが……」
 確かにレイプレイはエロゲの中でも鬼畜な部類に属するのかも知れないが、あやせがエロゲを毛嫌いする理由はこれか。

「話を戻すぞ。桐乃が妹になるとなれば、あやせでも妹萌を理解出来ると考えたわけだ。しかし、そうするには俺と付き合う以外の方法は無い」
 どうだ、我ながら完璧な理論だろうグハハハ。
「桐乃が妹……桐乃が私の妹に……うふ、ウフフフ」
 うおっ、あやせの変なスイッチが入っちまったよ。
「て、義妹になるだけなら別にお兄さんと付き合う必要無いじゃないですか!私が頼めば姉妹ごっこくらいしてくれるはずです!」
 ぐ、痛い所を突かれた。何とかして説得しなければ俺とあやせのラブラブ計画が水の泡だ。
「いや、それはどうかな。桐乃は、あれで結構恥ずかしがり屋な所や頑固な性格があるしアドリブに滅法よわいからな」
「流石、腐っても実の兄ですね。桐乃の性格では快くごっこ遊びに付き合っては貰えないかも知れません」
「だ、だろ?だけど、お前が毛嫌いしている俺と付き合うとすれば。お前の覚悟もちゃんと伝わると思うわけだ」
253 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 03:47:13 ID:84mzxfPr
「う……うーん……」
 30秒ほどあやせは逡巡した様だが。最後には納得してくれたみたいだ。
「わ、分かりました。桐乃の気持ちを理解する為なら仕方ないです。けど、彼女になると言っても振りだけですからね。もし指一本でも私に触れたらその時点で通報しますから」
 うお、あやせさんマジ怖ええよ。
「あ、ああ。振りだけでも十分嬉し……じゃなかった十分お前の覚悟が桐乃に伝わると思うよ」
「か、勘違いしないでくださいよ!別にお兄さんの事が好きだから付き合うんじゃなんですからね!
これは桐乃と私の仲を深める為なんですからね!」
 ズキューンと言うSEがした気がした。あやせのツンデレまじやべぇ!
 ヤンデレだとかSMだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。
「よし、それじゃあ桐乃が仕事が休みで家に居る時に決行しよう。それから、お前が家に来る事は桐乃には黙って置くんだぞ」
「え、何でですか?」
「忘れたのか、これからは桐乃の友達としてでは無く俺の彼女として家に来るわけだから桐乃に断りを入れる必要は無い」
「うぐ、凄く嫌ですけど。恋人の振りをするならそうするのが適切かも知れません」
「だろ?それじゃそういう事で、桐乃のスケジュールはそっちで確認してくれ。じゃあまたな」
「あ、最後に一つだけ言わせてください」
 何だ?何か念押しか?
「今日は相談に乗ってくれてありがとうございました。お兄さんの事を少しだけ見直しました」
「お、おう。いいって事よ。他ならぬあやせの頼みだからな」
 こ、これって高感度UPって事か!?あと何回高感度上がればエロシーンに行けるんだろうなワッフルワッフル。
「はい、それじゃまた」
 そうあやせが言って通話が切れた。携帯の通話時間を見ると30分以上も話していたらしい。
 電話とはいえ、今までのあやせたんとの会話時間で最長じゃないか?
 これだけでも十分幸せだと言うのにあやせたんが俺の天使になってくれるとか、俺もう死んでもいい。


254 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 03:47:40 ID:84mzxfPr
 と言うのが先週有った話だ。
 あやせが桐乃のスケジュールを調べてくれたお陰で部活も読モの仕事も無い日が分かったわけで。
 それが今日だ。
 都合よく桐乃はリビングのソファーでふんぞり返りながら雑誌を読んでいる。
 と、その時ファミファミーファミファミマーと言うチャイムの音が鳴った。
 桐乃がすぐに立ち上がろうとするが――
「多分俺だ」
 と言って俺が玄関に向かう。
 玄関のドアを開けると、やはりあやせだった。
 一度家に帰って着替えたのか、清楚そうな白いワンピースの上に薄い水色のカーディガンを羽織るという出で立ちだ。
 制服のあやせたんも良いが私服のあやせたんマジ可愛い!前回は電話だったからあやせ様の御尊顔を拝する事が叶わなかったが。
 このあやせの姿を目にしたら俺がラブリーマイエンジェルあやせたんと呼称してしまうのも分かって貰えると思うぜ。
「こんにちは、お待たせしました」
 そう言ってはにかむ様な笑みを見せる。
「お、おう。取り敢えず上がれよ」
 余りの可愛さに思わず声がうわずってしまった。
「はい、それではお邪魔しますね」

 取り敢えず、予定通りリビングにあやせを通す事にする。
 リビングのドアを開けると、桐乃が興味津々と言った態度で訪ねてくる。
「ちょっと誰がくんの?あたし聞いてないんだけどもしかして黒猫?」
「ははー、それはどうかな?お前も良く知ってる人物だと思うぜ」
 そう言って俺はドヤ顔をした。
 と、そこにあやせが入ってくる。
「どうせ黒猫なんでしょ……ってあやせ!?」
 今まで俺を訝しげに睨んで喋っていた桐乃の目が丸くなる。
「え、どうしちゃったの?今日うち来るって言ってたっけ?」

     ・・・
「あ、桐乃ちゃんこんにちは」
「あやせがあたしの事ちゃん付けする何て珍しいね、どうしちゃったの?」
 動揺を隠しきれていない顔で桐乃が訪ねた。
「あ、あー、説明するとだな――」
            ・・・・
「ちょっと待ってください京介さん、私から説明します」
 そう言われたら黙るしか無い。
「桐乃……、今まで黙ってたけど実は私、京介さんと付き合う事にしたの。
だから桐乃は彼氏の妹さんになるから私の事はお姉ちゃんって呼んでね」
「あ……あ、あ……ぁ」
 桐乃は口を酸素の薄くなった水槽の金魚の様にパク付かせて喋ろうとするが言葉にならない様だ。
「ど、どうしてこうなった!」
 あんた説明しなさいよ!事と次第によってはタダじゃおかないわよという視線を俺にぶつけて来る。
 ここまで動揺するとは俺も思わなかった。さっきなんか心臓が止まったんじゃないかって位青い顔してたぞ。
 流石に可哀想になったのでネタばらしをしてやる。
 と言うかマジであやせと付き合ってる等ど言ったら桐乃に視線だけで殺されそうだ。
「あ、ああ実はな……」
 あやせが桐乃と最近中が悪くなったんじゃないかと心配になってる事。
 それは自分が桐乃の趣味を否定し続けている事に原因があるのじゃないかと思っている事。
 桐乃の気持ちに理解を示す為に妹萌を理解しようとこのごっこ遊びを始めた事などを順を追って説明する。

255 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 03:49:27 ID:84mzxfPr
「なんだ、そう言う事だったんだ。あたしビックリしてそこの女子中学生見て鼻の下伸ばしてる馬鹿を殺そうかと思っちゃった」
 殺そうと思ったのかよ!お前は撲殺天使ドクロちゃんかよ!
「でも、相談してくれればあたしだって協力したのに……」
「いや、普通に相談してもお前は乗り気にならなかったと思うぞ。だからあやせも覚悟を決め手こんな手の込んだことしたんだ」
 桐乃は考え込む様に腕を組んで言った。
「うっ、確かにあやせをお姉ちゃんって呼ぶのは抵抗あるけど……」
「桐乃、お兄さん……じゃなかった京介さんは私達の寄りを戻そうと思って協力してくれたんだから怒らないであげて」
 あやせからのフォローもあって、怯んだ桐乃は今回のドッキリを納得してくれた様だ。
「あやせに言われたら仕方ないしー。元はと言えばあたしにも原因もあるしね」

「と、言う訳で。俺の彼女のあやせと仲良くしてやってくれ」
「「あんたは黙ってなさい!!」」
 うおっ、二人共息ぴったりじゃねーか。こりゃここまでしなくても今のままでも十分親友同士なんじゃね?
 立ったままでは何なので居間のソファーに桐乃とあやせが並んで座りあやせの対面に俺が座った。
「それじゃ、桐乃ちゃん。私の事をお姉ちゃんって呼んでみよっか」
「え、もう始まってるの?」
 驚いて逡巡したものの、桐乃は顔を赤らめながら呟いた。
「お……、あ、あやせ……お姉ちゃん……」
 桐乃は顔を赤らめながらもじもじする様に体を捩り上目遣いで何とかお姉ちゃんという言葉を発した。
「は、はあああ、はぁはあ。桐乃ちゃん、もっと呼んで」
 と、あやせは興奮気味に催促した。
「あ、あやせお姉ちゃん」
「いい……すっごく可愛いよ桐乃ちゃん、もう抱きしめちゃいたいくらい!」
 そう言ってあやせは桐乃に抱きついてしまった。
 俺は手持ち無沙汰にその二人のやり取りを眺めていたわけだが。これ百合の花が咲いちゃってないか。
 妹キャラが可愛いという部分には気付いてくれたみたいだな、本来の目的から若干離れてる気もするが。
256 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 03:49:51 ID:84mzxfPr
「あ、あやせお姉ちゃん、ちょっと苦しい……そんなに抱き着いたら苦しいよ」
 あやせのしめつける攻撃に耐えかねたのか桐乃がギブを訴え始めた。
「あ、あやせさん。そろそろ桐乃を開放してやってくれないですかね。抱き枕じゃないんだからずっと抱き締めていたら嫌がるかも知れないぞ」
 そう言われてあやせは桐乃をベアハッグから慌てて開放した。
「ご、ごめーん桐乃。桐乃があんまり可愛いかったから私つい……」
「はぁはぁ、息が出来なくなるかと思った」
 俺を蹴り飛ばした時もそうだが、あやせは感情が昂ぶると暴走し出すんだな……。
 でもあやせのベアハッグでなら俺死んでも良いな。
 だが、抱き着かれた本人の桐乃はよっぽど苦しかったのか怯えてるぞ……。
「どうだあやせ、妹萌の気持ち少しは分かったか」
「ええ、確かに桐乃の魅力が倍増してましたね。お持ち帰りしても良いですか」
 そうだろうそうだろう。素直に慕ってくる時の桐乃の可愛さは異常だからな。
 まあ、実の兄に対してはそんな事滅多に無いけどな!
「どうぞどうぞと言いたい所だが、親父とお袋が寂しがるから止めといてくれ」
 あいつが留学中なんか食卓が寂しくて寂しくてほとんど無言の食事だったしな。
「ちょっと、あたしの事を何であんたが決めようとしてんのよ」
「だってあやせがテイクアウトして良いかって聞くから」
「人の事物みたいに言うな!」
 そう叫んだ桐乃は正拳突きを俺のみぞおちに決めやがった。
「ぐへぇ……い、痛ぇ」
 本気で殴るなよな……これだからリアル妹は困るぜ。
「妹が可愛いのは事実かも知れないが、リアル妹は今みたいに可愛いだけじゃないってのも覚えて置いた方が良いぞ……。
だから、三次元に理想の妹像を求めたりするわけだ」
 何とか迷走しつつも妹萌の実証と考察まで持ってこれたな。
「桐乃が妹なら多少暴力的でも全然平気ですよ。私の桐乃への愛は誰にも負けませんから!」
 聞き様によっては告白とも取れる台詞をあやせは高らかに宣言した。
「へぇ、良かったじゃないか桐乃。ここまで献身的な親友がいて。お前ももうちょっとあやせを信頼して秘密を共有しても良いんじゃないか」
 桐乃の妹物エロゲー布教活動からの俺の負担が少しでも減れば俺も楽になるしな。
「お兄さん、桐乃の秘密を知ってる様な口ぶりですけど、秘密って何ですか?」
 あやせが興味津々と言うよりは親父の尋問の様な凄みのある視線で自白を促してきたぞ。ちょっと怖いですあやせさん。
「そうだな、桐乃の奴が一番喜ぶ事を教えてやろう。あいつの持ってるゲームでパンツ一枚だけのあられも無い姿で『はじめてだから優しくしてね』って言うシーンが一番萌えるらしい」
 俺は(キリ)と語尾に付くような表情で教えてやった。
「このへんた……」
 自分のそんなCGシーンでも想像したのかあやせの罵声とご褒美が飛んでくるかと思いきや途中でそれを遮るものが在った。
「2回死ねー!!!」
 桐乃が立ち上がりざまに必殺技の様に叫びながら放った強烈な回し蹴りが俺の側頭部にクリーンヒットした。
 かなり痛かったが、ここは突っ込まずにはいられない。
「それお前の決め台詞じゃねーだろ!?」

 そんな訳であやせと桐乃の親睦を深める作戦は一応成功したらしい。
 残念ながらミッションを成功に導いた俺に対するあやせの高感度は上がらないどころかまた俺が変態だという誤解を強めてしまっただけだったがな!


257 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 03:53:43 ID:84mzxfPr

以上で終わりです。
このSSは2ヶ月くらい前に8割方書き終わっていたのですが。
オチが思い付かず放置していましが、せっかくここまで書いたので書き上げてみました。
エロパロスレなのにまったくエロくなくてサーセンw
どうもあやせ愛が強すぎるのかあやせのエロは書けなくて困る!
逆に桐乃はどんな扱いしても平気だから凄い書きやすいんだけど。
べ、別に桐乃の事が好きなわけじゃないんだからな!
258名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 04:01:34 ID:CdURmtXj
久々の投下を寝ずに待ったかいがあったぜ!
ナイスです!
259名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 09:07:35 ID:LfCQzX3x
>>257
というかこれは話の流れ的にも俺の希望的にも続きを書いてくれちゃった方が嬉しいんですが?w
ともかくGJ!
260名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 09:52:53 ID:iNSB6GmU
>>257
お前のSSまじでカスだったわ
つまらねぇから二度と書くな
261名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 10:15:48 ID:lF9FrqSB
>>257


この京介氏はもう駄目だ…
262名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 10:16:44 ID:nGI4GQIt
ここまで分かりやすい荒らしもめずらしいなwww
263 ◆AYASExLmi. :2010/06/13(日) 10:31:53 ID:84mzxfPr
>>258
寝付けなかったので投稿したのですが、こんなに早く読んでくれてありがとうございました。

>>259
続きは考えて無いのでごめんなさい。続きは脳内補完してください><

>>260
お前何様なん?
ツンデレのつもり?だとしたらキモイし分かりづらいからやめた方がいいよ。
あんたなんかに評価されなくても気にしないしー。そんな事言うなら、
りっぱなSS書いて見せてみろっての!

>>261
原作の京介が変態度に拍車が係ってるから変態扱いは容易くなった代わりに、
生半可な変態具合では物足りなくなる始末!SS書きにとっては嬉しいのやら辛いのやらw
264名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 12:53:30 ID:cFKv+TFC
誰も気付いてないようだから言うけど>>260は縦読みだろ
っていうか貶されるのが耐えられないなら書くなよww
265名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 13:01:32 ID:i01N4rmg
あやせっくす、あやせっくす!!
ニヤニヤさせてもらいやした、乙!!
266名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 13:03:05 ID:mCPI3M0q
落ち着け
>>263>>260へのレスも縦読みだ
267名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 13:20:57 ID:LfCQzX3x
お前らが実は仲良しだってことはわかった
268名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 16:22:30 ID:84mzxfPr
ここまでの流れが2chの風物詩みたいなもんだよな。
縦読みに気付かない人

気付いてレスする人

最初の縦読みだけ気づく人

両方縦読みだと突っ込む人

マジレスすると>>260は縦読みにしても文章がキツ過ぎるね。
俺は5秒で気付いたから3時間不貞寝する程度で済んだけど、
気付かない作者だと最悪2度とSS書いてくれなくなる。

まあ、女子の体操見たらそんな暗鬱な気分は吹っ飛びましたけどね!
269名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 17:38:09 ID:LGJkDLSF
叩かれた程度で逃げるような人間なら最初からSSなんて書かなければいい
そういうガキが書いたSSなんてつまらないしスルースキルや煽り耐性を持たない人間が2chを使うのは難しいしね
叩かれるのが嫌なら最初から書かなければいいってのはどのSS書き(笑)にも言えることだわな
270名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 19:27:26 ID:Gm7kqjfP
>>269
どこを縦に?
271名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 21:21:42 ID:xABuaBOH
>>269はどんな人?
272名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 22:16:07 ID:4TmsccOY
斜め読みか?
273名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 23:23:33 ID:UzXPveHn
ブサ夫の出張だろ

>>268
おつ! なんかほっとした
274名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 01:08:20 ID:785sWkT5
エロパロ板で「愛があるからエロは無理」「愛がなければエロかける」みたいな事言ってるから
マジ叩きされてんのかと、ちょっと焦ったw
俺も口にこそ出さないが、似たようなものだなあ。
275名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 12:44:19 ID:TGJPQhoX
愛があるからこそエロしか書けないって職人もいますし逆もしかり、読み手は自分の好みに合わなければスルーってのが暗黙のルールじゃね?

そして職人もいちいち反応してたらダメかなと思います。

『職人は寡黙であれ』が僕のモットーだったりします
276名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 13:41:02 ID:Lr2CEKIj
どこが寡黙なんだwww
お前の持論なんざ訊いてねえよw
277名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 14:30:11 ID:gjKuclRW
>>273
あwww
ここにも派閥君が湧いてるwww
278名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 14:47:03 ID:Cn3MZ0F2
>>277
カスブサ夫乙
279名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 15:06:04 ID:3W746ILn
急かすわけじゃないけど、エロカワ先生が待ち遠しい今日この頃
280名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 16:55:38 ID:sGv8YDAo
>>279
ホントホント…
せめて生存報告でもいいから声を聞かせて…
281名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 17:02:56 ID:Q7e1kOEG
>>142がエロカワ先生

>>147-148で書く気力も無くなったんだね
282名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 18:20:25 ID:iqwrJcw/
どうでもいいけど何故与えられるのを待つことしかできないんだ?
自分で書けば満足できるだろうしスレ的にも職人が増えてウハウハだろ
実際に素人からある程度までの文章力を身につけた俺みたいな人間がいるんだから文才無いとかいう言い訳はやめろよ
283名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 18:53:51 ID:SGhPSGPw
>>282
また書き手のフリか
ホント懲りねえっつーか暇人だな、おまえ
284名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 19:42:43 ID:0KvdS7ca
たまには京介×加奈子やあやせ×京介、赤城兄妹ものが読みたいなぁ
285名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 23:36:58 ID:Qw8qizVd
かなちゃんがジャイアン化してからというもの株価が高騰中。
286名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 00:07:21 ID:SKhvLnGj
各ヒロインの京介への好感度はどんな感じだろうね
287名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 00:08:54 ID:Iy/p5zN+
>>282
まず隗より始めよ、だな

俺が書く偽史はあとは沙織と京介の物語くらいしか無いから、頼んだぜ。
288名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 02:09:06 ID:0wGCLMzJ
>>286

桐乃 → 100%
麻奈実 → 100%
黒猫 → 100%
沙織 → 90%
あやせ → 75%
リア → 60%
加奈子 → 50%
瀬菜 → 45%
フェイト → 40%
ブリジット → 40%

こんなもんじゃん?
289名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 06:59:14 ID:zNANWb+u
>>286
エロカワ先生版はどんな感じかな?
290名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 22:52:27 ID:RFFO6Yxo
>>288
何このリア充
291名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 23:16:58 ID:/hz+VUoW
>>288
×桐乃 → 100%
○桐乃 → 200%
292名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 00:30:41 ID:rEDppiNf
少なくとも3人の見た目麗しいおなごからの好感度がMAXとか許せないんですけど
293名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 00:45:55 ID:s/GCA/I5
エロカワ先生の最後の投下からひと月になるな
辛抱出来んので最初から読み直してきたw
294名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 01:15:47 ID:uzimRSKj
エロカワエロカワばっかり言ってて気持ち悪いんだが
同一人物なのか?
295名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 01:17:31 ID:1M9WHsei
複数人いるっぽいぞ
296名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 01:26:58 ID:s1ZmiCYw
最後って>>92だよな?なんか、反応してるの>>93だけっぽいんだが?
そりゃ普通に需要なしと判断するか、凹んで投稿意欲なくすだろ。
書き込みないならともかく雑談とか始まってるし。
297名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 02:46:48 ID:d7IwX1jM
雑談始まったら感想書きにくいんだよ
投稿二連とかだったら安価振るんだけど
雑談にも流れがあるからそこで安価とか刺しにくいんだわ

少なくとも俺はエロカワの人の作品に言える状況なら感想を言ってたし
また投稿してほしいと思ってるよ
298名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 07:00:31 ID:s/GCA/I5
>>296
投下されて少し時間が過ぎるとどうもレスするのが微妙な気がしてな
タイミング外すとレスしてないだけでいつも楽しみにしてる

>>297
雑談中は確かに書きにくいよな
特に本スレがあの状況ならこのスレで雑談されてもしょうがない気もするガ
299名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 08:08:55 ID:O6yY3dvt
NGにしてるからどうでもいい
300名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 09:57:55 ID:cK/wLp6l
同感
雑談の流れに関しては同感、>>296は、>〜なんか、反応してるの>>93だけっぽいんだが?
とか言ってるけど、たぶん>>297と同じ考えの人一杯で乙言い辛かったんだろ
かく言う俺も乙言い辛かったし…こんな事ならこれから流れ無視しても乙するわ

そんなわけでエロカワ先生早く復活してーっ!!
301名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 10:31:11 ID:1FEMdbAs
まあ、これは俺ルールだが、ここぐらいの速さなら投下後24時間は雑談は控えるべきだろうな

だが書き手からするとスレストが一番辛いwww
302名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 10:33:11 ID:1M9WHsei
24時間もいるだろうか?
まあ、無駄になりそうな雑談を控えるべきってのは同意なんだけど
303名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 10:44:35 ID:1FEMdbAs
>>203-210の流れを見るとそれくらい必要だと思うけどなあ
あ、あくまで俺ルールで強制でもなんでもないからw

そこまで急いで書き込まなきゃならん雑談ってのもないだろうと思っただけ
で、一日書き込みがなかったら書き込みゃいいし
304名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 11:04:10 ID:Xd2o81oK
正直、感想や応援のレスがないぐらいで書く意欲がなくなるんなら最初からSSなんて書かない方がいい
つかこれ作者がただ単に飽きたかネタギレになってるだけだろ
SSに対する感想が少ないから書く気なくすとかどんだけデリケートなんだよ
305名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 11:29:08 ID:HCtb7n3p
書く意欲はそうは無くならんが、ここに投下する気は無くすだろうな
皆そうやってエロパロから去っていくんだし
306名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 12:53:47 ID:1M9WHsei
なんかんだで、GJとか乙とかの言葉は後押しになるからな……
307名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 13:56:10 ID:+2VK5n6b
挿絵でも描くか
308名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 14:03:44 ID:rEDppiNf
アニメ始まれば投下してくれる人増えてくれるかねぇ?
309名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 15:26:37 ID:QtMIgve0
>>303
それは未完成作品にも適用されるのか?
毎日ちょっとずつ投稿される場合とかは?
310名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 16:00:23 ID:aKenI6EL
マナーのなってない読み手と馴れ合い厨の職人()笑のせいだろ
全体的に平均年齢が下がりすぎだし
18歳未満は閲覧禁止だってのに無視するガキの多いこと
職人()笑もレスがついて嬉しいのはわかるけど舞い上がって全レスとか始めちゃうのは痛々しくて見てられない
投下したらIDが変わるまでレスをしないのが正しい職人の姿
311名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 16:35:15 ID:KKEIngl4
>>310
もうそういうのいいからwww
がきくさっ
312303:2010/06/16(水) 17:06:47 ID:KKEIngl4
>>309
それは書き手の投下姿勢や作品に対して不満があるから雑談をふるってこと?
やんわり注意やスルーはできないのか?
俺はとりあえずそうした場合、乙だけするかスルーだな
書き続ける書き手なら控え室や愚痴、誤爆あたりにも目を通すようになるし、
自然にマナーはわかるようになる

まずは下手だろうがマナー違反だろうが誰でも投下できるスレを目指したいな
投下されにくくなるようなマナー違反は勘弁だがw
313名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 17:07:41 ID:ETqCT+jx
参考資料にドラマCD聴いてたら、京介×あやせで最高にニヤニヤしてしまった(笑)

中村さんがいい感じに気持ち悪い
314名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 18:06:22 ID:QtMIgve0
>>312
不満とかでなくそういう場合事実上雑談禁止になる。ルール化は無理がある。
315303:2010/06/16(水) 18:43:53 ID:KKEIngl4
>>314
いや、だから俺ルールなんだってw
守られなくてもムキになって叫んだりしないからw
んな厳密なもんじゃなくて、例えば投下後すぐレスが続いて書き手がサンクスゆうたら次の書き手の投下もアリだろ?
俺もそうしてるしw

俺はここでの雑談はスレを寂れさせない為のものだと思ってる
実際毎晩投下があったら雑談する必要もないから雑談禁止でも問題ないじゃんw
ちなみにエロカワ氏の場合、それなりのまとまった量だったし、それ程問題もなかろうて
もし他に投下したい書き手がいるのなら予告してから投下すればいいだけだし
316名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 18:51:30 ID:+2VK5n6b
フェイトたんの家に転がり込む話の続きまだー?
317 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:19:42 ID:4bAC1XEm
ええと、エロ抜きだけど 「沙織のターン」 です
久々の二次なので、クオリティはご容赦ください

----------

「ねえ、あんたにお願いがあるんだけど」

あれから桐乃は『人生相談』を持ちかける事はなくなった

寂しい限りだな

そう、俺が思っていると誤解している諸君
間違えてはいけない

もともと人生相談なんて軽々しくするものじゃない
だからこそ、去年、桐乃が俺に『人生相談』を持ちかけた時には真剣に切迫詰まっていたのだろう

だが、おかげでようやく俺達兄妹は、目を背けてはいけない、どうしようもなく家族であることを知った
少なくとも俺はそうだと信じてる

だから、桐乃の『人生相談』が『お願い』になったとしても、同じように受け入れてやろうと思ってた
まあ、初っぱなから「彼氏になれ」とか無茶苦茶な『お願い』だったけどさ
まあ、その結果は諸君の知っての通りだが
べっ、別に泣いてなんかいないんだからね(涙)

で、今度はどんなお願いなんだ?
318 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:20:10 ID:4bAC1XEm
「で、なんだ?その『お願い』ってのは。今日は気分がいいから、特別に聞いてやるぞ?」

「うっえ、気持ち悪っ!こないだからアンタなんか勘違いしてるんじゃないの?」

…相変わらず容赦ねーな
オーケー、オーケー、これくらいどうってことはない
いつもの桐乃だ
俺が目に涙を溜めてるように見えたとしたらそれは仕様だ

「別に大したことじゃ無いんだから、貸しだなんて思わないでよね」

「思わねーよ」
だいたい、お前の頼み事に一々そんなこと考えてたら身が持たん

「で、なんだ?言ってみ?」

「えっと、言いにくいんだけど…た、お誕生日のね、ケーキを買ってきて欲しいの!」

なんだ、普通じゃないか?それのどこが?
確かに今まで大っ嫌いだった兄貴に誕生日のケーキをねだると言うのは気恥ずかしいだろうが、

って、あれ?

「ちょっと待て、桐乃?お前の誕生日はとっくに…」

「はぁ?なに言ってんの?
綾花ちゃんの誕生日に決まってるでしょ?
っていうかあたしが実の兄に誕生日を祝えっておねだりするとか思ってるわけ?…キモ」

綾花ちゃんというのは相変わらず桐乃がはまっているラブタッチというゲームのヒロインだ
ゲームのキャラクターの誕生日を祝う方がよっぽどキモいと思うがここは言わない方が賢明だろう

「買い物ぐらい付き合ってやんよ。駅前のケーキ屋さんでいいか?」

「はあ?あんたバカ?
地味子ならともかく、綾花ちゃんにそんなもので許されると思ってるわけ?
だからあんたはモテないのよ。」

「うっせーよ。毎度毎度心をえぐるようなことを言いやがって」

とはいえ確かに桐乃が言う通り、ゲームの中とはいえ恋人に贈るプレゼントは特別なものなのだ
桐乃なりに精一杯恋人の誕生日を祝いたいのだろう

「わかったよ、どこへでも行ってやるって。んで、何処まで行けばいいんだ?」

「…わかんない」
319 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:20:37 ID:4bAC1XEm
予想外の返答に俺は戸惑ったが、考えてみればたかがケーキを買いに行くだけで桐乃が俺に『お願い』をするはずがない

「いや、それだといくら俺でも買えないよね、ケーキ」

ごく当たり前の反応に、桐乃は軽く逆ギレ気味に答えた

「せ、正確に言うとね、だいたい目星はついてんの」

そう言って桐乃はノートパソコンのブックマークを開いて、数件のお洒落なケーキ屋を俺に紹介しながら話を続けた

「ラブタッチはリアルが売りのゲームだから、恋人の誕生日に下手なお店で買ってきたケーキでお祝い、なんてできるわけないじゃない?
だから今回はね、メーカーとショップが特別にコラボして『綾花たん生誕祭』をやるの。
ただ、事前に大々的に公開しちゃうとすぐに売り切れになっちゃうでしょ?
転売ヤーとか意味わかんない連中も綾花ちゃんのケーキを買ってプレミアつけて売ったりするだろうし…」

俺にはお前も意味わかんないけど、大事な人のために贈ろうとしたものが横取りされたら悔しいもんな

「でね、ネットに公開されたケーキの画像から、何件か候補が上がってて、多分代官山のここはトラップで、あたしは青山のここだと思うんだけど、自由が丘のこのお店も捨てがたいのよね」

そう語る桐乃が開いている限定ケーキの写真の写ったホームページと、ケーキショップの画像を見比べた俺はマジでビビった
ホームページに掲載されていた写真はこれがケーキだと言われなければ気づかないようなぼやけた写真だ
そこからショップをほぼ特定してるのだ
オタクっていうのはみんな特殊工作員か何かっすか!?
すげえな

「ちょっとあんた聞いてるの?」

むすっとした桐乃がそんな俺を見とがめる

「あ、ああ、悪い悪い、で、俺はお前と青山に行けばいい訳か」

「それじゃあんたに頼む意味ないじゃん。
あたしが青山に行くからあんたは自由が丘。
もし予想が当たってれば等身大綾花ちゃんフィギュアとツーショット撮影できる限定イベントもあるんだから、万が一にも外せないの」

真剣な面持ちで語る桐乃には悪いが、俺はそんな恥ずかしい証拠写真を残したくないので、桐乃の指示通り自由が丘に行くことになった
320 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:21:02 ID:4bAC1XEm
その『綾花たん生誕祭』当日の自由が丘の朝

お洒落で少し懐かしい街並みの中に、どう見ても場違いな行列が出来ていて、俺はその列の比較的後ろの方に並んでいた

モンサンクレール

自由が丘のちょっと丘の上にある、まさかゲームのキャラクターの誕生日ケーキを売り出すとは誰もが思いもしない超有名店だ

そこにオタクの列がぶわっとできているのだ

静まり返った朝の街
ここが本当に『綾花たん生誕祭』をやる、と、明確に示すものはなにもない
しかし、ここに間違いはないと確信を持って並ぶ男女の列

携帯ゲーム機を持ち出して、恋人と毎朝の愛の言葉を交わす勇者もいる
また、ラブタッチのヒロイン、綾花を全面にあしらった携帯ゲーム機をチラ見せしては鞄に仕舞っている少し年季の入ったオタクの人も居る

そこに、これから出かけるとおぼしき人達がひそひそ話をしながら通りすぎていく

さすがに気まずい
321 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:21:24 ID:4bAC1XEm
そんな気まずい思いをしている俺に、

「京介さん?」
と、背後から誰何する女性の声が聞こえた

マズい…非常に、まずい…
こんな姿を知り合いに見られたら、まず終わりだ

正直赤城と「ホモゲ部」の深夜販売に並んでたと知られるよりダメージがでかい
ホモゲ部は瀬菜の買い物だから一部の腐った皆様以外にはすぐに誤解とわかるだろう

だが、ラブタッチは違う

まず秘密を守ると約束した桐乃の買い物だし、こいつはそもそも恋愛シミュレーションゲームだ
桐乃の秘密を守ったとしても、俺が残念な人に思われることはまず間違いない

ん、待てよ?

…っていうか、そもそもこんなところに、俺の知り合いで、俺を京介さんと呼ぶような奴って居ないよね?

意を決して振り返るとそこには…


…すっごい美人がいた

長身でグラマラスな彼女は初夏らしい清楚なワンピースに身を包み、はにかむ様に俺をまっすぐに見ている
さらさらの髪が一瞬風に流れる

ヤバい
胸がドキッとした

…ていうか、誰?
322 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:21:49 ID:4bAC1XEm
お互いに見つめあう数秒の空白の後、彼女はおもむろにバッグからぐるぐる眼鏡を取り出してそれをかけてこう言った

「これは失礼した、京介どの」

「俺のときめきを返せえええ!」

思わず叫んだ俺に周囲の注目が集まる

『なにこいつ』『場違いじゃね?』『つーかリア充氏ね』
そんななんとも言えない雰囲気が辺りに立ち込めるが、彼女は気にせず続ける

「ところで京介氏、本日は何ゆえにこんなところに?」

「…桐乃の買い物だ。なんでもあいつがハマってるラブタッチの『綾花たん生誕祭』とやらで、この小洒落たケーキ屋で限定ケーキを売り出すらしい。もっとも、ネットの噂位しか情報が無いんでな、桐乃の奴も青山のナントカっていうケーキ屋に並んでる」

「ほほう、では京介氏は等身大綾花たんとツーショット写真が撮りたいと」

「って、全然人の話を聞いてねえ!?」

「冗談でござるよ。ははあ、それではきりりん氏には残念でござるなあ」

「ん?どういうことだ?」

「拙者も今回の『綾花たん生誕祭』の限定ケーキを買うべく来たのでござる。このお店に間違いは無いのでござるが…いささか遅かったようでござる」
323 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:22:46 ID:4bAC1XEm
沙織と話をしている間に、行列の先頭に動きがあった
店員さんが行列の整理をはじめた
少し場違いな雰囲気の男性はメーカーの人だろうか

「紳士淑女の皆様、本日は『綾花たん生誕祭』の限定イベントにお集まりいただきありがとうございます。
本日販売のお誕生日ケーキにつきましては限定数100とさせていただきます。
ただいまより整理券を配布いたしますので、列を崩さないようにお願いいたします。
なお、整理券配布の際は、かならず『綾花たん』の提示が必要となっております、予め電源を入れてお待ちいただきます様お願いいたします!」

小さくどよめく行列
っていうか『綾花たん』の提示が必要って何?

戸惑っていたところに、携帯が鳴った
桐乃だ

「どうしよう、青山じゃなかった…あんたの居る自由が丘が正解だった。でも、ネットでは綾花たんを連れてこないと本物のプレイヤーじゃないから、整理券配って貰えないかも、って…あんた、連れてきてるわけないよね…どうしよう…綾花ちゃんにあわせる顔がないよ…」

めちゃくちゃ落ち込んだ桐乃の声

「大丈夫、俺がなんとかする」

咄嗟にそう言って、俺は携帯を切った
324 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:23:16 ID:4bAC1XEm
さて、そうは言ったものの、『綾花たん』の入った携帯ゲーム機は青山に居る桐乃の手元にある

整理券の配布は既に始まっている
今から桐乃にここまで来させても到底間に合わないだろう

然りとて、携帯ゲーム機が無いと整理券は配布されない
事実、列の前の方の何人かが追い返されている
妹の買い物でと言ったところで、扱いは変わらないだろう

…待てよ?沙織はなんでここに来ていたんだっけ?

回りに聞かれては困る
少し強引に沙織の手を引いて耳元に顔を近づけて話しかける

「沙織、頼みがある。『綾花たん』を貸して貰いたい。ここに並んでるって事は、もちろん持ってきてるよな」

何故か少し動揺して沙織が答えた
「た、たしかに連れてきてござるが…」

「代わりに何でもする。さすがに楽しみにしていた桐乃を落ち込ませるのは忍びない。今だけ貸してもらえないか」

「代わりに、何でも、でござるか?」

「ああ、なんでもだ」

「わかったでござる。他ならぬきりりん氏のためでござるし…」

そういうと、沙織はぐるぐる眼鏡を外して、ぎゅっと俺の腕を組んだ

「京介さんがなんでもして下さるということでしたら、お安い御用ですわ」
325 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:23:48 ID:4bAC1XEm
居心地悪りい…

抜群のプロポーションを誇る超絶美人と腕を組んでケーキ屋に並ぶ俺は、どこから見てもリア充にしか見えない
さらに困った事にこの行列が恋愛シミュレーションのヒロインのお誕生日ケーキの購入者の列だということだ
周囲から発せられるどす黒いオーラを感じる

ホントに居心地が悪い

だが、沙織はといえば、口許をω(こんなふう)にして、楽しそうにしている
本当にこいつは何を考えているのだろう?
彼女の表情を伺い知ろうと、ほんの僅かに高い彼女の目に目線を向ける
すると、沙織が、しなだれ掛かるようにする

ヤバい
だっておっぱいが当たるんだもん

回りに聞かれないように沙織に話しかける
「おい、あんまり引っ付くなよ、なんていうか…」

「んー、駄目ですよ、京介さん。ちゃんと彼氏と彼女らしくしてくださらないと」

「おまえはどういう頭の構造してんの!?」

「あら、なんでもする、って先程約束して下さいましたよね?」

「うぐ、確かにそうは言ったが…」

「では、約束は守ってくださいね、京介さん」

参ったな

整理券の配布が進むに従い、列に殺伐とした雰囲気が立ち込める

限定数を越えた行列ができており、全員に行き渡らない可能性があるようなのだ
326 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:24:35 ID:4bAC1XEm
整理券を持った店員さんが俺達のところまで来た
「すみませんが『綾花たん』の提示をお願いいたします」

おもむろに沙織が携帯ゲーム機を取り出す
そこには沙織の綾花のキャラクターが映っている

「あの、誠に申し上げにくいのですが、原則として列にお並びになられた方のみ整理券を配布させていただいております。
お見受けしたところ、そちらの『綾花たん』はお嬢様の物かと思われますので誠に申し訳ございませんが…」

まあ、確かにそうだよな
どれだけ俺達が桐乃のためにやったこととはいえ、卑怯と言われてしまえば返す言葉はない
桐乃には悪いが…

「京介さん」

次の瞬間、携帯ゲーム機から、俺を呼ぶ『綾花たん』の声がした
327 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:26:55 ID:4bAC1XEm
「あ、綾花たん!?」
思わずゲーム機の中のキャラクターに話しかけてしまう

「うふふ、会いたかった、京介さん(ハァト」
やたらと甘ったるい声でゲームのキャラクターが話しかけてくる

ヒロインと会話ができるラブタッチモードが起動しているようだ
畳み掛けるように、沙織が言った

「ごめんなさいね、彼ったらこのゲームに夢中で、私の誕生日のお祝いも忘れて『綾花たん』のケーキを買う、と出掛けてしまったから、つい私が意地悪をして隠してしまったの。
でも今日は私の誕生日でもあるの。だから本当は私の分のケーキも買いに来たのでしょう?ね、京介さん」

そういって沙織は話を合わせるように目配せする

「あ、ああ、そうだ」
「だからね、みんなで食べられるくらい大きなケーキを買って欲しいわ」
いつになく甘い沙織の声に自分達は本当に恋人同士なのではないかと錯覚さえ覚えてしまう

「これは失礼いたしました。それでは整理券をお渡しいたします」

丁寧に詫びる店員さんに、こちらこそ、と頭をさげてしまう
満足そうな笑みを浮かべてまた俺にしなだれかかる沙織に、つい何も言えなくなってしまう
328 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:27:18 ID:4bAC1XEm
店員さんが列の残りの人に整理券を配りに行ったところで、漸く人心地が付いた俺は沙織の耳元に囁いた

「少し心が痛いけど桐乃のがっかりした姿を見なくて済んだよ。悪いな、彼女のふりまでさせて」
「あら、京介さん?約束忘れたの?ふり、では無くってよ」

え?どういうこと?
複雑な表情を作る俺に、一瞬微笑んだあと、彼女はまたいつものぐるぐる眼鏡を掛けて、こう言った

「さてと京介氏、きりりん氏のためのお買い物はまだ終わりませんぞ。ケーキを買ったら秋葉原に行って、それから…」

「いや、いいよ。沙織、お前、桐乃のためにここに来たんだろう?多分、ラブタッチも俺が持っていないことを予想して。わざわざ予め新しいセーブデータまで作って…」

「…バレてしまいましたか、京介氏」

ぐるぐる眼鏡の向こうの表情はわからない

「それから、ケーキを買おう。今日は本当にお前の誕生日だったりしない?」

一瞬、沙織はぐるぐる眼鏡の隙間から俺を見て、それから答えて言った
「あれはきりりん氏の分でござるよ。どこかの兄上が妹の誕生日も忘れて、と溢してた故」

「そっか、ありがとうな」
本当にこいつには頭が上がらないよ

ふと、ぐるぐる眼鏡を外して沙織が言った
「でも、約束は忘れないでくださいね、京介さん」
そうして沙織はまた、ぐるぐる眼鏡を掛けた
329 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:28:12 ID:4bAC1XEm
そうして、整理券をもらった俺と沙織は、そのあと桐乃と合流して『綾花たん生誕際』限定ケーキを買った。

沙織は予め桐乃に俺と並んでいることを伝えるメールを送っていたらしく、桐乃はちょっとだけ照れくさそうに、ありがとう、と、沙織に言った
それから、黒猫も呼んで、うちでちょっとしたパーティーをしよう、という話になった

それからちょっと反則気味ではあるけれども、俺の代わりにということで、桐乃も等身大『綾花たん』とのツーショット写メを取らせてもらうことができた
最初はメーカーのスタッフさんが広報に使いたいと申し出てくれたのだが、桐乃はモデル業に差し障ると困るということで、丁重にお断りをした

まあ、その代わりに俺が「彼女に『綾花たん』を届けさせた男」として、ネットニュースの格好のネタになったわけだが

さて

丁度今、沙織から「京介さんへ」と題したメールが届いているのだが、なんだか微妙にいやな予感がするのだが、気のせいだろうか
330 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/16(水) 22:32:30 ID:4bAC1XEm
というわけで、一旦おしまいました
331名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 22:46:09 ID:4X4F/C4i
エロカワせんせいまだー?
332名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 22:46:40 ID:W7DLLarh
おk、楽しみながら読ませてもらったぜ
続き期待乙
333名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 23:00:01 ID:nT5Vb/jX
沙織きた!これで勝つる!
334名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 23:01:14 ID:eMBR+tTe
>>330
乙ですっ!、真・沙織のSSは初めてになるのかな?…次のエロありを期待しておりますw
続き(エロあり)希望w

エロカワ先生の復活を祈って…
335名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 23:06:11 ID:1M9WHsei
>>330
一旦、ということはもちろん続きもあるんだろう?w
吹っ切れた沙織可愛いよ沙織
GJ!
336名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 23:35:07 ID:U/ZbRucE
>>330
お疲れ様でした。

店員さん、本人確認が甘いですねえ…
後ろがつかえてるから仕方ない?
337名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 23:38:21 ID:EydsLXJL
>>331みたいなのがいるから……

ともかくGJでした
338名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 23:41:11 ID:cpm590mE
>>330
めっちゃGJ
ちなみに、題名は「沙織のターン」でいいんでしょうか?
339303:2010/06/17(木) 00:00:58 ID:wTPSXOiK
>>330
おつ!
リアルネタとのかみ合わせが本編っぽくてよかった!
少々ケーキを買うところが分かりづらいかな?
結局ケーキは二つ買ったわけ? 桐乃の誕生日に忘れてた分とあやかちゃんの分と
340名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 00:01:02 ID:s1ZmiCYw
>>317
エロなしでも問題ないし、クオリティも十分で面白かったよ。
次も期待してます。
341名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 00:32:48 ID:jKW0E2M/
>>330
純粋に面白かった
続きも是非頼む
342名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 01:02:54 ID:6dQEwdB+
エロカワ言ってるやつ、絶対同一人物の自演だろw
連載当初からずっと張り付いてる。
343名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 01:10:40 ID:nPF0PpbV
>>330
続きの京介と沙織のデートとか期待してます
344名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 01:26:20 ID:4qgv8gy9
>>330

沙織がすごい可愛い…
そして京介うらやま…いや爆発しろ
345名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 02:58:55 ID:inbjbfrp
>>330
この話いつ原作に収録されるのw
物凄いそれっぽかった
GJ
346名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 08:14:07 ID:vNJyu9Is
>>342
うそつけ、>>331みたいなあからさまなマナー違反なんて今までねえよw
いつもの構ってちゃんだろ、お前なんだろうけど
347名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 09:50:21 ID:cfDPjwFq
>>330
乙っジョブ!!俺の中の沙織株がマッハでやばい!
348名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 18:54:23 ID:p2TFCfT3
>>330
GJ!!
アグレッシブ沙織たんは御嬢様かわいい。

>>327のメーカーと話す沙織御嬢様が微妙にお嬢様口調じゃない気がしたけど特に修正の必要はないと思うますた。
349名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 20:21:29 ID:kwr1igWA
>>348
あれは沙織が京介の彼女というキャラを“演じた”んだと思った
感じ方は人それぞれだけれども
350名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 01:34:44 ID:3d3tW9IL
それは承知の上で。
演じるのに口調は変えなくても、と。
京介にアピールしてることも考慮すると、やはり素の言葉遣いが効果的かと。
あと俺にも効果的。
351名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 08:55:05 ID:6WJ/QMv3
おう、何時になく感想レスが続いてるなw
なんて単純なんだ、いいことだけど

褒め言葉だけ、てのもなんなので少々苦言?を
>>327でいえば、沙織の台詞よりも、語尾が〜しまう、てのが続いてるのが気になる
意図的……ってわけではなさそうだし
全体的に推敲が足りてないのではなかろうか
352名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 09:53:52 ID:1S0J9/Mi
なんか殺伐とした雰囲気が続いてたから
このタイミングで投下されたSSがどうしようもなく煌びやかに見えてしまった
353名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 10:15:25 ID:5CEQc+fx
文末重ならないように気をつけるのは大事だな。確かに。
あー自分に文章力があれば桐乃があやせから京介寝盗る話を書くのに。
354名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 10:30:47 ID:GXuwDRN3
>>353
何事もまずは挑戦してみることが大事ってばっちゃが言ってた
355名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 10:46:34 ID:R86OQwxD
>>351>>352
おまえら、何気に作者に失礼だなw

そりゃ、少しはそういう話題の後だって事もあるかもだが、
十分、たくさんレスをもらうに相応しいネタ&完成度だったと思うぞ。
356名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 11:06:37 ID:6WJ/QMv3
>>355
おいw それこそ以前の書き手さんに失礼だぞwww
以前にも面白く書けてるのにそれ程レスがついてない作品だってあっただろうにw

つかこのスレにこんなに人がいた事に驚きだよ
ひょっとして初感想の人なんかもいるのかな?
賑やかになるのはいいことだ
357名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 12:08:20 ID:R86OQwxD
>>356
あくまで、作品外の要素で、作品が過大に評価されてるような言い方だったから失礼だって言っただけで
決して他の作品と比べてって意味じゃないよ。

もしあんたが言うような不遇な作品があったとしたら、それらを俺は
「もっとレスがついても良いネタ&完成度の作品だったと思う」と評するだろうしね。

358名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 12:18:53 ID:RHnOPErD
このスレはわりと人いるだろ。初期スレでさえこれくらい感想つく作品はあったし。
359名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 12:23:49 ID:uElWBOiD
>>357
それはちょっと過敏にとらえすぎじゃないか?
>>352なんかはそういう要素も手伝っての賛辞だと予測を述べてるだけだろうし
>>351も別にいたずらに貶してるわけじゃないんだしさ
苦言なんて言い方してるけどただ同じ語尾が続いてたから気になるって指摘をしただけでしょ
この程度は失礼と判断するに値しないと思う
360名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 12:42:42 ID:5CEQc+fx
流れぶった切って質問。
投下にコテは必須?
361名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 12:54:59 ID:9AMZRI5J
必須じゃないけど、トリップとかは本人証明や保管庫の捜索にはあった方がいいかも

どうでもいいけど沙織にブラックラグーンのロベルタのコスプレさせてぇ(笑)
362名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 12:59:28 ID:6WJ/QMv3
>>357
すまんが言ってる意味がよくわからない
特に後半
つか自分で話をふっておいてなんだがこの手の話題は荒れるから切るぞ?

すまんな
363名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 13:57:13 ID:jzHBejaV
SS自体に不満は無いが1レスの容量が少ないのは何故だ?
せっかく約4kbまで詰め込めるんだから有効に使おうぜ
364名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 14:30:24 ID:R86OQwxD
>>359
そうなのかな。まあ、確かに俺自身が作者なら気にしないレベルではあるんだが、
ちょっと気になったから、一応、冗談まじりにフォロー入れとこうかなって思っただけ。
365名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 15:04:30 ID:GXuwDRN3
>>363
1レスに入れる文章量は作者の好みで良いと思うんだが
366名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 15:15:58 ID:6WJ/QMv3
掲示板での文体、1レスの文章量は好みで構わないと俺も思う
決して規定、っつーかお約束の改行やら句点やらが読み易いとは限らないし
作風ということでいいんじゃない?
367名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 15:41:00 ID:xsBXZvdl
むしろ詰め込みすぎて変な場面で次のレスってなるのもアレだからね
その辺も作者さんの技量とセンスになると思う
368名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 19:01:12 ID:7n5blhjN
>>362
自分が言い出しっぺのくせに〜は荒れると言い
言ってる意味がわからないなどと自分の理解力不足は考慮せず相手を一方的に否定しておきながら
切るぞと言い逃げ

俺のような三流の荒らしにはその才能が羨ましい天然の煽りだぜ、あんた
369名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 20:10:08 ID:Nj1FV3J1
370名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 23:26:27 ID:1S0J9/Mi
こんなのあんのかwww
371名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 04:36:08 ID:Yoau9LaM
ムカつくものはムカつく人たちの隔離所ですねわかります
つまり腐女子の溜まり場……
372名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 08:22:57 ID:XzNeyk+E
場外スレって以前(別のスレ)からの利用者だけが
やたらと場外、場外って言って俺ルールを既成事実にしてるイメージがある

まるでアグネスだ
つまりあやせ
あやせにルールを押しつけるプレイ
373名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 09:10:43 ID:Kk+JmanZ
隔離に誘導されて困る者のみが文句を言う
わかり易いな
374名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 09:13:53 ID:nMS6kcT2
スレにへばり付くのも俺ルールだからなwww
375名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 09:54:06 ID:XzNeyk+E
あくまでイメージを語っただけなのにそんな反応を返されてもなあ

さすがアグネス
かなかなの相手するより骨が折れそうだし
沙織以上の異次元攻撃だな
376名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 10:10:32 ID:XzNeyk+E
ついでに言うと場外自体は別に好きでも嫌いでもないんだよな
場外、場外言い出す人らが胡散臭いせいで説得力ないだけで

まるで最初の頃の京介の麻奈美がたりなんだな
377名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 11:02:29 ID:yY6+eY/O
麻奈実は名前も知らない中年親父たちに輪姦されればいいよ
378名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 11:05:53 ID:orJOtZGC
>>373
まったくだな。
しかしここまであからさまなのも珍しい。
379名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 12:32:05 ID:cnK/Knos
所詮は3流だもの
380名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 13:01:00 ID:hACeeXTN
>>377
そういうのはもう飽きたよ
地味子アンチに輪姦されるのはどうだ?w
381名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 13:35:41 ID:85b2GOun

         ,..-‐−- 、、
       ,ィ":::::::::::::::::::;;;;;:ii>;,、
        /:::::::::::::::;;;;;;;;iii彡" :ヤi、                  お断りします
       i::::::::::::;:"~ ̄     ::i||li
        |:::::::::j'_,.ィ^' ‐、 _,,. ::iii》               お断りします
      |:::i´`  `‐-‐"^{" `リ"
        ヾ;Y     ,.,li`~~i         お断りします
          `i、   ・=-_、, .:/
        | ヽ    ''  .:/
ー-- ,,__,,, |   ` ‐- 、、ノ                お断りします
;;;;;;;l;;;;;;;ヽ_ ̄``''‐- 、 , -‐}
;;;;;;l;;;;;;;;;;;ヽ ̄`''‐- 、l!//{`‐-、                      お断りがゴミのようだ
l;;;;;;`''=‐- \‐-ッ'´ ', ' ,ヽ;;;;ヽ\_                       お断りします
;;;;;;;;;;;`'‐ 、;;;;;;;;;;;>'   ', ' ,ヽ<;;;;;; ̄`'‐、           メ / )`) )
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'‐ /     ,   ' ヽ/;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ        メ ////ノ
;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l      ,    l;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;l!      メ /ノ )´`´/彡    お断りします
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-‐`‐-‐i''‐-、   _ ,, l;;;;;;;;;;;l::::::::::::l      /   ノゝ /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐'´-‐''' ´ {_,,r'' _,,r''-‐'';;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;l     /| 、_,,ィ '__/,;'"´``';,.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;l   /;;;;;;\ _/  |ニニニニ
382名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 18:28:54 ID:8VgZuBu/
沙織のターンが楽しみで毎晩6時間しか寝れないんだが!
383名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 19:00:27 ID:ZWKRAb3s
>>382
十分寝てるじゃねぇかw
沙織のターンには俺も期待してる
384名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 20:28:27 ID:Eq/cYZDX
明日のイベント参加する書き手の人とかいるんかな?
385名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 22:11:57 ID:zPlxi210
>>376
なんでもかんでも(自分が興味のない)議論は場外でって言う人は確かにアレだけど、
今回みたいなケースは適切な誘導じゃないかな。個人的な喧嘩のレベルだし。

まあ、誘導されるようなことは最初からしないのが一番。逆にこのスレでやるべき議論だと思うなら、
誘導されようが無視して胸張って続ければいいし。
386名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 23:00:02 ID:U2a+SPbv
>>384
サークルリスト見るとSSの人は1サークルさん居るか居ないかみたい
つーかSSって相当クオリティ高かったり、ちゃんとした絵師さんのイラスト無いと売れないんじゃない?
っていうか、売れない

・・・自作の同人誌を手売りするフェイトちゃん(28)とかもうねw
387名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 08:51:34 ID:BrYzCqeJ
自作同人誌が売れず山のような在庫に悩まされるフェイトさん
388名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 09:52:31 ID:vLhbnunO
>>385
昨日みたいなのは流石にアレだけど
興味ないというより好きなキャラやネタに都合が悪い話が出てくるとすぐ場外と言い出す人たちもどうかと

>>386
SSは厳しいな
ベルフェゴールの呪縛もあの世界では売れなさそうだ
389 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/20(日) 11:29:04 ID:GBSFhUuo
小ネタを少々・・・
3巻278P、桐乃の取材メモから

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→ァクセ買うお金が足りなくて、情けなく店員さんに謝ってるバカの図(^o^)
  意訳『考えてみたらバイトしてるわけじゃないんだから、そんなお金持ってるわけ無いかぁ。悪い事したなかなぁ。でも今年こそはおにいちゃんからクリスマスプレゼント貰いたかったんだからねっ!』

↑「お金なくてごめんな」だって! ゲラゲラ! きもいっつーの(笑)
  意訳『やっべ・・・何この感覚・・・萌える・・・』

←ピァスかゎせた。バカに選ばせょぅとしたのに、センスなさすぎて超時間かかったょ(^^;)
  意訳『おにいちゃんが買ってくれたピアス!お兄ちゃんが買ってくれたピアス!これをあたしの身体の穴に入れるのねハァハァ』

↑ビチョ濡れになったぁたしを見キレるバカ(>_<) どんだけシスコンだよこいつWWWWW
  意訳『おにいちゃんがあたしのことを真剣に心配してくれてる!どうしよう、このあとラブホ行くって考えただけで濡れちゃう・・・』

←妹のバスローブ姿でハァハァするバカ。ゃ〜〜〜、きりりん貞操の危機!?
  意訳『おにいちゃんとえっちおにいちゃんとえっちおにいちゃんとえっちおにいちゃんとえっちおにいちゃんとえっち・・・』
390名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 11:52:17 ID:roPHOhz7
>>388
いやがらせの邪魔をされるのがそんなに嫌なのか?
すぐ場外と言い出す人達なんていないだろうに

大抵はスレに粘着するやつが特定できて有効だと思う
391名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 13:15:46 ID:KUSJVSYi
キリノンかわゆすなぁ
392名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 14:06:37 ID:KzP/nd5y
>>389
これは良い変態
乙でした
393名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 14:22:14 ID:BbK+OCAs
>>389
もう俺の中の桐乃のイメージはとうの昔に変態になってしまっている・・・・・

みんないろいろこんなシチュ見たいとか言ってるけど
流石にこれはちょといやだなってシチュエーションはあるかな?
寝取られとか…
394名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 14:32:44 ID:KzP/nd5y
まあ苦手なシチュなら誰にだってあるでしょ
斯く言う俺は寝取られ苦手だが、どんなシチュだろうと文句だけは言わない
もし、万人受けしないだろうと思う展開であるなら投下の最初に注意書きしてくれりゃいいだけだし
とここまで書いて、>>393の聞きたいことはもっと別の物か、と思ってがっくりした
395名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 14:33:32 ID:Dcz97sTA
>>393
嫌だと言うシチュエーションは人それぞれあるんじゃね?
スレ的には注意書きさえしてくれたらどんなシチュも構わんと思う
ちなみに俺の場合スカトロ&ハードSMは勘弁
396名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 14:38:15 ID:rIK3HWiu
>>393
流石に惨殺されたりするのはやだな
過去からすると寝取られや鬱、陵辱、百合ぐらいなら注意書きすりゃいいだろう
ガチホモは避けた方が無難っぽいな
オリキャラ、クロスオーバーなんかもOKっぽい

書きたいように書いて自分でもちょっと……と思ったらうpろだスレやし辛いスレだってあるんだし
って書き手からの質問じゃないのかw
397名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 15:38:30 ID:1qNP8zfb
イベントなう
小説は2サークルあった
ここの書き手さんとか居るのかな?
398名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 15:50:21 ID:bmlbQl1y
桐乃が行ってるらしいぞ
ツイッターきてた
399名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 15:59:50 ID:1qNP8zfb
うはは、ほんとだ
ついった
誰が電撃の人だろ

小説3サークルで、1サークルさんは完売…
すごいなー
400名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 16:13:50 ID:rdsclVql
>>399
すげぇだな
サークルの名は?
401名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 16:15:01 ID:Qsk+zNWZ
>>396
原作付きのラノベ板じゃオリキャラ・クロスオーバーはかなり反発食らうぞ
vipとかじゃ当たり前のように、キャラ名「〜〜〜」みたいなの多いけど
402名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 16:16:10 ID:Qsk+zNWZ
って、ここエロパロ板だったな・・・orz
こっちは見てるスレ少ないから正直わからん
403名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 16:27:32 ID:rdsclVql
「ようロック。」
「あっイザヤさんじゃないっすか久しぶいっすw」
クロスオーバーってこんな感じ?
404名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 16:31:14 ID:1qNP8zfb
>>400
サークルスペースはアルファ3のトコ
405名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 16:49:55 ID:rIK3HWiu
>>402
内容云々よりも、投下スタイル的なもので荒れるのがエロパロ板
通常の長さで一括注意書きありならば大抵のことは許される

が、クロスオーバーは流石にわからんかw
いままで投下もないしガチホモと同じく過剰なアンチが湧くかもしれんしな
406名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 18:41:15 ID:1qNP8zfb
オンリーのじゃんけん大会がガチ過ぎる

オタクって怖いわ
407名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 18:45:12 ID:uWFqAejs
>>393
っていうか、>>389ってそんな変態か?恋する少女の一般的な姿でしょ?w

俺は原作好きの延長でこのスレ覗いてるだけだから、原作で書かれたらいやだなってシチュは
当然ながら、全般的に嫌だったりする。
そんな奴がこんなトコくんなって言われるかもだがw意外に俺みたいなのでも
楽しめる作品が多くて嬉しい。
408名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 19:27:39 ID:G29/JNcS
>>407
一般的な恋する少女は考えただけで濡れちゃったりしないwww
もっと黒猫的にだな、緊張してガチガチになったり、手の甲が触れ合っただけで飛び退いちゃったりするみたいな……。
つまり黒猫は恋する少女(純)なんだよ!!
409名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 19:29:28 ID:KzP/nd5y
>>409
その言い方だと、桐乃は恋する少女(淫)ということになるな
410名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 19:31:09 ID:KzP/nd5y
orz
411名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 19:38:33 ID:1qNP8zfb
>>408
さすがにそれは夢見すぎ

リアル女は授業中にムラムラして両足の付け根に力を入れて気持ちよくなったりしてるんだぞ?

…知りたくなかったんだ、俺だって
412名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 19:44:57 ID:1qNP8zfb
>>409
恋する少女(淫)はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐ濡れちゃうの
413名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 19:47:03 ID:rIK3HWiu
>>411
それ聞いてムラムラきた!

ムラムラ黒猫カワイイじゃないか!
414名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 20:03:50 ID:1qNP8zfb
オフスプリングという言葉がある

動物の場合、春の発情期の後に子供が産まれることから、そんな言葉が生まれたのだ

陽射しの暖かい、そんな春の日

瑠璃は眠気よりも身体の疼きを覚えていた

今日も先輩の部屋で、先輩のベッドで、先輩の匂いに包まれて…

ぽうっとした表情で窓の外を見ると、3年の男子が体育でサッカーをしていた

あ、高坂先輩…

高坂先輩はフォワードらしく、部活の勧誘の時に会話していたサッカー部の先輩と激しくぶつかり合っていた

意外にがっしりした身体つきに、瑠璃の動物的な感覚が下腹部に疼きを覚えさせていた

つい、太ももに力を掛ける

脳の芯にピリピリと電流が走る

いやだ、わたし、今日先輩のベッドに入ったらどうなっちゃうのかしら…

一方その頃黒猫の後ろから瀬菜は違う意味で二人の男子を追いかけていた
415名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 20:24:52 ID:rIK3HWiu
>>414
おい、瀬菜www
416 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/20(日) 22:40:04 ID:GBSFhUuo
「300冊刷って5冊しか売れなかった」
フェイトさんもの
ちょっとガス欠気味

---------


数年ぶりに同人誌即売会にサークル参加した

最近若い子の間で流行っているマスケラの漆黒本で、私としては渾身の作だと思っていた

ずっと作家デビューを目指していた私が、久し振りにこれが書きたいと心から思って書きあげた二次創作なのに御覧の有り様だよ

何がいけなかったんだろう?
技術的には問題はありえないはずだ

そういえば若い子たちが出している同人誌は殆どが漫画形式で、極稀に小説もあるけれど、必ず美麗で過激なイラストが添えられていて、思わず人目を引くものばかりだった

対して私の本はといえば、幀装に凝ってはいるが、シンプルな表紙の地味な物だった

昔から文章を書くことは続けていたけれど、絵を描くっていう能力は皆無だった

それに、今までは電撃からデビューする事だけを考えていたから、そういったことまで自分がやらなければならないなんて考えもしなかった

会場では高校生位の女の子達が、きゃっきゃっとはしゃいでいる

「すごいね、開場1時間で売り切れちゃったね!」

…人の気も知らないで…

「ねえねえ、コスプレエリアに行こうよ!リアル漆黒様居るって!」

「ね、あの子、夜魔の女王のコスじゃない?」

その言葉に、先日電撃編集部に押し掛けてきた、本物の『理乃先生』の『お姉さん』を思い出してしまった

あの子かもしれない
痛々しさが昔の自分自身を思い出さずにはいられないあの子
ほんとはいつか見返してやりたい友達が居て、でもその子が困っているときには、大人と対峙してでもなけなしの勇気を振り絞ってまで

あのときの事を謝らなくちゃ

でも、そこにいた夜魔の女王は彼女ではなかった

ふ、と、高校生の集団が、

「ねえねえ、あのおばさん凄くない?着物だよ、着物。
なんかやたら年期の入った腐女子って感じじゃない?」

「ぷっ、何あの分厚いホン。売れるわけないじゃん。
つーか、わざわざ流行りに乗っかろうとすんなっつーの」

「てか、持ち込み数ヤバくない (笑)」

いたたまれなくなって、私は会場を後にした

   *   *   *
417 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/20(日) 22:40:46 ID:GBSFhUuo

そんなわけで、私は294冊のマスケラ本の在庫の山を前にして頭を悩ませていた

去年の末に派遣切りにあっていた私は、妹空で理乃先生としてデビューを果たして文筆で生計を立てる、はずだった

だけど、やはり悪いことはできないのだろう

あの日、本物の理乃先生のお兄さんから盗作だという指摘を受け、続編の出来で自分が紛い物であることを露呈してしまった

私が十年掛けても叶わなかったことを、物書きを始めて僅か数ヶ月の小娘がやり遂げてしまう、それが悔しくて妬ましくて気に喰わなかった

だけど結局のところ、自分自身の十年間を冒涜することも出来なかった

昔の自分自身の様な、あの子が言ったみたいに

以来貯金を取り崩しては文章を書き続ける毎日を送っていた

新しい作品のプロットを書いては全て熊谷さんにダメ出しをされ、他社の新人賞に持ち込みをしては全て最終選考にすら残ることはなく
それでもひたすら、私は小説を書き続けていた

足掻いて、もがいて、終わりが見えなくて

   *   *   *
418 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/20(日) 22:41:25 ID:GBSFhUuo

そんな中で、つい、なんで自分は小説を書いているんだろう、とか思い出してしまった

そうだ、当時まだ邪気眼中二病なんて言葉もない頃、そんなアニメにハマって、こんな展開なら良いのにとノートに書き綴ったのが最初だった

そういえばあの子が持ち込んでいたアニメの二次創作小説の元はなんだったっけ、マスケラだったかな?

昔を懐かしむつもりでそのアニメを見て、そして昔のように深くハマって、気がついたら漆黒本を出していた

その結果は惨惨たるものだったが

「私って本当にダメなんだな」

つい、言葉にしてしまった
本気で書いてきた小説は世間に受け入れてもらえず、ただ小説を書くことだけにこだわっていたために気がついたら友人すら居ない、もう蓄えも無くなり頼れる身内も居ない

殺伐とした独り暮らしの部屋には必要最低限の物と、同人誌の山

私は、独りなんだな
なんだか、悲しくなってしまった

「何かいいことないかなぁ」

床にへたり込むように座ると、月明かりが青く私を照らし出す
つ、と、涙が出てしまった

私と同じ泣きぼくろのあるあの子は、私みたいに泣くことはあるのだろうか?

多分、大丈夫だと思う
だってあの子には、痛々しい過去の自分の写し鏡のようなあの子には、頼りになる彼がついていた

なりふり構わず大切な妹のものを守る、泥臭いけど真摯な彼
あの子に対しても、本当に大切なものとして接していた彼
そしてあの子自身にも、大切な守りたい友人が居る

羨ましいな

もしも、昔の私に彼のような人が居たら
そして大切な友人がいたなら

そういえば桐乃ちゃんのお兄さんにも謝れてないな

桐乃ちゃんは、妹空2を最後に文筆業をやめ留学するといって、留学に際して何かあったときの連絡先としてお兄さんの連絡先を聞いていた

まず、あのときの事を謝ろう

それから良かったら彼に私も『人生相談』をしてみよう

何かが、変わるかもしれない
419 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/20(日) 22:42:52 ID:GBSFhUuo
勝手に5巻164Pに続きます
420名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 23:05:22 ID:d/4SfL56
20代半ばでその扱いとか……
痛い、痛すぎる……
421名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 23:09:59 ID:3BI/fj1u
乙ー
続き期待してるぜよ
422名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 01:46:13 ID:Dyxec1Zd
沙織のターンの続編も期待してる
423名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 03:41:24 ID:JzFHMFEs
フェイトそん・・・(;ω;)
424名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 07:46:20 ID:snruBuBM
>>414
子宮が疼いちゃう黒猫可愛いよ黒猫

そういやアニメでは黒猫の妹が出るらしいな
姉妹丼か……ゴクリ
425名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 09:17:01 ID:It0CHb5m
黒猫に似て、相当可愛い娘に違いないな
いま思ったが、お姉さんっぽく振る舞ってる黒猫も見てみたいな
426名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 09:38:53 ID:ZLYI/axy
黒猫の妹だと…?新たなジャキガニストの予感
427名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 12:05:51 ID:GtVV1FlT
多分黒猫の妹は一般人

ウマウマ見てドン引きしてたし

まあ、姉にオタク教育を受ける妹もまた乙なもの
428名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 22:25:00 ID:9OZ07cv0
真沙織はアイマスの覚醒律子に通づるものがあるな、ギャップ萌えの俺のテンションがマッハ
完璧過ぎて逆に京介が劣等感に苛まされるSSとかどうだろ
429名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 22:48:05 ID:NafCq6Fr
それは桐乃で思う存分経験したんだからもう許してやれよ・・・
430名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 23:00:49 ID:WvPjveT1
沙織がナイスバディな超美人だったことに劣等感を覚えた黒猫が
貧弱ボディ改善のために京介に揉ませるという展開なら個人的にアリだ
431名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 23:31:11 ID:NafCq6Fr
俺たちが沙織の自宅を訪れてから、数日後
いつものように黒猫が俺の部屋に遊びに来ていた

幸いというか、桐乃はモデルの仕事で遅くなるらしい
それはそれで心配なのだが、あの妹様のことだ、大概のことは大丈夫だろう
それに今回はあやせと一緒だって嬉しそうに言ってたしね

そういえば、セットで来るはずの沙織が今日は居ない
まあ、あいつも忙しそうだしな

黒猫はパンツが見えそうな体育すわりで、
俺の枕を抱きかかえながら、じっと俺のほうを見ていた

「どうした?浮かない顔をして」

やっぱりこいつがいつもの元気が無いのは、ちょっと寂しい

だから、俺なりに気を使ったつもりだった
黒猫は、何かを言いかけて、それから、一旦言葉を飲み込んだ

「ん、どうしたんだよ?気になるじゃんか」
こいつ、いざって言うときに、引っ込み思案になるんだもんな

もしかしたら、何か頼みたいことがあるのかもしれないな

幸いにして、こいつは桐乃と違って常識はある
まあ、多少妄想と現実の区別がつかなくなることがあるが、
それでも、無茶は言わないだろう
432名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:17:06 ID:sQiqH6yz
「なんだ、言ってみ、五更?」

俺は出来るだけ優しく言ってみた

黒猫は一瞬表情を明るく晴らしたあと、
またふさぎこむような表情をしてしまった

まいったな

こういう空気は正直苦手だ

それに、もし何か頼みたいことがあるのなら、
ほかならぬ黒猫の頼みだ

いつも桐乃のよき友人(裏)として、
あいつを助けてくれてるんだから、
こういうときくらいは俺だって、妹の友人は助けてやりたい

体育座りのまま、黒猫は言った
433名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:20:23 ID:sQiqH6yz
「先輩、胸を揉んで頂戴」

・・・

前言撤回

こいつも、普通じゃねぇ!

いや、たしかにお前はかわいいよ?
可愛い後輩から、おっぱいを揉んでくれ、っていわれたら、
普通、理性が吹っ飛ぶだろ?

でも、黒猫は、桐乃の、なにより、俺の大切な友人だ
そんなことは出来ない

だから、なんでそんな突飛なことを言い出すのか、聞いてみた
434名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:25:13 ID:sQiqH6yz
「あなた、この間、沙織の家に遊びに行ったときに、終始鼻の下を伸ばしていたわよね?

私とこの部屋で二人でこのベッドに横になって、
私があなたの妹と同じ位、貴方のことが好きだって、なけなしの勇気を振り絞って伝えても、
貴方は私を見てくれない。

それなのに・・・

それなのに、あのぐるぐる眼鏡が眼鏡を外したら巨乳美人だったからって・・・」

って、ええ!?
俺のせいっすか?

つーか、お前、俺の嫁かよ!
435名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:34:24 ID:sQiqH6yz
「だからっ!
だから、せめて私も、もうちょっと貴方好みの女になりたいの!

・・・ねぇ・・・ダメ?」

小さく、俺を見る黒猫を、俺は抱きしめたくなった

こいつは、そんなにも、俺のことを好きなのか
好きだから、こんな無茶まで・・・
だとしたら、断ったら男が廃る

そうだよ、黒猫の奴が俺を誘ってるんじゃん
ダメな理由なんて何処にも無いじゃねーか

だいたい、昨今の女性誌や少女マンガなんてセックスの宝庫だ
繋がったまま街中をあるいちゃったりとか
正直、俺ら健全な高校生には思いつかないよな

そういう黒猫は、普通の漫画や少女マンガだけじゃなくて、おそらくそっち系の書籍や、
それこそ18禁ゲームに手を出しているオタクゲーマーだ

だから、多少基準がずれてても問題は無い

だいたい、桐乃の買ってくる女子向け雑誌だって、
最低、年に一回は「セックスで綺麗になる」特集とかやってるもんな

いいよね、ちょっとくらい
436名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:37:58 ID:sQiqH6yz
ベッドに小さく座る黒猫の横に、俺は腰を下ろした

黒猫が耳まで真っ赤にしている

愛らしいな、と、思った
愛おしいな、と、思った

そんな彼女の耳に、指先を伸ばす

「ひゃん!」

黒猫が突飛な悲鳴を上げる

「あ・・・悪い」

「ごめんなさい・・・」
消え入りそうな声で、そう応える黒猫が愛おしくて、つい、彼女を俺のベッドに押し倒してしまった
437名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:46:14 ID:sQiqH6yz
黒猫の胸元に、顔を埋める
小さな胸が、俺の吐息を受けて、激しく脈打つ

制服のシャツの上から、黒猫の乳房を頬で愛撫する
快感に強調させられた乳首の感触が、ブラジャー越しに伝わってくる

その場所に、シャツの上からキスをする
その度に、黒猫が甘い息を漏らす

なんども、なんども、繰り返し、彼女の乳首を責め立てる
その度に、エロティックな匂いが俺の部屋に立ち込める

彼女は冷たい手を俺の頬に当て、自分の顔の前に持ってくる
白い頬を紅潮させて、黒猫は言う

「ねえ、お願い・・・
貴方の指で触れて頂戴。
貴方の唇でキスを頂戴。
貴方の身体で私をとろけさせて頂戴」

黒猫の呪いの言葉に、俺も意識が朦朧としてきた。
438名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:52:44 ID:sQiqH6yz
俺のベッドの上で、制服を脱ぎ散らかし、裸体をさらけ出し、お互いの体温を直に感じあう瞬間

暖かくて、愛おしくて、幸せを感じる瞬間
男の俺の身体と違って、儚くて、壊れそうで、だから、守りたくって

「瑠璃、
お前の身体の全てに触れるよ
お前の身体の何処にでもキスをするよ
だから、俺たちは一つになろう」

俺の言葉に黒猫は涙を流していた

触れ合う、二人の身体
暖かいそれは、二人にとって、初めての、そしてこれから何度も繰り返される時間だった
439名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:56:03 ID:sQiqH6yz
ことが終わり、俺の腕の中で、小さく寝息を立てる黒猫

ホントにこいつは仔猫のようだ
満足そうに笑顔を浮べているところといい
本当に、愛おしい

さて

解決しなければならない問題がある

それは今、俺の部屋で悪鬼のごとき形相で俺を凝視している桐乃の事だ
440 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/22(火) 00:58:51 ID:sQiqH6yz
おしまいました

トリだし忘れてたので、今更ですが

特に意味もなく、黒猫のターンです
っていうか、むしろ「:黒猫のy=-( ゚д゚)・∵;; ターン」
441名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 01:00:07 ID:D+leLpxI
>>440
これは桐乃黒猫3Pフラグだな!
442名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 10:51:38 ID:EauTliUP
6巻の真・沙織を京介、桐乃、瑠璃が三穴攻めするエロ同人が見てぇ…
443名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 12:42:46 ID:EauTliUP
>>440
書き忘れてたっ(汗

GJっ!! 
是非、続きで3Pを…
444名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 13:12:12 ID:BvTGopfU
>>440
これは良い仔猫
GJ
445名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 18:49:08 ID:FUcEaMJt
>>440
ネタ振りしたら超速で具現化されてた…これはGJ
桐乃を交えての第2ラウンドに期待
446名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 19:21:48 ID:IxA6EOGt
>>440
瑠璃たんかわEEEEEEEE!!!
GJGJ!!
447名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 13:59:32 ID:J7TGz0DE
どこかに加奈子のSSを書くつわものはおらぬか
448名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 18:04:41 ID:zQR/DaJv
真沙織を書きたいやつならここにいるが…
449名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 21:38:32 ID:w1eH/U2D
加奈子作品は前にあったんだよな
あれはエロくてよかった
450名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 22:58:30 ID:3s65yvLx
加奈子の話が見たければエロカワ先生を読み直せばいいじゃないか
451名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 23:18:56 ID:8Z7BYHiB
ブリジットも加わって3Pにならねえかな…
452名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 00:01:20 ID:wL3eUves
自分で書く、という発想が悉く無い輩が多いのは何故だろう?
453名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 00:03:46 ID:fhF/bUuV
>>282に対する反応を見ればある程度わかる
454名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 00:07:40 ID:drPq36Q1
>>440

黒猫たんマジ可愛い!
455名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 00:13:51 ID:ikj6abjV
>>453
どう見ても釣りじゃねえか……
俺は書きたいだけでスラスラ書けるぜえーとかほざいてた奴と一緒だろうに
456名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 00:42:38 ID:IDRZNTxP
つか>>195みたいに法則に乗れよw
そんな押し付けあうようなもんじゃないだろうw
457名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 01:34:47 ID:Td86GBKy
桐乃も年頃の女の子だ。エロゲしてるとムラムラ来ることだってあるだろう。
458名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 08:56:33 ID:oeyT78mK
逆に考えるんだ!
ムラムラするからエロゲをするんだって…
そう考えるんだよ
459名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 09:01:20 ID:ogKKBpxl
黒猫は?
460名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 09:16:38 ID:7Bi2mJly
俺の後輩は発情期
461名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 13:38:39 ID:HU1NzWb2
>>448
とっとと書け太郎
462名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 23:30:03 ID:cl2OXzRg
沙織×京介のエロを書いてくれる神はいないのか!
463名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 23:33:54 ID:/lchELuB
sageろガキ
18歳未満はここに来ちゃ駄目なんだぜ?
解ったらさっさとニコニコに帰ろうな
464名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 02:36:57 ID:mEkseYJf
>>462

どうせ書かずに逃げるんだろうけど
>>191

465名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 02:54:59 ID:bmoP2KdV
言い出しっぺの法則ってそういう煽りに使うもんじゃなかろうに
466名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 03:08:38 ID:mEkseYJf
467名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 03:11:59 ID:bmoP2KdV
遠慮しとく
468名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 06:21:00 ID:ZzBeRp5s
こういうときは「わかった。先に行って待っててくれ」って言うのはどうだろうw
469名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 07:23:28 ID:lkiwPH8l
俺にかまわず先に行け、とかなw

まあでも場外誘導するなら先に行って挑発ぐらいせんと
470名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 07:35:06 ID:BIyyF5BF
ID:mEkseYJf 「来いよ、ID:bmoP2KdV!理性なんか捨ててかかって来い!」
471名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 07:36:03 ID:ZzBeRp5s
だね。単に、自分が気に入らない書き込み全てを誘導してる人がいるが、
本来の使い方をしたい場合に機能しなくなるからやめてほしい。
472名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 08:31:33 ID:a7zcDGvU
スレ内での穏便な解決を図ら(れ)ずに不快感を引きずる人の居場所だなあ、場外って
根がそんなだから今回みたいなのまで誘導する
473名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 08:44:20 ID:lkiwPH8l
まあ、構ってちゃんを叩く場所みたいなもんだからな
なんでもかんでもスルーや我慢なんかする必要はない

匿名を利用して人を不快にする輩はいるもんだ
穏便にしようと必死なのを嘲笑うような奴もな
474名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 10:55:21 ID:jwbPojIL
京介「あやせたんペロペロ(^ω^)」
475名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 13:04:12 ID:bkZckM5x
あやせ「桐乃たんペロペロ」
476名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 13:05:33 ID:Qf7bXYF/
桐乃「兄貴たんクンカクンカ」
477名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 14:02:14 ID:o1204hX0
その3Pはガチ過ぎる(笑)
478名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 00:12:36 ID:Tka+rDDs
京介「おかえりんこ」を使って短文を作りなs……作ってください
479名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 08:47:21 ID:PXhFK284
>>473
ああ、だから必要なわけか…

>>474-477
かわいそうだから黒猫も入れてやれよ

これはキョウスケ量産が必要かもしれん
480名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 09:42:39 ID:CY6RmwZT
>>479
つまり、あやせが桐乃を差し出すことを代償に3Pを提案してきたんですね
で、京介がラブリーマイエンジェルあやせの股間に顔を埋め、
その見返りにあやせが桐乃のそれを貪りつつも、
あらせの嫉妬から桐乃は兄貴のパンツをクンカクンカすることしか許されていないのをいいことに、
そっと忍び込んだ黒猫が滾った京介のモノを咥え込むんですね。
そして兄貴のものを存分に味わう黒猫を見て桐乃が涙するんですね。

・・・瑠璃ちゃん、きたないよ、瑠璃ちゃん!
481名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 09:59:30 ID:CY6RmwZT
黒猫は眼前の光景を見て我が目を疑った
二人の中学生女子と、一人の高校生男子が全裸で絡み合っている光景を

ちょっと、何よ、これ・・・

高坂先輩が仰向けになり、黒髪の美少女の露わになった秘部を貪っている
つるつるのその部分は綺麗な桃色で、先輩の舌が触れるたびにひくひくと震えている

その美少女はといえば、先輩のお口での愛撫に臀部を揺らしつつ、
もう一人の茶髪の美少女の股間のやわらかい茂みに顔を埋め、
ねぶりつくようにその味を楽しんでいる

その茶髪の美少女はといえば何故か手錠をかけられ、
口に男性物のビキニパンツを咥えさせられて、
悦びとも恥じらいともつかない涙を流して嗚咽を漏らしている

茶髪の美少女は桐乃という黒猫のSNS越しの友人で、
黒髪の美少女はその桐乃のリアルの友人で、
確か読モをしているオタクや性的なものが嫌いな少し潔癖気味の子だ

高坂先輩はともかく、この子達はいったい何をしているというの?!
482名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 10:05:17 ID:n73mXPBg
>>481
ちんこ脱いだ
483名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 10:19:59 ID:nA5z7Vy0
高坂先輩の扱いひどす
484名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 10:26:33 ID:CY6RmwZT

   *   *   *

事の起こりはこう
あやせが京介をいつもの公園に呼び出して言った。

「お兄さん、ご相談があります」
「またかよ!……お、おいあやせ、今度は俺に何をさせるつもりなんだ?」

以前にリアル通報された事もある京介はあやせの気迫にびくびくしつつも、
内心あやせからのご褒美をもらえるのではないかというスケベ心もあり、
あやせの呼び出しを断ることが出来ずにいるのだった

「……わたし、もう、我慢がなりません!」

静かな怒りを含んだ声に、京介はゴクリとつばを飲んだ
「オーケイ、分かった落ち着け、念のために言っておくが俺は何もしてないよな?…いきなり通報するなよ?」

「いえ、お兄さんは全然関係ありませんから」
冷酷に即答するあやせに、京介はがっくりと肩を落とす
そんな京介を余所に、あやせは言葉を続ける

「私…私、桐乃が好きなんです。どうしても好きで、もう、我慢が出来ないんです。だから…・…」
つと、あやせは鞄の中身を京介に見せる
その中には、銀色に鈍く光る手錠、皮製の足枷、ナイロンのロープ、ボールギグ…

なにそれこわい、とは、京介は冗談でも言葉にすることが出来なかった
あやせの目の虹彩からは完全に光が消え、鈍く濁った闇が宿っていた

「おまえ、これ、どうすんの?」
「…聞きたいですか?」
天使のような微笑を浮べるあやせ
暗い目をそのままに

「い、いいえ…」
485名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 10:35:31 ID:CY6RmwZT

   *   *   *

怖え…
あやせさんマジ怖え…
こいつ、桐乃を完全なる飼育でもしようとしてんの?!

「ま、まあ、落ち着けって。
幾ら桐乃が好きでも、こんなもんで無理やりなんてあいつが喜ぶと思うか?
大切な友達に裏切られたって思うんじゃないか?
お前だって、桐乃がアメリカに行っちまった時、悲しかったろ?寂しかったろ?
もし桐乃がお前に無理やりされたら、あいつはきっと…」

漸く、あやせの瞳に生気が戻る

「…そうでしたね。こんなことしたら、桐乃が悲しむに決まってますよね。でも…」
「でも?」
「でも、やっぱり私、桐乃が好き!桐乃を抱きしめたい!
私は、私は――桐乃が、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

京介と同じ場所で、あやせは同じ叫びで、桐乃へのアイを叫んだ
486名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 10:45:28 ID:CY6RmwZT

   *   *   *

それほどまで……
思いの丈を叫んだあやせは、気持ちが抑えられずに、涙を流す

「な、泣くなよ!?
よし、わかった、俺に出来ることならなんでもしよう。だから、泣き止んでくれよ、な?」

「はい…」

京介は気づかなかったが、ほんの僅かにあやせの唇の端が持ち上がる

「で、俺は何をすればいいんだ?」

一瞬あやせが考え込んだあと、こう、答えた

「……こうしましょう。
まず、私とお兄さんが、『お兄さんの』部屋に行きます。
なるべく桐乃に気づかれるように」

「……なんで俺の部屋?」

「いいから聞いてください。
そこで、私がお兄さんに告白します。
桐乃のことですから、絶対にそのタイミングで邪魔をしにきます。賭けてもいいです」

あやせの気迫に、京介は本当に何も言えなくなってしまった

「さ、いきましょ!」

天使の様な悪魔の笑顔であやせが俺の手を取る
その手は、冷たかった
487名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 11:05:56 ID:CY6RmwZT

   *   *   *

玄関のドアの前で、京介はあやせを連れて、立ち止まった
あたりを見渡し、決心したかのように京介はドアを開けた

揃えられたローファーが一足
桐乃のものだ

「ただいま」
落ち着きの無さからか、素っ頓狂な声で帰宅したことを告げる京介
あやせの指示通りである

「お邪魔します」
落ち着き払ったあやせの声が続く

そして二人は階段を上がり、京介の部屋に入っていく

あとをつける、気配が一つ

   *   *   *

京介の部屋に入ると、あやせは突然瞳を潤わせ、こう言った

「お兄さん、好きです…私を、抱いてください…」

「あ、あやせ!?」

突然あやせは京介に抱きつき、キスをした
立ったまま抱き合う二人
京介の背中に伸ばした指が、引っ掻くように、強く背を這わす
痛みに悲鳴を上げようにも、口許はあやせの唇で塞がれている

京介が見下ろすと、あやせは目を見開いていた
光の消えた瞳
暗い哂いが、彼女の口元に浮かんでいた

ギチ

あやせの手が、京介の制服のシャツのボタンにかかる
胸元のボタンを一つずつ、一つずつ、外していく

あやせは、京介の唇に、頬に、首筋に、肩に、胸元に、臍に、そしてズボンの下腹部に唇を這わす
しかし、京介は無抵抗のままである

そして、あやせが器用にも口で彼のジッパーをおろそうとしたときに、彼の部屋のドアが勢い良く開いた
488名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 11:16:26 ID:CY6RmwZT

   *   *   *

ドアから飛び込んできた桐乃は、京介とあやせに詰め寄った

「ちょっと、あんた、何やってんのよ?!」

あやせにとも、京介にとも、どちらにとも向けられたか分からない質問を、桐乃が投げかける

「桐乃?」

胸元をはだけた京介をそのままに、あやせが振り返る

「あ、あやせ?あんた、いったいなにやってんの?」

「ごめんなさい、わたし、お兄さんのことが大好きなの。桐乃の大好きなお兄さんのことが」

「ちょ、どういう意味よ?!」

「こういう意味よ…」

あやせは京介にキスをする
キスで応える京介

ほろり

桐乃の頬を、涙が伝う

「あ、あたしのおにいちゃん……」

「そう、あなたのおにいちゃん。
兄妹だと、そういう関係にはなれないじゃない?
だから、わたしが、わたしが大好きな桐乃のために、あなたのお兄さんを好きになるの」

何を言っているのかわからない、といった表情で、桐乃が呆けている

「だから、これは桐乃の為なの。桐乃が出来ないことを、わたしがするの」

そう言うと、あやせは桐乃にキスをした

「間接キスでごめんね、桐乃。でも、これで許して?」

あやせの舌が、桐乃の口腔内に押し込まれる
ん、という小さな声を上げて、桐乃が力なく腕を落とす

その瞬間、あやせが隠し持っていた手錠で桐乃を後ろ手に拘束した
489名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 11:29:04 ID:CY6RmwZT

   *   *   *

さて

その日、京介はすっかり忘れていたが、黒猫がゲー研の新作サンプルを届けに来る事になっていた
玄関先で黒猫がごめんください、と、挨拶をしても、静まり返った高坂家に、
勝手知ったる我が家のように彼女は上がりこんでいた

高坂先輩、昼寝でもしているのかしらね
眠り姫にキスでもしようかな

そう、小さく微笑んで、黒猫は京介の部屋のドアを開けた

繰り広げられている光景に、我が目を疑った
繋がった三人の男女

淫靡な匂いの立ち込める部屋に、彼女の脳に直接強烈な刺激を与えてくる
だが、黒猫が部屋に入ったことに、桐乃以外の二人は気づかず、欲望の対象を貪っている

口元にパンツを咥え込まされた桐乃が、涙目で黒猫を見た
恥じらいともつかない表情で、いやいやをする姿にぞくぞくした

その目線を、彼女の秘部に流れるようにかかる黒髪の少女と、
その彼女を貪りながら京介のいきり立った彼自身に向ける

欲しい、全部欲しい
獲物を見つけた猫のように、彼女はそれを咥え込んだ

桐乃の壊れるような悲鳴が、あがった
490 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/27(日) 11:30:09 ID:CY6RmwZT
おしまいました

…どうしてこうなった
491名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 11:30:28 ID:FQb3xevy
ありがとう、ただただありがとう。
492 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/06/27(日) 11:33:00 ID:CY6RmwZT
もしかしたらNTRとか陵辱になるのかな・・・
あとから注意書きですみません・・・
493名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 13:16:54 ID:gEx0Ilni
>>492
やっぱりあんたかw
すごいな、俺はここまで作れない。
494名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 21:21:31 ID:dCebAbkb
すごい4Pだ
想像したら吹いたw
495名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 01:43:55 ID:vNrmDmTR
真壁くんも変態だった件
496名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 03:26:17 ID:/dQ9eYqL
部長、真壁君、瀬名ちゃんの三人で3Pでもすれば良いと思うよ。
497名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 07:39:10 ID:tsTIJeyV
>>496
赤城兄、他の部員も加えて
「同時に『二穴・三穴、手コキ・髪コ…瀬名ちゃんショートだから巻き付け無理っぽいか…(せいぜい擦り付け?)、周りから数人でブッカケ…』」で
輪姦・陵辱の快感に変なスイッチ入って、堕ちて行く瀬名ちゃん…が、見てェ…w。
498名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 12:02:20 ID:knCm3Bfi
え?

真壁くんが受けだろ
瀬菜ちゃんはペニバン装備で犯す側で
499名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 12:15:02 ID:fn897jCd
沙織√の続きがみたいお
500名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 12:42:11 ID:Z6v7gpe8
赤城(兄)→瀬菜ちゃん(ペニバン装備)→真壁くん

部長は視姦役
見てるだけ

うーむ

部長が「何を」見てるかで意味が変わるんだよね

真壁くんが実はかわいい女のコ、ならなんとか…
501名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 16:18:45 ID:RrMui2RL
朝からすごい会話が繰り広げられてたんだな・・・
502名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 18:17:36 ID:rKnb6f/s
真壁君にコスプレさせれば良いんじゃないか?
何か…とは敢えて言わないですの
503名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 18:55:42 ID:Z6v7gpe8
>>501
確かに(汗)

ちなみに女体化はスレ的にOK?
504名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 21:56:44 ID:lSr9Y06Z
ジャッジメントですの!
505名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 22:25:13 ID:kmDqv65c
>>492
遅レスだけどGJ!
506名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 01:31:14 ID:4u5bZFAI
腐女子きめえええええ
507名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 01:50:53 ID:mBptXgjh
>>503
できればこういうとこでやって欲しい
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1214215459/l50

スレ誘導してる奴が言うのもなんだが、少なくとも俺は>>500みたいのも合わせて無理だ
508名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 05:15:44 ID:3nF9OYvH
無理なら見なければいいってのはだめなのか
俺は別に気にしないけど
509名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 06:09:40 ID:QBVUBZfz
冒頭に「女体化注意」とでも書いてもらえれば十分じゃね
読みたくない人はスルーするなりNGするなりすればいいわけで

個人的には瀬菜輪姦よりは>>500みたいな展開の方がエエかな
こういうのは個人の好みによるんだよなホント
510名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 07:11:12 ID:EFS/u/Tw
BLにあまり興味を示さない黒猫に、自作の京介×赤城兄本を見せて取り込もうとする瀬菜
パース取りやデッサンがおかしい、先輩だけ私が描き直すと、合法的に(?)京介のエロを描くことに成功した黒猫マジ策士
511名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 07:31:43 ID:AFVJfBMM
>>507-509
アドバイスありがとです

ボク、リンカーンがダメなんですよ
ホモも
だから落とし所はこの辺かなと

>>500、503はちと検討します
赤城兄が外れるかも
512名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 09:54:31 ID:n30yckoq
原作ネタすらダメとか・・・どんだけ神経質なんだよ
真壁くんは公式男の娘だからBLの方に行ったらそれこそスレ違いだろ
513名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 11:14:02 ID:Jkulp9VQ
他人の言うことなんて気にせず、自分がやりたきゃやりゃいいんだよ。
514名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 19:57:33 ID:WTTE0LIp
>>511
輪姦アウトでよくエロパロスレに来れるな
515名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 20:33:39 ID:MsX0IBG6
>>511
皆様お久しぶり、11Pの人っすw

511氏、ならちょっと聞くが、
「独占厨的、『分身イチャラブリンカーン』(基本的に「何故?、どうやって分身?、」は向こうに置いといてw…、
分身は「分身全員、自分の手足の延長的に知覚、操作できる」)は如何な物か?
516名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 00:28:02 ID:I+l3Rccy
>>515
お前は黙っとけ
517名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 06:02:23 ID:LjAqLbuS
>>515
もしかして便所触手?
言われて初めて思い出したわ
もう来なくて良い、むしろ来るなって散々言われてた人だったかな
518名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 09:21:36 ID:KKTrtCO2
え、なになに詳しく
519名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 10:39:15 ID:XN4UMAKV
11Pとか触手とかって作品書いた人とは別人を指してるのか?
11Pなら「渡る世間〜」書いた人だし、触手なら>>202だろ
>>515はとりあえずクレクレ東北とでも名乗っとけ、紛らわしいw
だいたい>>497でレスしといて久しぶりも何も無いだろうに
520名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 11:30:59 ID:IAAuYguE
つか書き手は二人とも酉付きなんだから、そっちで呼べと思わなくもない
521名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 17:05:46 ID:ss42wcR6
というか書き手は匿名でいいよ
何か勘違いしてコテハン付け出したりレス乞食とか始められたら面倒くさいし
投下するときはまとめるためにも酉を付ければいいだろうけどそれ以外は匿名である方が色々と楽
522名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 06:56:27 ID:qPM5pZhy
あやせと黒猫が出会う時、新たな扉が開かれる!

「あはっ、本当に我儘で可愛い黒猫みたいですね。ねえお兄さん、この子飼っても良いですか?」
「何を言っているのかしらこの腐れビッチは。私を飼って良いのは先輩だけよ」
523名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 21:51:22 ID:rDson/G0
あやせは桐乃と同学年だから黒猫さんの方が年上なんだけどな
524名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 22:19:13 ID:nD2eAo15
あやせと比べてちっパイな黒猫さんなら仕方ない
525名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 01:13:27 ID:DfFCnHR6
京介×あやせ
京介×加奈子
赤城×瀬菜
が見たい
526名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 01:38:47 ID:OlCoXbKQ
>>525
どんなのが見たいのか小説形式で詳しく教えてくりゃれ?
527名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 02:33:23 ID:iX6TnjLk
アイマスコミュを参考にすれば加奈子マネージャー√を書ける気がしないでもない。
528名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 07:04:28 ID:plqpASTk
アイマスと聞いて真っ先にパイタッチが思い浮かんだ俺はどうかしてない
529名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 07:05:50 ID:HVEyKtdQ
ちなみに俺のイメージでは、そのパイタッチをしてるのはケンシロウ。
530名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 07:38:19 ID:Qq7CdppK
女の子逃げてー!
531名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 11:34:13 ID:juLWEBKZ
桐乃は腹ボテEND希望か…
京介中出ししろ
532名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 12:36:32 ID:ymE6C8GY
え、腹ボテプレイだって!?
533名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 20:19:41 ID:vp57jgHO
桐乃と真沙織が一緒に歩いている姿を京介とあやせが偶然目撃してしまって

「お兄さん… あの女は誰ですか?」
「ああ、アイツは桐乃の”親友”だよ」

で、あやせ狂乱
京介によるあやせ大改造計画開始
534名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 21:58:21 ID:UWC2SEYi
もう調教しちゃえよ
535名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 02:00:40 ID:utYIPb6x
あやせ・加奈子VS黒猫・沙織

真の桐乃の親友は誰だ選手権
多分真っ先に加奈子が味方の筈のあやせに背中から斬られると思うがw
536名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 02:57:50 ID:QbH0kCQP
黒猫を精神的にも肉体的にも苛めるあやせ
537名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 12:06:53 ID:C0GtR5B2
黒猫はSの皮かぶったドMだから
あやせとはそりが合いそう
538名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 14:53:11 ID:2LVIS5Ax
桐乃に逆レイプされる京介まだ〜?
539名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 14:55:21 ID:4AAPuYq9
こじきけいほー!
540名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 23:27:17 ID:uYcgY5rq
京介記憶喪失した時の桐乃と黒猫の反応でも考えようぜ
541名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 00:26:53 ID:THrYjDhO
沙織のターンの続編まだ〜?
542名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 01:41:14 ID:yI6PyhgA
>>535
つーか、既にあやせの加奈子への嫉妬心はバリバリに燃え上がってるぜ……。
桐乃の中ではいまのところメルルコスプレ時の加奈子とそうじゃないときの加奈子は別扱いみたいだが、
その壁がわずかでも崩れたら……!

加奈子は7巻でもまだ生きてるのだろうか? 心配だ……。
543名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 07:26:29 ID:UkFNjFwP
>>536
黒猫って、理屈立てて口喧嘩するの得意だから、直情的で真面目なあやせだと挑発されて終わりな気がする。

揚げ足取られたり、屁理屈こねられたりして、どんどん苛立っていくあやせ
その苛立ちが頂点に達した時……

とりあえず黒猫は、誘い受けってことだな。
544名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 10:07:29 ID:/R4NxBsu
黒猫は桐乃が邪魔、あやせは京介が邪魔
本命を手に入れるにあたって、対立する要素がないと思うんだが
545名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 10:30:30 ID:yI6PyhgA
黒猫の望みは、京介が窮地の桐乃を放っておいて自分を振り向くより、
自分を放ったらかしてでも桐乃を救いに行く事。

単に京介に自分の理想の男でいてほしいのか、友情を優先したのかは不明だが。
万一、黒猫の本命が桐乃だったら、あやせとは完全に相容れないなw
546名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 10:52:12 ID:TCUZSfUo
対立→相互理解→桐乃を交えてのユリユリ しか思い浮かばない
547名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 11:46:13 ID:yI6PyhgA
対立→    ……てのが、パッと見、

オナニー   ……に見えた。俺の中で黒猫=オナニーという図式が確立してしまったのかただの疲れ目か……。
548名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 17:09:52 ID:horwMPFT
>>547
超スゴいオナニーを見せつけられたのだから仕方ない


そういえば何故かこんなネタが(笑)

ナレーション(京介)
『病院で昏睡状態の京介
枕元で泣きわめく桐乃
桐乃を慰めようとするあやせと黒猫と沙織
だが桐乃は泣くのをやめようとしない
仕方なく病室を後にする三人
二人きり残された桐乃と京介

次回、俺妹先行最終回「可愛い俺の妹」』

セリフ(桐乃)
『べ、別に兄貴の事が好きなんじゃないんだからね!』
549名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 17:20:40 ID:rsljZB4q
黒猫のオナニーは、丸めた布団にうつぶせに抱き付いて先輩の布団の匂いを思い出しながら先輩のコスプレ写真に見惚れつつ口付けを落として後ろ手に自らの秘所をまさぐる、そんなスタイル。
550名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 18:57:17 ID:horwMPFT
>>549
先輩のコスプレ写真…
瑠璃ちゃん痛々しいよ瑠璃ちゃん
京介の漆黒で鼻息荒くしてたくらいだからあり得る話だが
551名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 19:03:40 ID:UYkmYBnE
黒猫さんは妹の為に動く京介氏が好きでゴザルからな
兄の方も妹の方も好きなのですよ









つまりベッドで愛し合う兄妹を眺めてオナニーするのが趣味というわけです
552名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 01:16:14 ID:EI0FQ7n0
京介と黒猫のいちゃいちゃモノで2828したいだけなんです!白状します!すいません!
553名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 01:57:04 ID:UAFf/WJ/
>>551
つまり、高坂兄妹×黒猫ですね?
554名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 10:17:42 ID:HYrX+TtU
高坂兄妹から攻められる黒猫だとっ!?
555名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 11:20:48 ID:kz7XJPPf
普段、黒猫は高坂兄妹に対し上から目線で接してるくせに、
ベッドの上では高坂兄妹に、いいように嬲られ……もとい、男女女られ、
にゃーにゃー可愛い声を上げながら耳と尻尾をひくつかせるんだぜ……。
556名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 12:06:28 ID:ry4kvdTn
ふぅ……

まさか自作SSで抜くことになるとは思わなかった
557名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 13:17:18 ID:tXL+2um4
>>556
さあ、そのSSを公開するんだ!
558名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 18:07:07 ID:tLl5CkNa
>>556
みんなでその興奮を分かち合おうじゃないか!
559名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 20:34:58 ID:EI0FQ7n0
京介と黒猫が3レスくらいに渡って身体いじりあいながらちゅっちゅするSSはまだか!
560名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 22:52:59 ID:KmyM8f47
乞食多すぎワロタw

>>556
いいからさっさと見せろいや見せてください!
561名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 23:04:35 ID:j5T6mip3
エロカワ先生ハ何処にアリンヤ?
全世界ハ知ラント欲ッス
562名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 23:21:03 ID:tXL+2um4
エロカワ先生(;ω;)
563名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 17:06:23 ID:PL1K91fN
>>561
ハルゼーW
564名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 21:51:01 ID:PL1K91fN
>>559
ならば、
「真・沙織が、うっかり真・モードのまま、秋葉でショッピング、
 思わぬ掘り出し物ばかりでホクホク、うっかり浮ついて裏道を通っていて柄の悪いニーチャン達に二穴・三穴レイーポされて
 行為を撮られてニーチャン達の雌奴隷に…」なssはまだ…うわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp
565名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 21:58:57 ID:hPBDA2hv
ツイッタより
kuroneko_daten  ……たとえばあなた、お兄さんに腹を立てたとき、なんて言う?
kirino_kousaka  「キモッ! 死んでよ!」かな。
kuroneko_daten  じゃあ……お兄さんに何か嬉しいことをしてもらったときは? .
kirino_kousaka  えぇ〜? そんなシチュエーションがまずないけど……「ちっ、マジでキモい」とか?
566名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 23:31:15 ID:4hX/SiFB
>キモッ!死んでよ!
>ちっ、マジでキモい

何が違うんだww
567名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 23:36:19 ID:J0FgnuFm
桐乃らしいっちゃらしいけどおいww
568名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 23:46:07 ID:HP8ozOWv
強調記号が無いだろ
つまりそれだけ柔らかいってことだ
569名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 23:56:08 ID:6hxU7O8v
自分は兄貴のほっぺに感謝がわりのちゅーしといて
妹にこんなこと聞く黒猫のいじらしさ
570名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 00:22:52 ID:k5RCCQUZ
>>569
あれは呪いよ……
あの人が迷わず進むための

ふん、カエルだって王子様にできる呪い
思い違いも甚だしいわ
571名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 01:25:15 ID:daSm3/Cq
京介は早く黒猫を襲ってあげるべき
572名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 05:11:02 ID:oR6NDB6O
いや、襲うよりも先にほっぺにちゅーして耳元で「愛してる」て囁くべき。
573名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 05:25:13 ID:5qPfYmde
>>572
そのネタ貰った!
574名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 09:25:47 ID:iI4f73if
>>572
そしてそのシーンを覗いている桐乃
575名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 09:54:09 ID:oR6NDB6O
京介と黒猫のセックスを覗いてオナニーする桐乃か。
兄と友人のセックスで妹がオナニーとか禁断の香り
576名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 15:55:51 ID:a5ABidE7
悔し涙を流しながらも身体は感じちゃうんだぜ
577名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 16:01:05 ID:ybp5HKqB
「超凄いセックスを見せつけてやるだけのことよ」
578名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 20:46:29 ID:gIFij42g
意気揚々と京介を誘うけど、いざ挿入となると急にビビリはじめる黒猫
579名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 20:55:55 ID:pVRPgJsJ
>>578
京介のがガチガチになるほど、
黒猫がガチガチになるというわけか。
580名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 21:08:38 ID:lJ3RWgS2
「んんっ……さ、さぁ……来て頂戴……私たちは今、契りを交わすの……」
「恥ずかしいこと言うなよ……っと、行くぞ、黒猫」
「え、ええ……んっ」
「……体の力、抜いてくれ」
「わ、わかっているわ、それくらい……ひぁっ」
「その、"そこ"の力、抜いてくれねぇと挿入れらんないんだが……」
「だ、だから、んっ、わかって、いるんっ、のよ、えぇ……ひぅっ」
「……これはこれで、興奮するけどさ。 できれば、そんなクネクネしないでくれないか。 なんか、我を忘れそうになるから」
「…………構わないわよ……忘れて、しまって」
581名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 21:24:21 ID:1rqeB7W2
「そ、そうか。……後悔するなよ。……モード反転、裏コード、ザ・ビースト!」
「なっ!? に、兄さんにこんな機能が……? ひっ、い、いやあああ――っ!!」
582名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 21:57:15 ID:oR6NDB6O
「……ぐすん」
「わ、悪かったと思ってるって!」
583名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 22:08:59 ID:K8s7QhTg
あれ? >>581>>582の間のレスが見えない……(つд⊂)ゴシゴシ
584名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 22:10:09 ID:oR6NDB6O
友人の兄がこんなケダモノのはずがない。
585名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 23:16:15 ID:a5ABidE7
>>582
このケダモノめ!
GJ!
586名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 23:34:03 ID:daSm3/Cq
>>582
ガラッ
桐乃「この泥棒猫」
587名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 00:14:45 ID:3XBRBmXy

「あれがデネブ、アルタイル、ベガ〜♪」
「……相変わらず、こういうイベントが大好きね、貴女……」

「ん? 何陰気なツラさげてんのよ、さげるのは短冊だけにしときなって!」
「そんなドヤ顔されても上手くもなんともないわよ……?
 そもそも七夕は旧暦の行事であって、グレゴリオ歴の7月7日なんて梅雨真っ只中だし、
夜明けの晩、つまり昨晩の夜から朝方にかけての……」

「あ〜もう、だからこういうのは楽しんだ者勝ちだっての! いちいち文句垂れても寒いだけだわっ!」
「……まあそうね。……織姫と牽牛だって沢山会えたほうが幸せだもの」

「……アンタってホントに時々乙女だよね……」
「ほっといて頂戴」

「で、アンタは彦星と織姫に何を願ったの?」
「私は……デネブに願い事をするわ」

「へ? そんな風習どっかにあったっけ?」
「無いわよ。でも……アルタイルとベガだけではないでしょう?
 夏の大三角形を象るのに必要な星は」

「ひょっとして……。……まあ、アンタらしいかもね。でも……あたしは引かないケド」
「何を指してるのかは不明瞭だけれど……っふ、望むところかしら……?
せいぜい天帝の怒りを買わないように用心なさい」

「言われるまでもないっつーの!」
「言うまでもなかったわ」
588名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 02:52:50 ID:mtHzeBmp
地味子ラバー先生、生きていますか?
589名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 04:21:47 ID:ABRrgehn
>>587
着眼点が秀逸
590名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 07:35:18 ID:zvng057H
>>587
なんというトライアングラー
京介の中の人がアルトだしなww
ついった桐乃×黒猫みたいでいいわ
591名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 07:38:38 ID:zv9fyvbq
>>587
エイプリルフールの時にもあったね
こういった時事ネタは楽しいな
592名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 11:13:55 ID:elJcb7Xu
           ,イ二ニ=、
    ,ィ' _ rーー(⌒ヽ⌒ヽ、
  /ソ" ̄ /::::/ \::::\;;;;;`、
/ "     |/   iヽ:::::| \:|
            i \|  !
          | ̄  ̄ ̄|
          |   民  |
          |  さ法  |
          |  れが |
          |  ま改 |
          |  す正 |
          |  よ   |
          |  う   |
          |  に   |
          |_____|
593名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 12:23:36 ID:lt1Gdicg
くんかたんwww
無駄な努力お疲れさま(笑)
594名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 12:46:39 ID:Rv5MTiHJ
>>587
やっぱり黒猫と桐乃は仲が良いっていうか、組み合わせが面白いな。
595名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 16:49:22 ID:ABRrgehn
おい、本スレのとてつもない画像はなんだ。
あんなあやせたん見せつけられたら勢い余って絶命してしまうではないか。
596名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 17:06:50 ID:PcHe542S
>>595
見れなかった俺に三行でいやらしい感じに頼む
597名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 17:20:36 ID:elJcb7Xu
クリスマスイブにあやせが全裸にシーツだけの姿で
「桐乃には内緒ですよ?」と妖艶なオーラを纏った
その肢体を存分に活かして誘惑してくるシーン
598名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 18:44:36 ID:ABRrgehn
pixiv!!pixivに投稿されてる!!ひゃっほぅ!!
599名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 21:45:17 ID:7MTzR4Fu
さすがはラヴリーマイエンジェルあやせたん
エロスの塊だな
600名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 22:06:28 ID:zvng057H
イイネ、あのあやせ
目許がやらしくないから逆にいい
601名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 22:23:13 ID:kcnjAXT/
逆に京介が酔っ払って桐乃にほっぺをこすりつけるとか好きだとか言いながら可愛がるのはどうだ
真っ赤になって何も言えず、されるがままの桐乃たん
602名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 00:29:24 ID:OMlo1Axr
デレ京介は桐乃にとことん甘い。
603名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 01:32:14 ID:qDnVTbWL
>>582

二回戦はしないのですか?
604名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 02:39:40 ID:lRFo0riy
tktk
605名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:43:33 ID:GJ8yXhBW
デレ黒猫
606名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:08:05 ID:qRZr49W5
最高です。
607名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:49:00 ID:mTBp2RpE
例のエロタワー取材なう
608名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 09:08:58 ID:MNSAP9RZ
>>607
あやせと桐乃へのプレゼントはちゃんと買ってきたか?
609名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 11:15:27 ID:Ui8jMBzd
>>608
カップルばっかりで無理ですた
610名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 02:28:51 ID:zwHNZZRe
京介と黒猫で大人の玩具購入ミッション
611名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 13:01:51 ID:WST3lrr7
>>610
黒猫用の大人の玩具と言うと、アナルバイブ型黒猫尻尾しか思い付かない
612名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 14:54:12 ID:/3681QSm
613名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 02:27:23 ID:kpb8U70/
京介×あやせ
エロくはない
3レス借りる
京介落ち着け
あやせデレろ
投下を開始。
614名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 02:28:51 ID:kpb8U70/
 とある日、俺は学校帰りに某有名アルファベット書店に立ち寄った。
 特に理由はない。
 が、強いて言えば、麻奈実が急ぎの用事で「一緒に帰れなくてごめんねぇ」と先に帰ってしまったからだ。
 ついでだし、参考書でも見てみるか。 まあ、どうせすぐ飽きて雑誌コーナー行くだろうけど。
 みたいなことを適当に考え自動ドアを通る。
 すると、そこには――

「げ」

 とか言いつつ、眉を曇らせ明らかに嫌そうな顔をしたラヴリーマイエンジェルあやせたんがいた。
 やべぇよ、そのちょっとグロい物見ちゃったなぁ……みたいなゲッソリした顔も可愛いよちくしょー嫁にしてぇよあやせたんハァハァ!!

「あやせぇぇぇー!!」

 瞬間的に気分が最骨頂まで持ち上がった俺は、ところ構わず勢い良くあやせに襲いかかろうと、もとい抱きつこうと両手を広げて駆け寄る。
「いやぁぁぁ変態ィィィィ!!」
 バチコーン!!!!とあまりにも派手な音を鳴らしながら渾身のビンタを浴びせてきた。
 そのまま身体ごと吹っ飛ばされる俺。え、60kgってそんなに軽かったっけ?
 ……つか超痛ぇぇぇ。でもあやせたんのビンタならハァハァ……ってイカン!!
 俺は妹の大切な親友にナニをやらかそうとして、そのうえナニをされてんだ!?
 くそぅっ……これじゃ俺は真性の変態野郎じゃねぇかっ!もうやだ死にたい死にたいあやせに嫌われるとか超ムリもうどうでもいい
何もかもどうでもいいああでもあやせにもうちょっと好かれたかったかもああでもでもでもでも
「こ、今度の今度こそ本気で通報しっ、ま……?」
 あやせが何か言ってるやきっと通報するとか何とか言ってるんだろうけどもういいやあはは俺ってばどうしてこうなったどうしてこうなった
「あの……お兄さん?」
 ぬ!?
 なぜかは知らんが、あやせが心配そうに(ちょっと距離をとられてるけど)こっちを見ている。
 やっぱりお前は天使かっ!あやせたんはてっ……いや、いやいや、落ち着け俺。
 年下の女の子の前で、こんな惨めな姿を見せるもんじゃないぞ京介、男ならしゃっきりしろ。
 ……ふぅ。 とりあえず深呼吸を一つ。
 多少なりとも冷静さを取り戻し、再びあやせt……じゃなくてあやせに向き直る。
615名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 02:30:34 ID:kpb8U70/
「ひっ……」
 え、なんか引かれた。
 いや当たり前か!キモいもんな俺!
「正直すまんかった」
 とりあえず深くふかぁく腰を曲げて謝った。
 もう手遅れ感が半端じゃないけどなっ(涙)
「い、いえ、別に……いつものことですし」
 まだ警戒を解いていないあやせは、ぎこちなく相槌を打つ。
 つかそんな風に思われてたのか俺!?
 近親相姦上等の変態兄貴ってだけでなく偶然通りすがった女の子に襲いかかる真性の変態野郎ってイメージまで持たれてんのか!?
 こいつぁまじで取り返しつきませんねまじで!
「……そ、それで、まあ、えーと……奇遇、だな」
 辛すぎるので強引に話を変えてみる。
「……そうですね。 えぇ。 できれば会いたくなんてなかったですけど」
 さらりと言ってのけるあやせ。
「くうぅ、相変わらずきっついなぁ……」
 正直泣いてしまいたい。
「……で、あなたみたいな人が、この本屋に何の用ですか?」
「みたいなとか言うなっ。 ……まあ、普通に参考書探しだよ」
「普通に参考書探してたら、出会い頭に私のこと襲うんですか? やっぱり変態じゃないですか。 通報しますよ?」
 淡々と罵倒を繰り出すあやせに、バツの悪い気持ちになりながら、
「いや、お前にしかこんな反応しないし。 ってか、お前が可愛いのがいけないんだ。 うん、そうに違いない」
 適当に責任転嫁してみた。 まあ、嘘は言ってない。
「なっ、何を言ってるんですかっ。 そんな調子の良いこと言ったって騙されませんからねっ」
 意外に利き目があったみたいだ。
 なんとなく顔が赤くなってる。
 この調子ならどうにかさっきの醜態は見逃してもらえそうだな……。
 どうでもいいが、本当にどうでもいいがもしさっきのコトが桐乃に知れたら、最悪ぶっ殺されてしまいそうな気がして……ぞっとする。
「そういや、あやせは何の用だったんだ?」
「……言わなきゃだめなんですか」
「いや、無理にとは言わないが……ってか、俺と話すのそんなに嫌か?」
「嫌ですね」
 キッパリ言いやがったよこいつ!! 悪びれもせず!!
 ……でもまあ、それなら仕方ないな……これからはちょっと自重しよう。
616名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 02:31:57 ID:kpb8U70/
 よくよく考えりゃ、大事な親友の兄が大変な変態だったら、そりゃ嫌にもなるか。
 それは、悪いことをしてきたなぁ……。
「そうか……悪かったよ、これからは慣れ慣れしく話しかけないようにする」
「……え……」
「……邪魔して悪かったな。 そんじゃ、俺は帰るよ。 これからも桐乃をよろしく頼む」
「あの、ちょっ」
 ずうん、と肩を落としながら回れ右をして本屋を出る。
 振り向き様に見えたあやせの表情はやけに驚いてたというか、呆然としていたようだが、まあ、恐らく気のせいだろう。
 ……あれ、何で俺は本屋になんて寄ったんだ?
 まあいいか。 家に帰ってジュースでも飲みながら適当にゴロゴロしよう。
 そういや、また桐乃からコレやれアレやれって命令されてたっけな。
 ちょっと癪だが、暇つぶしには丁度いいかもしれん。
 よし、忘れよう。 エロゲーやって、今あったことは全部忘れよう。
 なんか、俺一人だけ舞い上がってたみたいでバカみたいだし、何よりあやせの気持ちも考えてないデリカシーな振る舞いだったし。
 お互い、距離を置いて忘れてしまった方が幸せだろう。
 よしそうしようそうしよう。
―――
――
 ぼーっとした頭で、繰り返し同じことを考えてたら、いつの間にか家の前に着いていた。
 うん? 俺、いつの間に帰ってきてたんだ?
 まあ、それもどうでもいいか。
 手を洗って、うがいして、制服脱いで、私服に着替えて、PCを立ち上げる。
 表示されたウィンドウのアイコンを適当にクリックして、愛らしいポップ調の音楽と共にソフトが展開されていく。
 ありきたりなプロローグに目を通し、淡々とストーリーを進め、選択肢を選んで。
 俺はただ無心に、黒髪ロングのあやねちゃんを攻略して行くのだった。
 バイブレーションで震える携帯にも気付かずに。
617名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 02:37:50 ID:kpb8U70/
こんな感じで続きますんで、もうちょっとだけ付き合ってもらえたら嬉しいなー、なんて
できるだけ早く続き投下できるよう頑張る
需要?んなもん馬にでも食わせとけっ
では
618名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 02:42:19 ID:9Qp9dEMG
一先ず乙
需要ありまくりだから早く書くんだ
619名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 05:58:01 ID:w9xDaXfC
おお続きが気になる
620名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 11:34:25 ID:dqli1N4V
続き読みたい。
621名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 14:54:00 ID:DqF9VpDb
乙です

某所でエロカワ先生新作投下してた…
「PCが逝っちゃって」って言ってた

早くここの続きで、真・沙織を早く…(泣
622名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 17:09:01 ID:becoikHX
乙。
押して駄目なら引いてみな。
効果抜群じゃねーか!

いい加減エロカワエロカワうざい。
と思って前スレと現スレを検索したんだが、
書いてるのほぼ一人だけっぽいなあ。
623名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 18:47:07 ID:Moe9uZsP
触れちゃいけません。
みんなうざいって思ってるよ
624名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 21:18:58 ID:65E1Tl5Z
あやせたんへの愛が剥きだしで(褒め言葉)、面白い!
続き期待ー
625名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 22:45:56 ID:PoS8pbPM
>>623
萌え萌えなIDしてるじゃないか
626名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 00:38:44 ID:eyn7qPrB
>>623
uがnだったら完璧だったな
627名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 12:50:48 ID:P+eCDTiW
恋する黒猫はせつなくて、先輩を想うと熱く疼く身体を夜な夜な慰めて寝不足なの
628名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 12:58:50 ID:RFMt4oeg
黒猫はエロい娘
反論は認める
629名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 13:44:08 ID:V4rndV3e
確かに黒猫は純粋にエロい娘だ。
桐乃はエロいというより、ただの変態。
630名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 14:05:27 ID:7PQa1OU/
桐乃が京介に妹のパンツくんかくんかしてるんじゃないの?って言ったのを
「桐乃自身、そういうことしたいと思ってない限りそんな発想でてこない」って意見があるが……

もともと、そういう発想したのは実は黒猫w

結局のところ、桐乃から立ち上る兄好きオーラの前に、
誰もその事実に気づかず惑わされてしまうのであった。
631名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 14:33:09 ID:o/uAD/vW
兄をラブホに誘導するのをブラコンというジャンルで片付けてしまってよいものか…
632名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 15:14:52 ID:ugLMnHpm
ところで、桐乃が人生相談からお願いに名目を変えたのは何を表してるんだろうか?
633名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 16:40:19 ID:V4rndV3e
京介のベッドの上でオナニーをして、びちょびちょに濡れたパンツをあえてベッドの上に忘れていく黒猫
634名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 16:48:23 ID:7PQa1OU/
>>632
人生相談って、最初の奴以外は、どこか京介と接点持つための口実って感じだったからかなあ。
あと、人生相談って言葉を出せば京介は断われないだろう的なのもあったのかも。

本来、接点がない兄と接点持つための口実。
京介を信じきる事が出来ず、自身もなかなか素直になれない桐乃にとっては唯一京介を頼る方法。

一方、お願いは、そういう口実とかじゃなく、普通にお願いって事なんじゃないだろうか。
今の桐乃には、京介に何か頼んだり、接点を持つのに口実めいた建前やお題目はいらないはずで。
635名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 18:51:24 ID:tcab+GwY
純粋に普通の気の置けない兄妹になれた転換点なんだろうね

「お願い…」って頬を染めて京介におねだりする桐乃はきっとかわいいだろうな
何をおねだりするかはどんな妄想でも大体合ってるんだろうな
636名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 21:19:32 ID:FFSmqDZU
そしてそのお願いがアレです。
637名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 23:08:46 ID:ugLMnHpm
なるほど…2人の距離が縮んだ結果ってわけか。
桐乃は恋愛感情持ってそうな気がするから今後が楽しみだわ
638名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 00:45:02 ID:YW491CWx
>>632
エロにあまり関係無い雑談は本スレでお願いします。
639名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 04:06:52 ID:+VTYp88L
>>633
「信じられねえ! アイツ、人のベッドの上で漏らしやがったのか!?」
640名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 06:43:36 ID:4M2zDiaB
>>638
ここって、やっぱエロイSS以外は不要なの?
641名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 07:35:29 ID:izf0HyW5
非エロのSSも大丈夫だろ
エロマダー?とか言われるけど
642名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 07:57:51 ID:mtLvKV/C
非エロだめって言われたら>>617の続きが書けないんですが……
必ずエロくなきゃいけないんか、やっぱり
643名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 08:06:45 ID:P59zaXl0
>>642
過去ログや上の流れ見てなぜそう思うのか甚だ疑問だ
勝手にすればいいと思う
644名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 08:10:27 ID:mtLvKV/C
いやすんません
急に不安になったもんで
645名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 11:31:20 ID:tJRW/gAm
先日の京介×あやせと沙織ルートまだ〜?
646名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 08:37:17 ID:n5P2mIgb
黒猫の名前が瑠璃なら、妹の名前も宝石関係なんだろうか
647名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 10:16:16 ID:rcp98wyF
誕生石なんじゃないかな
翡翠とか水晶とか藍玉石とか
実は妖しい宝石商の五更家
648名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 12:56:54 ID:vhSHHnfE
兄さんが黒猫と両想いになったら命を狙われるわけですね
649名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 16:37:26 ID:Ah2hL0PD
姉に琥珀、妹に翡翠
650名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 17:05:16 ID:fACbqr0j
>>649
非処女なのが何点
651名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 21:18:34 ID:iiw+QZ3N
寒っ
652名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 21:58:38 ID:rcp98wyF
中古で何が悪い!(裸で何が悪い!風に)

いやまあ、仮に自分が京介だとしたら桐乃は処女と信じたいが…
653名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 23:55:05 ID:CEebmkTM
そもそも桐乃が他の男と絡んでる様子が全く想像できないんだが
京介にしか興味なさそうにも思えるし
654名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 07:29:17 ID:Tnh7o7yR
桐乃の「付き合うならせめて高校生から」は、顔を逸らして京介をチラ見しながら言ったと信じてやまない俺
655名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 02:51:11 ID:jqFboDv+
同じく俺。というか、そうじゃないわけないだろう?と言いたい俺
656名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 22:28:33 ID:+VQy88DX
>>654
高2からって発言が完全に狙っていってる気がするw
つか、桐乃がほかの人と付き合ってるなんて展開誰も見たくないんだぜ
657名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 22:30:03 ID:9P136niG
俺が得する
主にあやせ的な意味で
658名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 23:12:17 ID:Dhu+TYEl
>>656
確か京介そのときピンポイントで高二だったもんな
くんかたんあからさま過ぎてワロタ
659名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 06:48:08 ID:n0d0oeik
大好きなお兄ちゃんになら何されても嬉しいマゾっ子きりりん
660名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 12:29:21 ID:WVdT41Wc
最近本編との何の脈絡の欠片も見当たらない妄想流行ってるよね
661名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 13:09:55 ID:DiXpco6g
それをこのスレで言うのかよ
662名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 13:47:50 ID:WpuQVaZZ
このスレだから言ってるんじゃね? 今後、SSもきっと盛り上がってきそうだよね!って意味でw

マジレスすると、俺妹って考察要素多いから、逆にちゃんとしたSS書こうとすると、あまり妄想ぶっとばせないって
部分あるな。エロカワさんの奴みたく、キャラ崩壊前提ならともかく。
663名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 15:26:03 ID:7vheickw
普通にありえないカップリングも楽しめちゃうのが面白いんじゃないか
664名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 16:16:41 ID:37fMUtun
妄想ってのは自由なんだぜ
665名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 18:48:03 ID:6uZrgPP9
こまけぇこと考えてたらSSなんて書けん罠
キャラ崩壊はあまり推奨されたもんじゃないがイフ話あってなんぼのスレだ
666名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 20:16:38 ID:dGyuwxiS
個人的にはifよりsideを読みたい
667名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 20:35:26 ID:JGqezq4N
>>662
エロカワ氏の場合堕ちる前の性格って原作っぽく出来てると思うよ
堕ちた後は崩壊するけどwww
668名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 02:15:26 ID:SMN8fy14
俺が沙織と京介をくっつけようとすると、「バンド内恋愛はバンド崩壊の素」理論で手詰まりになるんだがなんかいい案ないかな
彼女の境遇が境遇だけになかなか反論が思い浮かばん(´・ω・`)
669名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 02:39:07 ID:ttv58Dq9
いろんな形があると思うが、まあ一番楽なのはそのSSのメインになるキャラ以外を全く登場させないツーショット的な流れだよなぁ……
カプの周りをしっかり固めていくと結果的にあれー?な具合で詰まる俺には厳しい話題だぜ
670名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 05:28:22 ID:QAPno/1+
俺、アニメで黒猫の妹が補完されたら、桐乃と黒猫の妹で一本書くんだ……!
671名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 08:28:52 ID:W7/dDy54
>>667
ああ、ごめん。キャラ崩壊前提ってのは主に京介の事な。
672名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 19:48:01 ID:LSZ/fDAP
>>671
京介が原作通りの性格ならエロにならんからしょうがないでしょ
673名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 20:35:21 ID:ttv58Dq9
まあ極端な話をすれば、原作通りの性格を突き詰めていくと本当に一握りのカップリングしか生まれないと思うが
674名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 22:21:55 ID:uVczdlr9
ほっぺにちゅーした黒猫の優位性
675名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 23:26:20 ID:84sH88H/
>>674
桐乃「そんなイベント一歳で通過したわ!!」
676名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 23:38:37 ID:5Yr22ZeF
>>675
京介「記憶にございません」
677名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 00:00:31 ID:bdUhGdqC
>>676
時々夢に見るだけだよなw

>>672
別にそれが悪いって言ってるわけじゃないじゃん。
むしろ、妄想ぶっとばすにはあれくらい崩壊させないと難しいって言ってるわけで。

ただ、違和感なく読んでもらおうと思うと、難しいって話。
678名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 09:32:58 ID:Zx7PMPlY
ラノベやラブコメ漫画での主人公の貞操観念の高さは異常
679名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 09:45:28 ID:2qve5W9X
とりあえず鼻血出さなければもうワンステップ進めるのにな
680名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 15:26:20 ID:IZ6dxHdS
同じラノベにしたってRoomNo.1301とかかのこんとかはガッツリだけどな
681名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 15:59:10 ID:y2/IN9Aa
とりあえずきょうちゃんとキリリンは兄妹だからあまり進み過ぎても……
682名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 16:50:43 ID:bdUhGdqC
まあ、もうそろそろ進んでいい気はする。
奥様は女子高生とかみたいな、秘密の関係モノ展開も見たい気も。

……でも、桐乃の近親相姦願望、結構、まわりに筒抜けっぽいしなあ。
まあ、本人たちだけ気づかれて無いって思ってるってのもいいかもだけど。
683名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 17:07:41 ID:zLUU7b0H
一線踏み越えちゃうよりも、あくまで思わせぶりくらいがいいなあ
エロパロスレではいくらでも越えてくれてかまわないがな!
684名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 17:22:36 ID:bdUhGdqC
まだ中高生だから一線こえずとも、普通に彼氏彼女の関係くらいになってくれてかまわない。

実は、エロゲによくある付き合う=エッチするってのに馴染めない。妹モノとか特に……。
685名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 17:23:00 ID:GCkjV+rO
「個人的に」は越えたのをほのめかすような描き方は有りだと思うな
明確に越えた描写があって、あまあまイチャラブ尽くしは勘弁願いたいが

エロパロスレではいくら越えてくれてもかまわないがな!
686名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 19:03:38 ID:uScxUxca
下手ながらも、初投稿


「京介どの、週末の夏祭りへ皆で行きませぬか?」
「人間共の戯れも、偶には良い余興だわ」
「し、しかたないわね、夏祭りぐらい一緒に行ってあげるわ」
「お兄ちゃんが行けないので、ご一緒して良いですか?」

「悪い、先約が在るんだ。」

「(な、又々拙者の大好きな集まりが崩壊の危機でごじゃるか)」
「(まさかベルファゴーレ?)」
「(まさか地味子? いや、あやせも最近怪しいし)」
「(オタク/腐女子だけのオフ回と思えば、女子だけでも良いかも)」

「ロックに呼ばれてさ」

「(ホ○でごじゃるか? 矢張り、黒猫と三人きりのとき、押し倒おされなかったのも)」
「(そんな、そこまで漆黒に似なくてもいいのに)」
「(嘘よ、ホ○物は、ベッドの下には無かったはずよ)」
「(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! )」

「いやー、麻奈実の所、今年は屋台を出すんで。
男手、弟のロック一人じゃたらないから手伝ってくれってさ。」

「(む、家族包みの付合いが在るでごじゃるか)」
「(さすがベルファゴーレね、姑息な一手だわ)」
「(おのれ、地味子)」
「(ちっ)」

「バイト代も少しはだしてくれるそうだしな。
ちょっと金が必要でさ」

「(エログッズでごじゃるな)」
「(エロ本ね)」
「(エロ本ね、キモ)」
「(まさか、リアル瀬菜ちゃんラブドール専用貯金?)」

「フェイトさんに、」

「(と、年上でごじゃるか。香織モードなら何とかなるはず)」
「(数年すれば、私にチャンス?)」
「(おばさんが趣味だなんて、キモ)」
「(ネギ○!美少年登場?キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!)」

「腹一杯、飯を食わせてやりたいんだ!
なんとなく、知合いの未来を見ているようで、ほっとけなくて、
いい年して、ヘラヘラ笑いながら変な喋り方して、
売れない同人や小説ばかり作って、
叶はない夢ばかり追いかけて、未来まっ暗なんだよ!
だから、せめて、一食ぐらい、腹一杯、食わせてやりたいんだ!!」

「「「(知合いって、誰の事?)」」」
「(私は大丈夫よね?)」

数年後、夢を叶えたフェイトと彼女を支えた若い編集者の姿が。
687名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 19:07:07 ID:TDiPNA2M
とりあえず日本語も満足に読めない人だと言う事は分かった>ベルファゴーレ
688名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 19:42:44 ID:gtLPbKfM
ベルフ「ェ」ゴール
689名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 19:47:34 ID:zWr5cPbD
「レ」にも突っ込んでやれよ

…ところで、その「知り合い」とは、誰のことかしら?
690名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:02:26 ID:GCkjV+rO
ええっと・・・最近一気に6巻まとめて読んだクチなのかな?
691名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:07:55 ID:ydow68ln
まずsageようぜと言いたいんだぜ
ついでに言うと沙織はござる口調が基本じゃね?
692名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 22:13:33 ID:DUZWXbW/
夏休み2chデビュー!

ってことだろう
年齢大丈夫なのかな
693名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 23:00:21 ID:Pkw5rnFP
がんばったで賞
694名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 23:58:12 ID:DOJL51G5
フルボッコw
695名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 00:26:57 ID:6wAQ5uza
これはフェイトそんよりも本物の熊谷さんが必要なレベルクマー
696名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 02:04:27 ID:p90AdsCN
空気?あははそんなの読めませーん
>>617の京介×あやせの続き
エロなしオチなしなうえにまだ未完
以下、5レス借りますぞえ
697京介×あやせ:2010/07/23(金) 02:07:24 ID:p90AdsCN
 ――あれからどれだけの時間、そうしていただろう。
 ただ黙々とPC画面を見つめ、淡々とマウスを動かして。
 長ったらしく流れるエンドロールをただ呆然と眺めていると、視界の端でピカピカと点滅するものを捉えた。
「あれ? 携帯、鳴ってたのか」
 えー……と、着信履歴ね。 誰から――って麻奈実か。
 ……割りと時間経ってっけど、とりあえず掛け直しておくか。
 着信履歴から直接、麻奈実の番号へカーソルを動かしボタンを押した。
 プルルルル。
 2コールほどして、間延びした口調の俺の幼馴染みは電話に出た。
『あ、やっと掛けてきてくれた〜』
 うん、相変わらずゆるい。 どんな時でもブレないそのマイペースっぷりに、自然と俺の頬が緩む。
「何か用か? ってか、そっちの用事は済んだのかよ」
『うん、済んだよぉ。 思ってたより早く済んだんだぁ〜』
 俺はふぅん、と適当な相槌を打った。
 麻奈美は、用事がどんなものであったかとか、その時のロックのヘマとか、いわゆる世間話を始めた。
 それに対しても“へぇ”とか“良かったな”とか、愛想のない返答を続けていたが、それでも麻奈美は楽しそうに笑っている。
 やっぱり和むな、麻奈美と話してると。 ……思っても絶対口にはしないけど。
 そんなことを思いつつ他愛のない話を続けていたら、ふと思い出したように麻奈美が声を上げた。
『それより、きょうちゃ〜ん?』
 ……文字列だけじゃわかりにくいと思うが、麻奈美は怒っているようだ。
 相変わらず間延びした口調だが、語気に僅かな怒気が含まれている。
 理由は、わからないが。
『きょうちゃん、年下の女の子をいじめちゃ、めっ、だよぉ〜?』
 ……? 何を言っているのかさっぱりわからん。 わからんが、とりあえずその叱り方やめてくれ。 何か恥ずかしい。
『あっ、自覚してないんでしょ。 きょうちゃんは天然さんだもんね〜』
「お前ほどじゃねぇよ」
 すかさずツッコミを入れた。 というか、入れずにはいられなかったってのが本音だ。 麻奈美に言われちゃおしまいだからな。
 それから麻奈美は、子どもを諭す母親みたいな口振りで『ともかく忠告はしたからね〜。 わかった〜?』と告げて電話を切った。
 ……何に対して一方的に怒られてたのか。 最後まで理解に及ばなかったが、まあ、麻奈実の言うことだ。 ちゃんと意味はあるんだろう。
 とりあえず、というのも変だが、一応は心に留めておこう。
698京介×あやせ:2010/07/23(金) 02:10:35 ID:p90AdsCN
――
―――翌日、放課後

 またしてもあやせに出くわした。 あやせたん可愛いハァハァッ、みたいなノリは控えようと思う。 先日あやせに謝ったばかりだし。
 場所は帰り道にある横断歩道。 赤信号で立ち止まっていると、向かい側でぼーっとしてるあやせの姿が見えた。
 視点が定まってない、ような印象だった。
 心なしか、肩も沈んでいるように見える。
 ……どうかしたのか、あやせの奴。
 まあ、あんなショボンとしてる姿見たら、話しかける以外に選択肢はねぇよな。
 どれ、ちょっと年上のお兄さんぶってみっか!

 チラ、と点滅し始めた信号を一瞥し、正面の信号が青になった途端に小走りであやせに近付いた。
「よっ、あやせ」
 ちょっとワザとらしいかなと思うくらいの爽やかなお兄さんスマイルで声をかけてみた。
 あやせはゆっくりとした動作で視線を動かし、俺の姿を認めた。
 するとあやせは、一瞬だけぱあっと明るい表情を見せ、ハッとしてからぷいっと顔を逸らした。
 それから、不機嫌そうに口を尖らせる。
「何の用ですか? ……慣れ慣れしくしないって、言われた記憶があるんですけど。 っていうか、その気色悪い声色はなんですか」
 うん、あやせはこれくらいの棘があった方が“らしい”と思う。
 け、決して俺がそういうマゾヒスト的な気があるわけじゃないぞ?
「いや、別に慣れ慣れしくするつもりはないって。 ただ、何か様子が変だったからさ。 つーか、気色悪いとか思っても言うなっ!」
 ……ヤバい、変にテンション上がってきた。 どんだけツッコミ好きなんだよ俺はっ。
 と、脳内で後悔する俺に、あやせは何やら重苦しい雰囲気で問いかけてきた。
「……そう、見えました?」
「……ああ、見えた」
 俺は素直に答えた。 ……本当にどうしたというのか。 どうにも、普段のあやせらしくない。
 そこでふと、あることに思い至る。
 最近じゃ、いつでも俺の周囲で起こる事件の中心に居座りやがる、憎々しい妹様のことを。
「……また、桐乃のことか?」
 俺としては、これが正解だろうと踏んだのだが、
「え……あ、いえ、その、違い、ますよ。 桐乃とは、仲良くやってます」
 ……外したか。 まあ、ここ最近の桐乃を見ると、それといった変化もなさそうではあったけど。

「じゃあ、何で?」
699京介×あやせ:2010/07/23(金) 02:12:36 ID:p90AdsCN
 俺がそう言うと、なぜかあやせはぽっと頬を赤くして、もじもじしながら口篭った。
「えっと……それは、その……」
 一瞬だけちらっと俺を見てから、また視線を逸らされた。 髪に隠れてわかりづらいが、耳まで赤くなってる。
 ……俺、やっぱり嫌われてんのかなぁ……。
 まあ、言えないということはつまり、言う必要がないか、俺には言えない話、ということなんだろう。
 出来れば前者であってほしいところだ。 ……嫌われてるなんて考えるだけで辛いからっ。
「……」
 視線を外して黙り込むあやせ。 その様子を見て、あー俺はお呼びじゃないんだなー、なんてことを漠然と感じた。
「……ん、そっか。 引き止めたりして、悪かったよ」
 くるっと身を翻し、じゃあな、と手を振ってその場を後にした。

「……お―――の、――」

 背後であやせが何やらボソッと呟いたようだが、それは自動車の走行音で掻き消されて俺の耳には届かなかった。
700京介×あやせ:2010/07/23(金) 02:16:58 ID:p90AdsCN
――
―――さらにその翌日、の放課後。

 またまたあやせに出くわした。
 なんだこれは? 実は俺とあやせって運命の赤い糸で結ばれてるんじゃね? とか思っちゃったりするくらいの偶然っぷりである。
 ちなみに言うと、場所は先日訪れた某アルファベット書店だ。 ノートを切らしたから面倒臭がりつつも立ち寄った、というわけなんだが……。
 どういうわけか、先日と全く同じシチュエーションであやせと遭遇してしまった。
 あの時と異なるのは、その反応と、俺の心境。
「よう、あやせ」
 約束は、守っている(はずだ)。 距離感を誤らないように努めてるし。 それが、今の高坂京介だ。 どうだ参ったかコンチクショー!!
「ど、どうも……お兄さん」
 一方、あやせはあやせで、昨日同様にどこか様子がおかしい。
 今日も何か顔が赤いし、心ここにあらずというか、ぽーっとしてる。
 普段の辛辣な言動をどこに忘れてきてしまったんだ。
「……あやせ、熱でもあんのか?」
「へ……?」
「いや、なんか顔赤いし、心なしか目も潤んでるし」
「!?」
 あやせは、何かを払うように(もちろん何も払えてないが)ババッと顔に手をやり、思い出したようにキッと俺を睨んだ。
「へ、平気です。 風邪なんか引いてませんよ。 この通りぴんぴんしてますし。 そっ、それより、そんなにじっと見つめないでくださいお兄さん。 つ」
「通報だろ? わかってるって。 そんじゃ、俺はノート買いにきただけだし、とっとと済ませて退散するよ」
「さ、先に言わないでくださいよっ! っていうかお兄さんっ、話はまだ終わってな――あ、ちょっ」
 俺はひらひらと手を振り、文具コーナーへと足を向けた。 ……憎まれ口が叩けるなら、それでいいさ。
 刺々しくないあやせじゃ、何か調子狂っちまうからな。
701京介×あやせ:2010/07/23(金) 02:19:51 ID:p90AdsCN
 適当にルーズリーフを手にとってレジに向かい、会計を済ませた。
 なぜか出くわしたその場で呆然と立ち尽くしているあやせに声をかける。
 ……ちなみに、今も襲いかかりたいっ……もとい抱きつきたい衝動に駆られているのは内緒だ。
「用も済んだし、帰るわ、俺」
 っていうかもうそろそろ我慢の限界ですしねっ。 主に抱きつきたい衝動を堪える的な意味でねっ!
「そう、ですか……」
 そしてなぜかシュンとするあやせ。 ……何でだ?
「……じゃ、またな」
 くるりと踵を返し、出口へ向かう俺に、あやせが声を上げた。
「あのっ、お兄さん……」
「ん?」
 首だけ振り向く俺。 あやせは一瞬だけ目線を逸らし、ふるふると首を振った。
「……いえ、何でもないです。 また、今度」
「お、おう……?」
 あやせと別れの挨拶を交わして、俺は本屋を後にした。
 引っ掛かるものを感じて、でもそれが何かわからないまま、俺は帰路につく。
 ……挨拶を交わした別れ際、あやせが何かを言おうとしてたけど……一体なんだったんだろうね?
 まあ、いいか。 用があるなら、直接連絡してくるだろう。
 と、安易に考え、夕方なのにまだまだ明るい空を仰いだ。
 ああ、今日も平和だ。 こんな日は、帰ってだらだらとテレビを眺めるに限るなぁ。
 ……そういや、麻奈美に何か叱られたっけなぁ。
 ……。
 どうして今あやせが頭に浮かんだんだろう? 麻奈美の件とは関係ないはずなのに。
 …………。
 ダメだ、理由がわからん。
 まあ、わからんものは仕方ないな。 それなら、どうやったらあやせとの仲を親密にできるか考えた方が何倍も建設的だろう。
 うーん……ラヴリーマイエンジェルあやせたん……。 うーん……。 うーん…………。

 このときの俺は、まさか俺とあやせがあんなことになるとは、微塵も思っちゃいなかった。

(続く)
702 ◆k7f/kTYrhA :2010/07/23(金) 02:27:22 ID:p90AdsCN
前回の投下から時間が経ってるうえになんとまだ終わらないというgdgd具合
誰か俺を殺して!
っていうか今さらだけど保管庫ありがとうございます!

次回で終わるかなぁ……?
需要?んなもん(ry
では
703名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 05:47:02 ID:7hqDZWRt
恋するあやせたん可愛いよハアハア…………ふう



GJ!
704名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 08:21:23 ID:mZKgUcUp
>>702
あやせはかわいい乙。
仮に次で終わったとしても、
燻る恋心を描いたあやせsideのストーリーや、
好感度40ほどの状態の前日談などの連載が待ってます。
ていうか連載を待ってます。
705名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 09:27:24 ID:tNqn+LA6
>>702
いいよいいよ全然いいよ
とてもGJだよ
706名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 10:15:56 ID:T7gVO4CN
>>702
あやせタンハァハァ(*´Д`)
6巻を読むと沙織とあやせの評価がインフレして困る
707名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 10:16:33 ID:DbD7ZR7V
>>702
寝て起きたらキテター
GJ過ぎるよ!!
708名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 18:35:30 ID:5IZyFhfE
恋するあやせはせつなくてお兄さんを想うとすぐ(ピー)しちゃうの

>>702
いや需要ありまくりですから。
709名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 11:55:27 ID:tmvBv9ES
あやせは桐乃と麻奈実、二人に遠慮してるからな。京介の方から行かないといつまでたっても進展しないと思う。
710名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 13:27:29 ID:FK6L6stx
そういった原作視点でいくと京介と目があるのは桐乃黒猫麻奈美だけになっちゃうからねー
沙織は輪を崩したくないという意味では自分はおろか桐乃と黒猫にも反対するかもしれんし
すると麻奈美一tt(ry
711名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 13:34:04 ID:lKZDGw/8
本スレでやれ
712名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 15:34:23 ID:vrY29X5H
本スレでやれ
713 ◆k7f/kTYrhA :2010/07/24(土) 21:14:25 ID:QzUkekPc
……ざっと自分のSS読み返して確認してたんですけども、誤字が数ヵ所見つかったorz
>>615のあやせの一人称が“私”になっちゃってるのと、麻奈実が時折“麻奈美”になってたり……麻奈実好きの人たちごめんなさい!
恐縮ながら、保管庫の方での誤字修正をどなたかお願いできますでしょうか?
自分もしもししか使えないんで、手が付けられないんです……
714名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 21:51:29 ID:kua6VMpZ
お前もしもしで書いてたのか
ちょっともしもし見直した
715名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 00:28:17 ID:tH+xDjVN
もしもし…………おもらし!
716名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 01:08:42 ID:mNrwKsbo
子猫はトイレ訓練が必要なんだよな……
717名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 11:35:23 ID:ePrEQqGE
>>713
該当ページを開いて、左上の[編集] → [このページを編集]を選ぶ。
誤字を修正したら、画像認証を入力して[ページ保存]ボタンを押すだけです。

どうしても分からないのであれば、修正したtextをどっかのuploaderに上げてくれれば、
こちらで修正します。
718 ◆k7f/kTYrhA :2010/07/25(日) 13:58:44 ID:o4YQO/xw
>>717
ご指南とても有難いのですが、すいません
>>713で申しました通りもしもしでは全く手が付けられないというのと、自分はPC持ってないので、どっちみち編集できんのです……
ですから、重ね重ね申し訳ないんですが、練習用殴り書きスレにでも修正版を投下して誤字修正を頼む、っていう形くらいしか思いつきませんでしたorz
719名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 00:25:54 ID:Kq1yiaan
>>717
遅ればせながらGJです


本スレでスルーされたのでこっちでも質問しておくよ
沙織の髪の色って何色って表現すればいいのかな?
720 ◆k7f/kTYrhA :2010/07/26(月) 12:37:33 ID:mfFq9NuQ
誤字修正ありがとうございます!
本当すんませんでした……もしもしが調子こいてすんませんでしたorz
721名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 15:21:10 ID:atzg85xM
(本スレで無視されたことを聞いてくるなんて…これだから地球人は!)
722名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 15:39:56 ID:IE5UiXPb
(くっ、まさかここにまで堕ちてくるとは思ってなかったわ・・・)
723名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 18:10:32 ID:Thi7AQE1
黒猫の艶やかな黒髪ハアハア
724名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 23:49:00 ID:wB9Wj5fE
>>719
グレー系だし‥薄墨色なんてどう?
725名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 07:39:46 ID:qF9SAtdP
黒猫のタンゴ
726名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 10:12:32 ID:wf6Y1ySH
(ちょっと聞いてみただけなのに…こんなにも俺と>>721との間で意識の差があるとは思わなかった…!)

>>724
やっぱグレーがかってるのかねあれ
薄墨色か、参考にしてみるよあんがと
727名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 10:24:47 ID:hSPyw+va
エロパロスレは本スレの二軍じゃねーんだよ
728名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 12:26:26 ID:4PKO8UzZ
本スレにURL貼った馬鹿の所為
729名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 20:06:40 ID:qWnrARfq
一匹流れ込んできたら、あと三十匹は流れ込んでくるものと思え、
って地味ばっちゃが言ってた。
730名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 20:07:40 ID:E3zKyBnn
地味子って言わないでください!
731名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 20:35:30 ID:KghdR30y
わかったよ、ブス眼鏡
732名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 20:37:56 ID:ZmkxNzWx
用無し眼鏡
733名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 20:47:11 ID:wX51tDBb
じゃあ、ブサななじみと呼ぶことにする
734名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 20:50:47 ID:QUw9U2sN
>>728
でもアニメ化情報以前はSSはココでって普通に貼られてた気がするが?
735名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 21:08:33 ID:CP2g9JmJ
沙織が素顔見せたイラストはモノクロだけど
グルグルメガネの時より髪色が明るい感じがする
736名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 21:19:26 ID:4PKO8UzZ
>>734
その度にお咎め入ってる
詳しくは本スレの過去ログ読め
737名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 21:30:17 ID:DPh3PKsq
ネタバレ解禁日同様、ラノベスレって独自ルール多すぎじゃね?
なんか、珍校則がたくさんの中学校って感じ。
738名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 21:40:58 ID:+WXdAWhY
それほどキツキツにルール取りきめないといけないほど住み分け出来ない馬鹿が多いってことだな
本来本スレにURL貼るのだって別になんてことない所業だし
739名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 21:46:11 ID:E3zKyBnn
最近は平気でルールを破る子も増えたよね
やっぱり子供にネット環境が与えられたせいかな
740名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 22:40:49 ID:4PKO8UzZ
その子供が多い中「エロパロの」って処がまぁ…
実際はどうであれ一般常識の範囲内では問題なわけだし、できる限り防ぐに越した事はないんじゃないかな
URL自体はどこぞのサイトに直リンしてなければ大して問題ないと思うよ
741名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 22:44:07 ID:538nUq/5
ルール、マナーはモラルがなければ守れないからw
742名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 23:38:35 ID:DPh3PKsq
まあ、どうせ守られないなら自治厨が暴れないよう、ルールはとっぱらった方がよさそうだね。
とっぱらっても、はっきりいって何の問題もないルールだし。
743名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 23:42:57 ID:E3zKyBnn
それはない
744名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 23:49:03 ID:DPh3PKsq
自治厨がウサ晴らしできなくなるから?
745名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 23:59:52 ID:4cQII8eb
前々から自治厨騒ぐ連中に既視感を覚えると思ってたら、
購入厨と騒ぐ連中のそれと同じなんだな
"ウサ晴らし"とか無理やり悪党にでっち上げるひねた物の考え方する所なんかそっくり
746名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 00:05:34 ID:AxpdkblL
まぁ>>719-746を見れば本スレにここのURL貼ることの愚かさがよくわかるだろうよ
747名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 00:16:31 ID:+CKorG50
とりあえずルールやマナーの大切さを語るなら、
ここでグチグチ言ってるのは説得力が無くなるからやめた方がいい。

この場合、ラノベ板の校舎裏がいいのか。それともこの板の場外乱闘スレがいいのか。
748名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 07:36:50 ID:ZsutsQvD
そんなことどうでもいいから各キャラに一番映えるプレイを考えようぜ!
とりあえず桐乃の足コキと黒猫の髪コキは鉄板だと思う。俺の偏見だが。
749名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 07:37:48 ID:CqY2UWVN
本来、ルールを守ること、マナーを推奨するのは正しいことなんだけどね
そこにルール、マナーそのものというよりそれを守る俺=絶対善、そうじゃないと俺が認定したやつ=絶対悪
って調子の錦の御旗を振りかざすやつらが現れるからおかしくなる
ルールそのものよりそれを掲げる自分を正義にしてしまうから厨呼ばわりなんだよね

もちろん、マナーが尊重されるに越したことはないんだが
750名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 07:40:36 ID:CqY2UWVN
髪コキならあやせだろ

あ、自治厨が何かに似てると思ったら2巻あやせだ
2巻あやせと桐乃がお互いだと気づかずにネット上で揉めてると思えば…よくねえよ
751名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 07:43:59 ID:h1aBV8eM
モラルだっての

黒猫の足コキは至高
752名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 07:52:59 ID:WJeWRdbk
久々に俺妹エロパロスレで朝っぱらから脳内を
ピンク色に染め上げようとしてきてみたけど
予想外の殺伐とした雰囲気で・・・orz
753名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 08:15:28 ID:JufrpT8p
地味子ェ・・・
754名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 08:26:21 ID:hxm4GWBH
デレたあやせは世界一ィィィ!!
755名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 08:57:57 ID:gxYe49N3
だから地味子って言わないでくださいっ!
756名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 12:36:06 ID:mxPMS89o
アニメ始まったら今以上に色々な奴が流れてくるし
耐性つけてない住人は今のうちに慣れといたほうがいいと思うよ

夏コミにフェイトさんの同人誌ねーかなァ〜?
757名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 12:48:24 ID:I7cn334G
>>755
ブスな方の眼鏡乙

>>756
違うフェイトそんでよければ山ほどあるだろうけど
758名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 21:33:46 ID:xBhD9szf
ずっと前から気になってたんだが
桐乃は丸顔なのを気にしているそうだけど、これまでの登場人物で丸顔じゃない女子っていなくね?
759名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 23:38:50 ID:ChfPPQHH
>>758
絵師さんがあまり意識してないだけなんだろう
文章ではっきりと表現されてたのは桐乃だけだった気が
760名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 00:27:06 ID:bw++s1gu
京介が桐乃は化粧おとした方が可愛いって言ってたが、本来、桐乃は丸顔童顔の可愛い系なのかも。
それなのに丸顔を気にしてるのは桐乃的に目指す方向が違うからなのだろうが……。

京介がそこらへんちゃんと褒めてやれば、桐乃にとって丸顔は真の意味でステータスになるのにw

でもなぜ、本スレじゃなくここに……?>>758
761名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 00:41:27 ID:jT0IpWJ0
>>760
本スレはアニメ化から入ったにわかのあやせ厨、くんか厨、アンチ地味子で埋め尽くされてるからじゃね?w
桐乃は可愛いじゃなく綺麗になって認めてもらいたいって感じなんだと思う
762名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 00:54:19 ID:tjH5D4Yl
背伸びしたいお年頃、ってやつでもあるんじゃないかな
特に中学生の時って
763名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 02:06:32 ID:f1Ggc5VZ
丸顔なのにモデルww
764名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 02:13:03 ID:XSWdWq0c
黒猫はなんか二次元の生物って感じで
三次ならこうだろうなあ、みたいなのが思い浮かばない
765名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 03:13:10 ID:3PSUr2xa
なぁ、沙織は口がω←こんなカンジになったりするんだよな?
なぁ、沙織は眼鏡を外すと超絶美少女なんだよな?

素の状態でωになられたら理性を保つ自信がない。
766名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 06:49:38 ID:9Mn/9ERj
一番の依存気質って誰だろうか?
767名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 07:40:32 ID:iMvEIsBt
>>761
その手の連中はちゃんと既刊を読み重ねてないと発生しないだろ(笑)
むしろ、そのアンチと信者をひっくり返したやつらこそアニメ化で発生するにわかだと思うが

ここにもアニメ序盤や中の人絡みで入ってきたやつが自信満々にキレイキレイなだけの幼馴染モノとか
あやせや桐乃を単に悪者にしただけのSSとか投下してきそう

>>766
パッと見はあやせか真・沙織
ただ、ストーカー桐乃も捨てがたい
もしかしたらフェイトそんがヤンデレる可能性もある
768名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 08:14:43 ID:bw++s1gu
>>766
間違いなく京介かと……。かつては麻奈実にべったり。
今は逆に妹分たちの世話を焼く事に生きがいを求めてるとこがある。

まあ、(今のところ)自分自身に夢とかやりたいことが無いからなんだろうけど……。

麻奈実にうちあけられなかった悩み。あれ単に黒猫の話だけでなく、
自分の進路の事とかも含まれてたりしないものだろうか。
769名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 09:02:10 ID:oBLSaZv2
住み分けもできないのか
770名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 09:03:10 ID:f1Ggc5VZ
>>768
進路は地味子と同じだったじゃない?
771名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 10:55:48 ID:bw++s1gu
>>770
うん。ずっと京介もそのつもりだったようだし、当然麻奈実にも話してるだろうから、
もし京介が自分の進路をいまさらながら考え直そうとしてるとしたら麻奈実には相談しずらいかな……と。

まあ、普通に読めば当然、黒猫の件に読めるのだが、そういう「自明の事」を麻奈実だけでなく読者にも伏せた点が少しひっかかった。

京介と麻奈実の間では恋愛感情に関して温度差があるにも関わらず、5巻の麻奈実の「きょうちゃんだから言えない」ってのと
同じパターンを踏んでるとこも、少し「匂う」んだよな……w
772名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 11:13:27 ID:ADdr6F7U
>>765
@ω@で近付いてきたところを不意打ちでメガネをひょいと外せば見られるんじゃないかな


「京介どの、それは何を見てるのでござるか?」

俺の自室で@ω@の顔を作りながら沙織が何の気無しに聞いてきた。

今日は何かの都合か黒猫はいない。桐乃はモデルだとか。
すると部屋には俺と沙織の二人っきりであるのだが、特別俺の方からは意識はしていない。
全くない、といえばもちろんウソになるのだが、「この」沙織はおそらく俺の知り合いの少女達の中で最も自然体で話せるやつだ。
つい先日その素顔と本質を知ったときは良い意味で驚愕したが、それはそれとしてこの少女は気配りや配慮を欠かさない常識人であることは俺が―俺達がよく知っている。…たまにズレた答えを返すこともあるが。
ゆえに、沙織と二人っきりで居てもよくも悪くも俺は男の親友感覚で話せるのである。

「単語帳だよ」

前置きが長くなったが、俺はこの猫口娘にややそっけなさげに答えた。

「英単語でござるか?」
「ああ。俺も受験生の端くれなんでな」
「左様でござるか」

沙織はωを崩さずに頬に人差し指を当てた。

「なら、拙者が読んでご覧にいれよう。拙者、これでも英語は得意なのでござるよ」
「ほう?」

それは初耳だが、何となく得心できる話だ。なにせあれだけの屋敷をもつブルジョワなら何かしらの英才教育がされていてもおかしくはない。

「こういうものはえてして二人でやった方がはかどるでござろう?」
「違いないな。じゃあ頼もうかな」

そう言ってカードの束を沙織に渡そうと手を伸ばそうとした瞬間、京介にちょっとした悪戯心が働いた。本当に大した考えはなかったのだが。
773名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 11:15:19 ID:f1Ggc5VZ
>>771
考えすぎ
774名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 11:15:24 ID:ADdr6F7U
「じゃあこれ取りに来てな」
「む、座ってるレディーを動かすとは関心しませんな。最近の京介どのは怠惰で困る」

どこかの尖兵のような言葉を吐きながらも取りに来てくれるこいつは本当にいい女だと思う。桐乃だったら徹底的な罵声が飛んできているところだ。

俺は沙織が近付いて伸ばしてきた手に手を重ねると見せかけて、腕の勢いを殺さずさらに上へと向けた。狙いは、沙織の眼鏡だ!
水鳥のように流れる動きで俺の右手は沙織の眼鏡を搦め捕り、ついでに空いていた左手に単語帳を移し替えて沙織に握らせた。

@ω@から@が外され、その端正な顔が顕わになる。ωのままで。

「え…ぁ…」

沙織も俺がこんなことをするとは思っていなかったのか、頬の緩みが少しずつ消え、対比して瞳が潤み顔が紅潮していった。

(やばっ、怒ってる!?でもやっぱ沙織って綺麗だよなぁ…)
あまりに上手く行きすぎた反動か気が緩んだのか、京介は後半部分を無意識に声に出してしまっていた。沙織の羞恥心がさらに膨れ上がる。
そして爆発。

「きょ、きょ、京介さんっ!わ、私にっ――」
眼鏡を、と言おうとする前に身を乗り出した沙織に、ほぼ放心状態だった京介はそのまま座っていたベッドに横になるように押し倒された。ついでに豊満な胸元に顔を挟まれる格好になる。

「………」
「………」

思いもよらぬ事態に、二人は互いに見つめ合ったまま固まってしまった。
775名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 11:18:01 ID:ADdr6F7U
続く?

もしもしで妄想膨らませた結果がこれだよ!
776名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 12:03:02 ID:tjH5D4Yl
お前にはまだまだ無限の可能性が秘められている
続け!いえ続いてくださいお願いします!
777名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 15:44:28 ID:8aVJfIkS
>>775
おいおいおい沙織スキーな俺にはまだまだ頑張ってもらわないと
お前の枕元に立つことも視野に入れるレベルの期待をお前にしている
778名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 16:36:05 ID:bw++s1gu
盛り上がって来たシーンで思わず三人称になってしまってるけど、違和感より
むしろそれが>>775自身の妄想の盛り上がりを臨場感を持って伝えてくる……。

やっぱ、エロパロは小手先のテクよりパッションだね。
779名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 19:17:02 ID:atNDpBH5
その意見には同意できるが、「やっぱ」と共通認識にはして欲しくないかな
780名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 19:51:33 ID:hIUEIqjy
確かにな
後賛同を求める疑問文も困る
781名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:05:32 ID:wNVAGLBH
初めてSSっちゅうもんを書いてみたから投下してみる
782名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:06:14 ID:wNVAGLBH
1巻1章 桐乃視点 DVDケース



「ない!?」
なんどもなんどもバッグの中をゴソゴソと探って見回したが、ついぞ『ほしくず☆うぃっちメルル』のDVDケースは出てこなかった。
「なんで無いのよぉ〜……」
諦めきれずバッグの中をのぞくが、魔法のようにパッと出てくるわけが無い。
そもそも、友達と会って少し話をするだけの予定だったのだ。
バッグの中はDVDケース以外には財布とわずかな化粧品しか入れていなかったのだから、荷物の中に隠れてしまうようなことはない。
「うぅ、あたしのメルルちゃん……グス」
なんて痛恨のミス、おもわず涙が出そうになる。
以前にDVDケースを店頭に持ってくるとレアカードが1枚貰えるというトレカのイベントに持って行き、そのままバッグに入れておいたのが間違いだった。
出かける前に取り出しておけばよかったんだけど、ケースの表紙からあたしに向けてくる愛くるしい笑顔に負けてそのまま持ってきちゃったんだよね。仕方なくない?
――はぁ。ま、いつまでもバッグの中を見てたって仕方無いよね。いなくなったメルルちゃんの行方を捜さなきゃ! 待ってて、メルルちゃん!
「んーとぉ、バッグの中に無いってことは落とした――ってことだよねぇ」
気をとりなおしてメルルちゃんがどこでいなくなったのかを考える。
一番に思い当たるのは、……やっぱあの時だよ、ね。
家を出る時、玄関でアイツとぶつかってバッグの中身がぶちまけられてしまったのだ。
おそらくそのときにDVDケースを落としたんだと思う。
それ以外には、さっき気が付くまで外でバッグを開けることなんて無かったし。
となると――、
「まっず、早く帰らないと!」
もし、万が一、億が一にもアイツやお母さんにメルルちゃんが見つかったら。
考えただけでもゾッとしてきた。あたしの趣味がバレてしまう。そうなったら………。
いやぁぁぁぁぁぁぁぁ! 考えたくない考えたくないぃぃぃひぃぃぃぃ!
思わずそこが路上だということを忘れて頭を抱えてのたうち回ってしまった。
あーもうクッソ! な・ん・で、あたしがこんな目にあわなきゃいけないのよ!? こうなったのもアイツのせいだ。思い出してもイライラするっつーの。

アイツ、高坂京介はあたしの……………………いちおー、まぁ『兄』だ。
でもここ数年アイツを兄とはあんま思ってない。ていうか他人? 最近は会話だってほんどしてない。
たまに口をきいても家族として必要最低限の『いってきます』『ただいま』『ご飯』『お風呂空いた』といったくらい。
どうしてそんな関係になったちゃったかなんて――フン、知らないっつの……。
とにかく、アイツの『おまえなんか知っちゃこったーよ』って態度がなんかムカつくのよっ!
ハ、こっちだって別にアイツのことなんてどうでもいいんですケドねー。

まぁ、そんなわけでアイツは何かあたしをイライラさせる存在ってこと。
散らばった化粧品に手を伸ばしてきた時もつい衝動的に手を払ってしまった。
メルルちゃん見つかったらヤバイって焦った気持ちもあったケド。
でも……、あれはいちお〜拾おうとしてくれてたんだよ…ね?
フ、フン! だからどうだってのよ。ぶつかったんだからトウゼンって感じだけどサ。
そんなことよりD・V・D!D・V・D! 待ってて、あたしのメルルちゃーん!
心の中でアイツに悪態をつきながら、あたしは全速力で家へと駆け出した。
783名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:07:00 ID:wNVAGLBH

午後7時過ぎ、あたしは我が家の食卓で夕食のカレーと味噌汁を食べていた。
お母さん。どうでもいいけど、せめてカレーのときは味噌汁じゃなくてスープにでもしてくれないかな? 前に学校でカレーと味噌汁がいっしょに出てくるって言ったら笑われちゃったよ。
あれから帰宅して――玄関をくまなく探したけど、結局メルルちゃんを見つけられなかった。
ひょっとして〜と思ったが、キッチンでカレーを煮込んでいたお母さんにメルルちゃんを拾ったような素振りは無い。
そしてアイツ。さっき玄関にいるあたしに向かって『何してんだ?』と聞いてきた。
うっさいわね、アンタのせいでこんな目にあってんジャン、バカ。
でも、いつも通りどーでもよさげーな態度だった。
はいはい。アンタはあたしに興味なんてこれっぽっちも無いもんね。
フン、こっちもだけど! というわけで、たぶんアイツもシロ。
お父さんも、あたしより後に帰ってきたから、当然シロ。
どうやら家族に見つかるという最悪の事態は無かったようだけど…。
そうなってくると――メルルちゃんどこ行ったのよ?
食事が済んだら部屋を探してみよ。もしかしたら持って出たのは勘違いとも考えられるしね、うん。
そんなことを考えてると、隣にいるバカがなんか言い出した。
「俺、メシ喰ったらコンビニいくけど。なんか一緒に買ってくるものある?」
「あら、じゃあハーゲンダッツの新しいの買ってきてちょうだい。季節限定のやつね」
「ほいよ」
あー、TVのCMでやってたなぁ。あたしも食いたい。
かといって「買ってきてよ」なんて頼むような間柄じゃないので後でお母さんに言おう。
そうすれば経由してコイツに買わせることが出来る。ウンウン楽しみ楽しみ。
あたしがアイスに思いをめぐらせていると隣のバカはさらに会話を続け――、
「そういやさ。俺の友達が、最近女の子向けのアニメにはまってるらしいんだけど。えーと確か、ほしくずなんとかっつーやつ」
「なぁに、突然?」
「イヤ別に、面白いってすすめられたからさ。一回くらい観てやってもいいかなって」
「やぁだー、そういうのって確かオタクっていうんでしょ? ほら、テレビとかでやってる……あんたはそういうふうになっちやだめよー? ねぇお父さん」
「ああ。わざわざ自分から悪影響を受けに行くこともあるまい」
………………………………………………。
ナニコレ、ドウイウコト?
聞き間違いじゃ……ないよ……ね? 今コイツ……なんて言った…………?
この……まさか……こ、こ、この隣にいるこの、この、こ、こ、こっ!?
心臓がバックンバックン鳴りだし頭が真っ白になってあたしは何にも考えられなくなった。
息も苦しいし、目の前も暗くなっていく。まるでオーバートレーニングして全力疾走でトラック何周も走ったみたいな。
「……桐乃?」
お母さんがあたしの様子が変なことに気付いたようだ。
ま、ままままずい! と、と、とにかくここを――に、逃げなきゃ!
「……ごちそうさまっ」
そう言うだけで精一杯。
早口にまくしたてるとあたしはすぐに席を立ち自分の部屋へと戻り鍵をかけた。
784名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:07:27 ID:wNVAGLBH

――部屋に入っても動悸の方は全然治まってくれない。そのままフラフラとベッドに倒れこんだ。
……最……悪。
サイアク、サイアク、サイアク、サイアク、サイアックッ!
自分の部屋という安全地帯に戻ってようやく動き出した思考だが、気分は本当に最悪中の最悪といって言いほどの最悪だった。
……アイツがあんなこと言いだしたのはどう考えてもあたしのメルルちゃんを見つけたからだ。
そうとしか考えられない。アイツ普段はアニメ見ないし。
マンガ雑誌くらいなら買ってるけど、それだって毎週買うほどの熱心さじゃない。
暇つぶし程度だ。(先週号を買ってなくてイライラした記憶がある)
つまり、それほどアニメに興味ないやつがいきなり夕食時に、しかもキッズアニメである『ほしくず☆うぃっちメルル』の話題を出すわけが無いっ!

――おそらくこういうことだろう。
あたしが出かけた後、アイツはメルルちゃんを見つけ、拾い上げる。
そしてぶつかった拍子にあたしのバッグから落ちたものだと推測し、メルルちゃんの表紙を見て、そして、そして中身を……。
にぎゃぁぁぁぁぁぁ!? いやあああああああああああ!
な、中身、ぜっったい見られてるよねっ!?

『妹と恋しよっ♪』のエロゲディスク≠!

我が家にありそうに無いものが落ちてたんだもん、確かめるに決まっている。
「な、なんでこんな。よりによって一番知られたくないヤツが拾ってんのよぉ……」
泣きそうだった。てか、もう目から溢れてきそうだ。
アイツが何考えてるかなんて分かんないけど、どーせバカにするのは決まってる!
食卓であんなこと言い出したのも、家族の前であたしの秘密を暴露してあざ笑うつもりだったんだ。
頭の中にひとつも楽観的な思考なんて生まれてこない。
アニメやエロゲが大好きなだけに、それに対する世間の風当たりの強さは良く分かっているから。
アイツはいわゆる一般人なわけだし、アニメやエロゲについてなんて偏見の塊だ。
ということは……、『キモチワルイ』って思われる……。
『こんなゲームなんてやってんのかよ、ウェ』とか蔑んだ目で見られる……。
――くやしさや恥ずかしさ、悲しさから、目に溜めきれなかった涙がこぼれでた。
「っふ……っひ……ぅく……」
なんでよ? なんで泣いてんのよあたし。ずっと隠してた趣味が見つかったのはイタいけど、ここまで苦しいなんて。
そんな気にするほどのもんでも……ないじゃん、アイツなんて。
どうでもいいアイツなんかになんて思われようがさぁ……?
あたしのことなんてちっとも見ようとしないアイツのことなんて……アイツなんて……。
――クソッ! 泣くなあたし! 泣いたってもうどうしようもないじゃん。
鬱ってる場合じゃないって。
これからずっとアイツと顔合わすたびにこんな気持ちになるなんてたまらない。そんなのくやしいしムカつく、ガマンできないっての!
これまでだってうまく隠してこれたんだから、きっと今回のコレも何かうまく解決する方法があるって! 考えろ、考えるのよ桐乃!
グイッと服のすそで目を拭って、あたしはこの先のことを考えだした。
しかしどうするつっても、う〜ん具体的にはどうしよう?
あたしの心の平穏を取り戻す為に一番手っ取り早そうなのは――アイツをコ○スことよね。
完全犯罪の方法でもググってみようかな?
そんなことを頭に浮かべているとドアの外からいきなり声が聞こえてビクンとなった。
「さぁて。コンビニいくか」
ア、アイツか。驚かせんなっつの。
ていうか夕食のあと、あたしに何か言ってくるかと思って不安だったけど……?
もしかして、あたしの弱みを握って余裕ぶっこいてるってやつ? いつでもおまえのことなぶれるんだぜぇ〜、へっへっへ――とでも思っちゃってんの? キモッ!
むぅ〜、ただそうは思っても…、メルルちゃんの秘密を知られているあたしにはどうにもできないもどかしさがある。
アッ〜〜ムカつく、ムカつく、ムカつく、ムカつ――……ん?
アイツ、今コンビニ行くって言ってたよね。
……ということは!?
サッとドアに近づき、廊下の音に耳をたてる。
1階の方からバタンッと玄関の扉が閉まる音、それを聞いて今度は窓際に移動しカーテンの端っこからそっと外の様子を窺う。
見ると、アイツが歩いていく姿が見えた。間違いなくコンビニに向かっているようだ。
今しかないっ! アイツがいない間に部屋へ侵入してメルルちゃんをを救出し、あとはアイツが何を言ってきても知らん顔を決め込む!
まさに千載一遇のチャンス到来、キタコレ〜ッ!
「ふっふっふ、余裕ぶっこいてるのがアダになったわね。ブァ〜〜〜カめ」
785名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:08:31 ID:wNVAGLBH
体を九の字に曲げ、奥の方まですみずみ見たがメルルちゃんはいない。くそっハズレか。
本棚もザッと見たが無さそうだ。もしかしてあたしが探しに来ることを考えて隠してんのかも? チッ、ウザッ!
次はベッド、布団をめくって見るが無い。枕の下も確認したがそこにも無い。
敷布団の下――やはり無い。
「むぅ〜、どこに隠したのよ。アイツ」
あせるな。まだ時間はたっぷりある。落ち着け。
フーッと息を吐き出してベッドを見下ろしていると、床とベッドの間にスペースがあることに気が付いた。
これは……、怪しい。四つん這いになってベッドの下を覗いてみる。
はたして……、あきらかに怪しいダンボール箱がそこに鎮座していた。
――この中かもしれない。
もしメルルちゃんが見つからなくても、このダンボール箱の中にはアイツの見られたくない『何か』が入っている予感がする。もしかしたら良い取引材料になるかも。
いやいや、メルルちゃんを救出すれば今後こちらが一方的に優位にも立つことが出来るアイテムだ。
フフン、覚えてなさいよあのバカ。このあたしをここまで苦しめたツケは万っ倍にして返してやるんだからね。
しかし、嬉々としてダンボール箱に手を伸ばしてメルルちゃん救出ミッションに夢中になっていたあたしは、すぐそこに迫っている存在に気付くことが無く――、

ギィッ!
「………………………………………おい…………何やってんだ?」
「……っ……!?」
心臓が止まるかと思った。
な、ななななななんで!? 嘘でしょ? どうしてコイツがここにいるワケ?
四つん這いのままでこわごわ振り向くと、そこにはまぎれもないアイツが目を見開いてこっちを見ていた。相変わらず冴えない顔。
なんで、こ、こんな早く戻ってきてんのよぉ!
「……何やってんだ? って聞いたんだが?」
「………………なんだって、いいでしょ」
とっさに言い訳を考えようとしたが、狼狽して何も思いつかない。結局なんとか吐き出せたセリフはただの返答拒否。
「……よくねえだろ? 人の部屋に勝手に入って、家捜しして……おまえが同じことされたら、どう思うよ?」
あたしの方を見て冷静に突っ込みをいれてくる。
………グ。言ってることが正しいだけに反論する単語一つさえ浮かんでこない。
「………………」
くやしさと、後ろめたい行動の羞恥で顔が熱くなっていく。
――今になって気付いた。コイツ、コンビニ行くって言ったの嘘だったんだ。
ちょっと考えれば分かりそうなものじゃん。何かんたんに引っかかってんのよあたし。
「どいて」
あたしは立ち上がると部屋の出口に陣取っているコイツを精一杯にらんで言ってやった。
ムカついてムカついて、何か言い返したかったが、それよりも1秒だってここには居たくなくなかったし、1秒だってイヤな気持ちを味わいたくなかった。
「やだね。俺の質問に答えろよ。――ここで何やってたんだ?」
ビビって体をどけるかと思ったけど、コイツから返ってきたのは容赦ない追撃の言葉だった。
くそっ! 中学の男子たちならたいてい目を合わせるだけでキョどって道を譲るのに!
「どいて!」
もう一度語気を強めて言い放つ。
「……分かってんだよ。おまえが探してるのはコレだろう?」
「それ……!?」
「おっと」
コイツが手に持ってたのは――あたしのメルルちゃん!?
メルルちゃん! とっさに手を伸ばしたが、一瞬早く手を引かれ空しく空を切った。
786名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:09:46 ID:wNVAGLBH
ミスしたorz
>>785の前にこの文ね

――アイツが角を曲がったことを確認した後、あたしは即行動に移した。
部屋を出てから足音を立てないようにサッと隣のアイツの部屋へ侵入する。
こちらスネーク。大佐、侵入に成功した。
ミッション遂行時間はアイツがコンビニから帰ってくるまでのわずかな時間。
買うもの買って最短時間で戻ってきたとして、おおよそ10〜15分といったところ。
のんびりもしていられない、急がないとね! ――まずは机から。ガラッ。
机の中にはノートや筆記用具、あとはこまごました小物類とコミック本一冊だけ。
787名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:10:48 ID:wNVAGLBH
「ふーん。やっぱコレ、おまえのだったんだな?」
ケースをトントンと叩きながら聞いてくる。
「……そんなわけないでしょ」
……くっ。無駄かもしれないが否定してみる。
「違うのか? これ、夕方玄関で拾ったんだが。俺とぶつかったときに、おまえが落としたんじゃねえの?」
質問口調だが、もう確信を得ているんだろう。畳み掛けるように聞いてきた。
「絶対違う。……あたしのじゃない。そ、……そんな……子供っぽいアニメなんか……あたしが見るわけない……でしょ」
「コレを探してたんじゃないなら、じゃあおまえ、俺の部屋で何やってたんだよ?」
認める言葉を吐かないあたしにラチがあかないと見たのか、ため息一つ吐いて今度は部屋へ無断で入った件について聞いてきた。
「……それは……それは!」
「それは? なんだよ?」
当然答えられるわけ無い。あたしがコイツの部屋に入ったのはメルルちゃんを見つけるためであってそれ以外にコイツの部屋に入ることなんて絶対にないからだ。ましてベッドの下を探るなんてあり得ない。コイツもそれが分かったうえで聞いてきてるハズ。
「………………………………」
何か言い返したいけど一呼吸分の言葉さえ浮かんで来ない。
それはあたしの――とても大好きな、とても大事なものだ! さっさと返せって叫びたい気持ちと、でもバカにされたくない蔑まれたくないって気持ちがせめぎあってあたしは押し黙って体を震わせるだけだった。
言いたいことはたくさんある気がするのに……。
――なんでこんなイヤな思いしなきゃ……なんない……のよ。
ふいに悲しい気持ちが強くなってきた。
ただ、あたしは好きなものを…好きなことを……してたいだけなのに………!
あんまり褒められたような趣味じゃないってのは分かってるけど。
だってっ……、それでもっ……、あたしは、あたしはコレが楽しいんだもん、好きだもん!
コイツもコイツだ、そんなに妹いじめて楽しいの?
あたしのこと無関心で見もしない。あたしが陸上で頑張ろうが勉強で良い成績取ろうが、流行のファッション取り入れて綺麗になろうが全然見てくれない……。
ようやく、話したかと思えばコレだ。
子供の頃はまだコイツは兄貴であたしは妹で、兄妹できてたと思う……。
いつの間にかこうなってしまった関係。どっちのせいなんてのも、もう分かりはしない。
なんでよ、どうして? どうしてこんな……。そんなにあたしのこと――なの?
「……………っ……………」
気付いたらコイツの顔をずっと真正面からニラみ続けていた。秘密を知られた恥ずかしさからか悔しさからか、悲しさなのか――それとももっと別の『何か』なのか…。
よく分かんないよ、そんなの………………。

――あたしが黙ってニラんでると、ふいに胸にメルルちゃんが押しつけられた。
「ほらよ。 大事なもんなんだろ? 返すから、ちゃんと受け取れ」
「だ、だから、あたしのじゃ……」
もうどう考えてもバレてるのは分かりきっているのにとっさに否定してしまう。
だが、そんなあたしの言葉をさえぎってコイツはこんなことを言った。
「じゃあ代わりに捨てといてくれ」
788名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:11:16 ID:wNVAGLBH
「は?」
一瞬――何を言われたのか分からず素で聞き返してた。
「悪かったな、俺の勘違いだった。コレがおまえのもんじゃないってのは、よく分かったよ。誰のなんだかしらないが、俺が持っててもしょうがねえ。謝りついでに頼むわ。コレ、おまえが捨てといてくれねえかな、俺の代わりに」
そう言うと、部屋の出口を空けてくれた。
言葉の意味がメルルちゃんのことも、部屋に勝手に入ったことも、忘れてやるって意味だとはすぐに理解出来たけど……。
えっと、見逃して……くれん…の? 何で?
「………………ん……ベ、別に……いいけどさ」
それだけ言うとあたしは部屋を出た。入れ替わりにコイツは部屋へ入っていく。
よく分からない。さっきまであたしのこと追い詰めるように詰問してたのに?
でも、コイツの言葉があたしを一瞬で楽にしてくれたのは確かだった。
メルルちゃん――。あたしのとても好きなもの、大事なもの――。分かってくれ…た?
あたしのこと――考えてくれた……?
「……ね、ねえ?…………やっぱ。……おかしいと、思う?」
無意識のうちにあたしは振り返ってこっちから話しかけていた。
「なにが?」
「だから…‥その、あくまで例えばの話。……こ、こういうの。あたしが持ってたら……おかしいかって聞いてんのっ……」

祈るような思いで答えを待つ。

「別に? おかしくないんじゃねえ?」
「……そう、思う? ………………ほんとに?」
「ああ。おまえがどんな趣味持ってようが、俺は絶対バカにしたりしねえよ」
「ほんとにほんと?」
「しつけえな、本当だって。信じろよ」
「…………そっか。……ふぅん」
そっか。ふ〜ん……、そうなんだ……。
趣味のこと……、あたしのこと……、バカになんか…しないん……だ。

おかしくない――
俺は絶対バカにはしない――

部屋へ戻っても『兄貴』の言ってくれた言葉が頭の中を何度もリフレインしていた。
789名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:12:52 ID:wNVAGLBH


以上です。
見せてよって人いたら続きも投下する。
790名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:26:28 ID:rydQJa6r
別視点ものやるなら最初にやる場面を決めたほうがいい
全編やろうとすれば途中で確実にぐだぐだになる
791名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 21:40:39 ID:My2YSN6j
続きと言わず一巻分くらい投下してくれよ
792名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 22:17:58 ID:4OW3GifN
結構良い感じだと思うな
こういう事考えてそうだし

誘いうけしないでどんどん投下してほしい
793名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 22:38:11 ID:Nfd+e9Ow
なんだ、夏になったら荒らしやこじきが増えるのかと思ってたら投下が増えてるじゃないか

よきかなよきかな
794名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 22:42:51 ID:wNVAGLBH
ありがと
確かに全部はgdgdなりそうだから個人的に好きな場面だけ書いてみた
規制中に4巻まで書き溜めてるから風呂入ったら後で投下するわ
もちっと待ってて
795名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 22:49:44 ID:RH+1V7Em
>>794
個人的には2巻のあやせを説得するために大芝居をうつところとその後の京介をからかうシーンのを希望
796名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 22:53:43 ID:CVEE/LsC
エロパロ的には途中からのオリ展でのエロを所望する
797名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:16:56 ID:tjH5D4Yl
確かにオリ展開がほしいところではあるけど、そこらへんはやっぱり作者さんの好きなようにしてほしいな
期待して待ってます
798名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:28:19 ID:9Mn/9ERj
桐乃視点ってことは……一人エッチし放題じゃないかヒャッホウ!!
799名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:39:13 ID:wNVAGLBH
今からまた投下する
今度は2巻の場面ね
800名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:41:21 ID:wNVAGLBH
2巻4章 桐乃視点 あやせとの仲直り後



「ちょっ、ちょっと待ってあやせ。ねぇってばー!」
「大丈夫よ、桐乃。わたしがあの変態から必ず護ってあげるから!」
あやせはあたしの言うことには反応せず手を掴んだままグイグイ前を進んでいく。
てか、手が痛いってのぉ!
「あの変態の汚らわしいクズめ、絶対通報してやる通報してやる……」
うぅ、なんかブツブツ言ってるし。ちょっと怖いんですけどぉ〜?
「はぁはぁ――。ん、ここまで来ればひとまず大丈夫かしら。人通りもあるし。」
公園から駆けだしたあたしたちはいつのまにか大通りの方へと出ていた。
あやせは辺りをキョロキョロ見渡し、ようやく歩みを止めて手を離してくれた。
しきりに今来た道の方を確認している。
これってば完全にさっきあのバカが言ったこと本気にしちゃってるよね、はぁ。
あやせの中でどんな設定になってんだろ。……ぶっちゃけあんま聞きたくないな。
「あ、あやせ。とりあえず落ち着こうよ、っね? そこのカフェにでも入ろう。」
こんな路上じゃゆっくり話も出来ないしね。
あやせをなだめ、そう提案するとコクンと同意してくれたので、あたしたちは店内へ入っていった。(お店に入る際もあやせは周りを幾度も確認していた。)

――カフェ店内の2名用テーブル席に腰掛けてようやく人心地つく。
あたしはコーヒーであやせはオレンジジュース。
あやせも飲み物を口にしてようやく少し落ち着いたみたいだ。
…………………………。
「あ〜あのね、あやせ――」
あたしは話し出しそうとしたが、
「桐乃。今まで誤解してて、ひどいこと言って、本当にゴメンなさい!」
言葉を遮ぎり、頭を下げてあやせは謝ってきた。
「え? な、なんで? そんな、謝る必要なんか無いって! あたしこそあやせに、そのぉ……、趣味のこと黙ってたわけだしサ、お互い様だよ。っね。ほらぁ、頭上げてよぉ。」
「ううん、だって、だってわたし、勝手に桐乃はこうなんだって自分の思い込みを押し付けといて、本当の桐乃を分かってあげられてなくて……。桐乃に向かって偽者だなんて……」
「も、もー。だからそんなこと良いんだってば」
あわててなだめすかすけど、あやせは俯いてキュッと口を閉ざし、目からはジワァーっと涙が溢れ始めている。
あたしを傷つけたと思って自分を責めているんだろうな。
――ほんとにあやせってば……。
少し思い込みし過ぎなとこあるけど、優しくって、素直で、まっすぐにあたしを見てくれている。
こんな素敵な子が友達で、超恵まれるよねあたし。
「あのねあやせ、聞いて。あたしの趣味、ウチらの年じゃ嫌ってて当然だって。あたしもその辺のコトはさ、自分のことだけによく分かってるつもり。だから――あんたに知られちゃった時はさ、それこそもうこの世の終わりかと思った」
あたしはちょっとずつ話し出した。
自分の気持ちを言葉するのはニガテだけど、それでもあやせに聞いて欲しいから。
あやせにこれ以上あたしのことで悲しくなって欲しくないから……。
「だってあんなの知ったらさ、ドン引きしてみんなにしゃべっちゃってもおかしくないじゃん?
 でも――あんたはさ。あんたは学校始まってもあたしの世間体のこと考えてくれて、みんなには黙っててくれてて。しかも仲直りもしようって言ってくれたんだよ。あたしすっごく嬉しかったんだ、マジで。」
801名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:43:55 ID:wNVAGLBH
「……………………」
あやせは黙ってあたしの話を聞いてくれている。
「んで、それなのにあたしはさ――趣味のことヤメテって言ってもムリ、でもあんたとも仲直りしたいだなんて。ヘヘ、すんごい自分勝手なこと言ってるよね」
……まったく、ほんとあたしって自分勝手だ。こうして話しているとますます自覚する。
「でも、こんな自分勝手なあたしと、それでもあんたは仲直りしてくれた。あんたはあんたが穢らわしいって思ってるものがすっごく大好きなあたしに、それでも仲直りしようって言ってくれたんだよ、あやせ……」
――メチャクチャ嬉しかったよ、ほんとにほんと。
「だから、そのぉ、あの。つ、つまりすっごい嬉しかったし感謝してるってこと! あんたと仲直りできて超嬉しいの! さっきだって、あたしはあんたと仲直りしたくて、すごく必死でっ! そんで、あんたは仲直りしようって言ってくれてっ!
 だから――、だからあんたが謝ることなんてなんっにも無いのっ! あたしは今あんたとこうしていられて嬉しくて幸せなの! 分かったっ!?」
いっきにまくし立てたあと、恥ずかしさからプイッと顔をそらしてしまう。
かぁ〜、我ながらなんて説明ベタ。あたしってどうしてこう上手くしゃべれないんだろ。
――あやせ、分かってくれたかな?
不安になりながらあやせの顔を見ると――、あやせは真正面からあたしに微笑んでくれていた。
涙はもう流していない。
「桐乃………。うん……、うん。わたしも桐乃と仲直りできてとっても嬉しい、とっても幸せだよ! 正直まだ桐乃の趣味のことは納得しきれないけど……。それでもわたし桐乃といっしょにいたい! 桐乃と親友でいたいっ! 桐乃、これからもずっと仲良しでいてくれる?」
「当たり前に決まってるジャン! あやせと仲良しになれてチョー嬉しいよっ!」
「………桐乃」
良かった――あたしの気持ち、あやせにちゃんと伝わったみたい。
だってほら、こんな可愛い笑顔向けてくれてるんだもん。
あやせ、ほんとうにありがとね。あたしもずっとあんたとは親友でいたいよ……。
そうしてあたしたちは笑いあって、ようやくあの夏コミの日以前の関係に戻れたことを実感できた。ううん、それ以上の関係にね。

――ヘへ、なんか慣れないこと言ったから喉渇いちゃったな。
コーヒーを口にして渇きを潤していると、たった今仲直りを果たし、あたしと同じように嬉しくて幸せで、穏やか〜な気持ちでいる『はず』のあやせがポツリとこんなことを呟いた。
「だけど……。あの変態、あの変態を早くなんとかしないと…………」
「――――エ?」
口に含んだコーヒーを思わずダーっと垂らしてしまう。
「あたしの大切な桐乃を毒牙にかけようとする、あの畜生にも劣る薄汚い変態生物から、桐乃を護らなきゃ、護らなきゃ、護らなきゃ……っ!」
ちょ、ちょっとあやせ? いつの間にか瞳から光彩が無くなってレ○プ目になって無いっ!?
本人目の前にして絶対口に出せないけどっ!
な、なんか怖いよ? 夏コミであたしの腕つかんだ時かそれ以上になっちゃったりしてません!?
「あ、あの〜、あやせ――さん?」
恐る恐る問いかけてみるが、あやせはなにやら独り言を呟いている。
「警察に連絡、いやその前に児童相談所かしら。それから子供の人権問題に強い弁護士。あぁ、でも電話番号が分からない……。そうだ、お母さんなら知ってるかも。
 ――ん? でも待って。そんな悠長なことしている間に桐乃がさらにあの変態にひどい事されたら!? いけない、こんなありきたりな対策なんて考えてる場合じゃない!
 早く、早く何とかしないとわたしの、わたしの大事な桐乃が! そうだわ、いっそのことブチ○○した方が……。うん、そうよね、そっちの方が手っ取り早くて確実だし。バールのようなものとスコップを用意して――今度はどの山に埋めたらいいかしら…………ブツブツ」
「ちょーーーっと、ストップストーーッップ! お、お願いだからこっち向いてあやせっ!」
危なぁぁぁぁぁぁぃ! この子超危なぁぁぁぁぃ! しかも今度はって何? 今度はってぇぇぇぇっ!?
い、いや。最後の部分は突っ込んだら色々な意味で負けだと思うので聞かなかったことにしよう、そうしよう。
アタシハナニモキイテイマセンヨー。
「ん? どうしたの桐乃?」
と、とりあえずこっち向いてくれた。思い込みだしたら一気に突っ走っちゃうなぁこの子。
最近知ったあやせの一面だけど、正直なところあんまり知りたくなかったよ。自分が言えた義理じゃないけどさ。
802名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:46:46 ID:wNVAGLBH
ていうか――
はぁ、そうだった。ここに居る理由はそもそもあのバカが変なことを叫んだせいだったんだよね。
あやせと仲直りできたことがあんまり嬉しくって、つい失念していたわ。
ぬぬぬ……、出来れば思い出したくない出来事だけど、何とかあやせの誤解は解かないと。
べ、別に兄貴をかばうとかじゃないんだからね、このままじゃあやせが警察の厄介になりそうだし? 兄貴とそんな間柄だなんて思われたくないから仕方なくだからねっ!
あ、今のなんかツンデレっぽかったな〜……って違うっ! なんであたしがあのバカ相手にツンデレキャラしなきゃいけないのよっ!
と、とにかく間違ったキモイ誤解を解く。それだけ! ウン。
「あやせ、えと、あのね。兄貴のことはね、その〜〜、心配しないで? あたしは全然大丈夫だから」
「桐乃……。優しいのね」
あやせはそう言うと両手であたしの手を握り、虚ろな瞳でさらにこう続けた。
「家族だもんね。どんなに酷いことされてもって思う気持ち――分かるよ? 優しい桐乃なら尚更だね。でもね、そんなこと言っていたらあの変態はそれにつけ込んで何をするか分からないわ。だから、ね? わたしも助けるから。勇気を出してあの変態を○○しましょう?」
イヤイヤイヤイヤ、勇気出して○○したくないデスゥッ!
そんな勇気いらないからっ!?
「だああぁぁぁ――っ!? ちょっと待って! いいからこっちの話聞いてっ」
無理やりあやせの勢いを断ち切った。あやせはなんだか残念そうな顔をしてる。
ぜぇぜぇ。こ、このレイプ目モード時のあやせって…………。
「話って桐乃、どうしたの?」
「えとね、あやせ。落ち着いて――聞いてね。公園でのあれはね、あのバカがあたしとあんたを仲直りさせようとしてついた嘘なの」
「………………嘘?」
「うん。あっ、嘘って言っても悪いことしよって類の嘘じゃないよ」
なんとか弁明を開始しだす。
「あのバカはさ、ウチらがケンカしたこと気にしてたみたいで……。そんでアイツなりに何とかしようとしてくれてたみたい。
んで、さっきのアレも、その延長線上みたいな感じ? あんたがちょっと戸惑ってるのを見て、落ち着かせようってあのバカなりに考えてやった事なんじゃないかな〜と、思う……」
とっさに何とかしろと目配せしたのはあたしだけど、あんなこと言うとは……。
公園で兄貴がしたことを思い出し顔が熱くなる。い、いい今は、か、考えちゃダメっ!
頭をブルブルして必死に打ち消す。
「つまりあれは誤解で! あたしと兄貴は全っ然ほんっとに何でもないってことで! そう、ホント何でも無くて! あのバカのタチの悪いジョークみたいな? ハハ、ハハハ……」
「…………………………」
言葉の真意を探るかのようにあやせは黙ってあたしの顔を覗き込んでいる。
「ま、まあ、確かにあのバカ兄貴が変態でシスコンってのはマジだし? あたしが貸したノーパソで変なことばっか調べるし、カ●ビアンコムのお試し動画とか見まくってた、どスケベだけど。――あ〜、でも良い所も少しはあるんだよ?
 オフ会初めて行った時とか付いて来てくれたし。あたしが困ってた時に駆けつけてきたし、話とか聞いてくれたしっ!
 そんで怒鳴られたり殴られたりしても、あたしの大切なもの護ってくれて――。あ、あと他にもゲームとかヘタクソだけどなんだかんだ言って付き合ってくれてるし。あとそれからぁそれからぁ……」
あーっ、もう! 自分でも何言ってんのか分かんなくなってきた。
なんであたしがバカ兄貴の弁護をこんな必死にしなきゃいけないんだっつうのぉ!
頭をクシャクシャかき回してると、そんなあたしの様子をジッと見ていたあやせがこんなことを言い出した。
「ねぇ桐乃? ちょっと聞きたいんだけど」
803名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:47:17 ID:wNVAGLBH
「う……。はい?」
「夏休みの前、桐乃の家にお邪魔したとき、お兄さんが部屋へ入ってきて取り合いになっていた箱、あったでしょ。あれの中身って何だったの?」
え、なんでいきなりそんなこと聞いてくんの?
「ええと。あ、あれは〜」
「あれは?」
「ぇぅぅ、その〜あたしの趣味関係のグッズとか色々……」
もう、バレてることもあって、観念して正直に話した。
あやせはそれを聞いて何やら沈思していたが、やがてボソボソと何かを確認してるみたいだった。
「そっか。じゃあわたしの勘もそんなに間違って無かったってことなのかな。だから桐乃のこと必死に、それで桐乃も……。でもお兄さんが危険人物ってのは捨てきれないし、念のためにあとでクギ刺しのメールでも――」
「え、なにが?」
「ん? ううん、なんでもない」
なにやら一人合点したあやせはオレンジジュースをストローで一口して、
「うん、分かったよ。――桐乃」
と満面の笑みを見せて言ってくれた。

――店を出ると、もう日も暮れかかっていた。
「それじゃあ桐乃、また明日学校でね」
別れの挨拶を言って手を振りながらあやせは去っていった。
結局のところあやせと仲直りも出来たし、兄貴の誤解も解けたワケなんだけど、あやせはあたしの説明で納得したんだろうか?
いつかのエタナーの箱のこと話したら妙にウンウン頷いてたケド……。
なにが『うん、分かったよ』だったんだろ?
ま、いいや。なんだか疲れたし、あたしも早く家に帰ろっと。
804名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:48:19 ID:wNVAGLBH

「ただいまー」
家に帰ると玄関には兄貴の靴があった。
やっぱ先に帰ってたんだ……。
公園での一件からあたしとあやせが去っていって――時間的にはまぁ当然か。
階段をトントンと上がって自分の部屋へ入り鞄を置き、ベッドにボスンッと倒れこむ。
少し疲れからかぼぅっとしたが、すぐにあやせと仲直りできたことを思い返しジワァーっと嬉しさが湧き出てきた。
「ヘヘ、メルルちゃん。あやせと仲直り出来たよぉー」
メルルちゃんの抱き枕をギュッと掴み、喜びをかみしめる。
――趣味のことをあやせに知られ、拒絶されたときは深海に放り込まれたように冷たくて真っ暗で、つぶされそうな気持ちだった。
夏休み後半も、必死に押さえ込んではいたけど、あやせが電話に出てくれなくて怖くて怖くて仕方なかった。
新学期に入った昨日なんかは、自分からも拒絶しちゃってあやせとの仲をもう完全に壊しちゃったんだと思って涙が止まらなかった。
そんなたまんないほどイヤなことがぜーんぶ解決したんだよね。
フヘヘ、エッヘッヘ〜。
ニヤニヤ笑みを浮かべながら抱き枕を抱えてゴロゴロする。我ながらちょっとキモい。
つと、壁の方に目がいきゴロゴロするのをやめる。
…………今、部屋いんのかな?

兄貴、人生相談の責任――取ってくれたんだよ…ね……。
昨日の夕方、学校から帰ったあたしはリビングであやせとの関係が壊れたことでひとしきり泣いていた。
そんなとき、帰ってきた兄貴が話しかけてきたんだった。
ウザったいし、ほっといて欲しくて怒鳴って追い払おうとしたけど、なんかキモい開き直りしたから、けっきょく根負けして話を聞かせたんだっけ。
でも結局、『気にいらねぇ』だの『あきらめんな』だの勝手なことばかし言うからキレてどついてやったけど。
そのとき感情が昂ぶって、つい『人生相談の責任取れ〜』なんて言っちゃったんだよね。
あやせのことは兄貴のせいじゃない。
責任取れ、なんとかしろってのはただの八つ当たりだ。
兄貴どついた後に部屋に戻って、自分でもバカじゃんって思ったもん……。
でも――、兄貴はなんとかしてくれた。しかも昨日の夕方から今日までの間に。
それがさっき公園であった出来事。結果、あたしは見事あやせと仲直り出来た。
「フン、かっこつけたつもり? ……キモ」
――壁向こうに意識を向けるが何も聞こえてこない、何やってんだろ。
今日、学校休んでたな。たぶん公園であやせに見せてた資料っポイの集めてたんだよね?
昨日の夜、ノーパソ借りに来たし。
それにお風呂入ろうと一階に下りたとき、リビングでお父さんと何か話してた。
あたしの趣味がバレたとき以来、お父さんとはなんかギクシャクしてたくせにさ。
あれも多分、あたしとあやせのことでだよ…ね……?
………ほんと、何ガンバチャってんの。今までさんざんほっといたくせに。
一人はりきちゃってサ、バカじゃん……?
「妹と仲良くなれたと勘違いしてるシスコン変態バカ兄貴……。サムいんだっつの」
言葉とは裏腹に体の奥からはあたたかいものが広がってきて、公園でのやりとりが思い浮かんでくる。
あの時、兄貴は兄妹で結婚した神話の本とか妹モノの同人誌をあやせに渡して、あたしの趣味のこと、感謝してるって……。
愛の証≠セって……言ってた。
そんでギュッと抱きしめられて……そして……。

『妹が、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!』

……どこまで、本気だったのかな――。
…………………………。
805名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:49:00 ID:wNVAGLBH
……う、いやいや。なに考えてんのあたし。
兄貴があそこでああ言ったのはあやせを何とかするためじゃん。
ほ、本気とかそういう問題じゃないしっ!
で、でも――演技にしたって妹に抱きついて、『大好き』とかカンペキ変態くさいケドッ!
ってゆーか、キモいっつの。キモキモキモキモっ!
しかし、メルルちゃん抱き枕に顔を埋めて必死に頭から振り払おうとしても、体をきつく抱きしめられたあの時の体温がどうしても消えてくれそうにない。

気付けば体が熱を帯びてて、暑さから無意識にセーラー服を半分以上はだけさせていた。
モゾモゾと下半身を抱き枕にこすり合わせる。
「ン……、ハァ……熱ぃ…」
更に体が熱くなってる。枕…だけじゃ……足りない………。
そぅっと手を伸ばしショーツの上から秘部に添える。
「ゃだ……こんな、濡れてる……」
ショーツにはかなり湿り気があった。
今までもエロゲやってて、たまーに気分出ちゃってシちゃったことあったけど、こんな濡れたこと無かったのに……。
「ンん……、ふゅ…、あふっ…、ッィイ………」
クニクニと片手で秘部をまさぐる。
やだ、気持ちイイ…。止まんなくなっちゃうじゃん……。
抱き枕を抱いたまま、もう片方の手をブラの下から滑り込ませ胸を揉みしだく。
「やん、…はぁはぁ。ん…フゥ…アッ…胸ぇ…きも…ち…、ハァ……いぃょ……」
体スゴク熱い…。なんで急にこんなサカっちゃってんのよ、あたし?
そう思っても行為の手を緩めず、どんどんとエスカレートさせていく。
熱い…、脱ぎたぃ。
ショーツをズラし下半身をあらわにする。そのまま足首までズリ下ろした。
もし見られたらオワっちゃうなコレ。
カエルが足を開いたようなはしたない格好だけど、内腿に空気が触れて気持ちがいい。
そのまま手を直接秘裂へ持っていき、もう片方の手は硬くなってきた乳首を親指と人差し指で強く掴んでコネ回してみた。
「ァッ、アッ…ッフゥ…ンン。はぁ…い、いぃ…よぉ……。 チクビ…カタくなっちゃってるし…。ゥン……下のほうも……ッャ、アン…、すごく、ぃ…ッ…ハァ…なって…るゥ……」
快感に夢中になるにつれて、頭の中に兄貴のことがガンガン浮かんでくる。
ゃ、ゃだぁ、出てくんなぁ…!
今までシちゃってた時は、メルルちゃんやしおりちゃんの可愛いハダカとか思い浮かべてたのに。
男の人も想像することはあったけど、ボヤ〜ッとしてて顔なんて真っ白で存在感が全然なかったのに。
なのに今は……。
兄貴の顔がはっきりと浮かんできてる。
ハダカで抱きしめられて……。兄貴があたしの大事なとこ触って……。
806名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:49:39 ID:wNVAGLBH
「もぅ……、ゃだぁ! 出て来んなぁ…バカ兄……消ぇ…ッフ、ンン……やぁ。だめッ……そこぉ…ゥフ、ヒャ……ンン、さわ…ンなぁ……兄貴…ンフゥ…ゥア…ばかぁ…。ァッ、ッア…ッアアン…アニ……キ、アニ…ッン…キィ! ッア……」
頭の中に出てくる兄貴に悪態をついて、必死に消そうとしてみるけど、それでも一向に消えない、消えてくれない。
――消そうとして…ない?
「変態…兄貴……。シス…コン……バカァ…ハァ……ッウ…アニキィ……。何でェ…消え…て、くれ…アンッ…ッイィ…ない…、ッャ…そこダメッ! 胸ェ…触っちゃ…ダ…メェ……」
そういや抱きしめられた時、顔を胸に押し付けられて兄貴の匂い近くで嗅いじゃったな。
なんか……、なんかあったかくてイイ匂い……だったナァ。
もう一回嗅ぎ――
「ウゥン…、アッ、ンン…ヤ…。何…考えちゃってんの……。ァン…ハゥ…。はぁはぁ、兄貴の…ニオ…イなんて…。ァ…アン…、キモイ…っつうのぉぉ!
 …ッンッン…クンカクンカしたいとか…思って…ッヤ…ンン…ァゥ…なぃんだか…らぁ…ッファ…ンゥ…。兄貴の……ばかぁ、ゃらぁ! ンアッ…ンッ…ンンッ…やらしいこと……すん…なぁっ…ッア」
体は汗まみれ、口からはヨダレを垂らして、股間もすっかり愛液でグショグショだった。
こんなの、……おかしい。こんなになっちゃうとか……アリえないって。
ひとりエッチってこんな気持ちよかったっケ?
ふいに兄貴の顔が大きく思い浮かぶ。
抱きしめてたあたしの顔に手を添えて、顔近づけてきて……。
「――ッ! ゃ、やだっ、ダ、ダメッ! こ、こんなの…ダメだって…ばぁ! ィク、イッちゃう……ッ!」
しかしもう止めることは不可能だった。
急に膨れあがった快感に体は言うことをきかず激しく動いた。
「ン…、ンンァッ……ァッ! ァ、アアアアアアッ! ィ、イイ―――ッ!」
ビクッビクンッ! と体が痙攣して、体全てが快感に支配されていく。
はぁはぁ…。あ、あたし。イ、イっちゃったんだぁ……。
「…っ、ァン…、はぁ、はぁ……」
それまで激しく動かしていた体をダラリと休め、快楽と無気力感に身を任せながらあたしはゆっくりと目を閉じた。
807名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:50:02 ID:wNVAGLBH

――暫くまどろんだ後、徐々に冷静さが戻ってきた。つまり……、賢者タイム到来である。
「………………サイア…ク……」
な、ななな、なんてことしちゃってんのよ、あたしは――ッ!
…………無し。今の無し、ノーカウント! あたしん中で今のは絶っっっ対にノーカウントッ!
――――…………。
〜〜〜〜くぁぁぁぁ! ダ、ダメだ! 動かないと! このままじゃ、あたしの自我が崩壊するううううっ!
顔を真っ赤にしながらもイソイソと後始末をすませる。
しかしその後も落ち着きは取り戻せず、メルルちゃんの抱き枕を抱いて足をバタバタとする。
「と、とととにかく今のは無し! 絶対無し! 頭のセーブデータからデリートよデリートっ!」
て、てゆーか、たまたまそーゆーキブンになっちゃって、たまたまあのバカがインパクトのある変態行為をしたから、これまた、た、たまったまそーなっちゃったっていうダケで……。
「〜〜〜っああああああ! こんな言い訳考えてるだけでキモイっつぅの〜〜っ! にぎゃぁぁぁあああぁぁぁ! 忘れろっ、あたしの脳細胞ぅぅぅ! 誰かぁぁぁ、誰かあたしを殺せぇぇぇぇっ」
ベッドでのたうち回ってると、携帯からメロディが流れてきた。
一瞬ビクッっとしたが、この着信音はあやせだ。見るとメールが来てた。
なんだろ? と思って受信したメールを見る。
『桐乃、今日は仲直り出来てほんと嬉しかったよ。 明日、いつものところで待ってるから、一緒に学校行こうネッ』
――エヘヘ、あやせってばさっき別れたばっかじゃ〜ン。そう思いつつも、嬉しくなってポチポチと返信を打鍵する。
あ、た、し、も、だ、よ。ま、た、あ、し、た、ねっと。
あやせ……、あたしも本当にあんたと仲直り出来て嬉しいよ、明日の学校が楽しみで仕方無いよ。

――メールを打ち返した後、兄貴の部屋の方に顔を向けた。
あいかわらず物音が全然聞こえない。どーせ寝てるかマンガ読んでるかしてんだろうケド。
………………。
いちおー、その。感謝して…るからね。
あやせとのこと、なんとかしようと頑張ってくれたみたいダシね……。
あ、でも。あん時のセリフはキモかったケドぉ。あれ絶対ちょっとマジ入ってるよね。
「超必死にあたしのこと抱きしめてたし〜。フフン、どんだけシスコンなのよ。」
――つと、抱きしめられた感触がよみがえり、さっきの行為を思い出しそうになった。
ワ、ワワワッ! 両手で頭をゆすって必死にかき消す。
もうっ! せっかくあやせのメールで忘れてたのに……。
「し、しばらくは半径5メートル以内に近付かないようにしよっ! あのシスコンがいきなり襲ってきたら危ないしぃ〜」
ったく、どこまでキモいってのよ、変態シスコンバカ兄貴め。
うひ〜コワイコワイ。まったく3次元のダメ兄を持つ妹は苦労するわ。
あ、そーだ、シスコン兄貴が少し落ち着いてきたらからかってやろ、ヒヒ。
もしかしてマジ告白とかしてきたりして――やぁ〜怖い。キッモぉ〜〜。
そんで〜、からかってやったあとはシスカリの対戦してフルボッコして〜。
そのあとは――

あやせとの仲直りを果たした日の終わり、あたしは数日後の兄貴との時間を考え始めていた。
808名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:52:18 ID:wNVAGLBH
以上
小説っぽい文章初めて書いたけどやっぱエロむずいね
なんかうまく書けねえやw
1巻みたいに原作のシーンも入れようかと思ったけど、あんまうまくいかなかったから割愛
あと2chで行数エラーが出て変なとこ出てるかも、もう少しここで読みやすいように考えるべきだったわ

ほんじゃ続けて3巻投下する
809名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:53:32 ID:wNVAGLBH
3巻2章 桐乃視点 京介外泊中



午後7時過ぎ、あたしは食卓に座って夕飯を食べていた。
お母さん得意のカレー。と言ってもただ作るのが簡単ってだけで、隠し味も香辛料も入れてないごくごく普通の食品メーカーデフォルトの味だ。
まぁ、マズいってワケじゃないから別にいんだケドね。
お父さんも帰って来ており、はす向かいでモクモクと食べている。
あたしもモクモクとスプーンを口に運ぶ。その正面でお母さんは味噌汁を啜っている。
……こんどカレーに味噌汁はやめてって言おうかな。
毎日の変わらぬ食卓の風景だけど、今夜は少し違っていた。
チラッと流し目で隣の席を窺う。しかしそこには誰も座っていない。
そう、今夜の食卓にはあたしの隣にいるはずの人物がいないんだよね。
つまり――兄貴。いや、言い直そう。変態シスコンバカ兄貴だ。
あたしはモデルの仕事や部活の大会などで、たまーに夕飯時に居ない時がある。
お父さんも仕事が立て込んでたりすると居ない時がある。
お母さんもお稽古事で遅くなると電話で『勝手に済ませてちょうだい』と、これまた夕飯時に居ない時がたまにある。
だけど、兄貴が夕飯に姿を見せないってのはまず無いんだよね。
部活は入ってないし、塾にも通ってない。バイトもしていないので夕飯時には一番高確率で家にいるのだ。
放課後とかは遊んでるんだろうけど夕食までには戻ってくるし、最近なんかは休日でも家にいることが多い気がする。
若いのに外に出ないって不健康だよね。最近ただでさえオタク趣味になってきてるってのにさ。
……言っとっけど、あたしがそうさせたんじゃないからね? 兄貴のヤツが勝手にオタク化してんの。OK?
まぁそんなわけで、隣にいつもいるはずの兄貴がいないことがちょーっとだけ気になったワケだ。ほんとちょっとダケ、うん。
カレーを食べ終え、ごちそうさまを言う前に何の気なしにお母さんに聞いてみた。
「ねぇ――兄貴は?」
「居ないわよ。」
お母さんはチョー端的に事実だけを述べた。いや居ないのは分かってるから。
心の中でボケにツッコミつつ、次の質問をする。
「なんで?」
「泊まりに行ってるのよ」
あぁ、友達の家行ってんだ。
この時間帯にはたいてい家にいる兄貴だけど、ごくごくたまに友達の家へ泊まりに行ってることもあった。多分ソレだろう。
良いよねぇ兄貴は。友達の家泊まる〜でOK貰えんだから。
あたしの場合、中学生で娘ということもあってか外泊なんて言語道断。
仕事だろうがなんだろうが全っ然、認めてもらえない。
部活の合宿だけは先生がいて集団ということでギリ認めてもらっている感じだ。
万が一友達の家へのお泊まりを認めてもらっても、『親御さんに直接挨拶せねば――』とか言って家までついてきそうだもんね、はぁ。
ま、外泊禁止で困ることなんて別に無いからいんだけどサー。
あーでも、あやせの家とか一度お泊りしたいなぁ。あと黒いのの家とか。
あいつんち行ったこと無いケド、どんなとこ住んでんだろ。
妹がいるって言ってたな。羨ましいヤツ。
もし泊まりに行けたら、メルルちゃんのOVA持って行って一晩中鑑賞会して――。
なんてこと考えながらコップの麦茶をゴクゴク飲んでると、お母さんが会話を続けてきた。
「お邪魔するのは久しぶりだから緊張してんじゃないかしら」
緊張ねぇ、そんなタマかな? 前に兄貴が居なかったのって――忘れた。
810名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:54:33 ID:wNVAGLBH
「ふ〜ん?」
兄貴が居ない理由が分かって、もう興味は失せていたのでコップを口につけたまま適当に相槌を打ってると、
「――麻奈実ちゃんに迷惑かけてなきゃいんだけどねー」
ブゥゥゥゥゥゥッッッ―――ッ!
想像してなかった名前をいきなり聴かされ、思わず口にした麦茶を毒霧にしてお母さんに吹きかけてしまった。
「ちょ、ちょっと桐乃ぉ、何すんのよ」
「ゴ、ゴメン。き、気管支に入っちゃって」
「気をつけなさいよぉ、モウ」
ブツクサ言いながらお母さんはお手拭で顔を拭う。
その横でお父さんは変わらずモクモクとカレーを食べている。
多少、あきれ気味な顔をしてなくもない。
「最近は全然ウチにも来てくれないから良く知らないけど、仲良くやってるみたいねぇ」
お母さんは会話を続けてきたが、あたしはもうそれ以上聞く気にはなれなかった。
「さぁ? ゴチソウサマ」
さっさと会話を切り上げる。
お母さんもさして気にしてないようで『はいお粗末さま』と言ってそれっきりだ。
あたしはリビングを後にして、階段をドンドンと上がって部屋へ入った。――兄貴の部屋に。
部屋は机とベッドと本棚とオーディオコンポ、あとわずかな家具が置いてあるだけ。
最近出入りするようになって知ったが、あんま趣味といったものも無いようで部屋はわりと片付いている。
あたしは主の居ないベッドに腰掛けた。
811名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:55:09 ID:wNVAGLBH
…………。
「ふ〜ん、地味子の家泊まりに行ってんだぁ」
……………………イライライラ。
―――ッア〜〜〜〜、なんっっかイライラすんな〜〜!
べっつにどーでもいんだけどさぁ!?
ただ今日はアイツに新しいゲームやらせようと考えてたの。なのに何? 何でいきなりどっか行ってんの? バカなの?
せっかくあたしが相手して遊んでやろうと思ってんのにッ――。
外泊するにも一言あたしに断るってのがスジってもんでしょーがぁ!?
考え出すと途端にイライラが膨れ上がってきてジっとしていられなくなった。枕が目に付いたのでそれを掴んで叩きつけてやった。
バフッ!
だいったいさぁ、地味子んち行って何する気? いつもあんっだけ、帰り道とかでベタベタしててキモイってのに。
バフッ!
付き合ってないとか言ってたけど、やっぱそういう関係なんじゃん?
『娘を下さい』とか言いに行ってんの? 超キモイっつ〜のぉ〜〜っ!
バフッバフッ!
あの地味メガネも何なのよ? 幼馴染みつっても、ふつー男を自分ちに引きずりこもうとするぅ!?
バフッ!
あのバカもバカよ、な〜にホイホイついて行ってんのよ! 西日暮里に行ったら間違いなく掘られるわ、キショッ。
バフッ!
今頃、一緒にお風呂入ろうとか言い合っちゃってるワケ?
〜〜〜チッ! キモキモキモキモキモ―――ッ!
バフバフッ、バフッ!
あああああっっっ! イラつく―――っ!
バフッ!
バフッ!
バフッ!
――はぁはぁ。
ひとしきり枕を叩きつけると、そのままベッドに倒れこみ枕に顔をうずめる。
………昔から仲良いのは知ってっけどさぁ、何でだろう? 二人でいるとこ見るとなんかムカつくんだよねぇ。
特に何もないのにヘラヘラ笑ってんのが気に食わないトカ?
ここ最近はその気に食わない感≠ェますます強くなってきてる気がする。
何でかなんて、自分でもよく分かんないわよ。
とにかくイライラすんのよっ、あいつら見てっと頭ん中よく分かんなくなってくるし。
あと、なんか知んないケド、胸とか息苦しくなってきたりもするシッ!
これも全部バカ兄貴のせいだ。
せっかく遊んでやろうとしていんのに、勝手にどっかいっちゃうのが悪いんだ。
「ったく、何やってんのよアイツ。………何やってんのよ――あたし」
枕に顔を埋めて独りごちる。
フン、どーだっていいや。別にあの二人がどーだろうと関係ないじゃん。
アホらしくなってきた、そろそろ自分の部屋戻ろう。
――でも、もちっとだけこうしてようかな。

……の匂い。……なんか、落ち着くん…だよね。
812名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:56:33 ID:wNVAGLBH
以上
桐乃の独白だけなんで短めになった

続けて4巻投下
813名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:57:23 ID:wNVAGLBH
4巻2章 桐乃視点 地味子訪問前



「チッ。おっそいな〜何やってんのよあいつは」
リビングのソファに深々と腰掛けて、あたしは兄貴がなかなか戻ってこないことにイライラきていた。
朝、お母さんが出かけるとき玄関の方で声がしたから少しあせったけど、
『あら、京介? あんたもどっかでかけんの?』
『いや、ちょっと買いもんいってくるだけですぐ戻るよ』
って言ってたくせに。いつになったら戻ってくんのよあいつは。
――日曜日、いつもならお母さんがここでポリポリお菓子を食べつつテレビを観てる時間帯だが、今日は居ない。お稽古事の仲間と行楽に行くということで出かけてったのだ。お父さんも仕事で夜遅くなるらしい。
なわけで今日は夜の22時くらいまで親が戻らず、子供にとっては気兼ねせずにいられる嬉しい一日なワケだ。
あたしにとってもそう。リビングで堂々とゲームやったりアニメ観たり出来る絶好の機会なんだよね。
この貴重な時間の為、色々と考えてたんだ。
まず午前は携帯ゲーム機をリビングのテレビにつないで大画面で遊ぶでしょ。
んでシスカリの対戦で兄貴を飽きるまで負かす! 最近少しは強くなったけどまだまだ弱っちぃから楽勝だよねー。
しょうがないからちょっとハンデでもあげて――、それでも勝てなくて『ぐぬぬっ』ってくやしがってる顔見てやんの。くふふ。
それからお昼になったら、罰ゲームとしてご飯作らせる! ま〜、買い物くらいはいっしょに行ってあげてもいいけどぉ。
ん〜〜、何作らせよっかな? カレー……は無しね。お母さんよく作るから兄貴も別段反対しないだろう。かといってあんまり凝ったものは作れないだろうし――。
鳥のから揚げとサラダくらいでいっかな。一個が一口二口くらいで食べれるからカロリー調整も簡単だし。
スーパー行って、どーせ『よく分かんねえよ』とか言うだろうから兄貴にはカゴ持たせてあたしが食材ちゃんと選んでやって――あ、でも恋人とかに見られたらキモいから少し離れさせよ〜っと。
シスコンの兄貴は残念がるかもね〜、キヒヒ。
買い物から戻ってきたら作らせるんだけど、家庭科ぐらいでしか料理したことないだろうから少しは手伝ってやるかな。
ったく、だらしないんだから。
でも、ほっといたらバタバタして何時間も待たされそうだし、しゃあないか。
キャベツの千切りとか手ぇ切っちゃいそうだもんね。あたしが代わりにやったげて感謝させてやるわ。
代わりに兄貴にはおコメ炊かせよう。それくらいならさすがに出来るでしょ。
あ〜あ、ダメな兄貴を持つと苦労すんよねぇまったく。
814名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 23:58:37 ID:wNVAGLBH
それからぁ、から揚げを揚げる時もあたしがしてぇ〜。そんとき油飛んだりしたら『大丈夫か?』とかって手を取って水で冷やしてくれたりしたりして?
うっえ〜、似合わないっつのぉ。
しかも結局ほとんどあたしが料理することになんじゃん、ダメ兄貴使えね〜。
……まぁ、出来た料理食べさせて、『おまえって料理も上手かったんだなぁ』とか言わせてやるかな。
料理の件はそれでチャラにしてあげよう、うん。
お昼ごはん食べた後はメルルちゃんの映画、過去のも合わせて全部観よっと。
前に黒いのとの鑑賞会で何かいちゃもんつけてやがったから、この際ちゃんとメルルちゃんの魅力をキッチリ教えてやる!
映画のグリグリ動く神作画とあの泣けるエピソード見せたら絶対文句なんか出ないっつ〜の。
カーテン閉めて部屋暗くしたら、映画館みたいな雰囲気出てキブンもけっこう盛り上がるかな?
あっ。でもあいつはシスコンだしスケベだから映画観てて、寝たフリなんかしてあたしに寄りかかってきたりなんかしたら……。や〜襲われちゃうのあたし?
い、いやいや、そこは殴る! いくらシスコンだからってメルルちゃん見てる最中にそんなスケベなこととか許せないよねっ? うん。
――全部観終わったらけっこういい時間だろうし、外に夕ご飯食べにいこ。
せっかく門限ヤブっても平気な機会だし。そだなー、駅ビルの上にイイ感じのレストランあったよね、あそこ行こうかな? 夜景とか見れそうだし。
バカ兄貴はどうせあんなとこで食事したことないから意外にはしゃぐかも。
もぉ、恥ずかしい思いすんのはあたしなんだからね。なんか変なことしたらスネ蹴っとばしてやる。
お酒とかも――ちょっと頼んでみようかな? 大丈夫だよね? まぁ未成年って注意されたらそん時はそん時で。
んで酔って帰っちゃって、家に戻ったとこでお酒臭いことに気付いてお風呂入るんだけど、兄貴は酔いつぶれて寝ちゃってて、あたしが入ってたら兄貴が起き出してきてそのままお風呂に……。
あ〜〜ダメダメ。この前のラブホだってやらしい目であたしのバスローブ姿見回してたしぃ。マジ犯されるかもしんないからお酒はやめよう!
変態でシスコンで強姦魔とか、これ以上のダメ兄貴になったら救いようがないもんね。
もっと普通に考えよう。
ご飯食べて、帰って来て――そんでお風呂入った後は〜〜〜。
……そだな、あたしの部屋でまだやらせてないエロゲやらせよっかな。
一緒にやりたくないとか言っちゃってくれてるけど、本心はどうだかね〜。
………………。
それに――それにあたしが…一緒にしたいし……。
アメリカ行きの件、お父さんの説得が大変でまだどうなるか分からないけど、あれはあたしがどうしてもやりたいことだからだから絶対やる。
でもそうなると兄貴とは…あと少ししか……ないから。
――なんかあたし、いつのまにかほんの少しだけ、そう数ヶ月前よりほんの少しだけ、自分の中にある感情を素直に出せてる気がするな。
だから今日のことも、兄貴と二人でなんて普段なら絶対イヤだと言い聞かせてたことも今は――今だから…ね。うん。

ガチャリと音がして、玄関の方から声が聞こえてきた。
「チッ。ようやく帰ってきた。遅いっつ〜の」
思わずソファから飛び跳ねるようにして立ち上がるが、少し浮かれてる気持ちを見透かされるとイヤだからちょっと待機する。
フン、ほんとに少しだけだっつの。
〜〜〜ふぅ。よし、まずはどこ行ってたか文句言ってやる。
リビングの扉を開け、玄関の方へ向かうと――、
「え……」
「あ……」
そこであたしは兄貴がとても大切にしている≠烽フを見ることになるのだった。
815名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 00:01:24 ID:ikfsACgO
以上
これも独白だけなんでかなり短め、エロなしw
少しづつ桐乃がデレてきてる風に書いたつもりだったけどどうでしょう?

5巻は作成中なんでまた今度
816名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 00:03:16 ID:hjWUOJuS
よくわからんが西日暮里が2丁目以上に危ないことだけはわかった
817名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 00:16:51 ID:ikfsACgO
なんかで聞きかじっただけだから気にしないでくれw
818名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 00:43:13 ID:fG8dglUq
>>815

面白いから続きも期待してます
819名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 00:46:09 ID:JN9GphD+
お前のせいで桐乃が可愛くて仕方がなくなったんだがどうしてくれる
俺黒猫派なのに悔しい、でもっ(ry
820名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 00:59:39 ID:jElNmCSQ
4巻から一気に盛大なデレ期を披露してくれたきりりん氏可愛いよGJ!
821名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 02:03:37 ID:L9wKSOyI
>>815
あんた素晴らしいよ!
GJ
個人的にこういう形の二次創作最近見てなかったからなお良かった
822名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 09:44:28 ID:BMf2vAKI
結局、殆ど兄貴の事しか考えていない件w
あやせにも「キッモぉ〜w」とかニヤニヤしながら悪態(?)ついてそうではあるな

続きが楽しみですGJ!
823名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 13:51:20 ID:R1Hr5j0Y
すげぇよ、桐乃っぽい!!
メルルの愛し方をアイドルに置き換えれば、確かに中学生の女子ってこんな感じだった様な。
兄貴好きだけど、ストレートに肯定できない所とかガチエロはNGとか、分かる気がする。
続き期待GJ!
824名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 20:54:12 ID:NR4ME8HI
きwwりwwのwwww

やべー
超やべー

どんだけブラコンなんだよwww
825名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 23:00:01 ID:mooLpzen
>>775
これは、◆k7f/kTYrhA氏の作品でいいのかな?
826 ◆XUsplk79ik :2010/07/30(金) 23:26:44 ID:bmlex74X
>>825
775ですが一応別人だと報告だけしておきます
とりあえず続ける意思はあるのでできるだけ早く空想具現化を行いたいかと

誰かが続けてもいいんじゃよ?
827名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 05:45:37 ID:RnCqzqSf
黒猫の作る作品の性描写って女同士ばかりだったけど、百合のケでもあるのか?
828名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 06:25:03 ID:BItZKY0V
黒猫はリアリティにこだわるから現物資料がある女同士しか描かなかったんだよ
京介が資料提供するなら男とのも描くらしいよ!
829名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 10:47:51 ID:5FcqcX6K
つまり黒猫が描くアレな感じのものの資料は自分の・・・
830名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 11:10:23 ID:7g9zRMzp
妹のモノだな。
831名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 17:20:49 ID:FoJ/eOtU
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれは5巻のSSを書いていると思ったら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        いつのまにか別のエロパロを書いていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何をされたのか わからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   催眠術だとか超スピードだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ…



てわけで投下
832名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 17:21:18 ID:FoJ/eOtU
桐乃のリビドーが有頂天でとどまるところを知らない



俺は寝る前に洗面所で歯を磨いていた。
もう風呂も入ってたし、勉強も一区切りついたんで後は何もやることはない。
桐乃から借りたエロゲーは――また今度だな。あとはベッドに入って寝るだけってなもんだ。
ゴシャゴシャゴシャゴシャ、ガラガラガラガラ、ペッ。
「ふぅ。さーてと寝るか」
歯磨きを終えて洗面所のドアに手をかけガラッと開けると、
「うおっ!」
俺はびっくりして思わず驚きの声をあげた。
目の前に桐乃のやつがいたからだ。
「なに驚いてんの? キモ」
「いや、いきなりお前が目の前に現れたからだろ」
「なにそれ、あたしのせいだって言うの? いいからどいてよ、あたしも歯磨くんだから」
「へ〜へ〜悪かったな」
チッと心の中で舌打ちしつつも、俺はわきへどいて道を空けてやった。
スッと桐乃が洗面所に入っていく。
俺が入れ替わりに出て行こうとすると、桐乃のやつが後ろからまた憎まれ口を叩きやがった。
「なにこっち見てんのよ。ウザ」
「いや、お前が入ってくるのを見てただけじゃねーかよ」
「やっぱ見てたんじゃん」
「だーから、道開けたんだから早く入ってくれと思っただけだよ」
「フン、どーだか」
かっわいくねーな。ちょーっと目が合っただけじゃねえかよ、ったく。
俺はさっさと自分の部屋に戻ることにした。
部屋へ戻り、電気を消してベッドに横になる。
ふぁ〜あ。
ベッドに入って目をつむるがすぐには眠気は来ない。
眠りに落ちるまでの時間、俺はあることについて思いを巡らしていた。
他でもない、今さっきも俺に『キモ』って言ってきやがった桐乃のことでだ。
なんっかな〜。最近どうも落ち着かんのよ。
833名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 17:21:56 ID:FoJ/eOtU
いや、なにが落ち着かねえって言われてもあれなんだけどさ。
実はここんところ、妙に桐乃と目が合うんだよ。さっきのだってそうだ。
同じ家にいるから当たり前だって? そりゃあそうだろうけどさ、いっしょに住んでいるからといっても限度ってやつがあるだろ。
リビングとか同じ部屋にいたって、いちいち相手の方を見てなんかいない。
親父とお袋だってお互いTVを見ながら喋ってたりするし、俺もそんな感じだ。
例えば廊下ですれ違うときだって、一瞥くらいはするがそれだけだ。
目が合うつっても一秒にも満たねえだろ?
いちいち目と目を付き合わせるってことはないわけよ。
なのに、桐乃とはどうしてか、しょっちゅう目が合う。
家に帰ってきたとき、出かけるとき、廊下をすれ違うときや、リビングに茶を飲みに来たとき、果てはトイレから出たらバッタリなんてのもある。
気付いたら俺の視界には桐乃のやつがいるんだ。
んで目が合うと「チッ。こっち見んな。ウザ」だの「なに見てんの。キモ」だの罵声の言葉を浴びせてくるわけよ。
なんなんだいったい。俺が悪いのか? 違うだろ。ただ目が合ったダケじゃねーかよ。
もう俺の妹わけ分からねえわ。
アメリカから帰ってきて、なーんか関係が変わるかなと思ってたら、あいつの態度はまるで変わらんしさぁ。
まぁ無視されなくなってきてるってのはあるが、それはあいつが留学する前からそんな感じだった。
俺にしてみれば、妹連れ帰りにアメリカまで行ったのはけっこう大きな出来事だったってのに、拍子抜けっていうか肩透かしくらったっていうか。
あ、念のため言っておくが、俺はシスコンじゃあねえからな。勘違いすんなよそこ。
そういや麻奈美のやつも変なこと言ってやがったけど、俺は別に妹と仲良くなりてーだの期待してないんだっつの、ケッ。
まぁ、その、なんだ?
アメリカでの出来事があって俺としちゃけっこう妹のことを意識してる、なのに桐乃のやつは態度が変わらず平然としてる。
そんなんでモヤモヤしてるとこに当の本人としょっちゅう視線がぶつかってることに気付いたもんだから居心地悪いっていうか、落ち着かないんだわ。
…………………………。

――もしかすっと、俺が意識しちまったから、初めて気が付いたっつうことなのかなこれって。
本当はずっと前から、俺の視線の先には桐乃がいて、桐乃の視線の先には俺がいたのかも知れないのか?
いや、よく分かんねえケドさ。
へっ。つまんねぇこと考えちまったぜ、考えたところで分かるわけねえのにな。
さて寝るか――と思ったらなんかノド渇いてきた。
もう部屋の電気も消して寝る体勢万全だが……、ん〜、ちょっくら麦茶でも飲んでくるかな。
そう思い立ち、「よっこらしょ」とベッドから起き上がると、俺は再び一階へ下りていった。



834名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 17:22:51 ID:FoJ/eOtU
兄貴が去っていった後、あたしは洗面台の前で静かに兄貴が去っていく音に耳をすませていた。
トントンと階段を上がっていく音と、小さくバタンと扉が閉まる音。
どうやら自分の部屋に戻ったみたい。
よし、これで安心して歯磨き出来る。
あたしは洗面台の前に立ち、コップに水を入れ、『兄貴のハブラシ』を手にとって、歯磨き粉をつけた。
「ヘ、ヘヘヘ。兄貴が使ったばっかのハブラシ。あたし使っちゃうよ? み、磨いちゃうよ?」
プルプルとハブラシを口の中へ運んでいき歯にこすりつける。
「はふひゅぅ。ふぇ、ふぇへへ〜。兄貴のハブラシが、あたしの歯をこしゅってる」
少し震えるカラダをもう片方の手で押さえつけてゴシュゴシュと歯を磨いていく。
「はぁはぁ。あ、あにきぃ、もっと、もっと激しくこすってぇ! 磨いてぇぇ! あたしの歯、ピカピカにしてよねぇ。
 あたしゅ…グシュグシュ……んぁ、モデりゅなんだから…クチュ、クチュクチュ、綺麗にしとかないと、ゴシゴシ……いけないんりゃからね」
ハブラシが歯を、歯茎を、こすり付けるたびに快感で鳥肌がたちそうになってくる。
「兄貴の唾液、まだ少し残ってるかな。だ、唾液交換してんだよねこれ? か、間接キッスだよねこれっ? あっ、んあああ。ひゃ、ひゃにきと間接きしゅぅぅ!」
ゴシゴシゴシゴシ、グシュグシュグシュ、クチュクチュ。
歯磨きする行為自体に気持ちよくなるわけじゃないけど、あたしは兄貴に口の中を自由にされている妄想でいっぱいだった。
ハブラシはいわば、兄貴の舌の、手の、………チ、チ○ポの代わり。
そう考えるとあたしはカラダがカーッと熱くなって、歯磨きひとつでもこんなに気持ちよくなれるんだよね。
「しゅ、しゅごい、あたしの口の中、兄貴の(ハブラシ)で、兄貴ので犯されちゃてる。あたしの歯も全部、全部兄貴に陵辱されちゃてるよぉ。はぁ、グチュ……、ゴシゴシ、チュピチュピ…。もっと、もっと沢山あたしの口犯しゅの?
 ふぇ、ふぇんたいひゃにきぃ。でも、し、しょうがないからガマンしてもいいよ、奥まで変態兄貴のものに……し、していいんだからね?」
あう〜たまんないよぉ。
やっぱ兄貴が歯を磨いてたのを覗いてて正解だったなぁ。
「んんぁ、シュコシュコシュコ、あはぁ、裏側も丁寧に磨かなきゃ。あん、うにゅう……、コシュコシュ、んぇ…ああっ、いっ、いい、裏側いい、裏側気持ちいい! 気持ちいいよあにきぃぃ! 歯茎に兄貴のが当たって気持ちいいよぉぉ。
 もっともっと気持ちよくして、ね、ねぇ兄貴? カシュカシュ……ひゃ、ぅふっ、あっ、んっんっ……んご、う…うっうえぇ」
あう、夢中になっておもわずハブラシをノドの奥につっこみすぎちゃった。
「うぅ、はぁ……はぁ。兄貴のばか、奥までっていったってノドとか無理に決まってんじゃぁん。それともなに? 兄貴は奥まで突っ込みたいの? あたしのノドも犯したいの? べ、別にいいけど。
 今はまだムリだけどちゃんと出来るようにしとくから、兄貴の突っ込まれてあたしの口を好きなようにされても気持ちよくなるように練習しとくから今はガマンしてよね?
 だからもっと、ん、んぇあ〜、ぅあ……、んむ。もっと優しくあたしの中いっぱい気持ちよくしなさいよねぇ」
クシュクシュクシュクシュ、ゴシゴシゴシゴシ。
あぁ、なんでこんな気持ちいんだろ、我ながらおかしな性癖。
835名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 17:23:14 ID:FoJ/eOtU
でも――、
「でも止められないんだもん。ゃあ、あっ、あん。兄貴の、兄貴のこと考えるだけで、あたし変になるにょおお。くちゅくちゅくちゅくちゅ、あっ、あっ、ああっ。はぁ……、たまんないよぉ。
 エヘ、エヘヘヘ。ん……、あ…はぁ〜。あらしのくちゅろらか、白いのいっぱぁい。あにひのしぇいえきも、こんなしゅろいのかなぁ。あ、ああっ、んんんっ!
 やぁ、そ、想像しちゃっらじゃん。兄貴の、兄貴の精液ぃぃ精液欲しいよぉぉぉ、口いっぱいに、この歯磨き粉みたいにたくさん、たっくさん欲しいのぉぉ!」
もうずいぶん口の中は歯磨き粉の泡だらけになっていた。
このままゴクンて飲み下したいけど……、さすがにそれはガマンした。
だってこれ兄貴のじゃないもん。
それにもう十分近く磨いている。さすがに磨き過ぎかな。
「ん、んぇぇ。ああ、んあ〜。あは、兄貴のいっぱい」
口の中にたまった白濁液を舌に乗せて洗面台に垂れ流す。
兄貴のものだって想像すると、この汚濁も全然平気に思えてくるから不思議だよね。
兄貴はやっぱり飲んで欲しいのかな? あたしは〜、飲んでみたいな。
苦いとかって聞くけど、ググってみたら甘いとか美味しいって言っている人もいた。
兄貴のならどんな味でも嬉しいけど――、甘かったら良いな。
そんなことを考えながら、コップの水を含んで口内に残ったものもすすぐ。
ガラガラガラ、ペッ。
ついでに顔も洗ってからタオルで拭いたあと、ニ〜ッと口角を上げて綺麗になった歯を洗面台の鏡で確認した。
「うん、良し。今日もちゃんとあたし綺麗に磨けた」
ふぅ〜う。にしても――
「アメリカから戻ってきてから、あたしすっごい変だよね」
鏡に映る自分に向かって問いかけた。
理由はもう分かっている。
アメリカまで来てくれた兄貴のことが、すごい嬉しくてたまんないんだ。
いつの頃からか、あたしは兄貴のことを『そーゆー目』で見てたけど(はっきり気付いたのはここ一年でのことだけど)、兄貴がアメリカに来てくれて、いっしょに日本へ帰ってきてからは、それが特に顕著だ。
兄貴のことが気になって気になって気になって仕方無い。
気付いたら兄貴のこと考えてて、気付いたら目で追ってて、家にいるときなんかは兄貴の行動に逐一耳を立てている。
今みたいなコトも段々とエスカレートしてってる気がする。
でもアメリカから帰ってきて、兄貴との関係がなーんか変わるかなと思ってたけど、兄貴の方は相変わらずみたい。
おかげであたしもどんな態度とっていいか分かんなくて、なんかモヤモヤして気分が落ち着かないんだよね。
ただ、最近よく兄貴とは目が合う。超嬉しい。
今まではなんか一瞥されるだけって感じだったのが、今ははっきりと目が合ってるってのが分かる。
嬉しくてキモって言ってあげてるのに、すーぐどっか行っちゃうんだけどね。
「兄貴のば〜か。はぁ〜あ、寝よ寝よ」
あたしは洗面所からガラリと扉を開けて廊下に出た。
と、上の方からバタンと音がした。そしてトントントンと階段を下りてくる音。
え、兄貴? 寝たんじゃないの? まさかさっきの聞かれた!?
あたしの気持ちに気付いて、これからあたしを犯しちゃうの? ワクワク。
……いやいや。それはないか。
なんだろうと思いつつもあたしも階段へ向かって歩いていった。
ちょうど階段の真下で兄貴と目が合う。あたしがいるのに気が付いたみたい。
「なに? あんた寝たんじゃなかったの?」
「ちょっと麦茶飲みに来ただけだよ、お前もう寝んだろ」
兄貴はそう言うと、階段から下りてあたしのわきを通ってリビングへ入っていった。
なんだ、ちょっと期待したのに損した。バカ兄貴。
心の中で悪態をつきながら、あたしは『リビング』へ入っていった。
836名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 17:24:38 ID:FoJ/eOtU
以上
とりあえずここまで

もうちょっとだけ続きがあるんで、それは後で見直してから
多分深夜か明日
837名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 17:26:43 ID:BItZKY0V
変態過ぎて引いたわ、どんどん投下してくれ
838名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 17:33:50 ID:FoJ/eOtU
>>837
おっきしたら焼き土下座な
・・・。

ごめんなさい、調子にのってました
839名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 18:22:59 ID:yifnwHwm
実に素晴らしい...

つづけたまえwww
840名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 18:51:18 ID:YXhvfRBx
もうこの桐乃だめだwwwww

841名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 18:59:40 ID:vrJgdYv8
良い感じに変態チックな桐乃見てたらリビドー溢れてきたわ
GJ!
842名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 19:02:38 ID:rDp8fFOF
やだ何この変態…もっと続けてください
843名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 19:23:21 ID:VPtb8VM/
もう末期だな桐乃wwwww

期待しているでござるよ
844名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 19:37:50 ID:e0PcJpkr
桐乃もアレだが、京介も大概だな。
目が合うってことは京介も桐乃のことを見てるってことで…

くそ、最近は黒猫萌えだったのに…
悔しい…でも可愛い…
845名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 20:02:37 ID:t2RvOfpL
京介のパンtで口を拭いてなくて良かったと思うべきか
846名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 20:32:23 ID:U3yBM4kn
桐乃は偽物語から何かヒントでも得たのか?w
アレ発展させたらこんな感じなんだろうなぁ
847名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 22:15:12 ID:FoJ/eOtU
>>846
ラノベは俺妹しか読んだことないから直接ヒント得たわけじゃないけど
アキバブログか何かのニュースサイトで見かけたくらい有名だから、
知ってる人は連想するだろうなーとは書いてて思ったw
848 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/01(日) 23:51:55 ID:vrJgdYv8
リビドーもらえたし>>697-701の続き行きます
・エロ皆無
・京介×あやせなのにあやせ出番なし
・展開の繋ぎ
といったヒドさ
読んでいただけたら幸いです
以下3レス借ります
では
849 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/01(日) 23:53:54 ID:vrJgdYv8
 俺があやせと最後に顔を会わせてから、5日間ほど経った。
 偶然にも(むしろ運命?)3日間ほど立て続けに顔を会わせた俺とあやせだったが……まるきり良いことなんてなかったね。
 だってよぅ……この3日間での出来事から得られたのって、この俺こと高坂京介があやせに嫌われてるっていう事実だけだぜッ!?
 いや、まあ、その、ねぇ? 確かに悪いのは俺ですよ?
 セクハラ紛いな発言とかしたし、ってか実際セクハラ発言もしましたけどっ! セクハラもしちゃいましたけどっ!!
 ……話が逸れたな。
 まあ、それはともかく、だ。
 なんとなく不思議な3日間から数日経った今日、桐乃に相談を持ちかけられた。
 ……どうでもいいんだが、これは桐乃曰く“相談”ではなく“愚痴”みたいなものらしい。
 桐乃が言うには、「……最近、あやせの様子がちょっとヘン」なんだと。
 へぇ…………って、その件は俺も身に覚えがあるぞ?
 数日前に会ったとき、確かにあやせの挙動ヘンだったし。
 もしかすると、いや、もしかしなくても、そのことと関係してるんじゃねぇかな。
 ……しかしまあ、だからと言ってそれをどうしろと言うのか。
「それが愚痴なら、俺がどうこうするような話じゃないだろ?」
 俺がそう言うと、桐乃はジト目で睨んできた。
「べっつにぃ〜? 初めからアンタなんかに期待してないしぃ〜?」
 “なんかに”ってのは余計だ! ああもう期待するだけ無駄だっつーのはわかってっけどもう少し敬ってくれたってバチは当たらないと思うんだよね俺はッ!!
 ……なんにせよ。 桐乃も多少は戸惑っているらしかった。(たぶん、多少どころかかなりだと思うが)
 聞くところによるとあやせは、桐乃が話しかけても返事が曖昧だったり、ふとした時にぽけーっと上の空だったりするらしい。
 ふむぅ……。
 聞けば聞くほど、先日の状況と被っているように思える。
 つーか、桐乃大好きなあやせが、桐乃を蔑ろにする光景なんてちょっと想像できないなぁ……。
 まあ、あのあやせのことだ。 大切な親友を傷付けるような悪意ある行動を取ったりはしないだろう。
 ……それなら何故?
850 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/01(日) 23:55:21 ID:vrJgdYv8
 うーん……。
 ……これは憶測だが、無難なところで、悩み事とか抱えてるんじゃないだろうか?
 俺の知る限り、あやせの性格なら悩み事があっても、桐乃には心配をかけまいと隠し通すと思うんだよな。
 ……もしかすると、隠そうとした結果がこうして裏目に出てるのかもしれんし。
 ふと思ったんだが、そこらへんの思考は桐乃と似通ってるよな。 これが類友ってやつか?
 だが、まあ……自分で憶測を挙げといてアレなんだが、全く別な理由ってのも多いにあり得ると思う。
 あんな大人びたナリだから忘れそうになるけど、あやせたちはまだ中学生で、多感なお年頃ってやつなんだよな。
 だから、えーと……。 ……それは、つまり…………。
 腕を組んで真剣に考え込んでしまう俺。 そんな俺を見て、桐乃は不機嫌そうに眉をひそめた。
「……なんか、心当たりとかあるわけ?」
 ……何でそんな目で俺を睨むんですかねぇ? もう慣れたけどさ。
「いや……特にないな」
 俺は素直にそう答え、外人風に肩を竦めた。
「……あっそ」
 どこか投げやりに言い捨てて、桐乃は部屋を出ていった。
 聞いてきたのはお前だってのになんだその態度はっ!? というツッコミは心の中で済ませた。
 口にしたら確実に痛い目見るからな……。
 そんな毎度恒例な理不尽っぷりに、俺はため息を漏らした。

 ……桐乃の愚痴に付き合うわけじゃないが、俺もあやせの挙動には引っ掛かるものを感じていた。
 何か挙動不審というか……ともかく、あやせの行動に首を傾げていたわけで。
 ……。
 …………いや……待てよ?
 もしかすると俺は、その全容を知ってる(かもしれない)人物に一人心当たりがあるやもしれん。
 そう、それは――

『……え、あやせちゃん?』
 底抜けに天然体質な俺の幼馴染みだった。
 なぜかあやせと仲の良い麻奈実なら、桐乃にできないような相談とか受けてるかもしれない、と踏んだ俺ってちょっと賢くね?
 と、まあそれはどうでもいいのだが。
 俺は、桐乃が部屋を出ていってからすぐに麻奈実に電話をかけていた。
「ああ。 なんか、うちの妹が心配しててな」
『ああ〜、そっか。 桐乃ちゃんと仲良しなんだもんね、あやせちゃん』
 ぽんっ、と手を叩いた仕草をする麻奈実、を想像した俺。
 ベタなあいつのことだから本当にやってる気がする。
851名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 23:56:18 ID:68MviLmi
待ってました
852 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/01(日) 23:57:32 ID:vrJgdYv8
「それで、まあ、何か聞いてないか? あやせから」
 と、軽いトーンで尋ねたのだが、
『ふぇっ!? えっ、えぇ〜と、そのぉ……』
 麻奈実からは、なんとなく気まずそうな反応が返ってきた。
 ……そんな答えづらいような質問か? これ。
「なんか聞いてるんだな? 麻奈実」
 思わず追及しちまった。 ……さっきは桐乃を言い訳にしたけど、やっぱり気になってんのな、俺も。
 それから一頻り“うぅ……”とか“これ言っちゃっていいのかなぁ……”とか呟いていた麻奈実が、ややトーンを落とした声で、

『……直接ね、会った方が良いと思うよ、わたしは』

 ………………え。
 ……………………“俺が”?
「……んと、桐乃とあやせが、だよな?」
『…………』
 麻奈実は答えずに、黙り込んでしまった。
 主語のない麻奈実の言葉に、俺は頭にいっぱいの?マークを浮かべながら、何やら得体の知れない緊張感に襲われていた。
「え、ま、麻奈実? どうしたってんだ、答えてくれよ……」
『………………』
 たっぷり20秒くらい口を閉ざした麻奈実は、一言短くこう告げた。

『明日の17時に、交番近くのあの公園で』

 ――ブツン。
 一方的に電話を切られた。
 ………………やばい。 なんか知らんけどっ、なんか知らんけどヤバ気な雰囲気だぞこれっ!
 一体全体どうしてこんな流れになったっ!?
 い、今さら混乱してもしょうがないんだけど。
 いやでもやっぱり混乱するよなこの状況っ!?
 …………麻奈実は、あいつは、最後になんて言った?

――明日の17時に、交番近くのあの公園で。

 つまり、あやせとの会合のためによく訪れるあの公園、だよな?
 これは、俺が行くべきなのか……? 桐乃が行くべきなんじゃ、いや、でも……???
 ……わっかんねー。
 どうすりゃいいんだ、マジで……。
 こんなとき自分の頭の悪さにとことん嫌気が差す。
 俺は、麻奈実にどんな答えを求められてんだ? 正直なところ全くわからん……。
 はぁぁぁぁぁぁぁぁ……。

 俺は、麻奈実の残した意味深な言葉のせいで、一晩中頭を抱える羽目になった。

(続く)
853 ◆k7f/kTYrhA :2010/08/02(月) 00:02:48 ID:vrJgdYv8
以上
ああごめんなさいごめんなさいあやせ召喚できなくてごめんなさいごめんなさい
書いてるうちに妄想膨らんじゃって今回だけじゃ終らんかったサーセンorz
今さらだけど、もしもしだからPCの方は読みづらいかもサーセン……orz
次いつになるか未定orz
需要?(ry
では
854名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 00:15:05 ID:ubLnJtOh
いいねぇ
書き手の良いテンションが伝わってくるよ

このテンションを維持して次も頑張れ!
855名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 00:20:25 ID:f8J9sqZu


地味子氏のなんかいやーそうな感じがいい表現だと思った
856名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 00:25:20 ID:aptEa7fW
とてもイイ。
続きが気になる。
頑張ってください。
857名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 00:54:03 ID:Z43fzCj9
お、来てたー。乙
あやせかわいいよあや・・・あや、あれ?
858名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 01:42:00 ID:jtRTQj9W
あやせは俺達のこころの中に!
859名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 02:27:52 ID:xU8tDZ1I
留学途中でアメリカから帰って来たのはコーチにレイプされたからだと学校で噂される桐乃
860名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 02:36:50 ID:xtY0ke/u
そんな噂を耳にしたあやせはそれとなく桐乃に問い詰めてみる
「男共とは練習別だし、コーチは女性だし。と、とくになにもなかったって!」
答える桐乃はどこか顔が赤い
思い当たる節があり、あやせは京介にメールを送る
「アメリカにいった時、桐乃となにしてました?」
861名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 02:45:29 ID:A0yagP8w
ああ、嫉妬に燃えるあやせ良いなぁ
862名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 06:07:45 ID:xU8tDZ1I
どちらに嫉妬したのかなっと
863名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 12:44:24 ID:ssZ7Pwue
あやせはツンデレとヤンデレを併せ持つ稀有なヒロイン
864名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 12:51:23 ID:lBPTF15/
暫く俺妹とエロパロから遠ざかっていたらいつの間にか桐乃のが「くんかたん」で固定されててウケたwww

ツイッターか何かでなんかあったの?
865名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 22:30:47 ID:2E2B1LQQ
桐乃かわいいよ桐乃
866名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 22:31:33 ID:xtY0ke/u
書き込みねぇな
867名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 22:39:58 ID:2E2B1LQQ
本スレ?のほうは何か人大杉って出て書き込めねえな
868名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 22:46:37 ID:xtY0ke/u
やっぱ本スレ止まってたのか、どこの板でも人大杉でるな最近は
桐乃くんかくんか
869名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 22:49:36 ID:hbqow0DY
くんかしていいのはくんかされる覚悟のあるヤツだけだ
870名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 22:49:58 ID:aptEa7fW
>>835
の続きがうpされるはず。
871名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 22:54:47 ID:glBS69eE
>>867-868

-------------------------------------------------
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   ( ´∀`) 負荷軽減のためにも専用ブラ使ってネ
   と○○つ
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http://www.monazilla.org/ (無料だよ)
http://pc12.2ch.net/software/

-------------------------------------------------
872名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 03:49:06 ID:IGs4mmEy
>>864
沙織「さぁ始まるざますよ」

黒猫「い、いくでがんす」

桐乃「クンカー」

京介「まともに始めなさいよ」 

ってスレが元で広まった。
あとはラノベんでも見てくれ
873名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 09:49:50 ID:aCbJ947E
若干違うがな
874名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 12:49:09 ID:IGptRsi6
以上、本スレでもできる会話
875名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 16:20:53 ID:HxgGSDK5
兄の下着と自分の下着をトレードすれば
安定してくんか成分を吸収できるな
兄の方も被ったりぶっかけたりいろいろ出来るし
876名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 17:40:24 ID:ysqMM8Ty

そのトレードを申し出るのは
京介か、はたまた桐乃か・・・
877名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 20:27:00 ID:Cdl7zg6z
ベットの上にわざとパンツを忘れていく黒猫
何と無くそのパンツを履いてしまう京介
パンツをあさっていたら京介の匂い付き黒猫パンツを見つける桐乃

さぁ、変態は誰?
878名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 20:35:08 ID:GeTt+VaQ
その全てを撮影していた地味子
879名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 20:58:00 ID:w+sv7tu8
>>870
すまん、アクセス規制されたw
解除まで待ってて

※この書き込みは代行の方にお願いして書き込んでもらってます
880名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 20:59:24 ID:LxgcXXvd
>>879
この変態が、はやくしろよしてくださいお願いします
881 ◆XUsplk79ik :2010/08/04(水) 01:52:51 ID:cuVSIw6y
なんだっていい!沙織のssを投下するチャンスだ!

というわけで投下します(´・ω・`)
882 ◆XUsplk79ik :2010/08/04(水) 01:53:33 ID:cuVSIw6y
どれぐらいの時が経っただろうか。十秒は経っていたのかもしれないし、一瞬に過ぎなかったのかもしれない。だがそんなことはもはや重要ではなかったんだ。
考えても見て欲しい、覆いかぶさっているのが「あの」沙織だぜ?
格好こそいつものガチオタスタイルにせよ、あの状況では沙織の顔(というか瞳)しか見ていなかったし、その掘り込まれた様な完璧なスタイル――主に胸――が密着した現状では全く問題にならない。
となれば男としての生理本能がもたげないはずがないし、事実そうだった。

・・・ヤバい。これは、間違いなくヤバい。

別に沙織を抱きたくないという意味では勿論ない。むしろそんな事をこの状況下で考えられる奴は不能だと決め付けてもいいぐらいだと思う。
俺がなけなしの理性で考えていたのは、まず沙織の貞操だった。沙織のような完璧お嬢様の貞節を、何者でもない俺が、ましてやこんな成り行きで奪うなど論外だ。
もう1つ、今は1階に親父がいる。俺の部屋は鍵がかからないため、万一親父が上に上がってきてこの事が露見しようものなら間違いなく半殺しだろう。今の俺には親父を納得させるだけの材料もない。
そんな俺の思惑もよそに、この目の前の少女の瞳はとろんと揺らめいていた。

「京介、さん・・・」

ぐっ・・・!落ち着け俺!理性を保て!
とはいいつつも、同時に今此処で沙織を振り払うなんてこともできないとも感じ、そんな二律背反は結局俺を固まらせることしか出来なかった。
情けないにも程があると自嘲するも、上から柔らかそうな唇が徐々に近づいてくるのをスローモーションのように感じた。
そして互いの距離が数cmにも満たなくなった瞬間――

俺の携帯が突如として鳴り出した。

「「!!」」

互いに条件反射で飛びのく。状況的には渡りに船だったので俺は勢い良く携帯に手を伸ばした。
883 ◆XUsplk79ik :2010/08/04(水) 01:54:06 ID:cuVSIw6y
「桐乃から?」

独り言とも語りかけるとも取れるような声量で呟くと、俺は電話に出た。微かに沙織の表情が硬くなったと思ったのは気のせいだっただろうか。

「もしもし?」
『もしもし、あんた今何やってんの?』
「別に何も…?」
『まさか沙織にちょっかい出したりしてないでしょうね!』

桐乃の声が突然トーンダウンしたのでビクッとしたが、平静を装って返答する俺。こういう処世術だけは達者なのが悲しすぎる。

「そんなわけないだろ。んで何の用だよ?」
『ああ、ちょっとモデル友達と夕食することになったから少し遅くなる、ってお父さんに伝えて欲しいと思ってさ』
「そりゃ構わないが――んなこと直接言やあよかろうに」
『べ、別にどうだっていいじゃないそんなこと!経路がちょっと違うだけなんだから』

もっともなようで意味の分からない返答を聞かされて腑に落ちない部分はあったが、下手に詮索してもヤブヘビになるのが目に見えていたので適当に流すことに決めた。

「へーへーわかりましたよ。他に何か用件はあるか?」
『・・・別にない。それじゃ言っといて』
「はいよ。じゃあな」

電話を切り、一息深呼吸をつくと、沙織は眼鏡をかけなおしていた。

「桐乃が少し帰るのが遅くなるってさ」
「・・・左様でござるか。そ、それじゃあそろそろ拙者もお暇させていただくでござるよ」
「あ、ああもうこんな時間か」

時間はもう5時前を指していた。遅いというほどでもないが、沙織の家の距離と、女の子一人で帰るということを考えれば確かに結構な時間だ。
あんなことがあったから多少の躊躇があったが、流石に女の子を一人で帰すわけにはいかないし、何より沙織とはまだ話すことが生まれた。

「それじゃあ、駅まで送っていくけど」
「そんな・・・京介どのの手を煩わせるようなことはござらんよ」

そう返答する沙織の態度は妙にぎこちない。まるで俺を通したもっと大きな何かに遠慮しているような素振りだった。だからってはいそうですかなんて言う訳もない。

「女の子を夜道1人で歩かせるなんて許したら俺が親父にぶっ飛ばされるさ」

苦笑交じりにはにかむと、沙織の顔が俄かに赤く染まっていった気がする。

「そ、それじゃあ京介どのに拙者めのエスコートをお願いするでござる」
「かしこまりました、沙織お嬢様」
「っ!」

沙織の軽口を真っ向から受け止める俺。似合わないのも柄じゃないのも重々承知してるさ。この時点で俺にはある程度覚悟が固まっていたのだから。
884 ◆XUsplk79ik :2010/08/04(水) 01:54:28 ID:cuVSIw6y
――――――――――――――――――――

「・・・って訳で、彼女を送ってくるよ」

1階に沙織と下りてきた俺はリビングの親父にそう伝えた。もちろん彼女とは今はまだ形式的なものではない、単なる代名詞だ。当の沙織は玄関口にいる。

「・・・そうか。京介、一つだけ聞いておく」

元から恐ろしい風貌の親父の顔が更に厳めしくなる。相変わらず気圧されそうになるが、大体聞かれる事は想像がついていたのでじっと耐える。

「今日中に帰ってくるのか?」
「・・・帰ってこない場合は?」
「質問を質問で返したらテストは0点だ、京介。・・・まあいい、帰ってこなかったらお前の体は少なくとも2,3回は宙に舞うと思え」
「生かしてくれるのなら御の字だろうさ」

そんなような事があったなら、それだけの制裁をもらっても等価交換というものだろう。相応の諦観と決意が俺を支配していた。

「・・・それだけの覚悟があるのならいい。京介、泣かすんじゃないぞ」
「・・・ああ」

そう答えると俺は玄関口にいる沙織と合流し、駅へと並んで歩き出した。
885 ◆XUsplk79ik :2010/08/04(水) 01:58:52 ID:cuVSIw6y
今回はここまで。いやあ、親父のキャラは捏造でしたね

もう一つパラグラフを書いて、エロはそっからどうしよっかなあ・・・という感じ。
てか沙織って京介より身長も体重も若干だけど重いのね・・・
886名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 02:01:52 ID:o+rBPU4f
沙織ものは貴重だなぁ
なんだか純愛モノっぽいから期待してる

体格コンプレックスなのかねー、葛藤あるとかわいいよね
887名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 04:08:18 ID:z8Pl4+LF
沙織とかオラなんだかwktkしてきたぞ
続きに期待しながらGJ!
888名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 07:29:52 ID:LBu7/Xc5
沙織のSSを書いてくれるなんて…ありがとう!
俺、◆XUsplk79ikさんと出会えて本当に幸せだった……!
889名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 13:16:57 ID:UvhUN7cn
沙織SSを書いていただけるとは・・・本当にありがとう!!

>>888
なんか死亡フラグ立ててるように見えてしまった
890名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 16:34:17 ID:6A2I7RPg
>>881-885
ミストさん乙!
891名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 16:38:17 ID:6A2I7RPg
うっかりageげてしまった…
でも今はそんな事はどうでもいいんだ…重要な事じゃない
892名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 23:50:56 ID:WUIXPBHt
沙織SSとか俺得でしかないな
もっとやれいややってくださいおねがいします
893名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 00:13:34 ID:8mDMMFAr
お前ら沙織大好きだなww
まあ俺も好きだから期待しちゃうぜ!
894名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 03:08:03 ID:yysW+tvl
GJ!
ただ、親父と話してるときなんかいきなり決意しちゃってるのが少し気になった
もともと好きだったっていう前提かな?
続き期待
895名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 05:23:40 ID:3M9gQzVL
親に隠れて黒猫を飼う京介
896名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 08:47:24 ID:co3glCyH
>>894
SS初期段階では京介の意識ははライク寄りだったのが、押し倒されたせいでにわかにラブ寄りになったと解釈して下さい。
話の都合上京介が攻めないと話が進まないんです
(作者に感情の機微を書き切るスキルがないせいでハニートラップみたいになってしまっているのは黙っておこう…)
897名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 11:00:32 ID:SN52WyiT
>>865
???「泥棒猫の臭いがする…」
898名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 11:03:13 ID:2cfYhTIT
オーケー、
>>895と言いたかったんだな
899名無しさん@ピンキー:2010/08/06(金) 13:50:47 ID:t/0/Q3bx
最近知ったけどエロかわ先生ゼロ魔でも似たようなことやってたのな
900名無しさん@ピンキー:2010/08/06(金) 14:39:27 ID:dWoYvdKH
暑ーい夏
黒猫と水風呂でペロペロしたいお
901名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 00:24:46 ID:JTLlvFZ1
書き込み少ねえ
夏の大規制中かorz
902名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 02:23:43 ID:ZGpymJyg
運営ぇ…
903名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 02:26:26 ID:+mxYevc+
職人は犠牲になったのだ…
904名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 06:13:24 ID:s37/RA+Z
黒猫さんからお手紙着いた
905名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 08:44:21 ID:IC5xlz1y
設定資料が100Pあった
906名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 09:46:46 ID:FYXMC66h
仕方がないので全部読んだ
907名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 12:42:21 ID:lL7YxlM6
PCが規制食らってるので。
携帯で書き込めるかテスト
908夜霧ウィルス疾患中 ◆XUsplk79ik :2010/08/07(土) 12:59:51 ID:lL7YxlM6
(こんな拙いSSを投下する価値があるのか・・・?)



(なんだよ・・・なんでここの住民はこんなにGJするんだよ・・・

こんなんじゃ俺・・・続きを投下したくなっちまうよ・・・)
909夜霧ウィルス疾患中 ◆XUsplk79ik :2010/08/07(土) 13:03:25 ID:lL7YxlM6
夕暮れの町並みを二人並んで駅まで歩く。特に会話は無かったが、元々こんな所で歩きながらするような野暮な話をする気にもなれなかった。多分沙織も似たようなものだろう。

そうこうするうちに家からの最寄り駅に着き、俺は駅の入り口に着くや否やおもむろに口を開いた。


「沙織、送るのは駅までって話だったが――スマンありゃウソだった」

「え?」

「沙織の家まで送らせて欲しい。俺は今日まだ沙織と別れたくない」

「え、えっ?えええええ?」


沙織がいつにない狼狽を見せている。まあ無理もないだろう、俺がこんな積極的な姿勢を見せるのは妹絡み以外では恐らく初めてだ。ってよく考えると桐乃相手には結構なことやらかしてるんだよな…。

それはともかくとして、沙織は今守りに入っている。ならば俺が押すしかないだろう、天才は初太刀で殺すのが鉄則なのだ。


「京介どの、それはどういう・・・?」

「言葉通りの意味だよ。沙織が嫌じゃなければだけど」

「そ、そんな言い方はずるいでござる。そもそも家に帰って来れるんでござるか?」

「終電に間に合えばいい。万一乗り逃しても親父に許可は取ってある」

「えっ・・・」


俺はもはや前進制圧あるのみと化していた。立場的にはどちらかというと世紀末救世主のほうだが。

最後の言葉のニュアンスはちとヤバかったかもしれないが、そんなことはもう知ったことではない。

沙織の返答を待ってじっと瓶底眼鏡を見つめていると、やがて意を決したように沙織が口を開いた。


「で、ではお願いするでござる・・・」


いじらしい仕草と共に顔が真っ赤に染まっていくのが目に見えてわかり、今この歳になって人を意識するってこういう事なのかとつぶさに感じた。やばいこの娘かわいすぎる。
910夜霧ウィルス疾患中 ◆XUsplk79ik :2010/08/07(土) 13:04:43 ID:lL7YxlM6
沙織の家までは乗り降りの移動も含めて俺の家から2時間弱かかり、沙織のマンションに着く頃にはちょうど日が降り切るぐらいだった。

さて、ああまで言い切ったからには俺にはこのまま帰る気は当然なかったわけだが、当人にそれがきちんと伝わっているのか。そんな不安は全く杞憂だったわけだが。


「さて、我がマンションに着き申したが、・・・このまま戻る気はさらさらござらんのであろう?」


俺は無言で首を縦に振った。流石空気の読める女だ。

と関心していると沙織が徐にすっと眼鏡を外し、じっとこちらを見つめてきた。言葉が続けて紡がれる。


「それに、私も京介さんに『人生相談』をしたくなりました。もっと私のことを知って欲しいんです」


こ、ここでそのキーワードは反則だろぉぉぉぉ!!

そう思わず叫びそうなほど俺の体はぐっとよろめいた。今のは痛かった、痛かったぞ・・・!

そして俺と沙織は、互いに目を合わせられないまま中へと歩き出した。
911夜霧ウィルス疾患中 ◆XUsplk79ik :2010/08/07(土) 13:06:02 ID:lL7YxlM6
マンションの一室のリビングのソファに腰を下ろすと、その前にある机を挟んで沙織と向かい合う。
このマンションすべてがこいつの(正確には親のものだが)住みかだというのだから、世の中金があるところにはあるもんだと改めて思う。
しかし俺はあまりの広さに逆にこいつの身の安全を心配せざるを得ない。いくら防犯施設があってもこんな美少女一人で住むのはな・・・

「最近はきりりん氏や黒猫氏と一緒にここで語らうことも多いのでござるが――」
「男の方をお招きしたのは京介さんが初めてなんですよ?」

薄く儚さを潜ませた笑顔をほころばせてくる沙織。だんだんメガネの使い分けが上手くなってきた気がするが、これがいわゆる成長性Aってやつなのか。緩む頬を締めるのに必死である。

「・・・わたしの身の上は以前お話しいたしましたよね?」
「ああ、聞いたな。姉のこと、その周りのコミュニティのこと・・・」

沙織が一呼吸置いて語り始めたことに対して俺は静かに耳を傾ける。

「わたしはコミュニティの取りまとめ役として、常に中立中庸でなければならないと思っていたのです。でなければ、姉のときのように私がコミュニティを分解させる引き金を引いてしまうかもしれないから、と」

姉のとき、というのはもちろん姉が結婚してコミュを離脱せざるを得なかったという件のことだろう。

「だから、わたしは誰に対しても平等に接するよう心がけましたし、同時にわたしに人を好きになる資格なんてないと思っていました」

それは極端すぎるだろうと思ったが、あくまで話を促す。まだあわてるような時間じゃない。

「わたしは汚い女なんです。コミュニティを守りたい一心とはいえ、私の中には桐乃さんや瑠璃さんに京介さんと結ばせたくないという心が間違いなくありました。いや――」

そこで一呼吸間をおき、意を決したように沙織は告げてきた。

「京介さんを渡したくない、という嫉妬をコミュニティのためと転嫁して誤魔化していただけだったんです」
「・・・・・・!」

沙織の顔が瞬く間に羞恥で染まっていく。俺は沸騰しそうになる頭を限りなく冷却して、胸の内に抱えていた質問項目を並べていく。ここで暴走しては何のための人生相談だかわかりゃしない。
912夜霧ウィルス疾患中 ◆XUsplk79ik :2010/08/07(土) 13:08:29 ID:lL7YxlM6
「・・・ありがとう。でも、それだと桐乃や黒猫がまるで俺を好いているように聞こえるんだが」
「・・・え?本気で言ってるんですか京介さん?流石の私でも呆れましたわ、京介さんらしいですけど」
「・・・すまん」

桐乃のやつや黒猫に関しては、黒猫はまだしも桐乃に男として好かれているなんて思ったためしなどない。
いつもがあの態度だし、そもそも実妹だ。もっとも好かれていようが嫌われていようが俺は奴らに対して手を差し伸べるのはやめないだろうが。我ながら難儀な性格だと思っている。

「次にだ、もしその2人のどちらかと仮に俺と付き合うようだったら沙織はどうするつもりだったんだ?」
「それは・・・もちろん祝福しますわ」
「だったら、そもそもその時点でおかしいじゃないか。仮にそうなったとしてもそんなことで壊れる関係じゃないと俺は思ってる」
「・・・・・・」

確かに4人で遊ぶ時間は減るかもしれないが、だったらそれが関係の断絶につながるというのか?
例え俺が麻奈実やあやせという外部因子と付き合うことになっても、この4人の関係は多少はたわんでしまうのは避けられないと思う。
一つの関係の中で好きや嫌いという感情が存在する以上、全く変化しない関係はないだろう。一番の相違点は『別れたとき』に計り知れない軋みが生じるかどうかであり、沙織が懸念する最大の心配点もそこにあるのは違いない。

俺は覚悟を決めた。いっそう深い深呼吸を置いてから沙織の目をはっきりと見つめる。

「だったら・・・」

「だったら、俺と沙織がずっとずっと離れず付き合い続ければいい話じゃないか!」

「・・・・・・っ!!」

「俺は槇島沙織が好きだ。愛してる。付き合って欲しい」

時が止まる。
まくし立てるような必死さがちと情けないと思ったが、出すものは出し切った。先に言われちまったのはちと悔しいが。

「・・・本当に、わたしなんかでいいんですか?」
「沙織じゃなきゃ駄目なんだ。むしろ俺なんかでいいのか不安なぐらいだよ、こんな健気で尽くしてくれるお姫様には」
「そんなこと!京介さんは、私が知る誰よりも素敵な男性です!」

もはやそれ以上言葉は要らなかった。ソファから身を乗り出して沙織の肩を掴んで引き寄せ、欲望の赴くままに唇を重ねた。さすがにファーストキスで舌までは入れなかったが。

「んっ・・・んんっ・・・ぷはぁ。京介さん・・・お願いがあるんです」

一旦唇を離し、明らかにオーバーヒート寸前の俺の思考回路にトドメとばかりに沙織の爆弾発言が飛び込んできた。


「今日の間は・・・京介お兄様って呼んでいいですか?」
913夜霧ウィルス疾患中 ◆XUsplk79ik :2010/08/07(土) 13:11:33 ID:lL7YxlM6
投下終了。
他の方にも沙織SSは書けますよ…俺のよりももっと良質なエロもね…


甘さ成分はもっと控えるつもりだったのに気が付いたらバカップルに。どうしてこうなった。
914名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 14:04:23 ID:AirGLiE0
何言ってやがる甘々良いじゃないか俺得だよGJ!!
続きに期待だ!
ところで気になったんだが、・・・より……を使った方が良いと思った
いや、まあ個人の自由なんだけどさ
偉そうだな俺、ごめん
915名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 14:16:21 ID:Hy1R25zI
このSSが拙いだって…?こんなに俺と>>913さんで意識の差があるとは思わなかった…!
沙織のSSを書いて頂けるだけでも感動ですよ、>>913さん!
916名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 14:23:57 ID:+mxYevc+
残り85レスで約100kb……
やはりこれは勿体無い
とりあえずあえて文句を言うとすれば、「・・・→三点リーダ」「無駄に改行しない」「1レスに極力まとめる」
こんなところかな、まぁ乙
917名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 15:12:35 ID:JTLlvFZ1
GJ
沙織は貴重すなぁ
さぁキスの後はどうなんだ、さぁさぁさぁ!?
いや続きあるとしたら作者さん御意向通りにでw

…くらい良かろうと思うがな。
何か勘違いして理由も書かずに「〜すべき」とか書いちゃってるサイトも良く見かけるけど、ありゃ間違いだ。
ただ…を原則使った方が良いと推奨されてるのは確か。本だと…が必ず使われるし、それを知ってると「ん?」と感じちゃう人もいる。
改行も行が長すぎエラー出るし、ある程度はしゃあないべ。
空行入れるのは長くなっちゃうけど2chだと見やすくなるね、一行一行に全部入れてくると流石にあれだけどとは個人的に思う。
918名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 15:23:45 ID:L9ey2Xw3
甘い、甘いぞ>>913

いや、いいね、いいね!

沙織のキスの味は何味だろう
919名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 15:56:30 ID:lL7YxlM6
ちょっと覗いたらもうこんなにレスが…

>三点リーダにしたほうが了解しました、気をつけます。

>改行しすぎ
今回の投下に限って言えば、最初のと二つ目のは元々PCで投下するつもりが規制でやむなく携帯にコピペして投下したので、
その際に何故か全段落に改行が付加されてしまったようです。
それ以降直ってるのはPCで投下状況の確認をした際に気が付いて修正したためです。保管所に入ったら直しておこうと思います。
他のところは改行不足エラーを懸念してのことですが、以後留意しておきます。
920名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 18:45:02 ID:cTrKpDcc
ナチュラルに妹と付き合うだなんて言う京介さんマジパネェっす
921名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 18:59:29 ID:L9ey2Xw3
そういえば沙織って高二?
922名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 19:05:48 ID:JTLlvFZ1
高一

お嬢様高だからエスカレータかな
学園祭に是非呼んでもらいたいw
923名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 22:53:49 ID:/saKsbwm
本スレの方で、黒猫妹が複数ってことになってるけど
黒猫、妹、京介の三人で花火大会に行っても、「妹たち」何だよな

花火見ながら青姦で姉妹丼……ゴクリ
924名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 02:31:44 ID:82n3QbgQ
黒猫&京介、黒猫妹&妹彼のダブルデートだった
925名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 04:16:09 ID:azszqVMo
しかし、黒猫が自分以外の友達と仲良くしてることがやたら気になるんだな、桐乃は。
それとも京介もたまたま留守にしてて、それが気になった?
どちらにしろその事をはっきり口に出すようになってるあたり、新刊での桐乃の変化が楽しみ。
926名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:19:29 ID:wXMNXftp
>>835の桐乃のリビドーが〜の続きです
ひyな言葉がたくさんなのでニガテな人はスルー推奨

もうあれから65年目か、早いものだな……
ていう感傷を抱きつつ続きを投下
927名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:20:13 ID:wXMNXftp

兄貴はちょうどキッチンで冷蔵庫から麦茶を取り出してコップに注いでいた。
あたしがこっち来たことに気付いて「え? なんでコイツ来てんの?」みたいな顔してる。
いいじゃん、いっしょにいたいんじゃん。バカ兄貴
「あたしにもちょうだいよ」
兄貴に麦茶を要求する。
「……おらよ」
勝手に何か合点したのか、変な顔つきはやめて、コップを差し出してきた。
そして、もう一個コップを取って自分の分を注いでいく。
へへ、何気ないけど、優しいじゃん。
やっぱ兄貴はシスコンなんだよねー? はっきり認めて言ってくれればいいのに。
そしたら、あたしの彼氏になってよって言うのにさぁ〜あ。
受け取った麦茶を飲みながら時計を見ると午後十一時を回っていた。
お母さんたちはもう寝てるのか、家の中はあたしと兄貴がコクリコクリと麦茶を飲む音しかしない。
兄貴の方へ向き直ると、兄貴もこっちを見てた。
視線がまた交差する。
「な、なに見てんの? ウザ」
「――なぁ桐乃」
兄貴はあたしの言葉には反応せず、なにかを思案するような顔であたしを見てた。
え? な、なんなの?
てっきり「なんでもね〜よ」とか言ってくるものかと思ってたのに。
なんかいつもと違う切り返しにあたしは少し狼狽した。
「あのさ、お前日本に帰って来たんだよな」
「は? 見りゃ分かんじゃん」
どうしたの? 兄貴頭おかしくなった? 帰ってきたのはもう数週間前じゃん。
他ならない兄貴があたしんとこ来てくれて、二人っきり〜で夜過ごしてぇ〜、二人でハネムーンみたいに飛行機乗ってぇ〜、帰ってきたんじゃん?
兄貴は何も言わず麦茶を飲んでいる。
「なんなのよいったい」
じれてあたしは兄貴に問いかけた。
そしたら兄貴は、飲み干したコップを置いて、あたしの正面を向いて「すぅ」と一呼吸すると――、
「桐乃、帰って来てくれて――ありがとな」
……!? な、なななんで? お、お礼?
いきなりのことにあたしは動転した。
あ、あたしが日本帰ってきたのは兄貴が寂しいって言ってくれたからで、それがチョー嬉しかったからで、
「あんたに……、お礼言われるような……、ことじゃ…ない」
ふいうちの言葉に心臓の鼓動が高まって、うまく言葉が出せなかった。
「それでもよ、一応言わせておいてくれ。ありがとな」
「べ、別に……いい…ケド」
え、その……。お、お礼って……兄貴、それって、それってあたしが帰って来て嬉しいってことだよね?
あたしが兄貴のそばにいるの嬉しいって、ことだよね?
そ、そうなんだよね?
何か言いたいけど、嬉しさと恥ずかしさと緊張から、あたしは肩をちぢこませて、両手で掴んだコップから麦茶をクピクピ飲むだけだった。
あたしの様子を少し眺めていた兄貴はやがて、
「もう寝るけど、お前も早く寝ろよ」
そう言ってリビングから出て行った。
後に残ったあたしの胸には、階段を上がっていく音がひどく心地よく響く。
兄貴のバカ、そんなこと言われたら、ガマンできそうにないじゃんあたし――



928名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:20:59 ID:wXMNXftp
リビングに桐乃を残し、部屋へ戻ってベッドに再び入ると、心地よい眠気が襲ってきた。
一階に下りていったらまだ桐乃のやつがいて、麦茶飲もうとしたらあいつも『くれ』って言ってきたんで、二人で飲んでた。
別にどうだっていうほどのもんでもねぇんだけどな。
あいつと二人で麦茶を飲んでいるとき、さっき考えてたことが頭をよぎっちまったんだよ。
もしかしたら、そう本当にもしかしたらだけど、桐乃は俺が意識する前から、俺の方を向いていたのかもってさ。
だとしたら、あいつの心は、実は俺が思うものほどには違ってんのかなって、あいつの顔見てたら思っちまったんだ。
だから俺は、『ありがとう』って言った。
寂しがって、泣きついちまった情けない兄貴を見捨てないで帰って来てくれて、俺の方を向いていてくれて、俺のことをちっとは見て、考えてくれていて、ありがとう≠チてさ。
確証なんて無かったから、その後に続く言葉は言わなかったけどよ。
ハッ。妹相手になっさけねぇこった。でもよ、不思議と悪い気分じゃあねえんだわ。
やっぱシスコンだろって?
ちげーよ、そんなんじゃねえんだよ、俺と桐乃は――さ。
……多分な。
へへ、今になって少し恥ずかしくなってきた。
これ以上起きてられん、あーはずかしっ。
いい感じに眠たくなってきてるし、さっさと寝るとしよう。
なんとなくだが、今日はいい夢が見れそうな気がするよ。




時計の短針がいつの間にか1をさしていた。
もうかれこれ二時間近く、ベッドで身じろぎしていたことになる。
夕方に少し寝ていたから眠気は襲ってこない。いや、それだけじゃないか。
兄貴のことが頭から全然離れないからだ。いや、離したくないから。
「兄貴、眠れないよ。兄貴のせいだよ、変なこと言うから。どうしてくれんの?」
さっきのこと、あたし超嬉しいんだよ。
兄貴があたしのこと見て、言葉にしてちゃんと言ってくれたから。
「兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴……、あに…きぃ」
濡れた瞳で壁の向こうに何度も呼び続けた。
「あにきぃ、あたしのこと、もっと見てよ。兄貴スケベだからさわりたいでしょ? さわってもいんだよ? 兄貴……、兄貴……、あに…きぃ……」
さっきからもうずっとこんなことの繰り返しだった。
同じような言動を繰り返すたびに、想いだけが雪のように積もっていく。
凍えるカラダを両の腕で抱いても、いっこうに温まらない。
兄貴にあっためてもらいたい、溶かしてもらいたいよ。
「兄貴、もう……寝たよね……。今、なら……。兄貴、あにき、アニキ……、もう、あたし、あたし……」
だ、だめ、もう無理だよ、あたし、あたし――っ!
情欲に駆られたカラダをベッドから起こし、ふらふらとあたしは部屋を抜け出し、兄貴の部屋へ来た。
音がしないようにドアを静かに開ける。
部屋は薄暗いけど、外灯と月の明りが窓のカーテンから漏れており、中の様子はなんとか把握できた。
ベッドからはスゥスゥと寝息が聞こえてくる。
あたしは少し開けたドアの隙間からそうっと部屋へ入り込んだ。
ゆっくりとベッドに近寄り、かたわらに腰を下ろして兄貴の顔を窺う。
けっこう眠りが深いのか、起きる気配はないみたい。
「はぁ…はぁ……」
ごめん兄貴。あたし、あたしもうガマンできないからね?
兄貴が悪いんだよ、あたしにあんなこと言うから。
あたしにあんな……あんな嬉しいこと言ってガマンできなくさせちゃったんだから。
責任、とってよ……。
929名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:21:39 ID:wXMNXftp
震えながら兄貴の顔に自分の顔を近づけていき、
「あ、あに…き……。……………………ん」
唇が触れた瞬間、ビリっと体中に電気が走り抜けた気がした。
しちゃっ…た……キス。キス……した。あ、あたし兄貴とキスした、キスしちゃったよぉぉ!
唇をはなして、いったん呼吸を落ち着かせる。
「んぁ……。はぁ、はぁ、はぁは……」
や、やた。あたしの初キス、兄貴と出来た。
あはぁ、チョー嬉しいよぉ。メルルちゃん、あたしやったよ! 兄貴とキスしたよ!
兄貴、あたしが勝手にキスしてんの、どう思うかな? やっぱり怒るかな……?
ごめん、でも、だって……もう抑えられそうにないもんあたし。
自分の気持ちに気付いてから、これまでガマンしてきたけど。
これまで――
兄貴のハブラシで歯磨きしたり、
兄貴の後をこっそりつけてたり、
兄貴がいないときにベッドで寝てみたり、
兄貴のイスにあたしの匂い擦りつけたり、
兄貴の靴の匂い嗅いだり、
兄貴がトイレ出た後すぐに入ってみたり、
兄貴の飲みかけのペットボトルに唾液入れたり、
兄貴の箸で間違えたフリしてご飯食べたり、
兄貴にパンツ見せつける為に前に座らせてみたり、
兄貴の捨てたゴミ漁ったり、
兄貴の毛が落ちてないか探してみたり、
兄貴のパンツを履いたり嗅いだりしてた『くらい』だったけど……。
今日はどうしてもガマン、出来そうにない、あたし。
だから……今日だけ、今日だけだから、さ?
あたしが自分に言い訳を言い聞かせている間も、兄貴は変わらず眠っている。
これくらいじゃ全然起きそうに無いみたい。
だ、大丈夫だよね? だから、もうちょっと、もうちょっと……いいよね。
「ん、ちゅ。ん……んふっ。ちゅぷ……、ちゅ、ちゅ……」
あたしは何度も何度も兄貴の唇をついばみはじめた――




明晰夢って言葉知ってるか?
夢を見ている最中に「あーこれは夢だ」って夢の中で夢だと気付くあれのことだ。
実は今それを体験しているとこなんだよ。
夢の舞台はどこか知んないけど、暗い部屋、俺は寝てるようなんだが、そこへドアを開けて誰かが入ってきた。
顔はなんかボヤけてよく見えないんだが、女ってことだけはなぜか分かった。
あと髪の毛は茶髪のロング、黒じゃないのが惜しいところだ。
んで、彼女が枕元に近づいてきて、「なにすんのかなー?」と思ってたらさ。
なんとキスしてきたんだよこれが!
一度目は触れるか触れないかくらいの、んで今は「ちゅっちゅ」と愛らしい唇を必死に俺の唇に重ねてきてくれている。
くぅ〜〜、たまんねぇ。エッチな夢サイコーッ!
夢の中だって自覚できてるから、俺はそりゃもう必死に夢の場面が切り替わらないように祈ったさ。
夢ってのは放っといたら、映画のように勝手に進んでいきやがるからな。
この前見た夢なんて、麻奈美としゃべってたと思ったら、いきなり怪物に襲われて泣きながら逃げてたし。
930名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:22:25 ID:wXMNXftp
おっと、話が逸れたな。
まぁつまりだ、俺は男の大多数がそうするように、もちろんそのエッチな夢を心ゆくまで満喫することにしたのさ。
夢に出てきた彼女は愛らし〜い唇で繰り返し繰り返し俺にキスをしてくる。
可愛い、超可愛い。
もっと、もっとチューしたいぜぇぇ!
俺は夢に現れてくれた彼女へお返しするようにこっちからもキスした。


「ん、んんっ!?」
起きたのかと一瞬緊張したけど、そんなこともないみたいだった。顔に当たる寝息は規則正しい。
寝てる……けど兄貴からキスしてきてる! なにこれ、すごい!
「バカ兄着、驚いちゃったじゃん。んぁっ、でも、でも兄貴があたしの口にすいちゅいれる。あたしもぉ、もっと兄貴とキチュしたい。ん…、んんん。ちゅ、ちゅッ、ちゅッちゅッ……、ちゅちゅうう」


おおい、なんかえらい積極的じゃねーか。
俺がキスすると、彼女からすんげー大量にキスの雨が降ってきた。
ひゃっほー、こりゃたまんねえ。
俺も負けじとどんどんキスしていったね。


「んはぁ……、あに、きぃ。もっと、もっとあたしゅの吸って。あたしいっぱい、キシュしたい。んちゅ…、ちゅうう、ちゅ、くちゅ……、ちゅちゅ、ちゅるるううぅ」
間近にある兄貴の顔を見ると、ピクピクと瞼の下で目がほんの少し動いているみたいだった。
ま、まずいかな、起きちゃう? でもこんなの……、止められるわけないじゃん。
「ちゅ、ちゅっ、ちゅちゅっ。チュプチュプ。あっ…、ふみゅ、んはっ……きもひイイよ、兄貴とキスするの気持ちイイよぉ」


うはぁ〜。やっべ、超やっべ! 気持ちいい、キス超気持ちいいです!
いや、実際はキスなんてしたことねえから、本当にこれがキスの感触か分かんないんだけどね。黒猫のは頬だったし。
ただもう夢とはいえ快感がね、すごいのよ。なんていうか〜トロけるっつうの?
本当のキスの感触かどうかはおいといて、俺のリヴァイアサンがパンパンに膨れ上がったのは確かだ。
よ〜うしっ、今度は、い、いっちょ……、ディ、ディープキスとやらをしてみっかな。
俺の夢なんだし良いよね? 良いよねっ!?
俺はレロ〜と彼女の口に舌を挿入れてみた。


「あむ…、んっ、ちゅ、ちゅちゅ……、んっ、んんん!?」
驚きであたしはバッと兄貴から口を離した。
え、なに!? 今の感触って? し、舌? あ、兄貴もしかして起きたの!?
に、逃げる!? でっ、ででででも……っ!


いきなり彼女の気配が消えちまった。ちょ! なんで!? 舌挿入したのダメだったの?
うおぉおおおい! ごめんなさぁぁいぃぃ、調子乗ってましたぁ!
頼むよおぅぅ戻ってきてくれよぉー! もう一度、もう一度だけお願いします!
明晰夢なんだろ、これって俺の夢なんでしょ? なんとか頼むよぉぉっ!
俺は突然消えた彼女に必死に呼びかけたよ。
情けないことに涙ボロボロでな。
931名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:23:10 ID:wXMNXftp

逃げるタイミングを失ってドキドキしながら兄貴の気配を窺っていたが、起きてくる気配は無い。
口が少し開いて、舌がピクピクしてるのが見える。ちょっと寝苦しそう?
しかし他はこれといって様子は変わらない。相変わらず寝息を立てている。
「大丈夫みたい…だけど、……ふぅ。し、心臓止まるかと思ったじゃん、このバカ兄貴」


ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさぁぁいぃっ! 俺が悪かったですぅ!
だからお願いします、お願いしますだよぉぉ戻ってきてくださいぃぃっ!
俺は必死にいなくなった彼女を求めて叫んだよ。
情けないことに鼻水ズルズルでな。


少し様子をみていたけど、やっぱり起きそうにない。ほんとに寝てるみたい。
兄貴起きてない。でも、さっきのって?
――――はっ! 兄貴、もしかしてキスしたいの?
寝てても……、あたしとしたい? あたしとキスしていいの!?


したいですう! チューしたいっス!
だって俺十八歳だよ!? エッチな夢なんて毎日だって見たい花も恥らう(?)お年頃なんですよ! お願いだから帰ってきてくれぇぇっ!
俺は諦めずにしつっこいくらい彼女に帰ってきてくれとわめいたよ。
情けないことにワンワン大泣きでな。


兄貴……。あたしとキスしたいんだよね? ベ、ベロチュー、し、してもいんだよね?
してあげても……い、いいよ……。ゴクリ。
兄貴とベロチュー、兄貴とベロチュー、兄貴とベロチュー……。
あ、あああ兄貴と、ベベベロチュ――ッ!
あたしは兄貴の顔に覆いかぶさると、
「ん、ちゅ。ん…んん、えぇ、くちゅ、ちゅ…、ちゅぴ、ぇああぁ。ひゃ、ひゃにひぃぃん」
もう一度唇を兄貴に押し付けた。


……!? やた! よっしゃあぁぁっ!
さすが俺の夢、さすが明晰夢、マジお願いしたら戻って来た、帰って来てくれた――っ!
しかも、彼女の方から俺の口に舌を挿入してディープキスしてきてくれている。めちゃ気持ちいい!
かぁ〜〜〜っ、なんてエロ可愛い娘だよこんちくしょー。
もう拒絶されてないと分かり、俺はむさぼるように彼女の唇を、口内を、舌を味わい始めた。


兄貴からも舌を絡ませてきてるっ。なにこれ、夢? 超嬉しいよぉっ!
あたしは嬉々としてますます兄貴の舌に自分の舌を絡ませていった。
「くちゅ、ちゅるるる、ひゃぁぁ、あにひ激しい、いっぱい、いっふぁいあたひの舌にかりゃんでくりゅ。んん、もっとぉ、もっとベロぉ、兄貴のベロからませてよぉぉ。
 兄貴の、へへ、兄貴のぉぉ。ちゅぱ…、ちゅぷちゅぷ、ちゅるるるる、くちゅくちゅ。んやぁ、感じちゃう。ベロチュー、超気持ちイイよ、あにきぃ、あにきぃぃっ」


おいおいおいおい、たまらねえな。サイコーすぎだろ!
久々にいい夢みてるよね俺ってば。いやこんな超エッチなのは初めてか?
一度いなくなったときはダメかと思ったけど、帰って来てくれたしな!
しかし――誰なんだろうな?
今も俺の舌に吸い付いて離してくれない、この超可愛くて絶エロな娘は……?
932名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:23:49 ID:wXMNXftp

兄貴の唾液、兄貴の唾液、兄貴の唾液ぃぃっ!
「んぇぇ、んん……、くちゅる、ぺろぺろ、ん…、んん、こくん。あはぁ、兄貴の唾液飲んじゃったよ、くちゅ、ちゅくちゅくちゅく…、ひゃにきもぉ、あはしのらえきろんれよね?
 あたしだけに、ん…、飲ましぇるのぉぉズリュイんだからね? ん、くちゅ…くちゅちゅ…くちゅちゅ、んふぁ、ふむっ、んあ、ちゅ、ちゅ、ちゅるるる」
おいしい、おいしいよ兄貴の唾液。ハブラシとはやっぱし違う。
もっと欲しい、もっと……もっと――っ!


ふーむ、やっぱいまいち良く分からねえな。
すぐ間近にいる彼女の顔は、ピントが合わないカメラのようにボヤけて視認することは出来ない。
髪は〜、茶髪、いわゆるライトブラウンみたいだが、ん〜レロレロ。


「んぇろ、れろ、ちゅる、ちゅるる。んあぁ〜もっろぉ、もっろぉキスぅ。兄貴、兄貴、あにきぃぃ。もっとベロであたしの中犯してぇぇ。口いっぱいに兄貴の唾液ちょうだぁいぃ。
んむ……、むちゅ、ちゅ、くちゅるる、ちゅぽ、ちゅぷ…ちゅぷぷ、くちゅる」
兄貴が起きているときは絶対出来ない行為に、あたしはさらに陶酔していった。


ロングでライトブラウンに染めてて、可愛くて、積極的で、エロくて。
う〜ん、思いあたらねえ。俺の周りにいたかぁ、そんな娘? 近くにいたら絶対分かりそうなもんだが。
秘蔵コレクションのお気に入り女優にも覚えがねえしなぁ……。
それとも、ただ単に俺の夢が創りだした架空の存在ってことか?


「んちゅる、くちゅぷ、ちゅぷぷ…、んあぁ〜。しゅごい感じるぅぅ、兄貴の唾液おいしいぃぃ、んん、もっひょよこしてよぉ……、ちゅぱちゅぱ、れろ、れろ……、んく、んく。
 あああ、おいしいぃのぉ、感じりゅのぉ、あたし兄貴のでたくさん気持ちよくなっれるぅぅっ」


ま、いいか。
いなくなったときはマジ泣きしたけど、こうして帰って来てくれてそばにいてくれるんだしな。
…………ん? んんん?
でも――まてよ、そういえばつい最近も、こんな気持ちを味わわなかったっけ?
えーっと、こう俺が泣いて頼んだら帰って来てくれて〜、それが嬉しかって〜。


「えへぇ、あにきぃ、兄貴の歯にもキスしてあげるね、感謝してよねぇ。んちゅ、ちゅっ…、ぺろ、れろ…れろぉ、あっ、あっん…んっ、んあ……、ちゅくちゅく。あっうんん、歯が舌に当たって気持ちイイよ。
 あたしの舌で兄貴の歯、磨いちゃてるの、感じちゃうよ。んえぁ、ぺろ、るれぇろ、あん、んん……カリカリすんの感じちゃうろぉおぉ?」


なんかずっと俺のすぐそばにいたやつでさ……。
そして俺のことを――


「あにきぃ、んあ、あにきあにきぃ。ちゅるる。もっとちょうらいってばぁ兄貴、バカあにきぃぃ。あっ、んん、ちゅぱ、ちゅぷ…ちゅぷぷ、ちゅっ、ちゅちゅちゅうううっ。
 やぁ、あたしが変態あにきぃろぉ舌食べてるんりゃから、あにひは舌吸っちゃらめぇらのぉ、このシ、シスコンあにきぃぃぃぃっ」


そうそう、俺のことをバカだの変態だのシスコンだのとつけて『兄貴』と呼ぶ人物。
つまり――、俺の妹の桐乃だ。
なーんだそっか、誰かと思ったら桐乃だったのか、そういやあいつの髪もロングだしライトブラウンに染めてたもんな。
おまえ、こんな超可愛くてエロかったんだなぁ。
なーるほど。
……………………………………………………………………………………………………。
933名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:24:33 ID:wXMNXftp







ううおおおぉぉぉおおおいいいぃぃぃぃいいいぃぃ――――――――!?






「んっ、くちゅちゅう、ちゅぷちゅぷちゅぷ。んはぁ、んむぅ。あにきぃ、いっぱいいっぱい気持ちひいことしよ。兄貴の口の中、れ〜んぶ犯してあげるかりゃ、あたしの口の中も犯しなさいよね。
 ちゅる…るるる、くちゅる……、はぁはぁ……はぁ。兄貴兄貴兄貴、あにきいいぃぃっ」


ボヤけていた顔がはっきりと桐乃を形作った。つややかなライトブラウンの髪、丸顔だが十分すぎるくらいに端正に整った顔。
俺がキスを交わしていた相手は、まさしく俺の妹の―――桐乃だった!
その妹の桐乃が、今まで見たことが無いくらい可愛い顔で、『兄貴、兄貴』といとおしげに何度も俺を呼び、扇情的な言葉を言いながら俺の口内に舌を挿入し、舐めまわしている。
「き、桐乃!? お、俺は! ―――!? ちょ、ちょっとまて俺、おいおいおいおい待て待て待て待てぇぇぇっ! それはマズイ、それはマズイってぇぇっ!」
夢の中の相手が桐乃と知った瞬間、俺の中のどんなスイッチが入ったかは知らんが、今までに無い快感が急激に下半身から駆けあがってきた。


「あにきぃあにきぃ、兄貴とのキシュ、ちょ〜イイよぉ。しゅごく感じちゃうのぉぉ。バカ兄貴もぉ…もっとあたしとのチューで気持ちよくしてあげるからね。ちゅ、くちゅちゅちゅ、ちゅぱ、くちゅるるるるぅぅぅぅっ!
 あにきぃあにきぃぃ! あっ、あむっ、んむぅぅ、くちゅちゅちゅちゅううううううっ! 兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴……、あにっ…きいいぃいいぃぃっ!」


よ、よせ桐乃! こ、これ以上は……む、無理だっ。
く、くおおおっ! だ、だめだ、耐え切れんっ!
「…………ぐ、く……うあ、ぁぁああああああああっ――――――!!」


「あにき、あに……へ、ふぇええ!? あ、兄貴!?」
突然、兄貴はうめき声をあげてカラダを身悶え始めてた。
そこでようやくあたしも「はっ」と自分が我を失うくらいに夢中になり過ぎてたことに気がつく。
ま、まままっずい、これ絶対起きる、今度こそ起きちゃうって! に、逃げなきゃっ!
あたしはあわてて駆け出し、自分の部屋へと逃げ戻っていった。
もっとキスしたかったのに……グス。



934名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:25:09 ID:wXMNXftp
「……………………」
目が覚めた。
えーっとここは……、俺の部屋だよな。
部屋はシーンと静まりかえっている。
なんかドアが開く音が聞こえたような気もしたが、部屋の外からも何も聞こえてこない。
鮮明だった夢のせいか少し頭がぼうっとしていたが、徐々に意識がはっきりしてくる。
………―――〜〜〜くっ、くわあああああああ――っ!
やっちまったぁぁぁっ! な、なんちゅう夢見てんだよ俺はぁぁっ!
最初の方はあんま覚えてねえケド、夢の中で俺が可愛い、超可愛いと大喜びでキスしていたのは、間違いなくっ、隣の部屋で寝ている妹の……き、桐乃だっ!
ぐああああああ! 俺のばかああああぁぁっ、変態ぃぃぃっ!
なんか口元もベタベタしてんし、一人で寝ながら舌出してベロベロしてたってことかぁ!?
うっぎゃああああ! 危ね! 俺危ねぇぇ――っ!
へ、部屋で良かった。もしどっか誰か人がいるようなところだったら……。
ひいいいぃぃ!
ゾゾゾッっと背筋が冷たくなった。ほ、ほんと部屋で助かったぜ!
しかしよぉ……と、とんでもねえ夢見ちまったぜ。だ、だいたいなんで桐乃なんだ?
俺ってもしかして本当に……。
い、いやいやいやいやそれはない! 断じてないいぃっ!
こ、これはだな、いわば夢の中での出来事であって、いくら明晰夢だからといっても出来ることと出来ないことがあってだなあっ?
まして、潜在的に持ってた望みが浮かびあがったとかそういうんでもなく!
て、ていうかよ、たまたまそーゆー夢を見ちまったってダケで、たまたま寝る前に桐乃とちょっと会話してたのが変に重なって、これまた、た、たまったまそーなっちまったってダケで……。
「く、くぅうう……。さ、さっさと忘れちまおう。それが俺の自我の為でもあるよな、うん」
と、俺が必死に今見た夢の忘却作業に専念していたら、股間が妙に冷たいことに気付いた。
おいまさか、やめてくれよ〜……。
そーっと、パンツの中を確認してみる。
「うっげ、やっちまってるよ……」
パンツの中は見事に俺のリヴァイアサンの大海嘯で濡れていた。
ああああ、ついてねえぇぇ。夢精なんてするかよ普通?
はぁ、そういやここんところ夕方は勉強、夜は桐乃のゲームに付き合ってたから処理してなかったもんな。そのせいか?
「にしても、なんだよこの量。溜まってたっていってもこんなに出るか普通?」
パンツの中はすんげ〜ベトベトだった。
夢ん中でキスの相手が桐乃と気付いたとき、急激に沸きあがってきた快感に耐え切れなかったわけなんだが……。
うわわわわ、いかんいかんいかん。こっから先はあんま考えない方が身の為だ。
忘れろー、忘れろー俺っ!
935名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:25:43 ID:wXMNXftp
はぁ…はぁ……。
と、とりあえずこのパンツをなんとかするか。あ〜あ、お気に入りだったのによ。
俺は替えのパンツを持ってそうっとドアを開け、家族に気付かれないようにソロソロと一階へと向かった。
風呂場の脱衣所でパンツを脱ぎ、タオルで股間を丹念に拭う。
「うへぇ〜」
なんちゅう量だよ。もしかして俺って多いほうなのか? 比べたことなんてあるわきゃねーから分からんけどよ。
いや、つまんないこと考えてないでさっさと済ますか。
股間を拭ったあと、洗面台で手を洗い、新しいパンツに履き替えて短パンを履く。
ついでにシャツも用意した新しいものに着替えた。
「うっし、これで一応大丈夫だよな。――さてと、残るコレはどうするよ?」
精液が付着したパンツとタオル(それとシャツ)をつまんで、しばし思案する。
このまま洗濯かごに入れておけばいいかな?
いやしかし、もし匂いでバレたらそれこそ恥ずかしすぎて死ぬ。
かといって、持っておくなんて論外だし、捨てるつっても、こんなん捨ててたらそれこそお袋にバレて、家族のみならずご近所で辱めの刑にあっちまいかねない。
あのババア、どこまでしゃべるか分かんないからな。
「ん〜、さっき風呂入ったときの下着に紛らせときゃバレねえかな」
うん、それが一番無難な気がするな。
横着のお袋はかごの中身はいつもまるごと洗濯機に放り込んでるし。
そう思い立ち、洗濯かごに手を突っ込んで自分の下着近辺にブツを紛れ込ませようとした。
「んーと、この辺にバスタオルでくるんでおいて〜と……」
そのとき――

「なに……してんの? あんた」
ギッック――――ッン!
そんな擬音が頭の中をこだまし、洗濯物の中に突っ込んでいた手をバッと抜いて横を向いてみると……、なんと桐乃が俺をじっと見つめていた。
ナニコレ、ドウイウコト?
ちょ! なんで桐乃がここにいんのよ? おかしくねぇぇっ!?
廊下暗かったじゃん! しかも俺は念の為こいつの部屋の様子に聞き耳を立ててたんだぜ?
起きてるはずならなにか物音がするだろうと思ってっよぉ!
もう深夜だし、何も音がしねえから寝ているとふんで安心してたのに!?
俺が固まっていると、桐乃はなんかプルプル震えて俺がなにをしていたか聞いてきた。
「な、なにしてんのって、き、聞いてんだけど……」
「い、いや、俺はだな――」
「あ、あんたまさか……、あたしのパ、パンツを……」
「ちげえよっ!」
思わず大声で叫んじまった。やべ、親が起きちまう。
そんなことになって追求されたらそれこそ終わりだ。
「お、大きい声出さないでよ」
「わ、わりぃ」
936名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:26:29 ID:wXMNXftp
素直に謝り、再び声のトーンを落として話始める。
ってか話したくねぇぇぇ! さっさとこの場を逃げ出したいよ俺は!
くっそ……、さっきの夢のせいでどうしても顔が熱くなっちまうじゃねえか。
「で、なにして…たの?」
「俺はだな、そのぉ、汗かいちまって寝苦しかったからシャツを替えに来ただけだよ」
よし。とっさに思いついたことだが、悪くない。
シャツを着替えたのは事実だ、ウソも言っていない。
「ふ、ふ〜ん。ほんとかしら?」
……チッ、あんまどもらずに言えたんだが、まだなんか疑ってやがんのか。
「ちょっと寝苦しくてな、それだけだっつの」
吐きすてるように言葉を重ねる。……ウソは言ってないよね?
にしてもなんかこいつも顔赤くね? 変に言いよどんでるし。
いや、今はそんなこと気にしてる場合じゃねえよな。
このままじゃ防戦一方だ。こっちからもなんか言わねえとっ!
「お、お前こそこんな時間になにしてんだよ? もう夜中だぞ」
「あ、あたしはっ! あたしは、なんか物音聞こえたし? 降りてきたら、な、何かこっちが明るかったから見にきた……だけ…よ」
うげ、足音出さねえように気をつけてたのに。
「………………」
「………………」
それ以上、お互いなにもしゃべらなくなった。
というか俺は今こいつとだけはしゃべってたくねえし、面と向かいあいたくない。
「じゃ、じゃあ俺はもう用が済んだから寝る。お前もさっさと寝ろよ」
これ以上こいつといるのは今は恥ずかし過ぎるし、変に会話を続けてボロを出す危険も考えて、俺は捨てゼリフを吐き、桐乃の横をすり抜けて逃げるように階段を上がって部屋へ戻っていった。
後ろの方でなんか呼ぶ声がしてたような気もするが、そんなん知らん!

部屋へ戻ってベッドに横たわる。
「あぁ〜〜〜。なんなんだよ今夜は、まったく」
やけに桐乃のことでとんでもない目にあう。
ええいっ、忘れろ忘れろっ! そしてさっさと今夜のことは無かったことにしよう。
そうするのがきっと俺にとって正しい選択ってやつに違いない。
布団をひっかぶって必死に眠気を手繰り寄せ、俺は今度こそ深い眠りの底にダイブした。




「ちょ、ちょっと――」
待って、と言い終わる前に兄貴はさっさと上に上がっていってしまった。
兄貴のバカ。もうちょっと話しててあげても良かったのに……。
937名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:27:08 ID:wXMNXftp
逃げだした後、自分の部屋で息を殺してたら、しばらくして兄貴の部屋の扉が開く音がした。
き、気付かれた? これからあたしの部屋に来て――と不安と期待でいっぱいだったのに、兄貴は一階へ下りていった。
不思議に思って見に来たわけだけど、シャツ取り替えただけって言ってた。
さっきのアレは気付かれなかったってことかな?
ウソは言ってなかったっぽいよね。
それに、あんとき最後なんかうめいてたし、顔もなんか赤かったような気もするから汗かいたってのはなんとなく頷ける。
それでシャツを替えにきたっていうのも合点はいくかな。
「やっぱ……気付かれずに済んだってことかな、――はぁ」
気付いて欲しかったようなぁ、気付かれなくて助かったようなぁ……なんか消化不良。
兄貴があたしのパンツを盗んでるのかと思ったのも違ったしさぁ。
「チッ。もうちょっと様子を窺っとけば良かったかな?」
声かけたとき、洗濯かごに手を突っ込んでた。
もう少し待てば、兄貴の手にあたしのパンツが――なんてことあったかもしれないのにね。
「ん…んん……。う〜あんなにキスしてたのに、あたしまだ満足できてない。あーもうっ、どうしてくれんのよぉ」
まだカラダの中にはキスの余韻がかなり燻ぶっている。
今気付いたけど汗もかいてて、パンツもすごい濡れてる。
「あたしも着替えよっかな。――ん?」
そこでふいに、疑問が浮かんできた。
なんで兄貴のやつ洗濯かごに手を突っ込んでたんだろ。
シャツを替えるだけなら他の洗濯物の上にポイって置いとけばよくない?
そうよシャツ替えるだけ、シャツ替え……、シャツ……。兄貴の脱いだばっかしの……シャツ…………。
あたしは、洗濯かごに近寄り、兄貴のシャツを探し始めた。
「へ、ヘヘヘ。いつもはお風呂入るときだけだけど、脱ぎたてのシャツがこのかごの中に……」
お風呂はたいていあたしが先に入っちゃうし、なかなか機会がないんだよねぇ〜。
さいごに嗅いだのは、一週間前くらい?
あのときは兄貴のパンツ履いて、シャツ着て、四十分くらいはぁはぁしてたら、お母さんに『次入るから早くして』って言われて時間無くってシャワーだけになったっけ。
ゴソゴソお目当てのものを漁ってると――、
「あった!」
兄貴がさっき脱いだであろうシャツが他の洗濯物に紛れていた。
ヒョイっと取り出して、鼻に押し付ける。
「クンクン…クン。はぁぁぁ、いいよぉ。兄貴の匂い、脱ぎたて、すごく良いにお〜い」
んあ〜、いい気持ち。ずっとこうしてたい。
兄貴の匂いを堪能していると、ふと洗濯かごの中に下着が一枚多いことに気が付いた。
あれ? なんで兄貴のパンツ二枚?
一枚はお風呂入ったときのだろうし、じゃあもう一枚は? それになんか……すごくにお…う。
………………ゴ、ゴクリ。
シャツを戻してあたしは震える手でパンツの片方を手に取った。
当然、におってきてる方のパンツを。
「はぁはぁ。兄貴、まさかパンツも着替えてたの? だからあんなに驚いてたの?」
しまった、もっと早く下りてきてれば着替えてる最中に……。
いや、それはもう仕方無い。重要なのは兄貴の脱ぎたてパンツが今、あたしの手にっ!
938名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:27:46 ID:wXMNXftp
と、パンツから冷たい感触が手に伝わった。
「え? ちょ、ちょっと待ってよ。ウソ、ウソだよね? これ、こ、これって」
冷たい、つまり濡れてる。濡れてるからにおってる、つまり……におってるのは――
ドクンッと心臓が大きく跳ねた。
おそるおそるパンツを見ると、股間の周りがべったりと湿っていた。
そこからとても臭くて良い匂いが漂ってくる。
「うへ、うぇへ、ふへへへ。や、やた、やった! せ、せせ精液。ほ、ほんものの……兄貴の、兄貴のせ、せせせ、精液ぃぃっ!」
一瞬我を忘れて、思いっきりパンツに鼻をこすりつけた。
いつものパンツよりずっとツーンとにおってくるこの感覚、間違いない! 嗅いだのは初めてだけど間違いないっ!
「兄貴の精液ぱんちゅるれりゃりゃあああっ!」
興奮しすぎて、呂律が回らなかった。
だって、兄貴の、兄貴のパンツだよ? しかも精液付きっ! 仕方なくない!?
やた、やった、やっった! やっっったああぁよぉぉ――っ!
超絶なレアアイテムを手にしてあたしの心は有頂天でいっきに舞いあがってしまった。
「パンツパンツ、兄貴のパンツ、兄貴の精液つきパンツー! えへ…ヘヘヘ。で、でもなんでぇ? 兄貴どうしたのいったい、なんか――あっ」
そこであたしはやっと兄貴がここに居た意味を理解できた。
あはは、そっかそうだったんだ。
兄貴、あたしとのキスでイっちゃったんだ。そんでこんなにせ、精液出しちゃってそれで着替えに下りて来てたんだ。
「あは、シスコンあにきぃ、あたしのキスそんな良かったんだ。寝てたくせに、こんな、こんないっぱい出しちゃうくらい気持ちよくなっちゃったんだ」
や〜嬉しすぎて倒れちゃいそうだよ――!
「ほ、ほほっ、ん、んぐ。ほか、他に、他にもないかな」
あたしはまだ兄貴が残したものが無いかと周りの洗濯物を漁った。
ピチャ。再び冷たい感触を手に感じた。
タオルだった。
ゴクリ……と生唾を飲み込んでゆっくりと危険物を扱うように手にして持ち上げる。
タオルからはパンツと同じ匂いがしてきていた。
しかも! しかもべっとりと兄貴の精液付きで!
「ふ、ふぉおおぉぉ! い、いっぱい! いっぱいついてるっ! 兄貴の、兄貴の精液いっぱいついてりゅれりゃえあぁぁ!」
すごい、すごすぎ。今日どうしたの!? 超ラッキーすぎるんですケドォーっ!
兄貴からは『ありがとう』って言われたし、ベロチューまでしたし、おまけにこんな、こんな超絶レアアイテムまでゲットできたんだもん!
「だ、だだだめっ! 落ち着いて桐乃。こ、ここじゃまずい。落ち着いてぇ、ふぅ…ふう…、落ち着いてあたしの部屋に……、はぁはぁ」
あたしは二つのレアアイテムを抱えて、酔っ払いのような千鳥足で自分の部屋へ帰っていった。
939名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:28:44 ID:wXMNXftp

部屋へ戻り鍵をかけ、ベッドに倒れこむようにして横になる。
はぁはぁ。
「兄貴の、パンツゥ。兄貴の、せせせ精液ぃぃ。へへ、えへへへ…へへ」
夜もかなり更けたというのに時間を忘れてあたしは脳をフル稼働させていた。
だって兄貴の、ゴクン……だもん。
ガマンして明日にしろってのはどう考えても無理な話に決まってんじゃん。
あたしはイソイソとパジャマも夜用ブラもパンツも着ていたもの全部脱ぎ捨ててハダカになった。
「兄貴、パンツクンクンしちゃうよ? いいよね? いいよね!? ダメだって言ってもしちゃうけど!」
あたしは隣の部屋で寝てるはずの兄貴に問いかけると、恭しくパンツをかかげて――
ガバッと一気に顔に『被った』!

「クンクン!くんかくんか…すぅっ、すぅはぁぁ、んんん、んはあああっ、パンチュううぅ、パンチュゅうう! アニパンだよぉ正真正銘のアニパンー!
 スン、スンスン。あぁぁ……すごい匂いきつい、精液のくさくて良い匂いいっぱい、いっぱいしてりゅうう! 全方位ぜ〜んぶ兄貴のパンツだらけけぇぇえ――っ!
 あはは、すごいすごひぃぃ、頭全部兄貴のパンツに犯されてるみたい」

全裸で頭からパンツを被ったあたしは我を忘れるくらいその行為に狂喜した。
あーパンツからにおってくる精液の匂い、頭がくらくらしてくるよ。

「んふぅっ、ふうっ、ふっふううう! はぁはぁ。くんかくんかしてる、兄貴のパンツくんかくんかしてるよ兄貴?
 あたし兄貴の精液がたっぷりしみこんだパンツ頭から被って、兄貴の匂いかいでるりょおお? ふんっんふぅぉぉ」

たまんない、匂いを嗅ぐたびにあたしのカラダがびくびくと快感に震える。

「ふふぇええぇぇ。脳が痺れるぅ! あたし、脳まで兄貴にいっぱいにされちゃってるよぉ。あ、あにき、ちゅうちゅうしていい? 精液ついたパンツちゅうちゅうしていーい?」

返答など返ってくるはずが無いんだけど、あたしは頭の中で兄貴を想い描いて行為にのめりこんでいった。

「ちゅ、ちゅううううぅぅうう! んはぁぁ! 兄貴の精液ぃおいしいよぉ。ぺろぺろ、んちゅう、んぐんぐ。あっ、いやあ、あたし精液飲んでる。兄貴の精液のんれるうう」

パンツにのこった精液をちゅうちゅうと一心不乱に吸上げる。
粘着質な液体を口内で感じると、匂いとはまた別に快感が押し寄せてきた。

「んぇろ、んぇろぉぉ。あにきぃ、精液飲んだよあたし? 苦いって聞いてたけどそうでもないね。薄味だけど、なんかちょっと甘くてあたしの理想だよ、兄貴のあたしにぴったしだよ。
 ん、んん、ふむぅ……、はぁはぁ、むふぅ…うんっはっ……。ああああっ、もっとぉお、もっと欲しい、兄貴飲ませてぇ、兄貴のチ○ポから出したての精液ぃ、あたしの口にいっぱいちょうだいぃぃっ!」

キスのときからだけど、チクビはピンと痛いくらいに立ち、マ○コもびしょびしょに愛液を垂れ流してた。
あたしは片方の手で股間をまさぐって、もう片方でチクビをつまむとさらに快感を求めた。

「んんんっ! やぁ、兄貴だめ! あたしのマ○コ、いじっちゃだめええ、おかしくなちゃう、あたしおかしくなっちゃうからああ、いじったらだめえええ!
 あっんん…ふっ、んあああ、チクビィ、チクビ舐められてる、兄貴の下でペロペロってされて、んやぁん、んぉ、あっあっ、歯で甘噛みしちゃだめぇぇ。スケベ、兄貴のスケベェェおかしくなっちゃうじゃんかぁぁっ」

ちょっ、すごい。あたしいつもよりチョー感じてる。
ほんとに兄貴にいじられてるみたいだよ!?
頭の中では兄貴があたしのカラダを執拗に愛撫している。もちろん兄貴もあたしもハダカだ。
940名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:29:27 ID:wXMNXftp

「ゃあああ、マ○コびちょびちょ。兄貴がいっぱいいじるからぁぁ。もぉう、このシスコンッ。妹マ○コそんなにいじりたいならちゃんと責任とってよねバカ兄貴。責任とってもっとあたしに精液ちょうだいよね?
 精液あたしの口にびゅりゅりゅりゅうううってたくさん出してよね! あたし全部飲むんだから。兄貴の精液ノドの奥まで味わうんだから、あたしの、あたしだけの精液ぃぃいっぱい飲むのおおお、欲しいのおおおおっ!」

こ、今度は指をこうして、パ、パンツといっしょに……。
あたしはチクビを触っていた手を、被ってるパンツの外側から指を二本立てて、パンツといっしょに口の中に挿入した。

「んぉおおぉお! チ○ポォ、兄貴のチ○ポ口につっこまれてりゅう。あっ、んん、あむ。くちゅくちゅ……んえろぉれろ、んはぁぁ、あにひのチ○ポ美味しい。もっとちょうらいよねぇ、こんくらいじゃ足りらいんらからねぇ?
 んっ、んっ、んも…ふふぁ、れぇろ、んっんっんっ」

指を兄貴のチ○ポに見立てたら、興奮がさらに高まってきた。
すごい、兄貴のチ○ポすごい。ほんとに突っ込まれてる気がしてきたっ!?

「ん、んお…んふぉぉおおっ。あたし犯しゃれてる。兄貴のチ○ポに口の中好きなようにかき回されて無理やり犯されてるぅぅぅ! あっ、ああん。マ○コ、マ○コもいいっ、マ○コ気持ちイイォ!
 ク、クリもぉ、クリも舐められてチョーイイ! もっといっぱいペロペロして? ね? 兄貴の舌であたしのマ○コもクリもたくさん気持ちよくしてぇぇ」

あたしも自覚しない間に兄貴の手は、舌に変わっていた。
兄貴はあたしのマ○コを、あたしは兄貴のチ○ポを舐めているという、みだらな姿が思い浮かんでいく。

「あっ、あっ、すごい、すごいよあにきぃ。あたしちょー気持ちイイ。兄貴舐めるのうますぎぃぃ!
 あたしも兄貴のチ○ポイカせてあげる、兄貴のバカチ○ポからたっぷり精液出させるから覚悟してよねっ! んっんも、ふもおぉぉ。んむっ…んっ、んっんんっ……、ちゅぽちゅぽ、ちゅぷ」

すごすぎ。
兄貴のチ○ポ想像して、精液いっぱいついたパンツ舐めるのやみつきになっちゃう。
すごいよ兄貴? あたし兄貴のチ○ポ口に挿入れて舐めてるって考えるだけで、兄貴に犯されて口の中精液まみれにされてるって考えるだけで、頭ピリピリして狂っちゃいそうになるよ。
涎がダラダラと口からだらしなく垂れ落ちていくが、その感触もすでに快感へ置き換わっている。
あたしは更に兄貴のものを吸いつくそうとむさぼり始めた。

「くちゅうう、ちゅぼっ、ちゅぼっくちゅるる、えろぉ、んぇ〜ぺろぺろ。どう? ひもちいい? 気持ちひいよね? 妹のあたしの口でひゃにきのチ○ポ気持ちよくらってゅよね?
 寝てるくせにキスらけであんなにしゅっごいたくさん精液らしちゃうくらいらもんれぇ変態兄貴は〜。
 んやッ、んんあ…あっ、ああああ、あたしも口のらかしゅごい気持ちイイりょぉ、兄貴のチ○ポに犯しゃれれ、いっぱいヌリュヌリュがたまってるろ!
 んもっ、んぐんぐ…、ちゅぶっちゅぶりゅりゅっ。もふっふぉ…む、むううううっぅ!
 だ、だめっ! ひょんな奥まではひゃぁあ今は無理りゃっていったりゃん。バカ兄貴、ひゃなし聞いれりゃかったのぉ?
 そんなに、あたしの、んっんむむ……口いっぱいにぃぃ…、妹の口にぃぃ、チ○ポつっこみちゃいろ? しゃぶって欲しいの?
 兄貴のスケベ、へんらい、シスコン、強姦魔〜! あっ、んむ、んぐぅんむうううぅぅぅっ! やだぁ、怒ったの? もうばかあにきぃ。
 そんなチ○ポで…ん、んは〜、あたしの口ぐりぐりしてたらあたし、もっとおかしくなるじゃ〜ん。しょ、しょうがないなぁ、分かったわよぉ、いっぱいしゃぶってぺろぺろしてあげるからそれでいいでしょ?
 スケベなんだから……。んれろ、れぇろ、ん、ぴちゅぴちゅ、ちゅ、ちゅちゅちゅっ……、じゅる、じゅりゅりゅりゃううう!
 兄貴きもひぃ〜い? あたしのベェ〜ロォきもちい〜い? あらし兄貴チ○ポしゃぶるのしゅごい感じちゃうりょお?
 んもっ、んごんご…ふもぉ、んおぉ…もご…ふっふっんん、ふむぅうう、ちゅる、ちゅぽちゅぽちゅぽ、じゅる、じゅぽぽ…じゅ、じゅる、ちゅぶりゅりゅりゅううぅ…、ん、はぁはぁ。
 あはぁぁ、おいしぃぃ、兄貴の精液くさいチ○ポいいのぉ、兄貴チ○ポ精液いいのぉぉおおぉっ!」
941名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:30:15 ID:wXMNXftp

パンツについた精液に吸いついて、舐めとり、舌で弄んで飲み込むだびに、あたしは興奮を抑えられなくなっていく。
兄貴はひとしきりあたしの口をチ○ポで好き放題犯すと、今度はあたしのマ○コに口を押し付け奥まで舐めまわしてきた。
頭の中で、だけどね。

「あっ…あっんんん、いい、良いよ、気持ちイイぃぃ、兄貴にペロペロされるのチョー感じちゃうのぉぉ! いっ、んあっあっ…ぁっあっ。
 ね、ねえ兄貴? あたしのおマ○コおいしい? おいしいよね、おいしくないって言ったら許さないケド〜。
 んっ、ふむっ、あっああん、へ、へへへ、おいしいよね、おいしいって顔してるよ? ウソついたってバレ…、ああ、ん、んんう……るんだか……らぁ。兄貴のば、ば〜か。
 あっあっあっ…兄貴あたしのいっぱいペロペロしてりゅうう。 ヘ、ヘンタイ、ヘンタイ兄貴! 妹のマ○コ、いっぱいいっぱい味わいたいんでしょう。
 あっ、んっ、あっ、やぁぁ……ら、らめえ。そんな激しくっ、おマ○コ舐めちゃあたしおかしくなるううぅぅ! いっ…あひっ、いひぃぃん、ぅあっあっあああ……んゃぁぁ!
 ク、クリもだめぇぇぇ、そこもおかしくなっちゃう、なっちゃうぅぅよぉバカァ。んっ、あっあっ……で、でもぉ、兄貴がギューッて抱きしめてくれるんだったら、大丈夫かもしれ、んゃっ…あっ…いっ……あっあんん…ケドォ〜。
 やっあっああっあああっ、んっんん、ま、まだ話の、あん、あっ、途中なのぉぉ!
 こんな、あっんん、ゃあぁ、こんな、こんな気持ちイイの卑怯よ、あっあっあっ、だ、ダメだよ兄貴、感じすぎちゃう、あたしなんか、ほんとに、感じすぎて……あああっ、んはぁ、はぁ、ほんとにおかしくなるのおぉぉぉっ!」

やだ、あたし兄貴に口をチ○ポでかき回されて、マ○コをいっぱい舐められてる想像ですごく感じちゃってる。
行為に没頭していたカラダの奥から強烈な快感がせり上がってきた。

「あっあっ、なんかクる、きちゃう! イっちゃうううぅ! やぁ、気持ちイイの止まらないっ、止まらないよぉぉあにきぃぃ。
 ギュッてして! 兄貴、あたしのことギュッてしてぇぇ! んっぁあああ、んむ、んっふももっんぐ、バ、バカァ、チ○ポまであたしの口に押し込めなんていっっへらひぃいいい。
 んっ、あっああああ、キちゃう、キちゃううう、んっんんあああああああ――――ッ!」

ビクビクビクッと電気のように快感がカラダを駆け巡り、あたしはエビ反るようにカラダを伸ばし、足の指をキュッと握って絶頂の快楽に震えた。
ピュピュッとお漏らしまでしてしまう。

「あああ、気持ちイイよぉぉ、あたしイっちゃたぁ。兄貴にイかされちゃったんだね。兄貴の舌とチ○ポで口とおマ○コをおもいっきり犯されて、かき回されてイかされちゃったぁぁ。あああ気持ちイイィィィ。
 あたしお漏らしまでしちゃったよぉぉ。おマ○コからたくさん出てるのおおぉ」

何かいつもと感じ違うけど、あたしマジで漏らししちゃったの?
ど、どうしよう、気持ちよすぎておしっこまでしちゃったよぉ、えーとえーと……、そうだ!

「あああ、あにきの顔にかけていい? かけるからね? ダメって言っても却下だから。んっんああっ、んんんっ。あは、あはは。ピュピュウって出てるよ? あにきぃあたしのおしっこどう?
 妹のおしっこおいしい? おいしくないっていったらひっぱたくからねぇ? えへ、えへへ」

兄貴におしっこをひっかけるという背徳的な想像にカラダは熱く震えた。
それと同時に精液がべったりと付いたタオルをパンツの窓から差し入れて、口に含んでクチュクチュする。
942名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:31:57 ID:wXMNXftp

「ちゅぽ、じゅるるう、くちゅくちゅ、くちゅるるるう。んあああ、兄貴の精液ぃぃいっぱぁぁい。おいしい〜。楽しみにとっておいてよかったよおぉぉ。
 ん…んぇ、はぁ舌に乗せると気持ち良くてピリピリするしぃぃ、この匂いもぉらいしゅきなのぉぉ。
 クンクン、すぅぅふぅぅ、すぅぅぅぅふぅぅんん。 んやぁぁぁん、兄貴の匂い、精液の匂いが鼻から頭の中にはいってくりゅうう! 口も、舌も、カラダも頭の中もぜ〜んぶ兄貴に犯されてる感じがしちゃうりょぉぉ。
 んんむ、ちゅ、ちゅううう、にゅちゅ、うぁぁ精液ぃぃ口の中でかりゃむぅぅ、にゅちゅるる……はむっんっ…んんむ、んあぁぁ。
 へへ、ひゃにきぃ、いっぱいらしたね、あたしの口ひもひ良かったんだよね? どう? 舌に兄貴の精液の乗しぇれりゅりょぉ? 興奮すりゅれしょ、あにひはシスコンのヘンライらかりゃ。あはは。
 ねえ、これ飲んれいいでしょ? 舌に溜まったこの精液飲みたいのにょおぉぉ、変態りゃにきも本当はぁ妹に飲ませたいの分かっれいるんらからねぇあたし。だから飲みゅからねっ! ん、んっく…んく、ん……。
 あ、あふはぁぁ、あああ…ノドに兄貴の精液がひっかかってゆっくりお腹に降りてくよぉ。あたしのカラダの中も兄貴の精液の匂いしてきちゃいそうだよぉぉ。
 んく、んく…んにゅ……、あああおいしすぎるよぉぉ、このままじゃあたし兄貴の精液で中毒になっちゃうぅ。
 毎日毎日、兄貴のチ○ポペロペロして、びゅりゅりゅって出して飲まないとおかしくなりゅの。くっさい兄貴チ○ポをあたしの口の中に直接突っ込まれて精液、精液ミルク、チ○ポミルク出してもらわないと困るようになるよぉ。
 ん……、あにきぃ、兄貴もっとちょうだぁぁい、兄貴のチ○ポからネチョネチョでベトベトでのどにひっかかる精液チ○ポミルクもっとちょおぉぉらぁぁあい。
 んっ、ちゅる、ちゅちゅりゅりゅううう、んも、んむぅう、ん……んっく、んく」

兄貴の精液おいしすぎ。ほんとに精液中毒になっちゃうかもしんない。
タオルに付いた精液に吸いつき、におったり飲みこむたびにあたしの口も舌も頭も快感にトロけた。
けど、一度イってもカラダはまだまだ収まってくれないみたいだ。
もっと兄貴のこと考えていたいという声に従ってあたしはまたさらに快楽に身を任せた。

「んはぁ、はぁ〜。今度は何する気なの? い、入れちゃうの? 兄貴のチ○ポ、あたしの、妹のマ○コにつっこんでぐちゅぐちゅ〜ってかき回すの? しょ、しょうがないなぁ。あ、兄貴はシスコンだもんね。
 い、いいよ、シても。あたしのおマ○コ、兄貴の専用にしたいんでしょ? していいから、専用のチ○ポ入れにしていいからね? 二十四時間入れっぱなしで、出したいときにいつでも精液出していいよ。
 でも兄貴もあたし専用になるんだからっ、そこんとこ間違わないでよね?」

あたしはタオルを股ではさむようにして股間にあてがった。
パンツはもちろん被ったままで。

「あにきぃ……い、いいの? あたしの、妹のマ○コに兄貴チ○ポ挿入する覚悟できた? え、生まれた時から出来てんの? う、うううっ早くっ! 早く挿入して! ガマンできないよあたし!
 そんなこと言われたらあたしのおマ○コ、チ○ポ挿入する前にイっちゃうじゃんん。あにきぃお願いだから焦らさないでよ。チ○ポ、チ○ポぉぉ〜、兄貴のチ○ポ早く入れてよバカァ」

妄想の中の兄貴に懇願して、あたしはタオルの一番精液が付いている所に裏から指をかぶせてマ○コに押し当てた。

「んはあああぁぁ、き、キター、兄貴のチ○ポ、やっと、やっとあたしのおマ○コに挿入ってきたぁぁ! ずぅぅっと待ってたのぉっ! か、感じちゃって……き、気持ちイイぃ、あひぃぃ!
 気持ち良すぎだよぉあにきぃぃぃっ! もっとぉもっとチ○ポぐりぐりってしてぇ、あたしの妹マ○コをいっぱいかきまわして犯してぇぇっ!
 んああ、クリもぉクリもいいにょぉお、当たってるのぉぉ兄貴のチ○ポ、コシュコシュってクリにも当たってりゅうう。すごいっ、すごいぃぃひひぃい! くううぅううん、兄貴チ○ポすごすぎてあたしもっとおかしくなるううう」

兄貴の精液が自分の大切な場所に触れている感触に倒れそうなほどの高揚を覚える。
あ、これすごい! すごいよ!? 兄貴の精液がついたタオル、あたしのマ○コに当たってる――!
943名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:32:43 ID:wXMNXftp

「ふひぃぃいん、チ○ポぉ、チ○ポチ○ポチ○ポぉ、兄貴のチ○ポぉぉっ! 兄貴ぃ、もっといっぱいしてよぉ、あたしのマ○コの中、兄貴チ○ポで奥まで突いてぇぇ!
 あたしたち兄妹だし相性最高でしょ? 他の女なんかぜ〜ったい気持ちよくないんだからぁあ。兄貴のチ○ポは……妹のあたし専用のチ○ポなんだからねぇ兄貴ぃ。
 兄貴はシスコンで変態なんだから嬉しいでしょ、感謝してよねぇ。んあっ、あんっあっ……ひぃん、当たってるぅ、当たってるよぉぉ。兄貴のチ○ポ、あたしのマ○コの奥までじゅぽぷじゅぽ突いちゃってるろぉおおぉ」

本当に届いてるわけじゃない。
あたしの処女膜やぶって奥突いてもらうのは兄貴の本物のチ○ポって決めてるから。
う〜それでも気持ちイイ。次はこ、こんなことして……みよっかな。
あたしはいったん手を離し、タオルを両手で掴み直して、

「え? 何で止めるのぉぉ? もっとあたしのマ○コに挿入してよぉぉ! バカ兄貴じらさないでよ。あに…っん、んふぉおおぉぉああぁぁ! あ、兄貴それダメ、やめ、やめれえぇぇ!」

ゴシゴシと股にこすりつけはじめた。
兄貴がチ○ポをあたしの愛液に濡れた股間に擦り付けてくるように。

「ひゃ、それダメ、すごい、すごい感じちゃう。兄貴のチ○ポで擦られて、あたしおかしくなっちゃうのぉぉおおぉ!
 ひゃっ…んんっ、ああっ、んはぁぁあ、き、気持ちイイ! 気持ち良すぎてたまんにゃいよぉお。チ○ポこしゅれりゅううう、チ○ポがあたしのマ○コもクリもお尻もこすてるにょおおぉぉ」

ゴシゴシ、ゴシゴシゴシゴシ――クシュクシュクシュクシュ――。
ずぶ濡れになっているあたしの股間に何度も痺れるような快楽を与えていく。
あーもうたまんないよ、兄貴のパンツの匂いで包まれてるし、おマ○コも精液いっぱいのタオルが当たってチョ〜気持ちぃぃ。

「んにゃあああ、いいにょ、いいっ気持ちイイ、兄貴チ○ポいいぃ〜。マ○コ擦れちゃう、クリもぉお尻もぉぉ、気持ちイイのぉぉおおぉっ! うひぃぃいいうひいいっぃぃぃ!
 兄貴のチ○ポあたしの大事なとこいっぱいこしゅってるのおぉいっぱいグリグリしちゃってるのおおぉぉぉ! シ、シビれるぅぅ、バカ〜、バカあにひヘンライあにひいいぃ、そんな擦っちゃ気持ちよすぎりゅろおぉぉぉ!」

やだ、これほんと気持ちよすぎる! クリもマ○コも……めちゃくちゃ感じちゃう!
それと……、こ、ここも……なんか、い、いいの……かな?
タオルを擦っていた手を止め、あたしは指でクニクニと触りだした、……お尻の穴を。

「んや、ちょ、ちょっと兄貴、な、なにやってんの? そこ違うよ、お尻の穴だよ。やめてよね。あたしは兄貴と違って変態なんかじゃないんだからっ。
 い、いい? そ、それ以上あたしのお尻にぃぃひいぃい、だ、ダメだって言ってるでしょおぉぉ、お尻だめえぇぇええぇ、お尻の穴、チ○ポでさわっちゃだめぇぇえ。なっなにを、や、やめっ!
 おほぉおおぉぉ、おおお尻の穴ぁぁ、挿入されそうになってるううぅ、あたし兄貴のチ○ポでお尻の穴犯されそうになってりゅう!
 あにきぃやめてよぉ、あたし変態じゃないもん、そんなお尻ぃぃっふはっ…んんっ、あぅ、んああ……お尻のぉおぉ〜あっひ、ふうぅ、あにゃぁああ、気持ちよくなったりなんかぁぁ…やぁ、あっあっあっ。
 だめ、だめだめぇぇえ、お尻だめぇぇ! お尻犯しちゃだめええぇぇあたしを変態にしちゃらめえぇぇええ!」

こんな、こんな変態みたいなこと……いくら兄貴が変態スケベだからって、ここまでは……。
………………ゴクリ。
ちょっとダケ……ちょっとダケ……。
未知の快感への期待にあっさり負け、あたしはお尻の穴の周りをいじってた指をツプっとお尻の穴に沈めた。
944名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:38:05 ID:wXMNXftp

「あ、ああああぁぁぁあああっ、挿入ってきてるうぅぅう、これ絶対挿入ってるよぉぉ! 犯されたぁぁ犯されちゃったよおぉぉぉ!
 チ○ポであたしのお尻、犯されちゃってりゅうう。兄貴のチ○ポ、あたしの中にぃぃい、あたしのお尻の穴にぃぃいっ、ん、んああああっ、へ、変態にされちゃったぁよぉお、兄貴にあたし変態にされたあぁぁ。
 もう変態兄貴のバカァ! 絶対許さないからねぇ、こ、こうなったらあたしを変態にした責任とって、き、気持ちよくしなさいよね?
 兄貴がお尻にチ○ポ挿入しちゃってあたしを犯しちゃったんだから責任とるのりょぉお。んあああっあっんん、んひいぃ、あひぅ…あふぅぅ、あ、兄貴張り切りすぎるよぉおぉほぅぅおお、あっあっあっああ」

あああ、やばい、やばいよおお、お尻の穴やばい。あたし本当に変態になっちゃいそうだよ。
で、でも兄貴は変態だからきっとチ○ポ、あたしのお尻に……、お尻の穴、兄貴のチ○ポでたくさん………。

「あっ、イイ、なんか気持ちよくなってきたぁぁ、兄貴に変態にされたからあたしのカラダ、お尻の穴気持ちイイって感じてるのぉ、兄貴のチ○ポ、おいしいおいしいって喜んでるうぅぅ。
 あ、兄貴の変態さも、ちょっとは……、分かってあげられたかなぁ。あにきぃ、ちゃーんと兄貴の変態趣味につきあってあげてるんだから、これからもあたしを気持ちよくしてよね?
 あっふぃ、あっ、そ、そう、もっと、もっと気持ちよくしてえ、あたしのお尻の穴、尻穴、ケ……、ケ……、ケツ穴っ、妹ケツ穴ぁぁっ! もっといっぱいチ○ポでほじくってかき回して、ズコズコ突いてよ兄貴ぃいいぃいっ!
 もっとおおぉ、もっといっぱいしてぇぇえ! あんん、んはぁ、あっふひゅぅ、んっんっんあああっ、しゅ、しゅごいよぉぉ、けちゅ穴しゅごい気持ちイイのぉおぉ、あたしもうすごいことになっちゃってりゅのぉぉお!
 兄貴にチ○ポでお尻ずぽずぽ突かれてかき回される度にっ……あ、頭まで刺激が来て、おマ○コもチクビも全部全部カラダすごい感じてきちゃうのぉぉぉおおおぉぉ!」

き、気持ち良過ぎ……、そろ…そろ限界かも。
徐々にカラダが浮かんでいく気がして絶頂が近づいていることを感じ、あたしはお尻の穴から指を抜いてもう一度マ○コに精液がたくさんついたタオルを押し付けた。
それと同時にもう片方の手でチクビを弄ぶ。
945名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:39:54 ID:wXMNXftp


「んっんっ、あっ、ああっ。はぁはぁ。いいよぉ兄貴ぃ、兄貴のチ○ポ良いチ○ポ気持ちイイ、兄貴のがあたしの中に入ってるとあたしチョー幸せで、チョー気持ちイイのぉぉ。
 チ○ポぉ、兄貴のチ○ポ兄貴のチ○ポ兄貴のチ○ポ、チ○ポ、チ○ポ、チ○ポぉおぉおぉおっ!
 やっ、んあっあっあっあああ、んふっ…やっ、んっんん、んあああ! やぁ、チクビィ、チクビィぃ、チクビもぉぉ……、あん、チクビもっと吸ってぇ、ペロペロ舐めてぇえ。
 あっあっあっ、良いよ、あたしのチクビ、兄貴にコリコリされてりゅううっ! おっぱい、おっぱい気持ちイイよあにき! ミルク出ないけど兄貴にあたしのおっぱいミルク吸われてる気がしゅりゅのぉ!
 あっあっん…うひぃん……、あっあんん、マ○コもぉ気持ちいいよぉ、お尻も良かったけど、あたしやっぱりマ○コが良いよぉ。だってね、だってねぇあにきぃ?
 ん、んああああっ、兄貴のぉ、兄貴のチ○ポ射精して、精液、ミルキュ、チ○ポミルク、精液ミルク欲しいからぁ。チ○ポ奥まで欲しいの、子宮まで欲しいのぉぉ!
 子宮の中までチ○ポ突っ込まれてズッポズッポされてぇ、そんで精液チ○ポミルク、ビュビュビュビュって出してもらって兄貴の子供作りたいのぉ受精したいのぉぉおおぉっ! だからあたしおマ○コが良いの、分かった?
 じゃ、じゃあ……い、良いよね兄貴、兄貴の子供作っちゃっても良いでしょ? 妹でも、兄妹でもいいよねっ!? 兄貴シスコンだから嬉しいでしょ?
 あたしが妊娠してあげるんだよぉ、兄貴のこど、もぉおぉ。だから妹の子宮にいっぱいい〜っぱい精液チ○ポミルクどびゅりゅるるるうぅーって注ぎ込んで子供作っていいでしょ? あたし兄貴の子供生んであげりゅよぉぉ?
 生みたいのぉおぉぉ。あっんやぁっあっあっ…あっ! ……ああああっすごい! ジュボジュボほじってりゅうう、あたしのおマ○コ、兄貴が犯してかき回してりゅののぉぉ、ズッポズッポしてゆのぉぉ!
 は、激しいよ兄貴、いい、いいよあにきぃいぃぃ、兄貴チ○ポで妹マ○コ受精させるつもりなんだね? 兄貴もあたしに妊娠して欲しいんだねっ?
 精液ミルク、あたしの子宮がいっぱいになるまで注ぎ込んで、妹と、あたしと子作りしたいんだね!?
 い、いいよぉおぉ頂戴、兄貴のチ○ポからいっぱい精液ミルク、チ○ポミルク、たくさんあたしのおマ○コに子宮の奥にお腹の中にぃぃいぃ注ぎ込んで孕ませてええぇぇえぇ――っ!」

兄貴、あたし兄貴の精液欲しい! 兄貴の子供妊娠したい――ッ!
兄貴に子供を妊娠させられるという考えに恍惚として一層気持ちが高鳴っていく。
これまで感じたことがないくらいの大きな快楽の波はすぐそこまできていた。

「あっああああっ! 兄貴のチ○ポであたしの子宮の奥まで挿入してズコズコ犯して、精液ミルクどぴゅどぴゅ〜って、ぶりゅりゅりゅりゅうぅぅ〜って出してえぇぇええっ!
 ああっ、んはぁあぁん、しゅ、しゅごいたくさん過ぎてどぷどぷおマ○コかりゃ垂れてきちゃうくらい出してもらって、妊娠すりゅりょぉぉぉ! 孕みゅのぉぉおおぉぉぉ!
 子作りぃぃ兄貴と子づくりゅしちゃうのおおぉぉおおぉぉ! 妊娠して毎日チ○ポミルク飲んで、兄貴との子供絶対生むんだからぁぁああぁぁっ!
 あ、あにきぃ、あにきぃぃ、イって! チ○ポイって精液ミルク出してイって、ねぇイってぇぇええぇぇぇ! あたしに赤ちゃんの元ちょうらぁい、チ○ポミルキュゥゥ、精液ミルク精液チ○ポミルキュちょうだいよおおぉおぉ!
 んひっ…あっあっ、はひゅ、んあ、ああ、ゃっ、イく……っ、あたしも、あたしもイく、イッっちゃうっ。あたしもう限界らからあぁぁぁ! 兄貴の精液ぃぃ一番気持ちイイときに感じたいのおぉぉっ!」
946名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:40:48 ID:wXMNXftp

イク、イっちゃう、兄貴、あたしイっちゃう、兄貴と子作りすること考えてイっちゃう――っ!
兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、兄貴、あにきぃ――――――っ!

「あ、んああぁあぁあ、うふぅっふああぁ、イく、あたしイくッ! イっちゃうよ兄貴! あ、兄貴も……、兄貴もいっしょにキてっ! あん、あっあっあああ、も、もうダメ、イっちゃう、あたしイっちゃうよ兄貴?
 兄貴のチ○ポであたしの子宮キューッってなってきてるの、チ○ポミルク早く飲みたい飲みたいっていってるの! んあっあっあっあっ……、い、いいいイっちゃうううぅぅ、イっちゃうよぉあにきぃぃぃっ!
 ギュ、ギューってして? ね、ね? 兄貴? ギューってしてぇぇあにきぃぃ! ギュッて、ギュ〜〜ッてあたしのこと強く抱きしめて! イくときは兄貴に抱きしめてて欲しいのぉおおぉ! 兄貴! 兄貴! あ、あに……っ!
 あっ、あっ、あっ、あ………あ、ああああぁぁぁああああッッ! ら、らめ、あたしもうらめぇぇええぇぇぇ。イッ、イく!
 チ○ポでイく兄貴のチ○ポでイく、チ○ポイくチ○ポイくチ○ポイくぅッッ! イ…イくイくイくッ……イイイッくくくぅぅうぅううぅうぅぅううぅぅぅ――――――――――――っっっ!!」
947名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:41:33 ID:wXMNXftp

…………………………………………………………。
「はぁはぁ……はぁ…はぁ…はぁぁぁ……。す、すごかったぁ……」
激しい、全身が震えるほどの肉欲を味わった後、ベッドの上であたしは大きく呼吸して、心とカラダを落ち着かせていた。
ゆっくりとだけど、どこかに浮かんで飛んでいっていたようなカラダもなんとか元の状態に戻ってきた。
う、うう……でもまだガクガクしちゃってカラダはあまり動かないけど。
「はぁ……はぁぁぁ…………。にしても、こんなすごいイきかたしたの、初めて。へヘへ。兄貴、超気持ちよかったよぉ」
ひとしきり満足感に浸りながらも、自分のカラダを確認してみると、「ぅわぁ」ひどいってもんじゃなかった。
髪は乱れて、全身は汗まみれ。股間からは愛液がたくさん流れて下半身びしょびしょ、口からは涎がだらしなく流れた跡がたっぷりだった。
「な、なんかすごいことになってるな、あたし……。ちょ、ちょっと激しくしすぎちゃったかな? なんかカラダうまく動かせないし」
こ、今度するときはちょっと自重しよ。
念の為にタオルケット敷いといて正解だったな。シーツだと後処理がめんどいもんね。
でもさすがにこのままじゃあ眠れない……よね。
あうう〜。仕方無い、もう夜中もいいとこだけどシャワー浴びてくるとしよかな。
でも、その前に――
「ヘヘ、兄貴のパーンツー♪、兄貴のせーえきー♪」
ベッドの傍らに置いていた、パンツとタオルを手に取る。
くっふっふ。ほんといいもの手に入れちゃったーみたいな?
鮮度は落ちちゃうけど、まだまだ使えるよね〜。
あたしは机からビニール袋を取り出し、パンツとタオルを入れ、それを今度はメルルちゃんの抱き枕の中に隠した。
うん、これで数ヶ月はまだまだツンのままで戦える。
「エヘヘ、毎晩メルルちゃん&兄貴のパンツといっしょに寝られるしねぇ」
兄貴はパンツ一枚無くすけどかまわないよね? 大丈夫だよね、知らん顔してたらバレないだろうし。
ん〜代わりにあたしのパンツを部屋に放り込んでおいてあげようかな?
それ見つけた兄貴はあたしのパンツ履いて、あたしは兄貴のを履いて………。
い、いけないいけない。こんなこと考えてたらシャワー浴びる時間が無くなっちゃうって。
着替えと、汚してしまったタオルケットを持ち部屋を出る。
が、その前に一度兄貴の部屋の方を向いて――、
「へへ、今夜のこと嬉しかったよバカ兄貴。それと、いつか絶対そっちから……って言わせるから!」
そしてあたしはシャワーを浴びるためコッソリと部屋を後にした。




あれから数日たった。
あんな夢を見ちまった俺はますます桐乃のことを意識しちまったワケなんだが、なんとかそれも落ち着いてきた。
だってあいつあいっかわらず『キモい』だの『ウザい』だの言ってくるもん。
まぁあれは俺の夢での出来事なんだから桐乃が何か変わるわけないんだけどな。
でもちょっとくらいは………い、いやなんでもねえ。
そんなわけで俺たちの関係はさして変化なし。
ただ、一度俺の部屋になぜか桐乃のパンツが落ちてて、それを届けたらすげー剣幕で怒らしちまったよ。
俺にパンツ見られたのがよっぽど気に食わなかったみてえだ。
それはそうと、俺があの夜履き替えて洗濯に出しておいたお気に入りのパンツはなぜか俺の元へは戻ってこず、いずこかへと消えていた。
まさかお袋にバレちまって……。
自我が大崩壊を起こしかねないこの思考を、目下忘却する作業に追われている俺であった――
948名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 11:44:26 ID:wXMNXftp
以上
無駄にボリュームだしてみた
どしても状況説明文みたいになる、エロむずい
オナヌーはいっそのこととセリフ多めにしたが違和感ありあり
キスシーンとか思考が交錯するよう視点コロコロ変えてもみたけど微妙だったかな?
まあ仕様ということで

あ、前に書いてた桐乃視点の続きは・・・もうちょい待ってて
949名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 12:33:36 ID:ObTjgYgC
・・・先生と呼ばせてもらっていいですか?

烈しくgj!!
950名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 13:13:45 ID:+x4f0Uen
だめだこの桐乃、はやくなんとかしないと……
951名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 13:36:57 ID:guYk/RF2
このキモウトはもう駄目だ…
952名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 13:45:32 ID:5P6vaxs/
時すでにおそし
953名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 14:24:42 ID:gxl0DmHY
後半もヤバいが>>929も相当にヤバいwwwww
桐乃…末期だな
954名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 14:26:20 ID:oEko+QTg
糞が。ただの神かよ
955名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 14:29:22 ID:nlYdPoRo
何という変態…桐乃さんマジパネェッス
956名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 14:30:46 ID:DTLRPqwa
どうしてこうなったw
957名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 18:29:59 ID:AmFSYBZ6
やだ・・・なにこの変態・・・素敵
958名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 21:25:06 ID:f9adjLnJ
どうして(妹が)こんなになるまでほうっておいたんだ!
   三           三三
        /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  三三三
  三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
      /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
    〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
    ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ
  . 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
    };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll

959名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 23:49:20 ID:zLJ3uqbt
くそっ!変態妹が可愛すぎて筆が進まねぇんだよGJ!!!
960名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 23:51:30 ID:zLJ3uqbt
しかもsage忘れてごめんなさいだよ!
961名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 01:29:18 ID:Xiz+sKe5

   ( ^ω^)
  / ,   ヽ    
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  \ \`_',..-i すっ…
   \.!_,..-┘

962名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 01:36:35 ID:pVQ93oRy
  (*´Д`)    シュッ
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘

  ( *´ω`)ムシャムシャ
  つi'"':
   `、:_i'
963名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 01:40:05 ID:J4qTAvWL
予想してたが食べんなw
964名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 01:47:48 ID:Xiz+sKe5

  (*゚д゚*)   シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
_(ヽηノ_
  ヽ ヽ
965名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 03:52:37 ID:L0nM5WBp
>>948
桐乃…変態ってレベルを超越してやがる…! 兄貴が格好良いこと言っちゃったから尚更酷さが際立つw

だんだん精液パンツでも満足できなくなってリミットブレイクして京介を押し倒してしまう桐乃キボンヌ
966名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 07:54:55 ID:Vk9uAqD8
やだもうこの変態妹(誉め言葉)
967名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 08:55:48 ID:vFy/rtYG
俺の妹がこんなに変態なわけがない
968名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 09:02:21 ID:pVQ93oRy
>>939->>946
この7レスを変態さんはどんな顔して書き下ろしたの?
なんなの?変態なの?
969名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 12:01:43 ID:MKOnWXaD
麻奈美じゃなくて麻奈実だったね、ファンの人すまん
970名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 12:27:57 ID:AqeH8jDZ
>>969
まとめサイトもページが出来た当初から指摘されてるのに
未だ放置されてるくらいだから問題無い
971名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 12:28:56 ID:n4cABI0z
可哀想じみこ(;ω;)
972名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 22:48:54 ID:TqjsqIVn
俺の収録してもらってるSSも、麻奈美のままのがたくさん……。
でも、修正すると更新履歴のとこで目立っちゃうから、宣伝みたいでなんか修正しにくいw
973名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 22:53:02 ID:J4qTAvWL
宣伝みたいになっても別に良いんじゃね?
それで読む人がいるかもしれないし
ただ自分の誤字を修正するだけなんだから気まずくても堂々としてればいいと思う
974名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 00:16:13 ID:SZ5eA6e5
桐乃のような妹なら大歓迎じゃよ。
975名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 00:33:37 ID:0/z8cJjW
そんなに変態かなぁ桐乃
と思う自分はいろいろ毒されているのかもw
976名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 01:45:59 ID:aR3WgfV5
この妹が変態じゃない…だと?
977名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 11:06:13 ID:pHUmO6yI
おまいらにとっては、まだまだノーマルらしい
978名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 11:58:04 ID:K4Lj6bpe
ノーマルとかアブノーマルの境界線が曖昧になってるのは認めざるを得ないな……
まあ変態桐乃が可愛いから何でもいいや
979名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 18:18:08 ID:yXK+WO+5
おまいらはアブノーマルで確定しているんだが。。。
980名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 18:58:42 ID:yt/CW0xo
くんかたんはちょっとブラコンだけど変態じゃないよ!
981名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 19:10:40 ID:gjy6/Z8y
桐乃は血縁とか細かいことに拘らないだけで、あとは普通の女の子。
982名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 19:11:52 ID:xSi2C+C8
>>980
次スレ
983名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 20:51:31 ID:yt/CW0xo
PCが規制中だったから>>985頼む
984名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 20:58:15 ID:0/z8cJjW
あと10ちょっとか、適当にリレーでもやってつぶす?


その日俺はが学校から帰宅すると、玄関に靴が複数あった。
どうやら桐乃の友達がまた来客してるみたいだ。
「またリビングでも占拠してやがんのか?」
と思ってリビングを覗いてみたがそうでもないみたいだ。
つーことは桐乃の部屋で遊んでるんだろう。まっ、あんまうるさくしてないんだったら別にいんだけどよ。
俺はそのままリビングを後にして2階の自分の部屋へと向かった。
案の定2階に上がるとなにやら「やだー」とか「うわっ何コレー」とか黄色い声が聞こえてくる。
廊下にも響いてきてるじゃねーか。チッ、何をはしゃいでいるんだかな。
でもあれ? この声どっから……
なんか無性にいやな予感がして足早に自分の部屋の前にたどり着くと、部屋の中から声が聞こえてきた。
「で、これがあいつの最近のコレクション」
「さ、最低ですね。お兄さん……こ、こんな穢らわしいものをこんなに」
「うっへぇ〜、マジ眼鏡ものばっかじゃ〜〜ん。桐乃、あんた眼鏡かけてなくて助かったんじゃね?」
「まぁね〜、でもあいつシスコンだからぁ。この前もあたしのハダカ見てたしぃ〜」
「ちょ、ちょっと桐乃っ!? どういうこと? お兄さんにま、まさか!?」
「何もされてないけどぉ〜、ただこの前紹介したリアがうちに来たときに、ちょっとね」
「お兄さん……。ゆ、許せない」
「あやせマジキレてんし。ねぇ他にもなんかねえの?」
「んーと、後はこいつのPCのフォルダに〜あったコレコレ」
「うっへぇ〜、超たくさん画像保存してるよ。すげー」
「く、くぅ〜〜、やっぱりお兄さんはこういう人だったんですね。こ、こんないやらしい写真を……」
「とか言って〜あやせが一番ガン見してんしw」
「何か言った ?加〜奈〜子〜?」
「いい言ってない言ってない! あっ、この女ちょっとあやせに似てね?」
「な、ななななっ!」

………………なんだこの状況は。
あ、あんのクソ妹っ! 何してやがんだぁぁ――っ!!
俺は――



気が向いたら続きどぞ
985名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:26:49 ID:20i4D+1h
俺は――

俺は、玄関の靴箱スペースの中の奥から、この間アキバの裏通りでエロゲー関係で仲良くなった
自称「米海兵隊員」と名乗ってた黒人の人から貰った【スタングレネード?】を手に取ると
静かに部屋の前に立ち少しドアを静かに隙間を開け【スタングレネード?】を投げ入れた!!
数秒後、隙間から閃光と大音響が響き部屋は静かになった…

部屋に入ると桐乃たちは「パンツ丸出しおっぴろげ」で気絶していた…
俺は桐乃とあやせの股間に手を伸ばし…



つづきどうぞw
986名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:30:37 ID:K4Lj6bpe
続く前に次スレを頼む
987名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:34:00 ID:20i4D+1h
…しまった…(汗
やり方判んない…誰かお願いします…orz
988名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:35:34 ID:xSi2C+C8
お前らいい加減にしろ
989名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:37:23 ID:uIQs9r1K
できるか分かんないけどやってみるか
990名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:39:54 ID:uIQs9r1K
991名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:45:35 ID:O7RGrIsR

梅梅
992名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:48:18 ID:uIQs9r1K
とりあえず今後は気をつけてねー
埋め埋めー
993名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 23:04:54 ID:K4Lj6bpe
梅ッシュ
994名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 23:09:27 ID:9ISgf4VO
このスレのせいで桐乃が変態に思えてきた
995名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 23:17:14 ID:0/z8cJjW
おつー
規制のせいかあんま書き込みねえとおもったけどけっこ常駐はしてんのな。

>>985
股間に手を伸ばしパンツをずりおろした。
ズボンを脱いでいざ挿入しようとした時、ガチン!
「イッテー!」
なんだこりゃ、貞操帯!?
くそー、どういうこったよ、もう時間もといスレも残り少ねえしエロ描写は無理だぞ!?
せめて誰かオチをつけてくれーっ!
996名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 23:22:58 ID:dSBdMuAR
桐乃は京介のトランクスを穿いていた。
あやせは股間が膨らんでいた。
かなこは。。。たばkを隠し持っていた。

京介は鼻水を垂らして泣いた。

以上
997名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 01:09:40 ID:WpAZtyPY
998名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 02:09:09 ID:IfVhBOdU
天井を見つめながら自らの運命の儚さを考えていた京介は、体の違和感を感じて視線を
下げると、既に全裸になっていた麻奈実が自分のズボンを下げて肉棒を取り出そうとしてい
た。
「ちょwwwおまwww何してんだ、麻奈実」
「えー、何って子供作らないと京ちゃん、来月からエビオスとマカ三昧になるんだよ、良い
の?」
「いや良くないよ、そりゃ」
「じゃあ、種付け種付けー」
 そう言いながら麻奈実はむき出しになった京介のペニスを咥えた。
 ああ、状況に流されてるな、俺。
 京介は服を脱ぎながら下半身を麻奈実に委ねた。
「んふぅ、んん、んぷぅ。はいっ、これで準備オーケーですね」
 京介の肉棒を自らの口内で固く反り立たせてから、麻奈実は京介をベッドに誘った。
「今度こそちゃんと孕ませてね」
「ああ、理由や目的はどうあれ麻奈実に俺の赤ちゃんを産んで欲しいことには変わりない
からな。お互い頑張ろう」
「あん、いきなりぃ、すごぉい」
 こうして二人は種付作業に没頭していった。

999名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 02:20:36 ID:IfVhBOdU
ヌルポ
1000名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 03:02:52 ID:bUD+dpJj

「ふっ・・・・・・はぁっ、はぁっ・・・・・!」
 パンッ    パンッ    パンッ
「んぁ・・・!あっ・・・・・・、んぅっ・・・!」

どれだけ時間が経過しただろうか。
部屋には二人の嬌声と腰を打ち据える音が響いていた。
麻奈実は幾度も精をぶちまけられ、だらしなく口を開いて未だ京介に中を責めたてられている。

久しぶりの性交で京介の性欲はとどまることをしらない。




ズッ
「ぁ゛っッ!?」
麻奈実と小作りに勤しんでいた京介は、何か菊門に異物感を覚えた。
腰を打ち付けるの中断して視線を後ろに向けてみると、そこにはあやせの顔があった。

「なにしてるんですかお兄さん?私も混ぜてくださいよ」
京介のソコに指を挿入し、ヌプヌプと出し入れをしながらあやせは言った。
「あ、あやせっ!?」
「ついさっき目が覚めたんですけど、なんだかお兄さん達のを見てたら私の、こんなになっちゃいました・・・・」
京介の行為を見ていたあやせの股に生えたソレは既にヌチャヌチャ先走りを伴っている。
「せ、責任・・・・とってくださいね・・?」
あやせはそう言いながらあやせは京介の腰に手を回し、指を抜いて代わりに自分のいきり立ったモノをあてがおうとした。
「ま、待てっ!お前、何するつもりなんだ!」
「アナルセックスですよ・・・・って、何言わせるんですか!ばかっ!エッチ!」
「馬鹿っ、お前それはシャレになってねぇって!?」
京介は麻奈実から一旦抜き、離れようとした。

「あんっ、だめぇっ!」
引き抜かれる感覚に拒否を示したのか麻奈実は足を京介に絡ませた。
「おわっ!?」
ベッドに麻奈実を乗せ、後背位で突いていた京介は突然のことに体勢を崩し前に倒れてしまう。
「麻奈実!お前ちょっと足離せ!」
足を引き剥がそうとするが、長時間の行為からなる汗と自分の精液のせいで滑ってどうにもできない。
「わざわざ入れやすいようにお尻を突き出してくるなんて・・・・」
あやせは京介の菊門に自分のモノをあてがい
(省略されました。続きを読むには>>999をガッして下さい)
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