ふたりエッチでエロパロ Part10

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1名無しさん@ピンキー
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ┃
| ふふ…真に早く出かけて欲しかったろ?..        ┃
\                                .  ┃
   ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         .. ┃
    ∧ ∧      チュプッ                  . ┃ ゆ、優良さん…
   (,,゚Д゚)  グプッ                        ┃  ∧∧
   / ⊃∧∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ... ┃  (゚Д゚;)
 〜(  ヾ゚   )  < んんっ…そうよ!          . ┃ ⊂ ⊂
   U~ u u ヽノ  | 早くこのち○ぽ欲しかったのぉ!  ┃  |  |〜
       (_(____つ  \____________    ┃  し`J

ここは、ふたりエッチ本編に物足りない人がSSを投稿したりそれを楽しんだりするスレです。
優良さんが他の男とHする本編にはあり得ない展開や
真が他の女性達とHするこれもあり得ない展開などをSSにしてくれる神をマターリと待ちましょう。
前スレ
ふたりエッチでエロパロ Part9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1245543417/
前々スレ
ふたりエッチでエロパロ Part8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1224771843/l50
過去ログ
ふたりエッチでいかせて下さい
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190215042/
ふたりエッチでいってみよう
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162595355/
ふたりエッチはどうなるの?
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077987159/
「ふたりエッチでイっちゃうの? 」
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1055494134/
「ふたりエッチってそんなにイイの?」
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1017094797/l50
「ふたりエッチってどうなの?」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/979/979765296.html
ふたりえっちでいっちゃって
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147528877/
2七の人:2010/04/29(木) 02:35:33 ID:EFTdjtBC
責任を取って立てましたw
皆さんいますか??
少し待ってからまた投下しますね^^;
3名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 03:27:59 ID:jc7Ahh79
>>1=七の人さん乙
前スレ容量ギリだったから書き込めんかったけど、gj! 続き楽しみに待ってます。
4七の人:2010/04/29(木) 09:35:35 ID:EFTdjtBC
えっと、皆さん移動してきてますかね??^^;
一応前スレで投下した最後の奴も貼りましょうか??
SSスレで投下したことあまりないんで教えて下さい
5名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 12:25:14 ID:jc7Ahh79
前スレからの話。今んとこそんなにレス数使ってないから、改めて乳編をまとめて投下してはいかが?
6七の人:2010/04/29(木) 21:25:18 ID:EFTdjtBC
んじゃ、投下したところまでまとめて投下しますね。
今ラストの直前まで書いてるんで今晩中に乳編を終了できると思います。
7七の人:2010/04/29(木) 21:26:24 ID:EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編@

「お邪魔しま〜す」
呼び鈴で玄関に迎えに来た優良の前に、扉を開けて一人の細身の青年が入ってくる。
「勇吉君、いらっしゃい♪」
優良は笑顔で迎え入れる。
青年は優良の田舎に住んでいる勇吉という青年で23歳。
実家のそばの大学を卒業し、実家を拠点に就活をしていたがこのご時世でなかなか決まらないでいた。
そこで都会での一人暮らしも考え、優良の住む街で就活を始めた。
「遠かったでしょ?」
「うん、少し遠かった。幼い頃はもっと近いように思ったんだけど……」
白のブラウスにゆったりとしたスカート姿の優良の問いかけに、スーツ姿の勇吉は優良に鞄を渡し革靴を脱ぎながら答える。
「幼い頃はお出かけというだけで楽しくて、長時間でもあっという間だったもんね」
優良は勇吉が上がると廊下を通り居間に案内をする。
「おお!広い!」
「結婚して子供が出来たときのことも考えて引っ越したの。最初の家は少し狭かったの」
シワになるからと勇吉から上着を受け取るとハンガーにかけて壁に掛ける。
端から見れば若夫婦のように見えるかもしれない。

勇吉に冷たい飲み物を出すと優良も向かいに座る。
「えっと、今日は旦那さんは?」
「平日ですから仕事です♪」
笑いながら答える優良。
「そか、普段は引きこもりだから平日とかの感覚がなくなってる」
勇吉もまた苦笑いで誤魔化す。
その後、今日の面接の結果とか就活の話をするが、いつの間にか田舎の話に変わる。
「優良姉ちゃんが結婚したって聞いた時は驚いたな〜。優良姉ちゃんの婆ちゃんが凄く喜んでいて、どうしたの?って聞いたら結婚したって言うんだもん」
「ずっとOLをしていて縁談したの。私が結婚したの変かな??」
優良の問いかけに勇吉は首を傾げて考える。
「変というか……。小さいときから遊びにきた優良姉ちゃんを見てきたから、幼馴染みのお姉ちゃんはお姉ちゃんのままなんだと思っていたから驚いたというか……」
「そうねぇ。小さい頃よく一緒に遊んでいたよね」
遠い目をしながら昔を懐かしむ優良。
「俺が中学に入った頃急に遊びに来なくなって、十年くらいぶりに遊びに来たと思ったら旦那と一緒で凄く色っぽくなんっているんだもん、そっちでも驚いたよ。」
勇吉は笑いながらジロジロと優良を見る。
「色っぽく……褒めても何もでないんだから!」
幼馴染みの言葉を真に受けないようにしているが、自分のスタイルに自信がなくジムに通っている優良にとっては嬉しい一言で、思わず顔が赤くなるのが分かる。
「ええ!?ホントに色っぽいと思うけどな〜。特に胸とか……」
「!!もう!ジロジロ見るんじゃありません!」
優良はぷいっと顔を背ける。
「そういうところ相変わらずだね。優良姉ちゃんは」

そして、話は思わぬ方向に展開していく。

<つづく>
8七の人:2010/04/29(木) 21:27:13 ID:EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編A

「それにしても、優良姉ちゃん幸せそうだね。」
ご機嫌を損ねて顔を背けてしまった優良をやっとの思いでなだめ再び話を再開する。
「うん、幸せだよ♪真さんは優しくて、少し風邪引いただけでも凄く心配をしてくれるの。ただ……」
顔を真っ赤にして俯いて何か呟いている優良。
「優良ねえちゃん?何かあったの?まさか酔うと暴力を!?」
勇吉の言葉に優良はあわてて顔を上げて否定する。
「ううん!違うの!そんなんじゃなくて……」
手を振って否定するも肝心なところで俯いてしまう。
「だったらどうしたの?」
「……過ぎるの」
「えっ?何て言ったの?」
勇吉は立ち上がり俯いている優良の顔をのぞき込む。
「エッチ過ぎるの!!」
勢いよく顔を上げた優良の顔は相当恥ずかしいらしく耳まで真っ赤になっている。
「……」
「一晩に6回したりするし……いつも色んな事を……」
恥ずかしそうに俯いて指をいじりながら真っ赤になっている優良を見て、勇吉は少し笑いながらため息をついて話し続ける優良を眺める。
「場所だって砂浜とか、旅行先のベランダで花火を見ながらとか……マニアックだし……」
「……」
無言で話を聞いている勇吉を優良は上目使いで様子を窺う。
「勇吉君?」
「……淫乱……」
この後言うまでもなく優良は再びご機嫌を損ね、勇吉がなだめるのに苦労した。

「……私のことより、勇吉君はどうだったの?」
未だに頬は熱を帯びていたが、来客でもあり勇吉も時間があるわけでもなかったので会話を再開した。
「どうって……聞きたいことは大学でのことなんだろうけど何にも無かったよ。未だに女性と手を繋いだこともないよ」
勇吉の返事に優良はキョトンとする。
「小さい頃、よく手を繋いでお散歩したりしたじゃない」
「それを言ったら一緒に風呂に入った事も……」
今度は二人とも顔が真っ赤になって、沈黙が辺りを包み込む。
「……で、でも近所の由美子ちゃんとかいるしきっかけは……」
優良の場の空気を変えようとする言葉に勇吉はため息をついて顔を横に振る。
「俺の性格上……ねぇ。だからこの歳まで童貞だし……。」
ため息をついて落ち込んでいる勇吉を見ながら、今度は優良が対応に困り頬をかく。
「でもでも、私も結婚するまで……」
苦し紛れの言葉に勇吉は再びため息をつく。
「でも、今は頑張る日々だし……旦那さんが羨ましいよ……こんなスタイルのいい……」
本当であれば怒るところなのだが、自分の発言で落ち込ませているので怒れないで優良も戸惑いを隠せないでいた。
沈黙の時が続き、その沈黙を破ったのは優良であった。

「胸……触ってみる?」

ここからさらなる方向へと展開していく。

<つづく>
9七の人:2010/04/29(木) 21:28:01 ID:EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編B

「胸……触ってみる?」
その言葉に勇吉は、頭が取れるのではないかというほどの勢いで顔を上げて優良を見つめる。
「えっと……?」
やっとの事で絞り出した言葉は全くの意味不明なものだったが、それは優良の言った言葉の意味を言葉として理解するのに困り自然に出たものだった。
「えっと、触らせて貰えるなら是非とも」
優良が冗談で言っているのではないか?と疑い半分で返事をする。
「本当にいいの?」
勇吉は優良の胸を見ながら聞き直す。
「……うん」
顔を耳まで真っ赤にして俯きながら頷く優良。
「触る……だけだよ?」
やっとの思いで顔を上げた優良は恥ずかしさからか潤んだ瞳で勇吉を見つめる。
その表情を見た勇吉は戸惑いながらも立ち上がり優良の横に行く。
「本当に……いいの?」
未だに幼い頃から綺麗なお姉さんとして接してきた優良が、見るからにスタイルの良いその体に触れさせてくれるとは信じ切れないでいた。
「いいよ……触って……いいよ」
相変わらず耳まで真っ赤になっている優良の優しい笑みに、お姉さんの優しさを感じる。
「それじゃ……触るよ?」
ゆっくりと優良の横乳に腕を伸ばし人差し指でそっと触れる。
「んっ!」
幼馴染みとはいえ旦那以外の男に、乳を触られびくっと体を震わせる。
「うわっ!柔らけぇ!」
その感想は心の底から出た本音だった。
向かいに座っていても分かったその大きさだが、そばで見るとさらに大きく感触も言葉に出来ないような感触だった。
だから『柔らかい』という簡素的に思える感想が本当に一番的確な正しい感想だった。
「……突っつくだけでいいの?」
優良のその言葉に勇吉は聞き返すこともせず、背後に回り両手を2つの膨らみに伸ばしていた。

<つづく>
10七の人:2010/04/29(木) 21:28:56 ID:EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編C-1

両脇の下から両腕をくぐらせると、ブラウスとブラの上からそっと乳に触る。
「!!」
優良は顔を上げ再び体をびくっと震わせると、再び虚ろな瞳で俯く。
「うおっ!本当に柔らけぇ!」
その手のひらに重みと張りを感じて発せられた感想は1度目の感想と似たものだったが、さらなる深い感動が込められていた。
「本当に恥ずかしいんだからね……」
全身の火照りと旦那への言い訳が脳裏を駆け巡る優良の言葉には、体の火照りと同様に熱と湿り気を帯びた息が混じっていた。
その言葉を背後から優良の肩越しに見ていた勇吉は純粋に可愛いと思ってしまう。
「えっと……俺が勝手に触っているから優良姉ちゃんは雑誌でも読んでいてよ」
そばにあった読みかけらしき雑誌を優良の前に置くと、優良はコクッと頷くと読み始める。
気が散ったおかげか全身から力が抜けてさらに乳の重みが手のひらに伝わってくる。
「それにしても……この感触はやみつきになるね」
優良の肩のそばに顔を近づけると耳元に囁くように言う。
「そう……なんだ」
雑誌を読み始め緊張は解けたものの、その言葉には熱と湿り気が籠もっているのは変わらなかった。
勇吉は頷くと2つの膨らみをゆっくりと上下させると、心なしか優良の瞳が虚ろさを増す。
「うん、この柔らかさは……凄い」
上下させていた膨らみを今度は軽く押してみる。
「そ、そ……うなんだ……」
今度は手のひらを少し開閉させながら上下に動かし始める。
「……触るだけじゃなくて……揉み始めたぁ……」
その言葉にもはや力はなく完全に力が抜けきっていた。
「ダメ……かな……?」
勇吉の問いかけにゆっくりと顔を横に振る。
「いいよ。でも服の上からだけだからね。あとブラがあるから……優しく……ね」
俯いて目を閉じながら呟く優良に勇吉は理性を奪われそうになる。
「えっと、雑誌を読んでる?」
ゆっくりと左右別々の方向に動かし揉みながら勇吉は、からかうように問いかけてみる。
「よ、読んでるよぅ……」
優良は慌てて目を開けるとページをめくる。
その様子に思わず笑いながら、少しづつ動きを大きくしていく。
11七の人:2010/04/29(木) 21:29:54 ID:EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編C-2

数分したとき優良が急に顔を激しく振る。
「どうしたの?」
手のひらにその質量を伝えてくる乳の熱がさらに増しているのを感じながら、優良の耳元で問いかける。
「な、なんでもない」
なんでもない事は一目瞭然、明らかに慌てている様子だったが勇吉はあえて聞き返さず、代わりに乳を揉み力を上げ速度を速めてみる。
優良はビクッと体を震わせるとさらに顔を激しく振る。
さらに数分がたったとき……。
「……ん…ぁ……んぁあん……」
その反応を勇吉は見逃さなかった。
「優良姉ちゃんひょっとして……感じてる?」
「これだけ揉まれていたら感じてくるもん……」
勇吉はその言葉を機に乳を揉み上げる力と速度のリミットを解除する。
「んあぁ!は、激しすぎるぅ!や、優しくって……」
優良の言葉を無視してブラウスの上・ブラの上を気にせず攻め上げていく。
「んぁあ……あぁんぁ……」
静かな部屋の中に優良の喘ぎ声と熱と湿り気を帯びた息が満たされていく。
「んんぁあ!はぁんあ……!」
息が荒くなっていき最後の時が近づいているのが童貞の勇吉にも理解できた。
「あぁんぁ……も、もう……」
優良の力抜けそうなときそれは起こった。
ぽ〜ん!ぽ〜ん!
夕時告げる時計の音だ。
「やべぇえ!!!」
その音に部屋の時計、音源を見た勇吉は乳から手を離して慌てて鞄を手に取る。
「はぁ……はぁ……どう……したの?」
「終電!いや、本当の終電じゃないんだけど、最終バスに間に合う為の最終の電車の時間!!」
たった今までの行為で脱力しきっている優良をよそに勇吉は居間を飛び出す。
「ありがとう!ご馳走様!」
バタン!
勇吉はそのまま家を飛び出していき優良は慌てて後を追いかけ居間から玄関に走る。
「そんなぁ〜!この気持ちはどうしたらいいのぉ!?」
2人が出て行った居間の壁には上着が掛けられたままになっていた。

そして、優良は気がついていなかった。
自分のブラウスの胸……乳の位置だけがシワシワになっていて少しだけ手汗がついているまま人前に飛び出していることに。

<つづく>
12七の人:2010/04/29(木) 21:31:07 ID:EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編D

「はい、ついでだからクリーニングにも出しておきました!」
「あ、ありがとう……」
居間で優良から上着を受け取りながら勇吉は顔色を伺う。
あれから2週間、上着は初めてここに来たときより綺麗な状態で袋に入ってそこにあった。
「えっと……優良姉ちゃん……怒ってる?」
答えは分かっていたが、一応さらに機嫌を損ねることがないように恐る恐る聞いてみる。
「怒ってません!」
つまり怒っていますという事。
「忘れていって悪かったってば……」
「……真さんに見つからないようにするのが大変だったんだから!それに……」
優良は言いかけたところで口を塞ぐ。
「それに??……もしかして、触るだけじゃなくて揉んだことを怒っているの?」
「!!ち、違います!」
優良は拗ねて横を向くが、その顔は耳まで真っ赤になっている。
「え……それじゃ、もう少しのところで止めたこと?」
「!!知りません!」
さらに向きを変えて勇吉に背中を向けてしまう。
「両方のことで怒っているんだ〜。それにしても、あの後どうしたの?梨香ちゃんから聞いたんだけど翌日は遅くまで寝ていたそうだね?」
勇吉の言葉に優良は背を向けたままため息をつく。
「梨香……余計なことを……。自分でしても冷めなくて真さんと新記録……」
「……淫乱……」
その言葉に優良は無言で俯き顔の赤さをより深いものにする。
数刻の無言の時が流れ最初に動いたのは勇吉だった。
「優良姉ちゃん……」
相変わらず背を向けたまま俯いている優良にそっと抱きつく。
「勇吉君!?」
突然の事に全身の力込める。
「もう一回触らせて?」
その言葉に優良は慌てて勇吉の腕を振りほどくとこの間座ったのと同じ椅子に座る。
「ダメ!これ以上はダメです!私はもう結婚しているんですからね!」
声を荒げて戒めるとテーブルに置かれていた雑誌に視線を落とす優良に、勇吉は戸惑いながら横に行くとそっと横乳に触れる。
その感触はあの時同様言葉にしにくいほど心地よい柔らかさだった。
「本当にダメ?」
「!!ダメです!」
勇吉の手を叩くと脇を締めて雑誌のページをめくるが、ションボリとしながら向かいの椅子に座る勇吉をチラチラと上目使いで何度も見つめる。
再び沈黙に包まれ時計の音だけが部屋に響く。
「……今度こそ……触るだけよ?」
勇吉は今度こそ首が取れるのではないかというほど勢いよく顔を上げる。
「それから……」

この言葉から勇吉と優良の関係がさらにステップアップする。

<つづく>
13七の人:2010/04/29(木) 21:31:41 ID:EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編D

「はい、ついでだからクリーニングにも出しておきました!」
「あ、ありがとう……」
居間で優良から上着を受け取りながら勇吉は顔色を伺う。
あれから2週間、上着は初めてここに来たときより綺麗な状態で袋に入ってそこにあった。
「えっと……優良姉ちゃん……怒ってる?」
答えは分かっていたが、一応さらに機嫌を損ねることがないように恐る恐る聞いてみる。
「怒ってません!」
つまり怒っていますという事。
「忘れていって悪かったってば……」
「……真さんに見つからないようにするのが大変だったんだから!それに……」
優良は言いかけたところで口を塞ぐ。
「それに??……もしかして、触るだけじゃなくて揉んだことを怒っているの?」
「!!ち、違います!」
優良は拗ねて横を向くが、その顔は耳まで真っ赤になっている。
「え……それじゃ、もう少しのところで止めたこと?」
「!!知りません!」
さらに向きを変えて勇吉に背中を向けてしまう。
「両方のことで怒っているんだ〜。それにしても、あの後どうしたの?梨香ちゃんから聞いたんだけど翌日は遅くまで寝ていたそうだね?」
勇吉の言葉に優良は背を向けたままため息をつく。
「梨香……余計なことを……。自分でしても冷めなくて真さんと新記録……」
「……淫乱……」
その言葉に優良は無言で俯き顔の赤さをより深いものにする。
数刻の無言の時が流れ最初に動いたのは勇吉だった。
「優良姉ちゃん……」
相変わらず背を向けたまま俯いている優良にそっと抱きつく。
「勇吉君!?」
突然の事に全身の力込める。
「もう一回触らせて?」
その言葉に優良は慌てて勇吉の腕を振りほどくとこの間座ったのと同じ椅子に座る。
「ダメ!これ以上はダメです!私はもう結婚しているんですからね!」
声を荒げて戒めるとテーブルに置かれていた雑誌に視線を落とす優良に、勇吉は戸惑いながら横に行くとそっと横乳に触れる。
その感触はあの時同様言葉にしにくいほど心地よい柔らかさだった。
「本当にダメ?」
「!!ダメです!」
勇吉の手を叩くと脇を締めて雑誌のページをめくるが、ションボリとしながら向かいの椅子に座る勇吉をチラチラと上目使いで何度も見つめる。
再び沈黙に包まれ時計の音だけが部屋に響く。
「……今度こそ……触るだけよ?」
勇吉は今度こそ首が取れるのではないかというほど勢いよく顔を上げる。
「それから……」

この言葉から勇吉と優良の関係がさらにステップアップする。

<つづく>
14七の人:2010/04/29(木) 21:33:40 ID:EFTdjtBC
ああ……同じのを2つやってしまいました><
削除とかできませんよね><
スミマセン
15七の人:2010/04/29(木) 22:13:00 ID:EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編E

「それから……」
一呼吸を置いて俯いてしゃべり出す。
「それから……シワになるとイヤだからブラウス……脱ぐね」
勇吉が興奮して横に移動してくる間に、優良はモジモジしながらブラウスを脱ぐ。
「おお……」
感嘆の声が出るのも無理はない。
服を着ていても分かるほどの大きな胸……大きく形も良い乳がピンク色のブラに包まれて姿を現した。
「……から、直に触って……いいよ」
聞き取れないほどの声で呟く。
「えっ?」
「擦れてイヤだから直に触っていいよ!もう!服着ちゃうよ!」
恥ずかしさの限界を超え瞳が潤んでいる。
「ご、ゴメン!それじゃ遠慮なく……」
ピンク色のブラの中に手を忍び込ませていく。
「す、すげぇ……」
「ん……触るだけ……だよ」
かたや手のひらに伝わってくる弾力と吸い付くような感触に感動の声を上げ、かたや他人のしかも旦那以外の男の手の感触に声を上げる。
下乳や何度か突っついた横乳を大人しく触っていた勇吉だったが、頂上の異質の突起に触れた途端手の動きが止まる。
「乳首……硬くなっている……」
勇吉の言葉に優良は俯いたまま顔を背ける。
「優良姉ちゃんもしたかったんだ……」
「……いうなぁ……」
か細く呟くその仕草に勇吉の我慢はいとも簡単に崩れ去る。
ゆっくりと揉み始めると、自然とブラがずれて乳首があらわになる。
「可愛い〜」
仕草も乳首もすべての感想がその言葉だった。
「……また揉み始めたぁ〜。約束が違うよぉ……」
虚ろな瞳で抗議の視線を送るが、優良にはもはや振りほどく力は残っていなかった。
勇吉のいうとおり、2週間前のあの日からこうなることを期待していたように体が反応する。
「んぁ……」
堪えることもなくすぐに待ちわびたように、熱と湿り気を帯びた息があふれ出してくる。
「……また硬くなってきた……」
「そ…そう……ぁんはぁ……」
破壊衝動にも似た激しくしたい衝動を抑え、ゆっくりと慌てず優しく2つの膨らみを揉み上げる。
「勇吉君の手……温い……」
「優良姉ちゃんのおっぱいも温かくなってきた……」
それは表面の冷たさが、勇吉の手で温かくなってきただけではない熱の帯かただった
16七の人:2010/04/30(金) 01:16:22 ID:sTlWu+ou
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編F−1

「勇吉……君、ブラの外し方……分かる?」
「漫画で読んだだけの知識だけど……」
勇吉は片手でバックホックを外そうとするが上手く外すことが出来ず戸惑ってしまう。
「……恥ずかしいけど……」
優良は人前でブラを外す恥ずかしさから目を閉じてホックを外す。
「おおお!」
それまで所々隠れていた部分もすべて姿を現し、形の良い乳が姿を現す。
「あんまりジロジロ見ないでよぉ〜恥ずかしいぃ……」
優良は自分の乳に息をのんでいる勇吉を上目使いでチラチラと見ながら呟く。
旦那相手でも最近になってやっとなれてきた異性の前で服を脱ぐという行為を、幼馴染みとはいえ旦那以外の男の前でする。
さらに上半身だけ裸というシチュエーションに、恥ずかしさのあまり意識が遠のきそうな感覚に襲われる。
「それじゃ、触るね」
再び背後に回ると脇の下から両乳にそっと手を伸ばす。
「んんっ!」
恥ずかしさから極限まで敏感になった触覚に優良は飛び跳ねるように反応する。
「優良姉ちゃんのおっぱいって……」
下乳の湾曲にそって、そっと付け根から撫で上げる。
「ひゃぅ!」
「本当に良い形だよね。大きいし吸い付くように貼り付いてくるし……虜になる」
「いうなぁ……」
すでに力が入らないのか勇吉に身体を預け押し寄せる悦楽の波に身を任せる。
「大きくなぁれ〜」
イタズラに付け根から絞り出すような動きで、壊れ物を触るようにゆっくりと優しく揉み上げる。
「急に大きくなったら……真さん……に疑われ……ちゃうよぉ」
虚ろな瞳で揉まれている自分の乳を見つめる。
勇吉はゆっくりと指を這わせて乳輪に触れるが決して中央の敏感な突起には触れないように優しく慎重に撫でる。
「んふぁ……んあ……勇吉君……じらさな」
「ま〜だだよ」
優良が言い終わるよりも早く、かくれんぼの時のように笑いながら囁き、わざと乳輪から離れて手のひらで下からゆっくりと揉み上げる。
「お願い……じらさないでぇ」
その言葉に勇吉は笑いながら耳元で頷く。
「それじゃ……」
17七の人:2010/04/30(金) 01:17:10 ID:sTlWu+ou
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編F−2

「それじゃ……」
乱暴に硬くなっている乳首を指先でつまむ。
「ひゃん!もっと優しく……」
「そんなこと言って、また硬くなったよ?さぁ、可愛い声を聞かせて」
両手で乳を鷲づかみにするといきなり激しく揉みしだく。
「ん……あんぁ!んふぁ……」
優良の甘く湿り気を帯びた吐息が部屋に響く。
2人ともいつの間にか時間の感覚がなくなる。
数分……いや十数分したか分からなくなってきた頃、優良の反応と身体に変化が起こる。
「はぁあ!?んんぁ……うぁんぁ……はぁ!」
「優良姉ちゃん……イキそう?」
優良は無言で小さく頷く。
「いく顔みたいなぁ。いっちゃってよ」
イタズラに笑うと勇吉は揉む勢いを早めていく。
「い、いちゃうよぉ……んあふぁあ〜!」
揉み上げるリズムに合わせて優良は激しく身体を揺らす。
そして……。
「いっちゃえ」
勇吉の言葉に合わせて優良は身体をこわばらせて、全身を浮かせるように伸び上がる。
「い、いくううううう!んあああああ!」
びくっ!びくっ!と身体を震わせると、すぐにグッタリと椅子にもたれかかる。
「はぁ……はぁ……いっちゃ……た」
「可愛かったよ。優良姉ちゃん♪」
勇吉が笑いながら優良の頭を撫でると、優良ははにかみながら微笑む。
「気持ち……良かったよ。部屋がぼんやりとして少し暗く見えるよ……」
「!!」
すっかり時間を忘れて乳揉みとその快楽に浸っていた。
周りの音が聞こえなくなるほどに。
「終電!!」
勇吉は慌てて時計を見るとかなりのギリギリな時間になっていた。
「勇吉君、私は上半身裸だから送っていけないよ。約束を破って揉んだ罰です。頑張ってね♪」
絶頂の後の虚脱感から姿勢を変えずに、玄関に向かう勇吉を視線だけで見送る。
上着を羽織って飛び出していく姿を見送る優良の表情には幸せそうな表情に満ちていた。

虚脱の優良、焦りの勇吉……それぞれの状況で見落としていた。
テーブルの下に置かれたリクルート用の鞄の存在を。

<乳編〜完〜>
18七の人:2010/04/30(金) 01:24:14 ID:sTlWu+ou
乳編終了です。
一先ずこんなんでスミマセン><
少しでもおかずにして貰えたら光栄です。
次からは秘所編です。
時間が空くかもしれませんし、すぐに投下できるかもしれませんw
投下の際にはまたよろしくです。
あ、この2人はキチンと進みますんでご安心をw
19名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 09:30:37 ID:4SgQG88h
もっとじっくり攻めても良かったかなー、とは思ったけどヨカッタです。
リアルの放が忙しい様ですから、あまり無理せず身体を大切にして、完結まで挫けないで頑張って下さいね。

でも・・・、早く続き読みてーーッ!ってのが本音W
20名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 00:57:49 ID:BxCP7W8v
>>7>>17 gj!
新スレたってたのな。知らんかった。

それにしても、克は猫ヶ谷中心でやってく気まんまんだな。これでますますふたりエッチがやっつけに…。
ブログ見ても話題に挙げてる時の文章からしてテンションの差が明らかだよ。
『もうゴールが見えてきた』とか書いてるし、連載も、あと1年。長くて2年くらいだろうか?
21名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 03:29:28 ID:V/uouH7L
このスレの平均年齢は幾つくらいなんやろうか・・・
22名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 13:58:33 ID:dRRpv5zP
勇吉、乳モミだけでイカせるとか、童貞のくせにテクニシャン過ぎだろW
というツッコミは置いといて、秘部編、結合編が待ち遠しい今日この頃。
23名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 04:26:26 ID:dHVI/NqZ
きっと、私たちを油断させるため、勇吉は童貞といったけど、実は泣いた女は星の数・・・
続きがんばってください!!
24名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 10:35:08 ID:8j0Dp75T
そういや最初にこのシチュ書いた人のも、そんな設定だったっけな。
それなら、ところどころ垣間見える、童貞らしからぬ余裕っぷりも頷ける。
25七の人:2010/05/04(火) 11:42:07 ID:pQNi/00y
なんか盛り上がってますね^^;
嬉しい限りですw
実は少し個人的な経験も入ってるんで^^;
それはさておき、余裕の理由とかも決めてはあるんですけど書いた方が良いですか?
皆さんで想像してもらった方が良いかなと思ったんですが。。
勇吉は童貞は童貞です。風俗もないです。
まぁ、色んな意味で出身が『村』ですから。w
26名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 14:18:45 ID:dHVI/NqZ
七の人氏
理由はないほうが楽しめそうだし、ふせて、ストーリーで明らかになった方がいいかもしれないです。
続きおまちしてます
27名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 11:27:20 ID:ymWP9tsd
文章が中学生レベルなのが惜しいね。
あと、真に対する背徳感を感じつつもどうしてもやめられない…ってな感
じの優良さんの心理描写は欲しいところ。
これではただのショタ好き発情嫁でしかない。
28七の人:2010/05/05(水) 12:06:42 ID:aRBzuZ+Y
そうですよね……中学生レベルの文章ですよね……。
背徳……確かに抜けてますね。
もう少し時間おいてみます。
29名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 21:47:35 ID:hb/bYMkU
釣られないように>七の人。
期待してる人も多いよ
30名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 23:44:35 ID:AMZ9Ztze
つーかタダで読める素人創作に文章力なんて求めるほうが間違ってる気が。
確かに前スレのあれとかは俺的に二次元ドリームなんかよりもよっぽどうまいしエロいと思うけど、
どっちかっつーとあっちのほうが異常なわけで。
気にせず好きなようにやればおk。
31名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 02:59:29 ID:4xsb6Ia1
>>28
とりあえずオイラのナニをおっきさせてイヂらせる程の文は書けてるんだから、
その勢いで突っ走って、早くオイラを抜かせてくれい!
32名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 22:20:59 ID:eHCcy2XI
まぁ、とりあえず、
文、台詞、文、台詞って言う繰り返しがあまりに単調なのは気になる
33名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 04:27:08 ID:x5wxQZ06
実質、七の人さんの処女作なんだし、生あたたかい目で見守ろうジャマイカ。

でも、1日ごとに1、2レスずつ書きながら投下ってのは少し考えた方が良いかもね。
34七の人:2010/05/09(日) 19:30:49 ID:Y2qOpZd1
皆さんありがとうございます。m(_ _)m
乳編投下後>>28後から体調を崩して入院してました。^^;
改善するところは頑張ってみますんでもう暫くお待ち下さい。
次からはまとめて投下しますね。
あと要望のでてるアナルのも秘所編で入れようか否かと考えてます。
本番は結合編までお待ち下さい。w
『じらし』がテーマなんでジリジリとw
35後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:40:34 ID:YXJcYe03
新スレ移行乙です。後書きメインの人でございます。
しかし2スレ連続で800行かずにスレ打ち止めって地味にすごいような。
作品の知名度はそれなりに高いが(失礼ながら)旬の作品とは到底言えんのに10スレ目も行くなんざ古株つってもいいであろう私としては嬉しかったりします。
それはともかく「夫婦は糾える縄のごとし」の前編。
NTR(ネトラレ)描写というか話が暗めになってますのでご注意ください。
つか今回ので興奮するのは難しいんではなかろうか?
それはお前の描写力不足だろとツッコまれると反論の次第もありませんが。
んでは本編
36後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:41:24 ID:YXJcYe03
「やあ、こんばんは。今夜は何の用だい?」
僕、矢吹武は近所の小野田家を訪れていた。
年はそこそこ離れているが家族ぐるみでただの近所づきあい以上の間柄だ。
年を取ると友人を作るのが難しくなると言うが、その点からしても希有な隣人と言えるかもしれない。
「こんばんは。急にお呼びたてしてすいません。実は相談したいことがあって」
小野田家の主人、真くんがいつもの柔和な笑顔で出迎えてくれた。
温和そのものという毒のない顔に思わず心がなごむ。
多少頼りないところもあるが、その外見だけでない優しさから慕われることが多いのも納得する笑顔だ。
かくいう僕も他人には殆ど言ったことのない性的不能(インポ)について彼には相談したことがあったりする。だから
「君からの相談に乗れるとは嬉しいね。できる限りのことはするつもりだよ」
僕は本心からそう答えた。そう、その時は本心から思っていたのだ・・・。

「とはいえ、口で説明するのはちょっと難しいんですよね」
客間を兼ねたリビングに腰をかける僕にインスタントコーヒーを出しながら彼は言った。
(おや、今夜は優良さんいないのか?)
(このおしどり夫婦にしては珍しいけど、彼女にだって用事がある時はあるか)
インスタントを喉を湿らせた後、僕は切り出す
「じゃあ、口以外の何かで説明を・・・というか多分コレで説明するつもりなんだよね?」
コレ、とは僕の座るソファーの前のテーブルに置かれたPC。
通された時から気になってはいたが、仕事かもしれないと思い尋ねなかった。だがやはり
「ご明察。話が早くて助かります」
おどけながら彼はPCの前に座り何やら操作を始める。
(PCで説明ってことは、仕事関係の話なのかな?)
スクリーンセイバーで待機状態になっていたPCが、あたかも息を吹き返したかのように動き出す。
何度もパスワードを入れてるところをみると、よほど機密のものらしい。
(実はインサイダー取引の誘いとかじゃ・・・イカンイカン彼の人柄考えればそんなことはあるはずもない)
カタカタと小気味よい音をたてながら操作していた真君は振り返りながら言った
「とりあえずコレを見てください」
そして何かの映像アプリを再生し始める。
「分かった」
僕は余計な考えを出すように頭を振る。
振り返った彼の顔はいつもの真面目な真君の顔だ。
何かの不正を疑うなんてとんでもない、真っ当な相談なんだ。
僕は姿勢を正して映像アプリを見つめる
(会社が違うからどこまで助言できるかわからないけど、まあやるだけやってみよう)
37後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:41:58 ID:YXJcYe03
「んあぁ!・・いいのぉ…もっと突いてぇ!」
そこに現れた映像はセックスそのものだった
「・・・は?」
呆ける、とは正にあの瞬間の僕だったんだろうと後になって僕は思う。
だが、この瞬間の僕はそんなことを思う暇も余裕もなくただ予想外のその映像を見つめるだけだった。
髪を振り乱しながら若い女性が後ろから責めたてられている。
横から撮った映像のようで女性の顔はよく見えない。
だが、美人だ。ちらりと見える顔もそうだが、プロポーションが抜群に良い。
中でも人目を引く大きな乳房は突かれるたびにゆさゆさと揺れる。
その豊かな双丘の先にある鮮やかなピンクの突端は重力に引かれたかのように尖りきって振り子のように軌跡を描いている。
普段は清楚さを醸し出してるであろう白い肌が興奮により紅潮しているさまは、たまらなく淫らに見える。
後ろから腰を振る男も同じ気持ちだったのか、腰をおもむろに掴むと思い切りたたき込んだ。
「んはぁ!・・・奥まで・・あぁん!キてるぅ!」
肘に力が入らなくなったのか四つん這いの体勢から体を前に倒してベッドに顔を伏せながらも女は叫ぶ。
だが、力の入らない上半身とは対照的に下半身は艶めかしく動いていた。。
くねらせ回転させながら男を誘い、時には男の動きに合わせて腰を重ね合う。
貪るという言葉にふさわしい女の動きに触発されたように男も腰を激しく動かす。
驚くことに無修正のこの映像は秘所もあからさまに映っていて、興奮で赤黒く光る肉棒が濡れたヴァギナに出入りするさまもバッチリ映っている。
本気汁で白く彩られた凶悪な太さのそれを出し入れするたびにズブリ・グジュリと湿った音が響く。
匂いさえ漂うような性の風景・・・って
「え・・・あの・・真君?」
長いこと見いってたがようやく我に返る。
イタズラかと思い彼の横顔を伺うが、彼は真面目というよりどこか壮絶な顔で食い入るように画面を見つめている。
画面にそぐわないその表情にちょっと引いているところに彼から声がかかった。
「あ、気づいてるかもしれませんがこの女の人は優良さんです」
「え?」
言われて画面を見る。長い髪、髪に隠れてもわかる美貌、整ったプロポーション、確かに優良さんだ。
だが僕は言われるまで気づかなかった。そう、普段は清楚な彼女とこの画面で淫らに乱れる女性が結び付かなかった。
人並みにAVを見たことはあるが、近所のしかも美人と評判の奥さんが乱れる様に異様な興奮を覚える。
いつしか僕は画面に惹かれるように見入っていた。
「相談って・・・こういうことなのか?」
画面から片時も目を離さずに呟く僕に
「まあ、直接関係はないんですが。最後まで見てくれればわかるかと」
妙ににやけた笑みを浮かべて真君は返した。
そんなことを話してる内に男(おそらく真君であろう)のピッチが早くなった。
もうそろそろフィニッシュが近いようだ。
「んっ!んっ!大きくなった!・・・出して、中に出してぇ!」
それを悟ったのか優良さんも激しく腰を打ち合わせる。
ビクビクと体が震え一突きごとに軽くイッているように見える。
彼女も真君に合わせて絶頂を迎えようとしているようだ。
ふと興奮の中に寂しさがよぎる。
(僕も美香とこんな風にできたらなぁ)
本気のセックスが醸し出す男女の睦まじさに僕は羨望と、認めたくはないが嫉妬を覚える。
(しかし僕にセックスで相談というのも人選ミス甚だしいと思うが)
(まあ、こういうことを相談できる人って限られてるから仕方ないか)
そんなことを考えてる内に画面の中の男女は絶頂を迎えようとしていた。
バックの姿勢から優良さんの上半身を持ち上げ腕を取る。
「あはぁ!・・これすきぃ!・・・奥までとどいてぇ・・すきぃ!」
さらに深くねじりこまれた肉棒の感触に優良さんが歓喜の声をあげる。
でたらめに乳房を弾ませながら優良さんは後ろをみる。
そのキスをねだるような表情に魅かれたように男が口を近づけ初めて男の顔が画面に入った
「・・・!?」
38後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:42:33 ID:YXJcYe03
誰だ!?真君じゃない!一瞬だけだが間違いない。
慌てて隣の彼を見るが特に何も言わずに画面を見ている。
いや口元に笑みが浮かんでいるような?まさかそんなことは・・・やはり見間違えか?
だがそんな僕の考えを裏切るように画面から声が響く
「優良さん!優良さん!出るっ、出ます!」
「あぁ!渡辺クン!出して。一緒にイかせてぇ!」
渡辺君?あの近所の教師の彼か?僕も何度か離したことあるが真君に似た実直な、いやそもそも彼も奥さんがいる!
そんな僕の驚きを余所に画面の二人はまるでまるで僕らに見せつけるような体勢になっていた。
後ろから腕を取られ突き込まれるさまは体勢だけならレイプにも見えるが、彼女のとろけた顔がそれを否定している。
凶悪なまでに膨れ上がった肉棒が彼女の秘所を押し広げ突き刺さりやがて少しの身ぶるいと共に
「で、でる!」「い・・くぅぅ!」
渡辺君が優良さんを後ろから抱き締めながら絶頂を迎えた。
びくんびくんと痙攣する度に射精と絶頂を繰り返しているのか
「あはっ!出てる、熱いのでてるぅ!」
「いっぱい、いっぱいになって、キモチイイ!」
「んっ、おなかの中でまだ渡辺君のがビクビクしてるぅ出して、最後まで出してぇ!」
「いいのぉ・・・中に出されるとこんなにきもちいいぃ・・・」
1分近く抱き合ったままだった彼らが力を失ったようにベッドに倒れ込む。
湯気の出そうなほど蕩けきった秘所からずるりと音を立てながら肉棒が出され、ごぼりと中から白濁液があふれ出た。
39後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:43:12 ID:YXJcYe03
「さて・・ひとまずは終わりかな」
息もするのを忘れるほど画面に引き込まれていた僕は真君の一言で我に返る。
アプリを閉じながら彼は何でもないことのように付け加えた。
「ああ、ちなみに今の映像はリアルタイムですから」
再び衝撃が僕を襲う。
どういうことなんだ?なんで冷静なんだ?相談したいことって何なんだ?そもそもなんで僕なんだ?
目が回るほどの混乱から声も出ない僕に真君は相変わらず冷静な声で続ける
「あ、先に言っときますがこれは浮気じゃありません」
「え?」
「浮気ってのは相方に知られないで付き合うことですよね」
「まあ、そうなる・・・かな?」
「これは僕も知ってるというか僕公認だから浮気に入らないんです」
そんなバカな!と心では思ったが口には出さなかった。
それよりも大きく息を吸いそして吐く。深呼吸して心の落ち着きを取り戻す。
これは相談は相談でもかなり厄介な事例のようだ。
とにかくこの状況は異常すぎる。一つ一つ確認していかないと
「えと・・・じゃあ、優良さんも君も渡辺君すら知ってることなのか?」
「あ〜渡辺君は知らないんですよ。まあ、彼のことは彼の家庭の問題ということで」
「そう・・・かな?まあそれは置いといて、中で・・その、出してたのも」
「えぇ。まあ秘密にしてる分それくらいのメリットも彼にはないと不公平かなと」
「いや君がいいのなら・・・」
内心かなり引きつつも僕は答えた。そして最大の疑問を尋ねてみた
「ところで一番の疑問なのが、なぜ僕にこれを見せたんだい?」
そう、それが一番聞きたいことであった。
言ってしまえばこれは彼らだけの話であり問題、隠すべきことであってむしろ余所に知られたりましてや口を出してほしくないことではないのか?
彼は僕に何をさせようとしているんだ?
少し前の真君に抱いていた純朴な青年というイメージはもう僕の中にはない。
目の前にいるのは暗い性癖を垂れ流して恥じるところのない男だ。
正直なところこれからの付き合いは考え直さないといけないとは思うが、無碍な態度に出るとどのような反応が来るかわからない。
慎重に、気難しい取引先への対応を思い出しながら油断なく彼を見つめながら考える。
このビデオ鑑賞に毎回付き合ってくれと言うなら・・・まあ気は進まないが承諾できないことではない。
だが、困るのが渡辺君と同じように優良さんと寝てみないかという誘い。
そりゃあ僕も男だからその誘惑に乗りたい気持ちがないかと言えばウソになる。
だが僕には愛する妻、美香がいる。
彼らの中では浮気にならないのかもしれないが、僕の中ではまぎれもない浮気だ。
だが、とそこまで考えて少し苦い思いが走る
多分僕は優良さんなら抱けるだろう、美香にはできないけど。
さっきのビデオを見て僕の相棒はどうしようもなくいきり立っていた。それこそ最近にないくらいの角度と膨らみ方で。
まったく僕ってやつは、と心の中で自分を嘲笑っていた僕に真君が声をかける。いつもの、だが今となっては真意の読めない気味が悪いほど穏やかな声で
「そうですね、簡単に言えば僕の仲間になりませんか?」
「仲間・・・ってのはどういう意味でだい?」
やはりという思いと共に切り返す僕に、彼は能面のような笑みを浮かべたまま返す。
「そのままの意味ですよ。矢吹さん、僕とあなたは立場が似てる」
「は?・・・それって?・・・似てる?」
彼の意図が分からず尋ね返す僕だが真君は答えずにPCを再び操作し始める。
そして再び映像アプリを引き出し
「あ、ちなみに今度のは録画でリアルタイムじゃないです」
何かを再生する。
そして僕は三度衝撃を受ける。
40後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:45:20 ID:YXJcYe03
「きもち・・いい・・きもちいいのぉ!」

男と女がセックスしている。
それはいい、多分そういう映像じゃないかと思ってたから今度はセックスに対しては驚かなかった。だが

「やっ・・だめっ!・・・お汁でちゃう・・床汚しちゃう!」

屋外、それもここのエレベーターで撮られた映像であろうことも、格段驚くことではない、だが
なぜだ。なんでこんなところで映ってるんだお前が

「いいのぉ!武さんなんかと比べ物にならないくらいすきぃ・・・アナタのチンポすきぃ!」

「美香ぁぁぁ!」
41後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:47:52 ID:YXJcYe03
何だこれは録画?どうやって撮ったいやそうじゃないなんで美香が男は誰だ真君か?
いやそういうことじゃないあんなに感じてるどうでもいい犯されていや違うあの男は名取君じゃないかそうか僕の知ってた男かだからなんだってんだ大きいからだとでも言うのか
いつからなんだこの前来た時もやってたのかまさか結婚前からなのか僕を愛してもなかったのか
ああ気分が悪い涙が出てきた僕がいけなかったのかだから裏切ったのか脅されてるのかいやあの喘ぎは本物だ離婚?まさかでもダメだ愛していやこれを見ろよ頭が痛い夢なら醒めてくれくそくそくそっ

目の前の景色が歪みグルグルと回りだす。現実が認識できない。
体に力が入らない。いつしかソファーからずり落ちてたことを視界の低さで気づいた。
頭は空回りを続け、口は何も言えずにカラカラに乾いている。
唯一、眼だけが回り続ける景色の中でそれをずっと見ていた

「んあぁぁぁ!イクぅぅぅ!」
「あはぁ・・・きもちいい・・すき・・このセックス・しゅきぃ」
「あ・・まだ出てる・・・あたたかい・・・」
「ん・・ふぅ・・いっぱい・・・おなかにいっぱい・・・うふふ」

そして放出され白濁した液体が美香の秘所からあふれ出た時、僕の体は限界を迎えた
「ウ、ゲェェ!」
吐いた。この現実を受け入れられずに吐いた。
さっき飲んだインスタントコーヒーも昼に食べたうどんも涙も鼻水もまとめて出した。
コーヒーの黒い液が自分の心のシミのようだった。
42後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:51:10 ID:YXJcYe03
「すまない」
10分たってようやく落ち着きを取り戻した僕は真君から水を受け取った。
意外にもと言ってはなんだが、いやな顔一つせずに彼は僕の後始末をしてくれた。
だが、そもそもこの原因を作った彼に感謝する気持ちはなかった。
ただ、気になることはあった。
「どうやって君はコレを撮ったんだ?」
ああ分かってる。そんなのはあの事実にとっては大切なことではない。
だが、少しだけでもあのことから目をそらしたかった僕は興味を真君へと向けた。
「それはちょっと・・・企業秘密ってことにしといてください」
まったく笑えない冗談だな。まあいい次だ。
「この映像。他に見せたりは?」
「してませんよ。矢吹さんだって誰にも見せたくないですよね?」
当然だ、強く首を縦に振る。そうなると
「最後に、何故僕にコレを見せたんだ?」
そう、これが一番の疑問だった。
覗きが趣味というなら一人でコソコソとやってればいい。
彼の行動は自分の趣味を一つ潰す行為にしか思えない。
無論、不倫はいけないとか近所よしみで知らせておかねばという正義感が働いたとかは到底思えない。
ならば何だ?かれの意図はどこにある?
そうだ、彼はアレを見せる前に何か言ってなかったか?あの衝撃で忘れてたがあれは確か
「仲間になりませんか?」
再び彼はそう告げた。
43後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:51:44 ID:YXJcYe03
「な、なにを言ってるんだ、君は!」
火のついた枯れ草のように怒りが体の中で燃え上がる。
「僕がこんなのをっ!君と同じようなことっ!できるかっ!」
怒りのあまり言葉が繋がらない。感情のままに吐き捨てる僕に彼は冷静な顔を崩さずいった。
「できますよ」
その当然とでもいうような声色に一瞬僕はひるむ。その間につけ込むように彼は切り込む。
「だって興奮してるでしょう。さっきも・・・そして今も」
「は・・・あ?・・・」
気付かなかった。いや気づいてはいけないと心のどこかで思ってたのかもしれない。
そう、僕は興奮していた。あんな状況を見てるにも関わらずだ。
「違う!異常な状況だったからヘンになってるだけだ!」
だが、そんなのを認めるわけにはいかない。この男と同じなどと。
「これは・・・・何かの間違いなんだ!」
「違いません。それがあなたの本賞なんですよ」
そんな僕の悲痛な願いを彼は切り捨てる
「僕と同じく」
「そんなわけ・・・あるわけ・・・」
力を失い項垂れる僕に彼はどこか陶然とした表情で語りだす
「思ったことはないですか?なんで僕みたいな冴えない男にこんないい奥さんがいるんだろうって」
「僕は常々思っていた。そして怖かった。優良さんがいずれ立派な誰かに取られるんじゃないかって」
「初めは僕も優良さんに並べるような立派になろうとした。でもムリだった」
「そうしたら優良さんの方から降りてきてくれたんですよ。冴えない僕に合わせるように淫乱な人妻になって」
「だから僕は今胸を張って優良さんに並べる。夫と同じレベルになろうとするなんて健気じゃありませんか」
狂ってる、そうとしか思えなかった。
頭に入れたくもないような妄言をひたすら垂れ流すこの男の前から去りたかった。
だが待て。コイツはさっき何と言った
「あなたも僕と同じじゃないですか?」
そうだ同じだと言ったんだ
「美香さんに対して自信が持てない。だから立たなくなった」
「そんなことは・・・」
ない、とは言いきれなかった。
「でも、今の美香さんになら立つと思いますよ」
そしていやらしい笑みを浮かべて言った。
「良かったですね。いい奥さんだ」
ガッ!
気がつけば彼の胸ぐらを掴んでいた。
「フザけるなっ!僕は何と言われてもいい、だが美香だけはっ!」
だがヤツはキョトンとした顔でこちらを眺めている。なぜこうされるかわからないという顔だ。
「・・・?僕は褒めたつもりなんですが。ところで、さっきの仲間になるって話」
もうこの男の話など一秒も聞きたくない。
殴りたくなる衝動を抑えてヤツをソファーに投げ捨てた。
「お前との付き合いもこれまでだっ!もうこんなところに来るものかっ!」
言い捨てて立ち去ろうとした僕の背中に
「来ますよ貴方は。もう一度」
底冷えするような得体のしれない声が背中から聞こえてきた。
そのまとわりつく声を振り切るように荒く足音を立て、僕はこの魔窟から逃れた。
44後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:52:26 ID:YXJcYe03
ガッガッと苛立ちを廊下にぶつけるように僕は歩く。
考えるのは美香のこと。苦い思いしか浮かばないが、それはヤツへの怒りで上塗りすることでごまかす。
何故か直接の加害者であるはずの名取より真君、いやヤツへの怒りが強かった。
(フザけるなっ!僕はあんなヤツとは違う!)
(美香だって、そうアレは気の迷いだ。心の隙を突かれたんだ)
不幸中の幸いとでも言うように僕の相棒はなえる気配がない。多分、認めたくはないがヤツの言うとおり僕は美香とセックスできるだろう。
だが、これはヤツの言うようなものじゃない!多分僕ら夫婦への試練なんだ。
(僕が出来るようになれば大丈夫。戻ってくるさ、大丈夫、大丈夫)
大丈夫と心の中で繰り返しながら僕は我が家へと急ぐ。

そして家にたどり着いた。ノブに手を差し伸べ思わず手を戻してしまう。
(な、何を家に帰るのに躊躇ってるんだ僕は)
内心にカツを入れノブを回し家に入った。
「・・・た」
だが、なぜか萎縮する喉はただいまの一言も発音してくれない。
そうこうしてる内にパタパタとスリッパの音が聞こえ
「あら、おかえりなさいアナタ」
いつも聞きなれている、しかし今はさっき聞いた喘ぎとのギャップでまるで初めて聞いたように錯覚する彼女の声。
いつものエプロン姿がさっき見たあられもない肢体と被って見える。
優しげな笑顔が喘いでいた顔と重なる。
思わず動けずにいた僕を不審に思ったのか、美香が声をかけてきた
「アナタ、どうしたの?」
アナタ、アナタか。その言葉を指す人は僕だけだと思ってたが、今じゃあ違うんだな。
カッと胸が熱くなる。怒りなのか悲しみなのか分からないその思いに突き動かされるように僕は美香を抱きしめた。
「ア、アナタ?どうしたの?」
戸惑う美香に構わず思い切り抱きしめる。
この柔らかい体も優しい性格も、いい匂いだって全部、全部僕のものだ、僕の奥さんなんだ。
だから、少しくらい道を間違っても戻ってくれる、戻ってきてくれるはずだ。
そう、一番の問題が解決したんだから。
「み、美香、僕は!」
想いが溢れて言葉にできない。美香の手を掴んで股間に押しつけた。
「・・・あ?」
驚く美香に頷き返す。
「僕も・・・できるようになったんだ。心配掛けたね」
「え?・・・」
それは一瞬だった。美香の形のよい眉が下がった。
美香の顔に現れたのは困惑とも迷惑ともとれるような表情だった。
「お、おめでとう!よかったわ!」
だがそれは本当に一瞬。だから僕も突然のことで混乱したんだろうと追った、いやそう思いたかった。
その後の美香の喜びようは心からのモノだったから。
45後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:53:48 ID:YXJcYe03
「じゃあ今晩が楽しみね」
そう言って僕から離れようとする美香を
「ダ、ダメだっ!」
僕は思わず抱きとめていた。
この手を離したら美香が何処かへ行ってしまうような不安、そして夜まで僕の興奮が持つのか分からない焦りもあった。
「夜じゃなくて、今!ここでしよう!」
加えてベッドで美香を抱くとどうしてもあの男の存在が頭にちらつくんじゃなかという思いもあった。
「え、でもまだ食事の準備が」
「いいから!今ここで!」
「どうしたの何かヘンよ?」
「頼む、頼むから・・・」
美香にすがりつきながら懇願する。情けないと思いながら僕はもう止まることが出来なかった。
そんな僕に美香は困ったような笑みを浮かべると
「分かりました。じゃあせめてソファーに」
と僕の手を引こうとしたが
「イヤだ!ここでするんだ!」
抑えきれない僕はその場で美香を押し倒した。
46後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:54:40 ID:YXJcYe03
「キャッ!?」
小さく悲鳴を上げて倒れ込む美香のエプロンをはぎ取りブラウスをまくりあげる
「ど、どうしたのアナタ!?こんなところで」
「こんなところでも、僕は君を愛せるんだっ!」
あの男とは違って!と続けそうになりすんでのところで心の中だけに収める。
はぎ取るようにブラウスを脱がすと、きめ細かな白い肌にフリルのついた濃紺のブラジャーが現れた。
こんなセクシーなものを付けてただろうか?と湧きあがる疑問を振り切るようにブラをずらす。
「んっ!」
ブラと乳首が擦れたのか美香が軽く甘い声を上げる。
もう乳首が立ってるのか。僕が出来た頃はこんなに早くは・・・違う!これは僕とできるのがうれしいからだ!
際限なくわき出る余計な考えを隅にやりながら、乳房に手を伸ばす。
「んっ」
質の良い絹のように手触りのよい肌に軽く触れる。
張りの良い乳房は僕の手を押し返し心地よい柔らかさで包む。
軽く揉みこむと掌を弾くように、強く揉みこむと馴染むように反応を返す。
頂点にある乳首はピンク色をして僕を誘うように勃起している。
誘われるまま乳首に指を伸ばすと
「やぁ・・・はぁ・・・」
と美香が甘い声を上げた。
固く伸びあがった乳首を指で扱くとさらに固さが増した。
指で弾いたりこねくり回すして感触を楽しむと
「はぁ・・・いい・・アナタぁ」
美香の声も上ずってきた。
その声に誘われるように僕は乳房を口に含んだ。
47後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:55:12 ID:YXJcYe03
甘い。
上気した肌の感触とほのかな汗がそんな錯覚を呼び起こす。
そんな錯覚に逆らわず、僕はその甘い頂を舐め上げるように舌を這わせる。
「んふ・・くふぅ・・」
鼻にかかったような声を上げる美香に気を良くした僕は、乳首を舌先で転がした。
指先とは違う感触で、そして指よりも繊細にピンクの頂きを虐める。
「あぁ・・いぃ・・・アナタぁ」
堪らないように首を振って美香が僕の頭を抱える。
そんな反応に気を良くしながらも僕はフト思ってしまった。
(もしかしてアイツもこうして舌を這わせたんだろうか?)

バッ!
美香の手を振り切って僕は頭を離す。
「ど、どうしたのアナタ?」
美香が驚いたように、いや実際驚いたんだろう、僕を見上げてきた。
「い、いや何でもない」
何を考えてるんだ僕は。例えそうだったとしてもそれを知った上で僕は美香を取り戻そうとしてるんじゃないのか!
僕が初めて結ばれたときだって処女じゃないことを気にしたりはしなかったんだ!今度だって!
そう心を叱咤するが一度浮かんでしまった考えは拭いさることはできない。
唾液でぬらぬらといやらしく光る乳房を再び口にすることはできなかった。。
くそっ!おかしいのは僕の方だって分かってるんだ!
48後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:56:19 ID:YXJcYe03
仕方がないので、下に手を伸ばす。
すべすべとした下腹をなぞる様に触れてブラとおそろいのフリルのついた濃紺のショーツへとたどり着く。
その時、美香が声を上げた
「あっ!」
「どうしたの?」
少しためらいながら美香はおずおずと喋りだす
「え・・・えっとその・・・こないだ・・・下の、その・・・処理したから・・・薄いかも」
「なんだ、そんなことか。別に気にしないよ」
口ではそういったが、僕の心中穏やかじゃなかった。
(まさか・・・アイツとそういうプレイを・・・いやバカな、何を考えてるんだ)
「僕が下の毛が濃いほうが好きな男に見えるのかい?」
「やだ、もうアナタったら」
そう、別に関係ないんだ、真実がどうであれ。
関係ないはず・・・なんだ。

考えても仕方ない、僕はショーツに手をかけた。
もう濡れてる、いつもなら喜ばしいことがいまは素直に喜べない。
ショーツの上から秘所をなぞるとくちゅりと湿った音を立てて指が埋まった。
そのままなぞりあげるように指を上下させると
「んっ・・・んふっ」
と美香がこぐもったような声を上げる。
誘うようにくねらせてくる腰に導かれるようにショーツの横から指を滑り込ませた。
熱く湿った感触が指を包む。
だが僕は他のことを考えていた。
(薄い・・・かな?)
指に絡まる美香の恥毛はあふれ出た愛液によって濡れているのもあって濃さが分かりにくい。
だが、フトあることに思い至って僕は愕然とする
(比べられるほど最近はここを触ってないじゃないか・・・)
何かに打ちのめされた気分になりながらも愛撫を続ける。
思ったより素直に僕の指は美香の秘書に入り込んだ。
うねうねと蠢く膣が僕の指を締め上げる。
その中を擦る様に指を動かすと
「あっ・・あっ」
と美香が腰を浮かせながら喘ぎ声を出し始めた。
記憶を頼りにGスポットを探る。
僕の指の動きで糸を察したのか美香が腰を上げて触れやすくしてきた。
「ん・・もうちょっと上」「もっとおくぅ・・」「あん・・早くぅ」
まるでせがむように、いや実際せがんでいる。
ここまで美香はセックスにたいして貪欲だっただろうか?それとも僕がそれを知らないだけなのか、それともあの男によって・・・
探し当てたGスポットを摺りあげながらクリトリスの皮をめくる。
親指でくりくりと転がすと美香は
「んぅぁ!くはぁ!」
と腰を躍らせて愛液を漏らした。
その後、クンニもしようとしたがまた余計なことが頭に浮かびできなかった。
49後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:57:14 ID:YXJcYe03
「もう挿れていいかい?」
だが、心とは裏腹に体は興奮しきっていたらしい。
ズボンを脱ぐとそこはかつてないほど張りつめていた。
そんな僕のモノを見て美香は愛撫でとろけた瞳を向けた。
「あ・・・」
一瞬、ほんの一瞬だが僕のモノを見て何か考えるそぶりを見せ、にこりと微笑みながら言った。
「ホントにできるようになったんだ。おめでとう」
「ありがとう・・・というのもおかしいかな」
微笑み返す僕だが心のどこかでこうも思っていた。
あの時アイツと比べた・・・なんてことはないよな?

ショーツの指をかけると外しやすいように腰を浮かせてくる。
スルリとショーツを取り去るとむわりと性の匂いが辺りに充満した。
充分に愛液で潤ったそこはもう男を受け入れる準備が出来ていた。
つぷりと入口にあてがうと「んっ」と美香が小さな声を漏らし、腰を浮かせて入れやすくしてくる。
「アナタ・・・来て」
うるんだ瞳で見上げながら美香が囁く。
その瞬間、それまで晴れなかった心に光がさした。
(そうだ!僕は美香を取り返しに来たんだ。僕がセックスできるようになれば美香は戻ってくるんだ!)
「美香・・いくよっ!」
目的を思い出し、意気を上げて腰を押し出す。
そこは僕のモノにフィットした美香の膣が
50後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:58:11 ID:YXJcYe03
(え?)
スルリと難なく入った感触に思わず混乱する。
抵抗も締め付けもなく飲み込まれるように僕の相棒は深々と埋まった。
いや埋まってなどいない。
「あ・・・ん」
美香の反応を見れば分かる。これは奥まで届いてなどいない。
何故だ?昔美香と出来ていたころは丁度いい具合だったのに。
そして僕は考えたくもなかった結論に思い至る
(アイツか・・・アイツに合わせてるのかっ!)
何度抱かれればカタチに馴染むのか、美香自身が望んで合わせたのか、体から黒い感情が吹き出そうになる瞬間、それは起こった。
「う・・くっ!」
強烈な締め付けが僕を襲う。指よりも力強く複雑に僕のモノを締めあげる。
声を出せば悲鳴になりそうな快感に僕は歯をくいしばって耐える。
美香としては僕に合わせてくれたのかもしれないが、久しぶりにセックスする僕には刺激が強すぎた。
いや、もしかすると今の美香にはこれくらいの締め付けが普通なのだろうか・・・。
これは僕の知ってる美香の膣なのか?
51後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:58:48 ID:YXJcYe03
「はぁ・・はぁ・・・」
息を整えて心を落ち着かせる。
何とか刺激に慣れたので、一度腰を引いてみる。
ずぞっと中の肉を引きずりながら僕のモノが姿を現す。
(すごい締め付けだ)
まるで僕のモノを離さないとでも言うように愛液でぬらぬらと光った秘所が中の肉を見せながらも引き込もうとする。
草むらの薄さも手伝って、生の女性自身の迫力とその締め付けに思わず腰が引けそうになった。
(いけない!そんな弱気では)
思い直してこれからのことを考える。
(刺激には何とか慣れた。このままゆっくりと動いていけば美香を感じさせることも・・・)
必死になってプランを考える。
だが、それを許さなかったのは他でもない美香だった。
腰のまわりにまとわりつく何かを感じたと思ったら、美香が得物を捕まえる蜘蛛のように足を絡めて引き寄せてきた
「うあぁ!?」
思わず情けない声が出るほどの勢いで腰を引き込まれる。
ざらざらとした膣肉に僕のモノがすりこぎのように削られ痛いくらいの快感を引き起こす。
「うごいてぇ・・・」
美香は陶然とした顔でねだりながら腰をさらに打ちつけてくる。
「あっ・・くぅっ・・・」
一突きごとに理性が削られていく。これまでの計画などどうでもよくなってくる。
薄れかける理性を戻そうとしたところで、今度は美香に頭を引き寄せられた。
「んぷぅ!」
そして侵入してくる舌。蛇のように僕の口内をのたうつ。
甘い唾液が流し込まれ喉を侵す。
鼻からは美香の汗と発情した匂いが侵入する。
僕の舌は美香の舌に引きずり出されて引きまわされるように絡み合い、不器用なダンスを踊る。
1分、いやそれ以上なのかそれともそれより短かったのか分からないくらい美香は僕の口を犯した後、目を合わせて微笑んだ。
「ねぇ・・・アナタも・・・うごいてぇ」
僕はその言葉に逆らえなかった。
52後書きメインの人:2010/05/10(月) 00:59:26 ID:YXJcYe03
「あっ!あっ!いいのぉ!」
パン!パン!と美香の腰を掴んで奥まで打ち付ける。
一突きごとに自分のモノが削られるように締めつけられる。
額に汗が浮き出て目の焦点が定まらない。
フローした快感のせいか目の端には涙がにじむ。
頭の中は快感で埋め尽くされ、ただ腰を振ることしか考えられない。
打ち付ける腰の音とぬちゃぬちゃと攪拌するような接合部の音だけがはっきり聞こえる。
(いけない・・・こんなペースではもたない)
理性が頭の片隅で弱弱しく囁くが、続けざまに押し寄せる快楽の前に押し流される。
「もっと!もっと奥まで突いてぇ!」
美香がのけ反る様に腰を浮かせて僕に合わせてくる。
ばかりか、足を絡めてさらに深い挿入をねだる。
まるで僕のじゃ深さが足りないとでも言うように。
(だが、感じてはくれている!)
気を抜くと達しそうになる悦楽の中で僕は考える。
(このまま、僕が頑張れば美香を感じさせることが出来るんだ)
(もう美香に寂しい思いをさせることもない!)
(僕の美香が戻ってくるんだ!)
そう思い直して尻に穴に力を入れて腰を突きいれた時、美香が腰を回転させた。
「あうっ・・・く!」
直線的な動きでは触れにくい亀頭全体や竿への刺激。
予想外の快感にあまりにもあっけなく僕の快感が限界に達した。

「で、でるっ!」
「え・・・」

それはほんの囁き。密着してる僕にしか聞こえない呟き。
だが、僕の耳にしっかりと刻まれた嘆き。
落胆・失望・呆れ・茫然、もしかすると美香はそんなつもりはなくただ驚いただけかもしれない。
だが僕の心が負の感情を連想して止まない。
膨れ上がった僕のモノが弾ける一瞬、普段なら白く染め上げられるような快感を味わうところで、僕の心は暗闇に染め上げられた。
「あ、あんっ!」
美香が体を震わせてしがみついてくる。
あの一言さえ聞いてなければ一緒にいけたと思うであろう動き。
だが今の僕には演技としか受け取れなかった。
皮肉なことに体は最高の快感を味わっていたらしく、射精は長々と続いた。
53後書きメインの人:2010/05/10(月) 01:01:15 ID:YXJcYe03
1分近く続いた射精の後で僕は美香から体を離した。
「すまない・・・」
美香の顔を見ることもできずにそう呟く。
「どうして謝るの?気持ちよかったわよ?」
美香はそう言ってくれるが、それを本心と受け取る余裕が僕にはなかった。
「シャワーを浴びてくる・・・」
それ以上美香と接することが出来ず逃げるように去ろうとした。
頭の片隅で後片付けのことが浮かんだが、僕の足は止まらない。だが
「あ、あの!」
僕の足を止めたのは美香の言葉。流石に無視できずに振り向く。
美香は自分で呼びとめながら何かをもじもじと迷ってる風だったが、意を決したかのように微笑んで言った。
「アナタも治ったし、これから楽しみだね」
その無垢な笑顔に込められたのは絶対的な信頼。そして期待。
その顔を彩るのは抑えきれない欲情と、性への渇望。
「あ、ああ・・・」
力なく答えた僕だが、彼女の望みを叶えられる自信は全くなかった。
54後書きメインの人:2010/05/10(月) 01:01:56 ID:YXJcYe03
シャワーから出たお湯が僕の体を伝う。
汗やホコリ、疲れを流してくれる温かなシャワーも僕の心にある暗雲を押し流すことはできなかった。
(どうする?美香を満足させることはできるのか?)
(さっきのは久しぶりだったからだからだ!次こそ)
(できるのか僕に?というかもはやあれは僕の知ってる美香じゃあ・・)
(だが離婚なんて考えられない。僕は美香を。多分美香だって僕を・・・)
(とはいえ、セックスで満足させられないのは夫として、何より男として・・・)
まとまらない考えは余所へ流れる
(美香はどうしてるんだろう)
(後片づけだろうか、それとも、・・・)
(満足できなくて一人で、いやまさかもうアイツに連絡を取って)
主人じゃ満足できないのと言ってあの男にしなだれかかる美香の姿が頭に浮かんだところで正気にかえる。
頭を振ってくだらない妄想とシャワーの雫を振り払った時、僕は自分の体の異変に気付いた、
射精してから萎えていた僕のモノがまるで美香とのセックスの時のように固さを取り戻していることに。
「ア・・・ハハハ」
腰が砕けて座り込みながら虚ろな笑みが口からまろび出る。
「ハハハ・・ハハハ・・・ゲフッ」
シャワーの雨粒が口から入り咳込むがそんなことも気にならない。
「ハッハッハ・・・」
頬を伝う温かい水がシャワーなのか涙なのか僕にもわからない。分かるのは
「同類なのか・・・僕があんなヤツと」

うなだれたままシャワーの雨に当たりながら僕は考える
(もう・・・どうでもいいか)
シャワーが迷いを流したようで頭はハッキリしていたが、体は気怠く動かしたくなかった。
(だが、彼の誘いはどうする?)
美香とは、僕が知らないふりをしてればこのままの関係を続けることが出来る。
僕も、おそらく美香もそれを望んでいる。
だから頭に浮かぶのはあの男のこと。
(仲間?とんでもない!だがこれから美香を抱くときの発奮剤としては、いや何を考えてる僕は)
とりとめのない思考の隅でフト今日の出来事が思い出される。
(あの最初の映像から僕のいうなれば世界が変わったんだよな)
その時、僕の頭で何かが繋がった
(渡辺君・・・知らない・・・今日のやりかた・・・)
それは虐められた者が自分より弱いものを虐めるような悪循環。
理性をもった大人なら否定すべき最悪の行動。
だが、僕にはそれが魅力的に見えた。
多分、美香の浮気という現実に耐えられなかった心が逃避を求めてたんじゃないかと思う。
分かってるがこの計画を止めることなどできそうになかった。
シャワーを止めお湯を切りながら僕は一人浴室で微笑む
「真君・・・僕は君とは違う」
55後書きメインの人:2010/05/10(月) 01:02:37 ID:YXJcYe03
〜翌日、真の部屋にて〜
「やあ、やはりいらっしゃいましたね」
「ここに来たってことは?・・そうでしょう、僕の見込んだ通りだ」
「じゃあ、矢吹さんのところにカメラ仕掛けていいですか?」
「え、条件?ええ、勿論できることなら」
「・・・・・・」
「いいですけど・・・そのヘンなことに使うんじゃないですよね?」
「あ、なに笑ってるんですか!?」
「いや確かに僕らのやってることはそもそもヘンなことですけど」
「と、とにかく理由を聞かせてください!」
「・・・フン?・・ほぅ?・・・へぇ!」
「分かりました!僕も協力します!」
「そういうことならコレがいいかな。どうぞ!」

ガチャリ、扉のしまる音がした後、真は一人楽しそうに呟く

「それにしても矢吹さんは予想外だったな」
「来るのは想像通り、でもあんなことを提案してくるとはね」
「優良さんと渡辺君のセックスしてるビデオを使ってるいちゃんを堕とそうだなんて」

(夫婦は糾える縄のごとし・前編終了)

以下はいつものどーしようもない後書きです。
今回は、暗い本編の反動で今まで以上にくっだらない上に長いんで、MOTTAINAI精神にあふれたマータイさんのような方にしかオススメできません。
56後書きメインの人:2010/05/10(月) 01:04:29 ID:YXJcYe03
どーでもいいが「糾える」ってカタカナで書くとアザナエルであり天使の名前みたいですな
ミカエル・ガブリエル・ウリエル・ラファエル・アザナエル・・・おぉなんという違和感のなさ
キリスト教ではルシファー圧倒したりドラゴンスレイヤーだったりルシファーと兄弟設定があったりとミカエルが4天使のリーダー格ですがイスラムでは何故かガブリエルなんですよね。つか他は殆ど出てこない。
イスラム語ではジブリール。聞いたこともある人多いんではないでしょうか。
種死で顔芸キャラの名前になってたり触手エロゲのタイトルにもなってたりします・・・怖いもの知らずだな日本って。
つか、「ジブリール」で検索するとそのエロゲを一番に出すググルさんは自重すべきだと思います。
・・・と、ここまで書いて天使よかエヴァの使徒のほうが例としてはいいかと気づいた。

そーいや趣味と妄想もとい文章のタシにでもなるかと思って「晒され妻」ってエロゲ買いました。
挿入音が波紋の流れる音でした・・・いや、本当に擬音にすれば「ズギュゥゥン!」とかそんな感じ。
昔、挿入音がピストル(つってもオモチャっぽいパキューンてな音)だったヤツも萎えたが、これはハデすぎて吹いた。
そのほかにも露出調教というジャンルだからモブが出るのは分かるが、そのモブのオッサン顔がやたら濃くてヒロインの裸より印象に残るとか、
その裸の男たちにお神輿されながら絶頂とか、な、何を言ってるか分からないと思うが(ryなシーンもあって、もしかするとコレで興奮することが出来れば自分は新しいステージに上がれるんじゃないかとか思いました。
まあ、そんなステージはいらんとも思いましたが。
つーわけで、この文章を読んで興味を持ってしまうようなマクガイバー(冒険野郎)な人にもオススメはしません。

実に今まで以上にグダってる後書きですいません。
いや展開が展開なんでここで息抜きせんと書いてるほうも気が滅入るもんで。
しかし、真はこの作品の歪みを一身に受けた感じになったな。
真は犠牲になったのだ!真ェ・・・
それはともかく、真に比べればマシだけどあらぬ方向に覚醒した武の話になります。
今回は実に酷い目にあってますが・・・アレだ、主人公は一度挫折を経て大きくなるとかそんなの。
ちなみに41での独白は一行で表示したかったんですが「長すぎボケ」(意訳)と弾かれたので4行に。
出来りゃ1行のつもりで見てください。
ゲロは正直やりすぎでしょうが、私は初めてネトラレものに会った時吐き気しました。
なのでこれ読んで気分が悪くなりました、とか言ってくれれば本望・・・や、マジ言われたら泣くよ?
もっともそんなネトラレも今じゃ好物です。慣れてゆくのね・・・自分でも分かる。
でも美香さんちょっと美痴にしすぎたかもしれん。
別に武に愛想が尽きたわけではなく、二人とも同じくらい好きというのを書こうとしたんですが・・・って、やっぱ美痴か。
ちなみに、るいを登場させるのはこれで話にかかわる全部の夫婦は出るけど夫婦同士では絡まないという様相がタイトルと・・・とかそんな感じ。
後、るいとのヤツは凌辱にはならず和姦方面になるんで安心(失望)してください。

二人して抱き合いながら
るい「オジサマ・・・パパみたい」
武「いいよパパと呼んでも」
武「でも、これからすることはパパじゃやっちゃいけないことだけどいいかい?」

みたいな。禁断のパパプレイですよ!・・・我ながら頭おかしいんじゃないかと思います。
後、個人的趣味でるいから武への呼び方はオジサマです。理由はカリオストロの城を見てください。
見る方が年を食っても、いや年を取るほどヒロインとしての価値が上がるクラリスはすげー。

あ〜、こういうことは延々と書けてしまうんでこれくらいで止めます。
次回がいつになるか未定ですが次の作品でお会いできれば幸いです。
しかし書くごとに文章が長くなっていくような・・・。
ちなみに実際に名取と剃毛プレイがあったかどうかは皆さんのご想像にお任せします。
私が想像したら
名取「剃らないか?」「女は度胸、何でもやってみるもんさ」
てな展開が浮かんだのでやめときました。
57名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 01:10:40 ID:0cS5LAqT
GJ!!
後書きさんの意図とは外れるだろうけど優良さん描写が一番興奮した
58名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 02:02:39 ID:9IMAvnwm
真コワすぐるgkbr…でもやってること(次回やること)は武の方が極悪な気が…
でも、るいが「オジサマ」って呼びながらエッチするのは…エエのお。次回が楽しみ!
59sage:2010/05/10(月) 22:17:04 ID:oUsibsWq
暇つぶしに書いてみたので、投下してみます。

 ●


 その日、優良はたまたまマンションの玄関で真と顔を会わせた。

「あ、優良さん」
「真さん、今日は早いんですね」
「うん、仕事が早く終わってね。優良さんは、どこに行っていたの?」

 フィットネスジムからの帰り道だった。
 ジムで身体を動かした後、暑い夏の日差しの中を歩いて帰ってきた。優良は、汗をずいぶんとかいていた。薄い白色のワンピースは汗を吸って、身体に張り付いていた。べとついた身体が気持ち悪く、早く帰ってシャワーを浴びたいと思っていた。

「それで、そんなに汗をかいてるんだね……そういえば、ちょっと身体のラインが出ていて、いやらしいかも」

 真はそう言って笑った。下着もちょっと透けてるよ、と付け足した。
 言われて、優良は顔を赤らめた。確かに言われてみれば、張り付いた服は自分の身体のラインをくっきりと映し出している上に、白いワンピース越しにうっすらと下着が透けて見えている。自分はこんな格好で家まで歩いてきたのか、と思うと、恥ずかしくてたまらなかった。

「まあまあ、誰にも会わなかったんでしょ」

 真はそう言って優良を慰めた。
 エレベーターに乗ろうとして、「故障中のため、階段をご利用下さい」という張り紙に気づく。優良と真は二人で階段を上っていった。

「あ……優良さん」

 下から真の声がした。振り返ると、真がにやけていた。そして気がつく。マンションの階段は急勾配だ。下にいる真が顔を上げれば、優良のスカートの中は丸見えだろう。

「もう、真さんっ!」

 恥ずかしさに声を上げて真をたしなめた。しかし、真は見上げるのをやめなかった。真の視線が自分の下半身に刺さるのを優良は感じた。身体の奥が少し疼いた。

「優良さん、ちょっと透けてる……」

 え、と優良は声を上げて、スカートを押さえた。確かに下着にも汗を感じていた。とすれば、真に見えていたのは……。顔に血が上って、優良は頬を染めた。
 あ、と優良は思った。真の視線が、夫のものから男のそれに変わったのだ。自分の反応がスイッチを入れてしまったらしい。夫婦生活も長いので、それが意味するところを優良はすぐに悟る。
 真は、すっと身体を滑らせると、優良の横に来て、優良の身体を抱きしめた。

「ダメっ!! 真さん」

 騒ぐ優良の口を真は自分の口でふさいだ。しばらく抵抗したが、やがて優良は自ら舌を絡め返していた。唇が絡み合って、音を立てた。真の手が優良の胸を触っている。荒々しく胸を揉みしだかれて、優良は喘いだ。

「あぁ……ダメ、真さん、ね、部屋に帰ってしよ?」

 真は答えない。黙って、手を下に滑らせていく。優良はその手を押えようとするが、真はそれも意に介さない。ワンピースの下から手を潜らせると、真は下着の上から軽く割れ目をなぞった。

「濡れてるよ、優良さん……」
「違う……それ、汗……」

 弱々しい声で優良は答える。目を閉じて真の愛撫に耐えていた。いつ誰が通るかもわからない階段で、と考えると、余計に自分の身体が熱を帯びてくるのがわかった。確かに汗以外のものが自分の中から流れ出てきていた。

(やだ、こんなところで、恥ずかしい……)

 階段の踊り場に移動すると、真は優良に手をついて尻を突き出してくれと言った。優良が指示に従って手をつくと、真の手がワンピースをめくって、下着をずらす。露わにされた臀部に風を感じて、優良は身体を震わせた。

「いくよ、優良さん」
60名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:20:14 ID:oUsibsWq
(※すんません、sageるつもりが、間違えて、名前にsageを入力してしまいました・・・・・・orz。)

 真の声とともに、手と舌の動きを膣内に感じて、優良は震えた。ぐちゅと濡れた音が立った。

「あぁ……ダメ……いいぃ……」

 優良は自分の手を口に当てて、声を抑えた。声を抑えようとすると、なぜか余計に身体が高ぶった。

「いつもより濡れてるよ、優良さん」
「やだ……恥ずかしい」

 確かに、そうだった。自分は興奮している。身体の昂ぶりを押えきれず、優良は喘いだ。真の手と舌の動きが激しさを増していく。膣内を蠢く手と舌。真は、二本の指を膣の中に差し込んでリズミカルに動かしている。舌を出してクリトリスに刺激を加えられた。

「あぁっ! そこ、ダメぇっ!!」

 思わず高い声を出して、優良は慌てた。真をきっと睨むと、優良さんかわいいと真は言った。知りません、と顔を背けると、真は、じゃあこれはどう、と言って愛撫を続けた。クリトリスを甘噛みして、皮を剥かれた。露わになったそれを舌の先で軽くつついて、指で挟まれる。

「あぁっ、いやっ、それ、ダメぇ……」

 わき上がる快感に優良の心は乱れる。今ここが階段であることも、まだ夕方で人も通るかもしれないことも脳裏には既になかった。もっとシテ欲しい。動物としての本能だけが優良を支配する。
 真は顔を笑みで歪めると、優良に大きく尻を突き出すように告げた。優良は、静かにその指示に従って、大きく臀部を突き出す。ワンピースは大きくまくり上げられて、白い肌と太股が露わになっている。
 真は両の掌で臀部を広げると、

「わあ、丸見えだよ、優良さん。……すごい、濡れてる」

 と言った。優良は目をつぶって、恥ずかしさに耐えた。しばらく待ったが、真は何もしてこない。

(真さん、なんで……もっとシテ欲しいのに)

 不思議に思った優良が目を開いて真を見ると、真は笑って言った。

「優良さん、何をして欲しい?」
「え……」
「して欲しいことがあるなら、言わなきゃ、ね?」
「そんな……真さん」

 小さく首を振ってイヤイヤをする優良。真は、ただ笑って見ているだけだった。

「ね、優良さん。何をして欲しいのかな?」
「……私のアソコをいじって下さい……」
61名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:24:30 ID:oUsibsWq
 消え入りそうな声で優良が告げる。
真はそれを聞くと、満足そうに表情をゆるめた。
 じゃあ、弄ってあげるね、と言うと、二本の指を膣内に再び差し込む。そして舌で太股から臀部を舐め回す。秘所に差し込まれる指は、絶え間ない快感を優良にもたらす。太股からゆっくりと上ってきた舌は臀部に至り、臀部の中心肛門に至った。

「あぁっ、そこ、舐めちゃダメぇっ!!」

 優良の抗議を嬉しそうに真は無視した。肛門の窄まりに舌を差し出して、刺激を加える。その間も、指を膣の奥へと差し込んで動かす。膣の奥、ざらざらとした部分を真の指の腹が触った。

「ああぁっ!! そこ、ダメェっ!! あぁ!!」

 優良は高い声を上げた。自分で自分の声に気がついて、片方の掌で口を抑えた。ここは公衆の面前も同様の階段だ。声を出してはいけない。
 そんな優良の思いを読み取ったのか、真はさらに指の腹で同じ部分に刺激を加えた。ぐちゅぐちゅと愛液が音を立てて、膣から流れ出た。

「……っ!!」

 優良は必死に声をこらえる。身体の奥から湧きあがる快感に身を任せてしまいたい。でも、できない。そのもどかしさに一層身体の奥が火照る。
 真の指が膣内から引き抜かれた。一瞬、優良の身体が弛緩する。次の瞬間、優良の身体が大きく震えた。引き抜かれた指で真はクリトリスの皮を剥き、露わになったそれに愛液をまぶすと、指で挟んで摩擦した。

「……ああぁっ!! いいぃっ!! 真さん、それ、気持ちいいっ!!」

 真は右手の指でクリトリスを挟むと、左手の指を二本膣の中に差し込んで動かした。愛液を膣内から掻き出すように、激しく引き抜いては差し込む。流れ出るように、愛液は優良の膣から流れ出て、踊り場の床を濡らした。ぐちゅぐちゅと濡れた音が優良の耳にも入る。

(ああ、そんな音させないで、真さん……)

 優良の身体は、優良の思いとは裏腹に反応を強めていく。真の指が膣の奥、ざらついた部分を再び触った。

「……っ!!」

 優良の身体が再び大きく震えた。真の指が執拗にそこを撫でる。さらに舌が臀部の中心の肛門に差し込まれた。

「ああっ!! いいぃ……真さん、それ気持ちいいっ!!」

 ぶるぶると身体を震わせながら、優良は高い声を上げた。もはや身体に力は入らない。片手でポールをかろうじてつかみ、何とか自分の身体を支える。片方の手は声を抑えようとして果たせず、虚空を舞っている。
 ここはマンションの階段だ。そんなところで自分は一体何をしているのだろう。手をついて大きく尻を突き出して、クリトリスを指で挟まれ、膣の奥まで指を挿入され、Gスポットを弄られて、肛門を舐められて喘いでいる。
 目をつぶっていても、自分の姿が脳裏をよぎる。

(なんで、こんなに気持ちいいの……)
62名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:25:20 ID:oUsibsWq
「優良さん、こんなに濡れてる……ほら」

 そう言って、真が膣内から抜いた指を優良の眼前に見せつける。愛液に濡れた指が優良の視界に入る。

「いやぁ……」

 優良は小さくを首を振って、目を閉じた。真は、また指を戻すと、激しく指を動かして膣内を愛撫した。指し抜かれた指が濡れた音を立てて愛液を掻き出す。クリトリスを舌で甘噛みして、Gスポットを重点的に指の腹で何度もなで回す。
 優良の頭の中を快感が駆け巡る。頭の中で爆ぜるものがあった。その流れに優良は身を任せて声を上げる。

「んああっ! あああぁっ!! 真さん、ダメっ!! いいぃ、気持ちいいぃっ!! イッちゃうっ!!」

 優良は既に歓喜の声を抑えようとしない。

「あんっ!! ああっ! だ、ダメっ、ダメっ!! イクっ!! イッちゃうっ!!!」

 優良の身体が大きく震えた。びくびくと身体を震わせて優良は果てた。絶頂を迎えた膣内が蠢いて、真の指を締め付けた。
 真が指を引き抜くと、ぐちゅと濡れた音を立てて愛液が膣からこぼれ出た。

「……あん……」

 膣は、まだ蠢いて、引き抜かれる指を離したくないかのようにまとわりついてきた。絶頂感は、まだ身体の奥で駆け巡っている。優良は、真を見て、名残り惜しそうに声を上げた。

「……あぁ……」

優良は目を閉じて、深く溜息をついた。吐いた息に合わせて、胸が大きく上下した。

「それじゃ、優良さん、続きは部屋でしようか」

 微笑んだ真に、優良は小さく頷き返した。
63名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:27:55 ID:oUsibsWq
 ●


「あら、渡辺さん」

 廊下で優良が声をかけると、渡辺はゆっくりと振り向いた。ドアを開けるところだったらしい。右手には鍵が握られていた。

「あ……どうも、奥さん。こんにちは」

 渡辺の声は細い。笑おうとしているが、笑えていない。動作がぎこちなかった。
 どうしたのだろうか、と優良は思った。そして、気がついた。渡辺は左手に握っているものを背後に隠そうとしているようだった。黒いビニール袋だった。

「……それ、何ですか?」
「え! これですか!?」

 何の気なしにした質問は、渡辺を大いに驚かせた。声を大きく上げて、左手を振り上げた。渡辺自身も意図しない動作だったらしい。左手に持っていた袋の中から何かが飛び出した。それは音を立てて床に落ちて、優良の前に滑ってきた。優良は、腰をかがめて拾った。

「あっ……」

 そして見てしまった。
 プラスチックのケースには、裸の女性の姿があった。『夫の目の前で犯された若妻』というタイトルが目に飛び込んできた。
 女性のスタイルの良さが目につく。豊かな胸に、くびれた腰、そして長い黒髪。気のせいか、自分に多少似ているような気がする。それがどういう種類のものか、さすがに優良にもすぐにわかった。頬に血が上って赤みがさす。

「えっと……」

 言葉を探して、渡辺の方を見ると、そこには愕然とした顔をした渡辺がいた。泣き出しそうな顔をしている。ごめんなさい、と消え入りそうな声で渡辺は言った。
 反射的に笑みを優良は浮かべた。目の前の男をかわいらしいと感じたのだった。同時に悪いことをしたとも思っていた。男が知られたくなかったことをわざとではないにせよ、さらけ出してしまった。優良の口はなめらかに動いた。

「はい、渡辺さん。落ちましたよ」
「えっと、その奥さん……これはですね……」

 口をもごもごと動かそうとする渡辺を優良は制した。

「あまり気にしないで……真さんもよくこういうの買ってきますから」

 優良は笑って言った。その笑みに引き込まれるように、渡辺も笑った。気まずさが消えて、一転して和やかな雰囲気になる。
64名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:29:53 ID:oUsibsWq
 ふと優良の頭を悪戯心がよぎった。
 目の前の男を苛めてみたいという欲求だった。いつかリビングで真としていた会話を思い出す。渡辺はたしか経験がないと言っていた。
 いつも妹や周囲の女性に経験のなさをあげつらわれる優良は、戯れに未経験の年下の男を苛みたいと思ったのだった。

「ただ『先生』がこういうのを買うのはどうかと思いますけどね」
「あ……う……その、そ、それは……」

 予想通り、渡辺は顔を赤くして下を向いた。その反応に優良の心は少女のようにはしゃぐ。この手の話題で、自分の方が立場が上になることなどめったにないからだった。

「まあ、渡辺さんも男の人だからしょうがないですよね」

 優しく語りかける。そこには優越感も混じっていた。その優越感が優良には心地よい。
 渡辺が身を縮めて、弱々しい声で言う。

「僕も、できれば、こんなもの買いたいわけじゃないんですけど……いっつも生徒にも彼女できないのってからかわれますし……」

 いじめすぎたらしい。渡辺は、あからさまに消沈していた。

(やりすぎちゃったかしら)

「渡辺さんみたいに優しい人なら、きっとすぐに彼女さんができますよ」
「みんな、そう言ってくれるんですけど……」

 あまり効果はなかったようで、相変わらず渡辺はうつむいたままだ。
 優良は困った。ちょっと困らせるだけのつもりだったが、明らかに落ち込んでいる渡辺を前にして、罪悪感が湧いてきた。

「全然、女性に対する接し方みたいなものがわからないんですよ。彼女いたことないし、経験もないし、自分に自信もないし、だから引っ込み思案になっちゃって……
 悪循環だって、自分でもわかってるんですけど、どうしたらいいかよくわからないんですよね」

 優良から目を背けて語る渡辺をかわいらしいと優良は思った。そこには明らかに自分よりも弱いものがいた。助けてあげたいな、と素直に思ったのだった。
 そして優良は口を滑らせた。

「……何か私でできることがあれば、助けてあげましょうか?」
65名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:32:08 ID:oUsibsWq
 ●


 キッチンでお茶を入れながら、優良はどうしたものかと思いを巡らせた。
 目を居間にやれば、そこには渡辺が座っている。落ち着かないのか、目を部屋のあちこちにやっていた。ただ頬には笑みが浮かんでいる。喜んでいるのは明らかだった。
 期待に満ちた渡辺の表情を目にして、優良は溜息をついた。
 優良の言葉に渡辺は敏感に反応した。是非お願いしますと渡辺は言った。そして、女性との接し方を僕に教えて下さい、と続けたのだった。
 優良にしてみれば、特に何か特別な意図があって言った言葉ではない。渡辺が落ち込んでいたから、口を滑らせただけだ。単なる善意のフォローに過ぎない。
 しかし、鼻息も荒く勢い込む男を前に今更できませんとも優良には言えなかった。たじろいで、じゃあ、お茶でも飲みながらと言ってしまったのだった。

(女性との接し方を教える……ねえ)

 そうは言っても、一体自分が何を教えられると言うのか。自分にしたところで、真以外に特に男性と付き合った経験などないのだ。
 そういえば、真のいない昼間に、男性を部屋に上げるのも初めてのことだった。
 優良は、居間のソファに座っている渡辺に目をやった。どことなく面差しが夫の真に似ている。
 ふと昨日の夕方のことを思い出す。人が通るかもしれない場所での行為が脳裏を駆け巡る。あんな場所で大きく声を上げて絶頂を迎えてしまった。快感を思い出して、優良は顔を赤らめた。

(まったく真さんったら、あんなところで……)
66名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:33:19 ID:oUsibsWq
 だが、感じた快感はこれまでにない深いものだった。
 部屋に戻った優良は、真に促されるまでもなく、自然に真のズボンを下ろすと、真のものを口にくわえて愛撫した。頭で考えての行為ではない。踊り場での絶頂感の余韻はまだ残ったまま、身体を昂ぶらせていた。
 動物的な本能に促されるまま、優良は真の陰茎を丁寧に指で扱いた。愛おしげに撫でてさすり、唾液を口にためて、音を立てて舐めた。
 硬度を増した一物を真は、まだ濡れそぼったままの優良の膣に勢いよく挿入した。望んでいたものを受け入れて、優良は歓喜の声を上げる。
 抑える必要もなくなった今、優良は思う様喉を鳴らして喘ぎ、そして二度目の深い絶頂を迎えた。
 膣の奥深くで震える真のものをこれまでにないほど愛おしく感じた。

「えっと、奥さん……どうかしましたか?」

 渡辺の声に優良はふと我に返った。居間のソファで起き上がって、不審げにこちらを眺める渡辺がいた。

(やだ、私ったら、昼間っから何を考えてるの……)

 自分の頬に赤みが差しているのがわかる。慌てて手で表情を隠す。ごめんなさい、今お茶を持っていきますねと謝りながら、優良は居間に移動した。

「えっと、それで女性との接し方でしたっけ……」

 ごまかすように、優良は頬に笑みを浮かべた。

「はいっ!」

 渡辺は息を荒げて答えた。手を強く握りしめている。脇には、先ほどのDVDを入れた黒い袋が転がっている。優良の目に渡辺はなぜか興奮しているように見えた。

「でも、私に何が教えられるか……」

 渡辺の様子に困惑して、優良は語尾を濁らせる。目を渡辺からそらしてあらぬ方向へと向ける。お茶を飲もうとして、カップに手を伸ばした。
 伸ばそうとした手が途中で止まった。
 優良は目を丸くして息を呑んだ。
 大きな瞳が収縮する。
 そして何度か目を瞬いて、目の前のものを確認する。
 ヒッと意図しない声が出た。

「こういうことを教えて欲しいんです……」

 そう言って、渡辺は自分の携帯の画面を差し出したのだった。
 そこには階段の踊り場で、真の愛撫を受けて、大きな声をあげて喘ぐ自分がいた。
67名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:36:07 ID:oUsibsWq
とりあえず、これで投下終了です。

ミスで名前にsageと書いてageてしまった(・・・本当にorz)ので、
次に投下することがあったら、反省を込めて名前はsageにします・・・。
68名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 22:44:17 ID:0cS5LAqT
続き続き!!
69名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 00:45:33 ID:1SU6WzTG
ーーーsageさんw、優良×真をここまでエロく書いた人は初めてじゃなかろうか。是非とも続きを読みたいです!

ーーー後書きさん、相変わらず独自の世界観で、グイグイ引き込まれます。後編が楽しみです。

ーーー七の人さん、綺麗な従姉妹のお姉さんに性的に憧れる従兄弟というシチュはグッと来ます。
続きが凄く気になりますが、あまり気張り過ぎて、身体を壊さない程度に頑張って下さいね。
息抜きとして気楽に書いていった方が、絶対に楽しいし良いモノが出来ると思いますから。

長々と失礼しました。
70名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 10:49:24 ID:lNwFZ/Se
 
71名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 12:21:24 ID:ZnPZkU5N
吹いたな…
72名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 21:32:42 ID:ZPoYvful
連載から、これまでステップアップしてきた二人を見てわかった事。
真の兄、明は優良さんの身体の隅々、進化して変わった性感。どこをどうすれば感じ、イケるかまで把握している。
だから、無理矢理にでも一度肌を合わせれば、優良さんの肉体から堕とす事が出来る!
73名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 00:42:44 ID:A0OaIQns
はてさて…☆ゅ
74七の人:2010/05/20(木) 16:08:14 ID:KvhWqBu2
規制解除されているかテストw
あ、ヤバイ、七の人で書いてしまったいw
75名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 02:35:08 ID:YiYeADcI
本文に「七の人ってかいてしまったいw」って…レスする前に消せるだろ?
何がしたいん?誘いうけは嫌われるよ
76名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 08:07:38 ID:pVcnQEJw
ツッコミまで含めての釣りなんだよ。お前は見事に引っかかったってわけ。
77名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 10:57:49 ID:MZm2FS6C
スンマセン><
テストのつもりで書いたんでふざけすぎました。
以後しません。失礼しました。m(_ _)m
78名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 13:22:53 ID:g7LKyRpv
そして、ちゃっかり>>77への書き込みを成功させた七の人であった……☆

つづく
79名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 20:53:27 ID:6ZBNvMHm
かまってちゃんうぜえw
80ステップアップの裏側:2010/05/25(火) 17:26:37 ID:oqFwZiTv
 昼下がりのとあるマンションに、階段を駆け上がる軽快な足音が響きわたる。
その者の息は足音と同じ様に弾んで、若干の興奮も中に含まれている。
そして、足音と息が一つの部屋の前で止まると、カチャカチャと少し焦って鍵を開ける音の後、勢いよく扉を開けた。
玄関で脱ぎ捨てた靴もそのままに、早足で奥の部屋へ急いでいた足音が、扉の前で力無く止まる。
その者は、はあ、と一つ溜め息をつくと、ゆっくりと部屋の扉を開けた。

ギッ、ギシッ!ギシッ!
「あッ、あん! ァ、んあああっ!!」
「フッ! フゥッ! フゥッ! クッ!―――」

 そこでは、胡座をかいた中年男に、しがみつく様に乗った若く美しい女が絡み合っていた。
女は、長い黒髪を振り乱しながら艶かしいラインをした腰をくねらせ、
ベッドのスプリングを軋ませながら、男と繋がったまま身体を激しく上下させていた。
汗だくになりクライマックスの激しさで下から突き上げていた男の方は、
部屋に入って来た者の姿を見つけると、必死の表情から少し持ち直し、不敵な笑みを浮かべた。

「よお! 遅かったじゃないか。先にやらせてもらってるよ」
「もう! ズルいっスよぉ〜。ちょっとくらい待っててくれても…」
「まあ、そう言うなよ。彼女だって、アイツの夕食を作るまでには帰らないといけないだろ?
短い時間で勉強をしなきゃいけないんだから、有効に使わないと。
―――ねえ、優良さん?」
 対面座位で女を突き上げていた中年の男。小野田 明は、
抱き合って目の前で喘ぐ美しい女。実弟、真の妻。小野田 優良に、
腰をまわす動きも交えて途切れる事なく刺激を与えながら問いかけた。
81ステップアップの裏側:2010/05/25(火) 17:28:41 ID:oqFwZiTv
「あ、は、んあっ! は、はいっ、お義兄さん。んんッ!」
「よし、そろそろイクぞ。優良さんも一緒にイこう」
「は、ハイ! ん、ん、ん、は、あん、あ、ん、………んあああああああああああああーーーっ!!」
 汗にまみれた一組の男女の裸体が、絡み合ったままびくんびくんと痙攣を繰り返す。
 二人はしばらく荒い息をしていたが、先に息が整った明が、静かに優良をベッドに横たえさせた。
明は、まだ絶頂から戻らない優良の秘所から放出し終えたペニスを引き抜き、
優良の中に収まっていたモノに被せていたコンドームを外すと、
精液でコーティングされたペニスを、優良の顔の近くに持っていく。
目を閉じて絶頂の余韻に浸っていた優良だったが、明の体液を纏ったモノの気配を感じたのか、
身体をゆっくり起こすと、躊躇にく明のペニスに舌を這わせ、
熱い吐息を漏らしながら口に含んで、献身的なフェラでペニスを浄め始めた。
「…うむ、…そう、尿道に舌を這わして…中まで吸って。…また上達したんじゃないか?
ホントに優良さんは飲み込みが早いなぁ。教え甲斐があるよ」
「…ん、…ちゅはあ、ありがとう…ございます。…ちゅ、んぶぅっ、ぢゅぢゅうう……」
 優良の丁寧なお掃除フェラに、気持ち良さそうに目を細めながら、
明は優良の艶やかな黒髪や、大きく柔らかな乳房に手を伸ばして、その感触を楽しんでいた。
「ん…、ちゅぷ、んふぅ…、はぁ、……きゃっ!…ちょっと…山田…くん。あん!」
 熱心に明のペニスをしゃぶっていた優良の背後には、
かつて妹の梨香と付き合っていた男。山田 拓が立っていた。
いつの間にか全裸になった山田は、ガチガチに勃起したペニスを扱きながら
優良のボリュームあるヒップを、いやらしい手つきで撫でまわす。
「さあ、今度はオレが教える番っスよ」
 そう言い、山田は欲望にギラついた眼差しで優良の裸体を見下ろしていた。
82名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 18:45:50 ID:v3gn+R7t
はやく続きを
そしてどうしてこうなったかという経緯をくわしくねっとりと
83ステップアップの裏側:2010/05/29(土) 17:36:45 ID:9p081uMZ
「ほんと、いいケツしてるよね〜お義姉さん☆ 肉が詰まってて、柔らかいのに張りがある。それに……」
 にやついた表情で執拗に優良のヒップを撫でまわしていた山田の手が、不意に離され、その直後。

ヒュッ  バチーンッ!!

「ひあ゙あ゙あ゙ッッ!!!」

 風をきる音と共に、山田の平手が優良のヒップに打ちおろされた。
いきなり与えられた強烈な平手打ちに、優良は半ば白目を剥きながら絶叫する。
「…いい音♪ ほんと、お義姉さんのお尻は満点っスよ☆」
 優良の反応を満足気に見ながら、再び振り上げた手を、紅くなった桃尻へ何度も叩きつける。
いつしか部屋の中は、ひっきりなしに肉が叩かれる鋭い音と、
最初と違い、痛みに対する悲鳴だけではない優良の絶叫が響きわたっていた。

「んぎっ! あひぃっ! んぅああっ!……お願い…ゆるして…山田クン……んひぁあああッッ!!」
 目に涙を浮かべて哀願する優良の表情に、山田の中のS心が更に燃え上がる。
「お義姉さ〜ん、許してって、本当は気持ちイイんでしょ!? ほら! ほらっ!!」
「アアッ! うあアアッ!! ちが、ぅん! ああんッッ!!」
「お尻叩かれてんのに、アソコからこんなにヨダレ垂らして、本当イヤらしいスね〜お義姉さん☆」
 山田の指摘どおり、優良の秘所からは、明との性交が済んでから触れてもいないのに大量の愛液が溢れ出していた。
「ああん、いやあ…。痛いの…嫌なのにぃ……ッあああっ!!!」
 元々Mの素養がある優良の身体は、S気質な山田からの責めに素直に反応していた。
84ステップアップの裏側:2010/05/29(土) 17:38:59 ID:9p081uMZ
「おいおい、山田クン。そのくらいにしといてやれよ。
真のヤツは、優良さんにそんな乱暴なプレイはしないぞ。ねえ、優良さん?」
「……はぁ、はぁ……。は、ハイ……。真さんは、わたしが痛がる事は……しません……」
「だそうだ。これは、あくまでも優良さんと真の為にやっているんだから。…解るな? 山田クン?」
「……ちぇ、わかりましたよう。……叩き甲斐のある良いケツなんだけどなぁ……」
 山田が、興奮で力を加減出来なくなり始めたのを察知して、明がやんわりと制止にはいる。
少し名残惜しそうにスパンキングを中断させた山田だったが、
まだ次の案を用意していた様で、鼻歌混じりに傍らのバッグからボトルを取り出し、
中の液体を、優良の赤く腫れたヒップへと垂らし始めた。
「あんっ、冷たいっ!」
 優良のヒップへ垂らした液体、ローションを、山田の手がまんべんなく塗り拡げてゆく。
スパンキングでひりひりと熱を帯びていたお尻に垂らされた冷たいローションが心地よく、
先程とはうって変わって、優しく繊細なタッチで触れてくる山田の指に、
優良の口からは自然と甘い吐息が漏れ始めていた。
「お義姉さん気持ちイイ? …て聞かなくても判るか。ここ、こんなになってるもんね」
 と言うや、片手でヌルヌルのヒップを撫でまわしながら、
もう片方の手をヒクつく秘裂へと伸ばす。そこは既に、大量の愛液でぬかるんでいた。
 そこへ、山田はいきなり指を2本突き入れて掻き回し始める。
乱暴に弄られているというのに、優良の秘穴からは、ぐちゅぐちゅと淫蕩な水音がしていた。
85ステップアップの裏側:2010/05/29(土) 17:47:31 ID:9p081uMZ
「あ、あ、あ、あ、ん、あ、んあっ!」
「イイ感じだね。それじゃコッチの方も……」
 といい、ヒップを撫でていた指を尻の谷間、そしてアナルへと埋め込んでゆく。
「ん゙! ん゙ゔゔあああ……はぁあああ?!」
「こっちも良い反応♪ お義姉さん、ちゃんと準備してきたみたいスね?」
 そういって、アナルに差し込む指を一気に3本に増やして、穴を拡張しにはいる。
普通ではあり得ない程アナルを拡げられているというのに、優良の口からは苦痛よりも快楽の声が大きくなっていた。
「言い付けどおり、浣腸とプラグで慣らしてたみたいスね。感心感心☆」
 優良のアナルが、中の粘膜まで見える位拡がったところで、山田は一旦指を引き抜いた。
そこへ、またローションをたっぷり注ぎ込み、硬く猛ったペニスをあてがう。
「山田クン。綺麗に洗ってるとはいえ、ゴムは着けた方が良いんじゃないか?」
「いや〜、前の穴は生ダメじゃないっスか。後ろはOKなんでしょ?
やっぱ生で挿れて中に出さないと、セックスした〜って実感ないんすよね〜☆」
 山田の変なこだわりに、明はやれやれといった顔をしながら傍観をきめこむ。
「さあ、力を抜いてお義姉さん。…じゃあ、お義姉さんのアナルバージンいっただっきま〜す♪」
「ん、あ、あ、あ゙あ゙あ゙ーーーッッ!!」
 山田の能天気な宣言と共に、ヌルヌルになったヒップの谷間に山田の巨根が消えてゆく。
その淫猥な光景を眺めながら、明はふと思った。
(そういえば、優良さんはアナル初めてだったな…。
まあ、アナルにも触れる様にアドバイスしても、軽く触る程度がやっとだったからな、アイツは。
真がソッチを使う事は当分無いだろうし、まあ、良いか)
 性技に関してなかなか上達しない我が弟に苛立ちを感じると共に、
そのお陰で、この美しい女の極上の体を開発できるのだから、感謝の気持ちもあるのだが……。
「うは、凄え! お義姉さんのアナル超気持ちイイ! お義姉さんはどうスか?」
 ローションでぬかるんだ優良のアナルに山田の巨根が根本まで呑み込まれたところで、山田が歓喜の声をあげる。
「んぅうう……、く、苦しいぃ…。でも、何か…、お尻ジンジン熱くて……ヘンな感じ」
「なら大丈夫っスね。じゃあ、動きます、よっ!」
86ステップアップの裏側:2010/05/29(土) 17:56:20 ID:9p081uMZ
「ぁはあ! ああ! はげしっ、んああっ!!」

 ベッドの上で四つん這いになって山田にアナルを激しく犯されながら喘ぐ優良を、
明は少し離れたソファーに座って眺めながら、1年前、初めて優良を抱いた時の事を思い出していた。


「やあ優良さん。真とはバンバンやってるかい?」
「あ、お義兄さん。も、もう…やめてくださいよう。恥ずかしい…」
「ハハハ、スマンスマン。ところでどうしたんだい? 何だか浮かない顔をしているけど」
「え? ええ…。そう……ですか?」
「よかったら相談にのるよ。優良さんは、小野田家の大事な嫁だからね」

 近くの喫茶店で話を聞いてみると、どうやら優良さんの周りで
次々とオメデタの話が続いてる事に、若干の焦りを感じているという内容だった。
 正直、自分たち夫婦にも子供がいないので、相談相手として適材とは言えないのだが…、
優良さんも30歳も手前であるという事。もしかしたら夫婦どちらかの体に異常があるのではないかと不安になり、
病院で不妊相談をした帰りだったという。彼女は、かなり深刻に悩んでいる様だ。
(それにしても……)
 思い悩み、憂いを帯びてなお美しい顔。
そして物思いに耽って無防備になった胸元と、その膨らみ…堪らんな。
 などと見惚れていた明の心に、ムクムクと邪な考えが沸き上がってくる。
「優良さん。知っているかい? 動物、特に人間の男女というのは、
同じパートナーと長く一緒にいる程、生殖能力が落ちてしまうそうだよ」
「ええッ!? 本当なんですか?」
「ああ、学者の研究で、同じ女性と付き合っている男性の精子量は、明らかに減少しているそうなんだ」
「そんな……。一体どうすれば……」
「以前、真のヤツに、『優良さん以外の女性ともセックスしろ』とアドバイスしたんだが…。即却下されたよ」
「当たり前ですっ! わたしも真さんも、生涯に1人だけのパートナーなんですから!」
 笑いながらその事を話す明に、顔を真っ赤にして声を荒げる優良。予想どおりの反応である。
「だが、それが子供の出来ない最大の原因だとしたら?
現に、だんだん君たち夫婦の営みは淡白になっているんじゃないのか?」
「!…そ、それは……。真さん、お仕事忙しいから疲れてるし……」
 先程から一転して、優良の表情が暗く沈む。どうやら図星の様だった。
87ステップアップの裏側:2010/05/29(土) 18:00:03 ID:9p081uMZ
 明はそこにつけ込んだ。
 真を再び奮起させるには、優良がもっと多くの経験を積み、真に新しい刺激を与え続ける必要がある事。
 それには、既に夫婦2人だけで解決する方法を見い出すのは困難であり、
更に、その技術を会得するには、真以外の男性目線で捉えねば無理だという事を優良に説いた。
 半分以上は、明の持論の域を越えない、都合の良い理屈でしかないのだが、
明の巧みな話術と、これまで真にしたアドバイスの実積が、話に説得力を持たせていた。
「優良さんさえ良ければ、私は協力を惜しまないよ」
「お話は理解できますし、有難いです。でも……」
 やはり、真以外の異性に身体を委ねるのには強い抵抗が有るのだろう。
優良から良い返事が帰ってきそうな気配はない。そこで明はダメ押しをする。
「……実は、私は種なしでね。妻の早苗との間に子供は出来ないんだ…」
「え!? ……すいません。わたし、知りませんでした。なのに、こんな失礼な相談しちゃって」
「いや、いいよ。 私は大事な義妹から相談してもらって嬉しいんだ。
だから、どうしても力になってあげたいと思っただけなんだよ。
私の身体は、君たち2人が幸せな家族をつくる為の道具だと考えて貰って構わないから。
それとも、真のヤツが知らない女と浮気して、自然と改善される方が良いですか?」
「それは駄目です!!」
「なら……良いですね?」
 真っ直ぐに瞳を見つめて話す明の気迫に、優良は頷くしかなかった……。
88sage:2010/05/30(日) 23:31:52 ID:XbIzEGMu
>66の続きです。

「も、もっと足を開いてくれますか……」

 渡辺の声に優良は小さく首を振った。
 すると、渡辺は黙って携帯を取り出して優良の前に差し出す。意図は明白だった。
 優良はしばらく迷っていたが、やがて目をつぶると、足をさらに大きく開いた。
 目を閉じていてもわかるほどの強い視線を感じた。自宅の居間でソファーに腰掛けて、夫でもない男の前で足を大きく開いている自分の姿を思い浮かべて優良は顔を赤くした。

(どうしてこんなことに……)

 その問いを問うたところで状況が変わるわけではなかった。
 今の自分は渡辺に逆らうことができない。純朴だったと思っていた青年は、どもりながら、しかし、はっきりと優良は脅したのだった。言うことをきかなければ、この映像を公にすると。
 優良には、わかりましたと答える以外の選択肢はなかった。

「あ、あの、……そ、そんなに見ないで……」

 目を開けると、そこには自分の下着を凝視する男がいた。改めて恥ずかしさに顔が火照った。
 優良の弱々しい抗議を渡辺は頬に笑みを浮かべて無視した。絶対的な優越を確信している笑みだった。優良の頭を絶望が覆っていく。

「奥さん、足をソファーの上にのっけて曲げてくれますか?」

 渡辺の言葉に優良は目で訴え、そして小さく首を振るが、渡辺は何も答えない。
 優良は、言われた通りに、足をソファーの上にのせて、いわゆるM字開脚の姿勢を取った。

「……これでいいですか?」

 渡辺は満足そうに頷いた。そして、じっくりと視線を優良の下腹部へと走らせる。男の目は執拗で優良は堪えきれず横を向いた。

「渡辺さん、お願いです……見るだけ……見るだけですよね……」
「ええ、もちろんですよ。最初に言ったじゃないですか、奥さんが僕に女性の身体のことを教えてくれたら、それで終わりだって」

 渡辺の言葉に優良は少し安堵を覚える。

「スカートが邪魔だなあ……それ、脱いでもらえます?」
「……そ、そんな……」

 だが、やはり優良は渡辺の言葉に従って、スカートを脱ぎ、白い太股を露わにして、またソファーの上で足を広げた。
89sage:2010/05/30(日) 23:37:34 ID:XbIzEGMu
 だが、やはり優良は渡辺の言葉に従って、スカートを脱ぎ、白い太股を露わにして、またソファーの上で足を広げた。
 渡辺は、しゃがみ込むと、優良の下腹部の目の前まで鼻先を近づけた。もう少しで鼻が下着に触れてしまいそうなくらい近い。

「……いやっ……」
「別に触りませんよ。さっきも言った通り、見るだけですよ。でも僕目が悪くて、これくらい近づけないとよく見えないんですよ」

 眼鏡をかけているのに、と思ったが、優良は口に出さなかった。
 下腹部の先に感じる男の気配にたじろいでいた。最も恥ずかしい部分と男を隔てるものは、薄い布でしかない。
 足の先からふくらはぎ、さらに太股から陰部へ、そして下腹部まで順番に渡辺がねっとりとした視線を送ってくる。
 身体の奥からわき上がってくる熱があった。男のぎらぎらとした性欲に刺激されている自分に気がついて、優良は戸惑う。その熱を抑えようとして、優良は深く息をついた。

「……渡辺さん、ま、まだですか?」

 渡辺は無言のままだった。しばらくして、渡辺は小さく息を吹いた。白いレース生地の薄い布を超えて、息は陰部に届いた。

「……あっ……」

 反射的に優良は声を挙げた。そして、そのことに気がついて口を閉じた。きっと今の声は渡辺に聞かれたはずだ。そう思うと、さらに血が上るのがわかった。恥ずかしさに優良は他にどうすることもできずに目を閉じた。渡辺は今、どんな顔をしているのだろう。
 渡辺の言葉が降ってきた。

「じゃあ、次はソファーの上で四つん這いになって、僕の方にお尻を向けてくれますか?」

 もはや抵抗する気力が優良にはなかった。頭の中には、先ほど渡辺に見せられた自身の痴態とそのときに感じた快感が繰り返し再生されていた。
 おずおずと姿勢を変える。ゆっくりとお尻を渡辺の方に向けた。

「もっとお尻を突き出して下さい」

 次第に渡辺の声が断定的なものになってきた。強い男の気配がある。渡辺に支配されること、命令されることが次第に不快ではなくなってきている。
 抗議の声も挙げずに、優良は渡辺の言葉通りに、臀部を高くつきだした。下着が臀部に食い込むのがわかった。

「……あぁ、こんな格好……恥ずかしい……」

 半ば言い訳のように言葉を口に上せた。目は閉じたままだったが、渡辺の視線を強く感じる。

「お尻はそのまま突き出したままで、もっと足を開いて……」

 もはや優良は渡辺の言われるがままだった。頭は雲がかかったようにぼんやりとして思考は形を成さない。
 身体の奥からこみ上げてくる熱がどんどん高まっているのがわかる。抑えようとして深く息をすると、余計に熱は高まるのだった。

(あ、ダメ……)

 熱は身体の奥で変換されて、蜜に変わった。そのことに気づいて、優良は困惑した。

(なんで……私、濡れてきちゃってる……)

 きっと下着にも変化は現れているのだろう。渡辺も気がついているに違いない。
 そう思うと、余計に身体が昂ぶるのがわかった。止めようとして止められない。
 優良にできることは、ただ目を閉じて時間が経つのを待つことだけだった。
90sage:2010/05/30(日) 23:38:43 ID:XbIzEGMu
「今度は足を片方上げてくれますか?」

 優良は、機械仕掛けの人形のように、渡辺の言葉に忠実に、ただ言われた通りに身体を動かして、あられもない姿態をさらけ出す。
 自分が今どのような格好をしているのか、冷静に判断できなくなっていた。
 だから、カシャンという音を聞いたときも、ああ、写真を撮っているんだな、としか優良は思わなかった。

「……写真、どうするんですか?」
「奥さんがとってもキレイだから、記念に撮っているんですよ……ほら、もっとお尻を高くつきだして下さい」
「……はい」

 やがて、渡辺はまた優良に前を向くように命じた。片足だけソファーの上に乗せるように言われて、その通りの格好を取る。
 そして、また渡辺は携帯を取り出すと、撮影を始めた。カシャン、カシャンという無機質な電子音をどこか遠くの世界の出来事のように優良は聞いた。

(熱い……)

 熱いのは、部屋ではなく自分の身体の奥だった。ふと目を渡辺にやれば、男は視線には性欲を露わにし、股間を滾らせていた。
 優良は、それを厭わしいものだとは感じなかった。むしろどこかで嬉しいと思っている自分に優良は驚いた。

(あんなに興奮させて……あんなにおっきい……)

「奥さん、ひょっとして感じてません?」

 ボーッととしていて、気づかなかった。渡辺は、スッと手を下着に伸ばすと、それを横に引いた。

「……あっ、ダメっ!」

 優良は声を挙げて、渡辺の手を止めようと手を伸ばす。しかし、既に遅かった。渡辺は、にやにやしながら、優良の制止も構わずに、下着の中、露わになった陰部に目を向けていた。
 そこは愛液を垂らして濡れていた。

「ほら、こんなになってる」

 目を開けると、そこには勝ち誇ったように笑う渡辺がいた。
 渡辺は、さらに携帯を操作すると、優良に取った写真を見せてきた。携帯の画面いっぱいに映し出された下着には、はっきりとした染みが映っていた。

「奥さん、下着邪魔ですよね……脱いじゃいましょうか?」

 優良は、だまって立ち上がると、下着を自ら取り去った。
91sage:2010/05/30(日) 23:39:38 ID:XbIzEGMu
 ●

「ああっ! そんな、渡辺さん……そんなところ……ダメェっ!!」

 ソファーの上で、優良は高い声を上げている。下腹部から昇ってくる快感に押し流されそうだった。軽く唇を噛んで、理性を保とうとするが、すぐに更なる快感にまた我を忘れて声を出してしまう。

「……ここが気持ちいいんですか?」

 渡辺は、二本の指を陰部に差し込んで、挿入を繰り返している。片方の指は陰部の奥をかきまわし、片方の指は前部のGスポットを間断なく刺激してくる。

「あぁっ……いいっ!! そ、それ、気持ちいいの……」
「もうすっかり大きくなってますね、ここ……皮剥いちゃいますよ」
「……そ、そこっ……ダメぇっ!!」

 クリトリスを渡辺が舐めたとき、優良の頭の中を電流のような快感が貫いた。頭が真っ白になる。さらに渡辺はクリトリスを口に含んで、ゆっくりと舐めてきた。

「ああぁ……そ、それ、いいぃっ!!」

 頭をのけぞらせて優良は喘いだ。
 渡辺は、さらに愛撫を続けた。指を膣の中で前後させ、あふれ出る蜜を掻き出す。じゅぷと濡れた音が立った。
 身体の奥から昇ってくるものがあった。
 それに優良が身を任せようとしたとき。
 渡辺が指を抜いて、愛撫を止めた。にやにやと笑いながら、優良を見つめている。

「……ど、どうして……」
「いや、そういえば、見るだけって約束だったことを思い出して……やっぱ約束破っちゃダメですよね。これくらいで止しておこうかなあって」
「そ、そんな……」

 ぼんやりとした目で優良は渡辺を見る。絶頂の手前で押しとどめられたもどかしさに狂ってしまいそうだった。もう少しで味わえたはずのものをおあずけにされて、身体が疼いていた。続きをして欲しい。それしか優良の頭にはなかった。
 渡辺は、そんな優良を見て満足げな微笑みを浮かべた。

「嘘ですよ……でも、続きは別の場所でしましょうか?」
92sage:2010/05/30(日) 23:41:22 ID:XbIzEGMu
 ●

「わ、渡辺さん、やっぱり部屋に戻って……」

 優良は快感に押し流されそうになるのを堪えて、渡辺に言った。

「どうしてですか? 奥さん、こんなに喜んでるじゃないですか」

 そう言って、渡辺はクリトリスを甘噛みした。さらに指で挟んで柔らかい刺激を加えてくる。

「あぁ……それ、いぃ……」

 優良と渡辺は非常階段の踊り場にいた。まだ昼間で日も高い。踊り場は光に満ちて明るかった。
 優良は、踊り場で下半身を突き出していた。スカートは取り去られたまま、白い臀部を露わにしていた。風が太股の間を流れていくのを優良は感じている。渡辺がわざと真が取らせたものと同じ姿態を強要したのだった。

(こんな場所で私いったい何を……)

「たしか、旦那さんはこんな風にしていましったけね」

 そう言うと、渡辺は、指を膣の奥深くまで差し込んで、中で前後に動かした。荒々しい動きだった。膣の奥をかき回されて、優良は喘ぐ。恥ずかしさを上回る快感が優良を襲っていた。

「あぁっ! いぃ、そこ……もっと」

 腰をくねらせて、尻を突き出して、優良は愛撫の続きをねだった。腰のうねりに合わせて、長い髪が踊る。臀部はうっすらと汗をかいていた。

「かわいいですね、奥さん、こんなに濡れてる……」

 そう言うと、渡辺は指を膣から引き抜いて、愛液に濡れた指を優良の眼前に見せつけた。目の前に自分の痴態の証拠を突きつけられて、優良は顔を赤らめた。

「いや、そんなこと……」
「何が違うんですか、昼間からこんな誰に見られるかもしれない場所で、夫でもない男にあそこを弄られて感じているんですよ、あなたは……」
「ち、違……」
「違わないでしょ、ほら、その証拠に、ここはもっとって言ってますよ……」

 舌が蠢くのがわかった。膣の奥深くまで差し込まれて、膣内を蹂躙される。引き抜かれたかと思うと、また大きく差し込まれて、そして膣の中に柔らかい刺激を送り込んでくる。

「あぁっ!! いいぃっ!!! そこ、いぃっ!!! もっとっ! もっとっしてぇっ!!!!」
「……いいんですか、そんなに声を上げて……誰かに聞こえちゃうかもしれませんよ」

 渡辺の声に消えかかりつつあった理性が蘇る。手で口を抑えて、声を出さないように試みる。そんな優良の様子を見て取ると、渡辺は二本の指でクリトリスを挟んでしごき始めた。
93sage:2010/05/30(日) 23:41:59 ID:XbIzEGMu
「……っ!!」

 優良は目を閉じて堪えた。背中が大きくのけぞった。片方の手で口を抑え、片方の手でかろうじて身体を支える。
 渡辺は愛撫の手を休めなかった。クリトリスをしごき続けたまま、膣の中へ舌を差し込んだ。

「ああぁっ!!」

 身体の奥、膣の中からわき上がる快感に堪えきれず、優良は高い声を上げた。

「……いいぃっ!! イッちゃうっ!」

 押し寄せる快感に身を任せようとしたとき。
 また渡辺が手を止めた。

「わ、渡辺さん……な、なんで……」

 振り向いて、荒い息のまま、優良は抗議した。目は潤み、頬は上気していた。
 渡辺は意地悪い笑みを浮かべながら、ズボンのベルトをゆるめて言った。

「だって奥さんばっかり気持ちよくなってずるいじゃないですか……僕のもしてくれますか? ……そしたら、続きをしてあげますよ」
94sage:2010/05/30(日) 23:44:26 ID:XbIzEGMu
 ●

(ああ、こんなに大きくて硬い……)

 階段の踊り場で優良は跪いて、男性器を口にくわえている。口いっぱいに唾液を含み、それを男性器に垂らして、そのまま口に含み動かす。
 膨張したそれは真のものより一回り大きかった。全てを口にいれようとすると、顎が外れてしまいそうだった。
 亀頭部分を舌で舐め回す。張ったエラの部分、亀頭の裏を特に入念に愛撫した。真は、そこを愛撫されるのを特に喜ぶからだ。

「奥さん、上手ですよ……」

 渡辺の声が上ずったのを確かめて、優良は優越感に浸った。膨張した男性器を愛おしく感じた。
 口だけではなく、手も加えて愛撫を続ける。根元部分を手でしごき、たっぷりと唾液を出しながら、なめらかに口を動かした。舌で亀頭をまんべんなく舐めた。

「……そう、その調子です。とても上手ですよ……奥さん、せっかくだから、胸も使ってみてくれませんか?」

 優良がためらったのは一瞬だった。
 ブラウスのボタンを外して、ブラジャーを取り去って、ふくよかな胸を露わにする。桜色の乳首はピンと立っていた。
 大きな胸を手で挟むと、渡辺の男性器を中に挟んだ。口から唾液を垂らして潤滑液にすると、優良は手を使ってペニスの上で胸を上下させた。

「……こうですか?」

 上目遣いに渡辺を見ると、渡辺は嬉しそうに笑った。満足げに続きを優良に促す。
 渡辺の手が優良の胸に伸びた。乱暴に胸を掴み、乳首をしごいた。胸が手の中で激しく形を歪めた。

「ああ……」

 敏感になった胸と乳首に刺激を受けて、が優良は快感に喘ぎ声を出した。
 優良は、渡辺に負けじと、さらに愛撫を続けた。胸で挟むだけではなく、亀頭を口に含んで舌で丹念に舐める。
 びくりとペニスが反応して、さらに膨張し、硬度を増した。

(まだ大きくなるの……)

 真のものよりも随分大きくなったモノに優良は驚く。
 先ほど絶頂の寸前で止められた下半身が疼くのを感じた。膣の中から蜜が湧いてくるのがわかった。

(ああぁ……シテ欲しい……)

 自分の欲求に突き動かされて、優良はいっそう激しく渡辺の男性器を愛おしげに愛撫した。胸で挟みあげ、舌で亀頭を舐めながら、口で絞り上げる。びくりと男性器が口の中で反応した。

「……それくらいでいいですよ……それじゃ、奥さん、もう一回そこでお尻を突き出してくれますか?」

 その要求に応えることがどういうことか、すぐにわかった。しかし、優良の頭は痺れるような快感に支配されている。雲のかかった意識のまま、雌の本能に従って、優良はゆっくりと渡辺の指示に従って身体を動かした。
 視界の先には、青い空が広がっている。後ろで渡辺の動く気配があった。

(……ごめんなさい、真さん)
95sage:2010/05/30(日) 23:46:23 ID:XbIzEGMu
 優良は目をつむって、夫に詫びた。

「それじゃ、奥さん、行きますよ……」

 声とともに、大きなモノが自分を貫くのがわかった。

「ああぁっ!!!」

 待ち望んでいたモノの到来に優良は大きな声を出した。足りなかったものが満たされた感覚。悦びが全身を走った。

「行きますよ、奥さん」

 そういうと、渡辺は大きく腰を動かして、膣の奥深くまで肉棒を差し込んだ。

「あぁ……そんなところまで……」

 真のものでは届かない場所まで貫かれて、優良は呻く。ぐっと口元を引き結んで快感に堪えた。

(気持ちいい……もっとシテ欲しい……)

 渡辺が腰を動かすと、硬い雁の部分が膣の中を掻いていく。ぞわぞわと深い快感が膣から全身へと駆け上っていく。抜けそうになる、ぎりぎりまで引き抜かれ、また刺し貫かれる。秘肉の中を奥深くまで侵入され、掻き分けられ、蹂躙される度に、快感が深く大きくなっていく。

「いいっっ!!! そこ、気持ちいいのっ!!! もっとっ!! もっとシテぇっ!!」

 渡辺が背中に覆い被さってきた。首筋から耳の裏を舐められる。くすぐったさが快感を増していく。優良は自ら振り向くと、渡辺と唇を合わせ、舌を絡めていた。交尾する蛞蝓のように、二つの舌が一つになって蠢いていた。濡れた音を立てながら唾液を交換した。
 その間も渡辺は間断なく腰を動かして、膣の中を肉棒で蹂躙していた。
 いつの間にか、優良は自らも腰を動かして、渡辺のモノを貪っていた。ボリュームのある胸が大きく揺れる。優良は、下腹部に力を入れて、渡辺のモノを引き締めた。そうすると、下腹部の奥で快感が増大するのだった。膣の一番深いところまで届く渡辺の肉棒を愛おしく感じた。
 渡辺は左手で優良の胸を掴んで、ピンと立った乳首を指でしごいた。

「ああぁ……」

 さらに右手は優良の腰の前に回して、クリトリスを探り当てる。肉芽の上で指が上下した。柔らかい、しかし激しい動きだった。

「ああ、そこダメっ!! ……いいっ!!」

 優良の声から高い声が出る。喉の奥から絞り出したような声だった。腰が跳ねる。
 顔を上げていられず、優良は下を向いて唇を噛んで湧き上がる快感に堪えた。自分の胸が大きく前後に揺れる様が目に入る。

「どうですか、奥さん?」
「いいっ!! 渡辺さんの、とっても気持ちいいのっ!! もっと、もっとシテぇっ!!」
96sage:2010/05/30(日) 23:47:05 ID:XbIzEGMu
 ありのままの欲望を恥も外聞もなく告げる。
 と、突然、渡辺が動きを止めた。
 優良の奥深くまで差し込まれた肉棒は、硬度を保ったまま、ズシンとした存在感を優良に告げている。
 堪えきれず、優良が腰を動かそうとすると、渡辺は手で優良の腰を止めた。

「……ど、どうして……」

 振り返ると、優良は渡辺に恨めしそうな視線を向けた。

「旦那さんと比べて、どうです?」
「……そ、それは……」
「ダメですよ、はっきり言わないと、ずっとこのままです……どうなんですか、旦那さんとのセックスと比べて、僕のはどうですか?」
「ああぁ、そんな……」

 もどかしさに優良は狂ってしまいそうだった。既に二回絶頂の寸前で止められている。

(……イキたい。お願い……)

「ほら、言わないと、ずっとこのままですよ」

 そう言って、渡辺はさらにペニスを膣の奥へと差し込んできた。だが、決して激しく動かそうとしない。

「……いいです」

 小さい声だった。

「え? 何ですか? もっとはっきり」
「……いいですっ! 真さんのより、気持ちいいです! だから、お願い、もっとシテぇっ!! 優良のアソコを渡辺さんので掻き回してっ!!」

 優良の答えを聞くと、渡辺は満足そうに笑みを浮かべた。

「わかりました。じゃあ、ご褒美です」

 そう言って、両手で腰を掴むと、再び腰を大きく動かし始めた。前後だけではなく、横にも動かして、優良の膣内を隈無く掻き回して蹂躙した。
97sage:2010/05/30(日) 23:48:01 ID:XbIzEGMu
 さらに、膣の前部にあるGスポットに狙いを定めると、渡辺はそこを何度も雁で擦り上げた。

「ああぁっ!!! そこ、いいっ!!! もっと、もっとっ!!」

 全身を包む快感に優良は我を忘れた。喉から高い声を絞り出し、叫ぶ。膣から腰、腰から背中へ、そして頭へと駆け上る快感はこれまで味わったことがないほど深いものだった。
 優良は、自ら腰を激しく動かして、更なる快感を得ようと、渡辺の怒張を貪る。ずちゅ、ずぷと濡れた音が立ち、愛液が止めどなく溢れて、優良の太股を垂れていった。

「……っ!!!」

 優良の声は、もはや動物的な叫びに近い。意味のある声とならない。

「ああぁっ!! んっ!! はあぁっ!!」

 渡辺は、腰を掴んでいた両手のうち、片方を離すと、指を肛門に伸ばした。愛液で濡らした指を肛門に差し込んで愛撫した。

「ああ、そんな……そんなところ……」

 肛門を弄られて、膣の中から昇ってくる快感が一層鋭いものになった。優良の膣は、自ら意志をもった動物のように、さらに渡辺のモノを強く絞り上げた。秘肉が小刻みに収縮し、痙攣をし始めた。

「ああぁっ!! いいぃっ!! イッちゃうっ!! イくっ!!!」

 深い絶頂が来ようとしていた。優良は、腰をうねらせて、喉から声を絞り上げて、待ち望んだ絶頂の到来に備える。
 膣の中で、渡辺の怒張が一層大きさを増すのがわかった。

「奥さん……僕もっ!」
「イってっ!! 私と一緒にイってっ!! ああぁっ!! いいぃっ!!! クル、キちゃうっ!!」

 強烈な快感が全身を支配していた。優良に出来るのは、それに身を任せることだけ。快感の流れに身を任せて、絶頂へと駆け上っていく。一気に深いオーガズムへと押し上げられていった。

「ああぁっ! もうダメぇっ!! ……イッちゃうっ!!!!」

 優良の腰が大きく跳ねた。膣の中が蠢いて小刻みに収縮し、肉棒をきつく締めあげた。

「……んっ、で、出るっ!」

 渡辺は、最後に、大きく腰を突き出して、肉棒を膣の奥深くまで差し込むと、そこで果てた。びくびくと怒張を震わせながら、膣の奥深くへありったけの精を放った。

「ああぁ……出てる……」

 膣の中で震える渡辺のモノを感じながら、優良は絶頂の余韻に身体を震わせた。
 渡辺は優良の上に覆い被さって目を閉じている。
 二人は重なったまま、階段の踊り場で荒い息を吐いていた。
 やがて優良が言った。

「……渡辺さん、続きは部屋でしませんか?」
98sage:2010/05/30(日) 23:49:52 ID:XbIzEGMu
以上で投下終了です。

優良×渡辺編でした。
99名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 21:18:57 ID:uNI7ACjJ
はぁーん!
GJ!!
100名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 21:38:33 ID:392T1lLl
規制でGJといえないのがこんなにつらいなんて
お二人ともすげえええええ
うちのティッシュが浪費されました!!
101名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 22:43:05 ID:eqxC5mQr
ふぅ
102名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 11:57:06 ID:bv1YcU5h
やけに手なれた渡辺くんも悪くない
103名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 12:32:57 ID:dY+4bODQ
渡辺は真よりセンスある。原作でも。
これだけは確かだ。
104名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 20:52:28 ID:EolQm5Xa
ティッシュがなくなりました
105名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 19:05:20 ID:AeYlBNRi
これはエロいな・・・
106名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 19:28:16 ID:aTgx4nxi
渡辺まで真と同じことやらせてどうする。そこは最後まで行っとくべきだろ>本編
107名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 15:32:29 ID:l2YsLvO5
>>106
それやっちゃう勇気と覚悟は、今の克には無いだろ。
多分、淳の不倫と、特に流産は相当叩かれたと思うよ。終盤に泥沼展開のラッシュだったら凄いけどな。

梨香の旦那の会社が倒産。多額の借金を残して失踪。
   ↓
梨香は懸命に金作に走るがままならず、両親の反対を押しきり、身体を売る事に。このとき勘当される。
   ↓
梨香。客のひとりから性病を伝染され、ボロボロの身体になり入院。頼れるのは優良達夫婦だけに。
   ↓
優良の最愛の妹の為に、真も懸命に働くが、それが祟り体調を壊して病院送りに。
   ↓
優良もパートなどするが、梨香と真の入院費もかさみ、生活は苦しくなる一方に。
   ↓
義兄の明に相談に行く優良。助力する替わりに肉体関係を要求。二人の為にやむなく了承する。
   ↓
優良と明の関係を知った妻、早苗が激怒。明とのパトロン関係が断たれる。
   ↓
30手前で、尚且つ二人の看病で時間に自由の無い優良を雇う所など無く、
梨香の病気で、なんとか和解して援助してくれていた両親の資金も尽き、とうとう闇金に手をだしてしまう。
   ↓
借金で首が回らなくなった優良。最初は利息分だけでも返す為、闇金がらみの人間の手配で、
男子便所で一回3千円でフェラをして稼いでいたが。客のひとりに無理やり犯される。
   ↓
返済期限の度に、男たちの便所にされる生活がしばらく続き、
段々、真以外の男に体を許す事に抵抗感が薄れてきた頃、闇金の裏にいる893の紹介で風俗の世界へ。
   ↓
病気の菌が脳にまで回り、梨香は別世界の住人に。優良の稼ぎで、真はなんとか退院する事ができた。
しかし、それを喜ぶ妻、優良の心と身体は既に、真が知っている頃の優良ではなかった・・・。


というドロドロの・・・すまん、最近読んだマンガの影響受け過ぎたorz
108名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 22:16:13 ID:TQ8HwaPZ
真が渡辺に貸したAVのタイトル・・・

『痴女で淫乱人妻ペット』
『官能M女のおねだりプルルンファック』

・・・優良さんいるから充分じゃねーかよッww
109名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 22:38:26 ID:00DSm7q5
いやいや、結構「ちょっとちょっとストップ!」が多いからなぁ(で、キスしてそのまま正常位で、うふふオチ
110名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 23:03:38 ID:hNtXZ38Y
『痴女で淫乱人妻ペット』
『官能M女のおねだりプルルンファック』
優良のことですね
111名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 00:04:59 ID:SYzlBHjW
間違えて、以前、優良が酔って真を襲った時のハメ撮りビデオ渡せば良かったのに。
渡辺「コレは確かに『痴女で淫乱人妻ペット』だわ。ハアハア・・・」てな感じで。
112名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 22:16:52 ID:hgFE88i2
今回の嵐の話は、このスレに対するネタふりか?
113名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 00:50:53 ID:1N3E4F9f
克『ホレホレ、ネタを振ってやったぞ。俺様の手の上で踊りやがれ。(笑)』
114名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 20:57:05 ID:xk58g5GU
とはいえ、原作よりこっちのSSの方がエロいからなぁ・・・はてさて☆
115名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 00:42:18 ID:1iBDQo7K
つまり言い換えれば
原作者・克のよりこっちのSS職人の奴の方がエロいからなぁ…となるわけだなw
116名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 02:25:57 ID:gCEgs0R1
それより>>111が言ってる回の話を読みたい。単行本になってるなら何巻か知りたい。
117名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 19:51:27 ID:eq2dxCVI
>>116
14巻冒頭。 『PART.131  Hなビデオを撮らないで』
118名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 20:02:34 ID:ph1E1xY4
14巻くらいの絵柄がベストだったな
119名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 00:37:17 ID:cO1ovihI
なんか梨香が離婚してるし・・・
120七の人:2010/06/15(火) 02:13:19 ID:D6DtYunP
「真さん、喜んでくれるかしら」
夕暮れが近づく大通りを優良は小さな包みを大事に抱えながら家路を急ぐ。
今日は真と初めて会った記念日、お見合いの場で初めて出会った記念日であった。
「あ、贅沢してこの前雑誌に載っていたケーキを買って行こ……」
優良は思い立ってすぐに戸惑う。
その目的の店まではそれほど遠くはない。
しかし、夕暮れ時には女性が1人で通りたくない道が近道で、もう一つの道は安全だがかなりの遠回りになってしまう。
「……」
暫く考え込んだ後、優良は止まっていた足を踏み出す。
「折角の記念日だし、まだ時間も早いし」
優良は幸せに瞳を輝かせて、脇道に足を踏み入れた。
この判断が全ての『はじまり』であった。
脇道に入って急ぎ足で目的の店を目指すが、いくら近道とはいえ甘かった。
残り半分という辺りまで来たところで辺りは真っ暗になってしまった。
「……急がなくっちゃ!」
その言葉は、真を待たせてしまうという不安も込められていたが、それよりもむしろ自分の置かれた状況であった。
よりにもよって一番治安の悪いところで、陽が沈んでしまった。
そして、その不安は的中する。

小走りで細い路地を通り過ぎたときのことだった。
ガサッ!
「んんっ!?」
背後で物音がしたと思った途端背後から布で口を塞がれる。
「小野田優良……だな?恨むなら身内を恨め」
朦朧とする意識の中黒塗りの車に連れ込まれるのだけは把握出来ていた。
『真さん!!』
優良を乗せた車が走り去った後にはあの小包だけが残されていた。
121七の人:2010/06/15(火) 02:18:50 ID:D6DtYunP
思いつきですw
幼馴染み優良姉ちゃんとは全く関係ありません。
梨香の離婚記念に書いてみたんで、続くか否かは未定です。
一先ず言えることは、陵辱物で真と再会したときには違った事になっているという感じです。
あ、死にませんよw
122名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 11:31:38 ID:gmGcYL73
ヲイ!!
123名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 17:19:44 ID:IywqFxFj
空気読めないタイミングかもだけど、>>117 thx
124名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 01:13:25 ID:dt7EOcwp
>>121
思い付いただけで最後まで書く気が無いなら、頭の中だけで処理してくれ。レスの無駄だし、他の職人さんが投下し辛くなるから。
125名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 20:25:45 ID:SwDsX5f+
飽きたというか簡潔させずに思いついたシチュに手をだすあたりや誘い受けらへんが
昔HPつくってあっというまに投げ出したコテを彷彿とさせるな
126七の人:2010/06/20(日) 12:28:16 ID:OiiThTXp
思いつきで書いた件お詫びします。
幼馴染み由良姉ちゃんにつきましては、
まとめて書く時間がない為もう暫くお待ち下さい。
127名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 01:37:59 ID:DTXw7ZX2
しかし離婚か
結局は二股不倫浮気ネタ要員として再利用せざるを得ない、ということか

128名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 02:30:12 ID:kFMHxRRx
結局は山田とくっつけるというお約束を守りたいんだろ……
どうかとおもうけどな……
129名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 01:42:31 ID:Lg/xKfNi
オレも、てっきり梨香は性欲我慢できずに不倫しまくりキャラになるかと思ったんだがな。
今さらながら、克が梨香をヨゴレ役にしたくなかったんだろうか……?
でも、旦那側に悪いとこが無いのに、一方的に離婚言い渡すなんて、そっちの方がよっぽどタチ悪いと思うが。
結局、旦那の裏の顔みたいなのも無く、ただのバカなお人好し坊っちゃんでガッカリだ。
1人ぐらいは、根っからの悪人を出さなきゃ駄目なんじゃないかと思うが……もう無理だろうなぁ……。
130名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 02:20:02 ID:Lg/xKfNi
オレもじゃなくて、オレはだった…orz

ちなみに、今のところ一番の悪人は真の母ちゃん。二番めは真。
淳が流産した直後に「また、どんどん孫つくれ」宣言は、下衆で無神経だなと思ったし、
真は真で、優良が妊娠したかもしれない時に、母体が危険だからエッチできないて事にショック受けるとか、酷すぎる。
131後書きメインの人:2010/06/24(木) 00:31:50 ID:8GBAEnnk
ちょっと最近書いてなかったのでリハビリのために軽いのを書こうかと。
話的には120で七の人さんが書かれた奴の続きみたいな感じで。
ただし、展開は作者さんの考えたのとは違うと思います。
量を軽くするためエロに入るまでは会話主体で巻きを入れてます。
んでは本編
132後書きメインの人:2010/06/24(木) 00:33:42 ID:8GBAEnnk
「ん・・うぅ・・」
優良はまどろみから目を覚ます。
寝すぎた時のように頭が重く意識がはっきりしない。
辺りをみると、そこは小さな部屋のベッドの上だった。
質素というより貧乏くさい作りの割にやたら派手で本能を刺激するような色彩に不安感を覚える。
いや不安感は部屋だけではない
「なにこれ・・・なんで私!?」
自分の姿が下着だけなのに気付き、何かを羽織ろうとして腕を動かしたときに不安から恐怖へと変わった
「や・・なに・・・なんなのこれ?」
腕は革ひもで固く縛られておりベッドの柱で固定されている。
紐の長さには余裕があり腕を動かしたりある程度なら開いたりもできるが、ベッドの上から逃れられそうにはなかった。
パニックから悲鳴をあげそうになったところで
ガチャリ
ドアが開いて若い男が顔を見せた。
「おっ、起きたか」

「だ、誰!?私をどうするつもり、離しなさい!」
とりあえずシーツを身にまとい恐怖と混乱からまくしたてる優良に若い男は軽く手を振ると
「んじゃ説明するから聞いて」
まるで軽い調子で話し始めた。毒気を抜かれたように優良も声をひそめる
「あ〜、最初に言っておくけど別に俺個人は奥さんに恨みはない」
「仕事ってやつ。依頼人は、あんたの妹の元旦那」
「フられたから本人じゃなくて何故か姉の方に報復して来いってさ。妹さんにまだ未練でもあるのかね」
「どっちにしても自分から動かない時点でヘタレだけど」
笑いながら話す若い男に優良は口を挟まずにはいられなかった
「え・・・それってつまり?」
「まあぶっちゃけ逆恨みだね」
「じょ、冗談じゃないわ!離して!やめて!」
「そうしてあげたいのはやまやまだけど・・・いやちょっとは・・・ほんの少しかな?思わないでもないけど、ごめんねー仕事でさ」
「だから悪いけどこれから3時間くらい」
そして若い男は絶望的な言葉を優良に突きつける
「奥さんは俺に犯されることになる」
133後書きメインの人:2010/06/24(木) 00:35:44 ID:8GBAEnnk
「そ・・そんな・・やめて・・」
後ずさりながら懇願する優良に男は残酷に告げる
「いや〜、クライアントからはちゃんと中出しした写真撮れっていわれてるし、俺もここまで喋っちゃったし口止めが必要かなーと」
「や・・・」
「口封じも兼ねて中で出して写真までは確定路線と言うことで」
すばやくトランクス一枚になりながら男は優良に近づいてゆく
「こ・・・こないで」
「まあ、写真撮っても相手に渡さないしヘンなことにも使わないからさ。狂犬にかまれたとでも思って」
「おねがい・・・お金なら払うから」
「あ、そうそう。ここ場末のラブホで両隣りの部屋も貸し切ってるし、フロントもグルだから逃げたり助けを呼ぶのも不可能だから」
「や・・・やめ・・グスッ」
「あ〜泣き出しちゃったか。仕方ない。そんな奥さんにプレゼントが」
「?」
男はベッドに赤い錠剤を3粒載せた
「ひにんやく〜」
妙に楽しげな口調で云う男
「そんなもの・・・いりません!」
「え〜、これで妊娠とかしたらマジでやばいと思うけど?」
「それは・・でも・・そんな・・・」
「まるで飲んだら犯されること肯定してるみたいで嫌だとか?」
「・・!?」
「アハハー図星か。でも犯されて妊娠という大凶なところを犯される止まりという凶程度にできると思うよ」
「それは・・・」
「まあ、決心はつかないよね。というわけで時間を制限してみました」
言いながら男はおもむろに錠剤を口に含む
「な、何をするのっ!?」
「まあ俺の実益とゲームも兼ねて。さあ、俺の口から避妊薬を奪って見せて」
「え・・なに・・それ?」
「ま、簡単に言えば欲しいならキスしろってことで」
「じょ、冗談じゃないわっ!」
「ハイ、制限時間は十秒です。じゅ〜う、きゅ〜う・・・」
「ま・・まって!」
「口より行動だよ〜。ろ〜く」
「そんなこと急に言われても・・・」
「あ、重ねて言うけど中出しは確定だから回避するのはコレしかないよ、さ〜ん」
「や・・そんな・・・」
「に〜い・・・い〜ち、ハイ終了」
「やぁぁ!」
優良の悲鳴に気もとめず男の喉がゴクリと鳴り、薬が嚥下される。
その光景を優良は絶望の面持ちで見ていたが、ふとベッドの上にあるまだ2つ残ってる錠剤に気付いた。
(これをどうにかして飲めば。ヒドイことされても自分からキスするより)
意を決して手を伸ばすが、すんでところで横から出た手に薬をさらわれる。
言うまでもなく男の手だった
134後書きメインの人:2010/06/24(木) 00:36:22 ID:8GBAEnnk
「おっと、見た目と違って手癖が悪いね」
「ああっ・・・」
「その積極性は嫌いじゃないけど、ペナルティは受けてもらうよ。待ち時間を半分の五秒にします」
「そんな!」
悲鳴混じりの声を上げる優良を尻目に、男は2つ目の錠剤を口に含む
「ご〜お、よ〜ん」
「待って・・・ホントに許して・・」
「言ったはずだよ、行動だってね、い〜ち」
「いやぁぁ!」
「ハイ、二つ目も消えたー。続けて三つ目行ってみよ〜」
この人は本当にやる、優良も理解していた。目の前の男は軽薄そうだが目は笑ってない。
それすらも目の前が暗くなるほどの絶望だが、今はそれ以上にどうするか決めかねていた。
理性では薬を飲むべきだと分かっていた。だが、感情が真を裏切る行為を許さない。
「ご〜お、よ〜ん・・」
楽しげにすら聞こえる男のカウントダウンが優良を苛む。
「さ〜ん、に〜い」
「ま、待って・・・お願い・・・」
だがやはり行動には出れずに懇願するしかできない。
「口より、ね・・い〜ち」
「ああっ!」
「ブブー、残念。終わりです」
男の喉の動きがゆっくりとしかし確実に薬を胃にに送ってゆく様を見て優良は激しい後悔に襲われた。
135後書きメインの人:2010/06/24(木) 00:38:22 ID:8GBAEnnk
「と、言いたいところだけど、チャンスターイム」
だが打ちひしがれる優良の顔を上げさせたのもまた男の声
「え?」
「実はまだ飲んでなかったり」
べっ、と舌を伸ばすとそこには錠剤が残っていた。
「ああっ!」
絶望から一転して歓喜の声を上げる優良。
「まあ、短い時間の中で決断させるのは酷だしね」
もうこれが最後のチャンスよ、今度は優良も覚悟を決めて顔を近づけようとしたが
「?」
何故か肩を押さえて阻まれる。不審に思う優良に男は
「おっと、チャンスタイムを作ってやった俺にサービスあってもいいんじゃないかな?」
「それは・・」
「つーことで、奥さんの口から言ってほしいな『アナタの唾液が飲みたい』って」
「そんなこと!言えるわけが!」
「そ?まあとにかく制限時間は十秒ね。じゅ〜う、きゅ〜う」
「・・・」
「あ、唾液だけどさ。薬がちょっと溶けてるから飲んだ方がいいというのもあるよ、な〜な」
「でも・・・」
「それに今度は行動じゃなくて口に出せばいいんじゃん、ご〜お」
「そうだけど・・でも・・・」
行動以上に不貞を意識させる言葉に優良はためらう
「ま、どっちにしても俺はいいけど。さ〜ん、に〜い」
「・・・せて・・さい」
うつむいて小さな声で呟く優良に男はわざとらしく耳を傾ける
「ちょっと聞こえなかったな〜、もう一度、」
「・・ませて、・・ださい」
「ワンスモア」
「アナタの唾液を!のませて!ください!」
叫びながら男に体をぶつける。
真さんごめんなさい、心で愛する夫に謝りながら優良は唇を見知らぬ男に触れ合わせた。
136後書きメインの人:2010/06/24(木) 00:39:47 ID:8GBAEnnk
見知らぬ男の口臭が優良の口に広がる。
まるで犯されたような気分になりながらも我慢していた優良だが、肝心の薬を男が渡さないことに不審に思う。
(ま、まさか!)
男の口は動かず軽く開けられている。まるで優良を待ち構えているように。
(舌を入れて取れってことなの!?)
優良の心の声に「ご名答」とでも言うように男が唾液を流してきた。
思わず唇を離しそうになるが、薬が溶け出してるかもしれないことを考え、仕方なく受け入れた。
どろりと男の体液が優良の口腔を犯すように流れ込んでくる。
「ん・・ふぅっ・・」
吐きたくなる気持ちをこらえ飲み下す。その液体は優良の内臓を、そしてより心を背徳という毒に浸す。
糖衣が溶け出してるのか唾液が甘く感じてしまった自分が許せなかった。
(もうこんなことはさせない!)
折れそうになる心を叱咤して、舌を男の中に差し入れる。
(あ・・熱いんだ。真さんと一緒で)
ふと真と同じように感じてしまう浸る自分を振り払い、男の舌に乗った薬を奪おうとするが
(んっ・・・このっ・・・なんで!?)
男は舌を丸めてうまくガードして優良に薬を取らせようとしない。
優良も右に左に舌を回して取ろうとするがうまくいかない。
「ん!・・・んふっ・・・んあぁ!」
結果としてディープキスのように深く舌を絡めることとなった。
「んー!!」
そうこうしてる内に再び唾液が送り込まれる。
「ふっ・・ふぁ・・・」
飲み下した優良の息が荒く、顔も上気する。それは酸欠から来るものかそれとも・・・
137後書きメインの人:2010/06/24(木) 00:40:53 ID:8GBAEnnk
そして男はそれだけではとどまらず、優良の体を抱きしめると体を傾けてきた。
(えっ!?)
思わず男の行動に反応が遅れた優良はベッドに押し倒される。
慣れた手つきで優良がまとっていたシーツを放り投げると男はブラジャー越しに胸を揉み始めた。
(や、やめっ!)
抵抗しようとする優良だが、男の体を撥ね退ける力はない。
(今は・・・薬を!)
迷いながらも先に薬を取ることに決めた優良は胸から来る刺激を出来るだけ無視しながら唇と舌に集中した。だが
「んふぁ!・・・くふぅ!」
胸を柔らかく揉みあげられるたびに漏れ出る声に艶めかしさが伴っていた。

そうこうしてる内に男の指がブラのフロントホックにかかり、パチンと手慣れた手で外される。
ぶるりと解放されたように豊かな双丘がこぼれ出る。
慌てた優良は腕で隠そうとするが縛られた手はうまく動いてくれない
男の手が優良の胸に直に触れた。
「やぁぁ!」
思わず口を離して悲鳴を上げる優良
だが、今度は男に口をふさがれた。
予想外に優しく男は優良の胸を揉みあげる。
やわやわと外周に触れていた手が頂点に達する。
そこは隠しようもなく膨れ上がっていた。
(なんで?・・・なんで真さんのてじゃないのに)
悲しむ優良の心とは裏腹に、男の手が胸を揉み、乳首を弾き、乳輪を擦るごとに優良の背は、腰は跳ねる。
まるで悦びを示すように。
「んー!・・・んふぅ!・・・はぁはぁ」
唇をふさがれても漏れ出る声は喘ぎそのものだった。

そんないつ終わるとも知れぬ長い責め苦が突然終わる。
(あ!)
何度目かわからぬ唾液と共に流し込まれてきたのは薬。
(これで体を離せる!)
瞬間、優良の体から力が抜けたのを逃さず、男はショーツに手を伸ばす。
夫にしか触れられたことのない部分をまさぐられ優良は本気の悲鳴を上げる。
男も深追いする気はないのか、二・三度ショーツの上からなぞっただけで手を、体も離す。
三分以上触れ合わせてた唇から唾液が滴り落ち、優良の顔を穢す。
後ずさりして男から離れ、顔をそむけながら薬を飲み下す優良だが、俯く頬もうなじも紅潮して興奮を示していた。

前編終了。後篇に続く前にちょっと後書き・・・・みたいなものを
138後書きメインの人:2010/06/24(木) 00:45:02 ID:8GBAEnnk
後書き、というかちょっとだけ古参のオッサンからの繰り言。120〜126の流れについてグチるから興味も関係もない人は読み飛ばしてください。
スレに書き込むってのは池に石を投げ込むのに似ている。
その波紋がどういう絵を描くのか、反響して模様はどうなるかは待ってみないと分からない。
そして、多少気に食わない波でも待っていればじきに収まる。
基本、投下するのも同好の士なんだからちょっとは余裕持って見守ってやってはいかがかと。
でも、七の人さんにも一言だけ。
ここでコテを名乗るってことは「俺はエロSS書くよ〜」って宣言してるようなものです。本人がどうであれ見てる方としては。
故に、スレ民としてはそのコテをみるだけで期待し、しかしSSが(特にエロが)なかったりすると残念に思うのは仕方ないことだと思います。
無論、その期待に応える義理も責任もないけど、他者が求めるものを念頭に置いておくのは必要かと思います。
長々と書きましたが、要は「2ちゃんなんだから基本好き勝手やればいいけど、少しは相手のこと考えてもバチは当たらんよ」てだけです。
すまんね、長々とグチってしまって。しかもかなり自分のことを棚に上げてるし。
もう終わったことかもしれないのにこれが話を再燃させたら申し訳ない。
まあ何だ、そうさせないためにも今週中に作品仕上げるとします。
つか、今週で終わらせんと私の予定がヤバイ。
武の話の続き待ってる方は申し訳ありませんがまだお待ちください。
そーいや避妊薬ってそんなに早く効くものではないと思いますが、優良さんは飲んだことないから知らないってことで。
139名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 23:42:15 ID:dzJsA3Zs
後書きさん、続き楽しみにしてます。
そして、願わくは、七の人さんの構想にある120の続きもいつか読んでみたいです。
小説書けないオレからすれば、思いつきでも即興で文章におこせるのは凄い事です。
気が向いたら書いてくれるのをいつまでも待ってます。
140優良さん誕生日記念:2010/06/28(月) 20:52:44 ID:d1KNyEUK
「優良さん、誕生日おめでとう!」
祝福の言葉と拍手を贈っているのは、福島、城滝、山田、岡浜、稲垣らである。
「んんーっ!んん!」
祝福されている優良は拘束され四つん這いにされている。
「それでは優良さんに誕生日プレゼントで〜す!」
岡浜が明るく言う。
「なんと優良さんに赤ちゃんを!」
「俺たちの精子で!」
「必ず受精させてあげます!」
とプレゼントの内容を語る。だが優良にとっては悪夢以外の何ものでもなかった。
「優良さん!いきます!」
福島が優良の膣に己の肉棒をあてがい一気に貫く。
「んんーーーーっ!」
真以外の男を受け入れてしまったことに涙を流す優良。
だが福島はそんな優良にお構いなく激しく腰を動かしていく。
「ああ、これが優良さんのオマンコ!気持ちいい!最高だ!で、出るーッ!」
ピストンするたびに締まる優良のオマンコに福島はあっさりと射精してしまった。
「んん・んぐ・んん・・・」
福島の精液が子宮へと流れてくるのを感じた優良が絶望で呻く。
「次!交代!交代!」
待ちきれないとばかりに今度は岡浜が優良を犯す。
「もうガマンできない」
城滝はそそり立った肉棒を優良の口へと突き入れる。
「んぶぅ!んん!んんーーーーッ!」
城滝は激しいイラマチオの末、優良の口の中で射精した。
「飲んでください優良さん!」
頭を押さえたまま強い口調で言う。優良は息苦しさのために城滝の精液を飲み込んだ。
そして岡浜も2週間以上溜めていた精液を優良にプレゼントした。
優良への誕生日プレゼントはいつまでも続けられるのだった。
ハッピーバースデー優良さん☆
141後書きメインの人:2010/06/29(火) 02:46:58 ID:KiX83bJ0
では間をおかずに後編・・・ってアクセス禁かい!
言い訳に聞こえるでしょうが金曜深夜にはできてたんですよ。

「御馳走さま」
男はおどけた風に手を合わせる。
「いや〜奥さんいい体してるわ」
「アナタなんかに・・・褒められても嬉しくなんか」
口答えする優良だがその口調には隠せない興奮による息切れが見える。
「いやホントホント。スタイルはいいし、反応はいいし、それに何より」
男はいったん言葉を区切ってことさら強調す量に告げる。
「夫に操を立ててるそぶりを見せながら見知らぬ男にも濡れてしまう淫乱なところとか」
「!!」
「おかしいと思ったんだよね。妹さんはあんなに男関係激しいのに奥さんは浮いた話一つもなくてさー」
「まあ姉妹でも違うわな、と思ってたんだけど。根は一緒でスケベだったんだね」
「そんなことありません!」
みえみえの挑発だが、優良には反論せずにはいられなかった。
「え〜でも俺が最後に触ったおマタは濡れてたけどなー」
予想通りの反応を示した優良に微笑みながらことさら男は軽薄そうに挑発する
「それは・・・汗かなにかです」
「いや〜、こうヌチャっとした感触が」
「違います!」
「絶対?」
「絶対!」
「・・・なら」
男の思惑通りに自分から身を乗り出して近づいてきた優良の体を横に倒す。
「え?」
思わぬ方向から力がかかり横倒しになった優良の両足を男は両手でつかみ
「じゃあ、実際に確かめるとしますか!」
ひっくり返され両足を広げられる。
「いやぁぁ!」
所謂まんぐり返りの体勢を取らされた優良から悲鳴が上がった。
142後書きメインの人:2010/06/29(火) 02:47:41 ID:KiX83bJ0
「いや〜いつも思うんだけどこのポーズってキン肉バスターをかけられてる側に似てるよね」
優良には分からないことを喋りながら男が優良の股間へ顔を近づける。
鼻を近づけて匂いを吸いこむ。
「うーん、かぐやかなメスの香り」
「奥さん、蒸れてるよココ。いや、濡れてるって言った方が正しいかな?」
なぶるような男の言葉に体をよじらせる優良だが、思いのほか男の力が強く抜け出せない。
恥ずかしいところをさらしたままで優良は反論するしかなかった
「濡れてなんかいません!」
「え〜、ココとか濡れてるけどなぁ」
男は鼻の先でツンツンと秘所をつつく。
「やんっ!・・そんなところ・・・触らないでっ!」
鼻の先でクレバスに沿ってなぞり、ショーツ越しにクリトリスを刺激するとたまらず優良の腰が跳ねる。
「んっ!・・・くぅん!・・ダメぇ!」
秘所をなぞられるくすぐったさと、クリトリスからくる痺れるような刺激に優良は翻弄される。
息は上がり体を紅潮させ、身をよじるその姿は見ようによっては男に腰を付きだしてるようにも見えた。
「ウーン、これは汗かそれとも別のものか分からないなー」
わざとらしく男は呟くと、ショーツに指をかけ
「舐めてみればわかるか」
優良が息をついてる合間にショーツをズラして舌を滑り込ませた。

「ひうっ!」
ずりゅ、と自分の中に他のモノが入る感覚に息を飲む。
しかも、愛する真ではなく見も知らぬ男に肌を許したことに優良は後悔と恐怖を覚える。
だが彼女の膣はそんな心と裏腹に、侵入者である男の舌を引き込むように締めつけていた。
「だめぇ・・・やめてやめてぇ」
腰を振って男の舌から逃れようとする優良だが、ガッチリと腰を固定され動くこともできない。
そんな優良の耳に、ずぞぞ、ずぞぞと男が愛液をすする音が聞こえた。
(あんな音立てて・・・やぁぁ、あんなに私は濡れてるの!?)
愕然として抵抗が弱まった優良の膣の奥深くに男の舌が侵入する。
「ひっ!・・・そんな・・奥まで・・・やぁぁ!」
舌先が膣を舐め上げられるたびに声が腰が跳ねる。
男はまるで自分のモノとツバを付けるように優良の膣の内壁を舐めまわす。
「んぁぁ・・・・やめ・・・うごかさ・・・ないでぇ・・あぁん!」
夫しか許したことのない部分を舐められてることへの悔しさと、それすら忘れそうになる快感がないまぜになった涙が優良の頬を伝う。
143後書きメインの人:2010/06/29(火) 02:48:12 ID:KiX83bJ0
「ふぅ〜」
ひとしきり優良の味を堪能したあとで男は優良の股間から顔を離す。
「奥さん、もう大雨警報って感じなんだけどココ」
「そんなこと・・・ないもん」
荒い息を吐き、語尾があやしくなりながらも優良は否定しないではいられなかった。
それを認めたら何かが終わりそうで怖かった。
「え〜、感じてるって認めようよ。その方が楽しいって」
「楽しくなんかなりたく・・んあぁ!!」
男に秘所に息を吹きかけられ言葉を遮られる。
「いや、奥さんの感じやすさは男全体への愛情の証だと思うよ。女神みたいな?」
一転して優しげな声になる男の声に思わず耳を傾けそうになるが、心を叱咤し毅然として優良は叫んだ
「私が愛するのは、愛してほしいのは真さんだけです」
思わず大声に男は驚き、しかし直後に男の顔から軽薄さが消え、すっと細めた眼に酷薄なものが浮かび上がる。
「へ〜、そういうこと言うんだ」
男は股間を優良の背中に押しつける。
「やっ、やめてっ」
熱い感触から逃げようと優良が背中をずらすが、逆に下半身は男の方に突き出す形になった。
男はすかさず腿を掴み、優良の体をぐっと折り曲げさせまんぐり返りの反りを深くさせる。
すると優良の目も前に男の唾液と、認めたくはないが自分の愛液で滴るショーツが目に入った。
思わず顔をそむける優良の顎を左手で掴んで股間に視線を固定させると、右手で秘所に指を差し入れる。
そして激しく優良の膣を擦りあげながら言葉を叩きつける
「こんなにっ!濡らしておいて!感じてないなんて言うんだ!」
「や、やめっ・・・いやぁぁ・・・んぁぁ!」
荒々しいようでそれでいて的確にGスポットを擦りあげ、クリトリスを親指の腹で刺激する。
ぐちゅぐちゅと指を抜き差しするごとに音を立てる。
いままでのどこかやさしげな愛撫とは違った激しい行為に優良は翻弄される
「だめっ!・・・音を立てちゃ・・・やぁん・・・こすれて!」
顎を固定していた左手を離して今度は乳首をつねる
「いたっ!」
「こんなにビンビンに乳首腫らしておいて感じてないなんてさっ!」
「や・・いたっ・・ダメ、弾かないでぇ!」
男の指が膨れ上がった乳首を弾くたびに優良は悲鳴を上げる。
だが乳首はさらに乳輪ごと膨れ上がっていた。
「こんなに蕩けきった女の顔してるのに感じてないなんてさっ!」
言いざま、男は優良の唇を奪う。
舌が侵入して優良の舌を引きずり出し愛撫する。
「んー!・・・んぁぁ!」
男の嵐のような愛撫に優良は晒され続けるしかなかった。
そして、男の舌が優良の舌を絡め取り、乳首をつねりあげられ、クリトリスとGスポットを同時に刺激された時、優良のの頭の中で何かが弾けた
「んんんんん!」
唇をふさがれたままで背をのけ反らせて体を痙攣させる。
ビクリビクリと覆いかぶさる男を跳ね上げるように体を反らせて、そしてベッドに倒れ込む。
(あ・・・私・・・イったんだ)
霞のかかったような頭で優良は感慨も思い浮かべることもできぬままそう感じていた。
144後書きメインの人:2010/06/29(火) 02:48:45 ID:KiX83bJ0
優良の様子に少し満足したのか男は体を離すとトランクスを脱ぎ捨てた
「まあ、俺としては奥さんが感じてるか感じてないかどうでもよかったんだけど」
先程までの行動とは一致しない言葉を吐きながらもどこか嬉しそうだった。
「ま、とりあえず仕事を先に片付けるとしますか」
仕事という単語に優良の頭が警鐘を鳴らす。
顔を上げると男はもちろん、いつの間にか自分も丸裸にされてたことに気付いた。
顔を向けると裸の男を正面から見据えてしまい、その股間を直視することになった
「う・・うそ・・・」
そこには優良の知らないモノがあった。
形は知っている。だが、大きさも色も反りもエラも真とは違っていた。
先走りを涎のように垂らしたカリは赤黒く凶悪なまでにエラを誇示している。
血管の浮き出た幹は優良の指をすべて束ねたくらいの大きさに見える。
「ひっ!」
ひきつったような悲鳴を上げて、優良は後ずさる。
その心を占めるのは背徳への恐れよりよりも単純な恐怖。
(あんなに入らない!)
だが、快感で痺れた手足は言うことを聞いてくれず、ただ無様にもがくだけであった。
ずるずると男に背を見せて這っていた優良だが
「おっと、奥さん後ろからが好みなのか?」
ガッシリと男に腰を掴まれた
「ダメっ!そんなの!むり!なにそれ!」
半狂乱になって叫ぶ優良に男はしばし首をかしげていたが、しばらく後、あ〜と呟くと
「自慢の息子だからねー。何?旦那さんに比べてそんなに大きい?」
茶化した雰囲気で切り出す
「そんなこと言えません!」
「それ、答え言っちゃてるのと同じなんだけどなー」
思わず黙ってしまう優良に男は重ねて
「まあ、大丈夫だよ。女の膣は赤ちゃんだって通るんだから」
「ひっ!」
尻に当てられたその大きさと熱さに腰を引こうとするが、腰を固定されて動かすことはできない
(ムリ、こんなのムリ!)
声にならない悲鳴を上げる心とは裏腹に
「お〜、奥さんの膣は俺を歓迎してるみたいだよ」
秘書に肉棒の先端があてがわれただけなのに、くちゅりと音を立てて飲み込む。その大きな肉棒を歓迎するように。
(なんで?なんで?)
男を迎え入れようとする自分の体が信じられず俯く優良。
そんな彼女に男は
「奥さん、俺のセフレにならない?」
「な、なにを?」
「奥さん自身は気付いてないかもしれないけど、欲求不満だよこのカラダ。俺なら満足させてあげられるんだけどなー」
覆いかぶさり乳房をこねまわしながら耳元で甘く囁く
「んっ!・・・そんなの要りません!」
男の肌の温かさにそして乳房への愛撫に安らぎに似た感触を覚えながらも毅然として返す
「そうかい?奥さんが結婚して何年もたつのに妊娠しないのって欲求不満が原因じゃないの?」
「どういう意味ですかっ!?」
本人も気にしてることを指摘されて優良の瞳が怒りに染まる
「いや〜、満足させてくれない旦那さんの精子なんて奥さんの子宮が受け付けないとか」
「くっ!」
自分だけでなく真まで侮辱されて我慢ならずに優良が腕を振り回そうとするが
ガッ!
手かせを付けられた腕は動かず、ベッドを揺らしただけで終わる。
「お〜怖い怖い」
全然怖そうには聞こえない声で男はつぶやくと
「でも元気出たみたいだな。そうでなきゃ犯し甲斐がない」
「え?いやぁぁ!」
優良の腰を掴むと一気に持ち上げた。
145後書きメインの人:2010/06/29(火) 02:49:48 ID:KiX83bJ0
「じゃあ挿れるぜ 奥さん?」
「だめ、ムリ、やめて!」
涙を浮かべて懇願する優良には目もくれず男は腰を掴んで狙いを定めると一気に腰を突き込んだ
「んあぁぁぁ!」
腰をのけぞらせて叫び声を上げる優良。
(ダメ・・・こんな熱くて大きいの・・おかしくなる)
まるで灼熱の棒に貫かれてるような感触、自分が股から裂けるような恐怖に見舞われる。
しかも、みっちりと埋まりこんだ肉棒は常に脈動して体の奥を疼かせる。
シーツを掴み、枕に顔を押しつけて優良は耐える。
声を出そうとすれば叫びか、もっと別の何かがこぼれそうで怖かった。
「じゃあ、引くねー」
そんな優良とは対照的に明るく男は告げる
ずぞぞ、とエラが内壁を擦る。
ごりごりと腹の裏側を擦られた時は目の前が白くなるほどの快感が訪れた。
そして、巨大なものが去りぽかりと空いた空白に
「じゃあまた挿れるねー」
「んんぅ!」
また巨大な存在感が新湯してくる。
そんなことを五回も繰り返すと、優良の肌は紅潮し背中に汗をかき始めた。
「いや〜、もう馴染んできてるわ」
男の調子は変わりない
「奥さんの膣は絶品だね。もう俺のに馴染んでる。こんな膣初めてだよ」
「やっぱ、奥さん俺のセフレなってくんねーかな。マジで惜しい」
枕に顔を押しつけていた優良は何とか振り向きながら荒い息を隠して告げる
「や・・・です」
そんな優良の答えにむしろ笑みを見せながら男は腰を抱えなおす
「そうこなくっちゃ面白くない。さて、じゃあ先に仕事片付けるってわけで根元まで埋めさせてもらうぜ!」
「えっ?」
(まだ全部入れてなかったの!?もっと奥まで来るの!?)
今度こそ本気のおびえが優良の背中を貫く。
「ま、まっ」
て、と言う前に男が深く腰を付き込む
「んはぁぁぁ!」
瞬間、優良の頭が真っ白に染められる。さっきまでとは比べ物にならない快感。
まるで体のすべてが性器になったような感触。
膣の中にいる肉棒だけが世界のすべてになるような存在感。
「じゃあ、本気で動くぜぇ!」
そして今までとは違った激しい動きに男が切り替えた。
ぱんっ!おぱんっ!と男の腹が優良の尻を叩く。
その度にねじりこまれてくる肉棒の感触に優良はもだえる
「だめっ!・・・はげしっ・・んぁぁ!・・・こんなのぉ!」
一つ突かれるごとに自分が塗り替えられてゆくような快感。
声を抑えることも忘れて叫ばないと自分を保てそうにないくらいの嵐のような享楽。
突かれている膣からは燃えるような悦びを、揺らされるたびにシーツと擦れる乳首からは甘い幸せを感じていた。
146後書きメインの人:2010/06/29(火) 02:50:37 ID:KiX83bJ0
男が両腕を掴んで体を反らせる。
「んぅぅ!奥まで・・・くるぅ!」
それまで以上に子宮口を押し上げるカリに優良は悲鳴とも喘ぎともつかない声を上げる。
男は奥に差し込んだまま腰を回転させる
「やっ!・・・いい・・・だめぇ!」
子宮口をつぶされる不快感とそれ以上の快楽に優良は頭を振って喘ぐ。
ラストスパートなのか男の動きが速くなる。
豊かな胸が腰の動きに合わせて震える。
乳首が軌跡を描きながら躍動する。
(あ・・・大きく・・・なった。で、出るの!?)
今まで以上に肉棒が膣を圧迫するのを感じて優良は発射を感じ取る。
薬飲んでるから大丈夫と理性では分かるが、本能が逃げようとする。
だが、男は腰をしっかりつかんでその最奥までその巨根を指し込んだ。
カリが凶悪なまでに膨れ上がり子宮を圧迫した瞬間。
「でるぞ!」
「あはぁぁぁ!」
びゅくびゅくと白濁を拭きだす。
「や、出てる・・熱いの・・・いっぱい」
大量の百抱くは子宮をそして膣を満たす。
「あ・・まだでてる・・もう・・・」
力を失ったように倒れ込む優良。
男も支えることはせずにベッドへ横たえる。
ずるりと固さを失った肉棒が白濁まみれになりながら優良の膣からまろび出た。
男は残り汁を優良の尻になすりつけると携帯を手に取る。
パシャパシャという写真を撮る音を荒い息の中うつ伏せになって聞きながら優良はどこか安心していた。
(あ・・・これで終わるんだ。良かった、これ以上されたらわたし・・・)

だが、それで終わりではなかった。
ひとしきり携帯で写真を撮っていた男はそのデキに満足した後、優良へ向き直る。
「さ〜て、仕事は終わり」
「え?」
まだこれからと言わんばかりの男の口調に優良は不安の影を感じ取る。
「え、って・・言っただろ。まず仕事を終わらせるって」
「・・・そ、それじゃ」
「そう、ここからは俺個人の楽しみ。いや時間も1時間以上残ってるしさ」
「や、やめ・・・」
「奥さんだってその欲求不満が満足できると思うよ」
「こないで・・・」
「じゃあラウンド2、開始ってことで」
「いやぁ!」
男は優良へ覆いかぶさっていった。
147後書きメインの人:2010/06/29(火) 02:51:09 ID:KiX83bJ0
そしてしばらく後
ベッドを軋ませながら女が男にしがみつくような体勢で繋がっている。
突きあげられるたびに、女は嬌声を上げ身をのけ反らせる。
接合部から聞こえる水音はその量の多さを感じさせ、そこから漂う性の匂いは部屋に充満している。
「あふぁ・・・だめぇ・・・いっぱいぃ」
焦点の合ってない目で叫ぶ優良はおぼろげにかすんだ頭で思う
あれから何度も貫かれ、絶頂し、中に出された。
いつ腕の戒めを解かれたのかも定かではない。
だが、自由になった今も逃げるではなく男にしがみついている。
嵐のように快感に翻弄されずに自分を保つにはそれしかなかった。
入りきれないと思ったほど大きな男の肉棒がいまは馴染んで優良の膣を蹂躙している。
中を擦られるたびに膣が男のモノになるような錯覚を覚える。
奥を突かれるたびに燃え上がるような快感が、真とのセックスでは感じたことのない次元の悦びが体をめぐる。
(これが・・・セックス。こんなに感じることができるなんて)
その思いを口に出さないことが最後に残された優良の矜持。
しかし、それ以外の心は男とのセックスに魅了されていた。
「やっぱ奥さんの膣はすごいよ。もう馴染んでやがる」
男が楽しそうに言う
「やっぱセフレになんね?俺しか奥さん満足させる男はいねぇって」
「だめ・・だめぇ・・・」
かろうじてという弱さだが、否定の言葉と共に首を振る優良に男は軽く舌打ちするが
「まあしいさ、イクときはイクって言えよ」
言いながら優良の口をふさぐ。
遠慮なく割り言った舌が優良のモノと絡まる。
男が唾液を流し込むと、乾いた喉を潤すかのように優良は男の唾液をすする。
「んっ・・あうっ・・また大きく」
「おらいくぞいくぞ」
膨れ上がったカリに発射の予感を感じた途端に男の動きが激しくなる。
「ひうっ・・・わ、わたしも・・・」
激しく体を揺さぶられ、膣をかき混ぜられる優良は男に皿にしがみついた。
「おらぁ」
叫びと共に男の肉棒が深々と優良の奥に刺さる
「奥まで沁み渡らせてやるぜ」
そしてグルリと腰を回転させ、子宮口をカリでこじ開けた後
びゅくんびゅくん!
もう何度も出してるのに勢いの衰えない男の白濁液が優良の子宮に刺さる
「イク!出されて・・・イクぅ!」
男にしがみつき、膣をけ入れさせながら優良も果てる。
「あ・・・あふぅ・・まだ出てる・・」
「熱い・・いっぱい・・こんなに出されたら子宮がおぼれるぅ・・・」
「や、すりこまないで・・せいし摺りこんじゃダメェ・・」
力尽きたように男の体から優良がずり落ちる。
まだ固さを失わない肉棒が少し膣に刺さっていたが、じきににゅるんと抜けた。
フタの外れた優良の膣からあふれんばかりの白濁がシーツを穢す。
「さ〜て、もう残り時間も少ないから次はどんな体位でいくかねぇ」
倒れ伏す優良の耳に楽しげな男の声がやけに遠く聞こえた。
148後書きメインの人:2010/06/29(火) 02:53:37 ID:KiX83bJ0
その後のことは優良の記憶は定かではない。
おぼろげに覚えているのはホテルを出るときに目隠しされたこと。
目隠しがとれたときは家の近くだったこと。
家に着いた時は夕方で真はまだ帰ってきてなかったこと。
そして今、優良はシャワーを浴びている。
温かなシャワーが自分の肌を舐めるが優良の心は晴れなかった。
「こんなに出されたんだ」
まだ膣からこぼれ出る白濁を流しながら優良の心に浮かぶのは男の言った言葉
『欲求不満だよこのカラダ』
『俺なら満足させてあげられる』
『奥さん、俺のセフレにならない?』
そして、体が覚えているのは真とのセックスでは感じられなかった性の悦び。
「違うっ!わたしは・・」
頭を振って考えを飛ばそうとする。
だが、男が与えた快感の余韻はシャワーでも洗い流すことはできそうになかった。

(了)

つーことで後書き今回は短いです。
とその前に七の人さんへ
前回は厳しいことばかり書いてしまい申し訳ありません、というか肝心なこと書き忘れてました。
新作を楽しみにしてます。頑張ってください。
ということでお送りしました優良さん誘拐凌辱の話終了。
いや続かねこの話?と思う方もいると思いますし、そりゃ私だって
1、男単独ルート(調教陥落編)
2、男はなかまをよんだ!ルート(輪姦編)
3、元・旦那オモチャ責めルート(梨香にフラレて自信をなくしたので器具に頼る様になった)
とかアイデアだすだけならできます。でも正直時間がない。
せっかくだから俺はそのアイデア使うぜ、という方がいたら喜んでお譲りします、
今回はリハビリ兼ねてたので、とにかく勢いと短時間で仕上げることを目的としたので荒も多いかと思います。
紛うことなき拙作ですが、いろんな意味で楽しんだんで頂ければ幸いです。
まあ、後書きもこれくらいで。では次回作でお会いできれば幸いです。
しかし、レスの数>スレの消費量という現状は何気に凄いな。
149名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 17:07:04 ID:Ow+7KzYm
後書きさん、忙しい中ありがとうございました!

>>140
6/28が優良さんの誕生日だったとは、初めて知りました。
優良さんも、もう29歳か。三十路まえで色々と焦りが出そうですね。
150名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 22:40:43 ID:h6SG3y3Y
我が家にティッシュが足りません!
151名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 02:45:55 ID:8wir0AJT
>>150
つ『ティッシュ箱×100』

使いな。返品は受け付けないからw
152名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 20:58:39 ID:iniZcD+w
箱だけ送るんですね、わかります
153名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 23:44:33 ID:a9wognPZ
ならば、中にタプンタプンになるくらい注ぎ込んでからお返しするのが、筋ってもんだな。
154名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 18:39:18 ID:YgkxI2YZ
なるほど。空箱に優良さんつめてタプンタプンと……。
155名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 22:07:13 ID:iM2J7kTF
いやいや。空箱に梨香をつめてタプンタプンと……。
156名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 22:29:19 ID:8GqKIgMo
むしろ優良さんのおっぱいをたぷんたぷんと背面座位の姿勢で弄りたい
157七の人:2010/07/04(日) 02:09:23 ID:VTTtzZNm
>後書きメインの人さん
そうですよね……逆に自分がされたら『続きは!?』という気持ちになります。
相手の住人の皆さんの気持ちも考えない適当なことをしてしまいました。><
皆さん本当にスミマセン。m(_ _)m

>>139さん
続きも考えてはあるんで今書いている奴とその後に季節物をやろうと思っているんで
その後にでも書けたら頑張ってみますね。

さて時間があいてしまいましたが、秘所編を投下します。
一先ず前半ですが今週中に後半も書いて秘所編を終わらせます。
つうか終わらせないと自分としてもやばいんで。^^;
では投下。
158七の人:2010/07/04(日) 02:11:39 ID:VTTtzZNm
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編@

「もうさせません!!」
優良は向かいに座っている勇吉をキリッと睨みつける。
その頬は怒りからというよりも恥ずかしさから紅く高揚していた。
「え〜〜……」
優良の家にて向かいに座って頬を紅くしている女性を乳揉みだけでいかせてから、あっという間に1ヶ月がたった。
優良も勇吉も時間が取れずこの時間が過ぎてしまった。
もっとも、優良には勇吉と距離を取りたいという気持ちがあったのだが。
「え〜じゃありません!私は結婚しているんです。それなのにあんな……」
さらに顔を真っ赤にして、注文したアイスコーヒーが来るまでゆっくりと飲もうと決めていた冷たい水を一気に飲み干す。
1ヶ月も会わずにいたにも関わらず最寄りの駅と家との中間辺りにあるこの喫茶店で会うことにしたのは、優良の旦那による一言が原因だった。
『あれ?こんな鞄もっていたっけ?』
勇吉が帰った後、テーブルの下に脱ぎ捨ていた下着や洋服に隠れて勇吉のリクルート鞄が忘れられていたが、ことの後でシャワーを浴びていたら主婦としての仕事が立て続けに起こり、
寝室のタンスにまとめて押し込んでいたら発見が翌日になってしまった。
そしてそのまま時が過ぎてしまったが、先日の旦那の言葉に再会を決心した。
「あんなに……ああ!あんなに気持ちよさそ……」
ゴンッ!
テーブルの下でズボンにブラウス姿の優良の運動靴が勇吉のすねを直撃する。
「勇吉君、あんまり大きな声で恥ずかしいこといわないでね」
表情は優しいお姉さんの笑顔だったが、その奥には殺気にも似たものが感じられた。
勇吉はテーブルに顎をのせてすねをさすりながらもしっかりと優良の胸を見つめていた。
その見つめられた胸は1ヶ月前よりも強くブラウスを押し広げている様に見えた。
「そ、そんなに見ないの!大体大きくなって大変……」
優良はガラスコップを揺すりながら俯く。
「やっぱり大きく……」
ぼふ!
再び蹴りが飛んできたが、勇吉も咄嗟に危険を感じて足の位置を変えて回避し蹴りは店の椅子に命中する。
小さなソファーにも似た椅子であった為それほど痛くはなかったが、優良は前屈みになってつま先をさすっている。
「うん、やはり大きくなってるね」
くしくも前屈みになったことでその大きさをアピールしてしまった。
「……真さんを誤魔化すのが大変だったんだから……真さんの行為のせいにはしたけど……」
優良は上目使いで勇吉を睨みながら顔を高揚させながら呟く。
暫くの沈黙が続いていたとき、注文していたアイスコーヒーが2つ運ばれてきた。
ウエイターがさった後、再び勇吉がきりだす。
「旦那を喜ばせる為にもさ……」
「もうさせません!!」

2度目のその言葉を発した優良の顔にはどこか楽しそうな表情も見え隠れしていた。

<つづく>
159七の人:2010/07/04(日) 02:12:41 ID:VTTtzZNm
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編A

「それで入社試験はどうなったの?」
幼馴染みとの楽しい会話が始まっていた。
優良は会話の進み具合に合わせてアイスコーヒーを飲んでいたが、勇吉は前半で飛ばしすぎた為喉が渇き一気に飲み干してしまっていた。
「う〜ん、筆記は通って今日面接があったんだ。感想は……聞かないで……」
「今どこも不景気だってテレビで言っていたからねぇ……」
話を聞きながら優良は窓際から梅雨の晴れ間の薄曇りの空を眺める。
一方で勇吉はため息をつきながら、空いたアイスコーヒーのグラスを揺すりつつ話を続ける。
「でも!優良姉ちゃんもいるしこっちの会社を探すんだ!」
「だ・か・ら!もうさせません!!」
「ホントに?気持ちよさそうだったのに……」
「させません!」
最大の力を込めて文字通り全力で拒絶をする優良と、ションボリと肩を落とす勇吉。
そんな勇吉を見た優良は旦那の仕草とかぶらせ、『自分の周りの男の人って……』と少し呆れる。
「優良姉ちゃんの件は別としても、こっちで一人暮らしもしたいからやはりこっちで仕事を探すよ」
さっきまでの落ち込み具合から立ち直ってくれたことに優良は嬉しくなり笑顔でウンウンと頷く。
「でも田舎の方でも一人暮らしはできるでしょ?」
優良の問いかけに勇吉は前向きだった表情を再び曇らせ苦笑いをする。
「出来ることは出来るんだけど、実家からあまり近いと親が来てすることが出来なくて……」
「することが出来ない??」
普通の女性の反応だった。
優良は勇吉が言っている意味が分からなく、首を傾げるとその姿に勇吉は手っ取り早く優良の大きくなった胸を見つめる。
優良もまた見つめられていることに気がつき咄嗟に胸を隠す。
「だからさせませ……」
「いや、そうじゃなくて」
勇吉は表情が変わっていく優良の前で手を振って否定し、そのまま手をジェスチャーのように自分の股間にもっていく。
その仕草を見てやっと意味を理解したらしく優良は頷く。
「ああ!パソコンとHなDVD!?」
その答えに勇吉は慌てて口を塞ぐ仕草をする。
「折角仕草で教えたのに……」
「ゴメン……。それにしてもその為に一人暮らしって……」
「だって男の生き甲斐だもん!」
勇吉のあまりの勢いに優良は呆れかえりまたもや旦那の姿をダブらせる。
『本当に私の周りの男の人って……』
その後暫く話をすると優良も飲み終わり、時間も結構過ぎていることもあり店を出ることにした。
「あ、俺、このそばに大きい本屋があるから寄って行くよ」
店を出てすぐに手を振って家に帰ろうとした優良に勇吉は雑誌の発売日を思いだして引き留める。
勇吉のいう本屋は駅の方角とは逆方向で優良の家の方角だった。
優良は空を見上げて夕食の準備を始める時間までまだ余裕もあるので案内をすることにした。
のちにこの寄り道が大きく展開を左右することになる。

<つづく>
160七の人:2010/07/04(日) 02:13:48 ID:VTTtzZNm
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編B

「それにして、月刊誌なら地元でも……」
「……田舎の本屋を舐めたらいけないよ……」
勇吉は何故か誇らしげに顔の前で人差し指を振ると一呼吸を置いてしゃべり出す。
「田舎の本屋は、基本的に発売日の翌日、最悪2日ずれる雑誌だってある。オマケに発売日が土日にかぶって連休にでもかぶろうものなら……」
田舎に住んでいるものなら誰でも経験している不満をぶちまける勇吉のその表情は学術知識を解説する博士のような表情であった。
「俺は最大で5日遅れたこともある!」
「そ、それなら通販で定期購読……」
あまりの迫力にやや引きながら優良に勇吉はかけてもないメガネを直すような仕草をして答える。
「親バレする危険性のあることなんかできません!」
これには恐らく誰が聞いてもこう思っただろうし、聞いていた優良も思った。
『その熱意、他でいかせよ!』
暫くそんな話をしながら歩くと目の前に3階建ての本屋が見えてくる。
この本屋が勇吉の目的の本屋であり、テレビでもCMをやるような大手の本屋で優良もたまに利用していた。
窓の少ない店内に入ると、静かで1階には店員と結構な数の客が、静かにあれこれと本を手に持ちまた本を眺めていた。
優良と勇吉もそれぞれ本を探しつつ、途中で他の本を読んだりして時間を潰した。
「優良姉ちゃん、本があったから買ってくるね」
満足げに戻ってきた勇吉の手には2冊の本が握られており、1冊にはあからさまにPC(アダルト)ゲームの本だと分かる本で、もう一冊は見たことのない不思議な雑誌であった。
「またパソコンゲームの……」
「男のロマンです!」
優良が呆れたのはいうまでもない。
レジにいくと店員が紙袋ではなくビニールの手提げ袋に入れてくれる。
それを見た優良は思いっきりイヤな予感がして慌てて店を出ると予感が的中していた。
ゲリラ豪雨。
しかも当分止みそうもなく、誰もが真新しいビニール傘を手に急ぎ足で方々に歩いている。
「……一応近所のコンビニとかで傘を探してみようか……」
優良は勇吉を連れコンビニや100円ショップを探し回るが、予想通り見事にどこも売り切れだった。
最後に立ち寄ったコンビニを出たときには、2人とも結構びしょ濡れになっていて、さらに雨脚もよりましていた。
「……勇吉君……うちに来る?」
「うん!!」
その返事は今までのどの返事よりも素早く力がこもったもので、勇吉の表情もこれまでに見たことがないような嬉しさに輝き満ちていた。
優良はため息をつくと、『なんでこうなるの〜』と心の中で叫びながら勇吉と共に家に向かって走り出した。

<つづく>
161七の人:2010/07/04(日) 02:14:38 ID:VTTtzZNm
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編C

優良の家についた時には2人ともびしょ濡れを通り越して、池にでも落ちたのではないかというほど全身びしょびしょになっていた。
「お邪魔します〜」
先に入った優良の後を追うように玄関に入る勇吉は、簡単に両手で髪をかき回し髪の水分を飛ばす。
「……どうぞ」
願望が叶って浮かれている勇吉とは対照的に優良は梅雨空のように曇った表情で勇吉の言葉に返事を返す。
髪を払っている勇吉に背を向けたまま、前屈の格好でスニーカーの紐を解き始める優良。
丁度ずぶ濡れでズボンがピッタリと貼り付いた尻を勇吉に突き出したような格好になる。
「……」
無言のまま静かに玄関に入り扉を閉めると、靴紐を解いている優良の背後に忍び寄る勇吉。
「優良姉ちゃん〜!」
「きゃ!?」
そのまま自分に向けられていた優良の尻に自分の腰を押しつけ、そのまま勢いで居間に続く廊下に背後から押し倒す。
意表を突かれた優良は抵抗できないまま廊下に両手をついて押し倒される。
「ちょ、ちょっと止めなさい!……って硬いのが当たってる〜!」
勇吉は優良の抗議に耳を貸さずに自分のモノを夢中で押しつけ擦りつける。
優良の表情が曇っていたのはこのせいだった。
過去勇吉を家に上げる度に、エッチな展開になっていきその度合いも回数を重ねるごとにステップアップをしていった。
旦那とのステップアップならば喜んで受け入れるところだったが、人妻である優良にとって勇吉とのステップアップは絶対にあってはならないことだった。
「優良姉ちゃんの尻気持ち良い〜♪」
勇吉はピストン運動のように、優良の豊かな尻に腰を擦りつける。
「本当に止めなさ〜〜〜い!」
尻の間に異物感を感じつつもがくように体をばたつかせて抗議する優良は、背徳心に顔を真っ赤にし笑顔ながら瞳にはうっすらと涙も浮かんでいた。
その表情に勇吉はさらに燃え上がり腰の動きを早めていく。
そして、雨ですけすけになってブラジャーが透けている胸を勢いで背後から鷲づかみにする。
「優良姉ちゃんの胸やっぱり大きくなってるね」
「〜〜〜〜!」
勇吉の言葉に顔を真っ赤にして顔を振る。
「優良姉ちゃん、俺そろそろ……」
「ん〜〜!だ……」
さらに腰を早めていく勇吉の言葉の意味をすぐに理解する。
「だめえええ!!」
片足を上げて力の限り振り回す。
ガスッ!
「ぐっ!!」
言葉にならない声を上げて膝を押さえてしゃがみ込む勇吉。
「……勇吉君……帰る?」
その時の優良の表情は一瞬にして勇吉を凍り付かせるほど恐ろしい物だったという。

<つづく>
162七の人:2010/07/11(日) 01:33:47 ID:Z/aCDdbz
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編D

窓に当たる雨粒がさらに大粒になり、その量も雨音も声の音量を超えるほどの大雨になっている。
その雨音に似た音が室内から聞こえていた。
「勇吉君、スーツはシワになるといけないからアイロンで乾かしておいたけど、下着類は乾燥機で乾かしているから、暫くは直に服を着てなさい!」
風呂場でシャワーを浴びている勇吉に対して、優良の怒り混じりの声が飛ぶ。
優良が怒っているのは勿論玄関での行いのせいで、勇吉は10分近く玄関に座って謝り続けやっと入室を許可された。
「う、うん、ありがとうございます!」
優良からは風呂場の勇吉の表情は見えなかったが、その声は明らかに怯えた物だった。
勇吉は室内に入るとすぐにシャワーを浴びるようにといわれ、同じくずぶ濡れの優良よりも先にシャワーを浴びることになった。
「それじゃ、ここに置いておくわね!ごゆっくり!」
「は、はい!」
洗面所の扉が閉まり今の扉が閉まる音に勇吉はため息をつく。
話し相手が怒っていたのから解放されたのもあったが、そのため息には少し別の物もあった。
「シャワーありがとう〜。ってあれ?」
数分後、シャワー浴び終わり言われたとおり服を直に着て居間に入った勇吉は、ソファーに座っていた優良を見て首を傾げる。
「服着替えたんだ?」
同じようにびしょ濡れになって帰ってきた優良は、勇吉がシャワーを浴びている間に服を着替えラフなトレーナー姿になっていた。
流石に髪は乾かしているだろうと思ってはいたが、その他の事にはがっかりした表情をする。
「ここ、私の家ですからね」
「裸でバスタオルでもまいていると……」
優良の眼光が鋭い物に変わって、勇吉は言葉を飲み込む。
「ここ、私の家ですからね!ゆ・う・き・ち・君!」
その針のように尖っているように感じる言葉に勇吉は黙って頷く。
その反応にわかれば宜しいと頷くと、優良は自分もシャワーを浴びようと風呂場に向かう。
体を拭いて着替えはしたがやはり体は冷え切っていた。
「勇吉君、テレビでも観ていて」
勇吉の反応に怒りが解けたのか言葉に柔らかい物が戻っていた。
「う、うん。優良姉ちゃんも風邪引くからしっかり浴びてきたら良いよ」
「うん、ありがとう〜♪」
勇吉の優しい言葉に笑顔で頷くと、そばにあったリモコンでテレビをつけて居間を後にする。
そして、洗面所で服を脱ぐと髪だけ軽く払って風呂場に入る。
遠くで聞こえる雨音と居間から聞こえてくるテレビの音に安心して風呂場に入り扉をしめシャワーを浴び始める。
次の瞬間それは起きた。

「優良姉ちゃん一緒に風呂入ろう!!」

<つづく>
163七の人:2010/07/11(日) 02:57:02 ID:Z/aCDdbz
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編E

テレビがついている音と居間を出る時の優しい言葉に、すっかり油断して洗面所も風呂の扉も鍵を閉め忘れていた。
さらにテレビと雨音が侵入の音をかき消し、頭からシャワーを浴びていたことと、止めて髪をかき上げようとしていたことで勇吉の接近を許してしまった。
「優良姉ちゃん一緒に風呂入ろう!!」
その言葉に驚いて振り返ると、素っ裸の勇吉がそこに、風呂場に中に立っていた。
そして自分の体に向けられる勇吉の視線を感じて慌てて両手で隠す。
「ゆ、勇吉君!!ダメです!!出て行って居間で待っていなさい!!!」
とにかく勇吉を風呂場から追い出そうと隠すのをやめて両腕で正面から勇吉を押し出そうとする。
その時……。
ド〜〜〜ン!
地響きと共に轟音が響き風呂場の、家の中全ての電気が消える。
「きゃっ!?」
優良は突然の出来事に驚き思わず目の前の勇吉に抱きついてしまう。
優良自身、突然の出来事による恐怖から自分のしていることの重大性には気がついていなかった。
電気はすぐにつきテレビの音やエアコンの稼働音も聞こえてくる。
「今のは多分そばの電信柱にでも落雷したね」
勇吉は普段から落雷にはなれている為もあり冷静に状況を判断する。
その説明を聞きながら優良は自分のしている行為に気がつく。
全裸同士なのに自分から抱きついている。
『股の間に硬いのが挟まってる!気がつかれて少しでも動かれたら入っちゃう!』
優良はそっと離れようとするが、すぐに気がつかれてしまう。
「ゆ、優良姉ちゃん!?」
勇吉は驚いて優良を凝視してかたまってしまい、折角のチャンスを逃してしまう。
その隙に優良は慌てて飛び退き勇吉の体から離れるが、その内股にはいきり立ったモノの感触が残っていた。
「と、とにかく、居間で待ってなさ……きゃ!?」
動揺しつつもなんとか追い出そうと再び勇吉の体に触れた瞬間、その両腕を掴まれ壁に押しやられる。
「か、乾燥機も緊急停止しているみたいだし……ね?」
突然のことに驚きながら、なんとか逃れようと勇吉をなだめ説得しようとするが、その間も勇吉の顔が近づいてくる。
「だ、ダメだよ!勇吉君!」
「優良姉ちゃん……」
「だ、ダメだっ……んんっ!」
ついに優良の柔らかな唇に勇吉の唇が重なる。
優良は全力で顔を振り、なんとか唇を解放しようとするが、壁に後頭部がぶつかっているのと勇吉に強く押さえつけられていてそれは叶わなかった。
そして何より意識が朦朧としてくる。
『ダメなのに……意識が朦朧と……』
勇吉は抵抗が和らいできたのを確認すると少しだけ唇を解放する。
「キスをしながらでも、乾燥機はいじれるよ〜」
意識が朦朧としている優良に優しく話しかけると再び唇を重ね、そのまま抱き合い洗面所の乾燥機のそばに移動する。
優良は横目で乾燥機のボタンを確認してスタートボタンを押す。
その時洗面所の鏡の旦那以外の男と濃厚なキスをしている自分を見る。
『私……キスしてる……ああ、内股に硬いモノが挟まっている……』
乾燥機が再び動き出したのを確認すると風呂場に戻り、さらに深い関係へとことが進んでいく。

<つづく>
164名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 11:03:36 ID:r82YVSNT
165七の人:2010/07/11(日) 11:13:16 ID:Z/aCDdbz
ゴメンなさい。終わりきりませんでした><
今週中に秘所編を終わらせますんでもう少しお待ち下さい><
166名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 00:13:54 ID:0nRwNx9k
>七の人さん
質問だけど、ぶっちゃけ『ふたりエッチ』て漫画、読んだ事ある?
167七の人:2010/07/13(火) 00:49:15 ID:FaxhN7vR
以前はコミックを揃えたりしてしっかり読んでましたけど、
最近はあんまりしっかりとは読んでませんね。
適当に流し読みというか……。
自分のSSは優良のキャラが壊れているとか、色々ありますよね。(´・ω・`)
申し訳ないです(´・ω・`)
精進します><
168名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 01:15:47 ID:0nRwNx9k
そうですか……失礼しました。
チャットみたいになってしまったので、しはらくROMります。
169七の人:2010/07/22(木) 00:41:20 ID:4rEu4WOm
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編F

風呂場に戻ると、勇吉は優良を壁に押しつけ再び唇を重ねる。
乾燥機を操作することで一時的に意識がハッキリとした優良は、背徳心から再び勇吉の体を押しのけようと抵抗を試みるが、その抵抗は弱々しいもので快楽に再び意識が朦朧としていく。
「ダメ……だっ……んんっ!」
優良の言葉も聞かず、勇吉は何度も何度も唇を重ね、舌を優良の口内にねじ込み半ば強引に絡める。
最初は一方的に触れる程度の動きだったが、徐々に双方の舌が互いに絡み合い始める。
「本当に……ダメ?」
お互いの鼻先が触れるほどの距離で勇吉はイタズラに笑い、優良の唇を軽く吸い再び放し優良の反応を見る。
「ん……はぁあ……ダメに決まって……んっ!」
優良自身、自分の言葉に説得力がない程抵抗する力がなくなってきているのは理解していたが、それでも、人妻としても幼馴染みのお姉さんとしても拒絶する意識だけは保っていたかった。
しかし、自分の体はどんどん抵抗する力を失っていき、既に快楽に押し流されようとしていた。
「でも、ここは反応し始めているよ?」
勇吉は唇を重ね優良の反論を封じ込めると、体が揺れる度に大きく弾み密着すればその柔らかさと弾力を主張している大きな2つの膨らみに手を伸ばす。
そしていきなり頂上の硬く尖った突起に乱暴に触れる。
「んんっ!んん……」
それまで勇吉を押しのけようとしていた両腕は力が抜け体の横に垂れ下がり、勇吉が胸を揉み上げる度に力なく揺れる。
「本当に?」
「だ……め……だって……んあぁ……」
辛うじて抵抗を口にするも、その瞳にはもはや力はなく虚ろに快楽に浸り始めていて、その様子をみた勇吉は次の段階に移る。
それまでキスをする為に使っていた唇を、首筋をなぞりながらゆっくりと降下させ始める。
勇吉の唇が首筋をなぞる度に優良はぶるっと体を震わせて反応する。
「ひゃん!」
鎖骨のそばを舐められてついに声をあげて激しく反応し、勇吉はその反応にイタズラに笑い一気に優良の乳に吸い付く。
「ひゃん!はあぁん……」
「優良姉ちゃんのオッパイ……大きくて柔らかくて……やみつきになる」
それまで真っ直ぐと前を見つめたまま荒い息をしていた優良はその言葉に、谷間に顔を埋めている勇吉を見つめる。
「ひゃめだひょ〜んぁ……」
もはや抵抗の言葉すら力が入らず、それどころか勇吉が空いている方の乳を揉み上げる度に体を小刻みに上下させていた。
遠くから豪雨の音とテレビの音が微かに聞こえてくるが、優良にはその変化が理解できないほど意識が快楽の波に流されていた。
「んんぁはぁあん……」
勇吉は優良の喘ぎのリズムに合わせ、左右の乳をゆっくりと揉み上げ舐めあげ、乳首を丁寧に舌と指で攻め上げる。
どれだけの時間がたったか分からない。
でも乾燥機が動いていることからそれほど時間は過ぎていなかったが、2人にはかなりの長時間のように感じていた。
勇吉が攻める乳をかえようとしたとき、優良の体に次の変化が起こった。
くちゅ!
どの音源とも違う異質の水音がする。
「優良姉ちゃん〜次に移りたいなら言ってよ〜」
勇吉の言葉に、優良はその変化と音を否定するように顔を激しく振るがその表情は羞恥心に真っ赤だった。
「それじゃ、いよいよ未開の場所に〜」
ゆっくりと乳から腹に顔を降ろしていきその先へと進んでいく。

<つづく>
170名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 02:04:58 ID:4rEu4WOm
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編G

「これが……女性の……優良姉ちゃんのヘアー……」
少し顔を離してマジマジと勇吉が眺めながら呟くと、優良は抵抗するのも忘れて羞恥心から真っ赤にした顔を両手で覆い俯いている。
そんな優良の仕草をちらりと見ると再び陰部に視線を戻し、恐る恐る指で触れる。
「ひあん!」
全身を振るわせ顔を跳ね上げる。
勇吉がワレメに触れるとその指には粘りけのある液体が絡みつく。
「優良姉ちゃん、やはり感じていたんだね」
立ち上がりイタズラに笑うと優良の目の前に指をもっていき粘りけのある液体を見せつけると、優良はさっきよりも激しく顔を振る。
再び乳に顔を埋めると、片方の手で乳いじり、もう片方の手でワレメをゆっくりと撫で上げる。
「も、もうダメだよぉ……」
優良のその言葉は拒否の意味合い以上に自分の限界を表しているようにも勇吉には思えた。
勇吉はあれほどやみつきになっていた乳への攻めを忘れてしまうほど秘所をいじることに夢中になり始め、優しく触れていた指が徐々に激しくなっていき、ついには秘芽にたどり着く。
「ひゃああん!!」
それまでの周到な勇吉の愛撫により限界まで敏感になっていた秘芽は優良の全身に電撃を走らせる。
ここまで散々言葉攻めをしてきた勇吉も無言になり、秘所を夢中でいじり回しワレメのさらに奥へと指を押し込んでいく。
「指が……入ってきてるぅ……んんあ……ひゃううん……」
優良は風呂場の壁にもたれかかり勇吉にされるままに体を震わせる。
再び乳から顔を離すと前置きも言葉もなく優良のヘアーを舐めあげその先へと進もうとするが、優良も微かに残った背徳心から内股を閉じるが、勇吉によってあっけなく開かれてしまい顔と舌の侵入を許してしまう。
「ふぁあ……舌が……入ってきてる……んぅあぁんん……んん……」
くちゅちゅじゅ!
優良と勇吉の体液と唾液が混じり合う音が風呂場に響く。
「んん!も、もうダメ……ダメだよ!」
優良は自分の秘口を吸い続ける勇吉の頭を引き離そうと強く押すが勇吉は行為をやめず、優良はのぼりつめていく。
「いく〜!いっちゃう〜〜!」
勇吉が顔を離すと優良の耳元に顔を近づけると、秘所を弄りながら囁く。
「いっちゃえ」
ぞくっと体を震わせると次の瞬間激しく体をビクン!と振るわせる。
「んああああああ〜〜〜!」
優良は何度も体を振るわせるとそのまま床に崩れ落ちる。
「さてとそろそろ……」
絶頂の余韻に肩で息をしながらグッタリとしている優良を抱き起こすと、浴槽に四つん這いに寄りかからせる。
四つん這いといっても、浴槽の中にぐたりともたれかかっているだけだが、勇吉はそんな優良の尻を持ち上げる。
「俺もそろそろ我慢の限界だから……挿入するね」
それまでの行為で限界まで興奮した自分のモノを優良の秘所にあてがう。
「だ、ダメ!それだけは本当にダメ!!」
虚脱感は抜けないものの絶頂が過ぎ意識もやや戻り失いかけていた背徳心が蘇った優良は、咄嗟に両手で秘口を塞いで挿入を回避する。
「……じゃあ、こっちに……」
優良の両手と懇願する表情にため息をつくと、秘口から放しモノを優良の臀部に近づけある箇所の前で押しつけ始める。
「そっちもダメ!!」
秘口から手を離せない為尻を振って抵抗する。

2人は優良も旦那とも経験したことのない領域へと進んでいく。

<つづく>
171名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 02:46:57 ID:NVNSNcbC
>>170
どんどん優良さんが陥落しつつあるようで何よりw
堕ちるのはいつかと楽しみにしてます
172名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 12:35:44 ID:emwn4JFu
>>169>>170
忙しい中おつかれさまです。

今回の話で優良さんが真に教えた、よく行くリフレッシュ散歩コース。
終点がラブホテルて……。いったい普段は誰と行ってんでしょうねぇ?
男のペニスをアソコに擦りつけながら、全身を舐めまわすなんて荒業、一人で体得できるとは思えんし。
173名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 12:23:49 ID:t4f7N8R6
つうかさ、散歩で行ける距離なのに、家に帰らずラブホに行くって……。
優良さんには、始点が家で終点がラブホの家では出来ない相手がいるということか。
実は語られていない物語がそこに!w
174名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 13:02:01 ID:F0KF81q/
そしてその相手は、山田だったりする。
175名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 13:44:43 ID:NVcyEskA
いや、明だろ
176名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 00:09:59 ID:8J42Pn0X
>>172>>175

本編読んだ時には気づきもしませんでしたw
皆さん洞察力ありますねw
優良さんもなにげにボロが出ちゃった感じでw良いです。
177名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 15:19:03 ID:ppSy/XlK
克としては梨香に聞いたという事にしたいんだろうけど、
一人で聞いただけで習得は無理だぞ!とツッコミは入れておくことにしておこうw
しかも、最後がラブホというのはいつも利用していないと思いつかない発想だわw
178名無しさん@ピンキー:2010/07/30(金) 16:24:53 ID:mx5NqBio
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1272671882/
この一連の流れをだれかまとめてSSに
179七の人:2010/07/31(土) 03:41:34 ID:4TD3Rr+h
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編H

浴槽の縁に俯せにもたれかかったまま尻を振って抵抗している優良の尻を押さえつけると、勇吉は両手でアナルを弄り始める。
「ダメ!そこは汚いから……きゃん!?」
優良が言い終わる前に、勇吉の指がこれまでにいかなる侵入も許してこなかったもう一つの秘所に潜り込む。
人差し指の指先でゆっくりとなで回しながら、勇吉はワレメを両手で押さえながら顔を振っている優良の耳元に顔をもっていく。
「汚くなんてないよ。こんなにきつく締め付けてくるし、お尻も柔らかくて綺麗でやみつきになりそうだよ」
耳元で囁くとスベスベとした柔らかな尻肉をゆっくりと撫で上げると、優良は声にならない吐息を吐きながら身震いをすると再び激しく顔を振る。
その仕草に興奮した勇吉はうなじにゆっくりとキスをしてそっと舌で舐めあげ、再びアナルに指を押し込み内壁をほぐすように刺激する。
「だから!入れたらダメ!」
アナルに挿入された指を払いのけようと、それまで秘部を覆っていた両手を移動させる。
「お!空いた!」
勇吉は瞬時にアナルへの攻めを止め、すっかり準備が整いモノを受け入れるようになっている膣口にいきり立ったモノをあてがう。
絶対にあってはならない膣への挿入を優良は慌てて両手を戻して寸前のところで回避し、勇吉もため息をつくとまたアナルへの攻めを再開する。
ゆっくりとソフトに穴の内と外を揉みあげるが、快感よりも嫌悪感が勝り強ばりが取れないと判断し勇吉は優良の両手の間から秘口のそばの突起に手を伸ばす。
「ひゃん!?」
ついさっき絶頂を迎え湿り気を帯びたその一帯は、すでに限界まで敏感になりすぐに優良の意識を白く染め上げ甘美な吐息を吐かせ始めた。
クリトリスとアナルをゆっくりと攻め上げ甘い吐息に酔いしれながらも勇吉はその時がくるのを見逃さないように指先の感覚を研ぎ澄ます。
「はぁんあぁ……お尻に……指が……んっぁあ……」
体が再び熱を帯び始め瞳が虚ろになりながらもクリトリスのそばにある優良の両手の力が抜けていないのを勇吉は歯がゆく思いながらも、だからこそもう一つのチャンスは逃さないように慌てずゆっくりと攻め上げていく。
「んんぁあん……んっあ……」
クリトリスを攻める指先に伝わってくる湿り気が絶頂を迎えたときの状況に近づき、アナルに押し込んだ中指は第二関節あたりまで入るようになったその時、勇吉は次の行動に移る。
「そろそろ良さそうだね?」
押し寄せる快楽の波に流され意識が朦朧としている優良はその言葉を聞き逃してしまう。
勇吉はいきり立ったモノをもみほぐされた肛門にあてがい勢いよく押し込み始める。

<つづく>
180名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 03:42:45 ID:4TD3Rr+h
幼馴染み優良姉ちゃん 秘所編I

「ひぎい!!」
優良は意識を一気に覚醒さて全力で顔を振ると勇吉をかえりみる。
「だ、だめぇ!ぬ、ぬいてえぇ!!」
「い、いたた!優良姉ちゃん、締めすぎ!とにかく力抜いて!」
勇吉の慌てた表情に優良は素直に深呼吸をして力を抜くが、勇吉はその隙を突いて一気に根本まで腰を沈める。
「!!」
「仮連結〜♪」
これまでに感じたことのない肛門に異物が挿入されている感覚に言葉にならない声を上げる優良と、胎内ではなく体内ではあるが念願の優良への挿入を果たし満面の笑みを浮かべる勇吉。
「抜いてくれると思ったのに……。勇吉君の……硬いのが……入ってる……」
「優良姉ちゃんに挿入できた〜。キュウキュウって締め付けて気持ち良い〜」
唖然としている優良をよそに、勇吉は興奮していきなり全力で腰を動かし始める。
片方の手で豊かな胸を揉みながら、もう片方の手クリトリスを攻め上げながら、腰を激しく打ちつける勇吉はこれまで弄り舐めあげてきた体に挿入している満足感に満たされていた。
「ん……硬いのが……お尻をかき回してる……んぁ……あふぁ……」
数ヶ月前に愛撫でいかされた胸と、ついさっき弄られいかされた秘所の快感と共に異物が出入りしている感覚がこれまでにない不思議な新しい快感が押し寄せ始める。
これまで旦那にも許してこなかったアナルを幼馴染みの男に挿入されて激しく腰を打ちつけられている感触に、膣挿入は防いだのにという複雑な心境が渦巻いていた。
「勇吉……君……激し……過ぎるよ。ん……ゆっくり……んんっ!」
勇吉は優良の懇願する表情に燃え上がり、さらに激しく打ちつける。
「優良……姉ちゃん!で、出る!中に出すよ!」
「んぁ!そ、外に!んああん……ああ、私もダメ……いっちゃう!」
背徳感と初めての快感に優良も絶頂へと上り詰めていく。
「で、出る!」
勇吉は優良の尻を引き寄せると直腸の深くにまで挿入する。
「い、いくうう!!」
2つの繋がれた体が激しくビクンと震える。
ドクンドクン
「はぁはぁ……熱いのが……お尻の中に流れ込んできてる……」
「ふぅふぅ……締め付けが凄すぎる……」
2人は繋がったまま虚脱感と疲労感に浸る。
雨音とテレビの音が聞こえてくる中、最初に話し出したのは優良だった。
「お尻……初めてだったのに……。強引にキスしていかせた挙げ句強引にお尻に挿入して中に出すなんて……信じられないよ……」
本番の生殖器でのSEXは回避したが、アナルセックス……性行為の1つをしてしまった挙げ句体内に出された優良としては、感じていた自分も含めて全てが許せなかった。
そんな優良のアナルにいまだ挿入したままの勇吉は無言で苦笑いをしながら頬をかく。
「えっと……乾燥機まだ終わらないのかな?」
苦し紛れに話をそらした話題は、さらなる展開を呼ぶ。
アナルで繋がったまま優良を抱え上げ乾燥機の前に移動すると優良はさらにショックを受ける。
「……途中で止まってる……」
「あと5分で止まってる……。まだあと1回は出来る!」
優良は驚いて逃れようとするが、スタートボタンを押した勇吉に抱きかかえられ再び風呂場に連れ込まれた。

<秘所編〜終〜>
181七の人:2010/07/31(土) 03:53:54 ID:4TD3Rr+h
まずはageた事とピンキーの方にしてしまい申し訳ありません。><
そしてダメダメな展開でスミマセン。><
キャラが壊れていたり、説明がくだかったり……結合編で頑張ってみますのでもう少しだけ投下させて下さい。

ここまで書いて、誰かのおかずになってくれたら嬉しいです。
また暫く空くかもしれませんが、絶対に終わらせますんでよろしくお願いします。m(_ _)m
最後に、後書きメインの人さん、148等でのレスありがとうございます!
さらに誘拐劇のまで書いて頂いて本当にありがとうございます!(T_T)
そしてレスをくれた方々本当にありがとうございます。
結合編……もう少しだけお待ち下さい。
182名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 18:44:22 ID:oASQzXe2
乙です。
七の人さんのSSを読んで感じたんですが、寝取られる過程の話を書くよりも、
既に堕ちきって不倫を楽しんでいる女性の話を書く方が向いている様に思いました。
この優良さんは、嫌がってる割には、ちょっと流され具合が急かなーと。なんか二人とも楽しそうだし…。
梨香の浮気話や、淳が流されてやっちゃう話なんか書くと、作風にマッチしてるんじゃないかなと思います。
しかし、勇吉の並外れた余裕っぷりや、凄テクの謎は凄く気になるんで、なんとか完結に向けて頑張って下さい。

長文失礼しました。
183名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 22:18:50 ID:CfeeCb5r
>>178
勃起した
それにしてもSSでなくてこんなので…
ネタがすくないということか
184名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 01:30:16 ID:vwO7/oOX
今回の嵐、梨香の4Pシーンあり。
185後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:41:09 ID:0dG51/gp
え〜長らくお待たせしました、逆襲の武こと「夫婦は糾える縄のごとし」の中編でございます。
しかし、最近妙にさびれてる気がするが規制の影響かねぇ

そして僕は計画を練った。
没頭するように、事実イヤなことから目を背けたい現実逃避でもあったのだろう、計画にのめり込んでいった。
その後も、美香とはセックスをしている。幸い不能は脱出したようだ。
だが、美香が本気で感じてくれているかは自信がなく、どうしても淡白になりがちだった。
美香とヤツの関係が続いているかは分からない。
真君に協力してカメラは設置したが、新しい映像を見せるのはこの計画が終わってからにしてくれと頼んでいる。
妻の不貞を事実として受け入れることはできたが、新しい映像を見て冷静でいられるかは自信がなかった、
そして、真君と打ち合わせを何回か重ねた後、その日がやってきた。

その日の夕方、僕は渡辺家を訪れた。
ピンポーンと割と古風な音色のチャイムが鳴るとほぼ時を同じくして
「ハ〜イ!」
と明るい声が響く。
パタパタとスリッパを鳴らす音が近づき、ガチャリとドアの鍵を外す音、そして少しきしみを上げて扉が開く
「こんばんわ、いやこんにちはかな?」
笑顔と共に首をかしげる姿は愛らしく、周りが少し華やいだようにすら感じられる。
カノジョ、渡辺るいは高校生でしかも人妻である。
いまは夕食の支度をしていたのか制服ではなく、私服にエプロンを羽織っている。
高校生にしては均整のとれたプロポーションだと思うのだが、本人曰く「もっとバンキュボンになりたい」とのこと。
まあ、これは比べる対象が悪いというか、このアパートはやたらハイレベルな人が多いからなぁ。
父親と二人暮らしだったせいか、家事に長けていて言葉づかいも多少はあやしくなる時もあるが今時の女子高生にしては十分丁寧だ、しかし
「とりあえずこんばんはかな、るいちゃん」
「ハイ、こんばんは!いらっしゃい、オジサマ!」
彼女は何故か僕のことをオジサマと呼ぶ。
一家の家長に対しては少々不適切というかまだ僕自身はそこまで年を取ってないつもりなのだが、彼女の邪気のない笑顔と共に言われるとヘンだともイヤだともいえない。
というかちょっと心をくすぐられるとろもある、若い娘にオジサマって呼ばれるのは。
「さ、上がって上がって。話は居間でね」
朝に僕がちょっと相談したいと言ったら二つ返事で引き受けてくれた。
その裏表のない好意に心が痛まなかったといえばウソになる。
だが、僕は止まることはできなかった。
186後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:42:05 ID:0dG51/gp
心の中ではいろんなものが渦巻きながら、しかし顔には出さずに渡辺家に足を入れる。
考えてみれば、この部屋に一人で入るのは初めてか。
アパートの部屋割は同じなのに、家具や調度によってこれだけ差が出るものなんだな、と部屋を見渡して思う。
何だか知ってる部屋の知らない側面を見たようで不思議な気持ちになりながら居間のソファー腰を下ろした。
図ったようなタイミングでお茶を置かれる。実に気配りのいい子だ。
「で?で?今日は何の相談です?あ、もしかしてダーリンもいた方が良かったですか?」
「ゴメンナサイ、今日はダーリン仕事の用事があるから遅いって」
僕の期待に添えないことを苦にしてか、それとも単純に渡辺君がいないからか、おそらく両方であろうがるいちゃんがシュンとなる。
その姿に内心で憐憫を覚えながらも笑顔で答える
「いいって。今日僕が相談したかったのはるいちゃんだから」
それに彼がいないことは知ってるし、と心で付け加える
「え〜、責任重大だなぁ。よし!がんばりますよ!」
笑顔に彩られた信頼、その明るさと自分の心の疾しさに思わず目を背けながら僕は言った
「じゃあ、お願いしようかな」
そして真君から貰った、僕の人生を変えることになったアレを取り出す
「とりあえずコレを見てくれないかな」
そしてDVDレコーダーで再生を始めた。

「ヤダ!もうナニ見せるんですか!?セクハラですよコレって!・・・うわぁ凄い・・・じゃなくって、こんな音立ててるなんて・・・でもない・・・大きいなぁ、まったまった。あんな動きが・・・へぇ」
正直にいえば、少し楽しくなかったかと言えばウソになる。こう子供のころに好きな女の子にイジワルするような悪戯めいた快感があった。
予想通り、美香の濡れ場が展開されると同時にるいちゃんの騒がしいこと騒がしいこと。
手をかざして見ないフリをしながらも隙間からしっかり見てるところや、真面目に参考にしようとしてる様はほほえましい。
だが、フト素にもどったときそんな自分に恥ずかしくなったのか、赤くなって抗議してきた
「もうオジサマ!どういうつもりですか!?」
その頬は興奮とも怒りともとれる紅さだった。その視線を画面の方に誘導しながら僕は呟く
「いや、ちょっと見ててくれ」
僕の口調と態度にからかってるわけではないと分かったのか、トーンを潜めてもう一度画面を見やるるいちゃんだが
「あれ・・・そういえばオジサマって」
何かに気づいたように呟く
やはりか、と僕は心の中で呟いた。
面と向かって話したことはないが、彼女も優良さんたちと仲が良い、僕の不能について少しは耳にしたことがあるのだろう。
「え?じゃあ出来るように・・アレ?でもこの男の人って・・・え??」
そして疑問に思う。じゃあ美香と繋がってる男は誰なのか。
そうすれば気付く。あそこで美香と絡んでる男と僕の体格の違いを。
彼女の中で疑惑が膨らみ弾けようとする瞬間、美香の口から決定的な一言が放たれる

「いいのぉ!武さんなんかと比べ物にならないくらいすきぃ・・・アナタのチンポすきぃ!」

「・・・・・・・ウソ」
表情をなくしたように、いやどういう表情を取れば分からないかのような強張った顔でポツリとるいちゃんは呟いた。
「・・・」
僕は顔を俯けた。何度見てもコレは辛いな。
187後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:42:47 ID:0dG51/gp
ビデオが終わると場違いなほど明るい笑い声がテレビから流れてきた。
僕に遠慮してかテレビはすぐに消され部屋に沈黙が訪れた。
僕にとっては少しだけ、るいちゃんいとっては相当気まずいであろう沈黙がしばらく続き、
「・・・えっと、その」
いつもの快活さとは反対のおずおずという感じで尋ねてくるるいちゃんの言葉で破られた。
「美香さん・・・・浮気してるんですか?」
「・・・・・ああ」
押し殺した声しか出ない自分に気付く。思いのほかるいちゃんの言葉にダメージを受けているようだ。
「相手も知っている。美香の大学での知り合いだったらしい。会ったこともある」
「そ、そうですか・・・」
そこでまた言葉が途切れる。流石に何と言っていいのか分からないのだろう。
「・・・相談ってこのことですよね?」
「ああ」
「あの、まさか、ひょっとして」
るいちゃんが焦ったような態度で聞いてきた
「離婚・・・とか考えてるんですか?」
どこかすがるような不安に満ちた瞳で見つめてくる。
「それはないよ」
僕はキッパリとるいちゃんを見つめ返しながら言った。
「僕は今でも美香を愛している。美香と別れたいとは思わない。そして美香もそう思ってくれていると・・・思う」
最後はちょっと及び腰になったが、微笑んでハッキリと告げるとるいちゃんはほっとした顔で息を吐いた。
「良かった・・・」
いい娘だな。他人のことを自分のことのように心配できる優しい娘だなと僕は思った。
「まあ、美香の浮気の原因は僕にもあると思うんだ。知ってるかもしれないけど僕は長いこと不能だったから」
美香のフォローを僕がするとるいちゃんは慌てたように
「い、いえオジサマは悪くないと思います!オジサマに原因があったとしても浮気する方が悪いんだし!」
僕を必死に取りなす姿に自然と笑みが湧いてくる「ありがとう」と心のままに囁くと「そんな」と赤くなるのもかわいらしい。
「いや本当にありがとう。どうするか心の中では決まってたんだ。でも誰かに相談しておきたかったんだ」
「あ、分かりますそれ。誰かと話すことで目標がしっかりするというか」
「これからが大変だと思うけど、がんばってみるよ」
「ええ、こういうのは些細なすれ違いからだったりしますから。お二人なら話し合えば大丈夫ですよ」
「ありがとう。でもゴメンね?いくら証拠として最適だといってもヘンなもの見せちゃって」
「も〜ホントですよ。セクハラで訴えられてもおかしくないんですよオジサマ?」
「ごめんごめん、ハハハ」
「アハハ」
明るい笑い声が重なる。多分元気づけようとしてるんだろう、いい娘だ。
このまま笑いあって終われと、僕の心の中から囁く声が聞こえる。
不幸を拡大するな。お前のこれからやろうとしていることは誰の幸せももたらさない。
だが僕は心の声に反論する。
そうさ!その通りさ。でもやるんだ。やらなきゃ収まらないんだ。
美香の浮気を知ってから僕の心に巣食った黒いしみ。
それを誰かになすりつけないと同じ黒いしみをつけないと僕は収まらない。
いや誰かを僕と同じにしても収まるものじゃないのかもしれない。
だが、僕は他に方法は思いつかなかった。
だからやる。エゴであり我儘であり最低の行為を。
禁断の実を食べたイブがアダムという共犯者を欲したように。
「ありがとう、るいちゃん。でもね」
そこで僕は再び厳めしい顔をして切り出した
「実は相談だけじゃない。『報告』もあるんだ」
さあ、ここから始めよう。
188後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:44:05 ID:0dG51/gp
「報告ですか?」
小首をかしげてるいちゃんが尋ねてくる。
「そう報告。ちょっとこの件について調べてるときに偶然知ったことがあるんだ」
「へ〜なんです?」
「起こらないで聞いてほしいんだけど・・」
「もう、じらしすぎですよオジサマ。またさっきみたいな激しいのでも見せられなければ怒り」
「恵介君が浮気している」
「・・・・はい?」
言ってる意味がわからないという表情でるいちゃんが見返してくる。
「しかも相手は優良さんだ」
「オジサマ・・・な、何を言っているの?」
るいちゃんはまるで見えない何かで殴られたようにふらふらと後ずさりペタンと腰から崩れ落ちる
声が震えている。顔は表情を作るのを忘れたかのように動きがなく、眼だけが見開かれている。
「多分、前から。もしかすると美香より長い」
「ウソッ!」
僕の言葉はるいちゃんの悲鳴混じりの声に遮られた。
「そんなのウソッ!ダーリンがそんなこと!違うもん!なんで優良さんなの!?意味分かんない!ショーコはあるの!ないよね!?」
混乱かもしくは恐怖からか言葉が乱れて攻撃的になっている。
僕に掴みかからんばかりに身を乗り出してる叫ぶ。
正直、ここで平手打ちの一発でも食らう覚悟はしていたんだが、驚きの方が大きかったんだろうか。
僕個人としては、ここで叩いてくれた方が気はラクだったんだが・・・それは都合がよすぎるか。
そんなことを考えながら僕は告げる
「証拠はない。さっきみたいな映像は」
「やっぱり!だったら!」
勢い込むるいちゃんの言葉を僕は冷徹に切り裂く。
「だが、るいちゃんにも少しは心当たりあるんじゃないのかい?」
「そんなこと・・・ないもん!」
少しの間が彼女の疑惑を証明していた。
真君から聞いた話だと週に2・3回は会ってるそうだからるいちゃんも薄々あやしいとは思ってるんだろう。
口に出さなかったのは恵介君を信じてるからか、それとも怖かったのか。まさか浮気とは思わなかったのか。
そして僕は決定的な言葉を告げる
「実は・・・ここに来る前に恵介君が小野田さんの部屋に入るのを見た」
「うそ・・・」
今度こそ完全に脱力してソファーに崩れ落ち両手で顔を覆った。
仰向けになった表情は手に隠されていて見えないが、手の隙間から何か呟きが聞こえる。
「ウソ・・・」「ダーリン・・」など切れ端のような言葉が掌から漏れ出て、やがてそれが収まったと同時にるいちゃんは急に身をひるがえして出て行った。
バタバタという足音が居間をキッチンを横切り、ガチャンと大きな音を立てて扉の閉まる音がした。
僕はゆっくりと腰を上げる。さあ、見届けよう、渡辺家の夫婦の終焉を。
189後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:44:45 ID:0dG51/gp
小野田家の前まで来ると、るいちゃんが立ちすくんでいた。
その表情に見えるのは葛藤。おそらく勢いでここまで来たのはいいがどうしていいか分からないのであろう。
自分から扉を開くことで何かが変わってしまう恐れ、
そもそもここに来ただけで彼のことを信じていないんではないかという自責。
今までの行動による不信の募りとそれを覆せない自分への憤り。
そして、もし本当だったらと心のどこかで考えている恐怖。
それらがないまぜとなって泣きそうな顔で扉の前で佇んでいる。
傍らに立つと不安に満ちた目で見上げてきた。
僕は力を込めて頷くと扉に手をかけた。
ここまでやったんだ、最後まで彼女を突き落すのも自分であるべきだろう。
ガチャリとあっけなく扉は開く。
隣でるいちゃんが顔をしかめたのが目の端に映る。まるで開かなければよかったとでも言うように。
そして扉を開いた僕らを包んだのは濃厚な性の匂い。
汗と愛液の混じった饐えた匂いが充満していた。
「うっ!」
まるで悪臭を嗅いだようにるいちゃんが手を口にやり顔をしかめた。
ここまで匂いが漂うほどの交合はどれくらいの時間をかけたものなのか、僕は頭の片隅で考える。
るいちゃんも同じことを考えてるのだろうか、などと思ってた僕の耳にその声は届いた。
「あぁん!はぁ!いい!渡辺君のキモチイイ!」
優良さんの嬌声だった。
知っていた僕でも驚く声量にるいちゃんはビクリと身をすくめた。
だが、まだ決定的な証拠ではない。すがる様に回りを見回していた彼女だがあるものを見つけて暗澹とした表情になる。
それは玄関に残された渡辺君の靴。そしてそれを裏打ちするように、るいちゃんを打ちのめすようにある言葉が届いた。
「いいですっ!優良さんのナカ!」
グラリとるいちゃんの体が傾ぐ。
支えたその体は予想外に軽く、予想通り震えていた。
ああ、と僕は思う。
この計画の一番の問題は渡辺君の不倫がバレた時にるいちゃんがどういう態度をとるかであった。
るいちゃんが怒って飛び出していくということも考えなくはなかった。
だが、僕はるいちゃんの渡辺君への愛情に賭けた。
るいちゃんが渡辺君を本気で愛して信じていれば、突然の裏切りには心が耐えられない。現実の方が信じられず何もできないだろう。
そう、僕が美香のことを知ったときのように。
そして、るいちゃんの行動は僕の目論見通りだった。
予想通りに、そして悲しいことに。
震える彼女の肩を同情をこめて握りしめた。
しばらく渡辺君の声がするたびに、るいちゃんはビクリと身を震わせていたが
「渡辺君!キモチイイ?私のナカきもちいい!?」
「ハイ、優良さんのナカはるいちゃんより気持ちいいです!」
という声に弾かれるように部屋を出て行った。
僕も彼らの嬌声
「出る、優良さんのナカに!」
「きてぇ!」
を後ろに聞きながら部屋から出る。
右を見ると、真君がいた。
僕の指示通り、優良さんと渡辺君が入った後で部屋の鍵を開けた彼が。
何やらニヤついた顔で者言いたげな彼に振り向くことなく背を向ける。
僕だってヤツと一緒だ。鏡に映らなくても見える自分の姿など見たくもない。
去ろうとして、しかし歩みを止めて二人がいまだ励んでいるであろう部屋に顔を向ける。
渡辺君・・・、ふと哀惜に似た想いと共に部屋の中の彼のことを思う。
小野田夫婦が先に道を間違えたのであろう、だから君は巻き込まれた被害者だ・・・などとは全く思わない。
君は道を違えた。そして僕もまた違えた。だから二人とも自分の妻を幸せにする権利を失った。
転がり落ちた先は地獄以外の何処でもないだろうが、せめて転がる間だけは幸せであるといいな、僕も君も。
そんなことを考えながら、るいちゃんがいるであろう渡辺家へと向かった。

(続く)
190後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:45:47 ID:0dG51/gp
今回はここまでなんですが、エロ入らなかったのでエロ入れるために今回のスピンオフ、優良×渡辺のを少しだけ。

その日の優良さんは積極的だった。
珍しく彼女の方から日時、しかも細かい時間まで指定されて僕は小野田家へと足を踏み入れた。
と、同時に思い切り優良さんに抱きつかれ、寝室まで手をひかれ、そして今に至る。
くちゅくちゅといやらしい音を立てながら優良さんが僕のモノを舐めている。
咥え込んだまま唾液で僕のモノをまぶし、吸い上げる。
ずぞぞ、と下品な音を立てて唾液と僕の先走りが優良さんの喉を落ちる。
優良さんの舌がまるで別の生き物のように僕のモノを刺激する。
裏スジを竿をそしてエラを扱くように舐めていた舌が、僕の尿道をこじあけるように侵入する
「くっ!」
そのほんの少しの痛みと、膨大な快感にうめき声を上げる。
そんな僕を優良さんは上目づかいで確信すると、満足したような笑みを浮かべ言った。
「ねえ、渡辺さん。私上手?」
「ええ、とっても」
あまり長く話すと悲鳴が出そうなので短く答える。
だったら、と優良さんが続ける
「るいちゃんより上手い?」
そう、今日の彼女は何故かこの質問に拘った。
キスの時も、胸を触る時も、クンニしている時も、そして今また。
僕の答えもまた同じだった。
「ええ、るいちゃんより優良さんの方が気持ちいいですよ」
罪悪感がないといえばウソになる。
だが、慣れてないといってもウソになる。
今日ほどの頻度ではないとはいえ、これまでだって戯れの中でそういう言葉を吐いたことは何度もある。
それがいいことか悪いことかなんてのは判断するまでもない。
だが、止められるか否かもまた明白だ。
優良さんとの関係で僕は悩むことをやめた。
悩みとは、理想と現実の自分とのギャプによることが多い。
優良さんとの関係を続けるのが僕の理想だ。だから悩まない。
191後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:46:27 ID:0dG51/gp
「くぁ!」
情けない悲鳴が口から絞り出された。
気付けば、優良さんが僕のモノの根元をぎゅっと握っていた。
プンプンという擬音が出そうな膨れた顔で優良さんは僕をたしなめる
「もう、渡辺さん何か難しいこと考えてる」
そして、握りしめた手で柔らかく愛おしげにモノを愛撫する。
「もしかして、あんなこと言わせたから考えちゃった?」
誰をとは言わない、言うまでもない。
僕は首を振る
「いえ。すいません今は優良さんのことだけを考えるべきでしたね」
僕の答えは満足いくものだったのか、満面の笑みを浮かべた彼女は首に抱きついて言った
「嬉しい。私も渡辺さんだけだから!」
ウソだろうな、と確信に近い思いが脳裏に浮かぶ。
これまで体を重ねて分かった。彼女の性欲は底なしだ、僕一人で満足させられるものではない。
だが、それでも、彼女の性欲処理の一人にすぎないとしても、ぼくは彼女との関係を続けたかった。
「嬉しいです。僕も優良さんだけを抱きたい」
結局僕の答えはそれがすべてだった。

「んっ」
彼女が唇を合わせてきた。
すぐに舌先が僕の中に入り、口の中を蹂躙する。
負けじと僕も彼女の舌先に絡みつき、交わらせる。
舌先のダンスといえば少しは聞こえがいいが、実際に交わされるのは唾液と吐息と荒い鼻息だ。
「んふっ・・・んぅ」
僕の唾液を貪りつくして彼女の舌が離れてゆく。
収まりきれなかった唾液が僕らの唇の間に銀の橋を作る。
うっとりと上気した瞳で彼女は言った。
「ね・・・欲しいの」
僕は深く頷いた。
192後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:46:59 ID:0dG51/gp
裸身を横たえ、股を開く。
とろとろに蕩けきったそこは僕のモノをあてがうだけで、くちゅりと吸いついてきた。
「ね・・・はやくぅ」
ねだる彼女に背中を押されるように、僕は腰を突き出す。
「んあぁぁぁ!」
彼女が腰を反りかえして叫ぶ。
ずにゅぅぅぅ、と肉を分け割き一気に奥まで収まった。
ぎっちりと僕のモノが肉のひだの中に収まっている。
包み込むだけでなく、ひだが微妙にうねって僕のモノを扱いてくる。
何度味わってもこれは気持ちいい。
先に当たるコツンとした感触は子宮口だろう。
軽く2・3回こづくと、あっあっと反応を返す。少し楽しい。
ふと、悪戯心が湧いて僕は挿入の快感に浸っている優良さんに尋ねた
「ねえ、僕のモノは真さんより気持ちいいですか?」
だが、僕の予想に反して彼女の答えには暇(いとま)がなかった。
「いいのぉっ!真さんより気持ちいいっ!だからうごいてぇ!」
もしかすると、と僕は思う。
彼女は目の前の男を全身で愛せる女性なのかもしれない。
誰であっても、複数の男がいても、目の前の男には常に全身全霊で感じる女性。
第三者から見れば悪女以外の何物でもないが、当事者、特に抱く方からすれば最高の女性。もしくは最高の娼婦。
ならば、余計なことは考えず、彼女の望みに応えよう。
腰を抱えてぐっと突き出す。
一突きで最奥までもぐりこんだそれを一気に引き抜く。
「んはぁぁ!ダメ!中身引きずられちゃう!」
今度はじわじわと引き出した肉をしまうように押し込み、奥まで差し込んだところで腰を回す。
棹で蕩けきった秘所をかきまわし、亀頭で子宮口を押しつぶすと優良さんが泣くような声を上げた。
「んっ!んあぁ!そこっ!・・んふぁ!らめぇ!」
手を豊かなふくらみへと動かす。
荒い息で上下してるその頂きにある先端、勃起してる乳輪を指でなぞり、乳首を挟んでしこる。
「あっ!やぁっ!乳首いじめちゃ・・ダメぇ!」
そのダメは『いい』と解釈して、片方の乳房に唇を寄せる。
汗かそれとも体臭か、微妙に甘い匂いのするその乳房を口に含み乳首を舌でねぶりあげた。
同時に、乳首を甘噛みするとんくぅ、と優良さんは可愛い声を上げ背をのけ反らせた。
乳首を転がすたびに、膣がきゅっと締まる。その感触を楽しむため何度も僕は舌先でもてあそんだ。
「ダメッ!ダメって言ってるのにっ・・やぁぁ・・いいっ!」
いつもは僕をもてあそぶ優良さんへのささやかな復讐を楽しんだ後、僕は唾液でてらてらと光る乳房から唇を離す。
193後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:47:31 ID:0dG51/gp
「ダメって言ってる割に、アソコは締めつけてましたよ」
僕が意地悪くそう尋ねると優良さんは涙目で見上げて
「もう・・イジワル。ね、私もう最後までイキたい」
「ええ」
僕のモノもそろそろ限界が近かった。
再び腰を抱えなおすと、上から垂直に叩きつけるようにぱぁんと腰を打ちおろした。
今度は緩急など付けずに何度も絶頂のために腰を打ちつける。
「ひぅ・・・くふぅ!・・・はぁん!」
優良さんは体が逆九の字という姿勢にもかかわらず、苦しそうな表情も見せず、むしろ腰を合わせてくる。
そのメスっぷりに敬意を表しながら越しの動きに手加減は加えない。
一つ打ち付けるたびに頭が白くなってゆく。
「あぁん!はぁ!いい!渡辺君のキモチイイ!」
「いいですっ!優良さんのナカ!」
快感で朦朧とする頭ではオウム返しにしか答えられない。
「渡辺君!キモチイイ?私のナカきもちいい!?」
「ハイ、優良さんのナカはるいちゃんより気持ちいいです!」
だが、意識があったと手答えは同じではなかっただろうか。それが僕の本心だったから。
「出る、優良さんのナカに!」
「きてぇ!」
奥まで押し込んだモノが膨らみそして弾けた。
びゅっびゅっと先端から勢いよく放出する彼女の子宮を満たす
「あはぁぁ・・・温かい・・・渡辺さんのいっぱい・・」
溢れた白濁液が膣からこぼれだし、ベッドにシミを作る
「あぁ・・出てる・・まだ・・・」
それを忘我の表情で受け止める優良さんはこの上なく淫靡で綺麗だった。
その時、何か僕は音を聞いた気がした。
ドアが閉まる音のような、何かが去ってゆく音のような、そして、あり得ないことだがるいちゃんの声にも聞こえる音が・・・。
だが、すぐにその幻聴はかき消される。
優良さんが僕を抱きしめ耳元で囁いたからだ。
「まだ・・できますよね?」
荒い息の中でささやかれる言葉はこの上なく煽情的で、僕のモノが優良さんのナカで固くなるのを感じた。
そんな僕の反応に彼女は微笑んで言う
「答えは・・聞くまでもないみたいですね?」
「ええ」
夜は長い。僕もこれで終わりにする気はなかった。

(完)
194後書きメインの人:2010/08/10(火) 00:48:18 ID:0dG51/gp
後はいつもどーりの後書きです。今回は短いよー

つーことでご無沙汰でございました。後書きメインの人です。
いや〜、武の内面描写を書いてたらエロ入らなくなっちまいました。
これじゃイカンとスピンオフ書きましたが・・・どうなんでしょうね?
もうちょっと長くしろとか、コレ書いてる暇あったら続きを早く、とかご意見ありそうですが。
ともあれ、次が正真正銘のラストになる!・・と思います。
かれこれ足掛け3年近く続けてきたシリーズなんでちょっとした感慨・・・は最後まで書いてからふけるべきでしょうな。
つか、次が私の最後の投稿になる可能性も高いです。
いや、仕事がね・・・ちょっと・・・ぶっちゃけ職を失いそうで。
アハハまいったねー、いや会社都合なんだけどさー(カラ元気)。
まあ、Xデイはすぐってわけじゃないし、詳細は未定だからどう転ぶかわからないですが。
つか、エロパロ板でこんな明るくない話して申し訳ない。
とりあえず、次の作品でお会いできたら幸いです。いやホントに。

PS:七の人さんへ
どもども、続きは書けそうにないですが、いいアイデアを下さったことに感謝します。
後、説教くさい文面で申し訳なかったです。
195名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 22:13:38 ID:PdHlV9Vb
後書きさんGj!
でも、次で最後……って決まった訳じゃないんだよね?
できれば、吉報と共に帰って来てくれると信じてるよ!
196名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 20:16:00 ID:zIPVLkve
コミケ明けで来たら…
後書きさんGJ、次は落ち着いてからじっくりやってください
まずは生活なので

逃避の書きなぐりでもOKですが
197七の人:2010/08/19(木) 03:08:59 ID:CR+TzIBy
後書きさんGJです!!
自分も……仕事が……最近周りが信じられないぐらい病んでる状態な上に仕事が……。
もはや笑うしかないですよ。(´・ω・`)
いいアイデアと言って頂きありがとうございます。^^
説教くさいだなんて……ボク自身の自業自得ですから、お言葉有り難い限りです。本当に。
いつまでも待ってますから、逃避でもOKですし帰ってくるのを待ってます。^^
一先ず次を楽しみにしてます。
198名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 23:47:09 ID:hc1ViSJ8
二人とも、まずは自分を大事にね。
少し楽になって、また書きたくなったら、いつでもおいでませ。
おいらもそれを楽しみに、ちょくちょく覗きつつ気長に待ってますよ。
199名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 21:57:15 ID:/rdPbFfA
保守
200名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 03:16:45 ID:YH8ZoqRf
………………………………………………………………
…………………嵐ィ、やっちまったな………。
201名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 04:47:42 ID:UtOoTLSM
??優良が間違いでも犯したか?
いつもやっちまった感が強いから、今回は相当のことか。
何が起こった??
202名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 09:40:35 ID:YH8ZoqRf
紛らわしい書き方したな、スマソ…。ただの袋とじグラビア企画の事だす。
ただ題名が『素人AV女優人妻編』て…。増刊とはいえ、アニマル自身でエロパロっぽい事やるのかよ…と思って。
203名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 03:14:06 ID:IaW7cAt2
>>202
…いや、アレって…えぇー…いいのか…?
204名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 05:33:58 ID:0N6hHXd+
なにせ、優良さんAV出演漫画だしな。
しかも、克・亜樹公認だから恐れ入る。
205名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 08:07:59 ID:Sbm48oVS
想像というか、ここの文章を読んで克・亜樹の画風で妄想しているのに
なれてしまい、画風が違うのがつまらん。
途中から脳内で本家にイメージ変換して文章読むようになった。

スレでは欲望がストレートに出ていることもあって
ここの作品群ほどにこなれた感じはないけど、
まぁ、ライト感覚ってあんなものか、という程度。

とはいえ、一歩出てしまったらあとは引き返せるのか、作者は?
206名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 18:16:01 ID:CTY34cyz
克自身が描いてないからなあ……微妙。
なんか、妻(ふたりエッチ)に愛情の無くなった旦那(克)が、後々有利に別れられる様に、
前々から、一度でいいからヤらせてくれとしつこく頼んでいた同僚(アニマル編集)に抱かせて、
愛人(猫ヶ谷)とすんなり暮らせる様にする為の準備の、第一段階みたいに感じてしまう。

……第二段階は、矢吹さんでお願いしたいがw
207名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 07:45:08 ID:DbdzAoER
ハズレの同人誌みたいだな。どうせなら、甘詰とかLINDAに書かせろよ。
208名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 23:45:48 ID:lcCxyKjK
いっそうのこと本編も……w
209名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 00:19:05 ID:+l1GlZW3
とはいえ牧課長はよかったよなー
コミック派だから、今回のがなければ掲載誌を買うことはなかったろうけど、
(そしてレアリティー以上のものはなくって残念だった……優良さんの夢オチでもいいからもっとハードなものが読みたかった)
けれど、牧課長の流れで満足。

嫌いだった相手を好きになる
ってのは、ベタだけど、そそるな!!
210名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 11:34:45 ID:mh8oeMGF
川本くせぇ絵柄だな
211名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 11:49:14 ID:pJJThdE8
うpよろ
212名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 12:41:09 ID:4a03Zt3k
>>211
コンビニへGO

しかしまあ、この漫画みたく髪型を似せれば、それなりに似るっていうのは判ったし、
同人誌書く人が増えると良いな。問題は需要だけど……。
それにしても、克自身が書いてたら、一体どうなってたんだろう?
213七の人:2010/09/05(日) 16:21:22 ID:DJvwjqpP
>嫌いだった相手を好きになる
ふむふむ、そういうのは需要があるということですね。
優良×福島(インストラクター)の話を書くときに参考にします。ρ(。。)

袋とじは読んでないんですが、ライト読者には好評だったんですかね?
自分はここがあるから、ここで十分満足してますが。w
むしろそこら辺の同人より……。w
あ、続きはもう少しお待ちください。><
リアルが……。T_T
214名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 20:40:06 ID:+l1GlZW3
うーん
どうなのかなぁ、優良さんが他の男とセックスをしている漫画、という意味での話題は
あると思うんだよ。嵐でね。
ただ、
話の経緯はともかく、初挿入される時、その直前にページ(というかコマ)をさかなかったのは
がっかりなんだよな。
真以外の男を受け入れる瞬間の戸惑いや恥じらいや背徳感が無いと、すげぇ貞操感が軽くなって
しまう……たとえば「ああ、とうとう」とか「あ、ごめんなさい真さんっ」とか「ぜ、ぜんぜん違う」、いやそれこそ「!」の
一吹き出しがあるだけでも違うと思うんだけども、そもそもこの企画を受けた漫画家自体が、
原作のパロであるという部分にだけ意識がいっていて、優良さん自体のキャラへの関心度が低かったんじゃないかと
考えてしまう。
オチは原作らしかっただけに、キャラへの目配りが、原作ファンとの隔たりがある希ガス。
215名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 05:57:21 ID:7mea6Ou+
全然別人やんけ
216名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 18:57:15 ID:NPTfhBg8
挿し絵人さん帰って来ねえかなぁ……
217名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:01:08 ID:c5AmWkMc
保守小ネタ投下。あまりエロくないです。
218小ネタ 1/2:2010/09/12(日) 00:02:56 ID:seUFGSNK
 夕暮れ時のリビング。カーテンの隙間から差す陽光がオレンジ色に染まりだした頃、
ひとりの中年男が、ゆっくりとした足取りで部屋の中央へと歩みを進める。
そこには、夕焼け色に染められたひとりの女が、革の拘束具で固められ、猿轡をされた状態で呻いていた。
女の身体は『く』の字に曲げられ、腕と脚を金具で固定された、いわゆる『まんぐり返し』の格好で、床に転がされている。
その女の眼前に晒される己の女性器には、黒光りした太い男性器の型をした物が電動でウネウネと蠢き、
その前後の排泄器官にも、真珠が連なった様な器具が挿し込まれ、こちらも電動で細かく振動して、女に刺激を与え続けていた。
既に何度も絶頂に達したのだろう。女の股間と、その周辺の床には、汗と愛液が水溜まりを作っていた。
 中年男は、女の様相を満足気に見下ろすと、女性器と排泄器官に突き刺さっている器具を、
わざとゆっくり、ぐりぐりと中を掻き回しながら引き抜いてゆく。
女は、その刺激に耐えられず、猿轡の奥でくぐもった、悲鳴にも近い声をあげて絶頂に達した。
中年男は、ピクピクと痙攣を繰り返す女の身体から、慣れた手つきで拘束具を外してゆく。
全ての戒めを外されると、幾度なく与えられたオルガズムで虚ろになっていた女の瞳に、僅かながら理性の光が甦ってくる。
その瞳が、壁に掛けてある時計を見つけると、先ほどまでの陶然としていたのが嘘の様に、慌てて帰り支度を始める。
女は、しきりに時計を気にしながら、おぼつかない四肢を叱責しながら着替えを終えると、
足早に廊下を抜け、玄関の所で、中年男にペコリと一礼して部屋を出ていった。
    ・
    ・
    ・
「いってらっしゃい☆真さん」
「いってきます♪優良さん」
 いつもの朝の風景。仲睦まじい小野田家の若く美しい妻、優良が、
小野田家の主。真に見送りのキスをしようとした時、不意に何者かが声をかけてきた。
「おはようございます。小野田さん、どうですかな?夜の生活の方は」
 まさに神出鬼没という感じで突然現れたのは小野田夫妻と同じマンションに住んでいる萩本だ。
彼は、朝からいきなり夫婦生活に無遠慮に踏み込む様な失礼なもの言いをする。
これには、さすがの真も、愛妻とのキスを邪魔された事も手伝ってか、普段は温和な表情を曇らせる。
しかし、真のそんな様子を気にする事もなく、萩本は真に会うと必ず言う台詞を吐く。
「どうですかな?小野田さん。そろそろ新しい刺激が欲しいんじゃありませんか?」
 萩本夫妻はSM愛好家で、初めてそれを聞かされた小野田夫妻の反応をみて、素質が有ると感じたらしく、
ことある毎に、真や優良にSMを夜の性生活に取り入れる様に薦めてくる。
正直、真も興味が無い訳ではないのだが、片方が相手を痛めつけたりする性交よりも、
お互いを気遣いながら、同じ様に絶頂へと昇りつめていくセックスの方が、自分達夫婦には向いている。
器具や衣装などを譲ってもらい、何度か試したうえで辿り着いた結論が、そうなのである。
愛する妻、優良も、きっとそう思っているはず。そう真は信じて疑わない。
219小ネタ 2/2:2010/09/12(日) 00:05:13 ID:c5AmWkMc
「いや、折角ですけど、僕たち夫婦には、普通のエッチが一番合ってるんで…。すいません」
「そうですか……。でも奥さんの方はどうですか?新しい刺激を求めているんじゃないんですかな?」
 萩本は、そう言いながら、ポケットから、なにやらリモコンの様なモノを取り出すと、ボタンを押した。
一瞬、何をしたか解らなかった真だったが、以前見た事があった、健康センターでの光景を思い出す。
あれは確か、女性器等に挿入したローターを、離れた所から電源の入/切や振動の強/弱を操作できる器具。
そのリモコンだったと覚えている。こんな朝から、たぶん家事をしているであろう萩本の妻を、
離れた場所から辱しめているのを想像して、真は(まったく、マニアックな夫婦だなぁ)と、半ば呆れていた。
 ふと、横にいる優良を見ると、顔を真っ赤になって俯いている。
朝っぱらから、ご近所さんから卑猥な話をされて、恥ずかしさで下を向いてしまったのだろうと真は思った。
(恥ずかしがっちゃって、優良さん可愛いなあ☆)
 結婚して、もう4年経つが、未だに見せる、優良の、こういった恥じらう仕草は、
真の中に、常に新鮮な感動と愛しさをこみ上げさせてくれる。
それと同時に、Sが持つサディスティックな気持ちとまではいわないが、ちょっとした悪戯心が沸き上がる。
俯いている優良の前で少し身をかがめると、プルプルと震えている桜色の唇に、軽くキスをした。
「んああッッ!!」
 予想以上の優良の驚きっぷりに、仕掛けた真までビックリしてしまう。
「も、もう! 真さんったら、いきなりだからビックリしちゃった」
「あはは、ゴメン☆ でも、さっきキスし損なっちゃったからさ。それじゃ優良さん、いってきます。萩本さん、失礼します」
「はい☆いってらっしゃい、真さん」 「ああ、お気をつけて、いってらっしゃーい」
 優良とキスして笑顔に戻った真は、軽い足取りで会社へと向かっていった。

「……………あの、萩本さん……」
「ん? 何ですかな奥さん?」
「……を……切ってくださ……ぃ」
「え? なにを切るのですかな?」
「あたし…の、なか……に、はいっ……て、ンゥ!るぅ、……ローター、ぁあ!の、スイッ…チですぅ!」
「おお! そうだった☆ すっかり忘れていた♪」
 震える声。そして頬を朱に染め目に涙を浮かべながら懇願する優良の姿を
楽しげに観察しながら、わざととぼけた受け答えをする萩本。
「しかし、ちょっと言葉が足りないんじゃないのかね?うん?」
 そう言うや、リモコンのスイッチを『強』にする。「んああっ!! …もうしわけありません! ご主人……さま、ぁああ! お願いします! 止め、てえ!くだ…さ、んぃイイ!」
 萩本は、優良の言葉に、まだ満足はしていない様だったが、とりあえずスイッチを切った。
直後、糸が切れた人形の様に、優良はその場にへたりこみ、肩で荒い息をする。
「……まあ、言い付け通り、ちゃんと挿れていたからな、今回は大目に見てやるか」
「はぁ……、ハァ……、ありがとうございます。ご主人様……」
「それで、どうする? これからワタシの所へ来るかね? それとも、ここで続きをやるか?」
「いえ、あの……。ご主人様の…部屋で……、優良を……辱しめて欲しい…です……」
 萩本に願望を告げる優良。その表情は、餌を貰う事を想像して、涎を垂らす牝犬の様だったーーー。
220名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:07:14 ID:c5AmWkMc
以上です。
また何か書けたら、お邪魔させてもらいます。では。
221名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 21:39:05 ID:BTCg4dXd

ここって保管庫無いの?
222名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 22:46:48 ID:XgBHX8ua
ログ漁れ
223名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 03:34:14 ID:RZ6+ojFT
そいや昔保管庫作るとか言ってとか言って逃走した口だけ野郎はいたな
態度だけはやけにでかかった、あからさまに俺に感謝しろといわんばかり
224名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:52:12 ID:ff+5Ibbu
いきなり頂き物とかいう項目を作ってそのまま放置してたコテもいたなw
225名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 23:26:17 ID:HrmD5NEs
でも、まあ、あの頃はまだ、盛り上がってたよ……ねぇ?
226名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 01:26:54 ID:dfWgcFJE
見た目は似てるが中身は正反対。
青カン、乱交、スワッピング大好き。
そうですアタシが大野田 不良です☆
227後書きメインの人:2010/09/22(水) 02:09:04 ID:cnnAd50p
お、終わった、本文がやっとのことで。今回調子に乗って書いてたら50K近い長さに・・・正直ヒマのある人以外はオススメできません。ここまで長いと正直自分ではエロイのかもわからん位で。
これからエピローグと本文の誤字・脱字直しをやるんで今週中、出来れば金曜夜くらいにはアップしたいと思います。
んでは。
228名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 04:01:46 ID:SzWXCT+0
結城彩雨の官能小説とふたりエッチのコラボが読みたい。
拉致監禁されて浣腸責めされる優良さん。
そして遂に強制妊娠実験のモルモットにされる優良さん。
ハァハァ。
229名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 01:14:28 ID:EGS9bV/Q
>>227
力はいってんなあ!
よし! 俺も明日はティッシュと新しいパンツ買ってこよ!
230後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:00:22 ID:RGrjnRVq
お待たせしました。「夫婦は糾える縄のごとし」後編です。
お前はそんなことしてる暇あるのか、と言われそうですが、これにケリを付けない方が居心地悪いもんで。
エルシャダイ風に言うと「そんなもの書いてて大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない(キリッ)」
そんな感じで作品も終わりましたが、私のリアル職場も終了決定です。派遣会社じゃないのに状況は派遣スライスが一番近いとはこれ如何に。
まあ、ボチボチと頑張るつもりなので気になさらずに。
しかし、先述のとおり今回は長いです、いやマジで。
俺はいつ事に及んでもいいように全裸で読むぜ!とかやったら風邪ひくレベル。
最後だからというのもあるけど、とにかく納得いくまで書いたら終わらんのなんの。しかも、エロの合間に感情描写入れてるんでエロ単体としては微妙な感じも・・・。
正直、二回かヘタすりゃ三回に分けて投稿すべき長さなんですが、分けるとテンションが下がりそうだったんで。
まあ、最後ということで勘弁してください。
さて本編へ。
231後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:01:14 ID:RGrjnRVq
夜の帳が下りたマンションの部屋には明かりが灯り、家族の笑い声も漏れ聞こえる。
そんな日常の中で、非日常な小野田家に背を向け、もしかすると僕の日常になるかもしれない渡辺家へと足を向ける。
胸に去来するのはこれまでのこと、そしてこれからのこと。
思いは次々に浮かぶのだが、どれも表層を撫でるだけで心に根を張らない。
やることは心に決めてるのに、考えがそれてしまう。
いつの間にか握りしめてた掌にかいた汗を見て理解した。
ああ、僕は緊張しているのか。

ガチャリとドアを開けるとそこには脱ぎ散らかされた靴があった。
思わず靴のまま駆けあがろうとして思いとどまり、だが丁寧に脱ぐほどの余裕もなく脱ぎ捨てた様子が容易に想像できるような乱れっぷりだ。
キッチンの椅子が倒れているのは、それでもなお止まれなかった証か。
居間へのドアはあけ放たれていて、そこからくぐもった嗚咽の声が響いている。
そんな資格はないと分かりながらも、どこか心に痛みを覚えながら僕は奥へと進んだ。

彼女はベッドに顔を埋めて泣いていた。
時折、ベッドを叩きながら泣き声を漏らしたくないのか枕に顔を押しつけている。
体を震わせながら、抑えきれない嗚咽と自分でも意識してないであろう独り言が漏れる。
そこから漏れ出るうめきにしては大きく、叫びにしては小さい声は怒りや責める言葉というより驚きや疑問、そして大きな悲しみに満ちていた。
その悲嘆そのものという姿に、情けないことながら僕は少しだけ尻込みした。
だが、良心の呵責やしでかしたことの大きさや酷さを自覚して受け止め、彼女のとなりに腰を下ろした。
僕が隣に座っても気づかなかった彼女だが、僕が肩に手をかけるとビクリと体を震わせた。
もしかすると彼女はさっき見た光景が信じられず、隣に座ったのが渡辺君だと思ってた、いや心のどこかで願っていたのかもしれない。
だから僕が「るいちゃん」と声をかけた時、明らかに力が抜けた。最後の期待の糸が切れた瞬間かもしれなかった。
そこから何を言うべきか、すこし逡巡したが結局素直な気持ちを話すことにした。
「辛かったね」
その瞬間、身を翻してるいちゃんが僕に飛び込んできた。
胸に収まるというより頭から突っ込むという勢いに、僕は押し倒される。
彼女は僕の腹に顔を押しつけながら、
「なんで!」
両手で僕の胸を叩いた。
「なんで!・・・なんで!・・なんで!」
打ちつける拳と言葉が僕を叩く、体も心も。
「なんで!・・・あんなもの・・・見せるの!」
ああ、彼女も同じなのかと場違いな感想を抱く。裏切りよりもそれを見せた者へ怒りが向いてしまう。
それが怒りを向けたくないからか単に現実を見たくないだけか。そんなことを考えながら、僕は彼女に打たれながら腹に涙を感じながら彼女の頭を撫で続けた。
232後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:02:32 ID:RGrjnRVq
やがて、落ち着いたのかそれとも疲れたのか彼女の動きが止まった。
ずるずると僕の体の上から遠ざかる。
僕も体を起こして彼女を見ると、腕で顔を隠して体をベッドに横たえていた。
腕の隙間から見える顔には涙の跡が残っていたが、呼吸は落ち着いているように見える。
僕はベッドに腰をおろし、頭を撫でた。
初めはビクリと体を震わせた彼女だが、やがて力を抜いて僕の手を受け入れる。
さっきの動きで髪が少し乱れていたが、少女特有の張りと柔らかさが僕の手を包む。
その感触に心が落ち着くのを感じながら、彼女も落ち着ければいいなと思いながらしばらく撫でつけていた。
しばらく続けているとポツリと彼女が声を漏らす。
「ダーリン、私のこと嫌いになったのかな・・・」
僕は腕を止めて彼女を見下ろす。どこか表情の抜け落ちたような瞳で彼女は僕を見上げていた。
「違う・・と思うよ。男ってバカだから綺麗な人に誘われると後先考えず・・・こう・・・ね、やっちゃうことが」
「でも・・・誘われたかどうか分かんないし」
「いや、渡辺君の性格からして自分からとは考えにくいよ」
「でも・・・でも・・・」
なぜ僕は渡辺君の弁護をしてるのだろう。ああ、そうか僕はるいちゃんがこんな顔をしてるのが嫌なんだ。自分で見せておいてなんてエゴイストだ。

「でも・・・でも・・・」
納得できないのか、まだ云い募る彼女を見てはいられず僕は彼女をかき抱いた。
「だいじょうぶ」
「だいじょうぶって・・・なにが?」
「るいちゃんは魅力的だ」
「ホント?」
「ウソなもんか。るいちゃんはかわいい」
くしゃりと柔らかな髪を撫でつけながら耳元でささやく。
「もっと・・・もっと言って」
「何度でも言うさ。るいちゃんはかわいい」
縋りつくように体を寄せてくる彼女の心に届けるように僕は語り続ける。
かわいいと囁くごとにるいちゃんの体から力がぬけ、僕を抱き返す力が強くなるのを感じた。
十回ほどかわいいを繰り返した後だろうか、彼女が突然クスリと笑いを漏らした。
「アハハ・・オジサマ、ちょっとパパみたい」
まだ涙の少し混じる声だったが、それでも笑いを見せてくれたことに僕は少し安堵の息を漏らす。
「そ、そうかい?まだパパって年じゃないんだけど・・・」
「ゴメンナサイ、でもオジサマにこうされてるとパパを思い出すから」
「年齢的なことじゃなくて、頼りにされてるって思うことにするよ」
「・・・今だけ、今だけでいいからパパって呼ばせてくれませんか?」
「いいよ、それでるいちゃんが安心できるなら」
僕がそう答えると、るいちゃんはさらに僕に体を寄せ、縋る様に苦しむように声を上げる
「パパ・・・パパぁ・・・」
僕は彼女の背中を撫でつけながら考える。
渡辺君に裏切られた反動で絶対に裏切らない肉親、父親を求めているのだろうか。
ならば僕が演じるべきは・・・。
「るいちゃん・・・いや、るい」
呼び捨てにすると体に回す腕にさらに力がこもった。
「もっと・・・もっと名前で呼んで」
「るい・・・るい・・・」
涙混じりの声に請われるまま、僕は名前を呼び続けた。
233後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:03:23 ID:RGrjnRVq
「パパに抱かれてると安心する」
ひとしきり落ち着いた後にるいちゃん、いやるいが声を漏らした。
「何もかも忘れてずっとこうしてたい・・けど・・・」
忘れたいものから逃れるように、頭を擦りつけてくる。
そんな彼女の顔を持ち上げる。
涙にぬれたその目は赤くはれていたが、僕には綺麗に思えた。
その瞳から目を離さずに言った
「なら・・・もっと安心してみる?」
そしてそのまま唇を奪う。
「んっ!」
口の中に僕のモノではない匂いがが満ちる。
驚きのためか動けない彼女の唇を舌でねぶる。
少しの涙と、甘い唾液が僕の舌を濡らす。
と、今の状況に気付いたのか彼女が僕の胸を叩いて抵抗を始めた。
だが、その力は弱弱しい。腕を掴みベッドに張り付けるように押さえつける。
そのまま僕は舌を差し入れた。
「ん、んぅっ!」
抵抗が激しくなるが構わず舌先で彼女の口内を蹂躙する。
熱く湿った口の中に滴る唾液は甘くとろけるように僕の舌を刺激した。
るいの舌を探し当て絡ませると、腕から力が抜けた。
「ん・・・・んふぅ!」
顔にかかる吐息が艶めかしく変わる。くすぐったいようなその息に誘われるように僕は深く舌を差し入れる。
絡み合う舌から滴る唾液をるいの舌ごと吸い上げるとビクリと体が跳ねた。
そのまま僕の唾液を流し込むと少し頭を振って嫌がるそぶりを見せたが、すぐに諦めたのか飲み干した。
「んくっ・・んくっ」
くぐもった音を立てながら僕の唾液がるいの喉を通りぬけてゆく光景は、まるで精液を飲ませてるように淫靡で興奮するものだった。
234後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:03:57 ID:RGrjnRVq
いつまでも唇をつけていたかったが、そういうわけにもいかない。
ぷぁ、と口の中で混ぜ合わされて熟した空気を吐き、唾液の橋をかけながら名残惜しい気持ちもあるが唇を離す。
腕を掴んでいた手を離し、頬を撫でるとるいがどこか茫然と、少し陶然とした表情で声を漏らす。
「・・・パパ、どうして?」
「るいを慰めたいから・・・それじゃいけないかい?」
「そんな・・・あれって慰めのキスって感じじゃ・・・ないよ?」
まあ、そう思うだろう。だからここは素直に認めておく
「そうだね。でも、るいが今一番欲しい慰めってコレじゃないかな?」
「・・・そんなこと・・ない」
ハッキリと否定できないところに心の揺れが見える。なので僕は畳みかけることにした。
「いや、僕はそうだった。美香とのことを知ったとき、誰かのぬくもりが欲しいって思った」
「・・・」
「僕とるいの立場は似てる。多分、僕は一番るいを理解できると思うけど違うかい?」
「それは・・・そうかもしれないけど・・・」
「ぬくもりが欲しいのは、裏切りを裏切りで返そうとする気持ちなのか、裏切らない誰かを求めてるのか、それともただの逃避なのか、僕には分からない」
「でも、少なくとも僕の立場を理解してくれる人じゃなければダメだ。僕にとってのるい、るいにとっての僕のように」
「だから頼む、るい。僕に全てをさらけ出してくれ。僕のすべてを受け止めてくれ」
おもわず言うつもりのないことまで言ってしまったが、口が止まらなかった。
口説き文句にしては情けなく、不倫への誘いにしては感情的すぎる。だがこれは僕の本心だった。
「・・・わかんない」
長い沈黙の後でるいが洩らしたのはそんな言葉。
「わかんないよもう。さっきまでいろんなことがあってあたまのなかグチャグチャで」
「なんで美香さんが不倫、て思ったらダーリンまで、しかも優良さんとだなんて」
あの場面を思い出したのか目じりに涙が浮かぶ。
「あんな・・・あんな・・・あたしとじゃあ出さないような声まで出して」
くしゃと乱暴に目をぬぐう。だが、涙が再び溢れるのを止めることはできなかったらしく、一筋の涙が頬を伝う。
「もうなにもかも分かんない・・・でも」
涙がまだ溢れる瞳を僕に向けて呟く。
「オジサマは・・・パパは信じていいんだよね?」
縋るような眼差しを向ける彼女の手はいつの間にか胸の前で組まれ、まるで祈りをささげる修道女のように見えた。
「ああ」
僕は深く力を込めて頷いた。自分のやったことを棚に上げるつもりはないが、この子に悲しいだけではいてほしくはなかった。
だから再びその瞳を正面から見つめて囁く
「ああ・・・パパはるいの味方だ」
「パパぁ・・・」
子供のように差し伸べてくる手を掴む。
華奢な掌から温かさと、その心の中を示すような震えが伝わってきた。
少しでも震えが止まればいいと思いながら僕は思いを込めるように握り返す。
しばらく手を握り合った後でるいがふと言葉を漏らした。
「・・いいよ」
「るい?」
聞き返した僕にるいははかなげな笑みを見せて言った。
「パパの言うこと信じる。パパなら・・・信じられる」
「ん」
その笑みに何も言えずに頭を撫でると、くすぐったそうに首をすくめてるいは再び呟いた
「それに・・・一度パパとこうしてみたかったし」
「え!それって!?」
それは僕とって意味?それとも本当の父親である堤さんとってこと?
目を白黒させる僕にるいはクスリと笑ってベッドから跳ね上がって言った
「ナイショ!シャワー浴びてくるね!」
そのまま脱兎のように浴室へと消える。
取り残された僕は少し茫然とした後、笑いがこみあげてきた。
良かった。てれ隠しと強がりだろうが、笑って見せるくらいに元気にはなったんだ。
「ふ、ふふ・・・ははは」
浴室から聞こえてくるシャワーの音を聞きながら僕は一人ひそやかに笑い続けた。
235後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:04:54 ID:RGrjnRVq
「お、お待たせ〜」
るいが浴室から出てきた。
バスタオル一枚まいただけの姿で、どういう態度をとっていいかわからないように体を所在なくクネクネさせている。
かくいう僕も正直どうすればいいか分からず
「じゃあ僕もシャワーを」
とすれ違って浴室へ入ろうとしたが、腕を引っ張られた。
「っとと」
思いがけないストップに少し体をよろけさせながら止まってるいを見ると、僕の腕をるいは掴んでいた。
「ヤダ・・・」
俯いて言葉を漏らするいを僕は覗き込もうとしたが、その前にるいは顔を上げる
「ヤダ!パパはそばにいて」
そして縋る様に僕の腕を抱き込んで離さない。
「え〜と」
突然の美香の豹変についていけない僕だったが
「だって、さっきシャワーを浴びてる時も不安だったんだよ?パパがいなくなるんじゃないかって。あたしは一人ぼっちになるんじゃないかって!」
まくしたてるるいを見て状況がつかめた。
さっきはおどけて見せたがやはりまだ不安なのだろう。頼る相手がいないとまだダメなんだ。
そう思い至り、僕はるいの頭をなでる。
「分かった。るいと一緒にいる」
「ホント!?」
僕の答えに目を輝かせたるいだが
「でもちょっと腕を離してくれないかな?」
と僕が聞くと暗い顔に戻った。
「なんで?なんで!?」
まるきり子供な口調に僕は苦笑しながら答える。
「このままじゃ服が脱げない」
「あっ!」
パッと顔を赤くしてるいはベッドへ駆け込む。
そんなるいに苦笑しながら、僕は心の中で呟く
(腕に当たる胸の感触がヤバかったからというのも理由の一つだけど、言わない方がいいかなぁ)

服を脱いでトランクス一丁になった僕は、落ち着かない様子でベッドに座っていたるいのもとへと近づく。
まるで飼い主が来た犬みたいに顔を輝かせたるいだが、すぐに赤くなって俯いてしまう。
「どうしたの?」
「えっと・・・男の人の裸って・・・その見慣れなくて」
僕としては別段恥ずかしくないんだが、そういう反応されるとちょっと恥ずかしいな。
「あと、意外とたくましいなって」
困った。余計に恥ずかしくなってきた。紛らわせるために僕の方から言葉をかける
「るいも・・・綺麗だ」
あ、と嬉しそうな声を出して顔を上げたるいの肩を掴む。
そのまま瞳を見つめると、るいは頷いて目を閉じた。誘われるように僕は唇を近づける。
「ん・・・」
さっきは涙の味がしたが、今度はシャンプーと体臭の混じったかぐわしい香りが口に満ちる。
「ふ・・・んぅ・・」
吐息を混ぜ合わせるだけで頭がしびれそうな快感が襲う。
「んぅ・・・ぱぱぁ・・」
今度はるいの方から舌を差し込んできた。からめ合い、粘液を交換して、ダンスのように互いに舌を躍らせる。
先程の奪うようなキスとは違い、心を通わせるような口づけだった。
236後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:06:49 ID:RGrjnRVq
唇から頬へと唇を付ける場所を移す。
「ん・・・やぁ」
くすぐったそうにするるいに構わず、僕は頬を舐めあげ、耳へとたどり着く。
「きゃっ」
可愛い悲鳴を上げて逃げようとするるいの顔を捕まえ、僕はその柔らかいみみたぶを甘く噛んだ。
「やっ・・・もう・・ぱぱぁ」
声から嫌がってはいないことを感じた僕は、そのまま耳を舐める。
ざらりと複雑な突起が舌先に感じられて気持ちいい。
鼻先にかかる髪の毛からはシャンプーと少しの汗が混ざった若さそのものという匂いがした。
すん、と思い切り吸い込むと胸一杯にその匂いが広がる。
(これがるいの匂いなんだ)
そんなことを考えた僕を見透かすようにるいは告げる。
「もう・・・匂いなんて嗅いで。パパっておじさんくさいよ」
本気ではないちょっとした言葉の前戯。
「そんなこと言う悪い子には・・・こうだ」
ならば僕は行動で答えよう。
耳の後ろにキスをする
「ひゃっ!」
るいは思わぬ攻撃に首をすくめるが、それを押さえてキスを繰り返す。
ちゅっ、ちゅっ、と跡が残らない程度にキスの雨を振らせてゆく。
耳の後ろから首筋へ、そしてうなじへと。
「んっ・・・くぅっ・・・やぁぁ」
キスが下がってゆく毎に声に艶が増してくる。
うなじから、肩甲骨、そして胸の前まで来た時にはそれは喘ぎに近くなっていた。
237後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:07:36 ID:RGrjnRVq
唇から頬へと唇を付ける場所を移す。
「ん・・・やぁ」
くすぐったそうにするるいに構わず、僕は頬を舐めあげ、耳へとたどり着く。
「きゃっ」
可愛い悲鳴を上げて逃げようとするるいの顔を捕まえ、僕はその柔らかいみみたぶを甘く噛んだ。
「やっ・・・もう・・ぱぱぁ」
声から嫌がってはいないことを感じた僕は、そのまま耳を舐める。
ざらりと複雑な突起が舌先に感じられて気持ちいい。
鼻先にかかる髪の毛からはシャンプーと少しの汗が混ざった若さそのものという匂いがした。
すん、と思い切り吸い込むと胸一杯にその匂いが広がる。
(これがるいの匂いなんだ)
そんなことを考えた僕を見透かすようにるいは告げる。
「もう・・・匂いなんて嗅いで。パパっておじさんくさいよ」
本気ではないちょっとした言葉の前戯。
「そんなこと言う悪い子には・・・こうだ」
ならば僕は行動で答えよう。
耳の後ろにキスをする
「ひゃっ!」
るいは思わぬ攻撃に首をすくめるが、それを押さえてキスを繰り返す。
ちゅっ、ちゅっ、と跡が残らない程度にキスの雨を振らせてゆく。
耳の後ろから首筋へ、そしてうなじへと。
「んっ・・・くぅっ・・・やぁぁ」
キスが下がってゆく毎に声に艶が増してくる。
うなじから、肩甲骨、そして胸の前まで来た時にはそれは喘ぎに近くなっていた。
238後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:08:14 ID:RGrjnRVq
僕はそこでキスを止めてるいを見つめる。これ以上進むには同意が必要と思った。
僕の視線の意味に気付いたのか、るいは瞳を見返して頷くと
「・・・いいよ。パパが脱がせて」
そう言って、体の力を抜いた。
僕は頷き返すとバスタオルに手をかける。心臓がバクバク言ってるが、せめて指は震えないように気をつけながらバスタオルを開いた。
「やっ」
反射的に胸を隠そうとする両手を押さえるように拳を握り、しかし声は抑えられずにるいが軽く悲鳴を上げる。
だが、僕はそんなるいの様子が気にならないほど、るいの裸体に見入っていた。
(綺麗だ・・・)
若さが内側から主張してるような張りつめた肢体。幼いながら男を知った体だけが醸し出せる媚態。
少女と大人の女の体が融合したような姿態に誘われるように手を伸ばしたところで声がかかった。
「あの・・・・パパ・・あたしの体ってどう?」
顔を上げるとるいは固く瞳を閉じていた。緊張か羞恥か少し震えてるようにも見える。
その顔を見て僕はまず最初に言うべき言葉を出せなかった自分を恥じた。
そしてできるだけ優しい声でその言葉を囁く
「るいは綺麗だよ」
「ホント?」
パッと顔を輝かせて瞳を開けたるいだが、すぐに顔を伏せる
「でも・・・小さいよね・・・おっぱいとか」
「いや、そんなことはない・・・・と思うよ」
年齢からすれば大きい方だと思うが、そこまで詳しくないので断言はできない。
ここのアパートは優良さんをはじめ大きい人が多いからコンプレックスもあるのかもしれない。
「でも・・大きい方が・・もっと」
誰よりとは言わなかったが、誰を指してるかは僕にも分った。だから話を変えてみることにした
「でも、大きければいいってもんでもないと思うけどなぁ」
「え〜、そう?」
信じてないようなので言葉を重ねる。
「ホラ、掌に収まる方がいいって言うし。小ぶりなら小ぶりでも可愛さが」
「・・・やっぱ小さいんだ」
「いや違うから!一般論として!・・・でも女の子にとって小さくて可愛いは最高の褒め言葉って聞いたことあるけど」
「それは時と場合によるよ〜」
「そうかい?」
「えっとね、今の例を男の人で例えると・・・『パパの、その・・・ア、アソコって小さくて可愛い』って言われたようなものなんだよ」
「そ、それは・・・」
いろんな意味で再起不能になりそうだった。
本気で落ち込んだ僕に焦ったのかるいは励ますように声をかけてくる
「や、違うから。パパのは・・その見たことないけど大丈夫、うん!」
そんな必死なるいが微笑ましくぷっと吹き出す。つられたようにるいも吹き出し僕らは笑い合った。
ひとしきり笑った後で疑問に思ってたことを尋ねてみる
「そういえばなんでシャワー浴びたのにパンツだけはいてるの?」
「えっと・・・なんかパパの裸見てると恥ずかしくなって、それで」
「いや、それは分からないでもないけど、でもなんで下だけ?」
「上まで付けたらパパが面倒かなって。好きでしょ?男の人って服を脱がすのが」
「・・・否定はしない」
「パパのえっち〜」
「・・・否定はできない」
239後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:09:49 ID:RGrjnRVq
そんな会話でほぐれた雰囲気のままに僕はるいに告げる。
「じゃあ、触るね」
るいも緊張が解けたような表情でこくりと頷いた。
何気なく出した手が、ふと乳房に触れた。
(え?)
思わぬ感触に今度は両手でつかみ、思いのままに揉みあげた
「ふぁぁ」
るいが声を上げたがそんあことは気にならなかった。気持ちいい、その感覚だけが僕の頭を支配していた。
その張りが、肌のきめの細かさが、指で押さえると弾み返すその弾力が、指を動かすたびに形を変えるその柔らかさが、すべてが僕の快感を刺激する
気がつけば加減も考えずに揉んでいたようだ
「やっ・・・パパ・・・・・強すぎ・・んぅっ!」
少し苦しそうなるいの声にハッとして手を止める。
少し荒い息を吐き出してたるいが悪戯っぽく見上げてくる。
「もう、そんなに気に入ったのあたしの胸?」
「ああ」
僕は素直に答えた。
「るいの胸は気持ちいい」
「そんな・・ストレートに」
正直、こんな場面になっても僕は心のどこかで美香が一番なんじゃないかというのが心のどこかに燻っていた。
僕の経験の少なさを差っぴいても、美香は最高級の体だをしているという確信があった。
だが、るいの体は美香とは違うが、美香と同じかそれ以上気持ちが良かった。
「うん・・・るいの胸は触ってると気持ちいい」
「ま、また・・・嬉しいけど。でも触ってるだけなの?」
赤くなりながらもそう言って誘ってくるるいに応えるように僕は唇を近づけた。

ペロリと舌で乳房を舐める。
「んゃぁ」
るいが喘ぎともくすぐったがるともとれる声を上げた。舌からは汗と興奮した女の匂いがした。
そのまま舌を這わせて丘の斜面を舐めあげる。
「んっ!・・くぅっ・・ふぁぁ」
頂きに近づくごとにるいも興奮してきたのか息が荒くなる。
膨れ上がった乳輪をなぞってついにその頂点、乳首を口に含んだ。
「んぁぁ!」
るいがのけ反って声を上げ、腕が僕の頭をかき抱いた。
そのまま、ちゅ、ちゅと乳首を吸い上げると乳が出てるわけでもないだろうが甘い味がした。
「や・・・パパ・・・オジサマ・・いい・・・」
乳輪ごと引き上げるように吸い上げ、尖りきった乳首を軽く噛むと
「い、やぁぁ」
ビクビクと体を震わせて美香がもだえる。
その反応が楽しく僕は開いた右手でるいの左胸を揉み始めた
「や、いっしょになんて・・・ダメェ」
弱弱しいるいの声など聴く気もない僕は手と唇でるいの胸を楽しみ始めた。
舌先で乳首を転がす時は、右手でも乳首を弾く。
手で乳首を擦りあげるときは、舌でも舐めあげる。大きく揉みこみながら、口をあけて甘く乳房をかむ。
口を手を連動させての愛撫にるいは
「やぁ・・・いい・・パパァ・・」
と言葉にならないようだった。
トドメとばかりに僕は思い切り乳首を吸い上げ、右指で乳首をつねりあげると
「やぁぁぁぁ!」
美香は痺れたかのように体を跳ね上げ、そしてクタッと体から力が抜けたように倒れた。
240後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:10:58 ID:RGrjnRVq
「はぁ・・はぁ・・・」
荒い息を吐くるいを見下ろしながら僕は思った
少しだけ、援交をする中年の気持ちがわかった気がする。いや、分かりたくもなかったが。
でも、若い娘の肌に触れてると若返る気がすると言われると同意しそうだ。
そんな埒もないことを考えてると、息が整ったのかるいが尋ねてきた
「あの、パパ・・・ヘンなこと聞くけどあたしの乳首って黒かったりする?」
「ぶっ」
思わぬ質問に思わず噴き出した僕だが、マジメに答えた。
「い、いや、そんなことないと思うけど」
「そう・・・」
何故か納得してないようなるいを見て僕は言葉を続ける。
「そもそも、乳首が黒くなるってのは年をとると誰でもそうなるもんだし」
「そうなの?」
「ああ、男だってね。まあ、あまり擦りすぎるとメラニンが付着して黒くなりやすいらしいけど」
「じゃあ、あたしのって」
「るいのは綺麗なピンク色です。パパが保証します」
「ぷっ、綺麗なピンク色ってまた表現がおじさんっぽいよ」
「ハイハイ、もうパパはおじさんでいーです。だからおじさんらしくストレートにるいの大事なところを触っちゃいます」
「や!パパ、待って!」
241後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:11:34 ID:RGrjnRVq
るいの制止を聞く気はなく、僕は腹を撫で下ろし下腹部に手を伸ばす。
「やっ!」
ショーツに手をかけると、反射的にかもしれないがるいが僕の手を掴んできた。
振り払ってもいいが、るいの瞳を見つめることにする。じっと見つめるとるいの瞳から緊張が解け、同時に手の力も抜けたのを感じた。
るいが手を離したのを確認して、サイドショーツに手を伸ばす。
「んぅっ!」
ショーツ越しに秘所をなぞると細やかな布の感覚とすこしの湿りが指に絡みつく。
「濡れてる」
おもわずポツリと呟くとるいは真っ赤になって怒ったような恥ずかしがってるような顔でにらんでくる。
その微笑ましい表情がもっと見たくてさらに指を動かした。
「んゅぅ!・・・ダメ・・・ひぅぅ!」
擦るごとにるいは声を上げる。声が大きく、そして色っぽさが増して行くごとに僕の指の動きも速くなった。
しょりしょりと布越しに感じる柔らかな下草のなかに、少し膨れた突起があるのを見つけた。これはと思い、指で軽く弾くと
「んぁぁぁぁ!」
るいはのけ反り今までにない大きな声を上げた。予想通りの反応に僕は親指で押しつぶすように愛撫を続ける。
「やぁぁ・・ダメ・・・ソコこすっちゃ・・だめぇ!」
るいが腰を躍らせる姿ににたまらなくなり、僕は布越しに唇を付けた。
布越しでも感じつ強いメスの匂いが僕の鼻を刺激する。
思い切り吸い込むとくらくらと、しかし心地よい酩酊が僕を包む。
「や・・・こんなところ嗅ぐなんて・・・恥ずかしい」
「いい匂いだよ、るい。良すぎて嗅ぐだけじゃ収まらなくなる」
僕は舌を伸ばして布越しに秘所を舐めた。
「ひぅぅ!」
るいは僕の頭を押し返そうとするが、力が入らないのか弱い。それをいいことに僕はさらに舌を激しく動かし始めた。
スリットに沿って上下させると、布越しに愛液があふれるのを感じる。舌先にメスの汁を、鼻先にメスの匂いが強く感じられるようになった。
たまに、鼻がクリトリスに当たるのか、ビクリビクリと腰を跳ね上げる。
試しに舌先でクリトリスを転がすと
「やぁぁ!」
と悲鳴に近い喘ぎを上げ、腰を逃がそうとする。
僕は腰を押さえ付け、二度・三度とクリを刺激する
「ダメ・・・そこばっかり・・・はぁん・・・ダメェ」
涙混じりのるいの声に軽い絶頂が近いと感じた僕は、歯で軽くその突起を擦った。
「や、あぁぁぁぁ!」
ブリッジのように背をのけ反らせて喘いだるいが、ほどなく力を失ったようベッドに伏せる。
荒い息を吐くるいに僕は
「脱がすね」
と短く告げてショーツをおろしてゆく。その部分は僕の唾液以外のモノでぬらぬらと光っていた。
242後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:12:15 ID:RGrjnRVq
「るいは感じやすいんだね」
まだ荒い息を吐くるいを休ませるために僕はちょっと意地悪なことを言った。
「!!・・・そんなこと、ないもん!」
「いや〜、僕が舐める前からかなり濡れてたような」
「それはパパが!・・・パパがねちっこいから」
「そうかい?」
「そうなの!なんだか妙に手際が巧みっていうか、変態チックっていうか」
「へ、変態とはあんまりだな。どんなとこが?」
「舐めるのが妙に動物チックだった。あんなしつこい舐め方なんて」
「でも、るいの反応も中々のものだったけど」
「違うもん!ヘンな舐め方されたから驚いただけだもん!」
「そうかな〜?たとえば脇なんかを舐めても」
「ひゃあん!ちょっと・・やめ・・んぁぁ!」
「ホラ、こんなにまだ溢れてくる。やっぱりるいも変態なんだよ」
「う〜」
「まあ、僕と一緒ってことで」
「・・・ん、ならそれでいいや」
「あれだけ感じたのも初めてなんだよね・」
「・・・ん、はじめて・・・だよ」
「そっか」
なんとなく嬉しくなってるいの頭を撫でた。くすぐったそうに眼を細めるるいだが、ふと真剣な目になって僕に尋ねてきた
「あのさ・・・ちょっと変なこと聞くけど」
「なんだい?」
「あたしの・・・その下の毛って・・濃い?」
「ぶっ!・・なんで?」
「いやなんとなく気になって。パパの意見を聞いておこうかなと」
「いやそんなに僕も知ってるわけでもないけど・・・普通だと思うよ?」
「普通?普通っていいこと?興奮するってこと?」
「い、いや僕は下の毛で興奮する性癖はないけど」
「いいの!?悪いの!?」
「いい・・・と思います(気迫に押されて敬語になってしまった)」
「そうか・・・でもそしたら・・・」
少し物思いにふけるようなるいに首を傾げたが、もう息は戻ったようなので次の行動に移ることにした。
「るい・・あのさ」
243後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:13:56 ID:RGrjnRVq
もう、ここまで準備が出来てれば後はやることは一つだ。
そう思いを込めてるいの瞳を見つめると、るいは何故か初めひるんだような顔を見せ「あ」と弱弱しく呟いた。
だがすぐさま思い直したように瞳に力を込めて見返した頷いて、体の力を抜いてベッドに横たわった。
それを了承のサインと見た僕はるいに覆いかぶさる。
「ん・・・」
秘所に僕のモノが当たった時るいは心細そうな声を上げた。
そんな声には気にせず、スリットに沿って僕のモノを上下させる。
そこは十分に湿り気を帯びており、まるで僕のモノを待ちかねてるようだった。
ゴクリ、と意識せずに僕は唾を飲み込んでいた。
今までにない興奮が僕を包む。僕のモノもかつてないほど張りつめていた。
やるんだ!その思いのままに僕は腰を突き出そうとしたが
「ダ、ダメッ!」
何故かるいからは悲鳴のような制止の声がかかった。
驚いてるいを見るが、るい自身叫んだことを後悔してるような表情で沈み込んでいた。
(渡辺君への裏切りを気にしてる、という感じでもないようだが)
内心で首をひねりながらも僕は再び、腰を進めようとした。
亀頭が充分に潤った泉へと沈み込む瞬間
「ダ、ダメ!やっぱりダメェl!!」
今度こそ本当の悲鳴を上げてるいが身を引いた。
置き去りにされた僕は下半身をさらしたまま茫然としたが、次の瞬間に湧いてきたのは激しい怒り。
「何故だ!」
自分でも激昂する声を抑えきれなかった。
まるで自分が否定されたような悲しみ、今さら渡辺君へ義理立てするのかという失望、そして単純に快感を中断させられた怒り。そんなものがないまぜとなって僕の体を駆け回る。
その勢いのままるいの肩を掴んだ僕だが、彼女の様子が変なことに気付いた。
「ひっく・・・ひっく」
るいは子供のように泣きじゃくっていた。その身から湧きあがる悲しみを抑えきれないように震えながら。悲しみという剣で体を貫かれ止まらない血のように、涙を流し続けた。
その姿を見て頭に上ってた血が一斉に引いて行くのを感じた。どういうことだ?まだ彼女には何か悲しみが?
慰めるために彼女の体を体を抱いたが、さっきのように力強く抱きしめることはできなかった。
「ゴメン・・・ごめんなさい」
僕の腕の中で泣きながらるいが告白する
「あたし・・パパに抱かれるのが怖い」
「だって・・・あたしは気持ち良くないんだよ。だからパパも離れちゃう」
思いもよらぬるいの言葉に、反射的に僕は反論する
「そんなことはない!」
だが返ってきたのは僕の否定より激しい否定
「そうなんだよ!あたしとのセックスは気持ち良くないんだよ!」
「だからダーリンはあんなことに!!」

ああ、そうか。今更ながら僕は理解する。るいが心の奥で悩んでいたことそれは

「ごめん、ごめんね。パパに優しくされながらあたしは心のどこかでダーリンのことを考えてた」

そう彼女が渡辺君のことを簡単に吹っ切れるわけはない

「だから、パパにあたしの体に変なことないか聞いたりした」

胸の大小、乳首の色、下の毛。意味のない質問と思っていたそれらが指示していたもの

「でも、パパは変じゃないって言ってくれた。だから残る答えはこれしかないんだよ!」

褒めたつもりだった。だがそれは彼女を追い詰める言葉でしかなかった

「あたしとセックスしても・・・気持ち良くないんだよ」
244後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:14:47 ID:RGrjnRVq
彼女が自分を傷つける言葉は、同じくらい僕の胸をえぐる。
何がパパだ。調子に乗って彼女の心も察してやれないダメ男にパパなんて名乗る資格はない。
だが、彼女がそれを許すなら、彼女の涙を止めてやりたい。
それは本心から思う。一度ならず二度も泣かせてしまった彼女を何とかして慰めてやりたい。
ここで渡辺君と優良さんの関係の真相を話しても彼女は信じまい。いや、信じたとしても傷ついた彼女の心は癒せない。
言葉ではなく行動か。そう思い至り、僕の胸に力なく添えられていた類の手を優しく握ると、僕の下腹部へと導いた。
「あ・・」
放心状態だったるいが少しだけ反応を見せる。そんな彼女の耳元で出来るだけ優しく囁いた。
「るい、分かるかい?僕のここはこんなになってる」
「あったかい・・・」
まるで寒い冬の日に焚き火を見つけたかのように、るいはうっとりと呟く
「手を動かしてごらん」
僕の言葉に導かれるままに、るいは亀頭部分を柔らかく揉みこんだ。
鈍い痛みに似た快感が腰に走るのを我慢しながらるいに囁き続ける
「どうだい?僕のモノはどうなってる?」
「ビクンビクンってなってる・・・喜んでる?」
「ウン、るいのおかげで気持ちいいよ。今度は握ってみて」
るいが握ると僕のモノが反応して跳ねた。
「きゃ!」
可愛い悲鳴を上げるが、るいは離そうとはしなかった。
「今度は上下させてみて」
しゅり、しゅりと皮の擦れる音が響く。おもわず腰を動かしたくなる衝動をこらえながら
「僕のはどうなってる?言ってごらん」
「パパの凄く固くて熱い・・・あたしの手が溶けちゃいそう。それにお汁も出てきた」
「そうだね、るいが気持ちいからだよ」
そして僕はるいの顔を上げさせ瞳を見つめながら断言する
「いいかい?るいとのセックスが気持ち良くないなんて考えたらダメだ」
「で、でも・・・」
まだ自信なさげに瞳を揺らす彼女に力を込めて言いきる
「僕はるいでこんなに気持ち良くなってる。それは信じてくれないかな」
僕のモノを掴んでいたるいの手をかぶせるようにして包み込む。
るいの手越しにも僕のモノの熱さを感じる。直接触れてる彼女はもっと感じているだろう。
「パパ・・・ウン、分かった」
そのまま見つめ続けると、るいは少しだけ力の戻った笑みでそう答えてくれた。そしてこうも続ける
「でもまだ不安だから。確かめさせて」
真剣な瞳で見つめてくるるいにできるだけ応えて上げたくて僕は聞いた
「何をだい?」
「パパがあたしで感じてくれたら信じられる気がする。だから・・・舐めさせて」
245後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:15:33 ID:RGrjnRVq
僕に反対する気はなかった。
「いいよ」
しかし
「でも」
と、続けた僕にるいは不安そうな顔をした。
「パパはやめにしないか?」
「え・・・」
るいの顔が不安から青ざめる。
「ど、どうして何か気に入らなかった!?」
「落ち着いて」
僕に掴みかかるような勢いで尋ねてきたるいの肩を抱いて落ち着かせる
「そうじゃない、そうじゃないんだ」
そしてできるだけ穏やかな声でつづけた
「るいが悩んでたことに気付かなかった。これじゃパパ失格だと思ってね」
「そんな!あれはあたしが勝手に悩んでただけで」
「いや、パパと言われて慢心してたというか保護者気分になってたところが僕にはあると思う。それじゃダメなんだ」
「対等の立場で、でもすべてをさらけ出せるような関係になりたい」
多分、僕が彼女に何かしてやれるとしたら、そうすることが一番なんじゃないかと思う。
甘やかしたり、頼ったりではなく、傷のなめ合いかもしれないけど対等の立場をさらけ出すこと。
「う・・・ん」
僕の意志が固いのを見て取ったのか、多少は不満げだがるいはそう答えてくれた
「じゃあ、なんて呼べばいい?」
「武でいいよ」
「武・・さん」
少しくすぐったい嬉しさと、同時に美香しか呼ばなかったその呼び方が彼女を思い起こさせた。
胸に走る疼痛を敢えて無視して僕は微笑んだ。
「うん、武さんで」
「分かった、パパ・・じゃない武さん!」
るいの明るい声が胸の痛みを拭い去ってくれるようだった。
246後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:17:21 ID:RGrjnRVq
「えと、確かに舐めさせてとは言ったけど」
「なんでこの格好なの!」
僕のモノに顔を近づけたるいを押しとどめて僕が選んだ体位は
「せっかくだから69を選ぼうかと」
「意味分からないよ!」
プリプリ怒るるいをなだめるように
「まあまあ、さっきは布越しでしか味わえなかったし」
と告げてみたが
「味わうとか、パパ・・・じゃない武さんは変態チックだよ、いやもう変態さんそのものだよ」
と酷い言われようだった。
話していても埒が明かないと感じた僕は、実力行使ということでるいの秘所に口を近づけた。
ムッとするようなメスの匂いが濃くなる。その男を誘う香りに引かれるように舌を伸ばした。
「やぁん!また・・・急にぃ・・」
ちょっと恨みがましい声を上げてるいがのけ反るが、僕はあまり聞いてなかった。
火照って潤いのある柔肉が舌先で踊る。垂れてくる肉汁は汗混じりなのか少し塩辛いが、匂いと合わさるととても甘く感じる。
舌を中に入り込ませるとウネウネと動く肉壁が挟み込んできた。ビクンビクンと鼓動のように跳ねる内壁が僕の舌を柔らかく締めつける。
「んくぅ・・・もう・・そんなに、ダメェ」
僕の愛撫に力が入らないのか、モノを軽く上下に擦ってるだけだったるいだが
「・・・こうなったあたしも・・・大きいけど大丈夫」
意を決したような声が聞こえると同時に僕のモノが生温かい何かに包まれた。
(これって!?)と思う間もなく、るいの舌に亀頭を舐められ僕はフェラされてることを理解した。
首を上下させながら、唇でサオ全体を、舌先で裏スジや亀頭を舐め上げられ思わず
「うぁ!」
と情けない声をあげてしまった。るいが振り向いてしてやったりという顔を見せる。その後もるいの口撃は続く。
首を上下する度にずぼっ・ずちゅと卑猥な音を立てる。先走りごと吸い上げるように尿道を刺激されながらバキュームされた時は出るかと思った。
「ぼ、僕も!」
負けるかという思いと共に、るいへの愛撫を再開する。
247後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:18:23 ID:RGrjnRVq
今度は指を差し入れ、親指で膣の上辺、Gスポットを探す。
しっとりとした肉の合間を親指が第一関節が埋まり切るほど差し込んだ先にザラついた感触があった。そこを擦ると
「んふぅぅ!」
口にくわえてるからかくぐもった声をるいが上げた。
今度は僕のターンとばかりに、親指でGスポットを、人差し指と中指でクリトリスをつまむとるいの腰が跳ねた。
だが、口は離さず反撃とばかりに僕の袋をやわやわと握りだした。さらに、茎の根元、肛門の近くを微妙な強さで触れてくる。
「ひぅ!」
「んふふ、武さん可愛い悲鳴。ほら、これでどうかな〜」
思わず情けない悲鳴を上げた僕に気を良くしたのか、今度は球袋のスジに沿って舐める、俗に言う蟻の戸渡りまで繰り出してきた。
さっきまでとは違う弱い愛撫、だが圧倒的な快感に僕の腰が射精の予感に震える。
「あはぁ、武さんの腰が跳ねてる。ねぇ、出して出して」
出すのは彼女の自信回復にもなるだろうから異論はないが、このまま攻められっぱなしというのは僕のちっぽけなプライドが許さなかった。
最後の反撃とばかりに、僕はそれまで手を付けなかったところへ指を伸ばす。そこに触れた時の彼女の反応は顕著だった
「んゃぁぁ!そこ、そこはダメェ!!」
彼女のオシリ、いわゆるアナルに触れた。かわいらしいすぼみが僕の指を押し返してくる。
「ダメ、ダメ、そこはダーリンにも!」
「じゃあ、尚更やめたくないな」
慌てて逃れようとするるいの腰を掴んで、僕はさらにぐにぐにと触る。
シワを伸ばしたり少し指を中に入れたりするたびに、美香の体から力が抜けて楽しかった。
「ひっ、ひぅ!お尻なんておかしいよぅ」
「そうかい?るいのココは喜んでるみたいだけど?」
羞恥か未知の感覚からか、僕がアナルを刺激するごとに膣に差し込んだ指が痛いほど締めつけられる。
「そんなこと・・・ひぅん!・・・ないもんっ!」
気を紛らわせるためか、早く終わってほしいからか、るいの手と口の動きが激しくなる。
もう我慢がきかない、そう感じた僕は同時にイこうと思ってアナルに指ではなく舌を指し込んだ
「んひぅぅぅ!」
言葉にならないような悲鳴を上げる美香の口に、僕はそれまで我慢していた欲望を開放する。
びゅくびゅくと白濁があふれだす。その一発射ごとに腰を持っていかれるような感感を味わいながら僕は射精を続けた。
「んふぅ!んふぅ!」
美香もそれに応えるように喉を鳴らして僕のザーメンを飲み込んでくれた。
長い放出が終わり、るいは僕の尿道に残った精液をすすりあげる、
ずぞぞと思わず腰が浮くような快感と共に、すべてが吸い出されたような腰の軽さを僕は感じていた。
ようやく僕のモノから口を離したるいがこちらに振り向く。
頬は紅潮して唇には飲みきれなかった白濁がもれだして淫靡な雰囲気の中にも、どこか表情は晴れやかだった。
そして極上の笑顔で僕の胸に飛び込んできた
「武さんあたしでいっぱい感じてくれたんだ、嬉しい!」
柔らかな髪の毛を撫でながら僕は、彼女の心の闇が少しでも払われたことによる安心と
(やれやれコッチは正直のようだ)
淫靡さと清純さの混じった先程の表情に隠しきれない興奮を感じたのか起立を始めたモノを見て、自分の性欲の深さに呆れるのだった。
248後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:19:28 ID:RGrjnRVq
「じゃあ」
僕は瞳に力を込めてるいを見つめると、るいは無言でうなずいてその身を横たえた。
そしておずぞうと切り出してくる
「あの・・・お願いがあるの」
「なんだい?」
「ぎゅって・・してくれませんか?」
不安がまだ残ってるからだろうか。僕はその言葉に従って彼女を抱きしめる。
柔らかくしなやかな体を腕で包む。これだけ細いのに、若さを感じる肌の暖かさと汗と興奮の混じった匂いが僕を包む。
だが、それらに心を惑わしてはさっきの二の舞になる。あくまで父性愛のような心で僕は彼女を抱きしめ続けた。
無言でしっかりと僕に抱きついていたるいが、その腕を離したかと思うと
「うっ!・」
急所を掴まれて思わずうめき声が出る。だが、彼女はその手を自らの下腹部へと優しく導いた。
そして耳元で切なげに呟いた。
「ね・・・入れて」
その声に背中を押されるように、僕はるいの腰を掴むと根元まで一気に差し込んだ。
「ん・・・あぁぁぁぁ!!」
貫かれたるいが背をのけ反らせて叫ぶ。遅れて、さっきまでの愛撫でにじみ出てた愛液がはみ出して流れた。
(これは・・・キモチイイ)
勢いのままに奥まで腰を進めた僕だが、あまりの気持ちよさに腰を引くこともできなかった。
しっとりと潤った肉壁はうねうねと僕のモノを締め上げ、まるで生きてるように僕を奥まで導こうとする。
たまにザラつくような感触がサオの部分に当たって、刺激になれることを許さない。こうしてるだけで果ててしまいそうだった。
息を喘がせてたるいは息を整えると、またきゅっと抱きついて囁く
「ね・・・動いて・・・あたしで感じてるところ、見せてぇ」
そうだ、早く出してしまうとか遠慮してる時ではない。僕が感じてるところをるいに見せてやらないと。
そう思い立った僕は腰を慎重に引いた。
ずっずっとまるで離さないとでも言うように膣が絡みついてくる。引いてるだけでも油断すると快感のままに放出しそうになるところをこらえて入り口近くまで引いて、ぱぁん!と音が出るほどの勢いで再び腰を突き入れる。
今度は止まらずに二度・三度と繰り返す。一突きごとに腰がしびれるほどの快感が襲うが、いつ出ても構わないという勢いでつきまくった。
「あひぃ!・・んあぁ!・・激しい・・のぉ!」
大波に翻弄される木の葉のように、るいは体を震わせる。突くごとに乳房が揺れ、流れ出た汗が胸の谷間を伝う。
るいにも気持ち良くなってもらいたいと思い、僕はさっき指を入れた時に触ったGスポットを探すことにした。
引き抜くときに上を擦る様にすると、少し違う感触が亀頭に感じたと同時に、るいが「ひぅ」とちょっと違う声を上げた。
今度は差し入れるときに入口付近を擦ると「あっ・・んぁ!」とやはり違う反応がある。
ここがるいのGスポットと見定めた僕は、腰を持ち上げ両足を肩に乗せるとそこが擦れるように腰を動かした。
「はぅ!・・やぁぁ・・そこ、ダメェ!」
るいが泣くような声でよがる。その声が聞きたくてさらに激しく擦りあげる。
ふと、僕を挟む足が気になって肩に掛けたふとももを舐める
「や・・そんなとこ・・汚い!」
「そんあことないさ・・とうかもしかして足が弱い?」
「知らない・・・あぁん!・・ダーリンはそんなところ舐めないもん!」
「じゃあ、僕がるいの新しい性感帯を見つけたわけだ。光栄だね」
「そんなとこで・・はぅぅ・・感じるような変態じゃ・・やぁぁ」
「そう言っても反応がいいんだけどなぁ」
ふとももにそって舌を動かすと体全体が跳ねる。膣もうねりを増して僕を締めつける、
さわさわとふとももの張りを堪能しながら僕は意地悪く告げる
「ホラ、気持ちいいんだよね?」
249後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:20:20 ID:RGrjnRVq
「う〜」
赤くなって僕の愛撫に耐えていたるいだが、ガバッと身を起こすと僕にしがみつき再び倒れ込んだ
「おっと!?」
るいに抱き込まれるように倒れた僕だが、驚く間もなく唇をふさがれる
じゅうりと遠慮なくるいの舌が僕の中に入り込み、僕の舌に絡ませる。
「ん!・・・ふぅ・・・ふぁ」
吐息と唾液を交わらせながら僕らは互いの口を貪り合う。
唇・歯ぐき・口腔そのすべてに舌を這わせ、唾液を塗り込む。
るいが僕の口からどちらのかもわからない唾液を飲み干したところで、その交合は終わった。
銀の橋を造りながら唇を離したるいが悪戯っぽく微笑んで言う
「ヘンなことばかり言う武さんの口を口封じ」
「そうか・・でも、ちょっと封じ足りないみたいだからもう一回いい?」
「もう、しょうがないなぁ」
るいは呆れたように笑うと再び唇を近づけてきた。
今度は互いに舌の先だけを絡ませ、唇をなめ合う。
同時に僕は胸を揉むとるいは、たまらないように僕の頭を抱いた。
手の中でふにふにと面白いように形を変える乳房の、固くしこった頂点を指で跳ねると腕にかかる力が増す。
「んふぅ!・・んふぁ!」
喘ぎを僕の体の中に響かせるように、るいは僕の頭を抱きしめながら口付けしたまま悶えた。
胸に置いていた手を舌に動かし、クリトリスに触れるとたまらず僕の口から離れて
「んぁぁぁぁ!」
と大きな喘ぎ声を上げた。
250後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:20:54 ID:RGrjnRVq
「もっとぎゅってして」
再び僕にしがみついてくる彼女の身を持ち上げ対面座位の体位に移る。
膝にはるいの暖かな重みが、そして僕のモノには正常位の時より奥深くまで入り込んだ感覚があった。
「や・・こんな奥まで・・凄い」
亀頭にコツンと当たる感触がある
「んぁ・・・子宮口まで届くなんて・・・はじめて」
僕にしがみついてくるるいを、ベッドのスプリングを効かせて跳ね上げる
「おほぉぉぉ!」
はしたない喘ぎを上げてるいがのけ反る。休まず僕はベッドを軋ませる
「や・・はげし・・んぁっ!・・・いい」
動きと官官に翻弄されるるいは、僕にしがみつくだけで精いっぱいのようだ。
密着した胸で乳首がつぶされると背をのけ反らせて喘ぐ。
僕もこれまでにない深い挿入感と密着感で快感が高まるのを感じた。
「イクぞ・・・るい!」
るいは言葉を返しはしなかったが、僕の腰に合わせて振ってきた。
子宮口をノックどころか突き破る勢いで突きあげる。
一突きごとに腰からは射精の予感が、頭の中は白くなっていった。
「はっはっ・・オジサマ・・・・パパぁ・・・武さん」
るいがしがみつきながらうわ言のように僕の名前を呟く。
「るい!るい!」
応えるように名前を呼ぶと、僕にしがみつく力が強くなった。
汗と愛液と体臭が混じった匂いが頭を犯して何も考えられなくなる。ただ、僕は腰を振り続けた。
先に達したのはるいだった。
「イクゥゥゥ!」
背をのけ反らせて、まるで天井に向かって叫ぶかのようにのけ反り叫んだ。
同時に僕にしがみつき背中に爪を立てた。その痛みが引き金になって僕も発射した
奥深くまで捻じりこんで子宮口をつぶしながら発射する。
びゅく!びゅく!と勢いよく尿道を重力を無視して駆け上がり子宮の中を浸すのを僕は感じていた
「あぁぁ・・いっぱいでてる・・武さんの温かい」
美香も同じ気持ちなのか、僕にしな垂れかかりながらうっとりとした口調で呟く
「まだでてる・・・こんなに中でだされたら子供できちゃう・・」
だが、その言葉に嫌悪はないと思う。続けてこう呟いたから
「あはぁ・・・こんなに気持ち良くなってくれたんだ・・・うれしい・・・」
251後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:21:48 ID:RGrjnRVq
「ふぅ」
僕は一息ついてるいと共にベッドに倒れ込んだ。
脱力のまま抱き合って、互いの激しい息を聞いていた。少し、息が整ったところでるいの膣から僕のモノを抜きだした。
「あぁん」
まるでオモチャを取りあげられた子供ような不満そうな声をるいはあげた。
ずるりと精液と愛液にまみれたモノが抜き出され、ごぼりとフタが外れた膣の中から白濁液がこぼれ出た。
(二度目なのによくこんなに出したなぁ)と思いながら、ティッシュに手を伸ばす。
そして、後始末をしようとしたときにぼんやりとるいが呟いた。
「ん・・ダーリン・・・」
ひやりと氷を背中に差し込まれたような悪寒が走った後に感じたのは、わが身を焦がすような怒りと焦り。
多分、彼女は自分が囁いた言葉も覚えてないだろう。だが、それ故にいまだ彼女の心にあり続ける渡辺君が許せなかった。どうしようもなく僕は渡辺君に嫉妬していた。
それが身勝手な思いと分かりつつもとめられない。僕は後始末をやめて彼女の体を起こした。
「ん・・・」
半ば夢の中にいるように脱力した彼女に抗う力はなく僕の思うように動く。
(心もこんな風にできたら)などと詮なきことを考えながら僕は彼女を背中から包み込むような背面座位の体勢をとった。
252後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:22:43 ID:RGrjnRVq
「う・・・ん?」
るいがはっきりと目覚めたのは丁度その時。
「え・・・なにコレ?」
気だるげな声がハッキリとした瞬間、それが驚きに変わった。無理もない、気付けばドアに向かって開脚してればそういう反応にもなる。
「オジサマ!武さん!え?この格好なに!?」
狼狽するるいは後ろを振り向こうとするが、ガッシリと固定された体ではできない。そんな彼女に僕は後ろから冷酷に呟く
「この格好してるときに渡辺君が帰ってきたらどう思うだろうねぇ?」
「ひっ!!」
想像したのかるいの体が竦む。その瞬間をねらって僕は腰を突き入れた
「んぁぁぁぁ!」
さっきまでのセックスでほぐれていたるいの膣は容易に僕のモノを受け入れる。馴染ませるように何度か往復させるとさっきまでの残り火が再燃したかのようにるいが喘ぎ声を上げる
「自分が浮気して帰ったら、妻が隣人の旦那のチンポを咥え込んでたなんて場面に遭遇したら渡辺君は怒るかな、それとも僕も混ぜてとか言うかな?」
「や、やめてっ!・・こんなの・・・んぁぁ!ヘンだよ・・・やぁん!」
実際は僕が真君を通して今日はできるだけ足止めするように指示してるので今帰ってくることはまずない。
だが、それを知らないるいには恐怖だろうか、それとも興奮のスパイスだろうか?
「他の男とのセックスでこんなに乳首膨れ上がらせた奥さんを見たら!」
「他の男のモノの形に膨らんでるお腹を見たら!」
「他の男のザーメンを滴らせて尚おいしそうに咥え込んでるマンコを見たらどう思うだろうね!」
「やめてぇぇ!」
だが、言葉ほど嫌がってないことが僕にはわかる。酷い言葉を投げかけるほど、るいの膣は締め付けを増していた。
後ろから乳房を掴み、乱暴に揉みこんで、乳首を指でひねるとるいが泣きそうな喘ぎを漏らす。
「武さん!・・イタイ・・はぁん!」
「イタいくらいが気持ちいんだろう!?」
指でリズミカルに乳首を弾くと、そのたびに痺れたようにのけ反る
「ホラッ!ホラッ!どうなんだ!?」
「イヤ・・やめ・・んぁぁ・・いい」
「見ろ!るいは淫乱だからこんなことされても喜ぶだろう!」
「そんなこと!・・・んくぅ!・・・淫乱じゃない・・・もんぁぁ!」
「まだそんなことを言うのか!」
激昂した僕は下腹部に手を伸ばしクリトリスをつまんだ
「こんなに、こんなにクリトリスを膨れ上がらせてるのに淫乱じゃないわけないだろう!?」
「ひぁぁ!・・おかしいよ、武さん・・・んおぉ!・・どうしたの!?」
クリを親指と人差し指で擦ると美香が体全体を震わせる。あまりに激しい快感に痛みすら感じてるかのようだ。
だが、僕は止まらない、止まれない。さらに指を後ろへとやる
「そ、そこは!」
「夫以外にお尻まで触らせて、それに感じるなんて淫乱以外の何物でもないだろ!?」
「ひぅ!・・やめ・・・そこダメェ!」
先程までの愛撫でほぐれていた菊門は、意外とすんなりと僕の指を受け入れた
「はぅぅぅぅ!」
その瞬間、るいの体から力が抜ける。それをいいことに、僕は親指を第一関節まで潜らせ、自分のモノとで挟む。
腸壁越しに愛撫される未知の快感に、るいはおふぅと言葉にできない喘ぎを上げた。
「僕がこんなにるいを感じさせられるんだ!僕だけがこんなるいを知ってるんだ!」
疑似二本差しを続けたまま、るいにしがみつくようにして僕は心のままに叫ぶ
「だからるいは僕を見捨てないでくれ!!」
253後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:23:24 ID:RGrjnRVq
言った瞬間、しまったという思いと諦めに似た納得の思いがよぎる。
これは性の高ぶりが言わせた言葉ではない。美香の浮気を知って以来、僕の心にくすぶり続けた思い。
本来なら美香に言うべきだった言葉。言わないならそのまま消えるはずだった言葉。
それが、るいの言葉から渡辺君の存在を感じ取った瞬間に思いが、いや恐怖が溢れた。
まるで気になる子をイジメる子供のように、るいの体に快感を刻み、最後に泣き虫のように縋る、子供以下の行動。
恥じ入ってこのまま逃げてしまいたかったが、この腕を離すとるいが逃げてしまいそうで怖かった。だが、るいの言葉を聞くのも怖かった。
動けない僕の腕に手を重ねてポツリとるいが呟いた
「そっか・・・・武さんも同じだったんだよね・・なら今度はあたしが助けてやらなくちゃ・・・ね」
そう呟いたかと思うと、るいは自ら腰を動かし始めた。ずりゅ、ずりゅと固さだけは失わなかった僕のモノを扱き始める
「んっんっ・・・武さんの気持ちいいよっ」
そして振り返って囁く
「こんな気持ちいいオチンチンから・・・んぁっ・・・あたし離れられないかも」
「るい・・・」
僕がその時感じたのは、るいにそんなセリフを言わせてしまった恥ずかしさと、しかしそれ以上にるいがそう言ってくれたこと、たとえ多少演技が入ってたとしても僕を癒そうとする優しさが嬉しかった。
だから僕はそれに乗る
「るいは僕のどんなところが好きなんだい?」
「乳首イジってくれる指も、抱きしめてくれる腕も、大きくて固いオチンチンも全部好きぃ!」
「カラダだけなのかい?」
「んぁぁ!・・・心も・・優しく包んでくれる心も好きだよぉ!」
「全部、僕の全部が好きなんだね!?」
「うん・・・ダーリンより・・・んくぅ・・すきぃ」
他者から見れば傷のなめ合いだろう。だが、僕は、多分るいも救われていた。こうでもしないと僕らは救われなかった。
アナルに入れていた指を腹部に持っていく。僕のモノでぽっくり膨らんだ下腹部をいとしげに撫でさする。
アナルの時の激しい疑似二本差しとは違った優しいサンドイッチに、るいがくすぐったそうに身をよじる
「やぁ・・もう、そんなにしたら精液すりこまれちゃう・・んぅぅ」
「すりこみたいね、むしろ僕の精液しか受け付けないようにしたい」
「もう・・バカぁ・・・」
「そう言っても、また子宮が下りてきてるよ、コツ、コツって当たってる」
「や・・ん・・・武さんの気持ちいいから・・・あたしの子宮が精液欲しがっちゃう」
グリグリと亀頭で子宮口を潰すように腰を回すと、美香がくぐもった喘ぎを上げる。
背中から乳房を揉む。豊かな双丘は手触りのよい反発を返しながら僕の手のままに形を変える。
その頂きはツンと尖り、僕が指で弾くごとに持ち主を甘美に震わせる。
るいとのこの甘やかな時間をいつまでも続けていたかったが、終わりが来た。僕の腰に鈍く、しかし着実に射精の予感がたまり始めた。
254後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:24:09 ID:RGrjnRVq
「るい・・・激しく動くよ?」
僕が耳元でそう囁くとるいは振り返って、軽く口づけをした後「ん」と頷いた。
頷き返した僕は、背面座位の格好はそのまま、両足を持ち上げ体を浮かせた後で一気に落とした。
ずにゅうと今まで以上に僕のモノがるいの奥深くまで侵入する。
「ん・・・あぁぁぁぁ!!」
まるで初めて貫かれたようにるいが大きな声で喘ぐ。
だが、これで終わりではない。跳ねかえるその勢いのまま二度「やぁぁ!」三度「おほぉ!」とベッドのスプリングを軋ませながら繰り返す。
引き抜くときはギリギリまで、そして差し入れるときはGスポットを擦りながら奥深くまで挿入する。快感すべてを掘り起こすようなその動きに、るいは言葉にならない喘ぎを上げる
「んやぁぁ!・・はげし・・・奥まで・・・ダメェ!」
せりあがる快感と締めつけてくる膣の両方を我慢しながら僕は腰を突きあげる。
汗と愛液と精液とが混じり合う音が僕らを昂らせ、興奮したオスとメスの混じり合った匂いが僕たちを酩酊させる。
忘我の快感に流されるように僕は言う
「るい、るい!いいかい?渡辺君より気持ちいいかい!?」
「武さん・・いいのぉ・・・ダーリンよりいいのぉ!」
その言葉を真実にすべく、僕はるいの膣を蹂躙する。腰を突き入れ、腰を回し、僕のモノが触れてない部分はないように、僕のモノに馴染むように膣を犯す。
「武さんの・・・いい・・・あたしの中で暴れてるぅ!」
「るいが気持ちいいからだよ!」
るいの越しの動きに合わせてより深く、より感じるように動かす。セックスは共同作業と言う当たり前のことがこんなに気持ちいことだと初めて知った。
「あっく・・・うそぉ、また大きくなってるぅ」
「もう出るぞ・・・るいの中に出すぞ!」
「あたしも、あたしもイクぅ!」
申し合わせたようにるいの体が絶頂の予感に震える。
僕も、これが最後の一突きとばかりに子宮をえぐる様に差し込み、膨れ上がった亀頭からこらえていた白濁液を放出した。
「で、でるっ!」「イクゥゥゥ!!」
ほぼ同時に叫んで絶頂する。ビクビクと暴れるるいの体を押さえ付けるようにしてびゅくびゅくとるいの膣に放出した
「あはぁ・・・出てる・・いっぱいぃ・・・」
幸せそうにるいが呟く。
「武さんの温かい・・・こんなにだされたらあかちゃんできちゃう・・・うれしい・・・」

三度目とは思えないほどの精液を類の中に吐きだした僕は、今度こそ精根尽き果てたように後ろに倒れ込む。
るいも僕の向けに乗る様に倒れ込んできたので優しく抱きしめる。
「んぅ!」
固さを失った僕のモノが抜けるときに敏感なところを越す他のか、類が小さくうめいた。
ずるりと抜け出たソレは精液と愛液にまみれててらてらと光っていた。
るいの荒い息を聞きながら僕は考えていた
(これからどうしよう?)
流石にもうセックスはできそうになかった。ならばここでシャワーを浴びて帰るか?いや、そろそろ渡辺君が戻ってこないとも限らないし。
そんなことを一人で考えていたので、いつの間にかるいが腕の中から消えてたことに気付かなかった。
「るい?」
呼びかけようとした僕の下腹部に刺激が足る
「んおぉ!」
思わず情けない悲鳴を出しながらその発生源をたどると、るいが僕のモノを咥え込んでいた。
「るい・・なにを?」
「武さんがいけないんだよ?」
悪戯っぽく微笑みながらるいは僕のモノを口に含んだまま言う。
「あんなに激しくするからあたしのカラダに火がついちゃった」
「く・・おぉ?」
イったばかりで敏感な部分を舐められて、尿道に残る精液をすすりあげられる快感に僕は言葉が出せなかった。
もう立たないだろうと思ってた僕のモノを、巧みな舌技でさっきまでと同じくらいに簿記させたるいは、僕にまたがって
「セ・キ・ニ・ン、取ってよね?」
そう言いながらずぶりと自分の膣に迎え入れた。
「まったく」
僕は苦笑しながら応える。そうだな、責任は取るべきだろう。責任とってどこまでもるいと堕痴続けよう。その思いを込めて僕はるいに応えた。
「仰せのままに・・・僕のるい」
夜はまだ終わりそうになかった。
255後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:25:06 ID:RGrjnRVq
エピローグ

ある朝、ひと組の夫婦がマンションから出てきた。妻が夫を見送りに来たらしい。
「気を付けてね真さん」「うん、ありがとう優良さん」
見る人が笑顔になるような仲睦まじい二人。このマンションでは知らぬ人のないほどのおしどり夫婦、小野田真と優良だ。
「あ、おはようございます」
彼らに声を変えたのはもうひと組の夫婦。年は少し離れているがこれまた評判の二人、渡辺恵介とるい。
「おはよう」「おはようございます」
互いにあいさつを交わし雑談する。他愛ないが心温まる交流に見える。
「やあ、みなさん。おはようございます」
そこに加わったのは矢吹家の武と美香。夫婦仲も近所仲も良い三組が集まると雰囲気が華やいで見える。
まるで、童話の挿絵のような平和で愛に満ちた光景、しかしそれは彼らの表面でしかない。
「あ、そうそう」
話を切り出したのは恵介。るいに何でもないことのように告げる
「今日は教師の飲み会があるからおそくなるよ」
それを聞いたるいは少しだけ顔を曇らせるが、すぐに笑顔を恵介に返す
「そうなんだ。付き合いも大事だもんね。がんばってダーリン!」
そう言いながら愛する夫の胸に飛び込む。恵介はるいの頭を撫でてやりながら熱っぽい視線を優良に向けていた。
だから、気付かない、腕の中で妻が誰に目配せを送っていたのかを。
「ああそうだ美香。僕は今日仕事の都合で遅くなるよ」
るいの視線を受けて武が美香にそう切り出す。
「あ、あらそうなの。お仕事お疲れ様」
そういう美香は心ここにあらずという風に落ち着きがなかった。
二組の夫婦の様子を見ながら真たちは微笑む、呪うように祝福するように。
「今日も楽しくなりそうだね、優良さん」
「そうね、真さん」

この三組の夫婦は一見かみ合ってるようで、少しずれて絡み合っている。そしてずれた先に不幸も幸せもある。そう

夫婦も禍福も糾える縄のごとく

(完)
256後書きメインの人:2010/09/24(金) 23:26:19 ID:RGrjnRVq
以下は恒例の後書きファイナル
いつも以上に自己満足溢れてますが、最後まで付き合ってやるかという酔狂な人はどうぞ見てやってくんなまし。

おわりました。
お世話になりました。
お疲れさまでした。

・・・と書くだけで終わろうかと思いましたが、ちょっとだけここまで読んでくれた方々に向けて。
「嫌なことがあったらオナニーでもして寝ろ」
確か、伊集院光氏の言葉だったかと思います。
一見、突き放した言にみえますが、その実、優しいものではないかと思ったりします。
というのも、嫌なことを性欲に置き換えて解消して、寝て英気を養えば明日への備えにはなります。
いうなれば、オナニーの時点で半歩、寝ることでまた半歩踏み出してるようなもの。
無論、二歩目、本当の一歩目には自分の意志が必要ですが、それでも、一歩は踏み出せたんだから二歩目もできないことはないでしょう。
二歩目踏み出したところでまたヤなことがあってオナニーに戻るかもしれません。
でも、また騙し騙しでも踏み出していけば何とかなることも多いです。
や、人生本当にどーしようもない状況ってのは意外と少ないですよ。
むしろそう思い込む心境の方がマズかったりで。
振り返ればしょーもない人生になるのかもしれない。でも、止まってるよか動いてるほうが違う景色も見れる。
楽しい景色ばかりではなかろうが、それでも変化はある。
変化があれば、前に進めば、生きていることを実感できる

まあ、半分以上自分に向けたエールなんで「寂しいヤツ」とでも笑ってやってください。
でも、こんな言葉が心に届いてしまうような方には読んでくれた感謝と共にもう一言

「俺の作品でオナニーでもして寝ろ」

好きに書いた拙作が憂き世の解消の一助にでもなったならば幸いです。
そうそう、オナニーでも解消できないモノを抱えてる人は何か書いてみればいいと思いますよ。
その場がこのスレなら尚嬉しいです。
またお会いできるかは分かりませんが、会えないとも限らないのでこの言葉で締めることにします。

ありがとうございました。それでは。
257名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 01:43:25 ID:RxKtnby+
……ふぅ

後書きさん、長い間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!

多分、同じ位ここのスレに居た身としては、やっぱり寂しいですね。
また読めると信じて、これからもちょくちょく覗きに来続けると思います。
くれぐれも、お身体ご慈愛下さい。

最後に一言

後書きさんGJ!! そして、後書きさんの未来に幸あれ!!
258名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 19:30:42 ID:Zoko45nK
キモいw
259名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 20:45:20 ID:GnipBoMJ
優良さん至上主義としては抜けるのはこの前の優良さんと渡辺との絡みのほうが抜けたのですが
読み物として面白かったです
英気を養ったらまた新しいシチュで是非お願い致します!!
260名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 22:53:40 ID:RxKtnby+
>>258
ありがとW
261sage:2010/09/26(日) 00:48:00 ID:G7TQjfX/
最後の作品なのに優良さんじゃなかったり、途中るいのことを何度も美香って書いてたりと
残念なところは多々ありましたが、後書き等最後まで独自のスタイルを貫いたアナタは素敵でした。  乙
262名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 14:28:48 ID:8CjWfhiK
>>256
書きたくなったらまた来いよー


このスレにウンザリしたんならしょうがないけどさ
263名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 21:57:05 ID:11GSf7Rg
おつでしたー
264名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 20:47:11 ID:HVLK/+xZ
後書きさんお疲れ様でした!
オナニーしてフルチンで寝てしまいましたw

今は、私生活の方が仕事の方がうまくいっていないようですが、
後書きさんの人柄なら、良い方向に流れていくと思います。
これからも頑張って下さい☆

また、スレで会える事があれば宜しくお願いしますね。
265名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 02:00:15 ID:79ec4lbt
保管庫ないの
266名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 09:14:10 ID:O3BAacwS
ないよ
267名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 03:05:07 ID:vtjPV0fs
本編は、何故か稲垣が真に次ぐモテ男になってる…。女子社員喰いまくり。
268名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 22:54:16 ID:EdCYxLk0
なんでイケメン/やりチン男/ワイルド野郎とか登場しないんだろう・・。
ステップアップとか言ってるならこういう現実的な登場人物も出せよな・・。
クソカツさんよ・・。
ウチの同僚のイケメンは職場で既に9人食ってるってよく自慢してるよ。
結局、女はイケメンに口説かれたら股開くように子宮脳が出来てるんだからよ。
優良さんの子宮脳も間違いなくそうなってる。
269名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 02:03:20 ID:np2ZVjkv
イケメン→福島・松崎?
ヤリチン→山田・松崎?
ワイルド→DV男

一応出してはいるが、優良さん完全スルー
270名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 00:48:55 ID:4m3Qvhbu
一応出してはいるが、克が完全忘却w
271名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 22:41:12 ID:mNaFGAzp
ここにきて、ハーレム革命の親父みたいなヤツが出てきたら、さすがの優良さんもヤバいかもな。
272名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 22:48:41 ID:9YpG1LlH
昔そんな感じのSSあったな
273名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 06:50:33 ID:8gUVQy+n
優良さんが痴漢にあうようなライトだけとエロいものが読みたい。
もしくは外出先でオシッコがしたくなったけどなかなかトイレがなくて困ってしまう優良さん…とか。
274名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 12:04:09 ID:+wXoI6T1
電車で痴漢にあった回はあったよ
痴漢にあっているのはほんの数コマだったが
275名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 18:02:38 ID:lSjw1hJB
公園のトイレに行くも工事中。限界だったので近くの茂みで用を足していたら、
たまたま近くで寝ていたホームレスのおっさんに見られて襲われ、
おっさん達専用の、行列が出来る公衆便所になっちゃった優良さん。
276名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 20:43:34 ID:KIFpqcht
素晴らしい。
277名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 00:52:22 ID:w8qY+SiK
その話、過去スレに似た様なのがあったはずだけど・・・
キャラは、優良ではなく淳だけど
278名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 15:17:38 ID:smQCGkRV
優良さんて家畜でしょ
279名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 21:19:39 ID:4y2l3dv1
いや、試作型のアンドロイドだろ。
将来的に、トラブルの少ない代理母として使用できる様、人工子宮を搭載した実験機・『優良』
国が秘密裏に調査した結果、ごく平均的な精子を持つ真と接触させて実験を続けたが、結果は失敗。
まもなく黒服達が優良さんを回収に小野田家に来る模様。

優良さんの人工子宮と相性の良い精子候補を検索する為に開発された姉妹機・『梨香』も回収。
再調整され、人工授精用の優秀な精子を採取、保存出来る仕様に改装される予定。
280名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 07:55:46 ID:0fqtOlJR
↑面白いと思って書いたんだろうなぁ…
281名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 12:21:40 ID:oQH2K5aS
だろうねぇ(´・ω・`)
282名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 17:31:11 ID:it2YEXA0
あーあ
283名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 19:31:51 ID:aRmdjs8A
井上との同棲生活の費用を稼ぐ為に、『あなたのオッパイ見せて下さい』に出演。
流れに逆らえず、そのまま男優達にヤラれちゃう淳。
284名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 22:06:39 ID:7SdmHHRx
今回のアニマルでちょっとあったけど
真×淳、ちょっと読みたい
285名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 21:08:48 ID:OfML8dNg
近親ものはいいな! でも淳って真のことをどう思ってるかな
優良さんより私のほうが気持ちいいでしょ? か
優良さんとどんなエッチしてるのか教えて、か
286名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:46:59 ID:gcR5AG8u
優良さんにもっとも近い女優は?
287名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 02:02:19 ID:CuHqwy4X
安 めぐみは?この子しか思い浮かばんかった。
イメージ的にぴったりだと思うけど・・・
あと、優良の年齢が28だからちょうど合うと。

あの前髪のくせ毛?は、矢吹丈並みに不可能だな。
288名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 11:44:15 ID:wEeZA5+E
ひと昔前は、ほしのあき とかいう書き込みがあったっけ……
289名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 15:33:08 ID:arbIiP9U
深田恭子か長澤まさみか上戸彩か川島和津実か
290名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 19:52:09 ID:vYNFRmXf
深田恭子と優香を足した感じか?
291名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 04:04:59 ID:uCLqyjNF
なかなか居ないわなー

・(前髪はともかく)長い髪が似合う
・スタイル抜群でEカップ以上の巨乳
・顔立ちの整っている可愛い系の美人
・穏やかな物腰と恥じらう仕草が似合う
・バカそうではないが騙され易そうな雰囲気がある
・エッチ好きそうだがドギツクない感じ

まだ有りそうだが、これくらいのイメージは当てはまってほしいがなぁ
292名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 05:27:46 ID:NTQuaH7w
そんなパーフェクトジオングみたいなのが居るかー!
293名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 15:29:23 ID:tDxC2PQn
一先ずあれだ
この漫画を忠実に実写化したら糞つまらないと思うぞ
過去に実写はあるけどあれぐらいが適度だろw
294名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 19:51:11 ID:2huHKQUl
こうやって書かれると優良さんが如何にハイスペックか判るな
正直漫画じゃなきゃ処女なんてありえんな
295名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 20:33:08 ID:XbKvaP9u
美人過ぎて敬遠されてたので25までムシが付かなかった…って設定だっけ
ないないw
296名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 21:27:40 ID:Y54JOcyM
牽制しあいで誰も手が出せなくて
漁夫られるなんてのはよくある話
297名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 22:03:47 ID:e2yJFLCd
川島ってなっちゃんのこだっけ?
髪の毛があれだがイメージは近いな
298名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 23:27:13 ID:uCLqyjNF
AV女優じゃなかったっけ? 確かに見た目のイメージは近いかも。

たしか彼氏の借金返す為にAV女優を始めて、返しきったからスッパリ引退したという記憶がある。
ある意味、彼氏に一途なのかな?
299名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 01:10:01 ID:e6Fkw130
優良さんのスリーサイズの公式設定っていくつ?
300名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 20:05:21 ID:E+ZbxJAK
あったっけ? 胸とお尻が普通の女性よりでかく見えるが。88・54・74くらいか?
女性も憧れる身体と、男性がそそられる身体って、けっこう真逆だし、
それを両立させるバランスって、どの位なんだろ?
301名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 03:26:36 ID:374ZmlBG
っ93(E)・58・89
302名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 16:28:31 ID:MHGM0CYn
ほほう・・・
303名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 23:39:46 ID:HvwhWbhE
真が梨香と浮気するような話ってないかな
セックスうまくなりたい一心の真と、遊び半分で誘った梨香とで思った以上に相性よくて
優良さんとのエッチが減った真と、山田をふった梨香とがずぶずぶになっていくような
304名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 12:51:34 ID:d94Z3qbP
>>真が梨香と浮気するような話ってないかな
オレも読みたい
305名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 19:39:27 ID:5KpB+ZjS
オレが梨香と浮気するような話ってないかな
306名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 00:42:22 ID:ob+TALty
自分で描け
307名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 16:00:55 ID:OXvMAnGA
エッチシーンないけど投下していい? 梨香で
308名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 16:40:31 ID:88jM5mV3
梨香好きだから読みたいです
309名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 16:55:51 ID:OXvMAnGA
>>308
ありがとう。もしかしたら気に入らないものかもしれないけど投下します。
梨香が真と浮気するものです。
310名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 16:58:11 ID:OXvMAnGA
○月×日

ど、どうしよう。お義兄さんとやっちゃった……。
いろいろタイミングがまずったのよね。
姉貴が友達のところに外泊してたとか、ふたりでお酒飲んでて
お義兄さんにエッチのことで愚痴られたとか、それでつい、あたしでよければ相談に……って。
あー、でもすごくよかったなあ。お義兄さんの。
はじめて見たときから好みの形だと思ってたけど、ゴムつけててもあんなにいいなんて。
ともかく、これは姉貴にはナイショにしとかないと。

○月△日

ひさしぶりに山田とエッチ。だけどなんか不完全燃焼って感じ。
山田はひとりで満足して帰っちゃった。あたしはオナホかっつーの。
仕方ないからオナニーでもしよ。

○月□日

セフレとエッチ。元々物足りない感じの子だったけど、今日は全然ダメ。
山田のとき以上に気が乗らない。ちょっと悪いことしちゃったかも。
がんばってくれてたんだけどね。

○月◎日

オナニーしてるとき、ふとお義兄さんの顔が浮かんだ。
なんだか急に身体が熱くなって、いつのまにか自分でおっぱい揉んだりつねったりしてた。
オナニーでこんなに気持ちよくイけたのってひさしぶり。
うーん、でもなんでお義兄さん? やっぱり、あのときの、なのかなあ……。
311名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 17:00:21 ID:OXvMAnGA
○月×日

またお義兄さんとやっちゃった。まあ、今回のは狙ってやったんだけどね。
姉貴が生理中で、お義兄さん溜まってるみたいだったし。
お酒に酔ったお義兄さんを、ちょっとつつけばSEXテクやら早漏やら、ぼろぼろ悩みが出てくるんだもの。
言葉よりも身体で実践した方が覚えは早い、って言って、
更にもうちょい酔わせて姉貴のふりをしてベッドイン。
思った通り、お義兄さんのはあたしのにぴったりだった。
挿れるだけで膣全体を優しくこすられる。自分でもびっくりするような声が出た。
1回のエッチで何度もイっちゃった。相性は間違いなく最高だわ。
まずいなあ、病みつきになりそう。

○月△日

またまたお義兄さんとやった。今度は泣き落とし。
姉貴にばらすぞって言ったら、まあお義兄さんは断れないよね。
それに、あたしだって遊びじゃないもの(遊びだけど)。
ちゃんとお義兄さんにいろいろ身体で教えてる。
姉貴を気持ちよくさせるため、って言ったらしっかり真面目にやるのよね、お義兄さん。
だから、はじめてやったときよりも、愛撫もクンニもずいぶん上手になってる。
あたしは気持ちいい、お義兄さんもテクが身につく、姉貴も気持ちよくなる。最高じゃない。

○月□日

セフレとみんな別れた。

○月◎日

姉貴とふたりでご飯。けっこうひさしぶりかも。
お義兄さんのセックスがずいぶん上手くなったようなことを姉貴が言った。
ま、あたしがびしばし鍛えてるからね。ちょっと得意。
でも、姉貴とセックスしてるお義兄さんを想像するとちょっと胸が痛くなった。
罪悪感、かな、やっぱり。

○月×日

最近は山田とエッチしてても全然楽しくない。気持ちよくもない。
お義兄さんより上手かもしれないけど、ちょっと上手いってだけなんだよね。
お義兄さんのような素直さとか、向上心とか、なんていうんだろう相手を気持ちよくさせたいっていう想い? がないし。
お義兄さんのよさって、たぶんそこなんだよね。エッチする前は頼りないひとだなあとしか思ってなかったけど、エッチのとき、相手に気持ちよくなってほしいっていうのが伝わってくるんだよね。

○月△日

お義兄さんとのエッチもそろそろ両手の指で数えるぐらいになったけど、ひとつわかった。
このひと、誉めるとすごく伸びるタイプ。
もうひとつ付け加えると、向上心がある割に落ちこみやすい。あと自分の失敗に敏感。
なるほど、漫画にすれば40巻じゃ足りないぐらいエッチしてるのに、伸びなかったわけだ。
姉貴は励ましたり、慰めたり、支えたりはできるけど、誉めるのは得意じゃないからね。
それだけの経験もないわけだし。
よし、どんどん誉めて伸ばしていこう。
312名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 17:01:49 ID:OXvMAnGA
○月□日

今日は、ゴムをつけずにお義兄さんとエッチした。
お義兄さんも迷ったけど、今日は安全日だからって言って納得させた。
スリルがあるからか、いつもより燃える。
キスひとつとってもすごく感じる。
ざらざらの舌があたしの身体を這いまわるだけで何度もイっちゃう。
涎が糸を引くくらいに口を押しつけあって、舌を絡ませて、汗をすりつける。
直に感じるペニスがすごい。もうダメ。これ以外に挿れたくないくらい。
お義兄さんが動いて、あたしも腰を振って、何度もお互いの名前を呼んで。
イったのも同時だったかなあ。流れこんでくる熱い精液をじっくり膣全体で味わった。
いつのまにか、脚でがっちりお義兄さんをホールドしちゃってたんだけど、
お義兄さんはあたしがそれに気づくまでずうっと優しく抱きしめてくれてた。
どうしよう。もうこれ以外考えられなくなっちゃうかも。

○月◎日

山田と別れた。長いつきあいだったのに全然未練を感じなかった。
あたしっていやな女だ。お義兄さんに慰めてもらいたいって思ってる。

○月×日

ちょっと頭が痛いことがある。
最近、社内でお義兄さんがまた人気出てきた。
あたしとのエッチで自信をつけたお義兄さんは、
進研ゼミよろしく会社での仕事もうまくいくようになっているらしい。
自信がついて→明るくなって→前向きになって→仕事もうまくいく、とまあ信じられない話。
いや、あたしとしてはすごく嬉しいんだけどね。
梨香ちゃんのおかげ、なんて言われてランチをご馳走になった日には
きゅん、ってなっちゃったし、あはは。
でも、まあそれで他の女が寄ってきてるのがなんとなくおもしろくないのよね。
あんたたちはお義兄さんを叱ったりしてきただけでしょっつーのよ。
お義兄さんのいいところを見つけようとしなかったじゃない。
あーあ、またゴムなしでやりたいなあ。あの1回きりだけじゃねえ。

○月△日

姉貴と喧嘩しかけた。
なんだかいろいろと疑ってるみたい。
お義兄さんのテクが急に上手くなったことや、エッチの回数が減ってること。
あたしのこともいろいろ言われた。山田や他のセフレたちと別れたこと。
相談があるなら聞いてくれるって言われたけど、相談できるわけないじゃない。
で、お義兄さんの話が出てきたとき、最近は本当に気持ちよくて、なんて
すごい幸せそうな顔で言うからつい
「姉貴は、お義兄さんに何かしてあげてる?」
って意地悪く言ってしまった。失敗。
313名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 17:06:28 ID:OXvMAnGA
○月□日

山田やセフレたちのこと、今度はお義兄さんに心配された。
あたしがお義兄さんにばかりかまっているせいでそうなったんじゃないか
って思ってくれてるみたい。間違っちゃいないんだけどね。
だいじょうぶ、って言ってついでにキスもしてあげる。
真さん、顔を真っ赤にして慌ててた。かわいい。まあ、会社の給湯室じゃ無理ないか。


とりあえずここまで
314名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 17:16:23 ID:88jM5mV3
イイ!(・∀・)
梨香の心情が凄くそれっぽいしw
それにしても何というあげまん・・・
315名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 23:32:18 ID:qtvlUfx/
そういえばビッチ女を落とすスレみたいなのあったよな、こんな感じなのだろうか
GJ
316名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 00:44:56 ID:TIMho+IG
なんか本編なんかより、こっちの行く末の方がスゲー気になる。
317名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:13:51 ID:RyCtUiWV
初めてコラを作ってみましたどうでしょう
ttp://deai.grrr.jp/up/src/img0735.jpg
318名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:15:53 ID:RyCtUiWV
まちがえましたこっちです

ttp://deai.grrr.jp/up/src/img0736.jpg
319名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:17:16 ID:RyCtUiWV
320名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:18:33 ID:RyCtUiWV
321名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:19:23 ID:RyCtUiWV
322名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:20:15 ID:RyCtUiWV
323名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:21:04 ID:RyCtUiWV
324名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 02:29:33 ID:PFCrUeVj
そういう無駄なレスの使い方すると荒れる元だぞ・・・
325名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 03:02:13 ID:RyCtUiWV
すみません慣れないもので・・・
326名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 03:40:39 ID:0e3qPro+
コラ自体はGJなんだけどね・・・ここだとすぐ流れちゃうからもったいない。
ちゃんとした画像掲示板に貼るのが一番いいんでないかい?
327名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 04:36:20 ID:gGDzxXUL
>>325
一先ずこらはGJ!
あとは画像掲示板に貼るなりしてそのアドレスを貼るなりしてね。
そうすれば1レスですんで見やすいからさ。
328名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 05:18:01 ID:Fz3k2ZlG
>>313
素晴らしい!
進研ゼミわろたw
続きを是非!
329名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 23:49:00 ID:5j3oKDlx
>>325
素晴らしい
330名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 04:33:35 ID:6RQM4qAE
>>313
素晴らしい出来です。
ストーリーもいいし、レベル高いです。
久々にいいコラをみました。
331名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 21:31:12 ID:YXxZSn1n
何となく思いついたネタ
真が一週間程出張することに→優良さん二日目か三日目で我慢できずオナニー三昧→オナニー中に宅急便の配達員が来て、発情しきった顔で対応→配達員にレイプされる
ここまでだとありがちだから
その日の深夜に配達員が再度優良の所へ訪れ、拉致→仕事の有給休暇を使い、優良を数日間調教→全身を調教しきられた上に媚薬だかの効果で正気を失った優良さんが堕ちきる→出張から帰ってきた真が、優良の寝取られた姿の映ったビデオを見てED
332325:2010/11/09(火) 22:42:20 ID:TtSGb82k
325ですスレ違いなものをはって申し訳ありませんでした
お褒めに預かり
懲りずにもう一個作りました
あまりいい出来ではないのですが
ここはコラのスレではないのは承知の上で
最後にはらせてください

http://freeup.jp/bbs/?id=nukiou
記事NO:17877 投稿者:317325

でお手数ですがご確認ください
333名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 23:17:00 ID:uPkPkH2H
コラ云々はおいといてやっぱりこのころの絵柄はいいな
最近の絵柄は劣化しまくりまっしろけでエロパロしようという気力も妄想もわかないし
334名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 00:33:55 ID:jFPU5uBl
その頃のを読み返してみれば、ムクムク湧いてくる・・・かもしれんよ?
335名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 09:19:09 ID:uzk1UHI2
336名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 11:09:08 ID:AFFniTbY
>>325
面白かったです
かなりツボでした
337名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 07:57:04 ID:lkatQGyg
前スレみる方法教えてくれ
338名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 17:25:49 ID:gPY63+fU
ググったらええねん
339名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 20:40:06 ID:zazsqoey
神楽坂弥生ちゃんの全裸を見てみたい。下着姿も
340名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 22:57:01 ID:hByHfhOz
今週また優良さんがアナル拒否してたので、ムシャクシャしてアナル調教モノ書いてみた。
『オリキャラが出る、優良さん陵辱調教、NTR、若干のスカトロ要素』
があったりするので注意してください。
341悪夢の3日間   1/15:2010/11/14(日) 22:59:24 ID:hByHfhOz

「はぁ……」
小野田真は項垂れぎみに溜息を吐いた。
彼がそのように思い悩む原因は、大抵が夜の営みにある。
「どうしたんだ、小野田?」
小便器で隣り合った同僚が真に声を掛けた。
真にとって、積極的に話をするほど懇意ではないが、見知ってはいる相手だ。
「えっ?あ、うん、ちょっとね……」
真は人懐こい照れ笑いを浮かべ、
「……あ」
しかしすぐに思い直したような真顔になった。
眼前の男が、今抱えている悩みを打ち明けるのに最適ではと考えたのだ。

真の悩みとは、妻である優良とアナルセックスをしてみたい、という物だった。
優良とは結婚4年目になる。
どれほど愛し合っていようと、普通のセックスでは流石にマンネリに陥る頃だ。
女である優良は繋がり合っているだけで幸せなようだが、
オスである真は全く未知の性体験もしてみたい。
性教本には、そうしたマンネリ打破には特殊なプレイが効果的とあった。
AVでも最近は愛らしい娘が当然の如くアナルセックスをやっている。
会社の仲間がニューハーフとアナルセックスしたという話も聞いた。
それらの情報で、真のアナルセックスへの憧れは日増しに膨らんできている。

しかし、肝心の優良は断固としてそれを許さない。
『そんな所でしても、子供はできません!』
諭すような口調でそう突っぱねられる。
早く子供を作りたい、というのは優良の本意ではあろうが、
例え肛門性交で子供が出来たとしても、排泄の穴でのセックスを良しとはしないだろう。
よく言えば清楚、悪く言えば潔癖。
それが真の愛する優良であり、それゆえに真はこの悩みを解決できずにいた。

普段なら性の悩みは近しい女性や同僚に相談する所だが、今回は内容が内容だ。
アナルセックスが常軌を逸している事は真もよく理解している。
それを親しい者に真剣に問いかけるのは、やはり気が引ける事だった。

その点で言えば、今小便器で隣り合った男は、さほど親しい訳ではない。
かといって知らぬ顔でもない。
また口の堅い男であるとも聞く。
コアな悩みを打ち明けるのは、案外このタイプが一番なのでは。
真はそう考えた。
342悪夢の3日間   2/15:2010/11/14(日) 23:00:38 ID:hByHfhOz

「……なるほどな」
同僚の男は真の相談を聞き、頷いた。
「おれの勝手な考えだってるのは分かってるんだ。
 優良さんが悲しむような事もしたくない。でもさ……」
真は弱りきったように表情を曇らせる。
その様子をしばし見やり、同僚の男は静かに口を開いた。

「自分に押し切る勇気がないなら、“プロ”に任せるのはどうだ?」

その言葉に、真は首を傾げる。
「……プロ?」
「俺も昔、同じ悩みを持っていた。そんな時にネットで見つけたんだ。
 3日間『調教師』とでも言うべきエスティシャンに嫁を預け、
 帰ってきた時にはアナルセックスへの抵抗が無くなっている。
 おまけにどういう仕組みなのか、嫁にはその間の記憶が全くないんだ。
 連休の3日間を眠り通して過ごした、と今でも思い込んでるよ。
 副作用もないし、日常生活で品が無くなった訳でもない。
 ただセックスの幅が広がっただけだ。
 お前の嫁さん、専業主婦だったな。だったら都合もつきやすいだろう」
同僚はそう告げ、後で詳細のメールを送る、と言い残して去った。

真は呆然と立ち尽くす。
彼にとって、予想を超えた衝撃的な話だった。
調教のプロ、そんな如何わしいものに愛する妻を預けられるか。
当然そう思う。
しかし気になるのは、話をしていた時の男の清清しい顔だ。
悩みを吹っ切って快晴の元へ進んだような晴れやかさだった。
今の真にその表情はできない。
いい加減、この曇り空のような状況に神経を磨り減らしている所だ。
自分の力だけで打開できるとも思えない。
「だから、プロに…………?」
真は導かれたように呟く。
そこへの帰着は何とも心地よく、そして頼もしいものだった。
343悪夢の3日間   3/15:2010/11/14(日) 23:02:26 ID:hByHfhOz

真は件の調教師との連絡を取った後、ホテルのスイートで落ち合った。
「高瀬です。よろしく」
握手を求める男は、真が想像していたような脂ぎった中年とは違う。
肌の浅黒いサーファータイプの男だ。
だが軽薄という訳ではなく、知識を蓄えた人間の厚みが滲み出ている。
タイプとしては、弁護士であり、また性の教師でもある実兄の明に近い。
真はそう直感した。
好きな人種ではないが、こうした事に関しては信頼を置ける、と。

「あのっ、調教の記憶が残らない、というのは本当でしょうか!?」
真は詰め寄る勢いで高瀬に問うた。
彼が最も気にするところだ。
「ええ、保証します。3日間の記憶はその後の人生で、まず甦る事はありません。
 人間の記憶には、身体の記憶と脳の記憶、の2種類があります。
 記憶喪失の方が食事をしたり自転車に乗れたりするのは、身体の記憶に因るものです。
 私は調教の最終段において、脳の記憶だけを消し去ります。
 秘匿事項ゆえに詳しくは話せませんが、後遺症等は無い、と確約できます」

高瀬は控えめな態度ながら、内からは絶対的な自信を窺わせる。
こうした人種に対すると、真はついその勢いに気圧されがちだった。
半ば相手に呑まれながら、それでも真はせめてもの疑いを投げかける。

「優良さんのアナルを開発してくれるんですよね。でも、アソコも使ったりするんですか?
 それで妊娠したりしないですよね?
 それと、どんな調教をされたのかを、おれが知ることって出来ますか?」
不安を掻きだすかのような質問。
高瀬は冷静にそれを受けた。
「未経験のアナルを開発する場合、膣性感と併せて覚え込ませる必要も出てきます。
 しかしその際にはスキンの装着は徹底し、状況に応じて避妊薬も使います。
 またご希望であれば調教を録画し、後日貴方のみが受け取れる形でお渡ししましょう。
 それをいつか奥様にお見せになるか、終生お一人の秘密とされるかはご自由に」
「……そ、そうですか。有難うございます……」

真は、自分が高瀬に完全に呑まれている事を悟った。
短く感謝を告げるのが精一杯だったからだ。



高瀬の指定通り、真は調教を始める日の前夜、優良をバーに連れ出した。
そこで真と高瀬は旧知のふりをして出会い、酒を飲み交わす。
付き合いのいい優良も自然と酒が進んだ。
優良は酒に弱いこと、酔うと大胆になること、反応は激しいが事後は眠くなりがちなこと。
そうした性質は全て高瀬に伝えてある。

「……あれ……なんだか眠く……なってき……ちゃっ……た」
やがて優良は酔い潰れ、腕を枕にしてカウンターに突っ伏した。
「じゃあ、よろしく……お願いします」
真が不安げな瞳で見守る中、高瀬は優良に肩を貸して歩き去った。
344悪夢の3日間   4/15:2010/11/14(日) 23:04:08 ID:hByHfhOz

「やめてえっ!あなた誰なんですか!?私、人妻なんです、夫がいるんです!!」
優良の必死の叫びが響く。
始めは酔って呂律が回っていなかったが、ようやく酔いも醒めてきたのだろう。

彼女は素っ裸に剥かれ、浅黒い肌の男に抱かれていた。
目には容易には取れないよう厳重に目隠しが巻かれている。
ベッドの小刻みな軋みが耳に心地良い。
すでに優良の秘部からは蜜が溢れ、内腿に垂れ落ちている。
気持ちが良いはずだった。
彼女を抱くのは、筋者関係の裏ビデオで何十人と女を抱いてきた男優だ。
その彼が腰を掴んで丹念に丹念に抽迭を繰り返すのだから、
夫とのセックスで日夜性感を開発されている優良が感じずにいられるはずがない。

「あうっ、あああう、ふああっ!!」
優良は澄んだ声で叫びながら腰を跳ねさせた。
後ろから抱えられ、剛直を銜え込まされて蜜を垂らす。
まるで瑞々しい果実が虫に食い破られるかのようだ。
その光景を、数台のビデオカメラが淡々と映像に収めていた。
ストロボや反射板などもあり、完全にアダルトビデオの撮影のような雰囲気だ。

「……全く、あんな小僧には勿体ない女だ」
高瀬は犯される優良を見下ろし、呟いた。
28歳とは到底思えない若々しさだ。
髪は腰の辺りまで黒々と艶を流し、清楚な印象を決定付けている。
前髪にやや癖が強いものの、後頭部から毛先に至るまでは芸術的な程に滑らかだ。
身体の輪郭も理想的だった。
華奢な肩にすらりとした細腕。
Eカップの見事な胸に、逆三角に下って弛み無く引き締まる腰。
腿は分厚すぎず薄すぎずの理想的な肉感を有し、当然脚の形も悪いはずがない。
完璧か否かは個人の主観に拠るだろうが、およそ肉体を見せる世界のどこへ行っても
高評価を得るであろう体つきをしている。

見事なプロポーションながら、一方で顔つきはあどけない。
その子供らしさがまた男の庇護欲をくすぐる。
加えて言えば、纏う雰囲気からも日本的な清楚さや慎ましさが伺えた。

どこを取っても欠点とはなり得ない、愛らしさの塊だ。
345悪夢の3日間   5/15:2010/11/14(日) 23:04:54 ID:hByHfhOz

その愛らしい若妻は今、生々しい性交を行わされていた。
肉感的な身体が四つに這った格好を取り、背後から男優に犯される。
男優は片膝を立てたまま、優良の腰を掴んで力強い抜き差しを繰り返した。
抜かれる際にゴムをつけた怒張が覗く。
かなりの太さを有していた。
常人より逞しい立派なものだ、長さも相当あるだろう。
そんなものを根元辺りまで押し込まれるとどう感じるのか。
それは受ける優良にしか解らないが、反応から窺い知る事はできる。

「はぁっ、はぁっ、あっ……あ、あ!!!」
優良の総身はがくがくと震えていた。
白い尻は突き込みの度にさも心地良さそうにうねり、肩幅に開いた太腿の先がシーツを擦る。
脱力したような下半身に対し、上半身には力みが見えた。
色気ある鎖骨が浮き出ている。
腕は細いなりの瘤を作ってシーツを握り締める。
豊かな双乳が揺れてぶつかり、ぺちぺちと音を立てる。
汗が酷く、額から顎、首筋から乳房の先へと絶え間なく汗の筋が流れていく。

「あうっ!」
男優が一際深く腰を突き入れた時、ついに優良は顔を上げて叫んだ。
口内から白い歯が覗く。
清楚そうなそこからはぁはぁと息が漏れる。
それを機に優良の上体から力が抜け、伏せるようにベッドにくず折れた。
白い太腿がさらに重心を落とす。
男優も即座にその変化に合わせた。
片膝を立てた状態から膝立ちに移行し、腰を掴む手を離して優良の臍の前で組むようにする。
そして自らの股間へと優良の腰を引き付けた。
「いやっ、ふ、深い……っ!!」
優良が悲鳴を上げ、シーツを掴む。
薬指の婚約指輪が鈍く光る。
尻を高く掲げたまま犯されるその絵面は、這っている時以上の衝撃があった。
華奢で童顔という優良の性質もあり、いかにも犯罪的だ。
突き込みの度に優良の澄んだ喘ぎが上がった。
それが間違いなく、この愛らしい人妻の性器に男のものが入っているのだと理解させる。
346悪夢の3日間   6/15:2010/11/14(日) 23:06:42 ID:hByHfhOz

ふと何人かが鼻をヒクつかせた。
広く股を開いたせいなのか、優良が性交の際に発する匂いが部屋に一層強く漂い始めている。
濃厚なその匂いは、優良の膣内がもうどろどろに蕩けきっている事を想像させた。
カメラマンの一人が寄って結合部を接写しはじめ、思わず口笛を吹く。

接合部は液に塗れていた。
剛直に押し広げられた桃色の秘唇から、岩清水のように透明な愛液が溢れ出す。
それは薄い茂みを濡らし、内腿を濡れ光らせ、また前屈みの姿勢に沿って下腹を流れ落ちてゆく。
溢れる液は透明だが、秘部に纏いつく部分は白濁していた。
秘唇にも、抜き差しされる逸物にも、その本気の汁が絡み付いている。
男優の逸物は勃起しきっていた。
被せたゴムを破るかのように太さを増し、血管まで浮き立たせて。

「シゲ、どうだ。具合はいいか」
高瀬が男優に問うた。
男優は無表情に淡々と犯していた顔を高瀬に向ける。
その顔中が汗まみれだった。
「“ミミズ千匹”っすよ、これ……。正直洒落になんないス。
 スポーツで鍛えてんのか締まりもいいし、大体こんな清楚で良い女、抱いたこともねぇ。
 ブスだブスだって暗示かけねえと、全部搾り取られちまいそうだ。男優失格っすね」
男優はそう語りながら眉を顰める。達しそうになったのだろう。
10時間にも及ぶ撮影を平然とこなす彼が言うのだから、名器である事は疑いようもない。

それでも男優は意地を見せ、延々と優良の膣を掻き回し続けた。
百戦錬磨の男優に本気で抱かれるのだ、素人の優良はたまったものではなかったろう。
さらに目隠しをされていては、嫌でも神経が集中してしまう。
「真さん、ごめんなさい……真さん、真、さん……」
優良はそう繰り返しながら、快感を享受していた。
今の彼女にはそうするしかなかった。
喘ぎながらシーツに涎を垂らし、体中を震えさせ。
何度か潮も噴かされていた。最後の辺りでは、抜き差しの度に飛沫が上がったほどだ。
347悪夢の3日間   7/15:2010/11/14(日) 23:07:42 ID:hByHfhOz

男優が何度目かの射精を迎え、とうとう限界を訴えて逸物を引き抜く。
その瞬間、優良の秘裂から愛液の流れが溢れ出た。
「そろそろか」
高瀬はベッドに横たわった優良の秘部を覗き込む。
赤らんだ秘唇は何かを求めるように喘いでいた。
形のいい肉ビラが肥大して乱れ、何ともいやらしい。
陰核も包皮を半ば捲りあげるように勃ち上がり、かすかに震えている。

「充分に昂ぶっているらしいな。これなら抵抗も少ねぇだろう」
高瀬はゴム手袋を嵌め、優良の肛門に触れた。
見えるのがやっと、という小さな器官だ。皺は綺麗に並んでおり愛らしい。
未使用であるのは間違いないだろう。
高瀬は蟻の門渡りに光る愛液を掬い取り、それを優良の肛門に塗りつけた。
「あっ、そこは!?」
優良が目隠しをされたまま驚きの声を上げる。
高瀬はそれに構わず、中指の腹を無理やり小さな蕾に咥えさせる。
ぷくりとした菊輪が抵抗を示したが、穴である以上、指の進入を防ぎきれるものではない。
そうしてついに優良の腸内へ、高瀬の指が潜り込んだ。
「やめてっ!!お尻の穴なんてイヤっ!!」
優良は足をばたつかせるが、その足首を高瀬に掴まれてしまう。
「あっ……!?」
片足を大きく上げた状態になり、秘部が衆目に晒される。
その羞恥に優良の動きが固まった。

「いい穴だ。菊輪はきついが拡がりやすい。中も奥までしっとりと絡み付いてくる」
高瀬は優良の後孔に中指を挿し入れて評する。
「……ただ、やっぱり人間だな。奥に何か当たるぞ。まずはコレを取り除かねぇとな」
腸奥で指を曲げながら高瀬が続けると、優良の顔がたちまち赤らんだ。
天女のように愛らしい優良にも、排泄物はできるのだ。
その事実にカメラマン達が生唾を呑む。
高瀬はベッドの下からイチジク浣腸の箱を取り出した。
一つの袋を破り、優良の慎ましい蕾へ先を宛がって中身を搾り出す。
「つ、冷たいっ……!何を入れてるんですかっ!?」
優良が声を上げた。
その初々しい反応にほくそ笑みながら、高瀬はさらに二個、三個と中身を注ぐ。
その度に優良の白い身体が身悶える。
348悪夢の3日間   8/15:2010/11/14(日) 23:08:33 ID:hByHfhOz
五個のイチジク浣腸が優良の腸内に注がれた頃だ。
「あっ、お腹が、いたいっ……!!」
優良が呻いた。
「トイレに、トイレに行かせてくださいっ!お願いです!!」
髪を振り乱して哀願する優良に、男達の嗜虐心が煽られる。
高瀬はカメラマンの一人が逸物を取り出して扱いているのを目にし、彼に合図した。
「トイレに行かせてほしいか。なら、今から咥えさせられるモノから精液を搾り出してみろ。
 毎日旦那にやってんだ、難しい事じゃねえだろ」
高瀬の言葉に沿い、男が優良の鼻先に逸物を突きつける。
「んッ!!」
劣悪な臭気に優良が顔を顰めた。
無論拒否したい所だろうが、腹の鳴りも激しくなっている。
排泄感は他のどんな事よりも優先させたいものだ。

仕方なく優良は口を開き、男の逸物に震える舌を這わせる。
そうして唾液を塗りこめた後、ゆっくりと咥え込んだ。
その瞬間、また眉が顰められる。愛する夫以外の味が受け入れがたいのだろう。
しかし腹の鳴りに急かされ、手も添えてしゃぶり始めた。
ぐぷぐぷという音が響く。
「うおお、き、気持ちいい……!!」
男は呻いた。優良の口内で逸物が次第に太さを増し、成人男子の平均を超える。
「んん……!」
優良が苦しげに呻いた。
普段口に含み慣れている夫のものよりも巨大になった証拠だ。
男は優越感に満ちた笑みを浮かべる。
しかし逸物に添えられた指の婚約指輪を見て、目つきを変えた。

「ほーら奥さん、いつまでそんなお上品なフェラしてんの?
 それじゃあ早漏しかイけないよー。もっと、こう!しなきゃ」
男が無理やり優良の髪を掴んで腰を前後させる。
「う!うぶう、うぐっ…………!!!」
優良は苦しげに頬を膨らませた。
男はそれを愉しみながら、ついに喉奥で精を放つ。
「!!」
優良は肩を震わせ、逸物が抜かれると即座に精液を吐き出した。
「うえっ、えほっ!!」
白い歯にも、綺麗な舌にも、唇の端にも精液が絡みつき、それは何とも背徳的だった。
349悪夢の3日間   9/15:2010/11/14(日) 23:09:59 ID:hByHfhOz

ようやく男を射精に導いた頃、優良の腹の鳴りはいよいよ重苦しいものになっていた。
あどけない顔に脂汗が滲み、苦しげに歪む。
「はや……く、トイレ……に……!!」
呻く優良に、高瀬が意地の悪い笑みを浮かべた。
「トイレ?そこで何をするんだ」
「……何って……ト、トイレに、決まってる……じゃないですかっ!!」
「それじゃ解らねぇな。もっと解りやすく言えよ。ウンチか?オシッコか?」
高瀬が言うと、周りから下卑た笑いが起きる。
優良は屈辱に唇を噛み締めた。しかしもはや迷っている猶予はない。
すでに肛門から幾筋か生暖かい物が垂れはじめている。
「…………う、うんち……です!うんちを、したいんです……っ!!」
優良は叫んだ。嘲笑う声が大きくなる。
「ふん、仕方ねぇな。おい」
高瀬は満足そうに頷き、傍らの男達に指示を出す。

男達は優良を抱え上げ、浴室のドアを開けて洋便器に優良を下ろした。
「ひっ!?」
優良が叫ぶ。足裏に当たる便器の冷たさで、状況を把握したらしい。
「イヤっ、普通にさせてっ!!」
「おい、暴れるな。便器の中に足を突っ込んでも知らねぇぞ」
高瀬の声に、優良の動きが止まる。
目隠しをした状態でその不安定な状況は、さぞ恐ろしい事だろう。
「せめて、せめて……見ないで、ください!」
優良は泣くような声で哀願した。
しかし、そんな哀願を高瀬達が聞き入れる筈がない。
好奇心からか、調教の一環なのかはともかく、彼らは優良に恥辱を与えんとしているのだ。
見ないどころか、息のかかるような至近からカメラが優良の股座を捉える。
350悪夢の3日間   10/15:2010/11/14(日) 23:10:54 ID:hByHfhOz

「いや、いやーあっ……!!真さん、真さん、助けてっ……!!!」
優良は心細さに泣きじゃくった。
そして秘部を隠そうというのか、便器に腰掛けたままで太腿をすり合わせる。
膝頭で豊かな両の乳房が押し潰された。
膝下も骨を境に、張った外側と凹む内側に分かれ、優良の力みを代弁する。
男達がその力みに期待感を膨らませてゆく。

「…………も、だめぇっ…………!!」
ついに優良が叫んだ。その直後、破裂音がして便器の水にちょろちょろと音が立つ。
まずはイチジクの薬液だ。
そしてそれを追うように、優良の嫌がっていた物があふれ出る。
慎ましい蕾が火山のように隆起するのが見えた。
次いでその先が口を空け、茶色い水を噴き出させる。かなりの勢いだ。
よく目を凝らせば、その奔流の中に時折固形物が混じっているのが見て取れる。
「いやっ、いやぁぁっ!!」
優良は膝頭を掴んで俯いた。耳まで真っ赤になっている。
日本的な慎ましやかな振る舞いが似合う女性だ。
その優良にとって、この恥辱はどれほどに心を締め付けるものだろう。

だがそれが見て取れるゆえに、男達はこの光景に狂乱した。
排泄する、その事自体は特別な事ではない。
誰でもする。この優良とて、毎日のように繰り返す日常の行為に過ぎない。
しかしそれがこうして異性の前で晒す、となっただけで、何と淫靡に変わる事か。
男達は清純な女性を排泄で辱めるとき、言い表しがたい多幸感を抱く。
高瀬もそうらしく、実に愉快そうに優良の排泄を観察していた。
351悪夢の3日間   11/15:2010/11/14(日) 23:11:45 ID:hByHfhOz


排泄を終えた後、優良は疲弊しきっていた。
だが男達は逆で、いよいよ優良の肢体にギラついた視線を向けている。
優良へのアナル開発はここからが本番なのだ。

まず優良には縄が打たれた。
油を染み込ませて黒ずんだ麻縄を用い、優良の上体を亀甲縛りで彩る。
豊かな胸がくびり出され、後ろ手に手首を結わえられた形だ。
「ん……」
優良が鼻にかかったような声を上げた。
何しろ縄師の業だ。縄を打たれただけで身が引き締まり、性感が増す。
下半身にも縄が掛けられた。
膝裏に短い棒を挟み込み、腿と膝下に幾重にも縄を巻きつけられる。
こうされると、もう膝を曲げきった状態のまま身動きが取れなくなってしまうのだ。
達磨のような格好でベッドに座らされた優良は、これ以上なく無防備だった。

「本当にもうやめてください!お金ならあたし、何とか作りますから!!
 好きな人がいるんです、夫なんです!……わかって!!!」
優良は目隠しの下から涙を零して乞うた。
男達はその純粋な優良を嘲笑う。
「そりゃあ無理だ。だって俺達が欲しいのは、奥さんのカラダなんだからよ」
カメラマンの一人が告げると、優良が固まる。
高瀬が笑った。
「そういう事だ。付け加えると、カラダと言っても普通のセックスじゃねぇ。
 俺達ゃここの穴が好きでよ、奥さんがここでも出来るようになるよう、
 今から徹底的に仕込んでやるからな」
高瀬は指にたっぷりとローションを垂らし、優良の後孔に押し当てた。
「や、やめてっ!そこは違います!!!」
優良は震えながら拒絶の意を示した。
だが手足の自由が利かない状態ではどうする事も出来ない。

高瀬の節ばった中指がゆっくりと優良の排泄口へと潜り込んでいく。
今度はゴム手袋無しの生の感触だ。
優良が強張りきった状態でいると、その背後に男優が回り込んだ。
「そうガチガチになんなって。気持ちよくなるように、手伝ってやるよ」
そう言って、背後から乳房を捏ねまわす。
「ああっ!!」
優良が気持ちよさそうに顎を上げた。
352悪夢の3日間   12/15:2010/11/14(日) 23:12:59 ID:hByHfhOz

優良は達磨のような格好のまま、高瀬の指で肛門を弄くられ続けた。
いつしかその指は、中指と薬指の2本に増えていた。
2本指は、抜き差ししながら菊輪を第二関節でこりこりと刺激したり、
思い切り開いて括約筋を伸ばしたり、あるいは曲げられて腸内の至る所を刺激していく。
その感覚は優良にとって全くの未知で、声を上げずにはいられない。
ああ、ああ、という喘ぎが勝手に漏れているのを、優良はもう随分前から知覚していた。

その感覚に苛まれながら、さらに別の刺激も加えられる。
乳房を根元から丹念に揉みあげられ、快感でつきたての餅のように膨らんだ所で乳首をひねり潰される。
それは母乳が噴き出すのではというほど気持ちがよかった。
また陰核にも男の指が触れ、優しく撫で回したり皮を剥きあげたりして焦らす。
神経の塊のような部分だ、そうされて感じない筈がない。
手つきもあまりにも巧みで、目に見なくとも秘裂から愛液がとろとろと溢れていくのがわかる。

それらの快感が肛門の指遣いとリンクし、肛門の気持ち良さだと錯覚させられる。
目隠しのせいでそれらの雑音も頭を満たすほどに大きく、他に何も考えられなくなる。
ただ一つ、左手薬指の指輪の冷たさだけが感覚に割り入ってきた。
真と過ごした幸せの時間が、随分昔の事のように感じられる。
本来なら今ごろ、2人で肌を合わせて幸せに浸っていた筈だ。
酒が入れば優良も大胆になり、彼の好む事を何でもしてあげられる。
変なビデオを持っていたり、射精の一度目が早すぎたりするけれど、この世で一番愛する真。
その彼の感触が、今はあまりに儚い。



「優良さん、今ごろどうしてるんだろ……?」

同刻、真はスーパーで買った惣菜をつまみに酒を飲み続けていた。
やはり見知らぬ人間に妻を預けるのはまずかったのではと、今更になって悔やんでいた。
性欲に駆られての行動で後悔するのは、今に始まった事ではない。
しかし今回は、取り返しようのない行為のような気がしていた。

同僚が上手くいったとはいえ、それはそれ、優良は優良だ。
彼女が世のどんな妻より特別である事は、真は結婚4年目の今でもひしひしと感じる。
この世で一番愛しい優良。
その彼女が今、どこかで調教を受けているのだ。
真はその事実に、もう何度目かの痛々しいまでの屹立を覚え、ひたすらに自慰を繰り返す。
自らの業の深さを噛み締めながら……。
353悪夢の3日間   13/15:2010/11/14(日) 23:13:35 ID:hByHfhOz


「うひゃ、拡がったもんスねぇ〜」
男優が高瀬の手元を見やり、歓声を上げた。
高瀬の2本指によって、慎ましかった優良の肛門は悠にその2本指が入り込む大きさに拡張されていた。
菊輪はもはや菊の花というより、ぷくりぷくりと膨らんだ小さな唇だ。
肛門の周りには指のみならず、様々な道具がテカリに塗れて転がっている。
ビワの実大の肛門栓、エネマバルーン、先が球になったガラス棒、アナルパール、アナルバイブ……。
それらの異様なテカリ具合はローションだけではないだろう。
延々と続けた指と道具による刺激で、優良の腸内からはさらさらとしたものが分泌されはじめている。

肛門がそこまでになったのだから、女性器の方も当然乱れていた。
もはや陰核に触れられもせずに愛液が溢れ出す。
あるいはとうとう肛門を弄繰り回されることで蜜を吐くようになったのだろうか。
それが現実的に思えるほど、高瀬の尻穴弄りは徹底的で容赦のないものだった。
「はぁっ……はぁっ……はぁ…………」
優良は白い歯を覗かせて荒い呼吸を繰り返す。
全身に水を浴びたような汗を掻き、癖の強い前髪がしなびて額に貼りついている。
その汗の掻きようが、彼女の受けた快感を表していた。

高瀬はその息を受けながら、優良の後孔に今一度指をねじ入れる。
今度は人差し指も加えた3本指だ。
しかし十分なぬめりと伸縮性を備えた優良の後孔は、それを易々と飲み込んでしまう。
「3本を咥え込んだか。もう本物を入れても大丈夫そうだな」
高瀬はそう言ってカチャカチャとベルトを外し、逸物を取り出した。
それは遠目にも平均より立派だと分かる。
先ほどの男優やカメラマンも中々の持ち物だったが、これには及ばない。
優良が目にすれば間違いなく絶句していただろう。

高瀬自体、そこまでの大きさになるのは久しぶりだった。
普通のセックスにはさして興味がない。さして言えば女の後孔を弄くるのが好きだが、
それにしてもこの優良ほど弄くっていて興奮した女はいなかった。
354悪夢の3日間   14/15:2010/11/14(日) 23:14:31 ID:hByHfhOz

高瀬は久方ぶりの律動を愉しみながら、優良を抱えあげてうつ伏せにした。
バックスタイルだ。
「いくぞ、力を抜けよ」
そう告げて亀頭を小さく口を開いた肛門に押し当てる。
優良は小さく縮こまるようになってその時を待っていた。
さすがにあれだけ弄くられれば、肛門を犯される覚悟もできたのだろう。
高瀬は腰を掴んだまま逸物を押し込んだ。
「ん!」
優良が眉をしかめる。高瀬はかなりの抵抗を破って腸内に押し入った。
亀頭とカリ首をぬるりとしたキツさが包む。
犯していて気持ちのいい尻穴である事が、この時点で把握できた。
「ぐっ……!!」
逸物を全て押し込み、高瀬はそこで声を上げる。
本当に気持ちがいい。そしてまた見晴らしがいい。
背に流れる艶やかな黒髪、引き締まった腰つき、柔らかな尻、足に密着する太腿。
ボディラインは熟した女ながら、しっとりとした肌触りはまるで生娘だ。
なんと上質な女なのか、と改めて驚かされる。
まるで天女。
これが人妻などという俗めいた肩書きを持つ事が、にわかには信じられない。

高瀬はその極上の女の腰をしっかりと掴んだ。
その天女の排泄の穴に性器を突っ込んでいる、という事実に胸が弾けそうだ。
ゆっくりと腰を引く。
そして一呼吸置き、一気に再度突き入れた。パンッと肉の当たる音がする。
「う!」
優良の声も遠くに確かに聞こえた。
その声が嬉しく、高瀬はさらに腰を遣いはじめる。
パンッパンッパンッパンッ、と小気味よい肉のリズムが奏でられる。
「ふ、太……い……!……おしり…………さけ、ちゃうっ…………!!」
優良の声がする。
高瀬は天にも昇る気分だった。
間違いなく優良の尻穴を犯している、と身体の最も熱い部分で感じられる。
この女はいつもここで糞をするのだ、その穴を自分の性器が塞いでいるのだ。
そう考えれば逸物が強く脈打つ。
そのシーンを何台ものカメラが収めているのだと思いを馳せれば、脳内に麻薬が湧き出る。
故にいくらでも肛門性交を続けられた。

355悪夢の3日間   15/15:2010/11/14(日) 23:15:22 ID:hByHfhOz

高瀬は飽くことなく優良の尻穴を穿ちつづけた。
達磨のような格好の優良をベッドにうつ伏せにさせ、圧し掛かるように尻穴をほじくる。
シーツに沈んだ優良の口から漏れる、くぐもった喘ぎがいやらしかった。

その格好で何十回と突き続けた後、次に高瀬は後ろ手に縛られた優良の手首を掴む。
そうして無理やり優良を引き起こし、腰を打ち付けていく。
先ほどの体勢で快感のあまり涎を垂らしていたらしい優良が、シーツに銀色の糸を垂らす所、
そして豊かな乳房が突きこみにあわせて揺れる様が圧巻だった。

そこから一度射精を経た後、高瀬はベッドの端に座って膝の上に優良を乗せる。
身体の前面がカメラを向いた騎乗位、いや駅弁スタイルと言った方が近いだろうか。
正面からは口を開いた秘唇が丸見えのため、尻穴に入っているのが最も分かり易い体勢だ。
先ほど腸内で射精されたためか、結合部からぐっぱぐっぱと恥辱的な音が立っている。
そしてこの体勢は、優良の細身と豊かな乳房を堪能するのにも最適だった。

またこの頃には、優良も相当に感じたのか天を仰ぎ、聞くだけで妙な気分になる喘ぎを上げていた。
「……はぁっ……さん……真……さん、真さん、……はーっ……真さん……!!」
喘ぎにそういった叫びが混じる。
まるで夫が自らの全てだと言わんばかりにだ。それは健気さを通り越して不気味でさえある。
元々感度がよく反応が激しめの女性ではあったが、この時の乱れぶりは快感の電流で脳が焼ききれたかのようだった。

だがこれらは、たかが4時間程度の出来事でしかない。
優良はこれから3日間、徹底的に尻穴を開発され続けるのだ。
ビデオカメラはその様子を淡々と映像に残し続ける。

『ほら落とすなよ。口の方も、玉を舐めるぐらいまで舌を伸ばしてみせろ』
ある時には中腰の姿勢で極太のアナル栓をねじ込まれ、そこに重りを下げられた。
括約筋を鍛えるためだ。
同時に優良の口には男の剛直がねじ込まれている。
犯されている間も、休む間でも、間断なく逸物をしゃぶらされ続け、
優良はすっかり他人の物を咥え込むことに抵抗をなくしていた。
鼻先にくさい物を突きつけられるだけで唾液を溢れさせるほどになっている。
喉奥を使って飲み込むように扱くやり方も教え込まれた。

『いやぁっ、出る、出るう、出ちゃうぅぅっ!!!!」
ある時には腹いっぱいに牛乳浣腸を施されたまま、腸内に剛直をねじ込まれる。
抜き差しのたびに抗いようもなく排泄をさせられる。
牛乳のおかげで排泄の匂いはないが、肛門性交と排泄を結びつけるこのセックスは、
優良の頭に消える事のない感覚を刻み込んでゆく。


この3日の記憶は、優良の中に蘇ることは決してない。
ただ愛する夫と愛を育むうち、ふと遠い日の失恋のように、彼女の心を刺す事だろう。
生涯消える事のない傷跡として……。


                        終
356名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 00:08:46 ID:/xkREoVU
すげえ!GJ!!
職人さんをムシャクシャさせた克にある意味感謝したい。
357名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 20:25:10 ID:QwCXrzLD
いいねー
体が忘れられなくてって感じで後日またこのうちの一人の男性に抱かれる様子とか想像するとゾクゾクする
358名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 22:22:48 ID:itIgpIvx
この後も色々おこりそうな想像をさせる、うまい終わり方だな。 gj
359名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 02:51:54 ID:vueyRVrg
GJ!
何かの拍子に少しずつその日々の記憶が蘇ってしまう優良さん…とか、
調教師のグル―プの誰かが優良さんを忘れられず自宅を訪ねて…とか、
真が新たな仕事を調教師に依頼し、再び監禁されてしまう…とか、
確かにいろいろ妄想が膨らみますね。
スカトロ好きの自分としては優良さん脱糞シーンすごく興奮しました。
記憶はなくなっていても、浣腸液のCMを見ると体が反応してしまう優良さん…とかも萌えます。
360名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 17:31:25 ID:Y5L7WPQP
そういやココって保管庫ないんだね
361名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:46:36 ID:KfKrGIsB
他の男に尻穴調教されてるのを想像してビンビンだった真も、実際にアナルセックス出来た時アヘアへ喘いでる優良さんを目の当たりにしたら、ヘタレの真は、ぶっちゃけ萎えそうだけどな。 なんとなく気になる・・・
362名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 14:15:07 ID:RFLpm9nw
今号のアニマル読んで。他の漫画だけど、ウォシュレットしながら
『私…の(オシリの)あな 温かい…お湯に 舐められて…るゥ』て悶えてた。
管理人さんがやって、えらい事になってるのを妄想した。
363名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 11:30:16 ID:yTWP5aK2
明から完全に毒が抜けてて吹いたW
「愛に勝るものはない!!」なんて、風俗キャバクラ通いまくり遅漏野郎の口から、そんな台詞が出るなんてW
364名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 21:02:53 ID:nEjuhVmO
明といえば妄想とかで優良さんを寝取るもんだとおもってた
それがいまではこんなありさま
365名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 20:56:15 ID:0TsflslP
優良は保護されている!!
366名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 02:18:05 ID:h4tXkbRY
保護されていると言うより、単に克が『優良は俺の嫁!』状態で描く気も技術もないんじゃね?
367名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 02:46:01 ID:rcJlKmhy
俺嫁状態もとっくに過ぎて、既に倦怠期なんじゃない?
だから、嫁とのセックスすら想像できず、ましてや寝取られとかは
「え〜、うちの嫁と寝たいの〜?気持ちワル〜w」みたいな段階だったりして。
実はエッチシーンも、現在は全部アシに描かせてるのかもしれん・・・。
368名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 22:51:15 ID:B+L8ek7K
マンネリなのは5年前からだね…
369後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:02:38 ID:xcV+lhe3
さて、これを読んでる貴方にとって私が「初めまして」か「お久しぶり」か分かりませんが、とにかくどうも、後書きメインの人というコテでございます。
一度は「俺は物書きを止めるぞJOJO−!(意訳)」とか言ったんですが、掌返して復活でございます。
まあ、経緯とかその辺は後書きにて。
では、本編・・・の前に、優良と山田のオーソドックスなブツで、相変わらず長い上に続きものであることを先に謝っておきます。

その後ろ姿を見た時、優良は声をかけようか少し逡巡した。
だが、ちょっと会いづらいという躊躇より優良の中の良識が勝った。
「久しぶりね、山田君」
それは、妹の元カレ、山田の姿だった。
「あ、お久しぶりです。おねーさん」
柔和に答える顔を見て、何故梨香は彼と別れたんだろうと優良は疑問を抱く。
「いや、もうおねーさんって言うのはマズイかな?」
聞いた話だと女性関係が杜撰だとか、だが梨香も言えた義理ではないハズだ。
照れくさそうに話す山田の横顔は好感触こそもてども、別れるような暗い要素は見えなかった。
「いいわよ、おねーさんって呼ばれると私もまだまだ若いって思えるし」
「何を言ってるんですか。おねーさんはまだまだ若いですって」
「またー、最近はそうも言ってられないのよ?」
まあ、結婚と恋愛は違うよね。
山田と軽快に会話を交わしながら優良は心の中で呟く。
だが、男に慣れてないところのある自分でも話しやすい山田を、決して優良は嫌ってはいなかった。
370後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:03:15 ID:xcV+lhe3
「ところで、今はどうしてるの?」
少し場も温まってきたところで、聞きにくいが一番聞いてみたかったことを優良は尋ねた。
「あ〜、おねーさんはご存知と思いますが」
山田は苦笑を浮かべながら続ける。
「俺、梨香にフラれちゃって」
「そうね・・・」
何と言えばいい分からず微妙な顔をする優良。
「けど」
だが、山田はそんな優良を励ますように声を高める。
「それで俺も目が覚めたんです。生活態度を見直そうと思って」
「えらい!」
安心からか本心からか素直に賞賛の言葉が優良の口から飛び出した。
そんな優良の態度に恥ずかしそうに、だが嬉しそうに目を細めて山田はポツポツと語りだす。
「まあ正直俺のそれまでの生活は褒められたもんじゃなったですから」
「だから手始めに家を出て一人住まいをしながら就職活動に励むことにしました」
(あと、女性関係も整理してるんだけど、これはおねーさんには言わない方がいいか)
山田の態度に気を良くしたのか優良は笑顔で相槌を打っていたが
「それってやっぱり梨香のため?」
かなり核心をついてくる優良の問いに、思わず誤魔化そうかと思った山田だが、
「そうですね。ええ、アイツが俺を振り向くかは分かりませんが、少なくともアイツが付き合った男の中ではいい男でいたいといいますか」
「ハハ・・・・・未練タラタラで情けないっすね」
照れ隠しに笑う山田だが、優良は山田の手を握ると、
「そんなことない! 立派だと思うよ!」
山田の目を見つめて叫ぶ。
あっけにとられた山田だが、伝わる手の温かさと、何より優良の純粋な瞳を魅入られるように見つめていた。
「おねーさんってやっぱ綺麗だな」
思わず心の中の言葉が口から洩れる。知らず知らずのうちに山田も手を握り返していた。
その言葉に思わず自分の状況を思い出したのか、優良が慌てたように離れる。
「も、もう! ヘンなこと行って最後は減点!」
だが、その照れた顔すら山田には魅力的に思えた。
フラフラと近づこうとして、正気に帰る。
(オイオイ、俺は何をしようとしてたんだ? 梨香の姉さんだぞ、人妻だぞ)
自身の邪念を振り切るように頭を軽く振って、意地の悪い笑顔を浮かべる。
「や、しまった。つい本音がでちゃった」
「もう、そんなに口が軽いと信用されなくなるよ」
さっきの状況をウヤムヤにしようとおどけたが、優良が乗ってくれて山田はホッとする。
このままだと変な空気になりかねないと察した山田は話を切り上げることにした。
「じゃあ、俺は用がありますので」
本当は無い、が話を打ち切る理由としては妥当なところだろう。
「そう、じゃあ一人暮しなんだから体に気を付けてね」
優良も微笑んで送り出してくれる。

イカンイカン、さっきは変な空気を作ってしまった。山田は心の中で反省する。
やはり、最近女を断ってるからだろうか。
そういえば、おねーさんの言うように最近食事もバランス悪いよなぁ。
今朝もロクに食ってないし、あまり睡眠時間も・・・・・・・。
そこまで考えた時、山田は急に体が重くなるのを感じた。
あれ? と思う間もなく、体が地面に近づく。
視界が狭まりながら閉じてゆく中で、山田は誰かの叫びを聞いた気がした。
371後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:03:58 ID:xcV+lhe3
「ハッ!」
山田が目を覚ました時、そこは知らぬ部屋だった。
ダブルベッドの上に寝かされていたようで、軽く体にタオルケットが被せられている。
着物は、さっきと違いパジャマになっている。
「これって」
見覚えのある柄に、山田の記憶が刺激される。
部屋も改めて見回して見れば見知らぬわけではない。
「ここってもしかして・・・・」
こぼれた呟きに呼応するように、パタパタとスリッパの音がして優良がひょいと顔を見せた。
「あ〜、やっと目が覚めた」
先程とは違い、エプロン姿の優良に少し胸のざわめきを感じながら山田は問いかける。
「俺? どうしたんですか?」
「覚えてないの?」
そんな答えが返ってくるとは思わなかったのか、優良の方が不思議そうな顔をして聞き返す。
「ええ、さっぱり」
「え〜と、倒れたところは?」
「微かに覚えてます」
「あの後、助け起こして救急車呼ぼうとしたんだけど、山田君が止めるから呼ばなかったの」
「あ〜、保険料払ってなかったからかな」
「でも、放っておけなくて、なんで倒れたのか聞いたら『ハラが・・・へった』って死にそうな声で返すもんだから何とか肩を貸してここまで運んだの」
「ココ、おねーさんたちの家っすよね?」
「そう。そして、ご飯出来るまで休んでなさいって言ったら。そのままコトンと」
「うわー、全然覚えてないや。でもこのパジャマは?」
「渡したらいつの間にか着てました。真さんのだけど丁度あってるみたいね」
「う〜、何から何まですいません」
「いいわよ。でも、何で倒れたりしたの?」
「あ〜、その、最近独り暮らしで食事とか生活が乱れてたのかも」
「もう、独り立ちするのは偉いと思うけど、それで倒れちゃ意味ないでしょ」
「返す言葉もないっす」
「私を心配させたお詫びとして今晩は夕食食べて行きなさい」
「ハイ、おっしゃる通りに・・・ってええ、そりゃ悪いっすよ!」
「反論は認めません。こうでもしないと私が心配なんだから」
「でも・・・・いえ、すいません、お世話になります」
「コラ、こういう時はすいませんじゃないでしょ?」
「・・・そうですね。ありがとうございます、おねーさん」
「よろしい!」
(やっぱ、おねーさんは綺麗だなぁ)
満面の笑顔で返す優良に、山田は見とれていた。
372後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:04:34 ID:xcV+lhe3
「じゃあ、ちょっと寝汗かいてるからシャワーでもどう?」
と山田に勧めて、優良は寝室を後にする。
さっき言ったことは本当だが、一つ山田には隠していることがあった。
それは着替えの時。
途中で力尽きたのか、山田は上半身だけで下半身はパジャマを履いていなかった。
山田の様子を見に来た優良が履かせたのだが、その時、寝ぼけた山田が抱きついてきた。
「ちょっと、山田君。起きなさい!」
優良は慌てて引きはがそうとしたが、
「りか、りかぁ・・・」
山田が寂しそうに呟くのを聞いて、胸の奥が切なくなり、思わず抱き返していた。
赤子のようにしがみつき、梨香の名を呼ぶ山田は優良の母性本能をくすぐる。
だが、一方で抱きしめられた時の体臭や腕の強さは紛れもなく大人、しかも優良の知らない男ということが、優良の胸をざわめかせる。
(これは子供をあやしているようなものなんだから)
優良は心の中で言い訳しながら、山田の背中を愛しそうに撫でつける。
すると、山田は優良を抱きしめる腕に更に力を込める。
「あっ!」
体が密着して、優良の足が山田の股間に触れた。
(あ、熱い・・・・・・)
その存在感と熱さに一瞬で心を奪われそうになる。
まるで、足に全神経が集まったように敏感になる。
トランクス一枚を隔てたそこに、確かな男のモノが感じられた。
(すごくかたい・・・もしかして真さんより)
思わずそんな考えが浮かんだ自分を戒めるように、首を振ると優良は山田にできるだけ優しげに囁きかけた。
「ねえ、山田君、起きて。私は梨香じゃないから」
「ん〜」
「あんっ!」
いやいやをするように首を振る山田の顔に、丁度乳房を撫でる回される形になり優良は跳ねる。
(や、やだ、乳首たってる?)
ブラの擦れる感触で自分の乳首がどうなってるかを感じ取り優良は愕然とする。
(そ、そんな、真さんじゃないのに)
思わず呆けた優良の隙をついたように、山田は優良と共にベッドに倒れ込む。
「きゃ!」
悲鳴を上げながら優良も倒れ込む。
思わず身を固くした優良だが、それ以上は山田は何もしてこなかった。
「へ?」
というか、すかーすかーと軽い寝息を立てながら熟睡していた。
いつの間にか、拘束していた腕の力も抜けている。
何とかベッドから這いだしながら、ベッドの山田を振り向く。
「寝ぼけてたのよね?」
だが、優良の問いに応えるはずもなく、山田は安らかな寝顔のままだった。
その暢気な顔に思わず鼻をつまんでやりたくなったが、何とか思い直して寝室を後にする。
(寝ぼけてたんだから、特に意味は無いんだから。事故なんだから)
何度も自分を納得させるように心で呟く。
だが、よみがえってくるのは、山田の腕のたくましさと股間の熱さ。
そして否定しようとしても浮かび上がってくる自身への問いかけ。
(あの時、山田君が寝ぼけてなかったらどうなってたんだろう)
373後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:05:08 ID:xcV+lhe3
「や、やだ。また思いだしてる」
気付けば再びさっきのことを思い出して、料理の手が止まっていたことに気付く。
「もう、あれは事故よ事故」
確かめるように口に出して呟く。
「そんなことより、山田君に精のつくもの作ってあげなくちゃ」
「精の付くって・・・・・精よね。もうだめダメ!」
「今日の私はおかしい。それより今は料理料理」
気を取り直すようにスーパーで買った袋を持ち上げたその時、袋の影で何かが動いた。

「キャー!!」
山田が優良の悲鳴を聞いたのはシャワーを浴びている時だった。
そのただならぬ叫びに体も拭かずに、タオルを腰に巻いただけの姿で駆け付けた。
「どうしたんです!?・・・っとと!?」
扉を開いた山田の胸に優良が飛び込んできた。
「ゴ、ゴキ!・・・いやぁ!」
叫びながらぎゅうぎゅうと抱きついてくる。
「ちょ! 待った、落ち着いておねーさん!」
素っ裸の胸に優良の柔らかなものが押し付けられて、驚きとは別の意味で心臓の鼓動が早くなる。
惜しい気持ちもあったが、何とか優良を引きはがして辺りを見ると、予想通りゴキブリの姿があった。
手元にあった新聞紙を丸めて一閃。ティッシュでくるんで処理した後、未だ座り込んでいる優良に笑顔を向けた。
「もう大丈夫ですよ、おねーさん」
「ほ、ホント?」
涙目で見上げてくる優良の姿に思わず引き込まれそうになりながらも、何とか山田は威厳を見せて行った。
「まあ、俺にかかればこれくらい大したことじゃないですよ」
「う〜、ありがとう山田君。私はどーしてもアレは苦手で」
「まあ、しょうがないですね。男だって苦手なヤツいますし」
「恥ずかしいところ見せちゃった」
「可愛かったですよ?」
「も、もうそんなこと言って・・・でもアリガト」
本当に可愛かった。山田は心の中で繰り返す。
それに、抱きつかれた時の胸の大きさと柔らかさは・・・。
などと不埒なことを考えた罰か、ムクリと隆起したペニスに押されるようにかろうじて止めていた腰のタオルがハラリと落ちた。
丁度、座り込んだ優良の目の前に山田のたくましく勃起したモノが晒されることとなり・・・
「キャー!!」
「す、すいません!」
山田は股間を隠しながら浴室へ逃げ帰った。
取り残された優良は未だに激しく脈打つ鼓動に胸を押さえていた。
(さっき助けてくれた山田君はちょっと格好良かったかも。それに)
(いま、一瞬見えた山田君のアレ・・・)
(すごく、大きかった。ビクンビクンって脈打ってた)
(もしかして私を見て? まさか?・・・でも)
激しい心臓の鼓動に押されるように、口から悩ましげな溜息が漏れた。
374後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:05:45 ID:xcV+lhe3
その後、さっきのことは無かったようにふるまう二人だが、どこか二人の間にはギクシャクとした雰囲気が漂っていた。
その空気は一家の主人である真が帰ってくることで払拭された。
山田が家にいることに帰ってきた当初は驚いた真だが、話を聞くと快く夕食への同席を同意してくれた。
「いや〜、すいません。御馳走になっちゃって」
「いいよ、君とは久しぶりだし。そんな状況とあっては何もしない方が目覚めが悪い」
「お世話になります、おにーさん」
などと、山田と会話をしていた真だが、ふと思いついたように切り出してきた。
「そうだ、ついでというわけじゃないけど、ちょっと3日ばかり泊っていってくれない?」
「え!?」
その言葉に反応したのは言われた山田ではなく、隣に座る優良だった。
優良本人も自分の声に驚いてるのか、恥ずかしそうに真に続きを促す。
「え・・・と、どういうことですか?」
「ウン、ちょっと明日から出張なんだ。だから優良さん一人にするのも危ないかなって思ってさ」
「あの・・・いいんですか、俺なんかが泊って?」
「勿論! 変な遠慮はナシだよ山田君!」
いやそう言う意味じゃないんだけどなぁ、と山田は心の中で返しながら、もう一人の家主、優良の方に視線を向ける。
優良はしばし、ためらっていたが、
「えと、山田君さえよければ」
もじもじと山田の方を見ずに答える。
「勿論、お世話になります!」
対して山田は満面の笑みで答えるのだった。
「そうだ、今度の出張は梨香ちゃんと行くんだよ。ついでに、どれだけ山田君が頑張ってるか伝えておこうか?」
「止めてくださいよー。人の助けがなくたって俺は振り向かせてみせます」
「お、言うねー」
盛り上がる男性陣のそばで、優良は一人胸の中で不安を抱えていた。
375後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:06:26 ID:xcV+lhe3
その夜。山田は居間に布団を敷いて寝てもらい、夫婦二人はいつものダブルベッドで横になっていた。
だが、優良は寝付けなかった。
頭に浮かぶのは山田のトランクス越しの熱さ、そして目の前で見た大きさ。抱きついた時の体の硬さ、力強さ。
ベッドにも山田の男の匂いが染みついている気がして、どうしても気持ちが昂って眠気が訪れない。
「ねぇ・・・真さん起きてる?」
仕方ないので真に相手をしてもらうことに決めた。
「んぅ? どうしたの優良さん?」
少し寝入っていたのか寝ぼけた声で答える真に、
「ごめんなさい・・・その・・・抱いてもらえませんか?」
女から誘うなんて恥ずかしいことという観念が優良にはあったが、今は抑えきれそうもなかった。
「ん?珍しいね。いいけど・・・山田君もいるけどいいの?」
「う・・・でも、明日からちょっと会えないわけですし。声は抑えますから」
「そうだね・・・じゃあ、って、ちょっと寝ぼけてるから立ってないんだよね」
「じゃあ、お世話します!」
真の許しを得て、下半身へと飛びつき、パジャマの下を下ろす。
トランクスもずり下げて貪るように真のものを取り出す。
「今日の優良さんは積極的だね」と真の声も聞こえていたが、気にも留めなかった。
だが・・・
「あ・・・」
取り出したモノは小さかった。
まるで、優良では大きくならないとでも言うようにしぼんでいた。
(山田君はあんなに・・・)
思わず真に対して非難めいた言葉を思い浮かべそうになるところで頭を振る。
(何考えてるの。私は真さんの真さんだけのモノなんだから。真さんのことだけ考えていればいいの!)
丹念にモノを舐めまわし、亀頭にキスを降らせていると次第に大きくなってきた。
だが、やはり最大に大きくなっても山田には及ばなかった。
(いいの、私が愛する真さんの、おの・・・オチンチンの大きさなんか)
優良は心の中でそう結論付ける。
だが、優良は知ってしまった。
今まで比較対象を見たことなかったから最高でいられた真のモノが山田より劣るということに。
それで真への愛が減じることは無い。
だが、絶対的だった真への信仰に近い敬意が薄れたのは優良本人すら気付いていない、いや気付こうとしないのかもしれない。
376後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:07:08 ID:xcV+lhe3
「あの・・・挿れていいですか?」
「え? でもまだ優良さんへの愛撫が」
「えと・・・恥ずかしいですけど舐めてるだけで濡れちゃってて」
「アハハ、優良さんが感じやすくて僕は嬉しいよ」
「も、もう・・・」
曖昧な笑顔を真に返す優良だったが、そんなに濡れた原因は分かっていた。
(私、山田君のこと考えてたからこんなに?)
人妻としてあり得ない不貞。だから、真とのセックスの快感でそれを洗い流したかった。
はしたないと思いながら、優良は自分が上になって真を受け入れた。
ズブリと自分の中に異物が入っていく感触。
「んぅぅ」
ヒダが包みこみ、相手を体中で実感できる感触。
「ん・・・っく!」
そして自分が満たされる快感。だが
(もっと)
心の中で自分が囁く。
(もっと長かったら、もっと硬かったら)
(例えば、アレのように・・・)
「んぁぁぁ!!」
山田のモノを思い浮かべた瞬間、優良の体に今まで感じたことのない甘い痺れが走る。
「わ、凄い。優良さんの中がうねってる」
喜ぶ真とは対照的に、一瞬でも山田のモノを思い浮かべたことを打ち消すように優良は腰を振り始めた。
「んうぅ!あはぁ!」
ベッドをギシギシと軋ませて真を貪るように上下する。
「あっあっ、優良さん激しい!」
優良の激しさに、真は自ら腰を合わせることもできずに翻弄されていた。
(もう少し、もう少し!)
真のモノを奥深くまで受け入れようと優良は音を立てて尻を打ちつける。
そのたびに、接合部からはにちゃにちゃとねばついた音と、白濁した本気汁がはみ出した。
(まだ、もっと!)
もう少しで子宮の奥まで届く、その時に得られる快感は今の自分を今の妄想から解き放ってくれる。
そう信じて優良は腰を振った。
だが、その願いはむなしく潰える。
「あ、も、もう!」
「え?」
気付けば、真のモノは小刻みに震え、膨れ上がっていた。
だが、発射前の膨張ですら優良を満足させる大きさではなく、長続きもしなかった。
「で、でるっ!」
「あ、あん!」
子宮の奥に浴びせかけられる熱い真の精子は優良の快感を高めてはくれたが、それは優良が望む快感の半分にも満たなかった。
しばらく、射精をして震えていた真のモノが収まると同時に引き抜き、ティッシュで後始末にかかる。
「疲れているところをありがとうございました」
「いやいや、優良さんこそいつもどおり良かったよ」
いつもなら優良の心を温めてくれる会話。
だが、今日だけは優良の心には不満がくすぶっていた。
(せめて、胸とかアソコを触ってくれればもうちょっと気持ち良くなれたのに)
(できれば、もっと長くてたくましくて、そうあの人のように)
自分がとんでもないことを考えていることに気付いて優良は頭を振る。だが・・・
(や、やだ垂れてきちゃった)
先程出した真の精液と歯別のモノが股に滴るのを感じて素早くティッシュをあてがう。
(きょ、今日はおかしなことが多かったからヘンになってるのよ。明日になれば元に戻るわ)
そう、言い聞かせるように心の中で呟いてベッドに戻る。
真はもうすやすやと安らかな寝息を上げていた。
(真さん、ごめんなさい。私、貴方と他の人を比べたりしました)
真に縋りつくように抱きしめる。
(もうそんなことを考えないように、今日は一緒に眠らせてください)
愛する夫の腕の中で優良は休みにつく。
だが、優良は知らなかった。夫婦のセックスの一部始終を覗いていた者がいることに。
「おねーさん・・・」
その人物、山田は爛々と充血した眼差しで優良を見ていた。
377後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:08:04 ID:xcV+lhe3
少し話は戻る。
寝床をあてがわれた山田だが、昼にに寝たからか、慣れない布団だからか、それとも今日は色々なことがあったからか、眠りは訪れにくかった。
しばらく布団の中で寝がえりを打っていたが、諦めて起き上がり台所で水を飲む。
ふぅ、と軽く息を吐いてトイレにでも行こうかと思ったところで、かすかな声が聞こえてきた。
初めは風の音や外から聞こえる雑音かと思ったが
「ん・・・・ふぅ・・あう」
小さいながらも通夜を帯びた喘ぎとベッドの軋む音で何の音か分かった。
いつもなら苦笑して流す余裕のある山田だが、何故か今日の優良の姿が目については慣れず、気がつけば寝室へを足音を忍ばせながら近づいていた。
(俺は何をしてるんだ? こんなこと、恩をあだで返すようなことを・・・)
だが、心とは裏腹に蚊が付けば寝室のドアの前に立っていた。
「あん・・あぁ」
ドアがしっかり締まってないので、声が漏れてきている。
それはつまり、ドアノブを回さずに少し開けられるというわけで
(ちょっと、ちょっとだけ。見るだけだから)
心の中で誰にともなく言い訳しながらドアを軽く、音をたてないように押す。
心臓の鼓動が早く、鼻息が荒くなる。かつてない興奮を覚えながら、山田はドアの隙間から覗いた。
そこには、真の上で越しを振る女の姿があった。
(おねーさん?)
一瞬、山田には真の上に乗る女が分からなかった。
いや、いつもの清楚な優良と、男を貪るように越しを振る今の優良が重ならなかった。
(おねーさん、夜はあんなに乱れるんだ)
髪を振り乱し、豊かな胸を揺らせながら真の上で踊る優良は、淫靡な娼婦のようだった。
(似てないと思ってたけど、やっぱ梨香の姉さんなんだな)
どこかそれまで性の対象とはしていなかった、山田の中での優良への見方がこの時変わった。
いや、恋人の姉だからと無意識でセーブをかけていた性欲が取り外されたのかもしれない。
(それにしてもおにーさんもマグロだよなぁ)
優良の腰に合わせることもできずに、寝ているばかり。
(あれじゃ、おねーさんは満足できるんだろうか?)
そう思った矢先に、
「で、でるっ!」
もうかよ、と思わず声に出しそうになった山田の耳にかすかに失望が混じった声が届いた。
「えっ!?」
一瞬自分の聞き間違いかと思った。だが
(俺には分かる。あれは満足にイってない)
だから、どうしようというわけではない。知り合いの性生活だ。
そう、心の中では割り切る。
割り切るつもりだったが、何故か心の中では一つの言葉が渦巻いていた。
(おねーさんはおにーさんとのセックスに満足できてないのか)
山田が寝つけたのはそれから2時間後のことだった。

(続く)

後は恒例の後書きなので、興味のない方はぶぶ漬でもどうどすか?
378後書きメインの人:2010/12/11(土) 23:11:41 ID:xcV+lhe3
ということで、帰ってきた後書きメインの人でございます。やはり略称は新メインにするべきでしょうか? もしくは後書きの人ジャック。
それはともかく、お前仕事はどうなったと言われそうですが、

ま だ 無 職 で す 

アハハ、まいったねー。12月と世間の風は冷たく、忙しいのは閑古鳥、喜んでるのは貧乏神という有様ですわ。
いや、お前こんなの書いてるヒマねーだろという方。貴方は正しい、私が間違ってる。
でも、こうフラストレーションというか何か溜まるんですよ。
マジに何かで発散させないと三面記事的なモノが。
つーことで、ガス抜きのためにコレ書き上げました。
続きは何時になるか分かりません。
ですが、今回のこれは会社の面接受ける前にプレッシャーから逃避するために書いたので、これからも職が決まらないと続きが出る可能性が高いです。
だから、皆! 私の職が早く決まるように祈っててくれ!

まあ、それは冗談ですが(どこから何処までが冗談かは各個人の判断に任せます)、今回はオーソドックスに優良と山田の話。
昔風に言えば『よろめきもの』ってんでしょうか。
NTRだなんだとかジャンルはどうでもいいですが、人妻が夫じゃない人に惚れるのはドキドキするし、他の男のちんこに惚れるのはエロいよね、という趣味が全面に押し出された話となっております。
故に、ちょっと本番まで長めになりそうですが、私の経過も含めて気長に待って頂ければと思います。
では、またお会いできることを楽しみにしております。

余談
そーいや保管庫のないこのスレですが、
「萌えた体験談コピペ保管庫」
ttp://moemoe.homeip.net/index.php
↑の「萌えコピ一覧」の「アニメキャラの体験談」で結構昔のSSまで揃ってますな。
ふたりエッチ専用じゃないし、スレ順でもないんで探すのが面倒ですが。
379名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 02:12:59 ID:wcFV2xCK
とりあえず、後書きさん、お帰りなさい。かな?
まあ…プライベートは、置・い・と・い・てw ベタな題材だけどイイすね。続きが楽しみです。


あと、本編の方にはチョットだけ気になる展開が。克が、これをどう旨く料理できるか。SS共々気になりますな。
380名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 06:34:36 ID:iVhbmPl4
やっぱり後書きさんの優良さん山田君ものはいいですね!!
動機付けと過程がわかりやすいので続きがとっても待ち遠しいです!!
381名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 20:08:43 ID:+DdcG8nE
おかえり!
382名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 15:24:24 ID:TRuyipDk
お久しぶりです。
NTRの王道的な展開ですね!だからこそ楽しみです♪
長編大歓迎です。
出来ればNTR後の真との仲とかも詳細に書いて欲しいです。
真の給料でヤマダと不倫旅行とかw

どの業界かは判りませんが、就職活動も頑張って下さい!!
383名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 02:35:27 ID:RTK+PP8h
まさかまた読めるとは思って無かったんで、凄い嬉しい!息抜きにマイペースでいいんで、続き楽しみにしてます。
それにしても、アニマルに城滝が再登場しててフイタ。まさか、みゆきにあてがうとは・・・。
384名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 21:38:10 ID:+yEGnn70
ズボン脱いでずっと待ってます
385名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 21:52:31 ID:zqGneVLA
風邪引くからマフラーだけは巻いとけ
386名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 22:40:43 ID:+yEGnn70
皮かぶってるから大丈夫
387名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 21:11:06 ID:noCCH8+C
防寒依然に人としていかんだろw
388名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 15:50:38 ID:/6c6xMVs
ふたなりエッチ
389名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 15:11:54 ID:h5Z+AmHF
エロ小説で金を稼ぐとか。これだけ書ければ、そこそこ売れそう。
390名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 15:19:29 ID:qofBOPwy
エロ小説家なんて5年ももてば良い方だよ。
その間だってバイトを兼業として寝る間を惜しんで書き、文章が嫌いになった頃に世間から忘れ去られる。
ちょっと書けるからなれる、なんて甘っちょろい世界ではない
391後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:11:08 ID:ybmLRisD
ハイ、というわけで続き行きます。
しかも三夜連続。いや、あまりにも長くなりすぎたんで。
でも、本番まで行ってません。どこまで引っ張るのかと自分でも言いたい。
それはともかく、本編。
392後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:12:09 ID:ybmLRisD
「いってきます!」
「いってらっしゃい真さん」「いってらっしゃい、おにーさん」
いつもなら真を送る声は一人。だが、今日は山田の声がそこに重なった。
「じゃあ、出来るだけ早く帰ってくるからね、優良さん。山田君もよろしく」
快活に告げる真に二人も笑顔で返すが、内心は穏やかでなかった。
(山田君とふたり・・・)(おねーさんとふたりきり・・・)
二人の頭に、昨日の様々なことが思い浮かんだ。

「さ、さーて、俺も休んでばかりいられないんで何かしますよ」
山田は自分の妄想を振り切るように必要以上に張り切って行った。
「そ、そうね。せっかく若い男の人がいるから力仕事を頼んでいいかしら?」
「お安いご用です・・・でも、その前に一つ気になったことがあるんですよ」
「どうしたの?」
「実は・・・・」
393後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:12:57 ID:ybmLRisD
トントントンとリズミカルに金づちが木を叩く音がこだまする。
山田が切り出したのは椅子の修繕だった。
「座った時、傾いてる気がしてたですよ」
「そうだったんだ。普段使わないお客様用の椅子だから気付かなかったわ」
「知らずに出してたらいつか失礼なこと起こってたかも。ありがとう山田君」
「いえいえ、こうみえて俺は小器用なのがウリでして。これくらいは朝飯前ですよ」
「凄いなー、頼れる男の人って感じで」
「そ、そうですか」
優良の邪気のない、だがそれ故にまっすぐな好意を向けられて赤くなる山田。
じゃあ、ここはお任せして、私は天気がいいから布団でも干そうかしら」
そう言って、山田が寝ていた客室へと向かう。
「あ。俺が」と言いかけた山田にいいから、と手を振って布団を持ち上げようとしたとき、ツンと嗅ぎなれない匂いが鼻についた。
(これ、山田君の・・・)
夫のものとは違った汗臭く野性的な匂いに胸の鼓動が速くなる。
枕に顔をうずめようとしたところで正気にかえる。
(な、なにやってるの! 匂いを嗅ぐなんてヘンタイみたいじゃない!)
邪念を払うように勢い付けて布団を持ち上げた、が
「わ!・・・っとと・・・」
勢いを付け過ぎたのか思わずたたらを踏んでよろめいたところで
「おっと、大丈夫ですか、おねーさん」
山田に抱きとめられた。
背中越しに抱きしめられた格好に思わず優良は赤面する。
さらに、布団と山田本人からくる匂いに挟まれ、まるで、山田に体を委ねているような気持ちになる。
(意外と胸板が厚いんだ。それに、腕の筋肉もしっかりしてる)
真とは違う男らしさに、思わずしな垂れかかりそうになる。
(いけない! 何を考えてるの!)
だが、すんでのところで踏みとどまり、
「ありがとう。ちょっとよろめいちゃった」
山田の方を振り向かずに言う。今の顔を山田に見せたくなかった。
「だからこういう力仕事は頼ってくださいって。それに元々俺が寝てた布団なんですから」
そう言って山田は布団を取りあげようとする。
「ダメ! 山田君はお客さんなんだからそれくらいはやらないと!」
なんとなく意地になって優良は布団を話そうとしない。
しばらく押し問答が続いた後、山田は呆れたように溜息をついた。
「やれやれ、おねーさんは変なところで強情なんだから」
「分かってくれた、じゃあ」
優良が勝ち誇ったような顔を見せたが、
「だから、おねーさんごと布団を運ぶことにします」
「え? きゃああ!」
ズンズンと山田の胸板で背中を押されて優良は進むしかなかった。
「ちょっと、あぶなっ、やめて山田君!」
「大丈夫です、転びそうになったら俺が支えますから」
「そういう問題じゃあ、ちょとー!」
山田に密着されて男の匂いに包まれ動悸が激しくなる。
(やっ、腰が当たって!)
たまに腰が当たると昨日の山田の全裸がフラッシュバックして、思わず腰が砕けそうになった。
山田はそのままベランダまで優良を押した後、布団を受け取って干してしまった。
「も、もう、これじゃ私の出番がないじゃない」
口をとがらせる優良だが、山田の顔が見れないほどに動揺していた。
(なんで? なんでこんなにドキドキするの?)
だが、山田はそんな優良に軽く肩をすくめて、
「まあ二人の共同作業ってことにしておいてください」
そう言って戻る山田だが、その実かなり焦っていた。
(ヤ、ヤバかった。あの姿勢のまま続いていたら押し倒してたかもしれねー)
ふざけているように見えた山田の行動だが、実際はかなり切羽詰まった末の行動だった。
それでも、余裕を見せられたのは経験の違いだろうか。
394後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:13:35 ID:ybmLRisD
「どーぞ、おねーさん」
醤油のビンを渡す時、山田の手と少し触れる
(あ・・・)
それだけで思わず声が漏れそうになり、優良は口元を引き締める。
(な、なんで? 何でこんなに山田君を意識してるの?)
(そりゃ、お風呂掃除のときに、濡れた体に少し見とれちゃったり)
(さっきのお買いものの荷物持ちやってもらっちゃった時はたくましいな、なんて思ったりしたけど)
(普通のお友達なんだから。しかも、梨香の恋人なんだから!)
(あ、そうか、恋人じゃないんだ、フリーか・・・・って、だから何よフリーって)
「あの、おねーさんどうしたんですか?ハシが止まってますけど?)
山田が怪訝な顔で尋ねてきて、ようやく優良は我に返った。
心配顔の山田を見て少しだけ、優良はこんなに山田を意識してるのが分かった。
(そうか、私が真さん以外の男の人とこんなに近くで一緒にいるのは初めてなんだ)
(真さん以外の男の人・・・真さんじゃない男・・・)
また良からぬ方向へ思考が流れ出すのを振り切るように、優良は切り出した。
「山田君、私午後からエアロビに行ってくるね!」
優良の勢いに面喰って「はあ、お気を付けて」とやや外れた返事を返す山田を尻目に
(体を動かせば、ヘンな考えも飛ぶはずだわ。今日は体動かすぞ−!)
一人意気込む優良だった。
395後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:14:15 ID:ybmLRisD
「じゃあ、行ってきます!」
「い、いってらっしゃい」
何故か張り切る優良に少し引きながら引き攣った笑顔を返す山田だったが
「ハイ! じゃあ留守番お願いします!」
優良は気にすることなく、肩で風を切る勢いで出て行った。
「はぁぁぁぁ」
優良が出て行ったあと山田は深い溜息を吐いた。
そのままソファーに座り込み、グッタリと体の力を抜く。
「ヤバかった。何か知らんがヤバかった」
気付けば優良を視線で追っていた。しかも、腰とか胸を見つめている自分に自己嫌悪を抱く。
「やっぱ、昨日あんなところ覗いちまったのがマズかったよなぁ」
ちょっとショッキングではあったが、あれだって夫婦には普通の日常だ。自分だって数数え切れないほどヤっている。
「けど、何故かまぶたに焼き付いて離れないんだよなぁ、クソッ」
「しかも、その影響で優良さんがコッチ見てる気がするし。自意識過剰もいいとこだろ」
ハッと自嘲気味に吐き捨てながら、立ち上がる。
「仕方ねー。体動かしてればピンクに染まった脳も戻るだろ」
奇しくも優良と同じ結論に至る。
「とはいえ、何するかな。炊事はおねーさんに敵いそうもないし、掃除は午前に粗方やってしまったし」
と、そこまで考えてハタとひざを打つ。
「そーいや、洗濯はやってなかったな。それをするか」
思い立ったが吉日とばかりにソファーから立ち上がり、浴室の洗濯かごを手に取ったところでソレを見つけてしまった。
「こ、これは・・・」
思わず見てしまったソレから目が離せない。いけないと思うのだが、首が固定されたかのように動かなかった。
それは下着、女性が身につける三角の布。
「これって、おねーさんの・・・・しかも、多分昨日の夜に履いていた・・・」
「パンツ・・・だよな」
396後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:14:56 ID:ybmLRisD
「いや、俺はどうするつもりなんだ」
気がつけば優良のパンツを持ち出してした。
普通の、山田にとってはそう珍しくもないモノだが
(コレ、昨日おねーさんが履いていたヤツだよなぁ)
そう考えると目を離すことが出来ず、ついでに手が伸びて・・・現在に至る。
「いや、もうこれは変態だろ、犯罪だろ」
居間のソファーに座って、机の前に置かれたパンツと対面しながら悩む男、というハタから見ればコメディでしかない状況だが、山田にとっては深刻な悩みだった。
だが、悩む間にも手が伸びて、ゆっくりだが確実に手は近づき、ついに触れた。
「うぁ」
ただの布なのに優良が付けていたという事実が、触角を鋭敏にさせる。
まるで、優良本人に触れるような気持ちになりながら、手触りを楽しむ。
股間の部分を触ると少し湿り気を帯びていた。
(これって・・・いや、でもこれがおねーさんのかは分からないし)
「た、確かめてみるか?」
誰にともなくそう告げると山田は顔を近づけていった。
ヤバい、自分はとてつもなくヤバいことしているという自覚はあるが、止まれない。
ハァハァと荒い息を吐きながら、パンツに鼻を近づけると
「・・・!!」
強烈なメスの匂いが脳天を貫いた。
強い香水を間近で嗅いだ時のように頭がクラクラする。
フェロモンというのはこういう匂いを指すんだな、とボヤけた頭の片隅で考える。
気付けば苦しいくらいに自分の息子が張り付けているのを感じた。
(もう、ダメだ。スイッチ入っちまった)
ズボンをずり下げて、息子を取り出す。
(うわ、中学生の時くらいにビンビンに固くなってやがる)
すでに先走りが滲む肉棒を優良のパンツで包む。
(すいません、優良さん。後で丁寧に洗っておきますから今だけは)
パンツ越しに手を上下させると、思わず声が漏れるほどの快感が走り抜ける。
まるで優良に挿れているような錯覚を覚えながら、オナニーに没頭する山田。

だから、聞こえなかった。外の音が、近づいてくる足音が。
397後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:15:49 ID:ybmLRisD
バンと入口の扉が開く。
「おサイフ忘れちゃって・・・た・・・わ?」
戻ってきた優良が見たのはソファーの上で寝そべりながら下半身を丸出しにした山田だった。
「や・・・・え?・・・あれ?」
驚きより困惑、怒りより恥ずかしさが心を支配して、上手く言葉が出ない。
急速に上ってきた血液に顔が赤くなる。
息も荒くなり、めまいがしたかと思うと、視界が急に狭まり腰から力が抜けた。
(あれ? わたし?)
体から力が抜けるのを感じながらどうしようもできずに崩れ落ちる優良の耳に、誰かの叫び声が届いていた。

「ん・・・んぅ? あれ?」
優良が目覚めるとそこはベッドの上だった。
「何で、私はここに?」
何故自分がベッドで寝ていたのか思い出せない。
「あ、おねーさんやっと起きた」
そうしてる内に山田が現れる。
昨日とは逆ね、などと思った瞬間、何故倒れたのか、ここで寝ていたのかをはっきり思い出した。
「あ、あ・・・・あの・・・」
頭に血液が集まって口が上手く開かなくなる。
喉はカラカラに、だがやたらと唾が舌に絡みついてきた。
この状態が続くとまた気を失いそうだと思った瞬間、目の前の山田が土下座していた。
「すいません!」
その突拍子もない行動に、一旦優良の感情が驚きによりリセットされる。
「えと・・・山田君?」
「居候させてもらってる分際で、あんな失礼なことしちゃって本当に申し訳ないです!」
「正直なところ、顔を見せられる立場じゃないんですけど、気絶するのをほっとけないし謝らないと気が済まないから」
「とにかく、俺はここを出ていきます。本当にごめんなさい」
そう言って山田は去ろうと腰を上げた。しかし
「ま、待って!」
思いがけぬ優良の呼びとめに、上げかけた腰が宙で止まる。
止められるとは思わなかったのか驚いた顔で優良を見つめると、優良は微かに視線をそらしながら
「えと、驚いたのは確かだけど・・・その、出ていくことは無いんじゃないかって」
「いやでも・・・・その俺も居づらいですし」
「で、でも・・・山田君は頼まれたんでしょう、真さんに?」
「ええ、まあそうですけど、」
(何で俺は出てけって言われるんじゃなくて引きとめられてんの?)
何故か立場が逆になってしまいうろたえる山田に
「男の子なんだから約束は守らないと」
まだ顔を赤くしながらも微笑む優良。
「いえ、もう男の子って年でも、それに約束とか言うレベル越えてるんじゃないかって思うんですけど」
「そんなことないよ。ビックリしたけど」
「はあ・・・・そうですか・・・ねぇ?」
「事故ってことで済ませない?」
「いえ、そりゃおねーさんがそう言ってくれるなら俺としてはありがたいですが・・・」
何故か残留する方向へ話が言っているようで混乱する山田は一人思う。
(そういえば、俺がおねーさんのパンツ使ってオナってたのは気付かなかったのかな?)
だが、流石にそれを聞く度胸は山田にはなかった。
398後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:16:33 ID:ybmLRisD
とりあえず不慮の事故ということで話を付けて、優良はエアロビ教室へ再び出て行った。
(何で私は山田君を引きとめたのかしら?)
優良は歩きながら考える。
(しかも、わ、私の下着を使ってあんなことしてるのに・・・)
(あんなに・・・あんなに大きくして)
(ち、違うわ。そうじゃなくて、何であの時思ったのが山田君にいやらしいとか感じなくて・・・)
(私の下着で大きくなって嬉しいってことなのよ・・・)
山田はショッキングな場面見た優良が着娘のようにショックで倒れたと思っている。
だが、優良は気付いていた。
あの時、考えたのは、あの山田のモノを受け入れたらどれだけ快感が訪れるだろうという興奮。その興奮が失神させたということに。
その残滓が今も、優良の股間を湿らせている。山田がいなければ下着を変えていたくらい、優良の下着は濡れていた。
399後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:17:33 ID:ybmLRisD
その後は、二人ともぎこちないながらも何とか普通に接することが出来たが、たまに会話が途切れた時など意識してしまうことも多かった。
「まったく、中学生か俺は」
風呂につかりながら山田はため息をつく。
許してくれた優良のためにも今度こそ邪な目で優良を見ないように気を付けているのに、気付けば目は胸や尻を追っている。
「というか、このお湯って優良さんが入ってたんだよな」
居候ということで風呂は後にしてもらったが、優良を包んだ湯の中にいるということが興奮を呼び起こす。
「ここで、おねーさんが体を洗ったのか・・・・隅から隅まで」
「・・・ってダメだろ俺! 何でそう言う風に考えるかな!」
「やっぱここは一つ抜いて冷静になろう」
昼は発射までいけずに終わったせいか、気付けば下半身が張りつめていることがある。
思考がエロ寄りになるのはそのせいだ、と決めつける。
幸い、これから入る人はいない。換気さえすれば後始末もラクだ。
風呂場であぐらをかいて、山田は決心して自分のモノを握る。
隣の壁一枚隔てたところには優良がいるというギリギリさと背徳感が興奮を呼び起こしたのか、ソレはもうガチガチだった。
思い浮かべるのは、昨晩の優良の乱れた姿。
だが、優良の下になっているのは真ではなく山田だった。
優良の膣の中を想像しながら右手を動かす。
セックスでもそう得られたことのない快感が山田の手を早くさせる。
「ああ・・・おねーさん気持ちいい・・おねーさん!」
思わず声が漏れる。口に出すほど、優良を汚してる様で快感が増した。
頭の中が白くなり、絶頂が訪れると感じた瞬間、
「山田君、呼んだ?」
声が大きかったのか、優良がドアのガラス越しに尋ねてきた。
ヤバい! と思ったが出るものは止められない。
むしろ、優良の声がトリガーとなって山田は発射していた。
びゅくびゅくと精液が自分でも驚くほどの量と勢いであふれ出た。
「あ・・・くぅ・・」
頭が白くなる快感に思わず言葉が漏れる。
マズイと思ったが、その声が山田の苦悶の声に聞こえたのか
「ど、どうしたの!?」
優良の驚いたような声が聞こえ、ドアを開けようとする。
「あ・・・やめ・・・」
山田は制止しようとするが、まだ発射の余韻が抜けきれず声が上手く出せない。
その声に益々危機感を募らせた優良は
「山田君!? とにかく入るね!」
と言ってドアを開けた。
その時の山田の気持ちを簡潔に言えば『終わった』。
400後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:18:08 ID:ybmLRisD
「山田君!? だいじょう・・・ぶ・・・?」
勢いよく飛び込んできた優良だが、その声は急激にトーンダウンしてゆく。
「あの・・・その・・・えっと・・・」
いくら性に疎い優良でも、この匂いと山田の下半身の有様を見れば一目瞭然だった。
むしろ、入った勢いをどの方向へ向ければいいか困惑していた。
一方、山田はむしろ開き直っていた。もうここまで見られたらどうしようもないという諦めがあった。
「すいませんでした」
風呂場に土下座して謝る。
「なんか、俺は昼から変になっちゃってて、一発抜けば大丈夫なんて思っちゃって」
「やっぱ、最近女断ってるのがいけなかったんですよ・・・」
「ハハ、梨香のためとはいえ自業自得にもなりゃしねぇ」
うわー、こんな状況で言い訳してるよ、思いながらも口は止まらない。
「俺、最近女性関係を整理してるんですよ」
「だからその分、ちょっと溜まり気味で・・・え〜すいません」
なんかもうグダグダだなと心のどこかで時部にツッコんでいたが
「・・・あ、そうよね。梨香のためよね、梨香のため」
何処か焦った表情で優良が話に乗ってきたので続ける。
「そ、そうっす。梨香のためです梨香のため」
「梨香のためなら仕方ないよね」
「そうっす、そうっす」
(アレ? このままごまかせる?)
「え〜と、そういうわけで見なかったことにしていただけると。とりあえず後始末するんで扉閉めてください」
だが、優良は山田のモノを一心に見続けて行った。
「えと・・・でもまだ大きくなってるけど?」
「うわぁ!」
自分が下半身晒しっぱなしだったことに今更ながら気付いて手で隠す。
「い、いや! これは! そのもう一回くらい抜けば収まるんじゃないかと!」
「・・・見せて」
「・・・は?」
錯乱して思わずヘンなことを口走る山田だが、対する優良の答えに思わず動きが止まる。
「え?・・・おねーさん・・・なんて?」
「見せて、今から山田君が、その・・・するところ」
「えぇぇ!」
「できないの?」
「いえ、出来るかできないかでいえば、出来るんですが・・・」
「じゃあやって」
「でも、何でまた? 男のなんて見てて気持ち悪くないですか?」
「う・・・それはそうだけど。私はそういうの知らないから参考になるかなって!」
「まあ、そりゃなるかもしれませんけど」
「それに山田君は梨香を思って、その・・・スるんだよね? だったら問題ないよ」
「そう・・・ですかねぇ?」
「とにかくやるの、やらないの!?」
「や、やります!」
401後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:19:26 ID:ybmLRisD
私はおかしなことをしてると優良は心の中で思う。
だが、風呂場に充満したオスの匂いと発射しても衰えない山田のモノを見た瞬間、優良の中でスイッチが入った。。
後、自分を心配させた山田に対する意地悪もあった。
山田に言った理由は本心ではあるが全てではない。
山田君のを見て真さんへの参考にするんだから浮気じゃないわ。優良は自分を納得させるように心の中で呟く。
だが、優良の瞳は山田の大きなモノを食い入るように見つめていた。
402後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:19:56 ID:ybmLRisD
「じゃあ、始めます・・・ってのも変ですが」
一度精液を洗い流して山田は再び肉棒を握る。
一度出したにもかかわらずそれはギンギンにみなぎっていた。
「えと・・・その出したのに小さくならないの?」
優良がオズオズと、だが興味深そうに尋ねてきた。
「えぇ、最近溜まってたってのもありますけど、オナニーに限らず俺は三回くらい出さないと萎えませんね」
開き直った山田は普段なら物おじしそうな優良からの質問にもあけすけに応える。
「さ、三回・・・そういえば真さんも・・・」
「時間にすると三時間くらいでしょうか」
「そ、そんなに!?」
「おや、おにーさんもそれくらいかと思ってましたけど?」
「ま、真さんはそんなに長くは・・・」
「そうですか」
何だか真に勝った気分がして山田の気持ちも高まり手の動きが早くなる。
「そ、そんなに早く動かして大丈夫なの?」
「そりゃ男の弱点だから大事には扱ってほしいですけど、はっはっ、早いほど気持ちいいのは確かですよ?」
(後、おねーさんが見てるからかな興奮する)
「あ、また大きくなった」
「すごい、ビクビクしてる・・・」
「そんなに・・・張りつめて・・・・弾けそうなくらいに・・・」
「あ・・お汁が先っぽから・・・」
「そんなに握って・・・でも気持ちよさそう」
「におい・・・すごい・・・」
悩ましげな吐息混じりに実況する優良の声が山田の耳を刺激する。
気付けば、山田の荒い息と、優良がたまにポツリと呟く山田のモノへの感想だけが風呂場に満ちていた。
いや、汗と精液の混じった匂いも加わり、濃密な性の空間が出来上がりつつあった。
403後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:20:32 ID:ybmLRisD
いつしか、山田も優良を一心に見つめながら右手を動かしていた。まるで優良でオナニーするように。
だが、優良も嫌がるそぶりは見せない。
瞳を見つめると興奮からか濡れた瞳で見返してくる。
まるでセックスしてる様な心のつながりを感じた山田の口から、自分でも思いもよらぬ言葉が転がり出た。
「あの・・・少し下着を見せてくれませんか?」
「え?」
流石に優良も怪訝な顔をしたが、山田はおかしいことを言ってる気はしなかった。
「その・・・最後にイクためには具体的な興奮が必要ですから」
「で、でもそんな・・・」
「お願いします!じゃないと俺は最後までイケない!」
ウソである。だが、山田の必死な顔は優良の母性本能を刺激する。
「そ、そんな・・・真さん以外の人に見せるなんて・・・」
「大丈夫! 俺は梨香を思ってやってるから浮気じゃありません!」
ウソ再び。だが、梨香のためという免罪符は山田にとって有効であった。いや、山田だけでなく・・・「
「梨香のため・・・そうよね・・・梨香のためだから」
(そうよ、人助け。それも妹のためなんだから)
優良のとっても理性のタガを外す良い言い訳でもあった。
(それに、山田君は苦しそうだし助けないと)
(真さん、これは浮気じゃないから。でも・・・ごめんなさい)
優良も山田の興奮に当てられて歯止めが利かなくなっていた。
404後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:22:18 ID:ybmLRisD
「じゃ、じゃあ・・・」
少しだけ、少しだけならと思いながらスカーートに手をかける。
真以外の男に肌を見せるという、いつもなら嫌悪を感じる行為だが
(人助け・・・梨香のためなんだから)
心の中で言い訳をする優良だが、頬は上気して瞳は潤んでいた。
山田の食い入るような視線がむしろ心地よい。相手が自分を見て興奮してる様は、最近真とのセックスでは感じられない高揚だった。
スカートに手をかけた時、逡巡が心をよぎったが、「お、おねーさん!」という山田の切羽詰まった声に押し切られた。
少し、少しずつだが持ち上がるスカート。
山田の視線が舐めまわすように太ももに注がれ、上にあがってゆき
「ああ!」
「ああ・・・」
ついにその部分が見えた時、二人は同じような言葉を違うトーンで発した。
「おねーさん、凄い、すごくきれいだ!」
山田の手の動きが早くなる。先走りが飛び散り、にちゃにちゃといやらしい音を立てる。
(ああ・・・・見られてる。でも・・・あんなに興奮してる・・・)
後悔と高揚が混じり合った今まで感じたことない興奮に優良は震える。
(いけないことなのに・・・でも、人助けなんだから)
そう言い訳しながらも
「お、おねーさん少し濡れてる」
「いやっ、そんなことない!」
だが、そう言いながらもスカートを上げる手を下ろそうとはしない。
「おねーさん! 最後に、最後にブラも見せて!」
「そ、そんな・・・」
口では拒絶する優良だが、その勢いはさっきより弱い。
「お願い、助けると思って!」
「し、仕方ないよね。助けるんだから・・・」
迷いはさっきより短く、抵抗もなかった。
優良の目に映るのは、目の前で自分の下着を見てオナニーする山田の姿。
心にあるのは、真のことではなく山田がどうすれば悦ぶか。
手を動かすのは背徳よりも勝る快感。
優良が未だ感じたことのない、おそらく真とでは感じることのできない裏切りという甘美な陥穽。
(いけないことなのに・・・すごく・・・気持ちいい)
(いえ・・・いけないことだから?)
熱に浮かされたような虚ろな頭で考えながら、しかし手は着実にボタンを外していた。
405後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:22:55 ID:ybmLRisD
ボタンの隙間からブラが見えると山田は「ウッ」と呻いてせがむような目を向ける。
その目にせかされるように、優良は上着を少しだけずらした。
完全にズラさなかったのは良心の呵責だろうか。
だが、頬を赤らめ肩をはだけたその姿は全裸に勝るとも劣らない淫靡さがあった。
「お、おねーさん、エロイ、えろいよ!」
「そんなこと言わないでっ!」
だが、山田は「エロイ」「エロイ」と連呼しながら右手を動かす。
(何で…何でこんなに・・・・あ・・・)
容姿を褒められることはあった。だが本気にしたことも、言う相手に対して特別な感情を持ったこともない、真以外のには。
(でも・・・あ・・・ダメなのに)
何故、山田の言葉にこんなに感じるのか。不貞と分かっているのに、やめられないのか分からない。
(う、うそ・・・こんなに・・・濡れて・・・)
優良は時部の股間から滴る液を感じた。
「おねーさん、おねーさんも感じてるんだね!?」
山田が優良のパンツのシミに気付いたのか動きが早くなる。
(やだ・・・あんなに赤黒く大きくなって・・・出るの?)
優良の視線が山田の膨れ上がった亀頭に注がれた瞬間、風船を針でつついたように先端から白濁が放出された。
「う・・・あ・・・」
ガクガクと震えながら放出する山田のモノをうっとりとした眼で眺めながら
(あんなに・・・出てる・・二度目なのに、凄い)
(そしてこの匂い・・・何だかヘンな気分に・・・)
(まだ出てる・・・あれを受け止めたらどんな気持ちなんだろう)
(お口だったらこぼれちゃうかも。お鼻まで匂いがこびりついて喉にネバついて絡みつくんだわ)
(お腹だったら・・・熱いのが中にいっぱい・・・って!)
とんでもないことを考えてきたことに気付く。
(ダメよ! 何を考えてるの!私は・・・わたしは・・・)
そう思いながらも、未だに荷揚げされた魚のように跳ねまわる山田のモノから目が離せなかった。
406後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:23:28 ID:ybmLRisD
「はぁ・・・はぁ・・・ふぅ」
ひとしきり続いた放出が収まり、山田は一息つく。
腰が抜けるような快感の後に訪れたのは、やってしまったという後悔よりも、やってやったという開放感。
優良相手にオナニーを見せたという達成感。
優良を汚したような背徳感。
今まで性の対象と見なかった意識の壁を取り払えた勝利に似た思いを抱く。
とはいえ、そんな感情とは別に山田は優良に指摘した。
「おねーさん、あの、もう服戻していいですよ」
「え? きゃ、きゃあ!」
言われて気付いたようで、軽く悲鳴を上げながら優良が乱れた服を戻す。
本心を言えばもっと見ていたいが、流石に二度も大量放出で自慢のモノも萎えている。
山田もこれ以上のことはできないと思っていた、少なくとも今は。
「で、どうでした?」
服を直した優良に山田は尋ねる。
「え? え? 何が?」
山田の問いの意味が分からず目を白黒させる優良に苦笑しながら山田は返す。
「何って、おねーさんが言ったんでしょ。参考にするって」
「え!・・・えと!・・・はい、その・・・参考になりました?」
「なんで疑問形なんですか。でも、俺もえっちなおねーさん見て気持ち良く抜けました」
「そ、そんなことないんだから、もう!」
照れ隠しか勢いよく風呂場の扉を閉めて優良は出て行った。
やはり、と山田は内心ほくそ笑む。
(俺が出任せで行った『梨香を思ってヌく』という言葉を信じてもいない)
(それどころか、自分がズリネタにされてもイヤがるそぶりも見せなかった)
(これは・・・もしかすると・・・)
その時から山田の優良に対する認識が変わった。
407後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:24:08 ID:ybmLRisD
そしてその夜。
ベッドの中で一人、自分を慰める優良の姿があった。
(あっ・・あっ・・こんなこと、はしたないのに)
潔癖な優良はオナニーに忌避感があった。例え夫を思ってするオナニーすら裏切りとすら感じるほどの。
だが、今優良が思い描くのは夫ではない。
(なんで・・・なんで山田君のことが頭から離れないの)
(山田君のことを思うと頭がしびれるようになるの・・・)
(山田君のことを考えながらするとこんなに気持ちいいの!)
(ごめんなさい・・真さんごめんなさい)
だが、真への謝罪すら背徳という快感に変えていることを優良は気付かない。
そして、扉の影から山田が息をひそめて覗いてることにも。
408後書きメインの人:2010/12/23(木) 02:25:49 ID:ybmLRisD
以下は後書きでございます。
流石に短めに。

えらく今回は更新が早いと思われた貴方。
クリスマスに仕事も予定もないヤツのヒマっぷりをなめちゃいけませんぜ?
世の中舐めってるのはおまえですか、そうですか。
まあ、それはともかく、クリスマスでもこのスレ見る予定があるような人は魂の兄弟と勝手に認定してこの物語を送りましょう。

俺がサンタだ!

・・・とまあ、テンション上げるのはこれくらいにしてちょっとだけ。
私の状況を心配して下さった方には感謝を。
でも、失業保険も8カ月は出るし、職業訓練校に受かったので一月から行くこと決まりましたし。
御心配はありがたいのですが、スレで話題を出すのは控えめに、感想のついで程度で抑えて頂けると嬉しいです。
いや、お前が色々書くから悪いんじゃー、と言われると頭下げるしかないです。

本編について。

オナバレはお約束ですよね!

実に頭の悪い出だしでありますが、やはり不倫というセックスの絡む非日常への導入口としては外せないかと。
こういう欲求不満の妻モノでは奥さんの方がやっててバレるものですが、作品上山田の方から。あとで優良さんもやってるけど。
これを発端としてズルズルと堕ちてゆくわけですが、かなり長くなりそうです。
というか、この三連続の投稿でも本番まで行きません。
原作からして優良さんは貞淑であるから簡単には・・・というのもありますが、単なる私の趣味です。
なわけで、ゆったりとネチネチしたシーンをお楽しみいただければ幸いです。

余談。
あんまり関係ないですが、AV男優の最低条件にして意外と難しいのが「カメラや人前で勃起出来ること」だとか。
見られて悦ぶMの人は演技が疎かになりそうなことを考えると、よほど自分の体に自信がないと務まらない職業なのだろうなぁ。
まあ、単に露出狂な人の可能性もあるが、それはそれで適材適所か。
409名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 06:02:37 ID:Sx7ZbHka
そうそう簡単に落ちたら優良さんじゃないですよね
それに落ちる時間がかかればかかるほどそのときの興奮がますってものです
続きが楽しみだー
410名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 07:13:34 ID:KqeUxRPn
あ、後書きさん、エロイ、えろいよ!

それと、ヨカッタね!
411後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:01:30 ID:ybmLRisD
さて、連続投稿二日目。
今日お送りするのは密室の二人でございます。
412後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:02:08 ID:ybmLRisD
小野田家は何をするにも二人が基本だ。
優良と真、その二人でいつも何事も行ってきた。
だが、今優良の隣にいるのは山田。
二人は朝食を取った後、何をするでもなくテレビを眺めていた。
だが、優良の頭にあるのは、テレビの内容ではなく山田のこと。
(なんで・・・何であんなこと山田君に・・・)
山田に自慰を見せるようにお願いした自分の行動が理解できない。
そして、その時の快感を思い出すと自分の中で何かが組み変わっていくような怖れを感じる。
(真さん・・・・早く帰ってきて)
真の顔を見れば今の気持ちもおさまるのだと思う。だが、真はいない。
いるのは山田。優良の視界を埋めるのも、心に居座るのも、今は山田だった。
413後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:02:46 ID:ybmLRisD
そんなことを考えていたからか、山田が近づいてくるのにも気づかなかった。
「どうしたんですか、おねーさん。何だか止まってますが」
山田に覗き込まれて、優良はハッとする。
(ち、近いっ! 山田君、近い!)
まるで心の隙を突かれたように狼狽しながら優良は顔をそむける。
「な、なんでもないの!・・・少し考え事をね!」
「なんだか昨日に輪をかけてボーッとしてましたよ?」
慌てながら言い繕う優良に山田は不思議そうな顔をしながらも顔を引っ込める。
(もう、それにしてもどういうつもりかしら)
(私は昨日のことを意識してこうなってるのに、山田君はいつもどおりだし、私バカみたいじゃない)
八つ当たり気味に優良は考える。
(もしかして、別に私を女性として意識してない・・・ってことはないわよね)
(そ、その、あんなに・・・大きくしてたし)
(じゃあ、あれくらいは普通のことなのかしら)
(私が知らないだけでその・・・・あんなこと見せ合うのが普通なの?)
(まさか・・・でも・・・)
理性は否定するが、性経験の少なさが完全に否定もしきれない。
(じゃ、じゃあまさか今度は私が見せるってこと?)
(い、いやそんなこと・・・でも、裸くらいは見せないとおあいこってことには)
(こ、今晩にでも山田君が私に服を)
「おねーさん、それ取って」
「ひゃい!?」
まるで優良の思考を読んだような山田の声に、優良は飛び上がりながら答える。
「ど、どーしたの、おねーさん?」
予想外の反応だったのか、山田も腰を僅かに引いていた。
「ご、ごめんなさい!・・・え、でも取ってって・・・何を!?」
慌てまくる優良に山田はそばにある容器を指差して
「いや、テレビのリモコン取ってって意味なんですが・・・えと? 厚かましかったすか?」
「い、いえ、そんなことないわよ! どうぞ!」
照れ隠しのためか必要以上に張り切ってリモコンを差し出す優良。
「ほい、どもです」
(あ・・・)
山田は優良の手を包むようにしてリモコンを受け取る。
(あ・・・あぅ・・・)
思わぬ接触に優良の頬は赤くなる。
(こ、これくらい日常のことよね、触れあっただけなのよね)
言い訳する優良だが、指先から伝わるぬくもりが胸まで伝わるように動悸が激しくなる。
真とは違う、男の手の感触。
かたくてゴツゴツした、まるで昨日見たアレのような・・・・
(ダメよ! 朝から何を考えてるの私は!)
(そもそも、指が触れるくらいで意識し過ぎだわ)
そう思うが、優良はほぅと悩ましげなため息を漏らしていた。
そんな優良を盗み見ながら山田は切り出す。
「そうだ、おねーさん。ちょっと遊びに出かけませんか?」
「あ、あそび!?」
予想通りに過剰反応する優良に苦笑しながら付け加えた。
「そう、ストレス解消の遊びを」
414後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:03:19 ID:xBH3P0eH
山田と優良は二人だけで部屋に入った。
二人して汗をかき、本能に突き上げられるままに声を上げる。
周りなど気にせず、自分に素直になれる空間。
そう、ここは欲望を開放できる密室。
その名は、カラオケボックス。
415後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:04:05 ID:xBH3P0eH
「いや〜、おねーさん、歌うまいっすね」
歌いきった優良を山田は拍手で迎える。
「そ、そう? ありがとう」
それに対して、照れながらもまんざらでもない表情の優良。
「初めはカラオケなんて、と思ってたけど歌ってみると面白いわね」
「そうでしょ。やっぱ大声を出すってのは単純なストレス解消になるんですよ」
「ストレス・・・あるように見えちゃった?」
まるで自分の恥ずかしい内心を見透かされたような気分になり、ビクビクしながら尋ねる優良だったが
「あ、勘違いだったり余計なお節介かもしれませんけど。ホラ、おにーさんもいないから不安なのかなって」
「そ、そんなこと・・・あるかも。でも、お節介なんてことは無いわ、ありがとう山田君」
「いえいえ、居候としてはこれくらい気を使うのが当然ってことで」
何でもないように言う山田に優良は少し心がうずく。
(私は昨日あんなこと頼んだばかりか、意識しすぎて変なこと考えてたのに・・・)
(御免なさい山田君。そしてありがとう。私のことをよく見てるんだね)
真以外の男に揺れたことのなかった心が、少し傾いだ。

「いや、マジで美声ですよ。正直、歌はどうなんだろうとか思ってましたけど」
「あ、失礼しちゃうな。これでも子供のころから歌ってたんだから」
「へ〜、そうなんですか。どんなの歌ってたんです。やっぱ童謡とか」
「童謡かは分からないけどこの歌はよく口ずさんでたわね

♪旅のゆくえの ゆらめく闇に 希望をきざむ人の切ない思いを
 ひなげしの色で紡ぎ合わせ 道にしよう
416後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:04:56 ID:xBH3P0eH
アカペラで朗々と歌い上げる優良に山田はしばし呆気のとられていたが、歌い終わったことに気付くとおしみなく拍手を浴びせる。
「いや〜、いいものを聞かせて頂きました。しかし、妙にこう暗いというか何処かトラウマが起こされるような」
「そ、そうなの? ウーン、他の人に聞かせても妙に渋い顔が帰ってくることおいんだよね。何でだろ?」
「いや曲自体はいいんですよ。でも、それにまつわる雰囲気と言うか何かが」
「ドナドナみたいな感じ?」
「いやあそこまで直接的じゃないんですがどういえばいいのかな? まあいいか、童謡なんて暗いのもありますしね」
「そうなの?」
「赤い靴なんて身売りした子供をしのぶ歌ですし」
「み、身売り・・・」
「ロシア民謡の一週間なんて、金持ちの愛人が歌った歌じゃないかって話もありますし」
「あ、愛人・・・ほ、ホント?」
「♪水曜日に友達が来て、木曜日に帰っていた。というのを無理やり解釈したネタっぽい話ですけど。でも、殆ど仕事してないのに生活できるのはそういうことじゃないかって」
「で、でも私も仕事してないけど生活で着てるし。奥さんってことも」
「そうなら泊っていった友達や、最後の恋人よこれが私の〜ってところは興味深くないますね。不倫ってことかな?」
「ふ、不倫!?」
今まで考えもしなかった言葉。だが、この数日で胸をついて離れないその言葉を出されて優良は胸を突かれた思いになる。
(ち、違うわ。別に山田君とそんなこと・・・)
(で、でも昨日はあんなこと・・・けど、それ以上はやってないんだし)
再び、今朝も考えていたことが頭の中をかき乱す。それを振り払うように
「山田君も歌わない? わたしばかり歌っちゃってるし!」
「いいっすけど」
そう言いながら山田は優良に膝を寄せる。
「せっかくだからデュエットしませんか?」
「デュ、デュエット?」
「そ。二人でカラオケきたんだから、いいっしょ?」
「そ、そうね・・・」
確かにふたりできたのに歌うのは別々ってのは味気ないし、山田君にも楽しんでもらわないと。
何かが警鐘を鳴らしていたが、持ち前の献身さがそれを押しとどめた。
「じゃ、じゃあ、やりましょうか?」
「マジっすか。よっしゃ、俺のオススメのデュエットいっちゃいますよ」
そう言ってリモコンを操作する。程なく画面に曲名が表示されて
「三年目の浮気?・・・昔流行ってた歌よね?」
「そっす、ちょっと古いけど、男と女のデュエットなら俺は一番好きです。おねーさん覚えてます?」
「あ〜、曲調は覚えてるから歌詞を見れば多分歌えるんじゃないかな〜」
山田と何気ないように会話する優良だが、『浮気』という単語が目について離れなかった。
今まで自分とは関係ないことだと思っていたその言葉が、今は身近に、そう肌に感じるくらいに
「おねーさん立って、たって」
417後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:05:43 ID:xBH3P0eH
「わっ、ちょっと、山田君!?」
動かない優良を山田は手を引いて立ち上がらせる。
引かれるままに立って、渡されたマイクを受け取った優良だが
「アレ? 山田君のマイクは?」
山田が手にマイクを持ってないのに気付いて怪訝な表情になる。
「やだなぁ、おねーさん。デュエットだったらマイク一本でしょ」
「えぇぇぇぇ!!」
当然のことのように言う山田に優良は声を上げる。だが、それは驚きと言うより困惑で、
(一つのマイクって・・・顔を近付けることよね!?)
だが、そんな優良に構わず山田は優良にマイクを持たせると
「そういえば、おねーさん。この歌を歌う時の正しいスタイルがあるんですよ、知ってました?」
「そ、そうなの?」
「ええ、マイク一本で歌うのもそうですが、更にこう・・・」
と言って後ろから優良に抱きつく。
「きゃ! なにするの! やめて!」
咄嗟に振りほどこうとする優良だが、山田は汲みついて離れないばかりか
「やだなぁ。こういう風に二人羽織みたいにして歌うのが正しいんですって」
「そ、そうなの?」
落ち着いた声で言われると慌てた自分がバカみたいに思えて抵抗する力が弱まる。
だが、耳元から囁かれる声と密着する肌の感触、そして昨日も嗅いだ山田の匂いに自然と動悸が激しくなる。
(こんなに男の人とくっついたのは真さん以外では初めて・・・)
(でも、真さんとは違った感じが。それに私のお尻に当たってるのってやっぱり・・・)
(い、いけない。これは単にデュエットするためにくっついてるだけなんだから!)
内心の葛藤をよそに気だるげなメロディが流れ出す。
「あ、始まりましたよ。まず俺からですね」
そう言って山田から歌い始める。

♪バカ言ってんじゃないよ お前と俺は喧嘩もしたけど一つ屋根の下暮らしてきたんだぜ
418後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:06:18 ID:xBH3P0eH
意外・・・なんて思ったら失礼だけど、山田君って歌うまいんだ)
耳元で甘い声を囁かれて自然と体の力が抜ける。それは真の愛の囁きにも似て・・・
「おねーさん、おねーさん」
陶然としかかった優良は山田の声でハッとする。いつの間にか自分のパートが着たことに気付く

♪良く言うわ いつも騙してばかりで 私が何にも知らないとでも思っているのね

「三年目の浮気」とは1982年の歌。浮気をした男とそれを責める女のコミカルな会話を歌にしたものである。
だが、優良にはまるで自分のことを歌っているかのように思われた。
この歌では浮気するのは男だが、真ではない男に抱きしめられながら歌う自分は正に同じではないか。
(いえ、違うわ。これは単に親しい人と歌ってるってだけなんだから)
いまでも女子校の友人と会うこともある。それの延長だと反論する自分がいる。
(本当に?)
だが、もう一人の自分が尋ねる、昨日のアレは何だったのかと
(あ、あれは!)
気付けば自分の歌のパートに入っていた。優良は考えを中断して歌い始めた・・・が、

♪私にだってその気になれば 相手はいるのよ

その歌詞の生々しさに思わず優良は今の自分を省みてしまう。
そして、意識した途端に自分の腰に密着する山田のモノを感じ取ってしまう。
それは優良が見たことないほどたくましく、触れたことのないほどの熱さが分かるような赤黒さで、経験したこともないような快感を・・・
(ち、違うわ! 真さんと比べてなんかいない!
(あれだって!・・・そうあれだって梨香のためなの、妹のためなんだから!)
そう必死に抗弁するが、もう一人の優良は本当に? と問い続けるばかりだった。
419後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:06:56 ID:xBH3P0eH
(お、終わった・・・やっと)
そんな葛藤をしたからか、優良は一曲歌いあげただけで疲れ果てていた。
膝が力を失って倒れかかる・・・が、後ろから抱きとめられる。
「っとと、大丈夫ですか、おねーさん」
山田が心配そうに後ろから覗き込む。
(あ、何だか山田君頼もしい)
一瞬、気が緩みかけた優良だが、
(ってちょっと待って! 今の私って胸を触られてる!)
抱きしめた反動かしっかりと胸を掴まれていた。それだけでなく山田の足が優良の股の間へと差し込まれ・・・
「や、やぁぁ!」
悲鳴を上げながら飛び退る優良。
(な、何!? む、胸!? 腰!?)
(い、いや助けてくれたのよ、そうよ!)
混乱したまま飛び退り、足がもつれて倒れそうになる。だが、山田は平然とした顔で支えて
「アレ? 流石に歌い通しで疲れちゃいましたか?」
そう言うと、赤ん坊を持ち上げるように優良の両脇に手を入れて、椅子に運ぶ。
なすがままにされていた優良だが、しばらくして自分が助けられたことに気付いて礼を言う。
「あ、ありがとう」
「どういたしまして」
やはり気にしてない風の山田を見て優良は心の中で思う。
(い、今のは助けてくれたのよ。ウン、そうなのよ)
だが、胸の鼓動は収まりそうもなかった。
420後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:07:28 ID:xBH3P0eH
「さて、俺もちょっと休みますか」
そう言って優良の隣に山田は腰を下ろす。
狭いボックスの中なので自然とヒザ同士がくっつきあう。
注意するほどのことではなく、さりとて自分から離すのも意識してる様でやりづらい。そう優良が悩んでいると山田が唐突に呟いた。
「あの〜、俺は今からヘンなことしますね」
「・・・はい?・・・うん?」
山田の言葉の意図が分からず生返事を返す優良。山田はそんな優良の手を掴むと自分の股間へと招き寄せた。
「きゃ! いやっ!」
反射的に手を引っ込めようとする優良だが、山田は手を掴んで話さない。
「どうも昨日から変なんですよ俺。あれだけ抜いたのにまだ収まらない」
「分かったから、手を離してぇっ!」
「だからちょっと手伝ってくれませんか?」
「はい?・・・えぇぇ!!」
その意味するところに気付いて驚愕の声を上げる。
「そ、そんなっ! ダメよっ、ダメに決まってるじゃない!」
「お願いします。苦しいんですよ」
「それはかわいそうだけど・・・でも、私は・・・真さんの奥さんなんだし」
「大丈夫です、俺は梨香のためにスるんですから浮気じゃないです!」
「そ、そんなこと・・・」
「それにおねーさん、ひいてはおにーさんのためでもあるんです」
「・・・私や真さんの?」
「そうです。色んなものを見ないと経験にならないですよね? その点俺のモノなら昨日見てるし」
「そ、それは・・・確かに」
「違うところで得た経験を夫婦生活に生かせばおにーさんだって喜んでくれますよ」
「梨香のため・・・真さんのため・・・」
「そう、だから遠慮なく俺のを使っちゃってください」
そう言って山田はチャックに手をかける。
止めないと、油糧は心のどこかでそう思う。
だが、優良の心にあるのは手のひらから感じる、ズボン越しでもわかるほどの盛り上がった山田のモノ。
理性を溶かしてしまうような熱さと心を突き崩すような固さ。
止めることも、離れることもできずに、ただ、優良は山田の股間に視線を縫いとめられていた。
421後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:08:09 ID:xBH3P0eH
「だ、ダメよ、こんなの、昼間なのに・・・」
「昼間だから誰もいないから安心でしょ」
「でも、こんなところで・・・」
「ここは、個室にカメラもないし、ドアはマジックミラーで外から見えないですから(そーゆーことに使ったことあるし)」
「そんな・・・急に・・・」
「男は催すのは急なんですよ。おにーさんもそうでしぃお?」
「そうだけど・・・それとは違って・・・」
押し問答にもならない、優良が一方的に押し切られるだけの会話をする間にも山田の手は止まらず、
「あ・・・」
チャックを下ろし、
「や、ダメ・・・」
トランクスをずらし
「あぁ・・・」
山田のモノに直に触れた時、優良の口から漏れ出たのは屈服とも感嘆とも取れるような喘ぎ。
(すごい・・・ビクンビクンって跳ねる)
血管の浮き出た幹は優良が触ると脈動しする。
(それに、先っぽが赤黒くて、こんなに反り上がって膨らんで・・・)
凶悪なまでに膨らんだ亀頭はすでに滲んでいた先走りでテラテラと光っている。
(こんなの・・・こんなの受け入れたらどんな気持ちに・・・)
「どうですか、俺の?」
山田のモノの熱さに頭がぼうっとしていた優良はその言葉で我に返った。
「あ!・・そ! そうね・・・凄い・・・わね」
興奮にもつれる舌で何とかその言葉を出した優良に、山田は満足そうにほほ笑む。
「そうっすか。おねーさんい褒められて俺も嬉しいです」
「あ・・」
その笑顔に優良は興奮とは違った感じで顔が赤くなる。
(私の言葉で喜んでくれるのは嬉しい・・・)
それは優良の人のよさ。平時では献身となり美徳だが、緊急時には情に流されやすい欠点。
「じゃあ、おにーさんにするようにやってくれませんか? これもおにーさんおためですから」
「そ、そうね、真さんのためよね」
そして、Hでは奉仕に傾くMの素質となって現れる優良の性癖。
気付けば、当然のように山田の股間にひざまずいて奉仕を始める優良だった。
422後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:08:43 ID:xBH3P0eH
小さなカラオケボックスのなかで、歌声とは異なる音が響く。
「ふっ・・・はぁっ」
それは押し殺した声。
「はっ・・・んふぅ」
だが、押し殺せない感情の発露。
「んぅぅ・・・凄い・・・」
抑えきれない興奮の声だった。
「お、おねーさん上手いっすね」
一心不乱に奉仕する優良に山田は呻きながら尋ねる」
「気を抜いたらすぐに出ちまいそうですよ」
「そう?」
見上げる優良もどこか得意げだ。
「で、どうですか? 俺の自慢の息子の感想は」
「そ、それは・・・」
恥ずかしそうにギュッと握りしめる優良。
その顔と手の圧力に山田は低くうめいて
「い、いや答えは分かりました。いつもおにーさんにこんな濃厚なヤツしてるんですか?」
「え、ええ・・・」
真の名前が出ると優良の心は疼く。だが、それは痛みと言うより・・・
「毎回? 他にも?」
「そ、そのお口とか胸とかでも・・・」
(わ、私そんなことまで言わなくていいのに・・・でも)
奉仕中ということで大胆になっているのか、それとも雰囲気がそうさせるのか山田に対して素直になってしまう優良だった。
「フェラやパイズリ・・・そのやってくれるってことは・・」
「ダ、ダメ!」
流石にそこまで許したらマズいという理性が優良には残っていたようで、激しい拒絶が口から迸る。
ついでに、手も握りしめてしまい
「うおぉぉぉ!」
股間を襲う激痛に山田は苦悶の叫びを上げる
「ご、ごめんなさい! 大丈夫!?」
慌てて尋ねる優良に
「だ、大丈夫っす。ちょっと色んな意味でイキかけましたけど」
前かがみになりながら答える山田だった。
423後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:09:17 ID:xBH3P0eH
「じゃあ、昨日みたいにちょっと前をはだけてくれませんか?」
だが、それくらいで諦めないのも山田。
「え?」
当惑する優良に当然のように語る。
「いや、俺も刺激がほしいかなって。ダメすか?」
「だ・・・」
昨日と言う実例を上げられては即座にダメとは言い難い。だが、頷くのもおかしい気がしたので動きが止まる優良だったが
「いいっすよね。じゃあ」
そんな優良に構わずに山田は勝手に優良を脱がしだす。
「や、やめっ」
優良は抵抗しようとするが、その力は弱く
「いーじゃないですか、俺だって下半身晒してるんだから」
「それとこれとは! きゃあ!」
山田に上着をはだけられてしまう。
ブラを少し見せただけの昨日とは違って上半身殆どを見せるあられもない姿で。
「や、いやぁ!」
ブラがあるとはいえ思わず胸を隠して身をすくませようとする優良だったが
「ダメですよ。最後までちゃんとやらないと」
山田は無慈悲にそう言って、優良の手を掴んで自分のモノを握らせる。
「あ・・・」
再び触れた山田の熱さに羞恥心ごと解かされたように、優良は抵抗を止める。
「ホラホラ、終われば服着てもいいんですから」
そう言いながら優良の手を握ったまま扱きだす。
「あ・・・あぁ・・・」
にちゃにちゃといやらしい音と先走りに混じった精液の匂いで頭がいっぱいになる。
気付けば、山田が動かさなくても山田のモノに縋りつくように扱きだしていた。
山田は優良の頭を「よくできました」とでも言うように撫でる。
そのまま髪を撫でつけながら下へと下っていき、さりげなくブラのホックを外していた。
424後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:10:36 ID:xBH3P0eH
優良がその異変に気付いたのは少し後。
「あ、あれ?」
自然とブラが前にずり落ちてくる。
止めないと、と優良が我に帰った時、山田に頤を掴まれた。
「おねーさん、早く出すために昨日のアレやってくれませんか?」
まるでキスするかのようにそのまま顔を近づける山田に、優良は顔をそむけながら、
「ア、アレって?」
「アレすよ。実況するやつ」
「あ、あう!」
昨日思わず口走っていたことを思い出して顔を赤くする優良。
そんな優良に畳みかけるように
「ほら、さっきも言ったとおり早く終われば服も着れるんだから早く早く」
再び頤を掴んで自分の方を向かせて詰め寄る。
「や、やめ・・・分かったから!」
優良は頷くしかなかった。
何かに屈服した気分があったが、山田に頭を撫でられているとそのうち消えた。
なにより
「山田君の・・・固い・・・」
口に出すと心が官能で染め上げられる。
「ビクンビクンって・・・脈うってる」
顔をそむけながら喋ろうとしたが、山田に頤を三度掴まれて山田の瞳を見つめながら喋っている。
「にちゃにちゃっていやらしい音してる・・・」
まるで、世界に優良と山田しかいなくなるような錯覚。
「においも・・きつい・・・」
それは真とセックスしてる時の感覚にあまりに似すぎていて
「こんな・・・すごい・・・」
だから気付かない。いつの間にかブラがずれて乳房が見えていることに。
いや、見られてもいいと心のどこかで思っているのかもしれない。
「すごくて・・・おかしくなっちゃいそう・・」
その乳首がツンと尖っていることを。それを山田が目ざとく気付いていることにも。
425後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:11:10 ID:xBH3P0eH
「うっく、そろそろ」
そんな優良に刺激されたように山田が腰を震わせる。
「あ、また大きくなった・・・出るの? 出しちゃうの?」
熱に浮かされたように優良が尋ねる。
「もっと、もっとおねだりしてみろよ!」
山田の口調も気にならないほど発情した表情で優良は叫ぶ。
「出して! 貴方の熱いの出してぇ!」
その言葉がトリガーになったように山田のモノから精液が吹き出る
「あ・・・出てる・・・」
「こんなに・・・たくさん・・・・」
「熱いのがいっぱい・・・」
「や・・・まだ出るの?」
「凄い匂い・・・おかしくなっちゃいそう・・・」
茫然とした表情で発射後も様子を語る優良。
その右手は自然と袋の方に動き、最後に残り汁を吐き出させた。。
「ふぅ〜」
山田は大きな息を吐くと、まだ山田のモノを掴んだままの優良の手を外しこびりついた精液をティsッシュで拭いとる。
どこか、焦点の合わない目でされるがままになっていた優良に山田は告げる。
「あ〜、えっとおねーさん。服は自分で直してくださいね?」
そう言われてほぼ上半身裸の自分の格好に気付く優良。
「きゃ、きゃああ!」
慌てて胸を隠しながら後ろを向く優良。そんな優良の背中越しに山田は尋ねる
「で、どうでした。俺のプレイ」
「プレイ?」
思いがけない単語に振り向く優良。
「そうっす。おにーさんだとちょっと鬼畜なことはしないだろうなぁって思って」
「・・・それは・・・まあ・・・」
「だから違ったプレイの方が参考になるかもしれないって思って。でもちょっとおねーさんに失礼なことしました。ごめんなさい」
「い、いやそういうことだったらいいのよ! それに」
「それに?」
「な、何でもないから。ちょっとトイレに行って服を直してくるね」
慌てながらボックスを出ていく優良。
(なんで、何で思わずいいそになっちゃったんだろう)
(それに・・・気持ち良かったからなんて)
426後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:12:25 ID:xBH3P0eH
幸い通路でも誰にも会わずに、女子トイレに駆け込む。
服を直す前にまだ完全に拭いきれなかった山田の精液を流そうとして手が止まる。
(こんなに・・・ネバついて濃いんだ・・・)
指先でこねると白濁が糸を引いた。
ぬちゃっというネバついた音が先程の痴態を、山田のモノを思い出させる。
(ああ・・・それに凄い匂い・・・)
動かしたことで匂いもよみがえる。
知らず、優良は手の残る山田の精液に顔を近づけていた。
(な、何をしようとしてるの?)
だが、手は止まらない。
(でも・・・誰も見てないんだし)
近付く。精液しか見えなくなる。
まるで火に飛び込んで自分を焼く蛾のように、危険なものへと近づいてゆく。
(そ、そういうんじゃなくて・・・これは研究よ。真さんのために違いを比べるだけなんだから)
理性に折り合いを付けるる間も、顔は止まらなかった。そして、
「ん・・・」
舌の先で申し開けないように舐めとる。
口に含むと、若い男特有の青臭さが喉から鼻に抜ける。
「あ・・・あぁ・・・」
真に似た、しかし真とは違った精液が喉に落ちる。
「ん・・・はぁ・・・おいしい」
自覚せずに優良は呟いていた。
これまで感じたことのない快感が優良を包んでいる。
それは、背徳の味。裏切りという禁忌が魅せる堕落の快楽。
優良はそれに半ば、いやかなり魅了されている自分に気付かない。

「あ、おねーさんお帰り。遅かったですね・・・ってこれはマナー違反な言葉かな」
「え、ええ・・・ちょっと手間取っちゃって」
笑顔で迎える山田に目を泳がせて答える優良。
あの後、濡れた下着の処理などで個室にこもるはめになり時間がかかってしまった。
「じゃあ、そろそろでましょうか、おねーさん」
そう言って山田は優良の肩を抱く。
「あ・・・」
まるで恋人か夫婦のように自然と。普段なら真以外の男との接触すら嫌がるところのある優良だが
(なんでだろう・・・別に嫌な感じがしない)
山田と並んで歩くことに忌避感がなかった。
427後書きメインの人:2010/12/24(金) 00:13:16 ID:xBH3P0eH
さて、以下は後書き。
こんな時でもしっかり後書きを書くのは趣味です。

ところで昨夜「職業訓練校」と書きましたが、簡単にいえば公営の職業訓練のための学校・・ってそのままだな。
職業訓練校自体は私営のも多数ありますが、公営のは授業料がタダというのが大きい。
それどころか、日当まで出る。しかも、交通費までも。
雇用保険分と合わせれば、前働いてた時より多いんじゃね? というくらいです。
ちなみに、私が行くのは福祉系。
前の職業とは全然違いますが、これからのことを考えるとコレかなぁと。
まあ、とりあえず1月から3月まで久しぶりの学校通いとなります。

後、本編について。

逃げ道を作ってやる男と、そこに逃げこむ女の弱さが好きだ!

実に性格悪い出だしで申し訳ないですが、ズルズルとなし崩しで堕ちるのを見るのは実に好物です。
いや、私自身が心が弱いせいか「そりゃそういう方向に逃げるよねー」とか思っちまう訳ですが。
特に快楽が絡むとそりゃ逃げたくもなるわ。
そうさ〜、ゲームとか漫画とかラノベは楽しいんだ〜(←戻ってこい)

後、実に無粋ながら本編のネタ解説。
優良さんが歌っていた童謡っぽいものはVガンダムの挿入歌「ひなげしの旅のむこうに」です。
ラジオドラマでの優良さんの中の人・黒田由美さん(現在は「いちはらゆみ」と名乗ってらっしゃるんですな)繋がりなネタ。
というより私がVガン好きすぎるから出したという方が正しいですが。
えぇ、ああいう頭のおかしい作品をみてこそ何かに目覚めるんですよ。
都条例の推す「健全な青少年の育成」なんざクソ喰らえだ!
・・・とはいえ、私の現在を鑑みるに至極不健全に育ってしまったというのは否めませんが。
後、書くまでもないかもしれませんが「三年目の浮気」は実在の歌です。
ちょっと古めですが、妙に記憶に残ってたので今回使わせてもらいました。
ちなみに、これは書くまでもないけど、山田の二人羽織は正式でも何でもないですから。

さて、最後の投稿となる次の話は電話絡みのネタでお送りします。
428名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:21:50 ID:gkMNCo6o
待ってました!!
胸を見た山田の感想とか心の声とかあるともっとよかったとか思いますが
ズボンを脱いでまってってよかったです
429後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:05:01 ID:xBH3P0eH
ということで三連続投稿最後の日でございます。
クリスマスなんて関係ないぜー。
430後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:05:48 ID:PP/30f1C
経験は財産と言われるように、何事でも始めるときが一番難しく、一度行ったことを繰り返すのはたやすい。
例えば、自転車は初めは補助輪付けてないと乗れないことが多いが、一度外すと補助輪に戻ることは少ない。
それを一般的に上達と言う。
だが、一方で悪いことでもその現象は起こる。
犯罪などタブーに対する忌避が繰り返すことで薄れるのも事実だ。
それを一般的に堕落と言う。
人は慣れる生き物だ。
それがいい方向でも悪い方向でも。
431後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:07:45 ID:PP/30f1C
その夜、優良は山田のペニスを再び扱いていた。
夫婦が座るソファは居候である山田に占拠され、本来の家主の片割れである優良はその前にひざまずいて奉仕している。
きっかけは些細なこと。
風呂から上がった山田が薄着で優良に近づいたとか、薄着の山田を優良がみつめてしまったとか、ちょうどテレビでいかがわしいシーンが映っていたとか、その時チャンネルを変えようとした優良の手を山田が掴んだとか。
だが、過程はどうあれ、山田が誘い優良が断り切れなかったことだけが事実だ。
「すごい・・・昼に出したのにまだこんなに固い・・」
山田に促されずとも、ペニスの様子を呟く優良の肩に触れながら山田は囁く
「まあ、固さと精力は俺のとりえですから」
そう言いながら肩をまさぐる。優良の上着はすでにはだけられていた。
髪や肩を撫でまわしながら、たまにさりげなくブラ越しの胸や脇腹に触れる。
「やっ・・・」
そのたびに軽く優良は抵抗するが、山田も深追いはせずに引っ込める。
そして、優良の気がゆるむと再び手を出す。
いつしか優良の上半身で山田が触れてないところは無くなりつつあった。
(いけない・・・こんなことしてちゃいけない・・・)
優良の頭の片隅で警鐘が鳴っていたが
(でも・・・コレ触ってると頭がぼうっとする。匂いを嗅いでるとクラクラしちゃう)
(若いから? それとも山田君だから?)
(そして山田君に触られると・・・)
流石にそれ以上は頭の中でも言葉にするのは躊躇われた。
「うぉっ」
考えごとのせいか手に力を込めてしまい、山田が呻く。
「ご、ごめんなさい!」
慌てて謝る優良だが、山田が軽く笑って答える。
「何考えてたんですか?」
「そ、それは・・・」
答えられない優良に山田はニヤニヤと笑いながら
「もしかして、おにーさんのこととか?」
「!!」
見当外れだがそれ故にその言葉は優良の胸を引き裂いた。
(そうだ、今日は殆ど真さんのことを考えてない)
(そんな・・・今まで真さんのことを考えない日は無かったのに・・・)
自分の基本を揺るがされたような動揺が優良を襲う。が、
「おにーさんも喜ぶと思いますよ」
「え?」
優良を引き戻したのは山田の場違いなほど優しげな声。
「おねーさんは他の男を参考にしてでもエッチに努力してるんですから」
「あ・・そ、そうね。そうよね!」
「ええ、おにーさんも帰ってきたらおねーさんお上達ぶりに喜びますよ」
「真さんも喜ぶ・・・うん」
「そっすよ。ですから・・・ね?」
そう言いながら山田は腰を押しつけてくる。
「そうね・・・そうよね」
自分を納得させるように呟きながら山田の股間へと再び手を添え始める優良。
理性が反論するが、山田のモノの匂いがそれを押し流した。
山田もそれ以上は口を開くこともなく、居間には粘液が混じる音だけが響いた。
432後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:08:33 ID:PP/30f1C
「そ、そろそろ」
山田が切羽詰まったような声を上げる。
「で、出るの?」
山田を見上げる優良。だが、それに応えたのは山田の声ではなく

プルルルル プルルルル

今の状況とは場違いな電子音が響く。机に置いてある小野田家の携帯が鳴っていた。
そこに表示された名前を見てからの山田の動きは早かった。
山田のモノを掴んだ手を離し優良が振り向こうとするが、山田は右手で優良の手ごと包み込み離させない。
そして左手で電話を取る。
「もしもし、おにーさんですか?」
真の名前が出た時、優良の背筋に冷たい者が走る。
そうして今の、半裸で夫でない男にひざまずいて奉仕している自分の姿にに気付く。
せめてとばかりに手を離そうとするが、山田が掴んで離さない。
声を出すわけにもいかずに苦悶する優良をよそに、山田は電話越しに真と笑みすら浮かべて会話していた。
「え〜、コチラは万事変わりなしですよ」
「そっちの仕事はどうですか? え、それについておねーさんと話がしたい。分かりました、代わりますね」
そう言って山田は携帯を差し出してくる。
こんな姿勢のまま受け取れないと首を振ったが、真を待たせるわけにもいかず、優良はしぶしぶと左手で受け取る。
「ま、真さん?」
433後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:10:58 ID:PP/30f1C
「優良さん、元気してた? いや二日会ってないだけだから変わりないと思うけど」
電話越しに聞こえる声はいつもの真の優しい声。だが、それ故に優良を苛む。
「そ、そうね・・・」
(真さん・・・私変わってます。今は山田君のオチンチンを・・・)
(で、でもこれは真さんのために。梨香のために・・・)
さすがに優良自身もその言い訳が虚しく響くのを理解していた。
紛れもなく自分が不貞を犯していることを優良も認めざるを得なかった。
「まあ、それはともかく。優良さんゴメン!」
「ど、どうしたの!?」
突然の真の謝罪に戸惑う優良。
(私が謝らないといけないくらいなのに)
「いや、早く帰るつもりだったんだけど・・・」
「え?・・・んひゃう!」
「ど、どうしたの優良さん?」
「な、なんでもないから・・・続けて」
真との会話に気を取られて、いつの間にかブラをずらされて乳房が露わになっていた。
ばかりか、興奮で尖りきった乳首をつままれ、思わず悲鳴を上げてしまった。
恨みがましく山田を見るが、素知らぬ顔で乳首をいじるのを止めない。
「んぁ・・・そ、それで・・・っま、真さん・・んぁ・・・どうしたの?」
「あれ? 何か電波が悪いのかな? とぎれとぎれに聞こえるや。お〜い、優良さん聞こえてる?」
「ええ・・・はぁ・・・大丈夫、んぅっ! 聞こえてます・・やぁぁ」
ジンジンと胸の先が痛む。いや、痛むほど興奮している。
いつしか、真の声より胸から来る刺激に意識を持って行かれそうになっている自分に気付く。
「そう? まあとにかく、仕事が滞っちゃってちょっと帰るのが遅くなるかも」
「えぇっ! やぁぁ!」
悲鳴は真が帰ってこないのを嘆く声ではない。
434後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:11:42 ID:PP/30f1C
山田が胸に飽き足らず、下半身まで手を伸ばしてきたからだ。
パンツ越しとはいえ、真以外の男に触られたことのない聖域をまさぐられて声が出た。
(ダ、ダメ! そこは。それに今触られたら!)
だが、優良の心配をよそに、真は暢気な声を上げる。
「ゴメン。優良さんを悲しませるのは心が痛むんだけど・・・」
「そ、そう言う意味じゃ・・・ひぅ・・・お仕事だし」
山田の指が濡れたスリットをなぞる。
優良はせめて足を閉じようとするが、足に力が入らずできない。それどころか、気を抜けば足を開いて指を受け入れてしまいそうになる。
しばらく擦られると、にちゃにちゃといやらしい音が優良の股間から響いてくる。
(ダ、ダメ・・・音聞こえちゃう)
そう思うが、優良は喘ぎを真に聞かせないだけで精いっぱいだった。
「そう、仕事なんだよ〜・・ということでもう二・三日いいかな?」
「ハ、ハイ・・・はぁぁ・・お仕事がんばってください・・ひぅ」
真に不貞を働いてることがどうしようもなく優良の心を痛くさせる。だが同時に、
(なんで・・・こんなに感じているの)
いつもより、興奮の色合いが違う。体の奥から燃え上がるような情動が付きあげてくる。
山田の指が秘所をなぞるごとに嫌悪感より快感が頭に響く。
遠くにいる真の声より近くにいる山田の指が優良の心を占める。
加減しているのか軽く触れるだけの指使いが、逆に感覚を鋭敏にする。
((や・・・ダメなのに・・・こんなこといけないのにぃ・・・)
山田の指を避けるように動いていた腰も、優良自身は気付かないがいつしか山田に合わせるように動いていた。
右手も、山田が添えずとも発射をねだるように激しく、そして優しく山田の肉棒を扱く。
「ごめんね、優良さん。愛してるよ」
真のいつもの言葉も心に響かないほど体を山田で蕩かせて。
「はい・・・んふぅ・・私も愛してます」
真へいつもの言葉も心から出ないほど体を山田に委ねて。
そして電話が切れるかと思った瞬間、優良の耳に聞き覚えのある声が届く。
「もう、お兄さん、いつまで話してるの。今夜は飲むって言ったでしょ!」
「あ、ちょっと梨香ちゃん。優良さんと話してるんだから!」
ブツッと声が途絶える。
「え、真さん! 真さん!?」
だが、優良の叫びもむなしく、答えが返ってくることはなかった。
435後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:12:32 ID:PP/30f1C
(べ、別に仕事で一緒に行ってるって言ってたから梨香が出てもおかしくないわよね)
(でも、どうしてだろう。不安が・・・)
不吉な電話の切れ方にしばし呆然としていた優良に山田が告げる。
「おねーさん、出るッ!」
「え?」
そう言って山田は優良の顔を股間に引き寄せる。
「や、やめっ!」
振りほどこうとする優良の目の前で、凶悪なまでに膨れ上がった赤黒い肉棒が先端から白濁を吹きあげた。
「やっ!・・んっ! んぅっ!」
叫ぼうとして口の中に精液を受けてしまい、目も口も閉じて放出に耐える。
今日二度目とは思えないほどの精液が優良の顔に降り注ぐ。
(あ、あつい・・・いやぁ!)
鼻には入らなかったが、充満する匂いに犯される。
(こんなの・・・こんなの・・・)
精液をかけられるたびに、嫌悪とそれを上書きするような快感が優良を襲う。
相反する感情に優良は次第に抵抗の力を失って、精液の洗礼を浴び続けた。
436後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:13:04 ID:PP/30f1C
「ふぅぅ・・・」
長い放出の後に山田は深く息を吐いて優良の頭を開放した。
「山田君・・・どうして・・・」
優良は茫然としたまま山田を見上げる。
「すいません、おねーさん。何か裏切られた気がして」
「それは!」
私の方、と続けようとした優良だが、山田の瞳を見て勢いが止まる。
(な、なんで・・・何でそんな憐れんだ目で私を見てるの?)
「さっきの電話聞いてて思ったんですけど」
山田の口調に優良は背筋が寒くなる。
いやな予感が膨れ上がり胸を締め付ける。
(やめて! その先は聞きたくないしありえない!)
だが、優良の内心など斟酌せずに山田は冷酷に告げる。

「おにーさんと梨香ってデキてるんじゃないですか?」
437後書きメインの人:2010/12/25(土) 00:14:10 ID:PP/30f1C
以下は後書きですので、興味無い方はスキップなう。

流石に三日続けて手前のことを書くのもアレなので最初から本編について。

ダンナとの電話中にエロいことするのは王道にして覇道!

なんかもう書いてる本人も意味分かってませんが、まあこのシチュはお約束ですし好きな方も多いんではないでしょうか。
というか、私が大好きなんですがね!
つーことで、シチュ考えてたらちょっとエロが短くなったのが反省点。
元々、前の話の締めとして書いたら、微妙な長さになったんで分割したのが不味かったかも。
とにかく、優良の言い訳を正当化する事実(真実かはこの際関係ない)を作ってやった山田の行動はこれからだ!
・・・すげー打ち切りっぽいな。

打ち切りはともかく、この三連投でストックが完全に切れたので続きはちょっとお待たせすることになるかと思います。
待ってる方には申し訳ないです。
来年から私も新しいことやるんでちょっと間は開くかもしれません。
が、もはや趣味の一環となってるので書かないってことはありえんと思います。私が死んだりしない限り。
では再びお会いする時まで。
後、ちょっと気が早いですが読んで下さったスレの皆様へ

今年もお世話になりました、よいお年を。そして来年もよろしくお願いします。
438名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 01:38:26 ID:dk8qLwGR
気が向いたらまた書きに来てくれるってのは、とても喜ばしい事ではありますが。
クリスマスに生殺しはつらいな・・・。まあクリスマスと関係ない人生だけど。
来年もまたヨロシクお願いします。続編も新作も楽しみに待ってます。
439名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 08:39:36 ID:/4R3V2d1
関西弁属性なので奈央ちゃん大好き!
440名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 01:08:39 ID:YP1CxNZQ
オーソドックスな話だけど微エロで面白かったです。
真の電話の向こうに梨香が居ただけで浮気を疑うのは強引だとは思うけど・・・。
できれば続きを読んでみたいです。
441名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 23:11:31 ID:jxW3SOHy
いいもの読んだー!!
ティッシュの備蓄がなくなったー!!
442名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 09:18:17 ID:JsRaFLNv
あいかわらず、山田×優良まさぐりモノうまいね。初作を思い出す。惜しいのは打ち切りなトコかなー。
気持ちに余裕が出来て、やる気が復活したら、本格的に寝取る展開を読みたい。

よいお年を☆
443名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:41:18 ID:JX+chGSA
良いお年を☆
444名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 21:42:00 ID:r7JwiKsH
あけおめです☆
445名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 08:50:00 ID:5H7bcTdM
ぐっじょぶ
446名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 21:19:45 ID:CVFQOr9j
なまごろしいい
447名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 00:43:24 ID:XWCtiVro
おれはイヤだーっ!!
448名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 01:19:25 ID:VhXl6ByA
本編の方は、みゆきやら梨香やら色々と片付けに入ってる様だが・・・。
はたして連載終わってからも、このスレは続くんだろうか?
449名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 23:14:04 ID:UhGrIOk1
稲垣のモテ期も片付けモードなのかな・・。
にしても稲垣 OL全員食い散らかしてふたりエッチ最モテじゃないか?

この勢いで是非、優良さんもいって欲しいな。
450名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 08:09:09 ID:QGH7BMxw
どーせなら全キャラ食っちゃえ!優良さん既にラスボス化
451名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 14:19:52 ID:ZOi2Wxwr
優良さん寝取られもSSなら脳内変換できて興奮するけど
今の絵柄じゃ緊張感もエロさもないし微妙だな
10巻くらいの絵柄に戻って欲しいな
452名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 22:16:22 ID:t6P36G0B
SSじゃないけど結構いけた
こういうのもたまにはいいとはおもわないかね

ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1295064658/
453名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 01:30:41 ID:8tVp/Tul
本編の劣化と共にスレも過疎る
454名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 01:08:41 ID:ccAuTWzo
なにを今更・・・
455名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 10:30:28 ID:D9lHi8MS
後書きさんの続きがきになるー
復帰お待ちしてます!
456名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 12:24:57 ID:TG+03S6t
「幼馴染み優良姉ちゃん」シリーズの人も帰ってきてくれ〜
早く膣挿入まで進んでほしいっすw
457七の人:2011/02/10(木) 13:13:12 ID:U1Qjh8Yh
お久しぶりです。
仕事と共に体調も崩してリアルが終わりかけてます。泣
後書きさん、お帰りなさいです。^^
状況が自分に似ていて(勝手に同類にしてスミマセン><)気になっていたんで安心しました。

そして……。
『幼馴染み』を待っている方スミマセン><
もう少ししたら落ち着くと思うんで少しずつかもしれませんが最後まで近づけるようにしたいと思います。
もう暫しお待ち下さい。
458名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 13:43:49 ID:1xv2VRQe
何時までも待ってますよ〜
無理せずゆっくりで良いので頑張ってください
459名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 21:18:15 ID:jaXL2Tc5
⊃『いのちだいじに』

今号に登場した新キャラ(男)は、旨く育てれば、いいストーカーキャラになれそうだが…克だから無いか。
しかし、今回の会社主宰パーティーで優良さんお披露目した事で、
優良さんを狙う雄どもが増えたと思って、無駄な期待をしてみる。
460後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:07:29 ID:C88Xnj7x
あけましておめでとうございます(今更)、後書きメインの人でございます。
山田と優良さんのヤツの続き行きます。
え〜、別にあれで終わりという意味ではなかったんですが、一部の人には誤解を与えてしまったようで申し訳ない。
ただ、続き書けるのがいつになるか分からんので否定もできなかったり。
なもんで、続き載せれば否定することになると思って書いたんですが・・・・終わらねぃのなんの。
これだけ書いてもまだ本番まで行ってません。
いや、期待してた方はマジですいません。
ともあれ、本編ということで。
461後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:08:06 ID:C88Xnj7x
疑心暗鬼を生ず、という諺がある。
意味は読んで字のごとく、疑う心は暗闇にいもしない鬼を見出してしまうように、疑いは一人相撲を呼びやすいということである。
だが、火のないところに煙は立たぬとも諺は言う。
ならば、人が暗闇に見る鬼とは何であろう。
それは、闇に映った自分の影。
自分のことを疑っているだけかもしれない。
462後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:08:36 ID:C88Xnj7x
(真さんと梨香がそんなことなんて・・・ありえない)
優良は湯船につかりながら一人思う。
あの後、山田に詰め寄ろうとした優良だが、「その前に風呂でもどうですか?」と促された。
優良としては不満だったが、顔には山田の精液がこびりついていて、話すだけで口に入りそうなほどであり従うほかなかった。
故に、優良は答えを得ることも、質問もできずに一人フロで悶々とするしかない。
(だって、あの二人が一緒にいるのは仕事なだけなんだし、義理とはいえ兄妹なんだし)
「そもそも証拠がないわ!」
自分を勢いづけるように口に出す。
だが、その言葉の勢いとは裏腹に表情は暗い。
それを自分でも分かっているのか、お湯をすくって顔を洗う。
温かいお湯が気分を温めてくれるが、同時に顔に残る精液の匂いもよみがえらせた。
思わずその時のことを思い出し、嫌悪と羞恥と恍惚が入り混じったような複雑な表情を優良は浮かべた。
「でも・・・」
普段は一笑にふすような山田の言葉を否定しきれない。
「もしかすると・・・」
普段は毛先ほども疑うことのない真の愛を信じきれない。
「まさかとは思うけど・・・」
それは、皮肉にも優良が不貞を犯しているから。
不貞を犯しかけている優良は、不貞を犯すかもしれない真を否定しきれない。
まるで、自分の影におびえるように。
463後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:09:08 ID:C88Xnj7x
「もう!」
考えが堂々巡りに陥っていることに気付いて優良は頭を振る。
「そうよ、ここで考えていても答えなんて出るわけないんだわ」
疑うなら確かめればいい。疑いが晴れれば謝ればいい。
「そうよ、何を考えてたの私は。そうと決まればお風呂から出て」
心が定まり、湯船から腰を浮かせかけた優良。だが、
「ちょっと失礼しますね」
ドアを開けて入ってきたのは山田。
「や、山田くん!?」
驚いて湯船に戻り体を隠す。
「ど、どういうつもり!? さっきお風呂はいってたでしょ!?」
慌ててまくし立てる優良だが、山田は平然とした表情で返す。
「いや〜、ちょっとさっきので汗とか汁とか出ちゃったからシャワーで流しておこうかなって」
そう言って、優良を尻目に蛇口をひねってシャワーを浴び始める。
「でも!? なんで私が入ってるのに!?」
「まあまあ、別に今更見られて恥ずかしいところなんて俺にはないですし」
「山田君はそうかもしれないけど、私は・・・」
小声で反論する優良の言葉を聞いてないのか無視したのか、構わずに山田はシャワーを浴びる。
湯船の前を占拠され優良も上がるに上がれず、しばらくの間、風呂場はシャワーの水音だけが響いた。
464後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:09:51 ID:C88Xnj7x
そんな無言の、しかし緊張感に満ちた空気に耐えられず優良が口を開く。
「あ、あの山田君。さっき言ってたことなんだけど」
「さっきって・・・ああ、おにーさんと梨香のことですか?」
「そ、そうよあんなこと!・・・あるわけ・・・」
山田が体を向けたので思わず顔をそむけてしまい、語尾が尻すぼみになる。
だが、ちらりと見えた山田のモノは2回出してるにも関わらずまだ大きさを失ってなかった。
(うそ・・・なんで収まらないの?)
優良の心に動揺とうずくような欲求が湧きあがる。
意図して見せつけた山田は優良の反応に満足したように笑うと言葉を続ける。
「でも、だったら何でこんな時間まで二人でいるんでしょうね?」
「そ、それはお仕事が長引いたとか」
「アイツは酒飲んでる様でしたが」
「仕事仲間とお酒を共にするくらい不思議じゃありません!」
「ま、そうですよね」
意外にも素直に認める山田に「だったら」と勢い込んで続けようとする優良だったが、
「俺はアイツに酒が入るとかなり、まあぶっちゃけ淫乱になっちまうこと知ってます。おねーさんも知ってるか知りませんけど」
「そ、それは・・・」
梨香のことは知らなかったが、自分のことでは身に覚えがあった。
(私は記憶にないけど聞いた話だと・・・その、エッチになるって・・・)
(梨香も妹だから、同じってことはあるかも・・・)
「あの状態の梨香なら義理の兄妹とか関係なしに目の前の男を襲いますよ」
「そんなことは・・・ないと・・・思いたいけど・・・」
優良の内心の不安がにじみ出るように、言葉が紡がれるたびに勢いが衰える。
だが、優良はそれを振り切るように叫ぶ。
「と、とにかくここで言ってても本当のことなんて分かりません! 私は真さんに確かめてみます!」
そう言って立ち上がり、山田の横を抜けようとした優良だが、
「まあ、待って下さいよおねーさん」
山田の手が肩を掴む。
(あっ・・)
その手の感触でさっきまでの愛撫を思い出し腰が砕けかける優良だが、
「は、離してっ!」
何とか持ち直して、もがきながら叫ぶ。
「まあ、待ってくださいよ。俺の話も聞いてくださいって」
決して強い力で掴んでいるわけではないのに山田の手が肩から外れない。
まるで優良の体は知っていると言うように肌に吸いついてくる。その上
「あっ・・・んっ・・・」
まるで優良の性感帯は知りつくしているとでも言うように微妙な力加減で揉みあげてくる。
「やっ、やめっ!」
抵抗しようとする優良を背中から山田は抱きしめる。
「ひっ! はなしてっ!」
肩からとは比べ物にならないほどの熱さと質感が優良を襲う。
「や、やめっ、きゃっ!?」
そして、腰に押しつけられる熱い塊。
脈打つモノを押しつけられてさっきまでの痴態を思い出し、一瞬優良の体から力が抜ける。
その隙をついて山田は優良の胸に手を回す。
「ダ、ダメ。ダメだったら!」
山田の手が乳房をこねまわすたびに、痺れるような快感が走る。
その快感に身を委ねたいという誘惑を振り切りながら抵抗する優良だが、やはりその力は弱い。
「や・・・んうっ・・・だめぇ・・」
口から出る言葉も次第に甘い響きが目立つようになり、
「んぅぅぅぅっ!」
固く勃起した乳首をつねられた時、優良の腰は砕けた。
山田に身を預けるように抱きかかえられる。
荒い息を吐く優良に山田は優しく告げる。
「とりあえず、フロに戻りましょう? ここじゃカゼ引いちまいますって」
優良は山田の言葉に力なく頷くしかできなかった。
465後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:10:56 ID:C88Xnj7x
力を失った優良は山田に運ばれるように湯船に戻り、山田も当然のように一緒に入る。
ザブリと風呂の嵩が増し、はみ出た湯が流れ出る。
小野田家の風呂はそんなに大きくないが、大人二人が余裕を持って入れないほどではない。
だから二人で入るには、同じ向きで、片方に背中を委ねる、恋人のような入りかたをしなければいけない。
(お風呂に二人でなんて・・・真さんとしか入ったことないのに・・・)
お湯につかることで冷静な思考を取り戻した優良。
だが、山田の腕に包まれるような格好で風呂に入っていることが、優良の心をざわめかせる。
それに何より、
(当たってる・・・)
吸いつくように優良の腰から離れない山田のモノの感触が、優良の頭に快感という靄をかける。
まるで縫いとめられたように、山田のモノを当てられただけで動きを封じられる。いや、
(まさか私がこれから逃げたくないってわけじゃ・・・・ううん、そんなことないわ!)
一瞬浮かんだ恐ろしい想像を振り払いながら、言葉だけは毅然として言った。
「はなして」
さっきの話の続きを「話して」と、たまに手を伸ばしてくる山田へのけん制として「離して」の意味も込めて。
「ああ、おねーさんが電話する意味は無いって俺は思うんですよ」
その優良の意図を後者だけくみ取ったのか、前者は敢えて無視したのか分からないが山田は話し始める。
「どういうこと?」
「だって本当のことなんて話すわけないじゃないですか」
まるでウソをつく前提のような物言いに優良はカチンとくる。
「そんなことないわ! 真さんは何時だって正直に答えて!」
「さっきのおねーさんのみたいな状況かもよ?」
「そ、それは・・・」
途端に勢いがなくなる優良。
不貞を犯した自分への後悔と、妹が真とそんなことをしている想像への嫉妬が狂おしいほど心の中で燃え上がる。
「電話なんかで本当のことなんか分かりはしませんって」
「・・・・・・」
身に覚えがあるだけに反論もできずに黙りこむ。
しばしの間、沈黙が二人を包み、水面が微かに揺れる水音だけがその場を支配した。
「ま、ぶっちゃけ、俺にとっては真実がどうかなんてどうでもいいんですけどね」
466後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:13:10 ID:C88Xnj7x
「そ、それってどういう?・・・・ひっ!」
その空気を破るように思わぬことを言い出した山田を振り向こうとした優良だったが、背筋をすっと撫でられてのけ反る。
「や、やめっ!・・・それよりどういう意味か・・・やんっ」
強くなく弱くなく、絶妙な加減で背中を伝う指が優良の中で燻る性感を呼び起こす。
前に来る手と違って払うこともできず、狭い湯船では逃げることもできず悶えるだけだった。
そんな優良の地帯をひとしきり楽しんだ後、山田は優良に覆いかぶさる。
「分からないすか? こうしていられれば俺は満足なんすよ」
「ダ、ダメッ!」
抱きつかれて振りほどこうとする優良の力は、先程までと違って弱い。
それをいいことに胸を揉みしだきながら山田は耳元でささやく。
「おねーさんはどっちが好み。おにーさんの潔白を信じながらも裏切るのと、おにーさんが浮気してるから自分もってシユエーション」
「そ、それって!」
まるで不倫を前提としてる物言いに優良はゾッとする。いや、山田にとって前提ではなく
「どっちが感じる? やっぱ、おねーさんの性格からすると信じてるけどゴメンナサイかなぁ」
山田の邪気のない言い方に一瞬意味が分からなかった優良だが、その言葉の真意に気付いて慄然とする。
(わ、私が山田君と過ちを犯すことを前提にしてるの!?)
「い。いやぁっ!」
今度こそ本気でもがくが、男の力には、まして快感で鈍った手足では逃れられるはずもない。
その手が胸を脇をヘソをまさぐり、ついに自分以外では真しか触ったことのない優良の最奥にとどいた。
「ひぅっ!」
先までの、ショーツ越しとは違ったナマの感触。男の太い指がスリットをなぞる感覚に悲鳴と言うにはあでやかな声が優良から漏れる。
「やめて山田君、そこだけはっ!」
「何言ってるんですか。さっきもあんなに濡らしておいて」
「そ、そんなこと・・・あぁぁ!」
懇願を一蹴され、指を埋め込まれた時、優良が感じたのは激しい後悔とそれを上回る充足感。
「だ、だめぇ・・・ぬいてぇ・・・」
「そんな蕩けた声とマンコで言っても説得力ありませんよ・・・っと、ここかな?」
「マ、マン!?・・・んぁぁぁ!?」
山田の直截な物言いに怯んだ優良に、今までとは別種の快感が走り抜けた。
脳髄を焼くような、不貞のことすら一瞬忘れさせるような快感。
「あ、やっぱりおねーさんもここだったんですね」
「やん・・・・んぅっ・・・ふぁぁん!」
何がやっぱりなのか確かめたいが、口からはもはや喘ぎ声しか出ない。
まるで山田の指が全身を縫いとめている様に動けない。
いや、動こうとしても、山田の指の動きに合わせて腰を振ってしまう。
「そんなに腰をうごかしちゃって・・・やっぱ、Gスポットの位置や弱いところも同じなんですね・・・・梨香と」
「んぅぅぅぅ!?」
(梨香と・・・同じ!?)
467後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:13:43 ID:C88Xnj7x
その事実に愕然とする優良に重ねるように山田は続ける。
「俺が触ってきたところも梨香が喜んでた性感帯ですよ」
「似てないと思ってたけど、根本は似たもの姉妹だったんですね・・・特に淫乱なところとか」
「ちがっ!・・・ぅぅん!やぁぁ!」
山田の言葉を否定したいのに口が、体が動かない。
「何が違うってんですか。おにーさんじゃないのに、こんなに肌を触らせて、乳首を絶たせて、濡らしまくって」
山田が喋るごとにその場所へと手が伸びる。
そのたびに、優良の頭は白く染まる。まるで山田の言葉を肯定するかのように。
「俺と梨香は体の相性がバツグンだったんですよ。だから、おねーさんともバッチリだと思いますよ」
「い、いやぁ!?」
気がつけば山田に後ろから抱きかかえられて股を広げられていた。
秘所の入り口近くに山田のモノが添えられる。
「ひぅっ!」
あてがわれただけで、大きさと熱さがしみ込むような錯覚を覚えて優良は体を震わせる。
だが、優良の秘所はいやがるどころか
「おや、俺のチンポに吸いついてますね、おねーさんのマンコ。そんなに俺のがほしかったんですか?」
「いや、いやぁぁ」
優良は必死に首を振るが、腰から下に力が入らず山田の拘束から逃れることはできない。
「だめぇぇぇ!」
(ごめんなさい、真さん!)
山田が腰を動かせば犯される、優良がそう思った瞬間、山田が動きを止めて呟いた。
「これじゃ、何だか俺がおねーさん犯してるみたいだな」
「よし、おねーさん、俺と勝負しませんか?」
その瞬間を目を固く閉じて待っていた優良は、山田のその言葉にキョトンとする。
「そ、勝負をね」
そんな優良に、山田は底意地の悪い笑みを浮かべて言った。
468後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:31:07 ID:C88Xnj7x
「こ、この格好って・・・」
抵抗する力を失った優良は湯船から上げられ、風呂場のタイルに横たえられた。
そして、その上をまたぐように山田が覆いかぶさる。
「69ってヤツですね〜」
優良の股ぐらに首を割りこませながら山田が続ける。
「もしかしてやったことないとか?」
無言で否定しながら優良は山田の頭を追い出そうと足を踏ん張るが、秘所に息を吹きかけられただけで力を失ってしまう。
「まあ、とにかくルールは簡単。イった方が負けってことで」
「俺が負ければこれ以上おねーさんにこれ以上ちょっかい出しません。でも、俺が勝てば・・・分かりますよね?」
その言葉の意味するところに優良が身をすくませた瞬間
「はい、スタート」
優良が答える間を与えずに山田は開始の号令を出す。
「ま、まって!・・・あぁん!」
間髪いれずに濡れ切った秘所に指をさしこまれ、のけ反り喘ぐ。
先程までの愛撫で出来あがっていた体は、少しの愛撫で快感を呼び戻す。
「ほら、こんなに濡れてたら俺の方が簡単に勝っちゃいますよ?」
そう言って山田は腰を揺らす。
優良の目の前で山田の巨根が揺れて、お湯とそれ意外の液体をまき散らす。
(すごいにおい・・・)
更に匂いも振り撒き優良の頭を官能に染め上げる。
(で、でも自分から、なんて・・・)
だが、まだ優良の心にある躊躇い心が行動を阻んでいる。
そんな優良にお構いなく、山田は舌を差し入れてきた。
「んぅぅぅぅ!?」
指とは違った異物の侵入に優良は腰を跳ね上げる。だが、それは排除する動きではなく・・・
「やっ、やめっ・・・はぁぁ!」
指をさしこまれた以上の反応で喘ぐ優良。
指ほど固くはない、だがその分縦横に駆け巡る舌の動きに翻弄される。
愛液を掻きだし、内壁を擦り、敏感なところをつつく。
山田の巧みな舌技に秘所から出る愛液は量を増した。
「だ、だめ!・・まって、まって!」
そして優良の快感もせり上がる。
元から小刻みに愛撫を受けてほぐれた体に、下での愛撫は刺激的すぎた。
体が震え、腰が躍り、足が突っ張る。
「う、うそ・・・ダメ・・・あぁぁぁぁ!」
山田の舌がクリトリスを吸い上げた時、優良は軽く達してしまった。
469後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:32:33 ID:C88Xnj7x
荒い息の中で優良は思う。
(ま、まさかもうこれで・・・)
この後に待ち構えることを考えると優良は目の前が暗くなる思いだった。だが
「おねーさん、まだイってませんよね?」
いつの間にか体勢を入れ替えて覗き込んできた山田にそう言われて優良は怪訝な表情になる。
「そ、それって?」
「いや〜、俺も女がイってるかそうでないかなんて細かいところまでは分かんないし、ちょっと聞いてみようかなって」
「そう、そうよ! まだイ・・・なんだから!」
「そりゃ良かった。俺としてもこんなに決着が早く着いたら面白くないですから」
そう言ってニヤリと笑みを浮かべた山田は続ける。
「まあ、この格好は俺が有利なんで、こういうのはどうでしょう?」
そう言って、横たわった優良を持ち上げ立たせると、入れ替わるように山田が身を横たえる。
「さ、ケンカでも何でも上を取った方が有利なんですよ?」
そう言って手招きする。
(そ、そんな格好!)
男の上を、しかも真以外の男に秘所を晒すような格好をすることに優良は激しい抵抗とを覚えた。
もうひとつ、別の感情も浮かび上がったが、それは意識して心に沈める。
(今なら逃げられる?)
優良の頭にそんな考えがよぎる。
確かに、今は拘束もされてないし、山田も横たわっている。
時間も空間も問題はない。しかし、
(ダメ・・・できない)
優良は心の中でかぶりを振る。
精神的に山田から逃れられない。
この場は、今日は、真が帰ってくるまでは逃れられるかもしれない。
だが、その先も優良は山田に刻まれた快感を忘れることはできない。
気がつけば、山田の巨根に引き寄せられるように身を近づけていた。
引かれるように、惹かれるように、手を伸ばす。
勝負にならないと分かっていても、山田の性の束縛から優良は逃げられなかった。
(ごめんなさい・・・真さん・・・)
それが真への裏切りだと分かっていても。

触れる。
山田の熱い巨根はそれだけで心を溶かすようで。
握る。
固い幹を握ると、逆に心が握られるような錯覚を覚える。。
跨ぐ。
夫にしか晒したことのない部分を、夫にも見せたことのないような濡れ方を晒しながら。
ガシリと山田に双臀を掴まれた。たわわな果実が指の形に歪む。
(ああ・・・)
力を込められたわけではない。だが、まるで虎バサミにハマったように抜け出せない。
自分が永劫に逃れられない罠に陥った実感があった。
470後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:33:13 ID:C88Xnj7x
「じゃあ今度はおねーさんから初めていいですよ」
「えっ!?」
思わぬ山田からの言葉に優良は振り向く。
「さっきは俺から行動を移したから今度はってことですよ」
「で、でも・・・」
心のどこかで負けを感じていても、未だ優良には自分から行動することへの躊躇いがあった。
山田のモノを握りはしても動かすことまではしていない。
「折角、上に乗ったんだし。さっきも言ったけどケンカもセックスもマウント取った方が有利なんですよ」
「セ、セッ!?」
セックスという直接の表現に優良の顔は赤くなる。
その反応に気を良くした山田のモノが膨れ、優良の手を押し返す。
(ああ…まだこんなに大きく・・・まるで動いてって語りかけてる様な・・・)
山田の巨根に陶然となりかけるがやはリ行動に移せない優良に、しかし山田は見透かしたような笑みを浮かべる。
「まあ、俺はどっちでもいいんですが」
「というか、こんなに濡れ濡れのマンコを目の前にしてると我慢が効きそうにないですよ」
そう言ってフッと息を吹きかける。
「ひゃあ!」
それだけで体に痺れるような快感が走り、背中をのけ反らせる優良。
「分かってるんですか。今度イったらおねーさんは俺に犯されるんですよ?」
秘所に息を吹きかけながら山田は囁く。
「ひっ!・・・だ、だめぇっ!」
犯されるという現実的な言葉に優良の躊躇いの枷は外れる。
初めはゆっくりと、だが丁寧に動き始めた。
(ああ・・・やっぱり山田君の・・・・すごい・・・)
触れるだけで分かる熱さ、触れてみて分かる固さ、触れているだけでいやらしい気持ちを想起させるカリの形。
そのすべてが優良の心をよろめかせる。
いつしか、真のモノを触るように丁寧に愛撫し、玉袋まで撫でまわす優良の姿があった。
471後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:33:42 ID:C88Xnj7x
だが、
「まだそんなんじゃ足りませんよ、おねーさん」
「えっ?」
山田からの予想外の言葉に愛撫を止めて振り返る優良。
「手よりももっと刺激的なことしないと、俺をイカせられませんよ」
「で、でも・・・」
山田の言葉の意図を図りかねて戸惑う優良に、山田は出来の悪い教え子を諭すような表情で
「手だけじゃないってことですよ。さっきの俺みたいにすればいいんですよ」
「そ、それって!?」
山田の言葉の意味が分かり愕然とする優良。
優良自身もその選択肢は頭にはあったが、行動を起こすのはハードルが高すぎた。
だが、そんな優良に追い打ちをかけるように
「おや、そんなに余裕見せてると負けるよ?」
そう言って、模範を示すように優良の秘所に舌を差し込む。
「んあぁっ! やっ!くぅん」
柔らかな舌が膣を刺激する度に鎮まりかけた情欲が燃え上がる。
少しの触れられただけで腰がガクガクと震え、イってしまいそうになる。
時間としては短く、優良にとっては長い山田の下による蹂躙が終わり、肩で息をする優良に山田は平然と言う。
「ホラ、おねーさんも舐めないと・・・・犯されるよ?」
犯すという直接の表現に優良の肩がビクリと揺れる。
半ば諦めていても、勝てるわけがない勝負だと思っていても、諦めきれない。
それに、さっきの愛撫で優良の中で燻っていた性欲に火がついていた。
おずおずと、だが確実に優良はその唇を山田の巨根に近づけていった。
472後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:34:22 ID:C88Xnj7x
(すごい・・・)
優良はうっとりとした表情で山田のモノを眺める。
手で触った時とは違う熱さと匂いに頭がクラクラしてくる。
凶悪なまでに膨れ上がったカリは、赤黒く光ってその先から液を滲ませている。
蜜にひかれる蝶のようにフラフラと近づき、少し躊躇して堪え切れないように舌を添わせる。
「ん・・・」
恐る恐るという感じで、顔を紅潮させながら山田の先走りを舐める。
口の中に汗に似た味と、微かに混じった精液の匂いが広がる。
(この匂い・・・)
「はぁ・・・」
思わず悩ましげな溜息を吐く優良をせかすように山田が促す。
「ほら、もっと舐めてくださいよ」
言われるままに、今度は躊躇いを見せずに舌を這わせる。
サオの部分を舌でなぞると山田の巨根がビクリと震えた。
もっとその反応を引き出そうと下から上に舐めあげる。
浮き出る血管の脈動を感じるたびに、体の奥からこみ上げる何かを感じた。
その何かに背を押されるように、根元を右手で扱きながら亀頭に舌を這わせる。
軽く握る時は根元を心もち強気握り、舌を激しく動かす時は右手を緩める。
その絶妙なコンビネーションに山田もたまらず声を上げる。
「うおっぅ・・・へへ、おねーさんも盛り上がってきましたね」
「でも、まだ本気じゃないでしょ?」
そう言って、腰を突き出し、優良の頬に巨根を軽く打ちつける。
その意味するところが、フェラ合図と気付く。
「そ、それは・・・山田君・・・」
困ったように振り返る優良だが
「あ〜、その山田君ってのやめませんか?」
「え?」
意外な山田の言葉にキョトンとした顔になる優良。
「こんな格好してまで苗字に君づけは他人行儀でしょ? やっぱここは下の名前で呼んでくれないかなって」
「え? え? 山田君の下の名前って?」
律儀に思いだそうとする優良だが、咄嗟には出てこない。
「あ〜、付き合い長いのに知らなかったんスか」
「ご、ごめんなさい」
傷ついた表情を見せる山田に反射的に謝ってしまう優良。
だが、山田は表情を一変させてにこやかに言った。
「じゃあ、お詫びの代わりも込めて言ってくれませんか。ちなみに、俺の下の名前は『拓』っす」
「拓・・・くん?」
「別に拓さんでもたっくんでもたーさんでもたー様でも構いませんよ? あ、呼び捨てってのも悪くないかも」
「た、拓君にします!」
放置しておくとどこまでエスカレートするか分からない山田の要求を止めたつもりでいて、誘導されたことに優良は気付かない。
「じゃあ、呼んで下さいよ、ホラ」
自分から宣言した手前引けずに躊躇いながらも口にする。
「た・・・拓・・・くん」
「ん〜、いいですね。おねーさんにそう言われると実に新鮮っす」
誰にでも丁寧に接する優良だが、それ故に真以外の男を下の名前で呼んだことは殆どない。
その特別な呼び方を真以外にしているという思いが優良の体を熱くする。
(真さん以外に特別な人ができちゃった・・・)
473後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:35:13 ID:C88Xnj7x
「じゃあ、俺もこれからおねーさんのこと優良って呼びますから」
「ええっ!?」
再び思いもよらぬ山田の言葉に振り返る優良。
「だって、おねーさんじゃ他人行儀でしょ。優良さんじゃおにーさんと同じだし」
「で、でも・・・んあぁ!?」
戸惑う優良だが、膣に山田の指が差し込まれてのけ反る。
ぐしゅぐしゅと愛液でとろけた音を立てながら山田は膣を擦りあげる。
「や、やめ・・・音を立てないで!」
まるで自分のものじゃないように腰が跳ねる。
「いいでしょ、おねーさん?」
「い、いやっ!・・・あぁ!」
Gスポットを刺激されて吹き出た愛液が山田の指を濡らす。
「いいよね、優良さん?」
「ダメっ!・・・ひぅん! あっ、はぁ!!」
クリトリスの皮を剥かれる。
風呂の湿気に晒されるだけで頭が白くなるような快感が襲うが、山田は更に指でつまんで擦りあげた。
肘の力を失って山田の太ももに顔を付けながら、腰だけは高く上げられ山田の指と共に蠢く。
「いいだろ、小野田優良」
トドメとばかりに山田の舌も加わる。
膣をこそぎ、愛液を舐めとりながら優良の膣を舐めまわす。
「ひぁ! んぅっ! あはぁ!」
言葉にならないような喘ぎが優良の口から洩れる。
舌を突き出し、涎を流しながら喘ぐ。
体の感覚はなく、ただアソコからくる快感の波だけが優良の頭を支配していた。
鳥肌がたち、頭の中が白くなる。
(あ・・・ダメ・・・)
ぼんやりとした意識が警鐘を鳴らしていたが、体は快感の波に抵抗できない。
山田の鼻が優良のアナルに触れた時、恥ずかしさと興奮が頂点に達した。
「ん、んぁぁぁぁ!!」
大きな声で背をのけ反らせながら優良は絶頂する。
「あぁぁ、あはぁ」
腰を跳ね上げながら、山田の顔に愛液を撒き散らしながら優良は達する。
縋りつくように、右手は山田の巨根を握りしめていた。
しばらく続いた快感の放出の後、ぐったりする優良に山田は言った。
「いいな、優良」
「・・・ハイ」
優良に首を振る気力はなかった。
474後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:35:53 ID:C88Xnj7x
「じゃあ、続けますか」
しばらく、優良の息が収まるまで待った後、山田は当然のことのように言う。
イったばかりで言葉をうまく喋れない優良は怪訝そうな顔で振り向くと
「アレ? さっきおねーさんが感じてたけど、イったわけじゃないんだよね?」
白々しくもそう切り出してきた。
それを見て優良は理解する。初めから山田の思惑通りだったことに。
山田はフェラをするまで優良を離す気はない。いやもしかするとその先までも。
だが、優良は従うしかなかった。
諦めの思いと共に山田の巨根を口に含もうとしたが
「そういえば、ちょっと聞いておきたいんだけど」
「?」
「俺のとおにーさんのってどっちが大きい?」
「!!?・・・そ、それは」
「答えろよ、優良」
躊躇う優良に山田は冷然と、
「答えないと・・・」
そう言ってアナルに軽く小指を触れさせる。
「ひいっ! そこはダメェ!」
「あ〜、この反応。まだってことですか」
ニヤニヤした笑みを浮かべる山田と歯対照的に恥じ入るように赤くなる優良。
「そりゃ嬉しいなぁ。おねーさんの『はじめて』が残ってたなんて」
「い、いやぁ!・・・んぅぅ!」
その言葉の意味するところが分かって暴れる優良だが、山田にGスポットを刺激されて力が抜ける。
「まあ、安心して下さいよ。焦るつもりはありませんから。ホラ、それより答えてくださいよ」
そう言いながら巨根で優良の頬を軽くたたく。
咄嗟に山田の巨根を握る優良だが、その熱さと大きさに心を囚われるように動きが止まってしまう。
(やっぱり・・・すごい・・・)
「答えろよ、優良。答えないと、シリの穴のシワを数えちゃうよ。はい、いっぽーん、にほーん」
「や、やめてっ!」
羞恥に身をよじる優良だが、山田の腕がガッチリと下半身を固定して動かせない。
「さんぼーん、よんほーん。ホラホラ数えきっちゃうよ」
「やめてやめてぇっ! 言うから、言いますからぁ!」
涙交じりに叫ぶ優良に山田は声を止める。その無言の圧力に押されたように優良は肩を落として呟いた。
「や、山田君の方が」
「拓君」
「た、拓君の方が・・・大きいです」
屈辱と羞恥と優良は認めていないだろうが快感に赤くなり、瞳に涙を浮かべながら言う優良だが、山田の追及は止まらない。
「誰より?」
「え?」
予想外の質問に動きが止まる優良だが
「誰よりってのをハッキリ言ってくれないとなぁ」
「そ、それは!」
「言ってくれないなら数えるだけだよー。ハイ、ごほーん、ろっぽーん」
「言いますっ、言いますから止めてっ!」
「じゃあどうぞ」
見透かしたように数えるのを止める山田に、優良はまるで現実を見たくないとでも言うように固く眼を閉じながら押し殺した声で呟く」
「ま・・・真さんより・・です」
だが、そんな小さな声を山田は許さない。
「え? 聞こえないよ? 誰よりだって?」
「真さんよりです!」
言うたびに優良の心が、今まで不変と思っていた物が崩れ落ちる。
そこにトドメをさすように山田は畳みかける。
「じゃあ、誰のモノが誰より大きいか続けて言ってみて。つなげるだけだから言えるよね、まあ言えないなら」
「やま・・・拓君のモノが真さんより大きいです!」
悲痛な表情で叫ぶ優良の瞳から涙が一筋流れた。
475後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:36:39 ID:C88Xnj7x
「うんうん、おねーさんにそう言ってもらえると俺も嬉しいなぁ」
山田はわざとらしく笑いながら、優良に告げる。
「じゃあ今度は『拓君のたくましいチンポをいやらしい私に咥えさせてください』って言ってもらおうかな」
「そんなことできません!」
流石に優良もそこまでの言葉には抵抗があった。
「え〜、言ってほしいなぁ」
「ムリですっ!」
「じゃあ、いいや」
意外にもあっさり引き下がった山田に肩の力を抜いた優良だが、山田の次の言葉を聞いて再び緊張が走る。
「じゃあ、言葉はいいから咥えてよ」
「え・・・」
「俺も譲ったんだから自分から咥えるくらいするよね」
「え・・・いや・・・」
「あ〜、でもその前にちょっと萎えちゃったから大きくしてもらえるかなぁ」
優良が口ごもっている間に山田は話を進めて優良の逃げ場を埋めてゆく。
そして、山田は当然のことのように腰を優良に突き出して行った。
「ほら、おねーさん触って」
一つ、優良は溜息を吐く。
それは、諦めの気持ちか、悲しみの吐露か、それとも山田のモノを見た時の溜息か、これから起こることへの期待か、。
だが、手は確実に山田の股間へと伸びて行った。
476後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:37:22 ID:C88Xnj7x
(あ、ちょっと柔らかい)
山田のモノを掴んだ時の最初の印象はそれだtった。
今までのように固くそそり立つ巨根とは違った、ゆるキャラにも似たある種のかわいさを見せる山田のモノに優良は知らず笑みを浮かべていた。
だが、自分が笑みを浮かべていたことに気付いて慌てて頭を振り、少し手に力を込める。
ピクリと腰が反応したのを確かめたうえで、痛くない程度の絶妙な握力で山田の巨根を揉みほぐすように愛撫し始めた。
「う・・・お・・」
それは経験豊富な山田が思わず声を漏らすほどの快感。
右手で玉袋を揉みあげ、左手で裏スジから肛門へと渡る俗に言う『蟻の門渡り』をなぞる。
一分もたたないうちに山田のモノは固さを取り戻した。いや、
「ははっ、おねーさんの熱心な愛撫でさっきよりビンビンになっちゃましたよ」
「・・・」
山田のからかうような声にも優良は答えない。いや答えられない。
(どうしてかしら・・・わたし・・・)
まるで、真への愛撫のように手が考えなくても動いてしまう。そんな自分に動揺する優良に山田は、
「前から思ってたんですけど、おねーさん何事にもマジメですよね」
「人にも、趣味にも、恋にも・・・そしてHにも」
「・・・!」
心を言い当てられたようで動きが止まる優良に、山田は続ける。
「アイツも、梨香もHには真面目だったけど、自分が気持ち良くなることを優先させすぎるところはあった」
「けど、おねーさんは相手に喜んでもらおうって感じを受ける」
そこで、山田は言葉を切る。しばしの間、浴室に沈黙が訪れた。そして
「そんなおねーさんなら、俺とセックスしながらおにーさんを愛することは出来ますって」
「・・・な!」
優良には、初め山田が何を言っているか意味が分からなかった。
だが、優良にとって最低の賞賛あることに気付き、優良には珍しく本気で怒ろうとしたが、
「あぅぅっ!」
山田にGスポットを刺激されて、振り向こうとした体から力が抜け崩れ落ちた。
「何か誤解されてるかもしれないけど」
山田はGスポットに触れながら囁く。
「俺は褒めてるし嬉しいんだよ。だって、今までの生活に俺とのセックスが加わるだけじゃん」
「そんなの・・んぁぁ!・・・いけないっ・・・はぁん!」
「なんで、誰も傷つかないし、誰も損しない話じゃない。おねーさんは今まで通りおにーさんだけを愛して体だけ俺に慰めてもらうってだけでしょ?」
「それは・・・やぁぁ!」
山田の指から逃れようと優良は腰を振るが吸いつくように離れない。
それどころか、優良の腰の動きすら膣壁への愛撫に変換されて優良はその快感に背をのけ反らせた。
「ま、今はその話はいいや」
そう言って指の動きを止めた山田。そして当然のように言う。
「おねーさん舐めて」
「あ・・・う・・・」
まだ躊躇が残る優良の背中を押すように山田は再び告げる。
「舐めろよ優良」
「・・・ハイ」
山田に呼び捨てにされた時、優良は自分の心が折れたのを感じた。
そして、従順に山田のモノへと顔を近づけていった。

一方、山田は呼び捨てた時に優良の体から力が抜けたことを感じて一人ほくそ笑む。
(ま、さっきはそう言っておいたけど、体から心を溶かすことは可能なんだよおねーさん、いや優良)
477後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:37:56 ID:C88Xnj7x
顔を近づけるとムオッとする匂いが優良の鼻をつく。
真とは違う、しかし最近嗅ぎなれている匂い。
その赤黒い巨根を前に優良は躊躇していたが、催促するように山田が腰を動かしてきたので諦めと共に顔を寄せた。
だが、口に含むのはまだ躊躇いがあり、恐る恐るという感じで舌を伸ばす。
(真さんごめんなさい)
心に真への懺悔を唱えながらも、胸の高鳴りは隠せず、瞳は情欲で潤んでいた。
「ん・・・」
震える優良の舌先が山田の巨根の亀頭を舐める。
肌とは違ったザラザラとした感じが優良の舌に伝わる。
「ん・・・」
もうひと舐め。今度は少し積極的に。
亀頭全体を回るように舌を這わせる。
「ほっ」
その刺激に思わず山田は声を漏らし、腰が跳ねる。
その反応に少しメスの本能を刺激された優良は今度は尿道に舌先を差し込んだ。
こじ開けるように尿道を刺激して、先走りを舐めとる。
口の中に汗と精液の混じったような少し苦く辛い味が広がる。
その性の味に背中を押されるように、そのまま舌を下ろし裏スジへと伝わせる。
つつっと唾液が裏スジを走り、それに続くように舌が舐めとってゆく。
その柔らかな羽毛で背筋を撫でられるような絶妙な力加減に、
「お、おおぅっ」
と山田も声を上げる。
何か勝ったような気分になった優良はそのまま、幹を回るように舐め上げた。
たまらず山田が腰を跳ね上げ、優良は少し勝ったような気分になったが、
「やっぱ、おねーさんはエッチに対してもマジメなんすね」
という山田の声に愕然とする。
「わ、私、そんなこと!・・・あぁっ!」
慌てて言い訳をしようとする優良の言葉を指で黙らせながら山田は続ける。
「褒めてるんですよ。目の前の人にも、エッチなことにもマジメで誠実」
「まあ、貞淑そうでエロイって風にも言えますけどね」
「違っ・・やぁぁつ!・・そんなこと、んぅ・・・ないっ!」
身をよじりながら否定するが、山田の言葉が快感と共に自分の身に沁み通ってゆくようだった。
「ま、真実がどうあれ関係ないんですけどね、俺にとっては」
そう言いながらやっと山田は指を秘所から抜く。まとわりついた愛液が山田の指をしとどに濡らしていた。
「じゃあ、そろそろ咥えてもらいましょうか、おねーさん。いや・・・」
山田は言葉を区切って、少し声を低めて告げる。
「咥えろ、優良」
その言葉に抗いがたい何かを感じて優良は従容と山田の巨根に口を近づけた。
478後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:39:13 ID:C88Xnj7x
「あ・・・」
山田に言われるままに口に含もうとした優良はその寸前で動きを止める。
(わ、私・・・こんなことしていいの? )
今更ではあるが、今だからこそ浮かんできた躊躇い。
山田は何も言わない。見動きすらせず優良の行動を待っている。
つまり、ここからは優良が自分から山田を求めないといけないのだということに気付いて優良の心の中に更なる躊躇が生まれる。
(でも・・・)
しかし、優良の動きは止まらない。いや、止まれない。
(こんなにすごいの前にしてたら・・・おかしくなっちゃう・・・)
体を突き動かすのは奥から湧きあがるような情欲。
(ほしい・・・ほしい・・・)
そして目の前の山田の巨根への渇望。
(・・・ごめんなさい真さん)
それを押しとどめるはずの真も真への思いも、今は遠すぎた。
そして優良は背徳の果実を口に含む。
479後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:39:52 ID:C88Xnj7x
「んぅっ(お、大きい!)」
ソレを口に含んだ時に感じたのは手で触れた時とは違う大きさへの驚き。
まるで優良の口の中を侵略するようにミッチリと埋まった肉棒の感触に、優良は口を動かすことができないでいた。
次第に広がってくるのは、汗のような先走りの味と、そこに混じった精液特有の生臭さ。
そして、口の中で脈打つ巨根の息づかいが感染するように、優良の胸の鼓動が速くなった。
その鼓動に後押しされて優良は頭を動かし始める。
ずぞぞっと引き上げると唇が引っ張られて、唾液がこぼれおちる下品な音がする。
だが、優良は構わず、二度・三度と顔を上下させる。
そのたびに優良の口からぶちゅり・くちゅりと唾液と先走りが混じる卑猥な音がこぼれ出た。
「へ〜、やっぱ、おねーさんみたいな上品な人がしてもこんな音出るんですね〜」
山田が揶揄するように語りかける声も優良の耳には届いていなかった。
480後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:42:35 ID:C88Xnj7x
一度、唾液とすすりあげ口の中でため込んで山田の亀頭に塗りつける。
カリの縁側まで塗り込めた後、一気に唾液をすする。
ぞうっというバキューム音と共に吸い上げられる唾液。まるでタマごと吸われるような快感に山田は低く声を漏らす。
「へへっ、エッチにマジメなおねーさんの本領発揮かな?」
そう言われて、いつしか自分がフェラに没頭していたことに気付いて優良は口を離す。
「こ、これは・・・んぷっ!?」
だが、山田に巨根をねじ込まれて口を封じられる。
「いいんすよ。おねーさんは、マジメでエッチ。昼は貞淑で夜は娼婦なんざ男の理想っすよ」
そう言って優良の喉奥を突き上げる。
山田の巨根が口の中で暴れて、優良の意識はそれに翻弄されるままだった。
「まあ、男なら誰でもいいってのは問題ですけど」
「そ、そんなこと!」
「あるよ」
断言されて優良は怯む。山田はそこに畳みかけるように
「奉仕精神っていうのか、相手に悦んでほしいって気持ち強いでしょ」
「・・・」
心当たりがあるだけに反論できない優良。
「エッチなんて相手を喜ばせる最たるものじゃないすか。そりゃおねーさんに向いてるわけだよ」
「で、でも!」
「そう、誰でもってのはマズイよね。でも、それを気付いたのが俺で良かったよね」
「だって、俺だったらおねーさんたちのこと良く知ってるし、家庭を壊そうなんて思わないし」
「だからさ」
そこで言葉を区切る山田。嵐の前の静けさとでもいったような一緒独特の雰囲気に優良の背筋に冷たい者が走った瞬間、
「派手にイっちゃいなよ! 淫乱なところみせちゃいなよ! おにーさんにも見せたことないアヘ面さらしちゃえよ」
それまで動きを見せなかった山田が、猛然と動き始めた。
濡れ切った秘所に指を差し込み、ぐじゅぐじゅと出し入れさせる。
「こんなにマンコから涎垂らして感じてるところも!」
たまに指を曲げてGスポットを刺激すると優良は背をのけ反って叫ぶ。
「Gスポいじられてヨガってる姿も!」
クリトリスを指で弾かれると、優良は泣くような悲鳴を上げる。
「クリ弾かれてイキ狂ってる姿も!」
それを交互に繰り返し、優良に休む間を与えない。
絶え間ない快感に優良は涎と涙を流しながら喘ぐ。
しかし、その口は山田の巨根によって封じられた。
「ほら、俺のも満足させるの忘れるなよ優良」
優良は言われるままに口を動かす。
いや、山田に言われるままではなく自分の心の欲求に抗えずに。
481後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:43:09 ID:C88Xnj7x
そんな獣の競演は唐突に終わりを告げた。
「くっ・・・も、もう」
山田が呻くような声を上げる。
山田の腰が小刻みに動き、射精の予感を見せる。
(そんな、まだ大きくなるなんて)
優良が口に含んだ山田の巨根が更に膨らんだことに驚愕を覚えた。
「でも、おねーさんもイカせないとね」
山田はそう言って指の動きを早くする。
じゅぶじゅぶと出し入れする指に愛液がまとわりつく。
「ははっ、本気汁出てるよ。おねーさんもそろそろかな?」
そう言って、Gスポットを重点的に擦りあげる。
「んっ!・・・んぅ!・・・んくぅ!」
自分の中で快感が高まるのを感じながら、優良は山田のモノから口を離すことはなかった。
頭には火花が飛ぶような快感と、頭の中が真っ白になるような忘我を迎えつつあった。
口から出る涎は山田の先走りと混じり合い、口っビルの端から溢れだす。
上の口からも舌の口からも白濁した本気汁を流しながら、優良は絶倒を迎えつつあった。
頭にあるのは最早その時がいつ来るかだけ。そして目の前の巨根に奉仕することだけ。
そこには、何も考えずにただ腰を振るメスの姿があった。
482後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:43:46 ID:C88Xnj7x
そしてその時は唐突に訪れる。
山田の右手の中指がGスポットを、親指がクリトリスを弾いた時、今までにない快感が優良の中を駆け巡った。
と、同時に、口の中の山田の巨根がより膨らんだかと思うと、その先端からザーメンがあふれ出た。
「んっ!・・・んっ!んくっ!」
自身も絶頂の快感に震えながらも喉は反射的に山田のザーメンを飲み干していた。
(あっ、あはぁっ・・すごい・・・すごいたくさん)
今日で三度目とは思えぬほどの量に、優良は眉をしかめるどころか嬉しそうに喉を鳴らして飲み干す。
その腰はビクビクと別の生き物のように跳ねていたが
「うわっ、凄いやおねーさんも潮なんて吹くんだ!」
だが、山田のそんな言葉も聞こえないのか、優良は山田のモノから精液を吸いつくそうとする。
(こんなに・・・たくさん・・・あつい・・・いっぱい・・・)
一滴もこぼサムように吸い上げる。
(もっと・・・もっと・・・)
その貪欲な姿は、乳首に吸いつく純真な赤ん坊のようでもあり、
「ははっ、梨香でもこんなに潮吹いたの見たことないっすよ」
「・・・って聞こえてないよーだし。底なしのスケベだな、優良は」
山田の揶揄にも耳を貸さず、目の前の肉棒にしゃぶりつき、下半身から液体を散らすその姿は淫乱な毒婦のようでもあった。
(あぁ・・・きもちいい・・・)
そして優良の頭の中を締めるのはこの一言だった。
483後書きメインの人:2011/02/12(土) 09:44:27 ID:C88Xnj7x
以下はいつもの「QBと契約してもいーや」てな酔狂な人にしか意味のない独り言。

実にスマン!
と、のっけから謝るのも仕方ないような長さと話の終わってなさです。
いやもう、最近書くと長くなる病でもかかったんじゃなかろうか。
本当は推敲して半分以下にしないといけないんだろうけど、そこまで気力ないから申し訳ないが原文そのままで。
次はやっと本番に移る予定。
終わりが見えたよ! やったね、たえちゃん!(←不吉な)

ちなみに、最近の私は職業訓練校で普通にやっとります。
いや〜、年取っても知識が増えるってのは面白いわ。
10年近く働いてきたけど、その分凝り固まった頭が解れてゆくのは悪くない。
年金の督促状とかきて資金面のピンチは相変わらずだけど。
そんなこんなで、懐以外は元気にしてますので、心配して下さった方はご安心を。
励ましや感想くれた方には一層の感謝を。
でも、出来ればもうちょっとスレがにぎわう方が嬉しかったり。
いや、七の人さんのように都合がある方はリアルを優先していただきたいですが。
過疎ってる分、アンチとか荒らしもいない住み心地良いスレだよー、とか少し水を向けておこう。

本編についても少し。
山田の逆襲、というか本領発揮編です。
今まで抑え気味だった、山田の口撃が火を吹くぜ!・・・とまではいかないでも、ねっちり身も心も堕としてゆく籠絡劇を書けるといいなぁ。
というわけで、この後も「淫乱の優良さんが真だけで満足するわけがない!」な展開を書いてゆく予定。
まあ、「続きは●月に挙げるよ」とは書けないのが申し訳ないですが、気長に待って頂ければご期待に添えるかと思います。

では、次の作品でお会いできたら幸いです
484名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 16:25:36 ID:edXpdbvx
拒みながらも、じわじわと堕とされていく感じが良いですね。
手慣れた山田に翻弄され、弄ばれていく優良さんの様子が、らしくて好きです。
それと、相変わらず後書きさんが言葉責め好きな様で、なによりですW
気長に続き待ってます。
485名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 18:40:05 ID:/NIdQFYu
yahooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!
gjgjgjgjggjgjgjgjgjgjgjgjgjgjgjgjgぐっじょぶぅうううううううううううううう!!
486名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 22:25:18 ID:eIxG9/co
大変おいしゅう御座いました
早く続きをとおもいますが、あまり無理せずがんばってください
487名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 13:54:44 ID:D2nl1jyf
忙しい中、長編小説作成お疲れさまです!!
このネチネチ展開・・最高です。
プライベートも複雑な状況でしょうが、後書きさんにとって
充実した日々が続くことを祈ってます^^

また、スレでお会いできれば幸いです☆
今回もありがとうございました。
488名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 03:04:35.02 ID:C6m9ufpG
提案 
優良さんが未成年の男の子を筆おろしする話有りかな?
489名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 03:44:07.42 ID:putVXvne
ありじゃない? ここはそういうのも読みたい人が来るスレだし。
あと、書き込む時の[sage]は忘れずつける事を覚えた方が良いんじゃない?
490名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 20:28:37.49 ID:tmkOthc+
どんな話でも需要はある
でも供給がないそんな最近
491名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 03:29:12.08 ID:xe4ey/lV
需要はあるでしょ。
筆おろし→少年本性をあらわす→ネトラレル
492名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 14:51:42.05 ID:FMLPUbMo
本性っていうかサルになるっていうか厨房の底無しの性欲にあわせて、
優良さんという最高の教材のお陰で、メキメキと高度な性技を身に付けて、
筆下ろししてくれた優良さんに、逆に新しい快楽を与えてメロメロにするとかな。
493七の人:2011/02/21(月) 15:46:19.70 ID:BKuI2LXs
需要はあると思いますよ。
パターンとして、
・軽い気持ちで優良さんの方から始めたら少年に翻弄されていく話
・最後まで優良さん主導で少年が開発されていく話

の、2つが浮かびますね。
でも、自分はリアルが修羅場なんで書けませんが……。><
494七の人:2011/02/21(月) 15:51:53.78 ID:BKuI2LXs
連続投稿スンマセン><
そういえば童貞のお姉ちゃんラブで管理人と接近しているキャラいましたよね?
あれをパラレル的に優良さん接近した設定にしてみたらどうでしょう?
重ね重ね、リアルが問題で自分は書けませんが><
495名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 07:56:20.30 ID:F+sP0UZ3
優良が青年の筆下ろしをしようとしたら、青年が何気にごんぶと持ちで真よりデカイことに優良驚愕
そのまま青年が力ずくで優良を犯し、筆下ろしは終わるものの、真より遥かにテクニシャンでごんぶとな青年に優良が乱れまくり、性欲のままに求め続ける
全弾中出し、アナルセックスまで何回もやり、蕩けた顔でまた会いたいと懇願する優良に、青年はその歪んだ願望をさらけ出した
だが快楽に負けた優良はそれを受け入れる。
それから平日の昼間、優良は真が出勤した後に青年と会い、スカトロやらの鬼畜プレイも含めて様々な経験をし、雌奴隷になってしまう

みたいな想像
496名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 21:28:12.23 ID:vPeNBhGM
>>495
過去ログお薦め

ふたりエッチでいってみよう→→続編待ちの暇潰し
497名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 23:18:32.77 ID:F+sP0UZ3
>>496
あぁ、似たようなのが出てたのか
なら書く必要もないな
498名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 23:35:16.89 ID:vPeNBhGM
フレッシュなのも読みたいけどね。
優良さん×シスコンニートとか、意外と本編では濡れ場が無い小松モノとか。
499名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 08:42:05 ID:XFOJ0LzK
>>495
もう少し具体的に想像してくれると、抜けそうなんだが
500名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 02:07:13 ID:4e994iNP
いまさらだけど、初アナルに中出しとか、普通にセックスするよりハードル高いよな>勇吉
501七の人:2011/02/26(土) 13:37:17.59 ID:Wq33qNVe
その辺のことは結合編の方で少しは理由みたいなのがかけると思いますんで、^^;
納得して貰えるか分かりませんが……。><
もう暫くお待ちくだせい><;
502名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 00:12:16.07 ID:9dSVDzCt
よし、全裸待・・・・へっくしゅいッッ!!!・・・うう、風邪引いたぁ
503名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 07:36:18.94 ID:f6a4RxgH
⊃靴下
504名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 16:10:03.57 ID:nuIsDqjk
つニット帽
505名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 01:05:33.04 ID:98Ehf+yh
つショウガ湯
506名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 08:46:00.84 ID:jd+zz1o1
真が一ヶ月の出張に出た二、三日後、優良は街中で初めてナンパされる
ナンパしてきた青年の勢いに負けて喫茶店に行くだけということで同行するも、睡眠薬を盛られて眠らされてしまい、ラブホテルに連れ込まれ自由まで奪われる。
夫や両親以外に全裸を晒す羞恥心とレイプされている現実に優良は恐怖する。
が、与えられる快楽が真とのセックスを遥かに超えることに気付いた優良は喘ぎ悶え、自分から求めるように。


真が出張から帰ってきたとき、そこにあったのは優良の印がある離婚届と、優良の私物が全て無くなったがらんとした家だけだった・・・
507名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 23:47:53.39 ID:e9fHWgrm
>>506
その詳細をセリフ付きで詳しく頼んます。
508名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 15:06:16.87 ID:uR7j//W6
>>507

優良は、その豊満な二つの胸の間に男のペニスを挟み、先端を舌でちろちろと舐めはじめた。
尻穴を拡張するアナルバイブも、子宮口に届かんとばかりに深く深くくわえ込んだ張り型も、優良の敏感なところを刺激し続けている。
ヴヴヴヴヴ・・・・と鈍い音が絶え間無く響く中、優良は胸と口で奉仕し、射精されたものを体中に塗りたくり、飲み干し、抵抗することも忘れてただただ青年に身を任せていた。

――それから、一時間程の時が経って。

「奥さん・・・いや、優良。優良は、アナルセックスをしたことはあるかい?」

青年の不意の問い掛けに、しかしベッドに再度縛り付けられて張り型とアナルバイブの快楽のみを与えられていた優良は、力無く首を横に振った。
真とアナルセックスはしたことがあるが、挿入されて気持ち良くなる前に真が射精してしまい、優良は満足出来ずに終わってしまったのだ――あれを体験のうちにはいれたくもない。

「じゃあ、優良。今日はたっぷりケツ穴で犯してやるからな?」
「ふぁ・・・ふぁいぃぃ♪」

青年の声に、優良は弱々しくも喜びの声をあげて、口づけを受け入れる。
舌と舌を絡めながら、アナルバイブを出し入れされるだけで、優良は何度も絶頂していた。



だいたいこんな感じになる
509名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 17:46:44.43 ID:HkHPefsq
GJ
510名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 20:00:01.50 ID:VzXU4EPa
良いスね! おかわりっ!
511スカトロ要素有につき注意:2011/03/10(木) 12:23:32.21 ID:4zDm/5SM
『はぁい、優良ちゃん。大好き`だった´元ダンナに一言ある?』
『ご、ごめんなさい真さん・・私、この人のメス奴隷妻になります・・・真さんよりもずっと上手で、気持ち良くしてくれて、それにお尻も開発してくれたし・・』

嘘だ。――男は、そう叫んだ。
嘘だ。――男は、そう願った。
一ヶ月の間、最愛の妻と顔を合わせたい、キスをしたいとばかり願いながら、出張先で仕事に耐えて来たのに。
家にあったのは、自分の私物と丁度半額になっていた貯金、そして自分の妻が他人に寝取られている様を映すDVDが一枚のみだった。

『ほら、見てあげなよ元ダンナさん。優良ちゃんの可愛くてぷりぷりのお尻の穴から、ゆで卵が出てきちゃうんだぜ?最も、俺がペニスで潰した後に精液をトッピングしたヤツだけどな』
『見ないで下さい、ご主人様・・優良のはしたないおもらし、見ないでぇ・・・・♪』

四つん這いになった美女の肛門から、黄色と白、多少の茶色が混じった物体がひり出される。
排泄を見終える前に、男は自分のいきり立ったペニスをさらけ出し、扱き始めていた。

『そうそう。優良ちゃん、おっぱいまで出るようになったんだよね』
『ご主人様がくれたお薬のおかげで、はしたなくミルクを出すメス牛にもなっちゃいました♪』
『最初は手で搾るのも嫌がってたけどねぇ』
『今じゃ、牛用の搾乳機でないと搾りきれないぐらい出ちゃうんですよね、真さん?』

四つん這いの妻の胸に、巨大な機械が繋げられる。
男とて無知ではない――あれが牛の乳を搾るための機械であるぐらい、知っているから。
床に精液を垂れ流しながら、しかしペニスを扱く手を止められない。
自分が愛した妻の、一番美しく淫らな姿を見て、泣きながら、嗚咽を繰り返し、嘔吐しながら、しかしペニスを扱き続けていた。
画面の中では、美女が母乳を搾られながら、激しい性交に悲鳴のような歓喜の声をあげ、精液を出してくれと懇願する様が映し出されていた。
512更に寝取られ:2011/03/10(木) 12:49:52.42 ID:4zDm/5SM
『コツン、コツンってぇ♪ダメ、赤ちゃんにご主人様のオチンポ当たっちゃうぅっ♪深い、深くてイイですうぅっ♪』
『優良ちゃんもノリノリだね、キュッと締め付けてきて、堪らないよ、流石は`俺だけの´メス牛奴隷妻だ!射精る、射精るぞ!』
『ヒィィィンっ!ビュルビュルって、ご主人様の特濃精液子宮にかけられてイクぅぅぅっ!』

最初は嫌がっていた女が、今では射精を求め、自ら腰を振り、尻を上げる。
こんな美女の、正しく天性の淫らさに気付かなかった元ダンナは、間違いなくインポ、男として失格だろう。
いや、違うと笑みを浮かべる。
淫らさを開花させる土壌作りは出来ていたのだ――なかなかのテクニックに、感心したものだから。
ただ、彼女を絶え間無く絶頂かせるだけの技術と、彼女が忘れたくない程のペニスを持ち得なかったのが不幸だったのだ。

男が股間に目をやると、優良は男のペニスに胸と口で奉仕し、勃起したそれを、あたかもアイスキャンディが溶けないように慎重に、優しく舐める少女のような顔をしていた。
孕んでからもセックスは繰り返し、尻穴での交尾でさえ彼が満足しきれる程に恵まれた、淫女。
う、と男が唸り、全く薄まらない、ドロドロの白濁をたっぷりと射精すと、優良はそれを恍惚とした顔で飲み干した。

『ご主人様のオチンポで、優良のエッチなお尻の穴に沢山オシオキして下さい♪』
『そうだな。優良の直腸に精液浣腸してやる―――吐き出したら、もっと厳しいオシオキだ』
『ふぁ、ふぁあああっ♪』

しとやかな美女が、尻穴にペニスを突っ込まれてピストンされるだけでアヘ顔を晒し、尻を振る。
こんな女がいたことを、男は幸せに思った。

『ずっと、ずっと優良をご主人様の奴隷にしていてくだしゃ、お尻でイく、イッちゃいましゅうぅぅ♪』

そして、エッチなふたりの生活の始まりを、確信していたのだった。
513名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 21:31:43.48 ID:7/jkhwjF
おお!やったー! ごちそうさまでした!
また気が向いたら、是非書きに来てください!
514名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 22:06:00.92 ID:dyDsXIwb
SGJ
515名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 04:30:22.60 ID:a7V5HEGu
みんな、大丈夫か?
516名無しさん@ピンキー:2011/03/14(月) 22:38:11.94 ID:cOu2O99O
ROM専だが生きている
でもニュース見るたび辛い
そんな僕にこんなときだからこそ優良さんの山田寝取られものを
517後書きメインの人:2011/03/15(火) 05:45:25.05 ID:qyszeyO2
住居が福岡なので被害はゼロですが、ニュースを聞くと・・・亡くなられた方はご冥福を、被害にあった方は無責任に聞こえようと頑張ってくださいとしか言えない。
一応近況を書いておくと、訓練校の授業が佳境に入ったので3月中は全く書ける見込みがないです。
出来れば4月中に挙げたいけど、就職活動も始まるしなぁ。
まあ、合間を見つくろってチマチマと書くつもりなので気長に待っていただけると幸いです。
518七の人:2011/03/15(火) 22:11:16.01 ID:UotKrIRR
西日本在住なんですが実家が関東にあり色々と精神的に影響を受けてます。><;
経済状況的にもきついものが……。
自分も4月から本格的に就活しないといけないんで、それも含めてもう暫くかかるかなと。。
少しづつでも書いていきますんでもう暫くお待ち下さい。><
ていうか胃が痛いです……。(´・ω・`)
519名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 06:40:08.53 ID:TqxD2B3v
そうか、無事でなりより。
しかしスレ住人の皆も、職人さん達にもそれぞれの闘いが有るようだな。
くれぐれも無理し過ぎないでくださいね。
520名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 09:47:46.34 ID:ZGpxm/bv
精神面で不安がある人は、しばらくネット断ちした方がいいかもしれんね

面白がって不安を煽ってるだけの屑が少なくない数いるんで、
まともに付き合っちゃうと疲れるだけ
521名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 23:11:24.73 ID:yH4jv7XI
以前に優良さんがマッサージで堕とされる話を書いた者です
ちょうど他のSS書きさんが執筆停止中のようですし、また新作を執筆したいと思います
需要とか気にせず自分の書きたいものを書くつもりなのでみなさんに喜んで貰えるかどうか分かりませんが
522名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 02:24:44.42 ID:/jVYzGFk
マジ嬉しい! 楽しみにしてます。
523名無しさん@ピンキー:2011/03/22(火) 02:05:04.66 ID:izOfTMiE
wktkがとまらない
524名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:28:03.63 ID:zHx+8/1b
ひとまず区切りのいいところまで出来上がったので投下。
今回、男は完全に架空のキャラですのであしからず。
525名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:28:22.97 ID:zHx+8/1b
(本当に大丈夫かしら……)

 ホールの鏡に映る自分の姿を見て、優良は不安げにため息をついた。
 胸元と背中が大きく開いた紫のタイトドレス。
 脚には大胆なスリットが入っており、優良の肉付きのいい太股が扇情的にその白さを覗かせている。
「ダンスを志す者の正装だ」といって貸し出されたそれは、年若い人妻の瑞々しい躰を隠すにはいかいにも頼りなかった。
 とりわけ、これから夫以外の男と二人きりになるとあっては――

 きい、と小さく音を立てて隅のドアが開く。
 そこから顔を覗かせた若い男は、優良の姿を見るなりその整った容貌を少年のようにほころばせた。
「やはりよくお似合いですよ、小野田さん」
 身を隠すにもどこを隠して良いのか分からず、優良は男の視線をうけてただ恥ずかしそうに顔をうつむけるだけだった――
526名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:28:46.10 ID:zHx+8/1b
 優良がこのダンススクールに通い始めたのは今から二週間ほど前のことになる。
 ダイエットになる、といって勧められて来てみたものの、すぐに公開した。
 見知らぬ男と体を密着させて体を揺さぶる女達。
 優良の目にはそれが何かひどく卑猥な光景に映った。
 あんな輪の中に自分が入っていくことなんて、とてもじゃないけど出来そうもない。
 
 それでも一度申し込んだものをすぐに辞退するのもなんだか気が引けて、とりあえず一人でステップの練習だけをして今までしのいできたのだが……
 それももう限界だった。
 明日からワルツのレッスンに入って貰います、とコーチに言われ、進退窮まった優良は意を決して口にした。
 申し訳ないのだけど、もう辞めたいのだと
527名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:29:07.26 ID:zHx+8/1b
「うーん」
 年若いコーチ――花岡充は困ったように後頭部をかいた。
 年齢は32とのことだが、それよりもずっと若く見える。
 ほんのりと茶色に染められた柔らかそうなミディアムヘア。
 まるで若い女性のような滑らかさを保った肌、いわゆる「草食系」の優しげで整った顔立ち。
 すらりとした長身も相まって、ちょっとした男性アイドルのように見える。
 彼を目当てにレッスンを申し込む女性もきっと多いのだ、という話を聞かされた時には優良もすんなりと納得できた。
「小野田さんの仰りたいことは分かるつもりです。だけど違うんですよ。ダンスっていうのはもっと……」
 うまく言葉が出てこなかったのか、花岡はそこでもう一度「うーん」と呻った。
「あの……」と優良は口を挟もうとしたのだが、それにかぶせるようにして花岡はきっぱりと言った。
「うん。ともかく、ダンスを誤解したままで辞められるのは僕としても辛いんです。
 ですからこれから三日間、僕と特別レッスンをしてみませんか? その間のレッスン料は結構ですから」
 熱心にそう言われて、優良はついに首を横に振ることができなかった。
「よかった。小野田さんにもダンスの魅力をみっちりと教えて差し上げますよ」
 少年のように声を弾ませる花岡の瞳の奥に隠された仄暗い熱情。
 優良がそれに気付くことはなかった。
528名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:29:30.77 ID:zHx+8/1b
「じゃあ早速ですけど、僕と一曲踊って貰いましょう」
 無造作に手の触れ合う距離まで近付いてきた花岡は、いきなりそう言った。
「え、でも私踊り方がまだ……」
「いいんですよ」
 戸惑う優良を安心させるように、花岡は優しく微笑む。
「ダンスっていうのはそんなに堅苦しいものじゃないんですよ。僕が言うのもなんですけど、本来はレッスンなんていうのも必要ない。
 音楽に合わせて自然に体を踊らせる。そういうものが本来のダンスなんだと僕は思ってます」
 言って、本当に無造作に、まるでそうするのが自然であるかのように花岡は優良の手をとった。
 もう片方の手はそっと優良のほっそりとした腰に添えられる。
 自ずと二人の体と体が触れ合って、やっぱり優良はなんだか落ち着かない。
「昔の権力者の中にも、ワルツを厭らしいものだといって弾圧する人が居たそうです」
 唐突に花岡はそんなことを話し始めた。
 暗に自分のことを責められているようで、気まずくなって優良は顔をうつむける。
 そんな優良の内心を知ってか知らずか、花岡は構わずに話を続けた。
「それでも法の目が届かない田舎町では庶民にとって貴重な娯楽だった。
 場所と音楽さえあればお金なんてなくたって楽しめる。貧しい人々にとっては心の支えだったんだと思います」
 だから本当はそんな格好をしてもらう必要もなかったんですけど、と花岡は苦笑する。
「まあ僕も男だから、どうせ踊るのなら美しく着飾った美しい女性が相手のほうが気分が乗るんです。
 さあ始めましょうか。曲はモーリス・ラヴェルの『高雅で感傷的なワルツ』です」
 きっと予めセットしてあったのだろう。
 まさしくあつらえたようなタイミングで、アップテンポのピアノ曲が始まった。
529名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:30:10.09 ID:zHx+8/1b
 花岡の言う通り、かかった曲は優良のイメージしていたほど「優雅で高貴」というものではなかった。
 聞いていると自然に体が動き出してしまう、そんな音楽だ。
 気付けば優良は花岡の導きに従って自然にステップを踏んでいた。
 いつの間にか戸惑いはどこかへ消え去っている。重なった手も、腰に回された手も、まるで不快ではない。
 たくましい男の体とくっついて、優良は段々と夢見心地になる。
 まるでロマンス映画の中に入り込んだかのよう。
 美しいヒロインと、それに恋するハンサムな主人公。
(ああ……)
 いつからだろう。
 優良の心臓がどきどきと早鐘をうっている。
 男と見つめ合ったその視線は、きっとうっとりと潤んでいるだろう。
 それが分かっていても、目の前の男から目が離せない。
 ハンサムだから、ではない。それだけではここまで気持ちを揺さぶられることはなかっただろう。
 だけど、これは駄目だ。
 まるで男の一挙手一投足が、言葉などよりもよほど情熱的に愛をささやきかけてくるかのよう。
 そして相手の女――優良もまた、全身でその愛に応えてしまっているかのような錯覚が優良の中に広がっていった。
 否。
 それは果たして錯覚だっただろうか?
 この時、確実に優良は少女に立ち返って目の前の男に恋をしていた――
530名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:30:33.23 ID:zHx+8/1b
 たぶん、時間にすれば2分か3分程度だっただろう。
 まるで永遠のようなその時がすぎて音楽が終わっても、二人は抱き合った姿勢で見つめ合ったままだった。
「優良さん……」
 花岡はいつもの「小野田さん」ではなく、そうやって優良を呼んだ。
 違和感はまるでない。そう呼ばれるのが自然だと優良も思った。
 腰に回されていた手がそっと降りてきて、女性らしい丸みを帯びた優良のヒップをそうっと撫でる。
「ああ……」
 気付かなかったわけではない。
 だけど優良はそれをふりほどくことすらせず、見つめ合ったまま男の手に身を任せていた。
 それがとてつもなく心地よかった。
 何も考えられなかった。
 花岡の手はヒップの形をなぞり、中央の割れ目に指を這わせ、思うさまにその柔らかなふくらみをまさぐる。
 まるでそこが自分のものであると主張するかのように。
 そう、優良の体は一人の男のもの――
531名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:30:55.67 ID:zHx+8/1b
(……!)
 そこでようやく優良は我にかえった。
 すぐに男の手をふりほどいて身を離す。
「おっと……」
 花岡は少しだけ残念そうな顔をしただけで、それ以上何かをしようとはしない。
「…………」
 優良は何も言うことが出来ず、ただ花岡のそんな様子をじっと見ていた。
 心はある種の酩酊状態だったかもしれないが、体の反応までもが嘘だったわけではない。
 まだ鼓動が収まらない。全身が熱かった。尻にはまだ花岡の――主人以外の男の手の感触がありありと残っている。
 そして何より――
(やだ、あたし……)
 下腹がじんじんと疼いている。「女」の奥からじゅん、と熱いものがあふれ出してくる。
「ご、ごめんなさい。今日はこれで」
 それ以上花岡の前に立っていることに耐えられず、優良はそそくさと更衣室へと急いだ。
「明日も着てくれますよね?」
 その背中に花岡の声がかかる。「いいえ」と返すことが優良には出来なかった。
532名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:31:37.53 ID:zHx+8/1b
 しばらく経って、更衣室にて。
 ドレスを脱いで自分の姿を確かめた優良は「ああやっぱり」とため息をついた。
 下着の恥ずかしい部分に、あってはならない染みが広がっている。
 どうせ洗濯するのは自分だから、真にばれることはないが――
(あのときのあたし、どうかしてた……)
 まるで真に向ける――いや、それ以上の情熱的な愛を花岡に感じてしまっていた。
 尻を撫でられただけなのに、全身を快楽がかけめぐっていた。
 一体自分はどうしてしまったのだろう。
 ダンスはいやらしいものではない、と言いつつあっさりそれを翻した花岡。
 それにまんまと乗ってしまった自分。
 こんなのはいけない、と強く思う。
(明日、もう一度来よう。きっぱりとお断りしなきゃ)
 そうやって、優良は人知れず心を決める。
 その裏側に隠された、あと三日間通い続けたら一体どうなってしまうのだろう、という期待と情熱。
 優良はそれに気付いていて、見て見ぬ振りをしていた。
533名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:32:58.78 ID:zHx+8/1b
今のところは以上です。
一部sage忘れて申し訳ない。
続きは近いうちに。
534名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 21:07:34.82 ID:C/UnBtzu
いやだ
早く
続きを
よみたい
はやくして
535名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 21:45:35.13 ID:kNoYxiGe




536521:2011/03/24(木) 23:25:09.35 ID:zHx+8/1b
どうも、>>521です
続きができましたので投下を開始します。
537名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:25:35.39 ID:zHx+8/1b
「昨日のあなたは心の底からワルツに入り込んでいた」
 次の日。
 再び「特別レッスン」に訪れた優良に二の句を告げさせず、花岡は静かに、しかし強い熱意をもって言った。
「まるで自分が自分でない何者かに成り代わったような気分で、一時的にせよ僕と恋に落ちていた。違いますか?」
 まさしくその通りだった。
 優良は何も言えずにおろおろと視線を彷徨わせるばかり。
「正直に言います。ワルツのパートナーにあれほどの一体感をおぼえたのは僕も初めてでした」
 その視線を捕らえるように、花岡は優良の手をそっととる。
 顔をあげて目を合わせると、昨日の感覚があっという間に優良の中へと戻ってきた。
「あ、あの……花岡さん、あたし……」
「あなたはダンスの素質がおありになる。やめるべきではない。やめてはいけないんだ」
 花岡の声はまるで情熱的なプロポーズの言葉のように優良の心を熱くさせる。
「さあ。今夜も二人で夢の世界へ迷い込みましょう」
538名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:25:59.25 ID:zHx+8/1b
 音楽が始まった。
 花岡の言う通り、優良には天賦のものがあるのかもしれない。
 めまぐるしく優良の中を駆け巡っていた様々な思考は、ダンスが始まると同時にどこかへと消え去ってしまった。
 代わりに優良を支配するのは軽やかな音楽の旋律と心地よい胸の高鳴り。
 優良は花岡を見た。花岡も優良を見ていた。
 何を迷っていたんだろう。
 はじめからこうしていればよかったのだ。
 だって、こんなにも気持ちがいい。こんなにも胸が高鳴る。
「私」は「彼」に恋をしている。「彼」もきっと「私」に恋い焦がれてる。
 だから二人がこうするのはごく自然なこと。
 重ねた手と手、触れ合った体と体。そこから伝わってくる温もりのなんと心地よいことか。
 優良はその心地よさに身を委ね、少女のように胸をときめかせていた。
539名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:26:24.33 ID:zHx+8/1b
 たぶん、昨日よりは幾分か長く踊っていたと思う。
 音楽がやんだとき、優良の息は少し弾んでいた。
 ふう、と体の力を抜いて、くてんと背中を男の胸にあずける。
 昨日と違って、花岡は優良の背後に回っていた。
 顔をあげると、鏡に二人の姿が映っている。
 扇情的なドレスに身を包んで頬を上気させている女と、背中からそれを受け止めている男。
 まるで一枚の絵画のようだった。
 情熱的な恋に落ちた男と女を描いた絵画。
540名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:26:45.98 ID:zHx+8/1b
 たぶん、花岡が次にどうするのか優良は分かっていた。
 分かっていて、離れなかった。むしろそれを待ち望んですらいたかもしれない。
 だから男の両手がドレスの脇から入り込んで来て乳房に触れてきても、優良は小さく声を上げただけで驚きはしなかった。
「あ……」
 背中が大きく開いたデザインのドレスだから、優良はブラジャーをつけていない。
 いきなり直に敏感な素肌に触れられて、思わず声がもれた。
 夫だけが聞くことを許されるはずの、優良の女としての声が。
 鏡に映る光景が自分のものだとは思えない。
 つんと上を向いた扇情的な乳房が、背後から忍び込んだ男の手に揉みしだかれてドレスの中で卑猥に形を変えている。
 鏡の中の女は嫌がるでもなく、うっとりと頬を染めてその行為に身を任せていた。
541名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:27:04.82 ID:zHx+8/1b
(真さん……)
 昨日のように夫の顔を思い出そうとしてみる。
 だけど――
「あっ」
 男の指先がくいっと乳房の先端に触れてきて、その拍子に誰よりも愛しているはずの夫の顔はどこかへ飛び去ってしまった。
 男は手のひら全体でそのたわわに実った果実の柔らかさを楽しみながら、だんだんと固くなってきた先端を好き放題に弄んだ。
 指先で弾き、指の間に挟んでこすり上げ、くいとつまんで引っ張り上げる。
「あっ、あっ……」
 その一つ一つに優良は敏感に反応を示し、声を上げて体を震わせる。
 ふと首筋に吐息が吹きかけられたと思うと、暖かくて湿ったものが押し当てられた。
 男が鼻先で優良のロングヘアをかき分けて、優良のうなじに口づけしてきたのだ。
「ああ……」
 あなたは自分の女だと主張するかのような、紛れもない愛の行為。
 透き通るように白い首筋や無防備に晒された背中に、男は口づけを繰り返す。
 逆らうことも出来ずにその行為を受け入れていると、ふと腰のあたりに何かを感じた。
 それが勃起した男自身だと気付くのに、時間はかからない。
(ああ……やだ、あたし……)
 乳房を思うさまにまさぐられ、首筋や背中に何度も口づけされ、腰にはズボン越しに男のモノを押し当てられて。
 優良は抵抗することも出来ずに、ただ鏡の中の自分と向き合いながら身を任せるしかなかった。
542名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:44:11.76 ID:zHx+8/1b
 一体どれくらいそれが続いただろうか。
 やがて花岡は音もなく優良から離れた。
 温もりに包まれていた背中に空気が流れ込んできて、喪失感にも似た感情が押し寄せてくる。
 それを振り切るように、優良は振り返って花岡と向き合った。
「花岡さん。こんなことは……っ!」
 責めるように言おうとして、思わず息をのんだ。
 男の股間部分では、いきり立ったペニスが今にも突き破らんばかりの勢いでズボンを押し上げていた。
「すみません。小野田さんを逃がしたくなくて……」
 優良の視線には気付いているだろうに、花岡はそれを隠そうともせずにそのままの姿勢で言う。
「ここまで来たら、1つ勝負といきましょう。あと二日間僕のところに通ったあと、小野田さんが変わらずに居られるかどうか。
 もし意見が今と変わらなければ、二度とあなたには近付きません。ここであったことも決して口外しないと誓いましょう」
 冷静に考えれば、それは勝負でも何でもない。
 なのに優良はその言葉をすんなりと受け入れてしまっていた。
「だけど、もし……いえ、今言うことではありませんか。
 ともかく、明日も来て頂けますね?」
 斯うように言われて、優良は知らず知らずのうちに頷いていた――
543名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:45:06.91 ID:zHx+8/1b
一旦ここまで。
また書き上がったら来ます。
544名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 00:09:18.14 ID:j8ImBuTQ
続き待ってます!
545名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 00:56:21.46 ID:bgYMLCgX
ええい続きはまだかっ!!
546名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 01:05:34.21 ID:fPVxxqK+
皆急かし過ぎw
それにしても渋い題材ですな。2日めで直接的なエロに至ったのには少し驚いたけど、wktkしながら続き楽しみにしてます。
547名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 01:08:09.50 ID:UILN+I9a
下半身が炉心融解しそうです!!
続きを!!
548名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:34:38.28 ID:ZPgtHu7G
今夜中にできるかなあ。
明日(というか今日ですが)の夕方まで時間があるのでもう少しやってみます。
では続きをば。
549名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:35:01.56 ID:ZPgtHu7G
 次の日も同じだった。
 今日こそは断ろうと意を決していたはずなのに、いざ花岡の前に立つと何も言えなくなってしまう。
 そして音楽が始まれば、為す術も無く心地よい陶酔感に身を委ねてしまうのだ。
 ダンスはいやらしいものではない、と言った花岡の言葉が嘘ではなかったと優良は改めて思い直す。
 これは純粋な愛の行為。
 言葉などよりも雄弁に愛を伝える儀式のようなものだと思った。
 少しずるい、とも思う。
 こんなふうに愛を求められたら女は誰だって拒む術を持たない。
550名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:35:15.74 ID:ZPgtHu7G
 音楽が終わる。
 それでも二人は見つめ合ったまま、無言で愛を交わし続ける。
 ふいに、男の顔が近付いてきた。
 あっ、と思うひまもなく唇が重なった。
「んっ……」
 驚きはほんの一瞬。
 こんなことはいけないと思うのに、気付けば目を閉じて受け入れてしまっている。
 唇を重ねるだけのごく軽いキス。多分三秒ほどだったと思う。
 優良にとっては重大な意味を持つその行為が終わって、二人は再び見つめ合う。
「愛しています、優良さん」
 花岡はついに決定的な言葉を口にした。
 そうして優良が何かを言う前に再び唇を重ねてくる。
 どうしても拒むことが出来ない。
 何故こんなにもあっさりとこの男を受け入れてしまうのだろう?
 優良自身にも分からない。だけど自分の中で確実に気持ちが傾いていっているのははっきりと分かった。
551名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:35:40.04 ID:ZPgtHu7G
 一度目より少し長い口づけが終わっても、拒絶の言葉は優良の口から出てこない。
「僕はどうしようもなくあなたに惹かれてしまったんだ。理由なんてどうでもいい。
『自分ではない誰か』ではなく小野田優良として、この僕、花岡充を受け入れて下さい」
「そんな、だめです。あたしには……んっ」
 最後の抵抗として口にしようとした言葉は、三度目の口づけによってあっさりと封じられる。
 そして今度こそ、唇を重ねるだけでは済まなかった。
 熱くぬめった舌が優良の唇をなそったかと思うと、無遠慮にその奥へと入り込んでくる。
「んっ……んっ……」
 恥じらうように縮こまっていた優良の舌が、あっという間に絡め取られる。
 くちゃ、くちゃ。
 いやらしくねばっこい音をたてながら、二人の唾液が絡み合う。
(ああ……もうだめ……)
 頭がぼうっとなって何も考えることができない。
 優良の中を支配するのは真との初夜ですら感じなかったほどの昂ぶりと多幸感。
 まるでこの男とこうするのをずっと昔から待ち望んでいたかのような錯覚に陥る。
 気付けば優良は自分から男――花岡の背中に手を回して体を密着させていた。
552名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:35:59.41 ID:ZPgtHu7G
 紛れもなく性行為の前兆である深いキスを続けながら、花岡はドレスのスリットに手を滑り込ませてくる。
 小さくかわいらしい膝を撫で、肉付きのいい太股に指を這わせながら徐々に徐々に上へと。
 その先に何があるのか分かっていても、優良は甘んじてその行為を受け入れた。
(ああ……真さん以外の人に触られちゃう……)
 罪悪感がちくりと胸に刺さる。
 だけどこの倒錯した行為を押しとどめるには、それだけではあまりにも不十分だった。
「んっ!」
 花岡の指が太股の付け根まで到達したとき、優良は思わず唇を離してしまった。
 そこに触れられたことに驚いたのではない。下着越しに軽く触れられただけなのに、あまりに感触が強かったのだ。
「ま、待って花岡さん……んんっ」
 なんだか怖くなって止めようとした優良の言葉を、花岡はまたも口づけによって封じる。
 ずるい、とは思ってもそれを責めようとは思わない。
 真にはない強引さが優良の心を着実に奪っていく。
553名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:36:24.42 ID:ZPgtHu7G
 花岡の指は優良の形を確かめるように周りをなぞってから、さらにその中心へ進んでくる。
 優良が今身につけているのは黒いレースの下着。
 きっと恥ずかしい染みが出来ているであろうその布の上から、花岡は下から持ち上げるようにしてぐいと優良の割れ目へと指を食い込ませてくる。
「んっ! んっ、んっ!」
 そのまま花岡はおもむろに指を上下させ始める。たちまち優良の全身をぞくぞくと震えがかけめぐった。
 これと真との行為を比べることの罪悪は優良とて分かっている。
 だけど何なのだろう、この体の芯から溢れてくる快楽は。
 真に挿入されたときですら、こんな気持ちにはならない。
554名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:36:57.78 ID:ZPgtHu7G
 ふと、ようやく唇が解放された。
 長い間ねっとりと絡み合っていた二人の舌と舌の間に透明な橋がつうっとかかって、ぷつりと切れる。
「あっ、あっ……は、花岡さん……あたし……」
 股をこすり上げられながら、優良は花岡と見つめ合う。
 きっと今、自分の顔はだらしなく蕩けきっているだろう。真にも見せたことのないような表情で。
「かわいいですよ、優良さん。愛しています」
「ああ……」
 愛していると言われるたびに、体の芯から溢れてくる快楽は強くなる。
 花岡の指は決して下着の内側に入り込もうとはせず、布越しにクリトリスから会陰までをこすり上げるだけだ。
 それなのに、優良の中の快楽はもう限界まで膨れあがろうとしていた。
「あ、あたし……もう……」
「もうイクんですか? 感じやすいんですね……」
 優良の反応で分かったのだろう。嬉しげに笑うと、花岡はさらにぐいと指を深く食い込ませて動きを加速させた。
「あっ、ダメ……あっ! あっ! アッ!」
 せめて絶頂の声だけは聞かせまい。
 最後の貞操観念か、我知らずそんな意識が働いて優良はぐっと歯をくいしばった。
「〜〜〜〜〜ッ!」
 花岡の体に必死でしがみついて、優良はびくびくと体を震わせる。
 決して大きな絶頂ではない。
 だけど真との行為では味わったことのないものだった。
 そもそも下着越しに触られただけで達するなど、今まで考えたこともない。
555名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:37:19.33 ID:ZPgtHu7G
「はぁ、はぁ……は、花岡さん……」
 荒い息をつきながら、優良は自分を未知の絶頂へと追いやった男と見つめ合う。
「下着、使い物にならなくなってしまいましたね」
 いやらしい行為のあとだとは思えないほど爽やかに笑って、花岡は先ほどまで秘所に触れていた右手を優良の目の前に掲げて見せる。
 なるほど、確かにその指は下着越しに溢れた蜜でべたべたになって卑猥にてかっている。
「代えはお持ちですか? よかったら僕が買ってきても……」
「だ、大丈夫です。それじゃ!」
 これ以上ここに居たら「最後」まで進んでしまうのではないか。
 そんな思いが頭をよぎって、それを受け入れてしまう自分がすんなりと想像できてしまって、優良は慌ててホールをあとにした。
 
 下着はやはり使い物にならなかった。
 私服のスカートの下に何も履かず、ひどく心細い気持ちになりながら優良は家路を急いだ。
556名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:37:41.62 ID:ZPgtHu7G
 その夜、優良は自分から真を求めた。
 愛しい夫はあれこれと変化をつけて頑張ってくれたけど、その中で優良に与えられる快楽はどうやったって花岡が与えてくれたものには及ばなかった。
 やっぱり、明日――最後の一日も彼のところへ行こう。
 夫の隣で眠りにつきながら、優良は人知れずその決意を固めていた。
557名無しさん@ピンキー
とりあえずここまでです。
眠気がやってくるまでは書いてみますが、多分今夜中に書き終えるのは無理でしょう。
土曜は忙しいので、もしかすると完結は日曜になるかも?