GJ。なにはともあれGJ。
おっぱいに見とれて負けるシチュ最高。
後輩に引導を渡されるのもたまらん。
先輩の冷静で冷徹な射精確認も地味に効いてる。
755 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 23:11:19.68 ID:xt6LMzih
>>752-754 拙作を読んで頂き、誠にありがとうございました。
上手く書けたかどうかはわかりませんが、続きを投下します。
756 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 23:19:24.29 ID:xt6LMzih
「あ、そうだ。そういえばこの競技って、同じ技ばかりじゃないほうがいいんですよね」
背後から俺のペニスをしっかりと握りながら、ルリはそんなことを言った。
一体どういう意味かと俺は一瞬だけ思案し、すぐに思い出す。
そういえば競技のルールには、相手を絶頂させる回数だけでなく、それに至る過程も評価する規則が含まれていた。
例えば、手コキだけでなく他の方法で射精させることが出来れば、単に射精させるより高い点数を得ることができる。
「それじゃあ――今度は、こっちでしてあげますね、センパイ♪」
ルリがそう言うや否や、ペニスを包んでいた柔らかい感触が消えた。
拘束が解かれた。今がチャンス。
そう思った俺は、反射的に身を起こそうとした――が、それはかなわなかった。
「っくぅ!?」
俺が上半身を起こす前に、彼女は俺の胸に両腕を巻きつけてきた。
ふにゃりと、またもや豊かな双球が背中で潰れる。
それと同時に、何かが股間に押し付けられた。その柔らかい感触に、俺は悶絶する。
「んな…っ」
「えへへ…足コキ、っていうんですよね。
あまり得意じゃないですけど、頑張ります!」
背後から抑えこまれた状態での、足責め。男として、最も屈辱的な体位の一つ。
恥ずかしさに、血が上る。数多くの生徒の視線が集中する中で、この体勢に持ち込まれるとは。
しかし思い直してみれば、脱出できる可能性はこの姿勢の方が高いかもしれない。
先ほど俺を拘束していたのは力の強い足だったが、今俺を戒めているのはか弱い少女の細腕。
全力を出せば、引き剥がすことができないはずがない。
「思い通りに、なってたまるかっての…!」
757 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 23:29:59.63 ID:xt6LMzih
胴体に絡みつくルリの手を掴み、彼女を引き剥がそうとする。
やはりというべきか、彼女の力は思ったより強くなかった。
ゆっくりと、彼女の腕が俺の身体から剥がれていく。
「だーめーでーす。そんなこと、させません♪」
「いっ――!」
彼女がそう言った途端、ぐにゃりとした一際強い刺激が股間を襲った。
片足五本、合計十本の足指が亀頭に絡みつき、強く圧迫してきたのだった。
敏感な部分への集中攻撃に、俺の腕は一気に脱力してしまった。
足裏に挟まれて身動きがとれなくなった俺のペニスは、足指による多彩な動きをモロに受けてびくんびくんと悶え苦しむ。
「此処を強く刺激されると、皆動けなくなっちゃうんですね。
それにしても…センパイの、本当に元気ですね。もう二回も出したのに、まだこんなに固い…♪」
ぐにぐにと、ルリは嬉々として足裏でペニスを弄ぶ。
俺は悔しさに歯を食いしばりながら、再度脱出を試みる。
しかし、やはり彼女のほうが一枚上手だった。こちらが腕に力を入れようとする度に、タイミング良く亀頭を弄り回す。
ガクガクと、腕が震える。力では優っているのに、抵抗することができない。
「むぅ、中々強情ですね。それなら、これはどうです?」
「っくぁ!?」
ルリは右手で俺を拘束したまま、左手でさらりと脇腹を撫でてきた。
不意打ちの快感、そしてくすぐったさに、俺は思わず悲鳴を上げてしまった。
彼女の左手はするすると脇腹を撫でながら、やがて乳首に辿り着く。
「ココ、男の人でも気持ち良いんですよね。感度は人それぞれですけど…センパイは、どうですか?」
「ッ!?」
きゅ、と強く乳首をつねられる。
少しの痛みと、今まで経験したことのない未知の快感が、全身を駆け巡る。
758 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 23:38:35.07 ID:xt6LMzih
「あ。今、凄いビクンってしました! もしかしてセンパイ、ココが弱いんですか?
見かけによらず、エッチなんですね…♪」
「こ…こら、止めろ、放せ…!」
「あ…もしかして、嫌でしたか? でも…ごめんなさい。これは、そういう勝負ですから。手加減はしませんよ!」
そう言って、彼女は両足に力を込めてきた。
しっかりとペニスを挟み込んだ足裏が、容赦のないスピードで上下する。
さらに、先走り汁に濡れた足指が、亀頭をバラバラな動きで揉み続ける。
一方的に責められ続け、俺のペニスはビクビクと痙攣することしかできない。
「あ…ああぁ……!」
「あは、先っぽがヌルヌルしてきましたよ…
良いんですか? このままだと、また一本取っちゃいますよ?」
ぬるりとした感触が、俺の胸を這い回る。いつの間にか、左手も乳首に到達していた。
しっかりと俺を両腕で拘束しながら、俺の精液に塗れた両手が乳首を捉えている。
顔は見えないが、彼女の勝利を確信した顔が眼に浮かぶようだった。
俺の手は、今もどうにかして拘束を解こうと彼女の腕を握っている。
しかし、既に彼女を振り払えるほどの力は、残っていなかった。
「動けませんか…それじゃあ、仕方ないですね。
同時責めで、フィニッシュしちゃいますね、センパイ♪」
ぐり、と一際強くルリの両足が俺のペニスを漉き上げる。
同時に、ぐりぐりと彼女の両手が俺の乳首を捏ね上げる。
耐えられる――わけが、なかった。
どぴゅぴゅぴゅっ!
足指で割り開かれた尿道口から、勢い良く精液が迸る。
きゃ、と可愛らしい悲鳴が背中から聞こえてきた。
759 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 23:47:56.74 ID:xt6LMzih
足裏がペニスを擦り上げる音が、精液により粘度を増してぬちゃぬちゃと卑猥なモノに変わる。
射精確認、とどこからか声が聞こえた気がした。
「うあっ…あ…ぁ…!」
既に射精したというのに、彼女は一向に足責めを止めようとしない。
与えられ続ける快感に身を捩ると、ルリが俺の体の脇からひょっこりと顔を出しているのが見えた。
ルリは、年下とは思えない妖艶な顔つきで、俺のペニスを見つめていた。
その顔に、俺は不覚にもドキリとしてしまった。
「うふふ…センパイ、良かったですか? でも、私はごまかせませんよ。まだ、出せますよね…?」
ぎゅ、と彼女は強く俺を抱きしめてきた。柔らかい双球が俺の背中でぐにゃりと潰れる。
その感触に、びくんとペニスが大袈裟に反応する。それを見たルリは、頬を赤く染めながら艶然と笑う。
俺は、ごくりと息を飲む。コイツは、本当に年下なのだろうか?
手コキといい、足コキといい、下級生にしては性技が巧み過ぎる。
「ほら、もっとおっぱいを押し付けてあげます。
乳首もたくさん弄ってあげますから、もっともっと、出して下さい…
私の足で、たっぷり、搾ってあげますからね…♪」
ねっとりとした声音で囁かれ、俺は背筋を震えさせる。
今頃気がついた。彼女の言葉は、全てが俺を興奮させるための強烈な言葉責めだ。
身長差のせいで耳元で呟かれていないだけマシだが、もしそうだったら聞いた瞬間イカされていただろう。
ぬちゃあ…とペニスから搾り出された精液が彼女の足指の隙間から滴り落ちる。
視覚、触覚、聴覚の全てを、ルリに支配されてしまったかのようだった。
「ぁ…ぁああぁ……!」
760 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 23:52:55.95 ID:xt6LMzih
「苦しそうですね…センパイ。少し力を抜けば、楽になれますよ…
きゅ、きゅって私の足に抱き締められて、センパイの亀さん、プルプル震えてます…」
俺のペニスに止めを刺す様に、彼女が更に呟く。
彼女は淫語を囁きながらも、一向に手や足の動きを止める様子はない。
卑猥な音を立てて嬲られる、俺のペニスと乳首。
限界は――もう、すぐそこまで来ていた。
「四回目、ですね。
ぴゅっぴゅって、勢い良く出してくれたら、嬉しいです…センパイ」
脳を溶かすような、優しい声音。
すぅ、と俺の腰が脱力する。ぐにゅ、と俺の背でルリの乳房が潰れる。
すかさず、彼女は俺のペニスを両足で強く挟み込んできた。
そして、尿道口が右足の親指によって押し潰される。
「――ッ!?」
ぶびゅぅッ!
入り口を塞がれた精液が、まるでホースの入り口を塞がれた水のように飛び散った。
ルリの左足がペニスから離れ、親指と人差指の間でカリ首辺りを挟み込んだ。
そして、射精を促進するようにぐにぐにと擦り上げる。
「ぁっ! あぁっ! ああぁっ…!」
「わぁ…♪ センパイ、本当に絶倫ですね。こんなに出るなんて、思いませんでした…」
俺だって、俺のペニスがこんなに精液を吹き出すのを見たのは初めてだ。
それほどまでに、俺が弱いのか。はたまた、彼女が強すぎるのか。
まるで蛇口をひねるように、ルリはくるくると乳首を捏ねる。
彼女の足指に亀頭とカリ首を搾られ、尿道口からトロトロと止めどなく精液が流れ続ける。
「…射精確認」
761 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 23:55:58.23 ID:xt6LMzih
長い射精がやっと終わったところで、審判がカウントを告げた。
不機嫌そうな顔で、サラサラと手元の紙に何かを書き記す。
疲労の余り、かくんと頭がベッドに落ちる。
結果的に、背中側に居る彼女を押し潰す形になった。
「わっ、セ、センパイ…ごめんなさい、ちょっと重たいです…!」
先程まで乳首をいじっていた彼女の手が、苦しさを表現するようにぱんぱんと俺の胸を叩く。
その力は見た目相応で、多少叩かれても全く痛くない。その辺りは、歳相応で年下の少女らしかった。
これだけ一方的な戦いを繰り広げたというのに、彼女は勝ち誇っている様子はない。
ただ普通に、そして無邪気に、俺を蹂躙しているだけなのだ。
「…ぐ…」
「ぁ、だ、だめ……! あぅぅ……」
軽く腕に力を入れると、彼女の拘束はあっさりと解けた。
どうやら、責め続ける彼女の方もそれなりに疲労していたらしい。
身を起こして後ろを向くと、顔を真赤にしながら荒い息を吐き、仰向けに倒れる小柄な少女の姿があった。
性技は天才的とも言えたが、体力は見た目相応らしい。
こんな少女に…俺は、蹂躙されていたのか。
「………」
彼女がこうまでして強いのは、おそらくこれがバトルファックだからだろう。
バトルファックとして、乱暴な行為が制限されているから彼女は強いのであって、彼女自身が強いわけではない。
もしルール無用であったなら、彼女はおろか大した力のない女が男に勝てるはずがない。
暗い感情が、脳裏をよぎる。
「セン、パイ…?」
俺の様子を怪訝に思ったのか、ルリが怪訝とした様子で言葉を紡ぐ。
未だ体力が戻っていないのか、身体をベッドに投げ出したまま起き上がる様子もない。
このまま力づくで覆いかぶされば、今までの失点を取り戻せるかもしれない。
――しかし、
762 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 00:01:01.15 ID:bzU70kis
「………」
俺は無言で、彼女に手を差し伸べた。
ルリは俺の行動の意味がわからないといった様子で、しばし呆然と固まっていた。
おずおずと、彼女は俺の手を掴む。俺は黙したまま彼女を引っ張り上げる。
「えっと…どうして、ですか?」
「…あまり、寝技は得意じゃないんだ。上手く決められずに反則を取られるのも御免だしな」
実際に、倒れた相手に追撃しようとして、反則を取られてしまう奴はザラにいる。
相手が無防備なのを良い事に力を入れすぎて、相手を傷つけてしまうことが多いからだ。
今の俺は一方的にやられたせいか、少し精神が高ぶりすぎている。
もしかしたら、ふとした拍子に火がついて、競技であることを忘れて彼女をめちゃくちゃにしてしまうかもしれない。
バトルファッカーとして、それは致命的な反則だ。
「俺なりのやり方っつーか、ケジメみたいなもんだ。
女だからって手心を加えたわけじゃないから、気にすんな」
男だから、女だからと性別を理由にして手加減するのも、バトルファッカーとしてあるまじきこと。
そうは思われたくはないので、一応それも言っておいた。
彼女を助け起こしたのは、ただ俺自身の心を静めるため。
ルール無用で強姦する等という不埒な想像をした、俺自身の心の中での反則を償い、罪悪感を消すためだ。
763 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 00:05:08.07 ID:bzU70kis
「まだ、時間は残ってる。時間がないから、さっさと構えてくれ」
「え。あ――は、はいっ!」
ぴょん、と彼女は慌てながら飛び上がり、立ち上がる。
ぷるんと、大きな双球が眼前でたわんだ。ピクンと、無意識に俺の股間が反応してしまった。
「………」
「………」
気まずさと恥ずかしさに、頭に血が登るのを感じる。
時間は、あと約10分。
逆転することは難しいかもしれないが、せめて一矢報いなければならない。
これが最後のバトルファックであることを思い返しながら、俺は再び闘志を燃え上がらせた。
(続く)
どことなくご都合設定で申し訳ない。
そして未だ書きたいところがかけてないといふ…orz
次こそは、彼女の容姿から見て最大の武器であるアレ…のはず。
無邪気な責め。かっこいいMを目指しました。
最後の方がなんかMシチュっぽくないかもしれませんが、どうでしょうか。
基本的に、このスレの方向性に合っていると思うのですが。
気にすることはない。続けたまへ!
765 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 01:49:56.50 ID:Y3moAMSN
いいねすばらしい
これは良い
GJ。次も期待せざるを得ない。
続きを気長に待ってます。
一応BF関連スレだし
M男より闘志とプライド持ってる男の方が需要あると思う。
ガチンコスレ落ちたし
ここをSSスレとすればいい
かっこいいM男いいなぁ。
どこかに俺の紳士な態度に子宮がきゅんきゅんしちゃって、
目をハートマークにしながらノリノリで責めてくれる娘おらんかな。
>>768 念のため釘だけは刺しとくけど
男勝ちは他でやってくれよ
あと30kb以内で華麗に完結するようお願いする
772 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 23:38:29.55 ID:Ic4N8oWZ
>>764-770 感想、反応ありがとうございます。
やっぱり嬉しいものですね、執筆の糧になります。
このスレの本質を見誤らないよう努力しますので、楽しんで頂ければ幸いです。
>>771 30kbですか…善処はしてみますが、難しいと思いますね…
一応、元々はその辺りで区切る予定でしたが、
書いているうちに、新しい案がポンポン出てしまいそうで。
しかし、あまり長くして完結できなくなるのもアレなので、
多少加減して華麗に完結できるよう粉骨砕身したいと思います。
スレが500KB超えると容量オーバーで書き込みできなくなる。
現在470KBだから
>>771ということ。
まあ、そうなったら新スレ立てればいいだけだし
別に気にしなくてもいいんじゃね
スレ容量がために作品を無理に曲げられても、
読み手も書き手も得しないんじゃないかなあ
777 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 00:45:00.76 ID:XF/r0dSW
>>771-776 なんと、そういうことでしたか…
善処はしますが、基本的には文字数を問わず良い作品を作れるよう努力したいです。
もしオーバーしてしまったときは、お手数をおかけすることになるかもしれません。
なあに、職人のために援助を惜しまないのがスレ住人の使命
スレ立てでも何でもサポートは任せとけ
さっさと埋めて次スレに行くのもアリだな
780 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 23:15:01.80 ID:T5CtHFiv
中間報告。現在、約20KBくらいですかね…。
既に続編を思いついちゃったりしましたが、今作だけなら何とかなるでしょうか…
781 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:04:55.03 ID:uxp1xBwk
おまたせしました。できれば、休み中に完成させたいところ。
782 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:11:38.18 ID:uxp1xBwk
「今度は、こちらから行かせてもらうぞ」
「はい! バッチコイです!」
気合を入れるように、彼女は鋭く両肘を引いて構える。
ぷるんと、また胸がたわむ。吸い寄せられるように、視線がそちらへと向いてしまう。
…駄目だ。やはり、あの胸は凶器だ。
もしアレに捕まってしまえば、完全に勝機を失ってしまうだろう。
「センパイ、来ないんですか? 来ないんなら、またこっちからいっちゃいますよ?」
ルリは軽いフットワークで、俺の攻撃を誘っている。
彼女が身体を揺らす度に、たわわな巨乳が弾む。
このままじっとしていては、視覚的にやられてしまう。
俺は意を決して、彼女に肉薄した。彼女より少し手前で、大きく一歩踏み出す。そして、
「――あっ!」
ルリは、小さく驚きの声を上げる。俺が突如方向を変え、彼女の脇をすり抜けたからだ。
開幕当初、彼女が使った戦法と全く同じモノ。
真正面から立ち向かってしまえば、おそらくあの巨乳で骨抜きにされてしまう。
それならば、背後から責めれば良い。しかし、やはりそう簡単にはいかなかった。
「なんのっ!」
彼女は俺が方向を変えた事を確認するやいなや、片足を軸に回転した。
脇をすり抜ける俺を視線で追うようにして、背後に回りこんだ俺に真正面から対峙する。
それは、ある程度予想していた動きだった。それならば、予定していた次の行動を取るまで。
間近にあった彼女の腰目掛けて、俺は勢い良く飛びついた。
「え――わ、わぁっ!?」
俺の重みに耐え切れず、彼女はどさりと尻餅をつく。
押し倒した弾みに、怪我をさせるわけにはいかない。
俺はさりげなく両腕を彼女の後ろに回して下敷きにすることで、彼女が地面に落ちる衝撃を和らげた。
そして、そのまま右腕で彼女の腰を固定し――左手を彼女のアナルに添える。
「ひぁ――!」
予想以上の反応に、俺の方が驚いてしまった。
わずかに視線を上げると、真っ赤な顔をしてこちらを見下ろすルリと目が合った。
「ダ、ダメですっ! 汚いですよ!?」
「そういう勝負なんだから、仕方ないだろ。ほら、観念してこっちも開けろ」
「あ! そ、そっちもダメ――あぅぅッ!」
か細い抵抗を続けるルリを無視して、彼女の股間に顔を埋める。
綺麗なピンク色をしているその場所――彼女の膣に、俺は舌を差し込む。
びくん、と大きく彼女の身体が震えた。
「あぅッ! セ、センパイ…そんな、優しくしないでくださぁい…イっちゃいますぅ…!」
「そういう勝負だろ。お前も楽しそうにヤッてたじゃねーか」
「いや、まあ、それはそうですけど…あぁっ!」
783 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:16:19.76 ID:uxp1xBwk
アナルを軽く撫でただけなのに、彼女は大きく体を仰け反らせた。
どうやら、彼女は高攻撃力低防御力タイプのバトルファッカーらしい。
もしかするとただ大袈裟に反応しているだけなのかもしれないが、効いていないわけではないのは明らかだ。
彼女は優しくされる方が効く様子なので、アナルは指を挿し込むよりも撫で続けていたほうが良いかもしれない。
「あ…だめ、イっちゃう。イっちゃいますぅ…!」
ルリが、これまでにないほど紅潮しながら声を震えさせる。
あと一息で、一矢報いることができる。
俺は止めを刺す様に、ピクピクと震えるクリトリスを舐め上げようとした――その時、
「あぁん!!」
「むぐぅ!?」
突然、ルリの太ももが俺の顔を締め上げた。
どうやら、気持良さの余り下半身に力を入れてしまったらしい。
多少苦しかったが、快感で脱力しているせいか窒息するほどの強さではない。
問題なのは、鼻と口を彼女のアソコに押し付けられた状態で固められてしまったこと。
甘ったるい愛液の香りが鼻孔に入り込み、ぐらりと頭がふらついた。
「っくぅ…負け、るか…」
「あぅ! セ、センパイ…しゃべっちゃ、らめですぅ…!」
俺は何とか力を振り絞って膣口に吸い付こうとしたが、こちらが口を動かす度に彼女は俺を絞めつけてくる。
酸素が少ない状態で少女の匂いを強引に吸わされ、脳が痺れるように動かなくなってくる。
此処で意識を失ったら、マズイ。それだけで、敗退となってしまう可能性すらある。
「あぅぅ…! セ、センパァイ…!」
「む、むぐぅ!?」
追撃するように、俺の頭に柔らかい二つの感触が押し付けられてきた。
彼女が身体を折り曲げ、俺の後頭部に胸を押し付けてきたらしい。
柔らかい感触に、さらに思考が溶かされる。徐々に俺の舌の動きが動かなくなっていく。
やばい、と脳が危険信号を発する。このままでは、俺が先に堕ちる。
一度顔を上げて――体勢を立て直す他無い。
「――ぶはぁっ!」
「――きゃあっ!」
彼女の腰に両手を回したまま、俺は勢い良く顔を上げる。
俺の顔が擦れたことによる快感に、彼女はまた悲鳴を上げた。
まだイくには至っていない。しかし、もう一度膣口に快感を与えれば――俺の勝ちだ。
愛液に濡れた顔を肘辺りで拭い、心を燃えたぎらせながらもう一度顔を沈めようとした――が、
次の瞬間、頭が真っ白になった。
784 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:19:23.74 ID:uxp1xBwk
「な」
ぷるんと、眼の前で双球が揺れる。
先程からずっと見てはいたが、此処まで近距離で見たことはなかった。
小柄な彼女にそぐわない二つの乳房。紅く可愛らしい二つの乳首。
巨乳であるのも関わらず、垂れることなく丸みを帯びた美しいフォルム。
眼前につきつけられたそれに、俺はほんの少しの間、釘付けにされた。
「…あ。す――隙ありッ、です!」
「むぐぁ!?」
彼女の掛け声と同時に、ふにゅう、と顔中が柔らかい感触に包まれた。
一欠片も抵抗できないまま、俺は彼女の双球に押し潰された。
一気に体勢が逆転し、今度は俺が彼女に押し倒された形になる。
「つ、捕まえ、ました! えい、えいっ!」
「むぅ…!? むぅうッ!?」
俺の頭をしっかりと抱きかかえながら、ルリは乳房をグリグリと押し付けてきた。
右手で俺の頭をかき抱きながら、左手で俺の顔を包んでいる胸を優しく揺らす。
柔らかい肌、ぷるぷるのおっぱいが、俺の脳を溶解させる。
「んん…ん…――」
優しい快感と呼吸困難に、意識が霞む。
ゆっくりと、瞼が落ちて行く。このままではマズイとわかってしまうのに、柔らかい誘惑に抗うことができない。
心ではどうにかして抗おうとしながらも、俺の身体は全く言うことを効かずに脱力していき――
ぎゅ、と股間を何かに囚われた。その感触で、俺の意識は瞬時に覚醒する。
「――ッ!?」
両目を見開き、俺は絶句する。
いつの間にか、彼女は俺の下半身を膝の上に持ち上げていて、その巨乳で俺のモノを包み込んでいた。
俺が何も考えられなくなっている間に、致命的な体位――膝上パイズリを、決められてしまった。
しっかりと双球で俺のペニスを捉えながら、ルリは歓喜の表情で俺を見つめていた。
「や――やった、やりましたよ! どうですかセンパイ!」
息を荒くして頬を赤く染めながら、ルリは胸を両手で抑えてペニスを圧迫する。
二つの乳房は、俺のモノを完全に飲み込んでしまった。
彼女はそのまま、一度大きく胸を上下させる。ずちゃりと、重みが詰まった刺激が俺の脳を焼く。
ペニスに付着していた俺自身の精液のせいで、ただでさえ強力な彼女の胸が更に恐ろしいモノとなっていた。
「えへへ…とうとう、決まっちゃいましたね。私、これが一番得意なんです♪
さっきは、先っぽばかりイジめちゃいましたから…今度は、優しくイかせてあげますね♪」
天使のような屈託のない笑みを浮かべながら、彼女は俺に死刑を宣告した。
たぷん、と彼女が胸を動かす。ぬるぬるの乳房にみっちり包まれたまま、俺のペニスは余すことなく蹂躙される。
785 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:23:00.15 ID:uxp1xBwk
――なんだ、これは。
まるで、ペニスを溶かされてしまったかのような感覚。
鋭く辛い刺激ではない穏やかな快感が与えられ続け、痺れるように絶頂へと押し上げられていく。
「うっ――く、あぁぁ…!」
蕩けてしまいそうな身体を叱咤し、俺はどうにかして逃れようと身を捩る。
しかし、彼女の押さえ込みは完璧だった。
彼女は上体を前に倒してしっかりと俺のペニスを包み込み、しかも自らの両肘と太ももでがっちりと俺の下半身を挟み込んでいる。
腰を押すことも引くこともできない状態で、俺のペニスはぬめった乳肉の中でこね回される。
「ほぅら…センパイの、私の胸の中で溺れちゃってますよ。気持ち良いって、苦しいって、びくんびくん震えてます。
流石にそろそろ出しすぎて辛いかもしれませんけど…優しくしてあげたら、また出ますよね?」
ぎゅう、と俺のペニスが一際強く押し潰された。甘く優しい快感が、全身を走り抜ける。
その刺激は、これまで与えられてきた刺激に比べれば何とも無い。
だから、まだ耐えられる――そう思っていた。しかし、
――とくん。
(――な…!)
俺の意思に反して、俺のペニスは彼女の胸の中で小さく脈動する。
まだ大丈夫だと思っていた俺のモノは、とろとろと弱々しく、漏らすように尿道口から精液を垂れ流した。
ほんの僅かに、彼女が胸を上下させる音に湿った音が混じる。
「…射精、確認」
俺が放出したはずの精液は、彼女の巨乳のせいで全く外に吹き出ていない。
変化といえば微かに変わった摩擦音くらいなのに、審判は淀みなく判定を言い渡した。
俺の射精する感触を噛み締めるように、彼女はきゅっと目を瞑る。
「んんっ…! センパイの、暖かいです…♪
勢いは小さいけど、タマタマにはまだもう少し溜まってそうですね…♪」
「うくっ…!」
ルリはグリグリと下乳で玉袋を刺激し、そして搾り上げるように乳房を持ち上げる。
そこで俺は、やっと気づいた。
下半身に、ほとんど感覚がない。股間が快感に支配されてしまったかのように言うことを聞かない。
射精をこらえようとしても、まるで他人の体であるかのように精液が流れ出るのを止めることができない。
たぷたぷと、彼女が両胸を揺らす。俺の意思に関係なく、精液が尿道を昇っていくのを感じる。
「くそっ…! 負けて、たまるか…!」
俺は、力づくで彼女を振り払おうと試みる。
無事な両腕を起点に力を込め、ブリッジに近い体勢になる。
やはり彼女の力はそれほどではなく、わずかに彼女の膝から俺の腰が浮いた。
このまま腰を引っ張り出すことが出来れば――
「だぁめ、です♪ 逃げようとするセンパイには――こうです!」
「――ッぁ!?」
786 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:26:22.66 ID:uxp1xBwk
本当に、股間が溶けてしまったかと思った。
彼女は両手で胸を持ち上げ、亀頭を中心にパイズリを繰り出してきたのだった。
度重なる射精により最も敏感になっている亀頭。
そこへ、優しくも激しく蕩けてしまいそうな快感が集中する。
とろとろの胸で幾度か揉み込まれただけで、俺は脱力して彼女の膝の上に押し戻された。
――とくん。
「――ぁ」
また、射精してしまった。射精確認、と声が聞こえた。
今度は、射精の予感すら感じることが出来なかった。
快感がじわじわと全身を支配していき、甘い感触に思考が霞んでいく。
首を伸ばせばキスできそうな距離で、彼女が蕩けた笑みを浮かべる。
「あは…センパイの顔、とっても可愛いです…♪
もっともっと、ぬるぬるおっぱいで、気持良くしてあげますね…」
精液を飲み込んで粘度を増した彼女の双球が、卑猥な音を立てて上下する。
容赦のない、しかし優しい直後責めに、俺は腰をがくがくと震わせることしかできない。
一年である彼女は、少なくともBF歴は俺より短いはずだ。
そんな彼女に俺はあっさりとホールドされ、巨乳に包まれたまま良いようにペニスを翻弄されている。
どうしようもない悔しさに、俺は歯を食いしばる。
――とくん。
「あ、またヌルヌルになりましたよ…♪」
また、俺のペニスが敗北の証を垂れ流す。普段の俺からしてみれば、ありえないほど短い射精間隔。
痛感する。やはり彼女は、類まれなるバトルファッカーだ。
おそらく彼女は、俺にしてみせているように我慢を粉砕して小刻みに射精させ続けることもできれば、
射精させないように快楽を蓄積させ、一度に射精させることで相手をTKOしてしまうことも容易なのだろう。
この勝負では、主に射精の回数が得点源となる。だから、俺を出来るだけ多く射精させようとしている。
――とくん。
「わぁ…センパイの、まだ出るんだ…♪」
蕩けるような快感に翻弄されながら、俺は悔恨の情にかられていた。
もはやバトルファックとは言えない、一方的な搾精。
こんなことになってしまったのは、彼女に膝上パイズリという致命的な体位となるのを許してしまったから。
彼女の巨乳に、一瞬でも思考停止してしまった過去の自分が恨めしい。
――とくん。
「んっ…! まだ、出るんだ…もっと、出ますか…?」
快感に追い詰められ、短絡的な思考しかできなくなる。
畜生、畜生、畜生…――!
俺が、こんなに弱くなければ。彼女が、こんなに強くなければ。
弱すぎる自分に、強すぎる彼女に、暗い怒りが燃え上がる。
「どうしました、センパイ? さっきから、なんで何も――」
787 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:28:55.54 ID:uxp1xBwk
そんな胸中が、顔に出てしまったのだろうか。
俺の顔を見つめていた彼女の顔が、突然サッと青褪めた。
彼女の手の動きが、ピタリと止まる。
まるで恐ろしい物でも見るような眼で、ルリは俺を見つめていた。
「…あ」
すぅ、と彼女の血の気が引いていくのを感じる。
心なしか、火照っていた彼女の胸の温度も下がった気がした。
一体、俺はどんな顔をしていたのだろうか。
ルリは、俺の視線から逃れようとするように一度俯く。
「あ、あの…」
顔を上げたときには、困ったような、今にも泣きそうな顔だった。
恐る恐るといった様子で、彼女は言う。
「もう…止めに、しますか?」
その言葉を聞いた時の俺の顔は、どんな顔だったのだろうか。
彼女があからさまに怯えた様子だったのだから、きっと碌な表情じゃなかったのだろう。
ルリは、一体何を思ってそんなことを言ったのか。快感と怒りでまともな思考が出来なかった俺には、全くわからなかった。
しかし、その返答だけは即座に返すことができた。
「しない」
「…え」
「タップは、しない。まだ、時間は…残って、いる」
呆然とした様子の彼女に、俺はもう一度否定の言葉を告げる。
彼女の動きが止まったおかげで、少しは落ち着いてモノを考えることができるようになってきた。
視線を巡らせれば、成程確かに既にどちらかがタップ――つまり降参して、競技を終了している組もいた。
俺は彼女に幾度と無く射精させられているのに対し、俺は一度も彼女をイかせていない。
残り時間も少なく、既に勝敗は決している。だが、それでも。
「もう、負けなのは、わかってる。でも、降参なんて…絶対、御免、だ」
これは、俺の…最後の、バトルファックだ。
その最後の試合で降参なんて、出来るはずがない。
俺は力を振り絞って、再度ブリッジを試みた。
彼女はそんな俺の動きに驚きながらも、反射的に胸をきつく締めて亀頭を圧迫してきた。
甘い快感に遮られ、徐々に持ち上がっていた俺の腰がピタリと止まる。
「二度と、言うな。お前だって、そんなこと…相手に、言われたくないだろ」
「――あ」
小さく吐息を漏らしながら、彼女は目を見開いた。
呆然とした表情のまま、彼女はもう一度軽く俯く。
数瞬の沈黙の後、彼女はゆっくりと顔を上げる。
俺は彼女と真正面から向き合い――思わず、息を飲んでしまった。
彼女は、こちらが切なくなってしまいそうな、華やかな笑顔を浮かべていた。
「ごめん、なさい…センパイ。その…ご指導、ありがとうございました」
「…は?」
788 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:30:15.45 ID:uxp1xBwk
この上なく場違いなその言葉に、俺は思わず間抜けな声を上げてしまった。
勢いをそがれて、ストンと俺の腰がまた彼女の膝の上に落ちてしまう。
すかさず、彼女は双球で俺のペニスをしっかりと包み直してきた。
「センパイ…私、頑張ります。頑張って、センパイをもっと気持ちよくしてみせます――えいっ!」
そう言うや否や、彼女は力強く胸を動かした。
上半身の動きも加えた強烈な上下運動が、陰嚢から根元、竿、亀頭までを一気に駆け巡る。
「っぁ――!?」
「っきゃぅ!?」
どぴゅぅッ!
精液でたぷたぷになった乳房による強烈な圧力に、俺のペニスは抗う術無く大敗の証を吹き上げた。
折悪しく射精の瞬間に亀頭だけが彼女の谷間から顔を出しており、彼女の顔に吹き出した精液が直撃する。
彼女は眼を白黒させている彼女の頬に、俺の白濁がべっとりと張り付いた。
「…射精確認」
どことなく呆れた様子の、審判の声。
既に幾度と無く搾られていたというのに、これだけ射精させられるとは思ってもみなかった。
今の一撃で残り少ない体力のほとんどを搾り取られ、俺の後頭部がばふ、とベッドの上に落ちる。
ぽつり、と俺の口から本音が飛び出た。
「凄すぎるだろ…お前の胸…」
「え。あ。その…ありがとう、ございます…」
たぷたぷと優しく乳房を揺らして尿道に残る精液を搾り出しながら、ルリはおずおずと返答する。
またペニスが完全に柔らかい谷間に沈み込み、ぬぷぬぷと搾られる。その感触に、俺はまた身悶えしてしまった。
――時間は、残り3分。
俺は、このとても可愛らしく、とんでもなく強い後輩に、一矢報いることができるのだろうか…?
いつになく真剣な表情で膝上パイズリを再開するルリを見やりながら、俺は心の中で自問した。
789 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 15:31:43.30 ID:uxp1xBwk
…残り12KBですか。もうちょっとだけ続くんじゃよ。
目標11KBで。
容量が気になって投下も感想もちょっと窮屈な感じですが、思い切って
ちょっと長めの感想で失礼します。
膝上パイズリいいなぁ。
組み伏せられた瞬間のルリちゃんの喜ぶ様子と主人公の絶望感の対比が、
これから起こる気持ちよい責めへの期待感を煽ってすごく良い感じでした!
ルリちゃんにはこの一戦で、相手が怒りと悔しさで情けない顔をしていても、
それすらやさしく包み込んで相手を負かすことが出来るような娘に成長して欲しい。
ルリちゃんがストライクすぎて、主人公が心底うらやましい
頼む、代わってくれ
792 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:43:22.53 ID:9xV7q1D7
ルリに膝上パイズリでホールドされてから、数分が経過した。
彼女の隙のない動きに、俺は未だ彼女を振り払えずにいた。
「ど…どう…ですか、センパイ? 気持ち…良いですか?」
ずちゃり、にゅるりと、彼女の胸は卑猥な音を立てて俺のペニスを責め立て続けている。
既に彼女の胸は、俺の精液にまみれてどろどろだった。
それがいやらしく踊りながら俺のモノを嬲り、太ももを這い回るのだから、我慢なんて出来るはずがない。
――とくん。
「…射精確認」
幾度と無く繰り返された、微量で緩やかな射精。
膝上パイズリの体勢から逃れることができないまま、時間は刻々と過ぎていく。
しかし、俺はまだ諦めていなかった。完璧に見える彼女の攻撃にも、隙が存在することは既にわかっている。
彼女の唯一の弱点。それは、体力だ。
「よい、しょ…! よい――あ」
チャンスがやってきた。
息を荒らげながらもしっかりと両胸を掴み、ペニスを閉じ込めていたはずの両手。
そのうち片方の手が、ぬるりと滑った。ルリは体勢を崩し、俺の下半身を押さえ込んでいた肘が少しだけ浮いた。
休みなく胸を動かし続けていた事による疲労と、乳房が俺の精液に塗れていたことによるミス。
「う…おぉ!!」
「きゃっ…!?」
俺は力を振り絞って、勢い良く腰を突き出した。
甘い快感が全身を突き抜けるが、不意をついたおかげで彼女の拘束が一瞬だけ完全に外れた。
すかさず、身を引く。奇跡的に――膝上パイズリから脱することに成功した。
「っくぅ…!」
しかし、延々と快感に晒され続け、俺の体力は既に限界だった。
残り1分。俺にできるのは、俺の全てをかけて彼女に突撃することだけ。
「――ぉおお!」
彼女が体勢を立て直す前に、俺は彼女の秘所に向けて突貫した。
本当は挿入で一気に決めたかったが、度重なるパイズリのせいで耐久力が無いに等しい俺のペニスでは自殺行為。
だから俺は、まるで獣のように彼女の膣口に吸いつき、がむしゃらに吸い上げた。
「きゃぅっ!? や、やぁ…!」
可愛らしい悲鳴を上げて、ルリは身体を震えさせる。やはり、まだチャンスは残されていた。
耐久力に優れていない彼女の膣を責め続ければ、一矢報いることができる――!
「ん…んん…はぁ、はぁ――んん…!」
「や…セ、センパイ…! 激し、過ぎますぅ…!」
猛烈な愛液の香りに、俺は何も考えられなくなる。そんな状態で急所を突いた適切な責めなど、出来るはずがない。
俺は彼女の腰にしがみついたまま、何度も彼女の中に舌を差し込み、膣内をこねくり回す。
彼女も、限界が近い。しかし、やはり俺の舌使いが下手なせいか、中々絶頂しない。
793 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:45:12.36 ID:9xV7q1D7
「うぅぅ…負けませんよ、センパイ…!」
一向に達しないルリに焦れてきたその時、掛け声と共に太ももで俺の顔を挟み込み、締め付けてきた。
呼吸が苦しくなり、愛液の香りが更に濃くなる。
しかし、俺は責めを緩めることはなかった。湧き上がる興奮の全てを愛撫に変換し、彼女へと叩き込む。
「んん…あぅうっ!」
彼女は快感に耐えかね、びくんと大きく身体を震えさせ――そして、大きく身を捩った。
俺の顔は、彼女の太ももに挟まれていた。必然的に、俺の身体も彼女のそれにつられて反転する。
彼女の身体は横に倒れ、俺の体はひっくり返った。
胡乱に揺れ動く彼女の視線が、仰向けになった俺の股間へと向けられる。
「…あっ――!」
「くそっ――!」
彼女が小さく声を上げながら俺の股間に飛びつき、俺は再び彼女の膣口に吸い付こうとする。
俗に言う、シックスナインの体勢。
俺の身体の上に彼女の身体がのしかかったかと思うと、ぬるりとした感触がペニスを覆い尽くした。
ルリが、俺のペニスに吸いついてきた――思わずその情景を想像してしまい、頭に血が登る。
「ぐ…ん、んん…! じゅるるっ…!」
「あむ…んんん…! ちゅるるっ…!」
彼女に対抗するように、俺は出来るだけ力強く彼女の膣に吸い付いた。
快感に身体を震わせながらも、彼女はしっかりとペニスを咥えて離さない。
一見すれば、一進一退の膠着状態。しかし現実には、俺の方が若干不利な体勢となっていた。
「んん…ちゅるるる…ちゅるるる…っ!」
「んん…! はあ、はあ…じゅるるっ!」
ルリの身長は、俺よりもかなり小さい。
彼女が何ら問題なく俺のペニスを咥え込める体勢なのに対し、俺は少し上体を起こさなければ彼女の膣に吸い付くことができない。
彼女に優しく尿道を吸われるたびに上半身の力が抜けて、彼女への攻撃が途切れてしまう。
快感に歪んでいく視界の中に、タイマーが映る。もう時間が、ない。俺は全身全霊の力を込めて、彼女の膣口におもいっきり吸い付いた。
「ん――っ! はぁぁんッ…!?」
びくん、と彼女が大きく痙攣する。しかし、絶頂までには至らない。
彼女の膣内はビクビクと痙攣し、今にも潮を吹きそうになっている。
あと一撃。あと一回膣に吸い付くことが出来れば――
「ま、負けま、せん…! ちゅぅうぅっ!」
「っくは…!」
ルリの鋭い吸い付きに、俺は脱力する。
すかさず、彼女は自らの腰にしがみついていた俺の手を振り切り、更に前方へと身体を進ませた。
次の瞬間、にゅるりと柔らかい感触が俺のペニスを包み込んだ。まさか、と俺は絶望する。この、感触は――!
794 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:47:41.63 ID:9xV7q1D7
「く、あぁあぁあぁ…………!!!」
ヌルヌルとしたモノにペニスを擦り上げられながら、先端を鋭く吸われる感触。
パイズリとフェラチオによる、竿と亀頭の同時攻め。
狂おしいほどの快感に、俺は反射的に身体を仰け反らせる。
「…ぐ…あ…!」
ヤバイ。ヤバイ。ヤバイ――!
膣でもいい。アナルでもいい。あと一息。あと一回。
上体を起こし、手を伸ばして、彼女にあと一撃入れることが出来れば――勝てるかも、しれないのに。
殆ど感覚がない上体を、精神力だけで無理やり起こす。ゆっくりと伸ばされた俺の腕が、彼女の膣に近づいていく。
「負けて…たまるか…っ…!」
彼女の膣に、俺の指先が触れる。ぴくんと、彼女の身体が小さく震えた。
しかし次の瞬間、異様な快感が俺の全身を貫いた。腰の力が一気に抜け、彼女の膣から手が遠ざかる。
「な――…!」
刺激を感じたのは、ペニスでも陰嚢でもなく、俺の菊門――アナルだった。
あろうことか、彼女は俺のペニスを胸で挟み、その先端を咥えながら、アナルへと片手を伸ばしていた。
精液でヌルヌルになった人差し指が、また腸内へと差し込まれる。
「――あぁぁぁッ!」
貫かれるような快感に、俺は無様な悲鳴をあげる。身体を震えさせ、足をばたつかせ、見苦しくのたうち回る。
常軌を逸した快感に、視界が霞む。彼女に――手が、届かない。
「私だって――負けたく、ありません…――!」
荒い息を吐きながら、彼女がそう呟くのが、聞こえた。小さな後輩の持つその力強さに、俺は愕然とする。
その時――もはや勝てないと、心が諦めてしまった。腰の力が抜け、上体がベッドの上に落ち、俺は――完全に、彼女に身を預けてしまう。
「んっ――じゅるるるるるっ!」
彼女の左手が深々とアナルを貫き、右手が二つの乳房ごとペニスを強く抱き締める。
そして、しっかりと亀頭を挟み込んだ彼女の口が、尿道口をストローのように吸い上げた。
強烈過ぎる三点責めに、びくんと俺の身体が大きく痙攣し――俺の全てが、放出される。
どっぴゅうぅぅぅ!!!
俺は、彼女に与えられた圧倒的な快感を噛み締めるように、歯を食いしばって体を仰け反らせる。
かちり、と目の前でタイマーがゼロになる。高らかに笛の音が鳴り――競技が、終了した。
「…射精、確認」
視界の先で、ポツリと審判が小さく呟く。そして、紙を脇に抱えて俺達に背を向ける。
笛の音に気づかなかったのだろうか。試合が終わったというのに、ルリは一向に俺の股間から離れない。
「ん…んん…♪」
「う…く、あぁ…!!!」
795 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:49:55.64 ID:9xV7q1D7
こくんと、彼女の喉が鳴る。彼女の胸に包まれている俺のペニスが、精液を嚥下している感触をダイレクトに伝えてくる。
その事実に否応無く興奮してしまい、俺は延々と敗北の白濁を垂れ流し続けてしまう。
右手でアナルを弄り、左手でたぷたぷとペニスを挟んだ胸を揺らしながら、彼女は亀頭を吸い続ける。
結局、一滴残らず、彼女に吸い出されてしまった。飲み切れなかった精液が、どろりと彼女の口から垂れる。
「…あふぅ…」
彼女はゆっくりと身体を起こすと、艶めかしい一息を長々と吐き出した。
そして、こてんとその場に倒れてしまう。
「はぁ――はぁ…っく…」
荒れていた息を整えた後、俺は腰に力を込める。徐々に身体は起き上がり、何とか胡座の体勢へと戻ることができた。
眼前には、俺より遥かに荒い息でベッドに倒れ伏すルリの姿があった。
彼女は、全身汗と俺の精液まみれだった。手も、足も、胸も、そして顔も。全てが、俺の――大敗の証。
「え、と…終わった、んですか?」
呆然とした様子で、彼女が俺に語りかける。
疲労と興奮で、彼女は顔を真っ赤にしていた。
「…ああ。終わった。お前の…勝ち、だ」
負けてしまった。完膚なきまでに。後輩である彼女に。
ただの一回も、彼女をイかせることが、できなかった。
「………」
俺は無言で、彼女に手を差し伸べる。
不思議と、先ほどのように黒い感情は沸き上がってこなかった。
唯一つ感じたのは、純粋な悔しさ。彼女を、目の前の障害を乗り越えたいと思う、強い思い。
そんな思いが少しだけでも自分に残っていたことに、俺は少し安心してしまった。
「あ…ありがとう、ございます」
ルリは微かに眼を見開いた後、ためらいがちに手を伸ばしてきた。
小さな手が、俺の手のひらの上に重ねられる。柔らかく、精液でぬめっているその手をしっかりと握りしめ、俺は彼女の身体を引き起こした。
勢いが強すぎたのか、ルリは小さく悲鳴を上げた。そして、女の子座りでぺたんとベッドの上にへたり込む。
「え、と…あの。セン、パイ…?」
ルリの丸く大きな目が、物言いたげな様子でこちらを見つめている。
少なくとも、彼女は俺を嘲るような表情はしていない。
それに俺は、少しだけ安心してしまった。もし最後の最後で罵られていたのなら、今後一生立ち上がれない気がした。
「…いつまで、そこにいるつもりですか?」
辛辣な声が、脇の方から聞こえてきた。
視線を向けると、審判の女子が相変わらず不機嫌そうな顔でこちらを睨んでいた。
俺は無言で頷き、ルリに背を向けてベッドから降りようとする。
「あ――」
796 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:57:45.59 ID:9xV7q1D7
ルリが、何かを言いかけた気がした。しかし、俺はそれを無視する。
何を言いたかったのかは知らないが、今は何も聞きたくなかった。
しかし、このまま何も言わないのも彼女に悪い。
「おめでとう、ルリ。今回は、俺の完敗だ」
その言葉に、なぜか彼女は息を飲んだ様子だった。
嗚呼――どうして、強がって『今回』なんて言ってしまったのか。
もう、バトルファックはやめると決めた。次回なんてものが、あるはずはないのに。
こうして、俺の最後のバトルファックは終わった。どこかすっきりしていて――ぽっかりと、胸に開いてしまったかのようだった。
どこからか、軍団長の怒声のようなものが聞こえてきた気がしたが、俺はそれを完全に無視してBF部のシャワー室へと向かう。
どうしようもなく強すぎた、小さく可愛らしい後輩――ルリの笑顔とその感触を思い出しながら。
(完)
セーフ!
…なのか?
いやはや、どうでしょうか。楽しんで頂けたのなら、幸いです。
続く…かも。
>>790-791 お褒めに預かり、感謝の極み。
797 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 22:10:47.53 ID:/jpBrVNu
パイズリ連続射精はいいね。BFの生み出した快楽の極みだよ。
完結の瞬間が見れて良かった。
しまった。下げ損ねた。
799 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 23:45:25.56 ID:bE9E0LV7
イイヨーイイヨーサイコーダヨー
今度は挿入も見たいなー、なんて
こっちも下げ損ねたとかorz
お互いの強さと弱さがしっかり書けてた。
その上で、死力を振り絞っての完全敗北……素晴らしい。
最後のせめぎ合いは名シーンだった。
続編も期待してます。
良いBFだった。完結お疲れ様
勝機が見えているのに届かない、その惜しさと悔しさが素晴らしかった
続編にも期待せざるを得ない
ところで512KB超えるとマジで書き込めなくなるから
そろそろ誰か次スレの準備を頼む
650kbも書き込みできないのかこの掲示板