「――お待たせ、ユッキー。そろそろ時間だし、行くよ」
黒髪の巫女が笑顔を造り、白沢ユキナの手枷に繋がった革紐を引いた。
御山の木で作られ、今は金髪の乙女の両手を拘束する長方形の枷に引っぱられ、
危うくバランスを崩しかけたユキナがたたらを踏む。
普段以上に露出面積が多いKカップのバストがブルンと揺れ、その存在を思い切り主張した。
「あっ、ごめんねユッキー。大丈夫?」
「……ええ、大丈夫よ」
「もう疲れちゃった? それとも――興奮しちゃった?」
『御巡りの儀』が続く、白沢家の廊下で。
シホは小学校以来の旧友に、あえて意地悪な笑みを浮かべて質問した。
この四時間ほどの間に、地域中を巡りながらさせられた事を思い返し、ユキナの顔が朱く染まる。
介添人は『御巡りの儀』の間、山神の代行を務める身分である。
儀式の間、ユキナは《山神様以外の男が触れてはならない》というしきたりで固く保護されている。
無関係の男がユキナに触れたり、乱暴したりしないかを監視しつつ『御巡りの儀』を進めるのが介添人の仕事であり、
儀式の主役であるユキナは、介添人の指示に必ず従い、儀式を恙無く進めていく義務がある。
そして、古くからのしきたりに従い、《成人した事を地域中に知らせて回る》という大義名分のもと、
黒髪の巫女が下したのは、ユキナの尊厳を破壊するような命令ばかりだった。
最初に命令が下された場所は、『御巡りの儀』の開始地点として規定されている烏丸神社の本殿だった。
”偶然”、夏祭りの打ち合わせで本殿に集まっていたという数十人の男達の目の前で、
ユキナは《体の成長具合が一目で分かるように》という理由で、全裸になる事を強要された。
「みなさーん! ユッ……じゃない、ユキナちゃんのストリップショー、開幕ですよー!」
「いよー! 待ってました!」「いいぞいいぞー!」「ユキナちゃーん、早く脱いでー!」
本殿の板張りの床に座った男達から、歓喜の声があがった。
シホにも、”偶然”居合わせた男達にも、悪意があるわけではない。
この煽る声も、ストリップを強要するのも、全てしきたりで決まっている事なのだから。
ただユキナの『御巡りの儀』、そして『御巡りの儀』を恙無く進行させてあげたいという善意でもって、
しきたり通りに金髪の乙女を煽り、無遠慮な視線に晒し、不必要な理性と尊厳を砕こうとしているだけなのだ。
シホが事前に指定した、深い紺色のバスローブのみを身にまとって男達の前に立つユキナは、
その美貌と日本人離れしたスタイルも相まって、さながらハリウッド映画の女優のようでもある。
そして、映画にヌードシーンは欠かせないものだ。
「シホ、その……」
「どしたのユッキー? 早く脱いでよ。手で隠すのも、後ろ向くのもダメだよ」
「でも……」
「どーせ、この後も裸で頑張るんだから。ちゃっちゃと脱いだ方が楽だよ?」
「……わ、分かってるわよ」
シホはいつもと同じ明るい笑顔をユキナに向け、彼女の言外の懇願を切り捨てた。
あくまで介添人として粛々と『御巡りの儀』を進める友人の姿に、逃げる場所がない事を悟ったユキナは、
一瞬ためらった後、バスローブの腰帯を緩め両袖から腕を抜いた。
かすかな衣擦れの音と共に紺色の布が床に落ち、ユキナの恵まれた肢体の全てが男達に晒された。
「うおおおお!」「おっぱいでけえ!」「あれが天然モノとか、すげえ」「肌、白くてキレーだなあ」
「アソコの毛がねえやん!」「パツキンデカ乳パイパンとか……最高じゃねえか……!」「おいカメラ持ってこい!」
男達のボルテージは、一気に最高潮に達した。
腕で体を隠す事すら許されないユキナは、男達のギラついた視線を全身で受け止める他にない。
無遠慮な視線が真っ先に向かうのは、ユキナの年齢離れした豊満なバストだ。
幼馴染である雄一に幾度と無く揉みしだかれて豊かに成長したKカップの爆乳は、
若さという特権が齎すハリのある肌によって支えられ、魅惑的な丸みを帯びたまま大きく張り出している。
小さめな乳輪の先端部では、周囲の異様な熱気にあてられた桜色の突起が固さを増していた。
視線に胸を揉みしだかれているような錯覚を覚え、ユキナの中に悪寒にも似たゾクゾクとした感覚が走る。
豊満なバストを支えるのは、ほっそりとしつついやらしく括れた腰。
胸とは対照的に小ぶりにまとまったヒップも魅力的だが、それ以上に男を狂わせるスポットと言えば、
産毛一本生えていない彼女の恥丘だ。
手入れをしてパイパンにしているわけではなく、まるでそこだけ幼児の頃で成長が止まったかのように、
今までユキナの女性器周辺に陰毛が生えてきたことは無かった。
成熟や経年という言葉とは縁のないその場所は、オスの本能である生殖欲求を狂おしいまでに刺激する凶器だ。
祖母譲りの艶やかなブロンドヘアに、日本人ばなれした美しいラインを描く爆乳。
そして、純粋さすら感じさせる無垢な恥丘と、控えめな丸みを帯びた可愛らしいヒップ。
白沢ユキナという、まるで男に抱かれるために産まれてきたかのような肢体の若き美少女は、
今や体の自由すら制限され、「気をつけ」の姿勢のまま、煮え滾る欲求に満ちた視線の前に裸体を晒していた。
「ユッキー。おじさま達にヘア――はないか。ヌードを見てもらった御感想は?」
「……恥ずか」
「あれれー? おっかしいぞー?」
シホに求められて感想を述べようとしたユキナを、当のシホ本人が遮った。
理解できずに困惑の表情を浮かべる金髪の友人に、シホは始まった時と変わらない笑みを向ける。
その笑顔を見て、ユキナは悟る。まだ何かあるのだと。
「おじさま達は、お祭りの会議をするために”たまたま”神社に来てたんだよ。
それなのに”わざわざ”ユッキーの『御巡りの儀』に付き合ってくれたんだからね?」
「それは……そんな……」
「ユッキーなら分かるよね? おじさま達に、何を言わなきゃいけないって」
介添人は、まるでテストでケアレスミスをした子供を諭すように、優しい声でユキナを誘導する。
そして、今のユキナにはその誘導に反する権利は無いのだ。
「えっと……皆さん、今日は――」
「ユッキーストップ! せっかくだし、ポーズ変えよっか」
再び、悪魔の宣告がユキナを制止した。
体を隠す事を許されなかったため、ユキナは両腕を体の横につけた「気をつけ」の姿勢のままだ。
この体勢を変えるという事は、間違いなくロクなポーズにならない。
「ご挨拶するんだから、ふさわしい姿勢になるのは当然のマナーだよねー」
そう呟いて、シホはユキナにポーズ変更の指示を出す。
両腕を頭の後ろで組ませ、膝を少し曲げてスクワットの途中のように少しだけ腰を落とさせる。
そうして股を開かせ、がに股を作らせれば、隠すべき場所を自ら晒す痴女の完成だ。
17歳の乙女が、不特定多数の男の前でしていい格好ではない。裸なら尚更だ。
「ヒュー!」「いいぞーユキナちゃーん!」「今夜のズリネタはこれで決まりだわ」「あれ、濡れてね?」
「うちの嫁より興奮するぜ……」「そこの痴女さんこっち向いてー!」「笑って笑ってー、はいチーズ!」
集まった男達から下品な野次が飛び、カメラのフラッシュが何度もユキナの裸身を照らす。
気をつけの姿勢よりも余程恥ずかしい格好を強制され、乙女の顔が更に赤みを増した。
シホはその様子にうんうんと満足気に頷くと、ユキナに今度こそ挨拶するよう目線で促した。
ユキナは羞恥で震えそうになりながら、必死になって声を絞りだす。
「みっ、皆さん。今日は、私の裸を見ていただきっ、ほ、本当にありがとうございましたっ」
「どういたしましてー!」「こっちこそありがとよ!」「ユキナちゃん頑張れー!」
必死になって言葉を紡ぐユキナに、アイドルのファンさながらの暖かな声援が飛ぶ。
この挨拶、そしてポーズ変更は、権威ある介添人が命じた事である。
ポーズと同じくらい淫らな口上を述べなければ、恐らく何度でもやりなおしを命じられるだろう。
既に自らがなすべきことを理解したユキナは、羞恥心を振り捨てるようにして声を張った。
「おっぱいや、おっ、おまんこをっ! 皆さんに見ていただけて、私は幸せものですっ!」
「いいぞーデカ乳娘ー!」「白沢さんちの爆乳娘が見られて、俺も幸せだよー!」
「今日の記念として、今の光景を思い出して、後で、おっ、オナニーさせていただきますっ!」
「おいおい、俺らがユキナちゃんのマンズリネタになるってよ!」
「み、皆さんもっ! 私をオナネタに、しっ、シコシコセンズリこいてもらえると嬉しいでーすっ!」
「自分からズリネタになりたいとか、ド変態だな」「よっ! 痴女っ娘ユキナちゃーん!」
「わっ、私がちゃんと『御巡りの儀』を終えられるよう、おっ、応援よろしくお願いしまーす!」
「よーし、頑張れユキナちゃん!」「応援してるぞー!」「ユキナちゃんならきっと立派なオトナになれるぞー!」
男達の熱い声援の嵐に包まれ、秘めるべき場所をすべて曝け出してユキナは感謝の言葉を述べた。
顔の朱みと、はあはあと荒く息をしながら上気しているのは、疲れか、あるいは興奮か。
金髪の乙女が介添人の方へ視線を向けると、シホが満足気に頷いているのが見えた。
「おつかれさま、ユッキー。もう楽にしていいよ」
その一言で、張り詰めていた精神の糸が切れる。
ユキナは脱力し、本殿の板張りの床にぺたりと座り込んだ。
恥ずかしいポーズを強要されたユキナの全身はじんわりと汗をかき、なかなかにセクシーだ。
そんなユキナに休憩の時間を与える事無く、シホは介添人として新たな命令を下した。
「それじゃ行こっか、ユッキー」
「い、行くって……どこに?」
「どこって、この辺りを一通り回るの。『御巡りの儀』なんだから当然でしょ?」
「ふ、服……せめて下着だけでも、着けちゃだめなの?」
「ダーメ。裸でやるのがルールなの、ユッキーだって知ってるでしょ?」
何もかも全て、しきたり通りに。
介添人の命令のもと、鼻緒のついた可愛らしい草履だけをはかされたユキナは、
布切れ一つまとえぬままで地元を歩きまわる事を運命づけられたのだった。
長々とスレをお借りしました。
完結まであと13から14レスほどかかるのですが、そろそろ連投規制にひっかかりそうなので、
後日投下という事にさせてください。内容の作成自体は既に終わっています。
では、失礼します。
乙乙
割と久方ぶりに期待できそうだ
視姦大好きなので興奮した
裸を見られたのにお礼まで言わされるというのもいい
個人的にはスケベ男に強要されるのではなく
同じ女性に恥ずかしい行動を促されてるのがそそる。
儀式だからと納得済みで、あんまり嫌がってないのも悲壮感が少なくていい。
儀式の名の下に全裸土下座させられたり
アナルも露出させられたりしてほすい
GJ
投下再開します。13レスから14レス程度になる予定です
露出要素と放尿要素があります
その後の『御巡りの儀』も、神社でのストリップに負けず劣らずの内容が続いた。
道で見知った顔とすれ違う度に、両手を顔の横でピースしながら、がに股で挨拶することを強要されたり。
商店街の薬局では、コンドーム販売機の前での客引きや、ディルド相手にお口でゴムを付ける実演販売させられたり。
小学校では保険の教材になり、子供達の前でまんぐり返しになりながら、女性器について自ら解説させられたり。
写真屋のスタジオでは、カメラの前で卑猥なポーズを取らされ、アルバムが出来るほどヌード写真を撮られたり。
ローカル線の駅で、素っ裸のまま痴漢防止キャンペーンのビラ配りをさせられたり。
彼氏をベッドに誘う時はどんな下着がオススメかを、ランジェリーショップの商品を片手に実演させられたり。
どれもこれも衆人環視の下で行われ、金髪巨乳娘の裸体と痴態は余す所なく地域の人間に公開されたのだった。
「――いやー、ユッキーはホントよく頑張ったよ」
『御巡りの儀』を無事に終えて、白沢家の廊下で息を荒くする金髪の少女を見て、シホは感慨深げに呟いた。
地域を回り、自らの痴態を余すところなく見せて回る『御巡りの儀』は、年頃の少女にとっては相当にきつい。
シホが聞いた話によると、若いころに『御巡りの儀』の儀を経験したシホの母は、最初こそ気丈に振舞っていたものの、
儀式が終わる頃には介添人であったシホの祖母に抱きついて、大声で泣きじゃくっていたそうだ。
それに比べれば、涙を流す事もなく堂々と儀式をこなしたユキナの態度は、大変立派で誇らしいものだ。
「……ありがとう。褒めてもらえて、嬉しいわ」
木の板枷に繋がれたまま、ユキナはまだ硬さの残る微笑を浮かべた。
『御巡りの儀』の最後に、普段通っている高校の職員室へと案内され、”たまたま”集まっていた教師達の前で、
尻を高く上げた四つん這い状態にさせられ、性器と肛門をじっくり鑑賞されていたとは思えない優しい笑み。
自らの両手で尻肉を掴んで開き、いつの間にか愛液が滝のように溢れだしていた性器を下卑た視線に晒しながら、
普段どんなオナニーをしているかを告白させられ、その様子をビデオに記録されていたとはとても信じられない。
「じゃあ、行こう。ユッキーがだーい好きな、山神様の所へ」
「ええ……行きましょう」
シホがゆっくりと障子を開け、一礼して白沢家の床の間へと進んだ。
彼女の握る紐にひっぱられながら、ユキナもいつもとは雰囲気の違う自宅の部屋へと入った。
ユキナの股間から流れる愛液が、白い太ももを伝って畳の上に落ちていく。
「ほう……」「立派になったねえ……」「ユキねーちゃん、おっぱいでっけー」「おっとなー」
参列客達が、惚れ惚れとした様子でユキナを見つめ、小声で感想を漏らす。
誰も彼もが、彼女が成長したことを心から喜び、無事に儀式の日を迎えられた事を祝っている。
金髪の乙女はその眩しい裸身を親族一同に晒しながら歩くと、山神である雄一の目の前で正座した。
「失礼致します」
ユキナを誘導し終えたシホは、小さな鍵を取り出してユキナの手を塞いでいた板枷を外す。
続いて懐から小刀を取り出すと、雄一の首にかかっていた数珠から、御山の木の実を切り離した。
シホは器用な手つきで小刀を操り、木の実の硬い果皮を剥いて中の柔らかく瑞々しい果肉を取り出した。
それをお神酒の入った徳利の上で握り潰し、果汁と酒を混ぜあわせると、その液体を赤い盃へとたっぷり注いだ。
果実酒がなみなみと入った盃をシホから受け取ると、ユキナはそれを雄一の方へ掲げて恭しく一礼した
「白沢ユキナ。誓約のお神酒と共に、この身を山神様へ献上させていただきます」
そう言って、ユキナは盃に口をつけた。
こくり、こくり、こくりと三度喉を鳴らして、中身の液体を半分だけ飲み干した。
口、喉、そして胃袋の中へ、果実の酸味と共にアルコールの灼けつくような感覚が広がっていく。
下腹部がじんわりと熱を持ち、アルコールと反応した果汁の成分が、体内でじんわりと作用していくのが分かる。
初めて堪能した酒の味わいに戸惑いながらも、ユキナは盃に残ったもう半分を残らず口に含んだ。
「――貢物を許す。我がもとへ来るがよい」
雄一の招きに応じ、ユキナは正面から抱きつくようにして、あぐらをかく雄一の脚の上に腰をおろした。
しなやかな脚を彼の腰に、白い腕を彼の背に回し、豊満なバストが歪むほど強く抱きしめる。
股間から溢れる発情の証で、雄一の白いふんどしにシミが出来るほどお互いの体を密着させながら、
ユキナは雄一の唇に、自らの唇を押し当てた。
「んっ、ちゅぅっ……おめふぃあがり、くださゃい……ぢゅっ、んぢゅう……」
ユキナの口中から送られてくる唾液の混じった果実酒を、雄一はゆっくり飲み干していく。
キスの快感とアルコールの働きで、雄一はまるで頭の中がとろけていくような感覚に陥っていく。
そうしてお神酒を飲み干し終えても、雄一はユキナを離さず、ユキナもまた解放されることを望まなかった。
「んじゅっ、ちゅうぅっ……んふっ、んぶうぅっ……!」
「んお゛っ、ぷはっ……! ちゅっ、じゅるっ……!」
雄一の舌がユキナに導かれるようにして、彼女の口内へと侵入する。
まだお神酒の味が残るユキナの舌をねぶり上げ、一本一本こすりつけるようにして彼女の歯を舐めまわし、
愛しい女の口内全てを陵辱しながら、自らの唾液を送り込んで有無をいわさず嚥下させていく。
ユキナもそれに応え、舌と舌をねっとりと絡ませながら、与えられる唾液を一切の躊躇いなく胃袋へと流し込む。
まるで、口から全身を支配されていくような感覚に溺れ、ユキナは無意識のうちに腰をゆっくりと動かし始めていた。
今や愛液で白さを失ったふんどしの向こうにある、固く逞しい男の象徴へ、どろどろと喜悦の涙を流す性器を押し当て、
種付けすべき牝はここにいるのだと本能的に媚びながら、男の生殖本能を刺激する。
「ん、ぷはぁっ…………ったく、エロすぎだぞ。ユキナ」
「はぁっ、はあっ……ゆーいち、ゆーいちぃ……」
もはやどちらの唾液なのか、あるいは汗なのか分からない液体で口の周りをべたべたに汚しきった所で、
名残惜しさをぐっとこらえ、雄一は幼馴染の口腔を犯すのを一旦止めた。
口づけを中断されたユキナは、だらしなく口を開けたまま悦楽にトロけた顔を晒す。
興奮と、アルコールと、さらにアルコールに反応した果汁の作用で、ユキナの体の中に愛欲にまみれた熱が滾る。
普段の才気煥発な彼女からは想像できない、性欲と愛欲に溺れきった牝の顔だ。
ようやく離れた二人の唇の間に、銀色の橋が幾筋もかかり、すぐに消えていった。
(ああ……このままめちゃくちゃになるまで犯してえ……)
(――いいわよ。雄一がしたいように、して……)
(そうしたいけど……そういうわけにもいかなくてな……!)
ほんの一瞬見つめ合っただけで、二人の間に声なき会話が成立した。
産まれて17年。共に歳を重ね、愛を重ね、体を重ねてきた二人だから出来る、アイコンタクトの粋を超えた意思疎通。
いつもならこのまま、どちらかが動けなくなるまで互いの体を貪り尽くすところだが――今日は事情が異なる。
『御巡りの儀』の手順を自分の欲望で狂わせて、ユキナの儀式を台無しにするわけにはいかないのだ。
雄一はなけなしの理性を掻き集め、抱きついているユキナの体を優しく引き剥がすと、彼女の向きを180度変えた。
ちょうど対面座位の姿勢から、背面座位に切り替わった形だ。
「ゆ……山神、様……」
「雄一でいいよ。もう最後だし、リラックスしよう、な?」
ユキナの耳元で、いつもの声音に戻った雄一が小声で囁く。
彼の視界の端で、介添人の少女が『しょうがないなあ』と言いたげな苦笑いを浮かべているのが見えた。
「次に何をすればいいか、分かるよな? ユキナ」
「……ええ。でも、私……出来るかしら」
「大丈夫。何があっても俺がついてるから。きっと出来る、な?」
「雄一……ありがとう。愛してるわ」
金髪の乙女の心を縛っていた何かが、外れた。
ユキナは背後の男に体重を預け、閉じていた股をM字になるようゆっくりと開いていく。
伸ばした脚の膝裏を雄一の両手に掴まれ、柔らかな股関節は男の力で支配されて限界寸前の角度まで展開した。
毛の一本も無いつるつるとした秘裂、そしてその下にある色の薄い小さなすぼまりが、親族達にはっきりと晒される。
ユキナは両手の指を、秘裂を覆う媚肉へと添えると、秘部が良く見えるようにぱっくりと割り開いた。
健康的に色づいてひくひくと蠢く膣内がさらけ出され、興奮のあまり勃起したクリトリスが隠すものを失って露わになった。
「――パパ、ママ。そして、お集まりの皆様」
今日一番の笑顔を浮かべながら、ユキナはいつもの涼やかな声で話し始めた。
全てが、しきたりで決められた規定行事であること。
朝から続く恥ずかしさ全開の状況に、少しではあるが慣れてきたこと。
そして何よりも、背中に心から信頼する男の暖かさを感じる事。
その事が、異常な状況に相対するユキナの心にわずかながらゆとりと安心を与えてくれていた。
「ほっ……本日は、私の『御巡りの儀』にお付き合い頂き、あっ、ありがとうございました」
自ら股を開き、愛液を垂れ流す性器を家族にじっくりと見られながら、ユキナは滔々と語る。
恥じらうだけの少女の顔から、パートナーへの信頼と愛情がにじみ出る微笑みを浮かべた大人の顔へ。
ほんの一回りだが大きく成長した彼女は、ゆっくりと儀式のクライマックスへと向かっていく。
「しきたりに従い……んっ。山神様に、成人の許しを得た証をっ……! お見せ、致します……ぁんっ」
下腹部に渦巻く衝動に突き動かされ、ユキナが可愛らしい声をあげながら身をよじる。
先程、お神酒と共に飲み干した山の果の汁。
アルコールと混ざると、女性に対してのみ強力な利尿剤として作用するようになるソレの影響で、
今のユキナは抑えがたい排尿欲求に襲われている。
だが、トイレに行くことは許されない。今のユキナのトイレは、参列者達が見守る今この場なのだから。
家族の前での小水お漏らし――成人の許しを得た証とはそのことを指し、お神酒はその手助けをするものだ。
『家族の前で放尿させる』という変態的な行為にも、実はしっかりとした理由がある。
本来、人前で放尿する行為には、本能的な抵抗が伴う。女性なら尚更だ。
その本能的抵抗、その苦しみに耐えた後の決壊を経験することで、自分の限界を知るという事。
更に、普通なら家族に見せる事はない放尿の様子を見せることで、自分の全てを知ってもらうという事。
加えて、自らが生まれ育ってきた自宅を、自らの小水で汚すという一種の侮辱的行為を通して、
家族という庇護者からの(擬似的な)決別と、家という保護空間からの卒業を示すという理由があっての行為だ。
「んっ、くっ……はぁ、はあっ……! んんぅっ……!」
ユキナが苦悶の表情を浮かべながら悶え、背中を弓なりにしならせ、股を閉じようと股関節に力を入れる。
雄一が膝裏を掴んでいなければ、この美しいM字開脚は一瞬で終了してしまっていただろう。
雄一はユキナが痛がらないように配慮しつつ、かつ脚を閉じられないよう腕に力を込めた。
「……くっ、ん゛んぅっ、んぅんんぅっ! ……かはっ、はぁっ……」
人間としての理性が家族の前での排尿を拒ませ、必死になって膀胱の衝動を抑えこもうとする。
括約筋の働きで菊穴がきゅっとしまり、無意識の内に足の指先がピンッと伸びる。
より長く我慢し、より長く耐えるほどよいとされるしきたりに従い、ユキナは体の全てを使って、
お神酒の作用で作り出された排尿欲求と必死で戦っているのだ。
雄一は膝裏を掴む手を固定したまま、彼女の耳元で優しく名前を呼びかけた。
「ユキナ」
「ゆーいちっ……ごめ、ごめんねっ……! でっ、でも、体が……んぅうううぅぅっ!」
「好きなだけ暴れていいぞ。最後まで、ちゃーんと抑えといてやるから」
「んんっ……! あっ、ありがと……大好きっ……ふぅっ、くうぅぅぅッ!!」
苦悶の声を上げながら、切なげなに身を捩るユキナ。
果汁酒の利尿作用によって無理矢理呼び起こされる排泄欲求は、平時のそれとはレベルが違う。
かつてこの地で17歳を迎えた全ての少女が経験し、これから17歳を迎える全ての少女が経験する事になる、
苦悶と羞恥に彩られた伝統を、ユキナは今身を持って継承しているのだ。
「……んん゛んっぅう゛っ! はひぃい゛っ゛……もっ……もお゛っ……!」
股を開かされてからまだほんの数分、しかしユキナにとっては永遠に等しい時間が過ぎた頃。
ついに、限界の刻は訪れた。
「――――あっ、ん゛んっ……!!」
開かれた彼女の陰部から、ほんの一瞬だけ、ぷしゃりと液体がこぼれた。
その一瞬こそが、決壊を知らせるサイン。
「……あっ、あー、あ゛ぁー! で、ちゃ、ああーっ! あ゛ーっ! あ゛あ゛ーっ……!!」
耐え続けてきた本能と筋肉が、ついに屈した。
最初のひと噴きに導かれるように、溜まった小水が膀胱から解き放たれ、放物線を描いて飛んで行く。
アンモニア臭を伴う黄金色の液体が止めどなく溢れだし、一筋の帯となりながら畳の上に零れ落ちる。
限界まで我慢させられていたということもあり、量も勢いも通常時のソレより余程多い。
「……お゛っ、おほぉー……。お漏らし、しちゃったよぉ……」
我慢に我慢を重ね、薬効と闘いながらようやく許された排尿だ。
無様に小水を垂れ流し、恍惚の微笑みを浮かべながら、ユキナはその解放感に酔い痴れた。
結局、普段の倍以上の時間をかけて、ユキナは膀胱にたまった黄金水を一滴残らず排出した。
畳の上に撒き散らされた小便は、アンモニア臭を放ちながら染み込んでいき、消えない汚れへと変わっていく。
「おーおー、いっぺえ出したなあ。ユキ坊」「神様に認められたのが、よっぽど嬉しかったらしいねえ」
「あらあらまあまあ、すごい量。アタシの時よか多いんじゃない?」「こりゃあ新記録かもなあ」
「あー、ゆきおねーちゃん、おもらししてるー」「いーけないんだーいけないんだー」
神に認められたことをついに証明したユキナを、事情を理解している親族達は祝福で持って迎えた。
ユキナの父親は満足気にうなずき、母親はうっすらと涙ぐみながら娘の晴れ舞台を見届けた。
当然、彼女が無事に儀式を終えた事を喜んでいるのは、親族だけではない。
雄一は幼馴染の艶やかな髪に軽く口づけすると、ユキナの膝裏を掴んでいた手をゆっくり離した。
「よく頑張ったな、ユキナ」
「あひぃ……ありが、とぉ……んっ、ぁはあ……」
雄一は両腕を幼馴染の体に後ろから回し、儀式を終えたばかりの彼女を優しく抱きしめた。
厳しいしきたりに従い、朝から『御巡りの儀』というハードなイベントをこなし続けたユキナは、
ようやく全身の力を抜き、ぐったりとしながら幼馴染の男によりかかって体重を預ける。
そうして、アルコールと疲労がもたらす心地よさの中、愛する男の温もりを感じ、ユキナはゆっくりと意識を手放した。
蝉の声が一段とやかましい、とある日。
ユキナが『御巡りの儀』を行った日から、二週間が過ぎた。
暦は既に8月に入り、本格的な暑さの訪れと共に学生待望の夏休みが始まった頃。
白沢ユキナと祠堂雄一は、真夏の太陽にに照らされながら祠堂家に続く道を歩いていた。
ユキナは以前にも着ていた白いワンピース、雄一はTシャツにジーンズというシンプルな格好だ。
「雄一、重くない?」
「これくらい大したことないよ。ユキナの方こそ大丈夫か?」
「心配してくれてありがと。でも大丈夫よ。軽い物しか入ってないし」
ぱんぱんに中身の詰まった買い物袋を両手に二袋ずつ下げた雄一に気遣われ、ユキナの顔がほころんだ。
夏休み突入直後、急に長期出張が決まった祠堂家の両親に、祠堂雄一の健康と生活の管理を頼まれて、
半ば同棲するかのようにユキナが祠堂家で暮らし始めて10日目に入った。
今日は二人でホームセンターに行った後、スーパーで食料品を買いためてきた。
「今日は暑かったし、夕ごはんはひやむぎにしようと思うのだけど、いいかしら?」
「ああ。やっぱりこういう暑い日には、冷たい麺に限るよな」
「でしょう? でも、ひやむぎだけだと栄養面が心配だから……野菜のかき揚げもつけるわね」
「ユキナの作るかき揚げかー。いやあ、楽しみだな」
まるで新婚夫婦のような会話をしながら、二人で夕暮れに染まる田舎道をまったりと歩いていると、
向こうから歩いてきた中年の男性が、右手を上げて挨拶してきた。
「おっ! 白沢さんとこのユキちゃんに、ゆう坊じゃねえか」
「……源さん。俺ももう17なんだから、ゆう坊はやめてほしいですよ、ゆう坊は」
「こんばんは、源さん」
雄一はぼやきつつ、ユキナは素直に挨拶した。
”源さん”の愛称で親しまれる、地元の肉屋『源ミート』の店主は、雄一達の共通の知り合いであり、
ユキナが『御巡りの儀』の際、烏丸神社でストリップを披露した時に”たまたま”神社にいた男の一人である。
「いやあしかし、こないだの『御巡りの儀』は実によかったよぉ。ユキちゃん」
「ふふ。そう言ってもらえると、恥ずかしいのを我慢した甲斐があります」
「あんだけ股おっぴろげて、ツルマン晒して頑張ってたんだ、きっと山神様も大満足してるだろうさ。なあ、ゆう坊」
「そうですね、きっと大満足ですよ……あと、ゆう坊はやめてくださいって」
ユキナが雄一を山神役に指名したことは、既に地域中を噂となって駆け巡っている。
つまり『白沢ユキナは祠堂雄一の嫁になりたい程にべた惚れである』という事が知れ渡っているのと同じなのだが、
二人が付き合っているという事自体はるか以前にバレているのだ。今更どうという事もない。
「ゆう坊。おめえも男なら、何があっても、ユキちゃんの事を泣かすんじゃねえぞ」
「分かってますって。ユキナが幸せになれるように、頑張りますよ」
「おうおう、その意気だ。そんでもってよ、ずっこんばっこんする時はたっぷり鳴かしてやるこった」
「…………上手いこと言ったつもりっすか」
下ネタでげはげはと笑う源さんを見てゲンナリとしながらも、雄一は横目でチラリとユキナの方を見た。
ユキナも苦笑いを浮かべてはいるが、そこまで嫌がっているわけではない。
『御巡りの儀』を終えた女が、こうしたセクハラトークに巻き込まれるのはよくあることであり、
事実、ユキナもこの二週間、クラスメイトや教師、地域の人間からそのような話をされた事が幾度となくあった。
そして、悲しいことにもう慣れてしまった。
「ユキちゃんよお、ちゃあんと毎晩満足させてもらってるかい?」
「もちろん。毎晩どころか、朝からたっぷり鳴かせてもらってますよ」
「おお、元気あるねえ! 毎日マンコの乾く暇も無いってか?」
「ええ。今も、雄一のぶっといおちんぽで一晩中可愛がってくださいってお願いしてた所です」
『御巡りの儀』の後にぶつけられる下品な話には、なるべく調子を合わせて話す事がよいとされている。
成人の証を立てた大人の女なら、下ネタくらい軽く応対できて当然だと考えられているからだ。
もっとも、『御巡りの儀』から一ヶ月もすれば、こうした下品な話題を振られる事も殆ど無くなるのだが。
「源さん、俺たちそろそろ……」
このままではいつまで経っても話が終わらないと判断した雄一が、半ば強引に話題を切り上げた。
「おっ、おお! わりいな、引き止めちまってよ! それじゃあな!」
源さんはげはげはという下品な笑い声を上げながら、ユキナ達とは逆方向へと去っていった。
その姿が通りの向こうに見えなくなった事を確認して、ユキナと雄一は揃ってため息をつき、再び歩き出した。
祠堂家の邸宅は、もうすぐそこだ。
「それでね、雄一。シホの『御巡りの儀』の事なのだけれど」
ようやく祠堂家に到着し、やっと買い物袋に詰まった大量の食物を収めるべき所に収め終えたあと。
雄一は、ユキナに押し倒される形でリビングのソファへと座らされていた。
「知ってる? シホはね、雄一を山神様にしたいらしいわよ。ちなみに、介添人は私ね」
「へえ、ユキナが介添人をやるのか。頑張れよ、応援してるぞ」
「ふふ、ありがと。あなたこそ二回目の山神様、頑張りなさいよね」
男の腰の上に跨がりながら、ユキナが雄一の瞳を正面からまっすぐ見つめてニッコリと笑った。
一度山神役を務めた男が、後から別の女に指名されて再び山神役を務める事は昔からよくある事だ。
基本的に男性側に拒否権は無いし、『その男を以前指名した女』にも新たな指名を拒む事は出来ない。
とどのつまり、シホの指名を拒絶する権利はユキナにも雄一にも無いのだ。
「――しかし、俺が山神をやるって事は、だ」
「ええ。もちろん『御巡りの儀』が終わったら、一晩中シホの体を好きに出来るわね。楽しみ?」
「そうだな。とっても楽しみだよ」
雄一の返答に一切のよどみや躊躇いは無かった。
たった今、目の前にいる恋人に『別の女とセックスする』と堂々と宣言されたに等しいユキナだが、
その表情には動揺や怒りはなく、むしろ抑えきれない笑みがこぼれている。
「あのね雄一。そういうのは普通、もっと悩んだりする所じゃないの?」
「仕方ないだろ。これも『御巡りの儀』のしきたりなんだから」
雄一が言ってのけた通り、これも『御巡りの儀』を構成するルールの一つだ。
山神として儀式のために働いた男を、『御巡りの儀』を受けた女がその体で持って労うという建前の下、
儀式を行った日の翌朝まで、どんな男女であろうと一晩中セックスする事を許される、というかしなければならない。
江戸時代辺りにはこのしきたりを利用し、身分違いの恋をした男女が『御巡りの儀』を行った後、
一晩の間に幾度と無く交わり続けて子を成し、最終的には夫婦となる事を認めさせたという逸話もある程だ。
また、『御巡りの儀』以降に山神役の男とどういった関係になるかの決定も、女達の話し合いで決められる。
一夜の関係で終わるもよし。誰か一人が男を独占して夫婦になるもよし。全員まとめて囲われるもよし。
法的根拠こそ無いものの、その決定は神聖なものとされ、地域の誰であろうと異議を唱えることは出来ない。
内容がハードな分、儀式を受ける女性側にもこういった権限を与えているのも、『御巡りの儀』の特徴だった。
「ええ、そうよね。シホの事、ちゃんと可愛がってあげなきゃ許さないんだから。ふふっ」
「……なんだか、ずいぶん楽しそうだな。ユキナ」
「だって、小学校以来の親友と棒姉妹になるのよ? なんだかワクワクしてくるじゃない」
くすくすと笑いながら、ユキナはシホが抱かれる姿を脳裏に描く。
長い黒髪が美しい、大和撫子のしとやかさと小悪魔っぷりを兼ね備えた、独特な一人称を使う友人。
あの柔らかそうなGカップのバストが男の指で荒々しく揉みしだかれ、美しく括れた腰をしっかりと抑えられながら、
肉付きのいい安産体型の尻へ、愛する男のグロテスクなほど大きい男性の象徴が打ち込まれていく。
かつて感じたことのない悦楽を刻み込まれ、唇を雄一の舌で陵辱されてくぐもった喘ぎ声を漏らしながら、、
初めて雄を迎える女の最奥部へ濃厚な子種汁を溢れるほど大量に注ぎ込まれて絶頂の刻を迎える――。
親友のそんな姿を想像するだけで、ユキナの下腹部にとろけるような情欲の炎が燃えた。
「しかも、3年後にはアオイだってあなたに抱かれるんだから。
――ああ。しきたりとはいえ、愛する男に妹まで捧げるなんて、なんて健気なのかしら、私」
まるで舞台女優のように、大げさな声音で語るユキナを見て、雄一の中にゾクリとした興奮が走る。
自惚れのようだが、白沢アオイが自分に好意のような物を向けている事はなんとなく理解できていた。
加えて、シホを抱くだのなんだのの話をした直後だ。否が応でもそういう方向の想像をしてしまう。
まだ14歳ということもあり、アオイの胸はさすがに大きいとはいえないサイズだ。
しかし、水泳で引き締められた無駄な贅肉が一切ない肢体と、最近濃さを増しより魅力的になった日焼け肌。
青い果実のように未だ成長を知らぬ胸を弄りながら、未成熟な子宮に繁殖欲求に満ちた雄の汁をたっぷり注ぎ込み、
体の奥の奥まで自分のモノに出来たらどれだけ征服欲が満たされることだろうか。
「もう、目がギラついてるわよ。私の変態さん」
「ユキナこそ、今すぐシたくてたまらないって顔してるぞ。俺の雌豚ちゃん」
軽口を飛ばし合い、互いの体をまさぐりあいながら、二人は目の前にいる愛する者の服を脱がし合う。
今日は下着を一切着けていなかったユキナは、白いワンピースの肩紐を外すだけで一糸まとわぬ姿になった。
裸に剥かれたユキナは、ソファに座る雄一の脚の間へ跪くと、Kカップの爆乳で愛する男の肉棒を優しく挟んだ。。
「ふふっ……素敵。火傷しちゃいそうよ……」
若くハリのあるバストを突き抜けるようにして、興奮で固くなった亀頭が顔を出した。
今まで幾度と無くユキナを貫き、数えきれない程にとろける悦楽を与え心地良い屈従を誓わせてくれた、
祠堂雄一という雄の固く屹立した剛直の感触に刺激されて、ユキナの瞳に情欲の炎が灯る。
「こんなにしちゃって、そんなにシホやアオイを抱きたいの?」
「それもあるけど、今はユキナを抱きたくてたまらないかな」
「もう。『今は』だなんて、贅沢な人なんだから」
そこらのバナナより余程長太く、鉄のように固い肉棒の先端から放たれる精臭を、ユキナはたっぷり吸い込んだ。
今宵も激しいまぐわいを期待する乙女の秘部から劣情の雫が一筋落ち、種付けを媚び願うメスの香りがリビングの中へ漂う。
そんなユキナを雄一も愛おしく想い、その手で彼女の髪の毛を優しく撫でてやった。
「でも許してあげるわ。しきたりで決まっている事だもの、仕方ないじゃない」
「そうだな。しきたりなんだし、仕方ないよな」
二人で視線を交わし合いながら、含みのある笑顔を浮かべて嘯いた。
そうだ。全て『御巡りの儀』のしきたりで決まっているのだ。何を気にする必要があろうか。
雄一と共に歩む未来を、ユキナと、シホと、アオイで共有する。
その代わりに、ユキナ達の愛と肉体の全ては、祠堂雄一というオトコのモノになる。
普通なら誰にも許されないであろう選択肢が、『御巡りの儀』があるこの場所ならおおっぴらに許される。
同じ男に、同じ神に身を捧げた彼女達の意思は、例え神であろうと阻むことは出来ないのだから。
自分と、大親友のシホと、可愛い妹のアオイ。
まるで大樹に絡みつく蔦のように、三人で雄一へと奉仕し、睦み合い、彼の逞しい肉棒で絶頂に酔う。
朝も昼も夜もなくねっとりとした激しい交わりを愉しみながら、いつか三人まとめて雄一の妻となり、彼の子を孕む。
そして十数年の後、立派に育った子供達が『御巡りの儀』を経験する所を、四人で見守っている情景が目に浮かんだ。
(ふふ。きっと、最高に幸せなんでしょうね……ゾクゾクしちゃう)
そんな幸福な未来への入り口は、もうすぐそこまで迫ってきている。
そう確信しながら、ユキナはその瑞々しい唇に親愛の情を込めて、雄一の肉棒へ口づけた。
以上です。長めになってしまいましたが、楽しんでいただけたら幸いです
なんというか「はたから見ると異常だが、それが正常として受け入れられている」というシチュエーションが好きなのと、
自分の趣味を入れたらこういう感じになっていました。
欲を言えば、もうちょっと説明部分を削って儀式のシーンを増やせればよかったんですが……書けなかったもので。
では、長々と失礼しました。
儀式終了後はセックスしまくりだけど
これだけエロいしきたりなのに儀式自体にはセックスが含まれないのがいいですね
単なる公然露出セックスになってしまったり、
最後がセックスだとせっかくいろんなエロイベントがあったのに全部セックスの前座だったみたいになりますしね
遅れたがGJ
実に良かった
G.J!!
義務教育課程において毎日男子は上半身裸で乾布摩擦するので
女子は逆に下半身裸で、中央をローションに浸してヌルヌルのタオルを股間に通して湿布摩擦する。
規定の時間が終了するまで何度達しても股間を擦り続ける決まり
なお湿布摩擦終了後はそのままの服装でラジオ体操第二を行う
例のがにまたガッツポーズの運動をちゃんとできない女子は全員朝礼台に上げられ、
全校生徒が注目する前で下半身まる出しのままがにまたガッツポーズ運動の指導をされる。
まず正しいがにまたガッツポーズになるまで修正を受けつつがにまたポーズを維持し続けねばならず、
正しい姿勢での運動を前向き後ろ向きそれぞれ10回ずつ行うまで開放されない
しかも正しい姿勢の定義も教師によって適当で、
多くは太ももが水平になればOKだが、教師によっては
更に腰を落としてM字開脚状態になるまでしゃがませ両手はダブルピースが正しいとしたり
両足の間に設置したカラーコーンの頂点に股間を擦り付けるのが正しいとしたり
がにまたになりつつ尻を思いっきり後に突き出し、肛門をまる出しにするのが正しいするなど
教師によって違うどころか同じ教員でも日によって定義がまちまちであり
せっかく憶えても翌日の教師に駄目出し指導されるのは珍しくない。
ちょっと時間を置いて来たらとんでもなくいいの来てた…!
413 :
名無しさん@ピンキー:2014/06/03(火) 22:35:46.71 ID:JYRWrv9R
age
他スレだけどふたりエッチのスレで見かけた
村の因習で親子どんぶりで種付けされちゃうSSが忘れられない
生々しい描写とたしかな理由付けというか整合性があった
あと残酷でエロい
今も読みたい
>>414 読んでみたいので、何代目のスレの作品なのか教えてもらえるだろうか?
何気なくやった行為が実はエロスの儀式だったとかどうよ。
高位の者の精液を儀式で使用するために巫女が神官を射精させなければいけない
また、巫女は神官の縁者でなければならない
通常であれば妻がその役目を為すが、慣習上巫女というのは三十路で引退するもの
齢60の神官の巫女を勤めるのは、彼の息子の嫁であった
両者の間に特別な感情は無いが、演台で隠れた神官の下半身に跪き、衆人環視の中で行われる様はあまりに扇情的だった…
舞台にあらわれたのはこの家の若妻、香澄さんだ。巫女服のお尻がたまらない。あんな美人の嫁さんがいたら自然と子沢山になるだろうなあ。
香澄さんは参列者の方へ一礼すると神官の爺さんの足下へ跪いた。
デカい演台に隠れ、俺たちの目には椅子に座った爺さんのお面を被った顔しか見えない。
そうして周囲では小さい巫女たちの演舞が始まる訳だ。
演台の陰では香澄さんが姑である爺さんのイチモツに…。うーん。見えないのが惜しいやら見えたら見えたで悔しいやら。
しばらくすると、香澄さんは漆塗りの器を持って姿を現した。凛とした佇まいは先程と変わりないが、器には白濁したアレが注がれている。
胸糞悪いが、香澄さんは今この瞬間まで手でチンポを扱いていたのだ。それも義父の。手…だけだよな…?多分。
覚悟は決めていたものの、嫁入り間もないころは、義父を射精させた後、それを参列者に示すのは羞恥で頭がおかしくなりそうだった。
今は眉ひとつ動かさずに儀式を続けられる。
私が右手で扱いたのか左手で扱いたのかを種に酒席の博打が行われる、なんて話を実家の弟の嫁に聞いた。
私はこの役目を全うする責任がある。この家には恩があるし、夫のことを愛している。
誠実で周囲からの信頼も厚い夫は私の誇りだが、儀式については必要以上に言及しない。
私が姑を射精させている事についてどう考えているのかを聞くことは出来ないが、夫と肌を重ねていると不安な気持ちは薄れるのだった。
最初の頃は、手を触れるだけで目に見えて興奮した舅のペニスも、儀式を繰り返すうちに射精へ導くのが難しくなってきた。
夫以外に抱かれたことは無いが私も女だ。男性器を弄ぶ手段を考える位は出来る。
右手で全体を扱きながら左手で亀頭を擦る。滑りが悪かったため多少の逡巡ののち、左手に唾液をたらし、亀頭に唾液を塗り込むように擦る。
夫と舅、それぞれへの謝罪の念をかみしめながらヌチャヌチャと、自身の口から出た唾液を舅の性器へ擦り付ける。
面を被っているため、こちらを見ている舅と視線が合っても意志は読み取れないが、きっと気持ちが良いのだろう。
陰嚢の感触で彼の射精感が計れる程度には、慣れてしまっていた。
参列者達にはこのような淫らな行為は想像も出来ないだろう。
儀式の際には精液等を拭き取ることは一切許されないため、私は儀式が終わるまで、淫臭をはなつ舅の汁まみれの手を晒すか、この演台の陰でこの汁を舐めとるしかなかった…。そして…。
巫女って本職でやってても一般的には20後半が引退らしいね
いいところで止まっている…だと
止まってるんじゃなくて終わってるんじゃないか、これ
あとは各自で脳内補完してくださいの余韻エンド
物陰だけど衆人環視で誰もがヤってると分かる状況で精液を搾らせられるなんて最高だわー
さり気なくNTRでもあるしな
出させた精液はどうすんのか
理想は儀式自体が女の子の年祝いみたいなもので、巫女が一口飲んだ後、神酒に入れて混ぜたものを女の子が飲むとか
まだお父さんとお風呂に入っているような子もいれば彼氏と経験したばかりの女子が、儀式の後で神酒の正体を知り困惑したり
男を知らない女子大生がドキドキしながら飲んだり
余所から嫁いで来た女性がしきたりで無理矢理飲まされたり
だと俺得
夏祭りの裏で中学2年生の男子が射精できる確かめる儀式が欲しい。
同級生の女子が見守る中全裸で体を固定されて巫女さんに手コキされて射精。
>>429 まれに射精しない男子がいてフェラやパイズリ、膣を使うこともある
…もしかして、あなたお尻じゃないとイけないの?