【戯言・リスカ】西尾維新 Vol.12【化物語・刀語】

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1名無しさん@ピンキー
あらあら、どうしたのかしら。このスレッドに犬の死体でも見に来たの?
僕は犬の死体じゃねえよ!
何? ただの挨拶じゃない、冗談よ。
言い直すわ。
犬の死体のあなたがこのスレッドに何か用かしら?

書き込みが950以上になるか、容量が450kを超えたら次のスレッドを宣言してから立てること。
sage進行でお願いするわ。レスしたり投下したりする時はメール欄に半角で『sage』と入力するのを忘れないでね。
あなたの人間の小ささを私の器量でどうこうすることはできないわ。
だから荒らしはスルーすることね。スルースキルを高めて、阿良々木くんみたいに何にでも突っ込むようなマネはしないでちょうだい。
約束を守れないとあなたの好きなキャラが突然イタくなって、二度と蕩れることがなくなるかもしれないから気をつけてね。
わかった?

前スレ
【戯言・リスカ】西尾維新 Vol.11【化物語・刀語】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1264316959/

前々スレ
【戯言・リスカ】西尾維新 Vol.10【化物語・刀語】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257998209/

前々々スレ
【戯言・リスカ】西尾維新 Vol.9【化物語・刀語】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253368328/l50

保管庫
2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 21:08:43 ID:kBbly70V
前スレ容量オーバーしてたんだな
3名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 21:56:09 ID:F4smWD0N
>>1おつ!
新スレ記念に何か書くぜ!
30分後くらいに投下する。
4名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 22:12:40 ID:f6+6Ke0A
>>1おつ
前スレ最後の人、マララ木さんの一人称が俺になったり僕になったりで安定しないな
一人称は僕だろ
たまに間違う人いるけど
5 ◆zO7AQfurSQ :2010/03/26(金) 22:33:14 ID:F4smWD0N
新スレ乙!
記念に駄文でも投下するぜ。
内容的に苦手な人がいるかもしれないので以下の注意事項を呼んでね♪



・八九寺メインです。ロリが苦手なかたは御遠慮下さい
・忍の魅了には催淫効果がある設定です(ただし今の忍の力では基本的に阿良々木くんにしか効きません。昔投下した作品の設定です
・登場人物の性格や設定も結構ずれてるかもですが気にしないでください
・俺はロリコンではありません。阿良々木くんとは違うんです



了承していただけたなら暇つぶしででもお読みいただけたらと。
それでは『まよいアルター』をどうぞ。
6 ◆zO7AQfurSQ :2010/03/26(金) 22:35:45 ID:F4smWD0N
八九寺真宵。
数ヶ月前に知り合った小学生の女の子。
少し生意気で。口が達者で。元気がよくて。僕の友達。
戦場ヶ原や羽川、忍とはまた違った意味で大切な存在。
僕はこいつのためなら何だってしてやるだろう。
例えそれが命懸けな事でも。
だけど。
まさか。
八九寺の身にあんな事が起こるなんて。
五月の時に解決していたのは迷子の方だけで。
もう一つ怪異をその身に宿していたなんて。
街中で八九寺の後ろ姿を見掛けたその時には夢にも思わなかったのである。

≡≡≡≡≡≡≡≡≡
 まよいアルター
≡≡≡≡≡≡≡≡≡

「お」
参考書を買いに本屋に寄った帰りの商店街の中で、リュックを背負ったツインテールの少女を見掛けた。
こちらに背を向けてきょろきょろと何かを探しているような挙動を見せているのは間違えるはずもない、大親友の八九寺だ。
さすがに人目も多いこんなところで抱き付くわけにもいくまい、僕は声をかけようと角を曲がった八九寺を追いかけるために自転車のペダルを踏み出そうとする。
と、そこで。
「おや、早蕨さんじゃないですか」
「人をどこかの殺し名一位の分家みたいに呼ぶな、僕の名前は阿良々木だ」
「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ」
「噛みまみた」
「わざとじゃないっ!?」
「絡みました」
「今日はまだ抱き付いてないぞ!」
そこまで言ってふと気付く。
確かに八九寺はこの先の道を曲がったはずだ。なのに今僕は後ろから声をかけられた。
前方にいたのは他人の空似? まさか。
この僕ともあろうものが八九寺を見間違えるはずがない。
あのツインテールにしているために晒されているうなじや小振りなお尻、スカートから伸びる膝裏やふくらはぎは間違いなく八九寺のものだったはずだ。
これはいったい……?
「あのう阿良々木さん……阿良々木さんが変態なのは知ってますからそういうことを考えるなとは言いませんが、せめて口に出すのはやめたほうがよろしいかと」
「はっ!」
どうやら狼狽えたあまり、思考が口からだだ漏れになっていたらしい。
口は災いの元、ということわざは僕のために作られたに違いない。
「はぁ……まあいいでしょう、説明が少し省けますし」
「ん?」
「実は困った事態になりまして阿良々木さんを探していました」
「え……」
思いのほか八九寺が真面目な顔をするので僕もついかしこまってしまう。
普段から八九寺は真面目な表情で茶化したりすることもあるが、今回は違う。
7 ◆zO7AQfurSQ :2010/03/26(金) 22:38:19 ID:F4smWD0N
何というか雰囲気がただならぬ感じなのだ。
僕は黙って先を促す。
「阿良々木さんが今前方に見掛けたという少女……あれは間違いなく私です。いえ、あれも、と言ったほうが正確でしょうか」

* * *

とりあえず人目のつかないところで話したい、ということなので僕たちは連れ立って例の学習塾跡の廃墟にやってきた。
……何だか困ったことがあったら結局ここに来てる気がするな。忍野がいるいないに関わらず。
「ここがお話に聞く阿良々木さんの秘密基地ですか」
「何だよ秘密基地って。小学生かお前は」
「はい、そうですよ?」
小学生だった。
「そういや八九寺はここに来るの初めてなんだな」
「ええ、お話は何度も伺ってますが、実際に訪れるのは初めてですね」
そんな会話をしながら僕はいつも忍野と会っていた教室へと向かう。
適当に椅子を用意して二人とも向かい合って座った。
「で、どうしたって?」
「あ、少々お待ち下さい。実際見てもらった方が早いかと思いますので」
八九寺がそう言った途端コンコンとノックの音がし、ガラッとドアが開かれる。
「…………っ!?」
僕は思わず言葉を失う。
そこにはもう二人の八九寺がいた。

* * *

「蝸牛」
忍は少し眠たそうな声でそう呟いた。
いや、実際夜行性の忍にとってはまだ普段は眠っている時間だ。
何やら懐かしい場所の気配と妙な怪異の雰囲気を感じて出てきたらしい。
三人の八九寺に囲まれている僕を見てさすがに驚いたようだが、すぐに冷静になったのはやはり人生経験豊富な年の功というべきか(言ったら烈火のごとく怒り狂うだろうが)。
それはともかく忍の言った言葉。
「蝸牛って……それって五月の時の迷い牛のことか? それが原因だっていうのか? でもあれはもう解決したんだろ?」
「そう急くな、儂だって直感で言っただけで確証はない。よく話を聞いてみんことにはな」
「そ、そうか」
僕は八九寺の方に……いや、八九寺達の方に振り向く。
三つの同じ顔が、同じ目が僕をじっと見つめてくる。
何だかやりにくいな…………。
「えーと、とりあえずみんな八九寺なんだよな」
「はい」
真ん中の八九寺が代表して答える。
とりあえずこいつと話を進めよう。
「いつからこんな状態なんだ?」
「二日前からです。ふと気が付いたらこんな状況でして。特に何かあったということはありません」
ヒントもなんにもありゃしねぇ!
怪異には間違いないようだが。
8 ◆zO7AQfurSQ :2010/03/26(金) 22:41:01 ID:F4smWD0N
ん?
「忍、この怪異、お前なら食えるか?」
「む、まあ出来なくはないが……一時凌ぎにしかならんぞ? 根本的に解決せんと数日もすればまた増えるじゃろうて」
「そうか」
まあ僕としても八九寺を無理やり消してしまうような真似はしたくない。
どれも八九寺なんだしな。
「あ、その点はご心配なく。確かに私も八九寺真宵ですが、本物はこちらですから」
真ん中の八九寺を示しながら右の八九寺が言った。
ていうか。
「わかるのか?」
「はい、一応私そのものが怪異ですからね。怪異には怪異のことがある程度わかるのです」
なんでこんなことになってるのかはわかりませんが、と付け足して八九寺は苦笑いした。
なるほど、本当にいざとなればこの本体以外を忍に吸い尽くしてもらえば多少は凌げるわけか。
「一応記憶や知識も共有してますし、感覚や感情も多少伝わります。クローンというかドッペルゲンガー……ですかね?」
いや、僕に聞かれても困るんだけど。
ちら、と忍を伺うと、ふぁぁと欠伸をしながら忍は言う。
「どっちかというと分身、コピーのほうがしっくりくるかの。まあほぼ間違いなく蝸牛の怪異じゃな」
「特性は迷い牛だけじゃなかったのか。どんな怪異なんだ?」
「見ての通りじゃよ、自分のコピーを作り出してしまう。実害は少ないが社会的には迷惑な怪異じゃ。成長の遅い女子に現れることが多い」
成長が遅いって……そりゃ八九寺は成長しないけどさ。
でも何でそれがコピーと繋がるんだ?
「子供じゃよ」
「……え?」
「本来なら子を為す身体になるはずなのに一向に身体的準備が整わない。そんな時に一人でも子孫を残そうとする意志が蝸牛の怪異を呼び寄せる。本当はもう少し歳を取ってから取り憑くのじゃろうが、この娘には下地があったからな」
迷い牛。
蝸牛の怪異か……。
ん、でも?
「なんで一人で子供を作るのが蝸牛なんだ?」
「お前様は本当に不勉強じゃの。蝸牛のある種は両性具有なのじゃ。いよいよとなれば単体で子を為すこともあるぞ」
……知らなかった。
ま、まあそれはいい。
「で、どうやったら解決できるんだ? 難しいのか?」
「いや、お前様の協力があればすぐに解決できるぞ。一度消えれば二度と出ることもなかろう」
「お、そうなのか。良かったな八九寺」
「はい」
僕は安堵し、八九寺達もほっとした表情を浮かべた。
忍はすっくと立ち上がり、僕に寄ってくる。
「少し血を貰うぞ。儂の力も使わねばならんしの」
9 ◆zO7AQfurSQ :2010/03/26(金) 22:43:20 ID:F4smWD0N
「あ、ああ、わかった」
ひょいと首を晒すと、忍はそこに牙を立てて血を吸い始める。
そしてある程度吸ったところで離れ、僕を部屋から追い出した。
「準備ができたら呼ぶから待っておれ」
忍は僕が何か言う前にさっさとドアを閉めてしまう。
仕方ない、待つとしよう。
そもそも何をすればいいのかまだわからない以上、僕に出来ることはないし。
しばらく待っていると「良いぞ、入れ」と声をかけられる。
何をしていたのかと思いながらドアを開けると、いきなり忍の顔が目の前にあった。
「うわ……うっ!」
驚きの声をあげる間もなく、忍の瞳が妖しく光る。
これは。
この感覚は。
「し、忍っ、お前、魅了っ……何でっ!?」
「この蝸牛の怪異を祓う適切な方法……それは子作り行為をすることじゃ」
え?
い、今なんて?
「当然じゃろ? 子作りできる身体とわかれば自然と怪異は離れる」
「そ、それってまさか……!?」
「儂は下の階で寝ておるから何かあったら呼べ。ああ、簡易式ではあるが結界を張っておいたから周りは気にしなくてよいぞ」
僕が何か言う間もなく忍はそう言い残して部屋を出て、ぴしゃりとドアを閉めた。
取り残された僕は戸惑いながら部屋の中央を見ると、そこには何故か巨大なベッドが置いてあった。
おそらく忍の物質具現能力でできたものだろう。
そしてその上に。
「…………」
三人の八九寺が座っていた。
左右の二人はこちらを見ているが、真ん中の八九寺は僕に背を向けたままだ。
多分その真ん中のが本物の八九寺なんだろうな。
僕はゆっくりと近付いていく。
「は、八九寺」
躊躇いながらも声をかけると、びくりと八九寺の肩が跳ねる。
よく見るとふるふると全身が震えていた。
もう忍から話は聞いていることだろう、ひょっとしたら怖いのかもしれない。まだ小学生なんだし。
八九寺のことは大好きだけど、大好きだからこそ本当に本気で嫌がることはしたくない。
僕に魅了による催淫効果はまだ現れていない、今のうちにこから離れるべきだな。
とりあえずもう一声かけていこうと八九寺の肩を叩く。
「八九寺、僕は……っ!」
振り向いた八九寺の表情を見て僕は驚愕した。
明らかに恐怖に歪んだといった顔ではない。
瞳を潤ませて頬を上気させ、はっはっと荒い呼吸をしている。
僕が何かを言う前に、八九寺が僕を引き寄せてしがみついてきた。
「阿良々木さんっ、阿良々木さんっ、阿良々木さんっ!」
10 ◆zO7AQfurSQ :2010/03/26(金) 22:49:02 ID:F4smWD0N
「ど、どうした八九寺?」
「変なんです! 私の頭と身体! 熱くて、もやもやして、ふわふわして、せつなくて」
ま、まさか。
忍のやつ、八九寺にも魅了をかけたのか?
でも僕くらいにしか効かないんじゃあ……いや、ひょっとして怪異同士なら効きやすいのか?
そこまで考えたところで僕の思考は停止する。
どくん!
心臓が一際大きく高鳴った気がした。
魅了の効果が僕の全身に回り出したのだ。
頭に靄がかかったみたいになり、下半身の一部に血流が集まる。
気が付くと僕は。
目の前の少女を力一杯抱き締めていた。







よし前半終了。読み返すと、一気に勢いだけで書いたからかなりてきとーな文章になってる……ちょっと恥ずいかも……。
後半はじっくり推敲してエロエロで行くぞー! …………行っていいかな?
エロシーンが凄い長くなりそうだったから前後半に分けるつもりだったけど、いちおーエロ無しエンドも考えてる。
さあ、新スレでもわっふるわっふる!
11名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 01:42:57 ID:gXH68DLP

GJ!

つ、続きが気になる・・・

エロエロなほうが好きですが、今は正座して続きを待つのみですねw
12名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 02:10:16 ID:fJ9EFzd3
当然エロエロに阿良々木さんの魂を賭けるぞー

前スレ終りの神原の人はどこいったんだ?続きがきになる
13名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 06:54:19 ID:MSRh27mM
エロロ木さん、GJ !!

ところで、作中で怪異な非実在な少女に対する行為はどう扱われるのであろうか・・・
14名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 12:17:45 ID:MpnR1/lx
久々にロリコン木の本気を見た
15名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 12:58:10 ID:NdB9RnFg
>ロリコン木

果たして阿良々木のことなのか作者のことなのか
16名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 13:45:36 ID:yTeI9rQP
貝木に一票
17名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 17:05:56 ID:uwObR4dQ
新スレに気付かず、前スレの最後の話の続きがなかなか来ないなー。
と、正座しながら待っていた僕を叱ってください。
18名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 17:59:57 ID:uwObR4dQ
ていうか、どんだけハーレム設定w

続きお待ちしております>ロリコン木さん
19名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 00:49:27 ID:87OYdeiR
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/18/gp.zip  PNG画像版
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/19/gp.pdf  PDF注意

がはらコール

原作っぽい感じでレイアウトされたSSです。
今回はダラダラと書いたら
ちょっと長くなってしまったので
テキストに落とせませんでした。
ごめんなさい。
20名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 08:23:14 ID:xexC+TgR
>>19おもしろかった乙
21名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 12:53:38 ID:n/pgUXuH
>>17
あれ?俺がいる
22名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 16:50:00 ID:wlZ/UI7g
人間関係出たな!
でも万物理論買ったせいで金欠になって買えない……
何故こんなクソムズい本挑戦した俺orz
23名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:49:26 ID:zppzchKU
>>17
おいおい、俺はまだこの新スレには書き込んで無いはずだぜ?

正直、皆どれだけ熱心に人間関係読んでんだよ、と思ってたw
24名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:52:10 ID:zppzchKU
人間関係、話として面白かったのはもちろんだが(特に無桐伊織との関係)、
エロパロとして色々使えそうなネタも提供してくれたな(特に無桐伊織との関係)。

ネタバレとかは、もう少し自重した方がいいよな?
25名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 23:29:18 ID:W7pxVBAW
>>19さん
とても面白かったです!
文章が西尾さん風でかつ、優しさに溢れてて良かったです!
26名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 01:56:46 ID:gN5FGlx/
>>24
俺的にはむしろ出夢
据え膳だろ
27名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 05:07:58 ID:Go3q7hI4
>>19
gjでした。いつもながらガハラさんLOVEっぷりが凄い。愛し愛されてる。
28 ◆/pDb2FqpBw :2010/03/29(月) 12:08:23 ID:9c8Y5uJs
前スレ容量オーバーやらかし、申し訳ありませんでした。

又1人称の指摘ありがとうございました。
まるっとなでこの話辺りまでDVDを見て、神原かわえええええ!と衝動を抑えきれず
書いてしまったので読込みの足りなさ等反省してます。

前スレ容量オーバーさせてしまった為、中途になってしまっていたので最後までの部分と以下に置きました。
(1人称や一部修正してます)
宜しければ読んで下さい。
http://uni.lolipop.jp/temp/bk_2ch_20100329_bake_001.html

では。
ノシ
29名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 13:43:12 ID:5iOIWR+C
とりあえず舞織でも寝取られねーかな
30名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 16:37:32 ID:S2zKzVtV
>>19
直接的描写があんまり無いのが逆にエロいw
病気の時にやって、伝染されるというのは定番だが、
それがありえないのが少し惜しいな。
看病する側のガハラさんも見てみたかったw

>>28
通報しますた(戦場ヶ原に的意味で

神原は、なんというか、自由だなぁw

>>29
とりあえず、人間関係読んで出直してきた方がいいと思うよ。
読んでないのにリクとか、流石にありえない。
31名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 17:11:01 ID:S2zKzVtV
>>26
出夢君には、恥らいが足りない。
作中で唯一恥じらった(というか赤面した)のが狐さん相手にってのは
どうなんだと小一時間問い詰めたい。

・・・あー、でも、あんな感じの出夢君が、ベッドの上だと物凄い
しおらしくなっちゃったりするとかだと萌えるなぁ。
<<優しくしてくれないと抱きしめちゃうぞ。ただし《暴飲暴食》>>みたいなっ!

あれ、もしそういう事を致すまでに至ったら、出夢君的には
どういう感じの心境になるんだろうね? 一応男性人格なわけだけど・・・。
32名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 17:39:37 ID:K6UHp1QQ
「なあ、おにーさん」
「何かな、出夢くん」
「つかぬ事聞くけどさ、おにーさんってBLの素養有るかい?」
「BL……大英博物館の略称?」
「いや、それがBLって略されてる方が初耳だぜ、僕は」
「そう? じゃあ、ブラックリストの事かな? ああ、殺し名のトップランカー一覧みたいなヤツを言うの? 生憎だけどぼくは見た事無いなあ」
「いや、それも違……あー、まあいいや。お兄さんにそういう方面の教養が無い事は分かったからさ」
「ふうん。なんか良く分かんないけど、出夢くんが納得したなら深く聞く必要も無いよね」
「ところでさ、おにーさん。僕、理澄がいなくなってからいっつも一人なんだよ」
「へえ、そう。それは……寂しいね、出夢くん」
「ぎゃははは。そう辛気臭い顔すんなよ。今日は折角おにーさんが来てくれたんだ。寂しいとか、忘れちまってたよ。でさ、話変わるんだけど」
「うん、何かな?」
「理澄が居た時は一人寝とかした事無かったんだよ、僕」
「ふーん」
「でよお。今日は久々に人と枕を並べて寝るんだが……あん? おにーさん、聞いてっか? なんか脂汗かいてるぜ」
「出夢くん……えっと、取り敢えずぼくの身体に纏わり付いてくるその目的を聞かせてくれないかな?」
「僕の二つ名……忘れた訳じゃねえよな? でもってよくそういう事を隠語で『喰べられちゃった』っていうよなあ?」
「字が! 字が違わないデスカ!?」
「ま……そんなんだからさ……おにーさん、諦めて『喰』われちゃえよ。僕の一喰いは痛くないって評判なんだし?」
「心が痛いというか、人として痛い気がするのはぼくの気の所為かなっ!?」
「……理澄がいなくなって……なんっつーか、人恋しいんだよ……悪いかよ……」
「出夢くん……」
「それにさ。心は男でも身体は女なんだぜ? 使ってみたいとか思っちゃっても僕の身体だし問題無くね?」
「……一つだけ、聞かせてよ、出夢くん」
「何かな、おにーさん」
「一人は、寂しい?」
「……寂しいっつったら抵抗しないでくれんのかよ?」
「しない」
「……じゃ、寂しい」
「そっか」
「だから、今日は凄え楽しい」
「そっか」
「ありがとな、おにーさん」
「どういたしまして」
33名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 17:48:46 ID:K6UHp1QQ
人間関係まだ読んでないから出夢×人識は任せた
34名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 17:50:53 ID:0/g9L0+E
人間関係ってどの順番で読めばいいんだろう
35名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 19:27:05 ID:KifKzs0z
>>32
出夢かわいいGJ


>>34とりあえず時間軸で読むのがいいんでない?
出夢→双識→戯言→舞織
36名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 19:32:01 ID:Go3q7hI4
>>28
とても婦女子的な意味で神原らしいSSでした。ピンのエロSSは実は初めてじゃないかなかな。
37名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 20:30:48 ID:1ZkVWD9Q
>>31
あれは正直狐さんによる精神的NTRだと思う。
もし出夢くんの初登場がヒトクイじゃなくて竹取山決戦だったら……。
もし人織主人公の作品が戯言シリーズをも凌ぐボリュームだったら……。
その上ヒロイン役が出夢くんで人織との絆を深く描写されていたなら……。
俺の心はボドボドにされていただろうぜ。






まあ、たわごとですが。
38名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 21:04:38 ID:3O5rmM2n
出夢くんはここと801板のどちらで愛を叫べばいいのか迷う
39名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 22:00:59 ID:S2zKzVtV
>>32
可愛いじゃねえか出夢君w
実際、表裏の存在だから、いーちゃんに人識君重ねて見ちゃってた
ような所も、無きにしも非ずだったんだろうなぁ・・・。

>>34
俺は刊行予告とかで匂宮出夢との関係が一番最初に来てたんでまずそれ読んだら、
あとがきでこういう順番で読むといい的ことが書いてたんで、その逆に遡って読んだ。

出夢→双識→伊織→戯言

結構しっくりいったよ。
伊織の前には出夢読んどいた方がいいかもしれないけど、
それ以外は好きな順番で特に問題なさそう。

>>37
ホント最悪だよなw
その上、恋心抱いてた相手に会う機会を与える事も無く、自分の都合で
"殺し"ちゃうんだもんなぁ。

その時出夢君が、もう人識君とイチャラブしても何の問題もなくなった出夢君が、
どういう風に人識君の事を想ってたのかは、正直気になるね。

>>38
身体は女の子だから、ここで問題ないと思うよ。
ただまあ、精神的な部分で数字的要素を入れるなら、
注意書きはしとかないと駄目だろうね。
40名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 23:59:23 ID:oS6X22n2
福岡で一線越えてたはずだ
41名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 01:45:00 ID:VDMSWWsw
阿良々木くんが私の眼球舐めたがってるなう。

阿良々木さんに今日もセクハラされました! なう?

阿良々木先輩に全裸を見られたなう。

暦お兄ちゃんにスカートめくられたよ。なう。

あるじ様と風呂に入ったなう。

兄ちゃんにおっぱい揉まれたなう。

お兄ちゃんにおっぱい揉まれたなう。

阿良々木くんメッタ刺しにしたなう。

阿良々木君、今日も元気だねぇ。何かいいことでもあった……みたいだね。なう?
42名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 02:12:40 ID:tRCUPvuO
「お、まえ…、何を……」

暫く口の中で弄んでいたそれをごくりと飲み込んで、陶酔した様な顔で戦場ヶ原ひたぎは口を開いた。

「……いいじゃない。
 どうせすぐに生えてくるんでしょう?」
43名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 03:05:18 ID:KHjRlMLn
さすが蘭さんだ!ヤンデレ行為されてもなんともないぜ!
44名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 04:20:58 ID:PVZnRshT
>>41
乙wwwwwwwwww
45名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 11:39:56 ID:qMJBiakd
>>41
阿良々木被害者の会もついにオンラインになったのか
46名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 11:44:31 ID:gOlfvP0V
忍野twitterできんのかよ
47名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 16:31:08 ID:vom7UKEt
>>19
原作の補完と言っても言い過ぎではないな
面白かった
48名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 00:54:57 ID:MZJSIU4M
軽く久々に来たらスレの流れが大好きな人出の流れになってたり作品投下されてたりして悦びで忙しいぜ
49名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 04:47:48 ID:1EQq+uTh
>>19
いいね

原作っぽい

そしてデレガハラさんは超可愛い
50名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 15:17:32 ID:IdEAkrJs
9レス借ります。
今更だけど、病院でナースが携帯電話って、良いのだろうか?

前代未聞。正義の味方と世界の敵の電話会談。
とは言え。最近の戦隊モノにはどうやら悪の方にも色んなドラマが有るらしいという話。
勧善懲悪ってのは時代遅れなんだってさ。
まあ、ぼくは嫌いじゃないけどね。勧善懲悪、ってヤツも。
「もしもし。どうも。今回も『縁が合』いましたね、ぼくの敵」
「よう、また『縁が合』ったな、俺の敵」
だけど、敵も味方も見方次第。正義なんて二の次、四の前。
それは結局結論三番目。三四が無くて、っていうのは割とよく聞くフレーズで。正義だとか言ったって所詮、その程度。
大体、一口に正義と言ったって悪を一掃する正義も有るだろう。悪を改心させるのだって、それはそれで正義。
正義なんて、人の数だけ有るという話。世界の終わりと、同じように。
価値観は千差万別十人十色。
戯言だけどね。
電話に出た狐さんは声だけで判断するなら機嫌が悪そうだった。いや、彼はいつも不景気そうな低音で話すのだけれど。
しかし、数奇な事に相手の機嫌も分からないほど、彼とぼくの縁は浅くない。
何か、有ったのだろうか。
「何か有ったのだろうか、ふん。有ったな。有りまくりだ。有り過ぎて逆に無えだろってくらいだぜ、今回は」
おいこら。一応ラスボス級のキャラクタなんだから有りまくり、とか言うな。
もう威厳も何も無えよ。
「ああ、無えよ。無えよな。原作ならこんな扱いは有り得ねえよな。……俺を誰だと思っていやがる」
「どこの熱血ドリル主人公ですか、狐さん」
「誰がドリルツインテールの金髪美少女だ」
……言ってねえ。ドリルしか合ってねえ。
「幾ら探しても私立さくらんぼ小学校は実在しねえぞ、いーちゃん」
知らねー。何だ、そのどーしよーもない名前の学校。出典元を明示しないギャグは分かる人にしか笑って貰えないという事を理解して欲しい。
語り部であるぼくの身にもなってくれ。只でさえ破綻した物語を、それでも読める物語に修正するのって、これでも結構苦労が多いんだから。
思いやり、超大事。
閑話休題。
「ところで狐さん。随分と機嫌が悪そうですが、やっぱり何か有りましたか?」
「…………何……だと!?」
ふむ。どうやら何か有ったらしい。但し、電話口で絶句されても電波状態の不良を訝しむくらいしかぼくには出来ない。
事情を察しろ、なんて無理な相談だ。七年前程じゃないにしろ、それでも未だ未だ他人を理解するのは苦手なぼくだった。
「オイオイ……覚えて……ないとでも言うのかよ、いーちゃん?」
「……え? 言っちゃダメなんですか?」
どうやらぼくは忘れてはならないような事を西東さんにやったらしい。
……いや、やったっけ?
まあ、当人の知らない所で誰かに恨まれているというのはまま有るらしいし。別に珍しい事でも無いかな、と思い直す。
「あーっと……もし、ぼくが何かやったのだとしたら、すいません」
「すいません、ふん。何も覚えてないのか?」
「最近では心当たりは有りませんね」
十秒程度の気まずい沈黙。
「ならば、戯言遣い。俺が病院に居るのを何故分かったんだ?」
「貴方が病院に居るだろうな、というのは何となくそうじゃないかって程度です。虫の知らせ、ってヤツですかね。流石にそんなのに理由を付けるのは戯言遣いでも難しいかと。うん」
きっぱりと。大きな声で、記憶に御座いません。
ぼくはどうやら大人になってしまったらしい。子供のままではいられない。そんな当たり前をまざまざと自分自身に見せ付けられて一寸センチメンタルにならないでもない戯言遣い。
いや、本当に西東さんが不機嫌な理由は分からないんだけどね。
「記憶……喪、失?」
「記憶喪失ですか? どうでしょう? まあ、都合の悪い事は忘れる都合の良い頭になりたいとは常々思っていますが」
だがしかし。残念だけど、後ろ向きな性格から、ぼくが開放される日はきっと来ないだろう。
狐さんの存在をすっかりさっぱり忘れる事が出来る境地が理想かな。だってこの人、ぼくの黒歴史を集積した様な存在だもん。
存在がトラウマ。
時宮時刻にとってのぼくみたいな感じ。
「どうやら、知らない間に俺の存在は不当に軽んじられてられているみたいだな。ふん。面白くない。おい、いーちゃん。お前に今一度思い出させてやろう」
「いえ、結構です」
傷口が化膿する前にオロナインを擦り込むのは最早常識です。ちなみに、マキロンは染みるからあんまり好きじゃない。
赤チン派。
「そう言うな。これは俺にとっては地味に死活問題だ。以前の様なインパクトの有る立ち位置を取り戻せるかどうか、のな」
その危機意識は一億年と二千年ほど遅い気がした。もう、ラスボス判定もぼく相手では通りはしないだろう。完膚なきまでに完全無欠にギャグキャラ化してしまっていて……この人も大概都合の良い頭の造りをしてるよなあ。
都合の悪い事は考えない。若さの秘訣。何も考えてないっていう処世術。
やっぱりギャグキャラだ。うん。大体、原作最終巻の時点で最早アウトじゃなかったっけか?
「ふん。人のイメージなどと言うものは案外簡単に変わるものだ。そう。たった一つの台詞でベクトルを逆転させてしまうなどは意外でも何でも無く容易い。昨日まで只の幼馴染であった少女がぽつりと零した恋心によって攻略対象と化すなど、俺達の業界では日常茶飯事だろう」
「…………」
……どこの業界だよ。
後、「俺達」とか言ってぼくを否応無しに巻き込むな。
二次元と三次元の区別くらい、きちんと付けて欲しい。本当に。お互い、良い大人なんだから。
「理解出来たか、いーちゃん。つまり、俺がギャグキャラだなどというレッテル。そんなものは実は本気を出せば簡単に払拭出来るという事だ。
忘れているようだから思い出させてやろう。人類最悪の遊び人が何故、人類最悪と呼ばれているのか。その恐怖を、魂に刻み直してやろう」
西東天。
世界の敵にして、ぼくの天敵。
彼は尊大にして不遜に。電話越しですらふんぞり返ってるその姿勢が透けて見える魂の底から震えるような凍えるような重低音で、告げる。

「俺の名を言ってみろ」

古今稀に見るやられキャラの名台詞だった。
――まだ、俺を誰だと思っていやがる、の方がマシ。
「父より優れた娘などは必要無いよなあ? うん?」
「アンタ、本当はギャグキャラから脱却する気無いだろ!!」
あ、ツッコんじゃった。
こんな見え見えの誘い受けに乗っちゃうなんて、戯言遣い、一生の不覚。
いや、一生のとか言うなら、この人と争ってた七年前がそもそも一生ものの恥辱なんだけど。
この人の相手をしてると、正直、二つ名先行の只のダメなおっさんなんじゃないかとさえ思えてくる。
人類=人として
最悪の=ダメな
遊び人=無職
ぼく、なんでこんな人と知り合いなんだろう……。
ぼく、なんでこういう類の知り合いしか居ないんだろう……どこかで生き方を間違えただろうか?
なんてね。戯言だけどさ。
生き方なら、最初から間違えてる。間違えて、曲がりくねって、五里霧中。
生まれてきた事が最大の間違いだと、今はもうそこまでは思ってないけれど。とりあえず進路修正中。
「おい、いーちゃん。お前、今俺について非常に失礼な事を考えただろ?」
「…………えっと……」
言葉に詰まる。失礼ってダメ人間扱いの事だろうか。いや、それにしても言うに事欠いて「失礼」って。
今更、尽くす礼なんて求められましても。ぼくとしては苦笑いしか出来ません。失笑しか出て来ません。
「おいおい、連れねえな。もっと仲良くしようぜ。戯言シリーズが一世を風靡した時代には『狐×いー』なんてのも有ったくらいだろ」
「それは幾らなんでも捏造だ!!」
「それは幾らなんでも捏造だ、ふん。何故、そんな事が言い切れる。いや、百歩譲ってそんなものは無かったとしても、しかし、俺とお前の縁は浅からぬものだと思っているんだがな。因縁浅からぬ愛憎冷めやらぬ関係だ」
違う。因縁って、こういうのを言うんじゃない。もっと、格好良いものを指す言葉だった筈だ……。
こんなんは、腐れ縁だろう。
ああ、縁切り寺とか一度行くべきかも知れない。神も仏も信じてないけど、縋るだけならそんなに嫌いじゃないぼくだった。
藁にも縋る。無論、それで浮き上がれるとは思ってないけど。
気分の問題。
「ああ、それはそうと。『すがる』って人の名前っぽくないですか? なんか、脚が速いスポーツ少女なイメージですよね」
その内、新キャラで出て来そう。神原須駆。多分、駿河って姉か妹が居るんじゃなかろうか。
武器は脚部内蔵ジェットブースタ。
「……新キャラが出て来ると、既に物語が閉じている俺達の影は薄くなるばかりだが、その辺りはどう考えてるんだ、いーちゃん」
「代替可能理論(ジェイルオルタナティヴ)、とかどうでしょう?」
担当さんから話さえ有ればこの戯言遣い、いつでも人間シリーズや化物シリーズに出向く準備と覚悟が有ります。
……なんてね。
再度、閑話休題。
えっと……何の話だっけ?
「ああ、そうそう。ぼくは狐さんと愉快な無駄話をする為に態々電話を取り次いで貰ったんじゃないんですよ」
「ほう、そうなのか。俺はてっきり寂しくなって電話をしてきたのだと思っていたのだがな」
そんな訳有るかよ。ぼくをどんなレベルの寂しがり屋だと思ってやがるんだ、この人は。大体、もしぼくの目的がそれだとしても貴方だけは相手には選ばない。
溜息。しあわせがまた一つ、ぼくの口から逃げて行く……。
「ええ、そうなんです。それで唐突ですが、狐さん、今はお一人ですか?」
聞きながら、ぼくには一つの確証が有った。
そこに彼女が居るという、確証。否。居なければ、それは設定崩壊も良い所。
ぼくの隣に友が居るように。人として最悪な彼の隣には、その世話を甲斐甲斐しく焼く彼女の姿が。
そこには無ければならない。
「一人では、ありませんよね。貴方が入院したとなれば、そこに……居らっしゃるでしょう――一里塚木の実さんが」
かつての敵。敵の味方。
空間製作者。
一里塚木の実。今回のキーカードの一枚目。
「彼女の力を、貸して下さい」
狐さんの力はぼくと同種。
物語を破綻させる能力と――物語に関われる人間を惹き付ける能力。
彼自身に力は無くとも。
ぼく自身に力は無くとも。
「木の実を、か。ふむ、そう言えば十戒(テンコマンドメンツ)の件ではお前にも借りが有ったな」
十戒。二年前に狐さんが作った十三階段の亜種だ。この迷惑なおっさんは七年経っても未だライフワークを忘れてはくれてない。
迷惑ここに極まれり。
まあ、一生付き合っていくって誓いは忘れてないけれど。しかし、それにしたって簡単に離反するような面子を揃えるなと言いたい。離反背反違反造反のオンパレード。人類最悪の尻拭いをしたのはやっぱりぼくと哀川さんだった。
ざけんな。
ちなみに。確か、現在は十二使徒とかいうのを作ってる筈。あれ? 十二糾弾、だったかな?
まあ、どっちでもいいや。
「良いだろう。木の実は貸してやる。だが、一つ答えろ。力を得て、才能を借りて、お前は一体何を成す、いーちゃん?」
人類最悪は物語の終わりを夢見る。ならば、正反対のぼくは。
決まってる。
「これだけ面白い物語です。これだけしあわせな世界です。狐さん、ぼくは思うんですよ」
おもしろき、こともなきよを、おもしろく。
この世界が面白くないなんて、そんな事は決してない。生涯を通じてしあわせを見つけられなかったヤツの戯言なんて、それこそぼくの知った事か。
ぼくは太陽には成れないだろう。それでも誰かを優しく照らす、月には憧れる。
ほのしろき、とものいきよを、ほのしろく。
「青」い星の周りで踊る、ぼくは「透明」な月に成りたい。
「この世界は、まだまだ終わらせるに偲びないってね」

ぼくは電話を切って、そしてまた直ぐに掛け直す。
「依頼が有ります」
「奇遇ですね。私も連絡しようと思っていました」
「ああ……ああ、なるほど。依頼主は崩子ちゃんですか。という事は京都に向かっているのですね?」
「いいえ――いいえ。既に京都上空ですわ、お友達(ディアフレンド)」
二枚目のキーカードは既に場に伏せられていた。それは願ってもない――十全。

仕掛けは上々。細工は流々。後は仕上げを御覧(ゴロウ)じろ。
さあ、同窓会の幕開けだ。
パーティ会場は殺し名闊歩する――古都、京都。

マンションから外に出た瞬間、吹いた春一番に思わず目蓋を閉じる。
盆地である京都の春は近隣よりも少し遅い。けれど、吹き抜ける風は春がもう、すぐそこまで迫っている事をぼくに告げていた。
桜も蕾を付け始めているのだろうか。桜並木を歩く時にもう少し注意深く辺りを見ていれば、そういった事にも気付けたかも知れない。
特別、桜が好きだったりはしない。けれど、ぼくの好き嫌いなんて些事だろう。ぼくに好かれる為に桜が咲いてる訳も無し。
ぼくよりも、可愛らしい娘が満開の樹の下で笑っている方が、絵にも肴にもなろうというもの。
生かすべくを、間違える勿れ。
「そういう意味じゃ、アンタなんてのは死ぬべく候の筆頭だよな。ぼくなんてのは死ぬべく候の主席だよな」
ぼくは語り掛ける。ソイツはぼくに笑い掛けた。
「俺が死ぬのは構わないが、君が死んでしまえば暴君が悲しむ。自殺幇助の依頼ならば叶わないと知るべきだ」
そのきっちりと着付けたスーツは、色こそ変わらなかったが一時間前とは仕立てが違っていた。着替えたのだろう。
「俺の眼の黒い内は。玖渚友が君を望んでいる内は。死ぬ事すら君の自由とはならんよ。世界が人質だ。君の大好きな、世界が人質だ」
「死なねえよ」
死にたくも無い。
「おや? どこで宗旨替えをしたのかな。俺の知っている君は『早く死にたい』が口癖だったんだが? 素敵滅法な教えもあるものだ。あの頑なな君をこうまで変えるとは」
生き汚く変えるとは。そう言って、ニヤニヤと笑う男。
「兎吊木」
意図せずに低い声が出た。どうやら、ぼくは怒っているらしい。
「何かな、そんな怖い顔をして?」
「アンタ、ぼくを騙したな?」
「騙した? ああ、そんな事か。下らない。もう少し気の利いた事を言ってくれるのかと期待していたのだが、そんな事か」
兎吊木は空を仰ぐ。
「なあ、戯言遣い。君は何の為に生きている?」
質問の意図が見えず、沈黙するぼくに彼は続けて言った。
「君はどうかは知らないが。俺は玖渚友の為に生きている。彼女の為に万難を排し、彼女の為に艱難を壊(カイ)す。つまり、そういう事だ」
ぼくと男の間に風が吹く。それはまるで線引きのように。
こちら側とあちら側。
選ばれた者と、選ばれなかった者。
「ぼくを……利用したのは二重の意味だった、って言いたいのか?」
「ああ、そうだ。俺は殺し屋の噂を危惧して、そしてまた、利用したに過ぎない。それが玖渚友を狙っていない、他の人物を狙っているなどというのは些細な事さ。そうだろう? 俺としては君と玖渚友を引き合わせる口実が有ればそれで十分だっただけだよ。
死線の蒼はどうだったかな? 俺によろしくなどとは言っていなかったかな? いや、言っていないだろうな。彼女は本来、我侭であるべきだ。褒め言葉を望むなど、俺らしくない。済まない、今のは忘れてくれて良い。いや、率先して忘れてくれるかい?
ああ、ここまで言えば分かって貰えたと思うが、今回の一連の行動は俺にとって単なるご機嫌取りだったのだよ。ご機嫌取り。なんて卑しい響きだろうね。そんな行動に身を窶している自分がとても惨めな生き物に思えてくるというものだよ。
だが、仕方が無い。こればかりは魅せられてしまったという、その証明として甘んじて受けるとしよう。
勘違いして貰うと困るので言っておくが、俺には今回殺し屋の標的となっている人間に対して何の感慨も関心も無い。いや、また嘘を吐いたな。
どうも今日の俺は俺らしくないか。蒼に尽くせた所為か少し高揚しているのかも知れない。まあ、俺も人間だ。こんな日も有るのだろうと大目に見てくれよ。
さて、殺される彼女に関心は無いが。感慨は無くも無いというのが本心だよ。この京都に来てくれてどうもありがとう、とね。そのお陰で玖渚友を充足させる事が出来た。手柄を立てる事が出来たという訳だ。
ああ、どれだけ感謝をしてもし足りない。殺し屋に殺された折には墓参りくらいは行かなくもないくらいにはこれでも感謝しているのだよ。薄情だと、蔑むかな? だが、それこそ君にだけは言われたくはないというものだ。
もしも。仮にもしも、だ。君に馬鹿正直に敵の標的は零崎舞織という名のお嬢さんだと告げていたならば。君はどうしただろう? 今日、玖渚のマンションを訪れたかな? この程度の質問ならば俺にも分かろうというものだ。答えは否さ。
別に怒ってはいないのだよ。君が正義感などという実在もしないものに駆られようがそんな事は俺の知った事じゃない。だが、果たしてそれは『どう』なのかな? 俺がここで言いたいのは、だ。順番が違うんじゃないのかな、という事なのだよ。
俺からの箴言は、大切にする順番を、時間を割く割合を間違えているんじゃないのかい、という唯一点に尽きる。尽きるだろう。よくよく考えてもみる事だ。
君の関係者である、というそれだけで巻き込まれた人間が今までにどれだけ居ただろうか。俺が知っているだけでも零が四つじゃ足りはしない。
振り返ってみよう。今、君の関係者で、君が一番強く縁を結んでいる者は誰かな? 裏を返せば、君の関係者で一番『巻き込まれ』そうなのは誰だと思う?
俺はこう思うんだ。それは玖渚友以外に有り得ない、と。そうだ。君が、いの一番に危惧せねばならないのは玖渚友の安否なのだよ。
だから、そんな顔をされてもそれは筋違いではないのかな? 俺は先回りして保険を打っておいただけに過ぎない。標的が玖渚友だというのは騙りだがね。
しかし、君に玖渚友を護衛させようというのは強ち冗談でもない。一パーセントでも可能性が有れば潰しておきたいと思うのは人の性だろう。
それが自分が一番大切に想う者の命に関わるものだというのならば、尚更だ。いや、君の愛が足りないなどと愚弄する気は無いさ。だが、思慮は足りないのでは無いかと俺などは疑ってしまうよ。
おや、意図せず一時間前に君とした話に立ち返ってきてしまったね。丁度良い。もう一度聞いておこうか」
選ばれなかった者を突き動かすのは「何故、自分ではいけなかったのか」という強烈な嫉妬。
妬み嫉み。
「君は――」
本当はきっと、こう言いたいのだろう。
俺は玖渚友の事が本当に好きなんだ、と。
「君は玖渚友の事が本当は嫌いなんじゃないのかな?」
彼の望みは玖渚友とぼくの縁の恒久破壊。
つまり、彼は恋敵。
明確にして明白な、ぼくの敵。
なのにぼくは、想い人を手に入れる為にあらゆる手段を尽くそうとする、兎吊木のその姿勢だけはどうにも嫌いにはなれそうになくて。
それでも申し訳無く思うのは筋違いだと思うから。
思ったから。
「ああ、嫌いだ。大嫌いだ。ぼくという可能性を限りなく狭める、ぼくは玖渚友が大嫌いだ」
そう言った。
本音をきちんと言葉にするのが、その彼に対する最大限敬意を表するやり方だと、そう思った。
「ああ、憎い。とても憎い。ぼくから人生における何もかもを奪い取った、ぼくは玖渚友がとても憎い」
昔のように沈黙を貫くでも、言葉を濁すでもなく。ぼくが友をどう思っているかをきっちりかっちり言葉にする。
男はぼくの言葉を聞いて、そして口を挟もうとした。ソイツにとって戯言殺しを畳み掛けるチャンスなんて、そこしか無かったのだからそれは正しい行為だろう。
恋仲を破壊しようとしている、壊し屋にとってはこれ以上無い見せ場だっただろう。
「だけど」
でも、言葉を紡ぐのはぼくの方が早かった。
きっと、彼よりもぼくの方が友を好きだったから。
そう、自惚れる事にしよう。
「だけど」
嫌いで、憎くて。だけど……だけど。
「それがどうした」
それが、どうした。
「嫌いだから、好きになれない? 違うだろ。憎いから、愛せない? そうじゃないよな。人間はデジタルじゃないんだ。
マイナスとプラスで差し引き零とか、そんな簡単じゃない。強いから、弱くない? 厳しいから、優しくない? 人間ってのは、そこまでシンプルに出来てない」

それはまるで神様の創り出したマジカル。
破綻したロジカルを搭載したぼくたち。
割り切れないラジカルの、その狭間。
切れぬ輪幹(サイクル)の中で愛と憎のリサイクル。
誰も彼もがロマンチストのエゴイスト。
正位置でさえ逆さ吊りのクビツリ希望者が集まって。
雁首揃えて首を括りたくなる戯言(リリカル)な物語。

けれど、ぼくはこの物語に「クビククリリカル」なんて付けはしない。

一人一人が、一筋縄じゃいかない、新しい物語。
それがどうした。だからなんだ。
ぼくたちは生きているから。
デジタルなんかには、変換出来ない。
理詰めでなんて、生きられない。感情の生き物だから道だって順序だって違えよう。
だけど。
ならばせめて、格好良く。潔く。気持ち良く。
最上級(トビキリ)の詩的表現(リリカル)で啖呵(リリック)を切ろう。



ぼくはこの物語を「トビキリリリカル」と名付けようと思う。
戯言遣いは過去を見捨てて、未来を蔑ろにして、今を踏み躙る。
「愛してるに理由は要らない」
言い放つは魔法の言葉。
君が教えてくれたんだ。
真っ直ぐな恋の言葉は、一撃必殺。
それはただ心臓を射貫く一撃。
恋の全てを愛の総てを想いの凡てを重いに変えて。想いを伝える、ただそれだけに特化した。君の言葉は重量級の魔法の言葉。
乾坤一擲。愛の言葉。
くたばれ、戯言殺し。
「ぼくは玖渚友を愛している」
今だけは――くたばっちまえ、戯言遣い。
「どれだけ嫌いでも、どれだけ憎くても、どれだけ不愉快でも、どれだけ不釣合いであっても、それでも」
死ね、ぼくの理性。
「それがどうした」
理性も理解も理知も理想もかなぐり捨てて。
人間なんて結論、動物。
マルゴトアニマル。
感情論で動いちゃっても。それはそれで人間らしさの一側面。
一側面なれど。
全は一が真ならば、一は全だって真。
ぼくを突き動かすのは、唯、それだけでも構わない。
「それでもぼくは玖渚友の笑顔が、好きなんだ」

空前絶語(トビキリリリカル)。

兎吊木は言う。
「君が傷付けば玖渚友は傷付き、玖渚友が傷付けば君が傷付く。相互依存を行うには、君も玖渚友もその存在は危う過ぎるだろう。
これを機に玖渚友を見捨ててしまおう。ああ。そもそも彼女を愛しているというのならば、君は率先して見捨てるべきなんじゃないか?」
「アンタは何も分かってない」
ぼくは言う。
尊大不遜に。
「玖渚友をぼく以上にしあわせに出来るヤツが居たら連れて来い」
倣岸無礼に。
「玖渚友をぼく以上に笑顔に出来るヤツが居たら連れて来い」
傲慢磊落に。
「玖渚友とぼく以上に縁を結んでいるヤツが居たら今すぐここに連れて来い!!」
そうだ。選んだのは友だけじゃないって事。
ぼくだって、友を選んだのだから。
一方通行では、この想いは無いのだから。
「縁」は「繋」がっているのだから。
「ぼくが危うい? だったらぼくより危うくなくなって、ぼくより玖渚をしあわせにしてみせろ。よく聞け、害悪細菌。ぼくと友が傷を共有しているのはその通り。だから、ぼくは傷付かない。
だけど、共有してるのは傷だけじゃない。そこだけを抜き出されても悪質なテレビの編集にしか聞こえない。ぼくと友は幸も不幸も共有してるんだ。だから、ぼくは笑う」
少なくとも、ぼくは昔よりも色んな事が巧く出来るようになった。
少なからず、ぼくの周りでは人死にが減った。
少なくない回数、ぼくは――。
――ぼくは笑えるようになった。
風が吹く。まるでウエスタンムービィの様に。ぼくとぼくの恋敵の間を、通り抜けていく。
春の嵐。
なぜだかそんな単語が頭に浮かんだ。
「アンタがぼくに友を一番に考えて行動しろ、ってそう言うのも分からなくはないさ。玖渚友の従僕としてはぼくにそうされるのがベストだと考えて当然だろう。でも、それじゃいけないんだよ、兎吊木」
それでは、ぼくが、笑えない。
「だからぼくは今から友達の家族を救いに行く。そして、帰ってきて友に言うんだ。『友達に会ってきた』って。ぼくはヒーローじゃないけれど、それでも友達の家族の危機を見過ごしてそれでも変わらず笑っていられるほど、人でなしじゃない」
あの人が死んだ時も。
あの人が殺された時も。
あの人が死んだ時も。
あの人が殺された時も。
ぼくはそれを受け止める術を知らなくて、無関心と無感情の仮面を被って不干渉の不感症を貫いた。
あの子が死んだ時も。
あの子が殺された時も。
あの子が死んだ時も。
あの子が殺された時も。
ぼくはそれを抱き止める術を知らなくて、無理解と無気力の殻に篭って不道徳の不平等を装った。
子供、だったんだろう、結局。
童のときは。語ることも童のごとく。思うことも童のごとく。論ずることも童のごとく。
なりしが。
人と成りては童のことを棄てたり。
ぼくは今だってそれを受け止める術を知らない。
ぼくは今だってそれを抱き止める術を知らない。
涙が流れないのは、枯れ果てただけで。
いつだって、仮面の奥で、殻の向こうで、嘆いて、泣いていた。
ぼくが知ったのは一つだけ。
それは受け止めたくないものだって、それだけの事。
単純で申し訳無いけれど、ぼくは人が死ぬのが、嫌いなんだ。たったの、それだけ。
だから、七年前を境に人の死を受け止めようとする事を、止めた。
受け止めて、嘆くくらいなら、死を止めてみようと、そう決めた。
死を悼むという心を欠落させた欠陥製品。
でも、今はそこに別のパーツが嵌まってる。
生を寿ぐという、それはきっと当たり前のパーツ。誰でも生まれながらに持っているパーツ。
生きている内に、ぼくがどこかで落っことしたパーツ。
それを。
みいこさんが。
崩子ちゃんが。
姫ちゃんが。
萌太くんが。
隼さんが。
七々見が。
みんなが。
拾って届けてくれた。
だから、ぼくは大丈夫。
ぼくの欠陥(キズ)は今ではもう、大切な傷跡だ。
だから、告げる。
「ぼくは、人でなしじゃない」
一言一句で噛み砕くように告げる。
「困っている友達が居るのなら、手を貸す。それはぼくが笑うためにだ。それは友に笑顔を見せたいからだ。友と、そしてみんなと一緒に笑っていたいからだ」
兎吊木が両手を上げた。それ以上は必要無いと、そう言うように。
「君の勝ちだ」
一方的な敗北宣言。
「どうやら、厄介な方向に育ってしまったようだよ、玖渚友の玩具に過ぎないと思っていた少年が。いや、セルロイドの人形でも魂は宿るという話だったか? ならば君はそれはもう大事にされたのだろうな」
環境は人を作る。人が人を作る。人格は人との出会いによって育まれる。
ならば、ぼくはぼく自身を誇らなければならないだろう。だってそうじゃないか?
ぼくの周りに居るのは、癖は強いし変態ばかりだけれど、それでも素晴らしい人達なんだから。
誇るべき、家族なのだから。
「言っただろう、ぼくは人でなしじゃないと。逆説、ぼくは人だ」
人と人の間に生まれるから、人間。
「七年前の子供のぼくと同じだと、そう思うからだ。そう思うからぼくを見誤る。兎吊木。人間は成長するんだよ。ぼくだって、ぼくなんかは成長なんてしないと思っていた。だけど、違った。ぼくなんかでも、いや誰だって、生きていれば成長するんだ」
生きていれば。
生きてさえ、いれば。
あんなどうしようもない人間だったぼくにさえ、誰かを救えるような人間になる未来が見つかった。
「ぼくは何も諦めない。もう何も諦めない」
壊し屋を前にして、そう断言する。
まるでイージスの盾にでもなったように。否。まるで、じゃない。ぼくは盾だ。
ぼくは平和を守る、正義の味方。
「ぼくたち」は「ぼく」が守る。
一歩、踏み出す。
一線、踏み越す。
そこに線なんて、本当は有りはしない。知っていた。
「壊し屋。玖渚友の従僕。アンタだって、例外じゃない。ぼくは、アンタと友が共に笑っている絵ですら、諦める気は無いんだ」
「なるほど。それが、『桜を見に行こう』か。ご苦労な事じゃないか」
ぼくは歩き出す。マンションの反対へと。
彼は歩き出す。マンションへと向かって。
「玖渚友の警護は俺がやろう。君が殺される、なんて可能性は否定出来ないからな」
「好きにしろよ」
「俺は生憎、君を信じていないのさ。戯言だけなら、誰にでも吐ける。違うかい?」
「信じてくれ、なんて言ってない」
「おや、これは失礼。では、俺は言われた通り、好きにするとしよう」
すれ違う。ぼくは振り向かない。兎吊木に振り向いた気配は無い。けれど、それでいい。
割と、悪くない距離感だった。
「ああ……っと、一つ、これだけは聞いておかないと」
ずっとずっと、疑問だった事。
「兎吊木。アンタ、エレベータ嫌いなのにどうやって玖渚の部屋まで行ってたんだ?」
男の背がビクリと震えた、気がした。直接見ていないから分からないが、そんな気配とも音とも言うべきものが聞こえた。
「もしかして、単なるキャラ立ての一環だったりしたの?」
立ち竦む兎吊木は沈黙を保ったままで。ぼくは返事を聞く事も無くその場を後にした。
60 ◆.vuYn4TIKs :2010/03/31(水) 15:48:13 ID:IdEAkrJs
トビキリリリカル、って言うんですね、このSS。知らんかった……
さて、いーちゃんは兎に角こちらの予想を越えてくれます。動く動く。喋る喋る。挙句に勝手にタイトル決めやがる始末
この調子なら、後半も勝手に話を纏めてくれるでしょうか。ちなみにぼくは何も考えてません

人間関係は舞織ちゃんのだけ読みました
えっと、人識と崩子ちゃんの間に面識が有ったんですけど……このSS破綻してる……orz
61名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 15:51:21 ID:8IdehD2z
人織がいーくんに
「男だなんて一言でも言ったか?」
って言うSSが見たい
62名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 16:16:06 ID:ZZAoV7r4
ノリノリで書いてるなあってのが伝わって、非常に面白かった
GJ!
63名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 20:11:22 ID:fIwXNBao
>>60
いいなあ! いいなあこれ!
超楽しい。是非ともこのまま続けてください。
GJ
64名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 20:45:09 ID:9x1MGETT
>>60
原作未読なのですが
なんかたまらなく好きです!
流れというかノリというか
そのあたりがステキで
GJ!
65名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 00:11:51 ID:t1NrGQ+k
まずいな、これを読んでから原作読むと狐さんが滑稽にしか見えなくなるぞww


とにかくGJ、続き楽しみにしてる!
66名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 00:45:29 ID:XV5el/85
なんだただの野生の西尾維新か
67 ◆K.I.DssBEE :2010/04/01(木) 01:07:23 ID:tKzYXIT4
 このスレッド初投下です。
 
『ひたぎアマノジャク』その名の通り天邪鬼の怪異のお話です。
 
もう2000キロバイトくらい書き溜めてはあるのですが、
 
冒頭部分のみを投下します、続きはまた後日。
 
68perverse reverse 1/7:2010/04/01(木) 01:09:20 ID:tKzYXIT4


 私が初めて金縛りという物にあったのは高校に入ったばかりの時。
 当時身に起こっていたある大きな問題に悩まされていた私は、
 そのストレスのせいか、金縛りを含めて、悪夢を見る事がとても多かった。
 寝苦しい夜、ふと目を覚ますと身体の上に何かが乗っている。
 それが私を犯そうとした男を連想させ、いや、もしかしたらその時の私には実際にそう見えていたのかもしれない。
 とにかく私は恐怖、そしてどうせ実際に抵抗は出来ないからと、
 そんな時はいつも硬く目を閉じた。
 せめてもの抵抗と、頭の中で「折れろ、縮め、腐れ」等と連呼していたような記憶がある。
 我ながら酷い思考回路ね。
 ともかく、もうそんな経験があったこと自体忘れ始めていたというのに、
 だというのに今まさに私は、原因は分からないけれど布団の中で身動きが取れなくなっている。
 5分ほど身体を起こそうと努力したけれど、結局指一本動かすことが出来なかった。
 しかし以前とは違い、特に何かにのし掛かられているような息苦しさは無い。
 また、いやに意識もはっきりとしている。
 視界の端には壁に掛けられた時計がハッキリと見えた。
 時刻は7時15分。少し寝坊かしら。
 ああでもたしか今日は日曜日だったはず、何月何日だったかは……思い出せない。
 訂正、まだ寝ぼけているようね、と自己分析。
 特に今日は何も予定は無かったような気がするので、諦めて二度寝を決め込む事にする。
 私は再び目を閉じようとした、のだけれど、
 閉じようと思った瞬間、私は掛け布団をはね除けるようにして上半身を起こしていた。
 はい? 思わず自分で自分につっこみを入れそうになる。
 何を言ってるか解らないだろうが云々、という感じで、
 私自身、何が起こったのかさっぱり解らない。
 しかしそんな私の事はおかまい無しに、というのも変だが、
 ともかく私は洗面所に行き、いつもどおり顔を洗って歯を磨いて、
 髪の毛をとかしながら居間に戻ってきた。
 少し腑に落ちない所はあるけれど、結局普段どおり朝のルーチンワークはこなせているし、
 あまり深く考えないでおきましょう。
 
69perverse reverse 2/7:2010/04/01(木) 01:09:59 ID:tKzYXIT4

 さて、お腹も減っている事だし朝食でも、
 と思った所で、何故か私はしかれたままの布団の上に仰向けになり、
 両膝を立てて腹筋運動を始めた。
 いや。
 いやいやいやいや。
 いくらなんでも支離滅裂である。
 流石にここまできて、自分の身に何かおかしな事が起こっているのが解らない程鈍くはない。
 だからといってどうすることも出来ないのだけれど。
 どんなに思慮深く振舞った所で、所詮私は今、
 パジャマのボタンを2つ大きくはだけたまま、とかしたばかりの髪を振り乱しながら、
 黙々と腹筋運動をしている謎の女子高生なのだ。
 JKである。
 こういうギャグ担当じみた事は、同じJK仲間である、
 冗談は顔だけにしろ、でお馴染みの阿良々木君の領分だと思っていたのだけれど。
 まあそれはさておき、結構困った事になったわね。
 けれど経験上、こういう時は慌てて何かをしてもしょうがないのは解っている。
 そして打開策も一つ浮かんだ。
 しかしこういう事に関して、阿良々木君との間に秘密は作らないようにしようと、
 約束はしたものの、いつも彼に頼るというのはどうかとも思う、プライド的にも。
 私の為に働く阿良々木君の姿を見れないのは惜しいけれど、
 自分で出来る限りの事をして、それでもどうしようもなかった時、
 彼に助けを求めるとしましょうか。
 そう思った私は、腹筋を止め、携帯電話で阿良々木君に電話をかけ始めた。
 ……思わず心の中でため息をつく。
 しかし何となくではあるが、今回私に何が起こっているのか、わかってきたような気がした。
 きっと、私がしようと思った事と反対、ないし全く違った事を、私の体は行おうとするのだ。
 え、じゃあこれから電話で私はいったい何を言うのかしら。
 等と頭にちらついた矢先、眠そうな声と共に阿良々木君は電話に出た。
 
70perverse reverse 3/7:2010/04/01(木) 01:10:51 ID:tKzYXIT4

「もしもし、随分朝早いな。どうかしたのか? 戦場ヶ原」
「もしもしワタシワタシ、車の運転中に不注意で交通事故を起こしてしまったわ。
 今すぐ私の口座に200万円振り込みなさい」
 
 ――まあ。
 予想の範囲内といったところかしら。
 けれど何も考えていないというのに、勝手に口からぺらぺらと言葉が出てくるのは、
 なんというか、自分の事ながらかなり気味の悪い感覚ね。
 
「何で交通事故を起こした側のお前がそんなに偉そうなんだよ!」
「あら、こういう場合は謝ったほうが負けなのよ」
「謝れとは言わないからせめてもう少ししおらしい態度をとれ!
 まあ、冗談なのが解るからいいけどさ……ああ違うか、成る程」
 
 ん? 今この男は何を納得したのかしら?
 
「そうか、エイプリルフールってやつだな戦場ヶ原」

 ああ、確かに成る程ね。
 今日は4月1日日曜日、1年で唯一どんな嘘をついても咎められない日だったわ。
 いつの間にか、私は身分上JKでは無くなっていたのね。
 
「この程度の嘘じゃあ阿良々木君は騙されないのね、意外だわ」
「当たり前だろ、ていうかお前本気で騙す気があったのか?」
「8割くらい本気だったわね」
「車の運転免許持ってない奴がつく嘘じゃないだろそれは!」
「え、もしかしてそんな事を覚えていたの?
 確か阿良々木君の脳内の記憶容量って1500バイトくらいよね?
 代わりにご家族の名前を忘れたりしてないかしら、大丈夫?」
「恥ずかしながらパソコンなんかに疎い僕は、
 それが一体どれくらいの容量なのかわからないけれど、
 でもその1500バイトってのが、お前と同じ大学にいけるだけの要領には、
 全く足りない事くらいはニュアンスで解るぞ同級生!」
 
 全人類が不可能だと思っていたであろう事象なので、ここで一応注釈をはさんでおくと、
 意外にも阿良々木君はこの春、私と同じ大学を合格しました。
 
 
71perverse reverse 4/7:2010/04/01(木) 01:11:35 ID:tKzYXIT4

「そう……それじゃあもう少し知能レベルの高い嘘をつきましょうか」

 しかし私はあとどれくらい、この無駄トークを阿良々木君と続けなくてはいけないのかしら。
 正直電話代が勿体無いのだけれど。
 ああ、こういう事を考えているから電話が終わらないのかしら。
 
「先日阿良々木君の部屋にしかけた盗聴器に、
 阿良々木君の声に混じって、妹さんのものと思われる艶っぽい声が入っていたのだけれど、
 これは一体どういう事なのかしら?」
「えっ!? ……いやいや、嘘をつくって言われてから嘘をつかれて、
 騙されるわけ無いだろう戦場ヶ原」
 
 なんだか今、素でギクりとしなかったかしらこの男。
 
「ふうん、まあいいわ」

 よくないわよ私。
 もっと深く追求しなさい戦場ヶ原ひたぎ。
 この男のシスコンはそろそろ冗談ではすまないかもしれないわよ。
 
「それじゃあ、次は何にしようかしら。他に阿良々木君が騙されそうなネタは、と」
「まだ続けるんですかガハラさん……お前が僕の事をどれ位頭が悪いと思ってるかは知らないし、
 知りたいとも思わないけれど、もうここまできて僕を騙そうってのは諦めた方がいいと思うぞ?
 というか、エイプリルフールって人に嘘をつく日であって、人を騙す日ではないんだけどな」
「同じようなものよ、騙す気の無い嘘なんて嘘とは呼べないわ。
 それとも阿良々木君は、もう疲れて死にそうだよ、なんて言った人間を見たら、
 死ぬだなんて嘘つくなよ、なんて言って場を白けさせるような人なのかしら?」
「まあ確かに、そういうのを嘘とは言わないけどさ。
 それにしたって、僕を騙すのにどうしてそんなに躍起になってるんだ? お前は」
「幼心に本当にスパゲティの木があると思った私としては、悔しくてそれ以来、
 毎年エイプリルフールに100人の人間を騙すのがノルマなのよ」
「騙されたのかよ!! ていうかあれって、僕らの生まれてくるだいぶ前のネタじゃなかったか?」
「まあそうね、けど最近でもきっと、昔の私のように純粋無垢な少年少女達が、
 ペンギンは空を飛ぶものだと思いこまされたに違いないわ。
 そして学校で恥をかいて、しばらくの間周りからそれをネタに弄られてしまうの。
 可哀想に、英国放送協会に罪の意識は無いのかしら」
「お前に多少同情しなくもないけど、BBCもそんな言いがかりをつけられたら可哀想だな」

72perverse reverse 5/7:2010/04/01(木) 01:12:26 ID:tKzYXIT4

 どうでもいいけど、いつまで私の恥ずかしい過去のエピソードを交えながら、
 この下らないエイプリルフール談義を続けなくてはならないのかしら。
 さっきは一瞬阿良々木君に頼ろうか、等と考えたけれど、
 そもそも他人に、今の自分がどういう状態なのかを伝えるすべが無いじゃないの。
 今回私は何を思いついても、何も出来ないのだから考えても無駄かしらね。
 むしろ良い案を思いつくと、その行動の逆をしてしまうのだから、
 考えない方が良い結果になるのかもしれないわ。
 
「今更だけど戦場ヶ原、エイプリルフールの事はさておき今日はやたらテンションが高いな、
 エキセントリックというか、何かあったのか?」
 
 ほら、こうして阿良々木君は何もしなくても解決してくれそうじゃない。
 
「別に、いつもどおりよ?」
「いやそうでもないだろ、なんていうかちょっと懐かしい感じだ」
 私の周りの人たちは、そろいもそろって私の事をツンデレだと認識していたようで。
 ツンデレというかただの性格の悪い人だと思っている人もいたかしら。
 阿良々木君とか。
 ただそれも今は昔の話。
 私は日々成長、進化しているのだ。
 阿良々木君は、そんな私をドロひたぎだのなんだのと、語感の悪い感じで呼んでいたけれど、
 最近の私はピュアひたぎである。
 成長していないのはやっぱり阿良々木君くらいのもの。
 むしろ変な方向に成長、というか悪化の一途を辿っているような感じかしら。
 卒業式の後、間もなくして羽川さんが大学に進学せずに旅に出てしまったせいで、
 阿良々木君の暴走を止められるのは、事実上私だけになってしまっていた。
 何故私がこんな損な役回りを演じなくてはいけないのかしら。
 閑話休題、だから阿良々木君がさっきまでの私に対して、違和感を覚えるのは当然。
 さあ、その調子で早く感づいて何とかなさい。
 
 
73perverse reverse 6/7:2010/04/01(木) 01:13:10 ID:tKzYXIT4

「そう、やはり阿良々木君に隠し事は出来ないわね」
 意外にも私はそう阿良々木君に切り出した。
 
「そうなのか、なんとなくただ事じゃないような気はしていたけれど」
「ええ、少し恥ずかしい話なのだけれど聞いてもらえるかしら」
「勿論だとも。力になれるかは解らないけれど、何でも言ってくれ」
「先日大学入学に際して身体測定の連絡があったわよね?」
「は? いやまああったけれど、それがどうかしたのか?」
 いや本当に何を言っているのかしら私は。
 
「あれと同時に尿検査のキットが配られたじゃない?
 男の子だと解らないのかもしれないけれど、私あれが苦手なのよね、
 もともと用を足しながら何かをするのがかなり不得意なのよ私」
「すまん戦場ヶ原、お前が何を言いたいのかさっぱり解らないんだが」
 私にも何を言っているのかさっぱり解らないわ。
 
「察しが悪いわね阿良々木君。だから私の尿を採取するのを手伝ってほしいと言っているのよ」
「何言ってるんだお前!?」
 ちょっと、ちょっと本当に待ちなさい私。
 いや本当に、マジに、それは冗談じゃすまないわよ。
 
「何でも言ってくれって言ったじゃない? アレは嘘だったの阿良々木君?」
「いや、嘘じゃないけれど……」
 貴方も待ちなさい阿良々木君、なにゴクリとか喉をならしているの。
 どうしてさっきまでの嘘は一瞬で看破したのにこれは信じるのよ。
 明らかに今までで言ったことの中で一番信憑性が薄いでしょう?
 
 
74perverse reverse 7/7:2010/04/01(木) 01:13:31 ID:tKzYXIT4

「??解ったよ戦場ヶ原、僕だってお前のなら、その……大丈夫だ」
 何を解ったっていうのよちょっと。
 何が大丈夫なのよ貴方も私も全然大丈夫じゃないわよ。
 確かに以前私の方から似たような事をしようとした事はあったけれど、
 この行為の後に残るのは、何の面白みも無いただの変態二人よ?
 
「僕もこんな事初めてだから、上手く出来るか解らないけれど、出来る限りの事はする」
 尿検査が上手な人や、逆にそれが苦手な人類なんてこの世に存在しないわよ。
 本当に馬鹿じゃないのかしらこの男。
 
「じゃあ、その、今からそっちに行けばいいか?」
「ええ、待っているわ」
 そしてそのまま、電話を切った。
 切ってしまった……。
 嘘でしょう?
 しかし呆然としている私は、携帯を床に置くと、テキパキと鞄に入ったキットを取り出し始めた。
 止めなさい私。
 ああ違うわ、やりなさい続けなさい貴方は今阿良々木君にそれを手伝ってもらえる事が、
 楽しみで楽しみでしょうがないのよ。
 ……駄目ね、いくら自己暗示をかけても逆の行動をとってくれないわ。
 というか頭まで変態になってしまいそうよ。
 ああ、運良く阿良々木君がそれこそ自転車で交通事故を起こさないかしら。
 こんな風に、私のエイプリルフールの朝は過ぎていった。

75 ◆K.I.DssBEE :2010/04/01(木) 01:15:06 ID:tKzYXIT4
 以上です。
 ごめん>>67は全部嘘なんです。
 タイトルは「perverse reverse」の方です。
 k1見ながら思いついたネタを、間に合うわけないのに思いつきで書いただけなんです。
 勿論続きも書いて無いです。
 
 原作っぽい雰囲気の作品がいっぱい出てきたから、
 ちょっと俺は別の道を行くぜ、という作者が天邪鬼なssでした。
 ちょっと色々やりすぎた、今は反省している。
76名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 01:24:10 ID:Rd4umixl
>>75
2000KB=2MB…テキストだけでその容量ならそこらのギャルゲ並みだわな。
ついでに2chに貼ると単純計算でスレッドが4つ飛ぶ(笑)
とりあえず乙。そしてぜひ続き書いてくれ
77名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 01:27:12 ID:IeUYM35g
初投下じゃないじゃん!2000kってwww
とか素で突っ込みながら読んじゃいましたw
見事騙されたorz

続き読みたいです!
GJ!
78名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 01:58:01 ID:a/DqUWkP
めっちゃおもしろかったわ、戦場ヶ原視点なんて難しそうなのに、スラスラよみやすかったし、違和感なかった。
続き希望っ
79名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 02:26:51 ID:KYPO+2UE
新鮮かつ上手い。視点が文字通り上手い感じ
80名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 03:39:23 ID:IB4/jov4
「兄ちゃん、できちゃったから責任とれよな///」

「重すぎる!」
81名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 09:43:01 ID:geVLUGoj
続き書いてないとか嘘なんだろ?
エイプリルフールだからな
騙されないぞ

早く読ませろやゴルァ!
82名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 17:39:48 ID:YzqdRxLr
>>60
いーちゃんの表裏である所の人識君が、
約七年前に一度会っただけの抱きま・・・崩子ちゃんの
存在を忘れていたとしても、記憶力的問題で考えれば
さして不思議は無いだろうから、そのまま突っ走ればおkおk。

それでも何か問題があるって事なら、まあパラレルって事で
突っ走ればおkおk。

何にせよ、俺は全力でこの楽しい物語を応援してるので、
続き楽しみに待ってますです。

応援は合う縁に似たり。とか。なんちゃってー。

>>66
ワラタ

>>75
騙されすぎさんは、何と言うか、物凄いピンポイントに色々とアレだなw
新鮮で面白かった。GJ!
83名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 19:57:41 ID:kr1CXjaa
クソッ!おまえらはいつもそうだ!
新作が投下されてハァハァできるかと思えばただの良作・・・確かにGJだが違うだろ!ここはエロパロスレだろ!?
・・・だれか助けてくれよ・・・(いきり立ったムスコ的な意味で
84名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 20:00:55 ID:TmgW7m54
エイプリルフールでひたぎさんのキツいジョークで浮気を告白されたと思ったら
実は本当に寝取られてましたみたいなの読みたいです。
85名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 21:40:32 ID:YzqdRxLr
>>83
ははは、気持ちはわからないでもないぞ。
だが、そのただの良作の行間でハァハァできてこそ変態だと、
そうは思わんかね!?

え? 別に変態になりたくは無い・・・? そうか・・・(寂しそうな顔で
86名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 23:14:36 ID:KYPO+2UE
多分ガハラさんのエロが一番不足してると思う。次は戯言の誰か。
87名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 00:06:21 ID:bxks9/Oe
>>86
あ、あんたに言われたから書いたんじゃないからねっ!

もうホワイトデーどころか4月も2日ですよ。
というわけで、ガハラさんと暦さんのイチャラブ続き。
具体的エロシーン一歩手前くらいまで?
短くてごめんよー。
88名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 00:08:39 ID:XHYkgM6U
 実際の所、ガハラさんの御身体を拝見するのは、これが初めてではない。
 あの時――あの、蟹にお願いしに行く為の下準備の時、こいつは僕にその豊満な身体を惜しげも
無く晒して――その背にうっすらと残る傷痕は、一切、晒さなかった。
 でも、今、戦場ヶ原は後ろを向いていた。背中を、見せていた。
 下着は、下半身の一枚を残して脱いでいた。フロントホックのブラジャーを、それを自分の手で
外してしまいたいという願望は無くも無かったけれど、それよりも何よりも、大事な事がある。
 背中を、素肌を見せていた。
 つまり、そこに残る傷痕も。
 それは信頼の証。
 そして肩ごしに向けられる視線は、親愛の眼差し。
 これから登ろうとしている情愛の階(きざはし)を、思わず一段飛ばしにしてしまいそうな程、その
視線は熱く蕩けていた。
 戦場ヶ原蕩れならぬ、戦場ヶ原が蕩れ。もちろん言うまでもなく、そんな彼女に、僕は見蕩れていた。
「……そんなにじっと見つめて……まさか阿良々木君が傷痕フェチだったとは、知らなかったわ」
「なんでそうなるんだよっ!?」
 傷痕。
 それは、幼い頃に大病を患った戦場ヶ原が、命と引き換えにその身に刻んだ物だ。
 消える事なく残り続け、彼女を縛り続ける呪となる――そうなるはずの、対価だった。
 だが、その対価すらも――それすらも、彼女の命と引換えにするには、軽かったのか。
 戦場ヶ原は、その持てるほぼ全てを失った。
 取り戻そうとした年月すらも、無駄に終わった。いや……それは失う事を加速させすら、した。
 何もかもを失くし、それでも諦めていなかった。
 何もかもを失くしたのに、それでも諦めていなくて――だから、僕と出逢えた。
 そして今、戦場ヶ原は、本当なら、それだけが――ただそれだけを対価とすれば済んだはずの、
その傷痕を、僕の目の前に曝け出していた。
 もう、ほとんど消えかかっている。
 長い年月は、失い続けた、失くし続けた、泣くを続けた年月は、命の対価としての傷すらも、ほぼ
償却する程に苛烈で、切ない物だったのかと、そう思わせるような……それは、希薄さ、だった。
 もう、ほとんど消えかかっている。
 でも、それを僕は……真正面から受け止めなくちゃならない。
 消えかかっているから、後は消えるに任せるんじゃあ駄目だ。消える前に――その傷痕も含めて、
僕はお前を愛しているんだと、そう伝えなきゃならない。
 僕は意を決し――いや、意なんか元々決している。僕は、あるがままを伝える為、口を開いた。
「僕は傷痕フェチなんかじゃない」
「知っているわ」
 僕が執心しているのは、お前だよ、と……そう言葉を継ごうとした僕を、戦場ヶ原が遮った。
 ……お見通し、ってわけか。お見落としするはずもない、よな。
「阿良々木君は無類のパンツフェチだものね」
 僕はコケた。盛大にコケた。
 まさかの、ここに来ての暴言毒舌通常モード!
 しかも、何か微妙に真実を言い当てているような気が無きにしも非ず!
 とはいえ、ここは否定しておかねば、色々と不味い。不味すぎる!
「だからなんでそうなるんだよっ!?」
「穿いてないから恥ずかしくない、という最近よく聞く台詞に対するあなたの発言は素晴らしかったわね」
「……僕、何か言ったっけ?」
「『穿いていないという事実をこそ恥ずかしがれ! パンツに対する冒涜は許さない!』」
「それは女の子とかどうでもいいレベルに達した、ただのパンツ好き変態の発言だろ!?」
 あくまで僕の興味は、女の子が穿いたパンツであり、パンツそれ自体に欲情するような変態では……
まあ、多分、その、無い、はず?
「そんな! せっかくここまで脱いだというのに、阿良々木君が女の子なんてどうでもいい、ただの
 パンツ好き変態だったなんて!? 最後に残ったこの一枚を脱げば、私なんかに脇目もふらず、
 そちらを拾ってくんくんしてしまうのね!」
「僕の性癖をパンツ自体が好きな変態という事にするな!」
 ……戦場ヶ原の穿いていたパンツを拾ってくんかくんかするという誘惑に、心が揺さぶられないでも
無いけれど……それで全てを失ってしまうつもりは、僕には無い。
 というか、この女……どこまで気づいてるんだ!?
 まさか、阿良々木ハーレムby八九寺命名は全員パンツコンプした、なんて事実までは掴んでいないと
思うのだが……。
89名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 00:11:39 ID:XHYkgM6U
 とにかく、余計な事を気取られる前に、僕は無理やり話を戻す事にした。
「……せっかく、それなりに格好良く決めようと思ってたのに、この流れじゃ全然決まらないじゃないかよ……」
「無理に決めようと思ったりなんかしなくていいのよ」
 僕は今更ながらに気づく。
 そんな通常モードの暴言毒舌の最中でも、やはり――やはり、戦場ヶ原の瞳は、蕩けたままだった。
「そんな事しなくても――あなたは、格好いいんだから」
 ……ああ、もう。
 結局、それは僕に対する信頼って事なんだろうな。
 それを見せたのは、ただ単に、自分が踏ん切るその為に。
 その傷痕を、阿良々木暦が受け止めてくれるって事に関しては――最初から信じて疑ってないんだ。
 言葉は要らない。お約束すらも、そこには必要無い。
 あるのはただ、信じる決心――もう、ほとんど固まっていたそれを、二度と崩れないように強固にする事、だけ。
 それさえ終えれば、あとは……してもらうだけ。
 突然というわけでもないデレは、いよいよ戦場ヶ原の中でそれが固まったという、二度と崩れないと
確信できたという、そんな証左なのだろう。
「そんな事しなくても――私は、知っているんだから」
 もう、言葉は要らない。お約束すらも、そこには必要無い。
「……ああ、そうだよ」
 僕は、だからこそ言った。言葉にした。要らない物であろうと、いや、要らない物だからこそ、それを
口にする事に、意味はある。これだけ怪異に関わってきた僕らだ。言霊を馬鹿にする事は出来ない。
「僕が執心してるのは――大好きなのは――心を奪われているのは――――――お前だけだよ、ひたぎ」
「……うん、知っているわ」
「ずっと……ずっと一緒にいたい。いられると、そう、思ってる」
「……うん、知っているわ」
「お前も……僕と、一緒にいたいと、そう思ってくれている?」
「訊かないでちょうだい……知っているくせに」
「……ひたぎ」
 僕は、背中からひたぎの身体を、その傷跡ごと包み込むように、抱きしめた。
 肩ごしにかわす、口づけ。
 互いの舌が、互いの舌をまさぐる、深い、深い、キス。
 確かに、僕は知っている。
 だって、僕はこいつを離すつもりは無いんだから。そして、ひたぎも、それに応えてくれているんだから。
 だから僕は。
 知っている。
90名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 00:13:29 ID:XHYkgM6U
ここまで投下です。

あのほぼ全裸御開帳の意味とかを化物語再読してて再認識したり、
童貞告白が戦場ヶ原宅だった事に再読してて衝撃受けたり、
色々と忘れてた所や間違ってた所がありますが、もうちょっとだけ続くんじゃよ。
91名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:40:00 ID:r7S/ynaX
くー、ガハラさん蕩れるー!
タララギさんパンツフェチすぎるw
GJ!
続き待ってるよー
92名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:43:53 ID:G+W04AT9
>>90
あなたが投下するのを私はあらかじめ(ry
ほんにガハラさんのは甘い奴ばかりじゃのう
93 ◆VEKC7A6llk :2010/04/02(金) 15:37:02 ID:t5ZPWhmi
未完のクロスオーバー物(化け物×戯言)エロ無し
当方遅筆、乱筆の西尾暦一年の若輩者ですが、どうぞよろしくお願いいたします
まずは化け物のターンから
94 ◆VEKC7A6llk :2010/04/02(金) 15:38:14 ID:t5ZPWhmi
有々木さんのターン
 
それは僕と、僕とスタディな仲にある(スタディは知らない)戦場ヶ原ひたぎの二人で、神も神原も休む日に二人で二足歩行による移動行動によって、地方自治体の金で作った・・・簡潔に言うと日曜に公園デートしている時だった。
 他愛も無い、悪意も無い会話を二人で交わしていると前方から男女の二人組が歩いてきた。
 勿論、ここが公衆施設である以上どのような人間が歩いていようと構わないのだが、なんとなく僕はその、男女の男の方、兄妹の兄のほう(体格や見た目からして恋人関係とは思えないので勝手に兄妹と断定)が気になった。
 僕と同じようなアホ毛のその人が気になった。
 以前何処かで会ったか、前世からの因縁かなんかなんだろうか、ひょっとしたら生き別れの兄弟だろうか
 僕がそんな阿呆な事を考えている内にその二人とはすれ違っていたようで、前方にその影は無い。
「どうしたの?阿良々木君、そんないつも通りな顔をして」
「いつも通りなら何も言うな!」
「いやね、阿良々木君、これは「アホな顔して」という台詞を「いつも通り」という言葉を使って、いつもアホな顔をしている、と馬鹿にしただけよ」
「解ってるから説明すんな!」
「そんな事より」
「もうその扱いにも慣れたが一応つっこんでやる、おい戦場ヶ原、僕を馬鹿にした挙句自分の都合で話を変えるな」
「そんな事より」
「これも無視か!」
 因みにデレた戦場ヶ原はこんな事は言わない、デレた後、なんとなく寂しくなった僕がデート三回の内一回はツンになる事をお願いしたのだ
・ ・・Mじゃない、Mじゃないからね?
「そんな事より阿良々木君、さっきの人なんだけど」
 三回目にしてようやく本題に入る戦場ヶ原
「さっきの夫婦の旦那さん、阿良々木君に何となく似てなかった?」
「夫婦!?あれ夫婦だったのか!?」
 本題も無視して驚く僕
「似てる、って言っても、容姿や仕草じゃなくて、いえ身長はちょっと似てたけれど」
「名前も知らない人を馬鹿にするな!」
 さり気なく自虐的なつっこみだった
「雰囲気と言うのかしら、なにかが似てたわ、阿良々木君とは前世で因縁があったか、生き別れの兄弟だったのかしらね」
「まぁ、人は世界に・・・」
「あぁ、でもあっちの方が遥かに、はーるーかーに、甲斐性はあるわね」
 世界に三人は似てる人がいるらしいしな、そう言おうと思ったら酷い事言われた
「あっちは某有名ブランドのスーツだし、こっちは高三にもなって女友達に服を買ってきてもらうし」
「あの時はまだ高三じゃねぇ!」
 なにか間違ったつっこみを入れる僕
「あっちは婚約指輪だけで家買えるし、こっちはプレゼントは可愛い可愛い彼女からは素敵なプレゼントを貰っておいて、自分からは何もしないし」
「お前からのプレゼントは全部金の掛からない物だけどな」
「あら、ラギ君は金が全てと言うのね!」
「僕の名前を略すな!」
 そっちじゃない、そっちじゃないだろう、阿良々木暦
 それはともかく、戦場ヶ原にプレゼントを贈らないと機嫌を損ねてしまいそうだから何か考えなくちゃだな
 そんな事を考え始めて、さっきの人の事などどうでもよくなる僕
 その後、その人と僕にとても関わりのある人物が事件を起こす事になろうとは、このSSの主役は僕じゃないから、知る由も無かった
95 ◆VEKC7A6llk :2010/04/02(金) 16:11:21 ID:t5ZPWhmi
 戯言遣いのたーん、だよ。いーちゃん

 それは或る日、ある日曜日だった。
前日から、ぼくの妻である所の元玖渚友と一緒にとある地方に来ていた
本来ぼくの仕事だからぼく一人で行けば良いのだが、どうしても友が付いてきたいと言うので
尚さんに頼んでまで、休みを貰い一緒に来ていたのだ。
尚さんは「ちょっと遅い新婚旅行だな」と、目以外は笑っていた
まぁ、今回の以来はこんな所まで来ておいてすぐ終わりそうだから、友とのんびりするのもいいかもしれない。
それに依頼主が詳しい話をするのに指定してきた時間は夜だから
今日は友とホテルで寝ていよう、なんならイチャつくのもいいかも
とか考えているぼくの気持ちを知ってか知らずか
友が外に行こうと言うので、軽く本気で外に出た
・・・本気すぎてホテルから離れてしまったけど
昼飯をマクドで買って、またその辺をぶらりとしていると
丁度良く公園を見つけたのでそこに向かった

そこまでは良かった

何の問題も無かった

いやまぁその後に起こった事も何の問題もなかったけど



ただ自分の依頼された、「とある人物の護衛」の対象とすれ違っただけだ



まだ正式な依頼じゃないから何もしないけどね
写真じゃ分からなかった、身長とかアホ毛に共感しちゃった
「いーちゃん」
「どうした、砂場を見てあの日の事でも思い出したか?」
「うにー、それもそうなんだけど」
 それもそうなのか
「なんか今の男の子いーちゃんに似てなかった?」
「さぁな、気のせいだろ、腹違いの兄弟じゃあるまいし」
「うにー、いーちゃんが言うからにはそうなんだろうね、うにー」
「じゃ、そこのベンチで食べようか」
 本当に些細な事だけど、友の台詞がなんかひっかかった
 ・・・案外僕じゃなくて零崎の生き別れだったりしてな
96名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 01:00:58 ID:oGuXZVqr
双識との関係に、死吹の外見に対して、出夢はどんなにまさぐっても傷一つなかったのに…みたいな描写あったよね?

どんな理由と状況でまさぐったのか詳しく知りたいのだが
97名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 09:57:31 ID:GWQtOg3b
匂宮出夢との関係読み始めたんだけどまえおきの

これは、ひょっとしたら実ったかもしれない、小さな恋の物語だ。

のとこでいーたんに出夢くん寝取られたぜろりんが可哀想でもう軽く泣いた
98名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 03:27:46 ID:SlEaqA/6
潤さんは近寄る男がいなくて実は処女説を提唱してみる。
99名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 11:57:19 ID:yU+F+6Pi
え?処女違うの?
100名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 18:40:45 ID:r4UCXcvl
少女の頃に屈服されたついでに犯られちゃったとか。
まぁ、潤さんには大して興奮しないからあれだけど。
101名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 19:00:02 ID:K5oqqmPd
拭森貫通のキャラデザがなんかツボだ
102名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 21:08:27 ID:RBanM/5/
>>98
最強だからなぁ・・・性豪でもある、と考えた方がいいと思う。
あれだけ作中で、何に関しても最強な、最強の代名詞として扱われてるのに、
実は直接的性行為にはまるで免疫ありませんでした、ってのは流石に無いんじゃないかと。

ただ、自分の意志で処女膜復活させるくらいの事は朝飯前だとも思うw

最強になる前の潤さんは、ちょっとだけ人間人間に出てるけど、
それよりもさらに前の、最強目指して改造される前の潤さんがどんなだったかは気になるなぁ。
103 ◆zO7AQfurSQ :2010/04/04(日) 21:35:26 ID:D6JaEeO2
今日の西尾イベント行ってきたぜひゃっほーい!
思ったより忍本が多かったのは嬉しい。そろそろ撫子人気を凌駕しそうだな。

>>10の続きは正直難産中…………脳内の絶倫モード阿良々木くんが鬼畜過ぎるので何度もリテイクしてる。
もう正直投げ出して忍とイチャイチャさせたいわー。いや、ちゃんと書くけど。目指せ、今週中!

こんな書き込みもなんなので小ネタでも。



「そういえば阿良々木さん」
「何だ」
「今更ですけどこの呼び方でよろしいのでしょうか?」
「?」
「千石さんや妹さんみたいに『お兄ちゃん』とお呼びした方が萌えますか?」
「……萌える?」
「お兄ちゃん」
「う……」
「あの、暦お兄ちゃん」
「こ、これは……」
「暦お兄ちゃん、コーラ買ってきてください」
「あー全然萌えないわ」
104名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 21:38:13 ID:RBanM/5/
何その
「あ、普通のじゃ駄目ですよお兄ちゃん。ちゃんとペプシのしそ味で」
とか言い出しそうなノリw
105名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 21:54:59 ID:l03CTgzE
え?鬼畜木さん駄目なんですか?
むしろ望むところなのでは
106名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 21:58:08 ID:bSBcsgCl
>>103
むぅ一つ聞きたいが18禁の同人誌なのかい?
ぱないの以外持ってるの全部18禁だからそういうの気になるぜ。地方だから通販にこないと買えないけど。
それと別に鬼畜でもいいと思うんだ。
確かにキャラが壊れすぎるのはよくないが、ちょっとぐらい無茶してもいい。
だがしかし、八九寺を投げ出すのは認めねぇ。いっそ両方ともイチャイチャすればいいじゃない。
107 ◆zO7AQfurSQ :2010/04/05(月) 19:56:36 ID:Eez0iyOy
やっぱり女の子にとって初めては優しくしてやったほうがいいと思うんだ。
俺ではなく、薄くて弱くて優しい阿良々木くんならきっとそうする。
だからそういうのを目指すつもりです(キリッ
……いっそ途中まででも投下してしまおうかしら?

>>106
ぱないのもエロくないかと聞かれれば否定するがなw
ちゃんとエロじゃなくてシリアスストーリーの素晴らしい忍本もあるぜよ。色んな人の色んな解釈が見れて楽しい。


ではまたもや小ネタ



「ところで阿良々木さん、ロシアの方々のお名前っていかしてるとは思いませんか?」
「ロシア……?」
「チョフとかスキーとか」
「えーと、マヨイチョフ」
「コヨミスキー」
「違和感ありまくりだな」
「……あっ」
「ん?」
「ち、違いますからね!」
「?」
「か、噛んだだけ、そう、噛んだだけですから!」
「??」
108名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 00:56:35 ID:WbAj1uCg
なにこの萌え少女w
109名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 01:26:17 ID:0OMiFUGs
>>107
実はエロにしか興味がないんだ……
優しく激しくいけばいいんじゃないかな!

あとそこは阿良々木さん気付いてやれよ!ぽろっと本音出ちゃうなんて可愛いだろ!
110名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 23:57:44 ID:9E8Tbc5C
誰か彼岸島とアララギパロしてくれ
111名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 17:20:09 ID:Gq5i99Rn
ガハラさん「みんな、阿良々木くんは持ったわね!?」
羽川「阿良々木くんに持ち変えるのよ!!」
神原「阿良々木先輩だ!その武器を持て!!」

112名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 21:15:01 ID:MBLVKxAQ
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/22/b11.zip  PNG画像版
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/23/b11.pdf  PDF注意

什物語

なんか過疎ってるので、小ネタを。

佰物語のオマケ?っぽい感じでレイアウトされたSS?です。
佰物語を持ってる人向けかもです。
113名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 22:27:56 ID:JI0+5ZCr
過疎ってるからなんか投下しようとしたら先を越されたぜwww

相変わらず良い仕事するなぁ
114名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 23:06:49 ID:P2Fua9be
デザインが本気すぎる!
体育と放送がひどいな!
やはりガハラブっぷりもつおい!
115名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 18:07:15 ID:v/evsOd5
ひたぎ寝取られはいつくるんだぜ?
116名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 19:02:32 ID:0f9G5KGN
寝取られなら出夢だろ
狐さんといーたんに寝取られるなんて人識可哀想過ぎるけど
117名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 19:47:29 ID:swQOjy3h
出夢くんが狐さんに出会わなかったバージョンのSSはまだかね?

あの仲の良さは出会わなかったら間違いなくゴールインまでいってたよなぁ
118名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 21:17:52 ID:tSOBDW/I
>>117
キミの作品を期待している
119名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 22:18:48 ID:0f9G5KGN
ネコソギで出夢が生存してたバージョンでも可
120名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 22:25:41 ID:vO9MbgEj
>>116
いやでも、出夢君はネコソギで人識かばうために狐さんに嘘の報告を理澄ちゃんにさせてたり、
人識は十分愛されてんじゃないか
121名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 22:45:15 ID:swQOjy3h
二人とも未練たらたらだったよな



まあつまり狐さんは限界を軽く十三階ほど突破したような苦しみを味わって死ねって事だ
122名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 03:38:51 ID:znZ24pcX
いや、ひたぎさんの相手が羽川様に寝取られる展開なら俺得
123名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 04:49:31 ID:j4I40MZ8
>115
寝取られ寝取られ煩いよ
読みたきゃ自分で書け

なんて文句を言う前に>>112の本気っぷりに全力でGJ!
124名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 05:17:50 ID:+vw22Nrr
gjと言うしかなかろうぞ
125名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 20:08:16 ID:dt5fAvVh
病院坂あいしてる
126名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 20:09:24 ID:BSFgAaze
どの病院坂だよ
127名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 20:11:20 ID:BSFgAaze
ageちゃったごめんな

ごめんで済ませてお巡りさんに休暇をあげようぜ
128名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 21:25:40 ID:E8NAko8f
ひたぎさんが保健室のベッドで援助交際してる話まだ?
129名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 22:05:06 ID:EJC1ayx2
>>117
殺し合うようにしか愛し合えないって意味では、玖渚といーちゃんの関係に
近い物があるよねぇ。あっちは精神的に、だったけど、こっちは肉体的に、だ。
最終的に二人が一緒になったら、これまた玖渚といーちゃんみたいに落ち着くんだろうけど。

・・・何か、縁側で二人して煎茶啜ってる人識出夢ペアを想像したら、和んだw

ifで想像すると、楽しいけど物悲しいものがあるな・・・。

>>128
キャラかぶってまんがなでんがな。
130名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 09:04:15 ID:67zWPfO/
 これは常識的な人々の世界の外にある。出合ったとしても夢としか思えないモノ達の

ひょっとして実った小さな恋の物語

「お前、僕のこと、好きか?」
「ああ?」
 人識は――
 ようやくのこと、いつもの調子で発された、いつもの調子の出夢からの軽口に。
 やはりいつもの調子で、答えずに――

「ああ、好きだぜ」

 何故かそう漏らした。
 その理由は、返答をした人識にも、良く理解らない。
 ただ、そうしなければ、大切な何モノかを、遠くない未来に失ってしまう気がしたのだ。
 そして、そんな解答を貰った出夢は、予想外な答えにきょとんとした後。
 憑きものが落ちたような表情になり。
「ぎゃは!」
 笑顔になり。
 人識に向けて――異様に長い両腕を伸ばし。
 まるで抱擁するかのように。
 実際抱擁するために、飛び掛った。
 そして一言。
「僕も好きだぜ――愛してる」
 呟くのだった。
131名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 09:08:38 ID:67zWPfO/
>>118に期待されてムシャクシャして魔が刺してここまで書いて挫折した

やっぱり西尾な文章は傑作に書くの面倒臭いし難しいわ…
132名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 11:37:44 ID:HiR2ioXH
>>130
泣いた。
133名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 22:42:58 ID:I2cSe8cV
その後、より一層苛烈に殺しあってる二人が見えるのは、正しいのか間違ってるのか・・・w
134 ◆zO7AQfurSQ :2010/04/12(月) 15:54:46 ID:Eh2dAVTO
>>131
えー、せっかくいい題材なんだから挫折とかないっしょ。
西尾らしくとか傑作にとかそんな堅苦しく考える必要はない。
ただ欲望のまま考えつくままにその脳と指を委ねるんだ。


「うおっと」
よけるわけにもいかず、人識は飛びかかってくる出夢を受け止めた。
が、避けられることも考えず手加減なしに飛び込んできた勢いに、体躯の小さな人識は支えきれずに二人して倒れ込んでしまう。
幸い柔らかな絨毯の上なので、全身に仕込んだ刃物で切ったり打ち身をしたりということはなかったが。
「ひとしきー、ひとしきー」
出夢は抱き合う態勢のまま人識に頬擦りをした。
「なんだよ、気持ち悪いやつだな」
そうは言うものの何故か悪い気はしないで離れる気にもならず、人識は手を回してぽんぽんと出夢の背中を叩く。
出夢はにぱーっと子供のように満面の笑顔になる。
もう全てがどうでもいい。
強さだとか弱さだとか。
匂宮だとか失敗作だとか。
直前に会った気味の悪い男や理澄のことさえ。
今は全てがどうでもいい。
目の前の人識が。
愛しき人識が。
自分を好きだと言ってくれた。
それだけで。
たった一言だけで。
胸の中のもやもやはどこかへ拡散してしまった。
「出夢、何かあったのか?」
いつもより甘くじゃれつく出夢の様子にさすがに人識は訝しる。
が、出夢はふるふると首を振った。
「なんもねーよ、僕がお前を大好きってこと以外はな」
そう言ってぎゅうっと身体をより密着させてくる。
その行動に人識は戸惑い、少し慌てた。
「お、おい、離れろ」
「何でだ、僕のこと嫌いなのか?」
「そうじゃなくてだな、お前意識は男でも肉体は女だろ」
本当にわからないというように首をかしげて見つめてくる出夢に、人識は目をそらしてしまう。
「だから、その……俺も一応思春期の男なんだし、あまりくっつかれると」
「あー」
出夢は得心がいったように声をあげるが、離れはしない。
どころか、ちゅっと人識の頬にキスまでする。
「なっ、お前」
「いいよ、人識」
「…………」
この状況でその台詞。
何を示すかなんて自明の理である。
「男とか女とか関係なく僕は人識が好きだし、仕事のお礼もしなきゃいけないし」
「いや、別に俺が好きでやったわけで……んっ」
出夢が人識に唇を重ねて言葉を遮る。
人識もそれに抵抗せず、そっと出夢の頭に手を添えた。
二人の。
最も甘い夜が始まる。



勝手に続き妄想した。ごめんなさい。
135名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 16:23:45 ID:OznuzCyp
どっちにしろ

「愛してるぜアホがぁぁ!!!!」
「こっちの台詞だボケェェ!!!!」

な終わり方なワケかwww


あれ、理澄ちゃんは?
136名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 18:31:22 ID:4zAFBi4/
>>134
ごちそうさまでした。
出夢かわいいよ出夢。
137名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 20:04:30 ID:35mDtjdU
人識は出夢ルートの選択肢を間違えたな
間違えなければ、両手の花で妹の伊織と出夢に楽しくやれたかもしれんのに
強さ弱さがぶれた出夢が即死亡する可能性も高いけど
…あーでもさ、出夢と人識って作中でヤってないのか?
身体を弄っても傷一つないみたいな記述があったはず
138名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 20:55:27 ID:GGeowLI8
>>137
何故だろう。その両手に花ENDだと、伊織ちゃんと出夢君が
人識をめぐって殺しあってる姿しか思い浮かばないんだが・・・w

ちなみに、身体をまさぐっても云々は、多分戦闘中の固め技とか
そういう色気の無い感じだと思う。色気のある感じになる余地が、
人間関係で完膚なきまでに否定されてしまったw

>>135
「まったく兄貴は素直じゃないんだねっ!」
「いわゆるツンデレだねっ!」
とか言ってそう。

理澄ちゃんは、戯言遣いの方に惚れたみたいで、
兄妹でやっぱり同じような奴を好きになるんだなw
出夢君は、自分の事があったからこそ、ヒトクイで
いーちゃんにあんな事頼んだんだろうなぁ・・・。

>>134
ごっちゃんでしたー。
精神年齢的には低いから、甘えん坊になるだろうな、出夢君はw
139名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 23:07:48 ID:Zo8yxY+O
人間人間読むとヤってそうなんだがなぁ
ダブルベッドに半裸で腰掛けてたし
140名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 23:19:13 ID:4zAFBi4/
ほのぼの幸せなところに何ですが、
決裂→殺し合いの後をちょろっと投下させてください。
>>134の頭のレスに励まされて、文体似せるとかは諦めました。

ひとまず途中まで。
ちょっとヤンデレ気味。
141関係のその後:2010/04/12(月) 23:20:17 ID:4zAFBi4/
――遠くで、鐘の音が聞こえる。

どうやら、眠っていたらしい。
普段なら授業中の居眠りは起こされるはずだが、もう卒業間近だからと放っておかれたのだろうか。
まぁ今さら気にすることでもないか。

それにしても、鐘が鳴ったあとなのにやけに静かだ。
クラスメイトのざわめきも、運動場の掛け声も、生徒が廊下を走る音も、何も聞こえない。
何かおかしい。
体を起こそうとして、自分の体制がおかしいことに気づく。
(何で俺は横になってるんだ?)
ここは教室だ。
机に突っ伏しての居眠りならまだしも、授業中に床に寝ていたらさすがに叩き起こされるだろう。
(寝る前、俺何やってたっけ)
やけに重くだるい頭を働かせて、今朝から寝る前までの記憶を手繰り寄せる。
久々の学校、代わりの制服、消化不良なあの出来事のことを考えながら校門を潜って――
殺気に満ち溢れた校内、人のいない廊下、ただひたすらの静寂、血と肉の教室。
そして中央にたたずむ長い髪と腕を持つ血と肉塗れの女。
(――出夢!)
霞みがかった意識が一気に覚醒する。
記憶と共に全身の感覚も甦ってきた。あの時は頭に血が上っていたから気がつかなかったものの、
どうやらかなり体を痛めているようで思うように体が動かない。体が重い。
閉じたままの瞼を開けるのも億劫だが、周りの様子がどうなっているのか見たくなかったが、
人識はゆっくりと瞼を開けた。
142関係のその後:2010/04/12(月) 23:21:05 ID:4zAFBi4/
「……ようやくお目覚めかい?」
気だるそうな口調で、気だるそうな表情で、そこにいた。
殺戮奇術集団匂宮雑技団時期エース、匂宮出夢。
長すぎる髪、長すぎる腕、厚みのない体、普段の躁状態とは違う狂気を孕んだ暗い瞳。
人識の通う中学の制服を身に纏い、乾きかけの血と肉に塗れた体に気を払うでもなく、
人識の体に跨り、人識を見下ろしていた。
満身創痍の自分とは違い、出夢の体には小さい傷や打ち身はあるものの、
それ以外に目立った外傷はなさそうだ。
先ほどまでお互いに明確な想いを持って殺し合っていたはずだったのに、
未だにここまで実力に差があるとは。
(……今まではよっぽど手加減されてたんだな)
マウントポジションを取られているのにも拘らず、人識は他人事のように冷めた思いを抱く。
「何だよ、殺すんじゃなかったのかよ」
自分の口から出てきた声は、思っていたよりもはるかに力ないものだった。
「そのつもりだったんだけどさ」
「あぁ?」
「最期にきちんと食らってやろうかと思って」
「食らってって――」
今まで見たことのない、静かな出夢。
殺し合いをする前に会話を交わしたときの激しい狂気は鳴りを潜めていた。
ただ――ぞっとする殺気は相変わらずだ。
(……今回こそ本当に殺されるかもな)
143名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 23:21:44 ID:4zAFBi4/
出夢の指が人識の頬を――刺青をなぜる。
暗い瞳が切なげに細められる。
その指は殺し屋とは思えないほど、細くて、長くて、きれいな指だった。
しばらく刺青を愛しむようになぜていたが、その手をそっと人識の頬に添えて。
出夢の顔が近づいてきた。
顔にかかる出夢の髪がやけにくすぐったくて払いたかったが、力を入れても痛むだけで腕は上がらない。
唇が重なる。
されるがままに舌で口内を弄られる。
(以前にもこんなことあったよな……)
抵抗するにも人識の体はまったく言うことを聞かない。
それでも何とか身を捩ろうとした瞬間――
唇が激しく痛んで思わず顔をしかめる。
痛みのすぐ後に、血の味が口内に広がっていった。
出夢の顔が離れる。
出夢の唇からは一筋の血が流れた。それを舌で舐めとって妖艶な笑みを浮かべる。
「――まず『一喰い』」
144名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 23:22:50 ID:4zAFBi4/
とりあえずここまで。
続きは明日にでも投下できたら。
145名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 23:37:53 ID:UdGQRaGl
ヒャッハー!人出だー!
146名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 21:08:16 ID:6UjVUNG1
投下乙ー

>>138
人間関係で、友情ごっこであり恋人ごっこだったみたいに出夢が思ってた文章あったから、
恋人ごっこの一環で、あくまでごっこ遊びでやっていてもおかしくないんじゃないかねーと
147名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 21:35:40 ID:+vveRa2/
>>143
きっちり喰い尽くして下さいよ! 期待期待。

>>146
そっかー。
今人間シリーズも読み直してるんだが、二回目の対戦で
出夢が勝ったらちゅーしてるし、それがエスカレートして行って、
みたいなのはありえるかもなぁ。

個人的に、十四〜五歳でそういう事するのはまだ早い!という固定観念が強いのかもしれないw
148名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 15:40:40 ID:53NyTMsV
援助交際ものが見たい
149名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 20:21:03 ID:UNpUVC5r
AVでも借りなさい
150名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 23:09:53 ID:MpoHEaZ6
黒猫さんにでも頼みなさい
151名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 00:49:35 ID:8FDMAO9Y
ニヤアアアア
152名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 01:23:12 ID:SohUEEKl
ちょっと前までは寝取られ。
今は援助交際が熱いのかしら?
153名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 01:36:35 ID:EbR/LPN8
続きマダー
154名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 02:56:32 ID:SQVWvHRe
待たせちゃってごめんね
ところでなんの続き?
155名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 07:53:35 ID:Oz/uuWmY
するがツーリングの続きはまだですかッ
156名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 08:33:02 ID:UKSok/Xv
八九寺と忍と忍野との温泉の人をずっと待ち望んでいます。
157名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 11:58:46 ID:SohUEEKl
わっふるセンセの続きまだー
158名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 13:04:14 ID:m3JO7SOD
人間関係その後の続きを待ってるぜっ
159名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 13:58:47 ID:Xl4455EG
初のひたぎ寝取られSSを待ってるぜ
160名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 14:08:24 ID:mYHtagXU
この中にひとり偽物がおーる!
161名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 14:16:12 ID:SohUEEKl
でもちょっとワロタw
162関係その後:2010/04/15(木) 22:38:57 ID:SBbsUYSq
規制いやん。
その後続きです。
携帯からなのでコピペ変かもです。
2レスと細切れですみません。

出夢は人識を跨いだまま腹の上から腰の辺りにまで移動する。
制服のスカートがきわどい長さのため、太腿の感触が服越しとは言えダイレクトに伝わる。
這うように腰を動かして、据わりのいい位置で止まる。
「……何だよ、人識。僕に喰われてもう感じちゃってるわけ?」
潤んだ瞳を細めて、嘲るように、蔑むように呟く出夢。
言いながら、腰を軽く動かして人識のそれを軽く刺激する。
「――っ」
人識は真っ赤になって顔を背ける。
出夢の言う通り、人識自身は反応していた。
体が勝手にと言うか、完全に決裂したとは言え、
つい先ほどまで憎からず想っていた相手に迫られれば仕方のないことなのだが。
それでも人識にも自尊心はある訳で。
「……匂宮出夢、ぜってー殺す」
「これから僕に完膚なきまま喰われるのに?」
出夢は言いながら人識の制服に手をかけた。
特に力を込めた様子もなく引き裂く。
中のTシャツに顔を近づけて――喰いちぎった。
163関係その後:2010/04/15(木) 22:40:03 ID:SBbsUYSq
人識の躯が露になる。
春が近いとは言えまだ肌寒い。
軽く身震いしたその胸に、出夢は手を滑らせた。
なぜるように、弄るように。
出夢の手が通る箇所が痛むのは骨が折れているからだろうか。
手の動きに合わせて激痛が走るが、
それを悟られるのは癪だったから痛みに反応しないように唇を噛んで必死に堪える。
出夢は鍛えられた腹筋の筋を指でなぞり、わき腹を通って、
丹念に余すところなく手のひらで人識の躯を味わい、最後に両肩を掴んだ。
ゆっくりと人識の首筋に顔を埋める。
「……痛むんだろ、我慢しなくていーんだぜ」
人識の耳元で囁く声は熱を帯びていた。
ねっとりとした物が首筋を這う――出夢の舌だろう。
「かわいく鳴いてくれや」
強く吸う。
頚動脈の位置を強く吸う。
その後に来る痛みに備えて人識は反射的に身を硬くするが、
出夢はからかうように舌をちろちろと這わせて顔を上げた。
「ここを喰っちまったらそれで終わりだからな……安心しろよ、そう簡単には終わらせない」
そう嘯く出夢の瞳の奥には暗い炎がちらついていた。
164関係その後:2010/04/15(木) 22:40:29 ID:SBbsUYSq
次の日
165関係その後:2010/04/15(木) 22:42:49 ID:SBbsUYSq
以上です、遅くなってすみませんでした。
次は週末までには上げられるかと。
166名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 22:45:28 ID:jQhiwyes
乙だがもう少し量まとめてから投下した方いいんじゃまいか?
167名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 23:07:33 ID:mYHtagXU
気になるって言ってた人がいたから急いでくれたんだろう。
でもまあ、落ち着いてがっちり溜めて、その後一気に放出した方が気持ちイイぜ!(何の話だ

何にしろGJだ。続きは楽しみに待ってるぞ。
168名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 23:56:23 ID:SBbsUYSq
>>166-167
GJありがとうございます。
すみません、投下できなくて慌ててました。
次回はさくっと終わりまで落とします。
169 ◆zO7AQfurSQ :2010/04/17(土) 00:32:51 ID:yS6tdqSb
あー俺も早く続き書かなきゃと思いつつ進まない。
とりあえず仕事が忙しいということにしといてくれ。そうそうエロいことばかり考えてるわけにもいかないんだ…………



特に何のオチもない小ネタ

「なあ八九寺」
「なんでしょう、阿良々木さん?」
「好きな中華まんって何だ?」
「んー……肉まんですかね、いろいろありますがやはりスタンダードで」
「僕はピザまんだな。肉まんより高級感を感じるし」
「阿良々木さんはかき氷でメロン味を選ぶタイプですね」
「なぜわかった!?」


そんな俺はカスタードまん派。マイナーって言うなー。
最近寒いね、みんな風邪とかに気をつけてな。
170名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 05:41:13 ID:WG/FGe4g
>>169
乙!あれなんかデジャブー感じた。なんでだろう
メロンって高級てことか?www
171名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 12:53:54 ID:oexN9Ti2
>>169
乙つ。
なんだかんだエロ書きとして期待してる
172名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 03:01:10 ID:oMdiD1ko
>>170
昔、誰かから聞いたネタなんだが。
プリンスと言う名詞は、まぁ「セレブリティ」と言うか、高貴とか高級とか古い言い回しなら「ハイソ」ってか、
そんな属性がある。
メロンってのも同様、果物の中の果物、果物中のセレブと言うか、まぁ高級とか高価な属性がある。

しかるに高級を二つ重ねた途端「プリンスメロン」・・・いきなり庶民的なもんになるってのはどうよ?
・・・みたいな。

ま、メロンなんざマクワウリに石油代を死ぬほど突っ込んだ「所詮、瓜」なんだけどなぁ、妙にこの話が
気に入って覚えているわけで。
173名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 16:09:39 ID:b2TQ80uL
刀語を須田51にゲーム化してほしい
174名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 16:10:47 ID:b2TQ80uL
誤爆
175名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 14:12:33 ID:cZnkgjkv
アニメにもなっとるのに新スレになっても未だにSS投下の無い
刀語って一体…
176名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 14:24:28 ID:NFFyF5V/
ん?最近来た子かい?
連載当時は結構出てたよ
177名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 16:59:04 ID:cZnkgjkv
>>176
いや、アニメも原作も終わってんのに未だにSS出てる化物語や
最近新作出たからかちょいちょい出てる零崎シリーズに比べて
現役でアニメやってんのにSS少ないなー、という意味で…

凍空こなゆきに期待するしかないのか
178名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 18:05:17 ID:5KfIPAY/
化物語シリーズはアニメも原作も終わってないよ!アニメは最終話残してるし、原作も続きがまだでるじゃん。

まあ刀語が少ないのは確かにその通り。 しかし結構な良作が出てるとは思うんだ。
でも基本とがめだよね、こなゆきって投下されたことあったっけ?
179名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 00:15:55 ID:2KHikDh4
test
180Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/20(火) 20:19:42 ID:f4B31INm
規制が解けたから、大分前に書いたSSでも上げるかもしれない。
でも執筆意欲の関係で製作途中orz 
それでも、みんなはいいかい?
ちなみにスタートはバサ姉ハラショーです。
>>175
それは西尾のやる気が感じられない…と言われる程ではないが、残念な作品であるからかと。
というより、戯言や化と違って「3人称視点」で刀は進むから、西尾らしくないのかな。
だから他作品のノリの西尾だったらあの4巻は絶対に書かないかと
181名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 21:12:54 ID:01P6YC4z
「SSを上げるかもしれない」などという言葉は使ってはいけない!
「SSを上げるッ!」なら使ってもいい!

駄目という人も待ってない人もいないから!
早いとこお願いします
182名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 21:19:23 ID:nV+6rbUR
>>180
寒い
早くしろks
183名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 21:26:08 ID:MBLDH7a8
最近のSSスレって何処も下火で寂しいな。
184名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 21:34:33 ID:t39FU2L/
っていうか、規制がアレでどこも人がいない。
185名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 00:14:12 ID:KUbn5+wi
au
186名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 00:15:27 ID:KUbn5+wi
bbiq解けてた
187Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 03:52:28 ID:gqUMYgvY
ではいつぞやの10/31を気ままに投下するさ。
残念ながら既視感とかバサ視点の失敗とかあるけど気にしたら負けだよ。
188Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 03:53:38 ID:gqUMYgvY
こよみランタンD

浪白公園。
僕と八九寺が出会った場所。
そして、公園内は車輌(もちろん自転車も)乗り入れ禁止である。
これは結構面倒なもので、公園の反対側に行きたい場合、団地の中の複雑で狭い道を通らなければならない。
なので必然的に車の交通量は少なく、散歩やサイクリングには絶好の場所と言える。
最も、わざわざ見る程のものも無いのだが―。
で、結局、「なみしろ」と読むことに決まったらしい。

PM5:50 浪白公園

「んーっ…最近寒いなぁ…んふぅ」
滑り台の上で大きく伸びをする羽川。
とても悩ましげな声、なおかつ正面からはおパンツ様が御まる見えになられている。
体育座り+パンツでもお腹いっぱいなのに、伸び+色っぽい声が上乗せされるのだから、その破壊力は想像に難くない。
この姿に欲情しない童貞がいたら、そのエクスカリバーはもはや形骸にすぎん。
あえて言おう、カスであると!
「ん…今日は酒屋通りがよかったかな?ラーメン屋さんのお爺さん、最近寂しがってたし」
そのラーメン屋へヤクザ並の目つきの悪さを誇る某大橋高校二年生が通ってるのは周知の事実。
「『盛るぜぇ〜』が口癖って聞いたけど、まだ聞いたこと無いなぁ…今度振ってみよっ!」
何だか羽根付きのマイスターが通っているんじゃあないか。
189Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 03:56:59 ID:gqUMYgvY
内容:
「よう、羽川じゃないか」
滑り台の後ろから聞こえる、聞き慣れた声。
春休み以来、ほぼ毎日聞いてきたのだから間違えようがない。
「その声は阿良々木くん?乙女の放課後ウキウキ気分を後ろから襲ってぶち壊そうなんてかなーり卑屈で卑怯だよ?
第一、今日は追試じゃなかったの?」
「ああ、それならもう終わったよ、だから、こうして散歩できるのさ」
「ふーん、阿良々木くんも優秀になったねぇ、感心、感心」
「よせよ、褒められるほどの事じゃない」
(そうかなぁ?春休みと比べたら、人間的にも学力的にも随分成長したと思うんだけどなぁ。でも、何だかズルいな…)
「それと阿良々木くん、その被り物と黒いマントは何かのコスプレかな?道の往来でやるには少し地味なコスだと思うよ?」
滑り台を降りながらこちらを振り向く羽川。
「ああ…これはな…ってあれ?羽川、今日が何の日か覚えてないのか?」
「今日?10月31日だったよね?たしかハロウィンだったと思うけど…ちなみにハロウィンは、元々がケルトの大晦日である10月31日に行われていて、
この日は『死者の霊が家族の元を訪ねる』や『魔女・妖精が現れる』とか信じられていて、身を守る為に仮面を被ったり焚き火をしたりしたんだって。
で、西暦601年、時のローマ教皇グレゴリウスT世、あ、この人はカトリックの典礼で用いられる『グレゴリオ聖歌』の編纂者と言われているんだけど、
そのT世がケルト人に布教する為に宣教師達へ
『ケルト人の信仰法である木の伐採は行わずに、木の真上にはキリストの神様がいると言ってその為に木を信仰させなさい』と言ったのが現在のハロウィンの始まりともされているんだよ?
また、地方によっては日本のお盆みたいに、お墓参りをして、そこで蝋燭をつける風習もあるんだって。でもこれに乗じて放火事件を起こす人がいるって言うんだから、罰当たりもいいとこだよね阿良々木くん?」

――唖然。
―――沈黙。
「あれ?阿良々木くん?」
「…お前は何でも知ってるな…」
またこのセリフ。
どうしても羽川にあのセリフを言わせたいらしい。
もっとも、ここまで来るなら執念と言えようか。
(でも、一生懸命仮装も成長もしているみたいだし、ご褒美あげちゃおうかな?)

「――何でもは知らないわよ、知ってることだけ」
190Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 03:57:29 ID:gqUMYgvY
カボチャのマスクで隠れてるけど、阿良々木くんが喜ぶのがわかった。
(本当に阿良々木くん、素直なんだから…うらやましいなぁ)
「あ、顔が見えないか。マスクなら脱ぐよ」
被っていたマスクを脱ぐ。
「うん、ありがとう。ちなみに、阿良々木くんが今している仮装は―」

「―ジャック・オ・ランタン」

「え?」
一瞬の沈黙。
予想外の返答。
普段から相手の会話の先回りをする羽川にとって、味わったことのない感覚。
「ジャック・オ・ランタン。そうだろ羽川?」
「う…うん、そうなんだけど…」
当惑。
(阿良々木くんが先に答えを言うなんて、少し生意気になったかなあ……ちゃんと更正…いや、座布団没収しなきゃダメかな?)
191Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 03:59:47 ID:gqUMYgvY
とりあえずここまで前半。
書いたのが何ヶ月も前だからタイムリーでないネタが多すぎるかもしれない…。

できればハロウィンの説明は改行無しで延々と続けたかったorz
192Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 04:07:14 ID:gqUMYgvY
「という訳でここから別作品が投下される訳ですが阿良々木さん」
「うp主も節操がないな、一つの作品に腰を据えたほうがいいと思うよ」
「ええ、既に阿良々木さんも貞操はありませんしね」
「僕の何を無くしてるんだ八九寺!」
「ナニをなくす?ヒドイです!小学生にそんなフレンチな言葉を言わせるなんて阿良々木さんは変態の風上にも置けません!」
「いやそれでいいんだけど…」
フランス風もあながち間違ってないし。

そういや前スレに献血小ネタって投下してた?ナースコスなんだけど…。
自分で投下したかわかんなくなったorz
193Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 04:08:24 ID:gqUMYgvY
・オシの魔法使い@

今は昔、あるところにどろしゐという女子ありけり。
よろづのことをか
「ちょっとまて忍!どうして古文調で初めてんだよ!」
「うるさいのうあるじ様、別に台本には『自由に、アクティブに』と書かれているのだから儂の勝手じゃろう」
「いやそこまで自由にやると誰も思ってねえよ!」
最初作品間違えたかと思ったし。

「ところであるじ様、スレの皆には今この状況がわからぬと思うのじゃが…」
「そういえば…そうだな」
じゃ、説明しようか。

――説明。
「オズの魔法使い」という物語をご存知であろうか。
1900年、L・ボーマン著。
アメリカのカンザスに住むとある少女ドロシーが、家ごと竜巻で巻き上げられ、辿り着いた先の魔法の国で不思議な体験をするという、近代を代表するな児童文学作品である。
今回は、それを僕らが演じたらどうなるか、という話だ。
誰が誰の配役で。
誰がどんな行動をとるのか。
全てはこちらの独断と偏見に基づいた構成だが、至らない所は見逃していただきたい(もっとも、小説やアニメなんて紐解いてみればどれも独断偏見の魂なのだが)。

というわけで、「オズの魔法使い」改め、「オシの魔法使い」の始まり、始まり。

「あるじ様、さっき上の方で『塊』が『魂』になっていたぞ」
「いいから始めさせてくれ!」
194Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 04:12:34 ID:gqUMYgvY
とりあえず一人称視点や言語崩壊(笑)とかがあるけど気にしないで…。
もう西尾風文体とか知らねぇorz


001

イヒリカのあるところに、ナオエツという町がありまして、少女ドロシーとその愛犬トトはおじさん夫婦と一瞬に暮らしていました。
「なんか結構ハショってないか!?」
「仕方ないわい、こんな所に頁数を割いている余裕はないのじゃ」
「そんなに頁に余裕ないのかよ!」
「いや、作者が面倒だからだそうじゃ」
「そこ投げちゃ駄目だろ!」

ナレーション…忍野忍


おじさん夫婦は仲は悪くはないのですが、いかんせんどちらも無愛想で、ドロシーの生活はくすんだ色をしていました。
言うなれば、灰色の毎日。
灰色の百合生活。
「それは違う!オズの魔法使いをそんなR指定の話にするな!」
第一どこに百合要素があるんだよ!


そんな灰色の毎日を吹き飛ばし鮮やかに彩っていたのは、真っ黒でつぶらな瞳の愛犬トトでした。

「おいでトトさーん、ごはんですよー」
「わんっ!」
「今日のおかずはミゲル×ラスティですよ、喜んじゃって下さい」「わふんっ!」
と言って、嬉しそうに尻尾を振る。
「しかもおじさん達は畑に行っていますからゆっくり楽しめますよ」
「きゃんきゃん!」
大好きなおかずを食べれる喜びからか、トトはあちらこちらと跳ね回っていた。

ドロシー役…八九寺真宵
トト役…神原駿河
195Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 04:13:38 ID:gqUMYgvY
「ちょっとちょっと待てお前ら!」
「はい?」
「わふ?」
首をかしげ、こちらに向き直る八九寺と神原。
「違いますよハダカ木さん、もう幕は上がっているのですから、ちゃんと役名で呼ばなければいけませんよ」
「そ…そうなのか」
何てこった。
こりゃあ、随分本格的じゃあないか。
「ちなみに阿良々木さんはまだ登場してないので本名で呼ばれます」
「もっとも、そのまま出ないという可能性も大いに有り得るのだがな、うむ、それはそれで悶え悲しむ阿良々木先輩を見てみたいかもしれないな」
「何だよその嗜虐プレイ!」
ナレーションだけで終わらせる気かよ!
「それと神原…いやトト!お前は何て格好をしてるんだよ!」
ちなみに八九寺はいつもの衣装。
「ん?これか?これは犬奴隷コスなのだが……阿良々木先輩は首輪つきの方が好みであったか?」
「いやそこに好みは求めてねぇよ!」
何でそんなに目のやり場に困る格好をして平気なんだお前は。
まあ、本来であれば今の神原の姿を読者の皆様に逐一丁寧に説明しなければならないのだが、悲しいかなそこまでの語彙と学識を僕は兼ね備えているわけではないので、単純な比喩表現において代用させていただく。
具体的に言うなら、「きゃる〜ん」とかいう擬音が聞こえてきそうなファー付きミニスカへそ出しノースリーブルックとでもいうべきだろうか。
もちろん、尻尾に耳、肉球付き。

「うるさいわね、出番でもないのにやたらと頁を占領しないで頂戴、ギャリック砲撃つわよ」
「お前サイヤ人だったの!?」
ていうか何処から現れた戦場ヶ原!
「ああもう、ぎゃあぎゃあ五月蝿い屑だこと、今すぐ舞台から転落死させたくなるわ」
「出番前に退場ですか!?」
誰か拾い上げて。
「とにかく、私と屑良木くんの出番はまだだから、屑は舞台袖で物言わぬ骸と化していて頂戴」
「やっぱり退場だ!」
主に現世から。
しかも屑良木って。
毎度ながら容赦のない毒舌だよ。
「それじゃあ、舞台の上は八九寺さんと神原、それと…おじさん夫婦の妹さん達に任せましょう」
「今取って付けたよな!出さないのに取って付けた様に夫婦役を決めたよな!?」
さっきの百合生活フラグはこれの伏線なのか!?
「ロコス」
「………」
196Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 04:14:20 ID:gqUMYgvY
すると、地平線の向こうから竜巻がやってきました。
「竜巻ですか…いいですね、いいですねいいですね」

竜巻役…真庭喰鮫(ゲスト)


「いや竜巻に役とかいらないだろ!」
「いい加減にして頂戴阿良々木くん、そろそろロコスわよ」
「ツッコミも許されないのか僕は!?」


これはいかん、危ない危ない…と思ったドロシーは、愛犬トトと一緒にである小屋に隠れることにしました。
「急いでくださいトトさん!竜巻に吹き飛ばされたら一巻は終わりです」
「わん!」
「いやまだ終わらねぇよ!」
てか巻とかあるのか!?
「ロコス」

ずちゃ。
197Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 04:14:46 ID:gqUMYgvY
…何とか小屋に逃げこんだドロシーとトトでしたが、安心したのはほんの一時。
竜巻はあまりにも力強く、逆に家ごと吹き飛ばされてしまったのでした。

「いいですねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「いや―――――――っ!?」
「わお―――――――んっ!!」


「…なあ戦場ヶ原、心なしか神原が楽しんでるように見え」
「ぶちロコス」
「なんか進化してる!?」

ぼぐっ。


最初のうちはぐるんぐるんと竜巻に揺さ振られ壁に頭をぶつけたりと散々なドロシーでしたが、しばらくすると揺れも落ち着いてきました。
しかし、外をいくら見ても、舞い飛ぶ木々や葉っぱしか見当たらず、周りがどうなっているかまるでさっぱり。


「まあこの後ドロシーとトトは竜巻の中小屋で一晩を共に過ごすのだがな、うん、小学生はあまり経験がないからこの際存分に楽しませて頂こう」
「ナレーションさんこの場面カットして!」
R指定の童話できちゃう!
198Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/21(水) 04:19:58 ID:gqUMYgvY
とりあえずナレーションは刀のメーテル声で脳内再製する感じで。
オシの方は評判が悪そうなので「ポンデリングアロエヨーグルト味ポンデリングアロエヨーグルト味」と書きこまれるまで休載します…。
みんな!待てばカイロが暖かいとか言うけどその時間を使って執筆するんだ!
以外と何とかなるかもしれないぞ!
199名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 20:25:05 ID:pTGmYBRI
カオスwww
喰鮫さん楽しそうだw
GJ!
200名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 01:30:12 ID:I7o3socz
新機軸だな。GJ
201名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:48:39 ID:/6+12fMz
はねかわさん
おねがいします
202Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/23(金) 03:53:20 ID:Z9gMXLZh
key-boardがおかしい…
ageは1week 待ってて…orz
203名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 18:15:11 ID:8UzWdyHN
なんというカオスw
グッジョブwwww
204名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 18:21:49 ID:ZxYJYT40
これは良いカオスっぷりw
GJ!
205なかなおり:2010/04/23(金) 20:09:14 ID:QSUpMIdN
規制解除ktkr。

関係その後を打ってるうちに心がすさんできたので、
ちょっと息抜き。
会話文のみであれですが。
206なかなおり:2010/04/23(金) 20:09:46 ID:QSUpMIdN
ほんとはなかなおりしたかったけど
あなたのきもちわからなくて
いじっぱりぱりぱりぱりだけど

なかなおりできて よかった


「兄貴、今日もここで待ってるの?」
「ん? ――あぁ、そろそろ来そうな気がするから」
「いつもそう言ってここで待ってるよねっ。
 大丈夫、きっと今日こそ来ると思うよっ」
「……そうだな」
「……じゃ、あたしあっち行ってるからっ」
207なかなおり:2010/04/23(金) 20:10:43 ID:QSUpMIdN
「――おい」
「……」
「――あー、おい、こんなところで寝るな」
「……ん」
「――えらい久々だってのに随分なご挨拶だな」
「……むー」
「――おら、起きろって、犯すぞ」
「……うー……ねちゃってたか……って、あれ?」
「やっと起きたか」
「……」
「久々の再会だってのにだんまりかよ」
「……」
「髪切ったのな」
「……あぁ」
「お前の長い髪、好きだったんだけど――それも悪くねえな」
「……」
「まただんまりかよ。……にしてもお前がいるってことは、ここはあの世って奴か。俺死んだのか」
「……あぁ、そうだ」
「かはは、俺やお前は死んだら地獄行きかと思ったんだがな」
「……ここは誰に対してもずっとこんな感じだ」
「死後の世界の方があっちより穏やかってのは傑作だな」
208なかなおり:2010/04/23(金) 20:11:06 ID:QSUpMIdN
「……どうして」
「あぁ?」
「……どうしてお前はそんなに普通に話せるんだよ」
「へ?」
「今までずっとあんなんだったのに、僕は今さら普通な顔して話せねーよ」
「……」
「第一、何でお前が来るんだよ」
「いや、死んだから」
「何でそんな冷静なんだよ!」
「いやー、あんな人生送ってりゃーいつかは死ぬだろ」
「う……そりゃ、まぁ、そーだけど」
「つーかさ、つまんねーじゃん」
「……何が?」
「こういうの。昔の喧嘩でいつまでもうだうだしてんのって、つまんねーじゃん」
「……」
「死んでんのに今さら殺し合ったってしょーがねーし。
 あいつに聞いたけど、お前引退したんだろ? それに、俺だって――もう人殺せねえし」
「知ってる」
「かはは、死人が人殺しの話してるのも大概傑作だがな。
 ――だからさ、こういうのもうやめにしよーぜ」
209なかなおり:2010/04/23(金) 20:11:31 ID:QSUpMIdN
「やめにする?」
「お互い好き勝手にやってたんだから、どっちが悪いってのはもうねーだろ」
「――いや、きっかけは僕だ。やめにするって、お前は簡単に言うんだな」
「お前だってつまんねーだろ、こんなの」
「……」
「――本当は、お互いが死ぬ前にしたかったんだけどな」
「へ?」
「……お前何想像してんだよ。何てーか、あれだあれ――『なかなおり』」
「……『なかなおり』」
「生きてたときにしたことなくても意味くらいは知ってるだろ」
「あぁ」
「一緒にごめんさなさいでおしまいだ」
「……お前はそれでいいのか?」
「俺がそうしようってんだからいいもくそもないだろ」
「……そっか」
「どーすんだよ、出夢」
「――お前がどうしても『なかなおり』したいってんだったら、してやってもいいぜ、人識」
「素直じゃねーなー」
210なかなおり:2010/04/23(金) 20:11:58 ID:QSUpMIdN

「お互い死ぬ前にもう一度くらい会っときたかったよな」
「ぎゃは。会ってたら結局殺し合いだろ」
「かはは、違いない」


ずうっとなかなおりしたかったけど
どうしていいかわからなくて
ゆうきがなかなかなかったの
なかなおりできて よかった

よかった
211なかなおり:2010/04/23(金) 20:17:40 ID:QSUpMIdN
おしまいです。
冒頭と最後のはクインテットの『なかなおり』より引用させてもらいました。

死んだ後、出夢と人識が再会したらこんな感じかなーと思って。
212名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:19:20 ID:KCFga4Uc
何かちょっと涙出てきた・・・。
213名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 09:32:51 ID:xdaf0nvN
ああ、なんだ。ただの神か
214名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 21:17:30 ID:hyOWNRHz
こうして、適当に曖昧で機械的な有耶無耶が、凡庸なくらいに何事もなく、不自然なほど空疎な確実さを伴って、さながらあやふやで真っ赤なおとぎ話のように終わっていく。
215名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 17:19:55 ID:KfnW89FB
完全に確定させないってのはいいよね。
妄想の余地・・・もとい、空想の余地が残るから、
いつまでも楽しめる。

さて、ロイヤルロイヤリティホテルでの情事について
想いを馳せる作業に戻るか・・・。

以下どうでもいい話というか今回のネタ。

ロイヤルロリヤリティホテルって最初打っちゃったけど、
僕の名字は阿良々木じゃないからな!
216名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 21:22:16 ID:/yUJmuBu
「ロイヤルロリヤりたい火照る? ロリコンにもほどがありますよ変態木さん」
217名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 22:33:46 ID:HY8KeWAD
傾物語マダー?
218名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:56:57 ID:CEhQgsKV
6月ぐらいだっけ?傾物語
219名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:07:28 ID:UUZhKsa7
多分、つばさキャット下巻と同時に出すんじゃないかな。
その方がプロモーションとかに関して便利がいいだろうし。
220名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 12:48:39 ID:ScRo4gj0
プロポーションに見えた
221名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 14:29:59 ID:m1exGW6p
下巻が下着に見えた俺は疲れているんだろうか
222名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 15:00:10 ID:1fCwLEFq
家宝にとっておいた羽川の下着がある日机の上に置かれていて
どうすりゃいいんだと悩むギギギ木さんなわけか
223名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 15:14:08 ID:kN03CtrJ
はだしのゲン乙
224名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 15:22:07 ID:+7S/sWBL
ひたぎさんが街中で父親くらいの歳の男と腕を組んで仲良さそうに歩いてるのをアララギが目撃してしまうような
めくるめく興奮と絶望を感じさせるようなSSが読みたい
225名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 16:15:14 ID:FRnNgQi5
「甘えるな」
226Roseman ◆QXQSREsB9Q :2010/04/27(火) 20:11:21 ID:qvMVuruG
>>224
今冒頭と怪異ネタだけ考えついた
でもオチが出来ない…orz

ヒントは臨死体験でっていう
227名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 21:47:35 ID:bo3ady41
いつもの寝取られ野郎だから相手しない方がいいよ
228名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 21:57:05 ID:OssQbCOd
この寝取られさんアニメスレにも居るよねw
229名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 22:08:32 ID:V4eAMg0I
他スレにも出没してるしな
スルー推奨
230名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 22:31:06 ID:OssQbCOd
でも何が目的なんだろう
本当に寝取られ書いて
ほしいわけじゃないみたいだし
231名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 22:36:19 ID:q5ChBrXu
構って欲しいだけ
人の嫌がることをすればレスもらうのは容易だし
232名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 22:46:04 ID:8EVtZZYu
つまり八九寺もちょちょろ木さんのセクハラに
いちいち反応せず黙って受け入れたら
セクハラはもうされないという事じゃないか
233名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:38:47 ID:TrnvaMNm
寝取られ自体は嫌いどころか好きだけど羽川のほうが微妙な関係のぶん似合うと思う。
八九寺は阿良々木さんから見られなくなって泣いてる所を
子供に手を出して離婚調停中の親父に話しかけられてラブホテルに連れていかれてしまうみたいなのを想像した。
「もしも、この方まで離れてしまったら、私は誰にも見られないのかもしれません」
みたいな恐怖感で。迷い中阿良々木さんと一番仲良くなっただけに喪失のショックが大きすぎたと。
234名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 00:13:00 ID:LeYEF3dl
>>232
忘れちゃいけない。
はっちーは気まぐれでセクハラをしなかったノノノノさんに、
セクハラをしないあなたに価値なんてないとまで言い放ったんだ。
セクハラをしてもらいたいからこそ反応していると、そう考えるべきだな。
235名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 00:40:00 ID:BeuREtzI
ノノノノ?
236名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 01:07:14 ID:qKoAr1pv
そこはノノノ木さんだろjk・・・
勝手に失望したわ
237名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 01:08:35 ID:LeYEF3dl
ぐぬぬぬ・・・

この>>237、一緒の不覚ッ・・・!
238名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 01:33:16 ID:Up5t+59B
>>233
最高
かいてくれ
239名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:08:09 ID:M0WH+Qb+
やっぱハッピーエンドが一番好きかな〜
一人言だけどね
240名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:33:21 ID:4BIK8NrS
そこは戯言だけどね、の方がしっくりくる
241名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 09:05:52 ID:oTY0ljyi
傑作だろ
242名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 00:21:19 ID:2eHmAaYv
はねかわああああ
243名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 15:13:57 ID:mtxNLb1H
おっぱいいいいい
244名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 16:24:48 ID:DcWlevYm
ぱんちらああああ
245名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 21:47:30 ID:d/XDioZb
がんきゅぅぅぅぅ
246名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 13:31:10 ID:uZPH4GY3
さこつぅぅぅぅ
247名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 14:04:02 ID:60n3NPXZ
しのぶのみみぃぃぃ
248名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 23:04:49 ID:W09yt6DJ
めめたぁぁぁ
249名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 00:13:24 ID:M981Wh5F
めめはないな
250名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 05:22:16 ID:ma9z2wnA
>>248
ツェペリ乙
251名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 18:53:44 ID:0ZP+juHG
うんメメはねえな
252名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 20:35:26 ID:0J4YRv/Z
でも阿良々木ハーレム
253名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 22:06:13 ID:+w1E+SVK
ああ、なるほど。

忍野擬人化か。
254名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 22:24:18 ID:2AZIOdfb
≫253
突っ込んだら負けな気もするが忍野は人間だ
言うならせめて女体化…ごめんやっぱ無理だ擬人化でいいわ
255名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 00:11:51 ID:e+FxHFfK
無理と言われるとやってみたくなる悲しい性



ある日のこと。
ふと思い立って例の学習塾跡に僕は行ってみた。
理由は……特にない。
本当に。
本当にただのきまぐれだったはずなのに。
それでもあとから思い返してみると、やはりそれは運命だったのだろうか。
誰もいないはずの教室で僕はその『女性』と出会った。
ショートの金髪、イマイチ似合ってないアクセサリー、豊満な胸に押し上げられたアロハシャツ。
「やあ阿良々木くん、久しぶりなのにとんだところを見られちゃったね」
妖艶な気配のその女性は妖艶な声でそう僕に呼び掛けた。
が、その口調は紛れもなく。
「お、忍野……なのか?」
「うんそうだよ、間違いなく『あの』忍野メメさ。ちょっと外見が変わったけどね。阿良々木くんは変わらないねぇ」
声は女性だがその口調は明らかに忍野のものだった。
「な、なんで、その、そんな」
言葉がうまく出てこない。
突然の再会と出来事もさることながら、忍野の格好に問題があった。
アロハシャツのボタンを適当に止めただけの上半身は胸をほとんどさらけ出し、かろうじて大事な部分が隠れてる状態で。
体毛が一切なくなってるすらりとした脚が惜しげもなく伸ばされて魅せられる。
僕は気恥ずかしくなって思わず目線を逸らす。
「おやおや、阿良々木くん、こんな状況だというのにひょっとして君は僕に欲情しちゃったのかい?」
「そ、そんなわけないだろ!」
そうだ。いくら外見が綺麗な女性だからって、こいつはあの忍野メメなのだ。
欲情なんてするはずがない!
が、忍野はそのにやついた表情を貼り付けたまま一瞬で僕の目の前に移動し、ぐいっと頭をつかんで顔を胸にうずめさせる。
「わっ、ぷ……な、何を!?」
「いいんだよ阿良々木くん、無理しなくたって」
ぐいぐいと押し付けられる胸。
それは完全体忍や羽川に勝るとも劣らない素晴らしい大きさと柔らかさ……って、何を解説してるんだ僕は!
慌てて引き離そうとしてもそこは忍野、力では全然太刀打ちができなかった。
やばい!
そうしているうちに下半身が勝手に反応してくる。
忍野は妖艶な笑みを浮かべながら僕の身体を撫で回し始めた…………




うん、ないな、ごめん
256名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 00:21:15 ID:bbeMQ1Fo
その勇気に拍手を贈ろう!
257名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 00:24:27 ID:QfGNrtgA
>>255
お前はよく頑張った



もっと頑張れ
258名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 00:42:13 ID:fC8OhbCr
グッドだ




櫻井さんの声で再生されてしまうことを除いて
259名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 09:03:01 ID:zxR6rSxK
ロリコン木さん無理すんなよwww
260名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 09:52:30 ID:Ay3vKGsl
勃ってしまう自分を情けないと思わずにはいられなかった
261254:2010/05/04(火) 11:07:58 ID:f+TcSRD6
››255
…すまない、俺のせいで…無茶しやがって

お詫びとして小ネタを投下していくよ

「あ、羽川先輩」
「あら、神原さん。おはよう」
「おはようございます。ところで羽川先輩。私には以前から気になっている事があるんだが」
「ん、んん。それは確か、かくかくしかじかで」
「まるまるうまうまというわけか。羽川先輩は何でも知っているな」
「何でもは、あ、えー。言わせないでね」
「む…ガードが堅いな」
「今のところ、阿良々木くんにしか言った事ないのよね。
阿良々木くん相手でも、そこまで言うわけじゃないし」
「ふむ。『あららぎくんはと・く・べ・つv』というわけだ」
「え、ええっ!?」
「『こんなことまで言えるのはあなただけなのよv』というわけだ」
「ちょ、待っ、神原さんっ!?」
「どうしたんだ羽川先輩、そんなに顔を赤くして?」
「神原さんこそどうしてそんなにニヤけているのかな…」

翌日。

「ああ、阿良々木先輩。羽川先輩のキメ台詞についてなんだが」
「ん?ああ、『何でもは〜』ってヤツな。格好いいよな。正直、惚れる」
「アレは阿良々木先輩限定のキメ台詞らしいぞ」
「はあ?なんだそりゃ」
「ふふ、やはり分からんか。ならば本人に聞いてみると良い。
…きっと真っ赤になって俯いてしまうから」
「顔を真っ赤にして俯く羽川だとっ!?萌ぇ……ごほん、え、えー。
うん、神原はなんでそんなこと知ってんの?まるで見てきたかのように言うんだな」
「見てきたからな!」
「なんだとっ!?ずるいぞ、お前だけは信じていたのに!」

                          終われ
…ごめん、俺バサ姉大好きなんだ
262名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 15:02:15 ID:mUudEh+Z
>>261
神原ドSスイッチ点灯www
素晴らしいではないか
263名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 15:34:45 ID:n9kJjXlq
>>255
あれ、ひょっとして忍野がロリになったら解決する?

>>261
ドS神原いいな!

つかバサ姉かわいすぎ
バサ姉話は貴重すぐる
264名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 18:19:59 ID:VYYsg/UL
実はメメも吸血鬼で…?
265名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 00:20:17 ID:RvfQx3Vm
しかし西尾作品の主人公が結局みんな童貞で終わりそうだと思うのは自分だけ?
それか逆レイプか。
266名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 01:00:33 ID:XW5K7FRS
いーちゃんも阿良々木さんも作中で童貞捨ててるのでは。
267名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 01:48:16 ID:Ee2cDsdZ
様刻もだよな

とすると童貞主人公は……キズタカと七花かなぁ
268名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 02:03:37 ID:wO69GSBW
今日こそ僕は八九寺を抱く!
269名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 11:03:28 ID:MhB1Iglk
証子ちゃんは処女でFA?
270名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 19:28:09 ID:LJ6yU7YB
童貞で生きている人間は惨めで哀れで貧しく醜く不憫で孤独で―――そして何より尊いものだ、それを「ダサい」なんて言葉で片付けるのは冒涜だよ。
271名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 23:20:54 ID:UrSnZ+qB
>>269
作中でそういう気配が無いなら、恐らくは。
序盤だけ読んで積んでるので、作中でそういう気配があるかどうかはわからない。
272関係その後:2010/05/06(木) 15:50:59 ID:rxxc/CQg
思ったより長くなりそうなのと、またすぐに規制で投下できなくなると思うので
一度落とさせてもらいます。
今回6レス。
ちょっと陵辱系。
273関係その後:2010/05/06(木) 15:51:34 ID:rxxc/CQg
出夢は再び首筋に顔を埋め、舌で丹念に首筋を弄る。
その舌をじっとりと這わせて腕の付け根まで移動し、歯を立てた。
八重歯がじわりじわりと肉に喰い込んでいく。
動きが止まり、一瞬間をおいて――一気に肉を噛み千切る。
「――っ」
鋭い痛みに人識は声を上げそうになるが、固く瞼を閉じ唇を噛んで押し黙る。
(……『鳴け』と言われちゃあ、死んでも声を出すわけにゃーいかねえわな)
焼けるような痛みが体に馴染むまで声も出さずにただ耐え続ける。
噛み千切った肉を吐き捨て、出夢は体を起こして面白くなさそうな顔で呟いた。
「……頑張っちゃうのかよ、つまんねーな」
「……へっ、こんなん小さい女の子にかわいく噛まれたようなもんだ。
 どうせならもっときっちり『喰らって』みやがれってんだ」
「言うじゃねーか」
あからさまに強がる人識の言葉に出夢は鼻で笑う。
荒々しく手の甲で自分の唇の血を拭い、冷ややかな瞳で人識を見下ろしていたが、
やがてその瞳が細められた。
「そーか、痛みにゃ『負け』ねーか。そっちがその気なら――」
出夢は人識の体にしなだれかかる。
ねっとりと、じっとりと。
倒れこむようにお互いの体を密着させると、人識の顔を抱え、再び唇を重ねる。
歯を食いしばって、瞼を閉ざして、体を固くして責め苦に耐える人識を優しくほぐすように。
舌で先ほど噛み切った傷跡を丁寧に舐めあげて。
手のひらで痛みの余り感じないであろう箇所を選んで愛撫する。
唐突な出夢の様子の変化に、人識は今までのものとは別の緊張を走らせた。
出夢は両の手を人識の頬に沿え、互いの唇が触れるか触れないかの位置で、囁く。
「……気持ちイイことには――『耐え』られるかねぇ」

「最期にやらしく気持ちよく溺れさせてやるよ――僕の事だけを考えて死ね」
274関係その後:2010/05/06(木) 15:51:57 ID:rxxc/CQg
『零っちー、早くこっち来いよー』
『……待て、体が汚れたから風呂入りにお前の部屋に来ただけだろーが。
 ベッドの端に腰掛けてかわいらしい声を作って俺を呼ぶな!』
『何だよー、据え膳喰わぬは男の恥って……知ってる?』
『しなるな殺すぞ! さっさと風呂入って来いよ!』
『零っちも一緒に入る?』
『入るか! ここで脱ぐな!』
『おうおう、顔を赤くしちゃってー。僕の体見て欲情しちゃう感じ?』
『するか! お前の貧弱な体形で欲情する奴がいたら感動もんだ! いいから早く行けって!』
『……なぁ、零っち。さっきからやたら風呂入れって急かすけど、それってもしかして、誘ってるの?』
『小首傾げんな! 天地がひっくり返ってもそれだけはぜってーにねえ!』
『ちっ、乗ってこねぇな。……そんなんだから未だに童貞なんだよ』
『……』
『……冗談だよ、何真っ赤になって睨んでんだよ、かわいーな。もしかして図星か?』
『うるせえ、俺の事はどうだっていいんだよ――そういうお前はどうなんだ?』
『僕? 一応どちらもそれなりに経験済みだけど』
『……? どちらも? それってどういう』
『そーかー。じゃあ、先輩として今晩僕が筆おろししてやるよー』
『人の話を聞け! つかここ来るときに「今日は欲情すんな」って約束したぞ!』
『僕が約束を守るような女に見えるかい?』
『お前は男だろーが! 何悪女気取ってんだ、殺すぞ! つーか殺す!』
『ぎゃはははははっ!』
275関係その後:2010/05/06(木) 15:52:38 ID:rxxc/CQg
(……傑作だよな。結局、あの時と変わんねー)

かけてくるアプローチの違いはあれど、その行為自体は同じことだった。
あれはつい数ヶ月前の事なのに、いつボタンを掛け違えてしまったのか。
どうしてこうなってしまったのか。
人識には分からなかった――出夢にもよく分かっていないのかもしれない。
つい先程、決定的な決別を迎えたはずなのに――今は真逆の行為に及んでいる。

人識の下腹部に出夢の頭が見えた。
体の横で膝をつき、背を丸めるようにしてそこに顔を埋めていた。
長い髪に隠れて何をどうしようとしているのかは見えないが、布越しに熱い吐息を感じる。
見えないところで何をされるのか、何をしてもらえるのか、その期待に股間が疼くのを感じた。
自分の意思とは裏腹に、体は出夢に与えられるであろう刺激を求めている。
どんなに自制しようとも、体が一度覚えた快楽は忘れられない。
「こいつは素直でかわいいねぇ」
笑みを含む声で出夢は呟き、指でくりくりとズボン越しに立ち上がった先端を弄る。
「……っ」
指で優しく摘むように刺激する。
指の動きは止めずに、出夢は顔を人識に向けた。
その頬は上気し、見上げる瞳は情欲に濡れている。
「物足りないって顔だね」
「……うるせえ」
「ふうん」
にやり、と笑う。肉食獣の笑み。
そのまま、視線を股間に戻す。
「素直になっちゃえよ」
唇を起立した先端に近づける。
触れるか触れないか。
焦らすようにゆっくりと近づく唇に。
ぞくり、と人識の体が期待に打ち震える。

――再び、鐘の音が聞こえた。
276関係その後:2010/05/06(木) 15:53:10 ID:rxxc/CQg
ちゅ、と布越しの先端に軽く口づけて、出夢の唇は少し上に移動する。
舌でズボンのチャックのつまみを持ち上げて咥え、じわじわと下ろしていく。
完全に下りきると押さえつけられていた物が更に持ち上がる。
下着の先はじっとりと湿っていた。
出夢はそこを唾液のたっぷりと乗った舌でべろんと舐め上げ、
「待ちきれなくてお漏らしかよ、本当にこいつは素直でかわいいねぇ」
ニヤニヤと、羞恥で真っ赤になった人識の顔を見やる。
その怒ったような表情の中に何かを待つ切実な表情も僅かに見て取れた。
「素直じゃないお前もかわいいけどな。ま、頑張って『耐え』てみろや」
出夢は離していた指をしゃぶり、唾液まみれにしてから湿った下着に近づけていく。
やわやわと刺激にならないような刺激を手のひらで与えながら、
トランクスの切れ目に指を差し込んでいく。
「……くぅっ」
ひんやりとした指が、一物に当てられた。
今まで散々焦らされてきただけに、ただ直接触られる、それだけで敏感に反応してしまう。
ぬるぬると、輪にされた指で軽く擦られるだけで達してしまいそうになる。
「先っぽ、何か出てるぜえ」
指で亀頭の割れ目を擦られる。静かな教室ににちゃにちゃと湿った音が響いた。
与えられる快楽に下着の中で爆ぜそうになる。
(溜まりまくって我慢できねー餓鬼じゃねえんだ、こんなんでイかされてたまるかよ!)
人識は必死になって快楽に流されないように耐える。
陥落してしまえば楽だと頭のどこかで分かってはいるが、
動けない状況で一方的に、陵辱的にやられてしまうことに耐えられない。
しかし唐突に。
「頑張るねぇ」
ペロッと隙間から差し込まれた舌に、亀頭を弄られた。
(やばい――)
いきなり与えられた今までとは違う感覚に、持って行かれそうになる。
どくん、と脈打つ。
「――っ」
277関係その後:2010/05/06(木) 15:53:32 ID:rxxc/CQg
「ありゃー、せっかく頑張ったのになぁ、残念」
出夢は一旦体を起こしてニヤニヤと人識を見下ろした。
トランクスから取り出した出夢の手のひらにはべったりと精液が張り付いていた。
それを見せ付けるように長い舌で丁寧に舐め取る。
人識は虚ろな目で一瞥した。呼吸が荒い。
トランクスの中で果ててしまったので、股間がべったりとして気持ち悪かった。
「……くそっ……たれ……」
死にたい気持ちだ。
出夢には今までさんざんいいようにいじられてきたが、ここまで屈辱的なのは初めてだった。
「いいねぇ、僕は人識のそーいう顔が見たかったんだよ」
歪んだ笑顔の中には鬱な狂気。
「普通に殺し合って、僕が当たり前のように勝ってお前を殺したとしても、そういう顔はしねーもんな」
一通り精液を舐め取り終わった右手を軽く振って、側に落ちていた人識のナイフを拾い上げる。
「べたついて気持ち悪いよな、開放してやるよ」
ベルトをナイフで切り、その切っ先をトランクスの切れ目に入れた。
ひやりとした感覚が人識の全身に走る。
出夢は無造作にピッとトランクスを切り上げて切れ端を左右に広げると、
精液でべっとりとした茂みと、再び勃ちかけた一物が現れた。
それを見て軽く目を見張ったものの、すぐに口の端を吊り上げる。
「……いやまぁ、元気だねぇ」
人識は更に死にたい気持ちになっていた。
278関係その後:2010/05/06(木) 15:53:59 ID:rxxc/CQg
体を重ね、再び唇を合わせる。
人識は果てたばかりで抵抗する気力もなく、咥内で蠢く舌にされるがままだった。
口の中に自分の精の味が広がっていく。
(……苦い)
他人事のように、遠くで思う。
苦い味わい。
苦い思い。
出夢は丹念に人識の舌、歯、歯茎、頬の内側と味わいつくし、ようやく唇を離した。
どちらのものか分からない唾液が一筋、糸を引く。
名残惜しむように、その糸を掬うように舌で追い、自分の唇を舐める。
「――そいじゃま、再びお楽しみの時間だ」
もう一度、唇同士を軽く触れ合わせ、這うように体を舌にずらす。
頬、顎、喉、肩、胸、腹、臍、と上から順に唇を付け、時には強く吸い上げ痕を残していく。
「くっ……」
痛みとは別の熱が人識の躯の奥で燻る。
と。
「――?」
出夢の動きが止まった。僅かに躯を起こしたのが気配で分かる。
「これ、この間の傷か?」
右の脇腹に微かに残る傷跡に合わせて、小さく、丸く、指でなぞる。
「……あぁ」
「――銃創だな」
出夢は目を細めて傷ついた子猫を母猫がそうするように、舌で舐めた。
治りかけとは言え、直接刺激を与えられればさすがに痛む。
ざらりとした感触に眉をしかめて下を見やると、じっと傷跡を見つめている出夢が見えた。
顔を伏せていて、表情はよく見えない。
「――あの時は気がつかなかった」
傷跡に、そっと口づけた。
279関係その後:2010/05/06(木) 16:00:24 ID:rxxc/CQg
ここまでです。
次で終わりまで投下できると思います。
濡れ場難しいぜ。

今まできちんとお礼してなくてすみません。
乙やGJありがとうございます。

>>206訂正

×→いじっぱりぱりぱりぱりだけど
○→いじっぱりぱりぱりぱりだったの

他にも誤字はいくつかあったのですが、引用した文が間違っているのは申し訳ないので。
280名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 18:55:55 ID:y1l5xkX5
乙!
281名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 20:06:06 ID:+SUZJR5H
いいねぇ・・・回想シーンはロイヤルロリヤ・・・ロイヤルロイヤリティホテルのかな?
282名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 02:00:50 ID:MGoyHUv5
>>266
にわかの俺にkwskongsms
283名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 02:02:53 ID:MGoyHUv5
>>279
284名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 02:12:20 ID:vS3klBmG
>>282
いーちゃんは、友と結婚してるからなぁ。
リョナ好きさんは、ガハラさんに優しくした結果どうなったか・・・。
一応、明言はどちらもされてないが、その可能性は高い、という所か。
285名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 03:02:54 ID:MGoyHUv5
>>284
ありがとう
286関係その後:2010/05/07(金) 16:39:23 ID:ZRHRn2As
乙ありがとうです。

>>281
ランドセルランド後辺りで考えてました。
ロイヤルロイヤリティーホテルではもうお互いそれなりに慣れちゃってる
雰囲気だったように見えたので。
零っち呼びの出夢に萌え。
287名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 17:09:50 ID:oCVDC2F9
人識と出夢のいちゃらぶを見る度に募る狐さんへの嫌悪感
288名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 17:39:00 ID:n2amK3J4
もう……諦めてもいいかな……?
289言っとくけど完結してないよ ◆zO7AQfurSQ :2010/05/08(土) 00:27:00 ID:WSZvyGOg
もう前後半とか気にしないことにした。とりあえず>>10の続き


「あ……阿良々木、さん」
僕の腕の中で八九寺が戸惑いの表情を見せる。
とは言っても僕の抱きしめる行為についてではなく、今の自分の身体の変化についてだろうが。
「んっ……!」
その熱い吐息をもらす口に思わず吸い付いた。
ちゅ、と軽く吸って舌で唇をなぞり、ぎゅっと押し付けてから離れる。
「あ……」
八九寺はベッドの上で膝立ちになり、傍に立つ僕にしがみつく。
「あ、阿良々木……さん」
「ん?」
「今のを……いえ、もっと激しいのを、してください……」
「……本当にいいのか? 僕、止まれなくなっちゃうよ?」
「大丈夫です」
「八九寺にひどいことしちゃうかも」
「阿良々木さんなら、構いません」
だから早くキスしてくださいと目で訴えてくる。
僕は八九寺の頭に手を添えて、また唇を近付けていく。
「八九寺、目を瞑って舌出して」
「はい……」
従順に晒された舌に自分の舌を触れさせた。
そのまま唾液を絡ませながらくちゅくちゅと音を立てて舌同士を擦り合わせる。
僕はもっとしてほしいというようにさらに突き出された八九寺の舌を唇で挟み込み、口内に招き入れて強く吸う。
舌先をつつき合わせて唾液をすすると、びくんびくんと八九寺の身体が震えた。
今度は僕の方から八九寺の口内に舌を差し入れる。
「んっ……んむ……ちゅ……あむっ」
八九寺はすぐさまそれにしゃぶりつき、舌を絡めてきた。
歯茎や内頬をなぞり、唾液を与え合う。そんな口内愛撫を交互に繰り返し、頭の中がどんどんとろけていくような感覚に陥っていく。
やがてジン、とした疼きが下半身に走り、ズボンの中で大きくなっているモノが今にも爆発しそうになる。
ぶっちゃけて言えば、僕はキスだけで射精しそうになっているのだった。
だけど僕の舌は止まらない。いや、止まれない。
これ以上はまずい、といったところで。
「ん……ぷはっ」
唇が離れた。
僕じゃない、八九寺が顔を離したのだ。
しがみついていた腕を外し、はっ、はっ、と息を荒げながらベッド上にへたり込む。
「だ、大丈夫か八九寺?」
「い、今……」
「ん?」
「今、私、変になりそうでした」
「…………」
「何か来るみたいな、意識がどこかへ行くみたいな、身体がふわっと飛んでしまいそうな感じで」
それって…………。
「そうか、八九寺もイきそうになったんだな」
「イきそうに……ですか?」
290 ◆zO7AQfurSQ :2010/05/08(土) 00:28:18 ID:WSZvyGOg
「ああ、簡単に言えば一番気持ち良くなる瞬間ってことさ」
「絶頂というやつですか……『も』ってことは阿良々木さんも?」
「う……ま、まあな、八九寺とのキスがすげぇ気持ち良くて……っておい! 何を!?」
八九寺が僕のズボンに手を伸ばし、カチャカチャとベルトを外し始めたのだ。
慌ててその腕を掴んで止めさせる。
「でも阿良々木さん、脱がないと汚れてしまいますよ? 男性の絶頂って要するに射精のことなんですよね?」
「ま、まあそうなんだけど」
「阿良々木さんの、見せてください」
「…………」
そりゃま、いずれ見せるんだろうし……仕方ないか。
僕は自分のベルトに手をかける。
ズボンとトランクスを脱ぎ、びぃんと反り返った肉棒を晒す。
「っ……!」
八九寺が息を呑むのがわかった。
が、特に怖がったりといった様子は見せず、まじまじと見つめてくる。
「そ、そんなに見るなよ」
「いえ、もっと見せていただきます」
八九寺は息が当たるくらいに顔を近付けてくる。
そのままぺろっと先端を軽く舐められた。
「う、うあっ!」
その不意打ちの快感に全身が震え、思わず腰を引いてしまう。
「あれ、気持ち良くなかったですか?」
「いや、びっくりして……って、見るだけって言ったじゃないか」
「味を見たんですよ?」
ふふ、と八九寺は笑い、手招きをする。
「こっちに来てください。私の口でよければ気持ち良くしてさしあげます」
「い、いや、そんな、無理しなくてもいいよ」
「無理なんか……してませんよ、私がしたいんです。阿良々木さん、私の口で気持ち良くさせてください」
「八九寺……」
「そうですよ阿良々木さん」
「私たちもお手伝いしますから」
今まで傍観していた八九寺の偽物……って言うと変だな、八九寺の分身二人が僕の左右の手を取って引く。
促されるままベッドの上に立ち、三人の八九寺が跪いて、僕の股間にゆっくりと顔を寄せてくる。
「それでは失礼します」
少し場違いなセリフを言って八九寺たちは舌を突き出し、そっと肉棒に這わせてきた。
「うぐっ!」
今度は覚悟していたので腰を反射的に引くようなことはしなかったが、それでも予想以上の感覚が身体を駆け巡る。
真ん中の八九寺は亀頭を舌の先端でチロチロと刺激し、左右の八九寺は茎に舌を這わせながら時折唇を押し付けて軽く吸う。
「うあっ、あっ、あっ」
僕は襲い来る快感にがくがくと膝が震え、声が漏れ出る。
脚に力が入らない。
291 ◆zO7AQfurSQ :2010/05/08(土) 00:29:47 ID:WSZvyGOg
目を閉じて歯を食いしばり、崩れ落ちそうになる身体を支えるために左右の八九寺の頭に手を置く。
もうとっくに限界なんて超えており、じゅくじゅくと先走りの液が出ているのがわかる。
それでも射精までに至らないのは八九寺たちのテクが拙いからだろう。
「えーと……いただきます」
状況にそぐわない言葉が聞こえたかと思うと、これまでの舌とは違う温かい感触が僕の肉棒を包み込む。
思わず目を開けて見ると、八九寺がその小さな口を目一杯開き、僕のを懸命に口に含んでいる。
左右の二人は僕の脚にしがみつき、付け根からぶら下がる陰嚢に舌を這わせてくる。
しかもいつの間にか三人とも服を脱ぎ捨てて裸になっていた。
八九寺たちの裸。
裸の八九寺たち。
同じ顔をした美少女が裸になって僕の股間に群がっている。
その非日常的で官能的な光景に、僕の興奮が一気に最高潮まで高まった。
「八九寺っ、ごめんっ!」
僕は一声謝ると、肉棒をくわえている八九寺の後頭部を掴み、腰を激しく前後に振り始める。
じゅぷじゅぷと唾液の絡む卑猥な水音を立てながら肉棒が口内を出入りし、腰を突き出すたびに亀頭が喉奥を突く。
「んっ、んぐっ、ぐうっ」
八九寺が呻く。が、今の僕にそれを気にかける余裕はなかった。
そして、あっという間に射精を迎えてしまう。
「あ、あ、八九寺、いくよ、口の中に出すよ! 八九寺、八九寺ぃっ……あっ! あああっ! あっ! あっ!」
びゅるびゅるびゅくびゅくっ!
限界を超えてまで堪えていたものが一気に爆発し、噴射された。
精液が八九寺の口内で暴れまわり、口の端からぽたぽたと溢れ出る。
「あっ……あ……っ……あ……あっ」
長い射精が終わり、僕はふらりと力が抜けてその場にへたり込んでしまう。
少しの間余韻に浸っていたが、口一杯に精液を溜めて涙目になっている八九寺が見えて、僕は我に帰った。
「ご、ごめん八九寺! ほら、吐いて」
僕が言うと八九寺は自分の口元に手を当てる。が、吐き出さずにこくんとそれを飲み込んでしまう。
「! は、八九寺!?」
そのまま幾度も喉を鳴らし、口内の精液をすべて飲み下してしまった。
呆然としてる僕に上気した表情で笑いかけてくる。
「苦くって変ですけど……すごくいやらしい味がします……おなかの中がきゅん、ってなっちゃいますね」
「八九寺……うっ!」
その言葉に反応する前に僕は声を上げてしまう。
イったばかりで敏感な性器に新たな刺激を与えられたからだ。
292 ◆zO7AQfurSQ :2010/05/08(土) 00:30:52 ID:WSZvyGOg
左右の八九寺が、肉棒にこびりついた体液をその舌で舐め取ってくれる。
先っぽの割れ目に唇を付けて、頬をへこませながら尿道内に残ったものを吸い出された時には、理性が吹っ飛びそうな快感が全身を駆け巡っていった。
「っ……ぅ……っ」
必死に声を押し殺している間に、八九寺二人のお掃除フェラによって綺麗になった肉棒はすっかり元の大きさと固さを取り戻す。
このまま二発目も放ってしまいたい、と思ったところで二人の顔が僕の下半身から離れる。
今度も二人とも舐め取ったものを飲んでくれるのかと思ったら、それを口の中に含んだまま正面でぼーっとしていた八九寺に顔を寄せていった。
八九寺はすぐに察したようで、唇を軽く開いて顎をついっとあげる。
そのまま分身の片方は本体にキスをし、口移しで僕の精液を流し込んでいく。
「んっ……んくっ……ん」
八九寺は口内に流し込まれたものを喉を鳴らしながら飲み下していった。
ふーっ、ふーっ、と息が荒くなってもじもじと太ももを擦り合わせているのに僕は気付き、そこに手を伸ばす。
つうっと内腿を撫でるとびくっと身体が震え、わずかに脚が開かれる。
そこに手を差し入れて指を足の付け根に這わせると、くちゅっと水音が鳴り、愛液が指に絡む。
「ふぁっ、ああっ!」
与えられた精液を飲み干したその口から甘い悲鳴が漏れる。
僕は八九寺の腰に手を回してぐいっと抱き寄せ、少し足を開かせた膝立ち状態にさせた。
小さいながらも立派に自己主張している目の前のピンク色の突起を舐め、愛液が絡んでぬるぬるになった指で股間の陰核をくりくりと刺激する。
「ひぃっ! そ、そこ駄目ですっ! 感じすぎんむっ! むうっ!」
喘ぐ八九寺の唇をもう一人の分身が塞ぎ、今度も口内に溜めた精液を飲ませる。
さっきすべて与えた方の分身は後ろから八九寺に抱き付き、様々なところを愛撫していく。
空いた方の胸を揉み、乳首を弄る。
腹や太ももに手を這わし、小振りなおしりを撫で回す。
全身に力を入れている八九寺に僕は声を掛けた。
「怖がらないで八九寺、気持ちいいのを受け入れるんだ」
そう言ってぴんぴんに尖った乳首を口に含んで思いっきり吸い、陰核を擦る指の動きを激しくする。
「んっ、んはあっ、あああっ!」
与えられた精液を全部飲み干した八九寺がぐううっと身体を反らし、離れた唇から嬌声が放たれた。
そのまま責め続けると八九寺の両腕が僕の頭に回されてしがみついてくる。
293 ◆zO7AQfurSQ :2010/05/08(土) 00:33:23 ID:WSZvyGOg
「ひっ、来ます!  何かが、何かが、あ、あ、あ…………あはああぁぁぁぁっ!」
激しく身体を震わせながら八九寺は絶頂に達した。
そのイきっぷりは三人がかりで身体を押さえつけなければならないほどに激しいものだった。
「あ……あ……あ……」
八九寺はびくっびくっと全身を痙攣させ、小さな悲鳴をあげ続けながらぱたりとベッドの上に仰向けに倒れ込む。
はぁっ、はぁっ、と息を荒げる八九寺の頭をそっと撫でると、少し恥ずかしそうに言ってくる。
「すごかったです阿良々木さん……でも、まだ、お腹の中が、じんじんして……」
「ふふ、まだ満足してないなんて八九寺はエッチだなぁ」
「は、はいっ……私はエッチですっ……だから、もっとしてほし……です」
「そっか、じゃあ……八九寺の処女、僕にくれるか?」
「処女……阿良々木さんに……? は、はい、もらってください……私の処女、阿良々木さんに差し上げます」
「嬉しいよ八九寺」
僕はそっと八九寺の脚に手を添えて開かせ、間に自分の身体を入れた。
これ以上ないくらいに固くなっている肉棒を、まだ毛も生えていない秘所に押し当てる。
「ああっ……当たってます、阿良々木さんのが、私のに……熱いです……っ」
「じゃあ入れるよ、八九寺」
「はいっ……くださいっ、さっきからおなかの奥が、阿良々木さんが欲しいってずっと……っ」
「いくよ、八九寺」
僕は八九寺の腰を掴みながらゆっくりと肉棒をその小さな蜜壷に埋めていく。





スローペースにも程がある。後半完結どころかまだ挿入すらしてねぇ。
もはや待ってる人はいないかもしれないが、恐ろしいことにこの話まだまだ続くんだぜ……。
まあ八九寺を可愛がりたいという自慰作品なので暇つぶしにでもなってくれたらなと思う。
俺、この作品を書き上げたら忍と結婚するんだ!
294名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:34:54 ID:KXk2jm3Y

生投稿は久し振りにみたぜ
続きも楽しみにしてる
295名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:58:38 ID:pA0MooHO
続きキター!
わっふるわっふる!
296名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 04:54:24 ID:lb6gjl+O
GJです!八九寺である限り、ずっと待ち続けますよ。ええ 
しかし即浮気は許せませんね。ええ
297名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 23:26:24 ID:4qzmwc0c
>>279
いずむんの声が金田まひるで再生された
298名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 12:40:11 ID:eRNfvLzE
さーて今日一日中ずっと家にいなきゃいけないキツルバミさんは火憐ちゃんと月火ちゃんになにされるのかなー
299名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 23:11:59 ID:ljQHftrO
まさかのお母様による指導(性的な意味で)が・・・。

しかし、あの両親はおそらく描かれる事は無いんだろうが、
物凄く人となりとかが気になるw
300名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 00:26:35 ID:aszYYVQ0
このスレで刀ブーム起きないかなあ
301名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 14:16:45 ID:g+6/xY1g
それよりもきみぼくブームをだな
302名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 16:46:57 ID:Pza9DVmX
そんな事よりBLブームをだな
303名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 17:50:32 ID:wWbUfFv2
戯言先生はどこへいったッ!!
304名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 17:55:42 ID:pwu2QOwT
最近やっと過去スレとか読んだんだけどもしかしてここの書き手ってとんでもなくレベル高いんじゃないだろうか?
305名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 19:18:22 ID:bBEmC7fY
火憐ちゃーん!月火ちゃーん!!
306名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 23:57:27 ID:m3uBrFq+
チューしようぜー!
307名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 00:59:34 ID:B4KzrdN+
おやすみなさい
308名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 01:36:00 ID:+RokCtb9
>>304西尾がいるかもな
309名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 08:57:18 ID:I9sOvJxO
西尾「エロ過ぎてボツにされたからここに投下する」
310名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 13:00:16 ID:Oca3IFfe
それは有り得ないだろと断言できない自分がいるw
311名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 18:42:07 ID:t1MLQvAG
西尾は、章変えリセットの間の歯磨きプレイをここで描くと良いと思うよ
312名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 19:55:12 ID:bKFD3ziW
三本勝負になったんだっけ。

でも、ララァ好きさんの喘ぐ姿とか誰得だから、
火凛ちゃんがやられるターンだけでいいな。
313名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 21:19:58 ID:t1MLQvAG
バカモノ!
みゅらら木さんの喘ぐ姿に興奮する火憐ちゃんが見られないじゃないか
314名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 22:06:34 ID:Oca3IFfe
さらにその興奮する火憐ちゃんを月火ちゃんが覗き見て興奮するわけですねわかりますw
315名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:22:42 ID:cQAvJAB+
>>312
> でも、ララァ好きさんの喘ぐ姿とか誰得
火憐ちゃんが得するに決まってるだろ!
316名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 01:09:37 ID:1RB1zIEl
頑張るするがちゃんも得するな
317名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 19:44:54 ID:PWdXc9/h
スルガさまが見てる
318名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 18:39:43 ID:/dKHuIk6
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/30/b11.zip  PNG画像版
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/29/b11.pdf  PDF注意

ひたぎこよみ

原作っぽい感じでレイアウトされたSSです。

偽物語を持ってる人向けかもです。
319名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 22:05:05 ID:Yv9Osrf1
普通におもしろいから困る
つーかガハラさんデレすぎワロタ
320名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 22:40:55 ID:OutaFb/r
>>318
やっと見れない原因がわかった、pdfとzipの拡張子が入れ替わってるじゃん
ウイルスか何かかと思ったわ
321名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 22:49:08 ID:MxyK3Jix
>>318
見れないがどうしたらいいのやら
322名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 22:56:40 ID:143emBgi
>>321
君のすぐ前にズバリの方法があるねえ
323名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 23:24:51 ID:/dKHuIk6
すみません。リンク間違ってました。

http://u3.getuploader.com/eroparo/download/29/b12.zip  PNG画像版
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/30/b12.pdf  PDF注意

でした。

おさわがせしてごめんなさい。
324名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 02:30:41 ID:bHOxMDKu
>>319
えっ
325名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 21:53:00 ID:vPqpdYVL
>>323
いつも感謝してる。
今回も面白かったよ。
326名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 15:19:38 ID:LEZRcOJp
>>323
いつもながらラブラブだなあと思ってたらエロシーンがあってびっくりした。
よかった。GJです
327名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 20:30:23 ID:tj+WBJgR
>>323
早く傾物語書いてください
328名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 01:11:46 ID:m4SFuJRl
保管庫に羽川ルートみたいな、こよみ×羽川のSSってある?
普通に検索すると個人のサイトとかでもなかなか見つからない。
329254:2010/05/19(水) 01:23:18 ID:LFtR8+G5
…実は執筆中だったり>羽川ルート
NTRでも浮気でもご褒美でもなく
真剣に阿良々木さんとバサ姉を付き合せようとしたら、
容量が半端ないことになって俺涙目。
330名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 02:10:27 ID:QznxMUQQ
>>329
がんばれ、超がんばれ!
331名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 02:48:22 ID:m4SFuJRl
ごめんなさい。懲りずに諦めきれずに調べたらあった。
>「後からいくら頑張っても、勝てないから。今、勇気を出して言いました」
>「今はどう思っていても、私を好きでいてくれるのなら、それでいいの」
332名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 03:07:41 ID:m4SFuJRl
よく見たら同人サークルみたらし堂、というところのSSだった。
去年の12月から一話完結でほぼ羽川と暦のみらしい。
いやあ、おいしいな(まだ読み途中)
333名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 09:59:21 ID:aHjR1Yl6
『君の知らない物語』って作品があるよ。
作者曰く、原作ではあまりに切ない思いをした羽川さんを幸せにしてあげたい
って想いで書いたらしい。
334名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 10:49:02 ID:qrvbWdi6
――ときどきこのスレには、ほんとうに西尾がいる、としか思えないようなことがあるのだ。
335名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 18:30:15 ID:239uyLaG
くっ、羽川さんの話、未完なのかっ
化SSってここのしか読んだことなかったんですけど
色々あるんですね
ガハラさんが粗挽きさんに振られた話とか
切なくて良かったな

それにしても羽川ルートは書きたいけど難しそう
>>329さんに期待です
336名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 18:34:19 ID:zmLq9nWO
人間試験のあとがきにいい話が載ってた様な気がしたんだけど誰か手元にある?
337254:2010/05/19(水) 22:00:27 ID:LFtR8+G5
期待しないでくれ…俺も『君の知らない物語』読んできたわけだが、
…自信なくしたよorz

ちなみに執筆の方は今、後日談というか(ry を書いてる
…容量30KBに達しやがった…。
338名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 22:23:39 ID:m4SFuJRl
『君の知らない物語』はタイトルも内容的にいろいろなポイントも
まとめて抑えられてるから、これが一つのベスト・理想的に感じちゃうと
羽川ルートが書けなくなるな。別の形で書いてみたいって思える構想が浮かばないと。
そろそろ羽川スレでのネタ投下からSS書きに挑みたかったんだけど、
書けなくなった……。

『君の知らない物語』、コミケで一冊にまとめて出して欲しいな。
339名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 02:46:17 ID:somyNNZF
色物語はアララギ・カレンスキーの聖典だわほんと
340名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 06:18:48 ID:KsORnSv5
火憐「ごめん瑞鳥くん!!あたしの初めては全部兄ちゃんに捧げるって約束してるんだ」
341名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 10:41:01 ID:0MB4tA5n
火憐「瑞……鳥……?」



色物語ってタイトルの同人誌いくつかあるからどのサークルのことやら
342名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 14:20:53 ID:somyNNZF
>>341
SSのほうだよ
343名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 19:36:24 ID:/iiydoHa
色物語みつけた
火憐ちゃんいいな
ひたぎピローの人かあ
344名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 00:12:33 ID:3Psech5F
前も読んだけど上手いなぁ。あららぎさんの語りなのにちゃんとエロいなぁ。
345254:2010/05/21(金) 23:02:04 ID:4WYKfPeN
遂に書き終えたわけだが…
・酷いクオリティにつきバサ姉ならなんでもいいムラララギさん以外は見ないの推奨
・(俺の脳内で)超大人気なのに作品が少ないありゃりゃぎさん×バサ姉。
・話の展開でひたぎさんがフラれます。ひたぎ大好きさんは見ない方がいいです
・エロ少なし。エロ以外イラネな人は007〜010をドゾー

000
これは一つの物語である。
ひょっとしたら実ったかもしれない、恋の物語である。
こういうと、殺人鬼の少年と殺し屋の少女の悲惨な末路を思い浮かべる人も多いだろうが――
そうではない。これはただのニアミスで、成就する筈だったのにしなかった、そんな恋の物語。
だがしかし同時に、これはただのイフストーリーである。
つまり――もしも話。実現しなかった話。そんなものを語っても、所詮は非現実。
ただの夢想、夢物語さ。と言い捨てられれば何の反論も出来ないが――それでも、思うのだ。

この物語は。
阿良々木暦がもう少しだけ恩知らずで、羽川翼がもう少しだけ自分勝手だったならば、
きっと実現したであろう、一つの恋の物語だ。

001
やあ、阿良々木暦だよ。今日はちょっと趣向を変えた感じで話そうと思う。
皆は、意識している女の子にいきなり告白されてその場で返事を求められたら、どうする?
…いや、意識してるっていっても、いつ魔のホッチキスが迫ってくるか分からないから常に意識してる、
ていうか警戒してる、なんていう青春とは程遠い殺風景な意識なんだけど。
まあ、なんやかんやで、そこには、強引でゴーイングマイウェイな美少女と、意志薄弱な副委員長がいた。
ていうか、戦場ヶ原と僕だった。
結局いつも通りに締めてしまった。

002
僕は女の子の告白を断ったことがない。
ていうか告白されたことがまずない。
ていうか普通の高校三年生はそうだろう。…そうだよね?
なので戦場ヶ原にどう対応していいのかが分からない。
分からないので告白そのものを取り消していただこうと全力を尽くしたが、
所詮薄くて弱い僕の語彙と話術ではやるだけ無駄な話だった。誰かいーちゃん連れてこい。
「だから、阿良々木くん。色々言ったけれど」
「なんだよ」
「この申し出を、阿良々木くんがもしも断ったら、あなたを殺して私は逃げるわ」
「普通の殺人犯じゃん!お前も死ねよ!」
おいおいおいおいおいおい!どうすんのこれ!下手に交渉しようとしたばかりに僕の立ち位置が
「可憐な女の子の告白を断る罪な男」から「ヤンデレな女の子に命を狙われる不幸な男」になってる!
どうしよう!どうしよう!どうしよう!羽川助けて!…なんで僕はこの状況で羽川に助けを求めるんだ!
流石にいち男子として情けなくないかこれは!
「それくらい、普通に本気ということ」
「……はあ。そうっすか……」
仕方がない。今目の前にある選択肢は二つ。
受け入れるか、断るか。ていうか、断って殺されるか。後者は嫌だが、それでも僕は断りたいので。
「たとえお前に殺されても、僕はお前とは付き合えない」
僕は言う。かつてないほど真摯に、真剣に。何故なら―――
「僕には、好きな女がいるんだ。本当に叶う訳もない夢だけれども、それでも、
その娘とじゃあないなら、童貞のまま天寿を全うしてやるつもりだ」
「それが私というわけね」
「なんでそうなるのっ!?」
「え、いや、阿良々木くんってドMじゃない。だから自らこの大チャンスを棒に振って自分を苛めているのかと」
「なんでそうなるのっ!?第一僕はドMじゃない!軽度のMでもない!まっとうなNだ!ノーマルのNだ!
とにかく!付き合えない!それが僕の答えだ!嫌だってんなら煮るなり焼くなり好きにしやがれっ!
何をされても僕の答えは変わらないぞ!」
「煮るなり焼くなりって…やっぱり、Mなんじゃない」
「人の揚げ足を取るんじゃない!」
346254:2010/05/21(金) 23:03:11 ID:4WYKfPeN
面倒くさい女だ……。でも、この面倒くさい会話を楽しんでいる僕もいるわけで。
ふっ…、春休みまでの僕ならあるいはお前に落とされたかもしれないな―――
「なら、キスをしましょう」
くい、と戦場ヶ原が顔を近づけてくる。…ていうか近い!近すぎだろこれ!
くっそなんなんだこの女顔赤い!ものすげー赤い!やけに可愛いじゃねえか!
らしくもないぞ!?夕焼けだよな!?夕焼けのせいだよなあおい!?
「なんでそうなるのっ!?お前の貞操観念はどこへいった!あとトラウマ!お前アレ嘘か!
あん時本気で心配していた僕の純粋な心を返せ!」
「キスは平気なの。それとも阿良々木くんはAじゃなくてBの方を考えていたのかしら。
流石にBともなると私も戸惑うわよ?
…ただ、最後に思い残すことがないように…。これで、すっぱり諦めるから」
またやけに可愛い事言うな!本当なんなんだ!恋に落ちてしまいそうだ!
「そういう問題じゃねえよ!AでもBでもお断りだ!お前は僕のちょっと前の台詞を聞いていなかったのか!?
あと絶対お前諦める気ねえだろ!素直に言え、そうなんだろ!?」
「…ちっ。ええそうよ、諦めないわよ?だから心変わりを促そうとキスによる誘惑を考えていたのだけれど」
「人間もどきに魅了が通じると思うなよ!ていうか誘惑ならBでもあながち間違ってないじゃねえか!」
やばいやばいやばいやばいやばい!僕の!僕の初めてが!今まさに奪われようとしているっ!
助けて羽川…ってまたか!僕の脳内には羽川しかいないのか!走馬灯も羽川か!
…って、今本当に視界の端に羽川がいた気がするんだが。気のせい?だよな。そうだよな。
なんて悲しい脳内なんだよ、妄想ですら視界の端だけなのか!?
妄想の中で位颯爽と視界を独占して助けてくれよ!ていうか
「いい加減キスをしようとするのをやめやがれ!」
傍から見たら取っ組み合いの喧嘩をしているようにしか見えない、
哀れで愚かで意志薄弱で健全な男子高校生が、そこにいた。
ていうか、僕だった。
347254:2010/05/21(金) 23:05:13 ID:4WYKfPeN
003
やあ、阿良々木暦だよ。この章でついに語り部を追い出されたんだ。
この章に僕が登場しないからなんだと。というわけであとは神の声に任せる。
最後に一言良いかな。…………僕からこの役取ったら何が残るんだよ!


少女は鉛筆を動かす手を止めた。思い浮かべるのは、散歩からの帰り道に見た、信じられない光景。
―――阿良々木くん、戦場ヶ原さんと付き合ってたのか―――。
付き合ってたどころか、あれはどう見てもキスしようとしてたよね…。
あーあ。なぜ私は、行動を起こさなかったのだろうか。
文化祭の準備のときでも、委員会の活動の帰りでも、いつでもチャンスはあったろうに…。
いや、でも。阿良々木くんには、彼女ができて。彼だって彼女という大切な存在が出来た事で、
精神的に大きく成長することだろう。もしかしたらすぐに更生するかもしれない。
戦場ヶ原さんも、最近病気の状態は良くなったみたいだし、この機にクラスの皆と仲良くなってくれるかも。
そうしたら、最後の文化祭は、もっと楽しくなるだろうな。
なんだ、良い事ばかりじゃない。
なんだ、何も問題なんてないじゃない。
なのに。なんで。なんでこんなに、悲しいんだろう。
なんで。なんで。私は何を考えているんだろう。
いつから、私は――こんなにも、阿良々木くんのことしか考えられなくなったんだろう。
いつから、私は――阿良々木くんのことを好きになっていたんだろう。
なんで、なんで、なんで…わたしは、こんなにバカなのかな。ちょっと考えたら、分かりそうなものなのに。
自分を食べようとした吸血鬼ですら救おうとする阿良々木くんが、
話したこともないクラスメイトを助けようとしないわけがないのに。
なんでわたしは、今まで何も、しなかったのだろうか。
無理矢理委員会に巻き込んで。二人っきりで文化祭の準備をして。
そんな事で満足をしていたの?わたしの望みはそんな事だったの?――違うよね。

わたしは、阿良々木くんを、私だけのものにしてしまいたかったんだ。

そう気づき、自分の中にあるドス黒い感情に気づき。
自分があの春から、阿良々木暦という存在に、どれだけ依存してきたかを思い出す。
自分がどれだけ阿良々木暦に溺れているかを自覚する。
自分がどれだけ阿良々木暦の事を愛しているのかを――
改めて、自覚する。自覚して、後悔する。後悔して―――抑えきれなくなる。
既に少女の精神は限界だった。品行方正を絵に描いたような少女でも。
心の奥に、秘めた願望が、欲望が、愛情が、欲情が。無い筈も、ないのだった。
「…ん、んんっ。 ぁあっ! あ、ああぁ…っ」
少女は乱れ、乱れ、乱れた。快感を求めて指を動かし、快楽を求めて喘いだ。
「…ぁ、あららぎくん…あららぎくぅんっ…」
少女は想い人の名をうわごとのように呼び続ける。それは、あまりに切なく、あまりに淫靡な慟哭だった。
「…ん、あぁあっ…ぁあああああああっ!」
猫に魅せられた少女、羽川翼。彼女の人生初の自慰行為は、激しい絶頂とともに終わりを迎えた。
あとに残ったのは、阿良々木暦を自らを慰める為に使ったという罪悪感、自らに対する絶望感、そして。
圧倒的で絶対的な、虚無感だった。
348254:2010/05/21(金) 23:07:27 ID:4WYKfPeN
とりあえずここまで。

バサ姉単独シーンは正直必要なかった気がする。
ぶっちゃけ心が折れそうな時の手遊びだったもん。
ここから先も無駄に長いので気長にお待ちを。
349名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 23:24:57 ID:YQ6VGbf/
バサ姉キタコレ!
続き、正座してお待ちしております
350名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 23:47:03 ID:YdSR9Wab
ツバサアアアア
キタアアアア
351名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 01:02:25 ID:0Bio7GiT
たまに気仙沼先輩らしからぬところがあるが、GJですぞー
352名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 17:00:34 ID:DkiRUX5j
つーか見難い
353名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 20:51:46 ID:8ft3LpM7
まぁまぁ、せっかく投下してくれたんだからそう言わずに。
職人さんが投下しずらくなっちゃうよ。
354名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 21:10:11 ID:HhOkippa
嫌いなワケじゃなく、むしろ好きと言っていい筈なのに
なぜか性的対象には見られないんだよなぁ、羽川・・・
355名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 21:22:00 ID:tdqM+mvy
このスレの流れで
また傷を読み直したけど
バサ姉はせつなすぎて

バサ姉とデロンギさんがくっつくと
猫イベントが出ないかわりに
爛れた関係になりそうな気がするなあ
356254:2010/05/22(土) 22:13:31 ID:eQFRQOwk
改行が多すぎます!と本文が長すぎます!に阻まれた結果改行個所を
大幅に削っちゃった結果なんだ>見難さ
すまない。めんどくさがらずにもっと何回かに分けて投下すればよかった…。
そいじゃ続き投下。信じられないだろうがまだエロパートに突入すらしないんだぜ

004
やあ、阿良々木暦だよ。…え、いい加減この導入うざい?や、でも、まだいけるんじゃないか?
そんなことより、さっき語り部を追い出されてた間に、情緒豊かな素晴らしい光景を
この僕の脳内に焼き付けておく機会を失った、そんな気がするんだけど、気のせいかな?
…え、うざい?さっさと始めろ?うん、ごめん。じゃあ、ある日の昼休みの風景だ。

「…阿良々木くん、一緒にお昼ご飯を食べましょうか」
「…友達がいない僕としてはそれは実に嬉しい申し出なんだが戦場ヶ原、お昼ご飯を食べるのに
お前はなんで男子をチョイスするんだ?お前も友達いないにせよ、羽川あたりなら相手してくれるだろうに」
「え?阿良々木くんをオトすために決まっているでしょう?あと、私より成績の良い人間はすべて敵よ」
「言い切った!つーかいい加減諦めて!」
「阿良々木くんは無条件に私専用の奴隷よ」
「なんでそうなるのっ!?」
「阿良々木君は驚いた時にはそれしか言えないのかしら。つまらない生物なのね。
これ以上追いかけ回す必要はないかもしれないわね」
「お前は僕の生態観察者か何かなのかっ!?」
「私が観察しているのは生態ではないわ…変態よ」
「せっかくのキメ顔のところ申し訳ないが、そんなにうまくないな!
一応言っておくと僕は変態ではない」

さぞ仲良く会話をしながら昼食どきの暇な時間を使っているように見えるだろうが、実際は
こそこそと教室の隅の方の席でしている陰気な会話だ。凄まじくイタイ。
…三年間友達を作っていない僕が、いまさら教室の中で堂々とツッコミキャラでいられるもんか。
三年間友達を作っていないくせに、堂々とクラスの皆の視線を浴びながら僕と昼食をとろうとする
戦場ヶ原の度胸には恐れ入るばかりだ。というより勘弁してくれ。僕もう早弁で昼食済ませちゃったんだよ。
お前は知ってるだろうが!僕の悲しいプライドを!
…まあ、まあね?戦場ヶ原のおかげで僕の高校生活も楽しくなったもんだよ?
でも、告白断ってから毎日のようにつきまとってくるのはどうかと思うんだ!もう僕のライフは0よ!?

というか、こいつを諦めさせようとするなら、腹くくって羽川に告って、見事成功するしかないのかな。
…でもなー。羽川はなー。なんていうか、そういう関係じゃねえしなあ。
ぶっちゃけ春休みの時点で嫌われた気がしなくもないし。ていうかアレで嫌われてなかったら逆にアレだし。
最早何言ってるか自分でも分からなくなったし。命の恩人に告白なんて、できるわけないよなあ。
まあ。なんにせよ、今まで友達の一人もいなかった僕だけれど、
昼食を一緒に食べようと誘ってくれる、親しい女友達が出来た。春休みの事を考えれば、
友達はやっぱりいいもんだと思う。人間強度?何それおいしいの?

……今度からは、早弁やめようっと。
357254:2010/05/22(土) 22:17:55 ID:eQFRQOwk
005
やあ、あららボフゥ!ちょっとやめて戦場ヶ原!ホッチキスとアロンアルファの二刀流で睨まないで!
とれなくなるから!刺さった針にアロンアルファ塗ったらとれなくなるから!
ふざけ過ぎましたすみませんでしたっ!ですから!せめて状況説明だけでも!
…というわけで、時系列的に現在つばさキャット。間がすっ飛んでるのは気にするな。
単に、容量がシャレにならなくなってきただけだから。

…………はあ?今この色ボケ猫は何て言った?
羽川が僕のことを好きだなんてもうTPOさえ大丈夫なら、
ていうかTPOさえ無視して飛び跳ねて駆け回って全身で喜びを表現したいくらいの
凄まじい天国を僕を導いたその直後に…地獄だ。地獄にもほどがある。
僕が?女と?付き合っている…だと…
なぜなんだ、どこで間違ったんだ、なんでこんな形で羽川と僕とのフラグが折られたんだ責任者でてこいやぁあ!

「にゃ?ご主人が勘違いするなんて考えられにゃいにゃ…。お前、ひょっとして嘘ついてるにゃあ?」
「僕が何をしたというんだ!なぜ僕を信じない!」
終わった…僕の人生は、ここで終わったんだ…希望を失くしたまま生きるくらいなら!
太陽のもとに身を投げ出してやる!…駄目だ、今の僕にそこまでの吸血鬼性はない。
校舎の屋上から身を投げてやる!…駄目だ、即死しなかったら治っちゃう。物凄く痛いだけだ。
絶望したっ!僕には自殺すら許されていないのかっ!

「にゃ?本当に女はいないのかにゃ?」
「信じろ!お願いだから信じろ!僕の命がかかっているんだ!」
「お前が女と付き合っているかどうかがお前の命に関わる理由がわからにゃいにゃ…」
「だああああ!それはお前が馬鹿だからなんだ!さっさと引っこんで羽川を出せ!
そんな勘違いに僕は耐えられない!誤解を解かせてくれ!」
「それにはご主人のストレスの解消が必要だから苦労してるんにゃ。おまえどうにかするにゃ」
「それには原因が分からないと話にならないな。お前ら怪異には分からないかもしれないが
人間は些細な事でもストレスをすぐ溜める。どんな些細な事が原因かも分からない。だから。
出来る限り、詳細に、羽川の日常を描写するんだ」
「最後一行が目的にゃのがバレバレだにゃ…」
バレた。馬鹿にバレた!色ボケ猫にバレた!どんだけ嘘がつけないんだ僕!
素直ないい子(←必死のポジティブ)、嘘をつけない誠実な子(←無理矢理ポジティブ)、
自分の欲望を隠しきれない子(←遂にポジティブになれなくなった)!
「それにもうストレスの原因は伝えたにゃ。ごまかすにゃよ?逃げるにゃよ?あとは人間、お前次第なんにゃあ」
「くっ……」
どうすればいい…どうすればいいんだ!僕はどうすればこの場を切り抜けられる!?
「どうするにゃ?ご主人と付き合うのか、それとも…力づくで引っ込ませてみるにゃ?あの吸血鬼もいにゃいのに?」
「…ああ、それに関してなんだが」
358254:2010/05/22(土) 22:22:48 ID:eQFRQOwk
僕はしゃべりながら、街灯の真下に歩いた。自然に…とはいかなかったけど。
ゆるり、ゆるりと。まるで解決編における探偵のように。
出来る限り格好つけて、忍野みたいに振る舞ってみたけど、締まらなかった。
「忍の居場所については、もう察しがついてるんだよ。
お前と交渉は出来そうにないからな…力技で、解決させてもらうぜ。出てきてくれ――助けてくれ、忍」
僕のその声を合図に、僕の影が揺らぐ。
ゆらゆら。ずぶ。とぷん――
僕の影の中から、非常にゆっくりと、とても不機嫌そうな雰囲気を全身に漂わせながら。
その凄惨な目つきと滾る殺気を、眼前の猫よりむしろ僕へ向けて。
かつての鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、キスショット。
現在は僕に隷属することでしか生きられない吸血鬼の残滓。
忍野忍が、姿を現した。
「にゃっ!?」
その姿を視認した途端に動揺を見せるブラック羽川。
当然だ。忍は、ブラック羽川にとっての天敵なのだから。
「形勢逆転だな。さあどうする?忍に搾り尽くされるか、自分で引っ込むか」
「にゃ…にゃああああああああああっ!!!」
「…はは。本当お前は元気だよな。なんかいい事でも――あったのか?」
やっぱり――僕じゃあ、力不足だ。
場が締まらない。締められない。薄くて弱い。軽くて頼れない。
だから任せたよ――忍。
ブラック羽川は、観念したかのように、覚悟したかのように、僕に跳びかかってきた。
後になって考えると、ブラック羽川は、この時自ら倒されに来ていたのかもしれなかった。

あいつの唯一の行動理由である、『ご主人』のために。

数秒の後、そこに在ったのは倒れた羽川と、立ち尽くす僕だった。
忍は既に僕の影の中に戻っている。
そして僕は――羽川の傍へと歩み寄り、彼女の耳元で囁いた。
倒れていて意識があるかどうかも疑わしい彼女の耳元でこう囁いた。

「…言いたい事があるんだ。明日の放課後、あの公園に来てほしい――なみしろだか、ろうはくだか知らないけど」

こんな状態でしか女の子一人呼び出せないチキンっぷりが、自分でも悲しかった。
359254:2010/05/22(土) 22:26:57 ID:eQFRQOwk
とりあえずここまで。

ガハラさんフォロー回と、原作とのすり合わせ回というエロ皆無構成でしたー。
俺はガハラさん嫌いなわけじゃないんです。バサ姉好きすぎただけなんです。

次回、ムララギさんがバサ姉を公園に呼び出し!
何をする気なのかムラララギさん!
またもヘタレてチキン化するのかムララララギさん!
360名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 23:17:51 ID:ZqYNNEEc
ありがとう

ばさあああ
361名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 07:33:56 ID:hk/vLeFt
GJだ。
次回は公園でロリィな浮遊霊が見守る中発情した猫と交尾ですね。
362254:2010/05/23(日) 22:32:05 ID:SSjXUqq4
続きの続き。信じられないだろうがまだ終わらないぜ。
書きたい事書いてたら30KB越えとかどうしてこうなった

006
翌日。放課後皆で学習塾跡へ行った。
忍野は――居なかった。散々伏線を張って、散々場を掻き乱して、散々こちらを期待させておいて、
ひとり勝手気ままに、どこかへ去っていった。
これからは――僕が、自分自身の力でやっていけ、ということなのだろう。

いいだろう、その通りだ。僕は、僕自身で、やっていく――
皆と別れて、僕は家に帰らなかった。自転車をゆっくりと漕いで、あの公園へ向かった。
あんな状態での呼び出しだったから、羽川が来てくれるかどうかは分からない。
――そもそも、呼び出された事を知っているかどうかも分からない。
だけれど、それで良かった。段違いにお門違いで、天井知らずの恥知らずなこの想いは、
伝えられなくて当然なのだ。本来僕が墓まで持っていくべき想い。
伝えられれば本望だ。結果なんてどうでもいい。成されなくて当然の――他ならぬ僕の想い。

ベンチに座って、特に何をするでもなく、足をぶらつかせて、僕はただ待っていた。
空を見上げて、地面を見下ろして、自分自身を省みて、僕はずっと待っていた。
羽川は――来てくれた。
「よ、羽川。来てくれたんだ」
「なんか記憶が曖昧なんだけどね…阿良々木くんに、呼ばれた気がしたの」
どう切り出したものかは、迷ったんだけど…薄くて弱い、ヘタレでチキンな僕でも、
この場に限っては、最も言いたい事を、最初にもってくることにした。
マイルドな事で――最初を言い逃れたり、しなかった。
「言いたい事がある――って、言ったよな。今から言うよ、単刀直入に」
僕は言葉をそこで切り、一拍間をおいて、再び言葉を舌にのせる。

「羽川。僕は、お前の事が好きだ。
好きでたまらない。 大好きで抑えられない。 僕は、お前の事を、愛している」
「……」
「恩を感じるべき相手に好意を抱くなんて、自分でも恩知らずだとは思っている。
だけどそれでも、自分を抑えきれない。僕の気持ちを、お前に知ってほしかった」
「……」
「だから羽川――お前さえ良ければ、僕と、付き合ってくれ」
言った。遂に、言えた。この二ヶ月、ずっと言いたくて、ずっと言えなかったことばが。
思っていたより随分すんなりと、僕の口から。
羽川はどう思ったかな。色ボケ猫の言う事を信じるなら、喜んでくれているんだろうけど。
それでも僕は、羽川に赦してもらえるなんて、思ったことはない。
それだけのことを、あの春休みに僕はしたと思っている。

忍に殺されても仕方ない――それは僕がいつも言っている事なのだが、
羽川にしたってそうだ――僕は、羽川に何をされても文句は言わない。
今の僕が在るのは、あの春休みに僕を救ってくれた、
羽川翼と、忍野忍と、(正直癪な話ではあるが)忍野メメのおかげなのだから。
363254:2010/05/23(日) 22:38:09 ID:SSjXUqq4
「……恩知らずだとか、言わないでよ」
「…え?」
「私は、何も出来なかったよ。
阿良々木くんを助けたかったけど助けられなかったし、
人間に戻してあげたかったけど戻してあげられなかった。
阿良々木くんを自分だけのものにしたかったけど、できなかった。
それに阿良々木くん。…彼女がいるのに私にそんなこと言っちゃ駄目でしょ?
…期待、しちゃうじゃない」

「…………………は? …か…の…じょ…?」

一瞬、思考が固まる。フリーズ。強制終了シャットダウン、再起動まであと30秒。

…そーうだーったあああああ――っ!
誤解は相変わらず解けていないんだった!
だけどここで焦ったそぶりを見せちゃ駄目だ!嘘っぽく見られる!
羽川お得意の思い込み勘違いをここで炸裂させられちゃあたまらねえよ!
「…は、はあ?ななな何言ってんの、羽川。
つつつ、ついこないだまで友達一人居なかった僕に、かか彼女がいるわけないだろ」
焦ったそぶり見せた!やや噛んだ!どうしよう!
「…え?いや、でもさ」
「まあ、お前に隠しごとなんて出来なさそうだから言っとくけど、
うん、母の日に告られたよ、キッツい美少女にな。…断ったけどな。
ちなみに今そいつとは良い友達だよ。少なくとも僕はそのつもりでいる。向こうがどう言うかは知らねえけど」
「え?嘘?そうなの?え?」
明らかに動揺している羽川。すごく珍しい。レア度星五つ。
なぜカメラを持ってこなかったんだ僕!
…いや、そんな場合じゃあない、羽川が動揺している内に畳みかけないと!
「だからそれを踏まえてもう一回言うよ。羽川、僕と付き合ってくれ」
本当…締まらないなあ、僕…。シリアスになれない。
まさか告白を言い直す事になるなんて思いもよらない。
でも。それでも。
僕は、この日を一生忘れないだろう。そう思った。
「え、と…私こそ、よろしく、お願いします…」
羽川は、真っ赤になって俯いて、最後はほとんど聞き取れないほど小さな声で。
応えてくれたのだから。
364254:2010/05/23(日) 22:39:59 ID:SSjXUqq4
007
「人間、人間。大問題だにゃ」
「なんでお前がいるんだよっ!」
羽川と付き合いだして約一カ月。文化祭も無事終え、
初デートも初ちゅーもつつがなく済ませて、二人っきりの時は下の名前で呼び合っちゃったりして、
素ん晴らしいラッブラブ生活を送ってんのに、
「なんでお前がいるんだよっ!猫っ!」
何?実はやっぱり僕嫌われてたの?僕と付き合うことに多大なストレスを感じられてたの?
泣きそうだ!すっげえ泣きそうだ!ちょっとしたショックですぐに自傷に走ってもおかしくない!
「にゃ…今回ばっかりは、俺の責任にゃんだにゃ…。俺の体調の都合が、ご主人にシンクロしちゃったようだにゃ」
「…?どういうことだ」
「にゃ〜…言わにゃきゃ駄目にゃ?」
「顔を赤くするな…その目つきで顔を赤くされると、むしろ怖い。今にも殺されそうだ」
「…………発情期にゃ」
「なん…だと…」
二の句が継げない。なんだこの猫。何て言った?
色ボケ猫が、発情期?
露出狂で変態でエロエロな猫が、エロい事がしたくてたまらない状態?
……………………………………………………………
「まんまじゃねーかっ!!」
僕、会心の突っ込みだった。…やや空回り気味だった。
365254:2010/05/23(日) 22:43:24 ID:SSjXUqq4
事情を詳しく問いただしてみたところ。
今日は土曜日。本日より障り猫は発情期に突入し、それが羽川の体調にダイレクトでシンクロ。
発情期ゆえの…その、なんだ、アレだ…、アレ。エロい事だよ!アレを我慢した結果、そりゃあもう凄いスピードで
羽川のストレスはあれよあれよという間に溜まり、結果ブラック羽川の登場に至ったらしい。
こちらとしてはそんなもんどうしろって話なんだが…。

「俺的には、お前に助けてほしいんにゃ。もう一線を越えちゃえにゃ」
「気楽に言ってくれんのな!以前から思ってたんだがお前ご主人の貞操を軽く考えすぎだ!」
「…俺は、本気で言ってるにゃ。ご主人の望み通りお前とご主人が付き合う事ににゃって、
せっかく俺の出番が減ってるのにゃ。この機に、ご主人を一人立ちさせてやるんだにゃ」
「一人立ちって、なぁ…よりによって羽川にそれを言うのか」

あいつは誰よりも、独りで頑張ってきたやつなのに。

「まあ、俺の発情期にゃんて関係にゃく、ご主人もやりたがってたんだけどにゃ」
「マジかお前!マジでかお前!…重要な事なので二度言いました、決して食いついたわけではありません」
「まあ、もうちょっと妥協するにゃら…明日一日、にゃんとか解決策を探してみるにゃ。
…ただし。駄目だったときの覚悟はしておくにゃ」
「いや…覚悟って。覚悟って!頼むから明日一日で解決してくれ!」
「無理言うにゃ…今だって、お前を襲うのを我慢してるんにゃ。
明日一日で駄目にゃら、もうお前に頼るしかにゃいんにゃ。こっちだって不本意ではあるんにゃ」
「勘弁してくれ…お前に襲われたら、僕死ぬじゃん。頼むから頑張ってくれお前の理性!
…くそ、駄目だったら、か。そんな状態じゃ学校には来れないだろうから、
月曜日に羽川が学校を休んでたら、ていう解釈で良いか?」
「おっけーにゃ」
…よく考えたら、これ、僕今羽川と行為に及ぶ約束しちゃったってことだよな。
これでいいのか…?
366254:2010/05/23(日) 22:46:14 ID:SSjXUqq4
とりあえずここまでー。
カップル成立回とエロネタ急展開回でした。

…畜生、この告白話を書こうとさえしなきゃもっと短くできたのに…。
次あたりにやっとこさのエロシーン登場…かも。

次回、バサ姉発情期事件!
バサ姉の容態は!?そしてエロロギさんの対応は!?
367名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 22:56:37 ID:aSFLFQAG
わっふるわっふる
368名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 01:53:15 ID:z4mUM4E4
なるほど発情期か
いいねいいね
わっふるわっふる
369 ◆zO7AQfurSQ :2010/05/24(月) 15:15:35 ID:Tx8J3lji
とてもGJです! 超期待。
最近良質SSが流れていて、読むと自信を失ってしまいがちになるなぁ



まあ愚痴ってもしょうがないので今日の小ネタ

「なあ八九寺」
「何でしょう阿良々木さん?」
「回転寿司で一番得なのって何だと思う?」
「そうですね……ウニとかですか?」
「甘いな、僕はサーモンを推す」
「おお、いいところをついてきますね」
「だろう? まあ安い白身は総じて駄目だな」
「サーモンって白身魚ですよ?」
「…………」
「…………」
「え、いや、意味がわからないんだけど」
「…………」
「……マジか?」
「マジです」
「…………」
「…………」
「……ごめん八九寺、僕もう帰るよ」
「はあ……ま、まああまり気を落とさないでください」



半実話(汗
370名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 15:19:03 ID:DDMk6XA9
>>369
半じゃなくて全実話だろJK
でもあるよねーこういうこと
八九寺とものの木さんでやるとしっくりきすぎて笑えるw
GJなんであまり気を落とさないでくださいwww
371名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 15:21:05 ID:OMoMbQOQ
シャケ弁だと思ってたのにマス弁だったりとか
372名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 16:11:52 ID:z4mUM4E4
わーい
わっふるさんキター
え?サーモンって白身だったのか……orz
373名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 16:19:33 ID:kJ7z12xO
ttp://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/99/10/1017.html

>稚魚をさばいてみると…なんと身が白い!
>実は、サケは白身の魚なのに、海でのエサに含まれている赤い色素に染まって、赤くなるのです。
374名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 17:21:49 ID:VXbf50RK
鮭は基本川魚なので白身
赤い藻を食べるので身が赤くなる
フラミンゴと一緒
375名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 17:26:29 ID:z4mUM4E4
このスレの住人は何でも知ってるな……
376名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 17:28:15 ID:VXbf50RK
何でもは知らないわよ
試される大地についての事だけ
377名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 18:31:24 ID:gSjW36/5
>>376
ほ・・・ほっかいどう?
378名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 21:39:52 ID:rsGxzrLK
でっかいどう!

養殖だと餌に着色料を混ぜるとかなんとか。しかしまぐろ赤身より安かったり脂乗ってたり、白身で
似ても焼いても食えて養殖できる便利な魚というかなんというか。
379名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 21:54:07 ID:B7kwpuqm
遺伝子異常で体が大きくなった固体を人工的に量産可能になったってのがマス類が安くなった要因らしいね
380 ◆zO7AQfurSQ :2010/05/24(月) 22:37:51 ID:Tx8J3lji
おいいィ!? なんで普段のエロ書いたときよりこんな小ネタでレス延びてんのォ!?
俺の普段の長編つまんなかったのか……もうこれからは小ネタ職人として生きていこうかしら……?

とかまあそんな構ってちゃんみたいな自虐ネタはいいとして、実際みんなサーモンについてどのくらいの年で知ったのだろう? 少なくとも大人になるまでは知らんかったわ。
本当はこういう知識系の会話は羽川の方がいいかもしれないけど、今は羽川ネタで書いてくださってる方がいるので八九寺で。



今日の小ネタ2

「なあ八九寺」
「なんでしょう阿良々木さん?」
「足つぼマッサージって悪いところがわかるらしいな」
「足の裏っていっぱいツボがあるんですよね」
「で、早速悪いところを調べてみたんだ」
「結果はどうでした?」
「頭と胃だった…………」
「なんだか中年サラリーマンみたいですね。しかし頭ですか……」
「……何だよ」
「いえ」


最近急に暑くなってきた。
みんな体調には気をつけてな!
381名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 22:42:43 ID:wFq2OtFG
健康サンダルはあんまり実のところよくないとか何とか。
わっふるさんのSSは…嫌いじゃない、です、よ?
382名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 23:27:00 ID:dHdmEtaA
謙遜など無用、わっふるさんがこのスレに残した足跡は
私たちに光を与えてくれているではないですか
383名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 02:03:50 ID:nGmRkP4T
にやああああああ
384名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 05:46:58 ID:fyZgwF9Z
>>380
俺はいつでもエロだけを見てるから。きっといつまでも見てるから。
385254:2010/05/25(火) 21:23:21 ID:q4pIKxRQ
続きの続きの続き。投下してると思うんだがどんだけ長いんだコレ

008
…案の定、月曜日、羽川は欠席だった。
覚悟は決めた。決めたさ。どれくらい決めたかっていうと、避妊具をあらかじめ購入しておいたくらい。
…羽川ん家、なんやかんやで入るのは初めてかもしれない…。
そっか、彼女ん家を初めて訪ねて、初めての行為か…なんだかなあ。
どうなんだろう、いきなり彼女の家に入り込んで行為に及ぶって。
…思考のスパイラルに突入し、自分が怖くなってきたので僕は考えるのをやめた。
腹くくれ僕!
ククレカス!
よし!
何がよしなのか分かんないけどよし!
あとは行為に及ぶだけだ!…神原みたいなこと言ってんな僕。

ママチャリを漕いで、羽川の家の前まで来た。来たけども。
またも思考のスp(ry
…僕は、インターフォンを鳴らした。誰も出てこない。
娘が寝込んでるってのにいないのか…知ってはいたけど薄情な親。それとも共働きなんだろうか。
どうでもいいや。
「おーい。翼ー。僕だぞー。お見舞いに来てやったぞー」
羽川の部屋に向かう僕。いやどの部屋かは知らねえんだけど。
とりあえず人の気配がする部屋に辿り着き、ノックをして、扉を開けると。
中で羽川が勉強していた。
氷で頭を冷やしながら、左手で。
「待ぁあてえええええええええええぃいっ!そんな状況で勉強してんじゃねえ!
しかも右手での勉強終えて左手に突入してんじゃねえか!どんだけ勉強してんだ!」
「あ、こよみ、くん…。なにしにきたの?べんきょうしてなきゃ、だめじゃ…、ない…」
「弱々しいっ!?おい待て本当に待て手を止めろ!休め!あとお見舞いに来たっつったろ!?
そんで勉強に関しちゃ、ここまで英単語帳を見ながら来たし、鞄の中には参考書を常備している!
だからこっちは問題ないから、とりあえずお前は休め!」
「…うん、わかった…。でも、だい、じょぶ、だから…こよみくんはここでべんきょうでもしてて。
おちゃ、いれて、く…」
「休めって言ってんだろうが馬鹿!馬鹿という形容をお前に対してするなんて思ってもみなかったよ!
お茶なら淹れてくる!あと氷の換えと濡れタオルでいいか?お前ん家冷蔵庫どこだっけ?
とにかく寝てろ!微動だにすんな!一時停止してろ!」
386254:2010/05/25(火) 21:24:10 ID:q4pIKxRQ
ばたん、と扉を閉めて慌ただしく羽川の部屋を出て、二人分のお茶と氷の換えと濡れタオルを用意してきて、
思った。
これただの風邪じゃね?
ブラック羽川は…どうやったかは知らん、知らんけども成功して、今羽川はただ風邪をひいてるだけじゃね?
扉の前まで戻ってきて、僕は考える。どうなんだろう。
どっちなんだ。どうやったら確かめられるんだ。
羽川は今、発情期なのか、風邪なのか。
「やらないか」なんて確かめ方をしたら、僕は死ねる。
「やりたい?」なんて聞いたらいくら羽川でも怒る。
とりあえず、扉を開けて。
羽川に氷とタオルを渡した後、覚悟を決めて聞いてみた。
「…翼、どうなんだ?今、どんな症状がある?僕に――出来る事は、ないか?」
心なしかさっきよりも顔が赤くて、息も荒いので、無難なところで聞いてみた。チキンですが何か?

「…あのね」
「うん」
「…なんだか、じんじんして」
「うん」
「…あたまが、ぼーっとして…」
「うん」
「…からだが、すごく、あついの」
「うん」
「だから、こよみくん…どうにか、して?」
「…おう」

色ボケ障り猫は――失敗したらしかった。
あるいは、わざとなのかもしれなかったが。
387254:2010/05/25(火) 21:25:48 ID:q4pIKxRQ
とりあえずここまでー。まだエロに突入しないだと…

バサ姉に突っ込むせせらぎさんを書くのが楽しかった。
ギャグ的な意味だよ?性的な意味じゃないよ?
388名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 22:04:49 ID:kbkDh22w
(・∀・)ニヤニヤニヤニヤ
389名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 22:33:50 ID:VL1Asikr
もっと書き溜めてから投下しようよ
390名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 00:16:23 ID:1zQmZtcw
このペースなら気にしないな、俺は
391名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 00:31:34 ID:PjHJz4gj
ハネカワサマアアアアアア
392名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 09:10:06 ID:fjJyKU2m
寝取られSSとかないの?
393名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 09:16:12 ID:3Nz9wETc
無ければ自分で書けばいい
此処はエロパロ板なんだから
394名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 10:03:29 ID:9e4+dmxb
なぜかエロないのが多いけどなw
でもおもしろい
395名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 12:20:16 ID:xvpzKw64
ガハラさんが>>392を凄惨な虐待拷問の末に殺害してしまうネタとかどうだろうか

「はじめては阿良々木君にする。他の人は選ばない。約束するわ」
とまで言ってた「はじめて」を奪う、ということである意味NTRに通じるものが
なくなくもなくない気がしないでもない
396名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 12:58:46 ID:GbJ6ym9c
ガハラさんの最初の殺人という意味ではぢめてか
それを慰めるララララさん…
397名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 17:02:33 ID:GOI07VoG
まあNTR物に嫌悪感はあるけど

要求しないで自分で書くならいいんじゃない、ってこと
398名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 18:34:26 ID:BAznWWrc
>>395
我々の業界ではご褒美です

それにしても寝取られさんお久しぶり
399名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 22:06:53 ID:VgCLBEmB
ほんまやなぁ。
しばらく別のスレにでも出没してたんかなぁ。

まあ、リクエストが叶う事は無いけど、ゆっくりしていき。
おばちゃんお茶出したるさかい。

つ毒~
400名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 22:16:35 ID:pOVwomqs
>>399
我々業界(ry
401名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 22:27:31 ID:GOI07VoG
だけどいつかNTR物が投下された時、

ここがエロパロ版である以上受け止めなければ

もしくはスルー


全否定は書き手のヤル気を削ぐし
402名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 22:29:29 ID:BAznWWrc
そういえば貝木視点の寝取られは
妄想したことがあるなあ
403名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 23:32:20 ID:T4TbNzZV
人間関係での狐さんと出夢の寝取られをSSにしようと思ったことはある。
行為真っ最中で人識が来ちゃった、みたいなの。
404名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 06:03:07 ID:Ff3oQV0E
>>402
なるほど、貝木視点か。

影縫さんのことが好きだった大学時代、募る想いを伝えようと家を訪ねた貝木が見たものは睦まじく絡み合う忍野と影縫だった……それ以来感情を捨てた貝木の信条はただひとつ。
「金がすべて」


こうですねわかります
405名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 07:32:44 ID:LK1Acy8f
火燐と月火が暦と自分の彼氏を比較しながら暦を罵倒しまくる感じで頼む
406名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 11:48:29 ID:Ff3oQV0E
「兄ちゃん瑞鳥くんに比べて格好良すぎなんだよ! 兄ちゃんのくせに!」
「お兄ちゃん蝋燭沢くんに比べて優しすぎるよ! お兄ちゃんのくせに!」
「なんで兄ちゃんはあたしと」
「なんでお兄ちゃんは私と」
『血が繋がってるんだーっ!(泣』


彼氏と比べて罵倒してみました
407名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 18:18:05 ID:DsEtWKEi
「やぁ、お譲ちゃんたち。 困ってるようだね?」

『だれっ!(警戒』

「キミ達の兄さんの知り合いさ
 ……さて、早速だが兄さんとの繋がりを切っておいたよ。 ……血の…ね」

『それって…(驚』

「ああ……怪異やらせてみた。 今後のキミ達は、兄さんと自由に恋愛が出来るハズさ」

『どうしよう…どうしよう……(悩』

「なに悩むことが有るんだい、お譲ちゃん?」

『聞かないでよ、バカっ!』

---
「皆さんには、彼女らの気持ちが判るかい?」 ククク
408名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 20:37:48 ID:Xi6YZoV/
今思ったんだけどさ、瑞鳥くんと蝋燭沢くんはららら木さん似だと思うんだ


火憐ちゃんにとっての兄ちゃんは可愛いイメージで(身長的に)、
月火ちゃんにとってのお兄ちゃんはカッコいいイメージで
409名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 20:44:55 ID:3ZfetJQu
>>404
まさかの忍野×影縫←貝木とか…………誰得?
というか、この三人の大学時代が想像できねぇっす。

>>406
ファイヤーシスターズそれ罵倒と違う、告白もしくは羞恥攻めや。
公式での瑞鳥君と蝋燭沢君の登場は、今後もうないんだろうな……
>>407
言いたいことはわかるんだけど、「お嬢」の漢字を間違える怪異の専門家は、なんかヤダ。
410名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:55:46 ID:SdaQcGTD
>>409
大学とか高校とかって、ああいう変な人って二、三人いなかったか?
411名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 23:56:38 ID:LK1Acy8f
ひたぎ父が事業失敗して多額の借金を背負ってしまったところに
貝木が救いの手を差し伸べてきてソープに堕ちるひたぎが見たい
412名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 00:16:26 ID:GgyNwKer
それもう化物語でもひたぎじゃないじゃん
413名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 01:03:26 ID:F3WNzwCb
>>411
乞食と呼ばれたくなければ自分で書いてね
414名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 01:08:25 ID:f5iKGXce
なんだい?寝取られ君を見るのははじめてかい?
子供じゃないんだから、ちゃんとスルーしてあげようね
415名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 02:31:18 ID:F3WNzwCb
えっ
寝取られ君を見たら、「自分で書け」までがテンプレじゃないの?
もしかしてここに来て日が浅かったのかな?ごめんね
416名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 08:01:50 ID:dO6UF7r0
構ってる俺カッコイイアピールが許されるのは厨二までで厨二だとここにはこれないから必然的にこうなる
417可愛い忍話が読みたいです ◆zO7AQfurSQ :2010/05/28(金) 09:01:47 ID:yqRUDn4A
まあまあみんな落ち着いて。
しょせん匿名掲示板、俺たちは読みたいものを読み、書きたいものを書く。ただそれだけじゃないか。
リクエストするくらいなら自分で妄想したほうが早いぜ。


流れぶった切りの小ネタ

「なあ八九寺」
「なんでしょう阿良々木さん」
「カツ丼と天丼どっちが好きだ?」
「んー、どちらかと言えば天丼ですかね」
「僕もだよ」
「へぇ、ちなみに何の天ぷらが好きですか?」
「えーと、ナスかな」
「あー、そうきますか」
「八九寺は何が好きなんだ?」
「私は断然キスですね」
「お、それもアリだな」
「ええ、あの淡白で上品な味わいがたまらないです」
「そうか、八九寺はキスが好きか」
「ええ」
「キスが好きねぇ……」
「……え、ええ」
「…………」
「…………」
「どうした八九寺、暑いのか?」
「な、なんでもありませんっ!」



俺はアナゴが好きです。
418名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 22:16:06 ID:kmurVDMk
 化物語の人たちを「人類〜〜」で表してくれ
419名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 23:24:19 ID:GgyNwKer
人類ネコ科?
420名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 23:35:56 ID:s2om6yZL
人類竿姉妹(アララギハーレム的な意味で)
421名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 23:43:42 ID:gp9MJxRm
人類最賢 羽川翼

これくらいしか思い浮かばないし、微妙に頃が悪い。
422名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 00:39:38 ID:h9H49wiT
俺はどうして「人類〜〜」とか言い出したのかの方が気になる
423名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 00:44:51 ID:88WXRr8r
最近戯言シリーズを読んだんだろう
424名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 01:26:51 ID:jcEv6258
人類最軽・戦場ヶ原ひたぎ
425名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 01:42:05 ID:dXTQmw7p
八九寺ちゃんとか人類じゃないのよね
426名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 02:14:35 ID:3yo3XbVI
人類最萌・千石撫子

>>417
海老天こそ至高
427名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 02:36:44 ID:ualj0wQq
人類皆兄弟

「戸締まり用心、火の用心」って歌わないとエロい方向に行ってしまいそうで・・・

>>417
春菊も捨てがたい
428名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 07:42:36 ID:88WXRr8r
ひたぎは尻も軽いといいな
429名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 09:16:44 ID:R7UQ+Fl/
人類最淫 神原駿河
430名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 10:32:37 ID:3yo3XbVI
人類最噛 八九寺真宵
431名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 11:17:33 ID:sqQSxnm0
人類最熱 阿良々木月火
432名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 20:45:50 ID:Ci0/IErQ
ここからエロい流れに持っていくにはどうすればいいか・・・

というわけで、君が選ばれた、神原駿河先生。
433名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 23:05:02 ID:UFWQ7Deh
「よし!とりあえず脱げばよいのだな?」
「だから、何かにつけて脱ごうとするんじゃねぇ!!」
「ふっ……。あまいな、阿裸々木先輩。私は既に全裸であるぞ!」
「であるぞって!っていうか、人の名字を卑猥な漢字に変えるな!」
「失礼、噛んでしまった」
「違う、わざとだ……ってどこで覚えてきた!?」
「では、裸裸裸木先輩も、ご一緒に脱ごうではないか!」
「そこまでされると逆にすがすがしい!やっぱりお前は最高の変態だな!」

エロくならんorz
434名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 23:11:25 ID:dXTQmw7p
「じゃあ撫子が脱げばいいのかな?お兄ちゃん」
「ダメだ千石! もっと自分を大切にしろ!」
「ふふ、自分の思いを大切にすればいいの?」
「な、なんかそれはそれで危険な気がするな」

エロくならんorz
435254:2010/05/29(土) 23:13:12 ID:WBBA3kNs
ならば俺が挑むぜ

「人類〜〜で直江津の人を例えよ。か…
ならば私は女性皆に人類最(ピ―――)
「あっぶねえ!今のは流石にエロパロでも不味いよ!」
「ならば仕方無い、最エロで我慢しておこう」
「羽川や千石をエロキャラに仕立て上げるな!」

……駄目だ、神原使うと逆にエロくならねえ
436名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 19:37:22 ID:6pzmwT7f
>>418


人外最強
437名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 15:32:44 ID:9ljCauT9
新しい人生を歩き始めたひたぎの元にまた新興宗教の人間が訪れて
ひたぎを今度こそ屈服させる話がみたい
438名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 17:22:29 ID:iK1XQwe+
>>437
俺も読みたいから書いてくれ
439名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 18:41:16 ID:0Gv91pwV
ハーレム教

教祖:阿良々木暦
聖地:学習塾跡
教典:眼鏡の委員長特集
現信者:恋人から妹、人外まで様々
入会特典:教祖様直々の歯磨きプレイ
入会条件:女もしくはアロハシャツを着た中年男性
440名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 20:06:29 ID:cfYxfjXT
なんかいいことあった気がするから、ちょっとアロハシャツ買ってくる
441名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 22:16:15 ID:FzH9Om/a
あくまでめめたんもメンバーなんだなw
442名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 10:09:11 ID:GE2nDgCq
羽川様ー
443 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/02(水) 12:41:32 ID:YMbePqW6
「戦場ヶ原、お前今羽川様って言ったか?」
「言いがかりをつけないでちょうだい阿良々木君、それよりここ」
「……ん? ここ?」
「違うわもっと右よ」
「ここか?」
「もう少し顎の近く」
「ここ?」
「そう、そこにご飯粒がついていたわよ」
「ああ…………え?」
「もう私が取ったけれど」
「いつだよ?」
「20分くらい前かしら」
「その時に言えよ!」



もうすぐ五話配信予定か。
とりあえず四話配信を見直しながら忍の出番を待つとしよう。
444名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 12:51:21 ID:muC4gA6i
「十五話、本当に来るんでしょうか粗挽きさん」
「お前Pだろ。てか、僕の名前は阿良々木だ」
「失礼、諦めました」
「諦めんなよ!」
445名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 21:08:10 ID:w60I1c35
「俺とお前は一体じゃねぇ表裏だ、そうだな」
「うんそうだね、それがどうした人間失格」
「結論を急ぐな欠陥製品」
「死に急いでるのは君だ」
「そうそう、まさにそれなんだ」
「はぁ?」
「俺が死んだらお前も死ぬ、そうだな」
「お前が死んだら、ぼくはお前のいない場所で生きる、そうだよ」
「俺は今死にそうだ」
「そうかじゃあな、人間終了」
「金をくれ」
「ぼくの話を聞け」
「お前もな」
「今金をよこさないと殺して解して並べて揃えて晒すぞ欠陥失格」
「ぼくが死んだらお前も死ぬんだろう」
「お前の居ない場所で生きるね」
「そもそもお前人殺せないんじゃないのか」
「殺さないで解さないで並べないで揃えないで晒さないぞ」
「知るかよ」
「つーか家捜しすんぞ」
「それはいやだな、仕方ない、これでなにか食べろ」
「ありがとよ・・・本を食えってか!」
「「食べれる野草」でも買うんだな」
 
 この後買いました
446名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 21:31:18 ID:DUu4+EDd
なんだか、五話配信を皆が待ち望んでいる、という電波を受信する流れだな。

どれも面白いがw
447名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 23:28:25 ID:/XCTPFRP
神原後輩&火憐ちゃんの体力 VS エロロ木さんのスタミナ

ファイッ!
448名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 23:38:36 ID:yy5aFovo
>>386の続きはまだですかっ!
いい加減風邪ひいちまうぜ
449名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 00:12:53 ID:5RcHABWP
254さんのせいで
羽川ルートを妄想するのが
楽しくなってしまい困っています
なので早く続きを
450 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/04(金) 06:40:48 ID:7sRxPIsp
そうですよ254さん、みんな待ち焦がれているんだから早く続きを書いてくださいー
猫物語が発売延期になってみんなの羽川様成分が不足気味なんですから



今日の小ネタ

「そういえば阿良々木さん」
「何だ八九寺?」
「阿良々木さんは勉強中とかに眠くなったらどうしてますか?」
「寝る」
「いえ、そうではなく」
「ん?」
「…………阿良々木さんの成績が芳しくないのがわかった気がします」


みんな睡魔対策とかどうしてるんだろう?
451名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 22:11:58 ID:EOM2agRs
「んー? 授業中眠くなったらどうするか?」
「ああ、羽川ならきっと何か妙案があるだろうと思ってな」
「勉強中って、眠くなるものなの?」
「……しまった。そういう奴だったよな、お前って」

「阿良々木先輩から相談を受けるとは、この神原駿河、光栄の至りだ!」
「で、お前はどうしてるんだ? 学業の方も意外とできるらしいと聞いたが、
 流石に羽川みたいに勉強中に眠くなる人間の気持ちがわからんレベルじゃあるまい」
「まあ、そうだな。確かに勉強中眠くなる時はあるぞ」
「そういう時にはどうするんだ?」
「カップリングだな」
「待て。もういい。それ以上言うな」
「数学の○○が受けというのは鉄板で」
「言うなと言っている!」

「……千石にこういう事聞くのも何だとは思うんだけどな」
「お兄ちゃんに相談してもらえて、撫子うれしいな……」
「で、千石の場合はどうしてるんだ?」
「眠くなったら寝るよ?」
「……お前もそういえば成績芳しくなかったっけな」

「………………」
「なんじゃ、お前様よ。何か聞きたい事でもあるのか?」
「いや……やっぱいい」

「兄ちゃんに相談されるとは、妹冥利につきるって奴だな!」
「……なんで僕から相談されるのが嬉しい奴がこんなにいるんだ」
「なんだ、兄ちゃん? 他の奴にも相談したのか?」
「ああ、まあ、こういうのってあんまり親兄弟とかには聞きづらいだろ」
「そういうもんかな」
「そういうもんだ。で、お前は眠くなったらどうしてる?」
「気合だー!」
「アニマル浜口かよ!?」

「……で、最終的に月火ちゃんの所に来たわけだ」
「最後にって所が気にくわないけど……まあいいよ」
「で、どうしてる?」
「眠くなったら」
「眠くなったら?」
「寝るでしょ、普通」
「なるほど、確かにお前は僕の妹であり、千石の親友だな……」

「……しっかし、どうしたもんかな。対して妙案が得られたわけじゃないが、一先ず八九寺に」
「阿良々木君」
「……な、何かな、戦場ヶ原?」
「あなたは……私に、相談事が、できない、と?」
「……いや、だって……お前の場合、どう言うかわかっちゃうから……というか、鋏をしまってくれ。
 僕の両目を的確に狙っている鋏をだ!」
「そんなの、相談を受けてみないとわからないわ」
「……じゃあ、聞くけどさ……お前、勉強中眠くなったらどうしてる?」
「なあに? そんな簡単な話?」
「何か妙案があるか?」
「簡単な事ね。これを使いなさい、阿良々木君。私愛用のコンパスよ」
「やっぱりそうですよねわかってました!」
「ちなみに、私はこれを愛用してはいるけれど、自分で自分に突き立てた事はないわ」
「よく考えると怖くなる発言をさらっとするなっ!」
452名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 22:14:54 ID:EOM2agRs
「とまあ、そんな感じだったよ……」
「コニャニャチワわさん」
「僕の名前をタリラリランみたいに言うな。僕の名前は阿良々木だ」
「失礼、略しますが」
「省略されたっ!?」
「本当に阿良々木さんの周りには、素敵な方が集まっていますね……」
「ああ、僕もそう思うよ……」

 小ネタおしまい
453名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 22:16:26 ID:EOM2agRs
ここまで小ネタ投下です。

何か思いついたので。
エロいのはさっぱり思いつかないのは何故だ・・・。
454恋物語 〜つばさイフ〜:2010/06/04(金) 22:27:24 ID:Pu5mH9kc
うん。すまない、なんか勘違いしてて投下し終えた気になってた
今まで題名を貼り忘れてた俺の間抜けさに驚き!保管庫見るまで気付かなかったぜ…

完成品のクオリティが酷いので加筆修正を加えたら余計悪化したふしぎ
一連の小ネタGJでした!俺もそろそろ本気出すわ


009
「ん、ぁん…はぁんっ」
「…気持ちいい?」
「ん、んんっ…!いい、よっ…」
僕は後ろに回って羽川の胸を揉んでいる。…決して春休みの再現などではない。
うっわー。胸って小さい方が感度いいとか言うけど、あれ嘘だな。
羽川すっげえ乱れてるもん。めっちゃ喘いでるもん。こらそこ発情期のせいとか言わない。
友達の胸揉むとか普通に無理だけど(八九寺除く)、恋人のならいくらでもいけるぜ!
「…っん、んふぅ…っ、んっ」
激しく、かつ優しく。僕は羽川の胸を揉みしだいてやる。
すげえ柔らかい。この世にこんな柔らかい物が存在したのか。
「ん、あんっ…やあっ」
ああもう、僕の理性は保つのだろうか。絶対保てよ。頼むよ。
…………………無理かも。
「っく、ぅん…ぁ、や、あぁっ…」
やべえ、なんだろう。この気持ちは。
ああ、羽川。羽川。羽川。羽川。羽川。羽川。――愛してるっ!
「…んっ、ひぅ、あぅ…っ。ぁあっ、やあ――…っ!?」
ビクビク震える羽川が可愛かったので、いく寸前で愛撫を一気にゆるめてやった。
形が変わるほど揉みしだいていたその豊満な胸は押すだけ。
こりこりと摘まんでいたその桃色の頂点には触れるだけ。
…男なら一度はやってみたいよな?そうだよな?寸止め。
「……」
「ん?どうしたの、翼?」
いじわる僕。
「…いじわる」
指摘された。ごめん羽川。
反省した。いやホントに。だから――いかせてやる!
ゆるめたその手を再び激しく動かす。
「ちょ、やめっ、ふぁあっ、やぁあっ、あぁぁああああっ!?」
あえなく絶頂を迎える羽川。可愛すぎる。
このまま襲ってしまいたいところだが、僕は紳士なのでそんなことはしない。
頑張れ僕の理性。負けるな僕の理性。勝っちまえ僕の本能。…いや駄目だ!三つめなし!
まあ襲わないとはいってもいじわる発言をやめる気はさらさらないんだけどな!
455恋物語 〜つばさイフ〜:2010/06/04(金) 22:28:27 ID:Pu5mH9kc
「大丈夫?」
「…じゃない」
「じゃあ、もうやめる?」
「……やめないで」
ていうかいじわる発言した筈がむしろこっちが恥ずかしかったぜ!
やめないで、とか可愛すぎるだろどこにもっていけばいいんだこのテンション!
今度は正面に回って羽川のソコを慣らす。
押し広げ、指を突っ込み、おまけに中をかき回してやる。
「んんっ、やあっ!ふあ、あんっ、あぁっ!」
…可愛い。反応が可愛い。
指を曲げる。
「んっ!」
指を回す。
「やぁっ!」
…可愛すぎる。何この可愛い生き物…羽川という存在の破壊力を、僕は舐めていたようだ…。
「…そろそろいいかな。羽川、次は、どうしたい?」
再びいじわる僕。言われるまでは何もしてやらない。いじわるモード、確変突入である。
なんだかいじわるモードが楽しくなってきたので終わりが見えない。
「……れて」
「え?聞こえない。もっと、よく聞こえるように言って?」
そう言って僕は羽川の口もとに顔を寄せる。…か細い声が、消え入るように聞こえてきた。
「…挿れ、て」
「おう」
あらかじめ用意しておいた避妊具を装着し、既にとろとろになっている羽川のソコにあてがう。
そのまま羽川を抱き寄せ、腕を回させる。
「痛かったら、引っ掻いて構わないから」
…初めては痛い、ってよく聞く話だけど、実際どの程度痛いんだろうか。
でもそれを考えたらチキンの僕には挿入はできないだろうので、覚悟を決めて、
一気に貫いた。

456恋物語 〜つばさイフ〜:2010/06/04(金) 22:29:14 ID:Pu5mH9kc
「―――――――――っくぅうっ!?っつぅ、んんっ!」
「あー…やっぱ、痛かった?」
背中に鋭い痛みと軽い治癒を感じる。…羽川による引っ掻き傷がなくなるのは、むしろ惜しい気が。
…僕の趣味はやっぱりマニアックなのだろうか。まあそれは置いといて、繰り返し言うように、僕は紳士だ。
痛がる羽川を無視して動いたりしない。しない。したい。でも動いちゃ駄目だ……畜生。頑張れ理性!
「…ん、っつぅ…。は、はぁ…っ」
「…どう?落ち着いた?」
「ぜん、ぜん…すっごく、いたい…」
「…すみませんでした」
お詫びにキス。驚いて反応出来ずにいるのをいいことに舌を差し込み、
羽川の口内を存分に蹂躙する。
「んんっ!?ん、んむっ…っちゅ、ぅん…っ!」
「…ぷはっ。どう、落ち着いた?」
「痛いのはちょっと落ち着いたけど精神的にはむしろ悪化したよ…」
「……すみませんでした」
ああもうああもう、どうしろっていうんだ。いい加減僕も自分を抑えられないぞ?理性残りHP3、くらいだ。
「…で?どうする?」
「…あくまでも言わせたいんだね…」
「嫌がる事はしない。いちいち聞くなってんならもう聞かない。やめろってんなら頑張ってやめる。
お前の好きなように事を運んでやる。だから聞いてるんだ…どうしたい?」
「…本当、変なところで義理堅いんだから。
じゃあ、お願い――気持ちよく、して?」
「…おう」
言うことまでいちいち可愛いとか、反則だろ…本当、惚れさせてくれる女だよ、お前は――
「じゃ、動くから」

一応宣言。言っとくがもう止まれそうにないぜ!
腰を振る僕。
喘ぐ羽川。
僕の肉と羽川の肉とがぶつかりあい、ぱんぱんと鳴り響く音。
ぐちゅぐちゅと音を立てる接合部。
ここから先は天国のような冗談で、冗談のような天国だ。
もう気ィ失うくらいに気持ちよくしてやるから、覚悟しろよ。


457恋物語 〜つばさイフ〜:2010/06/04(金) 22:33:40 ID:Pu5mH9kc
010
僕は羽川の中を息子で擦りあげる。
「んん、はぁんっ、ああっ!」
「…っくぅ…きっつ」
僕が動くたび、凄い力で締めつけてくる羽川の中。尋常じゃなく気持ちいい。
ある程度慣れた感が出てきたので、次にぎりぎりまで抜いて――再び貫くっ!
抜く。貫く。抜く。貫く。
「ふぁあっ!?やっ、あん、ああぁぁああっ!」
何度目かの往復で、耐えきれず絶頂に達する羽川。…締まりが!締まりがやば…っ
「…くっ、ううううっ!」
それに続いて僕も絶頂に達し、白濁液を避妊具の中に思う存分吐き出す。

「…っあー…気持ちよかった」
「…はあ…はぁっ…。…じゃ、阿良々木くん?これで終わりだとか、言わないよね?」
「……マジで?」
「…ごめん、なんだか――自分を、抑えられない」
「…っ!ちょ、待て!やるのは構わないけど!ちょっと待て!付け替えないと!」
「あ、避妊具?…別に、いいけど」
「よくないっ!」
…そんなに見せたいものでもないので、さっさと準備を終えて、振り向いたら。
羽川が!羽川がっ!僕に襲いかかってきたっ!?
あの理知的で清楚な羽川はどこへっ!?
今日の羽川、キャラがおかしいってレベルじゃねえよ!
いつの間にか別人だよ!ちょっと見ない間に彼女が淫乱になっちゃったよ!
…いや、笑えないよ!?
とかなんとか慌ててはみたが、ああ猫に襲われるってこんなんなんだー、みたいに納得してる自分がいたり。
けど正直不気味だ…体が同じでもキャラが違いすぎて猫と羽川は別に見てたからな。
今更キャラ被られても困るよ!
「…えーと、翼様?」
「なんで様づけなのよ…。言ったでしょ?あたまがぼーっとして、からだがあついから…
どうにかして、って。おさえられないの。がまんできないの。…あなたが、ほしいの」
「…おう」
その言葉を前にして、僕の理性など無いに等しかった。
羽川が僕のことを必要としてくれる、それだけで僕は、もう全てどうでも良かった。
分かった、オーケー。改めて僕は、お前を――抱こう。

458恋物語 〜つばさイフ〜:2010/06/04(金) 22:35:12 ID:Pu5mH9kc
そうして、僕らはまた、ゆるゆると快楽の海へと身を投げ出し、溺れてゆく。
理性はとうに溶け去り、自制は欠片も姿を見せない。
僕らは互いを求めあい、互いを犯しあい、互いを愛しあう。
繋がり合い、乱れ合い、ゆったりと、昇り詰めてゆく。

その日、あらかじめ用意していた避妊具を使い果たすまで、僕らの行為は終わらなかった。


その晩。僕は家に帰り、自室に戻り、勉強を始めた。
えーっと、今日は古典だな。あーあー苦手苦手。でも頑張らないと。助動詞、助詞…
…ていうか勉強なんか出来るかー!
僕はベッドに飛び込んで、考えた。

その晩。わたしは阿良々木くんを見送り、自分の部屋に戻って、勉強を再開した。
えっと、確か今日はロシア語をやってたよね。いや、スペイン語だっけ?
…って、この状態で勉強なんて出来るわけないじゃない…。
わたしはクッションに顔を埋めて、考えた。

((…明日、どんな顔をして会えば良いのだろうか))


459恋物語 〜つばさイフ〜:2010/06/04(金) 22:37:44 ID:Pu5mH9kc
011
今回のオチというか、後日談。
まあ最終的にはオチるんだけど。

花の日曜日。何故なら勉強が休みだから。ていうか羽川とデートだから。
ママチャリでゆったりと待ち合わせ場所に向かっていたら、八九寺を見つけた。
「はっちくじー。おはよう」
「なっ!?かわわ木さんがセクハラでもなくただ話しかけるでもなく普通に仲の良い友人の如く
ポンと優しいボディタッチとともに話しかけてくるなんて!天変地異の前触れです!
前振りに3ページ近くかけないだけで既に世界滅亡の危機です!」
「僕が正常な行動をとるのは禁忌の儀式か何かなのか…。
あと、今回どう噛んだんだよ…あ、『あらら』から行一つずらしたのか。
なんだか妙に感心してしまったけれど、そんなこととは何の関係もなく僕の名前は阿良々木だ」
「ありょうくりかえしき?」
「…仕方ないだろう、変換できないんだから。八九寺、お約束を破るのは感心しないな」
「はちきゅうてら?」
「変換できないっつってんだろ!辞書機能とか使えねえんだよ!」
「失礼、噛みました」
「何を今更…だがまあ一応言っておこう、違う、わざとだ……」
「噛みまみた」
「わざとじゃないっ!?」
「はにかみまみた。えへっ!」
「合わせ技だとう!?」

ああ、この充実感。お約束って素晴らしい。だがしかし、今日に限っては八九寺には退場してもらおうか。
…僕、羽川、八九寺の三人で行動するなんて普通に無理だろう、見た目的に。家族かっつーの。
「あ、そうだ。あのあとなんだかんだ言ってまだやってなかったな。
八九寺、アイスクリームを買ってやろう。ほら、これで好きなのを買ってこい」
「きゃっほー!流石阿良々木さんっ!私は長いこと待ってたんですよっ!
忘れられたかと心配でした!セクハラに耐えて待ち続けた甲斐があったってもんですっ」
「僕みたいなもんの口約束をそこまで信用してくれてたなんて、涙が出そうだよ…」
ていうかアイスはセクハラより重いのか。なんだかすごい罪悪感。
ぶんぶんと手を振りながら飛び跳ねて去っていくご機嫌八九寺。
500円玉もあそこまで喜んでもらえたら本望だろう。

460恋物語 〜つばさイフ〜:2010/06/04(金) 22:42:52 ID:Pu5mH9kc
で、そのままゆったりと待ち合わせ場所についたら、15分前だってのにやっぱり羽川は既にいて。
どういう訳か戦場ヶ原と神原もいた。……………いや、マジでどういう訳だ!?
「…あ、阿良々木くん。おはよ」
こころなしか羽川が不機嫌に見える…。怖え。すんげえ怖え。キレた火憐ちゃんの5倍は怖え。
「……おはようございます…ところで羽川様、そちらの方々は…?」
「阿良々木先輩を奪いに来たんだ!愛は惜しみなく奪うものだからな!」
「屑…いえ、阿良々木くんを毟り…奪いに来たのよ」
もう何なんだよお前ら!戦場ヶ原に至っては本音漏れてんぞ!
羽川の不機嫌も納得だよ!ていうかこれ僕にとばっちりが来るパターンじゃねえか!
和やかな日曜日に僕にどれだけ突っ込ませる気なんだお前らは!

「さて、じゃあ五月蝿い虫…阿良々木くんの文句も聞き終えたところで、トリプルデートと洒落込みましょうか」
「いや、戦場ヶ原…人数が合ってない」
「羽川さん×阿良々木くん、戦場ヶ原ひたぎ様×阿良々木くん、神原×阿良々木くんよ」
「ふざけんな!僕は羽川一筋だ!」
「済まないが阿良々木先輩…ハーレム系ラブコメにおいては、主人公に人権は認められない場合が多い。
多数のヒロインの都合、心情、愛憎痴情。全てに振り回されてこその主人公だ。
そしてこの場合主人公は阿良々木先輩であり、この物語は大多数に含まれる」
「そもそもこの物語ラブコメじゃねえよ!青春怪異ものだよ多分!
ほら、各巻にちゃんと『青春だ!』って入ってるじゃん!ていうか僕の人権をそんな理由で消し去るなあ!」
「青春ということはつまり愛憎痴情のエロだろうが!」
「まずはそのふざけた幻想をぶち殺したい!」
「…じゃ、暦くん。行こっか」
「うん行こう今すぐ行こう早くこの場を離れげふうっ」
逃げようとしたらヴァルハラコンビにダブルでラリアットを喰らい、首を持って行かれた。
反応が良すぎるだろうこの二人。寸分違わぬコンビネーションだよ。
いい感じにラリアット決まってて息できないし。
人間もどきの吸血鬼阿良々木暦、弱点としての呼吸器官は健在である。

「じゃあ、ダブルデートと洒落込みましょうか?」
「さあ、阿良々木先輩。めくるめく3Pの世界へ旅立とうか」
「あっ、戦場ヶ原てめえ羽川を数から外したな!なんてことしてくれんだ!
あと神原!3Pってなんだ、場合によっちゃ許さないぞ!」
「……じゃ、こ・よ・み・くん。行こうか」
「行きたいけど!行きたいのは山々なれど翼!今引っ張られると首締まる!ていうか締まってるっ!
やめてとめてやめてとめて…アッ―――――!」

こうして和やかで至極平和な日曜日の往来に、僕の悲鳴が響き渡る。
とても爽やかな青空に、僕達の馬鹿騒ぎは呑み込まれていった。
461恋物語 〜つばさイフ〜:2010/06/04(金) 22:49:46 ID:Pu5mH9kc
お、終わった…まさか本当に終わるとは思わなかった…(問題発言)

読んでくれた方も楽しんでくれた方も
読まなかった方もつまらなかった方も
バサ姉好きさんもバサ姉嫌いさんも、

全てのスレ住民に幸あれ!
お馬鹿作者の次回作にご期待ください!
462名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 22:54:53 ID:EOM2agRs
よく頑張った! 感動した!
463名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 22:59:09 ID:hF0od8g+
GJGJGJGJ!!!!
こんな未来ビジョンも普通にありだ。バサ姉、愛してるぜ!!!!
464名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 23:11:27 ID:5RcHABWP
GJ!
待ってたー
やっぱバサ姉いいわあ
465名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 23:35:12 ID:5RcHABWP
わっふるさんも小ネタの人も乙でしたー
なんか沢山投下されて嬉しい!
466名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:48:35 ID:+tjT+UQA
ヒャーハー!便乗だー!

―羽川のおっぱい……柔らかくて良い匂いだったなぁ……。

帰り道、ふぅ…と溜め息混じりに羽川の感触を思い出そうとする。
今の僕は間違いなく今までの人生でベスト3、いやワースト3に入る間抜けな顔をしているだろう。
優等生で眼鏡の委員長との情事の余韻に浸り、惚けた顔で夜道を歩く男子高校生がそこにはいた

というか、僕だった。

途中で八九寺を見かけた気がするがきっと気のせいだろう。
気のせいではなかったとしても今の僕にはEカップ以下の女の子なんぞ眼中にないのだ。いわゆるアウトオブ眼中。
僕は思う、「おっぱいは正義!」なんてセリフは間違っている。
おっぱいが正義なのだ。
467名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:48:44 ID:+tjT+UQA
そんな馬鹿な事を考えてるうちに我が家が見えてきた。

……ふと、立ち止まる。
見慣れた、いつもと同じ風景のはずなのに酷く違和感を感じる。
いや、いつもと違う所があった。
具体的に言うと玄関の前、
もっとに具体的には、そこで仁王立ちしている『何か』。

――死。

たった一文字の言葉が脳裏をよぎる前に僕は脱兎の如く駆け出していた。
生物の、生物たる本能。生に対する執着。
それが僕を突き動かしていた。
同時に玄関にいた影も滑るように動き出す。

―なめらかに。
―そして速い。
文字通り「あっ、」という間もなく距離を詰められる。
息が切れる。
動悸がひどい。
思わず走馬灯がよぎる。

 羽川の顔
 羽川の声
 羽川の柔らかいおっぱい
 羽川の安産型のおしり
 羽川のちょっと濃いめの陰毛

――おかしい、羽川の事しか出てこない……。
そんな馬鹿な事を考えてる内に、いや、そんな馬鹿な事を考えていたからか、
影はすぐそこまで、息遣いがはっきりと聞こえる程距離を詰めていた。
刹那、影が

―飛んだ。

そして、僕を

―捕らえた。
468名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:48:50 ID:+tjT+UQA
「兄ちゃん!」

聞き慣れた声。聞きたくない声。
僕のでっかい方の妹。
今現在顔を合わせたくない人物No.1に見事輝いた人物。
表彰してやるからどこかに行ってくれ。
そんな僕の切なる念が脳筋馬鹿の火憐ちゃんに通じるはずもない。
容赦ない追求が始まる。いや、尋問と言った方がいいかもしれない。
「何で逃げたんだ兄ちゃん。」
火憐ちゃん、その顔怖いから。
「火憐ちゃんが追いかけてきたからだrぎゃああ」
腕を捻り上げられた。おもいっきり。

訂正します。拷問です。

「嘘つけ!兄ちゃんが先に走ったんだろ!」
そう、その通りだから。話せばわかる。
とりあえず腕を放そう、な?

僕の肩が脱臼する事だけは免れたものの、火憐ちゃんは相変わらず自由にはさせてくれない。
僕の生殺与奪は完全に火憐ちゃんが握っている。
というか火憐ちゃんに背後から抱きしめられている。
―ああ、こんな時羽川なら背中におっぱいの柔らかさが感じられるのにな…
なんて貧乳に大変失礼な事を考えた瞬間、火憐ちゃんが僕をさらに強く抱きしめた。
必然的に、僕は本日何度目かの死の危険を感じ取った。
469名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:48:58 ID:+tjT+UQA
「兄ちゃんの馬鹿…。どこ行ってたんだよ………帰りが遅くなるなら、連絡ぐらいしろよ……。」


――心配しただろ。
僕の耳元でそう囁いた火憐ちゃんの声は、とても小さかったがとても優しかった。
家族の優しさに包まれたようで、とても安心した。が、同時に罪悪感が沸いた。
兄の帰りを心配してた妹。その兄が一目妹を見るなり脱兎の如く逃げ出せばそりゃ怒るわな。

――謝ろう
火憐ちゃんは僕の後頭部あたりに顔を押し付けて黙っている。
今しかないな。
「火憐ちゃん。ごm「兄ちゃん……。」
僕の謝罪は火憐ちゃんの静かな声に遮られた。
火憐ちゃんは僕を解放?し僕に向き直る。

嫌な予感がする。
むしろ嫌な予感しかしない。

「兄ちゃん…。」
「なんだ?やっぱり汗臭いか?」
焦りを火憐ちゃんに悟られないように、出きるだけ平静を装っておく。

「女の人の匂いがする…。」
470名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:50:33 ID:+tjT+UQA
………………。

まずい。

「女の人、

 ……羽川さんの匂いがする。」

非常にまずい。

「…羽川さんと一緒だったの?」
僕は無い脳味噌をフル稼働させて言い訳を考えてる。
大丈夫。火憐ちゃんは僕以上に脳味噌がない。落ち着け暦。
「あ、ああ。テストも近いしつば…羽川と一緒に勉強してたんだ。火憐ちゃんも羽川の頭の良さは知ってるだろ?自慢じゃないけd」(ベロン
え……?
うわっあああ信じらんねえこいつ僕の頬舐めやがったよ!
「兄ちゃん……この味は嘘をついてる味だよ……。」
「お前はどこのブチャラティだよ!」
使えるのか?スダンド使えるのか?兄ちゃんにも出し方教えてくれよ!

「……兄ちゃん、怒らないから言って。
 …羽川さんと何してたの?」
471名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:51:47 ID:+tjT+UQA


……………。
言えない。

言える訳ない。

羽川とあんな事やこんな事したなんて。
ましてや途中で現れたブラック羽川とも勢いであんな事やこんな事して
「にっ人間の交尾は激しいニャーーーーッ!!!」
だの
「そっそこはチガウ穴ニャ〜〜〜〜〜!!!」
とかしちゃったりとか口が裂けても言えない。
………うわぁ、マジで言えねぇ…。

「黙ってるって事はやっぱりやましい事があるんだな、兄ちゃん。」
………。
「浮気か。」
………は?
「浮気か、兄ちゃん。」
………浮気?いやいやいや
「いや、そもそも別に火憐ちゃんとは何でもないだろ!なんで浮気になるんだよ!」
なんで彼女とエッチしたら浮気になるんだよ!お兄さん分かりません!
「あぁ?何でもないだって?」

あ、ヤバい。キレた。
472名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:52:17 ID:+tjT+UQA
これ一年にあるかないかのマジギレだよ。
目が本気だ。
『キレてますか?』
なんて聞いたら一瞬でマウントとられて原型がなくなるまで殴られそうだ。
火憐ちゃんはプルプル震えてる。我慢してるんだな。
と、火憐ちゃんが重い口を開いた。
「……兄ちゃんは………あたしの、ファーストキスも、ファーストタッチも奪って………
 それで、あたしのヴァージンも奪って………
 ………お尻の、初めてもあげたのに………痛かったのに………
 …………全部、兄ちゃんに…あげたのに………。」

「………それなのに……何もないだなんて……。」


――酷すぎるよ……兄ちゃん…。

火憐ちゃんは泣いていた。

気がつくと僕は火憐ちゃんを抱きしめていた。
火憐ちゃんに抱きしめられた以上に強く抱き優しく頭を撫でてやる。
―そう言えば。こんな風に頭撫でてやるのも久しぶりだなぁ。
しばらく火憐ちゃんの頭を撫でていると、うなだれてたアホ毛が嬉しそうにヒョコヒョコと動き出した。
よし、機嫌直った。
分かりやすい奴だ。いや、僕も人のこと言えないか。

火憐ちゃんが顔を上げる。
目と目が合い、当然のようにキスをする。
優しく、触れ合うだけ。
それだけなのに心が満たされる。
火憐ちゃんはうっとりした顔で僕の顔に鼻を擦り付けてくる。
まるで子猫が親猫に甘えてくるようだ。かわいい。
もう一度言おう、かわいい。
僕は真理にたどり着いた。
火憐ちゃんが正義だという真理に。
おっぱいが正義なんてまやかしだったんだ。
火憐ちゃんのちっちゃいながらもツンと上を向いた生意気おっぱいが正義!
僕はもう迷わない!
473名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:54:58 ID:+tjT+UQA
そんな世紀の大発見をよそに火憐ちゃんの方から僕にキスをしてきた。
僕がいつも火憐ちゃんにしているように、火憐ちゃんが僕にキスの雨を降らせる。
相変わらず器用な奴だ。馬鹿なのに。
僕の顔に一通りキスした火憐ちゃんは今度は僕の耳たぶを甘噛みした。

―んぅ。
思わず声が出てしまう。恥ずかしい。

「兄ちゃん。」

やめなさい。耳元で喋るのはやめなさい。今敏感だから。

「兄ちゃん。」

半ば諦めて火憐ちゃんの方をを見る。
すっげぇ男前な火憐ちゃんがいた。
ヤバい。ドキドキする。
その男前な火憐ちゃんに目を見つめられる。
正直ヤバい。

「兄ちゃん
 ……好きだぞ///」ちゅっ
474名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:55:18 ID:4mYdZNta
>>461
勘違いだと!?
このおっちょこちょいさんめ!
最高でした、まじGJ!
これでようやく服が着れるぜ
475名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:57:41 ID:+tjT+UQA
はい墜ちたー。墜ちましたー。
かわいすぎです。反則です。お兄さん認めません。
この技で墜ちない女はいないと思ってたら自分が墜とされました。


「兄ちゃんは誰の物か、その体にしっかり教えてやるからな!」

言うが速いか火憐ちゃんはすでにメロメロのグニャグニャに骨抜きされた僕を抱き上げた。
いわゆるお姫様だっこで。

僕の脳内ではドナドナが流れていた。


つづくかも
476名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 01:07:06 ID:4mYdZNta
うお、投下途中に書いちまった、すまん。

>>475さんGJ!
最近投下少なかったからめっちゃ嬉しいです!
小ネタさんもGJ!

477名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 01:52:44 ID:cSztYg0x
>>453
会話ネタをきっちりできる発想がうまい!
>>461
阿良々木くんっぽさとエロシーンが同居できてるのが凄い!
>>475
すでに妹とSEX済みってのがエロい!火×暦はリバ!
478名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 05:21:12 ID:Fp88O0NP
>>451
素でガハラさん忘れてたわ
479名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 05:22:27 ID:Fp88O0NP
>>475GJ
妹に甘い俺は泣いた
480名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 18:35:35 ID:PJnnkVGK
この後月日ちゃんと玄関で遭遇して3P
なぜかそれを嗅ぎつけたバサ姉もなんやかんやで巻き込んで4Pですねわかります
481名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 19:30:30 ID:2+1bjEfZ
そしてひたぎは貝木のところと
482名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 20:54:36 ID:xRDFoWIf
忍ちゃんは貰っていきますね
483 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/05(土) 21:18:23 ID:Yd9YmDLC
書き手さん方GJです!
羽川も火憐もみんな可愛い。みんなのアイドルだね♪
だが>>482、それだけは許さん



今日の小ネタ

「そういえば夜たまに起きていて思うのじゃが」
「突然どうした忍?」
「お前様はあまり寝相が良くないの」
「まあ……良い方ではないな」
「見ていて吹き出しそうになったこともあるぞ」
「うるさい、そういうお前はどうなんだ」
「儂はちゃんと寝ておる」
「ところでうつ伏せは欲求不満らしいぞ」
「うつ伏せでは苦しくて寝てられんかったからせんわい」
「ああ……」
「…………」
「でも今のお前なら」
「よし、ちょっと屋上に来いお前様よ」


実際欲求不満とうつ伏せって関係あるのかね?
484名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 21:23:36 ID:jsxVzXub
羽川祭かと思ってたら火憐ちゃんキタコレ!
485ユミシロ:2010/06/06(日) 00:40:59 ID:8m+MiYFe
小ネタ(寝相ネタ)

「羽川は寝相良さそうだよな」
「寝返りは打つから、多少布団は乱れるけどね」
「寝返り……」
「……阿良々木くん。何を想像してるの?」
「いや、何でもないんだ。ところで、羽川はうつ伏せで寝たりしないのか?」
「しないよ。だって」
 ごくっ。
「……阿良々木くんがエッチなこと考えてるし」
「僕のせいにされた!」
「エッチなこと考えてるのは否定しないんだね」
「神原じゃないけど、僕はその台詞がすでにエッチだと思う!」
「……寝返りでもエッチなの?」
「羽川の寝息とか寝返りを打ったときに両腕で胸が挟まれるのがエッチだ!
 あと、羽川がうつ伏せになるだけでも!」
「私、阿良々木くんにそこまで想像されてるんだ……」
「僕は羽川の寝言を一生に一度でいいから聞いてみたい」
「……もしも、私が阿良々木くんの前で、布団で寝ていたとして。
 寝言で阿良々木くんの名前を呼んでいたら、阿良々木くんはどうする?」
「どうするって……」
「どうもしない?」
「―――ごめんなさい」
「チキン」

以前某所で投下していて、ここ数ヶ月訳あって投下していない者です。
化物語系は初めてなんで、どこかおかしかったらすみません。
しかも小ネタでごめんなさい。
キャラスレでネタ投下してたら(書くのが)我慢できなくなってきたので。
余裕があれば羽川SSかガハラさんSSを書く予定。
486名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 01:07:49 ID:aVdhToxg
>>485
うおおおお最高です!もっと羽川SS書いてください!
あと個人的に神原SS希望っ
487名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 01:13:24 ID:WIjn39fJ
>>485
GJ!
さすがのニャララギさんもバサ姉の寝言とか聞いちゃったらいろいろと我慢できないんじゃないかなww
488ユミシロ:2010/06/06(日) 01:31:10 ID:8m+MiYFe
小ネタ(寝相ネタ・撫子)

「千石は……結構、寝相悪そうだな」
「そ、そんなことないよ!布団とかタオルケットにくるくる巻かれることがあるけど」

「僕も経験あるな。変な具合に巻かれちゃって動けなくて。
 その状態で目覚まし時計を止めようとしてベッドから落ちたんだ」
「撫子も変な風に巻きついちゃったけど、慣れたからすぐに動いて目覚ましも止められるよ。
 こう……クネクネ動いたりして、しゅぱ……って手を伸ばしてボタンを押して止めるの」

「慣れたのか……」
「おかげでお母さんに起こされるまでぐっすり寝てられるよ。
 あと、ちょっとだけ……ぎゅってすると抱き枕みたいで気持ち良いかも」

「なんか、おまえの隣で寝たら絡みつかれそうだな……。
 でも、それなら抱き枕を買ってもらえばいいんじゃないか?お小遣い次第かもしれないけどさ」
「いらないよ。まだ使ってないけど、間に合ってるから。
 早く使いたいな……抱き心地が凄く良さそうだよ」
「そ、そうなの……か?」


もう一つだけ。
489ユミシロ:2010/06/06(日) 02:07:37 ID:8m+MiYFe
小ネタ(寝相?ネタ神原)


「神原」
「おお!その一言が私の全てを悟っているようなので、私は戦場ヶ原先輩の抱き枕を所望したい!」

「何がどうしてそうなった!?」
「本人なら尚可っ!」

「その前に恋人の僕が抱きたいよ!」
「あ、阿良々木先輩―――この前振りでそんな、白昼堂々と戦場ヶ原先輩とセックスしたいだなんて……
 女を抱くような大胆かつ繊細すぎるテクニックだ」

「言っておくけど、僕には傭兵の師匠とかいないからな……」
「……抱きたいということについては否定しないのだな」

「でも、おまえの場合は抱き枕で全て解決しそうだな」
「個人的にはシーツやバスタオルも欲しいところだな。もちろん、これらのプリントは阿良々木先輩だ」

「シーツやバスタオルの僕はどうなるんだ!?」
「何をするかということであれば、決まってるじゃないか」

「―――ああ……その、一応、聞いておこう」
「その壱!まずは、プリント面を内側にして体に巻く!」

「それ以上先は言わないでくれ」
「その弐!プリントされている阿良々木先輩のいろいろな部分で私の体を撫で回す!」

「…………まあ、僕がプリントされたバスタオルやシーツなんてそうそう作れはしないだろうから、
 妄想するのは構わないけどさ。そもそも需要がないし」

「いや、需要があり過ぎて問題なのだが……。
 ―――それに作れないこともないのだ。
 忍ちゃんと交渉したところ、ミスタードーナツの一ダース分で一つ作ってくれるそうだ」

「僕の知らないところで秘密裏に制作進行中っ!?」

寝る前のラスト。
490名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 02:12:54 ID:bcVh9j2v
ネタが広いぞい。GJ!
491名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 03:09:00 ID:UjbNhv4D
つばさこよみ

原作っぽい感じでレイアウトされたSSです。

羽川祭りに便乗

http://u3.getuploader.com/eroparo/

にあるb13のzipかpdfです。
492名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 07:28:18 ID:9qcPlk5o
八九寺がテラフリーダムw
493名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 08:55:59 ID:H61RgXfI
>>489
GJだがわずかながら指摘を。
神原は「じゃ」と言わないな。

決まっている 「では」 ないか

の方がらしいぜ。
494名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 20:58:09 ID:nCs9nSCs
八九寺はメタ要員だな
495名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 22:58:52 ID:tdo4SH2Q
 ふう。相変わらず。書き手も読み手もレベル高いスレだぜ。
 みんな頑張れ。
 はじめての方には初めまして、久しぶりの方にはお久しぶりです。
 みんな話がうまい人達ばかりなので、恥ずかしいばかりの出来ですが、
 また、やってしまいました。
 火憐ちゃん緊縛調教モン第三弾。
 仮物語 「あにいもうとモンキープレイ」 アップします
 タイトル通り、神原による火憐調教×暦3Pモノです。 (火憐快楽・羞恥責め中心)
 浣腸描写もありますが、スカは極力省いてます。

 苦手な方もいるでしょから、今回は心の準備の為の予告編です。
 緊縛だとか首輪だとかが苦手な方はスルーでよろしくお願いします。
 
496名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 22:59:47 ID:tdo4SH2Q
 僕は性に目覚めた百合姉妹の変態性欲について相談しようと、エロ先生。
 神原駿河を訪ねた。

 「実は…、妹と…、火憐と、してしまいまして…」
 「し、してしまった!?とは…。何をだろうか?阿良々木先輩」
 「いや、その…性行為を…」
 「ほ、ほう。それで」
 ゴクリ。
 生唾を飲むな。かぶりよるな。


 「うーん…、なるほどな。やはり火憐ちゃんからも話しを聞いた方がいいな、それは」
 「やっぱり、その方がいいか?」
 「ああ。前にも言ったが女の子もエッチな事に興味があるのだ。無理に押さえ込んでも、あらぬ方向に
暴走してまうだろうし、聞いてみたところ火憐ちゃんにはMの素養があるみたいだし、性欲を押さえ込む
より、阿良々木先輩がコントロールする方向にもっていった方がいいだろう」
 ゴクッ。
 「…ソレって、つまり…」
 「阿良々木先輩が火憐ちゃんの性欲をコントロールするのだ。つまり阿良々木先輩が火憐ちゃんを調きょ…、
躾るのだ。」
 今、調教って言いかけませんでしたか、神原さん。


 そして僕は迷い込んだ…。
497名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 23:00:52 ID:tdo4SH2Q
 エロい予感はしていたが、ソコには想像を絶する光景が広がっていた。
 「か、火憐ちゃん…っ。か、神原…っ」
 室内に敷かれた夜具の四隅には燭台が置かれ。揺らめく灯りが幻想的な
光景を際立たせている。
 ゴクリッと、思わず唾を飲み込む。
 夜具の上では神原が後ろから火憐ちゃんに絡みついていた。
 神原は露出の多い悪の女幹部のような黒い革製の派手な衣装をまとい、顔をいかがわしい蝶のアイマスクで隠し、
首には獣の毛をあしらった首輪を巻いている。
 とても悪そうな見た目だ。禍々しく後ろ向きな姿である。
 神原の腕に抱かれている火憐ちゃんは紅い縄に後ろ手に緊縛されていた。
 ただ緊縛されているのではない。
 「…それ…っ、ウチの、中江津高校の夏服か…っ」
 「ふふっ♪私のを貸したのだ。とても良く似合っているぞ火憐ちゃん」
 そう。火憐ちゃんは服を着ている。しかしそれは火憐ちゃんの羞恥心を煽る役にしか立ってはいない。
 首には真っ赤な首輪が巻かれ。上半身の夏服は腹部から首元まで捲り上げられ、胸の上下に食い込む縄と
肩口から伸びる縄が胸の谷間で横縄とV字に絡まり編み込まれ、おっぱいを強調するように緊縛された結果、
ずり落ちないように固定されている。
 汗をにじませた柔肌が蝋燭の灯りに照らしだされて、紅い縄が火線のように密着し菱形に編み込まれて
いる様が見てとれる。
 背中に高々とくくり上げられた両手、縄にくびられてはち切れんばかりに飛びだした乳首のツンと
上向いた、生意気な手のひらに少し余るくらいのおっぱい。
 絞り出されている乳房の可憐な感じの薄桃色の乳頭は、何ともいえない感情をそそり立てられる。
 スカートは履かされておらず、第二次性徴期における、大人と子どものちょうど中間の腰の曲線が
僕の視線に羞じらい悶え腰をよじる。
 スラリとした脚を締めつけて脚線美を強調する濃紺色のオーバー二ーソックス。
 ショーツは脱がされ右足首に丸まって絡まり、両膝は大きく割り開かれ、左右の膝上を縛った縄尻が
背中で結ばれているためかM字に固定され、脚を閉じ合わせることも出来ないようだ。
 薄暗い室内に灯る蝋燭の灯りが乳房から太腿を、白黒のコントラストで一層際立たせて露出させている。
 白々と輝く瑞々しくなだらかに起伏する下腹部に、滑らかな腹部の縦に割れた可愛い臍の窪みを中心にして、
腰に強く結びつけた縄を菱形にガッチリと縛られ、絹のように柔らかい繊毛でほんのわずかに覆われた
恥丘に紅白によられた縄が縦にグッと食い込んでいる。
 股縄は真っ赤に充血し腫れ上がった幼い肉畝や尻房に喰い込み肉の割れ目を割っているだけではなかった。
 大小の縄の結び目の瘤が作ってあり、肉芽を的確に押し潰し、幼い肉の割れ目のなかに喰い込んで
縄繊維がチクチクと膣内粘膜を刺激し、肛門にも大きめの瘤が当てられ肛門に埋め込まれた黒光り
する器具を押し込む形になっている。
 火照り上気したあどけない頬、いつも攻撃的な吊り目は涙を留め淡く潤み、ゆらゆらと光を帯びている。
 何より僕の眼を惹きつけてやまないのは、薄明かりのなか恥じらう吐息をこぼすぷっくりした唇の朱。
 「神原…、おま…っ、火憐ちゃんに…何を…っ。化粧まで!?」

 こいつ実は相談にかこつけて、自身の性欲を満たしたいだけじゃないのか?
 神原…っ。恐ろしい子。
 ……美内み○ず・画・暦……
498名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 23:02:04 ID:tdo4SH2Q

 まあ、だいたいこんな感じです。
 それでは今回はこれにて失礼します。
499名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 23:45:28 ID:oMQ0ma3Z
ファイヤーシスターズ祭り来てた
500名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 01:11:46 ID:xi37ntvk
ありがちというか、既出かも知れない小ネタ投下。


「さて、清掃任務を開始するか」
 その時だった。
 ヴーンッという振動音と共に、どこからか鳴り響く帝国のテーマ。ダースベーダーが登場
する時に鳴るあれである。
「ん? おい、神原。お前の携帯じゃないのか?」
「どうやら、そのようだ。これは戦場ヶ原先輩からの着信メロディだな」
「お前、いつのまに着メロなんて使えるようになったんだよ。て言うか、この音、やけにくぐ
もってるけど、どこから鳴ってるんだ? もしかしてこのゴミ山の中に埋もれてるんじゃない
だろうな?」
「うむ。これは、私が毎回毎回名乗ることに呆れた戦場ヶ原先輩が、設定してくれたもの
なのだ」
「いや、その話は後でいいから、とりあえず電話に出ろよ。今日、僕がお前の部屋に来て
ることはあいつも知ってるんだから、その電話が切れる前に出ないと、僕もお前も明日の
太陽を拝めるかわかんねえぞ」
「ああ、私も電話に出たいのは山々なのだが、阿良々木先輩がこちらを向いていてはそう
するわけにもいかない」
「? どういうことだよ」
「阿良々木先輩ともあろう人が察しが悪いな。では、私が後ろを向こう」
 そう言うと、神原は僕に背中を向け、穿いていたスパッツを太腿までずり下ろした。
 その下から現れたのは芸術的なラインを描く引き締まった尻。こいつ、やっぱりスパッツ
の下はなにも穿いてないのか。てか、割れ目の下の見えちゃいけないとこまで、ほとんど
見えそうになってるじゃねえかよ! *ってなんて呼ぶんだっけ? アスタリスク?
 神原はそんなことは気にせずに、おもむろに股間をまさぐると携帯電話を取り出した。
それはなにかわからない――いや、わかりたくない液でぐっちょりと濡れていた。
「か、神原さん? 今、携帯をどこから取り出したんでしょうか? いや、待て。言わなくて
いい。でも、かわりに一つ聞きたいんだけど、いつもそこにしまってる……のか?」
「? うん。もちろんだ。私の携帯電話は防水だから、問題は無い」
「問題はそこじゃねえ!」
「そうだったな。問題なのは、電話がかかってくるたびに、この振動が気持ちよくて電話に
出るのが勿体ないと思ってしまうことだったか」
「そこでもねえよっ!」
 気が付けば携帯の着信音は鳴り止んでいた。そして、次に、僕の携帯電話から着信音が
鳴り響く。その音は、聞いた者に死を告げるバンシーの泣き声のように、不吉な響きを伴い、
いつまでも鳴り止むことはなかったのであった。


501名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 04:44:59 ID:A31DYizo
>>497
相変わらずの濃い描写力。圧倒ですな。GJ!
>>500
彼女と電話しつつ、後輩とプレイに勤しむ悪徳さんがいるのだった。乙
502名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 12:16:07 ID:V8zVfAIT
問題は前なのか後ろなのかだ
503名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 15:32:38 ID:A31DYizo
>>491
綺麗系なSSかと思ったらオチが上手いな。面白いな!GJ!
504名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 20:13:48 ID:xi37ntvk
恥ずかしい間違いの訂正のためだけに、下らない>>500の小ネタの続きを。



 「あれ? でもこれ、戦場ヶ原からじゃない――羽川……?」
 これはどんな状況であろうとも、取らざるを得ない。ピッ、っと。
 「もしもし。ああ、今は大丈夫……とは言い難い状況だけど、まあ、大丈夫……えっ!?
……ああ、そ、そうなんだ。うん……うん。あ、ああ。うん、じゃあまた」
 「羽川先輩からだったのか?」
 「ああ。てっきり、戦場ヶ原が僕の携帯にかけなおしてきたんだと思ったんだけど」
 「私もそう予想していた。で、羽川先輩はなんと? ああ、これは私が聞いていいことで
はなかったか」
 「いや、別に構わないんだけどよ。……なんでも、帝国のテーマじゃなくって、正しくは
帝国のマーチ。それとダースベーダーじゃなく、ダースベイダーなんだとさ。どこかに保
管される時に恥ずかしいだろうから、ってなんのことだ?」
 「それだけ?」
 「あと、神原、お前の――っておい神原! その格好のままこっちを向くんじゃない!!」
 「ひぁんっ!」
 また、その時だった。
 再び、ヴーンッという振動音と共に、帝国の "マーチ" が神原の股間から鳴り響く。
 今度は神原がこっちを向いていたため、その股間から小さなバスケットボールのストラ
ップが飛び出ているのがはっきりと確認できた。
 それを引っ張って携帯電話を取り出す神原から、とっさに目を背ける。にゅるんと携帯
電話が出てくる時に、なんだかピンク色の貝のようなものが見えたような気がしたが――
いや、僕はなにも見ていない。断じてなにも見ていないが、しばらく貝類は口にしないで
おこうと心に決めた。……特に赤貝は。
 「か、神原駿河だ! 機動力は通常のザクの三倍――ああ、構わない。お願いする。……
これは、戦場ヶ原先輩。……うん。言われたとおりに……ああ、それなら、阿良々木先輩
に替わろう。阿良々木先輩、戦場ヶ原先輩からだ」
 そう言って、神原は愛……いや、体液まみれの携帯電話をこちらに差し出す。
 「そんなもんに触れるか! そのまま話すから、スピーカーホンにしろ」
 「やりかたがわからない」
 「あ……。ごめん、僕が悪かった。こっちからかけ直すから、とりあえずその電話を切れ」
 「? よくわからないが、阿良々木先輩がその方がいいと言うのなら、そうしよう。あ、
戦場ヶ原先輩。阿良々木先輩が――ああ、聞こえていたか。では、そういうことなので」
 神原が通話を終了したのを確認して、僕は自分の携帯電話から戦場ヶ原に電話をかける。
505名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 20:14:55 ID:xi37ntvk

 ……出ない。
 そのまま、たっぷり十分ほど待たされたところで、ようやく電話が繋がった。
 「なにかしら? 今、忙しいから、また後でかけなおしてくれる?」
 「そもそも、そっちからかけてきたんだろ。で、どうしたんだよ」
 「ふむ。阿良々木くんは私に通話料がかからないように、わざわざ私から神原にかけた電
話を切って、かけなおしてきたのかしら。でも、心配しなくていいのよ。私、神原にはコレク
トコールでしか電話しないから」
 「……そうか、それは安心したよ。で、なんなんだ?」
「別に用はないわ。ただ、神原の部屋を掃除してあげるお優しい阿良々木くんに、少しばか
りの潤いを与えてあげようと思っただけ」
 「てことは、今回のことはお前の仕組んだことか! お前、後輩になんてことさせんだよ!」
 「五月蠅いわね。この蠅。それに、これは神原も望んだことよ。ああ、心配しなくていいわ。
神原の膜は、もう私が姦通済みだから」
 「よけいに悪いわ!」
 「ああ、それから、また神原の携帯が鳴ると思うけど、今度は取る必要は無いって言って
あるから気にしないで。じゃ、神原の部屋の片付け、頑張ってね。早く済ませないと、廊下
が神原汁で水浸しになるから、せいぜい急ぎなさい」
 あいつ、言いたいことだけ言って切りやがった。
 またまた、その時だった。
 神原の股間からモーターの振動音と、もう聞き飽きた帝国のマーチが聞こえてくる。

 掃除、始めるか。あとで廊下も拭かないとな。
 廊下で身悶えする神原の方を見ないようにしつつ、僕は部屋の片付けに取りかかる。
 神原のおばあちゃん、うっかり通りかからなければいいんだけどな。それだけが、今、
僕が願うべき唯一のことだった。


506名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 00:36:56 ID:27xD4uu0
>>491
今回も面白かった!
エロ描写もイイ!
この次も羽川ネタでお願いしたい。
507名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 02:59:29 ID:Opo2NzdK
>>505
神原スキーの俺的には最高です!
ちくしょう神原に悪戯したいぜちくしょう
次回も期待してます!

ところで、するがツーリングの作者さんはもういないのでしょうか、、
続き、、待ってます。待ち続けます。
508 ◆BAKEWEHPok :2010/06/08(火) 09:44:42 ID:EONDbLPr
投下
鬼畜気味の阿良々木くんが痛い目に合う話なので
苦痛描写があります。
それとエロがありません。
509 ◆BAKEWEHPok :2010/06/08(火) 09:45:49 ID:EONDbLPr
こよみトーチャー

なんというかやってしまった。
その、ちょっとばかり魔が差したというか
熱い夏が僕を狂わせてしまったというか。

目の前にはすんすん泣いている見知った小学生と、その背中を慰めるよう撫でている金髪幼女。
しかも半裸で、所々に白く濁った液体が付着していて起こった行為の激しさを表していた。
凄い興奮して気持ちよかったしなー
いつもの忍とはまた違う新鮮な抱き心地とか嫌がり具合でついつい盛り上がって
忍も呼びだして二人で責めまくってしまったのだ。
「すまん……八九寺、お前が魅力的すぎるから……」
暑いですねぇなんて胸元のボタンを外してパタパタしてるもんだから
誘惑されてるのかなって先走った感もある。
「うっうっ……」
泣きながらも恨めしげに僕を見る八九寺にちょっとだけ興奮するが抑える。
「その、なんだ、色々あったけれどまた遊ぼうな」
何を言っているんだコイツという忍の眼差しがちょっとだけ痛い。
一応泣きじゃくる八九寺の身体を拭いてあげてから僕は帰宅するのだった。

それから数日後の放課後の事だ。
「もう阿良々木くんと付き合うようになってだいぶ経つけれどそろそろいいと思うの。
 阿良々木くんもそのつもりでいてよね」
僕に背中を向け顔を見せずに話す戦場ヶ原。
「戦場ヶ原。それって」
「あまり女のほうから言わせないで欲しいわ」
僕は戦場ヶ原を後ろから抱きしめた。
「凄く、凄く嬉しいよ戦場ヶ原」
紅潮した頬へキスをする。しばしの間があって
「―――ここではダメよ。阿良々木くん」
スルリと僕の腕から抜け出して戦場ヶ原が遠ざかる。
「だから日曜日にね…………」





今日のデートはとても上手くいったと思う。
食事も終え深夜になり後はラブホテルへ直行という時だった。
戦場ヶ原はお手洗いに消えしばらく時間経っての時
僕の記憶は突然途切れてしまった…… 
510 ◆BAKEWEHPok :2010/06/08(火) 09:48:02 ID:EONDbLPr
目が覚めると戦場ヶ原が僕を見下ろしている。
月光を反射した黒髪が黒曜石のように輝いていて神秘的な佇まいだ。
「―――綺麗だ――戦場ヶ原」
無意識に呟いてから、手を戦場ヶ原へ伸ばそうとするとギュッと絞まった。
「――え?」
見ると鉄骨を切って溶接したかのような大きく頑丈な椅子に体と脚を縛られており
複雑な結び方をしているワイヤーに手と首が繋がれて拘束されている。
しかも椅子自体が鉄の床に螺子止められておりピクリとも動かない。
まわりを見渡すと工場を思わせる機械が幾つも鎮座しており
わずかな電灯と月光が薄暗く僕と戦場ヶ原を照らしている。
なんかデジャブ?
「またかよ!戦場ヶ原!何故僕がこんな目に!?」
前にも同じような事があったが今回はNGワードらしい言葉は言っていないし
そもそも今日はデート中だ。監禁拘束される言われはない。
「私は今とても悲しんで怒っているわ。阿良々木くん。
 やってはいけない事をしたあなたが悲しく、そうせざるを得ないほど
 追い詰めてしまった私自身が許せない」
あまり表情を変えないが僅かに無念を感じさせる戦場ヶ原。
「何のことだかわからない。―――戦場ヶ原、僕が一体何をしたと言うんだ」
「こういう事です。阿良々木さん」
機械の影から八九寺が現れた。

「馬鹿な!八九寺だと!」
目を冷たく輝かせ酷薄に八九寺は笑う。
「戦場ヶ原さんへ告げ口をさせていただきました」
「そんな!戦場ヶ原はお前を見る事も話す事も触る事もできないはず!」
「それは阿良々木さんのおかげで解決しました。
 今日は家に帰りたくないの……戦場ヶ原さんがそう思った。
 それは阿良々木さんと一夜を共にしたい時でした」
「そんなんありか!お前のキャラ設定はそんな曖昧なもんなのか!」
「メタ発言は私の分野なので阿良々木さんは遠慮してくださいっ。
 迷い設定はフレキシブルかつ適当なんです」

バチッ!!!!!!!

と、突然轟音が響く。無表情のくせ不機嫌そうな戦場ヶ原は轟音を出した何かを降ろしながら言う。
「お話は終わりかしら。……あなた達はとても仲がよくて大変羨ましいわ」
「そんなわけあるか!」 「そんな事ありません!」
歯を剥き出しにして威嚇しあう僕と八九寺。
それを見て戦場ヶ原はほんの少し眉をピクピクさせて話しだす。
「話しは聞いたわ。発情した牡犬の阿良々木くんが八九寺ちゃんを襲って
 幼い身体を貪ったということね。弁解はあるかしら?阿良々木くん」
僕は口を開こうとするが
「無いわね。はい、では裁判を始めます。
 被告人・阿良々木くん 被害者・八九寺ちゃん
 裁判長・私 検事・私 弁護士・私 
 裁判員・私 傍聴人・私 死刑執行者・私」
僕の味方が誰一人いない!
「なんで死刑執行者までいるんだよ!裁判は裁判でも魔女狩り裁判か!」
八九寺が嬉しそうに口をだす。
「イメージとしては漫画版デビルマンで悪魔狩りしてるようなのがいいですよねえ」
「それ裁判すらやってないから!」
「ポロリもあります!阿良々木裁判!」
「そのポロリって僕の首だよな……」
511 ◆BAKEWEHPok :2010/06/08(火) 09:49:33 ID:EONDbLPr
僕は四肢分解された上首を切られて槍で晒し者にされたくはないぞ。斬った先からくっつくかもしれないけど。
「さて被告人・阿良々木くん 言い分はあるかしら?なければこのまま死刑執行と洒落込むとするわ」
「人命が失われるのをお洒落みたいに言うな!」
「いいじゃない。阿良々木くんなら殺して解して並べて揃えて晒されても水に浸ければ戻るでしょう?」
「戦場ヶ原にとって僕は乾燥ワカメなのか!?」
確かに殺して解して並べて揃えても水に晒されれば乾燥ワカメは増えて戻るけどさ。
「阿良々木さんの大事な所は乾燥したシイタケみたいでした」
「そんなわけあるか!僕のはマツタケぐらいある!」
大体先走り液と精液と八九寺の蜜で濡れ濡れだったし。
「適当に高級な物と比べるあたり、思った以上に貧困なモノなのね」

戦場ヶ原はふうと溜め息をついてこちらを見下ろす。
「真面目な話、どうしてそんな事を?――――性欲が抑えられないと言うなら
 まず彼女である私に相談するのが筋というものでしょう?」
僕は目を伏せ答える。
「…………怖かったんだ。戦場ヶ原に拒絶されるかもしれないことが」
「私の気持ちはおかまいなしですか!」
ツインテイルをいからせて(?)八九寺が怒声をあげる。これ外れたり飛んだりでもできるのか?
「うーん なんかお前だと受け入れてくれそうな気がして」
途中からはわりと受け入れてくれたかも。何よりも国家権力に捕まらないしな。
「私は受け入れないと思ったと。阿良々木くんは私より八九寺ちゃんを信頼しているのね」
「いや言葉の綾ってやつ。もちろんガハラさんを一番信頼してる」
僕だけの愛称を使って親近感のアピールも忘れない。
「謝ってください。そうしたら許してあげます」
「……すまん。八九寺、僕が悪かった」
身体を縛られているためできないが、見かけだけは土下座するような気持ちで謝る。
「阿良々木くん。今回は年中発情期の貴方を見過ごした私にも責任があるわ。
 だから今回だけは許してあげる。八九寺ちゃんもいいわね。約束通り阿良々木くんは謝った。
 なんなら憂さ晴らしにちょっとだけ阿良々木くんに使ってみる?」
先ほどの轟音を響かせた道具を八九寺に差し出す。
俯いたまま顔を拭うと八九寺は顔を上げて答える。 
「いいえ。阿良々木さんはちゃんと謝ってくれました。私は許します」
                                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
……?なにか違和感のある答えだった。
八九寺は許してくれる。そして戦場ヶ原も許してくれる。危機は脱したはずだ。
「そう。よかったわ。幾ら阿良々木くんが溜まってるとは言っても小学生に手を出すなんてね。
 体だけの事とはいえ二度は許さないわ。次があったら裁判無しで私の持てる全てを賭けて教育してあげる。
 もちろん死刑なんてしない。一生一緒にずっと暮らして管理してあげるんだからね」
別の意味で怖いが内心胸を撫で下ろす。が、しかし
「違うんです」
ボソリと八九寺が呟く。
「違うんです。阿良々木さんは」
比喩抜きで瞳が光の反射をなくし曇ったガラス玉のように無機質な色合いへと変わる。
「性欲が抑えきれないというのは本当だと思います。けれど
 いえ、だから小学生に手を出したというのは違うんです」
「八九寺!なにを……」
「黙って!どういう事かしら」
戦場ヶ原は僕の口を塞ぎしゃべれなくする。
「阿良々木さんは私を見かけるといつも抱きついたり胸を触ったりスカートを覗き込んだりしてきます。
 私が嫌がっているのにいつもいつもいつもいつもいつもそれこそ毎日のようにいやらしく私に触れてきます」
ち、ちょっと待て、スキンシップだから!しかもしないと怒った事もあったのに!
だが口を塞がれているため喋れない。
512 ◆BAKEWEHPok :2010/06/08(火) 09:50:45 ID:EONDbLPr
「あの日私がお話しをしていると突然阿良々木さんに連れ去られ縛られて地面に押し倒されました。
 阿良々木さんは楽しそうに私の身体を弄って汚していきました。
 困って助けてほしい時―――そんな時助けてくれると約束した阿良々木さんが―――」
この子何言ってるの!さっきまで元気だったのに唐突すぎる!暴れると口から手が外れた。
「違う。違うんだ。戦場ヶ原!八九寺の言ってる事はデタラメだ!八九寺が僕をハメたんだ!」
ここが正念場だ!生き延びるためには手段を選ばない!
「先にハメたのは阿良々木さんじゃないですか。すごく痛かったんですよ」
ケロリとした顔で反論してくる八九寺。やっぱり演技か!
「男の人は痛くないからいいですよね。―――そういえば童貞野郎の阿良々木さんの初めては
 私と言う事でよろしいんでしょうか?」 
「ちげーよ!初めてでレイプなんてするか!」
即反論するが、傍らから立ち昇る鬼気に背筋が震える。
「じゃあ阿良々木くんの初めては、一 体 だ れ な の か し ら?」
「あわわわわわ…………」
失言だったー!
「阿良々木さんは私よりも小さな忍さんをかしづかせ二人で私を汚しました……」
ここぞとばかりによよよと泣き崩れる八九寺
「横暴に振舞う阿良々木さんの前で忍さんはまさに性奴隷。
 きっと私だけではなく数々の少女の処女を奪ってきた
 ナチュラルボーンシリアルロリータハンターとは阿良々木さんその人にほかなりません!!!」
「長い!どんな肩書きだよ!それにそんな事やってない!」
「妹さんまで毒牙にかけていると知った時、私は信じる事ができませんでした……」
ニュースでまさかあの人が……みたいに語る八九寺。
「妹とキスとか胸触るぐらいならノーカンに決まってるだろ!」
「ないわ」 「ないですね」
あ、息ぴったりですね。ないですか。そうですか。

戦場ヶ原は俯いて、はぁーーーーととても長い長いため息をついた。
「また私騙される事だったわ。ごめんなさい。八九寺ちゃん。そうね。私では最初から無理だったということね。
 童貞だから私に遠慮していたのではなくて未成熟な体への魅力を裏切れないから
 代わりに私を裏切るほうを選んだのでしょう?」
「ま、待った!戦場ヶ原!愛しているのはお前だけだ!」
これは本当の事だ。阿良々木暦は戦場ヶ原ひだきを愛している。
―――それだけは変わらない事実!!!!! ただし事実が一つだけとも限らない。
戦場ヶ原は売られていく養豚場のブタを見るかのような目で僕を見下した。冷たく残酷な目だ……
「信用できないわ。すでに阿良々木くんは二度裏切った。一度目は体を。二度目は心を」
八九寺を横目で見る。息をついてもう一言
「本当に私を愛しているのなら何故性欲を我慢できず八九寺ちゃんを?」
―――――――僕は言い訳もとい説得の言葉を放つ。

「急に八九寺がきたので―――」
「殺すわ」

間違えたー!
513 ◆BAKEWEHPok :2010/06/08(火) 09:51:51 ID:EONDbLPr
戦場ヶ原は謎の道具をこちらへ向ける。
スチールとプラスチックで構成されており、道具本体に持ち手とトリガーのようなものがついている。

バチッ!!!

轟音が響き、何かが射出され僕の頬を掠める。
わずかに血が流れるが、常人とは違う僕の眼が射出されたものを捉えた。
それは小さなコの字型をした金属のようなものだ。
「……ホッチキス?」
一瞬だがそうとしか思えない。だが戦場ヶ原が持つ道具はホッチキスにしては
大きく飛ばした針も2倍ほど大きい。
戦場ヶ原はそのまま僕の右手の甲にそれを押し当ててトリガーを引く。

バチッ!!!

「……っ!」
手の甲に金属の針が差し込まれ青い静脈をまたぐように縫い付けられる。
痛みが脳にまで走り衝撃でのけぞる。
小学生ぐらいの頃指にホッチキスを押して針が刺さった事はあるけれど
それと違って、針の根元が見えないほど甲に深く食い込んでいる。
「これはガンタッカーといって板や壁にラベルと布を貼り付けたりするものなの。キャンバスを貼ったりする時も使うわ。
 ホッチキスよりずっとバネが強くて文具というよりは、工具であって本当は私の趣味ではないのだけれどね」
戦場ヶ原は自分の手よりも大きいガンタッカーとやらを持ち上げ撫でる。
「阿良々木くんと付き合うと決まった時、ついつい舞い上がってしまって
 私の貞操は阿良々木くんに捧げたいからそれまで誰かに奪われたりしちゃいけない……
 そう思ってもっともっと強力な自衛のための武器を用意したの。
 ―――それなのに阿良々木くんのほうが貞操を奪われていたとは笑い話ね」
口元に手をあてくっくっくと笑っているようで目は笑っていない。
今度は動かせない左手を取って指を握ると根元辺りにガンタッカーを押し付け

バチッ!!!

「……っ」
中指と人差し指が針で繋がってしまう。
骨に引っかかったのかずれて指と指の間の肉と皮を括り付け串刺しにしている。
「あらやだ、本当に痛そうなのね。」
まるで小指をタンスにでもぶつけた人を見たかのよう心配する戦場ヶ原。
「……うん。ごめん。戦場ヶ原。すっげぇ痛い……」
数センチに満たない針が刺さっているだけで何よりも痛い。
今までもっと苦痛を感じるような事があったけれど今日はそれ以上に痛かった。
「ひぃぃぃ……」
八九寺は顔を蒼白にして慌てている。
戦場ヶ原は冗談じゃ済まさないのを理解してなかったらしい。やる時はやる性格なんだ。
まあ僕もヤル時はヤっちゃう性格だけど。
「戦場ヶ原さん少しだけ、やりすぎじゃないでしょうか?」
伺うよう問いかける八九寺。
「もう八九寺さんのような悲しい事は起こさせないから安心して」
明らかに八九寺の言いたい事が聞こえていない伝わっていない戦場ヶ原。
「……そうね。次は阿良々木くんの悪い事をする粗末なモノを教育してあげたいわ」
「それだけは勘弁してください」
身体を縛られているためできないが、土下座するような気持ちで謝る。
514 ◆BAKEWEHPok :2010/06/08(火) 09:53:25 ID:EONDbLPr
「冗談よ。愛している人の子供が産めなくなったら嫌じゃない」
しなを作りやーねとぶりっこする戦場ヶ原。状況が状況だけにシュールを通り越してホラーだよなーこれ。
「―――だからロボトミー手術をしようと思うわ」
「ホラーどころじゃねぇ!」
慌てて暴れだす。
「大丈夫。道具はないんだけれど熟練してるならアイスピック一つでできる。
 今回はコンパスの針でやってみようかしら。」
「経験あるみたいに言うな!」
「これで阿良々木くんが廃人になっても私がずっとずっと一緒にいてあげる。
 例え阿良々木くんがそのせいで私を殺したくなっても喜んで殺されてあげるわ」
「うわーーーーーーーーーーーーー!」

もう逃げるしかない!
両手の傷口が修復され針が肉に押し出されて抜け落ちる。
そのまま両手に力をこめてワイヤーを引っ張り出す!
瞬間、意識が一瞬飛んだ。
「……あ、げぼぉ、げほっげほっ」
手と繋がっているワイヤーが首の頚動脈を的確に締め付け自らを落としていた。
「な、なんだこれ!」
妙に張りのあるワイヤーがどこに手を動かそうとしても首を締め付ける。
それを見た戦場ヶ原は微笑みながら話しだす。
「普通の手段では捕まえれない人を拘束するにはどうすればいいのか勉強したの。
 どんなに傷が治るとしても人間なら脳への血流を阻害すれば意識を失うってこの本に書いてあったわ」
どこからともなく漫画を取り出し見せてきた。
「ってARMSかよ!」

皆川亮二の馬鹿野郎!逆恨みで先生を責める僕。
それよりも本当に実行する戦場ヶ原の行動力を見習うべきなのかもしれない。
吸血鬼の状態なら脳への血を阻害されようが首が引き千切れようが大丈夫だが
治癒スキルだけの今の僕には逃れられない。忍が協力してくれないと無理だ!
「気は済んだかしら。じゃ続きいくわね」
「し、忍ー!助けてくれー!」
恥も外聞も捨てて叫びをあげる。
「この後に及んで他の女を…… よほど命が惜しくないようね」
どんなに暴れても首が絞まるか他の部分は動かせない。
(お前様、もの凄い恐怖感じゃの)
神のお告げを聞いた気分だ!
(忍!なんとかしてくれ!)
(その事なんじゃが―――すまんの。今宵は諦めてくれ)
(え゙)
(正直言って儂もお前様の所業にはドン引きじゃ。
 存外蝸牛の言うようにそこらの幼女を食い散らしかねん)
(誰がするか!大体忍だって少しは楽しんでただろ!)
(お前様の命令だったじゃろうが。好きでしたものか。―――まあ大丈夫じゃろ。たいした拷問具もありゃせん。
 もっと酷い拷問を見たことあるがお前様なら耐えれよう。儂も頑張ろうぞ)
(た、頼む!今回だけは助けてくれ。いや助けろ!)
八九寺の時と同じく命令権を強要する。少しの沈黙の後
(―――仕方があるまい。助けてやるから少々待っておるがよい)
(少々ってどのぐらいだよ!10分もあれば僕だった廃人ができかねないぞ!)
「ガンタッカーを頭に10連発ぐらいインプラントすれば阿良々木くんが更生しないかしらね♪」
「ひぃーー」
慌てるな時間を稼げ。時間を稼げばきっと忍がどうにかしてくれる!
515 ◆BAKEWEHPok :2010/06/08(火) 09:57:33 ID:EONDbLPr
「―――落ち着け、戦場ヶ原―――話し合おう。きっと僕達は思い違いをしている。話せばわかる!わかるから!」
「いいわよ。阿良々木くん。話し合いましょう」
やったか!
「―――ただしその頃には、阿良々木くんは八つ裂きになっているけどね」
(し、忍ーーーーーー!)
(助ける……!助けると言ったが……時間の指定はしておらぬ………
 つまり……儂がその気になれば10年後助けるということも……可能じゃろうということ……)
「いやだー!死にたくないー!逝きたくないー!」

僕と忍はゆっくりと道を歩いて行く。
「いやー酷い目にあったな忍」
結論だけ言うと僕は助かった。
本当は残酷なグリム童話もびっくりのごう……じゃない教育を受け続けた結果
忍のほうが根負けしてワイヤーと椅子を全て斬り裂いたのだ。
「NASA製の4ミクロンで200kgの張力があるワイヤーが切れるなんて……」
と、戦場ヶ原は妙に説明的な台詞を言って不思議がっていた。(どっから手にいれたんだよ)

「あるじ様よ、なかなかの我慢強さであったな。」
「あれは我慢というより、痛すぎて頭がおかしくなって痛みを感じなくなってたんだよ」
脳内麻薬が分泌されたのか生存本能が守ってくれたのかはわからない。
「儂にはそういう機能がないからのう」
教育に賛成だった忍のほうが純粋に痛みを感じたのには少しばかり反省する。
「頭が吹っ飛ぶぐらいはともかく脳をクチュクチュされた感覚は幾ら体験しても慣れないと思うよ」
ちなみに八九寺は僕への教育を見ている最中、手首より先が肌色から鉄の色に変わった辺りで気絶していた。

「まあ、なんとか生き延びれてよかった。次は気をつけないと」
「お前様よ。懲りるという事を知らんのか。儂も教育と言う名の拷問は受けとうない」
忍はほんの少しばかりトラウマができたらしい。
曰く戦場ヶ原はバートリ・エルジェーベトを越える逸材だとか。
あれ以来戦場ヶ原はデレ期に入っており順調に僕とお付き合いを重ねている。
ただたまにフラッシュバックが起きて僕の元気が無くなってしまう時がたまにある。
そんな僕にも戦場ヶ原はとても優しく慰めてくれていた。
色々あったが今日も僕は元気だ。生きているって素晴らしい。

でも、あれからずっと頭に異物感があるような気が………………



終了
拷問ネタしたかったんですが、実際のとこガハラさんは
よほどの事がないと暴力を振るわないと思うので
阿良々木さんが泥を被りすぎたかもしれません。
516名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 12:02:43 ID:slp/6OPP
ガハラさんこええー!
GJ!
てか、急に八九寺がきたのでワロスw
517名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 12:09:39 ID:bMYi+0FP
忍は脳をかき回すの慣れっこだけどね
518名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 12:38:10 ID:TJXW74Px
Q. 急に八九寺が来た?
A. 急や
519変えたいと思う気持ちは、荒らしだよね:2010/06/08(火) 14:20:48 ID:ipV0enU2
オナニーSS
平和な日だ。
某最強の嫌がらせもないみたいだし、某ダメ人間からの金の催促も無い
姫ちゃんは再々々々々テストでぎりぎり合格した
玖渚が忙しいみたいで、ちょっと寂しいが、平和の限りだ
今日は平和だから、鴨川まで散歩してみようとか思ってみた。
ひょっとしたら鏡の向こう側がいるかもしれない、とか
むいみちゃんの妹の、無理ちゃん?やらがいたりして、とか
あの催眠スプレーは実に惜しかった、とか
そんな事を考えてみたり、しつつ、ドアを、開ける
と、そこには崩子ちゃん、水玉のワンピース
そういえば誘拐騒動の後、哀川さんが
「すまんかった」
と描いた(点描で)箱を送ってきたのはこれだったのか
「どうしたの、崩子ちゃん」
声をかけてみるも顔を俯かせる崩子ちゃん
何か考えてるのだろうか
そんな崩子ちゃんも可愛いなぁ。
 「ときに、戯言遣いのお兄ちゃんは」
 いきなりでちょっとビックリ
 覚悟を決めたように顔を上げる崩子ちゃん
「性欲をどのように処理してるのですか」
 ちょっと待ってて、今魔女を封印してくるから
520名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 15:14:08 ID:Orw6XkAH
GJ
ガハラさん遂に工具持ちにジョブチェンジかよ!
タッカー打たれたとこリアルに想像したらこぇぇえ…

521名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 15:19:43 ID:HFRHDCHz
>>519
崩子「もしよろしければわたしが」
春日「いやいや、ここはわたしが」
みいこ「ふむ、私でも構わないぞ」
荒唐丸「いやいや、わしが」
一同「どうぞどうぞ」
522名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 15:26:00 ID:AYjFo+fR
>>508
お前西尾だろ!
523名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 16:08:16 ID:Dl28Hmoy
闇口を寝取られるいーちゃんとか興奮するね!
524名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 16:11:05 ID:bmGSFlLZ
濡衣さんですね!分かります!
525名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 00:33:54 ID:jvhT2HGh
>>500
神原らしい神原でした
神原はいいものだ
526名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 00:43:25 ID:LxlQ8fRE
ようやく偽物語まで読み終わった。
これで過去ログ読める〜。
527名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 17:36:15 ID:tqRyAbA+
続きマダー
528 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/12(土) 20:24:44 ID:eUkRrC1A
>>527
なんの続きを待っているのかは知らないが、俺が小ネタでも投下するから待ってやってくれ
きっとその書き手さんも四苦八苦してるのさ


「なあ八九寺」
「何でしょう阿良々木さん?」
「僕思うんだけど醤油ほど万能な調味料ってないよな」
「ふむ、まあ汎用性は高いですよね」
「何にでも合うだろ、肉でも魚でも卵でも」
「では甘いお菓子などにはどうです?」
「う……」
「ショートケーキに醤油」
「く……」
「杏仁豆腐に醤油」
「うう……」
「ダメダメじゃないですか」
「で、でもプリンに醤油でウニの味って言うじゃないか」
「マンゴープリンに醤油」
「僕が悪かったっ!」



なんとウチには醤油しか調味料がありません。
塩すらない、マジで。
529名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 21:18:21 ID:RMli9p0d
「みたらし団子のことを忘れちゃあいないかい?」
「みたらし……なんとなくいやらしい響きだ! 阿良々木先輩のみたらしを
私に一口くれないか? なんだかわからないが興奮するぞ!」
「うるせえよ!」
「阿良々木先輩はみたらし男子!! ああっ、もうなんという甘美な響き!」
530名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 21:25:21 ID:vbuRUoBU
世の中には醤油ソフトクリームというものがあってだな
531名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 22:01:23 ID:OG6HOSLK
塩こそ至高の調味料
反論は認める
532名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 22:06:55 ID:ui7Gzfxq
ひたぎさんにはハバネロな感じに激辛な寝取られスパイスが合うよ
533名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 22:15:25 ID:TUbfDQXi
「や、やめるのじゃ!おまえ様!わしの幼い体に欲情するなどどうかしておる!」
って忍受けと
「ほおら、見てみよ。あるじ様のが欲しいとくぱぁと開いておるぞ……」
って忍責めとどっちがいいだろうか。八九寺でも可。
全部激甘な感じで。
534名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 22:26:20 ID:ZkjMRPis
全部で。
535名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 22:32:31 ID:SDpnsNtQ
17、8歳の姿の忍だとどうなんだろうな>プララギさん
そしてあのたゆんたゆんに対抗できるのは羽川様だけ……
536名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 01:26:11 ID:xABuaBOH
考えてみたらムララギさんて守備範囲広いよな・・・
537名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 01:29:25 ID:xD6Soudb
人々は敬意を表してこう呼ぶ
阿良々木ゾーン
538名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 02:06:33 ID:39K1cw2Z
《豪腕の奪三振王、ただしどこに投げてもストライク》みたいなっ!
《渾身のど真ん中ストレート、ただしストライクゾーンはバッターの頭部》みたいなっ!
《奇跡の10割打者、ただし初打席以外は全て送りバント》みーたーいーなーっ!
539名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 20:24:27 ID:IvSf5j4e
>>501
おひさしぶり、面白いSSは他の方にお任せしてますので、相変わらず。こんな感じでいかせてもらいます。
面白いSSを書ける方は本当に羨ましいかぎりです。
緊縛だとか、首輪だとか、股間縛りだとかが苦手な方はスルーでヨロ。
あと火憐ちゃんが可愛すぎたので、前後編の予定が前中後編になってしまいました。
視点がころころ変わったり、誤字脱字ばかりのSSですが投下します。
540仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 1/8:2010/06/13(日) 20:32:04 ID:IvSf5j4e
 阿良々木火憐。
 僕の実の妹でファイヤーシスターズの実戦担当。
 ちっちゃい方の妹月火ちゃんと、火と火が重なり『炎』。
 因みに僕は、不吉な奴に『水』と言われた事がある。
 『水』と『炎』合わせて『淡』。英語読みならPaleぺール。
 人間そっくりな僕と、偽物な妹達との仮初めの、儚い淡い物語。


 阿良々木火憐は洗面所の姿見と向き合っていた。
 じっと自身の顔を眺め、落ち込み。溜め息吐いている。
 「どうしたの火憐ちゃん?」
 私の声にビクッと反応する火憐ちゃん。ちっともらしくない。

 「あっ、月火ちゃん。いや、さあ…っ。兄ち…っ、…男の子ってさ…っ、
色白の子の方が好きかなって…思って…」
 日に焼けた肌を指先でなでる火憐ちゃんに、私はギュッと抱きついた。
 「あっ!?月火ちゃん」
 身長に差があるので私の顔は火憐ちゃん胸の中にうずまってしまった。
 最近の火憐ちゃんはお兄ちゃんの話をする時、いつも満面の笑みを浮かべる。
 お兄ちゃんが近くにいてくれるのが嬉しくて嬉しくてたまらない、
そんな顔で。
 その朗らかな笑顔の裏で、火憐ちゃんはどれほど切ない想いを胸に
秘めているのか…
 万が一にも叶わない火憐ちゃんの想い…。
 他人の為にしか働かない私の感情が脈打つ。ズキンズキンと胸が痛む。
 唇を噛むと同時に目頭が熱くなる。
 「…火憐ちゃん。可愛いから…誰も…そんなの…気にしない…よ…っ、
瑞鳥くんも…っ、…お兄ちゃん…も…っ、可愛いよ…、火憐ちゃん…」
 「…うん…っ、ありがと…月火ちゃん…」


 「どうしたんじゃ。鬼畜の妹喰いの我があるじ様よ。今出ていって
優しい言葉の一つもささやけば、二人のはぁとはがっちりキャッチ。
若い肢体を夜な夜なしたい放題ではないか?」
 金髪金眼の――幼き風貌の少女。吸血無能が現れた。
 「それとも、もう抱いてやらんのか。気を持たすだけ持たせて
お前様は本当の鬼畜じゃのう」
 言うだけ言うと忍はさっさと僕の影に沈みこんだ。
 「…まったくどうしろってんだ…っ。」
 僕は廊下で天井を仰いでいた。
541仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 2/8:2010/06/13(日) 20:37:42 ID:IvSf5j4e
 偽物語 アニメ化祈願 ウソOP

 『強いぞ怖いぞファイヤーシスターズ!』

 作詞:???
 唄:同士諸君

 あたし達は栂の木二中のファイヤーシスターズ!
 ごっこじゃなくて正義の味方だよ、兄ちゃん
 正義の味方じゃなくて正義そのものだよ、お兄ちゃん
 ファイヤーシスターズの実戦担当、阿良々木火憐!
 今日も今日とて世の為人の為。正義の為に闘うぜ。
 目には鉄拳、歯にも鉄拳!
 (知ってるか火憐ちゃん。人の為と書いて、偽りて読むんだぜ…)

 ファイヤーシスターズの参謀担当、阿良々木月火だよ〜。
 今日も今日とて世の為人の為。趣味の為に闘います〜。
 (おまえらのはただのごっこ遊びだろう…)

 猛る叫びが 胸を焦がす炎が 正義のみなもとさ
 あたしのジャージは戦士の鎧
 折れない強さを教えくれたのは 兄ちゃんだ!

 こんな偽物だらけの世界 滅んじゃっていいと思ってだけど
 お兄ちゃんの為に思いとどまったんだよ〜。

 (二人パート)
 いつまでも今のじゃいられないけど
 夢中になれば 時を忘れられるから
 大人になって 愛することに 戸惑って 傷ついても
 正義の心を 忘れなければ
 きっと見つかる あなたの進む道が
542仮物語 -あにいもうとモンキープレイ-3/8:2010/06/13(日) 20:40:39 ID:IvSf5j4e
 先日、スキンシップの果て、僕と火憐ちゃんは一つになった。
 言葉のあやではなく、弁解の余地なく、僕は火憐ちゃんの孔と言う穴で繋がった。
 体力で勝る火憐ちゃんを自慰行為で十回イカせてから、両腕を後ろ手に緊縛して
焦らすようにキスと愛撫を重ね、火憐ちゃんの求めるままに僕のモノをしゃぶらせ、
生臭い精液を飲ませた。さらに体力と精神を消耗した火憐ちゃんに、浣腸を施し
お尻を振動玩具で揉みほぐし、火憐ちゃんの直腸粘膜に射精した。
 前ですることに頑なな抵抗を示した僕だったが、火照った身体を制御しきれず
悶え狂う火憐ちゃんの求める声に、抗うことはできなかった。
 僕は、火憐ちゃん犯した。欲望に身を任せて、かけがいのない大切な妹の子宮に直接―――
 火憐ちゃんから求められたとはいえ。火憐ちゃんのせいにはしない。
 僕は僕の意思で火憐ちゃんを抱いた。大切な、かけがいのない妹の処女を、僕は奪った。
 その後も僕は火憐ちゃんと情事を重ねた。
 一度目はゲームの続きだった。
 二度目は勝負だった。
 結果。変態百合姉妹は姓に目覚めてしまった。
 (あろうことか、浮気防止と称して、兄の寝起きを襲おうとは…)
 そして僕は百合姉妹の変態性欲について相談しようと、エロ先生。神原駿河を訪ねるべく家を後にした。


 「阿良々木先輩。私とて怒るときは怒るのだぞ!!」
 神原後輩は怒ってらっしゃった。
 無印ペールの時に着信拒否したことを、まだ根にもっていた。
 分かりやすく、両手を組み胡座をかいて僕に背中を向けている。
 まあ、家に上げて部屋に入れてくれるぐらいだから、怒り浸透ってわけではないらしい。
 ようはけじめの問題か、怒った以上、引っ込みがつかないらしい。
 だから僕も土下座して詫びを入れているというのに。
 「あの…。神原さん…」
 「ふん!」
 ぷいっ。っと、そっぽ向きやがった。
 実際、僕もこんな事してる暇ないんだよな。
 あんまり気が進まないが仕方ない。どっちみちそっち方面の話だし。
 サクッと伝えてしまおう。
 「だいたい携帯のアドレス機能も満足に使えない私がだな、わざわざ電話をだな…」
 「実は電話に出られなかったのはエロ方面の話で、今日はその事で相談が…」
 瞬間。
 土下座する僕の肩に神原が手を置いていた。
 「阿良々木先輩!いつまでそんな格好をしているのだ。顔を上げてくれ。
そのエロ話…。いや、相談。じっくりと聞こうじゃないか」
 神原駿河は実にイイ笑顔で両目を爛々と輝かせていた。
 変わり身はやっ!?
 いや。実際わかりやす過ぎだぞ神原後輩…。
 「…ところで、あの時の用件って一体なんだったんだ」
 「あっ、いやな。お気に入りのBLのカップリングについて阿良々木先輩の
忌憚なき意見をだな…」
 こうして、僕は神原後輩のBL談義を延々と聞かされるはめになった。
 「それで、相談とはなんなのだ。戦場ヶ原先輩との事なのか?初めて同士ではそりゃ緊張もするだろうが…」
 「いや、彼女の事ではなく…。家族の事で…」
 「家族関係か?それなら私では力になれるかわからないぞ阿良々木先輩。兄妹関係の悩みを聞いて欲しい
と言うことなのだろうか?」
 そうなんだよな兄妹の問題って、どこまで喋っていいものなんだろうか。
 でも僕の性知識なんて知れたものだし、正直に話すしかないんだよな。
 「実は…、妹と…、火憐と、してしまいまして…」
 「し、してしまった!?とは…。何をだろうか?阿良々木先輩」
 「いや、その…性行為を…」
 「ほ、ほう。それで」
 ゴクリ。
 生唾を飲むな。かぶりよるな。
 それから、僕は火憐との情事の様子を一通り話し。
 現状の問題点、性に目覚めてしまった百合姉妹の変態性欲について解決案はないか、意見を求めた。
543仮物語 -あにいもうとモンキープレイ-4/8:2010/06/13(日) 20:44:55 ID:IvSf5j4e
 「一つ確認しておくが阿良々木先輩と火憐ちゃんは実の兄妹なのだな?」
 「そうだけど。実際僕と火憐の顔ってそっくりじゃん。奇跡が10個並んでも兄妹だろうな」
 「それともうひとつ?避妊はどうなのだ」
 「ヒニン?ナニソレ?オイシイ」
 「うーん…、なるほどな。やはり火憐ちゃんからも話しを聞いた方がいいな、それは」
 「やっぱり、その方がいいか?」
 「ああ。前にも言ったが女の子もエッチな事に興味があるのだ。無理に押さえ込んでも、あらぬ方向に
暴走してまうだろうし、聞いてみたところ火憐ちゃんにはMの素養があるみたいだし、性欲を押さえ込む
より、阿良々木先輩がコントロールする方向にもっていった方がいいだろう」
 ゴクッ。
 「…ソレって、つまり…」
 「阿良々木先輩が火憐ちゃんの性欲をコントロールするのだ。つまり阿良々木先輩が火憐ちゃんを調きょ…、
躾るのだ。」
 今、調教って言いかけませんでしたか、神原さん。
 「…躾…、ねぇ…」
 それってオオスズメバチに芸を仕込むのに等しい行為だぞ。
 「阿良々木先輩!上から無理やり抑えつけるんじゃ駄目だぞ。逆効果だ。そんな上からの力じゃ届かないぞ、
もっと親身に考えてやってくれまずは抱きしめて、正直に問題を告げて、それからだぞ。火憐ちゃんの話を
きちんと聞いて、ちょっとずつ齟齬を解消するしかないのだ」
 ずばりと、神原は僕を見つめて断言した。
 「家族は、いちばん近くにいる他人なのだ。遠くからじゃ届かない。近づいて、抱きしめて、言葉を
交わさなければ。それはいちばん傷つきやすい距離だが、自分も痛みを背負う覚悟がなければ――
もう家族じゃない」
 そこまで辛辣な言葉を吐くと、神原はとびっきりの笑顔で微笑んだ。
 「傷つくのも痛いのも距離が近い証拠なのだ。いちばん寂しいのは、喧嘩もできないことなのだ。
抱きしめると言う会話、頑張ってくれ阿良々木先輩!」
 うーん。羽川でなく、神原にここまで諭されるとは思っても見なかった。
 実に意外だ。
 「できれば早い方がいいな阿良々木先輩」
 「…そ、そうか…」
 「それにな。都合の良いことに火憐ちゃんもこれからここに来るのだ何かお兄ちゃんの事で相談があるらしいぞ」
 満面の笑みを浮かべる神原の手の中の携帯のメール欄には火憐からのメールが届いていた。


 「しかし実の妹を緊縛して、何も知らぬ間にすべての行為を受け入れる稀有な存在に仕込むとは、
いやいや、恐れ入ったぞ阿良々木先輩。無理にでも縄や首輪を押し付けておいて正解だったな。本当は戦場ヶ原先輩との
まぐわいのアクセントに使ってほしかったのだが、これこそ怪我の功名と言うべきものだ。うん、
どうしたのだ阿良々木先輩?」
 「いや、引かずによく話を聞いてくれて、世話を焼いてくれると思って」
 「ははは。私と阿良々木先輩の仲ではないか、水くさい。それに近親相姦はそれほど珍しい話ではないぞ
阿良々木先輩。神話の時代からその手の話は多く語り継がれている、現代においても見ろ阿良々木先輩」
 僕の目の前に兄×妹や姉×弟の告白本や創作本が瞬く間に積み置かれた。
 そして最も恐ろしいのは、神原駿河の満面の笑顔。
 にひっ♪
 神原って二次ならBL。三次なら同性が趣味の変態だと思ってたけど。
 筋金入りの変態だったんだな。神原に兄弟がいたらと思うだけで恐ろしい。
 ……西○宗・画・駿河……
 ……長谷川○子・画・暦……

544仮物語 -あにいもうとモンキープレイ-5/8:2010/06/13(日) 20:47:06 ID:IvSf5j4e
 「しかし、火憐ちゃんには先を越されてしまったな、私も早く戦場ヶ原先輩に奪ってほしいものだ」
 「………」
 「ああ、私がどのような方法で戦場ヶ原先輩に処女を捧げるのか疑問なのか」
 神原は立ち上がって戸袋を開き、黒塗りの玉手箱みたいなものを取り出した。
 「コレだ!これは骨董としても相当な値打ちものだ。江戸時代の作で銘もある」
 と、自慢気に赤い紐を解いて蓋を開け、中に入った男根を模した双頭の張型を取り出して見せた。
 紅く光る淫靡な器具は実際かなりの太さだ。
 「見てくれ!この太さ見事な反り。昔、名のある大奥のお局さんが使っていたに違いない!」
 「振り回すな、こっちに筒先を向けるな。頬を擦り寄せるな!!」
 「うんっ。これの使い方か?中は空洞になっていてだな、綿を詰めてぬるま湯を入れる事により人肌の
温もりをだな」
 「やめろ!やめろ!!そんな事は聞いてない!?」
 「その折には阿良々木先輩も交えてさしつさされつだな」
 3Pですか、神原さん。もちろん遠慮します。
 こいつ実は相談にかこつけて、自身の性欲を満たしたいだけじゃないのか?
 神原…っ。恐ろしい子。
 ……美内み○ず・画・暦……

「………」「………」
 「どうした、二人とも黙ってしまって」
 ……う〜む。
 なんというか、再び成立してしまった三角無関係に、どう動いていいかわからない状態なのだがな。
 「火憐ちゃ…っ。いや、火憐お前何しに来たんだよ」
 「兄ちゃんこそ…」
 「だいたい何かしらの相談なら、羽川にするんじゃないのかお前ら」
 「だって翼さんに話を持っていくと兄ちゃん怒るだろ。それに…っこんな話を、
翼さんにできるわけねえじゃん…」
 「はぁん?」
 まあ、どんな話しか知らんけど、羽川を巻き込むなら怒るわな普通。
 「まあまあ阿良々木先輩、ここは火憐ちゃんの話しを聞かないと何も始まらないぞ」
 すげえにこやかに笑う神原、逆に怖いわ。
 「神原先生…」
 キラキラした目で神原を見つめる火憐ちゃん。騙されるなエロい目にあうぞ。
 神原は正座する火憐の横にススッと移動し、肩に腕を回しその手を握る。
 「あっ…」
 「心配するな恋の悩み事は人に話せば半分は解決したみたいなものだ。全て私に任せておけ」
 「かっ、神原先生…」
 こらっ!!僕を置いて見詰め合うな頬を染め合うな。
 「では阿良々木先輩。しばらくここで待っていてくれ。準備をしてくる」
 神原は火憐の手を引いて立ち上がった。
 「ちょっと待て。火憐も連れて行くのか」
 「ああっ。火憐ちゃんをおめかしするからな、きっとびっくりするぞ」
 神原はとびっきりの笑顔で微笑んだ。
 おめかしって。イヤな予感てっか、実際エロい予感しかしねえ…
 それからしばらく僕は神原の部屋を片付けていた。それはそれはたっぷり二時間ほど。
 いい加減待ちくたびれところで。
 「阿良々木先輩待たせたな」
 と。
 襖が少し開き神原の包帯に包まれた手が、手招きしている。
 「はぁん?なんの趣向だ」 「別室で火憐ちゃんを待たせている。付いて来てくれ」
 「ふうん。まあいいけど…」
 僕が廊下に出ると神原の姿は見えず。廊下の端に神原の手が手招きしている
のが見える。
 「…鬼さんこちら手の鳴る方へ…」
 神原は姿を見せず。手拍子と手招きで僕を誘導しはじめた。
 まあ、僕は実際鬼だけど、こういった昔話って、何かあったよな。
 若い男が桃源郷だか何処かに迷い込んで、何かしらされちゃうおとぎ話。
 「ふふっ。桃源郷か。言い得て妙だぞ、阿良々木先輩」
 神原は姿を見せず。巧みに僕を誘導する。 
545仮物語 -あにいもうとモンキープレイ-6/8:2010/06/13(日) 20:54:04 ID:IvSf5j4e

 「はぁん?でも神原。鬼さんこちらは、鬼役のお客が目隠されて芸者さんが囃し立てる御座敷遊びのはずだぞ?」
 「相変わらずの博識だな阿良々木先輩は、ではこれではどうだろう」

 かぁごめ♪かぁごめ♪。籠のなかの鳥は。何時何時、出遣る?
 夜明けの晩に。鶴と亀が滑った。
後ろの正面、だぁれ?

 「かごめかごめ?」
 「そう。鬼の歌だ」
 「鬼の…」
 「そう籠のなかに鬼を追いこみ、逃げないように取囲み、鶴と亀を滑らせる。
縁起の良い長命といわれている動物が滑る、つまりそれは『殺す』の隠喩、
最後は首を切られた鬼の生首がグルリと反転して後ろの正面を見る」
 ずいぶんと物騒な歌なんだな。
 そういや昔話の鬼ってコミカルな役が多いよな。
 嫁取りに来て、この豆の芽が出たら娘を嫁にやるって炒った豆を渡されて
芽が出るまで待ってたりしてるんだもんな。
 そういや僕も神原に引き回されてるんだよな。鬼の役だよ。
 「神原どこまで行くんだ?なんかぐるぐる廻ってないか」
 「ふふふ、あわてないあわてない。あっと、トイレはソコだ。よく覚えておいてくれウォシュレットも付いている」
 かぁごめ♪かぁごめ♪。籠のなかの鳥は。何時何時、出遣る?
 夜明けの晩に。鶴と亀が滑った。
後ろの正面、だぁれ?
後ろの正面、だぁれ?

 神原は囃し立てる。楽しそうに嬉しそうに。
 薄暗い廊下をどれだけ歩いたろうか、僕は本当に迷い家に紛れ込んだような…
…さっ…か…く…に…と、ら…われ…はじ…め…た…
 ふわふわと漂う浮游感。僕は現実のなかに居るのか?本当に何処かに迷い…込んだ…
 「おい…神原…どこだよ…」
 いつの間にか、神原の手招きを見失っていた。
 そして、僕の正面にあった襖がスッと開き神原の包帯に包まれた手が見えた。
 僕を手招いている。
 襖の奥から蝋燭の揺らめく灯りがこぼれている。
 「阿良々木先輩。ここだ、ここだ。火憐ちゃんもここにいる」
 「…ああっ。わかった…」

 そして僕は迷い込んだ…。

 エロい予感はしていたが、ソコには想像を絶する光景が広がっていた。
 「か、火憐ちゃん…っ。か、神原…っ」
 室内に敷かれた夜具の四隅には燭台が置かれ。揺らめく灯りが幻想的な
光景を際立たせている。
 ゴクリッと、思わず唾を飲み込む。
 夜具の上では神原が後ろから火憐ちゃんに絡みついていた。
 神原は露出の多い悪の女幹部のような黒い革製の派手な衣装をまとい、顔をいかがわしい蝶のアイマスクで隠し、
首には獣の毛をあしらった首輪を巻いている。
 とても悪そうな見た目だ。禍々しく後ろ向きな姿である。
 神原の腕に抱かれている火憐ちゃんは紅い縄に後ろ手に緊縛されていた。
 ただ緊縛されているのではない。
 「…それ…っ、ウチの、中江津高校の夏服か…っ」
 「ふふっ♪私のを貸したのだ。とても良く似合っているぞ火憐ちゃん」
 そう。火憐ちゃんは服を着ている。しかしそれは火憐ちゃんの羞恥心を煽る役にしか立ってはいない。
 首には真っ赤な首輪が巻かれ。上半身の夏服は腹部から首元まで捲り上げられ、胸の上下に食い込む縄と
肩口から伸びる縄が胸の谷間で横縄とV字に絡まり編み込まれ、おっぱいを強調するように緊縛された結果、
ずり落ちないように固定されている。
 汗をにじませた柔肌が蝋燭の灯りに照らしだされて、紅い縄が火線のように密着し菱形に編み込まれて
いる様が見てとれる。
546仮物語 -あにいもうとモンキープレイ-7/8:2010/06/13(日) 21:00:46 ID:IvSf5j4e
 背中に高々とくくり上げられた両手、縄にくびられてはち切れんばかりに飛びだした乳首のツンと
上向いた、生意気な手のひらに少し余るくらいのおっぱい。
 絞り出されている乳房の可憐な感じの薄桃色の乳頭は、何ともいえない感情をそそり立てられる。
 スカートは履かされておらず、第二次性徴期における、大人と子どものちょうど中間の腰の曲線が
僕の視線に羞じらい悶え腰をよじる。
 スラリとした脚を締めつけて脚線美を強調する濃紺色のオーバー二ーソックス。
 ショーツは脱がされ右足首に丸まって絡まり、両膝は大きく割り開かれ、左右の膝上を縛った縄尻が
背中で結ばれているためかM字に固定され、脚を閉じ合わせることも出来ないようだ。
 薄暗い室内に灯る蝋燭の灯りが乳房から太腿を、白黒のコントラストで一層際立たせて露出させている。
 白々と輝く瑞々しくなだらかに起伏する下腹部に、滑らかな腹部の縦に割れた可愛い臍の窪みを中心にして、
腰に強く結びつけた縄を菱形にガッチリと縛られ、絹のように柔らかい繊毛でほんのわずかに覆われた
恥丘に紅白によられた縄が縦にグッと食い込んでいる。
 股縄は真っ赤に充血し腫れ上がった幼い肉畝や尻房に喰い込み肉の割れ目を割っているだけではなかった。
 大小の縄の結び目の瘤が作ってあり、肉芽を的確に押し潰し、幼い肉の割れ目のなかに喰い込んで
縄繊維がチクチクと膣内粘膜を刺激し、肛門にも大きめの瘤が当てられ肛門に埋め込まれた黒光り
する器具を押し込む形になっている。
 火照り上気したあどけない頬、いつも攻撃的な吊り目は涙を留め淡く潤み、ゆらゆらと光を帯びている。
 何より僕の眼を惹きつけてやまないのは、薄明かりのなか恥じらう吐息をこぼすぷっくりした唇の朱。
 「神原…、おま…っ、火憐ちゃんに…何を…っ。化粧まで!?」
 神原って、百合でBLでネコで受けでロリでマゾで責め属性はなかったはすだぞ!
 でも、僕も襲われた事あるしな、それも僕のせいだから。この事態もやはり僕のせいなのか!
 あまりにも淫靡で耽美な光景に、言葉が出ない。
 「ふふっ♪口紅だけな。まっ、化粧と言うなら縄化粧だな。阿良々木先輩のマニアックな好みに合わせた
つもりだが」
 「合わせるな!!」
 「相変わらず。好みなのは否定しないのだな」
 「制服」は火憐ちゃんの恥部を効果的に露出し、羞恥心をこれでもかと刺激している。
 全裸を緊縛されるよりも恥ずかしい卑猥さを強調され、火憐ちゃんの羞恥心を煽っている。
 って言うか。まんま悪の組織に捕まったヒロインを弄ぶ、悪の女幹部の図がソコにはあった。
 「あ、あたしが…っ、神原先生に頼んだの…っ、神原先生は悪くないの」
 「なんで。そんな真似を」
 「…だ、だって」
 「まあまあ。阿良々木先輩、その事をこれから話そうというのだ。まずは中に入ってくれ。
ルールの方も阿良々木先輩と火憐ちゃんにならっている。
 一つ目は、火憐ちゃんが言うことに、少しでも逆らったらそこで終了。
 二つ目は、火憐ちゃんが一言でも『イヤ』って言えばこれも終了。だったな」
 言いながら神原は妖しい笑みを浮かべ、耳たぶを唇で甘噛みしながら慣れた手つきで縄に絞り出された
火憐ちゃんのおっぱいを掌に載せ、重さを測るように上下に揺さぶった。
 ひと握りに少しあまる程の可憐な乳房を揺するように愛撫されると、火憐ちゃんの全身は電流に触れた
ようにブルッと痙攣を示した。
 「ふ!?く、ふうぅぅっ!?」
 「ふふっ♪張ってずっしりしてきたな汗に濡れてしっとりと掌に吸いついてくる、感度の良い敏感な
おっぱいだ」
 神原あんまり軽々しく、そのおっぱいに触るな僕のだぞ、そのおっぱいわ。
 しかし、神原の言う通りだとすれば、この状況は火憐ちゃんが望んだって事なのか?一体何故。
 そして僕は室内に一歩足を踏み入れた。
547仮物語 -あにいもうとモンキープレイ-8/8:2010/06/13(日) 21:04:17 ID:IvSf5j4e
 「「ああっっ!!」」
 神原と火憐。異口同音で二人が叫んだ。
 「うえっ!?な、なに…」
 思わず、退いてしまった。
 「阿良々木先輩!それはいただけないな。女の子二人がこんなに恥ずかしい
格好をしているのにそのまま入るつもりなのか」
 「え、いや、だって…っ」
 「そうだぞ…っ。兄ちゃんも、ぬ、脱いでよ…っ」
 火憐ちゃんと神原のうらみがましい目と、非難の声が浴びせられる。
 なんで僕責められてるの?って言うか。実際勃っちゃてるんだよ。
 僕の視線を浴びる事により凛々しい火憐ちゃんの顔が、羞恥に火照って
みるみる真っ赤に染まっていく様が堪らない。
 神原に芸術的に緊縛された鍛えられた半裸を、ふるふると悶えさせる様子は見蕩れんばかりの美しさだ。


 「ほらよ、これでいいか」
 服を全て脱ぎ僕は室内に入り襖を閉じた。
 よく干された夜具から発する、いわゆるお日様の香りの満ちた室内に汗臭い雄の匂いが割って入る。
 神原はすでに怒張し臍まで反り返った僕の肉棒に眼をやり、「ふふっ♪火憐ちゃんを見てもうあんなに
しているぞ」と、囁き火憐ちゃんの両脚に自らの脚を絡ませ膝裏を掬い、M字に割り開かれた両脚をさらに
左右に割り拡げさせても火憐ちゃんは抗おうとはしなかった。


 「…兄ちゃん…、あたしで、おっきくしてくれてるの…っ、うれしい…っ」
 
548名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 21:07:24 ID:IvSf5j4e
前篇終わりです。
歌の意味とかは適当のうろ覚えですので、スルーで
それでは今宵はこれにて失礼します。
549名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 23:25:36 ID:o8TZ62F8
>>539
エロパロってのはエロいからエロパロなのであって
何が言いたいかと言うと火憐ちゃんかわいい
550名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 06:00:42 ID:BUW3TmaQ
>>539
GJ!
火憐ちゃんM格好いい
551名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 06:09:23 ID:BUW3TmaQ
>>533
成人キスショット(胸を張って仁王立ち)> 「どうじゃ儂のボディーは。猫女にも負けはせんよ。……ちょっ、おまえ様っ!」

↓10分後(あららぎさんの頭撫でながら)

「フフッ、何魔羅をガチガチにして涙目になって乳房に吸い付いておるwお前様よ。
吸ってもカジっても乳なんか出んぞww」
「…なに?それなら儂の母乳が飲めるようにさせてくれ? 欧州貴婦人授乳プレイ?つくづく変態じゃな、あるじ様よ(///)
…その前に限界のようじゃな、先に儂がお前様のミルクを飲むがのっ!」

あ〜ん、はむっ れろれろ…「フフッ(///)」じゅぷっじゅぷっ
「ッン?!」…ビュルルルッ…ジュル、ジュルルル…ちゅぽん

「 ンフゥ、ほまへはまほいほはひふひひゃ(御前様濃いの出しすぎじゃ)」…ゴクッ
「次は儂のお腹に飲ませておくれ!!授乳準備じゃ、我が"旦那様"よ!」


ロリショット(お風呂場にて胸元を見ながら)>「なんじゃ?この胸に 《しのぶ》 と書かれた布地は!」

「…日本伝統の湯あみ着?そんなもの何故着るのじゃ?」
「なに?妹御殿達と温泉(混浴露天)行くから予行じゃと?
ふむ、蛇に憑かれた娘も来るのか。」

(湯あみ着は白衣の筈なのに何故紺なのじゃ??)

「まぁ良い……で、何故御前様は語りながら儂の乳首と股に手をまさぐるのじゃ?」
「他所の土地でまた蛇の怪異に憑かれた時の対処法を探るため?」
「何を抜かしておるんじゃ…ひッ!? やめよっ!そこを剥くでない!撫でるな!!
小さい方がクリも乳首も硬くて感度凄い?抜かせたわけ者めっ!」

…抜かすんじゃなく入れるだと!?
(にゅぷ にゅぷぷぷ..)
やめよっ!腰が抜けるわ!...ふにゃぁ!!乳首も噛むなぁ〜

結論>>533 両方あり
552名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 07:58:59 ID:9XFn8kjL
困ったな。
某ヨイツの狼娘とキスショットがオーバーラップしてしまう。
553名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 09:05:54 ID:EGFYd86u
こなゆき希望
554名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 09:36:35 ID:HRKGCxyi
キスショットは相棒だった武士から日本語教わってるから
若干男っぽいというかじじぃ臭い喋り方をイメージしてる
555 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/14(月) 20:22:00 ID:cigNaV5M
>>293からの続き


「う、く……きつっ……」
八九寺たちの唾液にまみれた肉棒が新たに愛液によって濡らされ、潤滑油となって侵入を手助けしようとする。
しかしそれでも挿入は容易ではなく、さらに進もうとぐぐっと腰に力を入れた。
「んんっ……んっ……あああっ……中に……私のが広がって、阿良々木さんが中に入ってきますっ!」
「ぐああっ……な、何だこの締め付けっ……全然前に進めないっ……!」
本来受け入れる場所であるべきそこは、まだ早いと言わんばかりにきつく締まり、僕の侵入を阻む。
「ごめんなさいっ……子供で、小学生でごめんなさいっ……でも、気持ちいいです!」
「くっ……我慢できない……八九寺、このまま一気に奥までいくよ!」
「は、はいっ……私の処女膜やぶってください、阿良々木さん……きて、きてくださいっ!」
僕は身に着けていた服をすべて脱ぎ捨て、八九寺の身体に覆い被さった。
肌を密着させて高めの体温を感じながら、僕は力を込めて勢いよく腰を突き出す。
「ぐうっ……うおお……っ!」
「んんぁっ……あっ……はあぁ…………っ!」
何かを貫くような感触のあと、一気に八九寺の最奥まで亀頭が辿り着く。
「奥……八九寺の奥……何だこれ、締め付けがっ……強すぎ……っ!」
「あ、あ……処女……あげちゃいましたっ……私、阿良々木さんにあげちゃいましたぁ……ふぁああっ……」
初めては痛いはずなのだが、魅了の催淫効果のせいか、八九寺は悦楽の表情を浮かべていた。
これなら動いても大丈夫だろう。
「八九寺っ……動くよっ……ぐうっ……っ!」
「ああっ……奥にコツコツあたってます……ここ、子宮の入口ですよねっ、きもちっ……気持ちいいっ!」
最奥部をとんとんと亀頭で突くと、より一層肉棒を包み込む柔肉が締まってくる。
「さ、さらに締め付けがっ……八九寺の中、ドロドロだから大丈夫だけどっ、キツすぎっ!」
「ごめんなさいっ……ごめんなさいっ! エッチな子供でごめんなさいっ!」
「何言ってるんだ、いいよっ、八九寺の、最高だっ!」
「ほ、本当ですかっ!? 私、嬉しいです! もっともっと気持ちよくなってください!」
「ああ!」
僕は八九寺の首に、八九寺は僕の背中に腕を回し、より強く抱き合いながら身体を揺する。
柔らかくてきつい締め付けから与えられる快感に僕の腰は自然と動きが早くなっていった。
「八九寺、僕もうすぐいくよ! 八九寺の中、気持ち良すぎでいっちゃうよ!」
556 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/14(月) 20:23:27 ID:cigNaV5M
「は、はいっ! 私もすごいいいですっ! 私が、妊娠しちゃうくらい、たくさん中で出してくださいっ!」
「ああ、孕ませてやるよ、赤ちゃんできるくらいたっぷりと八九寺の中に出してやるからっ……もっともっと気持ちよくなれ!」
もちろん本当に八九寺が妊娠するなんて二人とも思ってはいない。まあ雰囲気みたいなものだ。
僕の腰の動きがさらに加速し、それに伴って快感の波が押し寄せてくる。
八九寺の脚が僕の腰の裏で交差し、絡み付く。
その動きから与えられる感触に僕はもう限界だった。
「八九寺っ、八九寺っ、八九寺ぃっ!」
「阿良々木さんっ、阿良々木さんっ、気持ちいいですっ! 私、まだ子供で、初めてなのに、すごい気持ちよくて、またイきそうですっ!」
「またイくのか、本当にエッチだな八九寺は……っ!」
「は、はいっ、だからもっと、いっぱいっ……」
「ああ、たくさん出してやるぞ………うあっ!」
腰の動きにスパートをかけようとしたところで新たな快感が与えられ、僕は思わず声を上げてしまう。
後ろを窺うと、二人の八九寺の分身が僕たちの結合部付近に手を伸ばしているのが見えた。
一人が僕の陰嚢を手の平と指で包み込み、やわやわと揉んでくる。
「う、あ、あっ、それっ、駄目だっ、良すぎるっ!」
「ふふ、たくさん気持ちよくなって、この中に詰まっている精液、全部出しちゃってください」
八九寺のきつい膣内と子宮口を犯しながら玉袋を揉まれ、中出しを要求される。そんな夢のようなシチュエーションに僕の限界はあっという間に破られた。
最後に大きく一突きくれてやり、最奥部で僕はびゅくびゅくびゅくっ、と激しく精液を放つ。
「あっ、ああっ! 出てるぞ八九寺っ、僕の精液、八九寺の中で出してるぞっ!」
「ああっ! 出されてますっ! 奥の奥に、阿良々木さんの熱いのが……あ、あ、あはぁあああぁっ!」
八九寺は僕の放つ精を体内で受け止めながら達した。
身体がぐうっとのけぞり、きつく締め付ける柔肉が痙攣して更なる快感を与えてくる。
そのせいか僕の射精は止まることを知らず、どんどん八九寺の中に注ぎ込まれていった。
「うあっ、あっ、あっ……ま、まだ出る……っ」
「あ、あ……かはっ……おなか、いっぱ……すご………ま、また……あはあぁぁぁんっ!」
八九寺はイった直後だというのに、連続で上り詰めた。
身体を大きく痙攣させ、僕に思い切りしがみついて快感の波に堪えている。
557 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/14(月) 20:24:48 ID:cigNaV5M
やがて二人の長い絶頂が終わり、僕は身体を起こしてゆっくりと八九寺の中から引き抜き始めた。
びくっびくっと八九寺は声も出さずに身体を震わす。
快感のあまり意識がトんだのだろうか、よく見ると目の焦点が合っておらず虚ろだ。
ずるっと肉棒を全部引き抜くと、こぽっとその小さな筋から白い粘液が溢れ出てくる。
僅かに赤いものが混じっているのは破瓜の証だろうか?
(本当に……八九寺の初めてを貰っちゃったんだな……)
何だか八九寺がとても愛おしくなり、もう一度抱き締めようかと身体を傾けた時、イったばかりの性器に新たな刺激が走った。
体液にまみれた肉棒に二人の八九寺の分身が舌を這わせてくる。
そのままその体液を舐め取り、今度は自分たちでこくんと飲み込んでいく。
その光景と刺激にあっという間に僕のモノは固さと大きさを取り戻した。
あらかた綺麗になったあと、二人は身体を起こして言う。
「ありがとうございました、阿良々木さん」
「私たちの存在が薄くなっていくのがわかります」
あ、そうか。
もともとそのために八九寺を抱いたんだっけ。
二人はちら、と本体を窺いながら続ける。
「まあちょっとやりすぎな気もしますが……」
「これで万事解決です、良かったですね」
…………。
この二人は良かったと胸をなで下ろすが。
僕は。
「でも……お前ら二人は消えちゃうんだろ?」
「はあ、まあそうなんですが、それが自然で当然ですから」
「仕方ないですよ、私たちは偽物ですし」
消えるのが当然なんて。
偽物だからなんて。
頭ではわかっていても、感情が許さない。
僕は思わず両腕で二人を抱き締めた。
「あ、阿良々木さん?」
「どうしたんですか急に?」
「お前らは……偽物なんかじゃない!」
実際に話した時間も触れ合った時間も僅かなものだったけど。
二人は僕にとっては確かに『八九寺真宵』だった。
「だから……消えることが良かったなんて、言わないでくれ」
「……優しいですね阿良々木さんは」
「……だから私は、『八九寺真宵』は阿良々木さんのことが好きになったんです」
二人が抱き返してくる。
「じゃあ、消えていく私たちのお願いを」
「聞いていただけますか?」
「ああ、僕にできることなら何でも」
「では…………思い出作り、とでも考えていただいて」
「私たちも……抱いてください……」
「…………ああ」
僕は二人に交互にキスをした。
558 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/14(月) 20:26:53 ID:cigNaV5M
あれ? 八九寺とヤって二人が消えて解決、めでたしめでたしの予定だったのだが……どうしてこうなった!?

さすがにこの二人との絡みを書くのはしつこすぎかなぁ……?
エピローグまでキングクリムゾンしちゃおうかと思ったけど、一応聞いとく。
分身との絡みって必要かな? 構想はあるけど全然書いてないが。
559名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 20:32:42 ID:cv00CYg2
>>558
構想があるなら形にしてあげるとお話が喜ぶってばっちゃが言ってた。
まあそりゃ俺も当然喜びますが。
560ユミシロ:2010/06/15(火) 07:17:44 ID:BH80A1Vl
小ネタ(八九寺)


「アラー・ラギ・コーヨミさん」
「よりにもよって、野原ひろし声の戦争屋みたいに僕の名前を噛むなよ……!
 僕の名前は阿良々木暦だ!」

「失礼。またつまらぬものを噛んでしまいました」
「お前に噛めないものはないのかッ!?」

「何でもは噛みませんよ。阿良々木さんの名前だけです」
「パクったな!?それになんで僕の名前だけなんだ!
 ……というか、八九寺。なんでそんな最近のガンダムなんて知ってるんだ。
 何でもありにも程があるだろ?」

「ですが阿良々木さん。デスノートの名前が出ているので最近のものも結構ありなんじゃ……。
 そういえば、阿良々木さんの瞳って赤色以外にも変わったりしないんですか?金色とか。
 あと幽体離脱して全裸になったり。額を撃ち抜かれても大丈夫そうですよね」

「僕は人間だ!」
「ロリコンだ!」

「僕はガハラさん一筋だ!僕はガハラさんに狙い撃ちされてるんだ!」
「でも羽川さんのことを愛してる!具体的に五ヶ月くらい前から!恋人よりも羽川さん最優先!」

「……八九寺。いまさら何を言ってるんだ。僕は生死よりも羽川を優先する」
「さ、さすがにその愛は重すぎませんか?」

「ブラック羽川との経験から言わせてもらえば、羽川の方が重いかもしれないけどな」
561溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 21:45:57 ID:WnKIpuPs
職人様皆皆GJっ!
便乗だ便乗だ!駄作投下だっ
・暦ハーレムもの。ハーレム嫌いな人はスルー推奨
・逆レイプ(未遂?)もの。逆レイプ嫌いな(ry
・恋物語の続編です。未読の方は暦×翼の成立にのみ留意を


000
正直、この話を積極的に語りたいとは思わない。
何故ならこの話は、なんの高揚もなんのカタルシスもなんの感動もない、
皆が僕に溺れて、僕が皆に溺れただけの、夏休みの幕間劇であり、
それ以外の何物でもないからだ。
だがしかし、僕と羽川の絆を再確認し、少女達が僕をどう思っているかを
考える良いきっかけにはなったのだから、まあいいだろう。
貝木ではないが――僕は今回の件から、女は須らく危険で、
危険でしかないと同時に…とてつもなく優しい存在だ、という教訓を得たのだから。


001
白い砂浜。
質素な旅館。
青く輝く海。
そう、阿良々木暦、人生初めての海旅行である。
というわけで、阿良々木ハーレム一同。せーのっ♪
「うm
『でもそーんなーんじゃだーめっ♪』
「違えよ!そこは『海だーっ!』だろうよ!」
僕もそのボケを全く期待しなかったかといえば嘘になるけども!


いや、ちょっと話を飛ばしすぎたか…とりあえず、海旅行の経緯を話そうか。
このままだと僕が勉強を放棄しちゃったみたいじゃないか。

夏休み。なんとか影縫さん姉妹を撃退して、一息ついたところ。
受験勉強のはかどり具合を両親は大いに喜んでくれて、一泊二日の旅行を提案してくれたのだ。
ちょっと勉強が楽しくなってきていた僕は戸惑ったのだが、
ファイヤーシスターズの前に僕の躊躇など無意味も良いところだった。

そしてそこからドラマが始まる。

直後に羽川から電話がかかってきて、海へ行かないかとの提案。
一も二もなくオッケー。
更には何気に超リッチウーマン神原から、バス一台借りての旅行のお誘い。
羽川との相談の結果、行き先は海ということでオッケー。
まあそのあとはなんやかんやのてんやわんやで、一泊二日の海旅行、
@阿良々木ハーレムと相成ったわけである。
…瑞鳥君と蝋燭沢君がついてくるのは流石に予想外だったのだが。

…バスの運転手が忍野だったのは、流石の流石に予想外だったのだが。
本人曰く、路銀が尽きた所で神原のお祖母ちゃんに会ったらしく、
僕の知り合いであることを主張し話を通した…との事だ。ぜってー嘘だろ。


562溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 21:47:11 ID:WnKIpuPs
002
まあそんな事は何の関係もなく、今重要なのは僕らが海に来ているということであって、
それはつまり皆が水着姿を披露するということなのだ!
「いやあ、瑞鳥君、蝋燭沢君…なんだろう、なんというか、目に悪い光景だとは思わないかい?」
「…お義兄さん…いや、暦さんって、結構オープンに変態だったんですね」
「僕はお義兄さんに全面的に賛成です」
「ああ、蝋燭沢君。ポイント稼ごうとしても無駄だから」
「なら言わせてもらいますが。暦さんっていつもさっきみたいに女性をはべらしているんですか?」
「よし、ちょっと表に出ようか蝋燭沢君」
「すみませんでしたお義兄様」
蝋燭沢君の言うさっきとは、ハーレムメンバー達が一斉にサンオイル塗りを僕に頼んでくるという
非常識極まりない僕には何の罪もない事件のことである。
悪ノリで火憐ちゃんと月火ちゃんまでもが僕の方に頼んできたため、
瑞鳥君と蝋燭沢君はたいそうショックを受けていた。これも僕には罪のないことである。

まあそんな些事は放っておこう。今重要なのは皆の水着姿だろう。それ以外に何があるというんだ!
戦場ヶ原、羽川、忍はパラソルの下で談笑している。
人間二人は二人ともむしろ水着自体の面積は大きいのにそのプロポーションのせいでえらい化学反応だ。
忍?普段通りだよ、普段通り。ワンピース。泳ぐ気はゼロだ。まあパラソルから出たら死ぬもんな。
いや、よく見れば談笑しているのは前者二人だけで、忍は座っているだけなのだが。
ていうか忍が本気でビビってる。ガクガク震えてる。何故だろう――僕は考えるのをやめた。
いやー、羽川がまだ上着を羽織ってるのが残念でならないなー。
ていうか忍野がパラソルの陰から追い出されて日光に晒されてるのが何気に哀れだなー。

火憐ちゃんと神原は、既に海にインして活動を開始している。
二人ともいい感じに競泳用。…プライベートでそんなん着てるやつ初めて見た。
体を動かすことに関しては両者ともストイックなので、なんだかもうあそこだけ少年漫画みたいだ。
最早何をしているのかも分からない。競泳かもしれないし、シンクロかもしれないし、
もしかしたら神原後輩の変態劇場が開催されているのかもしれなかった。不穏な話だ。

月火ちゃんと八九寺と千石は三人で砂の城製作に夢中だ。
月火ちゃんはビキニスタイル、残り二人はスク水。スク水だぜ?実在したんだな、スク水…。
初顔合わせになる人見知り二人がいるので心配していたが、あれでなかなか相性いいじゃないか。
砂の城のクオリティが高すぎるのがやや気になるが。
まだ底の方しか出来ていないのに既に砂は三人の膝のあたりに達している。
どんなキャッスルおっ建てる気だよあいつらは。

んで、僕ら野郎三人は、パラソルをもう一本立てて、皆を見回しているのだった。
逆に、怪異に関わったかの少女達も、ちょくちょくこっちを見ている気がする――のは、気のせいだよな。
ああ平和。実に平和。平和は良いことだよ。
まさかこんな平和な旅行に、怪異が絡んできたりはしないよな!

と、軽率にフラグを立ててしまったことを、のちに僕は後悔することになる。


563溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 21:49:01 ID:WnKIpuPs
003
とりあえず僕たちも海に入る事にした。
せっかく海に来たから、というのもあるが、何より僕らで足を引っ張らないと
火憐ちゃんと神原の人外コンビが海の環境を破壊する恐れがあったからだ。
というわけでビーチバレー大会、開催!
……零封されました。野郎三人で女の子二人に零封されました。ぐすっ。

落ち込んだ僕は月火ちゃん達の城を見に行った。
相変わらずクオリティ高すぎである。既に城は三人の腰の高さに達している。
こういうのって無性に蹴っ飛ばしたくなるのだが、月火ちゃん以外も絡んでいる以上足は出せない。
ちょっと残念。

戦場ヶ原と羽川――には、怖くて近づけなかった。
火花散ってる火花散ってる。忍、もうガクブルだったし。助けに行った方がいいかなあ。
…やめとこう。障らぬ神に祟り無し、だ。怪異だって寄っていくから酷い目に遭うんだもんな。
僕は経験から学ぶのだ。ほら言うじゃないか、君子危うきに近寄らず。…ごめん忍。

そんなわけで。泳いだり遊んだり、子供組三人のキャッスルが完成を目前にして
非情な荒波(火憐ちゃんと神原とのバトルにより発生)にさらわれたり
相変わらず少女達の視線を感じたり…うん、色々あったね。
でもまあいいや。こんな話聞いていてもつまらないだろう。
一泊二日の海旅行初日は、何事もなく平穏に過ぎ去ったのだから。
……夜までは。


004
夕方。予め予約を入れておいた旅館に入る。二人部屋をいくつか予約したので、
部屋割は羽川製作のくじ引きで決めることになった。結果。

僕と羽川。
戦場ヶ原と神原。
八九寺と千石。
火憐ちゃんと月火ちゃん。
忍野と忍。
瑞鳥君と蝋燭沢君。

「……嘘だっ!こんなに都合よく決まるくじ引きが有るはずがないっ!」
「まあ、くじ引き作りを第三者に任せなかった皆のミスだよね」
「…はっ!まさか仕組んだと言うのか!?」
「仕組んだと言うのよ」
「それこそ嘘だっ!?誰がどれを引くのか分からないのに仕組めるはずがない!」
「仕組み方は企業秘密です」
相変わらず底知れないマイラバーだぜ…。
まあ羽川と二人っきりは素直に嬉しいのでいいや。

まだまだ平和な時間は続く。
旅館の夕飯に舌鼓を打って(神原のお祖母ちゃんの料理にも匹敵する)、
温泉に入って日頃の(主に影縫さんとのバトルの)疲れを癒して、
浴衣姿の羽川に萌えたら小一時間説教されたりもした。
「もう、全く…暦くんは、相変わらずだなあ――」

そう言って僕ににじり寄ってくる羽川。ちょっとぶたれるくらいの事だと、思っていたのに。
そこからなのである。全てが狂い荒波に呑まれ、僕らが溺れ出したのは。
そう、羽川と部屋に二人っきり。その幸運が僕に舞い降りた時点で、嫌な予感がしていたのだ。
アンラッキーメーカー、三歩歩けば厄介事を引き込んでくるこの僕が、
ただで幸運にありつける訳がなかったのだ。
流石にそれが――羽川に、いきなり脱がされる事だとは、予想も出来なかったけれど。
564溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 21:52:57 ID:WnKIpuPs
005
「…おい、翼…何するんだ?右隣には忍野、左隣には戦場ヶ原だぞ?洒落にならなうわぁっ!?」
「……暦くん、暦くん、暦くんっ」
あ。駄目だこれ。猫に魅せられたときとは違う――狂った、イッてる眼だ。
怪異か。そうか怪異なのか。くそう、こんなことならフラグ立てるんじゃなかった!
「ちょ、やめろ翼!駄目だ、脱がすな脱ぐな挟むなぁぁぁぁああああああっ!?」
そんなあ!う、嘘だあっ!は…初めてのパイズリが正気を失った羽川とだなんてっ!
ああ、妹たちの気持ちがわかった気がする…ごめんな、火憐ちゃん、月火ちゃん…。
やばい、超気持ちいい。くそ、こんな状況でさえなければ!くそう!
悔しい…だが気持ちいいもんは気持ちいいので僕の息子は既にライフ0である。大ピンチだ。

――と、そこで、救済の音。
僕らの部屋の戸が、開く音――。
戦場ヶ原か!これを見られるのはアレだけど、初『パイズリでイカされる』まで奪われるよりましだ!

――と、そこで、絶望の光景。
「…虫…いえ、阿良々木くん」
「…阿良々木先輩」
同じくイッてる眼の、ヴァルハラコンビ――。
あ、こりゃ駄目だ詰んだわ。さようなら僕の性的身の安全。こんにちは爛れた生活。
諦めは大切である。

もう諦めたので言っておくと、その後八九寺と千石と火憐ちゃんと月火ちゃんも来た。
その度に僕は救済された気分と絶望的な気分を味わった。
総じて僕を性的な玩具にした。地獄だった。


戦場ヶ原がひたすら僕にキスをしてくる。こちらの息の都合を考える気など更々なく、
矢継ぎ早に深々と僕の口内を蹂躙する。
神原は僕の左手で…千石は僕の右手で耽っている。僕の手は既にとろとろにふやけている。
勘弁してくれ…なんかもうモロに色々見えてるし。
僕の息子を責め立てるのは羽川と八九寺。羽川が茎を、八九寺が袋を。
…あれ、なんか涙出てきた…。
火憐ちゃんと月火ちゃんは僕の足を舐めている。それこそ以前火憐ちゃんが言ったみたいに
指を順に全て…すんげえドン引き。涙引っ込んだし。

まあそんな訳で喋れない腕動かない足動かない、な僕は、
なされるがままのリアル大人の玩具と化しているのであった。
…うん、普段のギャグパートで使ってる台詞で誤魔化そうとしても、自分の気持ちは偽れないや。
可憐な少女やら学園随一の才媛やらを回りに侍らせている奴なんかと友達にはなりたくないな。
今日に限って、それは僕だった。
…ギャグパートの台詞を繰り返しても、流れは変わってくれなかった。
引っ込んだ涙が再び出てきた。


565溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 21:55:31 ID:WnKIpuPs
006
もう何度白濁液を吐き出しただろう。
もう何度少女達の愛液を受け止めただろう。
もう――やめてくれ。止めてくれ。正気に戻ってくれ。
このままじゃあ、僕は…お前らと、今まで通りの関係ではいられなくなる…。
とか何とか言ってみたけど、現時点で既に今まで通りとか無理だよ!
無茶ぶりだよ!僕にそんな甲斐性はない!

「…っ、ぁ…っぐぅ、…ぅうっ」
くぐもったうめき声が僕の口から洩れる。
どれだけ時間が経ったのだろうか。
三十分か?一時間か?二時間は――経ってないよな?
あれから少女達は位置を変え手段を変え手を変え品を変え、僕を辱め続けた。
羨ましいとか言い出す奇怪な奴がいたら、ぜひ変わってやりたい。
いや、気持ちいいよ?いいんだよ?だけどさあ。だけどもさあ!

何度か忍に助けを求めてみたのだが、来てくれる気配はない。
大方忍もこの感覚に苦しんでいるのだろう。
だとすると、僕がこいつらを一瞬でも引き離さないと…そうすれば、忍が来て
怪異を吸い出してくれるはずだ。頼むよ忍。今度十五個位ミスド食わせてやるから。
よし、そうと決まれば対策を考えよう。
こいつら全員ずっと耽ってるからもう全身ふらふらだろう。だから、引き離すこと自体は容易なのだが。
問題は僕の方も何度もイカされて既に動けそうにないことだ。
…いや、もうこの時点で詰んでるじゃねえか。どうしろってんだ。
忍ー!忍助けてえー!

と、そんな心の叫びが届いたのかどうだか知らないが、ついに救世主、いや忍が現れた。
扉を開けて。やっぱりイッてる眼で。
「……あるじ様、あるじ様……」
「……………うそぉ」
僕の人生は、今日で終わりなのかもしれなかった。

結局、少女達が正気を取り戻すのには、事件開始から二時間半を要するのだった。


566溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 21:56:21 ID:WnKIpuPs
007
「全員正座ぁ!」
「………」
「今回怪異が絡んでた事は分かってるが、それでもお前らどんな痴女だよ!
もうちょっと自制の欠片くらい見せろ!僕のことがそんなに嫌いか!」
「………(好きだからするんだってことが何故分からないんだろうかこの鈍感男は)」
「とにかく!今後一切こういうことのないように!」
「………」

皆が正気を取り戻し、とりあえず皆精液だったり愛液だったりが
全身にべっとりだったので風呂に一度入り直し、僕は説教を開始した。
流石に皆反論はなかったのだが、その後そのまま羽川と二人で寝る勇気は無かったので
(いや、もう襲われはしないとは分かってるんだけどな?いつもはただただ神々しい羽川が、
今に限ってはかつての完全体忍よりも恐ろしかった)
瑞鳥君と蝋燭沢君の部屋に邪魔させてもらうことにした。

言い訳はどうしよう。女子が襲ってくるから?言える訳ないだろうが。
…一人が怖いから?ださいよ。火憐ちゃんや月火ちゃんの評価まで落とすよ。むしろ落ちろって感じだが。
女子に追い出された?羽川はそんなことしない。
…女子がパジャマパーティをするので追い出された?あ、よし、これでいいや。
僕の卑猥な妄想丸出しだが、まあ僕の受けた屈辱よりましってものだろう。
そんな訳で、当初の予定とは随分違う経過を経て、
僕はやっとゆっくりと眠りについたのだった。

翌日。
本当は昼まで遊んで、丁度夕方直江津に着くくらいの予定だったのだが、
前日のあれが余りに気まずかったので誰もなにも楽しめず、結局は十時にもならないうちに
阿良々木ハーレムは帰路につくのだった。
567溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 21:58:01 ID:WnKIpuPs
008
帰りのバスでの、雑談。
「なあ、忍野」
「んん?なんだい阿良々木くん。あんな事があった翌日だってのにもう元気がいいなあ。
なんかいい事でもあったのかい?」
「悪い事しかねえよ。今回絡んできた怪異が結局何だったのか聞きたいんだが」
「…ま、いっか。今回の阿良々木くんは、珍しく完全に被害者だからねえ。
…『縁結びの神様』、だよ。有名でしょ?縁結び」
「縁結びぃ?」
「縁結び。阿良々木くん、『縁のある女性』が多すぎるからね。神様がちょっと張り切り過ぎたんだよ」
「ちょっと待て、多いってなんだよ多いって。僕にとって縁があるのは羽川だけだが」
「君にとってはそうでも、ツンデレちゃんは本来の日常を。迷子ちゃんは家族を。
百合っ娘ちゃんは腕を。照れ屋ちゃんは全身を、それぞれ君に救われた――と、思っている。
後聞いた話僕があの街を去った後ジャージちゃんと着物ちゃんも助けたんでしょ?
縁を感じてても、全然不思議じゃない。それに、『女の子』の方が、『縁結びに頼る』ことは、多いだろ」

そういうものなのだろうか。…まあ、いいか。そういう事にしておこう。
こうやってなあなあで済ませるから酷い目に遭うんじゃないか、とか
そうやって気にしないからまたその内似た様な目に遭うぞ、とか
そんな心の声は気にしない。僕は経験から学ばないのだ。

「まああの子たちが溺れた怪異はそんなところだけれど…そういえば阿良々木くん。
忍ちゃんに最後に血をあげたの、いつ?」
「ああ?…確か、三日前だな」
「ああ。それも原因の一つだね。知ってるかい阿良々木くん?まあ知らないだろうねえ――
吸血鬼の特性のこと。『誘惑』ってんだけど」
「特性?能力じゃなくてか?」
「うん。特性。だから本人の意思とは何の関係もなく――吸血鬼である、というだけで発動する力さ。
『誘惑』はね、『魅了』の劣化版みたいなものなんだ。なんだか気になる、とか見過ごせない、とか。
そんな『自意識に影響を与えない程度に』、対象に自分を根付かせる。
君がかつて忍ちゃんを見捨てられなかったのも、委員長ちゃんが君を見過ごせなかったのも、
もちろん今回の事にしたって、『誘惑』の影響は少なからずあったと思うよ」
「……わりとどうでもいい」
特性だろうが能力だろうが、結局はそれが僕のパーソナリティだ。
今回の件は、ただタイミング悪く、僕たち全員がちょっとした荒波に呑まれた程度の事だ。
所詮ちょっとした荒波でしかなかったんだから、僕たち全員、こうして溺死はせずに済んだのだから、
原因が何だろうが理由が何だろうが、この際いいや。


568溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 21:59:45 ID:WnKIpuPs
009
後日談。というか、今回のオチ。
後日どころか当日中だしな。
バスが、直江津に着いた。
皆が順々にバスを降りていく中での会話を抜き出してみた。

「阿良々木先輩――今回のことは、本当に済まなかった。この神原、一生の不覚だ」
「…いや、お前らしかったっちゃあお前らしかったし、まあ僕にも原因はあったらしいから、いいよ」
「いや、だが…それでもただで許してもらうのでは、私の気が済まない。
ついては、私の体を――」
「黙れ。そして帰れ」
にたにたと気味の悪い笑みを湛えた目でにじり寄ってくるのでつい顔面を殴ってしまった。
自分のことを尊敬する後輩の顔面を思い切りぐーで殴ることが許される場面は、確かに存在するのだ。

「…あ、あの…暦お兄ちゃん、…その、ごめんなさい。撫子は、その、……ごめんなさいっ」
「えっと、あ、千石ー?」
こちらが何も言えない内に、千石は半端ないスピードで走り去ってしまった。
しばらくあのカチューシャ姿は拝めそうにない感じだ。

「それでは、にゃにゃにゃ木さん。また今度会えると確信しております」
「僕の名前を猫の鳴き声のように言うんじゃない、僕の名前は阿良々木だ」
「失礼、噛みました」
以下略。八九寺はいつも通りだった。
照れ隠しなのだと好意的に解釈しておいた。

「……ごめんなさい……?ありがとう……?…………」
「……」
「……ごちそうさまでした」
「最終的にそう落ち着くんだ!?」
らしいといえばこれ以上なくらしい……のか?

と、まあ、こんな感じ。ちなみに妹達とは互いに気まず過ぎてまだ口を聞いていない。
で。本命の羽川とは、こんな感じだった。

「…ごめんなさい、暦くん。私、酷いことしたよね」
「…まあしなかったとは言わないが」
「だから、そうだなー。よし、一つサービス。何でも言うこと一つ聞いてあげる」
「いやいや…いいって。そこまで気にしなくても」
「気にする。暦くんが優しいのは分かってるし、今そう言ってくれてるのも本心だって分かるけど、
それでもそれじゃあ私の気が済まないから」
「だからさあ。お前の気が済まないて言ってもさあ…僕的には、今の関係が好きだから。
特別何かして欲しいってのは無いんだよ」
「…それでも、私は不安なの。今のままじゃ、私はこの先ずっと本当は暦くんに嫌われてるんじゃないかって
思ってしまうから。お願い、暦くんのために何かさせて。何かない?
『東大に合格させてほしい』でも『エッチなサービスをしてほしい』でも『一週間猫語で喋ってほしい』でも、
私に出来る事なら、なんでもするから」
「……」
猫語に真剣に釣られかけた自分が心底嫌になった。
「……じゃ、今度するとき、フェラして」
猫語の妥協案として自分の恋人にフェラチオを強制する鬼畜の姿がそこにあった。
あろうことか、僕である。信じ難いことだ。
「…うん、わかった。じゃあ、またね」
ちゅ。
そうして互いに触れるだけの優しいキスをして、別れる。
そんな今の暖かい関係が、僕は本当に好きだから。
さっきは場を逃れるためにああ言ったが、本当にさせる度胸なんかない(ていうか、そんな度胸は要らない)し、
また明日からは、いつも通りに勉強を教えてもらおう。

こうして、奇妙奇天烈で頓珍漢な形ではあったけれど、僕たちの絆はまた深まったのだった。
569溺物語 〜こよみフェロモン〜:2010/06/15(火) 22:03:11 ID:WnKIpuPs
おしまいっ!

…うん、ごめん、これぶっちゃけ「正気を失ったヒロインズに襲われるむらら木さん」
っていうシチュだけ思い付いて書きだしたんだ
設定に無理がありすぎたぜ!
恋物語の続編である必要性も特に感じないぜ!
滅茶苦茶にもほどがあったが書いてて楽しかったぜ(人はそれを自己満足と言う)
570名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 22:11:57 ID:/hz+VUoW
いいえ人はそれを俺得と言います
だから私はこう叫ぼう
グッジョォォォォォォブ、であると
571名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 03:56:58 ID:ARVkQpfW
>>548
GJ。ガチエロへの方向性と描写力が素晴らしい!
>>558
ダブルフェラとかダブルナイペタズリをしてもいいんですよ!
俺得なだけかもしれないけどー
>>569
その、フェラチオを強制する鬼畜って単語だけで萌えましてね……GJでした。
572名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 12:19:56 ID:c2BTRCTc
>>569
GJェ……。
瑞鳥君と蝋燭沢君は犠牲になったのだ。
っていうかこの二人描写する必要なかったよね!?
女性陣から離れて部屋に行くなら忍野一人いればいいじゃない。
残酷なことするわあホンマ。
573名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 12:47:52 ID:qDSF6uzu
>>548
凝ってるー
OPまであるってw

>>558
もう八九寺ならなんでもありかと

>>569
ビビってる忍がかわいいw
574569:2010/06/16(水) 22:23:26 ID:wraNVUei
>>572
ぶっちゃけ瑞鳥&蝋燭沢は犠牲になってもらうつもりで出した

だってこいつら彼女を実の兄に寝取られてるも同然なんだぜ、
せめて旅行にくらい同行させてやらなきゃ可哀相じゃないか
後ぶっちゃけ忍野の部屋には忍がいるのでやっぱ無理。
設定上男性オンリーの部屋はそこだけなんだ
575名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 23:34:22 ID:ARVkQpfW
両彼氏からみたら、偽物語以降の彼女二人の変化とか熱いよね。
576名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 00:51:29 ID:BC2lY/vF
はつちゅーと思ったら凄いキスが上手い火憐ちゃんがいたり
577ユミシロ:2010/06/17(木) 02:40:09 ID:ulDbiSad
小ネタ?(ベッド?ネタ)



「お?おお?」
「…………ん。―――あれ?」

「ちょうど目が覚めちゃったか。……ああ、でも惜しいな。羽川の寝顔、一枚撮っておきたかったよ」
「ええっ……!私、寝ちゃってた?阿良々木くんのベッドで?」

「ああ。すごく可愛い寝顔だった……」
「うわ……すごく恥ずかしい」

「ベッドシーンの後みたいでちょっと色気があるよ」
「……もう、阿良々木くんが中々寝かせてくれなかったからだよ」

「ぐはっ……!?は、羽川、その台詞は刺激が強すぎる……というか僕の命に関わるからやめてくれ!」
「そんなに戦場ヶ原さんが怖い?それと私、何か寝言とか言ってなかった?」

「いや、言ってないよ。僕が部屋に入ってすぎに起きたし。
 でも羽川の寝言か……。羽川が寝言を言うのか。
 というか、気にするってことは……何か夢を見てたのか?」
「ん……。ちょっとだけ」

「普段口にしてたらまずいことでも言ってたのか?
 いや、他人の夢にどうこう言うべきじゃないだろうけどさ」
「うーん…………ねえ、阿良々木くんは普段どんな夢を見てる?覚えてない?」

「大半は覚えてないというより、忘れちゃうからな。
 でもたまに、こんな夢を見るよ」
「どんな?」

「ガハラさんに文房具で黒ひげ危機一髪されたり、
 八九寺に手をかじられたと思ったら肘や肩まで食べられたり、
 神原に全身の骨を砕かれてふにゃふにゃになった腕や脚を結んで丸められてバスケされたり、
 千石に何かの薬を飲まされて自分の部屋で服を脱ぎだしたと思ったら僕を襲って耳元で
『これで暦お兄ちゃんは撫子のものだよ』って囁いたり」
「トラウマになりそうなものばかりね……」
578ユミシロ:2010/06/17(木) 02:41:03 ID:ulDbiSad

「それで。羽川はどんな夢を見るんだ。とても興味深い」
「阿良々木くんが真顔で聞きたがるようなものじゃないよ?」

「それでも構わないよ。例え羽川が年齢指定ものの夢を見ているのだとしても」
「ん。実はね。発情期真っ盛りな男子がある日私を襲おうとするの」

「誰だ!どこの誰だ!僕の羽川を汚そうとする奴は!特徴は!?」
「背はあまり高くないかな。すごく引き締まった筋肉質の体で、顔立ちは……普通?」

「くっ……どこの筋肉野郎なんだ。しかし背は僕と同じかそれ以下だな!
 顔は普通か。他に特徴は?場所は?」
「体育館」

「……フムン」
「今現在、私と同じクラスの男子」

「…………」
「あと、吸血鬼。チキン」

「――――――それって僕じゃないか!それと僕は未遂だ!
 ……っていうか夢の中まで未遂なのか!?」
「嘘だよ。阿良々木くんは出てきたけど。他は秘密」

「……良かった。いや、これはこれで良くないのか?」
「私にとっては、阿良々木くんが出てきてくれただけで嬉しかったわよ」

「そうか……まあ、夢の中でも僕が羽川の傍に入られてるならいっか」
「んんー……っ。私、どれくらい寝てたのかな?」

「ああ。僕がガハラさんと電話するのに部屋を出て、電話で五分弱、あとトイレに行って……
 月火ちゃんと少し話してたからどれくらいだろ?もしかして、一五分くらい待たせちゃったか?」
「私は確か……えっと、五分くらい経っても阿良々木くんが戻って来ないから。
 もう少し時間がかかると思って軽く伸びをしてたんだけど。
 うん。それで、ちょっとベッドに座らせてもらったの」
579ユミシロ:2010/06/17(木) 02:41:45 ID:ulDbiSad

「何でだ?」
「ちょっと座ってみたくなりました」

「……?」
「それでね、ちょっと横になってみたくなっちゃったんだよね。
 いろいろ考えてたら。
 阿良々木くんのベッドってどんな寝心地なんだろ?
 阿良々木くんはいつもどんな夢を見て寝てるんだろ?
 阿良々木くんの温もりがまだ残ってるかな?
 阿良々木くんの匂いがする。阿良々木くんがいつも使ってる枕がある。
 阿良々木くんが見上げる天井があって、灯りがあって、時計があって。
 阿良々木くんはどんな風に過ごしてるんだろ?
 私の知らない阿良々木くんがここにはいるのかなって思ってたら、
 いつの間にか寝ちゃってたみたいだね」

「でも、僕のことなら何だって知ってるだろ」
「何でもは知らないわよ。知っていることだけ。阿良々木くんのこともね」




「阿良々木くん。もう一回だけ、このベッドで横にならせてもらってもいいかな?」
「いいさ。好きなだけしてくれ。ちょっとくらいなら寝てもいいぜ」

「何もしない?」
「何もしない」

「あと、撮影禁止」
「せめて一枚だけでも!」

「分かりました。一枚だけ」
「やった……っ!」

「それじゃあ、阿良々木くん。ちょっとだけ……もし寝ちゃったら、五分経ったら起こして」
「わかった」

「五分だけでいいから……ちょっとだけ…少しでいいから……同じ夢が見れたらいいな」
「見れるよ。うん、お休み……羽川」



『…………阿良々木くん……』

end
580名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 02:43:56 ID:Ozy6pQ5U
うわ、切ねえ。
ええ話や。
GJ!
581ユミシロ:2010/06/17(木) 02:45:16 ID:ulDbiSad
なんで僕は普通にSSとして書かなかったんだ……!
と、すごい後悔してます。あとはガハラさんのネタがまだか……
個人的に八九寺は書くのが難しいです。
582名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 18:22:31 ID:tNCAcmd9
初めて化物語の小ネタを書いてみました。
過去作品とネタが被ってるかもしれませんがその時はご容赦を


 思うんだが、何でウチの妹達は彼氏を作ったんだろう?
 僕が言うのもなんだがどう考えても結構な、というか根っからのブラコンなのに
「なあ月火ちゃん、火憐ちゃん。そこら辺どうしてなんだ?」
「うーん、ひとことで言うとアリバイ作りといいます」
「偽装彼氏かよ?!」
 あれ?キスした時、月火ちゃん涙流して泣いてなかったっけ?
 つーか何のアリバイだよ。意味ありげにボクを見る目がなんか怖いぞ。
「・・・・まあいいや。で、火憐ちゃんは?」 
「え?あたしに彼氏なんていたっけ」
「瑞鳥くん忘れられちゃってるよ!?」
 知らん内に僕の妹達のキャラ設定にリセットかかってなくね?
 それも着地点があさってな方向に。しかも凄いヤな予感がするのは何でだろう?

583名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 19:03:16 ID:fim3Hy11
根っからのブラコンだったか?
いや、そうかもしれないけどシスコン木さんは「兄妹仲は良くない」って言っていたような・・・

しかし本当になんで妹'sは彼氏作ってんだろ
584名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 19:26:29 ID:bGfo9kw0
妹居る人間から見るとアララギ兄妹は破格の仲の良さだと思うけどな
そもそもあんなに喧嘩したりするほど交流がないし情もない
冗談でもちゅーなんてしたら目か喉かいずれかは潰される自信があるな
585名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 19:28:58 ID:m+LTaKqH
エロロ木さんは照れ屋でツンデレだしー
586名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 19:59:08 ID:M1sTHJtb
暴走族に捕まった妹を一人で助けに行ったこともあるらしいし
587名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 20:10:25 ID:fim3Hy11
まあ仲が悪いってのもアうう木さん視点だからな
どんだけなら仲がいいことになるのやら
588名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 21:24:56 ID:jDZBoSCM
妹が毎朝起こしにくるのは仲が良くないとは絶対に言わないな
ひねくれてるだけでお互いに○○コンだろ
589名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 21:26:31 ID:WdpaKOYp
お互いにデキコン?
590名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 21:56:39 ID:PQ9dU2p5
毎朝妹二人が起こしに来る
妹二人とも初チュー奪取済み
妹のためならば死んでやる発言

だけれど兄妹仲は悪いと言い張る男
それがむらら木さん
591名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 21:57:46 ID:WdpaKOYp
なあ、忍野さんよ。

世の中には「もげる怪異」とか、無いもんかね。
592名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 22:32:38 ID:jDZBoSCM
怪異が絡まずともつねにもがれる危険を背負っているのがラララミさん
593名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 22:34:15 ID:BC2lY/vF
>>581
おつー 羽川はわりと不幸属性だなあ。
>>582
彼氏なんていなかった。親友もいない主人公の妹が彼氏なんか作れないよね。
594名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 22:36:52 ID:EVqByQ65
ラギさんは薄くて弱いから恋人も簡単に他の男に寝取られそうですね
595名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 22:40:25 ID:m+LTaKqH
>>594
その妄想力があって
なぜSSを書かないw
596名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 23:11:31 ID:bGfo9kw0
ありゃりゃ木さん本人が彼女さんから寝取られ紆余曲折の末殺害エンドの可能性が圧倒的に高そうです、羽川様
597名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 23:16:19 ID:BC2lY/vF
神原が突然彼氏ができたぞ!って阿良々木さんに宣言して
昨日は露出プレイだった。今度は電車の中でSEXした。
BLの絡みを見せてもらうついでに3Pしたと
毎日彼氏と何してるか説明してくるの。
エスカレートするプレイに阿良々木さんが交際を止めようとした所で
もう調教済みの神原は
「では阿良々木先輩が代わりに調教してくれるのか?
 そうでなければ、何も言わないでほしい。
 今の私が彼を失ってしまったら、ホームレスにだって体を開いてしまうだろう」
って完堕ち。
何も言えない阿良々木さんは後輩を止める事ができませんでしたで終了。
598名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 23:19:28 ID:WdpaKOYp
>>597
俺にはその流れが、本気出した神原駿河ちゃんの壮大な罠のように思えてならないんだが。
599名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 23:22:21 ID:BC2lY/vF
確かに。
ガハラさんが神原に寝取られるってオチのほうが先に思いついた。
600名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 16:45:17 ID:AYjPQR2H
>>584
>目か喉かいずれかは潰される
んなアグレッシブならある意味交流はありそうな
普通に「親に相談」されそうな

基準が「昔仲良かった頃」なんだろうね。結婚の約束とかしてた頃
601名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 18:16:14 ID:ugVNYWhF
鬼畜木さんのトコは
親に相談されないんだろうかw
602名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 18:52:04 ID:0pG+BEgL
火憐ちゃんの場合:
「わかった処女やる。兄ちゃんのあたしの処女やる!」
そしてその後の歯磨きプレイ 
更に「兄ちゃんいいよ」のOKサイン

月火ちゃんの場合:
押し倒されて服脱がされて手を縛れても
「もうお兄ちゃん、妹のオッパイ触りすぎ!」
で済ませちゃう


「昔の事はともかく現時点の阿良々木さんの兄妹関係はただれちゃってますねえ。」
「ぱないのぉ」
603名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 21:57:56 ID:T4V2nc5A
>>597
ローラ木さんがそれでも止めた場合調教していたはずが
いつの間にか逆レイプで襲われて
止めなかったなら「…なぜ止めてくれないんだ阿良々木先輩ーっ!」
って言われて結局襲われるんですね分かります
604名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 22:03:45 ID:LCS4e652
>>599
寝取るよりガハラさんを堕として二人がかりでエロ木さんを襲うor誘い受け展開しか考えられないw
なんだかんだでガハラさんとエロ木さんが最優先
巻き込むとしたらファイヤーシスターズか妹ちゃんだよなと
605名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 22:05:40 ID:ukv0VHF6
神原が白蛇神社でララギさんに粗相を受ける話しはまだですかっ!
606名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 22:09:31 ID:pkgbaisE
頑張る駿河ちゃんの中ではらぎ子ちゃんとガハラさんが常にツートップ最上位な扱いだしなあ
607名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 10:54:56 ID:KK6t66Ml
ひたぎさんは悪い男に引っ掛かって身も心も捧げちゃうタイプ
608名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 12:22:27 ID:c/Cy0R+W
>>602
おいおい。月火ちゃんの、
「またキスしてきたら絡めとってやろうと思ってたのに」が無いぜ。
609名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 12:53:10 ID:ZTOO74u0
ありゃりゃぎさんも妹ズ大好きだけど妹達もお兄ちゃんのこと実は絶対大好きだよな
610名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 15:15:52 ID:1zap8uj5
今でアレだから、昔の仲良かった頃はどんだけだろうか
611名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 22:51:02 ID:L/6Cubfo
多分、妹の友達とかと一緒になって遊んでた、というのを指しての
事じゃないかと。>仲良かった

・・・その頃から、自分には友達いなかったんだろうなぁ、阿木さん・・・。
612名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 23:52:11 ID:gZQjsOVD
>>607
悪い男に引っ掛かりまくっちゃって人間不信になってたのがひたぎクラブ直前
それで思いっきり心に壁つくっちゃって
中に入れるのは親とラギと神原だけになっちゃった。
後は「ラギが信頼する相手」については壁越しに話す程度に間接的信頼。
613名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 00:17:07 ID:WsqfQrQY
というかひたぎさんってトラウマ級の貞操観念もちだから
好感度上がっても身も心も捧げたりはしないわな
もしそうなら化上巻ですでにドロヶ原さん化してる筈だし
614仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- :2010/06/20(日) 21:46:31 ID:6g/QffoP
>>549
火憐ちゃんは実の妹で大柄でガサツで馬鹿で、実の兄を暴力でフルボッコにしてしまう子なのに
なんであんなに可愛いのでしょう?
火憐ちゃんだから可愛いとしかいえません。
火憐ちゃんの魅力を少しでも表現したいものです。

>>550
まだまだこれからですよ。

>>561
みんな頑張れ
しかし暦のティムポは千切れるべき

>>571
まだまだエロくしますよ

>>573
偽物語が映像化されますように

では>>547の続きです。
緊縛だとか、首輪だとか、浣腸だとか、股間縛り散歩だとかが苦手な方はスルーでヨロ。
相変わらず。視点がころころ変わったり、誤字脱字ばかりのSSですが
仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 中編投下します。
615仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 中編:2010/06/20(日) 21:50:38 ID:6g/QffoP
 「…兄ちゃん…、あたしで、おっきくしてくれてるの…っ、うれしい…っ」
 弾けんばかりに勃起した赤黒いペニス。血液を溜め膨れ上がり張り出した肉エラ、緩いカーブを描き
脈打つ血管を薄皮に浮かび上がらせる太き肉棒は見るからに硬そうだ。
 おぞましささえ感じさせる逞しき男根に目が吸い寄せられ離せない。
 汗臭い男根が発する焼きイカのような香ばしい男臭が鼻腔に充満する。
 途端に膣内粘膜が熱い愛液をジュワッと分泌し、縄瘤を湿らせるのは、牝の本能が掻き立てられたせい。
 気がつけば割り開かれた股間の前。互いの吐息さえ感じられる距離に兄ちゃんがいた。
 (あ…見られて、る…)
 露出された恥部に感じる熱視線に羞じらって緊縛された身をくねらせると、牡を誘うかのように、
縄に絞り出されたおっぱいが、たゆん、たゆん、と揺れてしまう。
 「しかし、痛くはないのか?」
 「心配するな阿良々木先輩。私が直々に手入れした珠玉の縄だ。肌触りも抜群。火憐ちゃんの玉の肌に
かすり傷ひとつ、つけるつもりは無い!!なんなら触ってみるといい」
 「いいのか?」
 兄ちゃんの目を見て、あたしがコクリとうなずくと、兄ちゃんの指先が胸元の縄をまさぐる。
 兄ちゃんの吐息が敏感な乳肌をくすぐり、指先が縄と肌の間に差し入れられる。
 「ふーん、ピタリと肌に密着してるけど指一本入る程度の余裕があるな、縄の肌触りもスベスベしてまるでシルクだ」
 「だろう。首輪の裏地にもフェルトを使って角も鑢掛してある。火憐ちゃんの肉体は弾力があって、
ついついねじ伏せるようにキツく縛ってしまいそうだったが、そこはグッと堪えたぞ。ま、そういうのは、
おいおいなコレは雰囲気作りだしな」
 縄や乳肌に指先が触れるだけで、乳肉に電気が走る。だが、熱いのは乳房だけではない。
 割り開かれた太腿のつけ根、縄瘤に塞がれた膣孔の裏には何個もの振動玩具が挿入され互いに干渉しあい
膣粘膜を蹴りあげ揺さぶっり浅い肉襞にはまって肉孔の中を、ヴヴヴ、カチカチ、と跳ね踊る。
 淡い茂みに彩られた幼い恥丘の下は、火のついた炭の欠片を埋め込まれたように熱くたぎる。
 神原先生の胸に支えられた背中もジリジリ灼け、喘ぐ唇や真っ赤に染まった耳先にもこらえがたい
むず痒さが燃えている。
 (えっ…か、かゆ…ひ、ひゃ…っ!)
 膣孔から突如強烈なむず痒さが込み上がってきた、股縄の通された太腿のつけ根がプルプル震えだし
堪らず神原先生の腕の中で声を搾り出しながら懸命に身を捩った。
 桃尻を振り腰を捻り布団に尻肌を擦りつけるが、染み広がる痒みは少しも治まらない。それはむしろ
逆効果で、股縄はより一層深く喰い込んできた。
 ずきん、ずきん、と膣粘膜を溶かす耐えようのない痒みが込み上げて来る。
 「ひっ!?あ…ひゃっ!?」
 「ふふっ♪効いてきたな。何度も説明したが腰を捻って尻肌をシーツに擦りつけても無駄だぞ」
 蕩け出さんばかりに火照った肉畝を神原先生の指先がそっと掻き割り、臍下の縄に指を掛け手繰りよせ、
股縄を太腿のつけ根に悩ましくふくらむ恥丘の中心部により強く喰い込ませ、尻房の谷間を引き絞る。
 「ぁあ、うぅう、ひあぅっ!?」
 恥丘の裏側、恥ずかしい肉穴の奥底に凄まじい疼きが膨れあがり、後ろ手に緊縛された身体がもどかしく捻れた。
 指を突っ込んで掻き回したい、太くて硬いモノをねじ込み、この痒みを磨り潰したい――
 ――コポリ、コポリ!
 幼くあどけない割れ目から甘酸っぱい愛液が染み出し、熱を帯びて膨れていた幼い陰唇がヒクヒクと蠢き
肉ビラが縄瘤を舐めしゃぶり、滴る愛液は掻痒作用を帯びた股縄に染み込み、さらに粘膜を刺激する。
 「お、おい神原。火憐ちゃんに何したんだよ!?」
 「落ち着いてくれ阿良々木先輩。火憐ちゃんにも何度も説明して承知の上だ。火憐ちゃんを調きょ…、
性欲を抑制したいのだろう?」
 「今調教って言いかけたか…っ。でも、すごい苦しそうだぞ…」
 「股縄に白い紐が見えるだろ阿良々木先輩」
 「あっ、ああ」
 神原先生が紅白にねじらた股縄に指を引っかけ引っ張り上げ、紅い縄に絡まる白い紐を指差した。
 「肥後ずいきだ」
 「くぁっ、うぅ、んぅぅっ!」
 感じやすい肉芽に鮮烈な感覚が炸裂し甘い媚び声が絞り出る。
 「肥後ずいき、濡れれば一層、悦ばせる、といってな。江戸の昔から女をよがらせ悦ばせてきた伝統の
アイテムだ。今風に言うならずいきに含まれる掻痒性のサポニンが女の分泌液に溶け合って、一層効果を
発揮するわけだな」
616仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 中編:2010/06/20(日) 22:01:18 ID:6g/QffoP
 「つまり、どうなるんだ?」
 「要するにだな。女の子の部分がむず痒くなってくるのだ」
 「大丈夫なのか、それ?」
 「自縛して試したからな。大丈夫だとも」
 「あてになるかぁぁぁ!?そんなもん!!!」
 神原先生は股間を縦一文字にえぐって、恥毛の間に喰い込んでいる紅白の股縄をいじり、恥ずかしい
肉孔に半分埋もれた縄瘤を軽く押さえながらあたしの表情をうかがっている。
 「くぁっ…は、うぅ」
 割り開かれた肉粘膜が熱く痺れ、指先が離れると猛烈なむず痒さが沸き上がってくる。
 股縄から離れた手は、縄に絞り出されたおっぱいの下に添えられた。
 「おっぱいも熱いな。燃えているみたいだ」
 耳元で囁く神原先生の手指が、火照る乳肌に喰い込んできた。歪められた乳肉が火を押しつけられた
ように熱くなり、乳先の紅い突起がズキンズキンと堪えがたく疼き出す。
 「火憐ちゃんもっと深く息を吸って。もう少しの辛抱だぞ、女は子宮で考える。もうすぐ腹の芯まで
すべて蕩けて溶け合って、理性や感情を押し流してくれる。恥ずかしがる事はない、心の奥底にある欲求を
全て吐露してしまい阿良々木先輩に聞いて貰え」

 「てかさ?腹の芯までって言ってたが?尻から見えてる黒いのってなんなの?」
 「何って。肛門栓だが?」
 「ちょっと待って!?肛門栓って!?……まさか!まさかまさか!」
 「肛門栓では分かりにくかったか?アナルプラグだ」
 「きゃーっ!!一緒だ!!そんなもん!?」
 「何も危険な事はしていないぞ。きちんと肛門部周辺を揉みほぐしながらクリームを塗布してだな、
エネマシリンジを用いてグリセリン浣腸液を注入したのだ」
  「エネマシリンジ!?グリセリン!?」
 「これだ」
 神原は変な形をしたゴム管を見せた。
 ゴム管の一方の先端には親指ほどのノズルが取りつけられ、中央には握りこぶしほどのゴムの珠。
 「こうやって薬液を注入するのだ」
 神原はゴム珠をペコペコつぶして見せた。
 ゴム管の一方から薬液を吸収し、ノズルの取りつけられた方から噴き出る仕組みだ。
 「実際の医療現場で浣腸や膣洗浄、鼻洗浄の処置に使用されている。衛生面ではガラス浣腸器に劣るが
落下による破損の心配がないのが利点だな。ガラス浣腸器を直接肛門に挿入して破損による怪我の心配もない。
無理をすると痔になってしまうしな。火憐ちゃんは浣腸の経験があったそうだが、グリセリンの原液を千cc
入れたからな。仕方あるまい」
 「千cc!?1リットル!?」
 「ちゃんと味見もさせた」
 「…に、兄、ひゃん。…ぐ、グリセリンって、…あ、あま、い、ん…だ、ぜぇ…っ」
 「きゃーっ!きゃーっ!ぎゃーっ!」
 「まったく一体全体、阿良々木先輩は何に怒っているのだ。あ、ひょっとして火憐ちゃんに浣腸したかったのか!
立て膝の尻をふるふると震わせながらグリセリンを呑み込む様はこの世モノとは思えぬ美しさが」
 「したい訳あるか!!あと女の子が肛門とか言うな!?」
 「尻孔。尻の小窓。菊座。菊の蕾。菊の門。貴肛。アナル。アスホール。陰花。薄桃色の火口。口吻。
緋色の口。裏の小さな花弁。極秘の肉穴。不浄の糞門。肉環。etc、etc、どれがいい」
 「ぎゃあああああああああっ!」
617仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 中編:2010/06/20(日) 22:03:55 ID:6g/QffoP
 と。
 僕と神原がバカな話で盛り上がっていると。
 火憐ちゃんはブルブルと腰部を痙攣させ、縦一文字に股縄を喰い込ませる恥丘や柔毛に汗を滲ませていた。
 「おっと、すまない。辛いのか?気が紛れるようにおっぱいを揉んでいてやるからな、もう少しの我慢だ」
 後ろ手に緊縛された火憐ちゃんに神原が身をすり寄せ、熱っぽい頬やうなじのあたりを鼻と唇でくすぐり
ながら、縄に絞り出された溶けるように柔らかなそうな乳房を下から掬い上げる。
 「ううぅ…あ、く、ふ、うぅぅ…ッ」
 火憐ちゃんは艶のある甘い吐息を漏らし、駄々っ子のように身体を揺すり腰を上下に跳ねさせ、
割り開かれた股間を誘うように踊らせる。
 「ふふふ、とてもいやらしい腰遣いだぞ火憐ちゃん」
 「ひゃ…っ。うご、い…ちゃ、う…っ。腰が…勝手に…動い、ちゃ、うんです…」
 「誰も責めてはいないぞ」
 ゆっくり揉みほぐすように、おっぱいを愛撫する神原は突起した薄紅の乳頭を指先で軽くこねる。
 「ふ、ふ…、ぅぅ…」
 「溶けるように柔らかい、いいおっぱいだ」
 神原はピッタリと火憐ちゃんに密着し、両手でゆさゆさと縄に緊め上げられた両乳房を揉みほぐす。
 「ひぃ、ゃぁ…っ。ひゃ…ッ、ゃぁ…ッ」
 女の肉体を揉みほぐす神原の手並みは相当に慣れているのか、実に巧みで火憐ちゃんの身体から次第に
力が抜けていく事を感じ出していた。
 「…へぁうぅぅ、あぅ!?、あぅぁぁ―――っ!イィッ!イく、イくイく、イィッくぅぅッ!!」
 ビクッ!ビククンッ!
 そして、火憐ちゃんの腰が跳ね達しそうになると、神原はわざと愛撫を緩やかなものにするのだった。
 「ふふふ、そう簡単にはイかせないぞ」
 れちょり、と。神原の舌が火憐ちゃんの肩を舐める。
 「ふあ…っあ…ッ」
 火憐ちゃんの攻撃的な吊り目が涙で潤み、焦点を失い、ふわ、ふわ、と弛み垂れ下がってまるでたれ目だ。
 急に昂まって来た鼻息の荒さと一緒に、頬に淫らな微笑みを浮かべ、喘ぐ唇からは切ない鳴き声がこぼれ、
震える喉を涎が垂れる。
 開き切った火憐ちゃんの股間には股縄が一層深々ときつく喰い込んでいる。
 膣孔と尻房にしっかりと喰い込み、結び目の瘤を肉ビラがしゃぶり、汗や愛液を吸って濡れ光って、
恥ずかしい染み込みは臍にまで達している。
 「こんなに濡らして」
 神原は火憐ちゃんの内腿を撫で、股縄にそって指を這わせた。縄瘤に指を押しつけ、ゆるゆると揉み込む
ようにゆさぶると、膣内の振動玩具が呼応して、火憐ちゃんの股間から卑猥な音楽が奏でられる。
 ぐち゛っ!ヴィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛!ぐちゅっ!ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛!ギュム!ギュム!
 「ん゛あ゛っ、ひゃ…っ、あ゛あ゛ん゛ひゃィっ、に゛ゅひぃ゛ッ!?え゛あ゛っ…、あ゛ん゛あ゛っ…」
 腰を中心に全身がプルプル震え、大きく割り開かれた脚の爪先をもどかしげに丸めよじらせている。
 神原は火憐ちゃんを昂らせるだけ昂らせて、決してイかせようとはしなかった。
 女だけに女のツボや急所を心得ているといった神原の、指先は愛撫というよりは淫撫といった感じだ。
 あと少し、ほんのわずかで達しそうになるぐらいに高められた情感を巧みに逸らさせ腹底を煮え溶かされている。
 まさに淫獣。変態の二つ名は伊達じゃないな。火憐ちゃんの凛々しい顔が見る影もなくなっている。
 「よく頑張ったな火憐ちゃん。しっかりしろ、これからが本番だぞ」
 「…は、はひぃ…」
 神原先生がおっぱいを揉みやさしく囁いて、頭を撫で汗をぬぐい前髪を整えてくれた。
 (…これから…もっと…してくれ、るんだ…)
 紅潮した頬が期待に緩んだ。

618仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 中編:2010/06/20(日) 22:06:03 ID:6g/QffoP
 改めて姿勢をただされ、夜具の上で神原に後ろから抱擁される火憐ちゃん。
 燈火に照らされる汗に濡れた柔肌。腹からくる淫熱に炙られ甘い吐息を漏らし喘いでいる。
 「名前は?」
 「阿良々木火憐…です」
 「歳は?」
 「15…です…」
 「通っている学校は?」
 「栂の木二中です…」
 「誕生日は?」
 「六月末です…」
 ふーん。何か既視感があると思ってたけど、忍野のやった儀式に似てるんだ。
 やり方は似ても似つかない。って言うか真逆だが場。雰囲気作りが似てる。
 肉体愛撫による催眠暗示。精神と肉体を昂らせる神原流の儀式。まんま黒ミサだ。
 神原の愛撫を受けて火憐ちゃんが甘い吐息を漏らすなか、神原の質問と、それに対する回答が、続く。
 淡々と。変わらぬペースで。
 「お風呂の時はどこから洗う?」
 「……シャワーを浴びて…頭から、洗います…」
 なるほど信頼関係を築きつつ、だんだんとエロ方面にもっていく作戦か、実にあざとい。
 「続けて」
 「それから、お、おっぱいを…洗います…」
 神原は縄に絞り出された火憐ちゃんの乳房を手のひらで包み、ゆっくりほぐすように愛撫する。
 「このおっぱいか。大きさ、形、色合い、火憐ちゃんにぴったりのいやらしいおっぱいだ」
 「ああ、うぅう、ひゃぁ、ぁぁっ!?」
 「感度も良好だ。」
 神原は熱っぽい火憐ちゃんの頬がやうなじに舌や唇でくすぐりながら、紅く腫れた肉畝を擦る。
 「火憐ちゃんのここは、プニプニしていて可愛いな。自慰行為。オナニーをした事はあるか?」
 「……は、い。あ、あります…」
 「どうやってしているのだ」
 「…い、いやらし、い事を、考え、ながら…っ、おっぱい、を…っ、揉んだり。ショーツの上から、
アソコ…擦ったり、して…あぅっ!?」
 火憐ちゃんの無防備なうなじに、神原の熱いキスが降り注ぐ。キスマークとか付けるなよ。
 「火憐ちゃんは上から派か?直触りにするのも、気持ちいいものだぞ」
 神原は肉畝を柔らかくしごく。
 「…直接、は…怖くて…っ、気持ち、よく、なりすぎて…」
 「そうか、こんな感じか」
 「んふぅんッ」
 クチュ、クチュ、クチュ…。
 動きを強める細指。股縄に沿い肉畝をしごき、掻き分けて、縄瘤を撫でる。
 ふわりふわりと火憐ちゃんから甘酸っぱいジャムみたいな匂いが漂ってきた。
 「オナニーの時は誰の事を考えてしているのだ?漠然としている訳ではあるまい。恋人の事か?好きな人
の事か?答えたくないなら答えなくともいいぞ」
 神原の腕の中、火憐ちゃんの身体が強張り、涙で濡れた瞳で僕を確認した。
 「…す、好きな、人、で…します」
 火憐は言った。その言葉にどれだけの意味がこもっているのか、わかっているのか知ってか知らずか、
それでも言った。唇を震わせ狂おしく求めるように言った。
 「…し、て、しまいます…」
 恋人ではなく。好きな人。それは、その言葉の意味は…
 「好きな人とは誰の事だ?」
 おい。神原それは、その質問…は…
 「…そ…それは、…それは…、っ。うくっ、うくぅう、ううう」
 火憐ちゃんは涙をぼろぼろと流し――泣き始めた。
 涙の意味。恋人と好きな人が別人なのだ。同時に別の異性を想うという、15歳には重すぎる自己矛盾。
 いや中学生でなくとも、火憐でなければ、自称正義の味方でなければ自己解決出来たかも知れない。
 火憐は精神が弱い。呑み込む事の出来ない自己矛盾を抱え、どれ程悩んだろうか苦しんだろうか。
 「…あ、あたしは…あたしは、兄ちゃんの事が…」
 
619仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 中編:2010/06/20(日) 22:07:34 ID:6g/QffoP
「だ、駄目だ!」
 叫んだ。怒鳴ってしまった。言うな、言っちゃ駄目だ。僕はいい。どうなってもかまわない。
 でも、火憐ちゃんには、火憐にとって取り返しのつかないことになる。
 「ううう…どうして…そんな、意地悪…っ、言うんだ、よ…、兄ちゃん」
 半狂乱で僕を求めて叫ぶ火憐ちゃん。達することのできないもどかしさに焦れて身悶えする緊縛された
裸体を、神原がやさしく抱きしめる。
 「お兄ちゃんがそんなに欲しいのか」
 神原が火憐ちゃんの耳元で甘く囁く。
 「ほしい…ほしいょぉぉ…っ…い、いき、たいよぉ、にい、ひゃん…おにゃかぁ…っ、あちゅい…っ、
おっぱい、あちゅいょぉ…っ」
 火憐ちゃんは涙で濡れた瞳を僕に向けて、喉奥から甘い媚声を絞り出してコクリコクリと頷く。
 何も考える余裕もない、火憐ちゃんの魂の絶叫だ。もはや身体が動かせないため理性も羞恥心もなく、
神原の腕のなかで悶え狂う火憐ちゃん。
 神原の愛撫は止まらない。むしろいっそう激しく蠢いている。
 一方の手は尖った乳首をつまんでひねり、転がし、クニクニと揉みあげる。
 そして股縄の喰い込む股間をまさぐる手は肉畝をこすり、縄瘤をつつき、手のひら全体を押しつけこねる。
 ヌチュ…ヌプチュ!
 縄瘤が膣孔を掻き分け、喘ぐ膣粘膜に押し込まれた。
 引き締まった火憐ちゃんの細腰は誘うようないやらしい動きを描いて揺れる。


 縄に絞り出されたおっぱいがいままでにないくらい熱く重い。
 吐いた息が乳肌に触れただけでも心地よい痺れが染み拡がる。
 そのおっぱいが神原先生にムキュムキュと揉みまくられる。
 汗にぬめる乳肌に指先が喰い込むたびに、身体の中に熱い波が沸き起こる。
 うねりに押し上げられた意識が蕩け、天地の感覚すら薄れていく。
 兄ちゃんに見られているだけでも、いやらしい気持ちが満ちて感じてしまう。
 お尻の中ではグリセリンが腸内の内容物をドロドロに溶かし出し、腹部をグルルと鳴らす。
 自身の汗と愛液をたっぷりと吸った掻痒性を帯びた股縄が、疼きを伴った痺れと激痛を混合し、臍下から
股間を通り腰から背筋を貫き、頭の芯まで霞ませる。
 煮えたぎる腹は異常なほど昂っている。
 肉棒の刺激を知る膣洞から子宮がグツグツと煮え返り、熱い愛液を分泌させとうとう股縄の吸収能力を
超え、滴となって肌を伝って布団に染み込む。
 股縄を喰い込ませる股間が跳ね上がって、肉棒に犯されているかのようにヒクンヒクンと空腰を打つ。
 耐えられず、身を捩り前のめりに突っ伏した。
 膣孔が燃え上がり、細やかな肉襞のひとつひとつが狂おしく焼ける。
 引き締まった小尻が踊り、火照る乳房を湿っぽいシーツに擦りつけ慰める。
 …怖い――
 カラダが…コントロール、できない…
 感情を…抑制、できない…
 自分の…カラダ、オンナの身体…エッチな、体つき…
 オンナを自覚、する…
 …怖い―怖いよォ…おなか、ジンジンして…熱い…
 「に゛、煮え、る、煮えるぅぅっ!おにゃかぁ、あつい、おっぱい、あつい…あ゛、おしりもぉ、あちゅ
い…、あ゛だま゛…も゛…っ、あ゛ゾコ゛もぉ、あちゅい、あぁあっちゅぅうう、いヒぃいい――っ!!」
 グィ!!ギリリッ!ギシッギシッ!
 正体すらなくしかけた瞬間。股縄がグィと引っ張り上げられて、美尻が持ち上げられた。
 「あ゛っ…っ、あ゛―――つ!?あひゃ…っ!?」
 肉畝が割られ、恥丘を走り回る凄烈な電流、クリトリスが潰され腰に激震が爆発。頭が真っ白になる。
 肉孔から膣奥に走り抜ける悦びの波。背筋を駆ける快楽電流。
 「はぁぁぁ…っ…」
 とろォ、っと口腔粘膜から熱い涎が溢れ出した。
 「はぁンッ…」
 軽くイった。股縄でイッてしまった。
620仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 中編:2010/06/20(日) 22:10:43 ID:6g/QffoP
 「か、神原大丈夫なのか?」
 「軽くイかせたからな、しばらくは大丈夫だ。しかし、お尻の方は限界のようだ。排泄させたほうがいいな」
 「は、排泄って、トイレは?」
 「場所は教えたろう?先に行って準備しているから、火憐ちゃんを連れてきてくれ」
 神原は火憐ちゃんの脚の縄を手早くほどき、僕にリードを手渡すとさっさと部屋を出ていった。
 え? 何? リード? どういうこと!?
 「火憐、立てるか?」
 僕は後ろ手に緊縛された火憐のカラダを支え、立ち上がらせた。
 「…う、うん…立て、るよ…歩く、から…あっ」
 ギシィ ギュム キュッ ギシギシィィ
 そのとたん、背筋が伸びたことにより股縄が更に引き絞られて、火憐はビクッと、のけぞった。
 内股になり、膝をガクガクとして、とても一人では立っていられず、身体を僕にあずける。
 「だ、大丈夫か?少し緩めるか」
 「駄目…それじゃ、漏れちゃう、よ…っ。そ、それで、リードで、連れて、行って…」
 え!? えーっ!!
 カチャリ
 僕は火憐の首輪にリードを取りつけた。何、このものすごい背徳感。越えてはならない一線。
 細首に巻きついた赤い首輪、縄に絞り込まれた生意気なおっぱい、背中に高くたくしあげられて縛られた
手首、みぞおちから細くくびれた腰に菱形に編み込まれ肌にピタリと密着した縄、そしてキツく縄を喰い込ませる下腹と尻房。
 まばゆいばかりの美しさを放つ裸体を、リードでトイレまで誘導する背徳。
 水に弱いと書いて溺れる。僕は溺れた。
 「…はぁっ、あぁ、…」
 首輪のリードを引かれ脚を進ませるたびに、股間に縄が喰い込んで、結び目の縄瘤がコリコリと痼り立った
クリトリスを潰し、粘膜や肛門周辺を擦りあげ、繊細な神経が火に炙られるように、ジリジリと灼ける。
 歩くたびに、アソコに縄瘤がこすれて感じちゃう…。熱い、ウズく。
 自分の乳首を見ると、上を向くほどに勃っている。どうりで痛いはずだ、ジンジンする。
 オンナの、身体いやらしい…
 あたしの、カラダ、エッチだ…
 「火憐ちゃん…もうすぐだよ」
 (…もう、なの…)
 ボヤけた視界の先に神原先生が見えた。
 トイレまではほんの一、二分なのだったのだろう、男の肉棒の刺激を知った肉体には足りない。もっと、ほしい。
 足りないのだ。体の芯が疼く。はた目には、ひどい事をされていると自覚している自分がいるのに、
自分のカラダを抑えられない。
 あたしの身体は汗でびっしょりだ、肌に密着した縄まで湿って、内腿まで汗だか愛液だかわからないくらい。
 肩からおっぱい、腹部にかけてハァハァと大きく喘いで息をする。
 神原先生はあたしの様子を伺い、ゆっくり観察する。
 あたしの肌、ピンクに色づいて、匂いたつ汗にヌラヌラと光っていやらしい。
 膝がガクガクして、その場にしゃがみ込みそうになった。
 すると神原先生に股縄を引っ張られてグィと引きを起こされた。
 「ひゃ…ん…っ、ぁ、ぉ、っ」
 腰が震えて、おっぱいがプルプルと揺れた。
 「よく頑張ったな、えらいぞ火憐ちゃん。気持ちよかったか」
 火照った頬、蕩けた瞳であたしが感じているのを確認すると、神原先生が頭を撫でてくれた。
 あたしはコクリと頷いた。


 神原が火憐をトイレで排泄させると、再び股縄を施して、元の部屋に戻った。
 部屋に戻ると僕は火憐を抱きしめ、夜具の上に押し倒した。神原がいるが構わなかった。構うものか。
 「に、兄ひゃ、ん――」
 「阿良々木先輩!?」
 「火憐ちゃん。嫌だって言うんだ。こんなの恥ずかしくって嫌なだけだろ。もうおしまいにするんだ」
 「…うん…っ、嫌だ、よ…」
 言った。言わせた!少々反則気味だった気がするが、これで終わる。終わる事ができる。

 「絶対…やめちゃ…っ、イヤだよ。兄ひゃ、ん――

621仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 中編:2010/06/20(日) 22:15:33 ID:6g/QffoP
これだけ書いて挿入なしですみません。
後編に続きます。
今宵はこれにて失礼します。
622名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 22:36:58 ID:RSi/vX/k
緊縛だとか、首輪だとか、浣腸だとか、股間縛り散歩だとかが大好きです
>>621

楽しみに待ってる
623名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 04:00:23 ID:I3E+u7G1
GJ!描写凄すぎて、火憐ちゃんの語彙がすげぇ
624名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 22:19:12 ID:pW3+6nr9
いきなり無風が続くもんなんですね

職人さんに感謝
625名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 09:26:45 ID:8UyWwHrY
贅沢を云うつもりは無いが
西尾節が効いたSSが読みたい
626名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 09:48:58 ID:TbHy5x+E
なに贅沢言ってんだ
627名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 10:25:04 ID:3X8xUe0+
ハードル高くすんなよwww
628名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 18:33:29 ID:7TWWH1rk
このスレって今のこの板じゃかなりSS需給率が高いほうだぞ
629名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 21:38:30 ID:sE9iV+vH
1レス投下と連載含めれば30以上はあるっぽいね。
ラノベ系列で勝てるのはあそこぐらいな気がするぜ。
630名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 22:35:29 ID:FjcuriYa
すみません、するがツーリングの続きはまだですかっ?
631名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 11:47:41 ID:vtsEFqZr
「よお、八九寺」
「私のことを苗字で呼ぶのは敵だけです。名前で呼んでください」
「あ、ああ、…………ま、真宵」
「恥ずかしがらないでください! こっちまで恥ずかしくなるじゃありませんか!」
632名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 23:57:34 ID:v+ySBSBc
本編配信北!
633名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 00:57:58 ID:5pgIH1fB
八九寺の敵……
アモーレ木さんは小学生女子にとって敵みたいなもんだから名字で呼んでいいんじゃないかな
634名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 00:39:26 ID:HTsRHlZE
「お前は何でも知ってるなぁ」
「阿良々木君がそう言うであろう事を、私はあらかじめ予測していたんだよ?」
「ほんとに予測してただろ」
「うん」
「それじゃ駄目なんだよ! あのお約束ネタを成立させるには、予測できないような事を、
 さも予測してました、と言い張らないと!」
「え? え? そうなの? ……でも、阿良々木君の言動を読み違えた事なんて、今まで二、三回くらい
 しか無いから……難しいかも」
「……お前は本当に何でも知ってるな」
「何でもは知らないわよ。知っている事だけ」
635名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 00:45:52 ID:FDObgFz5
>>633
なんか周りの女の子が触手に犯されたり操られた一般人に犯されたりしそうだな
636名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 01:04:56 ID:PabbGyOo
>>634
GJ
最近、バサ姉は冗談じゃなくニャララギさんの言動を予測している気がしてきた
637名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 01:08:14 ID:HTsRHlZE
ちなみに、最大の読み違えは、朴念仁だし、ゆっくり外堀から埋めていけばいいや、と
思っていたら、あっさり彼女を作られてしまった、という事ですなw

>>631を見てなんとなく思いついたから書いてみたが、
化物キャラが戯言キャラの名言を言ってみるネタは、まだまだ
思いつけそうだな。

さて、本編見るか。
638名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 01:26:16 ID:PabbGyOo
でも羽川のポジションって、キガミーより木の実とか子荻ちゃんだよなw
639名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 01:42:34 ID:p9luyKW2
「電気椅子で死刑執行。ただし頭部電極無し、みたいな」
「表現が恐ろしい上に結局何の例えなのかわからないぞ戦場ヶ原!」
「あら、知らないの阿良々木くん。死刑とは言っても無闇に苦痛を与えるのは非人道的ということで
 電気椅子はスイッチを入れると同時に頭部電極で即座に意識を失わせるのが通例なのだけど、
 つまりこの頭部電極が無いというのは電撃が身体を焦がすあいだ死に至るまで悶え苦しむということで、
 要するに阿良々木くんに地獄のような苦痛を延々と味わわせてあげようと・・・」
「例えと言うかそのまんまな脅し文句だな!そのまんま過ぎる!
 本来の使用法の迂遠な意趣が欠片も残ってねぇ!オチも無いし!」
「いや、だから意識はオチないんだって」
「うまくねぇよ!」
 
640名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 02:02:23 ID:HTsRHlZE
まあ、全体的に見た場合、木の実さんが一番近いかな。
木の実さんの名言って何かあったっけ?
あのガッツポーズ挿絵ばっかり印象に残ってるw

しかし、本編はエロかった。
猫物語出たら、それ踏まえて羽川のエロいのも考えるかねぇ。

>>639
おもしれえw
641名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 02:19:57 ID:9seRf0yf
本編バサ姉せつなすぎ
それにしても規制が酷いです
642名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 02:28:28 ID:9seRf0yf
>>491 の続きをうpろだに置きました
b14のzipかpdfです
643名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 02:49:12 ID:QJ9wzc/3
>>639
おもすれーけど何だこれ
ファン冥土?
644名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 07:23:09 ID:XmvXL4U9
阿良々木君の言動だって公式で導き出せるんだけどね
645 ◆DrRRDNaiwI :2010/06/27(日) 07:56:54 ID:NjQHkH2G
トリをつけてみた。この前から出没してるバサ姉信者です
15話最高だった!
泣き崩れるバサ姉とかサブリミナル的に指し込まれるエロバサ姉とか
教室で話してるバサ姉(ブラック)とか、というか全てが(何

そんな訳で小ネタ投下

「おや、総角さん」
「あげまき!?それは流石に間違えすぎだ!そして僕の名前を噛ませ犬三姉妹のように
言い間違えるな。僕の名前は阿良々木だ」
「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ……」
「噛みまみた」
「わざとじゃないっ!?」
「うにー!」
「可愛すぎる!」
「はあ、相変わらず佐々沙咲さんはアドリブに弱いですねえ」
「ささささきってもうそれは『き』が合ってるだけで文字数違えしそれフルネームだし
何よりネタ繰り返すんじゃねーよ!僕の名前は阿良々木暦だ!」
「失礼、噛みました」
「繰り返すのか…」
「噛みまみた」
「フリを無視っ!?」
「例え相手が石凪さんであろうとも、私の名前は八九寺真宵。私の前では悪魔だって全席指定、
正々堂々手段を選ばず真っ向から不意討ってご覧に入れましょう」
「フリが長い上に僕の不利を無視した上にボケが長えし馬鹿が策師ぶってんじゃねーよ!」
646582:2010/06/27(日) 11:54:28 ID:H5fFkdac
やっと見ましたつばさキャット最終回。
思った以上に面白かったです。特に忍的に。
なので思いついた小ネタをひとつ。


 別に僕はロリコンというわけじゃないが、目の前の金髪幼女が動く度にチラチラと見えてしまう事がある。
 そしてそれが別の意味でとても気になっていた。
「なあ、忍。お前、その、あれだ。絆創膏はどうしたんだ?」
 ノーパン絆創膏。
「フン、あれはもう止めたわい」
「そうか、似合ってたのにな」
 結構評判良かったのに。
 今は丸くて小さなお尻を白い布地が覆っていた。
「ダサい、滑降悪い。儂は元々着るモノには拘る女なのでな」
「いやいやいや、あれはダサいって範疇じゃなかったと思うんだが。」
 むしろ突き抜けていたし。視聴者はビックリだったさ。
 で、その結果下した判断が子供パンツというのはこれまた趣味が良いというか悪いというか。
 まあ金髪幼女の紐パンやレースの透けパンというのは需要があるかどうかは知らないがDVDで修正が入った場合はどんな事になるのか気になる所ではある。
「で、我が主様よ。お前様はどんなのが好みなんじゃい?」
「ノーパン!」
647名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 16:13:42 ID:fnP3aahR
タイトルに世界シリーズが含まれてない・・・
読みたいなぁ
648名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 22:57:06 ID:vY/7HBEe
新参乞食
649名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 23:33:27 ID:d2+NVm7C
>>642
心から感謝!
やっと落とせたのでこれから読むよ。
650名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 00:51:34 ID:k5G+UeUy
傾物語より猫物語のほうが出るの先なの?
651仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- :2010/06/28(月) 00:59:38 ID:j/t85A/f
なに、この投下祭り状態みんな頑張りすぎだぜ。

>>622
期待に応えられるかわかりませんが、まあ肩の力を抜いて読んでください。
>>623
台詞を考えるのが恥ずかしいのは、抜群に秘密です。


では>>620の続きです。

緊縛だとか、首輪だとか、妹とやっちゃう話が苦手な方はスルーでヨロ。
相変わらず。視点がころころ変わったり、誤字脱字ばかりのSSですが投下します。

652仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 後編:2010/06/28(月) 01:01:25 ID:j/t85A/f
 「絶対…やめちゃ…っ、イヤだよ。兄ひゃ、ん――」

 ドクン!
 火憐の言葉に僕の心臓が締めつけられた。
 ち、違うんだ。火憐ちゃんそうじゃない、拒絶するんだ。こんなのもうおしまいに…
 「こんなの兄ちゃん以外だったら恥ずかしくって、嫌なだけだよ。相手が兄ちゃんなら、こんなの平気だよ」
 火憐は目に涙を溜めながら首を伸ばして、僕にキスをした。唇の触れるだけの幼く柔らかなキス。
 ふに…ちゅ、ぴ…ちゅ…ふに、ふに…ぷっ、はぁぁ…
 いい仔にしているのに、どうしてそんな意地悪するのと、身体を頬を擦り寄せ懸命に訴えている。
 なにしてんだよ火憐ちゃん…、限界なのはこっちだったんだよ、もう、抑えられないんだよ。
 「神原」
 「ん?なんだろうか阿良々木先輩」
 「二時間、いや一時間でいい、…二人に。二人きりにしてくれないか」
 「それが阿良々木先輩の命令…とあれば是非もない。私は阿良々木先輩のエロ奴隷だからな」
 「…そこは否定するが。ありがとう」
 「時間は気にしてくれるな。火憐ちゃんが満足するまで、してくれていてかまわない。が、阿良々木先輩
にとって後ろの正面が誰か忘れないでいて欲しい。私が言いたいのはそれだけだ」
 そう言うと神原は僕たち二人を残して部屋を出た。二人。室内には僕たち二人きり。
 わかっているさ神原。僕にとって後ろの正面が誰かなんて忘れた事はないさ。
 火憐ちゃんは「兄ひゃん」と、不安げに縋るような表情を浮かべ涙を流した。
 僕は「大丈夫」と言い、安心させるようにキスをする。
 くちゅ、ちゅちゅぷ、ちゅうぅ…
 「んふ…はぁ…はひぃ…っ」
 舌に舌が絡みつく。同時に火憐の吐息と唾液が、口腔に流れ込んできた。甘い香りを含んだ口臭。
 唾液が口腔粘膜に染み込み、溶け合う。
 苦しむ妹の姿は見たくない。いや違う、火憐のせいにするな、僕は僕の意思でこうする。
 「火憐ちゃん、僕にどうしてほしい。どうすればいい、なんでも言ってみな」
 絡ませた合った舌を名残惜しげに離したあとに一言を告げると、火憐ちゃんの表情はパアッと明るくなった。
 「ちょ、ちょうだい、兄ちゃんの熱くって大きいのを、あたしのいやらしいアソコに深く喰い込んだ股縄を
はずして…、あたしの奥に…一番奥に兄ちゃんのほしいの、兄ちゃんとしたい…、ひとつになりたい…」
 やっと言えたばかりに満足気に微笑むと火憐ちゃんは、立て膝になり尻を向け、背中の結び目を見せた。
 火憐の股間には股縄がキツく喰い込んでいる。結び目の瘤も、膣孔と肛門にしっかりと喰い込み、汗や
愛液を吸って濡れ光っていた。
 僕は股縄を喰い込ませた火憐の下腹や尻房を撫でまわし。縄にそって指を這わせた。
 「ひゃ、あぁ…っ、あ、あん…っ」
 火憐は腰を震わせ、尻をうねらせた。いやがっているような、か弱い抵抗のフリ、雄を誘う動き。
 「それじゃはずすよ」
 「うぅ…っ」
 尻の谷間に喰い込んだ縄をはずし、火憐の肛門になかば埋もれた結び目の縄瘤をゆっくりと引きだす。
 肛門の粘膜から瘤が引き剥がされる感覚が明らかに火憐の声を上擦らせている。
 更に紅く腫れた肉の割れ目に喰い込んだ縄をゆっくりとはずしていく 。
 深く柔肉に喰い込み、襞を巻き込んだ縄瘤を細心の注意をもって剥がしていく。
「あ、ああん…」
 股縄と縄瘤がはずれると、真っ赤にただれた肉孔があらわになり、しとどに濡れそぼってジクジクと
濡れ、愛液が内股を垂れ落ちる。
 股間縛りされた刺激で、火憐の幼いアソコが肉の華となり生々しく咲き開き、熱く滾っていた。
 縄瘤に押し潰されていた肉芽も包皮が剥けてツンと紅く充血して尖り、ヒク、ヒク、と蠢いている。
 そして、愛液に濡れた肛門までが、ふっくらととろけきっていた。
653仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 後編:2010/06/28(月) 01:02:42 ID:j/t85A/f
 こんなにして、本当に感じてる。火憐ちゃん。
 「…に、いひゃん…、っ」
 可憐はあわれもない己の痴態をかくす術もなく、その一切を僕の目にさらす羞恥に、身を震わせる。
 僕は後ろ手に緊縛された火憐ちゃんを仰向けに押し倒しそのまま覆い被さった。
 縄に絞り出され胸の上で乳首を勃起させた乳房を掴み弾力を楽しむようにぐりぐりと弄び、
勃起乳首を捏ねまわす。
 そのまま熱い乳肌に舌を這わせ、じゅ、じゅるっ、と卑猥な水音と響かせ、舌を腹部から下腹へ、
ぷっくらとした恥丘の淡い茂みへと滑らせていった。
 恥丘の淡い茂みを舌でかきまぜるようにして、ツンと紅く充血して尖ったクリトリスを体内に押し込んでやる。
「ひゃん…そっ、そっこっ…っ」 
 甘い媚声を噴き上げて、火憐はその長い脚をうねらせ、腰を跳ね上げた。
 僕は顔を火憐の股間に埋もれさせたまま、抑え込むようにして勃起した肉芽を舌で絡めとり唇で甘く噛んでやる、
集中した繊細な神経をねっとりと刺激され。火憐は満足に口もきけなくなったようだ。
 ただ甘く泣き、小さな媚声が喉を絞るばかりだ。

 兄ちゃんは舌や唇を強く弱く押しつけ、また熟れた肉の割れ目にそって舌を這わせて下から肉芽に戻るというように
変化とつけて愛撫する。
 男を、肉棒の刺激の知る膣粘膜がもどかしげに捻じれる。
 それでなくとも腹底は愛撫と股縄と浣腸に存分に煮え熔かされ、とろ火にかけられたように火照っている。
 「ちょうだい…ちょうだい……っ!」
 腹の奥がドロドロに蕩け、更に熱いものが滾りだすのを、あたしにはどうすることできない。
 緊縛された裸体を揺らし、羞しい痴態を晒して、ただただ懸命に訴える。
 ジクジクと溢れる愛液の蜜にまみれた膣孔は薫りたつ牝の匂いを放ちながら、更にいやらしい分泌液を滴らせはじめた。
 溢れ出た愛液はあたしの肛門を濡らして、ツーと尻肌を滑り落ちた。
 「ほし、い、ほしのぉっ!もう、もう我慢できないよぉ……っ!」
 半狂乱で求めて叫ぶ。達することのできないもどかしさに焦れて身悶えすると、やさしく抱きしめられた。
 「いくよ、火憐ちゃん」
 見つめられ、耳元で甘く囁かれると頭の芯が痺れ、肉欲に押し潰される。自然と両脚を大きく開いていた。
 ひとりでに腰がせり上がり、期待に震えるのを止められない、股間はもうどこも愛液でびしょ濡れで、内股を
膝上まで濡らしてる。肉襞は蠢き、割れ目も肉芽も血を噴かんばかりに充血し、ジンジンと脈打つ。
 「にいひゃ、ん、きてぇ、熱くて。おっきの…で、おくを、思いっきり、いっぱい、かき…回してぇ…っ!」
 舌がもつれる。半開きの唇からこぼれた涎があごへと流れ、透明な糸を引いて落ちた。
 揉まれ捏ねられて柔らかくほぐされ、濡れ光るあたしの膣孔に兄ちゃんの亀頭があてがわれた 
「あっ、あっ、あぁあんっ!そ、そこ…そこぉ…そこなの、…ちょうだい…も、もっと、奥まで
挿れて、いれていれてぇぇ!!に、いちゃんで…いっぱいに、してぇ…っ!」
 もらえる。兄ちゃんのモノを突っ込んでもらえる。ズンズンと子宮を突き揺すられ、甘えた嬌声を上げることができる。
 待ち望む充足の与えられる歓喜と、じりじりとしか入ってきてくれない熱い肉棒のうねりへの渇望があたしを
もみくちゃにする。
 ぐっ、と兄ちゃんの腰がスライドしてあたしの下腹にドスンと腰を打ちつけた。
 ぬるっ!ぬるるっ!! ジュブッ!ズブッ!ジュズブッ!
 「!!!??…は、はひぃっ!…はぁあんんっ…っ!おっおっき、おおっきすぎ、っる!」
654仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 後編:2010/06/28(月) 01:03:36 ID:j/t85A/f
 「う、す、凄い締めつけだ!」
 「お…んんぎっ!ぎっぎっ、ぎひぃゅ!」
 (う、嘘!いれ、挿入れられただけ、なの…にぃ!!…ひゃ、ひゃん!)
  ――ぶしゅ!ぶしゅしゅ!
 一瞬で肉体は異常なまでに昂った。チリッチリッと理性が焼かれ、あたしは達した。
 キュウッと肉壁が収縮し、膣中の堅い肉棒を締め上げる。肉棒の形さえ認識できた。
 子宮からの快楽の津波が全身に伝播し、さら膣内が縮まっていく。肉棒を捻じ切りそうなほどの締め上げ。
 腰がほしがるようにガクガクとゆれる。
 それでも熱い愛液のぬめりに乗り、深く挿れられる肉棒を、こなれた肉襞をわななかせ更に咥え込もうと
しゃぶるように絡みつく。
 きつい絞めつけのなかでもジワリジワリと溢れ出る愛液は粘度と量を増して、太い肉棒を深く受け入れ、
ムンムンと匂いもきつくする。
 あたしの腰がよじれ、ずり上がろうとする身体を抱きしめられて押さえらた。
 そして肉棒の先端が深く底まで貫いた。大きな亀頭のソレが子宮口にとどき、ズンと子宮を押し込んだ。
 「おにゃ、か…っ!お、な、おっなかっが、…っ!」
 絶息せんばかりに喉が鳴り。腰をブルブルふるわせた。両脚が突っ張り、つま先がよじれそり返った。
 「火憐ちゃん!嫌だったら辛かったら。すぐに言うんだよ」
 「だい、じょう、ぶ…だから…っ。もっと。し、て」
 わかったと兄ちゃんは頷くと、気をそらすように胸の上で縄に絞り出された、おっぱいを揉みはじめた、気持ちいい。
 おっぱいを揉みながら兄ちゃんは腰をゆっくりと打ち込みはじめた。
 リズミカルな動きがあたしをゆらし、緊縛の縄がギシギシと鳴る。
 腹から背筋を抜け脳髄に注ぎ込まれる、淫熱の恍惚感に翻弄される。
 汗まみれの裸身は匂うようなピンクの光彩にくるまれ、肉棒に操られるままに啼き、よがり、うねった。
 玉の汗がいくつも肌をすべり落ちる。
 あたしの腰がひときわ大きくふるえだした。身体の芯が収縮して、衝き上げてくる肉棒をきつく締めつける。
 「あ、あっ、も、もう…またくる!い、いくぅぅっ!」
 「火憐ちゃん、何度でイカせてあげるから、我慢しないで」
 よがり声を昂らせ、恍惚にひたっていた顔は引き攣って、恥じらいの表情を浮かべる。
 返事をする余裕もなく、あたしは腰をねじり、背筋をプルプルとふるわせ、腰を跳ね上げた。 
 おっぱいが握り潰され、子宮が亀頭により胎内に押し込まれる。
 「んんく、くふぅぅ…んふぅん!ひ、ひぅうんん…」
 
 火憐ちゃんは鋭く喉を絞って、両脚を激しく突っ張らせ、緊縛された裸体をキリキリと収縮させた。
 柔い膣肉が僕の肉棒を捻じ切らんばかりにきつく締めつけてきた。
 火憐ちゃんに合わせて、僕も射精を試みる。

 「ところで避妊はしているのか?」

 突然に唐突に神原の言葉が突然脳裏をよぎった。
 僕は粘膜の感触に必死に耐え、射精をこらえた。
 火憐ちゃんの身体からぐったりと力が抜ける。
 しかし…
 「兄ちゃん…、なん、で…」
 射精を予感していた火憐ちゃんがハァハァと喘ぎながら疑問を投げかけてくる。
655仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 後編:2010/06/28(月) 01:04:39 ID:j/t85A/f
 「…あ、あたしが、妹だから、もう、くれないの?」
 中で出さないから、外で出したからって、避妊にはならない。我慢汁からだって妊娠はする。
そんなのは知ってる。わかってるんだ。
 「くっ」
 火憐ちゃん本当にわかってるのかよ、本当にいいのかよ。

 「ちょ、うだい…にいひゃ、んの熱いの、濃いの、あたしの一番、奥にちょうだい…」
 肉棒を膣内に咥えたまま、狂おしく叫んだ。汗にまみれた裸体をプルプルとふるわせ懇願した。
 ズジュッ!ズチュッ!メチュウ!
 柔肉の最奥が疼く。粘膜が発情し、昂っていく。濡れっ放しの肉襞がさらに湿り、肉棒に愛液を
塗りつけしゃぶる。男を知った自分の肉体がいかに淫らなものかを物語る。
 ギュッと膣孔が肉棒の根元を締め上げ、牡汁を求める牝の本能に語りかけるように、
子宮が収縮しているのが分かる。乾く喉。思わずゴクリと唾を飲む。
 欲しい。兄ちゃんのが。その硬い肉の棒で膣洞を割り開き、子宮を掻き混ぜて欲しい。
 肉エラで肉襞を引っ掻いて、全身を痺れさせて。考えるだけでピンクのビラビラが蠢きだす。
 牡を求める牝の本能は膣唇をを淫らにひくつかせる。
 自ら腰を突き出し、肉棒を挿入しやすい位置にぬめる肉孔を調整した。
 同時に男の本能を煽るために、腰を振り、ペニスを肉襞で刺激する。
 「にい、ひゃ、ん…。気持ちいい。んっんっんっ」
 肉棒を根元から亀頭まで包み込むように愛液で濡らし、兄ちゃんにも甘い愉悦を与えるように、
自分自身でも感じながらひたすらグラインドを続けた。
 ちょうだい、お願いだから早くちょうだい。肉体の懇願を兄ちゃんに続けた。
 「火憐ちゃん…兄ちゃんも我慢できないよ…っ。い、いくよ」
 ジュプッ!ズブジュブブゥッ!
 「あっ!き、っく、くるうぅ!あっ、あんっ!あくぅううっ!」
 肉襞を巻き込み磨り潰しながら、膣中の肉棒が突き込みを再開。ゆっくりとした動きで、
肉壺を拡張しながら熱い肉棒が身体を貫いていく。
 これまで肉体に足りなかった何かを与えてもらったような、充足感にも近い快楽を覚えた。
 唇をいくら噛んでもよがり声が出てしまう。快楽にのめり込むように兄妹は腰を合わせ、
互いに腰が捻じれあう。
 腹と腰がおそろしいばかりに収縮し、両脚に痙攣が走りはじめた。
 今度は兄ちゃんも覚悟を決めたらしい。きつい収縮を感じとり。
 「か、火憐ちゃん、火憐ちゃん、火憐ちゃん!」
 そう叫んで、最後のひと突きを深く押し込み、熱く濃い白濁の精を子宮口に押し当て、
空の子宮を満たすようにドッと放たれた。
 ドビュッ!ドブシャッ!ビチャッ!ビチャチャッ!!
 「にいちゃん!にいひゃん!にいひゃん!」
 押し潰されていた子宮が満たされて、ピチィ、メキ、と膨れ上がるのを感じた。
 下腹が膨れ上がる。腹の内側が火傷しそうだ。子宮から全身にへとスパークが走る。
 「溜まる、熱いのが、しきゅ、うに――ったま…って。イ、イグゥ…っ!いっ、ちゃ、う」
 大量の白濁汁は子宮に留まらずに膣洞を逆流、密着した肉棒と粘膜壁を掻き分けて膣唇から噴射。
 身体がガクガクとはね、もう一度きつい収縮と痙攣が激しく走った。
 「おあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああぁ。ん゛ん゛ん゛ん゛!」
 プシャッ!びくん!プシャッ!びくん!プシャッ!びくん!
 「い゛!いぐぅ゛いぐぅ゛!いぐぅ゛い゛ぐぅ゛い゛ぐぅ゛!?」
 ジョオオオオオ!プシュ!プシュ!プシュ!
656仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 後編:2010/06/28(月) 01:05:41 ID:j/t85A/f
 ガポッ ガポッ グボッ グブッ グボッ
 「お゛っ、ごぼっ、…あ゛、ぉおあ゛…っ!」
 なんだこれ?なんだこの状況、後ろ手に緊縛した妹をぺたん座りにして、仁王立ちになり、
いきり立つ肉棒をしゃぶらせる兄の姿がそこにはあった。
 てっ、言うか。僕だった。
 ちょっとまて、おかしいぞ実際、前といわず後ろといわず、何発出したと思ってるんだ。
しかも全部中出しで。
 僕の中の吸血鬼の部分が精液を出した先から補充してるんじゃあるまいな。
 しかし、僕を罵倒しまくっていた火憐ちゃんの口を、勃起した肉棒で黙らせるなんて堪らない感覚だな
実際、眼に涙を溜めた媚売りの上目遣いで懸命に舌を絡ませるさまは背筋がぞくぞくする。
「だ、出すよ。か、火憐ちゃん。の、飲むんだ…」
 火憐ちゃんスッと眼を閉じて野苺のような唇をキュッと閉じて射精にそなえた。

 ゴリッ、グリィ、と喉奥に巨大な亀頭が押し込まれる。
 「ごっ…、ごぶっぶっ…っ」
 肉茎が震えてる。く、くる。
 ドプゥ!ドクゥ!ドクッドクン!
 喉奥に放たれた生臭い精液を懸命に飲み干す。
 「んげっ!げふぅ……ん、あ、…ふぁああ…んぐぅ」
 プシャ!プシュュゥ!プシィ!
 生臭い白濁液を飲み込むだけで達してしまった。精液の生臭さ、苦味、粘り、何もかもが狂おしい
愛おしさに変換された。
 歯に絡み、喉に詰まる粘液の不快さを、何故か心地よく感じる。
 グチュグチュと唾液と混ぜ、流し込むと、胸元に精液の熱気が広がっていく。
 その熱が心を満たす。もっと飲みたいと本能が叫ぶ。
 (あちゅいっ!やけろしちゃうっ!やけろしちゃうよぉっ!)


 行間リセット。っていうか今回のオチ。

 僕と火憐ちゃんは夜具の上で恋人同士がするように寝ころび、たわいもない話をする。
 「ちょっと、縄の跡がついちゃたかな」
 「これぐらなら平気だぜ、兄ちゃん。明日には消えてる」
 「そっか」
 「ところで兄ちゃん気持ちよかったか?」
 「ああ」
 「そっか。兄ちゃんが気持ちよかったなら、あたしはうれしい」
 「兄ちゃんも火憐ちゃんが悦んでくれるなら、うれしいよ」
 僕たちは互いに笑いあった。
 だめだ。耐えられん。
 僕は火憐ちゃんに土下座をしていた。
 嘘をついたっていい。騙してもいい。迷惑だってかけもいい。借りも作るし、恩だって返せない事もあるだろう
実際。家族だからな。でもこれは甘えだ
657仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 後編:2010/06/28(月) 01:07:09 ID:j/t85A/f
 実の妹に甘えてるってどんな状況だよ実際。
 「に、兄ちゃんなんだよ!?」
 「火憐ちゃん!ゴメン。兄ちゃんには彼女がいるんだ」
 「はっ!?はあっ?」
 途端、火憐ちゃんは僕に馬乗りになった。
 「じゃ、じゃあ兄ちゃんとあたしは初めて同士じゃなかったのか?」
 「う、うん」
 「なんてこった」
  頭を抱える火憐ちゃん。おやおやなにか、おかしいよ。
 「っていうか。あたし達の許可を得ずに、兄ちゃんと交際してる女は一体だれだ」
 なんだこの馬鹿は、思考が明後日の方向を向いてるぞ。
 僕ではなく戦場ヶ原の方に敵意を向けてる。
 僕は火憐ちゃんに殺される覚悟で告白したというのに。
 「兄ちゃんと交際したいなら、あたしに勝ってからにしてもらおうか!」
 馬鹿だあぁぁぁ!とんでもない馬鹿だ!!


 かぁごめ♪かぁごめ♪。籠のなかの鳥は。何時何時、出遣る?
 夜明けの晩に。鶴と亀が滑った。
 後ろの正面、だぁれ?
 後ろの正面、だぁれ?

 籠のなかに鬼を追いこみ、逃げないように取囲み、鶴と亀を滑らせる。
 縁起の良い長命といわれている動物が滑る、つまりそれは『殺す』の隠喩、
 最後は首を切られた鬼の生首がグルリと反転して後ろの正面を見る


 メール 一件 受信しました。
 
 暦へ。羽川さまに許可をいただきました。
 縁日の日に帰ります。
 とても図々しいかもしれませんが、
 駅まで迎えに来てくれたら
 私、とてもうれしです。

 後ろの正面、だぁれ?
 後ろの正面、だぁれ?


 おわり
658仮物語 -あにいもうとモンキープレイ- 後編:2010/06/28(月) 01:09:28 ID:j/t85A/f
>>650
ですよ。
猫物語 黒 が先ですな

切りがよかったので第3弾モンキープレイはここでおわりですが、
ぶん投げたわけではありません。
第4弾は投下します。
あらすじはオチまで書いて半分は肉付け済みです。
1レスから始まった、お遊びが遠くへ来たものです。
それでは今宵はこれにて失礼します。
659名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 01:54:35 ID:0ReSnoVl
>>658
gj! オチが超こええ。
続き楽しみにしてます。
660名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 02:29:32 ID:W8/oyVlM
>>658
GJ! 火憐ちゃんはエロい子。
落ちが怖いw続き期待してます。
661名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 02:56:12 ID:NdFpwUiK
例の忍のバンソーコー。
これは忍の意思なのか。
それとも忍野の入れ知恵なのか。

「ああ忍ちゃん、パンツ脱いでこれ貼っておくと阿良々木くんが喜ぶよ」

うーん忍野のロリコン疑惑。
662名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 06:50:05 ID:CxblyLtn
>>642
読みまみた。
羽川分をたくさん補給できたよ。
ありがとう!

炉コンビのラジオ番組ネタも面白かったw
663 ◆zO7AQfurSQ :2010/06/28(月) 07:16:30 ID:JGbGcEsG
――――『怪我をしてるのかどうか、確かめてみるか?』


僕はごくりと固唾を飲み、椅子から立ち上がる。
目の前にはワンピースの裾を太腿上部までたくしあげた忍がいた。
わずかに潤んでいる目でこちらを悪戯っぽく見ている。
そのまま忍の前でしゃがみ込むとやはり下着を履いておらず、局部に少し大きめの絆創膏を貼っているのが目に入った。
僕は臀部を両手で掴みながらゆっくりと顔を寄せる。
刺激的な光景と匂いに頭がくらくらして理性が薄くなっていき、そのまま僕は絆創膏の端をくわえて剥がしていく。
にちゃ、と裏側が体液で糸を引いている。
糊というよりも愛液の粘着力で引っ付いている感じだ。
「どうじゃ、怪我をしておるか? それとも今から傷物にしてしまうのか?」
くっくっと艶っぽい笑い声に僕は何も答えず、はっはっと息を荒げながらくわえていた絆創膏を落として愛液の源泉に口を付ける。
「ん……っ」
びくんと忍の身体が震え、さらに多くの愛液が溢れ出た。
それらをすべて舌で掬い取り、忍の性器を余すところなく味わう。
敏感な陰核から膣内までじっくりと舌を這わせ、大量の愛液と僕の唾液で忍の内腿は膝まで濡れてきていた。
「忍、服消して」
今の忍の表情がみたい、そう思って僕は言った。
ふっとワンピースが消え、忍の肢体があらわになる。
いや。
一部だけがまだ隠されていた。
…………なんで乳首にも絆創膏が貼られているんだ?
忍はふふっと声を出さずに笑う。
僕は立ち上がって忍を抱きかかえ、ベッドに寝かして覆い被さる。
そのまま先ほどと同じように絆創膏を口で剥がす。
小さいながらもピンと勃っている桃色の乳首が現れ、僕はそれに舌を這わしはじめる。
「ん……ふっ……傷は……舐めて治すものじゃな……もっと……強く」
言われるままに左右の乳首を舐め、様々な刺激を与えていく。
気持ち良さそうに悶える忍の声と表情に僕はもう抑えきれなかった。
カチャカチャとベルトを外してズボンを脱ぎ、いきり立った肉棒をさらけ出す。
それを見た忍が淫靡な顔で言う。
「ふふ、傷に注射は効かんぞ。それともまた絆創膏を貼るために注射をするのかな、お前様よ?」
僕は無言で忍にキスをし、脚を開かせて性器同士を押し当てる。
忍は腕と脚を僕の背中に回して絡め、ぎゅっと抱き締めてきた。
「……いくよ」




絆創膏と聞いてここまで妄想しました。
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、忍可愛いよぉ!
664名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 10:15:52 ID:I94q3x02
ロリコン木さんの忍センサーは健在だな
665名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 01:35:13 ID:kpUbnNzL
>>658
>後ろ手に緊縛した妹をぺたん座りにして、仁王立ちになり、
>いきり立つ肉棒をしゃぶらせる兄の姿がそこにはあった。
かっこいいですよ!
なんか怖いけど、ガハラvs火憐ですむのだろうか。
>>663
忍可愛かった!!!
パンツとノーパン絵はいっぱいあるけど、
まさかの公式絆創膏!
666名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 17:57:02 ID:kGr0OYA8
>>663
…………いつだってすがりつきたくなるようなSSを書くよな貴様は……!!
667名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 18:53:36 ID:nkKtyEpj
>>663
お前最高だよ!
668 ◆DrRRDNaiwI :2010/06/30(水) 23:54:17 ID:6PloW0Bj
最近投下が多くてほくほくしてる
とりあえず最終話は最高だったよね、主にエロパロ的な意味で

今回の小ネター

「なあに阿良々木くん、日曜日に用って。何か分からない事でもあったの?」
「いやいや、ACの話」
「阿良々木くんまでメタなネタをっ!?」
「いやあ、十五話ってACの担当僕と羽川じゃん?だから一緒に見て予習しとけってさ」
「へ、へえ…」
「まあ僕は配信直後にみて今日までに既に八回は通して見たんだけどな」
「そ、そうなん、だ…」
「という訳で、れっつらゴー」

五分後。
「……もうやだ……」
「えー。いいじゃん、演出。ちょっとくどい気がしなくもないけどさあ。
僕的にはこれくらいで全然オッケーだぜ」
「そうじゃなくて…いやそれもあるけれどそうじゃなくて……」

十五分後。
「…ねえ、阿良々木くん…私、もう帰ってもいいかな…」
「何を言う羽川。最終話ACという大役を前にして最善を尽くさないなんて、
僕の知る羽川じゃあないな。僕は何度でも見返してネタを出すからな!」
「その責任感をもっと他のところで使ってほしいわ…」

視聴終了。
「…ううう…」
「うんうん想像以上の出来栄えだったな、コメントのし甲斐がある。
ところで羽川、何故燃え尽きているんだ」
「あんなの見せられてどうとも思わない方がおかしいよ…」
「えー、よかったじゃん、
泣き叫ぶ羽川とかエロシーン入る羽川とか演劇の演出入る羽川とか
ブラックなのに教室で喋ってる演出の羽川とか最後の寝言羽川とか」
「何が嬉しくて自分の失態を見ながらコメンタリーやらなきゃいけないんですか」
「失態?どこがだよ、可愛かったぞ」
「な、何言って…って、阿良々木くん!何するの!」
「何って…ナニだよ」
「ちょ、んっ…戦場ヶ原さんに知られたら…」
「それについては大丈夫」
「な、なんでっ…?」
「この小ネタの設定は作者の作『恋物語』準拠で、つまり僕と羽川は付き合っていて、
故にこういう事をしても問題ないという理論武装が僕を擁護する!」
「そんな馬鹿な!」
「羽川のあんな姿を見せられて、我慢なんか出来ねーよ!ほれほれー」
「あ、ちょ、や…っ」


「……はっ。夢か……なんだろう、ACだの設定だの、変な夢だったなあ…。
…いや、それどころか素晴らしい夢だったな!せっかくの日曜日にこんな早くに目覚めるなんて有り得ん、
二度寝だ二度寝!さあ僕に夢の続きを見せてくれ―!」
「……へえ、どんな夢を見ていたのかしら?」
「……ガハラ……さん……?」

……………………ばき どご ぼぐぅ がじゃこっ アッ―!
669名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 00:04:53 ID:+T6Jf/uG
がじゃこっ

アッ―!

怖すぐるwww
670名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 01:04:12 ID:gHAhoRNn
「私、男を掘った経験が無いの」
「いやないよ普通にないよあったら怖いよそんな経験!」
「つまり、阿良々木君は私が掘った最初の男、という事に……」
「何!? 今ピンチなのか僕!?」

>>668
うむ、やはりメタはいい。

しかし、ACはほんとに気になるな。
テレテレな羽川がギギギギさんを直視できずに
いる姿とか想像すると、ものすごい萌えるんだが。
671名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 02:16:12 ID:/HFpUXrp
削りに削って鋭利になったHB鉛筆でも複数つっこんだのだろうか・・・
672名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 08:26:31 ID:E0M+G2fn
愛する男の為ならちんこ生やす怪異くらい余裕で拾ってくるだろう
ガハラさんはそういう女だ
673名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 11:37:06 ID:M+lGRksE
「阿良々木君は皮が余っているでしょうから全部止めちゃいましょうね」
「まてよなんだよそのホッチキスなんでしゃがみこんで社会の窓に手を添えているんだよ」
「出す必要のないものを出せないようにしてあげるだけよ」

674名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 14:27:42 ID:M+lGRksE
>>668
ばき と どご と ぼぐぅ は神原に任せたのではなかろーか?
675名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 17:53:08 ID:1eZD7FnS
15話のACは前編無音、もとい無言にてお送りいたします
676名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 20:49:27 ID:q/uTefZZ
ぴっちりしたブルマを穿かせて腰周りのラインやドテを浮き彫りにさせんのと
短パンを穿かせて、ローアングルからこっそりパンチラさせんのと
どっちがエロいのかなあ
677名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 22:46:42 ID:QiL7kGLR
個人的には後者のが好みだなぁ
まあ、んなことはどうでもいいや

「ブルマによって引き出される肉感的エロスと、短パンから覗く三角ゾーンがもたらすチラリズム!
 どちらがより魅力的もといエッチなオーラを発するのかを実験したい!!」
「勝手にしてろ!!」
「いいのか!?」
「引き留まってくれよチクショー!!!」
みたいな感じで暴走する神原さんなら見えました
678名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 23:14:28 ID:+T6Jf/uG
>>677
つくづく神原っておいしいキャラだよなw
679名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 20:31:07 ID:Z4C1hxNG
つばさキャット完成版OPがエロ過ぎるw
680 ◆DrRRDNaiwI :2010/07/02(金) 23:20:53 ID:j7EdRXtg
完成版OP見た!精神を凌辱する怪異、ってのがよく出てたと思う
…まあそれ以前にバサ姉がものすんげえエロかったがな!

ところで変なタイミングでトリつけたせいか
保管庫の俺が二人いるんだがこれはどうしたらいいんだぜ?

というわけで今回の小ネタ。ていうか歌ネタ。OP談義です


「ガハラさんのOPの歌詞、明らかに良い子ぶりすぎだろ」
「そう?私の本心なのだけれど」
「……っ!反応に困るっつうかこっちが照れるからやめてえええ!」
「どこまででーもつーづーくーっ♪このそーらのーよーうなーっ♪」
「いやあああ!可愛すぎる、なんだこの生き物!」


「八九寺は自分の境遇茶化し過ぎじゃねえ!?」
「いえいえ、生前はあんな風だったのです。もう二度とあんな風には帰れませんがね…」
「やめてえええ!こっちまで悲しくなるからやめてえええええ!」


「神原は…まあ、神原らしい元気いい歌だったな」
「うむ」
「まあらしくないっちゃあらしくなかったが」
「うむ。私のOPという事である程度は作詞の権限も貰ったのだが、
私の心の赴くままに詞を書き綴ったら突き返されたのだ」
「だよな…」
「私としては、もっとこう、女心溢れる詞にしたかったのだが」
「お前の考えるそれは絶対に女心ではないな!」


「千石の歌は、結構意外だったな」
「やっぱりテンポとか、撫子のイメージと違ったかなあ…?」
「いやいや、歌詞の方。まるで恋してる女の子みたいだったな」
「………っ!」
「そういえば好きなヤツがいるって言ってたっけ」
(や、やっと暦お兄ちゃんが気づいてくれた!?)
「はは、千石みたいな可愛いのに惚れられるなんて羨ましいな、妬けるぜ」
(……ですよねー)


「……………………」
「……………………」
「……………………」
「…………あの、阿良々木くん。無言は流石にきつかったり」
「……歌詞が重すぎます。アニメ映像も重すぎます。僕に一体どうしろと」
「そう言われてもねえ。こう、想いのままに歌って、って言われてその通りにしたらあれが出来ました。
流石にアニメ版であそこまでされるとは思いもしませんでしたが」
「想いのままって!それが重いんだよう!」
「…じゃあ聞くけど、戦場ヶ原さんの彼氏という立場を取っ払っての、アニメ版OPの感想は?」
「エロスは正義だっ!」
「……変態」
681582:2010/07/02(金) 23:27:00 ID:nVbZHwQM
>>672
ちんこ生やしたガハラさんで思いついた
ちんこが無い阿良々木さん いわゆる女体化
元キャラがチビなのでロリ 凄く気にしてるくらいなので145cmくらい

「ついに私の事ロリって言ったわね!」
私の背の低さと胸の小ささがバレるじゃない
私が適当にボカしてれば分からないことなのにぃ!

で、キスショットが金髪イケ面で現在ショタ
忍野は清潔感の無い住所不定中年女性? 
とかなんとかでTSモノ書けないかなぁと色々思索してみたけど、
この面子で傷物語をやった場合
巨根の男羽川が下着脱いでロリ阿良々木に渡したりとか想像したら凄く萎えた
682名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 23:40:27 ID:NoYBgKV+
巨根羽川「ど、どうか俺のノーパンチ○コをシコシコしてくださいっ・・・」

巨根羽川「あ、阿良々木にしごかれるためだけにここまで大きくしましたっ・・・」

巨根羽川「お、大きさと固さがこれ以上ないくらいと自負していますっ・・・」
683名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 23:46:49 ID:eAJjhjiC
ギャグにしかならねえwww
684 ◆DrRRDNaiwI :2010/07/02(金) 23:59:56 ID:j7EdRXtg
>>681
女体化ららら木さんで思いついた小ネタ。
興が乗ったら書いちまうかもしれないw

「阿良々木くーん?どうしたの、いきなり呼び出して」

ああ、羽川が僕の部屋に入ってくる。
僕を見たら驚くだろうな。

がちゃり。扉が開く。
部屋に入ってきた羽川が見たのは、
普段よりさらに小さくなった僕だった。

「阿良々木くん…?」
「羽川。まずは何も言わずにこれを見てくれ…」
そう言って、サイズが変わったせいでだぼだぼのパーカーを脱ぐ僕。
中には、小さくはあっても確かに膨らんだ、双丘があった。

「朝起きたらいきなりこうなってたんだけどさ、これどう思う…?」
「阿良々木くん、そんな趣味が…」
「違う!冤罪だ!なんなら下も見せてやろうか、僕も怖くてまだ見れてないんだぞ!」

ああ、どうしたら戻れるのだろうか。
これは、ひょんなことから女になってしまうという、まるで二流のギャルゲみたいな事態に
襲われた僕が、健全な男の子に戻るための物語である。



女物語  第変話   こよみガール
685名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 02:48:41 ID:TSOHZacC
続きは!?ないのですか?
686名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 03:11:48 ID:NAerhHb6
神原に0.01秒で組み倒される暦の姿が見えた。

アニメのほう、羽川が公式で輪姦されてると思うと萌える。
687俺も便乗しよ ◆zO7AQfurSQ :2010/07/03(土) 05:44:36 ID:NY6FpFMO
性別転換ものはいい。
いいものは決して無くならない。


自分で言うのもなんだが僕は平凡な高校生ではない。
少なくともここ数ヶ月は波乱万丈な生活を過ごしていると言えるだろう。
しかし。
だけど。
今起こっているのは人間をやめた地獄のような春休みの出来事に匹敵するような、そんな事態だった。
脳が考えることを停止しようとするなんて僕には初めての経験である。
「……………………女の身体になってる」
呟いて聞こえた自分の高い声に違和感を感じ、胸の脂肪の重さに違和感を感じ、股間の寂しさに違和感を感じる。
着の身着のまま家を飛び出した僕はかつての羽川を思い出した。朝起きたら猫耳が生えていた羽川も今の僕みたいな気持ちだったのだろう。
ただあの時の羽川と違うのは僕には誰にも連絡する気がないことだ。まあそれも当然、誰が好き好んでこんな姿を見せるものか。
とりあえずあとで忍が目を覚ましたら相談してみることにしよう。
自然と僕は学習塾跡の廃墟に向かう。

――――同時刻のある電話
「大変だ戦場ヶ原先輩! 早朝トレーニングをしていたら街中で阿良々木先輩がかくかくしかじか」
「あらそれは大変ね、私達が何とかしてあげないと。詳しい話を聞きたいから阿良々木くんの妹さんに連絡を取って例の学習塾跡に呼んでくれるかしら? どうせあの男……今は女ね、行く場所なんてあそこくらいよ」
「了解した。戦場ヶ原先輩はどうするのだ?」
「とりあえず頭のいい何でも知ってそうな同級生を連れて行くわ」

――――街中
(はあ……帰りたくねぇなぁ……)
(おや、あそこでため息をついて歩いているのは……阿良々木さん? いえ、女性……気になりますね、後をつけてみましょう)

――――阿良々木家
「遊んでるとこ悪い月火ちゃん! なんだかよくわからないけど兄ちゃんがピンチらしい! 神原先生から連絡が来たので行ってくる!」
「火憐ちゃん、当然私も行くよ」
「あ、あの、撫子も行く」

――――学習塾跡
「考え事をしてたら随分遅くなってしまったな……ん?」
「遅かったわね阿良々木くん」
「大事ないか阿良々木先輩!」
「な、なんでお前らが」
「そんなことより事態の解決が先だよ阿良々木く……阿良々木さん」
「何で言い直した羽川!」
「いいからいいから、楽しも……何とかしようぜ姉ちゃん」
「お前ら絶対楽しんでるだろー!」
日曜日早朝。
人通りのない廃墟に僕の悲痛な叫びが響いた。

続かない
688名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 05:56:33 ID:NAerhHb6
誰が生えるんだろうな……!?
689名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 17:12:47 ID:lwFLW8TE
ある初夏の日、偶然会った八九寺と一緒に歩いていると、にわか雨が降ってきた。
軒先で雨宿りしながら、僕は八九寺といろいろ話をした。
「せっかくありゃりゃ木さんに会えたのに、びしょ濡れになっちゃいましたねー」
そう言って嬉しそうに笑う八九寺の髪の毛は濡れて、つやつやしてとても色っぽかった。
小5にしてはご立派な胸の膨らみとか、濡れて透け透けのブラウスの下の子供用ブラとか見てたら
僕は、突然恋に落ちたんだ。
690名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 20:31:21 ID:epMv+02E
恋に落ちたというか畜生道に堕ちたというか
691名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 20:45:59 ID:THPbvy6r
>>680
>サーキュレイション
暦お兄ちゃんの姿が唯一明確に描かれているOPだというのに・・・w
692名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 21:59:44 ID:Bbv5y8DN
>>691
あれ?一応神原OPでも姿出てきてなかったっけ?
693名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 22:11:56 ID:THPbvy6r
>>692
アホ毛表示じゃなかったっけ
694名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 22:16:20 ID:Bbv5y8DN
BD確認したら一応ベンチに座って全身写ってるシーンがあった
695名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 22:18:48 ID:THPbvy6r
すまん。向かい合ってるのを横から見たシーンではちゃんと描かれていたね
696 ◆DrRRDNaiwI :2010/07/03(土) 23:43:45 ID:6jBy+W6k
>>691
説明不足でごめん
これ、全キャラCD聞いてる設定なんだ
んでもってバサ姉は例外でネット配信。

と弁解しつつ小ネタ小ネター
原作っぽいレイアウトとか知りません


『人物語』

こよみ「…これは何の企画なんだ?」
つばさ「私たち一人一人について、言いたい事言おう!ってコーナー」
ひたぎ「…佰物語のキャラ版、といったところかしら?」
つばさ「まあざっくり言うと、そうだね」


『あららぎつきひ』

こよみ「…恐ろしい妹だよ…」
つばさ「なんで?賢いし可愛らしいじゃない」
なでこ「ららちゃんは良い娘だよ」
つきひ「お兄ちゃん、皆がこう言ってくれてるのにひとり空気を読まずに私を責めるの?」
こよみ「誰もこいつの恐ろしさをわかってねえ…」


『あららぎかれん』

こよみ「正真正銘、ただの馬鹿だ」
つばさ「…まあ、貝木さんの件では短絡的だったねー」
かれん「月火ちゃんと違って扱いが酷いっ!?やっぱり私の味方は、
     相棒の月火ちゃんだけだよ…」
つきひ「いや、この流れに乗って言わせてもらえば…火憐ちゃんって、
     年を経る毎に頭弱くなってるよね…」
かれん「そんなあ!月火ちゃんまでっ!?」


『せんごくなでこ』

するが「…ラスボス、だな」
まよい「恐ろしい娘です」
つばさ「八九寺ちゃんの方が年下じゃない…でもまあ、恐ろしいには同意かな」
こよみ「なんだよ皆。千石の評価おかしいぜ?あいつは内気だけど、良い奴だよ?
     昔兄的存在だっただけの僕を、今でも相手してくれるんだからさ」
つばさ「…何が恐ろしいって、対象が恐ろしさに全く気付いてないところなのよねー」
まよい「むしろ、気付きたくないように見えますがね」
697 ◆DrRRDNaiwI :2010/07/03(土) 23:47:32 ID:6jBy+W6k
『はちくじまよい』

こよみ「ラッキーアイテムっていうか、ラッキーウーマンだな」
つばさ「うんうん。会うとなんだか幸せなんだよね」
こよみ「こう、なんだかさ。温かい気持ちになるんだよ」
つばさ「ほんわかするっていうか、優しい気持ちになれるっていうか」
こよみ「言う事なす事可愛いんだもんな。あのセリフ噛みすら愛おしいよ」
つばさ「あのために会いにいくといっても過言ではないよねー」
まよい「…阿良々木さん、羽川さんの前で猫被りすぎです…」


『かんばるするが』

こよみ「僕はそろそろセクハラで彼女を訴えることを本気で考えている」
なでこ「『阿良々木先輩を押し倒してしまえば話は早い』とか言われた…」
こよみ「神原てめえ!今度の掃除は本を中心に処分してやるから覚悟しとけ!」
するが「か、勘弁してくれ!あれらは全て(ピ――――)!」
こよみ「待て!わ、悪かった!悪かったから黙れっ!」
するが「(ピ―――)が(ピ―――)であり(ピ―――――)なのだ!
     ゆえに(ピ―――)であるからして(ピ―――――)!」
こよみ「ええい、この話は終わりだ!」


『せんじょうがはらひたぎ』

ひたぎ「…特に、話す事もないわよね。基本私は没個性だし」
こよみ「大有りだよ!何自分の前科放ったらかして空気キャラぶってんだ!
     お前には個性しかねえよ!」
まよい「んー。なんというか、あそこの関係は変わりませんねえ」
つばさ「ギャグパートのコントの冴えは、抜群なのにね」
するが「だがしかし、メインヒロインにも関わらず、エロパートの活躍はあまりないぞ。
     本編でも、阿良々木先輩との絡みは一番少ない気がする…」
まよい「流石ヒドイン、扱いも酷いということでしょうか」


『はねかわつばさ』

まよい「………」
なでこ「………」
するが「………おお、やっと読み終わった。
     やはりこの本は羽川先輩を語る上で、外せないな」
ひたぎ「………羽川白書、とでも言おうかしら。非常に癪だわ」
こよみ「いや、お前ら…なに読んでんの?」
つばさ「ていうか、読んでるだけで私のこと何も語ってないし」
するが「いやいや、羽川先輩。今ちょうどこの本で予習を終えたのだ…
     さあ皆語ろうか、先程読んだ『傷物語』の内容を踏まえて」
こよみ&つばさ『……………っ!?』
698 ◆DrRRDNaiwI :2010/07/03(土) 23:48:16 ID:6jBy+W6k
『おしのしのぶ』

こよみ「お前が世俗に染まってしまった事が、僕はとても悲しいよ…」
しのぶ「ミスタードーナツを楽しんでおる時に、辛気臭い顔をするでないわ」
こよみ「あーあ。あの御洒落美人高飛車高慢吸血鬼女王はどこ行っちゃったんだろ」
つばさ「いいじゃない。こんな風に穏やかに話が収まって」
こよみ「僕の財布の中身が穏やかじゃないのも、問題のひとつなんだよ…」


『おしのめめ』

するが「結局は全額チャラになったとは言え、阿良々木先輩は忍野さんに、
     合計で一千万円も請求されていたのだな」
こよみ「今から考えると恐ろしい話だ…」
するが「千石ちゃんの時の様に何か特別な道具を使った訳でもないのに
     そんな値段がつく辺りに、忍野さんのスキルの高さを感じるな」
こよみ「巧みな技には相応の価値がつく、って事か?あいつがロリコンという可能性もあるが」
するが「だとしたら忍野さんは同士だ」
こよみ「流石の忍野もそれは嫌がるだろうな…」


『えぴろーぐ』

こよみ「あ、あれ?僕、結局出番なし?」
つばさ「残念だったね。まあ私の扱いも扱いだしいいじゃない」
ひたぎ「と言うより、エロパロなのに欠片もエロくなかったわね」
するが「そこはそれ、15話は最高にエロかった、ということで」
こよみ「良くねえ!」

めめ「もうさっさと終わった方が、阿良々木くんの傷口を深くせず済むんじゃないかなぁ…」
699名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 02:04:58 ID:PO1TJr/v
はちくじのは特にホントにありそうだw

他も面白いw
700名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 02:30:48 ID:fkXdSFMo
人物語おもしろかったw
ヒロイン同士の会話ってドキドキするよね
701名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 02:37:30 ID:PO1TJr/v
Sugarsweetnightmareは、多分こんな感じの内面を描いてるんだろうな、と考えてちょっと書いてみた小ネタ。
微エロ有り。
---------------------

 追いかけてくる。
 追いかけてくる。
 私はそれから逃げるばかり。
 逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。
 ……何から?
 何から逃げるの?
 私は、何から逃げているの?
 振り返ってみても、そこには誰もいない。
 いるのは、そう、ただ一匹の

       猫

 だけ。
 私の後ろをついてくる。

       猫

 だけ。

       猫?

 私は、それから逃げているの?
 どうして? どうして逃げているの? 私はどうして――どうして――

 どうして、逃げなくちゃいけないの??
 
 ……っ!
 疑問への答えがやってきた。
 ずっと、ずっと続いている頭痛。
 あの人が、私ではなくて彼女を選んだと知ったその日、それは始まった。
 そして、今も続いている。続き、続けている。
 だんだん、大きくなって。

       猫

 だんだん,強くなって。

      猫

 だんだん、酷く、なって。

     猫

 猫が、近づいてくる。
 頭痛が、大きく、強く、酷く、なる。
 逃げなきゃ。それから逃げなきゃ。
 猫から。
 痛みから。
 ……。
 どうして?
 どうして、逃げなくちゃいけないの?
 どうして

 受け入れちゃ駄目

 なの?
702名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 02:37:44 ID:PO1TJr/v
 甘い、甘い、それは悪夢のような誘惑。
 抗おうとする心を、溶かしつくしてしまうような、熱い熱い、魂への誘惑。
 白くて白い、砂糖のような誘惑。
「あ……ああっ!」
 誘惑は、その魔手を私の身体へとかけた。
 無数の手が、私の身体を弄ぶ。
 猫はもういない。
 頭痛は、もうしない。
 猫は、私なのだから。
 頭痛は、私の抗いだから。
 私は、これから、いなくなる。
 抗う私は、もういなくなる。
 だから、猫は、もういない。
 頭痛も、しない。
「あ……いや……だ……めぇ……」
 伸びてきた無数の手は、胸をいやらしく揉まれ、太ももを卑猥にさすられ、一番大事な部分すら、淫らに刺激する。
「やめ……て……んっ、くぅ……」
 快感。
 何もかも、忘れてしまえばいいという、それは誘いだ。惑いだ。――合わせて、誘惑、だ。
 抗おうとする言葉とは裏腹に、私の頭は真っ白に、純白に、何も無い無へと、染まっていく。削られていく。
「あぅんっ!?」
 声とともに、何かが、途切れた音がした。
 私は一気に駆け上がる。真っ白な、何も無い、何も考えなくていい、何も思わなくていい、何も、誰も、想わなくていい、
そんな場所へと、駆け上がっていく。
「あ、ああ……あああ、ああああっ!」
 びくんびくんと身体が震えるのと同時に、私は白くなった。
 白い、猫になり。
 私は――いなくなった。


(……やれやれ。ご主人様も強情にゃ。もうちょっとオレに頼ればいいのににゃ)
 羽川になった猫は、猫になった羽川は、眼下の二人を見下ろしながら、そんな事を思う。
 その内の一人。その、どこか冴えない、身長も高いわけじゃない、客観的に見てどこがいいのかさっぱりわからない
少年が、猫である羽川の、羽川である猫の、想い人。
 なるほど、確かに心に小さな火が灯ったような、不思議な感覚だにゃ、と、猫は、羽川は、そう思いながら、想いながら
口を開いた。
「にゃははは! また会えるとは驚いたにゃ、人間!」

                                                  -本編へ続く-
703名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 02:39:13 ID:PO1TJr/v
ここまで投下です。

あのエロシーンと、その前の猫から逃げてるのは、
羽川の理性がブラックになるまいと抵抗してる所なんだろうな、
との解釈でw そして、そんな羽川の抵抗をエロ蹂躙する
エロ猫という、これはもう辛坊たまらんな状況でございますよ!
704名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 04:52:09 ID:vRg0m5VD
乙 羽川がエロすぎて精神的な物より肉のほうが先にきちゃってた。
705名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 08:31:48 ID:2Vt6+t2Z
すぐ下の妹の火憐ちゃんは小さいときから男勝りな奴で、兄妹喧嘩をするとよく殴り合いになった。
体格差もあるし(あっちのほうがデカい)、やはり長年戦いに命張っててきたような女だから強い。
でも僕も半分吸血鬼だし、力は互角。
襟を掴んで、ぐっと引っ張って引き寄せ、押し倒して体重をかける。
上に乗ったら確実に勝てる。流石に顔はヤバいが、体を殴りまくる。
抵抗する火憐ちゃんの服を引っぱったらビリビリに破れてしまい、なんか妹をレイプしてるみたいな感じになってきて、
僕はなんだかムラムラしてきた。
攻撃してるようにみせかけて、胸のおっぱいをむにむに揉みまくったりした。
はじめは「この野郎ー」とか言いながら僕を無心に殴っていた火憐ちゃんだったが、
僕がソの気になってきたことに気づいて、「ちょ、やめてよ兄ちゃん、やめて」と言い出した。
その声をきいて、僕はますます興奮してきた。
胸から腰までのラインを両手で挟むようにして、上下にすーっとなぞったら、感じちゃったのか、
火憐ちゃんのパンチは、さっきと違ってやけにふにゃふにゃっとしてきて、
殴られても痛くも痒くもない。僕は火憐ちゃんに抱きついて、その肉体の感触をじっくりと楽しんだ。
セックスしたくてたまらなかったけど、やり方とか知らないから、とにかく身体じゅうのあちこちを触りまくった。
そしたら気づいたんだが、スレンダーなくせして、胸とか腰とかやったら柔らかくて、明らかに男の体と違う。
そうやって揉んでるうちに火憐ちゃんの表情が女っぽいというか色っぽいというかソソる感じになってきて、
いつもの火憐ちゃんじゃないように思えてきて、何故か気持ち悪くなってきた。
妹相手にこれ以上はやっちゃいけないんだと子供心にぼんやりと思って
立ち上がって火憐ちゃんを立たせたら、やけにしおらしい声で「しないの?」と言われた。
そのあと、部屋の明かりを消して服を脱がせあい、何度もセックスした。
706名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 08:40:34 ID:PDOlwRcv
西尾っぽいSSが読みたいですにゃー
707名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 09:58:08 ID:QfT0Zz62
アララギがヒロイン総寝取られるSSが読みたい
708名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 11:06:17 ID:Jz+41Bux
やはり火憐ちゃんは良いな
709名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 20:37:50 ID:ROFmpz5I
火憐ちゃんはいいものだ
710名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:33:06 ID:vRg0m5VD
阿良々木さんが性欲感じたのって火憐ちゃんだけだろ?
711 ◆DrRRDNaiwI :2010/07/05(月) 00:21:31 ID:egYVRyqE
職人様方GJ!羽川ネタの方は私情でもいっちょGJー!(何

ところでここってエロの欠片もない長編って許されるのかしら。
とか言いつつ小ネター

「ナスカ木さん」
「人の名前を超高速移動が出来る怪人のように言い間違えるな。僕の名前は阿良々木だ」
「失礼。噛みました」
「違う、わざとだ…」
「噛みまみた」
「わざとじゃないっ!?」
「買いました」
「メモリをか!?」

「まあこんな至極どうでもいいルーチンワークは放っておいて」
「お前はこのやりとりをそう捉えていたのか…」
「結局のところ、阿良々木さんは自分の節操の無さについてどうお考えなのでしょうか」
「…………正直に言えば良いんだな?」
「当然でしょう」
「どうしてこうなった」
「想像の三倍無責任です!」
「いや、だってよ…僕、ほんの数か月前まで根暗のぼっちで落ち零れだったんだぜ?
今の状況は学業の不振に悩んだ僕が自殺を企て失敗し、植物状態になって見ている夢だと言われたら、
信じる」
「普段あなたを貶している私が言うのもなんですが、そこまで自分を卑下しなくても!」
「まず春休みの件から有り得ねえもんなあ」
「…まあ、吸血鬼ですもんねえ」
「いやいや、パンチラの話。そんなのフィクションだと思ってた」
「やはりあなたは変態です」
712名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 12:27:02 ID:EOJHRwv2
>>711
ナスカ・ドーパントかっこいいよな。俺は断然青ナスカ。
エロ無し長編についてはいいんじゃないかな。
前にも戯言ものであったし。
出来ればヒロインとイチャイチャするやつだと嬉しい。
713名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 14:54:26 ID:xZKSXHbb
>「いやいや、パンチラの話。そんなのフィクションだと思ってた」
>「やはりあなたは変態です」

こんだけあれば十分エロパロスレの作品だぜ
714名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 16:33:01 ID:p3vkA57g
まあ、そればっかりになると流石にアレかもしれないが、
たまにはいいんじゃないかな。
715名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 16:46:09 ID:L+NcVXNw
彼氏が妹のおっぱいを我が物顔で揉みしだく話まだー?
「あwお兄さんお邪魔してまーすww」みたいな感じで。
716名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 17:02:08 ID:OzsfA7tg
一緒に揉めば幸せになれる
717名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 17:16:33 ID:p3vkA57g
「ふっ……やはり中学生、まだまだ甘いな瑞鳥君!」
「なっ!? 僕のこのフィンガーテクニックが、甘いですと!?」
「そうだ! 火燐ちゃんの胸はまだまだ発育途上! よってそのように
 乳房全体を刺激しても、性感帯としての機能は薄く、快感を覚えさせる
 事はできふげらごへっ!?」
「……誰の胸が発育途上だってぇ……?」
「か、火燐。僕は君のそのちっぱいも、大好きだよ」
「ちっぱい言うなぁっ!」
「ひでぶっ!?」

・・・あれ? どうしてこうなった?
718 ◆DrRRDNaiwI :2010/07/05(月) 17:34:43 ID:egYVRyqE
長編の件返信ありがとう…
だが!とりあえず>>712には一つだけ言っておく!

赤ナスカは譲れない
719名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 17:43:23 ID:yht4NHNz
>>717
ざんねん! こよみの じんせい と かれんの はついく は おわってしまった
720yann:2010/07/06(火) 22:39:09 ID:H/u7cleo
投下します

「たまには責めをしたい」
簡単な一言だったその結果、僕は鎖につながれている。
「なあ神原。」
「何だ阿良々木先輩?」
「できる事ならこの拘束を外して欲しいのだが。」
今、僕は変態後輩に捕らわれている。理由は簡単。Mなはずの神原がSに目覚めてしまったのである。多分、とある毒舌家の影響だ。そのおかげで僕はピンチ(?)に陥った。
「阿良々木先輩、こちらも一つ聞いていいか?」
「ん、・・・どうぞ。」
この状況で何を聞きたいんだ。よし聞いてやろうじゃないか。
「どうして阿良々木のココはこんなに勃っているのか?」
変態後輩がやらしい目付きとなった。・・・・今、なぜか僕の46センチ砲は射角40度を向いている。あれ?僕はMだっけ?変態後輩に変態と呼ばれる程変態だっけ?頭が混乱してきた。そんな事を考えている時突然すさまじい快感が体を走った
「!!」
急いで快感の発信元を特定する。変態後輩いや、神原が僕の主砲を掴んだのだ。
「可愛い犬がいる。誰の犬だろうか?」
僕の主砲はビクビクしている。
「か、神原離してくれ」
「何を言っているんだ?阿良々木。私はただ犬をかわいがっているだけだぞ?それにしても可愛いないい子いい子しよう。」
そう言うと神原は僕の亀頭を手のひらで擦ってきた。
「あ”あ”あ”あ”あああああ!!」
恐ろしいほどの快感の中、僕の意識は飛んだのだった。ただ、かすかに

「ふふ、阿良々木先輩は可愛いな。」
と聞こえた。
721yann:2010/07/06(火) 22:45:44 ID:H/u7cleo
小ネタですが続きます
722名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 22:46:50 ID:My+R2icN
早漏なうえに、偽装描写とはいけないねぇ。
723名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 23:50:40 ID:2FxGHIiU
ひたぎがひと夏のアバンチュールに行きずりの男と寝ちゃうSSとか読みたい。
724yann:2010/07/06(火) 23:55:35 ID:H/u7cleo
すいません、今日続きを書くつもりでしたが、
用事が出来てしまったので後日にします。
725名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 03:27:14 ID:Za/yJuoe
話を考えると誰かのエロに行くまでに色々物語があるわけだが
阿良々木さんが付き合ってるという設定だから色々苦労するわけで
ガハラさんとは付き合わず普通に独りだったなら
その苦労はより短く済むものかと思った。
あくまでガハラさん以外との場合だけど
726名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 10:57:15 ID:i/vIV9JA
そして二度とID:H/u7cleoの姿を見ることは無かった
727名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 22:53:06 ID:CKF0RMel
>>720
俺得神原きたああああああああっ
是非続きお願いします!
728名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 22:57:45 ID:Za/yJuoe
まとめでわっふるさんの読むとやっぱフェラ描写うめえ。特にというかやっぱり忍の。
729名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 23:00:08 ID:S3kXR+Vm
ひたぎが誰にでも股を開いちゃう怪異に捕まればいいのに
730名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 23:03:59 ID:6Ug45H+Z
女郎蜘蛛
  糸で男を縛り嬲り者にした挙句に食い殺す怪異

なんとなくひたぎさんにぴったりのような気が・・・
731名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 23:25:36 ID:Za/yJuoe
サキュバス以外にも西洋魔物に男を誘うような奴なかったけな。
732 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/07(水) 23:26:11 ID:b03JlQeO
「戦場ヶ原、お誕生日おめでとう」
7月7日。
七夕。
僕は戦場ヶ原の家を訪ねてインターホンを鳴らし、出てきた恋人に向かって花を差し出しながらそう告げた。
「…………」バタン
「おい! なぜドアを閉める!?」
「冗談よ」ガチャ
「頼むから今日くらいはいじめないでくれよ……」
「あ、あの、突然でびっくりして、嬉しくて、でも恥ずかしくて」
「今更ぶりっこするな! 無表情でそんなセリフ言われても説得力ねぇよ!」
「萌えないかしら?」
「……ちょっとだけ萌えた」
そんな馬鹿話をしながら僕は戦場ヶ原の家にあがる。
誕生日に彼女の家とくれば色々あるだろうけどとりあえずすることはひとつ。
受験勉強である。
1日も疎かにできない受験生なのだ僕達は。
……言ってて悲しくなるので訂正、勉強が必要なのは僕だけです、はい。
戦場ヶ原が僕のあげた花を花瓶に活けている間、勉強道具を取り出す。
「ところで阿良々木くん、その箱は何なのかしら? 見たところケーキみたいだけれど」
「ああ、せっかくだから二人で食べようと思って買ってきたんだ、あとで食べようぜ」
「いえ、あまり置いとくとすぐに悪くなっちゃうわ、せっかくだし早速いただきましょ」
そう言って皿とフォークを用意する戦場ヶ原。
勉強を優先しないとは珍しい。やはり自分の誕生日だし特別だということだろうか?
とりわけたケーキを黙々と食べる僕ら。
…………なんだこれ。
彼女の誕生日でケーキを食べているというのに妙に雰囲気が重い!
思えばこの時の僕はすこしどうかしていたのかもしれない。
その雰囲気を払拭しようととんでもない行動に出たのだ。
「戦場ヶ原、あーん」
「…………」
一切れのケーキが乗ったフォークを差し出され、無表情にそれを見つめる戦場ヶ原。
さ、さすがにやりすぎか?
文句や罵詈雑言が飛んでくる前にその手を引っ込めようとした、その時。
驚くべきことに戦場ヶ原が目を閉じて口を開いたのだ。
僕の方が戸惑って動きを止めてしまうが、すぐに我に返る。
最後まで何か裏があるのではと疑いながら手を伸ばすが、特に何事もなくケーキは戦場ヶ原の口に収まった。
「ん……おいしいわね」
咀嚼しながら言う戦場ヶ原の表情は相変わらず何も感情がこもってないように見える。
が、多分僕にしか気付かないであろうほんの僅かな変化。微かに唇の端が上がり、頬が赤くなっている。
何だかそれが可愛くて、つい僕もにやけてしまう。
733 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/07(水) 23:28:06 ID:b03JlQeO
「…………何よ」
「何でもないさ、ほら」
僕はもう一度フォークにケーキを乗せて差し出す。
今度も戦場ヶ原は何も言わず、素直に口を開ける。
それを繰り返し、結局僕の分はほとんど戦場ヶ原が食べてしまったが、別に構わなかった。
だけどすぐに戦場ヶ原が僕に返してくる。
「阿良々木くん、あーん」
「…………」
以前も似たようなシチュエーションがあった。
が、今回は信用してもいいだろう。
………………いいよな?
僕は恐る恐る口を開ける。
やはり何事もなく戦場ヶ原は素直にケーキを僕に食べさせてくれた。
結局戦場ヶ原の分は僕がほとんど食べてしまい、互いのを交換したような形になってしまう。
「ねえ阿良々木くん」
食器の片付けを終えた戦場ヶ原が声をかけてくる。
「なんだ?」
「去年の誕生日のSSではプレゼントで身長を貰ったけれど、今年は何をくれるのかしら?」
「何でここにきてメタなセリフが出てくるんだよ!?」
せっかくいい雰囲気になってきたと思ったのに!
だいたい身長を分けてやった覚えもないし、僕達はまだ付き合って数ヶ月のはずだ!
「あら、私達の世界はサザエさん時空じゃなかったのかしら?」
「時の流れは遅いかもしれないけど同じイベントを繰り返したりはしてねぇよ。お前が言ってるのはパラレルワールドだ」
「そう、それじゃ」
戦場ヶ原は肘をテーブルに突き、手に顎を乗せて悪戯っぽく笑う。
「身長を分けてくれなかった阿良々木くんはいったい何を私にプレゼントしてくれたのかしらね?」
「っ…………!」
わざとか? わざとなのか!?
一応プレゼントは用意してあるけども、下手な対応はできない。
ここは一旦話を逸らそう。
「そういえば戦場ヶ原は僕の誕生日って知ってるのか?」
「ええ、以前学生証を覗き見させてもらったわ。残念ながらその日は11月12日だったけれども」
「だからまだ付き合ってから秋にはなってないだろうが! しかも何だその悪意バリバリの日付は!」
ちなみに僕の誕生日は11月11日である。
ふうっとため息をついて僕は自分の鞄を漁った。
ムードも雰囲気もあったもんじゃないので、さっさと渡すことにしたのだ。
「戦場ヶ原、お誕生日おめでとう。そして生まれてきてくれて、僕の前にいてくれてありがとう」
そう言いながらラッピングされたプレゼントを差し出す。
が、戦場ヶ原は動かない。
声をかけようとしたところでふるふると戦場ヶ原の身体が震えているのに気付く。
734 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/07(水) 23:31:43 ID:b03JlQeO
「せんじょ……うわっ」
僕の差し出したプレゼントをパシッと引ったくってそのまま僕に抱き付いてき、勢いで倒れてしまう。
くっついているせいで顔がよく見えないが、ちらりと見えた表情は明らかに笑っていた。
「阿良々木くん、私にキャラに合わないことをさせてどうしようっていうのよ?」
それって……嬉しくてつい笑顔になるってことだろうか?
僕としては是非とも見たいとこなのだけれども。
だけど首を捻ろうとすると強制的に抑え込まれる。
仕方ないので背中に手を回してぽんぽんと軽く叩く。
「……………………好きよ、暦」
「!!」
僕の心臓が大きく跳ね上がった。
まるで口から飛び出しそうなほどに動悸が激しくなっている。
気が付くと僕らはきつく抱き締め合っていた。
今日くらいは勉強をサボっても許してくれるだろう。
しばらくそうしていたあと、僕は戦場ヶ原の服に手をかける。
戦場ヶ原はそれを止めず、あくまで表情を見せないようにもぞもぞと動いた。
やがて下着姿になった戦場ヶ原はようやく落ち着いたのか顔を上げ、僕と見つめ合う。
「………………愛してるよ、ひたぎ」
僕達の。
甘くて長い夜が始まった。




続かない。
この先は二人だけの夜ですから。
ひたぎさんお誕生日おめでとう!V(^-^)V
>>728
ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです♪
フェラスキーな俺としてはちょっとこだわりたいとこなので。
735名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 23:31:53 ID:6Ug45H+Z
>>731
ウンディーネ、セイレーン、スキュラにニンフ、
西洋の魔物はそんなんばっかですぜw
なんとなく水系の魔物に多い感じだが
736名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 23:33:06 ID:2M7Be/G6
わっふるわっふる
737名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 00:25:04 ID:2zID2hFQ
>>734
わふー わふー! ふぇらー! イベントSS乙です!
>>735
水モノによる想像

最近戦場ヶ原がよく一人でプールに行くようになった。
僕も最初はせっかくの夏休みなのだし一緒に遊んだものだが
当然そればかりしているわけにはいかず
貴重な時間を勉学に費やさざるを得なかった。
けれど戦場ヶ原は羽川との家庭教師を交代する合間
当然のようにプールに足を運んでいるようだ。
疑問に思うが元々陸上部の戦場ヶ原の事だから趣味が変わったのだろう。
そんな他愛も無い事を考えていると神原から携帯がかかってきた。
「あ、阿良々木先輩……!戦場ヶ原先輩はそこにいるのか!」
普段の堂々とした物言いとはかけ離れた焦った声音。
その時の僕には何が起きているのか予感も想像もなかった。
ただ予兆と言うには小さな、ほんの小さな何かを感じ取れていなかっただけだったんだろう――

このノリでどうにかこうにかいけなくも……
738名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 09:46:27 ID:R4O1d7CO
わわわっふるわっふるわっふるわっふる
739名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 14:44:10 ID:4Jv/3wH9
リャナンシー
 常に男に求愛し続ける妖精。愛を受け入れた男には詩と歌の才能を与えるが代償に精気を奪われるため早死にする。

ワルキューレ
 英雄を楽園に迎え入れる戦乙女。戦士と愛を交わすことも。一般に甲冑を身にまとった美しい女性だが
 スカンジナビア半島では筋骨逞しい○リラのような女勇者w

ウンディーネ
 連れ合いの男性が浮気した場合、その男を殺さねばならない宿命を持つ
740名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 19:23:05 ID:XMAyFDZ3
最後のはアンデルセンの創作では?
741254だよ ◆DrRRDNaiwI :2010/07/08(木) 23:20:54 ID:iwMvYsUw
だとしたら惜しいな、最後のが一番ガハラさんっぽいのに>アンデルセンの創作

とりあえずシャララ木さんとガハラさんの短冊に全力で吹いて
バサ姉と八九寺の短冊に全力で切なくなった

そんなこんなで小ネター

「阿良々木先輩!私は羽川先輩のOP映像に全力で文句を言いたい!」
「なんでだよ神原後輩」
「エロすぎるだろうあれは!」
「お前の口からそれが出るとは胸が熱くなるな」
「要するに地上波じゃ流石にあんなガチエロは流せなくて、
逆に言えば限定的なネット配信ならばあれだけはっちゃけても良いのだろう?」
「まあ…要するにそうなんだろうなあ、多分。
おそらく視聴者全員の予想の斜め上の出来だったと思うぜ」
「だとしたら私の回もネット配信が良かった!」
「言うと思ったよこの変態淑女!」
「変態淑女…イイな、もっと言ってくれ!」
「もういい加減にしろよお前!」
742名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 23:35:37 ID:cunpIvyS
>>740-741
いや違うよ
アンデルセンは伝承をまとめ上げて自分流に解釈し想像しただけ
ウンディーネの禁忌はそれ以前からあった
743名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 23:52:03 ID:Nq+Pw08/
そもそもアンデルセンは人魚姫だし
物語としてもウンディーネならフーケの作だな

しかし神原はいいものだ
744名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 00:06:57 ID:cunpIvyS
しかしエロパロスレなのに住人共はなぜか? 学があるなあwww
745名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 00:10:37 ID:nv98QFdw
なんでもは知らないよ
羽川が知ってることだけ
746名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 00:14:32 ID:nReamrzl
なんでもは知らないわよ
調べるか調べないかの違いだけ
747名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 00:17:15 ID:ocHKi3vb
>>745-746
予想通りの返答thx
やはり俺はおまいら大好きだw 類友な意味でwww
748名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 00:18:28 ID:7cot9Uli
ググれば出るんだからいい時代になったものだ
749名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 00:23:03 ID:nReamrzl
まあ検索してからの取捨選択が必要だけど改めて考えたら凄いもんだ
昔なら図書館にでも詰めて個人の検索能力必須だったんだろうな

っと忘れてたが神原GJ
750名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 00:33:31 ID:swJ5ZFuo
正月に羽川が我が家に来た時に事件は起こった
暦『はははは〜!正月だ〜!飲めー!』
火憐『もーーまだ15だから飲めないってー。』
暦『羽川だってちょっとぐらいならいいって言ってたし(ACで)』

すっかり酩酊気味の火憐ちゃん。
船盛りのアワビの殻を手にとり自分の股間へ・・・そして
火憐『あわび!』
暦『え・・・おい・・やめろって』
火憐『あわび!生あわび!』
暦『羽川がひいてるって・・・』火憐『あわび!踊り食い!』
暦『おい!マジで?やめろって!』
妹『あわび!超あわび!』
暦『月火ちゃん笑うな!調子のるだろうが!』
火憐『密漁!あわび!密漁されまし〜た〜ぁ!』
暦『やめろってー!!』

元ネタ
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1271478447/340
751名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 20:05:02 ID:zL8YhWUc
つばさこよみ3

原作っぽい感じでレイアウトされたSSです。

バサ姉蕩れ。

http://u3.getuploader.com/eroparo/

にあるb15のzipかpdfです。
752名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 20:11:08 ID:zL8YhWUc
つか、超あわびワロタ
わっふるさんいつもいいなあ
小ネタの方々もGJですー
それにしても規制が酷い。。。
753254だよ ◆DrRRDNaiwI :2010/07/09(金) 21:49:44 ID:HPsA6/mZ
皆さんGJ!羽川ネタの人は私情でもいっちょGJー!(続ける気か
今日は特に語るべき新情報もなかったので小ネタ小ネター

「なあ、千石」
「な、なあに、暦お兄ちゃん?そんな真剣な顔で…」
「僕はお前に言わなきゃならない事がある」
「ふぇっ!?」
「前から言おう言おうと思ってたけれど」
「ええっ!?」
「…今の関係が心地良いからって甘えて、言えなかった」
「えええええっ!?」


「…お前、もうちょっとガード堅くするべきだと思うぞ」
「…………へ?」

千石ちゃんは決して嫌いじゃないし、むしろ偽での腹黒っぷリは好きなんだけど、
俺の中の千石ちゃんはこんなイメージ。
754名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 23:43:29 ID:lS5+k4eL
>>751
そういえば以前のリンク先がわからなかったので、今まとめサイトから
つばさこよみ2を読んでます。
755名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:44:58 ID:yu+4B/Wd
>>751
GJ!
羽川がかわいすぎて生きるのがつらい……
756名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:11:58 ID:Ef+/6ejk
昨日、刀語のアニメ観てて何故か突然
姉ちゃんが七花を逆レイプする展開が思い浮かんだ
757名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 04:21:12 ID:+o1NBwsb
よし、書いて投下だ
758名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 06:15:19 ID:r05zEuGC
さすがに刀語分が少ないね
759名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 06:57:41 ID:iJ+CH6wC
SSを書こうとする人自体がそんな多くないしねぇ。
760名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 15:58:45 ID:Pa/++h+X
阿良々木っていう名字って実際にあるの?
761名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 16:21:32 ID:nEX8gBhf
蘭(あららぎ)なら見たことある.
そういえば次のポケモンではアララギ博士らしいな
762名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:27:40 ID:qgNRflmy
検索した限りでは、阿良々木という苗字は存在せんみたいだな。

>>758
原作入手がやや躊躇されるからかなぁ。
一冊千円であの薄さで、全部集めると一万強だからねぇ。
763名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:36:22 ID:zFrNl7EO
今から揃える人はそう思うだろうが当時買ってた人からすりゃ1万強という発想にわざわざ結び付けないだろうしな
764名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:48:05 ID:KwDbzHYI
新書ノベルスじゃ珍しくなくね?
765名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:56:47 ID:ZySuTBE7
七花×七実のガチエロ作品って今まであったっけ?
766名無しさん@ピンキー:2010/07/11(日) 23:35:32 ID:+ALbRUKP
櫟←あららぎ
767名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 00:38:33 ID:Gw/5sujb
俺←あららぎ
768名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 01:17:27 ID:6TeuzqWG
女難←あららぎ
769名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 02:14:02 ID:UXFbeQHL
「阿良々木阿良々木と人の苗字を大した意味も無く連呼しないで欲しいのだけれど」
770名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 06:38:40 ID:5OTpLGdi
>>769
いつの間に結婚してたんですか、ガハラさんww
771名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 09:00:38 ID:+AJHNKaV
アララギが仕事から早めに帰ってきたら見知らぬ男の靴があって
夫婦の寝室に乱れに乱れたひたぎと貝木みたいな感じで
772名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 09:33:25 ID:lg9q4z4O
ぶれなさすぎて逆に面白い
773名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 21:20:36 ID:6cR1kD6F
ショックの余り鞄を取り落とすあーあ木さんが脳内再生余裕でした
774 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/12(月) 22:14:23 ID:4dCbkDEi
>>557の続き



唇をついばむうちにだんだん動きが大胆になって濃厚なキスに変わっていき、三人が顔を寄せて三つの舌が絡まり合う。
僕は時折どちらかの舌を自分の口に含み、唾液を啜る。
背中に回していた手を下げ、つるりと二人の小振りなお尻を撫でるとびくっと身体が反応した。
そのままマッサージするように揉むと声が漏れ出てくる。
「ん、ふ……うん……っ」
「は、あ……あん……っ」
その声に益々興奮した僕は、今度はさらに手を伸ばして八九寺の足の間に指を滑り込ませて、股間部に触れる。
『んんっ!』
複数の呻き声が上がった。
八九寺二人のだけじゃない、僕のも含めてだ。
僕が八九寺たちの性器に触れると同時に、二人が僕の性器に触れてきたのだ。
僕が指を動かして弄くると、二人も負けじとその小さな手でしごいてくる。
そんな愛撫を繰り返しているうちに僕らはどんどん高まっていった。
八九寺たちの蜜壷はぐっしょりと蜜を湛えているし、僕の肉棒はガチガチに固くなって先走り液が出ている。
「は、八九寺っ、もう、出そうっ!」
そして先に音を上げたのは僕の方だった。
まあ二人掛かりで責められているのだから仕方ないといえば仕方ないのだが。
八九寺たちは一旦動きを止めて無言で僕の腕を引っ張って場所を動こうとし、早いとこ出してしまいたい僕はそれに素直に従う。
「…………」
「さあ、どうぞ」
「好きなだけ、思い切り出しちゃってください」
「え、いや、これは」
二人が導いたのは先ほど激しく達して、今は軽い寝息を立てている八九寺本体のところだった。
腰の辺りで僕を跨がせ、そのまま再び僕の肉棒をしごき出す。
「あ、くっ……ま、待て……八九寺にかかっちゃうだろ」
「そうですよ?」
「思う存分ぶっかけちゃってください」
二人はそう言うと僕を責めだした。
片方づつ手をぎゅっと指を絡めて握り、空いた方の手で僕の性器を刺激してくる。
指で作った輪っかで竿をしごき、手のひらで包み込むように陰嚢を揉む。
首筋や肩、胸などをその小さな舌で舐め回してくる。
僕は限界を感じ、八九寺たちの手を力強く握り返し、腰を降り始めた。
それに呼応して二人は片手づつで僕の肉棒を包み込み、きゅっきゅっと揉むように握る。
「あ、あ、いいっ、八九寺の小さくて柔らかい手、気持ちいいっ……出る、出る、出…………うっ! ううっ! うあっ!」
一気に僕の腰の動きが早くなり、あっという間に射精してしまった。
775 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/12(月) 22:17:37 ID:4dCbkDEi
びゅくびゅくと精液が飛び散り、八九寺本体の身体に降り注いだ。
顎、喉、胸、腹、様々な箇所が白色に染まっていく。
もう三度目なのにこれだけの量が出るのに驚きだ。
いや、それどころか僕自身の大きさや固さが全く衰えておらず、むしろもっと出したいというようにびくびくと蠢いている。
その痙攣している肉棒を片方の八九寺が掴み、もう片方の八九寺は本体の身体を起こし、そのまま膝立ちになっている僕の股間に顔を寄せさせた。
何をするのかと思ったら、なんとそのまま僕の肉棒にこびりついた精液を八九寺本体の顔で拭き始めたのだ。
一向に目を覚ます様子のない八九寺の顔に白濁液が塗りたくられる。
その様子に僕の肉棒はさらに固さを増し、亀頭を擦られる快感に全身がうち震えた。
「ん、くうっ……こ、こんなことして……あとで、怒られ……あ……かは……っ……」
そうは言っても自分からは止めないのが僕の弱いとこである。
八九寺たちはにやにやしながら本体を元通りに寝かし、自分の手に付いた精液を舐め取った。
「大丈夫ですよ」
「私達は嫌じゃありませんから」
そうか、基本的に同じ記憶や思考回路なんだっけ。
ならば寝ている本体も嫌がらないということか。
「まあそんなこと普段は口が裂けても言わないと思いますけどね」
「今だけは私達、素直になりますよ」
「…………」
それは。
消えてしまう覚悟からきている考えだろうか。
僕は一瞬神妙な顔をしかけたが、すぐに快感を堪える表情に歪む。
八九寺の片方が僕の肉棒の先端をいきなりくわえたかと思うと、そのまま尿道に残った精液をちゅうううっと吸い出したのだ。
「うっ、うあっ! あっ!」
一瞬でまた射精に至ってしまいそうになり、慌てて傍らの八九寺を抱き寄せてしがみついて堪える。
ちゅぽん、と下の八九寺が口を離し、吸い出したものをこくんと飲み込む。
「ふふ、あれだけ出したのにまだこんなに濃いんですね。私達に出す分がなくならないか心配でしたが、杞憂のようです」
そう言って僕のいきり立った肉棒を握って軽くしごいてくる。
しかし今の僕にはそれは刺激として物足りない。
僕は抱き寄せた八九寺を押し倒そうと肩に手をかけた。
が、二人にそれを制止させられ、逆に未だ意識の戻っていない精液まみれの八九寺の横に寝かせられる。
「今度は私達がしてあげますから」
「阿良々木さんはそのまま横になっていてください」
776 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/12(月) 22:20:38 ID:4dCbkDEi
そう言って八九寺の片方は僕を跨いで膝立ちになり、毛も生えていない小さな筋の性器を僕の肉棒に押し当てる。
溢れ出る蜜が伝わってき、潤滑油の役割を果たそうと竿を濡らしてきた。
またさっきみたいな、熱くて、柔らかくて、きつい感触が僕を包んでくれるのかと思うと否が応でも期待が高まる。
だけど八九寺は先端を僅かに埋めただけで腰を落とすのを止め、そのままくいくいと左右に揺すった。
確かにこれも気持ちいいのだが、やはり物足りなく、僕は八九寺の腰をがしっと掴む。
「あ、阿良々木さん!?」
「八九寺、あまり焦らさないでくれ……僕もう我慢できないよ」
八九寺が慌てて僕の腕を掴んで止めようとするが、構わず僕は八九寺の腰を落とさせ、自分の腰を突き上げた。
「ま、待ってくださ……あああっ!」
ずぶっと肉棒が一気に八九寺の蜜壷の奥まで埋まり、待ち焦がれていた快感が僕を襲う。
が、それと同時に八九寺が悲鳴を上げた。
指で弄った時や八九寺本体に挿入された時の悦楽を含んだものとは違う、明らかに苦痛を伴った声。
思わず見上げると、ぽろぽろと涙をこぼしながら歯を食いしばっている八九寺が目に入る。
「は、八九寺?」
結合部からは僅かに赤いものが流れ出てきている。
別に八九寺が処女だったことを失念していたわけではない。
分裂した時点でそれぞれが処女なのはむしろ当然のことだ。
だけどさっき八九寺本体に入れた時は快楽を感じていた。
それとの違いは何だ……?
「!!」
僕は最初に部屋に入った時の事を思い出した。
あの時魅了がかかっていたのは一人だけ。
八九寺本体だけではなかったか!?
僕は身体を起こして八九寺を支え、腰を引いて引き抜こうとする。
「八九寺! ごめん! 今抜くから!」
「だ、ダメです!」
両腕を僕の首に、両脚を僕の腰に巻き付け、離れないように思い切りしがみついてくる。
「大丈夫、大丈夫ですから……しばらくこのまま動かないでいてください」
「ごめん八九寺……僕の思慮が足りなかった、自分のことばっかり考えていて」
「いえ……わかってて言わなかった私も悪いですから」
「八九寺……」
僕はきゅっと強めに八九寺を抱き締め、頭を撫でる。
もうひとりが不安げな表情で見やるが、心配するなというように八九寺は笑顔で首を振った。
「こんなふうに抱き締められると……すごく安心して、心がほんわかします。なんだか痛みも引いていくみたいで」
777 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/12(月) 22:24:26 ID:4dCbkDEi
「そっか、八九寺は抱き締められるのが好きか」
「はい……これ、何て言う体位ですか?」
えっと……確か対面座位、だったかな?
「たいめんざい……ですね。これ、私忘れません。ずっとずっと覚えてますから」
だからまた『私』にしてくださいね。
消え入りそうな声と笑顔で八九寺は言う。
僕は一瞬泣きそうになり、誤魔化すようにくしゃくしゃと髪を掻き乱すように強く撫でる。
「ああ……ああ、何度だってしてやるとも。嫌だって言っても僕が満足するまでこの体位で犯し続けてやるからな、覚悟しとけよ!」
「ふふ、楽しみにしてます」
しばらく僕達は動かずに抱き合っていたが、やがてゆっくりと八九寺が動きだした。
腰を揺すって僕の肉棒を出し入れし始める。
「お、おい八九寺、大丈夫なのか?」
「はい……もうほとんど痛くないですし、ちょっと気持ちいいくらいかもです」
「で、でも」
「これは本当みたいですから大丈夫ですよ」
心配する僕に傍らの八九寺が声をかけてくる。
自分自身のことだけにその言葉は信用していいのだろうか。
実際表情からはもう苦痛はほとんど見られないようだが。
ここは信じてみよう。
「じゃあ、任せてみてもいいかな?」
「はい、頑張ります」
僕は八九寺に回していた腕を離し、後ろに倒れて寝転がる。
八九寺は僕の腹に手をついて腰を動かす、いわゆる騎乗位というやつだ。
その体勢のまま僕は手を伸ばし、ふにふにとほとんど膨らみのない胸を揉む。
が、すぐに八九寺自身によって止められた。
「ダメです……胸まで気持ちよくされたら、集中できなくなっちゃいます」
僕としてはそれでも構わないのだけど、やはり自分主体で進めていきたいらしい。
素直に僕は八九寺の胸から手を離した。
「阿良々木さん、よければ私のをどうぞ」
もうひとりの八九寺がすぐ傍らに来て胸を突き出してき、僕は遠慮なく手をその胸に伸ばした。両手だと身体を少し捻らなければならないので片手だけだが。
替わりにもう片方の手は隣で眠っている八九寺本体の胸へと伸び、両手の平でその柔らかさを堪能する。
「ん……ふ……んん」
僕の上にいる八九寺が腰を動かすペースを少しだけ速める。
膝立ちで動いているせいか肉棒を締め付ける力がさっきよりもさらに強い。
僕は括約筋に力を入れて絶頂を堪えた。
「ん……あ、ん」
胸を揉まれている八九寺が気持ちよさそうに喘ぐ。
乳首を摘まんでやると甘い吐息を漏らした。
本体は相変わらずだ。
778 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/12(月) 22:27:22 ID:4dCbkDEi
胸をいじられてぴんと乳首が立っているが、一向に目を覚ます様子はない。
いったいいつまで寝ているんだろう?
「んっ……仕方ない……ですよ……ふっ……だって……うっ……」
「あん……み、魅了がかけられた状態であんな激しくイかされたら、気も失ってしまいます、ああん」
二人が息も絶え絶えに答えてくる。
え、何? そんなに激しくイったのか八九寺本体は?
「魅了の……効果が効きすぎたんでしょうね……それに今私達だって、このままイかされたら気を失いかねないのに」
「より敏感になっている状態で、大好きな阿良々木さんに最後までイかされたら、そりゃあこうなるってものですよ」
「八九寺……僕も、八九寺が大好きだぞ」
「ありがとうございます…………そ、それでですね阿良々木さん」
「ん?」
「お、お恥ずかしい話なんですが……魅了もかかっていないのに私、気持ちよくて……も、もうイってしまいそうなんですけども」
恥ずかしげに八九寺が呟く。
僕は軽く腰を揺すりながら答える。
「はは、やっぱり八九寺はエッチなんだな。初体験で魅了とか無しにイっちゃうなんて」
「はぁん……うう……っ」
「いいよ、一緒にイこう。僕ももう八九寺の中に出したいな」
「は、はい、エッチな私の、おまんこの中にいっぱい出してください」
突然八九寺の口から飛び出た、予想だにしない卑猥な単語に僕は戸惑い、そして一気に興奮が高まる。
それぞれの八九寺の胸をいじっていた手を離し、上に乗っている八九寺の腰を掴んで思い切り突き上げた。
「んはぁっ! あ、阿良々木さんっ! は、激しすぎ、あああっ!」
幾度も幾度も亀頭で最奥部を叩き、肉襞を擦り上げる。
今まで傍らにいた八九寺が上の八九寺の後ろに回り込み、手を様々なところに伸ばして刺激を与えていく。
「あっ! ああっ、私、イっちゃいます! 小学生なのに、子供なのに! 阿良々木さんので、エッチなところいっぱい突かれて、擦られて、初めてなのにイっちゃいます!」
「ああ、いいよ! 僕のドロドロの精液、たっぷりと八九寺の中に流し込んでやる! だから、思いっきりイってしまえ!」
僕はラストスパートをかけながらギリギリまで堪える。
できるだけ勢いよく発射するために。
精子が八九寺の奥の奥まで届くように。
そして。
僕達二人に限界が訪れた。
779 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/12(月) 22:30:48 ID:4dCbkDEi
「う、う、うぁ、あ…………あっ! あああああっ! あっ! ああっ! 出てる! 中で! 中で射精してるぞ八九寺いいぃっ!」
「ふぁぁぁあああんっ! 阿良々木さんの、赤ちゃんのもと! いっぱい私の中に出されてます! 熱いのがすごく出てるのわかって……うああああん!」
まるで泣いているような悲鳴をあげながら八九寺は達し、僕はその八九寺の子宮に容赦なくびゅるびゅると精液を注いでいく。
声も枯れよとばかりに二人とも喘ぎ続け、長い長い絶頂を味わい続ける。
「あ……あ……んん……っ」
「ん……く……ふう……っ」
やがてそれも収まり、八九寺はぱたりと僕の上に倒れ込んできた。
僕はそれを受け止め、優しく抱き締める。
「……気持ちよかったか?」
「はい……どうかなってしまいそうでした…………阿良々木さんも気持ちよかったですか?」
「ああ、最高だったよ」
僕達は顔を見合わせてふふっと笑い合う。
さて。
これで終わりじゃない。
僕はちら、とそちらに目をやる。
「……………………」
僕達の絡みを見ていたもうひとりの八九寺が、もじもじと切なそうに身体をくねらせながらこちらを見ている。
「抜くよ、八九寺」
「あ、はい……んっ……」
ずるるっと八九寺のきつきつの膣内から肉棒が抜かれる。
二人の体液を滴らせながら、びんとそそり立ったそれを、すぐさまペロペロと舐め始めるもうひとりの八九寺。
僕に抱きついていた八九寺がそれに抗議した。
「あっ、ズルいですよ、今阿良々木さんが出した精液は全部私のです!」
そう言って結局二人とも僕の肉棒にしゃぶりつき、精液を舐め取っていく。
その行為はイった直後の僕には刺激が強すぎた。
「ま、待て! まだ出してやるからとりあえず落ち着け二人とも!」
そう言うとようやく二人とも口を離した。
僕は身体を起こして未だ処女状態の、最後の八九寺の肩を掴む。
「順番とはいえ待たせて悪かったな、約束通りお前の処女も奪ってやるよ」
その八九寺は恥ずかしそうに俯き、言葉を発さずに小さく頷いた。






なんとまだ終わらねえ!
一話目は3ヶ月以上前でこのスレの冒頭だぜ。どんだけ時間掛けてんだ俺…………。
だけど次回こそ終わるはず!
目標は現スレ以内に終わらすことだ! もはや誰もが呆れて、もう待っていないだろうが、ただの俺の意地!
猫物語発売より早く完結してやるぜ!








…………えっと、暇つぶしででも読んでくれると嬉しいです
780名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 23:29:48 ID:/d5LvWyG
超・G・J!待ってた!待ってたよ!
相変わらずロリリ木さんはロリリ木さんで安心した!
781名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 10:53:30 ID:AkCCI3ZK
八九寺!わっふる!GJや!
782名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 19:06:20 ID:lCGoODv4
対面座位とかこの小学生エロ過ぎだろJK・・・
そしてエロの途中にちょっとだけせつなくなった。
わっふるさんGJ!!
完結楽しみに待ってるぜ!
783名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 22:59:40 ID:AkCCI3ZK
寝てる少女の顔に擦り付けるのいいよね!
それに加えて騎乗位で動いてもらいながら
両手で別々の八九寺の胸触ってるのも凄いエロくていい雰囲気。
784名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 08:29:18 ID:QGfXt+qH
わっふるさんのエロ描写の濃厚さは異常
785名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 17:30:14 ID:AwlKkRkj
つばさこよみ2,3読んだら、ラブラブなんて言葉じゃ言い表せないぐらい恋愛してるなぁ。
しかも羽川と傷から付き合った場合の化物語のストーリーを
何気に再編してるし拘りがある。
八九寺と忍はネタだけど、こっちも面白い。
786名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 22:03:56 ID:UD6xztBS
>>785
同意!しかもそれに加えて恐怖のVS影縫さんを温存してんだぜあの話…
今から既に楽しみだ
787名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 23:20:57 ID:J+onhmJ0
上の流れで久しぶりに保管庫見たら、以前のバレンタインネタ連発を見つけて、
俺バレンタインに何やってたんだろ・・・と鬱になったorz
788名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 23:21:39 ID:J+onhmJ0
そして誤爆スレに誤爆するつもりが逆誤爆してさらに鬱になったorz
789名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 23:57:46 ID:JIprmKaC
あのバレンタインネタ連発は面白かったよな
エロパロスレなのにああいう流れになるのも、住人もそれを楽しんでるのもこのスレのいいところだな
だから元気出せ、鬱になるなwww
790名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 01:37:42 ID:RNQCeosQ
あれは凄かったですね。
あのアドリブは真似できませんw
791 ◆zO7AQfurSQ :2010/07/16(金) 21:43:57 ID:mA+woT6F
今日は某同人ショップに買い物に行ってきて、中古のも見て回ったけど、持ってない化物語同人誌がほとんどなくて悲しい。
最近は作品別だけでなく、そこからさらにキャラごとに分けられて置かれてるから探しやすいわー。結局全部チェックするんだけど(笑)



今日の小ネタ

「なあ八九寺」
「なんでしょう阿良々木さん」
「風呂上がりのコーヒー牛乳は美味しいよな」
「美味しいですね」
「そこで僕はこう考えたんだ。風呂上がりなら飲み物はみんな美味しいんじゃないかと」
「ほう、それは興味深い」
「かつて僕が休日を何日かかけて研究した結果を教えてやろう」
「…………」
「麦茶は文句なしだった」
「え、そういう研究ですか?」
「牛乳も最高だ」
「まあわかります」
「コーンスープは微妙だった」
「…………」
「味噌汁は地雷だ」
「阿良々木さんて休日の使い方下手くそですね」


どうして風呂上がりコーヒー牛乳はあんなにも美味いのだろう?
忍と並んで腰に手をやって飲みたい
792名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 21:55:26 ID:swxd7GlH
>>791
何を言うわっふるさん、冬場の風呂上がりコーンスープは最高じゃねえか
ともあれGJ!ららら木さんの実に無駄な休日の使い方ワロタ
793名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 22:18:47 ID:Wac42Qg1
思いついたから書いた、会話形式小ネタ
エロ要素全く無し欠片も無し皆無だってば皆無だって言ってんだろこのバカちんがー!

「え? 風呂上りのコーヒー牛乳はどうして美味しいか?」
「ああ、羽川なら知ってるんじゃないかと思ってな」
「えっとね、お風呂に入ると、汗が出るじゃない」
「そうだな」
「そうなると、身体は水分を汗という形で排出してしまって、水分が足りない状態になっちゃうの」
「ほほぅ」
「人間の身体って、何かが足りなくなると、それをほしがるのよね。つまり、お風呂上りの身体というのは、
 水分を欲している状態になっている、と」
「つまり、その水分を欲した状態でコーヒー牛乳を飲むから美味い、という事か?」
「まあ、大雑把に言うとそういう事になるねー。細かい理由は色々あるんだけど」
「でも、どうしてコーヒー牛乳なんだ?」
「うーん……それは、ステレオタイプって奴じゃないかな」
「銀板写真が何か関係あるのか?」
「それはダゲレオタイプ。……阿良々木君って、変な事はよく知ってるよね」
「お前は変な事も含めて、何でも知ってるけどな」
「なんでもは知らないわよ。知ってる事だけ」
「ところで羽川。今日の僕の目標は、それを三回言ってもらう事なんだ」
「あれれ? 当初と目的が変わってるような……それに、そう言われると言いたくなくなっちゃうなー」
「で、ステレオタイプがどうした?」
「いきなり話戻すのね……えっと、要するに、固定観念。これこれはこうだから、ああに違いない、って
 考えが定まっちゃっている状態の事」
「それはわかるが……」
「つまりね、風呂上りのコーヒー牛乳は美味しい、って固定観念が、多くの人の間で既に出来上がっちゃってる、
 って事なんじゃないかと思うの」
「皆がそう言ってるから、水分の中でも特にコーヒー牛乳がうまく感じる、と?」
「そういう事だねー。本当は、水分なら何でもいいんじゃないかな」
「でも、羽川。以前やった僕の実験によると、風呂上りのコーンスープは微妙だったし、味噌汁は地雷だったぞ?」
「……阿良々木君は、そうやって変な事をどんどん知っていくんだねー」
「何でもは知らないさ。変な事だけだよ」
「それってどうなのかなぁ……」
「まあ、お前は何でも知ってるけどな」
「なんでもは……っと、引っかかる所だった。危ない危ない」
「ちっ、気づかれたか」
「それはまあ、これも人間の身体の仕組み、って事になると思うんだけど……コーンスープも味噌汁も、熱かったんだよね?」
「ああ」
「お風呂上りって、体温が通常より上がってるのよね。だから、身体はその体温をできるだけ下げようとするの。高いままだと
 色々と不都合があるからね。汗をかくのもその一環。気化熱で体温を下げるの」
「つまり?」
「冷たい飲み物は、その体温を下げようとする身体の意図に沿ってるから、だから身体が美味しいと思うの。逆に……」
「熱い飲み物は、その身体の仕組みに沿ってないから、美味しく感じない……か」
「exactly」
「……なるほど。その上で、僕がスープ派である事が、味噌汁を地雷だと感じさせた、という事なんだな。すげーよく
 わかったよ、羽川」
「お役に立ててなによりです」
「しかし、お前は本当に何でも知ってるなぁ」
「何でもは知らないわよ。知っている事だけ……って、言っちゃった」
「よし、二回目ゲット!」
「……これ、三回目言っちゃうとどうなるの?」
「え? 何か八九寺が、三回言わせて来いって」
「八九寺Pが?」
「八九寺Pが。なんでも、一回の小ネタの間に羽川が三回このセリフを口にしてる所を読むと、幸せになるらしい」
「あはは、メタメタだねー。でも……もう時間切れ、かな?」
「え? あ、ほんとだ! もう残り行数が四行しか無いじゃないか!」
「というわけで、残念でした。八九寺Pも阿良々木君も、またのチャレンジをお待ちしておりますー」
「ちぃっ! 僕がもっとうまくひっかけていれば! すまなかった、八九寺!」
「……オチとか無いけど、まあいっか」
                                                                小ネタ終わり
794名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 22:21:54 ID:Wac42Qg1
ここまで投下です。

というわけで、わっふるさんの素朴なギモンに小ネタ形式でお答えしてみました。

風呂上りのあれこれでエロに繋げる案も無いでは無かったが、
五秒で諦めました(ぉ
795名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 01:17:29 ID:KvVCqchK
ダブル乙つー
会話ネタとか思いつかないよー
796名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 18:21:09 ID:ZdXn57IE
蛇足だが水分なら何でも同じな訳でもないよ。
汗がでる事で消耗するのは水分だけじゃなくて塩分も同じな訳だから
スポーツドリンク的な塩気のある物なら尚美味しく飲めるわけだ。
コーヒー牛乳が美味しいのはまた別な理由であって、風呂に入ることがエネルギーを消費する行為だから。
風呂上がりが心地良いのは適度な疲労状態だから。
つまり手っ取り早くエネルギーを回収できる糖分を含む物もまた美味しく感じるわけだ。
797羽川様が間違えるはずがないので蛇足の蛇足:2010/07/17(土) 19:02:19 ID:ZdXn57IE

「……と、詳しく説明するならばこういう理屈なのよ。
 わかるかしら?数学以外は出来ない阿良々木くん」
「あぁ、言われてみれば成る程、と納得は出来るな。
 ただ、そうすると羽川の説明はあいつにしては随分と端折りすぎた感があるな」
「あなたに細かく説明しても無駄だと思ったんじゃないかしら、理科のできない阿良々木くん」
「いちいち文末で僕を詰るな。」
「ところで、数学が出来るなら理科は出来て当然なのよ阿良々木くん。
 出来ないということはサボっていると言うことなのよ」
「一番言われたくない奴に一番言われたくない事を言われちゃった!
 話の流れに乗じて僕を罵りたいだけなのかお前は!?
 まぁでも、その理屈ならコーンスープや味噌汁もアプローチとしては
 あながち間違いでもなかったって事になるのか?」
「羽川さんの言うとおり、温度は問題なのよ。冷製スープなら、美味しく飲めたんじゃないかしら。
 お風呂の中でお小水をする阿良々木くんは人より余計に塩分を消費するから尚更よね」
「やめろ、当たり前のように僕の名誉を貶める流れを続けるな!
 僕たちがしていたのはそんな神原が息を荒げかねないような話じゃなかったはずだ!」
「要は、人間はその時必要なものを一番美味しく感じるというだけの話なのよ」
「意外にもあっさり話を戻したな」
「例えば、人間に戻りたかった阿良々木くんには吸血鬼の血がとても美味しく感じt」
「さあ僕たちはいま何の話をいていたんだったかなあ!そうだ、僕を罵る流れだったよなあ!
 そんな訳でガハラさん、引き続き僕に思うさま罵声を浴びせて良いぞ!
 だからそんな僕が話していないはずの話はしないて下さいお願いします」
「チキン」
「そういう心にくるのはやめてくれ」

gdgdのまま終わる
798名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 22:39:39 ID:JwiXKm+w
…人体から出るものはすべからく排泄物であるって考え方があって。
母乳って、血液をちょちょいと処理して作られるんだよね
799名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 23:27:53 ID:RV7XcVRD
おお、捕捉ありがとうw
確かに、その点は失念してたな。
羽川に語らせるにあたっては、もっと慎重にならなくてはいけないな…
800名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 13:15:53 ID:N08O+r07
「吸血鬼の力の源は血液だ。吸血鬼の行使する能力の数々は血液を操ることによって生み出されるものだ」
「いかなりどうしたのだお前様よ」
「これらは吸血鬼は血液を自在に操ることが出来るという証左になる。使い方として有用か無用かを問わず、だ」
「その通りではあるのじゃが、だからどうしたというのだお前様よ」
「母乳とは血液を変化させたものらしい。つまり、だ」








「羽川が吸血鬼になれば僕は羽川の母乳が飲めるのではないだろうか」
「本当にどうしたというのだお前様よ…………」
801名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 13:18:21 ID:50YES88o
つまり…忍からも母乳が出るということ……っ!
802忍の母乳と聞いて飛んできました ◆zO7AQfurSQ :2010/07/18(日) 15:56:04 ID:7F8PQ3V7
「はっ……んん……っ」
頭上から忍の艶やかな声が響いてくる。
そんな声をもっと聞きたくて、僕はより激しく胸の突起を吸い上げた。
「はぁんっ! す、吸い方がいやらしいぞお前様よ……ぼ、母乳が本当に出せるのか確かめるだけと言ったであろうが…………んんっ!」
忍の言い分を無視し、その小さな乳首から母乳を吸い出していく。
本物の母乳の味を僕は知らない(もしくは覚えていない)が、なんとなく懐かしい、安心するような味だ。
夢中で左右の乳首から飲み続け、空いてる方も指で刺激を与えていく。
顎も疲れてきて充分満足したころ、僕は身体を起こした。
はっはっと忍は息を荒くしており、突起を母乳と唾液で濡らしている両胸が大きく上下する。
「あー、えーと…………忍、ありがとう」
僕はそう言って忍の頭を撫でた。
が、忍はその手を掴み、少しむくれたように言う。
「わかっておらんなお前様よ、この世はギブアンドテイクじゃろ?」
「?」
「わからんか? 儂にもお前様のを飲ませよと言っておる」
そう言ってズボンの上から僕の大きくなっているモノに触れてくる。
僕は無言でベルトを外してズボンとトランクスを下ろし、横たわっている忍を跨ぐ。
そのまま亀頭を胸にこすりつけ、いまだ溢れ出る母乳を絡めて濡らしていった。
そのまま腰を進め、唇を開けて待っていた忍の口に大きくなっている肉棒を差し込む。
「んっ……んむ……ちゅ」
ゆっくりと腰を振って口内を陵辱し、絡まる舌と唇を存分に味わう。
頬をへこませての強い吸引に僕は一気に高まり、腰の動きを早めた。
「んっ……忍……もうすぐいくよ」
僕の言葉に忍も舌の動きを早め、唇を強く締め付けてくる。
潤んだ瞳で見つめられ、僕はあっという間に限界を迎えた。
「あ、出る、忍っ……出すよ、飲んで、飲んで、出…………うぅっ! うっ! うあ、あっ! ああっ!」
僕はびくびくと肉棒を震わしながら忍の口内に射精し、最後の一滴まで注ぎ込もうと腰を振る。
忍は忍で、一滴も漏らすまいとこくこくと喉を鳴らしながら精液を飲み込んでいき、全部搾りつくそうと強く激しく吸ってきた。

結局。
一回だけでは飽きたらず、僕達は幾度も体液の交換を行ってしまったのである。
「……忍、また今度も飲ませてくれるか?」
「お前様のも飲ませてくれるならな」
こうして。
主人と下僕の間にまた新たな契約が結ばれたのであった。




ハァハァ、忍超可愛い
803名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 16:09:45 ID:l3T5/wGK
ペド……、これは、忍の母乳!
804名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 18:12:57 ID:zOSQmwag
>>802
こんな天気の良いまっ昼間から幼女母乳プレイSSとか・・何考えてんの?

おまえ最高だよ
805名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 18:26:50 ID:SuVg2BgB
母乳プレイは薄い胸から滲み出るのがいいな。
あと当然のように口に出しちゃうのがステキすぎるぜ。
806名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 20:01:48 ID:KnWoIk0U
そういえばここエロパロスレだったなw
807名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 20:23:05 ID:SuVg2BgB
まあ何故だか忍のエロばかりだけど。
高校生組みのエロはあんまみない。
808名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 20:43:46 ID:7F8PQ3V7
>>806
たまに雑学スレやほのぼのスレになるよなwww

>>807
なんでだろうな?
809名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 21:41:20 ID:SuVg2BgB
わっふるがエロいってことだよ。
言わせんな恥ずかしい。
810名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 22:52:59 ID:/hB3TW8r
すべては神の意志のままに
意志のままって打ったら石野ママになったけどさ
811名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 00:09:57 ID:pjCkqtdr
火憐ちゃんって大きくなったら某エロゲーの某ヒロインみたいになりそうで嫌だ……


火憐「ところで兄ちゃん」
暦「なんだでっかい方の妹よ」

火憐「かわいい妹が目の前で、おま○こ剥き出しなんだぞ?
 男ならやることがあるだろ?」
暦「…嫌だと言ったら?」


火憐「 力 ず く で 犯 す 」
812名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 00:38:47 ID:fBhl/HSX
でかい妹から年齢が下に行くほどエロが多いイメージ。不思議なる事よ。
でも撫子は頑張れてない気がする。
個人的にエロいシーンで一番台詞が想像しにくい。
813名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 00:43:08 ID:IoNLZd/h
「千石は簡単だな。
 最初は雑誌とかの受け売りの、定番エロ台詞を口にしてたんだけど
 いざ脱がされたり触られたりし始めると、途端に無口になって、
 吐息とかだけ漏らすようになるんだよな。
 でも、その時のこっちを見る潤んだ瞳とかがたまらなくてなぁ……」

以上、経験者は語ってくださりやがりました。
814名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 00:47:57 ID:XPJnEyb/
でかい妹より下の年齢って小さい妹と撫子しかいなくね?
八九寺はだいたい20歳で忍は500歳
おっと、一応蝋燭沢くんも入れておくかw
815名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 01:28:25 ID:fBhl/HSX
わかってるくせにー
816名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 04:45:45 ID:3AHiUp84
ちょっとまてよ?
未来的には忍&八九寺のWロリババアという事もあるのか
夢広がったな
817名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 05:01:55 ID:ZX42c7Lx
忍ちゃんはロリだけじゃないですし。
いざとなれば、それなりの年齢まで
姿を変えられるという反則技が。
夢が広がりすぐる。
高校生組も頑張らないと。
818 ◆DrRRDNaiwI :2010/07/19(月) 09:53:42 ID:ARnnxyVg
バサ姉ものの二次創作ってホント少ないですね。
google先生に検索をかける作業が終わる気配を見せないぜ
そんなこんなで小ネタ投下ー


「阿良々木くん。最近このスレッドにおいて忍ちゃんのエロが多く、
『高校生組空気』とか『高校生エロの稚拙さなんかより雑学小ネタの方がまし』とか
色々と酷いことを言われているらしいじゃない」
「僕の記憶が正しければそんな酷いことを言う輩は一人もいなかった筈だ!
…一応フォローしておくと、作者は高校生組エロ大好きです」
「まあ、言われている事は冗談にしても、確かに高校生組のエロ作品は少ないと思うのよ」
「まあ、忍に比べればな」
「そこで私は考えました。阿良々木くんはロリコンではないかと」
「結局僕を罵る流れかよ!あと忍は五百歳だ、ロリじゃない」
「まあ、阿良々木くんがロリぺド野郎である事はこの際良いとしても」
「するな!お前の今の発言に真実は一つたりとも含まれていない!」
「高校生組エロが少ないのは、由々しい事だと思うのよ。そこで私は考えました。
今この場で私が阿良々木くんと事に及べばいいのだと」
「嫌だよ!なんで見られてると分かってて事に及ばなきゃいけないんだ、僕は逃げるぞ!」
「罠カード、『猿の手の突撃』!」
「阿良々木先輩と戦場ヶ原先輩の濡れ場はここかぁぁぁぁぁぁあああああああ!」
「ぎゃあああああああああああああっ!」
819名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 14:07:16 ID:/NpGjfeF
>>817
そういや、偽の時の18歳忍の姿になって行為に及ぶssあったなぁ
忍(というかキスショット)が、設定やらキャラの性格付けやら傷の内容やら
一番ジュブナイルのヒロインヒロインしてると思うのは俺だけだろうか?
820名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 15:43:18 ID:Ep80dOzP
一番ラノベっぽい設定かな。
戦ったり助けてもらったり一緒に住んだりと
ほかなら普通メインヒロインだが
主人公に依存せざるを得ないってのは珍しいかも。
幼女に依存している主人公はラノベロリ四天王辺りにいるけどさ
821名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 15:49:27 ID:ZX42c7Lx
忍ちゃんがメインヒロインで
バサ姉が真ヒロインで
ガハラさんがヒドイン

ていうか
>>819
の忍ちゃんSS見てみたいな
822名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 17:14:47 ID:XPJnEyb/
ここの過去スレに投下されたやつだからまとめサイトにあるでしょ?
823名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 17:36:55 ID:ZX42c7Lx
あ、ここの過去スレかー
めっけた8 43かな、多分

いいね
あとわっふるさんの
途中で忍が小さくなっちゃう話も良かったw
824名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 01:16:47 ID:AKyEklA9
小ネタは小ネタで好きなんだけどスレ的に
エロ抜きの小ネタばかり増えるのもどうかと
825名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 01:26:20 ID:ABfcrmSL
うむ、その点は反省しているぞ。故に脱いだ!
826名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 02:50:19 ID:3jdKiutF
>>824が書いてくれる濃厚なエロを交えた長編に期待
827名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 04:04:26 ID:E0FF3bEU
エロにいくか、西尾文体風で頑張るか、いっそ両方ともやっちゃうか。
このスレも色々大変だ。
828名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 06:37:16 ID:E0FF3bEU
っていうか阿良々木さんの一人称ですでにギプアップだった。
文体以前に思考のトレースできる人凄いな。
普段使う単語も難しいし。
829名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 10:38:08 ID:iAPOlMmU
そんなに難しい単語は使ってないわよ
知っている単語だけ
830名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 19:17:59 ID:S2H155aX
(次の展開どうするべきだ?西尾なら………)



(こ こ で 八 九 寺 を 殺 す)
831名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 19:32:00 ID:i1TkELG/
(こ こ で 八 九 寺 に 恋 す)
832名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 20:45:10 ID:NPWnYnPu
えーと、ここは「もう死んでるがな」って突っ込むべき?
833名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 21:21:58 ID:S2H155aX
>>832
oh……
834名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 21:31:46 ID:qUSAEsPw
『おおはちくじよ、しんでしまうとはなさけない』
835名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 22:38:28 ID:iAPOlMmU
『もういちどぼくの・・・ゴホンゴホン、おまえのちかくにいるおとこのなまえをかむきかいをあたえよう』
836名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 09:22:53 ID:ZE70DyHR
『阿良々木さんと一緒にいるととても楽しいですっ!』
837名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 09:38:37 ID:gkHnBcKF
「なんでそういうときだけすなおにさらさらと間違わずに言えるんだよ八九寺! わざとか? わざとなのか?
 いつものはやはりわざとってことか!?」

「失礼、噛みました」

「違う、わざとだ」

「まみまみた」

「わざとじゃないっ!?」

「紙巻いたー」

「それはタバコかっ!!」
838名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 09:50:10 ID:gkHnBcKF
しまった最後は

「タバコは20歳になってから!」

の方がよかた
839名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 01:24:02 ID:4Ch/0oeI
影縫「悪いが、1秒だ」

阿良々木「・・・・そうか・・・・」

影縫「・・・」

阿良々木「テメェは・・・・そうか・・・」

影縫「・・・・」

阿良々木「悪いが1秒だぁ・・・・悪いが1秒だぁ!!?」

影縫「・・・・・・」

阿良々木「何を言ってるんだよ・・・まだそんな・・・・・・それを言うなら・・・一秒だ≠チて言えよっ!悪いが≠ヘ要らねェ!!!」

影縫「ッ?」

阿良々木「クッ・・・ぐぐぐ・・・」

影縫「・・・・っ」

阿良々木「キョトンとすんなっ!!!かるく言ってみたか悪いが≠チて!!」

影縫「なんっ?・・・・」

阿良々木「ここまで来て・・僕を・・・哀っ・・・まだ!僕をっ!下に見てんじゃねェ!!!!悪いが≠ヘ哀れみだ!!分かってんのかっ、無視って事だよっ!!お前、哀れんでんじゃねェっ!!誰だと思ってんだっ!!僕を誰だと思ってんだよっ!!!!」

影縫「・・・・ッ」

阿良々木「分かれよっ!分かってくれよっ!テメェはバカ強いっ!知ってるよ!!影縫余弦は塗り壁が腰を降ろしたようにドーンと僕の中にいるよっ!!!」

影縫「ぬりかっ・・・・」

阿良々木「お前は僕の中にガッツリ居るんだよっ!!僕はお前にとってその辺の石っころじゃねェっ!大阿良々木暦様だっ!!!僕もっ!!お前の中に居させろよッ!!!!
お前だけに分かってもらうタメに!強くなったんだ!!!阿良々木暦はっ!命をかけてっ!!テメェに!!阿良々木暦を!
分からせてやる!!!」

影縫「1秒だ」

こんな風なら阿良々木VS影縫は名シーンになったと思うんだ!
840名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 10:13:34 ID:JpB4PasD
無駄な改行読みづらい
841名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 11:11:03 ID:NFZfwXzw
これはさすがに内容的にもスレとのずれも酷い
842名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 11:55:02 ID:w52F9T73
ケータイ小説を志向してるんじゃないの?
843名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 12:13:04 ID:xQec+JQv
いやまて、これは西尾のバトル描写が上手くないのをふまえてのことではないだろうか?
844名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 12:33:27 ID:Ct0898HK
とりあえずひたぎの寝取られ描写入れてくれや
845名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 12:46:33 ID:8/OyhxVP
ひたぎ「吸血鬼よりつよーい」
846名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 13:31:07 ID:HP26byUr
おい、やめろ

やめてください、トラウマスイッチがががが
847名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 13:32:04 ID:Sikw7jxK
吸血鬼ってはやーい
848名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 14:44:17 ID:Yt5ETnMk
「阿良々木くん、傷の回復が早いのはいいのだけれど、そっちまで早くなくていいのよ」
849名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 15:44:34 ID:uPMqk8A4
でも再起動も早い
850名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 16:18:06 ID:7+39Iz2k
吸血鬼はエロいって相場が決まってるからな
851名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 16:38:53 ID:Yt5ETnMk
チキンのくせにっ
852名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 18:03:39 ID:JpjM2HUK
コウモリなのにな
853名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 18:12:58 ID:Yt5ETnMk
それは可愛いくて性格もいい彼女が居るのに
色々な女の子にふらふらふらふらしているから
コウモリみたいという例えなのかしら
854名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 18:31:18 ID:Nq7MlF9r
暦「性格もいい……?」
855名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 18:59:09 ID:YjMdfPLi
『いい性格してんなお前』ってことだよ。言わせんな恐ろしい。
つーか本編でもあったな。
856名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 20:56:47 ID:L1bdAtol
最終話でアナル木さんにキン肉ドライバーをかける火憐ちゃんだけど
あれ絶対入ってるよね(アナル木さんの方に)
857名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:02:37 ID:7+39Iz2k
「最終話」ってなんだ?
まだ化シリーズは完結してないぞ
858名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:32:59 ID:UCgU7dtf
一応最終話って小説のサブタイトルに入ってるからな
あとがきでまだ続きますってかかれてたときは
じゃあ修正しとけよと思った
859名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:43:43 ID:7jptkw6d
>>856
あれがかの有名なポロリ落とし!
860名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:53:45 ID:xQec+JQv
いや、最終話ってアニメの方のことだろ
861名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:57:21 ID:YXxCIVLe
アニメ?
862名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 22:23:03 ID:9hJeqYSg
アニメってあれかホリックの奴か
863名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 04:13:49 ID:munE+uG5
おっぱい!
864名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 15:31:04 ID:JDJ+NZqA
一口におっぱいといっても羽川の大きくてやわらかいおっぱいから
火憐ちゃんの小さくてぷりっとしたおっぱいまで千差万別な訳だが
865名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 17:28:48 ID:yOqhOhTu
火憐「あたしはもう大人だ。見ろ、このおっぱい」
866名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 17:41:22 ID:KCyihaP9
火憐「ちっちゃくないよ!」
867名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 20:39:17 ID:45eHManL
なあに、これからは兄ちゃんに揉まれてもっとデカくなるさ

……本気で洒落にならないよな、あの兄妹
868名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 23:51:10 ID:aJ5jAS5W
晴れて一緒の大学に入った二人が新歓コンパに参加して
アララギが酔い潰れてる内にひたぎがお持ち帰りされてしまうSS読みたい。
869名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 23:59:43 ID:xS8y7Et5
読みたいのなら自分で書けばいいじゃない
870名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 01:22:53 ID:TWa7/ybK
シチュエーションが難しそう。
ひたぎさん、その頃はドロってるでしょうし。

ツンツンな状態なら暦いじめの一環で
お持ち帰りされるフリをするくらいのことを……しないか。

まあしたとして、お持ち帰りされるフリだったのが
本当に無理矢理連れてかれそうになっちゃって
暦に本気で怒られるとか。
そんなのならいいなあ。
871名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 01:40:28 ID:OZYOpsZx
この寝取られさんにはあまり構わない方が・・・
872名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 02:33:41 ID:37yT5+L+
実のところ、凌辱系のほうが好きなのだけれど
まだ書いてないんでいつか書きたいなぁ。
火憐ちゃんのカラオケボックスはいつも夢想する。
873名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 12:15:23 ID:Gh7XCdTp
貝木さんはキャラ的に大好きなんだがもう出ないんだろうな
偽は上下巻丸々貝木さんの話だったわけだし
874名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 14:21:52 ID:U1KLgRxc
出て欲しいと思えば出なくて、出てくるなと思えば出てくる
出てくるだろうと思えば出てこなくて、出てこないだろうと思ってたら出てくる
それが貝木さん
875名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 14:28:20 ID:Sxd0kl/u
結婚式当日に喪服で乗り込んでひたぎを掻っ攫うくらいして欲しいわ
876名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 14:47:19 ID:TWa7/ybK
結婚式の日取りをどうやって知ったのかw

実はひたぎさんがサプライズゲストとして呼んでたりして。

サプライズすぎるわ!
って、後で暦に本気で怒られるとか。
そんなのならいいなあ。
877名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 16:13:20 ID:bHJ1f/pd
だって、あr…あなたが追い返してくれるでしょう?(ぴたり
878名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 19:44:44 ID:pwry4e+D
貝木「何を勘違いしてるのか知らんが、俺の目的は阿良々木だ」
ひたぎ「よし、殺すわ」
879名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 19:50:00 ID:aDjVacoJ
誰か陵辱物を書いてくれー保管庫見てもひとつも無かっただけどあったっけ? 
880名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 20:20:21 ID:YVyEb6kT
羽川様
881名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 20:35:45 ID:OZYOpsZx
阿良々木くんが陵辱されるやつなかったっけ?
882名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 21:53:58 ID:giHbSQoY
阿良々木くんが監禁調教される偽物上ってなかったっけ?
883名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 22:21:16 ID:U1KLgRxc
そんなものはなかったわ
884名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 22:31:08 ID:37yT5+L+
凌辱NTRは今書いてる八九寺と忍のが終わったらどうにかしたいなー

12歳ぐらいの忍がドーナツと引き換えで男達に身体でご褒美をあげてたら
男達の快楽責めに負けちゃってあるじ様ぁって呼んじゃう奴。

羽川が阿良々木くんへの気持ちが抑えきれず、男子生徒達を体育倉庫に呼んで和姦輪姦。
呼ばれた阿良々木くんはドレインされて動けないまま
目の前で男子生徒達の名を呼びながらに悦んで奉仕する羽川をじっと見るしかない。
キメ台詞は「お前のせいでご主人様が壊れたんにゃ」
「阿良々木くんの好きは私の欲しい好きじゃないから……」
885名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 22:36:44 ID:OZYOpsZx
わがままですまないが載せる際には注意書きをお願いしたい
NTRはどうやっても受け入れられないんで・・・申し訳ない
886名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 22:38:59 ID:mRnKkxVw
>>884
うおおおおおおおおおおお
両方読みたいです!がんばってください!
887名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 22:57:18 ID:Sxd0kl/u
ひたぎはないんか…
888名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 00:25:29 ID:5PGvnNq4
無いのなら
自分でつくれ
ほととぎす

          〜八九寺〜
889名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 00:59:39 ID:x4Grutnm
じゃあ阿良々木ハーレムは俺に任せてもらおうか

ただし忍野貝木瑞鳥君蝋燭沢君ヴァンパイアハンターズも込みだ
890名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 01:00:25 ID:EFWJ90Ko
まぁある意味極意だよな
891名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 09:18:53 ID:ujzBXxP0
ガハラパパンをスルーするなんて酷い
892名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 12:05:37 ID:8Ft4yE+V
バララ木くんの本命の神原祖母が抜けてるぞ
893名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 09:45:04 ID:o2BlGsFw
そろそろ猫物語が出るみたいだねぇ 羽川株の急上昇はなるか
894名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 10:18:51 ID:+/vXFQ45
>>893
なに? 猫の方が先か
物語シリーズの大トリは八九寺が飾るというのか?
895名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 10:23:44 ID:o2BlGsFw
7/28

◆主な内容
それは美しき吸血鬼と出遭った春休みの後――空から女の子が降ってくる、少し前。
おさげに眼鏡、成績優秀、品行方正、委員長の中の委員長、羽川翼。
化物語のファーストヒロインである彼女が、ゴールデンウィークに魅せられた怪異とは!? 
これが阿良々木暦の初恋だ!

ってか初恋だったの!?

西尾は八九寺と羽川がほんとに好きなんだなぁと思いました。
896名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 11:31:44 ID:01QnVZEi
羽川さんって普通のラノベだったら確実にメインヒロインな立ち位置だしなあ
全てのストーリーに何らかの形で関わってるし
897名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 12:10:40 ID:cOX22cr0
阿良々木「生まれて初めて真剣に人を好きになったんだ」


つばさキャットより抜粋
898名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 12:29:42 ID:YMj9zUpp
ひたぎさん寝取られても正規ルートに戻るのと変わらんわけだな
899 ◆K.I.DssBEE :2010/07/26(月) 14:25:13 ID:+jy64g/+

猫出たら投下ラッシュになるだろうから今のうちに。
20スレくらいお借りします。
エロい話してるはずなのにエロくならない、不思議!





900 ◆K.I.DssBEE :2010/07/26(月) 14:25:53 ID:+jy64g/+

 
 私がこの世界で唯一対等な友人と認めた人類である神原駿河は、私の知る中で最も素直な人間である。
 
「戦場ヶ原先輩、さっきからしているそれは私を誘っていると判断して間違い無いな?」
「はい?」

 8月7日火曜日。
 大学というのは高校までに比べて授業時間の密度がかなり低く、期末テスト期間である今日は、平日であるにも関わらず4時過ぎまで学校に行く必要が無いくらいである。
 それもテストを受けに行く為ではなく、最終レポートを提出するだけみたいなものだから、実質今学期の勉強らしい授業は終わったようなもの。
 3時くらいに家を出れば間に合うので、暇な時間を今日は久しぶりに我が家で神原と過ごしていた。
 
「スカートでかつそんな扇情的なポーズをとって、私が紳士でなかったら戦場ヶ原先輩は今頃大変な事になっている所だぞ」
「貴方は紳士ではないし、そもそも神原、貴方だからこそ、そんな発想に至ったのでしょう?」
「戦場ヶ原先輩は今一度自分の魅力について考えるべきだな。
 今朝出会い頭にその生足を見せられただけで、私は自分の忍耐力を試されているのかと思ったくらいなのだ」
「確かに私も自分が完璧かつ完全に完成しきった人間であるとはそんなに思っていないけれど。
 でも神原、先に自分を省みる必要があるのは貴方の方よ、確実に」

 ただ単に足の爪を切っていただけ。
 来客中に爪を切るというのが、行儀の良い事なのかと聞かれれば解らないけれど、神原が言っているのは多分そういう事ではないのでしょうね。
 最近とても暑いこともあって、我ながらそれなりに露出のある装いをしているとは思うけれど、そんなに不埒な格好だったかしら?
 
「そんな風に片膝を立てて体を前傾させ、胸を強調しているでは無いか。
 さらにたちの悪い事にスカートの長さが際どすぎて、もう少しでパンツが見えそうだぞ」
「見えていないでしょう? ちゃんと気をつけてはいるわよ」
「そういう問題ではないのだ。
 私はな、戦場ヶ原先輩。
 最近着衣という物がいかにエロいかという事を再認識したのだ。
 以前から知識として知ってはいたのだが理解していなかった、と言うべきだろうか。
 ともかく昔の私は浅はかだった」
「そう、なのかしら?
 私は貴方がスクール水着やブルマを大量に不法所持していると、以前阿良々木君から通報を受けたことがあるのだけれど」
「それらは確かに着エロに繋がる橋渡しとして、
 重要なファクターの一つであり入門であり出口であり最後に残る物の一つではあるが、
 しかしそれらをもって『全て』というのは余りにも浅すぎるというものだ」
「いつに無く饒舌ね神原、ちょっと待って何、着エロ?」
「一体どうしたというのだ戦場ヶ原先輩? 着エロなんて一般名詞じゃないか。
 エロマイスターであるはずの戦場ヶ原先輩がそんな事では、日本のエロの未来は絶望的だな」
「私は確かに、確かに中学時代の貴方にそういった方面の知識を教えはしたけれど、
 それでも日本のエロなんていう物を背負った覚えなんてないわ。
 そんな物は貴方が背負って何処か遠い所に捨ててきなさい」
901 ◆K.I.DssBEE :2010/07/26(月) 14:26:29 ID:+jy64g/+
 きっと何処に捨てても不法投棄になってしまうでしょうけれど。
 
「しかし後学の為に私の話を聞いておいた方がいいぞ戦場ヶ原先輩」
「そうね、今日の貴方は何だか何時もより輝いている、というか生き生きとしていて面白いから聞いてあげる」
「うむ、しかし私ごときがまさか戦場ヶ原先輩に対して物を教えるという機会が訪れるとは、世の中わからないものだな。
 着エロというのはグラビア写真等で使われる技法の一つではあるのだが……」
「ああ成る程、着衣とエロを組み合わせた、着メロの文字りね」
「その通り、理解が早くて助かるぞ戦場ヶ原先輩」
「でも解らないわね。
 それがスクール水着やブルマとは何が違うって言うのよ?」
「違う、という訳ではなく、私が勘違いしていただけなのだがな。
 私はそれらを、それらを着た人達の魅力を、一部しか理解していなかったのだ。
 そもそも戦場ヶ原先輩、これらブルマやスクール水着等に共通する魅力とは何だ?」
「そうねえ、萌え、とかそういうものかしら?」
「あー確かにそれは共通する魅力ではあるが、エロでは無いな。
 萌えがエロと全く関係が無いというわけでは無いか、少なくともイコールではない」
「じゃあ何なの?」
「それは全裸では無いという事だ」
「……」

 いや、それはそうでしょうけど。
 そんな事を言われたら貴方も私も今『着エロ状態』じゃない。
 ああ、だから彼女としては、今私は神原を誘っている状態なのかしら。
 
「肝心な部分は見えていない、と言い換えてもいい。
 私は以前、どうして人類は服などという不要な物を着用しているのかと憤慨していた時期もあったが、
 あれは誤りだったとここに訂正しよう。
 今は人類は服を着る事によってエロを得た、と言っても過言ではないと思っている」
「貴方の訂正すべき誤りはもっと別の所に有るはずよ、もう一度よく見直してこらんなさい」
「戦場ヶ原先輩、どうして着衣、つまり『見えない』という事が時に『見える』より魅力的か解るか?」
「何、私はその前提の元に論証を進めないといけないのかしら……?
 そうねえ、チラリズムの魅力とかそういうもの?」
「当たらずとも遠からず、というかそれは見えてしまっているでは無いか。
 答えは、人間の想像力は無限だからだ」
「無限、ねえ」
 
 今の台詞だけを取り出せば、それなりにいい台詞なのだけれど、
 この場合いい台詞であればあるほど、残念な感じになってしまっているわね。
902 ◆K.I.DssBEE :2010/07/26(月) 14:27:07 ID:+jy64g/+
「普段着とは明らかに違う、扇情的だったり魅力的な格好をしていれば当然その相手をよく見る。
 が、しかしどんなに際どい格好であっても、際どいだけで見えているわけではない。
 それは見ている人間としてはお預けを食らったようなもの。
 故に私たちはその見えない布地の向こうを、見えていないが故に強く深く想像する。
 つまり着衣はそれを着ている人の魅力を引き立て、見る人間の無限の想像力を駆り立て
 性欲を掻き立てているのだ」
 
 と、神原はまとめた。

「成る程、後学というか勉強になったかどうかはともかく、
 思った以上に面白かったわ神原、しばらく見ない間に成長したわね。
 貴方の口から着衣を肯定する発言を聞く事になるとは、人生というのは本当に解らないわ」
 
 目的はともかく、大きな成長と言っていいでしょう。
 人類にとっては小さな一歩だが、神原にとっては大きな一歩だ。
 
「まあだからと言って私自身が脱衣をしないかどうかは別の話だがな」
「え、そうなの?」
「私は解放的かつ健康的で解りやすいエロを司る者を目指しているからな。
 それに着衣はエロではあるが、必ずしも変態ではない。
 他人の着衣を今後否定する事はないが、それは私の道ではないのだ」
「貴方は既に人間の居住区を遠く離れて、人っ子一人居ない獣道を歩いていたのね」
「何を言う、阿良々木先輩は常に私の傍らで抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げているぞ?」
「だから阿良々木君を勝手に貴方の――」
「……どうしたのだ戦場ヶ原先輩?」

 阿良々木君を勝手に貴方サイドの住人にしないで、と言おうとした所で。
 こちらサイドらしからぬ彼の言動に、幾つか心当たりが有るような。
 
「ああ、それはそうだぞ戦場ヶ原先輩?
 だって私がこの考えにいたったのは、阿良々木先輩との雑談が原因だからな」
 
 凄く残念な情報を聞いてしまった。
 あの男が、最近暑くなってきたから私が黒のハイソックスを履かなくなったのを酷く残念がっていたり、
 私が全裸の時よりもパジャマ姿の時のほうが、目がマジだったりするのは、やはりそういう事なのだろうか。

「そんなに凹むことではあるまい戦場ヶ原先輩?
 そういう彼氏の微妙に変態じみた性癖を許容出来ないようでは、良い女とは言えないぞ?」
「阿良々木君が微妙に変態なのはもう今更どうでもいいのよ」

 その事実そのものは別に今更構わないのだけれど、
 原因はもしかしなくても、私が作ってしまったのではないかという、
 ほぼ確信に近い罪悪感というか後悔にさいなまれる。
 どうして阿良々木君といい神原といい、私は自分でまいたタネが発芽した結果に頭を抱えないといけないのかしら。
 
「中学のころ、文化祭の準備の日に女子達だけで如何わしい遊びをしていた辺りで、
 私は首謀者である貴方を止めておくべきだったのかしらね」
「中学の文化祭の準備の日というと?」
「忘れたの? 私はその場に居合わせなかったから詳しい事は知らないけれど、
 確か下着の色を用いてトランプのダウトのような事をしていたと伝え聞いたわよ」
「ああ! そうだったそうだった。あれは今思い出しても心躍るイベントだったなあ。
 予め色の書かれたカードを皆に数枚ずつ配って、それを順々に中心の山札に置いていくのだ。
 他の娘がカードを置いた時に、その置いた娘の下着の色と、
 カードの色が同じだと思った時にダウトコールをする、というゲームだったな
 確認するときもされるときも楽しくてしょうがなかった」
「……もしかして私には今通報義務があるんじゃ無いかしら」
「そう硬い事を言うな戦場ヶ原先輩、若気の至りだ。
 それにもうとっくに時候だろう」
「もうその思考は完全に犯罪者のそれよね」
903 ◆K.I.DssBEE :2010/07/26(月) 14:27:54 ID:+jy64g/+
やば、すいません容量みてませんでした、中止です、
なんにもありませんでした気にしないで下さい。
904 ◆K.I.DssBEE :2010/07/26(月) 14:28:50 ID:+jy64g/+
てか20スレってなんだスレって……orz
905名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 14:38:43 ID:riiXgZKa
GJ、大長編を覚悟してました
906名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 15:02:07 ID:0U3KWcPc
ちょw寸止めw
しかしガハラさん視点うますぎ。
新スレで続けてください!
GJ!
907名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 16:21:34 ID:0+D75o1f
ガハラさん素敵だよガハラさん
908名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 18:28:11 ID:4f6eQcXC
容量落ちに気づくことすらできないのに比べたら
あんたはすごいと思う
次スレで待ってる
909名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 21:44:26 ID:WKdEind+
立ててくっべ。
910名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 21:46:10 ID:WKdEind+
【戯言・リスカ】西尾維新 Vol.13【化物語・刀語】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280148332/

ほい。

何か間違いとかあったら修正したっておくれ。
911名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 21:52:31 ID:WY0Y0Ubm
乙!
912名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 21:53:45 ID:eOtQQHvY
>>900
8月7日ではなく7月8日では?
913582:2010/07/26(月) 22:55:57 ID:SJy7iUoV
スレ立て乙です
このスレも今日か明日で終わりかなぁ
さて保存、保存っと

しかし新刊あおり文句のバサ姉が化物語のファーストヒロインって
阿良々木暦の初恋の相手って・・・・・
忍というかキスショットの立場ないなあ
この後で即効でガハラさんに寝取られる辺りバサ姉の立場もないが
914名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 22:56:55 ID:MymbsBS1
−それでは埋め立てを開始します!
915名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 23:15:47 ID:kr4E+tZb
>>912
8月7日だと試験日程終わってるだろうけど7月8日だと逆に早過ぎないか?
916名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 00:02:42 ID:U1le4bJE
ガハラさんが自分の事を「ちょっと優しくされればすぐ靡く」みたいな感じで皮肉ってたけど
これって多分阿良々木先輩にこそ相応しい言葉な気がするんだよな
初期のフリーな状態だったらある程度親交深めた相手からはっきりくっきり告白されたら受け入れてたんじゃないかな
キスショットしかりバサ姉さんしかり
917名無しさん@ピンキー
それでもガハラさんに行くのはないよなあ。
いや、ガハラさん大好きだけど。