オリジナル魔法少女陵辱スレ11【和姦も】

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1名無しさん@ピンキー
オリジナルの魔法少女のエロを扱うスレです。
陵辱に限らず和姦でもOK
魔法少女が陵辱しても全然OKよ

【前スレ】
オリジナル魔法少女陵辱スレ9【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258913109/


【注意事項】
○sage進行でお願いします。
○職人さんは特殊嗜好の作品の場合は投下前に注意書きをお願いします。
○職人さんが投下しづらい雰囲気はやめましょう。供給があってこそのエロパロ板です。
○好みに合わない作品や意見はスルー(読み飛ばし)を推奨します。
○荒らし、煽り、広告はスルーしましょう。
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【過去スレ】
オリジナル魔法少女陵辱スレ9【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1256649067/
オリジナル魔法少女陵辱スレ8【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254959024/
オリジナル魔法少女陵辱スレ7【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235747369/
オリジナル魔法少女陵辱スレ6【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225259428/
オリジナル魔法少女陵辱スレ5【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1213170878/
オリジナル魔法少女陵辱スレ4【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208254990/
オリジナル魔法少女陵辱スレ3【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204801095/
オリジナル魔法少女陵辱スレ2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187699066/
オリジナル魔法少女陵辱スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156666135/

【保管庫】
http://kuma.usamimi.info/magi/
2魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:30:41 ID:4FPGp+Rh
すみません、間違えました。
前スレの名前を『オリジナル魔法少女陵辱スレ9』にしてしまいました。
リンク自体は前スレの10に繋がっているのですが……

本当に申し訳ありません。
3魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:34:05 ID:4FPGp+Rh
せめて、お兄ちゃんは無事にこの場を逃れてほしい、残された僅かな意識で考えられたのはそれだけだった。
体を内側から満たしていく毒粘液、噛み付かれた箇所から流れ出ていく魔力。
四肢を拘束するツタにはさらに強い力が込められ、関節が軋み悲鳴を上げる。
ついにどこかの関節がその力に耐えかねて外れたような気がしたが、ただでさえ強烈な苦痛に晒されつづけている私の意識は、
それが体のどの部分で起こった事なのかすら認識できない。
(ああっ…うぐぅ……死ぬっ…死んじゃうぅううううっ!!!!)
自由にならない体を微かに痙攣させながら、与えられる責め苦に私の心は悲鳴を上げ続ける。
時折、ねじ込まれた舌の隙間から入ってくる空気を吸おうとすると、逆流した毒粘液まで吸い込んでしまい、
肺腑を焼かれる苦痛に何度も意識が断絶される。
だが、怪物は私に気絶するなどという生易しい事は許してくれない。
すぐに次の苦痛が私の意識を揺さぶり起こし、再び私を地獄に叩き落す。
「いぎぃ…んんっ…がっ…くはぁ……ッ!!!」
息も絶え絶えの私の目の前で、魔力を失い強度の落ちたコスチュームがビリビリと破られていく。
そして、新しく肌が露になった部分にまた怪物の牙が食い込む。
毒に塗れたキバが与える激痛に私はのたうち、涙を流して苦悶の声を上げる。
コスチュームはじわじわと傷口から流れ出した鮮血に染められて、赤く黒く変色していく。
肩に、腕に、太ももに、怪物の牙が次々と噛み付いてくる。
刻一刻と私の体から失われていく魔力と血液。
コスチュームを引き裂かれ、血と汚液に塗れた今の私の姿はほとんどボロ雑巾のように見えるだろう。
いくつものタイプの違う苦痛にぐちゃぐちゃにかき乱されて、私の意識はもう崩壊寸前だった。
だけど、怪物の嗜虐心はまだまだ満たされないらしい。
今度は口から侵入したのと同じ舌状器官が私の後ろの穴にあてがわれる。
(アレをまた…やられるの!?…今度は…お尻から……っ!!?)
ここまで来れば怪物の意図など分かりきっていた。
怪物はそんな私の、来るべき新たな責め苦に恐怖する様をじっくりと眺めて楽しむ。
(こわされる…こわされる…こわされちゃう!!いまだって…もうお腹のなか…いっぱいなのに……)
そして怪物は私の中の恐怖が最高潮に達するのを見計らって、舌状器官を私のう後ろの穴にねじ込んだ。
異様なまでの太さのソレは私の腸の中を抉るようにして進んでいく。
絶えず分泌されている粘液のせいでその侵攻はスムーズだが、そこに含まれる毒が敏感な粘膜を焼けただれさせていく。
のたうつ大蛇は私の腸を毒に侵しながら進み続け、ついにお臍の下辺りで止まった。
(うあ…ああああああっ!!!…くるっ…アレがくるっ…アレがきちゃうぅううううっ!!!!)
恐怖のあまり半狂乱になった私は何とかこの窮地を逃れるべく、手足を動かそうとした。
だけど、刻一刻と毒に侵され魔力を奪われ続ける私の体が動いてくれる筈もなかった。
逃れようのない恐怖に、絶望の涙を流す私。
そして、ついに怪物は私のお腹の中に大量の毒粘液を放った。
怒涛の如きその勢いはみるみる内に私の腸内をさかのぼり、その内部をなみなみと粘液で満たす。
だが、その程度で怪物は止まってくれない。
既に食道から腸のすみずみまで満たされた消化器官に、怪物はさらに粘液を流し込む。
涙に滲んだ視界の中で、わたしのぺったんこのお腹がまるで風船のように膨らんでいくのが見えた。
ふつうなら考えられない体の内側からの強烈な圧力に、私の全身が軋む。
「ひっぐ…うむぅうううっ…ぐぅううううううんっ!!!!」
微かに口の隙間から漏れ出る私の悲鳴は、もはや人間が発している声だとは思えないほどだった。
4魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:35:01 ID:4FPGp+Rh
私はただ苦しくて…それなのにろくに呼吸をする事も悲鳴を上げる事も出来ないのがもっと苦しくて、
ままならない自分の体がいっそ消えて無くなればいいとさえ思った。
この苦痛から逃れるためなら、藁にだって縋りつきたい。
だけど、そんな藁くずほどの希望さえも、怪物の責めに奪い去られていく。
体中に噛み付いた怪物の牙の数は増え、魔力がみるみる無くなっていくのが自分でも分かった。
それが尽きたときが、即ち私の命の炎の消えるときでもある。
(あが…ああっ…死ぬっ…わたし…死んじゃう…殺されちゃう……)
口と後ろの穴から行われる毒粘液の注入は激しくなる一方だったが、
僅かな隙間から粘液が漏れ出す事で何とか死に至らずに済んでいた。
だけど、この状況では、それは死に至るまでの残り僅かな時間の全てがこの耐え難い苦痛に満たされる事と同じだ。
「ひっぎ…が…ぐぅうううううっ!!!…ひ…や…かはぁああああああっ!!!」
スピードを増す毒粘液の流入はついに最高点に達し、私のお腹の中で粘液が激しい対流を起こし始める。
文字通り臓腑の奥をかき乱される苦痛に、私は白目を剥いて失禁した。
だけど、この時の私には想像も出来なかった。
これほどまでの苦痛に満ちた責めが、怪物にとってはほんの下ごしらえに過ぎない事を。
(えっ?…あ……あれは…なに?…まだ…なにかあるの?)
地面を覆い尽くすツタの中から一際太いものが一本、私の目の前まで持ち上げられた。
先端には、一抱えもある球状の物体がついている。
その表面に十字の筋が入り、筋はみるみる長く大きくなり、やがてそれは裂け目へと変わって球体の外皮が大きく展開していく。
外皮の内側は粘液塗れの毒々しい赤色で、中心部には薄汚れた黄色の円錐形がある。
それは怪植物の花だった。
外皮は赤の花弁、黄色の円錐形は恐らくおしべとめしべのより合わさったもの。
そして、その円錐形が本体から送られてくる体液によって、太く長く膨張していく。
(う…あぁ……まさ…か……)
最初は国を滅ぼされた大敗北の後、次はこの街での最初の戦いのとき。
これまで二度もの陵辱を受けてきた私には、それが私を犯した触手と同様の機能を持ったものだとすぐに理解できた。
(…ひ…いや…も……やだ…やめて…やめてぇええええっ!!!!)
心の中、私は悲鳴を上げ、恐怖に歪んだ顔からボロボロと涙をこぼした。
だけど、彼ら邪神の僕たるモンスター達にとって、そんなものは嗜虐心を刺激するスパイスにしかならない。
怪物の花の先端がゆっくりと私の大事な部分に近付いてくる。
その太さは鍛えられた屈強な戦士の腕すら、軽々と越えている。
身動き一つ取れず、抵抗する力を失った私にはそれは陵辱のための道具というより、処刑の為に私の体に打ち込まれる巨大な杭に見えた。
その尖った先端が、私のアソコにぐっと押し当てられる。
「ひっ……」
そしてソレは全体を回転させながら、私の中へと強引に侵入を開始した。
「がっ…ひぐぅううううううううううううっっっっ!!!!!」
本来なら到底受け入れる事など出来ない筈の質量と体積が、僅かな隙間を頼りに私の体を割り裂き、抉って挿入されていく。
その激烈な苦痛は、既にこれまでの怪物の責めで散々苦しみを味わわされて
朦朧としていた私の意識を揺さぶり起こすのに十分な衝撃を持っていた。
「ひ…や……やだ…がぁ…ひぎぃ…あああああああああああっ!!!!!!」
巨大な杭の侵入に私の体は内側から引き裂かれ、怪物の花弁を鮮血で彩った。
押し寄せる苦痛の嵐が、私の体を激しく痙攣させる。
5魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:37:14 ID:4FPGp+Rh
ついに怪物の巨大杭は私の体の奥の奥まで到達した。
そして………
「かはっ…ぐぅ…?…ひっ!?」
怪物はソレをすぐさま入り口近くまで引き抜き……
「ひぃ…ぎぁ…くぁああああああああああああああああっっっっ!!!!」
さらに再び凄まじい勢いで私の体の奥に打ち込む。
そこから、地獄のピストン運動が始まった。
「がっ!?…ぐぅ!!…ひがっ!?…あ…がぁぁあっ!!」
凄まじい勢いで巨大杭が私の体に抜き差しされる。
圧倒的なパワーをもって行われる挿入は、私のお腹を醜く歪ませ、内部からの圧迫された事で口とお尻から私の体を満たす毒粘液が噴出する。
さらに巨大な質量が一気に引き抜かれる感覚は、私にお腹の中の全てが引きずり出されるような錯覚を与えた。
何度も、何度も、打ち付けられ引き抜かれて、私の体は糸の切れたマリオネットのように踊る。
怪物の巨大杭に犯されながら、私には自分の肉と骨が、肉体が、みしみしと今にも引きちぎられる音が聞こえたように思えた。
「おっぶ…うぐ…げぇ…はぐぁ…いぎぃいいいいいっっっ!!!!」
強大な力が何度と無く、私の大事な部分の、その一番奥を突き上げてくる。
何度も繰り返し、執拗に。
まるで、そこを阻む壁を強引に押し破り、その向こうにある場所に何としてでも辿り着こうとしているかのように。
そして、私のその予感は的中した。
怪物は巨大杭の抜き差しをやめ、その先端部を私の一番奥の部分に押し当てて、最初に挿入したときと同じ要領で全体を回転させながら、
グリグリとそこにある小さく窄まった入り口にその身をねじ込もうとし始めた。
(いや…も…やだ…これ以上…そんなばしょまで犯されるの……!?)
止まるところを知らない怪物の陵辱に、私は戦慄した。
お臍の下で生まれた巨大な渦が、じわり、じわりと私の子宮への入り口を押し広げていく。
それはゆっくりと、しかし確実に、閉ざされた門を開いてゆき、そして………
「うあ…アアアアアアアアアアアアああああああああああっっっっっっっ!!!!!」
私の絶叫と共に巨大杭の先端は、誰も立ち入る事の出来ないはずだったその場所に侵入した。
その時、私は気付いてしまった。
怪物の花の根元に、何か大きくて丸い塊が内包されている事に。
その塊はゆっくりと血に塗れた巨大杭を自らの形に膨らませながら上ってくる。
やがて、塊は巨大杭の内部を通り道に私の体内に侵入して来た。
固く大きな、その異物感が自分の体の中を上って来る感触に、私は身震いする。
(まさか…これって……?)
今、私を犯しているのは巨大な植物モンスターの花だ。
その花から私の中に送り込まれて来るものの正体なんて、簡単に想像できる。
これは種なんだ。
(だから…私の体を毒の粘液でいっぱいにしたんだ…私をこの種の苗床にする為に……)
私の体をはち切れんばかりに満たす毒粘液は、私を殺すためのものではなかった。
粘液に含まれる物質は私にとっては毒であっても、怪物にとっては体液を構成する重要な栄養源だ。
この怪物は私の魔力を吸収する事で、私の抵抗力を削ぎ取り、肥料である毒粘液を私の体に染み込ませた。
考えてみれば、敵にとって必要なのは、私の命なんかじゃなく、私が持ち出した『禍の宝珠』なのだ。
怪物の花を寄生させ私の頭と体を乗っ取る事で、敵はその目的を果たそうとしていたのだ。
(いやっ…やだ……そんな…いやだぁああああっ!!!!)
私の心の叫びなどお構いなしに、ついに種は私の子宮の中に到達する。
種によって内側から押し広げられたお腹がぽっこりと膨らんだ。
種の植え付けの成功を確かめた怪物は、巨大花の杭を私のアソコから、舌状器官を口と後ろの穴から引き抜いた。
その直後、三つの穴から大量の血と粘液がまだらになってこぼれ落ちる。
「げほっ…ごほっ…はぁはぁ…うあ…がぁああっ…!!」
ようやくマトモに呼吸する自由を取り戻したのも束の間、私のお臍の下辺りに幾つもの鋭い痛みが走った。
植物モンスターの種は既に活動を始め、極細の根を細胞の隙間に潜り込ませ成長を始めたのだ。
じわじわと根が体の中に広がっていく痛みと感触、その恐怖に私は泣き叫び、悲鳴を上げた。
「ああああっ!!!…やだやだやだぁっ!!!モンスターの苗床なんて…いやぁ!!!!」
私の体に染み込んだ毒と、私の魔力、生命力を吸い上げて種はみるみる成長する。
私のお腹はまるで赤ちゃんを宿しているかのように膨らんでいく。
だけど、今その場所を乗っ取っているのはおぞましいモンスターの種子だ。
6魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:37:51 ID:4FPGp+Rh
「あがぁ…根っこ…広がってる…私の体…のっとられちゃう………」
着実に広がっていく怪物の根。
根っこが張り巡らされた部分は最初鋭い痛みを訴え、その後、全ての感覚が消え去ってしまう。
私の体が怪物の所有物になり下がろうとしているのだ。
「いやぁ!…たすけてっ!…おにいちゃんっ!!たすけてぇえええええっ!!!!」
戦う力を無くし、心を折られた私は泣きじゃくり、ただお兄ちゃんを呼び続けた。
しかし、その声もだんだん弱く、か細く消え入りそうになっていく。
私の全てがいまや怪物の種子によって奪い去られようとしていた。
お腹の中でついに種子は芽吹き、体の外へ向かってその芽をのばし始める。
「ひっ…いや…なかから…のびて……出てくる…いやっ!いやぁあああああっ!!!」
やがて、怪植物の芽は私の大事な部分から顔を出した。
それと同時に私はツタの拘束を解かれて、地面に降ろされる。
もう四肢の自由を奪う必要もないと判断されたのだろう。
事実、毒に侵され、魔力を奪われた私の体は地面に寝転がされたまま、ピクリとも動く事ができなかった。
その間も、怪植物の根は私の体中に張り巡らされていく。
私の体から奪い取った養分で、怪植物は私の体内で何本にも枝分かれし、それらが一気に体の外を目指して成長していく。
「いや…もう出て来ないでっ!!出てこないでぇええええええええっっっ!!!!!」
私の体の内側から外側へ向かって、幾本ものツタの群れがもつれ合いながら伸びていく。
その圧力に体を内側から抉られる中、私はただ悲鳴を上げ続ける。
そして、ついにツタの群れは私の体内から一気に解き放たれた。
「ひぃ…や…いやっ…いやぁああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」
その衝撃にガクガクと痙攣する私の体を、生まれでたツタの一本一本が拘束していく。
そして、その中心である怪植物の芽の先端に、歪な球体が育っていく様子を、朦朧とした意識の中で私は見た。
あれは恐らく、この種の花の蕾であり、モンスターとしての頭脳にあたる部分だろう。
あれが花開いたとき、私は完全に怪植物の苗床、ただの肉塊に変えられてしまうのだ。
(お兄ちゃん…たすけ……)
やがて、私の目の前で丸い蕾に十字の裂け目が入り始め………。
7魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:38:28 ID:4FPGp+Rh
「うあああああああああああああっっっっ!!!!!」
迫るツタの群れ目掛けて、俺は一心不乱に剣を振るっていた。
目の前にそびえ立つ巨体は、ユキの魔法にやられた後、三つに分かれて復活した植物モンスターの一体。
不意打ちを喰らう事になったユキが現在どれほどの窮地に立たされているかは、想像に難くない。
だけど、俺のこの剣だけでは尽きる事のないツタ攻撃を切り払うだけで精一杯だ。
この怪物を倒すことはもちろん、隙を突いてユキのところまで助けに行く事も出来はしない。
「畜生っ!!畜生っっっ!!!!」
焦り、怒り、悔しさ、ユキを失う事への恐怖、そんなものがない交ぜになり、俺の瞳から涙となって零れ落ちていく。
この時ほど、俺が自分の無力を呪った事は無いだろう。
それでも、俺はただ一心にこの場を突破する一縷の希望を見出そうと、斬って斬って斬りまくる。
だけど、敵の圧倒的な物量が、じわじわと俺を押し潰していく。
体を掠めていくツタは徐々にその命中率を上げていき、俺の全身は次第に傷だらけになる。
その傷口からはほんの微量の怪物の毒が染み込み、少しずつ、少しずつ、俺の動きは鈍くなっていく。
「くっそおおおおおおっ!!!!こんなところで負けてられるかぁああああっ!!!!!」
そして、左右から攻撃してきたツタを一気に切り払ったとき、ついに致命的な隙が生まれた。
両サイドからの攻撃はフェイントだったのだ。
本命は頭上高くから。
束になったツタがハンマーのように打ち下ろされてくる。
咄嗟に回避しようとした俺だったが、既に間に合わず、左肩を強かに打ち据えられ、俺はビルの屋上に突っ伏した。
俺が体勢を崩したのを見て、怪物は一斉攻撃を開始する。
大小何本ものツタが怒涛の如く押し寄せる。
先ほどの打撃で立ち上がれなくなった俺は、必死でツタの攻撃を防ごうとするが、
ほとんど全方位からの攻撃に耐えられるものではない。
俺の体はツタに鞭打たれ、鋭い牙に肉を裂かれ、どんどんボロボロになっていく。
やがて、身動きの取れなくなった俺の頭上に、先ほど俺を打ち据えたのと同じ束になったツタが、今度は三つ振り上げられるのが見えた。
(こんな…ユキのところに助けにも行けないまま終わるなんて……)
俺は何とか立ち上がり、その極太のツタを迎撃しようとするが、やむことの無い攻撃はそれを許さない。
「ちっくしょぉおおおおおおおおおおっっっっ!!!!!」
そして、俺の叫び声は巨大なツタの一撃にあえなく押し潰される……その筈だった。
『動かないで』
突然耳元で聞こえた少女の声に、俺は自分の耳を疑った。
その直後、俺の目の前に透き通った青い羽を持つ、一匹の蝶が現れた。
『悪いけど、この子はやらせないよ』
瞬間、俺の周囲をキラキラと輝く青色の粉が包み込んだ。
この蝶の羽と同じ青、それは蝶のりんぷんだった。
りんぷんに触れたツタは煙を上げて溶けて、腐ったように崩れ落ちた。
逆に俺の体のりんぷんの降りかかった部分は、みるみる内に傷が癒えていく。
「これは……一体?」
呆然と呟く俺に、応える声があった。
「ぶつ切り鶏もも肉1パックの礼だ、少年!!」
聞き覚えのある声に、まさかと思い声のした方向を見ると、ビル屋上の貯水タンクの上にマントをなびかせて立つ一人の男の姿があった。
「あなたは…夕方、スーパーで会った……」
「うむ。覚えていてくれたとは嬉しいぞ、少年」
男はタンクの上からジャンプすると、俺の目の前に音も無く着地した。
そして、怪物を見据え、威風堂々、怪物を睨みつけてこう言った。
「さて、異界の魔物よ。貴様にこの稀代の陰陽師、応天門龍伍の相手が務まるかな?」
8魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:39:02 ID:4FPGp+Rh
「なるほど、三体に分離するとは厄介な相手である事よ」
その頃、また別のビルの屋上では、謎の僧侶、金徳法師が戦いの成り行きを見守っていた。
「だが、これで向こうの手の内はあらかた読めたわ。様子見に徹したのは正解だったようだな」
彼は怪物が出現し、それを迎え撃つ為にユキ達が現れ、分離復活攻撃によって窮地に陥るところまでを表情一つ変えず見ていた。
全ては彼にとって最小の犠牲で、最大の戦果を得んが為の行動である。
何事も勝負は、手の内を見破られた方の負けなのだ。
「くふふふふ、行くぞ。妖物…御仏の加護を見せてくれよう」
ゆらり、立ち上がった金徳法師の背中には無数の武具、法具の類が満載されていた。
そして、金徳はビル屋上のコンクリートを蹴り、その武装と巨体の重さを全く感じさせない大跳躍で怪物の一匹に襲い掛かった。

そしてまた同じ頃、怪物の暴れる繁華街の外れには、ユキと同じ中学のセーラーに袖を通した少女が一人、戦いの成り行きを眺めていた。
退魔師・朝霧キョウカ。
彼女もまた、金徳と同じく怪物の能力を測るため様子見を決め込んでいた。
キョウカの任務はあくまで魔物の討滅、その目的の為ならば街の住人に被害が出ようともさしたる問題ではない。
「頃合ね。いくわよ、龍牙刀」
その右手に握られているのは、やけに刃の部分が肉厚で幅広な、一本の錆びだらけの古びた短刀だった。
その短刀がキョウカの声を受けた途端、柄尻に埋め込まれた宝玉が輝き、刃の錆が吹き飛んで新品同然の姿に変わる。
キョウカは短刀を片手に、目にも留まらぬ速さで繁華街を駆け抜け、怪物の元へと向かって行った。

場面は再び、怪植物の種子を植えつけられ、いまやその体を乗っ取られる瀬戸際まで追い詰められたユキの元に戻る。
ゆっくり、ゆっくりと、ハンドボール大の蕾は花弁を展開してゆき、だんだんとその内部の毒々しい赤が露になっていく。
それに伴って、ユキは自分の心と体が怪植物の支配下に置かれていくのを感じていた。
(これまで何とか戦って来れたのに…こんな風に終わるなんて……このまま宝珠を奪われたら…この世界も、私の世界もぜんぶ滅ぼされちゃうのに……)
そもそも、凶悪な邪神との戦いにこの世界を巻き込んでしまったのは私なのだ。
私には立って、戦って、宝珠を守り抜く義務がある。
この世界までをも、邪神とその僕の好きにさせる訳にはいかない。
それなのに、今の私には立ち上がる事さえ出来なくて……
(お兄ちゃん………)
ゆっくりと怪植物によってかき消されていく意識の最後の断片の中で、私はお兄ちゃんに呼びかけた。
(ごめんね……私、駄目だったよ……)
だけど、全てがかき消されてしまう、その一瞬前……
「ユキぃいいいいいいいいいいいっっっっ!!!!!」
耳に馴染んだあの声が、私の名前を呼んだ。
「人の妹にぃ…何してやがんだぁああああああああっっっ!!!!!」
そして、あの温かな緑の光の刃が、開花寸前の花を一撃で切り飛ばした。
(お兄ちゃん……本物…なの?)
開花が防がれた事でいくらか意識を取り戻した私は、ただ呆然と私の目の前で怪物の本体に立ち塞がるお兄ちゃんの後姿を見ていた。
「ちくしょう…ユキっ…今、助けるからな!!!」
そう言って、お兄ちゃんが懐から取り出した小さな袋。
お兄ちゃんはその中身を一掴み、私の体に降りかけた。
「……体が……動く?」
キラキラと輝く青い粉が体に触れる度、私の体の傷は癒え、毒気は消え去り、
子宮の中に根付いた怪植物の種さえもが徐々にしぼみ、最後には緑色の汚液になって流れ出てしまった。
それから、お兄ちゃんは同じ青い粉を今度は私達の周囲を覆い尽くすように振り撒いた。
それはまるで私達を守ろうとするかのように、空中に止まってドーム型の結界となった。
「ナンダ…コレハァアアアア!!?」
明らかな動揺を見せたモンスター本体が、何本ものツタで攻撃を仕掛けてくる。
だけど、ツタは青い粉の結界に触れると、泥水のように溶けて消える。
それでも防ぎきれず結界の中に入ってきたツタは、全てお兄ちゃんの剣で切り飛ばされてしまう。
「ごめん…ごめんな、ユキ…俺が不甲斐ないばっかりにこんな……」
私を敵の攻撃から守りながら、お兄ちゃんはボロボロと泣いていた。
そんなことない。
お兄ちゃんはこうしてちゃんと助けに来てくれた。
そう言ってあげたくても、回復したばかりの体は自由にならず、私は震えるお兄ちゃんの背中を見ている事だけしか出来なかった。
9魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:39:36 ID:4FPGp+Rh
「のわぁあああああっ!!!しっつこいぞ、この魔物野郎はっ!!」
一方、応天門龍伍はユキを助けるべくその場を離れたタケシに代わって植物モンスターと戦っていた。
『ここは私に任せろ、なんて大見得切ったくせにご主人ったら格好悪いよ』
「わかっている、華姫!!この私の言葉に二言はない。必ずコイツを仕留めて見せる!!」
『そうだね。出来れば早く勝負をつけて、先に行ったあの子も助けないと……』
「一応、お前のりんぷんを入れた袋も持たせたから、しばらくは大丈夫だと思うが……急ぐに越した事はない…なっ!!」
龍伍が懐から札を投げるごとに灼熱の炎が周囲に舞い飛び、怪物のツタを焼き尽くしていく。
だが、次から次へと生えてくるツタの勢いは止まるところを知らず、ついに炎の壁を越え龍伍に襲い掛かる。
「くっ…しまった!?」
『ご主人っ!!』
少女の叫びと共に、青い蝶が龍伍を庇うようにツタの群れの前に立ちはだかった。
『やらせるかぁあああっ!!!』
蝶はまばゆい光に包まれ、その中でみるみる内にしなやかで力強い、戦いのための姿へと変身する。
それは……
「おお、華姫!」
『まったく、気をつけてくださいよね。ご主人』
年の頃は十六かそこらの少女の姿。
一見すると人間と見紛うようだが、全身に纏った青い光と同じく青く輝く髪の色は、この世のものとは思えないほど美しかった。
「なるほど…あの少年も難儀なヤツを相手に頑張っていたのだな。ここは大技で一気に決めるぞ」
『よしきたっ!』
華姫の放つ青い光に守られながら、龍伍は両手で複雑な印を組み、呪文を唱える。
そして……
「青龍!!白虎!!朱雀!!玄武!!ついでにオマケの黄龍!!!!」
龍伍の叫び声と共に、彼の四方に四人の人影が現れる。
青い衣を身にまとった長身の青年。
白い鞘の刀を携えた少年。
背中に赤い炎の翼を持つ背の低い少女。
なんだか少し気弱そうなロングの黒髪の女性。
そして……
『だぁれが『ついで』で『オマケ』だぁ!!』
「おわああああっ!!!噛むな!噛むな!!ひっかくなぁああああっ!!!!」
龍伍の真上から降ってきたチャイナドレスの少女。
『我らをお呼びとは、手こずっておいでのようですね』
チャイナドレスの少女にいいようにされている龍伍に、青い衣の青年が言った。
「ああ、異界の魔物だ。一気に消し飛ばさんとまた復活するみたいなんだが、やれるか?」
『愚問!愚問!龍伍はわたしらの実力をそこで指をくわえて見てなさい!!』
チャイナドレスの少女が力強く断言し、他の四人も不敵な笑みを浮かべて肯く。
「ならばっ!!」
龍伍が高々と手をかざしたのと同時に、五人の姿は光に転じて空へ登り、それぞれが名前の通りの聖獣へと姿を変えた。
「行けぇええええええっ!!!!」
そして、龍伍の号令と共に、植物モンスターめがけて一斉に襲い掛かる。
その牙が、爪が、炎が、巨大なツタの塊を徹底的に蹂躙し、原型を留めなくなるまで破壊し尽くす。
時間にして僅かに一分ほどだろうか?
聖獣達が暴れた後には、怪物のツタの一本も残さず全てが消滅していた。
『それじゃあ、困ったときはまた呼んでくれよ!』
黄色に輝く龍がさきほどのチャイナドレスの少女の声でそう告げてから、五体の聖獣は姿を消した。
全てが終わった後、体に術の負荷が一気に押し寄せ、龍伍はその場に膝をつく。
だが、彼は華姫の肩を借りて無理矢理に立ち上がり……
「さあ、次に行くぞ!今度はあの少年を助けてやらねば……」
『ご主人…でも、そんな状態じゃあ……』
「それでも行くんだ。あんな少年を見捨てたとあっては、この応天門龍伍の名折れだからな……」
そして、華姫の力を借りてタケシの向かった先へと、ビルからビルへと飛び移り移動を開始した。
10魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:40:10 ID:4FPGp+Rh
「ふん!まあ、この程度で良いだろう……」
薄赤いオーラを纏った日本刀で怪物のツタをあらかた切り終えて金徳法師が呟いた。
不思議な事にその日本刀で切られたツタの断面は再生せず、また新たなツタを生やす事も出来なくなっていた。
実は、この刀、戦国時代末期に作られた悪名高い妖刀である。
刀身に染み込んだ忌まわしい恨みと業が、邪神の配下生命力を奪い去っているのだ。
本来は金徳の元へ供養を依頼されて持ち込まれたものだが、その力を熟知している彼はこれを自分の仕事である、魔物退治に使っていた。
だが………
「こちらも、もう限界のようだな。さすがは異界の妖物と言うべきか……」
その妖刀も既に怪物の毒に侵され、ボロボロに歯零れを起こしていた。
「まあいい。そろそろ新しい刀が欲しかったところだ……」
ビュンッ!
呟いて、金徳は刀を怪物の分離体に投げつける。
そして、背中に背負った武器の中から一際巨大な大砲を取り出し、その砲口を怪物に向けて構える。
「さあ、まとめて供養してやろう……」
金徳が取り出したのは、彼の持つ武具・法具の中でも最強のものの一つ。
あらゆる邪悪を微塵も残さず消し飛ばす、最強最大の奥の手である。
「人工仏舎利弾、装填!!チャージ!!!」
マニ車というものをご存知だろうか?
経典、主に観音の真言が記された筒を一回転させるごとに、その経典を一回読んだのと同じ功徳が得られるという宗教用具である。
金徳の大砲の内部には特殊なモーターで超高速回転するマニ車が内蔵されている。
その円筒の内部に人工仏舎利弾頭を装填する事で、マニ車の高速回転で得られる莫大な功徳をそこに込める事が出来る。
そして、それは一度魔物に放たれれば、一撃必殺の兵器へと変わるのだ。
その名は!!!
「喰らえいっ!!融合観音砲(ユウゴウカノンホウ)っっっ!!!!!」
金徳の引いた引き金と共に、仏舎利弾が怪物と妖刀めがけて発射された。
「ギェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!」
弾は見事命中。
着弾箇所を中心に光で編まれた観音曼荼羅が形成され怪物の体を飲み込んでいく。
「ナンダ!?コレハ?キサマハイッタイ……!!?」
驚愕の声を上げる怪物に、金徳はニコリとあの慈悲深げな笑みを向けて告げる。
「何、ただの旅の愚僧にございますよ」
光が消えたとき、そこには怪物の姿は一片も残さず消え去っていた。
11魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:41:08 ID:4FPGp+Rh
そして再び、場面はユキとタケシの戦いの場へと戻る。

「くっ!ぐぅっ!!くそっ!!このぉおおおっ!!!!」
龍伍に渡された青い粉、華姫の鱗粉のおかげでユキのダメージは回復し、怪物に対する防御結界を張る事も出来た。
それでも、その力は怪物の怒涛の如きツタ攻撃を防ぎ切るまでの力はない。
結界を越えて侵入してきたツタを俺は必死の思いで切り払うが、既にかなりの体力を消耗していた。
一発、二発と敵の攻撃が体にヒットし始め、俺達は徐々に追い詰められていく。
「お兄ちゃん…もう無理だよ…逃げて……」
「ばっか言うんじゃねえ!!ここまで来て!お前の前まで来て!今更諦められるかぁあああっ!!!」
裂帛の気合と共に、巨大な光の刃が放たれ、怪物のツタを一気に切り払った。
だが、それも束の間、次のツタが、そしてその次のツタが、俺の体を打ち据え、傷痕を残す。
それでも、俺は諦める事なく怪物に挑み続ける。
なぜならば……
「そもそも、お前が捕まったら宝珠の力で邪神が復活して、こっちの世界まで滅びるって話じゃなかったか?
最初っから逃げ道なんてどこにもないんだよっ!!!」
「そう…だけど……でもっ!!」
「それなら、俺はお前の近くがいいっ!俺は兄貴だって、そう言っただろ?俺はお前を守りたいんだっ!!!!」
俺は叫ぶ。
怪物にボロボロに陵辱されたユキの姿、これ以上あんな事を繰り返させてたまるか!!
勝てるか勝てないかの問題じゃないんだ。
ただ、俺は絶対にそれを許すわけにはいかない。
「お兄ちゃん……わかった!」
小さな声で、ユキがそう答えたのが聞こえた。
「私の魔力、もうほとんど残ってないけど………」
ヨロヨロの体で立ち上がったユキが俺の背中に抱きついてきた。
その瞬間、ユキの体から俺の体へ、そして俺の体から右手に構えた剣へと通じる一本のラインが出来るのを感じた。
12魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:41:52 ID:4FPGp+Rh
「私とお兄ちゃんの力で…最後の大勝負だよ……」
「よっしゃ!それでこそ、俺の妹だ!!」
弱ってもなお強力なユキの魔力が俺の体を通して、剣にさらなる力を与える。
俺の体力も残り僅か、これがラストチャンスだ。
「いくぞ、ユキ!!」
「うん、お兄ちゃん!!」
再び怒涛の勢いで迫るツタの津波。
俺とユキはそれをまっすぐに見据えて……
「「いっけぇええええええええええええええええええっっっっ!!!!!」」
二つの魔力を束ねた必殺剣を怪物めがけて叩き込んだ。
「ギエエッ!!グガァアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!」
ユキの超魔力が加算されたお陰で、剣の威力は俺だけで使っている時とは比較にならないほど大きくなった。
押し寄せるツタはその衝撃で全てが爆ぜ、怪物の体には大きな傷が刻まれた。
だが………
「オノレェ……オノレオノレオノレェエエエエエエッッッ!!!!!」
それは怪物の命を断ち切るまでには至らなかった。
苦悶の声を上げる怪物は自分の体の回復も忘れて、新たなツタを生成し俺達への最後の攻撃に移ろうとしている。
「ごめ…お兄ちゃん…私……」
「お前のせいじゃないさ……こっちこそ…すまない……」
強力な攻撃を放った反動か、俺の剣はその緑の光をほとんど失っていた。
ついでに言うなら俺の腕もガタガタで、マトモに剣を振るえる気がしない。
それでも何とか剣を構えようとしながら、俺は心の奥で祈った。
(神様でも悪魔でも何でもいい……もうちょっとなんだ。もう少しでユキの命を守れるんだ。だから……!!)
新しく生成されたツタは球状に絡まり合い、巨大なハンマーと化して俺達の頭上に振り上げられる。
(だから…誰か!!…誰か、助けてくれぇええええっ!!!!)
その瞬間である。
「退魔・龍牙剣!!」
俺のものなど比較にもならない、長く鋭い光の刃がツタのハンマーもろとも、怪物を真っ二つに切り裂いた。
「ガハッ…グァアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
今度こそ、断末魔の声を上げて怪物の体はぐずぐずと緑の汚泥と化して崩れ落ちる。
そして、そこに降り立った人物の姿を見て、俺とユキは言葉を失った。
青いワンピースに白のライン、肩に羽織った青いマントには銀の留め飾りがついている。
そして胸には魔力制御の装置だという赤い宝石が輝いている。
何よりも、その身に纏う力はさっき俺がこの体を通して経験したのと同じ、ユキが発するものと全く同質の魔力だった。
「そんな…私と…私の世界と同じ魔法使いの力が……」
「あれじゃまるで、ユキと同じ……」
呆然とする俺達に、その少女は表情も変えずに告げた。
「私は朝霧キョウカ…退魔師よ……」

(つづく)
13魔法少女ユキの人:2010/01/27(水) 01:46:09 ID:4FPGp+Rh
『魔法少女ユキ』第二話はこれで終わりです。
続いてしまいました。引いてしまいました。
続きがいつになるのかは、自分でもよく分からないです。

後、相変わらずエロ比率が低いのも問題なのですが、それと同時に苦痛系のエロの難しさをまざまざと実感しました。
あんなに痛そうに苦しそうに、尚且つエロく書ける他の職人の方々の凄さが改めて分かりました。
精進します。

それから、支援してくださった方もありがとうございます。
それでは、次はいつになるか分かりませんが、これで失礼いたします。
14名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 02:20:29 ID:TJ42NgwG
>>13
GJ!!
サブキャラ一気に増えましたね…観音砲ってw
15名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 04:53:06 ID:P2c9lBTP
GJなんだけど、スレ挟んじゃったから、最初から投下したほうが良かったのでは?
(挟まないように残容量に注意するのが原則だけど)

容量オーバーしたならスレは遠からず落ちるし、今日たまたま見逃した人とかが、
途中からしか続きが読めなくなる可能性も出るかも
16名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 13:27:39 ID:4mQYxY8N
伝奇活劇の雰囲気はブラックロッドとか古橋作品思い出す感じで素敵。
男性陣のキャラ立ちっぷりに法力と仏具のセンスが一味違うのを感じます。今だと逆に新しいみたいな。

リョナエロはかなりいい!ユキ本人には苦痛だけなのに、何故かエロく読めてしまうバランスが上手い。
欲を言えば口とお尻が粘液責めにプラスピストンして粘膜に毒液擦り付けて胃の中をチャポチャポ掻き混ぜてほしかった。
それでも苗床系ジャンルとしてはすげぇ出来かと思います。
17名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 20:40:55 ID:hxBwIxtR
キャラ一気に増えて賑やかになったなぁ。
いまなら言える。兄妹のイチャイチャももっと…あ、はい
dat落ちは普通にみれるサイトあるからそこ使えばいいし、保管庫の人が回収してくれるから大丈夫じゃね?
容量については気をつけないと行けないとおもうけ
18名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 02:21:14 ID:9bQ2dANy
もうすぐ十月更新ない保管庫を見て大丈夫と思うのか・・・
まぁ見れないという人がいたらdatファイルでよければいくらでもあげるけど
19名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 03:32:28 ID:Myy3B7cL
>>13
俺も生まれ変わったら魔力を吸う敵になりたいです
20名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 13:37:05 ID:GHwaceZw
規制フィールドの中で何があった!?

規制フィールドで行方不明になった木の魔法少女と土の魔法少女が発見!
発見した魔法庁職員は魔法少女は怪人を大岡裁きをしていたと証言!
身元不明の怪人は意識不明の重態で現在、身元確認中
21杏の人:2010/01/28(木) 17:19:33 ID:nNDIK0fS
需要があるようなので一応保管庫の代理ページ作ってみましたが、
勝手に公開してしまっていいものでしょうか?
作者さんの許可取った方がいいんですかね?
22名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 17:37:06 ID:uXB2fwLz
普通に読みたいな
古い保管庫は4月で止まってるし
23魔法少女ユキの人:2010/01/28(木) 19:12:56 ID:8A3xoXxQ
魔法少女陵辱SSを読みたい人、自分で書いて読んでもらいたい人が集まったスレなのだから、
保管庫の存在はやっぱり有難いものだと思います。

もし、許可が必要という話であれば、私に関しては問題ないです。
是非、お願いいたします。
24杏の人:2010/01/28(木) 19:34:36 ID:nNDIK0fS
それじゃあ、公開しますね。
問題があった場合、
自分のは載せないでほしいという意見があった場合には対応しますので。

突貫で作ったので、
所々不備があったりするかもしれませんが、
いかんせん分量があるって全ては確認しきれませんのでご容赦を。
現状、保管しているのは本補完庫に収容されているもの以降のシリーズものになります。
単発ものについてはおいおい。

http://magicalgirlss.x.fc2.com/
25名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 20:34:42 ID:Ym3kEU7I
>>24
末路シリーズまで収録してあるし、見やすい構成といい良い仕事だと思いますよ。
なんか杏の人にはその優しさに甘えておんぶにだっこになってしまって頭が上がらないね。
本当にお疲れでした。
26名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 20:46:06 ID:9bQ2dANy
お疲れでしただともう役目が終わったように見えるw
けどまぁ本当にお疲れ様です
27名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 21:20:05 ID:uXB2fwLz
このスレだと違う意味があるようだぜ
乙でしたー
28魔法少女ユキの人:2010/01/28(木) 21:39:41 ID:8A3xoXxQ
長期連載SSも多いスレなので、やっぱり保管庫があると助かります。
本当に乙でした。
29名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 12:39:29 ID:nvnlhV7x
wiki作って住人に丸投げって手もあるけどなー
まとめ乙ですっ
30名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 22:05:46 ID:NF3Ox2U0
キセイフィールド突破カキコ&杏の人GJ!
延々とキセイフィールドを張り続けた十子の末路に期待!
31名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 18:58:54 ID:6Sn4P5Ck
幾多の化け物から激しい陵辱を受けながらも耐えてキセイフィールドを張り続ける事に全てを費やし尽くした十子は
その存在係数すらも使用してしまい、いなかった扱いとなってしまっている
その痕跡は続く11美達の頭に記憶として残るだけ
32マユの人:2010/01/31(日) 22:17:17 ID:ByYqScr4
おお!保管庫が出来てる!杏の人GJです!
自分の過去作品見ると、穴が有ったら入りたい気分になってしまう…w
長らくお待たせしましたが、近日中に16話の方を投下しますので、もう少しお待ちください。
33名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 05:26:14 ID:X3UwOU18
おお!陛下とのバトルでいいところで続いていたから待ってました!
34名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 18:43:40 ID:w+feJcMM
テスト
35マユの人:2010/02/01(月) 21:48:28 ID:3OkvBSN/
こんばんわ、16話が完成したので投下します。
人物紹介の後に、本編を投下します。
今回は全編苦痛系、陵殺シーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
36魔法少女マユ 人物紹介:2010/02/01(月) 21:49:44 ID:3OkvBSN/
『秋月真由(マユ)』
14歳 両親と3人で、平穏な生活を送っていたが。ユーリィと出会った事で、戦いに身を投じる事になる。
背は小柄で、背中の半ばほどまで届く栗色の髪を後ろで纏めている。
変身時のコスチュームは桜色のミニスカートに赤を基調としたジャケットを纏っている。
『秋月夫妻』
マユの両親、父、宗一郎は大手製薬会社の部長を務める。
母、美幸は専業主婦。二人は社内恋愛をして結婚。マユいわく、万年新婚夫婦との事。
二人とも年齢は30代後半だが、実年齢より若く見える。
『リィン』
14歳 エルメリアから増員として派遣されてきた魔法使いの少女。
髪型は薄いブロンドの長い髪をツインテール。
青を基調としたワンピースの上に、短い白のマントを羽織っている。
『シャーナ』
23歳 リィンの姉。リィンと共にエルメリアからの応援として地球に来た。
緩くウェーブがかった薄いブロンドの髪を、腰に届くほどまで伸ばしている。
純白のローブを纏う。 エルメリアにフィルという婚約者が居る。
『フィル』
26歳 シャーナの婚約者、エルメリアでもかなり名の知れた騎士。
シャーナ達の力になろうと、コーネリアの計画に志願する。
『リーファ』
15歳 エルメリアの最高意思決定機関『円卓』の一人。『輝竜の巫女』と呼ばれ民から慕われていた。
魔王ヴァルアスに敗北し、魔族に本拠地に捕らわれ、魔物を産む母体として利用されている。
『コーネリア』
19歳 リーファ同様、『円卓』の一人。『紅蓮の将』の二つ名を持つ。地球に派遣された魔法使い達の統括を担当している。
魔族の結界展開計画を阻止する為に、地球に自ら赴く。
『リミュエル』
16歳 リーファ同様、『円卓』の一人。『烈光の射手』の二つ名を持つ。コーネリアとは従姉妹で、彼女の頼みで参戦する。
大火力の砲撃魔法や、広範囲の攻撃魔法を得意とする。反面、近接戦は苦手。
『シエル』
14歳 エルメリアから来た魔法使いの少女、かつてはユーリィと共に日本で魔族の人間狩りを妨害していた。
グラーズに受けた陵辱により、心に大きなダメージを受けるが、回復した彼女は、魔族の計画を阻止する為にマユ達と共に戦う。
『ヴァルアス』
魔族の王。100年前の戦いで敗れた先代の跡を継ぎ魔族を統率する。表の顔は大企業の社長。
銀髪の髪をオールバックにしている。黒のスーツを好んで着る。
その真の姿は、黒い装甲を身に包む巨大な竜。
『レドリック』
魔王ヴァルアス腹心の一人、魔法少女を狩る為に地球に招集される。
焦茶の髪を肩に触れるくらいに伸ばしている。黒の軍服を纏う。
ラディウスとは子供の頃からの付き合いで悪友関係。
『ラディウス』
セディアの弟 魔族の造魔開発においての、中核メンバーで、王の腹心の一人。
力は魔族の中でもかなり低いが、類稀なる頭脳を理由に、王に取り立てられる。
長い黒髪を三つ編みのお下げにしている。常に白衣に身を包む。15歳くらいの背格好。
『ゲリオス・イレーヌ・ローエル』
魔族エルメリア攻略軍を統べる、3将軍。
いずれも、戦術戦略に長けた人物で、様々な策でエルメリア軍を苦しめる。
筆頭のゲリオスは、先王の頃から側役を務める重鎮。幻術などを用いて、裏工作を行うのを好む。
イレーヌは、魔族随一の魔術の使い手である紅一点。身内には優しいが、敵には容赦がない。
ローエルは、戦いを何よりも愛する武人。また気さくで面倒見もよく、部下の信頼も厚い。
37魔法少女マユ 第16話 1/22:2010/02/01(月) 21:52:42 ID:3OkvBSN/
突然光に包まれ、目を開けた時には、見知らぬ場所にリーファは座り込んでいた。
抱いていた生まれたばかりの子竜と、足元で遊んでいた緑竜、隣に寝そべっていたはずの青竜が見当たらない…彼女は周囲を見回す。
「ティード、ウェセル、何処行ったの?」
周囲を見回して我が子の名を呼ぶが、返事も無いし姿も見当たらない。
「リ、リーファ…」
唐突に名を呼ばれたリーファは声のした方を向く。
そこに立っていたのは、騎士の様な赤い鎧を纏った、赤髪の女性だった。
リーファはその人物に見覚えがない。
「…どちら様でしょうか?どうして私の名前を御存じなんですか?」
「な…何を言ってるんだ…リーファ」
小首を傾げながら尋ねるリーファの言葉に、赤髪の女性コーネリアは衝撃を受ける。
同じ『円卓』に属し、幼い頃から姉妹の様に一緒に居た、自分の事を初対面かの様に言う彼女。
突然、目の前に現れた彼女に混乱しているコーネリアは、更に混乱の度合いを深めていた。
「……あの、すみません。この辺で竜の子供を見ませんでしたか?小さい子が2匹と、一匹は大きい子なんですけど」
呆然とした様子のコーネリアに、リーファは恐る恐る尋ねる。
「い、いや…見ていない。それよりも…私の事を覚えていないのか?私だ…コーネリアだ!」
コーネリアは首を横に振って答えた後、リーファに近づいて肩を揺する。
「っ!?い、痛いです…」
「あっ…す、すまない…悪かった」
強く肩を掴まれたリーファが顔を顰めると、慌ててコーネリアは肩から手を放す。
コーネリアから顔を逸らしたリーファの目に、ぐったりと力無く倒れている赤竜が映る。
「え……ル、ルイン?…い、いやああぁぁぁっ!!!」
傷だらけの我が子を見て、リーファは悲痛な叫びを上げ、ルインの元に駆けよった。
『お、おかぁ…さん…?』
「喋らないで!すぐ治療してあげる…しっかりして!ルイン!!」
弱々しく声を漏らすルインに、必死にリーファは治癒魔法を使う。
危ない状態だったが、間一髪間に合った様だ…見る間にルインの体の傷が塞がっていく。
「ル、ルイン…?リーファ…お前、何を言って…そ、そいつは造魔だぞ…」
彼女を守護していた騎士ルインは、彼女が捕えられた時に死亡が確認されている。
必死に赤竜を手当てするリーファに、コーネリアが近づいた。
「この子は私の子供です!誰が…誰がこんな酷い事を…!!」
落ち着きつつあるルインを抱きしめ、そう言ったリーファの目に、コーネリアの手にした剣が目に入る。
彼女の剣には、おびただしい血が付いている…ルインの物と思われる魔物の血が…
「ま、まさか…貴方が…私の大切なルインを…!」
「あ…い、いや…こ、これは…」
凄まじい怒りと憎悪を目に宿らせたリーファが、コーネリアを睨みつけながら叫ぶ。
「よくも…私の可愛い息子をよくもっ!!!」
コーネリアに向けて突き出されたリーファの手から衝撃波が放たれる。
「ぐあぁぁっ!!」
動揺していた隙を突かれたコーネリアは、衝撃波に吹き飛ばされた。
38魔法少女マユ 第16話 2/22:2010/02/01(月) 21:53:35 ID:3OkvBSN/
「わああああああぁぁぁぁっ!!!」
我が子を傷つけられた怒りに突き動かされるリーファは、コーネリアに向けて次々と魔法を放つ。
「くっ!?…ま、待ってくれ!…止めるんだ!リーファ!!」
コーネリアはバリアを展開して、必死に耐え続ける。
「うるさい!私の子供をよくも!絶対許さない!!」
小粒な魔法では効果が無いと判断したリーファは、収束させた膨大な魔力を放った。
「ぐ、ぐうぅぅぅっ!…うああぁぁっ!!」
バリアを必死に維持するが、圧倒的な魔力の前に打ち破られ、コーネリアは吹っ飛ばされる。
吹っ飛ばされたコーネリアの体は、近くの木を薙ぎ倒す。
「ぁ…ぐぁ……」
凄まじい魔力を浴びたコーネリアは、地に倒れ伏して呻き声を漏らす。
身に纏う鎧もあちこちが破損していた。
(くっ…こ、このままでは殺される…戦うしかない…!)
全身を襲う痛みを堪えながら、コーネリアは立ち上がり剣を構える。
再び放たれたリーファの魔法を掻い潜り、一気に間合いを詰めた。
「くっ!?」
リーファは慌てて後ろに跳ぼうとするがもう遅い。
「はぁぁっ!!」
彼女に向けて、コーネリアは剣を一閃する。
「ああぁっ!!」
浅いながらも、リーファは腹部を切りつけられ叫ぶ。
更にコーネリアは、手に集めていた魔力を、剣を介してリーファの体に叩きこむ。
「っ!!?」
ビクン、と体を震わせて、リーファは地面に崩れ落ちる。
「はぁ…はぁ……リ、リーファ…どうしてしまったんだ…お前は…」
地面に力無く倒れ伏す彼女を見下ろしながら、コーネリアは辛そうに呻く。
必ず助けだすと誓っていた、妹の様な少女は、自分の事を全く覚えていなかった…
更に彼女は魔物を我が子と呼び、傷つけたコーネリアに、凄まじい憎悪を向けてきた。
コーネリアは今にも泣き出しそうな表情で、リーファを見つめている。
「何が…お前を……ぐっ!?」
呆然と呟くように言葉を漏らしていたコーネリアは、突然生じた痛みに表情を歪める。
地面から触手が生え、コーネリアの右足を貫いていた。
「がっ…あぐぅっ!!」
更に左足も貫かれ、コーネリアは地面に倒れ込む。
39魔法少女マユ 第16話 3/22:2010/02/01(月) 21:54:22 ID:3OkvBSN/
『フフフ…アハハハハ…隙を見せすぎだよ。コーネリア』
何処からともなく聞こえてくる声が、コーネリアの耳に入る。
「その声は…レドリックか!?」
周囲を見回しながら、コーネリアは叫ぶ。
コーネリアの足を貫いた触手の生えた地面から、醜悪な外見の一つ目の小さな魔物が姿を見せる。
それはレドリックが、自身の体の一部を切り離して作った、即席の使い魔だ。
彼はリィン達と戦いながらも、それを介してコーネリアの様子を終始観察し、隙を窺っていたのだ。
『その通り…どうかな?僕が演出した余興は…楽しんでいただけたかい?』
「っ!?まさか…リーファをここに転移させたのは…!!」
『そう、僕だよ。君が倒した赤竜、リーファはルインって名付けたんだけどね…
 彼は正真正銘、リーファの息子さ。普通の造魔とは違い、彼女自身が出産した可愛い息子さ』
「な…なんだと…!?」
愉快そうに語るレドリックの言葉に、コーネリアは愕然とした表情を浮かべる。
「お前達が…お前達が!リーファを壊したのか!!」
『まぁ、そう言えるだろうね…ルインを産んで以来、彼女は心身に変調をきたし始めたからね…』
「貴様ああぁぁぁぁぁっ!!!」
姿を見せず、使い魔を介して語る相手に向かって、コーネリアは力の限り叫ぶ。
『フフフ…その表情が見たかったんだよ…フフフ…ハハハ…ハーハハハハッ!!』
コーネリアを嘲るような笑い声が、周囲に響き渡る。
『さて…君の後始末は、ルインに任せよう…お母さんを傷つけられて、彼は怒り狂っている』
いつの間にか立ち上がったルインが、ゆっくりとコーネリアに近づいていた。
その目は激しい憎悪に染まっている。
『ルイン、君のお母さんはこちらでなんとかする。君はその女を…お母さんを傷つけたそいつを、犯してやるんだ』
レドリックの言葉に、ルインは無言で頷く。
怒りに駆られた彼は、魔族の本能に従って動き出す。
『それじゃあ…ゆっくりと二人で楽しみたまえ』
レドリックの声が途切れると、声を発していた魔物は、リーファと共に光に包まれ消えていく。
「くっ…うぅ…!」
コーネリアは必死に立ち上がろうとするが、両足が激しく痛み、立ち上がる事すら出来ない。
動けない彼女の前に、3mほどのサイズになったルインが近づいてきた。
『ガアアアァァァッ!!』
ルインは一声咆えると、コーネリアの両腕を掴み宙吊りにする。
凄まじい力で腕を掴まれ、彼女は苦痛に顔を顰めた。
ルインはもう片方の手で、ボロボロになったコーネリアの鎧を外していく。
「くうぅっ…このっ…は、放せ…げふっ!?」
苦痛に顔を歪めながら、小さく言葉を漏らしたコーネリアの腹部を、ルインが殴りつける。
「あ…が、がはっ…」
腹部に凄まじい一撃を受け、コーネリアは苦しそうに息を漏らす。
40魔法少女マユ 第16話 4/22:2010/02/01(月) 21:55:17 ID:3OkvBSN/
「ぐあぁっ!!」
再度コーネリアの腹部が殴りつけられる。
体をくの字に曲げながら、彼女は苦悶の声を上げる。
「はぐっ!がっ!!ぐふぅ!!」
ルインは、何度もコーネリアの腹部を殴りつけていく。
「ぐ…あ…ぐえぇぇっ!!」
堪え切れなくなったコーネリアが、胃の内容物を吐き出す。
苦しそうに息をしながら、彼女は弱々しく体を震わせる。
度重なるダメージにより、コーネリアには抵抗する力は殆ど無かった。
コーネリアが抵抗出来ない事を確認すると、ルインは彼女の服を破り裂き始める。
「ぅ…うぁ…や、やめ…」
彼女の上げた弱々しい言葉を無視して、ルインは服を引き裂いていく。
「くぅっ…」
露わになった胸を掴まれ、彼女は苦痛に顔を歪めた。
ルインは握り潰さんばかりに、胸を掴んでいる手に力を込める。
「うぁぁっ!」
胸に生じた激痛に、コーネリアが声を上げる。
爪が食い込み、胸から血が流れ出ていく。
ルインは掴む位置をずらしながら、何度もコーネリアの胸に爪を立てた。
「あぐぅぅ…がああぁぁっ!!」
掴まれる度に、コーネリアの苦悶の叫びが周囲に響く。
(くっ…くそっ…なんとか逃れないと…)
なんとか逃れようと彼女はもがくが、両腕を掴まれ宙吊りにされている状態の彼女は、体を揺らす程度の事しか出来なかった。
やがてコーネリアの右胸は、おびただしい血で真っ赤に染め上がる。
右胸から手を放すと、その血で真っ赤に染め上がった手を、左側の胸に向けるルイン。
「ああああああぁぁっ!!」
左胸に掴まれ、コーネリアが絶叫を上げた。
凄まじい痛みに、彼女の意識は飛びそうになる。
だが、それを許さないとばかりに、ルインは更に力を込めて胸を掴む。
「うああぁぁっ!!」
飛びかけた意識を痛みで引き戻され、コーネリアは叫ぶ。
その行為は幾度となく繰り返され、その度にコーネリアの絶叫が上がった。
41魔法少女マユ 第16話 5/22:2010/02/01(月) 21:56:13 ID:3OkvBSN/
「あ…ぐぁ…うぅ…」
両胸を傷つけられ、血で真っ赤に染め上げたコーネリアは、息も絶え絶えといった様子で小さく呻く。
掴まれていた腕が、唐突に解放される。
「あぐっ!」
コーネリアは地面に崩れ落ちた。
やっと終わった…心中で安堵していた彼女。
だが、ルインは更なる行動に出ようとしていた。
仰向けに倒れていたコーネリアの足を掴み、M字に脚を開かせる。
同時に彼女の胴に尻尾を巻き付け、器用に彼女の体を持ち上げた。
「な…何を……」
唐突な行動に、コーネリアは戸惑いの声を上げる。
ルインの意図はすぐに分かった。
破られていなかった、下半身側のローブを次々と破り裂いていく。
更に、その下に履いていた下着も、あっさりと破り裂かれた。
さらけ出された秘所に向けて、ルインは顔を近づけると、ベロリと秘裂を一舐めする。
「はうっ!」
ビクン、と体を震わせてコーネリアは声を上げた。
『グルルル……』
ルインは小さく唸り声を上げると、尻尾を動かして彼女の体を、己の股間へと近づけていく。
狙いを定める様に、彼女の秘所を己のペニスへとあてがう。
「ぁ…あぁ…や、やややめろ…やめてくれっ!」
ルインの股間にそそり立つ、小さな突起の生えた極太のペニスを見て、コーネリアは恐怖に顔を引き攣らせながら叫ぶ。
コーネリアの必死の叫びを聞きいれたのか、ルインは彼女の体を動かして、ペニスと秘所の距離を開けていく。
ほっとしたような表情を、コーネリアが浮かべた瞬間、ルインは掴んでいた彼女の足を引っ張る。
「がっ!?…あぎいいいいぃぃぃっ!!!」
突然生じた激痛に、コーネリアは絶叫を上げた。
彼女の秘所に、ルインのペニスが一気に挿入されていく。
あまりに太いペニスを受け入れた為に、股が裂けて血が流れ出す。
無数の小さな突起が膣壁を傷つけ、処女膜も一気に破られる。
これまで受けた苦痛を遥かに越える痛みに、彼女はただ叫ぶ事しかできなかった。
巻き付けていた尻尾を放し、コーネリアの胴を両腕で掴むと、ルインは彼女の体を動かし、更に奥へとペニスを挿入していく。
「ぎああああぁぁっ!がぁ…はぎぃぃっ!」
ズブズブとゆっくりとペニスが進む。
苦痛のあまり、体を弓なりに反らして、コーネリアは苦悶の声を上げる。
彼女の下腹部の辺りが、ボコリと少し膨れ上がった。
子宮口付近まで、ペニスが到達したが…ルインは更に奥へ挿入しようと腕に力を込める。
「ぐげぇ…や、やめ゛…」
もう入らない…コーネリアはそう叫びたかったが、まともに言葉を発する事が出来ない。
「ぐげああああああぁぁ!!」
子宮口をこじ開け侵入したペニスが、子宮壁に押し付けられる。
コーネリアは凄まじい絶叫を上げた。
42魔法少女マユ 第16話 6/22:2010/02/01(月) 21:57:44 ID:3OkvBSN/
「が…ぁ…かはっ…」
下腹部を大きく膨れ上がらせながら、コーネリアはビクビクと痙攣している。
ルインが胴を掴む両手に力を込め、ゆっくりと彼女の体を動かす。
「ぐぎいぃぃぃっ!!」
ズズズと音を立てながら、ペニスが引き抜かれていく。
無数に生える突起と、張りだしたカリが膣壁を傷つける。
ペニスが膣口付近まで引き抜かれた。
「あげぇぇっ!!」
少し間をおいて、再びペニスが挿入される。
力任せにコーネリアの体を動かし、ルインはペニスを子宮内にまで侵入させ、そしてまたゆっくりと引き抜いていく。
そして、膣口付近までペニスを引き抜くと、再び勢いよく突く。
普通の人間なら、死んでいる様な凄まじい苦痛が、幾度となくコーネリアを襲う。
だが、高い魔力によって身体を強化されている彼女は、この程度では死ねない。
それは、彼女がこの地獄の様な責めから、そう簡単に解放されないという事だった。
『ガアアアアアアアッ!!』
ルインは雄叫びを上げながら、憎悪と衝動に任せて彼女を犯し続ける。
ピストン運動は、徐々に速さを増していきつつあった。
「ひぐううぅぅっ!!!」
ズドン、と子宮壁を圧迫されて、コーネリアが叫び声を上げる。
「あぐ…が…ひがあああぁぁぁっ!!」
ペニスが引き抜かれ、そしてまた突き上げられる。
最早、彼女はまともに思考する事すら出来ない。
ルインの衝動のままに犯され続けていた。
一際勢いよくコーネリアの子宮内に、ペニスが突き刺さる。
「ぐべぇぇっ!?」
醜い声を上げる彼女の腹部がボコリと膨れ上がった。
『グオオオオオオォォォォッ!!』
ルインの咆哮と共に、子宮内のペニスが爆発した様に射精を開始する。
「ぐあああああぁぁぁっ!!!」
洪水の様に放たれる精液は、瞬く間にコーネリアの子宮を満たす。
膨れ上がっていた腹部が、更に一回り大きくなる。
「あぎいいいいぃぃっ!!や、やめろ!!やべでぐれぇぇぇ!!!」
コーネリアの叫びも虚しく、なおも射精は続き、コーネリアの腹部が破裂せんばかりに膨れ上がった。
射精と同時に、コーネリアの体から膨大な量の魔力が、ルインの中へと流れていく。
『ウオオオオオォォォッ!!』
体に流れ込んでくる膨大な魔力に、ルインは歓喜の声を上げる。
ようやく射精が止まり、ルインはゆっくりとペニスを引き抜いていく。
ペニスが膣口から引き抜かれると、血と精液が混じり合った液体が膣口から流れ出ていった。
43魔法少女マユ 第16話 7/22:2010/02/01(月) 21:58:34 ID:3OkvBSN/
ルインに胴を掴まれたまま、コーネリアはビクビクと痙攣を起こしていた。
その眼は虚ろで、口はだらしなく開かれ、涎が零れている。
憎い相手を犯した事と、膨大な魔力を得れた事に機嫌を良くしたらしく、グルルと喉を鳴らしていたルイン。
だが、まだ足りないと思ったらしい。再びコーネリアの体を動かす。
「うぁ……も、もう…やめ…やめてくれ…」
ペニスを膣口に擦りつけられた事で、意識を取り戻した彼女。
コーネリアは弱々しく首を振りながら、ルインに哀願する。
彼女の言葉に、ルインはしばし黙っていたが、やがて口を開く。
『嫌だ。お前は許さない…もっと犯してやる』
ニヤリと口の端を吊り上げながら言い放つと、再び挿入を開始する。
「あがああああああぁぁぁっ!!!」
再開された陵辱に、コーネリアは叫び声を上げた。
先程よりも、更に激しい痛みが彼女を襲う。
ルインは、彼女に分からない程度に、体のサイズを大きくしていたのだ。
それに比例して、ペニスも大きくなっており、先程よりも痛みが増しているのだった。
子宮壁にぶち当たっても、更に奥に入れようとコーネリアの体を動かす。
「ひぎいいぃぃっ!!も、も゛う゛はいらな゛!!ぐげぇぇぇ!」
叫び声を上げるコーネリアの腹部が、歪に膨れ上がった。
再び力任せに、子宮からペニスを引き抜いていき、また挿入…それを繰り返す。
体中に力が満ち溢れる。もっと魔力が欲しい…ルインはそう考えながらコーネリアを犯していく。
徐々にスピードと間隔を早める。
「あぐぅっ!!ぐぎぃぃっ!!がべっ!?」
突き上げられる度に、コーネリアは醜い悲鳴を上げる。
ハイペースに繰り返されるピストン運動は、更に速さを増していく。
『ガアアアアアアッ!!!』
ルインの叫び共に、再び射精が開始される。
「あぎいいいいいいぃぃぃっ!!!!」
一部が流れ出たとはいえ、大量の精液に満たされていた子宮に、更に精液が放たれていく。
コーネリアは白目を向きながら、ガクガクと痙攣している。
破裂寸前、といったところでルインが射精を止める。
想像を絶する様な苦痛を受け続けたコーネリアは、気を失っていて、ピクリとも動かない。
44魔法少女マユ 第16話 8/22:2010/02/01(月) 21:59:48 ID:3OkvBSN/
再び大量の魔力が得れた事に満足しながら、ルインは更に挿入を繰り返そうとした時。
「…そこまでにしときな。そいつ死ぬぞ」
突然かけられた声に、ルインは驚いて顔を上げる。
ルインの眼前には、グレーのコートを纏った青髪の男性、ローエルが立っていた。
彼の後方には、無数の魔族達が並んでいる。
ルイン達第3ラインの防衛部隊を、援護する為に来た集団だった。
初めての行為に無我夢中になっていて、友軍が近づいている事に、ルインは気付かなかったのだ。
『ローエル将軍……こいつは、僕のお母さんを傷つけました。許せません』
ローエルの言葉に、ルインは少し不満げな顔をしながら答える。
「リーファの事か…気持ちは分かるがな、そいつは貴重な母体になる。
 そいつを死なせると…ラディウスの奴がさぞガッカリするだろうな」
『ド、ドクターが!?…わ、分かりました…』
ラディウスの名を出されると、ルインは慌てて頷く。
彼にとってラディウスは、自分の卵を作ってくれた、もう一人の親と言える存在だ。
コーネリアからペニスを引き抜き、地面に彼女を横たわらせる。
「よしよし、聞き分けが良くて助かるぜ」
ローエルは頷きながら、控えていた魔族達に、コーネリアを運ぶように指示する。
そして、居並ぶ魔族達を見回す。
「各部隊、レドリックの部隊の援護にかかれ!エルメリアの連中を一人たりとも逃すなよ!」
魔族達はローエルの指示が放たれると、方々に散開していく。
「さって…ルイン、レドリックの所に行くぞ」
『閣下の援護にですか?』
体のサイズを幾らか小さくしたルインは、ローエルの後に続きながら尋ねる。
あの圧倒的な力を放つレドリックに、支援など必要なのだろうかと思いながら…
「いや、派手に暴れ過ぎていないか心配で見に行くんだよ…アイツは本気出すと、ブレーキが効かなくなる」
溜息を一つついて、ローエルは苦笑した。
近くから感じられる、レドリックの魔力は普段より大幅に増大している。
全力を開放したのだろうと、ローエルは推測していた。
普段から過剰な責めを行うレドリックだが、全力を開放した際は、それに歯止めが掛らなくなる。
高い魔力を持つ、貴重な母体が潰されるかもしれない。
ゆえに、急いで彼の元に行く必要があるのだ…彼の手綱を握る為に。
「まったく…面倒な役を引き受けちまったぜ」
独り言の様に呟いて、ローエルは苦笑いを浮かべる。
45魔法少女マユ 第16話 9/22:2010/02/01(月) 22:00:34 ID:3OkvBSN/
「な、何て再生力なの…」
リィンがロッドを構えながら小さく呻く。
彼女の表情は疲労の色が濃く、額にはびっしりと汗が浮かんでいる。
「くっ…フィル…このままじゃ、もたないわ…」
シャーナも眼前に立つ異形の姿のレドリックを、絶望的な眼差しで見つめた。
「諦めるな!コーネリア様が来られるまで、なんとしても持ち堪えるんだ!」
二人を奮い立たせようと叫んだフィルに向けて、巨大な鋏が振り下ろされる。
「つぅっ!!」
フィルは横に転がって、その一撃を回避する。
そして地面深く突き刺さった、鋏の付け根に向けて剣を振う。
「でやぁぁぁぁっ!!」
裂帛の叫びと共に振るわれた剣は、鋏の付け根を切断する。
だが、少し間をおいて、両方の切断面から生えた触手が絡み合い結合し、鋏が再び動き出す。
「くそっ…出鱈目すぎるぞ…!」
異常なまでの再生力に、フィルは毒づく。
フィルを中心に、リィン達はレドリックに対し、攻撃を加えたが…
凄まじい再生力を誇るレドリックは、受けたダメージを殆ど回復させてしまっていた。
レドリックの周囲には、幾人も少女が倒れている…皆、彼の攻撃の前に力尽きたのだ。
「フフフ…もうギブアップかい?こちらはまだまだやれるんだけどねぇ…」
疲労困憊といった様子の3人に対し、レドリックは余裕の笑みを浮かべている。
「…とはいえ、これだけ再生を繰り返すと、魔力が少し心許無くなるね」
そう言った彼は、品定めをするようにゆっくりと、周囲に倒れている少女達を見回す。
彼の体から伸びる触手が蠢き始める。
「…少し、補給をさせて貰おうかな」
にっこりと笑みを浮かべながら彼が語った言葉を、リィン達は理解できなかった。
彼の意図は次の瞬間判明する。
「うああああああああああっ!!!」
「んぎいいいぃぃぃっ!?」
「がっ…ひぐううぅぅぅぅっ!!」
次々と少女達の絶叫が上がる。
周囲に倒れていた少女達の下着を突き破って、秘所やアナルに、レドリックの触手が挿入されたのだ。
更に伸ばされた触手が少女達を拘束すると、挿入された触手が猛烈な勢いで動き出す。
「あぎっ!?ぐげぇっ!!」
「はぐうううっ!」
少女達の体も上下に動かしながら、強引にピストン運動を行わせていく。
処女膜を突き破られ、更に極太の触手を挿入された少女達は、耐え難い激痛に声を上げていた。
あまりに唐突な行動に、3人は呆然としていたが、やがて我に返る。
46魔法少女マユ 第16話 10/22:2010/02/01(月) 22:01:48 ID:3OkvBSN/
「や、やめてぇぇぇっ!!!」
リィンが風の刃を作り、絶叫と共に放つ。
だがその刃は、彼女達を捕えている触手達を、切り裂く事は出来なかった。
レドリックの周囲に張り巡らされた光の壁に触れた瞬間、風の刃は消え失せてしまう。
「フフフ…食事の邪魔はご勘弁願いたいね」
激昂したリィンを見つめながら、レドリックは満面に笑みを浮かべる。
「うわあああああああっ!!放せ!みんなを放せぇぇぇぇっ!!」
絶叫を上げながら、リィンは結界を破ろうと次々と魔法を放っていく。
しかし、レドリックの周囲を包む結界を破る事は出来ない。
「落ち着くんだ!リィン!!」
フィルの制止の言葉を無視して、リィンはロッドの先端に魔力を集中させて放とうとする。
「撃ちたければ、撃ちたまえ」
今にも放たれんとする光を見て、レドリックは結界を解き、触手を動かす。
自分の盾にする様に、拘束した少女達を前に突きだした。
「っ!?」
突き出された少女達を見て、リィンは慌てて放たんとした魔法を止める。
かかった…レドリックは心中でほくそ笑む。
隙を見せたリィンに向けて、先端に刃の生えた無数の触手が放たれる。
「リィンっ!!」
動けないリィンをフィルが突き飛ばす。
飛びだした彼の体に、次々と触手が突き刺さる。
鎧を貫いて、胸や肩を触手が貫いていく。
「がっ…かはっ…」
全身を無数の触手に貫かれ、フィルは口から血を吐く。
「あ、あぁ…に、兄さん…」
地面に倒れ込んだリィンは、呆然と彼を見上げていた。
一本、また一本と触手が彼の体から引き抜かれていき、全て引き抜かれると、彼は力なく地面に崩れ落ちる。
「い、いやあぁぁぁぁっ!!フィルーーーっ!!」
シャーナが悲痛な叫び声を上げて、彼の元に駆け寄ろうとした。
だが、地面から出現した触手が、彼女の足に絡みつく。
「うっ…くぅっ…あああっ!!」
彼女は触手を振りほどこうとするが、更に巻きつかれ、やがて全身を触手に拘束されてしまう。
「姉さんっ!うあっ!?」
起き上ろうとしたリィンの体にも、レドリックが伸ばした触手が絡みつく。
触手に捕えられた二人は、レドリックの眼前に吊り上げられる。
47魔法少女マユ 第16話 11/22:2010/02/01(月) 22:02:49 ID:3OkvBSN/
「フフフ…他愛も無いね。仲間を盾にされただけで動揺して、こうもあっさり崩れてしまうなんて」
眼前に捕えている、リィンとシャーナの顔を交互に見て、レドリックは愉快そうに笑う。
そして、捕えた二人に向けて更に触手を伸ばす。
「ひっ…」
「ぅ…うぅ…」
粘液がついた触手が体に触れ、二人は不快感に小さく呻き声を上げる。
「ああ、ちなみに…君達が待ち続けていた、コーネリアだけど…彼女は来ないよ。
 今頃、母親を傷つけられて怒り狂った、あの竜に散々犯されているだろうね」
「なっ…う、ウソよ…コーネリア様が負ける訳…」
「信じる信じないは、好きにしたまえ」
驚愕の表情で小さく漏らすリィンに、レドリックは笑いかける。
「君達を助ける者は誰も存在しない。ここを抜けたマユちゃんも、陛下によっていずれ倒されるだろう。
 更に後方から、御三方の率いる増援部隊が来ている…この戦、君達の負けだよ」
レドリックの元には、逐一副官から情報が入って来ている。
ここにエルメリアからの増援として3将軍が到着している事。
そして、彼らによってリミュエルの部隊が壊滅し、リミュエルも捕えられたという事も…
彼我戦力差は圧倒的な物になっている。
大勢はほぼ決したと言って、過言ではないだろう。
レドリックが弄した策によって、コーネリアも敗北した。
あとは主君ヴァルアスが、マユを倒すだけ…それで全てが終わる。
そして結界が発動した時、この世界は閉ざされ、自分達を邪魔する者は存在しなくなるだろう。
(もう、こちらが動く必要も無いね…せいぜい、この娘達で楽しむとしよう)
絶望に震えているリィン達を前に、レドリックは笑みを浮かべた。
(っと…その前に、こっちを早々に終わらせないとね)
魔力を補充する為に、捕え犯している少女達の事を思い出して、レドリックは心中で呟く。
彼は、捕えている少女達に挿入している触手を、より激しく動かし始める。
「ひああああぁぁぁっ!!!」
「あぐうううぅぅぅっ!や、やめっ!!んぎぃぃぃ!!」
「ぐげっ!あぎっ!!」
急激にピストン運動を早められて、少女達が叫び声を上げる。
「や、やめてっ!!」
「その子達を放しなさいっ!!」
リィンとシャーナが、必死にレドリックに向けて叫ぶ。
自分の置かれてる状況を、理解しているのだろうか…と、レドリックは冷ややかな目を二人に向ける。
48魔法少女マユ 第16話 12/22:2010/02/01(月) 22:03:50 ID:3OkvBSN/
「うるさいよ。これでも咥えていたまえ」
そう言い放つと、レドリックは二人の口に極太の触手を一本ずつ挿入した。
「んむううぅぅぅっ!?」
「むごっ!!もがっ!」
突然口内に突っ込まれた触手に、二人は驚いて目を白黒させる。
触手は口内を暴れまわったり、喉の奥に進み前後運動を繰り返す。
「むぐうぅぅぅっ!!んんんんっ!!」
「んあああっ!?」
間断なく続く触手の責めに、呼吸する事も出来ない。
二人は頬を紅潮させ、瞳からは大粒の涙を流す。
その間にも、捕えられた少女達は、レドリックの触手によって蹂躙され続ける。
二穴に挿入された触手が押し込まれる度に、少女達の腹部が歪に膨れ上がる。
「ひぎいいぃぃぃっ!!だ、だずげ、でっ!!」
「んぎっ!?はぐっ!!」
「や…やめ…こ、こわれ…あぐうぅっ!!」
腹を突き破らんばかりに押し込まれた触手が、勢いよく引き抜かれ、また押し込まれていく。
触手が蠢く度に、少女達は悲痛な叫び声を上げる。
壁を抉る様に、ピストン運動を続ける触手は、少女達の血で赤く染まっていた。
「良い声だ。でも、もっと大きな声で聞きたいね」
少女達の悲鳴を、心地よさそうに聞いていたレドリックはにっこりと微笑む。
それと同時に、少女達に異変が生じる。
「ぐげっ!?が、があああぁぁっ!!」
「はぎいいぃぃっ!!」
少女達がビクビクと体を痙攣させて、絶叫を上げる。
彼女達に挿入されている触手が、一回りも二回りも太くなったのだ。
穴を押し広げながら、大人の腕ほどに太くなった触手が再び動き始める。
これまででさえ受け入れがたいサイズだった触手が、更に大きくなった。
少女達を、想像を絶する様な凄まじい苦痛が襲う。
「あが…ぐぎぃっ!!うぐううぅぅっ!!」
「うああああああぁぁっ!!はぎいいぃぃぃっ!!」
「がぐっ!?ひぐぅぅっ!」
圧倒的な力で行われるピストン運動に、少女達は泣き叫び続けた。
失禁している者や、白目を向いて気絶している者もいる。
「あははははっ!そうそう、そんな感じだよ。もっと鳴きたまえ!」
レドリックは愉快そうに笑い声を上げながら、少女達を蹂躙し続ける。
49魔法少女マユ 第16話 13/22:2010/02/01(月) 22:04:50 ID:3OkvBSN/
挿入されている触手達が、次々に射精を開始した。
「はぎゃああああああっ!!」
「ぐぎっ!?がげえぇぇぇっ!!」
「ああああああああああぁぁっ!!!」
絶叫を上げる少女達の腹部が、ボコボコと膨れ上がっていく。
それでも射精は止まらず、入りきらない精液が、結合部から赤い血と混じり合いながら漏れ出ていく。
同時に少女達の体から魔力が奪われ、レドリックの元へと吸われている。
根こそぎ奪いつくさんばかりに、少女達の魔力を奪っていく。
やがて射精が終わると、魔力の吸収も止まる。
少女達は、皆妊婦以上に腹を膨らませながら、体を痙攣させていた。
「ふむ…これだけ頂ければ十分かな」
レドリックは満足そうに頷くと、触手を次々に振る。
触手を突きたてられていた少女達の体が宙を舞い、周辺の木や地面に叩きつけられる。
少女達は既に意識を失っており、二穴から大量の精液を漏らし、時折小さく痙攣を起こす。
「さて…前菜はおしまい。これからは君達で、ゆっくりと楽しませてもらおうか…」
レドリックは、触手で拘束しているリィンとシャーナの方に向き直り、にっこりと微笑む。
「んぐぅぅっ!!」
「んあぁぁぁ!」
前後運動を繰り返していた触手が、喉の奥に向けて液体を放出した。
二人は吐き出す事も出来ず、それを飲まされる。
「ぐぇ…げほ、げほっ…」
「うぅ…うぇぇ…」
触手が引き抜かれると、二人は苦しそうに呻く。
ぐったりとした様子の二人に向けて、触手が伸ばされる。
「あぎっ!!」
「うあぁぁっ!?」
無数の触手が口を開き、リィン達の体に噛み付いた。
噛みついた触手から、二人の体の中に何かが送り込まれていく。
「あ…がぐっ!…くあぁぁっ!!」
突如増した痛みに、リィンは苦悶の声を上げる。
「な、何なの…!?う、うぅぅ…」
シャーナも苦痛に顔を歪め、震えながら声を絞り出す。
「神経毒の一種さ、苦痛を増幅する効果があるんだ…さっき飲ませたのも、同じ物さ」
激しい痛みに苦しむ二人に笑顔を向けながら、レドリックは更に触手を伸ばす。
伸ばされた触手が、リィン達の服を破り裂いていく。
服はズタズタに引き裂かれ、布切れ同然の状態にされてしまう。
50魔法少女マユ 第16話 14/22:2010/02/01(月) 22:06:14 ID:3OkvBSN/
服を破り裂いた触手も、先端の形状を変化させ、露わになった胸などに噛みつく。
「うぎいいいぃっ!!い、いだいっ!!」
「ひぎゃっ!!」
胸や脇腹に生じた凄まじい痛みに、リィンとシャーナは叫び身を捩る。
二人の白く美しい体が、滲み出た血に彩られていく。
胸に噛みついた触手が、噛みついたまま胸を強く引っ張った。
「うあああぁぁっ!!」
喰い千切らんばかりに胸を引っ張る触手を、リィンは唯一自由の効く左手で引き剥がそうとするが…
体にまったく力が入らず、触手はビクともしない。
「あぐううぅぅっ!!た、だずげでっ!フィ、フィルぅ!!」
苦痛に身を捩りながら、シャーナは髪を振り乱して婚約者の名を叫ぶ。
「無駄無駄…幾ら泣き叫んだって、君の愛しい彼はもう……ん?」
サディスティックな笑みを浮かべながら、シャーナに向けて語りかけていたレドリックは、不意に動いた気配に言葉を止める。
そちらに視線を向けると、倒れ伏していたフィルが立ちあがっていた。
「……しぶといね、確実に殺ったと思ったんだけど」
レドリックは、立ちあがったフィルに向けて、鬱陶しげに視線を投げかける。
フィルは、剣を支えにして立っているのが精一杯といった様子だった。
だが、レドリックを睨みつける視線は、気迫に満ちている。
「ふ、二人を…放せ…!!」
絞り出すように彼は言葉を発し、レドリックを見据えた。
「に、兄さん!うぁっ!ぐうっ!」
「フ、フィル…あぐあぁぁっ!!」
フィルを見て声を発した二人は、黙っていろとばかりに体を締め上げられ、苦悶の声を上げる。
「気に入らない…気に入らないよ。その目、アゼルとか言ったかな…あのガキと同じだ。虫酸が走るね」
冷ややかな視線を浴びせながら、レドリックはゆっくりと巨体を動かし、フィルの方を向いた。
「いい加減諦めたまえ、今更君一人が抗ったところで、この戦いの趨勢は変わらない。なぜ、それが理解できないんだ」
「黙れ!…私は皆を…仲間を信じる!必ず、お前達の計画を阻止してくれると!
 だがら…最後の瞬間まで…絶対に諦めたりなどしない!」
レドリックに向けて叫んだフィルは、残る魔力の全てを右腕に集中させ、眩い光で構成された槍を生み出す。
「二人を…放せぇぇぇぇぇっ!!!」
力強い叫びと共に、彼はレドリックに向けて槍を構え突進する。
狙うは竜の頭頂部、上半身だけのレドリックに向けて…
「こんな物っ!!」
レドリックは両腕の鋏を交差して、槍を防ごうとする。
「ぐっ…ぐううぅぅぅっ!!」
槍を止めている鋏に、次々と亀裂が走っていく。
呻き声を上げながら、レドリックは押し返そうとするが、槍は勢いは止まらない。
鈍い音を立てて、鋏が砕ける。
「貫けぇぇぇぇっ!!」
フィルは全身の力を振り絞り、レドリック本体に向けて槍を突き出す。
51魔法少女マユ 第16話 15/22:2010/02/01(月) 22:07:02 ID:3OkvBSN/
だが、槍がレドリックの眼前に迫った時、黒い障壁が発生し槍が弾かれる。
「な、何…!?」
呆然とした様子で呻くフィル。
「残念だったね…今少し力が足りなくて」
レドリックが邪悪な笑みを浮かべ、フィルに向けて無数の触手を振う。
「がああああああっ!!!」
全身を打ち据えられて、フィルは地面に叩きつけられる。
手にしていた槍は、集中が途切れた為、光となって霧散する。
「いやいや…魔力の補給をしておいて正解だった。補給してなかったら、危なかったよ」
「ぐ…うぅ…そ、そんな……」
フィルは呻きながら立ち上がろうとするが、その体には殆ど力は残っておらず、もがく程度の事しか出来ない。
「死ね。僕は君みたいな物言いをする奴が、この世で一番嫌いなんだ」
そう言い終わると同時に、レドリックは無数の触手を、フィルの全身に突き立てる。
「ぐあぁぁっ!!がっ!…がふっ!!」
全身を貫かれ、口から血を吐くフィル。
更にレドリックは触手を振い、彼を宙に放り投げる。
「跡形も無く…消し飛びたまえ!」
竜の口が開かれ、膨大な魔力が収束していく。
放たれた閃光が、フィルの体を呑み込んだ。
閃光が消え去った後には、塵一つ残っていなかった。
「あ、あぁぁ…い、いやぁぁ…フィル…フィルゥゥゥゥゥっ!!!」
呆然と見上げていたシャーナが、我に返り絶叫を上げる。
「に、兄さん…そ、そんな…」
リィンも震えながら声を漏らす。
「悲しむ必要は無い…君達もすぐに後を追わせてあげよう」
レドリックは微笑んで言い放つと、二人に向けて触手を動かす。
「ぎゃうっ!?」
「ひぎぃぃっ!!」
膣とアナルに同時に触手を挿入されて、二人は悲鳴を上げる。
触手は、一つの穴に細い物が一本ずつだが、壁に擦りつけられるように挿入されていく。
「はぎいいいいぃぃっ!!げうううぅぅぅ!!」
「ぐげっ!んがあぁっ!!」
神経毒に全身を侵されていた二人の体を、凄まじい苦痛が絶え間なく襲う。
アナルに挿入された触手は、ゆっくりと二人の体を突き進み続ける。
膣に挿入された触手は、子宮口にブチ当たると、後退を開始し始めた。
「はぐううぅぅっ!!」
「あぎいいぃぃっ!ぐうううぅぅっ!!」
膣口付近まで後退した触手が、再び子宮へ向けて突き進もうとする。
52魔法少女マユ 第16話 16/22:2010/02/01(月) 22:07:54 ID:3OkvBSN/
「はぎゅっ!?」
「んげぇぇっ!!ぐぎいいぃぃっ!!」
再び膣内の触手が動き出した時、リィン達に異変が生じる。
挿入されている触手が、一回り大きくなったのだ。
先程までは細いサイズだったが、今はそれなりの太さに変化している。
同様に、アナルから挿入されている触手も、太く変化していた。
膣壁を擦りながら、再び触手が挿入されていく。
「んああああああっ!!!」
「がぎっ!ぐべっ!?」
再び子宮口まで到達した触手が、子宮口を圧迫し、二人は悲鳴を上げる。
また触手が、ゆっくりと後退を開始していく。
太くなった触手のカリが引っかかり、挿入された時以上の苦痛が二人を襲う。
膣口から引き抜かれた触手が、また一回り大きくなる。
「はぐううううぅぅぅぅっ!!!」
「んごおおおぉぉぉ!!」
膣内に触手が挿入されていくと同時に、胃の辺りまで到達していた触手も太くなった。
太くなった触手によって、内臓が圧迫され、腹部が歪に膨れる。
膣壁を、内臓を擦りながら触手は進み続けた。
そして子宮口まで到達すると、また膣内の触手は後退を開始する。
再度膣内に触手が侵入する度に、触手は一回り太くなり、それに合わせて消化器官を進む触手も太くなっていく。
「がうっ!ぐいいいぃぃぃっ!!」
「あがああああぁぁぁっ!!!」
何度目かの挿入が開始される。
太くなった触手が強引に挿入されて、二人の股が裂け、血が流れ出ていく。
膣壁は限界まで拡張されているが、挿入されている触手はそれよりも更に太い。
触手が進む度に壁が傷つけられ、触手が赤く染まる。
「げぶううぅぅっ!!?」
「んがっ!ぐぼおおおぉぉっ!!」
二人の顔がビクンと天を仰ぎ、その口が大きく開かれる。
リィン達の口から、極太の触手が突き出た。
内臓を傷つけながら進んできた触手が、二人の体を貫通したのだ。
喉や食道をゴリゴリと擦りながら、触手を後退を開始する。
(あ、あぁ…た、助けて…マ…ユちゃん…)
リィンは心中で弱々しく助けを求めるが、押し寄せる苦痛の波に、言葉を発する事も出来ない。
シャーナは愛する人を失ったショックで、思考が止まっている。
今の彼女達は、苦悶の叫びを上げる事しか出来ない。
胃の付近まで後退した所で、触手が停止する。
子宮口に辿り着いていた触手が、子宮口をこじ開け、子宮内に突入した。
「ぐげぇぇぇぇっ!!!」
「ぶぎゃっ!!」
子宮壁を圧迫され、腹部が歪な形に変形する。
53魔法少女マユ 第16話 17/22:2010/02/01(月) 22:09:14 ID:3OkvBSN/
そこからはタイミングを合わせて、触手が動き出す。
胃の中に留まっていた触手は、食道を前進し始める。
子宮内の触手は、後退を開始した。
「あぎゃああああああぁぁぁっ!!」
「ぎうううううううぅぅぅ!!!」
今まで味わった事のない様な苦痛が、リィンとシャーナを襲う。
口から触手が飛び出て、二人は呼吸すら出来なくなる。
膣口付近まで触手が後退すると、またタイミングを合わせた様に同時に動き出す。
触手が蠢く度に、凄まじい苦痛が走り、二人の意識は途切れそうになる。
だがすぐに次の痛みが生じ、意識を引き戻される、それが延々と繰り返されていく。
「ぶぎっ!!」
「あががっ!!ぐべっ!!」
子宮と胃に触手が到達し、二人の腹部がまた歪な形に膨れ上がった。
触手によって内臓が圧迫され、腹が裂けてしまいそうな感覚に二人は陥る。
少し間をおいて、再び触手が動き出す。
先程までよりもスピードを増して、勢いよく前後運動が行われる。
レドリックは、切り返しの度に少しづつ速度を上げていく。
それが何度繰り返されただろうか…
「が…あがあぁぁぁ…」
「ぐぎゅっ…」
子宮を突き上げられて、リィン達が弱々しく声を発する。
最早、叫ぶ事すら出来なくなりつつあるのだ。
「もう終わりかな…この玩具も」
ビクビクと痙攣を起こしている二人を見比べて、レドリックはつまらなそうに呟く。
そろそろ終わりにしよう…そう考えた彼は、激しく触手を動かしだす。
「ふぎぇあぁぁっ!!?」
「んぎいいいいいぃぃっ!!!」
突然、激しい勢いで触手を動かされ、二人は叫び声を上げる。
これまでとは比べ物にならないスピードで、ピストン運動を繰り返すレドリック。
その激しい責めは、虫の息の状態だった二人を更に追い詰めていく。
勢いをつけて、子宮口を突き上げ、同時に触手で胃の出口を塞ぐ。
「はぎゃあああああああああああああああっ!!!」
「ぐぼおおおおおおおおおおぉぉぉ!!!」
ついに触手が射精を開始する。
それぞれの触手から、洪水の様に精液が放たれ、すぐに二人の子宮と胃を満たしていく。
だが射精の勢いは全く衰えない。
リィンとシャーナの腹部がボコボコと膨れ上がっていく。
行き場を失った子宮側の精液は、結合部から漏れ出ている。
胃を満たした精液は、食道をも満たしていく。
「ぐべええええええぇぇぇっ!!」
「がぶっ!!んごあぁぁぁっ!!!」
二人の口から、溢れ出た精液が噴水の様に流れ出る。
溢れ出た精液は、血に染まっていた二人の体を白濁に染め上げていく。
「「あああああああああああああああああああああああああああ!!!」」
リィンとシャーナの絶叫が、周囲に響き渡る。
腹部はなおも膨れ上がり続け、破裂寸前の風船の様になっていった。
54魔法少女マユ 第16話 18/22:2010/02/01(月) 22:11:30 ID:3OkvBSN/
ようやくレドリックが射精を止める。二人から魔力を奪いつくしたからだ。
「ふぅ…あぁ、すっとした。ようやくイライラが治まったよ」
晴れやかな笑みを浮かべながら、レドリックはリィン達に向けて語りかける。
だが、二人は何一つ言葉を発さない…既に息絶えているからだ。
レドリックは触手を動かし、ゆっくりと二人の体から引き抜く。
栓が抜けた二人の穴からは、おびただしい量の血と精液が流れ出ていった。
触手を振い、拘束していたリィンとシャーナを放り捨てる。
地面にゴロゴロと転がった二人は、大きく目を見開いたまま、二穴から精液を漏らしていた。
「……あ、しまった…殺しちゃった」
しばし二人を見つめていたレドリックは、ぽつりと呟く。
貯まり貯まったストレスの捌け口にと、衝動に任せて彼女達を犯し殺してしまった事に、今頃彼は気付く。
「ここに居たか、レドリック」
不意に背後からかけられた言葉に、彼はビクっと身を震わせる。
「あ…ロ、ローエルさん…」
振り向いた先には、ローエルとルインが立っていた。
「……随分派手にやったようだな…」
ローエルは不機嫌そうな顔で、周囲を見回して一言漏らす。
ゆっくりと歩きながら、ローエルはリィンとシャーナの亡骸の近くまで歩いて来た。
「…死んでるな…ルイン、そっちはどうだ?」
『半分くらい死んでます。残りも虫の息ですね…』
彼の問いに、ルインは周囲に転がっている、レドリックが犯した少女達を見ながら答える。
レドリックの巨大な体が黒い闇に包まれ、その形状が変化していく。
「あ、あはは…すいません。イライラしてつい…その…」
「勢いに任せて殺しちまったってか?…もうちっと早く来るべきだったな…」
普段の姿に戻り、ポリポリと頭を掻くレドリックを、ジロリと睨みつけるローエル。
「てめぇはその、すぐ歯止め効かなくなるのを直せ、将としてそれは致命的な欠点だ」
「すみません…気を付けます」
ローエルの言葉に、レドリックは深々と頭を下げる。
はぁ、と一つ溜息をつくと、ローエルは周囲を見回す。
周辺での戦闘も、彼が引き連れて来た部隊の援護もあって、終わりつつある様だ。
「こっちは、あらかた終わった様だな…姐さんの残兵狩りに、参加するとしようか」
『お供します、将軍』
彼の言葉に、ルインが近づいて来て口を開く。
「おう、ついて来い。戦について色々教えてやる」
ローエルは愉しそうに笑いながら、ルインの背中を叩く。
「では…僕は作戦本部に戻ります。各部隊の統制もありますので…」
歩いていくローエルに向けて、レドリックは一礼した。
ローエルとルインの姿が見えなくなると、彼は近くの下魔に連絡して、生きている者達の回収を命じる。
そして、足元に転がっているリィンを見下ろす。
「残念だったねぇ…仇が討てなくて。でも、これが運命というものさ。弱い君達が悪い」
冷たい笑みを浮かべながら言い放つと、彼は転移魔法を発動させ、消えていく。
彼らが去った後には、僅かに息のある少女達…そして、レドリックによって魔力を奪いつくされ息絶えた少女達の亡骸だけが残った。
55魔法少女マユ 第16話 19/22:2010/02/01(月) 22:12:33 ID:3OkvBSN/
それは既に戦いと言える様なものでは無かった。
エルメリア側の戦力は三分の二が壊滅し、殆どが捕えられ、凌辱を受けている。
現在は広い森林地帯で、残兵狩りが行われていた。
魔族達は逃げられない様に森の外周に結界を張り巡らし、森の中を逃げまどう敵兵を襲っていく。
だが…未だ戦い続ける者達も存在した。
仲間達が無事だと信じて、必死に戦い続ける者達が…


「くううぅぅぅっ!!!」
次々と放たれる熱線を掻い潜りながら、マユは飛び続ける。
彼女の相対する敵、魔王ヴァルアスは、歩く要塞という言葉が相応しい怪物だった。
無数の触手の先端の眼球から、次々と光線や電撃が放たれる。
それらは大地を焼き払い、凍りつかせていく。
マユはそれを掻い潜り、時にはバリアで防ぎながら凌いでいく。
勿論、彼女も逃げているばかりではない。
隙を見て魔法や剣で、触手を切り裂いていく。
だが、切り裂かれた触手はすぐに再生し、攻撃を再開する。
「つぅっ!?」
先端が刃に変化した触手が、マユに向けて襲いかかる。
マユはそれを身を捻って回避した。
「てやぁっ!!」
光の大剣を一閃し、地面に突き刺さった触手を切り裂く。
切り裂かれた触手は、すぐさま後退する。
「いけぇぇっ!!」
一瞬攻撃の手が止んだ隙に、マユは周囲に無数の光球を生み出し、一斉に放つ。
次々と、ヴァルアスに向けて着弾していく光球。
だが、彼を守る分厚い装甲は、殆どダメージを受けていない。
爆風を突き破って、先端が大きく口を開いた触手が、マユに喰らいつこうと襲い掛かる。
「くっ!!」
翼を広げ、飛翔してそれらを回避するマユ。
着地したその時、彼女の背筋にゾクリと悪寒が走る。
全速力で横に飛ぶマユ。
彼女の先程まで立っていた場所を、凄まじい閃光の奔流が、大地を抉りながら貫く。
『良い反応だ。さすがだね、マユ君』
閃光を放った尻尾の先端が閉じ、ヴァルアスが愉しそうに口を開いた。
「はぁ…はぁ…」
マユは肩で息をしながら、剣を構えなおす。
(無茶苦茶だ…あの装甲を貫けないと、まともにダメージすら与えれない…!)
幾ら触手を潰そうとも、殆ど間を置かずに再生してしまう。
だが、今のマユにヴァルアスを守る分厚い装甲を破る手段は存在しなかった。
56魔法少女マユ 第16話 20/22:2010/02/01(月) 22:14:03 ID:3OkvBSN/
(何とかしなきゃ…何とか、あの装甲を破らないと…)
マユが必死に打開策を考えていたその時、近くに転移魔法の光が発生する。
『……ゲリオスか』
「はっ…陛下」
現れた法衣を纏った三つ首の蛇が、ヴァルアスの言葉に、深々と頭を垂れる。
「あちらの指揮を放って独断で動き、申し訳ありません…」
『構わんよ。お前達のお陰で、順調に敵を殲滅出来ている様だしな。エルメリアの戦線など、後から幾らでも挽回すればいい』
「ありがとうございます。陛下」
ヴァルアスの言葉に、ゲリオスは再び頭を垂れる。
「既にリミュエルの部隊は壊滅。コーネリアの部隊も、レドリックとローエルの部隊によって大半を殲滅出来ました。
 現在、イレーヌとローエルの指揮の元、森の中の残兵狩りを行っています」
「なっ…ウ、ウソ…み、皆が…」
淡々と述べられるゲリオスの言葉に、マユは衝撃を受け、声を震わせる。
「……陛下の御手を煩わせるまでも有りません。この少女は私が…」
マユの方へ視線を向けながら、主に進言するゲリオス。
だが、ヴァルアスは彼の言葉に首を振る。
『ゲリオス…その必要は無い…私の楽しみを奪うな』
一歩前に踏み出しながら、ヴァルアスは言葉を続ける。
『彼女は私の敵だ…打ち倒すのはこの私だ…邪魔はしないでくれ』
「御意…」
主の言葉に、ゲリオスは頷いて邪魔にならない様に後ろに下がる。
『さぁ、続けよう。マユ君!』
更に一歩踏み出し、言い放たれたヴァルアスの言葉に、マユは我に返った。
再び、無数の触手から閃光が放たれる。
「うううぅぅぅっ!!!」
無数の光線を掻い潜りながら、マユは駆けていく。
(力が…あの装甲を破れる力が有れば…!!)
必死に攻撃を回避しながら、彼女は心中で叫ぶ。
(力が…力が欲しいっ!!!)
不意に地面すれすれに振われた触手が、マユの足を払う。
「きゃっ!?」
足を払われバランスを崩したマユは、地面に倒れ込む。
慌てて起き上るが、動きの止まったマユに向けて、無数の光線が放たれている。
(し、しまった…!)
バリアを展開している暇などない、マユは思わず目を閉じてしまう。
光線がマユを貫かんとしたその時、彼女の手にした剣が、眩い光を放つ。
「くっ!?」
『むっ?』
突如放たれた閃光に、マユは驚きの声を上げ、ヴァルアスも閃光に目を閉じる。
57魔法少女マユ 第16話 21/22:2010/02/01(月) 22:15:11 ID:3OkvBSN/
光が治まると、ヴァルアスはゆっくりと目を開ける。
目の前には、無傷のマユが立っていた。
『あの攻撃を防いだだと…ん?』
信じられないといった様子で言葉を発したヴァルアスは、彼女の異変に気づく。
「ぅ……な、何…?」
目を開けたマユは、自分の手にしていた剣を見て、驚きの声を漏らす。
マユの手にしていた剣は、その光を赤く変化させていた。
色だけでは無い、刃から放たれる魔力は、先程までより大幅に増している。
『剣自身が、魔力の増幅率を上げただと…』
剣から放たれる魔力を感じ取ったヴァルアスが、呟くように漏らす。
「私の…想いに、応えてくれたの…?」
しばし剣を見つめていたマユは、剣を構えなおし、ヴァルアスを見据える。
(これなら…いけるかも!)
心中で叫び、マユはヴァルアスに向けて駆けだす。
ヴァルアスが慌てて放った熱線を回避しながら、マユは巨体の懐に飛び込む。
「てえぇぇいっ!!」
気合いの声と共に振われた、真紅の光を放つ大剣が、ヴァルアスの黒い装甲に接触する。
「くっ…うぅ…!!」
押し返されない様に力を込めながら、マユは剣に魔力を注いでいく。
「でやぁぁぁぁぁっ!!!」
マユの叫びと共に、剣が振り抜かれる。
『ぐうっ!?』
ヴァルアスの腹部の装甲の一部が裂け、おびただしい血が吹き出た。
「馬鹿なっ!?」
背後で見ていたゲリオスも、驚きの声を上げる。
「や、やった…」
ヴァルアスの装甲を破れた事に、マユは小さく声を漏らす。
数歩後ずさったヴァルアスは、腹部の傷を確認すると、愉快そうに笑みを浮かべる。
『剣が君の想いに応え、新たなる力を発揮したのか…良い剣だね』
「友達からの…大切な贈り物なの…」
ヴァルアスの言葉に答えながら、マユは手にした剣を見つめる。
「ありがとう…力を貸してくれて」
剣に微笑んだ後、マユは剣を構えなおす。
(まだ戦える…!絶対に負けるもんか!!)
眼前に立つヴァルアスを見据えながら、マユは心中で叫んだ。
『素晴らしい…素晴らしいよ!マユ君!もっと私を楽しませてくれ!!!』
剣を構えるマユに対して、ヴァルアスは両手を広げて、高らかに声を上げる。
58魔法少女マユ 第16話 22/22:2010/02/01(月) 22:16:15 ID:3OkvBSN/
「本体稼働率、エネルギー増幅率、問題ありません」
「第4フェイズを終了、続いて第5フェイズに移行」
結界発生装置の存在する実験施設。
そのオペレーションルームに、次々と技術者達の言葉が飛び交う。
「ふ、ふふふ……もうすぐだ…もうすぐ、世界を隔絶する壁が…!」
オペレーションルームの中心に立つラディウスは、モニターに映る稼働中の装置を見ながら笑みを浮かべる。
この結界は一度展開されれば、半年は効果が続く。
それまでに、同じ設備を作る事は可能だ。
つまり、仮に発動後に破壊されても、再度の展開は可能だ。
いや…再度作らなくても、半年も時間が有れば、大量の増派をエルメリアに送る事が可能である。
軍司令部の報告によると、敵の大半を殲滅し、殆どを捕獲したとの事だ。
この結界の発動で、魔族の優位は揺るがなくなるだろう。
「第5フェイズ終了…最終フェイズに入ります」
「各部問題無いかチェック急げ!」
オペレーターの報告に、ラディウスは檄を飛ばす。
やや間をおいて、各部からの報告が次々と返ってくる。
「ドクター、各部問題ありません」
「よし…」
報告を受けたラディウスは、安全装置を解除しレバーに手をかけた。
「対転移結界…発動!!!」
一気にレバーを動かし、ラディウスは叫ぶ。
ドーム状の実験施設の天井が開き、そこから空に向けて紫の膨大な光が放たれる。
空に伸びる光の柱を、戦場に立つ全ての者が見上げた。
光と同じ色の、紫の魔法陣が空に描かれ、それが空に広がっていく…
その光景を、エルメリア側の兵達は絶望的な眼差しで見上げていた。
どこからか発された魔族の咆哮。
それは徐々に周囲に広がっていく。
『ウオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォッ!!!!』
やがてそれは、戦場に轟く大合唱となる。


「あ…あぁ…そ、そんな……」
魔族達の咆哮が轟く中、マユは呆然とした様子で、空を見上げていた。
「ま、間に合わなかった…」
震えながら、彼女は一言漏らす。
世界を隔絶する壁が展開されてしまった…
今だ続く、咆哮の大合唱の中、ヴァルアスも笑みを浮かべながら空を見上げる。
「我々の、勝利ですな」
背後に控えるゲリオスが、頭を垂れながら言葉を紡ぐ。
『フフフ…ハハハハ…フハハハハハハハハッ!!!!』
高らかに笑い声を上げる、ヴァルアスの声が周囲に響き渡った。
59マユの人:2010/02/01(月) 22:20:22 ID:3OkvBSN/
以上で投下を終了します。
大分間が開いてすみません。色々忙しかったのと、なかなかシーンが思うように文に出来なくて…
長々と続いているこの戦闘ですが、次回で終了です。
それでは、また次回お会いしましょう。
60名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 22:26:44 ID:X3UwOU18
リアルタイム投下GJGJGJ!
久しぶり(?)な投下だったけど、今回は衝撃的な展開だったな
ついに展開されちゃった魔族の結界
コーネリア様の敗北は確定されてた事だし、フィルの死もまあショックちゃあショックなんだが、
まさかのフィルちゃん、シャーナの死!

あの…これ…本編とは別なバッドエンドルートとかじゃないんだよね?
61名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 22:44:06 ID:3/BW7cc8
でも、なんとなく物語自体は、ギリギリで魔法少女勝利に終わりそうな気がする

>>60
正直リィンは、今まで生き残っていたのが不思議なくらいの幸運だったからなw
一度だけ、意表をついてレドリックの度肝を抜いたことがあったけど、
基本的にはマユと違って、標準レベルの魔法少女でしかないみたいだし、
その割には、無謀な戦いと、順当な敗北と、幸運な生還を続けてきたからね
62名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 22:50:57 ID:X3UwOU18
>>61
フィルちゃんじゃなくて、リィンちゃんだったw
興奮して間違えたわ
63名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 03:43:17 ID:E5iUhnlG
リーファ、母親生活謳歌してんなあw
64名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 10:14:21 ID:/Q8fCpUm
GJ!
リィンとシャーナ死んじゃったよ、やったー
恋人の仇も討てず姉妹揃って嬲り殺しなんて、さぞ無念だろう
マユちゃんとシエルがボロボロに犯されるのも楽しみに待ってます
65名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 17:23:09 ID:qHc7i0l0
>>59
乙でした!これは…敗北ENDまっしぐらか…?
残るはマユvs陛下とシエルvs秘書のねーちゃんですか。
陛下もそうだけど、秘書がどんな責めするか期待。
66名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 21:39:47 ID:JkgnUFkq
>>36
『ゲリオス・イレーヌ・ローエル』
「「「そろそろわれら3将、別々に紹介してはもらえぬだろうか?」」」

…まぁ、2人減ったしw
67名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 21:52:17 ID:/i01uOim
十ちゃんの末路マダー?(チンチン
68名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 23:20:27 ID:qHc7i0l0
3将達はラディレドコンビに比べて、出番少ないから一括りなのかなwww
69名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 06:20:51 ID:pou4VJnk
魔法少女は苗床にして何ぼだと思うんだがどう思う?
70名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 06:45:59 ID:TbYj2mup
>>69
そういうのもあり。
自分が書く戦闘ヒロイン凌辱物は、大抵苗床にしているw
71名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 10:45:56 ID:5V9I0+0q
十ちゃん堕ちたな
まだ微かながらも魔力は残ってたんだが「堕徒堕ち」…
つまり魔法少女史上初の魔族側への造反者となってしまった
72名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 12:25:30 ID:wbwZI/ku
やっとダメージ与えれる様になったのに、陛下が砲撃乱射しまくってマユちゃん涙目
73名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 15:53:58 ID:5V9I0+0q
一人残ったマユは魔族の実力者達に袋叩きに遭いそうだな
集中砲火を避けて空中に逃げても先回りしたイレーヌに叩き落とされたりとか
そいで背中の翼の羽根が舞い散ったり、飛び上がろうとしたところをゲリオスの触手に引きずり落とされて翼をバキバキにへし折られたり
ローエルに背中に足をかけて引っこ抜かれたりとか
74名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 18:39:55 ID:TcLSoVbP
俺も色々と予想はしているけど、ここまで来たら、予想の言い合いになるとネタ潰しになりかねないので自重してるw
しかし、そんな俺らの予想の上を行く展開が来る可能性も、大いにありうるな
75杏の人:2010/02/05(金) 00:50:09 ID:fd3ZARmU
どうも、杏の人です。
今回は、荒野の魔法少女 第3話16レスを投下させて頂きます。
陵辱シーンは5〜16レスです。
今回は注意点として、
・前半苦痛系、後半苦痛+快楽系
・被虐系の描写あり(ムチ打ち等)
・レズ描写(薄い)あり
・輪姦あり
・魔物による陵辱無し(人間のみ)
といったものがります。ご注意ください。
それでは、登場人物紹介を挟んで、次々レスからの投下になります。
76荒野の魔法少女 登場人物紹介:2010/02/05(金) 00:50:40 ID:fd3ZARmU
・アスカ
10歳 140cm 黒髪で右側低めのサイドテール
称号:生命(地)
コスチューム:和装(白の道着に袴) 武器は刀 (普段はフード付きのマントに木の杖)
5歳の時にセリナに連れられてイルシリアからリゾラットへ
6歳でリゾルートに入って9歳でエルードに派遣された、最年少魔法少女
イルシリアに大量の魔族を齎した魔法の禁書とその写本がエルードにあることを知り、それらを処分することを目的に活動している
・ライザ
14歳 160cm 巨乳 ピンク髪でウェーブのかかったロング
称号:灯火(火)
コスチューム:羽織ったマントの隙間から胸の谷間が見える魔道士の服 スカートは膝まで 武器は大きな杖
アスカと同様、セリナが担当を務める魔法少女
アスカと共に行動するようになった。
・イナ
アスカとライザがいつも宿泊している宿屋の娘 12歳
アスカと仲がいい
77荒野の魔法少女 第3話1/16:2010/02/05(金) 00:51:08 ID:fd3ZARmU
「ここ……ですね」
「うわ〜、豪華なお屋敷ねぇ」
そびえ立つ豪邸を、アスカは無表情で見上げ、ライザは感嘆の声を漏らして熱っぽく見つめる。
「本当に、ここに写本があるんでしょうか?」
「さあ、実際に見てみないと分からないわね。でも、調べてみる価値はあるんじゃない?」
アスカはライザの言う通りだと感じ、頷く。尻込みしそうな威圧感を持つ屋敷を睨み、門扉に手を当てた。

ギルドで急を要する仕事がない場合、アスカは他の町を訪問するのが日課となっていた。
それは写本を探すためだ。
魔界の扉を開く禁書の封印として作成された6つの写本。
それらはエルードの世界各地に散らばり、あふれ出す魔力で世界に悪影響を与えている恐れがある。
だから、見つけて処理しなければならない。
6つの写本をすべて処理したとき、封印された禁書は姿を現す。それを破壊することが、アスカの使命だった。
これまでに処理された写本は2冊。先日処理した1冊は魔物に異常なほどの力を与え、アスカを苦しめた。
同様のことが他でも起きているのならば、なんとしても食い止めなければならない。
この世界では、あらゆる情報は各地の町のギルドか酒場に集まる。
魔法使いを未だ信用し切れていないアスカは、そこに集まる冒険者や情報屋達に話を持ちかけていた。
どこかで強力な魔力を持つ魔導書の噂を耳にしなかったか。あるいは、魔物の異常繁殖や生態系の異常は起こっていないか。
その成果はなかなか表れないのが現状だった。しかし……。
「ああ、アスカさんじゃないですか。久しぶりですね」
アスカがライザを伴ってある町へとワープし、その町の酒場に立ち入ると、優男が柔らかな笑みを湛えて話しかけてきた。
「お久しぶりです。例の件、何か情報は入っていますか?」
「ええ、入ってますよ。それをお伝えしたかったんですが、ここのところ、お見えにならないもので困っていたところです」
「ほ、ほんとっ!?」
ライザが大声を出す。
「嘘なんかつきません。情報屋としての誇りにかけて、信頼のおける情報源から得た確かな情報です」
情報屋を名乗る男は、少しムスッとした顔で答えた。
「教えてください。料金は言い値で払います」
アスカがそう言うと男は両手で額を示し、アスカは素直に支払う。
手渡された札の束を数えながら男は奥のテーブルへと向かい、二人も続いた。
「この町のある富豪が、魔導書を大量に購入したそうなんです。どうも、魔法に強い興味を持っているらしくて。
その魔導書を売った商人が、禍々しい魔力を持つ本をどこかから見つけてきたと話していたそうです。
富豪はその本の存在のことは知らず、商人が持つ魔導書を全て購入したんだとか」
「その富豪とは?」
「レイン家です。正確にはレイン家当主の一人娘が購入したとのことですが」
「レイン家?」
ライザは首を傾げる。この町に来たのは初めてなので、その名前すら聞いたことはない。
「この町で随一ともいわれる財力の持ち主ですね。隣の区画に大きな屋敷を構えている」
アスカがライザの疑問に答えた。男も頷く。
「はい、そうです。そこの一人娘であるマリミアは、魔法に興味があるだけではなく、本人も強力な魔法使いなのだとか」
「へぇ、魔法少女ってわけじゃなくて、この世界の魔法使いってこと?」
「そうなりますね」
ライザは少し興味があった。まだこの世界の魔法使いには会ったことがなかったのだ。
「ありがとうごさいました」
アスカは立ち上がる。一刻も早く屋敷に向かいたかった。
「いえいえ。僕はただ依頼をこなして、それに見合った報酬を頂きましたから。お礼はいりません」
男は座ったまま答える。受け取ったばかりの報酬で、上等な酒でも飲んでいくつもりなのだろう。
アスカは無言でお辞儀をし、ライザもそれに倣う。そして足早に酒場を出た。
78荒野の魔法少女 第3話2/16:2010/02/05(金) 00:51:29 ID:fd3ZARmU
「ねぇ、本当に正面から入るの?」
ライザは怪訝な顔をして、何度か繰り返した質問をもう一度アスカに浴びせた。
「はい。もちろんです」
アスカは真顔で答える。
ライザは、ひっそりと屋敷に忍び込んで書を盗むことを提案した。
そもそも富豪の一人娘とやらは書の存在すら知らないというのだから、無くなったところで気づきもしないだろう。
だが、アスカは猛烈な反対をした。
「この世界の標準を超えた魔法を使って、生活に干渉したくはないんです」
つまり、ワープというこの世界では実用化されていない魔法を用いて、この世界の住人の持ち物を盗むなんてとんでもない、ということだ。
アスカは異世界の魔法使いという存在に関して、とても過敏になっている。
異世界の魔法使いが破壊してしまった世界の生き残りであることを考えれば、それは当然かもしれなかった。

というわけで、二人はレイン家の屋敷、その巨大な門扉をくぐろうとしていた。
扉を開くと、そこには広大な敷地が広がっている。イナの親が経営している店程度なら、軽く20軒は入りそうな広さだ。
「ごめんください!」
アスカは叫んでみた。遠く、屋敷の玄関らしき扉の前に男性が立っている。
「なんでございましょうか」
ゆっくりと歩いてきた男性は、大きな体をしていた。
筋骨隆々というタイプではないが、その立ち居振る舞いには隙がない。
不審者とあらば、腰に携えた剣で一刀両断にしてしまうつもりだろう。
「実は……」
アスカは写本のことはボカして、とても興味のある本がこの屋敷に所蔵されているらしいので見せてもらいたいと告げた。
もちろん、それだけでは断れてしまうのが分かっている。だから、アスカは切り札を出していた。
「魔法少女、だと仰る……」
「はい」
男性は訝るように二人の姿を眺める。
ライザは居心地が悪くて顔をそむけてしまったが、アスカは物怖じせずに正面から男性を見つめ返した。
マリミアという一人娘は魔法に興味があるという。ならば、魔法少女が訪ねてきたと聞けば飛びつくに違いない。
男性はここで待つように告げて屋敷の中に入っていった。
「だ、大丈夫かしら……?」
「多分。もしどうしても駄目だったら、気は進まないですが、こっそり盗むしかないですね」
ライザは、初めからそうすればいいのに、と思ったが、口には出さない。
しばらくすると玄関扉が開き、男性が歩いてくるのが見えた。
「お嬢様はお会いになると仰せです。どうぞ、中へ」
男性はそういうと踵を返して玄関へと歩いて行く。二人はそれに従った。

「あなた達ですの、魔法少女だというのは!?」
扉をくぐるなり、甲高い金切り声が響いた。
見ると、階段の上、2階の手すりから身を乗り出すようにして、一人の少女がアスカ達を見下ろしていた。
「は、はい」
ライザはその勢いに気圧されてしまう。
アスカは落ち着いて答える。
「そうです。申し訳ありませんが、書庫に入ることを許可していただけないでしょうか」
少女は不敵な笑みを浮かべる。その外見からするに、11〜13歳。アスカとライザの間ぐらいの年頃だろう。
金髪の長い髪を、左右に結って垂らしている。
落ち着きこそないが、その整った顔立ちには、気品あふれる煌びやかなドレスに負けないだけの品性が滲んでいた。
「いいでしょう。ただし、条件がありますわ。それを満たしたならば、書庫に入ることを許可しましょう」
「条件……?」
ライザは身構えてしまう。
「一緒に食事をして頂きましょう。魔法少女について詳しく教えてほしいのですわ!」
79荒野の魔法少女 第3話3/16:2010/02/05(金) 00:51:50 ID:fd3ZARmU
マリミアは満面の笑みを持って二人を食堂に導いた。
三人が席につくと、ほどなくして食事が運ばれてくる。ちょうど昼食時ということもあってのことだろう。
マリミアの隣には付き人の男性が控えている。二人に対して警戒を怠ってはいない。
「さあ、どんどん召し上がってください」
「すみません、それではいただきます」
アスカはテーブルに並んだ皿を見る。それは生魚のようだった。薄くスライスされた赤い身に、薄くソースがかけられている。
この町は海に面していない。新鮮な魚を手に入れるのは困難なので、相当高価な料理であると予想された。
マリミアは、それをナイフとフォークで器用に切り分けて食べる。
二人はマナーに詳しくないため、苦労して可能な限り丁寧に口に運んだ。
同時に、アスカは魔法少女についてマリミアに話して聞かせる。
といっても、何でも話してやれるというわけではない。
アスカ達が用いる魔法は、エルードからしてみれば、いわばオーバーテクノロジーのようなものだ。
だから、魔法自体についてはあまり詳しく教えることはできない。
代わりに、アスカはリゾルートという機関について話して聞かせた。その成り立ちや、異世界に魔法使いを派遣することの意味についてだ。
「なるほど。結局、使命感は建前で、魔物退治が趣味の奇特な人間ばかりということですの?」
マリミアは受け取り方に若干の歪みがあるものの、話には満足しているようだった。
「異世界とのリンクをどのようにして構築しているのか、というところは気になりますわね」
「それは、私達も詳しくは知らないのです。機関の中に、それを管理している部署があります」
「そうなんですか。いったいどのような人間が管理しているのでしょうか?」
「どうでしょう。噂では、現場の魔法使いから突如として出世を果たした男性が勤めているのだとか」
「なんと。そんな方に任せて大丈夫なのですかしらね?」
マリミアは運ばれてきた二皿目に手をつける。角切りの根菜らしきものが浮かぶスープだ。アスカ達もそれに倣う。
「何か卑怯な手を使ってのし上がったとも言われていましたが、ただのやっかみかもしれません」
「あぁ、それはあるかもしれないわね」
ライザはスープを飲み下すと、そう言って頷く。
「なんにしろ、その男性、グラントというらしいですが、彼の実力は確かなもののようです」
ライザは、その名前に一瞬眉をひそめたが、アスカは気がつかない。
「強者は妬まれるものです。わたくしの父上も、様々な方面に敵を作っているようですし」
マリミアは次の皿に手をつけた。何かの動物の肉のステーキのようだ。テーブルを見ると、アスカ達にそれは運ばれていない。
「それにしても……」
マリミアは肉を咀嚼しながら、行儀悪く話した。
「魔法少女というは確かに力はある様子ですが、注意力が足りないようですわね」
「……と、申しますと?」
アスカはその物言いに不審なものを感じた。ただ魔法少女を高慢に見下すだけの発言とは思えなかった。
「相手が信用に足るかどうかも見極めずに食べ物に手をつけるようでは、命がいくらあっても足りないということですわ」
マリミアの口元が醜く歪む。
「うっ……!?ぐ、あああっ!」
アスカが胸を押さえて苦しみだす。椅子を蹴り倒し、地面に伏した。
「ど、どうしたの!?アスカちゃ……、うあっ!!?」
駆け寄ろうとしたライザも、突然の苦しみに足がもつれて倒れてしまう。
「あなた方のスープに入っていたオラニアという植物ですが、あれには毒があって、魔力と溶け合って苦しみを生むのです」
「は……うぐぅ!!」
「ふ、うぁっ!!はっ、はっ、はっ!!」
二人は苦しげに床を転げまわる。
「死にはしませんが、魔力が大きければ大きいほど苦痛も激しいですわよ。行使しようとでもすれば、なおさらです」
マリミアは右手をサッと上げる。それを合図に、男性が二人の元に駆け寄った。
いつの間にか手に持っていた、首輪のようなものを二人の首に巻きつけた。
「っは!!はぁっ!!ふぅ……」
「ぁ……、痛みが、ひいた……?」
首輪を巻かれた途端、二人の苦しみが消えていく。
「それはわたくしの魔力が秘められた封印です。魔力が封印されたから、毒の作用も消えたわけですね」
そう言って、マリミアは嬉しそうに笑った。
「魔法少女を二人もペットにできるとは、これほど嬉しいこともありませんわ」
アスカ達は絶望的な思いでマリミアを見つめる。可愛らしいその顔に浮かぶ笑みに、狂気すら感じた。
魔力を封じられた二人は、マリミアに逆らう術を持っていない。
80荒野の魔法少女 第3話4/16:2010/02/05(金) 00:52:12 ID:fd3ZARmU
二人は両手を鎖で拘束され、地下に連れて行かれた。足取りは重い。
付き人の男性が先立って歩き、マリミアは後ろから楽しそうに付いてくる。
広い屋敷の片隅にひっそりと作られた地下への階段は、まるで異世界に通じているようだった。
地上の屋敷の絢爛さからは程遠い、冷たく、薄暗く、陰気な石の壁が続く。
点々と灯る蝋燭の火にぼんやりと照らされた通路の脇には、重厚で錆びついた鉄格子が見えた。
まさか屋敷の地下にこのような牢獄があるとは誰も思わないだろう。
最初に目にした牢屋は空だった。アスカは、この牢屋が普段何に使われているのか疑問に思う。
「…………っ!!!」
その答えはすぐに目の前に現れ、アスカもライザも言葉を失った。
「ちょっと!!これはどういうことよっ!!!」
異様な光景を見て、ライザは振り向き、マリミアに向かって声を荒げる。
「見たとおりですわ。ここは倉庫ですの」
マリミアは微笑を湛えて答えた。
「倉庫……!?」
アスカは煮えたぎるような怒りを感じる。牢屋の中にあるのは、何人もの少女の姿だったのだ。
少女はみな一糸纏わぬ姿で生気のない目をしながらも、傷つき痩せこけた身体を寄せ合って寒さに耐えている。
「この国では、子供っていうのはとても安いんですの。朝食代にも満たない額で、3人は買えますわね」
なんでもないことのようにマリミアは言った。
「この子達にいったい何をしてるの!?」
「これからあなた方が体験することですから、楽しみにしていてくださいませ」
ライザが噛み付きそうな勢いで叫んでも、マリミアは楽しそうにそう言うだけだ。

「ここですわ」
牢が続く通路を抜けると、円形の広い空間に出た。
天井から垂れさがっている鎖に、二人は嫌な予感を抱く。
その予感に違わず、二人は裸に剥かれて鎖に吊るされた。手首を縛る鎖は、この鎖に繋ぐ構造になっていたらしい。
二人は男性が服を脱がして吊るそうとするのに抵抗しようとしたが、体が動かなかった。マリミアの魔法のせいだろう。
ガラガラと音を立てて、足がつかない高さまで鎖が吊り上げられた。手首に体重がかかり、ひどく痛む。
「わたくし、魔法の研究を嗜んでいました。もちろん、実践的なものも含めて」
マリミアは唐突に話し出した。
「魔法少女と呼ばれる者が現れてからは、彼女らのことを調べるのに夢中になりましたわ。
 各地を回り、たくさんの魔法少女に会いました。そうするうちに、一つの噂に行き着いたんですの」
「噂?」
「そう、魔法少女の末路に関する噂ですわ。魔物に敗北したとき、魔法少女がどのような目に合うのか。
 一般人でしたら、文字通りに食べられておしまい。でも、魔法少女は違うというではありませんか。
 わたくしは、その噂を自分の目で確かめることにしました」
「確かめるったって、いつ負けるかもわからないのに……」
ライザの言葉に、マリミアは笑みをこぼす。
「だから、罠にかけましたの。あまり強くない魔法少女に嘘の依頼をして、魔物の巣に飛び込ませましたわ。
 本人は、大して力もない魔物が数体いるだけと信じ込んでいましたが、本当は強力な魔物が数十体いました。
 わたくしは離れた場所から観測魔法でその様子を見ていましたの。彼女はすぐに力尽き、魔物に敗北しましたわ。
 そして、ついに噂の光景を目にすることができました。魔物による魔法少女の陵辱ですわ」
「りょう、じょく……?」
アスカの脳裏に、魔物にされたあの行為が蘇ってくる。
「あの時ほど胸が高鳴ったことはありません。あの惨たらしく汚される姿、悲鳴。どれをとっても素晴らしかった。
 でも、魔法少女を手に掛けることは難しいのですわ。だって、誰もが羨望の眼差しで彼女達を見ているでしょう?
 わたくしがそんなことをしていると知れたら、当家の名に傷がついてしまいます。
 ですから、わたくしはさっきも転がっていた代用品で遊んで我慢していたんですわ。
 でも、あなた方は自分からこちらに飛び込んでこられた。屋敷の中の出来事は外に漏れることはありません。
 ですから、あなた方にはわたくしが今までに溜め込んできた気持ちをすべてぶつけさせていただきますわ」
いつの間にかマリミアの横には男性が鞭を持って立っていた。
マリミアはその鞭を受け取り、一振りする。パァン、と地面を打ち据える大きな音が部屋中に反響した。
81荒野の魔法少女 第3話5/16:2010/02/05(金) 00:52:37 ID:fd3ZARmU
「あああっ!!」
革製の太い鞭がアスカの腹を打つ。色白なその肌に、うっすらと赤い色が走った。
「やはり魔法を封じても、魔力自体は保持しているせいか、体の頑丈さはありますのね。普通なら軽く抉れているところですのに」
「やうぅっ!!」
次は太ももを打ち据えた。アスカの身体はビクッと震えあがり、衝撃で全身が振り子のようにゆっくりと揺れる。
「あなたにも、お見舞いしますわっ!」
「いぐっ!!」
ライザの乳房を鞭が薙ぐ。一瞬深くめり込み、胸は反動でぷるぷると弾けるように跳ねた。
「あああっ!くぅっ!!ぎっ!!いいいいいっっ!!!!」
「くぁあっ!!んぐ……、ひあああっ!!!」
マリミアは休むことなく鞭を振るう。胸に、腹に、背中に、手に、足に、顔に。その度に二人の悲鳴が響く。
魔力によって筋力を補強した腕で振るわれた鞭は、魔力で保護された二人の肌すらも容易に傷つけていった。
マリミアは、傷ついた場所を繰り返し打ち据えることを好んだ。
上乗せされる痛みによって上がる悲鳴はマリミアの興奮を更に高める。
振るわれる鞭の勢いは次第に強くなり、一撃で二人の体が大きく揺れるほどにまでなった。
鎖が軋む音がし、次いで破裂音のような高い音が響く。
身体が振り子のように揺れ、勢いがついて元の位置に戻ってきたところを、マリミアが思い切り打ち据えたのだ。
可能な限り二人に苦痛を与えるべく、マリミアは鞭を振るい続ける。
白く美しかったの二人の肢体は、いまやどこも赤く染まり無残な有様だった。
マリミアはそんな姿にこそ快感を覚える。美しいものを破壊する悦びに打ち震えていた。
「あ、うぅぅ……」
「くぁ……」
マリミアはさすがに疲れを感じたのか、その手を止めた。汗を流して息を吐くその顔には笑みが張り付いている。
部屋の隅に置かれた椅子に腰かけたマリミアは、苦痛に顔を歪めながら吊るされている二人の身体を眺めて悦に浸った。
「ふふ、無様ですわね。普段は魔物を相手に圧倒的な強さを見せつけているんでしょうに」
まるで自分の作り上げた美術品を見るように、目を細める。しばらく見つめていると、マリミアは異変に気がついた。
「傷が、癒えていますわね」
次々に傷が増えている時には気付かなかったが、よく見るとミミズ腫れのような鞭の痕が少しずつ薄くなっているのが分かる。
徐々にではあるが自然に傷を癒していくのも、魔法少女の持つ特有の能力の一つだった。
「なるほど。これは興味深いですわ。耐性があるだけではなくて、自然治癒能力まであるんですのね。
 つまり、多少の傷であれば気にせずに付けても問題ない、ということですわね」
笑顔で言うマリミアに、アスカとライザの心は恐怖で一色に染まる。
マリミアは再びアスカに近寄ると今度は鞭をアスカの身体に巻きつけた。
「な、なにを……?」
アスカは理解のできない行為を取るマリミアを訝る目で見る。
「すぐにわかりますわ」
マリミアは笑みを絶やさない。これから行う行為が楽しみでしかたない様子だ。
鞭は先端を肩にかけて、起伏のない胸を下り、脇腹を回り、太ももの辺りまで巻きついている。
「……え?うそっ!!まさか、やめっ!!!やめてっ!!!」
アスカは鞭の僅かな変化に気が付き、恐怖におののいた。鞭は少しずつ熱を持ち始めていたのだ。
一度気がつくと、温度の変化は如実に感じられる。すぐに体温と同程度まで昇りつめ、追い越してしまう。
「熱いっ!!!熱いいいいいいいいっっ!!!!!」
アスカは痛いような熱さに悶え始めた。すでに70度を超えている。
熱にも耐える身体はまだ傷ついていないが、感覚だけはありのままに伝わってくる。
「ぎゃあああああああああああああっっ!!!!!!」
全身から噴き出る汗が蒸発して湯気を立て始めたころには、アスカは身体を揺すって泣き叫んでいた。
「だずげっ!!あぎゃっ!うぎああああああああああああああああっっ!!!!!」
アスカの悲痛な叫び声を、ライザは目を閉じて堪えていた。たとえ「やめて」と叫んだところでどうにもならないのはわかっている。
「ぎゃうううっ!!……うぁっ」
ようやくマリミアが鞭を離した時には、アスカの体には太く長い火傷の痕が残されていた。
「さて、そろそろ次にしましょうか。痛めつけるのにも満足しましたし」
「つ、つぎ?」
「そうですわ。参加者が、もう待ちきれない様子ですし」
マリミアがそう言って目をやると、付き人の男性は扉を開いた。すると数え切れないほどの男が部屋になだれ込んでくる。
「さぁ、次は彼らのお相手ですわ」
82荒野の魔法少女 第3話6/16:2010/02/05(金) 00:52:58 ID:fd3ZARmU
入ってきた男達は誰も目が血走っている。服をまとわないその身体は、一様に勃起したペニスを備えていた。
「あなた達の声だけで、みな興奮しているようですわよ」
「い、いや……」
ライザは震え上がった。初めてまともに目にする男性の裸をまざまざと見せつけられ、貞操の危機を間近に感じる。
一方のアスカは苦しみから解放されて息をつくのに必死で、何が起きているのかを理解できずにいた。
性の知識に乏しいアスカは、この男達が一体何をしにここに現れたのかもわからない。
「さて、お前たち。まずはお二人の身体をほぐして差し上げなさい。いきなり食べてしまおうなどとは思わないように」
「へへ、承知しました」
マリミアの命を受け、一人の男が前に進み出た。その後に数人が続く。
男は鎖を操作して二人の身体を床に下ろした。
「あうっ!」
「ぅうう……」
ライザは思い切り尻から落ち、アスカは膝を打った。少しすると痺れていた手首に感覚が戻り、熱を持った痛みが襲ってくる。
床に伏せって起き上がれない二人の身体を、それぞれ男達が取り囲んだ。
「やっ!さわらないでっ!」
「な、なにするんですか……!?」
ライザは弱った身体を目一杯使って男達の手を振りほどこうとするが、男達は屈強な者ばかりで歯が立たない。
男はライザを後ろから羽交い締めにする。身体を反るような格好にされ、張り出された胸の大きな膨らみに男達の低い歓声が漏れた。
拘束された両手は後頭部に当てる形で押さえられ、もう少しも動かせない。
両足は一本ずつ男が掴んで左右に大きく開き、股間が無防備にさらけ出される。
アスカはといえば、まだ自分の身に迫る危機を理解できずに、男達のなされるがままにされていた。
仰向けに押さえつけられ、両足は曲げて膝を立てた状態で内股気味に固定される。
「もう我慢できねぇ。俺からいくぞっ!」
一人の男が荒げた声を上げて、ライザの乳房に手を伸ばした。
「ぃやあああぁぁっ!!」
男が片手では余るサイズの乳房を鷲掴みにすると、手はその柔らかい塊に沈み込む。
それを見た他の男達が堰を切ったように二人の身体に襲い掛かった。
「放してっ!!いやっ!!いやよおぉっ!!!」
男達の手は余すところなく少女の身体を味わおうとへばり付いてくる。
ライザの乳房には多くの男が群がった。押し退けるようにして食らいついた6本の手が、こねるように揉みしだく。
胸ばかりでなくライザの肢体はどこも魅力的だった。
腕ですら、まるで綿のような柔らかさを持ち、弾力のある肉感的な太腿も男達を魅了した。
「ぃううぅっ!?」
アスカは細い叫び声をあげた。
ライザと比べるまでもなく絶対的に質量の足りない胸をうまく揉むことはできず、男は先端の乳首を摘み上げたのだ。
刺すような痛みにアスカの全身が震える。縛られた両手の指が下腹部の上で喘ぐように動いた。
その仕草に魅力を感じた男達はアスカの手を潰すように握り、手の中で足掻く指の動きを愉しむ。
別の男はその下に手を入れ、腹をなでた。若干膨らみの残る幼児的な腹を軽く押し、へそをほじくる。
二人には快感など全くなかった。大勢の男に自分の身体をいいように弄ばれる恐怖と気味の悪さばかりがこみ上げる。
83荒野の魔法少女 第3話7/16:2010/02/05(金) 00:53:18 ID:fd3ZARmU
「いい加減にしてっ!!このっ、ん、もごっ!?」
拒絶の言葉を紡ぐライザの唇を、男は自分の唇で塞いだ。
額に手を当てて無理やり上を向かせ、上から覆いかぶさるようにして唇を包む。
「ふぐ!んんっ!!もがっ、むあぁっっ!!えぶっ、げぅっ!!」
男のがさついた唇の生々しい感触にライザは顔を歪め、逃げようともがく。
左右に動くライザの頭の動きを止めようと、男は額を強く押しこむ。首が引きつり息が苦しくなったライザは口づけたまま咳込んだ。
(こんな……こんなのがファーストキスだなんて)
ライザは初めてのキスに抱く幻想を汚らしい現実に穢された思いで、心が絶望的な気持ちに沈んでしまう。
「むぐぐっ!?おが、もがぁっ!!!」
追い打ちをかけるように、舌がライザの口内に入り込んできた。
舌はライザの舌に絡み付いてくる。必死で逃げようとする舌に追いすがり、敏感な先端を舐め回す。
「えうぅっ!んああっ!!」
ライザは溢れてくる涙に気がついた。潤んだ瞳から横に零れ落ち、耳を濡らす。
そんな中、一人の男がライザの胸に群がる者達を退ける。どうやら他の者よりも上の立場の者のようだ。
すごすごと引き下がった者達の代わりに、ライザの二つの膨らみを乱暴に掴む。
両脇から胸を挟むようにして両方の乳房をギュウギュウとこね合わせた。
「んんっ!!!」
痛みと不快感でライザが声を上げる。
乳房は柔軟にそのありさまを変容させた。時に左右の乳房が均等に潰れ、時に一方が上に重なる形でもう一方を押し潰す。
男は一通り楽しむと、次は乳房の先端に目をつけた。一度、乳輪の周りを指でなぞって、桃色と肌色の境界辺りから摘み、捻り上げた。
「うむううううぅっっ!!!」
鋭い刺激に、ライザはくぐもった悲鳴を響かせる。
豊満なライザの乳房の先端にある蕾は、強烈な刺激で勃起し始めていた。

アスカの乳首も同じく勃起を始めていた。まだ幼く刺激に鈍感なそれは、ねちっこく撫でる男の指で徐々に硬度を増していく。
「やめて、やめてくださいっ!!」
未発達でサイズも小さく、ツルツルとした滑らかさを持つ乳首は、アスカの涙声の懇願にも無関係に勃起した。
あくまで性的快感ではなく物理的な刺激による勃起ではあったが、男はアスカの幼い身体と勃起した乳首のアンバランスな魅惑に興奮する。
「ひゃうっ!!?」
そして男はアスカの乳首に吸いついた。蛸のように口をすぼませ、母乳を飲む子供のように吸い上げる。
「いたっ!!いたいっ!!!」
当然ながら母乳など出ようはずもない。アスカにあるのは依然として痛みだけだ。
男は舌で乳首を弾く。そして乳首の側面を一周するように舐め上げた。
アスカの嫌悪感が滲む表情にそそられて、別の男が空いたもう一方の乳首に食いつく。
「ひぐっ!!」
男は舌の腹で乳頭全体を味わうように舐める。しばらく堪能した後、コリコリと尖った乳首に歯を立てた。
「いづっ!?だめっ、噛まないでっ!!!」
それほど強い力で噛んだわけではないが、乳首を圧迫する歯はアスカに痛みを与える。
「んああっ!!そ、そっちまで……っ!?」
愛撫するだけよりも強い反応を示したアスカに気を良くして、もう一人の男も同じように乳首を噛んだ。
両方の乳首を、二人の男が絶妙な力加減で食む。
「んくっ、う……、ぎっ、はっ、あぐっ!!い、あっ、ぐっ、あっ、あっ、くぅっ!」
アスカの反応を頼りに、男達は交互にリズムを刻むようにして乳首を噛み締めた。
次第に間隔は短くなり、アスカの声もテンポよく跳ねるようになっていく。
その声に昂ぶった衝動を抑えきれなかったのか、一方の男はアスカの乳首を根元から噛み締め、引っ張った。
「うああああああああああああっっ!!!!!」
激しい痛みに、アスカの身体が跳ね上がる。次いで、もう一方の男もそれを真似た。
「いぎいいいいっ!!!だめっ!!!ちぎれちゃうっっ!!!!」
男達は歯を食いしばり、鼻息を荒くして両脇の方へと乳首を引っ張る。その様子は獲物を食い千切る肉食動物を思わせた。
苦痛に泣き叫ぶアスカの頬を涙が流れる。するとまた他の男がやってきて、それを舐めとった。
そのままアスカの頬を舐め回す。年相応に柔らかい頬肉を内側へ押し込むように舌で突くかと思えば、涙の筋を追って目元まで舐め上げた。
男の生臭い口臭が鼻を突く。頬を生暖かくぬめり気のある唾液が濡らす感覚が気持ち悪い。
理解不能な彼らの行動に、弄ばれる自分の身体の行く末に、アスカは恐怖を抱き、さらに涙を溢れさせた。
84荒野の魔法少女 第3話8/16:2010/02/05(金) 00:53:39 ID:fd3ZARmU
ライザはずっと乳首を摘まれたままで乳房を弄ばれていた。
「いだっ!!いだいいっ!!!」
乳首を持って上下に振られると、乳房はそれに呼応するように上下に波打った。
その度に根元がその方向に引っ張られ、引き裂かれそうな痛みを感じる。
「よし。それじゃ、ここは俺がもらうぜ」
胸を蹂躙する男の後ろから別の男が顔を出す。
男は開かれたまま誰も触れなかったライザの股間に手を伸ばした。
「ひっ!!いやっ、やめて!そこだけはっ!!!」
ライザは激しく抵抗するが、体中を拘束する男達にはかなわず、男の指を止めることもできない。
「ひゃぅっ!!」
ぷっくりと膨れ上がった股間を、男が軽くさらうように指で撫でた。
未開のその領域への侵入を拒むように閉ざされたクレバスに、男の指が分け入っていく。
クレバスの上部から、男はまっすぐに指を下ろした。
クリトリスに触れて、人差し指で陰唇を押し広げるようにこね回す。
指が通り過ぎて、押し込まれていたクリトリスが一度跳ねると、今度は下から指でクリトリスの根元を突くようにして責める。
「んくっ!!」
ライザは敏感な性器に、突き刺されるような痛みを感じた。
男達の乱暴な仕草に快感など生まれはしない。ただ、自分の処女が散らされようとしている恐怖ばかりだ。
「……ひっ!!だめっ!おねがいっ!!やめてええっ!!!」
ライザは膣口に男の指が当てられたのを感じて震え上がった。
「へへ、そんなに嫌がられると、やりがいがあるな」
男はそれに下卑た笑いを返す。小さな穴に指を入れ、その入口周辺の壁を撫で回した。
男の舌舐めずりする音に、ライザは血の気が引いていくのを感じる。

二人の男がアスカの乳首を食いちぎらんばかりに噛みしめているのを脇目に、一人の男がアスカの股間に顔をうずめていた。
「いやっ!なに!?なにするんですかっ!?」
アスカにとって、いまだ自分の性器は排泄器官としてしか認識されていない。
以前の魔物による陵辱で、それだけではないのだとうっすらと認識されてはいたが、未だに確証は持っていなかった。
男はアスカの秘裂を舌で割り咲くように侵入していく。陰核を、飴でも舐めるように舌の上で転がした。
「やだっ!!あぐぅ!!!やめてっ!!もう、あんなのはいやっ!!」
アスカは胸の痛みに顔をしかめながら懇願する。魔物によって快感によがらされた記憶が疼いた。
だが魔物に陵辱された時とは違い、今回は媚薬が使われていない。
性的に閉じられたままのアスカの身体は、男達の責めでは心地よさを感じるまでには至っていなかった。
「んくっ、や、あっ、いぎいぃいいいいいいっ!!!」
アスカが全く快感を示さないことに業を煮やして、男は乳首を責める男達と同様に、アスカの陰核を噛んで、引っ張った。
「あぎゃあああううっ!!ちぎれっ!!ちぎれるうううっっっっ!!!!!」
身体を貫かれるような激痛に、アスカは悲痛な声をあげて泣き叫ぶ。
膝を曲げて固定された足の先端をジタバタさせ、拘束されたままの両手の指をピンと伸ばして痛みに悶えた。
痛みに勃起した陰核に満足して、男はアスカの膣に舌を伸ばした。
「ひううっ!!?」
アスカは痺れるような感覚を覚え、身体を震わせた。
男はアスカの膣口を隈なく舐め回す。アスカは流れ込んだ唾液のかすかな感覚に、いいようのない恐怖を感じた。
男達は皆、興奮が高まっている様子だ。「本番」をお預けされた状態で、痛いほど勃起したペニスをどうにも出来ずにいる。
だが、もうそれも終わりに近い。いつもと同じ手順を踏んで、男達は二人の膣への責めまでたどり着いた。
あとは、待ち焦がれた言葉を待つだけだ。
「もうそろそろいいでしょう」
マリミアが口を開く。それこそが、アスカとライザへの本格的な陵辱開始の合図だ。
「みなさん、食べてしまってよろしいですわ。思う存分にどうぞ」
うおおおおおおお!!と、地鳴りのような歓声が地中に埋もれた部屋に轟いた。
85荒野の魔法少女 第3話9/16:2010/02/05(金) 00:54:02 ID:fd3ZARmU
ライザの胸を揉みしだいていた男とアスカの股間に舌を這わせていた男が、二人から少し離れたところで仰向けに寝そべった。
足をつき合わせるように横になった二人の股間には、はち切れんばかりに勃起したペニスがそそり立っている。
「やっ、離してっ!!!」
「なにっ!?なにするんですかっ!?」
残りの男達は、二人の身体を無造作に掴み、持ち上げる。
14歳と10歳の少女の軽い身体は、いとも容易く抱え上げられ、されるがままに運ばれていった。
男達は寝そべる二人の男をまたぐようにして、勃起したペニスの上に少女の身体を吊り下げる。
ライザとアスカは向かい合う形で、お互いの股間をそれぞれの下にいる男のペニスに突き出すような格好をさせられていた。
「やめてっ!!おねがい!!それだけはっ!!!」
ライザは激しく泣き叫んで懇願する。
目の前に迫る処女喪失の恐怖に飲み込まれ、我を忘れていた。
アスカはいまだ状況を把握しきれていなかったが、ライザの猛烈な怖がりように恐怖を喚起されてしまう。
あの魔物にされたように、またお尻の穴に挿入されるのだろうか。そんなことを思っていた。
「どっちから先にする?」
誰かが呟いた。
「そっちの喚いてるやつからだろ。ガキの方は、いまいちわかってなさそうだしな。見本を見せてやろうぜ」
それに答える誰かの声に、みな賛同したようだった。
「いやっ!!いや、いや、いやいやいやあああああああああっっ!!!!」
ライザはその様子に顔を引き攣らせ、声の限りに叫んだ。
その声に何人かの男は煩そうに顔をしかめたものの、それ以上の効果を呼ぶことはない。
ライザの身体がゆっくりと下ろされていく。
男のペニスがライザの股間の割れ目に当たるが、いかんせん大きすぎて、簡単には挿入できそうになかった。
どこからか伸びてきた男の手がライザの股間を広げる。
口を広げるように開かれたクレバスの中心にぽっかりと空いた膣口に、亀頭の先端が押し込まれた。
「いぎっ!?やだっ!!やめてえええっっ!!!!」
ライザの身体は少しずつ沈んでいき、亀頭がどんどんとめり込んでいく。
ライザはミチミチと膣口が押し広げられる音が聞こえた気がした。
「あぐっ!!?」
「お、やっぱり処女か」
ペニスの先端に処女膜の抵抗を感じた男が言うと、周囲の男達は盛り上がりを見せた。
ここにいる男達はみな、穢れ無き少女の身体を弄ぶことにこの上ない悦びを感じる者ばかりなのだ。
「よし、一気にいくぞ!!」
男が声を上げると、ライザの身体を支えていた男達が、一転、ライザの身体を思い切り下に押しつけた。
「ひっ!!いや゛あああああああああああああああっ!!!!」
ライザの膣は、男の大きなペニスを根元まで一気に咥えこむ。
当然、処女膜は無残にも引き裂かれ、長大なペニスは子宮口を押し上げるほどにライザの膣を犯しつくしていた。
「あぁ……、私の、初めて……」
ライザは溢れる涙もそのままに、震える声で呟いた。
魔物に奪われることは覚悟していた。それでも魔物と戦わなければならないという信念があった。
だが実際にライザの処女を奪ったのは、魔物ではない、ただの男だ。
なぜこんなことになったのだろう。悲しみよりも、そんな漠然とした疑問だけが頭を埋め尽くしていた。

「あ、うあぁ……」
アスカは全身の震えを抑えることが出来ずにいた。
ライザの壮絶な処女喪失を目の前にして、それがすぐに自分の身にも降りかかるのだと理解してしまっている。
「こっちのガキもとっととヤっちまおうぜ!」
「ひっ!?」
その時は思ったよりも早くやってきた。
誰かが叫んだと思うと、ライザの時よりも素早い挙動で、アスカの小さな割れ目は裂けそうなほどに広げられる。
そして、亀頭が膣口に押し当てられたかと思うと、次の瞬間には身体の奥深くまで一気に貫かれていた。
「ひぎゃあああああああああああああああっっ!!!!」
心構えをする暇すらなく襲いかかった激痛に、アスカは小動物めいた甲高い悲鳴を上げる。
こうして、二人の処女は無情にも散らされた。
これすらも長い陵辱の入り口にすぎないのだと、二人はまだ知らずにいる。
86荒野の魔法少女 第3話10/16:2010/02/05(金) 00:54:22 ID:fd3ZARmU
「あぐうっ、んがっ、ぎひぃっ!!」
「ひゃぐっ!あぎっ、が、ぐげぇっ!!!」
およそ性交によるものとは思えない声ばかりが冷たい地下に響いた。
ライザとアスカの身体は、男のペニスを咥えこまされたまま、勢いよく持ち上げられては、打ち下ろされている。
「くっ、こいつぁ締め付けが強くていいな!」
「ああ、だが、こっちは狭すぎて痛いぐらいだぜ!」
ペニスで少女の身体を蹂躙する男二人は、好き勝手なことを口走る。
「ぎゃううっ!!いだいっ、いだいいいっ!!!!!」
「ぎぅっ!!!うがっ、ぎゃああああっっ!!!」
ライザとアスカは気持ちいいどころではない。明らかにサイズオーバーなペニスを、あまりにも乱雑に挿入されているのだ。
痛みこそあれ、快感なぞ味わえようはずもない。結合部から鈍い水音を立てているのは愛液ではなく血液だ。
破瓜による出血だけでなく、無理にペニスを押し込まれたことによる膣壁や膣口の裂傷からも血が流れていた。
無数の手が少女の肢体を掴む。握りしめ、爪を立て、あるいは愛撫するように揉みしだきながら、全身を上下させてピストンする。
ペニスを挿入する男達も、突き上げるように腰を持ち上げ、より深くまで少女の身体を貫こうとしていた。
ここに集まる男達のペニスはどれも異様なほど大きく、太い。
それはあまりにも暴力的な威力でもって、二人の幼い性器を陵辱していた。
「ひぎっ、あうっ、んぐ、がっ!!!」
ライザはその豊満な乳房を上下にユサユサと揺らしながら、悲痛な叫びをあげている。
何人かの男は、ライザの身体を支える振りをして、その乳房をもぎ取らんばかりに掴んでいた。
「ぎひぃいいっ!!がっ、ぐええぇっっ!!!」
アスカはライザよりも一段と強烈な苦痛に苛まれ、獣のような咆哮をあげている。
ライザは幼いながらも女性として成熟を迎えつつあるが、アスカは第二次性徴を迎える以前の身体付きだ。
当然ながら男の大きなペニスを迎え入れるだけの準備も出来ているはずがない。
ペニスが一突きするたび、子宮が押しつぶされそうなほどに子宮口を押し込まれ、激痛が手足の先まで突き抜けた。
何度も手足を痙攣させ、絶え間ない絶叫の隙に、苦しげに切れ切れの呼吸をつないでいる。
「も、もう、出るぞっ!」
「こっちもだっ!たっぷり味わえよっ!」
男二人の呻きがしたかと思うと、挿入されたペニスの先端から、濃厚な精液が怒涛のように吐き出された。
「い゛やああっ!!ださないでっ!!!中にはださないでっ!!!!」
「はぎゅっ!!?な……っ!!なにか、でてっ!!いぎいいぃっ!!!」
ライザは子宮の中に注ぎ込まれる精液に妊娠の恐怖を感じ、アスカは体内に迸る異物の感覚にただただ戦慄した。
ペニスのサイズと同様に、常人のものを逸脱した量の精液が流れ切るまで、二人の身体は深く沈められたままで動かされない。
「……ぁうっ」
「ぃぎ……がはっ!」
やがて、二人の身体が持ち上げられ、永遠にも感じられたペニスの支配からようやく逃れることができた。
荒く息をつく二人の下では、先ほどまでの男とは別の男が二人、すでに横たわっている。
「ぅ……そ……」
「…………え?」
二人は信じられないものを見るように目を見開き、硬直していた。
「うああああああああああああっっっっ!!」
「ぎがああああああああああっっ!!」
すぐさま、二度目の挿入の苦痛に悶える少女の悲鳴が響くこととなる。

「が……ひいぃっ……」
「げへっ、ひ……ぎあぁ……」
三度目の射精を終えた頃には、二人の心は擦り切れ始めていた。
いつまで経っても快感など微塵も現れはしない。ただ、痛みだけが襲いかかる行為に、身も心も疲れ果てている。
「そろそろ、泣き叫ぶだけなのも飽きてきましたわね」
口元を歪めながら行為を見ていたマリミアがそう口走った。
「アレを連れてきなさい。そろそろ、よがり狂う姿も見てみたいわ」
そう言うと男が二人、部屋の外へ走っていく。
同時に二人はペニスを引き抜かれ、地面に放り出された。
二人は束の間の休息に、必死で呼吸をする。これからも続く責めに耐え続けるために。
87荒野の魔法少女 第3話11/16:2010/02/05(金) 00:54:43 ID:fd3ZARmU
男達に連れられてきたのは、二人の少女だった。
一人はアスカと同じぐらい、もう一人はライザと同じぐらいの年齢に見える。
来る時に見た牢屋に捕えられていたのだろう。他の少女同様、全身が傷だらけでやせ細っていた。
よく見れば、その皮膚には精液がこびり付いて乾燥したものと見られる付着物が沢山見受けられる。
普段この部屋で行われている行為の卑劣さを体現するような姿だった。
「わかってますわね?」
マリミアは二人に話しかけた。
年長の方が先に弱々しく頷いて歩き出し、年少の少女も震えながら後に続く。
「ぅぐ……な、なにを……?」
年長の少女は苦痛でぐったりと横たわるアスカの元に寄ってきた。
年少の少女の方はライザの側にしゃがみ込む。
「ごめんなさい。でも、楽になるから……」
「おねえちゃん、気持ち良くなろ?」
二人はそう言って、アスカとライザの身体に手を伸ばした。
「……んっ」
「やっ!」
胸に触れる柔らかい指にくすぐったさを感じる。
不快感はあるが、膣内への乱暴な挿入の比ではなく、むしろ伝わってくる体温に安らぎすら覚えた。
「な、なん……でぇっ……!?」
アスカは乳首を舌の上で転がすように舐められた時に、不意に感じてしまった快感に戸惑う。
「ん、はぅ……きもち、いいっ……」
少女の顔を胸にうずめられたライザも、同様に悦楽を感じていた。
少女の小さな手が左右から揉みしだく胸から、痺れるような感覚が走ってくる。
「その二人は、性感開発用ですのよ。いつのまにか、催淫魔法まで習得していたようですわ」
「ぃやっ……はぅ、んくっ、ふわあぁ……」
「ん……くぁ、ぁふんっ!!」
アスカとライザは次第に喉から漏れる喘ぎを抑えられなくなっていた。
少女の手はしなやかに、的確に二人の敏感な箇所を責め立てる。
そのテクニックと能力は、この部屋で淫らな行為を強制させられた幾人もの少女を救うために身についたものだった。
まだ性の目覚めもままならない少女ばかりが集められ、屈強な男どもに犯され続けていた。
部屋を埋め尽くす苦悶の叫び。叫び。叫び。
魂を引き裂かれるような苦痛に、何人もが精神を犯され、抜け殻のようになってしまった。
彼女らを救う道はただ一つ。この行為に快を見出すことのみだった。
元来、魔法の才があったのだろうか。ある日、その能力が開花した。
いまアスカとライザを愛撫している二人は、身体から滲む催淫の魔力と優しい手つきで、少女たちに快楽という逃避の道を与えてきたのだ。
「んあああああっっ!!!」
「ふくううっ、あああぁっ!!」
なめらかに指先を繰り、少女らは二人の股間をかき乱す。
血液と精液が混ざりあって穢していたそこには、いまや愛液が押し寄せるように流れ込んでいた。
クチャクチャと音を立てて、膣口に入れた指をかき混ぜる。
「はぅ……やめっ、きもち、よくなっちゃっ!!!」
「ひやっ!そこ、つまんじゃだめええっ!!!」
アスカは激しい快感に瞳を蕩けさせ、ライザはクリトリスを摘まれた鋭い刺激に身を震わせて悶えた。
「もういいですわ。あなたたち、後は暇を持て余している男の相手をしていなさい。それが終わったら、食事をさせてあげましょう」
マリミアの言葉に少女らが動きを止めると、間髪をおかずに男達がその身体を攫っていった。
「やぅっ!!ひぁっ、あく、ひいぃんっ!!!」
「も、もっとっ、優しくしてくださ……いぃ!!!」
アスカとライザの身体に触れることもできずにあぶれていた男達の欲求不満解消の道具として、二人は弄ばれる。
少し離れたところで全身を揉みくちゃにされながら、前戯もろくに与えられずに挿入された二人の声は、男達の体躯にさえぎられてよく聞こえなかった。
88荒野の魔法少女 第3話12/16:2010/02/05(金) 00:55:06 ID:fd3ZARmU
「おーおー、よく濡れてやがるぜ」
男の一人がアスカの片足を持ち上げ、股間を覗き込んで言う。
「や、やめ……っ」
アスカは抵抗しようとするが、足に力を入れようとすると、股間が疼き力が抜けた。
「これなら遠慮はいらねえな」
「ひっ!!!」
一人の男がいきり立ったペニスをアスカの目の前に突き出す。
顔を見ると、それはさっきアスカの中に精を放った男の一人だった。
通常の男性にしては、あまりにも勃起の回復が早すぎる。しかも、ペニスは前回よりもより肥大化しているようにすら見えた。
実は、ここに集められた男達は少女を犯すという役目だけのためにマリミアによって集められた者なのだ。
条件は、ガタイの良さとペニスの大きさ。
地下に籠り切りにはなるが、少女を犯していさえすれば、寝食が保証されるという待遇に、ならず者が群がった。
総勢30名の男達は、全員がマリミアによる精力増強の魔法を受け、その気になれば一日中でも女を犯し続けていられる身体になっている。
「それじゃ、次は俺がいただくぜ」
「俺もだ」
二人の男が、アスカとライザに手をつけた。
アスカは背中を地面につけた状態で、下半身を持ち上げるようにして上からペニスを挿入された。
ライザは反対に、胸を地面で押しつぶされる格好で、バックからの挿入を受ける。
「やっ、やだ……んぐうううううっっ!!!!」
「ひぁああああああああああああああっ!!」
衝撃が二人を駆け抜けた。
少女らの魔力による開発を受けたとはいえ、容量をオーバーしたペニスの挿入は依然として激しい痛みを伴う。
激痛に僅かに遅れて、身体の芯まで貫くような快感が押し寄せてきた。
「あぎぃっ!!!こんなっ!!!こんなのおおおっっ!!!」
「だめっ、はげし……すぎぅっ!!うああああっ!!!!」
痛みと快感が混ざり合った波が螺旋を描くようにして二人の身体と心を侵略していく。
男達はきつい締め付けを保ちながらも滑りの良くなった膣の感触に酔いしれた。
アスカは折り曲げられた下腹部を上からペニスに犯され、子宮を押し潰されてしまいそうになる。
ライザを犯す男は柔らかな太腿を大きな両手でガッシリと掴み、強く手元に引き付けては獰猛な獣のごとくライザに向かって腰を打ちつけた。
「ひぎゅっ、がふっ、あい、が、ぎいぃっ!!」
「かはっ、あぎ……んあああっ!!!」
結合部から飛沫が散る。生々しい水音を立てながら、二人は激しいピストンを受け、全身が痺れる感覚を味わった。
まるで身体が浮遊しているような頼りなさ、心細さが時にどうしようもない恐怖を生む。
津波がすべてを流し去るように、痛みと快楽の衝撃が自我すらも吹き飛ばしてしまうのではないかと錯覚した。
「あひいっ、らめえぇぇっ!!!もう、もうわたしっ!!!」
先に兆候を現したのはライザの方だった。
拘束された手を何度も地面に打ち付けるような仕草をとりながら、迫り来る荒波の予感に襲われている。
「ひぎっ、あああああああああああああああああああっっっっ!!!」
ライザは腕の間に顔を埋め、うずくまるような姿勢で絶頂の波を迎え入れた。
「うぐぅっ、あぁ、ひいいいいいいっっ!!!!!!」
ガチガチを歯を鳴らし、壊れてしまうそうなほど小刻みに振動する。
しばらくそのまま凝固したように動かず、突然、全身が弛緩して四肢がダラリと垂れた。
絶頂の大きな波が静まったところで、子宮口に押し当てられたペニスから精液が迸る。
アスカもそれほど間を開けずに絶頂を迎えようとしていた。
「たすけてっ!!!いやですっ、もう、あんなのはっ!!!!」
アスカは魔物に陵辱された時の絶頂を思い出し、恐怖に駆られる。
今回は魔物の媚薬程の催淫作用を受けていないとはいえ、膣内を犯されることによる絶頂は、クリトリスや乳首の絶頂とは違う。
深い、深い絶頂の気配をアスカは確かに感じていた。
男はアスカの子宮口をグリグリとえぐるように突き回す。そして、上から浴びせかけるように射精した。
「んあっ!?ひやああああああああああああああああっっ!!!!」
突然の射精にとどめを刺され、アスカはついに絶頂を迎える。
細い身体をダンゴムシのように丸く小さく縮めて震え上がった。
「あ、あぁぁ……」
空気が漏れるようにアスカの喉から嗚咽が流れ、アスカは脱力感に任せて倒れ込んだ。
89荒野の魔法少女 第3話13/16:2010/02/05(金) 00:55:28 ID:fd3ZARmU
「まだまだ終わりませんわよ。30人全員が射精するまで続けます」
二人は耳を疑った。正気の沙汰とは思えない。
まだ8人しか射精を迎えていない。あと22人も耐えなければいけないのか……。
「もちろん、一人当たりですからね」
付け加えたマリミアの言葉は、二人を更に絶望の淵に追いやった。
つまり、まだ4人。あと26人ずつの相手をしなければならないのだ。
絶望をじっくりと味わう間もなく、次の男が二人に迫ってきた。
男はアスカの膝裏に腕を回し、太股から背中までを抱き抱える格好でアスカの身体を持ち上げた。
「へへ、俺はこっちを味わわせてもらおうかね」
そう言って男がペニスの狙いを定めたのは、膣よりも後ろの穴だった。
別の男もライザ尻穴を先程と同じ体勢で犯そうとしている。
「え……ええっ!!うそ、なんで……そんなとこ!?」
ライザはアナルセックスという行為を知らなかったため、理解出来ない男の行動に言いようの無い恐怖を覚える。
「や、だ……また、おしりだなんて……」
アスカの方は、完全に魔物に犯された時の記憶がフラッシュバックしていた。
「うあああああああああっっ!!!」
男のペニスがアスカのアナルを貫いた。完全に閉じていた状態からの強引な挿入は菊門に強い負担をかける。
「やだっ、いやあああっ!!うぐっ、あぅんっ!」
アスカは初めての敗北と陵辱の記憶を追体験する。屈辱が、悲しみが、混乱が色鮮やかに蘇り、目の前が真っ赤に染まるようだ。
「へへ、お前の尻ももらってやるよっ!」
「いぎっ!!く、ふあああああっっ!!!」
アスカの泣き叫ぶ声を耳にしながら、ライザも尻にペニスを挿入された。
直腸に入ってくるペニスの凄まじいまでの圧迫感に息が詰まる。
「ひぎっ、んくぁっ!!!こんな……っ、こんなので、かんじ……ちゃってる」
排泄器官に挿入するなどという理解できない行為にすら快感を覚えている自分が、とんでもなく汚らわしいもののように思えた。
尻を突き上げる形で尻穴を犯されている自分は、まるで家畜か何かであるかのように感じる。
もしくは、ただの道具だ。男の性欲を処理するために用いられるだけの、玩具。
「やあぁ……っ、ひぐっ、うああああああっっ!!」
それでいて快楽に身体を震わせている。そんな自分が情けなくて、ライザは溢れる涙を止められそうもない。
アスカに挿入する男は、抱き抱えるアスカの身体全体を上下させる。
「はぐっ、いううぅっ!!うぅ……んぁああああっっ!!!!」
魔物がアスカにしたのよりも乱暴な挿入とピストンで、肛門がめくれ上がるようだ。
水音のしない乾いた性交は痛々しく、アスカの歪んだ顔が余計に惨めに感じられた。
「おぉ、出るぞっ!!」
男が呻く。二度のピストンの後、アスカの直腸内に大量の精液がぶちまけられた。
「いやっ!!きもちわるいっ!!!んぎぅっ!!!」
男は射精後も止まらずピストンを続ける。直腸内に注がれた精液がペニスによって腸壁に塗りたくられていく。
「ああっ!!!やめてえええええっっ!!!」
アスカは泣き叫ぶ。本来は排出機能を担うべき場所に、逆に液体が注がれる違和感は、吐き気すら催した。
「やだっ!!!はうっ、ぐっ、だ、ださないでっ!!おねがいっっ!!!」
ライザは、男のピストンのスピードが増していくのを感じ、それが射精の兆候であることに気がついた。
「やっ、あっ、あああああああああっ!!!」
ライザの願いも虚しく、男は思うがままに精液をライザの中で放つ。
精液は重力に従って、ライザの腸内を逆流していった。
男がペニスを抜くと、ライザの下半身はズルズルと床に崩れ落ちた。
精液が溢れている膣と違って、奥深くに放たれた尻穴の精液は、完全にライザの体内に取り込まれている。
「あぐうっっ!」
一方、男がアスカからペニスを抜いて床に放り投げると、床に落ちた衝撃で数滴の精液が前後の穴から飛び散った。
90荒野の魔法少女 第3話14/16:2010/02/05(金) 00:55:49 ID:fd3ZARmU
5人目の男に尻穴を犯された後、二人は小さな口に太く長いペニスを挿入されていた。
「んごっ、がっ、ごふっ、うべぇっ!!!」
「ひがっ、えげ、お゛ぉっ!!」
手首を拘束する鎖をつかまれ、膝立ちになって男に口での奉仕を強要される。
「おげええっ!!えげえええっ!!!」
アスカは猛烈な嘔気に襲われて咽ぶ。
男のペニスは奥まで頬張るとアスカの喉を奥深くまで塞いでしまう長さだった。
そんなものを、アスカは頭を前後させて必死で奉仕する。呼吸困難を少しでも早く終わらせたい一心だった。
アスカの口を使って男がペニスをしごくたび、アスカの口内のあちこちを亀頭が激しく突く。
そうしてアスカが酷くむせ、咳き込むと、ペニスは僅かながら増大するようだった。
「う゛ええええええっっっっ!!!!」
前触れもなく、亀頭が突然爆発したかのように精液を放った。
「がはっ、ぐぇほっ、ごへええっ!!!」
濃い精液は、アスカの喉に酷くこびりつき、何度咳をしても簡単には剥がれてくれそうにない。
アスカが喉に絡む精液と格闘している頃、ライザは思いもよらない行為に苦しめられていた。
いつの間にか、ライザの口には2本目のペニスが挿入されている。
別の男が割り込んできて、強引に挿入してきたのだ。
結果的に一本一本が奥深くまで挿入されることは無くなったが、亀頭辺りまで挿入された二本のペニスは横に広がった。
「んぐぐぐぐっっ!!!ふぅうううぅ!!!」
ライザの艶やかな唇が横に引き伸ばされ、不細工に顔が歪んでいる。一本、二本と唇に裂傷が走った。
「べえええええええっっ!!!!!」
そんな状態で同時に放出されたペニス二本分の精液は、ライザの喉を埋め尽くす。
粘着質な大量の精液は、うまく吐き出すことも、逆に飲み込むことも困難で、ライザは文字通り息が詰まる思いに苦しんだ。

二人が何とか精液を処理し終えたと思うと、今度は一人に二人ずつの男が襲いかかる。
アスカは細い体を前後からサンドされるような形で、拘束された。
ライザは一人の男に騎乗位で挿入される。
「ふぁああああんっ!!!」
アナルと口を犯された後、少しぶりに膣に挿入されて、ライザは不覚なほどの快感に襲われた。
背骨を駆け抜ける衝撃の後、一気に力が抜け、男の胸に顔を埋めるように倒れ込む
「ひゃうっ!!んはっ、は、あはああぁっっ!!!」
男が腰を突き上げるのにつれて、ライザは甘い声を出してしまった。
このまま、快楽に溺れた方が楽なのかもしれない。そんな考えが一瞬ライザの頭をよぎったとき。
「うあああああああああああっっ!!!!!」
ライザを強い苦しみを伴った快感が襲った。もう一人の男がライザのアナルに挿入したのだ。
全く想像もしていなかった行為に、ライザは取り乱してしまう。
「あ……ぐぁっ!な、なに……?なんな、の……ああああっ!!!!!!」
二つの穴を同時に犯され、ライザにこれまでにない程の感覚が押し寄せてきた。
大きく開かれた口から唾液が跳ねる。舌が下品に飛び出し、小刻みに震えていた。
その視界の隅では、アスカがやはり二本のペニスに同時に犯されている姿が映った。
「あうああああっ!!!やめでっ!!ぬいでええええっっっっ!!!!」
同程度の身長の男ふたりが、立ったままでアスカの膣と尻穴に挿入している。
二人はアスカの胴体を掴み、上下に激しく揺すっていた。
アスカの股間と尻穴の間から、紅い雫が滴っている。
処女を失った証と、無理な尻穴への挿入の結果である裂傷からの出血だった。
「いやああああっ!!!!ああああああああああっ!!!!」
アスカは外見同様、体内も未成熟だ。
そこへ巨大なペニスを二本も同時に挿入することによる負担は計り知れない。
膣壁と腸壁が挟んだ肉壁が両側から押しつぶされる痛みが、果てしないほどの快感を同時に呼び起こす。
「ひぎああああああああああああああああああああああっっ!!!!!!」
アスカは二度目の絶頂を迎えた。
一度目とは比べものにならないほど暴力的で破壊的なそれに、視界が白く飛ぶ。
アスカの悲鳴を聞いて、男二人は同時に射精した。
それはライザの体内に再び精液が流し込まれるのとほぼ同時だった。
91荒野の魔法少女 第3話15/16:2010/02/05(金) 00:56:12 ID:fd3ZARmU
「ひゃ……ひゃひぃぃ、いぐっ、いぐうううっ!!!!!」
「らえっ、もうあえええっ!!!!」
二人はまた絶頂に達した。
アスカは9回目、ライザは7回目の絶頂になる。
「こ、こえれ……にじゅぅ……なな」
「わ、わたひもれす……」
疲労と度重なる絶頂の影響で、もう舌もまともに回らなくなっている。
男達は容赦なく二人を弄んだ。
基本的には、膣と尻穴の二穴刺しを常として行為は行われてきた。
ただ、時折どうしても一人で犯したいと主張する者もいた。
二穴刺しでは、どうしても体位が限られてくる。特殊な体位を希望する者が主にそれだった。
彼らはアスカにバックから挿入し、両腕を掴んで胸を反らせたり、立ったままライザに挿入し、逆さ吊りに近い状態でピストンを行った。
いまや二人の前後の穴からは止めどなく精液が流れ出ている。ところどころ、血の赤が滲んでいた。
精液を身体に浴びせかけた者も少なからずおり、髪から手足の先まで、身体の各所が精液で彩られている。
二人は27回という嘘のような回数の射精を耐え続け、残りは3回というところまでようやくたどり着いた。
「じゃあ、一気にやっちまうか」
一人の男が呟いたことが何を意味するのか、二人とも頭が回らず理解できない。
残りは3人。二穴刺しをしても、一人残ってしまうではないか。
ありえない、という思い込みで、膣、尻穴と同時に口までも塞がれてしまうということに考えが至らなかった。
「あげがあああああっっ!!!!!」
「ごへっ、んがあああああああっっ!!!」
アスカはうつ伏せ、ライザは仰向けの状態で三穴刺しを強行された。
一人が床に寝転んで膣に挿入し、もう一人は後ろ側から尻穴に挿入している。
アスカは顔を前に向かされて正面から喉を塞がれ、ライザは腹の上に腰掛けられ、長いペニスを乳房で挟みながら、口で奉仕させられていた。
口を塞がれたのはまだこれで二度目だった。少しの間忘れていた息苦しさの恐怖が一気に蘇る。
三人の行為は強烈だった。全身を波打たせるようにして、深く抉るようにピストンをする。
喉を塞ぐ二人は、息継ぎをする余裕を与えなかった。激しい運動で酸素が消費され、頭の中が白んでいく。
「ぼげっ、ひぎぃ、ひゃぎゃああああああああああああああああああああっっ!!!」
「ぐむぁあっ、おがっ、が、が、がああああああああああああああああああああっっ!!!!!!」
二人ともが死を意識した時、男達は同時に射精に至り、アスカとライザは本当に死んでしまうかと思うほどの昇天を味わった。
「けへっ……ぼご……」
「かひゅー、ひきゅー」
アスカは口から泡だった精液をボコボコと吐き出し、ライザは苦しげな空気を換気することで精一杯だった。
「これで30人、ですわね……」
マリミアは恍惚の表情で二人が倒れる側まで歩いてきた。
「ぁ……、やっと、おわ、り……」
アスカは震える手を伸ばしてマリミアの足首を掴もうとした。しかし握力がなく、触れる程度に留まる。
マリミアは極上の笑みを浮かべてアスカの顔を見つめる。
「……いいえ」
そう言って、アスカの手を蹴り飛ばした。
「え……」
ライザは頭が真っ白になった。マリミアは何を言っているのだろう。
「わたくし、正確に申しませんでしたわね。全員が“膣内で”射精するまで、でしたの」
二人の表情が凍りつく。男達はみな、静かにニヤついていた。
「まさか、アナルセックスやオーラルセックスまで行うとは思いませんでしたから。ということで、現在の膣内射精の回数は14回ですのよ」
「う、うそ……でしょ?」
ライザは弱々しく問いただす。
「まぁ、アナルや口内での射精を無駄にするのもかわいそうですわね……」
マリミアはわざとらしく言い、頬に手を当てて首をかしげた。
「ですから、膣内、アナル、口内で各一回ずつ射精したら終了、に変更いたしましょう」
そう言い放った時のマリミアの笑顔は、正しく悪魔のそれだったと言える。
「それでは、がんばってくださいませ」
マリミアは元の位置に戻り、椅子に腰掛ける。
「ぁ……え……?」
「…………」
二人とも言葉が無い。
マリミアはなんと言った?三箇所で各一回ずつ、もちろん一人に付き、だ。
男達は30人。3箇所をかけると90回。これまでの射精回数はようやく30回。
「うああああっ……」
アスカが絶望の咆哮を上げようとした瞬間、口はペニスで塞がれた。延長線の始まりだ。
92荒野の魔法少女 第3話16/16:2010/02/05(金) 00:57:22 ID:fd3ZARmU
それでも、90回という果てしない回数の射精を耐えぬいた二人の生命力は驚異的だった。
もちろんそれは彼女らが魔法少女であるからだ。
魔法少女であるから、地獄のような陵辱でも死ぬことができない。魔法少女にはありふれた悲劇だ。
「おにゃがい……もぅ、イってぇ……」
アスカは再び二穴刺しをされながら、力なく呟いた。
射精回数をカウントすることだけを考え、無心で行為を耐え抜く。
だが、行為はより巧妙で悪質なものへと変化していた。
90回のカウントは、膣、アナル、口の3箇所における射精回数だ。
その他の場所ではカウントされず、同一箇所で重複のカウントも許されない。
だから、同じ男が何度も膣で、あるいはアナルで、口で、射精を繰り返した。
また、該当箇所以外の部位を使った射精も多岐にわたった。
ペニスを秘所に擦りつけたり、手でしごかせたり、腋に挟ませたり、挙句は髪の毛ですら利用した。
「ゆるひて……しんじゃぅ……」
ライザは散々胸を蹂躙された。胸でペニスをしごいたり、胸にペニスを押し付けたり。
ライザの胸を汚した射精の回数は、それだけで30回を超えていただろう。
今度こそ最後の3人が三穴刺しで二人を犯している時、総射精回数は300回以上になっていた。
ただの男達にそれほどまでの精力と体力を持たせたマリミアの魔力も驚異的だったと言える。
エルードのネイティブな魔法使いとしてはエリート中のエリートのはずだ。
「……ごべっ……」
「………………」
最後の射精が終了した時、二人はもう殆ど反応を示していなかった。
アスカもライザも、全身が隈なく精液に包まれている。
二人の身体はマリミアの前に投げ出された。倒れるときに精液が無数の飛沫を散らす。
「お疲れさまでしたね。明日もおおよそ同じようなことをしますわ。明後日は、もっと凄いことが待っていますから、お楽しみに」
それだけ言って、マリミアは部屋を出て行った。
投げかけられた言葉が二人の耳に届いていなかったのは、幸か不幸か。
日の沈んだ時刻の地下室は酷く冷え込み、二人の身体を凍てつかせた。

第3話 / END
93杏の人:2010/02/05(金) 01:18:58 ID:u5Uf7V+r
なぜかPCから書き込めなくなった…。
本編は貼り終えててよかったです。

もしかしたらバグって複数投稿になってるかも?
そうだったらすみません。

さて、以上になります。
いい加減、表現もマンネリ化してきた気がします。今更かw
今回、凌辱シーンが長くなっております。
あんまり長くなりすぎると、それはそれで厄介かなぁと思う次第。
シンプルに、必要充分条件を丁度満たすような分量・文章が理想なのですかねぇ。

ともあれ、今回も読んで頂ければ光栄です。
次回は荒野の魔法少女 第4話になります。
それでは、またお会いしましょう。
94名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 02:18:38 ID:F8h/Dank
投下GJ!
今回はなんかいつもよりこってりとしたエロさのある話な印象を受けたな
化け物の巨大ペニスでの腹ボコで一気に破壊も良いけど、人間相手の輪姦でじわじわ消耗ってのもまた良し

しかし
>魔法少女であるから、地獄のような陵辱でも死ぬことができない。魔法少女にはありふれた悲劇だ。
って下りが、このスレ界隈の歪んだ常識を表していてワロタ
95名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 03:59:27 ID:tWBmoc9Y
>>93
いやもう、必要充分とは言わずいっぱいあってむしろ嬉しいです。
読んでる最中、もう14にきたよ、読みきる前に楽しまなきゃともったいない気持ちでいっぱいでした。
凌辱シーンは屈強な男達の三分の一にも満たない体重と薄い体躯の少女が
立ったままサンドイッチされてるシーンとか凄い好き。三穴も好きです。
触手による孕ませとか産卵とも違う肉棒による欲望を少女にぶつけて
射精のためだけに少女を使うのがとてもいい。悲鳴とか読むだけでグッとくるものがありますね。

俺自身この路線でいいと思うんですが表現がマンネリ化してると感じてるのだったら
凌辱の行為一つずつをピックアップして描写するのはどうでしょうか。
杏の人特有の凌辱盛り合わせジェットコースター感は減るかもしれませんし
時間がかかって面倒なうえ行為一つを重視するのやりにくいかもしれませんが。

色々言ってなんですが、エロの方向性が好きすぎるのて何がきても丸呑みしますー
96名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 13:50:30 ID:xOqlHJ88
守るべき人間から輪姦されるってのはいいねぇ
これからのエロ責め苦に期待 もっともっと犯して
97名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 17:39:35 ID:BxFkcsmI
へへっ人間もまだまだ捨てたもんじゃねぇな(三人で犯しながら)
98名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 02:19:50 ID:b+HnG5Cd
これが「第3話 BAD END」ではなく、ただの「第3話」な辺りがすげぇ。
ここからどう続くのか激しく期待せざるを得ない。
99名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 23:40:49 ID:ZnbhXxtN
明日は同じことで明後日はもっと凄いことってのが気になるな。
エロ的には輪姦もいいが、凄いことは凌殺直前ぐらいまでやっちゃうんだろうか。
ハードで苦しませつつも犯すやり方に期待。
100名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 11:01:47 ID:+O6lucuo
各組織代表が青汁やサプリメントのCM出演
101名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 14:05:21 ID:bvGGY1Jh
オマエらよくこんな非道な話を楽しめるな(棒読み)
10歳の少女の初体験が30人で大輪姦とか・・
一生心に傷が残るだろ!!かわいそうすぎてとても読めないよ(棒読み)
しかも、1人当り150発射精してぼろぼろになるまで犯しまくるなんて・・・
興奮しすぎてちんぽが収まらないだろ!!

作者さん乙です。
102名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 17:02:50 ID:afobnXEM
初体験で大輪姦という響きがいい
けど一人辺り150は無理だろ
103名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 18:11:46 ID:dtoBK2Fe
>>102
その無理なところを強引に犯ってしまうのがいいんじゃないか。
もう気を失ってぐったりしてるのに、頬を叩かれ起こされて
痛みすら感じなくなった前後の穴に男たちの欲望を受け止めるという……。
104名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 18:41:59 ID:zgkhqpPb
>>102
それが、魔法少女の肉体強化って奴なんだろう
てか、その設定忘れてただろw
105名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 20:51:23 ID:BX4AT8Jq
魔法少女の再生能力って処女膜は再生しないのかな?
してれば150回処女喪失を経験できるのに。
106名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 21:02:47 ID:72qpu686
処女幕って俺らが思ってるようなもんじゃないってどっかで聞いたことあるな
107名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 21:10:58 ID:dtoBK2Fe
んでも、膣道を狭めてるひだ状のものだから、
ここを強引に押し通してチンコ通せば破れるし痛いわけで

でも、なかなか傷がつかないのならともかく、傷がついたそばから再生してく魔法少女は嫌なので
やっぱり処女は一回限りが良いと思ったり
108名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 02:23:26 ID:Xz/zE2si
同人ゲーの魔法少女BADEND集とかやってるとすぐ魔法少女がいっちゃってしまうのがやだな。
まあイクのはいいとしても苦痛が足りないというか犯してる感があんま強くない。
つーか二次ドリとかでも思うが凌辱なのにすぐ感じてしまって和姦っぽくなるのがあわねえ。
なんで苦しませて絶望を啜られて欲情を吐き捨てるだけの道具にしてしまわないのか……

まあ一般的にはこのスレはハードなんだろうけれどここぐらいじゃないと楽しめないぜ。グロとか捕食まで行くと別属性だし
109名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 11:53:03 ID:q10C/DT1
このスレに来てから日が浅いので、前に同じようなネタあったかもしれないが
なんかポケット魔法少女なんてネタ思い付いた

魔族が開発したガールボールで次々と捕獲される魔法少女達
魔族達はその魔法少女達を戦わせて楽しんでいた
魔法少女達も、捕獲されたとはいえ、ほとんどの者が反抗の意思を持っているのだが、
大半の魔族がバッジ8個揃えてるためにどんなに嫌でも魔族の命令に従わざるを得ない
更に中には捕えた魔法少女の体質や身体的特徴を変える『発情ボール』『敏感ボール』などが次々と開発されて‥‥‥

とここまで考えた
110名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 12:18:37 ID:jH01Z0b3
>>66
御三方はまだいいですよ…私なんか名前すら…そも、名前も数話前まで呼ばれる事すら…
111魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:38:54 ID:B+0c0XG4
魔法少女ユキ、第三話が出来たので投下します。
相変わらず長い上、全体におけるエロの比率が低いです。
エロシーンは今回は快楽寄り、後半にはふたなり展開もあるのでご注意ください。
112魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:39:39 ID:B+0c0XG4
始業前のざわついた教室。
私はシオリちゃんと、彼女が先週図書室で選んでくれた小説の感想について話していた。
「面白かった……っていうか、凄かったよ。短編だったし一気に読んじゃった」
「でしょう、ユキちゃん?まあ、終わり方は少し唐突すぎると想うけど」
「島を丸ごと作りかえるなんて……ちょっと思いつかないよ」
「でも、あの作家さんの作品って当たり外れも多いのよね……」
クラスのみんなもワイワイガヤガヤと授業が始まるまでの僅かな時間を思い思いに過ごしていた。
いつもと全く変わらない、朝の学校の風景。
だから、その時の私は思いもしなかった。
あの子が、あんな形で、私の前にもう一度姿を現すなんて……。
「はい、みなさん、おはようございます」
始業のチャイムが校舎に鳴り響くのと同時に、ガラガラと勢い良く扉を開けて私たちの担任教師、見原先生が教室に入ってきた。
だけど、いつも通りの柔和な笑顔を浮かべた先生の後ろから、もう一人私達と同じ制服に身を包んだ女の子が現れたその瞬間、教室の空気が変わった。
その子は美しかった。
シャンと伸ばされた背筋、水晶のように透き通った瞳、美術品のように端整に整った顔、窓から差し込む朝日を受けて輝く艶やかな黒髪。
そういった外見的要素だけではなくて、身にまとうオーラのようなものが彼女を教室の他のどの生徒とも違う存在にしていた。
そして、私は彼女の姿をよく知っていた。
顔を合わせたのは一度きり、だけど忘れられる筈が無い。
モンスターに破壊され惨憺たる有様を見せていた街の中で、月の光を浴びた彼女は周囲を隔絶する絶対的な美しさを放っていた。
「………あなたは?」
向こうも私の事を覚えていたのか、ちらりと私の方に視線を向けてきた。
全身が硬直するような緊張感。
隣の席のシオリちゃんまでが何故かビクンと小さく全身を震わせていた。
「ええっと、自己紹介、お願いできるかな?」
「はい」
見原先生の言葉を受けて、彼女は一歩前に進み出て、自己紹介の挨拶をした。
「新しくこの中学に転校してきました。朝霧キョウカです」
静かに、だけど耳にした誰もの心に響くその声は、あの時私が聞いたのとおなじもの。
「よろしくおねがいします」
彼女がぺこりと頭を下げてから数秒ほどの間、クラスの誰もが呆然として身動きひとつできなかった。
やがて、ハッと正気に戻った誰かが拍手を始めて、みんなもおずおずとそれに続いて、教室はどこか乾いた拍手に包まれた。
「それじゃあ、朝霧さんはとりあえず、こっちの窓際の列の一番後ろ、あの席に座ってちょうだい」
「わかりました」
教室の中の異様な雰囲気に一人気付いていない見原先生に指示されて、朝霧さんはその席に向かった。
その途中、朝霧さんと同じ窓際の席に座る私の横を彼女が通り過ぎるとき、私は思わず横を向いて彼女の姿を見上げてしまった。
「…………」
「…………」
朝霧さんの怜悧な眼差しと、私の視線が交差する。
一瞬、時間が止まったような感覚を覚えた。
一かけらのゆらぎも、感情も読み取れないその視線を浴びて、私は心臓を鷲掴みにされたような息苦しさを感じていた。
この人は一体何者なのだろう?
一体、その瞳の奥にどんな秘密を隠し持っているのだろう?
その瞳は何も答える事なく、やがて、私を取り残して列の後ろの方へ歩き去っていった。
113魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:40:20 ID:B+0c0XG4
放課後の武道館、俺は剣道部の稽古に一心不乱に打ち込み、汗を流していた。
足の踏み込みの一歩に、竹刀を構えた腕の一振りに、己の全神経を集中させる。
現在、俺が取り組んでいるのは円陣稽古という勝ち抜き戦形式の練習、ぐるりと輪になった部員達が中心に立つ一人に次々と挑んでゆく。
そして、今その真ん中の一人になっているのは俺だ。
次の相手が円のどこからやって来るかはランダムで、気を抜けば強豪ぞろいのウチの先輩達にあっと言う間に叩きのめされてしまう。
鋭く打ち込まれる一撃を受けて、流して、逆に打ち込んで、息を吐く暇も与えずにやって来る対戦相手を必死の思いで倒す。
「最近、ずいぶんと腕を上げたと思ったが、今日は一段と凄まじい気合だな、タケシ」
「円(まどか)先輩……」
円アキラ、我が校剣道部の現部長であり、うちの部では最強のエースでもある。
円先輩の圧倒的な実力は俺だけでなく、部員全員の憧れと言ってもいいだろう。
2年になってからようやく何とか勝負できるようになったが、未だに俺が先輩に一本たりとて打ち込めた事はない。
「タケシがそれだけの気迫で練習に臨んでるんだから、俺もそれに応えるのが礼儀だろうな」
異世界からの怪物との数度に渡る戦いを経ても追いつけずにいた先輩が、今、全力で俺に向かって来ようとしていた。
否応なく高まる緊張。
円陣からゆっくりと進み出てきた先輩と、俺はにじっとにらみ合う。
トンッ!
驚くほどに軽い音。
ふわり、と重力をまるで感じさせない軽さで円先輩は一気に俺との距離を詰める。
そして、一瞬の隙も与えず、鋭く重い一撃が打ち込まれる。
「く……っ!」
最初の一撃を何とか受け止めた俺に追い討ちをかけるように、先輩は次々と激しい打ち込みをしかけてくる。
面。篭手。胴。息をつく暇も無い乱撃はその実、全てがこちらの隙を突いた無駄のない攻撃だ。
その上、一撃ごとの威力が半端じゃない。
俺が一年だった頃、その当時の部長と円先輩の打ち合いに耐え切れず竹刀がバラバラになったのを見た事がある。
受け止めるたびに、手首が、肩が軋む。
激しい攻撃の波にすっかり呑まれた俺は、防戦一方で先輩の打ち込みを防ぐ事しか出来ない。
(これじゃあ…今回も……)
俺の頭の中にふっとよぎる諦め。
だけど、俺は思い出した。
ユキを守りきれず膝を屈したあの夜の出来事を。
そして、手負いの状態だったとはいえ、いとも簡単にモンスターを倒してしまった、ユキと同じ魔力をまとった少女の事を。
次の瞬間、俺の腹の底からふつふつと煮えたぎる、激しい感情がこみ上げてくる。
(何が『今回も』だ……そんなだから、俺は……!!)
それは、自分自身に対する強い怒りだった。
その怒りが諦めに傾きかけていた俺の心を立て直す。
防戦一方の打ち合いの中から、なんとか自分の呼吸を、リズムを作り出そうと集中を高める。
そして、先輩の篭手への一撃を捌いた直後、生まれた刹那の空白に俺は全てをかけて踏み出した。
「こぉのぉおおおおおおおおおっっっ!!!!」
先輩の竹刀が作り出す不可侵の空間、そこに出来た僅かな隙間にねじこむように俺は一直線に竹刀を叩き込んだ。
パァ―――――ンッッッ!!!!
と、何かが弾ける様な音が武道館の天井に響き渡った。
そして……
「参ったな……」
俺に面の一撃を叩き込まれた円先輩は、苦笑しながら円陣の自分の位置へと戻っていった。
「おおっ!ついにやったな、山門っ!!」
「すげ……」
「タケシぃ、かっこ良かったぞぉ!!」
この部に入って一年と数ヶ月、他のみんなにとっても絶対的な存在だった円先輩から俺が一本取った事に部員のみんなが声を上げた。
まだ稽古中だという事も忘れて歓声を上げるみんなの顔を見ながら、俺もしばしこの達成感に浸っていた。
だけど、そこに隙間風のように再びあの戦いでの記憶が入り込んでくる。
(まだだ…まだ足りない…こんなのじゃ、全然足りないんだ……)
急速に冷え切っていく俺の心。
今日ばかりは汗の臭いの染み付いたこの面が自分の顔を隠してくれる事を感謝した。
114魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:40:57 ID:B+0c0XG4
数日前、またも異世界から送り込まれてきたモンスターとの戦いで、ユキと俺はとんでもない窮地に立たされた。
ボロボロの状態で放った最後の一手もモンスターを倒すには至らず、俺が死を覚悟したとき、その少女は唐突に現れた。
彼女が携えた光の刃による斬撃はただの一振りで巨大なモンスターにとどめを刺してしまった。
俺はあまりに衝撃的なその光景を呆然と眺めている事しかできなかった。
全てが終わった後、謎の少女は朝霧キョウカという自分の名前だけを告げて俺達の前から消えた。
それから、俺とユキは、モンスターの分離体のひとつを倒して駆けつけてくれた応天門さんによる手当てを受けた。
あの日以来、俺の頭の中では、朝霧キョウカの振るった圧倒的な力、その記憶が何度となく再生されている。
(あんな力が俺にもあれば、ユキを守る事が出来たのに……)
未だに瞼の裏に焼きついている、全身傷だらけで無残に横たわるユキの姿。
あと一歩遅ければ、間違いなく妹は命を失っていた。
(全部、俺が弱いせいだ……)
以前、俺はユキの前で誓った。
ユキがこの世界を守るために戦うなら、俺はユキを守るために戦う、と。
だけど、現実はこの有様だ。
あの日からずっと、俺の頭の中にたった一つの言葉がこだましている。
力が欲しい。
力が欲しい。
力が欲しい……。
あの化け物どもからユキを守り通せるだけの、
朝霧キョウカと名乗る少女が使ったのと同じような圧倒的で破壊的な力が欲しい。
そうすればもう、ユキをあんな目に遭わせる事なんて………。
………もちろん、それは願っても仕方がない事だと理解している。
例えば、円先輩。今日の練習で初めて先輩に勝つ事が出来たけど、当然ながら先輩の実力は俺よりまだまだ遥か高い所にある。
今日の一本は俺がこれまで見につけてきた力を総ざらいでぶつけて、ようやく届いた一本に過ぎない。
先輩とはこれまで打ち込んできた練習の量も、才能も、何もかもが違いすぎる。
先輩の実力はその全ての積み重ねの上にある。
あの強さをコンスタントに発揮できるだけの力は、当然ながら俺にはまだ無い。
例の少女にしたところで同じ事。
あの力を手にするまでに、彼女がどれだけの修練を重ねた事だろう。
それに引き比べて、ただその力のみを訳も分からず欲しがる俺の心根の弱さときたらどうだ!
(…情けない……)
俺が今考えるべきは、俺に出来る範囲の事でどれだけユキを助けてやれるか、それだけの筈だ。
小さな子供のように、『力が欲しい』と泣き喚き駄々をこねる事ではない。
こんな事で迷ったってどうにもならない。
今は他の何よりも、ただユキの力となる事だけを考えるべきなのに……。
俺の頭の中にフラッシュバックする傷ついたユキの姿。
今度はあんなものでは済まないかもしれない。
だけど、今の俺の頭の中は、ちっぽけでつまらない悩みに支配されて……。
(畜生っ!!……情けないぞ、俺っ!!!)
心も力も、まるで弱い自分自身。
それが悔しくて、腹立たしくて、俯いたままの俺は自分の爪が食い込みそうになるまで、ギリギリと右の拳を握り締めていた。
115魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:41:32 ID:B+0c0XG4
そんな悩みを抱えたまま帰宅し、夕食を終えた俺が自分の机で、またまた同じような事を頭の中で繰り返していると、
ちょうど入浴を終えたユキが部屋に戻って来た。
「あの、お兄ちゃん……ちょっと聞いてもらいたい事があるの…」
「ん、何だ?」
ユキに声を掛けられた俺は、さっきまでのしかめっ面を悟られぬよう、なるだけ笑顔を取り繕って顔を上げた。
幸いユキは何も感付いた様子はなく、俺の傍まで自分の椅子を引っ張ってきて、そこに座った。
それから、ユキが話した今日の学校での出来事は、俺を驚かせるのには十分な威力を持っていた。
「あの娘が?自分を退魔師だとか言ってたあの娘が、同じ学校の、それもよりによってユキのクラスに?」
「うん。向こうも私を見つけて少し驚いてたみたいだから、偶然だとは思うけど………」
俺がまず心配したのはユキの顔が知られてしまった事だった。
ユキと同じ魔力を持つあの少女には、いつも使っている記憶操作の魔法は通じない。
彼女一人で行動してるならいいが、バックに仲間がいるならそれこそアウトだ。
ユキや、ユキの使う魔法について向こうがどれだけ理解しているかは分からないが、
突如この街に現れたユキの存在を警戒するだろう事は目に見えている。
「そもそも、どうして私と同じ魔法が使えるのか、そこからして謎だし………」
当初、この世界に魔法は存在しないと考えたユキだったが、その後色々と調べる内に考えを改めたらしい。
こっちの世界にも魔法に類するような不思議な力を使う者達や、常識を越える魔物は存在する。
例えば、この間、俺のピンチを救ってくれた応天門さんは自らを陰陽師と名乗っていた。
その他にも、モンスターと戦う禿頭の大男の目撃情報があったらしい。
ただ、彼らの存在はユキ達の世界のように公になるようなものではなかった。
彼らは歴史の影に隠れて、自らの技術を研鑽し、ときに魔物達とも戦っていたのだろう。
だけど、あの少女はその中でも異質な存在だった。
青いワンピースに魔術的文様を描く白のライン、肩になびく同じく青のマントには銀留め飾り。
同色のニーハイブーツと長手袋、胸には魔力制御用の赤い宝石。
細部の意匠はかなり違ったが、全体のシルエットはユキのコスチュームとほぼ同じ。
それはユキ達の世界の長い歴史の中で作り上げられた、女性魔法使いの戦闘服の基本形の一つ。
その体から立ち昇る魔力もまたユキとほぼ同質のものだった。
さらに、退魔師・朝霧キョウカの使う力はユキの元いた世界の魔法技術とほとんど同じものだという。
「それに、あの子が持ってた光の剣、あれと全く同じものをヘヴンズフィルドの王立博物館で見た事があるの……」
ユキが目にしたのは三百年ほど前、まだ魔法使いが自らの魔力で全ての装備を作り上げる技術を持っていなかった頃、
魔法使いを補助する戦闘用の魔術道具として製作されたものだという。
一度破損するとその場で修復するのが困難であるためユキと同クラスの魔法使い『閃光の十二騎士』達は使用していなかったが、
それより下のランクの一般的な魔法使いの多くは、その扱いやすさから同じような杖を使用するという。
「私が博物館で見たのは、その当時の最高の魔法使いのために用意された業物……だけど、どうしてそんなものがこっちの世界に……」
ユキ達の世界と俺達の世界は『禍の宝珠』に封じられていた邪神の超魔力の爆発をもってしても、
一瞬ばかり繋ぐのがやっとの分厚い時空の壁に阻まれている。
現在、敵がこっちの世界にモンスターを送り込めるのは、そのとき時空に残された傷痕を利用しているからである。
それでも、今までに敵が時空の扉を開いたのはこれまで僅かに五回ほど。
邪神復活の鍵となる『禍の宝珠』を奪われた彼らは全力でそれを取り戻そうとしている筈だが、
彼らの強大な魔力を以ってしてもそれが限界なのだ。
唯一、その邪神の力を以ってすれば、巨大な時空の穴を開くことも可能なはずだが、
ユキ曰く、邪神が封印されたのは今からおよそ二千年前、ほとんど神話の世界の話である。
そして、ユキ達の世界のその後の歴史の中で、そこまで巨大な魔力を持った魔法使いや魔物が存在したという記録もない。
三百年前の魔法の武具や、現在ユキが使っているのとほとんど変わらない魔術の体系がこっちの世界に流れ込んでくる筈はないのだ。
「一体、何なのかな、あの子?」
「ううん……」
時空の壁とおよそ1700年ものタイムラグ、このアリバイトリックにはどんな名探偵でもお手上げだろう。
俺とユキは顔を付き合わせたまま、深く首を傾げて解けない謎に頭を抱えるばかりだった。
116魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:42:12 ID:B+0c0XG4
謎の魔法使い朝霧キョウカさんについて延々悩み続けた私とお兄ちゃんだったけど、結局何と言う結論も出なかった。
その後、お兄ちゃんはお風呂に入るため一階に降りて、今この部屋にいるのは私一人だ。
実は今の私にはもう一つ、さっきは話さなかった悩みがあった。
「…お兄ちゃん…大丈夫かな……?」
さっき私が部屋に入ったとき、お兄ちゃんは俯いて随分と暗い顔をしていた。
口に出さなくても理由は分かる。
この間の戦いの事だ。
あの時、もし朝霧さんが来なかったら、確実に私達はやられていた。
お兄ちゃんはたぶんその事に責任を感じてるんじゃないかと思う。
戦いに巻き込んでしまったのはこっちの方なのに、私を守れなかったって、自分の事を責めてるんだろう。
その気持ち、少しだけ分かる。
私が魔法使いとして戦い始めた頃にも同じような出来事に出会ったことがあるから。
今の私がお兄ちゃんにしてあげられる事は何も無い。
こういう悩みに決着を付けられるのは、悩んでいる本人だけだ。
ただ、悩み続けるお兄ちゃんの背中を少し押してあげる事ぐらいなら出来るかもしれない。
さっき、お兄ちゃんに相談を持ちかけたのは、お兄ちゃんの気を多少なりと紛らす為、
そして、私と一つの問題を一緒になって考える事で、お兄ちゃんは一人きりじゃないんだと分かってもらう為だった。
「最初に私の心を救ってくれたのはお兄ちゃんだもの。今度は私が……」
お兄ちゃんが悩んでるだろう、この間の戦いだって、お兄ちゃんがあそこで助けに来てくれなければ、
私は怪植物の種に体と心を乗っ取られて、意思のないただの人形になってしまう筈だった。
だから、私はただ願う。
お兄ちゃんに思い出してほしい。
この世界でひとりぼっちの私を支え続けてくれたのは、一体誰なのかを……。

翌日、学校。
朝霧さんは教室の一番後ろの席で一人頬杖をついて静かに授業を受けていた。
彼女の振り撒く周囲を隔絶した雰囲気のせいか、クラスの誰一人として話しかけようとする人はいなかった。
私もちらちらと彼女の様子を窺っていたけれど、孤独に慣れ切ったその姿は朝霧さんが
今までずっと同じような一人ぼっちの生活をしていたのではないかと容易に推測させた。
そして、昼休憩を控えた四時限目の体育の最中、彼女はついに行動を起こした。
今日の授業のバスケットボールを終えてクラスの女子全員が整列しようとしていたその時、朝霧さんが私に話しかけてきたのだ。
「昼休憩、屋上まで来てくれる?」
いつかは来ると思っていた朝霧さんからのアプローチ。
私は覚悟を決めて肯いた。
屋上は鍵がかかって侵入禁止になっている筈だけど、たぶん、その辺りの準備もぬかりはないのだろう。
チャイムが鳴り授業が終わる。
「シオリちゃん、ちょっと、先に言ってるね……」
「えっ?どしたの、ユキちゃん?」
急いで着替えを終えた私と朝霧さんは女子更衣室を並んで出て行く。
昼休憩に入って一気に騒がしくなった校舎の中を、私達は言葉も交わさずにただ歩いてゆく。
階段を上り詰め、屋上への出入り口まで来たところで朝霧さんは懐から何かペンダントのようなものを取り出した。
よく見るとそのペンダントの飾りは彼女の魔法の剣と同じ形をしている。
どうやら、通常時にはそうやって縮小された状態で携帯しているらしい。
朝霧さんは魔法の剣を右手で握り、左手を出入り口のドアにかざす。
すると、彼女の手の平の前に光で編まれた魔方陣が出現した。
見慣れたヘヴンズフィルドの文字とこっちの世界の漢字の入り混じった奇怪なその魔方陣を、私はただただ驚きの気持ちで見つめる。
「開きなさい……」
そして、朝霧さんが静かに呟いたその言葉と一緒に、屋上出入り口を閉ざしていた三つの鍵
ドアノブに巻き付けられた錠前ふたつと、ドア自体に仕掛けられた鍵が一斉に解錠された。
「来て……」
そして、私は朝霧さんに促されるまま穏やかな日差しの降り注ぐ、校舎の屋上へと足を踏み入れた。
117魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:43:35 ID:B+0c0XG4
「ずっと、私の事を見てたわね……」
「あ、う、ごめんなさい…」
「いいのよ。こっちだって、いずれは確かめなきゃならないって、そう思ってたんだから……」
ざわめく昼休憩の学校の中、私と朝霧さんだけが他の生徒や先生達からは絶対に見えないこの屋上の真ん中で向き合っていた。
「朝霧さんの…その力は一体何なんですか?」
「あの時言ったでしょ?私は退魔師。先祖代々伝わる退魔の力で闇から迫る魔物を退けるのが生業…
…ただ、ウチの家系の場合は少し特殊な事情があるけど……」
それから朝霧さんは魔法の剣をその手でぎゅっと握り締めながら、話を続けた。
「家伝に曰く、今から三百年ほど前、突如としてこの地方に現れた魔物を、私の先祖が退治に向かった。
だけど、長い長い私達の一族の歴史の中でも出会ったことの無いその奇怪な魔物の力に翻弄され、敗北寸前にまで追い込まれてしまった」
その時、朝霧さんの先祖の退魔師を助けたのが、魔法の剣を携え見慣れない衣服を身にまとった傷だらけの少女だったという。
そして対魔師とその少女は協力して戦い、ついに魔物を倒す事に成功した。
朝霧さんの先祖とその家族は行く宛てのない少女を最大限の礼を以ってもてなし、
やがて対魔師と少女は結ばれ朝霧の一族はさらなる力を手に入れる事となった。
それが少女の伝えた独自の魔術体系と、『龍牙刀』と名付けられた魔法の剣だったという。
「この力が一体どこで生まれたものなのか、古文書にはそれ以上の事は伝わっていなかった。
だけど、あの夜、私と同じ力を使うあなたが目の前に現れた………」
朝霧さんの手の中で龍牙刀が光を放つ。
たちまちそれは魔力を帯びた両刃の短剣へと姿を変える。
そして、その切っ先を私に突きつけながら、朝霧さんは言った。
「今度はこちらが尋ねる番……あなたは一体何者?」
私を真っ直ぐ睨みつける朝霧さんの瞳に浮かんでいるのは、明らかな警戒と疑いの色だ。
「私の一族が龍牙刀を手に入れてからこれまで、これと同じ力を持つ者と出会う事はなかった。
それが、今になって突然あなたが現れた。それもこの街に魔物が出現し始めたのと全くの同時期に……」
「それは……」
私は朝霧さんの問いかけに言葉を詰まらせた。
彼女の言葉は、この街に現れるモンスターとの私とお兄ちゃんの戦いを追って行けば、誰もがたどりつく疑問だ。
モンスター襲撃の裏で糸を引いているのは他ならぬ私ではないのか、と。
実際、予測のつかなかった現象だったとはいえ、私の世界とこちら側の世界が繋がってしまった原因は間違いなく私にある。
果たして、正直に彼女に向けて全てを打ち明けるべきか、私はしばらくの間迷った。
彼女とそのバックにいると思われる彼女の一族は果たして信用できる相手なのか?
私一人の問題ならば良い。
だけど、お兄ちゃんは私と一緒に戦う事で、一連の事件に深く関わりすぎた。
(……お兄ちゃんに塁を及ぼす訳にはいかない。だけど………)
黙り込んでしまった私に、龍牙刀を突きつけながら、朝霧さんがもう一度告げる。
「話しなさい。……それとも、何か話せないような裏でもあるの?」
追い詰められた私は覚悟を決める。
このまま誤解を放置しておけば、それこそ彼女と敵対するような事態も起こりかねない。
「私は……」
118魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:45:27 ID:B+0c0XG4
そうして、私がゆっくりと口を開いたその時……。
タンタンタンタン…ッ!
屋上のドアの向こうから階段を駆け上ってくる音が聞こえた。
それは、そのまま階段を登りきって、私達の方に近付いてきて……
「あっ!やっぱりここにいたのねっ!!!」
ガチャリッ!!!
勢い良く開いた扉の向こうから現れたのは、なんだか知らないけど大きな重箱を抱えたシオリちゃんの姿だった。
完全に虚を突かれた私と朝霧さんはそのままのポーズで硬直している事しか出来なかった。
「な…何なの、いきなり……?」
呆然とつぶやく朝霧さんの声にハッと我に返った私は
(朝霧さん…っ!朝霧さん……っ!!)
目線とジェスチャーだけである事を伝えようとする。
幸い、彼女もそれにすぐ気付いてくれて
(あ……し、しまった…)
私に突きつけたままだった龍牙刀を元のサイズに戻して仕舞い込んだ。
一方、シオリちゃんはそんな私達のやり取りを気に止めた様子も無く、重箱を包んでいた大きな風呂敷を解いていく。
「あの……シオリちゃん?」
「一体、何のつもりなの?今、私は山門さんと……」
そんな彼女の様子に混乱しっぱなしの私と朝霧さんの言葉に、シオリちゃんは笑顔で振り返って……
「うん。久しぶりに友達同士で話してるのを邪魔するのは気が引けたんだけど……」
「「友達同士!!?」」
「ほら、昨日の朝のホームルームの自己紹介のときから、二人ともお互いにちらちら視線を送り合ってたじゃない」
(そ、そういえばそうだったけど……)
(し、しまった……何て失態なの…!?)
「だから、今日は二人といっしょに食べられたらと思って、こんなお弁当を作ってきたんだけど……」
ニコニコ顔で繰り出されるシオリちゃんの言葉に、私と朝霧さんはもはや絶句する事しか出来なかった。
そして、広げた風呂敷包みの上に四段の重箱を広げたシオリちゃんは、私達二人それぞれに箸箱を手渡して
「ほら、昼休憩が終わらないうちに食べよう?これでも、料理の腕にはちょっと自信があるのよ」
そう言った彼女の笑顔に、もはや私と朝霧さんは何も反論する事が出来なかった。
119魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:48:32 ID:B+0c0XG4
昼休憩、昨日からの悩みを悶々と引きずっていた俺は弁当を食べ終えると、ふらり、教室を出て学校の中を彷徨い歩いていた。
文化部の部室棟に立ち寄って、竹内部長を訪ねてみたりもしたが、彼女はあいにく不在だった。
(そういえば、今日はどこぞの山にUFOを撮りに行くとか言ってたな…)
部長は出席日数やらテストの点数を巧みに計算しつつ、可能であるなら平日でも調査に行ってしまう事が多々ある。
どうにも今日はタイミングが悪かったようだ。
部室棟を後にした俺は上履きを運動靴に履き替えてふらりと学校の敷地の外に出た。
気が塞いでいるときは何も考えず、ただぼんやりと歩くのが結構、有効だったりする。
(……さっき部長のところへ行こうとしたのも、結局、今の悩みを打ち明けたい、
なんて無意識に思ってたからなんだろうな……ああ、やっぱり情けねえ……)
それでもやまない深いため息。
今の俺には、自分の悩みを人に相談する事さえもが心の弱さの証明であるように思えていた。
しつこくまとわりつくマイナス思考のループから抜け出せないまま、俺は学校近辺の道を特にこれといった考えも無く進んでいく。
それからしばらく後、ずっと俯いて歩き続けたせいだろうか、俺は自分が来た事のない道に入っているのに気付いた。
「……学校の近くでまだ知らない場所ってあったんだな……」
辺りをきょろきょろと見回しながら進んでいくと、やがて道の先に古びた石段が見えてきた。
急な石の階段を登った先には、これまた古そうな寺の門が見えた。
(そういえば、教室の窓から見える寺があったけど、こんな所にあったんだな……)
俺は少し立ち止まって、その門を見るとも無く見上げる。
それから……
「頭を冷やすには、寺っていうのは悪くない場所かもしれないな……」
そう呟いて石段を登り始めた。
やたらと長くて急な石段を登るのは毎日部活で鍛えている足でもなかなかキツかった。
「これでラスト……一体、何段あるんだろうな、この石段…?」
登りきった場所で後ろを振り返ると、さっきまで自分の立っていた場所が遥か下に見えた。
転がり落ちれば大怪我どころでは済みそうにない高さだ。
それから、再び寺の門に向き直り、そこを潜ろうとした俺はいきなり大きな壁のようなものとぶつかった。
「うわ、何だ……!?」
「うお?す、すまぬな……」
驚いて前方を見上げると、そこには身の丈2メートルにも迫ろうかというガッシリした体のお坊さんがいた。
「すみません。いきなりぶつかったりなんかして…俺の不注意でした」
「いやいや、別にこちらは大事ないのだ。そんなに謝る事はない」
慌てて頭を下げた俺に、そのお坊さんは人好きのしそうなにこやかな笑顔でそう言ってくれた。
厳つい見た目とは裏腹に、随分と穏やかな性格の人のようだ。
「ここのお寺の方ですか?」
「いや、この寺には少し用があって立ち寄ったまででな。そちらこそ、学生のようだが、どうしてこんな所へ?」
「えっ…ああ、それはその……」
ただの散歩の途中だと答えれば良かったのだろうけど、俺はつい言葉に詰まってしまった。
すると、お坊さんは俺の顔をまじまじと覗きこみ……
「これはただの勘だが、お主、何か悩み事でもあるのではないか?」
そう言った。
「あっ!?」
「図星か。うむ、ここで出会ったのも何かの縁。良ければ、その悩み少し聞かせてはくれまいか?」
どこぞの仏像でも見ているかのような、慈愛に溢れたその笑顔に、気がつけば俺は肯いてしまっていた。
「拙僧、名前を金徳と言う。まだまだ未熟な修行中の身ではあるが、多少なりとお主の役には立ってやれるかもしれん」
それから俺は金徳さんといっしょに石段を下り、町中の散策を続けながら、
今、俺が抱えている悩みについて、話を聞いてもらう事になった。
120魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:49:34 ID:B+0c0XG4
植物モンスターとの戦いで武器のひとつである妖刀を失った金徳は、同じく強い呪いを受けた刀がこの街のとある寺に
納められていると聞き、それを確かめるために問題の寺を訪れ、首尾よく呪い刀を入手する事に成功した。
(この刀、よほどの怨念が込められていると見える。前のものよりは長く使えそうだ……)
そんな時である。
彼は寺の山門を抜けようとしたところで、一人の少年とぶつかってしまった。
金徳はその少年の顔を見て、思わず驚きの声を漏らすところだった。
(この少年……まさか!?)
それは彼が先日街を襲った植物型のモンスターとの戦いの折、
モンスターの分離体の最後の一体を倒すべくその場所に向かったとき見かけた少年だった。
モンスター自体は彼が到着する前に別の退魔師によって倒されてしまったため、遠目にしか見ていなかったが、
戦いの場にあまりにそぐわない少年の存在は、金徳の記憶に強く刻み込まれた。
さらに、その少年によりかかっていた少女、彼女の体からは何か強い力が立ち昇っている気配があった。
そこで金徳は思い出したのだ。
この街で怪物と戦う、正体不明の二人組がいるという噂を。
(恐らくはこの少年がその片割れ。何と言う僥倖であることか……)
何やら悩み事を抱えているらしい少年は、金徳が自慢の笑顔で話しかけると、容易く後をついて来た。
(その悩みとやらも先日の戦いが関わっているのだろう。ここで、探れるだけ相手の事を探っておかねばな……)
心の中で己の幸運に感謝しながら、金徳は少年と並んで歩きながら彼の話を聞いた。
「なるほど、自分の弱さが許せぬ。そして、短絡的に強さを求めて、為すべき事を見失う心の弱さがもっと許せぬ、と……」
「はい……」
「ふむ、難儀な話だな……」
少年は部活の剣道に関する悩みだと言っていたが、話の端々で辻褄が合っておらず、嘘である事は見え見えだった。
何よりも少年の話しぶりからは何か非常に切迫した雰囲気が感じられた。
それは恐らく、あの怪物達との激しい戦いに身を置いているからこそのものだろう。
(ふむ、ここらで一つカマをかけてみるのも面白いな……)
金徳はそう考えて、少年にこんな言葉を放った。
「ところで……お主にはどうしても守らなければならない、そんな人間がいるのではないか?」
「え…あ……それは…」
明らかに言葉に詰まる少年。
(これで確定だな。後はこやつがどれほどの情報を持っているか、それを聞き出すだけだが……)
そして、金徳は笑顔のまま、さらに言葉を続ける。
「何、そんな気がしたので聞いてみたまでだ。気が乗らぬなら聞きはせぬよ」
「す、すみません……俺…」
「だから、気が乗らぬなら構わんと言うておる。そう固くなるな!」
胸の内に抱えた秘密を明かすべきかどうか、逡巡する少年の肩をガシッと抱いて、金徳は少年に最大限の親愛を示す。
(この少年、よほどの正直者と見える。このまま外堀を埋めていけば、遠からず何もかもぶちまけてくれよう……)
とりあえずは少年の悩みに適当に答えつつ、向こうが心を開いてきたところで、
『もし、抱えきれぬと言うなら打ち明けてみないか?』などと言って、洗いざらい腹の内に抱えているものを喋らせてしまおう。
ところが、そこまでの段取りを頭の中でシミュレーションし終えたとき、金徳はある事に気付いてしまう。
(…この少年………)
キリキリ、キリキリと軋む音が聞こえてきそうなほど固く握られた少年の拳。
金徳の手前、なるだけ平静を装っていたようだが、少年の悩みは相当に深く重いもののようだった。
121魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:50:12 ID:B+0c0XG4
(…思い出してみれば、この儂とて………)
現在は退魔を生業として闇の世界に生きる金徳であったが、かつては叡山に学ぶ僧の一人だった。
勤勉かつ優秀で将来どれほどの高僧になるものかと周囲の期待を集めていた金徳だったが、
その修業の半ばにして彼は自らの道に行き詰まってしまう。
当時の金徳は真面目で、それだけでなく非常に聡明な青年だった。
その聡明さが仏道に励む金徳を逆に惑わせる事になってしまった。
汲めども尽きぬ苦悩の海を泳ぐ中で、金徳は己の中にある振り払う事の出来ない煩悩、欲望、執着に直面する事となった。
賢くなければ気付きもしなかっただろう。
真面目でなければ、自らの汚い部分に蓋をして考える事をやめていただろう。
だが、金徳にはそれが出来なかった。
彼の聡明さは自らの醜さをこれでもかと抉り出し、それでも逃げずに自分自身に向き合い続けた金徳の心は疲弊していった。
そして、ある日、突然に限界は訪れた。
全てに耐え切れなくなった金徳は寺を飛び出し、行方をくらました。
(……まるで、あの頃の儂のようではないか…この少年の姿は……)
その苦悩を振り切るように、戦いと金、あらゆる煩悩に塗れて生きる今の金徳であったが、
どんなに忘れようとしても、あの頃思い悩んだ諸々の事を完全に忘れ去る事は出来なかった。
そして、目の前の少年もまた、かつての金徳と同じように自らの苦悩と必死で向きあおうとしている。
他人事とは思えなかった。
「……いい加減な事は言えぬのだがな……」
突如、先程までの金徳の明るい口調が重く真剣な口調に変わって、少年は驚いたように顔を上げた。
「力も弱く、心も弱い、そんな自分をお主は厭うておるのだろう?」
「は、はい……」
「残念だが儂にそれを解決してやる術はない。お主を強くするも弱くするも、結局はお主自身なのだから。……ただ、な」
そこで金徳は少年の肩をその大きな手の平で掴み、少年の瞳をまっすぐ見つめながらこう続けた。
「お主は、お主の弱さを愛さねばならない……」
「弱さを…愛する、ですか?」
「何故ならば、その弱さもまた今のお主を作り上げているものの一つなのだからな……
そして、弱さはこの先お主がどこへ進むべきか、その標ともなる。汝、自身を知れ…であったかな?
己の出来る事、出来ぬ事、その限界を知っていなければ、それを克服し己を高める事もまた出来ぬのだ」
ただ、それに気づく事が出来ず、儂は逃げ出してしまったがな……。
少年に語りかけながら、心の内で金徳は密かに呟いた。
「お主の友が、家族が、大切な者達が信じる今のお主自身を形作っているのは、その弱さでもあるのだ。
そして、お主が思い描くより良い自分を作り出すのも、また、その弱さだ………」
「弱さが、俺を……」
金徳の言葉を聞いた少年は呆然としつつ、握りしめた自らの拳を見つめた。
「人は己の弱さを消し去って強くなるのではない。その弱さを礎にして強い己を築き上げるものなのだ。
だから、それを忘れず愛してやれ……。弱いお主も、また間違いなくお主自身なのだから………」
「………はい」
そして、最後にそう言葉を結んだ金徳に、少年は力強く頷いた。
それから何度も金徳に深々と頭を下げ、感謝の言葉を述べてから、少年は去っていった。
走り去る少年の後ろ姿を見つめながら、金徳は軽くため息をひとつ。
「やれやれ、名前のひとつも聞き出せぬとは、儂もヤキが回ったものだな……」
だが、少年との会話を終えた金徳の心の中には、寺を逃げ出して以来20年余りの間には、
味わった事のないような満足感が残されていた。
122名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 07:51:06 ID:IuFu79+B
保守
123魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:51:14 ID:B+0c0XG4
さて、場面は再びユキの中学校の屋上に戻る。
何がどうしてこんな事になってしまったんだろう?
お互いの正体と目的について、かなりシリアスに話していた筈の私と朝霧さんは、
突然、四段重箱を抱えて現れたシオリちゃんに促されるまま、車座になってお弁当を囲んでいる。
「それじゃあ、いただきます!」
「い、いただきます……」
「………いただき…ます…」
大事な話の最中だからと、帰ってもらう事も出来た筈なのに、私も朝霧さんもシオリちゃんの笑顔にすっかり呑まれて何も言えなくなってしまった。
仕方が無くシオリちゃんの持ってきた重箱の中の、美味しそうな玉子焼きに箸をのばす。
ふと視線を上げると、同じくミートボールに箸を伸ばしていた朝霧さんと目が合ってしまった。
ギリリリリ、と音が聞こえてきそうなぐらい、眉間にシワを寄せた不機嫌な表情で私を睨んでくる朝霧さん。
(うぅ……私だって、まさかこんな事になるなんて思ってなかったよぉ……)
そんな私たちに向かって、シオリちゃんはにこにこ顔で質問を一つ。
「それで、ユキちゃんと朝霧さん、一体どこで知り合ったの?」
その言葉だけで、私は完全に硬直してしまった。
まさか、モンスターとの戦いの最中に出会ったなんて、口が裂けても言えるワケが無い。
すると、どうやって答えるべきかパニックに陥った私の横から、朝霧さんがボソリと口を出した。
「……いじめられてたのよ」
「いじめ、って?」
「この子、すごく要領悪くて鈍かったから、もうそれはズタボロに虐められてたわ」
「そ、そんな事があったの、ユキちゃん?」
「え、あ、う……うん…まあ、そんな感じの事はあったかな?」
ただし、いじめっ子はモンスターで、私は体を毒液漬けにされた挙句、怪物の苗床にされるところだったんだけど……。
とはいえ、最初から作り話にしようとすれば、どうしても無理が出る。
言葉の中にたっぷり含まれた毒は気になったけれど、私は朝霧さんの機転に素直に感心した。
ところが……
「……って事は、そのイジメから助けてあげたのが、ユキちゃんとの馴れ初めなのね」
「いっ!?」
シオリちゃんの次の台詞に、朝霧さんはうろたえた。
まあ、話の流れを考えれば、そう解釈するのはごく自然だ。
そもそも、彼女が私とお兄ちゃんをあのモンスターから間一髪のところで助けてくれたのは事実なのだし。
答えあぐねる朝霧さんの両手を握って、シオリちゃんはペコリと頭を下げた。
「そっかぁ……昔、ユキの事を助けてくれた人だったんだ……」
「いや、その…私は……」
そんな二人の様子を眺めながら、私は改めて朝霧さんの事を考える。
突然に現れ、私の世界と同じ魔法を使ってモンスターを倒した謎の人物。
その大きな疑問にすっかり気を取られていたけれど、それよりもっと大事な事があった筈だ。
(…あの時、朝霧さんが助けてくれなかったら、私もお兄ちゃんもきっと無事じゃいられなかったんだよね……)
いきさつはどうあれ、朝霧さんは私たちを助けてくれたんだ。
私はまだ、彼女にあの時のお礼を伝えていない。
(ちゃんと、言わなくちゃ)
私はシオリちゃんに手を握られたまま、戸惑っている様子の彼女に呼びかけた。
「朝霧さん……」
「えっ?」
「あの時は、ホントにありがとう………」
「ちょ、ちょ、ちょっと……どうして、あなたまで…!?」
朝霧さんの顔がみるみる赤くなっていく。
シオリちゃんに握られた朝霧さんの手の平、その上に私も自分の手を重ねる。
「朝霧さんがいなかったら、私、今頃……」
「だから、アレは別にあなたの為にやったわけじゃないでしょ!?」
「…それでも、だよ……すごく…感謝してるよ……」
「え…あ……うぅ……」
耳まで真っ赤になった朝霧さんからは、彼女がいつも発している人を寄せ付けない雰囲気もすっかり消え去って、
他のクラスのみんなと変わらない、普通の女の子のように見えた。
それに、朝霧さんはやろうと思えば私とシオリちゃんの手を振り払って、この場を離れる事も出来た筈だった。
だけど、彼女はそれをせず、私とシオリちゃんを受け入れてくれた。
私にはそれが何より嬉しくて、朝霧さんの魔法の秘密の事なんかは全部頭の中から消え去っていた。
「うんうん!やっぱり仲良しってのは素晴らしい事よね!!」
私と朝霧さんの顔を交互に見てから、シオリちゃんは満足げに頷いた。
それから、私とシオリちゃん、朝霧さんの三人は、さっきまでより心なしか打ち解けた空気の中でお弁当を食べたのだった。
124魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:52:25 ID:B+0c0XG4
夕焼け空に照らされた道を、朝霧キョウカは一人歩いていた。
彼女の顔にいつもの鋭い表情はない。
あの奇妙な昼食以来、どうにも気分がふわふわとして落ち着かないのだ。
(…なんだか…変な感じね……)
あの後、弁当を食べ終わり教室に戻る途中で山門ユキは『こっちの事情はまた今度話すから』と約束してくれた。
力づくでも聞き出す筈だったのに、ずいぶん簡単に話がついてしまった。
……というか、どうやらユキはこちらの事をもう信用しているらしい。
(…軽率ね………まあ、こっちも人の事を言えないのだけれど…)
キョウカもまた、自分が山門ユキという得体の知れない存在を信用し始めている事を自覚していた。
(ううん……これは信用じゃなくて……ああ、なんて言ったらいいの…!?)
キョウカの胸を満たす暖かな気持ち。
退魔の力を受け継ぐべく、幼い頃から大人達に囲まれての修行に明け暮れ、
それが終わり退魔師となった後は魔物を狩るべく全国を転々とする生活を続けてきたキョウカ。
そんな彼女にはあんな風に同世代の子どもたちと話す経験などほとんど無かった。
その初めての経験をきっかけに、自分の中に起こりつつある変化。
キョウカにはそれが、どんなものにも代えられない大事なものだと、何となくそう思えていた。
「……変ね…本当に変……」
そう呟いた自分の口元に浮かぶ微笑に、キョウカは気付いているのだろうか?
夕暮れの街を吹き抜けていく冷たい風。
ぽつりぽつりと街のそこかしこに灯り始める明りの暖かな色。
一連の怪物襲撃事件の中でも過去最大級のものとなった植物モンスターとの戦いの傷跡は街のそこかしこに見られたが、
家路を急ぐ人々の顔はみな穏やかで、とても数日前にそんな大事件があったとは思えない。
昼間の出来事の影響もあったのだろう。
今のキョウカの瞳にはそんな光景の一つ一つが何か愛おしいものに感じられていた。
(生まれてからずっと、魔物退治とその為の修行に明け暮れてきたけど、こんな気持は初めてね……)
思い返せば14歳にして既に100を数える魔物を倒してきたキョウカだったが、
魔物の脅威に晒されるごく普通の人たちの事など考えた事もなかった。
(ウチのご先祖もこんな気持ちで戦ってたのかな………)
キョウカの先祖が龍牙刀の少女と出会うきっかけとなった事件。
恐るべき力を誇る正体不明の魔物に、キョウカの先祖の退魔師は自らの犠牲も顧みることなく立ち向かっていった。
龍牙刀を携えた少女も満身創痍のその体で、共に魔物と戦った。
二人ともその場は逃げることを選んで、万端の準備を整えてから再度魔物との戦いに臨むという選択肢もあった筈だ。
それをしなかったのは、今、キョウカが見ているような平和な光景。
それを守りたいという強い願いがあったからではないのだろうか?
現在、龍牙刀という一族最強の戦力を持つキョウカは、周囲にどんな犠牲を出そうともそれが有利な状況を作り出すなら
躊躇する事なくその方法をとるべし、また単独で魔物の撃破が不可能な場合はその場の人々を見捨てて逃げるべきだと教育されてきた。
(…だけど…それでいいの……?)
まぶたの裏に浮かぶ、ユキやシオリの笑顔。
特にあのユキという少女は前回の戦いでもそうだったように、どんな凶悪な怪物にも逃げる事なく立ち向かっていくだろう。
ただ、魔物の討滅のみを至上の目的とする自分たちのあり方が果たして正しいのかどうか。
キョウカは生まれて初めてそんな疑問にぶち当たっていた。
そんな時……
「噂をすれば影……かしら?」
辺りを多う異様な重圧。
この街にいる人々はもう、その気配の正体が何なのかを悟っている。
ある人は呆然と立ちすくみ、またある人は悲鳴を上げてその場から逃げ出す。
空に浮かんだ時空の亀裂が瞬く間に広がり、そこから何者かがこの世界へと侵入してこようとしている。
「…また来るのね。異界の魔物……っ!!」
広がりきった亀裂から徐々に現れる魔物の姿……だが、そこからがいつもとは違った。
125魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:53:03 ID:B+0c0XG4
「何だ……あれ?」
「嘘……まだ裂け目が広がって…」
その怪物は時空の亀裂をそのパワーで強引なまでに押し広げていく。
そして、ついに怪物の頭が時空の裂け目から完全に顔を出したとき、キョウカは呆然と呟いた。
「大きい……大きすぎる……」
まるでドリルのような巨大な角を鼻先からまっすぐ伸ばし、左右二対の目で眼下の街を睥睨する怪物。
それはついに時空の裂け目を通り抜けて、その巨体を街の上空に出現させた。
「こんなの……一体、どうやって戦えば……」
全長は悠に400メートルを超えるだろうか。
岩のような頑強な鱗にその体を覆われた、空飛ぶ超巨大魚。
その鱗の隙間から顔を出した紫色の結晶が眩い光を発する。
爆発っ!!
結晶から放たれた魔力の束が光となって街の至る所に降り注ぎ、着弾地点を跡形もなく破壊した。
その圧倒的威力に街の人々は完全にパニックに陥る。
キョウカの頭の中、散々叩き込まれた退魔師としての心得がよみがえる。
『単独で魔物の撃破が不可能な場合はその場の人々を見捨てて逃げるべし』
「でも…このままじゃ……」
おそらく、ユキは逃げないだろう。
愚直なまでに眼前の敵に立ち向かっていくのが、あの少女のやり方だ。
さらに、この街にはユキの他にも退魔業を営む破戒僧・金徳がいた筈だ。
魔物を倒すためには手段を選ばない外道ではあるが、受け取った金の分だけの仕事はこなす奇妙に律儀な男だと聞いている。
そして、陰陽師・応天門龍伍。
どちらかと言えば研究者に近いタイプの陰陽師だが、その術は超一流、妙に自信過剰なところはあるものの間違いなく天才と呼べる男である。
情熱的な正義漢でもある彼もこの怪物からは逃げないだろう。
ついでに、ユキと行動を共にしている少年も未熟ではあるが、ある程度の戦闘力は持っているようだ。
(彼らの力に私が加われば、アレを倒すことはできなくても、この街の人が逃げ出す時間を稼ぐぐらいは………)
キョウカは迷う。
大局的な見地からすれば、今、自分が考えている選択肢は甚だ愚かしいものかもしれない。
だが……
『そっかぁ……昔、ユキの事を助けてくれた人だったんだ……』
『…それでも、だよ……すごく…感謝してるよ……』
今、ここで逃げれば、きっと自分はその事を一生後悔し続ける事になる。
「バカだ…私……」
セーラー服の内側から取り出した龍牙刀をギュッと握り締める。
決意を固めた少女は逃げ惑う人の波を掻き分け、空に浮かぶ巨怪を目指して走り出した。
126魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:53:39 ID:B+0c0XG4
時空の裂け目から出現したモンスターの姿に、時空の裂け目へとお兄ちゃんと一緒に飛んでいた私は思わず言葉を失った。
(…敵は、なんてものを持ち出したの……っ!!?)
それは、邪神の末裔達の操るモンスターの中でも最強の個体の一つだった。
陸・海・空、果ては地中までをも自由自在に突き進み、並の魔法ではほとんどダメージを与える事の出来ない頑強な体と、
全身から放たれる強力無比な魔法攻撃と頭部の巨大な角で、目標となる地域を蹂躙し尽くす破壊の王者。
戦艦型モンスター・ヴォルトレス。
あの怪物は元来ならその巨体故に通り抜ける事の出来ない筈の異界へのゲートを自らのパワーで強引にこじ開けてしまった。
無論、通常型のヴォルトレスにそこまでのパワーは無い筈だ。
異空間突破の為にあのモンスターは特別に強化されているのだろう。
異常な密度の魔力が数キロ離れたこの場所からでもビンビンに伝わってくる。
本来なら私と同クラスの魔法使いを最低でも5人、それから各部隊選り抜きのエース級魔法使いを軽く300人以上。
ほとんど総力戦で当たらなければ勝てない難敵だ。
(今回は…今までとは違いすぎる……)
私はお兄ちゃんの方をちらりと見た。
偶然に巻き込んでしまった戦いで、お兄ちゃんにこれ以上無理はさせられない……。
「お兄ちゃん……あのね…」
「ん、どした?ユキ?」
「今度の敵、すごく強いのは分かるよね……」
「ああ、遠目に見てもヤバイってのが丸わかりだ」
「だから、その……お兄ちゃんは今回……」
「おっと、そこまでだ」
私が言い切る前に、お兄ちゃんの手が私の口をふさいだ。
「ユキが何て言っても、俺はついてくぞ。……まあ、足手まといになりそうなら話は別だけど、
さっきのはそういう意味で言おうとした雰囲気じゃなかったみたいだしな」
「で、でも……」
「あれはヤバイ。とんでもなく強い筈のユキの手の平が震えるくらいに……」
お兄ちゃんに言われて初めて、私は杖を握り締める自分の手がガタガタと震えている事に気づいた。
「そして、俺はユキにとって力になってやれるらしい。なら、答えは最初から決まってる……」
全部、お兄ちゃんの言う通りだった。
あの怪物を仕留めるには、至近距離からの必殺魔法に掛けるしかない。
でも、それは一緒に私の傍にいて敵の攻撃を防いでくれるお兄ちゃんがいる事が大前提だ。
だけど、それはお兄ちゃんを前回の戦い以上の危険に晒す事でもある。
そうやって迷い続ける私の手の平に、お兄ちゃんの手が優しく触れた。
「心配すんな。やれるさ、俺たちなら……」
「お兄ちゃん……」
「っても、まあ、俺に出来るのは精精露払いで、ほとんど全部お前の力に頼りっぱなしな訳だけどな……」
そう言って笑うお兄ちゃんの顔は、ここ数日の苦悩の影が少しだけ晴れたように見えた。
その笑顔が、強敵に向かう私の心に勇気をくれた。
「それじゃあ、お兄ちゃん、思いっきりとばすよ!!」
「おうっ!」
ギュッと杖を握りしめた私はお兄ちゃんと共に、待ち構える強敵、ヴォルトレスに向かって突っ込んでいった。
127魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:54:39 ID:B+0c0XG4
私とお兄ちゃんはやや上空からヴォルトレスに接近する。
敵の狙いは私と、私の隠し持つ『禍の宝珠』のみ。当然攻撃も私達に集中し、街に向けての攻撃はほぼ皆無の状態になる。
数え切れないほどに降り注ぐ魔力の光線。
だけど、私はその嵐のような砲撃の中を最高速度ですり抜けていく。
「そんな直線的な攻撃じゃ、私には当てられないよ!!」
嫌がらせみたいに降り注ぐ怪物の鱗と同じ材質の弾丸も、全てお兄ちゃんの剣にたたき落とされる。
「ここまでは順調だな…」
「うん。だけど、一番厄介なのはこの後……」
ヴォルトレスまで残り500メートル程まで接近したとき、巨大な怪物の横腹の鱗が展開した。
「このぉっ!!!」
私はそこから出てくるものを一つでも多く潰そうと強力な魔法弾を打ち込む。
だけど、私の攻撃が成功したのは三箇所だけ。
巨大な戦艦モンスターの左右両舷に50基ずつ、合計100基搭載されたソレは本体の全長にも匹敵するその全体像を出現させた。
「なんだ…あれ……!?」
「あれがヴォルトレスの攻撃用触手だよ……」
一本一本が3メートルほどの直径を誇る、太く長く強大な触手。
その表面はヴォルトレス本体の鱗と同じ材質のカラで覆われ、並の攻撃では破壊する事は出来ない。
圧倒的な質量とパワーに任せたその攻撃はこちらの防御魔法を易々と貫いてしまう。
通常の遠距離攻撃ではほとんどダメージを与えられないこの怪物に、突撃を仕掛けた多くの魔法使い達がこの触手の餌食になった。
本来なら、強力な魔法使い数百名の魔力を束ねた長距離攻撃用の合体魔法で迎え撃つのがセオリーだけど、
もちろん、今の私にそんな余裕はない。
「お兄ちゃん、行くよ……」
「ああ、まかしとけ」
超高速で動き回る大蛇の群れに私とお兄ちゃんは突撃した。
迫り来る巨大触手をかわしてかわして、かわし続ける。
だけど、触手達はさっきまでの直線的な砲撃とは違う。
一度かわされた触手は向きを変え、その先端に大きな口を開いて背後から追いかけてくる。
ヴォルトレスにしても、私を捕らえる必要があるため、接近戦が本番だったのだろう。
巨大な口で丸呑みにして、私ごと『禍の宝珠』を手に入れるつもりなのだ。
私は背後から迫る触手の口の中めがけて魔法弾を放つ。
その内、何発かは触手の先端を粉々に破壊したけれど、その間にも他の触手は包囲網を狭めてくる。
気がつけば、進行方向の先に5本あまりの触手が私とお兄ちゃんを待ち構えていた。
「くぅ……っ!?」
思わず身構える私。
だけど、その触手の内二本がまるで丸太のようにスッパリと横薙ぎに斬られてしまった。
128魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:55:20 ID:B+0c0XG4
「えっ…?」
「露払いは俺の担当だろ、ユキ?」
お兄ちゃんの斬撃が触手を切り裂いたのだ。
私たちは間一髪、お兄ちゃんが切り開いた隙間を抜けて
「カラの継ぎ目を狙って斬ったんだけど、うまくいくもんだな…」
「継ぎ目って…こっちも向こうも凄い速さで動いてるんだよ!?」
「まあ、そこは俺の努力と才能って事で」
触手を切り飛ばし、わずかに出来た隙間を突破する。
「お兄ちゃん、すごいっ!!」
「そんなに褒めるな、照れくさくってしょうがねぇ。ほら、ユキ、今度は右からだっ!!」
私たちはさらにスピードを上げ、ヴォルトレス本体に着実に接近していく。
だけど、怪物はあくまで私の捕獲を諦めるつもりはないようだ。
今度は真上、お兄ちゃんにとっては私が死角になって斬撃を放てない方向から触手が殺到する。
「しまった…!?」
前後左右とも触手に囲まれ、急な回避は不可能。
私とお兄ちゃんは激突の衝撃に備えて身構えた。
だけど……
「だから、鈍いって言ったのよ、山門さん……」
「えっ!?」
巨大な光の刃がその触手の束をまとめて斬り払い吹き飛ばす。
そして、その声の主は青いマントを風になびかせながら、私の横に現れた。
「朝霧……さん?」
「無茶で無謀な攻撃…とても見てられないわ。私が手を貸したげるから、さっさとやっちゃいなさい!!」
「うんっ!!」
少しそっぽを向きながら、恥ずかしそうにそう言った朝霧さん。
その言葉の温かさだけで、私の胸はいっぱいになってしまう。
と、その時、ヴォルトレス本体に向かって飛行する私たちの周囲の、触手達の動きが急に鈍くなり始めた。
「くぅ……この捕縛結界を以てしても押さえ切れんとは……何という怪物だ…っ!!!」
ヴォルトレスのはるか上空に浮かび上がった巨大な五芒星の力が、怪物の体を縛り付けていた。
「「応天門さんっ!!」」
「少年少女諸君、私にはこれが精一杯だ。今のうちにコイツを……っ!!!」
前回の戦いでお兄ちゃんを助けてくれた陰陽師、応天門さんはやはり只者ではなかったみたいだ。
さらに……
「うわっ!?な、何これ?」
ヴォルトレスの本体目がけて打ち込まれる光の弾丸。
その威力にヴォルトレスは巨体を戦慄かせて叫び声を上げた。
「これ…融合観音砲……金徳法師!!?」
「あ、朝霧さんだっけか?金徳って、どこでその名前を……!?」
どうやらこちらを援護してくれてる人に心当たりのあるらしい朝霧さんと、その名前に反応するお兄ちゃん。
何だかよくわからないけれど、味方である事は確からしい。
「やっぱりあの生臭坊主も出てきたのね……これなら、きっといける!!」
「お兄ちゃん、朝霧さん、このまま突っ込むよっ!!!」
心強い三人の援護を受けて、私はいよいよヴォルトレスの本体間近へと接近したのだった。
129魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:56:24 ID:B+0c0XG4
「ふむ、人工仏舎利弾の値段も馬鹿にはならんのだが、ヤツを倒せばその報酬で十二分におつりがくる……か」
ヴォルトレスに向けて融合観音砲を連射しながら、金徳は一人呟いた。
(我ながら見え透いた言い訳だな……)
報酬を払われれば、その分だけの働きをするのが金徳の流儀だ。
だが、今回の仕事の報酬は基本的に戦闘終了後の後払いだ。
ヴォルトレスのような規格外の化物が相手なら、逃げ出すという選択肢も金徳の中にはあった。
だが………
(あの小僧の顔が忘れられぬとは、全くぬるいな……)
今の金徳を動かしているのは、昼間話したあの少年の姿だった。
かつての自分と同じく、自らの未熟さに苦悩していたあの少年を、金徳は見捨てる事が出来なかった。
「生き延びてくれよ、小僧。儂はもう一度お主と話をしてみたいのだ……」
金徳の砲撃は着実に、ユキ達の血路を拓いていった。

巨大触手と砲撃の嵐を掻い潜り、ようやく私たちがたどり着いたのはヴォルトレスの真正面下。
巨大な角の下にある、これまた巨大な口の前だった。
「口か……確かに口の中は無防備そうだけど…どうやってこじ開ければ……」
「大丈夫!こっちから何もしなくても、その内向こうから……ほらっ!!」
僅かに開いたヴォルトレスの口、その隙間から無数の触手が飛び出す。
「向こうの狙いは私を捕まえる事だから、攻撃される危険があっても絶対にこうくると思ってたの!!」
「なるほどっ!」
「事情はよく分からないけど、とりあえず了解したわ」
ヴォルトレスの口から溢れ出る数百本の触手の波。
それらは私を捕らえる為だけでなく、攻撃を防ぐための撹乱の役目を担っているのだろう。
だけど……
「そぉりゃああああああっ!!!!」
「龍牙刀、疾風っ!!!」
お兄ちゃんと朝霧さんに守られている限り、それが私に届くことはない。
私は落ち着いて、一撃必殺の魔力を自分の体の中に練り上げていく。
そして……
「お兄ちゃんっ!朝霧さんっ!!」
「よっしゃ、準備が出来たみたいだな!!」
「それならっ!」
お兄ちゃんと朝霧さんが前面に立って触手を斬り払いながら、私たちはヴォルトレスの口目がけて突撃を仕掛ける。
ほんの僅かな隙間からでも、私の杖を口の中にねじ込んでスプリームレインボーを放てば、この戦いは私たちの勝利だ。
近づけば近づくほど激しくなる触手の嵐に耐えながら、私たちは前へと進む。
そして、ヴォルトレスとの距離が残り10メートルを切ったその時……
「えっ!?」
触手が飛び出る隙間の分だけ開いていたヴォルトレスの口が一気に開口された。
そして、その向こうに待ち構えていたのは……
130魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:56:58 ID:B+0c0XG4
「しまった…魔眼……っ!!?」
「何これ?…か、体が……!!?」
その視線を浴びた者の心と体を淫らな欲望の虜へと変える邪悪な瞳。
ヴォルトレスの口の内壁はその魔眼が無数に埋め込まれていた。
魔眼の力が到達するよりも一瞬早く、その瞳を見ただけで私の体はたまらない疼きを訴えてきた。
かつて、この魔眼の力によって味わわされた快楽地獄を、私の体はまだ覚えているのだ。
隣を見れば、朝霧さんも凶悪な魔眼の力に身を捩らせ、ただただ戸惑っていた。
(……だけど、このくらいの事で……諦められないよ……っ!!)
全身を襲う狂熱に歯を食いしばりながら、私はヴォルトレスの口めがけて杖を構える。
だけど、私の心と体は魔眼の力の前に今にも屈服寸前で、スプリームレインボーを放つ事が出来ない。
(あと一撃…あと一撃で勝てるのに……)
だけど、その時、私の横を通り抜けた一陣の風と共に、体が少しだけ軽くなるのを感じた。
「どうやら、魔法使いにだけ効く呪いかなんかみたいだが……あいにく俺は普通の人間でな!!」
お兄ちゃんの振るう剣から放たれた光の刃が、魔眼を次々と潰していく。
私は思い出す。
そもそも、私とお兄ちゃんがこうして二人で戦うようになったのは、お兄ちゃんに私の記憶操作魔法が通じなかったせいだった事を。
(……もしかして、お兄ちゃんには心や神経に作用する魔法が効かないの!?)
呆然とする私に、お兄ちゃんが振り返って言う。
「ユキ、大丈夫か?」
「うん。これくらい……平気だよ」
お兄ちゃんからの思わぬ反撃に驚いたヴォルトレスは、再び私たちを捕らえるべく触手を伸ばしてくる。
魔法を使う前に私を捕らえるつもりなのだ。
「残念。もう遅いよ……」
それよりも一瞬早く私は全身全霊の魔力を込めた杖を、ヴォルトレスに向けて構えた。
この一撃で全てが終わる。
この瞬間、私もお兄ちゃんも間違いなく勝利を確信していた。
ところが……
「きゃあああああああああっ!!!」
「朝霧さんっ!?」
触手が向かった先は私ではなく、朝霧さんだった。
一度、あの魔眼の威力を味わった私と、初めて魔眼の力を浴びた朝霧さんとでは立ち直りのスピードに差があった。
ヴォルトレスはそこを狙ったのだ。
朝霧さんの体がヴォルトレスの口の中に引きずり込まれて行く。
(これじゃあ、朝霧さんを巻き込んじゃう!!スプリームレインボーが撃てないっ!!)
私は動揺していた。
怪物の体内に取り込まれた朝霧さんは恐らく、生命の火が燃え尽きるまで魔力を搾り取られ、最後には怪物の細胞の一部に変えられてしまう。
(助けなくちゃ……でも…)
ヴォルトレスの体内は完全に敵のフィールドだ。
私が今、朝霧さんを追いかけて敵の口の中に突入すれば、無数の魔眼の圧力と触手によって造作もなく捕まえられてしまうだろう。
そうなれば最後、『禍の宝珠』は敵の手に渡り、邪神が復活してしまう。
だけど、私の脳裏に昼間見た朝霧さんの真っ赤な顔が蘇る。
『だから、アレは別にあなたの為にやったわけじゃないでしょ!?』
(やっぱり…見捨てられないよ……)
決断は一瞬だった。
私は、必死に触手を切り払うお兄ちゃんの背中にそっと手をあてて
「お兄ちゃん…ごめん……」
「ユキ…!?」
お兄ちゃんの体を、私の飛行魔法のフィールドの外へ押し出し、代わりに落下していく体を重力軽減の魔法で包み込んだ。
そして……
「朝霧さん…今、助けるよ!!」
巨大なモンスターの体内に取り込まれて行く朝霧さんに向かって、必死に手を伸ばしヴォルトレスの口の中に飛び込んでいった。
「ユキぃいいいいいいいいいいいいいっっっ!!!!!」
そして、背後に聞こえたお兄ちゃんの絶叫を最後に、私の視界は暗闇に閉ざされた。
131魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:57:50 ID:B+0c0XG4
生臭く濃密な牡の臭いと、媚毒を含んだ粘つく体液に満たされた赤黒い空間。
ヴォルトレスの魔眼の力で体の自由を奪われ、触手に捕らわれたキョウカが目を覚ましたのはそんな肉の檻の中での事だった。
「……くっ…山門…さんは……?」
うまく力の入らない体を起こして、彼女がまず最初に探したのはユキの姿。
ヴォルトレスの体内にのみ込まれる直前、キョウカは見たのだ。
山門ユキが彼女の兄をその場から逃がして、キョウカを追いかけて怪物の口に突入した場面を。
「…あの子…本当に、とんでもない馬鹿だわ……そんな事したら、自分がどうなるか…分かりそうなものなのに……」
ぐるりと周囲を見渡しても、キョウカの近くにユキの姿はない。
当たり前だ。
わざわざ自分の口の中に飛び込んできた獲物を、あの怪物が好きに行動させる筈がない。
今頃、自分と同じようにヴォルトレスの体内のどこかに捕まっているのだろう。
愚かしい…考えなしの行動。
当然の結果だ。
だけど……
「くっ…うぅ…こんな…触手なんかに……っ!」
体にまとわりつく触手を振り払い、キョウカはなんとか立ち上がろうとする。
(あの子を…山門ユキを…あのままにはしておけない……)
だが、彼女の必死の思いとは裏腹に体は言う事を聞いてくれない。
それどころか、彼女の体の一番奥では今まで感じた事もないような、淫らな熱の塊が燃え上がり、
キョウカの未成熟な心と体を責め苛んでいた。
そして、キョウカは気づく。
外界の光の届かないこの怪物の体内で、自分の周囲を照らしているものは何なのか?
その光源を見つける。
「そんな…あれは……!?」
キョウカの頭上、彼女の姿をねめつけるような視線でじっと見つめる瞳があった。
それは直径一メートルはあろうかという巨大な魔眼。
そこから発せられた魔力を帯びた光がキョウカの体を淫蕩に堕とそうとしているのだ。
「あっ…や…いやぁっ…やだっ…こんなの……っ!!!」
降り注ぐ魔眼の力はキョウカの体内に蓄積され、彼女の体をより淫らなものに変えていく。
堪えきれず膝をつき、身悶えるキョウカの姿に魔眼はただじっとその視線を注ぐ。
「ひっ…や…あぁ…うぁ…ああんっ!!」
まだ性に目覚めて間もない少女の体を蝕むその感覚は、彼女の心を、理性を、混乱の渦に叩き込む。
魔眼の光だけに映し出された薄闇の中で、キョウカの肢体が艶かしく踊りくねる。
そして、彼女が燃え上がる自分の体を必死に抑えこもうとしている間に、周囲の闇の中から一本、また一本と触手達が姿を現す。
キョウカの手足にまとわりついていた触手も、さらに強い力で彼女を拘束する。
「…っはぁはぁ…ああ…何なの?…からだ…へんになるぅ……」
もはや息も絶え絶えで、淫欲に染まっていく体に戸惑う事しかできないキョウカは為す術もなく、
コスチュームの隙間から入り込んだ触手によって、その白い肌を粘液塗れにされていく。
魔眼の力に心と体をじわじわと侵食され、媚毒を含んだ粘液が細胞の一つ一つからキョウカの体を淫らに変質させていく。
変身によって得られる魔術的防御の効果も、モンスター自身の魔力で満たされた体内のこの空間では気休めにしかならない。
少しずつ、しかし着実にキョウカは壊されていく。
(ひ…や…ぬるぬる…気持ち悪いのにぃ……っあああ!!!)
それぞれが奇怪な形状と機能を備えた先端部を持つ触手達が、キョウカの体をまさぐる。
無数のヒダでキョウカの体の敏感な部分をなぞるもの。
内側にびっしりと小さな突起を生やした吸盤状の器官でふくらみかけの胸に吸付き、
乳房全体をこね回し、薄桃の乳首を徹底的に弄ぶもの。
他の触手達の数倍の量の粘液を分泌しながら、キョウカの肌を何度となく舐め回すもの。
ヒルのように小さなキバで咬みついて、血液と共に魔力を吸い出し、代わりに媚毒粘液を体内に注入するもの。
体中を好き勝手に蹂躙する触手達によって、キョウカの体から魔力と抵抗の意思が奪われていく。
132魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 07:59:50 ID:B+0c0XG4
「だめ…このままじゃ…こんな魔物に好きにされて……っぷあ…んむぅうううっ!!?」
媚毒に侵された体はキョウカ自身の生命の維持よりも、触手による陵辱を受け入れる事を優先して動き出す。
心臓は体内に流し込まれた媚毒の成分を体中に行き渡らせるために、限界以上のスピードで回転を始める。
無理やりにペースアップさせられて荒く苦しげになる呼吸。
必死に酸素を取り込もうと開いたその口のその隙間から、怪物は極太の触手を強引にねじ込む。
「ひぐむぅ…ぐ…うううむ…んんっ…ぐぅうううううっ!!!!!」
キョウカの口腔内に侵入した触手は全体から粘液を噴出しながら、喉の奥深くまで到達する激しいピストンを行う。
呼吸もままならず必死に触手を追い出そうとするキョウカを追い詰めるように、勢い良く粘液を発射。
粘液をもろに吸い込みむせ返りそうになるキョウカだったが、触手はそんな事さえ許さずさらに激しくピストン運動を続ける。
酸素の供給をほとんど絶たれ、もはや立ち上がる事も出来ないキョウカの周囲を、さらに無数の触手が取り囲む。
卑猥で醜悪な形のそれら触手の先端から降り注ぐ、媚毒粘液の雨また雨。
薄く黄色がかった白濁粘液に含まれた怪物の魔力は、キョウカの青いコスチュームに染み込んで、
魔力で編まれたその布地を徐々に劣化させ、破壊していく。
本来の強度を失ったコスチュームを、その内側に侵入していた触手たちがビリビリと破いて、
そこに出来たその隙間から新たな触手が次々と侵入してくる。
穢れた汚液で自らの体を汚しながらコスチュームの内側でのたうつ異形の蛇たち。
キョウカは本来なら怖気の走るようなその感覚を、自分の体が受け入れ始めている事に気づいて戦慄する。
(…いや…なんで私…こんなものに……っ!!!)
守り通してきた退魔師としての矜持も冷静さもかなぐり捨て、この地獄から逃れようとキョウカは必死にもがく。
しかし、そんな彼女の抵抗も、次の瞬間襲いかかってきた鮮烈な感覚によって吹き飛ばされてしまう。
「っああああああああっ!!!…胸…痛いぃいいいいいっ!!!!!」
彼女の胸に張り付いていた吸盤状の触手、その中央部から彼女の乳首の先端に向けて鋭い針が打ち込まれたのだ。
その針は細く長く、ゆっくりと彼女の乳房を貫き、肋骨の近くまで到達する。
そして、その針を通して彼女の乳房の内側に、粘液によって薄められているものより遥かに濃厚な媚毒の成分が流し込まれてくる。
どんな薬もその濃度が高すぎれば毒と変わりはない。
本来、相手を死に至らせるまでの効果を持たない媚毒も、極限まで濃度を高めれば他の毒薬と大差はない。
苦痛とも快楽ともつかない、火酒を直接注ぎ込まれたような激感にキョウカはたまらず悲鳴を上げた。
「いやぁあああああっ!!!!熱いっ!!熱いのぉ!!やめてぇ!!胸…おかしくなるぅううううううううっっ!!!!」
容赦ない責めに泣きじゃくり、叫び続けるキョウカ。
だが、怪物・ヴォルトレスはそんなものは一顧だにしない。
この怪物の体内に捕われてしまえば、どんな強者も魔力を吸付くされ、その糧とされる以外の道などないのだから。
触手達はキョウカの体から少しでも多くの魔力を引きずり出すために、さらに激しく彼女の心と体を責め立てる。
既に粘液の効果でズタボロになったキョウカのショーツ。
その内部に数本の触手が侵入し、彼女の大事な部分を、後ろの穴を思う様に舐め回し、弄り倒す。
「ひぅ…くはぁ…ああああっ!!!…なんで!?…なんでこんなことで…わたしぃいいいっ!!!?」
快楽と苦痛と汚辱、それらが混ざり合った混沌の中でキョウカの精神は切り崩されて行く。
清らかな桃色の花びらを醜い触手にまさぐられる度に、体を貫く凶悪な快感にキョウカは背中をのけぞらせる。
媚毒に侵された彼女の大事な部分は異常な量の愛液を分泌し、触手の与える刺激を拒む事なく受け入れてしまう。
刻一刻と自分の体が怪物の肉欲に制圧されていく危機感も、絶え間ない刺激の波に押し流されて消えていく。
「…だめ…このままじゃ駄目だって…わかってるのに…私ぃ……っ!!!」
泣けど叫べど、ヴォルトレスの体内に捕らわれた彼女を救える者など存在しない。
今度は先端に小型の吸盤を備えた触手が、全身に与えられる刺激に反応して屹立するクリトリスに狙いを定めた。
充血し膨れ上がった陰核に触手が巻きつき、先端の吸盤が思い切り吸い付く。
「ひはっ…あああああああっ!!!…ひ…や…そこ…やめてぇええええええっ!!!!!」
133魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:01:14 ID:B+0c0XG4
媚毒の効果と全身への責めの相乗効果でいつも以上に敏感になっているその部分を、吸盤触手はめちゃくちゃに捏ね上げる。
たまらず悲鳴を上げたキョウカの反応に気を良くしたのか、触手はさらに激しくクリトリスを攻め立て、
さらにトドメとばかりに、胸に張り付いた触手が使ったのと同じ極細の針をそこに打ち込んだ。
「…っああああああああああああああああああっっっ!!!!!」
響き渡る少女の絶叫。
送り込まれてくる媚毒の原液はクリトリスから拡散し、キョウカの下腹部全体を異常な熱で包み込む。
両の乳首とクリトリス、敏感な神経の集中する三点を針に貫かれ、ピストンで撹拌され、キョウカは半狂乱で悲鳴を上げ続ける。
「やぁ…やら…こんな…痛くて…熱くて…私…もう……っ!!!」
魔眼によって燃え上がらされた心と体を、媚毒と触手で責め抜かれ、キョウカの精神はもはや陥落寸前だ。
吸血触手によって奪われた魔力も膨大な量にのぼり、彼女にはもう抗う力など欠片も残されていない。
しかし、この程度の責めはこの異界の魔物にとってはほんの序の口に過ぎないのだ。
キョウカはそれをすぐに身を以て思い知らされる事となる。
「……はぁはぁ…何?…こんどは…何をする気なの……?」
彼女の目の前にゆっくりとその鎌首をもたげた巨大な触手。
これまでの責めでまともに思考する能力さえ奪われていたキョウカには、それが何なのか最初は分からなかった。
だが、彼女はその正体に嫌でも気づく事になる。
「ひぃ…ああ…まさか……いやぁッ…!!!」
巨大なその先端部がしとどに濡れた彼女の大事な部分、その入口に押し当てられたのだ。
「だめっ!!無理っ!!そんな…無理よ……っ!!!」
人間のモノなど比較にならない、異常なほどに巨大な生殖器官。
こんなモノに貫かれて、果たして自分は生きていられるのだろうか?
だが、恐怖に震えるキョウカの意思とは裏腹に、彼女の体は強く求めていた。
自らを貫き、撹拌し、内側からぐちゃぐちゃに破壊してくれる強大で凶悪な熱と質量を。
キョウカの中の魔眼と媚毒に隷属させられた部分が叫ぶのだ。
アレが欲しい。
アレが欲しい。
アレが欲しい、と。
異形とのまぐわいによる処女喪失、その恐怖さえ上回る勢いで膨らんでゆく狂気じみた欲望。
鼓動は高鳴り、体は火傷しそうなほどの熱を帯びて、キョウカの全身はあの怪物の触手を受け入れようとしていた。
ぐい。
秘所に押し当てられる触手の力がじわじわと強まっていく。
(ダメなのに…嫌なのに…なんで?…どうして?…私……っっっ!!!!?)
そして、理性と淫欲の狭間で混乱し続けるキョウカの体を、ついに触手が貫いた。
「うああああっ!!あぐぅううっ!!くぁああああああああああああああああああっっっ!!!!!!」
肉を引き裂き、膣道を抉り、奥へ奥へと押し入ってくる巨大触手。
その激痛に悲鳴を上げるキョウカの声は、触手の先端が膣奥に叩きつけられた衝撃で断ち切られる。
「ひぐぅ…かはぁ…ああっ…いやああああああっ!!!!」
さらに、触手は入り口近くまで一気に引き抜かれたかと思うと、間髪入れずに再び膣の奥深くまで挿入される。
そのスピードは徐々に増していき、膣内どころか内蔵全体までもかき混ぜるような激しいピストン運動になっていく。
キョウカのアソコの入り口の部分からは、触手の粘液と彼女の愛液、
そしておびただしい破瓜の血が入り交じったものが絶えることなく流れ出す。
それはまさに怪物が捕えた獲物の魔力を奪いつくさんとする、壮絶な捕食行動だった。
(…なのに…それなのに……私……)
だが、キョウカの体はその意思に反して、巨大触手の凶悪な陵辱にたまらない快楽を感じていた。
媚毒によって淫らに作り替えられた体は、その苦痛さえも強烈な快感へと変換し彼女の心を篭絡していく。
秘所を内側から破壊されるような激しい行為にさえ、キョウカの体は全身を震わせて歓喜してしまう。
「ひぃ…うあああっ…や…いやぁ…こんな…あ…ぐぅ…くぁああああああああああっっっっ!!!!」
悔しさに涙をこぼし、泣き叫ぼうと、その事実を否定する事は出来なかった。
いまや、キョウカの体は怪物の糧として消化されるのを待つ単なる肉人形に過ぎないのだ。
134魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:01:49 ID:B+0c0XG4
しかも、怪物の責めに屈服しようとしているのは、彼女の身体感覚だけではなかった。
快感と同時に押し寄せる激痛、身を引き裂かれる痛み、怪物に全ての魔力を奪われていく感覚。
それら全てがキョウカの心にマゾヒスティックな悦びを与えていた。
屈服させられ、蹂躙され、自らの全てを食らい尽くされる。
心と体を魔物の欲しいままにされ、征服されていく事に彼女は心の奥底で歓喜していた。
(…そんな…私…魔物を倒さなくちゃいけないのよ?…なのに、どうして!?)
激しい陵辱の最中にも照射され続ける魔眼の光は、彼女の心をそこまで作り替えてしまっていた。
やがて、キョウカは我知らず、両手と口で触手に奉仕し、白濁した粘液を喜んでその身に浴びるようになっていた。
自ら腰を使い、より深く、より激しく、触手のピストン運動をその体で受け止め、
苦痛と快楽、恐怖と歓喜の狭間に揺れながら、キョウカという少女は徐々に破壊されていく。
「うあっ…んぷぅ…あぁ…私…狂っちゃうぅ!!狂っちゃうのにぃいいいっ!!!…ひぐぅ…や…ああああああああああっ!!!!」
もはや何が正常で、何が異常なのか、その判別もつかないまま、キョウカは触手との行為に溺れて行く。
媚毒漬けにされ、魔眼の力に魂を縛られた体には、あらゆる刺激がたまらない悦びであり、
彼女はその狂熱の嵐に翻弄され、吹き飛ばされていく哀れな一羽の小鳥にすぎない。
「…ああっ…ひぃ…くぅううっ!…だめぇ…こんなの…も…だめぇええええええっ!!!!」
やがて、彼女の中に僅かに残っていた抵抗の意思も破滅の快楽の中に溶けて消える。
瞳を喜悦の色に染め、一心不乱に腰を降りたくるキョウカの心と体は限界目がけて登りつめていく。
そして、彼女を犯す全ての触手が一斉に脈打ち、濃厚な白濁粘液を手の平に、口に、そして膣奥目がけて放った瞬間、
キョウカの意識もまた、悪夢のような快楽の中でホワイトアウトしていった。
「うあ…ああああああああああっ!!!!イっちゃうぅっ!!イっちゃうっ!!イクイクイクぅううううううううううううっ!!!!!」
ガクガクと全身を痙攣させた後、コスチュームをズタズタに破かれ、白濁の海に沈んだ少女は意識を失った。
だが、このときの彼女は気づいていなかった。
自分の秘所を犯していた触手が最後の瞬間、白濁液と共に彼女の膣内に何を植えつけたのかを……。
135魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:03:09 ID:B+0c0XG4
朝霧さんを助けようとヴォルトレスの体内に突入した私は重い体を引きずりながら彼女の姿を探していた。
朝霧さんが怪物の体内に取り込まれた瞬間、私が伸ばした手は結局彼女には届かず、私たちはヴォルトレスの巨大な体内で別れ別れになってしまった。
怪物の体内を隔てる肉の壁を切り裂きながら進む私の呼吸は荒く、体温が上昇しているのが自分でも分かった。
「…まさか…このモンスター…体内にこんな数の魔眼を持ってるなんて……」
上下左右、前後の別なく常に一定数の魔眼が私の行動を監視している。
その視線に晒され続ける私の体は、絶え間ない疼きに襲われた。
ヴォルトレスの口の中に無数にあった魔眼ほどの威力はないものの、私の力はその魔力によってほとんど半減していた。
ただ、私には一つ疑問があった。
(…だけど…どうして弱っている今の私に攻撃をしかけてこないんだろう……?)
邪神の分身にして僕であるモンスター達の細胞は自由自在な変化再生が可能で、触手程度の器官ならどこからでも生やす事が出来る。
袋の鼠の今の私を捕らえる事はしごく簡単な事の筈だ。
(…この怪物…一体、何を考えているの?……)
『禍の宝珠』を奪う為にこちらの世界に送られてくるモンスターは総じて高い知能を持っている。
何も裏が無いとは到底思えなかったけれど、今の私は前に進むしかない。
行く手を遮る肉の壁を、光の刃で切り裂くと、その向こうには大きなドーム状の空洞が待っていた。
ドームの壁面、天井にはびっしりと魔眼が張り付き、私に向けてその邪悪な視線を照射してくる。
だけど、そこで私は探していた人をようやく見つける事が出来た。
「朝霧さんっ!!」
コスチュームをズタズタに破かれ、粘液塗れにされた朝霧さんが肉の床の上に転がされていた。
一体どれほどの陵辱を受けたのだろう?
朝霧さんは完全に意識を失っているようだった。
「待ってて!今行くからっ!!!」
意を決して、私はドームの中に飛び出した。
襲いかかる無数の魔眼の力を防御魔法でいなしながら、私は朝霧さんの元へ駆けつける。
「朝霧さんっ!しっかりしてっ!!」
「う……ぁ…山門…さん……?」
私が助け起こすと、朝霧さんはか細い声で答えてくれた。
最悪、魔力を吸尽くされて廃人になっている事もあり得たけれど、とりあえずその心配はないようだった。
私が朝霧さんの所にたどり着いたのを見て、魔眼の発する力が強まるが、そう何度も同じ手は食らってられない。
これまでの経験で、私は魔眼の力をある程度まで受け流すコツを身につけ始めていた。
「さっきまでのようには…いかないんだから……っ!!」
魔力をほとんど失い、ボロボロの状態の朝霧さんを守るように防御魔法を展開しながら、私は立ち上がろうとした。
だけど……
「…山門…さん……」
「えっ!?」
その私の体を、他でもない朝霧さんが肉床の上に押し倒した。
「朝霧さん…何を…っ!?」
「…山門さん……山門さん……」
朝霧さんが信じられないほどの力を発揮して、私を押さえ込む。
そして……
「山門さん…ううん…ユキ……大好き……」
「…朝霧さ…んむぅ……んんっ……うぅ…」
朝霧さんの唇が私の唇の上に重なり、彼女の舌が強引に私の口の中に侵入してきた。
136魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:03:58 ID:B+0c0XG4
朝霧さんの舌は私の舌にねっとりと絡みつき、私の口の中全てを味わい尽くそうとするかのように動き回る。
(…そんな…朝霧さん…敵に操られて……)
同性の、しかも顔見知りの人物からのキスに私の心はすっかり動揺してしまった。
唾液を交換し合い、歯茎や舌の裏を刺激され、幾度となく舌をすり合わせ絡ませ合う朝霧さんの舌先に私は翻弄される。
そして、同性同士のキスの快感に溺れる私の心の隙から、魔眼の力が容赦なく侵食してくる。
長い長いキスからようやく開放された時には、私の理性や思考能力は半分以上、その熱によって溶かされてしまっていた。
それでも、何とか朝霧さんを止めようとする私の手の動きを掻い潜って、彼女は私の体のそこかしこにその繊細な指先で触れ始めた。
「…っはぁ…あ…だめ…だめだよ…朝霧さん…こんなの…だめ……」
「…心配しないで、ユキ…私がユキの体…たくさん気持ちよくしてあげるわ……だから…」
もう一度、そっと触れ合う唇と唇。
その甘い香りだけで、私は朝霧さんの与える至福の官能に押し流されてしまいそうになる。
(…だめ…そんなの絶対、だめなんだから……朝霧さんは操られてる…だから、助けなくちゃいけないんだ……)
そう強く思い、もう一度朝霧さんと一緒に立ち上がろうと体に力を込めるけれど、
魔眼の力の影響を受け始めた体は私の言う事を聞かず、結局朝霧さんに組み伏せられてしまう。
「…ユキの胸…可愛いわね…ほら、ちくびもこんなにピンと立って……」
「…うあ…や…おっぱい…そんな…しないでぇ……」
朝霧さんの指先はあくまで繊細に優しく、私の感じやすい部分を愛撫する。
これまで経験してきた、敵のモンスター達の暴力的な責めとは全く違う、慈しむようなその手つきに私の心と体は蕩かされていく。
「ふぁ…ああ…そんな…おっぱい…吸わないで…ふあんっ!」
「服の上からでも…ユキが感じてるの…すごく伝わってくるわ……だけど…」
朝霧さんはそう言って、どこからか縮小状態の龍牙刀を取り出した。
そして……
「こうすれば、ほら……」
「ああっ!…や…やめて…朝霧さん…やめてぇ!!」
龍牙刀の鋭い刃先は敵の魔力で既に劣化が始まっていた私のコスチュームの
首元からおへその辺りまでを一気に切り裂いた。
朝霧さんはそうやって出来た縦の裂け目を広げて、顕になった私の乳首を舌先でなめた。
「…ひあっ…はぁんっっ!!」
「…ユキの甘い匂いも、味も、全部伝わってくる……」
そうやって出来た裂け目から、さらに大胆に朝霧さんの手の平は私の服の中に入ってくる。
火傷しそうなほどの熱を帯びた指先に鎖骨を、胸を、脇腹を、おへそをくちゃくちゃに愛撫される。
その度に漏れ出る私の声は、どんどん甘い色に染められていく。
「…ユキ…可愛い…可愛い…可愛い可愛い可愛い……っ!!!」
「朝霧さ…そんな首に…キス…いっぱい、しないで……」
「そうね…キスするなら、やっぱりこっちよね……」
「ひむ…うむぅ…んんぅ……ぷぁ…ああっ……こんな…だめぇ……っ!!」
首筋から、再び唇へのキス。
理性は拒否しても、私の体は朝霧さんの柔らかで優しい体の感触に溺れていく。
私の体は朝霧さんの行為にほとんど抵抗する事はなくなり、僅かに拒絶の言葉を投げかけるのが精一杯になっていく。
そしてやがて、その言葉さえも、朝霧さんによって与えられる限りない快楽の中で
私自身が漏らす甘い吐息の中に掠れて消えていった。
137魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:04:45 ID:B+0c0XG4
「ふふふ……ユキのここ、ぐしょぐしょね……一体、どれくらい我慢してたの?」
「や…あさぎりさん……いじわる…言わないでぇ……!!!」
やがて、朝霧さんの指先は私の恥ずかしいところに到達し、ぐしょぐしょに濡れたその部分を時に浅く、時に深く、
巧みな指遣いでかき回し鮮烈な快感を私の体に刻みつける。
いまや私は朝霧さんの指先一つに踊らされるマリオネットに成り果てていた。
彼女の指先が生み出す快感に、私の体は踊り、身を捩り、恥ずかしげもなく淫らな声を上げる。
既にここがモンスターの体内である事も忘れ去り、私は朝霧さんの与える快楽にひたすら溺れた。
何度も何度も、数え切れないくらい朝霧さんと唇を重ねて、互いの唾液を味わった。
コスチュームは朝霧さんの龍牙刀で次々に切り裂かれて、長手袋とニーハイブーツを残して
私はほとんど丸裸にされてしまった。
そうして露になった肌にも、満遍なく朝霧さんのキスマークが刻まれていった。
時折、このままじゃいけない、脱出しなくちゃいけない、という心の声が頭の中に蘇ったけれど
その度に朝霧さんの声がその思考を遮った。
「…好き…大好き…ユキ……ずっと…ずっと傍にいて……」
もう私は朝霧さんのなすがまま、抵抗したり逃げ出したりできる筈もないのに、
彼女は母親に甘えるように、縋りつくように、何度も何度も私にそう囁いた。
その声を聞くたびに、私の中に蘇った危機感は萎れて無くなってしまう。
(…あさぎりさん…わたし…ここにいるから……ずっといるから……)
まるで小さな子供にしてあげるように、私は何度となく彼女の背中を強く抱きしめた。
そうやって、どれくらいの時間が過ぎただろう。
私の上に多いかぶさっていた朝霧さんは体を起こし、こう言った。
「…ユキ…受け入れて…私の全てを……」
「…あさぎり…さん…?」
その直後、朝霧さんは突然、お腹の辺りを押さえてうめき始めた。
「うあ…くぅ…ううんっ!…ああっ…出るっ!!…出てくるぅっっっ!!!」
「…あさぎりさん……それ…!?」
それは朝霧さんの大事な部分の、その入口からぬらりと顔を出した。
媚毒の粘液に塗れた、醜悪な大蛇の如きその姿は何度となく私を苦しめたもの……。
(…あれが…あさぎりさんを体のうちがわからあやつっていたんだ……)
私より女の子らしい体つきの朝霧さんのアソコから、男の人のモノを思わせるソレが顔を出しているのはとても奇妙な光景だった。
私の中に残った僅かな理性が『アレは危険だ』『早く逃げろ』と囃し立てる。
だけど……
「…ユキ……」
朝霧さんのその声を聞くと、どうしても体が動かなくて……。
私の大事な部分にその先端を押し当て、そのまま覆いかぶさってきた朝霧さんを、私は拒む事が出来なかった。
138魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:05:25 ID:B+0c0XG4
「…ああっ…ユキっ!…ユキぃいいいいっっっ!!!!」
「ひ…あはぁああああああっ!!…あさぎりさんのが…うあ…はいってくるぅううううっっっ!!!!」
コブだらけの太く歪な肉茎が、力任せに私のアソコの肉を押し割り中に入ってくる。
太く荒々しい剛直を受け入れた私のアソコは、もう何度となく怪物の触手を受け入れた筈なのに、
乱暴で力任せなその挿入に肉を抉られ傷をつけられて、初めてのときと同じ赤い血を流す。
(…これは、あさぎりさんの痛みなんだ…わたしと同じモノを受け入れたあさぎりさんと同じ……)
朝霧さんは私の名前を何度も呼びながら、狂ったように腰を打ちつけてきた。
「…ユキっ!…ああっ…ユキ…ユキぃいいいっ!!!…好きなの…大好きなの……っ!!!」
「ひあっ…あああっ…あさぎり…さぁああああんっっっ!!!!」
朝霧さんのモノで徹底的にグチャグチャに撹拌される私のアソコ。
やがて刻みつけられた傷から媚毒念液が染み込み始め、肉を抉る痛みは狂気じみた快感へと変換されていく。
突き上げられる度に頭の中が真っ白にスパークし、強烈な快感が電撃のように私の体を突き抜ける。
「…ユキっ…ユキっ…感じるっ…ユキが私のをぎゅって締め付けて……」
「くあっ…あさぎりさ…や…こんな…はげしすぎる……っああああ!!!!」
ドーム状の空間を覆い尽くす魔眼からの視線は私と朝霧さんをさらに狂わせ、肉欲に溺れさせていく。
私を犯す朝霧さんのモノは無数のコブで膣道を擦り上げ、快感の爆弾を私の下腹部で何度も爆発させた。
さらに朝霧さんは左手と唇で私の両乳首を刺激し、残った右手を私の後ろの穴にそっと添えた。
「…や…あさぎりさん…そこは……っ!!」
「…ごめんなさい…私は、ユキのぜんぶを愛したいの……」
朝霧さんの細い指が一本、また一本と後ろの穴に入って、内側からくちゅくちゅとかき混ぜてくる。
モンスターにされるのとは違うこそばゆい快感に、私はたまらず声を上げる。
「ひあっ…ああああっ…あさぎりさん…おしりっ…おしりがぁああああっ!!!!」
「あはっ…ユキって、こんなところまできれいなのね……」
「や…言わないで…恥ずかしいよぉ…!!!!」
「…ああっ…可愛いっ!!…ユキっ!…ユキっ!…ユキぃいいいいっ!!!!」
「…あさぎりさ…あ…ふああああああああああっっっ!!!!!」
壊れてゆく。
壊れてゆく。
モンスターに仕組まれた歪な快楽の園の中で、私と朝霧さんは互いが互いの存在に溺れて、心も体も滅茶苦茶に壊れてゆく。
互いの体温を貪り、数え切れないほどのキスをして、我を忘れて腰を振りたくってその快感に酔い痴れる。
そして天井知らずに高まっていく欲望と快感は、ついに私たちの許容量を超えてメルトダウンを起こし始める。
「うあああああっ!!!ユキっ!ユキっ!ユキぃいいいいいいいっ!!!!!」
「あああああああああっ!!!!あさぎりさんっ!!!わたし…もう……っ!!!!」
心と体がバラバラになってしまいそうな激しい快楽の渦の中、私と朝霧さんは互いの背中を強く抱きしめた
そして………。
「ユキっ!ああっ!!愛してるっ!!愛してるっ!!!ユキぃいいいいいいっ!!!!」
「はうっ…ああああああっ!!!あさぎりさんっ!!!あさぎりさぁああああああんっっっ!!!!」
こうして私と朝霧さんは狂い果てた肉の地獄の中で、絶頂へと昇り詰めたのだった。
139名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 08:06:16 ID:IuFu79+B
支援
140魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:07:17 ID:B+0c0XG4
俺一人を逃がして、朝霧キョウカを助ける為に単身、ヴォルトレスの口の中に飛び込んでいったユキ。
残された俺はボロボロになった街の真ん中で途方に暮れていた。
「俺は…また……」
もう少し自分に力があれば、ユキにあんな無茶をさせずに済んだ。
自分への怒りと、悔しさと、何よりもユキを敵に奪われた絶望感に俺は我知らずキリキリ、キリキリと
血が滲むまで自分の拳を握り締めていた。
「畜生っ……っ!!!」
そして、何よりも絶望的なのは現在の状況だった。
あの後、ユキを取り込んだ怪物は地下の奥深くに潜って逃げてしまった。
しかも、敵は地面に穴をあけて、その中に逃げ込んだのではない。
まるで、魚が水に飛び込むように、自分の周囲の地面だけを液体に変えて、そこを泳いで逃げたのだ。
これでは、敵を追いかける事さえ出来ない。
どうやらあの怪物はこちらに多少なりと敵に対抗できる威力がある事を知って、
ユキから『禍の宝珠』を奪うまでの時間を一番安全な場所でやり過ごそうと判断したらしい。
「恐らく、地下を通る龍脈の流れに乗ってにげたのだな。しかも、呪術的迷彩まで施されているらしい。
……ヤツを見つけ出すのはほとんど不可能だ………」
しばらく周囲の地面を調べていた応天門さんが、力ない声でそう言った。
「それじゃあ…ユキは?…あの退魔師の女の子は……?」
「すまない。……私の実力不足だ………」
地面という巨大な盾に守られている限り、あのモンスターの優位は絶対に揺らがない。
『お兄ちゃん…ごめん……』
あの最後の瞬間、ユキが言った言葉が何度も頭の中に木霊する。
結局、今度こそ妹の役に立ってやるつもりで、俺は何も出来はしなかった。
「…ユキ…俺のせいで……ごめん…ごめんな………」
無力でちっぽけな俺は、ただユキの名を呟きながら、立ち尽くしている事しか出来なかった。
このまま全てが終わる。
俺も、そしてきっと、応天門さんさえもがそう思っていただろう。
だけど、その時だった。
「喝っっっ!!!!!!」
鼓膜を破らんばかりの大音量で、聞き覚えのあるその声が耳に飛び込んできた。
顔を上げるとそこには思った通り、昼間、俺に助言をくれたあの人が、あの時と変わらない堂々とした佇まいで立っていた。
141魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:07:55 ID:B+0c0XG4
「金徳…さん……?」
「何をうなだれておる、少年!お主、儂が昼間に言うた事を全て忘れたか!!」
金徳さんは膝をつき、その大きな手の平で俺の両肩をがしっと掴み、こちらの目をまっすぐ見据えながら話し始めた。
「少し離れた場所からではあったが、事の次第は見させてもらった。
あの魔物の口の中に飛び込んでいった少女、あの娘がお主の『どうしても守らねばならない者』、そうなのだな?」
「は、はい……でも」
「自分にはもう何もできない、そう言いたいか?だが、それは違う!全く違うぞ!!
お主には今出来る事、成すべき事がある筈だ!!」
「だけど、俺の力が足りないから、結局またユキを危険に晒して……っ!!」
「そうではない。お主の力はここだ。ここにあるのだ、少年……」
そう言って、金徳さんは俺の胸をぐいと指さした。
「お主は安易に力を求める自分の心を『弱い』と言った。だが、それは一面的な見方に過ぎぬのだ。
お主がみっともなく焦り、苦しみ、それでも力を求める事をやめられないのは何のためだ?」
「ユキの…妹の力に、なりたいから……」
「そうだ。お主が弱いと切り捨てた感情は、全てそのユキという娘を守りたいという、強い『思い』の裏返し。
そしてその『思い』は、儂やそこの陰陽師にはないお主だけの力なのだ……」
自分だけの力……。
その言葉に、俺はただ呆然と金徳さんに指さされた胸の辺りに手を当てる。
「俺は…ユキを助けたい……それなら!!」
『思い』はエネルギーだ。
絶望に折れた心を繋ぎあわせて、もう一度立ち上がらせる事さえ出来る、莫大な力だ。
確かに、俺はユキのような強力な魔法が使える訳じゃない。
でも、この『思い』に支えられている限り、俺は最後の瞬間まで諦める事なくユキを救う術を探し続ける事が出来る。
(考えろ!考えるんだ!ほとんど無敵に見えたあの怪物にだって、あともう一歩で倒せるところまで追い詰められたんだ。
あの怪物の中から、ユキを救い出す事だって、きっと不可能じゃない……っっっ!!!!)
そこで俺は気づく。
自分の右手が握っている武器、その存在に……。
「草薙の剣……これが魔法の剣に変わったのはそもそも…っ!!」
本来、ただの神社の御神体だったこの剣は、ユキの持つ『禍の宝珠』の魔力を受けて魔法の剣に変わった。
そうだ。
ユキの持つ『宝珠』と俺の『剣』はそもそも、同じ魔力を宿している。
俺がいつも手の平に感じているこの力……これと同じものをこの大地の底から探し当てる事が出来れば……。
(呪術的迷彩だか何だか知らないが、こっちは天下の邪神の魔力。しかも、保有量はユキの『宝珠』の方が桁外れに大きい筈……っ!!!)
俺は両手で握りしめた剣に全ての『思い』を集中させて、追い求める妹の名を叫んだ。
「ユキぃいいいいいいいいいいいいいいっっっ!!!!!!!」
142魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:08:26 ID:B+0c0XG4
「お兄ちゃんっ!!?」
薄暗い肉のドームの中、誰かに名前を呼ばれたような気がして、私はハッと起き上がった。
「気のせい……?」
こんな怪物のお腹の中でお兄ちゃんの声が聞こえる訳がない。
だけど、私には確かに聞こえたのだ。
そして、私は気づく。
自分の胸元に浮かび上がっている封印の印の光に……。
(これって……こっちの世界での最初の戦いで『禍の宝珠』が力を貸してくれたときと同じ……)
『禍』の名には似つかわしくない、暖かな緑の光が胸の印から溢れ出している。
そして、呆然とする私の頭の中に、もう一度あの声が聞こえた。
『ユキっ!!どこにいるんだ!?ユキぃいいっ!!!!』
「………お兄ちゃん…」
お兄ちゃんの声に反応するように、さらに封印の印が光を増す。
そして、そこから溢れでた魔力のお陰で、私は徐々に正常な思考を取り戻し始める。
現在、私の体は触手によって何重にも拘束されていた。
隣には、朝霧さんが同じように触手に絡まれて、意識を失っていた。
その目元に光る涙と、寂しげな表情を見て、私は思い出す。
あの時、私を犯した朝霧さんの行動そのものは、彼女に取り付いたモンスターがさせたものだったのだろう。
だけど、朝霧さんがあの時見せた、必死で私に縋りつくようなあの言動と態度。
あれは朝霧さん自身が心の中に抱えた孤独の現れだったんじゃないだろうか?
おそらくこの怪物は、朝霧さんをボロボロに陵辱した挙句、弱りきった心が見せた孤独な感情を利用して彼女を操ったのだ。
「許せない……」
高まる怒りと共に、胸の印はどんどん輝きを増していく。
「朝霧さんを助けて、お兄ちゃんのところに戻る!!もし私の声に応えてくれるなら、力を貸して!『禍の宝珠』!!!」
私がそう言ったのと同時に、凄まじい魔力を吹き出しながら、『禍の宝珠』が姿を現す。
その光はドーム内部の魔眼をかたっぱしから焼き尽くし、私たちを拘束していた触手を消滅させる。
私は触手から解放されて崩れ落ちそうになった朝霧さんの体を抱きとめる。
「う……あ…山門…さん?」
「朝霧さん、もう大丈夫だから……ここを出るよ!」
私は『禍の宝珠』を高く掲げて叫ぶ。
「変身……っ!!!!」
143魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:09:16 ID:B+0c0XG4
その瞬間、剣に走り抜けた電流のような感覚で俺はそれを悟った。
「応天門さん、金徳さん、ユキたちは、あの怪物はあの真下にいますっ!!!」
俺たち三人は今、応天門さんの式神、華姫が変化した巨大な蝶の背中の上にいた。
俺の言葉に応天門さんが応える。
「わかった。力を貸してくれ、黄龍っ!!!」
『あいよ。って、そんな消耗した状態で私を召喚して大丈夫なの?』
「大丈夫ではないが…背に腹は代えられないのでな」
応天門さんに召喚されたチャイナドレスの少女は、彼の真剣な表情を見て強く頷いた。
『わかった。龍伍の心意気、無駄にはさせないよ!』
「敵はあのビルの真下の龍脈にいる。どうにか引き上げてくれるか?」
『中原最強をナメないで。それくらい朝飯前よ!!!』
そう叫ぶと、少女は黄色く輝く龍に姿を変え、あのモンスターと同じく溶けるように地中へと潜った。
やがて、地鳴りと共に地下から浮き上がってくる巨大な物体の気配を、俺や応天門さん、金徳さんも感じ取った。
「少年、地上まで出てくれば、その娘が魔物の体のどこにいるか、感じ取れるか?」
「今でもビンビンに来てますから、たぶん、いけると思います」
「そうか……ならば!!」
俺の言葉を受けて、金徳さんが背中に背負っていた大砲に懐から取り出した金色に輝く砲弾をセットする。
「もしもの時の為、一発持って来ておいて正解だったわ!!」
やがて、黄龍に縛められた巨大なモンスターが地上に姿を現した。
『そっちもなかなか強いみたいだけど、土の中で私と張り合うには、ちょっと力が足りなかったね!!』
「グガァアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」
響き渡る怪物の咆哮。
役目を終えた黄龍がきらめく粒子に姿を変えて消え去ったときには、金徳さんの大砲は既に発射準備を完了していた。
「少年、娘らの位置は?」
「もう怪物の口の手前まで来てます!!」
「わかった!!ならば、狙うはこの一点!!」
金徳さんの腕が、唸りを上げる大砲を怪物目がけて構えた。
「喰らえいっ!!融合観音砲『仏舎利』弾!!!!!」
引き金が引かれるのと同時に、砲口から飛び出す太陽と見紛うようなまぶしい光。
それは怪物の右目の一つに命中すると、着弾地点を中心に巨大な光の輪を描き出す。
そして、その中心に、その光よりさらに眩い光に包まれた人の姿が見えたかと思った瞬間……
「ガァアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!!」
怪物の顔の右半分をそっくり消滅させてしまった。
144魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:09:45 ID:B+0c0XG4
「すごい……」
「いや…あの弾丸であの程度の傷しか負わせられんとは……この魔物、何という力だ……」
「ともかく、これでヤツの右前方は死角になった。金徳法師、山門少年、一気に近づくぞっ!!!」
ヤケクソ気味に繰り出される魔力の砲撃も、触手の群れも視界が半分潰れてしまえば、命中率もガタ落ちだ。
俺たちは怪物の攻撃の隙間を掻い潜り、一気に敵の目前まで近づく。
怪物は俺たち三人の接近を察知して、口を大きく開き、魔眼と大量の触手をこちらに浴びせかける。
だけど……
「残念だな……種の割れた手品など!!」
「今更、儂ら三人に……っ!!」
「通じると思ってんのかぁああああっ!!!!」
金徳さんと応天門さん、二人の力が合わさった鉄壁の結界で守備を固め、
俺たち三人は怒涛の攻撃で魔眼を、触手を片っ端から切り裂き、潰していく。
応天門さんの霊符が魔眼を焼き、金徳さんの呪い刀と俺の魔法剣が触手を残らず切り払う。
そしてやがて、敵の魔眼と触手をほとんど潰した頃、
光の刃で怪物の口の奥を遮る肉の壁を切り裂いて、白いコスチュームと青いコスチュームの、二人の少女が飛び出してきた。
「ユキっっ!!!!」
「お兄ちゃんっっ!!!!」
大きく腕を広げ抱きついてきたユキの体を、俺はしっかりと両腕で受け止めた。
それから、どうやらユキと朝霧さんに内側から散々攻撃を食らったらしく、息も絶え絶えの怪物を睨みつけて、俺は言う。
「これでラストだ。ばっちり決めて、さっさと家に帰るぞ、ユキ!」
俺は前の戦いでユキがしてくれたように、手の平をユキの杖を握る手に重ねて、自分の剣の魔力を送り込む。
すると、それを見た応天門さんも俺の上に手の平を置き
「微力ながら、手助けさせてもらおう」
さらには金徳さんの大きな手の平がそこに重なり
「相手は規格外の怪物だ。これぐらいせんと、仕留められはすまい」
そして最後に、朝霧さんの手の平がその上におずおずと重ねられて
「私も…力…貸すから……」
五人の力が束ねられたユキの杖は凄まじいまでの魔力を燃え上がらせ、ユキの叫びと共に怪物めがけてその威力を解き放った。
「お兄ちゃんの…朝霧さんの…みんなの力……スプリームレインボーッッッ!!!!いっけぇえええええええっっ!!!!」
怒涛の如く放たれた七色の光と、最後に打ち込まれた一際強力な白い光によって巨大な怪物はついに内部から崩壊し、完全に消滅してしまった。
145魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:10:22 ID:B+0c0XG4
「ユキっ!ユキぃいいっ!!生きてて良かった!!ホントに良かった!!!」
「痛い痛い痛い痛い……っ!!お兄ちゃん、痛いからっ!!とりあえず落ち着いて!!ちょっと離して!!」
ギリギリのところで何とかヴォルトレスを倒した私たちは、戦いの中心地から離れた公園で少し体を休めていた。
そこでちょっと困ったのは、お兄ちゃんのこの行動。
さっきから私の体を抱きしめて離してくれないのだ。
もちろん、私だって生きてお兄ちゃんと会えたのは嬉しいけれど、力加減は忘れちゃいけないと思う。
と、そこで私はこちらをじっと見つめるあの子の視線に気がついた。
「…朝霧さん、どうしたの?」
「さっきは、ごめんなさい」
「えっ?」
「私、あの怪物に操られて、あなたに酷い事、たくさんしたでしょ……?」
どうやら、朝霧さんはヴォルトレスの触手に操られていた間の事もおぼろげながら、覚えているらしい。
いつもは強気なその表情が今は暗く沈んでいる。
「お兄ちゃん……」
「ああ、わかった。ユキ……」
私はお兄ちゃんの腕から離れて、朝霧さんのところへ歩み寄った。
「ねえ、朝霧さん…朝霧さんが謝る事なんて、何にも無いんだよ……」
「それは違うわ。私が捕まったせいで、山門さんまで巻き込んでしまった。全部、私のせい……」
「でも、そもそも朝霧さんがいなかったら、きっとあのモンスターに近づく事も出来なかった……
危ないときには助けあって、一緒に困難に立ち向かった。どっちも同じ事だよ。ただ、あの時は運が悪かっただけ……」
それから、私は朝霧さんに手を差し伸べて、こう言った。
「それでも気になるなら、私のお願い、一つだけ聞いてくれる?」
「お願い?」
「うん。友達になろう、朝霧さん」
その言葉に少し驚いた顔をした朝霧さんに、私は言葉を続けた。
「シオリちゃんにはもう友達同士だって思われてるみたいだし、それなら、三人一緒の方が楽しいよ」
それからしばらく、朝霧さんは喜んでるような、だけど今にも泣き出しそうな、複雑な表情を浮かべてから
「ありがとう…山門さん」
にっこりと笑って、私の手をきゅっと握ってくれた。
振り返ると、私たち二人の様子を見ながら、お兄ちゃんも嬉しそうに笑っていた。
思えば、一人ぼっちで投げ出された筈のこの世界で、気がつけば私を大事に思ってくれる何人もの人たちと知り合う事が出来た。
不思議な運命に導かれ、出会った人たち。
その存在が、今の私を支えてくれている。
こみ上げる嬉しさで胸がいっぱいになった私は、満面の笑顔で二人に笑い返したのだった。
146魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:10:53 ID:B+0c0XG4
一方、そんな少年少女、三人の姿を眺めながら、金徳と応天門龍伍はベンチで体を休めていた。
あの戦場で少年と交わした会話を思い出しながら、金徳は龍伍に話しかけた。
「生臭坊主の説教か……全く、笑えん冗談だな。そう思わんか、陰陽師?」
「あなたもあの少年も、とても冗談で言葉を交わしているようには見えませんでしたよ、金徳殿」
あくまで生真面目な陰陽師の返答に金徳は顔をしかめる。
確かに、あの少年、山門タケシとの出会いは、金徳の胸の奥底で長い間眠っていた何かを揺り動かしたようだ。
(結局、どれほど悪党を気どろうと、儂はあの頃の青臭い坊主と変わらないという事か……)
その上、それを不愉快どころか、どこか晴れ晴れしたような気持ちで受け止めているのだから、全くもって救い難い。
(一度は諦めた悟りの道だが、この辺りでもう一度挑んでみるのも悪くないのかもしれんな……)
そんな事を考えつつ、微かに笑みを浮かべる金徳。
その横顔を、龍伍もまた穏やかな気持で見守る。
そうして、穏やかな時間が流れていこうとした、そんな時である。
「やあ、山門君、こんな時分に妹さんを連れて、今日は一体どんな用向きかな?」
「ぶ、部長!?」
「部長さん!!?」
偶然通りかかったその少女・『民俗文化・考古学研究部』部長、竹内礼子の顔を見て、タケシとユキは驚きの声を上げた。
まあ、それだけなら思わぬ場所で顔見知りと出くわした、それだけの事だったのだけれど……。
ユキとタケシに続いて、背後に控える退魔師・陰陽師・破戒僧が一斉に声を上げたのだ。
「あなたは、屍隠村の事件の時にいた……!?」
「ああ、朝霧さんちの娘さん?この街に引越してきてたのかい?」
「君は、禍具魂の一件を調べていた……!!」
「あ、もしかして応天門さん?まさかまた会えるなんて思わなかったよ」
「お主は九登呂岩のヒルコ退治のときに出くわした……!?」
「ああ、金徳さん、あの時は本当に助かりましたよ」
驚愕に打ち震える三人の顔を不思議そうに眺めながら、礼子はタケシとユキの方に視線を向けて……
「何、この集まり?もしかして同窓会?」
「「何で全員と顔見知りなんですかっ!!!?」」
兄妹の息の揃ったツッコミを受ける事になったのだった。


そしてその頃、時空の壁を隔てた向こう、
ユキの故郷である魔法世界では、一向に成果の上がらない『禍の宝珠』回収作戦に新たな動きが生まれようとしていた。
それは………。
「はい。このまま、いくらモンスターを送り込んでも埒が明かないでしょう。
我らが神の復活のためには、もっと強力な打開策が必要なのです」
「しかし、本当にそんな事が可能なのかね、アウクモス……?」
「無論です。その為の全ての準備は既に整っています」
かつて、ヘヴンズフィルドを裏切り、その国土を地獄絵図に変えて、『禍の宝珠』を手に入れようとした男。
かつての閃光の十二騎士の一人であり、ユキの師匠でもあったその男、アウクモスは自信に満ちた声でこう言った。
「私が直接、時空の壁の向こうに赴き、『禍の宝珠』を取り返してみせましょう」

つづく
147魔法少女ユキの人:2010/02/10(水) 08:13:57 ID:B+0c0XG4
これで、『魔法少女ユキ』第三話はオシマイです。
やたらめったら、長ったらしくて申し訳ない。
途中、支援してくださった方、本当にありがとうございました。
次回、一話以来放置されてた師匠が人間世界に来るようです。
続きはいつになるか、分かりませんが、ともかく頑張って書いてみるつもりです。
148名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 08:18:49 ID:IuFu79+B
>>147
朝っぱらからなんてGJなものを!
ユキとキョウカの二人もよかったけど、それ以上に金徳さんが格好よすぎる!!
次回も期待してます
149名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 01:26:26 ID:appOVS0M
3×3EYESの僧院長とかもののけ姫とか生臭さ坊主って憎めないキャラが多くて大好きだわ
しかも金徳坊は根が良い人なんで良いわ〜
150名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 06:53:18 ID:vAk8Ft4F
3×3EYES懐かしいな。
今、月刊ヤンマガで外伝やっているんだよな。
151名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 08:31:33 ID:appOVS0M
もう終わってるがな
152名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 12:16:14 ID:FYE1Xi+S
凄い力作乙乙
153名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 00:17:39 ID:TFNxyND9
こっちの保管庫で寄生スレや触手スレの魔法少女も拾えないだろうか?
154名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 00:32:39 ID:ZhcIPimV
それは向こうで、きちんと保管庫を作るべき問題じゃないか?
155名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 00:51:07 ID:VNusrLNI
>>147
GJ!!
相変わらず濃厚なストーリー、そして生き生きしたキャラクター描写が実に凄いですね
エロもwイイw
そ・し・て・・・
金徳法師っ!!!!
ちょっとまってくださいよ、豪放生臭だけど超熱い上に根の善人を捨て切れてないって…
格好よすぎw漢惚れしましたw

てかですね、あまりに良いシーンが多くて…
エロ小説で涙ぐむとか感動して鳥肌立つとか…
もう一度、GJと、GJと叫ばせてもらいます!!
GJ!!
156名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 03:49:59 ID:5GE7QbEr
ごめんなさい。
魔法少女に味方する男キャラって、かっこいいことを言いながら、でも守るべき少女の前で無残に殺されるのが仕事だと思ってました。
157名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 07:25:14 ID:0QqSK053
夢敗れて散華あり
魔法少女達の夢の跡
158名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 10:00:09 ID:6nPxkw3t
>>156
もしくは「ひ、ひぃぃぃ!」とか化け物にビビって魔法少女見捨てて逃げ出して絶望を加速させるエッセンスだよなw
159名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 20:31:03 ID:2DITrNHU
キョウカって魔法少女にカウントしてもいいのかな?
キャラとかエロシーンとかは文句は特に無いけど
魔法を使うって言われても
肩書が退魔師だからどうしてもソッチを意識してしまう
いや、ホント嫌いな訳じゃないんだけどね
160名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 20:33:01 ID:CT1u/dy5
手段が魔法なんだから、何の問題もないでしょ
むしろ、このスレの最近の傾向では、退魔を生業にしていない魔法少女の方が珍しい
逆にもっと、色んなタイプの魔法少女が出てきて欲しいね
161名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 21:08:24 ID:rGNOQigp
自分は近所の悩み解決系魔法少女(魔女っ娘に分類すべきかな)が陵辱されるとへこむのに
退魔系魔法少女だとハードな陵辱でも敷居が低くなる差別主義者
162名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 23:53:09 ID:FsmO5E0y
こかして踏みつけ殺すのが得意な黒魔法少女がいてもいいと思うんだ。

魔女っ娘だとエロトラブル系統になりそう。
163名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 23:57:41 ID:CT1u/dy5
>自分は近所の悩み解決系魔法少女(魔女っ娘に分類すべきかな)
むしろ、ぴえろ魔法少女シリーズや東映魔法少女シリーズみたいに、何十年も前から用語が定着していたジャンルに、
魔法少女プリティサミーあたりかな? ここ十数年くらいからバトル物が後発で入ってきたのであって、
本来、魔女っ子物=魔法少女でいいと思うよ

いや、別に魔女っ子、魔法少女と、日常系とバトル系を呼び分けても良いけど、その呼び分けが本来の意味みたいに言われると、
昔ながらのエブリディマジック系魔法少女のファンとしては悲しいw
164名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 00:00:56 ID:BbpA3J4E
>>163
あーわかる。
165名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 09:23:22 ID:7BxHeXkD
同じ魔法少女という括りでも両者には太陽にほえろ!と西部警察ほどに隔たりがあるな
166名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 01:13:45 ID:4cU9XmdH
「ディバイ──ン! バスタァ──!」と「ネクロノミコンネクロノミコン ○○になれ〜(だっけ? ゆとりだからよく分からん)」じゃ大違いだよな確かに。
167名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 02:30:46 ID:297IDlV4
ネクロノミコンw
わかっててやってるだろw
168名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 03:19:07 ID:AkneMqmt
アッコちゃんって魔法少女に分類されるのかな?
169名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 03:34:07 ID:7z8Bec50
それ以外の何者でもないだろ
170名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 03:35:32 ID:7z8Bec50
ちなみに・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E5%A5%B3%E3%81%A3%E5%AD%90%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E6%88%A6
しっかりエントリーされてたよ
171名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 04:05:26 ID:AzK44KbN
キューティーハニーは科学で魔法じゃないと思うなぁ。
つーか子でも少女でも無理があると思うなぁ。
172名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 04:25:23 ID:7z8Bec50
待て待て!
前半は一理あると思うが、後半は「女子高生なんざ少女じゃねえよ」宣言か!?

魔女っ子論争じゃないけど、とんがり帽子のメモルは、ファンタジーかSFか、って議論を思い出すなw
173名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 07:37:17 ID:85vSAK3r
キューティーハニーは今でいう戦闘ヒロイン(アクションヒロイン)じゃないのか?
174名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 09:10:36 ID:27wItLLH
よくできた科学は魔法とあまり変わらない、なんて台詞を聞いたことがある

キューティーハニーは科学の力で変身し戦っているため魔法少女ではないが、
魔法少女に似て非なる存在ではあると思う。
175名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 11:35:11 ID:/K1hSuWM
まあなのはとかも魔法とか言ってるけど、持ってるのバスターランチャーとかハンドガンで、敵は機械兵だしなw
変身シーンからしてなんかガキンガキンと勇者シリーズの合体シーンばりに金属音たててるしw

最近の異能バトルものはその単語やらビジュアルにSF分を取り込むのが主流で
それを無自覚にお手本やらパクッたりして後発作ったりするから科学・魔法という線引きは難しいよね
176名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 11:58:03 ID:7z8Bec50
なのは第一期の頃にも、戦闘時のギミックは平成ライダー(特に555辺り)に多大な影響を受けている、
と言うか原作者がファンすぎるって言われてたねw
177名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 18:55:43 ID:3vC7rLs/
でも弾丸装填な白兵武器の元祖は『未来忍者』なんだけどな
178名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 21:36:35 ID:7z8Bec50
そりゃ、第二期だろ
179名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 22:10:26 ID:AzK44KbN
>前半は一理あると思うが、後半は「女子高生なんざ少女じゃねえよ」宣言か!?

え!?魔法少女とか魔女っ子とか世界を救う光の戦士とか許されるのは中二(14歳)までじゃねぇの!?
180名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 22:35:57 ID:fWSIpSRJ
>>179
ちょwギャグマンガ日和思い出したじゃねーかwww
181名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 23:33:16 ID:85vSAK3r
>>180
なのはのMADがあったなぁ。

三期のときに「19歳で少女か?」ということは中の人たちも触れている。
流石にもう少女はきついので、今は魔法戦記リリカルなのはになったし。
182名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 16:51:23 ID:qWI8+WVh
心がキラキラしていればいつまでも少女ですよ?
183名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 19:56:47 ID:5aGj6Asm
ピークを過ぎた魔法少女は魔法少女安定供給機構が連れて行きます
184名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 20:17:48 ID:IiE3uWdz
奥様は魔法少女とか、図に乗った人は、処分されてしまうわけですね
185名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 20:35:34 ID:TMjOBl8u
皆とは同じゲームもってそうだな
スイートナイツとか淫妖蟲とか
186名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 23:12:13 ID:BObAhrsG
なんで魔法“少女”なのかってSSを書こうとしたことあるな。
10代半ばまでが魔力の一番高い時期でそれ以降は魔力が下がっていくなんて設定考えたりした

まあ、エロネタもバトルネタも思い付かなかったので書いてないが
187名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 23:53:01 ID:IiE3uWdz
悪くはないが、それ自体は、正直ありきたりな設定だよね。>少女時代がピーク
188名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 00:19:21 ID:uMEoGdP6
ある程度以上の年齢になると性的に成熟しすぎて快楽責めで敵に屈服しやすくなるからとか?
…このスレの御仁は苦痛系が好きな方が多いっぽいが、個人的には
快楽堕ちで洗脳調教→悪堕ちしてコスチュームやらもダークっぽく変化で相方と同士討ち→相方もぶっ壊して洗脳
ってのが好きだな…書けるだけの文才が無い自分が憎いorz
189名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 00:32:06 ID:NkJwDbEh
魔法少女のパワーの源は他の人間の欲望なので
ババアになると欲望が減って弱くなってしまうのである

敵に陵辱されても他人の欲望=パワーを集めて強化できるので、
(魔法少女には知らされてないが)扇情的なコスチューム等も意図的である

しかしながら魔法少女のパワーとなるのは『他の人間の欲望』の為、
媚薬で発情させられて放置、触手に取り込まれて苗床に、魔界に放り込まれて輪姦など、
他人が存在しないような状況では、ただ陵辱されて衰弱してしまうだけ

そこで魔族は魔法少女を捕らえるための異空間キセイフィールドを作ったのである


ここまで三分
190名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 01:06:49 ID:o9AWCUTm
悪堕ちネタいいなぁ
191名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 17:39:09 ID:tX7v/Okx
二次ドリとかの魔法少女系は即快楽堕ちがほとんどだから、その反動で苦痛系が多いのかなとか思ったり。
悪堕ち系は専門のスレもあるしね。
192名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 20:09:43 ID:40ZVx1O+
こっちで割と快楽寄りなのは魔法少女ユキの人かな
苦痛系は書き慣れてないみたいな事言ってたし
あんまり無理せず快楽系も書いてくれるといいな
エロの傾向は幅広い方がスレも面白くなるし
193名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 22:33:01 ID:hIy9ddal
>>191
なんで、あのレーベルは妙に、快楽堕ちと、イヤボーンハッピーエンドと、そして巨乳が多いんだろうw
194名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 22:34:29 ID:0yDp23O/
>>186
それなんてストライクウィッチーズ


初潮前の少女に魔法力があり、初潮がきて生理を迎えるたびに
魔法の源となる力も一緒に排出され、最後には魔力を失う。

というアホ設定をふと思いついたw
195名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 22:38:04 ID:1/ZOpHc4
そりゃ大きい方が色々と責めがいがあるしな
…悪堕ちったらあれか? 胸大きくなったり衣装とか鎧が黒っぽくなったり
全身に紋様浮かんだりとか?

同士討ちなら黒井のが良かった
196名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 22:39:53 ID:gFlHDZtF
>>191
あるある。二次ドリのほとんどが満足できない。
ここのハードさとロリ具合が好きだ。
197名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:21:57 ID:98umbpld
ハードなせめとかロリとかだと風当たりがきついんだろうさ
198名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 16:40:47 ID:R+0lQmzQ
その二次ドリなんだが、ゲドマガでエロゲーの魔法少女イスカのオリジナルアフターなコミック版が連載始まったな
大量のページ使ってる割にはエロよりバトル分に当てていて吹いたわ
コロコロしたちっこくも凛々しい表情の貧乳魔法少女が三人も出ててなかなか良い感じだ
199名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:40:14 ID:/apqyFw0
新たなる魔法少女の予感だ…(笑)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org683408.jpg
200名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:43:31 ID:wkzYujoT
元から魔法少女だろ。
名前が「さくら」
声が「田村ゆかり」
色々と魔法少女だろ。
201名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:58:37 ID:zBoTl9gO
いっその事卵巣内の卵子の数がそのまま魔力の大きさに比例する設定はどうだろう。
202名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:19:53 ID:UMHtyTe+
>>201
腹責めSSスレでそのネタは既出だ
女性の魔術師の子宮は魔力の源泉にして貯蔵タンクなため、互いの子宮を潰し合うバトルロイヤルをして最強を競う戦争をするってやつ
203名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 04:28:55 ID:zBoTl9gO
そんなのがあるのか。ちょっと読んでくる。
204名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 05:01:51 ID:7pvhhBGP
魔法少女で15歳過ぎてロリ巨乳は多いけれど、10ちょっとぐらいのガチでのロリ巨乳はいないね。
魔力が吸われて小さくなったりしないガチのロリ巨乳がいればいいのになー
205231:2010/02/25(木) 10:25:23 ID:lgJekZyA
>>203
すでに過去スレなんで今スレのテンプレにあるまとめから読みに行くといいよ
206名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 00:23:57 ID:7Hq/Ev3U
執務を放り出してマユパパや取引先とゴルフに興じる魔王
207名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 01:03:36 ID:psa9Cf/V
空と大地を埋め尽くす魔族の軍勢に対し
「最終決戦だ!とりあえず全員出撃!!」と全魔女っ子、全魔法少女、全魔法戦士、全魔法淑女が魔法少女連合軍として参戦!
「コイツらは任せろ」と主人公チームを進ませた魔法少女連合軍だったが徐々に物量に押し潰され次々と散華するスーパーマジカル大戦。





そんなネタを考えた。
208名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 01:53:19 ID:1Eyht2HM
書くの大変そうだ
209名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 11:19:42 ID:1v6JnC+l
>>207
それをこのスレで今まで出てきた全魔法少女でやったらいいかも
それぞれバックグラウンドが分かってるだけに余計に絶望的状況とエロに燃えられると思う
ノーマルエンドで無事に物語を終えた筈の杏や魔法少女の涙の三人を引きずり出して犯したり
アスカ、マユ、ユキ達連載中の魔法少女もぜんぶ餌食にしてしまう感じで

ただ、天地の人の魔法少女は位置づけが難しそうだけど

犯され続けた挙句うち捨てられて放心状態でビクビク痙攣してる魔法少女や
ありとあらゆる苦痛を味わって陵殺されて骸になった魔法少女が
戦場を埋め尽くす光景はさぞ壮観だろうな
210杏の人:2010/02/26(金) 19:22:50 ID:g6cmrLB4
どうも、杏の人です。
今回は荒野の魔法少女 第4話24レスを投下させて頂きます。
陵辱シーンは1〜5レス目、7から17レス目、19から22レス目になります。
今回は注意点として、
・序盤は快楽寄り、中盤以降は苦痛メイン
・苦痛描写
・残酷な描写
・陵辱による死亡の描写
・スカ描写(小のみ)
・レズ描写
・輪姦
等があります。ご注意ください。
それでは、登場人物紹介を挟んで、次々レスからの投下になります。
211荒野の魔法少女 第4話 登場人物紹介:2010/02/26(金) 19:23:17 ID:g6cmrLB4
・アスカ
10歳 140cm 黒髪で右側低めのサイドテール
称号:生命(地)
コスチューム:和装(白の道着に袴) 武器は刀 (普段はフード付きのマントに木の杖)
5歳の時にセリナに連れられてイルシリアからリゾラットへ
6歳でリゾルートに入って9歳でエルードに派遣された、最年少魔法少女
イルシリアに大量の魔族を齎した魔法の禁書とその写本がエルードにあることを知り、それらを処分することを目的に活動している
・ライザ
14歳 160cm 巨乳 ピンク髪でウェーブのかかったロング
称号:灯火(火)
コスチューム:羽織ったマントの隙間から胸の谷間が見える魔道士の服 スカートは膝まで 武器は大きな杖
アスカと同様、セリナが担当を務める魔法少女
アスカと共に行動するようになった。
・マリミア
12歳 152cm 金髪のロングヘアーを左右に垂らしている
富豪の家系に生まれた少女
魔法使いであり、魔法に強い興味を持っている。
魔法少女の陵辱に魅入られ、屋敷の地下に少女を監禁・陵辱を続けていた。
訪ねてきたアスカとライザを捕らえ、男達に陵辱させる。
212荒野の魔法少女 第4話 1/24:2010/02/26(金) 19:23:42 ID:g6cmrLB4
「ぁひっ、んぁあっ!!ふわああああんっ!!!」
「んぶ……、んえっ!えぐ……ぐぅ、むおおっ!!!」
暗い地下室の中はむせ返るような熱気に包まれていた。
アスカは男の逞しい身体に抱きかかえられながら犯され、ライザは口に余るほどのペニスを咥えさせられている。
前日の陵辱による疲労も癒え切らぬうちに、二日目の陵辱は開始されていた。
汗と唾液、愛液と精液が入り混じって放つ匂いは、まるで麻薬のように感覚を麻痺させていく。
いつしか手首に枷られた鎖は無くなっている。そんなものがなくとも、もう抵抗などできはしないからだ。
今日ここで犯されているのは二人だけではない。
牢屋から連れてこられた少女が幾人も、同時に犯されていた。
「だじゅげでええええ!!!!!!」
「ぅげ……、が、……ひぃっ!!」
彼女らはアスカやライザとは違い、ただの幼い少女だ。
それゆえ男達の責めを二人のように耐え続けることなどできない。
愛撫をされているときはかろうじて快感を覚えていた少女も、サイズ違いのペニスを挿入されると苦痛の絶叫を上げた。
膣から流れる血液は処女喪失によるものではないだろう。
激しく暴れながら泣き叫ぶ少女達は、ものの数分で気を失い、部屋の隅に投げ捨てられた。
その間に男達は別の少女を弄び、不幸にも目を覚ました少女は、再び地獄を見せられることになる。
「あがああああああああああああああああっっ!!!!!」
明らかに無茶な、膣と尻穴の二穴刺しを強行された少女は、咆哮したかと思うと、それっきり一言も発しなくなった。
もう何日も犯され続けてきたらしい少女には、これが限界だったのだろう。
彼女がもう目を覚ますことはなく、男達によって破棄された。
ここでは少女は消耗品なのだ。壊してしまうことに何の躊躇もない。
「ひぐっ、んふあぁっ!!イくっ!!イっちゃうっ!!!」
「あぎいいっ!!!ぐ、ぎゃあああっ!!!!」
バックから犯されるアスカは、同じくバックからアナルを犯される少女と胸をぴったりと合わされ、男に挟まれる形で犯されていた。
どちらも未発達な胸を擦り合わせ、勃起した乳首を弾き合わせ、アスカは快楽に、少女は苦痛に悶える。
「んああああああああああああああああっっ!!!!」
「いぎゃああああああああああああああっっ!!!!」
二人の男が同時に強く腰を打ちつける。
アスカは子宮口を押し上げられて絶頂を迎え、少女は肛門の傷口を広げられて悲鳴を上げた。
男達の射精のあと、二人は地面に投げ捨てられる。
アスカは別の男に連れて行かれ、少女は部屋の隅に放り投げられた。
「ひゃぐっ、んぇ、えぶううっっ!!!」
ライザは、腹の上にまたがる男のペニスを、乳房で扱きながら口で慰めている。
巨乳を誇るライザは男達に人気で、もう5人連続で同じ行為を繰り返されていた。
「んんっ、んええええぇっ!!」
男のペニスが射精を迎える。
ライザの口内で精液をばらまきながら暴れたペニスは口からこぼれ、ライザの顔面にも精液を降らせた。
「あ……うぅっ……」
中から外から同時に襲いかかる精液の匂いに顔をしかめつつ、ライザはそれを残らず飲み干す。
そうしなければ男はそれを口実に、より激しい行為を強要するからだ。
「んあっ!?ひゃ……や、やめ……」
突然、胸に生ぬるいものを感じる。見ると、少女がライザの胸に舌を這わしていた。
少女は目の端に涙を溜めながら、嗚咽をこらえて胸の上でテラテラと光る精液を舐めとっている。
おそらく、誰かに命じられたのだろう。
「ひぅっ!!そんな……ち、くびはっ!!!」
少女は酷い目に合わされたくない一心で、命令通りにライザの胸を隈なく舐め回す。
大きな乳房にたっぷりとかけられた精液は、少女が少し舐めた程度ではなくならない。
「あんんんんっ!!!」
ライザはひたむきな少女の舌使いによって軽い絶頂を味わった。
213荒野の魔法少女 第4話 2/24:2010/02/26(金) 19:24:02 ID:g6cmrLB4
「二人の絡みも見てみたいな」
唐突に、男の一人が呟いた。
「お、いいなそれ」
別の男もそれに乗ってくる。
「から、み……?」
今さっき、また絶頂を迎えていたアスカは意味が分からず、火照った顔をしかめた。
「そっちの姉ちゃんはわかるだろ?」
「う……」
同じく絶頂に悶えたばかりのライザは口ごもる。
アスカとライザによるレズプレイを求めているのだとはわかったが、それを了承する気にはなれない。
「なんだ、嫌なのか?それじゃ、別のことで楽しむしかないな」
男のセリフにライザはハッと目を見開く。
男は微笑し、先ほどから抱いていた少女の胸を強く捻った。
「こいつの穴を三つ全部塞ぐとどうなるか、興味があったんだよ」
「ひ……っ!!」
少女は身をこわばらせる。彼女は人質にされたも同然だ。
アスカに負けず劣らず幼い体つきの彼女がそんなことをされてしまえば、どうなるかわかったものではない。
「……わかったわ」
ライザは力の入らない身体を引きずってアスカの元へと近づいていく。
「へへ、せっかくだから俺の指示通りにやってもらうか。ちっこい方は特にわかっちゃいなそうだしな」
ライザは精液に塗れたアスカの身体を抱きしめる。小さく、ごめん、呟いた。
「よし、じゃあまずはキスからいくか。ねっとり、ディープなの頼むぜ」
「くっ……」
悔しいが、男の言う通りにするしかない。ライザはアスカの唇に自分の唇を重ねた。
「んっ!!む……んちゅ、むぁっ、むうぅ……」
「はむ、れろ、あむぅ……んむっ」
ライザが舌をアスカの口内まで伸ばすと、アスカは一瞬震えた。
男に何度もされた行為でも、ライザにされてしまうと、また別のショックがある。
「あふ、んふぅ、ふ……んむっ」
「あむっ、ぴちゅ……んん……」
脅されているのだから仕方ない。そう自分に言い聞かせて二人は唇を重ね続けた。
ライザはアスカの小振りな唇全体を包むように柔らかく含む。
二つの唇は触れ合う度、滑らかにたわみ、お互いに心地の良い刺激を与えた。
(うそ……きもち、いい……?)
ライザはこの行為に快感を覚えている自分に気が付き、戦慄した。
昨日、二人の少女にかけられた催淫魔法はもう解けているはずだ。
つまり、今の自分は魔法抜きでアスカと口づけることで感じてしまうほどに開発されてしまっているということになる。
「ん……、ふむぅっ!!」
アスカは足を引きつらせて小刻みに震わせた。ライザと同様、キスで快感を味わっているのだ。
性に関する倫理感も未熟なアスカは、二日に渡る陵辱の中で快楽の魅力の虜になりそうになっていた。
それが何かも知らぬうちに、通常ではあり得ないほどの濃密で破壊的な性交を体験させられたのだから無理もない。
「あむ、ふぁ……ちゅぱっ、は、ううぅっ!」
初めは戸惑っていたアスカは、いつしか自分から進んでライザの舌を求めていた。
「ふ……っく、んむ……んっ!!」
ライザは衝動に任せてアスカの身体を抱きしめる。豊満な乳房がアスカの薄い胸板で押しつぶされた。
「んっ!?ふぁあんっ、むぅ、んむううっ!!!」
「あふ……んぁぁっ、はむううぅ!!」
対極にあるようなサイズをした二人の胸が触れ合い、お互いの性感を高めていく。
水音を孕む、くぐもった低い声が勢いを増していった。
「ん、んんんんんんんんっ!!!」
先に訪れたのはアスカの小さな絶頂だった。
強張ったアスカの指が、しがみついたライザの背中を引っ掻くように掴むと、ライザも堪らずにアスカの後を追った。
「んく、むぁ、んはっ、はああああああああああんっっ!!!!」
息苦しさと押し殺された欲求を解き放つように、離された唇から甲高い声が沸き上がる。
大きく反らされた背中はしばらく痙攣し、そしてぐったりと床に倒れた。
214荒野の魔法少女 第4話 3/24:2010/02/26(金) 19:24:23 ID:g6cmrLB4
「ん、はぁ……」
「はぁっ、ん……うぁっ」
二人は絶頂の余韻に酔いしれる。もう何度感じたとも知れない気だるさが全身を包んでいた。
「休んでんなよ。ほら、ガキ!姉ちゃんのおっぱいでも吸ってろ!」
「ん……、お、おっぱい……?」
アスカはもう判断力を無くし、男の言う通りに行動する。仰向けに寝そべるライザへとにじり寄り、右の胸に食らいついた。
「ひゃぅうっ!!だ、だめっ!いま、イったばかりなのにっ!!!」
絶頂後の敏感な乳首を責められ、ライザは全身を震わせて悶える。
アスカの小さな口は目一杯広げてもライザの胸の先端を咥えるので精一杯だった。
歯を立てて優しく噛みながら、両手にも余る乳房を絞るように揉む。
「ほら、姉ちゃんもやり返してやれよ」
そういう男の声に導かれ、ライザはアスカの身体に手を這わせる。
どこが胸だろう、と指先が触れた柔肌を手探りで進んでゆく。
「ふむっ、ん、ふうぅ……」
二の腕の内側から腋の辺りを降りていくライザの指に、アスカは身悶えした。
「んふうううっ!!!!」
そして指が乳首に行き着いた時には、高まっていた快感が頂点を迎える。
「んああっ、い、んくううっ!!!」
絶頂に身を竦めたアスカはライザの乳頭を喰いしばり、乳房を強く握りしめてしまった。
その刺激にライザは、達しはしないものの激しく身体を波打たせる。
「んはっ、はうっ、だ、だめえぇっ!!」
ライザがアスカの乳首を更にしっかりと摘み、軽く捻ると、アスカは軽くのけ反って甘い声を響かせた。
アスカは一度浮かせた頭を、ライザの胸の谷間に埋める。その柔らかい感触に母性を感じ、そのまま顔を押し付けた。
「んふ……、あ、ふぁ……ア、アスカちゃ…んっっ!!」
母親の胸に顔を埋める赤ん坊のように、アスカは乳房に顔をこすりつけ、顔を挟むように左右から両手で乳房を抑えつける。
アスカの柔らかい幼児的な頬と、官能的な柔らかさを持つライザの胸が触れ合う様は、
まるで母娘が交じり合うかのような、どこか背徳的な雰囲気を醸し出していた。
「やぅうっ!!あ、はふ、ふわっ、あっ、んあっ!!!」
「ふくっ、ん……あはぁっ!!!あぅ……うあぁっ!」
互いの胸を責め合う二人は、性的興奮に愛液の滴る股間の疼きを抑えきれない。
足を交差させ、自分の股間を相手の足に擦りつけた。
「うぅっ、あ、はああっっ!!」
「んはあああっ!!!あふ……いぃぃっ!!!」
二人は勃起したクリトリスを刺激し、快感に打ち震える。
太腿の辺りに愛液がトロリと滴ってきて、それがまた絶妙な刺激を加えた。
「んんっ、あ、あ、ああああああああああああっっっ!!!!」
「い、ぃくっ、ふわあああああああああぁっ!!!」
二人は同時に絶頂に達する。お互いの身体を強く抱きしめ、柔らかな肌が美しく歪んだ。
215荒野の魔法少女 第4話 4/24:2010/02/26(金) 19:24:43 ID:g6cmrLB4
「あぅ……、う……はぁっ、あぁ」
「……ふぁ、ん、ふぅ……」
二人は折り重なってまま、息を切らして荒い息を吐いていた。
「おーおー、こんなに濡らしやがって」
一人の男が、二人の股間を覗き込んで言う。確かに、そこは溢れた愛液で濡れそぼっていた。
「こりゃ、きれいにしてやらねーとな。よっ、と」
「ひゃうっ!?」
男はそう言ってアスカの腋に手をやり、軽い体をやすやすと持ち上げる。
そしてアスカの身体を横に180度回転させ、ライザの上に折り重ならせた。
「やぅっ!」
アスカの腹がライザの胸を押し潰し、鼻先が股間の割れ目をかすめて、ライザは思いがけず声を上げてしまう。
二人は上下逆さまの格好で、顔をお互いの股間に近づけるように重なっていた。
「うぅ……」
二人とも、男が何も言わずとも、何をさせられようとしているのかは分かっていた。
男達はこれまでに何度も、二人の股間に顔を埋めて愛液を飲み干している。
ズルズルと下品な音を立て、時にクリトリスを舐めたり噛んだりしながら、ねちっこく責め上げられた。
「ん……ちゅ、ず……」
男に何か言われる前に、アスカはライザの割れ目に口をつけた。
膣から溢れた愛液の匂いに一瞬戸惑いながらも、それを吸い上げ、下手に味わわないように一気に嚥下する。
膣の最奥から流れ続ける精液と混ざり合ったそれは、喉に絡まり、飲み下すのも一苦労だった。
「あふっ、ゃ……あうんっ!!」
懸命に舌を伸ばして愛液を舐めとろうとするアスカの仕草は、ライザの性的興奮も加速させていく。
「んやああっ!!!」
「ひゃっ!」
少し奥まで舌を伸ばして膣壁を舐めると、ライザの膣から潮が放たれ、アスカの顔を濡らした。
「はっ……あ、うぅぅ」
ライザは広がっていく快感に身悶えするうち、アスカと共に横倒しになる形で抱き合っていた。
背を丸めた姿勢になると、目の前に愛液滴るアスカの秘所が目に入る。
ライザは吸い寄せられるようにそこへと口を近づけた。
「ひゃぅうっ!!」
ライザの舌はアスカの下腹部から割れ目まで、逆さまに登っていった。
割れ目の頂上の淡い色をした包皮を舐め、充血したクリトリスとの隙間に舌を潜り込ませると、アスカの甘い悲鳴が聞こえる。
「んふ、あふぁっ、んく……ぃううぅっ」
「あぶっ、む、うむぅぅ……」
アスカも負けじと舌を這わす。二人は無心でお互いの股間に口づけ、舌を伸ばした。
ぴちゃぴちゃと、淫らな水音が跳ねるように響く。
互いが互いの腰回りに手を回して抱きつき、互いの性器を魅入られたかのように舐め合っている。
「……ぁ、んひっ、ひやああああああああああああっっ!!!」
「あぅ、んくううううううううっっ!!!」
そして何度かの小さい絶頂を経験した後、同時に高い波にさらわれるように嬌声を響かせた。
お互いの身体を抱きしめ、しばらく身を固めていたが、そのうち脱力すると、二人とも仰向けに身体を投げ出す。
隠す物もなく開けっ広げにされた裸体には、無数の精液、精液、唾液と汗が滴っていた。
二人がお互いを慰めあう行為を見ていた男達は、皆ペニスを痛いほどに勃起させている。
男達は自分の興奮した性器を慰めようと、二人に群がってきた。
216荒野の魔法少女 第4話 5/24:2010/02/26(金) 19:25:04 ID:g6cmrLB4
「ふぐうううっ!!んが、がふううううううっっ!!!!」
「おごっ、が、がひぃ!!ごぼぉおおっ!!」
三つの穴を同時に責められるのは、もう何度目になるだろう。
死ぬほどの苦しみを味わわされる行為であったはずなのに、身体はいつしか順応し、心地良くすら感じていた。
アスカは寝そべった男に騎上位で膣に挿入され、同時に別の男に尻穴を塞がれている。
髪を掴まれてピンと背を伸ばされ、大きく開けられた口に仁王立ちした男のペニスをくわえさせられていた。
「んご……、も……もぅ、らさないれ……」
行為は人を何度も入れ替えて続けられ、何度目とも知れない射精が、またアスカの子宮に精液を送り込む。
大量の精液は、アスカの身体が上下に揺すられる度、子宮内でボチャボチャと重たい音を立てていた。
「げぶぅ!!がべ……んご、ご、くんっ……」
男がアスカの口内に射精する。続けて、直腸内にも精液が放たれた。
口に出された精液は、飲み込まなければ息が続かない。
吐き出してしまいそうな臭いをこらえて飲み干すと、胃にズシンと重たくのしかかる気がした。
アスカはもう丸一日以上精液と愛液、唾液以外のものは口にしていない。胃の中はそれらによってパンパンに満たされていた。
子宮の中も、腸の中も、男達の精液で満たされ、重しをかけるようにアスカの身体を占拠している。
「ん……!!うむうううううううううううううっっっっ!!!!!」
それでいて、アスカは絶頂に達してしまう。性欲の虜へと開発されてしまっていた。
ライザはアスカと同じように騎乗位で下の二つの穴を埋められ、しかし上半身は別の責められ方をしている。
折れそうなほどに反らされた上半身に男がまたがり、両の乳房でペニスを扱いている。
頭頂が完全に地面を向いているライザの頭は両横から押さえられ、男にペニスを挿入されていた。
「あぶっ!!ひぎっ、んごっ、がぼおおおおおおおっっぅ!!!がっ、んえええええっっ!!!」
四人の男に犯され続けるライザは、絶え間なく襲いかかる絶頂に身体を震わせる。
血が昇ってのぼせた頭に、追い打ちのように連続の絶頂を味わい、ライザはもう何も考えられなくなっていた。
ただ押し寄せる感覚をありのままに受け入れるだけの肉体と化している。
握りつぶされそうな乳房、突き破られそうな喉、ペニスに貫かれた膣と直腸、潰される子宮。
そのどれもがたまらないほど心地よく、ダラリと垂れた腕がピストンの度にビクビクと揺れるのが精一杯の反応だった。
「あぎゃっ、ごげえええええええええええええええっっ!!!!」
突然、どこかから酷く苦しげな悲鳴が聞こえた。
ライザが虚ろな目を動かすと、そこには人質にされていた少女の姿がある。
彼女は二人と同様、三つの穴を全て犯され尽くしていた。
ああ、やっぱりか。ライザはぼんやりと思う。
どれほど抵抗しようと、従順になろうと、ここにいる自分達は無残に消費されていくしかないのだ。
「むごぉああああああああああああああああああっっ!!!!!」
四人の男が示し合わせたように、同時に果てる。
その射精の衝撃で、ライザはそれまでで一番大きな絶頂の波にさらわれ、意識が遠のくのを感じた。

「さて、今日はこれまでにしましょう」
マリミアがそう宣言したのは、それからしばらくしてからのことだ。
今日のマリミアは、行為には口出しをしなかった。
部屋の片隅に置かれた椅子に腰掛け、魔道書と思しき本を黙々と読んでいるだけ。
まるでこの部屋を満たす悲鳴をBGMにするかのように、穏やかな一日を過ごしていた。
「げふっ!」
ライザは床にうち捨てられて、微かに意識を取り戻す。
男達がぞろぞろと部屋を出ていくのを感じ、やっと今日の陵辱が終わったのだと分かった。
視界にはマリミアがスタスタと歩いていく足元だけが見える。
ライザはぼやけた思考の中で疑問に思っていた。マリミアは一体何を求めているのだろう。
自分を含めた少女を陵辱しつくしておいて、自分はその姿を見て自慰をするわけでもない。
ただ、自分の力によって犯され、壊れていく少女たちを見ることで支配欲を満たしているのだろうか?
それとも……。
そこでライザの思考は途切れた。
嵐の後の静けさのような静寂に溶けるように、頭の中が真っ白になっていく。
誰かの手によって牢屋に運ばれるときも目覚めることなく、泥のように眠り続けた。
217荒野の魔法少女 第4話 6/24:2010/02/26(金) 19:25:24 ID:g6cmrLB4
「ん、んん……」
ライザは目を覚ました。陵辱の時の熱気とはうって変わって、身体を心まで冷やす空気に身震いをする。
「あ……ライザ、さん……」
アスカが小さな声で呟く。ライザの腕の中で、小さな身体がもぞもぞと動いた。
二人は牢屋にいる他の少女らがそうしているように、お互いの裸体を密着させながら暖を取っていた。
よく見ると、アスカの瞳は異様に潤んでいる。
「ライザ……さんっ……!」
アスカはライザの胸に顔を埋め、強く抱きしめてきた。
愛撫を求めている。ライザにはそれが分かった。
幼いアスカは、二日に渡った陵辱の中で肉欲に支配されようとしている。
「だめ、だめよ、アスカちゃん……っ!!」
「……んっ」
ライザは抱きしめる手に力を込めた。その仕草すら、今のアスカには性感を与えてしまうのが虚しい。
「流されちゃダメ。こんなのはおかしなことなんだから。快楽に流されちゃダメよ……」
ライザは涙ながらに訴えた。
「……ご、ごめんなさい。わたし……」
アスカは魔法が解けたかのように、急に声色を変える。
両手でライザの身体を突き放し、壁際まで離れて、自分の身体を抱きしめた。
「こわいです……。自分が、自分でなくなっていくようで」
「アスカちゃん……」
ライザはどうすることも出来ない自分がどうしようもなく惨めな気持ちになる。
なんとか、ここから抜け出すチャンスは来ないものかと願った。

「おはようございます」
しばらくすると、マリミアがやってきた。今日も陵辱が始まるのだ。
「今日はお二人だけで。他の者達は休んでいなさい」
その言葉に、二人とも身体を強ばらせた。
二人だけであれば、それだけ受け入れなければならない人数も増える。今日も相当な苦痛が予想された。
だが、待ち受けているのはそんな予想も裏切る光景だった。
「こっちですわ」
マリミアは昨日一昨日と陵辱が行われた部屋をあっさりと通り過ぎていった。
抵抗する術もなく、大人しく後ろを付いていくだけの二人は怪訝な顔をする。
扉の向こうには、さらに地下へと続く階段があった。
「なんなの……、これ」
「き、きもちわるい……」
階段を降りた途端、禍々しい空気が胸に入り込んでくるのを感じる。
そこにあったのは狭い部屋だった。ただし、その両脇の壁には鉄格子がはまっている。
その奥で、マリミアが持つ照明に反射して何かが光った。
「っ!?やああっ!!」
「……くっ!!!」
突然鉄格子の扉が開き、二人は見えない力でそれぞれ反対側の部屋の中へと吸い込まれていった。
扉が閉まると、どれだけ引っ張ってもビクともしなくなってしまう。
「ここにはね、魔物が捕らえてあるんですの。実験用のですわ。
 この三日間、一切餌を与えていませんから、飢えているでしょうね。そこに魔法少女だなんて、ご馳走なのではないかしら?」
二人の顔から血の気が引く。背後で唸るような声が聞こえた。
218荒野の魔法少女 第4話 7/24:2010/02/26(金) 19:25:45 ID:g6cmrLB4
「い、いやっ!!やめてえええっ!!!!!」
アスカは鉄格子を背に座り込んで、足で必死に床を蹴り、身体を鉄格子に押し付けている。
仄かな灯りで照らし出されるのは、赤黒く大きな塊だった。
円筒形のような身体の足元には、蝋燭の溶けたロウのように平べったく広がる部分がある。
どこが目なのかも分からないそれは、アスカの目前まで迫ってきた。
すると、身体に縦の筋が走ったと思ったら、ガバッと胴体が左右に大きく開く。
「きゃあああああっ!!!」
まるでハエトリグサのように獲物を捕らえようとするグロテスクな姿に、アスカは絶叫した。
暗いピンク色をした内臓のような粘膜からは、無数の触手が生え、蠢いている。
長さも太さも様々で、一つ一つが意志を持つかのようにウネウネと動く。
「あああああっ!!!た、たすけっ!!!やめてっ!!!!」
幾本もの触手が素早くアスカの四肢を絡めとり、体内に取り込んでしまった。
「ひぃっ!?き、きもちわる……ひやああぁっ!!!」
大の字に手足を伸ばされたかと思うと、手足の先が魔物の粘膜の中に沈んでいく。
腐った果実を思わせる触感が敏感な手足の指先に纏わりつき、舐めるように脈動する。
「ひいいいっ!!!やだあああああっ!!!!」
全身に猛烈な不快感が走り、鳥肌が立つ。
そこへさらに触手が巻き付いてきて、追い打ちをかけた。
「ひぅっ!!だ、だめ……っ!!!」
ヌラヌラとした表皮を持つ触手がアスカの柔らかい肢体を撫で回す。
首筋に、足の付根から太ももに、胴体をぐるりと囲んで胸の先端まで。
性的刺激に敏感になっているアスカはつい悦びを声を上げてしまいそうになった。
「ひゃぅんっ!!あ……ふぁっ……」
触手は気持ちの悪い触感を持ちつつも、乱暴でかつ緻密にアスカの身体の敏感な部分を責めてくる。
丸っこい触手の先端で、アスカの小さな乳首をいじくり回され、アスカは容易くそれを勃起させてしまった。
硬くなった乳首を両脇から摘むように二本の触手が挟む。
「あふぁっ!!んむ!?あもぁあっ!!!」
駆け抜けた快感に高らかな声を上げようと開いた口に、二本の触手が入り込んだ。
「がも、んぐっ!!がっ、ふぐうううぅっ!!」
触手は口内で暴れまわる。アスカの頬は内側から圧迫されてしばしば膨れ上がった。
「んごおおおおおっっ!!!!!」
すぐさま触手はアスカの中で精を放つ。男達のものより濃厚で刺激臭を放つそれが、アスカの喉を強引に通り抜けていった。
「うげほっ、がふっ、……は、はぁ……っ、んひいいっ!!!!?」
アスカは苦しげに息をする。するとすぐに異変が起こった。
「あひいいいいっ!!!なにこれえっ!!!?んはああああんっ!!!!!!」
触手に触れられる身体の部位全てから痺れるほどの快感が連続した津波のように押し寄せてくる。
催淫作用を持つ魔物の精液は、少女がアスカ達にかけた催淫魔法とは比べ物にならない。
一つ一つの感覚が一般的な性交による絶頂に迫るほどの威力を持ち、アスカの身体を責め立てた。
「んぎっ!!!んひゃああああっ!!!らめっ!!!あああああああっっっ!!!」
アスカは手足のビクつかせ、身体を捻りながら衝撃に耐える。その手足が触れる魔物の粘膜がまたアスカに快感を与え、身悶えた。
触手はアスカの股間に迫る。細い触手がアスカの陰核に狙いを定めると、素早く巻きつき、引っ張り上げた。
「ぴきゃあああああああああああああっっ!!!!!!」
小鳥のさえずりのような甲高い声を上げ、アスカは壮絶な絶頂を味わう。
膣口から壮大に潮を吹くのと同時に、尿道から透明の小水が吹き出した。
219荒野の魔法少女 第4話 8/24:2010/02/26(金) 19:26:10 ID:g6cmrLB4
「はに゛ゃっ!?やっ、やめへっ!!おかっ、おかしくなっひゃ……、んみゃああああああああああっっ!!!!」
極細の触手が小水の流れ続けている尿道に侵入する。
小水の流れが押し止められ、尿道に溜まっていく圧迫感がつのる。
膀胱まで押し返さんばかりに奥まで侵入してから、触手は一気に尿道から引き抜かれた。
「あひぃいいっ!!!んぁ、かはっ!!!」
破裂しそうな勢いで噴出した小便にすら、アスカは極上の快楽を感じた。
「ん……はぁっ、も……やめ……っ!?うそっ!!だめ、そんなとこ、はいっちゃっ!!!!」
悦楽に悶えるアスカを、触手は容赦なく責め立てる。
触手とは別に、性器らしいものが魔物の体内の底辺からアスカの性器に向けてまっすぐに伸びてきた。
それは男のペニスよりも一回り太い。触れただけでそれを感じ取ったアスカは、首を振り回して叫ぶ。
「おねがい!!やめてっ!!!死んじゃうっ、壊れちゃうよぉっ!!!」
魔物には感情があるのかすらも分からなかった。
アスカの言葉に全く反応を示さず、機械的と言ってもいいように、アスカの小さな身体を性器に突き立てた。
「はぎゃあぁあああああああっ!!!!!」
魔物の性器がアスカの股間を貫く。ギチギチと千切れそうなほどに膣口は引き伸ばされているのに、アスカにやってきたのは快楽だった。
「う……そっ!?こ、こんなのれ……かんじ、ちゃって……!?」
アスカにも、これが異常なことだとは分かった。このような破壊的な行為で快楽を得ることなど、普通の人間ではありえない。
自分が、まるで快楽を得るためだけに生まれた生き物なのではと錯覚する。
「あぐっ!!ひにゃっ!!きゃふっ、あひっ、うぐううっ!!!」
魔物がアスカの身体を上下に大きく揺すってピストンすると、アスカは逐一敏感な反応を返した。
性器が膣壁をゴリゴリと摩擦する感覚で達しかけ、子宮口を殴られるような衝撃で視界が一瞬だけ暗転する。
「んひぁっ!!!いにゃっ!!ひっぱっひゃ、らめぇっ!!!」
左右の乳首とクリトリスの三点は同様に極細の触手が巻きつき、思い切り引っ張られていた。
「んひゃああああああああああああああああああああああっっ!!!!」
挿入された膣内の深くから突き抜ける快感と、三つの小さな蕾から身体を通り抜ける快感が混ざり合い、アスカは絶頂を迎えた。
「あきゃああっ!!とめへっ!!!ふひゃああっ!!!うにゃああああああああああっっ!!!!!」
魔物はアスカが絶頂に達しようが、お構いなしにピストンを続ける。
過敏になった身体はより一層激しい痺れをアスカに与え、アスカは泣き叫んだ。
「ひぎゅええええっ!!!こわぃっ!!!こわいよおおおお!!!!!」
まるで重力が消え去ってしまったかのように、アスカは前後不覚に陥っている。
どこが天井で、どこが床だったろうか。自分が今どうなっているのかすら定かではない。
ただ、恐ろしいほどの心地よさが身体を包み、全てを塗りつぶしている。
「んぐぇっ!!?おがっ、で、でてっ!!おなかがっ!!!!!!」
アスカは腹をドスンと殴られるような重みで、魔物の射精に気がついた。
子宮口に押し当てられた性器の先端から子宮の中に注入される精液は、子宮をパンパンに膨れ上がらせている。
「ひぐうぅぅぅっ!!熱い……あついいいっっ!!!やめっ、ださない……でぇええっ!!!!」
魔物の精液が燃えるように熱く感じられた。
身体を中から溶かされるのではないかと思うほどの熱感は、いつしか快感へと変貌し、次なる絶頂を招く。
「なんでっ!?お腹に……出されて、イちゃううううううっ!!!」
アスカは歯を食いしばりながら、苦しげに呻きを漏らし、首を引き攣らせて激しく痙攣した。
魔物の射精が終わる頃、アスカの首がガクリと落ちる。
意識が遠のく瞬間、アスカの心はこの快楽地獄から逃れられる安堵に包まれていた。
220荒野の魔法少女 第4話 9/24:2010/02/26(金) 19:26:34 ID:g6cmrLB4
アスカの平穏はあまりにも短い間に終わりを告げることになる。
ぐったりと首を垂れて気を失うアスカの膣に、二本の触手が迫っていた。
既に性器がいっぱいに挿入されている膣口をかき分けるように、左右から触手がねじ込まれる。
「ぃ……ぎ……」
アスカは苦痛に悶えるものの、まだ意識を取り戻さない。
触手はズルズルと膣を削るように侵入し、子宮口にたどり着いた。
そして先端を器用に窄め、両側から子宮口に差し込んで、左右に大きく割り裂いた。
「んぎっ!?」
強烈な刺激にアスカの身体が跳ね、文字通り飛び起きる。
「は……いぎっ!!?」
急な覚醒で意識が朦朧としたアスカに、凄まじい責めが開始される。
二本の触手はさらに子宮口を開き、魔物の性器はその中へ押し入ろうと押し付けられていた。
「うぎゃっ!!がぎゃあああああああああああああああああっっっっ!!!!」
アスカは絶叫する。
魔物の性器はついに子宮の中に直接入り込み、アスカの腹を内部から押し上げるほどになっていた。
「がひっ、いぐっ、が、あがあああっ!!!!」
いくら性的に開発され、催淫効果をある精液を飲まされても、これほどの苦痛を快感に変えることは出来ない。
アスカは激痛に悶え苦しんだ。顎が外れる程に大きく口を開き、可能な限りの大声で泣き喚く。
「うああああっ!!!!!ひきゃあああああああああああああっ!!!」
性器と二本の触手は少しずつリズムをずらしてピストンを始めた。
子宮の奥をズンズンと貫かれ、アスカは引き裂かれるような痛みに襲われる。
腹は中から叩かれる度にボコボコと小さく波打ち、同時にアスカの悲痛な声が上がった。
「だじゅげぇっ!!!!うげっ、がひゅううっ!!!んぎぃいいっ!!!!」
アスカはもがき続ける。痛い。痛い。痛い。
なぜこんなにも苦しい目に合わなければならないのか疑問に思いながら、ただ泣き続けた。
「ぎふううううううううううううううううっっ!!!!!!」
性器が二度目の射精を子宮内で直接行った。
精液は子宮には収まりきらず、股間の結合部から窮屈そうに溢れ出す。
「んごっ、ごがあっ、ぶげええっ!!!!」
続いて触手も射精を開始し、さらに精液が溢れた。
ピストンは次第にエスカレートしていく。アスカの腹が膨らむ度合いが増し、悲鳴の音量も上がった。
それにつられるように、乳首とクリトリスを引っ張る触手もその力を強め、三点の根元から血が滲んでいる。
「んごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」
アスカの口に再び触手が挿入された。今度は細めの触手が四本、全てが同時に喉の奥へと入っていく。
「あげげげえええええっ!!!ごがっ、んがあああああああああっっ!!!!!」
触手は一塊のように同時にアスカの喉を貫き、胃にまで到達しては、胃の内壁を四方に押し広げたかと思うと喉から一気に抜け出る。
「んげえええええええええええええっ!!!!!」
凄まじい異物感に、アスカは喉から流し込まれたばかりの精液を逆流させた。
胃液が喉を焼くような痛みも、触手の侵入の後ではほとんど苦に感じない。
「んごぶっ!!!!ぐえええええええええええええええっ!!!!」
アスカは上下から一度に責められていた。
子宮に入り込む性器と触手は強烈なピストンと射精を繰り返して精液を溢れ返す。
喉を責める触手が胃の中で精液を放つと、アスカはそれを全て嘔吐した。
「んぎゃああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっ!!!!」
そんな暴力的責めの中のどこに快楽を見出していたのか、絶頂の衝撃すらアスカの身体を蝕んだ。
221荒野の魔法少女 第4話 10/24:2010/02/26(金) 19:27:55 ID:g6cmrLB4
「ぐぇっ!!あひっ、ひぅ、んがああっ!!!」
喉からようやく触手が抜かれ、アスカは精液を全て吐き出してから、必死で空気を吸い込んだ。
「げふぅううっ!!!んごっ、がっ、ぎひゃあああああああっっ!!!」
吸い込まれた空気は、下腹部を貫く激痛によって上がった絶叫で、また吐き出されていく。
「ひぎ……、え……!?う、うそ……まだっ!!?」
アスカは膣に挿入された異物による痛みの中、微かに違和感を覚えた。
絶望的なほどの痛みを訴えている膣口のすぐ後ろ。肛門に触手が先端を押し付けている。
「や、やめ……っ!!ひぐうううっ!!!!!」
男性のペニス程の太さの触手が二本。同時にアスカの菊門に割って入った。
アスカの直腸は楕円形に広げられ、触手が奇怪に波打つのに合わせて変形する。
「んぐあっ、が、ひいぃっ!!だす、げ……、ぎゃうううっ!!!!」
アナルに挿入された二本の触手は、それぞれが別々の行動をとった。
一本は直腸の付近に留まり、アスカをジワジワと嬲る。
「いぎぃっ!!潰れるっ!!!おなかぁっ!!!!!」
触手は子宮内の触手と意志を統一したように、肉の壁を隔てて先端をすり合わせるように腸壁と子宮内壁をゴリゴリと押し潰す。
「が、が、があああっ!!!グリグリしないでっ!!破けちゃうっ!!!破けちゃうう!!」
硬質で巨大な性器によって侵略され、ただでさえ狭くなっている腸の中で、触手は積極的に肉壁を貫こうとしていた。
リズムを合わせて、一旦身を引いては、子宮と腸の両側から同時に肉壁を叩く。
「はぎゃあああああああああああっっ!!!!!」
アスカは衝撃に身を震わせて、また尿を垂れ流す
腹の中を好き勝手に動き回る触手によって、アスカの腹は大きく蠢いてきた。
もう一方の触手はといえば、下腹部の凄惨な行為の裏で、少しずつアスカの体内を犯していた。
長い胴体の各部のサイズを器用にも変化させ、アスカの腸を遡り、喉を目指す。
「はぎゅううっ!!やめっ!!もう……やめで……、がふああああああっ!!!!」
アスカは腹部の強烈な責めで、その触手の動きにはなかなか気づかずにいた。
「んぐぁっ!!?」
気がついたのは、胃に重い衝撃を受けた時だ。
胃の出口を強引に押し開いた勢いで、触手はアスカの胃壁に衝突していた。
「ま、まさ、か……っ!!!やだっ!!やだ、や……んぐええええええっ!!!!!!」
首を横に激しく振り回して嘆くアスカの頭が上向きに固定されたかと思うと、一気に喉から触手が顔を出す。
「ご……お、げぇ…………」
アスカはまぶたを見開き、大きな瞳を点にして、虚空を眺めている。
起こった事実を受けとめきれず、ただ全身を膠着させていた。
触手は息苦しい体内から飛び出て楽になったとばかりに、アスカの口の先でウネウネと身をよじっている。
アスカは思い出したかのように呼吸の困難さに気がつき、喉を遮る物体を取り除くため、両腕を喉元に持っていこうとした。
しかし、完全に魔物の体内に取り込まれている手先はビクともせず、ほんの僅かに肘を曲げるのが精一杯だった。
「ん゛んんっ!!!!!んがああああああっ!!!おげえええええええっ!!!!!」
このままでは死んでしまう。アスカは慌てて悶え始める。だが、何も出来はしない。
触手が自らアスカの呼吸を解放しない限り、アスカはただ死ぬしかないのだ。
自分の生死は既に魔物の手の内にあるのだとようやく悟り、アスカは愕然とした。
「んげほおおおっ!!!ぐはっ、はっ、はひゅうぅっ!!!ひっ、は、んげええええっっ!!!!」
アスカが白目を剥きだした頃、触手は突然、胃の辺りまで引っ込んだ。
反射的にアスカは空気を貪る。溺れる者のように、死に物狂いで藻掻く。
なんとか一息ついたと思った瞬間、触手は再びアスカの喉から飛び出した。
「ごべええっ!!ぐはっ、は……むがあああああっっ!!!ひ……っ、ぐうううううっ!!!!!」
触手はアスカの喉をまるで膣に見立てたようにピストンを開始する。
アスカの喉がはち切れんばかりに収縮を繰り返した。
「げ……ごふ……、んがっ!!けふっ……ひぐぉっ!!!」
アスカの反応が次第に鈍ってくる。いくら魔法少女といえども、流石にこのままでは死を免れない。
まだじっくりと味わうつもりでいる魔物は、一旦区切りをつけるため、触手を胃まで戻した。
「ぁ……かは……っ……はぐ……、おげえええええええええっっっっ!!!!!!!」
そして、胃の中で盛大に射精をする。
当然ながら、荒ぶる精液はアスカの喉を逆流し、小さな口を引き裂かんばかりの勢いで噴出した。
アスカには身体の各所をビクビクと痙攣させる以外の反応を示す余裕すら残っていない。
222荒野の魔法少女 第4話 11/24:2010/02/26(金) 19:28:16 ID:g6cmrLB4
「……くぁ……っ!!!げ、ふぁっ!!!」
喉を犯していた触手は一時的に身を潜め、アスカの腸内を行き来する行為にとどめていた。
その動きも相当な苦痛を強い、腹を腸と同じ歪な形に膨れ上がらせたが、それ以上の苦しみによって覆い隠されている。
封印によって使用することの出来ないアスカの潜在的な魔力は、ひたすら身体を守るために注がれていた。
そのため、膣内にさらなる触手を迎え入れることすらも可能としたのだ。
「ぎゃひいいっ!!!!」
触手が一本、膣に追加された。先の二本よりも太い、男性のペニス大のものだ。
「ぐげっ!ぎ……さ、裂け……はがぁっ!!!!」
さらに一本。
「おぎゃああっ!!!!!」
一本。
「―――――――っ!!!!!」
そして同時に二本。
アスカは声もなく叫んだ。
風船のごとく膨らんだ子宮内で、触手はそれぞれが勝手な方向にアスカの腹を突き上げ、醜く歪ませている。
「はひゅっ!!いひっ、ひぁぁっ!!!」
ピストンの度に、アスカは身体が千切れる思いをした。
いっそ千切れてしまえ。そして、この苦痛を終わりにしてほしい。そう願っても、叶わない。
引き裂かれるような苦しみを味わいつつ、決して引き裂かれずに犯され続ける。
アスカの心は崩壊に向かっていた。この苦痛を終わらせる方法は、心の死以外に考えられない。
だが、魔物もそれを理解している。アスカの精神崩壊の限界で陵辱を終わらせるつもりだった。
魔法少女の強靭な肉体と強靭な精神を限界まで犯し尽くす。それが魔物のやり口だ。
「ひぐぁああああっ!!!!」
触手の一本が射精した。何故か妙に長く、終わりを感じさせない。
「な……なんでっ!!!?」
戸惑うアスカを尻目に、一本目の射精が終わる前に二本目が射精を開始する。
次いで三本目、四本目と続く。アスカの性器に刺さった七本の触手が全て、長い射精を開始していた。
「んがああっ!!!だじゅ、だじゅげっ!!!割れちゃう!!!!おなかがっ!!!!!!!!」
相次ぐ大量の射精を受け、アスカの腹は限界にまで膨れ上がった。
ボコボコと歪だったのが、いまや臨月の妊婦すらも超えるほどに丸く膨らんでいる。
「んげっ!!!!が、は…………」
子宮口も膣口も触手と性器に目一杯塞がれて、精液が漏れ出す隙間も乏しいだめ、流れ出る精液のほとんどを子宮内で受け入れている。
まるでゴムのように伸縮する子宮は、アスカに想像もつかないほどの苦しみを与え、言葉すらも出てこない。
トドメとばかりに、魔物の性器が射精を迎えた。触手による細く長い射精とは違い、性器は一気に大量の精液を放つ。
「ぎゃげえええええええええああああああああああああああああああああああああっっっっ!!!!!!」
アスカの咆哮が響き渡り、腹は今にも破裂するのではないかと思われるほどにパンパンに腫れ上がった。
「ぅ……ぁ…………」
アスカは弱い呻きを漏らし、完全に白目を向いて気を失う。開け放たれた口からはダラリと舌が垂れている。
これ以上は、本当に死んでしまう。魔物は子宮内を犯していた触手と性器を一気に引き抜いた。
すると、アスカの膣口から大量の精液が滝のように流れ出す。
微量の愛液と血液を含んだそれは、魔物の体内に再び取り込まれていく。
また獲物を犯す時の糧となるのだ。
長く続く精液の放出は、アスカの身体をガクガクと揺する。
力の抜けたアスカの首がグラグラと揺れ、口元から精液と唾液が流れた。
223荒野の魔法少女 第4話 12/24:2010/02/26(金) 19:28:36 ID:g6cmrLB4
アスカが気を失ったことは、一つの事実を内包している。
意識がないのだから、陵辱のショックによる精神崩壊を起こすことはないということだ。
魔物はまだ責めを終わらせるつもりはなかった。
子宮への責めは中断したものの、未だ、アナルには二本の触手が刺さったままでいる。
「んぐ…………」
無意識のまま、アスカが低く呻く。アナルにもう一本の触手が挿入されたのだ。
直腸付近に留まっていた触手と新たな触手の二本が、アスカの体内を遡っていく。
ついに、三本の触手がアスカの胃にまで到達した。
気を失った人形のようになったアスカの身体を使って、魔物は最後の行為に入った。
「んごごごごごっ!!!!!!」
アスカの喉から、二本の触手が同時に抜け出た。
ありえないほどにアスカの喉が広げられ、口は裂けそうなほど開けられている。
二本の触手は喉を貫いたままでピストンを開始した。
アスカは意識を失ったまま、苦しげに喉を脈動させることしか出来ない。
呼吸困難でアスカが事切れる寸前で触手は胃の中に舞い戻る。
僅かな間だけアスカに呼吸をさせると、胃の中で待機していた触手が盛大に精を放った。
「んぼえええええええええええっっっっ!!!!!」
アスカの喉から精液が迸り、身体を汚していく。これまでの行為と相まってアスカの身体は精液まみれだ。
精液の噴出が止まると、再び二本の触手が顔を出した。
それを何度も繰り返す。意識のないアスカの身体を道具として用いるのに、何のためらいも必要ない。
壊しさえしなければそれでいいのだ。生きてさえいれば、魔法少女は勝手に回復して、また犯される準備を整えてくれる。
これほど魔物にとって都合の良い獲物はいないだろう。
触手による喉の蹂躙は、その後も長い間続けられた。
アスカの身体は既に真っ白に染め上げられている。
いい加減、アスカの喉が擦り切れて壊れてしまうかもしれないと感じた魔物は、次の射精でおしまいにしようと決めた。
「がっ………………!!!!!!」
三本の触手が同時にアスカの口から顔を出した。
しばらくの間ピストンをし、その後、アスカの上から精液を噴水のように打ち上げ、精液のシャワーをアスカに浴びせる。
「ぉ……げ…………がふっ!!!」
その白い肌も見えないほどに、精液を全身に塗りたくられたアスカは、ついに解放されて床に投げ出された。
ようやく異物の無くなったアスカの腹は、すぐには元に戻らず、皮が引き伸ばされてたるんでいる。
身体から垂れた精液が石の床に広がり、染みを作っていった。
精液の染みの中心で、アスカは苦悶の表情の中に僅かな安らぎを映し、微かな呼吸を繰り返す。
224荒野の魔法少女 第4話 13/24:2010/02/26(金) 19:28:57 ID:g6cmrLB4
アスカが凄惨な陵辱を受けていた頃、ライザも同様に悪夢を味わっていた。
「こ、こないでよっ!」
ライザは目の前に現れた魔物から距離を取り、隙を見せずに身構えている。
魔物は身長こそ一般男性と大きく変わらないが、身体のパーツ一つ一つが巨大に膨らんでいるオーガだった。
常人とは比較にならない程の力を誇る、筋肉で強張った両腕を前にかざし、ライザの細い身体を捕らえようとしている。
「ふっ!!」
魔物が突進してきたのを、間一髪のところでライザは身をかわした。
力は強いものの、知能は低い。魔物の中では低級な部類に属する種族だ。
(魔力が使えれば、こんなのに負けたりしないのに……)
内心で舌打ちしながら、ライザは額に滲んだ汗を拭う。
「グオオオオオオッ!!!!」
オーガは野太い声で吼え、ライザに殴りかかる。再びライザはオーガの脇を転がって回避した。
オーガの腕が石の壁を叩き、壁は脆くも崩れ落ちる。壁の奥の土がボロボロとこぼれた。
こぼれた石壁の破片を、オーガは拾い上げる。
「ガアアアッ!!」
「しまったっ!」
ライザはオーガの知能が低いと思って油断していた。
一息ついていたライザの足に、オーガが投げた壁の破片が命中する。
「うぁあああっ!!!!」
ライザは膝をついて倒れる。
折れてこそいないが、ひびが入っているかもしれない。動かそうとすると、電撃のような痛みが走った。
「グフフフ!!」
オーガが迫ってくるのに、ライザは一歩も歩くことが出来ない。
生臭いオーガの息が鼻先まで迫り、ライザはむせ返った。
「ああああっ!!!!」
オーガの両手がライザの胴体を左右から掴み、軽々と持ち上げる。
「く、くそっ!!」
ライザは苦し紛れに拳でオーガの腕を叩いてみせるが、鋼のように硬い皮膚に、自分の拳が痛むだけだった。
オーガは口を開き、大きな舌でライザの顔を舐める。
「うぷっ!んんっ!!」
頬からまぶたの上をなぞるように舌が這い、一周するとライザの口を無理に押し開いて、舌を侵入させた。
「んぶっ!!んええっ、がっ、んぶうううぅ!!」
鼻腔を貫く汚臭でライザは嗚咽を漏らす。オーガはニヤニヤと笑みをこぼし、舌を伝わせて唾液をライザの口内に流し込んだ。
「えぐううっ!!!んぐっ、んはっ、は、んぐううっ!!がふっ!」
とめどなく押し寄せる唾液の波に、ライザは耐えきれずにそれを飲み込んでしまう。
一度喉を鳴らすと、その後は止まらず、次から次へと流れ来る唾液を飲み干してしまった。
「んぐ、……はぁっ、はぁっ!」
オーガは舌を引っ込める。そして、何かを待つように動かず、じっとしていた。
嫌な予感にライザは身を震わせる。すると、予感が的中したように、快感がライザの身体を突き抜けた。
(やっぱり、媚薬なのね……)
魔物は魔法少女を犯すため、様々な手段で媚薬を送り込むことができるようになっている。
精液に媚薬効果があるのは大抵の魔物に共通だが、このオーガの場合は唾液がその役割を持っていたのだろう。
「ひぅっ!!?」
オーガは少しライザの身体を持ち上げ、親指の上にのしかかっているライザの乳房に喰らいついた。
「ひゃうぅっ!!だ、だめっ!!!そんな……、んひいぃっ!!か、かまない……で……!!」
オーガはライザの左胸の乳首を舌で押し込むように刺激しながら、不揃いの歯でライザの乳房を上下から噛んだ。
「んひぃっ!!いづっ、く……はぁああっ!!!くそ……痛い、のに……感じちゃ……っ!!!」
オーガの咀嚼は絶妙な力加減で行われていた。
犬歯が皮膚に食い込み歯型に皮下出血の跡を残すものの、決して苦痛だけではなく、快楽も同時に与えるレベルに留まっている。
「ああんっ!!んふ……ひやぁうっ!!!んいいっ、ぁふ……はぅんっ!!!」
オーガが乳房を味わい尽くす仕草で、ライザは紛れもなく快感によがっていた。
表面のザラザラした舌が乳頭を撫で回す感覚も、歯に挟まれ、潰される乳房の感覚も、とてつもなく心地よい。
「いゃっ!!うそ……、こんなので、わたしっ!!!んはあああああああああんっっ!!!!」
ライザは両手をオーガの硬い手に突っ張り、全身を伸ばして絶頂の感覚に身を強ばらせた。
(こ、こんな魔物に、胸を噛まれてイっちゃうなんて……)
ライザは暗澹たる思いに包まれ、この先に待ち受けているであろう陵辱への不安に、目の前が暗くなるのを感じた。
225荒野の魔法少女 第4話 14/24:2010/02/26(金) 19:31:21 ID:g6cmrLB4
オーガはライザの左胸から口を離し、溢れる唾液を滴らせた。
「ひぅんっ!!」
滴った唾液が乳首を弾き、ライザは嬌声を上げて身をくねらせる。
オーガの口から開放された左胸は、上下に無数の歯型が赤紫に彩られ、大量の唾液でびしょ濡れになっていた。
美しい形状をした豊満な乳房が傷つきながらも唾液でテラテラと光を反射する様は、奇妙なほどに官能的に見える。
「ん……はぁっ、く……」
ライザは快感を耐えながら荒く呼吸をし、上下する胸につられて揺れる乳房の上を唾液が滑り落ちていく。
「ひゃあああんっ!!!!!」
オーガが今度は右の乳房にかぶりつくと、ライザの身体は素直な反応を示してしまう。
「ちょっ……す、吸わないでっ!!!あひいっ!!!」
嬰児が母親にするように、オーガはライザの胸に食いつき、チュウチュウと音を立てて吸い上げる。
当然、母乳が出ようはずもないが、媚薬効果で過敏になっている乳首を責められ、ライザは耐え難い快感に襲われた。
「ひぐっ!!だ、めぇっ!!おねがいっ、それだけは……!!」
ライザは燃えるように火照る乳首から、今にも母乳が迸ってしまうように錯覚すらしてしまう。
「ひゃうううううううううっっ!!!」
ライザが二度目の絶頂を迎えると同時に、母乳の代わりに股間から愛液が滴った。
オーガは足元にかかった愛液に気がつき、ライザの股間に狙いを定める。
左手をライザの背中に回し、片手でその身体を支えるようにした。
「ひ……っ!?な、なに……?なにをするつもりっ!?」
ライザは絶頂によって脱力した身体でもがくが、オーガの片手にすら歯が立たない。
オーガはライザの動きを歯牙にもかけず、右手をライザの股間へと近づけた。
「え……っ!?ちょっとっ、そんなの……むり、んがああああああっっ!!!」
男性のペニスよりも太い親指を、オーガはライザの膣に挿入した。
「んひぁっ!!くはっ、あ、んぎいいっ!!」
ライザは痛みと共に襲いかかる心地よさに戸惑う。オーガの指でよがらされる屈辱に顔が赤らんだ。
「ん、か、はぁっ、いぐ……くはっ!!あ、ふぁあああんっ!!」
あまりにもキツい圧迫感を覚えつつも、ライザは指の激しい摩擦が生み出す快感を恥も外聞も無く享受している。
オーガが親指を根元まで差し込むと、爪の先端が子宮口に刺さり、ライザは大きく身悶えた。
「ん……く、そぉ……ひゃうううん!!!はぅ……もう、いや……」
再び迫ってくる絶頂の予感に怯え、ライザは瞳に涙を湛えて弱音を漏らす。
オーガは親指のピストン速度を上げ、ライザに追い打ちをかけた。
「はっ、くふっ、ふぁんっ、ぃ……くぁっ、はあああんっ!!!」
ライザの声が高鳴っていく。避けられそうもない絶頂の存在感が膨らんでいった。
「んっ、いぐっ、か……はぐっ、あっ、あっ、あっ、んあああっ!?んぐううううううっっっっ!!!!!」
まさに絶頂がライザの身体を突き抜けようとしたとき、ライザは突然の思わぬ感覚に襲われた。
オーガが人差し指をアナルに突き刺したのだ。親指と人差し指で、膣とアナルの二つの穴を埋めている。
「んはあああああああっっ!!!んぎっ、が、ぐひいいぃっ!!!!」
一度引っ込んだ快感が、更なる勢いをつけてライザに襲いかかってきた。
両穴を責められる刺激は、ライザの身体を苦しいほどの快楽に震え上がらせる。
「ひああああああああんっ!!!!!」
ライザは今度こそ絶頂に達し、全身を痙攣させた。手足から力が抜け、ダラリと垂れる。
だが、オーガは休まず指を動かした。
「ひぐっ!!んがああっ!!!だ、だめっ!!今はっ、いまはぁっっ!!!!」
絶頂後の敏感になった膣と直腸を、オーガは容赦なく責め立てた。
「ひゃがあああっ!!!がっ!!!ひ、ひねらないでっ!!!がああああああっっ!!!!!」
オーガは親指と人差し指をこすり合わせるように、膣と直腸の間の肉を強く抓った。
ひねり潰されるような激痛にライザは絶叫し、ボロボロと涙をこぼす。
「いぎゃああっ!!あぐぅ、ぎ、んがあああっ!!!!」
ライザは暴れ狂って泣き叫んだ。
オーガは一区切りとして、思い切り指で肉を押しつぶした。
「ぎいいあああああああああっっ!!!!」
ライザは高らかな叫び声を響かせ、白目を向いて小水を漏らした。
オーガの指が抜かれた後も、しばらく激痛の余韻に全身を震わせ、顎をガクガクと揺らしている。
快楽による責めは魔物にとって遊びのようでものでしかないのだと、ライザは今になって気がつく。
これから行われる地獄の責めこそが、魔物にとっての本番なのだと、身を持って思い知らされることになった。
226荒野の魔法少女 第4話 15/24:2010/02/26(金) 19:31:42 ID:g6cmrLB4
「が……くはっ!ぎ、ぃい……っ!!は、はっ、はっ!!!」
ライザは下腹部の握り潰されるような激痛を必死で堪えながら、苦悶の喘ぎを漏らしている。
「ひゃぐっ!!」
跳ねるような疼きを続ける股間から、オーガの指が引き抜かれた。
ようやく痛いほどの圧迫感が消えたが、引き抜かれる時の衝撃が一層ライザを苦しめる。
「ふぅ……っく、なにを、する気……?」
オーガの行動が陵辱の終わりを意味するはずがない。
これから本格的に自分を犯しにかかるのだと、ライザには分かっている。
(また、アソコに入れられるのかしら……)
順当に、性器への挿入が行われるのだろうかとライザは想像する。
オーガのペニスは剥き出しのままそそり立っているが、あれが自分の膣に入るだなどと考えただけで身の毛がよだつ思いがした。
昨日まで二人を犯した男のペニスより、オーガのそれは一回りも二回りも大きい。
そんなものが入ってしまえば、その苦痛はどれほどのものか、想像もつかなかった。
「ひっ!!」
一瞬、浮遊感を味わったかと思うと、いつの間にかライザはオーガの両手を腋に挟まれるように持ち上げられていた。
見下ろすと、視線の先に勃起したオーガのペニスが見える。やはり、大きい。
(く…………っ!)
ライザは目を閉じ、歯を食いしばって来るであろう災難に備えた。すぐに、身体が降ろされる感覚が襲ってくる。
「……っ!!!うそっ!!?無理っ!!入らないわよっ!!!」
オーガのペニスが貫こうとしたのは、ライザの膣ではなく、菊門だった。
大きな亀頭の先端を、窄まった肛門にグリグリと押し付けている。
「む……ちゃ、よっ!!ふぐっ、んがあああああああっっっっ!!!!!」
オーガはライザの肩の辺りを逆手に握り締め、無造作にペニスに押し付けた。
そして、ペニスはライザの直腸への侵入を果たす。幾分、肛門周りの肉を巻き込むような、無茶な挿入だった。
「あぎっ!!!ぅぐふっ、ほごおおおっっ!!!!」
ライザは尻の奥を突き抜ける痛みに、野太い叫び声を響きわたらせる。
男達によるおぞましいほどの陵辱でも、これほどの苦痛はなかった。
「ぎゃうっ、はぐ、んぎ、がううううっ!!!!」
オーガはライザの身体を頑強な体躯で握り潰さんばかりに抱きしめながらアナルを犯す。
ペニスが引く時には、腸を丸々捲り上げられそうな感覚すら襲ってきて、ライザは激しく咆哮した。
「ブフウッ、グウウッ!!!」
「ひっ!!ごっ、がっ、ぎいぃいやああっ!!!いだいいいいいいっ!!!」
オーガは小さく飛び跳ねながらライザに破壊的なピストンを繰り返す。
オーガの足が地面を打ち鳴らすごとに、ライザは眼球がひっくり返りそうなほどの衝撃に見舞われた。
激しい上下運動の際に口の中を噛み切ったのか、鼻腔に鉄の香りが広がる。
「ぃぐあああっ!!!でてるっ!!!やめてやめてえええっ!!!!!」
ライザはオーガが飛び跳ねながらライザの直腸内で射精しているのを感じ取った。
腸内を侵略する精液の流れを鋭敏に嗅ぎとり、その圧倒的な勢いに愕然とする。
「の、のぼってっ、くるっ!?いやだっ!!!そんなのぉっ!!!!!」
ライザは信じられない出来事に我を忘れて泣き叫んだ。
腸をせり上がってくるオーガの精液は次から次へと溢れ、留まるところを知らず、既に胃の中にまで押し寄せている。
「んぶげえええええええええっっっっっっっ!!!!!!
ライザは窮屈に締め上げられている身体を弓なりにしならせ、上向きに精液を吐き出した。
打上げられた精液は重力に従ってライザの顔にビチャビチャと滴る。
それを汚らしいと思う暇も与えず、第二波、第三波の精液がライザの喉から噴射された。
「がぅっ、おぼぇえええええええええええええっ!!!!んごおおおおおおおおっ!!!!!!」
オーガは精液を吐き続けるライザの大きな胸を頑丈な胸板で平らに押し潰しながら、射精を続ける。
呼吸困難で薄れ始める意識を必死で保ちながら、ライザは死すら覚悟し始めていた。
227荒野の魔法少女 第4話 16/24:2010/02/26(金) 19:32:02 ID:g6cmrLB4
「が、はっ!!!んげっ、げほっ、けほっ……はぁぁぁっ!!!」
喉を占拠していた精液の奔流が止まり、ライザは咳き込みながら、自由になった喉に大きく息を吸い込んだ。
「んぐうううううっっ!!!」
身体を締め付けていたオーガの腕が緩む。
するとライザの身体は挿入されたペニスのみで支えられることになり、さらに深くライザを貫いた。
「ぎゃうっ!!!んがはぁっ!!」
軽いとはいえライザの全体重を受け止めるペニスに、ライザは内臓を全て潰されるのではという恐怖に襲われる。
幸い、それは長く続かなかった。オーガは突然ライザの身体をつかみ、ペニスから引き抜いたのだ。
「ふ……んく……。……はぅ、んはっ」
ライザは切れ切れに呼吸する。大きなしこりのように残る鈍痛をジッと耐えた。
すると、次第に痛みが和らいでいくのを感じる。
(うそ……っ?まさか、こんな!?)
この感覚は媚薬に違いないとライザは直感した。
直腸から口内までを通り抜けた、あの精液による効果なのだろうとするに推察する。
だが同時に、あそこまで凄まじい痛みを全て快感に変えてしまうほどの媚薬があるのだろうか、と疑問に思った。
「ん、……んくぅっっ!!」
ライザの大きな身震いが、その答えを物語る。
(感じてる……私……っ!)
もう痛みはなかった。そこにあるのは、狂おしいほどの快感のみ。
あんな行為の痛みがそう簡単に引くはずはない。明らかに、あの痛みが快感へと変じているのだ。
(もし、もう一度されたら……)
ライザの背中に寒気が走った。余韻ですらこれほどの快楽を生み出すのに、もし、また挿入されたら……。
ライザの恐れを悟ったかのように、オーガは動き出す。
オーガはそのペニスを、今度はライザの膣にあてがった。
「ちょっとっ、やだっ、やめてええええええっっっ!!!」
ペニスは、肛門に挿入された時よりも一回り太さを増していた。
このオーガのペニスは、射精を繰り返す度に増大する特徴を持っている。
ペニスがライザの股間を引き裂くように挿入された。
「んああああああああああああああああっっ!!!」
全身を大きく震わせる一瞬の激痛と、遅れて押し寄せる激しい快楽の渦。
ライザは身体を弓なりにしならせて、瞬時に絶頂に達した。
オーガのペニスは中心辺りまでズブリとライザの中に埋まり、先端でライザの腹を押し膨らませている。
「ひゃひいいいいいいいっっっ!!!やらっ!!こわえひゃううっ!!!!」
オーガがライザの腹を掴んで上下させる形でピストンを開始すると、ライザは嬌声を上げてよがり狂った。
「んひゃああっ!!んひっ、ぎゃうっ!!!あはあああああぁぁっ!!!!」
髪を振り乱し、涙や唾を振りまきながら叫ぶ。宙に投げ出された足の指先は忙しなく暴れまわっている。
「んあああああああああっっっっ!!!!」
二度目の絶頂は、すぐに訪れた。
絶頂と同時に、圧迫されて狭まった尿道から細切れの尿が流れ出す。
尻が収縮すると、尻穴からは精液がボタボタと零れた。
228荒野の魔法少女 第4話 17/24:2010/02/26(金) 19:32:22 ID:g6cmrLB4
「こわへっ、こわえちゃうっ!!んひゃっ、んにゅううううっっ!!!」
絶頂は絶え間なくライザを襲った。
普通の性交ではありえない、魔物による陵辱だからこそ味わえる、地獄の快楽だ。
「いぐうううううううううううううううっ!!!!」
ライザが13回目の絶頂を迎えた頃、オーガはようやく射精をした。
「んぎっ!!お、ご、がぁあああっっ!!!!」
時間をかけた分、精液が濃縮されているのか、先程よりも重みのある液体がライザの子宮へと流れ込む。
「ひゃぎっ、ま、まだ……でて、るっ!!」
そして、オーガの射精は長い。
とうに子宮は埋め尽くされ、その限界を試さんばかりに子宮を膨れ上げていた。
「む、むり……っ!!さ、さけ……る……っ」
ライザの腹が膨らんでいく。甲高い叫びを上げていたライザの声が、低く唸るように変化してきた。
ポッコリとボールでも詰まっているように腹が膨らんだところで射精が止まる。
そしてオーガはピストンを再開した。
「ぐひぃっ!!!んくっ!!!おなかっ、ゆれ、てっ!!!」
オーガが腰を引くとペニスが栓をしていた子宮口から精液が垂れ落ち、
腰を押し込むと、少し精液の減った子宮の中で精液が跳ねまわった。
「げふっ!!!んひいいっっ!!!!」
さらに太さを増したペニスがライザを突くと、たぷんたぷんと外目にも分かるほどライザの腹が揺れる。
水風船を振り回したように、精液がライザの子宮内でボチャボチャと音を立てて暴れていた。
「はぐうううううううううううっっっ!!!!」
14回目の絶頂の際、早くもオーガは次の射精を行う。
「ひぎゅううっ!!!あぐっ、う……う、そ……っ!!?」
精液は容赦なく子宮を押し広げていく。同時に、ライザの腹も膨らんでいった。
「おなかっ!!!われるっ!!!こわれるっ!!!!!!」
ライザは丸々と膨らんだ腹に手をあてて叫ぶ。
さらに増大したペニスが脈打つごとに膨張していく腹の様子が、直接伝わってきた。
「いやあああああああああああああああああっっ!!!!!!」
ライザは泣き叫びながらも、訪れる絶頂に抗うことが出来ない。
「んぎゃああああああああああああああああっ!!!!!」
「ごへええええええっっ!!ぎゃうううううっっ!!!!!」
「ぴぎゅうううううううううううううううっっ!!!」
ライザは射精とピストンを繰り返されながら、度々絶頂を味わった。
「が……、ひきっ……、ぁ…………っ!!」
五度目の射精が終わると、ライザの腹も限界の様子を呈してくる。
「ぁう……ぎぅっ……ひゅぉっ!」
既に息をするのも難しいほどに、ライザの肺は膨らんだ子宮に圧迫されていた。
鞠のように膨らんだ腹は、妊婦のそれを遥かに超え、膨れたカエルのような無様な醜態を晒している。
流石にこれ以上は死んでしまうと判断し、オーガはペニスを引き抜いた。
「あひゃああああああああああああああああああああああああっっっっっ!!!!!」
床に背中から落ちたライザは、長い陵辱の終わりを告げる絶叫を上げた。
ドロドロと、時間をかけて精液はライザの広がった膣口からこぼれてくる。
「いひゃっ、は……んひぃっ!!」
ライザは時折跳ねるように身体を震わせ、壊れたような声を上げていた。
膨らんだライザの腹が元に戻るまで、もうしばらくの時間を要する。
229荒野の魔法少女 第4話 18/24:2010/02/26(金) 19:32:43 ID:g6cmrLB4
気がつくと、ライザは元の牢屋に戻されていた。
肌に感じる寒さと、牢屋の他の少女の様子から、もう朝なのだと気がつく。
二人は半日以上、死んだように眠り続けていた。
ライザはアスカの姿を探す。近くにいないと思えば、牢屋の隅で小さく固まっていた。
「アスカちゃん……」
「ひっ!!」
ライザが声をかけながら身体に触れると、アスカは震え上がり悲鳴を上げた。
「あ……い、いや……っ……」
「…………っ!」
アスカは怯えきっている。
ライザはアスカがどのような目にあったのかを知らないが、相当酷いことをされたのだと分かった。
「ご、ごめん……なさい、ライザさん。ちょっと、びっくりしただけ……ですから」
アスカはガチガチと歯を震わせながら、作り笑顔をなんとか拵え、ライザに言う。
(チャンスを待ってるんじゃ駄目だわ……)
アスカの様子を見て、ライザは意を決した。
なんとしても、一刻も早くここを抜け出さなければならない。
どんな手を使っても、だ。
ライザはアスカの手をぎゅっと握りしめた。

「さて、今日も楽しい時間が始まりますわね」
皮肉めいた言葉を携えて、マリミアはやってきた。
「あら、なんですの?そんなにわたくしを見つめて」
マリミアは鋭い眼光のライザを見つけて言う。
「……ねえ、約束は守ってもらえないのかしら」
「約束……ですの?」
突然のライザの言葉に、マリミアは首をかしげた。
「本よ。食事をしたら見せてくれるっていう話じゃなかったの?」
「本……?この状況で、まだそんなことを言ってるんですの?面白いですわね」
マリミアは、愉快そうに笑いながら言った。
「いいでしょう。そこまでして本が見たいと言うなら、見せてあげますわ」
そんな戯れも面白いとばかりに、マリミアは二人を連れ出す。
マリミアの後をライザが先に立って、その後ろからヨロヨロとアスカがついていった。
全裸のまま豪邸の中を歩くのは、酷く恥ずかしいことだったが、今はそんな場合ではない。
クスクスと密やかに笑う使用人達から目をそらし、前だけを見て歩き続けた。
「ここですわ」
マリミアが扉を開けると、部屋の中には大きな書棚がいくつも並んでいる。
「わかる……?」
「はい、たぶん」
ライザが訊ねると、アスカは自信なさげに頷いた。
写本からにじみ出る魔力を感じ取ることは、魔力を封じられた今のアスカにもできるはずだ。
「あ、あそこ……」
「どれですの?」
アスカが見つけると、マリミアがその場所を訊ねた。
「……え、と……」
「あれね」
アスカがどうしたものかと戸惑っていると、ライザが写本を指さして示す。
「へぇ、これですの。見たことのない文字で書かれているようですわね……」
マリミアは写本を抜き取った。
アスカが「あっ……」と声を漏らす。写本の魔力がマリミアに何かしら影響を及ぼしてしまうかも知れない。
だが、マリミアは一瞬呆然と写本を見つめただけで、何も変化がないように見えた。
「さて、気がすみました?内容については、わたくしが読み解いてから教えて差し上げます。では、戻りましょうか」
そういってマリミアは扉の方へと向かった。為す術も無く二人はその後に続く。
地下に戻れば、また陵辱が待っている。
230荒野の魔法少女 第4話 19/24:2010/02/26(金) 19:33:05 ID:g6cmrLB4
「むぐぅっ、もが……ひゃぶっ!!」
アスカはアナルに挿入されながら、男のペニスをくわえさせられていた。
くぐもった喘ぎ声は、前回よりもずっと悦びの色を濃くしている。
魔物による破壊的な陵辱を味わった後では、男達による輪姦すらも、安らぎを覚えるほどに優しい行為だった。
「んくううっ!!!」
アスカは尻と口で、ペニスから吐き出された精液を飲み込む。
ライザはといえば、自らの手で胸を抱えて男のペニスを扱かされている。
「ん、ひゃうううっ!!!」
飛び出た精液がライザの顔にかかる。頬を流れていく粘着質な感触すら、心地よく感じた。

マリミアは二人の姿を時々見やりながら、写本を睨みつけている。
「一体どこの言葉ですの?文字の様式も文法も、どの言語とも大きく異なっていますわね」
異世界の文字ながら当然なのだが、マリミアはそんなことは夢にも思わずに解読を試みた。
「ん……っ」
写本から目を外し、犯されている二人の方を見ると、マリミアは小さく呻く。
(なんですの……?この感じ)
陵辱が開始された頃から違和感は覚えていた。
これまで沢山の少女に陵辱を受けさせてきたが、このような感覚に陥ったことはない。
いつもは、壊され、あるいは快楽の虜になっていく少女の姿を見て、悦に浸っているだけだったのに。
(身体が、疼いている?)
マリミアは椅子に腰掛けた股間の辺りを擦り合わせた。
濡れている。
マリミアは自分が確かに、あの陵辱行為を見て股間を濡らしているのが分かった。
こんなことはなかった。いつも満たしているのは性欲ではなかったはずだ。
支配欲であるとか、もっと高次の欲求であったはずなのに。
マリミアは写本の魔力に犯されていた。
高い魔法の素養をを持っているため、魔力の暴走を許すことはなかったが、確実に蝕まれている。
マリミアの心の奥底で渦巻き、決して表には出ることのなかった感情を喚起していた。
それは、被虐に快感を覚える嗜好である。
マリミアは魔法少女の陵辱を見て以来、自分が犯されることを潜在的に望んできた。
その心には気付かず、少女に過酷な陵辱を課すことで自らを投影し、その欲求を満たしてきたのだ。

「あなた達っ!!」
マリミアは突き上げる衝動に任せて立ち上がり、叫んでいた。
男達は陵辱の手を止め、マリミアを見つめる。
皆一様に、何かマリミアの不満を買うようなことをしてしまったのだろうかという不安の表情を浮かべていた。
「わ、わたくしを、犯しなさいっ!!」
突然のマリミアの命に、どよめきが起こる。
男達は互いに顔を見合わせ、戸惑の表情を浮かべた。
すると、付き人の男性がマリミアの横に歩み出た。
「本当に、よろしいのですね?」
男性は穏やかながら、はっきりとした口調で問う。
「当然よ!」
「わかりました」
男は目を閉じ、深く頷いた。
「さあ、お嬢様が仰せです。命に従って下さい」
男性は男達に向かって言う。
「遠慮は要りません。それが、お嬢様の望みです」
そこまで言われ、一人の男が我慢出来ない様子でマリミアに跳びかかった。
「きゃあっ!!」
男の大きな手がマリミアの両腕を掴む。
「い、いいんですか……?」
乱暴な振る舞いとは裏腹に、男は弱々しい声で確認した。荒い息がマリミアの顔にかかる。
「……ええ」
マリミアが躊躇いがちに頷くと、次の瞬間にはマリミアの着衣が悲鳴のような音を立てて引き裂かれた。
231荒野の魔法少女 第4話 20/24:2010/02/26(金) 19:33:25 ID:g6cmrLB4
「ひっ……」
マリミアの纏う上等なドレスは、胸を縦に真一文字に引き裂かれた。
マリミアは湿気を帯びた生ぬるい空気が素肌にこびり付くのを感じる。
曝け出されたマリミアの乳房は、幼いながらも膨らみを形成し始めていた。
小振りな乳房は男の掌で覆い隠せるほどのサイズだ。
「あ、うううっ!!!」
男はマリミアの左胸の先端を親指で押し込むように摘み、右の乳首には口で吸いついた。
「んぁ……はぁっ!!!」
既に興奮状態にあったマリミアは、初めての経験でありながら、既に快楽を感じている。
その幼くも妖艶な様を目にして、何人もの男が耐えきれずにマリミアに群がった。
「あっ!!いたっ、ぐ……うあああああああああっっ!!!!!!」
男達は奪い合うようにマリミアの身体を貪る。
腕を、足を引っ張り、いつの間にかドレスは布切れと化していた。
前戯などという生ぬるいことはしない。一人の男は、いきなりペニスをマリミアの膣に差し込んだ。
「いだっ!!!いだいっ!!こ、これがっ!!わたくしが、もとめてっ!!!!」
マリミアは媚薬もなしに、処女を貫かれる痛みで感じていた。
大粒の涙を流し、歯をガチガチと打ち鳴らしながらも、奇妙で歪な笑みを湛えている。
「あぎいっ!!お、おしりも、ですのねっ!!!んがあああああああああああっっ!!!!!」
アナルにもペニスを挿入されて、またマリミアは高らかに叫んだ。
前後から挟むように男達は挿入し、身体を上下に揺すって、マリミアの体内をじっくりと堪能する。
「ぎゃうっ!!ひぎゃあああああぁぁっ!!!!」
マリミアの股間と膣は裂けていた。魔法による保護もなしに、突然巨大なペニスを挿入されれば当然のことだ。
あぶれた男達はマリミアの身体のどこでもいいから利用して、ペニスを扱いた。
幸運な者は仰向けで挟まれているマリミアの口に挿入する。
ある物は手に握らせ、ある者は膝裏に挟み、またある者は足に擦りつけた。
「んひいいいっ!!!!で、でへまふわっ、わたくひの、なかれっ!!!!」
窮屈なマリミアの体内は、男に早急な射精を強いた。大量の精液が子宮と直腸の中に注ぎ込まれ、マリミアは歓喜に身を震わせる。
「うごおおおおおおっ!!!!んぎゅっ、がはああああっ!!!!」
射精の終わった男二人は順番を待ちわびる男によってすぐさま退かされ、新たなペニスがマリミアを貫いた。

陵辱は長く続けられた。
「うげええええええええええええええっっ!!!」
もう何度目か分からない口内への射精が喉を刺激し、マリミアはこれまで飲まされた精液を一気に吐瀉してしまう。
吐瀉の苦しみにマリミアは激しくのたうち、その表紙に膣に挿入されていたペニスが抜かれる。
「はっ、ひ……、げほっ、うぅ……くはっ、ふふ、ははは……」
マリミアは床に這いつくばり、苦しげに咳をしながら、不気味な笑い声を上げた。
「どう……したんですの……?もっと、苦しめなさい……」
四つん這いに身体を支える四肢をガクガクと震えさせながら、マリミアは更なる陵辱を求める。
その狂気を纏うマリミアの姿に、さすがの男達も尻込みをした。
これ以上犯し続ければ、マリミアは死んでしまうかもしれない。これまで無心に犯し続けてきた男も我に返る。
「どうしたんですの?これぐらいの傷、すぐ治せますのよ……」
マリミアは自分の下腹部の裂傷に手を当て、治癒の魔法を施した。
そこまでして苦痛を求めるマリミアを不気味がり、男達はさらに一歩後ずさる。
「そうですわ……!魔法を使えばいいのですわね!そうすれば、お前達なんかに頼ることもありませんわ!」
傷は癒えても疲労は残っているのか、マリミアはそう言うと、ふらつきながら立ち上がり、覚束ない足取りで歩き出した。
左右に揺らぎながらマリミアは扉を開き、更なる地下への階段へと向かった。
「ふふふ……、壊して……わたくしをっ!!!」
マリミアは歩きながら、自らに魔法をかけ続けていた。
それは、肉体を強化する魔法。魔法少女がそうであるように、その身体を魔物による陵辱に耐えられるほどの強度にするものだ。
マリミアはその魔力のほとんどを費やして、自らの肉体を強化した。
そして、極上の苦痛を求めて鉄格子を開け放つ。
232荒野の魔法少女 第4話 21/24:2010/02/26(金) 19:34:00 ID:g6cmrLB4
マリミアが魔物を解き放つと、触手の魔物が先に現れた。
「さぁっ!!わたくしを犯し抜きなさい!!壊れるほどにっ!!」
正気を失っているマリミアの言葉に呼応するように、魔物は容赦なくマリミアの身体に食いついた。
「んごおおおおっっ!!!!」
魔物は体を開き、内部から伸ばした触手をマリミアの全身に巻きつける。
そして二本を口内に、また二本を尻穴に挿入した。
「がひっ!!おがあああっっっっ!!!」
魔物は人間による陵辱とは比較にならない激しさでもって、マリミアに多大な苦痛をもたらす。
「ひぎいいっ!!!んげええええええええっっ!!!!」
アナルが細長く広げられ、喉は息もできないほどに埋め尽くされている。
蠢く触手がマリミアの身体を中から滅茶苦茶に荒らしていた。
「がううううっっ!!!んがあああああああっっ!!」
触手がマリミアの身体を高く持ち上げる。開け広げられた魔物の本体の真上だ。
つまりマリミアの下には、猛々しく勃起し切った魔物の性器がそびえている。
股間に伸びてきた触手がマリミアの割れ目に差し込まれ、陰唇を両側から引っ張って膣口を広げる。
そして、触手は勢いをつけてマリミアの身体を打ちおろした。
「んぎゃあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!!」
マリミアの身体は股間が性器がぶつかったときに一度止まり、すぐに性器が膣を貫くと、ズブズブと奥深くまで飲み込んでしまった。
「えぐっ!!ぐひいいいいいいいっっ!!!!!」
魔物はそれだけで射精を迎えた。
「んぎゃううっ!!!おな、が……ふくらんで、ます、わ……」
子宮が精液で満たされていくのが分かる。
魔物の媚薬に耐性の無いマリミアにとって、その精液は劇薬だった。
「いひゃあああああああああああああああああっっっ!!!!」
苦痛に全身を痙攣させていたマリミアが高らかに吼え、ジタバタと身体を揺する。
これまでひたすら苦痛ばかりを味わってきたマリミアは、媚薬による凄まじい快感で、一瞬にして絶頂に達した。
「あにゃあああああっ!!!こ、こんなのっ!!!!すごすぎ、ます、わああああっっっっ!!!」
地獄から天国へと昇るように、急激に苦痛から快楽へとシフトされ、マリミアの頭は焼き切れそうな衝撃で白んでいく。
白目を剥き、裂けるほど開いた口から舌を突き出す快楽を貪った。
「んごおおっ!ごべええええええっっ!!!」
アナルと口から挿入された触手も次々に射精する。
マリミアは全身が焼けるように熱く感じていた。
精液の媚薬効果によってマリミアの身体は残らず燃え上がるような興奮状態に陥っている。
「むがああああああああああああああああああっっっ!!!」
触手が締め上げる身体をくねらせ、マリミアは何度も絶頂を味わった。
体内の精液は激しいピストンによって少しずつ零れ落ちる。
挿入できない触手も精液を放ち、シャワーのように重たくマリミアの全身に降りかかった。
233荒野の魔法少女 第4話 22/24:2010/02/26(金) 19:34:20 ID:g6cmrLB4
ほどなくして、オーガが忍び寄ってきた。
「ンゴッ!!!」
不恰好に唸り、マリミアの身体を触手の魔物の性器から引き抜く。
「ひぎゅううっっ!!!」
性器が抜かれた拍子に子宮から一気に精液が飛び出し、その刺激でマリミアはまたイった。
触手が巻き付くマリミアの身体を引き寄せ、オーガは空いたマリミアの膣めがけて、巨大なペニスを突き立てる。
「ひゅごおおおおおおおおおおおおっっ!!!!!」
マリミアの腹がボコンと膨れ上がった。子宮がペニスと腹膜に挟まれて潰れてしまいそうだ。
オーガはマリミアの身体を掴んでペニスを扱くように上下させる。
「ぎひゅっ!!、ふげっ、んぼおおおおっっ!!!!!」
圧倒的質量を持つペニスによって内蔵をすり潰されるような思いに、マリミアは壮絶な悲鳴を上げた。
(こっ、これが、魔法少女が受ける陵辱ですのね……っ!!)
マリミアはこんな行為ですら快感を覚え、同時に自らの欲求が満たされていくのを感じる。
触手の魔物は自分の獲物が取られたことに憤慨し、さらに沢山の触手をマリミアの口と尻穴に無理やり挿入した。
「んごおおっっ!!?がげっ、ごぼっ、むべえええええっ!!!」
上下から五本ずつの触手がマリミアを蹂躙している。
鈍い水音を立て、勢い良く上下に揺すられているマリミアの体内を隈なく犯していった。
「ぶげえええええええええええええええええええええええええっっっっっ!!!!!」
オーガがマリミアを握り締めながら射精をする。潰されていた子宮に大量の精液が流れ込み、逆に激しく膨らみだした。
「んご、ごがっ、が、ががががあああああああぁっ!!!!!」
マリミアの腹は風船のごとく丸々と膨らんでいく。
触手も負けじと射精を始めた。
マリミアの消化器官に、入り口と出口から同時に精液が流し込まれる。
「――――――っ!!!!!!!!!!」
声にならない悲鳴を上げてマリミアの全身が引きつる。
二つの精液の濁流は腸内でぶつかり合い、狭いはずの小腸の一部を丸々と広げきった。
さらに別の触手が膣への侵入を目指す。
オーガのペニスに巻き付く形で二本の触手が膣内へと分け入った。
触手が膨れ上がって広がった子宮口を両脇から押し広げると、ペニスと触手は一気に子宮内にまで入り込んで子宮内壁の奥を突いた。
「ぐがああああああああああああああああああっっっっっ!!!!」
膨らんだマリミアの腹に、はっきりとペニスと触手の影が見える。
同時に、口から侵入した触手は肛門を、肛門から侵入した触手は口を目指して入り組んだ狭い通路を進んでいた。
精液にまみれた消化器を傷つけることなど厭わず、強引に進み、ついには肛門と口から飛び出す。
「ぶぎいいいいいいいいいいいいいいいいっっ!!!!!!」
上下から触手に貫通されたマリミアは、ついに意識が遠のくのを感じた。
いくら魔法で強化したとはいえ、マリミアの身体は既に限界を迎えている。
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!」
オーガが低い咆哮を上げたと思うと、ペニスと全ての触手が同時に精を放った。
腹が急激に膨らんでいくマリミアに追い打ちをかけるように、さらに触手がマリミアの穴という穴に入り込んでいく。
それらは次々に射精を繰り返し、オーガのペニスも間を置かずに再び射精した。
「うがああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっ!!!!!」
そしてマリミアは断末魔の雄叫びを上げ、事切れる。
意識は消滅し、全身から力が抜け、瞳の光が消え失せた。
マリミアはこれで完全に魔物の性欲を受けるための道具と化した。
後は、只の肉塊と成り果てるまで弄ばれるだけだ。
234荒野の魔法少女 第4話 23/24:2010/02/26(金) 19:34:40 ID:g6cmrLB4
「あっ!」
「……魔力が、戻ったわね」
アスカとライザはマリミアによる魔力の封印が解けたことを感じ取った。
マリミアが死んだことによって、首輪の魔力が消失したのだ。
「う……」
ライザのキッと睨みつける視線を受けて、男達は震え上がる。
「アスカちゃん。あなたは写本の処理をお願い。私はあの子達を解放してくるわ」
「は、はいっ」
有無を言わせないライザの口調に、アスカは少し怯えるようにしてマリミアが取り落とした写本に駆け寄った。
魔力が戻っても、やはり陵辱の名残でアスカはフラついている。
アスカは変身した。ずっと裸でいたため、いつものコスチュームを身に纏うと変に違和感がある。
腰の刀を抜き、写本にかざす。前回と同様、刀から流れ出した魔力が写本を包み、写本の魔力を封印した。
「……ふぅ」
アスカは息を吐く。すると両肩にズシンと重苦しい疲労と倦怠感が押し寄せてきた。
この写本を処理するために払った代償はあまりにも大きく、取り返しのつかないものだ。
だが、悔やんでも何も戻っては来ない。
「アスカちゃん、終わったのね」
裸の少女達を連れてライザが戻ってきた。アスカと同様に、変身してコスチュームを纏っている。
「アスカ様、ライザ様……」
突然声をかけられて二人が振り向くと、その声の主はマリミアの付き人の男性だった。
「本当に、申し訳ございませんでした」
男性は深く腰を折る。
「今更何よっ!!!」
ライザは怒りに任せて怒鳴った。謝ってどうにかなるものでもない。
「当家の者は、自らに仕える者に対して絶対的な権限を持っています。お嬢様の命令とあれば、それに背くことはできません。
それと同時に、当家の人間として生まれた以上、全ての行動に責任を持たなければならないのです。
 お嬢様は自ら陵辱を求め、魔物に取り殺されました。それも自らの責任として受け入れるべきことであります。
 お嬢様が亡くなられた以上、その後始末の責任は全て私と、お嬢様の保護者である当主が負います。
 どのような償いも辞さない心構えで居ります。なんなりと、お申し付け下さい」
男性は頭を下げたまま告げる。
「随分勝手なこと言うじゃない。私たちがどれだけ苦しんだと思ってるのよっ!!!」
激昂するライザの背後では少女達の何人かが泣き出していた。
ようやく訪れた自由に、感情が溢れ出したのかもしれない。二度とここから出られない覚悟でいたのだ。
「ライザさん……」
アスカはライザが握り締める拳に手を重ねた。アスカの方を向いたライザに、首を横に振ってみせた。
「償いなら、あの子達の身柄を保証して下さい。ここで苦しめられた分、幸せな日々を送らせてあげてほしいんです」
「はっ、それは当然のこととして行うつもりで居ります」
「それなら私はもういいです。あなた達に何をしてもらっても、この傷が癒えることはありませんから」
アスカは男を毅然と見つめて告げた。それは赦しのようで、決して赦さないという宣言のようでもある。
「私も、あなた達にして何かもらうなんてごめんよ。もう、私たちはこの家に関わらない。そうするわ」
ライザは治まらない怒りをグッと押さえつけ、歯を食いしばりながら言った。
「行きましょう、アスカちゃん」
そういって、ライザは踵を返して歩き出した。その足は下への階段に向いている。
235荒野の魔法少女 第4話 24/24:2010/02/26(金) 19:35:03 ID:g6cmrLB4
グチャグチャと粘っこい音と低い唸り声が響くその部屋に足を踏み入れ、ライザは杖を一薙ぎする。
「ウギャアアアアアアアアアアアアアア!!」
ライザ放った火球が二体の魔物を射抜き、屠った。
魔力さえ使えたならば、こうも簡単に仕留められる程度の魔物だったのだ。悔しさが胸によみがえる。
「……哀れなものね」
ライザは足元に目を落とし、呟く。
少し遅れて横に並んだアスカは静かに目を閉じる。
マリミアであったものは、既に原型を留めていなかった。

「ごめんなさい、私のせいでこんなことになってしまって……」
宿に戻ってくると、アスカは涙をこぼしながらライザに謝罪した。
「もうやめましょう。アスカちゃんのせいじゃないわよ。こんなこと、予想できないもの」
ライザはアスカの肩に手を置き、優しく語りかける。
やり場のない怒りはまだライザの中に渦巻いているが、同じように苦しんだアスカを責めても余計に虚しさが増すだけだ。
「ね、アスカちゃん。今日は一緒に寝ましょうか」
「え……?」
「きっと私、一人でいると辛くなっちゃうから。お願い」
「……はい」
アスカは頷く。
もしかしたら、これは自分への心遣いなのかもしれないと思った。
アスカも、今まさにそう思っていた。誰かと一緒にいなければ、苦痛に押しつぶされてしまうような気がしていたのだ。
その夜、二人は小さなベッドで体を寄せ合い、抱き合うようにして眠った。
いつ癒えるともしれない心の傷も、このときばかりは痛まないような気がする。
そんな思いを抱いて、アスカは目を閉じた。

/第4話 END
236杏の人:2010/02/26(金) 19:35:31 ID:g6cmrLB4
以上です。
次回は荒野の魔法少女 第5話 共通 通常END BAD ENDの投下を予定しています。

前回も長くなったとか言ってた癖に、今回はさらに長くなってしまいましたね。
分割しようかとも思ったのですが、中途半端になるので一気に投下することにしました。
というわけで、随分長くなっておりますが、楽しんで頂ければ幸いです。
それでは、また次回お会いしましょう。
237名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 01:16:55 ID:PmaRu/tx
>>236
GJ!
マリミアまさかの自滅(;゜д゜)ポカーン
終盤「お?これは第三のドM魔法少女誕生か?」とか思っただけに、ちょと残念だったりしますw
しかして、責めのハードさは相変わらず凄いですね〜
涸れそうです
238名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 03:09:23 ID:h8siIG/L
・残酷な描写
・陵辱による死亡の描写

とあったから、ライザが犯り殺されて人間に絶望したアスカが写本の魔力を持って魔王になる展開も期待してたんだが。
239名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 04:40:09 ID:D0bLUjQ6
ふぅ……

>>222まで読んだ。これ以上は勿体無くて今日は読みきれません!
超超GJすぎる。
4人でイラマ パイズリ アナル 子宮責めするとことか理想の輪姦の一つ。
触手が4本まとまって喉から胃を押し広げて逆流と胃射精とか好きすぎる。
口内じゃなく最低でも喉射してくれる触手はほんと偉い。ぶっかけよりはなんでも奥が気持ちいい。
>胃の出口を強引に押し開いた勢いで、触手はアスカの胃壁に衝突していた。
この流れから上昇の勢いで頭が上向きに押し上げて喉を胃のほうから扱いて責めさせるのもよい。
極めつけは連続射精をすることで子宮へ精液が溜まり続けて流れ出す暇を与えないのは
肉棒による膨れ上がりもいける俺にはご褒美。
腸壁と子宮をゴリゴリ削ってる感も大好きだ。
風邪ひいて熱が38度出てたけど汗かいて熱がひきそうだよ!
240名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 16:23:57 ID:MI56Tk0b
飽くなき陵辱魂GJ!
犯される恐怖をじっくりと味わった二人のトラウマも心配で楽しみ
嬲られたときの記憶が鮮明に甦って無様に泣き叫ぶ姿はとても気持ちいい
241名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 02:22:06 ID:SXD2caks
4話最後まで読んだー

触手の流れが最高すぎ。上下貫通までならよ他媒体でもたまに見るが
貫通した上でどう責めるかという流れをきちっと書いてくれてるのが心憎い。
杏の人はフィニッシュラインの高さがどれ見ても高い。
BADENDが逃げの事後じゃなくて過程をしっかり書いた上で終末を見せてくれるからより映える。
オーガのいきなりアナルも大好き。単純にそちらが好みというのもあるけど
意外な責めで諦めを悲鳴に変えてくれるのがまたいい。
マリミアは死亡描写って時点でキャラ的にマリミアしかないとボルテージアップしまくりだったので
触手&オーガの遠慮が全く見られない流れは数ある魔物責めでもハイランク。
触手の多様性とオーガの豪華一本主義の組み合わせは本気すぎ。
口からお尻へ、お尻から口への流れで小腸とか内臓を犯してる描写がこれもまたレアで激しくて
穴という穴に入り込んでいくって表現は耳とか臍とかまで入ってるのを勝手にイメージしてより盛り上がった。
マリミアぐらい悪女だと凌殺されるのも気にならないし、元々あんまり気にしてないけどエロさが増しちゃう。

性知識が乏しかったアスカが完全凌辱された上で次の魔物に負けようとする時
どう反応するかが気になります。今回のトラウマでよりピンチになってしまいそうな。
242名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 22:47:46 ID:+4jJLqKz
やっと繋がるようになったか…
243マユの人:2010/03/04(木) 15:36:16 ID:ZAf94ode
明日の夜に17話を投下します
244名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:16:45 ID:hQYER3Jq
ついについに陛下の陵辱ターンな訳かぁ!?
おいおいおい!触手じゃない陛下の極太生チンコでマユちゃんが竜姦とかされちゃう訳かぁ!?
今から全裸で正座して投下待ってるよ!
245マユの人:2010/03/05(金) 21:10:20 ID:2i9gTfhp
こんばんわ、魔法少女マユ第17話の投下を行います。
陵辱シーンは、前半部は快楽系、後半は苦痛系のシーン、陵殺シーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
人物紹介の後に、本編の投下を開始します。
246魔法少女マユ 人物紹介:2010/03/05(金) 21:13:41 ID:2i9gTfhp
『秋月真由(マユ)』
14歳 両親と3人で、平穏な生活を送っていたが。ユーリィと出会った事で、戦いに身を投じる事になる。
背は小柄で、背中の半ばほどまで届く栗色の髪を後ろで纏めている。
変身時のコスチュームは桜色のミニスカートに赤を基調としたジャケットを纏っている。
『秋月夫妻』
マユの両親、父、宗一郎は大手製薬会社の部長を務める。
母、美幸は専業主婦。二人は社内恋愛をして結婚。マユいわく、万年新婚夫婦との事。
二人とも年齢は30代後半だが、実年齢より若く見える。
『リーファ』
15歳 エルメリアの最高意思決定機関『円卓』の一人。『輝竜の巫女』と呼ばれ民から慕われていた。
魔王ヴァルアスに敗北し、魔族に本拠地に捕らわれ、魔物を産む母体として利用されている。
『コーネリア』
19歳 リーファ同様、『円卓』の一人。『紅蓮の将』の二つ名を持つ。地球に派遣された魔法使い達の統括を担当している。
魔族の結界展開計画を阻止する為に、地球に自ら赴く。
『リミュエル』
16歳 リーファ同様、『円卓』の一人。『烈光の射手』の二つ名を持つ。コーネリアとは従姉妹で、彼女の頼みで参戦する。
大火力の砲撃魔法や、広範囲の攻撃魔法を得意とする。反面、近接戦は苦手。
『シエル』
14歳 エルメリアから来た魔法使いの少女、かつてはユーリィと共に日本で魔族の人間狩りを妨害していた。
グラーズに受けた陵辱により、心に大きなダメージを受けるが、回復した彼女は、魔族の計画を阻止する為にマユ達と共に戦う。
『ヴァルアス』
魔族の王。100年前の戦いで敗れた先代の跡を継ぎ魔族を統率する。表の顔は大企業の社長。
銀髪の髪をオールバックにしている。黒のスーツを好んで着る。
その真の姿は、黒い装甲を身に包む巨大な竜。
『レドリック』
魔王ヴァルアス腹心の一人、魔法少女を狩る為に地球に招集される。
焦茶の髪を肩に触れるくらいに伸ばしている。黒の軍服を纏う。
ラディウスとは子供の頃からの付き合いで悪友関係。
『ラディウス』
セディアの弟 魔族の造魔開発においての、中核メンバーで、王の腹心の一人。
力は魔族の中でもかなり低いが、類稀なる頭脳を理由に、王に取り立てられる。
長い黒髪を三つ編みのお下げにしている。常に白衣に身を包む。15歳くらいの背格好。
『レフィール』
魔王ヴァルアスの側近を務める女魔族。
ヴァルアスの表の顔の秘書室長も務めており、マユの母美由紀はかつての部下。
『ゲリオス』
魔族エルメリア攻略軍中央軍集団を率いる将軍。同時に、攻略軍全体の統括も務める。
先王の頃から側役として仕え、ヴァルアスの教育役も務めた重鎮。幻術などを用いて、裏工作を行うのを好む。
『イレーヌ』
魔族エルメリア攻略軍北方軍集団を率いる将軍。
魔族随一の魔術の使い手である3将軍の紅一点。身内には優しいが、敵には容赦がない。
魔法少女を捕らえ、快楽や苦痛で狂わせるのが趣味。
『ローエル』
魔族エルメリア攻略軍南方軍集団を率いる将軍。戦いを何よりも愛する武人。
気さくで面倒見もよく、部下の信頼も厚い。卑怯な手や、女性をいたぶるのをあまり好まない、魔族としては珍しい人物。
247魔法少女マユ 第17話 1/25:2010/03/05(金) 21:15:50 ID:2i9gTfhp
『フハハハハ!ハーッハハハハハハハッ!!!』
空に描かれた、紫の魔法陣が広がっていく様を、ヴァルアスは高らかに笑いながら見上げていた。
戦場には、魔族達の咆哮が轟いている。
「あ…あぁ……」
愕然とした様子で、マユもまた空を見上げている。
「ラディウスから報告では、程なく展開が完了するとの事です。陛下」
実験施設のラディウスと通信を行っていたゲリオスが、深々と頭を垂れながらヴァルアスに告げる。
『そうか…後でラディウス博士やスタッフ達を、労いに行かねばな』
「彼らも喜ぶ事でしょう。是非そうして下さい」
ヴァルアスの言葉に頷いたゲリオスは、呆然としているマユの方を向く。
「少女よ、君は良く戦ったが…これで君らの負けが確定した。諦めて降伏したまえ」
「なっ…」
ゲリオスの言葉に、マユは彼を睨みつける。
「この結界は一度展開が完了すれば、最低半年は効果が続く。今更装置を破壊しても…
 我々は結界の効果が消える前に、再度の展開が容易に可能なのだよ。これ戦っても無意味だ」
二人のやり取りをヴァルアスは黙って見ている。
「確かに…計画は阻止できなかった…」
マユは俯いて呟くように言う。
「そうだ。今や君らの仲間の殆どが我らの捕虜になるか、殺されている。
 彼我戦力差…そんな物は、もう比べるのも馬鹿らしい程に差が付いているのだよ」
「それでも…私は…私は諦めない!最後まで!!」
バッっと顔を上げて、マユは叫ぶ。
「計画は阻止出来なかったけど…ここで貴方を倒せば!」
ヴァルアスに剣を向けて、マユは言い放つ。
『そうだね。私が倒れれば、魔族達は統制を失い混乱し、エルメリア攻めなど続けられなくなるだろうね』
問題を解いた生徒を褒める様に、ヴァルアスは頷きながら答える。
「何と愚かな…諦めが悪すぎるぞ」
マユを見ながら、ゲリオスが呆れかえった様に溜息を漏らす。
『いや、素敵だよ。その強き意思…やはり君は私を楽しませてくれる』
言葉に喜色を滲ませながら、ヴァルアスは両手を広げて、マユを称賛する。
『ゲリオス、邪魔はするなよ。これは私と彼女の戦いだ』
「……仰せのままに、陛下」
何か言いたげな様子だったが、やがて観念した様にゲリオスは頭を垂れる。
一歩踏み出して、ヴァルアスが触手を展開し攻撃態勢を取る。
『さぁ!続けようマユ君。私か君、どちらかが倒れるまで!!』
「絶対に…負けるもんかぁぁっ!!」
マユは力の限り叫び、ヴァルアスに向けて駆けだす。
248魔法少女マユ 第17話 2/25:2010/03/05(金) 21:16:35 ID:2i9gTfhp
ヴァルアスの触手が次々とマユに襲い掛かる。
放たれる光線や雷撃を掻い潜りながら、マユは手にした大剣に魔力を込めていく。
「てえぇぇぇいっ!!」
大剣を一閃し、喰らいつこうとしてくる触手の群を切り裂く。
そしてヴァルアスの巨体の懐に入り、腹部の装甲に向けて剣を振う。
『ぐっ!!』
黒い装甲が切り裂かれ、血が吹き出る。
(先程より更に魔力が上がっているだと!?)
マユの手にする光の大剣の力に、ヴァルアスは心中で呻く。
怯んだヴァルアスに向けて、マユは更に剣を振う。
腕や胸部の装甲にも、無数の傷が走る。
「いっけぇっ!!」
後ろに飛び退きながら、装甲が破損し露出した柔らかい部分に向けて、マユは無数の光球を放つ。
『ぬおおぉぉぉっ!!?』
腹部に光球が炸裂し、ヴァルアスは呻き声を上げながら後退する。
(効いてる!装甲を破壊して、その下を露出させれば魔法が通用する!)
魔法が効いた事にマユは心中で声を上げ、更に装甲を破壊しようとヴァルアスに接近しようとした。
『あまり調子乗らない事だ!!』
懐に入ろうとしたマユに向けて、ヴァルアスは右手を振り挙げる。
振り挙げられた手の指先に、黒い光の爪が発生した。
「っ!?」
マユは咄嗟に後ろに跳んで、距離を取ろうとする。
振り下ろされた爪が、彼女が先程まで立っていた大地を抉り、消滅させていく。
着地したマユに向けて、更に尻尾が振われる。
「うあああぁぁっ!!!」
丸太の様な太さのヴァルアスの尻尾が、マユの体を吹き飛ばす。
凄まじい衝撃に、彼女の意識が一瞬飛ぶ。
宙に飛んだ彼女の体が、地面に叩きつけられる。
「くっ…う、うぅ……」
苦しそうに呻き声を上げながら、マユはフラフラと立ち上がった。
起き上ったマユに向けて、触手が襲いかかる。
「つぅっ!」
マユは襲い掛かってくる触手を斬り払いながら、ヴァルアスと距離を取る。
彼女が触手を斬り払っている最中、ヴァルアスの左肩の装甲が開く。
再生を完了した発射器官から、次々と上空に向けて光球を発射する。
触手を斬り払っているマユは、その光球への迎撃が出来ない。
放たれた光球は放物線を描いて、マユの頭上付近に到達する。
249魔法少女マユ 第17話 3/25:2010/03/05(金) 21:17:20 ID:2i9gTfhp
光球がマユの頭上に近づいた瞬間、全ての光球が炸裂する。
「なっ!?」
触手を捌き、光球を迎撃しようとしたマユは驚きの声を上げた。
炸裂した光球は、無数の小さな光弾になってマユに向けて降り注ぐ。
「くううううぅぅぅっ!!!」
マユはバリアを張って必死に耐え凌ごうとする。
光弾を防ぐ為に動けないマユに向けて、ヴァルアスが大きく口を開く。
開かれた口に、膨大な魔力と収束され光の塊となる。
光弾を防ぎきったマユに向けて、閃光の奔流が放たれた。
「っ!?」
咄嗟に横に飛びながら、マユはバリアを展開する。
放たれた閃光の直撃は回避したものの、完全に避ける事は出来なかった。
凄まじい奔流の余波が、マユに向けて襲いかかる。
「くっ!…持ち堪えて…!」
歯を食いしばりながらマユは、必死にバリアに魔力を注いで、余波から身を守る。
余波を凌ぎきり、着地したマユ。
だが、ヴァルアスは既に次の一撃の準備を完了していた。
マユが彼の方を向いた時、尻尾の先端から閃光が放たれていた。
(間に合わない…!!)
バリアの展開は到底間に合わない、回避する事もこの距離では不可能だ…マユは心中で叫ぶ。
迫りくる閃光の奔流が、マユを呑み込んでいく。
「それなりに頑張りましたが…これは回避できないでしょうな」
後方で観戦していたゲリオスが呟くように言う。
『いや…そうでは無いらしい』
「は…?」
首を横に振る主の言葉に、ゲリオスは戸惑いの声を漏らしながら、閃光に呑み込まれたマユの方を向く。
閃光が、彼女の立っていた辺りから不自然に拡散している。
マユは己の手にした剣を突き出し、閃光を切り裂いていた。
「ば、馬鹿な…陛下の砲撃を防いでいる!?」
あのタイミングで放たれた砲撃を防いでいる事に、ゲリオスは驚愕の声を上げる。
「フフフ…あの様な手段で防ぐとはね。楽しませてくれる」
ヴァルアスは愉快そうに笑いながら、マユを見つめる。
「はぁ…はぁ…くっ…」
砲撃を耐えきったマユは、剣を構えなおしながらヴァルアスを見据えた。
「こんな所で…倒れるもんか…!私は…絶対に貴方を倒す!」
『その意気だよ!もっとだ…もっと私を楽しませてくれ!!」
力の限り叫ぶマユに対し、ヴァルアスも高らかな声で答える。
250魔法少女マユ 第17話 4/25:2010/03/05(金) 21:18:30 ID:2i9gTfhp
「そ、そんな…」
空に描かれた魔法陣を見上げ、シエルは絶望的な表情を浮かべている。
間に合わなかった…世界を隔絶する壁を作られてしまった…
それは、同時に彼女達エルメリアの人間が、元の世界に戻る事が出来ない事も意味していた。
「フフフ…これでまた一歩、我々の勝利に近づきましたね」
同じく空を見上げていた、長い赤髪の黒いスーツを着た女性、レフィールが笑みを浮かべる。
シエルや仲間達は、レフィールの召喚した魔物達に捕えられていた。
「くっ、うぁぁ…」
「ひぅっ!ふぁ!や、やめ…やめてぇ!!」
グロテスクな肉塊の様な魔物達が少女達を拘束している。
中には触手などで愛撫を受けている者も居た。
シエルも肉塊に手足を包まれ、身を捩る程度の事しか出来ない。
「さて、始めるとしましょうか…宴を、楽しんでくださいね。皆さん」
シエル達の方へと振り向いたレフィールは、優雅な動作で両手を広げる。
それが合図とばかりに、彼女の周囲に魔法陣が浮かび上がり、そこから魔物達が這い出て来た。
グチャグチャと醜い音を立てながら、魔物達はゆっくりとシエル達に近づいていく。
「きゃあぁぁっ!!」
脚を肉塊に取り込まれて動けない少女に、魔物の一体が抱きつく様に体を包み込む。
粘液に塗れた魔物の体が擦りつけられ、少女は不快感に叫び声を上げた。
彼女はマシな部類だ、複数の魔物にもみくちゃにされている少女も居る。
「んあああぁぁっ!い、いやぁっ!離れて、離れてよぉぉっ!!」
少女は泣き叫びながら暴れるが、全身を押さえつけられ、身動きが取れなくなってしまう。
「ひうっ!やぁぁぁぁぁぁっ!!」
互いに結合していく魔物達に、少女は抵抗する事も出来ずに呑み込まれた。
モゴモゴと動く肉塊からは、時折くぐもった悲鳴が聞こえる。
魔物の数は更に増え続け、一人に対し3、4匹がかりで襲い掛かっていた。
シエルの周囲にも、魔物が集まってくる。
「くっ…」
次々と彼女に向けて伸ばされる手や触手。
服や体に粘液が付着し、シエルは顔を顰めた。
魔物の一体が太い触手を、シエルの目の前に伸ばす。
「うあっ!?」
触手から吐き出された白い液体を浴びて、彼女は思わず声を上げる。
シエルが魔物達に襲われている間、レフィールは携帯電話で誰かと通話していた。
「…ごめんなさいね。本社の者から明日…というか今日の会議の資料について、問い合わせが来たの」
パタンと携帯を閉じたレフィールは、にこりとシエルに向けて微笑む。
「貴方はこの中でも一番魔力を持ってそうね…私自身が可愛がってあげるわ」
彼女が手を振ると、手足を拘束している者を除く魔物達が、シエルの周囲から離れた。
不快感に顔を顰めているシエルに近づくと、彼女の顎に手をやり上を向かせる。
そしてもう一度微笑むと、彼女の可愛らしい唇を塞ぐ。
251魔法少女マユ 第17話 5/25:2010/03/05(金) 21:19:27 ID:2i9gTfhp
「んーーーーっ!!?」
レフィールの唐突な行動に、シエルは驚き目を見開く。
彼女の舌がシエルの口内に侵入し、シエルの舌に絡みついた。
「んぁ…ちゅぱ…ひぅ…」
自分の舌を弄ぶレフィールの巧みな舌使いに、シエルは耐えきれず喘ぎ声を漏らす。
キスをされた直後から、シエルの体を強烈な脱力感が襲う。
(こ、これって…魔力を…)
心中で呻いた彼女の感じたとおりだった。
レフィールはシエルから魔力や生気を吸い取っている。
「ひぁ…んぅ…」
ぴちゃぴちゃと淫らな水音と喘ぎ声が、幾度無く生じた。
舌を弄ばれるだけで電流の様に快感が走り、シエルの頭はぼぅっとしていく。
レフィールはキスをしながら、彼女に快感を増幅する魔法をかけているのだ。
「むぅっ!!」
空いている片手で、服の上から胸を揉まれて、シエルは身じろぎする。
更にしばらく舌を弄んだレフィールは口づけを止め、シエルの唇を開放した。
「あらあら…キスをしただけで惚けちゃって…可愛いわね」
頬を紅潮させ、切なげに吐息を漏らし体を震わせるシエルに、彼女は微笑む。
「ひぁぁっ!!」
伸ばされたレフィールの手が、シエルのスカートの中へと入れられる。
下着に隠されていた秘裂に、レフィールの指が入り込む。
「…随分濡れちゃってるわね」
シエルの膣内は、大量の愛液で塗れている。
レフィールに捕えられる前にも、彼女は催淫ガスを浴びせられ、魔術に操られた少女達に愛撫を受けていたからだ。
彼女はにこりと微笑むと、そのままシエルの膣壁を指でなぞっていく。
「ふぁっ…はぅん!や、やぁっ!」
シエルは髪を振り乱して喘ぎ声を上げる。
「…ここかな?んー違うかしら?」
時折呟きを漏らしながら、レフィールは膣壁をなぞり続ける。
ある場所に差しかかった時、ビクンッとシエルが体を大きく震わせた。
「ここの様ね」
彼女のGスポットを探り当てたレフィールはにこりと笑うと、執拗にそこを責め立てる。
「ふああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
シエルは大きく体を仰け反らして嬌声を上げ、絶頂を迎えた。
絶頂の余韻も退かぬ内に、再びレフィールの指が動き出す。
「ひゃああっ!やぁぁん!!ら、らめぇぇっ!」
シエルは激しい快感に震えながら声を上げる。
執拗な責めに、彼女は幾度も絶頂を迎えた。
252魔法少女マユ 第17話 6/25:2010/03/05(金) 21:20:36 ID:2i9gTfhp
「は、はぁ…ひぅ…」
幾度となく絶頂を迎えたシエルは、口からだらしなく涎を零しながら、弱々しく震えている。
「さて…後はこの子達に可愛がってもらいなさい。私は陛下の元に行かなきゃならないから」
快感に惚けているシエルに向けて、レフィールは微笑むと、もう一度軽く口づけを行う。
そして彼女から距離を取ると、指を鳴らす。
周囲に待機していた魔物達が一か所に集まり、結合を開始する。
魔物達は、やがて大きな肉塊に変化した。
肉塊は巨大な口を開き、一口でシエルの呑み込んだ。
シエルが呑み込まれた肉塊の中は、大きな空洞になっていた。
周囲の壁から無数の触手が伸ばされ、先端から白い液体をシエルに浴びせていく。
粘り気のある液体は、シエルの服に付着すると、ゆっくりと服を溶かし始める。
「ひゃぁ…い、いやぁぁ…」
あっという間に裸にされたシエルは、逃れようと必死に体を動かすが、手足は捕えられたままで身を捩る事しか出来ない。
無数の触手がシエルの体に伸ばされ、全身に絡みつき、愛撫を始める。
「ふぁぁぁぁぁっ!!はううううぅぅぅぅぅ!!!」
胸に絡みついた触手に、しこり立った乳首を弄ばれ、シエルは身を捩った。
アナルと膣にも無数の触手が殺到し、我先にと争う様に挿入されていく。
シエルの二穴は、裂けんばかりに拡張されるが、今の彼女には痛みは感じられらない。
生じるのは、気が狂いそうになる程の激しい快感だ。
胸は大きく口を開いた触手が包み込み、中のブラシの様な触手で愛撫していく。
二穴では、無数の触手が激しくピストン運動を繰り返している。
「はあああああぁぁぁぁぁん!!ひゃうううぅぅっ!!!」
触手が蠢く度に、シエルは体を仰け反らし嬌声を上げる。
彼女の体は魔術に加えて、魔物が放った粘液に含まれた媚薬によって、全身が性感帯の様な状態だった。
「ふひゃああああああああああぁぁぁぁっ!!!!」
少し愛撫されてただけで、シエルは容易く絶頂してしまう。
ピストン運動は凄まじい勢いで行われ、触手はすぐに射精を開始した。
「あああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!」
大量の精液がシエルの子宮と胃に放出され、彼女の腹部は妊婦の様に膨れ上がる。
射精を終えた触手は、すぐさまピストン運動を再開した。
精液で満たされた子宮と胃が、触手にかきまわされていく。
「…本当は、もっともっと楽しみたかったんだけどね…陛下をお待たせする訳にはいかないから」
肉塊の中から聞こえる声へ向けて微笑むと、レフィールは司令部に通信を行い、彼女達の回収を依頼する。
「事が済んだら、また楽しみましょうね」
そう言って微笑むと、レフィールは光に包まれ消えていく。
彼女が消えた後には無数の肉塊と、それに犯される少女達が取り残された。
253魔法少女マユ 第17話 7/25:2010/03/05(金) 21:21:30 ID:2i9gTfhp
森林地帯で行われていた残兵狩りは、終了へと向かいつつあった。
大半の兵は捕縛され、魔族達は奪い合う様に捕虜の少女達を犯している。
一部でまだ抵抗している者が居る様だが、全滅は時間の問題だろう…
「あらかた片付いた様だぜ、姐さん」
部下からの報告を受けたローエルは、少し離れた所に立つイレーヌに声をかける。
「ひぁぁぁっ!!はくぅうぅぅっ!」
「らめぇ…もうらめぇぇ…あひゃあぁぁぁっ!!」
イレーヌの眼前には、彼女の使い魔に拘束された少女達が、全身を愛撫されて嬌声を上げていた。
「フフフ…もっと良い声でお鳴きよ。そんなのじゃあ足りないよ」
彼女は笑みを浮かべながらそれを見つめ、時折自らの手で少女達を弄んでいる。
伸ばされたイレーヌの手が、少女の秘裂の中へと差しこまれる。
「ふぁぁぁぁぁっ!!!」
膣壁を指でなぞられ、少女はビクビクと体を痙攣させながら声を上げた。
「姐さーん、聞いてるのかい?」
「……んん?なんだいローエル」
再びかけられた声で、ようやく彼女は気付きローエルの方を向く。
「あらかた終わりましたよ。姐さん」
「ふーん、そうかい。それじゃあ、エルメリアへ帰る準備でもするかねぇ…」
少女の膣から指を引き抜き、指先を濡らす愛液を舐め取りながら、イレーヌはローエルの言葉に答える。
信頼できる将達に指揮を任せているとはいえ、いつまでも戦線から離れている訳にもいかない。
イレーヌに呼びつけられた下魔達が、使い魔に捕えられた少女達を受けとろうと近づいてきた。
その時、遠くから聞こえた轟音に、イレーヌが顔を顰める。
「…まだ終わってないようだねぇ」
「ちょいと確認を取ります…」
ローエルは近くに居た部下に指示し、司令部と通信を行わせる。
その間にも、幾度となく轟音が聞こえて来た。
「……陛下が派手に戦ってるみたいですよ。しかも相手は少女一人だとか」
「ホントかい!?命知らずも居たもんだね…」
イレーヌは信じられないといった様子で、拡げた扇子で口を隠しながら言う。
報告したローエルも、にわかには信じがたいという表情だった。
「…爺様からの連絡らしいです。間違い無い様ですね…しかも信じがたい事ですが、陛下も手傷を負っていると」
部下から追加の報告を受けていたローエルが、呆れたように告げる。
まだ幼い少女が、主君ヴァルアスと真っ向から戦い、それなりの勝負を行っている。
俄かには信じがたい報告だが、王の側に居るはずのゲリオスからの情報だ。事実なのだろう。
「そりゃ、見に行かないとねぇ…どんな子だか拝んでおかないと」
「ですねぇ…あーくそ、むしろソイツと戦ってみたいですよ」
「アンタはお目当ての相手に巡り合えず、不完全燃焼気味だからねぇ」
二人は言葉を交わしながら、主の元へと向かおうと歩き出す。
主に挑んだ命知らずの少女の顔を、一目見る為に…
254魔法少女マユ 第17話 8/25:2010/03/05(金) 21:22:17 ID:2i9gTfhp
「うあああああぁぁぁぁっ!!!」
右の手首を触手に噛みつかれ、マユは苦悶の絶叫を上げた。
そのまま触手は凄まじい力で振われ、マユの体は宙に放り上げられる。
宙に浮いたマユに目掛けて、無数の光線が放たれていく。
「つぅぅっ!!」
マユは翼を羽ばたかせて、それらを回避した。
体勢を立て直した彼女は、手首を押さえながら着地する。
「くっ…うぅ……」
彼女の手首から、おびただしい量の血が流れていく。
小さく呻くマユの表情は疲労の色が濃かった。
纏っているコスチュームはあちこち破れ、体には幾つも傷が有り血が滲み出ている。
左腕も、少し前に触手で打ち据えられ、思う様に動かせない状態だ。
『フ、フフフ…本当に君は楽しませてくれる。ここまでダメージを受けるとはね…
 私と一対一でここまで戦えた者は、君で二人目…いや、人間では…君が初めてだ』
マユの眼前に立つヴァルアスは、心底愉快そうに笑いを漏らす。
だが彼もまた、マユ同様疲労の色を滲ませている。
彼の黒い装甲には、至る所に亀裂が走り、触手の殆どが再生半ばといった状態だ。
更に、露出した部位への魔法攻撃により、多大なダメージを受けていた。
「お、恐ろしい娘だ…陛下と真っ向から戦い、あれ程のダメージを与えるとは…」
主の命により下がって戦いを見届けていたゲリオスは、彼女の力に戦慄を覚えていた。
正直、予想以上の強さだった…戦いが始まった時にはこの様な状況になるとは予想もしなかった。
マユは鉄壁を誇るヴァルアスの装甲を切り裂き、彼の圧倒的な火力を耐え凌ぎ続けている。
だが、それも限界に近づきある様だ…特に先程の一撃は致命的だろう。
『その腕では、最早剣を振う事は出来ないだろう…勝負あったかな?』
ヴァルアスは、マユの右手に視線を向けながら声をかける。
「ま…まだまだ…」
彼女は痛みを必死に堪えながら、剣を構えようとするが…その手は殆ど力が入らず、今にも剣を取り落としそうな有様だった。
(もう…剣での攻撃は無理か…)
震えながら辛うじて握りしめている剣を見つめながら、マユは心中で呻く。
だが、彼女は勝利を諦めたわけではなかった。
(私の全てを振り絞った一撃で…ケリ付ける…!)
ヴァルアスの装甲は大半が破損していて、魔法への防御力は大きく低下している。
自分の残る魔力全てを注ぎ込んだ砲撃で、彼を撃ち貫く。
これが、マユに残された最後の手段だった。
(私はここで倒れたっていい!魔王を倒せば…エルメリアを守る事が出来る…!!)
残された魔力を集中しながら、マユは心中で叫ぶ。
自分やリィン達を守る為に、その命を散らせた友人の願いの為に…彼女は自分の全てを投げ打つつもりだった。
後の事は考えていない。この一撃に全てを賭ける。
マユは両手に魔力を集中させていく。
255魔法少女マユ 第17話 9/25:2010/03/05(金) 21:23:40 ID:2i9gTfhp
「この一撃で…貴方を倒す!!!」
震える両手で剣を握りしめ、眼前に立つヴァルアスに向けて突き出す。
『最後の勝負か…いいだろう、来たまえ』
マユの言葉に頷きながら、ヴァルアスはゆっくりと身構えた。
「くっ…ぐぅぅぅっ!!!」
突き出された剣の先端に魔力を集中させながら、マユは呻き声を上げる。
剣の切っ先に、眩い光が集まっていく。
(まだだ…こんな程度じゃ足りない…!!)
心中で叫びながら、マユは全身から絞り出すように魔力を集めていく。
「あの娘…己の命を削り、魔力に変換している…な、なんという無茶な事を…」
遠目に見ているゲリオスは、マユの様子を見て呻きを漏らす。
「これで…終わりよっ!!!」
力の限り叫び、マユは収束させていた魔力を放つ。
膨大な閃光の奔流が、ヴァルアスに向けて突き進む。
「いっけぇぇぇぇぇっ!!!!」
マユは叫びながら魔力を放ち続ける。
『これが君のジョーカーか。では私も、奥の手を使うとしよう!!!』
迫りくる閃光の奔流に向けて、ヴァルアスの両手が突き出される。
彼の前方の空間がギシ、と軋んだ音と共に歪む。
「えっ…う、嘘…」
次の瞬間、マユは呆然と声を漏らす。
ヴァルアスに命中せんとした閃光が、空間の歪みに接触した瞬間、小さく拡散していくのだ。
拡散し小さくなった光は、ヴァルアスの体に命中するも、全くダメージを与えれていない。
閃光が収まった後には、平然とした様子のヴァルアスが立っていた。
「け、結界…?でも…あんな風に拡散する筈が…」
『君の言うとおりだ、これは結界では無い』
震えながら漏らされたマユの言葉に答える様に、ヴァルアスが口を開く。
『これは、魔力の流れを操る為の力場さ。私はこの領域に入った魔力に、干渉が出来るのだよ』
「魔力を…操る…」
『まぁ操ると言っても、他人の魔力は軌道を逸らしたり、拡散させる程度の事しか出来ないがね。
 さすがに反射したり、消し去る事は出来ない』
呆然とした様子のマユに笑いかけながら、ヴァルアスは言葉を続ける。
『装甲を破壊した後、大火力の攻撃魔法で打撃を与える…シンプルだが、私の様な存在には一番有効な手だ。
 私の父も、『円卓』の連中にその戦法で破れ去った…だが、私は父とは違う。当然、対策は立ててある。
 それがこの、魔力に干渉するフィールドだ。複数の『円卓』クラスの使い手と戦う事を想定して、考案した切り札の一つだよ。
 まさか、単独相手に使用する事になるとは…夢にも思わなかったがね』
再生が終わった触手を次々と伸ばしながら、ヴァルアスは苦笑する。
256魔法少女マユ 第17話 10/25:2010/03/05(金) 21:24:27 ID:2i9gTfhp
『さて…今度はこちらの番だ』
伸ばされた全ての触手の先端に、単眼が開かれる。
『このフィールドを使えば…こんな事も出来るのだよ』
触手の内の10本ほどの先端の目が光り、光線が放たれる。
次の瞬間、バラバラの位置から発射された光線が、突然軌道を変えて一か所に集まる。
そして、太い閃光の奔流となって発射された。
慌てて身構えようとしていたマユの横を、閃光の奔流が突きぬけていく。
「な…砲撃が…収束された?」
閃光によって抉り取られた地面を見つめながら、マユは呆然と声を漏らす。
『これで…終わりにしようか』
ぽつりと発されたヴァルアスの一言に、慌ててマユは正面を向く。
ヴァルアスの体のあちこちが、眩い光に包まれている。
触手の先端の目が光り輝き、口にも眩い閃光が収束していた。
尻尾にも口と同様に閃光が収束し、両肩の装甲が開かれ隠れていた発光体が輝きを増している。
『フフフ…楽しかった…本当に楽しかったよ。マユ君、こんなに楽しいのは久しぶりだよ』
ヴァルアスは笑みを浮かべながらマユへと称賛を贈った。
その間にも、彼を包む輝きはその強さを増していく。
尻尾から放たれる砲撃一つですら、防ぐのが精一杯だったのに…彼は己の火力を全て収束して放たんとしている。
(ふ、防げる訳…無いよ……)
先程の一撃で魔力を殆ど使い果たした彼女に、防御も回避も難しいだろう。
全身を眩い光に包まれているヴァルアスを前に、マユは恐怖で動く事すら出来ないでいた。
『ゴオアアアアアアアァァァァァッ!!!!!』
大地を振動させる程の咆哮を一つ上げると、ヴァルアスは全ての光を一斉に放つ。
無数の触手から光線が、口と尻尾の先端から閃光の奔流が、両肩からは無数の光球が発射されていく。
大小様々数十の光が一か所に収束され、巨大な彼の体の半分もあろうかという大きさの光球に形を変える。
『さぁ!これが耐えられるかな!?』
ヴァルアスの声と共に、一度収束した閃光が、幾らか拡散されて解き放たれる。
マユの視界を、圧倒的な閃光の奔流が埋め尽くす。
「う、うあああぁっ!!」
恐怖のあまり声を上げて、マユは両手を前に突きだす。
僅かに残った魔力でバリアを展開するが…圧倒的な力の前に一瞬で貫かれる。
「きゃああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
膨大な閃光の奔流に呑み込まれていくマユ。
彼女の悲鳴も、天地を震わせるような轟音にかき消されていった。
257魔法少女マユ 第17話 11/25:2010/03/05(金) 21:25:49 ID:2i9gTfhp
ヴァルアスの放った一撃は、周囲の地形を一変させていた。
大地は抉り取られ、近くの木々は発生した余波によって薙ぎ倒されている。
事前に周辺への退避命令が放たれている為、友軍への被害は無いようだが…
突然の出来事に、周辺の部隊で混乱が起きているようだった。
「今度こそ…終わりましたな」
余波から身を守る為に展開していたバリアを解除して、ゲリオスはマユの立っていた方に目をやる。
煙が張れつつあったその場所には、マユが力無く倒れ伏していた。
ボロボロの状態であったが…彼女はあの砲撃の受けて、消滅していなかった。
彼女の周囲を、淡い光のバリアが弱々しく光っていたが…やがて霧散していく。
マユのすぐ側に突き刺さっていた、彼女の剣の柄にあった赤い宝石が砕け散る。
その直後、剣は音も無く崩れていく。
『己の全てを賭して、主人を守ったか…本当に主思いの剣だな』
崩れ去った剣の残骸を見下ろして、ヴァルアスは称賛する様に呟く。
「剣のお陰もありますが…陛下自身が収束率を下げて放たれたのも、彼女が生き延びた一因でしょうな」
『気付いていたか…加減していたのを』
ゲリオスからかけられた言葉に、ヴァルアスは苦笑する。
本来なら、更に収束させて威力を増す事も出来たのだが、彼はある程度拡散した状態にして、砲撃を放った。
『死なれては困るからな…彼女とは、まだ勝負をしたいのだよ』
「勝負…ですか?」
ヴァルアスが漏らした言葉の意味を測りかねて、ゲリオスは首を傾げる。
今の一撃で、完全に勝敗は決したはずなのだが…
「しかし…この状態では、話す事すら難しいか」
倒れ伏しているマユに向けて、ヴァルアスは手をかざす。
マユの体が光に包まれ、傷が塞がっていく。
同時に、少しずつだが魔力も回復し始めた。
「陛下、何をなさるのですか…?」
唐突な主の行動に、ゲリオスが疑問の声を上げる。
『言っただろう。最後の勝負をするとな』
ゲリオスに答えると、ヴァルアスは彼女の傷が癒えるのを待ち、ある程度癒えたのを確認すると、彼女を触手で拘束する。
そして、自分の目の前にと引き寄せた。
「ぅ…うぁ…」
彼が少し触手で締め付けると、マユは小さく声を漏らし、ゆっくりと瞼を開く。
『お目覚めかね?マユ君』
ぼうっとした様子の彼女に向けて、ヴァルアスは笑みを浮かべながら声をかける。
「……私は…負けちゃったんだ…」
自分が捕えられているという事を認識して、マユは弱々しく声を漏らす。
彼女の目には、うっすらと涙が浮かびつつあった。
「ゴメンね…皆…ユーリィ…私、負けちゃった…ゴメンね…守れなくて…」
自分はこれからこの化物に犯されるのだろう…そして、その後は造魔を産む為に利用されるのだろう…
マユは、自分を待ち受ける運命に、涙を流し続ける。
だが、次の瞬間発されたヴァルアスの言葉は、彼女の予想だにしないものだった。
258魔法少女マユ 第17話 12/25:2010/03/05(金) 21:27:00 ID:2i9gTfhp
『さて…マユ君。私と最後の勝負をしてみないかい?』
「最後の…勝負…?」
ヴァルアスが発した言葉を理解できず、マユは呆然と声を漏らす。
この状況下で、勝負などと…彼は何を考えているのだろう、とマユの心は疑問で埋め尽くされていく。
『ああ、勝負だ。私はこれから君を犯す…同時に、君の精神に干渉をかけていく』
困惑した様子のマユに向けて、ヴァルアスは笑みを浮かべながら語り続ける。
『君がもし…最後まで生き延び、なおかつ私の干渉を跳ね除けれたなら…君の勝ちだ。
 そうだな、それなりに時間もあるし、制限時間は日の出までとしよう。もし君が勝てたら…この戦場で捕えた者達全てを解放しよう』
「ほ…本当なの!?」
ヴァルアスの提示した条件に、マユは大きく目を開いて声を上げた。
『ああ、約束は守ろう。まぁ、この世界に置いて置く訳にはいかないから、エルメリアで開放する事になるがね。
 勿論君も解放しよう。君の場合は魔法を二度と使えない様、魔力を封じさせて貰うがね…だが秋月君と美由紀君の所に帰れるよ』
彼の言葉に、マユは希望を覚えるが…ふと過った考えを口にする。
「…私が負けたら…どうなるの?」
『君が死ぬか、私の支配に屈したなら…君の存在はこの世から消えさる、君を知る人間全ての記憶からもね…
 そして存在全てが消えた君は、魔族として蘇るのだよ』
「陛下…まさか!」
ゲリオスが声を上げる…心なしか、声に喜色が混じっていた。
『その通りだゲリオス。彼女こそ、次の魔族の王を…私を超える存在を産むに相応しい者だ』
「確かに!陛下とここまで戦えた彼女ならば、申し分無いでしょう!」
主の言葉に、ゲリオスは満面に笑みを浮かべながら頷く。
「ようやく御決心頂けましたか…このゲリオス、嬉しく思いますぞ!」
『大げさな奴だな…まだ事を始める前だというのに』
深々と頭を垂れる彼に対し、ヴァルアスは苦笑しながら答えると、マユの方へと向き直る。
『説明するとしよう。私の一族はね…子を産ませる為に、強い力を持つ女性を犯し、同時に精神支配を仕掛ける儀式の様な、
 行為を行う。この行為で屈した女性は、この世から存在を消され、王の子を産むに相応しい存在…高位の魔族として蘇るのだよ。
 かつて私の父も、エルメリアで聖女と呼ばれていた少女を、犯し殺して魔族に変え、私を産ませた』
マユはじっと黙りこくったまま、ヴァルアスを見つめていた。
『子供を産ませたいと思わせる様な者がなかなか現れなくてね…これまで行わなかったのだが…
 君なら産ませてみたいと思った。ここまで私に抗って見せた君ならば…私を超える存在を産んでくれるだろうとね』
そこで言葉を切ると、ヴァルアスはマユに向けて問いかける。
『さて…この勝負、受けるかね?マユ君』
(私が耐えきれば…皆を助けれる…)
彼の問いに、マユは心中でぽつりと漏らす。
自分は魔法は使えなくなり、ただの女の子に戻ってしまうが…皆が無事に解放されたらならば、エルメリアにもまだ希望が残る。
(リィンやシャーナさんにフィルさん、シエル、コーネリアさんやリミュエルさん達が居れば…まだエルメリアだって戦える筈…!)
リィンとシャーナ、フィル既に死亡しているのだが…幾重にも張られた結界の影響で、今のマユに彼女達の気配は感じ取れないのだ。
だから彼女は、3人を含めた皆が生きていると信じて疑わなかった。
同時に、マユは両親の元に戻りたいとも願う。
しばし黙りこくっていたマユは、やがて口を開く。
「その勝負…受けます…!」
『そうか…断られたら、無理矢理行うつもりだったが…やはり勝負を受けて貰った方が面白いからね。嬉しいよ』
マユの決意に満ちた視線を受けて、ヴァルアスは嬉しそうに言った。
(絶対に…屈するもんか!私は、皆を助ける!)
ヴァルアスを見据えながら、マユは心中で叫ぶ。
『では…始めよう。私と君の、最後の勝負だ』
マユの最後の戦いが今、始まろうとしていた…
259魔法少女マユ 第17話 13/25:2010/03/05(金) 21:27:52 ID:2i9gTfhp
マユの細い腕や足に、触手が次々と喰らいついていく。
「きゃあああっ!」
背中の白い翼にも、先端が刃となった触手が突きたてられた。
流れ出ていく血で、体や翼が赤に染められていく。
『さて…君は何処まで耐えられるかな?』
磔にされた様に眼前に吊るしているマユに向けて、ヴァルアスが笑いかける。
胴に巻きついていた触手が締め付けを解く代わりに、無数の触手が伸ばされた。
口を開いた触手がマユのコスチュームに喰らいつき、力任せに千切っていく。
「きゃあっ!あぐっ!!」
露わになっていく彼女の体に、触手が喰らいついた。
全身を襲う苦痛に、マユは苦悶の声を上げる。
『この程度の痛みで声を上げていては…あっさり終わってしまうかな?』
「だ、誰が…屈したり…する、もんか…ぐうっ!!」
震えながらヴァルアスを睨みつけたマユ。
絞り出す様に声を発するが、新たに生じた痛みで遮られた。
翼に突き刺さっていた触手が引き抜かれ、また別の箇所へと突き刺される。
突き刺しては引き抜き、そしてまた突き刺す。その行為が何度も繰り返されていく。
「うあぁぁぁっ!!あぐううぅぅっ!!」
触手が突きたてられる度に、マユは苦痛に顔を歪めながら絶叫を上げた。
白く美しい彼女の翼は、触手によって穴だらけにされ、流れ出る血で真紅に染まる。
「あああぁぁぁぁぁっ!!!」
触手が翼に巻きつき、凄まじい力で締め上げ始める。
マユは絶叫を上げながら、必死に拘束を解こうともがくが…
今の彼女にそれが出来る力は残されておらず、ただ身を捩る事しか出来ない。
ギシギシと軋む音が聞こえる程の力で、触手は翼を締め上げていく。
「がっ!!…あぎいぃぃぃぃぃっ!!!」
ボキン、と鈍い音が響き、マユは体を弓なりに反らして叫ぶ。
あまりの締め付けに、翼が折れたのだ。
触手が拘束を解くと、赤く染まった翼は、ダラリと下がる。
「あ…うぁ…」
マユは力無く項垂れ、弱々しく声を漏らす。
「ああぁぁっ!!」
左側の胸に喰らいついた触手が、強く胸を引っ張る。
朦朧としていた意識を、その痛みで引き戻され、彼女は絶叫を上げた。
乳房から流れ出ていく血を、まるで母乳を飲む様に触手が吸っていく。
もう片方の胸も、服を引き裂かれ露わになった所を、触手に喰らいつかれる。
体のあちこちに喰らいついている触手が、一斉にマユの血を吸い始めた。
260魔法少女マユ 第17話 14/25:2010/03/05(金) 21:28:57 ID:2i9gTfhp
「ぁ…あ、あぁぁ…」
全身を襲う虚脱感に、彼女は弱々しく声を漏らす。
『ああ、なんと美味な血だろうか…惜しいのは魔力が少し回復した程度だという事か、本来なら魔力も大量に吸いたいね』
ヴァルアスは彼女の血の味に舌鼓を打つも、少し残念そうに語る。
『君の血は、極上のワインよりも遥かに美味いな。このまま全てを飲み干してしまいたいが…それでは面白くない』
その言葉と共に、全身から血を吸っていた触手達が、その行為を止める。
「くっ…はっ…あぐぅ……」
遠退きかけた意識を必死に奮い立たせて、マユはヴァルアスを睨みつけた。
「ぜ、絶対に…負ける…もんか…み、皆を…助けるんだ…」
『その意気だ。夜はまだまだ長い…ゆっくり楽しもう。マユ君』
マユの言葉に嬉しそうに頷いて、ヴァルアスが笑みを浮かべ、彼女の頬を長い舌で舐める。
「ひっ…」
頬に生じる不快感に、マユは顔を顰めた。
何度も何度もヴァルアスは彼女の頬を舐めていく。
頬を舐め回していた舌が、マユの口元へと近づいた。
「んむうぅぅっ!?」
突然口内に、長い舌が侵入して来た事に、マユは驚いて目を大きく見開く。
ヴァルアスの舌は、我が物顔でマユの口内を蹂躙する。
怯えて縮こまっていたマユの舌に絡みついたり、歯や上顎を舐め回す。
更には喉の奥にまで侵入して、そこいら中を舐め回していった。
「んんーーー!!むううぅっ!!!」
舌が蠢く度に、マユは声を上げようとするが、暴れまわる舌が邪魔で上手く言葉を発せれない。
「ぷはっ!…げほっ!ごほっ!けほっ、けほっ…」
しばし暴れまわった舌が引き抜かれると、彼女は激しく咳き込む。
『ははは…少し派手に暴れ過ぎたかな?』
ヴァルアスは、苦しそうに咳き込んでいるマユに笑いかけると、何かを思い出す様に空を見上げた。
『…君達一家は、本当に私を楽しませてくれる…宗一郎君はいつも、私が驚く様な素晴らしい働きをしてくれるよ。
 エルメリアに帰還する時には、会社を譲るなら彼しか居ないと、私は思っているんだ。
 美由紀君はね…彼と結婚するまでは、私の秘書の一人として働いてくれていた。
 のんびり屋さんで、マイペース過ぎる所が困ったところだったが、彼女の淹れてくれる紅茶は、私の日々の楽しみの一つだったよ。
 彼女が寿退社をする事になった時、少しばかり宗一郎君を恨んだのは、彼らには内緒だ』
マユの顔を見つめながら、ヴァルアスは笑みを浮かべ語り続けた。
『君の力は、前線に出ている『円卓』の者達を凌駕する程だ…正直、切札を使わされるとは思わなかったよ。
 マユ君、君は素晴らしい。私は君が欲しい…君を私だけの物にする為に…私は君の全てを、奪うとしよう』
全身を襲う苦痛に顔を歪め、体を震わせているマユに向けて、詩を詠う様にヴァルアスは語る。
それは、行為が次の段階へと移る宣言だった。
261魔法少女マユ 第17話 15/25:2010/03/05(金) 21:29:38 ID:2i9gTfhp
「うあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
喰らいついている触手から、黒い稲光がマユの体へと流れ込んでいく。
マユは大きく仰け反り、体を痙攣させる。
ヴァルアスがマユの精神へと干渉する為に、彼女の体に魔力を注ぎ込んでいるのだ。
同時にそれは、全身に耐え難い激痛をもたらす。
膨大な量の魔力が、マユの体の中を駆け巡っていく。
「くぁぁぁ…あぐぅぅぅぅっ!!」
苦悶の声を上げながらマユは身を捩るが、全身を拘束する触手を振りほどく事は出来ない。
ヴァルアスの三つの赤い目が輝きを増す。
「はぐっ!?」
彼の目を見てしまったマユは、ビクリと体を震わせる。
頭に凄まじい痛みが走った。
慌てて顔を逸らそうとするが、触手が巻き付き自由を奪われてしまう。
体の感覚が徐々に失われていき、思う様に動かせなくなり始める。
ヴァルアスの魔力が、彼女の体を侵食し、自由を奪っていきつつあるのだ。
ただ痛みだけは鮮明に残っていて、今もマユを苦しめている。
「う…うぐぅぅ…うぁぁぁ…」
激しさを増す頭の痛みに、彼女は弱々しく声を漏らす。
雪崩の様に迫るヴァルアスの魔力が、マユの心すら飲み込まんと押し寄せてくる。
(ダ、ダメ…こんなのに…負けちゃ…)
圧倒的な力に押し潰されそうになったマユの脳裏に、両親の顔が浮かび上がった。
(お、お父さん…お母さん……ま、負けるもんか、二人の所に…帰るんだ!!!)
マユは心の中で強く叫ぶ。
その叫びは、心を侵食せんとしていたヴァルアスの魔力を跳ね除ける。
更にマユは力を振り絞って、彼の魔力を押し返していく。
やがて頭痛が治まり、体にも感覚が戻ってくる。
『…見事だ、さすがに初手で落とせるほど簡単にはいかないか』
肩で息をしているマユに向けて、ヴァルアスは笑みを浮かべながら称賛する。
「あ、貴方なんかに屈したりするもんか…!私は…皆を助けて…お父さんとお母さんの所に…帰るんだから…!」
彼を睨みつけながら、マユは声を絞り出して言い放つ。
『これは手古摺りそうだな…だが、そうでなくては面白くない』
マユの視線を心地よさそうに受けながら、ヴァルアスは笑みを浮かべた。
262魔法少女マユ 第17話 16/25:2010/03/05(金) 21:30:32 ID:2i9gTfhp
噛みついている触手から、体の中に液体が注入されていく。
「うっ…な、何…?」
液体を注入された箇所に生じている痛みが、徐々に増しているようだった。
やがてそれは、耐えきれず声を上げてしまう程の痛みになる。
「あああぁぁぁぁっ!い、痛い…!!」
苦痛に顔を歪めながら、マユは必死に身を捩る。
『先程注入したのは、痛みを倍加させる神経毒さ』
痛みは時間と共に更に激しくなる、そしてゆっくりと範囲を広げている様だ。
「うううぅぅぅぅっ!!うああぁぁぁぁっ!!!」
あまりに激しい痛みに、マユの瞳からは涙が溢れ出ていく。
『私は快楽に狂わせるというのは、面倒だからやらない主義なんだ。
 そして、痛みの方が君を効率的に消耗させれそうだしね…だから勘弁してくれたまえ』
ゆっくりと何本かの触手が、マユの下半身に向けて近づけられていく。
その内の一本が、勃起しているクリトリスに勢いよく噛みついた。
「ひぎゃああああぁぁぁっ!!!」
マユは体を弓なりに反らして絶叫を上げる。
残りの触手は、彼女の尻や太股に喰らいつく。
下半身に喰らいついた触手からも、神経毒が注入され始める。
「はっ…あぎっ…んぎぃぃぃ…」
増幅されていく痛みに、ガクガクと震えているマユは、弱々しく声を漏らす。
毒の注入を終えると、クリトリスに噛みついていた触手が離れ、その先端の形状を変化させる。
「ひっ…な、なにを…するの…?」
自分に見える位置に持って来られた触手の先端を見て、マユは怯えた様に声を発した。
触手の先端は、6本の鋭い爪の様な物が生えている。
時折、爪の間をバチバチと稲光の様な光が走っていた。
『こうするのさ』
一言だけ答えたヴァルアスは、その激しく帯電した触手を、マユの下半身へと近づけていく。
「う…い、いや…いやぁぁ…」
マユは声を上げながら、首を必死に横に振った。
それを無視して、触手が彼女のクリトリスを掴んだ。
「はぎゃああああああぁぁぁぁっ!!!」
触手から膨大な量の電流が放たれていく。
神経毒で痛覚を増幅されているマユの体を、凄まじい痛みが駆け抜ける。
「あがああああぁぁぁぁぁっ!!!うぎいいいいぃぃぃぃぃっ!!!」
断続的に放電は続けられ、マユの絶叫が延々と響き渡る。
あまりの痛みに、マユは白目を剥いて痙攣し、口からは泡を噴く。
放電が止むと、彼女は糸が切れた人形の様に、ガックリと項垂れる。
ビクビクと時折痙攣を起こす彼女の股間から、黄色い水が流れ出ていく。
放電のショックで失禁してしまったのだ。
263魔法少女マユ 第17話 17/25:2010/03/05(金) 21:31:40 ID:2i9gTfhp
『起きたまえ、まだ寝るには早いよ』
ヴァルアスの言葉と共に、痙攣を続けていたマユの腹部を触手が打ち据えた。
「げふっ!?…ごほっ!ぐげっ!」
腹部を強かに打ち据えられて、マユは激しく咳き込む。
『まだまだこれからがお楽しみだよ。それとも…もう耐えられないかい?』
「ぐ…うぅ…ま、まだまだ…!」
『そうでなくてはね。この程度で諦められては…正直こちらとしても拍子抜けだ』
ヴァルアスは満足そうに頷くと、マユの脚に巻きついていた触手を動かす。
今のマユに触手に抗う力など無く、脚を開かされてしまう。
マユの秘所や尻に向けて無数の触手が伸ばされる。
『さて、ここからはキツくなるが…頑張って耐えたまえ』
その宣言と共に、触手がマユの膣とアナルに一気に挿入された。
「ひぐうううぅぅぅぅっ!!!」
下半身に生じた激しい痛みに、マユは絶叫を上げる。
まず、それぞれの穴に3本ずつ触手が挿入された。
『さて、何本入るかな?』
少しおどけた様なヴァルアスの言葉と共に、更に3本づつ挿入される。
「うああああああああぁぁぁぁぁっ!!!」
互いを押しのける様に触手が挿入されていき、マユの穴が強引に押し広げらていく。
『ふむ、まだ入るね』
「う、うぁ…や、やめ…むごぉっ!?」
やめて、と言おうとしたマユの口に、5本の触手が一度に挿入される。
それぞれの穴に挿入されている触手が、更に穴を拡張しようと動く。
「むがぁっ!んぎいぃぃぃぃぃ!!」
無理矢理押し拡げられた穴に、更に触手が4本ずつ入り込んだ。
それぞれの穴に10本、口に5本、計25本の触手がマユに挿入されている。
口内を占領する触手のせいで、彼女は満足に言葉を発する事すら出来ない。
大きく拡張された穴は裂け、血が滴り落ちている。
挿入された触手がゆっくりと動き出す。
「んあああぁぁぁぁっ!むぐうううぅぅぅぅっ!!」
ゴリゴリと触手が壁を傷つけながら突き進んでいく。
口は顎が外れるかと思うほど、大きく開かされている。
触手は子宮口にぶつかると、後退を始めた。
「ぶがぁっ!!んごおおおおぉぉぉぉっ!!」
入口付近まで後退した触手は、傷ついた壁から流れ出た血で赤く染まっている。
触手はまたゆっくりと穴を突き進み始めた。
264魔法少女マユ 第17話 18/25:2010/03/05(金) 21:33:04 ID:2i9gTfhp
「じーさん」
マユが犯される光景を、笑みを浮かべながら見ていたゲリオスは、背後からかけられた声に振り向く。
「イレーヌにローエルか…残兵は片付いたのか?」
「ああ、終わったよ。後の処理は司令部のレドリックに任せてる」
ゲリオスの問いに答えながら二人は彼の傍まで近づいて来る。
「こちらも終わりましたわ。捕えた少女達は、部隊に預けてあります」
3人の元へと近づいてきたレフィールも告げた。
「資料では見ていたけど…顔が美由紀に良く似ていて、可愛いわね」
レフィールはマユの方を見て、かつて会社で部下だった女性の顔を思い出しながら、ぽつりと漏らす。
「…あの子が、陛下と戦ってた魔法少女かい」
主君の触手に捕らわれ、絶叫を上げているマユに視線を向けて、ローエルが口を開く。
「その通りだ…陛下に切札までも使わせる様な、凄まじい力を持つ少女だよ」
「んで…今はお楽しみ中って訳ね…ところでじーさん、何か良い事でもあったのかい?」
イレーヌは首を傾げながらゲリオスに尋ねる。
普段あまり見ない上機嫌そうな表情の彼が、珍しかったからだ。
「これが喜ばずにいられるか…陛下がようやく御決心をなさったのだから」
「って…まさか、あのお嬢ちゃんに世継ぎを産ませようって事か!?」
「ああ、あれ程陛下と戦えた相手だ…必ずや、強大なる次世代の王が生まれる事だろう!」
ゲリオスは嬉しそうに、ローエルの問いに答えた。
「御幼少の頃から、陛下にお仕えしてきた私にとって、これ程嬉しい事は無い…あの少女には感謝せねばな。
 陛下をその気にしてくれたのだから」
満足そうに何度も頷きながら、ゲリオスは眼前で繰り広げられる陵辱を見ている。
先代の頃から王家に仕え、ヴァルアスの教育係も務めた彼にとって、世継ぎの誕生は以前より願っていた事だ。
「……ちっと幼すぎる気もするんだがねぇ…」
「何か言ったか?」
「あ、いや…な、何でもねぇよ!」
ぼそりと漏らしたローエルは、振り向いたゲリオスに、慌てて首を振る。
「じーさんに、エルメリアに戻ろうかって呼びに来たけど…こりゃ梃子でも動かないね」
「仕方ないっすねぇ…ま、エルメリアの奴らも自分達の作戦の失敗に気付いた様です。
 部下からの定時報告では、敵の攻勢が止まりつつあるようで…俺らが戻らなくても問題無いかと」
ゲリオスの背後で、声を潜めてイレーヌとローエルは言葉を交わす。
「私ももう少しあの子で楽しめば良かったですわ…待ってる時間が惜しいので、会議で使う資料の収集指示でもしておきましょうか」
レフィールは携帯を取り出して、本社に居る魔族へと通話を始める。
「フフフ…今日は魔族にとって、本当に良き日だ」
満面に笑みを浮かべながら、ゲリオスは陵辱の光景を見続けていた。
265魔法少女マユ 第17話 19/25:2010/03/05(金) 21:36:01 ID:2i9gTfhp
「んごっ!?」
勢いをつけて突き上げられ、マユは醜い悲鳴を上げた。
突き上げられた触手で、彼女の腹部が歪に膨れ上がっている。
「ぶげぇぇぇぇぇぇっ!!」
急激な勢いで、触手が引き抜かれていく。
そして入口付近まで戻ると、また勢いよく突き上げた。
度重なる前後運動で流れ出る血が、マユの股を赤く染めている。
口内でも、触手が暴れ続けていた。
「んぐうぅっ!!もごぉっ!!」
喉の奥で暴れまわる触手に、マユは激しい嘔吐感を覚えるが、口を塞がれていて吐く事も出来ない。
「んんーーーーーーっ!!!」
5本全ての触手が喉の奥、その更に奥の食道へと突入し、彼女は眼を白黒させた。
同時に、触手が突き上げられる。
マユは体をくの字に曲げて、苦痛に顔を歪めた。
そこからは触手はタイミングを合わせて動き出す。
一斉に突き上げ、一気に後退する。
始めは少し間をおいて動いたが、その間隔も徐々に短くなっていく。
「―――っ!!――――!!!」
触手に突き上げられる度に、マユは声にならない悲鳴を上げて、苦悶に顔を歪める。
一際勢いよく、触手が突き上げられた。
「―――――っ!!!!」
子宮口が無理矢理こじ開けられ、内部に触手が突入してきた。
子宮壁が押し上げられ、マユの腹部が更に膨れ上がる。
25本の触手が、一斉に射精する。
爆発する様な勢いの射精が始まり、マユの子宮は一瞬で満たされてしまう。
だが、それでも射精は止まらない…彼女の腹部が一回り膨れ上がる。
射精の勢いで、触手が口から飛び出てきた。
触手から放たれ続ける精液が、マユの可愛らしい顔を白濁に染め上げていく。
「ぐぼぉっ!!!あがあああああぁぁぁぁぁっ!!!」
口を占領していた触手が抜けた事で、マユは声を発する事が出来る様になる。
今だ続く射精がもたらす苦痛に、彼女は絶叫を上げた。
子宮も消化器官も精液で満たされ、マユの腹部は風船の様に膨れ上がっている。
「うええええぇぇぇっ!!!」
次々と注ぎ込まれる精液に耐えきれず、マユは胃を満たしていた精液を吐き出す。
しかし、マユを吐きだした分を上回る量が、マユの中へと放たれていく。
入りきらない精液が、血と混じり合いながら両穴の結合部から流れ続ける。
口内から飛び出た触手も、未だに射精を続け、彼女の体を汚していく。
つられる様に、他の触手も射精を始め、マユの全身が白濁に染め上げられた。
266魔法少女マユ 第17話 20/25:2010/03/05(金) 21:36:49 ID:2i9gTfhp
長い間続いていた射精が、ようやく止まった。
挿入されていた触手が、一本また一本と引き抜かれていく。
引き抜かれる度に、栓を抜かれた様に結合部から精液が流れ出る。
「げええぇっ!おえぇぇぇぇぇっ!!!」
消化器官を満たす精液を、マユは必死に吐き出し続けた。
『大変そうだね…手伝ってあげよう』
ヴァルアスの言葉と共に、触手が何本か伸ばされ、膨れ上がったマユの腹部に巻きつく。
「あぎゃあああぁぁぁぁっ!!!」
巻き付いた触手に腹部を強烈に締め上げられ、マユは絶叫を上げる。
口からは噴水の様に精液が噴き出し、触手が抜かれた穴からは滝の様に精液が流れ落ちていく。
流れ出る精液の量が減ってくると、触手は腹部の締め付けを止める。
「が…かひっ…はっ…はっ…」
大量の精液を吐きだしたマユは、息も絶え絶えといった様子だった。
『…大分辛そうだが…止めるかい?』
「い、嫌だ…ぜ、絶対…負ける…もんか…」
ヴァルアスから投げかけられた問いに、マユは彼を睨みつけながら答える。
その声は弱々しいものだったが、瞳に宿る光には、強い意志が感じられた。
『ハハハ、その意気だ…その意思がいつまで貫けるか楽しみだよ』
嬉しそうに笑ったヴァルアスは、マユの体の拘束を解き始める。
彼女の胴を片手で掴むと、絡みついていた全ての触手が拘束を解く。
『さて…そろそろ本番と行こうか、こちらも我慢できなくなっていてね』
彼の言葉と共に、マユの体は彼の方へと引き寄せられる。
「ひっ…」
彼女を迎える様に突き出されたヴァルアスの剛直を見て、怯えた様に声を上げた。
そそり立つ彼のペニスは、尋常ではないサイズだった。
表面にはゴツゴツとした小さな突起が無数にあり、巨大な彼の体に相応しい太さと長さだ。
今までマユが見たどの魔族達の物よりも大きな物で、あんな物が自分の中に入る筈がない、と彼女は心中で叫ぶ。
マユの全身から嫌な汗が流れ、体は恐怖で硬直している。
ヴァルアスは腕を動かし、マユの膣口をペニスに向けてゆっくりと近づけていく。
奥歯をカチカチと鳴らしながら、マユはいやいやと必死に首を横に振り続ける。
『さて、入れるよ』
短くヴァルアスは言い放ち、マユの膣口にペニスの先端をあてがう。
「ひぁっ!…い、いや…や、やめ…」
ガタガタと震えながら、恐怖のあまり大粒の涙を零しながらマユは声を漏らす。
マユの言葉を無視して、ヴァルアスは一気にペニスを突き刺した。
「ひぎゃああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!!!」
体を仰け反らして、マユは凄まじい絶叫を上げる。
ブチブチと嫌な音を立てて膣口が裂けた。
しかし、まだペニスの先端が入った程度だ。
267魔法少女マユ 第17話 21/25:2010/03/05(金) 21:38:46 ID:2i9gTfhp
ヴァルアスは腕に力を込めて、マユの体を動かしペニスを挿入していく。
無数に生えた突起がゴリゴリと壁を傷つけながら、ペニスは更に奥へと進む。
先端が子宮口にぶつかるが、無理矢理押しこんでいく。
子宮口をこじ開け、内部に侵入したペニスは子宮壁を押し上げる。
「ぐげえええぇぇぇぇぇっ!!!」
醜い叫びと共に、マユの腹部がボコリと膨れ上がった。
なおもヴァルアスはペニスを挿入しようとするが、ふと思い出したように呟く。
『ああ、しまった…いつも人間を犯す時は、体ごとサイズを大分小さくするんだが…すっかり忘れていたよ』
これは失礼、とヴァルアスは笑うが、体のサイズを小さくするような気配は無い。
『完全ではないが…せっかく入った事だし、このまま続けよう』
「はぎっ…ぞ、ぞんな゛…」
マユの抗議の声を無視して、ヴァルアスは彼女の体を掴んで動かし始めた。
「ぎゅああぁぁぁぁぁっ!!!」
ゆっくりと、子宮からペニスが引き抜かれていく。
カリや突起が引っ掛かり、子宮ごと引き抜かれるかと思う様な感覚に、マユは恐怖する。
これまでに受けた苦痛など比べ物にならない程の痛みが、絶え間なく彼女にもたらされていく。
膣口付近まで引き抜かれると、再びマユの体を動かして挿入を始める。
「ぶがううううううううぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
子宮壁にペニスがぶつかり、マユの腹部が歪に膨れ上がるが…
ヴァルアスは尚もペニスを挿入しようとマユの体を動かす。
「がぎゃっ!…が…や、やめっ…も、う入ら…な…」
マユが全身を痙攣させながら、必死に声を上げる。
彼女の腹部は、突き破られんばかりに膨れ上がっている。
『ふむ…さすがにこれが限界か』
少しつまらなそうに呟くと、ヴァルアスはマユの体を上方向に向けて動かす。
「ひゅごおおおぉぉぉぉっ!!」
彼はマユの絶叫を愉しむ様に、ゆっくりとペニスを引き抜いていく。
ペニスが動く度に、膣壁がカリや突起によって傷つけられ、おびただしい量の血が流れる。
挿入されている部分は、しだいに赤く染め上げられていった。
「ぶげっ!!!」
腹が膨れ上がり、彼女は醜い悲鳴と共に、意識が飛びそうになる。
だが、引き抜かれる際の痛みで、強制的に引き戻された。
悪夢の様なピストン運動は、いつまでも続く。
普通の魔法少女なら、とっくの昔に死んでいるだろう…
だが、類稀なる魔力を有する彼女は、体の強化も並みのレベルを遥かに超えている。
ヴァルアスが行為の前に、彼女の魔力を回復させたのは、彼女にあっさりと死なれてはつまらないという理由からだった。
268魔法少女マユ 第17話 22/25:2010/03/05(金) 21:41:55 ID:2i9gTfhp
「ぐげぁっ!!!」
勢いよく突き上げられ、マユが悲鳴を上げる。
ピストン運動は、徐々に間隔が短くなってきていた。
同時に突き上げや引き抜く行為も、勢いを増している。
「あぎゃあぁああぁぁぁぁっ!!!」
子宮から一気にペニスを引き抜かれ、マユは身を捩って絶叫をあげた。
胴を掴んでいるヴァルアスの手を、彼女の両手が何度も叩くが、当然拘束が解かれる事は無い。
再び勢いよく挿入が開始される。
「げはっ…」
ズゴッ、と鈍い音を立てて腹部が膨れ上がった。
ピストン運動は幾度となく繰り返されていく。
切り返しの度に激しさを増す突き上げに、彼女の体を襲う激痛も増していった。
「ぐぎゃっ!!!!」
一際勢いよく突き上げられ、マユは大きく仰け反って叫ぶ。
次の瞬間、ペニスから膨大な量の精液が放たれた。
「あぎいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃっ!!!!」
マユの凄まじい絶叫が周囲に木霊する。
濁流の様に放たれる精液は、子宮を満たし、更に押し広げていく。
マユの腹部がボコボコと膨れ上がる。
なおも射精は続き、入りきらない精液が結合部から少しづつ溢れ出ていく。
「はぎゃあああぁぁぁぁっ!!!げうううぅぅぅぅっ!!!!」
凄まじい勢いで放たれる射精は、マユに激しい苦痛をもたらす。
ヴァルアスの手が体を掴んでいなければ、射精の勢いで彼女の体が飛ばされそうな程の勢いだった。
長時間続いていた射精がようやく止まる。
「あ…あぇ…ぐ…うぇ…」
マユは糸の切れた人形の様にぐったりとしていて、時折小さく呻きを漏らす。
満足げな表情のヴァルアスは、ゆっくりとペニスを引き抜く。
ペニスが引き抜かれると、子宮に溜まっていた精液が洪水の様に流れ出ていく。
『マユ君…君は素敵だ。私がこれ程手荒に扱っても、君はまだ壊れない…
 普通の者ならとっくに死んでいるか、精神が壊れているだろうね…君は素晴らしい。私は君が愛しくてたまらないよ』
ヴァルアスは心底嬉しそうに笑い、マユの頬を流れる涙を舐め取る。
『さて…再開する前に、もう一度聞こうか…ここで止めるかい?』
力無く項垂れていたマユは、彼の言葉を聞いて、震えながら顔をゆっくりと上げた。
「そ、そんな事…い、言うもんか…!み、みんなを…たす…ける…んだ…」
途切れ途切れながらも強い意志を感じられる言葉を聞き、ヴァルアスは満足そうに頷いた。
『結構、そうこなくては…夜明けまではまだ時間がある。もっと楽しもう』
269魔法少女マユ 第17話 23/25:2010/03/05(金) 21:42:48 ID:2i9gTfhp
再びペニスがマユの膣へと挿入されていく。
「ぐ…あぎいいぃぃぃぃっ!!!」
始めはゆっくりと挿入していたが、ある程度入ると腕に力を込めて、一気にマユの体を動かす。
一気に腹部が膨れ上がり、マユは体を仰け反らした。
「あっ…かはっ…」
内臓を圧迫され、思う様に声を出せない彼女は、弱々しく声を漏らす。
大きく開かれた口に向けて、一本の極太の触手が伸ばされる。
「むぐぅっ!!?」
唐突に口内に侵入してきた触手に、マユは驚いて大きく目を見開く。
口内に入ってきた触手は、喉の奥へと突き進む。
食道に入った触手は、なおも進み続ける。
「んごぉっ!!ぶぐぅぅぅぅぅっ!!!」
ペニスが勢いよく引き抜かれ始め、マユは苦痛に顔を歪め声を上げた。
そして、膣口付近まで後退すると、また勢いよく突き上げられる。
その間にも口内から入った触手は進み続け、消化器官へと入っていく。
「ぶぎゃっ!!?」
勢いよく突き上げられ、マユは声を上げる。
それと同時に、マユのアナルから触手が飛び出て来た。
口に挿入された触手が、彼女の体を貫通したのだ。
突き出た触手は、今度は勢いよく後退を開始する。
「んがああぁぁぁぁっ!!!」
消化器官と膣で行われるピストン運動に、マユは顔を歪め大粒の涙を零す。
触手は胃付近まで戻ると、再び前進を始める。
ペニスで突き上げられる度に、精液で満たされた子宮が掻き回され、結合部から精液が漏れ出ていく。
またアナルから触手が勢いよく突き出た。
太すぎるその触手は、消化器官を傷つけて来たのだろう、血で赤く染まっている。
少し間をおいて、触手は再び後退を開始した。
「がぎゃっ!!んぎっ!ごぶぉっ!?」
マユの体ごと上下させて、何度も何度もピストン運動を繰り返す。その度に彼女は醜い悲鳴を上げる。
「ぶがああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
勢いよく放たれた精液を受けて、マユが絶叫を上げた。
その直後に、胃付近で触手も射精を開始する。
大量の精液で胃はすぐに満たされ、それでも溢れ続ける精液は、消化器官を勢いよく流れていく。
元々精液で満たされていた子宮は限界まで膨れ上がり、入りきらない精液が結合部から溢れ出る。
消化器官と子宮を精液で満たされたマユの腹部は、破裂寸前の風船の様に膨れ上がっていた。
アナルからも胃に入りきらなかった精液が、洪水の様に流れ出ていく。
射精が終わると、口から勢いよく触手が引き抜かれ、ペニスも同様に膣から引き抜かれた。
「…ぅあ…ぐ…」
弱々しく体を痙攣させながら、マユは両穴から大量の精液を垂れ流している。
270魔法少女マユ 第17話 24/25:2010/03/05(金) 21:44:08 ID:2i9gTfhp

ヴァルアスはその後も何度も彼女を犯していく。
マユは苦痛にもがきながらも、ひたすら耐え続ける。
だが、それも限界に近づきつつあるようだ…
「あがっ…!」
何度目の射精だろうか…マユは体を仰け反らし、小さく声を上げる。
最早叫ぶ事すら出来ない。彼女の瞳からは輝きが失われ、虚ろな物に変わりつつあった。
「…陛下、そろそろ夜明けでございます」
『ん?もうそんな時間か…楽しすぎて、時間の事をすっかり忘れていた。危うくマユ君の勝ちになるところだったな』
不意にかけられたゲリオスの言葉に、ヴァルアスは自ら設けた制限時間の事を思い出して苦笑する。
そして、だらりと力無く項垂れているマユの方へと向きなった。
触手を一本伸ばし、俯いているマユの顔を上げさせる。
『よくここまで耐えたね…ここまで私の行為を受けて生きていた人間は、君が初めてだよ』
虚ろな眼をした彼女に向けて、ヴァルアスは優しく語りかける。
『もっと楽しみたいところだが…そろそろ約束の時間だからね。これでお終いにしよう。
 その前に…もう一度だけ聞こうか。ここで止めるかい?』
彼の問いに、マユはゆっくりと首を横に振る。
「……いや…だ…ま、まける…もん…か…」
消え入りそうな声で紡がれる言葉を聞き、ヴァルアスは嬉しそうに頷いた。
『そうか…では、遠慮なく始めさせてもらうよ』
彼の宣言と共に、マユの手足に無数の触手が噛みつく。
「ぅあっ…」
ビクン、と彼女は一度だけ体を震わせる。
ヴァルアスの三つの目が赤く輝き、同時に膨大な量の魔力が触手を介して、マユの体に送り込まれていく。
「あぁ…うぅっ…」
彼女は押し寄せる魔力に抗おうとするが、そんな力は彼女に残されていない。
徐々に全身の自由が失われていく。
マユを掴む腕が動き、再びペニスが挿入されピストン運動が開始された。
「がっ……あぎっ…ぎうっ!」
突き動かされる度に、小さく悲鳴が上がる。
その間にも、マユの体はヴァルアスの魔力に侵食されていく。
既に痛覚以外、全身の感覚が失われている。
(い、嫌だ…ま、負けたく…ないっ!)
マユは心中で声を上げるが、最早どうする事も出来ない。
押し寄せる魔力の前に、マユはあまりにも無力だった。
もう押し返す気力も力も無い。
(み、みんなを…助けるんだ…)
必死に己を奮い立たせようと、仲間達の事を思い浮かべるが…
脳裏に浮かぶ仲間達の顔が、黒い闇に塗りつぶされていく。
271魔法少女マユ 第17話 25/25:2010/03/05(金) 21:45:33 ID:2i9gTfhp
(止めて…消さないで…)
自分の全てを飲み込んでいく闇を前に、マユは弱々しく声を発した。
「ぎうっ…」
ドズッと勢いよく突き上げられ、マユは小さく呻きを漏らす。
もう殆ど声を発する事も出来ない…肉体的にも彼女は限界を迎えようとしていた。
『君が私の闇に呑まれるのが先か…君が息絶えるのが先か…どちらだろうね』
腕の中で小さく震えるマユの顔を見つめ、ヴァルアスは舌で彼女の頬を舐める。
殆ど間隔も置かずに、ピストン運動が繰り返されていく。
マユは声を上げる事すらなく、動かされる度に小さく震える。
(お父さん…お母さん…帰りたい…二人の所へ…)
縋る様に、マユは両親の顔を思い浮かべた。
だがそれすらも、次の瞬間には闇に呑み込まれてしまう。
(た、たすけて…ユ、ユーリィ…たす…け…て…)
彼女が最後に縋った者も、塗りつぶされて消えていく。
マユの心が暗闇に染め上げられた。
何も無い闇の世界と化した心の中で怯える彼女の前に、巨大なヴァルアスの顔が現れる。
『これで…最後だよ』
ヴァルアスが大きく口を開く。
(い、いや…嫌だ!き、消えたくない!!)
マユは力の限り叫ぶが、どうする事も出来ない。
(いやあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!)
絶叫を上げる彼女を、巨大なヴァルアスの口から放たれた闇の奔流が呑み込んでいく。
ビクン、と大きくマユの体が仰け反った。
それを最後に、彼女は微動だにしなくなる。
ダラリと手は力なく垂れ下がり、目は大きく見開かれていた。
ヴァルアスは彼女の体からペニスを引き抜くと、黒い闇に包まれ人間の姿に変化する。
「終わりましたか」
『ああ、彼女は…最後までよく耐えたよ』
頭を垂れるゲリオスの言葉に頷きながら、ヴァルアスは動かなくなったマユの体を抱き寄せた。
「フフフ…私の勝ちだね。これで、君は私だけの物だ…」
彼女の体にこびり付いた精液で、スーツが汚れるのも気にせずに、彼は彼女を抱きしめ優しく頭を撫でる。
「…施設の警備に必要な部隊を除き、全てを撤収させろ」
一頻り彼女を抱きしめると、ヴァルアスは将軍たちに告げた。
「御意、ただちに撤収を開始させます」
3人を代表してゲリオスが彼に答えた。
ヴァルアスは頷くと踵を返す。その後方にレフィールもつき従う様に近づく。
彼女が転移魔法を発動させ、ヴァルアス達の体が光に包まれ消えていった。
主を見送ると、将軍たちは軍に撤収作業を開始させる。

対転移結界をめぐる攻防は…エルメリア側の完全敗北に終わった。
2名の力ある『円卓』、そして多くの魔法少女や騎士達を失ったエルメリア側…状況は一層不利な状況へと進みつつある。
272マユの人:2010/03/05(金) 21:49:33 ID:2i9gTfhp
以上で投下を終了します。
色々書きたい事が多くて、かなり長ったらしくなってしまいました…
次回は最終回となります。また次回お会いしましょう。
最後に一つ…陛下は幼女趣味じゃないよ!耐えれる相手が今まで居なかっただけなんだ!www
273名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 22:21:22 ID:ZGKrSs6e
うおおおおーんマユちゃん完全敗北GJ!
次回が最終回でちょっと寂しいけど最後まで期待
全魔法少女を徹底的に嬲り尽くして犯してやって
陛下はラブラブになれるかなー
274名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 22:26:17 ID:hKSITvon
あいかわらずすげえ・・・
お、オチの予想をいくつかしているけど、万に一つもかすったりしたら勿体無さ過ぎるので、
俺はこれから、最終話が投下されるまで、予想は一切書かないぞ!
275名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 11:55:33 ID:UIVK/nXy
乙でした!
全滅しちゃったかマユちゃん達…最終回が楽しみです!
一番はマユちゃんだけどリーファのその後も気になります。
あと、分割された将軍達&紹介された秘書おめーw
276名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 22:03:30 ID:kullmbDb
マユちゃんの完全敗北と壮絶な陵辱、凄まじい出来栄えだったと思います。
体をズタボロに痛めつけられ、最後には心まで真っ黒に塗りつぶされて
まだ抵抗の意思は残っているのに、それを圧倒的な力で消し飛ばされる。
滅茶苦茶、好みの展開でした。

そんな壮絶な状況なのに
『陛下にやっと嫁が!嫁が!!』
と喜んでるゲリオスのじっちゃまが何とも……。
チーム魔族は仲睦まじいですねぇ、ホント。
次回の最終回、闇に塗りつぶされたマユちゃんの心が果たしてどうなっているのか……。
期待しながら、待ちたいと思います。
277名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 22:48:14 ID:QkWs2+mD
陛下wwwのんびり屋さんとかいうほのぼのとした単語をサラリと口にしないで下さいwww

あそこでクスリと笑っちゃった魔族は照れ隠しのブレスで消し飛ばされちゃったりするんだろうなw
278名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 22:59:55 ID:6CMOSTdF
凄惨な凌辱シーンなのに、陛下がほんとゲーム感覚なんで、妙に気が抜けるんだよなw
279名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 23:14:38 ID:UIVK/nXy
陵辱真っ最中の隣で携帯使う秘書にもワラタw
280名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 23:39:16 ID:qzr0kflU
むしろ、そういう演出なんじゃね
自分が快楽や苦痛に悶えてる傍で、ああいうふざけた態度を取られてる魔法少女の屈辱感を想像してみろ
俺はそれだけで三食はいけるぜ
281名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 00:46:25 ID:+ZMSX8HL
いや、それはみんな、百も承知した上で語ってると思うぞw

個人的には、陛下×マユは、ちょっとそれのせいで(読者目線での)悲壮感が薄らいじゃった感じはするけどね
陛下が胸キュン状態だろうと、マユ本人にとっては、地獄以外の何物でもないのだがw
282名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 12:37:46 ID:dEIUnhmh
極太触手で口から尻まで貫通したらまずいのではなかろうか。
283名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 13:22:19 ID:+ZMSX8HL
極大じゃなくても、口から肛門の触手貫通はあくまでファンタジーだから、
その危険性を真面目に論じるのは不毛だと思うw
284名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 18:35:39 ID:rjzqQlNX
まあ魔法少女の頑丈さがあってこそなんだろうけど
多分直線的に荒々しく動いているようで触手も食道とか腸内を凄い繊細にくぐり抜けてるんだろうな
285名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 05:22:59 ID:pKWMKLTi
触手はすごいぞー 一瞬で怪我をさせずにお尻から口まで貫通できるだけの速度と正確さを持ってるからな。
肉の芽だって抜けちゃうよ。時間も止めれるかも。
286名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 21:20:46 ID:+aoEBqQV
「たった一人の魔法少女に苦戦するとは何事だ。とか無能扱いしてすまなかったね。
あれほどの相手ならば仕方ない。君はよく頑張っていたのだね」
とセディアさんに救いの手が差し伸べられたりはしないのだろうか。
287名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 21:31:10 ID:PgEdxOXw
ああ、そんな人いたなあw
288名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 01:05:19 ID:bYmBV2Ja
あの人どうなったんだっけ?
289名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 01:23:50 ID:E0Z7DTPu
多分、陛下も覚えてないよ
290名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 03:38:52 ID:BwnQ8NZJ
みんなひどい・・・・
291名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 15:01:30 ID:DB1OUeep
弟の功績で処刑だけは免れてて書類整理に回されてるんだよな
退屈な閑職らしいが、暇な仕事場って嫌なものなんかな〜命の危険のない良い職場じゃん
292名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 15:50:33 ID:Z8hxIxdv
>>291
いや、あの人今は牢獄行きだったかと
293名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 22:08:37 ID:zYKhAQQL
多分、陛下も覚えてないよ
294名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 14:44:18 ID:vIR+uO8F
えぐいエロばかりでここいいな。リョナ書いてる人いますか?
295名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 15:31:37 ID:LXsjMB6X
大半がリョナ要素あるんじゃないかな
四肢切断とかまで行くのはない(杏の人が自サイトのみで公開した最終話に少しあったくらい)けど
296杏の人:2010/03/11(木) 16:20:26 ID:RyjF+F7t
自分はリョナ畑に半分以上足を突っ込んでるので、そっちの描写に偏りがちではあります。
でもスレに来てる方が求めているのは基本的に陵辱だし、
苦痛系が苦手という方も少なくないと思うので、
リョナ控え目に、快楽系と苦痛系両方を含むようにと心がけている次第です。

ですが衝動的に超ハードなのが書きたくなることがしばしばあるので、
通常のBADENDの後に、ブログの方で(自分内)規制解除な感じのものを書こうかとちょうど思っていたところです。

自分語りっぽくて申し訳ありませんが、タイミングが良かったので書かせてもらいました。
お目汚し失礼。
297名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 17:27:56 ID:LXsjMB6X
>苦痛系が苦手という方も少なくないと思うので
いや、いなくはないだろうけど(以下、いるのはわかってるから名乗り上げは不要)、スレ住民全体の中では少数派だと思うよw
でも、少数派も気にかける杏の人の心配りに脱帽
298名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 19:35:23 ID:vIR+uO8F
レスどうも
言われるまで快楽があるのに気付かなかった。
最新二つの小説とも腹凹とか触手だし流してたわ。
グロまでいかないエリョナ方面が好きかも。
犯しながら意識失うまで首締めたりヒャッハー的な意味で。まだ暖かいぜ!まではいかないぐらい
ここので十分な気もするが
299名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 23:25:20 ID:4snNM+7+
ダイヤの宝石天使とかどの選択も救いの無い地獄が約束された魔法少女とか防衛魔法特化は逆に散り安い気がする。
300名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 23:51:39 ID:uEGIQmST
>>299
例で出されている作品に興味がわいたが、ググってもわからんので(と言うか微妙にググりにくい手がかりだ)、作品名プリーズ
301名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 02:08:47 ID:pb4Jv4C/
>>300
違ったらスマンがE=mC^2にある作品のジュエルエンジェルで隊物で最初に悪堕ちしたのがダイヤだった気がする。
どんな選択も悲惨EDの魔法少女は魔法少女ミサキの沙羅だと思う
302名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 02:24:48 ID:aGgOfY+g
ふぅ…… 最近杏の人の魔法少女以外で抜けなくなってきた。
きつめのエロ同人や商業小説読んでも物足りなくなって読んでしまう。
あとみっくのBLANGELとか悪くはないがハードさには一歩欠けてたですし。
303名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 02:52:33 ID:awBxm4jY
>>301
おお、ありがとう
前者は読んだことがあったけど、思い出せなかった
304名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 15:18:03 ID:iecRG+T6
>>302
あなたは誰なんですか?俺なんでしょ?
305名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 02:31:17 ID://yabYKT
>>304
俺だよ。俺俺
306名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 02:33:16 ID:7MXe5g+V
特定した
307名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 14:15:30 ID:8IBEf9KB
エロがイラマチオのみってのはありなんですかね?
308名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 17:52:12 ID:bJ0+nQ+S
有りです
309名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 18:17:09 ID:lojXKKE/
大好物です
310名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 17:38:39 ID:i3dxXqdd
了解しました。イラマチオ中心、アナルとか輪姦からイラマチオオンリー、顔輪姦のつもりでいきます。
311名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 19:03:34 ID:wYbsPsq6
か、顔輪姦!!!!!
魔法少女陵辱界に新たな単語www
可憐なコスチュームで活躍するオニャノコが、醜悪なチンコの群れに立ち替わり入れ替わり咽奥をグッポグッポ犯されて、
涙やら胃液に塗れて白濁液をシャワーみたいに浴びるとか最高に楽しみ

全裸で待機してます!
312名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 06:57:18 ID:BxvLrxvf
なにその俺にとっての理想郷?
313天地の人:2010/03/23(火) 12:25:08 ID:Ptp9rAfG
杏の人、大変遅ればせながら保管庫の設立ありがとうございました。魔法帖が収録いただけたことを嬉しく思います。

さて、天地魔法帖第三話後編を投下します。
次のレスにあらすじと前編内容、以降に小説本編を投下していきます。
314天地の人:2010/03/23(火) 12:25:36 ID:Ptp9rAfG
天地魔法帖あらすじ(天地代理戦争概要)

「浄化」の魔法により人類の悪徳を消滅させようとする神と、それを阻もうとする悪魔たちは、それぞれ人間の代理戦士を立てて人類の命運を決することにした。
清らかな心と敬虔な信仰心を天使によって見出された十人の魔法少女。
尽きぬ欲望と快楽への執着を悪魔に見染められた十人の魔人。
彼らの戦いに定められたルールは三つ。
一つ、魔法少女と魔人はこの戦いを誰にも明かしてはいけない。
一つ、戦いは魔法少女と魔人のどちらかあるいは双方が「浄化」「堕落」の魔術に支配されたことを決着とする。
一つ、魔法少女と魔人の戦いは常に一対一の決闘とする。魔法少女に魔法少女が助勢することは許されず、魔人においても然り。また天使と悪魔は基本的な知識を与える以外は戦いの経過にも結果にも関与してはならない。
魔法少女たちが勝利すれば、人類のあらゆる悪徳は浄化され神の法の下の楽園に生きることとなる。
魔人たちが勝利すれば、現状が維持される。

代理戦争第三戦、アレクシアVSヒース。
互いに歩けないという同じ境遇にあり、電子空間での魂の実体化という同じ魔術を持つ二人の戦いは必然といえた。
電子空間内ではかつての健康で強靭な肉体を取り戻せるアレクシアと、生まれつき歩くことを知らないために無数の人形の兵士を生み出して戦わせるしかないヒースの戦いは、終始アレクシアの優勢で展開する。
ヒースの兵隊はすべて破壊され、渾身の大巨人もアレクシアによってたやすく打倒された。後は決着がつくだけという瞬間、病室で眠るアレクシアの生身の肉体に彼女の主治医が襲いかかった。
あらかじめ彼女の周囲の見舞い品を呪詛の中継点とし、瘴気による欲情の汚染を病院内に広めるヒースの姦計であった。
無防備な肉体の処女を易々と奪われ、子宮に精を注がれる過酷な陵辱の中、精神だけのアレクシアは敢然と剣を握り続ける。しかし勝利の寸前、姉のように慕っていた看護婦に肛門を責められ、動揺から剣を落としてしまう。
一瞬早く我に返ったヒースの操る土巨人はアレクシアを捕まえることに成功し、何度も地面に叩きつけて意識を奪った後に、テニスのスマッシュのような打撃で大地に打ち込んで戦いに決着をつけた。

現在までの戦績
×ソラス――×コキュートス(相討ち)
×アーデルハイド――○ラグナイト
×アレクシア――○ヒース
残る魔法少女は七人、残る魔人は九人。
315天地の人:2010/03/23(火) 12:27:06 ID:Ptp9rAfG
「か、勝ったのか」
半ば地面に埋まってぐったりしている少女を見下ろし、ヒースは呆然と呟いた。
まるで実感がわかない。それが正直な気持ちだった。それほどにアレクシアは強すぎた。
剣士の人形をことごとく斬り伏せ、砲撃の嵐を平然と押し返した少女の強さを考えるほど、目の前で無力に横たわっている少女は何かの幻で、本当は今にも自分は敗北するのではないかという奇妙な不安が全身に満ちて来る。
この期に及んでもなお、ヒースはアレクシアに恐怖していた。彼女の強さと気高さ、そして優しさは、彼の到達できる領域をはるかに超越していた。
しかし同時に、彼女に恐怖すればするほど、頭の中が心地よい痺れに満たされていった。爆発的な感情ではなく、潮が満ちるように彼は高揚していった。
それでも恐る恐る倒れた少女に近寄ろうとした瞬間、うつぶせの少女のお尻がびくっとうごいた。
「んッ」
「うわああ!」
悲鳴をあげて飛びのくヒースだったが、アレクシアが意識を取り戻したわけではなかった。彼女の体が動いたのは、別の力が加わったからだ。
彼女のお尻が、まるで透明人間にでも弄ばれているかのように、強引に次々と形を変えられているのが、法衣の上からでもはっきり分かる。
「ああ、頑張ってんなぁ」
ヒースは爆発しそうな心臓をなだめるように上を見上げた。電子空間に開いた「窓」の中で、白衣を着た二人の男女が一人の少女を犯していた。
白衣の男は正気を失った様子で、叩きつけるように少女の性器を蹂躙しながら、少女の乳首に噛みついていた。母乳でも絞り出したいかのように歯を立て、もう片方の乳房を両手で絞っている。
一方、白衣の女性はもっぱら少女のお尻を狙っていた。パンでもこねるように力を入れてぐにんぐにんと二つの柔肉をこね、時折不浄の穴を指でかき回していた。
これだけのことをされているというのに、少女に目覚める様子はない。それも当然、彼女の『魂』は今、この電子空間にいるのだから。
「精神だけなのに気絶してるってのもおかしな話だけどな」
窓から見えているのは、アレクシアの現実の体に加わる陵辱の光景だった。看護婦がアレクシアの尻をこねると同時に、電子空間内のアレクシアのお尻も同じように変形した。
現実空間で受けたダメージは、魂だけであるこちらにも反映される。こちらでは彼女はうつぶせになっているのでわからないが、胸も相当ひどいことになっているだろう。
「あんたらのおかげで勝利できたようなもんだな」
何気なく口にした、その言葉の甘さにヒースの全身に電撃が走った。
「そうか、勝利! これが勝利なのか!」
新鮮な概念を知ったばかりの子供のように、その言葉を彼は舌の上で転がした。相手への恐怖が、そのまま喜びへと転化されていくのは不思議な感覚だった。
生まれた時から歩くことができず、健常者への嫉妬に悶え苦しみながら生きてきた彼はいわば常に精神的敗者であった。それだけに生まれて初めての勝利に彼は酔い痴れた。
アレクシアが強ければ強いほど、気高ければ気高いほど、勝利の味はますます甘美になった。己自身に価値を見いだせなかった彼は、価値ある他者を支配する快楽を初めて知った。
「アレクシア、お前は美しい。お前は強い。お前は気高い……俺よりもはるかに。そしてお前は、俺のものだ!」
ぶつぶつと呟くたびに、眼光がぎらついていく。これまで、負の感情に満ちていながらも澄んでいた眼差しが欲望に濁っていく。
彼は土巨人を土に戻し、新たに成人男子ほどの土人形を何体か生成した。その中の一体は、阿修羅像のように六本の腕を生やしている。
阿修羅の人形がアレクシアにそろそろと近づき、伏せられていた頭に手をかけた。ヒース自身はまるで近寄らないのは、今にも跳ね起きるんじゃないかという不安があるからだ。
意を決して、人形はアレクシアの髪を掴んで引き揚げた。明かりの元に晒された少女の顔は、完全に意識を失っているものの苦しげで、彼が恐れた闘志はかけらもなかった。
「可愛いじゃないか」
戦乙女のような美しさは散々見せつけられたが、こうして見るといかにも儚げだった。伏せられたまぶたの繊細なまつ毛、苦痛にわずかに開いた桜色の唇、青白さの中にも柔らかさを感じさせる頬、それらの全てがヒースを魅了した。
阿修羅の人形は勢いよくアレクシアを引き起こし、頭上に吊りあげた。だらりと脱力してぶら下がった少女の法衣の下の肢体は、現実世界での蹂躙を示すように胸と尻が波打っていた。
316天地の人:2010/03/23(火) 12:27:40 ID:Ptp9rAfG
「さて、起きないうちに」
人形は、まず彼女の背後から手をまわしてがっしりとはがいじめにした。人形の手先は胴体と一体化し、少女の肩から脇をしっかりと固定した。
次に、残る4本の腕を枷のような形に変え、アレクシアのだらりと投げ出された四肢をそれぞれ確実に拘束した。土人形が腕を動かせば、操り人形のように少女の腕も一緒に動くという仕組みだ。
もはや人形というより、全身拘束の磔台に近い。磔の形式を大の字にするかX字にするか悩みながらぐいぐい動かし、陵辱の影響で少女が無意識に身をよじるのを見ているだけで結構楽しめた。
が、どうやら力をかけ過ぎたらしい。手足の関節を捻られる苦痛に、アレクシアがうめいてうっすらと目を開けた。
「ん……」
「お目覚めか」
「あうっ!」
意識を取り戻してから数秒も置かずに彼女は絶叫した。ちょうど、現実世界で医師が勢いよく彼女の膣に自分の剛直を突きこんだのだ。
「う、んっ……せ、せんせい……おねえ、ちゃん……」
痛みを自覚してからは、全身を襲う陵辱に彼女は敏感に反応した。二穴と胸と尻を同時に犯されているというのを自覚して、さすがの彼女も瞳に涙をためた。
そこでようやくヒースとアレクシアの目があった。彼女ははっと口をつぐみ、羞恥に顔を真っ赤に染めながらも、精いっぱいの戦意を瞳に乗せてヒースを睨んだ。
「おお、怖い怖い。でも、俺は目では殺せないぞ?」
「くっ」
アレクシアは身をよじって拘束から逃れようとした。しかしボロボロの身体に土人形の全身拘束を脱するほどの力はなく、ヒースの眼前で美しい身体のうねりを見せるだけであった。
「ずいぶんと厳重な拘束だな。それほど私が恐ろしいか」
戦闘中と変わらない強気な口調だったが、羞恥に顔を染めていては勇ましいというより可愛らしいだけだった。
「寝ているお前も可愛かったけど、やっぱりそうやって減らず口を叩いてるお前の方が好きだな」
「ならば、もう話すことはない。お前の勝ちだ。私に呪いをかけるがいい」
ヒースの茶化すような言葉に対して、実に堂々たる潔い態度だった。それが彼には妙に気に入らない。
「それじゃあ俺の気が済まないんだよ」
「私を嬲りものにすることで君の苦しみが晴れるというなら、天命を果たせなかったこの身くらいは喜んで捧げよう」
アレクシアはまっすぐにヒースの目を見据えていた。一点の曇りもない、ねじくれた性格の人間の心の奥底までも見通し、本当の望みを引き出すような、慈愛すら感じさせる透明な眼差しだった。
彼女の言葉が本心からのものであることを、ヒースは確信した。もともと、見ず知らずの子供を助けて二度と歩けなくなる怪我を負うような、自分を顧みない優しい少女であるのだ。
「だが、それでは君は救われない」
「お前は、俺を救うことなんか考えなくていいんだよ」
ヒースは少しいらだたしげに言った。アレクシアは、こんな状況でも彼の苦しみに理解を示し、心の底から救おうとしていた。それでは自分があまりにみじめではないか。
神の使徒としての心構えとはかくあるべき、とはいえあまりにも人間離れしているアレクシアの気高さだった。むしろ、それがヒースの闘志に火をつけた。
「その澄んだ声は、俺に許しを乞う時のために取っておくんだな」
「救済が必要なのは、君の方だと思うけどね」
この状況で恐怖を全く見せないアレクシアに、いくら言葉で脅しても無駄だった。ヒースは無言で土人形を前進させ、アレクシアの身を包む法衣に手を書けた。
もともと、地面に何度も叩きつけた際に防御力の大半を失っていた彼女の法衣は土人形の力に耐えきれず、強引に力を込めるとあっさりと千切れた。
法衣の断片は、きらきらと輝く光の粒子になって消えた。それは魔力の結晶にして、魂の結晶でもある。
この空間におけるアレクシアは魂が物質化した存在であり、衣装すらも彼女の魂の一部なのだ。彼女の魂を引き裂いてやったという実感が、ヒースをより強く突き動かした。
土人形は手あたり次第に法衣を引きちぎり、磔にされた少女を瞬く間に裸に剥いた。純白の法衣の下から、それよりも白く輝くような美しい肌が露出し、ヒースは欲情以前に一瞬見とれた。
317天地の人:2010/03/23(火) 12:28:29 ID:Ptp9rAfG
「これがお前の理想の体ってわけか」
現実世界で犯されている少女の本体と、電子空間で再現されたアレクシアの裸体を見比べて、ヒースは皮肉げに笑った。
実際のアレクシア、空良理沙という少女は、酷く華奢な肢体の持ち主だ。長い病院暮らしは彼女から活力を奪った代わりに、妖精のような美しさを与えていた。
対して、こちらのアレクシアはいかにも全身が健康美と言った様子で、ほっそりとした肢体にもしなやかな生命力が満ちている。胸も見たところサイズにしてBからDくらいに増量していた。
もしもアレクシアが事故で足を失わなかったとしたら、このような健康美を得ていたかもしれない。まあ胸が大きくなったかはともかく。
「私なりの未練と言ったところだな」
昂然と顔を上げて、アレクシアがうなずいた。神の使徒の貞操観念からすれば裸を見られて恥ずかしくないわけがない。それどころか、裸体になったことで陵辱の影響がより生々しくさらけ出されていた。
剥き出しとなった乳房は、嬲られているようにぐにぐにと形を変え、桜色の先端には歯形すら浮いている。
また、今も現実世界で医師に犯されているのを示すように秘所は割り開かれ、強引なピストン運動が膣内を前後している様子が下腹部の盛り上がりとして視認できた。
題するなら『透明人間に犯される気高い少女の図』とでも言うべき光景だった。
なのに、昂然と顔を上げているアレクシアには苦痛と羞恥の色こそあれ、恐怖や絶望の表情は全くない。信じられないくらいに強過ぎる精神力だった。
どれだけ陵辱を加えても、彼女が屈服する姿などまるで想像できなかった。それがヒースに、ちょっと常識では考えられない行為を促した。
Xの字に張り付けられているアレクシアに、棍棒を握る土人形が近寄った。そして棍棒の先端を、あらわにされている秘所へと突きつけた。
「とりあえず、最初はこのくらいかな。あの医者よりも太くないと面白くないし」
棍棒の先端がゆるゆると太さを変え、アレクシアの太もも程度のサイズとなる。男性器を模したように棍棒の先が丸まり、ところどころ瘤のようなものができた。
「……待て、何のつもりだ」
アレクシアは、恐怖以前に信じられないといった顔で、秘裂に押しつけられた棍棒の先端を見つめている。
「どうした、犯される覚悟はあったんだろう?」
「しかし、これは違うだろう」
やや早口になってアレクシアが言った。その慌てた様子に、少しだけヒースの優越感が刺激される。
「こんなことをしても君に何の快感があるというのだ」
「これ以外にお前を犯す方法がないんだ」
そう告げると、アレクシアが不思議そうな顔になった。
「生来の下半身麻痺と言ったろ。俺は不能なんだよ」
ヒース自身にアレクシアを犯すことはできないし、土人形もそれをできない。ヒースが歩くことを知らないから土人形が歩けないように。そんな意味の発言だったが、
「不能とは、何が?」
ヒース渾身のカミングアウトは不発に終わった。アレクシアの知識の中にその単語はなかったようだ。というより、彼女の性知識に勃起という概念がちゃんと存在するかすらあやしい。
「……ま、そんなわけだ」
気を取り直して棍棒の先端を秘所に食い込ませると、アレクシアの息がぐっと詰まった。悲鳴を噛み殺したようにも見えた。
「聞いての通り童貞なんでね。女の扱いが多少乱暴になっても許してくれよ」
「基本は思いやりの心だと聞いたことがあるぞ」
「ご教授どうも。あとは体に教えてもらおう」
それを最後の言葉として、ヒースは土人形に命じ、棍棒の先端をアレクシアの秘所に勢いよく突き立てた。
318天地の人:2010/03/23(火) 12:29:12 ID:Ptp9rAfG
「うぅ!」
少女が奥歯を食いしばり、必死に絶叫を噛み殺した。磔にされた腰が苦痛のあまり跳ね跳び、次の瞬間には棍棒に腰ごと押しこまれて磔台に叩きつけられた。
「あ、あれ? 入んねえぞ」
どうにも勝手がつかめず、ゴンゴンと力を込めて棍棒を押しこもうとするが、膣内から骨盤のあたりを打撃するばかりで肝心の奥に入っていかない。
もともと棍棒が太すぎるうえに、少女の秘裂に垂直に突きたてようとして、角度が急すぎているのだ。
苦痛で暴れまわる少女を磔台に押しつけながら、土人形はぐりぐりと棍棒の先端で少女の膣口をえぐった。
「んんん! んぐうう! ッ! 〜〜〜〜〜っ!」
この期に及んでも盛大な悲鳴を上げないアレクシアの精神力は称賛すべきものだろう。硬く閉じた両目には涙があふれ、呼吸ができずに酸欠で顔が紅潮している。
このままでは窒息しかねないので、ヒースはいったん棍棒を引いた。
「かはっ」
アレクシアが咽るように息を吐き、全身を震わせて荒い呼吸を突く。下腹部がふるふると動いているのは、少しでも痛みを逃がそうとしているのか。
「上手く入らないんだが、どうしてだとおもう?」
「私が知るものか……」
はぁはぁと息を吐きながら、アレクシアは律義にいい返した。彼女とて先ほどまで処女であったのだから、性交の仕方など知るわけがない。
そこでヒースは解決策を思いついた。と言っても大したことではなく、単に頭上の『窓』を見上げただけだ。
『窓』の中、アレクシアの病室にはいつの間にか人が増えていた。医者らしき白衣を着た者から入院患者らしき者まで、実に10人弱の人間が集まっている。
彼らは眠ったままの少女を様々な体位で犯していた。もう数え切れないほど射精が行われたあとらしく、少女の裸身は白く汚されていた。
「ふんふん……なるほど……」
人が集まっているので見づらいことこの上ないが、どうやら足の間の方から入れれば奥まで入るらしいと見てとって、ヒースはアレクシアを拘束している人形に指示を伝えた。
6本の腕を持つ人形はブリッジをするように上体を反らしながら、アレクシアの足を拘束している腕を前に伸ばして広げた。少女の腰から先が宙に浮き、水平にヒースへと伸ばされた。
「え……」
ちょうど仰向けになったアレクシアが不安げに裸の腰をさまよわせた。これまであった磔台が失われたことで、まるで今にも落下するかのような不安感が沸いていた。
それ以上に、肩を固定されたアレクシアには上しか見えず、肝心の自分の性器にどんな危険が迫っているか、全く見えなくなってしまったのだ。不安と恐怖がはじめて彼女の顔によぎった。
「いい眺めだなぁ」
ヒースからは、水平になったアレクシアの乳房も、尻も、性器も丸見えだった。不安げな腰の動きは魅惑のダンスとなって彼の目を楽しませた。
この視点からなら、彼女の奥がはっきりと見えた。ヒースの土人形はしっかりと狙いをつけて、今度こそ少女の秘所に棍棒を一気に突っ込んだ。
「っ!」
少女の喉から、ひきつけのような詰まった呼吸音が漏れた時には、棍棒は割れ目の周囲の肉を巻き込みながら膣内を貫き、太く長い先端の半ばまでを彼女の中にメリ込ませている。
「ああああうあああっ!」
数秒遅れて、アレクシアが甲高い絶叫を上げた。全身がピンとひきつり、見開かれた瞳から涙がこぼれた。これまで続いていた現実での陵辱の苦痛など遥かに置き去りにする激痛だった。
「やっといい声で鳴いてくれたな」
ヒースは上機嫌になって、大の字に――いや、股間に棍棒を半ばまで突き立てられた今は木の字になった少女を眺めた。
少女の腹部は棒状に盛り上がり、棍棒の表面の凹凸までもまさに浮き彫りにしている。ヒースはさらに人形に命じ、棍棒を思いっきりねじった。
「ひぎいああああああ!」
ごりっ、ごりっ、と回して押し込むたびに、少女は激しく痙攣して見悶えた。
「この顔が見たかったんだよなあ」
彼女を拘束している人形の目を通じて、ヒースはアレクシアの泣き叫ぶ顔をじっくりと楽しんだ。
「あ、あうっ、あっ」
すぐに肺の中の空気を出し切り、陸に上がった魚のようにひくひくと震え始めるアレクシアから、ヒースは一気に棍棒を引き抜いた。
「やあぁぁぁっ…………」
アレクシアは絞り出すような悲鳴を上げた。酸欠状態のまま咳き込むように息を吐きつくして、ようやく胸を上下させながら荒く空気を吸い込んだ。
319天地の人:2010/03/23(火) 12:29:42 ID:Ptp9rAfG
ヒースは再び棍棒を突きこんだ。しかし、その時にはアレクシアは必死の表情で口を引き結んでいた。
「うぐうううっ!」
「頑張るねえ」
必死に悲鳴を噛み殺す少女に、ヒースが嫌味を言った。土人形はぐりぐりと棍棒を回転させながら棍棒を引いたり押したりして、少女の膣内をかきまわした。
「う! うう! んんんーっ!」
頑固に口を結んだまま全身を跳ねさせるアレクシアの息が尽きたところを見計らって、再び棍棒が引き抜かれる。
「あ……う……」
(なんか、違うんだよな)
陵辱を行いながらも、ヒースの胸は、妙にもやもやした気持ちで埋め尽くされていた。
なんというか、気持ちよくないのである。相手を蹂躙しているというのに、妙に物足りないのである。気分が晴れないのである。
まるで靴の上から足を掻いているように、相手の心の底まで傷つけている感触がないのだ。その苛立ちが、ヒースをさらなる行為へと掻き立てた。
もう体裁を取り繕う余裕もなく、口をいっぱいにあけて空気をむさぼる少女のお尻の穴に、別の土人形がもう一本の棍棒を押しつけたのである。
ビク、とアレクシアが痙攣した。現実空間ではすでに複数の男がアレクシアの尻穴を犯しており、彼女もそこが陵辱の対象になっていることを体で覚えているはずだ。
「なん……で……こんな、こと、するの……」
「おいおい、口調が女の子になってるぞ」
アレクシアがはっとするのと同時に、別の土人形が彼女の開いた口に手を差し込んだ。
「あ……」
カチ、と閉じようとした歯が土人形に止められる。そのまま、歯医者の固定器具のように、大きく口を開かせた。
せめて歯をくいしばって耐えるという最後の抵抗までも封じられて、少女はいやいやと首を振った。
「ひゃ……ふぇ……」
「何を言ってるかちょっとわからないな」
土人形が二本の棍棒を一気に押し込んだ。ズドン、ととても挿入時の音とは思えない衝撃音が鳴り響き、少女の胴体が倍以上に膨らんだ。
「いいいあああああああああああああああ!」
少女が力の限りの絶叫を上げた。土人形の固い拘束を跳ねのけそうなほどに手足を激しくばたつかせ、顔を振り回して涙をまき散らした。
「ああ、いいよ、この声だよ!」
少しだけモヤモヤした気分が晴れて、ヒースは大喜びで二体の土人形に全力で動くよう指示をした。
二本の棍棒は少女の狭い穴の中を回転しながら乱暴に行き来した。巻き込まれた側壁が螺旋状にねじれた。
「あああああああああああああああああ!」
もう言葉すらなく、獣のように絶叫する少女の中心でゴツンゴツンと二本の棍棒が薄い肉ごしに何度も激突し、かと思うと交互に抜き差しして息つく間もない苦痛を与えた。
「無限コンボと言うべきかな。……棍棒だけにな!」
げらげらと笑いながらヒースは土人形に椅子を運ばせ、初めて少女に近寄った。痙攣する裸身へ無造作に手を伸ばし、ぺしぺしと少女の健康的な乳房やお尻を平手でたたく。
それは棍棒の陵辱に比べれば無視できる程度の痛みでしかないが、それ以上の屈辱を少女に与えた。
「あああ! あ、あ……」
少女は息が尽きても喉を痙攣させて、声にならない悲鳴を上げ続ける。だが今度は、休ませてやる気などなかった。ヒースはアレクシアの乳房を弄びながら、土人形にさらなる暴力の行使を命じた。
ズド、ズド、と爆撃のような音が少女の前後の穴から響き始めた。開いたままの少女の唇からだらしなく涎が零れ、涙が壊れた水道のようにあふれだした。
320天地の人:2010/03/23(火) 12:30:04 ID:Ptp9rAfG
裸身が瀕死の痙攣を起こし、少女の瞳が焦点を失った。あ、死ぬかも、とヒースが思った時、その変化が起きていた。
「んん?」
アレクシアの手足が、不意に一回り小さくなった気がした。同時に、ヒースが握っている乳房が明らかに小さくなった。
するり、と細くなった手足が拘束をすり抜ける。しかし、同じように細くなった胴体に棍棒が深く食い込んでいるため、地面に落ちることはない。
「何が起こったんだ?」
ヒースは土人形に指示を出した。アレクシアを拘束していた人形が彼女の腰をしっかりとつかみ、棍棒が乱暴に引き抜かれた。少女は声もなく痙攣した。
どさり、と地面に落した少女をヒースは見降ろした。彼女は身長は変わっていないのに、信じられないほど小柄に見えた。その理由を、ようやくヒースは察した。
「強化の魔法が、ようやく解けたか」
今のアレクシアの外見は、『窓』の外にある、アレクシアの本当の肉体と同じになっていた。『健康で活力に満ちた身体』を維持するだけの力が、彼女から失われた証だった。
「心が本当に裸になってくれたというわけか」
「あ……う……」
気絶どころか死の一歩手前になっていたアレクシアは、それでもうっすらと目を見開いた。と、同時に、その目がさっと伏せられた。
(え?)
ヒースが呆気にとられて見守る中で、彼女はのろのろと腕を動かし、丸出しの乳房と股間を隠そうとした。だが、なぜ足を閉じないのか。そんな疑問が浮かんだが、すぐに解消された。
「そうか。お前はもう足が動かないんだっけ」
ヒースがうなずき、土人形を一歩前に進ませた。
「や……だ……」
アレクシアの体がびくっと跳ねた。彼女はお尻を地面に引きずるようにして後ろに逃げようとした。その肩が小刻みに震えている。
(なんだ、この反応)
ヒースは、その動作を表現する言葉が咄嗟に見つからなかった。『怯える』なんて言葉、アレクシアにはまったく似合わなかったからだ。
細腕で地面を掻くようにして、カタツムリよりも遅いスピードで下がる少女に土人形はたやすく追いつき、少女の片足を掴んで宙づりにした。それだけで折れてしまいそうなほど細い脚だった。
「いやああ!」
悲鳴を上げる少女に構わず、再び棍棒を秘所に押しつけると、言葉も掛けずに刺し貫いた。
「ひあああーーーっ!」
少女が泣き叫んだ。別の土人形ががっしりと彼女の細い腰を固定し、棍棒を激しくピストン運動させると、少女は甲高い悲鳴を上げ続けた。
「ひぐうう! あうううああああああっ!」
「ああ、可愛いなぁ! この声が聞きたかったんだ、俺は!」
なぜかヒースは心の底からの満足感をおぼえた。さっきまでの行為とは違い、今は妙に心が満たされていた。
苦痛を押し殺しきれずに上げていた先ほどまでの悲鳴とは違い、今の少女の泣き声は恐怖と絶望に満ちていた。
相手の奥底までしっかりと刺し貫いている実感があった。妙にもどかしい気持ちはもう感じなかった。
物凄く気分が良かった。本当に、心の底から気分が良かった。
「あぎいっ!」
ずぼん、と棍棒を引き抜き、土人形はアレクシアを地面に投げ棄てた。うつぶせに倒れた少女はお尻を高く上げて痙攣していたが、土人形が近付くと無様に両手で這いずって逃げようとした。
ふるふると震える少女のお尻に狙いを定めて、さっさと追いついた土人形が再び棍棒を差し込んだ。
「あああああーっ!」
バックの姿勢で肛門を抉られて、少女は身悶えして絶叫した。土人形が棍棒を少女ごと持ち上げて垂直に立てると、棒の先端は少女のお尻にさらに深く沈んだ。
棒の上に腰かけているようにも見える姿勢の少女の両足を土人形が握りしめる。少女は涙を流し、カチカチと歯を鳴らした。彼女は完全に怯えきっていた。
「あ……あ……いや……」
「ずいぶんと弱気になったな。さっきまでの威勢はどうした」
揶揄するように告げると、少女は震えながら俯いた。抵抗も減らず口もなく、ただこれからなされる暴虐の予感に震えるだけの、それは哀れな生贄の姿だった。
321天地の人:2010/03/23(火) 12:30:33 ID:Ptp9rAfG
「そうか……さっきまでのお前の強靭な身体は、仮面でもあったんだな」
アレクシアを正面から眺めて、ヒースはようやく納得した。
健康的で強靭な肉体は、彼女にとって戦う手段であると同時に、彼女の心を強く保つための鎧でもあったのだ。
もし彼女が歩けなくなる怪我を負わずに成長していたら、こんなふうに成長するだろう健康美に満ちた肢体……それは失われたが故にこそ、彼女の中では絶対に揺るがない『理想の自分』である。
『理想の自分』の仮面は、彼女に無限の勇気を与えるだろう。だからこそ、アレクシアはどこまでも気高く優しく強かったのだ。
人間離れした精神力にも納得できる。『理想の自分になりきる』とは、最強の人間になるということなのだから。
いわば先ほどまでの彼女は、『魔法少女アレクシア』を演じていたのだ。その身体をどれだけ陵辱しても、鎧の上から殴っているようなものだ。相手の心の底まで征服した気になれないのも当然だった。
「アレクシア。いや、理沙。ようやくお前の心は本当の意味で裸になってくれたんだな」
既に目の前にいるのは、アレクシアの仮面をはぎ取られたか弱い少女にすぎなかった。強靭な仮面の下にあるのは、陵辱に抗する術を持たないやわらかな生身だった。
土人形が理沙の両足を軽く下に引っ張る。棒が直腸にさらに食い込むのが先か、それとも華奢な足がちぎれるのが先か。少女の瞳が恐怖に揺れた。
「やめ、て……」
「その言葉が聞きたかった」
椅子に座ったままのヒースは、そのとき不意に、自分の体に起きたある変化に気付いていた。
「これは、まさか?」
生まれた時から感覚のない下半身の一点に、異様な熱が生まれていた。その正体を知った時、彼は呆然となった。
仮面を剥がれた哀れな生贄を前にして、彼の股間が生まれて初めて勃起しているのである。不能であったはずなのに。
「さすがは、神の使徒。奇跡の扱いはお手の物か」
ずいぶんと下品な奇跡もあったものだが、それ以外に表現のしようもない。感動に震えながら、ヒースは土人形に指示を出し、棒がお尻に突き刺さったままの理沙の体を目の前に持ってこさせた。
ヒースは理沙のおなかを撫でまわし、自分の股間も剥き出しにした。そしてゆっくりと、理沙の両足を引き下げる。
「あぐう!」
少女の体がより深く棍棒に沈み込み、秘所が垂直にヒースの男性器の真上に降りる。それから何度もヒースは理沙を引き下ろし、そのたびに棍棒は少女の後ろの穴により深くねじ込まれた。
「がっ、あぅ、うぐ、ああああっ!」
髪を振り乱して泣き喚く少女の体を愛撫するようになで、ヒースはそっとささやいた。
「お前の心を犯してやるよ」
「え……?」
茫然と、理沙が涙にぬれた目でヒースを見つめた。
「お前の心の防壁を破壊して、俺を直接書き込んでやる」
その言葉の意味に気付いた理沙が、はっとなって彼を見つめた。
「お前の心に、俺の心を注ぎ込んでやる。そのきれいな魂を、俺の嫉妬で汚してやる」
「まさか……」
魂を実体化しているということは、その魂に干渉するのが容易になっているということでもある。
ヒースは、理沙を陵辱することで、彼女の魂の中に自分を注ぎ込もうというのだ。いわば、強力なウイルスによる魂のクラッキング行為だった。それが可能であることは、同じ魔法の使い手である理沙には明らかだった。
「お前はお前でいられなくなる。もう二度と、『理想の自分』なんて夢は見られなくなる。それが嫌なら許しを乞え」
ヒースは理沙に屈服を迫った。自分の魂の純潔を汚されるか、それとも自ら投げ捨てるか……その程度の選択でしかなかったが。
理沙は、恐怖に青ざめた唇を開くと、震える声を絞り出した。
「言ったはずよ……許しも、救いも、あなたにこそ必要なのだと。あなたが助けを求めてきたら、私があなたを救いましょう」
それは、アレクシアの口調でこそなかったが、その気高さと優しさに満ちた口調は確かに神の使徒のものだった。
仮面を剥がれたところで、人間の本質まで変わるわけではないということなのだろう。それが、ヒースには妙に嬉しく思えた。
「よく言った」
そして、ひときわ強く少女の体を引き下げた。
「ぅあっ」
理沙が苦悶の声を漏らした。もう彼女のお尻に食い込んだ棍棒の先端は、普通なら胃や肝臓があるあたりまで達している。
そして、勃起したヒースの股間のものも、勢いよく彼女の膣に挿入されていた。
322天地の人:2010/03/23(火) 12:31:04 ID:Ptp9rAfG
「っ……」
既に何度も棍棒に蹂躙された前の穴である。ヒースの挿入による苦痛など、もはや悲鳴を上げるほどのものでもなかったが、実際に自分が犯されている恐怖を理沙は初めて感じていた。
「これがお前か」
理沙の膣内は暖かく、側壁のひだが慈愛のようにヒースを包んだ。だが、幾度も挿しこまれた棍棒によって広げられた膣道はいささか刺激に欠けた。
「もっと締め付けろよ」
少女の後ろを貫く棍棒が、むくむくとその太さを増していった。
「あううっ!」
「ああ、いい具合だ」
体内から拡張される苦痛に理沙が見悶える。少女の体内で棒が太くなった分、圧迫されて狭くなった膣がヒースを強く締めあげた。
土人形が理沙の腰をつかみ、テンポ良く上下にゆすった。それに合わせて棍棒が後ろから少女の体内を波打たせた。
もはや少女を犯しているというより、ただ膣穴を使って自慰をしているに等しい。理沙に一切の尊厳を認めない陵辱の手法だった。
「んっ、ぐっ、うっ」
理沙を襲う苦痛の大半は、後ろの穴を貫く棍棒によるものだろう。涙を流しながらもだえる少女の膣に、勢いよくヒースが射精した。
「……出ちまった」
理沙が顔を青ざめさせると同時に、彼女の子宮が激しい苦痛を発した。
「い、ぎいっ!」
理沙は両手で下腹部を押さえた。その下の肌がどす黒く変色していた。まるで癌細胞のように彼女の魂を侵食しているものこそ、ヒースの打ちこんだウイルス……つまりは精子であった。
その汚れはすぐに少女の皮膚と同じ色になった。しかしそれは消えたのではなく、彼女の魂と同化して強力に汚染していた。
言わば、理沙の魂という複雑なプログラムの防壁を破壊し、ヒースの魂を強制的に上書きしているのである。それは彼女にとっては魂の死と同義だった。
「あう……」
びく、びく、と跳ねるように痙攣する少女の目から、不意にはらはらと新しい涙がこぼれた。
「どうした。俺の魂を打ち込まれたことが、そんなに悲しいか」
悲しいというより、心が殺されるようなものだった。しかし、理沙はゆっくりと首を振った。
「こんな苦しみを、ずっと抱えて生きてきたなんて。あなたの心を理解できて、うれしいよ」
自分の魂がヒースの負の思念で上書きされたことで、彼女はより深くヒースを理解できたことを、なんと、喜んでいるようにすら見えた。
「相変わらず人を見下すんだな、お前は」
彼女の膣から性器を引き抜いて、ヒースは彼女を睨みつけた。生まれて初めての射精のあとで再び勃起は起きていないが、それで充分だった。
土人形が理沙から棍棒を引き抜き、それをそのまま投げて捨てた。そのかわりに、人形の股間から猛烈な勢いで棍棒にも劣らぬ長さと太さの剛直が立ちあがった。
ヒースが勃起と射精を覚えたために、土人形にもその能力が備わったのである。もう、棍棒などで犯す必要はなかった。
「いいだろう。そんなに俺がこれまで積み上げていた怨みが知りたいなら、思う存分受け取るがいい!」
何体もの人形が理沙を取り囲み、前後の穴に容赦なく剛直が突き立てられた。思わず悲鳴を上げた口にも、さらに人形の性器が突きこまれた。
「んぐううううう!」
痙攣する少女を叩きつぶさんばかりの勢いで、人形たちの激しいピストン運動が繰り返された。そして、ひときわ強く少女の体内へ杭のように打ち込むとともに、大量の白濁液が迸った。
「うえええっ!」
胃から逆流した白濁液を理沙は盛大に吐き出した。人形たちはさらに少女の奥にゴリゴリとねじ込み、再び精液を注ぎ込んで彼女を内側から膨らませた。
少女の肌の上から、消化器官と膣と子宮の形で黒い汚染が透けて見えた。苦痛に暴れる少女の肢体に、汚染は続々と潜り込んで行った。
理沙をひとつの卵子に見立てるなら、無数の精子が強引に侵入しているようにも見えた。通常と違うところは、卵子には精子の暴力的な進入を拒むすべがないことだ。
次に人形たちは理沙から剛直を引き抜くと、巨大な手で彼女の腹部と胸部を絞りあげた。
「えっ、えうっ、えあっ」
絞り出されるように断続的に少女の三穴から白濁液が飛び出し、彼女の真下に水たまりを作ると、人形たちは理沙をその水たまりに叩きつけた。
「あああああっ!」
精液の水たまりは、理沙にとっては劇薬の沼だった。ばしゃばしゃと暴れてはね上げる白濁が少女の皮膚に触れるたびに、どす黒い染みが激しい苦痛と共に少女の中に浸透していった。
やがて、痙攣するばかりになった少女を再び人形が持ち上げ、三つの穴を犯して中から精液で汚す。そして、わざわざ少女から精液を絞り出し、より深くなった沼に理沙を沈めた。
これが何度も何度も繰り返された。少女の魂は内側と外側から繰り返し食い破られ、その奥底まで蹂躙された。
323天地の人:2010/03/23(火) 12:31:43 ID:Ptp9rAfG
「あ……あぐ……」
数十回の繰り返しのあと、人形が理沙の片足を掴んで持ち上げた。残る片足をだらんと開いたまま、少女は上下の口から精液を逆流させた。
少女の肌は所々腐ったように黒く染まっている。もはやこれ以上の汚染が浸透しないほどに、彼女の魂が汚されきったあかしだった。
「なあ、理沙。いや、もう理沙のままの人格じゃないだろうが」
そこにいるのは、心の防壁をボロボロに食い破られて、魂を精液で上書きされた哀れな残骸だった。もう、それをかつての魔法少女と同一人物であるとは言えまい。
「これでも、俺を救ってやるとでも言うつもりか?」
「わたしは」
逆さ吊りのまま、理沙のなれの果ては静かに答えた。
「あなたを、救いたい……」
「……ふん」
ヒースは不満げに鼻を鳴らした。どれだけの汚染を加えたところで……彼女の本質は変わらなかった。
「その気高い心のまま、呪われた人生を永遠に彷徨うがいい」
ヒースは少女の胸元に手をあて、渾身の魔力を全て呪詛に変えた。
相手の魂の奥底まで欲望に狂わせる最悪の呪い。理沙はそれに打ち勝てるのか、あるいは、堕ちて肉欲の奴隷になり下がるのか。その結果をヒースは見たくなった。
「堕落……!」
既に抵抗できない少女の魂を呪詛は一瞬で支配した。最後に残されていた神の使徒としての力が無理やりひきはがされて消滅し、魂を裂かれる苦痛に彼女は断末魔のごとく絶叫した。
324天地の人:2010/03/23(火) 12:32:44 ID:Ptp9rAfG
「あああああああああああ!」
理沙は絶叫しながら目を開けた。最初に目に飛び込んできたのは、自分を犯している白衣の男の姿だった。
「お、ようやくお目覚めか」
「あぐううっ」
悲鳴を途切れさせる間もなく、男のピストン運動に膣を削られて理沙は泣きわめいた。
ベッドの上であおむけになった理沙の両足を持ち上げて犯しているのは、彼女が心の底で思いを寄せていた医師であった。
ここはもう電子空間内の闘技場ではなく、現実空間の理沙の病室だった。電子空間に心を送っていた力すらも消失したために、彼女の心は彼女の体に戻ってきたのだ。
そして、これからが陵辱の本番であることを理沙は悟った。ヒースの責めがどこかぎこちなさを伴っていたのに対し、医師のピストンは彼女の子宮に凄まじい連打を叩きこんでいた。
「そら、そら、そら、そらあ!」
「ひっ、ひぐ、あふっ、やああっ!」
ひと突きごとに、身体を芯から打ち抜かれるような衝撃に理沙は悲鳴を上げた。抵抗しようにも、動かない足を掴まれていてはどうしようもなかった。
同時に、性器を中心として電撃が暴れまわるような感触が、少女の肢体からあらゆる力を奪った。理沙は、しびれるような未体験の衝撃に身悶えした。
どれだけ腕をばたつかせても、頭を振り回しても、悲鳴と涙を振りまいても、熱を伴った電撃的感覚は去るどころか身体の中で渦を巻いて、心の底まで焼き尽くすようだった。
それは、呪いによって強制的に彼女に与えられる快感だった。理沙にとって生まれて初めての性的快楽は、それが快楽であるとすら認識できないほどの暴虐の嵐そのものだった。
「そら、たっぷり受け止めろ!」
「ああああああーーーーっ!」
医師の射精が子宮を叩いた瞬間、理沙は生まれて初めての絶頂に達した。子宮を中心に、身体がはじけ飛ぶような激しい感覚が押し寄せて、彼女は全身をうねらせて見悶えた。
体の中で大爆発が起きたと錯覚するほどの激しいオルガズムに、少女は涙と悲鳴を限界まで垂れ流し続け、ベッドがきしむほどに肢体を激しく跳ねまわらせた。
「ふうっ」
「あ……う……」
医師が少女の膣から己の物を引き抜いた。理沙は、激しすぎる絶頂の余韻に身を震わせながら、胸を上下させて荒い息をついている。
力なく投げ出された両手は剥き出しの胸や股間を抑えることもなく、だらしなく開いたままの口からはよだれが垂れていた。瞳の焦点はどこにも合っていない。
彼女の股間から精液があふれてシーツに零れていた。愛液を分泌する間もなく達してしまった少女の膣から、思い出したようにゆっくりと透明な液体が垂れた。
「はあっ、はあっ」
荒い息をつく少女の熱い呼気が病室に満ちていくと同時に、彼女を囲んでいる十名近くの者たちの様子が変化を始めた。
もともと固く太く立ちあがっていた男たちの股間の剛直が、さらに太さと硬度を増して雄大にも直立したのである。それはもはや人間のものではなく、怪物クラスといってよかった。
これまでは、理沙の病室に飾られた果物が『堕落』の呪いに汚染されたために発した瘴気が男たちを性に駆り立てていた。そして、魔法少女が『堕落』して発した瘴気の効果は桁が違う。
もはや男たちは、ただ激しい陵辱を理沙に加えるだけの化け物と言ってよかった。彼らは次々に理沙に群がり、やわらかい肉体に手を伸ばした。
「い……や……」
悲鳴を上げるほどの気力もない理沙がいやいやをするのも気にも留めない。彼女の乳房、お尻、ふともも、その他あらゆる場所を男たちは力任せに絞りあげた。
325天地の人:2010/03/23(火) 12:33:21 ID:Ptp9rAfG
「ひああああっ!」
もはやそれが苦痛なのか快楽なのかもわからぬまま、男たちの手から逃れようと理沙は無駄なあがきをした。彼女を蹂躙している性感という獣からは決して逃げられないということを彼女はまだ知らない。
少女の肢体は宙に持ちあがり、男の一人が理沙の膣に、土人形の棍棒よりも太く固い性器をぶち込んだ。
「あああああああああ!」
身体をくの字に折って絶叫する理沙の髪を別の男がつかんだ。男は髪を力任せに引っ張って無理やり理沙の顔を引き寄せ、悲鳴を上げ続ける小さくてかわいらしい口に挿入した。
「ふぐううううう!」
一気に喉の奥まで突っ込まれて、異物感に理沙は吐きそうになった。
同時に、他の男たちも思い思いに理沙の身体を引っ張り、自分の逸物を押し付けている。少女の細い手足はあらぬ方向にねじり上げられ、痙攣する指先に男たちの亀頭がこすりつけられた。
あまり豊かではない乳房は乳首を血が出るほどつままれて、左右別々の方向に引っ張られている。どちらの乳房も、さらに複数の男の指によって滅茶苦茶に変形させられた。
まるで壊れた人形のように無理な態勢となった少女のお尻に、とどめとばかりに巨大な剛直が突き立てられた。
「んんんーーーーーーっ!!!」
華奢な身体が砕け散ってしまいそうな衝撃に、理沙は激しく痙攣した。彼女は同時に絶頂を迎え、直腸から荒れ狂う快感の嵐に見悶えた。
男たちが一突きするごとに、理沙は強制的に性感の爆発を味わわされた。さらに、男が射精するごとに、体内に生じた熱に酷く苦しめられた。
もう理沙の瞳には何も映っていない。彼女の耳にも、自分の内側が蹂躙されるぐちゃりぐちゃりという生々しい音しか聞こえていない。
震える肢体に男たちは精を注ぎ続けた。10回近く射精してようやく性器が萎え始めても、少女の指先に触れさせるだけで途端に雄々しく立ちあがった。
陵辱が開始されて半時間ほどが経過する間には、理沙は全身で合計すれば百回以上の射精を受け、それの十倍以上の回数の絶頂を味わっていた。
「あら、ずいぶんと激しいのね」
不意に、女の声がしたと同時に、偶然ながら彼女の口を犯している男が射精した。理沙の頭を掴んでしっかりと喉奥に精を注ぎ込んでから、男は彼女の口から性器を引き抜いた。
「げほっ、うえぅ」
喉に絡みつく精液の苦しさにむせこんでから、理沙はその声の方向を見た。
「お……ねえ……ちゃ……」
この期に及んで彼女が正気を失っていないのは、彼女にとっては不幸でしかなかろう。あるいは電子空間上での過酷な責めが、彼女に陵辱に対する多少の耐性をつけたのかもしれなかった。
「たすけて……」
理沙は涙を流して哀願した。だが、最後の希望を求める視線は、女の背後にあるものをみて絶望に染め上げられた。
理沙にとっては姉に等しい看護婦の背後にある装置は、集中治療室にあるような電気ショック装置だった。
「何やっても起きないからこれを取りに行ったんだけど、もう必要はないみたいね」
そう告げる女に、理沙は必死でうなずいた。だが、彼女の祈りは通じるはずもなかった。
「でもせっかくだから、やっちゃいましょう」
「い、いやあああ!」
理沙が悲鳴を上げて暴れるのを無視して、男たちが理沙の手足を引っ張り、ブリッジのようなエビ反りの体制にした。その間も、下の二穴には激しい陵辱が加えられている。
まるで生贄の動物のように、無防備なおなかと乳房をあらわにして震える理沙の乳房を看護婦はこねまわし、機械から2枚の大きな電極パッドを引き出した。
「やめて……おねがい……」
「せーの」
看護婦は2枚のパッドを理沙の乳房に押しあてた。
「ひぎゃああああああ!」
体内を荒れ狂う電撃が、これまでの快感と苦痛の数十倍もの威力で理沙の全身を蹂躙した。あらゆる神経を掻きむしられるような苦痛に、理沙の意識は真っ白に染め上げられた。
これまでの絶頂を遥かに超えた感覚の嵐が理沙を内側から責めた。理沙の眼が裏返り、彼女の意識は天国へと飛び立ってしまいそうになった。
「出力アップでそれもう一回」
「あぎゃあああああああああああ!!」
機械の出力を最大に高めた電撃が、少女を幸せな空の国から地獄のこの世へ引き戻した。暴れ狂う少女の股間から小水がまき散らされた。それと同時に、もう一つ溢れだしたものがあった。
326天地の人:2010/03/23(火) 12:33:52 ID:Ptp9rAfG
「あら?」
看護婦が電極パッドを理沙の胸から離し、震える乳首を強くひねった。
「あうっ!」
びくん、と震える先端から、真珠のように透き通って輝く白い液体が溢れた。それは母乳というよりももっと神々しい何かに見えた。看護婦はさらに理沙の乳房を絞った。
「あうううううう!」
激しい苦痛に気も狂わんばかりに理沙が叫んだ。絞り出されたのは、彼女の命そのものだった。
堕落の呪いは彼女の体を作り変えていた。彼女は激しい絶頂と共に、生命を乳として絞り出されてしまうようになっていた。
男の一人が理沙の乳房にむしゃぶりつき、激しく乳を……彼女の命を吸った。歯を立てられて無理やりに絞り出される苦痛に、少女は幾度も意識を断裂され、苦痛によって意識を呼び覚まされた。
彼女の母乳を吸った男は、これまでに層倍する精力で理沙を犯し、子宮に激しく精を叩きつけた。それによって、理沙の生命力はわずかに回復する。これも呪いの効果だった。
絶頂によって命を絞り出されて、陵辱によって命を回復させられる。いわば陵辱の永久機関。無限のループの中に、理沙は囚われていた。
「ゆるしてええええ! もうやめてえええええ!」
身も世もなく泣き叫ぶ少女を、男たちは力の限り犯し続けた。看護婦は理沙の乳房を握り、彼女が達するたびに理沙の乳首から絞れるだけ母乳を絞り出し、男たちに与えた。
「たすけて……だれか……」
救いを求めて開かれた口も男たちの挿入によってふさがれ、力任せの陵辱の中に理沙は沈んで行った。


「あははははは。いい気味だ」
壊れた人形のように犯されまくる理沙を電子空間から眺めながら、ヒースは乾いた笑いを上げた。
「ざまあみろ、は、は……」
その笑いが止まった。無理に笑い続けることの限界が来ていた。
「結局、何も変わらなかったな」
ヒースはつぶやいた。彼の心の中にぽっかりと穴が開いていた。陵辱される理沙を見ても、何も楽しい気持ちになれなかった。一時の熱狂が過ぎた後には果てしない虚脱しか残らなかった。
『私を嬲りものにして君の苦しみが晴れるなら、天命を果たせぬこの身くらいは喜んで捧げよう』
彼はアレクシアだったころの理沙の言葉を思い出していた。
『だが、それでは君は救われない』
そんなことはわかっていた。だが、どうしろというのか。生まれつき歩けない自分が心の苦しみから解放されるなんて、そんなことがありうるとでも言うつもりか。
『私はあなたを救いたい』
「助けに行こう……」
不意に、そんなつぶやきが口から漏れた。
どんな手段でもいい。彼女の病室まで自分で行って、彼女を助けよう。そんな思いつきが心のどこかから生じた。それはすごくいい考えのように思えた。
自分を救うなどという大言を吐いた愚かな娘を救ってしまおう。自分を見下した少女に、自分の力を見せつけてやるのだ。
それが、アレクシアの見せた気高さと優しさを、ヒースが乗り越えるただ一つの手段だった。
もちろん、彼女をその境遇に落としたのはヒース自身なのだが、知ったことか。好きなように力を使うのが魔人の本分だ。
「よし、やってみるか!」
妙にうきうきした気分で、彼はこの戦場に来てから初めて自分の病室を振り返った。そして、心の底から驚愕した。
327天地の人:2010/03/23(火) 12:34:37 ID:Ptp9rAfG
「ようやく私に気付いたの? 鈍いにもほどがあるわ」
「誰だ、お前は!?」
みすぼらしい病室で眠る自分の横に法衣を纏った女が立ち、冷たい目でこちらを見下ろしていた。
アレクシアか? いや、違う。目の覚めるような金髪に活動的な顔立ち、おそらくヒースたちよりも何歳か下の、まったく別の魔法少女だった。
「なんで俺の場所がわかった?」
ヒースからは血の気が引いていた。自分の体のありかをなぜこの女は知っているのか。その情報は特に神の陣営には厳重に秘匿されているはずだ。
「いや、何が目的だ!?」
ヒースが、やや落ち着きを取り戻して言った。その女の目的は、少なくとも自分を倒すことではないと思ったからだ。
魔人と魔法少女の戦闘は決闘が原則である。そして、ヒースにはこんな少女と戦う予定は組まれていない。
彼女も神の使徒である以上、決闘の予定が組まれていないのに戦うことはしないだろう。それは神の意図に反することだからだ。
「私の目的はひとつ。リア・セルシウスよ」
「リア?」
「聖女アーデルハイド、と言えばわかるかしら? 魔人ラグナイトに敗れて囚われた、彼女の居場所を探しているわ」
その言葉はわずかにヒースを驚かせた。
「おいおい、戦いの結果には干渉しないのがこの代理戦争の決まりだろ」
「別に、神の使徒として聖女を探しているわけじゃない。実の妹として、行方不明になった姉を探しているだけよ」
「妹?」
ヒースはしばし考えて、かぶりを振った。
「気持ちはわかるが、俺は何も知らない」
「そうね」
少女はあっさり肯定した。そして、続く言葉がヒースを絶句させた。
「魔人の言葉なんか信じないけど、あなたの魂は完全にハッキングさせてもらったから」
「何っ!?」
「私に発現した魔法は『電子の支配』……みずから魂を電子化なんてしてくれたあなたの記憶を総ざらいすることなんて容易かったわ」
ヒースは咄嗟に砲撃タイプの土人形を数十体形成し、全ての砲身を『窓』の向こうにいる女へと向けた。
「撃て!」
「土に還れ」
少女が冷たくささやくと同時に、すべての土人形が崩れ去った。
「な……な……」
あわてて周囲を見回すヒースの座っていた椅子すらも崩れ去り、彼は無様に地面に転がった。彼の魔法すら完全に支配されていた。
「馬鹿な……こ、こんな簡単に……」
「あなたを慰めてあげる義理なんてないけど、別に簡単じゃなかったわ。そうね、1時間くらいはかかったかしら」
その言葉に、ヒースはさらに言葉を失った。それでは、アレクシアへの陵辱が始まったころから、この少女はヒースへの支配を開始していたというのか?
「お前、仲間が犯されているのを黙って見ていたというのか?」
「さっきあなたが言ったじゃない。戦いの結果には介入できないって」
少女はさらりと告げた。
328天地の人:2010/03/23(火) 12:35:35 ID:Ptp9rAfG
「でも、魔人側の情報戦の専門家と聞いて期待して来たのに、ラグナイトの情報をまったく持ってないなんて期待外れだわ。この役立たず。死んだ方がいいわね」
「そこまで言われる筋合いはないぞ!」
神の使徒とは思えぬ罵倒の数々に、ヒースは怒りの言葉を発した。
「私にそんな口答えをしていいの? あなたを支配しているのは私だというのに」
「ふん、どうするというんだ? 神に定められた戦いでもないのに俺を殺したら、お前は神の意思に背くことになるぞ」
ヒースは余裕の表情でそう答えた。
「そうね、神意はここであなたを攻撃することを認めていない」
「そうだろ、ならさっさと」
「でも、私は魔人を許さない」
信じられないほど冷たい声で、女は言い切った。
「なっ」
「電子の海に飛び散って消えろ」
女が言うなり、ヒースは恐怖の絶叫を上げた。彼の指先から、身体が粉のようになって消えていくのである。
「う、うわああ! うわあああああ!!」
「あっははははは! いい気味だわ!」
瞬く間に足が膝まで消えて、ヒースの体は地面を転がった。文字通り、魂が失われていく恐怖に彼は悲鳴を上げた。その無様な様子を見て、少女は本当に愉快そうに笑った。
「やめて、やめてくれ! こんなのルール違反……」
「あなた、私を聖女か何かと勘違いしてるんじゃないの?」
女の返答は冷たかった。どんな命乞いも無駄だということを言外に告げていた。
ついにヒースの両手足が完全に消えた。芋虫のように地面を転がった彼の目に、反対側の『窓』が……病室で陵辱の限りを受ける理沙の姿が映った。
「たすけてくれええええっ!」
はじめて彼は理沙に救いを乞うた。そして、その声は届いた。
『窓』の中で、壊れた人形のように犯され続けていた理沙の焦点を失っていた瞳が、はっきりとヒースへと向けられた。
彼女は全身の穴に剛直を突き立てられながらも、これまで力なく男たちに使われていた腕を彼女自身の意思で動かした。
白濁にまみれた震える手が、ヒースへとさしだされた。まるで……救いの手を差し伸べるがごとく。
だが全ては遅すぎた。理沙には既に電子空間に介入する力はない。ヒースの呪いがその力を奪った。彼女の手は、すぐに別の男に引き戻されて、再び男性器をこするために使われた。
理沙が目に涙を浮かべて、ヒースに何か言おうとした。だが、その口は男の挿入によって塞がれた。
これまで人形のように犯されていた少女の舌が動いたことに気を良くした男は即座に射精を開始し、男の股ぐらに押しつけられた理沙からはもう何も見えなくなった。
「たす……け…………」
闘技場の床に転がったヒースが、ついに完全に粉となって消えた。理沙もまた言葉もなく陵辱の海に沈んで行った。
329天地の人:2010/03/23(火) 12:35:59 ID:Ptp9rAfG
「……頑張ってね」
あとに残されたのは、ヒースの病室で理沙に冷たい視線を投げる少女だけだった。
彼女は無言で、ヒースの生身の身体を見下ろした。そこにあるのは魂の抜けたただの抜け殻だった。すぐに生命活動も止まるだろう。
不意に……
「良かったのか?」
少女の真下、不自然なほどに黒々とした影から、そんな声が発せられていた。
「お前の姉でないとはいえ、アレクシアとて仲間だったのだろう」
「何度も言わせないで。戦いの結果に介入はできないわ」
「ヒースとかいう小僧が娘を救おうと思っていたことは気付いていただろう。お前が何もしなければ彼女は救われていた」
影は、なぜか楽しげに言葉を発した。
「お前が奴を感情のままに殺したせいで、あの娘の希望も潰えた」
「悪魔が神の使徒の心配とは、随分とお優しいことね」
少女は影の糾弾など気にもしなかった。
「それに、厳密に言えば殺したわけじゃない。あの魔人の魂は電子レベルで電脳空間のいたるところにバラ撒かれただけ……再び人の形になることもあるでしょう。それが何千年後の未来になるかはわからないけどね」
「かつての名乗りの通り、姿なき徘徊に戻ったというわけか。それにしてもお前は恐ろしい奴だよ」
影はからかうように、少女の名を口にした。
「堕天の魔法少女、シュレディンガー」

330天地の人:2010/03/23(火) 12:36:25 ID:Ptp9rAfG
こうして、救うもののなくなった理沙への陵辱は長く続けられた。本当に、気の遠くなるほどの長い間、呪いによって若さと美しさを強制的に保たれながら、少女は犯され続けていた。
「おぐ……えぶ……」
十人を超える男の手で弄ばれ、三穴を犯されながら、理沙はその日もくぐもった悲鳴を上げ続けていた。
「はあ、可愛いなぁ」
彼女の膣を犯している白衣の男が、理沙から右の乳房から乳を絞り出して実にうまそうに飲んだ。
理沙の口に別の男が射精して性器を引き抜く。喉の奥まで汚された少女は、焦点を合わせなくなって久しい瞳を白衣の男に向けた。
「せん、せい……」
「なんだい?」
子供に言い聞かせるように言った後で、白衣の男は苦笑した。
「君がこうして犯され始めてから、百年は経ってるけど……君は本当に若々しくて可愛いなぁ」
そう言って、男は理沙の子宮に大量の精を注ぎ込んだ。その精液が、理沙を今なお縛る呪いによって生命力に転換され、彼女を老いさせないのだ。
もう彼女はここ百年間、精液以外のものを口にしていない。その間に陵辱が一秒でも途切れることは一度もなく、一日に眠れるのは数分程度、その間にも犯され続けていた。
犯されるために生きているようなもの……いや、苦痛に満ちた生こそが呪いの本質だった。
「おねえ……ちゃ……」
次に、彼女は自分の左の乳房を弄んでいる看護婦に目を向けた。最近はずっと人形のように犯されていた彼女だったが、医師と看護婦に触れられていることが彼女の昔の記憶を刺激したらしい。
「でも、私たちも年をとってないみたいですよねえ」
看護婦は同意して、理沙の乳を絞ってこちらも楽しそうに飲んだ。理沙の命を絞って飲むことで、彼らもまた不老を得ていた。
「あぐ……う……」
理沙が苦痛の声を絞り出した。既に犯されている時間がそうでなかった時間の六倍近くに達したとはいえ、過酷な陵辱に慣れることはない。
「そういえば、百年で一億回の陵辱を行うためには、一分間に何回やればいいか知ってる?」
「さあ」
医師と看護師が、理沙の両乳房をこねながらそんな雑談を始めた。
周囲の男たちが声もなく理沙を犯していることを考えれば、この二人はまだ理性を保っていた。百年の間に、呪いの生む瘴気に対する多少の耐性がついたのかもしれないが、責めを休める気はないようだ。
「答えは、一分間に二回だ」
そう言って、医師は理沙の膣内に射精した。存分に精を放ってから引き抜くと、すぐに別の男が彼女に挿入し、激しいピストン運動を開始した。
「んぐう……んんんっ……」
「それって、この穴だけの射精に限っても達成してそうですね」
「尻穴とか口とかも含めれば三倍は固いね」
「一億回射精されたとか、絶対にギネスに乗れますね」
「普通は耐えられないからなぁ」
犯される少女を下に敷いたまま、医師たちは談笑した。
少女の口でまた射精が行われて、解放された頭を医師がつかんだ。
「そうだ、君に聞きたいことがあったんだけど」
「ふえ……?」
不思議そうに顔を上げた少女に、医師は雑談の続きのように問いかけた。
「君はなんで生きる意志を失っていないんだい」
心の底から不思議そうに、医師は尋ねた。
「こんなつらいだけの人生を送りながら、君からは理性も正気も消えていない。君の体はともかく、心はいつ死んでもおかしくないだろうに、君は意思でそれを拒んでいる」
もしも彼女の心が死を選んだら、さすがの呪いでも止められない。むしろ、未だに呪いが続いていることこそ、理沙という少女の生きる意志が消えていない証だった。
「ああ、話なんかより君を犯したくって仕方がない。十秒以内に応えてくれ」
「やくそくを……」
「ヒャア我慢できねえ、ゼロだ!」
何事か律義に答えようとした理沙の口を、医師が挿入でふさいだ。ぽろぽろと涙を流す顔を股間に押しつけて、激しく犯し始める。
そんな、百年間続けられた陵辱の日々が、そのまま過ぎようとしていた時……
331天地の人:2010/03/23(火) 12:36:59 ID:Ptp9rAfG
<……ス……テ……>
まるで羽虫のような、空耳と聞き違えるようなか細い声がした。
「なんだ?」
しっかり理沙の喉に射精してから、医師が振り向いた。その声は、部屋に置かれたパソコンから発せられていた。
旧式もいいところの機体だったが、少女の陵辱動画を配信するためのものだ。それによる収入が、百年の陵辱生活を支えているといってよかった。
その画面には、今、なにかもやもやとしたものが漂っていた。時折、人のような姿になったかと思うこともあるが、霧よりも密度の薄い状態では人とはとても呼べない。
人間を構成するだけの物質の量を100%とするなら、この霞を構成してるものの量は1%にも満たなかった。
<タ……ス……ケ……テ……>
「ひさしぶり……だな」
理沙が、精液で固まった舌を難儀して動かしながらしゃべった。彼女がこれほど滑らかな言葉をしゃべるのも、数十年ぶりと言ってよかった。
彼女を取り囲む男たちも、さすがに陵辱の手を休めている。まるで、何か大きな奇跡の起こる前触れのような神気が、陵辱の本能すら抑えていた。
「ヒース」
そう呼ぶと、霞のような存在が歓喜に震えた。
それは、電子空間にばら撒かれたヒースのかけらが、百年で偶然に集まった姿だった。だが、そのかけらはあまりに少なすぎた。人のカタチを取り戻すにはあと何千年もかかるだろう。
いや、救いを求めるという最低限の活動ができるだけの魂のかけらが、たった百年で集まるというのは非情な幸運であるともいえるが。
「百年前は助けてあげられなくて悪かった。さあ、持っていくがいい」
理沙は、百年前には届かなかった手を、再びヒースに向けて伸ばした。
同時に、画面の中のヒースの姿が、見る見るうちにその密度を増していった。失われた魂のかけらが、次々に戻っているのだ。
確かに彼の魂のかけらは電子空間に飛び散った。しかし、たった一か所、彼の魂がほとんど完全な形で残されている場所があった。
それは、理沙の魂の中だ。ヒースの陵辱は、理沙の魂の防壁を食い破り、彼女の魂をヒース自身で上書きしていた。いわば、今の彼女の魂にはヒースの魂が含まれているのだ。
その時は単なる陵辱の行為だったが、ヒースにとっては己の魂を取り戻す最後の希望であった。そしてそれが、理沙が生きる意志を決して失わなかった理由だった。
理沙の心が壊れてしまえば、ヒースの心も消えてしまう。彼女が長く過酷な陵辱の中で正気も理性も保ち続けたのは、彼の希望を守るためだった。
「待っていてくれたのか……」
画面の中のヒースが人語を発した。彼は人間の姿を取り戻していた。よく見れば、その姿は微妙に女性的で、理沙の要素も混じっているように見えたが、それすらも調和していた。
「俺を救うために、百年も」
「まあ、約束だからね」
理沙は、どこか疲れたような、それでいて何かをやり遂げたような……妙に晴れた笑顔を見せた。実に、彼女が微笑むのは百年ぶりだった。
『君が助けを求めたら、私が君を救ってやる』
その約束を、彼女は生涯をかけて果たした。それを、静かに誇る表情だった。
「さあ、もう休むといい。君の身体ももう残っていないだろうが、私の魂を半分連れて行くのだから、多少は天国に近づけるだろう」
「あ、ありがとう……アレクシア」
画面の中から、ヒースの姿がゆっくりと消えていった。それは、彼の魂が安息の地へと登って行ったことを意味していた。
彼は最後に理沙をアレクシアと呼んだ。それは、理沙にとって『理想の自分』という仮面の名前。
だが、それが仮面ではないのだと……彼女の気高さと優しさは他でもない理沙自身のものであったのだと、ヒースは最後に認めたのだった。
全てが終わると、理沙はベッドに身体を落とした。精液に濡れたシーツの不快さすら気にならなかった。
332天地の人:2010/03/23(火) 12:37:41 ID:Ptp9rAfG
「ああ……ここが、私のゴールか……」
彼女の瞳は、もうなにも映していない。彼女に与えられた命は、もうとっくに尽きていた。約束を果たしたあとは天命を受け入れるだけだった。
最後に、焦点の合わない瞳で看護婦と医師を見つめ、
「お姉ちゃん……先生……」
ただ、ぬくもりを求めるように、二人に向けて両手を伸ばした。
「私は、私の人生……歩き切った、よ……」
それが、己の生涯を捧げきった少女の最後の言葉だった。二人がその手を取った時には、少女は目を閉じて永遠の安らぎに包まれていた。
「私たちは……」
我に返った様子で、医師がつぶやいた。この百年間、ずっと頭の中に立ちこめていた靄のようなものがすっかり晴れ渡っていた。
「なんということを」
理沙の死により、呪いによる瘴気の発生がなくなり、彼も欲情の狂乱から解放されたのだった。
「許して……ああ、どうか私たちを許して……」
まだ温かい少女の体にすがって、看護婦が涙を流した。同じく、理沙をずっと犯していた十人近くが、声もなくその場に立ちすくんでいた。
「私たちの命は、まだ尽きていない」
しばしの沈黙の後、医師が言った。百年の陵辱で理沙の命は尽きたが、彼女の命を吸って生きてきていた彼らの寿命は全く減っていなかった。
「彼女の命を吸ってしまった者として、この命ある限り償い続けよう」
理沙の安らかな寝顔が熱を失うまで、彼らはずっと彼女を眺めていた。
後の世に、医学の三聖地と呼ばれる施設が存在する。『死病殺し』と呼ばれる研究所、『薬の名産地』と呼ばれる製薬所、そして――
あらゆる病院から見放されたような患者をも受け入れて安らぎを与える病院、奮闘した医師たちの作った『終末の安息所』の玄関には、一人の少女の肖像画が優しい視線で来る者をいつでも見待っている。
333天地の人:2010/03/23(火) 12:39:14 ID:Ptp9rAfG
というわけで、天地魔法帖の三話後編でした。長すぎてすみません……変にオリジナリティ出そうとしたのですが、現実と電脳世界で心と体の両方から責められるっていうのがうまく書けたでしょうか……

さて今回、本作の数少ないレギュラー(簡単にはリタイアしない人物)の一人、堕天の魔法少女シュレディンガーが登場しました。
魔法少女側のレギュラーはアーデルハイドとシュレディンガー、そしてまだ登場していないマクスウェル(実は第二話で一回だけ話題に上っていますが)の三人を予定しています。
特に堕天の魔法少女には、基本的に魔法少女勢が敗北する流れの中で、貴重な魔人キラーとしての活躍を期待しています。

そういえば、魔法少女大戦の話題で魔法帖の魔人が扱いづらいかもと話題に出ていました(話題に出してもらえただけですっごく嬉しいです)。
魔人の陣営は基本的にやりたいことをやる連中なので、「ガルガルやろうと まほうしょうじょと (陵辱するなら)どっちがすきだ?」「きくまでも なかろうよ!」と敵に回るような気がします。

次回はラグナイトとアーデルハイドの初夜を予定しています。
相変わらず悲鳴のバリエーションが少なかったり、文章が冗長だったり、「魔法少女」って単語が妙に浮いていたりといろいろ未熟な作品ですが、楽しみに待っていただけると幸いです。
334名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 13:35:36 ID:Tjl2YgwZ
>>333
GJ!
…てか、陵辱スレで感動って…
335名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 17:06:46 ID:wl9ZUsSb
壮大すぎる!責めると犯すの交じり合った描写が凄いな。
肉体だけじゃなくて精神と魂を犯し汚す展開はピカ一だと思いまする。GJでした!
336名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:19:55 ID:8hWD0brn
第一羽でも思ったけど、数十年、あるいは百年先の世界の状況を見るに、
この戦いの結末は既に暗示されているんだよね

それはそれとして、浄化されずに行方不明になったヒースって、この戦いではどういう扱いになるんだろう?
双方、残りゼロになった時、「ヒースは浄化されてないから魔人側勝利ね」みたいな判定勝ちになったりするんだろうかw
337名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 03:57:33 ID:xR8l3yJ3
>>333
悲鳴のバリエーションが少ないとか気付かなかったぜ。描写に気をとられすぎてて。GJ
338名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 00:10:20 ID:u8W0z867
魔法少女大戦、魔物側は竜王や陛下の勢力が中核になりそうだな。組織しっかりしてそうだし。
陛下のとこは爺様がハリキリそうだ、陛下の嫁を見つけるのだ!ってw
339名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 01:09:15 ID:31HMBurF
陛下「いや、もうマユちゃんと添い遂げるって決めたし」
340名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 20:50:42 ID:i66OE4Te
>>339
陛下「始めて見たときからぞっこん(ハート)運命を感じたね。」

やだなぁw
341名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 22:15:13 ID:u8W0z867
>>340
マユちゃんと陛下の出会いはマユちゃんが4才か五才の頃…おや、こんな時間に誰だろう?
342名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 23:29:20 ID:fR7xCA5/
見失っているうちに3スレ進んでいたでござるの巻。
スレ掲載分一気に見たよ。どれもレベル高すぎる。全部GJ!!
343名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 23:36:52 ID:WcOTiuN7
>>338
さっき会議を覗いたけど会議は進まずダミアン、竜王、閣下、ニャルボーンがラインダンスしてた。

ただ、竜王はなんだか「どうしてこうなった」って顔してたんだ
344名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 00:11:50 ID:jOyfzs6a
>>343
あれ?俺が覗いた時はその4人麻雀打ってたぞ…
345名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 00:21:04 ID:4fYmhPXw
さっき見に行ったときはポーカーやってたね
ダミアンがストレート、ニャルボーンがフラッシュ、竜王がフルハウス決めてる中
閣下だけ役無しで大負けしてた……あれ、こんな時間に誰だろ
346名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 21:35:15 ID:h6BOi8Ly
>>341
マユちゃんとずっと一緒にいたいけど、さすがに我が家に住まわせるってのは
社会的に許されないよなぁ。学校もあるし・・・
学校?そうだ、全寮制のお嬢様学園を買い取って、理事に就任しちゃえばいいじゃないか!
そこに進学して貰えば、裏で好きなだけ、(にやり)

「あー私だ。次の条件に合う学園を欲しいのだがな・・・」

何百、何千と少女をボロぞうきん以下の扱いしておきながら、無茶苦茶特別扱いですよ!
347名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 00:41:55 ID:PUKs4egu
陛下「お、お、お義父さんっっ!!娘さんとの、マユちゃんとのご結婚を許可していただきたいっっ!!!」
マユパパ「はいっ!?」
348名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 00:59:31 ID:5YPoFOF5
つうか、そういうレベルの話じゃなくなかったか?
349名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 01:27:32 ID:4hsgb1Gk
魔族に転生する際に世界から存在自体が抹消されるからそんな事は起こりようがないな。

マユパパ「マユ?だれそれ。」
350名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 02:06:13 ID:KJC8nH5w
祭礼の蛇思い出した
351名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 11:50:00 ID:YJD6Yfkl
サナギとかいう名前の妹の誕生を見届けて陛下の妃という蝶へと羽化するマユタンか
352名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 14:42:15 ID:PUKs4egu
サナギさんか……
今までのマユちゃんの戦いが施川ユウキの絵で蘇るぜ
353名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 19:02:09 ID:jLpzwDv3
夏に大量に発生する魔法少女の大半は
「縁日やフリーマーケットで魔法石を買い
 蛍のように輝く魔法少女になり
 夏の終わりの蝉の如く魔物に倒される」と言う末路を迎える
運良く生き延び冬を越えた魔法少女は魔族間で高値で取り引きされ中でも3年物は最高級とされるが
出産した魔法少女は魔力を子に移すため味が悪く時間喰いか腹を減らした魔物以外好んで手を出さない
354名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 14:56:19 ID:muvMYpv1
おっと今スレも良い感じに容量が詰まってきたな
埋めネタ魔法少女は11=士でツカサってとこか?
355名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 19:08:37 ID:rSfQ34HW
十ちゃんも忘れないであげてください
356杏の人:2010/03/28(日) 21:50:32 ID:3uuQ6Fps
終わりまで書き終わって、最後に校正するかと思ったら、共通と通常ENDのデータが破損していた件。
現在書き直し中ですが、モチベーション上がらないもんですね。バックアップは大事。

それはともかく、おそらく残り容量をぶち抜いてしまうと思うので、次スレを立てていただけると嬉しいです。
当スレと次スレに分割するよりは、全部次スレに投下した方がいいですかね?
357名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 22:03:16 ID:muvMYpv1
>>356
ご愁傷様です
俺は出来れば投下は次スレでまとめて、ってのが綺麗な形だとは思うよ
358名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 22:58:56 ID:E8T4k2Ea
次スレ立ててくるー
359名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 23:00:36 ID:E8T4k2Ea
オリジナル魔法少女陵辱スレ12【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1269784803/

たてといたー
360名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 23:32:12 ID:pkbV2+KQ
361名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 05:10:21 ID:Go3q7hI4
>>356
うあー きついですね。次スレで投下されたほうがよいと思います。
362名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 15:39:35 ID:+Gv8Hdi8
>>354
何その全てを破壊し全てを繋ぎそうな名前w
…( ゚д゚)ハッ!まさか魔法少女大戦の原因はこいつか!

>>356
ありすぎて泣いた。>データ破損
363名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 17:42:56 ID:agwlFP9l
ニャルボーンが学校行って、陛下が会社に行ってしまって、残された二人がすっげぇ暇そうにしてた…
364名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 21:29:40 ID:0jjmJPbr
今頃になって魔法少女マユのシリーズ読んでみたけど
すごいよかった・・・最終回も楽しみに待ってます
365名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 00:02:41 ID:iikg/lUK
読み返してみると、リィン、毎回のように「マユちゃん、たすけて・・・」って心の悲鳴上げてて嗤える
なんという噛ませ犬
366名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 20:29:26 ID:DLc9IZbK
そして遂にその叫びは届く事なく途切れてしまった訳か…
しかもそれを知らずにリィン達の生存を信じてマユちゃん陛下と死闘を繰り広げてるとかの喚んでるこっちの絶望感が凄い
367名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 06:48:49 ID:dxfmGI9C
上げ
368名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 10:43:18 ID:4yI/0ELz
今回はDAT堕ちさせないようにしないとな
369名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 18:29:11 ID:n0ZNuw8n
保守!

・・・つくづくSS書く能力が欲しいと思う
370名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 18:39:32 ID:bSBcsgCl
案外書けるもんよ。ただ時間はかなりかかる。一ヶ月に一つぐらいだったり、もっとかかったりする。
特にこのスレは長編が多いから。
371名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 18:41:43 ID:bjdQxRCf
短編、中編でも全然かまわないのよ。
372名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 00:20:38 ID:DCqNVzw4
・出身が魔界など非現実世界のため、生まれつき魔法が使える、もしくはその素質がある(サリー、メグなど)

・人間の女の子が何らかの理由で魔法が使えるようになる(どれみ、アッコなど)

どっちが燃えますかね
373名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 00:38:47 ID:0OMiFUGs
エロ内容次第かなぁと。俺だけかもしれんがどっちでもあんまり変わらん気がする。
容姿だけなら妖精の血が混じってるとかで上記のほうが美しい何かがあったりするかもしれん。
374名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 01:43:58 ID:5UTKuEy1
同じく設定にはこだわらないかな
内容がよければ吹き飛んでしまうことだと思う
375名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 09:29:41 ID:N1hz7xcF
調理次第だね〜。どっちがとかって優劣つける問題じゃないし。

魔法界出身で過酷な世界出身故に、他者の命にはなんの価値も認めていなかった魔法少女が
仮初めの身分の学生生活を送り、クラスメートとの触れ合ううちに誰かを失う怖さと守る意味を知るとか王道だし

普通の人間な魔法少女が苦しみの形相で死んだ近所のペットの犬を顔を撫でて和らげてやる、
そして後から飼い主の男の子の母親が息子を連れてきて、その犬の顔を見てビックリする
あんなに苦しみに歪んでいた犬の顔が飼い主の男の子が来た途端に安らかになった…
本当の魔法ってこういう事を言うのね…と関心する親子を上空で申し訳無さそうに見守る少女
魔法って何でもできる訳じゃないんだ…。
ってまた一つささやかな行いと引き換えに魔法の夢を失い現実を学ぶ少女…。
こういうのもまた王道。
どっちも良いよね。
376名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 11:04:11 ID:j/wlxb4B
リリカルトカレフキry
377372:2010/04/06(火) 22:12:24 ID:DCqNVzw4
う〜ん、そうか…。とりあえず脳内に浮かんだモノをまとめてみるわ。完成までこぎつけられるかどうかわからんけど
378名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 22:17:43 ID:znStxvvo
>>377
応援してますよ。

個人的には、後者であれば前者も同時に扱いやすいかなと思ったり。
379名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 17:06:09 ID:IvQHnarT
>>375
おいペットの話はやめろ
切なくなるじゃないか
380杏の人:2010/04/07(水) 23:04:13 ID:iYQPkuOK
次スレではマユの人が投下されてますので、こちらで。
次スレ >>57
ご指摘の通りでした。すみません。
修正しました。
381名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 00:41:17 ID:hCXSPoo1
ほんと素早い対応、乙であります!
382名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 13:53:33 ID:QlGgQ2yF
上げ
383名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 04:43:08 ID:jX9ORo90
次スレで言ってたから振るけどお勧めの凌辱系マンガとか小説ってなんだい?
あんまり無い気もするがMarked-twoとか同人だけど好きです。
ここがロリ専門じゃないがロリで凌辱のほうがいいんだ。
384名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 19:30:44 ID:csFPSUmR
次スレで、こっちでのネタ振りを要求したので乗るが
その条件だと、ブランジェル(ヴァルキリー連載)とかかなあ?
385名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 22:34:01 ID:bJoxen2l
魔物「ロリが好きなんとちゃうでー、ロリも好きなんやでー」
386名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 22:51:20 ID:csFPSUmR
熟女とロリがいたら、ロリに飛びつくくせに・・・
387名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 23:15:28 ID:aINs3lJj
>>386
そりゃあ若い方が良いじゃないか、ロリなんて最高だよ
388名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 23:25:27 ID:bJoxen2l
しかし頑張って埋めないと、向こうが既に250k近くに到達してしまったなw
389名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 23:25:46 ID:jX9ORo90
>>384
ブランジェルはもちろん大好きなんだぜ。ロリババアで吸血鬼とか最高だろ。
あの不良に負けれる弱さとリョナとエロがしっかり混じった出来栄えがたまらん。
あとみっくのほうは、なんだかアリシアのエロが物足りなかったけど。
390名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 23:29:19 ID:lY/KSYDF
480kbまで埋めれば、あとは放置で落ちるんだよな?
熟女とロリがいたら? 両方おいしくいただきます。
391名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 00:03:44 ID:yqRyEB75
>>389
何やっても死なないってのも良いよね
個人的には、使い捨てるより凌辱無限ループの方が好きなので
小説版では、いくらなんでも死ななすぎだろってレベルに不死身っぷりが強化されてたがw

まあ、不死身相手じゃなくても、本来なら死んじゃうはずの相手を、
ギリギリ死なないラインで飼い殺すってのも好きだな
392マユの人:2010/04/15(木) 00:28:05 ID:lNDWbIGW
こんばんわ、新スレの方には杏の人が投下をされて間もないのでこちらに書き込みます。
色々考えたんですが、やっぱりマユちゃんイジメ足りないので、別ルートを書くことにしました。
話に大きく変化を付ける為に、キャラは主に魔族側を入れ替える予定です。
393名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 20:36:13 ID:SuLL9wI6
イャッホゥ!!
しかし別ルートってどこからリスタートするんだろ?
394名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 21:11:28 ID:YvPdo8d5
登場人物の入れ替え…リストラ!
誰が消え、誰が生き残るのやらw
395名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 01:23:12 ID:X6/t9Vud
敵が誰であろうと、リィンちゃんは相変わらず負け犬
そして例の台詞を心の中で叫んでいることだろう
396名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 03:22:43 ID:KH8Up2ra
ゲリオスさんが消されたら多分俺、泣く
397名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 06:18:16 ID:y37H4YdA
ラディ、レドとセディアさんにはどうかご慈悲を…
398名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 19:47:57 ID:X6/t9Vud
>セディアさん
誰だっけ?
399名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 22:57:34 ID:7tyYd8cf
一番最初のほうにでてきたやられ役
400名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 00:11:56 ID:1LVWo7FW
大丈夫。陛下もマユちゃんも覚えてないよ
401名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 00:19:21 ID:B8w7xPub
おまいら姉さんを虐めるの好きだなwww
402名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 00:44:42 ID:zssGJP9v
皆は快楽系か苦痛系どっちが好き?
自分は苦痛系、過激な責めが大好きなんだ
403名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 00:54:13 ID:l/5F6+Jr
どちらかというと快楽系であるけど
そんなに差があるような好きではないなー
404名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 03:05:45 ID:X+/aAMvw
過激な責めであればどっちでもいいようだ。
405名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 04:19:14 ID:1LVWo7FW
俺は断然、苦痛系
肉体のみならず、精神的にも追い詰めると、もっと好物
406名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 07:03:59 ID:bpSmfn7z
俺は快楽系だな。過激な苦痛は少し苦手だ
407名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 08:24:48 ID:X+/aAMvw
腕が切れて快楽を感じるとかだと困るが、臍を貫通されて快楽を感じてもいいと思うな!
イラマチオで苦しいだけじゃなく粘膜を擦られて快楽を感じてもいいと思うな!
408名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 00:01:42 ID:B8w7xPub
リィン「わ、私大丈夫かな…リ、リストラされちゃうのかな…」
シャーナ「だ、大丈夫よリィン!貴方人気あるんだから!」
フィル「そ、そうだよ!元気を出すんだリィン!」
レドリック「でもルート分岐っていう話だから、一番変化を付けるなら、君達のリストラじゃないかな?」
リィシャフィル「「「………」」」
レドリック「あれ?凍っちゃったや。あははは」
ラディウス「お前よく笑ってられるな…主に魔族って事だから、危ないんだぞ俺ら…」
ローエル「確かに、俺らが一番ヤベーよな…」
イレーヌ「レドリックやラディウス達現場組はともかく、アタシら戦線組は…ねぇ」
ゲリオス「そうだな…むしろ我々が対象だろうな…」
ヴァルアス「私はラスボスだから安心だな、ハハハハハ」
マユ「私も主人公なんだから、大丈夫ですね。フフフ…」
レフィール「お二方とも…こういう場でそういうお話は…かくいう私も危ないですよね…」
409名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 00:43:22 ID:bJrEuGJA
    ∧_∧   ┌───────
  ◯( ´∀` )◯ < 僕は、苦痛系!
   \    /  └───────
  _/ __ \_
 (_/   \_)
しかし苦痛系、快楽系って分類名は誰が名づけたんだろうね
とてもわかりやすい分け方だ

>>408
リストラされないということは、また魔族に蹂躙されまくって嬲り殺されるということだよ、リィンw
410名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 21:14:49 ID:83mrLG4/
いきなり戦後の話になって、異界の魔法少女養成学院に通うマユちゃんを描く学園モノでも良し

リィンちゃんと同じ人を好きになってしまい戸惑ったり、停戦協定を結んだ魔族からの留学生(笑)である陛下に求愛されたり

生徒会長な円卓メンバー
体育教師なローエン
保健医なイレーヌ
化学部員なラディウス
お茶がよく似合う用務員なゲリオスさん
411名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 21:42:38 ID:rq8/PzON
災難の続きマダー?
412名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 00:36:58 ID:BKaNSJSo
さすがに次スレがいいよね
413名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 00:42:19 ID:ZeHEp4Jt
>>412
投下?容量的にコッチは難しいかな?
414名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 04:08:45 ID:YElcZQvh
410
「魔法少女(悪)、育てます」的な?
415名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 04:27:18 ID:pdYxgNKM
普通にラノベっぽい学園バトルモノは無しじゃないかも。
魔物が出て学園が舞台の奴は普通にありそうだし。
416名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 16:20:31 ID:Bc/LP/dO
学園物で一話完結のエロ物とか…

「仲良し女子グループで地下室探検、触手エロ…」とか
「魔法実験の学習で実験結果が大ファンブルw、全員(教師含む)『発情・絶倫モード』で
大乱交…」などを…。
417名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 19:17:37 ID:1x7PBGB3
そういう魔法学園を舞台にした魔法絡みのエロハプニング集ってのも良いな
評判は余り良くないけど初期のハリーポッターの映画みたいなノリで

あの学園の食堂の長卓にハーマイオニーみたいな女の子「だけ」がきゃいきゃい言いながらひしめき合う魔法少女学院…
良いじゃん良いじゃん
418名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 11:52:57 ID:OiHnMwl5
>>416
大戦争から50年が経過し、
平和になった時代の魔法少女養成学園が舞台。
学園の地下にはかつての魔王軍の本拠地がそのまま残されており、
なんとか封印した魔王とその配下がいまも厳重に監視されている。
学園長のお婆さん(見た目若い)は、封印したときのメインメンバーの1人。
主人公の見習い魔法少女が、友達とこっそり地下を探検しに行き、
そこで封印を解いてしまい、魔物から陵辱されるが、なんとか撃退。

ここまで妄想した。
419名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 12:13:30 ID:zTLJ72JJ
さあ、早くSSを書く作業に戻るんだ。
420名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:27:00 ID:jGMLm+wS
>>418
それで助かった見習い達がかつての英雄な学園長に出陣を頼み込んで断られたりするんだよな

見習い「そんな!貴女は私たちのヒロインなんです!
そんな情けない事言わないで地下に魔法の杖が隠してあるぐらい言って下さいよ!」
421名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 17:32:47 ID:el9/crEi
次スレ
オリジナル魔法少女陵辱スレ12【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1269784803/l50
422名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 22:01:35 ID:r+tTuT80
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       | このスレを見てる皆さん、忙しいとは存じますが援護埋め頼む!!!
       \_____  ________________
                ∨
                      / ̄ ̄ \報告! 次スレも半分以上埋まってます!!
      /\     _. /  ̄ ̄\  |_____.|     / ̄\
     /| ̄ ̄|\/_ ヽ |____ |∩(・∀・;||┘  | ̄ ̄| ̄ ̄|
   / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|  (´д`; ||┘ _ユ_II___ | ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
   / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|( ” つつ[三≡_[----─゚   ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
  / ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄| ⌒\⌒\  ||  / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
 / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄] \_)_)..||| | ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄
              ̄ ̄        /|\
423名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 22:45:19 ID:27UB3rJ/
魔法少女と名乗ってアウトな年齢って、どれぐらいだろう…?
424名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 22:58:46 ID:wTy7Qdt4
オイラの感覚だと、高校生までが限度
425名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:14:23 ID:DMRPaoEO
無い
魔法はな…若返りができるんだ
426名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:23:29 ID:bSdsayFR
       .//:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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       V',:.: /:.:.:.|:.:.l:.:.:.|<圷示 ∨|ー-|:./」_:|:.:.|:.:./:.:.:/  :|   | |:.:.:.:.:.:.:',    >>423
       !:∨:.:.:.:.:|:.:.|、.:|l ゞ='   ヘ| 'イ圷示/|: /:/'^レ   ∨  |:.:.:.:.:.:.:.:',   私が魔法少女名乗ってる事、
        |:.:.:.:.:.:.:. |ヽ| ヽ|    ,    ゞ=' ′|/:/|r;/      \. |:.:.:.:.:.:.:.:.:', 
        |:.:.: / ̄ ̄\ヘ.    ′       /イ:.:.|/、   ___ヽ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',   そんなに間違ってる…?
        |:/      /|:.:\  ` `     / |:.:/  「|Y´     \:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
      /       //|:.:.| \__ .. イ |,|/  l|:| |      ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:',
     ./       /〈. Vリ   | \_>'′  l      |:| |         ∧:.:.:.:.:.:.:.:.',
   ./       / \\  l| !ニニ}   /    ,./ |           \:.:.:.:.:.:.:',
  /.        ;' //  | |::|    /'     \ |           \:.:.:.:.|
 「 \         /  \\   .|/⌒ニニニ/      〉〉 |        /  〉:.:.:|
  \ \   _|    \\ .|    /     //  |        /    /:.:.:.:.|
   \  ̄    |     \\V   /  _ <イ    |     _,/    ∧:.:.:.:.|
.      \   _ハ     __\ ∨ /r<<___    ハ´ ̄、       / |:.:.:.:.|
      ノ  / ハ   |:::::::::::::`T::T::´ ̄::::::::::::::/-.、  / ゞ   ー  イ  ',:.:.:.:|
     〈       ト、 ハ:::::::::::::::L::i::::::::::::::::::::::/::::: || ∧  ∨      `ヘ   ',:.:.:|
427名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:23:34 ID:27UB3rJ/
>>424
やっぱそれぐらいかぁ…そこからは魔法使いとか魔法戦士とかに分類って感じかなw
428名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:28:42 ID:hDDNnJ1t
>>423はSLBで塵になりそうだな
429名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 00:04:10 ID:TrnvaMNm
>>426
どうみてもアウツ

悪魔っこ魔法少女とか、ロリババア魔法少女ならまだしも
作中年取り巻くって20半ばまでなってるではないか。
430名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 01:57:25 ID:7pflo30b
魔法少女とか夢見がちな事言っていいのは厨二まで!
431名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 23:05:52 ID:MsYerxrS
なぜ、そのくらいの年齢までしか魔法少女がいないか?
なぜなら、それ以上の年齢になる前に、すべて狩り尽くされてしまうからだ
432名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 13:24:08 ID:6EwQstDB
魔法少女の寿命は平均2〜3週間。

「畜生! 魔女の婆さんの呪いか!」
433名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 18:51:37 ID:zOWHUdm5
俺屍かっつ!
434名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:45:29 ID:b0vLy9F0
>>429
確か、一番新しいマンガの話では24ぐらいだっけか…アウツだな
435名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 00:18:35 ID:a7xT7zAZ
魔法少女というか魔法使いの少女と魔法使いの少年が主人公の話しはありなのだろうか。
イメージ的にはネギまみたいな。少女側が当然メインとして。
436名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 01:13:12 ID:/LdMIBVV
その情報だけだと、なんで無しだと思うのかが、逆に理解できない
ひょっとすると、ファンタジースレ向けの世界観ってことなのかな
437名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 01:20:02 ID:a7xT7zAZ
ごめん。それだ。ラノベっぽいほどほどに現実日本的で
世界観はファンタジーな感じ。
魔法少女もいるだろうけど、ただの魔法使いなのが当たり前みたいな。
438名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 01:50:18 ID:2wjJ2XiE
少年が捕まる傍らで魔法少女が陵辱されたら間違いなくこっちだな
439名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 02:18:19 ID:/LdMIBVV
>>437
どちらのスレでも条件を満たしているなら、後は内容面で、より喜ばれるであろうスレに投下すると良いと思うよ

一応、向こうに投下した場合は、こっちにも一言告知してあげると、今回のやり取りで興味を持った人へのフォローになるかと
(あのスレ、ちょっと前に他スレからの誘導に関して、不思議な揉め方をしていたので、ちょっと慎重にね)
440名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 02:22:08 ID:AyaF2Z+D
>>437
別にこっちで問題ないかと、異世界系ならここにも有るわけだし。
441名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 11:01:44 ID:LWWLqx8h
このスレも、前のスレも守護せし魔法少女が誕生する前に堕とされてしまったようだな
多分今後現れた守護魔法少女が遅ればせながら駆けつけると、魔法に目覚める前の学校の制服姿の十子、十一子が
揃って触手壁(過去スレ倉庫)に塗り込まてしまった惨状を目撃するに違いない。
皆が皆、魔法少女として覚醒できる幸運にありつける訳ではないという無惨な現実を身を以て残して…。
442名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 03:40:38 ID:YZLsvfV4
キャッチアンドリリースとかいかがなものか。
突っかかってくる魔法少女をボコって犯して開放
後日またかかってきたらまたボコって犯して開放
その更に後日もボコって犯して開放

もしくは魔法少女を拉致して長期輪姦、氏名住所晒しビデオ撮影
電波ジャックしたりネットにばら撒いたり世界中に放送してから開放
守るべき人々からのセカンドレイプに耐えながら頑張る魔法少女とか
443名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 04:36:04 ID:vA4pWpqt
魔法少女が凄い弱くなっちゃうしねぇ。
強すぎると困るんだけど
444名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 10:11:02 ID:X1GI00ps
>>442
つシューティングヴァルキリーかなみ
445名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 15:59:19 ID:+1iLdxqq
>>442
リィンが、そんな感じだったじゃないか。>キャッチアンドリリース
446埋め:2010/05/09(日) 17:15:18 ID:gYftByGM
薄暗い放課後の校舎。
3階の教室の隅で、一人の小柄な女子高校生が床にへたりこんで泣いていた。
彼女は何度も助けを呼び叫んだのだが、答える者は現われなかった。
制服である紺色のベストは既に脱がされ、白いブラウスの前ボタンは全て引き千切られて、
少女の小さな手がはだけるのを防いではいるものの、お気に入りのピンクのブラジャーとパンティが晒されるのは隠しきれない。
紺色のミニスカートは膝下まで下げられ、白い靴下と黒の靴を覆い隠していた。
すこし日焼けした健康的な少女の肉体は恐怖に震え、
瞳から止め処なく流れ落ちる涙が頬を覆い尽くしていた。
「…松下君…やめて……お願い…」
青いリボンで結んだ少し茶色掛かったポニーテールを振りながら、
少女はイヤイヤと首を振って後ずさる。
しかし、その背中は壁に付いてしまっていた。
眼前には黒い学生服の少年が一人。
少女を見下ろすように立っているのだが、その瞳は真っ白で黒目の部分がない。
「――ワシを受け入れろ――」
少年には似つかわしくないしゃがれた低い声。
良く知っているはずのこの少年のものとは違う。
「あなた誰なのよ……どうして…松下君の姿で……」
後ろが無くなった少女は震える脚でゆっくりと壁に沿って立ち上がった。

 逃げなければ、犯される

膝に掛かっていたスカートがパサッと落ちて、少年の足がそれを踏みつけた。
「ひっ!」
すでに恐怖は目の前に迫ってきていた。
「おまえは――極上のはずだ」
少年はは乱暴に少女の両肩を掴んで、そのまま床に押し付けた。
「きゃあっ」
無理やりペタンと座り込まされ、少年の圧力で身体の自由が利かない。
「痛いよ、松下君…痛い……」
肩を掴む男の握力は、信じられないくらい強かった。
少女は柔道の心得があり、同年代の男の子の力の程度は知っている。
そもそもこの少年とは同じ柔道部仲間であり、少女の方が強いはずだったのだが、
彼女の力は全く及ばず、次々と衣服が剥がされることにすら抵抗することが出来なかった。

少年の手が汗ばむ少女の胸の谷間からピンクのブラジャーにその手を掛けた。
「ダメ!これ以上はダメェ!」
両手を交差して剥ぎ取られないように必死で守る少女。
だが、少年は無言で少女の頬を拳で一撃。
「あぐっ」
廊下に横向きに倒れ、その拍子にブラジャーが剥ぎ取られてしまった。
高校生には大きめの乳房が露にされて揺れる。
床にうつ伏せに寝そべるような体勢にされ、背中から少年が身体を覆い被せてきた。
這いずって逃げようとしても、手足がバタバタともがくだけで全く進まない。
床に押し付けられ窮屈そうに震える乳房の更に下に少年の両手が潜り込み、先端の突起を指で弄り始めた。
「ああっ…やだ……ふああ」
始めて口から出るはしたない声。
うなじから耳にかけて生暖かいぬるっとしたモノに舐めまわされ、形の良い丸いお尻には固いモノが押し付けられている。
オナニー経験すらない少女ではあったが、ソレが何かわからないほどウブではない。
犯されている肉体、汚されつつある純潔、少女の意に反して身体はその快感を十分過ぎるほど受け入れていた。
全身が赤く火照り、汗が玉のように噴き出してその素肌の艶となっていく。

 うそ…あたし……こんなことされてるのに……

「――乳首が固くなったな――ククッ、正直な身体だ」
言われなくても解っていた。
少女のピンクの突起は少年の指先によってプクッと勃起されられていた。
「あふっ…はぅ…こんなの…やだ……誰か助けて………きゃふっ…ん……」
もう快感に抗うことも叶わず、少女は観念するように強く瞼を閉じた。
奇跡が起きるのをただただ祈って……
447名無しさん@ピンキー
少女はこのあと魔法少女となって反撃するが
それも虚しく……

なんてのを妄想してみた