Ruina 廃都の物語エロパロ 五世

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1名無しさん@ピンキー
フリーゲーム「Ruina 廃都の物語」のエロパロスレです

・前スレ
Ruina 廃都の物語エロパロ 四世
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1255450328/

・era板(兼・規制時の避難所)
【二次創作】eraRuina【Ruina】
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12839/1259237750/

・有志の作成された過去スレ投稿作品まとめ
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/71154.rar
2名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 21:48:16 ID:1jNvAJ4s
>>1
乙です
3名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 02:36:42 ID:pYANQ2T3
>>1
タイタス乙世
4名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 13:50:33 ID:claJYwu9
>>1乙!
5名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 08:39:22 ID:/aQCogP3
1乙
ここって即死判定あったっけ
6名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 09:38:14 ID:27zzYIQH
わからんから支援
そして>>1
7名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 15:39:06 ID:A0bVW9Ab
>>1

eraの口上を読んでて思ったんだが
恋慕は文字通りラブラブ、淫乱は文字通りエロエロだが
服従はキャラの性格によって現れ方が違うのが面白いな
キレハは怯え、フランは忠臣、フィーはヤンデレ、パーシャは自暴自棄な感じで
8名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 22:50:32 ID:lNt25S6u
>>1
ルギルダさんがイドに絡まれてぬるぬるぐちゃぐちゃしてる夢を見た
9名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 23:14:58 ID:b4BS+Bnp
俺はユリアに膝枕をしてもらいたい
そういえばテレージャもそうだけどやっぱり巫女服って肩がでているのがお約束なのだろうか
10名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 23:36:34 ID:lNt25S6u
ユリアさん結構足も出てね?
テレージャのドット絵みたら下半身は結構着込んでるっぽいので残念だ
11名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 00:18:43 ID:bVfEsH0Z
超然としてるけど、経験皆無でいざ手を出されるとよわよわになるユリアが見たい。
12名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 02:02:40 ID:vtoafoz+
     *      *         *      *         *      *         *      *
  *  ひめです    +  *きんぐです   +   * まじんです    +  *きょうじゅです  +
     n   ∧  n         n   ∧  n          n  ∧  n          n  ∧  n
 + (ヨリル´∀`)リE)     +(ヨ(  ´∀`)E)     + (ヨ(ミ{ ´∀`)E)      + (ヨ(  ´∀`)E)
      Y  y  Y    *      Y  \  Y    *       Y  \  Y    *       Y  \  Y    *
          * にんぎょです  *  まっぱです    +   * さっかです  ( N   つ∞●
              n   ∧  n         n   ∧  n        n      n  と   ⌒
          + (ヨ(  ´∀`)E)    + (ヨ(  ´∀`)E)     + (ヨ(  ´∀`)E)
               Y 〇\〇Y    *      Y  \ Y     *       Y   川Y    *
            m )   ノ         ( ω  つ          (川Y川ルつ
               〜            と  ⌒            と   

     n      わ が は い か ら の >>1 お つ だ           n
    (ヨ )  ∧     ∧      ∧     ∧      ∧            ∧  ( E)
      (  ´∀`)ヽ(  ´∀`)/リル ´∀`)ヽ(  ´∀`)/(ミ{ ´∀`)ヽ(  ´∀`)ヽ(  ´∀`)
       (uu \ )  〇\〇  (uu) y  (uu) Y  \  Y(uu)  \    /   川uu)  \  Y
      (※※※つm)   ノ  /ノハノリつ ( ω  つ ( 川 ) (川Y川ルつ N   つ∞●
      と  ⌒   〜     と      と  ⌒     y〜   と     と   ⌒
13 ◆/K08NdWDjo :2010/01/20(水) 02:03:18 ID:bVfEsH0Z
 そんでもって、地鎮祭がてら衝動書き。途中まで。エロ未到達。
 鉄が熱いうちに書いて投げておこうと思う。

 ヴァン×チュナ、若干パリス×ネル
14名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 02:05:11 ID:bVfEsH0Z
「チュナ、一緒に出かけないか」
 朝食の席でヴァンが突然そんなことを言い出したものだから、チュナは狼狽えて咄嗟の
受け答えができなかった。どころか、思わずパリスの顔色を露骨に伺ってしまったものだ
から、この上の兄はさすがにピンと来た様子で、
「ははぁ」
 とばかりにニヤリと笑い、一応、自分は何も聞いていないという風を装って千切った黒
パンを鶏スープの皿に放りつつも、露骨に興味津々で聞き耳を立てている。同じテーブル
にいれば嫌でも聞こえるのだから聞き耳を立てるも何もないのだが、こう邪推を丸出しに
されると良い気はしない。
 チュナはパリスの鼻先に平手をくれたい衝動とヴァンの爪先を踏んづけたい欲求の両方
を懸命に堪えつつ、目を伏せて顔の火照りを無視し、できるだけ素っ気ない声を出した。
「今日は神殿のお手伝いだから」
「終わる頃に迎えに行く」
「そう言えばその後、エンダに字を教える約束――」
「エンダなら、昨日からテレージャと遺跡に潜ってる」
「……っ、あう……」
「いいよな?」
 有無を言わせぬ様子である。チュナは色々と言いたいことを抑えて、この場は大人しく
頷いておくことにした。こうなったらヴァンは聞かないし、あまりチュナが嫌がった様子
を見せるとパリスも口を挟んでくるだろう。そうなると後は喧嘩にもつれ込むのが自明の
理である。折角の新居、真新しい木の匂いがするテーブルで、三人揃って摂る食事なのだ
から、余計な波風は立てたくない。
 チュナが承諾するとヴァンは大人しくなり、パリスも茶化すようなことはせずに、小麦
の値段とか、新しく見かけるようになった焼き菓子の屋台の話とか、シーフォンがやらか
した失敗の話とか、無難な話題を振ってくれた。ヴァンが「ああ」とか「うん」とか口数
少なに相づちを打つ横で、チュナは紅潮した顔をどうにか覚まそうと、しきりに息を整え
ていた。

 切欠はなんてことのない会話だったように思う。
 元はチュナを治療するために溜め込んでいた遺跡の稼ぎを元手にして、本当に商売を立
ち上げることにしたパリスは、店を出すにあたり、(チュナやヴァンの提案で)あれこれ
心得の指南を手近な先達に請うていた。オハラは面倒がって乗り気ではなかったが、ネル
の両親は娘の幼友達の頼みをいたく歓迎してくれて、客の紹介だの仕入れ先のアドバイス
だの、何かと面倒を見てくれたようである。その点、小体でも長年ホルムで商売をやって
きただけのことはあり、パリスは随分助けられていた。
 そのうちに娘のネルも面白がって、家業の手伝いを放り出し、手と言わず口と言わず、
パリスの差配にちょっかいを出し始めたものだ。
 元々気心の知れた二人であるし、ネルは大雑把に見えて細かく気の付く娘だ。最初の内
は喧々囂々言い合いになったりもしたのだが次第に息が合ってきて、いつの間にかパリス
の商売を補佐する位置に納まってしまった。
「二人とも、なんだか楽しそうだよね、最近」
 神殿で読み書きと算術の勉強をした帰り、いつもの様に迎えに来たヴァンと一緒に歩き
ながら、チュナはぽつりと、そのことを話題に出した。
「パリス兄さんも、一応、真面目に働いてくれてるし……ちょっと心配だけど、ネルさん
がいてくれればきっと大丈夫だよね」
「ああ」
「あのまま一緒になってくれれば、安心なんだけど」
「……パリスとネルが?」
「うん。お似合いだと思わない?」
「そうかもな」
15名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 02:05:46 ID:bVfEsH0Z
「パリス兄さんの面倒見てくれる女の人なんてさ、ネルさんくらいだよ」
 言いながら、チュナは長く伸びた足元の影を見下ろして、隣に並んだヴァンの肩を意識
していたように思う。チュナとヴァンはあまり年が離れていないし、ヴァンの背丈はそう
高い方でもないから、向かい合うとチュナのおでこ辺りに兄の鼻先が来るくらいだった。
物腰が落ち着いている分、たまにチュナの方が年上に見られることもあって、そうした時
のヴァンは酷く立腹して黙りこくり、丸三日口を聞かなくなってしまったこともある。
 今はその心配はないだろう。
 チュナが一年近くも眠っている間に、ヴァンの背は随分伸びた。体も逞しくなって、並
ぶとチュナの髪にヴァンの太い肩が振れた。近くにいると男の匂いが鼻をくすぐった。
 チュナが幸せな幻に漂っている間、ヴァンは成長していた。
 駄目な人だと思っていた上の兄もなんだかさっぱりとしてしまって、相変わらずいい加
減なところはあるけれど、前みたいにだらだらと夢みたいなことを言ったりしなくなった。
 二人の変化が少し物寂しく、置いていかれたような気がした。
「ネルさんが姉さんになってくれたら嬉しいな。知らない女の人が来るよりさ。ヴァン兄
さんも、そう思うでしょ?」
「ああ」
「そう言えば、さ」
「うん?」
「ヴァン兄さんはいい人いる? ほら、遺跡の冒険で、きれいな人と仲良くなってたじゃ
ない。テレージャさんとか、お館のフランさんとか。たまに来るキレハさんもお友達なん
でしょ?」
「あいつらは仲間だけど、そういうのじゃない」
「そうなんだ」
「チュナは?」
「あ。ヴァン兄さんまで、わたしがうるさくってきかん気で、お嫁のもらい手が心配だ、
って言うの?」
「言ってないだろ」
「あはは。ごめん。……いないよ。兄さんたちが心配だもん、そういうのは全然」
「そっか」
「でも、パリス兄さんはもう心配いらないのかなぁ。じゃあ後はヴァン兄さんがしっかり
してくれれば、わたしも誰かお婿さん見つけよっかな」
「行き遅れるぞ」
「そうならないようにしてよ」
「頑張ってみる」
「もう。……もし、わたしがお嫁さんになれなかったら、ヴァン兄さんのせいだよ。そう
なったら兄さんにわたしをもらってもらおっかな」
「チュナが良いなら、もらう」
 どうせ、「ああ」やら「そうだな」やら生返事が来ると決めつけて、チュナが冗談半分
に零した言葉への返答は、笑い飛ばせない真剣味を帯びていた。
 チュナは足を止めて、傍らを見上げた。
 夕日を浴びて片方だけ影に沈んだヴァンの顔が、真正面からチュナの双眸を覗き込んで
いた。
「は……」
 何か言おうと思って吐いた息が不自然に詰まって、肌身に馴染んだ、けれども自分の知
っているそれと少し違うヴァンの匂いに包まれた。柔らかな未知の感覚がチュナを恐慌の
一歩手前に押し込んだけれども、肩を掴んだ武骨な両手に抑え込まれた。
 長く長く数呼吸ほども唇を重ねてやっと離れた兄の顔を、チュナは呆然と見つめた。
16名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 02:06:19 ID:bVfEsH0Z
……ここまで。お粗末。
ヴァンのイメージは顔3。異論は認める。
17名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 07:01:50 ID:75lefKfr
>>13
フオオオオGJ!!
ヴァンチュナktkr!

顔3ヴァンとチュナだと小学生のカップルっぽくてかわいいな
早く続きィイィ!ヒッホオオオオウ!
18名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 11:53:33 ID:vtoafoz+
いいね!GJ…たそがれ時の成長期って感じすごくいい
そういやネルの親父さんてでてきたっけ?やっぱ腕力持ちなのかな
>>13のパリスがお父さんとよばs(ryまで想像したけど記憶がない
19名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 15:05:42 ID:V+f/R8NF
GJ!
20名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 20:05:51 ID:jcoRuKjn
何を今更な質問で申し訳ないが、〜口上ってどうゆう意味なんだろうか

eraruinaはなんとなく分かるんだけど…
そのキャラに特化してるって事でおk?
21名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 20:14:46 ID:fZu8irxs
>>20
例えば夜種プリンセスを購入して愛撫をしたとする

プリンセスの口上が入っていなければ
「(主人公名は)夜種プリンセスに愛撫をした」って感じの文章が出るだけど
口上が入っていれば
「ぬふぅん♥これはか・い・か・ん」などとコマンド毎に専用のメッセージが出てくる

要は入っていればよりeraを楽しめるアイテムだな
22名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 20:21:16 ID:jcoRuKjn
>>21何故そのチョイスww
でもサンクス!!キレハ口上ってあるよね
探してきま
23 ◆/K08NdWDjo :2010/01/21(木) 01:18:39 ID:olskNWEW
15の続き
取り急ぎエロシーンまで
24名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 01:19:20 ID:olskNWEW
 朝から取りかかった礼拝堂の掃除は正午前に片付き、よそから手伝いに来ていた子供は
魚料理とパンの昼食を振る舞われた後、小さな焼き菓子の包みを貰って帰された。
 安息日の奉仕活動の後は、いつもならテレージャの部屋で本を見せて貰うかアダに勉強
を教わるのだが、今日は二人とも神殿を開けており、チュナが普段、遊び相手兼お守りを
しているエンダもいない。ヴァンが外出に誘ったのはその辺を把握してのことだろう。話
した覚えはないけれど、元々帰りはいつも迎えに来ているヴァンであるし、神殿の皆とも
親しいのだから、知っていて不思議はない。
 遊びに誘ってくれた友達を「兄さんと出かける用があるから」と断って見送り、礼拝堂
でぼうっとしていると、ほどなくヴァンがやってきた。
「行こう」
「……うん」
 ヴァンが手を握ってくるのに逆らわず、一緒に歩き出す。子供の兄妹二人が手を繋いで
歩いていても不審に思う人はいない。少なくともあと一年くらいは。ヴァンは大分大きく
なったけれど、チュナはまだ十三歳にもなっていないし、眠っていた分、年齢より幼い。
それでもあと一年すれば、人前で手を繋ぐのはおかしく見えるようになるだろう。
「森へ行くの?」
「チュナ、嫌か」
「嫌じゃないよ、嫌じゃないけど……」
「……」
「あの……恥ずかしい、よ……」
「誰も来ねぇ場所だから」
「だから、そういうんじゃなくって」
「家とか街じゃ駄目だろ」
「うん……」
 チュナは口を噤んで耳まで真っ赤になった顔を伏せ、ヴァンに手を引かれて歩いた。黙
ったのはこれ以上道ばたで話を続けたくなかったからだ。会話の中身を誰かに聞かれたら
と思うと堪らない。
 パリスは――上の兄は、ヴァンとチュナがどういう仲になったか察してはいても、どう
いうことをしているかまでは流石に慮外であったろう。知られてはいないはずだ。お願い
だからそうであって欲しいと、チュナは罰当たりと思いつつ女神に祈る。
 踏み固められた道から町外れの草地を横切り、森へ入った。チュナはでこぼこした道を
ヴァンの背中と足元を注意深く見て進んだ。もう何度となく通った道だ。足運びが少々覚
束なくても滑って転ぶようなことはない。半刻ほど、川から左側に外れ、奥へ入っていく。
 オーセルとホルムの真ん中ほどだろうか。柔らかな腐葉土に草の茂った、木陰の合間に
ほんの僅か開けたこの場所は、子供の頃、ヴァンがパリスやラバンと一緒に見つけた秘密
の野営地らしい。
 ヴァンはうってつけに盛り上がった木の根元から隠した革袋を引っ張り出すと、中から
大きめの外套を広げて草の上へ敷いた。それから、少し離れて立ち尽くすチュナの手を引
っ張って一緒に腰を下ろす。がくがくと震えていたチュナの膝は、座るというより崩れる
ような形で外套にお尻を落とした。
25名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 01:19:54 ID:olskNWEW
 胸の中で心臓が酷く暴れている。顔を上げられないから、裾無しのドレスから素肌を出
した肩に、ざらざらと粗い掌で触れてくる兄がどんな風に自分を見ているかも分からない。
「チュナ」
 促すように名前が呼ばれる。
 チュナは硬く目を瞑って、恐る恐るおとがいを上げる。
 ヴァンの息吹の匂い。唇に吸い付く背徳的な感触。
「んぅ、ンン〜〜〜……っ!」
 呻いて反射的に身じろいだチュナの体は、強い抱擁で抑え込まれた。重なり合った幼い
唇の間で湿った吐息が行き交い、生々しい衣擦れと水音がさざめき出す。ヴァンがチュナ
の口を貪るさまは少年らしい必死さで張り詰めていたが、チュナからはけだものの息遣い
としか感じられない。差し込まれた舌に惑い、縮こまってやり過ごそうとしていたのを容
赦なく責められて、精一杯開いた小さな口から舌を吸い出されてしまう。ヴァンの唇に舌
を押し揉まれ、唾を混ぜ合わされるこの感覚に、チュナはどうしても慣れることができな
かった。
 ヴァンの息が切れて暴虐が一時止んだ時には、チュナの口元から顎にかけては二人の唾
でべっとりと気持ち悪く濡れており、悶えた弾みか、丈の短いドレスの裾が大きく捲れ上
がってしまっていた。
 ヴァンが息を荒げて腿に手を這わせてくる。
 けれども、チュナの肩がびくりと大きく震えると、ヴァンは手を止め、耳元へ囁いた。
「チュナが嫌なら、やらねぇ」
「ッ、はぁ、ぁ、はぅ……いやじゃ……ないよ……んっ……
 でも、もう少し……ぁ……ゆっくり……」
「……ああ」
 ヴァンがキスを再開する。今度は頬から唇にかけて、柔らかく突っつくような。チュナ
はホッと肩の力を抜いてヴァンを受け入れた。次第に全身の強張りが解れていく。横抱き
にされて、肩を胸板に預ける姿勢に落ち着いているのもそれを手伝ったのだろう。ヴァン
の手指が腿を張って脚の間に忍んできても、暴れずにいられた。
 脚の内側を丁寧に撫で回されると、最初はざわざわとこそばゆく、段々くすぐったさが
腰の奥を疼かせる奇妙な感覚に変わっていく。もう何度もしているうちに覚え込まされて
しまったそれが、恥じ入るべきもので、男性が女性にいやらしい目を向ける理由だという
ことは、神殿で切れ切れに教わった性知識しかないチュナでも察しが付いていた。
「はぁ……ふわぁぁ……」
 意識せず、おかしな溜息が漏れる。力が抜ける。うっとりとしてしまう。
 ヴァンの体の熱さと、鼻孔に強く感じる男の匂いが、心地良くなってしまう。
 すると不意に、くっ、と腰を持ち上げられて、かと思えば、下着で覆っていたはずの股
の真ん中にヴァンの指が直接触れていた。ドロワーズはいつの間にか引き下ろされて、左
足の臑に引っかかっているだけだった。
 ヴァンの指が繊細に、そこにある肉の割れ目をなぞる。力加減を知り尽くした指の動き
だ。痛みは少しもなく、くりくりと濡れた肉を弄ばれるたび、腰の奥に燻っていた熱だけ
が昂ぶる。チュナは何度も深く溜息をつき、鼻を鳴らした。
26名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 01:20:25 ID:olskNWEW
「んぁあ、は、あぁん、あぁぁ……にいさん、にいさぁん……」
「チュナ、チュナ……」
 耳元で囁く合間に、何が楽しいのか、ヴァンは頬や耳を熱心に舐め回してくる。普段に
されたら気持ち悪いだけだろうが、今この場ではどうしてか不思議とチュナを安堵させる。
 チュナは両手を胸元に寄せ、ぎゅっと縮めたり、ヴァンの服を引っ張ったり、忙しなく
動かしていたけれども、やがてヴァンの指が割れ目を擦る動きを早めると、少年の首もと
にぎゅっと力一杯抱きついて、離れなくなった。
 チュナの細い腰が不規則に跳ねて、ドレスから剥き出しになった華奢な脚が敷物の外套
を掻き、草を蹴飛ばした。混沌と急いていく行為のさざめきが木陰に溶け消える。チュナ
は虚ろな瞳を虚空に投げ、忘我のままに泣いた。
「ふあぁぁっ、あぁっ、ああぁぁーっ……あっ、あぁっ、はあぁ……にィ、さッ、ヴァン
にいさん……あはっ、ひぅ、は、はぁふ、あふぅっ!」
 ぐっ、と不自然に腰が迫り、チュナの肢体がふるふる痙攣して、固まる。
 それも数瞬のことで、チュナはすぐにぐにゃりと脱力すると、全力で駆けた後のように
激しく息をし、半開きに蕩けた目からは涙を、だらしなく緩んだ唇から涎を垂らす。
 幼いながらも根源的な快楽を貪った肢体は、ヴァンの腕の中で真っ赤に昂ぶり、息づい
ていた。脚の間からは女の匂いが濃く漂った。
 ぐったりしたチュナの唇を、再びヴァンが吸う。妹はされるがまま舌を絡め、むしろ嬉
しげに目元を緩めて鼻声を漏らす。
「あふ……ん、ふぁ……む……にいさん……」
「ん……チュナ、どんな感じだ?」
「今日は……調子良くて……ふわっ、て、うずうずしたの、おっきくなって……」
「うん」
「……きもち、いい……」
 チュナはめいっぱい甘く融けた声音で囁いて、ヴァンの胸へ頬を擦る。
 弾けた余韻を逞しい腕が包んでくれる。
「ん……きもちいいよ……ヴァンにいさん……」
27名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 01:20:56 ID:olskNWEW
……ここまで。
28名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 01:38:58 ID:0NFtb5rQ
GJ! 畜生ここでとめるかぁぁ
29名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 08:52:43 ID:M9AY9lKb
>23
乙!
台詞がいちいちエロくてイイヨイイヨー
30名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 15:05:00 ID:W4tuScoN
チュナが大人の階段上っちゃう
新スレ移行して早速大作が読めるとは
GJだ
31名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 20:58:27 ID:EjKwSMjc
GJ!チュナ可愛いよチュナ。
それにしても何という生殺し…続きを楽しみにしています。
32名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 21:57:08 ID:DQaskWGP
残念だけどヴァンチュナの人は規制の巻き添えを食らったらしい
ソースはeraRuinaスレ
33名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 22:56:15 ID:M9AY9lKb
>>32
マジか。最近大型規制大杉
解除されるまで続き待ってます
34名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 19:10:09 ID:78133TU3
本スレ見てて求めたらいつでもどこでも口や胸で抜いてくれる優しいネルお姉さんもいいなと思った
ためらいつつも笑顔で「う…うんいいよ、アベリオンのためなら」って応じてくれる
「恋人同士じゃないからここには入れないでおくね。こっちを使うね」と優しくアナルに挿入する鬼畜アベリオン
35名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 20:21:27 ID:NSx8C3NF
雪山での発言を見るとむしろ寝ぼけ眼で食いちぎるネルを想像する
ダメだよ、アベリオンを食べるなんて
パイズリはサイズがDカップあってもなかなかはさめない
36名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 20:40:19 ID:O+xlicfq
いくらでかくても挟まるものによっては限界があるよな
37名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 01:11:23 ID:a7/tu5zz
(萎える豆知識)パイズリは山田邦子が発明した単語

ところでテレージャよりキレハの方がおっぱい大きいように見えるんだがどうよ?
38名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 07:53:48 ID:ESTdb3gD
キレハはアジア系 テレ子はヨーロッパ系に見えるから、
個人的には、どうしてもテレ子の方がスタイルはいいイメージがある

ネルなんかは見た目や髪の色を見る限り、そのどちらとも言えないイメージがあるせいか、
いわゆる「ファンタジー系」の人種に見える。プロポーションについては二人の中間というか
39名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 13:34:55 ID:H8jvMwv1
キレハは狩猟民族ぽくて馬に乗っているイラストあるせいか胸はあるけどスレンダーで引き締まっていそう
テレージャは基本学問畑にいるからインドアで豊満で柔らかそうな体つきだと思っている、肌も白そう
初期キレハのデザインて金髪黒肌だったんだっけ、そっちも見てみたかったり

40名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 14:43:48 ID:Kti7NxtZ
女部族アマゾーンはアルテミスを信仰する狩猟民族にして弓と馬術の名手であり
弓を引くのに邪魔な右乳房を切り落としたという…
41名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 17:47:21 ID:fJEBhsTs
ネルって港に集まってる立ち姿では結構小柄に見えるんだよなあ
服装も可愛い系だし意外に背が小さいのかも
42名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 00:29:50 ID:lY/vQDH3
テレージャもおんぶ要求するから実は結構小柄な気もする
43名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 01:18:38 ID:QRVOsmJ7
テレージャは例え長身な方だったりお尻が大きめであっても
平気でおんぶを所望しそうな人な気もする。

以前ドットから各キャラの身長対比を割り出そうとした事が有るんだけど
港に集結してるバージョンでも遠近が付いてるので正確な所は判らず仕舞いだった。
ほぼ確実なのはメロさんのデカさとエンダのちっこさ位か。

一方的な偏見だがシーフォンは歳の頃にしてはチビな気がする。
キレハは若干筋肉質でスラリとした長身だと思っている。
44名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 01:33:10 ID:lY/vQDH3
>テレージャは例え長身な方だったりお尻が大きめであっても
>平気でおんぶを所望しそうな人な気もする。
マジかよ
つまりその調子で性的に無茶なことも要求してくるってことかよ
応じられなかった場合は冷たく罵ったうえにワイヤートラップで拘束してお仕置きしてほしい
45名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 02:16:57 ID:tcwNppJD
以下女性陣への個人的な見解
・身長
キレハ>テレージャ≧ネル≒フラン>チュナ>エンダ
・おぱい
テレージャ>キレハ>ネル>フラン≒チュナ>エンダ
・体じゅうわ何するやめ
46名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 08:57:59 ID:p4tukyFh
テレージャ、ああ見えてヘロデン教授より背高いからな
あとガリオーさんは鍛冶屋でヒゲ面だからか小人族っぽいイメージがある
あの人に関しては顔グラしか出てこないから正確な身長が分かりづらい
47名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 11:14:05 ID:o81B/PGb
テレージャはアルソンがおんぶしてあげてそう
何だかんだ言いつつも仲良しだし
エロには全く結びつかないがな
そしてメロダークならそっと断りそう
スパイ疑惑の件もあるしテレージャは警戒していると思う
なんでか仲が悪いイメージが・・・
やっぱり筋肉のせいか?
48名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 16:43:37 ID:Vc3k74WG
呼び出しイベントでの完全論破によるものでは?
(事情はどうあれ、ぐぅの音もでない程にやりこめられて
 いい気がするという人はいないでしょうから)
49名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 23:29:15 ID:En87MqTL
むしろメロダークと仲が良さそうな人の方が少ないような。
アルソンとフランくらいだろうか。

後はお互い無関心っぽいな。
もしかしたら神殿絡みのことでフィーにもちょっと嫌われるかもしれない。
50名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 23:43:32 ID:o81B/PGb
その二人は料理つながりかな
アルソンは最初の頃メロダークの方が無視していたけどな
ラバンとは肉体を褒めあっていたので仲いいんじゃねえ
それとくちびるびろーんがあるからエンダとも仲良いと信じている
51名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 06:49:24 ID:Kmyebqvp
アルソンとメロダークって仲のいい会話ってどこだ?
テレージャがヘロデン教授より背が高いのもどこだろう
盗賊ルートか?

結構やりこんでるつもりだったが知らない話がいっぱいだ
52名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 06:56:32 ID:Kmyebqvp
ていうかフリゲだし二次はあんまりないと思ってたから
エロパロ板5スレ目というのに度肝を抜かれた
>>1の過去ログまとめを今読んでるんだが、
SSの数も多いしキャラも満遍なく出てるから読み応えあっていいね
53名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 09:35:05 ID:wAXvjtvI
>>51
アルソンとメロダークで雪山とか小人の国とか行ってみるといい
技能かぶるし鍵は開かないし遅いしで普通は同時に使わないもんな

テレージャの身長に関してはベストエンドの1枚絵で
教授と並んでるところがソースじゃないかな
54名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 15:42:32 ID:Kmyebqvp
>>53
全部見てきたサンクス
小人の塔の会話アルソンが引いてないかww
55名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 16:28:21 ID:swrqXmZp
アルソンとネルはメロダークに限らず、誰に対しても人当たり良いね
メロダーク以外だと、シーフォンのことをみんながどう思ってるかは
死者の書イベントで、メロがシーフォンを殺そうとしたときがが分かりやすいと思う

仲悪いけど一応止めるパリスとか「私はどっちでもいい」って言ってのけるキレハとか
56名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 16:30:39 ID:wAXvjtvI
>>54
誰だって真顔で味っことか言い出す全裸のおっさんにすごまれたくないだろ
57名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 17:23:47 ID:0tSmGaUD
どっちでも良いは相当キツイよなww
58名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 17:43:39 ID:6h5rxgzV
もし選んでない主人公やチュナが仲間としてパーティインしたとしたら
キャシアス、ウェンドリン、マナ、フィー、チュナは止めてくれそうだな。
ヴァン、アベリオンはうざいが一応止める、エメクは警戒しつつも一応止めそうだが
アイリはどっちでもいいと言い出しそうな気がする。
59名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 19:03:06 ID:ovwIQ30A
メロダークって神殿軍の中で浮いていそうな気がする
あんまり荒くれ者という雰囲気じゃないし
変な癖があるし(全裸)
友達いるから嫌われているというわけじゃないだろうけど
60名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 19:37:40 ID:wAXvjtvI
バイオハザー男として認識されてそうだな、厨房を壊滅させたりして
友達つっても本人がそういってるd(ry
61名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 21:03:32 ID:zM8z/1wk
>>49
前スレの最後の方にエメク×フィーってのが出てたけど、
その状態でエメクとフィーがくっついたらちょっと面白そうだ
エメクの心労がハンパなさそうだが
62名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 22:01:11 ID:r5ZbTH2M
メロダークを拾ったバルスムスさんの内面も気になる。
63名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 22:16:54 ID:ovwIQ30A
メトセラの軍を脱走した時に違った別の道を選べたと思うのだが
なんでまた戦士になったのだろうな
子供の頃からかなり偏った狭い世界で生きているから
何をしたらいいか分からなかったのか
普通の生活に適応できないって訳じゃなさそうなんだが
64名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 22:27:19 ID:au2w8oWW
>何をしたらいいか分からなかったのか
まさにこれだったんじゃないのか
あと償いたい気持ちがあって、そこをまあ有り体に言えばつけこまれたと
同じ神の僕でも単純に僧になるわけではないあたりも、
半端ハゲその他が丸め込んだのもあるだろうけど、本人に破滅願望があるからだろうし
騎士編なり神官編なり見るに、安穏として死ぬ権利はもはやないと考えてそう
65名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 23:24:22 ID:ZWDFT0tf
普通の修道士にでもならなかった理由は確かに気になるところだ。
バルスムスがどういう風にしたかったのかも気になる。
戦士にするために拾ったのかどうなのか。

>>61
そう考えると意外に面白い組み合わせかもしれないな。
66名無しさん@ピンキー:2010/01/25(月) 23:59:26 ID:ovwIQ30A
ある意味神官編グッドエンド迎えられたメロダークは相当ラッキーだったのか
選択肢なしでついてくるもんな
67名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 00:25:13 ID:ylFZmXzA
あれって専用イベントスルークリアしても付いてくるのか?
68名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 01:08:43 ID:upLS5OtU
>普通の修道士にでもならなかった理由
それはメロダークが「忘却界の御使いに言った通り」じゃないかと。
……つか「戦えなくなったら一日中料理がしたい」なんて言うメロさんには
大人しく戦い続けてくれとしか言うしか無いかと(管理者責任的に)。
69名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 09:24:08 ID:7dLgSpeI
>>67
どうなんだろ
でも忘却界なしであのエンド来たらあまりに怖すぎる

グッドエンド時って他キャラは全員爽やかな終わり方なのに
メロダークだけなんであんな一人ずば抜けてアレなんだろうか
70名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 15:39:02 ID:4uYsDoDa
やったことないけど呼び出し前に好感度をかなり上げておかないと・・・
トゥルーエンドは無理か
そもそも極端なんだよ
他のグッドエンドだと引き止めても俺みたいのが君のそばに
いちゃいけないんだみたいな感じで去っていくのに
神官だともうついていくのが当然になっているし
エメクだともう少し軽い感じだがマナだと相当重く感じられる
近づく男を片っ端から排除してくれそうだ
71名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 17:20:46 ID:2FxUuNBX
口上を見て気付いたんだがなにげにキャシアスって今ある4人中3人で何らかの特別メッセージ出るんだな。
フランは個別口上出るし、パーシャとフィーはキャシアス専用恋慕エンドがある。
72名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 18:05:16 ID:7WI+1U8a
フィーは専用エンドいくつあるんだろ?
パーシャとフランは、騎士とそれ以外なんだろうけど
幼なじみと、騎士とそれ以外?
73名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 20:37:29 ID:7dLgSpeI
本スレキス勝負の流れ
フランが「どうしてもですか…」ってすがるような目で見てるところにちゃんと舌も使えよって言ってやりたい

ともすれば本スレの方がエロい話になってて困る
74名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 21:11:15 ID:yW1MDy5t
ファーストキスを奪うことで相手の魂を縛ることのできる魔術をタイタスから受け継ぎ、
魔将フラン、魔将キレハと次々に配下の魔将を増やすも、
既にファーストキスを失っていて魔術が通じなかったテレージャの手によって討たれたい
75名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 21:32:28 ID:6aN81xK5
>>72
魔法使い、幼なじみ男、幼なじみ女、その他じゃなかったっけ。
76名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 02:05:31 ID:fEtVDlVy
>ファーストキスを奪うことで相手の魂を縛ることのできる魔術をタイタスから受け継ぎ、
ww
タイタスは何を考えてこんな少女漫画みたいな魔術をw
77名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 02:33:53 ID:ewwKc7B3
ちょ、アイビア以外の魔将は全部男だよな。
(十世によって魔将化されたダーマディウス含)
本当にタイタスは何を考えてこんな少女漫画みたいな魔術を(汗)
78名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 02:42:39 ID:DmXj2B9B
ダーマディウスもク・ルームも元は人間の勇士
だがタイタスの燃える口づけを受けて、人ではいられなくなったのだ
79名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 03:07:27 ID:FlP8Zy+c
>>74>>78もアリだな……
80名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 09:10:04 ID:VZU6ZvCc
そもそも「あなたはコレコレこういう生まれなんですよ〜」って教えに来ただけの女神を
その場で妻にするなんて、キスの魔術くらい持ってないと不可能だと思う
経歴だけ見ると、かなりのプレイボーイだよねタイタス
81名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 09:35:03 ID:esXXZYBH
英雄色を好むというけどな
ラバンも結構なスケベ爺だし
アイビアとアークフィアの伝承で食い違いがあるのは面白い
82名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 14:25:16 ID:Z6GHKv0i
※ただしイケメンに限る
83名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 15:14:38 ID:RQwHtg1/
こんな男に唇を奪われるなんて……
悔しい……でも、逆らえない(ビクンビクン
84名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 16:49:42 ID:gcfWbnvw
>>71
本当だ
この流れに微妙に沿うような沿わないような話だがキャシアスすげえ
85名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 21:29:10 ID:esXXZYBH
テレージャが喜びそうな流れだ
86名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 21:33:34 ID:7EVh03o+
テレージャさんにとってはただイケもクソも無い気がする。
毛や筋肉や加齢程度でどうこうなるタマじゃありませんぜきっと。

キスの魔術は置いといても
なんらかの洗脳術は持っていてもおかしくはないのか。
歴代皇帝への憑依と操作がそれぞれ別の術だと仮定すればだけど。
87名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 22:14:23 ID:fEtVDlVy
テレージャのエンドって女キャラの中では一番淡白だよな
あちこちで結構純情な気配があるんだし、もっとデレてほしかった

それとも色々やりすぎたせいで感覚がおかしくなって
セクロス→はいはいワロスワロス
手をつなぐ→やだ、どきどきしちゃう!
みたいになってるんだろうか
88名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 22:24:36 ID:esXXZYBH
トゥルーエンドはなかなかいいと思うのだが
グッドはあれぐらいがテレージャらしくていいと思う
ホルム残留のテレージャはこれから時間をかけて仲を深めればいいし
それと普段理論武装している分、不意打ちに弱そうな感じではある
89名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 23:48:07 ID:imABc8vh
なぜか因縁がある神官編の男たちが一番恋愛対象からは遠そうに見える。
メロダークは前に考察されてたように仲悪く見えるし、
エメクも仲は良さそうだが恋愛には進まなさそうだ。
90名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 01:07:36 ID:2DgkVZ5a
>>88
確かにテレージャらしくはあるが
フラン→主人公から抱擁、結婚するなら準備しないと!
キレハ→愛してる、一緒に暮らそう
ネル→好きだからついていくよ!母親にご挨拶
エンダ→むこうから抱擁、頭ぐりぐり

テレージャ→地底探索隊に加入

このエロ格差が大いに不満だ
テレージャともチッチッチッチボインさせてよ
91名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 01:40:35 ID:LmCFQ/k8
中央広場みたいな人が多いところじゃなくて
人気がない場所で一対一だともう少し甘えてくれるような気がする
現ホルムに人気がない場所は存在しないが
墓場でメロさんと女性が帰ったあとかラバンが去った港で海を見ながらとか
恋愛風味が薄いのはテレージャの立ち位置のせいもあると思う
あそらく年上、敵国の出身とか
さばさばした話し方や振る舞いなんかも影響していると思う
その分たまに女っぽい言動が非常に胸にくる
92名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 02:23:29 ID:fG0j55Ob
>エンダ→むこうから抱擁、頭ぐりぐり

ちょ、それがエロに編入されるのかよ! それでいいのかお父さん!
93名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 18:48:41 ID:4BykEiCB
はじめの頃は触るとうっとおしがっていたのに
だんだん変わっていくのがいいよね
まだ子供だからこれからが楽しみなんだろ
でなければ今からいろいろ仕込んでおくんだよ
94名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 23:47:12 ID:pMXrAUyS
言われてみると最初はうっとうしがってたエンダが自ら…
というのは何ともロマンがあるな。実に成長が楽しみだ。

>72
シーフォン主人公エンドとエメク主人公エンドが人気あるようだが、見るとどっちも待たせエンドなんだな。
人気ある理由はそれじゃないんだろうけどちょっと面白い。
95名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 00:02:46 ID:2DgkVZ5a
>91
どうでもいいが海じゃなく大河だぞ
アークフィア涙目
96名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 12:01:09 ID:9DNJmo9R
7 名前:名無しは見られている 投稿日:12/12 04:15:50 ID:nuGidark0
まんこきたない!ちんぽきれい!
でもまんこなめたい!ちんぽなめたくない!
ふしぎ!!


8 名前:名無しは見られている 投稿日:12/12 04:19:48 ID:pAriParIS
>>7
でも、マナにちんぽ生えてたら・・・?


9 名前:名無しは見られている 投稿日:12/12 04:21:00 ID:nuGidark0
>>8
!?

ちんぽなめたい!
ふしぎ!!


10 名前:名無しは見られている 投稿日:2005/12/12(月) 04:23:11 ID:pAriParIS
>>9
だよなー
97名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 13:11:22 ID:FdrMNFM2
>>96
なあ、でも


…ううん、なんでもないんだ
98名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 17:02:20 ID:B4/4cwxg
era口上だと何をおいてもまず「フェラする(される)」口上が気になる俺。
99名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 22:10:34 ID:erHf1/tY
このスレで見た最近の各キャラのエロの方向性って
ネル、尽くし系
フラン、ドM
テレージャ、意外に純情派
キレハ、好きになると素直
エンダはよく分からない
で受け身な感じが多いかと思った
S系キャラがいないような
100名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 22:19:48 ID:Tprv3bOt
>S系キャラ
つタイタス十七世(女)
101名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 22:40:41 ID:Qnh6o7Qr
パーシャやアイリもSとは微妙に方向性違いそうだしなあ。
アイリはプロ根性でMの客に完璧に合わせられそうではあるんだが。

個人的にフランは潜在Sの一面を持ってそうなイメージ。
102名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 00:40:11 ID:DSsnc6yA
フランネルコンビはヤンデレというか行き過ぎた愛情を見せる感じがする
フランは思い詰めそうなタイプだし、ネルは要所要所でちょっと危ない発言してたような
103 ◆1HLVKIREhA :2010/01/31(日) 01:42:46 ID:JroyUmKD
「は……ッ、あぁ、ん……」
浅い呼吸が、屋根裏部屋の空気に溶ける。
「ん……っく、ふぅ……」
外見では膨らみが確認できないような、幼い少女の胸を十の指が這い回る。
緻密な動作に最適化された指使いと、そこに籠められた愛情が少女の快楽を引きずり出す。
「にい、さ……んっ」
力の抜けた唇を塞ぎ、口腔を舌で愛撫する。
未発達とは言え、触れられ、愛されて快感を覚える女の身体である。
「ふ、う……はぁ」
兄が責めるのは、主に唇と胸。
妹の年齢を考え、そこから先へ進まないだけの理性は残っている。
そんな年齢の妹にこうした行為を求める時点である程度のケダモノではあるが。
「兄さんの指……気持ちよくて、すき」
艶を含んだ声が、兄の耳から脳を侵す。
種々の経験を積んで鍛え抜かれた精神力がなければ、いつ押し倒してもおかしくない。
それだけの妖艶な魅力が、今の妹にはあった。
指は休めず、舌で頬から首筋へとなぞっていく。
「や、ん……くすぐっ……あぅ」
されるがまま、背中を預け力を抜いて行為を受け入れる。
そ、と両手を軽く兄の腕に添える。
動きを妨げるほどの力ではなく、少しでも触れ合っていたい、と言うように。
「はぅ……ん、や、中……ッ」
兄の手が、服の脇から素肌へと進入する。
下着も着用していない薄い胸で自己主張する中心をこねくり回す。
「んにゃっ……ぁ」
抱き締める腕に力を入れ、やわやわと揉みしだく。
緩急自在、どこで覚えたのか知らないが胸に対する愛撫だけで幼い少女を昂らせる技巧は驚嘆に値する。
シスコンでロリコンと町では評判だが、その妹への愛は本物である。
「あ、にい、さ、ああ、ああっ」
ぎゅっと目を閉じ、快楽に震える。もじもじと太股を擦り合わせる。
耳元で囁かれる兄の声が、思考の隙間に入り込む。
指と、舌と、声と、体温と。
ただ兄だけを感じ、受動的に貪る。
「ふああっ、あ、にいさんっ、わたしっ、あっ、いっ、はああああっ!!」
一際高い嬌声とともに全身を強張らせ、きつく腕を掴む。
ふるふると数秒痙攣した後、脱力した身体を兄に預ける。
軽く唇を重ね、火照る肢体を優しく撫でる。
「はぁ……ぅふぅ……って、え?」
あくまで紳士的に、最前の行為について尋ねる。言葉責めなどという意図はない。一切ない。
「……恥ずかしいこと聞かないでよぅ」
一切ないが、照れる妹にときめいたのは事実である。
高鳴る鼓動を抑えつつ紳士的に身体を拭いてやろうとした兄の手を、妹が掴む。
104 ◆1HLVKIREhA :2010/01/31(日) 01:43:06 ID:JroyUmKD
「ま、待って。あの、ね……その、うん」
躊躇いがちなその言葉を、待つ。
「今日は、わたしからも、してあげたいの」
耳まで朱に染めて吐き出されたその台詞に、独りで処理するつもりだった性欲が反応する。
「ずっと背中に当たってて……これ、辛いんでしょ?」
確かに辛いが、まだ早い……。
いや、しかし折角の申し出を……。
いやいや、しかし……。
内心で葛藤を続けているのを無言の肯定と受け取り、柔らかく兄を押し倒す。
「痛かったら、言ってね?」
するりと脱がされ、外気に晒された剛直に、妹の細い足が添えられる。
……足?
「んしょ」
ぎこちない動きで、もどかしい刺激が送り込まれる。
それでも、妹との行為で昂っているため敏感で。
足を動かすたびに揺れる着衣とその奥の太股が扇情的で。
妹にされているという事実だけでああもう。
そんな欲望塗れの思考の片隅で、一分の理性が何故いきなり足なのかと疑問を呈する。
「えと、こうすると男の人は悦ぶんだって聞いて」
……あの不良神官め。
内容だけで犯人を断定し、無垢な妹を汚したことへの呪詛と惜しみない感謝を混ぜてぶつける。
「気持ちいい、のかな?」
先ほどまでとは打って変わって無邪気な顔をする妹に、全力の肯定を返す。
一秒でも長くこの状態を味わっていたいという煩悩がなければ達してしまっている。
しかし足の感触に集中すれば極上の快楽が身を苛む。
精神的な板挟みの中で、妹の足に挟まれ、
「あ、なんかぴくぴくって」
そう長く、我慢できようはずもない。
「あっ……あ?」
無様に呻き、妹の脚を吐き出した精で汚していく。
ともすれば意識すら持っていかれそうな絶頂感に、歯を食いしばって耐える。
「これって……あの、ぅぁ」
知識としては知っていても見るのは初めてな白濁液を掬い取り、ぬとぬとと指の間で弄ぶ。
いつかは自分の中に、と思わず想像してしまってごくりと息を呑む。
それに気付く余裕もない兄は、荒い息で気持ちよかったという事実のみを伝える。
「そ、そう。うん、なら、よかった」
あぅあぅと言葉にならない声を発しつつ、しきりにうなずく。
脚とソレを拭こうとした妹を、兄が紳士的に止めたのは言うまでもない。

自分のことは自分でやり、お互い綺麗な身体で寄り添い、抱き合いながら横になる。
「兄さん……待っててね」
妹の呟きに、背中を撫でる動作で返す。
「何年かしたら、きっといい女になるから、だから、もう少しだけ」
上目遣いの懇願にあえて応えず、耳元で脈絡なく囁く。愛している、と。
「……うんっ」
105 ◆1HLVKIREhA :2010/01/31(日) 01:43:28 ID:JroyUmKD
チュナといちゃいちゃらぶらぶ編
キャーレムが袋小路でハマったので気分転換
前スレラストのチュナ足コキネタをいただきました、さんくす
ようやく規制解除だーって投下の度に書いてる気がする

あと、ドSな何かは俺も読みたいです
106名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 02:08:41 ID:/4Z07Dqu
>>105
ふぅ…
GJ!!
処女で義妹でお兄ちゃん大好きで足コキって最高じゃね?
107名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 09:38:20 ID:v/e5uzc7
足コキネタを言ったのは俺
まさか実現していただけるとは
GJでした
108名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 00:19:20 ID:ysL7tPQn
GJ
チュナがかわいすぎる。素晴らしい。素晴らしい。
紳士でテクニシャンな兄貴イケメンだ。
109名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 21:47:50 ID:ZI+EVvpJ
女キャラはMよりという話があったが男キャラは分散している感じがする
個人的イメージとしては
シーフォンはSに見せかけやはりドS、でも行為の内容は普通
パリスはノーマルだがどちらかというとSより
ラバンはノーマル、普通に女好き
アルソンは一見Mだが案外隠れSで布団の中ですごくていいように転がされる
メロダークはドMで身動き取れない状態で
マナが他の男に抱かれているのを見せ付けられ
イヤなんだけど興奮して喜んでしまうという
110名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 01:58:11 ID:u/PxN/ND
ラバンがノーマルはなんか納得
つーかSかM気質の人が不死だと生きてくのツラそう
自分でもよくわからんイメージだが
111名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 02:22:28 ID:NEdbBVGW
ドSの始祖帝は子孫に夜這いをかけたりして
ほぼ不老不死の状態でも楽しくやっているので、
女の子のパンツ持ち歩くアブノーマルな人でも
それなりに楽しく生きて行けるのではと。
112名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 08:06:57 ID:u/PxN/ND
>女の子のパンツ持ち歩くアブノーマルな人でも
ダッタにあげようとする当たり、本人も案外持て余していたのではあるまいか

美少女からもらったパンツって結構扱いに困ると思わんか?
置いとくわけにはいかんし捨てることもできんし
もらったことないけど
113名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 10:28:06 ID:L3KP6Dun
その場のノリでなんとなく貰ってしまったがあとでどうしようか悩むラバン
せっかく貰ったし捨てるのもちょっとと思いそのまま持っている
ちなみに洗濯はした
真に受けない仲間の反応に不満あり
この時代の下着事情を語った貴重なコメントではある
それにしてもその場でパンツ脱ぎだすターニャちゃんの思考が気になる
114名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 22:53:26 ID:CLPI0cgb
「遺跡が発見されなかったらフィーの下着くらいしか金目のものがない」の話を思い出した
まさか、唯一渡せる金目のものとして換金前提で渡したのかターニャちゃん
115名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 23:21:40 ID:/PlMBp64
今生の別れの際に、自身が愛用していたもの(櫛とか髪飾りとか)を
意中の相手に手渡すってのは昔からあった風習だと思う
ラバンの場合はそれがパンツだっただけの話で。

髪飾りとパンツなんて上に付けるものか下に付けるものか程度の違いと思えば
なんとなくどうってことない気もしてくるだろう
116名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 02:43:17 ID:9S6cQhGc
ターニャちゃんのパンツは男キャラの反応がクールすぎて泣ける
そもそも他のイベントでも、一番年取ってるラバンが一番エッチってどうなんだ
女キャラは全員それなりにエロっぽい台詞や反応があるのに
117名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 02:57:33 ID:eN4xIgNR
>>116
全年齢対象の一般ソフトで若い男がエロい反応を返したらシャレにならないからじゃないか?
枯れたオッサンのラバンだからこそセクハラ発言がネタやギャグで済まされるが
ヴァンだのシーフォンだのがエロい発言したらリアルすぎてちょっとシャレにならんw
118名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 03:08:19 ID:yzzkmu9j
>>116
単にRuina世界では「下着フェチ」「ペドフィリア」(エンダに対する反応参照)という
ベクトルの変態が存在しないだけだと思う。その穴は「露出狂」で埋めているのが困りものだが。
119名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 03:17:07 ID:9S6cQhGc
シーフォンがエロい発言したらものすごくエグいこと言いそう

>>118
しかしそれだとラバンがターニャちゃんのパンツで誘惑しようという行為がおかしくなる
いや待てもしやラバンはあの世界で唯一の下着フェチってことか

夜種プリンセスや夜種マーメイドへの「変態だ」判定は女装に対する評価なのかもしかして
120名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 04:41:28 ID:oUKZhnQl
>>119
しかし所詮口だけな予感もする。
121名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 09:05:26 ID:pB3US1fU
シーフォンはちんこちんこ連発してフランに冷たい視線を向けられたっけな
これはエロ発言じゃなくて下品発言だが
シーフォンは悪ぶっている割に一人称が「僕」なところや
言ってる内容が中学生男子並みのところに可愛らしさを感じる
122名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 00:29:44 ID:gDfMxvWq
>>117
「耳たぶ出せや、きしめんみたいに引っ張って付けダレつけて啜るぞボケ」や「太もも出せや、吸い付いて投げ飛ばすぞコラ」も
こいつらが女キャラに言ったら一瞬で変態だ。
123名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 01:56:39 ID:wPD54kD3
ちょっと待て、その台詞(超マニアックプレイ)を言って
変態にならない奴がいるのか。
124名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 07:55:44 ID:zz1wAiAh
それでも……それでも夜種王ならなんとかしてくれる……!
「そんなだからフトモモが太くなるのさー!スクール水着が似合うほどにー!」
あたりでも大丈夫だ
12515 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/04(木) 08:33:23 ID:esRbF4CE
>>1乙しにどうしてこうなった☆けん…ぜん?的な4000文字位
ご迷惑の際にはとりあぼんでよろしくご協力ください
12615 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/04(木) 08:34:31 ID:esRbF4CE
「腕相撲大会?」
「そう。誰がいっちばん力持ちか競うの。でも闘技場みたいなことしたら酒場がこわれちゃうからさー、テーブル一個
つかって腕試しするって訳。どうかな?」
「うーん、でももし間違って優勝しちゃったらさすがに傷つくなあ。だって…おんなのこだもーん」
「じゃーん!!そういうと思って優勝者にはこちら!!!キレハさん謹製チョコレートパイ五食分引換券!!!そして
パワー溢れるあなたの左手を強力にアシストするイバの盾はガリオーさんの工房からご提供いただきました!!」
「うっそ、そしたらチョコパイ食べ放題もいいとこじゃない!すごいよこれ!!1」
「ほんとか?!だったらエンダもやるぞ」
「思った以上に喜ぶのね」
「だってキレハさんのご飯はおいしいもん」
「「ねー!!!」」
暖炉のそばで不満げな傭兵、アルソンは真っ白な毛皮張りの盾を撫で回している。
「…すごい、この前行った時僕たちが全然捕まえられなかった妖精の里の大鹿ですよこれ!!!」
「この僕様にかかればこんなものの一枚や二枚」
「フランちゃんがすごいだけで、あんたはうんこ踏んでわーわーいってただけだったじゃん。ねー?」
「えっ、あっ、その…すみません」
「ふむ、ちょっとばかり燃えそうなのが気になる位で風雨も汚れも防げそうだね。見事な一品だよ」
「何より形がいい。こいつなら襟と心臓が守りやすいから即死しないで済みそうだわな、よく集めてくるよお前さん」
「そして…本日もっっっとも注目の景品は……」
「なんだなんだ」
「優勝者様だけにお教えされます!集えわこうど!いざ腕試しだ!!」
「どうせくだんないもんだと知りつつ、こんなに欲しくて堪らなくなるとは…コンチクショウ オレも出るぞ!!!」
「よし乗った、わしの力を見せてやる!」
「アイリ君、前売りチケットはないのか」
「はいはいこちらですよーA席50G、B席150G、当日券は100Gで立ち見は30Gですよー」
「やっす」
「…メロダーク様は参加なさらないのですか?」
「やれと言うなら、(参加費用が無料のときは)やろう」
「やんなやんな、おめえが出るとオレが勝てねえ」
「ケッ、くそパリスじゃエンダにも勝てねえよ」
「あんだとコラ」
「やんのかオラ」
「ささ、おのおの方の縄張り争いも腕相撲で」
「くそパリスくらいぶったおしてやらあ!ねらい目は爺だな、片腕だから一勝は硬いね」
「勝負の駆け引きに必要なのは腕力だけじゃあないんだぜ?そこがオツムの使いどころってもんよ」
「しかし、そもそもなんでこんなことになったんだ?」
「…良くぞ聞いてくれましたお立会い。話せば長ーいお話なんですよこれが」
12715 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/04(木) 08:35:05 ID:esRbF4CE
「さんびゃくさんじゅうはーち、よんひゃくにじゅうろーく、ななひゃーくーええと、あ、そおだ!まだ小銭が残ってる!」
びしゃんと叩きつけたのは緑色になった古い銅貨だ。指も掌も真っ黒なのにうっかり顔に触るから、鼻面まで汚れて
しまったが、ニヤニヤしながら賽銭を積み上げては小山をいくつも作っていき、ついには小刻みに震え始める。
「…くっくっく……ふはあーはあっはっはっはぁーとうとう貯まったぞおぉー!!!」
「なんだよ」
「きゅうじゅうきゅうまんきゅうせんきゅーひゃくきゅうじゅーきゅー、きゅうじゅうきゅうまん…きゅうせんきゅうひゃく…
うおおおお!!!きゅうじゅうきゅうまんきゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうGだー!!!」
「なんなんだよっ」
「やたやたやたやったー!!!うおっしゃー!!!!へっへへーい!!!」
「うるせー!!!くそして寝ろ!」
調合しかけのカブラ苔を投げつけたが、両手をとられてくるくる回った挙句ひっくり返って星が飛ぶ、なさけない声を
もらしていると反対側に飛び散ったアイリは寝そべったまま、撒き散らされた苔の中で身もだえしている。
「…ぐふふふへへえ〜よっしゃー!ねこ店長探すぞ!!立てしーぽん!!!」

「しんでしまう」

「キレハー!キレハキレハキーレハー!おーいおーい」
驚いた顔の狩人が手を振り返す。籠を抱えて採集しているらしい。
「動きまわんなカトンボ野郎!なんなのお前、頭(ココ)おかしいんじゃない」
「平気だよー、こんな怪我くらいつばつけとけば治るって」
「解毒しないでこのまま死ね」
「へっへっへ、そう簡単には死なないんだなーこれが。猫ちゃんタレーリア買うまでは絶対死なないねーだ、へーん」
「それじゃ買うなり死ねっ靴を履き替えながら死ねっお似合いですねと言われて死ねっ靴箱に小指ぶつけて死ねっ」
ぶつぶつ言いながらせっせとばら撒いた材料を拾い集めて甲斐甲斐しく手当てしている。
「お前はそもそも不用意なんだよ。自力で手当ても調合もできないくせに傷薬なくすし、その癖軽はずみに動いちゃ
大怪我するし、ホント今までどうやって生きてこられたんだ?運か?とことんお前は運だけか?ああ?」
「だぁってぇ、お姫様って言うからかわいんだろなって思ったんだもん。きっとキラッキラなティアラとかイアリングとか
ネックレスしててさ、フリッフリのヒラッヒラなドレスきてて、くりんっくりんの髪の毛してるの。それでロイヤルな感じで
オホホホって寝てるわけ、起きてても可愛いよ、睫毛なんかツンッツンしててほっぺなんかぷっくぷくでお淑やかでさ、
爺、あたくし今日のディナーはロイヤルおどんぶりご飯がいいと思いますわ、とかいっちゃってお付きにフランちゃん
みたいな可愛い人がいっぱいついてて、ロイヤル缶詰鰯の水煮とかメザシの頭とか食べるの、あのお姫様がもしも
 ほ ん も の だ っ た ら ね …ぐすっ」
「まーたはじまった、まともなお姫様だったら”いやなにおいが”したりしねーっつの」
「コッココロヲヘ、ヘイせイに…こ・こ・こぜにだ、こ銭を数えて落ち着くんだ…壱、弐、参…四、伍…」

チャリンリーン…
12815 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/04(木) 08:35:37 ID:esRbF4CE
                                        ドミネ・クオ・ヴァティス
「ハッ 銅貨が2枚で古代都市購入価格は〆て1100Gの音色ッ!どこいきゃーがらぁ!」
飛び出していってキレハに絡む夜種から小銭を巻き上げる。こういうのを普通はカツアゲというのだ。驚いた狩人が
レフェリーしてやり追い返せば、槍持ちを蹴散らした踊り子は得意げに胸を張る。
「大丈夫なのあなた、さっきまで気絶してたのに」
「ダイジョーブ!999999Gのお小遣いが私を勇気づけてくれる!にゃんこ神タレーリアを買いにいけと叫ぶ!」
「材料はこれ位で足りるかしらね」
「脳みそに効く薬ってのは、いかにこの僕様が優秀な天才魔道師といえ作れねーぞコラ」
「それ飲めば今より頭よくなるんだからしーぽんにも作れるじゃん」
「違うの!僕が飲む必要はないの!飲ますのはオメーなのッ!ってだから作れねーつってんだろボケェ!」
「猫神の軍足を見たのはどこのお店だったかしらね、普通のところではなかったのではないかしら」
「うん、なんか穴ぐらとか死体安置所の前とか、まともなお客さんなんか全然こなそうな場所にあったよね」
「それにしてもどうするの?本当に買いに行くなら一度神殿にいかなきゃならないわね」
「婆にちょろまかされてんじゃね?」
「貯金箱重くなりすぎて棚が壊れちゃったんだからしょーがないでしょ。箪笥の上がたわんじゃって引出しが開かなく
なっちゃったもんだから床に移したらドア開かなくなっちゃって、移動させようってお兄ちゃんが持ち上げたけど床が
抜けちゃったんだもん。修理代すっごいとられたんだよ、若木の杖6本分だよ!?ぼろアパートの癖にさあ?」
「もしかして、お金を神殿に預けてるのはそのせいだったの?」
「うん。本当はその後もこっそりベッドの下に隠してたんだけど、段々入らなくなっちゃってさ。みしみし言うしこりゃあ
今度こそ本当に追い出されるぞってなって困ってたらアダ婆ちゃんが物置貸してくれたの、屋根の修理のお駄賃で」
「そんだけ金があればアパートごと買えるだろ」
「だってあのお金のほとんどはみんなで稼いだお金じゃん」
「じゃ勝手に自分のボロ靴買うなや」
「私じゃなくてしーぽんのために買うんだよ」
「あ゛!?」
「想像してください。みなで五色の竜を狩りにいきます。しーぽんは剣術指南書を読んでます。そいで母なる夜の剣
を持ってます。ということはー?しーぽんがマッハで竜牙砕けばー?みんなでその日の夕ご飯が食べられます!」
「は!?僕様生粋の魔道師なんですけど」
「えー格好いいじゃん、ひょっこいのに剣振り回してばったばた倒したら天才魔道剣士シーフォン様よって女の子が
きゃーきゃー言って女学生を中心に似顔木版絵が爆発的に大ヒットしてゆくゆくは国家大伝道師に」
「オメーは訳わからんこというな!」
「わかったからお菓子でも食べて一休みしましょう、あなたたち疲れてるのよ」
「やったー!お菓子まだ残ってたのー?!」
「さっき待ってる間に残りの小麦粉で作ったのよ、ほらあなたも座って。手が真っ黒じゃない、これできれいにしてね」
引率の先生というのがいればきっとこういうものだろう。もめる二人を座らせ宥めて菓子をやり、薬草を束ねては袋に
入れる。…本当に我慢強いことだ。やがて甲高い声が響く大空洞を引き返したが、神殿についてみて発覚したのは
銭の重さだ。結局どこからかパリスが大八車の様なものを持ち出し袋を積み込むだけで日が暮れてしまったために、
一旦積んだものを再び倉庫に戻させるという暴挙に出て終わる。
12915 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/04(木) 08:36:12 ID:esRbF4CE

「…と言うわけで、お小遣いをもってピートさん探しをしなくてはならないのです。そのためにはホルム一の力持ちさんに
助けてもらわなきゃいけません。さよう、この大会はホルムで一番の力自慢を探し出すためにいとなまれるのです」
「それであんな大金を…っていやちょと待て、誰がなにの勝負をしかけたって?」
「だからプリンセスはもっさいおっさんだったって」
「なんの勝負させられたか聞いてんだ」
「かかかかかかカレーご飯が食べたいな」
「もう三日は毎日食ってるだろ。現実逃避すんな、なんの勝負だったと聞いてんだ!」
「三日は寝かせすぎじゃねー?」
「らーららーらららー」
「いたんだりしないもんの?」
「夏場と違うから大丈夫だろう。一晩寝かせたカレーは旨いぞ」
「毎日火を通せば平気よ、それに昔旅したところでは代々ルーを受け継ぐ地域もあるくらいだわ」
「どういうことだシーフォン!お前もいたんだろ!!」
「きおくにございません」
「なにィ!?」
「いたみかけたお肉でも、カレーで煮込めば食中毒は起こりません。ソースそのものが薬草のかたまりですからね」
「だったら直談判に行ってくる!どこっつった?!小人の国か!!」
「は?!いないいない、行かなくていいよそんな国!!」
「話を聞いているとなかなか奥が深いものなのだねえ、今度暇ができたら研究してみようか」
「あたしも今度作ってみようかな…」
「駄目だ!お前がいきなり致命傷食らう訳がねえ、絶対何かあるぞあのハゲ親父」
「だったらエンダが食べてやろうか?」
「そんなのほっといて、大体なんも関わりないのにお兄ちゃんが負けたとでも思ってんの。全然関係ない勝負じゃん」

「違う、オレはお前の 兄 だからだ!!!」

「そういう時はスープを足しながら寝かせておくとよい。適度に食材を加えていくのがコツだ。ほらこれをやろう」
懐から取り出すとへんなにおいのする黒っぽいものを与えた。
「ゆるせねえ、妹のファーストキッスを奪うだと?!あんのくそハゲ、絶対ただおかねえ!!!!1」
「いや、初めてじゃないし」

→パリス 精神面にクリティカルの余りカレーの国に行ってしまって戦闘不能
13015 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/04(木) 08:36:54 ID:esRbF4CE
お粗末!!
131名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 10:44:49 ID:wPD54kD3
>>124
あえて言わせてもらう。……安心しろ、そんなこと言わなくても
夜種王、おまえはもう……立派な変態だ。
132名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 16:19:50 ID:+Ch8UZ+d
今日の夕飯はカレーで決まりだ
GJ

それと表のスレで古今東西巫女はとにかくエロいという話が出たけど
主人公だとマナが一番エロいということになるのか
133名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 16:24:04 ID:wPD54kD3
ヒント:アダ婆ちゃん
134名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 16:40:50 ID:qYZOTYQ5
GJ。女の子たちが本当に可愛い。

>>122
それを言ったら一番ベーシックな「ケツの穴から手入れて奥歯ガタガタ言わせっぞ」すら
一歩間違えばマニアックプレイになるじゃないかw
135名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 00:11:54 ID:HEuIgBdr
GJ!カレーの国w
まさに寝かせたカレーのようにじわじわ笑えるw

>>134
アナルフィストかよw
136名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 04:05:14 ID:UJvLF1W0
ここのGJ率で規制解除が判断できるようになってきた

>130
GJ!
代々ルー受け継ぐの駄目ぇww
137名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 07:07:18 ID:tzTcJuIZ
実際、コツさえ分かれば所持金カンストって結構楽だよね
ネルに装備製作してもらえば、手数料無料で高価なアイテム作れるし
竜をしばき倒して手に入れたそこそこ強い装備を片っ端から売っ払えば結構な値段になるし
138名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 09:01:42 ID:UJvLF1W0
>>137
金で苦労するのって1週目の中盤くらいまでだよな
とかいいつつ猫タレが初めて出て来た時は装備全部売り払って丸裸になりましたが
139名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 09:04:41 ID:pGRPfORB
へぇ〜
140名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 11:02:58 ID:Ynmo1g9G
斧担いでエルフも引くくらいの聖木狩り美味しいです
141名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 12:54:25 ID:ah1ETwe0
手斧を投擲斧に練成してくれる泉も活用しようぜ
ってここエロパロじゃねーか
142名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 20:11:08 ID:pAqXBJjC
チュナを見てたらスクライドのかなみに似ている事に気がついた
143名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 08:25:48 ID:qZx7TJqP
>142
乳首丸出し騎上位フランと申したか

表のネルに腕力いらねって流れで「いくら力があっても所詮女なんだよ」系のネル林間ネタもありだなと思いました
だがRuinaで林間ネタって微妙に難しい
悪い探索者たちが出てくるし敵国に侵略される展開もあるのになぜか難しい
144名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 10:11:53 ID:Z5ecEaAY
基本的に大人しく林間されてくれそうなタマじゃないというか…
いわゆる守られ属性な女性キャラがあまり居ないよな
145名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 10:46:49 ID:OwsWaFmV
強いて言えばチュナがそれっぽいけど盗賊編だと仲間になれるぐらい強くなっている
腕力なしのテレージャ、キレハ、フランはなんとかできそうな気がする
テレージャはスパイ疑惑イベントにキレハは狼イベント
フランは・・・・弟関係で話が膨らませれば
敵国のスパイだからやっちまえとか
人前で狼になった時の姿を見て脅迫、フランも弟の落とし前つけろとか
あとはパーシャが捕虜として連れてこられてあーだーこーだされるのとか
146名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 14:34:32 ID:R7F0oW/V
林間とは少し違うがテレージャとマナだと「神の子羊」みたいなシチュも行けるか?
「私たちの体は私たちのものではなく神のものです。
我々は神からお預かりした肉体を恵まれない人々のために捧げなくてはなりません」
147名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 15:08:51 ID:2emn8tta
そういう系統ならテレージャは「仕方がないね。尼僧院では
○○魔のテレージャと呼ばれた私だ。やってみよう」の台詞でイケルとオモ。
逆にマナは「自然の摂理に逆らわず、毎日明るく楽しく生きることが
神々の御心」という教育を受けているからな……。
148名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 21:06:02 ID:OwsWaFmV
テレージャのせいか性的に緩やかそうなのはキューグの教えというイメージが
一見緩そうに見えてアークフィアは浮気されているので貞操観念は意外に厳しいと思っている
ハァルは禁欲主義を説いていそうだ
149名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 21:45:20 ID:MJJ9fmiZ
マナより意外と聖職者系称号を取ったウェンドリンやフィーの方がいけるかもしれないな。
ウェンドリンは神官、退魔師、裁きの司との相性がやや良くて使徒は普通
フィーは神官、使徒が普通で退魔師、裁きの司との相性がやや良い。
二人とも大抵聖戦のために裁きの司は取るし、フィーは助力のために2まで神官を取る事が多い。

ウェンドリンはグリムワルド家の人間としての責任としてやってくれるかもしれないし
フィーは「恵まれない人々のために捧げる」というキーワードで動かせそうだ。
150名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 22:11:36 ID:OwsWaFmV
ウェンドリンはフランも一緒にその身を捧げてくれそうだ
151名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 23:16:12 ID:sIWfBzFh
「助力」といえばベッタベタだが、異性に対して使う時は口移しでMPを移す
152名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 23:17:04 ID:X4+UIgwD
同性でも口移しでお願いします
あ、男同士はいらないです
153名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 01:49:24 ID:Usnuhf3j
だがウェンドリンには怪力自慢と言う公式設定が……。
154名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 04:50:47 ID:XqcEaAxw
「腕力が使えれば……こんな兵士なんかに……!」
「よかったじゃないですか、クリムゾンのせいにできて」
155名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 05:13:51 ID:+TBwacOh
そんな時の人質!
そんな時の薬や魔法!
相手に腕力があるなら真っ向勝負とかせず
工夫するのが悪党ってもんですよー
156名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 09:26:46 ID:pNVbCzOx
ウェンドリン、アルソンエンドを見て
アルソンは意外に女口説くの上手いんじゃなかろうかと思った
ああいうことがさらりとできる辺りに
157名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 15:32:23 ID:dS4EA17d
つーか初対面一発目からあそこまでがんがん口説けるのがまずすごい
しかも男親が側にいるのに
アルソンさんさすがです
158名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 15:54:49 ID:AnrVSnX7
ウェンドリンはあの後どうすんだろうな
キャシアスは元々いつかは領主の後を継ぐつもりだったみたいだけど
ウェンドリンの場合、元は戦士志望だったはずだよね

まあ、一応親父さんに「おまえは本当の子供じゃないから
仲間と一緒に好きなように生きなさい」って許可はいただいているけど
さすがに領主がいないホルムを捨てて旅立つのは気が引けそう
159名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 15:56:51 ID:Usnuhf3j
そのあたりはグッドエンド時のプレイヤーの選択次第ってことで。
160名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 15:59:24 ID:dS4EA17d
騎士主人公エンドはラバン爺と旅立つのも結構好きなんだよな
地位や責任をあえて全部捨てちゃうのが格好よくて
161名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 16:00:54 ID:D7ubNfF5
「お父さま…私…どうしたら…」
「ま、いいか。全部終わったし、これで世界は救われたんだし…」
「それに、もう戦争飽きちゃった。次は何やろうかな?」
162名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 16:10:20 ID:fW4PaZU0
アルソンエンドだと(ウェンドリンに限らないが)騎士叙勲を受けて領主になるんだよな。
他のエンドでもアルソンが代官やってたのかね。
163名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 19:42:00 ID:gVWtDUUR
>>156-157
さすがテオルの弟。
それとも幼少時から間近でアレを見ていたせいで感覚が麻痺してたのか。
164名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 21:56:24 ID:Usnuhf3j
数年前に女に子供を産ませながらも、存命中は従弟にすらその存在を隠してきた
(グッドエンド時の口ぶりから推測)テオルはまぎれもない良ナンパ師だが、
初対面で男親に「調子にのるなよこの野郎」と言わせるアルソンは、ただのKYだと思われ。
165名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 22:50:28 ID:AnrVSnX7
パーシャはテオルに口説かれたことがあるって言ってたけど、生前はどういう関係だったんだろうな
意外とテオルが紳士的に接してて、パーシャもまんざらでもなくなってきてたところに
テオルの隠し子の存在が発覚してバーサーク、とかも面白そうだけど
166名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 00:32:54 ID:IoKzTvkr
パーシャは潔癖そうだから軽薄なテオルはもともと嫌いで
その後セクハラされて更にひどくなったとか
ラバンは女とフラグたてまくりで口説くの上手そう
残りの奴はみんな下手くそそう
特にメロダークが最悪だと思う
167名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 02:06:30 ID:jk6ThCIH
パリス>オレとお前でこの町を、わくわく冒険ランドにしてやるんだ!(また駄目なことを言い出した)
シーフォン>この野郎……人がこれだけ頭を下げて頼んでいるのに。(下げてないだろ)
アルソン>愛は公国を救う。なんちゃって。(ハッハッハ。調子にのるなよ小僧)
メロダーク>誘惑? 手ぬるい。人質を取って目の前で痛めつけて脅そう。(黒っ!)

……確かにマトモに口説けそうな奴がいねえ……。
168名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 10:43:46 ID:KfB2ew3z
パリスはちゃかして冗談まじりで口説くも撃沈
アルソンは笑いながらお上手ねとかわされる
シーフォンは素直に言えないので裏工作をするものの気がついてもらえない
メロダークはストレート過ぎてひかれる
という姿が思い浮かぶ
169名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 22:08:56 ID:r+xqmuCE
>>168
「ごめんなさい、いいお友達でいましょう」
「あら、お上手ですわね」
「え?あの人?…悪いけど、正直怖い」
「………(絶句ドン引き)」

こんな感じか?
170名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 22:30:09 ID:IoKzTvkr
ラバンはパリスに若い頃のエロスの貴重さを説いていたが
ある意味野郎キャラ全員に当てはまるな
ラバンは恋愛事はもういいやって感じなのかもしれない
おまけ2だと野球に加わらないで監督役なあたりにそれを感じられる
根拠はないが野球に参加しているキャラは恋愛攻略対象、参加していないキャラは蚊帳の外と思っている
年的なものでメロダークは微妙だけど留年番町と言われつつも
作者の感覚だとまだまだ立派な現役なのかもしれない
自分は学園Ruinaやるならメロダークは絶対教師だと思っていたよ
171名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 23:56:32 ID:RbKm0Lzq
男でも配偶者が亡くなった人は、未亡人っていうんだっけ?
何はともあれラバンはエロジジイだけど、他の女性とヌップヌップして子作りしちゃったりはしないと思う
三百年ほど前とはいえ奥さんがいたわけだし、何より自分の子供たちが
兄弟同士で血みどろの争いをしたのを見てきたわけだしな

まあ、そんなラバンが過去のしがらみを捨て、もう一度一人の男として
女主人公と老いらくの恋をしてみるっつーのも見てみたい気はするけど
172名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 00:13:48 ID:kiR+ASG9
奥さんの王家の血筋がアルケア皇家の流れを汲んでいるとすれば
ウェンドリンあたり亡き妻の面影を感じさせるかもしれないな。
173名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 00:33:54 ID:vgZDiUje
>男でも配偶者が亡くなった人は、未亡人っていうんだっけ?

やもめという。
174名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 11:09:04 ID:hGcbV5uB
男やもめじゃね?
やもめは漢字にしたら寡婦だから
175名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 11:28:53 ID:ZbTp13gw
176名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 12:17:48 ID:hGcbV5uB
>>175
知らんかった、d

しかしやもおって微妙な響きだな
177名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 12:23:35 ID:A7cnlfIB
>>169
正直メロダークが何言ったのか気になる
178名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 20:49:44 ID:WwCiQF97
>>177
素っ裸で駆け寄ってきて毎日私の手料理を食べてくれと
179名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 22:54:08 ID:zAfaWJtI
>>178
絶句してドン引いてる場合じゃないよな
通報しないと
180名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 23:51:13 ID:A7cnlfIB
全速力で走って逃げたくなるレベルだな
余計なものをブラブラさせながら追いかけてきてそうだが
マナが半端なく不憫に感じられる
181名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 23:51:30 ID:WwCiQF97
>>179
警察より先に保健所だな、バイオハザードだし
182名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 00:07:11 ID:PNlZ0QLv
>>177
「ところでこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」
183名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 00:57:38 ID:+nUI1jlm
>>182
「な、何だいこれは……
 どう見ても毒です。本当にありがとうございました。」
184名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 09:00:40 ID:FRoxqK+3
近頃メロダークといえば露出、変態といえばメロダークだが
メロさんのまともな方向のロマンスやエロスも見てみたいものです
185名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 12:11:18 ID:+aQ/O7vC
最近とかくネタ扱いされてるけど
メロダークはマナ相手に偏るがいいSS書かれている方だと思う
このスレに前投下された長編や外のサイトも合わせると結構多い方になる
186名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 14:35:23 ID:PNlZ0QLv
シリアスもギャグも変態も純愛もSもMもソツなくこなすエロパロ器用金持ち
それがメロダーク
187名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 17:09:56 ID:4v003tSE
マナ相手に偏るというか、マナで何か書こうと思ったときに一番都合がいいっていうか。
そういえばメロダーク以外の男相手のマナものって雑談でもあまり見ないな。
メロダークが一人でなんでも出来すぎるからだろうか。
ウェンドリン、フラン、ネル、フィーあたりはそれぞれの因縁持ちの男が相手が多いものの
他の男相手のネタもそれなりにちょこちょこ出てくるような。
188名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 17:57:37 ID:PNlZ0QLv
ラバン相手の泡踊りが今も抜きフォルダ1に入ってるから
個人的には他キャラと絡まん印象が薄いなあ<マナ

しかし色んなキャラの体の洗いっこネタをもっと読みたい
洗いっこフェチにはこのスレ天国なの
189名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 19:55:28 ID:cvLnpLWP
>>188
あれは実に素晴らしかったな。俺の風呂フォルダにも入ってる。

風呂っていいよな。
ランダムダンジョンの風呂で女の子パーティの入浴中に遭遇してしまう話と
ひばり亭の従業員入浴タイムに遠慮して一緒に風呂に入るアベリオンとフィーの話はぜひ読みたい。
190名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 20:20:26 ID:PNlZ0QLv
風呂はほんとにいいよ
Ruinaは三回も入浴イベントがあるから最高だ
宮殿の風呂ではしっかり脱衣描写もあるし、戦闘後に全裸であると明示されるのがたまらない
あとの二つもマッサージつきサウナに大温泉での混浴と
それぞれ違うシチュエーションなので非常に妄想しがいがある
191名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 21:02:19 ID:xuU/4ZXh
>>188
記憶にない哀れな私めに
検索のヒントをお恵みください
192名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 21:09:51 ID:sRtnjz/H
>>191
4スレ目の90付近
193名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 21:15:44 ID:xuU/4ZXh
>>192
ありがとうごぜえますた
194名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 21:22:08 ID:FRoxqK+3
確かにマナってメロダーク以外の男と話が出ないような
パリスは幼馴染ネタで引っ張れそうだが話が出ない、神殿を避けていそうな雰囲気だし
シーフォンは忘却界からの戻ってきた後の台詞でいけそうだがやはりない
アルソンはもっとないな・・・
神殿に係わり合いが深いキャラって女が多いから余計そうなるのかもしれない
逆にエメクはハーレム狙えそうな勢いだというのに
テレージャにエンダ、アダ婆ちゃんにチュナ
195名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 21:42:48 ID:sziqgzoP
神殿の微妙な位置を考えるとネタにできそうな気もしてきたな。

神殿とネス公国・ホルムとの微妙な関係からアルソンやキャシアスと絡ませるとか
いっそレンデューム関連からギュスタールと絡ませるとか、デネロスの件からアベリオンと絡ませるとか。
196名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 22:11:32 ID:e8oGG6tx
単純に考えて、その主人公とあまり接点の無いキャラと絡ませるなら
そのキャラと関係の深い出生の主人公を絡ませた方がイメージ沸きやすいからじゃない?
賢者や神官主人公が、やたらパリスと絡んでも「?」ってなるし
チュナそっちのけでテレージャとぬとぬとした愛情を交わす盗賊主人公♀もイヤだろう
197名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 22:17:37 ID:sziqgzoP
>>196
そりゃまあ前提だろう。マナで何か書きたいと思ったら普通に第一候補はメロダークになる。
でもマナが好きな人ならメロダーク以外の相手に見せる顔も見たいって話じゃないか?
198名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 22:20:44 ID:+nUI1jlm
Q、(前略)常識で考えたら、チュナそっちのけでテレージャとぬとぬとした愛情を交わす
 盗賊主人公♀ってどう考えてもおかしいんだけど
A、※普通妹とぬとぬとした愛情は交わしません
199名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 22:22:35 ID:PNlZ0QLv
外部サイトは知らんけどマナって女主人公で唯一キレハと2PのSSがない気が?
テレ子こみの3Pはあったけどそれもテレージャ×マナがメインだったと思うし
200名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 22:36:29 ID:MjWl4dbY
因縁持ちは確かに相手にしやすいけど、好きなキャラならそれ以外の関係も見たい。

フランだってキャシアス相手が一番イメージ沸きやすいけど、主従関係が存在しない相手とのフランも見たいし
フィーもシーフォン相手が一番イメージ沸きやすいけど、ライバル関係が存在しない相手とのフィーも見たい。
ネルだって幼なじみという前提が存在しないホルム出身以外のキャラと絡めば当然見せる表情は変わるし
マナだってずっと年上のメロダークじゃなくて同年代や年下相手に見せる顔はぜんぜん違ってくるのでは?
201名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 22:57:55 ID:GUtlFep+
そういう意味で>187が言う器用金持ちっぷりが発揮されてるのかもな。
専用イベント前と後で関係もガラッと変わるし、
専用イベント中は年下までこなす。
かなりのシチュをメロダーク一人でそつなくこなせる。
202名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 23:22:59 ID:EPFzTFJb
>>199
キレマナで書けやゴラァという意味で受け取りますがよろしいですね
答えは聞かないけど
203名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 18:57:53 ID:rw4DFjiD
>>200
相手によってはフランの方が上の身分になるんだよね
身分のことで逆に気を遣われる平民と恋に落ちたフランとか
ツンのかけらもないストレートな相手を好きになったり
あるいは逆に好意を向けられる側になったフィーとか
お互いに勝手のわかってる幼馴染同士の関係じゃなくて
最近知り合ったばかりでお互い手探り状態でのネルとか
因縁持ち相手の時とは違うパターンになるから見てみたい気がする

>>202
>>199じゃないけど楽しみにしています
204名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 19:00:57 ID:FQrg8mhP
>相手によってはフランの方が上の身分になるんだよね
上とはそういう意味じゃないと知りつつも
顔4アイリにお姉さまと呼ばれて顔真っ赤になるフランを妄想しました

205名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 20:17:14 ID:FrhZUDcF
>最近知り合ったばかりでお互い手探り状態でのネルとか
ノシ
アーガデウム突入前の、港でのフランとネルの会話は普通に美味しかったので
百合とかエロとか抜きでも、この二人を取り扱ったものが見てみたいなと。
206名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 20:37:19 ID:uqrQI1G1
お互いホルムに住んでいるけど騎士主人公以外だと下手すると面識がなさそうだ
騎士編でも顔は知っているけどほとんどしゃべった事なくて探索を気に親しくなったのかね
207名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 21:42:38 ID:FQrg8mhP
>アーガデウム突入前の、港でのフランとネルの会話は普通に美味しかったので
確認しにいったらここのセーブデータなかった
どんなだっけ? ニンニン言う奴?
208名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 22:59:38 ID:DhY6JOxX
友達の友達みたいな感じであまり話すことなかったんだろうな。

フランだと盗賊兄弟との絡みも美味しいな。
主君の友達だけど自分より身分は下、カムールとレナとの因縁とか。
20915 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/12(金) 01:24:06 ID:y23XKkPv
>>126-129の続き、後半部分はレス読んでびっくりしたけどせっかくだから
くっつけて投下します。どなた様もとりあぼんでご協力ください
21015 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/12(金) 01:25:11 ID:y23XKkPv

「…し、しんでる」

「肉焼こう、肉!」
「いやいやいやいや」
「まるで雷に撃たれたかのようでしたね!」
顔を覗き込んで耳を押し当てる。
「…息はしている」
「見ればわかるだろ、タコ助」
「なにやってんだい、全く」
出した皿をひっこめてカウンターを開けてやると勢いよく抱き上げて寝かせる。
「kの国に行くといきまいたら倒れた」
「いやそのりくつはおかしい」
給仕は雑貨屋と一緒に不安げに覗き込んでいる。
「パリスどうしちゃったんだろ?」
「気を失っているようだね、派手に頭を打ちつけたのは気になるが。まあ大した事はないんじゃないかな」
「カレーって怖いんですね…」
「食い物じゃないの!駄目なのは料理人だっつの」

「…………………」

「どちらかと言えば君の発言が致命傷与えたように見えたがね」
「なんか言ったっけ」
「ええと…らーららーらららー?」
「アルソンさんじゃあるまいし」
「僕なにかしましたっけ!」
「どこのシレネスだよ」
「もしや、こいつが秘密の景品の力ってぇやつか?」
「どんな性能だよ、てかもうお前らボケすぎて僕ひとりじゃ追いつかねえ」
「誰も期待してないんじゃないかしら」
「ほっとけ」
「しかしホントきれーにひっくり返ったよね」
「ばたーんて行ったよね、あたしびっくりした」
「死獄かけると、あんな感じに倒れますよね…」
「打ち所悪けりゃ軽く死ねるぞ」
「マジでっ!?起きろ!なんだ!!白目むくな!死ぬか!起きろ!」
「おいおい、もうちょっと労わってやれや」
「どうやって帰るんだよう、お兄ちゃんなんか背負えないよう」
「エンダがかついでってやろうか?」
「引きずっちゃうじゃん、アイリの家に着く前に擦り切れてミンチだよ。ここはお姉さんにまーかせなさい!」
「わかった、さては小さく折りたたんで袋詰めする気だろ?」

「やべっ」
21115 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/12(金) 01:25:42 ID:y23XKkPv
「あ、生き返った」
「おちおち寝てらんねー!」
「ざまあ」
「なんだとお」
「どこにカウンターで眠りこける馬鹿がいるんだ、いい加減におしよ」
「「すんません」」
「動いて大丈夫なの、あなた派手に倒れたじゃない」
「え?ああ、ちっと頭いてえな」
「受身取らないからだよ、…パパラパー!傷薬ぃ!」
「やべっ」
「パリス君を取り逃すな!」
「ういうい がおー!」
「あじゃじゃじゃ!何考えてんだお前は!!火傷しちまったろうがっ」
「火傷の治療はまず髪を剃るとよい。歯を食いしばれ、剃刀をとれ」
「剃るほど生えてねーだろこのウスラハゲ」
「は?!オレは禿てねー!!1なんで羽交い絞め、刃物突きつけんな、取り押さえるんじゃねえおい、なんだお前ら」
「がっはっは!認めろ認めろ、楽になるぞー、わしと一緒にこっちにおいで」
「禿げの世界は楽しいぞ若いの」
「見ろ、あんな厳つかった神官の爺もばら色の笑顔だ」
「ばか抜かせオレはまだ禿げてねえ!アイリ逃げろー!」
「そういわないのー、これもパリスのためなんだしさ、ふんぬう!」
「んぎゃっ」
「ふはははは!そんなに心配なら毛はえ薬もあるんだよ。諸君、みせてやりたまえ!」
「熊の内臓を焼いたお薬よ、これですぐに全身ふさふさになるわ」
「あたしも、持ち歩いてるうちに黒い毛がみっしり生えてきた凄いプリン持ってきました」
「これは私がじっくりことこと丹精込めて作った特製手ry」
「やめろ!放せ!んなもん食えるか!殺される!誰かー!!」
「も〜お兄ちゃんってば、心配してるのにィ ぷんぷん」
「照れ屋さんなんだからぁ、チューしちゃうゾ☆がはははは!!!」
太い腕に掴まれた瞬間、寝台から転がり落ちて毛布がひるがえり、…チュンチュン小鳥の声がする。静まりかえった
屋根裏には、洗濯物にさえぎられた木漏れ日のような朝日が差し込んでいた。
21215 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/12(金) 01:26:17 ID:y23XKkPv
「ゆ、夢…なのか?」
思い返せば全部ゼス、なんという夢見だろう。床の上で呆然としていると物音を聞きつけた踊り子が駆け込んできた。
「どーしたか!…あれ?お兄ちゃんもう平気なの」
「へ?あー…ベッドから落ちたのか。やってらんねえ」
のっそり立ち上がると毛布を丸めて放り投げる。心なしかふらつくし、どうもあごが痛いが総じて健康といえるだろう。
「なんだよ、びっくりしたじゃん。また床が抜けちゃったかと思った」
「ああ、いや、あれ?ああ。…オレ歩いて帰ってきたんだっけか?」
「ちがうよー、アルソンさんが馬車に乗せて運んでくれたんじゃん。部屋まで担いで連れてきてくれたんだよ。へへへっ
すごかったなぁ、おっきな馬車でさあ、なんか椅子とか床とかふっかふかしてんの、カーテンぴらぴらしたちっこいのが
ついててさ、なんかこういうリボンみたいなので押えてあった。チョウ可愛いんだよ、あとね起きたら食べてくださいって
ご飯作ってくれたんだ。いま出してくるよ、もうお腹ぺっこぺこ!ちょっと待っててねー洗濯物途中なんだ」
「お、おう」
恐る恐るつむじを探るがこぶがあるくらいだろうか、いつもと変わらぬもじゃもじゃとした手触りに心の底から安堵する。
糞ころがしの様にテーブルを引きずってくる妹を手伝って食卓に着いた。こじゃれた食器に品よく盛られた手料理は
どれもこれも手をつけるのが惜しいよう、橋休めの繊細さといい細々と気のつく男である。
「いひひー美味しそうだね!アルソンさんが奥さんだったらいいのにな。縫い物上手だし毎朝こんなご飯食べられたら
いっぱいお仕事がんばっちゃうのにさあ、なんで騎士なんかやってるんだろう?」
「そりゃ男だからだろ」
「ふーん、お姫様だったら良かったのにねえ」
「…ぐふっ」
「どうかした?」
「何か寒気が…ああ、なあ。そういやひとつ聞かせろ、昨日のことだ」
「だ め で す !」
「せめてヒントだけでもいいから、別に探し出してどうこうしようってこっちゃねえ。ただ兄貴として知っておきてえんだ」
「んもう、そんなの今聞かなくてもいいじゃん。お腹すいてるのにさあ、腕相撲で優勝すればわかるよ」
「なに?!」
「とっておきの賞品なんだよ、すーごいんだから。みんなびっくりするよ」
「そっちぢゃねえ!!!お前の初キッッッスの相手の話だ、いつのまに恋人なんか」
「はあ?!」
「オレの知ってるやつなのか?それとも初キッスとも別の野郎なのか?…無理に教えろとはいわねえけどよお」
間の抜けた顔でパリスを眺めている。言葉を飲み込んでいると腹の虫が鳴ってずっこけた。朝飯前の話題ではない。
「ていうかさあ もぐもぐ 本当にプリンセスに見えたのか? もぐもぐ だって、そいつ結局ゼスなんだろ?」
「よく考えるとね、キレハさんもなんか もぐもぐ 匂うって言ってたんだよね。だけど、あこれ美味しい 私ああいうさ
可愛いもの見ちゃうとなんか そのお肉とって、あんがと つい、夢中になるっていうかさあ。へへへ…」
「兄ちゃん、お前に贅沢させてやれなかったしな…」
「何いってんの、結構楽しくやれてるじゃん。チュナさえ元気になってくれたらそれでいいし」
「グスッ……オレ、頑張るからな!」
「うん!3位までだったら景品用意してあるからね、頑張って!」

「だからそっちじゃねえッ!」

「んもー、面倒くさいなー。あ、そうだ、お皿洗ってくれたら教えてあげてもよいぞ」
「なにぃ?!…よ、よし、仕方ねえ。洗えばいいんだな」
「お皿に傷つけちゃ駄目だよ、アルソンさんに返すんだから」
「おう、わかってるって」
「むかーしむかし、それはわしらが洞窟探検しておった時のことじゃった…」
21315 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/12(金) 01:27:02 ID:y23XKkPv
「エンダぁ、これ動かせる?」
「ういうい」
「おっ、力持ちー!」
フランがランタンを掲げてやり、アイリは手を伸ばしてごそごそとさぐる。エンダはしゃがみこんで首を伸ばした。
「なにかあるのか?」
「うん…あ!ほら、銅貨だよ!」
「ふふ、今日はもう8枚目ですね」
「うん。目標まであと750枚くらいかな、だいぶ貯まったね!」
「…大金を持って探索するのは、大変なのではないですか?」
「そうなんだよねー。今持ってるお小遣いですらすでに重いもんね。…それでちょっと考えてたんだ」
にやっと笑うと、懐を探って赤く照らされた地面に古銭を広げてみせる。
「金貨に換金すれば1枚4400Gだから227枚に圧縮できるんで持ち歩きやすいかと思ったけどピートさんのお店では
換金してないからタレーリアは買えないんだ。でも銀貨1枚1000Gでテオルに売りつければ2200G、1200Gの利益が」
「ぼうりをむさぼっている」
「こう言うのはね、ぼったくりっていうんだよ」
「やらずぶったくり」
「エンダは賢いなー」
頭をなでてやり財布の中身をフランと二人で片付ける。少し体を使うだけでぐったりくる蒸し暑さだ。
「それにしても、地面の下にこんな洞窟があるとは思いませんでしたね」
「ほんとだよねー、古代都市も埋まってるわけだよ。よしと、それじゃロープはろっか」
汗を拭きため息をつく。溶岩の流れる灼熱の洞窟では、吸い込む空気も焼け付くようだ。地表の青空が懐かしい。
えっちらおっちら木箱を背負って移動していると、腐った卵のような匂いがいっそう強く漂ってきた。
「近くに温泉でも沸いてるんでしょうか?…あっちで水音もしますよ」
「いいねー!ひとっぷろ浴びてくかー!」
「温泉たまごつくろう!」
「いいねいいねー、丁度人数分くらいはあったよね」
「はい、割れないように気をつけて持ってきましょう」
注意されたそばから裂け目を跳び越し湯けむりが立ち上る岩場に駆けつけた。手を突っ込んで湯加減を確かめて、
そわそわと服を脱ぎ散らして歓声を上げる。
「よっしゃー!!いっちばーん!」
「にっばーん!!」
大きな水柱が二つ、ばしゃばしゃと鼻歌交じりにお湯をかけ合ってはしゃぎながらフランを呼ばう。メイドはにこにこと
卵の用意をして、竜巻のようにぐちゃぐちゃになった衣類をせっせと集めては畳んでいる。
「フランちゃんもおいでよー!そんなのいーからいーから!」
でざばざばと出て迎えに行き一緒に脱がせて飛び込んだ。バタ足を競ったり噴水の高さを競ったりと散々騒いでから
ようやく疲れた頃、石鹸を取り出し嫌がるエンダをとっ捕まえた。
「もー、ほら見てみ?髪の毛に枝がからまってるよ」
「おしゃれだもん」
「お洒落じゃあしょうがないな、て訳ないだろ!」
「あひゃひゃくすぐったいこちょこちょこちょ」
「にゃひゃひゃやめろやめろ、ありゃりゃ?石鹸どこいった」
滑ってころがるちびた石鹸をそっと拾った忍者はぶくぶくと泡立ててみせる。
「ほら、こんな風にこうやると…」
「わあ!すっごい泡がもっこもこ!!」
「エンダもエンダも!」
「うふふ、メレンゲみたいで楽しいですよね」
「アフロアフロー」
「この隙に髪も洗ちゃえ、ほりゃほりゃ」

「あ、シャボン玉…」

ふわふわと漂ってはじけて消えた。幼い頃はこうして弟とも風呂に入ったものだった、思わず感傷に浸った瞬間足を
削られエンダもろとも湯船に突っ込み、起きるより先にアイリの尻が降ってきてもみくちゃにされる。ようやく天地が
落ち着いた頃には、得意げな顔で手ぬぐいを頭に乗せた二人が一生懸命犬掻きしていた。何をしているのやら。
そうしてすいすい泳ぎ回っていると湯煙の向こうに人影を見つけた。
「むむ!なにやつ…」
どきどきしながら、人影に向かって、ゆっくりと近づく……。
21415 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/12(金) 01:27:40 ID:y23XKkPv

「ウキャ?」

「フランちゃーん!!!ベンちゃんの親戚がいるー!!!」
「ホワッホ!?」
「しんせきしんせき」
「ウキャッキャウッホ。ウホホー?」
「いいえ、はじめて来ました」
「ウキョッキョー。クークー」
「まあ、ヘンリーさんのお姉さんなんですか」
「あ、女の人なんだ」
「ホウホッホ、ウッキャキャ」
「このお湯はお肌がすべすべになるそうですよ」
「エンダもすべっすべになるのか?」
「そうだよー、いっぱい浸かっとこう」
「ウッキー、ウホホッホ」
「そうですなー」
「ホウッホホー…」
「堪りませんね…」
「いやまったく」
「むはー…」
もやもやと昇る湯気。ごわごわの毛並みに寄りかかってぼんやり。なんだか何にもわからない…頭がぼーっとして…。
遠くで誰かが呼んでいる、そういえばこんな夢なら前も見たはずだ、古代都市の…あの人、それに。

「にゃは☆それじゃあみんなでくすぐっちゃうのだ☆」

私の知ってるメイドはこんなじゃない!思わず悲鳴を上げたとき、柔和な丸顔が目に飛び込んだ。
「あっ、気がついたんですね!」
「ち、ちみもうりょうが…」
「アイリー、だいじょうぶか?」
きょろきょろ見渡すと山猿の膝枕で腹にはタオルをかけて寝かされていた。湯当たりしたのだろうか?
「それからみんなで卵を食べたんだよ」
「いや、だから初キッスは」

「おとこのひととはいってません」
21515 ◆E9zKH0kZMc :2010/02/12(金) 01:28:44 ID:y23XKkPv
おわり

お金をどうやって持ち運ぶか考えてたら寒くなったので
お風呂に入れたらこうなりましたごめんなさい
216名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 01:30:30 ID:tPuvooYb
リアルタイム遭遇ktkr!GJ!
洗いっこって素晴らしい!素晴らしい!
217名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 18:07:00 ID:W3s9LZWz
ほんとにかわいいな。GJ。
湯あたりして例の悪夢を見ちゃったんだな。

それはそうと14歳が羨ましいんだが。
218名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 21:09:30 ID:QrO0g8v/
GJ
和むなあ

そういえば女の下着事情は何度か話題に出ているけど男の下着事情ってどうなんだろう
219名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 05:33:14 ID:BBjVMtXt
中世ヨーロッパ基準だと
特にパンツのようなものははいてない可能性があるな

しかし本スレが荒れ気味だねえ
今後は雑談じみたものはこちらでやるのが無難なのだろうか
でも全年齢妄想だって板違いと言えば板違いになってしまうし
1年以上特に問題になってなかった(棲み分けできてた)と思うんだけどどうしてこうなった
220名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 08:36:44 ID:GGG+z3pr
ラバンの古代都市での パンツ穿いてない 発言から考えるとある気もする。
存在するだけで普段穿かないかも分からんが。
221名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 09:06:55 ID:OVR86ps+
それだけ人が増えたのだろうし
ゲーム出て一年以上経ってるから
単純な攻略からある程度突っ込んだ話をするようになって
それが行き過ぎて不愉快に感じている人もいるんだろう

気のせいかもしれんが、基本穏かに話し合っているけど
長文で言葉荒げに騒いで煽っている人の言葉使いが似ているような気がするんだよねえ
まあ今後エロネタ下ネタ系はここでするようにしたほうが無難だと思うよ
222名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 11:55:57 ID:8xbsESRp
地域によっては近現代までパンツらしいもの普及してないみたいだ
ワイシャツのすそを股下に巻き込んでパンツ代わりにする話があるよ

ほかの長寿スレ見ればテンプレだけでクリアできるようになってるだけでなく
古い荒らしの記録も仄見える謎めいた一言が紛れ込んでることが多いよな
※メガロは荒らしです※このスレもその話題で何度か荒れていますみたいに
アークフィア様!無敵の大河の流れで何とかしてください><
223名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 12:58:06 ID:BBjVMtXt
つまりメロさんは着衣or全裸orDIEなのか?
224名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 12:58:30 ID:BBjVMtXt
パンイチ状態が無いと言う意味で
225名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 13:25:49 ID:8xbsESRp
※呪い装備推薦!!
226名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 17:55:48 ID:+61BKtoM
テレージャさんと淡々とエロいことしたい
227名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 18:41:34 ID:F/OCiD+9
じゃあ俺はキレハとねちっこくいちゃつきたい
228名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 18:50:02 ID:aMJsqZsd
キレハと大草原でちゅっちゅしたい
229名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 19:29:15 ID:OVR86ps+
メロダークに脱ぎ癖がなかったら影が薄いキャラになりそうだな
それでも料理があるか
神官グッドエンド後は
精神的に満たされたから脱ぎ癖がなくなるか
自分を受け入れてくれる人がいるという安心感から余計悪化するか
どちらになるのだろうか
230名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 10:52:37 ID:yFXzyoUt
今日バレンタインだけどアルソンさんにチョコプリンを作ってもらいたい
たくさん作ってみんなに振る舞ってくれそうだ
キレハには俺だけに熱々のチョコパイ作ってもらうのもいいな
エンダにチョコあげて喜ぶ顔を見るのもよいし
ネルと友チョコを交換するのも楽しそうだ
バレンタインは妄想が膨らむな
231名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 13:00:29 ID:RFLvr6j/
確かに一番嬉々としてチョコレートを配るのはアルソンだろうなw
後はメロダークか……。
ネルはそういうのをやってくれそうでやってくれない印象がなぜかある。
おかしいな野郎ばっかりじゃないか。
232名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 13:37:01 ID:MO+HYjCu
キレハ:誰も見ていない時に赤くなりつつこっそり渡す
テレージャ:人目があってもお構いなしに堂々と渡す
ネル:くれそうでくれない
フラン:ブラックプティング…
ユリア:会いに行ってバレンタインのことを伝えれば作ってくれる
オハラ:手作りチョコと銘打って売りに出す
アークフィア:夢の中で大量のチョコをドサドサと食わせてくる
夜種プリンセス:自分の体にチョコを塗って(ry

メイン・サブヒロインのチョコの渡し方を妄想してた
異論は認める
233名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 13:54:43 ID:bKv8sV9w
夜種マーメイド:自分の体にチョコを塗ったら皮膚呼吸が出来なくなって呼吸困難
234名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 14:51:32 ID:zhvXTfJZ
アルソンは、「きょうは、すきな人にチョコレートをプレゼントする日ですよね。皆さんがすきなので!」って感じで全員に配ってくれそうな…
235名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 14:59:51 ID:KMzv4UCC
>>232
エンダはもらって食う仕事で忙しい訳だ

女の子たちは一緒に作ってほしい、多分片付けはヤバイ
ネルには個人的にお姉さんとしてお菓子作りの指導をしてください
236名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 15:33:54 ID:IdbZ20LR
あの世界ではチョコレートってやっぱり高級品なんかな。
アルソンさんがむやみに配ったらチンピラーズやチュナ以外の盗賊三兄妹は
金持ち自慢かよ!と取りかねない。でも食う。

昔は薬扱いだったから、ネル&フィーは薬草入りチョコを配ってくれそうな気がする。
食べて変な味がするようなもんにはしないと思いたいが。
237名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 15:58:39 ID:yFXzyoUt
暗黒料理人と因縁持ちはハードな一日だろう
フランが作った場合キャシアスは無理して食べるか昔から食べ慣れているのでなんとかいける
メロダークは先手必勝で先にチョコを渡してしまうかエンダにこっそり食べさせる
238名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 19:51:50 ID:n8yMX/wq
メロダークは先手打ってチョコ渡して食べさせても
律儀にホワイトデーにお返しをしてくれると思うんだ
まあ食べ物以外の場合もありえるが
アルソンはホワイトデーに三段重ねのケーキを作ってくれそうな予感が
パリスは完全に忘れていてシーフォンは帰り際にひょいと投げつけてきそうな
239 ◆8OBLTYIHXxgX :2010/02/14(日) 23:57:02 ID:dfzaLLPv
リハビリって訳でも無いですが。
・ヴァン×キレハ
・大河流域の文明はファンタジーなので、こういう習慣もあるらしいよ
・非エロ微エロ湾曲エロはいらないという方は引き続き酉NGを
それでは、どうぞ
240 ◆8OBLTYIHXxgX :2010/02/14(日) 23:57:36 ID:dfzaLLPv
王国暦299年 2月14日

「“コー・ボウも筆の誤り”ってことわざ、知ってるかしら?」
「ああ、聞いた事あるよ。昔の偉い神官が……なんだっけ?」
「達筆で名の知れた神官が、簡単な書き損じをしてしまった事に由来していることわざよ」
「とにかく、どんなに得意な事でもたまには失敗するって教訓だろ?」
「そう。誰だってたまには失敗するって事よ」
「まあ、そりゃそうだよな」
「あなたも、鍵の掛かった扉や宝箱を確実には開けられないでしょう?」
「100回やって100回成功なんてのは無理だな」
「人間だものね」
「まあな。完璧には出来ないよ」
「そうよね。なら、そういう事で……」



「我思う故に我あり」




「残さず食べなさいよ。それじゃ」
「ちょっと待ってくれ。色々ひどい」

昨日の夜からキレハやチュナ、ネル達がひばり亭に集まって何かをしていたのは知っている。
今日はまぁ、こういう日だから何をしているのかは察しが付いていた。
果たしてチュナは誰の事を想ってそれを作ったのか。気にはなるがこの際置いておく。
俺はキレハから渡されるであろうそれを、ワクワクしながら待っていた。
昨日の夜から?そんなものじゃない。かれこれ一週間はロクに眠れない位にだ。
三日前、「あなたの家に行ってもいい?出来れば二人きりが良いんだけど」と言われた時はムチ打ちになりそうな程に頷いた。
相変わらずの穀潰し生活を送るパリスに、土下座をしてまでも今日この日に外出の予定を作らせた。
屈辱どころの話じゃないが、この際目を瞑る。
とにかく、俺は今日この日、この時が訪れるのを待っていた。願っていた。渇望していた。
その結果がこれだよ。想像の範疇を超えていた。あらぬ方向に、思いっきり。
真っ黒なべとべとが低い声で何かを呟きながら蠢いている。
確か、ブラックプディングとかいう奴だ。いつかメロダークが大量にこしらえていた。
チョコレートを材料にして出来る訳無いのにね。不思議だね。
「どうしてこうなった」
「チョコレートが足りなくて、他の材料で補おうとした結果よ」
「我思う故に我あり」
「そうか。……まぁ、失敗したってのは別に良いよ。けどよ、どうしてこれを人様に渡す?」
「我思う故に我あり」
「だって、最近のあなた馬鹿みたいにソワソワしてたじゃない。だから、せめて何か渡してあげようと思って」
「我思う故に我あり」
「それにしたって他に何かあるだろうよ!」
「我思う故に我あり」
「……あのね。この私が、わざわざあなたの為に作ってあげたのよ?少しは光栄に思いなさい」
「我思う故に我あり」
「おいおい。こん「我思う故に我あり」の何「我思う故に我あり」がたみも「我思う故に我あり」うるせぇええ!!」
この暗黒ドロヘドロめ、呑気にプルプル震えやがって。
しかも何だこの匂い?原料の所為なのかキレハの努力の跡なのか、無駄に美味そうな甘い匂いがしやがる。
はぁ……。けど、あれか。結果はどうあれ、キレハは俺の為に作ってくれたんだもんな。
料理上手な彼女の、奇跡に近い大失敗。それがたまたま今回だった。それだけだ。
241 ◆8OBLTYIHXxgX :2010/02/14(日) 23:59:04 ID:dfzaLLPv
「……悪かったよ。折角のプレゼントに文句なんか言っちまって」
「……こっちこそ、一番大事な時に失敗しちゃって、ごめんなさい」
「なんだよ、やけに素直だな」
「悪い?」
「別に。……まぁ、こいつだって飼ってみれば意外にかわいいかも知れないしな」
こいつ。そう、ブラックプディングお前だよ。なんでいない?どこ行きやがった。
ベッドの下で干乾びてたりだとか、そういうオチは勘弁してくれよ?
……まぁ、そんな事よりだ。
「……チョコより、俺はキレハの方が良いな」
「真顔で気持ち悪い事言わないでよ」
「あ、やっぱりそう思う?」
「当たり前でしょ、馬鹿」
「そんな馬鹿に食べられちゃうのは、どこの誰だろうな?」
「だから、気持ち悪い!……それに、こんな時間からするつもり?」
「駄目か?」
「……駄目じゃ、ないけど」
「なら、良いじゃねえか」
この日の為に、俺は三週間前から……いや、何でもない。
とにかく、溜まりに溜まったモンを吐き出させてもらうとしよう。
キスをしながら、ベッドに倒れ込む。
彼女の上に覆い被さり、彼女のすべてを貪る。
鼻先をくすぐるキレハの匂い。耳にかかる甘い吐息。
彼女の……
「ヴァン、上!!」
慌てた、声?
「あん?」
上に一体何があるというのだろうか。
天井だ。嫌になる位に見慣れた天井。ひとつだけ、見慣れない存在。
落ちてくる。黒いそれが、俺とキレハを目掛けて落ちてくる。
「我思う故に我あり」
わあ、そこにいたんだね、ブラックプディングちゃん。
天井からベッドへと降り注ぐ、漆黒の汚物。
「うわあああああああああああああ!」
鼻先をくすぐる甘ったるい匂い。耳に届いた最期の一言。



「おいしく食べてね」




ごめんなさい、無理です。
242 ◆8OBLTYIHXxgX :2010/02/14(日) 23:59:26 ID:dfzaLLPv
「……ねぇ、まだ臭う?」
彼女の人一倍敏感な嗅覚は、最早麻痺してしまったのだろうか。
俺にだってわからない。この甘ったるい匂いが自分のものなのかキレハのものなのかすらわからない。
「もう諦めろよ。良い匂いでラッキーって割り切りゃじゃねえか」
「チョコレート臭いなんて嫌よ!」
「ですよねー」
ブラックプディングという新たな家族の、早過ぎる最期。
それが齎した被害は惨憺たるものだった。
2月の青く澄んだ空にたなびく白いシーツには消えそうにないシミが残っている。
部屋は臭いを飛ばす為に、窓も扉も開けっ放しにしてある。どうせ盗まれる様な物なんて無い。
そして、俺達は何をしているかというと。
「……なぁ」
「何?」
「わざわざ、背中向け合う事も無いんじゃねえの?」
「嫌よ。……恥ずかしいじゃない」
「今更恥ずかしいか?一緒に風呂入る事位別に……」
「恥ずかしいものは恥ずかしいのよ!」
「……さっきの続き、ここでしようか?」
「……ちゃんと、お互い綺麗になったらね」
結果オーライ。……なのか、これ?
ただ、その日は甘い甘い一日となりました。めでたしめでたし。



王国暦299年 2月15日

「ねぇ、ヴァン兄さん」
「ん?」
「昨日は楽しかった?」
「いや、まぁ……うん。悪かったな、お前にも世話かけさせちまって」
「良いよ。エンダと遊ぶ約束もしてたから。……それと、ね」
「どうした?」
「一日遅くなっちゃったけど、これ。ヴァン兄さんの為に作ったんだけど……」
「お!チョコじゃねえか!」
「……その、わたし、頑張ったんだけど……」
「いや、チュナが作ってくれたんなら俺には何でもごちそうだ!」



「我思う故に我あり」


243 ◆8OBLTYIHXxgX :2010/02/15(月) 00:00:28 ID:z0PA6SrP
なんとか当日中に仕上げようとした結果がこれだよ!
お目汚し失礼しました。あとバレンタインデーを考えた奴爆発しろ。
244名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 00:22:39 ID:IsCtlS3W
今日はローマ時代に殴り殺された可哀想なおっさんを痛む日だ!!!1
断じて猪口など関係ないッ!!!1解禁おめでとうといおうとして何かいてんだ俺www
お帰り、あとプリン怖いからやめて所持限界突破するからやめてwwwww
245名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 00:31:13 ID:Rq87kCeq
おかえりー 相変わらずいい味出してるね
いやチョコ的な意味じゃなくてですね
246名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 16:15:50 ID:Razj0idM
久々のキレハ…ありがとぅ、ありがとうぅ…
247名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 21:38:38 ID:K5sudwNN
フィーの性格ってシーフォンより年下で献身的で大人しいというイメージだったが
某二次創作見たら同じか年上でシーフォンに対してだけきついのもありだと思った今日このごろ
248名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 10:30:16 ID:NwjS5pn4
顔グラ変えるだけで受ける印象が大分違ってくるわな
変わらない主人公もいるが
俺の中ではアベリオンとマナは顔が変わっても
性格は変わらないイメージがある
249名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 15:33:08 ID:Mezs94HZ
つか魔術師主人公は、シーフォンへの態度によって、性格の解釈が180度変わるからな……。
騎士主人公もグッドエンドで伯爵位を継ぐか旅に出るかで、解釈がある程度変わる気がするし。
250名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 23:45:26 ID:sezlRVk3
投稿作品をまとめて読んだがここのところエロ成分が減ったような
251名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 23:50:17 ID:kcgUO1aD
一番たぎる時期に大規模規制で折られたのは否めない
2521 ◆gABKABFcCo :2010/02/19(金) 00:28:06 ID:X7pInh/L
やっべ、エロすぎたかコレ?と目を逸らしつつ投下
※危機感知※
「滅びろ大魔王!!」

「助けてくれてありがとう! チュッ☆」
 人の気配を感じて慌てて(ネルが力任せに大岩を粉砕して)助けたと思ったら、この仕打ちか。
 周りを大小の水溜りに囲まれたとある洞窟で、パリスが腰に手を当てて見えない天を仰いでいる。
「ちょ、パリス! 早く助けないと!」
 ネルが揺さぶりをかける前に彼の頭を両手で鷲づかみにし、無理やり惨劇へ向かせる。ここで首の骨がイってるようでは彼女の幼なじみは務まらない。
「ああーん、いいお・と・こ! メロメロにした〜い!」
「……」
 青白い顔で白目を向くエメクに抱きつき、頬を摺り寄せて喚いている。この世の地獄だ。
 しかし絡みつく太く逞しい手足、荒い息を吐く牙が覗き見える口、血走った目。それらが相まった怪しさ大爆発に、二人は動けずにいた。
 それで二人を責めることはできない。何故なら、危険を悟る本能は誰しもが持っているのだから……。
「ハァハァ、もう辛抱堪らんっ! ほとばしる若く熱いパドス、いっただきまぁあああああああ!?」
 邪魔が入らないのをいい事にどんどんと高まっていたボルテージが限界を向かえ、唇をたこのように尖らせた怪人が晩熟な青年神官の純潔を奪おうと力を込める。
 が、そこに一瞬の隙が生じたのか。限界ギリギリだったエメクの目に精気が戻ったかと思うと、渾身の力で持っていた女神の櫂を怪人の腹につき立てて、そのまま近くにあった泉までぶっ飛ばす!
 怪人の長い悲鳴が余韻の尾を引きつつ、生々しい質量を持った物体が水中に没する音が辺りに響いた。
「……殺ったか」
 しばしの静寂を最初に打ち破ったのはパリスの乾いた一言。それにつられるように、慌ててネルがあたふたと両手を振り回しながら佇むエメクのフォローに回った。
「あ、あれは人じゃないからギリギリセーフだよ!
 あれは、えーと、うと……子供の時にだけ訪れる不思議な出会い! 幼年期の終わり的な何かで、これでエメクはめでたく大人の男に!!」
「あんな大人への扉嫌すぎるわ!」
「もう大丈夫だよネル、パリス」
 騒がしい二人へくるりと振り向いたエメクはいつもの穏やかな表情を浮かべていた。
 しきりに頬や僧衣をパンパンと払いながらすっと握った手を上げて、親指を力強く突き立てる。
「間違いを正すのも神官の仕事だからね。……変態を消し去るとか」
「怖っ!」
「変わった……変わっちまったよ、アンタ……」
 きっぱりと言い放った幼なじみに二者二様の思いを抱きながら、荷物が入った袋を背負いなおして再び探索へ向かう。
 そうしようと足を踏み出したとき、近くの泉から神々しい光が湧き上がった。驚きと眩しさで固まる三人の前に、それはズムズムと浮かび上がってくる。
 徐々に光が収まっていく。慣れてきた目を薄らと開けた先に立っていたのは、御なじみの泉の仙女。しかしその無表情が、なぜか今日だけは冷たく見える。
 冷たいほど整った顔が微かに動き、薄い唇が開く時。胸のうちでざわりと嫌な予感が蠢いた――
「……あなたが落としたのは……」
2532 ◆gABKABFcCo :2010/02/19(金) 00:28:55 ID:X7pInh/L
「際どいスリットの夜種王チャイナ娘?」
「ちょっとだけよぉ〜?」
 最初に飛び出してきたのは真紅の膝上二十センチのチャイナドレスに身を包んだ夜種王。固まって動けなかったパリスを認めるや素早く飛び掛って顔ごと両足でがっちりと固め、無駄に際どいスリットから覗く逞しい太ももを、彼の頬にすりすりとこすりつけ始めた。
 変態だ。
「このスリットの先の……吾輩の秘密の花園、見せてあげてもい・い・ぞ☆」
「あががばががばばばあふぁががおああががが」
 眼前で裾に手をかけてちらちらと煽られ、パリスの理性は別の方向で限界を迎えてしまい、白目をむいたまま諤諤と震えて意味のない言葉を呻き続ける。
 いくら粋がっていようと、探索者として名をあげていようと、それらはこの恐怖に打ち勝てる要素足りえない。
「うぎゃー!!」
 兄貴の意識が闇に落ちる頃、絹を裂いたような……とは言いがたい悲鳴があがる。取り繕う余裕のなさがかえって切実さを煽る。
「ウエット&メッシーな夜種王レオタード?」
「きゃー! 見ないでエッチ!!」
 薄手のレオタード、というか全身白タイツが水に濡れ、逞しい褐色の肉体がうっすらと透けて見えるのが狂わしい。
 頬を赤く染めた彼は最も隠すべき股間ではなく、なぜか乳首を両手をクロスして隠しながら甲高い悲鳴をあげる。
 ちなみに開けっぴろげの股間は元々毛でもっこりとしていたが、ネルに見られているからか、数億年に及ぶ造山運動を凝縮したかのような勢いで力を得て、ムキムキと盛り上がってきている。
 変態だ。
「おおおお、おかあさーん!!」
 いくら熊女と言われていようと、探索者として名を上げようとまだ年頃の女の子にすぎない。余りに怖ろしい光景に膝を支える力を失い、ぺたりと座り込んで悲痛な悲鳴をあげる。
 そんな幼なじみ達のピンチだが、エメクに彼らを助ける余裕はない。探索者のリーダーたる彼は、最も怖ろしい敵と対峙していた……。
「それともぐちょぐちょな……?」
 その言葉と共に最初にあがってきたのは、見慣れた怪物・イドとそのおぞましい触手。だがそこに、見慣れる人物が囚われている。
 両腕を二本の触手に頭上で絡め取られ、残りはその人物の肌をぬとぬとと這いずり回っている。捕食ともとれる怖ろしい光景だが、人間ではなしえない動きのぬめぬめしたそれに、その人物の頬は赤く、吐息は妖しく弾んでいた。
 敏感な部分を撫でられるたびに息は艶やかさを増し、ぴくぴくと小刻みに震える身体は怪物がもたらす快楽に悦んでいるようにも見える。
 その触手はやがて面積の少ない布――燃える闘魂を表す真っ赤なビキニパンツにもぐりこみ、夜種王は堪らず甲高い悲鳴を上げた!
「ら、らめぇぇぇぇ!!」
「ぐばぁっ!」
 感極まった悲鳴にエメクの口から勢い良く血が噴出す。急激に迫る死の気配に、彼の脳裏には不吉な走馬燈が過ぎり始めていた。
 チャンピオンのビキニパンツ、マーメイド、暗黒鍋、宇宙人と猫耳メイド、「我思う故に我あり」、バルスムス委員長、全裸で添い寝するメロダーク。そして「14」
 探索にまつわるろくでもない思い出と共に、彼の意識は深い闇へと落ちていった――

「ったく、人んち見るたびに物落としやがって。猛省しなさい」
===
ランダムで怪人助けたら、そのダンジョンにあった夜種王が仲間になるとかいいな→(略)→萌やす→(略)→これ

仙女様がイドにぬるぐちゅらめぇプレイは誰か他の方お願いします
254名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 01:20:50 ID:nrXbbUNZ
GJだが
エロじゃNEEEEEEEEE!

なまじ文才あるだけに破壊力抜群だよアンタ…
255名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 11:25:55 ID:6FxagCuG
何という悪夢
そういえば触手系って見たことねえな
256名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 11:31:12 ID:P4/qHGHb
>252
濃厚GJww
>250が前振りみたいになっとるww
257名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 12:21:23 ID:ERznZi3P
内臓吐いたwwwww仙女さんだって嫌ですおねwwwwwwwwww
ある意味>>250-253を1作品とみなしたいwwwwww死ねるwwwwww
>>255
触手系ならにょろ大量発生で神官たちがわーわーするやつが
かなり前のスレにあったよ。その頃はまだエロが沢山だった
エロ書けなくて皆ごめんなさい、いつもすっぽんぽん止まりです><
258名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 18:59:49 ID:j4eSWnxo
濃いめのねっとりエロが読みたい
男女問わず仲間に凌辱されるシチュとか
嫉妬に狂ったフランやネルに監禁されて縛られて
あんな事やこんな事されたり
259名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 22:01:30 ID:CsZzPF8B
敵に回った14歳に「あなたはこんな子じゃないでしょ」と性的なお説教をするキモ姉フラン
探索で出会った女といい雰囲気になったアベリオンに対して
「あんな後から来た女にお兄ちゃんのなにがわかるの、私にはもう誰もいない」と迫るキモウトフィー
探索で他の女と親しくなったヴァンに「●ていたよ」と現れるキモウトチュナ
嫉妬、修羅場ならこの辺が見たい

>>252
GJ、ある意味濃厚すぎるww
260名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:59:16 ID:P4/qHGHb
ん、アベリオンの妹がフィーって何?
両方主人公キャラだよな?
261名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 00:16:58 ID:iVjX6ubz
>>260
ある程度支持してる層のいる二次設定
主人公が複数あるいは全員同軸に存在していたら、同じ生まれは兄妹だろうというif
特に賢者の弟子組はネタとしてしばしば見られる
乗っかるもよし、おのがジャスティスを貫くもよし
ただしゲーム本編ではそういったことは全くないので、兄妹設定前提の発言をする際は
今の>>260のようにそれを知らない人や、受け入れられない人もいることを心にとどめておいて欲しい
262名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 00:20:56 ID:9gUTaMaE
>>261
二次設定か、サンクス
10週目くらいで出てくるのかと思った
主人公兄弟だと話破綻するじゃねーかw
263名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 00:28:33 ID:UBuxaiSp
兄妹ってか兄妹弟子とか義兄妹って感じならアリかも。
盗賊編だと自動的にそういう構図になるし。
賢者編での人気が高いのは他のシナリオと違って家族的な存在が誰も残らないからか?
264名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 17:06:43 ID:DxF50+oL
片方は「タイタスと関係ない一般家庭で生まれた捨てられた白子」という設定の
W主人公話なら考えたことある。
265名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 17:17:10 ID:lkEZCTey
パパの愛が重すぎる騎士編(女)
妹を助けるためならなんでもやりますなパリス(盗賊編)
神官編でもう絶対離れないというメロダーク
と様々な愛の形が存在するが賢者って確かにその辺が薄いような
266名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 17:20:30 ID:XsWxfKHv
賢者は旅立ちエンドが想定されてたりするのかな
ラバンといくとおじいちゃん子ここに極まれりで枯れた感じが漂う
267名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 17:42:29 ID:HR6sMU7K
賢者はキレハと旅たたせたくなる
268名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 19:04:21 ID:VU46rOUC
ダブル主人公だとより強い方がタイタスの器にふさわしいとかなんとかで決闘イベントあるよな
269名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 19:08:24 ID:e9tUtt2S
影武者展開もおいしいかもしれない
器としてはジャンクだとか影だとかいうことにコンプレックス持ちで
270名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 19:21:02 ID:GW2dLgJb
フィーは1顔でやってたからそのイメージで、悲鳴すらまともに出ない超大人しい性格設定でやってたが
アーガデウムを見て「鍵の書の深遠を覗いたのに、思い描いた理想郷がこの程度?」と憫笑した猛者でした
271名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 19:21:08 ID:z1NDPLYW
〉〉265
そのメンバーは想いが一方通行だよな
たまには逆パターンも見たい
と思ったがメロダーク以外は家族なのでエロ展開は無理か
残ったメロダークでSマナに押し倒されて欲しい
272名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 19:22:25 ID:9gUTaMaE
キャシアス「貴様が倒した主人公は我らのうち一番の小物に過ぎぬ」
273名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 19:57:52 ID:tKv1yUmN
賢者はシーフォンとの絡みで愛憎って感じが強いようにも。
あの妬みっぷりはいいものだ。
274名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 20:59:33 ID:3KD6l1/p
>>271
カムールとウェンドリンは血の繋がりがないと判明した時点で
「ずっとお慕いしていましたお父様」展開もいいと思った
275名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 22:32:08 ID:61ew/5dT
>>274
いいな、それッ(くわッ
276名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 00:14:06 ID:EgcsENPG
ツイッターアカウントないと遊べないけどRuinaったー作ってみた
ttp://king-soukutu.com/twit/?n=Ruinatter
277名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 09:02:30 ID:2VbtMNZO
>>276
これがうわさのるいーなう
278名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 10:39:35 ID:dG0Hwfnw
主人公はタイタス、カムールはグリムワルド、チュナはアレム、キレハは魔王と
英雄や特別な血を引いてる人って結構いるんだよな
279名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 17:57:37 ID:qWg/7JM0
逆に生まれや育ちがよくや分からない
ひどい言い方だがどこの馬の骨か分からないのは
パリス、メロダーク、シーフォンになるのか
いわゆる普通の家の子ネルは逆に珍しくなってる
280名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 20:51:15 ID:ZoI7O+mc
まあ普通の中流家庭で育った一般人は危険な旅をする理由があまりないからな。
探索者は何らかの公的任務で来てるか金目当てで来てるかがほとんどだろう。
281名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 22:02:36 ID:2/AbjaV7
キレハはたままた来て巻き込まれたという感じがする
路銀稼ごうと思ったのかもしれないが
話に聞いて冒険気分でちょっと潜ったら戻れなくなって
焦っていたら主人公達がいてほっとしたんだろうなと思っている
282名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:15:55 ID:ES+90c+B
>>279
その三者の中でもパリスは割と生まれ育ちが明確になってる方か。
普通の農夫の家に生まれたんだけど盗賊に家族皆殺し→レナに拾われるみたいな流れだったはず。
メロダークも忘却界での様子で大体どんな人生か類推できる。
総合的には馬の骨度が一番高いのはシーフォンか。
星の学院時代も微妙に言葉足らずな上にそれ以前の事となるとまったく触れられていない。
283名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:27:05 ID:rCGOi9li
>>282
分かっている事といえばエルバディアで学問を学んだ事と盗賊になってからイシヤにいた
(イシヤで海賊行為してた?)ことくらいか。
ホルムに来た目的も清々しいほど100%金品目当てだしな。まさに馬骨の中の馬骨だ。
284名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:33:43 ID:dG0Hwfnw
一番身分が高いのはアルソンだろうけど、騎士主人公とテレージャってどっちが偉いんだろう
ネス公国の田舎村の領主と、西シーウァの名門貴族・エムノス家令嬢だっけ
285名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:56:08 ID:2/AbjaV7
慇懃丁寧な態度で油断させて相手に取り入って魔術盗んだらドロンを繰り返していると見ている
偽名は使ってないんだな
メロダークという名前は偽名なのだろうか、それとも名前なんかとっくの昔に捨て去ったんだろうか
286名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:00:38 ID:rCGOi9li
>>285
ごく初期のバージョンで敵として出てきたときの名前「シジフォス」が本名?
287名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:20:29 ID:gj5lRVa0
言動からすると悪党として名を上げる?のも目的の一つな節があるな。
じゃあなんでデネロスの前で猫被ってみせたかとなると謎だが。
田舎町に引っ込んでるロートルだから舐めてかかったのか。
288名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:23:39 ID:KCZM54r0
>>286
>ごく初期のバージョンで敵として出てきたときの名前「シジフォス」が本名?
消し残しとしてはデータ内に存在するけど敵として出てきたっけ?
289名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:31:13 ID:7M9C7MRB
確かに油断させて取り入るのが常套手段ならどう考えてもデネロスの前で猫被るより
アベリオン相手に友達のフリで近付いて油断させるかフィー口説いてたぶらかす方が手っ取り早いよな。
若い頃は賢者として名を知られていた人生経験豊富な年寄り騙すよりは
町医者の子としてごく普通に暮らしていた同年代の方が騙しやすいだろう。
290名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:40:12 ID:3L4EvuaE
>>288
初期のバージョンでは。現在は修正済み。
291名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:42:47 ID:KCZM54r0
ほほー、知らんかったサンクス

シジフォスだと元ネタがモロすぎてかえって本名っぽくない感じではある
292名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:59:47 ID:gj5lRVa0
>>289を読んで思いついた。
もしかすると主人公に対する態度が平常通りのアレさなのは、
初っ端から小競り合い起こす現場を賢者主人公に目撃されたからで、
利用価値(デネロスの弟子)があると先に知っていたら
終始猫かぶりモードで居たのかもしれない。
というか、もしもそうなった場合他ルートとのキャラの齟齬がすごい事になるから
可能性を潰すためにひばり亭の喧嘩イベントで早々に本性晒す方向にした可能性もあるな。
293名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 01:14:40 ID:3L4EvuaE
胡散臭いデビルスマイル満開で「アベリオン、僕たちは親友じゃないか」と言ったり
フィーに対して「君だけが僕の恋の病を治せる」とか言い出したりするのか。
気持ち悪すぎてある意味見てみたい。
294名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 16:50:25 ID:7wOgueFM
デネロスにあっさり見破られてポカーンとしていたのを見ると
他だとかなりの猫かぶり成功率を誇っていたんだろう
シーフォンは身のこなしや礼儀の類はきちんと教育されている印象がある
ただ本人にやる気がないけど
295名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 17:19:27 ID:cOkRQbX8
盗賊編で火車騎士だますときも上手くやってたし、話術に関しては巧みみたいだなシーフォン
296名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:39:19 ID:9e2c+beA
百戦錬磨のイシヤの海賊たちの中で詐欺師としてメシ食えるくらいだとしたら
話術のレベルは相当高いんだろうな。

ただペアエンド迎えられるくらいフィーの好感度上がってる場合だと
向こうの方から勝手に惚れてくれてる詐欺師としては絶好のチャンスだろうに
みすみす見送ってるのはなんでなんだろうな。
デネロスにバレてるから、もう下手に言い寄ってもリスクが上がるだけだと思ってスルーしてるのか。
297名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:50:14 ID:5VigIDT0
最後の良心で自重したんじゃないのかね
298名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:00:19 ID:7wOgueFM
相当格好悪いところ見られているから
正々堂々と勝負して鍵の書手に入れたいんじゃないかと思っている
ただ主人公は気にしてないけど
299名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:38:06 ID:gj5lRVa0
ここら辺は解釈の違いかなあ。
詐欺師というよりはもう少し即物的な暴れ方をしていたイメージがある。
売られた喧嘩は買うし押し売りもするような印象が。

後、高好感度のフィー相手にもこますような真似をしなかったのは
あくまで魔術師として対等な勝負をしたかったからなんじゃないかなと。
どうも奴の場合、強力な魔術が絡むと態度がこじれる傾向がある。
当人的にどうでもいい場面だと意外と面倒見良かったりするんだよなあ。ネルに対してとか。
300名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:58:06 ID:iQfxN6hP
騙すための話術に引っかかってたらし込まれる分には騙される方が悪いと思ってても
それと無関係にガチで惚れられたらそれに付け込むのは気が引ける
+相応の実力のある奴ならたとえ女子供でも正々堂々と対等の勝負をしたいってところか。
ああ見えてプライドは高いってキャラ解説にもあったよな。
301名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 09:31:51 ID:VqrNoTP/
「……はい」
「何ですか、これ?」
キレハがそっと差し出した包みを、マナが首を傾げながら受け取る。
「えーっと、その、異国の習慣なんだけど、今日は、大切な人にチョコを贈る日らしいの。だから……」
「そうなんですか!?」
意を決したような台詞の途中で、マナが勢いよく立ち上がる。
「ちょっと待っててください!……アダおばあちゃーん!チョコ、チョコないですかーっ」
「……ふふ」
“大切な人”という単語を口に出すのにキレハがどれほどの気合を要したか、微塵も伝わっていない。
苦笑を通り越して、いっそ微笑ましくもある。そういった無邪気さに、キレハも救われているのだ。
「ご、ごめんなさい……エンダがみんな食べちゃってこれしかないって……」
申し訳なさそうに戻ってきたマナの手には、小さな塊が三つ。
「気にしなくてもいいわよ。籠められた想いが大切、らしいから」
「想い、ですね。手を出していただけますか?」
「何かしら」
言われるがままに両手を差し出すと、マナがそこにチョコを乗せ、握りこませるように両手で包む。
「……溶けちゃうわよ」
「いいんです。私の想いが、伝わりますように」
目を閉じたマナが、祈りにも似た呟きを漏らす。
キレハはそんな顔を見つめ、軽く目を逸らし、伝わってくる体温を感じ、また見つめる。
「ありがとう。いただくわ」
「はい。私もキレハさんの気持ちをいただきますね」
可愛らしいリボンを解いて包みを開けると、表面に様々な模様のついた一口大のチョコが盛り沢山。
果物や蜂蜜など、模様によって違うものが仕込んであるという手の込みようだ。
「あむっ……」
「お菓子って普段作らないからあまり自信はないんだけど」
「……あま――――――いっ!!」
絶叫である。
「うわーうわー、すっごいおいしいです、これっ」
「そ、そう。喜んでもらえて何より」
さすがに突然叫ばれると若干引き気味である。
「キレハさんもおひとつどーぞ。はい、あーん」
「あー……ん」
マナの勢いに押され、素直に口を開く。
咀嚼。蜂蜜。甘い。
「甘すぎたかしら」
「このくらいでいいと思いますよ。お菓子なんですから」
蜂蜜パイが特産ということもあるし、甘さに関しては許容範囲が広いのだろうか。
まあ、マナがよければそれでいい、と納得しておく。
「今度は私に食べさせてくださいな」
「んもう。仕方ないわね」
「あー、ん」
ちょっと溶けかけの、贈り物に適しているとは言い難いチョコの欠片。
しかし、今この場この状況においては、甘くとろける恋の味。
「えへへ。甘い、です」
マナののほほんとした笑顔につられて、キレハも笑みを漏らす。
覚悟も緊張も、マナの持つ雰囲気の前には溶けてなくなってしまう。
後に残るのは、純粋な想いだけ。
「今度、私にもお料理教えてくださいね」
「ええ。いいわよ」
「キレハさんはいいお嫁さんになれそうですよね」
「……」
キレハの気持ちや現在の関係がわかっているのかいないのか。
そんな台詞が素で飛び出すあたり、キレハの苦労はまだ続きそうである。
どこかズレながらも寄り添いあう、嫁と嫁のバレンタイン。
302トリ付け忘れた ◆1HLVKIREhA :2010/02/23(火) 09:32:12 ID:VqrNoTP/
神殿で異教の祭りを祝っちゃうぞ編
>>199のリクエストにお応えしつつ季節モノに乗っかっておくテスト
……のはずが、規制のおかげで14日の225時なんていう時間になってしまった
まだギリギリセーフですよね、うん
異国の、って単語は便利だと思います
これでキレハと女主人公は全員絡んだはず
キレチュナも書いたし、次はどの百合を咲かせにいこうかね
303名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 09:41:52 ID:3MvVF5CG
>>302
規制からお帰りGJ!ほんま嫁さんのたから箱やでー
思いつく女性キャラはオハラさんとか泉の人とかアイラとかか…
アイラはセリフがまったくない
304名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 17:22:44 ID:J5+H7Dlh
>>302
GJ!甘イイ!
幻のボツキャラ、金髪に褐色肌の「カリカ」…
キレハの原型になったってだけでどんなキャラかぜんぜん分からないけど
故郷でキレハの帰りを待ってる子がいたら、と
305名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 19:35:38 ID:pcFQIXwk
>>302
かわいい、GJ。
キレハだけじゃなくて相手の女の子も大事に書いてくれるのがいい。
306名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 19:37:56 ID:MmVpWOZh
アイラって誰だっけ?と思ったら女戦士か
前に火星の女王では絡みがあったよな、卵生で
ピンガー商会のお姉さんはないんだっけ?
307名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 19:41:42 ID:WhjMKUTr
>>301
バレンタインGJ!
甘いのにちょっとだけ苦くていいねいいね
キレハがかわいいのに色っぽくてさすがだのう

百合の花だとキレハ以外ではウェンドリン×フランが鉄板だが
他の女主人公と色々するフランも見てみたいかもしれん
特に顔4フィー×フランでフランがお姉さまって
すごく百合百合しい組み合わせだと思うんだがどうか
308名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 20:23:29 ID:DypHA1hj
>>307
温和、丁寧、一生懸命同士でかわいいだろうな。
お互い自分もいっぱいいっぱいなのに、思わず相手の世話を焼いてしまうような。
上で出てたネルとフランっていうのも見てみたい。
ホルム育ち同士だけどそれまでお互いの事をあまり知らなさそうなところがいい。
309名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 22:41:35 ID:Bzp7phz6
>>296
こういう話だと最初の勝負でフィーが勝ったことが前提になってるけど、
フィーが負けた場合だとどうなんだろうな。
俺の場合アベリオンだと最初に狂戦士2取るから普通に殴って勝てるんだが
フィーだと神官2と詩人取るから、ぶっちゃけ面倒なのでわざと負けている。
310名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 22:50:12 ID:U5K0XdtB
神官て幼馴染と何気につながりが薄い感じがするな
その分物語開始後の係わり合いが深いキャラは多くなるけど
他は騎士はパリス、盗賊はパリスにチュナ、賢者はネル
この辺りで昔のエピソードがいろいろできそうだよな
311名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 22:54:04 ID:xYLGtH01
>>310
神殿にチュナがいるから、その関連では昔の話が出来そうな気がする。
神殿の手伝いをするようになった経緯とか、はじめて神殿にチュナが来た日とか。
あと「他主人公は存在はしているがゲーム的都合で出てこない」という説の場合だと
特に関わりが深いキャラがいない分他の誰とでも絡めそうな感じがする。
312名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 22:58:57 ID:WhjMKUTr
>ぶっちゃけ面倒なのでわざと負けている。
なんという策士
313名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:04:55 ID:Id+gZpvS
決闘に負けたフィーがついでに性欲処理されて
ぶち切れたネルにシーフォンが処理されるSSはまだですか?
314名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:09:43 ID:U5K0XdtB
ありそうで意外にないよな
夢オチなら見たことあるが
315名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:27:12 ID:xYLGtH01
そういや意外にないな。
過去スレで出てきた竜牙シーフォンがエンダの首に剣突きつけて
「ガキの命が惜しければ抵抗するな」ってネタは最高にキたが。
316名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:36:38 ID:U5K0XdtB
多分女キャラがいろんな意味で強すぎるんだろう
余程じゃなければ簡単にやられたりはしない
それとシーフォンのエロは数が少ないような
317名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:38:01 ID:yIn1OEUp
野郎キャラはヘタレ化が著しいからなあ
318名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:55:42 ID:DVbx+O6Z
メロダークはヘタレ化はしにくいものの振り幅が極端だしなあ。
極端にヘタレ化しにくくて安定してるのはキャシアス坊ちゃまくらいか。
それでもテレージャさんにアッー!されたけど。
319名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 00:48:29 ID:EM77NXcG
最終的にフィーの実力がシーフォンを上回るってのは大きそうだ。
他のバトルは負けても話が進むけれど鍵の書争奪戦は敗北=ゲームオーバーなので
話の上では主人公が必ず勝つシナリオになっているっつう。
そんな相手をどう組み伏せるかって問題が有るんだよな。
腕力に物言わせられるタイプでもないし下手すると腕相撲でもフィーに負けかねんぞこれ。
320名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:15:05 ID:eQ/GI7Kw
戦闘的な実力もさることながら、一見典型的な守られヒロインに見えるフィーやチュナも精神的にしっかりしてるし
おとなしいメイドさんに見えるフランも武人と言っていい精神の持ち主だからなあ。他の女キャラも言わずもがな。

>>312
実際のところ最初の勝負は無理して勝っても大したメリットじゃないし、
序盤のフィーはまだ最大HPも低くてHPよりMPの方が回復させにくいから
通常攻撃連打でさっさと負けてMP温存させたい。
腕力アベリオンみたいに通常攻撃でも殴って勝てるというなら話は別だが。

>>319
まあそれはあるが、それはさすがにちょっと過小評価しすぎのような気がする。
確かにフィーに腕力スキル付けたり戦士系スキル取ってたらそうなるけど
ゲーム内でのユニットとしてのパラメータ的なことを言い出すと、シーフォンもドーピングで
戦士系能力だけを集中して伸ばし技能書で格闘技や剣技を磨かせる事も可能だからな。
どうも夜剣だの二世アックスだのを振り回してるイメージが強いせいか
スタッフロールで鈍器になりそうな本を何冊も読んでいるせいか
そんなに腕っ節が弱いイメージがないんだよな。
321名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:17:19 ID:7LQfew7x
>>319
シーフォンはもっとフィーに逆レイプされてしかるべき

と思ったが「人々のために役立ちたい」なキャラ紹介文があるから
フィーはそういう非道を行えないんだよな

ならば「ここ腫れてるよ? じっとしてて、お薬塗ってあげるね?」ネタがもっとあってしかるべき

と思ったが「誇り高く傲慢」って紹介文だからフィーにおとなしく翻弄されるシーフォンはちょっとおかしいのか
エロパロ的意味では厄介な二人だな
322名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:32:05 ID:88ZapOev
普段私は人に優しいと言われています
自分でもそう思います
でも彼に出会ったせいで何かがはずれ何かが狂ったのです
嗜虐心をくすぐられついひどい態度を取ってしまいます
悔しがってやせ我慢している彼の顔を見ると嬉しくて仕方ありません
本気でいじけた姿を見ていると後ろからそっと抱きしめてやりたくなるのです

シーフォンと出会ったら何かが覚醒ルートを妄想
323名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:43:31 ID:EM77NXcG
>>320
腕相撲の件は確かに言い過ぎだった。
言われてみれば非力というよりは肉体労働がダルいだけって解釈した方が素直だ。

>>321
誇り高く傲慢=中二病の言い換えだと思ってた。

「人々のために役に立ちたい」も、必ずしも奉仕精神のたまものとは限らない…と言えないことも…
というか、古代の技術を学んで→人々のために役立てたいって内容なので
フィー自身もそれなりに知識欲や野心は有るのかもしれない。功名心は無さそうだが。

えーとつまり逆レもやってやれないことはないと思うよ!
それでも駄目なら鍵の書絡めて昏睡レイプだ!
324名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:02:39 ID:qMk7CllC
何も正面突破しなくても開錠、調合というさあ夜這いしろと言わんばかりのスキルがあるじゃないか。
しかも火車騎士団を騙し、各所で詐欺も行えたらしい話術まである。
鍵の書を奪うのに騙すことはプライドが許さなくても、エロ行為のために話術を生かすならやりかねない。
325名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:05:35 ID:7LQfew7x
>>323
待てよ整理するとつまり
フィー「ごめんね、しびれ薬なんて飲ませて。私の中のあらぶるタイタスの血が(略)今すぐシーフォンくんの精液が必要なの…」
シーフォン「くそっ、そういうことなら協力してやるよ。…封じられた僕のエクスカリバーをついに解放する時が来たのか…」
これで合意的逆レイプが成立ということか?
326名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:13:04 ID:qMk7CllC
>>325
こんな時間に笑わせるなwww
327名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 03:22:37 ID:rR9ZtXNk
『魔術師の手記』

―待ちわびし日、ついに来たり。
  始祖の末裔を名乗る小娘、死者の書・三巻を我に託す。
  伝承によれば、書、全て読み終えしとき、森羅万象全ての者を屠る秘術、会得するとのこと。
  長らく求めし物、今はすべて我が手の中に有り。 はやる気持ち抑えるに難し。

―寝食を忘れ、自室にて書を読みふける。

―(空白)

―虚ろな記憶多し。疲労ゆえか。


―小娘に謀れしこと、口惜しさの極み。我、彼の者の玩具に過ぎぬ。
  三つの書の中に一つだけ異なる物あり。全て読み終えしときに気付くも、時既に遅し。

―我、屠りの剣の秘術会得したり。しかしその秘術、尻から出たり。
  我、既に狂いたるか…。
328名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 10:44:18 ID:R8kgUQz7
>>327
何食ったんだ自分と思ったろうな、かわいそうに…
329名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 12:29:10 ID:yw18xPUO
>>327
起きぬけに笑わせんなwwww
330名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 16:42:59 ID:JaVUnfQe
おwまwえwらwww

>>325
クソワロタwww
封じられたエクスカリバーって、それただの喪男じゃねえかwww

>>327
醤油吹いたwもっと早く気付けww
331名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 18:22:00 ID:nMwLhNw7
領主暗殺イベントはパリス一人でいかせる
墓場の戦闘はメロダークに勝たせる
キレハは狼化させてこっそり匿う
酒場のシーフォンは容赦なくたたきのめす
のが好み
メロダークはそこでも負けると相当格好悪い感じがするよな
332名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 19:08:20 ID:RNiNxGA4
>>309
ゲーム的にはどっちみち防御してもノーダメージというわけには行かないし
割合回復で序盤はまだ回復させにくいMPは温存して
回復アイテムも拾いやすいHPを取ったと分かるんだが

か弱いフィーが人に向かって魔法撃つのためらいながら
インドア派とはいえ海賊たちの中で荒事慣れした大の男相手に
若木の杖で必死に応戦してると思うと萌える
333名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 23:23:43 ID:8s2qACTh
>>332
必死に毅然とした表情で、気合い入れて応戦しようとしてるんだけど涙目で
かわいい悲鳴を上げたりしてくれるとヒロピン好きにはたまらなくかわいい
334名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 01:20:37 ID:bxiN3jac
>>327
いや気付けよww

テレージャイベントではいつも密偵が誰かわからないを選ぶ
その上で墓場ではメロダークを叱ってもらうのが顔3エメクと顔4マナな俺のジャスティス
当然人工呼吸もしてもらう
おっぱいも揉むし膝枕もしてもらう
335名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 17:04:10 ID:VG8Nu1qM
墓場の呼び出しイベントでテレージャを連れて行き
ケチョンケチョンに言われるメロさんて内心血反吐を吐いてそうだよな
それと最初触ると嫌がったエンダの反応に感涙
ただしエンダは一緒についていくなんてのもありかも
一番なついている主人公がいればどこでもかまわないとなるかもしれないし
そして楽しい幽閉生活へ
336名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 17:50:21 ID:nhX+b6Co
面目丸つぶれ感がいいよな。
ダメ男に厳しいテレージャさん萌え。
337名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 18:13:23 ID:ER/W2uEd
あのシーンのテレージャさんはマジでかっこいい。
エメクとマナについて行って幽閉生活ながらもそれなりに楽しそうなエンダもかわいいな。

だがメロさんの呼び出しはあえて断るのが俺のジャスティス。
338名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 20:11:23 ID:5v49iWj8
メロダーク「おい、どうすればいい…?言われてみれば、この娘の言うとおりなのかも…」

神殿騎士A「惑わされないでくださいメロダーク殿!!ただのハッタリです!!」

メロダーク「だが最近のやり方は強引過ぎて、ちょっと神殿のことが信じられなくなってきてるし…」

神殿騎士B「はいはいそういうことは任務を終えたら考えましょう!!さあ早く剣持って!!」

テレ子「…もっと自分の意志というものを持ちたまえよ」
339名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 23:13:06 ID:e6y3PfyE
>>338
ワロタww
もうやだこんな上司www
340名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 23:17:02 ID:3SP/2ZrZ
>>327
盛大に吹いた
341名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 00:18:37 ID:rIgv/0FV
>だがメロさんの呼び出しはあえて断るのが俺のジャスティス。
行ってやれよw

つーか銀の塔無視したりメロさん放置する人って結構いるんだな
盗賊と騎士の固有ダンジョンってさすがにスルーできんよな?
342名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 00:37:44 ID:Uawrj9hP
騎士は出来るけど盗賊は無理だったはず
盗賊はチュナ奪還イベントだから
無視できないようになっているんだろうけど
パリスが激怒するよ
343名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 00:44:51 ID:rIgv/0FV
>騎士は出来るけど盗賊は無理だったはず
!?
騎士スルーできるのか!
主人公鬼すぎる…と思ったがそういやカムールが来なくていいみたいなこと言ってたっけ
いやでも鬼だな
344名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 00:50:12 ID:iCMM89X0
メロダークの呼び出し文面は「出生について知っている」みたいなことだったから
「私の家族はアダ様とエンダとホルムのみんなです」で手紙破り捨てるエメクとかかっこいいような気もする。
345名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 02:21:46 ID:4LT38Bzb
「我が名を当てよ…当てられなければそなたの体は私のものとなる…」

>メロダーク

「………!」

パッと部屋の照明がついて男の姿があらわになる。

「これは一時の戯れに過ぎぬ…いいか、明日の朝になったら必ずおまえ一人で墓場に…」
「帰ってよ!!」
346名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 04:04:58 ID:SAP28UWQ
>>343
どころかカムールパパンから出生の秘密を告白されるのすらスルーできるぞ
要は話しかけなきゃいいんだ

あえて地下の白子達に出会ったあとで
カムールから告白をされてトラウマえぐられるキャシアス、ウェンドリンとかも面白そうだ
347名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 11:29:11 ID:NMc+xWux
>>345
俺のエメクはその場で殴り殺してこっそり埋葬しちゃうよ
348名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 12:40:21 ID:osH2odov
シーフォンとフィーはあれだ、房中術
349名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 18:34:05 ID:VrxCe9PU
>>348
「俺の魔法研究に協力しろ、拒否権はねえ!」みたいな感じか。
あるいは金ならあるからと娼婦相手に房中術研究してるのを見て「私じゃダメなの?」と迫るか。
350名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 21:21:56 ID:VApATSc2
>>341
銀の塔は他のキャラ専用イベントに比べてちょっとわかりにくいところにあるからな
無視するというより、本筋に必死になりすぎて気付かないで終わってしまう人がいるんだろう
外での用事をさっさと済ませてる人だと余計気付きにくい
あと、あまりにも早く到達してしまうと一方的にレイプされかねないので
後回しにしようと思っているうちに忘れてしまう危険性もある

>>344
エメクがかなりかっこ良くなるが、メロダークが三割増くらいでかっこ悪くなるな
351名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 01:36:28 ID:HAob7kY9
>>345
なんか普通にエロくね?
352名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 07:59:38 ID:f34oVKM4
夜這いプレイですね
マナよりエメクの方が貞操の危機という感じがする
353名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 17:37:17 ID:CBCVLnjc
シーフォンは鍵の書奪ったあとフィーをレイプしようとするネタは
何度か話でているのに夢オチかシーフォンができない
パターンがあったが最後までやるのはありそうでないな
パリスやメロダークと違って話が膨らませそうなのに
354名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 19:19:25 ID:iyeeqK2Z
一番ベタで、あそこでゲームオーバーになったプレイヤーなら誰しも思いつきそうなもんなんだが
ベタだからなのか逆にありそうでないな
SSよりマンガ向けのネタだからか?と思ったがマンガでもないしなあ…
355名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 19:25:59 ID:wHTzypxc
本気の鬼畜ネタは人を選ぶから、という書き手側の危惧もあるのかもしれない。
個人的にはバッチコイだが。
356名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 20:01:19 ID:36cIUgy1
いっそ自分で書くのだ
357名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 20:13:49 ID:f34oVKM4
パリスはその後領主暗殺に行くのが目的だし
メロダークは主人公を殺す事自体が目的だし
確かにシーフォンならついでにできそうではある

ただしオチをどうするかが大問題だよな
主人公にそのまんま逆襲される
主人公に実はちょっと嬉しかったかもと言われてしまう(和姦?)
シーフォンがそのまま去りショックを受けた主人公がなき濡れる
ぐらいしか思いつかねえ
358名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 20:19:27 ID:HAob7kY9
>>354
むしろ死者の書で返り討ちにあったあと
お仕置と称して肉食系フィーに逆レイプされるシーフォンを自然に妄想していた

一度二度ならず三度までも年下の少女に弄ばれる屈辱
三度目は多分無理矢理小便まで飲まされてる
359名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:34:15 ID:7yrFS+tF
個人的にシーフォンはやられ役というイメージ
360名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:43:45 ID:wHTzypxc
普通にプレイしてると突っかかってくる度に返り討ちする形になるからな。
フィー>>>シーフォンって印象が付きまといがちなんだよなあ。
挑発にはもれなく乗っかるしすぐいい気になるしで微妙に憎めない。

その分初回プレイで墓所での離脱イベントを見た時の衝撃がでかかったけど。
賢者主人公の境遇を考えるとあれが最後の一押しになって心が折れてもおかしくないよなあ。
とりあえず賢者ルートは萌える。
フィーの場合は言わずもがなだけれど、
無自覚に追い詰めてた事に心の底から凹んでるアベリオンを
私はどこにも行かないよ、って慰めるネルって流れも捨てがたい。
エロパロ板的な意味でも可。
361名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 23:15:27 ID:IWb3VStE
ネルはよいものだ
362名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 00:23:17 ID:nM+u/KXD
SPも金もプレイヤーのリアル知識も何も引き継いでない
ガチ初見だと酒場シーフォンにはかなり苦戦した。
防御してもダメージでかいし、3回くらいやりなおしてやっと勝てた。
甘い小娘と侮ってた相手に追い抜かれるって流れも悪くないかもしれん。
363名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 00:55:34 ID:HsqwFzQ8
>>360
そこでフィーが「人々の役に立つのが夢」という基本的におっとり優しい性格なのがうまいなあと思う。
アベリオンみたいに「英雄として名を残したい」という強気のキャラだったとしても、それはそれで魅力あるけれど、
多分ここまでのインパクトはなかったと思う。
Ruina全体的に思うことだけど、キャラの配置が本当に絶妙だ。
364名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:00:28 ID:myxjLJPY
賢者は男女の性格設定の違いでシーフォンとのやり取りも全然違う風に読めるから面白い

神官はメロダークテレージャとのやりとりに、主人公の性別による違いが感じられなさすぎて怖い
365名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:14:49 ID:jQ+0kGoy
神官男女の説明文が似通っているのは固有イベントでの影響考えての事だと思う
もし性格変えるとしたらどうなっていたのだろうか
366名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:23:43 ID:2Pv1tvcf
>>363
初代タイタスは「魔術師として名を残したい」というより「人々の役に立つのが夢」って
タイプだよね
要するに、女王フィーも萌える
367名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:32:33 ID:Wb12OL8j
>>366
忘却界にいたオリジナルの一世はそんな感じっぽかったな。
アイビアさんに一服盛られて変わってしまったのか、長生きしすぎて性格歪んだのか。
あの当時の一世とアークフィアも見てみたい気がする。
368名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:50:47 ID:0cONNBMb
>>349
雪山で精神的に瀕死のシーフォンに…とかはパッと思いついた
369名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 05:33:29 ID:mVUylE8+
「タイタスは四年間さまよい、大河のふちで女神と出会い、そこで彼は自分の運命を知った」
って記述はともかく、その次に
「彼は女神を妻にした」
って怒涛の展開に続いて吹かざるをえない

始祖帝の何がすごいって自分の運命を教えるために現れたアークフィアを
その場で手篭めにしてるところだと思うんだ
道理で男でも主人公だけ誘惑が使えるわけだ
370名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 18:51:50 ID:F3FntKLG
まあ4年間も「さまよい」の4文字で済まされてるんだから
「運命を知った」と「妻にした」の間にも省略されたやりとりがあったのかもしれないが。
しかし運命を教えるために現れた女神を口説き落とすあたり「ただしイケメ(ry」の集大成のような人だw

>>357
あとは大廃墟の一室にでも監禁する、eraのように売り飛ばすか。
371名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 19:22:51 ID:bP2OyDmq
タイタスはラバンと似てよくも悪くも異性と縁がある
女をひきつけるものがあると思っている
ラバンはある程度距離置いて
タイタスはその場のノリとか状況に流されてるが
372名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 19:17:05 ID:MhlwqzSK
復帰した?
>369
本とか忘却界の女神の独白を見るに普通に愛しあって一緒になったのではなかろうか
373名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 21:10:56 ID:FlGPm4fp
おお、復活したか

本に「美しい少年」と書かれていたが若き日のタイタスは本気で絶世のイケメンだったのか
タイタスに限りなく近い存在で同じ顔の男主人公も絶世のイケメンなのか
ネルだのチュナだの女主人公だのが子供の頃から見慣れすぎてて
異常に理想が高くなりすぎてたり、逆に美的感覚が変になってたらどうしよう
374名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 22:00:47 ID:COYCx481
個人的なイメージではシーフォンとアルソンは顔がいい部類に入ると思っている
パリスは不細工ではないが美男子でもない、いわゆる普通
メロダークは子供の頃は可愛らしかったのに随分とむさくなったものだな、不細工ではないと思うが

375名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 23:53:09 ID:hm0xlrsR
1世の時代とか、ラバン先生の若い頃とか、親世代の話が気になる。
俺の中でアダさんの若い頃は完全に今のマナのような清純派ヒロインで固定されたが
デネロス先生の若い頃が地味に気になる。

>>374
アルソンは王子様だし作中設定でもイケメンだと思っていた。
パリス、シーフォンは中の上くらいのフツメン
メロダークはフランが顔を赤らめていたし正装するとイケメンなのかもな。
376名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 00:10:18 ID:go5aprId
フランはメロダークのこと結構慕っているしな
料理ネタ以外でも案外仲がいい

グッドエンド後に神殿に住み着いたメロダークが
無精ひげ剃って髪を切るかまとめるかしたら
急に女性にもてだして内心ヤキモキするマナさんというのが思いついた
メロダークはメロダークでマナが他の男としゃべっているのを見ると
気になって仕方ないという状態
377名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 00:18:32 ID:FChC3Kli
>>376
エンディング絵を見ると身なりを整えた場合は
かえってしょぼいおっさん化してる気もするが
嫉妬ネタは好物なのでそれでいい

キレハは焼き餅を焼いても口に出せず一人で悩むタイプ
ネルは即座に拗ねて口喧嘩してすぐに謝ってくる
テレージャは気にしないようにみせて「私を妬かせた罰さ」とエロいお仕置きをしてくる
フランはnice boat!
378名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 00:23:22 ID:F+N+zQ0L
>>377
チュナは拗ねる
ウェンドリンは問い詰めてくる
アイリはその場で即ストレートに口喧嘩
フィーは黙って我慢するが、「わたし、堪忍袋の緒が切れました!」になると一番怖い
マナは理路整然と怒る
379名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 00:26:23 ID:go5aprId
エンダは急にまとわりついてマーキングを始めるでよろしいかな
380名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 00:37:36 ID:r9CUByZM
>>375
若い頃のカムールとグリムワルド伯夫人も気になるな。
実子であることを疑われなかったし夫人の若い頃はウェンドリンに似てたんだろうか。
若い頃のデネロスも気になる。
意外と事故前シーフォンは若い頃のデネロスに似てたりしてな。
381名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 10:46:58 ID:+cdUIxTD
カムールは髪の色が濃いめみたいだけど
嫁は全体的に色素が薄いタイプなのかもしれない
ビンクや緑の髪がいるからなんでもありなのかもしれないが
382名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 11:12:55 ID:pSysl/A3
若デネロス「僕様が勝ったら鍵の書はいただく!」
383名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 12:40:29 ID:0nGB9G+A
だれか>>376で投下希望
384名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 17:04:08 ID:mwc4PQIz
シーフォンへのあしらい方とかを見ていると
若かりし日のデネロスもけっこうたちの悪い性格だったのかも、と思わなくも無い。

なんとなく各主人公の中で怒らせると一番やっかいなのは賢者の弟子ってイメージがなぜかあるんだけど、
たぶん固有イベントの後だと歩く大量破壊兵器と化してるからだこれ。
いわゆる「ダーリンお仕置きだっちゃ」の与ダメが洒落にならない的な意味で。
385名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 17:17:55 ID:1bSwOv8g
実際のゲーム内でも家襲撃のシーンで私堪忍袋の緒が切れましたとか、
海より広い俺の心もここらが我慢の限界だ的なことをやってるしなあ。
アベリオンはまだその場その場で普通に怒りそうだからある意味ではマシなんだが
フィーは溜め込みそうなぶんだけそれが爆発すると相当恐ろしいだろうと思われる。

アベリオンとフィーが兄妹として、二人の兄妹ゲンカと仲直りは見てみたい。
幼少時ケンカしてデネロス先生に怒られる二人も見たいし、探索中の二人でも見てみたいし
エンディング後でも見てみたい。
386名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 17:50:36 ID:FChC3Kli
>>382
それいいな
つーかそれだとバルスムスに「返せ!」と怒られるのが自然な流れだw
38715 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/03(水) 17:52:31 ID:PaH3wkFd
鯖復活記念に>>383を頂いた筈なのに/(^o^)\3000文字弱
38815 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/03(水) 17:53:12 ID:PaH3wkFd
「…どうかしたのか」
「え?」
「さっきからグラスの外に注いでいるようだが」
「あっ、わっ、えっ、しまった布巾ふきん!エンダー!!」
表のほうから返事がこだまして、ぱたぱたとはだしの足音が近づいてくる。
「よそ見しているからだよ。まあ、判るがね」
斜に構えた神官は眼鏡を光にかざして磨いている。
「何がですか」
「いいからいいから、早く洗わないと染みになるよ」
「どうしよう、もう着る服が…」
しょんぼり独り言をつぶやきながら部屋を出て行った。はいつくばった傭兵、いや、元傭兵は姉さん被りで床の油染みを
こすり落としているところだ。窓も全開で風を通しているが、鼻につく臭いは一向に薄らぐことはない。


「このままじゃ落ちやしないよ」
「駄目だ、洗剤は使わない主義だ」
「…素直になれば良いのに、本当は君だって判ってるんだろう」
「そうはいかない。子供が手足でじかに触る場所に石鹸が残っていては腹を壊しかねない…」
「わからんやつだな、そういう話じゃないのに。それから、この台所はもう手遅れだ。誓って言うが建て直すべきだよ」
”火葬場のほうがまだマシ”といった言葉が追い討ちをかける。半べそで手ぬぐいを下ろしてそのまま買い物に出かけた。
こんな日に限ってじろじろと見てくるものが多いのは何故だろう。あの煙を見たものたちが神殿を焼こうとした反徒とでも
噂しているのだろうか。もしマナに迷惑が及んだら、というか、台所を大破させたのですでに及んでいるわけで、もしかして
今日にも神殿から追い出されるかもしれない。いや、それどころか手に手に武器を取って町のものたちが襲ってくるかも
しれない、私をかばってマナまで追放される羽目になったりすれば、いや、むしろマナが先頭を切って襲ってくるのでは…、
やはりあのまま私はこっそり町を発つべきだったのだ。土手から駆け上がってきた占い婆が目配せしてきたので背伸びを
するふりをしてなぎ払っておいた。…あとでマナに叱られた。
「あ〜らいらっしゃい♪って、ってどこの色男かと思ったらメロダークじゃない、なんだ」
がっかりされてしまった。立て続けにコップを割った女中を見れば顔を合わせるなり顔を赤らめ目をそらされた。風邪だろう。
椅子ごと奥から年寄りがずってきてしげしげと顔を覗き込んでくる。それからイメチェンとやらについて大層褒めてもらった。
いえない。とてもいえない。てんぷらに失敗して髪が焦げてしまったから、仕方なく髪を切っただけだった、とは。皆の夕食を
調理して貰っている間に市場に向かった。ハゲが妙に親しげに握り飯を勧めてくる。一度店の裏を見かけたことがあるので
思い切り装甲(買い物籠)で殴ってやった。…あとで叱られた。意味もなくパリスのところの娘が話しかけてくる。うるさいので
適当な相槌を打っていたら、これの兄に首をくくられかけた。怖い。あとでマナに言いつけてやろう。
38915 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/03(水) 17:53:46 ID:PaH3wkFd
「今日も万能薬でいいの」
「ああ、なぜかこれだけすぐ切れるのだ」
「ふうん。よし、メロさん格好良いからおまけつけちゃう!」
どっさり毒消しの治療薬を貰った。食事の後よく飲むものがいるのでありがたい。そろそろ日が暮れる。酒場に戻る途中で
遊牧民にパイを貰った。後で料理を教えてくれるらしい。別に私のためではなくマナやアダが死んでしまわないようになので
勘違いしてはいけないそうだ。私が料理が下手なのはそれなりに自覚したのに、ああいう言い方をするとは酷い女だと思う。
神殿に帰るとマナが踊り子の衣装を着ていたので、嫁入り前というのにかっとなって叱ったら泣かせてしまった。後になって
洗濯が間に合わなくて仕方なく出してきたと教わった。それでなくとも土産を渡してからずっと不機嫌だ。好物を控えていると
いって八つ当たりされては適わない。それとも、少し太っている位が健康的といったのが拙かったのだろうか。年頃の娘とは
よくわからないものだ。エンダをつれて夜の見回りに出る。といっても墓地を散歩するだけではあるが。
「星が出ているな」
「おー、一番星か?」
「そうだ、綺麗だな。うわ」
灯かりもつけずにたたずんでいる女がいたので崖から落ちそうになる。墓参りに熱心なのは良いことだが最近やたらと物を
くれるのが気になる。そのうち財産全てを寄進してしまうのではないだろうか。信仰に篤いのは良いが、自らの人生をかえり
見なければならない、そうしたことを説いたら鼻を垂らして感激していた。夜道で会いたくない。
「今日はオハラサンの料理か」
「そうだ、私の料理ではないから嬉しいだろう」
「エンダは焦げた石も好きだぞ」
涙が出そうになった。いい子だ。料理を並べていると、アダが私の為にポララポと干物を出してくれたが不味いものはまずい。
「久しぶりに腹痛なしで寝付けそうじゃないか、あのまま台所が壊れていたほうがいいね」
「宿に帰れ」
「まあそう言わないでくれ給え、私だってこう見えて人恋しくなる時もあるんだ。毎日一人酒場で食べているとだね」
「それ長くなります?」
「そんな言い方しなくても良いだろ、マナや。折角の夕食なんだから、みんなで食べたほうが美味いじゃないか」
「どうした?マナ、お腹いたいのか?」
「なんだいそんなふくれっ面して、ほら一切れおとり」
夕餉の祈りの敬虔さもどこへやら、勝手なことを言いながら揃って食べ始めた。
「ほら、どんどんお食べ。ポララポだったらお代わりはいくらでもあるんだからね」

…まずい。
39015 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/03(水) 17:55:14 ID:PaH3wkFd
終わり。ネタを半分も反映できず代わりに日ごろの報いを受ける落ちになった不思議
391名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 19:04:26 ID:FChC3Kli
GJ!仕事はやいな!
これはいい嫉妬マナ
テレ子報われねえなw

>神殿に帰るとマナが踊り子の衣装を着ていたので、嫁入り前というのにかっとなって叱ったら泣かせてしまった。
萌えツボを押されすぎてこわい
392名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 19:23:48 ID:go5aprId
GJすぎる
大変おいしゅうございました
それにしてもてんぷらで黒こげか・・・
メロダークが髪を伸ばしているのって
切るのが面倒でほったらかしているだけなんだろうな
393名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 19:29:29 ID:tWoyPS9W
素晴らしくGJ!なんというジェバンニ。
拗ねるマナがかわいすぎる。

アイリだかチュナだかにどんな話されたんだイケメロさん。
394名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 19:33:00 ID:kWeXpHjt
モテるメロさんというのも新鮮だw

>火葬場の方がマシ
吹いた。
だから台所にメロさんを立たせてはいけないと……
395名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 19:47:51 ID:PaH3wkFd
そういえばピンガーさんの所のお嬢さん忘れてた
396名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 20:20:37 ID:xtztuq6b
リクエストした者です
想像以上の萌え度にハナヂ吹いた
キレハのツンデレも美味しいです
397名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 00:43:30 ID:41E2ImYm
マナに叱られたはともかくマナに言いつけてやろうって子供みたいだな
その後仲直りでごにょごにょやったのかしら
398名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 01:05:38 ID:deH9Yme6
>>397
>マナに言いつけてやろう
言われてみればw
ショタダーク以降ときどき甘えるようになったのかメロダーク

>>385
プリキュア自重w
その二人が兄妹ゲンカしたらお前ら面倒くせえなと言いながら仲をとりなそうとするシーフォンと
放っといてもあの二人なら仲直りするよと言うネルが頭に浮かぶ
399名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 14:20:39 ID:L68zv09W
ショタ時に無意識にかつさりげなく甘えて
マナの膝にのったり手を繋ぎたがればいいなあと思ったが
使命感に燃えたり、裏切られて打ちのめされたりと
自分の世界にどっぷり浸かっていたので
ありえないが
400 ◆DhjaoUVh9. :2010/03/04(木) 20:46:53 ID:GWIvgBOe
ソロモンよ、私は帰ってきた!

リハビリがてらにフィーの幼少話。
エロ?そんなものウチにはないよ…
4011/2 ◆DhjaoUVh9. :2010/03/04(木) 20:47:55 ID:GWIvgBOe
広場で子供達が遊んでいる。
それはありふれた日常で、どこにでもある光景だった。
その片隅で、同じ年頃の少女がぽつりと佇んでいた。
楽しそうな笑い声に混ざろうとせず、じっと眺めている。
それに気づいた一人が仲間に何事か相談し始めた。
そして、少女の傍に駆け寄ってくる。
「一緒にかくれんぼやらない?」
少女は顔を綻ばせ、彼らに誘われるまま鬼の役を引き受けた。
「いーち、にーい、さーん……」
目を瞑って手で覆い、数を数える。
「もういいかーい?」
誰も答えない。
「もーいーかーい?」
誰も答えない。
何度繰り返しても返答は無く、少女は堪えきれずに目を開けた。
広場の反対側で笑っている皆の姿が映る。
「ねえ、かくれんぼするんじゃなかったの?」
少女が近寄ろうと走り出す。
「うっせー、こっちくんなよ!」
誰かが投げた小石が少女の額に当たった。
「お前の髪、真っ白で気持ち悪いんだよ」
「血みたいな目の色しやがって」
幼い悪意が少女の容姿を罵倒し、石を投げつける。

涙を浮かべた少女が逃げようと走り出すと、広場の入り口で誰かと擦れ違った。
「お前ら何してんだよ!やめろよ!」
振り返ると、同じか少し上くらいの歳の少年が掴みかかっていた。
「なんだよ、正義の味方気取りかよ!」
殴り合いの喧嘩が始まり、少女はそれを見守る事しかできなかった。
多対一にも関わらず善戦する少年だったが、徐々に圧されてくる。
「ちょっとアンタ達、一人相手に卑怯じゃない!」
今度は一人の少女が駆け込んでくる。
「うわ!熊女だ!!逃げろ!」
少年を取り囲んでいた子らが一目散に反対側の出口から逃げていった。
熊女と呼ばれた三つ編みの少女は少女は地団駄を踏み、その呼び名を否定して喚いた。
「……で、ケンカの原因はなんなの?また貧乏だって言われたの?」
「……あいつらがそいつイジメてたんだよ」
少年が切れた口の端を拭いながら指すと、白髪の少女がビクリと震えた。
「そうなの……あ、オデコ赤くなってる。大丈夫?」
心配して伸ばされた手をすり抜けるように少女が走り去る。
「あ!ちょっと、なんで逃げるのー?」
三つ編みの少女が大声で呼びかけるが、遠ざかる後姿は何も答えなかった。
「お前の怪力が怖いんじゃねーの?」
「か弱い乙女に向かって失礼ね!」
頭を打つ派手な音と悲痛な呻き声から、少年が本日一番の痛手を負った事が窺えた。
4022/2 ◆DhjaoUVh9. :2010/03/04(木) 20:48:32 ID:GWIvgBOe
しばらくして、少女が息を切らして広場に戻ってきた。
水飲み場で傷を洗っていた少年が、両手に抱えた薬や包帯を見て笑った。
「大袈裟だなあ。こんなの唾つけときゃ治るって」
少女がぽろぽろと涙を零して鼻を鳴らした。
「あーあ、女の子泣かせてやんのー」
「オレのせいかよ!…………ありがとな」
少年が泣きじゃくる少女の頭を撫でてやる。
塗装の剥げた長椅子に座って傷の手当てをするが、ぎこちなく包帯を巻く小さな手は震えていた。
「……怪我させちゃって、ごめんなさい……」
蚊の泣くような声で謝られ、少年はきょとんとする。
「へ?……ああ、ありゃあいつらが悪いんだから、お前が謝ることねえよ」
「やだー、パリスったら女の子の前だからってカッコつけてるー」
「ちげえよ!」
そうこうしている内に手当ては終わり、白髪の少女は荷物を抱えて立ち去ろうとする。
「あ、待てよ。お前、名前は?」
「………………フィー」
いつの間にか泣き止んでいた少女は、居心地悪そうに目を合わせようとしない。
「やだー、パリスったら今度はナンパ?」
「なんでそうなるんだよ!…………えーと、あのな、フィー」
少年は少女を真っ直ぐ見据える。
「またイジメられたらオレに言え。いつでも助けてやるから」
「やだ!パリスのくせにカッコイイ事言ってる!」
「くせにってなんだよ!」
いちいち茶々を入れてくる友人に我慢できず少年が勢いよく立ち上がる。
が、思い出したようにフィーを振り返った。
「オレ、パリス」
短く自己紹介した顔は少しだけ赤くなっている。
「わたしはネル。よろしくね、フィー」
ネルに撫でられたフィーの頭が、その力の強さに前後にがっくんがっくんと揺れる。
「ああ、ごめんごめん。ちょっと力入れすぎちゃった」
「この怪力にかかればあんな奴らちぎっては投げちぎってはなげげげ」
「だ〜れ〜が〜か〜い〜り〜き〜よ〜」
首を絞められたパリスの足が地面から離れている事に気づいてフィーが止めに入る。
苦しそうに咳き込む背中を擦りながら、フィーは困ったようにネルを見上げた。
「酷いわよねえ、こんな可憐な乙女を怪力だの熊だの……」
ネルは頬を膨らませている。
「可憐な乙女……だと……?ざわ……ざわ……」
パリスは何か言いたそうだったが、命の危険を感じて深く追求できずにいる。
「……とにかく、もうお前はオレ達の友達だからな!」
「困った事があったらお姉さんになーんでも相談しなさいね」
フィーは笑顔で頷いた。

家に向かうフィーの足取りは軽かった。
二人と別れてから嬉しさで顔が緩みっぱなしだ。
「……友達って、いいな……」
皆と少しだけ違う容姿を自覚していたし、劣等感すら感じていた。
けれど、それを気にせず受け入れてくれる人がいた。
たったそれだけの事なのに、嘘みたいに心が軽くなる。
「帰ったら先生に、明日友達と遊ぶ約束したって言わなくちゃ」
それはありふれた日常で、どこにでもある光景だった。
403名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 21:37:58 ID:9b9WJfg4
GJ!GJ!
フィーがかわいい。あまりのかわいさにもうかわいいとしか言えない。かわいすぎる。
404名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:53:16 ID:G1rmww+L
おお、GJ!おかえり!
ネルひでえwwww
フィーはいつでもかわゆすのう
405名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 23:50:35 ID:WwN6Yyhf
GJ!ちっちゃいフィーの破壊力がすごい。可愛いなあ。
406名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 01:24:05 ID:ZYtfGy8Q
幼少時ネタはいいね
少女時代のウェンドリンやネルがラバン爺の下半身にいたずらネタが
いつか来ると信じているがなかなか来ない
407名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 02:52:40 ID:e271DBje
やべえロリフィー可愛い。GJ。
ロリネルも可愛い。

>>406
幼少時の初恋がラバン先生ってネタは俺の中にある。
408名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 03:23:31 ID:ZUFIChJa
幼少時から『やられキャラ』のパリス兄に乾杯
409名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 23:41:18 ID:Twx7sNfS
表のスレを見て不謹慎ながらも
白子族のせっせと子作りって言葉に笑ってしまった
資源が少ない地下での厳しい生活はどんなもんだろうな
410名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 00:24:08 ID:Ubt7PX6n
>>409
当人たちは特に何とも思ってない可能性が高いよな。比較対象もないし。
しかし白子族って知能は高そうと言うか、
振る舞いからしてそれなりに教育を受けてるっぽいのがかえってエグいなーと思ったりする。

表のスレで他ルートでの主人公もモブ扱いで存在する、って解釈の人が結構居ることに衝撃。
いやいや設定が破綻するじゃんそれだと。
本編で描かれた以上の要素は何であれ二次設定って意識は有った方がいいと思うんだけどなあ。
411名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 00:48:44 ID:8CD8cUHv
複数主人公好きなんだが
脳内で完璧にifの世界として構築してるから
特に設定破綻な感じもないんだよなあ
破綻する原作設定はその世界では存在しないことにして楽しんでるので
二次としてはやや邪道かもしれんけど

というのはさておき

>本編で描かれた以上の要素は何であれ二次設定って意識は有った方がいいと思うんだけどなあ。
本スレで複数主人公説唱えてる人たちは
二次設定という認識自体なさそうなので
多分あんまりピンと来ないんじゃないかと
412名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:23:44 ID:pLNXsbqd
8人それぞれに名前があって個性的な性格付けをなされてるから解釈が分かれるんだろうな。
名無し、またはせいぜい男のデフォ名と女のデフォ名がある程度で無個性主人公だったら
選んでなければいない以前に同一人物の職業が違うだけって見えるんだけど
それぞれ名前も性格も違う別人だから、あるシナリオではいる人物がいないと言われると
言われてよくよく考えてみれば結構な違和感がある。
でも無個性主人公ゲームだったらたぶん面白さ半減だっただろうな。
413名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:37:01 ID:8CD8cUHv
>解釈が分かれるんだろうな。
原作では実際存在しない設定なんだから
解釈じゃなくて単なる二次設定じゃね?

>それぞれ名前も性格も違う別人だから、あるシナリオではいる人物がいないと言われると
>言われてよくよく考えてみれば結構な違和感がある。
本編では主人公の出自によって、デネロス先生やカムールや
選ばれなかったキャラの運命が変化していくのが面白くも悲しいところなので
複数主人公存在説の魅力は
主人公が全員存在して全員が幸せになるところだと思ってる

>でも無個性主人公ゲームだったらたぶん面白さ半減だっただろうな。
顔グラと設定の両方に個性があるから妄想止まらんね
414名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:41:57 ID:WAxBxCg4
魔術師編なんてアベリオンとフィーの性格の違いでシナリオの印象がぜんぜん変わってくるのが面白いし
騎士編も将来を嘱望される、基本的には真面目に貴族してるキャシアスと
戦士として生きることを望んで親にも心配されるウェンドリンの性格の違いで話がぜんぜん変わってくる。
職業を選ぶだけの無個性主人公でもゲームとしては十分以上に面白かっただろうけれど
ここまで何周もするほどの魅力はなかっただろうと思う。
415名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:48:11 ID:Sb5pBBqh
それでもウェンドリンがあれだけ甘やかされてることを考えると
もしキャシアスとウェンドリンが同時に存在してたら
キャシアスがウェンドリンに説教しまくってそうだなあ
416名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 02:01:05 ID:wmQJj7/B
賢者、騎士、あと盗賊も、は男女で境遇や性格分けが成されているけど
神官は男女別でほとんど変化がほとんどないよな
417名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 10:52:28 ID:Xoscvru1
表の流れで思ったんだが、
賢者編でのMP切れ殴り合いって野郎同士だとギャグだが
これが対女主人公だと絵面的に微妙と言うかぶっちゃけエロい。
シーフォンがうっかりローブの襟首つかんで中身が見えそうになって動揺したところで
一発いいのを食らうとか、なんかそういう。

本編でキャットファイト要素がフォローされてないのがつくづく悔やまれる。
テレージャあたりとイベントバトルが有ればなあ。
418名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 11:19:53 ID:/9/Iz3lb
テレさんは平然とプロレス技使ってきそうだ
419名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 12:37:03 ID:wP2CtkFW
最初は新しい周回で宮殿に入るたびに怖がったものだが、今じゃいいエロシチュの宝庫としかみれない
420名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 12:50:05 ID:Vkt3Cp95
バトルが絡むとエロ妄想は活発になるよね
キレハ加入のくだりとか忘却界イベント直後のメロダークとマナとか
421名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 15:43:36 ID:b0qatzMS
両方とも水に濡れて服がスケスケだからな
キレハなんて肌が服に張り付いて乳首が更に強調されるだろうし
風邪ひくからと無理やり脱がそうとして殴られるというのが思い浮かんだ
それと暑いと服を脱ぎだそうとするのにずぶ濡れだと脱がないメロダーク
422名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 16:37:08 ID:K9SJpcxO
女顔4とかも相当透けそうな服装っぽいよな
まぁ体つきも一番子供っぽいが
423名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 16:42:27 ID:IIW4w/vY
>>417
>>422を見て思ったが、体つきの子供っぽい顔4フィーはまだノーブラだとか
身長差のせいでブラの中まで見えてしまったりとか。
上にあったわざと負ける流れでも思ったが服が破れるのもお約束だな。
424名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 16:45:01 ID:Vkt3Cp95
女顔4とキレハとエンダでノーブラパーティーと申したか
425名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 17:32:01 ID:b0qatzMS
顔4の子はケープのようなものを羽織っているからガードが緩そうだしな
顔2の子は肩出ているのでちょっと服引っ張ったらおっぱいポロリをしてくれそうな
426名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 18:31:32 ID:ne8ZMDcI
ヴァン「人の手によって殺されることは無い魔将なんて、どうやって倒せばいいんだ…」

ラバン「人じゃ倒せないってんなら、人でなしになればいいんじゃないか?…なんてな」

ヴァン「…ちょっと昏睡してるチュナを手篭めにしてくる」

ラバン「おい 真に受けるな」
427名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 19:17:31 ID:V20tAVd2
噴いたw
ヴァンはラバンの言う事なら素直に信じそうだな。

>>423
ハプニング乳揉みですね、わかります。
428名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 19:22:54 ID:r1K1NDXH
ヴァン以外の奴だったらどうなるんだ・・・w
429名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 19:41:46 ID:/9/Iz3lb
キャシアス「フランを調教するのは心が痛むが、わかった。やむを得ない」
フィー「シーフォンくん、出番……」

あとのは未プレイなので任せた
430名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 20:02:18 ID:Xoscvru1
>>429
真っ赤になってるけど満更でもなさそうなフラン。
そして「お前が頼んできたんだからな」って
ニヤニヤしながらフィーを押し倒すシーフォン。

だめだこれただのそういうプレイだ。
431名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 20:06:34 ID:/9/Iz3lb
「お前が言い出したんだからな。悪く思うなよ」
(ふるふる)
「何だよ、今さら嫌がっても」
「違うの、そうじゃないの。人でなしで腐れ外道の犬畜生なら、自称魔王のシーフォンくんがぴったりだと思って」
「……」
「他に頼れる人がいないの」
「くそっ、しょうがねえな」

→14へ
432名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 20:13:21 ID:b0qatzMS
この流れを見るとシーフォンは童貞としか思えない
433名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 20:19:19 ID:V20tAVd2
シーフォンは素人童貞だって、私信じてる!

>>431
真面目な話でもエンダは宮殿に連れて行きたいので、人工精霊あるから
キレハと並んであのイベントでは世話になるからな。
434名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 20:49:32 ID:r1K1NDXH
けどその時点のキレハとシーフォンって
紙装甲だわ攻撃手段0だわで結局召喚した奴とプラマイ0にならんか?
鍵開けも欲しいしなあ
435名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 21:07:45 ID:ARuItn8g
>>434
どっちみちナムリスを倒した後は一回地上に戻らないと先に進めない。
一度地上に戻って態勢を立て直そうみたいなことを言わないと、エンダを宮殿に連れて行けないし。
436名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 21:22:55 ID:FRHuMkbw
竜の塔は上層はキレハがいて4人でいる間にいろいろ済ませるし
この時点での下層でやることはほとんどナムリス倒すだけだからな。
437名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 21:53:31 ID:Ckk9Lbfj
>>431
「ちが、そうじゃなくて、人工精r…きゃっ」

こういう展開も捨てがたい
438名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 22:38:24 ID:I0j9KF6G
>>437
無理矢理感の強い手で口を塞ぐ
お約束の唇で塞ぐ
噛まれる危険性も高いがナニで塞ぐ

いずれも捨てがたい
439名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 22:49:34 ID:b0qatzMS
手で塞ごうとしたらうっかり鼻まで塞いで失神、結局ビビッて何も出来ず
唇で塞ごうとしたら頭突きをくらってお互い悶絶
ナニで塞ごうとしたらズボン脱ぐ間に反撃される

さあ好きなものを選ぶがよい
個人的に真ん中がお勧めだ
440名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:04:42 ID:Xoscvru1
この流れを見て、むしろネルに対して鬼畜になろうと試みるアベリオンとかどうだろうかと考えた。
でも当人が憎からず思ってて「アベリオンなら私…」ってノリだとしても完遂できる気がしない。
思い余って首の骨をコキャッとやらかしかねないんだものあの娘。
441名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:28:02 ID:r1K1NDXH
「こ、こないで!」とか言って胸を突いたら
それだけでアバラ数本は逝きそうだからなあ

感極まって抱きしめたら死にそう・・・というのはよくあるギャグだが
真面目に考えると不便極まりないな
442名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:35:55 ID:b0qatzMS
事前に一時的に筋力が落ちる薬を盛るというのはどうかと考えたが
調合が出来るネルは薬の知識が豊富だからばれる可能性が高いわけで
万能キャラもある意味考えものだわな
酒でも飲ませて酔い潰した方がよっぽど手っ取り早いか
443名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:45:54 ID:LA7QnYz0
前に本スレで大真面目なゲームバランスの話で作成と独自スキルあるし
戦闘でもバランスいいからネルに腕力(と、鍵開け)は不要じゃないか
(代わりに素材を組み合わせて上級素材にする上級錬金術が欲しい)
みたいな話があったが、真面目にもそう思うがこういうときにも思うなw

しかし表の流れのせいでもうアベリオンが武闘家にしか見えなくなっていて、アベリオンとネルは
見た目だけじゃとてもそうは見えないが怪力なカップルのイメージが構築されつつある。

>>438
男なら3、と言いたいところだがまだあの時点ではさすがに噛まれそうだな。
2ならもう受け入れてもらえるかもしれないが。
444名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:53:50 ID:Xoscvru1
>>443
>しかし表の流れのせいでもうアベリオンが武闘家にしか見えなくなっていて、アベリオンとネルは
>見た目だけじゃとてもそうは見えないが怪力なカップルのイメージが構築されつつある。
うっかり脳内作画がバキSAGAになってしまったではないかどうしてくれる
あとその組み合わせだと間に挟まれたパリスが何かと腕をねじり上げられそうで哀れですね
445名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:57:05 ID:Vkt3Cp95
まあその時もネルには腕力必要だしゲームバランスも崩れてないという意見が多かったけどね
エロパロ的にはやれそうでやれないのが知恵の絞りどころなんだよなあ
薬が駄目なら両手足拘束してほのぼのレイポ?
446名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:58:05 ID:dP6aj7KF
「わぁい」とか言いながら拘束具引きちぎりそうなイメージしか湧かないw
447名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:03:00 ID:b0qatzMS
じゃあ魔術師なんだから魔術で睡眠とか催眠とか拘束とかは
448名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:06:00 ID:u4PAe+7R
ネルの腕力でアルソンやエンダが割食ってるし、
ネルはなくてもやっていけるって意見も多くなかったっけ?
不要というほどでもないが必要でもなくて
「あってもいいけどなくても困らない」くらいの意見が多かったと思う
俺もまあ腕力か上級錬金かどっちか選べと言われたら上級錬金取るだろうし、
腕力も鍵開けもあったらあったで便利だけどなくても困らないな

>>447
ネルは高度な魔法を「使う才能」はないけど魔力そのものは結構高いんだよな…
449名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:09:38 ID:WcHL3Ekg
本気で攻略法を考えるなら、
手足縛っても無駄なら心理的な拘束をかければいいのですよ。
なんかしらかの人質をとった上で
「下手に抵抗して俺にカスリ傷一つでも付けたら……わかってるよな?」
ですよ。

軽めのなら
「ここにアルソン謹製のアップルパイがある。
今から三時まで声を出さなかったらおやつにして良し。
なんか言ったら没収な」
で散々こねくり回すのでおk。
450名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:18:31 ID:z8xvT9Dx
本スレのネル腕力話は
「俺の考える魔法少女の理想にあわないからいらない」というレスのインパクトが強すぎて
451名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:20:04 ID:AbwfgDTn
こうやって考えるとネルの性能ってこういうときは結構面倒だな。

>>448
アルソンとできることがかぶりすぎてるからな。「料理」すら7割成功する。
エンダ得意の全体攻撃もネルが自力習得する爆炎の投射で終盤まで行けるし
ネルの腕力のせいでこの二人が割食ってるのは否めないかもな…
452名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:22:03 ID:fthSmNHn
というか本気で攻略ならくくりの魔法でいいんじゃないか?w
あとはパリス秘蔵の緊縛丸秘本から学ぶなり
ラバン直伝ワイヤートラップくらわすなり

鬼畜な手だとキャシアス辺りに手伝わせるのもあるが・・・
確か素の腕力なら互角程度にあった気がする
453名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:23:54 ID:z8xvT9Dx
キャシアスとネルって腕力同士でバランスいいと思うんだが
あんまり見ない組み合わせだよな
キャシアスフランが鉄板すぎるせいなのか
454名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:26:36 ID:WcHL3Ekg
ネルさんはどっちかというと邪道魔法少女のカテゴリな気もする
455 ◆1HLVKIREhA :2010/03/08(月) 00:28:06 ID:Yg/0KPbP
「どう……ですか?」
フランのしなやかなターンに合わせ、ふわりとスカートの裾が舞う。
普段の女中服と違い、身体のラインを露骨に浮かび上がらせる舞姫の薄衣。
女性的な起伏は今一つ足りないが、その華奢な肢体もまた魅力的である。
恥じらい気味にはにかむ表情も可愛らしさを引き上げている。
似合っている、と言う代わりにアイリがフランを抱き締めている間に状況を説明しよう。

事の発端は、ネルの何気ない一言だった。
『フランちゃんももっとおめかしすればいいのに』
職業柄、着飾ることとは縁遠いフランに対して同年代の友人としてかける言葉としては妥当なものだろう。
そして、その直後のアイリの行動は速かった。
人に見せるような可愛らしい衣装ならいっぱいあると主張し、半ば無理矢理フランを自宅に連れ込んだのだ。
しかもフランに渡したのは、とっておきの煽情的なやつである。もちろんフランはそんなことは知らない。
手伝う、という名目で必要以上に身体的接触を図りながら着替えさせ、今に至る。

「あ、アイリ様?」
戸惑うフランの頬に口付けると同時に、脇腹と背中をくすぐるように指の腹で撫でる。
「ひゃうんっ」
唇と両の手が個々に這い回り、フランを快楽へと導いていく。
火がついてしまったアイリを止めることなど、始祖帝の御業を以てしても不可能である。
特に今日は、着衣という要素が火勢を増すのに一役買っている。
「は、ああっ、ん」
繊細な指遣いで、敏感なポイントを正確に責める。
愛と劣情と日頃の鍛錬の賜物。
フランも、積極的に求められれば悪い気はしない。
こういった行為に慣れてはいないものの、アイリの為に尽くそうという気概は十二分にある。
気合だけで終わってしまうのが常ではあるが。
「アイリ様、アイリ、さまぁ」
いわゆる性感帯に全く触れられていないというのに、腰が抜けそうになる。
すがるようにアイリを抱き締め、快感に没頭していく。
頃合と見たアイリがフランの体重を受け流すようにベッドへ倒れこむ。
「わぷっ」
不意をつかれたフランが妙な鳴き声を出すのにも構わず、アイリの手がスカートの中へ潜り、太股を撫で回す。
「やう、ん」
震えるフランの耳を甘噛みしながら、潤う秘裂へ指を沈める。
「っ!?ああああっ」
一本、二本と容易に飲み込むそこは、他でもないアイリ自身の指が開発したもの。
フランの嬌声とアイリの息遣いと湿った水音が室内に響く。
「アイ、リさま、あたし、もうっ」
ぎゅっと目を瞑り、シーツを握り締めるフラン。
焦らしてやろうか、という思考がアイリの脳裏を過ぎるが、欲望に打ち勝つほどの強さはない。
可愛らしい姿を見せて、と耳元で囁き羞恥を煽る。
「ああっ、はあっ、やあっ、んんんんんっ!!」
絶頂。声を出すのははしたないという理性が微かに残っていたらしく、くぐもった吐息が鼻から抜ける。
「……」
「え、あ、まっ、まだ!アイリ様!」
それがアイリには不満だったらしく、余韻に浸る暇も与えず責め続ける。
「また、あたっ、あああっ!!」
散々喘がされたフランが解放されたのは、五度目の絶頂で気を失った後だった。

翌日。
「……何とか、綺麗になりましたね」
びしょびしょで皺だらけになったシーツと薄衣を健気に洗濯し終えたフランをねぎらうように、アイリが言う。
今度は自分がその女中服を着てみよう、と。
456 ◆1HLVKIREhA :2010/03/08(月) 00:28:26 ID:Yg/0KPbP
流れをぶった切って初期技能盗賊持ちカップル編
今回は>>307のウェンドリン以外の女主人公×フランというネタを拾ってみました
最近は非エロが多かったような気がしたのでエロ担当アイリ登場
設定的に俺の脳内でエロエロキャラなんだけど、たまには受けに回るのも面白いだろうか

↓それでは引き続きコナン・ザ・グレートの話題をお楽しみ下さい
457名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:28:50 ID:WcHL3Ekg
まあ攻略とかキャラ性能に関しては表スレでよくね?と思わなくも無い
ネルの性能に付いての所見は表で議論になったときに散々書いたからここでは繰り返さないけど
458名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:34:00 ID:pIdk/yr4
GJ!メイドさんはいいよね
しかしアイリ、っつーか盗賊ルートのフランってぶっちぎりで不幸というか報われないよな
459名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:34:41 ID:AbwfgDTn
>>455
GJ!二人とも本当にかわいいな。
奔放でエロエロなアイリはかわいいのでそのままでもかまいませんが
それを超える相手ならば受けに回るのもいいかも。

>>457
それもそうだな。
460名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:35:01 ID:z8xvT9Dx
>>456
ktkr
GJ、毎度GJ! 百合おいしいよ百合!
ラブラブエロはいいね
461名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:41:11 ID:WcHL3Ekg
うおおリロードしてなかったら投下きてた!
エロエロなアイリさんが素敵だしフランは健気だしでどっちもかわいいなあ。
今まで考えたことの無かった組み合わせだけど美味しく頂きました。
462名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:48:27 ID:dzqd7puu
腕力がないネルなんてネルじゃない
463名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:52:03 ID:7HYozcj3
>>455
GJ!
エロエロでおしゃれでなにげに努力家なアイリがストライクかわいい。
一生懸命なフランも健気かわいい。実に素晴らしい。
464名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 00:55:55 ID:qh5Msxy+
うん、いい組み合わせだ
GJ
465名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 01:12:44 ID:kbksFdEO
>>456
GJ。ちゃんと洗濯するフランかわいい。
女中服姿のアイリは破壊力ありすぎだ。
466名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 12:47:49 ID:wVNFx2lD
メロダークは大男と言われているが実際性行為に及ぶ時
体格差のせいでできない体位やプレイがありそうだな
マナが顔4だと150cmないかもしれないし
逆にお姫様抱っこなんかはやりやすそうだが
467名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 20:46:58 ID:qh5Msxy+
神官編で神殿軍を辞めたメロさんの事を仲間はどう思っているのだろうかね
マナなら若い娘に入れあげたで済みそうだがエメクだと変な噂が広まっていそう
それとそんなに簡単に辞められるものなんだろうか疑問がある
メトセラの軍を辞める時は死んだふりをしてまで脱走したというのに
アルソンの会話を見ると直属の上司であるバルスムスは死んでいるみたいだし
他の仲間はわざわざ引き止める理由もないからそのまま放置なのだろうか
スパイなんて怪しい仕事させられている辺り正規の神殿軍の戦士じゃないのかもしれない
468名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 21:52:01 ID:z8xvT9Dx
>それとそんなに簡単に辞められるものなんだろうか疑問がある
>メトセラの軍を辞める時は死んだふりをしてまで脱走したというのに
メトセラに徴兵された理由が理由だから、軍を辞めるのが不可能なのは当然で
神殿軍の方はバルスムスの口利きで入ってるし辞めるのむしろ簡単そうじゃね?
469名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 22:02:40 ID:G0xAzZjT
ヒント:メシマズの料理好き、脱ぎ癖
470名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 22:37:24 ID:qh5Msxy+
>>468
忘却界で故郷のためにと言ってたもんな・・・

>>469
決して厄介払いされたわけじゃないと信じている
戦場だと飯の上手いまずいは言ってられない
聖職者は食事に執着がないから
ホルムに来るまで料理をまずいといわれた事がない、わけないよな
食中毒で5人ほど倒せる実力なんだし
471名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 00:01:23 ID:CgkpB8gL
データを見てみたら、ネルは他のキャラと比べて眠りと踊りが利きやすいらしい
つまり踊り歌を歌いながら押し倒せばOK
472名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 00:24:11 ID:AF+sAlde
馬鹿力の娘さんが本人の意思と関係なく踊ってるのって
無理に近づいたら扇風機に指突っ込むようなもんじゃなかろうか

素直に睡眠の魔法使って寝てる間に色々ヤるのが楽そうだが反応が味わえない罠
473名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 00:59:30 ID:nra/ZiHM
何故かエンダとネルはゲーム的に眠り状態になりやすいって設定があるんだよな
474名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 01:31:51 ID:nB4iInJn
>戦場だと飯の上手いまずいは言ってられない
でも瀕死で回復料理が欲しい時に暗黒料理を作られたらマジ困る。
それで食材を使い切られたら泣くに泣けない。
475名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 01:53:18 ID:hNC4D3DB
ポララポがありますよ
でもホルムの郷土料理だからホルムに来てから覚えたんだろうか
476名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 10:43:36 ID:RALYYXgT
エンダは竜形態のときに眠らされて封印されたから、それが理由の一端かと
パワータイプ(ネル)は状態異常で抑え込むっていうRPGのセオリーじゃない?
…お母さんは置いておいて。
477名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 10:53:00 ID:WSFNVcI8
>>476
俺はエンダが眠りやすいのは子供だからかなと思ってた
メロが威に弱いとか、アルソンがとりあえずなんでも鈍感とか
いろいろ深読みすると面白い特効・属性だな
478名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 12:30:11 ID:RALYYXgT
普段アルソンさん使わないから知らなかったけど、耐性がすごいね
エンダは自分が勝手にそう思っているだけだから、あまり気にしないでくれ

絵だけみるとフランって12歳くらいなのかなって思ってたけど、
弟のギュスタールが14歳だから実際は15↑なんだよね
それにしては胸がちいさ


      かゆ


              うま
479名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 12:45:21 ID:hNC4D3DB
双子という可能性もあると思うぞ

ふと幼馴染失恋ネタが読みたくなった
フランがキャシアスに失恋、あるいはキャシアスがフランに失恋
ネルがアベリオン(それ以外の主人公でも可)に失恋、主人公がネルに失恋
パリスが女主人公に失恋、女主人公がパリスに振られる(ある意味これは通常か)
ちなみにネルとパリスでもあり
フラン以外の二人は恋愛って感覚が薄いけど
他の異性と親しくしているのを見て初めて気がつかされる自分の気持ち
というシュチュが非常にいいと思う
480名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 14:00:04 ID:li2k/Ppi
>>478
あの体型あの顔つきで実は20前というのが俺のジャスティス
481名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 15:37:00 ID:RALYYXgT
>>479
双子かー、それは考えていなかったね
それにしても成長の差がありすぎな気が…

>>480
なんという合法ロrげふんげふん
エンディングの時の絵(羊にスカートのすそを食まれている絵)と併せて考えると
精神年齢も見た目通りっぽそうな
そんな君にはこの言葉を
っ「ロリバb ごめんフランやめくぁwせdrftgyふじこlp
482名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 16:04:52 ID:x6ih14/p
>>476
ネルは寝るとかけてるんじゃないのか?
483名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 16:12:41 ID:2J8fe6AE
私もフランは20前後のイメージだった
顔1男女と同い歳って感じで
484名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 16:16:20 ID:QRsCRxz3
フランも女の顔1、2もギャラリーで見ると結構大人びた顔つきだけど
ゲーム内の顔グラになるとちょっと幼く見えるようになるな
485名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 16:26:07 ID:spJMHlNY
キャシアスとフランは乳母兄妹感覚でみてた
小さい頃はタメ語だったんだろうとか
486名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 17:20:14 ID:nra/ZiHM
キャシアスを顔3か顔4のショタ顔にして、フランにプロポーズというのもちょっと面白いかも
自分より年下のガキンチョの言葉を真に受けて即効で結婚の身支度を始めるフラン
もうちょっと大きくなるまで待っててやれよ!
487名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 19:50:33 ID:+hJ+864y
顔4だとフランよりちょっと身長高いイメージだが
顔3はもろにフランより低そうだな
どうやって抱きしめてるのか絵を想像するとなかなか・・・

キャシアス4顔がデフォの俺って結構異端だったのな
488名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 20:28:40 ID:0jVWr0K3
ウェンドリン4顔だとアルソンが…w
逆に親父の溺愛っぷりは違和感がなくなるが
489名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 20:45:33 ID:hNC4D3DB
俺は親父の事を事前に知らなくてもウェンドリン顔4派だった
あまり聞かないけどやっぱり少数派なのだろうか
490名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 20:54:29 ID:P086mUCl
以前顔2ウェンドリンという物の存在を知った時には萌えたなあ。
アルソンさんの言動に品良く眉をひそめてくれそうで素敵きわなりないですね。
でも腕力持ちで戦士志望。
491名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 21:30:09 ID:o/FctjwT
顔2ウェンドリンはお嬢様らしくていいなあ
それでいて父親も手を焼くおてんば娘というのが実にいい

>>487
男の顔4はショタより高校生くらいに見えていた
キャシアスで顔4だと17〜8くらいだと
492名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 09:22:32 ID:CSlLi4Si
>>482
あぁ、それはありそうだね
自分の説よりもよっぽど理にかなっていると思う

自分はクラス関係なしに男女とも顔4でやっているけど、
クラスごとに顔変えてやっている人の方が多そうだね
493名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 12:52:12 ID:8hQ0mjv1
>クラスに応じて顔グラ変更がデフォ?

たぶん、ココ(エロパロスレ)がそういう拘りというか
脳内ファンタジー分が旺盛なユーザーが集まり易いトコなだけで
このような魔境(笑)に足を踏み入れないユーザーもそうかと言えば
多分別なんじゃないかな?
494名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 14:54:38 ID:dE+A+niL
表のスレ見て思ったが
悪気はないがダッタも女キャラにハードななセクハラしているんだな
全員女のパーティーならその辺りに埋められているかもしれん
存在自体が嫌からせの真夜種王にマーメイド
全員にキスをせがむプリンセス、全裸仁王立ちのメロダーク
他は助平爺のラバンにちんこ発言のシーフォンくらいか
女だろうと殴り合いするパリスは意外に紳士だな
495名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 18:04:23 ID:99moPbsZ
ところで表ででも出てたがキレハが捕虜にされたまま町が解放されると出てくる↓の台詞(一応ネタバレ注意)






「……心配しないで。大してひどい目には遭わなかったから」
「でも、テオル公子にはもう少し早く町を取り戻しに来て欲しかったわね……」

これってやっぱりキレハが駐留軍の面々に輪姦されたってことなんだろうか
人口の少ない町で溜まってた上にあんな美人が捕虜になったんだし多分そうなんだろうが
…もしそうなら是非とも詳細を見てみたかったイベントだな
496名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 18:30:10 ID:uxWOjfR9
パーシャがいるからそうでもないと思うんだがなあ・・・
逆に女だからこそ女にとってきつい責めをする可能性もあるけど
それにしてもキレハはエロ妄想の種が多すぎやしないか
護衛イベントといい狼イベントといいダッタの時も一人抱きつかれているし
ラバンのすっぽんぽんも素直に信じているし
警戒心が強そうでそうでもないところが心配になるよ
497名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 18:30:31 ID:Xll5bFL3
主人公に目をまともに向けず、憔悴しきった様子でその台詞を言っていたなら可能性が……

しかしそのルートだとキレハが胸の内を主人公に明かすことはないわけで。
丹念に傷の手当てをするテレージャに思わず縋ってしまうとかの方向に妄想が走る。
498名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 20:15:08 ID:dE+A+niL
仲間同士でくっつくパターンが想像しにくいのは
野郎キャラが情けないのばかりだからだろうか
499名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 21:42:15 ID:v3fSdMwM
同じパーティに入れないと、仲間同士って意外に接点ないからなあ
公の任務で加わっているアルソン、フラン、テレージャは、仲間や他の探索者ともある程度関わっているかもしれないが
本スレで「初回は存在に気付かなかった」と言われやすい宝目当てのシーフォンは
同じパーティに入れないと下手すりゃ他の仲間と一面識もなく、お互いの存在すら知らないまま終わりかねないし
メロダークは表向き傭兵だから仕事を探して(いるフリをして)他と関わるかもしれないが
キレハ、ラバンあたりもあまり積極的に関わらないだろうし、エンダもあまり他の人にはなつかないような気がする

>>492
俺はクラスという感覚じゃなくて完全に別人と思っているが
グラはキャラごとに変えるんじゃなくて気に入ったやつを使うし
アイリは気分で髪を結んだり下ろしたりしそうだという理由で1にしたり3にしたりコロコロ変えている
500名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 21:51:44 ID:DSS8sjNe
シーフォン&フランとアルソン&テレージャのコンビは好きだったな
タイプが正反対だから面白いだけで、恋愛には発展しなさそうだけど
501名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 21:59:45 ID:H28Am9E5
主人公(プレイヤー)が見てないところまではわからんけどね。
テレージャはキレハに構ってるみたいだし。

>>499
神官編のメロさんは酒場にすら現れないけどな。
502名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 22:00:47 ID:uxWOjfR9
一見不仲に見えるキャラ同士で恋愛に発展
と思ったが仲が悪い組み合わせって男同士ばっかりだ
百合の花なら咲かせたいがぬとぬとした友情はちょっと
503名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 22:47:07 ID:v3fSdMwM
>>501
特に野郎メンバーは見てないところでも関わり薄そうだなあと思ったからさ
女の子たちは見てないところでも仲良さそうに見えるんだが


ところで街解放イベントの話でテオル殿下の演説思い出したが
ぜひ殿下には優れた技術を軍事力に利用するのみならず
あの世界で新たに機械姦というものを編み出して頂きたい
504名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 22:54:23 ID:UHg+TnP2
ネス公国→機械
大聖堂→自動化など邪宗
タイタス→神経直接刺激


そういやオーバーロードの雷光神経網の中には性的快感をつかさどる神経もあるんだよな…
505名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 22:55:22 ID:sNBwhvbB
>>503
パリス・・・妹があんなコトになって必死
ラバン・・・息子達が権力争いしてやってられんわで300年
アルソン・・・いい人なんだけど周りに受け入れる態度が無さそう
シーフォン・・・言わずもがな
メロダーク・・・このご時世で食品無駄にするとか馬鹿なの? 死ぬの?

あれだな、友情なんて芽生えっこない状況だ
強いて期待するなら数字板のことはよく分からんがアルソン総攻めみたいな感じか
506名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 23:17:35 ID:SCIYhqqB
賢者編以外のネルとシーフォンはいつの間にかそういう事になってる可能性が無くもなさそうだ。
あと男性主人公でパリスとグッドエンド迎えた場合、
パリス-テレージャのフラグが立つ気もする。トムとジェリー的な奴が。
507名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 23:44:29 ID:CSlLi4Si
>>499
なるほど、一概には言えないんだね
こういう作品は個人ごとの想像力がかなり影響するから、いろいろな見方をスレ出知ることができておもしろいね

キレハさんは序盤のころにテレさんを気にかけていたりしてるし、料理的な面も含めて人気ありそうだよね
508名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 08:03:30 ID:3dPUpT44
ラバンはパリスが子供の頃からの知り合いだし、
パリスとシーフォンはなんだかんだで仲が良い気がする。
アルソンは言動は鬱陶しいけど料理やら裁縫やらでパシられてそうな。
メロダークはあえて周囲と距離を取ってるから一人ぼっちっぽい。
509名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 11:31:44 ID:iL/v6fNp
メロダークとマナ、もしくはエメクとテレージャがいたそうとしたら
エンダが何やってるんだと乱入してきて結局できなずに悶々というのが思い付いた
エメクとテレージャならそのまま3P突入してもよいがあえて
何もしない方がエロいと思う
510名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 18:00:03 ID:EKbHTCF1
メロさんは趣味つながりでフラン(料理)とラバン(肉体)は仲いいんじゃないか
あとはくちびるびろーんなエンダも
主人公以外あまり懐かないエンダは他に積極的に誰かに触れたのって
シーフォンを殴った時とネルに噛み付いた時ぐらいだよな

ネルの乳を出せ発言で思い出したが妊娠ネタや母乳ネタは出てないような
511名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 22:09:11 ID:EXOk45XY
できそこないさんで妊娠ネタなら脳内ストックしてるけど
最初から最後までグロいだけの話にしかならなかった。
512名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 23:11:36 ID:5uLQ2AnV
ナムリス×できそこないさんの脳内ストックなら俺もあるぞ


ナムリス「私に攻撃が届かないというのなら、貴様は『できそこない』などではない。
      ……れっきとした、一人の人間だ。」

できそこないさん「ナムリスさん…(キュン)」 的な
513名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 23:16:39 ID:G7D83ErR
では届いちまったら?
514名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 23:22:33 ID:EKbHTCF1
そういやできそこないって性別があるのだろうか
できそこないと言われる位なので未分化だと思っていた
515名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 23:25:16 ID:B+Q33srA
「できそこない」と遠回しな表現だがズバリ言うと水子霊だからな…
516名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 23:45:52 ID:5uLQ2AnV
できそこないさんに「私が大人になるまで待っててくれますか…?」とか言われたらドキッとせざるを得ない
「私がおっきくなるまで待っててくださいねっ!」でも可
517名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 23:51:36 ID:nPO/enL2
そして数年後
異形の獣「あの…魔将様、覚えていますか?(もじもじ)」
518名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 00:07:47 ID:2OZeZwqK
おまいら本当にできそこない好きだな
敵キャラの人気投票やったら上位に入るだろう
俺はニョロが一番好きだけどな
519名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 00:10:28 ID:HOol9lmx
だが俺はあえてク・ルームさんを推すね
パンツはいてない人とタイタスに乗っ取られたウェンドリン辺りは結構いけるんじゃなかろうか
520名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 17:19:00 ID:rOSU85wf
人気投票といえばwikiのはとりあえずキレ・メロ・シーが強いが
エロパロ、特に職人的にはどの辺が強いんだろうか
上記三人はこのスレでもよく見る面子だけど
521名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 18:33:54 ID:2OZeZwqK
全員登場のごちゃ混ぜもあるから一概には言えないけど
シーフォンとメロダーク以外の男キャラは少ないと思う
特にアルソンのエロってなかったような
パリスと未遂ながらもラバンは見た事あるんだが
522名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 18:42:41 ID:XbeDSK3b
アルソンのエロといえば
17世ウェンドリンに首輪付けられてなぶられる名作SSが有ったのをお忘れか。
523名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 18:58:44 ID:2OZeZwqK
なん・・・だと
ちょっと今から探してくる
それと逆にアルソンさんがウェンドリンを嬲る話を読んでみたい
相手はテレージャでもよろしくてよ
524名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 21:59:38 ID:XbeDSK3b
>>523
投下されてたのは1スレ目だよ。
まとめページに収録されてるんで是非。
525名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 22:58:17 ID:V2ApN0qy
しかもそのタイタス17世は顔2女主なので、ギャップ萌えも是非。
526名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 09:31:29 ID:e/kDNj5A
最初に比べると勢いがなくなってきたものの
既に5スレ目に突入しているのがすごいわな
SS作家個人の思い入れも影響するだろうけど
人気投票上位3人は独立した大きいイベントがあるから
他所よりネタが作りやすいというのもあるかも

イラスト系は女キャラ全般と男だとシーフォンが人気みたいだけど
そういう意味だとシーフォンは結構すごいと思う
527名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 12:27:44 ID:WfXu/SW1
前pixivのRuinaタグで描かれた人物を集計したけど、
2位フランに2倍の差をつけてシーフォンがトップだった
528名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 13:12:44 ID:KypIjeFa
シーフォンは色合いが比較的明るいのと動きをつけやすいデザインなんで
描いてて楽しいキャラだろうなあと思う。
赤〜オレンジメインなんで絵にしたときに映えるんだよな。

ただ髪型が微妙に描きづらいというか、全般的に枯草氏作のキャラ絵って再元が地味に難しい。
529名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 14:05:42 ID:aCD5A3E3
ネタながらも夜種王のエロがきた瞬間、このスレやべぇと思ったものだ……
530名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 14:16:31 ID:eeKJIuio
>>521
SSでその二人が多いのはゲーム内で相手役になりやすいマナとフィーの人気が高くて
絡みがおいしかったり、男なら別に誰でもいいから無難に接点の多い奴という理由で
主人公役として抜擢されやすいのもあるだろうな
531名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 16:51:50 ID:e/kDNj5A
フィーとアベリオン、キャシアスは人気がある感じだよな
表のスレでも話題に出る事が多いし
俺はマナが一番好きだけど人気はどうだろう
532名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 17:27:13 ID:3dQ5R5Dw
イラスト的に描きやすいのはキレハ 描きにくいのはネルだと思う
ネルちゃんお下げとか服装とか結構ゴチャゴチャしてるからね
533名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 10:55:26 ID:mCbL3SgF
シーフォンの髪型って散切り頭みたいだよな
真横にバツンバツン入れられた段を見ると一種の坊ちゃん狩りを連想させられるのは自分だけだろうか
シーフォンはお洒落なイメージがあるのでこだわってあの頭にしていそう
個人的にテレージャの髪型の方が不思議
ツインテールなのかサイドを持ち上げて髪留めで止めているのか
よく分からない
534名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 12:57:47 ID:NRafDnYO
温泉イベントは水着着用だと思っているので各キャラに着てほしい水着
ネル:オーソドックスなピンクのセパレート
テレージャ:黒のハイレグがきわどい水着を堂々と
キレハ:必死に隠しながらブラジル水着
フラン:白のスクール水着(名札に平仮名でふらんと入っていると尚可)
エンダ:ちっぱいポロリを期待しながら肩ひもなしのビキニ
535名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 13:13:02 ID:AoR5g/iS
エンダは普通にすっぱでいいんじゃなかろうかw

主人公sはどうだろな
1顔は競泳水着
2顔は白地に青をあしらったビキニ+パレオ
3顔はやっぱ赤系統か?
4顔は旧スクで一つ
536名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 13:26:58 ID:NRafDnYO
普段惜し気もなく裸体晒してしるからこそあえて隠すとエロくなると思うんだ
幼児体型のエンダにエロを求めるなと言われればそれまでだが
537名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 14:04:43 ID:AoR5g/iS
なるほど
奔放な野生児に礼儀作法を教え込んで
服をかっちり着せるというパターンもありだな

あと幼児体型だからこs
538名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 14:10:28 ID:dPER5GRl
自分の中ではエンダは女主人公とお揃い(orお古)じゃないと着ない事になってる。
539名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 17:53:53 ID:r3fX2qpw
それいいな。
アダさんが仕立て直してくれたマナのお古を着るのか。

>>534-535
キレハはチャイナ風水着、3は白のハイネック背中出しスカート付き水着もなかなか。
そして旧スクには全力で同意せざるを得ない。
540名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 18:41:02 ID:JVt5n2hl
ベタすぎるほどベタだが、女性陣の着せ替え人形になるエンダもなかなか

ウェンドリン→ひらひらドレス フラン→女中服+エプロン ネル→町娘服
アイリ→踊り子の服 マナ→見習い巫女服 フィー→見習い用ローブと
それぞれが子供の頃に着てた服を次々着せる上にキレハとテレージャまで混ざり
ネルがリクエストに答えてどんどん服を作ってエンダがむーっとなりながらファッションショーみたいなの
541名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 19:15:59 ID:NRafDnYO
裸マントでもロングブーツはしっかりはいているエンダ
大人の姿であれなら犯罪ものだな
女キャラ総出で服を着る習慣を身につけさせようと頑張るが
気にいったのはウリュウさんの服という
542名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 19:23:34 ID:ey7nlVyJ
何、男主人公は喜ぶから問題ない
543名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 00:28:45 ID:EytREXUj
女性陣ぐったりの横で男性陣大喜びの図かw
544名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 01:35:36 ID:OHogd8EM
パリスにラバンあたりが
他の子にもウリュウの服を奨めて袋叩きにあうんだなw
545名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 17:33:59 ID:Ri1QYW9s
エンダの一人ぼっちになるとかいつか仲間を捜しにいくという話から
エンダの悲哀が見てとれるのが辛い
人間社会の常識に欠けるがあらゆるものを超越している存在だよな
いつまでも子供でいてほしい
546名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 17:51:05 ID:rAqg7Rfr
青竜「俺たち!」
緑竜「私たちは!」
赤竜「あなた様の!」
白竜「仲間では!」
黒竜「なかったのですか!」

「「「「「 竜 王 様 ! 」」」」」
547名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 20:39:50 ID:MtATop20
>>540
子供の頃はヒラヒラしていたドレスを着せられて嫌がっていたウェンドリンは
エンダにも着せようとしないで
フランが「ウェンドリン様のお召し物ですが」と言って着せようとするかも
幼少ウェンドリンはネルの町娘服とかキャシアスの服とかを着ていて
「エンダは動き辛い服装は嫌なのでしょう?」とそういうのを着せようとするけど
それすら拒否られて途方に暮れるとか

そして>>541-3の図へ
548名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 00:55:15 ID:aZ7uZpJP
>>545
基本的には子供の人格なんだけど
どこかに竜王の人格を残してるところがなんとも言えずいい
普段無邪気にはしゃぎながらときどき知的な表情になるんだろうな
549名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 02:31:22 ID:nIhWy0gV
都合の良い時には素敵に痴的で無敵なエンダ
550捕食 0/6−t ◆SvLllFe4/w :2010/03/16(火) 05:01:08 ID:NHIDWFz3
体格差、嫉妬等の単語に反応して書いていたら
あまり洒落にならなくなりました、というメロダーク×マナ、幼児体型風味

・メロダークが変態という名のど変態
・流血、失禁等注意
・正直すまんかった
551捕食 1/6−t ◆SvLllFe4/w :2010/03/16(火) 05:01:34 ID:NHIDWFz3
「……マナ。何をしている」
 目覚めるなり腹の上に跨っていた──というよりも、ちょこんと座っている主を見上げ、半ば呆然と呟く。
 元僧兵ともあろう者が、ここまで接近を許すとは嘆かわしい限りであるが、すぐに内省どころではない状況に気付いた。
 まるで戦いを挑むように真剣な表情で、彼女は前触れもなく顔を急降下させてきたのだ。
「……っ!」「はうっ!?」
 咄嗟に顎を引いてしまったせいで、まともに頭突きを受けてしまう。べちっ、と間抜けな音が額で弾けた。
「いたい……」
 顔面を衝突させたマナは涙目で呟きながらも、当初の目的は放棄していなかったらしい。
 小さな両手で頬を挟まれ、その名を呼びかけた口に柔らかな唇を重ねられてはじめて、その意図を知る……が、意味は全く不明だった。
 ひとしきりぐいぐいと口を押しつけた後、ずっと息を止めていた少女は限界を迎えたようだ。「ぷはっ」
「気は済んだか」
 溜めていた呼気を吐き出しながらようやく身を起こした相手に問えば、すっかり顔を上気させた少女の意固地な眼差しが返ってくる。
「ま、まだですっ」
 そのまま毛布を剥ごうとしてきたので、流石にその手を掴んで止める。
「待て。私は裸だぞ」自分で脱ぐのとはわけが違う。
「知ってます!」
 その一言に愕然とした一瞬の隙をつき、娘は腕を振り払うや完全に覆いを奪い去ってしまった。
 耳まで真っ赤になりながらも、鎖骨へ、胸部へと、拙い接吻を落としてゆく。
「んっ……んんっ」しまいには胸に吸いつき、没頭するあまり喉から声まで洩らしていたが、今度はこちらからその頭を抱えこむ。
 抵抗は思いのほか頑強だったものの、やや力をこめて押し返せばぷちゅっと音を立てて唇が離れた。
 するとすぐに、「なんともないんですか」という恨みがましげな上目遣い。
「……何とも、とは」この時に頭を占めていたのは困惑以外の何ものでもなかった。
「だ、だからっ、……っき、きもちよくなったり、とか……」
 言葉が尻すぼみになったのは恥じらいゆえか、それともこちらが眉間に寄せた皺のせいか。おそらく両方だろう。
 だが赤子のように乳首を吸われたところで、女ではあるまいしどうにも反応のしようがない。
 もともと感覚が鈍い性質でなければ、兵士など続けていられるものではない。いや、それ以前に最初の質問にも答えられていないでは
「──っく!!」
「あ、ご、ごめんなさいっ」マナは慌てて『それ』を握りしめた手を離す。
「……もう一度聞こう。何のつもりだ、マナ」努めて冷静に問いかけたつもりが、逆効果だったようだ。
「マナ!!」
 こちらの下腹に屈みこんだその頭を再び捕え、すんでのところで赤い舌が一物に触れることはなかった。
「よせ。どういうつもりかと訊いている」
 一体この少女は、何故また口淫などという発想に至ったのか。
「だってこうすれば男の人は喜ぶって……」
 ────。
「誰に聞いた」
「え」
 腹に力を入れて身を起こし、ころりと転げ落ちそうになるマナの腰を掴んで寝台に組み敷く。
「誰にそんなくだらん事を吹き込まれた」
「下らなくなんか──」
「くだらん」
 断言すると、マナは唇を引き結んで押し黙り──その目尻からぽろりと滴が落ちる。
「…………」
 泣かせてしまった。
 どこかしら理不尽さを覚えつつも為す術などなく、途方に暮れて固まっていると、彼女は思いのほか早く立ち直った。
「わたしってそんなに魅力ないんですか」
 髪を掴まれ、ぐいと引き寄せられる──酒臭い。
 ここに至ってようやく酔っ払いに絡まれているという現状を認識した。いつになく不可解な言動は酒のせいに違いない。
「そんなことはない。寝ろ」
 ともかく落ちつかせるべく軽く頭を撫でるが、かえって機嫌を損ねてしまったようだ。
「またそうやって子供扱いするうぅぅ」
 寝台を離れようとしたところにぐじぐじとしがみつかれ、酔っ払いの女ほど扱いにくい相手はいないとの認識を新たにする……が。
 その白い胸元に、見慣れぬ赤い斑点があった。
552捕食 2/6−t ◆SvLllFe4/w :2010/03/16(火) 05:02:06 ID:NHIDWFz3
「あう」
 薄い肩を掴んで身をひきはがし、小柄な躰を改めて敷布へと押しつける。
 襟元を引きむしるようにはだければ、果たして鎖骨の下部に浮かぶ鬱血痕は紛れもなく人為的につけられたものだ。それも、ごく最近。
「誰につけられた」
「んぇ?っく……んむぅっ」ぼんやりとまどろみ始めたところに唇を塞がれて、腕の中の少女は戸惑った視線を彷徨わせる。
 が、酔いのまわったなりに張りつめた空気を察してかその表情は徐々に強ばっていった。
「言え」嫉妬に狂った己の形相は、よほど醜いに違いない。
 要領を得ない相手に焦れて再び狭い口内を貪る間に衣の下へと手を潜り込ませる。
 そのまま淡い胸乳を握りしめると、くぐもった苦鳴ともつかぬ呻きが洩れた。
「っ、くぁっ!」
 線の細い身体から性急に衣服を剥ぎ、卓上の灯に照らされた滑らかな柔肌を撫でおろしつつ他にも印がないかと躍起になって確認する。
 ──子供扱いだと? 子供相手にこんなことをするものか。
 下着を引きずり下ろすや片腿を担ぎあげるようにして細い足を押し開き、ほとんど湿り気のない底部を無遠慮にまさぐる。
 頭上でマナが何やら叫んでいるが、吹けば飛びそうな小娘の抵抗など無も同然だった。
「あぁうっっ」
 大きく伸ばした舌を性器に挿し入れつつ唾液に湿した指先で剥きあげた陰核を押しつぶすと、ひときわ上ずった声があがる。
 その小さな快楽の種にたっぷりと唾液を絡め、丹念にねぶってやれば、敏感な肢体はすぐに背をのけぞらせて気をやってしまった。
「んっんぁ……やあぁぁぁんっ」
 ──他の男が見たのか、この身体を。この姿を。
 繊細な膣は挿しこまれた指をきゅうきゅうと絞めつけ、とろみを帯びた粘液を分泌するが、まだ男のものを受け入れるにはほど遠い。
 初めて体を重ねた時もなかなか成功せず、何週間もかけてようやくその純潔を手折ることを許されたものだ。
 今なお挿入には痛みが先立つようで、一回りも二回りも体格の違う彼女の体内に己の全てが収まりきることはなかった。
 ……週に一度の逢瀬の際にのみ触れることができるこの肌に、清らかな白に、口付けの痕など残したのは一体どこの誰なのか。
「誰にこんな真似をされた」
 中指を秘部へと突き立て、同じく親指で上部の花芯を嬲るままに、他方の腕をがっちりと腰に巻きつけて捕えた躰に舌と唇を這わせる。
 そのまま再び痣のある方とは反対の首筋を辿って頬を舐めあげ、額同士をこすりつけて詰問した。「答えろ」
「んっ……んんんっ、ぁぅーっ」
 だが、息を乱した少女は終わらない責めに涙をにじませながらもふるふると首を振るばかり。
 ──名も明かせないのか。それほど大切に想っている相手なのか。
 ……私ではないその男を。
 そう考えた途端、心臓に鋭い刃を立てられたかのように胸が鋭い痛みを覚えた。
 ──傍にいるだけで胸中に光をもたらしてくれるこの少女が、己のような汚れた男に心を寄せてくれる事自体が奇跡に等しかったのだ。
 だからいつの日か、彼女がその身にふさわしい立派な相手を見いだすに違いないと、覚悟はしていたことだった──そのつもりだった。
 全てが欺瞞だった。
 彼女が自分以外の男に肌を許したのかと思うと、灼熱の業火が身を焦がす。
 これまで節度を守り、己を律しながら可能な限り穏やかに抱くよう努めていたのは、彼女の身を気遣っていたのではない。
 本心が欲するまま強引にことを進めて嫌われてしまうことを恐れていたためだ。
 ──今更、余所の男に彼女を取り上げられることなど、耐えられそうにない。
 とはいえ、その心をつなぎ止める術など持ってはいないのだ。
「……マナ」
 己にできることと言えば、一つだけ。
 ──彼女が離れていってしまう前に、この内にたぎる欲望と妬心の全てをぶつけ、思うさまその体を味わい尽くすことだけだ。
 たったの一本目だというのにぎちぎちと締め付けられる指をさらにぐいと内奥へ突き入れ、限界まで押し込む。
「んぎっ!?」幼さの残る体は猛獣の牙を突き立てられた小動物さながらにびくっと大きく脚を跳ね上げつつ全身を痙攣させた。
 同時に細い腰へと回した腕にいっそうの力を込めて拘束し、なめらかな肩口に容赦なく歯をたててかじりつく。
 すると繊細な皮膚はあっけなく破れ、唾液混じりの紅が雪の肌に垂れ落ちた。
553捕食 3/6−t ◆SvLllFe4/w :2010/03/16(火) 05:02:36 ID:NHIDWFz3
「あ゙あああーっ!!」
 繊細な娘の体躯が、閉じこめた腕の中でもがき苦しみ、悲痛な断末魔をあげる様は、かえって獣じみた興奮を燃えたたせた。
 ──離さない。
「……暴れるともっと痛い目に遭うぞ」溢れた鮮血を舐めとり、傷口を啜りながら告げる。
 いまやすっかり酔いの醒めたらしい娘の双眸は大きく見開かれ、まさにぽろりと涙の雫を敷布に落とすところだった。
 混乱しきったかんばせは青ざめて、微かにいやいやとかぶりを振っている。
「ならば、大人しくしていろ」
 と、紛れもない脅迫を吐けば哀れな獲物は凍りついたように硬直する。
 その間にちょうど寝台脇の卓にあった寝酒の瓶をとりあげて、口に含んだ血と混ぜ合わせて飲み下す。
 貪るように唇を重ねた娘の口内にも流し込めば、従順にこくりと喉を動かしつつも咳き込んだ朱唇の端から温もった雫が滴った。
 糖蜜のように甘い果実酒しか飲みつけないマナはたちまち瞳を霞ませ、ぐったりと力なく身を委ねてくる。
「んく──、はぁ……ぅ……、ぁ──」
 その間に底部へ埋めた指を二本に増やし、ずぶずぶと些か乱暴に内壁を荒らす。
 弱々しく身じろぎする少女は、発育途上の淡い乳房に軽く歯を立ててやればひくりと怯えたように体をすくませた。
 ──こうして痛みと恐怖で縛りつけている間は、彼女は自分だけのもの。
 とはいえ、苦痛を与えるだけでは完全に支配したとはいえない。
 楔を打ち込んだ秘唇を押し広げるようにかき回す一方で、首筋や腋、腰など柔肌の特に敏感な部分を吸いたてる。
「んあぅっ」
 下腹の蕾を改めてゆっくりとこねるように指の腹で揉めば、男の力でねじ伏せられ、痛めつけられた肉体が今度は別種の刺激に跳ねた。
 交接によって達することを未だ知らぬあどけない操は、唯一その花芯によってのみ性的な快楽を覚えることができるのだ。
「やぁ──ぁぅっ、あはぅっ!」
 先だって一度は頂点へ追い上げられたため、しなやかな肢体は容易に翻弄されて再び腕の中でのたうつ。
 生優しい愛撫ばかりしか知らなかったマナは獣欲も露わな蹂躙にさらされると、やがて思惑通り快楽とこそばゆさを誤認していった。
「っあぁぁあぁ、やだぁっ、ひゃぅあぁあーっ!?」
 いくらもしないうちにあっけなく二度目の絶頂を極め、指を突き立てられた秘所からこぷりと透明な愛液をあふれさせた。
 ぐったりと四肢を投げ出し、弱々しく痙攣する小さな体がたまらなく愛おしい。
 ──だからこそ、誰にも渡したくない。
 先ほどとは逆に首から胸もと、腹部へと唇を這いおろした後、抱え込んだ腰を引き寄せて身を起こす。
 胡座をかいた脚に彼女の肩を閉じこめる形で固定してしまえば、ほぼ逆さに吊りあげられた娘のわななく秘唇が眼前にさらけだされた。
 片膝を半ば担ぐようにして抱え、内股を撫でさすりながら再び聖所へ食いつくと、掌中にねじ伏せた娘はいっそう激しく頭を振る。
「ひぐっ──いやああッ!! あああぁあぁ、もういやあっ、っいぃぅ……っひ、っうあ゙あ゙あ゙ーッ!!」
 絶頂を経てなお陰核をいじり回されるというのは女体にとって拷問に等しいらしい。
 掠れた泣き声にまじる張りつめた悲鳴を耳に楽しみながら、我知らず底暗い笑みに頬が歪む。
 白い腹を掌で押さえつけるようにまさぐっては、強すぎる刺激にひきつる感触を味わい続ける。
 その内に再び苦痛が快楽を上回ったのだろう、不自由な体勢を強いられて悲痛に喘ぐ娘の懇願はより痛々しく哀訴の色を増していった。
「ゆるし──あゔっ、くるし……っっやぁ、もぉやめてぇっ、ごめ……なさいいぃっ、っふ、も──だめぇああぁあぁ、」
 ──何を許しを請うことがある? お前は何も悪くはないだろうに……
 いとけない性器に火酒を浴びせかけ、束ねた指を真上から激しく抜き差しする。
 包皮をめくりあげた花蕾を内側からも押し上げながらあらゆる角度からいたぶり続ければ、幼い獣の喉から本気の絶叫がほとばしった。
「いぐうぅぅぅっ──っめ、だめぇええ!!!」
 ……そして同時に、ぶるぶるとわななく秘花は、残酷な戯れの末に音もなく決壊を迎えた。
 鮮やかに色づいて濡れそぼった花弁の狭間、ひっそりと息づく小孔から琥珀色の噴水があふれ始めたのだ。
554捕食 4/6−t ◆SvLllFe4/w :2010/03/16(火) 05:03:11 ID:NHIDWFz3
 しゃらしゃらと、温かな流れがとめどなく腹や脚を伝って敷布を湿らせていく。
「ぁ…あぁ、…ぁ──」
 排尿を強制される少女は羞恥を通り越して半ば放心状態に陥っているらしい。
 うっすら開かれた桜色の唇からはか細い喘ぎと共に銀糸がこぼれ、呆然と見開かれて焦点を失いかけた瞳からも透明な雫が滴り落ちる。
 存分にその眺めを堪能し、小水の勢いが弱まってきたところへ再度吸いつけば、独特の香気と含みを帯びた味わいが口中に広がった。
 小刻みに痙攣するしなやかな脚を、呼気に合わせてたゆたう平らかな腹を、舌でくまなく拭いさる。
 それから濡れた敷布を覆う形で寝台に外套を敷き、ようやく改めて少女の身を横たえた。
 一切の力を失って蛙のようにだらしなく開脚させられたままの下肢、散々にいたぶられて露わにさらけ出していた性器──
 すっかり色づいて濡れそぼり、物欲しげに収縮するそれをより間近に観察すべく、柔尻の下へ枕を差し入れて腰を高く持ち上げさせる。
 無慈悲なまでにしごき抜かれ、責めぬかれた陰核は真紅に染まってはち切れんばかりに充血し、ぷくりと包皮の中から顔を出していた。
 苛虐の果てに腫れあがってしまったそれを直接弄ることは流石に躊躇われたため、偶々机の上にあった筆記用の羽根をとりあげる。
 柔らかく馴らした羽先でかすめるように撫でれば、かひゅ、と声にもならぬ呼気がのけぞったマナの喉からこぼれた。
「〜〜〜〜ッ、」
 緩やかに開閉する膣口に束ねた指を侵入させると、充分に潤った器は咥えこまされたものを苦しげに呑み込もうとする。
 結局、衝動のままに舌先で尿道口をくすぐれば、少女は胎内の遺物を一際つよく絞めつけながらなおも快楽の高みに達した。
 投げ出された脚をがくがくと震わせながらも、強請られるままに断続的に小水を零しつづける。
「っ……、っ、、〜〜〜っ、、ッ──」
 夢中になって貪るうちにどれだけの時が経っていたのか──
 さらに頂点を極めた数が両手の指に余る数に達した頃、娘の反応が鈍くなりはじめたことに気づいてようやく手を止め、唇を離す。
 絶えず高みに押し上げられたままの彼女は、もはや帰ってこれなくなってしまっているらしい。
 空気の揺れにさえ下腹を波打たせるほどに過敏になりつつも、とうに体力の限界を迎えて責められるまま意識を失いかけていた。
 ──まだだ、マナ。
 片方の脚を抱え込み、横向きに転がった少女の他方の腿をまたぐ形で、いきりたった欲望の塊を紅の秘部へと一気に突き入れる。
 ぽとりと新たな涙を落した敷布を弱々しく掻くばかりだったマナは、内奥の壁を抉られた瞬間ほとんど反射のように身をひきつらせた。
「んぐぅぅっ──!」
 ……いたいけな少女の性をこじ開けるこの行為に、当初は罪悪感さえ覚えていたはずだ。
 だが今や、深々と牙を突き立てられた野兎のように力なくもがく様を観賞する己の内に湧き上がるのはひたすら暗い愉悦ばかりだった。
 抱えあげた脚に唇を這わせ、内股をさすりながら結合部へと指を撫でおろしていく。
 混乱しきった泣き声をあげて逃げをうつ体に追い打ちをかければ、狭隘な内壁がきつく絞り込まれる。
「っく……!!」
 挿入前から反り返るほどに滾りきっていた半身はいくらもしない内に臨界と、そして吐精の瞬間を迎え──
 咄嗟に引き抜いた先端から、固形化寸前にまで粘性を帯びた濃厚な白濁が噴出し、ほんのりと桃色に染まった細い肢体にふきかかる。
 ──マナ……
 このまま内部まで汚しつくし、全てを我がものにしてしまいたいのは山々だった。
 だが、あまりにも細いこの腰と、掌にほとんど収まってしまうほど小振りな尻では、産褥に耐えきれない可能性は大いにある。
 それこそ、決して受け入れがたいことだった──たとえ、他の男の許へ去ってしまうとしても。
 みじめな思いをかみしめながら、浅く不規則に上下する白い腹や腿へ執拗に手を這わせ、未練がましく精液をなすりつける。
 ──だから、まだ、足りない。
555捕食 5/6−t ◆SvLllFe4/w :2010/03/16(火) 05:03:36 ID:NHIDWFz3
「っひぅ……ひく……っ、、」
 哀れにも嗄れ果てた声で虚ろに喘ぐ少女の裸身を再び仰臥させ、今度はゆっくりと体を重ねてゆく。
 そうして繋げた身をしっかりと抱きしめて寝返りをうち、互いの位置を入れ替えて腰を跨がせた。
 局部に楔を穿たれたままこの身の上に伏す形になった小さな体は、自重によってますます深くこちらのものを受け入れることになった。
「〜〜〜あぁぅっ……」
 その両膝を上身へと引きつけるように仕向けて角度を整えたうえで、緊張しきった腰と尻を鷲掴みにしてぐいと腹上に引き寄せれば──
 みしり、と幼い体が軋む。
「っっっっっっ」
 くぷっ、と桜色の唇から泡混じりの唾液が跳ね散る。
 その体躯にとっては凶器でしかない情欲の塊でもって蹂躙される純潔の最奥で、固く結ばれた聖域のとば口が無惨に割り開かれた。
 互いの腰が隙間なく密着し、今や子を育むべきもっとも神聖な場所に己が大きくめり込んでいることが鮮明に意識される。
 ──ああ、やっと……
「全部入ったぞ、マナ……」
 指が食い込むほどしっかりと尻を片腕で押さえつけたまま、ちょうど己の胸の上に転がった頭をねぎらうように撫でながら語りかける。
 しかし恋人は緩く開かれた口唇からとろとろと垂らす唾液に混じって泡を吹くばかりで、何らの反応も返してはくれなかった。
 完全に理性を飛ばしてしまったらしいその双眸はすっかり光を失ってもはや何も見ておらず、薄く瞼をとざしかけている。
 とうとう、自分は彼女を壊してしまったらしい。
 ──だが、壊れたお前も、なんと愛らしいことか。

 やや膝をたてて起こした上体を壁に預け、人形のように力なくくずおれようとする小さな躰を改めて抱きしめる。
 そして、折り曲げた上身に沿う形で彼女の背をのけぞらせ、顎をすくいあげて半開きの唇へ自らのそれを覆い被せた。
 あまりに体格の異なる自分たちにとって、結合と抱擁と口づけとを一度に遂げることができるのはこの体位しかない。
 ……もっともこれまでは、マナがあまりに痛がるために最後まで果たすことはできずにいたのだが。
 上向かせた顎へと唾液を流し込みながら、少し身動きするだけで生理的な涙を零してわななく愛しい肢体を思いのまま貪り食らう。
 人肉の味を覚えてしまった狼というのは、このような気分なのかもしれない。
 やがて二度目の吐精を迎える頃には、腕の中の体は完全に脱力しきって、いかなる刺激を加えられようとぴくりとも動かなくなっていた。
 ──だが、まだ自分は満ち足りていなかった。
 柔らかな裸身のあらゆる所に性器を擦りつけて滾る情欲を幾度も叩きつけ、萎えきった物を自ら扱く気も起らぬほどにまで放ちつくす。
 己の下で意識のない身体は既に細い髪の先から手足の爪先まで白濁に塗れていたが、それでも身中に煮え滾る劣情は去りはしなかった。
 ──まだ、まだ、まだ、足りない……
 既に白み始めた東の空から太陽が完全に姿を現すまで、無二の娘のささやかな鼓動を感じ、その肌の感触を総身に刻みつける。
 ……そう遠からず捨てられる時が来たとしても、繰り返し確かめた温かな存在を覚えていられるように。
556捕食 6/6−t ◆SvLllFe4/w :2010/03/16(火) 05:04:20 ID:NHIDWFz3
 昏々と眠り続けるマナを部屋に残し、暗澹たる思いで水差しを借りるべく向かった階下では、シーウァの学僧が朝食をとっていた。
「やあ、昨夜はずいぶんとお楽しみだったみたいだねえ、メロダーク君」
 一瞥を返したのみで通り過ぎようとしたところへこんな言葉をかけられては、立ち止まらぬ訳にはいかない。
「……そのひどい顔を見るに、もしかして彼女は言いそびれたんじゃあるまいね」
「どういうことだ」
 苦々しく問えば、いわくありげな笑みを一段と大きくしてこちらの面を覗き込むものだから、こちらはますます眉間の皺が深くなる。
 そういえば昨晩もマナと杯を交わしていたのはこの女だった──あの挙動不審からして、またぞろ下らぬ事を吹き込んだに違いない。
「いやあ、『メロダークさんは紳士的すぎてわたしみたいな子供に嫉妬なんかしてくれないんですっ』、なんて言うもんだからさ、」
 と、指先で己の首元をつついてみせる。「ちょっと細工をね」
 ──数瞬の間を置いて、その仕草の意味するところを悟る。
「…………」
 そうか。
 貴様の仕業か。

 無遠慮な呵々大笑を背に浴びながら、階上へ駆けもどる。
 生々しい性臭に満ち溢れた部屋、荒れきった寝台の上では、悪いことに早くもマナが目を覚ましていた。
「こないでください」
 鼻まで被った毛布の上で、じろり、と怒りと猜疑に満ちた眼差しを向けてくるも、その声は弱々しく嗄れきって掠れてしまっていた。
「……水を、」と杯を差し出せば、白い手がそろそろと用心深い小動物のように伸ばされる。
 だが同時にその指先や関節にまで赤々と噛み痕がついていることを見てとった娘は、やつれてしまった顔をさらに青ざめさせた。
「っな、なんで……こんな──わ、わたし……?」
 かろうじて毛布を引っ張り上げる事はできたようだが、腰が砕けるどころか胸から下を一切動かせないらしい様子が見てとれる。
 細い腕も震えて水をこぼしてしまう自身への困惑と不安を露わにするマナは、どうやら昨夜のことをほとんど覚えていない模様だった。
 ──いっその事全部忘れてくれているならば好都合なのだが、ここまで至る所に接吻の証を刻んでしまっては誤魔化しようがない。
 肌の柔らかな部分にはびっしりと朱が散り、まるで流行り病にかかってしまったようにも見える。
 さらに痣が残りにくい部分には直接歯をたててかじりついたため、もはや長袖でも人前に出られる状態ではなくなってしまっていた。
 喉を潤すのもそこそこに、混乱した涙をにじませて縮こまるマナに、申し訳なさと──そして困ったことに、再び愛欲が沸き起こる。
「──すまない、マナ」
「いまさら謝ったって……っひ!?」乱暴に毛布を剥ぎとられた少女は怯えきった悲鳴をあげたが、それがまた新たな嗜虐心をそそる。
 そして、自らも服を脱ぎ捨てて己の上に乗りかかった男の腕が不自由な下半身へ伸ばされると、マナは本格的に恐慌状態に陥った。
「んんんっ……いやあぁ、まだじんじんして──あ゙ああッッ、やだっ、ひぐうぅぅーーーっっ」
 開かせた両膝を掬い上げるなり、ぐちゃり、と粘着質な水音と共に一気に最奥まで押し入る。
 昨夜の余韻に囚われたままの愛しい愛しい小さな身体は、たちまち残酷な苦痛と快楽の歯車に巻き込まれて大きくしなった。


 ……結局、夕暮れ時に気を失ったままのマナを神殿へと運んでから、彼女が自力で歩けるようになるまで丸二日を要することになった。
 その間──
「おや、あり金全部巻き上げられて宿を叩き出された狂犬君じゃないか。なんでまたこんな、神殿の前なんぞに突っ立っているんだね」
「外は寒いのでどうぞここに住んでください、と言われるのを待っている」
「……君も大概、図々しい輩だなあ」
「誰のせいだと──」
「彼女もねえ、余裕ぶって不安にさせた挙句、嫉妬に狂ってあんな無茶をする男のどこがいいんだろうねえ、まったく」
「っ…………!」
「今からでも遅くはない、私に乗り換えてくれないものか、一つ訊いてみるとしようかな」
 はっはっは、とわざとらしい哄笑を放ちながら堂々と歩み去る巫女の背に強く拳を握りしめる。
 これから先も、この胸中に平穏が訪れる見込みは皆無であるらしかった。

 【捕食】了
557名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 09:06:51 ID:4f3LcCoz
GJ
マナが許してもアダが神殿に入れてくれなさそうだ
ここまでやったら責任取るしかない、むしろ積極的に責任取りたいみたいな

メロさんてば寝る時も全裸なのか
昔ノーパン睡眠という健康法流行ったなあ・・・
558名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:06:28 ID:jRROuevk
メロさんエロ激しすぎ
グッドエンド後だと冗談抜きでこうなりそう
一枚上手のテレージャの嫌がらせがいいね
この二人は仲悪いのがお約束なんだろうな・・・
559名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 19:50:49 ID:+qF0nU+B
素晴らしくエロくマナがかわいいGJ
テレージャさんもいい味出してるなあ
560名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 22:56:18 ID:TZtbgJzy
>>550
メロさんも大概変態だけど、あなたの書くマナの清楚さが裏返った無自覚いやらしい感じがほんとにたまらないです。
しかしテレージャさんは食わせ者だなあw
ちょっとは責任感じても良さそうなのにきっちりメロさんを〆るのが素敵だ。
561名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 09:04:44 ID:bspMaVhG
テレさん、次回はしれっとして自分も参戦しそうだなw
562名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 18:35:28 ID:l9NoOyR7
マナが可愛くてエロいというのはもう言うに及ばず素晴らしいが
あなたの書くテレージャさんの飄々としていて一枚上手なところがたまらなく好きだ。
素晴らしい。
563名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 19:05:31 ID:32n/eOEB
筋肉マッチョ系はそっちは弱いと聞くがこのメロダークは絶倫すぎ
相当抑圧強そうなので開放されて一気に爆発する可能性もあるが
564名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 19:13:52 ID:CZGABmdm
テレージャはメロダークをからかってるだけなのか、マナが好きだからメロダークにガチ嫉妬してるのか
マナへの本気の本心を秘めて彼女なりに押しているのか、この感じがいいなあ。すごくいいなあ。

>>563
そういうマッチョはどっちかというとキャシアス&アルソンの坊ちゃまsの方がそういう感じだ
565名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 19:21:48 ID:32n/eOEB
本気で取る気ならもっと上手くやりそうな気がする
半分妬いて半分からかっているのかと
566名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 19:48:48 ID:dzP6Aq7E
キャラの中だと若かりし日のラバン一番絶倫そうだわな
あとは女たらしのテオル
567名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 19:57:06 ID:O7khVeSw
絶倫度が一番心許ないのはチンピラーズ辺りかね
男主人公勢はどの生まれでもそこそこ強いイメージ
568名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 20:11:21 ID:3O0jegjc
>>567
その二人とアベリオン、ヴァンは普通というイメージだ。
取り立てて強くもなく別に弱くもなく、どこまでも普通。
ついでにモノのサイズも取り立てて大きくも小さくもなく普通。
569名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 20:13:03 ID:RTZ5VeaR
エメクは神官だけど絶倫なイメージ
何せ忘却界で女神さんの御相手をきっとしていただろうしな!
570名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 20:37:45 ID:dzP6Aq7E
マナなら百合展開
571名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 21:44:51 ID:O7khVeSw
フィーは人並みの羞恥心を持ち合わせつつも隠れ淫乱で
ちゃんとお願いすればノリノリで色々したりさせたりしてくれると俺得です
572名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 22:03:15 ID:tm3Gcx56
>>571
いいな、素晴らしいなそれ。
普段の羞恥心は人並み以上なのにお願いすると
真っ赤になりながら「…うん」とか頷いてくれたら最高だ。
573名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 23:40:06 ID:8WYN8odD
それで翌朝我に帰って「わたしったらなんてことを」と
パニクったり自己嫌悪に陥って沈んだところを抱き締めてあげたい
574名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 00:41:21 ID:iRAMWeWw
ついでにテレ子やネル辺りからどうだったか聞かれて
抵抗しきれずにぽつぽつと話して意外と大胆だねーとからかわれたり
オハラさん辺りからフォローされるのをこっそり盗み聞きしたい
575名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 02:00:00 ID:0wq4vqSZ
普段は目を見て話すこともできないくらい恥ずかしがり屋なのに
「…こんな感じ?これでいいの?」と聞きながらいろいろして欲しい
それで気持ちいいよと言ってやって嬉しそうな顔をしたフィーの頭を
思いっきり撫でてやりたい
576名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 02:36:10 ID:lYhq+A98
でも相手はしーぽんなんだぜ…
いいのかお前ら
577名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 10:05:53 ID:i0j6GfIq
ここで人気のフィー像って天然で健気で大人しくて人に尽くすタイプというのが人気みたいだな
エロパロ板的に素晴らしいがあえて俺のフィー像を垂れ流してみる
妄想が長いので注意
シーフォンと殴り愛しているのとシーフォンを見捨てる選択肢があるので
いつも穏かで優しいが厳しい一面もあり
いざとなると好きな異性であろうと切り捨てたり筋を通すアネゴであると思っている

鍵の書イベントで前者の性格だとシーフォンに簡単に譲ってしまいそうな感じがする
たとえ戦う事になっても涙目で「やだ、こんな事やめようよ」といいながらあっさり勝利って
シーフォンはかえって馬鹿にされているように感じるのではないかと思えてあまり好きじゃない
素直に慕われて嬉しいかもしれないが俺の中ではかえって関係に溝が深まる感じだ

それはアベリオン編でやれるという話もあるが同じ魔術師として
「分かった、なら本気でやろう」とガチンコ殴り合いして欲しい
ついでだがアベリオンなら「前からお前とは決着つけたかったんだ、かかってこい」

鍵の書争奪戦は魔術師編でかなり重要なイベントだと思っている
力を求めるシーフォンに師匠の形見を目の前にした主人公
お互い譲れないと思っているからこそ殺し合いにまで発展してしまうのだし
恋愛ごとを優先して迷いがあるというのも亡くなった師匠に申し訳ないような
578名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 11:12:08 ID:QoO/IK6d
>>577
SSにしたもん勝ち。頑張れ
579名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 17:21:21 ID:fWGAhnpW
期待しているぞ
クールなフィーも見てみたい
580名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 17:52:46 ID:mL0cEOqG
>ガチンコ殴り合いして
よくわからんが劫火のオクトパスホールドだの関節十二方位だの聖絶の手刀だのが思い浮かんだ
581名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 19:23:15 ID:esFY6FsW
>>577
>天然で健気で大人しくて人に尽くすタイプ
俺のフィーのイメージはまさにそれだが、それと同時に譲れないものは絶対に譲らない
相手が大の男だろうが惚れた男だろうが一歩も引かない子だとも思う。
そして、そ普段おとなしかったり涙目になるのに引けないときは
勇気を奮い起こしてキリっとした表情になるのも大きな萌えどころだと思う。
>力を求めるシーフォンに師匠の形見を目の前にした主人公
>お互い譲れないと思っているからこそ殺し合いにまで発展してしまうのだし
>恋愛ごとを優先して迷いがあるというのも亡くなった師匠に申し訳ない
俺もまさにその理由でフィーにとって「たとえ好きな人でも譲れないこと」と思っている。
フィーは自分だけが我慢することで人を喜ばせられるならいくらでも我慢できるけど
他人を巻き込んで迷惑かけたり人の大事な思いを踏みにじられるのは我慢できないんじゃないかと。

けど、いろんな解釈が見られるのは二次の大きな楽しみだからクールなフィーも楽しみだ。
シーフォンも最初ヘタレイメージは全く思いつかなかったが、このスレで見てそれも面白いと思ったし。
582名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 19:43:28 ID:T51G12Aa
>同じ魔術師として「分かった、なら本気でやろう」とガチンコ殴り合いして欲しい

うむ。ライバルへの対応の多様さから、フィー……もとい魔術師主人公のストーリーに対して
「活人拳と殺人拳の間で揺れ動く格闘家の成長物語」的イメージを持っていた者としては
完全に同意だ。
583名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 20:05:46 ID:fO15z2+E
>>581
俺のフィーのイメージもそんな感じかな
「普段は健気で気弱だけど、魔術に関することだけは己の信念を貫く」って感じ

実際、鍵の書争奪戦についても「どちらが鍵の書を手にするのか」を決める戦いなのであって
敗者の命を取るかどうかは別問題だしね。
散々打ちのめして虫の息になったシーフォンを自ら手当てして
「鍵の書はあげられないけど、それ以外ならなんでも協力するからこれからもよろしくね」的な
いい意味でぬるい結末もいいと思う
584名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:01:20 ID:ehGrDrVI
シーフォンは必要好感度が高いせいか、助けておいて
他の人とグッド迎えるとヤンデレ化しそうという妄想まで至った。
男のヤンデレって需要無さそうだけど怯えるフィーの需要なら有るな。特に俺に。
585名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:12:33 ID:i0j6GfIq
Ruina内で男ヤンデレチックなのはメロダークというイメージだが
プライドが許さないので表に出さないが内心嫉妬に狂うシーフォンなんてのもあり
ただパリスエンドなら大丈夫そうだが
シーフォンも楽しそうにしているエンディングなので
586名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:39:11 ID:jHpUmK24
>>584
怯えるフィーが可愛いのでヤンデレシーフォンとはどんなもんか想像してみたが
なぜか2003年日曜の朝を爽やかに彩った男の一人カイザという結論に達してしまった
587名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:44:18 ID:LUgwtWay
しーぽん「邪魔なんだよ・・・俺の思い通りにならないものはすべて」

あまり違和感はないな
588名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 23:14:53 ID:vuW95AoN
フィーには何かと懐かれてたからコイツ惚れてるなって余裕こいてたけど
修行の旅から戻ってみたらパリスの奥さんになってたでござる、から始まる男ヤンデレストーリー
これじゃただの逆恨みストーカーだな…
589名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 23:38:43 ID:b3br8GpK
>>587
「フィーは俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ、俺を救ってくれるかもしれない女なんだ」
「アベリオンってやつのしわざなんだ」

意外と違和感ねえな
590名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 00:08:47 ID:ESTHlYwb
・遠くに行った憧れの人よりいつも近くにいる幼馴染、パリス
・知的で生半可な男より男前のお姉様、テレージャ
・自信に満ちてて夢を追いかけるところがどこか似てる、ギュスタール
NTRされ好きには悪くない展開だ
591名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 00:45:30 ID:yn1fZlI2
>>581
「普段は気が弱くてすぐ涙目になってしまうような女の子が
ここぞと言う時だけはうつむいて肩を震わせていて
涙を散らせながら毅然とした表情で相手をまっすぐ見据える」
この手のシーンにメチャクチャ弱い。ものすごく萌えるし燃える。

>>583
そういう結末もいいよな。
さりげなく頬にキスしてくれても俺得。
ただ満面の笑顔で微笑みかけてくれるだけでも俺得。
592名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 14:19:55 ID:H6NzUFIY
盗賊、賢者は戦う理由がお互いはっきりしているけど
神官は理由があるのは頭がパニくっているメロダークだけか
メロダークを引っ張り上げて更に二人三脚で蛇を退治したのに
忘却界から戻ってきて岩陰から剣を構えながらにょっきり出てきた
メロダークをみたときの主人公の心中はどんなものだったのやら
あそこであっさり引くような柔軟性があるならとっくに軌道修正できているはずか
593名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 22:52:56 ID:KyZTg25f
>>592
マナ「馬鹿は死ななきゃ治らないみたいですね!失せろ!!」

って女神のオールで撲殺されても文句言えないよね、メロダーク
いや、実際殺すこともできるんだけども
594名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 22:55:35 ID:EgycMFO8
っていうか一回死んでるのに治ってないw
ある意味では専イベスルーが一番幸せかもなあ
595名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 23:45:31 ID:6oSLj2+M
そこは助命したときの「自分が、誰よりも罪深いとしたら」が衝撃だったな。
貴様には殺す価値すらないって選んだのに、エメク・マナは自虐的w
596名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 23:52:53 ID:JWJpWciu
エメクは一見草食だが実はRuina男子の中でもトップクラスの男前度だと思う
597名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 15:07:02 ID:HbBC53K1
表スレの流れを汲んで男女逆になった仲間キャラを妄想してみる

・ベビーフェイスだけどやたら器用な怪力の幼なじみ
・主人公に絡んでは何かと勝負を挑んでくる赤毛のツンデレっ娘
・歴史オタクで若干エロ怪しい言動の貴族(メガネ)
・自罰的で他罰的で洗脳されやすい女スパイ
・弟属性の薄幸なショタ
・ダメ人間属性の姉
・物知りおばあさん
・忍者執事
・お料理上手で力持ちな理想主義の姫騎士
・竜の子はまんまでいける

そこはかとないスクエニ臭のするラインナップ
598名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 16:16:04 ID:2aIx/MUM
>>588
逆恨み(だいたい賢者編全部)ストーカー(コツーンコツーン)
なんだ、いつものシーフォンじゃないか。
599名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 20:07:58 ID:DiJsRvd5
ところでエロ的な意味での女性陣のフィジカル能力はどんなものであろうか

ネルは色んな意味で堅そう
テレージャは脂がのってて柔らかそう
フランは脱いでも凄くないが本番では凄そう
600名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 00:02:08 ID:yJh2IcoY
フィーとエンダは最初は無知だが理解力が高いので
教えればスポンジが水を吸うようにいろいろ吸収してくれそうだ

ただ、竜王の記憶があったり鍵の書の深淵を見た後だと…
呆れと哀れみと軽蔑が混じった表情のエンダに「おまえ、へたくそだな」とか
フィーに幻滅の眼差しを向けられて「こんなこと(セクロス)が楽しいの?…幼稚すぎます…」
とか言われたら俺はいろんな意味で立ち直れない
601名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 09:18:13 ID:yE/fKQok
なら最初は体が順応していなくてそういう反応されたけど
徐々に慣れてくると乱れた姿が見られたり
60215 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 19:53:26 ID:VcS4tH1q
アイリシリーズ完結8000弱、全員グッド一人トゥルーときたので【お察しください】
がっかりされるかと思いますが、とりあぼんでどうぞご容赦ください
60315 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 19:53:58 ID:VcS4tH1q
のんびり歩く後ろから追い越し駆け抜けトンボを切ると、欄干に飛び乗りわたってしまう。ここでどーんと
蹴飛ばしたら落ちるのだろうなと思いつつ、矢継ぎ早なアイリの問いかけにあいまいな相槌を返した。
夕暮れの頃、遠くに町灯りがちらちらほのめくのが見えていた。ただいまと家に帰れば小さな灯りの下で
あれやこれやとさんざめき、耳も痛くなるほどやかましかった子供たち。あんなにも…賑やかだったのに。
静まり返った屋根裏で、荒れ果てた廃墟で、埋もれた都市で、いつかチュナの仕草も話し声も瞳の色も
思い出せなくなってしまうのではないかと焦りに駆られ、手を止め考えるのが恐ろしくて立ち止まれない。

――ひとりで乗り込んだ夜、たしかにそういうものに煽られていた。

こんな夜更けに、闇と風の中に荷を運ぶのは誰だろう。
 それは娘と友だ。娘は溢れる銭をひしと抱きかかえている。

娘   「店主よ、なぜ顔を隠すのだ」
店主  「お客さんには品物が見えないの。ほこりをかぶって、長い糸を引いている…」
鍛冶屋「あれはたな卸だ…」
娘    「かわいい帽子、一緒にかぶろ。面白い俳句をしよう。店先にはきれいな魚が売られているし、
     金の篭手を猫の嫁さんがたくさん用意して待っているよ」
竜人  「お母さん、お母さん!きこえないの。魔獣がエンダになにかいうよ」
鍛冶屋「落ち着きなさい、小銭が袋にじゃらついているだけだよ」
娘   「いい店だ、私と一緒に払おう。私の友たちがだしあうよ。お前はここちよくねぎらい、喋り、商うのだ」
鍛冶屋「お母さん、お母さん!見えないの、あの暗いところに魔王の娘が!」
娘   「見えるよ。だが、あれははげた裸の大男だよ。愛しているよ、チュナ。お前の悲しい姿がたえがたい。
     力づくでもかってゆく!」
店主  「お客さん、お客さん!強盗がぼくをつかまえる!強盗がぼくをひどい目にあわせる!」

 踊子はぎょっとして、金を全額で払わせた。あえぐ財布を両手に抱え、やっとの思いで家に着いた…
オハラは大げさなため息をついてみせる。
「関わるなって言ったのに、人の忠告聞かないからバチが当たったんだわ」
「そうだそうだ、このばか兄ィ。やーいやーい」
「「「やーいやーい」」バーカ」
「ばーかばーかひゃっかんでーぶ」
「お前の兄ちゃんむーしょーく」
「なんだとお。誰のあんちゃんぷー太郎だあぁん?」
「だってほんとだろ」
「そういやそうでした、やーいやーい甲斐性なしー」
「やーいやーい」
「お前ら…」
顔を上げるなり思い切りひっぱたかれた。
「お兄ちゃんは脳ミソ一辺〆なおすべきなんだよっ、挙句チュナまでさらわれちゃってさ!」
「面目ねえ」
「今から取り返しに行くかんね。四の五の言わず手伝え」
「はい、すんませんでした。心から反省してます、精一杯協力させていただきますので許してください」
「よろしい、やすめ」
ヘッドロックをはずしてもらって正座を崩す。本当に自分は何をやっているのだろう、とっさにアイリが
小銭をばら撒き下町の住人が殺到したおかげで行方をくらますことは出来たもののチュナを救う筈が
自分ばかりか妹たちまで襲撃されるわ誘拐されるわ、踏んだり蹴ったり殺されかけた。夢中になって
すっかり忘れていたが、アイリだって守ってやるべき大事な妹だったのだ。自分より優秀だけれども。
「よし、討伐隊の名前を決めよう!」
「チームひばり亭」
「ネルと愉快な仲間たち」
「シーフォン魔王軍」
「帆瑠夢二刀流連合会」
「薔薇騎士倶楽部」
「〜猛スピード千駆輪〜」
「いや、そんなのどうでもいいから。というか、そんな大勢で行けないからって…あのね」
60415 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 19:54:30 ID:VcS4tH1q
がしゃがしゃ緋色の紋章が入った甲冑やだぶだぶの長衣をとりだし、投げ縄を巻きなおしては火薬を
瓶に押し込め、靴紐を締めてはフランと見取り図引いてとせっせと準備に励んでいる。
「まず警備の薄い場所を探し、警備兵を奇襲で倒して、そこから侵入すればいい」
「侵入する前に念のため内部の様子を探ってあげるわ、もし必要なら援護射撃してあげてもいいわよ」
「カベを掘ろう!カベ!」
「それじゃメロさんを囮にして、その隙にフランちゃんの手引きでパリスとあんたが忍び」
「我々は騎士に変装してアルソン君と正面突破、君たちは華奢だから彼と魔術師のふりをするんだ」
「必要な時は僕が喋るから、お前はボロを出さないように気を付けな」
「…えっ、私が囮になるのか」
「カベを掘ろう!カベ!」
「今こそ勇気を持ってテオルを問いただし、その行いを白日の下にさらすのです!人々の苦しみを除き」
「お母さん、お土産にプリンつくってー」
「ちょっとお、僕は今真剣なお話をしてるんですよ。今日はもう卵がないからパイで我慢してくださいね」
「囮になるからにはやはり目立つほうがよいな」
「あたし…今から料理作ります!郷の味で、あの子の目を覚ましてあげるんです」
「ならばこの私も手伝ってやろう(くわっ」
「つるはしどこやった!つるはしをだせー」
「いざとなったら例の女剣士はひきうけてやるから安心しろ、そんな顔するな。わしにまかせろい」
「カベ掘るついでにおいもほりしよう」
「ポララポは、ギュスタールが子供の頃から食べてた郷土料理なんです、だから」
「酒場の台所が使い物にならなくなるんじゃないかしらね」
「オハラさーん、それじゃ今からみんなでパイ食べにお城行ってくるー」
「まあ、適当に頑張んなさい」
「やれというなら、やろう」
「だからそんな大勢でいけないから!ついて来んなって!!!何だお前ら!」
「…分からん奴だな君も。我々はあくまで仮装が目的だ。彼らは魔術の情報を探りたい、ラバン殿は
女性の被服判定会議、アイリ君は妹さんに面会で君はその付き添いだ、何か問題があるのかね?」
「むしろ、文句言える立場かばか兄貴」
「やめてくださいしんでしまいます」


行ったり来たり…行ったり来たり。時折空を見上げてはやるせないため息をつく。西日がゆっくり沈み
夜の帳が下りようとしていた。ふてくされた騎士の様子を窺っていると耳打ちするものがいる。
「『北館は酒盛りの最中。西館の方は酔っ払いが寝てるだけ』…って言ってる気がしなくもないわ」
「そんな長い文章喋ったか?」
「あと、『洞窟の中はキラキラしてる』らしいけど……。どういう意味かしら?」
「なんだ?特殊な魔法でも使ってるのか、楽しみだな。フヒヒ」
「…西館の裏手には出入り口がないので、警備は手薄だと思います」
「上手くやれば、あそこから入れるんじゃないか?」
「ちょうどいい感じに小屋もあるね」
「薪がおいてあるんですよ。あたしはたまに、ここから出入りしていました」
「なるほど。さてと…いっちょやりますか」
尻を上げて侵入の準備、フランを先頭に飛び石よろしく移動する。そもそも、暗殺が持ちかけられた時
アイリはまるで歯牙にもかけず店にも寄り付かなくなった。はなからしくじるとでも踏んでいたのだろうか、
逃げ帰って事の顛末を打ち明けても、思ったほどの反応を得られずに肩透かしを食らっていた。華奢な
襟足を眺めつつ、間隙をついて薪小屋に潜り込み屋根から窓に飛び移る算段をつけて構えた時だった、
目の端をなにやら…白いもの?三人揃って顔を向けると上機嫌で鶴嘴を振り回している竜人がいた。
「…なにしてんだ?」
「まさか、ぅおっ」
振り下ろす一撃、屋台骨がぐらつき飛び跳ねる、慌ててしがみつき伏せた所に駆けつけた騎士たちが
竜人の炎に悲鳴を上げると間髪いれずに火炎瓶をばらまく鍛冶屋と狩人の姿を認めたもののたちまち
とんでもない煙と爆音に滂沱の涙、あてずっぽうにガラスを破って飛び込み、床を這って煙から逃れる。
「やつらオレらまでいぶり殺す気かよ!」
「カラーボックスだって可愛いじゃないのさー!!!」
「なんだなんだ」
「…今のうちに急ぎましょう」
「はだびずがとばらだい」
60515 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 19:55:48 ID:VcS4tH1q
折々炸裂音に混じって火事だと叫ぶ声が聞こえる中、火車騎士同士の派手な殴り合いに鉢合わせし
あわてて首を引っ込め梁にあがれば、ふっとばされた騎士の兜が顔をかすめる。
「僕だけ仲間はずれにしてー!!!許さんッ!!!」
「ここは私に任せて先に行け!なあにこれくらい朝飯前さ、一度言ってみたかった科白なんだよ君!」
「なんのはなs「薔 薇 の 如 く 散 れ」ぶぎゃおッ」
「わしだよわしわし、わしなんじゃ」
「飲みすぎだ、さっさと入れこの面汚っパンを振り回すな!貴様は服を着ろ!!兜だけ被りよって!」
「なんか知らんが無視して行くぞ」
「う、うん…」
「最上階は執務室なので、テオル公子もおそらく」
「おう、気を引き締めろ」
こそこそ柱をよじ登りつつ辺りをうかがう。幸い煙と不審な魔術師たちの闖入に気をとられたようだ。
慎重に扉と距離をつめつつ耳を澄ますと、気味の悪い笑いや得意げな講釈が聞こえる…。
「城館の癖に音が漏れすぎじゃねえか?」
「言われてみれば、そう…ですね」
「どうしよっか、きっとギュスタール君とか、あとほら…なんての?たてつけ悪い感じの人も多分」
「じゃあ、やっぱ迂回するか」
「いや、ちょい待ち。いいこと考えた!まずこうして…」
「…あ、分かりました。それじゃこれで扇ぐんですね」

「なんか…臭くない?」
しきりにくんくんしながら辺りを見回す。
「だれか漏らしちゃったんじゃないのーキャハハッ」
「ギュスタール、顔色が悪いぞ」
「若長、これは…」
「姉だ、退路確保!」
何かが当たって扉が開かない。それどころか開けたほんの隙間からひどい刺激臭が吹き込んできた。
「何これ目にしみるッどうなってんの!?」
「宴会にも程があろうに馬鹿者どもが。すぐに行って片付けさせろ」
「罠だ、総員迎撃体制!」
「どういう意味だギュスタール」
その時がたがたと階段を駆け上がってきたものたちが口々に叫びながら鍋を蹴散らし怒鳴り込む。
「申し上げます侵入者がうおわくっせえ」
「シチューが下のフロアに流れちまったぞ。もったいないなあ」
「それよりひょわ滑るっ、火事で火の回りが早く!あいてッ」
「大変です!口から火を吹く子供が駆け回っうわあ」
「酔っ払った騎士と危ないっ、迷子の魔術師が突如暴れだし」
「裸の男が汚物をばらまいています!」
「見ろよ、みんなげえげえやり始めたぜ、きったねー」
「む?!なんか我々ちょっと増えてないか?」
「薔薇の如く散れええ!!!」
60615 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 19:56:19 ID:VcS4tH1q
扉と一緒に半分壁が消し飛んだ。きざに腰掛けたままテオルは一人つぶやく。
「さっぱりわからん。なんの騒ぎだ」
「…ゆらり」
「美味しく食べてね」
「うるさい、なんだ!僕だけじじい押し付けやがってクソがァ!!!」
シャンデリアが吹き飛び窓ガラスが粉々、ばらばらになった本が雪のようにまい散る。
「誰でもいい、己に事態を報告できるものはおらぬのか」
「真心のこもった郷土料理が曇った瞳に心実の灯りをともすのだ…」
「なんだお前ら」
「ま゛?」
「わしか?わしは件の酔っ払いことソンナ・ノ・シルカール!」
「我思うと我思う故に我あり」
「おのれ、裸で怪しいやつらめ!」
「うわ忍者だ」
「そこのお嬢ちゃーん!わしがちょいと稽古を付けてやろう、さあこい!もっとこい!」
「我思うと我思う故に我あり」
「…後悔すr「食べ物の恨み」ひぃ」
「構えーちくわ!」
二刀流が揃って練り物を繰り出し身構える。
「ギュスタール、お願いよ目を覚まして!」
「怖いよ姉ちゃん」
「愛のブラックプディング!!!」
「眼鏡眼鏡…おかしいな、おっと」
「我思うと我思う故に我あり」
「タッパよおーい」
「ふふっ…」
「食い物で何をする気だ」
「なべを食え!」
「美味しく食べてね」
「お断りだ!」
「ま゛ー!」
「放てー!!!」
「突撃ィイイ!!!」
「なんかわからんがくらえっ」
ばらばら振り注ぐものを切って捨てたはずが青い感触、緑の真珠、踏みつけ足を滑らす赤い華。
「気持ち悪ッ!!!!」
「ああっカエルちゃんがつぶれたっ」
「ふふっ…」
「襟に入ったとってとって!」
「ふふっ…ってアレ?」
「あんたそんな格好で何しに来たんだ」
「くっ…な、なぜ全部見切られる!?」
「囮になるなら目立たねばならんからな」
「だってお前の剣って、俺が昔使ってた技の真似なんだもん」
「テオルがいねえぞ!あんたも自信満々に産廃ぶちまけんな」
ぬめるシチューに肌を焼かれて苦鳴をもらし、もんどりうって手すりごとへし折られ、踏み抜いた板と
一緒に転げ落ち次々床板を突き抜けて下へ下へ。届く阿鼻叫喚漂う悪臭、息も出来ぬほどの熱気と
雷撃に追われ頭を掠める斬撃に堪らず窓から飛び出した。
「逃がさん!」
「うわいっぱい来た」
「アぁ〜イリぃー!!!おぉ〜い!こっちだよーう!ぃやっほーいみぃんなー!!」
「なんだと!?うわ撃ってきた」
庭で飛び跳ねながら手を振っている二人の横でキレハが矢を番えなおしている。
「狙撃手の癖になんで叫んじゃうんだお前は」
「ギュスタール」
「ねえちゃ「なめるなクソがアアァァァーーーッ!」ギャアアッ!」
「なんじゃこりゃあああ」
60715 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 19:57:21 ID:VcS4tH1q
屋根全体が崩落して下から魔術師たちが飛び出してきた。燃やしすぎたろうか。滑り落ちつつ縄に
すがって岩肌や周囲に逃がれ、唖然として眺めているうちどっと崩れて最上階がむき出しになった。
「…どうしましょうこれ」
「ほら、環境…共生、型?」
「新発見だ、この文節を音読すると火柱とともに屋敷が崩壊する」
「ヘデロン教授?!頭でも打ったんですか、なんでまたこんなところに」
「なんだと?もしや…テレージャ君か、そんな格好をして君こそどうかしとるんじゃないのかね」
「見ろ、あんなとこにアホがいる!」
指差す先に岸壁をよじ登って窓に逃れようとする武人、こちらに気づくと余裕ぶってひらりと飛び移った。
「どんな場所から出てきてんだコラ」
「ハハハッこれは壮観だな!己の蒐集品は壊滅か!」
「あー、あのガラクタな」
「ワビサビー」
「あほだあほだ」
「やーいやーいバーカ」
身を乗り出した瞬間岩壁の切り出し窓を魔弾が貫き同時にテオルの姿も消える、当たったのだろうか。
「ちょ、ちょっと外したかしらね」
「ヘタクソ!せっかく僕様が巧みな話術でチャンスを作ってぎゃー!!僕を狙うなー!」
「風に流されたんじゃないかしら」
「ふしぎだねー」
建物の上と下から怒鳴りあうが当然騎士に見つかりあわてて岩窟に逃げ込んだ。
「あいつら忍び込んでるって立場分かってないんじゃないのか?」
ため息ついてランタンをともし、ややこしい鍵をこじ開ける。漏れ出したのはあのすみれ色の光だった。
「これは…」
「キラキラしてる!ほんとに分かるんだ」
「…ネズミの話か。それよりチュナはどこだ」
「彼らは一体何をしてるんでしょうか」
「…かつてアルケアの賢者たちは、この結晶を、星の精、あるいは単に<夢>と呼んだ」
「わっ見ろあそこに馬鹿が出た」
「馬鹿っていったほうが馬鹿なんだよ」
「いや馬鹿っていったほうが馬鹿っていったほうが馬鹿」
「いやいや馬鹿っていったほうが馬鹿っていったほうが馬鹿って」
「ほんっと己の話聞かぬよな…これが蒙昧か」
「どう見てもがらくた幾度もぼられてるから馬鹿」
「どや顔で自分の考え一般論みたいにいうから馬鹿」
「いつも人々がー、皆は〜、我々の、で中身ないから馬鹿」
「これ以上犠牲(馬鹿)を増やすようなことは、許しません!成敗します!」
「……やはり、理解はされぬk「あっ、出口だー!ここもすごいねー。チュナちゃんもいるのかな」
本当につるはしで掘り進んできたらしい、がらがらと岩石を蹴り崩しながら沸いて出た。
「偉大なるハァルは常に我等とともに、例いわが身がこの場に果てようと永久なる汝が武威に誉れあれ」
「あんたさも当たり前みたいな顔して祝詞読んでないで何か着ろ」
「手を上げろ!さもなくとも撃つ!あと近寄らないで」
「………(しょんぼり)」
「落ち込まないでくださいよう、盾ぇ構え!!」
「エンダ!アイリを守るよ!」
「ういうい、盾のじゅもーん!」
「こちらは一人というに随分だな」
60815 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 19:57:54 ID:VcS4tH1q
一斉に鍋をぶちまけたタイミングで騎士の身なりの魔術師たちが現れフラスコを放ってよこし、御託を並べる
間もなく引っ張り出したソニウムがばらばらにされてしまった。逃げようにもふる○んで振りかぶっているので
押し出すわけにも行かずまごつく様子からメイドが抜け目なく仕草の癖を掴んでそっとささやき死角に入る。
「この己の身はすでに魔将と化している。この力で、お前達を葬り去ろう!」
「そこで私だよ!」
神官が飛び降りるのと同時にテオルが天井まで釣り上り、キレハが矢を突きたてつつ振り子のように揺れ動き
ラバンが飛び掛って装甲を叩き割るなり肩口に巻き込んだパリスの鞭が篭手を打ってちくわが急所を突いた。
それでも果敢に剣をふるって魔界の扉をこじ開けてみせる。引きずり込まれ天井まで跳ね上がった傭兵の足を
アイリが鞭を絡めてエンダと綱引き、騎士の全身を使った特攻がテオルをシャンデリアごと墜落させ鍛冶屋に
滅多打ちを食らった所に落ちてきた城門落としが致命傷。正に私刑。こぼれ落ちた蝋燭から燃え移ったマントを
アルソンから無理やりひきはがして水をぶっ掛け消し止める。刻まれ倒された男のあても知れぬ求めはとうとう
応えられることなく、終には自ら育てた水晶に食われてしまった。これでは助かった所でどうせ誰にも治せないと
呟きつるはしを拾ったアイリは幼子の名を呼びながら結晶を切り崩す。巻き込まれて逃げ遅れた術師が水晶に
閉じ込められていて、くるくると灯火を回る羽虫に言いようのない後味の悪さを覚えた。


屋根裏に連れ帰り布団に寝かせてやる。運ぶのはかなりてこずらされた。連中は一体どう運んだのだろう?
破った窓にはべこべこの板が当ててあり、隙間から月明かりが差し込んでいた。あれだけ集めた髪飾りは
無残にも床に散らばり踏み砕かれ、花畑のようだった枕元も今はすっかり片付けられていた。頭の中で同じ
言葉が繰り返されていく。決して言わなかった言葉、口にしたら本当になる気がして考える事も避けていた。
空耳だったのだろうか。簡単な会話だけ交わして問いただすことも出来ないまま朝を迎えた。ひとけのない
部屋でまんじりともせず数日をすごす。どうせ誰にも治せない、妹の口から突きつけられたのろいの言葉。
自問を繰り返し独り暗がりでくしゃみをしたとき、不意に優しく衣をかけられ振り仰ぐ。
「びっくりした、帰ったのか」
「うん。でもまたすぐ出かけるよ。これから皆で都に行くの」
「…なあ?この外衣」
混乱するがどこかで武具の触れ合う音を聞く。表に待たしているようだ。真っ赤な瞳が燃えている。
「アルソン君から騎士を叙勲されたよ。ホルム伯になったんだ。お兄ちゃんも来るならそうしていいってさ」
「よくわからん、ホルム伯になるのは怪異を解決した奴だろ、チュナは…まだ石のままじゃないか」
「うん、知ってる。昨日タイタスに会ってきた。もし生贄になったらみんなも治してくれるんだって」
「は?!んなもん信じられるか、何考えてんだお前」
思わず肩を掴んだがまるでふざけた様子もなく、まっすぐ見上げられ絶句する。
「これは交渉だよ、私自身を使った取引なの。あいつは私がいなきゃいくらか元気なしかばねみたいなもん。
私がいなきゃ困るのはあっちのほうなんだよ。力を貸すってんなら貸し倒れ上等、ぶっ潰してやる」
「馬鹿抜かすな、棺おけの中身お前も一緒に見たろ!あんな立派なところで育った嬢ちゃんお坊ちゃんでも
いかれちまったじゃないか、オレらみたいなこそ泥風情が化け物とどう戦うんだよ」
「違うの。そうじゃないの。もう礎にされない。私がとめるの、皆で」
すかさず手をとった。
「だから、ついてきて。一緒に」
おかしなざわめきに飲み込まれていく。
「オレが…騎士になれるのか」
「そうだよ」
「じゃあ、名前も本物の騎士みたいに変えるのかな」
「うん、そうだなぁ…ラ・パリス・デル・ホルムとかでいいんじゃない」
「ホルムのパリスってそのまんまかよ!!…まあいいかそれで。お前は決まってるのか?」

「私はアイリ。タイタス17世」

  衣にかけられたのろいはすでに髄に届いていた。
60915 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 19:59:13 ID:VcS4tH1q
<了>

グッド、トゥルーときてバッドエンド…ごもんぬ
61015 ◆E9zKH0kZMc :2010/03/21(日) 20:02:01 ID:VcS4tH1q
忘れてた参考資料、どこかで拾ったものです

     .┼.子  ̄7  トー°    |、 。。
     ナ 皿  /\ ゝ_  ̄ ̄  | ヽ
       7_       >    7_
      ̄'/ ̄    , /    ー, ,ァノ ⌒ヽ
      ´二`    、\     . /⌒ }
      ー‐'′;)  .丶>  <,ィ /  <ノ`ー'   )   ,
          (     ;;;;::::::::::::::::::::::;;;;    (  (
       ) `ー'   ::::::::::::::::::::∧_∧:::::::::;;;;,,   )  )`ヽ
   二   )ヽ. ヽ ,;;;:::::::::::::::::(    ・):::::::::::::::;;;;;,    ,ノ_
     _(  `ー' ,;;;;;;::::::::::::::::::ヽ   /::::::::::::::::::::;;;; (__`; )
      __ヽ  ;;;;;:::::::::::::::::::_|   |:::::::::::::::::::;;;;;;  _,ノ
    , ,'ヘ    ≡    ≡ ヽ_ノ=     ヽ
  三  |0}  = ̄/ ̄  /  / / ̄)  / ̄ = │
     マノ ≡ /  =/_// ̄) =/  ̄ ≡ /
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    .__
    ___              .| |   ___
   __ '|ロロ|/ ̄\A.::.|ロロ|/ ̄\| |__|ロロ|..__ / ̄\
_|田|_|ロロ|_| ロロ| | | _|ロロ|_| ロロ|_|田||ロロ|_|田|_.| ロロ|_
611名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 22:54:43 ID:SItASl33
バッドはバッドだが…これはこれでアイリがかっこいいな。GJ。
しかし切ない。

>>601
すっかり体が慣れて乱れた姿が見られるようになった頃に
あえてイく寸前で手を止めて、申し訳なさそうな演技をしながら
「いや、やっぱりやめよう。こんな幼稚でくだらないことにつき合わせて悪かった」
と言ってみたい。
612名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 23:43:49 ID:HvhtwLi2
いつもすごいねと感心させられる全く文章書けぬ俺
こんだけの多人数だしてまとめる辺り

>>611
それでやめないでと言わせるそんなおいしい展開ですとな
613名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 12:41:40 ID:A0jrrpi1
>>610
空飛ぶちくわとはなんともシュール
こんなAAあるんだな
RuinaはAAあんまり見たことないけどアルソンとキレハぐらいか
他になにかあるのか?
614名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 17:49:19 ID:2JNwgO7C
>>613
>>12が俺の限界だった。誰かにもっとまともにしてほしい
615名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 19:00:17 ID:dMpNwQ/f
人口精霊やBPなら作れるだろうか
個人的には夜種王のAAを作って欲しい
616名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 21:33:28 ID:FmuBVbK8
>>612
「え…?こんな、こんな原始的なことが楽しいって…ううん、悪くはないよ。
…でも、もっと知的な人だと思ってたからちょっとがっかり…」

「…でも、気持ちいいって言ってくれたり嬉しそうな顔してくれるのが、嬉しいの」

「わ、わたし…な、なんか、変なの…」

「まって、やだっ、やめないでっ!きもち、いいの…」

こうですかわかりません
617名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 21:51:40 ID:FlvhCKq5
>>615
超即席ですまん。
     ._Λ__
   /     ヽ
  /__リV∠ .. .. ヽ
  ノ(..)r、( .)¥  |_
  ヒ〃/ \_   ク/
  | ル.し_rへ  / ^/
  VFエエエク了ヽ | |T
  i yニニニ| ヽ | |
  \ー―   ノ |
   ^T ̄ ̄ ̄ ノ |
618名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 21:54:15 ID:FmuBVbK8
>>617
即席でこれができるのはすげえ、GJ
619名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 02:04:23 ID:Lhp1x0pQ
キレハ
「(クンクン)……
 キノコっぽいニオイがするわ」


唐突だが滝の洞窟のこの一言だけで白飯三杯はいける
620名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 09:13:35 ID:pblijRhR
俺は妖精の搭でのやせ我慢が一番好きさ
平地に住んでいる遊牧民だから高いところ苦手なのだろうか
わざと気がつかない振りして
玻璃瓶を取ってきてとお願いするというシチュも考えた
無理して昇るが途中で動けなくなったキレハを
おぶって降りるなんて素晴らしいじゃないかね
おっぱいが背中に当たる感触なんて最高だろう
621名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 18:10:47 ID:Isk78fH0
そこはむしろ必死にしがみついてくる腕や、
忙しない息遣いに興奮するところではあるまいか(真顔
622名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 20:12:19 ID:Y6rx7W7C
運んで降ろした後、ようやく平静を取り戻しかけたキレハをからかって
真っ赤になって否定するのをじっくり眺めるのもいいと思わないかねっ!?

あと冒険中に思い出したように妖精のいるところに用が〜
とか言ってみた時の反応も実にそそるに違いない
623【馬鹿は死ななきゃなおらない】:2010/03/25(木) 00:23:42 ID:VFCYmbn8
こちらのスレは初投稿になります。どうぞよろしく。

・時系列は「OP前」
・幼馴染三人の人間関係がドロリします。
・書いた自分がビックリのケータイ小説臭。
 
以上我慢ならんと言う方は、タイトル【馬鹿は死ななきゃなおらない】でNG設定をしていただければ。
624【馬鹿は死ななきゃなおらない】(1/9):2010/03/25(木) 00:24:32 ID:VFCYmbn8
「……んっ」
 
自分の秘唇に指を這わす。
さっき見てしまった光景が、脳裏からちっとも薄れなくて。
忘れたい。
だからベッドに転がって、下半身の衣類を脱ぎ捨てて、いけない指遊びに没頭する。
こんなに情けなくてこんなに悲しいけど、快楽に溺れてしまいたい。
「ふぁ、あ……」
ぬとぬとした粘液が指に絡む。
触る前からとっくに濡れてた。悔しいけれど見てた時から興奮してた。
なんでまだお天道様が昇ってるうちからあんな事……夜だったら勘違いだと思い込めたかもしれないのに。
「ん…ぁ……」
何かに媚びるような甘ったるい吐息が止まらない。
『剛力番長ウェンドリン』としてホルムに悪名轟くこんなあたしも……一皮剥けば女の子だったんだ。
さっきからいじくりまわしてる女そのものは、濡れそぼち、熱いほどに充血し、男のモノを
受け入れたいと健気に訴えているが……むなしく自身の指で慰められるばかりで満たされない。
「あぁ…いやぁ、なんでこんな……ばか、ばか……」
馬鹿はあいつらに向けた言葉か、それとも自分に対して言ったのか。もうよく分からない。
心と体が乖離して、唇さえも勝手に動き始めてる。
もちろん、指と股ぐらは言うまでもなくとっくに本能に忠実だ。
「きゃぁぁ……あぁ! あんっ!!」
馬鹿。大きい声を出すな馬鹿。隣室で寝てるフランに知れたらどうするつもりだ。
だけど自分で思ってた以上に身体が正直者すぎる。気づけば最近見つけた一番気持ちいいトコ
――割れ目の上のピンと尖った肉突起を、愛液で滑りの良くなった指が撫で回していた。
「い、や……ゆび…止まんな……ぁぁ…あんっ!」
もうだめだ。本当にだめだ。
電撃じみたぴりぴりした刺激が女の芯から広がって、あたしをだめにしていく。
堕ちたい、このまま、どこまでも。
 
「パリスぅ……」
 
……ああ、とうとう名前が出てしまった。
好きだったのに。ずっと好きだったのに。
キスも……そのちょっと先のことだって、二人で一緒にしたのに。
だけどパリスはあたしを選べなかった。あたしもパリスを選べなかった。
それに見てしまったらどうしようもない。アレを見て分からない奴は本当のホントの大馬鹿だ。
 
――さっき、パリスとネルがヤってた。アークフィアの土手で。
 
                ♂♀
625【馬鹿は死ななきゃなおらない】(2/9):2010/03/25(木) 00:25:34 ID:VFCYmbn8
もう何年になるだろう。
『伯爵の子だからムカつく』ってんで、突っかかってきやがったのがパリスとの馴れ初めだ。
あたしはあたしでそこらの男にゃ腕っぷしで負けるもんかと思ってたから、
あいつが喧嘩売ってくるたびきっちり買って――お約束だがそのうち仲良くなってて。
ネルはその逆。
『生まれつきの怪力娘』ってキャラ被ってんのが気に入らなくて、あたしからカラんで
腕相撲だの岩石投げだので勝負してるうちに――いつの間やら親友同士だった。
 
ふたりとも良く言って単純、普通に言って馬鹿なので、あたしがパパの娘だなんてことを
ちーっとも気遣わずに、普通のガキ同然に接してきやがって……うん、だからそれが嬉しくて。
ママが死んであたしがふさぎこんでた時……連中が元気づけてくれなかったら立ち直れなかっただろう。
それに、馬鹿というならこのあたしだって負けてない。
領主の娘の自覚ゼロ、礼儀礼法、お稽古事が大嫌い。パパやゼペックさんの目を盗んで屋敷を抜け出し、
ある日は裏山で、ある日は大河で、毎日毎日真っ黒になるまで馬鹿3人でつるんで遊んでた。
そういえばあの頃、ラバンにはずいぶん世話になった。
あたしらはラバンの後ろをカモの子みたく勝手について回って、冒険の基本やら、剣術のイロハやらを
いろいろと教わった。おかげで『領主様の娘が、流れ者にかどわかされた!』と大事件になりかけたが
今となっては笑い話である……いやそのごめん、ラバン。あたしだって悪いとは思ってんのよ?
それとラバンはちょっとエッチ……いや『子供に聞かすのはどうよ?』ってレベルのやらしー話が
大好きで、おかげであたし達は揃いも揃って『性』と言うものに臆さず怯まない、だけど軽視はしない
性格になっていた。今にして思えばあの爺さんなりの性教育だったのかもしれない。
 
だって、純真だった馬鹿3匹も――ああっという間に色気づいたんだから。
 
ホルムは辺境で、田舎で、もちろんそこで育った子どもたちは街に比べて早熟だった。
だってしょうがないじゃん、遊ぶところないんだもん。それに街の子だって最後にヤるときゃヤるんでしょ?
田舎はそれを、階段を何段か飛ばして登るだけの話だ。
それに早熟なのにはも一つ理由がある。

子供ながらにわかってた。田舎はすぐに人が死ぬ。

飢餓が起きる、病気が流行る、戦乱がやってくる。
一つだけでも人口激減、二つ以上が一度に起きたら集落まるごと全滅だ。
だから子供は早く大人になりたがる。子供は死ぬからだ。大人にならねば死ぬからだ。
なので背伸びと言われようと精一杯に恋をする。
恋をして、早く誰かとくっついて、一人前の大人になろうとする。
こいつを性急だと、短絡的だと茶化すのならば、どうぞ笑ってくれていい。
それにあたしは白子だ。
見ての通りの赤い瞳に白い髪、腕っ節ばかりは人様よりはいささか上等だが、
小さいときは病気で何度かヤバかったし、強すぎる日射は今でも苦手だ。
大きくなって多少は安定して来たものの、今でもなんかの弾みで2,3日寝込むってのはザラだから、
いつまた病でコロッといくかわかったもんじゃない。
神様だって、こんなトコだけ病弱属性で『領主の娘』のキャラ付けしてくれなくってもいいっつーのに。
 
ともかく、いつ死ぬか分からないってのは、人を生き急がせる。
そんなわけで、まだまだ手足さえ伸びきっちゃいないうちから、あたしとパリスはくっついた。
あいつに惚れた理由とか聞かれても困るが、殴り合って芽生えた友情が、互いを意識しだした結果、
やがて愛情に――と、我ながら呆れるほどに単純だけれど、これ以上は難しく言いようがない。
うん、すきだから、すきだったんだ。
626【馬鹿は死ななきゃなおらない】(3/9):2010/03/25(木) 00:27:39 ID:VFCYmbn8
パリスと初めてキスしたのは――なんと屋敷のあたしの自室だ。
 
あの大馬鹿は、警備の目を盗みこの城館に侵入してまで、あたしに何度も会いに来てくれてたのだ。
初めてこの部屋にやってきたときには「ウェンドリン。いつかココから連れ出してやるよ」なんて
カッコ付けたことぬかしやがったから「バーカ、あたしより喧嘩弱いくせになに言ってんだか」と
返したわけだが……嬉しくって、あの時ばかりは馬の骨でも王子様に見えたね。
……ええ、分かってますって、変なトコだけ乙女趣味でわるかったって。
しかし実際、あいびきするとなったら、あたしの部屋ってのは意外な盲点だった。
あたしたちの関係は可能な限り秘密にしなきゃならない。パリスの屋根裏部屋は周囲に筒抜けだから論外だし、
ひばり亭はそーゆー客にも部屋を貸してたが、あんな所で乳繰り合ったらやっぱり噂になってたろう。
だから忍び込みさえクリアーできれば、防音のきいてるあたしの部屋はそんな悪い選択じゃなかったのだ。
 
パリスが最初にここに来たとき、そのまま流れで初ちゅーした。
何度か逢瀬を重ねる内にちゅーはべろちゅーになり、キスが単なる愛情表現じゃなくて、
とても気持ちの良い行為だと言うことを知った。そのうち肌を見せ合って、そして触れ合うようになった。
スケベ根性丸出しで胸をつかまれたときは思わずひっぱたいたが……回数を重ねるごとに、身体はそこから
快感を得はじめた。いつしか、どうしても見たいと土下座されて、あそこを……一番大事な所もパリスの
目にさらした。あたしの白い肌は恥ずかしくって真っ赤になったが、綺麗だとほめられて悪い気はしなかった。
そしたらあのバカ、調子に乗って、あたしのを指で広げて……汚いからダメっていったのに、なめてきて。
だけどすっごい恥ずかしいのになんか嫌じゃなくって、頭がふわーって真っ白になって……えっと、えっと、
ええっと……その……ちくしょう、パリスの癖に生意気な!!
生意気な馬鹿にあたしの方からも『お返し』してやろうと思ったのだが……子どもの頃の
かわいいのならまだしも、なんかアレ、腫れててグロい感じになっててさぁ!(今は平気だけど)
だけど『ビビってんのかよ?』と聞かれてガキ大将のこのあたしがビビってると言えるわけもなく、
半泣きになりながら、指でアレをしごいてるうちに半透明のねばっこい液がさきっちょからぴゅっと出てきて
あいつが気持ちよさそうなマヌケ面を晒したときには、なんかこっちまで嬉しくって……。
あの頃が一番しあわせで『ふふっ、身分違いの恋だね』なーんて言葉に酔っていた。
戦士になろうと思い始めたのもこの頃だ。
腕一本、剣一本で食っていける戦士だったら、パリスとも、その……一緒になれるんじゃないかって。
ええ、大馬鹿ですとも。あの馬の骨との結婚まで考えてましたとも。
箱入りじゃないけどそーゆー意味じゃ世間知らずでしたとも。
でも、この考えを話したらネルは我が事のように喜んで祝福してくれて、
あたしも嬉しくなってすっかりその気になっていた。少なくともこのときは、まだ。
 
もちろん秘密の関係だから、相変わらず外では『ガキ大将とその子分』を装っちゃいたけど
――ラバンはほとんど一発で、あたしたちの間柄が変化したのを見抜いた。
怒られはしなかったが「なんぼ田舎でも早すぎゃせんかね?」と呆れたようにつぶやき、
そして続けてネルに向かって「いいのかよ?」と。ネルは小さくうなずいてた。
当時のあたしは、そのうなずきの真意がわからぬほどに、馬鹿でガキだった。
そしてラバンは「ま、若いんだから色々あらぁな。だけどな、これだけは言っとく。
身体が大人になりきるまでは最後の最後まではヤるなよ。子供の体って壊れやすいからな。
それまでは手とか口とかで我慢しとけ」と、釘を刺してきて、それはもっともだと思ったので、
あたしとパリスは従った。
だから、うれしかったなぁ……パリスにはじめて射精させたときには。
あいつはあたしの手のひらで精通を迎えたのだ。お互いいつもと違うからビックリしたが、
パリスを自分が大人にしてあげたのだと思うと、それは女としての大きな誇りとなった。
そしてその場で約束した。『あたしがお赤飯炊いたら最後までしようね』と。
627【馬鹿は死ななきゃなおらない】(4/9):2010/03/25(木) 00:28:35 ID:VFCYmbn8
――ところがだ。待てど暮らせど初潮がこない。
 
デネロス先生に診てもらったり、アダばあちゃんに相談してはみたのだが、良い返事はもらえない。
やっぱり白子のこの身体にはヒトとして、生き物として、熟しきらない部分があるんだろうか?
それに本来だったら『領主の娘』として、見合い話の一つや二つは来ててもおかしくない歳になってたのだが、
石女になりかねない女のところに婿をとる気は、さすがのパパにもなかったらしい。
いつものあたしだったら『面倒事が減ってラッキー』と思うところだろうが、
自分でも驚いたことにかなりヘコんだ――売り物にならない未完成品と言われたも同然だからだ。
じりじりしながら身体が成熟するのを待つままに二年ちかくの時がすぎ、そのころにはあたし達も
馬鹿は馬鹿なりに知恵がついたと言うか、世間ってモノが見えるようになっていた。
 
パリスとあたしが一緒になるって絶対無理だよね、と言う当たり前の現実が。
 
この歳になるまで分からないって馬鹿にもほどがあった訳だが、ともかくも
ふたりの距離が近づけば近づくほどに、逆に『身分違い』って壁の高さを思い知った。
そこいらの馬の骨が領主の娘を手篭めにするだなんて、命を落としかねない話だし、
あいつには命より大事な妹――チュナちゃんが居る。危ない橋を渡らすわけには行かなかった。
おまけにパリスとパパの間にただならぬ因縁があるってのは、なんとなく嗅ぎとっていた。
父親の命を狙ってるかもって男を家に招き入れるなんて馬鹿は、一刻も早く止める必要がある。
そんなのお互い分かってた。
 
……と、そこまで分かってて別れられないのが馬鹿の馬鹿たる所以で、あたしたちの関係はズルズルと続き
あの時も、あたしの部屋でいっときの快楽に溺れることで現実から目をそらそうとしていた。
まったく恋する乙女の頭の悪さは底なしだ。
 
いつものように口づけあって、いつものように服を脱がされ、いつものようにあたしは胸に吸い付かれた。
「んゃ、あぁ、ああっ……!」
「ウェンドリン。声デカい。声。聞こえちまうぞ」
ガキ大将はそろそろ卒業しなきゃいけない歳になってたが、乱暴者で知られるこのあたしが、えっちな事を
してる最中だけはくにゃくにゃに力が抜けて、まるで普通の女の子になったみたいだった。パリスは
それを良い事に、普段のお返しとばかりにそれはもうねっとりたっぷりいじめてくれやがって……くそう。
特に濡れ始めたあそこをいじられると……もう逆らうなんて無理だった。
「だって……だってぇ…パリスがすけべぇだから、声、出ちゃ…や、あぁ……っ!」
「ふーん。じゃあ、おまたでくちゅくちゅいってるコレはなんだ? 答えてみろよお嬢様」
そしてこんな時だけお嬢様呼ばわりだった。
「し、知らない、バカ……あたしのせいじゃないもんっ、あんたが指動かすからでしょぉ……」
「あっそ。じゃあ止めるか」
何回繰り返されたパターンだったろうか……そしてその全てにあたしは敗北し続けた。
「いや…いやぁ……やめちゃダメぇ……」
「じゃあ、ウェンドリン、いつもみたいにおねだりできるな?」
「ええ! え…えぅ……そ、その、さわって?」
「どこに? あと、おねだりは敬語だろ?」
いつだって屈辱極まるやりとりだった……だけど、あたしの口は我慢ができなくて。
「あ、あそこ……さわって、ください」
「あそこじゃ分からんなァ」
「こ……殺すっ、あんた後でぜったい全殺しだからねッ!」
「そんな『して欲しいです』って書いてる顔で凄まれたってぜんっぜん怖かねーっつーの。
……で、オレはやめてもいいんだけど、おねだりする気はあんの? ないの?」
「あ、う、うぅぅ……」
 
……そしていつも、あの卑猥な四文字スラングを言わされてしまうのだった。
628【馬鹿は死ななきゃなおらない】(5/9):2010/03/25(木) 00:30:03 ID:VFCYmbn8
だけどアレだけ感じた屈辱や殺意も、いじられ、なめられ、イッたあとにはスッキリして、
忘れてしまうのが常だった。馬鹿ってこーゆーところちょっとだけ人生お得だよね。
「じゃ、あたしの番だね」
さて反撃とパリスの服を剥きにかかったら、奴はこんな事を言い出した。
「ウェンドリン……今日はその、そろそろヤらせろよ」
パリスのそのセリフは何度目かだったが、例の約束はまだ生きてたし、あたしの胎はあいも変わらず
お子様のままだったから、いまだ最後の一線を越えてはいなかったのだ。
……けれど、流石にずいぶんお預けを食わせっぱなしだし、(貧弱だけど)初潮はこないなりに身体は
できあがりつつあったので、そろそろ流されちゃってもイイかなーと言う程度には思っていたのだ。
それでも処女のビビりがあったのか「月の物が来てあたしが大人になってからって話でしょ」と、
いつものごとく約束を口に出したら――あの大マヌケはいつもとは違うことをぬかしやがった。
 
「いいじゃん、むしろ来てないならナマ出しヤリ放題で」と。
 
口より先に手が出たね。
 
いやぁ、あたしが本気で人間ぶん殴ると壁までふっ飛ぶんだ。自分で驚いたわ。
殺しちゃったかとアワを食ったが、パリスの奴は普通に生きてた。丈夫な奴で助かった。
あの分なら背中を割られた上に屋根裏から落ちても生きてるかもしれない。
とにかくベッドから降りて助け起こそうとしたのだが、ほんの数歩歩いただけで、ふらついて、
ぺたんと床に座り込んでしまった。情けないことに殴ったあたしの方の腰が抜けてたのだ。
「……ひぃ…いっく」
そしてどこの小娘が泣いてんだと思ったら、あたしだった。
男の前であそこまでまでマジ泣きしたのは初めてだった。
ゆくゆく孕ますつもりが無いのにヤりたいってんなら、それはただの性欲処理だろう。
パリスでさえも、あたしをそういう意味では女として見てくれてなかったことがどうしようもなく悲しかった。
一番好きだった人から、女としてできそこないって言われるのって、あんなに悲しいことだったんだ。
「なんで……なんで、そんなこと言うのよっ……あたし…アンタの子ども産むつもりだったのにぃ……」
しかしそれを外道と言うならば、あたしはあたしでパリスの上を行っていた。
名前も顔も知らない、まだ見ぬ未来の旦那様にはたまった話じゃないだろうが、
もし、あたしがちゃんと女になれたら、こっそりコイツの種をもらうぐらいのつもりではいたのだ。
629【馬鹿は死ななきゃなおらない】(6/9):2010/03/25(木) 00:31:14 ID:VFCYmbn8
「大丈夫ですか?! ウェンドリン様ッ?!」
さらに悪いことに、いくらこの部屋の壁が厚いからって、アレだけ暴れて隣室のフランに音を
聞きつけられないわけもなく、あの子が飛び込むようにしてこの部屋へと入ってきたのだ。
言い逃れの出来る状況じゃない。
あたしは半裸でわんわん泣いてるし、どっかの馬の骨は床に転がってる。
どうみてもレイプ直前か直後です、ほんとうにありがとうございました。
「――下郎っ!!」
なんのかんのと言って、メイド兼あたしの護衛と言うだけのことはある。
素早く刃を抜いたフランはパリスに飛びかかろうとしたのだが、
腰が抜けてたはずのあたしの身体に力が舞い戻り、フランより一瞬早くパリスに近づき、
「起きろっ! ボンクラっ!」
奴の身体を部屋の反対側にまで蹴っ飛ばし、今度はそのまま飛び掛ってきたフランの身体を受け止めた。
「ウェンドリン様っ!?」
「ごめん、お願い、フランっ、見逃してっ?!」
その一言で表情が変わり、あたしがあのバカを招いたのだと分かったようだが、それでとどまるわけも無い。
「おどきくださいっ!」
「どかないっ!」
けれど単純な力勝負でフランがあたしにかなうわけもなく、腕の中で暴れるあの子を押さえつけてる内に、
「……もうよしましょう、ウェンドリン様。賊が、逃げました」
パリスが起きて逃げるまでの時間稼ぎはできたらしい。
「ともかく、お召し物を」
そういや半裸でした。
あのままだったら、小柄な使用人と立ったまま乳繰り合う変な女に見られても仕方ないトコだったろう。
そのあとフランに頭を散々下げて言い含めて、パパの所までは話が届かないようにしてもらったのだが、
もちろんそんな事があってから警備が厳しくならないわけもなく、パリスがここにやってこれないばかりか、
外に出るときいつもフランがついてくるものだから、アイツとは一気に疎遠になってしまったのだ。
 
そしてあの事件から一月程たったある日のこと。ネルが屋敷にやってきた。
ネルんとこの雑貨屋は元々ウチの出入りだし、これまでもあの子はフツーに何度かここまで来てたのだ。
半ば謹慎状態で話し相手に飢えてたあたしは、ネルを相手に例の一件について一気にまくし立てた。
あの馬鹿がいかにスケベで根性なしのダメ人間か、たっぷり一時間はとうとうと語ったと思う。
ネルはふんふん相槌をうって話を聞いてくれてたのだが、
「結局パリスはヤりたいだけなのよ……なんかもう愛想も尽きそう」と、
あたしが別れの意志を匂わせると、怯えるように途切れ途切れながらも、こんな事を言い出した。
 
「あ、あのね、ウェンドリン。だったら、わたしが……パリス、もらっちゃって、いい?」
 
ドキッとした。
愚かにもあたしはその時はじめて気づいたのだ。
あの時のラバンの問いかけに対するうなずきは、こういう意味だったのかと。
他の女に言われたセリフだったら、ふざけんなってキレてたとこだろうが、
ネルに対しては申し訳なさがなにより先にたった。あたしが最初に……パリスをとっちゃってたんだから。
そしてネルは――待ってたんだろう。こうして、あたしとパリスが駄目になることを。
領主の娘の火遊びが終わるまで、ただじっくりと待ってればいずれ自分の番は来る、と。
630【馬鹿は死ななきゃなおらない】(7/9):2010/03/25(木) 00:33:40 ID:VFCYmbn8
流石に悩んだ。
気持ちを整理せぬままパリスと再会したら、あいつをもう一発ぶん殴るだろう。
……だけど、ケンカのあとはいつもえっちな事をして、それでそのまま元サヤだった。
今度こそはおそらく身体を許し、一線を超えてしまうのが目に見えてる。
そうなったらさらに別れがたくなる。
――だからこそ、あたしの馬鹿を打ち止めにするにはこのタイミングしか無い。
前々から、ずっと別れなきゃとは思ってたんだ。パリスが人のものになっちゃえば、あたしも諦めがつくし、
それにネルだったらパリスをとられたって許せるとおもった。
 
だから『いいよ』と一言だけを端的に返し、あたしはネルの話を呑んだ。
 
そのうち謹慎が開けて、それなりの自由を回復したとき、折を見てどうにかパリスと会う機会をつくり
「別れましょ」ときっちりフッた。互いにそれまで考える時間はそこそこあったわけで、
揉めるようなことは――無かったとは言わないが、予想の範囲内で収まった。
ま、進んで思い出したいような出来事じゃぁない。
かくしてめでたく、パリスとネルは距離を縮め――ネルはある日を境にみるみるうちに綺麗になっていった。
『ああ、エッチしちゃったんだなー』と傍目からでもわかって……。
そこで信じられないぐらい深い嫉妬に襲われて『あたしの方が可愛いのになんで?!』とか、
まるで普通の小娘みたいに荒れたりした……ホント自分が嫌んなる。
自分で望んで別れた癖に、人にくれてやったら惜しくなるって、馬鹿の極みもいいとこだ。
 
そして、決定的だったのがついさっき。
自主的にやってる町の警邏で河岸を歩いてて――悩ましげな男女の睦み声を耳にした。
最初は『やれやれまたか』ぐらいにしか思わなかった。ヤりたいけれど金もなければ自室もない、
なーんてお子様たちが二人きりになれるトコなんて土手か森しかないからだ。
ところがだ、森には最近ニョロが湧く。
ニョロもカップルも暗くて湿ってて狭いところが大好きだから、自然と縄張り争いが発生し、
男女がいたしてる最中にニョロにパリっと電気を流されるという事件が続発していたのだ。
そんなわけで勢い人は土手に集中し、若干過密状態だったり、今までは夕方以降にしか湧かなかった
サカりカップルに真昼間からエンカウントするようになったりしていた。
それになんといってもここらの河岸には『川の娘』――アークフィア様本人が、英雄ティタスに見染められて
その場でいたしたと言う由緒正しき伝統だってあるし、あたしら三人だってそーゆーのをこっそり
のぞき見して実地で性教育をしたものだ。ただまー、レイプまがいのことをやってる連中も居るわけで、
和姦じゃないようなら蹴散らすかと、声の方向に近づいて――
 
親友とかつてのオトコがヤッてる現場に出くわした。
 
いい場所は他のカップルに先にとられてたのか、二人はずいぶんひらけた場所で愛し合っていて、
いろいろと丸見えだった。男物の安っぽい(そして趣味の悪い)ジャケットが地面に広げられ、
そこで仰向けに転がったネルに覆いかぶさるようにして、パリスが必死で腰を振っていた。
脱衣は最小限度だったが、あたしの見てる角度からはネルの一杯に口を開いたあそこに、
濡れた肉棒が出たり入ったりしてるトコまで観察できてしまった。
稚気がまだまだ残ってるネルのあどけない顔が、信じられないぐらいオンナっぽくみだれて、
「パリス、パリス」とうわ言のように名前を呼び、(こっちの顔は見えなかったが)パリスが
それに応えるように「好きだ…」とつぶやきつつ、ネルにキスしたところであたしの中の何かが壊れた。
やがてパリスの腰の動きが激しくなり、奴が「ううっ」っと幸せげにうめくと同時に肉杭が引き抜かれ、
先っちょから激しい勢いで噴出した白濁液が、ネルのピンクの女陰にぶっかけられるのを見た。
だけど今のは避妊するにしてもあんまり意味が無いんじゃないかなー……などと、
間の抜けたことを考えてるうちに、快楽でとろけていたネルの瞳が焦点を結び
――土手の上から隠れもしないで呆然と見てたあたしと目が合った。
 
だから逃げた。ただ逃げた。
 
舗装されてないホルムの安っぽい道を土煙をあげながら爆走し、ゼペックさんに嗜められながら屋敷に飛び込み、
自室に転がり込んで鍵かけて、そのまま大声で泣こうとしてもさっきのエロティックな雰囲気に
頭をやられてうまい具合にゃ泣けず、外がすっかり暗くなっても身体に満ちた熱気が全然引かなくって、
ついには我慢できずにあそこに手が伸びて……
 
                ♂♀
631【馬鹿は死ななきゃなおらない】(8/9):2010/03/25(木) 00:35:05 ID:VFCYmbn8
……こうして深夜、ベッドでオナニーにふけりつづける、いやらしい娘のいっちょ上がりというわけだ。
 
「ふぁぁ、あ! あ! あんっ!」
自慰を覚えてからはけっこう月日は経つけれど、こんな、ここまで心苦しい気持ちでヤるのは初めてだ。
……だっていうのに、信じられないことに、今までで一番気持ちがいい。
声も、指も、もう止まらない。
隣室で控えているフランにバッチリ聞かれてるだろうが――もう知ったことか。
どのみちシーツは膣とか周辺部から漏れ出したいろんな汁でベタベタだから、
掃除しに来たフランには朝には嫌でもバレるのだ。
「ゆびって、ナカ……はいるのかな……?」
そりゃはいるだろう。
あたしよりも小柄なネルの身体だって、あんな太いのを受け入れることができるんだから、指ぐらい余裕の
はずだ。そうと気づくと好奇心を押えきれなかった。『入り口』を見つけやすいように左手で割れ目を
かるく開いて肉を露出させ、利き手の中指でくぼんでるところをまさぐり、あてがって、押し込んで……
「や! あ! はいって、はいってきちゃったよぉ……っ!」
自分が入れてる分際で、何故だかそんな言葉が口から出る。
パリスでさえ入口近く以外は侵入を許さなかったから、自分のカラダなのに初めて知る感覚で感触だった。
あたしも一応処女なわけで、少々の異物感と痛みは感じるが、ぬるぬるであったかでやらかくて。
自分の指だけど、濡れた肉孔に身体の一部を包み込まれるのって、独特の安心感があって
こんなに気持ちいいことなんだ……そりゃあ、男の子はココにアレを挿れたがるわけだ。
「パリス……ぱりすぅ……」
だけど、ホントは自分の指なんかじゃヤだ。
あいつにさわって欲しい、あいつにいじって欲しい、あいつに……挿れて、ほしい。
今ならおねだりだってするし、おしゃぶりだってするし……好きなだけいじめてくれたっていい。
ううん、嘘。
素直になった今ならわかる、本当はあたしがいじめて欲しかったんだ。パリスはそれを見抜いてただけ。
恥ずかしいのが気持ちよかったし、淫語を口に出すたび興奮したし……乱暴に、痛くされるの好きだった。
……だけど、パリスはもう、あたしをいじめちゃくれないんだ。
「だ、だめぇ……パリス…痛た、いたい、よぉ……」
なんて浅ましい妄想なんだろう。
我慢できなくなったパリスがあたしに無理やりねじ込み、動き始めた――って設定で、指を強引に抽送すれば
内臓を引っ掻きまわす鈍痛に混じって、外側をいじるのとはまた違う、深い快感の糸口があった。
にゅぐ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ
それは、濡れた指と濡れた肉孔がこすれ合う音。
人間の体から――自分の身体から、こんないやらしい音がするんだ。たまらない。
「ぱりすぅ、好き……すき、だよぉ……」
面と向かって『好き』なんて言ったのは、ファーストキスのあの時だけ。
パリスから聞かされたのもその時だけ。互いに意地張っちゃって言えなかった……だけど言いたかった、
聞きたかった、気持ちを伝え合いたかった、もっと、もっと、好きって。
――だけど、あたしがそこまで渇望したその言葉を、ネルはあっさり手に入れてた。
やっぱり身体を許すと違うんだろうか? させてあげない女の子はダメなんだろうか?
でも、もうわからない。かんがえられない――だって、こんなにきもちいい。
指と性器が脳みそに送り込む快感は、望みどおりにあたしの思考力を奪いつつあった。
わすれたい。わすれさせて。
いまだけは、なにもかも、ぜんぶ。
遊んでた左手が、いやらしい肉芽の皮を剥いて露出した中身をきゅうっとつまめば、
見知った外側の快感と、慣れ始めた内側の刺激が混ざり合って――
「―――――――――――――――ッ!!」
イッた瞬間を覚えてない。たぶん、数秒だけだが気絶してた。
「……うぁ、あそこ、けーれんしてる」
挿れた指が折れるんじゃないかってぐらい、きゅうきゅうと締め付けられてる。
内圧に押されて指と膣口の隙間からとろとろ漏れ出したあったかい愛液が、手のひらをよごしていく。
「ん……はぁ……」
指を引き抜くときも、敏感になってた肉壁が刺激され、思わずぶるりと震えてしまう。
そのまましばらく、毛布をかき抱いて余韻に浸っていたのだが、もちろんやがて終わりは来る。
潮が引くように全身に満ちていた快感の残滓が薄れ、代わりに後悔とか罪悪感とかが押し寄せて――
632【馬鹿は死ななきゃなおらない】(9/9):2010/03/25(木) 00:36:37 ID:VFCYmbn8
 
――誰かに呼ばれた気がした。
 
 
それは、沸き起こりかけたネガティブな感情をすべて吹っ飛ばす、強烈な呼びかけ。
なんだか知らんが行かなきゃいけない。そう思った。
身体を拭き清め、身支度を整え、屋敷を抜け出し、町外れの森を歩いた。
夜明け前の空はまだ暗く、薄闇の中を歩いてるうちに、洞窟の入口を見つけた。
数日前の落雷で燃えた樹の下に、地中への入り口が開いてる。内部は暗く、奥は深い。
 
……胸騒ぎがした。
 
この洞窟が、あたしを招いている。そして一歩入ってすぐ気づいた。
『居る』
見られてる。聞かれてる。どっかの誰かがあたしを全身くまなく観察してる。絶対に気のせいじゃぁない。
狭いトンネルの急斜面を下り、地層の裂け目から伸びる通路を進むと、小さな空洞に出た。
周りは薄暗いが、不思議なことに壁がぼんやりと光っていて、岩に頭をぶつける心配はない。
もっとはっきり見るためランタンに火をつける。空気は湿り、壁の岩肌はかすかに濡れていた。
奥へとつづいた通路を進み、石筍のある空洞でニョロをけちらして(森のはここから湧いてたのか)
更に北に進んだとき、壁がでこぼこしたがらんとした広間で――人間に似た異形に襲いかかられた。
五秒でシメたけどね。
人のようだが人でなく、顔が醜く歪んで手足のバランスが狂ったその死体が
たちまちのうちに腐敗し、風化する様を見ているうちに理解した。
 
ああ、そうかい。どこのどちら様が呼びつけてくださったんだか知らないが、
――このウェンドリン様とやりあいたいってか?!
 
「……聞いてんでしょ『誰かさん』? いいわよ買ってやろうじゃないの、そのケンカ。
地面の下だろうがなんだろうがね、ホルムはあたしの縄張りなの――勝手をやらせてたまるかよ!」
洞窟の中空に向かって怒鳴りつけるあたしの姿は、傍から見てりゃ馬鹿丸出しだったろうが、
ちゃんと『誰か』に伝わってるという確信があった。
「それにさ、カッコの付かない話だけど、失恋したばっかでちょうどスッキリしたかったんだ。
暴れる機会を作ってくれてありがとう――お礼に寝取られ女の八つ当たり、とくとその身で味わってけ!」
洞窟はしんと静まり返ったままだ。だが『奴』は聞いてる。間違いない。
それが証拠についには『奴』から返事が来た。あの異形達が――群れをなしてこの部屋にやってきたのだ。
「オーケイ。契約成立。このケンカ、あんたが売って、あたしが買った。
いちおう名乗っとく。あたしはウェンドリン。ホルム伯カムールの娘ウェンドリン。
領主の血族として、洞窟に住まう貴様ら異形を掃討し所領に安寧をもたらすため、
そして勝手ながら我が無聊の慰みのため――この地をこれより蹂躙する!」
 
群れなす化け物どもを迎え撃つため、剣をかまえ、不敵に笑う。
こうして、あたしの冒険は始まったのだった。
 
<了>
633名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 02:20:07 ID:zD2RhVZW
>>623-632
初投稿乙。文章力たけー
あとパリス羨ましすぎる…
634名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 09:43:41 ID:LwfTDVRa
本編だとシスコン出しまくりなパリスが両手に花だと
俺のウェンドリン像とは異なるけどすごく楽しめました
GJ

これは本編前の話だけど物語が終わっても
実際ナニをしようとしてする場所に困るなんてことあるんだろうな
賢者や騎士は問題なさそうだが
635名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 15:56:40 ID:UFbuHBrA
ここで終わりなんだろうけど続きがすごく気になる
その後ウェンドリンに見合い話が舞い込み
別れたはずなのに気になってしまうパリス
そんなパリスを見て不安を隠せないネル
ウェンドリンを影から見守るフラン
アルソンはいつも通り
人間関係が最もシンプルだと思っていた騎士で泥沼とは新鮮だ
636名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 18:06:12 ID:XjUmm4vH
アルソンとやたら張り合うパリスに不安を感じ
ついついアルソンをフォローしてしまうネル(ウェンドリン攻略頑張ってね的な意味で)
それを見て誤解して荒れるパリス
カップルに不穏な空気が流れたのを見て、
諦めた筈なのに、あらぬ期待に燃えてしまうウェンドリン
気まずい雰囲気を敏感に察知するキレテレしーぽん
空気読まずに暗黒料理差し入れて瞬殺されるメロ

やばい妄想止まらなくなって来た
だれかSS化してくれ 他力本願スマヌ
637名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 18:23:38 ID:qeMvzUX8
エロい、素晴らしい、ただただGJ
病弱なウェンドリンとは斬新だ、パリス修羅場とも斬新だ
参りましたとしか言えない
638623:2010/03/25(木) 23:27:40 ID:znuaC8ns
感想多謝です。
 
>>635
続編の予定は一応ありますので気長にお待ちください。
639名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 00:11:59 ID:EnhQBJlr
>>623
指折り数えてお待ちしております
640名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 16:59:24 ID:yMg5rPCa
後の人間関係がドロドロというかいろいろ混乱してそうなのは神官だと思っている
メロダークのおかげなのか
神官はホルム在住顔なじみ達と縁が薄くて
因縁持ち達はオープニング後の出会いになるんだな
641名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 19:35:02 ID:yT+2clYl
安西先生・・・まとめのパスが分かりたいです・・・Ruina 廃都の物語でもRuinaでもだめだったお。
642名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 19:44:50 ID:EnhQBJlr
Ruinaを全部小文字にしてみるのだ
多分それで出るはずだが
643名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 19:53:11 ID:yT+2clYl
>>642
ありがとうございます・・・ありがとうございますorz
644名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 20:56:36 ID:RwMSltO0
>>640
マナとかフィーとかはガチで病弱そうなので、人間関係はゴチャゴチャしなくても
エンディング後あまり待たせてると、下手するといざホルムに着てみたら
「彼女は二年前にこの世を去りました、どうしてもっと早くに来てくれなかったんですか
あの子は最後まであなたが訪ねてくれるのを待っていたんですよ」なんて事態が起こりかねない怖さがある
待っててくれる姿は萌えるがそんな事になったら鬱すぎる
645名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 21:20:51 ID:EnhQBJlr
賢者は打たれ弱いからそういうのはありだな
神官は強力防御のおかげでとにかく頑丈なイメージ
個人的には放浪しているシーフォンがふらりとホルムに立ち寄ったら
フィーが子供を抱っこしていたというのなら考えた
種はシーフォンでもそうじゃなくてもあり
646名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 22:25:38 ID:44hhvHl1
プライドが邪魔して父親について聞けないシーフォンのラブコメはここですか?
647名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 23:07:00 ID:JTL5k86K
フィーはフィーで余計な気を遣って「子供ができた、なんて言ったら重荷になるから」と
「いえ、この子は身寄りのない子だからわたしが引き取ったの」とか嘘つくのか
648名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 23:13:12 ID:7nF3M+XS
でもって他人からフィー自身が生んだと伝え聞いて( ゚Д゚)な顔になったりあらぬ誤解をしたり散々思い悩むわけですねわかります
649名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 23:30:57 ID:EnhQBJlr
マナはメロダークが相手ならすごい子沢山になりそうだ
大きなお腹さすっている脇でメロダークが赤子のオムツを替えているみたいな
アイリは産んだら産みっぱなしでチュナが面倒見てそう
そういえばウェンドリンてアルソンエンドを迎えたら現地妻のような扱いなのか
ウェンドリンを迎えに行くのか自分が婿入りするのか気になる
650名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 00:07:32 ID:sAQPQBAr
辺境伯は地域の守りを固めるのが最大の仕事だから
アルソン婿入りかと思った
でもそうすると彼の家の所領は誰が継ぐんだろう
KY君には兄弟居るのかな
651名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 05:58:23 ID:BCEDQgxQ
「ホルムを乗っとるための縁談」だったそうだから、婿入りだと思うんだけど
アルソンいわく「僕もいつか侯爵領を継ぐ立場」なんすよね……。
あの性格で跡取り長男ということもないだろうから、意外とネス公国には長子相続の
風習がなくて、領主の領地は子供全てに分割相続されるのか(それが大公の権力の低下、
諸侯の台頭に繋がった)とも思ってみたり。
652名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 09:55:33 ID:fnmmKrVC
>>651
長男に一括相続の風習は割りと新しいものみたい、13世紀のフランク王国時代位までは
男兄弟全員で分けたから土地なんか凄く細かくなって、面倒だから切り替わっていったそうな

ruinaには乗馬道具があるから16世紀くらいに思えるんで長男優先主義がある時代のイメージ
この時期は大豊作で好景気の直後のひどい伝染病の流行なんかが起こる「暗黒時代」に重なるから
平和な田舎が伝染病やら不作続きで治安が悪化した挙句、バッドエンドの異教徒襲来もリアル
653名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 17:07:12 ID:zM+CL44O
ネスの大公の血縁者とホルム領主との縁談って、ソニーやホンダレベルの大企業の御曹司が
とある町工場の社長の娘とくっつくようなもんなのかな
654名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 17:12:26 ID:fnmmKrVC
>>653
多分その町工場はびっくりするような凄い特許持ってたんだよ
携帯のバイブがそうらしいなww
655名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 17:28:58 ID:XaaEu6d1
>>653
国境の要所を任されているしもうちょっと身分は上かと
656名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 18:13:55 ID:Ur6+n7ND
でも血統の良さでいうと実はウェンドリンの方が比べ物にならない程上だったりんするんだよな
657名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 18:51:49 ID:2CMR2hYu
>>654
「東方守護たる獅子公の血縁者がこの程度で声をおあげになるなんて…
恥ずかしい方ですね、私が朝まで鍛えてさしあげますわ」って言いながら
バイブでアルソンさんを責めまくる顔2ウェンドリン妄想が広がった責任をとれ
せめて掘られる側が逆になるような妄想材料をだせ
658名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 18:56:06 ID:uZIiyhCz
アルソンさんは受けのイメージが強いようで
攻めのアルソンさんもいいと思うんだ
涼しい顔してウェンドリンをヒィヒィ言わすなんて素晴らしいじゃないか
659名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 19:22:27 ID:bFCM41mq
アルソンさんは防御力アホほど高いしHPもアホほど高いから
魔法とか薬とか計略とか全く使わずに、純粋に持久力で
「も……もう……ダメ。少し休ませ…」と力自慢のウェンドリンが
泣き入るぐらいの長期戦が可能なんじゃないか
660名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 20:22:18 ID:fnmmKrVC
歌はヘタクソでついでにすばやさがひどい有様の男がどうしたと
661名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 20:30:30 ID:CiBrqJAO
俺もアルソンは持久力がすごいから
ニコニコしながらウェンドリンの好きにさせておいても
それだけで逆転できそうだと思う

>>648
しゃべってしまいそうなのはこんなイメージ
・酒場のジジイ、広場のダメ人間(何も考えずにしゃべってしまう)
・ネル、パリス(普段はフィーに言われて隠しているが
フィーのことで口論になったときにうっかり口を滑らせる)
・テレージャ、アベリオン(うっかりを装ってわざと話す)

>>657
正直この流れでの「バイブ」で俺も同じことを考えたw
携帯バイブだから大好物のドレスの中にローター入れっぱなしをまず連想したが
アルソンやキャシアスだとどうもそういう方向に進んでくれなくて困る
662名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 20:55:28 ID:BCEDQgxQ
>携帯バイブだから大好物のドレスの中にローター入れっぱなしをまず連想したが
>アルソンやキャシアスだとどうもそういう方向に進んでくれなくて困る

つフラン
663名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 21:01:11 ID:fnmmKrVC
でも凄いんだぞあのバイブレータ、ちっちゃい工場で部品つくる機械から作ったから
真似しようがなくて、開発に予算かけるくらいなら注文するほうがマシていわれちゃって
契約しに訪ねてきた外人があまりにぼろい建物でショック受けて帰ってったんだぞ
664名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 21:25:09 ID:ZYqn3Cpr
キャシアスがローター入れてドレス着てる想像をしてしまった俺を誰か何とかしてくれ
ちょっと心の傷を癒すためにキレハのしっぽでもふもふしてくるわ
665名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 21:47:16 ID:QR5FVkvM
キレハのアナルにしっぽプラグを入れて歩かせるとな

一番ローター入れて外を散歩させたいのはフィーだが
知り合いの多そうな広場や港や神殿付近を歩かせてもいいし
治安の悪そうな新市街のスラムで不安な顔をさせるのもいい
666名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 22:41:31 ID:uZIiyhCz
アナルに緊縛に露出ですかい・・・・
ロマンだなあ
667名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 03:19:29 ID:0EA58Hft
>>665
脳内でなぜか足し算されて
ヤンデレフィーがグッドエンド前にキレハが旅立とうとしてるのを察して
しっぽプラグ挿入してキレハの目の前でスカート持ち上げて
「見てっ、これでキレハと一緒だよ…だから置いてかないで…」
と懇願するのを妄想しました
668名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 20:00:29 ID:4HSiAqqO
みんなフィー好きなんだな
断トツで話題に出るし
女主人公だとアイリがすごく不遇な気がする
669名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 20:23:50 ID:UHHXZvWE
というかアイリはイマイチ性格が分からん
他の出生と違って設定されてるのは怪しいお仕事してるってことくらいだし
670名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 20:42:38 ID:4TaZcy67
アイリは一番好きだが言われてみると一番掴みどころないかもな
フィーだと紹介文やモノローグやイベントの流れで性格がしっかり描写されてるし
ウェンドリンはおてんばお嬢様の成長がしっかり描かれてたり
マナは固有イベントに印象的な言動が多いけど
アイリは絡むキャラは家族でモノローグも少なめの感じがする

うまく言えないがフィーは女主人公としての人気の出方とは
ファンの層がちょっと違うような感じがする
キレハみたいな他のヒロインキャラと同じような流れで見てる人が多そうな印象
逆にアイリは女主人公らしい女主人公って感じ
671名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:12:20 ID:4HSiAqqO
なるへそ
アイリは裏の主人公でもあるパリスの存在があるから割を食っているのかもしれない
ヴァンはそうでもないのはチュナが相方になるからだろうか
自分の中のアイリはオハラの影響を受けているイメージ
騎士や神官のように世間的の目がないので発想がフリーダムというか
騎士はホルム伯の子、神官は神殿の子、賢者は医者の子という認識で見られてそうだ

フィーは逆に主人公として自分を投影するんじゃなくてヒロイン枠なのか
ということはシーフォンに自己投影している人が多いってことなのか
672名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:46:51 ID:qtVo3eiy
まあアイリは馬鹿兄貴との掛け合いや、
馬鹿兄姉の姿に頭を抱える苦労性の妹の姿、オハラさんとの関係、
怪しい仕事の正体……など色々想像のネタはあるのだが、その分
どの部分から妄想していけばよいのか迷うというのがあるかも。
673名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 22:11:06 ID:PrbA6VXl
妄想のネタは多いんだけど
肝心のアイリの反応が分からないんだよな

冷めてるのか意外と熱血なのか
パリスに呆れてるのか苦笑しながら付き合ってるのかあるいはノリノリなのか
チュナは溺愛してるんだろうとは思うが
それ以外が定まらない

個人的にはかなり冷めてて、チュナとパリスがいなければ退廃的な娼婦になってそうなイメージだが
674名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 23:10:45 ID:qtVo3eiy
ただ(アイリに限らずだが)雪山遭難時とのパリスとの奇行のせいで
少なくとも「ある部分は」パリスと同レベルであることは確かだと思われ。
675名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:11:34 ID:T/j5PcpW
確かにアイリはちょっと性格や反応がわかりにくいかも。
チュナ溺愛、オハラさんは頼りにしてるだろうというあたりまではわかるんだが
パリスに対してすらどういうスタンスで接しているのかがちょっとわかりにくい。
踊り子って属性はおいしいし、姉属性も妹属性も持ち合わせているし
持っている属性と要素はかなりおいしいんだが。
勝気、積極的、クール、ミステリアスあたりの認識でいいんだろうか。
676名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:32:50 ID:AgjjZVFV
盗賊編主人公の掴みどころのなさって周囲の人物に対しての態度が見えづらいのも原因の一つだと思う
パリスがチュナがああなったのがきっかけでヤバい方向に行ってしまうのに比べると
アイリ(ヴァン)側の心理描写がどうしても薄く感じてしまう
というかそういう葛藤を主人公の代わりにパリスが受け持ってるせいなんだけど
喋らないタイプな主人公の宿命みたいなもんか
677名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:36:25 ID:HDwt6xl9
兄さんてば(あるいは弟ってば)しょうがないなあだとチュナと被るしな
パリスはだらけているけどホルムにしっかりと根付いている
アイリはそこそこしっかり者だが根無し草の自由人
どこかへふらりと出かけて夜まで戻らなくて
どこへ行っていたのと聞くとその辺と適当な返事
盗賊編のアーガデウムのチュナの台詞を見るととらえどころのない
ふいと出かけてそのまま本当に戻ってこないようなそういうものを感じてしまう
678名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:42:09 ID:xLLThQVV
喋らないのはただでさえテキスト量がすごいのに
口調ごとに共通イベントのテキストが8倍個別イベントが2倍になったら
膨大すぎたりフラグ管理が大変だからなんだろうけど
他の主人公はセリフとしては喋らないなりにモノローグが多かったり
周囲への態度や周囲からの反応が分かりやすくて
十分キャラ立ちしてて性格が分かりやすいから
余計盗賊のつかみ所のなさが目に付きやすいのかもね
679名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:53:12 ID:s4xR4ocW
ただでさえ表でもパリスはプレイヤーの目線に近いキャラだとか
八人もいてシナリオごとに入れ替わる主人公より自分を投影して見えるキャラだという人が多いキャラだしな
余計に盗賊編主人公は食われて目立たなくなってしまうんだろうなあ
パリスとの絡みで神官編でメロダークを許した時くらいの
インパクトの強いセリフでもあれば話は違ったかもしれないが
680名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 03:11:31 ID:FKafX41i
前にフィーはネル、アベリオンはシーフォンと似た性格なイメージってレスを見たけど
それと同じでアイリはチュナ、ヴァンはパリスと似た性格なイメージがある

無口主人公でキャラが立ってるところは、すごくゲームブック風だと思う
ゲームブックって主人公のキャラ設定もモノローグもあるけど台詞なしがデフォだったし
681名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 00:03:05 ID:MxUf5OPD
アイリは探索スキル的にも萌え属性的にも属性のデパートなんだが
やはりパリスとの絡みが女主人公と相手役でもヒロインでもなく
ダブル主人公っぽく見えるのがまずいんだろうか
682名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 00:25:31 ID:ssCQlOaX
パリスがヴァン・アイリを気遣うor頼る固有イベントの一つもあればね
683名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 00:54:15 ID:vDBRjsJ/
一応、ピンガーにカムール暗殺を持ちかけられたときに
主人公が女だと、気遣ってくれた覚えがある>パリス
男だと「パリスより強いって噂は本当だったかな?」って言われてムッとするだけ
684名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 08:45:10 ID:+zut8C90
よかろう
そんなにフィーやマナが好きなら、アイリは俺が嫁に貰おう
キレハの人のエロエロアイリならなおよし
685名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 11:44:35 ID:/9+i7J1h
なら私は田舎者丸出しで世間知らずの箱入り娘なウェンドリンをいただいていこう
686名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 11:49:05 ID:hlMkrdMW
ならば俺はエンダを箱に入れたり出したりして遊ぼう
687名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 12:35:52 ID:0Z6G3al+
それじゃ己はピートさんのところにバイトに行く
688名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 13:18:30 ID:g83Fxc2s
公子なにしてんすかw
689 ◆DhjaoUVh9. :2010/03/31(水) 23:57:13 ID:ao+Z+BJ9
顔3フィーは俺の嫁(古代語でコンバンハの意味)
フィーさんのローター話でけたよわあい。
ファンタジーなんだからこういう魔法の道具あってもいいじゃない。

前提
・グッド後でお家建て直しました
・なんか普通にシーフォンとデキてる
6901/3 ◆DhjaoUVh9. :2010/03/31(水) 23:57:38 ID:ao+Z+BJ9
――彼が何かを企んでいる時はやけに優しくなる。
その日は普段通りだっただから警戒なんかしなかった。
「港まで買い物に付き合え」
ぶっきらぼうにそう言っただけだから……

ピンガー商会は相変わらず珍しい品から怪しげな物まで取り扱っていた。
お目当てのチョコレートが売り切れで、彼に愚痴を溢そうと振り返るが、居ない。
いつの間にか別行動してたようだ。
それはいつもの事なので疑問は持たなかった。
そういう時は探して合流しても鬱陶しそうな顔をされるので、店内をぶらついて時間を潰す事にした。
欠けた壷に高値がつけられ、きらきらした鉱物が量り売りされ、異国の衣装がトルソーに飾られている。
異変が収まるまでは気にする余裕が無かった品も、今では心行くまで眺める事ができる。
そうして店内巡りが三周目に突入したあたりで、居なくなった時と同じように彼がふらりと戻ってきた。
上機嫌な様子なので、なにか良い物でもあったんだろうと思わない。
店を後にして、少し前を歩く背中を追う。
しばらくすると彼が急に振り返り、窮屈そうに並ぶ家屋の隙間に連れ込まれた。

「ほら、もっと脚開けよ」
こんな場所ではとてもそんな気になれないと言っても聞いてもらえない。
「やだってば…………やめてよ、シーフォン」
あまり人気が無い裏通りとはいえ、いつ人が通りかかるか判らない。
昼日中から屋外で事に及んでる姿なんて絶対見られたくない。
――特に、この近辺に住んでいるあの兄妹には。
「……じゃあ帰ってからにするか」
その言葉にほっとした次の瞬間、陰部にひんやりとした何かを押し付けられた。
「やっ……なに……?」
楕円形の石のような物が中に入ってくる。
「さっき買ったやつだ。これ入れたまま帰れよ」
「やだ、こんなの……ひゃっ!?」
突然、体内で石が震え始めた。
取り出したくてもシーフォンの指で更に奥へと送り込まれていく。
「温まると振動するんだ。……丁度、人間の体温程度でな」
「や、ん……こんな……無理ぃ……」
一旦言い出すと意地でも引かない彼には、何を言っても無駄だろう。
ここで粘っているよりもさっさと帰宅した方が賢明だ。
「あぅ……せめて…………パンツ、返して……」
「ん〜!?なんのことかなフフフ……」
シーフォンはにやにやしながら街路に出て行ってしまった。
頭だけ出して覗き見てみるが、既に影も形もなかった。
――流石は逃げ足に定評のある天才魔術師様ですこと!
6912/3 ◆DhjaoUVh9. :2010/03/31(水) 23:58:18 ID:ao+Z+BJ9
今すぐこの妙な石を取り出してもいい。
だが、後でお仕置きと称して何をされるか解ったものじゃない。
不本意だがこのまま帰るしかない。
途中で抜け落ちないように腹に力を入れ、街路に出る。
ひばり亭までならまだしも、建て直した庵は遠い。
その時、恐れていた事が起きた。
「フィー、どうしたの?」
不意に声を掛けられて飛び上がる程驚いた。
振り返ると、チュナが逆に驚いた顔をしていた。
「びっくりしすぎだよ。……大丈夫?顔、真っ赤だよ?」
「あ、うん、ちょっと熱っぽくて……」
適当な嘘で誤魔化すと、優しい彼女は送っていくと言い出した。
「パリス兄さん呼んでこようか?おぶってもらえば楽だよ」
「本当に……一人で、大丈夫だって……」
それでもチュナは心配そうに隣を歩く。
――どうか気づかれませんように。
歩く度に濡れた股が擦れる音が聞こえやしないかとヒヤヒヤする。
付き添いを断り続けていると、広場に着いたところでようやく納得してくれた。
早足で広場を横切ったところで、また声を掛けられた。
「なんだか具合悪そうね、フィー」
一難去ってまた一難とはこの事だろう。
なるべく平静を装っているはずだが、今の自分はどんな顔をしてるのだろうか。
「き、キレハ…………別に、だ、だいじょうぶ、だよっ」
必死に取り繕おうとして、声が裏返ってしまった。
明らかに不自然な挙動で気づいたのか、キレハが空気の匂いを嗅ぎ始めた。
――絶対バレた。もうだめぽ
「………………まあ、無理はしないようにね」
――殺せ!いっそ殺せ!むしろシーフォン殺す!
キレハはそれ以上何も言わず、心配してるような呆れたような顔で見送られた。
橋を渡り、貧民区をすり抜け、真新しい我が家が見えてきた。
――あと少し…………
扉に手を伸ばして気が緩んだ一瞬の事だった。
何者かに背後から口を塞がれて森の方へと引きずられていった。

背の高い茂みに隠れて、四つん這いになるようにして押し倒される。
「……やらしい顔してんな」
耳元で囁かれた言葉を否定する気になれなかった。
きっとその通りなんだろうと自分でも思っていたから。
スカートを捲り上げられ、何も着けていない下半身が曝される。
「なんだよ、もうこんな濡れてんのか」
くちゅくちゅと音を立てて触られ、哂われた。
濡れた指が疼く女芯を摘んで擦り上げる。
悦びに従順に応える自分の肉体が恨めしい。
「あ、うぁ……ん――ひぅ……!」
いきなり二本の指が突き入れられて思わず仰け反った。
「……ドロドロに蕩けてんな」
中を乱暴に掻き回されて卑猥な音が響く。
そして、激しく振動していた石がその指に捕まった。
「ノーパンでこんなもん入れたまま街中歩いて…………この淫乱」
「ちがっ、これは、あ――ああぁんっ!!」
指で挟んだ石を肉壁に押しつけられ、はしたない声を上げてしまった。
「そんな大声出したら、人が来ちまうぞ」
クスクスと笑いながら彼が言った。
自分の手を噛んで声が漏れないようにするが、膣内を擦られる度に腰が震える。
もう少しで絶頂というところで、指と性具が引き抜かれた。
体が落ち着きを取り戻しかけると外側を震える石でなぞられる。
それを繰り返され、出口の目前を揺蕩う。
彼が望んでいるものは解っている。
いつものように卑猥な単語を交えたお願いをすると、それに満足したシーフォンが入ってきた。
6923/3 ◆DhjaoUVh9. :2010/03/31(水) 23:59:00 ID:ao+Z+BJ9
絶頂に達しても、彼の動きで再び快楽の波に呑まれる。
――なんだか、いつもより興奮してるみたい。
自分もそうだが、激しく腰を打ちつけてくる彼は余裕が無さそうに見えた。
「んん……んっ……うあぁっ!」
肛門に性具が押し込まれて快感が全身を駆け抜けた。
そこで快楽を得られるようになったのはつい最近の事なのに、元から性感帯だったかのように敏感になっている。
そのまま膣を深く突き上げられて堪えきれない衝動が理性を奪う。
「あぁ、あつい……シー、フォ……なか、が……あついよぉ……!」
激しく揺さぶられる体は情火に燃え、彼を受け入れている場所など融けてしまいそうだった。
汗で纏わりつく服が気持ち悪い。
徐々に思考が溶けて周囲が気にならなくなっていく。
「――――――」
シーフォンが何か言っている。
聞き慣れたような、知らないような、心地好い響き。
言葉は認識できるのに、その意味と結びつかない。
――でも、もっと言ってほしい。
喘ぎながら彼を求める。
彼を知るまで、自分がこんなにも業の深い女だとは思わなかった。
最奥が切ない程に疼く。
野外だというのに大きな嬌声を上げ、背を反らして全身で絶頂を表した。
その直後にシーフォンも限界を迎えて性器が引き抜かれた。
臀部に掛けられた精液が肌を伝って地面に落ちる。
疲労と倦怠感でぼんやりしていると、指で掻き出すようにして排泄孔から性具が取り出された。
その感触に身震いする。
汚れた下半身を拭われている内に思考が戻り、自己嫌悪に陥る。
屋外でこんな痴態を曝すなんて、恥ずかしさのあまり消えてしまいたいと思った。

「ほら、さっさと起きろ」
口調は厳しかったが抱きかかえるように起こしてくれた。
――優しいなぁ。
「まだ試したいのが色々あるからな」
――前言撤回!
「……もう二度と外でしないって約束してくれたら、いいよ」
守られないと判っていても、条件を出してみる。
「どうすっかな……まあ、あんなエロい顔、他の奴に見せんのも癪だしな」
「ええええエロくなんか……ない……もん…………」
自信が無くなって段々と声が小さくなってしまった。
「橋越えたあたりからすっげえ顔してたぞ」
「――見てたの!?スケベ!変態!」
思いつく限りの罵倒をするが全て自分に返されてしまい、ぐうの音も出ない。
薄笑いを浮かべるシーフォンに腰を抱き寄せられ、耳元で囁かれる。
「そ……そんな事言われても、ご、誤魔化されないんだからっ!」
結局、どんなに鞭で打たれても甘い飴欲しさに彼の言いなりになってしまうだろう。
現に、軽く口付けされただけで逆らう気が失せてしまった。
「…………ずるい」
拗ねた子供のように口を尖らせたまま、彼に手を引かれて家に帰った。
693名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 18:55:41 ID:eZQ4CwPs
顔3…わかっていらっしゃる
シーフォン俺と代われGJ!
694名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 20:15:02 ID:HXPrRL+f
エロいい!素晴らしい!実に素晴らしい。
抜きまくった。何度でもGJ!
695名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:07:31 ID:sLEiSlsz
エロい!
大変いやらしくもけしからん感じで素晴らしかったです。
GJ!
696名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 05:05:52 ID:l2gkiK2g
顔3フィーとは素晴らしすぎる
たまらんGJ!
697名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 23:27:58 ID:YP6ITb8/
GJ!
俺の夜剣が聖戦状態になりっぱなしだ
698名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 02:14:18 ID:znNFfyhq
夜種プリンセスイベントでエンダとやらせたらとんでもない事になった
純粋無垢な故に乱暴でひたすら求めるだけの蹂躙するような殺人キス……素晴らしい、このネタとエンダ×アイリで一週間いける、エンダ×テレージャもなかなか。

そして何故エンダは最初だけしかおかーさんと呼んでくれぬのだ、ときめきをかえせえええ!

キスの擬音が難しいです先生
699名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 18:59:13 ID:LjaeuELS
プリンセスのキス対決に勝つために秘密特訓をフランにお願いしたら
だんだん激しくなりそのまま布団に直行というネタが思い付いた
700名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 23:57:31 ID:clU3FOfg
キス対決はいろいろ掻き立てられるな
特訓とか口直しとか間接キスとか今まで出たものは全ておいしい

>>698
>何故エンダは最初だけしかおかーさんと呼んでくれぬのだ、ときめきをかえせ
同意せざるを得ない
701名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 14:55:01 ID:nQklypzh
フランが分身してキャシアス擬似ハーレムという妄想をしたが大量のフランに襲われてキャシアス死んじゃう
702名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 16:37:23 ID:5lUPKDGm
『酸素を吸う』って冷静に考えるとものすごい行為だよな。
703名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 19:40:52 ID:Jr8zCyzA
キス対決はMP高いキャラが強いけど実際に肺活量があるのは
アルソン、ネル、エンダ辺りだろうか
あとは生存持ちは体力がありそうと思っている
704名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 20:22:18 ID:chPHWN8H
MPの高いキャラは高い精神力を活用してセルフマインドコントロールで
絶世の美女や絶世のイケメンとのキスだと自己暗示説を提唱する
705名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 15:04:33 ID:pipNyj7J
キス対決で精神的な打撃が少ないのはエンダとアルソンだろうな
テレージャと自己暗示かけたシーフォンも
個人的に表に出さないものの、内心最も落ち込んでそうなのはメロダークと思っている
706名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 21:14:02 ID:cn0ydRIB
エンダのグッドエンドが似合うのは間違いなく盗賊主人公、というか町に残るエンドは大体似合う希ガス。

チュナといいパリスといい家族愛がテーマな気がするからエンダのおかーさんもしっくりくる
でも旅に出ちゃうんだよなあ……約束しちゃったしマーキングされちゃったし……エンダがずっと町にいるのはなんか違うしでもパリス達を置いて町を出るのもいやだし、そういう意味ではパリスエンドが一番かもしれん。
規制で本スレに書き込めないから困る
色々質問とか感想書きたいのに
707名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 23:03:32 ID:zf9VDpFK
>>705
貴族組は基本的に結婚相手が選べない立場上
もともとある程度の覚悟ができてたぶんダメージは少なそうだな
アイリも職業柄いわゆる枕営業やハニートラップの類も必要だっただろうから動じる事はなさそう
魔術師は自己暗示で乗り切りそうだ
特にフィーは意中の人との間接キスになるならささやかな喜びがあるかも
マナは自己暗示あってもそれなりにダメージ大きそうだが
それよりメロダークがプリンセスの首折りそうで怖い
708名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 13:01:26 ID:DC+d+oqd
メロダークって訓練されているから武器関連は一通り扱えるだろうけど
近接の格闘戦はどうだろうか
素手の殴り合いならエンダが最強になるかもしれんな
709名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 17:52:32 ID:SxcAfCS0
>>707
>特にフィーは意中の人との間接キスになるならささやかな喜びがあるかも
いくら間接キッスでも媒介してるのがアレだってのに喜べるなんて、
それもう変態の感性じゃないですか……素晴らしい。
710名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 23:13:11 ID:y8Cg4sI0
あんなのとキスして喜べるなんて変態じゃねえのってからかってやりたい
違うって言われたらどう違うんだってしつこく問い詰めて涙目にしたい
そして泣き出したところで抱きしめて謝ってやりたい
711名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 23:48:26 ID:SxcAfCS0
間接キスの響きに滾って小ネタを書いてみた。
以下3レスほどお邪魔します。
7121/3:2010/04/06(火) 23:49:01 ID:SxcAfCS0
心なしかやつれた様子で温泉に浸かる妖術士の少年が一人。
なにしろ顔色が悪い。その上目線も若干定まっていない。
あまつさえ熱目の湯に肩まで入っても鳥肌の収まる気配がない。
原因はと言えば明白で、
口腔を蹂躙するおぞましい物体とその持主に違いないのであるが。
「    」
思い返したら感触が蘇ってきた。
本日何度目かの声にならないうめきを上げれば
半身を預けている大岩の向こうで小さく湯のはねる音がする。
「いい加減に元気だしなよー。
仇は討ってあげたんだから、ね?」
岩を挟んだ隣で入浴しているフィーが、
ひょっこりと顔を出してきて慰めの言葉を掛けてきたのだ。

筋骨隆々ドレス姿の夜種に
キス勝負という名の陵辱をかまされた立場は同じ筈だが
精神に堪えた様子が彼女からは伺えない。
対するシーフォンはどうかといえば
憤怒と自己暗示の勢いでその場を乗り切ったものの
コトが終わればしっかりと心が折れた訳で、一体この違いはなんなのか。
それどころか初っ端に食らった不意打ちの分
奴は都合2回も"アレ"を……その、何だ。
胡乱気な目線でもってフィーを見やればばっちり目が合った。
随分前からこちらの顔をまじまじと見つめていたらしい。
7132/3:2010/04/06(火) 23:50:34 ID:SxcAfCS0
「……何ニヤついてんだよ」
「んー? うふふふ」
秘密ー、とだけ言い置いて引っ込んでしまった。
ますます訳がわからない。
こうして雁首揃えて湯治している以上、
向こうだって相応に精神が疲弊しているだろうに
ああも機嫌が良いと不自然を通り越して得体が知れない。
シーフォンの眉間に知らず皺が寄る。

よくよく思い返してみれば
まず不用意に棺を覗き込んだフィーが
腕をひっつかまれて問答無用で接吻された。
あの時点では彼女自身この世の終わりのような顔をしてぱったり倒れている。
精神的な打撃も相応に食らっていた筈だ。
そもそもシーフォンが接吻勝負に挑まされたのだって
「やっつけて。……仇を討って」
そんな悲痛な表情にうっすら涙すら浮かべて懇願されたのが原因なのだ。
肝心の勝敗はと言えば残念ながら吸い殺すには至らず敗北を喫したが。

その間に衰弱したフィーの手当を同行していたラバンがしていたらしく、
卒倒三歩手前といった体のシーフォンを尻目に再度の勝負を申し入れた彼女は
鬼気迫る舌技でもって夜種プリンセスをマット(?)へと沈める。
以上が一連の経緯である。
尚、この災禍を唯一無傷でやり過ごしたラバンは
2人が温泉に浸かる間「散歩してくる」などと言って
何処かへふらりと出かけて行ってしまった。
(その際に妙な含みのある言動を残していったが
シーフォンはおろかフィーにすら適当に聞き流された。
日頃の行いの賜である。ある意味で)
7143/3 終:2010/04/06(火) 23:51:30 ID:SxcAfCS0
終いにはもしや僕はあの女に陥れられたのでは……という疑念すら湧いたが、
フィーがそういう性質の娘で無いことは流石の当人も理解している。
よってその可能性は即座に打ち消した。
のぼせかけた頭で果ての無い思考を重ね
──というより疑心暗鬼のループに陥りかけていると
その内にかすかな歌声が岩を飛び越えて耳に入ってくる。
フィー本人も無意識なのだろう、誰に聞かせるとも無い
適当な節回しでつらつらと歌い続けている。

シーフォンはと言えばそんな彼女の様子を漏れ聞く内に
今回の事をさも大ごとであるかのように捉えるのが馬鹿馬鹿しくなってきた。
災難だったのは確かだが、嫁入り前の田舎娘が鼻歌交じりでこなす事を
大の男がいちいち騒ぎ立てるのはなによりみっともない。
あの女の行動が不可解なのは今に始まったことではないし、
真意を推し量るのがそもそも無駄だったのだ。
と、そう結論付けて自己完結したシーフォンは
背を預けた岩をずり落ちるように体を伸ばして長い溜息をついた。

かくして間接キスに浮かれるフィーの真意を
シーフォンが勘付く機会は失われたがそれで良かったのか悪かったのか、
それはきっとアークフィア様でもご存知あるまい。
715名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 13:12:42 ID:c6IxcF6i
最強シーフィーが熱いな
話題になる割りにSSは少なかったのでもっと増えると嬉しかったりする
716名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 23:51:48 ID:OJtrPle6
GJすぎる
もうたまらずフィーがかわいい
71715 ◆E9zKH0kZMc :2010/04/09(金) 13:59:17 ID:PzYbEa1B
誰得エメク4500程度、糸にも棒にもかからない感じなので
ご迷惑の際にはトリあぼんでご協力ください
71815 ◆E9zKH0kZMc :2010/04/09(金) 13:59:48 ID:PzYbEa1B
水音に混じってどことなく調子の外れた口笛が聞こえる。薄暗がりの中で目を凝らすと、生白い尻がこちらを向いていた。
慎重に体を起こしあたりを窺うと一人は川に流されてしまった僧帽を血眼になって探しているところで、もう一人のほうは
鼻歌まじりにマントを絞っていたが、こちらに気づいて何かを放ってよこした。
「見てよこれ。ランタン粉々になっちゃったわ、ははは」
「はははじゃねえ!さっき拾ったやつもどっかいった」
「別にいいじゃない、どうせ買ったんじゃないんだし。それより弁当を駄目にしたのがなぁ。もったいない…」
「ああ、すぐここから出られるとはかぎらねえしな。釣竿はまだ持ってるか?」
「ありますよー、今洗濯もん干してるから使えないけどね」
「どこのバカ大将だ、のんきにやってないでなんか着てろよ」
「へえ、いいのかね。しけったふんどし何時までも巻いてるとインキンになるんだぞ」
「やべっ」
あわてて濡れた皮鎧を脱ぎ捨てるが湿っていてもみくちゃ、擦り傷作ってまで無理やり脱ぐと今度は寒さに鳥肌がたつ。
「魔法かなにかで火でも起こせねえのかよ」
「蛍火点けられるよ」
「ちいせえ、もっと豪快に燃やせないのか」
「そんな魔法習うわけないじゃん、ただの学僧なんだから」
「やれと言うなら、やろう」
「だったら水を操るとかさあ、河の女神のシモベなんだろ」
「操れてたら水没した挙句こんな所落ちてきやしないじゃん。僕を何だと思ってんの?お金とって治療するだけの医者だよ」
「神も女神もねえのかよ」
「所詮は人生お金だね。お墓に入ってるのは蘇生代出せなかったやつらじゃない」
「金に困ってる年寄りだの貧乏人も診てやってるじゃねえか」
「そんなもんお布施があるからに決まってるだろ、労働力になりそうなら治して稼いでもらって、最終的にお布施させる訳よ。
こういうのを人材への先行投資って言うんだ。特に子供は未来があるからね、ゆくゆくは神殿の便所を改修したい」
「掃除してんのにくせえんだよな、あれはなんでだ?」
「日ごろの行いでしょ」
「終わったぞ」
「よっしゃ、ついでに魚焼こうぜ」
「じゃあ僕はチョコでもくおうかな」
「何でそんな甘ったるいもん持ち歩いてんだよ」
「婆ちゃんがくれたんだよ悪いかよ、何?なんでお前ら食う気満々なの」
「くれねーのかよ、みみっちい」
「僕の婆ちゃんばかにするようなやつにはやらんね、貴様にはポララポがお似合いだ」
「くっせえなにこれ、発酵させすぎじゃないのか?」
「今朝貰ってきたばかりだから大丈夫じゃない。…糸引いてるね」
「しまえそんなもん」
「あ、もしかしてチュナに食わしたら目が覚めるんじゃない」
「やめろ」
「なんだよ、どんなことしても助けるつってたろ」
「おうよ、オレはかならずチュナを治してやる、金に糸目はつけねえ」
「そういうのは幾らでも出せる奴が言うことだろ、お前ちんこしか出してないじゃん」
「なんだとお」
「はしゃぐな、すわっとれ」
「全く、お前は本当に坊さんか」
「たまたま拾われたのが神殿だっただけですよーだ、もし見つけたのがお前の母ちゃんだったら今頃お前と兄弟だよ」
「うわーこんなクソがき面倒見たかねえ」
71915 ◆E9zKH0kZMc :2010/04/09(金) 14:00:20 ID:PzYbEa1B
「……拾い子なのか」
「そうですよ、むかあし昔おじいさんは島にしばかれに、おばあさんは河で神託をしに出かけました。すると河上から弱気な
僕がどんぶらこっこすっこっこどんぶらこっこすっこっこ、なんと可愛らしい男の子でせう、定めしこれは河の女神様からの
授かりものに相違ない、そう考えたおばあさんは僕を神殿に連れ帰ることにしたのでありました…、めでたしめでたし」
「じいさんどこやった」
「ユールフレール。だからたまたま学僧してるだけで、拾ったのが鍛冶屋なら職人見習いになってたろうし、もしも町外れの
じいさんとこに行ってれば薬売りか何かやってたんじゃないかな。人生ってわからんもんよねえ」
「強いて神官になりたいわけではないのか」
「うん、どうせなら吟遊詩人になりたいな。色んなとこを巡り歩いて民間伝承を収集してゆくゆくは研究書を上梓して名を挙げ
歌える教授として(略)この分野は既存の研究では(略)土着の信仰形態は姿を変えて残されており(略)文明化された宗教が
広まるより以前(略)脈々と受け継がれてきた人間のあり方が(略)歌い継がれることで力を得(略)だから音痴て言うなや!!」
「いや音痴だろ」
「音痴なのか」
「状態変化が起こるだけだッ」
「うるさいヘタクソ!!」
「耳元で歌うぞ貴様!」
「やめて」
「ちぇー。…しゃーない、他の場所にいくか」
荷物をかき集めてしたくする。鍾乳石の広間から廊下に入ると、奥は崩落しているようなので引き返し、流れにそって下流へ
移動する。どこかでランタンの替わりか何かを調達したいところだ、真っ暗闇を進み対岸に渡ろうかと荷物を頭に担ぐ。
「―‐それ以上近づかないで。次は当てるわ」
「んで言ってやったんだよ、死にけならともかく死人は蘇りません、てさ」
「いつまで人のこと笑ってられるかな、髪の毛なんて痛っなんか刺さった!!!」
「近づかないでっていってるでしょ!」
「おめーはよぉ、ちゃんと足元見ないで歩くから篠竹なんざ踏むんだよ。ほれみしてみ」
「篠竹?なんか違うんじゃね、ちゃんと見ろよ」
「…私のことは無視というわけ?いい度胸じゃない」
「暗いから見えねえもん、面倒だし帰ってからだな」
「面倒って何だ、手当てくらいしろよ」
「うるさいからあんた負ぶってやってよ」
「やれと言うなら、やろう」
「痛え!天井低いぞおい!!」
「……ひょっとしてあなたたち、上の階で穴に落ちて、ここから出られなくなったの?」
「違いますー、自分の縄張り散歩してるだけだもんねー」
「しっかり聞こえてるんじゃない、その割にはさまよってるように見えるけど?」
「ランタンがなくなっただけだもん、全然迷子になってないから」
「いや迷子だろ」
「違うよ、全然違うよ」
「あらあら。無様なものね。お気の毒さま」
「うるせぇやいこんちきしょう」
「なんだったら、地上に出るまで私も同行して、力を貸してあげましょうか」
「勝手にさまよってろぃばぁか」
「いきなり失礼だろ、相手は若いご婦人じゃねえか」
「こういう場所では助け合いが大事ですものね。ま、無理にとは言わないけど」
「しらねえ聞いたことすらねえ」
「……別に、私もひとりで心細いから一緒に行きたいというわけじゃないわよ?」
「ひとりで怖がってて気の毒じゃないか。つれてってやれ」
「じゃあ、地上まで一緒に行きましょう」
「ちっ、初めからそういえばいいのにさ。最近の若いもんは礼儀がなってねえ」
「お前だってガキだろ」
「うるせえこちとら伊達に白髪はやしてねえぞ、そっち渡るから顔洗って白無垢着てまっとれや!」

――――
72015 ◆E9zKH0kZMc :2010/04/09(金) 14:01:23 ID:PzYbEa1B
「なんであんなにわめいてたんだろうね。いくらなんでもおかしいだろ普通」
「…そりゃ怒るだろ、あれじゃどう考えても婚約の申し込みじゃねえか」
意味が判っていない様子で酒場の木戸を押し開ける。
「あれ、おっかえりー。どうしたの、大丈夫?なんか大変だったみたいじゃん」
「そうなんだよ見てよこれ。穴だらけになっちゃって、パリスなんかひとりだけぼこぼこにされちゃうし。ほんと酷い話でさ」
「お前らみてえな鎧着てなかったからしょうがねえ」
「こりゃあ、随分派手にやられたな。お前さんもお守りは大変だったろう」
傭兵はなんとも言いかねる表情、揃って生傷をこさえたまま町まで帰ってきたのだった。
「盾もお持ちにならないですもんね…お薬ご用意しましょうか」
「それより聞いてよ、丸腰の僧侶相手にいきなり射殺しようとしてきた奴がいたんだぜ、信じられる?」
「なにそれ、ほんとにー!」
「異教徒の仕業でしょうか?恐ろしいことですね、討伐しなければなりません」
「世も末だよまったく、探索者の質も落ちたもんだよね。テレージャさんも酔っ払ってないで気をつけてよ」
「君ぁ心配が過ぎるんだ、大体私のどこが酔ってるってゆうのかにゃ。ふうん?」
「この指何本に見える?」
右手で神官の鼻面をひらひらさせていると、あらぬほうから声が飛んできた。
「ちょっと待ってあなた本当に神官だったの」
「へ?僕たちどこかで会いました?」
「りょっぽんだ!」
「この人は呑みすぎ、僕は坊さん、こいつはちんぴら、こっちは…なんだっけ?」
「……傭兵」
「傭兵か、傭兵だってさ。…へえ、これが傭兵なのか」
なぜか改めてまじまじと見上げ、メロダークがへんな汗を浮かべ始めた頃キレハに向き直る。
「それで、そっちはどちらさま」
「私の名はキレハ。失礼、同じ探索者仲間だったみたいね」
「僕はエメクだよ、…先に言っとくけど普段からこんな穴だらけの服着てるわけじゃないからね。川で濡れないように丸めて
帽子に乗せて歩いてたら頭ばっか射掛けられただけだから、チーズになりきってるとか勘違いしないでよ」
「そうそう、そうなんだよキレハさんも変質者に襲われたんだってさ、町中大騒ぎになってるんだよ!知ってるー?」
雑貨屋は受け取った薬で手当てしてやりながら声高にまくし立てる。
「変質者?なんだそりゃ」
「洞窟で素っ裸の連中がでたんだって!怖いよねー!!」
女中は狩人によりそって大きくうなづいている。
「へえ、そいつは大変だったな」
「キレハちゃんは可愛いからなあ、悪いやつらになにかされないか、わしだって心配になるぞ」
「ほんとだよー、やだなー怖いじゃん。あたしも襲われたりしたらどうしよー?」
「ネルなら心配ないんじゃない。かよわくはqwせdrftgyふじこ」
あわててエメクを引き剥がす。
「可愛くないとはいってないだろ!なんだお前!」
「やあだ、なにいってんのもお」
荷揚げされた積荷のように飛んでいった。
72115 ◆E9zKH0kZMc :2010/04/09(金) 14:01:57 ID:PzYbEa1B

「わあエメク君!!!」

「オメーは褒めてんのかバカにしてんのかはっきりしろ」
抱き起こし肩に足を踏んがけ、ゆがんだ兜から頭を引っこ抜いて尻餅、エメクもそのまま後ろにひっくり返ってぶつくさぼやく。
「僕に応急手当の心得があるからって、加減しなくていいとでも思ってんの?僕だってできることできないことがあるんだよ?」
「つい力がはいっちゃった、失敗失敗」
「何この兜。鬼灯みたい、もう被れないじゃん」
「こんなのちょっと引っ張れば直るよ、ほら」
ひったくって乱暴にこじると、凹みがなだらかになった。
「なんだ、捨てなくて良かったね。有難う」
もしゃもしゃになった頭で受け取り、へらへら笑いながら暖炉に向かうと魔術師にこづかれる。
「マリガトー、じゃねえ、お前なんか一瞬殺されかけてなかった?」
ひそひそと耳打ちしあいながら椅子を引き寄せる。
「ネルの一撃や二撃で死ぬほどやわじゃないよ、君みたいなひよわな魔術師とは違うの」
「てかここだけの話、やわだったらオレら今まで生き残ってないよな」
「ちょっと、ねえあなた達。…戻ったばかりでおなかすいてるんじゃないの」
「え?ああ、そうだな。なんか食いたい」
「残りものでよければ分けてあげてもいいわよ。…作りすぎただけだから、別にあなた達のために用意してた訳じゃないわよ」
「ふうん、見せて。割とうまそうだね、それじゃ一口頂戴」
燕の雛よろしく口を開けるので一匙すくってふうふう。
「なんというか…私たち、ちょっとした行き違いがあったみたいだから、そのう」

「!!!」

「なんだよ」
「これすごく旨いよパリス!毎朝君のスープが食べたい!!」

「「「だからいちいち求婚すんな!!」」」

<了>
72215 ◆E9zKH0kZMc :2010/04/09(金) 14:03:52 ID:PzYbEa1B
もしツンデレが二人くらいいたらと考えたのが
間違いでした。ごめんなさい
723名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 16:37:59 ID:mjh2gWbw
そういえばこの時のメロダークはずぶ濡れだけど脱ぎだがらなかったな
まだ猫を被っていただけなのか
724名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 21:19:08 ID:J0361UVR
ここのところpixivにRuina絵が物凄く増えているけ何かあったのかね
725名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 21:20:50 ID:J0361UVR
ここのところpixivにRuina絵が物凄く増えているけ何かあったのかね
726名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 23:26:52 ID:hZa4bSnl
>>718-721
なんだこれエメク変な子(笑)。
この言動を天然でやっていようが分かっていてやっていようが、間違いなく変な子だ!
相変わらず面白かったです。乙!
727名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 18:26:33 ID:0w4C21CJ
乙!面白かった

表のスレで時渡りを押し付けがましく神殿に押し付けるキャシアスの話が出てきたが
瞬間エメクがNo ThanksのAA付きで頭に浮かんで困ったw
728名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 19:49:07 ID:/i5lEimv
          ____))
       / \  /\  キリッ
.     / (ー)  (ー)\
    /   ⌒(__人__)⌒ \
    |      |r┬-|    |  エメない夫に時渡りの剣をやるお!!
     \     `ー'´   /

    ((____
    / ⌒  ⌒  \   猫神のタレーリアで許すお
  ./( ―) ( ●)  \       キャシャ夫は寛大なんだお
  /::⌒(_人_)⌒:::::  | チラッ
  |    ー       .|       _,, 、、 .. _ 
  \          / ノ ミ'          ヽ
               ,'             `,
               リレ /i| ‖リヽ :::ルリレ
                | (●), 、(●)、 ハ
    NO THANK YOU  |  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   ノ||
                |   ,;‐=‐ヽ   .:::::i| ||
                \  `ニニ´  .:::/ル 
                /`ー‐--‐‐―´´\
                    .n:n    nn
                  nf|||    | | |^!n
                  f|.| | ∩  ∩|..| |.|
                  |: ::  ! }  {! ::: :|
                  ヽ  ,イ   ヽ  :イ
729名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 17:17:25 ID:QUuYOIL+
馬鹿野郎wwポララボ噴いたw
730名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 20:52:57 ID:y3HtvKr7
表のスレのテレージャさん幼女説に萌えた俺がいる
テレージャは女の仲間内だと一番の年長者だと思っていたので
731名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 21:02:52 ID:LqgNvRfv
俺もだ。
頭脳明晰冷静沈着で男言葉の幼女…実に素晴らしいな。

そうなると神官編が一見渋いがアダルトチルドレンのおっさんと
頭脳とおっぱいの発育が素晴らしい幼女になるわけで
困った顔で顔見合わせて頷きユニゾンするエメクとマナが頭に浮かび
やはりとても素晴らしいという結論に達した。
732名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 21:08:37 ID:RwdXtzwT
しかもエンダの布一枚下にある幼い体に興味津々な
眼鏡幼女の大暴走も味わえて一石何鳥だおい
733名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 18:56:30 ID:+B30CEQy
ついでにショタ化したメロダークも入れて幼稚園状態にしようかな
それとショタが日本語だという事を最近知った
734名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 20:23:12 ID:t4uNtz+U
まさかの横光キャラだもんな。
毎月買ってた雑誌が発生だと知った時は二重に驚いたわ。
735名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:23:43 ID:p6gts6Uu
やっとうちの地域の規制が解けたので

・パリス×アイリ、グッドエンド後
・アイリは生活のために娼婦してました
・選んでない主人公も存在はしてる前提、ただし話の背景として出てくる程度で直接は出てこない
・つまりは表のスレでまで空気ヒロインと言われた嫁のアイリが不憫だった
7361/4:2010/04/20(火) 23:25:00 ID:p6gts6Uu
子供の頃は、町の子供たちでよくガキ大将を中心に秘密基地に集まって遊んだ。
よくある、どこにでもある至って普遍的な光景だ。
やがて時が流れると、その関係は変わっていく。それぞれ大きくなって、それぞれの世界ができる。
ガキ大将はいつまでもガキ大将ではいられない。ただそれだけの話、ごく当たり前の話だ。

つまりはそういうことだ。

パリスは探索で稼いだ資金を元手に、新市街の空き家を手直しした自宅件店舗の窓から外の通りをぼんやりと見た。
ありふれた辺境の港町を揺るがした大事件は遊び仲間たちの関係を大きく変えた。
伯爵家の双子は目に見えて多忙になった。住む世界が違う人間なのだと思わざるを得ない。
もちろん、キャシアスもウェンドリンも訪ねて行けば大事な友人として変わらずに接するだろう。
それでも今まで意識しなかった、身分の違いというものを改めて突きつけられた思いだ。
ずっと居るのが当たり前だと思っていた、神殿の学僧と雑貨屋の娘が揃って旅に出た。
巫女も武僧に連れられて大神殿への巡礼の旅に出た。
薬売りの息子は異国から来た娘と恋に落ちて旅に付いて行った。のみならず。
仲間内ではチュナの次に小さくて、少し引っ込み思案だった娘まで異国の男に憧れて旅に付いて行きたいと言い出した。
弟も突然フラッと旅に出た。これは十分に予想の範疇だったので誰も驚かなかったが。
結局あの頃の遊び仲間でホルムに残ったのは見えない壁の向こう側に居る貴族の子たちを除けば、自分と妹たちだけだ。
いつかはこんな日が来る事はよく分かっていた。いつまでも秘密基地の仲間たちのままではいられない。

「ただいま」
「ああ、おかえりアイリ」
「なに柄にもなくセンチメンタルな表情になって。やっぱり、みんなが旅に出ちゃって寂しくなったりとか?」
「まあ、そんなところだ」
からかうような表情で聞いたアイリは少し面食らった様子でふーん、と返した。
「否定、しないんだ」
「別に旅に出たのが寂しいわけじゃねえけどな」
「うん。それはなんか分かるな」
手近な椅子を彼の横に持ってきて座る。
「みんな遠くに行っちゃった。距離じゃなくて、変わっちゃったんだよね。みんなも、あたしたちも」
誰しもいつかはそれぞれの道へ進んでいく。異変はただのきっかけだ。
「いつかは、って分かってたんだけどさ。やっぱりちょっと、寂しいね」
お互いに何かを言う必要がないから何も言わない。部屋の中に沈黙が訪れる。
「ねえ、パリス兄ぃ」
いつも家族に話しかける時と何も変わらない、アイリが気まぐれに何かを思いついたときの呼びかけ方だ。
「しよっか。今日は兄ぃも仕事上がりでしょ?」
何を、と聞き返すほどパリスは純粋でも無粋でもない。
「今日はチュナも神殿に泊まるって言ってたし、ヴァンはどうせ当分帰ってきそうにないし」
アイリの表情は子供の頃から変わらない。遊びに行こうと誘う、あるいはねだる時のままだ。
「ね、どうせヒマだし」
しかし、じゃあするかと気軽に乗れる誘いでもない。
かと言ってふしだらだと叱る気にもなれなかった。春をひさぐような生き方をさせてしまったのは自分のせいでもある。
「あたし、自分でも結構な美少女だと思うんだけどなー」
改めて見返してみると、目の前にあるのは確かに魅惑的な肉体だ。常に美しさの維持に気を配っている身体がそこにあった。
綺麗な脚だ。見事な舞を披露している四肢に思わず触れたくなる魅力がある。
上着を形よく押し上げている膨らみを好きに揉みしだいていいと言われたら多少の危険には喜んで飛び込む男は少なくあるまい。
「でしょ?」
アイリは甘えるような口調で長兄に抱きついた。それらが一気に押し当てられる。
もし家族でなければ、これだけでも理性は一気に振り切れているだろう。
「ひょっとして兄ぃ、遠慮してる?」
身をますます強く押し付けてアイリはパリスを見上げた。
「ああ、分かった分かった。じゃあ、するか?」
うん、と頷いたアイリの顔は嬉しそうだ。
7372/4:2010/04/20(火) 23:26:14 ID:p6gts6Uu
アイリは寝台に腰掛けて衣服を脱いでいた。視線の向け方、細かい手つきに劣情を呼び起こすものがある。
「あたしがちゃんとしてあげるから、楽にしててくれていいんだよ」
兄の唇から離れたばかりの妹の唇が、そんな言葉を呟いた。
荒事で鍛えられた身体の上を動く妹の柔らかい手の動きは、言葉の通りに的確に男の性感を高めるものだ。
パリスの反応が鈍いのは彼の心理的なものだった。
アイリの方から誘ってきたことだと頭では分かっている。
今こんなことをさせている罪悪感もある。妹にこんな生き方をさせてしまった罪悪感もある。
「全部、あたしが自分で選んだことだからね。誰のせいでもないからね」
そんな心中を察したのかどうか、アイリは手を動かしたまま言葉を続けた。
「兄弟みんなでさ、少しでもいい暮らししたかったって言うのはあたしの勝手だから。自己満足?ってやつ、みたいなの」
首筋に触れるが吐息が言葉を続ける。
「あたし、こんな仕事でも今まで誇りを持ってやってきてたから。世間様から見れば格好悪い、恥ずかしい仕事だよ」
でもね、と言葉を続ける。
「大げさな言い方かもしれないけど、うちらが売ってるのは夢や勇気。そういう仕事だって思ってやってた。
お客さんには少しの間だけでも楽しい時間を過ごして欲しかったんだ。あんな異変や戦争があったならなおさらね」
パリスはアイリの名を呼ぶと、顔を上げた妹の髪に手を乗せた。
言い訳だと笑いたいなら笑え。自己欺瞞だと蔑みたければ蔑めばいい。俺はアイリを誇りに思ってやる。自慢の妹だ。
心が軽くなった途端、身体が素直な反応を示しはじめた。
「兄ぃ、やっと元気になってくれたんだね」
「どっちの意味でだよ」
彼に苦笑していられる余裕があったのはここまでだった。
アイリは兄の如実な反応を見せている箇所に胸を柔らかく押し当て、絡めた指先に緩急をつけた動きで摺り上げる。
「…すっごく濃いの、いっぱい…出たぁ…」
アイリは片手では浴びせかけられたものを嬉しそうに掬いながら、もう片方の手はまだ放さない。
「ちゃんと、膣内までしたいでしょ?」
そのまま、肉棒を中に挿れようとする手を押し留めた。
彼女が人一倍努力した結果、人一倍長けた技巧を持っているとはいえ妹にされるがままというのも兄の沽券に関わる。
アイリが内心自慢に思っている脚を擦り上げる。
格段脚に執着する性癖の持ち主ではなくても、思わず見とれる。
もし脚フェチの男が「この脚に思う存分触れていい」と言われたら、そのためには火焔洞だって抜けられるんじゃないだろうか。
理想的な形に伸びたふくらはぎを筋に沿って撫で、程良い肉付きの腿を柔らかく揉むようにして内腿に触れる。
「や、ちょっと、あ、あたしがやるからぁっ、兄ぃは、あはぁっ、あたしに任せ…っ」
アイリなりの衿持があるのか意地を張っているのかその手を退けようとする。
が、本気の抵抗はしていない。
「気持ちよくさせるだけじゃなく、気分良くさせるのも仕事じゃないか?」
「はぁ、あっ、そ、そんなこと、兄ぃに言、われなく、ても、分か、っ、もん」
こんな状態になってまで口答えしてくる妹が可愛くてたまらない。
フルフルと震えている胸を揉む。
「あっ、はあっ、あんっ、そこ、そこぉっ」
柔らかい塊が手の中で形を変え、張り詰めきって硬くなった乳首が転がされるたびに
全身を紅潮させたアイリは融けきった表情で甘い声を漏らしている。
喘ぐアイリの様子を見ながら、ふとパリスの心の中でこれは演技ではないのかという疑惑が首をもたげた。
手先の器用さには自信がある。
女の身体の感じる場所も知識としては知っている。
さすがに妹を指名するのははばかられたが、探索である程度以上金銭の余裕が出来てくると
仲間や弟ともども娼館へ繰り出すことも少なからずあった。下手ではない、と思いたい。だが。
7383/4:2010/04/20(火) 23:27:17 ID:p6gts6Uu
「いい、いいのっ。もっと、もっとっ」
だが、一瞬でそんなことはどうでも良くなった。
たとえそれが演技であったとしても、気分良くしようとして演じていることだ。パリスが言った通りに。
意地を張ってみせても結局言うことを聞くところが可愛く思えてきた。
「も、もう、もういいよね。もう、いいよね」
うっすらと涙を浮かべ、全身を震わせたアイリは兄の胸にギュッとしがみついた。
「もう焦らさないで。兄ぃのが、欲しいの」
アイリの中に突き立てられたモノに、湧き出した熱い蜜が一気に押し出された。
もっと欲しい。そう求めるように締め上げ、絡み付く。互いに乱れた息を吐きながら身体を動かす。
「ちゃんと、備えは、してる、から…遠慮しないで、思いっきり出して」
かすれた声が耳元で囁き、兄の情欲は妹の胎内に浴びせかけられた。

なぜこんな事をするのか聞くまでもなく、本人が最初から口にしていたことだ。
寂しい、と。
思い返してみればチュナが奇病で目を覚まさなかった時、同じように心配しているもう一人の妹にどれだけ目を向けていただろう。
「パリス兄ぃ…」
繋がった状態でしがみ付くアイリの甘ったるい声は、ただ甘えたいだけの幼い頃のそれをパリスに思い出させた。
と、同時に。
変わってしまった仲間たちの関係に対して、兄がどこかに寂しさを覚えている事も感じ取ったアイリは彼女なりに慰めようとしたのだろう。
上ずった声で兄の名を呼び、身体を押し付けながら懸命に身を動かす。そのまま何度も何度も交わった。
「すっごく、よかったよ。パリス兄ぃ…」
アイリには白濁を拭う気力も意思もないらしい。寝台に身を投げ出している。
しょうがねえな、と言ってパリスは妹の身体を拭った。
風呂場に連れて行きたい意思はあるが、連れて行ける気力と体力がもうない。
「ありがと、兄ぃ。おやすみ」
「おやすみ、アイリ」
ああそういえば。子供の頃はよくこんなことがあったよな。
パリスは込み上げる懐かしさに身を任せて横たわった。
「兄貴を身体で慰めようとする奴があるかよ」
兄にしがみ付いてぐっすりと眠ってしまったアイリの髪を撫でた。寝顔は幸せそうに見えた。

「ねえ兄ぃ、たまには恋人同士っぽいこともしようよお」
「恋人同士っぽいこと、なあ」
アイリはねーねー、とじゃれるように袖を引っ張っている。
それも悪くないかもしれない、とパリスは答えた。
7394/4:2010/04/20(火) 23:30:24 ID:p6gts6Uu
遊び仲間の関係はいつかは変わる。ガキ大将はいつまでもガキ大将ではいられない。
だが、関係が変わっても繋がりは切れない。

数日後、ヴァンは山のように土産を持って出て行ったときと同じく唐突にフラッと帰ってきた。
その翌日と翌々日はチュナが神殿に届いた手紙を持って帰ってきた。
それから三日後、フィーが帰ってきた。
なんでも「医術を学ぶためにかねてより興味のあった場所に」連れて行って欲しい、という意味だったらしい。
とてもそれだけとは思えないけどね、と言うのはアイリの談で、彼女のしどろもどろな様子を見るにそれは事実なのだろう。
一週間後、アベリオンからの手紙が届いた。そして。
「ウェンドリン、何してるの?」
「え?ひ、人違いですわよアイリさん。わたくしは」
ウェンドリンはこっそりと屋敷を抜け出して遺跡の調査に同行しようとしていたらしい。
黙っておいて欲しいという願いはチョコレートパイひとつと言う条件で果たされた。
環境は変わってもウェンドリンは変わっていない。

「でさ、いつ兄ぃとあたしのことみんなに話すわけ?」
「まあ、そのうちな」
そのうちっていつなのー、とむくれる妹の顔を見てパリスは思った。
変わるのも悪くない、と。
740名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 12:05:28 ID:3fIFtkmh
GJGJ! 雰囲気も設定も好みですw

ほかの面々もちょっと見たいw
741名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 22:09:26 ID:bLwxWZWU
>689
GJ!規制で長くレスできないのが辛いくらいお世話になった、抜いた
フィーは4派だが最近3の良さにも目覚めてきた

>711
可愛い
間接キスが嬉しくて鼻歌とか可愛すぎる

>717
吹いたwフランが作ったマッドシチュー返せw

>735
駄目兄貴がかっこいい…だと…?
アイリ可愛いなあ、こんなエロ可愛い妹たまらん
742名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 12:58:26 ID:cnFJgT2q
主人公ごとに人気のある顔グラあるよな
フィーは2、4が人気で3もまあまあ
大人っぽくて気が強そうな1は少数派な感じ
逆にウェンドリンは1、3が多いみたいだ
俺はウェンドリンは4だけど他にあんまりおみかけしない
一見ひ弱なちびっ子が怪力というロマンに憧れて初回に選んだが
ちょっとネルと被ってしまうという残念ぶり
考えようによっては双子みたいでいいけど
パリスがたじたじだろうな
743名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 13:59:02 ID:5QSlULiG
因縁持ちの割にガチのパリアイは珍しいな。
言われてみればアイリは美脚っぽい。踊り子だし。

>>742
ウェンドリンに4が少ないのは髪がショートなのが関係あるかも。
「おてんば姫」「貴族のお嬢様」が大事な属性のキャラだから。
2は全身絵だと大人っぽく見えるけど顔グラになると意外と幼くも見えるから
そういう需要は見るからにお嬢様な2や「髪を下ろせば」ネタができる3に流れて行くのかな、と。
744名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 19:24:29 ID:PfyQV8pZ
あー、なるほど。

せっかく変更機能あるからおしのびモードでは髪を結って顔3
お姫さまモードでは髪を下ろして顔2お嬢ってのも面白いかな。
戦場ではあえて顔2のお嬢さまモードで戦うとか燃える展開になりそうだ。

>>735
秘密基地の仲間とか大人になって疎遠になるけど結局繋がってるとかいいなあ。
こういう雰囲気いいなあ。乙でした。
745名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 13:54:04 ID:MsdS5mSL
主人公と因縁もちのパワーバランスについて
キャシアス、フラン:最終決定権は全てフランにあり
ウェンドリン、アルソン:ウェンドリンがアルソンに振り回される
ヴァン、チュナ:一見ヴァン優位だがチュナが本気なればすぐひっくり返る
アイリ、パリス:ほぼ対等、時々入れ替わるけどすぐ戻る
アベリオン、ネル:ネルはついアベリオンの面倒見てしまう、貧乏くじ引きがち
フィー、シーフォン:シーフォン優位に見えるが決定権を持つのはフィー
エメク、テレージャ:テレージャが最終的にはエメクの言いなりになってしまう
マナ、メロダーク:マナ優位に見せかけつつも実はメロダークが主導権握っている

因縁なしの場合
主人公、キレハ:キレハが振り回されてしまう
主人公、エンダ:主人公が振り回される
主人公、主人公:こっちの都合にラバンが付き合ってくれる

というイメージだ
746名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 22:11:49 ID:AGDeZ6oD
エンダ相手の場合、キャシアス、エメク、マナはエンダをきちんと叱れそうで
アベリオン、ヴァン、アイリは振り回されることを楽しんでる節がありそうだ
ウェンドリンとフィーはさんざん振り回されるものの最後はエンダの方から謝りそう
747名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 22:27:30 ID:vsbkFIuS
アイリ辺りはエンダをキレハやアルソンにけしかけてけらけら笑ってそうなイメージだな
748名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:44:43 ID:TW1H0XOJ
キレハは恋愛ありならエメク、恋愛なしならフィーみたいな温厚な相手でも
振り回されそうに見えるのはなぜだと考えてたら
キレハ自身が誰相手でも空回りしそうなタイプだからなのかという結論に達し
自分で自分のシッポを追いかけてぐるぐる回るわんこを連想して大いに萌えた
749名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 00:09:05 ID:SRUHc+FY
>>748
それは頻繁にやるならストレスでいかれた動物がすることがある症状…
750名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 00:14:57 ID:udrDLRxC
ヤンデレキレハとな?
フラン、フィーでは多いネタだったがキレハは新しいな
751名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 00:34:58 ID:tegidIrH
じーさんも死んでしーぽんも殺しちゃって病みまくりのフィーとヤンデレキレハの共依存とか胸が熱くなるな
752名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 00:43:21 ID:e693SJfK
弟と戦って病んだフランとヤンデレキレハでもなかなか
753名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 01:16:23 ID:nDCgtHpO
表の流れで女メンバーのアリス服姿が頭に浮かんできた。

アリス服を着せてみるとすると
普通にかわいい服だからと楽しそう…チュナ、アイリ、ネル、ウェンドリン
恥ずかしがっているが、内心かわいい服なので楽しい…フラン、マナ、キレハ、フィー、テレージャ
ヒラヒラして動きにくいと不満…エンダ
こんな感じだろうか。フランはいつもの服とあまり変わらないが。

サブキャラだとユリアとルギルダは面白がって着てくれそう。
754名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 18:54:14 ID:1ill6cxu
お絵かき掲示板に鉈持ったヤンデレネルがいたような
テレージャとエンダはヤンデレの要素が少なめか
男だとシーフォン、メロダークが当て嵌まるが
あえてテオルの件で悩んでヤンデレ化するアルソンを推したい
755名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 20:29:23 ID:O5QqqkFf
>>754
「僕だけ仲間はずれにしてー!あはははあはあははははははウケケケ」

こうですかわかりません
756名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 20:40:19 ID:HBGtLfIF
アルソンやキャシアスは責任感の裏返しでプレッシャーに押し潰されて病みそうだ
パリスは病むというかアイリもヴァンもチュナもそれなり以上に一人立ちしたら
三人を見送ったあと一気に燃え尽き症候群が来て欝や無気力になりそうで怖い
757名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 20:45:24 ID:O3q/QxsH
ヤンデレアルソンだとウェンドリンにいかないでテオルに矛先が向きそう
テレージャさんが大喜び展開になりそうな
ほのかに憧れていたウェンドリンが実はテオルとできていてヤンデレ化もあり
あるいはウェンドリンが悩みを聞いていて
なんでも言う事聞くと約束してしまいそのままエロ展開に突入とか
作ろうと思えば意外に作れるものだな
三角関係になるけど
758名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 16:40:12 ID:U+oWOe3l
表のスレで神官主人公がエロ過ぎる件
女神に鍛えられたテクを駆使してテレージャ陥落か
759名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 18:15:00 ID:kHScav9F
祖父母にあたる三柱神は両性なんだからアークフィアにも生えててもおかしくないんだよな。
エメクだと妻、マナだと夫になってもいいんじゃないかと思い始めた。
760名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 19:33:00 ID:U+oWOe3l
タイタスが男だったから女になったとかな
逆にタイタスが女だったら男になっていたとかさ
761名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 15:20:48 ID:CCQ0t9Tc
テレージャはよくテクニシャンと聞くが他はどうだろうか
個人的にフランはいろいろと性技を仕込まれていそうだ
男なら数こなしているラバンやテオルは上手そうだ
中途半端に年いっているがメロダークは経験が少なさそう
762名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 21:49:13 ID:h0TYJ4I5
パリスは本人が思ってるほどには上手くなく、シーフォンは童貞
アルソンはテクはともかく隠れ絶倫な気がしてならない
魔法以外は大体人並み以上こなせるネルはそっちのセンスも良さそうで
キレハは若干スレてて妙に手馴れてるか、おぼこいかの両極端という印象
763名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 16:42:12 ID:Dql6R3eC
メロダークは女好きでいろんなものを性欲で解消するか
性的な事に全く興味がないか極端そう
マナとグッドエンド迎えたら精神的に満たされたので一気におさまるか
逆に年中やりたがるか
どちらにしても大変そうだ
764名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 00:34:39 ID:rbByuW5t
eraでシーフォン主人公、恋慕エンド後の処女嫁フィーを助手にして
アベリオンに「助手を犯させる」コマンドさせたらハンパなく来た

が、何をどうやったらそんなシチュエーションに持って行けるか前後の流れが見当もつかないw
765名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 12:54:48 ID:k1kGulzV
シーフォンは童貞と見ている俺がいる
766名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 15:15:05 ID:X9ikZ1SN
>764
シーフォンがNTR属性持ちだと考えれば一発で解決できるとオモ。
767 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/03(月) 18:42:13 ID:lBuBsmGi
>>764
その願い、聞き届けたかった!


アベリオン主観にしたらなんか間違えた気がする。
NTRとかその辺。シーフォン全然出てこない。
アベリオンがただの気持ち悪いヤンデレになった。
7681/2 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/03(月) 18:42:39 ID:lBuBsmGi
タイタスを倒して半年が過ぎ、被災した各地にも平穏が戻った。
急激に増えたホルムの人口も、今ではその名残の空き家が並ぶだけだった。
その内の一軒に妹弟子と二人で住み始めて数ヶ月が経ち――

近頃、フィーの様子がおかしい。
落ち着きが無いかと思えば、ぼんやりしていて話しかけても上の空だ。
服装にも変化があり、探索に行くにはめかし込み過ぎだ。
「……お前、好きな男でもできたのか?」
「へっ!?え、ぁ……ち、違うよ!全然違うよ!」
真っ赤になって慌てる姿を見て確信する。
それと同時に腹が立った。
妹のように可愛がってきたフィーを取られたような気がしたのだ。
自慢ではないが、シスコンの度合いならパリスの上だと自負している。
――どこの馬の骨かは知らんが、この俺を敵に回すとはいい度胸だ。
「そういうアベリオンはどうなの?」
悪い虫の駆除法を考えていると、頬を染めたままの妹弟子に尋ねられた。

明くる日、いそいそと出掛けるフィーの後を尾けた。
見つからないよう帽子を目深に被り、物陰に隠れながら追う。
それにしても、相手は誰なのだろうか。
もし自分の知っている人間だとしたらと、勝手な推測をする。
――パリスだったらブッ殺す。シーフォンなら七回ブッ殺す。
そんな事を考えていると、いつの間にか森に入り込んでいた。
――なんでこんな人気の無い方に…………まさか!?
口にするのも憚れる想像が脳内を駆け巡った。
いつでも魔術が使えるように杖を握る手に力が入る。
「ごめんね、待った?」
「おう、すげー待った」
フィーが駆け寄った先には、性格の悪い好敵手がいた。
――冗談じゃない。俺のフィーを、あんな奴に取られてたまるか。
「おおおお前にお義兄さんと呼ばれる筋合いは無いっ!!」
つい口から出てしまった声にはっとする。
幸い、二人には気づかれていないようだ。
木の陰にから様子を窺っていると、シーフォンがフィーの手を取った。
――触るな!フィーが汚れる!
今すぐ飛び出して叩きのめしてやりたいがなんとか堪える。
当の本人は恥ずかしそうに俯いて何やら言っているが遠くて聞き取れない。
シーフォンに手を引かれる形で二人が歩き出した。
どこへ行くかと思えば、森の中を流れる小川に出た。
川岸に最も近い木に寄りかかって座ったシーフォンが本を広げる。
フィーは寄り添うようにして本を覗き、内容について議論を始めた。
こっそりと後ろに回り、その位置から聞き取れる会話でそれが魔道書だと知れた。
途中でシーフォンが何度もフィーをちらちらと見ている。
それに気づいた彼女も顔を上げた。
会話が途切れ、川の流れる音しか聞こえなくなった。
シーフォンがフィーの頭の後ろに手を回して引き寄せる。
目を閉じてそれに応じるフィーに、視界が歪んだ。
7692/3 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/03(月) 18:45:54 ID:lBuBsmGi
そこからの記憶が無い。
「灯りも点けないで、どうしたの?」
聞き慣れた声で意識が戻る。
いつの間に帰っていたのか、真っ暗な居間の椅子に座って茫としていた。
妙な喪失感によって曖昧な夢の中にいるかのような気になる。
明らかに様子がおかしいので、具合でも悪いのかと尋ねられた。
「いや、別に……なんでもない」
心配そうに覗き込んでくるフィーの顔を見て、心の奥がざわついた。
正体の解らない苛立ちに自分でも驚いた。
――こいつは、家族で……妹のようなもので……
この感情が家族に対するものとは違うと気づく。
――そうだ。本当の妹じゃないんだ。
フィーの手首を掴み、強引に寝室に連れ込んだ。
彼女は不穏な気配を察知して足を踏ん張り、掴まれた手を解こうとした。
腕力は無い方だが、抵抗する少女を寝台に押し倒すぐらいは出来る。
腹の上に跨り、逃げられないようにする。
月明かりに照らされた顔は酷く怯えていた。
彼女のこんな表情を見るのは何年ぶりだろうか。
異変の最中も、先生が亡くなった時も、気丈に振舞っていたというのに。
それが何故か可笑しくて、くすりと笑みが零れた。

「アベリオン……本当に、どうしたの?変だよ……お酒でも呑んでるの?」
彼女は兄弟子である自分を信じている。信じようとしている。
このような行いをするのは、きっと正気でないからだと思いたいのだろう。
――正気なんて、とっくに無いのかもしれない。
もう他人のものになってしまった唇を指でなぞってみる。
雲が月を覆い、濃い闇が彼女を隠す。
触れていた指を唇に替え、そのまま舌を入れる。
退けようと肩を押されるが、こんな細腕に負けてやる程優しくはない。
口内で逃げる舌を掴まえ、絡ませる。
彼女の喉からくぐもった声が漏れた。
口腔を嬲り尽くして唇を離すと、彼女は苦しそうに咳き込んだ。
雲が晴れて現れたフィーの表情を見て、もう戻れないと悟った。

服を脱がせようとすると、予想通り抵抗された。
だが、所詮は非力な少女だ。
殆ど力任せに服を脱がせ、残るは下着だけとなった。
「なんで、こんな事するの……?私達……家族でしょ?」
涙声で訴えるフィーに罪悪感は起こらなかった。
代わりに湧いた身勝手な憤りが顔に出ていたのだろうか、彼女は目を見開いてびくりと震えた。
「ひくっ、う……うぅー……」
「……そんな顔するな」
怯えるフィーの涙を指で拭ってやる。
「もっと泣かせたくなるだろう」
7703/3 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/03(月) 18:46:31 ID:lBuBsmGi
大事な部分を守る布を剥ぎ取り、女らしく成長した彼女を改めて眺める。
ずっと一緒に暮らしていたのに、柔らかく膨らんだ乳房にも今まで気づかなかった。
まだ芯の残るそれを掌で包むと、嗚咽混じりのフィーの声が耳に届いた。
嫌だとか、やめてとか、そういった類の言葉を繰り返している。
そんなものは聞きたくなかったので再び唇を塞いだ。
素直に反応する胸の頂点を指先で摘むと細い体が跳ねた。
粟立つ肌を撫でる内に、フィーが抵抗を止めている事に気づいた。
自分を受け入れてくれたのだと思いたかったが、そうでない事は明白だ。
兄妹同然に育った相手に乱暴される恐怖と絶望。
それがどんなに彼女の心を傷つけているのだろうか。
脚を開かせて僅かに濡れた陰門に触れた。
分泌液を指先に纏わせて敏感な陰梃を甚振る。
刺激を与える度に体が痙攣するように跳ね、分泌液を溢れさせる。
唇を噛んで必死に恥辱に耐える姿が劣情を煽る。
膣口から指を入れると、フィーが痛そうに呻いた。
どうやら、まだ慣れていないらしい。
狭い内部が絡みつくように収縮する。
この場所を他の男が知っていると思うと、激しい嫉妬に駆られた。
肉襞を擦り、蹂躙の限りを尽くして指を抜く。
そこに交接器を宛がうと、組み敷いた体の震えが激しくなる。
「おねが……許して……わた、私、はじめて、な……」
――ああ、そうだったのか。

月はいつの間にか厚い雲に包まれて姿を消したまま現れない。
光の届かない部屋は音を鮮明にさせる。
フィーが泣き叫んでいる。
それが余計に神経を昂らせ、寝台の軋む音が大きくなる。
――フィーは今、どんな顔をしてるんだろうか。
何度目になるか判らない絶頂を迎え、一際深く突き入れて精を放つ。
フィーの中から性器を引き抜き、彼女に覆い被さるようにして眠りに落ちた。

朝、目が覚めるとフィーの姿がなかった。
家中を探したがどこにも居ない。
ひばり亭に行ってみたが、居なかった。
シーフォンが夜明け前にホルムを出たと聞いた。


フィーはまだ帰らない。
771名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 18:48:09 ID:lBuBsmGi
お粗末様でした。
768は1/3の間違い。てへ。
772名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 23:14:03 ID:LM0iE+t6
怖!でも素晴らしいGJ!
じつにいいヤンデレ陵辱でした。GJ。
773名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 00:10:27 ID:MaYsLWgJ
GJ!
764だけど、実に素晴らしいものをごちそうさまでした
ゾクゾクしながら抜けました
77415 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/04(火) 22:49:43 ID:uMzoSlJh
>>718-721の後継、規制の予感に堪らず飛び出した感じで
どうしてこうなった どうして…3600字、トリあぼんでご協力ください
77515 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/04(火) 22:50:24 ID:uMzoSlJh
「一体今まで何やって生きてたんだよ?」

魔術師の詰問に鉛筆を鼻に突っ込んだままのエメクはぼんやり視線を泳がせた。
「ばばあの、お守りと…便所掃除?」
「もっと真面目にやったほうがいいんじゃないのか」
「うん」
引っこ抜いて紙をしきなおす。真面目な顔をしてかりかりと音を立てた。
「……あんもうちょっとぉ(はあとってなところで思い出せねえや」
「子供の頃にでも習ってたの?…若いラバンて、あんまり思い浮かばないね」
「わしだって青春位しとったわ。しかし、どうだったかな。習ってたような、違ったような。上手くいかん」
すっとぼけて首をかしげて見せると、真に受けたのか揃って顔を覗きこむ。
「93引く7いくつか答えてみろやおい」
「藪から棒になにをいいだすんだ」
「今日何曜日か分かる?昨日のお昼ごはんは?」
「おいおい」
「まさか覚えてないの」
「なにも食ってないだろ昨日から!お前のせいだからな」
「そうでしたーイヒッ」
「…死ね!」
投げつけた石ころをデコではじき返され悶絶。エメクは意に介さずなにか落書きしている。
「困ったよねえ、鍵はもう無いし、僕もお前もへなちょこだもんねえ。こういう時ネルがいればなあ…、
連れてくればよかったねえ。食べる物も作ってもらえるし荷物持ってもらえるし、なにより可愛いもの」
「あんなゴリラ女が?」
「服とか髪型褒めるとお菓子くれるんだよ、お母さんも優しいよねえ。時々食べ物くれる」
「下心も食い気か。しかし参ったな。昔は料理の一つもやったもんだが」
「……なによりラバンの料理じゃ嬉しくないしね」
深いため息をつくや鉛筆を投げつける。
「そもそもお前がぶつくさ言わずに食やすむ問題なのに!」
「生で魚を丸かぶりできるかっつの!猫かなにかかよ!!」
「お前もこもこしてないし俳句読まないじゃーん。ちっとも可愛くないしにゃんにゃーんていわないしぃ」
「僕を土産物屋にする気かっ」
「むしろあいつのほうが頼りになるよね、可愛いし」
「いっぺん死ね!!!1」
激しく放電させた衝撃で足場ごと崩してしまって転がり落ちる。呆れ顔で助けようと縄をもやっている
侠客の耳には、暗い穴倉の下から賑やかに罵り合うのが届くこと実にうるさい。やがてぐったりした
魔術師を背負い白髪の少年がよじ登ってくる。そのまま地面に放り出して鉛筆を拾ってきた。
「飲まず食わずなのに元気だな、若いもんには適わんわ。…大丈夫か?」
「ラバンこそ人の心配してて大丈夫なの。歳もトシなんだし頭しっかりしてる内に身の振り方でも考えた
ほうがいいんじゃない?たまーに出るけど、行き倒れって本当にかわいそうだもんね」
「まだ息はしてる、手当てすれば大丈夫か」
「お墓だったら心配しなくていいよ。花くらいなら毎日僕が供えたげるし、たまにゃあ掃除しとくからさあ」
「…そういうのは若い娘がいいな」
「僕だって可愛い子の墓参りがいい」
「いてて…死んでるやつが可愛くてもしょうがないだろ。それよりこんなジジイ葬って元が取れるのかよ」
「大丈夫だよ、ちょうど腕がないから昔死んだ大英雄だとかなんか騙れば募金の一つや二つは入るね。
どうせ誰も見たことないし、お前古文書っぽいのかいてくれよ。証拠の持ち物とか言えばらしくなるじゃん」
「参拝も見込めるな。よし、この僕様が手をかすんだ、分け前は7対3だからな」
「それだけでいいの?半分くらいやってもいいのに」
当然口論になったが、少ない薬をちまちまと使いながら甲斐甲斐しく手当てしてやっている。
「心配しとるのかしとらんのか」
「ラバンは釣りが好きだからね、岬にせり出した所で”永遠の太公望…此処に眠る…”いいんじゃなーい」
「石碑は魚の模型にしようぜ、銛か何かぶっさしてよ」
「そういや以前巨大魚に会ったことがある、沖に出て2ヶ月目のことだった。ある夜風もないのに突然波が」
「それって長くなんのかジジイ」
「すぐ終わるからまあ聞け。船腹を叩く水音に、船員は青ざめて口々に人食い魚だと言った。そこでわしが」

「あぁえいこーおのホールムぅにとうーとおとたゆうたあうアァクフィイアのおぉうるわぁしきうるうわしきぃい」
77615 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/04(火) 22:51:37 ID:uMzoSlJh
「「や め て」」
「うまいもんでしょー。さてと、こんなもんかな。痛くないでしょ?そんじゃ続き書こうっと」
「昔話くらいさせろ」
「最近じゃ毎朝墓地でアルソンさんと歌の特訓してるんだ、だいぶ上達したよね」
「ここのとこ漁師が、頻繁に大量の死んだ魚が打ちあがるとか言ってなかったか」
「怖いねえ、はやいとこ怪異の原因突き止めなきゃ。そしたら皆でカムールさんにご褒美もらいに行こうね」
「領主の座はお前に譲ってやるよ、僕様はこんなちっぽけな位に留まれるような器じゃないからな。その分
貢げ、大シーフォン様傅き税とか課して、お前の可愛い臣民ちゃんからがっぽり巻き上げるんだぞ」
「お前無職だしな、お抱え魔道師かなにかで神殿においてあげるね、病人の面倒でも見といてちょうだい」
「患者のほうから断られるんじゃないか」
「じゃ公衆保険衛生主任管理官だな、これがまた純白の衣ですごく格好良いんだ。絶対お前にあうと思う」
「いやに仰々しいけど要はただの便所掃除だろ、どこの門前の小僧だっつの」
「へーそうですか、いいよ。僕が領主になった暁にはお前だけ便所かさねえ絶対に。野愚疎でもたれてろ」
「そうペンを振り回すもんじゃない」
「ごめんなさい。これなんて読むの」
「豊穣なる至福の丘にある女神のえくぼ」
「ヘソといえヘソと」
ぶつぶつ口の中で復唱しながら、少年に貰った単語帳から言葉を拾って書き写している。どうした物なのか
不意に古代文書を読みたいと言い出したエメクに、これまた意外にも魔術師が指導してやり始めて数日目。
つまり洞窟で立ち往生してからそれ位経ったということなのだけれど。難しい顔で取り組んでいる。
「どう?これであってる?」
得意げに差し出したぼこぼこの紙。

マホ夕L 丁ソテ≠ ウソシ≠ 工ソ力゛テE 才”ノノ(゜丁
あ|まtこ‡し いんさ(‡ つ`そ⊃(‡ ゑん力)゛さす お⊃(す゜い

「へっ……」
「これは何を教えとるんだ」
「五十音順に書かせたんだよ、こんなスジの悪いやつとは思わなかった」
「…目に来るなこりゃ。最後のだけ、やけに力強く伝わってくるものがある」
「これで古代人と喧嘩できるな!ハハッ」
「ははッじゃねー。お前な、遊びでやってるなら僕は帰るぞ」
「そっかばいばい、お気をつけてー。んでエメクってどう書くの」
「だからぁ…最初がエだろ?これでメ、あとクだ。書いてみ」
77715 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/04(火) 22:52:08 ID:uMzoSlJh

工 X ワ

「ばっちり!」
「舐めてんのかテメー」
かっとなってしたたかに殴ったが、小坊主は殆ど気にしないので矢の呪文を打ち込み揉み合いになった。
髭をしごいていたラバンが止めた頃には、盾で殴り返された魔術師は伸されていた。
「手当ても楽じゃないんだから一々大ダメージ食らわないでよ。割れ物の貴重品みたいな奴だねえ、全く」
「うるへぇ、めちゃくちゃひやがって…ぐふっ。なんでこんなアホの蚊トンボ野郎如きに……」
「あのね、僕がアホなんじゃなくお前が凄いの。外国語読み書きできるなんて大したもんだよ、ねえラバン」
「おう、さっぱり読み書きできん。お前さんだけが頼りなんだから、いきなり殴っちゃいかんわ」
「うん、ごめんね。はやく立ち直って役に立ってください」
「ぼ、僕様の崇高さがわかってりゃいいんだよもう」
よろけつつ起き上がって土を叩き落すのを手伝ってやり泣かせる。
「古代文字なら神官の娘も読み書きできる。お前さんたちじゃあ毎回一々揉めるし、こういうのはやっぱ若くて
綺麗な姉ちゃんに教わるほうが、早く身につくもんだわ普通はよ」
「だってしょうがないじゃん。エメク君書けたかね、見せてみたまえつってさ、ほぅらあの人眼鏡でしょ?凄い
側まで寄るんだよね。どれどれつってうひゅひゅお前も一度先生になってもらえよ、全然身に付かないから」
「おっぱい目当てで古代文字習ってんのかよ」
「こーやっていっしょに手を添えてさ、運筆の練習だよ。ぼかー吃驚したね、あーんな白魚のような指をした
うるわしいご婦人がいまだにこの世に残ってたとは、まっさかお前お天道様でも思わなんだよ」
「いちいちジジくさい奴だな」
「しょうがないでしょ、毎日お年寄りとばかり喋ってるんだもん。ねえ?」
「わしのせいかよ」
「殆ど関係ないだろうね、で僕はとにかくお前に習いたいんだから死んでもらっちゃ困る訳よ。おやエメク君
随分上達したじゃないか、もっと図版のない面白い本に変えてあげようって言わせたい訳、それにはお前の
頭脳が必要なの、わかる?毎日毎日新しい柱の文様辞典見せられたらおっぱい おっぱい」
「最後まで理性を保て」
「やっと変わったと思ったら今度は瓦の文様図鑑、その次が床タイルと絨毯で茶碗とつぼの辞典は水差しの
絵のデザイン辞典の後だった、便座の様式の年代測定とか一生できなくて結構だっつーの!!!!」
「もう眼鏡と結婚して便所の専門家になれよ」

「お前は一生野愚疎の刑!!」
77815 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/04(火) 22:52:40 ID:uMzoSlJh
お粗末。
779名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 23:53:39 ID:EK50HS56
ある意味アダ婆ちゃんが望んだとおりに育っているそんな気がするエメク
GJ
780名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 23:17:39 ID:trSPqy4R
神官マナ編でメロさんと川へダイブした後って
服が濡れて野郎のエメクより
エロ妄想が膨らませやすいはずなのに意外にない
気絶しているマナをなぜかレイープとか
殺そうとしたけど出来ずにどこかに連れ去りとか
和解した後びしょ濡れだから裸で乾かしあうとか
後者2つはギャグになるけどエメク編でもありだな
781名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 07:30:33 ID:9Yc3DhZt
他の設定でも意外にない状況って話が色々あったけど
当たり前すぎのお約束過ぎって書きにくいのかな
でもエメクで乾かしっことか書かせてどうする気だwww
782名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 08:36:03 ID:ig6RyDrC
エメク君とあの陰気な彼が大河に落ち、びしょぬれのままで和姦した後裸で乾かしあう、と。
私に任せたまえ。
783名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 09:25:07 ID:dxiN5C7p
当然嫌がるエメクにメロダークが風邪を引くからと
無理矢理服をひんむきます
雪山での恐怖が再来てございます
その前に歩いて帰った方が早いという話もあるけど
784名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 09:46:25 ID:9Yc3DhZt
問題は書けるかどうかより需要があるかどうかだな
785名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 11:25:45 ID:dxiN5C7p
コメディータッチならここに一名いる
ちなみにエロありならマナでもいい
786名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:03:59 ID:8fqkew5W
メロダークはマナが頼めば「やれと言うなら、やろう」となんでもやってくれそうな気がする
実際、頼めば夜種プリンセスとも熱烈なチュウをやってくれるしな
寝取られフェチの人はあれでも興奮するのだろうか
787名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:36:12 ID:ui0QSxLn
全く興奮せんな
逆にメロの前でマナが無理やりやられているとかの方が余程興奮する
メロはランダムダンジョンの生贄は断っているけどな
俺はよく魔人を生贄に捧げてまた魔人を召還しなおしている
召還獣たちは全体的に使えないといわれているが的ぐらいにはなるので
レベルが低い時はよくBP作成して連れ歩いている
788名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 17:42:46 ID:4ndYs55H
本来ならばエロい妄想がいくらでもできそうなのに
どうやってもモザイクをかけたくなるキス対決
作者的にどう考えてるんだろうか
神官固有イベントのテレージャの人口呼吸はよかったけど
789名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 01:09:29 ID:CStoZzsw
>>787
マナが犯られるなら、『逆に』じゃなく普通に寝取られフェチ以外にも受ける気が
790名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 15:08:16 ID:/sNUN0Bb
マナでメロダーク以外との絡みもいいよね
ただ組み合わせが想像しにくいのがちと難点だが
前にフィーが神殿軍に凌辱されるネタがあったけど
マナでもいけると思われる
7911/2:2010/05/10(月) 20:44:10 ID:g4slh4Ur
腕力スキル持ちアベリオンと徘徊シーフォンの非エロ小ネタ。アベリオンとフィーは兄妹・兄妹弟子。



相変わらず破壊された宝箱の破片に引きちぎられた南京錠だったもの、ノブ丸ごと毟られたドア。
実に半年ぶりに見る探索スタイルだった。
ただ罠が仕掛けられていた錠前だけは壊さずに開けるようになっている。アホなりに学習はしたのか。
「うちのお兄ちゃんが心配かけちゃってごめんなさい」
相変わらず脳筋の妹は何か勘違いしている。訂正するのも面倒臭いから放っておこう。
奴が行方をくらませて半年、事の成り行き上いろいろ面倒を見るハメになったせいでこいつにはすっかり懐かれたらしい。
……いや、懐いてくれればまだいい。相変わらず怖がられている。
すぐに逃げたり隠れたり、話しててもビビって目を合わせようともしない。
そのくせやけに視線を感じると思ったら隠れてじっと見ている。僕が気付いたらすぐ逃げる。
かと思えば探索に誘えば二つ返事で付いてくる。
ビビって目も合わせないくせに探索中は素直に機嫌よくついて来るから余計訳がわからない。
何がやりたいんだ一体。ビビるか喧嘩売るか懐くかどれかかにしろ。
妹弟子の誕生日にも帰ってこないで半年もどこにいたのか聞いたらオベリスクに触ったら古代都市に飛ばされただの、数日間しか経ってないだのと
兄貴の方はもう頭で考えて理解できる存在じゃねぇことはわかったからせめて妹の方だけでもマトモでいてくれ頼むから。
「……あの、あのねっ、連れてきてくれて……ありがとう」
……まぁ、かわいいから特別に許してやらなくもない。ブスだったらぶちのめす。

このクソ暑い塔で一つ気付いたことがある。
こんな胸も身体も小さい女が舞姫の薄衣を着ると、ちょっとした段差や屈んだ拍子に素敵な光景が見られるということだ。
いろんな意味でささやかだがなかなかモチベーションの維持に役に立ってくれている。

動く壁だったものが、元の壁にめり込んでいた。
脳筋バカと怪力錬金術師の女と竜の子供と小人のおっさんの四人がかり。当然か。
向こうにあった宝箱の中身も全部持って行かれている。これも当然か。
「お兄ちゃん、きっと役に立ちそうなものだったらくれるよ。ほら、その剣とか……」
『すげー相棒に似合いそうな剣あったんだよ!使ってくれよ!』
確かにこのいい感じに魔王っぽい剣はとても役に立っている。
そう、僕があの脳筋アホ魔導師を着けている理由はただ一つ。あいつがお宝への道を開いてくれるからだ。
この脳味噌綿飴ダダ甘小娘が勘違いしているようにアホの心配をしてやってる訳じゃねぇ。そんな理由は何一つない。
7922/2:2010/05/10(月) 20:49:23 ID:g4slh4Ur
そうこうしてる間に脳筋御一行様の前に錠前もノブもなにもついてない扉が現れた。
こういうのには何かの仕掛けが……
「ってー!こりゃ殴っても『気』をぶつけても壊れそうにねぇな」
なんでいきなりドアぶっ壊す方向性に進むんだよ!壁破りのナントカか!「奴の前に壁はない」って伝説でも作る気か!
ってか「気」ってなんだ「気」って!それは不可視の力ってれっきとした魔法……ツッコむだけ無駄か。
0と1と2のダイヤルが3つ。二頭族の数字……3進法に直せってやつか。それなら……
「3種類の数字にダイヤル3つなら片っ端から試せば絶対開くよな。まず左端0からやるか」
……説明、読めよ……
説明一切読む気ゼロ状態のままダイヤルを動かす音が聞こえてくる。
「っしゃぁっ!」
「やったね!」
「おー。すごいなアベリオン」
別の意味ですげぇよ。そりゃ順番にやりゃいつか開くけどな……せめて小人のおっさんだけでも何かツッコめよ……

いろいろ気が遠くなりかけた僕を現実に引き戻したのは扉の向こうだった。書庫だ!
「付けてきて正解だったぜ……」
「相棒!ちょうどいいところに来てくれたな!……またフィーの面倒見ててくれたのか?いつも悪ぃな」
僕はチャイルドシッターか。もう勝手に相棒呼びされることは諦めた。
「良かったね、フィー」
「あ……う、うん!」
兄貴たちにはにこにこしながら頷いてた割にこっちの視線に気づくとまたおどおどしてそいつらの後ろに隠れる。
別にこいつに懐かれないからってどうって事はねぇけど。ちょっと失礼なんじゃねぇか?
半年しょっちゅうジジィの家に行ってたせいで僕の茶の好みだの茶菓子の好みだの野菜サンドの味付けの好みだのは覚えたっぽいが、そこまでビビられてんのかよ……
「とにかく、金になりそうな本探すぞ」
「そうだな、手分けして探そうぜ!ホント来てくれて助かったぜ!」
僕も学習すべきことがあった。アホと脳天気に嫌味は通じない。

「そ、それは死者の書の原本じゃないか!僕はずっとそれを探していたんだ!」
「もしかしてそれオグカムイズナか?!俺はずっとそれ探してたんだよ!」
探してたのは剣術の本かよ!
「二人とも、目的の本が見つかって良かったね」
まぁ、目当ての物が見つかったので今回は良しとしといてやる。


以上。魔術師編は他のシナリオに比べて出てきやすいんでしょうか?
793名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 21:00:11 ID:gkU1o5H6
>隠れてじっと見ている
どうみても●ているよwwwwwwwwww
切れると金髪になるあほな宇宙人がちらつくんですが><
つっこみ杉でしーぽん倒れるぞこれwww
794名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 12:55:26 ID:BaPtEcJb
GJ!
この脳筋カップルとツッコミ魔術師好きすぎるwwそして妹が可愛いすぎるw
しかもエンダまで加わって…真剣にシーフォンのツッコミ過労が心配だ…!

以下、作者氏のインタビュー見て思いついた小ネタ

己が信念を杖に立ち、熱い戦いを繰り広げるものたちがいた……
『脱衣聖戦士(セイントクロスアウトファイター) メロダーク』


メロ
「人間の肉体こそ神秘! 賞賛されるべき無限の可能性!
 そこに混沌も破壊もあってはならない……!
 我が神よ、唯一して全裸なる神よ……今こそ私に力を! 聖なる解放(ホーリィクロスアウッ)!!」
真・夜種王
「笑止! 全裸は服という欺瞞を纏った現代社会に混沌をもたらす、原始にして元始なる欲望!
 破壊、混沌、その末にある無こそ世界の真理だと思い知らしめてくれるわぁ!!
 真っ裸力全開(マッパワーフルスロットル)! スーパー吾輩パワー!!」

同じものを目指しながらも道を違えた二人の戦士の哀しくも熱い戦いが、神の見守る下、今始まる!
 
次回、脱衣聖戦士メロダーク第十四話「聖戦、その末に」 見逃さず全裸で見てくれよな!
===
神? メロさんの神なんだからもちろんエメクだろ?
795名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 10:03:50 ID:iVHLL+0f
「脱いでるよ」
796名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 12:41:02 ID:F4LleQT0
エメクとマナもいつも全裸みたいでイヤだな
797名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 16:01:26 ID:KBYxCBE6
マナならいつ脱いだって大歓迎だ
エメクは…
798名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 19:20:46 ID:4lv7LHxK
マナが脱いだらメロダークが慌てて自分の上着を被せ説教タイム
エメクなら一緒に怪しいポーズを取ると思うんだ
それを見たテレージャが構想が浮かんだと猛ダッシュで筆を走らせると
799名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 19:47:13 ID:pZRKr4xe
>>798
脱いだマナがメロダークの上着を着たら「はいてないワンピース」になる
まで読んだ
800名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 23:19:52 ID:F4LleQT0
女が男物のだぶだぶのシャツ羽織っているのは非常に良い
全裸マナがメロダークの外套羽織ったら裸マントというロマンに
801名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 08:29:17 ID:xzlmJbWm
そういえばRuinaのエロイラストって見た事ないな
802末路 0/3−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 20:56:44 ID:oWAcOAxH
マナ17世ルート、たいへん不幸なことになっているのでご注意ください

・陵辱、微グロ、鬱展開
・傭兵やら公子に強姦されたり妊娠だったりで救いはあんまりなし
803末路 1/3−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 20:57:28 ID:oWAcOAxH
 陽の元で育てられた汚れを知らぬ清らの巫女の、その無知、その無垢こそが、日陰にしか生きられぬ男をどうしようもなく苛立たせた。
 およそ人間の悪意というものを知らず、どうしてそんなことをするのですかと責める娘の視線が、どうしようもなく妬ましかった。
 ──俺の邪魔をするな。
 駆けつける者とて無い遺跡の一隅に逃げまどう処女を追いつめて、捕えた肩から衣を剥げば、柔な生地は儚く裂けた。
「〜〜〜〜っ、ひ……ん!!」
 頬を掴んで上向かせ、強引に貪った小さな唇をこじ開けるや、温かな口腔を性急に蹂躙しながら唾液を注ぐ。
 ──下品な水音と共に唇を離して見下した、ああ、その貌。その瞳。
 男の膂力の前には必死の抵抗も空しく、他愛なくこの手に落ちた小さな身体を貫けば、怯えきった顔は苦痛に歪み、高い悲鳴があがる。
「いあ゙っ──」
 のけ反る生硬な肉体を自らの重みで押さえつけ、獣欲の赴くままその白い喉に牙を立てる。
 明らかに未熟な肉壺の血混じりの拒絶にすら煽りたてられて、男はいっそう残虐な抽送を始めた。
 ……いきり立った剛直でもって乱暴に内奥を抉られるたび、半開きの唇はあ、あ、と壊れた楽器のように濁った喘ぎをこぼす。
 見開かれて焦点の定まらぬ瞳は不規則に揺すぶられるほどに、はらはらと新たな雫を青ざめた頬へつたわせるのだった。
「…………ぉ、おっ、」
 行き当った柔らかな肉壁を本能に任せて幾度も突きあげ、陵辱の限りを尽くした男が娘の体内へと大量の汚濁を注ぎこんだ時──
 華奢な躰は、すでに力を失っていた。

 傭兵はその日以来、護衛の代償として巫女の体を求めるようになった。
 気紛れで残酷なその劣情が赴くまま、ある時は白昼の樹陰で、またある時は光の届かぬ迷宮で──
「っひ──いッ……うぅーっ……あぁあ!!」
 娘が辛そうな苦鳴を抑えようと努めれば努めるほど、苛虐は度を増していく。
 彼女があくまで清楚な佇まいを失わぬがゆえにこそ、ますます汚してみたくなる。
「あ……やぁ、もうっ──っい゙ん゙んんッッ、」
 ……いつしか抗うマナの力が弱まり、疲れ果てた体が無意識の抵抗すらできなくなった時にのみ、男はやや責めの手を緩めた。
 ぐったりと無防備に晒された首筋に舌を這わせ、ふくらみかけの胸乳を吸う。
 だが最初の一度以来、唇を重ねることだけはしなかった。
 ──壊れてしまう気がしたからだ。
 彼女ではなく、この己の内にある何かが。


 いびつな関係は、結局、最悪の形で結末を迎えることになった。
 幾度となく抱いたその身に剣を向け、もろともに崖下へと落ち……流れ着いた岸辺にて、倒れ伏した彼女を見つける。
 薄く開かれた唇から洩れた呻きに娘が生きていると知った瞬間、思いもよらず大きな安堵が胸を突きぬけ──
 その瞬間、不意にある思いが閃いた。
 ──攫ってしまえばいい。
 この場から彼女をさらい、いっそのこと誰にも知られぬ場所へ閉じ込めてしまえばいいのだ。
 杖を取り上げてしまえば非力な小娘でしかない、このまま二人で、二人だけで。
 互いに何一つ背負うものが無くなれば、ゆっくりと時間をかけて、優しく手折りもしよう。
 そうすれば、そうすれば、彼女はまたいつかのように笑みかけてくれる日が来るかもしれないではないか──
 歪んだ希望を胸に、男は己が手に握られたままの剣と、流される間に傷めた脚を引きずりながら、一歩ずつ獲物へにじり寄る。
「……ん……ぅ……」
 踏みしめた砂利の音に、見下ろした相手の瞼がぴくりと震え──
 覚醒から間をおかず、紅の瞳と同じく限界まで開かれた朱唇から獣のような咆哮が放たれた。
「っあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」
 地に倒れ伏したまま激しくのたうち回り、小さな身体をさらに縮こまらせて苦しむ彼女の服が……赤く、染まっていく。
「……マナ?」
 わななくその手は下腹に添えられていて、──そして、

 それから数日後、マナは墓所の闇に消えた。
804末路 2/3−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 20:58:02 ID:oWAcOAxH
 長く消息を絶った彼女は、しかし再びその姿を現すことになる。
 帝国の再興を宣言し、自ら皇帝タイタス17世を名乗った男の、妻として。

 ネス公子の妾、後には正妃となった素性の知れぬ女こそ古代の皇帝の憑代であることを、大神殿を含むごく一部の者達は認識していた。
 だが、彼女がタイタスに操られながらもかろうじて人の心を残していることを知るのは、傀儡の王を含め、一握りの男達のみだった。
 古代の皇統を継ぐ、より優れた子供を産ませるべく、古の亡霊たる真の皇帝は自らの依り代である娘を次々に男と交わらせた。
 ──やめろ。
 本来の体の持ち主である彼女が始祖帝より意識を譲られるのはその寝室においてのみ。
 あらかじめ鎖でもって四肢を寝台に繋がれて、繰り返し犯される夜の間だけだった。
 肉体を得た太古の霊にとってはもはや邪魔な、宿主の自我を破壊するための宴の時間。
 涙。悲鳴。嘆願。嗚咽。……絶叫。
 自ら舌を噛み切ろうとも、息が詰まる寸前に治癒術を施されて拷問は続く。
 ──やめろ!!
「どうだ……まだ孕まぬか、我が妃よ? お前も残酷な女だな」
 彼女の腹上で奴隷が吐精を終えた瞬間、剣の一閃でもってその首を刎ねた男が嗤う。
 表向きはタイタス17世として君臨するこの夫は、もはやマナとの間に自ら子を為す試みを放棄していたのだ。
 母体を薬漬けにした末にようやく子種をその胎へと植えつけることはできても、生まれる赤子はいずれも不具か、そもそも死産となる。
 醜悪な血塗れの肉塊を胎内から引きずりだされるたびに、紅の瞳は恐怖と絶望に濁っていった。
 ……今もまた、死体の一物を体内に押し込められたままその下敷きとなった虜囚は総身に鮮血を浴び、悲痛な叫びを迸らせている。
 だが魂を削るような絶叫も、鋭い打擲によって途絶えた。
「おっと、まだ気絶するのは早いぞ。今日は手土産がある」
 豪奢な牢獄の囚人は掴まれた髪ごと首を引きあげられ──
 そして、見た。
 かつて神殿の密偵であり、刺客であった男の残骸を。
 舌を切られて咽喉を潰され、両手足を砕かれてぼろ布のように地に這う死に損ないの正体を、女は瞬時に悟っていた。
 打たれて腫れた頬でさえも、一瞬にして死人の如く青ざめる。
 ──みないで。
 青ざめ、鮮血と吐瀉物に汚れてひび割れた唇が、声にもならぬ喘ぎを洩らす。
 瞼を切り取られ、眼球を除く頭部の器官を全て削ぎ落とされてなお生きて悪臭を放つものの素性など、たとえ肉親でも分かる訳がない。
 つまり実際には、彼女は既に知っていたのだ。
 自身がテオルとの間に最初の望まぬ子供を孕むよりも前から、彼がそこにいたことを。
 その苦痛と絶望を煽り、正気を壊す道具としてのみ、かつてメロダークと呼ばれていた男のなれの果てが置かれていることを。
 ……そして、その思惑通り、やがて彼女はゆっくりと壊れていった。
 幾度となく繰り返される分娩の苦しみの中で「殺して」と懇願しながら──
 数年の後、ついに男の臓腑へと無数の槍が突き立てられた時、娘は狂気の淵から戻らなくなった。
805末路 3/3−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 20:58:45 ID:oWAcOAxH
 唯一成人を迎えた男子に始祖帝の霊が移ってからまもなく、皇妃は四十も近い産褥の床で死んだ。
 完全に正気を失くしながら──あるいはそれゆえにこそ、もはや人の顔さえ分からなくなっていた彼女の最後の日々は穏やかだった。
 表向きは数年前に病死が発表された「皇帝」のために作られた荘重な墓所へと運ばれて、遺体は最深部の空の石棺に封印された。
 子を宿していない時はないというほど妊娠と出産を繰り返し、ついにその負担に耐えられなくなった女の体は悲惨な有様だった。
 だが贅の極みを尽くした衣に包まれた亡骸はそれらを覆い隠し、真の皇帝を麗々しく飾り立てている。
 ……ただし、時の止まったこの死者の都で、最奥の玄室の女主人の副葬品としては不釣り合いなものが一つあった。
 豪奢な絹の衣を纏う胸元で組みあわせた両手のすぐ傍に、一見すると小汚い布の塊でしかない人形が添えられているのである。
 ──わたしの、赤ちゃん。
 生前、ほぼ常に腹を膨らませていた狂女が実子には見向きもせず、そう呼んで愛でていたものだ。
 数え切れぬほど抱擁し、頬ずりし、またときには癇癪を起して投げつけたために生地が擦り切れてぼろぼろになった不格好な人形。
 ……それは、黒い髪と瞳、そして浅黒い肌を持つ男児の形をしていた。
 ──棺の中でついに永久の安らぎを得た彼女の、ヴェールの下で静かに目を閉ざした死に顔は、頑是ない子供のように無垢だった。


 いま、石棺の傍らには黒衣の人影が佇み、蓋を半ば開けられた棺の中の女をじっと見つめている。
 ──人形をその胸元に添えられたことで、この空間に封じこめられた死者の霊は慰められ、静かに永い眠りへ就く気配があった。
 この十年あまり毎日の如く、部屋の隅へ投げつけられた人形を拾い上げ、泣き喚く女の手元へ戻すことは彼の唯一の意味ある役目だった。
 だがそれも、これで最後のこと。
 影は鉄の籠手に覆われた腕を緩やかに伸べ、人ならざるものの指先で、棺に横たわる女の口元に触れる。
 死者の唇は冷たく硬く、かつて一度だけ重ねたあの時の柔らかなぬくもりは欠片も残ってはいなかった。
 ──だが、これ以上は、彼女の眠りを妨げてしまう。
 「タイタス17世」の第二の魔将は巨石から掘り出された棺を再び封印し、その玄室を後にする。
 そしてその扉を塞ぐように立ったまま、彫像のように動きを止めた。
 ──こうして呪われた生を与えられたことに、今では深い充足を覚えている。
 魔の力を振るうべく四肢の再生はなされたものの、目深に被った頭巾の下の面は生前同様に潰されたまま、眼も口もありはしない。
 そんなものはもはや必要ない。
 私はここで、永遠にお前の眠りを見守っていよう。
 もはや何人にも、お前の安らぎを奪わせはしない。
 いつか来る、滅びの日まで。
 お前が救われるその日まで……

 【末路】了
806肉体礼讃 0/5−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 20:59:27 ID:oWAcOAxH
口直しにいつものエロギャク系。規制が長かったもので連投御容赦下さい。
全裸にあんな深い(?)理由があっただなんて…

・マッサージになっていないマッサージ編
・メロさんがいつもどおり。以上
807肉体礼讃 1/5−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 21:00:03 ID:oWAcOAxH
 人は心弱き生き物であるが、それゆえにこそ身体を鍛えることによって脆弱なる精神を補わねばならない。
 これはまた、人間がおのおのの目指すものへと至るために極めて望ましい手段といえる。
 肉体とは霊魂の神殿であり、畢竟この肉体が完全であればあるほどに魂はより善く生きる術を手に入れることができるであろう。
 そうした意味で、メロダークという男はおよそ人間の身体というものの賛美者だった。

 とはいえ。
 明らかに社会通念上正常とは言い難い行為を、あまりに堂々と主張されると、却って論駁が厄介になるという事態はまま生じ得る。
 ──特に、この巫女と、彼女に忠誠を誓ったはずの元密偵の間では。
「己の肉体の何を恥じることがある」
 メロダークは常の無表情ながら、些か咎めるように一抹の不機嫌を込めて巫女を質した。
「そっ、そんなの……当たり前じゃないですかぁっ」
 応じるマナはもはやほとんど涙声になっていた。
 その瞬間、加減というものを知らぬ腕で乱暴に引かれた衣がみしりと不穏な軋みをたて、彼女はとっさに抵抗の手を緩めてしまう。
 また破られでもすれば、もう着る服がない。
 ところが男はといえば相手が怯んだのをいいことに、押さえつけた身体から一気に衣を剥ぎとるや、そのまま寝台の上に押し倒す。
 もちろん彼は既に全裸だった。
「やっ──っきゃああああッ」
 ……夜半、自らの居室に向かうところを拉致され、男の部屋へ引きずり込まれた瞬間から、既に少女の運命は決していたようなものだ。
 うつ伏せに組み伏せられた白い裸身の、無垢の背中へ男の節ばった指が容赦なくめり込んだ。
「んうぅううっ!!」
 ぎしりと寝台が鳴るほどに圧力を加えられた小柄な肉体は深々と敷布に沈みこみ、淡い胸乳はあっけなく寝具の海に呑まれてしまう。
 必死に眼前の枕を握りしめ、唇から吐き出された呼気には既に苦痛の色が濃い。
「いぁっ……う……ぁぅ……、っ」
 肺腑から完全に空気を押し出された後、ようやく指が離れるや、すっかり息を乱した少女の体は敷布の上でせわしなく上下する。
 肩甲骨の隙間を局所的に指圧された柔肌には、それだけで二つの赤い指の跡が鮮やかに刻まれてしまっていた。
「今日はあまり凝っていないようだな」と、場違いなまでに冷静な評を加える。
「っだから……いらないって、……ってる、っのにぃ、っっんく!」
 彼女にしてみれば、肩の具合を確かめるのに、どうして素っ裸にされなければならないのか理解できないし、そもそも頼んでもいない。
 だが男は己が乗りかかった少女の抗議などお構いなしに、さらにその肌へ無遠慮な手をすべらせる。
「何を言う。だからといって一日でも欠かせば整体の意味が無いだろう」
 女の身であれば、己を鍛えるといっても自ずと限界というものがある。
 ましてマナは生来体つきが華奢で、武僧のような鍛錬はむしろ負担となるおそれがあった。
 そこで、こうして筋肉を人為的に刺激することにより、運動の代替とするべきである、というのが彼の持論だった。
 筋力の衰えを防ぐと共に基礎体力の向上にも一助をなすことが期待される、まさしく理想の健康法と言えるだろう。
 ……と、いうような屁理屈を、メロダークは割と本気で考えていた。
 都合のいい思いつきを自己暗示によって内面化し、やがて真剣に信じ込んでしまうあたりが、この男の性質の悪いところである。
 かくして──
808肉体礼讃 2/5−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 21:00:43 ID:oWAcOAxH
「っっうぁ、……くふ、、っん」
 白いうなじの線をなぞって細い首の付け根を撫でおろし、男のそれとは似ても似つかぬ柔軟でなめらかな筋肉の感触を確かめる。
 次いで左右の腕を片方ずつ、やわやわと握りこむように掌中へ収め、末端へ向かって一揉み毎に少しずつ位置をずらしていく。
 マナは最初の一押しがよほど効いたのか、半ば諦めたようにぐったりと四肢を寝台の上に投げ出していた。
 しかし腰にかけてのやや平板な曲線を探られた瞬間、総身を大きく跳ねあげる。
「──ッッきゃう!!」
 狭い背中がぴんと仰け反り、水揚げされた白魚のようにじたばたともがく。
 しかし男がその腰の上部に片手を乗せ、あるいはやんわりと上体を重ねるだけで、抵抗はあえなく封じられてしまった。
「やめっ、あ……あぁっ……ひあぁ、っはぁ……ぅうぅーっ」
 下敷きにされた少女は無慈悲に翻弄され続け、どうしようもないくすぐったさに身をよじりつつ敷布をかきむしる。
 手足をばたつかせても背後にのしかかられては反撃も叶わぬまま、その吐息は大きく乱れ、哀れっぽい涙さえ混じるようになった。
「ひぅっっ、ふぇ……ふえぇぇ、っっ、かふ、はひゅ──」
 激しい悶絶が小刻みな痙攣に変わる頃、ようやく責め苦を終えた男はぼそりと評した。
「……相変わらず、ここの皮膚は薄いな」
「んぐ……んっ、んんん……」
 むずかるように喘ぐしかない娘の背骨の節を丹念に指先で探り、円を描くように掌底で背筋を揉み解しながら下へ下へとおりてゆく。
 少女の柔肌をくまなくまさぐるその手つきは、もはや無遠慮を通り越して我が物顔というべきだろう。
「くうぅー……っ」
 今までも酷使されてきた柳腰のくびれを捉え、やや強めに背中側へと指の腹をねじ込めば、泣き濡れた枕の奥から長い声が洩れ出でる。
 大きく波打つその背筋や、小振りでほどよく張りのある双丘は、力の入り具合や姿勢によって、いかようにも形と感触を変化させる。
「ぁ……〜〜ぃあぁ、ぁう──!!」
 メロダークはその手にすっぽりと収まってしまうすべらかな桃尻を容赦なく鷲掴みにし、ぐにぐにと好き放題に弄び始めた。
 左右の肉をぐいと押し広げた際に垣間見える薄紅色のすぼまりは極めて魅力的であり、その聖域を攻略しようとしたことは数知れない。
 とはいえ「メロダークさんなんか大っ嫌いです!!」とまで罵られ、長きにわたって「おあずけ」を食らったこともまた記憶に新しい。
 ……そのようなわけで、今回は鼻面を埋めるのみにとどめた。
 風呂からあがって間もない体はその後孔さえ石鹸の香を発し、
「やっ……やあーっ!!!」
 勢いよく跳ね上がった踵が、今度こそ男の頭部へと吸い込まれていった。


 表情一つ動かさないあたり、流石に肉体派の大男は頑丈にできていた。
「いい蹴りだった」
 もっとも、その無表情でだらだらと鼻血を垂れ流す様は相当に恐ろしい。マナが涙目でひくっと息をのむのも無理からぬことではある。
 しかし、その足首は既にがっちりと捕らえられており、無造作に手繰り寄せられればたちまち敷布の上で小柄な裸身が引きずられる。
「大人しくしていろ。場所を誤ると危険だからな」と再び己の膝の間に少女を組み敷いた男が、その脊椎沿いの数点を同時に指圧すると、
「っきゅ!?」
 ──怯える兎のように喉を鳴らした娘の上体が不意に一切の力を失って敷布に倒れ込んだ。
809肉体礼讃 3/5−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 21:02:40 ID:oWAcOAxH
「ゃぁ、あ……これ、やだぁ…こわい、こわいよぉ──」
 一時的に上半身のみを麻痺させられ、枕にすがる自由さえ奪われたマナは大粒の涙をこぼしながらか細い哀訴を発する。
 ところが、メロダークは泣くばかりの娘の髪を一撫でしたきり、その口では「まだだ」と無慈悲な言葉を返した。
「こちらが残っている」言いながらその尻へと再び掌をすべらせる。
「た、のんでないっ、てばぁ……んんぅ」
 さほど厚くもない腿の肉を執拗に上下左右へと動かされ、やはり時に指を押し込まれながら延々と揉みしだかれる。
 膝裏へ、ふくらはぎへと下る大きな両手はついに足首へと至り、足関節の腱を軽く摘むようにさすった末、その爪先を抱え込む。
「あ、ぁあぁ──っひ……っく、ぁ!」
 かろうじて腰から下は動かせるとはいえ、うつ伏せの状態ではまともに刺激を逃がすことさえできはしない。
 柔らかな土踏まずをぐりぐりと押されるこそばゆさと痛み、そして息苦しさのあまり、マナは大きく喘いだ。
 メロダークはその爪先の色艶を確かめつつ、彼にしてみれば細工物のような足指の狭間を丁寧に開かせ、擦るように付け根を探る。
 できれば口中に含んであれこれと味わいたいところではあるが、これも以前やって大いに泣かれたし叱られた。
「あぁあぁぁ、はあぁ、やっっ、はぐぅっ、、んきゅ!?」
 もっとも、弾力のある白い足裏をいじり回されるだけでも高い悲鳴は相当に苦しげな色合いを帯びてはいる。
 そして、彼が他方の足にも同様のことを施し終えた後には、少女は既に息も絶え絶えという有様だった。
 過剰なまでに血の巡りを促された裸身はほんのりと桃色に上気し、絶えず熱く湿った吐息をこぼす様は既にして情交の後を思わせる。
「マナ」
「ぁ……ぅ……んん」
 今やメロダークの呼びかけにはあからさまに欲情が含まれ、彼女もそれを察して躊躇うように身じろぎする。
 とはいえ、男の方ではもとより引き下がるつもりなどない。
 按摩で体を解した直後ではあるが、それゆえにこそ筋肉を再び活性化させることは有益でありまた就寝前の適度な運動は──(後略)
「ぁ」
 下肢から臀部を逆手に撫であげながら改めて背をさすると、痺れから回復しつつある背筋が震え、口付けを落とした首筋がのけぞる。
「もぅ……枕、汚れちゃいました」
 次いで背後から唇を貪られたマナは、口の端から垂れ落ちた唾液までも啜られて、羞恥を誤魔化すように拗ねた口調になっていた。
 望むところだ、と平然と返され、涙をたたえた眼で睨むが、それもすぐにきゅっと閉ざされた。「っん」
 微妙な陰影をなす鎖骨の線へ添えられた指先が、その形を確かめるように幾度も往復した後、さらに胸へと這い降りていったのだ。
 ──それにしても、小さい。
 細腰を抱く左腕は大幅に余り、まさぐる掌を横向きにすれば左右の胸をも容易く片手で覆い尽くしてしまえそうだ。
 過敏といえるほど刺激に弱いのは、華奢な骨格が肌の上からでも触れて分かるほどに肉づきが薄いからだろう。
「もっと肉をつけろ」
 あまりに小作りな肢体を貪り、寝台の上で散々鳴かせることに、彼とても罪悪感を覚えぬ訳ではないのだ……まだ理性のあるうちは。
 体が成長しきっていないからこそ、しっかりと力を蓄えられるようにしておくべきだろう。
 ……ところが。
 娘の胸元に利き手を差し入れ、この体勢においてようやくその存在を感じられる乳房を背後から撫で回している状態での台詞である。
「ど……ぅせ、わたしなんか……、ちいさい、まんま……だもん」
 マナは完全にへそを曲げ、ぷいとそっぽを向いてしまった。それから、ぐすんと鼻をすする気配。
「そういう意味ではない」無表情ながらに少なからず焦って否定するが、今更何になろう。
「はなしてぇ……やっあ、あぁぁ」
「マナ」
 探り当てた突端を軽く擦り、僅かに強調された儚い胸乳の周縁部へ指の腹を押し込めば、抑えた喘ぎに紛れもない快楽が混じる。
「私はお前の体が好きだ」
 とらえようによっては相当にまずい台詞ではあるが、もはやマナにはそれを指摘する余裕もない。
 枕にしがみついていやいやと首を振るその耳を食み、甘く噛んで囁く間にも、メロダークはついに彼女の身を仰向けに横たえた。
810肉体礼讃 4/5−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 21:04:29 ID:oWAcOAxH
「っはぁ──ぁう、あ」
 力なくしゃくりあげるその涙を啜り、逃げを打つ腰を捕らえながら、さらに首筋へ、胸元へと唇を這わせてゆく。
 淡い隆起の片方を掌にすっぽりと包みつつ、もう一方のそれを丸々頬張った途端、マナは雷に撃たれたかの如く全身を跳ね上げた。
「きゃああっ、──んいぃーっ、〜〜〜〜!」
 柔肌に歯をあて、可憐な突起を舌の半ばに転がせば、小柄な肢体はふるふるとわななき、あっと言う間に頂点へのぼりつめてしまった。

 ──未だ年端もゆかぬ巫女の両胸は、初めのうちこそ生硬なしこりを残し、触れただけでも痛がるばかりだった。
 それが今ではすっかり男の搾取に馴らされて、その掌中にとろけている。
 連日連夜この男の褥に囚われ、執拗としか言いようのない手に弄ばれ続けているというのに、一向に膨らむ気配はない。
 むしろ感度ばかりが研ぎ澄まされてしまった末、マナは胸への愛撫のみでさえ絶頂を覚えるよう教え込まれてしまったのだ。
「ぁっ……はっ……ふぇ、あぁうぅぅぅ〜〜っ」
 間をおかず下腹へと伸ばされた指にいきなり内奥を抉られたマナは、一心にその胸元へむしゃぶりついたままの男の髪にしがみつく。
 さらに断続的にひきつり、ぶるぶると震える身体は、もはや逃れる余力さえなくしていた。
 こちらも長い時間をかけて拓かれ、男の手によって性感を開発されつつある秘裂は、赤子のようにまっさらな恥丘を露わにされている。
 ただでさえ薄い娘の茂みは、観察や愛撫の邪魔になるなどと例によって横暴な理屈と手段によって完全に剃られつくしていた。
 そしてその内部もまた、いいように手懐けられてしまっている。
 これまで一度も直接触れられてはいないにもかかわらず、その秘処は既に熱く透明な粘液をあふれさせるまでになっていた。
 くちゅりと濡れた音をたて、深々と挿入された無骨な指を柔らかに包み込みつつも、絶頂の余韻たる不規則な収縮でもって締めつける。
「っぁぁ、まだ──ん、っくぅあ、ふああぁぁあ……!」
 その膣から探る指を引き抜くなり、少女の細い片脚を高々と掴みあげた男は性急に自身でもって秘奥へ押し入った。
 本来ならばあがく力もない両脚を限界まで開かせ、恥じらう相手の叫びが嬌声に変わるさまをじっくりと堪能したいところではある。
 が、すっかり火照って侵入を受け入れた柔らかな裸身の誘いには抗い難いものがあった。
 それにまた、相手の体力が持ちそうにない。
 ぁ、ぁ、と揺すぶられるがままに涙まじりのか細い喘ぎをこぼす娘の瞳は既に半ば虚ろだ。
 突き上げられる毎に過剰に痙攣する胎内とは裏腹に、全体的な反応は鈍くなっていく。
 やがて体の奥に溶岩の如く濁った灼熱を叩きつけられ──
「ふ──ぁ、あ……ん……──、」
 ひくひくと弱々しく呻いたのを最後に、マナは吐精の終わりを待たずとうとう動かなくなってしまった。
「マナ?」
 ようやくやや正気に返った男が呼びかけても、微かに開かれた唇からはもはや安らかな寝息しか聞こえない。
 彼にしてみればあまりに薄く小さな体躯に比して、大抵はメロダークがその肢体を味わいつくすよりも早く力尽きてしまうマナだ。
 もっとも、その点に物足りなさを抱くには及ばない。
 敷布を濡らすほどに二人分の体液を漏らす娘の底部を丁寧に拭い、今しがた男の劣情を受けたばかりの平らかな腹を撫でさする。
 そして眠る恋人の、うっすらと汗ばんだ額に口付けを落とし、意識のない体を抱き上げると再びうつ伏せの形にして横たえた。
 その膝を折りたたみ、腹の下に布団の塊をあてがうと、完全にされるがままの細腰を掴み、高く掲げさせるように引き寄せる。
 先ほどは手出しを試みて最大級の抵抗を受けた臀部の双丘の狭間に、早くも芯を取り戻しつつある一物をぴたりと添えた。
 ──高い位置から身を沈めれば、その尻肉からしなやかな腰椎のくぼみにかけて湿った男の陽根がすべり込み、絶妙な摩擦を生む。
 彼女が起きている間ならば決して許されないような振る舞いも、この時ならば思いのままだった。
 腿の合間で、あるいは敏感な胸元で、時にはその足先を使って抑えの利かぬ情欲をしごき、無垢の肌を汚してゆく。
811肉体礼讃 5/5−t ◆SvLllFe4/w :2010/05/15(土) 21:05:11 ID:oWAcOAxH
 あらゆる箇所を探索し終えた末、ようやく相応の充足を得た男が改めて少女の身体を抱きすくめて寝入るのは夜も更けた頃合いだ。
 無論、湯をしぼった布で酷使したその身を清めることも忘れない。
 体のあちこちに残した歯型や接吻の痕までは隠せはしないものの、この点は開き直るしかない。
 どの道、この娘を逃がすつもりなど毛頭無いのだ。
 獣にも劣る所業だという自覚はあるが、今更この衝動を抑えようとは思わない。
 何故なら自分が彼女のものであるのと同じように、彼女もまた己のものであるからだ。
 ──この体も、そしてできるのなら、その心も……
 ゆるやかな呼気を洩らす小柄な体をすっぽりと胸の中に包み込み、男もいつしか眠りへ落ちた。



 数日の後。
 朝の礼拝を終えたマナが、墓場の手入れをしていた時のことである。
「マナ」
 常に無感動を装う押しかけ居候が、その口調にまで不快を露わにすることは珍しい。
「なんだ、その服は」
 振り向いた娘が纏うのは、普段の大人しげなチュニックと肩掛けではない。
 胸元から二の腕までもむき出しになっているうえ、飾り紐でその境を強調するような薄衣だった。
 白い袖はゆったりと長く、手首足首にまで届いているが、大胆な切れ込みから見え隠れする肌はかえって艶めかしさを強調する。
 むっつりと腕を組んで見下ろす男であるが、内心では己の外套で彼女を包み、連れ去りたいという衝動と戦わねばならなかった。
 しかし眉間に皺を寄せる男の、遥か上にある顔を、マナは箒を掴んだまま一歩も退くことなくつんと顎をそらして見返した。
「テレージャさんに貰ったんです、サイズが合わなかったからって」
 ──またあの女か!
 憎々しげに吐き捨てる寸前でようやく言葉を呑みこみ、長身の男は地の底から響くような声を絞り出した。
「……婦女子が、そのように、肌を晒すものではない」
 温暖で開放的な西方ならばいざ知らず、質実剛健を旨とするネスにおいては巫女の衣も慎ましやかなものが多い。
 男であっても露出の多い衣服は却って目立つのだが、もちろん自分のことは棚にあげっぱなしである。
 しかし、こちらも珍しく声を荒げたマナの反論は、相手を完封するに充分なものだった。
「メロダークさんが、わたしの服をぜんぶ破いちゃったんじゃないですか!!」
「………………」
 黙るしかない。
 旅人の嗜みとして繕い物ができないわけではないが、生来がそう器用ではない男である。
 合わせ糸がほつれ、裂けた衣服を直すには相当の時間を必要とした。
 一見愁傷に瞳を伏せる様は叱られて項垂れる大型犬さながらであったが、いい加減に同じ手は通用しなくなってきている。
「もう知りませんっ」
 マナはぷりぷりと怒って踵を返し、大股に歩み去ろうとする。
 しかし露わになったその肩の後ろには、とても隠しきれるものではない無数の痣が──
「っきゃあああ!!」
 今度こそ少女の頭から外套をひっかぶせて腰をさらい、悲鳴を発してもがく体を強引に担ぎあげる。
 一目散に神殿へと駆け戻るその姿は婦女誘拐魔以外の何物でもなく、市民をして領主への通報を一考せしむるに充分なものだった。

 【肉体礼賛】了
812名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 04:17:33 ID:HxtVs9vQ
どっちも凄いな。GJ
口直しが口直しどころでは済んでないところとかw
813名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 09:55:34 ID:FVxsvOsw
一気に二つも読めるとはGJ
黒髪に黒い瞳に白髪に赤い瞳
実際子供できたらどういう風な見た目になるか気になった

テレージャに対抗してメロさんが自作でたくさん服作ってくれそうやね
もちろん他の男が寄り付かないように体の線が隠れるダボダボの野暮い服を
814名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 10:01:53 ID:n/Ej5gX3
GJ!!!なんてことだ領主だって困ったろう

>>813
     _
   /~  \
  く     | |
   `i   ̄iー| メロダークさん、あのこれ…
    )   |/'
  /| `''':::)
<_   | |_
|      ( -__.
)       (  >
815 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/16(日) 13:45:36 ID:cqcc5fZI
>>802
貴方の書くメロマナが大好きです。キャッ、言っちゃった!
鬱展開もいつものメロさんも素晴らしい。
そして被せ投下ごめんなさい。


度々話題になる鍵の書争奪戦後陵辱。
いつの間にか>>645が混ざって妊娠ネタでござるよニンニン。
8161/2 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/16(日) 13:46:19 ID:cqcc5fZI
目の前で少女が崩れ落ちる。
その白い髪が描く軌跡はある種の美しさがあった。
「……あ……」
杖の先を突きつけながら歩み寄ると、彼女の目がこちらを捉えた。
一冊の黒い本を守ろうと胸の前に抱きしめる。
武器を弾き飛ばされてもそれだけは放そうとしない。
「……どうあっても渡す気にならないらしいな」
吐き捨てるようにそう言うと、淡紅色の瞳が揺れた。
――もう立ち上がる力もないくせに。
杖を構えてたまま、空いた方の手を伸ばす。
どこにそんな力が残っているのか、本を抱える両手が外れない。
「お願い、これは……これだけは……」
力尽くで奪おうとしている相手に必死で懇願する姿が哀れだ。
「師匠の――育ての親の形見だから駄目だってか」
頷く彼女を見下ろし、考える。
返事を待つ彼女の浅く速い呼吸が聞こえてくる。
「……それじゃあ、代わりにいいものをやるよ」
悪党らしい下卑た哂いを浮かべると、彼女の顔が強張った。
「新しい家族だ。嬉しいだろ?」
彼女は地面を蹴り、仰向けのまま這って逃げようとする。
その腹を踏みつけると苦しそうな呻き声が漏れた。
華奢な脚を覗かせるスカートを捲り上げ、下着を引き摺り下ろす。
「いやっ!いやあぁっ!」
膝の裏を掬って、弱々しくもがく脚を開かせた。
色素の薄い彼女に見合った淡い色の割れ目と、それを隠し切れない茂み。
それをこれから征服するかと思うと、背筋がぞくりとした。
8172/2 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/16(日) 13:46:57 ID:cqcc5fZI
閉じた女陰を指で押し広げる。
鴇色のそこはグロテスクな貝のような、美しい花のような不思議な魅力があった。
恐る恐る舌を這わせると頭上から悲鳴が聞こえた。
艶本で語られるように美味だとは思わなかったが、夢中で舐める。
「やめて……お願い、もうやめて……シーフォン……」
声の調子で彼女が泣いている事が判った。
唾液に混じり始めた蜜に気が逸り、入り口を尖らせた舌先で突く。
口を拭いながら顔を上げると、固く瞑った目から涙を流す彼女を見てどきりとした。
それでも形見の魔道書を離そうとはしない。
一切抵抗しない事を訝しく思っていたが、それを守る為に両手が塞がっていたのだ。
縛り上げる手間が省けてよかったはずなのに酷く苛立った。
腰帯を外して下衣を下げると、痛いほど抑圧されていた欲望が彼女を求めて疼いた。
先端を濡れた女陰に宛がうと、彼女が目を開いて怯えた表情でこちらを見た。
名前を呼ばれた。
きつく閉じた門を無理矢理こじ開けると、耳を劈く悲鳴が響いた。
異物を押し出そうとする収縮に痛みを感じながらも、肉棒に手を添えて押し込んでいく。
「痛っ……痛ぁっ!いやぁっ!!」
一瞬だけ彼女の片手が伸ばされたが、はっとしてすぐに元の体勢に戻った。
――ムカつく。こいつの態度も、手に入らないものにも、何もかもがムカつく。
がむしゃらに腰を振る。
勢い余って抜ければ再び入れ直し、それによって彼女が痛みに悲鳴を上げようと無視した。
本能に身を任せ、ただの雄になる。
血と愛液に塗れた彼女の中はとても気持ちが良かった。
頭の中が真っ白になる。
彼女の胎に子種を撒きながら、少しずつ思考が戻ってきた。
「……一回じゃ足りないだろ。確実に孕むまでヤってやるよ」
白い手に守られた黒い本を見ながら言った。
彼女の顔は見られなかった。

殆どの力を失った手から鍵の書を抜き取る。
「じゃあな、元気な子を産めよ」
まだ妊娠すると決まったわけではないが、彼女を追い詰める言葉を吐きかける。
ひょっとしたら、そうあってほしいと望んだのかもしれない。
つい見てしまった顔から逃れるように背を向けた。
「…………あばよ、フィー」

――あれから数年が過ぎた。
風の噂で異変の元凶である始祖帝が倒されたと聞いた。
それと同時に白子の英雄の話も耳に入ってきた。
最後に見た彼女の表情を思い出し、不愉快だった。
会いに行く口実を見つけるのに数週間かかった。
自分の方が上だと知らしめる為に鍵の書を叩きつけるように返してやろう。
――欲しけりゃ土下座しろとでも言ってやるか。いや、それとも……
彼女を辱める方法を考えている内に、あの田舎町に着いた。
街路を歩いていると遠目に白いものが見えた。
見間違いようのない彼女の髪。
その直後、彼女の抱える大きな腹に我が目を疑った。
――いくらなんでも、もう産まれてるはずだ。
「おかしゃー」
幼子の声で我に返る。
おぼつかない足取りで彼女に駆け寄る、誰かによく似た赤毛の子供。
そして……
「おとしゃ、おとしゃ」
父親と呼ばれた男。
子供は彼に手を伸ばして飛び跳ねている。
男が自分に似ない髪色の子を抱き上げて肩車する。
彼女が笑った。
手から零れ落ちた本が頁を捲り、黒い表紙を表にして閉じた。
ただ、幸せそうな家族を呆然と眺めていた。
818名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 14:38:07 ID:n/Ej5gX3
誰だおとしゃ…おとしゃ!!!1GJ!!
819名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 16:59:21 ID:FVxsvOsw
またきたのかGJ
ちなみに645は俺

シーフォンは声をかけないでそのままホルム去ったんだろうか
このフィーは相当ボロボロだよな
師匠亡くしてシーフォンに乱暴され形見も取られて
候補は知り合いならパリス
あるいは以前から出入りしていた薬売り
物語後半にホルムに流入してきた医者とかさ
820名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 19:45:01 ID:0urIWM7M
もしかして一斉に規制解除になったのか
ともあれGJ
821名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 23:43:40 ID:EBGRVj72
GJ!
ヤバイ、読んでてゾクゾクきた
シーフォンからすれば彼女の全てを奪った気でいたのかもしれないけど、
しかしフィーはそこからちゃんと幸せを掴んだんだな…
822名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 16:44:30 ID:md0CmzC6
GJ!ゾクゾクしながら抜けた
ラストの幸せそうなフィーの笑顔が読んでいるこっちには救いになりつつなんとも鬱抜ける

今まで男手一つで育てられてきたフィーに今度は母親ができる
しかもよりによって神殿関係者のエメクあたりが相手でも
突き付けられた現実にハンパなく突き落とされて鬱イイかもな
82315 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/18(火) 00:01:19 ID:EJZo7dt2
WIKIを眺めていて出来た>>774-777続きで5800文字程度
ずっと気になっていたことを全部まとめたら頭から食われt
82415 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/18(火) 00:01:55 ID:EJZo7dt2

怒りで顔を真っ赤にさせて睨みつけてくる。いまにも殴られそうな剣幕だ。どうしよう。泣き出しそうな顔をした
雑貨屋は、わなわなと震えてうずくまっているだけなのであった…。

――ことのはじまりは洞窟探検だった。


派手な水しぶきとともに何かが砕けるような気配を感じて顔を見合わせる。裏返った声で先へ進むよう促され
ぞろぞろとついてゆけば、灯火は不安な影を大きく伸ばし、なんとも言えない不気味さをかもし出す。ひたすら
下り続けた長い階段の先には不可解な人造空間が広がっていた。吹き抜けを囲んだ円周通路にはレリーフと
いうかなんなのか、白っぽい岩のようなものがそこここに点々とあしらわれている。今し方雑貨屋が取り除いた
大岩もそのひとつだろう。建築意図は分からないが、相当なものと思う。
「やっぱりネルがきてくれてよかったね。昨日はこのまま通れなくて結局草むしりだけして帰ってきたんだから」
「あー、あの死んだ魚のいるところだっけ?久しぶりに見たら、なにか一杯生えてたみたいだったね」
「この扉から下に降りるのかな、開かないね。鍵はもう使ったんだっけ」
「うん、さっきので全部。材料も使っちゃったからないねー」
「そっかー。でもなんかこれ、仕掛けがあるんじゃないかな…勘だけど」
かなりの年代物に見える扉の鍵穴は、少年によれば罠があるだろうという。中りそうだなと思わせる食べ物、
壊れそうだと思わせる座椅子、そうした勘だけはいいとかで、これがいわゆる虫の知らせというものなら相当
頻繁にたかられている事になる。…鈍くてよかった。
「よーし、ぶっこわしちゃおう」
「えー。でも罠があるんでしょー…?」
「だいじょぶでしょ、ねえメロダークさん」
「!?」
「鍵開けてみて」
「……やれと言うなら、やろう」
「ほらネルももっと離れてな。あいいよいいよ、僕らの事は気にしないで。ポララポだってどっさりあるんだから」
剣の柄でこじり、蹴り上げ、力任せに体当たりし、あまつさえ斧を振りかぶり、その度何か破片が飛び散った。
「…………………」
「メロダークさんだけぼろぼろになってくね。全然開かないね」
「よーし、まーかせて!」
瞬きする間にわあい。屈まされて顔中にできた傷を手当てされていると、明後日の方から声が飛んできた。
「あそこ!見てよエメク、誰か死んでる人の上になんかいるみたい……お化け、かな?」
ネズミにたかられた若い男の死体が見える。傷み具合からしてそう古いものではなかろう。
「カムールが送り込んだ部下の一人か…」
少年は小さくあいつの母ちゃん知ってると呟きじっと言葉に聞き入る。声をかけかね様子を伺っていると、鼻を
赤くしてあれに何かお供え物を作りたいと言って来た。幼子の素直で真摯な気持ちにこたえるには…あれしか。
……ついに、我が封印を解く時がきたのだな……よ か ろ う。
「うわ気が、ゲフ目の色違っちゃってるネルにげろっ」
「なんでさー?」
「お前は小麦粉をふるえ。お前は型を準備するのだ……逃 が さ ん」
「血相変えて迫らないでっ」
「諦めて神妙にお料理に就け」
「ちょっと!襟掴まないでよ。お母さんのプリンが食べたいんでしょ?誰がおっさん作ったのなんかで喜ぶの」
「気は心だ、四の五の抜かす暇があれば手を清めろ。さあやるんだ。直ちに皮を剥け、大きさを切り揃えよ!」
我が人生の道標、味っ子へと至る偉大な旅路の羅針盤。青々冴えた鋼の輝きは何時でも私に勇気をくれる。
「これが私の包丁一式だ…、故あって料理からは離れていた。が、手放すことは……できなかった」
「へぇー、メロダークさんて料理も出来るんだ。アルソンさんといい、料理できる男の人ってなんかいいよね」
「どっちでもいいよ。故あってって、なあに?…ちょっと!かかと蹴飛ばさないでよ。僕の話聞いてる?」
死体のそばで調理、こやつらやはり只者では…。
82515 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/18(火) 00:03:23 ID:v4cIYCpc
「確かにアルソンさんのもおいしいけどね、僕はネルのほうが好きだな」
「またまたー」
小坊主が倒れこむ。雑貨屋のこなれた手つきを見るに、普段菓子作りなどをやるのだろう。
「何をしているのか、すぐに始めろと言ってる」
「ねえ、料理ってすごまれながらやるもの?」
「これは祈りだ、哀悼なのだ。料理によって死者を悼み、そして慰撫するのだ。お前の真心をこめろ、良いな」
「ふうん…そんなに言うならしょうがないなあ。どうだいネル、僕の料理姿はさまになってるぅ?」
「漢と炎の真剣勝負だッ…!」
「あいてー」
「一瞬たりとも、気を抜くな!!1」
「入れてないもんは抜けませんよねー。果物ってこれでいいの、ちょっといたんでない?捨てようか」
「駄目だよーこの程度ですてちゃ、食べられるのに無駄にしちゃいけないよ」
「うん、ごめんね」
素直に従う。なぜだ。
「混ぜろ。ダマにならぬように少しずつくわえるのだ、やれ」
「はあい」
「なんでプリンて、卵じゃなくて小麦粉で出来るんだろう?不思議だよねー…」
「冷静に考えるとパイとかケーキになりそうだよね。卵使うとカルボナーラとか作れるよね。なんでだろうね」
「石ころとマッドシチューしかできぬわ!!この馬鹿者めらが!!邪念は捨て去れ!ただちに型に流し込め!
すぐさま蓋をしろ!肝心なのは火加減だッ!耳で目でその心で体感せよ!全身全霊で視るのだッ!」
「ネルのプリンが食べたいだけなのに〜」
「もうちょっとで出来るよ、へへへ。待っててー」
額を寄せ合って蒸かし鍋を囲んでいる。亡霊はぶつぶつ同じ話を繰り返している。静かに響く水音…孤独だ。
「じゃじゃーん、でーきた!」
「おー。あの粉々がゼラチン質のかたまりになってるや。見事な錬金術の使い手だね」
「ほら、こっちが亡霊さんで、こっちはエメクにあげるよ。はい、メロダークさんもどうぞ」
「やたー!ふふうンまぁーい」
『そうだ、欲しかったのは、懐かしいこの味だ……』
「やれやれ、こんなものを有難がっている様では無事に成仏できるかどうか怪しいものだ」
『な、なんですか…あなたは。可愛い美人のお嬢さんがせっかく』
「もう一つ食べてみるがいい、こんな傷みかけの果物が入ったプリンよりずっとうまいプリンをご覧に入れよう…」
「我思うと我思う、故に我あり」
「動くよこいつ!?く、黒い!!!」
「食べ物の恨み」
「噛んだよ!!?僕のこと齧ったよ!?味見してあとで全部たべる気なんだ!!1」
「…おかしいな」
「全然食べられないじゃない!!!1何入れたの、なにか混ぜたんでしょ?どうみたってこれ、小麦粉で出せる
黒さじゃないでしょ!なんなの、この…プリン?!!プリンなの!!?プリンだった、かもしれないもの?!!」
「私のプリンを半疑問形で呼ぶな!お前も笑いすぎだ!泣く程の事か?!どこか痛めたか!どうしたのだ!」
「どうみたってメロダークさんのせいじゃない!!だからなんで僕見て笑うのー!!」
「だあって、あんなにエメクびっくりするんだもん、あたしおかしくて…ぷぷーッうひひひ」
「なんだ、しょうがないなあ。じゃあ…正直にいったら許してあげる。一体何を混ぜたの!!!」
怒りで顔を真っ赤にさせて睨みつけてくる。いまにも殴られそうな剣幕だ。どうしよう。泣き出しそうな顔をした
雑貨屋は、わなわなと震えてうずくまっているだけなのであった…。

●べとべと

「何でそんなの入れようと思うの。どうしてせめてレシピ通りにやらないの、アレンジって覚える前にしてどうするの」
「これは餡かけなどのとろみづけに使われる澱粉質が主成分の一般的な食材だ!プリンとあらば、まずはその
生地の滑らかさを演出するためどうしても不可欠と考え洞窟で捕まえたにょろから抽出し絶妙の加減でブレンド」
「なめらかってもうこれ、波打ち、うねり、息づいてるじゃない、跳ねとび、躍動し、会話してる!自律的に!!」
82615 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/18(火) 00:04:16 ID:v4cIYCpc
「食事したりするのかな?これ。名前あるの?」
『おかあさん、世界は驚異に満ちています……どうか、お達者で』
「えちょっと、なに辞世の挨拶みたいなこと言ってるの。これで満足とかどう考えてもおかしいでしょう」
亡霊の姿は薄れ、消えていった。
「ば、ばかな…食べ残すだと、一口も手をつけず……おのれっ」
「もしかしてこいつってすごいんじゃない」
ブラックプディングが仲間に加わった!
「勝手に加わんないでよ!!」
「「……(しょんぼり)」」
「父子で落ち込こまないでよね」
「親子…?」
「メロダークさんが作ったんだからメロダークさんの子でしょ、しょうがないなー…。ほら、お前も一緒についといで」
うねうねしながら後を追う。会話が成立するのか…料理とは、極めればこうして命をも吹き込むこともできるのだ。
ほんの一瞬だけにしろ、奥義というべきものの息吹に触れたような気がする。言葉にできない胸の高鳴りを抱えた
まま小鬼の小隊を蹴散らし、一息に湖の小島へ泳いで向かう。無論落ちたのではない。降りたのだ。もちろんだ。
「あれが大将かな」
「取り囲んで何してるんだろうね」
よじ登ってぬれた着物を始末していると少年に耳打ちされた。
「見なよあれ、ネルがぶんなげた石っころだよ!こんなところまで飛んでったのか…。確かにやあな音したもんねえ」
『人の手では倒れぬはずの我が、何故……い、岩、だから…?』
直撃とは言わぬが流石に動揺は隠せない、それは先方も同じ様子だ。これでは仮に敵対する勢力でなかろうとも
見つかり次第袋叩きにされかねない。慎重に、と警告しようと手を伸ばした時だった。
「ヒャックヒュムダ!ヒャックヒュムガイルゾ!」
「わーみつかった、にげろ!…て無理か僕たち足遅いもんね」
「殺セ!!ヒャックヒュムヲ殺セ!!」

『――やめよ』
82715 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/18(火) 00:05:58 ID:EJZo7dt2
『奇妙な力を感じる……。その者らの相手は、我がしよう』

「どうしよう、やっちまうかいネル」
「おーやっちまえーやっちまえー」
「美味しくたべてね」
なぎ払われ吹き飛ばされ鎧を割られ粉々になりつつ歯向かうが、まるで手ごたえがない。苦し紛れに油をひっかけ
フラスコを叩きつけると、派手な火柱が夜種もろともまきこみ黒煙とともに吹き飛ばした。
「このうんこ効果あるよ!」
「食べ物のうらみは恐ろしい」
 バイオ ハザード
『生物…災害、おのれ…!』
半分飲み込まれたまましわがれ声が唱えた呪文は、影を操り目を潰す。
「うお見えね、あいつ岩もよけらんねえ癖に魔法なんかつかいやがった」
「ほう…お前はフルーツサンドがすきなのか」
「息子さんとよろしくやってないでなんか手を考えて!ええいままよ!ネル!全部やっちゃって!」
「えー…あと3個しかないよ。まいっか、そりゃ!」
荷物袋をひっくり返して一振り、それだけだった。青白い炎が騎士から噴き出しそのまま衣だけ残して消え去った。
本隊は既に吹き飛ばされていた為、残った少数の夜種たちも散り散りに逃げ出し、間もおかず辺りは静まり返る。
「吃驚したね…。見てよこれ、顔が剥れたのかと思ったら仮面被ってたんだねえ。それにこっちは何の本だろう?」
「あんなに燃えてたのに全然なんともないよ、このマント。すごいねー…」
「折角だしメロダークさん着てなよ。僕じゃ背が足りないし少しは暖かいんじゃない、素っ裸でいるよりいいと思うよ」
「着ろと言うなら、着よう」
「ー…何か探してるの?」
「うん、どっかに船がないかと思ってさ」
その手にはすでに釣竿が構えられている。そういえば、よく義手の老人と連れ立って川の畔にいる事があったが
水溜りですら厭わず釣り糸をたれる程の釣り好きであったらしい。釣果の殆どが空き瓶やらオメメナイナイで、度々
命からがら逃げ出す羽目になりながら決して竿を手放す事もない少年は、何かに魅入られているとしか思えない。
すっぽりと衣で身を覆った不審な渡し守を見とめるや手を振っている。雑貨屋ですらいぶかしんで声を落とす。
「どう見ても怪しいじゃんエメク、ほんとにこれに乗るの?」
「衣装のせいでしょ、さっきの人も着てたしここらのトレンドなんじゃない。ねえ!どっかいいポイント知らなあい?」
本当に乗ってしまった。達者な竿捌きでいまだ黒煙の残る島を回り込めば、やがて奇怪な大岩が見えてきた。
「なんか竜の頭みたいだね。すごいなー、でかかっただろうなあうんこも」
「またまたー。こんなおっきかったら、どうやってここまで入ってきたのさ」
「ちいちゃいとき来て我が育てたとかさ」
そこまでさえずった所で急に振り仰ぐ。
「なあに、どうしたの?僕は釣りにきただけだよ。ここのお魚食べちゃだめ?」
エメクがおかしくなった。…いつもの事かもしれないが。件の渡し守もいつの間にか姿を消している。実に怪しい。
最終的にどこかに竜の子供がいる等と言い出したので再び上陸し、礼拝堂の残党狩りに向かう。確かに、現状で
探していないのはあそこと、特殊な鍵のある扉の中だけだ。フルーツサンドをちぎって与えた私のプリンは、快調に
もじもじする鬼をけちらしザリガニから足をむしりとる。不躾にも家捜しされた部屋を行き来する少年は、不意に
姿を消すや神像の裏から手招きしてきた。
82815 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/18(火) 00:06:34 ID:EJZo7dt2
「見てみて!奥が階段になってるんだよ、降りてみようよ」
「私の後からついて来い」
「あんなに一生懸命探してたのに、思い切り見逃しちゃ駄目だよねー」
「これも神様のお導きって奴でしょー。どう、何かある?」
「何かの、卵の残骸があるようだな…」
「わかった、ダチョウだよきっと」
「いやいやいや、ここはやっぱ竜のでしょ」
「あんなおっきいのにどうやってここにお尻つっこむの、僕がウサギの巣穴でウズラの卵産むくらい変だと思うな」
「おー、まだきれいな卵が残ってるかもよ、ほら」
卵の亀裂は不思議なハローが虹色に輝いて…少年が手を触れるのを制止することすら一瞬失念していた。
「危ぬわぁぁぁぁぁい!!!!」
「予想以上に硬い、壊すなり生かすなり早く決めろ」
「エメクー!名前名前!はやく名前付けて!!」

「えんだぁぁ〜〜いやぁ〜うぃうぃうぃらぁびゅぅ〜うぅうぅ〜」

部屋の反対側まで吹き飛ばされて、ようやく起き上がってみたとき、子供たちは丸裸の幼児と言い争っていた。
「ちがーうの!お父さんじゃなーいの、お兄ちゃんなの。お兄ぃちゃん」
「……へんな顔」
「やだやだやだお兄ちゃんて呼んでくれなきゃ帰らないー」
「この子、卵から生まれたんだよね。こんな事ってあるんだ……」
「見てみてみてメロダークさん、この子ちゃんとおへそがあるよ!僕たちとおんなじだよ、ねえねえご飯何食べる」
「プリンならさっきのがあるよ、えっ」
「美味しくたべてね」
「ういうい」

「「「あっ」」」

えんだあああああが仲間に加わった!※従者は…従者は去りました。永遠の眠りの世界へ。
82915 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/18(火) 00:08:46 ID:EJZo7dt2
おしまい。ずっとプリンて卵で作ると思ってた
830名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 00:15:26 ID:6xRWROt2
枯草氏のインタビューから
中身だけ犬になるキレハとか
露出を好む無愛想な女騎士とか
色々湧いてこないでもないけどすでに誰か書いてそうな気もする

とか考えてたら何か来てた!・・・何か来てた。てか何だこれ
相変わらずカオスだなあんたは!(褒め言葉)
831名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 02:33:08 ID:X6BGEFbj
出だしでシリアスかと一瞬思ったけどそんなことはなかったぜ!
バイオハザードクソワロタ。いつも楽しんでますGJ。

プディングは蒸したり焼いたりして固めた料理全般を指す言葉らしい。
ぷるぷるしてるとは限らず、具を混ぜ込んだパンケーキみたいなやつもある。
多分「フルーツプディング」はそんな感じなんだろうな。
832名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 07:28:25 ID:EJZo7dt2
>>831
あ、そうなんですか。こんだけ書いておいてアレですが
料理さっぱり分からないから勉強になります
833名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 07:42:28 ID:iko30/HF
イギリスのクリスマスには欠かせないクリスマスプディングもパンケーキの一種だな
ドライフルーツをタップリ練りこみ、保存が利くようたっぷりとブランデーを染み込ませてある
切り分ける前に部屋の明かりを消してゲーキに火をつけ、立ち上る青い炎を眺めて楽しむのが作法
まさかプッチンプリンに火をつける奴はいないだろう

因みにケーキの生地の中にはコインを一個だけ入れておく
で、それが当たった人には幸運が訪れるって言い伝えもある
834名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 07:44:21 ID:8jmNJgtq
チャップリンの独裁者で
ケーキの中にコインを入れてたのはそういうことなのかw
835名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 08:19:35 ID:iko30/HF
ついでに言うとブラックプディングというものもある
これは料理というかブラッドソーセージのことだけど
なのでRuinaのブラックプディング君とは多分関係ない
836名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 08:32:22 ID:EJZo7dt2
だから亡霊の母親はチョコパイの代わりに作るんですね
やけにかけ離れてるように思えてずっと違和感持ってました
ゼラチンとか卵のレシピしか見つけられず大失敗ですた…有難う
837名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 12:24:17 ID:iYgTOJj6
いつも大笑いさせてもらってる、ありがとうGJ!
カオスすぎるw

それにしても勉強になるスレだなここはw
838名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 17:40:14 ID:y4F4vQoQ
ちょい上でマナタイタス17世ルートの話があったけど
男主人公なら逆にハーレムになるんじゃないかと思った俺
孕ませて産ませるより種ばらまく方が子供自体はたくさん作れるし
839 ◆1HLVKIREhA :2010/05/19(水) 20:38:34 ID:WRAoNdWB
――がっしゃーん!
ひばり亭に破砕音が響き渡る。
音の主、アイリは転んだ体勢のまま呆然とした表情で目前の惨状を見つめている。
下げるところだったので最悪の事態だけは避けられたが、事故は事故である。
店の損害は皿二枚。
その罰は、想像するだけでもアイリの心を挫くに値する。
カウンターでにこやかに客の相手をしている店主、オハラはそういう女なのだ。

「さて、何か言い訳は?」
その夜。ひばり亭の一室。
裸の美女と裸の美少女がベッドの上で二人きり。
誰もが目を奪われるような光景である。……美少女の方が正座をしていなければ。
「……」
オハラの問いかけに、力なく首を横に振る。
失敗したのは事実。
そして何を言い訳しようともこの後の展開が変わらないことは長い付き合いでよくわかっている。
「それじゃ……オ・シ・オ・キ」
ニヤリ、という擬音が聞こえてきそうな笑み。
その手には、年季の入った張り型。
義親娘二代の処女を散らした伝説の逸品である。
「いきなり入れられるのとドロドロになるまで焦らされるの、どっちがいい?」
笑顔で放たれる極端な二択に、いくらアイリでも黙秘で返すだけの勇気はない。
「……前者」
「ふーん。望み通りじゃお仕置きにならないから後者」
言って、アイリの肩を軽く押し倒すオハラ。
その手には、張り型が握られたまま。
「っていう展開を期待してたんでしょう?」
ぎち、と。
濡れていないどころか心の準備もできない内に、アイリの秘処へ男性器を模した物体が侵入する。
「い、あ……ッ」
オハラの方が一枚も二枚も上手であった。色々な意味で。
「んー。これはさすがにちょっと痛いかも」
問答無用でぶち込んでおいてこの物言いはかなりの大物である。
痛みはあっても内部を傷つけない絶妙な力加減は、オハラの高度な技巧を示すものである。
……何者なのだろう、この女店主は。
「っはぁ……」
「ま、落ち着くまで動かすのは無しにしとこうか。代わりに、ちょっと真面目な話」
「……なに?」
まだ息が荒いが、会話をする程度の余裕は戻ってきた。
「アイリは、恋人とか作る気ないの?」
「……」
恐ろしい発言である。
ベッドの上で交わっている最中に、その状況を作り出した側の口から飛び出すとは思えない。
ついでに、あまり真面目な話にも聞こえない。
「同じような年頃の連中が集まってたんだ、そういう話があってもいいと思うけど」
「それ、は」
痛みから思考を逸らすように、遺跡探索の仲間たちの顔を思い浮かべる。
840 ◆1HLVKIREhA :2010/05/19(水) 20:39:16 ID:WRAoNdWB
――パリス。
兄弟。それ以上の相手として見ることはない。終了。
――アルソン。
異性とかそういう意識はまずしていないだろうし、こちらも意識したことはない。
――シーフォン。
仲間って言うと嫌な顔しそう。子供っぽいとことかも含めて好みじゃない。
――メロダーク。
何考えてるか全然わからないし、陰気なのも苦手。パス。

「……ないかな」
チュナのためという目的から出発し、始祖帝の野望を経由して自らの宿命へと辿り着いた。
そんな流れの中で恋愛とか浮ついたことを考える余裕はなかった。
「はぁ、若いのにもったいないね」
その台詞はすでに若くないことを自白してるのと同義だとか。
自分も未だに独り身だろうとか。
張り型を突っ込まれたままツッコめるほどアイリは無謀ではなかった。
「じゃあ、つまみ食いした女の子とかは?」
「いない」
即答である。
即答ではあるが、多少気になることがないでもない。
自分にない明るさを持つネルや純真なフラン、世話焼きなキレハに知的なテレージャと魅力的な女性が揃っている。
エンダはさすがに射程外である。
「そか。これでも多少はあんたのことを心配してるのよ。相棒の娘として」
相棒の娘に棒を突っ込んで言うな。
「どこか危なっかしいところがあるからね。頼れる相手でも見つけて落ち着いてくれりゃいいんだけど」
「……」
その声音が一級品の演技でなければ、本当に心配しているのだろう。
しかし、今更恋愛に甘い幻想を抱けるほど純真でもない。
頼れる相手、安らげる相手として浮かぶ顔は、恋人よりも家族。
「今は、チュナがいればいい」
「はあ……」
アイリの返答に、呆れと納得の混ざった溜息を吐き出す。
「わかっちゃいたけどやっぱりシスコンだね。
ま、チュナならしっかりしてるから大丈夫か」
アイリとしても、チュナがしっかり者の自慢の妹であることに異論はない。
シスコンであることに異論はあるが、よく言われるので自覚がないだけかも知れない、と最近少し不安である。
妹を可愛がるのは人として当然の行為であり、シスコンとは関係ないというのがアイリの持論である。
「さて、一段落したところでそろそろお仕置き再開」
言うが早いか、オハラの手が妖しくアイリの股間へ伸びる。
挿入された異物に対する生理反応で、アイリのそこは潤滑液を溢れさせている。
これではもはや痛みはなく、罰にはならないだろう。
だが。
「くうっ……ん、やぁ……」
オハラの手の動きに合わせて、アイリの口から嬌声が漏れ、腰が淫靡にうねる。
豊富な経験に裏打ちされた技巧が強度の快楽を送り込む。
本人の意思とは無関係に、休む暇もなく。
逃げるように身悶えても決して緩むことがない。
「ふぁ、ぁ、んんっ」
シーツを握り締め、ただひたすらに耐える。
普段のイメージからは想像できないほどに乱れ、そしてそんな状態であることを気にかけてもいられない。
オハラもまた、仕事では見せることのない蟲惑的な笑みを浮かべている。
「や、は……ああ……ッ!!」
「イクな、とは言わないわ。イッてもやめないけどね」
半ば無理矢理絶頂に押し上げられ、弛緩するアイリに容赦ない言葉が投げかけられる。
「そっ、あ、ん……っふ」
オハラの攻めが再開されれば、反論する余裕もない。
「大丈夫。死なない程度でやめとくから」
「あ、はぁっ、ああああんっ!!!」
その夜。ひばり亭には一晩中悲鳴とも嬌声ともつかぬ声が響いていたという。
841 ◆1HLVKIREhA :2010/05/19(水) 20:39:37 ID:WRAoNdWB
予告通り受けに回るアイリ編
アイリを攻めるんならやっぱりオハラさんが鉄板だと思うのですよ
レナとオハラがただならぬ関係だったのも鉄板
誰も聞いちゃいない俺の女主人公百合傾向としてアイリはシスコンで女好き
ウェンドリンが性別に無頓着で、マナフィーは惚れた相手が同性で戸惑う感じ

正直文章書くのが久々すぎて今回は難産ですた
初心に戻ってキレハと非エロでイチャイチャするかなあ
842名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 20:54:30 ID:pwKz00F0
GJ、ラバンはもうただの爺さんですねわかりますん
843名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 06:18:38 ID:MIga3zVu
>>842
ラバンはオハラさんの獲物だから…
アイリ、オハラからダブルで襲われるラバンってのもいいかもしれんが。
それにしても不甲斐ない男衆w
844名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 06:52:11 ID:OkOeyrv+
じゃあサブキャラ男、と思ったらあれだわ…テオル以外は殆どが
薄らハゲかジジイwww小人の国の面子は書き様がなさそうだし
巨人の国は坊さんばかりだし、頑張っても妖精さんか新鮮なゾンビかよ

ピンガーとか職人見習いとか地上の人間もどうにもならないだーよ
845名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 17:28:53 ID:nOfKCifU
ともあれ
>>841
素晴らしいGJ
キレハとイチャイチャも素敵だと思います
846名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 20:16:55 ID:iiP0qJkZ
やっとうちの地域の規制が解けた。

>>791の魔術師編メンバー、初見でのグッドエンド
・アベリオン×ネルとシーフォン×フィーの二組のバカップルがいちゃついてるだけ
内容?そんなもんうちにはないよ
・だいたい実話
8471/4:2010/05/21(金) 20:17:31 ID:iiP0qJkZ
「俺、旅に出ようと思うんだ」
異変が終わって1ヶ月。アベリオンがそんな事を言い出した。
なんとなくそんな予想はしてた。昔から、なんとなくそんな予感はしてた。
小さい頃から英雄になりたいって言ってたし、世界を自分の目で見てみたいって言ってたし
この異変で英雄願望は収まったみたいだけど、代わりに世界に対する好奇心は大きくなったみたいだったから。
「それに、もしどこかで俺の力を誰かの役に立てられたら、って思ったんだ。
力も心もまだまだ未熟者だけどさ。だから、修行して大事なものを守れるようになりたいんだ」
もう誰にもあんな悲しい思いはさせたくない。
そういうアベリオンのまっすぐな目はかっこ良かった。
付いて行こう。
ずっとずっと前から決めてた。いつかこんな日が来たら、絶対、って。
わたしが想いを改めて言葉にしたらすごくびっくりした顔して、その直後にすごく嬉しそうな顔になった。
そして、旅立ちの日。
「わたし、医者として精一杯やるから。まだまだ父さまの代わりはできないかもしれないけど、一生懸命頑張るから。
だから、ホルムの事は心配しないでね」
フィーは町の出口のぎりぎりまで見送りに来た。大事な家族だもんね。
でも、デネロス先生はもういない。
「フィー……一人にしちまうけど……ごめんな」
「わたしは、もう一人でも平気だよ。わたしだってこれでも強くなったんだから。
父さまみたいな立派なお医者さまになるのがわたしの夢。だから謝らないで、お兄ちゃんの夢を大事にしてね。
ずっとずっとお兄ちゃんの事応援してるから。お兄ちゃんたちが帰ってこれる場所、ちゃんと守るから」
思ってたよりもずっとしっかりした声。
「お兄ちゃんのこと、よろしくね」
それからわたしの方に向き直ってにっこり笑った。
「ネルお姉さんに任せて。わたしがちゃんと付いてるから」
何気なくそう言ったら。
「ネルお姉さん、かぁ……。これからはほんとにわたしのお姉ちゃんになるんだね。なんか嬉しいな」
「え、ちょっと、そういう意味じゃ……」
そっか、わたしの家族に旅に出るって事認めてもらったってことは、つまり……
「これからは……あるんだね……」
なんだか照れくさくなって、アベリオンが気まずそうな顔してて、見たらフィーまでばつが悪そうに赤くなってて、
なんだかおかしくなってきた。
「そ、それよりも。フィー、自分のことはいいの?」
フィーにだって大好きな人がいる。今日この道を進んで旅に出てしまう人が。
「……わたしの、こと?」
『相棒。お前が旅に戻る日に俺も旅に出ようと思う。そうだな、あの分かれ道を逆の方に進もうぜ』
アベリオンが旅に出ると決めた日、そんな話をしていた。
「あの道まで行ったら、今度はいつ会えるかわからないんだよ。本当にいいの?」
「……いいよ、わたしは。もう二度と会えないけど、いいの。素敵な思い出をいっぱいもらえたから……だから大丈夫だよ」
「それじゃ相棒はお前の気持ち知らないままだぞ」
「片想いのままでもいいの。だって、断るのって断られるのと同じくらい辛いんでしょ?だったら、このままで……」
「相棒はそんなこと気にするような奴じゃねぇって。
それより自分に意気地がなくて言えないのを相棒のせいにするような奴はあいつだって好きじゃねぇと思うぞ。
自分より相手のことを大事にできるのがお前のいいところだけど、そういうのは気遣いじゃねぇよ」
「普通に怖がって避けられてるって思われてるよ。誤解されたまま二度と会えなくなってもいいの?」
「誤解されたまま……会えなくなる……」
やだ、そんなのやだよ。
俯いたフィーの口からそんな声が微かに聞こえた。
「わたし、言ってくる。最後にちゃんと誤解解いて、本当の気持ちを聞いてもらってくるね」
それでちゃんとふられてくるから、なんて言ってたけど、わたしの予想だとたぶんそうはならないと思う。
「今の相棒にならかわいい妹弟子をやってもいいかな。昔のあいつならふざけるな、って思ってたところだけど。
あいつらのことは本人たちにまかせるとして」
フィーを見送ってたアベリオンはそれよりも、って言ってわたしの方に向き直った。
「あの時、あんなんでちゃんと返事できてなかったな…」
一歩、わたしとアベリオンの距離が縮まる。
「俺、ものすごく嬉しかったよ。俺もずっとネルのことが好きだったから。どうにかなりそうなくらい嬉しかった」
わたしの方からも一歩、距離を縮めた。
手を繋いだのはずいぶん久しぶりで、こんな風に手を繋いだのは初めてだった。
8482/4:2010/05/21(金) 20:18:11 ID:iiP0qJkZ
あの人は少し離れた木の下にいた。
ちょっと走ったからだけど、ちょっと走ったからじゃなく心臓がどきどきしてる。
「あ、あ、あのっ」
最初はちょっと怖かった「お兄ちゃんの友達」は、気が付けば「憧れの人」になっていた。
わたしとの間は3歩分くらい離れてる。これ以上近づけそうにない。
「何だよ?」
言いたいことはいっぱいあるのに、頭の中が真っ白になってしまって何も浮かんでこない。
『誤解されたまま二度と会えなくなってもいいの?』
そうだ、ちゃんと誤解を解かなきゃ。まず、一番伝えたいのは……
「あのね、い、今までいろいろありがとう。わ、わたし、すごく嬉しかった」
「別に。世話した覚えもねぇよ」
わかってる。片想いなのはわかってる。
でも、わがままだけど、この気持ちを聞いてほしい。
「お兄ちゃんがいなくなって不安だったとき、うちに来てくれたり、探索に誘ってくれたり……」
「あれは鍵の書目当てで行ってただけだ。別にお前の面倒を見てやってた訳じゃねぇ」
「それでも……それでも嬉しかった。わたし、ずっとあなたに憧れてたの。
どんな時でも自信と勇気があって、大きな夢があって、誇りがあって。
だから、近くにいられるだけで嬉しかったんだ……」
自分の気持ちはもう伝えだしてしまった。もう抑えられそうにない。
「好きになってもらえないってわかってたけど、嫌われてるかもって思ってたけど、
どうしてもわたしの本当の気持ちを聞いてほしかったの。
明日になったら……ううん、その別れ道を進んだら、もう今の言葉もわたしのことも忘れて……ね」
今、思い切って勇気を出さないときっと後悔する。
3歩分の距離を一気に縮めて、ありったけの勇気を出す。
「でも、もう二度と会えなくなるから、最後に一つだけ……わがままを聞いて」
思い切って背中に抱きついた。ふわりと薬草の匂いがする。
「少しだけ、このままで……」
本当の気持ちは全部伝えた。
この思い出があれば、きっと明日から一人でも頑張れるよね。
「……離せよ」
こうなる事はわかってた。だから……
「それじゃ、僕からお前が見えないだろ」
頑張って手を離して、離れかけたところで抱きしめられた。
頭の中がさっきより真っ白になって、心臓がさっきよりどきどきしてる。
「そういう大事なことはもっと早くに言えよ。それから僕は別にお前が嫌いじゃねぇ。忘れられるわけねぇだろ」
どきどきしてるのはわたしだけじゃなかった。
「……ずっと、忘れねぇよ……」
声も温もりも薬草の匂いも記憶の隅々に刻みつける。
この思い出があれば、ぜったい明日からずっと頑張れるよ。
8493/4:2010/05/21(金) 20:18:48 ID:iiP0qJkZ
二人の顔を見て、フィーの予想が外れて俺たちの予想が当たった事がわかった。
フィーは分岐点ぎりぎりまで付いて来ることにしたらしい。俺もその方がいいと思う。
相棒が黙ってフィーの方を見てる。一見不機嫌そうだがあれは相当心配している。
「わたしなら平気。だって、最高の思い出をもらえたから……
お兄ちゃん、ネル……お姉ちゃん、ありがとう。思い切って勇気出してよかった」
改めてフィーの口から「ネルお姉ちゃん」と言われるとなんか照れ臭いな。そうなんだよな、そういう事になるんだよな。
分岐点に来た。ここから俺たちは右に、あいつは左に歩き出す。
「また、手紙を出すよ」
「うん、待ってるね」
父さん。
あの小さかったフィーが、今は立派に父さんの跡を継ごうとしています。
それから俺、ネルを幸せにします。
……そういえば。
「相棒。俺は一つ、ずっと気になってたことがあるんだ」
「何だよ」
忘れられない父さんの言葉。相棒の話にも時々出てきていた……
「父さんが言ってた『鍵の書』っていったい何だ?」
「はぁっ?!」
「うちにそんな物なかったしなぁ」
「なかった、って、そんな訳ねぇだろ!」
「俺ずっとあの家で暮らしてたけどそんなの見たことねぇもん」
相棒は肩を震わせていたが、知らない物は知らないんだからしょうがない。
「……お前なぁ……師匠から何かそれらしい話の一つも聞いてねぇのかよ」
「それらしい話、って言われてもなぁ……フィー、何か心当たりあるか?」
「うちのことでお兄ちゃんが知らない物をわたしが知ってるわけないよ……」
気まずい沈黙があたり一面を覆う。もしかしてまずいことでも聞いてしまったんだろうか。
そうは言ってもない物はないんだからどうしようもない。
「……もしかして、そんな本最初からなかったのかも……」
フィーがぽつりとそんなことを呟いた。
ネルが、あ、そうかと頷く。
「わたし思ったんだけど、お兄ちゃんは……その、神殿の人たちに狙われてたかもしれなかったから……」
「なるほどね。アベリオンが……アレ……だから、目を逸らすために話を作ったんだ」
俺の出生の事について気を遣ってるらしく、言葉を濁しながら話している。
「ずばり言っちまってもいいよ。俺がタイタスに作られた存在だから、未来にそうなることがわかってたから、
父さんは神殿跡からありもしない魔導書を持ち去った、って話をでっち上げたんだな」
自分はああなることがわかっていて、父さんはそんな話を作ったんだ。父さんごめん。ありがとう。
父さんが言った通り銀の塔で……アーガデウムですべての決着を付けたよ。
タイタスを倒して運命を変えたよ。俺、みんなのこと守ったよ。
8504/4:2010/05/21(金) 20:19:21 ID:iiP0qJkZ

何……だと……
僕は遠くなりそうな気を必死で保っていた。
「鍵の書」はジジィが未来の弟子を守るためにでっち上げた偽書で、そんな物ここにはなかった……だと……
「僕は何をしに、何のためにこんな所まで来たんだよ……」
今までの時間と労力はいったい何だったんだよ……全部無駄足だったのかよ……
「無駄、ってことはないんじゃない?」
「そうだよ。ほら『死者の書』とか、その剣とか、いろいろ……」
確かに死者の書や母なる夜の剣は大きな収穫だった。
他にも考古学的価値のある出土品や金目のもの、現金……あぁ、結構手に入ってるな。
「フィー、何言ってるの」
「え?」
「え?じゃない。フィーがそんなこと言ってどうするの。
『わたしと出会ったことは無駄だったの?』って怒っていいところだよそこは」
「え、ええええっ?!む、無理無理無理無理そんなの無理だよぅっ!」
いやいやいやいやちょっと待て。ちょっと待て。ちょっっと待て。
「無理とか言わない。ふがいない事言ってるとお姉さん怒りますよ?」
いやそれは理不尽だろ。
「う、うん、わかったよ……あ、のね、わ、わたしと過ごした時間……無駄、だった?」
ただでさえ結構な破壊力あんのにそこでアレンジ入れてくるな!そんな怯えた仔ウサギのような目で見るな!惚れそうになるだろ!
「い、いや……それは、あまり、無駄……じゃなかったと思う……」
ちょ、マジ動揺する方向でアレンジするなってマジほんと勘弁してくれって反則だ。
「良かっ……」
「いや、もうちょっと相手にわかりやすく伝えることも大事だとお姉さん思うんだけどなー」
鬼か!絶対面白がってやってるだろ!
「それはとても有意義な時間でした!これでいいか!」
なんだよこの展開。さっきまでのシリアスな雰囲気はどこに行ったんだよ。
これから旅に出るって時にぐだぐだじゃねぇか。
「何か、その、ごめんなさい。無駄足踏ませちゃって、お兄ちゃんたちが振り回しちゃって……」
こいつが天使に見える。
まぁ思い出してみれば割と普段から天使に見えって違う僕は何をこのバカップルの発する新婚オーラに流されかけてるんだ。
「別に。お前が謝ることじゃねぇだろ」
だからそんな顔で見るな。
……ああ、うん、天使に見えるよちくしょう。
しかし一番盛り上がるところで凄絶に出鼻をくじかれたせいでやる気が出ない。
「……出発は、明日にするか……」
右の道を進んで行ったアベリオンたちを見送って元の道を引き返すことになった。なんとも締まらない状況だ。
「こんな事言ったら不謹慎っていうか、すごく申し訳ないと思うんだけど……
わたしね、もう一日一緒にいられるのが、ちょっと嬉しいの」
この小娘、人の不幸を喜びやがって。
と、言いたいところだが、不思議な事に意外と腹は立たない。
「そうか」
……そうだな、あいつにさんざん振り回された礼に、今日は一日こいつをさんざん連れ回してやるか。恨むなら兄貴を恨め。
「ちょっと、ううん、すごく嬉しい。嬉しい以上に申し訳ないなって思うんだけど、だけどすごく嬉しくて……」
フィーは僕の後ろをとてとてとついて来る。探索の時に比べて、半歩ほど近い所を歩いている。
「どこか面白そうな所に案内しろよ」
「うん!」
手を伸ばせばすぐ届くところにあったちっちゃな手を掴むと、おずおずと握り返してきた。
この流れならキスくらいしても合法だよな。
「……大好き、だよ……」
決めた。ありもしない本でこっちを振り回してきたジジィへの腹いせに、今夜は娘を部屋に呼びつけてレイプしてやろう。
合法?知るか。僕は元々こっち側だっての。
851名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 20:22:21 ID:iiP0qJkZ
以上。
視点がネル→フィー→アベリオン→シーフォンと移りますって言うの書き忘れた、すみません。

エルバクスが倒せない、黒竜が倒せない、町の外に行く用事がなくて忘れた、
ツルハシという文明の利器を使う発想がなかった、と魔術師編専用イベントは初見を迷わせる罠だらけ。
852名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 20:53:28 ID:OkOeyrv+
なんてことだ…確かに俺もすっかり忘れてクリアした
てっきり風の十二方位が攻撃魔法最高位だとばかり…
すまぬ すまぬ師匠という心からのGJ
853 ◆1HLVKIREhA :2010/05/21(金) 23:32:36 ID:UYP+Rblc
「ん……いい風」
河辺を吹き抜ける風に靡く艶やかな髪を押さえ、キレハが目を細める。
さりげない仕草の一つ一つが洗練されていて絵になる。
それを見上げる角度になるこの場所は、極上の枕までついてくる特等席である。
惜しむらくは布一枚で隔てられていて直の感触を楽しめないことだろうか。
「首とか、大丈夫?」
気遣うキレハに、問題ない旨を視線だけで伝える。
首を振ることができれば意思疎通も楽なのだが、なかなか動きにくい体勢なのだ、膝枕というのは。
「でも、そんなにいいものかしら。膝枕って」
ロマンチストの割に、浪漫を理解していない発言。
何にもわかっちゃいない、という表情を前面に押し出してやる。
「何よ、その目は」
押し倒して無理矢理立場逆転で膝枕でもしてやろうかと一瞬頭をよぎる。
が、しなやかな太ももとむくれるキレハを堪能したいという想いの方が強い。
「んもう。何とか言いなさいよ」
呆れたように苦笑する、その表情を見るために生きているといっても過言ではない。
もちろん満面の笑みも可愛らしいし、真剣な顔も美しい。
要するにただの惚気である。
「ったく、そんな気持ちよさそうな顔して。ずるい人」
気持ちがいいというのは全く嘘偽りない想いである。
ずるいと言われようがこの場を譲る気はない。
「まあ、たまにはいいかしらね。あなたはずっと頑張ってきたんだもの」
頭髪の隙間を指が通っていく。
一番の急所である頭部を完全に預けているというのに、圧倒的な安心感。
むしろ預けているから、だろうか。
そんな相手がいることが、そしてその相手がキレハであることが嬉しくてたまらない。
「眠くなったら言ってね?昼寝にはお似合いの陽気だわ」
そう言われると、眠くなってくる不思議。
暖かな日差しを浴びて。
愛する人に包まれて。
意識を手放すのが惜しくなるような環境。
「……もう、寝ちゃった?」
逆光の中で微笑むキレハが最後の記憶とは、いい夢を見られそうだ。
「――大好き、なんてね」
甘い囁きと頬に触れた柔らかな感触は夢か現か。


キレハとイチャイチャしちゃうぞ膝枕編
さっくり書き終わったと思ったら短かった
キレハは俺の嫁だけど、例によって百合派も安心な主人公無個性仕様
これキレハじゃなくてもよくね?みたいなツッコミはやめてください
自分でも薄々そんな気はしてます

>>851
やべえ、ただの脳筋だと思ってたのにアベリオンが男前すぎる
GJ
854名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 19:24:33 ID:eybeOsU5
>>853
乙。
口から砂糖が吐けそうな甘さだぜ…!

キレハじゃなくてもよくね?って言うけど、シチュエーション的には
面と向かって気持ちを伝えられないキレハが一番映えそうだからOKだと思う
個人的には巫女であるテレ子さんの加護に守られながら眠るのも贅沢で捨てがたいが
855名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 23:50:56 ID:cuZiYjDg
キレハは狼イベントに続いてわんこネタで燃料が投下されたな
まず黒っぽいわんこと戯れる図を想像
追いかけっこしたりじゃれ付かれたり顔をぺろぺろなめられたり
その後わんこをキレハに変換
当然マッパでな
856名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 00:09:37 ID:RkgidGSj
主「お手」
犬「わふわふ」

主「おかわり」
犬「わふわふ」

主「ちんちん」
犬「わふわふ」
主「おおおおおお混沌の力、超スゲェッッッ!!!」
857 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:08:44 ID:vi/PiTHm
続きものが終わらない

そうだ、ヤンデレフィーを書こう←今ここ

十世×フィーのはずですが
・モブによるロリ林間、妊娠
・鬱展開にしようと頑張ったけどハッピーエンドになりました
8581/8 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:09:09 ID:vi/PiTHm
初めて彼を知った時、自分に似ていると感じた。
いつか彼のようになりたいと思った。

動かない姿に彼が屍だと再確認した。
その頭を膝に置いて冷たい頬を撫でる。
緩やかに傷が塞がっていくのをじっと見つめる。
彼と対峙した時、その怨憎が自分の中にあるものと同じだと悟った。
それがとても嬉しかった。
子供の頃からずっと憧れていた人。
本来なら逢う事などできないはずの人物が、今ここにいる。
――目が覚めたら、また私を殺そうとするかしら。
暗唱できるほど繰り返し読んだ歴史書はもう要らない。
こうして直に触れる事ができたのだから。
再生を終えた彼の目がゆっくりと開いていく。

「おはよう」
微笑んでみると、彼は動揺して飛び起きた。
こちらに向けられた訝しむ表情は怯えているようにも見える。
――なんて可愛い人なんだろう。
彼の中の殺意が膨らんでいくのを感じた。
――憧れの人の手で死ねるなんて、素敵。
殆ど無意識の内に抱きつくと、彼は酷く狼狽えた。
「貴方のようになりたかった」
誰にも見つからないように心の底に隠していた全てを告白した。
彼は何も言わずそれを聞いてくれた。

異形故に疎まれて遠ざけられた子供。
きっと私の両親もそういった理由で気味の悪い我が子を捨てたのだろう。
師に拾われてからも、この容姿から様々な憶測が飛び交った。
住民に信頼される師のようになりたくて<いい子>でいた。
その振る舞いを嘲る人を恨みながら笑顔でいた。
石を投げつける人を憎みながら抵抗しなかった。
耐え続けている内に何も感じなくなっても、憎悪は積もっていった。
どうしても辛い時は、とうの昔に滅んでしまった国の歴史書を読む。
十番目の皇帝を羨ましいと思いながら繰り返し読む。
その境遇に自分を重ねて想像する。
私にも力があれば嫌なもの全て消してしまうのに、と。

じっと見つめてくる彼の目に胸がどきどきする。
顔を近づけて目を閉じると、彼の方から触れてきた。
首に腕を回してより深く口付ける。
絡めた舌に応じてくれる彼に、心も体も熱くなっていく。
唇を離すと少しだけ寂しくなった。
「……魔女は――」
ずっと否定していた言葉を自ら口にする。
「魔女は、男を誘惑するんだって」
8592/8 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:09:52 ID:vi/PiTHm
「んっ……ふ、ぁ……」
向かい合った彼にしがみつき、その膝の上で腰を振る。
不安定な背を支えてくれる彼が時折唇を重ねてくる。
彼が悦ぶ姿に、その為の術を強引に教え込んだ男達にほんの少しだけ感謝する。
数え切れないほどしてきたのに、こんなにも気持ちいいのは初めてだ。
嬌声を上げて背を反らせる経験もあまり無かった。
それが、彼相手にはもう三度目になる。
体には既に疲労が溜まっているが、それでも腰を揺らし続けた。
――こんないやらしい女、彼は嫌いじゃないだろうか。
彼に腰を掴まれて下から突き上げられると、そんな疑問もすぐに消えた。

冷たい床の感触が熱を持った背中に気持ちいい。
体力の衰えない彼が奥まで貫かんばかりに激しく腰を打ちつけてくる。
その動きに身を任せ、何度も絶頂に達する。
彼を望んで緩む子宮口に先端が押しつけられ、生ぬるい精が注ぎ込まれる。
――彼の子が産めたらいいのに。
摂理に逆らい続けた胎では無理だと解っているのに望みを持ちたくなる。
私の中から彼が引き抜かれると喪失感で泣きそうになった。
それに気づいたのか、彼が抱きしめてくれた。
幾人もの相手をさせられた時よりも多量の精液が胎内に残っているのが解る。
私の全てが彼のものになったようで嬉しかった。
「好きよ……」
その言葉に応えるように彼は口付けをしてくれた。
――こんな顔もできる人なんだ。
彼の穏やかな笑みに頬が熱くなった。

私達は似ている。
異形と蔑まれて、人間の残酷さが嫌いで、何もかも消えてしまえばいいと思っている。
彼の柩の中で抱き合って眠る。
ここには私の心を乱す者は誰もいない。
意地悪で傲慢な妖術師も。
師を奪う原因を作った神殿の犬も。
他の男達と変わらないチンピラも。
何も知らずに魔女になりたいと言う幼馴染も。
私には彼がいて、彼には私がいる。
それだけで充分だった。
これを幸せと呼ぶのだろう。
8603/8 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:10:12 ID:vi/PiTHm
その日は、私一人で留守番する事になっていた。
町の若者達が来て、薬草を採るのを手伝ってほしいと言われた。
まだ子供だった私はそれを信じた。
私は<いい子>だから、信じなければいけなかった。

「この辺でいんじゃね?」
一人がそう言った。
「え?でも、薬草が生えてるのはもう少し先……」
ニヤニヤ笑う大人達に本能的な恐怖を感じた。
逃げようとしたが遅かった。
腕を掴まれて押さえ込まれる。
「じゃ、フィーちゃん。お兄さん達といい事しよっか」
服に伸びる手から身を捩って逃れようとする。
しかし、男達の腕が四肢を捉えて離さない。
「いや!やだぁ!」
解放を願っても無駄だった。
あっという間に下着まで全て脱がされる。
「やっぱガキだな。まだ毛も生えてねえ」
「そのおかげで丸見えなんだからいいじゃねえか」
足首を掴む手に大股を開かされ、下腹部を指でまさぐられる。
「それじゃ、ご開帳といきますか」
陰裂を割り開かれて、男達がそこを覗く。
「やっぱ綺麗な色してんな」
自分でも触った事のない場所に指が触れる。
「やっ……いやぁぁ!!」
力を振り絞って暴れるが、拘束する腕は外れない。
「ほら、濡らさねえと痛いってさ」
一人が顔を近づけ、何をされるのか解って全身が粟立つ。
「ひゃっ!あ、や、やだ、そんなとこ……」
生温かくざらざらとした感触がくすぐったさと違う感覚を起こす。
「フィーちゃん気持ちいいの?やーらしい子」
「そりゃお前、魔女だからなあ」
男達の嘲笑う顔を見回す。
「魔女は男を誘って腰振るんだよ。なあ?」
――私はそんな事しない。
そう言おうとした口から言葉にならない声が出た。
「お?ここ感じちゃう?」
陰部を舐めていた男が言う。
無理矢理指で皮を剥いた小さな芯を指で摘まれる。
「いっ――やぁああっ!!」
堰を切ったように無数の手が肌を撫でる。
「ぺったんこで面白くねーな」
まだ成長の始まっていない胸を揉みながら男が言う。
「だってパイズリできねえんだぜ?」
「お前ホント乳好みだなあ」
冗談を言い合うような男達の会話が逆に恐怖心を煽る。
「よーし、じゃ、そろそろ入れっかな」
股間に顔を埋めていた男が身を起こす。
「おい、抜け駆けすんなよ」
「どうせ全員ヤるんだからいいじゃねえか」
「それもそうだな」
信じられない言葉に愕然とし、聞き入れられるわけもない哀願をする。
男達の哂う顔が歪む。
涙が止まらない。
痛みが、体を裂くような痛みが――
8614/8 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:10:36 ID:vi/PiTHm
「――せぇっ!せんせえ、たすけて!たすけてぇ!!」
「先生は今日おでかけでしょー?知ってるよー?」
空気を求めて大きく上下する胸の先端を弄っている男が言った。
「さすがにキツ過ぎだな。痛ぇや」
私の腰を掴んで活塞している男が言った。
血と、未熟な性器を守ろうとする粘液がぐちゅぐちゅと音を立てる。
奥まで突かれる度に腹が破れるかと思った。
ぎりぎりまで抜かれる度に内蔵が引きずり出されるかと思った。
「あー、そろそろ出そう」
痛みのあまり飛びかけていた意識が戻る。
医学書で学んだ知識とはいえ、それがどんな意味を持っているのか知っていたから。
「っ!だめっ!あ、が……あかちゃ……できちゃうぅ!」
「へえ、よく知ってるねえ。お利口さんなご褒美に、いっぱい出してあげるからね」
まだ役目を知らない最奥に向けて精を放ったそれが引き抜かれても、休む間もなく次のものが入ってくる。
男達は欲望の赴くままに私の中を汚していく。
ようやく全員が終えて、ほっとしたのも束の間だった。
「第二ラウンドは俺からでいいよな?」
昂りを取り戻した一物が押し当てられ、私は奈落の底に突き落とされた。

「――からね。また明日、約束だよ」
日の沈んだ森に一人取り残された。
体を起こすと、激痛と共に赤色の混じった白く濁った液体が溢れてきた。
泣きながら痛むそこに指を入れて男達の名残を掻き出す。
涙も震えも止まらない。
――先生に言わなきゃ、せんせいに……
先生は何て言うだろうか。
汚れた私を嫌わないだろうか。
私の本当の親のように捨てたりしないだろうか。
服を引き摺って、裸のまま真っ暗な家に戻る。
風呂場で男達に嬲られた部分を洗うと、お湯が傷に沁みた。
洗っても洗っても汚れが落ちない気がした。
体も心もボロボロのまま布団の中に潜り込む。
――明日……明日も行かなきゃいけないのか。行きたくない。
真っ暗な部屋で、一人考える。
――来ないと、皆にバラしちゃうからね。
出鱈目な噂が好きな住民達はきっとそれを信じるに違いない。
先生まで非難されて町を追い出されるだろう。
目を閉じるが、扉を開けて男達が入ってくるのではないかと不安で眠れなかった。
寝不足のまま、昨日の場所へ行く。
「やあ、フィーちゃん。約束守ったんだね、偉いねえ」
昨日より人数が増えていた。

毎日のように繰り返される行為に破瓜の傷は癒える暇も無かった。
ようやく体が受け入れられるようになった頃には、後ろでも相手するように強要されていた。
早く終わらせたいならと、手や口での仕方も教えられた。
張型を入れたまま町を歩かされたりもした。
遊ぶ金欲しさから売春宿で客を取らされたりもした。
拒否すれば暴力で捻じ伏せられた。
それが何日も、何ヶ月も、何年も続いた。
ついに恐れていた事が起きた。
私が訴えた体調の変化に先生は難しい顔をして考え込んだ。
「……フィー、儂に黙っている事は無いか?」
何も答えられなかったが、先生はそれ以上追及しなかった。
検査は陽性だった。
――言わなきゃ。言わなきゃ。嫌われちゃう。捨てられちゃう。
喉がヒリヒリして声が出ないし、体の震えも止まらない。
先生は何も言わず、薬を出してくれた。
その時の先生の顔を一生忘れる事は無いだろう。
思えば、その頃から先生の飲酒量が増えた気がする。
「――可哀想だが、お主の体ではまだ育てられぬだろう」
8625/8 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:11:16 ID:vi/PiTHm
――殺した。私が殺した。

先生が留守の間に、医学書を頼りに薬を作った。
それを瓶に入れて自分の部屋に隠した。
同じように海綿も調合素材の棚から勝手に拝借した。
それを薬液に漬して膣に入れる。
搾られるように液がぼたぼたと床に落ちる。
指で海綿を奥まで押し込み、雑巾で零れた薬を拭き取った。
それから、いつもの場所に向かった。
「……ん?なんだ、これ?」
挿入していた男が違和感に気づいて指で海綿を取り出す。
「あー、オレそれ嫌いなんだよなー」
見ていた一人が指差して言った。
「フィーちゃん詳しいねえ」
「え?なんだよそれ?なあ教えろよ」
男達が仲間の無知を哂った。
「避妊だよ。娼婦がよくやってる」
「えー、別に孕んでもいいだろ?魔女なんだからさあ」
出口の無い殺意が蛇のように絡みつく。
力では到底敵わないと解っている相手に逆らうほど愚かではない。
――いつか、いつの日か、絶対殺してやる。

私達の扱う魔術の祖が作った国の歴史書を読んだ。
不遇の皇帝が自分を受け入れなかった世界に復讐するところを何度も読み返す。
いつしかそれは憧れになっていた。
生きとし生けるもの全てを殺せる魔力が欲しかった。
全部消えてしまえば誰も私を虐げたりしないから。
彼のように自由になれるから。

――殺した。殺した。殺した。殺した。殺した。
自分の手では四度。流れたのは二度。
それから、自分の体の変化に気づいた。
神様の罰が当たったんだと思ったけれど、安心した。
誰の種とも判らない子を身篭る事が無くなったのだ。
海綿を詰めては捨てられ、薬が流れるほど汚液を注がれる。
無意味な避妊をする必要が無くなったのだ。
薬棚からこっそり堕胎薬を抜き取る必要も無くなったのだ。
それを私が使った事を先生は知っているだろう。
「先生は男の人だから相談しにくいんですって」
代金を受け取らなかった事を指摘されて、自分の嘘の稚拙さを悔いた。
先生は、相変わらず深く追求しようとしない。
――気づいてるんでしょう?知ってるんでしょう?
悲しかった。
――どうして助けてくれないの?

その日は特別な日になった。
「…………フィー?」
仰向けに寝転がったまま、声のする頭上を見上げた。
目を見開いて驚く顔が規則的に揺れながら逆さまに映る。
彼は男達と言い争っていたが、私の体の揺れが止まる頃には治まっていた。
「……すまねえ」
――何を謝っているの?何に謝ってるの?
その日、私の中で一番多く果てたのは彼だった。
数少ない友人が、ただの男に成り下がった特別な日だった。
彼は二度と来なかった。
町中で会っても気まずそうに視線を逸らせた。
彼も私を助けてはくれなかった。
8636/8 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:12:00 ID:vi/PiTHm
僧兵に呼び止められる。
先生の件で捕まるのかと思ったが、違った。
「お前、魔術師か?」
どきりとした。
そうと悟られないように普通の女の子らしい服にしたのに、何故……
「来い」
この場で抵抗するよりも、適当に誤魔化してすぐ解放してもらう方が面倒が無い。
神殿が貸し切っている宿で異端審問と称されるものが始まった。
彼らの言い分は非常に不愉快だった。
魔女は魔と交わる。だからそれを清める。
――何も知らないくせに。
黒い感情が体中を巡るが、大勢の兵士に囲まれている現状を打開する策は無い。
今までで一番多くの相手をさせられる。
治癒術によって癒される体は長時間の陵辱に耐えられた。
――そう、体は。
彼らは満足すると私に湯浴みをするよう言い、金属音のする重い袋を渡された。
無かった事にしたいのだ。
すっかり夜も更けていて、静かな通りからひばり亭に戻る。
「おい」
部屋の扉を開けたところで、面倒な相手に声を掛けられた。
「今日、糞坊主共に絡まれただろ。……何かされなかったか?」
――見てたんだ。でも、助けてくれなかった。……彼は私を嫌っているんだから当然か。
金貨の詰まった袋をシーフォンの手に押しつける。
「あげる」
「はあ?あ、おい、待てったら……」
扉を閉めて鍵を掛けた。

一人で探索に出る事が多くなったが、その度に遺跡内でシーフォンと出会う。
「……よお、お前も一人なのか?」
――白々しい。
私の後を尾けてきている事ぐらい気づいている。
あの日以来、彼は今まで以上に絡んできた。
きっとお零れを期待しているのだろう。
相手をしてもいいかと思った時、耳を掠めた声に振り返る。
狭い通路の奥にそっと近づく。
探索者の女性が仲間であろう男達に押さえつけられている様子が目に入った。
記憶と感情が溢れ出す。
どこをどう走ったのか解らない。
迷い込んだ袋小路の先に逃れようと狂ったように壁を引っ掻く。
先程の女性の泣き叫ぶ声と、結合部から溢れる赤と白の液体が消えない。
胃の中のものを全て吐き出す。
背後から足音が近づく。
肩を掴まれて、悲鳴を上げて逃げようとすると地面に押し倒された。
「――!フィー!」
――嫌だ!私はそんな事しない!したくない!
考えている事が全て口から出る。
暴れる私をシーフォンが体重を掛けて押さえつける。
どれぐらい時間が経っただろうか、喚き疲れて乾いた土の上に伏したままになる。
「……フィー?」
私の上から退いたシーフォンを逆に押し倒し、下衣に手を掛けた。
少し触っただけで硬くなったそれを彼の上に跨って呑み込む。
――怖くなんかない。こんなの怖くない。男の人なんか怖くない。
準備のできてない秘部は痛んだが、少し動かせば保護の為に分泌液が溢れてくる事は知っている。
そのまま強引に活塞すると、シーフォンは呻き声を出して呆気無く果てた。
名前を呼ばれて彼の顔を見た。
――ああ、あの時の先生と同じ。やめて。そんな目で見ないで。やめて。
再び腰を揺らすと頬を伝う雫が玉となって落ちた。
8647/8 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:12:20 ID:vi/PiTHm
シーフォンは遺跡内だけでなく、理由をつけては宿の部屋まで押し掛けてくるようになった。
「したいならしたいって言えばいいのに」
そう言うと、彼は私の部屋に居座って行為を強請った。
まだ慣れていないらしく、射精間際に腰を引いても大半は私の中に残った。
「……できないから……中に出していいよ」
それから、彼は実を結ばないそこに種を撒くようになった。
発情した雄犬のように必死に腰を振り、恍惚の表情で絶頂に浸る。
いつもの尊大さの欠片も無いその姿は無様だ。
時折哀れむような顔を向けられるのが嫌だった。
行為が終わっても帰ろうとしないのが邪魔だった。
抱きしめられて口付けされるのが不快だった。
彼の存在自体が鬱陶しかった。

その日のシーフォンは話があると言い、いつになく真剣な顔をしていた。
何度か聞いた事のある、期待してはその度に裏切られた言葉。
彼が何の計略も無しにそんなものを口にするとは到底思えない。
――そういえば、先生の魔道書を狙ってたっけ。
「……先生が駄目だったから、今度は私を騙そうとしてるの?」
純粋な疑問からそう訊くと、頬を殴られた。
彼は自分でも驚いた顔をしていて、握ったままの拳が震えていた。
寝台に押し倒される。
どうやら怒っているようだが、それがどうしてなのか、何に対してなのか全く検討がつかない。
――この人は嫌いだ。この人も嫌いだ。
初めて会った時の事を思い出す。
敵意を剥き出しにした妖術師。
彼が周囲に与えた心象で、私まで同類だと言われるのが嫌だった。
――こんな人、死んでしまえばいいのに。
男の欲が流し込まれる度に思う事を、いつものように心の中で呟いた。
8658/8 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:13:08 ID:vi/PiTHm
そして、今に至る。
彼が生きていた頃と同じように、静かな場所を用意しようと思っていた。
だが、彼が墓所を出られないと知ってそれは諦めた。
私は玄室の階下にある小さな都市に出入りしている。
最初は御子だ始祖の器だと騒がれていたが、諦めたのか今は住人として迎えられている。
愛しい彼と違い、生身の私は食事を摂らなければいけない。
その為に日に何度か彼の傍を離れる事は少し寂しかった。
――彼と同じになれたらいいのに……
「フィー!」
聞き覚えのある声に呼ばれた。
振り返ると、驚いた顔のシーフォンが階下に立っていた。
「お前、今までなにやってたんだよ!」
シーフォンは苛立った調子で私に詰め寄り、溜息を吐いた。
「ほら、帰るぞ」
手首を捕まえられる。
「……帰る?どこに?」
「どこって……地上に決まってるだろ」
地上。町。ホルムの町。私を虐げる町。私を……
悪寒が走る。
――嫌だ。
捉えられた腕が引っ張られた。
――嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……
必死に手を振り払って階段を駆け上がる。
「――す……てっ……たすけて!助けて!!」
掠れた声で繰り返しながら通路を駆け抜け、私の帰りを待っていた彼の胸に飛び込む。
後を追ってシーフォンが私達の部屋に入ってきた。

――ああ、思った通りだ。
彼だけは私を守ってくれた。
866 ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:14:44 ID:vi/PiTHm
これだけじゃあれなんで

おまけのネル×フィー
ロリ百合
867コロスケェ ◆DhjaoUVh9. :2010/05/23(日) 16:15:08 ID:vi/PiTHm
「ねえ、フィー。チュウしようよ」
友人の突飛な発言にフィーは摘み取った薬草を取り落とした。
「なっ、なに言ってるの!そんなっ、そんな……」
弱々しい色の肌が一瞬で真っ赤になる。
「……やっぱ、ダメ?」
ネルが寂しそうな顔をして首を傾げる。
「だって……チュウってケッコンした人とするんでしょ?」
火照る顔を手で覆ったフィーが恥ずかしそうに言った。
子供達は接吻に関して誤った知識を持っているようだ。
「じゃあケッコンしようよ」
「女の子同士じゃケッコンできないっておばさん言ってたじゃない」
「えー」
ネルはしょんぼりとするが、次の瞬間には復活していた。
「じゃあ、ナイショでしよう」
「うー…………一回だけだよ?」
笑顔を広げたネルが顔を寄せて……
ごちんと音を立てて額が弾かれた。
呻きながら額を押さえるフィーとは対照的に、勢いよく頭突きをかました本人はけろりとしている。
「ご、ごめんね、フィー。痛かった?」
上目遣いに見つめられたネルが、涙を浮かべた赤い目に映る自分を見た。
今度はぶつけないようにそっと顔を近づける。
触れるだけの幼い接吻。
「……もっかいしていい?」
首まで赤くなったフィーが頷いた。
二度、三度と唇を触れ合わせると、フィーの体がぐらりと傾いた。
「フィー!?ど、どうしたの、大丈夫?」
極度の緊張で気を失ってしまった友人を揺り動かす。
きっと頭を打ったせいだと思い、ネルは脱力した体を抱きかかえて彼女の家まで走っていった。
868名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:12:50 ID:fD0f7Z4Q
>>851
ネルもフィーも可愛いGJ
「初見での」ってそういうことか
さわやか青春グラフィティかと思ったらww

>>853
甘くてさわやかに微笑ましいGJ
キレハ可愛すぎる

>>857
素晴らしい実用性GJ
エロが濃くてすごく抜ける
おまけも可愛い
869名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 16:11:43 ID:DekeKvW5
GJ!特濃のエロがたまらない。
フィーが精神的にどんどん追い詰められてすり減っていくのがたまらなくクる。
8701/6:2010/05/25(火) 20:16:52 ID:7YoUNrTf
>>855
燃料が来たので書かずにはいられなくなった。
・エメク×キレハ、宮殿クリア後→オベリスクに触れる前のランダムダンジョン巡りの日々あたり
・フィーが脇役、相手役は想像にお任せしますが相当ボロクソなので通行人Aとでも

ある日、目が覚めたら、世界の全てがやけに大きかった。
違う、自分の視点がいやに低い。
何よこれ、いったいどういう事?
そう言おうと思ったら、口から出た言葉は「わん」だけだった。
慌てて鏡を見ると小さな犬が映っていた。

はぁ……これからどうしよう。
私は途方に暮れながら街中を歩くしかなかった。
あのまま部屋でじっとしていても埒は明かないし、かと言ってこの姿で遺跡に入るのも不安。
誰かに助けを求めようにも「わん」としか喋れないし。
もしかしたら一生このまま……
でも、私の血のことを考えるとその方がいいのかも……
「どうしたの?迷子かな?」
そんな考えが浮かびかけた時に、フィーに声をかけられた。
「あれ?……この子……」
かわいいと言いながらしゃがんで嬉しそうに私の頭を撫でていたフィーの手が止まった。
魔術師らしく何かを感じたらしい。
そう、私、キレハなのよ。助けて!
「ごめんね、わたしにはあなたに何が起こったのかよくわからないの。でも、大変なことになったんだね」
……って言っても、わんわん鳴いているようにしか聞こえないわよね……
「どうしよう、今日は父さまはお兄ちゃん連れて往診に行っちゃったし、ラバンおじさまも探索だし……」
そうなのよね。ラバン様がいれば相談……って言っても「わん」としか言えないけど、できたんだけど。
「そうだ!」
道の端に退いて考えていたフィーが何かを思いついたようで私を抱き上げた。
まさか、まさか、ちょっと待って!それは嫌よそれは困るわ!
私の脳内に最悪の可能性が走る。
フィー、あなたが何故か不思議な事に理解できないけど憧れてるその人はあなたが思っているようないいものじゃないわ決して!
むしろどっちかと言うと、どっちかと言わなくてもアレよ!問題が山ほどありすぎる存在よソレは!
やめて実験動物は嫌ぁぁぁ!
「きゃっ!ちょっと、おとなしくして!抱っこが嫌なら降ろすから!お願いだから言う事聞いて、一緒に神殿まで来て!ね?」
神殿?……良かった。
8712/6:2010/05/25(火) 20:17:24 ID:7YoUNrTf
良かったけど、神殿には神殿でもう一つ問題があったのよね。
「こんにちはー……あ、エメクさん。よかった」
良くないわよ!なんで、なんでこんな時に、よりによってエメクがいるのよ!
アダさんとか、マナとか、テレージャとか誰かいないの?!
「こんにちは。どうしました?何か困った事でも?」
「うん、あのね、この子なんだけど……」
「これ、普通のイヌじゃないな?」
エンダがじっと見たり触ったり匂いを嗅いだり。ちょっとくすぐったいってば。
「エンダ。すみません、ちょっと見せてください」
エメクに抱き上げられた。助かったと言えば助かったけど顔が近すぎるのよ!
知らないんだからしょうがないんだけどちょっと私、心の準備ってものが!
「なんて言うか……変な力みたいなの、を感じるの。でも今日は父さまもお兄ちゃんもいなくて。
だから神殿で呪いを解いてもらえれば何とかなるかな、って思ったんだけど……」
「なるほど……」
エメクは抱きかかえた私を真剣な表情でじっと見ている。
「確かに、妙な力を感じますね。見たところは呪いの類ではなさそうですが……少しこの子をお預かりしてもいいですか?」
「はい!お願いします」
フィーはエメクに頭を下げた後よかったね、と言って私の頭を撫でる。
「そうだ、せっかくいらしたんですからお茶でもどうぞ。エンダも喜びますよ」
「そうだぞ、フィー。オチャしていってエンダと遊べ」
勧められるままにお茶を飲んで、お茶菓子を嬉しそうに食べている。
いつもは引っ込み思案なフィーがエメク相手だとあんなに楽しそうにお喋りしている。
……ちょっと、なに考えてるのよ私。
胸の奥がざらざらして、慌てて振り払った。
当たり前じゃない、幼馴染なんだから。ネルとか他の幼馴染だって何も変わらない態度じゃない。
あんな子供にやきもち妬いてどうするのよ。
だいたい、フィーにははっきりと別に好きな人がいるし、
しかもそれはどう見てもエメクとはかけ離れた、おおよそ人間の男って事くらいしか共通点なんてありえない
はっきり言ってしまえばぶっちゃけ悪趣味の極みなんだからエメクと何かがどうにかなる訳ないじゃない。
だけど、世の中には結局憧れの人とは結ばれずに優しい幼馴染と結ばれる物語って多くて……
ないわよね。だってエメクがこんな子供をそういう目で見てるなんて事ない、わよね。ない。ない。ありえない。
無意識のうちに前足で床をたしたし叩いていたらしい。
「すみません、放ったらかしにしてしまって」
「あ!それじゃわたしそろそろ帰るね。お茶ごちそうさまでした」
エンダと一緒に食器の片づけを手伝うフィーを見てるとただ普通の事をしてるだけなのに胸がざらざらする。
ただ普通に幼馴染としてお茶を飲んで、普通に片づけを手伝ってるだけのただの近所の子供なのに。頭ではよく分かってるのに。
なんだかせっかく犬なんだから、とよくわからない考えが頭に浮かんできて、近づいてきたエメクの手をぺろぺろとなめた。
甘いクリームの味がする。……あぁもう私ったらなんて事を。
「くすぐったいですよ。よしよし」
「その子、エメクさんの事が大好きなんだね」
エメクの事が、好き。
何気ない言葉に一瞬周りの時間が止まったような感じがした。
今の私はただの犬。
別に特別な意味があるわけないってわかってるんだけど。
お兄さんと食べるおみやげに、とクッキーを包んでもらって持って帰るフィーと
手を振って見送るエメクとエンダを見ながら私の頭の中はぐるぐるしっぱなしだった。
8723/6:2010/05/25(火) 20:18:13 ID:7YoUNrTf
アダさんにもテレージャにも対処の仕方がわからなくて
結局その日は礼拝堂の椅子の下でエメクの仕事ぶりを見ることになった。
当たり前だけどエメクは誰にでも優しい。信徒の心のケアも神官の大事な仕事らしく熱心に話を聞いている。
そういう真剣な顔とか、いかにも優しそうな笑顔とか、ときどき眼鏡取り出して真剣に書物に向かったりとか。
あぁ、もう!弱いのよそういうの。

その日の晩、エメクの部屋に連れてこられた。
余計なものはなにもない部屋は綺麗に片付いてて、机の上に重ねられた書物もきちんと整えられている。
エメクが書いた字はすごく丁寧で、こんなところにも生真面目さが現れてる。
「礼拝堂は夜は冷えますから。こんな所ですけど今夜はここで休んでください」
抱き抱えられて部屋に来て。言葉だけならロマンチックなのに。「くうん」としか言えないのがもどかしい。
「……かわいいなぁ」
膝の上の私を撫でながらエメクが呟いた。今までこんな表情見たことない。
「あなたは本当に綺麗ですね」
あぁ、落ち着いて。エメクは犬に言ってるのよ。犬の毛並みの話なのよ。
顔が近すぎて落ち着かないとかそういうことじゃなくて。もう、そんなに近くで目をじっと見ないで。
「……おかしな話ですけどね、私の想っている人を思い出します」
え、ちょっと?
「あなたをここに連れてきた女の子がいたでしょう?あの子は私の幼馴染なんですが」
……う、嘘よね?まさかね?
目の前が一瞬暗くなりかけたけど、エメクの言葉には続きがあった。
「あの子と私は同じ悩みを持っているんですよ」

本当は、懺悔を人に話すのはいけないことなんですが。
そう言ってエメクは静かに話し始めた。

「女神様。わたしは罪深い事を考えています」
幼馴染の少女は話しはじめた。
自分が探索者の男に淡い恋心を抱いていること。
彼は異変が収まれば去ってしまう。いずれ必ず来るその別れの日を恐れていること。
「早く平和な日々に戻ってきて欲しい、もう誰にも苦しんで欲しくない。そう考えているのに……」
告解室の机の上にぽたぽたと大粒の涙が落ちる。
「このまま、ずっとこのまま探索の日々が続いてくれたら。あの人がここにずっといてくれたら。
そんな自分勝手なことを考えるようになってしまって……自分の罪深さが見苦しくて、おぞましくて、自分で自分が怖くなって……」
「彼女の言葉を聞きながら、私も酷い衝撃を受けていました」
自分も同じように異国から来た探索者の女性に心を惹かれている。同じように、彼女が去ってしまうことを恐れている。
心から異変の終息を望んでいるのに、ただ一人が去ることが怖くて異変を望んでしまいそうになる。
神官としての言葉を発しているのに、喉が固まったような気がした。
「それから、私はあの子の悩みを聞くようになったんです」
彼女からの相談を受けている間、まるで自分の悩みを聞いてもらっているような気持ちになった。
8734/6:2010/05/25(火) 20:19:30 ID:7YoUNrTf
「私の心にいるその人は、綺麗な黒髪のとても美しい人なんです。翠色の瞳にすっかり心を奪われてしまって……
恥ずかしい話ですよね。神に仕える身なのに恋に焦がれて悩んでいるだなんて。
人々が苦難に耐えているこんな時に、こんな身勝手な事で苦しんでいるだなんて」
……えっと、それ、つまりその、そういう、こと、よね……?
「すみません。変な話をしてしまいましたね。
あの子の話を聞いている間は聞いてもらっている気持ちになっていましたが
それでも、誰かに聞いてもらいたかったのかもしれませんね」
こんな時には「わん」としか言えないのはありがたいかもしれない。間が保たないってことがないから。
この姿なら動揺した顔を見られずに済むから。
今の私なら、関わっても何にも巻き込まないで済むかもしれない。
くんくんと鳴きながら体をすり寄せる。後ろ足で立ち上がって頬をなめる。
私だってあなたが好きなの。エメク。
「ありがとう。貴方は優しいですね」
ただ慰めているだけの一匹の犬としか思われないことに安心しながら少しだけ切なくなった。
「さぁ、そろそろ休みましょう。明日になればあなたの災難を祓う手掛かりが掴めるかもしれません」
寝ましょうと言われても、エメクの部屋で、しかもそんな話を聞かされた後で眠れるわけがない。
と、思ったけど横になって目を閉じるとだんだん眠気に包まれてきた。考えてみれば今日は疲れることがいっぱいで……

「う……ん……」
夜中になんとなく肌寒くなって目が覚めた。
見慣れない光景が目の前にあって……そういえばここはエメクの部屋だったわね。
世界の大きさが元に戻ってる。と、言うことは。
恐る恐る自分の手を見ると、人間の姿に戻っていた。
良かった……けど、良くない。私、何も着てない。
「……どうかしましたか?」
どうしよう!エメクが目を覚ましてしまった。
裸でこんな所にいて、私これじゃまるで変質者じゃない!
「……キレハ、さん……?」
エメクは寝ぼけていて夢だと思ってるみたい。って、ちょっと。
「……貴方をお慕いしています……」
夢だと思っているから容赦なく抱きつかれた。エメクには力が入ってないし私も体勢が整ってないから
お互いにもつれて倒れた結果寝台に押し倒されるような格好になる。
「神に仕える身でありながら、私は貴方に焦がれてなりません……」
嫌じゃないけどいくらなんでもまだ早すぎるわよ!
そうじゃなくてもう、落ち着かなきゃ、深呼吸して……エメクの匂いがして余計落ち着かなくなってきたじゃない!
とにかく、エメクが目を覚ます前になんとかここから出ないと……
「エメク。夢の中ででもあなたに会えて嬉しいわ」
「キレハさん……私もです……」
これはエメクの夢なんだから。そう、落ち着いて。動揺しちゃ駄目よ。無理だけど!
「少し肌寒いの。何か着るものはないかしら?」
「……これを……」
エメクの上着。ぶかぶかだしエメクの匂いがして落ち着かないけどこれを着ないとしょうがない。丈が長いのはありがたいけど。
「ありがとう。……エメク、好きよ」
これはエメクの夢なんだから、という演出のために頬にキスをする。ああもうそんなに嬉しそうな顔しないで。
「……キレハさん……」
寝顔まで綺麗すぎてずるいのよ。
8745/6:2010/05/25(火) 20:20:08 ID:7YoUNrTf
あー。緊張した……
大急ぎで部屋に戻ると裸足で走った足を洗って、応急手当をかけて着替えた。
まだ心臓がおかしい。胸が切なくて苦しい。間近で見たエメクのいろんな顔が頭に浮かんで胸が痛くなる。
私、私、私、なんて事を!
今日一日の自分の行動と起こった出来事を思い起こすと恥ずかしくてたまらない気持ちになって
枕を抱えながら寝台の上でごろごろ転がる。
犬の姿だからあんな事したけど、よく考えてみればあんな事!
何度も抱きかかえられて、膝の上に乗せられて、私の方もすり付いたり、ましてやなめたりなんかして。
しかも……裸、で……
こんな時間だから大きな声は出せないけど、叫び出したいような気持ち。
枕に顔を埋めて声にならない声を出すしかない。
視界の端にエメクの上着が入る。
これも、明日どうやって返そう……
とにかくこんな夜中に返しに行くわけにもいかないし、いろいろ考えてもどうしようもないし、
今はとにかく寝よう。それ以外どうしようもないし。
寝台に潜り込みながらふと思いついて上掛けの上に上着をかぶせた。
エメクの匂いがして、目を閉じると一緒にいるような気がした。

翌朝。目が覚めるとちゃんと人間の姿だった。
昨日の上着は上掛けの上にある。
どうにかして返す方法を考えないと。とにかく綺麗にしわを伸ばして畳む。

いい方法というのは意外なところにあった。
「あ、おはよう、キレハさん。あ、あの、黒い毛並みで、このくらいの、耳はぴんとしたいぬちゃん知らない……かな?」
そう、犬の私の第一発見者が声をかけてきた。
「その子だったらこの町に来ていた貿易商の飼い犬だったそうよ。発掘品関係で呪いにかかったらしいんだけど、
今朝無事に戻ってきたって」
「そうだったんだ。良かったぁ……昨日神殿で預かったんだけど、朝になったらいなくなってたって聞いて。心配してたの」
我ながらよくこんな作り話がすらすらと。
ちょっと自分で自分に苦笑したんだけど、フィーはあっさりと信じて納得している。
そんなのだからまんまとあんなのにあっさり引っかかって……って、それこそ余計なお世話よね。
「ちょっと待ってて」
嘘をつく事に良心がきりきり痛む。けど、他に方法が思いつかない。
「これ、前にエメクに借りたんだけど。神殿に行くならついでに返してきて欲しいのよ」
一応、嘘は言ってないわよね……ほんと昨日とは別の意味で胸が痛い。
「これ、アップルパイ。よかったらお兄さんと食べてね」
せめてものお詫びというか、賄賂みたいでやっぱり良心が痛むというか……
「ありがとう!わたし、アップルパイ大好き!」
そこまで喜ばれるといろいろ複雑だわ。
「キレハさん、お料理すごく上手だし……あ、あの、よかったら、今度作り方、教えて欲しいな……」
「ええ、もちろんよ」
フィーは嬉しそうに頷いて神殿までの道を駆けて行った。
これなら、埋め合わせになる……わよね?
8756/6:2010/05/25(火) 20:20:49 ID:7YoUNrTf
とは言っても上着を返すという物理的問題のみが解決しただけで、
エメクと顔を合わせたときの気まずさはただ先延ばしになっただけだった。
「……おはようございます」
「おはよう……」
どうしよう。赤くなって目を逸らされるとすごく気まずい。
「あ、上着、ありがとう……」
「いえ、役に立ったなら何よりです」
と、言いながらも微妙な顔をしている。当然よね、貸した記憶がない上着がなぜか返ってきたんだから。
「……あの夢は……もしかして……」
「夢?」
なんのことかわかってるけど白々しく聞いてみる。
「いえ、ね。昨日夢の中でキレハさんに上着を貸す夢を見たんです。
夢で貸した上着が戻ってくるなんて不思議な事があるなぁ、と」
苦笑しているエメク。いろんな意味で胸が痛い。
「不思議な出来事がいろいろあるのね」
「そう、ですね」
そういえばエメクは変な悪夢を見たって言ってたわよね……
どうしよう。無神経な事を言ってしまったのかしら。
「ごめ……」
「あの夢は……嬉しい夢でしたね」
謝りかけたところで笑顔で言われて、また沈黙。
「そうだったの?そ、そういう楽しい不思議なことだけ起こればいいのにね」
……支離滅裂だわ。もうどうにでもなーれ、なんて言いたい気分。
「……本当に、そう思います」
エメクは噛みしめるようにそう言って、一瞬だけだけどすごく真剣な目で私のほうを見た。
「では、私は探索に向かいます。キレハさん、貴方にとっては異国の祈りですが……神の祝福のあらんことを」
エメクはもともと「神官の務めに障らなければ」という条件での探索許可らしい。
数日に一度は神殿にいなければいけない、昨日がたまたまその日に当たったのは運が……いえ、運が良かったのね。

結局、私の中の混沌の力が遺跡の力に触発されて小規模な暴走を起こしたのが昨日の顛末だったらしい。
神殿という力の安定した場所に長時間いたことが良かったんだとか。
念のため、大事を取って今日は一日様子を見ることにした。

さっきのエメクの真剣な顔が頭に残っている。
あの夢が嬉しいって、私に上着を貸す夢がそんなに楽しいのかしら?
……あ。
『エメク。夢の中ででもあなたに会えて嬉しいわ』
『ありがとう。……エメク、好きよ』
私は昨日の自分の言葉を思い出して、それがエメクにとってどんな夢だったのか気が付いて
寝台に埋まりながら盛大に自爆するしかなかった。
876名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 20:24:42 ID:7YoUNrTf
以上。神官編でも毎日探索はできるんですが、まあ一応最初のアダさんの言いつけを守ってるってことで。

>>853
GJ!キレハがかわいすぎてたまりません。
これはキレハが一番映えると思います。

>>857
すごい、いつもながら濃くエロい。実用的GJ!
人間の悪意に晒されて弱っていくフィーがもう、たまりません。
877名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 20:27:55 ID:7YoUNrTf
連投失礼。492なので次スレを立てさせていただきました。

Ruina 廃都の物語エロパロ 六世
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1274786836/
878名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 20:53:58 ID:1zKI3ZWr
…もう500K近くなってたのか

まとめ作ってきます
879名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 10:14:01 ID:eLbJgt/B
SS書いた人たち一杯来てたGJGJ!
>>877超乙>>878はスレの希望!乙
880名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 15:23:21 ID:nBqLMKW1
ずっと規制で書き込めなかった
職人さんたち、素敵な萌えをありがとう!

もう一周してくる…
881名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 17:02:13 ID:PO/VmNi2
>>877
乙!キレハが乙女でニヤニヤした
88215 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/28(金) 00:25:02 ID:Rvx2Ubv9
埋めがてら ぼくのかんがえた さいきょうの てれじやさん



「どうだいおっさん、世界救うめどは立ったの。やほ、そっちも元気そうだね」
釣り馬鹿の隣に腰掛けた夜種はもじもじししていたが、振り返ってエメクから何か生肉を受け取り
もりもり食べだした。気のせいか最初にあった頃より一段と肥えたような。
「先行きは明るいぞ若いの、何しろ立派な弟子を持ったからの。例えもし儂がこの場に倒れようと、
いずれお前が受け継ぎ、必ずやり遂げる日が来るだろう」
「キー!」
「またまたー、僕じゃおっさんほどの腕にそうそう追いつけっこないよ、日々の飯だって事欠くのに」
「ああ、儂だって諦めたわけじゃないさ勿論な。飯ってのは、この前連れてきた魚丸呑み子のか?」
「うん、洞窟で拾ったんだ。妹だよ。ほっとくとカブトムシ食いだすから、婆ちゃんすげえ怒ってるの」
「そいつは難儀だな、儂の釣った魚でももって行けばいい」
「助かるよ、五匹頂戴。それじゃまたね」
「キー」
手を振って引き返す先には、大破した古い機械を熱心に観察している神官と、彼女の杖と灯りを
預かって見守るメイドが待っている。にぎやかに講釈を打ちながらそのまま奥へと歩みを進めた。
「―それで、君が分からなかった古代文字というのがあれなのかね」
「うん。イロハくらいなら読めるようになったと思ってたけど、もう自信なくした」
「そうがっかりしないでくれ給え、君はよくやってるよ。初学者しては立派なものさ、こういうものは
周縁部では文法が不正確なこともあれば、方言や独特の言い回しを多用する場合もあるんだよ、
歴史が深い分、なかなか一筋縄ではいかないものさ」
「わかった、もっと頑張る。あ、フランちゃん座ってていいよ。どうかな、これで見える?」
明かりに照らしてよく見ると、この大岩には碑文が彫られている。フランはエメクの手からそっと
ランタンをとって、見やすいように掲げてやった。
88315 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/28(金) 00:25:35 ID:Rvx2Ubv9

「ほほう、こいつはどうやらそう古い物ではないようだ。ご覧、この文字の書体は一見中世初期の
流麗文体に見えるが、注意すると独特の刻みから近世末期の擬古体であることが一目瞭然だよ。
港湾都市国家時代に流行していたから、恐らくは交易を通じてこの地にも持ち込まれたのだろう」
「テレージャさんのそう古いものでないっての、簡単に何百年も経ってるみたいだけど気のせい?
食べ物貰っても賞味期限とか信用できないよね」
「ロマンは時空をこえるのさ!さあ、もっとこっちへ来てノートをとり給え。私が翻訳してあげよう」

  たじゅうたじろの たたまんたなかを ほれた

「……何だこりゃ」
「シーフォンにバカにしてんのかーて本の角でぶん殴られたとても危険なメッセージ、気をつけて」
「まあ彼にもわからんだろうね。見たまえ、この部分に刻まれている獣が重要だ、分かるかな?」
「なんだろうね?フランちゃんはわかる?」
「…そうですね、あたしにはなにかの獣に思えます」
「後ろ足で立ち上がり、太鼓腹を抱えるようなポーズでこちらを見ているよ。この典型的な意匠は
Nyctereutes procyonoides、つまり平たく言うとタヌキを描く時のお約束なんだ。一緒に添えられて
いる点からして、本文と何らかの関連性があると判断してよかろう。一般にタヌキというのはムジナ
もしくはマミと呼ばれることもあるんだが、森に住む獣の総称としてとくに区別せず使われることが
多いのでどこの地域の表現であるか、書き手が何を意図しているかに留意することが大切だよ」
「…ぁ」
「彼らの習性として上げられる特質はまず雑食であること、そしてどちらかが死ぬまで同じ相手を
パートナーとすること、特定の場所で糞をすることだ。仲の良い夫婦の代名詞として知られている
オシドリが繁殖期にしか行動をともにせず、毎年変わるのに比べるとむしろタヌキのほうが一夫
一婦制としては適合しているといえよう。排泄の習慣に関しては縄張り行動の一種として説明が
可能だ、彼らは自分のテリトリーに複数の排泄場所を設け、定期的に監視を兼ね利用するんだ」
「…ぁ、あの」
88415 ◆E9zKH0kZMc :2010/05/28(金) 00:26:15 ID:Rvx2Ubv9
「またタヌキ寝入りという言葉があるけれど、由来というのは彼らに見られる非常な臆病さが上げ
られるよ。大きな音を立てるとそれだけで気絶してしまうんだが、動かなくなったタヌキを死んだと
誤認して油断するとその隙に逃がしてしまうようなことが往々にしてあるので、有名になったんだ。
今でこそどこかユーモラスな印象があるけれど、ほんの数百年前には悪戯で済まされないような
過激な嫌がらせをするとか、人をとって食うというような陰惨で驚異的なものとして描かれていた」
「ふうん。それは分かったけどさ、この碑文とはどう関係があるの」
「はっきり言わしてもらうよ、全くないんじゃないかな。あっはっは!」
「どうしよっか。うかつに唱えてなんか呼び寄せちゃっても怖いしなあ、…夜種王、とか?」
「あの…ちょっと、よろしいですか」
「勿論だとも、なんなりと言ってみたまえ」
「…あたしの郷には、こんな本があるんです」
「なあに、どんな本?」
おずおずと差し出したのは古そうな冊子で、素朴な絵と文章が載せられていた。
「この辺りの謎解きにあるものと、すこし似ているんじゃないかと思って……」
ランタンをすえ直しフランを囲んで覗き込む。おどけた笑顔の挿絵と詞書が並んでいるようだ。

   はまれはここんはでゅこはまはーむこにまは ひまこがはこまのこぼはるはま

「……何だこりゃ」
「絵解きすると読めるようになる暗号なんですよ」
「この、なんか歯並びがガタガタの、ばかっぽい顔したヘンな人みたいなのは?」
「コケシという人形です。子供の供養の為に作る、昔からある木彫り人形です」
「何ていうか…こう言っては難だが、随分間が抜けた顔をしてるのにも何か意味があるのかな」
「あーわかった、フランちゃんてあったまいい!!」
神官が狐につままれたような顔をする横で広げた紙に書き写しはじめた。
「マ抜けでハ欠けでコ消しでしょ、だからタ抜きってこと。…どう?これであってる?」

      キレ     ん て゛ゅ     ーむ lこ    ひ   か゛    @ lま゛ る
      、
   レ゛ゅつ レ゛ろ@   まん Tよかを lまキレ

「……そう、です、ね?」
惑ったように神官と顔を見合わせる。
「君は…なんだな」

「つまり、字が…アレなんだ」

<了>
885名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 01:02:59 ID:w9lJ6iw7
>>882-884
歩く百科事典テレペディア様…もしくはウィキージャ様かわいい
そういやあそこだけは古代知識持ちじゃなくても微妙になら解読できるんだっけ
886名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 19:34:00 ID:hFyhdHaX
15 ◆E9zKH0kZMc 乙
このテレさんがデレる姿を想像して
ギャップに萌死
887名無しさん@ピンキー
    r、ー- 、
,.-'": :|!`ヽ: : : : \彡: : >ー─ァ
: ,、: : |!  }:::ゝ: : : : : : : : ヽ、: : ;イ
/ |_|! /: : : : : : : : : : : : : : :`く
` - ノ::: : : :/: : :/: : : : ハ: : : : : :ヽ
_/: :/: : /: :/:/、ヽ '" }: : |: : : :}
: :/: /: : /: リ弋ソ  rテァ: : |: : : :|
:,': /: |: : :ト、     〉¨イ: : |: |: :,'
: :/:/  |: ! \ -_,.イ: : : ://: :/埋めちゃってもいいかしら
:/:彡  |: |'"´ ミ: : :ヽ: /:/:/ ノ
: :彡  リ   ミ: : :|: :|/ノ'"