1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 01:31:19 ID:cCPgWqev
空知英秋ぬるぽ
ガッ!
様子見で投下待ちしてた職人さんカモン
>>1乙
いつまでも全裸で待つ
もし自分も何か浮かんだら投下します
|
|⌒彡 ……
|冫、)
|` /
| /
|/
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| サッ
|)彡
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
冫、 <
>>1乙
` \_____
9 :
新きら:2009/12/06(日) 01:30:06 ID:wg1pCc2H
新スレ乙です。
前スレの938です。投下途中になった新きらです。
色々お手数をお掛けしました。申し訳ありません。
前スレでもいけそうな容量ですが、こちらに投下させてください。
少々手直ししたので、前スレに貼った最初から貼ります。
******************************
……どうしよう。
ここは僕の部屋だ。
僕の目の前にはきららさんがいて、二人で向かい合って正座している。
僕ときららさんの間には、「うすうす」と書かれたカラフルな箱……。
いわゆる一つの要するに端的にかいつまんで言うとぶっちゃけた話避妊具つまりはコンドームが鎮座している。
僕は今、人生の重大な選択を迫られている……。
話を少し戻そう。一体全体どうしてこうなったのか。
侍の国……僕らの国がそう呼ばれたのは……って戻しすぎィィィィ!
第一話からかよ! 戻しすぎだよ! アバンかよ! しかも最近天人とかぜんッぜん見ないよッ!!
――ゴホン。
昨日のことだ。僕の家に、きららさんから僕宛に電話があった。
丁度僕も姉上も留守だった。
が、電話をとった人間がいる。それは我が家に既に住んでいるに近い形で潜んでいたストーカーの近藤さん。
『はい、お待たせいたしましたぁ、志村でございまぁす』じゃねーよ! サザエでございまーすかよ!
何家族面して人んちの電話勝手に取ってんだよあの人ォォォ!
しかも『新八君ー、きららちゃんだっけ? あの子さぁー人の家に電話かけるときのマナーがいまいちだよォー?
あれじゃあOLになってから苦労するよ? 』じゃねーよ!
ストーカー警察官に言われたかねーよ!!!
――ゴホン。
……きららさんからの用件は『明日、うららちゃんと一緒に会いにいってもいいですか』という内容だったらしい。
近藤さんは『新八君はどうせ暇だろうからOKしておいたぞ! 明日の朝9時にアルタ前に集合だ!』
と勝手に話を進めてくれやがった。
何勝手に約束してんだよあのストーカーゴリラァァァァァ!!! 何が明日の朝9時にアルタ前だコルァァァァ!!
いいとものそっくりさんコンテスト参加者募集じゃねーんだよォォォ!!!
……まぁ……確かに暇だけど……。
あの文通の件以来、きららさんとは頻繁に文通をしている。
きららさんはうららさんと一緒に何回か我が家に遊びにも来た。
フォロ方……もとい土方さんのフォローというか口添えのお陰で、
姉上に惰弱だの何だのと言われるどころか、その逆で。
「妹が一気に二人も出来たみたい」と姉上は二人を大歓迎。四人で映画を見に行ったりお食事をしたり……
そういういわゆる家族ぐるみ的な清いお付き合いをしていた。
していたんだ。あくまで。
清いお付き合いを。
今日までは……。
10 :
新きら:2009/12/06(日) 01:31:37 ID:wg1pCc2H
姉上はキャバクラの慰安旅行とかで朝から不在で、アルタ前には僕だけで行った。
アルタ前にいたのはきららさんだけだった。
うららさんは? と尋ねると、「うららちゃんはお腹が痛くなって来られなくなったんです」と
きららさんはなぜかいつもよりも言葉少なだった。僕は特に不審には思わなかった。
『電話を取ったのはお義兄様になられる予定の方ですか?』っていうからそれは全力で否定しておいた。
流れ的に二人でとりあえずお茶をして、108でウインドウショッピング……それから……それから……。
疲れたからって僕の家に戻って……それから……。
今に、至る。
「あの……きららさん」
「はい……」
僕ときららさんの間には、避妊具の箱。うすうすとかオカモトとか色々書いてあるそれは、きららさんが持ってきたもの。
「本当に、僕なんかでいいんですか?」
僕は何度目か忘れたけど、念を押す。
できる事なら……今すぐ逃げ出したい。
きららさんは少し俯いて、頬を紅く染め、「……はい」と何度目か忘れたけど頷いた。
「新八さんが、いいんです」
そう。
この避妊具。
このやり取り。
要するに、だ。
きららさんが僕に「抱いてください」と言っているんだ。
銀さん的に言うと、きららさんが僕に股を開こうとしているんだ。
ジョジョ的に言うと、あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! AA略……だ。
いやあの嘘じゃなくてハッタリじゃなくて見栄じゃなくて、本当に。
夢じゃない。孤りじゃない……ってスピッツの歌じゃないかこれじゃ。
何度も頬をつねったけど痛いし、本当に本当に本当にご苦労さん……じゃない。本当だ。……本当です。
「お嫌ですか、新八さん……」
消え入りそうな声できららさんが尋ねてくる。
「いえ、あの、そういうんじゃなくって……」
嫌じゃないです。むしろ据え膳食わぬは男の恥です。オナニーのおかずとしては大歓迎です。大アリクイです。
でも……。
「きららさん、は……初めて、なんですよ……ね?」
「はい」
はい、って! はい、って言ったよォォォォォォ!!!! 初めてだよォォォォ!!!
処女だよォォォォォォ! 八時だよォォォォ! 全員集合ーーーーー! って、待て。
落ち着け新八、落ち着くんだ新八。ヒッヒッフーだ。ラマーズ法だ。オギノ式だ。百八式だ。いや違う。なんか違う。
「あ、あの……貴重なきららさんのお初を、果たして僕が頂いていいのか、って……それに、
僕ら付き合ってるわけじゃないし……」
しどろもどろになりつつも、僕はやんわりとお断りの方向に話しを持っていこうとした。
だって僕ら、お友達からちょっと頭一つ抜け出してはいると思うけど、本当に正式に付き合ってるわけじゃないし。
それに会ったのだって、これが何回目だっけ? 十回も行ってないと思うし。僕にはお通ちゃんという存在がいるし。
「新八さん、は……」
「いや、あの僕は……」
「経験おありなんですか?」
「―――初めてです」
そうなんです。
そう、僕だって、初めてだし。
11 :
新きら:2009/12/06(日) 01:33:17 ID:wg1pCc2H
「私、新八さんが好きなんです。新八さんに初めてを貰って欲しいんです……だから今日、
うららちゃんが来れないのに一緒に行くなんて嘘をついて……」
「そ、そうだったんですか、あ、はぁ、」
分かってる。
男としてこんな栄誉なことはないってことくらい。
人生で三回ある(と銀さんは言う)モテ期の何回目だか知らないけどそのうちの一つが今だってコトくらい。
分かってる。でも、でも……こんな時って……こんな時って……
どうすれバインダー!!
「……新八さん……やっぱり私ではダメですか……」
よよよとしなを作ったかと思うと、きららさんの目から大粒の涙がこぼれた。
「ち、違うんです!!!」
やばいよやばいよ。やばいよやばいよ。頭の中を出川が駆け巡る。
「嫌じゃなくて、その……どうしていいか分からなくて……」
「……」
「すみません……僕、ちょっと混乱してて……あの、トイレ……行ってきます……」
僕はそう言って、部屋にきららさんを残して廊下に出た。
長い廊下を一人歩きながら、僕の頭の中はフル回転だった。
大人しいきららさんがこんな事を言うなんて。どうやって手に入れたのかコンドームを持参するなんて。
それこそ清水の舞台から紐なしバンジーの気持ちで僕にありったけの夢をかき集めウィーアーだろう。
勇気を振り絞った女の子ってのは無敵だっていつか銀さんが言ってたっけ。
今のきららさんなら白ひげ倒せるよ。海賊王にだってなれるよ。
「知らなかった……きららさんが僕にそんなに好意を抱いてくれてたなんて。全然気付かなかった」
ああ……僕って……なんてマダオなんだ。
だから新八なんだよお前は、と、銀さんがよく冗談交じりに言うけなし言葉が頭に浮かぶ。
だからお前は新八アル、と神楽ちゃんもよく冗談交じりに言う(ただし目だけは笑ってない)言葉が浮かぶ。
「くそっ……僕は……僕は……」
きららさんは勇気リンリンだっていうのに……僕は……僕は……。
「やるっきゃ……ナイト……」
こうなりゃダメガネの汚名返上。ときめきトゥナイトだ。
きららさんが女の子だけが持ってるウルトラエクセレンス第六感コンピューターで来るなら、
僕だってセブンセンシズに目覚めてやる。
天国の父上母上、婚前交渉とは爛れた関係ですがどうかお許しください。男にはやらねばならぬ時があるんです。
お通ちゃん、ごめん。童貞喪失しても、ずっとお通ちゃんのファンだからね。
意を決した僕は踵を返し、きららさんが待つ僕の部屋の襖の前に立った。
「あの、きららさん!」
襖越しに声をかけると、襖の向こうから『――はい』とか細い声が返ってきた。
「僕でいいなら……きららさん……僕のど……ど……童貞……貰って、くださ、い……」
勇気を出して、僕は襖の向こうのきららさんにコクった。
ややあって、『――はい』と、さっきよりも明るく大きな声が返ってきた。
――よかった。第一段階、クリアだ。
12 :
新きら:2009/12/06(日) 01:33:46 ID:wg1pCc2H
『……新八さん、私……今、着物を全て脱いだんです』
「え゛?」
『今の私……生まれたままの姿なんです。だから新八さんも、……その……生まれたままの姿になって下さい』
ううううううううう生まれたままの姿ァァァァ!!!!?????
ってーことは!! スッ! ポン! ポン!
「は……裸、ですか……」
『はい……』
ごくり、僕は息を呑んだ。なんか色々手順をすっ飛ばしてるような気がするよコレ。
キスとか着物の上からパイ揉みとかパンツの色当てっことかパンツの染みを指摘して赤面とか、
パンツの隙間から指を入れてクニクニとか大事な手順が飛んでるよコレ。え? マジですか?
まさか襖開けてルパンダイブ? ルパンダイブしろってか?
「……わ……わかりました」
女の子の着物の上からパイ揉みとか、パイの実食べながら夢見てたけど……仕方ない。諦めるか。
襖一枚隔てた向う、きららさんは裸……。
僕は震える手で、袴の帯に手を掛けた。そしてなんやかんやで全裸にメガネだけになった。
僕のトシちゃんは既にビンビン物語だった。その涙ごめんよとばかりに先走りが鈴口から垂れそうになってた。
「き……きららさん……っ、――!!」
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
ガンバレ新八。ここが男の見せ所だ。
「きららさんっ!!! 男・志村新八、失礼します!!!」
バァァァン! と、僕は襖を勢いよく開いた。
「き……」きららさんは、全裸だった。
「新八さん……お待ちしてました……」
正確に言うと、全裸に荒縄。
「どうぞ、私をお好きなだけいたぶって下さい……」
赤面したきららさんは、全裸に亀甲縛りだった。
「きららさん……あの、その、縄……」
「初めてだけど自分ひとりで上手く縛れたと思うんです……男の方って皆こういう趣味だと沖田さんに聞いたって
うららちゃんが言ってたから……」
「どんな趣味ィィィィ!!!! ってかそれ沖田さんだけの趣味ィィィィィ!!!」
僕のトシちゃんはその時マッチになっていた。
ギンギラギンにさりげなく……さりげない感じに、小さく小さく……萎えていた……。
(終わり)
************************
長々とやっといて落ちなくてすみません。
このスレも盛り上がる事を期待してます!
>>9-12 GJ!テラバロスwww
小ネタが半端無いのが凄いんですが…歳聞いても良いですか?
今の若い子で「オギノ式」とか知ってる人いるのかw
楽しかったです!!!
14 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 08:54:50 ID:hTF/PR/+
GJ!! 朝っぱらから楽しませて貰いました 新八ぃー 沖田にやられたなwww楽しかった また頼みますぜ
GJ!エロパロで爆笑したの久しぶりだw
ジョジョ的に言うとwwwウィーアーwww
あと、貴様…ローディストだな!?
テラGJ!!!!!!
エロパロで腹筋崩壊するほど笑ったのは初めてだw
どうすれバインダー懐かしいww
小ネタと言うか職人のボキャブラリーの豊富さに感心しきりです
あっけらかんとしたエロスなのがこれまた良かったです
気が向いたらまた何か投下して下さいね
突き抜けてんなぁGJ!
新八が童貞のままでほっとしたような気分だ
すげぇwwGJ!!
セブンセンシズwwとかクソワロタ
自分と同世代だと分かっただけで
>>9と友達になりたいと
思った位だwwww
おいwww新八のバベルの塔はどうしたんだぁwww
とにかくGJ!
第六感コンピューターで耐え切れなくなったw
自分もウルトラエクセレンス第六感コンピューターで爆笑したww
GJです!!
GJ!!です
さすが新八はツッコミまくりなのに読みやすかった
しかし何でみんなこんなに
ウルトラエクセレンス第六感コンピューター知ってんだ
あれはマンガはかなり続いたけどアニメはあまり流行らなかったはず
ナイターで随分と中止されてたような記憶がある
夕方の再放送とかで見た人多いんじゃないかな
それにあの歌インパクトあったし
パンツの染みだの隙間からだの、ムッツリだな新八
GJ!!!
どこから感想言えばいいか迷う!!
新ちゃんが余計好きになったわどうしてくれるwww
結構ネタ古い?
自分はちんぷんかんぷんだった
つまんね
もっと銀月かけよ
次は近さちなんてどうだ?
久々に
さっちゃんなら全さちだろ
近藤みたいなきもいのとくっつけられたらかわいそう
近妙ももちろんイラネ
妙関連なら銀妙
落ち着けよさっさん。
リクはもう少し自重しようぜ、そんなに乱暴に股開けと言われても開くやついないだろ
あ、さっちゃんがいたか
>>30 うららもいるだろ、新八の文通相手の妹で沖田に調教されてた子
こんな無礼なリクは荒らしだろ。スルースルー。
うららもそうか
しかしよく考えてみたら、さっちゃんは銀時限定、うららは沖田限定のM奴隷なんだよな確か
34 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 00:52:03 ID:djPuZmvW
沖田なら沖神だろks
うららとかきもいぜ
すまぬageた
今は誰が誰に股を開くかって話だろ!
え、違う?
みんな上手いこと転がすねー
保管庫のSSまとめて読んでたら
銀さん=ねちっこいヤリチンで脳内固定されてしまったw
銀さんとさっちゃんはAV俳優みたいだよね。すっごいエロい。
神楽、妙、土方はウブっぽくて可愛いし、高杉また子はヤンデレで萌える。
どれ組み合わせてもおいしい。銀魂は宝庫だ。
沖田が目指す三途のウォシュレットに神楽がゲロ吐いたら
沖神はじまると思う
鬼畜な沖田が読みたいな
女の子が全く喜んでないのがいい
涙流して本気で嫌がってるのにそんなの知らねぇ抵抗するなら殴るだけってぐらいに鬼畜なの
>>42 女性陣に首輪鼻フック膣拡張期付けて犬扱いする沖田か
ミツバ姉死んだからもう無敵だな沖田
沖田姉弟の必殺技は
相手の性器にタバスコ塗りたくるタバスコ責めに違いない
ミツバ「こうすると私バキュームフェラ出来るんです」
パッパッ(←ちんこにタバスコ掛ける音)
土方「ギャァァァ」
こういうことか
美味しいわ十四郎さん・・・とかって微笑まれたら文句言えねーなw
ミツバは天然ドSかww
50 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 20:54:07 ID:+4X+Ygkp
誰か沖田さんちの台所からタバスコ取り上げて
土方は苦労するのが、本当に似合うなw
>>26 今更言うがそんな言い方するとアンチが沸くぞww
前スレ落ちた?
このスレも沢山の萌えとエロを期待します
もう容量少なかったから落ちたんじゃね?
980レス以降は24時間放置でdat落ち、らしいから、落ちたね
前スレの職人さんたちに改めてGJ
保守
>>9 一年ぶりにこのスレを開いた自分を褒めてあげたい
最高です
今朝夢の中で、デッかいロリエの袋を道満が開けると全裸のクリステルが入っていたのを見た
前スレの埋め作品は保管庫に収録されないのかな
銀神も銀さちも、埋もれさせるには勿体無い作品だ
桂幾いってみます?
全裸で三つ指ついてお待ち申し上げております
この前の桂幾とは違う人?期待
職人さんはカプ被りは気にせず投下してくれ、聞かなくても大丈夫ドンと来い!
>>48 ツボに入ったwwww
ミツバさん、本当にやりそうだな。
>>66 あれ? でもミツバさんが好きなのは鷹の爪こと唐辛子だろ?
一味なのか、七味なのか分からんけど
女の子はよがりくるってあへあへなるより、声押し殺したり、悪態ついてくるくらいがいいな〜
>>68 わかってらっしゃる。
お妙を後ろからせめて涙目で睨まれたい。
地雷亜に調教される月詠もいいかも。
新神は駄目ですか?
>>71 いいんじゃね?新八×神楽意外に好きだぜ。
73 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 19:31:59 ID:wv1p7IX/
新神は王道
74 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 19:59:22 ID:MVsj7s98
>>72>>73 ありがとう
今書いてるとこだから書き終わったら投下する
ただし、期待はするなよ
以前(前スレ辺りで)神威×月詠を書いた者です。
またこの二人で一本書き上げたので、投下させていただいてもいいですか?
本当は、かなり前に書きあがっていたのですが、
しばらく投下しづらい雰囲気が漂っていたので、こんな時期になってしまいました…
76 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 22:46:46 ID:OcT/mnIb
そんなの気にせず投下してください
神威と月詠の組み合わせ大好きなので
77 :
75:2009/12/19(土) 23:16:45 ID:miAMRXCK
有難うございます。
今回は勝手に恋人設定です。
くっついた過程については脳内補完でお願いします(笑)
あと、前回のとネタがかぶってる箇所がありますが、続き物とかでは無いです。
完全に独立したお話なので、そこのところよろしくです。
シンと寝静まった吉原の町を、一人の女が歩いていた。
煌びやかであるはずのネオンはとっくに消灯され、代わりに遠くの方で星が瞬いている。
いつものように吉原の見廻りを終え、長い一日の仕事を終えた月詠が家路についていた。
自身が寝泊りをする「ひのや」に帰ると、物音を立てぬよう、そっと忍び足で建物の中へ入ってゆく。
同居人である日輪も晴太も今頃夢の中であろう。
そろそろと自室へ向かい、部屋の前に着くと、ふすまを開けるためそっと指を掛ける。
その瞬間、月詠はハッとした。
微かだが、自分の部屋の中から物音がする。
こんな時分だ。日輪や晴太が己の部屋にいるとは到底考えられない。
と、なれば、物取りか?いずれにしても、得体の知れない輩であることは間違いないだろう。
月詠はクナイを取り出し、右手に構えると、左手で一気にふすまを開けた。
すると…
「やぁ、お帰り。お勤めご苦労さん」
薄朱い色の髪を一つに編んだ、よく見知った顔の男が、ちょこんと胡坐をかいて自分に軽く手を振ってきた。
「…………」
月詠は何も見なかったかのように、クナイを構えた姿勢のまま静かにふすまを閉める。
くるりと向きを百八十度変え、あー、確かあそこの部屋が空いてたよな、今日はそこで寝るとしようか、
などとと考えながら自室を後にしようとすると、後ろから声が掛かってきた。
「ちょっとちょっと、せっかく彼氏が会いに来たというのに、それはヒドイんじゃない?」
慌てた様子の神威が、月詠を追いかけてくる。
月詠は振り返り、じとっとした目で、神威を見た。
「ぬしの彼女になるなどという契り、わっちは結んだ覚えはないぞ?」
「えー、もう、あんなコトやこんなコトをした仲だと言うのに?ああ、布団の中での月詠は可愛かったのになぁ」
神威がにやにやと白々しく台詞を吐く。
「………………………はぁ」
月詠は盛大に溜息をつくと仕方ないとばかりに、自室へ足を向ける。
小声とは言えこんな所であーだこーだ言っていては、日輪達が起きてきてしまう可能性がある。
それは、かなりやっかいだ。
月詠に続き神威が部屋へ入ると、月詠はぱたんと後ろでにふすまを閉めた。
「それにしても、ぬし、ここへはどうやって入ったのじゃ?」
さっきから思っていた疑問を投げかける。
いくら深夜とは言え、入り口はもちろん窓からでも、誰にも気づかれず入るには少々リスクが高いように思える。
「ん?そんなの、この隠し通路からに決まってるじゃないか」
そう言って神威は指を下に向ける。
「ちっ」
気づかれたか…
「あれ?今舌打ちしなかった?」
月詠は頭の痛くなる思いがした。
これだから、この隠し通路の事は知られたくなったのだ。
月詠は一つかぶりを降る。
「して、今日はいったい何のようじゃ」
取り合えず用件を聞くものの、ぬしに構ってる暇は無い、とでも言いたげな目を神威に向けた。
「そんな。愛しい月詠にはるばる会いに来たんだ、ヤルことなんて一つだろ?」
月詠の気持ちなど意にも介さぬように、にこにこと笑顔を浮かべて言う。
「ほら、もう布団だって引いておいたんだ」
どうだと言わんばかりに、手の平をそれへ向ける。
そこには一組の寝具がきちんと揃えて広げられていた。
「…人の物を勝手に」
本当に頭が痛くなってきた気がする。
そんな月詠を余所に、神威が早速布団の上に座り込む。
「前にも言っただろ?兎は生殖力が強いって。溜まってしょうがないんだよね」
以前、神威に抱かた時の事だ。何度も何度も月詠を求める神威が、己の種族を比喩し、寝物語に聞かせた雑学だ。
もっとも、真偽の程は知れないが…
そんな神威を無視して、月詠は風呂へ行く準備をすることにした。
神威に背を向け、結った髪を解きながらぶっきらぼうに言葉を投げかける。
「わっちは疲れておる。それにぬしは一度事に及ぶと長くなるから嫌なのじゃ」
「へー、それは俺の事、絶倫だって言ってくれてるの?嬉しいね。最高の褒め言葉だよ」
神威はさも嬉しそうに、明るい声をあげた。
月詠としては、その気など無い、と意思表明のつもりで言ったはずなのだが、
この男は全く見当違いの方向、自分の都合のいい方向へ解釈したらしい。
月詠は内心舌打ちをする。
「それに性欲処理なら、自分でマスでもかくか、風俗にでも行けば良かろう?」
箪笥から寝間着を取り出す。
「第一ここは吉原。イイ娘ならいくらでも紹介してやろうぞ?」
月詠は振り返り、にやりと意地の悪い笑みを浮かべて言った。
「んー、それも考えたんだけどね。でももう一人の俺が、月詠じゃないとイヤだって聞かないんだよね」
「………」
もはやこの男に何を言っても仕方ないらしい…
話すだけ無駄というものだろう。月詠はそう見切りを付けた。
「わっちはこれから風呂へ行く。その間に自分で抜いてさっさと帰りなんし」
神威の前に立ち、見下ろしながら言い放つと背を向ける。
足を踏み出そうとしたその瞬間、腕をぐいっと掴まれた。
「なっ」
くるりと世界が反転する。
どさっと、体が倒れこむ。しかし衝撃はあまり無かった。
倒れた瞬間にぎゅっと瞑った目を開くと、神威の顔がすぐ目の前にあった。
どうやらまんまと布団の上に押し倒されてしまったらしい。
「ちょ、離…」
「風呂なんてどうでも良いよ。どうせこれから汗かくのだからさ」
「や、そういう意味じゃ、ぬしわっちの話聞いておったか?」
なんとか逃げられぬものかともがいてみるが、神威の身体はびくともしない。
性別からくる体格の差か、種族によるものか、それともその両方か…
神威は一見細そうな線をしているが、実際の所はかなりしっかりと筋肉がついている。
それは、過去に肌を重ねたことのある自分にもよく分かっていることだが、神威の良いようにされるだけになるつもりは無い。
が、やはり、その抵抗は無駄に終わりそうだった。
「前から思ってたんだけど…この格好って、凄く、そそられるんだよね」
そういう神威の目線は、大きく開いたスリットから覗く、網タイツをはいた脚に注がれる。
「だからわっちの話を…んっ」
軽く月詠の脚を持ち上げた神威が、網タイツをずらし、その太ももに舌を這わせた。
「あ、やめっ、つっ」
舌全体を使い丹念に舐め回し、内股をなぞり、次第に上へ上へと移動していく。
脚の付け根を何度も往復し、秘部へ程近い所へ近づかせ、時折ちゅぅと吸ってはその白い肌に赤い痕を付けた。
だがしかし、秘部へは決して触れようとはせず、脚のあわいの辺りを焦らす様に執拗に舐めた。
「んん、あ」
最も敏感な箇所に触れそうで触れないその快感に、月詠は女の匂いを強くしていく。
秘部を覆う薄い布地に目を向ければ、じっとりと染みができているのがわかった。
「ぅ、もう、いい加減にしっ、ああっ」
下着の上から、秘列をそっと指先でなぞる。
「俺には、こっちの口は、止めないでって言ってるように見えるけど」
下着越しからでも、はっきりと濡れているのが感じられる。
ぐにぐにと軽く指を埋めてやれば、じゅ、と染みはさらに濃くなった。
神威はおもむろに秘部から指を離すと、月詠の襟元へ両手を持っていき、手を差し入れた。
「あ…」
「それに…」
ガバリと襟元を肌蹴させ、その二つの乳房を露出させる。
「こんなにびんびんに乳首おっ立たせて、止めろなんて言われても、全然説得力無いよ」
神威の言うとおり、豊かな双丘の頂では、周りより色素の濃くなった箇所が、つんと上を向いていた。
神威はそれへ唇を寄せると、舌の腹を使って、ぺろりと舐めてやる。
「ひゃん」
乳輪をなぞるように舐めあげると、ぱくりと咥え舌先でころころと弄ぶ。
「あん、は、あっ」
じゅぶじゅぶと唾液を絡ませながら強く吸ってやると、なんとも切なげな声が漏れた。
口と舌で乳房へ愛撫を施しながら、器用に月詠の帯を解かせてゆく。
その手つきはすっかり手馴れたもので、するすると簡単に解かれるのであった。
腰紐も外し、着物を肩から脱がさせてやると、薄暗い室内に白い肢体が浮かび上がった。
その姿に神威は目を細めると、最後の砦となった下着へと手を掛ける。
ゆっくり下へ下へとずらしていくと、官能的にも、月詠の蜜壷と下着の間につぅっと銀の糸が引いた。
それを見て、神威はひどく興奮した。
無意識のうちにごくりと喉を鳴らす。
下半身が熱くなっていくのが分かった。
神威は主張を強くする自身を、早く月詠の中へ埋め込ませたい気持ちを抑え、下着を完全に取り払う。
ぐっと両脚を持ち上げて、ひくひくと蠢く月詠のそこをまじまじと眺める。
「凄いね、月詠。ここ、もうびしょ濡れだよ」
「そ、それは、ぬしが触るからっ…」
「ふーん、俺のせいだって言うの?違うでしょ?月詠がいやらしいからでしょ」
どす黒い笑みを浮かべて、くすくすと笑う。
「そんな月詠にはお仕置きをしないとね」
そう言って神威は、愛液滴る月詠のそこへ、唇を吸い付かせた。
「あああっ!!!!」
突然の強い刺激に、月詠は体をよじらせた。
「ぁ、やめ、んあっ」
ずず、っと流れる蜜を吸い、赤く熟れた女芯をあまがみする。
「んんあぁ!!」
舌の腹も使ってねっとりと舐めあげると、今度は入り口を舌先でなぞり、くちゅりとそれを差し入れた。
「はう、あ、ゃぁあ」
もう、月詠の脚はがくがくと震えていた。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら舌を蠢かす度に、愛液とも唾液とも知れないものが、ずるずると流れては布団に染みをつくっていく。
「ふ、あ、あ、は、ぁぁ」
男根でも指でもない、生温かく焦れったくも絶妙な刺激に、月詠は攻め立てられてゆく。
「あ、あ、あ、ああああ!!!!!」
月詠の膣がきゅっと締まり、こぽと愛液を溢れさせた。
溢れた愛液を、ずっ、と吸うと、ようやく神威は唇を離した。
下を見下ろせば、月詠がシーツを握り締め肩で息をきらせていた。
「ふふ。舌でいっちゃうなんて、本当、月詠は感じやすいよね」
唇を手の甲でぬぐいながら、底光りする瞳を向けて言った。
月詠にとって、初めての男は、神威だった。
初め只くすぐったそうにしていただけの月詠の身体を何度も抱き、その度に神威は月詠の感度を高めていった。
月詠が敏感になる箇所を時間をかけて攻めたて、新たに反応著しい所を見つけてはそれを繰り返す…
そうして月詠の性感帯は徐々に増え、育った。
つまりは、神威が月詠のその身体を"感じやすく"なるよう、調教したのだ。
月詠が神威へ睨む様な目を向ける。
だが神威はそんなことそ知らぬ風で、むしろ、その表情さえも今は神威を更にそそらせる材料にしかなっていない。
「それより、ねぇ、俺、もう我慢できないんだけど」
衣服の上からでもはっきりと分かるほど神威の男根は立ち上がっていた。
それを月詠の女の部分に押し当てる。
「ぅっ」
イったばかりのそこに、男を感じ月詠が眉根を寄せる。
「入れて良いよね」
神威が目を合わせるように覗き込きこむ。
あんなによがっておいて嫌とは言わせないよ、とその瞳は言っていた。
月詠はこくりと頷いた。
神威はそれを確認すると、すばやく衣服を脱ぎ捨てる。
股の間には、先走りをにじませた猛々しい男根がそびえ立っていた。
挿入しやすいように月詠の脚を掴み開かせると、ゆっくりとその欲望を埋め込ませていく。
「う、はっ、んんっ」
「くっ、ほら、もっと力抜いて」
いつになってもこの瞬間は緊張する。そしてまた、一番興奮する瞬間でもある。
なんと言っても、文字通り一つになる瞬間なのだ。
柔らかな抵抗感に包まれながら、奥へ奥へと侵入する。
「あぅ、んっ」
「はっ、全部、入ったよ」
根元まですっぽりと納めると、神威は緩やかにピストン運動を始める。
「んぁ、ああ、は、あ、ああっ」
月詠の中を掻き回すように動いてやれば、じゅぶ、ずる、といやらしげな水音と艶かしい嬌声が響いた。
「ああ、やっぱり、月詠の中が一番だね」
腰を動かしながら、目を細めて神威がそんな事を漏らす。
その言葉に月詠はぴくりと動きを止めた。
「…………いた…のか?」
月詠がか細い声でつぶやく。
「ん?」
月詠の声が聞き取れず、聞き返す。
「抱いた、のか?…わっち以外の女を」
会っておらぬ間に、と消えそうな声で付け足した。
(ふーん)
神威は素直に、意外だと思った。
さっきは性欲処理に女を紹介してやろうとまで言っていたのに?、となじる事も出来たが、やめた。
うつむいて表情こそ見えないが、月詠の唇はきゅっと結ばれている。
そんな月詠を見ながら、珍しく可愛いことを言うものだなと、神威は内心笑った。
「抱いてないよ」
その言葉に月詠は顔をあげると、はにかむ様に神威の背へ両腕を回し顔をうずめる。
肌に触れる月詠の髪が心地よい。
神威もまた更に深く繋がるようにと月詠の体を強く抱き寄せた。
神威の言葉は、半分は嘘だ。
春雨に敵は多い。
その雷槍と言われる第七師団だ。そこへ間者として入り込む女も少なくない。
そして、そのような女とあえて関係を持つことなど、珍しいことでもないのだ。
だが、自ら女を求めるようなことはなかった。
元より、女に興味を抱いてなかったこともある。
が、何より、月詠の身体を知ってからは、他の女など抱く気にはなれなかった。
だから半分。
神威が再び律動を開始する。
月詠の奥を突くように腰を打ち付ける。
「あん、う、あ」
ぱんぱんと、体がぶつかり合う音が響く
「ねぇ、月詠、気持ちいい?」
腰を動かしながら尋ねる。
結合部ではぬぷっ、じゅぷっと粘液が絡み合い、快感が二人を支配する。
「んん、は、ぁ、気持ち、いい」
月詠はうっとりと恍惚とした表情を浮かべて答えた。
その言葉に満足そうに頷くと、神威はさらに動きを早くさせる。
「ああっ、そこ、奥が、当たって…、ああっ!」
亀頭部が内襞を擦りあげる。
神威から与えられる快楽に翻弄され、また、月詠自身も無意識に腰を振っていた。
「ねぇ、名前、呼んで?」
「ぁ、神、威…」
「もう一回」
「神威」
「もう一回」
「神…、ん…」
最後の言葉は、口付けによって、神威へ吸い込まれた。
神威が舌を絡ませてくる。
それに応えるように月詠も舌を差し出し、背中に回した腕を絡めつかせるように力を込める。
その時、神威の長い三つ編みの結び目に指先に触れた。
既に緩くなっていたのであろう。触れると、その結び目はするりと解けた。
はらはらと、存外に柔らかい神威の髪が広がっていく。
息継ぎの際、そっと目を開けると、普段目にすることの無い髪を解いた神威が目に入った。
その姿にドキリとし、月詠はカッと女の部分を熱くする。
「月、詠、ちょっ、締め付けすぎ」
額から汗を流しながら、神威が珍しく余裕の無い表情を浮かべる。
「は、あ、そんなこと、言って、も、あん」
気持ちのイイところを探りあうように、二人は身体をきつく抱き合い、淫らに腰をくねらせる。
互いに限界が近いことを感じながら、高みへと登らんと、つなぎ合わせたその箇所をまさぐりあう。
上ではくちゅくちゅと舌を絡ませ、下ではばん、びゅ、ぐちゅと体液を飛ばす。
神威の先端が、ぐんっ、と月詠の奥を突いた。
「あっ、んん、あ、はっ、あ、あ、ああああっ!!!!」
瞬間、月詠はびくんと神威を締め上げ絶頂に達した。
同時に、どくりと熱いものが月詠の中へ流れ込んでいく。
「はっ、うっ!」
びゅく、びゅく、と神威は月詠の中で男根を跳ねさせ、精液を注ぎ込んだ。
それを嬉しそうに受け入れ目を細めて笑みを浮かべると、月詠はそのまま眠りへと落ちていった。
「え、ちょっと!月詠!?」
その様子に、神威が慌てる。
が、既に月詠はすやすやと寝息をたて、夢の中へ行ってしまった様だ。
「………」
あいた口が塞がらないとはこの事を言うのだろう。
気持ち良さそうに眠る月詠を恨めしげに見ると、深々と溜息をついた。
「これから、まだまだ楽しもうと思っていたのに」
流石は最強の戦闘種族、夜兎。夜の戦いも神威にはまだまだ物足りないものだったようだ。
そんな神威の様子を余所に月詠は安らかな表情で眠りこけている。
それを見て神威が苦笑を漏らす。
「ま、続きは目を覚ましたらにするよ」
そう言って、自身も一眠りするためにごろんと月詠の横に寝転がる。
真昼間の情事もそれはそれで楽しそうだ。
そう思いながら神威は眠りにつく。
窓の外では東の空が徐々にその色を変え始めていた。
86 :
75:2009/12/19(土) 23:25:50 ID:miAMRXCK
以上です。
有難うございました。
たまたまこのスレに来たら投下キター!! GJ
月詠神威よかった!乙!
すっごいよかったです!やっぱ神月大好きです
また書いてくださるとうれしいです^^
神月いいねいいね!神威と月詠のコンビはエロいですなぁー
良ければまた書いて下さい、GJでした!
GJでした!
だけど神月と言う呼び方だと
神楽と月詠?と勘違いされそうだなw
月詠エロイ!
神威と月詠なんて初めて読んだが、大人っぽい雰囲気でいいな!
>>74なんだが
流れを読まずに新神投下します
もしもしなので、改行おかしかったらすまん
93 :
新八×神楽:2009/12/20(日) 10:32:13 ID:eneOjScy
「……新八ィ」
背中に暖かい感触がして新八が振り返ると神楽の顔がいつもより近くにあり、
自分が抱きつかれているのだと気付いた。
(なんだろ、お腹減ったのかな。)
抱きつかれることなどめったにないので新八は驚いたが、すぐ離れていくだろうと思い、無視して家事を続ける。
今日は銀さんが帰って来ないから、夕食は2人分で楽だな、などと思いながら洗濯物を畳む。
しかし、背中の少女は一向に離れる気配がない。むしろ締め付けがきつくなってきた気さえする。
「ちょっと神楽ちゃん。夕飯はまだなんだから我慢してよ!」
いい加減鬱陶しくなってきた新八がそう言うと神楽は身体をすり付けてきた。
(ちょっとォォォ!当たってるゥゥゥ!)
94 :
新八×神楽2:2009/12/20(日) 10:33:23 ID:eneOjScy
さすがに鈍感な新八でもわかるくらいあからさまに神楽は自分の胸を新八に押し付けていた。
神楽のささやかな膨らみでもここまで密着したらその柔らかさがありありとわかる。
新八はその初めての感触にもっとこのままでいたいと思ったが、頭を振って邪念を振り払う。
「ちょっと神楽ちゃん!僕をからかってるなら怒るよ!」
若干頬を染めた新八が振り返って神楽に抗議する。神楽の顔は新八と同様に紅く火照っていた。
唇は艶っぽく柔らかそうでそこから少し荒い息が漏れており、目は潤み無言で新八を見上げていた。
それはまるで、そう、まるで────欲情しているようだ。
そう思うやいなや、新八の視界は反転した。背中の畳の感触で押し倒されたと気付く。
「か、か、か、神楽ちゃん!?」
驚きのあまり声が裏返りながらも、新八が神楽の名前を呼ぶと、
神楽もそれに応えるかのように新八ィ、とトロンとした目をしながら甘い声で言う。
そして新八の上に跨がった。
95 :
新八×神楽:2009/12/20(日) 10:35:04 ID:eneOjScy
(何コレ!何なのこの状況!これなんてエロゲ!?)
頭の中では混乱しながらも、新八は自分の息子が反応し始めているのを感じた。
神楽は妖艶に微笑むと身体を倒し新八と密着する。
神楽に首筋に鼻をうめられると、ゾクゾクと言い知れない何かが背中を駆け抜けていった。
神楽の顔が目の前に迫ったかと思うと、唇に柔らかい感触がした。
あぁ、思った通りの柔らかさだ、など思いながら新八はもう止められないと覚悟した。
なけなしの理性が音をたてて崩れていく。
もとはといえば神楽ちゃんが悪いんだ、と苦しい言い訳しながら新八は神楽の顔に手を添えて、
触れあっていた唇をもっと深く味わう。
神楽は今まで反応しなかった新八のいきなりの行動に驚き目を見開いた。新八の舌が唇を割って入ってくる。
「…っ……んっ……」
神楽は意図せずとも声が漏れてしまい、それが自分でも聞いたことのない甘ったるいもので羞恥を覚えた。
暴れ回るそれに神楽はたじろぎながらも、あまりの気持ちよさに力が抜けていく。身体がふわふわしているようだ。
二人の異なっていた舌の温度が同じになって、初めから一つだったような感覚になる。
もっと新八の舌を味わいたくなり、神楽は舌を執拗に絡める。
ざらざらした感触と、生々しい音に脳が侵食されていくようだ。
名残惜しそうに唇を離すと、神楽は新八の上で脱力した。新八の首に神楽の息がかかる。
96 :
新八×神楽4:2009/12/20(日) 10:36:36 ID:eneOjScy
(うわー!キキキ、キスしちゃったよ!)
新八は妹のように思っていた神楽とのキスに複雑な気持ちになった。
本来は恋人たちがするそれを神楽としてしまい、ましてや気持ちいいだなんて……
そんな新八の葛藤をよそに、神楽は自分の洋服と下着を脱ぎ始めた。
恥ずかしげもなく、神楽の肌は露になっていく。
まだ女と呼ぶには未発達なかわいらしい胸にきゅっとくびれた腰。
初めて間近に見る雪のように白くなめらかな身体に新八は慌てながらも釘付けになる。
「神楽ちゃん!?」
「新八……身体が熱いネ。何とかしろヨ。」
そんなことを言いながら神楽は新八の顔に跨がってきた。否応なしに神楽のアソコが目に入る。
申し訳程度に生えている薄い陰毛に赤く尖ったクリトリス。
そして、密壺はグシャグシャに濡れて、物欲しげにひくついていた。愛液が太ももまでつたっていっている。
立ち込めるメスの匂いにつられて新八はいつの間にかそこにむしゃぶりついていた。
「……んっ……あっ…っ…」
新八の舌の動きにあわせて、神楽の唇から微かに声が漏れる。
それに気を良くした新八は神楽の細い太ももに手をかけ、さらに舌を動かす。
舐めても吸ってもそこからはいやらしい汁が垂れてくる。クリトリスを刺激すると神楽がひときわ高い声を出した。
続けてなぶるようにねっとりとそれを刺激し続けると、過ぎる快楽に神楽は逃げようとした。
が、新八がしっかり脚を掴んでいてそれは叶わない。
97 :
新八×神楽5:2009/12/20(日) 10:37:34 ID:eneOjScy
「あっ!…ぅん…っあ!……ああっ!!」
攻め立てられ続けた神楽はぶるぶると腿を震わせて、イッてしまった。
新八が初めて女をイかせたという余韻に浸っていると、神楽はいそいそと新八の服を脱がせ始めた。
「ちょっと神楽ちゃん!」
「新八って結構イイ身体してるアル」
神楽は新八の上半身を露にさせると昼ドラの知識なのだろうか、
エロオヤジのようなセリフを言いながら人差し指で新八の鎖骨をなぞり、
つつーっとお腹の方へたどっていく。ひんやりとした神楽の指に反応して新八は肌が粟立つのを感じた。
神楽の指はまだ脱いでいない袴までたどり着く。
神楽がためらいもなく袴を下ろすと、ブルンという効果音が付きそうな勢いで新八のいきり立ったモノが現れた。
神楽はそれを見ると嬉しそうに跨がった。
神楽が熱く潤んだアソコにあてがうと新八のモノは喜びにうち奮えるように動いた。
そして神楽はゆっくりと腰を沈めていく。新八はとてつもない快感に襲われた。
狭いところを無理矢理に押し進めていく感覚。熱いほどの神楽のアソコは新八を痛いほどに締め付ける。
いつも一人でする時とは比べ物にならないほど気持ち良かった。
神楽は新八のモノを全て収めると、動きを止めた。
神楽のアソコから少々赤いものが出ているのがみえたとき、初めて新八は我にかえった。
98 :
新八×神楽6:2009/12/20(日) 10:38:15 ID:eneOjScy
「神楽ちゃん、初めてなんでしょ!僕なんかとしていいの?」
神楽はゆっくり腰を浮かしながら、いいっアル、早く気持ち良くするネ、と顔を歪め息も絶え絶えに言った。
処女だったのだ。まだ痛いに決まっている。
女の子にそこまで言わせて、その上リードまでしてもらうなんて男が廃る!据え膳食らわぬは男の恥!
新八は決心すると上体を起こし、優しく神楽を抱きしめた。
「神楽ちゃんがいいなら、僕はいいよ。気持ち良くしてあげる。」
そう言いながら、神楽をそっと押し倒す。新八は改めて、まじまじと神楽の肢体を眺める。
緩やかに膨らんだ乳房の先には淡い色の乳首が物欲しそうに首をもたげていた。
そっと乳房を揉むとその柔らかさに驚く。新八の手の動きに合わせ、面白いほど形を変えていく。
おっぱいとは不思議なものだ。
新八は焦らすようにあえて乳首には触れず、乳輪や乳房に舌をはわせた。
神楽はそんな新八を涙目でうらめし気に睨む。新八はそれを軽く無視しながら、次は乳輪を重点的に攻める。
時折乳首を掠めると、神楽の口からくぐもった声が漏れた。
とうとう我慢出来なくなった神楽は自ら身体をくねらせて、乳首を新八に舐めさせようとする。
さすがに可哀想になってきたので新八は神楽の乳首をあっさり口に含んだ。
もう一方の乳首も人差し指と親指でグリグリとこねくりまわす。
「あぁん!」
神楽は待ちに待った刺激に悦びの声をあげる。
新八の舌が乳首を刺激すると、甘い痺れに似た感覚が身体に走りアソコが濡れていくのがわかる。
そしてつながっている新八を切な気に締め付けるのだ。
99 :
新八×神楽7:2009/12/20(日) 10:39:42 ID:eneOjScy
「動いていい?」
新八が神楽に確認すると、神楽は何度も頷いた。急かすように期待のこもった目で見られたら、新八も心中で苦笑するしかなかった。
ゆっくりと新八が自分のモノを引き抜くと、神楽のアソコはヒクヒクと収縮した。再びゆっくり押し進めると神楽は切なそうにないた。
(うっ…イきそう……)
いかんせん、新八も童貞だったのだ。神楽のキツイ締め付けに耐えることは容易くなかった。
「駄目だっ…出る!」
そのまま数回グラインドさせると、新八は激しい射精感に襲われ、神楽のアソコから自分のモノを引き抜こうとした。
が、神楽が脚を新八の腰に巻き付けて、離れようとしない。
そのまま新八は神楽の中に欲望をぶちまけてしまった。
「神楽ちゃん!」
「新八だけイってズルいアル!早くもう一回するネ!」
神楽がまたぎゅうぎゅう締め付けてきたため、新八のモノは意に反して元気になってきた。
神楽は新八を誘うように自分から腰をくねらせた。
新八は神楽の誘いに乗って、腰を引くと思いっきり突き上げる。
「あぁん!…んっ…ん!……」
神楽の腰を両手でしっかり固定し、強弱をつけながら腰を打ち付ける。
パンパンという音とともに神楽の声は次第に大きく、高くなっていく。
自分の知っている彼女とは別人のように淫乱な神楽に新八は興奮していた。
いつもは自分を馬鹿にしている神楽が自分の下でよがり狂っているのだ。
そこにいたのは神楽ではない。
男にチンコを入れられて悦んでいるただの女がいた。
100 :
新八×神楽8:2009/12/20(日) 10:41:11 ID:eneOjScy
「しっん……ぱ……ちっ!」
途切れ途切れに名前を呼ばれると、新八は醜い独占欲が満たされていくのを感じた。
もっとめちゃくちゃにしたい、神楽を自分だけのものにしたい。
「か…ぐっ……ち……ゃん」
新八が息も絶え絶えに応えると、神楽は弓なりになり一段と大きく喘ぐと、新八にぎゅっと抱きついた。
どうやらイってしまったようだ。
激しく胸を上下させ、気持ち良かったアル、と微笑む神楽を新八は何よりも美しいと思った。
「……んっ!」
しかし、新八がゆるゆると腰を動かすと神楽は驚いて声をあげた。
「ごめん、僕まだイってないからいい?」
神楽の返事を待たずに新八は再び激しく腰を動かし始めた。
ヌチャヌチャといやらしい水音が辺りに響きわたる。
新八の目は欲情に満たされ、まるで盛りのついた獣のようだ。そんな新八を見て、神楽は恐ろしくなった。
「んっ!いゃ…あっ!…あっ!」
神楽は拒否するも力が入らず、なすがままに受け入れるしかなかった。
イったばかりの神楽の敏感なアソコに新八は力強く無遠慮に腰を打ち付けてくる。
「んぁっ!あっ…あ!」
神楽の目から生理的な涙が零れた。限界の更に上を強要されて壊れてしまいそうだった。
自分が自分ではなくなっていくようだ。
汗と涙と色んな液体でぐしゃぐしゃの顔は快楽に溺れた恍惚の表情をしていた。
そんな神楽を見て、新八はさらにグラインドの速さをあげる。
もっと狂った彼女を見たいと思ったが、自分もそろそろ限界だ。
「い、くっ……!」
新八は最後に思いっきり突き上げ神楽の最奥で射精した。
神楽はやっと快楽から解放され、アソコが新八の精子で満ちていくのを感じた。
「新八、またヤるアル!」
それからしばらく二人で休憩したあとに、神楽は嬉しそうに言った。
「え!今から!?」
次の日の朝、銀が帰ってくるとくたくたの新八とは対称的に元気な神楽がいたという。