一呼吸置いてライトニングは赤面したまま彼をあやそうとした。
「だめ……ですか?」
彼女を懇願の眼差しで見つめる少年。
そんな仕草にライトニングの心が揺れた。
彼女とて彼との愛の交わりが嫌いなわけではない。
僅かだが彼女の体が彼を求めたいと燻り始める。
沸き立つ情欲を感じながらもライトニングはホープの思慮を踏まえたうえで言葉を紡ぎ出した。
「そ、そうだな。無事作戦が終了すればいくらでも好きにさせてやる。だから今は耐えろ」
それは自分にも言い聞かせるような台詞。
「ざ、残念です」
再び俯きホープは消え入る声でそう呟いた。
彼の異常な落胆ぶりに戸惑いながらライトニングは苦し紛れの言い訳を述べる。
「そうしょげるな。私だって本音を言えばお前を拒みたくない。だが後悔をすることは決してしないと決めている」
「後悔ですか?」
気に障るフレーズに思わずホープは顔を上げた。
その視線を受け止めきれずライトニングは慌てて彼から顔を逸らす。
その顔が今まで以上に紅潮し耳の先端まで真っ赤に染まっていく。
「ああ、その……あれだ……。あの行為は必要以上に体力を消耗してしまう。明日に響かんとは限らない」
「僕は大丈夫です」
間髪入れずに答えるホープ。
むしろ彼にとっては行為を我慢するほうが体に良くないとも思えてならない。
「さすが男だな。頼もしい言葉だ。だけど今日は私のためにも我慢してくれ」
妙にホープを意識し始めてしまったライトニングはもう彼と面等向かって話すことがままならなかった。
彼女の頭の中では先日の彼とのやり取りが鮮明に蘇ってくる。
14歳の少年の甘いマスクで語りかける愛の言葉、耳をかすめる荒々しい息遣い、なにより最後に解き放たれた熱い熱い生命の滾り。
思い起こすだけで下腹部から熱いものがこみ上げてくる。
「分かりました……我慢します。けど、約束は守ってくださいね」
ライトニングの態度が普段と違うことを感じ取ったもののホープはそれ以上求めることはしなかった。
自分の欲望を満たすために彼女を苦しめることをよしと思わなかったのだ。
「あぁ、そのときは手加減してくれるな?」
ライトニングの脳裏に過ぎる、ヴァニラの惨状。
まだまだ青い少年の性欲が留まりを知らないと目の当たりにされたあの日の情景は今もくっきりと彼女の頭に残っている。
「ぜ、善処します」
ホープも彼女と同じくあの時の自分を思い出してしまっていた。
がむしゃらに女性を求めて性欲に溺れてしまった苦い記憶を……
扉の前で別れ、一人ホープは部屋の三割を占める大きなベッドに身を投げ出した。
別れ際に思い起こしたヴァニラのこと……そしてライトニングの姿が重なる。
目を閉じれば思い出せる大人の女性の裸体。
胸に刻まれた烙印、間違いなくライトニングの体。
妄想は情欲を駆り立て、沸き立つ思いを抑え切れなかった。
股間ではすでに男の象徴がその力を発揮し、痛いほどにズボンを内側から押し上げていた。
ベルトをはずし、ズボンを脱ぐとその苦しみから即座に開放された。
だが頭が狂いそうなほどに快楽を渇望するホープ。
彼は我慢を出来ずに自身の手で己のモノを握り、その手を動かし始めた。
「はぁ、はぁ……はぁ」
頭の中ではライトニングが奉仕する姿を思い浮かべていく。
たどたどしいながらも懸命に頑張る彼女の姿。
時折歯が当たり痛い時もあったが気持ちよく包まれる粘膜に覆われた口腔内。
「ライトさん……ライトさん」
程よい刺激を求め、時には強く、時には優しく自身のものを自ら手でしごき続ける。
同様の快楽とは逝かないものの、情欲という毒を吐き出すには十分な刺激を得ることが出来た。
終着点に辿りつかんとピッチを上げはじめたホープ。
「はぁぁ……すごい、僕……もぅ」
思わず腰が浮いてしまった。程なくして爆発するような感覚が彼に迫ろうとした時……
プシュー
控えめな音を立て扉が開いた。
もちろんその向こうには人が居て、ホープのあられもない姿を眺めている。
二人がいる空間の時間が止まった。
先に動いたのは来訪者のほうだった。
嘲笑を顔に浮かべ、自淫に耽る少年を鼻で笑った。
「どうした、続けて構わんぞ」
来訪者はホープと同じルシであり、作戦の遂行を共にする女性、ファングだった。
「な、なんなんですか!」
慌てて自分の姿をシーツで覆うホープ。
ファングは部屋に足を踏み入れるとそのまま彼の元へと歩み寄ってくる。
「ライトニングにふられる所をモニターで見ていたのでな、相手をしてやろうと思って来たんだが」
驚き、目を丸くしているホープに挑発的な態度で迫り寄るファング。
「か、勝手に入って来るなんて……信じられません」
「信じれなくてもこれが現実だ」
ベッドの脇まで来たファングはそのまま彼が居る場所まで無断で入り込もうとする。
そんな彼女にホープは明らな拒絶の態度を示した。
「あなたって最低ですね」
蔑み軽蔑の眼差しをぶつけた。
さすがのファングもそれには呆れたようで、諸手を上げ下卑た笑いを一つ溢した。
「おいおい、そりゃないだろ? お前の相手をしてやるって言うのに」
「こ、来ないで下さい! 女性なら誰でも良いってわけじゃないんです!」
シーツを体に巻きつけたままベッドの上を後退りするホープ。
とは言えそれほど逃げる範囲が広いわけではない。すぐにベッドの隅、つまるところ逃げ場を失ってしまう。
「股に付てるモン勃起させながら何を言ってんだか」
「こ、これは」
逃げる際に露見してしまったホープの男性自身。
こんな状況下だというのにそれは少しも萎えてはいなかった。
天井へ向け隆々しく己を主張している。
「私だってお前のモンみて興奮してきちまったんだ。ちゃんと責任を取ってもらおうか」
ホープの返事を待たずにファングは自分が身に着けているものを一つ、また一つとはずしていく。
あっという間に彼女は胸を覆う布、それと下半身のショーツを覗いて残りはベッドの外へと投げ捨てる。
逆にその隙にとホープは露出していたモノを仕舞い、ズボンを上げ、慌しくベルトを締めた。
「責任って……無茶苦茶ですよ」
「あぁ、私はいつだってこうさ。なんならお前を無茶苦茶にしてやってもいいんだぜ?」
ファングは腰の左右で結んでいるショーツの紐を解き、一枚の布と化した最後の衣服を脱ぎ捨てた。
逃げ場をなくしたホープに接近してくる全裸の侵入者。
彼女の言うことは冗談であっても本気に聞こえかねない。
「やめてください」
「そんなに拒むなよ。じっとしてればすぐに済ませてやるさ」
ファングの手がホープの顎を掴み、彼の唇を奪おうとファングの顔が詰め寄ってくる。
「ちょ、ちょっとやめてください!」
ホープは自分の顎を持つ彼女の腕を掴み、払いのけようとした。
しかし微動だにしない彼女の強い力。
「力で私に勝とうなんて百年早いよ! 観念しな!」
退路を断たれたホープに逃げ道はなかった。
初めての大人の口付け……ファングの舌がホープの口腔内を所狭しと暴れ回った。
ライトニングとキスを交わしたことは何度もある。
しかしそれとはまったく異なるもの。
同じ唇を合わし愛を確かめる行為のはずなのに、まるで脳髄を溶かすような程の衝撃がホープの体を駆け抜けていった。
接吻を続けたままファングが彼を抱きしめ、その背中に指を這わせる。
「うわぁぁ……」
唇が離れると同時に悲鳴のようなうわずった声を上げるホープ。
「どうだい、私のキスの味は?乙なもんだろ?」
自身ありげに訪ねるファング。
彼女は唇についた二人分の唾液を伸ばした舌で舐めとった。
「あ、はぃぃ……」
少年にとってその口付けは刺激すぎたのだろう。
朦朧とした眼差しで返事をするホープ。
「ほらよ、字のごとく夢中になってただろ?腕を縛られたのも分からないぐらいにさ」
にやりと陰湿な笑みを浮かべファングはフンと鼻を鳴らした。
彼女の告白で初めてホープは自身の両腕が背中で括られていることに気が付いた。
「何をするんですか!」
必死になって両腕を動かしたところでその可動範囲は知れていた。
口付けをしながらもがっちりと縛られた紐は容易に緩む気配を感じさせない。
「だから言ってるだろ、ナニをするんだって。観念しな」
言いながらもファングはホープに体を密着させ、彼のベルトを外し、ズボンのジッパーをずり下げた。
その途端開放された元気一杯のホープの剛直が布製の下着を押し上げ自己主張を始める。
更にファングは下着をもずらすと先程と変わらぬ姿で、ホープの剛直が彼女の眼前に晒された。
「や、やめてください」
「おとなしくしてな。逃げ場なんてないんだからよ。それにお前を先に気持ちよくしてやるよ」
口元にかかる前髪を耳に引掛け、彼の剛直を咥えようと股間に顔を近づけた。
くちゃくちゃと口腔内に唾液を蓄え、彼を導きいれる支度を整える。
口を開くとその唾液がねっとりとした糸を引き、ヘビが卵を飲み込むようにホープの剛直を喉の奥まで一気に咥え込む。
生暖かい粘膜に包まれ得も言えぬ快感がホープの体を満たした。
「あっ……だめ、……です」
めくるめく快楽、それと先程まで自分で慰めていたこともあってか一瞬で高みに昇らされてしまうホープ。
べっとりと絡みつく唾液、彼の剛直に軟体な生物が這いずりまわる。
ファングは一旦彼のものを吐き出すと利き腕の指をそれに絡め激しく上下に擦った。
「無理すんな。溜まってるもんを吐き出しちまいな!」
言い終えるとまた剛直の先端を咥え、その形に沿って舌を這わせた。
「うぁっ!」
休むことなく右手で彼のモノをしごき続け、左の手のひらで二つある袋を転がし玩ぶ。
それにヴァニラがしていた時のような優しさは無く、ただ快楽だけをもたらすためのファングの奉仕。
「だ、だめ……ふぁ……すごい、あぅ!」
それでいながらも彼女の舌使いは格別なものだった。
彼女の口腔内は女性器に近い、いやそれ以上の心地良さをホープに与えていた。
いつまでもそれに耐えれるほどホープもタフではない。
やがて見え始めた絶頂の光は瞬く間に彼の中に広がり、射精感を湧き上がらせた。
「あぁ……ぼ、ぼく!もぉお!」
今のホープに我慢などできるはずが無かった。
たとえ堪えたところでファングから与えられる悦楽が途絶えることは無いのだから……
全身が蕩けてしまうような錯覚の中、ついにホープはファングの喉へと向けて熱い滾りを迸らせた。
ドグン!ドクン、ドク……
勢い良く放たれた白濁液は無防備な上舌を直撃し、彼女の口腔内を満たし始める。
自身の唾液より強い粘着質のホープの精液。
それを嚥下しようにも一筋縄ではいかなかった。
やむを得ずファングは唾液と共にそれを吐き出すことにした。
唾と同時に吐き出しされたものはシーツに付着し、雄独特の臭気を放っていた。
それでも幾分かは嚥下することも吐き出すことも叶わず、彼女の口腔に居座り続けた。
「すごいな、喉の奥に絡み付いて飲み込めやしねぇ」
そんな彼女の苦労など知らずに少年は絶頂の余韻と浸るまもなく、込上げる虚しさに苛まれた。
「はぁ、はぁ……」
「まだまだいけるだろ? 自分だけ満足して終わりとは言わせねえぞ」
ファングの手はホープの剛直を掴んだまま離そうとしなかった。
性格がどうであっても、目の前に裸の女性が居てホープの本能が反応しないわけもない。
射精を終えたにもかかわらず、彼の剛直は萎えることがなかった。
「休ませて、ください」
射精直後の敏感な己自身を刺激され、たまらずホープは休息を切に願った。
「それぐらい若さで乗り切れ」
そんな申し出を一蹴してしまうファング。
彼女はホープの体を跨ぎ、自ら秘裂を剛直の先端へと押し当てた。
「う、うぁ……こん、なの!」
彼が初めて女性を知った時と状況は似ていた。
しかしそれ以上に屈辱的で、彼の意思を尊重しないぞんざいな扱われよう。
まるでファングにとってホープは悦楽を得るための道具に過ぎないようだった。
「あぉっ、悪くないな……この感触」
彼女が腰を落とすと徐々にその中に咥え込まれるホープの剛直。
その全てを受け入れたところでファングは自ら荒れ狂うように腰を振り、臀部を揺すって刺激を求めた。
至極の快感に再びホープに先程の感覚が襲い来る。
「これじゃ、またすぐに! 出しちゃいそうです!」
まだ分単位の時間が経過していないというのに迫り来る絶頂。
ファングはその切迫した訴えから彼が本当に達してしまうことを感じ取った。
「泣き言を言うな。そんなに我慢できないなら……」
悦に浸っているファングは水を差されたとばかりに躍動していた動きを止めた。
秘裂で咥えていたホープのモノを解放し、床に脱ぎ散らした自分の衣服の群れをまさぐり始める。
まさに悪夢のようなこの状況から一時的とは言え、抜け出せたことにホープは安堵の溜息を吐き出した。
それも束の間、彼女が衣服を身に纏うわけではなく探し物を見つけると再びホープがいるベッドへと戻ってくる。
手に持っていたのは紛れも無い彼女が着けていたショーツ。
抵抗することができないホープの下腹部でなにやら作業を始めるファング。
「ほらよっ」
仕上がったとばかりに手をはたいて、ホープに向かって薄ら笑い浮かべる。
「な、なにをしたんですか?」
自身の下腹部を見れば彼女が何を施したのかが分かりそうなものだが
一見したところホープのモノに先程までファングが身に着けていた下着が巻きつけられただけのように見える。
「出るもんを出せなくしてやったまでだ。分かるか? こうすればお前は果てることが無い」
そう、彼女はただ単に彼の剛直に自分の下着を装飾したわけではなかった。
下着の性質を活かし、紐の部分を使って彼のモノを強く縛ることで射精そのものを出来なくさせてしまった。
「そ、そんなぁ……」
落胆するホープに構わずファングは彼のモノを膣内に誘う。
彼の上でより激しく踊り狂い始めるファング。
「私が満足するまで遊ばせて貰うからな」
もはや彼女の目にホープは映っていない。目の前の男をただ欲望のはけ口として利用するのだ。
「うぁっ! ああぁぁ! 無、無理です! こ、こんなのぉ!」
少年は悲鳴に近い呻き声をあげる。
彼女の動きに感じるものは先程と同じものだった。
頂きの寸前まで感じたものの不発に終わり、今またその時と同じ所にまで手が届いていた。
「無理でも何でも構いやしないよ。私の気が済めば解放してやるさ」
「はぁ! はぁ! もう我慢できません! で、出ます!」
しかし最高潮のボルテージを保ちながらも最終点には辿り着かない……
彼女の言葉が暗示になったわけではない。精神的ではなく物理的に彼はそこに達することが出来ないのだ。
「出せや、しないさ! あっ、はぁ、はあぁぁん!」
「うぅっ! だ、出したいのにぃ……うあぁぁ」
紅潮する顔でファングは少年を見下し告げる。
苦しむホープに構わずファングはひたすらに己の快楽のために無造作に腰を振った。
その姿はまるでファングが男になりホープを犯しているようにさえも映る。
だが彼女が幾ら激しくホープを責め立てた所で彼はいっこうにその頂に到達することは無かった。
今までなすがままだった少年が、突然自分の意思で腰の律動を始めた。
拙い動きだったが、それでも彼は無我夢中で行為に没頭する。
「そうだ、その調子で私を逝かせて見ろ! なら紐を解いてやる。うぁっ!」
嘲笑うファングを睨みつけ、腹を括ったとばかりにホープは下から彼女の子宮をめがけ腰を打ちつける。
「はぁ! はぁぁ! や、やってみせます! そして、あ……あなたを!」
経験、力量の差、それは火を見るより明らかなものだ。
だが彼の男としてのプライドが無謀な挑戦に拍車をかける。
「やってみろ! ほら、ほらぁ! もっと突き上げて、わ……たしを逝かせてみろ!」
さも面白い玩具を手に入れたとファングは悦に浸りながらも彼の上で妖艶な痴態を晒していた。
だが歴戦の戦士にも性行為で一つの終着点、エクスタシーの光が差し込み始めてくる。
「あぁぁ……いいぞ! もっと、ほら! ……あっ、くぅ! 逝、くぞ……ほら! もっと激しく!」
暴れ馬に乗っているように、体が跳ね踊り狂うファング。
ホープの辛さも尋常なものではなかった。
玉の様な汗を大量にかき、体力に自信のない彼には拷問のような交わり。
それには愛や情など一片もなく、ホープにいたっては快楽の終着すらない虐待だった。
しかしようやくその拷問にも終わりが来る時がきた。
「あぁ……! い、逝く! 逝くぞ! ああああぁぁあ─────!」
筋肉質の肉体を弓なりに反らし、ファングはエクスタシーへと達していた。
「うあああぁぁ!」
同時にホープの剛直を痛いほどに締め付けてくる彼女の膣壁。
受精のために雄からその精を搾り取ろうとする牝の本能的行動。
それでも彼の栓をされた男性器からは一滴の精も射出されることはなかった。
硬直し、わななくファングの体が収まりを見せ始めた頃、彼女は改めて玩具に愛情を含んだ接吻をする。
「んん……はぁ……」
口の端からホープの甘い吐息が零れ落ちる。
最初の頃のものとは違い、毒はなく愉しませてくれた相手へファングから敬意を込めたものだった。
だがそれを終えた彼女から驚愕の言葉が発しられた。
「まだまだいけるよな? ホープ。私を愉しませてくれるよな?」
「……え?」
彼はまだ悪夢から抜け出せない。
この日の夜は永久と思えるほど長い長いものになるのだった。
その結末はファングも予想だにしていなかった展開へと進むとも知らずに……
□END□
お粗末さまでした。先週投下しに来たかったんですがGWにて時間が取れませんでした(汗
ではROMに戻ります。読んでくださった方今までありがとうございます。
新作きてる!やった!
>
>>921GJ!!
ファング姉さんエロエロですな!!
言うか迷ったけど
ホプライ好きさん自重してw
数多いから仕方ないんだろうけどあんたらスレ私物化しすぎだ
いま479kbなんだけど、次スレどうする?
自分よくわかんないので、頃合い見て次スレたててくれると嬉しい。
SSも投稿したいので
だぁ〜れか、どなたかぁ〜埋めてくれ〜♪
SS投稿したい職人さんがいるなら、立てられる方 次スレたててくださいm(__)m
次から合同になるナンバリングは3?
保管庫死んでんぞ
SS投稿は次まで待った方が良い?
スレ埋め程度と思ってるんだけど…
んじゃ書き手さんも足踏みしてるみたいだし新スレいってくる
関連スレは>1のまんまでいいみたいだけど、何かテンプレに追加することはない?
932 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 17:21:51 ID:iP8CE+cY
>>888 最後にホープXライトニングで終わりにしたいと思います。初のホプライでしかも初対面設定、嬢と従業員……と自分でハードルを上げてしまって自爆もいーとこですが……
どうしても、金で買われる設定ではなく、初対面のホープとの接点が欲しくて勝手に想像した部分が多々あります。ご了承下さい。
この薄暗い部屋の中では、時間の感覚など無いに等しい。女同士のお喋りに華がさきナバートが言っていた事など半ば忘れてかけていた時だった。
バタンと重厚な扉の音と共に黒服を着た美しい銀髪の少年が誰かを探す様に目を細めこちらを見ていた。そしてライトニングの姿を確認すると真っ直ぐに歩いて来て皆に礼儀正しく一礼をした。
ライトニングの目の前に立った少年は穏やかな笑みをたたえ、男のものとは思えない白く美しい手を差し出し言う。
「ライトニング…さんですよね?初めまして。ホープ…ホープ・エストハイムです。オーナーからスパとエステに案内する様云われてきました。」
そう言ったホープという少年は今までライトニングが見てきたどの男達よりも魅力的に見えた。
穏やかで柔らかい物腰…上品な佇まい…優しく…それでいて強い意志を感じさせる瞳……
どこかで会った事がある様な懐かしい感覚……
「あ…あの…」
ホープの声にはっとして慌てて手をとるライトニング。
「す…すまない!ラ…ライトニング…でつ」
自分よりはるかに年下のホープに何故か緊張を隠せず、言葉の語尾がおかしくなるライトニング。手に、じわっと汗が滲み出る感覚がわかり慌てて手を離した。
私はどうかしているのか……確かにさっきまでアルコールは飲んでいたがジュースの様な甘いカクテル一杯だけだし、その程度では素面と変わらない。…… 疲れ?……寝不足?……どれも違う。
もっと…こう…身体の芯から火照ってくる様な…長い微熱が続いている様な感覚……それに、心臓を直接手で握られている様な息苦しさ……
その全てがライトニングにとって生まれて初めての感覚だった……。
「早速ですが、行きましょう。僕に付いて来て下さい。」
そう言うと螺旋階段の奥…ここからでは暗くてよく分からないが、どうやらその先に目的の場所があるらしい。
今更ながらナバートの言葉が頭の中を過ぎる……やはり、私は誰かに買われるのだ……
分かっていたつもりだった……全て分かって、受け入れてこの場所にいる……覚悟を決めていたはずなのに、足が竦んでピクリとも動かない。
……身体は正直だ。筋肉、血管、脳、神経、全てを使って拒否の反応をみせる。
後ろから付いてくる気配がない事に気づいたホープが振り返る。
「どうかしましたか?」
「い…いやっ! な…何でもない!!」
何でもないはずがなかった。これから起こるであろう恐怖と、不安……それと相反する目の前の少年に対する不思議な感情……頭の中はパニックだった。
そんなライトニングを見かねたのか、再び差し出された白く美しい手……
「大丈夫です!さぁ、一緒に行きましょう。」
今一度握られたその手はさっきとは別の人の手のように力強く、男の包容力を感じさせた。えもいわれぬ安心感が握られた手を通してライトニングを優しく包み込む。
やはり、どこかで会った事があるような……
どこかで……
ど…こか………
「大丈夫です!」
再びそう言ったホープの目を見た瞬間全てを思い出したかのように、昔の記憶が蘇ってきた。
お…父さん……
そう…父だ……。私の中で曖昧で少ししか記憶が無いのに、その温かさやぬくもり、感覚だけはやけに鮮明に思いだせた。優しい瞳に、私を抱きしめてくれた手……。私の大好きな父……。
そう思うと、さっきまでのホープに対する不思議な感覚も理解できた。全てではないが彼は父にどことなく似ているのだ。だから私の身体は熱をもったように熱くなり、胸がこんなに苦しいのだと……
本当はそんな事で片付けられる気持ちではないのに………
しっかり握られた手……ホープの存在全てに引かれるように暗い扉の奥に消えて行った。
ライトニングがいなくなったサロン内……
「ありゃぁ〜マズいな!ライトのやつ喰われちまうぜ♪」
アルコールが入ってテンションが上がってきたファングがニヤニヤしながら言う。
「えー!あのお兄ちゃんが!?逆じゃないのぉ?」
リルムが言う。
「あ〜…まだ、お前はホープの事知らないんだよな……王様一筋ってかぁ?」
「べ…別に…そんなんじゃないもん!」
「ホープはあぁ見えてテクニシャンなのよね……ウフッ♪」
キスティスがホープとの記憶を思い返した素振りで言う。
「……若いから新鮮だし……♪」
何を新鮮と言っているのか…赤い唇で舌なめずりをするティナ。
「ホープ!最高〜!!」
ソファーの上で立ち上がりガッツポーズでヴァニラが叫ぶ。
「なぁ、なぁ!? ヤるかヤらないか賭けないか!?あたしはズコッとヤっちまう方に10万ギル!!」
突然ファングがライトニングとホープで賭けないかと提案してきた。もちろん、面白い事には皆賛同する。
「アタシも♪ヤる方に5万ギル♪」
「じゃ、私は10万ギル!ヤる方に」
「同じで♪」
「私もヤる方で!20万!!」
皆、口々に言う。
「反対の人ぉ〜?」
ファングが手を上げて問う。
『…………………』
―……シーン……―
『だぁぁぁー!!!!!っだよ!?これじゃ賭けになんねぇっつうの!!!!!!』
温かみのあるシャンデリアが優しく照らす長い廊下を終始無言で…しかし手だけはしっかりつないで歩く二人。 突き当たりを曲がった所に目的の場所はあった。
「ここです」
そう言って開かれた先には、中世ヨーロッパの宮廷の様な景色が広がっていた。
熱を帯びた空気とともに立ち込める良い香り…床一面に敷きつめられた薔薇の香りだ。
女神像の彫刻が施された大きなバスタブ……高級化粧品ばかりが規則正しく、幾つも並べられたドレッサー……豪華な刺繍が施された猫脚のソファー……
奥にはガラスで仕切られた本格的なエステルームも見えた。
「……す…凄い……」
あまりに現実離れした光景に言葉が出ない。
「じゃあ、僕は介添えの人を呼んでくるので、ここで少し待ってて下さい」
そう言ってホープが部屋から出て行こうとした時だった。
「ちょっ!……ちょっと待ってくれ!」
「はい?」
咄嗟にホープの腕を掴み引き止めている自分がいた。
何故だろう……握られた手が離れてから、不安で不安でたまらない。彼が……ホープがどこかへ行ってしまうのが嫌だった。
「す…すまない!そ…その、もう少し…だけ、一緒にいられないか?」
「えっ?…ええ、僕は構いませんけど…」
そう言うと、どちらともなくソファーに腰掛ける。しばらく続いた沈黙の後、先に口をひらいたのはホープだった。
「……明日…ですね…」
「……あぁ……」
「……きっと、いい人がつくと思います。ライトニングさん…綺麗だから……」
「……本…当か?…私が?綺…麗だと?」
「ええ…本当です。…本当に綺麗……!!…んっ…」
その瞬間私はホープの唇を奪っていた。思考より先に身体が動いてしまった…。俯いて、少し恥ずかしそうに私の事を綺麗だと言ってくれたホープ……
嬉しかった……
本当に、嬉しかった……
ホープという存在全てが愛おしいと思った……
そう思うと同時に、これから他の男のものになる事への嫌悪感が襲ってきた。
嫌だ!絶対に嫌だ!!
他の男に抱かれるくらいなら……
今一番、愛おしいと思えるホープに捧げたい……一つになりたい……
しかしライトニングの想いとは逆にホープの方から離された唇。
「…す…すみません…。や…やっぱり、こういうの良くないですよ……」
「……何故だ?……私の事が嫌いか?私とは嫌か!?」
「……そうじゃありません……」
「では、何故……」
俯いて固く唇を閉じたままのホープ。彼の言わんとする事は何となくわかっていた。
「私が…商品だから……か?」
「…………」
黙ったままのホープ。ふぅ…と軽く息をはきながらゆっくりとライトニングが話しだす。
「……もう…いいんだ……もう……私はここに居られる人間じゃない…そんなに強い人間じゃないって気づいたんだ。………だから…辞めようと思う。」
辞めると言う言葉を聞きビクッと身体を震わせた後ゆっくり顔を上げてライトニングを見つめるホープ。
「……本…当…ですか?」
「……あぁ、本当だ」
「…じゃあ……もう……」
「…商品にはならない……ただの女として私を見て欲しい……」
何かが吹っ切れた私は歯の浮くようなセリフを平気で喋っていた。それは、少なからずホープも経験が無いと見越して、強がって言った節もあった。
それが、こんな形で裏切られるとは………
「……ライトニングさん……」
「……ライトでいい……」
優しくホープに肩を掴まれ、ゆっくり…今度は彼の方から近づいてくる唇。此処までなら何度か経験があったし直ぐに唇は離れるものだと思っていた…ところがなかなか離れない唇!それどころか当たり前のようにホープの舌がライトニングの唇を割って入ってきたのだ!
軽く唇を閉じ拒否の反応をしようとするものの強引に入ってきては舌を絡ませ貪るようにキスをするホープ。そのままライトニングをソファーに倒し覆い被さる状態になった時にようやくホープの唇が離れた。呼吸が乱れ肩で息をするライトニング。
「っ…ハァ…ハァ…ホ…ホープ……」
「大丈夫……優しくします…」
そう耳元で囁くとそのまま唇を落としていく。ホープの表情にさっきまでの初々しさは無かった。ゾクッとするような舌使いで耳や首筋に舌を這わせる。
その慣れた様子や舌の動きで、初めてではないと確信した。それどころか、相当な数を経験してきたのだろう……一連の動作に全く無駄がない。私の思考を止めて痺れるようなキスでじわりじわりと身体の自由を奪っていく……
気がつくとシャツがはだけてブラジャーのホックが外されていた。ホープがそれらをたくし上げると、白くて柔らかい二つの山が顔をだし、薄くベージュがかったピンク色の頂点がツンと天井を仰いでいた。
「…ライトさん…綺麗です…」
そう言うとホープはその頂点にチロッっと悪戯に舌を跳ねさせた。
「はうっッッ!…ぅん…」
身体の中に甘酸っぱい快楽の電流が走りビクンッと背中を仰け反らせるライトニング。それを制するように左手で肩を押さえ右手で優しく愛撫をはじめる。
「ン…ッあっ…やっ……めろ…」
そう言ったものの、その言葉に真実味は無く、それどころか余計にホープの雄としての征服欲を掻き立てた。
「止めませんよ…」
そう小悪魔のように微笑むと再び小指ほどの頂点に舌を這わせ、飴玉を舐めるようにコロコロと舌先で刺激していく。
「アッ…っ…はぁ…んッ……」
撫でるように身体を愛撫していた右手はいつの間にか片方の胸を揉みしだき、時より弾いてみたり、摘んでみたり……
その度にライトニングの身体は高揚と快楽の波が打ち寄せては引き、打ち寄せては引きを繰り返し、尾てい骨からせり上がってくるようなその喜びは下腹部に痺れるような熱をもたせる。
「…あうッ…ッん…あッ…お…前……っ」
次々に襲いかかってくる快楽を必死の形相で耐える。少し涙を溜めているのだろうか…?潤んだ瞳でホープを睨みつけた。
刺さるようなその視線に気づき胸から顔を上げる。
「ホ…ホープ…た…のむ…もう…止め……ッ……」
「……今さら何言ってるんです?…それに先に誘ってきたのはライトさんの方ですよ?」
その言葉を聞いて何も言えなくなった……。私の上で見下すように冷たい笑みを浮かべるホープ……温かく優しい手で私を包んでくれたホープ……ホープ……一体どっちが本当のお前なんだ……
ごめん、冒頭の「ライトニングでつ」で超噴いた。
それはともかく、こんなところでやめないでっ!!
乙埋め
人が減ってる気がする
保管庫の管理人さん、見ているかしら
埋めています
このスレは13が多かったね
気になる投稿は各自保存!
斜陽ジャンルゆえ……
保管庫に収納されないのはもったいない気もするけど
うめ
950
念のため。
職人さんたち、ありがとう。
週末だし、もうすぐおちるし、感想とか雑談してみてはどうだろう。
保管庫なんとかならないのか?
誰か新しいの作るとか
個人的に自前スペースに転載してる書き手さんも居るだろうけど
「宣伝ウゼェ」と叩かれそうでここじゃ告知できないとエスパー
一番いいのは保管庫の人が編集パスを公開してくれることなんだが…
しかしなんだ、ホプライに始まりホプライに終わるって感じのスレだったな
今さらいらねえだろ、んなもん
各自専ブラでログ保存でもしてろよ
埋め
別に保管庫いらんけど、スレまたいだ連載になるのだけは、職人さんにに前の分も貼って欲しい
13職人さん乙だけど、次スレは13以外の投下もあるといいなぁ
よくかんがえたら480KBこえてるし埋めなくてもおちるんだな
自サイト収納してる職人さんいるんだ…、スレ前半で連載とまってるホプライの
職人さんサイトあるなら見に行きたい、でもここにURLはってっていうと晒しだし
ヒキサイトとか携帯サイトも多いし見つけきれヌ…
今スレで未完なのはおでん×ライトとナバート娼館シリーズか
とべこ氏の13連作は何か続きを臭わせてるっぽいけど、
ファンホプで完結ってことでいいのかな
一筋の涙が頬を伝う……何故?……どうして涙なんて出るのだろう……
ホープに裏切られた…?……いや、違う。彼が言っていた事は正しい。…私が勝手に彼の虚像を作り上げていたに過ぎない……自分の妄想の中での彼に恋をしていた………全ては私自身が蒔いた種だ……
そしてライトニングは何かを決心するかのように静かに目を閉じた……
その様子を黙って上から見ていたホープ……彼自身も又ライトニングに他の女とは違う何かを感じていた。涙で濡れた頬をなぞるように優しく拭って言う。
「……止めます…か……?」
「!?!!!!」
「……そんな顔をされたら…もう出来ませんよ……それに…今ならまだ間に合う……」
……間に…合う…?……一体何が間に合うと言うのだ?こんな状態にしておいて……元に…戻る!? 少なくとも私の中では元に戻る事はないし、戻るつもりもない……これは、全てを甘く見ていた私自身に対しての戒めなのだから……
しばしの沈黙の後、ライトニングは首を横に振る。
お互いこれ以上言葉はいらなかった……
ホープは再びライトニングの白くて柔らかい胸に顔をうずめた。中性的な唇が身体中を蛇のように這い回る。首筋から胸、脇の下、腹、臍……蛇は下へ下へと、その先にある水場を目指す……。
片手は太股の内側を撫でるように愛撫をしながらゆっくり脚を開いていく……
「ン…ぁ…っっ……あっ…ン…」
精一杯我慢をしても、熱い吐息とともに嫌でも声が漏れてしまう。胸を露わにして、脚を大きく広げている自分の姿を想像するだけで羞恥心で目を逸らしたくなると同時に、もっと見られたい……恥ずかしい姿を晒されたい……とも思っている自分がいた……。
すでにスカートは捲れ上がり、スパッツとショーツだけの下半身。柔らかいホープの手が滑るように腰の奥に回ったと同時にその二枚が何の躊躇いもなく一気に足元まで下げられた。
「…ぃやッ…!!!!」
生まれて初めて異性に見せた女の秘部……恥ずかしさと、興奮で顔を真っ赤にするライトニング。
「…ライトさん……可愛いです……」
そう言うとホープは、赤く熟れた果物のように蜜を滴らせた秘部に指を這わせる。
「はうッ…!!…っぁ…」
今までに感じた事のない衝撃がライトニングの身体を突き抜ける。そして、それは熱いマグマの塊になり下腹部に鈍い痛みのような痺れを与える。
ホープは細く糸を引き纏わりつく液体を確認するとわざとそれをライトニングに見せつけた。
「…凄い……こんなになって……ライトさんってやらしいんですね……」
「…くっ……」
ホープの指をぬらぬらと光らせるとろみのある液体を一瞬だけ見るが、すぐに下唇を噛み羞恥心で顔を背けるライトニング。
「ちゃんと見て下さい…」
ホープはそう言うとグイッとライトニングの顎を掴み自分の方に向けた。そのままぬらっと糸を引く粘り気のある指をゆっくり自らの口の中に入れていく……
「!!!!!!」
あまりの衝撃で言葉を失うライトニング。チュパ…チュパ…と悪戯に自らの指を舐めながら、目を見開き驚く様を満足そうに見つめるホープ。
そしてそのまま覆い被さるようにライトニングの首筋に顔をうずめ再び指を滑らせる。胸や太股……脇……尻……そして………
―クチュッ…ッ…―
「あうッッ!…ん……」
ライトニングのあそこはすでに自分の意識ではどうにもならない状態だった。柔らかい肉の壁から甘い雌の香りを漂わせ、指に纏わりつくとろみのある液体を淫らに滴らせていた。
ホープはだらしなく口を開く肉の襞を指で押し広げると、その奥にひっそりと隠れていたピンク色の小さな突起に優しく触れた。
「あンッッ!!…ぁ…うっ……」
その衝撃でビクッと身体を震わせるライトニング。少しでも快楽の波を逃がそうと腰をくねらせるがホープの指は執拗にそのピンク色の突起を刺激し続ける。舌を絡ませた濃厚なキスをしながら……
薔薇の香りでむせかえるような熱気の中滴る汗など気にもとめず、ただ快楽を求め貪り合う二人……
ホープはソファーから降りるとそのまま大理石の床に跪いた。そして力無く身体をあずけているライトニングを正面に座らせると両足首を掴み大きく脚をM字に開脚させた。
すでに、抵抗心や羞恥心など感じない様子のライトニング…。ただ頭の中を狂わすような快楽に耐える事で精一杯だった。少し虚ろになって熱く潤んだ瞳でホープを見つめる。
「……ホー…プ……」
消え入りそうな声だったがホープには、はっきりとその声は聞こえた。しかし聞こえないふりをした。何故だろう……彼女の目を見たらこれ以上出来ない気がした……
頭の中を過ぎる、言葉にならない思いを振り払うように軽く首を振る。そしてゆっくりとライトニングの秘部に顔を近づけ、滴り落ちる液体を啜るように舐めはじめた。
「あンッ…ァ…ゥ…ンッ…んぁ…」
ライトニングの淫らな声を聞きながらじゅるッ…じゅるッ…チュパ…チュパ…と音をたてて一心不乱に舌を這わせるホープ。
いつの間にかホープの頭を抱え、自ら腰を浮かせるライトニング。それは次々に襲いかかる快楽を受け入れ、喜びを見いだしているようだった。
ピンク色の突起を弾くようにチロチロと刺激するたびにライトニングの声も激しさを増し蛇のようになまめかしく腰をくねらせる。
そして一際大きく声をあげたと同時にビクンと身体を震わせイった……
と言っても本人は初めての事でワケのわからない状態なのだろう。頬を桜色に染め唾液で濡れた唇がだらしなく半開きになっている。
短い痙攣状態の後、寒くもないのに鳥肌が立ちその場にうずくまるライトニング。
そしてホープはそのまま立ち上がりネクタイを外して、汗で濡れたシャツを脱ぐ。傷一つ無い陶器のような滑らかな白い肌が露わになった。華奢な腰に巻かれたベルトに手をかけた時だった……
―バタン!!!!!!―
と勢い良く扉の開く音とともに聞き覚えのあるハイヒールの音が響き渡る。
「そこまでよ!」
そう言うと鋭く光るフレイルの切っ先をホープに向けた。入ってきた女はナバートだった。
ふぅ…と息を吐き、両手を上げるホープ。そのままライトニングを見つめると年相応の少年らしい笑顔で肩をすぼめて見せた。
一瞬、何事かと理解出来ず、頭の中が真っ白になったライトニングだったが、乱れた自分の姿に目をやり、慌ててシャツを合わせ、捲れ上がったスカートを下げた。そして床に落ちて丸まっているショーツを拾うタイミングを見計らっていた。
「……やってくれたわね……あともう少しタイミングが遅かったら使い物にならなくなっていたわ!」
……使い…物……辞めると決めたはずなのにその言葉はライトニングの表情に暗い影を落とした。そしてその様子を見ていたホープが言う。
「……見ていたんじゃないんですか?ずっと…僕達の事……」
そう言うと天井にある無数の監視カメラを指差した。
「ちょっ!!…なっ…何言ってるのかしら!?」
図星なのか、眼鏡のフレームに手をやり動揺するナバート。
「じゃなきゃ、こんないいタイミングで来れませんよ♪」
そう言うとホープは全てわかっているというような笑顔を浮かべた。
「とっ…とにかく、あなたはもう、これ以上女の子に手出さないで頂戴!!わかったわね!?」
「……わかりました。なるべく気をつけるようにします♪」
このような状況に慣れているのか、全く反省の色を見せないホープは床に散らばった自分の服を拾い上げるのと一緒にライトニングのショーツも拾う。そして部屋を出ようとすれ違う時にさり気なくポトリと落として行った。 それを慌てて拾うライトニング。
ナバートと二人きりになり気まずい雰囲気が漂う。しばらく沈黙が続いた後にナバートが言う。
「まぁ、今回はギリギリセーフだったけれど、あなたにも非があるのだから、今後は気をつけてね!それから、明日のオークションの事だけれど……」
「それはッ…!!」
「…何?」
ナバートの話しに割って入る。ゴクリと唾を飲み込み、呼吸を整えライトニングは決心した事を話しだす。