【獣人】亜人の少年少女の絡み9【獣化】

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1名無しさん@ピンキー
このスレッドは、
   『"獣人"や"亜人"の雄と雌が絡み合う小説』
                    が主のスレッドです。

・ママーリand常時sage推奨。とりあえず獣のごとくのほほんと、Hはハゲシク。
・荒らし・煽り・板違い・基地外は完全スルーしましょう。
・特殊なシチュ(やおい・百合など)の場合は注意書きをつけて投下。好みじゃない場合はスルー。
・書きながら投下しない。
 (連載は可。キリのいいところまで纏めて。
  「ブラウザで1レスずつ直書き」や「反応を見つつ文節を小出し」等が駄目という意味)
メモ帳などに書き溜めてから投下しましょう。
・『投下します』『投下終ります』『続きます』など、宣言をしましょう。
・すぐに投下できる見通しがないのに「○○は有りですか?」と聞くのは禁止です。
・作品投下以外のコテ雑談、誘いうけ・馴れ合いは嫌われます。


・過去作品はエロパロ保管庫へ。
http://sslibrary.gozaru.jp/

+前スレ+
【獣人】亜人の少年少女の絡み8【獣化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225275835/l50

+過去スレ+
【獣人】亜人の少年と亜人の少女の絡み【人外】
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1061197075/
【獣人】亜人の少年少女の絡み2【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098261474/
【獣人】亜人の少年少女の絡み3【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118598070/
【獣人】亜人の少年少女の絡み4【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152198523/
【獣人】亜人の少年少女の絡み5【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167835685/
【獣人】亜人の少年少女の絡み6【獣化】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197755665/
【獣人】亜人の少年少女の絡み7【獣化】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207906401/

+関連スレ+
【異形化】人外への変身スレ第四話【蟲化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241610755/
[獣化]人間が人外に変身しちゃうスレ14[異形](半角二次元板)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1242675639/
2名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 01:52:51 ID:JQumotKB
ぬるぽの少年少女の絡み
3名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 02:00:29 ID:cHigPCS6
続きがなかなか来なくてがっかりとは言わせん
4名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 10:59:16 ID:lH5Sssy3

即死ってもうないんだっけ?
5名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 11:27:49 ID:Oj4l3J/p
>>1
乙彼
6名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 00:16:19 ID:U3D00yqf
即死があるのかないのかわからんが保守
7名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 00:08:40 ID:U3D00yqf
スロースタート・・・というか話題の種がないといつもこんなもんだっけ
8名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 00:13:48 ID:vat0b4H6
前スレまだ書きこめるくね?
9名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 12:31:09 ID:TtnaDNgA
前スレ埋まったな
容量オーバーの方が早いかと思ったら1000まで行っちゃった
10名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 12:36:10 ID:ixxB9oBa
>前スレ994
「次スレがSSで溢れるまでその姿のまま
 =元に戻りたければ自分で自分の痴態を書き込め」
ですね。わかります
11名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 17:19:13 ID:Yx5TZhbN
>>10
淫乱日記ですね。
12名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 02:31:41 ID:5yR4wAfM
淫乱日記読みてえ
13名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 13:48:01 ID:96rnZL/P
しかし蹄じゃペンもキーボードも使えないんじゃ…


ああ
「じゃあ記録して後でボクがテキストに起こしてあげるから
 どんな事があったのかそこのカメラに
 克明かつ詳細かつ緻密に証言してくださいよ。乳首いじりながら」
という事ですねわかります
14名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 18:20:21 ID:U21xdqoO
今日久しぶりに図書館に行ったんだけど
児童文学は獣化の宝庫だな全く・・・!

犬猫兎ネタが多くて ソフトTF好きとしては萌えまくりだ
15名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 19:23:22 ID:pNJ3vhaJ
>>14
浦島太郎
16名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 20:20:12 ID:5yR4wAfM
>>13
まさにそのとおりw
自分が言いたかったことを代弁していただきました。

しかし乳首いじりながらだなんて元の姿に戻っちゃうんじゃないかなw
17名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 22:40:17 ID:Utr5LMn/
元ってなんぞ。雄豚?それとも人間♂?
まぁ雌豚オナニー見られてる前で人♂に戻るのもそれはそれで精神的に痛いが、萌えないだろうw
18名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 22:43:51 ID:5yR4wAfM
>>17
何言ってんだ?
元々お前は豚だったじゃないか
19名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 22:46:48 ID:I3W5RvGT
ここはチャットルームじゃないぞ、豚ども
20名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 22:56:35 ID:VWmtDbud
はやくSS投下してくれ


何もないなら豚どものリレー見てたい
萌えるから
21名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 12:30:39 ID:RpaEBhw2
豚派占拠すんなと言われるが
言われて豚派がいなくなったらスレの勢いが一気になくなる罠

もうちょいネタ出せよ他動物派
22名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 14:06:18 ID:Cgfs0Wao
>豚派占拠すんなと言われるが
>>21だけしか言ってない件について
23名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 15:01:57 ID:QEOneXG3
前スレ過去スレも合わせると豚派自重しろとは何度か言われてるな
24名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 15:50:27 ID:B7f2RtbX
実際 豚でも良いんだが、豚過ぎると作品投下できない雰囲気になるから自重しろ って事じゃない?
特にあの時は豚以外黙殺されてなかったけ…
25名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 16:40:16 ID:ciSu++uZ
小規模な祭りくらいならかまわないんじゃないか?
数日で醒めるし
26名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 17:16:52 ID:RpaEBhw2
>>24
>豚以外黙殺
その豚以外のネタに反応しておけばよかったじゃないか
いいネタだったと思ったなら、あるいは豚派の流れが嫌だったのなら、
普通にそのネタ拾って話を続ければ流れ変わったかも知れないのに

確かに豚派の方が書き込む勢いで流されてしまったかも知れないが、
豚派がまるで発言妨害したかのように言って責任を押し付けるのはやめてくれ
27名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 17:40:20 ID:R3aGGNvh
お祖母ちゃんの皮を被った狼×赤頭巾
地震保険のCM視てるとこの妄想が浮かぶ。
28名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 11:14:33 ID:YBm/gwIe
馬並み
29名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 11:17:24 ID:Hf6sCUtm
>>27
過去にも赤ずきんモチーフの作品はあったが、他の作者さんが書いた展開も見たいな

狼がすり替わったわけではなく実はお祖母ちゃんの真の姿が狼だったとか
いっそ赤ずきん自身も狼の血を引いてたとか
色々な派生もできそうだ
30名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 23:56:42 ID:fJvma2ao
妄想は溜まっていて悶々としているのだが
作品として書き上げるだけの ガッツがたりない!

獣化ナノマシンが神経にも作用して常時敏感・発情状態とか
31名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 00:00:33 ID:RqE7TmQP
獣化したらむしろ、年に1〜数度の発情期にしか発情しなくなるんじゃないのかと思う俺だった
32名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 01:31:20 ID:mVtRJbX/
えっち
33名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 07:00:10 ID:jv8SXi3B
すけっち
34名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 07:05:10 ID:CiAF6aev
πタッチ!

牛獣人の乳搾り!牛獣化して搾乳!
35名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 13:07:42 ID:cR46595B
ヒトは万年発情期。
36名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 23:38:56 ID:xX/9kKQq
夏休みも終わりですね。え、もう少し休んでいたかった?
では家畜に変えてあげましょう
ふふ、どうです。これで人間としてのしがらみもなくなり永遠にお休みですよ


なんてのを思い付いたがそもそも18歳以上では9月1日始業って少ないわな
37名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 23:46:00 ID:neH3T/Vb
俺は無限に休んでるぜ!燃え尽きるほどニート!
38名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 00:56:52 ID:cfNrL0sF
だな! 始まってるか、続行か永遠の夏休みか…

そういや森の熊さんの歌って意味わかんないよな
なんで熊は逃げろって言ったんだろうか…
それが人間の頃の唯一の自我だった…とか?
39名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 01:06:52 ID:15djzR3w
家畜になって永遠のお休みをいただきたい社畜の方も多いでしょうな
家畜にならずとも休んでる者もいますがwww

>>38
それなら言葉が喋れる理由も納得がいくな
早く逃げないとあなたも熊獣人になってしまう!ということだな

スタコラサッササのサまで限定の妄想だけどw
40名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 01:17:37 ID:sJBSAqBs
人のいない所で食うためだよ
もちろん性的な意味で
41名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 16:01:38 ID:BdqVUsdA
「ぐるるる。ぼく わるいクマじゃないよ
 でもここにはぼく以外の悪い猛獣とかいるから逃げた方がいいよ」
という解釈あたりが無難か
42名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 18:56:14 ID:GL0HK5QH
>>39
普通の女の子を、獣化させながら犯すとか良いな。
43名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 06:24:17 ID:CqsJAWyU
ある〜日♪
くま3P♪
44名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 10:23:13 ID:tfv6i6/u
懐かしいネタを……
45名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 12:04:48 ID:jo0XkA31
えっちなスレだね
46名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 19:59:34 ID:fsxK4dyk
>>45
お役に立てれば幸いです。
47名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 16:46:15 ID:QbRy9F4t
>>46
その言葉が一瞬ゼノサーガのKOS-MOSのボイスで脳内再生されたw

獣人型アンドロイドとか欲しいなー
48名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 16:47:17 ID:7SFjAIlp
そして記憶を切り取り&貼り付け
49名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 20:19:10 ID:d9NIwTQ6
>>47
チップとかを取り換えると、色んな種類の獣人になったり。
50名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 01:48:50 ID:5UBTfyXT
シッショー
51名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 01:52:06 ID:Mtq8sDXG
チップ違いですね、分かりました。
とりあえずシショんの早いしスレチだww

チップだけじゃ無理だから、外部の表皮とか入れ替えんと無理だろうな
それでも十分買う価値あるけど
52名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 01:58:56 ID:fWS5t/fD
そんな世界だと愉快犯に獣人ボディに記憶を移動されて
擬似獣化させられたりとかもあるんだろうな
53名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 03:08:37 ID:4e681eHz
近未来じゃなく、それこそゼノサーガとか宇宙時代の超未来SFなら
有機・ナノマシン可変外装とかでチップ入れ替えでむにむにふさふさ変化しても良さそうだけどな
質量保存則の問題も、素材を空間圧縮格納してたり物質転送してたりという設定でクリアーできる

・・・つーか正直、「量産型KOS-MOS B(Beast)型兵装」とかイタい脳内捏造してたりした俺
「KOS-MOSは都市部や艦内での戦闘を前提に設計されてたが実際には屋外での戦闘が多かったので」
とか言って、民間販売用の量産化の前に
「接近戦用クローと、不整地の走破性を高める肉球型アブソーバ付きケモ手足」やら
「耐衝撃・耐切断・耐刺突性に優れたファイバー装甲としての体毛」やら
「死角の多い野外戦闘に耐え得る多目的センサーとしてのケモ耳ケモ鼻ケモヒゲケモマズル」やら
「不安定な足場でもバランスが取れるアクティブカウンターウェイトとしての尻尾」
やらを展開できるように再設計されるという・・・

二次創作としてはイタ過ぎる上に、一枚絵にするには画力が絶望的、というわけで自己ボツったけど
54名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 08:03:40 ID:p0m7WDGr
>>53
シュレーディンガー君
55名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 11:00:58 ID:5UBTfyXT
それこそ、ゼノサーガまで未来じゃなくても
攻殻機動隊なら!
56名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 12:21:25 ID:r6Fq9L75
頭に獣脳だけ埋め込んだだけのキャラ登場
57名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 13:13:01 ID:0nEFD1UU
獣の頭に俺脳を埋め込む
58名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 16:18:56 ID:p0m7WDGr
脳に蛙を埋め込む。
59名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 12:43:24 ID:A8vseRFS
獣属性とジョジョを絡ませるだけで一日妄想してられるよな

獣人がスタンド使いだったらとか
獣化させるスタンド使いが身近にいたらとか
自分のスタンドがケモノだったらとか
60名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 15:01:46 ID:9AyMxevN
ただし絵柄までジョジョで想像すると、
濃すぎて萌えるには難しくなるのが問題だな
61名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 16:44:49 ID:GHKcwrUB
悪魔の虹はマイマイカブリ以外蝸牛化。
思い込みだけど。
62名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 01:22:00 ID:NCbnWQcq
思いこみが激しいと体はその反応をするからあれは本当に蝸牛になったんじゃないかな
その少し前に狼化があるが一切萌えないよな…あれ
63名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 09:58:08 ID:0CuLwzxy
っていうかジョジョ絵で獣人って想像できない
荒木先生は人間も動物も怪物なんかも素晴らしいんだけどケモノは今一つなんだよね
まあイギーくらいしか思いつかないけど
64名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 13:19:33 ID:/TwQRuHv
>>63
マジ赤
65名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 16:08:41 ID:myVtsA7k
バオーだっけ?
怪人になるやつ
あれ結構好きだった
66名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 17:12:29 ID:9DDuDL6d
>>62
俺は子山羊達に萌えてた。
67名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 19:54:23 ID:wt+XPxqw
>>65
俺はマーチンに萌えてた。
68名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 20:53:06 ID:l5WqeQ4s
俺は車にひかれそうな所をカーズに助けられた犬に

まあ絵柄はともかくネタ的な相性はいいのか?

…そうだな、俺は獣型の石仮面とか妄想してみる
かぶると獣人になり、血液ではなくエロい汁を求めるようになるという
69名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 10:09:10 ID:iIx+nK5g
だがその圧倒的エロスを誇る吸血鬼もとい吸精獣も
より上位の生命体である「柱の獣」達の食い物(性的な意味で)として
作られた存在に過ぎなかったのだ!(バアァーン)
70名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 10:37:25 ID:BYbz3Pio
究極生物は、全てに変身出来るんだよな。
71名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 16:39:00 ID:iIx+nK5g
>>71は…二度と人間には戻れなかった。

ケダモノと人間の中間の牝奴隷となり、永遠に獣人の群れの中でマワされるのだ。

そして、感じたくないと思っても発情してしまうので…

そのうち>>71は(自分が人間だと)考えるのをやめた。
72名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 16:44:59 ID:OfWse9KP
ジョジョならイギーvsペトショが好きだな
73名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 17:32:26 ID:BYbz3Pio
>>71
突っ込み待ちなのか、自分の欲求なのか。
74名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 17:43:28 ID:iIx+nK5g
もちろん欲求
75名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 17:44:11 ID:oFlFhRHU
>>65
来訪者の頃はまだ絵に萌へ要素…あったような…
スミレ(と、なんか一緒に居たペット)にはハァハァしてたおw

76名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:47:30 ID:0q5puuKe
今のDioのスタンドの能力は恐竜化だぜ
少し前は村一個恐竜にしてた
77名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:57:57 ID:BYbz3Pio
>>76
フェルディナンド博士はネコっぽいのも恐竜化してたな。
78名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 21:58:40 ID:LM8BEbCD
ネコといえば、コンラッド博士
79名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 23:03:09 ID:T0FHfzfr
ネタは思いつくけど文に出来ないなー
こうなったらTF絵が上達するまで描きまくるしかないか
80名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 01:31:59 ID:a0U4C885
じゃあ俺は逆に分のほうをがんばってみるぜ
81名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 16:29:27 ID:E6vUVt8P
絵と文か。あとプログラマーでもいれば獣エロゲができるな

…無理か
82名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 16:50:14 ID:c6YwbcBY
エロゲより挿絵つき小説の方がいいわ
83名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 17:58:43 ID:85MCUcPR
よしPGもいるぞ
さあ企画書よこせ
84名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 19:49:04 ID:BWNe1+O4
>>82
選択肢によって何に獣化する動物が変化するゲームがあったらわくわくしない?
さらに主人公の性別や体型も選べたら最高。

まー夢だけどな。
85名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 19:50:59 ID:C06VRZSM
そんなことよりVR技術をだな
86名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 07:43:52 ID:yR+LnHYj
>>84
46億年物語
87名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 07:55:25 ID:v3oTEPRL
人に変身するのが最後のほうじゃ獣化じゃないよね
あれって進化だし
88名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 17:29:58 ID:zhxCjMK3
逆46億年物語
89名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 17:41:46 ID:yR+LnHYj
>>88
ヒトが動物パーツを着けてくのか。
じゃあ俺はアイアイの指を着けるぜ。
90名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 19:39:37 ID:ddlcz35w
パンダの親指を
91名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 15:37:54 ID:Ysa9SdvM
全体じわじわ変化じゃなく、部分変化を繰り返していくモザイク的TFだと
どのパーツから変化させてどのパーツで終わるか、ってのも
結構個々人の好みが出るポイントだよな

いやTFに限らずケモノや亜人でも人によってこだわりのある箇所は違うけど

俺は蹄。あとおっぱいおっぱい
92名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 17:26:02 ID:36Wdw1Pp
俺はマズルと呼吸、肉感にこだわりたいけどこだわれるほどの文才がない
93名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 22:19:33 ID:JE6St609
♀獣人にされて大通りで衆人環視の中ずっこんばっこんされる夢を見た
流石に自分でもどうかしていると思った

SSにしようかと思ったがストーリーとかなく支離滅裂でひたすらやってるだけなので
話にしようがない。あと気力が続かない
94名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 06:17:54 ID:y0Zb2uh5
猫系なら尻尾の付け根の描写がこだわりっちゃこだわり
SSなら獣化+洗脳が大好物・・ただ文才がry
95名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 13:17:51 ID:QHfaosH+
乳が人間なら、後はどうでも。
96名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 15:48:57 ID:iIuVPG2G
>>95
その辺は亜人派はともかく
獣化派の中では好みが激しく分かれそうだな
97名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 23:48:49 ID:EF1rqtQz
ストーリーに仕立てなくても、こだわりを出来る限り言い表してくれれば参考にはなるんじゃなかろうか。
98名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 08:16:58 ID:KGaxlhDt
見た目だけじゃなくて、その動物の特徴を出して欲しい。
99名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 15:07:42 ID:OKVBNdN8
具体的にはどんな感じ?

犬系なら嗅覚描写されたり、豚なら蹄や交尾30分とか書かれてたり
今までも結構、動物的特徴表現されてる気もするが、もっと濃いめが好み?
100名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 22:03:09 ID:RFQupxVh
慣れない蹄に戸惑ったりするのはかなりツボだな
101名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 13:18:58 ID:Dt3yKvoi
蹄じゃ打てないんダナ
102名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 16:48:06 ID:15I7lcHP
人の風呂の残り湯やらプールの水やらを飲みたがる
そんな人が世の中には居るというのがあまり理解できなかったんだが
獣人さんの残り湯なら飲めそうな気がする今日この頃


牛獣人や豚獣人の風呂の残り湯は別の意味でも飲めそう
103名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:08:52 ID:QCjbwfbE
変態さんだ!変態さんがおる!!
104名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 23:20:56 ID:AWKaiG5R
今日のビジネスジャンプにダシマスターという話が載っていてな
105名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 23:31:26 ID:QCjbwfbE
でもよく考えたら、獣人の残り湯を飲めば獣人になれるなら飲むよなあ
106名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 23:47:17 ID:vz6/zhQK
獣の足跡にたまった雨水を飲めばその獣になれる、という黒魔術をどこかのページで見た。
あと、風呂敷に包まれて大量のマタタビを煎じたお湯をかぶれば猫になれるとかいうのもどっかで見た。
107名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 23:58:06 ID:0XwQ+u1A
獣人になれるものなら喜んでなるが、
話としては、嫌なのに無理矢理に獣化させられる強制・恥辱系が好き、という苦い二律背反

残り湯を喜んで飲むとイマイチ強制っぽくないし、
かと言って残り湯を無理矢理飲まされるというのもシュールでイメージしにくい・・・
食事とかに混ぜると普通の薬剤系と同じ感じになってしまって
残り湯というアブノーマルさを活かせないしなー。どうしたものか
108名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 23:59:03 ID:0XwQ+u1A
ああいや残り湯に限らず足跡の水でも
109名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:31:37 ID:07n1mpZV
↑のダシマスターで思いついたが、ラーメン屋のスープが獣人の残り湯というネタとか。
そこの豚骨などのダシは店員が獣化して風呂に入ってとったもので、
新人の店員はそれを飲んで味を覚えなきゃいけない。
でも調味料などを入れない状態で毎日飲み続けると獣人になってしまう、みたいな。
110名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:38:22 ID:07n1mpZV
てか呪泉郷があればいいのになあ。
111名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:57:13 ID:PIyzSBnp
>>106
足跡ってのは、狼男に変身するって話だったような。

>>110
でも、変身しても所詮は動物とかで、獣人にはなれないと思うぞ……
112名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 01:19:58 ID:eN6Ym2lb
足跡に溜まった水を飲むってことは、
つまり顔を地面につけて啜ったり舐めたりするんだよな
そんなことを無理やりさせられつつ獣化する…と考えるとエロい

>>107
凶暴な獣人や悪い奴らに捕まる
→飲むと獣化しちゃうという事実を伏せて
「獣人の残り湯or足跡の水飲むくらいプライド捨てて命乞いすれば帰してやるよ」
とか言われる
→嫌がりながらも飲んだら獣化
→「約束通り帰っていいぞ…その姿で帰れるものならな」
と言われ、泣く泣く下僕に

という感じなら陵辱っぽくできなくもないと思うがどうか
113名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 01:32:20 ID:2Q29aDzN
>>111
パンスト太郎とかを見る限り、複合したものに変身してるから、獣人になるのは可能だと思うぞ。
114名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 04:13:13 ID:0SZDy4Ph
残り湯か
色っぽい獣牝主人に仕えて
「お疲れ様 ご褒美に私が浸かったお湯を飲んでもいいわ」
みたいなこと言われてみたい

獣要素があった上で違う趣向も詰め込んだ話を考えてみたい
ケモノ属性だけだと割とすぐスレが止まっちゃうし
115名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 17:52:44 ID:CdmXx1ej
鰹や鶏の残り湯なら飲める。
116名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 18:22:28 ID:eN6Ym2lb
ごはんにぶっかけてもいけるくらいだぜ
117名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 18:23:02 ID:20Egng4N
>>106
なんかの本に書いてあった
実際にあるとかないとか

狼になってしまう少年の話思い出した
118名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 10:00:40 ID:GCGJ2PA2
獣化の術の伝承というと
森の中で獣の毛皮敷いた上で、
木にルーン文字を彫り込み続けるものとか聞いたことがあるな

どう考えても能動的に自分にかける術なんで、
他者強制獣化が好きな俺としてはあまり萌えない術形式だけど

…あ、恋のおまじないか何かと勘違いした子が実行して
自分が獣化していくという想定外の事態に困惑、というのならいいか
119名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 14:30:15 ID:oukILyk1
馬頭になって馬並みになりたい。
……ちょっと馬殺してくる。
120名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 18:32:06 ID:hQGwaUGq
馬に罪はねえだろこの馬化野郎が
121名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 18:39:55 ID:J4oDCogi
>>120
誰が馬いこと言えと
122名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 06:07:15 ID:S539b5zg
>>118
おれもその魔術の話仕入れたとき、自己獣化系でガッカリしてたけど
その手があったか・・・w
123名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 18:22:11 ID:jkeOwJsD
>>120
馬頭は馬を殺したから、その罰に馬頭にされた。
124名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 19:55:32 ID:NML05lno
知ってて言ってるんだと思うし、そういう事言ってるんじゃないだろう


つーか獣化話には殺生の罰というシチュエーションが付き物とはいえ
最初から獣化狙いだったら違う形の罰が当たるに決まってるだろ常考

仮にドMな牝犬エロメイドがいたとして
「御主人様にもっとおしおきしてほしい〜」
とか言って、ワザと高価な壷とか家具とか壊して回ってみろ
おしおきどころか、一発で捨てられるか
売られて内臓とかとられたり剥製にされたりするのが関の山だ

つまり結論としてドM牝犬エロメイドは淫乱でありつつも恥じらいをもち従順で
首輪されると嫌がって涙目になりつつも尻尾は揺れてしまいお股しっとり、というのが理想であり
そしてそんなことを妄想する変態な俺こそ罰として獣化するべきである
125名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 22:25:06 ID:d/qHvyeW
>>124
おいまて獣化狙ってないか

ちなみに>>117は人に見捨てられる系の獣化だった
意図的にされるよりもエロ展開は難しいだろうな
126名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 23:01:02 ID:kQnyqVtb
どうせ地獄行きなら畜生地獄に落とされたいぜ
>>124
ドMメイドになりたいと思ったが雄でしたorz
127名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 15:24:46 ID:4vDX//Y0
遺伝子レベルで種族変化できるくらいなら性別変化なんてもののついでみたいに簡単にできるだろう

「自分が女顔なことにコンプレックスを持ってる少年が
 『女性アイドルとして成功したら男性としてもプロデュースしてやる』
 という約束で嫌々ながら女装デビュー
 最初は苦痛だったがそのうち女の振る舞いにも慣れ、ファンの声援に喜び、本気で女性トップアイドル目指す」
という狂った設定の(しかもエロゲでも同人でもない一般商業)ゲームが最近出てたが

「♀獣人化させられてしまった少年が
 『牝として皆を満足させることができたら人間♂に戻してやる』という約束で(ry」
と変換するとエロいな
128名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 16:49:32 ID:Vf61MDQA
>>124
人面獣にされるんですね、わかります。
件とかスフィンクスみたいな。
129名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 17:13:39 ID:40iq1SFx
獣化の魅力がイマイチよく分からない俺を3行で洗脳してみて
130名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 17:20:38 ID:Jy0WbU/T
ふかふか
もふもふ
ふるもっふ
131名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 17:50:27 ID:wyOiJv3i
ここに来ているということは獣人には興味があるんじゃないのか?
そこから攻めれば
132名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 17:54:18 ID:8zg5AiVZ
獣化は萌えとか憧れの範疇で、
獣の姿になってからエッチなことするのがエロと
思ってた俺は、ここしばらくの流れに戸惑ってるよ
133名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 17:54:29 ID:kgEb4Bfk
もふもふ
もふもふ
もふもふ
134名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 17:56:56 ID:UPVUHcc+
>>129
・「脱衣で恥じらう様子萌え」「犯されて泣く顔萌え」に似た、精神的ダメージ萌え
・「雌犬」「豚」と比喩で呼ぶような、人間の尊厳を奪い辱めるSM的興奮をより直接的に表現できる
・生粋の獣人では慣れて自身では意識しにくいだろう動物的特徴を、人間とのギャップとして強調描写

…これでギリギリ3行くらいか?
俺的には本気で考えてこんな感じ
ちょっとエロやSM的視点に寄り過ぎかも知れないが
135名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 18:40:44 ID:LNZts/zL
そういやなんで惹かれてるのかよくわからないな
生まれつきこういうのに欲情してたから…
136名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 14:50:31 ID:BeeexAAW
>>134
それって全部、強制獣化の話なんじゃないか?
137名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 14:55:40 ID:tzRIwhMA
強制獣化も獣化のうちなんじゃないか?
>>134が魅力を感じてるのがその部分なんだと思うんだけど。
それが獣化の魅力のすべてっていってるわけじゃなし、つっこむところか?
138名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 16:35:47 ID:xlX1BeFt
まぁ百聞は一見にしかずと言うか、
説明受けるよりも上手いTF絵師やSS書きの作品を見るのが一番早いと思う
それで何も感じないようなら恐らく先天的に属性が違うのだろう

国内だとTF絵師少ないので
FAとかで海外絵師見てるとひょっとしたら好みに合う人見付かるかも知れないが
まぁあまり無理して属性染めるものでもないか
139名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 18:53:25 ID:Y8SbynnW
実際に体験させてくれ
140名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 19:55:08 ID:H49d95UG
今から>>139を「リャマ」に獣化させます
141名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 20:13:18 ID:mwrPtdC4
リャマのイメージにあまり馴染みがなかったせいで、
気がつくと何故かアルパカに
142名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 23:58:02 ID:+M13AAm3
火の鳥で何かあったような気が・・・・・・


顔の皮を剥がされてそこに狼の頭の皮を被せられるんだったか?
で、一命を取り留めるんだが狼の皮が張りついて狼獣人のようになってしまうとゆー。
143名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 02:08:02 ID:tRhVhdrX
理屈の前に「獣化って何か気持ち良さそう」「獣化って何かエロい」という謎の感覚があった
小学生の時からアニメとかで獣化が出ると興奮していた
獣化時に苦悶の表情を浮かべているようなものを見ても、苦痛ではなく快楽に悶えているような気がした
「いや実際ああいうのは肉やら骨やらがアレしてるんだから酷い苦痛だろ・・・」
と言われればそりゃそうだろうなとは思うし、自分で考えてもそちらの方が理屈の上では正しいと思うのだが
それでも気持ち良さそうでエロく見えるんだから仕方ない

結論:説明不能
144名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 02:35:55 ID:FTJXLCAJ
>>143
Eroticism of Animalizingってサイトでいろいろ研究してたよ。
最近はちょっと音沙汰ないし、中の人が重い病気にかかったっぽいし。
俺は
エロく感じる=種の存続にかかわること=生きるうえで重要=俺には獣化の素質がある!
と考えているけどw
145名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 11:44:02 ID:O0tanova
>>142
「喋れないなら、獣だな。喰っちまおう」
146名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 23:51:28 ID:r8asYQPN
住人が殆ど被ってそうだがこういうネタってイイね
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241610755/391
147名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 00:41:12 ID:fQk3PuJT
ふたば@オスケモ祭開催中だよー!!
http://jun.2chan.net/b/res/11808791.htm
SSはこっちでね!!
http://rano.jp/
148名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 15:38:58 ID:6SnAwWZd
猫男爵
149名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 20:09:24 ID:DRzyNGZa
>>148
Humbert von Gikkingen!!?
150名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 21:28:06 ID:YbTqQ5qo
予想はしてたけど、ハル女の子確定で可愛くてたまらん
銀×ハルとか妄想が止まらん
151名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 07:29:53 ID:TP2qq266
ケータイCMの「父は人間です」に感動した。
152名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 08:32:13 ID:3FhauYY2
>>145
「飛べない豚はただの豚さ。」
153名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 19:05:21 ID:WbbtJaLH
>>152
つまり、お前は豚でもない奴ということか
154名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 20:19:37 ID:pwuSfXV0
「ぶひっ・・・らめえぇ!イくうぅ!とんじゃううぅ!」
とかはアリなのだろうか
155名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 22:07:48 ID:ApUIkNcx
飛んでぶーりんですね、わかりません。
156名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 00:09:16 ID:3QVQGasl
パワーがあるから無茶な体位もできそうだなぶーりん

そういえばスレの皆は亜人・獣人とどういう風に交わりたいかってイメージはあるの?
俺はケモノらしくバックからかな。尻尾もいじれそうだし
157名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 00:38:16 ID:Cjx6P3HG
交尾結合で。

って、人外×人間のスレは別にあるぞ
158名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 00:39:18 ID:1Yj9fupR
対面座位で抱きついて思う存分もふもふしながらに決まってるだろうが
159名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 00:42:48 ID:ck4dTXXc
TFして伝ポケみたいな大きな獣に持ち上げられて挿入されたい
160名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 09:58:35 ID:fTBxT4Rn
バックで、髪とか、首輪に着けたリードを引っ張りながら。
161名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 00:25:47 ID:v45TwCTb
けだものらしく公衆の面前で浅ましく快楽を貪りながら周りの観客を誘いこみたいです(・∀・)
162名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 04:16:13 ID:zebnyq0D
163名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 23:36:27 ID:5Ku2Nz3m
やべぇ、言われて改めて考えてみたら
犯すイメージがほぼ無く、レイプor逆レイプされる図ばかりしか浮かばねぇ
164名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 03:54:01 ID:p+rigarb
あれー?保管庫に♂ウサギと♀イヌの萌え話がなくなってる?
あれ好きだったのにー
165名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 05:12:46 ID:QUGNpvV9
166名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 11:07:41 ID:8ybaG7f/
某氏の影響によって、食品売り場で原型のままの豚耳や豚足を見ただけでムラムラするような体になってしまった
いや食肉逝きや鬱展開は超ニガテだけど、
食ったら次の日に手が蹄になってるとかふざけて豚耳つけてみたら外れなくなったりとか
そういう展開はないものだろうか、

などと変態なことを言いながら保守
167名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 13:03:05 ID:+ONSEacr
「時々迷々」の羊のミニスカに興奮する。
168名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 16:56:29 ID:dspzqW7P
明日卒論の中間発表なのになんでにゃんにゃんわんわんしてる文書いてるんだろう
169名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 17:29:20 ID:wAuHoX7/
>>166
なにその影響うらやましい
俺も受けたい
170名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 19:09:01 ID:+ONSEacr
>>169
まずは毛皮のコートを買ってくるんだ。
171名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 21:35:10 ID:JQA9Ncff
某氏とか全然分からないのでちょっと自然に還ってくる
172名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 21:48:50 ID:6/3Ea3Ox
土に還ったか・・・
173名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 22:02:31 ID:MmmGdY0O
>>168
空気を読めずにマジレスするが
学生時代につまずくと、しばらく物を書くどころの精神状態じゃなくなったりするからな
無理はしないでね
174名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 01:03:44 ID:5IA84zQ5
>>170
毛皮なんてそんな高価なもの買えませんがなー
買えるのなんて牛皮・豚皮使用の財布ぐらいでんがなー
175名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 07:53:41 ID:QkCmMgO7
>>174
金が湧いてくる魔法の財布だが
金使いすぎると段々獣化する
実は使用者の人間としての肉体が担保になってたのだ
という妄想
176名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 08:31:26 ID:8Ogo6/xo
>>175
完全獣化が完了すると、財布の方は生き返る。
という妄想。
177名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 08:51:59 ID:DOeC6qO2
そして生き返った獣・獣人にレイプ・逆レイプされる
という妄想
178名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 17:27:59 ID:tFGiXY8q
どいつもこいつもなんて素晴らしい妄想なんだ
すべて現実になればいいのに
179名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 01:30:14 ID:v9SXUscq
>>175-177
豚くす
あなた様方の妄想で妄想しました

財布拾う→金ぎっしり→使う→なくらないので豪遊しまくる
→しばらくして体の変調に気づく→病院行くが原因がわからないので入院を勧められるが断る
→顔も醜く変化し始めたので家に引きこもる→寿司やピザなどの出前でさらに金をつかう
→寝て起きたら完全獣化→財布がなくなって代わりに獣人がいる→レイプ

これでしばらく下半身をもたせるぜ
180名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 17:28:52 ID:dSwvN0o4
>>179
自分の財布だった者に犯される女の子ハァハァ
181名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 17:51:18 ID:c3F6wVUu
むしろレイプされるのは男のが屈辱的で萌えるという俺は変態
182名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 00:47:21 ID:RcCdX2B6
レイプされた後の妄想もしてみようか

・異世界に連れて行かれ性奴隷になったり、
使った分を体で払えと娼館入りさせられたり
・獣人に犯されると一時的に人間に戻れるという事で、獣人に従いつつも
かろうじて人間の生活を続けられるが、段々効果時間が短くなり…
183名無しさん@ピンキー:2009/10/05(月) 18:22:45 ID:X7DNEdjy
新番組
題名から着ぐるみかと思ったら、ああいう体に変わるんだな。
完全獣化もあるし。
小さくなると言っても、セックス出来るサイズだし。
バンクですら鉄壁だった眼鏡が、羞恥シーンで外れるとは、スタッフ解ってるな。
184名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 17:27:58 ID:H0+uMx0+
妄想かと思ったら ガチ?
ケモい新番組っつぅと あにゃまる探偵とかいうやつかな
185名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 19:30:10 ID:xAQ+FP+/
床屋で髪を切っている最中、何となく手に取った女性向け週刊誌に
獣人の男女の恋物語漫画が載ってて、女性向け週刊誌にあるまじき作風でド偉いビビった。萌えたが。
186名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 19:53:11 ID:H0+uMx0+
kwsk
187名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 20:46:39 ID:wKk7zwOD
あにゃまる探偵は…河森正治原作というのにビックリ…乱心かとw
188名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 21:09:45 ID:xAQ+FP+/
>>186
kwsk知りたいのは話しの内容?週刊誌の事?
週刊誌は女性自身か週間女性だったと思う。読みきりっぽかった。
絵柄はコミティアとかにいそうな典型的な感じだったが
女性向け週刊誌向けの絵柄じゃない事は確かだったw

話の内容は、無職(?)の雄と恋人の雌の話し。猫系っぽかった。
金欠から首が回らなくなった雄が臓器売買に手を出そうと思っていることを雌に相談したら
雌が『あなたの髪の毛一本まで、私の物なんだからー!』っつって号泣→キス してた
189名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 21:39:48 ID:wToTCaYa
女性週刊誌で獣人と言われると、
サトー無線の獣人のようなのを想像してしまう。
190名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 03:08:33 ID:yMI29/90
話が現実的で重たいw
191名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 09:27:25 ID:kBfxdpda
スイーツ(笑)過ぎてくすぐったいな…
192名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 12:58:14 ID:cuBY9Exm
今週のサンデーの新連載で獣化(?)モノがはじまったな。
出口真人の「Tomorrows」っていう話なんだけど、主要人物は全員変身フラグ。
パラッとしかみてないけど主人公が狼でヒロインがトカゲだった
193名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 17:02:02 ID:nCvQlphr
そして一話目にしてもうすでに全然面白くなさそうな雰囲気炸裂していた。
194名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 18:10:33 ID:cBb4I/fR
意識変化を伴う獣化とか、獣人の強制発情プレイとかMC気味調教とかで
堕ちていく過程や堕ちた瞬間は好きなのだが、堕ちた後は一気にあまり興味なくなってしまう
というワガママな俺に良さそうな妄想シチュエーションは何か無いだろうか

とっかえひっかえ堕としては売る展開くらいしかないか?
195名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 19:05:36 ID:oCu0mWv5
>>194
鬼畜Sめ!
堕としたはずの相手との主従関係がいつのまにか逆転して自分が犯されるとかどうかな?
196名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 19:46:14 ID:gftcMXse
>>192
トカゲっ娘はちょっと良かったが、
俺は初音で充分だ。
あと、トルテも。
197名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 22:34:06 ID:cBb4I/fR
>鬼畜Sめ!
いや、まあ、基本的には「堕とされる方」に感情移入してるんだけどね
198名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 04:41:23 ID:/sy59XZs
アメリカのアニメのネタを流用して
ある日山へ遊びに行ったら空から不思議な時計が落ちてきたので
それをつけると十二支の動物に獣化とか妄想してみた。
一定時間過ぎると元に戻るけど使いすぎると最後に変身した干支の獣化から戻れなくなるとか、
時計を狙う組織とかに捕まってあれやこれや……。
元ネタは男の子だけどこのスレ的に女の子でもいけそうだ。

狼男が出るって漫画でダンスインザヴァンパイアバンドって奴があったけど尻尾が無かったのがちょっと残念だった。それ以外は割と良いのにorz(まぁ獣化の出番少ないけど)
199名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 05:21:54 ID:PGVPVbUn
映画のSAW予告編を見ながら妄想。

目が覚めたら女が見知らぬ無機的な空間に閉じ込められている。
いきなりテレビがついて、こう告げる。
「ゲームをしよう。君は人間であることに感謝しているか?
 君は毎日、獣のように性交を繰り返し、妊娠をしては中絶の繰り返しだ。
 果たして君は人間である必要があるだろうか。今日はそれを確かめる日だ。
 君の体内に2種類の毒を流した。
 ひとつは欲を肥大させる毒。もうひとつはその欲にしたがって体を作り変える毒だ。
 お前に出来ることはただ一つ。『欲に耐えること』だ。
 では、ゲーム開始だ」
ビデオテープが終わった時、女は下半身に疼きを感じ始める……。


みたいな。
200名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 06:32:21 ID:5A6wbBrb
>>199
そのアイディアすごい!!
でも何に獣化するんだろう?
201名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 06:59:28 ID:Gs3UPYTk
性行が罰の対象ってのがキリスト教的で共感出来ない
202名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 07:04:28 ID:LEaIoOjO
妄想なんだからそんな宗教的な意味はないだろw
203名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 07:23:00 ID:1cHUyyFV
性行が罰じゃなくても中絶繰り返してんのは罰の対象になるでしょ
204名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 08:25:39 ID:VZxFNTqv
>>194
よう俺。
そうなんだよな。壊すのは楽しいんだけど、壊れたのは反応無いからつまんない。というジレンマ。
壊れた心を治せれば、何度でも楽しめるのに。
205名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 11:52:38 ID:HYMGbUsS
ゲームの世界に閉じ込められて、
自分のレベルと不釣り合いな高難度エリアに迷い込んでしまい戻るに戻れず
なまじセーブポイントがあったために
「捕まって色々される→堕ちたらゲームオーバー→強制復活→捕まる」
の無限ループに…とか?
精神まで復活できるのか難しいかも知れないけど
206名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 12:39:32 ID:eRRlxSzF
面倒なことは全部ナノマシンにやらせればいいってゼノギアスやARMSやMGSが言ってた!

体内に入れられたナノマシンが性的興奮を誘発する脳内物質や性ホルモン物質とかを作って強制発情させ、
神経にも作用して快楽に対して異様に敏感になるように操作し、
堕ちたり壊れたりしてしまったら
沈静作用のある脳内物質を生成したり脳神経修復したりすることで精神回復させる

精神だけじゃなく身体能力向上・治癒能力強化で、過酷なプレイにも耐える(耐えてしまう)身体になり、
やり過ぎて体力ゼロの瀕死状態になってもしばらく休ませれば完全回復しちゃう、と
たまらんね!
207名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 18:22:18 ID:VZxFNTqv
>>206
ゼノギアスの刻印〈リミッター〉は、身体能力抑えたり、ソラリスに従わせたり、記憶薄めたり、やりたい放題だな。
PWに、エメラダは何かに集中すると、それに変身してっちゃうとあったな。猫を見てると耳や尻尾が生えてどんどん猫になってくって。

つるプーを可愛いと思ってしまった……
でもムチャゴロウの、人を動物としてしか扱わないキャラは、エロ向きだな。
208名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 21:59:08 ID:+NQRjlcJ
>>200
ソウなんだからゾウ
209名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 22:32:12 ID:eRRlxSzF
ソウという発音で、sowなら豚(牝)だったのだがな
210名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 01:23:19 ID:/HC4Owhx
ジグソウが被ってるの豚マスクだったから、むちゃくちゃな罰ゲームとして豚にされたい
211名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 09:33:33 ID:jm2FgRc6
ポケモン育て屋さんの前にいるピカチュウの着ぐるみ被った少女がいるんだ
ポケモンになる為には育て屋さんに育ててもらおうかな発言 がなんかエロい
212名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 18:26:14 ID:WQTfyab7
>>198
ならディケイドみたいな感じでもいいよね
カードに描かれた絵柄に獣化みたいな
ただし適正のある人間じゃないと獸化したまま元の姿に戻れない
身体の代謝なんかも全部おかしくなって二、三日後に死ぬ運命とか

あのエフェクトでやれるなら俺は死んでもいいけど
213名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 20:06:07 ID:K44+Vc1K
デジモンフロンティアでいいんじゃないか、もう
214名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 20:23:19 ID:yyUREma7
自分の意志で変身するには憧れるけど興奮はしないなあ
215名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:52:56 ID:bk5BHGoD
デジフロなんてチャックモン以外は
獣的魅力が全然無ぇ!!
216名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 22:01:46 ID:pnVSH26I
そのチャックモンにしても、バンクシーンの進化直後の様子を見る限り
「ケモノの形をした雪ダルマ」でしかないっぽいんだよなー

チクショウ、萌えそうなデジモンは結構居るのに、何故デジフロの主役デジモンに限って皆あんな残念なことに・・・
いっそ既存のベアモンとかになってくれた方がよっぽど萌えたんだが
217名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 22:36:54 ID:BnoAlQ+M
やっぱ1stでもデジフロでもエレキモンが最高だぜ
218名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 22:48:04 ID:K44+Vc1K
まあ俺はレナモン派だけどな
219名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 22:59:27 ID:pnVSH26I
僕は、ガルゴモンちゃん!

リアルワールドでは従順に懐いてたデジモンが、
デジタルワールドに行ってみるといきなり主人を組み伏せる、
「生体データの強制ロードだよ」とか言って主人を犯すと主人の姿がデジモンに、
逆にさっきまでデジモンだった相手が自分の容姿を奪っている。
逆襲しようにもデジモンになったばかりでデータの扱い方など知らない自分は何もできず、
「これでボクがキミのテイマーだから。これからしっかりテイム(調教)してあげるからね♪」
とか言われて主従逆転・・・というネタを夢見たものです。変態。
220名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 23:16:56 ID:q2khe1CA
>>215
チャックモンを知っていてブリザーモンを覚えていないとは何事か
221名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 23:55:27 ID:7HDFkabp
>>219
なにそれ最高過ぎる。やられたい
222名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 11:03:16 ID:r9C3gkyg
珍しく版権ものが活発な流れだな

デジモンがアリなら俺は陰陽大戦記でいきたいな
契約失敗して自分がタンカムイたんの姿になったり
223名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 13:13:43 ID:kDjuJhhj
版権で獣化っつったらブラッディロアだよね
強制的に獣人の遺伝子注入とか出てきたし

世界観が適当すぎるのが難点だけど
224名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 15:30:07 ID:VhdZquJN
デジフロでも、強制TFで洗脳状態→元に戻ってTF中の記憶保持で激しく後悔、とかおいしいかったが。
225名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 17:15:19 ID:lbELBOKG
>>224
でも肝心の泉は制御出来ちゃってるんだぜ。
226名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 18:44:39 ID:tk8gzIMd
名作古典のバンパイヤと闇のパープルアイを忘れてはいけない
227名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 21:12:50 ID:l5mRsE9u
陰陽大戦記には逆式というナイス邪法があるだろう
式神を取り込んで自分の力として使ってるうちに外見が式神に近付いてきたり
しばらくして気付くと逆に式神に侵食されてきて魂ごと食われちゃったり

まあ早い話がランゲツ大好き
228名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 01:15:45 ID:wRYAGqgb
個人的にはヤタロウもいいな
中の人ボルフォッグだしかっこいい
229名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 11:56:55 ID:WyjBKdVE
>>226
闇のパープルアイは、服破けちゃうのが良かった。
230名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 14:06:34 ID:AN2Fyhil
>>219で小ネタ

「さて、今日からしっかりと調教してあげないと…」
「やだっ…いやだぁ……」
「……と思ったけど、その前に少しやることがあるみたいだね。
身体、あまり動かせないでしょ?若干定着してないんだよね〜…そこでっ!」
「え……何!?」
「本当にコイツとヤっていいんだな?」
「ご自由にどうぞ。
今君を羽交い締めにしてるデジモンとその後ろのデジモン皆さま方のデータを
注入してもらう。
……ほら君、もうデジモンでしょ?だからデータをたっぷり飲み込めば定着するんじゃない?
じゃあ僕は身体に慣れるまでその辺ぶらぶらしてるから。後よろしく〜」
「そんなっ……ひぐぅっ!?やっ、やめてぇっ!」
「すげぇ締まりだな…腰が止まんねぇ……!」

「…ひゃあぁぁぁっ!?」
「お、ココが弱いのか?どれどれ…」
「ソコっ!ばっかりっ!やだぁっ!…人間なのにぃ……」
「ハハハ!どー見たって俺らと同じデジモンなのに、変なこと言いやがる…」
「嘘言う奴にはお仕置きが必要だな…もう一本ぐらいイケるだろ、多分…」
「…ひぎぃぃぃっ!?」
「よーし、入った…んじゃ、動かすか。」
「やらぁぁっ!そんな、無理ぃっ!壊れちゃうぅぅっ!?」
「いい声で啼くなぁ…そんな声聞くと、もっと激しくするしか、ないなぁ…」
「もう駄目ぇっ……!おかしくなっちゃうからぁぁあぁ!?」



ブイモンのお腹ぷにぷにしたい
231名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 17:17:25 ID:WyjBKdVE
まだあんまり仲が良くなかった頃の留姫とレナモンなら、そうなりかねん。
レナモンの姿で犯されちゃう留姫ハァハァ
232名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 21:45:44 ID:mBH0IuEE
>>230
激しく萌え過ぎてやべぇ
>>219よりよっぽど萌える。>>219は俺だけど

是非とも続きを期待したいところだが、
どのデジモンか種族限定すると好み分かれるから
文章として描写しちゃうと難しいか?俺もブイモン好きだけど

つーか性別も描写してないしな
233名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 23:30:23 ID:+eXaj4P0
シチュエーションとセリフだけでもふるおっきするから
種族確定せずとも書いてもらいたい
…というのはやはり無茶かなぁ…
234名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 01:49:55 ID:LPMbUoP2
「身体に慣れるまでその辺ぶらぶらしてる」と言ってたテイマー(元デジモン)が
一旦現場を離れたあと、物陰に隠れて
「性感激増プログラム」「発情ウィルス」「性的パラダイム汚染」「マゾ因子データレベルMAX」とか
禁制の怪しい捏造裏カードをバシバシ次から次にスラッシュ

一気に快楽に対して敏感になり腰の動きが止められなくなるも、カードのせいとは知らず
「なんだこんなに感じてるじゃねぇか。随分な淫乱だな!」
と周りのデジモンたちに嘲笑され、マジ泣きする元人間

>>230さんじゃないけど便乗妄想
235名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 17:29:26 ID:bcFz9Qb+
>>232
そもそもデジモンには性別無いしな。
性格が男寄り、女寄りとあるだけで。
236名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 18:01:54 ID:XGaufWCW
>>235
おかしいな、ネットで見るレナモソのイラストには
どれもおっぱいがあるのに。
237名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 18:31:37 ID:6gzAl0/r
あるプログラマーがいた。
作るプログラムは何もかも「必要が無い」「正直要らない」と罵倒された。
デジモンワールドの存在を認め、何体か現実世界に連れてこられているのを見た。
付き合っている人なんかいない、金もそんなに持っていない、友達もいない。
毎日同じように過ごし、電子掲示板を見るのが唯一の楽しみ。
「何故デジモンにおっぱいとか無いんだ!」
ある日、こんな書き込みを見た。
その書き込みにプログラマーは心惹かれた。
確かにデジモンは種族で若干の性格の違いはあるけども、
おっぱいその他はない。
その書き込みには、「禿同」「まったくだ」等のレスがついている。
(そうだ、デジモンにおっぱいとかをつけるプログラムを作ろう、


こんなに必要だと思う人たちがいるのだから…)

それから暫くして、完全な『おっぱい他適用プログラム』を作り上げた。
知ってる限りのセキュリティ・検知ソフトに引っ掛からず、
デジモンの形状・体格に応じたおっぱい他をデジモンにつけ、
放っておけばねずみ算式に増殖するプログラム。
しかも如何なるワクチンソフトでも駆除できず、
どんなウイルスソフトにも影響されない。
改めて掲示板を見ると、
「ポヨモンたんのプニプニの身体コキ気持ちいいお」
「レナモンの尻尾モフモフ!」等と書き込みがなされている。
(この人達は妥協してしまったんだ。)
プログラマーは緊張しながらも、始めて掲示板に書き込んだ。

「おまえら、むかしのゆめをかなえてやるからな!」
そしてデジモンワールドのあちこちに作成したプログラムをばら撒いた。

今はそのプログラマーは、
「最も偉大なるプログラマーの一人」とネット上で称賛を浴びている。
238名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 18:42:19 ID:tPQU6i2z
イイハナシナノカナー
239名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 20:42:10 ID:3SWK71Pt
女性型のには普通に胸あったよね?
240名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:05:26 ID:Rv0eW3Po
女性を模してるだけでおっぱいに特別な意味合いなんか無さそう

まぁそう言う明確な記号無くても俺の中ではレナモンとロップモンは女の子なんだけどね
むしろホークモンとかも女の子で良いよ!パートナー同士は大体同姓なんだし!ってこれじゃただのデジモン話だな
241名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:23:05 ID:LxOonf62
わかったよ、じゃあレジェンズの話しようぜ
242名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:33:56 ID:KbUpLl5G
ガリオン姐さんくらしか萌えられん。
他は♂ばっかりだし。
243L&B ◆yWuD4MWnebo6 :2009/10/12(月) 22:55:27 ID:iJEKglzU
はじめてのえろ文投下しますです。
ちょっとだけTF要素ありです。
244L&B ◆yWuD4MWnebo6 :2009/10/12(月) 22:56:14 ID:iJEKglzU
そら

 何もなかった。本当に、何も。
あるのは月の光と、焚き火のはぜる音。
そして、その焚き火の炎に照らされている、僕と彼女だけ。
満月が瓦礫に光を当て、本でしか見たことのない恐竜のような影を作っていた。
「ねえ」
 彼女の声がする。
「起きてたの?」
「寝てたんだけど、嫌な夢見ちゃった・・・・・・」
 よく見ると、彼女の目元が潤んでいた。
「またあの日の夢?」
「うん・・・・・・」
 彼女が白い尾をゆらゆらと振りながら、僕の元へ近づいてくる。
壊れた自販機の上で腰を動かした僕の横に、彼女は一緒に腰掛け、そして、しずくを拭ってふうとため息をつき、僕の肩に頭をあずけた。
245名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:56:44 ID:BC3cTjkN
何の作品の話をしても良いけど、
せっかくならSSか、そこまで行かずとも短文ネタで欲しいな
246L&B ◆yWuD4MWnebo6 :2009/10/12(月) 22:56:46 ID:iJEKglzU
 あの日、彗星が流れた。とても大きな彗星だった。
みんな寒いなかを大切な誰かと出かけて、みんなで驚きを、感動を、確かめあった。
そのときは悲しみも、嘆きも、何もなかった。
 彗星の尻尾にはウィルスがいた。
彗星はそのウィルスを地球中にばらまいて、また遠い旅路へと戻っていった。
ウィルスは地球上の人間たちをみんな動物の姿へと変えていった。
あっと言う間で、驚く時間も、慌てふためく時間もなかった。
 ほとんどの人は、体がその変化に耐えられずに死んでいった。
のこりのわずかな人でも、人間の心を野生の本能に壊されて、本当の獣になってしまった。
本当にわずかな、一握りよりもずっとずっと少ない人たちだけが、獣とも人ともどちらともとれない姿になって生き残った。
 あの日、たしかあの日も満月だった。
月の元で黒い毛が生えている間に母さんが、手足が大きくなっていく間に父さんが、目の前でめきめきと、ごりごりと体を変えられて、動かなくなった。
妹も、僕が尻尾の生える感覚に耐えている間に、完全に四つ足のけものになり変わって、どこかへ消えてしまった。
最後に顔が伸びて変身が終わったとき、辺りには黒豹と人間の合いの子の体になった僕以外、ヒトはいなくなってしまった。
 たっぷりと一人で悲しんでから、旅に出た。
彼女と出会ったのは、それから何十度目かの三日月の夜だった。
僕らは奇跡を喜び合い、そしてまた次の奇跡を信じながらひたすら道しるべのない旅を続けた。
 何度夕暮れを見ただろうか。
何度満月を見ただろうか。
何度雪解けを見ただろうか。
何度月が太陽が欠けるのを見ただろうか。
どれだけ経っても、僕らの進む先に仲間が現れることはなかった。
それでも、僕らはあきらめるわけにはいかなかった。
種の存続、ただそれだけが僕らの原動力だった。
247名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:57:19 ID:iJEKglzU
 月を見つめていると、ふいに彼女の頭が離れた。
僕の目の前にぬうと現れると、そっと自分の口を僕のそれに重ねる。
僕のざらざらした舌と、彼女の柔らかい舌とが触れ合た。
互いに徐々にあごを開けて、さらに距離を縮める。
木が一斗缶の中ではぜる音に、くぐもった声と水音が混じる。
味を確かめ合い、口を離した。僕と彼女の間で銀色に橋が架かり、ちぎれ落ちた。
 銀色の獣毛で覆われた首筋にまでこぼれた露を、舌で掬いとる。
僕の舌のざらざらが浮き出た血管の上を走ると、こらえるように彼女がうめき声をあげる。
その声を聞いてわき出た加虐心の加虐心のままに、口を上へと滑らせていき、白くふわふわした耳を食む。
右手で胸のあたりをまさぐり、獣毛に埋もれ堅くなった頂点を指先でつまむ。
くりくりと刺激すると、そのたび彼女は声をこらえながら、体をびくびくと弾けさせた。

 しばらく乳房を弄んだ後手を離し、再び彼女と向き合う。
彼女の瞳に満月が映り、それをしばらく見つめていた。
そして抱き合い、再び舌と舌とを絡ませ合う。
唾液を、吐息を味わう。
左手で彼女を抱き抱える。
右手を下へと運び、ふにふにと柔らかい割れ目に指を入れる。
すでにそこは暖かいとろみでふやけていたので、すんなりと指の進入を許した。
入れた瞬間、彼女の顔に表れていた恥じらいが、よりはっきりしたものになったようだ。
肉球でその密の沼をかき混ぜる。
指が熱い肉にふれる度、口づけの深さと密の量が増していく。
手のひらにまで液が垂れたとき、僕は指と口を離した。
248名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:57:51 ID:iJEKglzU
 僕は瞳で合図し、雄の器官を雌の蕾へあてがった。
こぼれるほどの潤いを得たそこに先端が当たると、頭がじいんと痺れるような快感に襲われる。
しばらく粘膜部に先端をすり付けて、その快感をむさぼる。
ぼくが動く度に彼女がびくびくと蠢き、さらに脳髄を焦がす。
彼女の僕を呼ぶ声が、理性を削っていく。
これ以上は我慢ができそうになかった。
 力を入れて少しずつ、彼女の中へと押し進んでいった。
手と手を握り合い、襲いくるであろう波に備える。
進度を増す度に包まれる場所が増えて、快感も倍増していく。
ゆっくりと進んでいかないと、直ぐに果ててしまいそうだった。
すべて収まりきってから、いったん呼吸を整える。
 肉棒を抜きはじめる。
柔らかな肉が先端の溝に絡みついてくる。
握り合う手にも力が入る。
その心地よさに、耳が折れ、しっぽも内側へと曲がってしまう。
そのしっぽを彼女のものと絡ませ合い、全身でその感覚を味わう。
 時間がたつにつれ抜き差しの間隔が短くなる。
ぱちゅんぱちゅんと妖しげな音が鳴り響き、さらに僕らの理性を本能へと変えていった。
なにも考えられない。
すべての動きが、ただ快感という名の花の密を吸うためだけにあった。
すべての感覚で、密の味を味わった。
なにか熱く、やわらかな塊が胸と下半身で育っていき、爆発しそうになる。
僕が勢いよく腰を打ちつけたとき、彼女がくぅと張りつめた声をあげながら、体をびくんびくんと脈動させて果てた。
その刺激で僕の中の熱い塊はやわらかいまま破裂し、頭を真っ白に染めあげた。
真っ白に染めあげられ、なにも見えなくなった僕を、今までで一番の快感が僕を襲う。
快感のままに僕は白い欲望を吐き出し続けた。
一回、二回、三回と吐き出すと、頭の中がもう本当になにもかもなくなってしまって、僕は気を失った。
249L&B ◆yWuD4MWnebo6 :2009/10/12(月) 22:59:29 ID:iJEKglzU
 太陽の光で目が覚める。
たき火はすでに消えてしまっていて、煙さえ見えなかった。
彼女の白い獣毛の感覚を味わいながら体を起こすと、僕と彼女の繋がりが解けて、とたんにどろどろと液体が流れ出す。
手で彼女の体に付いたそれをぬぐい取り、すやすやと眠る彼女の頬に軽く口づけをした。
 きれいに輝く空を見ながら、僕は考えていた。
果たして、この先僕と彼女以外に仲間は見つかるだろうか。
僕と彼女の愛が、実る日は来るだろうか。
二巡三巡したところで彼女は目覚めたようで、昨日と同じように僕の肩に頭を乗せていた。
ふたりで一緒に青く変わっていく空を見ていたら、今までの考えなどどうでもよくなってくる。
彼女と一緒にいれたなら、もうそれだけでいい。
仲間に会えなくても。
僕らがこの星で最後の二人になってしまったとしても。
彼女と一緒にいる、この時間以上に大事なものなど、あるはずがないのだから。


おわり
250L&B ◆yWuD4MWnebo6 :2009/10/12(月) 23:02:04 ID:iJEKglzU
はじめてのエロで、いろいろ切羽詰った状況下で書いたので誤字脱字、読んでてストレス感じる点等あるかと思います……。
その上で読んでくだされば幸いです。




黒歴史増やしちゃったよ、畜生……。
251名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 23:21:59 ID:BC3cTjkN
言ってる自分自身がリロードせずにSSの邪魔をしてしまうとは…
本当に申し訳ありません。死にたい

文章表現が美しくて非常に萌えます
そんな文を邪魔して尚の事すみませんでした
252名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 00:55:48 ID:DSQscRDi
切なく萌えます。GJ

いつも思うけどこのスレってエロ無しでも読めるくらいしっかりした文を書く人が多いよな。脱帽
253名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 18:55:57 ID:L2iM00Z4
>>247
GJ
254名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 23:44:29 ID:9MRMcMlo
GJ
255名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 22:17:49 ID:jzRXUZMh
萌えた
256名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 13:09:26 ID:lRwLGnEQ
犬獣人を飼いたい。
首輪引っ張って、無理矢理四つん這いにして散歩させたい。
257名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 15:33:04 ID:VHt58DGo
犬獣人になりたい
>>256に飼われて、首輪だけでなく、
へたな全裸より恥ずかしいハーネスとか裸エプロンとかノーパンメイド服とかetcの
エロ着せ替えさせられたり、
恥ずかしいのに尻尾は勝手にぶんぶん振れちゃって
「よろこんでるじゃないか」と言われたりしたい
258名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 01:44:09 ID:Ce6By3g+
じゃあ俺は、その犬獣人飼育プレイを録画して売る人な!

魔法があれば・・・いや、そうでなくともせめて、
性感までフィードバックされるようなバーチャルリアリティなネットコミュニティがあれば
ここのスレ住人だけで需要と供給満たせそうなんだけどなー
259名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 22:32:42 ID:qNVYEByt
狐人の尻尾を心行くまでもふもふしたい
猫人のノドを気が済むまでごろごろ鳴らしたい
熊人のお腹に思いっきり抱きつきたい
竜人の身体を堪能したい
魚人の風呂の残り湯に味噌を溶かして啜りたい

今作品書いてるけど
アッー物、獣人×人間はここでやっていいですか?
260名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 23:15:55 ID:aj1mnXWF
むしろどんどん頼む!
261名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 23:46:55 ID:qNVYEByt
了解した
換毛期には犬、猫、兎人の毛がそこいらに舞ってるんだろうな
262名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 11:59:56 ID:mtuiSXir
>>259
獣人×人間はともかく、アッー物は板違いなんじゃないか?

獣人の耳を噛みながら後背位で犯したい。
263名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 12:59:40 ID:ao8H3zGE
>>262
一応ここはアッー物は駄目とは注意書きに載ってないし、
少ないが保管庫にそういう作品もあるが?

獣人の肉球をひたすらむにむにしたい
264名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 13:39:19 ID:jB18DAVF
注意書きつければおkじゃね?
265名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 17:21:29 ID:JxOeqzoH
メス同士が良くてオス同士はダメなんか
別に良くない?TFなら
266名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 17:25:54 ID:clXrvsQT
テンプレに
・特殊なシチュ(やおい・百合など)の場合は注意書きをつけて投下。好みじゃない場合はスルー。
って書いてあるじゃないか
267名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 19:12:44 ID:mtuiSXir
ごめんなさい。
黙ってスルーします。
268名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 22:20:11 ID:6utFeAzD
>>259
欲しいです!   むしろ好みです。
269名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 15:09:33 ID:Izg8e9ZI
アッー!なネタねぇ…

西遊記で、孫悟空に負けて三蔵法師一行に加入した猪八戒だが
好色なのに仏教の戒律で女犯が禁止されてて性欲を持て余し
「あ、『女犯』が駄目なら、衆道(アッー)なら良くね?」
と、こっそり少年を変な術で誘惑して欲望のはけ口に…などと妄想
270名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 15:22:00 ID:LSmbKHxi
西遊記なら白龍馬がオヌヌメ。
他のやつよりよっぽどかっこいい
271名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 00:19:33 ID:1g1Cj7Y8
>>265
あれ、ここってTF固定だっけ?
流れ的な意味で言ってんだったらスマン
272名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 01:11:44 ID:QVotwHjW
もう2年前だがゲキレンジャーの「獣拳を極めすぎると半獣人と化す」という設定は素敵だと思った

まあインパラとかペンギンとかクラゲとかはどうかと思うんだけど
273名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 01:22:12 ID:HThMTXyM
TF固定では無いよな。ただ作者も読者もTF好きな人が多いから流れがそうなりがちなだけで

かく言う俺もTF好きなのでなんとも
TFばかりだとちょっと他の人に悪いような、でもTFばかり話していたいような・・・

>>269のネタも、猪八戒の精液飲んだり中出しされたりしたら豚奴隷になっちゃえばいいなぁ、と思ってしまう
274名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 07:44:20 ID:A+JniHbf
移動しろと仕切る訳じゃないが
変身スレはまた別にあるんでそっちもよろしく
275名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 11:52:07 ID:GZoCxolH
TFより純粋な獣属性のが好きだけど
獣化好きな人に自重してもらうより、
ケモノ好きな人がもっと出てきて盛り上げたほうが釣り合いが取れると思う
皆もっと書き込もうぜ
276名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 17:53:59 ID:2qU25h+K
雌獣人の尻尾を弄びたい。
277名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 19:35:22 ID:Gzc3FVnM
牝獣の恥ずかしいお汁を指で掬って鼻先に押しつけたい
278名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 00:27:34 ID:A4qd56BW
あわよくば自分も獣化して
モフモフしながら舐め合いたい
279名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 17:18:59 ID:KRQ43Tin
雌猫を、女の子に変えて犯したい。
別に、そのままでもいいけど。
280名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 17:25:18 ID:SIcubg9j
雌猫に変わって犯されたい
281名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 18:24:18 ID:KRQ43Tin
雌ウサギ獣人に、月に代わって(性的な)お仕置きしたい。
282259:2009/10/21(水) 22:29:24 ID:U97OU/bR
冬毛になった犬系獣人をもっふもっふしたい。作品投下します。
・微エロ
・途中
・アッー物
283竜人♂×人間♂(予定):2009/10/21(水) 22:30:50 ID:U97OU/bR
「あの、二、三泊したいのですが、部屋空いてますか?」
「ハイ、少々お待ちくださいませ。」
町の中央部の少し外れにある大きい建物、とは言い切れないくらいの微妙な大きさの建物。
入り口に立て掛けられた看板には、「宿屋」と何の工夫もされていない無骨な文字が書かれ、
足を踏み入れてすぐ目の前のカウンターには銀縁眼鏡をかけた初老の熊人が帳面を調べている。
カウンターの前には、
その体格から「もやし」や「まち針」を連想してしまうほど、身の細い人間男性が立っている。
「…あーハイハイ、ちょっと一人部屋は空いてませんね。」
「……そうですか。」
また宿を探すか。そう思った男性は宿屋から出ようとして、
「…ですが、二人部屋なら空いていますよ。」
その言葉に、ぴたりと動きが止まった。
「えーと、二人部屋、ですか?」
「はい、二人部屋でございます。」
「僕一人に、二人部屋を使えと?」
「いいえ、違います。」
「…じゃあ、どういうことですか?」
「相部屋です。部屋の中にいる方からはご了承を得ています。」
相部屋。男性はその知識の詰まった頭で思考を開始する。
この男性、言うなれば、体力面が全て頭脳に移動したと言い切れるような男だ。
植物学を中心に扱い、珍しい植物やそれらから抽出した薬などを売って金を稼ぎ、
用心棒などを雇っては次の町に移る、ような旅の仕方でここまで来た。
自身の身体は低級の魔物一匹を倒すことも出来ず、魔法も全く使えない。
万が一相部屋の相手が用心棒、またはそれに準ずるものならば、探す手間が省けて万々歳。
荒くれやらそういう類いの者なら、あっという間に自分は身ぐるみ剥がされてしまうだろう。
しかしこの町の自警団の装備はとても立派だ。治安には期待できる。
「…では、それで。」
「はい、こちらに御名前を記入してください。」
男性は名前を書き留めると、熊人から鍵を渡された。
「外出の際は、こちらにお預け下さい。」
「あの…相部屋の人って、どんな人ですか?」
「申し訳ありませんが、プライバシーの都合上、言うことは出来ません。」
まあ、見れば分かるか。そう考え、渡された鍵を手に取り、部屋へ向かった。
284竜人♂×人間♂(予定):2009/10/21(水) 22:32:30 ID:U97OU/bR
男性は少し部屋を探し、
鍵と同じ番号が書かれた鉄製のプレートがついた小綺麗な木製のドアに、
プレートとは違う鉄製の錠前とドアノブが丁度男性の腰より少し上にある、ありふれた扉の前に立っていた。
防音処理でも施しているのだろうか、音は聞こえないが、
人間の男性でも少し開いた扉からはっきりと誰かが中にいる気配を感じ取った。
とりあえず、男性はノックをした。こつこつ、と何の面白味も感じない音が辺りに響く。
「…あぁ?誰だ?出てってくれ、なんて言うわけ無ぇよな?」
中から響く声に、男性は顔をしかめた。
その声は、賢者のように威厳を持っておらず、詩人のように奏でられるような声でもない。

男性の最も忌避する声。
何も考えていない若者や、自身の理不尽を無理矢理押し通すような荒くれ者の声に聞こえた。
「…すいませーん、相部屋を了承されてるんですよね?」
「ん…あー、そうか、俺と同じ部屋に泊まる奴か?」
「はい、そうなんで……入っていいですか?」
「おう。構わないぞ。」
(…とにかく拒否の意思をはっきりと、出来るだけ相手の眼を見ない、
殴られたりしたらすぐ部屋から逃げて通報を……)
毛程もわくわくどきどきしないまま、男性はドアに手を掛け、開けて中へ足を一歩踏み出した。
「よう…人間かぁ……俺は『 』。あんたの名前は?」
そこには、ベッドに、背中と四肢全体に黒い鱗を纏い、
腹から胸、腕の内側や内腿が男性の肌に近い色の筋肉で包まれた、黒竜人が足を開いて腰掛けていた。
その身体は男性とは正反対で、種族上鋭い眼光と口を開けた際に見える何でも噛み千切れそうな牙。
全身が男性の身体が棒のように見えるくらい鍛えられていて、丸太のような四肢。
鋼鉄のような腹筋。
男性の身体をやすやす絡め取って血を残らず搾り取れそうな程太い尻尾。
そんな竜人が男性の目に入り、その身体に釘付けになった。
竜人の身体に異変がないことは分かっている。上半身も、


下半身も目立った怪我など無い。
ただ、竜人は一糸纏わぬ姿で、平然と男性を迎えていた。

「〜〜〜!〜〜……!」
蝙蝠人のみ聞き取れる程周波数が高い、驚き、畏怖の念が篭った叫び声が、
──端から見ると口を開けているだけだが、男性の声帯から存分に放たれた。
285竜人♂×人間♂(予定):2009/10/21(水) 22:33:49 ID:U97OU/bR
「ああああのぅ……何で服を着ていないんですか?」
しばらくの間叫んでやっと落ち着きを取り戻した男性は、
竜人に向かって、あくまで気に障らないような声で問い掛ける。
「あぁ?」「あっ、す、すいませんすいません、もう聞きませんから…」
腰を引いて「どうか手だけは出さないで」とばかりに顔を腕で庇う男性。
どうやら、この竜人を荒くれと認識したようだ。
「じゃあ、なんでお前は服を着る?」
竜人は逆に、男性に問い掛ける。
「はい?……それは第一に寒さや暑さ等の外的要因から身を守るためです。」
「俺等にはそのガイテキヨーインとかからは鱗で身を守れる。だから服を着る必要は無い。」
「…え?」
男性の中で、竜人の生業が「荒くれ」から「少し賢い荒くれ」へ変化した。
「…じゃあ、社会的常識から外れていて、尚且見苦しいですから服を着てください。」
「あぁ?」
「すいませんすいません、いきなり偉そうなことを言ってしまって…」
「…確かに、スッパで出ると自警団がすっ飛んでくる。それは嫌だから着るとするか……」
そう言って竜人は自分の荷物らしき鞄をあさり始めた。
(今の内に…)男性は音を立てないように部屋に入り、付属している棚に荷物を置き、
竜人が使っているのと別のベッドを探し…

部屋の中にベッドが一つしかないことに気付く。
改めて見てみると竜人の腰掛けていたベッドは大きい。まるで二人同時に寝られるくらいに……
ダブルベッドであった。
「何故だ…運命の神様……教えて下さい…」
宗教否定派の男性は、この時いない筈の神を呪った。
「随分辛気臭いが、なんかあったのか?」「わちゃぁぁぁ!?」
いつの間にか自分の真後ろに立っていた竜人から耳元に囁かれ、
男性はそれは見事に正面に跳び、空中で身体を90度回転、尻餅をつきながらも後退りし、
畏怖の眼で竜人を見上げる。
「な、ななななな……」
「服を着てみたが、どうだ?似合うか?」
確かに竜人は、全裸ではない。具体的には、腰に太股が見える程短い布を巻き、
あとは何も身に付けていない。
(それは服じゃない、服じゃないけど万が一答えて勘に障ったら……)
がくがく震えながら、男性は首を上下に振った。
「そうか、それは良かった。」
足を開いて座れば局部が丸見えな竜人は、満足そうに腕を組んだ。
286竜人♂×人間♂(予定):2009/10/21(水) 22:36:55 ID:U97OU/bR
「…手を貸してやろうか?」「け、結構ですっ!」
立ち上がろうとする男性に、親切にも竜人は手を差しのべるが、
手を伸ばしきる前に男性はなんとか立ち上がった。
「……以外と小さいのな。」「……ッ!」
竜人は立ち上がった男性を文字通り上から見下ろす。その時、今まで溜まっていたのだろうか、
触れてはいけない所に触れてしまったのだろうか、
男性の身体から、何かが切れる音がした。
「それは仕方ないでしょう!
そもそも竜人と人間には平均身長にかなりの差が……違うっ!
種族において人間も竜人も体格が全く違って、たまたまあなたの種族が体格が異常に大きいだけですっ!」
「だからと言ってよぉ…」
強靭な脚を動かして竜人は男性に近づく。男性は頭に血が上っているためか物怖じする様子は無い。
「……ほら、いくらなんでもこりゃ小さいだろ?」
言いながら男性の頭上で鱗に包まれた黒い手をひらひらと振った。
男性と竜人の身長差は、男性が正面を見た場合竜人の胸元よりやや下が見える程である。
「……種族差ですよ!あなたの種族の身長が高い方なんであって……」
竜人には身体の鱗の色、翼の有無、牙や角のパターンなど、様々な種族がいる。
一方人間は肌の色、目の色、顔のパーツ、髪質等で分類されるが
種族は足し算覚えたての子供でも十分に数えられる程度である。
「決して!僕の身長が低い、なんてことはありませんからね!」
こうは言うものの、男性は黒々とした髪と目。種族の中では背が低い方に分けられる。
ついでにその種族上の平均身長にもこの男性は足りていない。
「あぁ…分かった分かった、牛乳を飲むと良いぞ。カルシウムで……」
「別にイライラしてませんし、背には満足してますよ!」
きつく言い放ち、荷物から財布と護身用らしき雷の魔法陣が描かれた黒いスタンガンと呼ばれるものや、
男性の手でも余裕で扱えるくらいの銃をポケットに入れ、
そのまま扉へ足を進める。
「…荷物に手を出さないで下さいよ!」
そう言って、部屋から早歩きで出ていった。
「全く……コンプレックス見え見えだな。」
虚しそうに呟いた竜人は、鍵を手に取り、のしのしと扉に向かう。
「暇潰しにぶらぶらするか……」
竜人は裸に腰布を一枚巻いたそのままの姿で、廊下に出、鍵をがちゃり、と閉めた。
287竜人♂×人間♂(予定):2009/10/21(水) 22:38:59 ID:U97OU/bR
地面が揺れ、並べられた食器類が少し鳴り、足先からなんとも言えないぐらっとした感覚が這い登ってくる。
「…あれ、揺れた…?」
「小さいから心配要らないさ。遠くで大魔術師が全力で魔法を放ってはないだろうし。」
「……いやちょっと待て、これ人災だ。」
「…はぁ?何で大魔術師がそんなことを……」
「違う、アレ。」
指さした先には、誤動作を起こした玩具みたいに震える男性が椅子に掛けている。
「…お待たせいたしましたー、こちらプッタネスカになります。」
「あああああ、ははははい、どどどうももも」

がたがたがたがたがちゃがちゃごとごと。
男性を中心に震えが広がり、テーブルに乗せられた食器類が周りのよりも大きく鳴り響く。
男性は部屋を出た後、やけ食いしてコンプレックスに触れられたことを忘れようと、
近くの木造の飲食店に入り、一品頼んだ所で心に冷静さと、
今後の不安、後悔、恐怖が一気に戻っていた。
(どうしようか、もし部屋に戻ったら…)
入念に思考してシミュレーションを開始。最も確率の高いパターンを再現中……
(『いやー、まさかあそこまで怒鳴られるとはなぁ……
俺の心は滅茶苦茶にされたなぁ…だからお前を滅茶苦茶にしてやるよ。』
──そう言ってあの竜人は僕の胸ぐらを掴んで思いっきり拳を固めて……あああああああ)
男性の首筋に嫌な汗が流れた。荷物は置いてきてしまった。取ろうと戻ったら竜人が、
取らずに逃げるにはあの中には薬草やら服やらが詰まっていて、見限るには惜しい。
(…何であそこまで僕は怒ってしまったのだろうか。
そりゃあ背の高さはコンプレックスだけど……)
ががががががががちゃん。
「あっ…「あー、なんてこった。
この男が震えてるからコップが落ちて水が俺の服に跳ねてしまったー」
男性の横に立っていた屈強な虎人が、いかにもな棒読みで呟く。
「えっ、あっ…すいませ「これは、許せないなー、」
「なー」「えっ……ちょっ…」
虎人と取り巻きらしき黒豹人が男性の腕を両側から掴み、紙幣を数枚置いて、男性を店から連れ出した。
288竜人♂×人間♂(予定):2009/10/21(水) 22:40:01 ID:U97OU/bR
「さーて、ここらでいいか。」
「あ、あの…何をする気で…?」
男性が連れてこられたのは、いかにも人気の無い路地裏。
右腕を虎人、左腕を黒豹人に挟まれ、少し足を浮かせた状態でここまで運ばれてきた。
「何って?そりゃあ、ナニだが?」
「…え、だから何をする気で…」
「ナニだって。」「いや、だから何をするのかを…ひゃっ!?」
いつの間にか背後に回り込んだ虎人が男性の服の中に手を突っ込み、胸元に手を回す。
地肌とふかふかの毛がふれあって、つい声を出してしまう。
「こういう事の延長線。分かった?」
「は、はいぃぃっ!?ぼ、僕は男ですっ…あっ…」
虎人の大きい手が男性の薄い胸を力強く揉みしだく。脇腹を擦る毛や、胸から来る刺激に声を漏らす。
(駄目だ…駄目だっこんな所で…そう簡単に襲われてたまるかっ……)
刺激に震えながらも、ゆっくりと自然な動きでポケットのスタンガンに手を、
「何か危ないものは入ってないかなー?」
黒豹人がその直後に男性のズボンのポケットに手を忍ばせる。
「あっ…ちょっとぉ…ひっ…」
「はいはい、動くなよー?」
後ろの虎人が耳をそのザラついた舌で舐める。
「んー、あっ!こんなもの持ってたよー!」
黒豹人の手には、男性のスタンガンが。
「やめて…返して……くださいっ…!」
「それってかなり強いやつなんじゃねぇか?」
なおも男性の胸を揉みながら、虎人は話す。
「確かに、どれくらい強いかなー、っと。」
男性のスタンガンには、安全装置などはついていない。
ただスイッチをONにするだけで、黒い筆箱を模したものから、強力な護身・撃退用武器へと変わる。
「…ちょっと試させてね。」「ひぃぃっ…!やめて……お願いだから!」
スタンガンが、男性の首に当てられる。その冷たさに、冷や汗が流れた。
「スイッチオンッ!」

ばちぃっ

「ぴぎゃっ!?」
一瞬でスタンガンから閃光が飛び出し、男性の意識を遠く彼方まで連れ去り、
足からがっくりと力が抜け、虎人に後ろから抱えられるような体制になる。
「…スゲーな、これ。で、そいつどうするよ?」
「以外と感度良いみたいだから、部屋に連れてって本格的に調教を……」



──のし、のし、のし。「ん?」どかっ。ぼこすかぼこすか。
「ぐげぅ…」ばきっ、どごっ。ぼかすかぼこすか。……のし、のし、のし。
289竜人♂×人間♂(予定):2009/10/21(水) 22:41:59 ID:U97OU/bR
「ひぃぃっ!?ポップコーンが体内で弾けて!?…あれ?」
何やら不審な言葉を放ちながら、男性はベッドから身を起こす。
そこは全くもって

見覚えのある光景、男性が本日借りた部屋のやたらと大きなダブルベッドの上であった。
(確か、僕は虎人に襲われ、スタンガンを浴びせられて気絶して、

……じゃあなぜ僕はここに…)
「…おお、気が付いたか。」
部屋のドアが開かれ、やたらとむちむちした裸と見間違われそうな腰に布を巻いただけの、
黒龍人が中に入ってくる。
男性と相部屋の、男性が出会い頭に激しい剣幕で……

…がたがたがたがた。
「何処か、痛む所はないか?」
ベッドまで近づき、男性の顔を覗きこむようにして竜人が尋ねる。
「かっ…ごぁ……めっ…」
「…あ?何だって?」
ぬぅ、と顔を生温い吐息が男性の顔にかかるくらいまで顔を近づけ、見透かすように目を見つめてくる。
「やっ…あっ…ごめっ…なさっ……」
がたがたがたがたがたがたがたがた。
「おい、ちょっ……」
がたがたがたがたが─ぺろっ。
「うみゃあ!?」
突然、竜人が男性の首を舐め上げた。
(おおおおお落ち着け、冷静になれ、味見なんかじゃない、
味見なんかじゃない、味見……なのか?)

──食 べ ら れ る

「うわぁぁっ!ごめんなさいごめんなさいっごめんなsぁーっ」
生存本能が働いたのか、男性はベッド上の後退りで素早く竜人から離れた。
そしてベッドから転落した。
「…一体、何やってんだお前……」
言いながら竜人はベッドに乗り、そのまま上半身を男性の落ちた側に投げ出し、
男性を巨大な腕の力だけで抱え上げ、自身の横に寝かせる。
「ご、ごめんなさいごめんなさいっ!」
「…お前に何かされた覚えは無いが……」
わたわた暴れる男性を再びベッドから転落しないように押さえつけ、
その結果男性が余計暴れる。
「お、お願いですから、僕を食べるようなことは、やめてぇっ!」
「はぁ?あぁ……」
ようやく竜人の頭に男性が暴れる理由が解り、自分に謝る理由が思い出される。
竜人は男性を落ち着かせる行動を必死で思い付こうとする、が、
(随分イイ匂いするんだよな、コイツ。)
まるで発情期の雌のような男性から溢れる匂いが、竜人の思考を削り、
より野性的な本能を暴き出そうと竜人の鼻孔内をチクチクと刺激する。
男性の匂いに自身の歯止めが効かなくなる前に思い付くのか、竜人はやや焦り始めた。
290259:2009/10/21(水) 22:44:33 ID:U97OU/bR
訂正

空中で身体を90度回転

空中で身体を180度回転
どうやってエロに持ち込むか少し迷ったのでここまで。
291名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 09:48:28 ID:LJBk9TRf
生殺しってわけか…
292名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 15:03:24 ID:TcmD93TG
てめー 良いところで止めやがってー
俺の息子が左右に動いたわ
293名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 17:01:57 ID:1/F08tjj
獣人ショップ
294名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 23:51:19 ID:wt8cEDne
>>293
たった一言だけで凄まじい鬼畜な妄想が呼び起こされる単語だな。凄ぇ

まあ俺は売られる側になりたいけど。獣化込みで
295名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 11:11:07 ID:PRbSHkGa
>>293
「いらっしゃいませー!」
「…ここにマジで獣人売ってんの?」
「ああ、俺も来るの始めてだけど。」
「あの、スイマセン、獣人ってどこに売ってるんですか?」
「ハイ!こちらになります!」


人間だ……飼ってくれるか?…それとも……ククッ…
「おおぅ………」
「マジで売ってるんだな、」
「スイマセン、オススメの獣人は?」
「そうですね…この猫人なんか大人しめで飼いやすいですよ。」
「うまいメシと豪華な寝床を用意するならば喜んで飼われてやる」
「何このモフモフ」
「あとはですねー、今では兎人が溢れかえってます。」
「みんな丸くなって寝てるな…」
ガダァン!ビダァン!
「…あの音は?」
「あの蜥蜴人はですねー、お客様を見るとスグ興奮しちゃうんですよー。」
「俺を飼えば、ベッドの上で満足させてやるっ。飼えやぁぁ!」
「…この狼人は?」
「…………」
「ハイ、大型の種類で、聞き分けも良いですよ。」
「あの蜥蜴人は?」
「えっ」
「ハイ、力が強くて、雪原地帯に生息していますので、
冬眠させる必要がありません。」
「何か注意する点は?」
「いや、お前……」
「気温が高いとハイになります。
具体的には摂氏三度以上で」
「予約とかは?」
「おい………」
「入ってません。お買いになりますか?」
「買います。」
「おーい!」
「ありがとうございます!こちらのカウンターへどうぞ!」

「お前、そんな奴だったのか!?おい!」
「こちらお値段になります」
「はい、これで……」
「ありがとうございましたー。」
「ガハハハッ!満足させてやるからなぁっ!」

「…………」
「お決まりになられましたか?」
「……いや、金無い。」
「特別サービスで、無料で獣人を手に入れられますが?」
「…本当?じゃあそれで……」
「ありがとうございまーす!」
「……………」


「…本当にここに人間売ってんの?」
「ああ、だって俺の姉ちゃん仕入れてる店員の友達だもん」
「まあ入ってみるか…」

……早くここから出せー!…助けて…特別サービスって……
296名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 22:42:48 ID:OBlNmP/n
来週発売予定のゲームを見ていたら気になる箇所が
ttp://www.s-f.co.jp/soft/psp/elminage2/
結婚相談所
〜プレイヤーキャラクターと召喚契約をしているモンスターを結婚させ、
両者の子供を作ることができます。

挿絵を見ていきなり購入決定しました。
297名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 23:23:13 ID:P4XV01tL
確かにこの結婚はエロい。
もう、獣姦というレベルじゃない。
獣と女が夫婦の契りを結んでヤりまくった挙句、子供ができるなんて。

やべ、濡れてきた……
298名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 08:20:09 ID:Y5q9PNIt
ここの住民的にルーンファクトリー3はどうなんだい?
299名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 10:21:28 ID:oUZIlh8m
ゲームやんないからなー。

今、気になってるのは「機甲盤古」っていう台湾漫画。
主人公はメカ亀だけど、獣人出まくり。
探せば日本語訳が四話ほど読める。正統派少年漫画でかなり熱い。
300名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 12:25:25 ID:6QeOkq4L
>>295
獣人の飼い主が手に入るって事かよw

レンタルショップで、繁殖期の獣人借りたい。
見ず知らずの奴となんていやなのに我慢出来ない雌とか最高。
301名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 18:45:45 ID:wBswD5t0
>>295
よく考えたらその店システム的にタダで仕入れて丸儲けかw
302名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 19:10:29 ID:PU00+zOG
人間「獣人ホスィ……」
獣人「人間ホスィ……」

これは……結婚相談所!
303名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 20:14:04 ID:H6gE9grC
しかし自分から身売りって
「もう・・・発情期で、我慢できないんです!
 けれども獣人同士じゃ子供出来ちゃうし、まだ育てられる余裕も・・・
 お、お願いです。人間でいい・・・いえ、人間がいいから、相手を、早く、早く見つけてください・・・う、あぁ・・・」
という仔ばかりなんだろうか
304名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 00:03:43 ID:WO48tfAO
スレのおかげで動物のじゃれあう映像が
いかがわしいものに見えてきてしまった
つべが地雷だらけだぜ…
305名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 10:22:47 ID:VPmv24Fm
交尾や精液採取の画像・動画を獣人に脳内変換して見たり
「こいつらは実は元人間」と妄想して見るとエロ過ぎる
306名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 14:58:35 ID:O9OtGj28
このスレ的には「わんことくらそう」はどうなんだ?
307名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 06:55:17 ID:X7xiBp3A
>>306
ほのぼのに見えてその実ブラックな世界観が大好物ですが何か?
308名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 08:09:41 ID:60cJHWxX
>>302
むしろ、出会い系?
309名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 12:24:49 ID:8+ioIV3g
>>306
知らなかったので検索してみたがエロゲ?
耳尻尾どまりなんだけど・・・
脳内補正しろとか、設定だけ借りて妄想しろということなのか?
310名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 22:37:57 ID:F+RrKsaJ
世の中には獣耳を獣化という奴もいてだな
311名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 23:18:36 ID:0P78i28E
人外×人間注意っていうサイトを見つけて
あるのは獣耳×人間の作品のみでしたとさ。

畜生
312名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 23:32:30 ID:JJYPk1kn
ここ耳尻尾止まりはだめなスレだった?
なんか別のスレのルールだった様な
313名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 00:18:09 ID:fccAtftd
わんことくらそう、なら、まだネコっかわいがり!の方が…

あの公式サイト嘘ばかり書いているけどなw
お気楽エロゲかと思ってプレイしたら二重の意味で泣いた。いやマジで
獣化要素もあったり無かったり…(ネタバレなので詳しくは言えぬ)
314名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 00:33:13 ID:q974bKpB
耳尻尾止まりも別に禁止ではないね

ただ、もふもふケモノ・獣人系に対して耳尻尾は比較にならないほどメジャーなんで、
このスレでなくてもSSもネタも余裕で確保できそう、と思うのは偏見だろうか

いや、文章なら別に、イメージ次第で耳尻尾からフル獣まで
ケモノ度を読み手側が脳内調整しやすいからどちらにしろ歓迎だけど
315名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 00:54:23 ID:Mh2PnOXm
まあ耳尻尾でも獣人でもどちらでもいいが
DSの起動音がいつもと違うことに気付くまで今日が自分の誕生日だと忘れていた、
という物悲しい俺に誰かSSをプレゼントしてくれ

というかむしろ獣化させてくれ。エロ家畜系で
316名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 18:42:53 ID:nrnkaJ1S
紅の豚っていいよな。
豚にヤられちゃう美少女ハァハァ
結局、豚化の方法は出ないんだよな。
317名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 20:05:06 ID:05Ry+frc
人間に戻っても体型が変わってないところが恐ろしい<紅の豚


>>315
ハッピーバースデーツー>315
任豚はその名にふさわしくエロ豚になって養豚場で犯されてるがいいわっ!
318 ◆tfGTpigCow :2009/10/29(木) 00:29:40 ID:1zKA3Q5A
はいお久しぶりです。豚フェチというかもはや豚専です。
小ネタ投下していきます。いつもの通りの豚化です。

獣化あり。TSあり。シークエンスなし。人間♂→豚獣人♀注意。
319ばーすでー ◆tfGTpigCow :2009/10/29(木) 00:30:30 ID:1zKA3Q5A
♪はっぴばーすでーとぅーゆー はっぴばーすでーとぅーゆー♪
♪はっぴばーすでーでぃあ○○ちゃん〜 はっぴばーすでーとぅーゆー♪

誰もが馴染みのあるメロディだが、
この短いフレーズを何時間も無限リピートで聴き続けていると
流石にそのうち苦痛を伴う騒音にしか聴こえなくなってくる。
「あぐっ……ひぅ……ブヒっ……」
……もっとも、その賛歌を贈られている当の本人、
本日誕生日を迎えた自分は、
その狂ったBGMを気にする余裕があるような状況ではなかったが。

――誕生日のお祝いに、最高の快楽をプレゼントしてさしあげます――

家に訪れてくるなり突然そう言った怪しい男。
危険を感じて追い返そうとするより早く、その男が何かの薬を嗅がせてきて、意識が遠のいて。
目が覚めたら、そこは、牧場か何かの動物小屋のような、地面が剥き出しの木造の建物の中で、そして……
「……ブヒ……!?」
自分が、人間ではなくなっていて。
冗談半分に書き込んだとおりの、雌豚の獣人のような姿になっていて。
320名無しさん@ピンキー:2009/10/29(木) 00:31:09 ID:1zKA3Q5A
「私どもの店……まぁ判りやすく申しますと獣化風俗店なのですが、そのサプライズサービスなのですよ」
某匿名掲示板などに集う、いわゆる「ケモノ系」の趣味の人をターゲットにした商売らしい。
「まぁご自宅のご住所など調べさせていただいたのは法的に少々グレーゾーンではあるのですが、
 これも、願望を抱く方の所へしかるべき供給をさせていただきたいという
 熱意の現れだと思ってご勘弁いただきたいところです。
 ああ、広報も兼ねた初回サービスなのでお代は結構。
 もちろん後から請求したり、本体はタダだけどオプション料金が付く、などという事もございません。
 ご不安でしたらちゃんとした書類を……」
とそんな事を、男は立て板に水の勢いで随分と流暢に話していたが、正直半分も耳に入ってこなかった。
それどころではなかったのである。
何故なら、状況への驚きとか混乱とかもあったが、それより何より
「あっ……は、あぁ……ん」
か……感じ……過ぎる。
産毛みたいな柔らかく細かい体毛が全身に生えてるけど……ッ、
ま、まるで、快楽神経が皮膚の表面に剥き出しになってるみたいだよぉ……。
男物の服は、肥大化した体にはサイズが合わなくてキツい……というだけでなく、
布地が毛皮に擦れるだけで感じてしまって、おかしくなりそう。
触ってもいないのに恥ずかしい液体が、ズボンの股間にじんわりと、失禁したかのように大きな染みを作っている。
「んぉ……あうぅ……」
甘ったるくいやらしい匂いが、信じられないくらい強く自分の身体から染み出しているのがわかる。
大きな鼻がヒクヒク動き、自分が淫猥な牝の香りを漂わせていることがわかってしまう。
そしてその空気にあてられますます興奮していく悪循環。
熱を帯びた秘所や乳首が服に触れて、たまらない。
耐えられず、どうにか衣服を脱ごうとするも、蹄では上手く脱げずもがいていると、
「……ああ、動物らしく、お召し物を脱いでの行為がお好みですか?
 サービスとして、常時強力発情・全身性感帯化・快感超強化などのオプションを付けさせていただいております。
 当然ながら、本日のサービスが終われば後遺症等は一切無く人間に戻れますので、ご安心してお楽しみください」
と言って男が優しい手つきで着衣を取り払った。
窮屈だった男物のシャツから巨乳と言っていいほどの豊満な胸がまろび出る。
形も良いが、固くなった乳首だけはケモノらしく人間より少し大きめにピンと立っている。
腹部にも、乳房の無い小さな乳首がいくつかあって、触れると頭のてっぺんまでぞくぞくして口の端から涎が垂れた。
「んごぉ……おぅ、んぉおおっ、ふゴ、ブヒィイ……!」
鳴き声混じりの嬌声が大きな耳の中で反響するようでますます自分で自分の興奮を煽る。
器用さの失われた蹄だけど、しとどに濡れた秘所をごりっと擦った瞬間は
息が止まって天国に行ってしまうかと思えるくらいの感覚で……
「あふぅっ!きもちいいよぉ。きもひブヒィイイッ!んああ。ブヒゃあああ!」
やがて、今日限りの悦びなら存分に楽しもうと、抵抗も自己嫌悪も薄れ快楽の中に堕ちていった。
321ばーすでー ◆tfGTpigCow :2009/10/29(木) 00:31:39 ID:1zKA3Q5A

けど

ひとしきり楽しんだあとで
「やはり誕生日といえばロウソクさしたクリームたっぷりのケーキですよね」
と言って、男が
「ロウソクは、年齢の数だけ、挿すんですよね」
男が、連れてきたのは

自分の年齢と、同じ数の、雄豚。

「お代は頂きません。本日のサービスは心を込めて完遂させていただきます……が
 お客様がこのプレゼントを味わいつくすまでは、サービスを完遂させていただいたことになりませんので……
 ご満足していただくまで、お客様にお帰りいただくわけには参りません、よね?」
抵抗どころか、抗議の声を上げる間もなく、1匹目の雄豚が覆いかぶさってきて
「ああ、ちなみにお客様に施したのは、誕生日にしか使えない術なので……
 戻す術も、本日中にしか使えませんがあらかじめご了承ください。
 もし延長されるようなら、元に戻れる機会は来年のお誕生日まで……」
「ブギヒィイイイイイッ!!!」
男の事務的な言葉は鳴き声で遮られた。
……悲鳴とか、怒号とかじゃなくて、
……「気持ちよくて」上げた絶叫だった、ということに、自分で愕然とした。

無理無理無理いや駄目死んじゃうしんじゃうおかしくなっちゃうやめてうわっなにコレ
いいよすごくいいよいやだなんだよなにヨガってるんだよ自分やめてよこんな
あひぃっ自分の肉が、膣がきゅっと、むしゃぶりつくように、からみついて、
いやだよやめてようそだうそだこんなのこんなの自分がほしがってるみたいじゃないか
そんなほしくないほしいはずがないおすぶたの×××だなんていやああ
雄豚おすぶたオスブタおすブたうわあああたまのなかがおすぶたでいっぱいになるぅううう
からだのなかもこころのなかもおすぶたがはいってくるはいってくる
いやぁやめてみもこころもぶたに、ぶたになっちゃうぶたにブたにブタブタブゥブウウウブヒィイイ

……豚の交尾には数十分かかる。
1日1回でも体力的にはきついらしい。
ましてや10匹以上など、下手をすれば死んでしまうだろう。

というか死にそう。

……で、でも。もう正直数も数えてられないけど、
なんとか、なんとか耐え、た。
多分、これで、ちょうど次の豚で、最後の、は、ず……

「あらら。日が変わってしまいました。1年延長コース確定ですね。ご愁傷様です」

あ   っ  。

「まぁ延長代をお金で頂こうとは言いませんよ。
 そうですね。せいぜいこの豚小屋で、イロモノ好きのお客様の相手をしたり、
 さかりのついた雄豚を慰めたり……豚の仔を産んだり、といった仕事をしていただくくらいで。
 ……おやおや、泣くほど嬉しいんですか?」

嬉しいわけなんて無い、と言おうとしたけど、それより先に
もう誕生日プレゼントとしての意味を失ったはずの、最後の雄豚が圧し掛かってきて

……嬉しいかも知れない、と快楽の中で少しでも思ってしまった自分に、絶望した。
322315 ◆tfGTpigCow :2009/10/29(木) 00:37:43 ID:1zKA3Q5A
おわり。

まぁなんつーか、はっぴばーすでーとぅーみー。
うわぁ虚しい寂しい切ない。ケーキなんてあるわけもない。

>>317氏の発言から妄想を膨らませました。ありがとう。責任とって飼ってください。
任豚じゃないよ!好きなハードはワンダースワンクリスタルだよ!


323名無しさん@ピンキー:2009/10/29(木) 09:23:30 ID:DvGJczzw
>>315


良かったな!
324名無しさん@ピンキー:2009/10/29(木) 12:16:18 ID:KrISfrB+
俺の誕生日のときはメス犬に変えてください。
手持ちのワンダースワンは無印(モノクロ)です。
325名無しさん@ピンキー:2009/10/29(木) 21:27:07 ID:a+5JqvT5
なんて素敵なプレゼント!

羨ましいなあ…と思ってたらまさかの豚神様の自演吹いたw
326名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 12:35:17 ID:3bnKs/FJ
ロリ獣人が欲しい。
327名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 12:45:51 ID:SAnSc0Ul
TFTGは良いね。GJ
328名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 11:49:13 ID:QuYfK4uT
狼になっちゃった男×雌狼
329名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 12:27:58 ID:Qsn6x75P
雄狼×雌狼になっちゃった男
330名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 19:28:11 ID:LS30VdE3
子連れ狼になった男
331名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 12:52:02 ID:NrktRexB
カメラのCMの狼がカメラを使えるのは、元人間だからか。
332名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 22:57:12 ID:r2dgA970
あいつは俺が調教した
333名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 00:59:40 ID:n2qM+97J
あのCMは母親狼が立ち上がってもおっぱいに食らいつく赤ちゃん狼がかわいくて死ねる
334名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 00:02:47 ID:i1faYDhb
ヨーロッパはブラッグドッグという名で知られる黒妖犬。
その伝承の一つに墓守グリムというのがありまして
本来黒妖犬は野生の妖精ですがこれを人工的に作り出す習慣があるんですよ。
教会の墓地に最初に収まった者は死後そこの墓地(と教会)を護り続けなければならないという決まりがありまして
それは勘弁と勝手な人間は教会をたてると墓地に人間の代わりに犬を殺して埋めるわけです。
さて、この墓守グリム…当然墓守の任を持っているので人間に祟ったりするのですが
教会が無人になると人間のシスターに化けて孤児を引き取って育てるのだといいます。

つまりヨーロッパの無人の教会に行けば、寂しがり屋の犬っ娘と暮らせる可能性があるという事なんだよ!!!!
335名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 07:33:57 ID:X+LKjTlW
いや、その理屈はおかしい
336名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 21:37:12 ID:/wt67RS2
犬のおねえさんとか犬のおまわりさんとか
犬の○○さん という名称に何故か惹かれる

動物の世界に迷い込んで気がついたら猫になってて
犬のおまわりさんに道を尋ねて困らせたあげくにワンワンワワーンされたい
337名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 12:37:03 ID:cDmlvV+q
じゃあ俺は、迷子の子猫を家に送るふりして犯る。
338名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 01:08:36 ID:haPQApXR
犬のお巡りさんてことはシェパードだよな、
モフモフ越しの筋肉か…交番に連れ込まれて
性的な悪戯されたい。
339名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 07:32:55 ID:Y+U+yqzf
俺の大好きハスキーたんかもしれん

あの怖可愛い顔をナデナデして殴られたいわぁ
340名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 09:10:03 ID:z9oskJYB
俺もやるぜ!ってやり返される絵しか思い浮かばないのは漫画の所為
341名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 12:26:35 ID:u4vzApqb
それでもSSなら。SSならどんな怪力雌獣人が相手でも犯れるはず。
342名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 16:17:57 ID:dAImkLNH
怪力かー

半二次の獣人スレでも似た話題出てたが、パワータイプの獣人って
いかにも力がありそうなマッチョ系と
外見にそぐわない細身怪力系と
いっそギャップ命なロリ・ショタ剛力系と
どれが良いんだろうね
343名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 22:06:59 ID:sD18+RWP
マッチョ系をさんざん見せておいてから
細身怪力系を出して「ダマされた!」感を煽るのが常道
344名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 00:22:41 ID:E+TCjrWS
以前竜人×人間アッー物書いてた野郎です
続きが出来上がりました。
アッーエロ注意。
345名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 00:23:29 ID:E+TCjrWS
(さて、これからどうするべきか……)
竜人の下には、雌のような匂いを振り撒く人間男性。
勘違いで竜人に食われると思い込み、逃れようとバタバタ暴れている。
「食ったりしないから、落ち着け…」
「うわわぁぁあっ!おいしくありませんからぁぁっ!骨と皮だけですからぁぁっ!」
(……聞こえてないな。)
そうこうしている間にも男性の匂いは着実に、竜人の理性を削っていく。
それほど男性の暴れる力は強くないのに、竜人の息が荒くなり始めた。
(このままじゃ、マズイ…)
ついうっかり理性が飛んでしまえば、次に理性が戻るのは数日後であろう。
種族柄強力な精力が、その間ずっとこの男を『喰らい』続ける。
何とかして落ち着かなければ、
「いやだいやだいやだぁっ!許してくださいぃっ!」
何とかして落ち着き
「た、食べないで下さいっ!お願いですからぁっ…」
何とかして
「た、食べないで……?…」
男性にふと、疑問が浮かんだ。
「…何で、僕はここにいるんですか?」
「ハッ…ハッ…それはだな…」
残り少なかった理性が、質問に答えるために急速に戻っていく。
「(危なかった…)俺が、あの後暇潰しに町を歩いてたら、虎共に襲われているお前を、見つけたんだよ。」
「……それで?」
「気絶したお前を運んで、ここに戻ってきたんだよ。」
「…何で僕を運べたんですか?」
「察しろ。」
男性は暴れること無く、竜人をじっと見つめている。
「…助けて、くれたんですか?」
「まあ、そういうことになるな。」
「その見返りに、ぼ、僕を食べようと…」
「そんな訳あるか。食わないよ。」
「…本当、ですか?」
「本当だ。賭けたっていい。」
急速に頭が冷えた男性の竜人に対する恐怖心が、言葉を聞くにつれて薄まっていった。
同時に初対面でやらかした事において、申し訳なさが溢れてくる。
「あの…あんなこと言って、すいませんでした。」
「あ?あぁ…」
もし男性が直立していたなら、深々と頭を下げていただろう。
しかしベッドに寝かされていたので、代わりに竜人をしっかりと見据えた。
「それから、僕を助けてくださって、ありがとうございます。」
「あー、それ程の事じゃネェよ。」
竜人は、お礼の言葉が恥ずかしいのか爪で自分の頬を掻いている。
346名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 00:24:35 ID:E+TCjrWS
「本当に、どんなお礼をしたら良いのか……」
男性には金銭面にはそれなりな余裕があった。
「いや、お礼なんざ別に…」
「いえいえ、本当に食事の一回ぐらいは奢らせて……」
竜人の体躯は、男性より遥かに逞しく、牛一頭も平然と食べてしまいそうである。
「…やっぱり、服の一着くらいは……」
竜人は今服と言えるのかは分からないが、腰布だけを身に付けている。不便な様子は無い。
「…やっぱり剣とかの武器を……」
この町は売られている武器の品質が高い事に定評がある。
純度の高いレアメタル製の武具が主流で、一番安いものでも男性には僅差で買えない。
「……すいません…何も、お礼できそうにないです。」
男性は恩を返せない自分の申し訳なさで、しょんぼりしてしまう。
「いや別に礼なんか…いや……」
竜人の中にむくむくと悪戯心が浮かんでくる。
少し男性に申し訳ない気もするが、お礼がしたいようなので甘えさせてもらうことにした。
「…ちょっとしてもらいたい事があるんだが、いいか?」
「え?あっ…はい!何ですか?」
やっとお礼が出来ると思ったのか、男性はぱぁっと顔を明るくして、竜人を見上げた。
「あのよぉ……」
「…食べ物ならちょっと自重してください……賄いきれる気がしませんから……っ!?」
竜人が自分の真横に身体を移したと思った途端、
竜人の太い腕が男性の華奢な背中に回され、顔が厚い胸板に押し付けられる。
そのまま身体をくっ付けられて、むぎゅっと抱き締められる状態となった。
「え、ちょっと……」
突然の出来事に男性は竜人の胸から顔を離し、見上げて顔の方を向く。
「暫くこのまま抱かれててくれないか?」
竜人は心地良さそうに目を細め、男性を優しく見下ろした。
「え、えっ!?いや…それは、まあ…少しなら……」
「そうか。」
そして竜人はじっと男性を見る。
(抱き枕か、何かの代わりだろうか。それとも、昔に何かあったん……だろうか…)
鍛えられた竜人の肉体は、むちむちとした弾力があって、鱗の下からは確かな体温と鼓動を感じる。
男性の眠気を誘うには十分だった。
(…寝ても、良いよね……)
竜人の肌色がかった胸元に頭を押し付けると、程良い感触がする。
それが実に心地良くて、男性はすぐに寝入ってしまった。
347竜人♂×人間♂:2009/11/08(日) 00:25:54 ID:E+TCjrWS
眠りこけてしまった男性に布団を自分ごとさっと掛け、布と自身の肉体でしっかりと男性を包む。
改めて匂いを嗅いでみると、まさしく雌の香りが男性から振り撒かれている。
頭がクリアになった今、竜人は男性を襲おうとする気は無くなった。
しかし男性の匂いは本能を刺激する。
(いっそのこと襲ってしまおうか、いやしかし……)
襲われていたのを助けられる。そのお礼に竜人に抱かれる。
男性がひたすら不憫だ。どちらにせよ同姓に犯されるのだから。
何にせよお礼は『このまましばらく抱かれてもらう』だ。存分に堪能したら良いじゃないか。
そう考えが纏まった竜人は、まずは鼻先を男性の頭に寄せ、深く息を吸った。

途端に理性が吹き飛び、牙を剥いて男性の服を噛み裂こうと口を開けて肩辺りに噛み付こうとした所で、
どうにか動きを止めた。
(直に嗅ぐだけで理性が飛んでくとは……)
どうやらこの男性、相当特殊な体質の持ち主のようだ。もしかするかもしれないので男性の身を案じて身体を引き剥がそうとした。
が、男性の腕が自身の腕に絡み付いている。さらに男性は自分の胸を枕にしているから、
引き剥がした途端に起きるかもしれない。まだ一時間も経っていない気がするのに、
男性から身を離すのは少し、いや、かなり惜しい。
(仕方無い…俺も寝るか。)
男性の匂いを出来るだけ嗅がないように、枕に種族独特のマズルをめり込ませる。
やや寝苦しいが、ベッドの質が上等なようなので、十分に寝られる。
男性の寝息が胸元に当たって微かなこそばゆさを感じる中、竜人も眠りに落ちていった。



すぅ、すぅ……ぐぅ、ぐう……すぅ、すぅ…
ぐぅ、ふーっ…
すぅ、す「んー…」しゅーっ、ふーっ…
「うーん…?」
もぞもぞと身体を捩らせ、男性は夢の世界から離れた。
「…おはよう御座います、暫く眠っていて…?」
竜人の呼吸音が荒くなっているのに気付き、大きな身体を揺する。
「…大丈夫ですか?何か病気でも?」
しかし竜人の身体は男性に比べとても大きい。
男性が全力を出して揺らしても、竜人は少し動く程度だった。
348竜人♂×人間♂:2009/11/08(日) 00:28:51 ID:E+TCjrWS
ユサユサと身体が揺らされ、竜人の眉間に皺が形成される。
「…グルルゥッ……」「わっ…」
牙を剥いた顔の余りの迫力に、慌てて竜人から離れようかと考えたが、
そうする前に竜人の眼が開かれ、目を細めながら男性を見る。
「…随分と呼吸が乱れてましたが、大丈夫ですか?嫌な夢を見たのでしたら、丁度夢を見ずに眠れる薬草がありますけど…」
言いながら隅の荷物を取ろうとベッドから離れようとする男性を、背中に回した腕に力を込めて離さない。
「…すいません。薬草取れないんですけど……」
「……お前に質問がある。」
強引に向き合う形をとらされている男性を、竜人は穴が空くほど男性を見据えている。
その視線の強さに、思わず眼線を顔から下、発達した上半身に向ける。
「…何、ですか?」
「…今日、お前は、虎人の雄に、襲われていたよな?」
「は、はい。」
竜人の台詞、言葉の端々に妙な威圧感が。
「…以前、同じようなこと…無かったか?」
「え!?」
改めて男性は今までの旅を懸命に思い出し始めた。日記などの旅の記録になるものは所持していなかった。
──旅に出てから六個目の町で蜥蜴人に、あの町の二つ前で獅子人に、
この町の四つ前で蛇人に…そして…で……あと…
「…数え切れない程あります。」
「…やっぱりか……」
(……そういえば、そうだ。自分は何でこんなに同姓に襲われやすいのだろうか。)
「…自分の体臭は、解るか?」
「は?…あまり匂わないってことは、解りますけど……」
この竜人は、何を言っているのか、男性は全く理解できなかった。
竜人の威圧感が、増していることについても。
「お前は…雌の匂いが…するんだよ。」
「め、雌の匂い、ですか?あの、あの……」
「…ああ、そうだ、雌の匂いだ。だから…お前は…襲われやすいんだよ……」
「そそそ、そうなんですか…いや…ちょっと、」
男性は竜人からただならぬ気配を感じていた。まるで恐ろしい何かが隣にいるような感じだ。
「だからな…どうにも…理性が…持たない…みたいだ。」
「えっ…!や、やめ……!」
「赦せよ…そんな匂いを出すお前が悪いんだ……」
竜人を取り巻くのは、本能のままに獲物を刈る獣の気配。
獲物とされた男性は、蛇に睨まれた蛙のように、眉の根一つ動かせない。
ただ、弱々しい声を出して拒むだけだった。
349竜人♂×人間♂:2009/11/08(日) 00:31:35 ID:E+TCjrWS
「グフゥゥゥ……」
「やっ…やめっ…むうぅぅ!?」
まず男性の口内に、竜人の舌が割り込んでくる。
「フッ…グフゥッ…フーッ…」
「むぐっうぅっ…ぐむぅぅっ!…
分厚く長い舌は男性の喉奥まで容易に潜り、口腔を好きに蹂躙する。
「むっ…ふむぅぅっ……!むーっ!」
無論男性は堪ったものではない。
苦しさや嫌悪感ではない、奇妙な感覚、血と肉と野性味を足して三乗したような風味が口一杯に広がる。
上蓋を擦りながら、竜人の舌が自身の舌に巻き付けられ、そのまま器用に扱かれる。
「ふぐぅっ!?むくっ……うぅぅ…っ…」
その刺激は書き表せないほどに奇妙で、強く、男性の背筋はぞくぞくと震えた。
そうしてひたすらに口内を虐められ、十二分に敏感になったところで、
「くはっ!はぁ……はぁ……」
「……甘い、な…」
舌に唾液の味を刻み付けるかのような舌技の後、ようやく口が解放される。
あまりの刺激に、既に男性の下半身は膨張していた。
「……足りない……もっとだ…!」
そう言って竜人は、びりぃっと男性の服を上も下も布切れに変えてしまった。
「うあぁっ…ちょっと……待って…」
男性には抵抗出来る力は無い。むき出しになった前を隠すこともしなかった。
仮に抵抗出来る力があったとしてもそれは使えないだろう。
それ程の舌技で竜人は男性を骨抜きにしてしまっていた。
「…力、抜いとけよ?」
自身の手をべちゃべちゃと舐めながら竜人は男性に忠告する。
男性は力を抜く、以前に身体に力を入れていない。なんとか呼吸を整えようとしている。

しかし、竜人はゆっくりと行動を起こし、止まらない。
「や…ぅぅっ……」
唾液でたっぷりと濡らされた竜人の指が、ほんの一本だけ男性の後孔に侵入、
狭い中を拡げるように、探るように動かし始める。
「こんな……あぅぅ…」
「…すぐに、良くなる筈、だ……」
後孔を弄りながら、男性の首筋を溶かすように鈍く竜人の舌が這い回る。
「ひぁっ……こんなぁ…」
双方から男性を襲う刺激は、じわじわとそれを不明瞭な物から、快感へと容貌を変えていく。
舌が走る首筋は紅潮し、指が挿れられた後孔は竜人を受け入れかけたようにその孔が拡がっている。
350竜人♂×人間♂:2009/11/08(日) 00:32:40 ID:E+TCjrWS
指を深めに中に挿すと、それを歓迎するように締め付けてくる。
内壁をなぞるように動かして、ある部分を擦った。
「ひゃぅあ…っ!?」
男性の内部から今までより強く、異質な快感が走る。それは射精感に近く、身体の奥底に響くようで。
「…ここが、良いんだな……」
竜人は一本指が入っている後孔に、同じ手の指を二本纏めて挿し込み、
ぐりゅっ…ぐりぃっ…にゅぐっ…
その一点を抉り取るような動きをして、男性を責め立てる。
「にゃぅぅっ!ソコばっかりっ…やぁっ……」
頭の中で直に弾けているような快感が際限無く後孔から与えられる。
ぐちゃぐちゃという水音が頭から離れない。指の形を覚えるように締め付けてしまう。
びくびくと震えた性器から今にも噴出しそうだ。
「…これはどうだ?」
奥まで指を突き入れ、力を入れて敏感な部分を含めた、内側を引っ掻く。
「ふあぁぁぁっ!?
びゅくっ、ぴゅるっ、とくっ、とくっ…
次の瞬間、男性の性器が跳ね、先端からやや薄目の白濁液が飛び出す。
長めの責めで粘性は少ないが、その分多目の量が、何度か分けて噴出した。
「そろそろ…」
「あっ…あぅぅっ……」
男性の中の指がゆっくりと引き抜かれると、男性の後孔は閉じずに、何か栓を求めているようにヒクついている。
「力、抜いてろよ……」
その後孔にかなりの熱を持った、粘液にまみれた竜人の性器が押し付けられた。
「待って…やだ……無理です…っ」
後孔から感じる竜人の性器は、先端が人間のモノと違い、が槍のように細くなっているはずである。
だがこの竜人のモノは、先端の時点で先程挿れられた指より遥かに太く、びくびくと粘液を後孔に塗り付けていた。
「…挿れるぞ。」
たったそれだけ、竜人は言い放った。

ずぶぶぶぶぶぶ……
「ひゃぁぁぁっ!?無理ですっ!やめて……ふぁぁっ!?」
凶悪な大きさの肉棒が男性の後孔にねじ込まれ、中で目一杯自己主張を行う。
拡張された後孔は、その刺激のほぼ全てを快感と受け取り、先程放ったばかりの男性のモノに再び血が集まってくる。
見事に反り返ったモノが、男性の敏感な部分に擦れ、男性は矯声を放つ。
そのまま竜人のモノはその部分を擦り続ける。
ずりゅ…ごりゅ、ぐりゅう…
「ひやぁぁぁぁっ!?」
その快感は、脳髄まで溶かしそうな程強く、
「くあぁっ!こんな……ひうぅぅっ!?」
結局、男性の竜人のモノが全て収まるまでに、数度絶頂を迎えてしまう。
351竜人♂×人間♂:2009/11/08(日) 00:35:05 ID:E+TCjrWS
「あ……ひぅぅっ…」
竜人のモノが、体内にずっぽりと入り、びくびくと生き物のように震えている。
それを意識するだけで、気持ち良さを感じてしまう。
──ぶつん。
竜人の頭部辺りから、何かが切れるよ音が、した。
「グルルゥ…ッ!」
「ひぐぅぅぅっ!?」
そして竜人は男性の細い身体を自身の筋骨隆々な肉体にしっかりと密着させ、猛烈な勢いで腰を振り始めた。
「ふぁっ…あぁぁ……っ」
ぐちゅぐちゅと熱い塊が男性の内部を引きずり出すように抜かれ、押し込むように再び突き込まれる。
その度に男性の敏感な部分が何度も激しく擦られ、絶頂を何度も何度も迎えてしまう。
男性自身の性器は同じ様に跳ね、薄まった白濁を竜人の腹筋辺りに垂らしている。
もはやその行為は、獣が人を蹂躙するのに等しい。
「グルルッ…グフゥゥゥ!」
そして、獣が雌を孕ませるように、最奥に自身の性器をねじ込み、
「……グォォォッ!」
放水のような勢いで、男性の内部にたっぷりと精液をぶち撒ける。
「ひゃ…っ……あつ…い…」
中で暴れ回る竜人の性器と、注がれる溶岩のように熱い精液。
それから溢れる快感に、男性は意識を落とした。


「ありがとうございました……」
熊人が竜人と男性を視界に入れないように顔を逸らしながら返された鍵を預かる。
「あんな良さそうだったのに、なんでまぁ……
「人の初めて奪っておいて、何言ってるんですか!」
「…申し訳ありません。」
現在、竜人は腰布一枚の姿で、背中には荷物と男性と男性の荷物が。
数時間後男性が目覚めて無論竜人に対し大激怒。
しかし腰を動かそうとすると猛烈な痛みが全身に走るため、竜人に担がれている。
実際には、男性を担ぐ理由はもう一つあった。それは
「よぉ、この前は随分な目に遭わせてくれたな。」
「くれたな。」
「みたいだな。」
「……貴方達は…」
男性達の目の前に、以前男性を襲いかけた虎人、黒豹人、そして獅子人が進行方向に立っている。
「絶対許さねぇからな、覚悟しろ。こいつは滅茶苦茶強く…」
ごしゃあ。めしょ、ぐし、どごぉん。
男性は竜人に対し、自分を襲った件について償え、さもなければ訴えるというような発言をし、
竜人はそれを受け入れた。それは
「…どの方角へ行くか?」

男性自身の用心棒(タダ働き)。
何故男性は自分が竜人を用心棒として雇おうと思ったのか、
「ままま、まずは北に……」
自分の気持ちに、気付いていないようだ。
352名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 00:36:01 ID:E+TCjrWS
おわり。
やっちまった。
353名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 01:33:34 ID:lHaC0RjG
すばらしい
待った甲斐があった
354名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 10:02:01 ID:cWdSV2CS
最後のあたりで「本当に、本当にありがとうございました」と読んでしまった俺は竜好き
355名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 06:23:10 ID:QT1bWyaV
ホモ苦手な私もおいしくいただけました
356名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 15:21:21 ID:fiVXZtET
雌豚獣人とヤりたい。
スベスベして、触り心地良さそう。
357名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 16:52:50 ID:82zerRaA
豚って結構剛毛と聞くしブラシに使われてたりもするが、
逆にミニブタとかは柔らかくて肌も繊細かつ敏感で
ちょっとした事ですぐ赤くなっちゃったりするとも聞くな
種類によって違うのかな

まぁ現実はともかく、俺も脳内イメージでは
ビロードのように柔らかい体毛とシルクのように滑らかな肌だな豚獣人
家畜なのにw
358名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 18:42:45 ID:1pM442YX
毛密度哺乳類最高のラッコ獣人と……

そして、腹上死
359名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 18:56:16 ID:fNAV+BTq
ラッコ獣人・・・ラッコ11号か



俺も豚は柔らかいイメージで妄想してるな
家畜だから、同時に涎や鼻汁や精液でベトベトの汚らしいイメージもしてるけどね
360名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 10:29:56 ID:7uHMAntI
コラーゲン豊富、ゆえに美肌
361名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 12:31:52 ID:OW1fR9DT
豚はピンクの肌とまあるい見た目が、なんか柔らかそうに見える。
362名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 22:59:15 ID:Qh42/3q/
ところでここの住人は誰かを獣化させるとしたら何がいいんだ?
あと自分が獣化するときも

俺は人にさせるならロバだなw
363名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 23:22:12 ID:gtbEhjyc
一日目に耳と臀部にに少し獣毛を生やす
二日目に耳と歯の形を少し変える
三日目に瞳孔と鼻を少し尖らせる
四日目に爪の質を獣に近づける
この流れでいくと計算上では
三年ちょいで本人には気付かれぬまま獣化完了
364名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 23:37:46 ID:1/yyxqm4
とりあえず、つまんないSS書き散らして
他の職人をそねみまくりつつ見下して生きてれば
そのうち虎になるかもしれないので頑張る

まあ無理だがな
365名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 23:41:49 ID:PWjFrFCI
その方法だとやがて人格まで失くしかねないからお勧めしかねる
366名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 23:57:23 ID:bndakepA
修行して仙人になって天界にスカウトされ、天の川の水軍指揮官の天蓬元帥まで成り上がり、
その後で月の女神さんをナンパして天界追放されれば能力トップクラスの豚妖怪になれる、と

いやー、道は遠いなー
367名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 00:35:41 ID:GTJfADOM
月を見るだけでOKな狼男はお手軽ですね。

豹とか狐とかの悪女的な雰囲気にあこがれるのです。
細くしなやかな肢体で妖しく誘惑されたら、金玉と預金通帳がスッカラカン
になってしまうわい。
368名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 18:05:36 ID:YJgXMgmW
>>366
だが中国ではイノシシだ。
369名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 18:51:42 ID:UJLuGcXC
>>368
逆じゃね?

昔、西遊記が物語として初めて和訳輸入されたころは
名前の「猪」の文字をそのまま受けてイノシシにしたが
後の時代になって「猪」の文字は中国では豚全般を含む意味であり
そして本来の猪八戒はニュアンスから言ってもイノシシではなく豚だった事が明らかになって
「猪八戒=豚」とする和訳が広まるようになった、と聞いた

そんなわけで、原典に近い訳をされた西遊記が出回ったのは結構近世になってかららしい
まあ原典と言っても中国内でも派生版が多すぎて
どれがオリジナルかわからないくらいなんだけどな

昔の日本では食肉用の畜産の文化がなく、そもそも「豚」という動物に馴染みがなかったのも一因だとか
なので十二支の「亥」も本来はイノシシではなく豚だったりするそうな
イノシシ年ならぬブタ年…個人的にはそちらの方が萌えるんだけど

…と友人(非ケモ属性)に講釈したら
「君は本当にブタ好きだな。このブタめ」と言われた
もっと言って
370名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 19:00:26 ID:eKmWR0xp
とりあえず梅山豚にでもなるとよいよ
371名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 20:40:56 ID:A4dL54Ai
そういえば宮崎駿も豚好きらしいな
確か紅の豚のインタビューかなんかで言ってた気がする
372名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 22:31:17 ID:UJLuGcXC
>>370
知らなかったので梅山豚でググってみた

「へっへっへ、立派な牝豚になったな」
「や、やだぁ!こんなの…も、戻してぇ!」
「やだよ。逆に、その中途半端な豚人間の姿から
 完全な豚にしてくれ、って言うなら聞いてやってもいいけどな!ははは!
 …ところで知ってるか?
 お前をその姿にするのに使ったのは梅山豚っていう品種の豚の遺伝子なんだが…
 原産国の某国ではコイツに汚物を食わせて育てるんだ
 餌代もかからないし下水処理の手間も省けるって寸法だ…
 …くく、そうだな、お前を飼う豚小屋もトイレの隣に作ってやろうか?」
「ひっ…い、いや!そんな、それだけは許してぇ!」
「ふん、冗談だ
 そんなことしたらただでさえ汚らしい牝豚がますます汚くなって、
 こっちまで臭くてたまらなくなる。消毒するのも面倒だしな」
「ほっ…」
「お前の役割は、トイレはトイレでも、
 …性的な肉便器だよ」
「…ひぃっ!?」
「これからお前は精液と必要最低限の栄養剤だけを口にして生きていくのさ
 口だけでなくケツにも注ぎ込んで腸から直接吸収させてやるよ
 くくく、最初は嫌がっても、豚の食欲と性欲によって、
 すぐに自分から雄のナニをしゃぶりたくなるぜ
 しばらくすれば、お前の体を構成するのは…
 …人と豚の精液を由来とするタンパク質だけに入れ替わるわけだ!
 世の中にゃハーブ豚とかビール豚とかあるが、
 お前は精液だけで飼育されたザーメン豚になるのさ!」
「や、やだ、やだぁ!やめて、そんなのやめて!助けてぇ!」
「へっ、うるせえな
 …おい!リモコンでコイツの首輪の声帯補助装置の電源を切れ!」
「やめ…ブゥ!ブグッ!?ブヒイィ!」
「逃げたり逆らおうなんて思うなよ?
 逃げてもその首輪がなけりゃ喋れないからな
 せいぜい捕まって見世物か実験動物になるのがオチってわけだ
 わかったら肉便器としてしっかり育てよ牝豚!くくく、はーっはっはっは!」


こうですかわかりません
373名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 01:03:57 ID:Bsvy1191
あの人は確か自画像も豚だよ
人間くささが出るから好きだと千と千尋のガイド本にあったような

俺は狐がいい。尻尾のもふもふで冬を乗り越えたい
374けもあき@ふたば:2009/11/15(日) 01:27:23 ID:8clsSFvU
ふたば@鬼畜オスケモ変態祭開催中だよー!!
ショタ、ガチホモ、フンドシ、着ぐるみ、オールオッケー!!
ケツにチンポ欲しいヤツも寄っといで〜
http://jun.2chan.net/b/res/12261999.htm
ふたば@総合ケモノ祭
http://jun.2chan.net/b/res/12263941.htm

SSはこっちでね!!
http://rano.jp/

いもげもあるよ!!
http://tsumanne.net/si/ケモ
http://tsumanne.net/si/オスケモ
375名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 11:37:46 ID:hq9PFCu+
>>372
GJ
376名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 15:07:16 ID:fBSrtjcK
>>372
ザーメン豚という表現にやられた…

もはや妄想がちょっとしたSSになってるのがすげえ!

獣化対象があえて猪八戒のモデルとされてるちょいブチャイクな梅山豚なのも素敵
377名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 16:15:50 ID:I9h9Vzty
>体を構成するのが人と豚の精液を由来とするタンパク質だけに
こんな表現がよく思いつくなこの変態ブタめ(褒め言葉)
378名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 17:40:48 ID:1rWIxlzK
しかし食べるとなると少し抵抗があるなぁ…ザーメン豚は…
379名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 19:25:06 ID:Ii8tvnkm
さすがに食べるのは性的な意味でだけだろう
…多分
380名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 15:00:46 ID:EWQ0Ydgh
まぁ、豚やら牛やらは本当に食物的な意味で食っちゃうと鬱展開だけど
「言うこと聞かないと精肉工場に送るぞ」という脅し文句で
無理やり言うこと聞かせて…というネタは美味しいよな。肉だけに
381名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 16:48:49 ID:I3B1kRKO
>>380
缶詰め工場に連れてくんですね。
382名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 18:13:54 ID:EWQ0Ydgh
>>381
「おー。食い物があるぜ。ちょっと食っていこうぜ
 先生もどうだい?」
「い い え 。 わ た し は 遠 慮 し て お き ま す 」

やーめーてー
マジでやーめーてー
383名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 21:00:09 ID:0AXJnPt+
ハマーの末路はトラウマ。
リコも弱いし、ゼノギアスは亜人好きにはとても厳しいゲーム。
384名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 00:21:53 ID:WknWfvX+
元ネタ分からん\(^O^)/
385名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 03:20:12 ID:kwkmxv3Y
亜人好きは大人しくブレスオブファイアやっとけ
386名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 08:46:42 ID:LJjJmLgC
>>382

ソイレントシステム自重w
387名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 09:05:13 ID:zYIT+dF9
ここはひとつ、TORを推しておこう。
亜人との異種族婚とか、
性獣の「ヒトが好き」獣姦発言とか、美味しすぎる。

あと、オデンで、子供作れない死なないプーカの
無制限セクロスとか。
388名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 10:40:36 ID:bs2bLeqK
>>384
ゼノギアス、10年前のゲーム
これだけたってれば知らない人多そうだな
389名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 16:32:44 ID:0hwsH4nT
>>383
リコが亜人になったのも、お腹にいる時にお母さんが薬やら何やらの実験台にされてた影響だしな。

ハマーのは、エロパロネタに出来る。
自分にコンプレックスを持ってる女の子が獣人に改造してもらったけど、どんどん姿が変わっていっちゃって、その上淫乱になってく、とか。
390名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 17:12:33 ID:Rn4LH8/p
因果関係が逆じゃなかったっけ

教会の息がかかった医師団が、キスレブ総統を操りやすくするために
総統の最愛の夫人が露骨に亜人っぽい見た目の子を産み落とすというスキャンダルを仕組んで、
亜人迫害運動の広がっていたキスレブでそんな事が明るみに出るわけにはいかないから
夫人は自ら赤子を連れて失踪
391名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 02:15:45 ID:0D/LvkId
リコは亜人よりピッコロ寄りだからなぁ
肌緑色だけじゃあんまり琴線に触れないや
392名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 08:18:35 ID:jVI8tZgO
>>390
夫人は単なる実験台の一人じゃなかったっけ?
実験のせいですっかり衰弱しちゃって、リコは無事産めたけど、総統が留守のタイミングだったから、二人で追い出されて、総統には出産に耐えられず母子ともに死亡と嘘の報告。
総統も信じてしまい、リコが遺伝子ロック突破するまで息子だと気付かなかった。
リコの方も、父親は偉いくらいしか知らなかったし、そんな事忘れてたから、総統が父親だなんて夫人の部屋で母親の匂いを嗅ぐまで気付かなかった。

リコの尖り耳と筋肉質な体は、エルル人の総統の血だから、爪とか色くらいしか影響無いんだよな。
393名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 09:59:22 ID:npLDPg4x
えーと、設定資料集パーフェクトワークスどこやったかな・・・と探してる途中に
ゼノエミッションを発掘してしまい、つい読み込んで貴重な休日の時間を無駄に。うおぉ・・・

で、んー、資料読んだ限りではどちらかと言えば>>392が近いが>>390もわかる
・・・というか、結局描写が少ないのでどうとでも読める

つまり「単なる実験台の一人として利用した」「教会にとって総統が邪魔だった」
のどちらでもあるんじゃないか、と
「総統の影響力排除してぇー」→「後継ぎとかいらねぇー」→「母体を実験台にしちゃっていいよ。むしろ殺すの前提で」
という。意図してスキャンダルとして亜人を産ませようとしたのではなく結果的にそうなった感じ

ちなみに母子は自分から出てったんではなく教会に放逐されたらしい
まあジークムント総統は根は善人で頭も悪くないので、
もし知っても母子を醜聞扱いすることはなかっただろう
むしろ事の真相を知ったら医師団ぶっ殺して、さらにそれを足がかりに国内の教会勢力潰しにかかるだろうから、な
その点で>>392の方が近いかな

・・・あー、ややスレ違い気味か
んーと・・・カレルレンがエメラダ回収した後は、ナノマシンを試すために
ソイレントで実験体の方々が亜人化実験とかされてると思うんだよね!
394名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 10:41:53 ID:/Oh+wumW
あれ?ここって何のスレだっけ?
395名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 11:26:03 ID:FqL3MqVu
専用スレあるんだから、突っ込んだ話はそっちでやってくれ。
紹介されたら、中古で探してみるかと思ったりもするけど、
ネタばれ含みの談義を長々とされたら萎える。
396名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 19:03:41 ID:0D/LvkId
そういや映画紹介で観たんだが
アバターって映画設定的に良いよね あれ
尻尾生えるし
397名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 21:58:30 ID:CxAQQ2sO
なんとかサーガ
ムーンなんとか

って狼男がヴァンバイアを倒したり人間と恋したりする映画があるらしい。
398名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 01:43:20 ID:2DnYP7G2
アバターはどうしてもネタ的に「接続された女」とか思い出して猛烈に怖くなる
399名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 22:20:24 ID:PVn0xRb2
>>397
トワイライトサーガか、CMでみただけど
獣から人間になった時に裸ならいいのに
400名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 16:53:16 ID:SOq4tpvr
CMで見た狼ずいぶんでかいみたいだから、獣姦良さそう。
401名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 21:15:33 ID:qEaOEJ35
オオカミが当て馬っぽくてカワイソス。
大きいワンコかわゆすなあ。
402名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 00:05:25 ID:4xY6fO4E
トワイライトサーガは、原作がアメリカ?のティーンズ少女向け。
1作目を嫁と見たが、映画の面白くなさは異常。
ここの住人にはとても薦められない。
403名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 14:34:09 ID:VORHrjcW
ちょっと調べものしてて、
森林オオカミより秋田犬の方がチンコでかいと知ってフイタ。
これじゃ、犬っ娘にオオカミがブチ込んで
「おっきいの、らめええぇっ」な話が書けない。
404名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 15:52:03 ID:Iqa2WXkb
逆に考えるんだ、
オオカミっ娘に犬少年がブチ込んで
「こ、こんな犬コロにぃぃぃっ」な話を書けると考えるんだ
405名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 15:57:51 ID:D7D8b07y
おまおれw
406名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 16:05:03 ID:nX15XnQu
秋田犬はモコモコして手オオカミより可愛い

と思ったが、犬系ならブルドック以外大好きだったぜ
407名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 16:20:49 ID:b9o0Ew6m
その言い方はよくない
408名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 17:17:51 ID:REGgrV1j
ガッサガサな毛の狼っ子の毛を……よし書いてくる
409名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 17:39:25 ID:REGgrV1j
気に食わない狼王ロボの嫁を捕まえたので虐待する事にした。
ロボに見つかると俺は愛馬の元へ逝く事になるから家の中に連れ去った。

まず、反抗出来ぬよう体力を奪うため湯攻め。
狼の匂い、なにより夫ロボの匂いを落とすために石鹸とシャンプーを大量に使い匂いを落としていく。
更には自分が狼であることを忘れさせるため何度もリンスを使い、ガサガサの毛質をフカフカにする。
その後に毒餌の余りの牛のわたや肉を処分がてら与える。さらに余ったのでバターにでもしようか迷っていた牛乳を与えた

その後は本当に狼王の妻であることを忘れさせるため犯して中出し。悦び喘いでイったのを確認して添い寝で就寝



出典、シートン動物記+汚らしい猫を拾ったので虐待
410名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 21:46:44 ID:leY0SqMR
>>409
和んでいたら7行目で吹いた

・・・そして
「必死に自分の精神に繋ぎとめ誇りを失くさぬようにしようとするも、
 快楽に溺れて本能に堕ちていく・・・いいな!」
と興奮した俺は最低だと思った

「最後は元夫の前で犯されて、結合部を晒しながら『ごめんなさい!ごめんなさい!』と連呼しながら
 涙を流しつつも尻尾振ってる、とかそんな感じになるんだよな!
 いやーまったく、>>409様は酷いことをお考えになるものだ。外道だなー」
外道なのは俺だった
411名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 22:37:02 ID:REGgrV1j
いや、外道なのはシートンだ。
原作はもうね。
俺はボロボロに泣き崩れて三ヶ月は泣いては止んで泣いては病んでしてた。

三ヶ月以内に治るから鬱ではない。

ちなみにロボの妻の名はブランカ(シロ)でつ。
あれ?目から何かが……


(以下注意)


狼とドラゴンを救って。誰か、誰か助けて。
焼かれ裂かれ刺され弾かれする彼らを助けてあげて。
もうおかしくなりそう。
俺も「犬が殺されて良いなら人間だって」と言う彼になってしまいそう。

とりあえずドラゴンは助けて。モンスターハンターやってる狩人シネ。
楽しいか?モンハン、楽しいのかDODエンディング、おもしろいのかグリム童話、狼王ロボ…生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて
私の痛みを和らげるビーナス わずかな覚醒を看取る日々さえ

嵐の夜に「まんげつのよるに」がなければ俺は社会、世界に居なかった。優一の救いだった。
「ふぶきのあした」で死のうと思った。実際自殺を企んだ。

やっぱり、良い人だ(原作者は)


さて、ヤンデレ獣のリクエストをくれないか?壊れそうだ。
412名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 22:52:06 ID:VORHrjcW
シートンといえば、
ブランカをトラバサミにかけて、指揮官の役得と
本人はブランカに中出し。雇ったハンターと農夫に
その様子を視姦させて、ブランカに顔射・腹射・尻尾射・耳射
までさせた挙げ句に、全員でマーキングと言わんばかりに
小便をブランカに撒き注いでロボを呼び寄せたという
鬼畜だからな。
いかん、勃ってきた


>>411
小説版ラストはゴーストライターに小○姦が書かせた
付け足しだから死ぬな
413名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 23:54:00 ID:leY0SqMR
>>411
ヤンデレ獣のリクエストなー

そうだな、サンホラのスターダストの「お揃いね私たち これでお揃いねああ幸せ」という歌詞を
アレではなく「恋してしまったけど相手は人間。でもいいの。同じ種族になって添い遂げれば」と
強制獣化かまして添い遂げようとするケモノ娘さんと解釈してGO・・・とか?
414名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 11:58:38 ID:7QFD2mbS
>>409
GJ
ロボを読んだ感想は、「好きな奴を守りたいなら、だからこそ自分の前を行かせちゃいけない」だったな。
寝とり獣姦最高。

白戸さん家の奥さんは、旦那の入院中に他の犬と旅行とか、乱れてますな。
415名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 14:15:25 ID:bdIH4hdl
おじさまといい、白戸さんちのY染色体には何か秘密があるに違いない
416名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 16:17:48 ID:dh9tYY30
一瞬来たスレを間違えたかと思ったでござる
417名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 17:28:23 ID:N8exZlkm
獣化要素あるCMって結構多いよね

昔の筆王のCMとか好きだった
418名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 19:23:49 ID:EvT6bG/j
ミラバケッソも兄貴がアルパカになるね
419聖書はシートン動物記:2009/11/29(日) 19:29:11 ID:1sfM5ivF
投下しま。

‐相変わらずネタ
‐やっぱり狼
‐わけわかめ
‐マジキチ
‐たったニレス
‐ネ申
‐亜人とか擬人化とかよくわかんね
420聖書はシートン動物記:2009/11/29(日) 19:30:25 ID:1sfM5ivF
「おい、ブランカは見つからないのか?」
ロボは、地声の深く渋みのある声に苛立ちと殺気をブレンドし仲間に聞く
「はい…匂いも途絶えておりまして……」
「ジャイアント!」
「ヒッ… はぃつ、っあ」
怒鳴りつけられたジャイアントは恐怖で掠れた声でやっと答え、少し漏らした。
「お前らしくもなぃ…どうした?なにかいつもと違うか?」
「ぃぇぁ…た、た、た隊長。ロボ様。がッ、怖…」
「ガァルルルルル」!!
「ひえぇっっ」
ロボはたちまちジャイアントの首筋に噛みつき、絞めながら喋る
「気合い入れて探さねぇとテメエの喉笛噛み潰して両目くり抜いてその穴にぶち込むぞ」
ジャイアントの首骨がミシミシと鳴り、口から泡を吹いた所でジャイアントを投げ飛ばした。
「痛かったか?苦しかったか?
ブランカはこれ以上の扱いを受けてるかもしれない、脚の一本二本千切られちまってるかもしれぬのだぞ
ブランカが俺の嫁だから心配している訳じゃない、ブランカは俺達の群の一員だから心配してるのだ
周りの群は皆毛皮になっちまった。俺達だって時間の問題だ……俺はブランカを助けに行く。
お前ら、俺に付き従う狼一族。
さらなる狩りをのぞむか?地上に住まうすべての生き物を喰う狩りをのぞむか?」
「アドルフ!アドルフ!アドルフ!」(高貴な狼)
「よろしい。ならば狩だ
だが、この地の果ての荒野で人間から地べたを這い回り逃げてきた我々にただの狩ではもはや足りない。
"人間狩"を!一心不乱の"人間狩"を
人間達の眼を潰して思い出させよう、人間達のはらわたを引きずり出し思い出させよう。
神は人間では無いことを、人間は神では無いことを思い出させてやる。
俺は狼王なぞでは無い。王なぞ、人間のような高慢な輩の1階級に過ぎぬ
俺は、大神ロボである。今日が審判の日だ人間。今すぐにチリに返してやる」


〜その頃〜
「(汚された。こんな人間に……)」
「はっは、こんなビッチ狼だったとはな…うっ」
「(ロボの子が……)」

ブランカは抵抗を諦め、人間に犯され続けていた。
現実は非情である。すでに30人を超える人間に輪姦され、荒い行為に子宮を壊され、子を宿せぬ体になっていた。
それでも牝狼の股には絶えず人間が腰を振り続けていた。











が、
421聖書はシートン動物記:2009/11/29(日) 19:32:15 ID:1sfM5ivF
まず一人、ライフルを抱えて寝ていた男が死んだ。
次に二人目その子供が喰われて骨になった。
三人目は夜の闇に消えた。
五人目〜八人目はベッドの上で二度と目を覚ませなくなった。
九人目は閉じた店の奥で死んだ。
十人目は酒樽に頭を突っ込んだまま死んでいる
十一人目は農場で土に帰るのを待つ身になった。
十二人目はキリスト像の前で殉職した神父だった。


ロボはランプの点いたまま二階の窓を見上げた。
ロボは血まみれだった。
小さな村一つ全てを狩ったのだ。残るは恐らく一人、そしてそいつはロボの望むものを手にしている。

ロボは跳躍し、窓ガラスを割り二階に突入した。
「ロ…ロボ!ひぇえ!ひでぶ」
彼が十三人目である事は言うまでもない。
彼は仰向けにさせられていたブランカのマズルを舐めた
「遅くなってごめんよ。ブランカ……つらい思いをさせた」
「ロボ 私、私は……」
「喋らなくていい。大丈夫。もう離れたりしない」



この時、神は決断した。
人と狼。どちらを生かすか考えあぐねていた神は、人か狼どちらが優れているか
人間の始めた狼狩り。これに狼が抵抗出来れば狼、狼が狩尽くされるならば人間を生かす。
そんな賭けをしていた。

狼に分が悪いのは明白で、人間が狼を狩った場合にシカトしてれば狼が絶滅するのを待てばよかった。
しかし、ロボは抗った。13もの屍を並べられれば無視できぬ抵抗であり、人間は如何なる方法を使ってでも狼を絶やすだろう

ならば、人間を絶やしてやればよい。

神の裁きは静かに下された

目を覚ましたら全身に違和感を覚えた。
別に夢精したとかそんな下らない違和感ではない。
毛布は使ってないのに毛と布を擦るような音、感じがする。
昨日はしゃいだ覚えは無いのに全身の関節はある程度しか動かない。
瓶にきちんと入れたペッパーやミントの香りがはっきり感じれる。
そこで俺は目蓋を開いた。
なんだ、まだ朝焼けも出ていない。…カーテンの柄、なんだか飽きたな。
俺は二度寝すればいいものを起き上が……れない。仕方なく体を旋回させ、

…?


       !?

窓に映った自分にびっくりした。いや、窓に映った"狼"にびっくりした。

「やった。遂にTFしたか?それとも画面の中にはいれたか?」

「あれ?俺…そもそも人間ってどんな姿だったか……?」
そこには狼の文明が存在した。
人類が絶滅し、人間は

終わり
422聖書はシートン動物記:2009/11/29(日) 19:34:34 ID:1sfM5ivF
もうよくわかんない。獣化か?これ
人間が嫌いだから補完した。反省はしていない。
423名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 12:32:40 ID:4KfYJ7tZ
>>420
嫁さんだから、自由にさせて罠に嵌まっちゃったんだろうがw
甘やかすのって、相手の為にならないよね。
獣姦GJ
424名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 19:06:50 ID:Tz7N96Lq
猫カフェ
但し、元人間だけ。
人語は解るけど、話せない。
425名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 19:27:36 ID:Ii/zgsLk
保守
426名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 08:03:25 ID:7wvC6CWJ
Tカッププードル
427名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 10:31:46 ID:vgbshVAh
Tカップ…どんなサイズなのだろうか
巨乳獣人好きな俺としては想像するだけでときめかざるをえない
あまり奇乳過ぎてもなんだけど


そして最初はカップヌードルに見えた
428名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 17:42:37 ID:2BZFcPnS
乳に体がくっついてるみたいな不思議な生物しか想像できない
429名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 23:31:27 ID:LkoqGtG2
Pカップの人がいたような気が

そこから派生して考えてみてくれぃ
430名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 23:58:20 ID:k7rWBNFe
P=ピッグ…
つまり、豚になると巨乳になるってこったな?
でもBカップもあるか…
431名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 10:31:08 ID:Avs+PL5O
シリコンや食塩水では出せない本物の質感が出せる、という触れ込みで
遺伝子操作豚の脂肪組織を移植する豊胸手術が流行るが
しばらくすると手術を受けた女性達に異変が…

最終的にミルクも出る巨乳エロ豚獣人になる
胸が異様に敏感な性感帯になってるので服着て歩くだけでも濡れる、と
432名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 22:18:21 ID:ReXaQGWC
わたし男だけど豊胸手術受けてくる!

…別に豊胸じゃなくても違う箇所に埋めこめばいいのか?
433名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 01:35:49 ID:0ei2OfFN
アレに埋め込んでみて一年後、馬鹿でかいドリルちんぽでぶひぶひ喘いでいる>>432の姿が……!
434名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 10:23:19 ID:pxnYQjDj
>>432
是非しゃぶらせてー!むしろ犯してー!
そして獣化因子うつしてー!雌豚にしてーッ!
とか言いたい俺変態
435名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 00:44:43 ID:iekQ736d
なぜか巨乳の雄豚になって鳴きわめく434の姿が見える
436名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 11:35:45 ID:DQ9QLhOb
獣化して、女の子犯したい。
437名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 12:14:10 ID:4L/6OcHC
アレだけ獣化させられたらきついな
トゲトゲとかドリルとかで抜けねえよ・・・
438名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 14:35:09 ID:85Hll4TY
ウォーザードとグインサーガのおかけで頭だけ獣化も食えるようになったなぁ
ただしネコミミお前はダメだ
439名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 17:05:52 ID:Ojkfp9s1
ネコミミは微妙だけど、ヤマネコは良いよね。
悪の猫人に体を入れ替えられて獣化。そのあと、亜人の村で
暮らしていくEDのあるクロノクロスは神ゲー
440名無しさん@ピンキー:2009/12/12(土) 17:30:02 ID:DQ9QLhOb
手の中指だけアイアイにして、女の子の膣に突っ込みたい。
441名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 12:00:37 ID:Mp1CcDyN
前スレの虎人&猫人思い出した映像を貼ってみる
ttp://www.youtube.com/watch?v=vmaYSj23cfE
いちゃいちゃしてる上に虎模様しか合ってない
でも萌ゆる。
442名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 07:28:18 ID:GZsy2KWO
ジャンプの読み切りが人化物だった。
まあ、メインは首から上がウサギのヒトだけど。
443名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 07:39:22 ID:8DS84H/2
ウサギ獣人は、全身モコモコの真っ白で
上着のみ着用前はだけで下半身穿いてないのがいいです。
444名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 07:44:00 ID:Qh/It9mP
あの読み切り、舞台が動物園だから今回出た獣人以外にも色々な獣人が出そうでいいよな。
張り紙の文字が見えたことで、本当は動物だけど人間として育てられたのが発覚とかも萌え。
445名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 20:23:27 ID:Qo+LCy/q
むしろ、最後に魔力貸した時、
女の子が獣化する展開を期待したのだが肩透かしだった
446名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 16:55:48 ID:8gxRQcqn
>>444
ワイルドハーフに、ヒトとして育てられたイヌがいたな。
447名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 19:45:09 ID:WHlubeYR
話し考えてたら♂x♂になってしもうたorz
448名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 22:20:08 ID:bP6PH9lN
注意書きつけて投下すれば何も問題ない。
むしろ好物だし。
449名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 00:37:30 ID:oHZjm3y8
>>446
ジャンプで堂々と16巻も獣人物展開したのは今考えればすごいな
450名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 01:17:47 ID:a7YJKky8
SSって難しいな。
妄想は色々できるんだが、それを文章にまとめるのができない。
何度やりかけて放置したことか。

誰か脳内妄想を文章に書き出す装置作ってくれ。
451名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 04:53:55 ID:IZ6WLvTP
つーかエロシーンが書けない。
ちんこからまんこにどくどくするだけなのに、長く書ける人は凄いと思う。
452名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 06:35:31 ID:u7Sv8+KT
>>447
構わん、やれ。
453名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 18:13:22 ID:sBSNazNt
>>449
適当なタイミングでバトル入れたりしてテコ入れしてたからな。

獣人物っても半獣半人ぽい姿だし(犬猫が人型になるんだからバランス的にはあれで良いのかもしれんが)、
変身もピカッと光って一瞬だったのが一般人にも受け入れやすかったのかも。
あれがもっと獣人度が高くて変身シーンもリアルだったらどうだったろうね?
454名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 20:21:02 ID:3kjCP7O9
ばんぱいやー(水谷)
455名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 20:45:04 ID:ZFGIlVj8
たなかか○こみたいに少年誌で犬チン描きまくる作家が
現れないものか・・・
456名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 23:26:19 ID:+vIlVjEw
どこかでブラロアの漫画版の話をしている
457447:2009/12/19(土) 23:47:57 ID:kF4Oihcl
もうちょっとであがるよー
458名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 23:58:29 ID:b1NfpxHS
wktk
459447:2009/12/20(日) 00:07:55 ID:s460YEBI
男同士のエロ表現あり。
同性愛を忌避する人は441-をNG登録するなりして無視してください。
460447-1:2009/12/20(日) 00:08:25 ID:kF4Oihcl
 ジルがその感情を嫉妬と知ったのは、ルームメイトのエルが就寝してから
のことだった。。
エルとはジルを部屋を共有している竜型の青年で、痩身ながらもよく絞り込
まれた体をしていて、週末になるといつもクラブへと通うような、活発さを
持っていた
対するジルはちょっとやせて居て少し引っ込みがちであり、容姿はむしろ可
愛い、悪く言えば女性的な、こちらは馬型の青年であった。
まあ、普段の学生生活であれば、何とも接点のなさそうな二人であったが、
たまたま割り振られた部屋が同じであり、そんな生活の中ではなかなかに気
が合う仲であった。
それは、よくある何気ない会話である。
ルームメイトのエルに1年ぶりにガールフレンドが出来たという話である。
まあ、本当によくある話だ。そして、うらやましいとか、嫉ましいとか、そ
んなことどうでもいいとか、そんな感情を抱くのも仕方ない事であろう。
ジルに対し、エルも自慢げに「ジルも彼女つくりなよ」まあよく言ったもの
だ。
「ジルは可愛いから大丈夫だって」
半ば本気もあったのだろうが、ジルはちょっとだけ拗ね、当番である夕食の
後片付けをするためにキッチンに向かった。
その日は、もう特にこれといった話題もなく、何となく悶々としながらシャ
ワーを浴び、課題をこなすともう23時を少し過ぎていた。
「じゃあ、先に寝るよ。おやすみ」といってエルがベッドに横になったのは
それからすぐだった。おやすみと言い返し、レポートの最後のページを書き
上げる。
ぎりぎり日が変わらない内に仕上げたジルは、エルに倣ってすぐに横になっ
た。が、寝れない。
(彼女…ね)
別に女の子と付き合った事が無いわけではないが、何となく合わずに段々逢
わなくなって自然消滅する。といった事を数回繰り返す内に、最近は少し恋
愛などには投げやりになっていたつもりだったが、自分に近しいものに、よ
く合う彼女が出来たとか、そんな事を聞くとやはり少し凹む。
(なんで僕じゃないんだろうな)
そこであれと気がつく。僕じゃないとは何事だ。僕じゃないというのは、彼
女が出来たのはなんで僕じゃないというのではなく、エルの彼女がなんで僕
ではないのかという疑問だ。
そこに至って、ジルはぎくりとした。
ばかばかしいと一蹴するのはごく簡単に思われたが、果たしてそれで良いの
だろうか。答えが出ないまま、ジルは眠りの海へと落ちていった。
461447-2:2009/12/20(日) 00:09:53 ID:s460YEBI
かのような出来事があって以来、ジルはエルを意識していることを明確に感
じながら毎日を過ごす事になる。
彼は、自分なりにそれは馬鹿げた事だと思いながらも、どうしても彼の彼女
として居たいと思う事を、頭から切り離す事が出来ない。
それは、エルの彼女に対する嫉妬である。
そして幾日かが過ぎ、金曜になった。
「Yoジル。あいむがなくらぶはうすとぅなーい。だから夕食つくんなくても
いいよ。OK?」
なんだかよく分からないライム風のノリでエルはそう告げると、いつものよ
うにそそくさと部屋を出て行った。
ジルはそんな様子にはもう慣れているので、行ってらっしゃいと言うと読み
かけの本に目を落とした。
そのままジルは本を読み続け、彼がふと時計を見ると、時間はすでに0時近
くを指している。
ああ、時間がもったいない!ジルはそう独りごちると、上着を脱いでベッド
に転がった。
リモコンで電気を消して目をつぶると、妙にエルの事が気にかかり始めた。
(エル…)
ジルは、自分より一回りほどおおきいエルから抱かれている事を想像し、ま
たの割れ目をなぞった。数回なぞる内に、割れ目を押し広げるようにして、
まだ一度も他人に触れられた経験のないサーモンピンクの陰茎がせり出して
くる。少しだけ漏れた先走りを指ですくい、すくったその指をくわえる。
かすかな自分の臭いと先走り独特のぬめりとを鼻と舌で感じながら、彼はし
ばし自分を慰めた。

土曜。エルが帰ってきたのは昼を少し回ってからだった。
お帰りと出迎えると、かいだ事のない匂いをエルから感じ、そして直感した。
これは…エルの彼女の匂いだ。
やりきれない思いを抱きながら、その日の夕方、ジルはエルにそれとなく訪
ねてみた。
「ねぇエル?」
「うん?」
「なんか彼女と良い事した?」
「あーいや、まあ、そう言う事自体初めてじゃないし」
そこからは良く覚えていないが、とりあえず当たり障りのないやりとりが続
いたのだろうとジルはそう思っていた。
意外と女性経験が豊富だと聞き、嫉妬とともに、彼は初めての自分のことを
リードしてくれるだろうかと考える。
そう考えながら、ジルはある決心をついに固めた。

さらに数週間が過ぎた頃である。
生活に変わりはないが、ジルはエルに対する妄想と執着心を段々と高めてい
った。そしてついに決行の日が訪れる。
462447-3:2009/12/20(日) 00:10:39 ID:s460YEBI
「今日はなんか疲れてるのかな。今日はちょっと早く寝るけどいい?」
「あ、うん。今日は僕が当番だし、いいよ。お休み」
ジルはエルが眠った事を確認すると、バスルームでしばしの前準備を整え、
エルのベッドのそばに寄った。
食事に少しだ入れた睡眠薬の力で、エルは深い眠りの底に沈んでいる。
「重い…」
ジルはエルの上半身をはだけさせその胸板に頬ずりをすると、重いその半身
を抱き起こした。
そして、彼自身でも自己嫌悪するほど倒錯していると感じつつも、そのエル
の上半身にSMなどで用いる男性主人が身につけるようなボンデージを装着
していく。
やっとその作業が終わり、次の作業に移るため、エルのベルトに手をかけた
ジルはそれだけでもう爆発しそうになったが、何とかそれを押さえると、あ
らわになった股間と、その間にあるスリットと肛門をまじまじと見つめた。
ジルは、自分の陰茎が痛いほどに勃ち、その穂先をぬらしている事に顔を赤
らめながら、エルの下半身にもボンデージを装着する。
すっかり装着すると、ヒモで両の手をそれぞれベッドの支柱につなぎ、両足
も同様に繋ぐ。
これで大丈夫な事を確認すると、自分もボンデージ姿になりエルの下腹部に
腰を落とした。
「エル…」
ジルはエルの口元を舐め、そのまま徐々に首筋から胸に舌を這わせ、胸板に
再度頬ずりをした。
ううとうなり、エルが起きたのはその頃だった。
「じ、ジル!?」
驚きのあまり、飛び起きようとするとが、両手両足の拘束がそれを許さない。
「ゴメンね…エル。でも、僕はこうするしかもうないんだ」
ジルはそう言うとエルに口づけをした。
その時点で、エルはもう事の次第に気がついた。よく分からないが、ジルは
自分とやるつもりらしい。そして、それはどうにも回避出来そうもない。
「僕は、ずっとエルの事が好きだったんだ。エルに新しい彼女が出来たって
言ったろ。それからもう耐えられなかった。」
「でも、好きっていえなかった。だって男が男を好きになるなんて変だろ」
エルは頷いた。
「ああ、オレもジルが好きだ。だからこれを外してくれ」
ジルはかぶりを降ってエルに無理矢理ギャグをはめると、自分の顔をエルの
股間に埋めた。
閉じたスリットを前にして、彼の心臓はわれ鐘のように脈打ち、このまま待
たねばならないとしたら、そのまま悶死するかとも思われた。
むうむうとうめくエルにかまわず、ジルはためらいがちにその部分の匂いを
かぎ、そのあとその割れ目に舌を這わせ始める。
シャワーを浴びていないせいか、エルのそこからは汗や尿の味や匂いを感じ
るが、ジルは一心に舐め、綺麗にする。
エルは奇妙な感覚を覚えていた。男同士が行うこのような行為。体中の鱗が
ささくれたつ程おぞましい行為にも関わらず、心地がよい。
しばらくすると、その割れ目から、エル自身が姿を現し始めた。
463447-4:2009/12/20(日) 00:11:26 ID:s460YEBI
ゆっくりと膨張し、硬くなっていく様はそれはそれは奇妙なものだ。ジル自
身でそうなるのを、何度も見ているにも関わらず、視点を変えればこうも違
うのかと新鮮な驚きがある。
また、エルのペニスには、ジルには無いものが付いている事に気がついた。
それにはリング状のピアスが先端に一つ、竿の部分に3つある。
「エルは大人なんだね」
そう言いながら、ジルはいとおしげにエルに奉仕する。
奉仕の甲斐あって完全に姿を現したそのものは、ジルのものの倍ほどもあり、
その様子にジルはゴクリと唾をのんだ。
なおも奉仕をすると、自分でも舐めた事のある、独特のぬめりを舌先に感じ
た。
ふぐうとエルがうめき、思わず腰を引く。唯一拘束されていない太い尾がジ
ルの背中を叩いた。
「エルが濡れてる…」
このままいかせることも可能だろうが、それで次ぎたたなくなる事があれば
あまりにももったいない。
ジルは、いつの間にか酷く濡れている自分のペニスから先走りを指ですくい
取り、エルのペニスに塗りつけ、舐める。
「ごめん。エル。でも自分に嘘はつき続けられない」
今度ジルは、先ほど自分の背を叩いたエルの太いしっぽにまたがると、ギャ
グで口をふさがれたエルが、むうむうとなにやら声を上げる。おそらく、貞
操の危機を想像したのだろう。
「心配しなくても良いよエル。僕は君の彼女になりたいんだ」
エルの胸板の上にしなだれかかり、だからと言って、全く安心の出来ない事
をささやきながら、ジルは自分よりも大きさなエルのペニスに自分のペニス
をすりつける。互いの粘液と、ジルの唾液で濡れた二人の肉棒は、こすれあ
ってにちゃにちゃと卑猥な音と快楽を生み出す。
「あっ…」
棒同士がつるりと滑って交差したとき、ジルは我慢しきれず匂い立つ白い粘
液をたらりとにじませた。
ジルはふうふうと息を吐きながら、これ以上出すまいとこらえ、どうにかそ
の衝動を抑え込んだ。そして彼は、エルの下腹部にたれたその粘液を舐め取
ると、少し躊躇したのち、屹立する肉棒の上に自分の入り口をあてがった。
「今から、僕の処女をエルにあげるね」
あてがったジルは、はぁと息を吐くとゆっくりと腰を落としていく。
異様な異物感と拡張感。そして力が抜ける。引きずり出したいような、一気
につき入れたいような、不思議な感触を味わう。
これがエル…なんだ。
息をはき、あえぎながら、ついにジルは、エルのペニスを根本まで飲み込む
ことに成功した。
それにしても拡張感がすごい。エルは、仕入れた知識でもって、自分の感じ
る場所を探す。腰を浮かせ、落とし、くねらせ、前後に揺すって快楽の場所
を絞り込んでいく。
464447-5:2009/12/20(日) 00:12:19 ID:s460YEBI
このどん欲な動作でついに、ジルは自分の感じる場所を探り当てた。
エルの先端と、そこに付いたピアスを、探り当てたところにこすりつけ、腰
を振り、ジルは狂った。先端が当たるたび、彼のペニスには、根本から先ま
でジンジンとした快感が突き抜け、先端からはいけない粘液があふれ出る。
一方のエルは、欲望のままにジルを突き上げたい衝動を必死でこらえていた。
ここでそれに負けてしまえば、駄目な一線を容易に越えてしまう。
それには、早く出して萎えてしまえば良いのだが、ジルの狙ったように緩急
をつける動作でそれもままならない。
そのような拷問がしばらく続いた後、ジルはエルを深く受け入れたまま、そ
の腰の動きを止めた。そして、忍耐の汗と唾液に濡れるエルのマズルを両手
で優しく包み言う。
「エルもいきたいんでしょ?」
女性用ボンデージをまとったジルにそう言われ、もう何が何だかわからない
まま、エルは首をたてに振った
怪しい笑みを浮かべながら、ジルはエルの口からギャグを取り外す。
マズルとマズルが合わさり、並んだ牙同士が引っかかる。口の中では、細長
い互いの舌が絡みあい、互いをむさぼり合う。手の拘束が外されると、エル
は上半身を起こしてジルを抱き寄せると、ジルが壊れんばかりに猛然と腰を
使い始めた。まだ足の拘束が解けていないが、そんな事はもう関係がない。
湿った音と互いの息使いが部屋に響き、二人の匂いが部屋を満たす。
「あ…あ…そこ…!」
ジルが吐息とともに呻くと、彼のペニスの先端からは白い液がたらたらと流
れ落ち始める。それは緩急をつけたエルのストロークに合わせ、止めどなく
流れながら、かさなり合った鼠径部に溜まっていく。
やがて、その色から濁りが無くなる頃、エルがついに絶頂を迎えた。
エルは強くジルの腰を引き寄せると、ジルのなかに精を注ぎ込む。
どくどくと脈動しながら射精は続き、その間二人はマズルを合わせ、舌を絡
ませあい、互いをより強く感じていた。
どれくらいそうしていただろうか。完全に事を済ませたエルのペニスがゆっ
くりと彼の体内に引き込まれ、エルの中に溜まっていた精液がごぼりと音を
たててあふれた。驚くほどの量だった。
エルの胸に突っ伏していたジルは満足げに起き上がる、自分の漏らした後と、
こぼれ落ちたエルの精液を丹念に舐め取り、続いてその割れ目を丁寧に舐め
あげる。すっかり綺麗になったところで、彼はエルに並んで横になった。
「…」
「…ゴメンねエル」
「ああ」
性別という垣根はもう越えていた。男女という区別はなく、肉体と心がつな
がった二人という認識があるだけだ。
二人はマズルを寄せ合うと、お休みのキスをした。
465447:2009/12/20(日) 00:13:28 ID:s460YEBI
以上投稿おわりますた。
まあ、ファンタジーな部分(?)もアリマスので、あんまり深い突っ込みは入れないでください。
466名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 12:29:23 ID:xGBVQiSH
>>456
月刊ジャンプのやつだっけ?
ヤンデレ猫娘が、半獣人になっちゃったのが悲しかった。
制御する為だから仕方ないけど。
467名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 17:30:57 ID:LURkT4Mx
スペシャル版とやらが出たときは
ブラロア見限られてないのかと思ったけど

いまだに音沙汰なしとか
468447:2009/12/21(月) 19:04:51 ID:QHGDAOBv
総スルーでダメ出しすらされてなくてワロタw

orz
469名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 16:37:23 ID:IL5b4j1y
寒い。
冬毛を犯って、暖まりたい。
470名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 20:38:38 ID:t6h9My6m
>>468
元気出せ
ダメ出しされてないって事は悪くはなかったんだと思うよ
感想が無いのは多分♂×♂で避けた人が多かったんだと思われ
なんだかんだ言ってこのスレの住民の多くは♀のエロ目当てだし
471名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 20:49:51 ID:6degS9ez
>>468
描写はわりと好きだったんだが、登場人物の名前が似てる上に
頻繁に出るからどっちがどっちだかわかりにくかったりしたんだ
あと、改行してないから読みにくかった

次に期待!
472名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 02:59:38 ID:1XyJJOZy
>>447
面白かったけどスレの流れや傾向からいって大っぴらにGJ出来ないと思った、スマン。
やっぱりこのスレは♂×♀が基本で、♂×♂は他所でやるのがいいと思う。
2ch外のサイトになるけど、ケモノなSSの投稿が多いという事でラノをお勧めしておく。
ttp://rano.jp/
登録しないと18禁タグの付いた投稿が見れないので注意。
473名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 09:22:10 ID:tj9Eqkri
♂×♂は余所でってそれは横暴じゃ・・・
注意書きあればここでいいはず
474名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 09:58:36 ID:eO72PaOr
何だろうか、何かが足りない気がする。
心理描写かねぇ…。わからん…。
あと、馬なのに割れ目からちんちんってなんか変じゃね?
475名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 09:59:37 ID:MYF/07C7
今さっき読んだから
なんか書き込むタイミング失った

良いと思うよ 確かに改行は気になるがそれ以外は良かった
476名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 12:41:29 ID:mYGWHYO5
>>473
俺もそう思うが、一応スレタイが亜人の少年少女の絡みスレだし、
>>1にも、
>『"獣人"や"亜人"の雄と雌が絡み合う小説』
>                    が主のスレッドです。
てあるからその辺は分かった方がいいかもな。
♂ネタを投下するなって訳じゃないが、
♀エロ好きの方が多いから反応薄くても泣くなよって意味で。
477名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 13:01:23 ID:tj9Eqkri
>>1には
>・特殊なシチュ(やおい・百合など)の場合は注意書きをつけて投下。好みじゃない場合はスルー。

ってのも書いてあるんだからそういうのは暗黙の了解でそ
478447:2009/12/23(水) 21:10:27 ID:WPhvYvSl
なんだかレスがあってちょっと安心した447です。
あと、改行はちゃんとしてますのん。
ギコナビとIE8ではちゃんと改行されてます。

>>470
(`・ω・´)

>>471
僕も書いてて解りづらいと思いました。

>>472
一応注記もしましたので反省してません。

>>474
先に馬って書いたのに、なぜか二人とも竜型で進めてしまいました><
足りないのは、もしかしてエルについてあんまり語ってないからかもしれないと
思いました。

次回投稿する機会があれば、♂♀でやりたいと思います。
以上ありがとうございました。
479名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 23:24:57 ID:MYF/07C7
すまん 携帯でしかSSは読まないから俺の方が間違ってたのか…
480名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 02:29:51 ID:Lwco93TS
>>478
その構ってちゃんキャラと、注記もしたので反省してませんとか
わざわざ反感招きそうなこと言うのを改めると、幸せになれるかも。
取りあえずへりくだっとくのが2chSS作者の処世術。
481名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 12:35:48 ID:uyet9Xz8
クリスマスなのでトナカイネタでも欲しいかなー

嘘です。クリスマスだろうが寅年だろうがなんだろうが、俺は豚TF能力か犬娘さんが欲しいです
サンタさんプリーズ
482名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 12:39:38 ID:b+HgDs5Y
都会のトナカイと田舎のトナカイのお話
483名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 13:48:08 ID:GfXjJirV
クリスマスネタは、トナカイTFより、トナカイコスケモTFってイメージが強いなぁ最近自分の中で
484名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 15:11:03 ID:tidiU4Z0
トナカイ娘とシロクマサンタの性夜とか受信したわ
485名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 00:13:18 ID:2Tv6I9jp
>>481
豚TF能力より強制的に獣化させられたい俺はドM
486名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 02:58:25 ID:mH1mfa2x
無理やりシロクマサンタ♂×トナカイ♀書いてみたけど、
>>484氏が求めているのと180度違う気がするぜ!
487トナカイ:2009/12/25(金) 03:00:39 ID:mH1mfa2x
北の果て、フィンランドのロヴァニエミに住むトナカイは、
世界で最も美しいと言われている。
特にこのクリスマスの時期、ロヴァニエミの牝トナカイは、立派な角を生やし、
その主食である苔(こけ 厳密には地衣類)のように滑らかで密な毛皮と、
透き通るように白いふわふわの毛に包まれたお尻をしていた。
トナカイ族の牡たちにしてみれば、むしゃぶりつきたくなるような魅力的な姿であるが、
残念、この季節は彼等の繁殖期からは外れていた。
それでも、愛を交わす方法が無いわけではない。

──サンタクロースのお手伝いをしたトナカイは、一つだけ望みが叶えられる──

牝トナカイたちの間では、冬の寒い時期に身篭った子は強く育つと言い伝えられており、
皆、サンタクロース協会の橇の曳き手募集にこぞって応募するのだ。


(ああ、どうしよう──)
美しく、若き牝トナカイの「メルヴィ」は、窮地に陥っていた。

橇の曳き手になろうと思ったのは、運命の牡(ひと)を見つけたかったからだ。
ロヴァニエミでもとびきり美しい彼女は、恋の相手は引く手あまたでありつつも、
それゆえに心に決めた牡が居なかった。
クリスマスの報酬に与えられる、願いを叶える魔法に、成り行きを委ねようと考えたのだ。

フィンランドのトナカイ橇は、一頭曳きである。
彼女のパートナーになったのは、まるまると太った大きなサンタクロースだった。
髭はどこまでも白かった。
赤い衣装から突き出した腕は逞しく、そして、白かった。
腕の先には大きな手のひら。鉤のように曲がった黒い──爪?
よく見れば、髭だと思ったのは飛び出した白いマズル……。
「人間のサンタは、インフルエンザで次々と倒れちゃってね」
案内役の妖精トントゥが、そう言った。
メルヴィがコンビを組んだサンタは、協会の妖精がスカウトしたシロクマだったのだ。

仕事を放棄して逃げ出したくもなったが、大丈夫、とメルヴィは自分に言い聞かせた。
プレゼントを配り終える頃には、サンタはへとへとに疲れてしまうものである。
そっと逃げ出せば、命を落とすこともない。
いざとなれば、妖精にこう言えばいい。
「わたしの願いは、無事に生きて帰ることです」
しかし、その思惑は、大きく外れることになる。

寡黙なシロクマサンタと共に、プレゼントを配り始めようとしたとき、
トントゥが現れ、告げた。
「せっかくのところ、悪いんだけど、残念なことになったんだ」

妖精が広げた紙には、こう書いてあった。

 『2009年クリスマス中止のお知らせ』

 世界中で猛威を振るっている新型インフルエンザの感染拡大を防止するために
 クリスマスを中止することになりました。人混みが感染拡大の原因となってしまう
 ため、クリスマスパーティも開催中となります。クリスマスイヴはデートや深夜の
 外出などをせずに、各自でうがいをした上で暖かくして自宅待機をお願いします。
 キスや性交渉は濃厚な接触となり、感染のリスクが高くなるため、やめて下さい
 なお、クリスマスプレゼントの交換は”マスク”と”うがい用イソジン”のみ許される
 事がサンタクロース協会から発表されました。誠に申し訳ありませんが、感染
 拡大の防止のためにご協力をいただけるようにお願いします。

ttp://2chart.fc2web.com/2chart/2009kuriinhuruchuushi.html

488トナカイ:2009/12/25(金) 03:02:43 ID:mH1mfa2x
メルヴィの後ろにあった橇が、煙のようになって消えた。
シロクマサンタの担いだ袋に入ったプレゼントが、宙をぐるぐると舞って、消えた。
メルヴィが着けていた大きな金色の鐘と、橇のハーネス(引き綱)が消えた。
シロクマが纏っていた、とんがり帽子と赤い衣装が──消えた。

メルヴィは身を守る術のない生まれたままの姿で、
地上最大の白い肉食獣の前に放り出されたのである。

絶望に包まれたメルヴィの耳元で、妖精が囁く。
それは救いの声のように思えた。
「このまま終わりってのも悪いから、願い事だけは聞いてあげることになったんだ」
「本当に?」
今すぐ、ここから生きて逃げられるように、と願うメルヴィの口元に指を突きつけ、
妖精は首を振った。
「おまけの報酬だから、叶えられる願いは三つの中から選ぶんだ」

一つは、お腹いっぱいの苔
一つは、余ったプレゼントの中から好きなもの
一つは、異性との夢のような愛

「サンタクロースだけに、三択ってね」
「それって、日本語じゃ……」
冗談を言ってる場合じゃなかった。
腰を抜かして動けないメルヴィに、シロクマが顔を近付けて匂いを嗅いでいる。
(ああ、どうしよう──)
今にも食われそうなのに、お腹いっぱいの苔をもらっても仕方がない。
余ったプレゼントなんて、何の役にも立ちはしない。
異性との夢のような愛、それはトナカイの牝たちが本来、選ぶもの。
だけど、今、それが叶ったところでどうなるというのだろう。
選択肢の一つとして入っているのが皮肉だった。

でも、ちょっと待って……
(もし、このシロクマが牡だったら?)

「異性との夢のような愛、を──」
メルヴィが妖精に伝えたとたん、その体は火のように熱くなった。
股間からぬるぬるしたものが溢れている。
若い牝トナカイが初めて経験する、発情だった。
これは一つの賭けだった。
「異性」というのが、「異種族」に対しても通用するのであれば……。
捕食者であるシロクマとでも、交尾ができるかも知れない。
体力の続く限り交われば、そのうち相手は疲れて、逃げるチャンスが訪れるかも知れない。
メルヴィは黒くてあまり表情のないシロクマの円らな瞳を仰ぎ見た。
彼は、襲ってこようとはしていない。
心なしか、口元が微笑んでいるようにも見える。

思い切って、ふかふかの真っ白なお尻をシロクマの方へ向ける。

──キスや性交渉は濃厚な接触となり、感染のリスクが高くなるため、やめて下さい──
ふと、あのクリスマス中止の通達文を思い出す。
「インフルエンザじゃ……ないよね?」
シロクマはプルプルと首を左右に振った。

はぁーっと大きな息を立て、シロクマはメルヴィに抱き付いた。
それは肉食獣の狩りの動作ではなく、
興奮に包まれながらも慈しむように異性に触れる牡の抱擁であることが分かった。
太く、逞しい腕がメルヴィの腹部を優しく抱える。
大きな角が彼の邪魔にならないようにメルヴィが俯くと、
「それ」は体の奥深くに突き立てられた。
489トナカイ:2009/12/25(金) 03:05:17 ID:mH1mfa2x
熱い蜜が溢れる柔らかい肉壁を掻き分けるように、力強いものが押し入ってくる。
不思議な感覚だった。種族が違うのに、二頭の獣はそれが当たり前のように交わっていた。
体躯に似合わず小さいクマ族のペニスは、それでも、シロクマほどの巨体になれば、
トナカイの牡のものよりは太く、長い。
ゆっくり力強いシロクマの腰の動きは、
石火のようにせわしないトナカイの牡のそれとは違い、メルヴィを陶酔させた。
(彼は、どうなんだろう?
 このシロクマさんも、わたしの体を気持ちいいと思ってくれてるのかな……)
そう思った瞬間、お腹の中で彼のものが大きく震えた。
熱い液体がじわじわと体の奥に広がっていく。
ペニスを引き抜かれて、メルヴィは、
それが自分にとって初めての交尾だったことを思い出し、
必死になっていたことが可笑しくなる。
それは想像以上に甘美で、うっとりするような快楽だった。

「もう一回、しようよ……」
シロクマは相変わらず黙ったままであったが、軽く頷くと、
またメルヴィのお尻を優しく抱いた。
メルヴィはいつしか、シロクマを疲れさせるという本来の目的を忘れて、
この不思議な交尾に夢中になっていた。
何度も、何度も彼と交わった。
月明かりに照らされた雪の世界に、熱い吐息が立ち込める。
しんと静まり返った情景の中、二頭の息遣いだけが、激しく響き渡る。

メルヴィを現実に引き戻したのは、突如発せられたシロクマの言葉だった。
「そろそろ終わりにするかい?」
「……えっ? 言葉が話せたの?」
クリスマスの装束が消えた今でも言葉が交わせるのは、
妖精の魔法が続いている証拠である。
ただ、少し冷静になったメルヴィは、自分の体力の方はそう続きそうにないことを知った。
「いえ、もっと……」
と答えながら、足腰に溜まった疲労に気付き、愕然とする。
自分では見ることができないが、あそこは赤く腫れ上がり、
薄っすらと血も滲み始めていた。
シロクマは、そんなメルヴィを気遣って言ったのだ。
それでも、交尾を止めるわけにはいかなかった。
このまま魔法の効力が無くなれば、メルヴィは食べられてしまうのだから──。

「わたしはいいの。
 それよりあなたは、疲れたり、眠くなったりしてないかしら?」
メルヴィと比べ、いっこうに疲れを見せないシロクマに、恐る恐る尋ねてみる。

「半年、何も食べずに過ごしたシロクマの話を知ってるかい?
 体重数百キロ分、減らしてでもぼくたちは活動できるんだ。
 君の方は限界だろう? 終わりにしよう」
メルヴィは背筋が凍り付くような恐怖に包まれた。
彼を疲れさせることができそうにないという事実以上に、
気付いてしまった恐ろしいことがある。
シロクマの顔のすぐそばに、妖精トントゥが姿を現していた。
サンタの代役をするはずだった彼にも、おまけの報酬が与えられるはずだ。
あの三つの願いの中から、彼は何を望むのか──

「それじゃあ、今からぼくの願いを叶えてもらおう。
 お腹いっぱいの──」

──トナカイの肉!?

メルヴィは目の前が真っ暗になるのを感じた。

490トナカイ:2009/12/25(金) 03:07:36 ID:mH1mfa2x
食べられるときの痛みを思い、震えた。
「そのとき」が来るまでの時間が、永遠のように感じられた。
痛みが訪れない理由が分かった。
昔、聞いた話を思い出す。草食獣の体は、
食べられるときに痛みを感じないように神様が作ってくれているのだという。
今の自分は、そんな状態にあるのだと思った。
胸いっぱいに、苔の香りが広がった。
冬の間は、凍て付いた大地を掘り返さないと食べられないご馳走の香り──?

メルヴィは、口元に押し付けられているものを、思いっきり頬張っていた。
「まだまだあるから、食べて」
驚いて顔を上げると、あのシロクマが、
腕いっぱいにトナカイたちの食べ物──苔を抱えていた。
手のひらに乗せた苔の固まりをメルヴィに差し出す。
「ぼくからの、プレゼント、だよ」

わたしを食べないの、と尋ねるメルヴィに、シロクマは答える。
「本当はこの時期、ぼくたちシロクマは冬篭りをしているはずなんだ。
 だから、食べ物は胃が受け付けないんだよ」
恐ろしいばかりだった肉食獣の顔が、微笑んで見えた。

シロクマが選んだ願いは、「お腹いっぱいの苔」だった。

シロクマにもトナカイと同じ選択肢しか与えられてないなんて。
苔を食べている間、メルヴィは可笑しさを堪えるのに必死だった。
けれど、
大きな丸いお尻を左右に揺すりながら立ち去るシロクマの後姿を見送る段になって、
おかしなことに気付く。
(シロクマって、冬眠するのは牝だけじゃなかったっけ……?)

メルヴィは、くすりと笑い、思う。
自分の本当の願いは叶っていたんじゃないか──、と。


(おしまい)

491名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 03:10:12 ID:mH1mfa2x
以上です。
メリークリスマス(何故か虚しい)!!
492名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 07:07:44 ID:2NLFhY4s
GJ!!
素敵な作品でした、ありがとう!
493484:2009/12/25(金) 09:18:55 ID:NskRz0eG
ありがとう…ありがとう…

テキトーな書き込みにこんな最高な形に答えてくれて…GJ!
494名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 16:00:59 ID:kcdTs7Z+
>>489
GJ
男前だな、シロクマ。
495名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 04:50:24 ID:AFNppd8U
>487
あなたがサンタか
でらかわいいよGJ!!
妖精になって間近で眺めたい

…それは叶ってるな。うん
496名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 16:59:57 ID:Kzt1Ncf9
なんだよクリスマスプレゼントきてんじゃーん!
497名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 23:34:59 ID:EbBoUv6x
休日出勤で残業帰りのサンタにも誰かプレゼントください。
お年玉でもいいです。

>>487に目立つ誤字がありました。
誤:クリスマスパーティも開催中となります
正:クリスマスパーティも開催中止となります
コピペ元が転記ミスってやがるとは・・・。

保管庫管理人さま、ご覧になってましたら、収録時に
直していただけるとありがたいです。おっぱい
498名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 20:01:49 ID:yajTu2MR
あ〜家畜に獣化して思いっきり鳴きわめきたい!
499名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 20:47:19 ID:WYqUFopT
そんな>>498に、おTF玉とお猪蘇をあげよう
500名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 23:45:48 ID:NgDJxtw5
最初のはおてぃえふだま。だとして2つめの読み方がわからん・・・
効果は猪になりそうな感じだけどw
501名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 02:07:21 ID:KDzQSeju
おちょそ、じゃね?
502名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 08:51:46 ID:yXGqMSXC
そしてそれを「お猪口」で飲む…猪の口で…
つまり口移しですね!
獣人さんに口移しで飲まされると自分も獣人になるのですね!ハァハァ
503名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 18:30:59 ID:HS8xSWCG
種馬になりたい。
504名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 18:40:23 ID:INX0E+o+
…猪でも十分かっこいいよな?
ブタよりゃましか
505名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 21:51:22 ID:ZvrVvcp7
飛べるブタは格好良いよ。
506名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 14:35:46 ID:O1ZdoVxU
飛べない豚でいいから獣化させてくれ
507名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 20:21:10 ID:/xZhpx+1
自分が獣化するより、女の子を強制獣化させたい。
508名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 21:18:36 ID:HmD5pzG7
そして交尾させる、と
509名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 03:08:26 ID:wCdFXAGh
>>487
遅まきながらGJ!!!
フサフサのケモ尻を存分に堪能させて頂きました
510名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 22:32:55 ID:12ZtZ3IB
長いよーまとまんないよー
511名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 22:46:46 ID:2urqFInN
一体何を書いてるんだ
楽しみになってまうやろー
512 ◆tfGTpigCow :2009/12/31(木) 23:46:48 ID:m4/Ja0o7
>>510さんでは無いが年が変わる前に書いてみた。
TFネタあり。
513年の瀬の儀式 ◆tfGTpigCow :2009/12/31(木) 23:47:35 ID:m4/Ja0o7
「暦」や「一年」などというものは人間が便宜上作り出した単位に過ぎない。
太陽と地球との位置関係の周期性を元にしているとは言え、
「うるう年」などというものの存在から分かるとおり少なからず誤差を含んでいるし、
それに太陽系だけの位置関係で見るならともかく、
銀河系以上の視点で見れば一年後の地球は全く別の位置にある。
そして一年の始まりと終わりも、人間が勝手に決めたものでしかない。
もし人類が違う歴史を歩んでいたら、日本が新年を迎える季節は真夏だったかも知れず、
真昼間にニューイヤーカウントダウンが行われていたかも知れない。
「12月31日」と「1月1日」の狭間で、特に物理現象的な激変が起こっているわけでもないのだし。
人間以外の存在にとっては大晦日と元旦もいつもと変わらぬ一日でしかない。

……ただ、便宜的なものであっても、後付設定であっても、
意味を与えられたことによって変化する事象というものも、時には存在するのかも知れないけれど。

「ん……く、ぅっ……」
何処とも知れぬ暗がりの中、柱に縛り付けられた女性が呻いている。
辺りを照らすのは数本立てられた燭台の揺らめく光だけ、
その明かりは壁までは届いていないようで、燭光を浴びる範囲の外は深さの計り知れない闇が広がっており、
部屋の大きさも判然としない。
床には東洋の宗教的な紋様とも西洋の魔術的モチーフともつかない複雑な模様が
女性が縛られた柱を中心として描かれ、蝋燭の火が踊るとその模様も生き物のごとく蠢いているように錯覚する。
514年の瀬の儀式 ◆tfGTpigCow :2009/12/31(木) 23:48:19 ID:m4/Ja0o7
――ごぉん――
その不可思議な空間に、遠くから響く音。
遠雷のように反響する重々しい金属音は、鐘の音……人の煩悩を祓うと言う、108の音、除夜の鐘である。
「ひっ……ぃ」
その鐘を聴いて、呻き声に混じり、女性は何かを恐れるように小さく悲鳴のような声を上げ……
――ごぉん――
「ぅ、あん……ッ」
しばらくして次の鐘が鳴ると、何かに耐えるような表情をして、呻く声が少し大きくなった。
全身を震わせているのは苦痛からか、恐怖からか、それとも……
――ごぉん――
「あぅ……うぅっ」
鐘が鳴るたびに大きくなる声。呻いていると言うより、悶えているというのが近いだろうか。
着衣の下腹部に濡れたような染みが広がる。その液体は失禁ではなく……

――ごぉん――
「うぅん……ぐ、ぅ」
鐘の音が十数回目に差し掛かり、見た目にも明らかな変化が起き始めた。
床の紋様から墨が染み込んだかのように、女性の足先から体表に黒い模様が広がっていくのだ。
ペイントではなく、皮膚そのものが変色しているようで、
脈動するその模様は、まるで伸び茂るツタが古い石像を覆うように女性の肉体を浸食していく。

――ごぉん――
響く鐘はもう50回を越えただろうか。
無数の黒い線、あるいは縞と言うべきか、その模様は既に女性の全身を覆っており、
しかし、黒く染まっていない部分――元々の肌の色は対照的に白さを増しているようだった。
「色白の肌」という言葉で済まされる範疇ではない、かと言って血色の悪い蒼白でもない、
人間の肌の色とは思えない純白へと……
いや、もはや肌ではない、細かい体毛が段々と伸びている。肌と言うより毛皮になりつつあるのか。
「はぁ、んっ、ぐるる……ぅぐっ」
歯を食いしばる女性。その歯がぎしりと軋んだ音を立てる。
強く噛み締め過ぎたせいではない。犬歯が大きく伸び、唇を押しのけてあらわになっている。
515年の瀬の儀式 ◆tfGTpigCow :2009/12/31(木) 23:48:53 ID:m4/Ja0o7
――ごぉん――
既に100回に近い。
「あぐ、がっ……」
筋肉が発達していき衣服のところどころが破れる。
しかし全体的に見るとマッシブと言うよりは引き締まったスマートなフォルムへと変わっていく。
手足の爪が鋭く大きいものへ変化し、手のひらに残った体毛の生えていない部分は盛り上がっていわゆる肉球のように。
耳が三角形にピンと立ち上がり、そして……

―― ご ぉ ん ――
「あぐ、はぁっ、ぐ……ガアァァァァッ!!!」
108回目の音。
それと共に、服を破って、ずるりと腰の後ろから尻尾が生え、変化は完了した。
絶頂に達したようにがくがくと痙攣し、既にぐしょぐしょに濡れた股間から更にぷしゃああっと潮が吹く。
先ほどまで女性を固く縛めていた縄はもう役目を終えたとでも言うようにするりと解け、
その生き物は床に倒れ込む。
「ガ……はぁ、はぁ……」

息も絶え絶え、という様子の生物。
そこに、部屋の暗がりから何かが近付いてきた。
それは一匹の獣……いや、「獣」と呼ぶにはその存在はあまりに神々しい気配を纏っていた。
変化した女性と同じ模様、同じ色の毛皮を纏ったしなやかな肉体。四つ足は力強く地を踏みしめ、しかし足音を立てない。
虎――白虎である。
「あ……ああっ!」
その姿を見て、女性……いや、今や「牝」となった生物は電撃が全身に走ったかのような反応を見せた。
四つん這いに違和感を持たなくなった身体をくるりと翻し、尻を高く上げる。
破れた服の裾からしとどに濡れた性器が露出する。
その表情にはわずかに恥じらいの色も見られるものの、むしろ抑えきれぬ本能に大きな喜びも浮かべているようだった。
牝の淫猥な姿と、そして甘い獣の匂いに、神聖な白虎の股間からも男根が蛇のように首をもたげる。
白虎は雄だったのか。いや、その白虎には性別などさして意味のあることでも無いのかも知れない。
ただ単に、これからの「儀式」に雄のそれが必要だと言うだけのことでしか無いのか……。
白虎は牝に覆い被さり、その熱を帯びた女陰を貫いた。
「グガアアアァアァァ!!」
牝の上げた嬌声は、人間の艶やかな声ではなく、虎の咆哮にも近い荒々しいものだった……

――ふぅ、良かった良かった。……人の煩悩を祓うと言われる除夜の鐘。
 それに呼応し、辺り一帯の人の邪な欲望を吸い取って集め、神の力で浄化する術……今年も成功のようだ。
 ……吸い取った欲望を扱いやすい性欲に変換する術も、
 集めた欲望の「受け皿」になった娘も、相性が良かったようだし、な――

行為を始めた二人――いや、一柱と一匹、と言うべきか?――をよそに、
部屋の隅、闇に声が響く。空気を震わせる音声ではなく、何か別のものに伝播する波動が。

――さて、これで今年の『お役目』は彼女が受け継いだわけで、君はもうお役御免なわけだけど……
 ……人間に戻りたいかい?――

「ぶ、ぶもぉぉ……い、いいですぅ。わたひ、うしのままでいい……
 ううん、うしのままがいいですぅ!!んもぉおお!」

部屋の反対側では、鼻輪をつけた二足歩行のホルスタインが、
白い牛に後ろから突き上げられつつ、ミルクを撒き散らしていた、とさ。
516 ◆tfGTpigCow :2009/12/31(木) 23:53:57 ID:m4/Ja0o7
おわり。

除夜の鐘は仏教だろとか干支は仏教と関係ねぇよとか
仏教なのに神とか言ってんじゃねぇよ馬鹿なの?死ぬの?とかは勘弁してください。
まぁあくまでも除夜の鐘の波動を便乗して使ってるだけで、仏教ではないどこか他の系統の術式ということで許して。

というかコミケ帰ってきてから思いついて年が変わる前にと急いで書き上げたものなんで
文章自体もちょっといい加減なところが多いですがスマソ。
517名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 17:18:49 ID:iRiGtEFs
ぐじょぶぐじょぶ
518名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 19:01:15 ID:Zel4q2NS
>>515
gj
今年の大晦日までに、白ウサギになりたい。
519 【大吉】 :2010/01/01(金) 21:23:13 ID:XFsSLxfe
暇だからFF4やってて思った。俺もダークエルフ囁かれたい!
どんなこと囁かれてるのかわからんけど。
520名無しさん@ピンキー:2010/01/03(日) 15:18:28 ID:kKJey+ak
俺も
521名無しさん@ピンキー:2010/01/04(月) 23:29:06 ID:1HX+O905
何囁かれたらブタになんてなるんだろな?
個人的にはSMちっくな言葉を言われて変身だと萌えるわ。

ポーキーだろってツッコミはなしで。
522名無しさん@ピンキー:2010/01/05(火) 18:05:08 ID:qPPLotj8
わざわざ技名を変えてるんだからポーキーとは違うもので萌えそうなことを言ってるんだと信じている

・・・とはいえ、何を囁いているんだろうなぁ
個人的には催眠術的に段々と堕とすとか、
捕まえた後に全身愛撫したり弄んだりしながら耳元で囁きつつ徐々に豚に変えてくとかが好きなんだが
戦闘中に使えるような短時間・即効性のものというといまいち思いつかない
523名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 08:40:19 ID:jJF5XpI6
ここの「 SABRINA, THE AMERICAN WEREWOLF GIRL. 」が神すぎる件
ttp://www.loboleo.com/gall_ph.htm
524名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 11:33:41 ID:Y5UVVWdn
loboleo懐かしいな。新作かな?
……トロイとか大丈夫だろうか?
525名無しさん@ピンキー:2010/01/11(月) 00:03:50 ID:qYuQHlB/
>>522
戦闘中に愛撫するダークエルフさんkakkeeeeeeeeee!
一瞬で記憶を書き換えて体だけじゃなく魂ごと豚にしてるとか考えたけど
意識まで豚になると、葛藤が生まれないから駄目か・・・
526名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 03:45:23 ID:xRTy3RBe
ああケモロリに欲望を叩き付けたい
527名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 01:20:02 ID:gxge0DEE
((´・ω・`)
528名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 14:43:47 ID:hpf2k9Jt
>>526
そういえば昔、銭湯の黄色の湯桶にそんな文字があったような……
529名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 17:31:46 ID:3UmESOwa
>>528
それケロリンじゃね?w
530名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 09:47:40 ID:COxg7EVv
規制解除されたがここの廃れ具合はそれだけじゃないのか
531名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 12:32:01 ID:35JIGRYp
俺はやっと携帯規制解除されたがPCはまだ規制中

あと、豚好きなんだがまた偏ってもあれなので語るの自重してた
532名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 07:01:17 ID:L3/4eVhI
そろそろ虎娘の調教を終えて皆戻ってくるさ
533名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 00:35:02 ID:ejGs5XYC
俺もブタ自重してたんだけどいざ書き込もうと思ったら
しばらく規制されてて書き込めなかった

それと去年からTF絵の練習してたんだけどシチュ思い浮かんだら
絵のネタにしちゃうからSS書くことが激減したわ
534名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 23:43:27 ID:PuCbbwCE
ブタ自重ブタ自重うるせぇブタどもだなぁ
535名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 03:52:55 ID:woFLBXqf
またそんなにブタ連呼しやがって!
これじゃ簡単に刷り込まれて操られそうブー
536名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 09:36:03 ID:BjTnCN4G
そんなことより、
もうすぐバレンタインだワン
チョコレートほしいワン
537名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 20:58:01 ID:h8GW1BSH
犬猫にチョコレートはご法度
538名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 01:28:18 ID:t9qO9EG8
>>535

ブタにしてはIDから狼の匂いがするぜぇ?
539名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 00:52:08 ID:dAD9cgA8
惜しい!ウォフルや!
豚の皮を被った狼の皮を被った豚だったな
540名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 08:05:58 ID:OUwPkjLL
どんだけ皮被り?
541名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 14:22:39 ID:gieSunnJ
川かぶり最高w
542名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 22:32:05 ID:WlUogPeX
皮被り系TFが最高なのか♂の皮付きウインナーが最高なのか・・・わからんなー
543名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 23:14:19 ID:e1ATxvx8
答えは君の心の中さ。
544名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 17:53:30 ID:9A7agvw2
つんつん
545名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 20:29:10 ID:QHprWok0
甘いものが好きなんだが、男一人では菓子売り場に行くのがツライこの季節…
だけど人通りのない裏通りに小さな菓子屋を見つけて、
ちょうど他に客も居ないタイミングだったんで入ってみた。
まあやっぱりそこでもチョコばっかり並んでてシャクだったんだが、
店員が薦めてきたチョコを試食してみたら信じられないほど美味くて
天にも昇る気分というかふわふわ浮かぶ夢心地というかそんな感じになって…

気がついたら全裸で、何か牧場みたいな場所で横になってた。
風呂に入ったみたいに体が温かくて気持ちいいな、と思ったら
身体じゅうが茶色いどろどろした液体まみれ。
これは泥温泉って奴か?と一瞬思ったんだけど匂いが妙に甘ったるい。

…ってまだ半分寝ぼけてたせいもあって状況つかめず起き上がるのも忘れて困惑してたら
いきなり足の裏をヌルッとしたものが撫でて、思わず「ひゃいっ!?」とか声あげちゃったね。
見てみたらいつの間にやら何か動物がいて俺の足…というか足についたチョコ舐めてるわけです。
何の動物か…って思ったら豚だった。まあ辺り牧場…というか豚小屋?っぽいし当然か…
…ってそれどころじゃねぇ。足の裏ペロペロされてくすぐったくてたまんない。
慌てて立ち上がろうとするより一瞬早く、右腕にズシッと何か重いものが乗ってきた。
驚いて横見たら、くるりと丸まった尻尾の生えたピンク色の尻。
ちょ、一匹じゃなかったのかよ!とか思って動きを止めたのがまずかった。
その隙に左腕にも何かズシッと。うわぁ。
両腕を押さえられ、これで俺は床に大の字に固定された状態にされ…ただけじゃ無ぇ!
うわ、腕にしがみつくようにのしかかった豚がそのままチュパチュパと手に付いたチョコを…!
さらに三匹だけじゃなく、一匹また一匹ともっと多くの豚がチョコの匂いに寄ってきて…
し、死ぬ!くすぐったくて死ぬ!
…いや、もう、単純にくすぐったいだけじゃなく…
「…んああっ、や、やめろ。指の間を一つずつそんな念入りにしゃぶるなっ…へ、変な気分に…」
「あう、あ、太ももはマズいってぇ!…へ、ヘソとか、やっ…」
「ひゃううっ!おまっ、乳首はシャレにならなっ…やめろ!やめっ、んん!…やめて…お願いだからやめてくださ…」

そう、くすぐったいどころじゃなく…なんか、もう、気持ち良くなってきたのだ。
546名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 20:31:01 ID:QHprWok0
続く

携帯で打ってて時間かかりますスマソ
547名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 21:35:31 ID:ZSrdZEAv
おいおい久々に神降臨か
続きwktk
548名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 18:46:22 ID:jddw/wYM
続き来ないな・・・
549名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 21:39:06 ID:hnfUuCZM
規制されたのかな・・・
550名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 22:26:32 ID:2rbyDUlv
時事ネタで書き始めといて何ですが本日中に間に合いそうに無いッスすみません
来週くらいになるかも
551名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 08:10:48 ID:VjNDx1P5
エディタアプリで書き溜めるといいよ。
docomoならiFDとか。
直リン厳禁なので、googleモバイルから
「iFD アプリ」で検索。
552名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 14:33:34 ID:NvpSAjil
書き込み代行スレ@エロパロ避難所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1060777955/
553名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 12:14:03 ID:LaRJCAuu
尻尾モフモフしつつ保守
そして、続きマダー?
554名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:26:30 ID:Ro6f3OIU
こんな寒い夜にはもふもふしたくなる
555名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 21:38:07 ID:bn1YycIr
続きwktkしながらまってるぜ
ホワイトデーまでに間に合えばいいのう
556名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 14:21:42 ID:7tWDp0sk
急に暖かくなって来たな。
交尾すると抜け毛が気になる季節だ。

圧縮寸前焦らしプレイ中に過疎らないでくれ。
557名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 02:31:38 ID:Cq7Oehif
しかし人がいねえ…
558名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 08:02:57 ID:ByzeUbu1
おそらく、皆、
キーボードを打てない姿になってしまっているとか、
言語を解する知能を失っているとか、
そういうことだ。
559名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 09:33:07 ID:Fo6NDmX5
モンゴル辺りの親和では天の神に選ばれた青い雄狼と白い雌鹿が交尾して人間がうまれたらしいな。

ゴクリ・・・
560名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 11:01:01 ID:WEIvV6Ex
後のドルジである
561名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 12:05:25 ID:OPuHWPcW
人間になってしまうのが惜しい。
フサモコのハーフ獣っ娘が生まれて、双方の種族から
性的にいじめられつつも健気に可愛く成長する、
とかじゃないと!!
562名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 19:42:30 ID:CPgjv5ok
「嫁さんなのにおいしそう」ということにはならなかったのか心配だ
563名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 12:43:08 ID:mqmaGwNm
その辺が蒙古クォリティ
日本でも日本狼の雌と人がハァハァして子供が出来たはいいが
正体ばれてしまって嫁さん涙の永訣・・・だった希ガス
キーワードが「早乙女」だったような・・・?
564名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 23:37:49 ID:2HYoUBex
亜人・獣人族(男女問わず)の悩み。

人間と一緒に過ごすと必ず自分が残される。もっとも寿命が人間より長いから仕方ないんだけど

それが元で想い人の前から去った亜人・獣人が想い人に憎まれて再会した後に色々とあった末に愛を再確認にして添い遂げる。そんなドラマが好みな自分が居る
徹底的に不幸のどん底に落としてレイプ・陵辱・調教などで堕ちる所まで堕ち壊れていくってのもアリと言えばアリだけど
565名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 01:20:35 ID:8g3E4tdF
動物は人間より寿命が短いことが多い→獣人も人間よりは短命
というイメージがある 成長は人間より早く、太く短い人生
566名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 07:25:20 ID:DBlWyklv
でも獣人族って何故か分類上は妖怪とかそっちの類の仲間扱いで
人間より長命な描写されるの多いよね
567名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 07:56:57 ID:oV8cWYXN
獣人に変身願望の結実を求める者と、
人に非ざる存在の悲哀を求める者との間で
意見は真っ二つだろうな。

俺は?
獣同士のエッチは人間同士より素敵なんじゃないの? を
追求する者です
568名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 19:30:16 ID:Ng9DFm0S
ここまでホワイトデーネタなし
569名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 20:07:38 ID:jOVqHuoo
どうせなら白い動物になりたいよな
570名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 21:47:06 ID:zRJoCzOL
俺、白いドラゴンになれたらこのスレに写真うpするんだ・・・
571名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 21:53:40 ID:Ng9DFm0S
>>570は白色レグホンになりました
572名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 00:24:16 ID:i5gD3l6C
日付変わったけど
俺チョコ渡してくれたあの人に、自分の真っ白い狼の姿見せてきたんだ

なんてね
573名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 00:37:56 ID:flqsAfbH
イヌ科のくせにチョコ食ったりしたらダメだろ
574名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 05:06:03 ID:tjLls3H5
ホワイトチョコならそれほどでもないって。
575名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 09:53:25 ID:UTE9xlGB
テイルコンチェルトの続編いよいよ発表きたな。
CC2にはケモナーがおおいきがする。きっとそう
5768-895-1:2010/03/18(木) 10:07:56 ID:UYB/JVOi
ジルの最高だか最悪だかわからない日

「今日は全然だめだなぁ…」
岸壁に立つジルはそうつぶやくと、今日はこれで最後だと決め、思い切り遠くへ
ルアーを投げる。
魚の形をしたその鉄板は、目で追えないほどの速度で飛んでいく。
リールのスプールが回転するシューンという音と、シュルシュルと出て行く糸の
摩擦音がなければ、ルアーが本当に存在するかどうかわからないほどだ。
無意識に数える約6秒。ジルは親指で回転するスプールをとめると、竿を右手から
左手に持ち替えた。
ガチャリとクラッチの返る音を聞きながら、ジルはふうと息をつき、振り返る。
海辺の公園にしつらえられている時計は、ちょうど正午を指していた。
お金があまりないため、魚を釣ることが日常の一こまとなっていたジルだったが
今日は珍しくまったくつれないでいた。
つれないのは何もジルだけでなく、来たときには数十人いた釣り人ももう数える
ほどしか残っていなかった。
土曜の午前という、休日の一番くつろげる時間に何も成果がないのは腹立たしい
ことであったが、自然相手では仕方がない。
今日は、安い鶏肉でも買って帰ろうかと思っている矢先、竿にゴツンという手ご
たえ。おお!と歓喜しながら、いつもどおり危なげなくとりこむと、釣れたのは
50cmほどのスズキだった。
ちょうど、ジルのやり取りを、小学生ほどのネコ族の少年がなにやら羨ましげに
見ていたが、ジルはその少年が不意にあっと驚きの声を上げるのを聞き、そして
なにやら衝撃とともに突き飛ばされた自分が発した、あっという声を聞いた。
「うわわわ…」
その衝撃はかなり大きく、岸壁のヘリから落ちまいと両手をぐるぐる回して粘っ
たジルであったが、重力との綱引きに勝てるわけもなく、彼はそのまま2m程下
の海面へと転落した。
結構派手な落水音に、何事かと集まった数人に助け出されて呆然とするジルに、
誰かがタオルを差し出してくる。少年に話を聞いたところ、トビに蹴られたらし
い。少年の指差す先には確かに、ツタの絡まった電柱の上で魚を食べるトビが居
た。ずぶぬれになり、情けないやら腹立たしいやらでこの上なかったが、それは
もうどうしようもないことだった。
「このぉ…僕の夕飯返せー!! は、はーくしゅ!」
5778-895-2:2010/03/18(木) 10:10:07 ID:UYB/JVOi
ずぶぬれになり、釣果も0であったが、携帯電話と財布、それに釣り道具は無事
だったことが幸いだった。ジルはずぶぬれの服のまま公園を出、そのまま乗り合
いバスに乗り込んだ。社内はガラガラであったが、もちろん座ることはできない。
露骨に嫌がられる視線が痛かったが、それに耐えつつアパートの近くのバス停で
降りると、海水でべた付く靴跡をつけながら5階の自室までを歩く。
しかし、それにしても寒い。
2階の踊り場で立ち止まり、くしゃみをしてぶるっと身を震わせたジルは、早く
部屋に戻って熱いシャワーを浴びたいと、さっきよりも少し早足で階段を登り始
めた。
「あらジル、今日はびしょびしょね」
途中、階段で隣の部屋に住んでいる、エイラという名のものすごく豊満な、レイ
ヨウか何がしかのおねぇさんがジルに追いついてきた。
Tシャツにスパッツという格好で、今日はいつもよりもむっちりとして見えた。
「海に突き落とされたんですよ…鳥に」
「ふぅーん?この寒い時期に大変ねぇ」
寒い時期といいならがら、ちっとも寒そうでない格好をしたエイラは、何を考え
ているかよく解らない表情を、いつもよりもっと解りにくいようにしながら、ふ
うんと首をかしげた。
いつもは、毛のないすべすべとしたジルの頬をなでていくのだが、今日は海水で
濡れたジルをすべすべする気はないらしく、ジルに触れないようにかわしながら、
なにか気がついたように振り返った。
「あ、そうそうジル。今日はポンプ工事で断水中よぉ?さすが築50年のぼろアパ
よねぇ」
「えっ?」
泣き面に蜂とはこのことだろう。話を聞くと、どうやら先週の回覧板で告知され
ていたらしいが、ジルはろくに読みもせずにエイラにまわしてしまったため、工
事のことはまったく知らなかった。
困るジルを首をかしげてみていたエイラは、なんだか今日一日で一番の思いつき
といったような、楽しげな表情を浮かべると、ジルにひとつの提案を行った。
「ねぇジル、うちはお水貯めてるから、体だけは洗っていきなさいよぉ」
「えっ?えっ?」
「ほらぁ、この辺銭湯もないし、工事は17時終了だから、それまでべたべたして
おくのはイヤでしょう?あと4時間くらいあるわよぉ。それに寒いしねぇ?」
「えっ?あ…は、はい…」
何度かやり取りをしたものの、いつになく強引なエイラに断りきれなくなったジ
ルは、仕方なく折れてハイと首を縦に振った。
「じゃ、いきましょう」
なんだかうれしそうに階段を上がりはじめたエイラにとぼとぼとついていくジル
であったが、数段ほど遅れて歩く彼の目にはエイラの尻尾と見事な下半身が目に
入る。足の踏み出しにあわせて左右に揺れる尻尾はいいとして、ぴったりとした
スパッツに包まれた腰から太もものラインがなんとも刺激的で色っぽい。
その布地の上から見て取れる筋肉の動きから、エイラは太っているのではなく、
かなり筋肉な、それこそ野生の草食獣と変わりのないような肉付きをしているこ
とが解る。
いままでは、エイラのことを単に隣のおねぇさんとしか意識したことはなかった
ジルであったが、この動きを意識したジルの脳みそは、異種族にもかかわらず
急にエイラを年上の魅力ある異性として認識し始めた。
同じクラスの女子には、可愛い子は居ても、無論こんなむっちりとしたラインを
持つ子はいないし、そもそも講師に女性は居ない。パートタイムで働いている時
に見る女の人も、それはお客さんであってひとつの記号でしかないのだ。
このような体を見たことがあるのは、たまにクラスメイトが持ってくるエロ本だ
けであって(といっても、人類の写真はほとんどなくて、数の多い犬族や猫族の
エッチな写真が8割ほどであるが)それの実物に近い、もしかするとそれ以上の
ものが今目の前にあるのだ。特にむっちりとしたその尻に触って見たい気持ちを
何とか振り払い、視線を上に上げる。その先には体のラインが解るTシャツ。さ
らに上には、短いたてがみの生えたすらりと長い首筋がある。
どれも、まだ14のジルには悩ましすぎた。
この人は目に毒するぎる…ジルはどきどきする心をそうごまかしつつエイラの後
をついて行った。
5788-895:2010/03/18(木) 10:12:21 ID:UYB/JVOi
ごめんなさい、このままだと書きかけのまま放置しそうだったので、
モチベ維持と登校する責任感を維持するためうpしました。
続きはきちんと書いてますので、近日中にうpします。
579名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 10:52:10 ID:EmlzIQEn
交尾フラグ北?

ウシ科は容姿が千差万別なので、「レイヨウかなにがしか」
では悲しい。
身の上話とかでどんな種族か語らせてくれるといいな。
580名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 17:11:10 ID:R4p20A8F
ソラロボがたのしみすぎていきるのがつらい
581名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 21:17:55 ID:EmlzIQEn
でも、詳細分からないと虹とかできないしね。
字書きの場合は。
582名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 22:43:59 ID:Klx6tvai
今週のファミ通にソラロボのキャラ紹介とか掲載されてるから気になるやつはみたらいい。
リトルテイルブロンクスの要素が詰まってるから、テイルコンチェルトの続編とみていいかも
583名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 23:01:32 ID:/592A+1P
ただインタビューのページの最後に主人公が人間になってるらしき画像があるのがなぁ…

後半は人間オンリーですみたいなのだったら果てしなく萎える
584名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 23:14:40 ID:WMd+xfle
明日はGフォースでモル姦に目覚めてくるっ
585名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 06:14:55 ID:ymEauofy
>>583
人間だったのがわけあってあの世界に飛ばされてイヌヒトになった設定と見た
最後の最後で戻っちゃうんじゃねーかなと orz
586名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 08:36:12 ID:9WJjZ6b4
俺はイヌヒトになっちゃったけど、元々の家族みんな死んじゃってるし、妹もできたしであの世界に残るものと予想。
もしかしたらエレ辺りに無理矢理帰されるかもしれないけど。
587名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 20:05:42 ID:ymEauofy
俺らにとっちゃ垂涎物だけどな、飛ばされイヌヒト化
頼まれたって戻ってたまるか
588名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 21:28:21 ID:daMpx03M
ポケダン的なの?
589名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 23:49:16 ID:ymEauofy
いやまあ画像だけ見るにそんなような話かな、と推測してるだけ
実際はわからん
590名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 14:27:18 ID:ZRR1J1oc
あとは、
「リトルテイルブロンクス世界の犬猫人は、元々人間だったが、事情あって今の姿に」
ってオチかもな
591名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 16:06:12 ID:H5U4vi/E
>>590
「ニポン国」がある位だから
あの世界が今から遠い未来の云々〜
なんて設定はあってもおかしくないかもなw
592名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 15:02:24 ID:ZkhCBYFm
ttp://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100401/xxxxx800/

日本獣人協会は2010年4月1日、獣人専用つぶやきサービス「howling」を開始したと発表した。
利用は主要なTwitterクライアントに獣化パッチを適用することで
行えるが、UNICODE対応の各種族言語用フォントの導入が必要。
異種族用フォントの導入のみで、タイムラインに多種族のつぶやきが並ぶのが特徴とされている。
なお、サービス開始に伴い、限定10名に自動翻訳付きの
人間用アカウントが発行。申請期限は2010/4/1 23:59まで。

ttp://anthrorg.com/jp/service/howling.shtml
593名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 00:54:45 ID:kykt3o4p
今日のPS3Homeは、アイレムのエープリルフール特集で
獣人キャラになって冒険できたんで、すっごく満足。
個人的にはウォーラビットになりたかったが、
質問の結果はケンタウロスだった。まあ、エルフやドワーフよりはましか。
やっぱり、仮想現実なら人外キャラにしたいよね。
594名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 12:54:44 ID:8LnvSX8k
それって、アバターを持って帰ったりできないのかな。
595名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 19:41:38 ID:Zy+vgDTB
一瞬、モニタの向こう側から召喚して自分の寝室にお持ち帰りかと思った

理想のキャラメイクした自分の分身なケモノとキャッキャウフフって何その究極の一人プレイ
596名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 19:33:15 ID:aWyxNSmE
豚肉メインの飲み屋なんだけど、メニューに「おっぱい」
ってあってさ。おっぱいなんだよマジ。
でも、母豚ってウシとかと違って授乳期にしか膨らまないじゃないの。
子豚いっぱい吸い付いてる母豚がドナドナされて
おっぱい切り取られるのな。
考えたら涙でてきた。
597名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 22:24:22 ID:G6YIcGTP
>>596
・オークの女戦士が「弓を使う邪魔になるから」とアマゾネス的に
・人間とラブラブになった豚獣人さんが
 「ゴメン、外見も内面も他の部分は大好きなんだけど複乳だけはちょっと」
 と言われて手術
・何かの実験で獣化しちゃった元人間
 「容姿だけなら人間に近い姿に整形できますが」と研究員にもちかけられ話を受けるも、
 しばらくすると豚の形に再生してしまい、何度も整形
 研究員はその度に切除した組織をサンプルにしたり肉屋に売ったりしてウハウハ

という可能性もある  かもしれない
598名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 22:41:23 ID:0vin6KrC
TFドリンクじゃねぇの?
599名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 06:35:00 ID:VEcS0vVX
流石に言語で意志疎通出来る奴の肉はNO Thank youだなぁ…

600名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 11:46:23 ID:qzZlrSw1
まあ食い物ネタは重たいよな
豚好きだが、ハ○マサとかで頭丸ごと売ってたりするのを見ると
萌えるべきなのか萎えるべきなのか複雑な気分になる

しかしそれでも「これで型とって仮装マスク作れないかなあ」とか
「あまつさえそのマスクが剥がれなくなって徐々に獣化とかしないかなあ」とか
そんな事を考えてしまうあたり変態
601名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 06:46:45 ID:PKkImAwA
賢者の贈り物的ネタで、
豚夫人がおっぱい大きくして売りに行くの
想像して萌えた。

で、プレゼントにSMグッズ買ってきた夫は愕然…
602名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 22:22:29 ID:P2ihrpzT
ベジタリアンな肉食系獣人がいたらいいな
603名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 22:19:22 ID:pWIDbvn3
>>602
ワイルドキングダム・・・・・・・
604名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 06:22:57 ID:Wu98HZgW
605名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 15:57:38 ID:u0oMbKHO
↑なにこれ怖くて押せないんだけど
クリックしたら獣化すんの?
606名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:29:58 ID:E86DzxFo
ウルフマンっていう映画のHPぽいけど…
だから何なんだろ
607名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 01:25:25 ID:KKUx6PyI
最近欲求不満だわ
ああー、全性感帯開発LV・露出癖LV・自慰中毒LV・交尾中毒LVが全部MAXになってしまうくらいの
era的獣化調教プレイをしたい


いや本当はむしろされたい
608名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 07:36:38 ID:XoU82epj
ガリオン姐さんの調教始めたけど、キスすらさせてもらえません
609名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:47:31 ID:+kO1I2QG
>>604
獣化シーンなんて、このスレ的にネタバレも大概にしろよwww
みんなGWに「ウルフマン」見ようと楽しみにしていたのに。

>>606
お前もここのスレ住人でそんなトンチキなことを言っている時点で逝ってよし。
610名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 00:01:57 ID:x3qfEyTQ
>>609
おまえは何そんなにはしゃいでんの?
611名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 12:55:31 ID:qJUAOnDl
獣系な獣化変身ヒロイン最大の弱点が発情期と言うの見抜かれ強制発情剤を打たれ貞操と命の危機に
612名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 21:53:03 ID:Z+VAULz9
獣が更に獣化だと……?
613名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 08:14:25 ID:DZzilUMh
>>612
1 何となく獣っぽい娘が獣人に
2 獣人の娘が更に獣に近いフォルムに

さあ、どっちだ?
614名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 16:08:26 ID:emzVR/go
犬娘が猫娘に
615名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 14:50:07 ID:BRZ0RBOP
元人間ではなく
自分の強さや美しさにプライド持ってた肉食獣人が弱くて醜いイメージの動物にされてしまう
というのもそれはそれで萌えるかも知れないな

人間と感覚違うだろうから
オカズにする際に受け手視点でのシンクロ妄想しにくいのが難だが
616名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 15:08:20 ID:2MA3RPLI
捕食者と被食者の入れ替わりネタが好きです
617名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 06:46:53 ID:nO0Mefpz
>>615
二段階にしてみたらどうだろう?

人間の王様 → 獅子頭の獣人 → ハダカデバネズミ獣人
618名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 23:14:44 ID:qv7SZXkh
オカズにするには豚が一番!←自分調べ
…そろそろネタが尽きそうでやばいけど
619名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 02:30:16 ID:Wsmzy3P8
>>618
獣化被虐ネタが好きな俺としては

・加害者の種族:「豚獣人」「人間or他種の獣人」「(普通の動物な)豚」
・加害者の性別:「男(雄)」「女(雌)」
・被害者の性別:「男」「女」
・被害者の獣化後の性別:「雄」「雌」
・獣化原因:「薬で」「魔法・超能力で」「道具で」「感染で」「性交で」「被害者本人の潜在的資質で」
・獣化後の扱い:「個人のペット・下僕」「複数人の性欲処理係・公衆便所」「娼婦・男娼」
           「エロ実験動物」「繁殖担当の種豚・母豚」

とそれぞれの要素を組み合わせてローテーションして妄想してる
・・・それでもやっぱり飢餓状態になるので
絵や文としての形になったネタが欲しいのは山々だけどナー
620名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 02:48:15 ID:JyvQbOXx
さすが豚神様だ貫禄あるなあ・・・

そのパターン表を参考に自分用に漫画とか描いてみようかな
下手な上に構図がワンパターンだけど
621名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 21:33:48 ID:tPF4LH0X
age
622名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 21:12:21 ID:fb0XZE54
D○C○M○ショップがGWセールやってるってことはまだGWなんだねっ!?
ということで遅くなっちまったけど、季節モノを。

ハイイロギツネの男の子とオコジョの女の子のちょっと切ない?純愛。
体格差、異種姦萌えがテーマ。
今回の投下は、前後編の前編になります。

文化水準は「テレビはあるけどファミコンは無い」くらいの
世界だと思って読んでください。
祝祭日や年間行事などは人間の世界に準じます。
では。
623狐鼬 1/11:2010/05/09(日) 21:13:37 ID:fb0XZE54
『冬毛の鼬』

広大な渓谷を挟む断崖に、鍾乳洞に見る千枚皿さながらに貼り付く街並みが、
僕たちの住む都市、「ウォゼル」の景観だ。
ウォゼルは狐族と鼬(イタチ)族が共存する都市だ。
"知恵ある者たち"の中で体の小さき種族は辺境に住み、
互いの特質を活かして共同生活を営むことが多い。
高度な技術力を誇る狐族、俊敏で高い活動能力を有する鼬族は、
どちらも果実と畜肉を主食とし、衣服を纏い、
少し折り曲がった短い下肢で二足歩行するという共通した生活様式を持っていた。
成長は早く、約二歳で言葉を話し、就学する。
物心つく前には子供は親の手を離れ、ほとんどの場合、親子の縁はそこで途絶える。
幼児期から青年期を都市周辺部の隔絶された学習区で暮らす。
義務教育は六年。
その後、成人を迎えた者は晴れて大人たちの仲間入りを果たし、
都市中央部に移り住むことになる。


「また、女の子だけの授業?」
「って言っても、今日のは鼬の子だけだな」
僕の居る教室──三つある六年生の学級の一つには、四十三名の生徒が居て、
そのうち半数が女子。さらに半数が鼬族だ。
「みんな服を脱いで検診、とかあるらしいぜ?
 レックも見たいんだろ、あの子のハダカ」
「よせよ……」
レック、というのが僕の名前。
独り立ちして大人の居住区に移って初めて家名をもらう僕たちは、短い愛称で呼び合う。
あの子、というのは、僕の好きな鼬族の女の子のことだ。
名前は、フィオ、という。
狐族よりもたいてい一回りは体の小さい鼬族の中でも、彼女は特に小さかった。
ひとえに鼬族と言っても、色々な亜種が居る。
顔と背中は灰褐色、首からお腹にかけて純白の毛を持つフィオの種族は、
ここウォゼルにおいてとても珍しく、この学習区では他に見かけたことが無い。
彼女の毛は冬にはさらに美しく、黒い尾の先端だけを残し、
頭の先から真っ白に生え変わる。その姿がとにかく、可愛いんだ。
頭の回転がよくない鼬族の中で、彼女の成績は学年トップ(もっとも、
それは鼬族の子に限った場合で、狐族も含めてでは僕の方がちょっと上だ)。
いつも明るい笑顔を振りまいていて、女子たちの会話の中心になっている。
誰からも好かれ、慕われる、憧れる存在。そんな女の子なんだ。
今の彼女は桃色のパーカーが似合っている。(流行りの服装で、
大人たちが製造したものが学習区に配給されている。)
狐族も、鼬族も、下着は身に着けない。服を脱げばその下は素裸なんだけど、
羞恥心を忘れさせるには前とお尻がちょっと隠れるほどのトップスだけで十分だ。
そんな姿で過ごしている僕たちだけど、女の子の裸を想像するとやはり、
とても興奮する。
級友の言葉に、頭の中でフィオがパーカーを脱いだ姿を想像して、
僕はドキドキした。純白のきらきらしたお腹の毛並みに、可愛く膨らんだおっぱいと、
桜色に染まった小さな二つの乳首──。

「お前があいつとお揃いの服にしてるの、気付いてんだぜ?」
フィオと同じデザインの、薄緑のパーカーを僕は着ていた。
何故それを選んだのかっていえば、そう、こいつの察してる通りだよ。
彼女とはまた少し違う色だけど、僕の体も頭から背中にかけて灰褐色の毛に包まれている。
赤や銀色の多くの狐族の美しい色に決して引けを取らないと僕は思っている自慢の毛並で、
そして、フィオと同様に、僕が珍しい亜種の狐であることの象徴なんだ。
彼女には僕の方から勝手に共感を覚え、勝手に気に入って、
──そして、勝手に恋焦がれている。

624狐鼬 2/11:2010/05/09(日) 21:14:20 ID:fb0XZE54
フィオたち鼬の女子が、特別な授業から教室に戻ってくる。
特別な授業──、女の子の授業。男子の妄想を掻き立てるその時間に、
彼女たちは何を聞き、何を思うのだろうか。
皆、普段の騒がしい様子と違って、このときだけはいつも考え込むようにしていて、
静かだ。
今は五月の連休直前。
鼬族の女子は、初夏を迎える前に一足早く、大人たちの住む都市部へ移る。
何故だかは知らないけれど、彼女たちの神妙な面持ちは、そのことによるものだろう。
フィオも同様で、僕の隣の席に座ると、ふうっと小さくため息をついた。
そんな彼女を前にして言い出しにくいのだけど、
もう会えなくなると思えば、数日後に控える大型連休が最後のチャンス。
僕は意を決して、告げる。
この連休、二人で遊園地にでも行かないか──って。

案の定、驚いたように僕の顔を見る彼女。
これまでずっと同じ学級で、何度か隣の席になっていたけれど、
彼女が教科書を忘れてきたときに(鼬の子は本当によく忘れ物をする)
見せてあげるくらいの付き合いしかないのに。
あとは、ときどき目が合って、彼女がいつもの顔でにっこり笑いかけてくる
(これがまた可愛いんだ)くらいの、その程度の関係である僕が、
こんな誘いをかけてくるとは思ってもみなかったろう。
フィオはちょっと首を傾げ、くりくりした可愛い瞳をパチパチと瞬かせる。
そしてすぐに、「いいよ」と答えた。

「えっ?」
「だから、一緒に連休を過ごすんでしょ」
にっこり笑う彼女に、僕の方が驚きを隠せない。
「──服もお揃いだしね」
彼女は短い手を突き出して、僕の胸をポンと叩いた。


ウォゼルの学習区では、恋愛は自由だ。
女の子は早い子で、五年生の半ばには性成熟を迎える。
「特別な授業」が始まるのもその頃で、恋愛に関する規則も教わるらしい。
鼬族と狐族が付き合ってもいい。種族が違えば──言いにくいけど、
性交──だってしてもいいことになっていた。
狐と鼬とでは、子供ができる心配がないからね。
そうしたカップルも何組か見ているよ。でも、彼女が……、
真面目で清純な雰囲気のあるあのフィオが、狐族の僕と付き合うだなんて、
誘っておきながらなかなか信じられなかった。
もちろん、その、言いにくいけど、彼女と──性交したいとか、
そういうつもりで誘ったわけでもなくて……。
分かってる。
フィオにとってはほんの友達付き合い程度の感覚で、
僕に対する恋愛感情など、きっと無いんだ。
それでも、僕の頭は嬉しさで爆発しそうだった。

彼女の好きな食べ物は何だろう?
準備は念入りに。お弁当の干し肉は色々用意した。
牛肉、馬肉、鹿肉、山羊肉、ワニの肉。
果物も、イチジク、リンゴ、キイチゴに干しブドウ。
全部、乾物だから、喉が乾かないよう水筒も三つ用意して……。
いっぱいの荷物を抱えて、僕はフィオと遊園地に行った。

625狐鼬 3/11:2010/05/09(日) 21:14:53 ID:fb0XZE54
コーヒーカップ、お化け屋敷、絶叫マシン、とひと通り楽しんだ後、
彼女は突然、こんなことを言い出した。
「ねえ、レック。誰にも声を聞かれない場所に行きたいの」
何だろう?
彼女の真剣な眼差しが、僕のいけない想像に歯止めをかける。
言われるままに僕が探し出したのは、大きな観覧車の土台の部分にある、
地下のメンテナンス通路だった。
関係者以外立ち入り禁止の張り紙がしてあったけど、入口の三桁の錠は、
ゾロ目で簡単に開いた。
通路の奥、小さな配電盤と計測器だけがある部屋の薄暗い蛍光灯の明かりの下で、
僕とフィオは隣り合わせに座り込んだ。

「将来のことって考えてる?」
それがフィオの話したいことらしかった。
僕は拍子抜けした。そんな話なら、わざわざこんな所に来なくたって。
「レックはどんな仕事がしたいの?」
「そうだなぁ」
「まだ決めてないんだ?」
フィオは悲しそうな表情をする。
どうしてだろう?
僕は期待しちゃだめだ、と自分に言い聞かせる。
彼女が僕のことを好きだ、なんていう思い上がった期待は。
思えば、彼女はこの連休が終われば、
大人たちの仲間入りをする。ちょうど将来のことを思い悩む時期なんだ。
相談相手に選ばれただけ、と思えば悔しくもあるが、それでも嬉しいじゃないか。
裏切られることを恐れながら、それでも僕は思わず口にしてしまう。
「もしかして……、僕と同じ仕事をしたいと思ってる?」
フィオは小さな声で、「うん」と答えた。

一歩前進だな、と僕は嬉しくなった。
でも、いい出来事には必ず邪魔が入るもので、特に今回はそれが酷かったと言える。
僕たちがどんな仕事を一緒にできるだろうか、話を始めた途端、それは起きた。
大きな地震だ。
構造的に地震に弱いウォゼルの都市(人工的な基盤を渓谷の両岸に並べているのだから、
当然だ)だから、各地に大きな被害が出たことだろう。
僕たちの居る地下の小部屋は、揺れと共に天井から降りてきた隔壁で入口を閉ざされた。
壁には亀裂が入り、床は少し傾いた。蛍光灯はピンと甲高い音を立てて切れ、
数十秒に一回ほど不規則にチカッと光る点灯管が照らす一瞬のときを除いて、
ほとんど何も見えない暗闇に閉じ込められてしまった。

「どうしよう、どうしよう……」
フィオはオドオドしながらも、僕から離れようとはせず、足元でぐるぐると回る。
「大丈夫だよ」と僕はフィオの小さな体を引き寄せる。
鼬の子は皆、こうだ。その場その場を生きているふうで、先のことをあまり考えない。
フィオだって、将来のことをよく考えてる方だけど、
こういう状況においてはやはり鼬だ。
どうしていいか分からなくてパニックになっている。
助けを呼ばないの、と問うフィオに僕は、大丈夫と繰り返した。
食べ物も水も数日持つくらいはある。ここには電気設備があるから、
地震の復旧作業の際、必ず誰かが調べに来るんだ。
「外の音がまったく聞こえないだろう? こちらからの声も届かない。
 でも、ときどき声は出してみよう、体力を消耗しない程度にね」
フィオは「うん」と頷いて、僕にギュッとしがみ付く。
普段見慣れている姿の印象以上に、彼女の体は小さく可愛らしく思えた。
そのときの僕は、すぐに救援が来るものと思っていた。
そして、この後起きることが、僕とフィオの運命を大きく変えることになるなんて──。

626狐鼬 4/11:2010/05/09(日) 21:15:22 ID:fb0XZE54
「レック、お水が欲しいの。薬を飲まなくちゃ……」
「薬って?」
「鼬の女の子の薬……」
フィオはポシェットから小瓶を取り出した。
暗闇の中で、それがどんな形か見えなかったけれど、ガラスの瓶だ。
何故分かるのかって?
それは、「音」を聞いたからだ。
「あっ」という声がして、カランと床に響く音が続く。コロコロと転がる音がして、
そして、壁に当たったのとは違う、ゴトッという嫌な余韻が耳に残った。
フィオが手を滑らせて落とした薬の瓶は、
壁に出来た亀裂の奥へ嵌まり込んでしまったんだ。
こんなときに限って点灯管は沈黙して、僕らに手掛かりを与えてくれない。
「どうしよう……」
彼女の声は、何故だか地震のときより怯えたように震えている。
「あなたの長い手なら届かない?」
鼬の可愛らしい手で亀裂を探ったフィオは落胆し、僕に懇願する。
床と壁の境目に開いた穴に手を入れると、
奥に閉鎖された古い通路が続いているようで、広い空間がある。
指先に瓶が触れてほっとしたのも束の間、それはつっと逃げるように、
更に奥へと転がってしまった。
「だめだったの?」
悲痛な声のフィオ。そんなに大事なものだったなんて。
詫びる僕に、彼女は「レックのせいじゃないよ」と言ってくれるものの、
それが何の薬なのかは教えてくれなかった。
掴みかけていた彼女の心が、少し遠のいた気がした。

お腹が空いてお弁当を食べた。
フィオが気に入ったのは鹿肉にキイチゴの実を挟んだものだ。
少し口にして、二人で異口同音に、
美味しいものは最後にとっておこう、と言ったのが可笑しかった。
雰囲気は悪くない。だから、僕は(少なくとも僕の方は)暗闇など平気だった。
誰かがここを探してくれるのを待ちながら、
僕たちは学校での様々な出来事について話した。
ずっと同じクラスだった二人に共通の思い出はいくらでもあり、話題は尽きない。
けれど、最初弾んでいたフィオの声は、次第に沈んだ響きを持ち始める。
不安なんだろうな。すぐ先に待っている新しい生活のこと――。

フィオの様子がおかしくなったのは、救援が現れぬまま二日を過ぎた頃だ。
並んで座って体を寄せるフィオの吐く息が荒くなっている。
小さな丸い頭にそっと手を置くと、彼女は震えていた。
「どうしたの? 怖いの? フィオ」
冗談で言ったつもりなのに、フィオはこくりと頷いた。
「おっぱい……」
「えっ?」
僕は彼女の言葉に耳を疑う。
彼女はすっと立ち上がり、僕の前に立った。
点灯管はもう気紛れ程度にしか点滅しなくなっていて、暗闇の中、
息遣いと布の擦れる音で、彼女がパーカーを脱いで床に落としたことを知る。
今、全裸のフィオが、僕の目の前に居るんだ。

627狐鼬 5/11:2010/05/09(日) 21:15:48 ID:fb0XZE54
「おっぱい、触って欲しいの……」
彼女は確かに、そう言った。
真面目な彼女が、冗談や、あるいは淫らな気持ちでそんなことを言うとは思えない。
僕は思い当たることを口にした。
「それってあの薬と何か関係あるの?」
うん、と頷き、あまり聞かないで、と彼女は言う。
「してもらわないと、大変なことになるの。
 レックじゃなきゃ、こんなお願いできないよ」
僕はずっと好きだった女の子に抱きつき、想いをぶつけたい衝動に駆られながら、
切実で苦しそうな彼女の言葉に応えようと、必死に欲望を抑え込んだ。
乱暴にならないように、お尻をついて自分のお腹にそっと彼女を抱き寄せる。
向き合えば、そのまま股間を押し付けてしまいそうだから、
彼女の体をぐるっと返して背中から優しく腕を回す。
指先に、柔らかいものが触れた。
フィオのおっぱいは温かくて、産毛に包まれふわふわしている感じだった。
想像していたより少し小さめのそれは、お椀状の綺麗な形をしていて、
不思議な柔らかさがある。

「ねえ、フィオ。このおっぱいを、どうして欲しいの?」
フィオが答えるのを待たずに、僕は彼女のおっぱいを円を描くように優しく撫でていた。
フィオは抵抗しないことで、それが望んでいることだと僕に伝える。
指先がフィオの乳首に触れる。きっと桜色に染まった可愛い乳首だ。
それは儚いくらい小さな突起で、軽く擦ってあげると少しずつ硬くなり、
存在を主張する。自分の指の動きに反応する彼女の体がとても愛おしい。
フィオは、ふーっと気持ちよさそうな息を吐いて、僕に体重を預けた。
軽い。
背丈は僕の半分ほどしかない彼女の鼬族の体は、
思っているよりもずっと軽くて、頼りなげだ。
手を止めると、彼女は頭を巡らし、僕の顎の下にそっとキスをして、
「続けて」と囁いた。

暗闇の中でずいぶん長い時間、僕はフィオの乳房を撫で続けた。
彼女はときおり、「んんっ」と気持ちよさそうに呻いては、
荒い呼吸を続ける。
気持ちいいの? フィオ。
僕はフィオのことが可愛くってたまらない。
腕の中で喘ぐ大好きな女の子の存在を確かめながら、僕は、
男の劣情が込み上げてくるのを必死に我慢した。
股間はもうカチカチで、フィオの体がこんなに小さくなかったら、
鞘から飛び出した先端が彼女に触れて気付かれるんじゃないかとひやひやした。
だけど、僕が音を上げるより早く、彼女の様子が変わった。
呼吸がさっきより苦しそうになっていた。
彼女は、悲痛な叫びを上げた。
「ああ、やっぱりだめ……。
 これだけしてもらっても、熱が治まらないの」
「……どういうこと?」
フィオは身を翻して、僕に抱き付いた。
「レック……」
彼女が続ける言葉を予想して、僕はゴクリと唾を飲んだ。
でも、それは期待していたものと違っていた。

628狐鼬 6/11:2010/05/09(日) 21:17:11 ID:fb0XZE54
「わたし、このままだと死んじゃう……」
「えっ?」
「できれば、知られないまま外に出られたらよかったんだけど──」
フィオは震える声で、説明してくれた。
それは、鼬の女の子が、
遠い祖先──四つの足で大地を踏みしめていた獣の時代から受け継いでいる、
宿命の話だ。
鼬の体は、子孫を確実に残すために色々と複雑な仕組みがあるらしい。
特に困りものなのが、発情の性質だ。
若いメス鼬が性成熟を迎えると、ほどなくして彼女は発情する。
発情は性行為を行うまで治まらず、治まっても受精しなかった場合は、
しばらくしてまた発情する。
驚いたのは、つまり、フィオを始めとした六年生になった鼬の女の子は、
全員が常に発情している、という事実だ。
先祖と比べればほとんど鼻が利かないと言っていいほど退化した僕たちの嗅覚では、
それに気付かずにいるだけだ。
何人かの子は、狐族の男子と関係を持つことで発情を抑え、
そうでない者は、いつも薬を飲んでいるのだという。
(狐と鼬は恋愛自由、という規則ができた理由がこれで分かる。)
フィオはそして、もう一つ、恐ろしい事実を教えてくれた。
「発情して性行為をしないままでいるとね、わたしたちの体は、
 過剰に分泌されたホルモンで中毒を起こすの。
 あの薬は、発情よりもそれを中和するのが目的のものなの……」
フィオが最後に薬を飲んでから、三日も経つらしい。
彼女の体を包む熱は中毒の症状の現れで、もう一刻の猶予もないことを示していた。
「どうしてそんな大事なことを教えてくれなかったの?」
「だって、恥ずかしいから……」
そりゃあ、いつも発情していることを男の子に知られたくないのだろうけど。
「もう時間がないんだよね?」
「レック、ごめんね、わたし……」
結論を早く言って欲しい、と思った。
迷うことなんてないだろうに。
僕にとっては、彼女のためにしてあげられることで、
こんなに嬉しいことなんてないというのに。
恋人でもない僕を相手にすることを躊躇してるんだろうかと思うと、
歯がゆくてたまらない。
ずっと後になって、彼女がためらっていた本当の理由を知ったとき、
僕はこのときの気持ちを恥じることになる。
それはともかく、彼女はようやく決断してくれた。
「あなたの……、挿れて欲しいの」
僕は喜んで、うん、うん、と頷いた。
けれど、それには奇妙な注文が付いたんだ。

629狐鼬 7/11:2010/05/09(日) 21:17:42 ID:fb0XZE54
「でも、中には絶対に出さないで」
「えっ?」
ちょっと待って、と僕は心の中で叫ぶ。
挿入だけして射精は我慢してくれ、だって?
だいたい、好きな子の中に精液を流し込みたいというオスの本能は、
理性でどうにかなるものじゃない。
彼女にはきっとまだ秘密にしたいことがあって、だからこその願いだとは思っても、
納得がいかない。
「そんなのきっと無理だよ……」
込み上げる気持ちを抑え付けた声でフィオの返事を伺う僕に、彼女は、
お願い、と繰り返した。
「どうしても、だめなの?」
僕の声には、かなり落胆の響きが篭っていたらしい。
フィオは暗闇の中でも感じ取れるくらいに首を左右に大きく振った。
「ああ、レック、ごめんなさい。
 死ぬのが嫌だから必死でお願いしてる、なんて思わないで欲しいの」
フィオは体をくるっと返して僕の胸に頬を寄せ、優しい声でこう言った。
「あなたのできる範囲で頑張ってくれたら、わたしは嬉しい……」

鼻先を下に向けると、ちょうど舌の届く位置にフィオの小さくて真ん丸の、
可愛い頭がそこにある。
僕は彼女を安心させるように、その額を優しく舐める。
小さな裸の体をこうして僕に委ねている彼女が、
僕の気持ちを弄ぼうとしているわけではないことを身に染みて感じた。
「分かったよ。頑張ってみる」
「ありがとう、レック……」

パーカーを脱ぎ捨てると、僕は改めてフィオを腕の中に抱き寄せた。
胸に直に感じる彼女の体は新鮮で、温かくて、そしてとても柔らかくて、
僕はドキドキする。
焦る気持ちを落ち着けるよう自分に言い聞かせながら、
僕はフィオをそっと床に寝かせる。
フィオの小さな頭が床に打ち付けられないように、片手で優しく支える。
手にかかるのは儚いくらいの僅かな重さで、
これまでただ恋焦がれるだけだった彼女が、こうして触れ合うことで、
僕にとって何があっても守ってあげたい存在に変わっていく。
彼女はどう思ってるんだろう? 僕のこと。
少なくとも好意は抱いてくれているのだろうけど──。

仰向けになった彼女の股間を、僕はそっと舐めた。おっぱいとはまた違う、
不思議な柔らかさの女の子の部分が僕の舌にねっとりと絡み付く。
そこはすでに僕の唾液とは別のもので潤っていて、
触れるものを迎え入れようとしてゆっくり収縮していた。
柔らかいお肉の中心に窪みがあって、その少し上に舌が引っ掛かる僅かな膨らみがある。
そこは女の子の体で一番敏感な場所で、僕の舌を感じて硬さを増す。
フィオは身を捩って快感を露わにした。窪みから、トロトロとお汁が溢れてきた。
もう半分以上も鞘から飛び出した自分の股間の突起をその部分に寄せて、
僕はふと、ためらった。
「どこまでやったら、……したことになるんだろう?」
「わからないの。でも、体の熱が取れるまでは──」
そうじゃない。僕が気にしているのは、この狐族の性器の形状だ。
フィオの小さな体に収めてもらうにはあまりにも大きく、長く、
そして根元には彼女の中で大きく膨らむはずの意地の悪い瘤状の器官が付いている。
「いいよ、全部入れて──」
彼女は、僕の気持ちを見透かしたように言った。
「大丈夫だよ。狐の男の子のこと、教わって知ってるから」
「女の子だけの授業?」
「うん。ちょっと怖いけど、大丈夫。頑張るから」

630狐鼬 8/11:2010/05/09(日) 21:18:09 ID:fb0XZE54
その言葉にまた沸き起こる愛しさを噛み締めながら、僕は思い切って腰を突き出した。
温かく、ぬるぬるした感触が、僕の敏感な突起を包み込んだ。
フィオの女の子の部分は、喜びに震えるように優しく蠢きながら、
僕をその奥へと誘う。彼女を傷付けたくなくて、
本能の導くままに腰を振りたくなる衝動を抑える僕の性器を、
有り難いことに、フィオは無理なく受け入れようと頑張ってくれる。
ときおりフッフッと苦しそうな息を吐きながら、おそらく、
今まで閉じていた部分をじりじりと開かれる恐怖と痛みに耐えているんだ。
「大丈夫?」
「うん……」
フィオの声は少し震えている。
「……もっと、奥まで入れてもいいよ」
「うん……」
そんな風に言葉を交わしながら、僕は彼女の中に体を沈めていった。
フィオの女の子の内側は、不思議な弾力がある。
温かいお肉の壁が僕の性器に密着して、離さないように包み込んでくれる。
ときおりキュッと締まって緊張する、その可愛らしいところへ性器を押し込むと、
ギュギュッと擦れるような感触があって、
その度にお腹の底のあたりに気持ちいい、熱い塊のようなものが集中する。
気を抜けば、それが爆発してフィオの中に流れ込みそうだった。
(だめだ、だめ。射精しちゃいけない……)
僕はゆっくり深呼吸をしながら、フィオの体を満たしていった。
残ったのは、狐族特有のオスの性器にある根元の瘤の部分だけ。

最後まで入れたい――。
僕の気持ちはどうしようもないオスの本能に揺さ振られていた。
でも、僕のものを締め付けるフィオのここは、もう限界なんじゃないかと思えてくる。
そこまでしなくても、フィオを苦しめなくても、
彼女の熱を抑えることはできるんじゃないか。
わずかに勝ったフィオへの思いやりが僕の動きを止めた。
先端はすでにフィオの小さな子宮をかなり押し上げているようで、
彼女の呼吸は苦しそうに、やたらと吐息ばかりが目立って聞こえる。
「フィオ……」
「んっ……」
「大丈夫……?」
「ん……」
それは肯定なのか否定なのか分からないくらいの、
必死に振り絞ったフィオの返事。
僕は――、卑怯だ。
「挿れて……いい?」
何を?
そう問わずに、フィオはまた、
「ん……」
と小さく答えた。
(フィオ、ごめん……)
僕はフィオの小さな入口に、すでに大きくなりかけた瘤を押し付ける。
彼女が抵抗しないのをいいことに、体重をかけて瘤を埋め込んだ。
フィオの慎ましい女の子の部分がじんわりと広がって、
そして、引き込むようにして僕のオスの部分全体を受け入れた。
苦行に耐え切ったフィオの体の緊張が解ける。
狐と鼬の体は、元々そのように創られていたんじゃないかと思うくらい、
完全に収まってしまえば不思議なくらいに馴染んでいた。
フィオは大きくひと息、深呼吸をして、
もうさほど苦しくはないことを僕に伝えてくれた。

631狐鼬 9/11:2010/05/09(日) 21:18:41 ID:fb0XZE54
「やっと、入ったね……」
フィオにそう言われて僕は、
彼女の体を押し潰しそうになるほど興奮して圧し掛かっていた自分に気づき、
慌てて体を起こし、仰向けになって小さな愛しい鼬の女の子をお腹の上に乗せる。
フィオと僕は性器の瘤のおかげでしっかりと繋がっていて、
このくらいの動きでは決して離れない。
「レック、ありがとう……」
僕のお腹に乗ったフィオのあそこにかかる負担は彼女の体重だけになり、
ずいぶん楽になったはずだ。
そして、次に苦しむのは僕の番だ。

「んっ、んっ」と可愛い喘ぎ声を上げながら、フィオは小さく腰を揺する。
「だめだよ、刺激しないで」
中には出さないように頑張るって、約束したのに。
彼女が意地悪をしているんじゃないか、と思ってしまう。
フィオの可愛らしい腰の動きが気持ちよくってたまらない。
フィオもそうしていると気持ちいいの?
心臓がずくんずくんと弾む。
さっきお腹の底に感じていた熱いものがまた溜まって爆発しそうになる。
「動かさないで……」
フィオは腰の動きを止めて、「んんっ」と呻いた。
ああ、また──。
フィオ自身は動いてないけど、今度はフィオのあそこが僕を包んだまま規則的に収縮する。
柔らかいのに不思議と力強いフィオの粘膜が、僕の性器の表面を流れるように撫で回す。
気持ちよくってたまらない。このままだと射精してしまうのは時間の問題だ。
「どうして……」
そんなに刺激するの、と言おうとした僕の言葉と同時に、フィオは小さく叫んだ。
「ああ、だめ。体が勝手に動くの。だって──」

フィオのその言葉を聞いたときの、嬉しさで跳び上がりたくなるような気持ちを、
僕は一生忘れない。

「だって、好きなんだもん、
 レックのこと――」

そうだったんだ。
彼女も、僕を──。

あっ、と思ったときにはもう遅かった。
フィオを想う気持ちが募って、とうとう爆発してしまった。
僕の大きな性器はフィオの中で踊るように跳ね、
その先端から熱い液体が迸る。
彼女の体が怯えたようにビクッと震える。
彼女にとっておそらく、狐の精は体に取り返しのつかない変化をもたらす何か、なんだ。
でもそれはもうどうにもならない奔流で、
フィオのお腹の奥に、子宮に叩きつけられるように噴き出していく。
激しい鼓動と同時に精が吐き出される度、
僕の下腹部にはツーンとするような快感が広がった。
(ごめんよ、フィオ……。でも、止まらない……)

しばらくして射精の勢いが収まっても、僕たちの体はまだずっと繋がったままで、
長い間隔を置いてほんの少しずつ精液は射出される。
でも、もうほとんど本番は終わったと言っていい。
お腹に流し込まれるものを感じなくなったフィオはひと息ついて、言った。
「やっぱり出ちゃったね、レック」
約束を守れなかった僕を、フィオは責めなかった。
けれどそれは、嬉しいのか悲しいのか、優しいけれど複雑な響きの声だ。

632狐鼬 10/11:2010/05/09(日) 21:19:09 ID:fb0XZE54
「フィオ、僕も──」
突然、僕の胸にぽたぽたと温かい滴が落ちる。
「ごめんね、嬉しいのに、こんな風に泣いてごめんね」
フィオが泣いていた。
僕だって、こんなに嬉しいのに彼女を泣かせてしまってることに困惑する。
きっと鼬の女の子には、まだ他に言ってはならない秘密があるんだ。
もどかしい気持ちでいっぱいになる。
お互い頑張ったけど、どうしようもなかったじゃないか。

「ねえ、フィオ。分かってると思うけど、
 僕もフィオのことが好きなんだ」
せめて彼女にも気持ちよくなってもらおうと、
体を引き寄せ、おっぱいに手を当てる。
僕の手の中でフィオはうっとりとした様子で、体を預けてくる。
「もっと近くにいさせて」
小さな両手で、彼女は僕の胸にギュっとしがみ付く。
柔らかくて可愛いフィオのおっぱいを胸に感じて、ドキッとする。
小さな、小さな可愛いフィオ。
僕のフィオ。
たまらなく愛しいフィオを、僕は改めて抱き締める。

「レックのこと、ずっと好きだった。好きだって伝えたいと思ってた。
 やっと言えたよね。
 これまで黙っててごめんね。声をかけるのが怖かったの。
 レックはいつも素敵だったよ。運動も、勉強もよくできて……」
そんな風に言われると、なんだかこそばゆい。
「成績だったら、フィオだって」
ううん、と彼女は首を振る。
「わたしが勉強頑張ったのはね、
 大人の国であなたと一緒の仕事に就けるかもしれないから。
 五年になって女の子の授業を受けて、それを知って……、
 それからでしょ? 成績が上がったの」
言われてみれば、そうだった気がする。
「ここでは異種族同士の恋愛は認められてるけど、
 そのままの関係は向こうへ持っては行けないの。
 鼬と狐では籍を入れられないんだって」
フィオはただ、大人の国で長い時間を僕と共に過ごしたかったのだ、と言った。
こんなに嬉しいことってあるだろうか。そして、こんなに悲しいことも。
互いを想い合って、それがあと少しというところで災いした。
彼女が積み重ねてきた想いはもう叶わない。
「狐族の精を体に受けた女の子は──」
フィオはそう言いかけて、ハッとしたように言葉を切った。
小さな腕を伸ばし、上体を起こす。
きっと僕の顔を真っすぐに見ている。
暗闇の中で見えるはずがないのだけど、
寂しそうに微笑む彼女の顔が、見えた気がした。

「レックも卒業したら……。向こうの世界へ来たら……。
 いつかわたしを探してね──」


633狐鼬 11/11:2010/05/09(日) 21:19:34 ID:fb0XZE54
彼女の言葉はこの後ずっと僕の心に引っ掛かっることになる。
フィオは僕──男の子の知らない大人の世界のことを知っていて、
悔しいことに、僕は何も知らない。
でも彼女は、それ以上詳しいことは話してくれなかった。

行為の後、僕たちは汚れたところを互いに舐め合って綺麗にした。
ほどなくして救援がやって来て、
そこからは、僕とフィオはほとんど言葉を交わすことのないまま、
別々の病院に運ばれ、僕は衰弱していないかの検査を受けた。
フィオは……。

──連休が明けた教室に、フィオの姿は無かった。
フィオを皮切りに、鼬の女の子は一人、また一人と学校から居なくなり、
それが鼬族にまつわるウォゼルのしきたりだと、僕は改めて知らされたんだ。

(つづく)

634名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 21:20:12 ID:fb0XZE54
以上です。
続きは、レックが卒業を迎える頃に・・・ってのは嘘ですw
ちょっと間が開くかもしれませんが、そのうち書きます。
635名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 23:19:49 ID:EMI6L0qH
GJ
2匹ともかわいいな
続き待ってるよ
636名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 15:38:38 ID:lLCFbRMw
こんな良いとこで切るとわ…
637名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 06:41:32 ID:Ijc9doDh
ちょっと見ぬ間に投下されてたよ!!
とても良いです、超エロエロGJ!!
イタチとキツネという設定で書いてくれる人がいた事がすごく嬉しい
種族の特徴を色濃く受け継いでいたり、異種族で共存する為の社会的
背景なんかの部分、よく考えられてて個人的にツボでした

638名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 05:32:18 ID:K1ukDIJ1
空気が重い・・・・。
人が居ないのが地味にモチベ低下に・・・。
続きは半年以内くらいに書きますので、
雑談とか繰り広げてください。

獣人の陰毛の手入れの仕方について、とか。
639名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 07:46:11 ID:zvhpYK0F
それはだな、一緒に風呂とかに入ってね
これでもかってくらいにソフトタッチでね
640名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 09:46:59 ID:K1uyPg5u
人間の身勝手で家族を殺された狼の少女
手頃のカモを通り魔して虐殺してやると女の子に狙いを定めを殺す筈が
あからさまな変質者が女の子を狙っていて助けた結果。女の子の自宅で飼われる事に
しかし、その女の子が魔法少女であったために問答無用で相棒扱いされるは触手に犯されたり酷い目にあい
飼い主になった女の子のお兄さんに恋をして最終的に相思相愛になったり
トライアルの力を手に入れて超高速の打撃や爪の斬撃で敵を絶望させたり
私って何がしたかったんだっけ?と本気で悩む狼の少女
641名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:34:15 ID:K1ukDIJ1
>>639
そして、陰毛と地毛の境目が分からなくて理不尽に怒られる、と。

>>640
そうです、私がそのお兄さんです。
642名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 19:59:32 ID:i5KuFWg7
>>640
あれだ。親を殺したのが魔法少女の敵対組織で
例によって家族の血を利用した量産型人狼に少女・・・否
>641の嫁が怒り心頭、義姉のお株を何気に奪うほどの大活躍をですね(ry
643名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 07:37:01 ID:FQTCUvDe
炎に包まれる村。飛び交う銃弾や毒矢に次々と倒せる住人や友人。輪姦される仲間。何も出来ず一撃で地に叩き伏せられレイプされながら目の前で両親や兄弟を惨殺され「許さない人間は絶対に!!」

と言う自分が憎しみの闇に捕らわれたキッカケたる夢をみて
あの後に傷を癒して生き残りが止めるのを無視して人里に降りて。あの子(現飼い主で魔法少女)に会わなきゃ何人の幼い命を手に掛けたか
そしてと顔を赤らめ私なんかを好きって言ってくれた、この人(お兄さん)と知り合う事もなかったと、お兄さんのパジャマのズボンを脱がしながらフェラの体制に入りながら思う狼の少女

その後、愛してます今日もメチャクチャにして下さい!!とか2人が激しく愛し合う音が、飼い主(魔法少女)の部屋にまで響き。「毎晩、毎晩。独り身の私に対する挑戦?アイツ、覚えてなさいよ」と怒り心頭
(ちなみに一階からは兄と狼の少女の声に興奮した両親も発情しヤッてる)
644名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 09:50:09 ID:PqdniWbR
そして魔法少女が「魔法薬の材料の調達を頼みたいんだけど…」と狼の子に持ちかけて
承諾したらいきなり触手召喚して縛りあげ
「じゃあ約束どおり薬の材料のいやらしい汁10リットル搾りとってくれるわオラ〜!」
と腹いせ八つ当たり気味に鬱憤を晴らすようにドSプレイ

しかし「ああ…なんていい声で鳴いてくれるのこの仔…やだ…凄くかわいい…」
といつの間にかこっちはこっちで盛り上がる
645名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 15:43:00 ID:600z8tEG
う、うひょーーー!
646名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 08:38:31 ID:MDy4vZvO
かつて村を焼いて仲間を虐殺した連中の中にいた紫色の髪でオッドアイの少女と偶然の再会と遭遇。
忘れていた憎しみが爆発し怒りに我を忘れた狼の少女
オッドアイの少女も魔法少女でパートナーの龍神(見習いで女性)と激戦を繰り広げ
やって来た淫魔も、組織の裏切り者と敵を一網打尽にするチャンスと乱入し陵辱され色々な意味で大乱闘に
飼い主で魔法少女に3人共々、救われて組織に追われ行く場所が無いならとオッドアイの魔法少女と龍神の女性も新たな居候として暮らす事に(陵辱の際に気持ちや考えは聞いたので狼の少女も同意)

その後、炊事・洗濯・家事にバトルも強い才色兼備なオッドアイの少女のパートナーと
兄とイチャイチャして基本的に兄が頼む以外は家の事は何もしない私生活が本当に元は復讐鬼?ってくらいに堕落してる狼の少女を見て
同じ相棒でも何、この差?と嘆く
647名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 10:31:04 ID:PdzHqwFq
そんな賑やかでそれなりに楽しい日々がいつまでも続いていくような気がしていた頃…
狼少女が一人で歩いていると、死んだとばかり思っていた同郷の狼の少年とばったり出会う
生きて再会できた事を喜ぶのも束の間、少年は彼女と違い完全に復讐に身を染め、いつしか闇属性っぽい膨大な魔力も得ていた
共に人間を滅ぼそうと言う少年、拒否する少女
ならば仕方ない。無理やりにでも一緒に来てもらおう
と少年は自分の股間を狼少女の鼻先に突き付ける
同族の雄のフェロモンの効き目は人間のものよりはるかに強力で
狼少女は抵抗もできず下腹部の毛皮をぐしょぐしょに濡らしてしまい
マズルを擦り付けるように自ら匂いを嗅いでしまう
強大な魅了の魔力も併用され、今までの意識が薄れ、
「人とのしがらみや知性を捨てて一匹の動物として雌として、
 上位の個体に、強い雄に何も考えず完全に隷属したい」
という新たな人格が狼少女を蝕んでいく
しかしあわや服従の証として狼少女が少年のそれに舌を這わせそうになる直前、
少年は魔法少女が近づいてくるのを察知して退いた

相手が同族であるということと、肉体だけとはいえ他の男に惹かれてしまったという負い目から
何があったのか周囲に相談できない狼少女
だが芽生えてしまった裏人格は隙あらば肉体を乗っ取ろうとし
少女は狼の少年に犯される淫夢に毎晩のようにうなされる

果たして狼少女は悪堕ちしてしまうのか?いや女としても堕ちてしまうのか?
648名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 18:27:46 ID:X354+xGn
なにこの次回予告!
最高だぜ
649名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 08:04:50 ID:BNSVgndj
よりによってお兄さんは出張中で居ない居たとしてもワケは離せない。夢遊病と言う形で影響が表面に出始め耐える日々も限界が訪れ一週間で数百回目の絶頂と同時に、主人格は眠りに付き邪悪な人格が肉体を支配
いち早く異変に気が付いた龍神の女性を狼の少年と共に毒牙にかけ犯し倒す
人間を滅ぼす前に復讐をとオッドアイの女の子を狙うが不在。と思ったら突然、手刀が炸裂し意識が飛びかける2人と背後に現れた飼い主とオッドアイの女の子
狼の少年は何故、分かった!!と激昂するが毎晩、毎晩、大声で喘がれれば誰でも分かるわ!と逆ギレに論破され
更に俺の女を返してもらうぞとお兄さんも参戦
2人の魔法少女の呪術・魔術・霊力を合わせた究極魔法を発動し邪悪な人格に肉体を与えるって豪快な方法で狼の女の子から切り離すし
闇狼少女と狼の少年を捕らえ本人たちでは外せない力を封じる腕輪をした上で監視+更正の為に居候させる
狼の女の子は無理矢理、切り離した結果。力の大部分を闇狼少女に持ってかれた為に身体がロリ化し胸が胸が〜(泣)と泣いてお兄さんに小さくなっても魅力的だよと慰められ
龍神の女性「皆さん私の事、忘れたませんか?」と嘆きながら力尽きてる
650名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 17:33:18 ID:jj+Wm9/3
ひとまず危機は去ったものの、狼少女は大幅なパワーダウン。
魔法少女も拘束封印の維持で一定量の魔力を持ってかれて
タッグも戦力が著しく低下し、強敵相手に一方的な苦戦を強いられるように。

こうなれば仕方ない。合体変身魔法を使おうと提案する魔法少女。
互いの力を同調増幅させ一時的に一人の魔法少女になることで
魔力や体力や知力やエロさが足し算ではなく掛け算レベルでパワーアップする
フュー○ョンやツインド○イヴ的な秘術だという。
了承するがどんな風に発動するのかと尋ねる狼少女に魔法少女は説明する。
魔法のステッキを媒介に精神と肉体を粘膜的結合させるの。
つまり双頭ディルドのように私のここに装備したステッキであなたのそこをってちょい待て逃げんなコラ

ひぎぃ

術は成功。容姿は狼少女の比率が大きい全身モフモフの獣人型になったが
良くも悪くも魔法少女らしいリボンやフリル山盛りの過剰装飾だわ
そんな少女趣味の服装の割にパワーアップし過ぎた感のあるバストが背徳的だわ
たゆんたゆんとやたら揺れまくり乳首が擦れるわ膣内から異物感が抜けないわで
いろんな意味で顔を紅潮させつつのバトルに。
しかし確かに能力は劇的に強化されており圧勝。
一息ついて分離すると、狼少女の方は元の姿に戻ったが魔法少女がなんかモフモフしてる。あれ…?
651名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 09:11:05 ID:PcQztOna
犬耳・モフモフな獣化してしまった魔法少女。ケラケラ笑う闇狼少女とキャットファイト勃発
更に音を使う敵に遭遇した際に慣れっこの亜人たちは良かったがモフモフで耳に不慣れな魔法少女は普段より何十倍も聞こえる音による大ダメージであっさり捕らわれ大ピンチに
とりあえず診断で2〜3日、大人しくしてれば元に戻ると言われひと安心。
しかしスピーカーを使った闇狼少女の反逆で更にピンチに。大音量で頭がクラクラしマトモに抵抗できないままに秘部を弄られ、腕輪を外しなさいと責められ
狼の少女は縛られてウーウーと惨状を見守るしかなく
闇狼少女の勝利かと思われた時に「私を忘れるなんて良い度胸ね」ってどす黒い声と落雷でスピーカーが大破し龍神の女性の活躍で何とか反逆は鎮圧される
ちなみに巻き込まれた狼の少女と魔法少女は「何で私まで・・・ガクッ」と力尽き龍神の女性「前回、私の存在を忘れてた仕返しです」と満面の笑み

その頃、オッドアイの少女を犯し懐柔しようとした狼の少年が「どうしてこうなった?」ってくらいにラブラブになっていた
652名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 10:02:00 ID:yW2ciQhs
もうおまえらエロゲ作っちゃえよ!
堕ちルートも見たいし

つか俺も作りたいくらいだ。技術無いけど
ツクールみたいな簡単に作れる奴ってあんの?
653名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 10:18:20 ID:S9FmHjgn

あるよ。カードにリンクをつなげて行くだけでアドベンチャーゲーム作れちゃうやつが。
654名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 05:20:43 ID:Mh9NdI5c
パー速ケモノスレから転々載
ttp://kemord.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/kemoroda/source3/No_0035.jpg

>女性が骨をくわえるのははしたないとされる
なんかよく分からんが、何このエロ設定w
655名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 02:17:48 ID:4MEFhGaC
完全に俺らむけの設定だよなw
最強だぜCC2
656名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 00:18:07 ID:HvLsLDbb
>>654
これは最強のケモゲーな予感
657名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 01:21:39 ID:vzYjRuwu
むしろゲームより、世界観作る為に用意した資料集がほしい…
いや、まぁゲームも欲しいけど
658名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 13:25:28 ID:jHpsAsuy
悪魔と人間のハーフ少女
異形の者とのハーフと言うだけで、酷い扱いを受けた来た結果。憎しみだけが強まって誰も信じれなくなった少女
合コンの際。過去をリサーチした上で下手なナンパをした為に地雷を踏み、私が異形のハーフと言うだけで受けた悲しみや苦しみが分かるか?人間の分際で知った口を聞くな!!と少女が激昂してぶん殴られた男性

その男性こそ少女の心を癒し添い遂げる運命の人とは誰も知らなかった
659名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 14:30:50 ID:k9zODheM
はしたない俺の骨くわえさせたいなぁ
660名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 16:51:17 ID:rbZ10eHS
ソラソボのせっていが明らかにテイルコンチェルトの世界意識してるのが奇になる。ワッフルたちの世界とつながるといいなぁ
661名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 17:31:16 ID:xtpFuWs1
>ソラソボ
なんかボソボソしてそうな響きだな
662名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 20:05:24 ID:1vtPbkBe
>>660
リトルテイルブロンクスっていう同じ世界です。国は違うんだろうけど。
ちなみに防災まもるくんも同じ世界。
663名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 12:28:41 ID:RFZEjuvD
え、まだリトルテイルブロンクスであるって確定情報はでてないはずだけど…
664名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 08:27:17 ID:0bnW5WA6
何故だ…なんで合格点なケモノや獣人や竜人はコスプレ人間になってしまうん?
665名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 07:26:31 ID:8LCMDkeZ
犠牲になったのだ・・・かくなる上は
コスプレ人間からケモノに戻る刹那の瞬間に期待したい
特に秘書さんとか姐さんとか
666名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 17:21:51 ID:nJ3tHKoz
別に全キャラが永久に人間化とかするわけでなく
主人公一人が一時的に人間形態に変身するくらいだろ
他スレでもうるさい人がいたが、過剰反応すんな

どうしても我慢できないというなら
「その姿も好き…こうしてると、すべすべした肌に、毛皮ごしじゃない暖かさが感じられて…」
とかゲーム発売後に「人×獣」ネタでも書くから
静かに待ってろ
667名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 00:59:37 ID:KOH6NIbK
最近豚の神来ないな・・・引退したんだろうか
668名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 01:20:21 ID:TLtEIGbY
つか1スレ目から今までずっと現役で活動中な人って何人いるのか
669名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 07:11:28 ID:jshQ4s6S
>>667
豚化ネタは角煮のスレで盛り上がってる様なので
そちらにいるんではなかろうかと
670名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 12:14:09 ID:KOH6NIbK
豚クス!本人らしき人を確認しました<角煮スレ

あの方は自分の欲望に忠実でかっこいいわ
出来ればHPの更新もお願いしてみたいところだけど忙しそうなんだよなー
671名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 20:55:24 ID:2E7ovcgI
匿名なのに特定されるとか何それこわい
672名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 21:06:08 ID:auhaicxe
臭いでわかんだよ 
養豚場の豚の臭いがプンプンする
673名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 07:36:49 ID:XbDjzXIa
>>672
あの人相手だと暴言なのか誉め言葉なのかわからなくて困る
674名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 23:45:23 ID:eq8Rbkph
あの方、とか、ちょっと怖いんだけど
675名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 23:56:21 ID:ATbYnZTQ
「そのほう、近う寄れ」みたいなノリかも知れんぞ
676名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 01:56:14 ID:AUH+z+oi
>>674が本人なら正直すまんかった
別人ならお前のが怖いんだけど
677名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 08:21:56 ID:nvlzwy83
しつこいのはよくないと思います

そろそろ7月7日なので、タナブタの話でもしようぜ
678名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 10:23:04 ID:9W9clscx
棚から豚肉
679名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 18:38:07 ID:+G8eFgKo
彦星は酪農家
天の川は英語でミルキーウェイ。つまりミルク
生物から分泌された大量の白い液体によって満たされた大河

あとはわかるね
680名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 19:40:33 ID:jUCOB2+1
精液の量で種族間のヒエラルキーが決定する世界。
種族の代表に選ばれたヒコボシと恋人のオリヒメは引き離され、
年に一度、種族ランク見直しのために行われる
公開セクース競技のときに再会出来る事だけを生きる望みとして
激しいドーピングと肉体改造を繰り返す日々を・・・

ここまで妄想して気付いた。
白い大河って、乳の事か・・・
681名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 22:31:48 ID:50u7GyUZ
ミルク=精液の発想が自然に出てくるのはアブノーマルなエロスに毒されすぎだろw
682名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 23:19:23 ID:Tl+Rho7q
>>679はわざとそうとれるように書いてるようにも見えるし仕方ないw

搾乳も搾精も両方ロマンには違いないし
683名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 10:07:38 ID:2D903qrd
酪農家
→獣人奴隷を調教したり、身売りされた人間を獣化教育したりしてエロ家畜として売り出す職業。
ですね。わかります
684名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 15:22:04 ID:aNG1q0L3
ちょっと酪農家になってくるわ どうすればなれるんだ!
685名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 16:35:12 ID:dVGaCweT
ど田舎に行けばそこら辺に獣は居るが…
686名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 07:51:49 ID:WulommRO
織姫と彦星は惹かれあうが「そんないかがわしい職業の男との中など認められん!」と親に反対された織姫は
「立場に縛られるくらいなら彦星様の家畜になる!」と自ら獣化され・・・
687名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 08:05:31 ID:HseZCvVq
彦星「今夜はサーロインステーキだ」
688名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 13:50:24 ID:BEJ1w6NM
彦星さんマジ鬼畜
689名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 19:31:02 ID:BX5qIGFp
性的な意味で食べるだけですよねそうですよね
食べごたえのありそうな肉だなとかここは脂身かなだらしなく緩んでるぞとかおお肉汁が溢れ出てくるとか
そういうノリで
690名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 17:28:37 ID:Vs5DohV2
1…彦星の牛飼い設定で家畜系ネタ
2…織姫の織物・編み物設定で羊・鶴獣人ネタ
3…天の川に白鳥が橋を架ける設定で白鳥獣人ネタ
4…笹の葉でパンダ獣人ネタ
5…短冊に書いた願いが予期せぬ形で叶ってしまうTFネタ
「可愛くなりたい」で愛玩系とか「足速くなりたい」で馬・カモシカ獣人とか
「胸が大きくなりますように」で牛獣人とか食欲・強欲系の願いで豚獣人とか

結構色々思い浮かぶな
691名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 17:50:15 ID:JKSCzYqi
俺は素直に「獣人になって一生末永くエッチして暮らせますように」と願っておくよ
692名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 20:57:15 ID:F79DUhXE
「乱視の右目が治りますように」
で治ったはいいが人間の目ではなかった
693名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 16:20:33 ID:gmonvxnh
俺はまだ七夕ネタが書かれることを諦めていない
旧暦の七夕(秋)まで信じて待つ
マズルを長くして待つ
694名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 06:24:13 ID:BcoDmXog
ね〜 10日も音沙汰無いね
695名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 09:08:16 ID:JwukNWgb
じゃあ、海の日なので、ゴールデンレトリバーっ娘を
海水に浸けて濡れ濡れにして困った顔させてキューンと鳴かせる妄想を。
696名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 16:16:30 ID:JrzlFFM+
着太りならぬ毛太りしてデブ扱いされてた仔が
「私濡れたら凄いんです」状態になるのですねわかります

そしてその後は性的に濡れる
697名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 20:26:59 ID:jfRpVOFw
川に飛び込んだら、知らないレトリバーも飛び込んできた。
仕方ないのでつかまって泳いだ。
698名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 01:57:57 ID:74bwzq+C
>>697

なにそのシチュ羨ましい
699名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 09:48:13 ID:Pt9ELOk6
保守
700名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 16:33:07 ID:Ai/2bDyP
もうすぐここモフ海に沈む・・・
701名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 23:48:00 ID:9HdA06AG
あげ
702名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 01:36:06 ID:yncJJCS5
異形がネットの海に沈んだ…
703名無しさん@ピンキー:2010/08/07(土) 23:09:37 ID:aNypotMo
電子の世界で悪夢を見た。
704名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 01:55:21 ID:4qFfLqhJ
電子の世界の悪夢というと
近未来でバーチャル系や精神ダイブ系のゲームやってて獣人キャラ使ってたら
ログアウトできないまま延々とモンスターや他プレイヤーに犯されるとか
705名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 02:28:17 ID:d0qYe/Lt
いいな〜
706名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 17:46:56 ID:HND0OXtl
しかもアカウント書き換えられて
雌にされるとか防御力ゼロとか
707名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 19:31:24 ID:yY4x1WEX
んじゃ俺PKKやるわ
708名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 00:43:23 ID:OuzAXyyd
>>703
それ……たしかアレだろ

バルドフォース地獄モード
ラスボス+チート化主人公機体+格闘マスターの無理ゲーの極み
709名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 18:11:29 ID:W3rXai7G
そのゲームは知らんが、鬼畜難易度なゲーム的プレイと言うなら
俺はケイブの弾幕シューティングの雑魚のように「総計、何千…いや何万体いるんだよ!」
というくらいの物量に輪姦されるという頭のおかしい展開を一度見てみたい
710名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 20:53:33 ID:OuzAXyyd
ラスボスは最弱設定でも軽く5〜6回ぬっ殺される程度には強く(射程∞・瞬間移動による超回避・必殺技は食らうと即死)

チート主人公機体はこっち(通常主人公機体)が16個(+必殺技1個)しか武装積めないのにも関わらず、100種類くらいある武装を的確に展開してくる。

格闘マスターは1度懐に飛び込まれると、こっちのHPが0になって爆散するまで空中コンボを食らい続ける。



1体でもクリアするのにかなり努力と研讃が必要なのに3体同時はどー考えても無理。

……完全にスレチだな、吊ってくる。
なんか書いてくるのとどっちがいい?
711名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 23:45:40 ID:U0H+Lm5g
当然書いて来るほうだろう
712名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 20:55:52 ID:D3vrpnlK
一週間書き込み無し保守
皆コミケで忙しかったのか?
713名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 15:47:54 ID:5XBBz1hx
雌犬保守
714名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 17:11:45 ID:y75efBrG
いや雌犬がどのようなことになるのか詳細書けよ!
715名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 12:23:34 ID:Kq3hxKrB
出産しておっぱいが膨らんだ犬の若奥さんを
乳牛さながらに母乳が出続けるよう揉んだり搾ったりする保守
716名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 08:20:32 ID:SnDYKpP2
素晴らしいな
開発しすぎて胸だけでいっちゃうようになったり子供に授乳する時も悶絶するのですね
わかります
717銀齢祭1:2010/08/24(火) 18:51:21 ID:4nTdyL+g
SSを投下してもよろしいでしょうか?
一応このスレ用に書きました。お気に召してくださればいいのですが……

-----------------------------
【 1 】

 サユマにとって父譲りの毛並みは誇りであり、母譲りの大きく跳ねた耳は自慢であった。しかしながらただ一つ、
ススキのよう毛並みも疎らに毛羽立った尻尾だけは、どんなに撫ぜて毛繕ろうとも好きにはなれなかった。
 猫科獣の特徴を持つ父も母も――否、家族に限らず集落における雌達のしっぽは皆、ガマの稲穂のよう硬く艶やか
で、くっきりと模様の浮き出た尻尾である。それにも関わらず自分のものだけは、色も毛並みも曖昧な土間ホウキの
ようにみすぼらしいものであったからだ。
 今までも然ることながら事に触れてここ数日は、なおさらにそれを気にしては鏡を前にため息を重ねるといった具合で
あった。
 これほどまでに己の容姿に気を病むのは、他でもない村の『銀齢祭』を今夜に控えているからである。
 サユマの住む村では、子供達は数えて15歳を迎えると、その年に生まれた者達を集めて成人の儀式を為す。
 踊りを捧げ酒を酌み交わし、そして子供達は初めての性交渉を交わすパートナーを探す。
 この村における『成人』とは、『子を成す』ことの出来る者達のことを言い、そして齢15歳を迎え、生殖機能が
体内に備わることを以て『成人』――しいては、『村の一員』として認められるのだ。
『子を成す』の言葉からも判る通り、今宵の銀齢祭は『成人式』であると同時に、個人にとっては『結婚式』でも
ある。そのパートナーを今宵、サユマは探さなければならない。そしてその心に決めた雄がいるからこそ、なおさら
自分の容姿にサユマは焦りとため息を重ねるのであった。
718銀齢祭2:2010/08/24(火) 18:52:18 ID:4nTdyL+g
「サユマー、ラトラ君がきたよー」
 と――突如として室外からの母の声にサユマは両肩を跳ね上がらせる。
 いつの間にか胸の前で抱きしめていたしっぽを急いで放すと、サユマもまた大きく声を出して返事を返す。
 今日の祭りを前に最後の身支度を整えていたサユマは、つい鏡を前にそんなコンプレックスに頭を悩ませてしまった
のだった。
 人間と違い尻尾を持つ獣人にとってのそれとは、単なる器官ではない。生物の特徴たらしめるそれこそは、雌としての
セクシュアルをアピールする重要なパーツでもあるのだ。
――気にしてても、もうどうにもならない
  もんね。なんとか隠してごまかせない
  かなぁ……。
 二度目の母からの催促に深くため息をつくと、サユマは重い気持ちで寝室を後にする。
 足取りも重く階段を下りると、意気消沈した様子のサユマを見つけ母は大きく鼻を鳴らした。
「用意してあった衣装を着るだけだっていうのに何をしていたの? お化粧もしなきゃならないんだから、早く下りて
こなきゃだめでしょ?」
 祭りの準備に追われている慌ただしさもあってか、腰に両手を添えた母はすっかり憤慨した様子で鼻を鳴らす。
 式用の装飾品を並べたリビングテーブルの前にサユマを座らせると、母は慣れた手つきで彼女の髪を梳(くしけず)り、
そして結い上げてゆく。そうして粧されながらサユマは、
「しっぽ……おかしいかなぁ」
 呟くようにそんなことを母に尋ねる。
 そんなサユマの言葉にその一瞬目を丸くしたかと思うと、母は吹き出すよう鼻を鳴らし、そして声を出して笑うので
あった。
「どうして笑うの? わたし、すごく悩んでるんだよッ?」
 そんな母の反応についにサユマも感情を爆発させる。今まで不安に抑えつけられていた分、一度その感情が溢れ
だすとサユマにはそれを止めることが出来ない。
「あんた、そんなこと気にしてたの? もしかして今まで部屋に閉じこもってたのも、そんなこと気にしてたから?」
「だって……だって、おかしいよ。お母さんも、他の村の子だってこんなボサボサのしっぽしてないよ。……私だけが、
こんなしっぽなんだよ?」
「しっぽだけが全てじゃないでしょ? あんたは耳も瞳も奇麗なんだから、しっぽなんて気にすることないわよ」
「気にするよぉ。もし……もしこのしっぽのせいで選ばれなかったら私……私……」
 無意識に尻尾を抱き締めてそこに顔を埋めるサユマに、最後の髪止めを施した母は苦笑い気にため息をつく。
「それって、ラトラ君のこと?」
 そして掛けられる『ラトラ』の名に、サユマは針で刺されたかのよう大きく体を跳ね上がらせて顔を上げる。
 不安の図星を的中させられたことに驚いてサユマはただ母の顔を凝視する。
「小さい頃から仲良かったもんね。だったらさ、ラトラ君なんてあんたのしっぽのことなんか気にしてなんかいないよ」
「……判らないよ、そんなこと。ラトラ君だってきっと奇麗な子がいいに決まってるもん。こんなしっぽ、こんな
しっぽ……」
 再び尻尾に顔を埋め、ついには泣き出すサユマを母は優しく椅子から立ちあがらせる。
「こんなめでたい日に泣く子がいるの? お化粧が崩れちゃうでしょ。とにかく外にお行き」
 半ば強引にサユマの背を押すと母は玄関扉のドアノブに手を掛ける。そして大きくそこを開け放つと、
「おまたせラトラ君。なんか緊張しちゃってるみたいだから、よろしくね」
「きゃあッ?」
 無慈悲にも母はそこから強くサユマの背を押した。
719銀齢祭3:2010/08/24(火) 18:53:44 ID:4nTdyL+g
 非情な掌に押し弾かれ、転ぶように前方へつんのめるサユマ。そんなサユマを、何者かの両腕が抱きとめる。
 大きなその中に抱き包まれて顔を上げる。サユマの眼前には――驚いたように丸くした目で見つめてくる少年の顔が
あった。
「ッ………」
「あ……ラトラ、君」
 高く通った鼻頭に琥珀のような深い黄色の瞳――彼こそが今までの話に出てきた、少年ラトラであり、そしてサユマの
意中の人である。
 思わぬ突然の登場と、さらにはめかし込んでいつもとは雰囲気の違ったサユマを前に、ラトラは抱きとめた腕を
解くことなく体を硬直させる。
 そしてそれはサユマも然り。
『狩人』を模し、煌びやかな鳥獣の羽毛や毛皮で凛と成人の装いに着飾ったラトラの姿は、サユマの知る少年然と
した彼ではない、『大人』としての魅力――いうなれば『雄らしさ』を強く印象付けるのであった。
 しばしそうして見つめ合う二人。
「ちょいと。式前に始めないでおくれよ? 同じ式の日とは言ったって、フライングは重罪なんだからね」
 と――母の声に我に返り、二人は弾きあうかのよう互いに離れる。
「重ね重ね、今日はよろしくね。この子緊張しちゃってるみたいだからさ」
「お、お母さんッ」
 からかうように掛けられる母の言葉に、ついサユマも恥ずかしさから声を大きくする。
 そんなサユマにひとしきり笑ったかと思うと、母は家のドアを閉じて完全に二人を屋外に締めだす。とうとう、
二人きりになってしまった。
 そのままどうしたらいいものか判らずに立ちつくすサユマを、
「い、いくよ。送ってく」
 ぶっきらぼうに隣のラトラが言ったかと思うと、彼はサユマの手を取り早足に歩き出す。
「あ、あ……待って。待ってよぉ」
 その手に引かれながらサユマも小走りになりながらラトラの跡を追った。
 件の祭りが行われる村の中央までは、集落のはずれにあるサユマの家から歩いて20分ほどかかる。
 最初は早足だったラトラも、着飾ったサユマが衣装的にも動きづらいことを察すると、自然とのその歩みを緩やかに
する。やがてはラトラにサユマも追いつくと、改めて二人は歩調をそろえた。
「ラトラ君……かっこいいね、肩の羽根とか」
 しばし共だって歩きながら緊張がゆるんでくると、二人はどちらともなく会話を交わす。
「さ、サユマだって、服がキラキラしてる」
 思わぬサユマの言葉にラトラも返事を返す。極限までに照れが達しているせいか、『奇麗』や『可愛い』などと
言う気の利いた言葉がどうしても出せない。それでも、普段は粗野にふるまっているラトラからは信じられぬほどに
緊張した口調であったといえる。
「今日、銀齢祭だね」
「そ、そうだな」
 そんなラトラの変化に気づくことによって、サユもまたよりいっそう今日という日の重要さを理解して緊張して
しまうのだ。
「ごめんね。私が支度してる間、待った?」
「そ、そんなに」
 半ばにまぶたを閉じて、鼻から音となって漏れているのではないかと疑いたくなるような鼓動の高鳴りを二人は
それぞれに鎮めようとする。何気ない会話で、いつもの自然な自分達を取り戻そうと、サユマとラトラも必死であった。
 そんな中、ふと出されたラトラの質問がそんな二人の空気を一変させる。
720銀齢祭4:2010/08/24(火) 18:55:16 ID:4nTdyL+g
「サユマさぁ……相手ってもう決めた、の?」
 思わぬ質問にサユマは顔を上げてラトラをみる。見上げるそこには頑ななまでに視線を前方に固定したラトラの
緊張した面持ちがあった。
 その様からは必死に平静さを繕おうとしている気配がありありと見て取れる。彼もまた意識しているのだ。事実、
サユマの手を握り締め続ける右手には痛いくらいの熱と力とが込められている。
「私……私は……」
 そんなラトラの問いを受けてサユマは口ごもる。その返事にラトラも立ち止まると、二人は再び視線を向き合わせた。
 真剣にサユマの返事を待つラトラと、そしてそんなラトラを見上げながら今にも泣き出しそうな視線を返すサユマ。
しかし、これこそは二人の望んだ瞬間でもあるのだ。
 サユマがラトラを想うのと同じように、このラトラもまたサユマに想いを寄せている。今日の銀齢祭を前にして、
誰よりも彼女を意識してきたのだ。
 そして今、そんな互いの想いを二人は確かめようとしている。
「私……わたし……」
 溶かされんばかりに見つめられながら、サユマも勇気を振り絞る。そして、内なるその想いを告げようとしたその瞬間、
『サユマー、サユマーッ♪』
 突然の声に二人の世界は打ち破られる。
 何事かと思い振り返ればそこには、
「サユマも今着いたんだ? あたし達もいま来たところー」
 そこにはサユマ同様に着飾った雌達の姿――言うまでもない彼女の友人達一同であった。
「あ、あの、そのね……」
 そんな突然の友人の出現に、交互に彼女達とラトラとを見比べるサユマ。今はそんな場合ではないのだ。
 しかしそんな状況や彼女の心情に気付くことなく、
「ねぇねぇ、いま隣に居たのってラトラじゃん? もしかして相手あいつに決めちゃった?」
「わたし選ばれるかなー? ずっとフリーなんだけどさー♪」
 たちどころにサユマは彼女達に取り込まれたかと思うと、あれよあれよと連れ去られてラトラから引き離されていった。
「あ、あぁ……ラトラ君……ッ」
 そんな中にあって、本当に泣き出してしまいそうな視線をラトラへ送るサユマ
 その様は救命ボートから救いの船を望む哀れな漂流民――ラトラもそれ救うべく手を伸ばすが、機を逸した状況を
取り戻すことは適わず、ただ伸ばした掌が空を揉むばかりであった。
 そうして彼女が完全に視界から消えてしまうと――ラトラは大きく首を落とし、両膝に掌を突いて深くため息を
ついた。
 やがてはいからせていた両肩が下がり、堅く力を込めていた尻尾も萎れて地に落ちる。緊張が解けた。同時に
言いようもない脱力感がその身を包みこむのであった。
「これだから雌(おんな)達って……」
 誰に言うでもなく愚痴てしまう。
 そんなラトラへと今度は、
『おーい、ラトラぁー!』
 新たに掛けられる声。振り返れば今度は、自分同様に豪奢な衣装に身を包んだ友人(オス)達が、自分へと向かい
ながら手を振っているのであった。
「早いじゃん、ラトラ。もう我慢できなくなったか?」
「そうだよなー。俺なんて昨日眠れなかったもん」
 左右から両肩を組まれて語りかけられるラトラ。今日の成人式にすっかり昂揚してしまっているそんな友人達とは
対照的に、今のラトラはすっかり意気消沈してしまっている。
――返事を聞き損ねた。でも、感じ的には相手を決めている
  っていう雰囲気は無かったな。
 しかしながら、ともあれと思いなおす。
――ならば、祭りで確かめる。今度こそ俺は
  お前を射止めてみせるよ、サユマ……!
 そして一人密かにその決意を新たにし、仲間たちと祭りの会場へと歩を進める。
 時は夕刻を越え、運命の夜を迎え入れようとしている――藍の色がにじみ始める空の果てには祭囃子の遠い音が
響いていた。
721銀齢祭5:2010/08/24(火) 18:56:03 ID:4nTdyL+g
【 2 】

 今年の会場でもある中央広場に近づくにつれ、村は徐々にその姿を変えていく。
 通りに面した民家の軒先には色とりどりの花々がちりばめられ、公道が広くなる交差点の路肩には様々な露天商が
それぞれの店を広げている。
 そしてこと中央広場に至っては――そこは、現実世界とは完全に隔絶された夢世界にその姿を変えていた。
 今日の銀齢祭を祝う色とりどりの看板が掲げられ、環状に客席のもうけられた会場の正面には巨大なステージが
設けられている。そしてその会場もすでに満員御礼、立ち見客が現れるほどの観客達で溢れかえっていた。
 普段の地味に見慣れた村からは信じられぬその光景の中には、明らかに自分達とは違う種族の獣人達も見られる。
 今宵の銀齢祭は、この地域一帯の中でも特に注目されるイベントの一つだ。その祭りを見ようと近隣から人達が
集まり、さらにはそれを相手に一儲けしようと商売人達もこぞってこの村に集まってくる。斯様に人種の坩堝と
化した今この瞬間だけは、村はいつもの現実世界から夢世界へとその姿を変えるのだ。
 そんな会場の舞台裏にラトラ達新成人の雄(オス)達は控えていた。雌達の姿は見えない。
 今宵の式において、新成人の雄と雌は徹底的に隔離される。
 イベントは村長が奉納の祝詞を吟じた後に雄・雌それぞれのグループに分かれて地の神への舞を捧げさらにその後、
男女に分けられたそれぞれの会場で酒盛りが始まる――というスケジュールだ。そこまでが『銀齢祭』となる。
 それら祭りの全ての工程が終わると新成人はそれぞれに村の各所へと散り、そこにおいて初めて雄雌は顔を合わせる
こととなるのだ。
 その後は各々で自分のパートナーを探し出し、思い思いの時間を過ごしていく。――大抵の場合は村から出て、
外苑の森の中で子作りに励む訳ではあるのだが……。
 閑話休題。
 ともあれラトラ達『雄』は今、自分達の舞を奉納すべくステージ裏手に控えているという訳であった。
 自分達の登場を待ちかねていると、一足先に会場からは大声援がわいた。先だって会場入りした雌達の舞が始まったのだ。
 声援(こえ)に震える空気の中に混じって、甘い化粧のにおいが雄達の控えるそこへと流れてくる。
 すると一匹目の雄がそれを嗅ぎ取り、
『ウォウォォ―――ッ!!』
 数人の雄が雄叫びを上げた。
 そしてそれを皮切りに、周りの雄達もそれぞれの想いをステージの向こうに居る雌へと叫んでいく。
 顔を合わせることは御法度でも、こうして声を投げかけることは禁止されていない。むしろ、この雄達の遠吠え
もまた今日の銀齢祭を飾るイベントの一つであったりもするのだ。
 今宵の式は『発情期』にも重ねて行われている。そうとあっては雄達も感情を自制させることは敵わず、ゆえに
雌の気配にこうした声など上げては、己の中の野性を露わにさせてしまうのであった。
『ミウ、まってろよー! 必ずお前と結婚するぞー!』
『おーいクミクナー、聞こえるかーッ? 今日は俺の子供産ませるからなー!』
 そんなこともあってか雄達の声も斯様に本能をむき出しとした聞き苦しいものが多くなる。しかしながら今日は
誰も咎めない。それが許される日こそが、今日の銀齢祭であるのだ。
 そしてラトラもまた、
「サユマー、聞こえてるかー!」
 心の声を叫ぶ。
 面と向かっては言えない言葉も、今のどさくさまぎれの状況とあっては自然と声になって表に出た。
「必ずお前を探し出すぞー! 絶対に、他の雄(おとこ)になんかに渡さないからなー!!」
 斯様な雄達の声に会場からは笑い声が上がる。
 徐々に沸点近づきつつあるその中において、ラトラはいま叫んだ気持ちを新たに、サユマ獲得を強く己へ誓い直す
のであった。


    ★    ★    ★    


722銀齢祭6:2010/08/24(火) 18:56:54 ID:4nTdyL+g
 自分達の舞を披露し終え、雄達と入れ替わりに舞台裏へと戻る雌達――運動後と、そして興奮の極みに達している
雌達の顔はすっかり上気して、皆一様に眩しいほどまでの笑顔に咲き満ちていた。
『ねぇねぇ聞いた? あたし達が踊ってる時の雄達の声ー』
『聞いた聞いた♪ ホント「ケモノ」だよね、あれ。まんま、犬じゃん♪』
『あ〜、今夜そんなケモノの相手させられるのかー』
 口々にそんなことを言いながらも、それをおしゃべりし合う表情はどこまでも明るくそして楽しげだ。口ではどんなに
言おうとも、今日という特別な日に興奮を覚えているのは雌達もまた然りなのである。雄達とこうして触れあえる
ことが楽しくてしょうがない。
 そしてそんな興奮にすっかりのぼせ上がっているのは、
――ラトラ君の声が聞こえた……!
  間違いなく聞こえた!
 サユマも然りであった。
 ステージを下りてもなお、彼女から胸から興奮の火が消えることはなかった。
 舞を踊っていた時に聞こえた雄達の声――その中にサユマは、間違いないラトラの声を聞いた。
 聞き違いなどでは無い。あの声は確かに「自分(サユマ)を探してくれる」と言ってくれた。「他の雄には渡さない」と
言ってくれたのだ。
 端(はした)ない話ながらその声を感じ取った瞬間、不覚にもサユマは下着を汚してしまっていた。斯様に生物としての
本能を揺さぶるまでに、想い人の声はサユマの中へと染み渡ったのである。
 そんな興奮の冷めやらぬ会場に、今度は野太い雄達の声が響き渡った。
 鳴り物に合わせて優雅に踊られていた雌達のものとは違い、雄達が捧げるそれは激しく地を踏み声を張り上げる、
遠雷の如く轟然としたものである。
 しかしながらそれゆえに、面白い。
 そもそもは今日の成人達が捧げるこの『演舞』と言うものも、元は基を一つとする同一の楽曲である。しかしながら
それも、男女という演じ手の違いというだけでこうまでも変化するのだ。観客達にとってはそんな『落差』を見比べ・
聞き比べることともまた、この舞に対する楽しみ方の一つであったりする。
 その一方で舞台裏に控えた雌達はと言うと、そんな雄達の咆哮にその身を震わせる。『発情期』という今日の日に
至っては、今の雄達の声が体に――否、もっと深い『本能』に強く共鳴してくるのだ。
 斯様に体を駆け抜ける情欲の熱に芯まで焼かれ溶かされた雌達は、強く乳房や股間を抑えるなど、はたまた失神して
しまう者達まで現れ、実に原始の本能に忠実な姿を見せる。
 そしてついには感極まり――
『こらー、エトスー! 必ずわたしのところに来なさいよー!!』
『ルー、今夜は寝かせないからねー! たくさん子供作ろうねー!』
 雄達同様に雌達もまた、遥かステージの雄達へと思いの丈を吼え猛るのであった。
 その中に混じって、
「ラトラくーん! 聞いてー!!」
 サユマもまた声を張り上げる。
「私も好きだよー! 待ってるからー! ラトラ君以外の男の子なんて、選ばないからねー!!」
 そんな雌達の声に呼応するよう、ステージから響(かえ)る雄達の掛け声と地団太はその力強さを増す。
 そうした雄達の現金な反応に雌達はおろか、会場からも大いに笑い声が響き渡るのであった。

 ――かくして舞の奉納も終わり、式は男女に分かれた盛宴へと進行していく。
 銀齢祭のクライマックスも近付きつつあった。

723銀齢祭7:2010/08/24(火) 18:57:36 ID:4nTdyL+g
【 3 】

『今日は成人おめでとう! 明日からはもう子供じゃなくなるから、今夜はたくさんお喋りして楽しんでねッ♪』

 糸頭(いとがしら)である雌の音頭で乾杯を交わす。
 場所は、湖に近い村の西はずれに設けられた特設会場――そこにおいて、新成人の雌達は式の盛宴を始めた。
 酒盛りの始めに音頭を取った『糸頭』とは、村の縫製作業をつかさどる大人であり、いわば村内における雌達の
取り纏め役的な存在である。今の宴会においては新成人達が行き過ぎた行動に走らないよう監視監督する使命を帯びて
この酒宴に参加しているのである訳だが……。
 と――いうのはしかし建前。
 実際のところは、
「アタシ達の初めての時は見事に失敗でねぇ……。つがいになったバカが飲み過ぎて、本番の時にチン○勃たなく
なっちゃってさぁ。しかも潰れて寝てたのよ? こういうのってフツー雄が雌を探しに来てくれるもんだけど、その時は
アタシが探しに行ったんだから。逆じゃない、これって?」
 新成人に混じって羽目を外したいだけであったりする。
 取り纏め役目役がそんなものだから、宴席は時が経つにつれ混沌とし、そしてさらには雌達のボルテージを無軌道に
高めていくのであった。
 その中において、サユマは初めて口にする葡萄酒(アルコール)に酔い出しながら、演舞での熱の余韻を楽しんでいた。
――ラトラ君、どこに居るかな? ちゃんと
  村の中で巡り合えるかなぁ?
 どさくさまぎれであったとはいえあの祭りに中で、確かにサユマはラトラの言葉(こえ)を聞いた。そして自分もまた
幼い想いの丈を声の限りに伝えた。
 もしラトラが自分を選んでくれているのなら、きっと自分の声とそしてこの気持ちは伝わったはずである。ゆえに
再び顔を合わせた時に互い、どんな反応をしてしまうのかと考えると、たまらなくサユマはそれが怖くてそして楽しい
のであった。
 斯様にして幸福な時間を過ごすサユマではあったが――事件は、宴も酣(たけなわ)かというその時に起きてしまった。
「そろそろ時間かな? ――はーい、それじゃーちょっと聞いてー!」
 頃合いを見計らった糸頭が、雌達の注目を自分へと集める。
「あと少しでこの宴会も終りになるわ。これからは村に戻ってもらって、そこでパートナーを探してちょうだい。
でも、無理強いはしちゃダメよ? それから交尾に関しては――」
 これからのパートナー探しについて注意事項を述べていく糸頭の説明を聞きながら、いよいよサユマの胸の昂まりは
大きくなっていく。
――ついにラトラ君と会えるんだ……ついに
  会えるんだ!
 もはや糸頭の話など微塵も頭に入ってこない。その中にあるのは、想い人と過ごす『これから』の夢想妄想ばかり
である。
 そうして自分の世界に浸るサユマへと、
「――ねぇ、サユマ」
 誰かの声が掛けられる。
「ッ!? は、はい?」
 その声に我に返るサユマ。気づけば、妄想に集中するがあまり口元から垂れたよだれにも気付けずにいた。
 慌てて口元をぬぐい、声の方向に振り返るそこには――
「ツュー……」
「ふふ、こんばんは♪」
 友人の一人である短毛のツューがそこには居た。
724銀齢祭8:2010/08/24(火) 18:59:14 ID:4nTdyL+g
 今まであまり話したことはなかったが、サユマは彼女のことをよく知っていた。否、この村においてツューを
知らない獣人(にんげん)などいない。
 彼女は雌でありながら雄達の狩りに同行し、そして彼らに負けない戦果をあげる同世代の雌達には憧れの存在で
あった。そんな彼女が突然話しかけてきたのだ。しかも――
「アンタ、ラトラのこと狙ってるの?」
 思いもよらぬ名前がその口から出てきた状況についサユマは混乱してしまう。
「ねぇ、どうなのよ? サユマはラトラのこと狙ってるの?」
 二度目の質問に我に返る。そしてそんなツューの質問になぜか罪悪感を感じながら、
「う……うん。選んでもらえると、嬉しい……かな」
 煮え切らない返事を返してしまう。
 そんなサユマの返事を受けて、ツューは対照的に輝くような笑顔を見せた。
 そして返される彼女の返事に
「じゃあ、アンタはライバルだね。アタシも狙ってるよ、アイツのこと♪」
 サユマは凍りつく。
 その後もツューは自分へと何か語りかけてくれているようではあったが、そんな言葉などもはやサユマには遠く
届かないところに居た。
 短毛のツュー ――彼女の魅力は、先に述べた狩りの上手さだけに留まらない。眉目麗しく、引き絞られた痩躯の
スタイルは白銀の毛並みと相成ってはさながら、冬の三日月のように均整のとれた美しさを見る者へと感じさせる。
 性格もまた竹を割ったかのよう快活で裏表の無いことから、彼女は同年代のサユマ達はもとより、上の世代からも
人気がある。
 そんな完全無欠のツューが、事もあろうか宣戦布告をしてきたのだ。
 彼女ツューにとってサユマにそのことを告げることは、この恋の争奪戦に正々堂々と挑みたいという意気込みを
語ったものであったのであろうが――サユマにとってのそれは、死の宣告以外の何ものでもなかった。
 盗み見るよう上目に、改めてツューを観察する。
 先にも述べたようメリハリの利いて洗練された体躯の彼女に対して自分のそれはというと、隆起に欠け肉付きの
良いふくよかな体……同年代から見ても『行き遅れている』と言った感がぬぐえない幼児体型のそれを前に、サユマの
心(なか)で劣等感はゆらりと鎌首を持ち上げた。
 そして何よりも自分とツューとの差をサユマに知らしめたものこそは――何物でもない、尻尾の形それであった。
 ほうきのようにみすぼらしい自分のそれとは違い、ツューのそれは痩躯に見合わず太く、模様もしっかりと浮き出した
それは見事な尻尾である。しかもその尻尾が今日の衣装に合わせ、鈴や宝石で装飾されているに至っては、同性で
あるサユマが見ても見惚れるほどの美しさであった。
 それに比べて自分のしっぽはというと――そこにはリボンすら巻かれていなかった。
 見れば他の雌達だって思い思いの身仕舞をそこに施しているというのに、自分だけはずぼらにも『すっぴん』の
尻尾を晒し続けていたのだ。
 今になってそのことが恥ずかしくなり、羞愧に耐えかねて密かに己のしっぽを衣類の裾で覆うと、あとは自分の
胴に巻きつけてサユマはそれを完全に隠してしまうのであった。
725銀齢祭9:2010/08/24(火) 19:04:44 ID:4nTdyL+g
 やがては宴も終わりを迎え――
「それじゃ解散! みんな、思い出いっぱいの夜を過ごしてね♪」
『はーい♪』
 糸頭が告げる解散の声に他の雌達が散り始めても――
「よし、終わったみたいだね。それじゃサユマ、負けないからね」
 隣のツューもまた席を立っても――サユマだけは一人、石になったかのよう動けずにいた。
――ダメ……もうダメ。絶対に勝てない。
  私なんかじゃツューになんて勝て
  ないよ……!
 両手で握りしめたカップの葡萄酒を見つめたまま、サユマの自己嫌悪はさらに大きくなっていく。
――私なんて奇麗じゃないもん……ラトラ君
  には相応しくない……。
 込み上げてくる悲しみと、そして想い人に会う資格がない絶望感にサユマはただきつく瞳を閉じて堪えるばかりだ。
 やがてはそれに耐えきれず、半ば逃避するかのようカップの中の葡萄酒を一気に煽る。
 急激なアルコールの摂取にその一瞬、頭と喉が焼けた。その感覚に激しくせき込むも、そんな痛みが引くとまた再び
不安に駆られ、再びそれを紛らわすためにサユマは無理に飲酒を続けた。
――私なんかがラトラ君の傍に行ったら迷惑かけちゃう……
  ラトラ君だってツューの方が良いに決まってる……。
 視界が、そして意識が朦朧となる。今の状態に至ってその感覚はさながら、ひとり暗黒の海原で溺れているかの
ような強い孤独感をサユマに感じさせるのであった。
「怖い……こわいよ、ラトラくん……こわいよぉ」
 テーブルに突っ伏し、寒さに耐えるよう己の両肘を抱いて震える。
 諦めつつも、それでも想い人に救いを願う矛盾――ただ今は少女は震え、夜が終るのを耐えるばかりであった。


【 4 】

『野郎ども、成人おめでとう! 明日からはもう、ガキじゃねーぞオメーら。今夜の本番前に、しっかり精をつけとけよ!!』

 角頭(つのがしら)である雄の音頭で乾杯を交わす。
 場所は、森に面した村の東にある会場――そこにおいて新成人の雄達は、慣例の乗っ取り肉と酒による武骨な酒盛りを
始めた。
 その始まりに音頭を取った『角頭』とは、狩りの先頭に立ち狩猟者達をまとめ上げる存在――いわゆる、村における
雄達のリーダーである。雌達の宴席同様に、今夜の酒席においては新成人達が暴走しないよう監視する役割ではある
のだがしかし――
「オレ達の時は最悪だった……。つい飲み過ぎて潰れちまってよぉ。気が付けば必死にアイツが俺のチン○の世話
してて、なんとか銀齢祭を成立させようと躍起になってた。しかし結局は勃たなくてなぁ……それを引きずっちまって、
今でも頭が上がらねぇよ」
 その実は、新成人以上に羽目を外し愚痴を洩らしたいだけであったりする。
 取り纏め役がそんなものだから、今の盛宴もまともに進行しようはずもない。むしろその喧噪さは、
『ヤベーなぁ、昼間っからチンコが勃ったまんま収まらねーんだけど』
『俺なんてふんどしがガビガビだよ。風呂入りてーけど、その間に他の奴に取られても困るしなぁ』
 雌達の席以上に激しいものとなっていた。
726銀齢祭10:2010/08/24(火) 19:05:37 ID:4nTdyL+g
 その中においてラトラは一人、今の酒席が楽しめずにいた。とはいえけっして退屈しているという訳ではない。
 ラトラは今、居ても立ってもいられないのだ。今すぐにでもここを抜け出してサユマを探しに行きたい。
 演舞の際、舞台裏から聞こえてきた雌達の声に、ラトラはサユマの声を聞いた。間違いないあの声は、自分を
『好きだ』と言ってくれた。『待っている』、とも。
 それを確認した瞬間、どれほど体の中の血が滾ったことか知れない。今も隣で飲み明かす友人が『勃起が収まらない』
云々話していたが、今の自分のそれも痛いくらいに充血して屹立してしまっている。それどころか、サユマの声を
確認した瞬間には危うく射精してしまうかと思ったくらいだった
 全ては、その想いの丈をサユマに打ち明けんとしたいが為に。
 ゆえにラトラは、先ほどから月の高さばかり気にして酒も肉も手につかないといった有様であった。
 酒席は時間にして二時間程――今宵の満月がちょうど頭の真上に昇る頃、席は御開きとなる。
 そしてその頃合いを見測ると、
「ん〜、そろそろか? 家に帰んのだりーなぁ……。おい、オメーらぁ! そろそろ酒盛りも終わりだ。そして、
これから本番を迎えることになる!」
 角頭は宴を中断させると、そう新成人達へと声をかける。
「これから夜明けまで、お前らは村に戻ってヤリてぇ雌(オンナ)をさがせ。だけど強姦はダメだ! ちゃんと相手の
ことも考えろ。それから交尾する場所についてだが――」
 これからの注意事項を説明しようとする角頭をよそに、

「斧隊ラトラッ、先陣を切ります!!」

 突如として天を劈(つんざ)かんばかりの声が席上に響き渡ったかと思うと――その声の主であるラトラは立ち上がり、
「サユマぁー!! どこだぁー!!」
「あ、おい――ラト、てめぇ最後まで話聞け!」
 角頭の制止もよそに走り出すのであった。
 それを皮切りに、
『う……うおおぉぉー! タミリー! 探しに行くぞー!!』
『俺だって我慢できねぇー! リーン!!』
「おい、待てバカ共! お前らも話聞けっての!!」
 他の新成人である雄達も思い想いに見染めたパートナーの名を叫ぶと、夜に奔る獣のよう村へと駈けだしていく
のであった。
 そうして酒席にただひとり残される角頭は……
「……俺も早く帰るかな?」
 古女房の顔を思い出し、らしくも無く新成人に中てられた熱気に胸にしまい込むのであった。
727銀齢祭11:2010/08/24(火) 19:07:23 ID:4nTdyL+g
「サユマ! サユマ! サユマー!!」
 村の中央となる昼間のステージにたどりついたラトラは、声の限りにその名を叫びながら意中の人を捜す。
 すでに数人の雌達が集まり始めているそこに、ラトラは必死にサユマの姿を捜した。しかしながらこの場所に彼女
の姿は見えない。
「他の場所かッ?」
 一際鼻を天に突きあげてサユマの匂いを探る。しかし他の雌達も粧しこんでいる今夜に至っては、夜空に漂う白粉の
甘い香りに掻き消されて彼女を断定することが出来ない。
 そうとなれば捜す方法はただ一つ――
「ならば自分の脚で捜す! 言い寄る雄がいるんなら、殴ってだって奪い取ってやる!!」
 ラトラは再び夜の村へと駈けだしていくのであった。
 酒宴が終ってから数十分――駆け抜け様に注意深く視線を巡らす村の中には、すでに数組のカップルが結ばれ始めている。
 堅く手を繋ぎ外苑の森へ急ぐ者達もいれば、堪え切れずに路地裏で始めてしまう者達までと、すでに村はすっかり
新成人達の愛の巣と化していた。
 村の掟の一つに、『銀齢祭の夜に外出してはならない』という取り決めが存在するが、それこそは今日の若夫婦達の
暴走を見逃す寛大な処置であるのだろう。 
 ともあれラトラは、そんな新成人だらけの村の中を走り回る。
 東から西へ、北から南へ、さらには民家の屋根に上りそこからサユマの名前を呼ぶ。それでもなお――サユマの姿は
見当たらなかった。
「いない……どこだ? もしかして、本当に別の奴にもうッ?」
 再び村の中央へと戻り、いよいよラトラは不安に駆られる。
 いかに五〇人近い男女が散りばめられたとはいえ、所詮は狭い村のどこかに居るはずである。ましてや互いに捜し
合っているのだ。こうまで遭遇できないのはおかしい。
 そんな疑問と不安とが胸中に満ちると、途端にラトラは脱力して両膝に手を突いた。
 荒く切れる呼吸に両肩を浮き沈みさせるそんなラトラの背に、
「ラトラ――」
 誰か雌の声が掛けられる。
 その声に、ラトラはバネ仕掛けのよう項垂らせていた頭を跳ねあげる。
「さ、サユマぁ!!」
 しかし振り返るそこには――サユマではないツューの姿があった。
 そうして互い視線を交わす二人。
 普段の凛とした彼女からは想像もつかぬどこかはにかんだ表情のツューと、しかし対照的に彼女の登場に疑問の
表情を浮かべるラトラ。
 この時この場所において声をかけられたのだ。普通ならば、自分がパートナーに選ばれたことを悟り、恥じらいの
一つも浮かべるべきなのだろうが――
「ツュー……ツュー! サユマを知らないか!?」
 今のラトラには、サユマ以外の異性のことなど考えられなかった。
 そんなラトラの反応に面食らったのはツューだ。
 いかに男顔負けの狩人とはいえ、彼女も歴とした『雌(おんな)』である。今のラトラに声をかけるのだって、
それなりの緊張と勇気を以て挑んだのだ。それなのに意中の雄から返ってきた言葉は、他の雌の質問である。
 その瞬間、聡明なツューは己が失恋したことを悟った。
「……ふ、ふふッ。あはははははッ」
 それを知ると、自然と笑いが出た。今の間抜けな状況に対する客観的な笑いと、そして今の自分の滑稽さに対する
主観的な嗤いそれらが混じり合ったものだ。強い雌であるからこそ、その割り切りもまた早かった。
728銀齢祭12:2010/08/24(火) 19:08:34 ID:4nTdyL+g
「笑い事じゃないんだ、ツュー! 捜しているんだ、サユマを!!」
 一方の鈍感(ラトラ)はと言うと、そんなツューの笑い続ける訳を判り兼ねて、さらに恥知らずにも尋ね返してしまう。
 そしてひとしきり笑い終えたかと思うとツューは踵を返しラトラへと背を向ける。
「他の雌のことなんて知らないね。頑張って捜しな」
「う………」
 やがては一瞥すらくれることなくそこを歩き去っていくツューを見送り、ついにラトラは精根尽き果てステージの淵に
腰を落としてしまう。
「……これで終わりなのか? サユマ、終りなのか?」
 誰に言うでもなく呟くラトラ。
 重力にすら抗えなくなって項垂れるその姿には、もはや新たにサユマを捜し出る気力は残されていなかった。


    ★    ★    ★    


 誰のものか判らぬ雄や雌の声が遠くに聞こえてきている。
 皆一様に声の音を高くして、本能に根ざした叫(こえ)を上げている。
 しかしそれらは皆、喜びの声だ。
 肉体的な快感はもとより、何よりも生涯のパートナーに巡り合いそして共になれる喜びを、本能の限りに声にして
今宵は悦び合っているのだ。
 そんな声に、突っ伏したテーブルへ横顔を押し付け聞いていたサユマは、不意に悲しみの感情が込み上がるのを
感じて涙を一滴こぼした。
「……今頃は、ラトラ君もツューと交尾してるのかな……」
 呟く。そんな想いが声に出て自らの耳に入ると、余計にそのことが悲しくなってサユマの涙は止まらなかった。
 その涙に続き嗚咽が漏れたかと思うと、サユマはしゃっくりのよう丸めた背をひきつらせながらさめざめと泣く
のであった。
 そんなサユマの背に、
「サユマ」
 何者かの手が触れる。
 その声その感触に、
「ラトラ君ッ!?」
 反射的にサユマはラトラの名を叫び、うつぶせていた体を跳ね上がらせる。
 しかしながら振り返るそこにいた者は――
「……やれやれ。本当、似た者同士だねアンタら」
「つ、ツュー……ッ?」
 サユマの反応へ苦笑い気に後ろ頭をかくツューの姿があった。
 相手がツューと判るや途端にサユマは脱力し、そして冷静さを取り戻す。そして同時に、
「ど、どうしたのこんなところで? その……ラトラ君とは、どうなったの?」
 ラトラと結ばれたかどうかが気になるのだ。
「どうなったもこうなったも、フラれちゃったわ。もう相手が決まってたみたい」
 そんなツューの返事にサユマは大きく金の目を見開かせる。
729銀齢祭13:2010/08/24(火) 19:09:51 ID:4nTdyL+g
「だ、誰ッ? 相手は誰なの!? そんな、ツューを振っちゃうだなんてそんな男の子この村には居ないよ!」
 問いただすサユマはもはや混乱の極みにあった。
 ラトラの為を思い、ツューへと告白の権利を譲ったのだ。そのツューが振られたとあっては、いったい誰がラトラを
見染めたというのか。
「落ち着きなって。ほら、ハナ出てる」
 そんなサユマをなだめるとツューは小さくため息をつく。そして出されるツューの答えに、
「ラトラはさ、アンタを捜してるみたい。こっちが告白したって言うのに、逆にアンタがどこに居るのか聞かれちゃったよ」
 思いもよらぬその返事に、サユマは呼吸(いき)を止めた。
 そんなサユマの反応に、一方のツューはさらに自嘲の笑みを強くする。
――とんだ道化だよアタシは。よりにもよっ
  てこの日にキューピットだなんて……。
 あとはサユマもまたラトラのもとへ赴き、二人が結ばれれば今宵の式は終わりである。
 しかし当のサユマはと言えば、
「……行けない。私、行けないよ」
 いからせていた両肩をしぼませると、大きく俯いて深くため息をついた。
「な、なに言ってるのよ? アンタもラトラのこと好きなんでしょ? だったら会いに行ってやったらいいじゃない」
 困惑したのはツューだ。互いが両想いであることを理解しているはずのサユマが何を悩んでそんなことを口にして
いるのかが理解できない。
「だって、ツューだって振られちゃったのに、私なんて選ばれるはず無いもん」
「だから、むこうはアンタを捜してるんだってば」
「……それでも駄目だよ。だって私、全然奇麗じゃない」
「はぁ?」
 ついにはそのことを告白して泣きだすサユマ。そんな彼女を宥めながら、ツューはサユマの持つ尻尾へのコンプ
レックスを聞くのであった。
 そしてなおも『自分には無理だ』と泣き続けるサユマへと、
「アンタ、ラトラのこと見損なってない?」
 ツューはそんな言葉をかける。
「み、見損なう?」
「そうよ。アンタが大好きなその『ラトラ君』はそんなつまんない男か、って聞いてるの」
「そ、そんなことないよ! ラトラ君はすごくいい人だよ! 優しいし、勇気だってあるし」
「そうだね。アタシもアイツのそんなところが好きだよ。だったらなおさらアンタが勇気を出さなきゃ」
 どこかさみしげに微笑むとツューは包み込むようにサユマを抱きしめる。
「向こうは精いっぱいに自分の想いを遂げようとしてるんだ。なのに当のアンタがそれを断っちゃ、アイツが恥かく
ことになるよ」
「ラトラ君が、恥をかくの?」
「ラトラだけじゃないさ。そいつに振られたアタシだっていい恥さね。それに……大事なことはそんな見た目だけ
じゃないでしょ?」
 抱きしめながら、サユマの尻尾が裾の下に隠されているのを見つけるとツューはそれをそっと手に取る。
「奇麗な尻尾じゃない。――サユマが自信を無くしちゃってるのは、尻尾のせいなんかじゃない。アンタはラトラに
会うことが怖いんだ」
「怖い……」
「もっと具体的に言うなら、覚悟が出来てないってこと。色々なことにね」
 改めてツューはサユマをまっすぐに見つめる。
730銀齢祭14:2010/08/24(火) 19:10:36 ID:4nTdyL+g
「今日の銀齢祭を迎えるってことは――大人になるってことは、結婚して子供を作るだけじゃないのよ。『大人に
なる覚悟』を決める日なんだと私は思う」
 向けられるツューの視線とそして言葉に、サユマはアルコールと劣等感に持っていた頭が晴れていくのを感じていた。
 そして、
「ラトラは覚悟を決めたんだ。あとは、アンタ次第だよ」
 そう最後に言い諭され微笑まれた瞬間、サユマは大悟した。
「私……逃げてたんだね」
 呟くように言う。
「ラトラ君と二人きりになることに、家を出ちゃうことに、子供を作ることに……そんな不安を、尻尾のせいにして
私は逃げてたんだね」
「まぁ、そういうことかな。おわかりになりまして、お嬢さん? ――だったら、もう判るよね」
 ツューの言葉に大きく頷くとサユマは立ち上がる。
「うん、行ってくる! 私、ラトラ君と一緒になりたい。どんなことがあっても、あの人と一緒に居たい!」
「だったら早く行きなさいって。うかうかしてると本当に他の雌に取られるよ」
 快活に笑うツューにその尻をはたかれてサユマは走り出す。
 ラトラのもとへ向かおうとするサユマにはもう迷いはなかった。不安こそまだあったが、それすらも今は、彼ラトラと
共に迎えんとする未来への期待を刺激するスパイスとなって胸を昂ぶらせている。
 初めて彼を好きになった頃に抱いた喜びを、いま改めてサユマは思い出していた。
 そうして酒席場を去り際、
「ありがとう、ツュー。私、あなたのことも大好き! 本当にありがとうー!」
 サユマは走りながらに振り返り、生涯の恩人に礼の言葉を贈る。
「いいよー、そんなことー。コケるよー!」
 そんなサユマにツューもまた大きく声を返し見送ると―――あとはすっかり誰もいなくなった酒席に一人残される
のであった。
「はぁ〜、やれやれ。ひとりかぁ……どうすっかな」
 独りごちてサユマの飲んでいた葡萄酒のカップに手をつけるツュー。
 とりあえず今夜は新成人達の鳴き声を肴に飲み明かすことを決め、カップの中の残りを一気に煽るのであった。


【 5 】

 今日一日でどれだけ走ったことだろう。そしてどれだけ心ときめかせたことだろう。
 もはや身動きすら取れなくなるほどの疲労と倦怠感の中でまどろみながらラトラは今日一日と、そして過去の思い出とに
想いを馳せていた。
 生まれて初めてサユマと出会ったのは13年前――まだ2歳の時だ。
 そんな幼少の頃の記憶などふつうは覚えていないものだろうが、それでも彼女と出会った時のことは、まるで昨日の
ことのように覚えている。
 まるで光の粉を振りまいて走る星ようなサラサラのしっぽに、『なんて奇麗なのだろう』と子供心ながらに見惚れた
ものだった。思えばそれは、一目惚れであったのかもしれない。
 元より父親同士が親友であったという縁もあって交流のあった二家族である。それ以来、気がつけばいつも隣には
彼女がいた。
731銀齢祭15:2010/08/24(火) 19:11:53 ID:4nTdyL+g
 初めて狩りに同行した時、先走って大怪我をした自分をまるで己のことのように悲しみそして看病してくれたのも
彼女であったし、こと最近に至っては毎日の弁当を作ってくれていたのもサユマであった。
 自分の名を呼んで微笑んでくれるサユマを思い出す時、ラトラは何時も力がわいた。
 獲物が見つからずにくじけそうな時、強敵と遭遇して心が折れかけた時、いつもラトラはサユマの事を思い出して
頑張ってきたのだ。
 しかし今は――そんな彼女のことを想うことに耐えかねて潰れそうになっている。
 今宵の銀齢祭においてサユマを探し出すことは叶わなかった。
 村に居ないはずはない。だとすれば、出会うことのできない理由はただ一つ――それこそは他の雄と結ばれたと
いうこと。自分が選ばれなかったことを示しているのだ。
 村の中を走り回っている時は、僅かでも生じるその疑惑にそれでも、ラトラは強くそれを否定することが出来た。
しかし今では、その現実に潰されそうになっている。
 否、もはや身動きすら適わないほどに脱力した姿からは、完全にそのショックに潰されているようにも見えた。
 そして、
「サユマ………」
 ふとその名を呟いたその時であった。

「ラトラ君」

 そんな声が聞こえた。
 しかしラトラは反応できない。なぜなら妄想に浸るばかりのラトラには今、耳に届く全てのサユマの声は現実の
ものではなかったからだ。
 どうせまた、過去の彼女の幻影(こえ)が脳内で再生されているのだろうと思った。
 しかし、
「ラトラ君ッ!」
 二度目のその声に―― 一際強く夜の空気を震わせるその声にラトラは覚醒する。
 果たしてこれは幻覚によるものなんだろうか? ――徐々に朦朧としていた意識が取り纏まってくると、胸の内には
再び恋の火が灯る。
 それでもまさかと思い、恐る恐る顔を上げ声の方向へ振り返る。
 そこには――中央広場・ステージの上には―――

「ラトラ君」

 間違いないサユマの姿があった。
 それを確認して、それでもやっぱり夢ではないかとラトラは疑った。
 なぜなら月明かりを受けてそこに立つサユマの姿は――月光に金色(こんじき)の粉をふいて煌めく尻尾の姿は、
この世の者とは思えぬほどに美しかったからだ。
――幻覚だっていい……!
 ラトラもまた立ち上がる。
 ステージの裾に腰掛けていたラトラは、改めてそこに昇り上がると舞台上にてサユマと対峙する。
「ごめんね、ずっと逃げちゃって……。来たよ、ラトラ君」
 そして改めてサユマの声を聞き、それが幻影などではないと知ると、
「ッ……お………」
 胸の内にくすぶっていたサユマへの想いの火が再び、完全に燃え上がるのを感じた。
 そして次の瞬間――
「どこ行ってたんだよ、お前ー!」
 駈けだし、互いの距離を一気に詰めると――ラトラは飛びつくようサユマを抱きしめる。その衝撃その想いたるや、
勢い余って互い抱きしめたサユマを反動で振り回してしまうほどであった。
732銀齢祭16:2010/08/24(火) 19:13:36 ID:4nTdyL+g
 深く抱きしめるサユマのうなじに鼻頭を埋めると、ラトラは彼女からは発せられる甘い香りを鼻孔いっぱいに吸い込む。
ようやく巡り合えた想い人の匂いに、何者にも犯されてはいない処女(おとめ)の香りそれをラトラは嗅ぎ取り、
ようやくその事実とそして温もりに安堵する。
 しばしそうして抱きあった後、僅かに体を離し二人は改めて見つめ合う。
「今までどこ行ってたんだよぉ、サユマ。すごい探したんだぞ」
「ごめんね……いろいろ迷っちゃって」
 ようやく出会えた安堵とそして焦らされたことの反動からつい涙ぐんでしまっているラトラに感染され、それに
応えるサユマも微笑みながらにも涙を浮かべた。
「私ね、最初は……怖がってたの。私なんてしっぽも奇麗じゃないし、もしかしたらラトラ君に拒まれちゃうん
じゃないかと思って」
「そんなことあるか! お前のしっぽはこの村でだって一番キレイだ。……ずっと触りたかった」
 ラトラの告白に、申し訳なくは思いつつもついサユマは吹き出してしまう。今まで自分はその尻尾のことで悩み
続けていたのだ。
「でもね、友達の言葉でそんな悩みも自分の甘えだって気付いたの」
「甘え?」
「うん、そう。……私、ラトラ君を『愛する』ってことを面倒くさがってたの」
 思わぬサユマの言葉を判り兼ねてラトラはただその真意を聞き返すばかりである。
「誰かを愛するには努力しなきゃいけない。今日の銀齢祭は、もう子供じゃないんだってことを自覚して、愛する
誰かの為に自分を磨き続ける努力をしなきゃならないんだ、ってことを覚悟する日なんだって私は思う」
 自分の言葉を噛みしめながらサユマは今日までの自身を振り返る。
 その言葉の通り、サユマはラトラを愛する努力を怠っていた。それから逃げていた。コンプレックスである尻尾の
醜さを嘆くばかりで、それを変えようとする努力を怠っていたのだ。
 最初(はな)から『出来ない』と決めつけて、全ての可能性から目を逸らせた――それこそは『逃げ』以外の何もの
でもない。
 努力することの労力をサユマは惜しんでいた。最愛の人を手に入れたいと望むのに、何一つ自分を変える努力を
しようとしてこなかった。
 自分自身を変える『努力』と、そして自分を犠牲にする『覚悟』をサユマは持てていなかったのだ。
 そのことを友人であるツューの言葉により今宵、悟るに至ったのであった。
「大切なことは、今が奇麗かどうかじゃなくて……これからどうするか、ってことだと思う」
「これから?」
「うん、そう。『居続ける』ことじゃなくて、『進んでいける』自分であることが大切なの。今夜の成人式は、
きっとそれを覚悟させる為のお祭りなんだと思う。――そしてずいぶん遅れちゃったけど、私も覚悟したよ」
 小さく鼻を鳴らして微笑むとサユマは再びまっすぐにラトラを見つめる。
 そして、
「ラトラ君、私……努力します。あなたが恥ずかしくならないように奇麗になる努力をしてみせますッ。だから、
だから――」
 だから―――

「どうか、私と結婚してください。あなたの子供を授けてください」

 サユマは長らくその胸に秘め続けていた想いを今、ようやくラトラへと伝えることが出来たのであった。
 そんなサユマにラトラも小さく微笑んでため息をひとつ。
「そんなに難しく考えるなよ。でもサユマがそう言ってくれるなら俺も誓うよ」
 ラトラもまたそれに応えるかのよう改めてサユマを見つめ直す。
「サユマが今以上にキレイに居られるように、俺もお前を愛する努力を続けてみせる。……俺の子供をたくさん産んで。
サユマ」
 そうして互いの想いを通じ合わせた次の瞬間、二人は示しわせたかのよう抱き合っていた。
 その瞬間――
733銀齢祭17:2010/08/24(火) 19:14:59 ID:4nTdyL+g

『おめでとー!!』

 突如として湧いた爆音の如き祝福に思わず二人は体を跳ね上がらせ総毛立たせる。
 そして振り向く視線の先――いま自分達が居るステージ正面の客席には、いつの間にか今日の新成人のほとんどが
集まっていた。
 なぜ、ここに新成人達が集まってきてしまったのか判らずに混乱する二人。――その理由は、この『舞台』その
ものにあった。
 今サユマとラトラの居るそこは、祭りの祝詞や新成人の演舞などを明瞭に伝えられるよう、その音響が強く
響(かえ)るように造られている。
 そんなステージの中央で、サユマとラトラは互いのプロポーズを果たしていたのだ。ただでさえ聴覚に優れた種族
である。たちどころに二人の情事を聞きつけた物見高い彼ら彼女達がそれを見過ごすわけはなかった。
 そうして暗がりに乗じて徐々に新成人達が集まる会場の中、それに気付かぬサユマとラトラは互いの愛の確認を
披露してしまったという訳であった。
『おめでとうー、サユマ! あんたらも幸せにねーッ♪』
『やるなー、ラトラー♪ ふたりとも、ちゃんと「努力」しろよ! おい!』
 矢のように浴びせかけられる祝福やら冷やかしに、ただラトラとサユマの二人は恥ずかしさからその身を寄せ
合って小さくなってしまう。
 そんな興奮の坩堝の中に、
「――チュウ! チュウ!」
 誰からかそんな声が上がった。
 ここで言われる『チュウ』とはすなわち『口づけ』――『キス』の意である。その声が掛けられるということの
意味は、ステージ上の二人にここでキスをしろとせがむものであった。
 そんな声に最初は笑いに客席がわく。しかし次第にその掛け声が伝播し、それに合わせて手拍子が打たれ始めると
――新成人達の送る『チュウ・コール』は波となって会場を揺らすのであった。
 その中において思わず狼狽してしまうサユマであったが、
「―――サユマ」
「ら、ラトラ君ッ?」
 ラトラに声をかけられ、そして熱いばかりに真剣な視線を向けられるとついサユマも息を飲む。
 その視線が伝えるものはひとつである。この場所でのキスをサユマに求めるものであった。
「ほ、本当にするの? だって……だって、こんなにみんなの前なのに」
「今のこれだって、俺達の結婚には必要なことさ。サユマだって言ってくれただろ? 『努力してくれる』って。
それに――」
「そ、『それに』?」
「それに――俺、サユマとキスしたい。いますぐ」
 当然のごとく恥ずかしさからそれをためらうサユマであったが、ラトラからの熱い言葉と想いとを受け取った瞬間、
そんな羞恥心は見事に吹き飛んでしまった。
 誰よりも、そして今まで以上にラトラを愛しく思った。
 そして小さく頷いて微笑んだ次の瞬間―――
「そうだね。じゃあ――『覚悟』するッ」
 サユマは飛びつくように抱きつくと、遠慮なくその小さな体を預けてラトラの口唇(マズル)を奪うのであった。
 思わぬサユマの行動にその一瞬目を剥いたラトラではあったが、すぐに彼女の愛とそして鼻先の柔らかさを確認
すると、ラトラもまた強く深くサユマを抱き返し、口づけに応えるのであった。
 そんな二人のクライマックスに会場からは割れんばかりの喚声が沸き起こる。
 想い人(ラトラ)とのキスを続ける大歓声のなか、ふと視線を巡らせれば客席の中にツューもいるのをサユマは確認した。
 ラトラ越しに目が合うと、彼女もまた苦笑いにウィンクをしてサユマを祝福する。
 何と幸せなのだろうと、サユマは思った。
 それと同時に、今のこの気持ちを新たにする。
 大切なのはこれから。今を変わろうと努力すること。
 これからも愛しきラトラの為に、自分を変えていく努力をすることをサユマは今一度、胸に誓い直す。

  そんなサユマ達や新成人、さらには今日結ばれなかった者達―――その様々な想いを乗せて今日の銀齢祭は
終わりを迎えた。
 悲喜交々あった今年の銀齢祭も、ともあれこれにて一巻の終わり。
 今宵新たに生まれた全ての成人達を祝福するかのよう、満月(つき)は銀の粉を彼女らに降り注がせるのであった。
734銀齢祭18:2010/08/24(火) 19:15:42 ID:4nTdyL+g
【 蛇足(そのあと) 】

 斯様な銀齢祭の翌日――晴れて夫婦となったラトラ・サユマ両人は、村長はじめ村の有力者達から厳しく叱責を
受けることとなった。

 それというのもあの後、会場からの『チュウ』コールに続いて沸き起こった『コービ(交尾)』コールを受け、
こともあろうかそのステージ上にて行為に及んでしまったからである。
 さらにはサユマとラトラのそれに中てられてしまった新成人達もその場で『始めて』しまい、村は始まって以来の
混沌と化した。
 そもそもは、捧神の目的に造られた中央広場は本来『聖地』である。その場所で淫蕩にふける――況(いわん)や
集団でそれを行ってしまうとはもはや、いかに『新成人』といえども見逃せるものではなかったのだ。……まして
その混沌の様子は会場の音響効果もあり村中に伝わってしまった訳で。
 故に、そんな事件のきっかけになってしまった二人にはキツい御達しが為されたのであった。
 その罰の一環として二人は、新婚でありながらもしばし隔離されることとなった。
 それでもしかし、サユマとラトラには何も問題はない。
 離れ離れになろうとも、愛し続けることは出来るのだ。会えぬなら会えぬで出来ることがある。愛し続ける努力は
出来る。それを判らしめてくれたのが二人にとっての銀齢祭であったから。
 それからその年の終り、ツューが角頭として狩りの指揮を取ることとなった。
 当然のごとく雌のそれは村始まって以来のことで、本人もまたやる気だ。――結婚については言い寄る雄も数多く
いるが今の状況である。当分はまだ先になりそうだ。


 はたして次なる銀齢祭ではどのような物語が生み出されることやら――。
 それは神様にだってわからないのである。




                おしまい

735銀齢祭:2010/08/24(火) 19:18:26 ID:4nTdyL+g
-----------------------

以上となります。長らくスレを占拠してしまってすいませんでした。
自宅が規制中ゆえ、もしレスが付きましたときにもお返事遅くなってしまうかもしれませんが
その時は申し訳ありません。

また何か書きました時には、投下させていただきます。
拙いSSですが、どうかよろしくお願いします。

736名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 23:12:49 ID:/rYll5SL
>>717
応、GJ大変ステキ。こういうテイストもいいな。
で、ツューのストーリーは(ぇ
737名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 23:48:23 ID:A7nh72X7
>>717
なんと応援できる新成人ども
GJ!!GJ!!!
ツューは数年後の祭で期待の新人を食いにいくべき。そうすべき
738名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 06:14:25 ID:R7iSbBl0
ツューがいい娘すぎて困る
こっちおいでええええ!!!
ツュー発音しづらいよツュー
739名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 12:51:35 ID:6dIGah2J
>>717
大連投での投下お疲れ様でした。
主人公達だけじゃなくて様々なカップルの側面も見て見たくなります。
舞台での声掛けのシーンとか、頭達が自分達の経験を語る所とか
そういう本筋とは離れた描写も良かったです。
あとツューは俺がプロポーズするからみんな手を出しちゃダメw
740名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 18:42:08 ID:Rba6Du2W
>>717
こう言うスピリチュアリティで絶妙にエロいお話って、獣人の存在がすげぇマッチするから大好き
良い感じにツボを突かれてキュンキュンしまりくりだよオイ俺もその場所に連れてって
741銀齢祭を書いた者です:2010/08/29(日) 15:07:08 ID:wFgpW1D3
>>736-740
感想と温かいお言葉ありがとうございました! すごい嬉しいです!! 
投下前は、エッチシーンが盛り込めなかったことから「スレ趣旨から外れるんじゃ……」と心配していた
だけに、もうして迎え入れられて安心しました。本当に書いた甲斐がありました!

社交辞令でもお褒めのお言葉を真に受けて、次回はツューがエッチで幸せになれるようなお話を書きたいと思います。
書きあがりましたらまた投下などさせていただきますので、どうかまた読んでやってください。

お返事遅れてしまってすいませんでした。
そしてありがとうございました!!
742名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 00:16:56 ID:UKWaj+t9
743名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 06:42:48 ID:HFZsgvP7
>>741
同年代やちょっと年上程度じゃツェーに勝てないし
本人もつがいの相手としては納得できないだろうから
ここはいっそシジケモを相手にという俺得な展開で
744名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 06:44:24 ID:HFZsgvP7
間違えた、ごめんよツュー
745名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 15:01:53 ID:IyWgMrL4
・相手が決まらず発情した体をひとりエッチで慰めるツュー
・翌年もキューピットになってしまいひとりエッチするツュー
・さらに翌年も・・・でひとりエッチがどんどん上手くなるツュー

だったら俺得。
あれ? 幸せになってないぞ?
746名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 01:34:59 ID:8Ig/R/oB
>>745
→ちょっと大人の魅力が出てきた頃に新成人の雄と、だとそこそこ需要もありそう

作者さんいろいろ勝手言ってますけどご自身の好きなストーリーで!
747名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 15:01:15 ID:59+0BbDc
激甘の後は辛口のものを、と思ったけど、書いてるうちに
妙に甘辛くなってしまったんだ・・・・・。

SF仕立て未来の獣人都市のお話。
犬獣人♂×♀純愛。ちょっと切ないかも?
男尊女卑的描写あり注意。
複乳も注意です。あと、犬種がマイナーですみません。

タイトル:「カナリアの国」


748カナリア 1/20:2010/09/11(土) 15:04:22 ID:59+0BbDc
肉球のついた手のひらに乗せた、
小さな耐熱紙のカップに詰め込まれた様々な食材が、
色と香りを自己主張している。
あとは少し焼くだけ。
(美味しく出来上がるといいな……)
最初に味見をするのは、そのために呼んだ、彼。
もう数分もしないうちにここに来るだろう。

 この幸せな時間がいつまでも続けばいいのに──
 わたしが彼のことを、愛し続けられればいいのに──

食材の匂いを、細長く飛び出した鼻の先からすぅーっと吸い込み、
ケイティ・パーカーはゆっくりと目を閉じた。

くりくりとした可愛い、丸い瞳。
小さなオオカミを思わせる灰褐色の毛皮。
ちょこんと飛び出した立ち耳とふかふかの襟毛。
くるりと巻き上がった柔らかい大きな尾。
全身がふかふかの縫いぐるみみたいな姿の中型犬、キースホンド、
またの名をウルフ・スピッツというオランダ原産の犬種。
それが彼女の今の姿だ。

温暖化と人口増による深刻な資源の枯渇から人類を救済する策として、
小型で人間より遥かに代謝のよい体を手に入れる、獣化政策が推進された。
身体のベースに選ばれたのは 'domestic dog'、つまり「犬」である。
通常の犬の同一の犬種と比べて小さくデザインされた体は人間の体重の1/5にもなり、
高効率の代謝は長寿とほとんど病気に罹らない頑強さを生んだ。
寿命は第一世代の技術で、想定250年から300年とされる。
外見は完全に犬と酷似していたが、
骨盤など下半身の構造は二足歩行に適して安定している。
腕も関節の自由度が高く、指先は長く、5本に分かれていた。
獣化人の女性の体には通常の犬と明らかに違う部分がある。
それは乳房で、人間と同様、妊娠しなくても性徴を迎えると発達する。
犬科に共通で平均8から10個ある乳房は、胸部の1対だけが大きく、
残りの3ないし4対はあまり存在を主張しない、なだらかな盛り上がりになっている。
一番下の下腹部の乳房、1対または2対を衣服から覗かせておくのがお洒落だとされていた。
ケイティも、その姿が好きだったし、下半身は裸のままでいることにも平気だ。
人間だったときとはまるで羞恥における感覚が違うのである。
木製の家屋に石かまど(これは料理を職にしている者の家にだけある)の生活。
広い土地に離れて住み、互いを訪ねるときは四つ足で駆けることもある。
主に第一次産業と第二次産業に従事する、旧時代的な文化が住人の間に根差している。
かつてのアラスカ大陸にあるここは、カナリア(「犬の」という意味)国と呼ばれる、
新しい人類の生活の舞台だ。

ケイティ・パーカーは資産家の娘で、15歳のときに獣化処置を受けた。
第一世代の獣化技術では、女性の場合、元の人間の体が子供を産める分だけ複雑なゆえか、
成功率は男性ほどには高くなかった。
ほとんどの場合、失敗は死を意味する。人間の知性を完全に失うこともあると言われる。
それでもケイティが犬の姿になることを選んだのは、
父であるパーカー家当主レイ・パーカーが私財を投げ打って獣化政策に貢献したことと、
贅沢を知って育った自分が率先して資源を浪費しない体になることが、
社会に対する責務と考えたからである。
当時のことはもう彼女の記憶にはない。
カナリアの国に住んで20年近くが過ぎようとしていた。
そんな中で彼女は、黒い毛並の犬の青年、ジェイクと知り合っていた。

749カナリア 2/20:2010/09/11(土) 15:06:30 ID:59+0BbDc
美味しいよ、と彼は言った。
ケイティの顔をじっと見る、アーモンド形の優しい目。
立ち耳と美しい流線を描く垂れ尾。
全身を覆う漆黒の被毛は長く、滑らかで、光を受けると輝くように見える。
ジェイクは、黒いベルジアン・シェパードの体を持つ男性だ。
ケイティより頭ひとつ分、大きな体は肉体労働に従事する獣化人に与えられるもので、
彼は家屋の修繕などを生業にしていた。
以前は新規建築のために駆り出されることもあったが、
ケイティたちの住んでいるあたりではもう数年ほど人口は増えていなかった。
肩を締め付けるくらい小さな厚い生地のベストを着るのが男性の間の流行りで、
閉じ切れないベストの前から胸のふかふかした毛を覗かせている。
下半身は当然のように裸だが、短毛種ならともかく、
彼の場合は犬科の大きな性器も長い毛に埋もれていて、目立たない。

「ありがとう。ジェイクがそう言うなら、満点だよね」
あなたは裏表がないから、とケイティは言ってにっこり微笑んだ後、
視線を落としてふぅ〜っと溜息をつく。
「どうしたの? 君の料理はいつも絶品だよ」
彼女が作っていたのは、品評会に出す料理だった。一口で食べられるサイズで、
優秀な作品は量産されて配給されることになっていた。
ケイティ・パーカーの料理、と言えば有名だ。
だが、彼女自身はその評判を受け止めかねていた。
(だって、一年前に自分が作ったものを──、覚えていないんだもの……)
大きな体のジェイクに後ろからそっと抱き締められ、ケイティはドキッとする。
遠慮のないジェイクの態度は、いつも彼女にとって嬉しいものだ。
「そっか、そろそろあれの時期だからね。不安なんだろう?」
そう言いながら、細長く尖った鼻先を押し付け、
甘噛みをするようにケイティの後頭部をわしわしと毛繕いする。
嬉しい。嬉しいのに、ケイティの目には涙が浮かぶ。
「ごめんね。わたしはまた、あなたのことも忘れてしまうんだから──」

第一世代の獣化人の女性には、年に一度、転機が訪れる。
それはまだ未発達な技術がコントロールし切れなかった、
牝獣の体が持つ宿命──、発情期。
発情期を迎えた女性は、人口管理局の施設にいったん収容される。
体が異性を求めて暴走し、一時的に理性の無い獣そのものになってしまうからだ。
収容された先で、性欲を抑える処置を施される。
当人たちには一切知らされていなかったが、想像するに、
おそらく専任の男性と交尾を繰り返すことになるのだろう。
獣化人は一代限りの種族で、生殖能力は失っている。それでも女性には発情期があり、
男性に性衝動はあるのだ。
発情期を終えた女性は記憶を全て失くしている。
ここで記憶と言うのは、「想い出」と呼ばれる類の部分で、
言語能力や身体の制御に関わる経験などには影響がないのが不思議ではある。

「大丈夫、僕は君の後見人登録をしているし、これまでもそうしてきたように、
 この先もずっと、記憶を失くしたあとしばらくの世話は喜んでするよ。
 だから、安心して」
この「後見人」とは、昔の概念で言う、財産の管理を任される者のことではなく、
発情で記憶を失くした女性の引き取り手のことだ。
ただ、ケイティにとってそれが将来に渡ってジェイクである必要はないのでは、
と思い、彼女の気持ちはまた沈む。
750カナリア 3/20:2010/09/11(土) 15:08:09 ID:59+0BbDc
発情期が終わり、人としての意識を取り戻すときのことだけは、何故か覚えている。
柔らかなベッドの上で、薄いネグリジェを着せてもらった自分がそっと目を開く。
その目覚めのときに自分の中に残っている記憶は、そればかり。
何度も繰り返し目覚める自分が居る。
じわじわと身を包む、生きてきた基盤、想い出が無いという不安──。
最後の目覚めの直後、ケイティはジェイクが誰だか分からず、拒絶した。
いつもそうなんだよ、と彼が言ってくれても、そうしてしまったことが悔やまれる。
「あなたがわたしのことを愛してくれていても、
 もしかしたら、次に会うわたしはあなたのことを好きにならないかもしれない……」
料理のことは体が不思議と覚えている。
だから、記憶を失っても少し訓練をすれば再び同じ職に就けるのだ。
でも、ジェイクへの愛は、簡単に消え去ってしまう「想い出」という、
曖昧なものの中にしかなかった。
ケイティの古い持ち物に、人間だったときの写真がある。
飼い犬と思われる黒いベルジアン・シェパードと一緒に写っている写真だ。
自分がジェイクを好きになるのは、体のどこか深い部分にその愛犬への想いが
刻まれているからかもしれない。
いや、それならば、同じ犬種であればジェイクでなくともよいとは言えないか?
そこに写っているのは本当に愛犬なのか。ただの知り合いの犬ではないのか──。
考え始めると不安は募るばかりだった。
「ケイティ!」
ジェイクの呼びかけに、ケイティははっとして振り向いた。
優しい瞳で微笑む黒い犬の顔が目の前にある。
「必ず、僕のことを好きにさせてみせるから」
そうだよね、と思う。
あの写真の存在に気付くのは決まって、彼への愛情が再び生まれてから後のことだ。
つまり、ケイティは過去何度も、例外なくジェイクに惚れ直しているのであり、
次だってきっと大丈夫だと自分に言い聞かせるのだった。

「ねえ、ジェイク……」
安心すると同時に、ふと思ったことを口に出してしまう。
「もしかしてあなたは、発情したわたしと……、交尾したことがある?」
人口管理局に専任の男性が居て性欲処理をしてくれる、というのは勝手な想像だ。
ジェイクに肉体まで愛されているのだとしたら、素敵なことに違いない。
ただ、これまでそのことを知らされていないのは、
女性が事実を知るのがタブーであるからのようだ。
予想通り、ジェイクは困惑した表情を見せる。
「教えちゃいけないことになってる。でも──」
何かを言いかけてすぐ口をつぐんだジェイクは、
時計を見て仕事があるから、と言って部屋を出ようとする。
「変なことを聞いてごめんね……」
耳をぺったりと寝かせて謝るケイティを振り返り、
ジェイクは彼女の下腹部に見える小さな乳房にそっと指先を当てると、小声で
「でも、君がどうされるのが好きか、よく知っている」
と囁いた。

嬉しかった。
ジェイクの去った部屋で、ケイティは自らの肩をぎゅっと抱き、喜びを噛み締める。
全く記憶にはないけれど、きっとそうされていた、
逞しい黒い毛並の彼に抱かれる自分を想像してうっとりした。
しかし、悩みがひとつ増えたのも事実だ。
発情が始まってしまえば、それ以降のことは覚えていない。
ケイティはジェイクと愛し合っていながら、
彼の体を自分の身に受け入れる喜びを永久に知らぬまま寿命を迎えるのだ。

あと、二百と数十年。それは耐え難い長さのように思えた。


751カナリア 4/20:2010/09/11(土) 15:10:00 ID:59+0BbDc
──数日が経ち、ケイティは自分の住むアンカレジ区にある人口管理局に来ていた。
人間が人の姿で暮らしていた頃の何の変哲もない煉瓦造りの庁舎は、
小さな体の犬たちには荘厳な建築に見える。
発情管理局と呼ばないのは、今はまだそれが主な目的であるが、
第二世代以降の獣化人に子孫を作る能力を持たせる研究も行っているからだ。
第一世代の女性にはどう手を尽くしても繁殖を行わせることはできないとされていた。
代わりに与えられている、生活上の優遇措置と制約。
彼女たちは発情を迎えたら、性欲を感じ始める前にここへ出頭するのが義務である。

(ジェイクだって、わたしと交尾ができても、言葉を交わすことはないのだし、
 それは本当に愛し合っていると言えるのか、悩んでいるんじゃないのかな……)
寿命を迎えるまでずっと、
好きな相手と体を合わせる本当の喜びを知らずに居るのは彼とて同じこと。
ケイティはそう思い、再び沈んだ気持ちになっていた。
(本当にどうにもならないのかなぁ。ねぇ、ジェイク……)

管理局の窓口で受け付けを済ませると、ケイティは診察棟の一室に送られた。
出迎えたのは、白衣を着た獣化人の医師。ジェイクと似た黒い毛並の獣人だった。
(ジェイク?)
一瞬、先ほどから想い続けていた恋人の姿と重ねてしまったが、
すぐに彼がケイティの倍もある体格の持ち主だと気付く。
実物の犬と変わらない大きさの体は、役人や医師などの権威ある職業に就く者だけに与えられる。
ジェイクに比べると口吻が尖っておらず、横に広い笑ったような口元をしている。
垂れた耳と豊かな毛量のブラシのような尾。黒い滑らかな長毛は、
このフラットコーテッド・レトリバーという犬種の特徴だ。
よく見れば、黒毛で長毛というところ以外はジェイクに似ていないように思えてくる。
性格もジェイクと違い、元の犬種の特徴がそのまま移ったような、
陽気で人当りの良いタイプのようだった。
「胸、苦しいでしょ?
 体中が感じやすくなっているはずだから。
 前を開けるといいよ。
 ああ、恥ずかしがらなくていい。
 見慣れてるからね、僕は──」
言われるままに、ケイティはボタンを外し、衣服の前を開いた。
形の良い乳房が飛び出す。列の高さと左右の大きさが綺麗に揃った8つの乳房は、
彼女の密かな自慢だった。ジェイクに見てもらいたいと何度も思いながら、
結局見せていない。
それを医師はじっくりと眺めて、言った。
「相変わらず、可愛いね。
 君のおっぱいを見るのは、三度目だ」
彼はペロッと舌を出す。
知らない人に自分のことを知られている不思議な感覚には何度遭っても慣れない。
恥ずかしさと騙されたような気持ちで困惑するケイティに、
医師はいきなり抱き付いた。
後頭部の毛を甘噛みされ、敏感になり始めた発情期の肌を刺激されたケイティは、
体に電撃が走ったように感じた。
「ジェイクによくこうされてるの?」
「えっ?」
「三度目の自己紹介をしておこうか。僕はこのアンカレジ区の医師長、アレン。
 人間だった頃のジェイクの兄さ。
 今はこんな体で、血の繋がりも何も無いけどね」
それでもあいつは可愛い弟で、君はその大事な彼女だ、と言うアレンに、
ケイティはほっとして気を許すのだった。
記憶には無くとも、昔からよく知っている相手のように感じるのだ。
何気なく、ジェイクによくしているように彼の太く立派な首に腕を伸ばし、
抱きつこうとしてしまう。
アレンは「触らないで。あいつに怒られる」と笑いながら言って身を引いた。

752カナリア 5/20:2010/09/11(土) 15:11:15 ID:59+0BbDc
「それじゃあ、膣にこの検査棒を入れて」
アレンに渡された少し弾力のある細長い棒を、
ケイティは戸惑いながら膣に挿し込んでいく。
前にも同じことをしたのだろうが、全く覚えていない。
ケイティにとっては処女地に初めて異物を侵入させる行為になる。
(奥、けっこう深いんだ……)
ケイティはまた、そこにジェイクのものを受け入れてみたい衝動に駆られ、
たまらなくなった。
アレンはケイティから返された検査棒に、何種類かの薬品を塗って変化を確かめた。
「うん、あと5日ほどで本格的な発情期に入るね。
 もう準備はして来てるよね? ここに居室を用意しよう。
 何か食べたいものはある? ケイティ・パーカーの料理、とかさ」
アレンに言われて、ケイティは5日経てば自分が自分でなくなることを実感する。
今までは平気だったのだろうが、今回はジェイクに対する想いが捨てられずに居る。
忘れたくない、のだ。
「悩みがあるなら、ここで全部吐き出しておいた方が楽だよ。
 カウンセラーをつけようか?
 君のカルテの記録を見ると、その必要はなかったみたいだけど……」
すぐに記憶はリセットされるからね、と彼は軽い口調で言った。
まさに、それがケイティの悩みだとは知らない様子だ。
「あの……」
「ん?」
ケイティは思い切って、彼に相談することにした。
「発情しても好きな人のことを覚えていられる方法って、
 本当に無いんですか?」

アレンの表情が険しくなる。
「本気でそれを望んでいるのかい?」
先ほどまでのふざけた調子とは変わって、真剣な声で彼は問う。
「できるの?」
目を輝かせる彼女に、アレンは厳しい表情で言った。
「仮にできるとして、君は……、そうだな、
 今ここで、料理が二度とできなくなっても平気かい?」
彼は薬品棚の奥から、一粒の錠剤を取り出した。
「これを舌に乗せるんだ」
何の薬だか分からないが、それはケイティから料理の腕を奪うものらしい。
ジェイクへの愛を除けば、料理は彼女の生活の全てだ。
さすがに決心がつくのに時間がかかったが、アレンの言う通りにした。
錠剤が舌の上で溶けると、味を感じなくなっていた。
ケイティはぞっとする。自分の大事にしていた能力があっさりと奪われてしまった。
しかし、気を強く保とうと顔を上げ、ケイティはアレンを見詰める。
どうしても諦められなかった。ジェイクと愛し合うことを。
「いい覚悟だ」
アレンは言う。
「すべてが終われば、味覚を失うどころじゃ済まないよ。
 それでもいいと言えるかい?」
ケイティはその問いに、即座に頷いていた。
「ジェイクは幸せ者だな……」
アレンは、ふと遠くを見るような目をしたかと思うと、
すぐに人懐っこい顔に戻って、ぺろりと舌を出す。
「舌はすぐに戻るよ。ただの麻痺剤だから。
 味覚がなければキスをしても味気ないだろ?
 じゃあ、ついておいで」
ケイティは、彼に試されていたのだと知った。

753カナリア 6/20:2010/09/11(土) 15:12:49 ID:59+0BbDc
管理局の事務棟へケイティを連れて行ったアレンは、
人目を避けるようにして薄暗い通路をいくつか辿り、地階への階段を降りる。
自分たち以外に人の活動する音が聞こえなくなった、しんとした地下の通路の左右に、
重そうな鉄の扉が並ぶ。その一つの前でアレンは立ち止った。
「この扉を開けたら、後戻りはできない。君はここで知ったことを忘れないからだ。
 つまり、確実に君の望みは叶うだろう。
 どうだい? 覚悟はいい?」
このように念押しするからには、ケイティにとって何か代償が必要だということなのだろう。
そのことを彼の口からはっきり聞き出すのは怖かった。
「もしかして、一度っきりなの?」
彼と本当に愛し合えるのは。
ケイティの曖昧な質問に、アレンも謎めいた回答を返す。
「一度っきりかもしれないし、そうじゃないかもしれないね」
ケイティは大きく息を吸って覚悟を決めた。たった一度だとしても、それで充分だ。
知らぬまま一生を終えるよりはずっといい。
どんな代償が、我が身に課せられようとも──。

薄暗い部屋の中は、意外なことにただの応接室のような構成だった。
アレンが小さな薬のアンプルをケイティに手渡す。
「まず、これを飲んで、一時間安静にして。少し熱が出るはずだ。
 その後、ある映像を見てもらう。
 君はもう記憶を失くさない。
 発情していても正気を保つことができるんだ。
 だから、君は発情した第一世代獣化人の女性がどのような処遇を受けるのか、
 ここで真実を知る必要がある。人間の常識ではとんでもないことだからね。
 そしてひとつ、約束を守ってもらう。
 じゃあ、始めるよ」
がちゃりという重い金属の音がする。アレンが地下室の扉を固く閉ざしていた──。

本格的な発情期を迎えたケイティは、
アンカレジの人口管理局から居住区のイーグルリバーまで運ばれた。
発情中はずっと管理局で過ごすことになると思い込んでいた彼女は、
自分がずっと居た町にそんな施設があることを知らなかった。
今では珍しいコンクリート建材の建物。
郊外の森に接した平らなシェルターに似た建造物には窓が無い。
5人まで同時に収容できるらしいが、発情の時期は個人によって違うため、
今はケイティ専用の施設となるそこは、「共有寝所」と呼ばれていた。

ケイティがアレンから特別な処置を受けたことを誰も知らないため、
彼女は普通に発情して知性を失くした女性の扱いを受けている。
施設に横付けされたトラックの中のケージは人間が犬を飼うときのものと変わらなかった。
ケージから出されたケイティは、寝所の一室へと連れられる。
全裸で四つん這いの姿はまるで犬そのもの。
大きな乳房が体の下でゆさゆさと揺れる様は犬よりもずっと淫らだ。
だが、いくら恥ずかしがってもケイティにはどうしようもなかった。
彼女は首輪を嵌められ、鎖で引かれて歩かされていた。
短い鎖がもう一本、体に着けられていた。
交尾の際、女性が興奮して暴れることを防ぐためと思われる鎖が、鼻にぶら下がっている。
ケイティはずっと昔から自分の鼻に鼻輪を通すための小さな穴が開けられていたことを知った。
そのことを驚いたり、嘆いたりする余裕は彼女には無かった。
発情の疼きが体を支配していた。性器を見せたくてたまらない気分に包まれた彼女は、
ふかふかした可愛らしい巻き尾をいつもよりさらに強く巻き上げ、
左右にくねらせながら性器を露出させていた。体が勝手にそう動くのだ。
鎖を引く管理局の男性にお尻を向け、交尾をせがみたい気持ちを必死で抑えた。
(ただの犬だったら、当たり前の行動なんだろうけど……)
人間の知性を持ったまま、発情した犬の自分と向き合うのがこんなに辛いものだとは思わなかった。
754カナリア 7/20:2010/09/11(土) 15:14:50 ID:59+0BbDc
乳房や性器そのものの状態を係員に確かめられ、泣きそうになる。
それでも、嬉しそうなメス犬の表情をしなければならなかった。
寝所の部屋は、ベッドとトイレ、洗い場が一体になった清潔な環境だったが、
どことなく監獄を思わせる侘しさがある。
今まで自分が暮らしてきた家と比べたときの生活感の無さでもあろうか。
ケイティは鎖を寝台に繋がれて水を与えられ、ひと息ついた。
これから毎日の食事となる栄養ビスケットを齧り、気を紛らせる。
いよいよ始まる。待ち望んだ時間と、それに伴う憂鬱な時間──。

アレンがケイティに見せた映像は衝撃的なものだった。
第一世代の獣化人の間には、女性の発情もそうだが、男性の性欲処理についても大きな課題があった。
フェロモンによる無意識下の刺激に加え、視覚による性衝動の喚起があるため、
獣化人の男性の性欲は人間より遥かに強く、頻繁に精子を排出する必要がある。
そのための慰安施設があることをケイティは初めて知った。
そして、女性の人間性を無視することを良しとしない者が利用する、「共有制度」の存在も。
ケイティのような一般の職を持った女性には、本人には知らされていないが、
通常、20名ほどの男性が「共有登録」を行っている。
発情を迎えた女性は、管理局の専任者から何らかの対処を受けるのではなく、
整備の行き届いた共有寝所で、共有者たちと交尾の相手をすることになっていた。
20名というのは、ちょうど発情が治まり始めるまでの一週間に相手できる人数だ。
映像の中で、鎖に繋がれた獣化人の女性が次々と男性の体を受け入れていた。
性器を舐め回され、乳房を揉まれ、身を捩らせて喘ぐ女性の股間に、
毒々しい色の大きな犬科のオスの性器が挿し込まれる。激しく振られる腰の動き──。
令嬢育ちで男を知らなかったケイティは男性たちの性欲の強さに圧倒された。
これまでの20年近く、発情の度に多くの男性の精を体に受けてきたのだという事実も、
彼女に重く圧し掛かった。
だが、その中には必ずジェイクが居たに違いないという思いが、かろうじて心を支えた。
(ジェイクもあんな風になるんだよね……)
その姿を愛せなければ駄目だと思った。
現実を否定しても仕方がない。アレンの言う通り、後戻りはできないのだ。

755カナリア 8/20:2010/09/11(土) 15:16:30 ID:59+0BbDc
寝所の扉が開く。
姿を現した「共有者」を見て、ケイティは飛び上がりそうになった。
部屋に足を踏み入れる、ケイティとほぼ同じ背丈で、
白と黒、タン(褐色)の混じった長毛のシェトランド・シープドッグの男性。
そのすぐ後ろに、なんとジェイクの姿があったのだ。
(どうして2人も? いえ、そんなことより……、
 ジェイクにこんなに早く会えるなんて!)
ケイティは思わず歓喜の声を上げながらジェイクに跳び付こうとしていた。
その瞬間、アレンの言葉が脳裏を過る。
「寝所では、決して何かを喋ってはいけない。
 共有者たちに自分が正気であることを知られたら、そのときは──」
アレンはそこで言葉を切ってしまった。
それがあの薬を与えられた者が守らねばならない約束。
違えたとき、自分の身に何か恐ろしい事態が降りかかるはずの誓約。
(いけない、発情期らしく振る舞わないと……)
アレンはそう心配は無いと言っていた。発情期の女性の体は本能に突き動かされている。
意識はあっても、どこか近いところから自分の体を観察しているつもりになれば、
おかしな行動にはならないと言う。体の赴くままに任せればいいのだ。
ケイティは気を落ち着かせて、手前に立っていた白黒の青年の前に"お座り"をし、尻尾を振った。
近い位置に居るオスに体を任せようとするのが今のケイティには自然だった。
「これが、ケイティ・パーカー?
 初めまして……。あ、いや、言葉はもう通じないんだっけ?」
青年に裸の全身を眺められていた。揃えて床についた両腕、
いや、もう前足と言った方が相応しいそれに挟まれて飛び出した胸部の乳房を見られ、
恥ずかしがることもケイティには許されていない。
青年はケイティの頭を優しく撫で、服を脱ぎ始めた。
ジェイクは後ろでその様子を眺めるばかりだ。ケイティの期待は萎んでしまう。
二人の会話から、この青年は共有制度を利用するのが初めてで、
後見人であるジェイクが寝所の規則を教えるために付き添っていることが分かった。
「第一世代の最後の志願者なのか。もう少し待ってもよかったんじゃないのかい?」
「でも、男性にはあまり差は無いですからね。病気だったんです。人間の体の方は」
「犬になってからの"経験"はあるの?」
「あっちは何度か利用しましたけど、母乳とか出るし……、
 まるっきり獣みたいで僕にはちょっと……」
「そうか」
「あなたは、何人くらい共有登録しているんですか?」
青年は自分の参考にしようと聞いたのだろう。
アレンの話では最低でも5人以上の女性に登録するのが普通ということだった。
それでも獣化人の男性が性欲を解消するには足りない。
ケイティは耳を塞ぎたくなった。
これが自分の願ったことの代償なのか。
知らずに居られればよかった、愛する者の性生活の実態を聞かされる──。

いいや、とジェイクは答えた。
「僕が登録しているのは彼女だけだ」
「えっ? それじゃあ大変でしょう?」
「我慢するよ。自分の気持ちに常に正直で居たいからね」
ケイティには思わぬご褒美だった。
ジェイクがまさかここまで自分のことを思ってくれているなんて。
駆け回りたい気分を誤魔化すように、目の前の青年の手のひらを舐め、
愛想を振り撒く。
ジェイクに直接嬉しさを伝えることは、今の立場的にできないし、
こんな形でこっそり彼の気持ちを確かめている罪悪感もある。

756カナリア 9/20:2010/09/11(土) 15:17:39 ID:59+0BbDc
「この娘は普段とあまり変わらなくて、発情していても気が優しいんだ。
 だから、無理に言うことを聞かせようとはしないでおくれ。
 共有寝所を利用するならよく覚えておいて欲しい。
 彼女たちはひとりの人間だ。知性は失ってても、優しく接すれば応えてくれる」
青年は「わかりました」と答え、ケイティをベッドの上に抱え上げると仰向けに寝かせる。
えっ、と思った。青年はジェイクの見ている前で交尾を始めようとしていた。
ジェイクも部屋を退室しようとはしなかった。
それは彼の優しさゆえの行為で、ケイティを見守るつもりなのだろうが、
彼女にとっては愛しい人の前で異性に抱かれるという身を焼かれるような状況でしかない。
(ああ、ごめんなさい……、ジェイク)
彼女の体は完全に発情のピークを迎え、オスを誘おうと必死だった。
両足をだらりと左右に開いて腫れ上がった性器を曝け出し、
ベッドの上を箒で掃くように尾を左右に振って媚びを売る。
「あっ、口輪を嵌めておいた方がいいですか?」
「そうだな。何か間違いがあると彼女にも悪いし……」
革製の口輪がケイティの口吻に嵌められた。
噛み付きを防止するためのもので、舌くらいは伸ばせば出すことができる。
確か、あの映像の中に映っていた女性も皆、口輪を嵌められていた。
彼女にとっては言葉を発してしまう恐れがなくなっただけ有り難い。
「ウウ……」
青年の舌が陰部に当てられ、快感に呻き声をあげる。
じわっと体の奥から熱い液体が滲み出してくるのが分かった。
「本当、おとなしくて可愛いな。ああ、我慢できないよ」
青年はケイティの胸に片手を当て、体を重ねてくる。さっそく挿入しようというのだ。
(待って……、ああ、見ないで、ジェイク!)
以前の記憶が無い彼女には、それは初めての経験となる。
処女を奪われるに等しい。
犬の体は喜んでそれを受け入れようとするが、ケイティの意識は逆に同じ行為を恐れた。
視線を股間に向け目の当たりにするオスの性器は、映像で見たものよりずっと禍々しく思える。
あれが自分の体に突き入れられるのだ。
青年はふふっと笑う。きっと、彼の下になっている可愛らしい犬は、
とろんとした物欲しそうな目で彼の一物を眺めている。
ケイティは意識と肉体のギャップに頭がおかしくなりそうだった。
(あ、熱い……!?)
股間にじんわりと熱が広がった。ケイティの体に荒々しいオスの器官が突き刺さり、
じわじわとその先端が潜り込んでくる。
ケイティの肉体はそれを何度も経験しているはずだった。
でも本人にとっては初めての体験。
体中を満たしてくる熱い快楽の波にうっとりしそうになりながら、はっと気付く。
映像で見たように、この後、男性は激しく腰を振るに違いない。
(だめ、やめて……)
ケイティは動きを押し止めようと、必死に青年の性器を締め付けた。
思い通りにならない体の、そこだけは自分の意思である程度動かせるようだった。
「すごい……、だめだ、出るっ!」
青年が叫んだかと思うと、お腹の中でひくひくと脈動した性器の先端から、
熱い液体がケイティの体の奥に断続的に吐き出された。
(これが、交尾……なんだ……。
 射精……、されちゃった──)
ケイティは、なかば放心したような表情で、ジェイクの様子を窺う。
彼は壁に背を寄せ、目を閉じていた。見ないようにしてくれていたのだ。
(ありがとう……。やっぱり、ジェイクは優しいね……)

757カナリア 10/20:2010/09/11(土) 15:19:19 ID:59+0BbDc
青年は、粗相をしていた。
獣化人の性器の形状は犬のものと全く同じで、その機能も射精のプロセスも同じだ。
本来ならば、激しく腰を振ってメスの体の奥に性器を突き入れた後、
根元の亀頭球を膨らませて抜けない状態で精子を放出し続ける。
青年はケイティの膣の心地よさに不完全な結合のまま射精してしまい、
体を離してしまったのだ。
「どうした? もう終わったのかい?」
「ああ、びっくりした。あっちの女の子より締め付けがすごくって……。
 ははっ、情けないところ、見せちゃいました。
 次はきちっと繋がってやりますよ」
次って──!?
交尾が終わって一安心したのも束の間、ケイティは気の滅入る現実を知らされる。
青年はまだ何度も彼女に挑むつもりでいた。
ジェイクがケイティの股間に残る精液を濡れタオルで拭き取り、青年を指導する。
「シーツの替えは係に連絡すればすぐに持ってくるから。
 汚れが酷いときは鎖を外して彼女を洗い場に連れて行ってやってくれ。
 乾燥機は直接当てても大丈夫な温度になっている」
ジェイクの手が体に触れる度、ケイティは彼に抱き付きたい衝動に駆られた。
「僕の番は最後だから、待ってて」
言っても分からないか、と笑ってケイティの頭を軽く撫でると、
ジェイクは部屋を出て行った。

シェトランド・シープドッグの青年は、結局その後2回、ケイティと交尾をした。
亀頭球で完全に繋がった体は2回とも30分は離れないままで、
ケイティは交尾の歓喜に疼くメス犬の快楽をたっぷりと覚え込まされることになった。
腰を激しく叩きつけられる恐怖は一瞬で、その後の結合の時間は穏やかなものだ。
繋がったまま乳房を優しく揉まれると、体中が熱くなってうっとりとしてしまう。
これがジェイクに与えてもらうものならもっと良かったのに、と思う。
青年が退室した後も、体はまだ交尾の余韻を楽しんでいたが、心は晴れない。
1人あたり平均3回で計60回だとすると、1日に10回弱の交尾をしなければならない。
ジェイクと愛し合うまでの道はまだまだ遠かった。
施設の係員に体を洗ってもらい、栄養食が与えられ、ひとときの休息を取る。
そうしているうちに、体がまた交尾を求めて疼き出す。
股間から染み出てくる愛液を舐め取っていると、次の男性が部屋に現れた。
(こういうシステムなんだね。カメラで見られてるのかな……)

もしかしたら、ジェイク以外にも知り合いが共有登録をしているかもしれない。
そうだったら恥ずかしいな、とケイティは思ったが、
次々に彼女の体を利用していく共有者たちの中には、ひとつとして知った顔はなかった。
「また会えたね。君と交尾するのを楽しみにしてたんだ」
「光栄だなぁ、あのケイティ・パーカーと交尾ができるなんて」
「料理も、生身の君も大好きだよ」
様々な毛色の犬種をベースにした獣人たちが口々に言う。
ケイティは、彼らのほとんどが自分の料理のファンなのだと理解した。
愛されていることを知り、彼女の気持ちにも余裕ができる。
体を本能に委ね、男たちとの交尾に真剣になった。
どのようにすれば、彼らを喜ばせられるのだろう。
ジェイクのためにたっぷり練習しておきたいという気持ちもあった。
膣での締め付け方を工夫してみたり、犬がじゃれつくようにして喜びを全身で表したりした。
そして、6日が過ぎた。

758カナリア 11/20:2010/09/11(土) 15:20:23 ID:59+0BbDc
係員に食事のビスケットをおねだりして、元気いっぱいの体で、
ケイティはジェイクを迎えた。
最初にこの寝所に来たときに比べ、すっかり犬らしい動きが身に着いてしまったケイティは、
床にぺたんとお尻をつけた犬の座り方でジェイクの顔を見上げ、
尻尾を千切れんばかりに振って愛想を振り撒いた。
二本足で立つことを体が忘れてしまったかのようだ。
嬉しさのあまり、小便をちょろちょろと漏らしてしまったことに気付かないくらい、
彼女の気持ちは浮かれていた。
「ケイティ、会いたかった」
わたしも、と大きな声で応えたいが、食事のとき以外は口輪を嵌められたままだ。
ジェイクは彼女の体を抱え上げ、濡れタオルで小便を拭き取りながら、
ベッドに優しく寝かせる。
「誰かに、酷いことはされなかったかい?」
ジェイクは鼻輪の留め金を外し、鎖と共に抜き取る。鼻中隔に開いた穴を丹念に観察し、
血が滲んだりしていないかを見ている。
彼は次に、ケイティの乳房を上から順に、一つずつ丁寧に撫で、
これも傷を付けられたりしていないか確かめるのだ。
ずっと彼に見て欲しかった乳房に何度も触れられ、じっくりと眺められて、
ケイティは嬉しさでいっぱいになった。
(ジェイク、優しいね。したくてたまらないはずなのに……)
そう思って、ケイティはすぐ自分の方が早くしてほしいと願っていることに気付き、
可笑しくなる。
ジェイクの指先が、ケイティの膣口を押し開く。
とろりと溢れ出す粘度の高い液体は、愛しい人を導き入れたくてたまらない、
彼女の気持ちを代弁している。
しかし、ジェイクはタオルでそれを拭き取り、彼女に「おあずけ」を食らわせる。
そこも度重なる交尾で擦れたり腫れ上がったりしていないかを調べているのだ。
残念な気持ちになったケイティの耳に、思わぬ言葉が飛び込んできた。
「相変わらず、きれいなおっぱいだね」
検分を終えたジェイクが、ケイティの胸をそっと撫でた。
体中が、嬉しさにかっと熱くなる。
料理の味なんかよりもずっと誉めてもらいたかったところを、
ジェイクは分かってくれていた。
当たり前のことであるが、共有登録をしているジェイクは、
彼女の美しい乳房を何度も見ているのだ。
はっはっと荒い息を立て、尻尾を振り回して嬉しさを表現するケイティを、
ジェイクは抱え上げた。

759カナリア 12/20:2010/09/11(土) 15:21:39 ID:59+0BbDc
「僕が最後だからね。時間はいっぱい使えるんだ」
彼はすぐに交尾を始めなかった。
ベッドの上に尻をつくと、いつもしていたように、ケイティを背中から抱き締める。
そしてゆっくり、彼女の後頭部を甘噛みで愛撫する。
「長くこの体で居ると、人間の心をそのまま持っていたはずなのに、
 ものの考え方が犬のそれに支配されていくような気がするんだ……」
何だか分かるような気がする、とケイティは頭の中で返事をした。
自分もここ数日でまるっきり本当のメス犬になってしまったような気分だ。
ジェイクは、今の彼女に言葉が通じるとは思っていないだろう。
彼は独り言を言っている。
それはきっと彼の本心のはず。そう思ってケイティは耳を傾ける。
「犬ってのはけっこう独占欲が強くて嫉妬深い生き物なんだ。
 ときどき、共有者たちを全員噛み殺して、
 君を僕だけのものにしたい衝動に駆られることがあるよ……」
(ジェイク、それは、それだけわたしを愛してる──ってこと?)
頭を上げて彼の口元を舐める。
ケイティは、自然に犬の挨拶行為をしている。
体を突き動かしているのは胸の底から溢れてくる情愛だ。
「でも今は、満たされている──」
(わたしだって……)
ケイティはジェイクの言葉に心で頷きながら、同時に罪悪感を覚えていた。
やはりこんな形で相手の気持ちを知るなんて、フェアじゃないような気がした。
でも、他に方法はなかったのだから。

ジェイクの手が、胸の乳房を包み、ゆっくりと揉みあげる。
指先が乳首に触れ、ケイティはぐっと頭を仰け反らせた。
「気持ちいいかい?」
ジェイクは笑って、ケイティの体を仰向けに転がす。
いよいよだ──。
熱い塊が、膣口に押し付けられた。優しいゆっくりした抽送から、
徐々に激しくなる腰の動き。
ケイティは体の奥に叩きつけられるものを必死に受け止めた。
ジェイクの腰の動きが止まると、下腹部に充足感が満ちてくる。
彼のものが、根元を大きく膨らませてケイティの中に収まっていた。
荒々しく吐く息と強い鼓動のリズムに合わせ、
ジェイクは激しく精を放つ。
(ああ、気持ちいいよ、ジェイク……)
ケイティは溢れてくる想いを言葉に変えられないもどかしさを感じる。
この嬉しさをどうしてもジェイクに伝えたい。
ジェイクに知ってもらいたい。
わたしは今もケイティのままだよ、と。
今、二人が初めて、本当に心の底から互いを愛し合っているという事実を──。

ケイティは訴えるような目で、ジェイクに対して呻き声をあげた。
自分が理性を失ってないことを、彼に知られてはいけないのに。
「キスをしたいのかい?」
ジェイクはそう言って、彼女の口輪を外した。
「愛してるよ……」
「わたしも──」
反射的に、ケイティは返事をしてしまっていた。

760カナリア 13/20:2010/09/11(土) 15:23:11 ID:59+0BbDc
そのまましばらく時間が止まったように思えた。
呆気に取られたジェイクの顔は、次第に険しくなる。
「まさか、あの薬を飲んだのかい……?」
まだ射精を続けていたジェイクの性器が体の中で張りを無くすのを感じ、
ケイティは慌ててそれを強く締め付けた。
「ああ、ごめんよ、驚いたものだから──」
ジェイクはケイティの頭を優しく撫で、腰を揺すって一物を再び硬くする。
彼も繋がったままで居たいのだ。
「ごめんなさい、わたしだけがジェイクの気持ちを確かめるのって、
 耐えられなかったの……」
「そうか、アレンのやつだな。あいつめ」
ジェイクの首筋の毛がざわっと立ち上がる。
これまで見たことの無い怒りの表情を愛する者は浮かべていた。
「知ってるの? やっぱり、わたし……、
 喋っちゃダメだったのかな?」
「それは……」
ケイティは約束を破ってしまった。ジェイクの態度から察するに、
深刻な事態であることは間違いなかった。
「わたし、いけないことをしたかな……?
 ジェイクも喜んでくれると思って……」
涙がぽろぽろと零れる。
「いや、とても嬉しいよ」
指先でケイティの涙を拭い、済んだことは仕方がない、とジェイクは言った。
「僕がなんとかする。今は全部忘れて、交尾を楽しもう」
「ジェイク……」
まだジェイクの体の一部は自分の中にあり、断続的に熱い液体を放っている。
何故だか、また涙が零れた。
これまで重く積み重なってきた不安が消え去った、安堵の涙なのか。
こうして愛しい彼と体を繋げ、最奥に精を受け止める歓喜の涙なのか。
「ほら、笑って。君の喜ぶ言葉が聞きたかったんだ。
 20年もの間、ずっとね──」

761カナリア 14/20:2010/09/11(土) 15:24:32 ID:59+0BbDc
一度目の交尾が終わって、二人は洗い場でシャワーを浴びる。
二本足で立つとフラフラするケイティをジェイクが慌てて支える。
いっそのこと、と2人とも四つ足になって互いの体を洗った。
被毛を乾かし、しばらくベッドの上で体を寄せ合っているうち、
ケイティの発情した犬の体が疼き始める。ジェイクはすぐにそれを察した。
「もう一度、しようか?」
「うん……」
目の前に、最愛のジェイクが居る。ケイティは初めて、人と人として裸の彼と向かい合った。
黒く美しい滑らかな被毛の下に、はっきりと感じられる力強い筋肉の盛り上がり。
情熱的で精気に満ちたその体を、惚れ惚れと眺める。
普段目にしても気に留めていなかったところを、発情しているケイティは意識してしまう。
鞘に収まっている状態のジェイクの性器に目を止め、すぐに慌てて視線を逸らす。
その動きをジェイクは見逃さなかった。
「よく見てみたい?」
「えっ……!? う、うん……」
直視するのは少し怖かった男性の器官であるが、ケイティは改めてそれをよく知りたいと思った。
ジェイクの愛しい体の一部なのだ。
それに、他のみんなには悪いけど、ジェイクにだけは特別なことをしてあげたいと思う。
ケイティは、ジェイクに近寄って腰を下ろす。
「ほら……、ジェイクもお座りして」
つんと上を向いた毛皮の鞘。その下にぶら下がっている二つの大きな毛の玉。
自分には無いその器官は不思議な形をしている。
そっと手を伸ばし、両手で鞘を引き下ろすと、桃色をした槍状のものが飛び出した。
それは見る見る大きくなり、表面に浮き出た血管によって真っ赤に染まる。
(これが、ジェイクの……。わたしの中にさっきまで入ってたんだ……)
肉球に感じる、とくんとくんと血の流れる響きが心地よく、愛おしい。
先端の尖った部分から、ピュッピュッと透明な液体が飛び出す。
それは、女性の体に挿し込むときの潤滑剤になるものだ。
ケイティは無意識に、犬がするようにそのジェイク自身の先端に舌をそっと当て、
優しく舐め回していた。
「まるで、犬みたいだね」
ジェイクにそう言われて、ケイティは我に返る。
「気持ちよかったよ。じゃあ、お返しだ」
ベッドの上に体を押し倒され、熱を帯びて疼く陰部をジェイクの舌が這う。
(ああ、気持ちいい……)
はぁはぁと激しく息を吐き、上半身を捩って、ケイティは快感に酔い痴れる。
熱い舌先は膣口を割って、粘膜を優しく舐め上げる。

可愛らしく喘ぎ続けるケイティの反応を確かめながら、ジェイクは「おやっ?」と呟いた。
「もしかして、今年はまだ一度もイってないのかい?」
「えっ? 何……?」
ケイティはきょとんとした顔をする。
ジェイクの予想は当たっていた。彼女はそれがどういう意味で、
自分の体がどういう状態になるのかを、まるっきり乙女のように、
知らずに居るのだ。
「よかった。じゃあ、僕が教えてあげるから──」
「うん……」
何か素敵なことが起こるのを予感し、ケイティは身を委ねる。
762カナリア 15/20:2010/09/11(土) 15:25:34 ID:59+0BbDc
ジェイクは、今度は彼女の体を抱え起こし、四つん這いの体を重ね合わせて、
本物の犬のように後ろから貫く。それが2人の体には本来自然な姿で、
お互いに腰の高さを合わせようと、協力して体を結合させる喜びがある。
ジェイクの腕はケイティの腹を抱え、腰だけの動きで狙いを定める。
ケイティは彼を迎え入れようと頑張ってお尻を上下に揺らす。
息の合った2人の体はあっという間に結合を果たし、
ジェイクの強い腰の動きが、それをさらに確実なものにする。
2人は完全に一つになった。
嬉しさに首を巡らせると、すぐ目の前にジェイクの顔があり、鼻先と鼻先が触れ合う。
体を重なり合わせたまま、2人は顔を見合わせ、互いの口先を舐め合った。
しばらくそうした後、ジェイクは犬の作法を捨て、彼なりのやり方で愛を表現する。
ベッドの上に腰を落として、ケイティの小さな体を抱きかかえる。
そうされると結合部分にケイティの体重の全てがかかり、
先端がより体の深い部分へと突き刺さってくる。
亀頭球が膨らんだ状態になっても、ジェイクは射精をするのを我慢していた。
そのまま、ケイティの乳房に片手を。もう一方の手を、股間の敏感な突起にあてがい、
優しく刺激する。
「あ……、ああっ……」
体を震わせるケイティの反応を確認して、さらに愛撫を続けるジェイク。
後頭部の毛を甘噛みで愛撫され、鼻をキューンと鳴らしたケイティは、
自分が甘えた犬の声を出せることに驚いた。
そのまま甘え声を繰り返し、ジェイクに嬉しさを伝える。
「もっと気持ちよくしてほしい?」
言葉を返そうとしてもまともに声が出せないくらいに感じていたケイティは、
嬉しさと気持ちよさで目尻に涙をにじませながら、必死に頷く。
ジェイクの熱い舌が、耳の内側の毛細血管が張り巡らされた敏感な肌の部分に絡みつく。
背筋がゾクゾクする。
ジェイクの性器が体の内側の粘膜に密着し互いの体を繋ぎ合わせているのと同様に、
耳と舌が2人の体を繋いでいる。
ケイティとジェイクは体の二箇所で愛を交わしている。
他の男性たちと交わったときの倍以上の快感がケイティの身を貫く。
ジェイクは舌を離さないようにケイティの耳の中に押し込みながら、
大きな裂けた口で耳全体を甘噛みする。
(これが、ジェイクのよく知ってる、わたしが好きな愛され方──?)
そう思った瞬間、全身を激しい快感が襲った。
ジェイクを包んでいる部分が激しく痙攣し、それが体中の筋肉に伝わっていく。
頭を大きく仰け反らせ、舌をだらりと垂らし喘ぐ。
後ろ足がぴんと張り詰め、前足は宙を掻くように突き出される。
同時に、ジェイクの精が体の奥に強く放たれ、
ケイティは頭の中が真っ白になっていくのを感じた──。


763カナリア 16/20:2010/09/11(土) 15:32:33 ID:59+0BbDc
──また思い出した、あの感覚。
(戻ってきたよ……、ジェイク……)
何度も味わっている「それ」が身を包む。
どこか遠くから魂がすっと肉体に降りてくるように、
体が目覚める温かい心地よさが急速に広がり、意識がはっきりとしてくる。
(えっ……、ジェイク……?)
発情が終わり、全ての記憶を失って目覚めたのだと思ったケイティ・パーカーは、
自分がジェイクのことを覚えていることに驚く。
嬉しさを抑え切れずぱっと目を開いたケイティが見たものは、それは異様な光景だった。

正面に鏡があり、自分の姿を映している。
目覚めのときにいつも着せてもらっている、
薄い生地のネグリジェを羽織ったウルフ・スピッツの姿ではなかった。
ケイティは全裸のまま、少し足を曲げた姿勢で直立していた。
いや、させられていた。
八つの乳房が、体の前面で呼吸に合わせ上下に揺れている。
背中側に、頭の上に突き抜けた丸太状の支柱が見える。
裸のケイティには僅かな装身具だけが着けられていた。
これ見よがしに正面に大きな南京錠が留めらた太い革製の首輪が嵌められ、
おそらくその首輪から伸びた鎖が後ろの支柱にしっかりと固定されている。
鼻輪がまた通されており、短い鎖が鼻先でブラブラと揺れた。
貫通している鉄の輪は前のものより心なしか重く感じた。
首輪の左右から二本の短い鎖が出ており、両腕に嵌められた枷が鎖に吊られ、
犬が"ちんちん"をしているときのような手つきを彼女に強要していた。
支柱から手前に突き出した横木が、彼女の股間の部分を支えている。
目覚めたばかりの足に力が入らず、体重のほとんどがその部分にかかる。
ケイティは膣の中に、
獣化人の男性の性器を模した大きなディルドが埋まっていることをはっきりと感じた。
(動け……ない……?)
彼女は、「止まり木」に体を拘束されていたのだ。
何のために──?
心臓がどくんと脈打った。体全体がかっと熱くなる。
ぐるぐると体内をめぐるやるせない淡い快感の波。
止まり木の横木に押し潰され気味に飛び出した陰核がずくずくと疼いた。
(いやっ、どうして……!?)
驚いたことに、発情がまだ続いているようだ。

764カナリア 17/20:2010/09/11(土) 15:33:51 ID:59+0BbDc
「……一生恨むからな、兄貴。もし、ケイティが──」
「彼女がいずれこの道を選ぶって予感はあったんだろ?
 遅いか、早いかだけだ」
「だからって、相談もなしに……
 もう少しで僕は知らずに──」
「ほら、彼女が目を覚ましたようだ」
懐かしい声と、覚えのある声が聞こえた。
薄暗い照明の下に、2人の獣化人の影が現れる。
ジェイクとその兄、管理局の医師長アレンの姿を見て、
ケイティは自分が居るのが人口管理局のあの地下の部屋のひとつだと気付いた。
「これは、どう……どういうこと……なんですか?」
体が発情の熱に冒されているためか、上手く喋れない。
尋ねる彼女の表情をゆっくり舐め回すように見つめ、アレンはふふん、と鼻を鳴らし、答えた。
「つまり、こういうことさ」
アレンの指先が、敏感なケイティの陰核を捕える。
横木に軽く押し付けられただけで全身を貫くような刺激を受け、
ケイティは「あっ」と叫んで身を強張らせた。
「君は、死ぬまで発情し続ける、理性も知性も無い獣の体になるんだ──」

残酷な宣言だった。
言葉を喋ってはいけないという約束を守らなかった罰がこれなのか、とケイティは問う。
「喋ろうが喋るまいが、結果は同じだったんだ。
 あの薬を飲んだときに、全ては終わってたんだよ」
「だました……の?」
「君が望んだことじゃないか。管理局として最善の方法を勧めただけだ。
 君にとっても。我々にとっても──」
自分のこれからの運命について、ケイティは思い当たることがある。
共有寝所以外に女性が収容される施設の存在。
それを問い質そうとすると、アレンは、
その前にケイティの体に何が起ころうとしているのかを説明する必要がある、と言った。
第一世代の獣化人は性機能のコントロールが不完全なため、
発情を迎えると人としての意識を失う。
それは体が犬に戻ろうとしている反応なのだと聞かされ、ケイティは驚く。
「今まさに発情を経験している君には覚えがあるんじゃないか?
 体が犬そのものになろうとする。
 心が肉体に支配されるんだ」
心当たりがあった。共有寝所で犬のように振る舞ってしまったこと。
二本足で立とうとして足元が覚束なくなったこと。それはまさにアレンの言う通りだ。
これは別に女性だけに起きることじゃない、と彼は言う。
ただ、女性の発情期のそれが限度を越えているということだ。
「僕たちは人の姿を捨てた以上、この体と上手く付き合わなきゃならない」
犬に近付いた体を元に戻すには、女性の場合、交尾により発情期の性衝動を鎮めることと、
年に一度の共有されるタイミングを利用して抑制剤を投与することが必要だが、
ケイティが飲んだ薬には、抑制剤の効き目を失くす抗体を体内に作る作用があるため、
犬化の進行を止めることができなくなる。
行きつくところまで行けば、二度と人間らしい心を取り戻すことはない。
765カナリア 18/20:2010/09/11(土) 15:34:59 ID:59+0BbDc
「どちらかというと、精神の退行を遅らせる効果の方が、
 あの薬の副作用といったところかな。
 発情しても意識があるのはそのためだ。
 元々は、発情した女性を犬のままにしてしまうための薬なんだ」
通常は病死と自然死以外を認めないカナリアの国において、自殺志願者や犯罪者を中心に、
犬人としての生を終わらせる必要のある者に対して行われる処置であるが、
稀に、ケイティのような志願者に投薬されることもある。
犬になった女性は公共の慰安所に身を繋がれ、
果てることのない性欲を鎮めようと日に何度も男たちの精を体に受け続ける存在になる。
共有制度とは違い、第二世代の獣化人も彼女たちを使用することが許されていた。
つまり、公衆性欲処理器にされるのだ。
幸いなのは、人としての知性も記憶も失くすため、
快楽のみに身を委ねる自分に疑問を感じないで済むことだけ。
「この"止まり木"は、今後君がずっとお世話になる、寝床だ。
 発情の止まらない君たちは、常に膣に何かを入れてないと気が狂ってしまう。
 それと、自傷を防ぐため、就寝中も拘束しなければならないんだ」
(そんな……)
ケイティは身を震わせる。
あの青年が言っていた言葉が思い出される。
まるっきり獣みたい、という形容。
自分は発情した獣の身に成り下がり、この先二百数十年もの間、
延々と知らない男たちに犯され続ける。
自分に好意を寄せている者たちばかりではなく、ただ性欲を満たしたいだけの男たちにも。
いずれ、母乳も出るようになるのだろう。
ただの牝犬、どころではない、
愛液や乳などの体液をまき散らして快楽に喘ぐ、淫らな獣になるのだ。
「今は別の薬でなんとか意識を保っているが、
 それが切れれば、君は発情したままの犬になるんだ」
ケイティはがっくりと頭を垂れた。
大粒の涙がぼろぼろと零れた。

その目尻に、熱いものが当てられる。ジェイクが涙を舐め取ってくれていた。
そうだ──、と思う。
この処置を受けなければ、ジェイクとの愛を確かめる術はなかった。
自分が恐れていたことを思い出す。
いつか、彼のことを愛せなくなる日が来て、そのまま寿命を迎えてしまうこと。
それは避けられたのだ。願いは叶ったのだ。
この意識が続く限り、ケイティはジェイクを愛していられる。
「ジェイク……、わたし、覚えていたよ。あなたのこと……」
あなたと交わした愛のことも──。
ジェイクは黙って、大きく開いた口をケイティに近付け、互いに噛み合うような形のキスをする。
(さよなら、ジェイク。いままでありがとう)
ケイティは目を閉じ、最期のときが来るのをこのまま待とうと思った。
覚悟をしていたこととはいえ、自分の存在がこの世から消え去っていくのは恐ろしい。
せっかくジェイクとも愛し合えたのに、彼にもまた悲しい想いをさせてしまう。
ここへきて初めて沸き起こった後悔に体を小さく震わせながら、
ケイティは、意識が薄れていくのを止められなかった。
(いよいよ、犬になるんだ──)

766カナリア 19/20:2010/09/11(土) 15:36:36 ID:59+0BbDc
そんなケイティを現実に引き戻したのは、鼻先に走る鈍痛だった。
「キスには鼻輪が邪魔かな?
 残念、これはもう外せないんだ」
アレンが鼻輪の鎖を軽く引いていた。
「よせよ、兄貴。嫉妬は見苦しい」
ケイティから口を離したジェイクが、アレンを睨み付け、怒りを露わにした声で低く唸る。
「まあ、待てよ。彼女を正気付かせたかっただけだ。このままじゃ……」
「わかってるさ。だが、他に方法があるだろう!」
「……どういうこと?」
まだ2人が自分に話したいことがあるらしいのは分かった。
だが、ケイティが知りたいのは、アレンが嫉妬をしている、ということの意味だ。
(わたしがジェイクとキスをしていたことに、アレンが嫉妬しているの?)
教えていいか、と問うアレンに、ジェイクは頷いた。
「……そうさ、確かに、僕は嫉妬している。
 このことをどうしても話さずにはいられないんだから。
 君はジェイクが後見人に志願したのだと思っているだろう?
 本当はそうじゃない。
 君が2人のうちどちらを選ぶか決められず、公的機関に判断を委ねたんだ」
「わたし……が?」
戸惑うケイティに、ジェイクが説明を加える。
「ケイティがその体を手に入れて最初の発情を迎えるまでのある時期、
 僕たちは3人で暮らしていたんだよ──」
獣化人に与えられるのは、生後半年程度の若い犬の体となる。
発情すれば記憶を失う女性の獣人にあらかじめ後見人を選ばせておくため、
期間を定め、交代で男性と暮らす制度があった。
「僕たち2人が君に選ばれたのは嬉しかった。でも、後見人には1人しかなれない……」
「君より早くこの体になった僕たちの心は、半分は犬だ。
 だから、公にこんな風に結論を出すことも認められている」
アレンは首元の毛を掻き分け、斜めに裂かれたような大きな傷跡を見せる。
「決闘をしたんだ。なかば、殺し合いのね……」
ケイティは驚いて2人の顔を交互に見る。
彼らはかつて自分のために、命を懸けて闘っていた。
2人の自分に対する愛情に胸を打たれる。
そしてこれは、人でなくなるケイティへのアレンの瀬戸際の告白だ。
どんなに長く、強く、ケイティに対する気持ちを抑えてきたのだろうか。
しかし、突然過去を知らされても、急にアレンを愛することはできなかった。
もっと早くに教えてくれていれば、あるいは──
「ごめんね、覚えてないよ……」
アレンは目を細めて、それでいい、と言った。
「どうせ僕は仕事が手一杯で、料理の味見をしてあげることもできなかっただろう。
 ただ、今でも幸せを願ってる。だから──」
アレンはジェイクに目で合図を送る。
「今一度、ここで交尾をさせてあげよう。ケイティは、しっかり彼の形を覚えておくんだ」
「えっ?」
「そのためにこいつをここに呼んだんだからな」
抑制剤が効かない体になり、発情をし続ける第一世代獣人の女性は、
通常、人としての心を取り戻すことはない。
それは僅かな例外を除けばの話だ、とアレンは言う。
人間らしく生きていた頃に受けた強い刺激や印象的な体験。
そのとき覚えた感覚を呼び覚ますような出来事があれば、一時的に意識が戻ることがある。
「慰安所で受ける刺激なんてのは、体の中に受け入れるものくらいしかないだろ?」
ケイティは理解した。
今ここでジェイクの形を自分のあそこで記憶することができたなら、
彼が慰安所を訪れる度に、ケイティは彼の恋人に戻れるのだ。
それは、今までの人生とは完全に逆のものだ。
記憶の全てが、ジェイクとの愛の想い出で紡がれていくのだから。

767カナリア 20/20:2010/09/11(土) 15:37:57 ID:59+0BbDc
「あまり期待はするなよ。成功する保証なんてないんだ」
水を差すようなことを言うアレンだが、
ケイティはそれが本心ではないことに気付く。
ケイティは、知性が邪魔をして働かなくなっていた犬本来の嗅覚を取り戻しつつあった。
全身に分布する汗腺や臭腺から発せられる物質が示す感情の変化を無意識に感じ取る。
彼女には、アレンが自分やジェイクのことを想っているのが痛いくらいに分かるのだ。
そのことをアレンは知らない。ケイティがジェイクのことだけを見詰めていられるように、
嫌われようと努めている。
ケイティは心の中で礼を言い、彼の気持ちに報いようと思う。
与えてもらったチャンスはこれっきり。自分を愛してくれる者たちの気持ちを無駄にできない。
目の前にジェイクが居る。
ケイティはまた、ジェイクの強い想いも嗅覚で感じ取っていた。

抱いて、とジェイクに言おうとしたケイティは、
口からキューンという犬が甘える声しか出ないことに気付き、慌てる。
体が完全に犬になろうとしていた。もう時間がないのだ。
再び意識を失う前に早く、と手足をばたばたさせる。
「心配しないで。きっと上手くいくから」
ジェイクは優しく語りかけ、彼女を拘束している鎖を解いていく。
服を脱ぎ、黒く光る裸身を、立たせたケイティの体に重ねる。
2人は、強く抱き合う。

 わたしは彼のことを覚えていられるだろうか──
 彼は、何度でもわたしに会いに来てくれるだろうか──
 きっと、大丈夫だよね?
 そう、きっと上手くいくはず──
 あの耳を優しく噛んでもらうやり方が、
 わたしと ジェイクだけの 特別な 合図に なる の だから ……

これまで以上にずっと愛しく思う、素敵な黒い毛並の彼、
ジェイクと体を合わせながら、
ケイティ・パーカーはゆっくりと目を閉じた。


(おしまい)
768 ◆JeKeMo95DE :2010/09/11(土) 15:43:05 ID:59+0BbDc
以上です。

カナリアとは、鳥の名前になっていますが、元はラテン語で
「犬の」という意味だそうです。
規制続きで携帯からの投下は辛いや。
769名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 17:06:10 ID:rs1irSkO
萌えたり切なくなったりエロかったりで、うまく感想がまとまらないくらいだが
とにかく超GJ!
こんな世界観が浮かぶ発想力が凄いわ
770名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 21:17:42 ID:8Ob7IZWu
よかった!すごく楽しませてもらったよGJ!
771名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 22:37:49 ID:dSL4x9Gh
面白いだけにアレンの存在が気になる・・・・
ジェイクだけでいいじゃん
もー
772名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 21:02:34 ID:h4ejGlEa
>>769-770
ありがとうございます。
ちょっと詰め込みすぎで説明不足なところがあったかもしれません。
>>771
ごめん

メ/レ/ン/ゲを踊る犬(ようつべ:Dancing Merengue Dog)を見て、
あいつら体型そのままで普通に二足歩行で生活できるなー、
と思って今回の話を書きました。動画、スゴ可愛いので見てください。

さて、ちょっぴり鬼畜なものも、と思って続きを書きました。
鬱ENDっぽいですが、長い物語の中の災難パート的なお話のつもりです。
苦手な人は注意してください。
性器ピアス、NTR要素あり。NGは ◆JeKeMo95DE でお願いします。


「カナリアの国(慰安所編)」


773カナリア続き 1/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:03:37 ID:h4ejGlEa
「新しい牝獣の受け入れは久しぶりだな」
アンカレジ区のロジャースパークにある慰安所の検査室に、
一頭の牝犬が運び込まれていた。
ここではかつて人間だった獣化人の女性は、「牝獣」と呼ばれる。

15マイル離れたイーグルリバーに住んでいた女性、
可愛らしいウルフ・スピッツの体を持つ獣人、ケイティ・パーカー。
彼女には黒い毛のベルジアン・シェパードの青年、ジェイクという恋人がいた。
この慰安所で働く検査官は、偶然、そのジェイクという青年と同じ容姿をしていた。
話し方の違いに注意しなければ、誰もが同じ人物だと思うだろう。
もちろん、本人たちは出会ったこともなければ、お互いの存在すら知らない。

ジェイクにそっくりな顔立ちの検査官が、
搬入された牝獣を後ろ足で立ち上がらせ、検査用のスタンドから首輪で吊り下げる。
牝獣は発情の熱に冒された身を持て余し、荒い息を吐くばかりで、
おとなしくされるがままになっている。
目に映る、恋人に似た男の姿は、彼女に何の感情も引き起こしてはいなかった。
「20分ほどで済むからね。早くしたくてたまらないだろう?」
交尾を──。
検査官が牝獣の頭を撫でると、彼女はキューンと鳴いて尻尾をパタパタと振った。
くりくりとした可愛い、丸い瞳。
ちょこんと飛び出した立ち耳に、巻き上がった大きな尾。
ふかふかの灰色の毛に包まれた縫いぐるみのような犬の体。
その胸から下腹部にかけて綺麗に並んだ8つの乳房が、
ハッハッという荒い呼吸に合わせて揺れている。
検査官は一緒に運び込まれたデータシートをぱらぱらとめくって目を通すと、
へぇ、と声を漏らした。
「驚いたな、これがあのケイティ・パーカーだとは……」
料理人として有名な彼女がレシピを作った配給食を、誰もが一度は食べたことがある。
牝獣の体にされたということは、何か犯罪を犯したのか、あるいは自殺志願か。
彼女がそんなタイプには見えなかった。データシートを繰ると、
「内分泌異常による発情抑制不全で治療するも効果なし」
と書かれており、検査官はそれを見て納得する。
珍しい例だが、過去に何度かそういう女性を見ていたからだ。

「ケイティ・パーカーだって?」
検査官より少し背の低い、白黒で耳の先が少し垂れたボーダーコリーの青年が、
牝獣の顔を覗き込む。
彼は新しく来た慰安所の職員で、今は検査の補佐役として呼ばれ、ここに居た。
「あー、ホントに本人なんだ。俺、彼女の写真、持ってますよ」
青年がベストのポケットから出した紙切れには、
手のひらサイズの料理──スズキの香草パイを手に乗せてにっこりしている獣化人、
ケイティ・パーカーが写っていた。
目の前の犬の顔と見比べ、間違いない、と頷く。
「配給食の広報の切り抜きか? 何でそんなものを」
「彼女は可愛いし、料理は美味いし。
 同じ地区だから共有登録できないので引っ越そうかと思ってたくらいで……」
青年は、へへへ、と下品な笑いを浮かべる。
こいつはボーダーコリーのくせに、仕事は適当で頭が軽い。
同じ牧羊犬ベースの獣人とは思いたくないな……。
検査官は心の中で彼を皮肉った。
774カナリア続き 2/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:04:25 ID:h4ejGlEa
「きれいなおっぱいだなぁ。形が揃ってるし、色もきれいだし。
 料理してる姿もいいけど、裸だともっと可愛いな」
じろじろと全身を舐め回すように眺められた牝獣は、彼の言葉に、
「ワンッ」
と鳴いて答える。
「褒められてるのが分かるのか? 賢いな」
それは、人間がペットに対してかける言葉と同じ。
青年は獣化処置を受ける前の人間だった頃に犬を飼っており、
そういったペットとのコミュニケーションは、そのときの習慣だ。
目の前にいる牝獣が、本当に理解してるとは思っていない。
彼女は永久に、知性を取り戻すことはないのだから。

「愛称を付けないとな。彼女はもう元の人間じゃない」
「ケイでいいでしょ。ケイ・ロジャースパーク」
牝獣は、愛称と慰安所の名前を合わせて呼ばれるのが慣例だ。
「それだと、元の名前が分かってしまいそうだがな」
「本人かな、と思わせるのがいいんですよ」
「まあ、それでいい」
こうして彼女は「ロジャースパーク慰安所のケイ」という牝獣になった。
検査官が、首輪の斜め後ろの部分にある金属の履歴プレートに彼女の新しい名前を彫り付ける。
そこには、牝獣が慰安所を移転するとまた新しい名前が刻まれる。
「おっと、識別カラータグを切らしちゃってるよ。
 犯罪者あがりの赤しかない」
青年が言うのは、首輪に巻き付けて牝獣を分類するプラスチック製の印のことだ。
新しい牝獣が来ることは滅多に無いので、備品の在庫を切らせたままにしていた。
これを使っちゃいましょう、と言う青年を、検査官が咎める。
「だめだ。管理局に新しいのをもらってくるんだ。
 元犯罪者だと思ってしまえば、扱いが荒くなる。
 よく怪我をさせられてここに連れてこられるのはそういう牝獣だ。
 耳を食い千切られた例だってある」
「酷いなあ」
「わざわざそんなものを付ける理由は、そういう"使い方"をしろっていうことだ。
 彼女には正しいタグを付けるんだ」
「記憶を失っても、咎は消えないってことかぁ」
恐ろしい会話が交わされているが、当の本人はきょとんとした表情で、
2人のやりとりを見守っていた。
タグは後で青年に取りに行かせることにして、検査官はケイの体を調べ始める。
8つある乳房を順番に押し潰すようにして揉み、牝獣を喘がせる。
疾患が無いかを調べるのと同時に、性的な感度も確かめている。
次に検査官は牝獣の性器に手を当てた。
赤く膨らんだ外陰部の窪みに人差し指と中指を揃えて突っ込み、
ゆっくり力を込めて指を開く。
「うん、張りのある健康な膣だ。膣壁も反応してよく動く、極上品だ」
牝獣ケイは、陰部を開かれ品評されるという人間ならば耐え難い辱めを受けながら、
性感を無理に刺激される戸惑いを感じているばかりで、抗議の素振りも見せない。
粘膜の合間から、とろりと液体が溢れ出し、糸を引いて床に垂れる。
それを反射的に舐め取ろうと首を曲げる仕草は完全に犬のものだ。
スタンドに固定された首輪に邪魔されて頭を下げられない牝獣は、
キュウゥン、と困ったときの鼻声を出した。

775カナリア続き 3/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:05:23 ID:h4ejGlEa
「膣のアンケート評価はすごくいいので、特に整形の必要はないね」
検査の行為を羨ましそうに見詰める青年を横目に見て、検査官は言った。
整形とは、彼の仕事の一つであり、利用者の要望に合わせて牝獣の体を調整することを言う。
膣周辺の筋繊維を引き延ばしたり、樹脂を注入して締まり具合を変える。
また、神経を発達させる薬剤で増感処置を行うなどして、
飽きられずに長く利用される牝獣にする。
膣の整形を行えば、本人の感じ方も変わってしまうため、しばらくは反応が悪くなる。
だから、ここぞというときにだけ処置をして、あまり頻繁にはしない。
「でも、いずれはやるんだよねぇ……」
青年は検査官の言葉を聞き、恋心さえ抱いていた牝獣の行く末を憐れみつつ、
多少の欲情も募らせながら、検分が終わった彼女の傍に寄った。
「……うーん、この子、やたらと耳をパタパタさせてるね」
「言われてみれば、そうだな」
それは犬が、耳に何か触れたときに反射的にくるりと回転させる動きで、
彼女は特に何も近くに無いにも関わらず、激しいときは数秒おきに耳を動かしていた。
「気にし始めると気になって仕方ないな」
「神経質なのかなぁ、この子」
彼らは、それが意味することを知らない。
恋人のことを彼女が思い出すことができるかもしれない、万に一つの可能性。
人であった時代に受けた強い印象と同じ刺激を与えられることで、
一時的に人の心を取り戻せるかもしれない。
それは奇跡に近い出来事なのだが、彼女はそこに一縷の望みを見出した。
恋人が彼女の中に分身を収めながら、耳を優しく舐め、甘噛みをしてくれる甘美な愛撫のされ方を、
彼女は決して忘れないと誓った。
記憶を全て失くしてもなお、その想いが無意識のうちに耳を動かしているのだ。
牝獣が記憶を取り戻すという事例が僅かながら確認されていることは、
ごく一部の研究者にしか知らされていない。
二人の男は、これはちょっと珍しい癖を持った牝獣だな、と話し合った。

「膣の整形はしないけど、このままでは使えないな」
「どうしてさ?」
検査官はデータシートに記載されている共有者に対するアンケートの中から、
彼女に対する悪い評価をピックアップする。
「こう見えて、感度が良くないそうだ。
 気持ちよさそうにはするが、喘ぐばかりでイかせることができないって。
 男の愉しみが半減する、と不満の声が上がってる」
「じゃあ、どうするの」
「性感帯を常に刺激する装身具を着けて様子を見よう。
 これでひとまず受け入れ処置は終わりだ」
検査官は、「ピアスを出して」と青年に指示した。
「ああ、これも在庫が切れそうだ。あとで買っておかなくっちゃ」

776カナリア続き 4/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:06:14 ID:h4ejGlEa
牝獣は、桃色の乳首をアルコール綿で消毒されても、
鋭く刺す匂いに鼻をひくひくさせるだけで、自分の身に何をされるのか理解できなかった。
検査官は彼女の右の乳房を強く掴み、乳首を浮き立たせると、
その根元にピアッシング用の器具(ピアサー)の針をあてがった。
人間的な感情を持たない牝獣の体に穴を開けることに、彼が躊躇するはずもない。
手慣れたいつもの作業だ。
パチンという音を立てて器具の先端が閉じられると、針が乳首を貫通していた。
牝獣がキャーンという甲高い悲鳴を上げる。
しかし、胸に走る痛みと検査官の行為に因果関係があることを理解できない彼女は、
検査官本人ではなく、彼が手にしている器具を見詰め、ウウッと恨めしそうに唸るのだ。
検査官は手際よく左の乳房にも穴を開け、
それぞれ、乳首の根元に細い金属のバーを通すと、両端に金属の球を取り付けた。
バーベルピアスと呼ばれる形状のもので、乳首を常に隆起させたままにする効果がある。
牝獣は慣れない乳首の疼きに、キュンキュンと鼻声を立て、異常を訴える。
常にそこを弄られているような感覚があるのだろう。
「へえ、おっぱいに飾りを付けてもらった姿も可愛いじゃない」
青年はそう言って、銀色のアクセサリーを着けられた彼女の乳房の腹を撫でる。
獣化人としてデザインされた体は人間より、そして犬よりもずっと治癒能力が高い。
半日も経てば充分、傷痕は塞がるが、
ピアスを通されたばかりの乳首を直接刺激するのは良くないと彼も知っている。
牝獣は戸惑いながらも乳房を撫でられる気持ちよさを感じ、
嬉しそうに尻尾を振る。
「半日寝かせてから、プレイルームに連れていってやれ」
検査官が指示を出す。
すぐに利用できるようにするつもりが、予定が狂った。
それでも、この後、牝獣を待ち受ける運命は変わらない。
プレイルームに繋がれ、彼女は体に施された調整の効果をたっぷりと思い知るだろう。

「在庫はあと1つだよ。使い切っちゃおう」
青年がピアスの入っていた箱を振り、カラカラと音を立てる。
検査官は「まあ、ついでだからいいか」と手を差し出したが、
青年はピアスのパーツを渡そうとせず、指に摘まんで、にやっと笑う。
「俺にやらせてくれよ」
好きだった女性の体に何か自分の爪痕を残しておきたいという歪んだ想いか。
(つくづく、物好きなやつだ)
オスの持つ本能的な支配欲、所有欲というものだろう。
犬の体になってそれが以前より強くなっていることを自覚している検査官も、
彼の気持ちが分からないではなかった。
「きれいに開けてやれよ。見栄えが悪いと客の評価が下がって彼女が可哀想だ」
牝獣の股間が消毒され、ピアサーの針が当てられる。
小さな検査室に、ひときわ高い悲鳴が響き渡った。

最後に着けられたピアスは凶悪なものだ。
発情して膨らんだ牝の性器に埋もれていた陰核の根元を貫き、
無理やり抉り出そうとする。
牝獣ケイの陰核は常に性器の表面に露出したままの状態にされてしまった。
充血した陰核は小さな赤い果実か宝石を思わせるほど艶々としている。
しばらく放心していた牝獣は、股間の異常に気付き、何度もそこを確かめようとして、
拘束された体でもがく。
検査官が様子を見ようとして顔を近付け、彼の鼻息が軽く陰核を撫でただけで、
牝獣は手足を突っ張って震え、勢いよく小便を漏らした。
「これはまた、随分と敏感になってしまったな。多少は慣れるだろうが……」
「ふふん、この子はこの慰安所で一番の淫乱な牝獣になりそうだね──」
あのケイティ・パーカーが、と青年は繰り返し呟いた。


777カナリア続き 5/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:09:17 ID:h4ejGlEa
──白黒の毛並、耳の先が少し垂れたボーダーコリーの獣化人の青年は、
慰安所の受付窓口に居た。
職員は持ち回りで、雑用から受付までこなさなければならない。
専任者の居る牝獣の世話はそれなりの労働になるが、彼はその担当ではない。
青年は、窓口に現れた利用客──黒い犬の獣化人を見て、目を円くする。
(あれっ? 今さっき、検査室に入ったんじゃ……)
この慰安所の検査官は、今、乳房を噛まれて出血した牝獣の治療に当たっているはずだ。
目の前に居る黒いベルジアン・シェパードの男性が彼でないことにやっと気付き、
喉まで出かかっていた間抜けな台詞を飲み込んだ。
(驚いたなぁ、あの人にそっくりじゃないか)
着ているのが作業衣でなく、ベージュ色のベストであるところを除けば、
その客は、まったく瓜二つといっていいくらいこの慰安所で働く検査官そっくりなのだ。
受付の前で、落ち着かない様子で辺りを見回している。
「お客さん、初めてかい? まずどの子がいいか、選んでよ」
受付は、写真の一覧から好みの牝獣を選んで指名するシステムだった。
客は、百数十頭の牝獣の中から、即座にケイを選び、指差した。
「ああ、ケイね。彼女は人気あるんだよ。でも、残念。そろそろ休憩させるんだ。
 30分だけでいいなら、今日最後の利用ってことで入れるけど、どうだい?
 ただ、片付けも手伝ってもらうよ。こっからインタホンで指示するからさぁ──」

ケイティ・パーカーの恋人、ジェイクが最後に彼女を見てから10日が経っていた。
これまで少なくとも2日に一度は顔を合わせてスキンシップを取っていた相手と会えないことが、
これほど辛いものだとは思わなかった。
あの日、暗い地下の一室で、2人は人として最後の交合をした。
犬の体による長い射精が終わるのを感じたのか、彼女は何度かジェイクの顔を舐め、
嬉しそうな顔でひと声、ワンッと吠え、抱かれたまま意識を失った。
あのときの彼女はすでに犬だったのか、それとも……。
3日後にはもう、彼女は慰安所に収容されたと聞いた。
すぐに会いに行きたかったが、完全な犬になったケイティを見るのが怖くもあった。
ジェイクは口実を見つけ、意を決すると、ようやくここに足を運んだのだ。
慰安所が思ったよりずっと清潔で管理の行き届いた施設だったので、ほっとする。
慰安所には元犯罪者も多いが、他には自殺志願者だけでなく、
獣化処置に失敗した女性の中で命を失わなかった者も収容されていると聞く。
家畜のような扱いは受けていないだろうという予想は当たっていた。

個室に入るとまず、利用者用のシャワースペースがあり、そこで服を脱ぐ。
奥の扉の向こうに牝獣とのプレイルームがある。
淡いベージュ色の壁は共有寝所のイメージと変わらないが、ベッドはなく、
例の止まり木と洗い場が奥に並び、その手前のスペースが牝獣を使用する場所となる。
4メートル四方ほどの狭い部屋の中央に、床の金具に結わえられた鎖に繋がれた犬、
灰色のふかふかした毛並のウルフ・スピッツの姿があった。
休憩に入るところだったので、鼻輪にぶら下げる鎖と口輪は外してある、と聞いていた。
その牝犬は、飼い犬がご主人を迎えるときのようにお尻をぺったりと床に着けて座り、
嬉しそうに尻尾を振りながら、ワンッとひと声吠えた。
せっけんの香りがする。きれいに体を洗われて毛繕いをされた牝獣が客を迎える。
四つ足で立ち上がり、擦り寄せてくる牝獣の頭を抱いて、
ジェイクはそれがケイティ・パーカー本人だということを確かめた。
懐かしい手触り、小さな頭の可愛らしさ。間違えようがない、愛しい彼女の体だ。
ジェイクは、今の彼女が言葉を理解できないことを充分承知しながらも、
話しかけようとする。
彼女が人口管理局に出向く前に出品していた、料理の品評会の結果を伝えようと思っていた。
彼女が最後に作った料理は高い評価を受けていた。
ただ、それを作ったケイティの戸籍は消滅しているため、別の女性の名義になっているのだが。
「ケイティ、僕は──」
声をかけながら全身を抱き締めようと体を寄せるジェイクに合わせ、
ケイティだった牝獣は、後ろ足で立ち上がり、ジェイクの肩に前足をかけようとする。
彼女の胸から下腹部にかけての8つの乳房、そして開き気味にした両足の間の様子が露わになる。
変わり果てた恋人の裸身に、ジェイクは言葉を失った。

778カナリア続き 6/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:10:08 ID:h4ejGlEa
そこにあるのは、乳首と陰核、体の急所に金属のバーベルピアスを埋め込まれ、
常に沸き起こる刺激に荒い息を吐き、
伸ばした舌からたらたらと涎を垂れ流して喘ぐ惨めな牝獣の姿だった。
桃色の乳首は銀色の金属球に挟まれ、充血し、硬くなって飛び出していた。
彼女が獣化人として暮らしていたときより妙に足を左右に開いて立っているのを不審に思い、
股間を見ると、長い太股の毛に隠れて、ここにも金属の装身具がぶら下げられていた。
普通に立てば強い刺激を受けるため、足を閉じられないのだ。
(なんて酷いことを……。これじゃ、発情した犬どころじゃないじゃないか)
ジェイクは立ち上がろうとする牝獣を四つ足の姿勢にしてやり、首輪に目を止める。
金属プレートには、「ケイ・ロジャースパーク」と刻まれていた。
半月ほど前、石かまどから料理を取り出し、
嬉しそうに手渡してくれたあのケイティ・パーカーは、名実ともに、もう居ないのだ。

「ちくしょう、まいったな……」
共有寝所に比べて、やはり慰安所での女性──牝獣の扱いは非情なものだ。
人間性を無視しておきながら、一方で選択された死を認めないという矛盾。
発情した体が精神を蝕んでしまわないように交尾を続けなければならないという牝獣自身の業。
あらゆる事情が複雑に絡み合ってこの状況を作り出している。
自分にはどうにもできないやるせなさがジェイクを襲ったが、
茫然としてるばかりではいられない。
ジェイクは、ピアスのことについては関係者に抗議する意思を固めた。
見たところ、構造的にはいつでも外せそうだ。
外してしまえば、開けられた穴はすぐに塞がる。
今、しなければならないことは別にあった。
目の前の灰色の牝獣は、体を横にしてお尻をぐいぐいと寄せてくる。
発情した牝犬の催促のポーズだ。
彼女は客の姿を見て、臨戦態勢になり、興奮し始めてしまっていた。
今のこの彼女の状態を思い遣らねばならない。
すっかりその気になっている牝犬は相手をしてあげなければ欲求不満になる。
「30分だけというので、少し話ができるだけでもいいと思ったんだけどね……」
理解されないと分かっていても、言葉をかけてしまう。
ジェイクはふっと溜息をついて、すぐ思い直したように彼女の体を後ろから抱いた。

ジェイクはいつもしていたように、小さな牝犬の体を背中から抱きながら、
床に腰を下ろした体勢で、相手の体を深く貫く。
牝獣は何度も嬉しそうに振り向き、愛想を振り撒きながらも、
目を直接合わせないようにジェイクの視線から顔を逸らす。
愛する者が見詰め合わないのは、人と犬のコミュニケーションの取り方の大きな違いだ。
(本当に犬になってしまったんだな……)
獣化人のときの彼女は、発情して知性を失くしていても、
どこか人間らしいところが残っていたように思う。
違っているのはそういった行動だけではなかった。
獣の激しい生殖本能が、オスから精子を搾り取ろうと牝獣の体を必死にさせるようだ。
自分から腰を揺すり、断続的に締め付ける彼女の動きで、
ジェイクはあっという間に射精していた。
牝獣も同時にビクビクと体を震わせて絶頂を迎える。
これは体のあちこちに着けられた性具の効果なのだろうか。
彼女の体は以前よりずっと感じ易くなっている。
前は耳を甘噛みしてあげなければイけなかったというのに。
今日も時間があれば、そうしてあげるつもりでいた。
アレンが与えてくれた、2人の儚い希望。
彼女が記憶を取り戻すかもしれない、魔法の合図。
しかし、ジェイクは今ここで彼女を正気にさせることを躊躇った。
今の彼女の心は、眠り姫のように、ずっと眠っている。
ジェイクが揺り起こしたときだけ、目を覚ますはずの彼女。
目覚めの度に、自分の体が惨めに、淫らに造り変えられているとしたら……?
そんな恐ろしい思いを彼女にさせたくなかった。
779カナリア続き 7/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:10:55 ID:h4ejGlEa
「ごめんな、ケイティ……、ケイ。
 今日は交尾だけにしておこう。
 またすぐに会いにくるよ。体に着けられたものも、なんとかしてあげるから」
「ワンッ」
(返事をしてくれるのは嬉しいけど、
 意味が分かってるわけじゃないんだよな……)
ジェイクは何かのはずみで彼女が意識を取り戻してしまったときのことを考え、
体を繋げたまま体勢を入れ替え、抱き直す。
向かい合って抱き締めていれば、仮に意識が戻ったとしても、
体に施された惨めな装飾を目に入れないようにしてあげられる。
牝獣は、ジェイクの胸に自分の体を押し付け、気持ちよさそうな表情を浮かべる。
ジェイクは彼女の乳房が硬く張ってきているのを肌に感じた。
下腹部の乳房の膨らみも、以前に比べるとずっと大きい。
これは抑制剤が効かなくなった牝獣の体に必ず起きる変化で、ジェイクも聞かされている。
子孫を残せない獣化人の体にも、機能として残り続けているもの。
与える相手が居ないにも関わらず、母乳が自らの存在を主張するかのように溢れ出してくるのだ。
これも何とか止められないものか。
ジェイクは、人口管理局で獣化人の技術改良を続けている兄、アレンに相談してみようと考えた。

ジェイクはいつもよりずっと早く射精が終わったことに驚く。
それだけ牝獣ケイが頑張って相手をしてくれたという証拠で、
こんな姿になった彼女もまた愛しいとジェイクは思うのだ。
プレイルームの入口に設置してあるインタホンから、連絡が入る。
「……時間が過ぎてるんだけど、もう終わった?
 さっきも言ったけど、片付けを手伝ってもらえるかな。
 牝獣の体をきれいにして、休憩させるんだ」
その日最後の客には、こういうこともよくあるらしい。
ジェイクは声の指示に従い、ケイの膣を洗浄し、毛並を乾かしてやる。
慰安所では、23時間ローテーション制という体制で、
牝獣は15時間の交尾時間(洗浄と食事、排泄など、職員による世話も含まれる)と、
8時間の休息を繰り返すことになっている。
こうすることで、多くの利用者に機会を与えることができるという理屈だ。
休息といっても、内分泌が完全に狂ってしまっている牝獣の体には、
常に交尾を続けていると思い込ませる必要があり、そのために「止まり木」が用意されている。
その名の通り、小鳥が羽を休める足場を思わせる、木材を組み合わせた台のことだ。
ジェイクは一度、人口管理局の地下でケイティが止まり木に固定された姿を見ているが、
それは惨めなものだ。
強制的に直立させられた姿勢で、剥き出しの乳房が喘ぐ吐息とともに揺れる。
横木に押し付けられた陰核は常に刺激されているし、本当に休息になるのか疑問だ。
野生動物はほとんど睡眠を取らないという。彼らと同様、頭脳を休める必要がなくなった牝獣は、
体を固定して疲れを取るのが合理的だという理屈か。
止まり木にケイの体を固定することを、ジェイクは躊躇する。
しかし、インタホンの声に急かされ、愛していた者の身を苛む作業を開始した。
前足の足首に枷を嵌め、首輪から吊り下げる。
止まり木から突き出した横木に据えられたディルドは、
獣化人の男性の勃起した状態の性器をかたどってある。
実際は少し小さめに作ってあるのだが、
生身の性器は相手の体内に収まってから完全に膨らむものなので、
獣化人の男はそのサイズを自覚せずにいるのが普通だ。
こうして改めて見ると、あまりの大きさに溜息が出る。
(女の子の体はこんなものを受け入れなきゃならないのか……)
再び係員の声に急かされ、ジェイクは仕方なくケイの体を抱え上げ、
ディルドの上にゆっくりと下ろす。
想像通り、彼女は亀頭球の部分が膣口を通るときに悲痛な鳴き声をあげたが、
完全に体の中にディルドが収まってしまうと、また尻尾をパタパタさせて愛想を振り撒いた。
ジェイクにとっては、ずっと対等な存在として付き合ってきた彼女が、
抗議の言葉ひとつも口にしないことが、寂しかった──。


780カナリア続き 8/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:11:46 ID:h4ejGlEa
「だからさぁ!」
慰安所の受付で、ボーダーコリーの青年は少し語気を荒げる。
さっき来た利用客が、牝獣の体からピアスを取ってやることはできないかと抗議しているのだ。
「次回ご利用時に申し出てくれれば、そんときだけ外すって」
「そういうことじゃない」
「ああっもう、面倒な人だなぁ!」
相手は簡単に引き下がる気はないようだった。
理由さえ説明すれば、この石頭も理解するんだろうか?
「彼女はそのままじゃイけないらしいからああやって刺激してるだけで、
 イき癖がついたら外してやってもいいんだよ。
 感度が良すぎても文句出るしさぁ」
「本当か?」
嘘ではない。ただ、その判断をするのは自分じゃないが、と頭の中で吐き捨てる。
「あんた、あの牝獣の知り合いなの?
 元恋人だった、とかさぁ?」
図星だったようで、利用客は押し黙り、青年を睨み付ける。
「ああ、いい、いい。
 別に、慰安所の利用に制限は無いんだ。
 恋人だろうが、兄妹だろうが、自由さ」
男はようやく納得したのか、
「とにかく、彼女が慣れたらすぐに外してやってくれ」
と言い残して立ち去って行く。

「もっと飾り付けしてやっても可愛いと思うんだよな……」
彼に聞こえるか聞こえないかの声で、青年はわざとらしく呟いた。
それにしても、あの検査官とそっくりの男が、牝獣ケイの恋人だったとは。
だが、と青年は思う。
(ケイはさ、検査室であんたとそっくりの男の顔を見ても、
 何の反応も示さなかったんだぜ?)

男の気持ちは分からないでもないな、と思った。
ケイは可愛い。
そして、あの牝獣はきっと自分のことを気に入っている──。
青年は、牝獣ケイが慰安所に収容されてから3番目の交尾の相手になっていた。
職員であるのをいいことに、勤務時間の終わりに自分の予約を入れ、
憧れのケイティ・パーカーだった牝獣を客として使用したのだ。
興奮で挿入前からかなりの大きさになった男性器を、牝獣の中へ無理に押し込む。
抵抗する牝獣を肉食獣が狩りをするように口で押え付け、
ピアスが着けられたばかりの乳首と陰核を弄んだ。
そこを刺激されることで何故、体中が快感に包まれるのか理解できない牝獣は、
目を見開いて半ば怯えた表情を見せる。
嗜虐心を存分に満たした青年は、長年膨らませ続けた欲望を、彼女の中に注ぎ込んだ。
素晴らしい才能を持っていた女性の人間性を冒涜する歪んだ行為。
初めはその妖しい感情に浮かれていた彼だったが、完全に結合を果たし、
牝獣を抱き締めているうちに気持ちが変化していく。
体の中に自分の精液を優しく受け止める牝獣が、
獣の純粋で深い愛情を持った存在であることに気付く。
牝獣ケイは、どんなに酷い目に遭わされようとも、受け入れた相手を全力で愛そうとしていた。
青年はこれまで淡々と利用していた慰安所の牝獣に初めて魅せられていた。
781カナリア続き 9/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:12:36 ID:h4ejGlEa
「まさかね、俺がこんな風に牝獣にハマるなんてさ……」
あのときからもう、5回も彼女を抱いた。
自分が顔を見せる度に、彼女の喜びようは激しくなっていると思う。
初めて交尾したときの「あれ」がよかったのか。
パタパタと目障りな耳を押さえつけて甘噛みしてやると、驚いたような表情を浮かべ、
それからは向かい合って交尾をすることを彼女からせがんでくるようになった。
よほど、ああされるのが気持ちよかったんだろう。
利用者アンケートの、ある項目に注目するとはっきりする。
それは、牝獣を利用するときの「体位」だ。
ほとんどの牝獣は後背位でしか交尾しようとしない。犬なのだから、当然だ。
牝獣ケイの場合も全ての利用客と後背位で交尾をしている。
唯一、この自分だけを除いて、だ。
(これは、たまんないな……)
ケイが可愛くて仕方がない。
小さな牝犬の骨盤は、正常位であっても男の股の内側にすっぽりと収まって、
互いの秘められた部分が強く密着する。
人間の体より、ずっと交尾に適したデザインなのだ。
牝獣はこうして愛されるために生まれてきた生き物としか思えない──。

想像を繰り広げながら、青年は備品のカタログをめくっていた。
首輪や枷、ピアスなどの在庫を揃えておかねばならない。
「ふーん、永久リングピアス……か」
彼女に対して優しくしてやりたい、という気持ちと裏腹に、
再び、妖しい衝動が青年を襲う。
これをケイの宝石みたいな陰核にぶら下げてやれば、どうなるだろう。
本来、犯罪者あがりの牝獣に装着するものらしい。
こんなものを着けられた牝獣は、いったいどんな扱いを受けるのだろうか。
利用者にそれを引っ張られ、惨めな思いをさせられても決して外すことはできないのだ。
あの敏感すぎる体で死ぬまで過ごさなければならないのだ。
(でも、俺だけは優しくしてあげるよ、ケイ)
今の立場なら、彼女を自分好みに調整していくことだって、
やろうと思えばできるだろう。そうしてやりたい。
そして、あの男なんかよりずっと、彼女と深い関係になってやる──。

青年は、ふと我に返り、ははっと笑う。
自分は、ケイの元恋人に嫉妬している。
人間だった頃は、いい加減に生きていた。色恋沙汰にも強い感情を持つことはなかった。
これはきっと、犬という種族が持つ本能だ。
「犬ってなぁ、飼ってるときは単純で誠実で可愛いやつらだと思ってたけど、
 自分がなってみるとまぁ、なかなか複雑なもんだねぇ……」
青年はそう呟いて、手元に置いてあった配給食のパイに手を伸ばす。
パイを大きく裂けた口で頬張ろうとしたとき、内線で呼び出しがかかった。
あの検査官が仕事を手伝って欲しいと言っていた。

782カナリア続き 10/10 ◆JeKeMo95DE :2010/09/20(月) 21:13:32 ID:h4ejGlEa
検査室へ出向くと、先ほど休息の時間に入ったはずの牝獣ケイが、
最初にこの検査室に来たときと同じ姿で、スタンドに吊り下げられていた。
「新作の生姜とミートのパイ、もらってきたんだ。食べるかい?」
半分齧ったパイの残りを、牝獣の口へ押し込む。
青年は、それがケイが人として生きていた頃の最後の作品であることを知らない。
ケイもまた、それが自分の考えたレシピで作られたものだと、
思い出すこともなかった。
普段の餌よりも美味しい人間用の食べ物を与えられた牝獣は、
嬉しそうにそれを咀嚼し、尻尾を振る。

「で、何で彼女を連れてきたの?」
「クレームが23件も来ている。利用者の3割が文句を言ってるんだ」
「えっ? 何でさ?」
検査官が言っているのは、彼女が頻繁に耳をパタパタと動かすあの癖のことだ。
目障りだという苦情が集まっていた。
「神経を除去する簡単な手術をする。
 耳はもう動かせなくなるし、噛まれても何も感じなくなるだろうね」
「ふーん……」
「ついでだから、膣にも少し手を入れておこう。
 締め付けが強すぎるっていう意見がある」
「あー、なんだ、せっかく俺の形を覚えさせたのにさ」
「まだ何度も使うつもりなんだろう? すぐにまたお前のを覚えるよ」
検査官は、青年に手伝うよう指示を出す。
全身麻酔をかける前に扱い易くするための催眠スプレーを手にしてケイに近寄り、
ペットに言い聞かせるように囁く。

「さあ、みんなにもっと愛される体になろうね──」

頭を優しく撫でられた牝獣は、尻尾を大きく振りながら、
「ワンッ」
と嬉しそうに吠えた。


(おしまい)


783名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 21:15:21 ID:h4ejGlEa
以上です。

フラグ壊しまくりましたが、救いのある展開も考えてます。
ただ、このシリーズで書くのはここまでにしておきます。
784名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 11:44:12 ID:cZ8+/eJL
エロくて良い話なんだけど切なすぎる…
785名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 18:23:30 ID:KJVO5h8b
読んでて非常に気持ちが沈むけど
有りか無しかで言えば大有り。好きか嫌いかで言えば大好き
GJです
786名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 01:26:27 ID:7jhHwzFX
hosyu
787名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 00:00:38 ID:TtQwOyp2
ネタはあっても文章にできないこのもどかしさ(´・ω・`)
788名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 05:52:50 ID:x8Q5cSti
>>787
俺で良かったら書くぜ
言ってみな!
789名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 09:20:27 ID:QdgEfAlL
>>788
男が居ない種族で、神様から男を創るようにいわれた女の子が、
ほかの種の男を参考に、男を作る話。
790名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 01:24:07 ID:lMbg6DgV
変態マッドサイエンティスト×俺で強制TSTFエロ調教、エロ実験な話を所望いたす
791名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 01:31:07 ID:a8gUzrhR
>>790
なんという俺とお前得
調教エロ実験と言えば豚しか思いつかないが
792名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 02:57:57 ID:/qW/+LOs
エロ実験って言葉にはときめくが具体的にはどんな事があるだろうな
動物との交尾と人間との行為とではどちらに興奮するか何度もデータとるとか?
超強力な媚薬とか変な効果の薬を色々使ってみるとか?
793名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 17:16:20 ID:OBYtujMJ
肉体的には性欲爆発な発情ド淫乱だけど
精神的には乙女のように貞淑で
いやらしい自分の体に激しい羞恥心と自己嫌悪を抱き
はしたないことをするのに強い抵抗を感じつつも流されてしまうような
理想のケモ娼婦を作る研究とかなら俺得
794名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 20:58:37 ID:o0NtWaQr
性的な衝動にどれくらい正気を保っていられるか実験。
虜囚かなんかで、別の種族男女を閉じ込めて薬を投与。だんだんと強力にしていってどれくらいまで耐えられるか。
はじめは相手が寝たらおなぬーくらいかもしれない。
もしくは見て見ぬふりかもしれない。強くしていくと、我慢できなくなって弱い方を小突き回すかもしれない。
もっと強くすると相手がみててもおなぬーしちゃったり股ぐら濡らしたりちんこびんびんになったりするかもしれない。
そしてもっともっと強くすると…?
795名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 21:08:38 ID:ogEJOoy2
具体例を上げられると何か書けそうな気がしてくるな
設定聞いただけでは「何だいそりゃw」って思ってたくせに・・・・・・・くやしい!
796名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 03:07:36 ID:Lp0VGc4V
FFの捕らえられた汎用女白魔や汎用女ナイトにポーキーかけて
「恥ずかしいけど、でもただのポーキーなら別に大したこと…」
と思ったところで、尻にレジスト(状態固定魔法)の呪文を刻印したい
797名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 01:56:37 ID:ClrGOXb5
>>794
それすごくいい
798名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 19:40:53 ID:dEZgUJ2C
バステに関してはレジスト禁止というルール(常識)を破って発動したと言う具合ですね。わかります

ついでに発情の魔法もかけておきたい
799名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 01:18:19 ID:C6a8FYBj
レジストは、「興奮剤」や「あやつる」の効果も固定して解除・治療できなくさせるらしいな・・・
800名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 01:53:20 ID:sBqAqK0S
最近、超欲求不満過ぎる…
カナリアの牝獣になりたいかも

想い人が居るにもかかわらず色々されてしまうケイティだからこそかなり悲劇的だが
自分がなる分には魅力的だと思えてしまう…痛いのは嫌だけど
801名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 03:39:31 ID:Jrs/Mcjo
【異形化】人外への変身スレ第五話【蟲化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1286775543/
802 ◆JeKeMo95DE :2010/10/15(金) 07:25:01 ID:d9aqGULc
>>800
それの話はもういいので、別のネタで盛り上げてください
803名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 23:54:57 ID:EffmWewt
とりあえず保守
804名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 21:13:30 ID:Fq05cLQO
別の晒しは無いものかね?
最近は良作続いてるから期待age
805名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 08:46:51 ID:K4YiR7eo
ソラトロボ発売日保守

…あのゲームの二次創作はここで扱ってもいいのか
それとも作品単体でスレ立つか?
806名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 18:44:27 ID:B9cvG0v+
二次創作なら専用スレ立ててもいいと思う
こっちはどちらかと言うとオリジナル専門みたいなもんだし
807名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 19:59:01 ID:lM508v3T
他に二次創作でスレ分割してる場所見たこと無いんだけど
808名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 20:45:14 ID:AZhZlmyt
このスレ今までも一応二次創作あったよ
BOFとかFFとか天外2とか

しかしどっちにしろゲーム新作って、ネタバレ自粛とストーリーやキャラ把握のために
1〜2ヶ月は経たないとちゃんとしたものは書けない予感
809名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 01:50:37 ID:ODShYtkX
世界観だけを使うなら問題なさそうだけどな
イヌヒトやら設定エロいしな
810名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 20:54:00 ID:nd2mMhXy
ここに晒された作品(オリジナル)の二次創作って書いちゃダメか?
811名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 21:17:31 ID:QZMH3UVx
>>810
良いんじゃないかな
俺は読んでみたいし書いてみたいぜ
過去にもリレー風や良い意味でのインスパイアとかはあったし

ただ投下してから「ごめんなさいその方向性はないわー」と元の作者に言われても泣かない
812名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 20:21:05 ID:KzQ/BOw7
>>812
原作者さんに作品設定について質問するってのはスレの流れ的にはまずいかな?
内容的にまったく亜人関係じゃなくなるかもだし……
813名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 00:36:58 ID:o9t/F4Ot
>>812
外部掲示板借りる・・・と、そっちに人が流れてこちらが手薄になる本末転倒な事態になりそうだな
フリーメールで捨てアド借りてやりとり・・・も、手間がかかるしなぁ

手短に終わるようならスレで問答も良いが
そうでなければ大胆に自分の想像で補って書いても良いんじゃね
あまり原作レイプは良くないけど、ある程度は好き勝手できないと二次創作の意味が無いし
・・・などと、「厨二病の頃に仲間うちでリレーやったが、設定と展開指示でがんじがらめになって破綻した」
という思い出を遠い目をして振り返りつつ言ってみる。

あと、自分で書いてみた後に原作の設定資料集が出て矛盾大爆発で悶絶、というのもある種
二次創作の醍醐味っぽい気もするというかなんというかw
814名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 07:13:18 ID:t87l/p5S
それもそうだな
じゃあとりあえず書いてみる
あくまで二次創作ってことで眼をつぶってもらえればー
815名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 10:50:50 ID:vFwBHeAr
半虹スレの豚化ネタが萌えすぎてやばい
816名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 14:12:18 ID:d1Cwv9JB
ソラトロボ良かった
メスも多いし妄想が膨らむ
817名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 21:42:29 ID:WUBFL7vn
>>815
申し訳ありませんが、豚はおなかいっぱいです。
818名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:02:40 ID:ghDtua39
クリスマスにはきっとプレゼント投下があるに違いないと踏んでいる
819名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:10:43 ID:uQ0maIyp
>>817
817だけに餌食わせてるわけじゃないので問題ないよ。
豚以外のだけ食べてればいいと思うよ。
820名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:19:45 ID:2tjukmEz
ソラトロボのメルヴェーユさんペロペロ
テストと称してレッドに性的なことをすればいい
821名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 05:54:52 ID:KQI6d0zz
メルヴェーユさんとバイオンさんは肉体関係あったんじゃねえのかな
そんな空気ないアレ?
822名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 17:10:31 ID:Wr53Yoaa
たぶんない
ベルーガならあり得る
823名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 00:03:25 ID:A279vu4N
テストしてる時にオペラがイタズラ、ってとこあったけどあれで性的なことしか思いつかなかった。
あとやっぱグレンはオペラに惚れてるよね
824名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 07:08:27 ID:KoiEDnX8
ソラトロボの投下は無いのか?
825名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 08:13:14 ID:ImYOA6Wa
見たいな
826名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 20:40:55 ID:0iIT8RcY
で、誰も書かないの?
全裸で待ってるんだけど
827名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 00:53:24 ID:knKy6zOM
しばらくネタバレ回避期間だろうし。
風邪ひく前に冬毛生やせよ
828名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 01:14:36 ID:ddsMJf6g
>>823
あくまで部下だから気持ちを押し殺してたり求められても作業的にするよう努めてたりすると俺得
オペラさんは没落貴族だから元お抱えの騎士なのかね。
829名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 20:02:13 ID:01hkQdOz
海外にケモノのTCGやテーブルトークRPGがあるって噂を聞いたけどマジなのか?
名前とかさっぱりわからん。
830名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 21:27:33 ID:VQ4/KzHL
詳細は判らんがむしろ海外は獣人なんてメジャーな種族や職業なんだろうしな
いくらでもあると思うぞ
831名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 22:27:08 ID:eWs7DM4O
日本のでも獣人使えるTRPGってのなら
クリスタニアとかガープスシリーズとかあるし
海外ならそれこそ無数にありそうな
832名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:01:28 ID:vbiTAHJ4
色々単語ググったたらFuroticon!っていう同人TCGがあった
あとTRPGでSanguine Productionとか
既出と思うけど。あと流石海外
833名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:30:43 ID:Epj39mT8
古いTRPGだけどワーウルフ:ジ・アポカリプスの翻訳版をPCが人狼ってだけで買ったなぁ
国内だとサヴェッジサイエンスとかいうのがPC全員獣人だった。人形態あるけど

……遊んだこと無いけど
834名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 01:19:31 ID:+TAuKOeI
AD&D用にサーグルのステータスとキャラシーを作った人は見かけたな。
外人はハウスルールで色々作ってやってるっぽい。
あとはトラベラーに犬系のヴァルグル人とライオン系のアスラン人
という宇宙人が出てくる。
爬虫類系のハイブ人ってのもいたような気もするが忘れた。
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYvprCAgw.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYv5rCAgw.jpg
ケモノでTRPGやりたいけど人がいねぇしなぁ。
835名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 03:36:39 ID:3nMte77y
TRPGはGMをコンピューターに任せて一人用にするとWizになるので……
836名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 11:31:54 ID:8z6qZ5+t
アンリミテッド・サガも「コンピューターでTRPGやってみた」感はある
キャラメイクはできないけど亜人獣人は多いし、
キャラ育成が好きな人や攻略計画立てて考えてゲームする人は結構楽しめると思う
837名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 17:51:09 ID:3nMte77y
アンサガは説明書が説明書になってないせいで損してると思う

しかもよりによってアーミック編が一番難しいとか
838名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 19:29:43 ID:WLYdvlhU
アンサガは何故か説明書が別売りなんだよな。解体真書って名前で売ってる
ソフトには何か薄いチラシが付いてるだけ

別売り説明書があれば割と良ゲー
839名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 19:40:58 ID:uvk1S7oZ
獣目当てに中古で買ってアーミックで始めて
速攻投げ出したオレが通りますよ。
オデンはコルネリ王子で始めても余裕だったのに!
840名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 22:13:37 ID:kyGM/2+5
アンサガはシステムさえ理解すればクソゲーから良ゲーへと進化する

かくいう俺もアーミックに釣られました
841名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 22:45:09 ID:RXhBHbi0
EDで明かされる、アーミックの衝撃の真実にたどり付けるプレーヤーはごく一部。

ソラトロボは本当に良いゲームですこと。ケモい女の子がみんな可愛らしい。
842名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 22:52:08 ID:zubkd9aK
オペラさんの胸を揉みたいぜ。
843名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 01:41:59 ID:+WFqdslV
ソラトロボ、ダウンロードクエストでオペラ様とグレン、カルアの過去が明かされたけど
…これはいい、良いぞ!
844名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 01:42:29 ID:37WyTipW
DLクエストでオペラさんが意外と可愛かった
そして確かにキャラ設定を掘り下げる形だったけど…
……短い…
845名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 00:43:40 ID:NbgeCOSi
発売後1ヶ月が過ぎ
ガチのネタバレはともかくソラトロボ小ネタくらい書いてみようかと思ったところで
PC回線がお亡くなりになるという悲劇保守
846名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 23:40:55 ID:oF5D5L52
チーターがガゼルを捕まえるシーン、スローだともの凄く優しげに見える。
847名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 22:26:35 ID:7ck7t1YD
>>846 こんなの?

怖がらないでね〜
足が速いね〜
でも、僕だって速いんだ
可愛いお尻をしているね〜
叩こうとしてるんじゃないよ、軽く撫でるだけだからね〜
ちょっと爪がチクっとするかもしれないね〜
でも引っ掻くつもりはないんだよ〜
少しバランスを崩してくれるだけでいいんだよ〜
ほら、やっと追いついたね〜
怖がらなくていいからね〜
きれいな首筋だね〜
少し押さえつけるからね〜
牙が刺さるけど、痛いのは最初だけだからね〜
苦しいかい?
でもすぐに気持ちよくなるからね〜

おや……?




発情しているね?
848名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 17:27:54 ID:ZcaWNsCO
書かなきゃよかった
849名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 18:51:09 ID:DTi74TNS
グッジョブ
850名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 01:35:00 ID:A73+ItaK
グッジョブ!




リクってして良いのか分かんないけど、鳥人の話読んでみたいな
851名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 09:38:32 ID:keWExu/S
上半身が鳥で下半身が人間なのか、
下半身が鳥で上半身が人間なのかで、かなり扱いが違ってくる
852名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 10:16:04 ID:GGSNaUWu
下半身鳥がいい!
LOMのエレちゃんは花鳥可愛い!!
853名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 22:58:23 ID:keWExu/S
>>852
人間の上半身と鳥の下半身のちょうど境い目を見せてやろう
854名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 00:55:43 ID:PbYIChCq
羽あって鳥顔でふさふさで鳥足で全体的に鳥人というか
855名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 04:02:00 ID:xtZdkMDj
理想はどこぞの体育教師か…
856名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 08:40:02 ID:PbYIChCq
>>855
いやゼルダのローロ(ワタララ族)
このスレの対象は飽くまで少年少女だし
857名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 09:59:54 ID:6g7uZq9t
>>855
古い方のシャイニングフォース系じゃないのか

一応「少年」の鳥人は居たはず
858名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 13:32:12 ID:DLPJgkxG
だが鳥でも胸は要る。これは譲れない
いばらのキャサリンおばちゃんにもついてたし!
卵生?何それ
859名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:07:39 ID:TvCsZ7bs
>このスレの対象は飽くまで少年少女だし
じゃあもう俺はこのスレでは書けないな
860名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:37:01 ID:9wQ3Ks1t
>このスレの対象は飽くまで少年少女だし
今まで投下されたSSまともに読んだことないのかよ
こういうのうんざりするわ
861名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 22:59:10 ID:mNfdJJrs
卵だっておっぱいを吸うかもしれない。
862名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:06:42 ID:SwqTlt38
>>859 >>860
あー、そういうつもりじゃなかったよごめん
ただスレタイにもあるから単に何も考えずに書いちゃっただけ
863名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:13:21 ID:5X4NzRU9
カモノハシは卵で生まれるけどおっぱいが好きです。
864名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 02:11:16 ID:2ueIjDRM
翼の勇者たちは?
865名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 14:46:45 ID:vEUaJHrg
ハーピーって臭いんだよね・・・
866名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 10:58:53 ID:36CMRi1I
鳥と言えばチョコボが好きすぎて何か書こうかと思ったことがあるが
好きすぎて逆に汚せずエロがイメージできなかった
867名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 13:31:35 ID:sFPEH8Ae
>>864
今じゃあのデザインもネタにされちまう……
868名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:38:54 ID:l3JtlZBO
クリスマスや正月って逆にトナカイや干支以外でなんかケモノなネタあるだろうか
TFネタでも
869名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:53:30 ID:0lUqNy+c
冬だからこたつで丸くなると猫になる 庭駆け回ると犬になる
870名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 08:19:19 ID:zuaWvwPa
コタツに入り込んでたら猫になっちゃったけど人サイズなんですっごいでかくて、
猫アレルギーの相棒がギャオー!と叫んでのた打ち回るのもかまわずに抱きついてるうちにそっちも
猫になっちゃって二人でイチャイチャしちゃいました。
相棒は猫アレルギーも治ってよかったです。
871名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 08:55:39 ID:zuaWvwPa
いやなんか違うな。

コタツに入り込んでたら猫になっちゃったけど人サイズなんですっごいでかくて、
猫アレルギーの相棒がギャオー!と叫んでのた打ち回るのもかまわず家の中から雪の積もる外までも
追い回しているうちに、相棒はでかい犬になっちゃって、そのまま逆に押さえこまれてかみかみされてると
二人とも燃え上がっちゃってニャンニャンワンワンしちゃいます。
元に戻った後、相棒は猫アレルギーも治ってよかったです。
872名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 23:08:53 ID:IGvrekQt
ナイス
873銀齢祭 (二):2010/12/24(金) 20:47:11 ID:rZ5lk0lF
聖夜に失礼します。以前に『銀齢祭』という作品を投下させていただいた者です。
その時に頂きました感想で、作中キャラである『ツュー』の物語を読みたいという言葉を受け取り、このたびスピンオフ作品など書いてみました。
今回のお話を書く上で、ツューのキャラクターをより詳細に作り込んだ結果、彼女の性格が以前の作品のものより若干変わってしまっていると思います。
とはいえ、気楽に楽しんで頂ければと思います。

それではどうかよろしくお願いします。
スレ占拠も失礼します。
874銀齢祭 (二)・1:2010/12/24(金) 20:49:14 ID:rZ5lk0lF
【 1 】

 肩で風を切り彼女は行く――誰に臆するでもなく胸を張り村を行く姿は、それは威風堂々としたものであった。
 とはいえそれもけっして虚勢や傲慢からくるようなものではなく、誰でもない彼女の自信と、そして自己に対する
誇りとがそうさせる自然な振る舞いであった。
 それゆえにどこまでも強気なその姿に嫌味のようなものは感じられず、むしろそんな彼女を目にした人々は皆、
その包み込んでくれるような『強さ』に嫉妬とは違う安堵を憶えるのであった。
 その雌の名は、ツューという。
 齢は当年とって31歳。けっして若いとは言えないがむしろ、肉体の熟成が最頂期である今の彼女からは、未熟な
十代・二十代の世代には見られない瑞々しさとそして艶香とが強く醸しだされていた。
 猫科の獣人であるところの彼女の毛並みは、五月に生え揃う銀苔のように堅く艶やかな短毛であった。
 同種族の中においても、柔らかく毛並みの生い茂った仲間達に比べてツューのそれは一際に短い。それゆえ村に
おける彼女の通り名も『短毛のツュー』といい、この唯一である特徴は彼女のアイデンティティでもあった。
 しかしながら彼女の魅力はそんな毛並みの特殊さだけに留まらない。
 くっきりと掘り深く鼻筋(マズル)の通った面持ちと、胸元から尻根にかけて均整に隆起の富んだ体躯は、一雌と
しての美しさもまた兼ね備えていた。
 されど何よりも彼女の美しさとそして自信とを成り立たせている要素それこそは――そんな美しき銀毛の彼女が、
村一番の狩人であるということにあった。
 それこそが、何においてもツューをツューたらしめている最大の特徴であるのだろう。
 駆け出しであった十代の時分、雌(オンナ)の身でありながら雄の狩りに同行する彼女の存在はそれは奇異なもの
であった。
 今でこそ雌の狩人もその市民権を持ちつつある現状ではあるがしかし、彼女が狩りに参加した頃の認識としては、
あくまで狩りは『雄だけ』のものであったのだ。
 そんな認識と、そして常識とを打ち破ったのが誰でもないツューである。
 雌であることの負い目など感じさせることなく、ツューの狩りは的確でそして成果のあるものであった。その働き
たるや同族の雄に引けを取らないどころか、むしろ彼らのそれを上回って余るほどであったといえる。
 やがてはその実力を認められ、ツューは15歳の成人を迎えると同時に狩りのまとめ役である『角頭(つのがしら)』
の役割を担うことになった。
 雌として狩りに参加することも異例であれば、十代にしてそれを任せられることもまた前代未聞であった。
 そんな完全無欠の雌こそがツューその人である。
 それゆえに村における彼女の人気はそれは大きいものであった。
 先に述べた狩人としての腕前はもとより、また彼女自身もそれを驕らない大らかで豪放な性格であったから、
同世代からはもとより、ツューは老若男女を問わず村の人々から尊敬され、そして愛された。
 だがしかし――運命とは何とも皮肉なもので、そんな彼女にも拭いがたい『欠点』がひとつあった。
 それこそは彼女ツューが独身(ひとりみ)であるということだ。
 この村においては、15歳を迎え成人となった住人はそれを期に夫婦(つがい)となるパートナーを選びださなけれ
ばならない。にもかかわらず、このツューは齢30を迎えてもなお独身であった。
 当然のようにそんな美しき彼女が独りで在り続ける理由(ミステリー)を、村の仲間達は口々に噂しては想像し合った。
 曰く『釣り合う雄がいない』や『仕事が恋人である』といった通り一篇の他愛もない想像はもとより、果ては
『同性愛者なのではないのか』と口さがなく囁く者もいた。
 そんな噂を当の本人であるところのツューもまた、仕方ないと聞き流してはいる。結婚せずに今日まで至ってしま
っていることは紛れもない事実であるのだから。
875銀齢祭 (二)・2:2010/12/24(金) 20:51:01 ID:rZ5lk0lF
 とはいえツューも恋をしなかった訳ではない。
 今より15年の昔――村の成人式でもある『銀齢祭』のその夜に、ツューは意中の雄へと自分の想いを伝えようと
した。しかしながらその時彼にはすでに心へ決めた相手がおり、さらにはその彼と意中の雌とが互いに想いを通わせ
ていたことを知るや、ツューはその獲得戦から身を引いたのであった。
 以来、彼女は独りである。
 とはいえ美しい彼女のこと――ツューが求めるまでも無く彼女に想いを伝える雄達は数多くいた。しかしながら、
誰ひとりとして彼女の心を射止めることはできなかった。
 なぜならば、彼女はそんなプロポーズをしてくる雄達に対し『とある条件』を申しつけたからだ。
 ここにて閑話休題――この『とある条件』こそが今回の物語の肝となる。
 後に村の歴史に残るような恋物語のその発端に……。


★       ★       ★


 その日、夕餉の食材を片手に帰路へ就いたツューは――
「ん? 誰あれ?」
 己の家の前に何者かいるのを発見して目を凝らした。
 すでに日没近い黄昏時とあって周囲は、カーテンコール間際のよう夕陽を透かせた淡い夜の帳が降り始めている。
斯様な薄明のなかで、己が住居(ねぐら)の前に立ちつくすその人物が誰かをツューは確認しようとする。
 歩きながら徐々に二人の距離が詰まり、そしてようやくその人物を確認すると、
「なんだ、ヤマトじゃない」
 ツューはそこに見知った顔を確認して小さく鼻を鳴らした。
 目の前いたのは一人の少年――彼・ヤマトはツューの指揮する狩り隊の一人であり、明日に銀齢祭を控えた村の雄だ。
 一族の中において一際長毛の彼には、雄で在りながらどこか雌のような可憐さがある。
 月夜の湖面のよう黒く艶やかに輝く大きな瞳と長い毛並み、そして何よりも流れ星さながらに光の粉を撒いて煌めく
尻尾は彼・ヤマトの特徴であり、そしての魅力であった。
 とはいえそんな容姿端麗のヤマトには、麗人や美青年といった印象はない。その中性性は「子供ゆえ」の可憐さで
ある。
 事実、彼の身の丈はツューと比べてようやく彼女の腰元に頭が届くか否かであり、まだ弓にも触れたことのない
村の子供たちとそう変わらないほどであった。
 しかしながら斯様に小さな彼を、ツューは一雄として評価もしていた。
 斧を駆り、狩りの先陣を務める彼の勇猛さとそして明るいキャラクターは、いつも大いに隊の指揮を盛り上げ、
そして時に励ましてくれたからだ。
 しかし何よりもヤマトを良く知るその理由こそは、彼が親友の息子であることにも所以する。
 遡れば、彼がまだ乳飲み子であった頃からの付き合いであるのだ。
 それこそは弟のように――否、年齢差を考えるのであれば彼は、ツューにとっては我が子のように愛しい存在で
あった。
 故に今日もそんなヤマトが我が家の前にいることにツューは何の疑問も持たなかった。
「どうしたの、こんな夕方に? ご飯食べてく?」
 そして帰宅を果たしヤマトの前へ屈みこむと、ツューはその視線を合わせながら微笑んでみせる。
 が――
「…………」
 それを見つめ返すヤマトの視線は、そんなツューとは対照的に堅く真剣なものであった。
 いつも通りであるのならば、こんな自分の会釈に彼もまた花のような眩しい笑顔を咲かせてくれるはずなのだ。
 故にその様子に気付いてツューもそれを尋ねようとする――が、しかしその瞬間、
「頭(かしら)! 好きだぁ! オイラと結婚して!!」
 突如としてヤマトは、その顔を覗き込もうとするツューの目の前へと両手を差し出した。
876銀齢祭 (二)・3:2010/12/24(金) 20:52:29 ID:rZ5lk0lF
 焼き立てのパンのように小さく柔らかげな両手の中に握られていたものは桔梗の花が一輪――その一瞬ツューも
そんな言葉を理解しかねて目を剥く。
 そしてもう一度頭の中で彼の言葉を反芻し、今の状況とヤマトの行動とを照らし合わせてみる。
「結婚ほしい」と訴えてきたヤマト――よほどの覚悟とそして緊張をしているであろう目の前のその顔には、
強(こわ)めた目頭に涙まで浮かべている健気な表情があった。
 そしてそんな彼の言動とその表情とが、自分に「恋愛感情」を抱いているが故のそれだと理解すると、
「………ッく、あははははッ」
 当のツューは思わず笑い出してしまっていた。
「な、なんだよぉ。真面目な話なんだからね!」
 そんなツューの反応に憤慨してみせるヤマト。いっそうに頬を紅潮させ目じりに溜めた涙の粒が大きくなる。
 そんなヤマトにさらに顔を近づけると、
「なに言ってんだ、こいつはー♪」
「あうッ」
 ツューは依然と微笑みながらにヤマトの両耳の端を摘みあげた。
「急に結婚だなんてカワイイこと言っちゃってー」
 それから揉み扱くよう愛撫するツューの指の動きにヤマトは先ほどまでの真剣な表情を緩めてうめきを洩らす。
 今のツューは目の前のヤマトが可愛くて仕方がない。今日までにこれほど彼を愛しく思ったこともないだろう。
 先にも述べたようヤマトは身内のように愛でてきた存在だけに、そんな彼が自分に想いを寄せてくれていたという
ことがツューは純粋に嬉しかったのだ。
 だがしかし、
「――でも、ダメ」
 ヤマトのそんな真剣な想いを受け止めながらもしかし、ツューは静かにそれを否定した。
「ど、どうしてさぁ!?」
 依然として耳介の愛撫を受けるヤマトは、そこからくる快感に身悶えながらもかろうじて意識を保ち、そして尋ねる。
「どーしてもこーしてもないでしょー? 一回りも齢の違うおばちゃんに何言ってんのよぉ?」
「と、齢なんて……あうん、か、関係ないよッ! オイラ、頭が好きなんだ!」
「うーん、でもアタシは弱い男の子は嫌だしなー。アンタこうやって耳揉まれるとすぐにイッちゃうじゃない♪」
「い、イかない! 今日こそはイかないだから!」
 ツューの言葉に反応して必死に愛撫から来る快感に耐えるヤマト。胸の前で両手を握りしめてきつく瞳をつむる
その仕草は、今すぐにでも抱きしめてやりたくなるほどに愛しい。
 思えば幼少時よりツューはこうしてヤマトをあやし、そして可愛がってきたのであった。今にして思えば、そんな
自分の行動こそがヤマトに要らぬ感情を芽生えさせるきっかけになってしまったのだと知り、ツューはそれに対して
苦笑いを覚えずにはいられなかった。
 とはいえしかし、そんなヤマトが自分に対して強い恋心を抱いてしまったことは今さら変えられぬことであるし、
またその想いを遂げる為に今の試練(耳揉み)に耐えていることも事実であった。
 彼の想いが本気であると言うのであるならば、いたずらにそれを誤魔化し続けるのは罪であるとツューも考えた。
 そして、
「やれやれ。……ヤマト」
 摘みあげていた耳を解放し、ツューは改めてヤマトを呼ぶ。
 その呼びかけに反応して閉じていた瞳をうっすらと開くヤマト。そして再びツューと視線が合い、それに対して
彼女が微笑むのを確認した次の瞬間――思いもよらぬ急展開にヤマトは完全にノックアウトされることになる。
 視線を絡ませ微笑んだツューの瞳が閉じられたかと思うと、彼女は僅かに小首をかしげて屈みこみ――そっと触れ
るようにヤマトの唇を奪ったのであった。
877銀齢祭 (二)・4:2010/12/24(金) 20:53:23 ID:rZ5lk0lF
 何事でもない「キス」をされたという状況をヤマトは瞬時に理解した。そしてそれを理解してしまったが故に、
彼の思考と感情とは完全にオーバーヒートを起こして停止した。
 つま先を伸ばして体を硬直させ、これ以上にないほどに瞳を見開いてはただツューからのそれを受けるばかり。
 時間にしてみれば数秒ほどのそれではあったが、その数秒に気力と体力とを吸い取られ――やがてはツューの唇が
そこから離れると、
「ず……ずるいやぁ……チュウなんて……」
 ヤマトはすっかり脱力して膝から崩れ落ち、地面に尻を着けるようにして座り込んでしまうのだった。
 そんな反応を見届け、見下ろすヤマトと再び視線を合わせると、
「ふふふ、アタシの勝ちー♪」
 まだ心ここに在らずといった様子の彼を確認し、ツューも苦笑いに微笑むのであった。
「今日まで好きでいてくれて、ありがとね。これはそのお礼」
 そんなヤマトに対して、やがては陽気であったツューの笑みも憂いを帯びる。
 断ってしまう半面、ツューはそんなヤマトの想いが本当に嬉しくもあったのだ。しかしながら、だからと言って
それを受け入れてしまう訳にもいかなかった。
 先にも己で述べたよう、明日に成人を備えたヤマトと自分との間には実に一回り以上16歳の年齢差がある。自分
のような年増の行かず後家が、そんな若き華を食い潰すようなことがあっては申し訳ないと考えていた。 
 全てはヤマトの為なのである。――自分もまた、ヤマトを大切に思うが故の選択であった。
「明日は銀齢祭なんだ、せいぜい嫁はそこで捜すこったね。――じゃあ、早くお帰りな」
 そうして依然として茫然自失としたままのヤマトを追い越し、我が家のドアへと手をかけたその時であった。
「………何なら、いいのさ?」
 突如として掛けられるその声にツューは動きを止める。
 振り返るまでもなく、それがヤマトから発せられた質問であることを理解した。そしてヤマトもまた、
「ならさ……どうしたらツューはオイラを受け入れてくれるの?」
 依然として座りつくしたままその質問をツューへと投げかけていた。
「ツュー」と呼ぶヤマトの声が胸に浸みた。
 ヤマトが成長し、いつしか狩りに参加するようになった頃――ヤマトには自分のことを「頭」と呼ぶように言いつけた。
 狩りの集団行動において、その陣頭指揮を執る角頭の権威は絶対である。これは権力の行使ではなく、一糸乱れぬ
統率を保つ為の決め事であるのだ。
 子供に聞かせるような冒険譚などは、あくまでも狩りの一側面にならない。
 森において他の動植物達と向き合う行為はむしろ、安全でいられることの方が稀であるほどの危険と緊張の隣り
合わせであるからだ。
 かくいう独り身のツューには、自分以外の家族はいない。遡ること25年前には父が一人いたが、その人も狩りの
最中に亡くなっている。
 そしてその悲しみを知るからこそ、ことさらツューは狩りに際し誰よりも厳しく、そして威厳を以て望んだ。
 それゆえの結果が今日の自分であり、さらには愛しき存在との間に壁を作る理由でもあった。
 だからこそ、なおさらに「頭」であるところのツューは、「隊員」であるヤマトの申し出を受け入れるわけには
いかなかったのだ。それは他の雄達にとっても然りだ。
 そしてそれら雄達からの申し出を断る時、ツューは必ずこの条件(ことば)を口にする。

「――アタシをモノにしたいんだったら、ウォーク・マーラッツの首を持って来るんだね」

 その言葉、その名に――ヤマトは目を見開かせる。背筋を伸ばし、タワシのよう総毛立たせた毛並みを拡散させて
膨らませるのであった。
878銀齢祭 (二)・5:2010/12/24(金) 20:53:50 ID:rZ5lk0lF
 それこそは「恐怖」それに他ならない。
 その反応はヤマトだけに留まらないだろう。おそらくは、この森に恩恵を受ける者ならば皆、その名に同じような

反応を示すはずである。
 そんなツューの要求にどう答えたらいいものか考えあぐねるヤマトを背に感じながら、やがてはツューも振り返る

ことなく家に入り――そしてドアを閉じた。
 後には、そこに座り込むばかりのヤマトだけが残された。
 やがてはゆっくりと立ち上がり、尻の砂埃を払うとツューのいる家へと振り返る。
「……諦めないからね。それを教えてくれたのだって、頭じゃん」
 決意を新たに、それでもしかし足取りは重くその場を後にするヤマト。
 すっかり陽の落ちた暗がりの中を行く帰路はどこか今の心中を投影しているようで、いっそうにヤマトの気を重く

させるのであった。



879銀齢祭 (二)・6:2010/12/24(金) 20:54:42 ID:rZ5lk0lF
【 2 】

 ヤマトがそこより立ち去るのを確認し――ドアの向こうで聞き耳を立てていたツューは深くため息をついた。
 まだ明かりすら燈されていない我が家の中を行きながら、夕餉の鶏肉をキッチンに投げるとツューは窓際に置かれ

たランプを取ろうとそこへ急ぐ。
 そこにおいて、
「あ……咲いてる」
 小さな鉢植えのサボテンに淡い紅の花が一輪咲いているのを見つけてツューは感嘆の声を上げた。
 数日前よりつぼみの膨らみ始めていたそれが開花するのを日々楽しみに見守っていたのだ。それが今日、月明かり

の下で儚げな花弁を精いっぱいに広げている姿に、思いもよらず感動してしまったのであった。
 椅子の一脚を引き寄せると窓べりに両腕を預け、そこへうつぶせるように顎先をもたらせてしばしそれに見入る。
 2LDKほどのツューの部屋は、所々に季節の花々やそして手作りの小物で小じんまりと装飾された、何とも簡素

でそして清潔感のある空間となっている。そんな彼女の部屋を訪れた者は誰しも、そんな室内の様子に驚くのだ。
 男顔負けの狩人であるところのツューである――その部屋はさぞ豪快で武骨なものであろうと、勝手なイメージを

抱いているからだ。
 しかしながらその実は、ツューも一人の「乙女」なのであった。
 世話をしていたサボテンが花をほころばせたことへ純粋に感動してしまう、そんな少女のような心の持ち主こそが

本来の「ツュー」であったりする。
 ならばなぜ、そんな少女が今日まで独りたくましく生きなければならなかったのか?
 その答えこそ――
「ウォーク・マーラッツ……か」
 先にヤマトへと告げた、その「ケモノ」に所以する。
 かのマーラッツとはツュー達種族がここに渡り住む前より、この森において食物連鎖のの頂点に立っている大狼の

ことである。
 そして同時にそれは、一族と共に長年の戦いを繰り広げてきた魔獣でもあり――
「…………」
 狩りの最中に命を失った父の仇でもあった。
 そんな幼き日の記憶が、今日のような独り居の夜には陽炎のように脳裏へと浮き上がってくる。
 遡ること25年前の夏――まだ6歳であった彼女は密かに父の跡を追って森へと入った。
 常日頃より、一人で森へ入ることを禁止されていた彼女ではあったがどうしても好奇心旺盛で、そしてまた誰より

も父親好きであったツューは一目父の狩りを見たくてその跡を追ったのだ。
 そして結果は最悪のものとなった。
 こともあろうに彼女がそこにて遭遇してしまった者は――禁忌の魔獣であるウォーク・マーラッツそれであった。
 高い知能を持ち、なおかつ残虐な嗜好も持つマーラッツは幼きツューの恐怖を弄び始めた。
 爪で転がし牙で引きずり、存分にツューを蹂躙した。
 そしてついには悲鳴すら上げられぬほどに疲弊した彼女を食い殺そうとしたその時――ツューの父がそこへ駆けつ

けた。
「助かった」と思ったのもつかの間、しかしながら相手が悪かった。
 敵は数世代前よりツュー達種族が仕留めること叶わじと手を焼いた魔獣である。いかに稀代のハンターと謳われた

父であっても、その戦力を覆すことは叶わなかったのだ。
 やがては父もまたツュー同様に力尽き、かの魔獣の足元にひれ伏した。
 そして彼が殺されるまでの一部始終をツューは目撃する。それこそはけっして忘れることのできない光景であった。
 尊敬してやまなかった雄大な父は――こともあろうかマーラッツへと命乞いをしたのだ。
880銀齢祭 (二)・7:2010/12/24(金) 20:56:39 ID:rZ5lk0lF
 村の誰のものよりも情けない泣き声を上げ、無様に魔獣にすがり、それが叶わぬと判断するやツューを置いて逃げ
ようとすらした。
 震える尻尾を地に埋めるほどに萎えさせて地を這う父の後ろ姿は――ツューの彼に対する幻想を打ち破ると同時に
大きなトラウマとなって彼女の心に刻まれた。
 そのショック故か、はたまたあの絶体絶命の状況に置かれた緊張ゆえか、それ以降の記憶は彼女には無い。気が
つけば村で手当てをされていた。聞くに、村のはずれで倒れていたらしい。
 ツューの報告を受け、村の狩人総出で彼女の父の捜索が行われた。そして後日持ち帰られたのは、原形をとどめぬ
毛皮が一枚――その毛並みから、それが父のものであると断定された。
 それ以来、ツューはその日の光景に苦しまされている。
 絶対の恐怖と、そして失望――それらは呪いのようにツューに纏わりついては、いつまでも彼女を苦しめた。
 今の、女がてらに狩人の道に進んだのもその「呪い」を解かんが為である。
 村一番の狩人として誰よりも頼られるツューではあるがその実は、彼女の中の時はあの日のままで止まっている。
いつまでもあの日のトラウマを引きずった「少女」のままなのだ。
 16年前の銀齢祭において初恋が実らなかった時、彼女は自分の運命を悟ったような気がした。かの魔獣ウォーク・
マーラッツを退治することこそが、自分に課せられた天命であるのだ、と。
 それを成し遂げてこそ初めて自分(ツュー)の人生は始まる。
 故にツューは、己へと求婚する雄には必ずあの問いを投げかけるのだ。

『ウォーク・マーラッツの首を取ってこられるか』――と。

 こんな自分と生涯を共にするということは、この魔獣とも向き合って生きていくということであるのだから。
 そして今日に至るまで、それを成し遂げた雄はいなかった。否、挑もうとすらしない。
 しかしながらそれも仕方のないことだと彼女も理解している。それほどまでにあの魔獣は凶大であり、そして何よ
りもこれは『自分の問題』であるのだ。そんなエゴに他人を巻き込む訳にはいかない。
 そうして独り戦い続ける彼女は、いつしか孤独の中に生きることとなった。
 独りでいることはけっして辛くはない。慣れということも然ることながら、気ままな今の生活は彼女の性にも合っ
ているようだった。
 しかし――
「………『好きだぁ』、か」
 それでもしかし、今日のような夜にはそんないつもの孤独が少しだけ胸に堪えた。
 サボテンに向けていた意識は、いつしか今しがたのヤマトを追想していた。
 冗談とはいえ彼の唇を奪った行動が、今となっては彼女の胸の内に湿った鼓動を打ち鳴らせている。それをした時
には何気ない行動であった筈が、思い返す今となっては身悶えするほどに彼女の胸を焦がしているのだ。
「そういえば、アタシも初めてだったな。………キス」
 それに気付いて言葉に出した瞬間、彼女の顔に火がついた。
 小さな灯程度であったはずの胸の鼓動は、口からその音を洩らさんばかりに大きくなってツューの内側を叩いている。
「だ、だめ……マズイまずいッ」
 その変化にうなだらせていた体を起こすと、彼女は必死に頭(こうべ)を振って熱し上げられた意識を落ち着かせ
ようとする。
 銀齢祭を明日に控えたこの時期は、同時に発情期でもある。そしてそれに中てられているのはツューもまた然りで
あった。故に何かの拍子に体が発情してしまうは、いかに三十路のツューとはいえ例外ではない。
――例外じゃないどころか、若い頃よりもひどくなってるような気がする……。
 そんなことを考えて、呼吸も荒くため息を一つ。己を振り返る通り、発情期における情欲の昂ぶりは、むしろ十代
・二十代の頃よりも強くなってきているようであった。
881銀齢祭 (二)・8:2010/12/24(金) 20:58:21 ID:rZ5lk0lF
 そんな己を知るからこそツューは必死に今の本能を抑えようとするのだ。
 なぜならばもし今、完全に発情してしまうようなことになったら――その妄想のはけ口は、誰もないヤマトに向け
られてしまうことになるからだ。
 そう意識した矢先、ヤマトと唇を重ねた瞬間のあの感触が艶めかしく口先に蘇った。
 唇のあの柔らかさと、鼻先同士が触れ合った時の湿った感触とが脳裏によみがえると、ツューの中の性欲は爆発す
るかのよう体に燃え広がっていく。
「だめ……それは絶対ダメッ。眠れ……眠れ!」
 かろうじて意識を保ちながらやっとの思いでベッドに辿りつき、そしてそこに倒れ込む。
 あとはどうにかして眠ってしまおうと己の性欲と闘いながら、苦し紛れに枕を抱きしめたその瞬間であった――。
 ふと鼻頭を埋めた枕に陽の匂いがした。そしてその香りこそは、ヤマトの小さなつむじと同じものであったのだ。
 その瞬間、張りつめていたツューの理性が切れた。
「ッ……ヤマト!」
 鼻頭を深く埋める枕をヤマトに見立てて、ツューは強くそれを抱きしめる。
 同時に足元に向いた枕の鋭角を股間に押し当てた。
 袋状の縫い合わせとなっている枕の堅い鋭角がショーツ越しにスリットへ食い込むと、ツューは大きな声を上げた。
「あ、あぁ……ヤマト、ヤマトぉ」
 あとは欲望の赴くままにそこへ股間をすりつける行為に没頭していく。
 スリットの溝に食い込んだ鋭角が縦の頂点まで上り詰めると、そこの頂端にあるクリトリスを強く弾いて刺激する。
「あくぅ……!」
 その感触にツューは声を上げて強く枕を抱きしめた。
 今度はずり上げさせた枕を再び下に戻す動きを。
 戻る鋭角が今度はクリトリスを包皮越しにコリコリと上から押さえつける。やがてその土手で抑えきれなくなる
と、それを弾いて反動をつけた鋭角は先ほど以上に深くツューのスリットへと食い込むのであった。
 以降はその繰り返しである。
 そんな自慰の最中、脳裏に広がる妄想は誰でもないヤマトが自分の陰部を愛撫してくれているそれに他ならない。
「もっとぉ……ヤマト、気持ち良いよ、もっと……!」
 いよいよ昂ぶってくると、その絶頂が近いことを知って体も無意識に自慰を早く、そして激しくさせる。
「あ、あ……あぅ……ヤマトッ」
 今まで以上に熱を込めて枕を抱きしめ、さらには幾重にも尻尾も巻きつけては今まで以上に股間を押し付ける股座
に力を込める。
 そして徐々に小刻みになっていた呼吸が胸の鼓動とシンクロして一時的に停止したその瞬間――
「んッ、くぅぅ……ッ!」
 ツューは絶頂を迎えた。
 深く布地に顔を押し当てて息を殺し、中身の綿が寄って分かれてしまうほどに内股で強く枕を挟み込んだ。
 そうしてしばし体を硬直させ、やがて脱力しては緊縛していた尻尾を解くと――ツューは深く息をついてベッドに
沈みこんだ。
 ようやくいつもの自分を取り戻す。取り戻すと同時、今までに憶えたこともないほどの罪悪感に苛まれてツューは
呻きを上げた。
「………バカだ、アタシは」
 思わず呟く。声に出さずにはいられなかった。それほどまでにツューは落ち込んでしまっている。
 そうなってしまうのも仕方がないことであった。
 ただでさえ日頃から、独り体を慰めた後には後ろめたさを感じていた。それがよりにもよって今日は、あのヤマト
をその妄想の手伝いに使ってしまったのだ。
882銀齢祭 (二)・9:2010/12/24(金) 20:59:00 ID:rZ5lk0lF
 今まで弟のように愛でてきたヤマトを――
「…………」
 今まで我が子のように愛してきたヤマトを―――
「…………」
 こともあろうか今日、ツューは欲望のはけ口に使ってしまった。紛う方なき『雄』として、あの愛しき存在を汚し
てしまったのである。
 ましてやその妄想によって得られた快感たるや、今まで感じたこともないほどに強いものであったということもま
た、大いに彼女を苦悩させた。
「いい大人が、何やってるんだろう本当に……」
 独り身の雌が、妙齢にもなって自慰に耽る――ましてやその相手は自分の子供ほどに年の離れた相手であるのだ。
今日の自己嫌悪がいつも以上に強くなってしまうのも仕方がないことのように思えた。
 しばしそうして煩悶としていたツューであったが、やがてはシーツを頭からかぶるとそのまま眠ってしまうことに
した。
――もういいや。寝ちゃえ。
 これ以上は、考えるのも気怠かった。
 それほどまでに疲れていたし、また反面、今日の自慰による心地よい余韻もまた感じていたからだ。
 だから、今夜はそれを抱きしめて眠ろうと思った。
 翌朝になれば、またいつもの自分に戻っているのだ。
 ヤマトなど変に意識したりしない、いつも通りの「独り」に戻れているはずである。
――独り、か……嫌だなぁ。
 ふと眠りに落ちようかとするその最中、そんな心の声が引っかかってツューはらしくもない寂しさを覚えた。
 そしてそれを紛らわせるよう枕を抱きしめる。
 鼻先によみがえるヤマトの香りは、再びツューの心を包み込んでその寂しさから彼女を解放した。
 そんな温もりに、今度は「性欲」ではない「安堵」に包まれて彼女は眠る。
 ヤマトの笑顔が咲く暖かげな夢の中には、独りの彼女を苦しめる過去のトラウマなどは微塵も存在しなかった。



883銀齢祭 (二)・10:2010/12/24(金) 21:01:02 ID:rZ5lk0lF
【 3 】

 銀齢祭当日・夕刻――ヤマトは一人、森の中に在った。
 ゆっくりと日は沈み、紫帯びた空の際には遠く村からの祭囃子が春雷のようにこだましている。
「……みんな、どうしてるかな」
 ふと歩みを止めて空を見あげると、ヤマトはそんな背後の村を望んでため息をつく。
 本来ならば今日、自分もあの村において成人の儀式に参加し、そして生涯の伴侶探しに奔走するはずであった。
 しかしながら今ヤマトは一人、森の中に居る。その理由それこそは、かの魔獣ウォーク・マーラッツを仕留めるた
めに他ならない。
「行こう。振り返るまい」
 今生(さいご)の未練であった村への想いを振り切るとヤマトはさらに森の奥へと進んでいく。
 今回の狩りにおいて、ヤマトは生きて村には戻るまいと覚悟していた。――否、「戻ることは叶わない」であろう。
これより討伐に向かうラーマッツとはそれほどの獲物であるのだ。
 ならば何故、負けると判っている狩りにヤマトは出向いたのか?
 それこそはツューの為に他ならない。
 とはいえその理由それはなにも、「彼女の心を射止めたい」という自分だけの都合ではなかった。
 恋する雌の要望ということも然ることながら、昨日のツューの表情(かお)が強くヤマトには印象に残っていたから
である。
 マーラッツの首を持ってこい、と呟くように言った時のツューは、それは悲しそうな顔をしていた。
 瞳を伏せ、胸の内からあふれる悲しみを必死に抑え込もうと虚勢を張る、そんな痛々しい表情だった。
 そんなツューの表情が胸に沁みた。
「女の子は……あんな顔しちゃダメだ」
 ついそれを思い出して言葉が漏れる。胸が締め付けられる。
 ヤマトの村の雌達はそれは楽しそうに笑う。
 愛を知り、恋を楽しみ、やがては結ばれ子を授かっては、母としての喜びを知る――村の雌達は皆が、そんな当た
り前の人生を謳歌していた。その中でただ独り、ツューは笑えずにいたのだ。
 表面上はどんなに笑顔を繕おうとも、その心の奥底にある本当の気持ちとは、昨日ツューが見せた寂しげな
表情(よこがお)に他ならない。
 そんな孤独をツューが抱えているということがヤマトには辛かったのだ。ましてやそれが想いを寄せている雌と
あってはなおさらである。
 あの表情を消すことが出来たのなら――
「ツューが、もう一度笑えるようになれるのなら――」
 それに自分の命をかける価値は十分にあった。
 しばし森の中を進んでいたヤマトは、その歩みを止める。
 眉をしかめて見据える目の前には、今までの森とは一変した光景が広がっていた。
 一言で言うのならば、そこにはすでに森が無かった。
 まるで砂浜と波打ち際のよう、今居る足元を境に、そこから先は緑が切り取られたかの如く無くなっていたのだ。
 冬の曇空のよう、色が失われ地表が剥きだされた大地には苔すら見当たらない。ここより先は、森が完全に死んで
いた。
 これこそはかの魔獣ウォーク・マラーッツの影響である。
 本能の赴くままに狩りをするマーラッツによって、彼のテリトリー内における全ての動植物達が狩り獲られていた。
それによって生態系の崩壊した森は、斯様に無色の世界を広げるに至っているのである。
 その眺めはまさにあの世の風景それだ。
 命の消えたそこには、生在るものの気配など微塵として無い。生ける者が足を踏み入れてはならない場所――
『死の世界』それこそが、まさにこの場所なのだ。
884銀齢祭 (二)・11:2010/12/24(金) 21:02:25 ID:rZ5lk0lF
 そんな目の前の光景にヤマトは生唾を一つ飲み下す。
 そして一際大きく息を吸い込むと、
「――負けんなよ! ヤマト!!」
 両頬を手の平で挟み打ち、ヤマトは吼えるよう吐きだしてマーラッツの世界へと一歩を踏み出すのであった。
 しばし色の消えたテリトリーの中を行く――しかしながら胸に生じた違和感に、すぐに息苦しさを感じて足を止めた。
「なんだこれ? ……気持ち悪い」
 しまいには膝頭の上に両手をついて背を丸めるヤマト。こうまで彼を苦しめる『違和感』の正体とは、ここにある
空気の匂いにあった。
 不快な臭気が充満しているのではない。むしろその逆――ここには『匂い』というものが一切無いのだ。
 他の生物が発するような生理臭も、土の大地や植物が醸し出す発酵臭もこの世界からは一切が消え失せていた。
「風が無い日だって、こうまではならないのに」
 ヤマト達種族は、ずば抜けに優れた五感と身体能力によって狩りをおこなう種である。それゆえ狩猟において
『嗅覚』は、彼らにとって絶対に欠かすことのできないファクターであるのだ。
 その鼻が、この世界では一切機能しなくなっている。そんな感覚の失調それこそが、今のヤマトを苦しめている
理由であった。
 そして同時に悟る。
 こんな世界に君臨している魔獣の恐ろしさを。
 かのマーラッツの脅威は十分に自覚しているつもりではあった。しかしながら百聞は一見に如かずして実感する
魔獣の存在感は、そんな少年の貧弱な想像力を遥かに凌駕する恐怖と緊張とをヤマトに教えるのであった。
 そしてその時は突然にやってきた。
 気がつけば、目の前にウォーク・マーラッツは――居た。
「え………」
 何の前振りもない突然の遭遇にヤマトは場違いにも呆けた声を上げた。
 しかしながらそれは突如として現れた訳ではない。
 それは――最初からそこに居たのだ。
 このテリトリーの往来に、それは我が物顔で蹲っていた。
 それを気付けずにいたのは、ひとえにマーラッツの大きさに在る。
 見上げるほどであるマーラッツの巨躯は、生物の規格を遥かに超えていた。ゆえに最初、道に在るそれをヤマトは
『生物』だと認識できずにいた。
 なにか巨大な鉱石が転がっていると思った時には――魔獣の視線がヤマトを捉えていた。
 そして、魔獣の存在の異質さはその容姿にも。
『狼』と聞いていたはずのマーラッツではあったが、目の前にあるその姿形は明らかに『狼』のそれとは異なっていた。
 老朽化した麻縄が何本にも重なって垂れているかのような毛並みには、耳や鼻先といった鋭角が全くとして見当た
らない。
 その姿はまさに、巨大な藻の化け物といった様相である。過去に村を訪れた南方の商人が施していた『電髪(ドレ
ッドヘア)』に良く似た毛並みは、狼本来の直毛とは大きくかけ離れている。
 しかしヤマトはその毛並みの理由と、そしてその『正体』を確認して戦慄することとなる。
 かの体毛の一本一本が、僅かにその毛並みを変えていることに気付いたからだ。
 目を凝らし、その正体を確認した瞬間、ヤマトは冷水を浴びせ掛けられたかのような恐怖に慄いた。
 それこそは――
「しっぽ、だ………色々な、生き物の!」
 それこそは、尻尾。
 多種多様な生物の尻尾を纏う姿それこそが、今のマーラッツの異質な様相の理由であった。まるで自分達狩人が獲
物の部位を持ち帰るのと同じように、目の前のこれは、己が仕留めた獲物の尻尾を回収し、これ見よがしにその身へ
纏っているのだ。
885銀齢祭 (二)・12:2010/12/24(金) 21:03:16 ID:rZ5lk0lF
 戦慄を憶えると同時に、ヤマトは我に返る。
 ついにかの魔獣と相まみえたことを実感する。
 即座に飛び退ると同時、背負っていた斧を抜き取り正眼に構えた。
 そんなヤマトの一部始終を見届けてから――ゆっくりとマーラッツもまた起き上る。
 改めて対峙を果たし、その絶望的なまでのサイズの違いにヤマトはしかめた瞳をさらに細めた。
 何もかもが想像以上の化け物であった。
 大きさも然ることながら存在の異質さに至るまで、その全てが規格外――否、もはや『別次元』のスケールである
 体が震えた。本能は激しくこれとの接触を拒絶している。
 泣きだしたい、逃げ出したい、この恐怖から逃れられるのならば死んでもいい――ありとあらゆる負の感情が押し
寄せる。
 しかしそれらに押しつぶされそうになるヤマトの心を支えたのは、
「……ッ、お前のせいで、笑うことの出来ない女(ひと)がいる」
 誰もないツューの存在であった。
「お前を倒さなければ、救えない女がいる」
 呟き続けるヤマトの脳裏に、ツューとの思い出が走馬灯のよう駈け廻る――
「お前を倒せれば、救える女がいるッ」
 記憶の中の彼女の笑顔が眩しくヤマトを照らしていた。そしてその笑顔が、物憂げに悲しみを帯びた横顔となって
闇に沈んだ瞬間―――
「倒していくぞ! この身と、引き換えても!!」
 ヤマトは、叫びとともに強(こわ)く顰めていた瞳を見開いた。恐怖を、払拭した。
 斯様にして敢然と己に立ち向かう小さき獲物を前に、ようやくマーラッツも前傾に体を沈め、自然体であった立居
を崩す。
 右前足を一歩先んじ、それに合わせるよう後ろ足も左右それぞれ前後に踏み込み体躯を捻ると―――そこから天に
向かい喉元を反らせ上げ、マーラッツは一鳴きの咆哮を上げた。
 狼本来の太く低音の響きとは違うそれは、まるで鳥獣の如き高くザラついた雄叫びであった。
 否、それは『嗤(わら)い』なのだ。
 期せずして最高の玩具(ヤマト)が目の前に現れたことに対する喜びそれを、言葉持たぬ魔獣は声にして体現せしめ
たのである。

 かくして、宴が始まる。
 ヤマトの成人の夜は今、己の鮮血によって奉られようとしていた。


886銀齢祭 (二)・13:2010/12/24(金) 21:04:17 ID:rZ5lk0lF
【 4 】

 銀齢祭当日・夕刻――ツューは村の中に在った。
「みんな、今日は成人おめでとう! たくさん飲んで楽しんでね!」
 ツューの音頭で新成人は雄達の宴が始まる。
 今年の銀齢祭は例年になく規模の大きいものとなった。今宵の成人達が誕生した15年前、始まって以来のベビー
ラッシュに湧いた村では今日のこの日の為の準備を数年前より行ってきていたのだ。
 故に今年は儀式用の会場を村の中央から敷地面積の大きい森側へと移し、また新成人達の準備にも便宜して多くの
行商人を招き入れた。
 こうした商人達が一か所に集められると、彼らのネットワークからこの村の銀齢祭の噂は様々な場所へと知れ渡っ
ていく。
 それを聞きつけて見学にくる村外の者もいれば、さらにはそれを相手に一儲けしようと企む行商人も集まりと――
斯様にして今年の銀齢祭は、例年にない活気と盛り上がりを見せるに至ったのである。
 日中に新成人達の儀式が終ると、夕刻からは男女に分かれた酒宴へと日程は進んでいく。
 そんな雄側の席にツューはいた。
 本来この日は、雄の席に雌がいることは御法度ではあるのだが、この宴を仕切るのが狩りの首領である角頭の役割
であることから、その頭たるツューは例外的にこの席への参加を許されていた。
 そんな酒宴の中において、
――ヤマト、どこだ?
 葡萄酒のグラスを片手に弄んだまま、ツューはそこにヤマトの姿を捜していた。
 昨日の一件以来、変にヤマトを意識することはやめようと決めていたツューではあったが、そんな決心とは裏腹に
今日はまだ彼に会えずにいた。
 そうなると途端に寂しくなる。
 最初は毅然としていようと決意していたツューではあったが、日が暮れるにつれて『祝福ぐらいしてやってもいい
かな』などと浮ついた気持ちに心が動いてきていた。
 それどころか、
――もう一回ぐらいチュウしてやろうかな……
 などと考えて、その妄想に身をよじらせる有様である。
『恋愛はありない』などと拒絶したはずのツュー自身が、我知らずにもヤマトに心奪われているのであるのだから
本末転倒も甚だしい。
 しかしながら、すぐにツューはその異変に気づくこととなる。
「あれ? ……本当にいない?」
 グラス片手に雄達の席を一通り回ったツューは、そこにヤマトの出席がなされていないことに気付いたのであった。
 儀式の日程に追われて騒然としていた日中ならば、まだヤマトを発見できなかったことは理解できる。しかし、い
くら大規模とはいえこの程度の酒席の中でヤマトを発見できないのは明らかにおかしかった。
 新成人がこの宴を欠席するなどということはまずあり得ない。否、それは村が許さないのだ。
 もしそれが可能だというのであるのならば、最初(はな)から今日の銀齢祭に出席していなかったということでは
あるのだが……
「…………」
 そんな己の考えにツューは小さな胸のざわめきを覚えた。
「――おい、リュクス。アンタ、ヤマト知らない?」
 そしてそれを確認すべく、傍らにいた新成人の一人に尋ねる。
「え、ヤマトぉ? そういえば見当たらないッスね」
 ツューの言葉を受けて、尋ねられたリュクスもまた周囲の仲間にヤマトの所在を尋ねる。
887銀齢祭 (二)・14:2010/12/24(金) 21:05:25 ID:rZ5lk0lF
「ヤマト? 知らないなぁ。そういえば朝から居なかったよな」
「おう、確かにいねーよ。だって捧神の演舞の時、俺あいつの隣のはずだけどヤマトいなかったからな」
 そして彼の所在が朝から居なかったことと判明すると、途端に胸のざわめきは『嫌な予感』となってツューの心を
絡め取った。
「だ、誰か! だれかヤマトを確認した者はいないか!?」
 声を高くしてそれを訪ねるツューの声にその一瞬、席は水を打ったよう静まり返る。
 その中で、
「――そういや関係あるのかないのか判らないけど、アイツ昨日、自分の斧研いでましたよ」
 新成人の一人がそんなことを報告する。
「お、斧だって? 自分の得物をかい? だって今日は狩りは――」
「そうッスよね。だから俺も印象に残ってたんですよ」
「あ、俺なんて矢毒を煎じてるところ見たぜ? あれじゃまるで銀齢祭前日じゃなくて、狩りの前日だよな」
 そんな目撃者達の言葉に会場からは笑いが上がる。しかしツューだけは一人、その報告に笑えずにいた。
 昨日、狩りの準備をしていたというヤマト――そしてその彼にマーラッツの首を所望した自分(ツュー)―――これ
らが示す事実はただ一つ――
「ヤマト………アンタまさか!」
 その時であった。
 村に、そして森に――ザラついた咆哮がこだました。
 その叫(こえ)に、酒席の成人達は一様に両肩をすくませる。
「うへー、あれってマーラッツじゃね? 気持ちわりー」
 鳥獣を思わせる耳障りなその響きに、成人達の心地良い酔いも一気に醒まされる。かの魔獣の声は遺伝子レベルで
彼ら種族の本能に不快な信号として刻まれているのだ。
「なんか久しぶりに聞いたよな、あの声。せっかくの成人式だってのにさぁ。ねぇ、頭――」
 そして再び飲み直さんと葡萄酒のグラスをあおりながら、先のリュクスが声を掛けようとしたその時には―――
すでにツューは駆け出していた。
 その鳴き声にツューは確信を得た。
 ヤマトがマーラッツへと挑んだことを。そしてマーラッツがヤマトと遭遇してしまったことを。
 高い知能を持つあの魔獣が、たかだか餌の獲物に在りついた程度であのような声など上げたりはしない。
 ならばその声を上げる瞬間とは? 
 それこそは、最高の玩具を前に喜びを見出した時だ。
 25年前の昔――幼きツューに遭遇した時と同じ嗤い声を今、あの魔獣は声高らかに奏でたのだから。
 宴の席を抜け出し、瞬きの間には村の中を駆け抜け、疾風の如き速さで我が家へと戻る。
――ヤマト……アンタ、まさか本当に!?
 駆けるその最中、ツューは再びその問いを己の心(なか)から問いかける。
 自宅のドアを蹴り開き帰宅を果たすと、さらには寝室に進みその奥に在る武器庫のクローゼットもまた蹴破った。
――まさか本当に、あの魔獣に挑みに行ったのかい?
 その中に立てかけられた鋼合板製の弓と、同じく鋼矢数本を引きずり出して背に掛ける。
――勝てるわけないだろ……アンタごときが!
 さらには身の丈半分ほどの大剣もまた一振り腰に差すと、ツューは来た時以上の慌ただしさで寝室の窓から飛び
出した。
――なぜそんな無謀な真似をした……アタシがそう言ったから?
 村の外れに位置したツューの家からは直接、狩りの森へと進むことが出来る。そしてその中を駆け抜けながら考え
ることは、ただヤマトのことばかりであった。
 今日に至るまでツューに求婚した数多の者達――それら全てにヤマトと同じ要求をした。それでもしかし、かの
魔獣に挑んだ者は一人としてはいなかった。今回のヤマト以外は。
 それも仕方のないことだと言える。溶岩滾る火口の中へ飛び込めと言われて躊躇なく駆け出せる者がいるだろうか? 
この地において『マーラッツに挑む』ということは、すなわちそれと同じことなのだ。けっして生きて帰ることは叶
わない。
 そうして疑問は出発点へと戻る。
888銀齢祭 (二)・15:2010/12/24(金) 21:06:12 ID:rZ5lk0lF


 なぜ、ヤマトはマーラッツへと挑んだのか? ――と。

――ヤマト……アンタ、もしかして本当にアタシのことを……
 彼女の中でその答えが導きだされようとした時、ツューは縄張りの入口へと辿り着いた。
 その場所に立った途端、今までの心を絡め取っていた疑問と自己嫌悪は四散する。代わりに例えようのない恐怖が、
どろりとツューの心にまとわりついた。
 しばしそこにて立ち尽くす。
 一刻も早くヤマトの元へ駆けつけなければならないことは判っている。……頭では理解していても、体がそれを
激しく拒絶していた。
 このツューをしてもそうなのだ。マーラッツとはそれほどの獲物である。
 やがてはしかしツューも覚悟を決める。
 大きく息を吸い込んで胸で留めると、両掌で激しく頬を打ち挟み、強く息を吐き出す。
「――負けんじゃないよ! ツュー!!」
 そう言って自分を鼓舞すると再び、ツューはその中へと駆け出して行くのであった。
 数十メートルを駆ける。そして視線の先に見覚えのある背中を見つけると、ツューは足を止めた。
 盛り上がった、ゴミ溜めのような異形の巨躯。そしてその足元には、
「ヤッ……ヤマトぉー!!」
 うつ伏せになって血貯まりに沈むヤマトの姿があった。
 それを確認しそこから呼びかけるも、足元のヤマトは微動だにも反応を見せない。
 やがてそんなヤマトの尻根へマーラッツは鼻先を突き付ける。
 そして鼻頭の先に毛並みの艶やかな、あの美しい尻尾を持ち上げてくると次の瞬間――前歯で咥え直したそれを、
マーラッツは一思いに食いちぎったのであった。
「ッ……う、ぎゃうぅ……ッ!」
 その痛みに反応して僅かに顔を上げたヤマトが悲鳴を上げる。
 そんな光景の一部始終を前にして、
「貴様ぁ――――ッ!!」
 ツューがキレた。
 駆け出すや否や腰元の一振りを抜き取り、逆手に持ったそれをマーラッツの脳天めがけ振り落とす。
 しかしながらマーラッツとて業の者。示し合わせていたかのよう身を翻してそれを交わすと、鷺のよう飛び退り
ツューとの間合いを広げるのであった。
 かくしてヤマトの元へと駈けつけたツュー。
 その心は目の前のマーラッツに対し怒りで滾りつつもしかし、安堵もしていた。
「ヤマト、大丈夫かい!?」
 ヤマトが生きていたからだ。
 今すぐにでも抱き上げてやりたいが、目前に対峙している獲物はあの魔獣・マーラッツである。依然としてその
視軸をそれに合わせたまま、ツューは声だけでヤマトの身を案じる。
 とはいえしかし、
「…………」
 ヤマトがそれに反応することはなかった。完全に意識が失われている。
――失血がひどい。はやく手当てしてやらなくちゃ、結局は手遅れになる……!
 そんな状況を把握してツューは臍を噛む思いで眉をしかめる。
 もはや一刻の猶予もない。
 ツューは次の一撃で決めるべく背にしていた合板製の大弓を抜き出し、その本弭(もとはず)を船の帆立てさながら
に地に突き立てた。
889銀齢祭 (二)・16:2010/12/24(金) 21:07:41 ID:rZ5lk0lF
 己の目の前に立てた大弓へ鋼の矢を仕掛ける。さらには中央部の握りに片足を駆けて弦を両手で握り締めると、
ツューはその前身を使ってかの大弓を引き絞る。
 本来、竹や櫨で造る従来の弓と違い、今ツューが引き絞る弓は鋼の合板を幾重にも溶接して設えた特注品である。
 故にそのサイズも従来品の三倍と巨大で、同じくに鋼鉄のワイヤーを編んで作られた弦を引き絞るには、今のよう
にして体全身で引くしかないのだ。
 この弓、そしてこの技こそが、長年ツューが対マーラッツの対抗手段として鍛錬し続けてきたものであった。
 そんなツューの弓を前に、マーラッツはしかし動かない。
 それどころか、異形のその面には耳元まで裂けた口角が大きくつり上がっている。
 嗤っているのだ。今のツューを前にして。
 一生物として、ツュー達種族に対し絶対の優位性を理解しているマーラッツにとっては、彼女の行動のどれもが
滑稽なものとして目に映る。それは、新機軸の武器を造り出して来た今のツューに対してとて例外ではない。
――可笑しいかい、マーラッツ。だけど、その傲慢さがアンタの欠点だ……!
 そんなマーラッツを前に、それでもしかしとツューは開き直る。むしろその油断こそが、後の『作戦』を成功させる
ための布石となるのだから。
 かくして限界まで弦が引き絞られるのを見極めると、マーラッツもまた体勢を前傾にしてそれに備える。つま先に
体重を掛けて重心を沈める構えからは、放たれたその矢をかわそうとする意図が見て取れた。
 そしてついに、ツューの一矢は打ち放たれる。
 それと同時であった。
 弓矢が放たれると同時、ツューもまた地を蹴った。
 地を這うようにして空を切る征矢(そや)の、そのすぐ後ろに付けてツューは駆ける。
 先にも説明したよう、合板製のこの大弓から放たれる矢の速度たるや、もはや銃火器の弾丸に匹敵する速度と威力
とを兼ね備える。そんな矢の背後を、そのスピードに負けぬ速度で駆けるツューの速力たるや、もはや生物の限界を
超越したものであった。
『ッ―――!?』
 斯様にして同時に迫る矢とツューを前に、初めてマーラッツは表情を解いた。瞳孔を細めそれら二つの動きを見極
めて対応しようと、せわしなく足元の踏み込みを変える。
 しかしその時にはもう――
――手遅れだ、マーラッツ!
 ツューは勝利を確信する。
 この一擲を絡めての作戦――もしマーラッツがこの矢を避けようものならば、その瞬間にツューはその隙に付け
入り、奴の首筋に刃を立てることだろう。一方で受け止めようものならばこの大弓の威力だ。どこで受けようとも
致命傷は免れない。
 しかし意気込むツューとは対照的に、
――今こそ決着を!
 マーラッツは動かない。
 ならば征矢の直撃に追い打ちを掛けようと、ツューも大剣の柄を握り直したその時であった。
 瞬きのそんな刹那の世界で、向かい合うマーラッツと目が合う。 
 その目が、嗤った。
 そして次の瞬間の出来事にツューは我が目を疑った。
 迫りくる矢を前に、マーラッツは避けることも防ぐこともしなかった。むしろ自らその矢面へ地を蹴ると――征矢
の鏃を額で受け止めてみせたのであった。
 トリックがある訳ではない。その芸当を為し得た理由それこそは、本当に単純なものである。
 斯様な弓矢と、そしてツューの膂力如きでは――マーラッツを貫くことは叶わなかったのだ。
 かの矢が放たれた瞬間、瞬時にしてマーラッツはその鏃そこに毒が塗られていないかを匂いと視覚にて確認した。
そしてそれが何事でもない『すっぴん』の矢であると確認するや否や、マーラッツはそれを額にて受け止めたのである。
 絶対の勝利を確信してそれを放ったツューの表情を眺めることは、さぞ愉楽であったことだろう。その感情はつい
には抑えきれずに笑みなって零れ落ちた。
 そして依然として征矢を額に留めたままマーラッツはツューへと迫る。
「くッ……そんな!」
 それに対してツューも大剣を振りかぶるも――その瞬間には駆け抜けざまに繰り出されたマーラッツの爪と牙とが、
ツューの肉体を引き裂くのであった。


890銀齢祭 (二)・17:2010/12/24(金) 21:08:37 ID:rZ5lk0lF
【 5 】

 死を覚悟したから故であるのだろう。
 マーラッツの刃が己へと迫った瞬間のその全てを、ツューは網膜に焼き付けていた。
 鼻先を前にして流線形に体位を引き絞ったマーラッツの牙が、大きくツューの右肩をえぐり取った。さらには前足
の爪が腹を裂き、駆け抜け様には後ろ足の刃が彼女の両腿を引き裂いたのであった。
 全ては、一秒にも満たぬ一瞬の出来事であった。
「ぐッ……ぐうぅ!」
 もはや受け身を取ることすら叶わずに顔面から地にもんどりうつツューと、それとは対照的に足音すら立てず
しとやかに着地をするマーラッツ。
 それでもしかし、鎌首を返して背後のツューを窺うマーラッツの表情には疑念の表情が浮かんでいた。
 ツューへと己の刃を閃かせた瞬間、マーラッツのそれらは確実にその首と腹と股間とを引き裂いたはずであった。
それにも拘らずその首尾たるや、成功は唯一「腹部」に当てた一撃だけである。しかもそれすら浅い。
 それこそは先の攻防における、唯一のツューの抵抗であった。
 あの瞬間、どうにかマーラッツの攻撃を見極める事でどうにか急所への直撃は避けたのだ。
 しかしそんなツューの奮闘もそこまでであった。
 いかに即死は逃れたとはいえ、それら傷はどれもが十分に致命傷に至るものであった。放っておけば、このまま
二時間もしないうちに失血死することだろう。現に体はもう満足に動かせなくなっている。
 やがてはため息を漏らすよう鼻を鳴らすと、マーラッツはゆっくりと振り返りツューへと歩み寄る。
 ならば、殺し直せばよいのだ――どうせもう、ツューは動くことが叶わない。むしろそんな楽しみが増えたことに
気付いて、再びマーラッツに歪んだ笑みが戻る。
「うッ………」
 その接近にツューも生唾を飲み下す。
 一歩一歩を踏みしめて近づいてくる魔獣に反応するツューと、そしてその反応を愛でるマーラッツ。
 そんな接近を前にしてツューは動かすことの叶わない両足を引きずって少しでもマーラッツから逃げようとする。
 それでもしかし十分にツューへと辿りついてしまうマーラッツ――
「あ、あぁ………」
 そして見下ろしてくるマーラッツとその視線を交わらせた瞬間、
「お……お願いッ。助けて! 助けて、ください……!」
 ツューはマーラッツへと懇願した。
 普段の彼女から想像も出来ないような甲高く惨めな声を張り上げて、ツューはマーラッツに平伏し命乞いを始めた
のだ。
 そんなツューの仕草にマーラッツも喉を反り上がらせて喜びの叫(こえ)を上げる。これこそは、かの魔獣がもっと
も悦ぶ獲物の反応であるからだ。
 あとは存分にそれを楽しみにながら嬲り殺すのみだ。もはや命乞いなど通じはしない。
 しかしそんな状況にあってもなお――命乞いをしているはずのツューは、どこか心安らかであった。
 なぜならば長年彼女を苦しめていた『呪い』の一つが解けたからである。
 それこそはあの日――幼き日に見た「父の命乞い」の理由を今、理解したからであった。
 あの日の父は、今この瞬間の自分と同じ心境だったのだ。けっして無様な狩人ではなかった。どうにかして自分
(ツュー)を逃そうと、「臆病者」を演じてマーラッツの興味を自分へと移させた――最後の最後までツューの身を案じ、
そして身を呈してくれた誇れるべき狩人であったのだ。
 だからこそツューは今の自分の役割を理解した。
――アタシも、お父さんの子だよ。お父さん……もうすぐそっちに行くからね。
 もはや今すぐにでもその首を食い千切らんと鼻先を近づけるマーラッツを前に、ツューも覚悟を決めたその時で
あった。
891銀齢祭 (二)・18:2010/12/24(金) 21:09:50 ID:rZ5lk0lF
 ツューの匂いを大きく吸い込んだ瞬間、マーラッツの動きが止まった。
「………?」
 その動きに、ツューも薄目を開けてその動きを見守る。
 やがては再び鼻先を近づけたかと思うと、今度は無心にツューの体を嗅ぎ始めるマーラッツ。
――な、なにを考えてる? はやく殺れ!
 そんな予想外の行動に、ツューも自分の演技が看破されたのではないかと気が気でない。
 ひとしきりツューの匂いを嗅ぐと、やがてはマーラッツは首を上げた。
 そして背に向かって首を折ると、己の毛並み(コレクション)の中に鼻先を埋め、なにやら自分の体をまさぐりだす
のであった。
 その行動の真意を判り兼ねてただ見守り続ける中、マーラッツの動きが止まる。
 もはや顔の半分が埋まるほどに鼻先を沈めたそこからゆっくりと首を引き抜いていくマーラッツ。そして完全に
そこから頭を抜くと、魔獣はツューの前へと何か紐状の物体をひとつ投げ渡してくるのであった。
 この状況下におけるマーラッツの行動をツューは理解できない。しかし目の前に放られたそれを確認した瞬間、
目の前の魔獣が何を言いたかったのかをツューは理解することとなる。
 眼前に投げ出されたものは、誰か別な生物の尻尾であった。
 最初は不思議にそれを見つめたツューではあったが、やがてはその尻尾の正体に気付く。
 見覚えのある毛並みのそれこそは―――
「ッ………お、父さん?」
 そう――それこそは25年前にこのマーラッツによって殺された父の尻尾であった。
 そして再び見上げるマーラッツは、嗤っていた。
 憶えていたのだ。
 ツューも。
 そしてその父親のことも。
 魔獣は数十年ぶりの邂逅となったこの瞬間を悦んで、今まで以上にその口元を歪めてはそして目を細めた。
 やがてはツューの眼前に下ろしていた鼻先を上げると、マーラッツは己の背後を振り返る。
 そこから見つめる一点をツューも追う。
 その視線の先には、
「や、やめろ……ッ」
 マーラッツが見つめるその先には、
「やめてくれ! アタシをッ……アタシを殺せばいいだろう!」
 誰でもない、ヤマトの姿があった。
 もはやツューになど一片の興味もないといった風で踵を返すと、マーラッツはゆったりとした足つきでヤマトへと
向かっていく。
「クソ! ま、待て! 待てー!!」
 その跡を追おうと必死にツューも地を這いずるも、両足が割かれていることもあって思うように前へ進めない。
 マーラッツはツューのことを憶えていた。そしてその父のことも憶えていたからこそ、今この状況において何が
最もツューを苦しめられるかを理解していたのだ。
 それこそは――
「やめて! お願いだから……ッ。その子だけは!」
 このヤマトをツューの目の前で殺すこと―――マーラッツは、演技ではないツューの心からの懇願を楽しみながら、
地に伏せていたヤマトを口先で咥え上げる。
 そしてツューに良く見えるよう体の向きを彼女へ対し開くと、マーラッツは口中に捉えたヤマトの胴体を――存分
に噛みしめた。
「うッ……うわああああああぁぁぁぁぁぁッッ!!」
 鮮血が吹きあがり、口角の端から垂れさがったヤマトの両腕と顔面におびただしい出血が幾筋にも鮮血の川を作り、
そして流れていく。
892銀齢祭 (二)・19:2010/12/24(金) 21:11:04 ID:rZ5lk0lF
「あぁ、あああぁぁぁ! ヤマトッ、ヤマトぉ! ああぁ! あああああああぁぁ!!」
 もはや絶望だけがツューの心を満たしていた。
 飾りも衒いもなく、ただその悲しみの限りを叫ぶツューの慟哭を肴に、口中にあふれるヤマトの鮮血をマーラッツ
は美味そうに貪り続けた。
 その瞬間であった。
 突如として、マーラッツの表情が豹変した。
 三日月のよう悦びに釣り上げていた瞳が、一変して今度は、新月の如きに丸く広がって驚きのものに変わる。
 やがて激しくせき込み始めたかと思うと、マーラッツは煮こごりのように黒く変色した血液を吐きだした。
「――ッ、え? な、なに……? なにが?」
 その突然の変化を、絶望に暮れていたツューもただ見守る。
 そしてマーラッツの苦しみ様と、さらにはその魔獣の牙の間から見え隠れするヤマトの体に、ツューは全てを悟る
のであった。
 牙の間にあるヤマトの衣服が剥がされ、その下の様子が露わにされる。そこにあったものは、赤の原色に染め上げ
られたヤマトの腹部であった。
 鮮血の色が滲んでいるわけではない。そこに在る赤は僅かに蛍光質を含んだ、明らかな人工による「赤」である。
そしてその赤(いろ)をツューはよく知っていた。
 それこそは、
「バトラコトキシン………」
 カエルより抽出される矢毒の一種であった。
 神経毒性のこれは、いわゆるフグ毒の5倍に近い毒性を持つ猛毒である。傷や粘膜に触れずとも、素手で触ること
さえ危険とされるものだ。ましてやそれを直接口中に押し込まれたとあっては、然しもの魔獣といえどもひとたまり
もない。
 まさにマーラッツの慢心が招いた結果であったといえる。
 図らずも決戦前、「その傲慢さゆえに敗れる」と断じたツューの言葉は的を得てしまったのだ。
 一方でマーラッツはというと、七転八倒して周囲を転げまわる。
 そして口中の毒物を吐き出そうと、舌先で歯間のヤマトを押しだそうとしたその時であった。
 今まで微動だにしなかったヤマトが――動いた。
 右手を伸ばし、力強く犬歯の一本をワシ掴んだかと思うと、
「好き嫌いせずに、なんでも食えって……父ちゃん母ちゃんに、教わらなかったかッ?」
 ヤマトはそこから体を起してマーラッツの口中に踏みとどまった。
「や、ヤマト!」
 その復活にツューも思わず声を上げる。
 この瞬間をヤマトは狙っていたのだ。
 自分如きの腕前ではけっしてこの魔獣を仕留めることは叶わない。しかし、もしもマーラッツが自分を仕留めた
のならば、最後には必ず自分を食することだろう。ならばこの身と引き換えに、これを返り討ってやろうと決めていた。

 それこそが触れることさえ危険とされる『猛毒を己の体に塗る』、という発想に繋がったのだ。

 なおもヤマトを吐き出そうと、さらには前足を使って口中のヤマトを吐き出そうとするマーラッツ。しかしヤマト
も負けてはいない。最後の力を振り絞り四肢に力を込めるとヤマトは自ら、マーラッツの喉の奥へと飲みこまれてい
くのだった。
 苦しみを滲ませたマーラッツの叫びにゴボゴボと粘性の水音が混じる。やがては喉をのけ反らせ前足を張り、直立
せんばかりに全身を硬直させると―――マーラッツは激しく地にもんどり打ち、その後は微動だにしなくなった。
893銀齢祭 (二)・20:2010/12/24(金) 21:11:58 ID:rZ5lk0lF
「くッ……ヤマトぉ、ヤマト……!」
 そんなマーラッツの元へ、ツューは必死に地を這って急ぐ。
 やがてそこへ辿りつくと、閉じた魔獣の口先を全身を使ってこじ開けてそこからヤマトを引きずり出すのであった。
「ヤマト! おい、ヤマト! しっかりしろ!!」
 どす黒いマーラッツの血糊にまみれたヤマトの頬を叩いてツューは必死に呼びかける。
 同時に自分ではどうすることも出来ないことを悟ると、腰元に携帯していた竹筒の花火に火をつけて、それを空に
放った。
 藍の夜空を切り裂かんばかりに、花火はけたたましい音とそして白煙を引いて打ち上がっていく。
 これこそは緊急事態を仲間に知らせる為の狼煙であるのだ。幸いにも今宵は銀齢祭、夜とはいえ村には多くの仲間
達がいる。村からここまでの距離ならば一時間もすれば誰かしら駆けつけてくれるはずである。
 それら緊急事態の対応を済ませると、ツューは再びヤマトに声をかける。
「ヤマト! 起きろ! ヤマトってば!!」
 さらには鼻孔や口中に詰まっているマーラッツの血液を、ツューは口唇を使って吸い出した。何度も何度も吸い
出しては声をかけるを繰り返し、そして数度目のツューの声に――
「………ツュー……?」
 ヤマトは力なく応えた。
「ヤマト! 大丈夫か? 気をしっかり持て!」
「……マーラッツは? ……あれは、どうなった、の?」
「死んだよ! ヤマトのおかげで、倒すことが出来たよ!」
 ボロボロと涙をこぼして語りかけるツューとは対照的に、ヤマトは弱々しく微笑む。
「じゃあ……もう、大丈夫だね……ツュー、泣かなくて、すむね……」
 そっと、震えるヤマトの手がツューの頬に添えられた。
「もう、何もないよ……ツューは、自由になったよ……」
「ヤマト、お前」
「よかったね……良かったね、ツュー……よか、った………」
 微笑むヤマトの声は徐々に弱くなっていく。
「バカ、しっかりしろ! まだだろ? まだあるだろ!? 肝心なことが!」
「…………」
「アタシと! 結婚してくれるんだろ!? 最後まで責任とってよ! もう独りにしないで!!」
 語りかけるツューの言葉に、心なしヤマトがもう一度だけ微笑んだような気がした。やがてはツューに触れていた
手も、完全に力を無くして地に落ちる。
 そんなヤマトを胸に抱き、ツューはいつまでも彼に声をかけ続けた。
 叫ぶように、そして泣くように。

 かくして今宵の銀齢祭は激動のうちに幕を閉じる。
 ヤマトの鮮血に血塗られて宴は、今ようやく終わりを迎えたのであった。

894銀齢祭 (二):2010/12/24(金) 21:14:19 ID:rZ5lk0lF


規制中ゆえネカフェから書きこませてもらっているのですが、どうにも退室の時間となってしまいました……。
中途半端な投下となりますが、本日はここまでとさせていただきます。
また明日同じくらいの時間に残りの分も上げさせていただきますので、どうかまたよろしくお願いします。
ちなみに後半は前編Hシーンとなります。

スレ占拠失礼しました。


895名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:17:35 ID:ynIzr5/F
リアルタイム投下に遭遇したぜ。
うぉぉぉ、ツューたんのスピンオフキター!!年上のおねーさん×年下の少年の組み合わせ大好きなので
今回のお話がすごいツボだ。
最後で泣いちゃったよ…ヤマト無事なのか凄くハラハラしながら読んでいたら何と言う生殺し。
明日の投下凄く楽しみにしています!
896名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:23:24 ID:1EYvI9Um
明日は性夜ですねwktk
897名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 16:25:59 ID:VB/Sajsi
おお、ツューにまた会えた!!
作者さんGJ!GJ!
ツューとヤマトとの年の差体格差が好きすぎてぶっ倒れそうw
ヤマトいいわー、年下のまっすぐ一途は可愛すぎてヤバい
>ヤマト無事なのか凄くハラハラしながら読んでいたら何と言う生殺し。
だよねー、ここまで盛り上げといて生殺しすぐる
あー、でもツューがツューのままだ、嬉しいわ
作者さんは若干変わったって言ってるけど
いい感じに年をとったツューが書けてると思う
wktkしながら今日の投下を待つぜ
898銀齢祭 (二):2010/12/25(土) 21:44:57 ID:Juk/xM9t


連日お騒がせします。
作品に温かいお言葉をかけてくださって本当に嬉しいかぎりです!
本日は昨日の投下の続きをさせていただくのですが……申し訳ありません。
本日も途中までの投下になりそうです。

といいますのもラストに大きな矛盾点を発見してしまい、そこを今、書きなおしながら
投下するという作業をしているからです。
そういう理由から、恐らく今日中に作品全部を投下することは難しいと思います。
明日までには完結させられるよう努力しますので、今しばらくお付き合いいただければと思います。

それでは中編をお楽しみください。


899銀齢祭 (二)・21:2010/12/25(土) 21:45:50 ID:Juk/xM9t
【 6 】

 かの魔獣討伐より一週間―――その間、村は始まって以来の来訪者達に沸いた。
 ウォーク・マーラッツが討ち取られたと聞きつけて近隣はもとより、あるいは国境すらも越え、さらに別な国から
は王の使者さえ訪れた。
 例の魔獣はこの森だけに留まらず、実に様々な土地に出現しては悪事を働いていたらしい。そのマーラッツが討た
れたとあって数多くの人々が村に押し寄せたのだ。
 そのほとんどは魔獣に家族を殺めらた者達ではあったが、中には伝説の魔獣の何か素材を得ようと集まった商人達
もいた。
 そしてそんな討伐劇の主役たるツューとヤマトは、村内はもとよりそれら多くの人々に称賛され、その武功を広く
轟かせることとなった。
 しかしその中心人物たるツューは――事件以来、自宅に引きこもったまま表に現れようとはしなかった。
 その理由にはもう一人の主役であるところのヤマトにある。
 あの事件後、すぐに現場へ駆け付けた捜索隊に救出されヤマトは一命を取り留めた。
 しかしながらマーラッツの命と引き換えにした代償は大きかった。
 脊髄の延長である尻尾の喪失と、さらには体に塗った矢毒の成分に肉体を蝕まれたヤマトは、二度と狩りには出ら
れない体となってしまったのだ。
 かろうじて日常生活は送れるものの、もはや以前のように山野を駆け巡ることは出来ない――ヤマトをそんな体に
してしまったことの責任をツューは強く感じていた。
 そんな責任感から、ツューは村に帰り手当てを受けるやすぐ、村長へと角頭の役目を退くことを申し出た。
 今日、ヤマトをこのような目にあわせてしまった責は自分にあるのだ、と――自分が無責任にもヤマトの恋心を
弄びあの魔獣に嗾(けしか)けさせたのだと告白し、その罪を償わせてほしいと申し出た。
 とはいえしかし、困ったのは村長だ。
 いかにツューの言葉が真実であるとはいえ、今回のウォーク・マーラッツ討伐は、それを補って余りある功績で
あったからだ。
 そして誰よりもツューがそんな雌ではないことを、村長を始めとする村の皆が知っていた。
 そのことを告げ、さらには引き続きこの村の狩りの陣頭指揮を執るよう命じた村長ではあったが――それに対して
ツューはけっして頷こうとはしなかった。
 それ以来ツューは自宅に引き籠ると、今日までを誰にも会うことなく過ごして来た。
 そんな折、件のヤマトが意識を取り戻したことを聞きつけたのが事件後六日目となる昨日のことである。
 そしてその翌日となる一週間目の夕刻――ツューは人知れず自宅から出ると、ヤマトの元へと向かったのであった。
 ヤマトの家は自宅からそうは離れてはいない。この距離ならば、時間帯さえ気をつければ誰にも会うこともなく
そこへ辿りつくことが出来る。
 そんなヤマトの元へと急ぎながらも、
――今さら、何を話せって言うんだい?
 ツューは未だに心の整理をつけてはいなかった。体の傷以上に、そんな心の重みの方がツューには堪えていた。
 今、自分は何を為すべきであるのか? 
 謝ることだろうか? しかし謝って取り返しのつくような事態ではない。ヤマトの為に自分は何をしてやれるのか……。
 そうして答えの出ないまま、ツューはヤマトの家に着いてしまった。
 そのドアの前に立っても、しばしツューは立ち尽くしたままノックをためらう。
 昨日ヤマトが目を覚ましたと聞いた時、それに喜ぶ半面ツューは彼に会いに行けずにいた。本来ならばすぐにでも
駆けつけて然るべきであるはずなのに、それでもツューは彼に会いに行く勇気を出せなかった。
900銀齢祭 (二)・22:2010/12/25(土) 21:46:34 ID:Juk/xM9t
 今だって逃げ出したいのだ。
 いっそのこと村を出てしまおうかとも考えている。
 結果はどうあれ、あのヤマトの純情を弄んでしまった自分には彼に会う資格すらないのだから。
「…………」
 そうしてどれくらい経った頃だろう。
「――あれ? ツュー? ツューじゃない!?」
 突然のその声に、ツューは我に返り顔を上げる。
 目の前にはヤマトの母でもある親友が、驚きを笑顔の中に咲かせて自分を見つめていた。
 改めて気付けば、すでに辺りはとっぷりと更けこんでいた。どうやら、このドアの前で数時間をツューは過ごして
しまったらしい。
「ひ、久しぶり。その……ヤマトは?」
 もはや退くことも出来なくなり、意を決してツューは彼女に語りかける。
「元気なものよ、食欲もあるしね。ただ、やっぱり落ち込んでるみたい」
「やっぱり、か」
 母の言葉にツューもまた表情を伏せる。心の中には再び、罪悪感が己を苛めていた。
 そんなツューの手を母は強く取った。
「ねぇ、会っていってあげて」
 突然のその申し出に驚きを隠せないツュー。そして当然の如くそれを断ろうとする彼女を、
「せっかくの二人じゃない。角頭の激励で、うちのチビちゃんを励ましてやってよ」
 母は有無を言わさずにその手をひいて、家の中に招き入れた。
 ヤマトの寝室は二階の一室にある。そこに向かう階段をのぼりながら、ツューは改めてヤマトの容体を聞いた。
 今はまだ体に痺れが残ってはいるようだが、じきにそれも取れるだろうということ。さらには身体能力こそ低下す
れど、日常生活を営む分には充分な回復が望めるであろうことを聞き、ツューは村に戻って以来初めて安堵できた
のであった。
 とはいえしかし、それでも問題は山積みだ。
 やがてはヤマトの寝室であるドアの前にツューは立たされる。
 そしてそんなツューに気遣うよう、
「今夜は泊っていって。二人きりで話せるよう、二階には来ないから」
 母はそれだけを告げて階段を下りて行った。
 一人残されたツューはそれでもしばらくは、立ち尽くしたまま動けずにいた。
 ここまで来ると、もはや頭の中はひとつのことだけを考えてはいられなくなる。
 今日まで悩みに悩みつくした後悔と責任、傷の痛み、恐怖と安堵、そして何よりも――
――それでも、ヤマトに会いたい……!
 素直なヤマトへの想い。
 それらを胸の中で一つにすると、ついにツューは部屋のドアをノックする。
 それに対する反応(へんじ)は無かった。それでもツューは静かにドアを開けるとその中に入る。
 入口から見渡すそこには、すぐにベッドと開け放たれた窓が見えた。そしてそのベッドの上に――ヤマトはいた。
 上体を起こし、開けた窓からヤマトは星を見ていた。
 気付けば室内はランプも燈されていないというのに、そこには月明かりが満ちて眩ばゆばかりの光量で満たされて
いる。
 そしてそんな世界の中心で、降り注ぐ月光に銀の粉を撒くように毛並みを煌めかせたヤマトを――ツューは素直に
美しいと思った。
 やがては、
「ヤマト………」
 自然にその名を紡いだ。
901銀齢祭 (二)・23:2010/12/25(土) 21:47:55 ID:Juk/xM9t
 小さく語りかけるその声に反応して、ヤマトも緩やかにこちらへと振り返る。そしてそこにツューを確認すると、
「ツュー………」
 ヤマトもまた呆けたように、ただその名を口にした。
 二人に視線が互いを捉え、そして徐々に再び出会えたことを理解し実感すると――
「ッ………んぅ」
 ヤマトはきつく瞳を閉じて顔を伏せた。
「ど、どうしたの? まだ傷、痛い?」
 その反応に驚いて駆けよるツュー。枕元に屈みこみ、そこから見上げるヤマトは声を殺して泣いていた。
 そんな顔を見ると、もはやツューは何も言えなくなってしまった。
 今、どれだけの想いがヤマトの中を駆け巡っているのだろうと想像する。その身体に重大な障害を負ってしまった
ヤマトの心境を思うと、まるで我が身のことのように心が痛んだ。
 この村において、「狩りを行えなくなる」ということは、単に「仕事を失う」などといった気楽な問題ではない。
雄にとってのそれは大いに不名誉なことであり、個人のアイデンティティが消失してしまうといってもいい。……す
なわちは、『死』と同義だ。
 いかにマーラッツ退治を果たしたとはいえ、ヤマトはもう満足に動くことは出来ない。周囲がどれだけ称賛し慰め
ようとも、ヤマト自身が実感する今の己自身は――すでに死んでしまっていることと同じことなのだ。
 どれだけ後悔していることだろうか? そしてどれだけ絶望してることだろう………それを思うと、ただただツューは
申し訳なくなるのだ。
――ならば、私の人生はコイツに捧げてやろう。
 そして今、ツューはそう決心する。
――ヤマトが少しでも元気になってくれるのならば、アタシは何だって
  してやるんだ。コイツのオモチャだろうと何だろうと構わない。
 そんなことを考えながら見守り続ける中、ついにヤマトが口を開いた。
 存分に自分(ツュー)を罵るがいい―――ツューは覚悟する。
 そしてそんなヤマトの口からこぼれた言葉は、

「ツュー………ごめんなさい」

 思いもよらぬ一言であった。
 その言葉を耳にした瞬間、ツューは混乱のあまりしばし放心した。
 しかしすぐにその言葉と今の状況を理解すると、今度はツューが語りかける。
「な、なに言ってるのよ? 謝るのはアタシの方だって。ヤマトが謝るようなことなんて何もないじゃない」
「だってさぁ……だってツュー、角頭辞めちゃったんでしょ? オイラのせいだ……オイラがもっとしっかりして
れば、ツューにこんな思いさせずに済んだのに」
「ヤマト………」
 ついには声を上げて泣き出す子供のようなヤマトを前に、ツューの中には新たな感情が湧きあがっていた。
「ごめんなさい」と謝ってくれたヤマト………重度の障害を負い、二度と狩りの出来ない体にまでなってしまったに
も拘らず、それでもそんなヤマトは自分のことよりも、ツューの心配をしてその心を痛めていた。
 本当は自分こそが一番の被害者であるはずなのに、ヤマトはツューが角頭を辞したことに責任を感じ、あまつさえ
涙してくれているのだ。
 それを理解した瞬間、ツューの中の悲しみや、ヤマトに対する悔悛はすべて消えた。
 身勝手な話であることは重々承知している。
 それでもツューは、
「ヤマト………」
 それでもツューは――
「ヤマト、顔上げて……」
 その言葉に反応して泣き顔を向けてくるヤマトの唇を、ツューは貪るようにして激しく奪う。

 それでもツューは、ヤマトを愛せずにはいられなかったのだった。

902銀齢祭 (二)・24:2010/12/25(土) 21:48:46 ID:Juk/xM9t
 ヤマトの両頬をしっかりと両手で包みこみ、無心でツューは口づけを求めた。
 以前に交わした小鳥のキスのようなそれではなく、互いの舌根を絡ませて唾液を行き来させるような、どこまで
深く濃厚なテーゼだった。
 しばしそうしてその唇を味わうと、ツューは鼻息も荒くヤマトから離れる。
 そして突然の行動に驚いた表情を見せるヤマトに対し、
「ヤマト、抱いて。アンタの好きなようにして」
 ツューは形振り構わぬ直接的な感情と言葉とをぶつけていた。
 しかしながら当のヤマトはというと……そんなツューとは対照的に、再び落ち込んでいくのであった。
「ツュー……オイラのことを気遣ってるのなら、やめて」
 呟くように言う。
「そんなことしてもらったって、オイラ嬉しくなんかないよ。だってそんなことの為にしたんじゃないもん」
 昨日、数日にわたる昏睡状態から覚醒したヤマトは、全ての出来事を両親から聞かされると同時に、ツューを諦め
ることを決意していた。
 今の自分は、ツューにとって『疫病神』以外の何者でもないのだ。
 こんな自分の身勝手さのせいで、その弱さのせいでツューは角頭の権威を失うこととなった。
 それだけではない。
 もはや狩りも行えぬこんな自分と共になろうものならば、きっとツューは物笑いの種にされる。こんな自分を抱え
込んで不幸になる彼女の行く末を想像して、ヤマトは密かに彼女への恋心を断ち切ったのであった。
 それゆえに、我が身を呈して自分を慰めてくれようとしている今のツューが胸に堪えたのだ。
「同情なんかしないで。もう、オイラのことは忘れて」
「…………」
「だから、もう行って。もう二度と………二度と、オイラには会いに来ないで」
「………………………」
 別れの言葉を告げて、全ての関係を清算したと思ったその時であった。
 突如として振りあげられたツューの両掌が、左右からヤマトの頬を張り挟んだ。
「ッ!? な、なに? なんなの?」
 そんな突然の展開にその一瞬、悲しみさえ忘れて目を丸くするヤマト。
 そうして視線を向ける目の前には――
「ヤマト……アタシの目をよく見て。これが、同情から体をあげようとしてる雌(オンナ)に見える?」
 どこか必死の形相のツュー。
 そして言われる通りに見つめる彼女の顔に――その瞳に、ヤマトはツューの言葉の真実を知る。
「あ………ツュー、もしかして発情してるの?」
 螺旋の瞳紋を浮き上がらせた瞳と、臭腺から発せられる芳しいまでの体臭――それら生理現象が伝える事実はただ
一つ、ツューの発情それであった。
 ヤマトの言葉の通り、今のツューは発情していた。故に何も考えられない。否、考えていることはただ――

「ヤマト、好き。大好き! アンタのことが、可愛くてたまらないよッ」

 彼を愛しているということだけ。
 完全無欠の女傑であったはずのツューは、今や完全にヤマトの虜となっていたのだ。そこには同情や責任感といった
打算は微塵として無い。
 あるものはただ一つ、『愛』の本能それだけである。
 全てはヤマトの愛が成し遂げた奇跡であった。
 長年の仇を打ち、我が身を呈し、そしてなおもまだ彼女の為に尽くした―――ツューのことだけを想い続けたヤマトの
愛は、ついに彼女を救ったのだ。
 ツューが失っていた最後の感情である、『愛することの喜び』をついに、ヤマトは彼女の心へ取り戻させた。
903銀齢祭 (二)・25:2010/12/25(土) 21:49:27 ID:Juk/xM9t
「最初に結婚してって言ったのはアンタ何だからね。もう、取り消せないんだから」
 そうなると、ツューも止まらない。
 今まで貞淑であった分、一度その箍が外れた彼女の情欲それは凄まじいものであった。……ましてやあの『短毛の
ツュー』である。
「いまさら『こんなおばちゃんなんて嫌だ』って言ったって、遅いんだからね」
 最後の理性でそうジョークを言うツューに対して、しかしヤマトは、
「――ううん、そんなことない! ツューは奇麗だよ! すごく可愛いよ! オイラだけの……オイラだけのお嫁さん
なんだ!」
 誰よりも真剣に、その想いを伝えた。
 そして今ようやく―――二人は結ばれた。
 そんなヤマトの言葉と想いが嬉しくて、
「ヤマト!」
 ツューは貪るようにヤマトの胸元へ鼻先を埋める。

 かくして二人の夜は更けていく………もはや二人を阻むものは何も無かった。


904銀齢祭 (二)・26:2010/12/25(土) 21:50:36 ID:Juk/xM9t
【 7 】

「ヤマト……ヤマトぉ」
 仔犬が母犬の乳房を捜すよう、ツューはヤマトの胸元に鼻先を押し付けて彼の匂いや体温を感じ取ろうとする。
 やがてはそれを隔てている寝間着の存在を疎ましく感じると、前襟に手を掛けて繋がれているボタンをツューは
外しにかかった。
 外しにかかるがしかし――取れない。
 極度に興奮している今の状態では指先が震えて、そんな単純な動作でさえ難しくそして煩わしく思えた。
「ツュー、大丈夫? オイラ自分でやろうか?」
 しばし奮闘するも結局はそのひとつとして外せはしない。ついには叶わじと諦めると、
「ごめんね、ヤマト。あとで縫ってあげるからね」
 そう言って寝間着の両襟に手を掛けると――ツューは力任せにヤマトの寝間着を引きちぎった。
 すでに理性の箍が外れてしまっているツューの膂力で裂かれては、もはや薄手の寝間着などその原形すら留めない。
斯様にして上半身を剥かれてしまったヤマトの胸元へと、改めてツューは鼻先を埋めた。
 さらさらの毛並みではあるがしかし、素肌に鼻先が当たると僅かに蒸れた汗の匂いが鼻をついた。そんなヤマトの
体臭にさらにツューは興奮していく。
 笛の音のような鼻音を立てて存分にヤマトの香りを胸中に充満させると、さらには舌先で強く胸元そこを穿つ。
「あ……あん、やだ。くすぐったいよ、ツュー」
 舌先を以て体を弄られる感触にこそばゆさを感じて身をよじらせるヤマトではあったが、
「ふふ、ふふふ。……――ッ!? い、痛い!」
 すぐにそれとは正反対の「痛み」を感じて背をのけぞらせた。
 ヤマトの胸の毛並みに潜っていたツューの口唇は、その奥底にあった乳首を探り当て、前歯にてそれを強く噛み
摘んだからだ。
 一度それを探り当てると、ツューの愛撫はそこへと集中する。
 口先を尖らせ今度はそれ全体を口に含んで、強く吸い出す行為に没頭していく。
 行為そのものは赤子が授乳を受ける仕草と同じものではあるがしかし、今の場合はその役割がまるで逆だ。雌の
ツューが、雄であるはずのヤマトの乳首それを吸い立てていた。しかもその激しさたるや、吸い出されている箇所が
痺れるほどである。
「い、痛い! 痛いよぉ、ツュー!」
 やがてはその痛みに耐えかね、背を反らし吸い出すツューの口唇に釣られて体を浮き上がらせるヤマト。
 そうして存分に幼い乳首を味わいつくすと、
「ふふ、ごちそうさま」
 ようやくツューはヤマトを解放し、脱力してベッドに沈む彼を満足げに見下ろすのであった。
「ごめんね、ヤマト。あんまりヤマトが可愛いから、つい意地悪しちゃった」
 謝りつつもしかし、細めた瞳にサディスティックな笑みを満たすツューの慇懃無礼な様子にヤマトは不安を感じず
にはいられない。
「あ、あのさぁ……これから、何をするの? なんかツュー、おっかないよぉ」
 そして涙目に不安な気持ちを伝えてくるヤマトの表情に、対照的にツューは強い喜びを感じて背筋を震わせる。
「なにって、まだ判らない? これからね、アタシとヤマトは交尾しちゃうんだよ」
 いつも以上に優しくして柔らかに応えながらもしかし、ツューはヤマトを組み敷いてその頬や唇を舌でなぞる愛撫
を欠かさない。
「こ、交尾? オ、オイラ交尾なんて判らないよ? どうすればいいの?」
「そんなのアタシだって判らないさ。――でもね、したいことをすればいいんだと思うよ?」
 僅かに顔を上げると二人は改めて見つめ合う。
905銀齢祭 (二)・27:2010/12/25(土) 21:51:32 ID:Juk/xM9t
「ヤマトもしてみたいことがあったら言って。今日は、何でもしてあげるから」
 そして小さく微笑むツューに、いつもの彼女を感じて安堵するも束の間――再びツューはヤマトの唇を奪っていた。
 しばし舌同士を絡め合わせると、そこから離れたツューの舌先はヤマトの体をなぞり、そして下っていく。
 唾液たっぷりに進む舌の跡には、それに濡れそぼって張り付いた毛並みがヤマトの幼い体のラインを露わにさせる。
 全体的に脂肪を程良く蓄えたヤマトの体は、幼子のそれと大差は無い。斯様に発育不良気味のそんな体ではあるが、
逆にそんな幼子に己の情欲をぶつけているのかと思うと、その禁忌感になおさらツューは興奮してくるのであった。
――最悪ね、アタシ。こんなに変態だったんだ……
 昂ぶる頭とは別に、どこか冷静にそんな自分を見つめてもいた。それでもしかし止められない。
 とはいえこうまでして自分を変えてしまう理由は、単に歪んだ性癖のみに留まらない。何よりもそれは、ヤマトを
愛しているからに他ならないのだ。
「なんちゃって」
「え……?」
 そうして自分の嗜好を正当化すると、さらにツューは愛撫に没頭していく。
 舌先は下腹部に迫ると、そこにてヘソのくぼみに落ち込んだ。
「きゃっ!? ち、ちょっと、そこはダメ!」
 ヘソの中に侵入してくる粘液の未知の感触に声を上げるヤマト。しかしその反応を前に、ツューが行為をやめる訳がない。
 むしろもっとそんなヤマトの反応が見たくて……
「あ、あ、あぁ! や、やだぁ! ホントにダメだってば!」
 ツューは小さなヤマトの体を両掌で取り押さえ、さらに舌でヘソを突き穿つ行為を激化させていく。
「あッ、あぅん! やッ……やだよぉ! おなか痛いー!」
 常日頃においても、入浴以外ではほとんど触れたこともない個所への責めに、ヤマトはツューの頭をワシ掴んで
行為の中止を訴える。
 しかしそんな抵抗は、この発情した雌をどこまでも発奮させ、そして喜ばせるだけなのだ。
 ついには口先でついばみ、
「あッ……あぁ―――――ッ!!」
 強くそこを吸い出すと……ようやくそこへの責めは終わりを迎えた。
「あッ……はッ……はッ………!」
 あまりの衝撃の余韻から回復できず、大きく瞳を見開いてしばしヤマトは放心する。もはや今この身に起きている
ことが痛みであるのか、それとも快感であるのかすらも理解できない。
 そんなヤマトが大人しくなったのをいいことに、
「じゃ、今度はお尻を奇麗にしようね♪」
 ツューは寝間着のズボンに手を掛ける。
 ボタンと違い腰紐で蝶結びに留められたそこは、その両端を引くだけでいとも容易く解けた。
 そしてゆっくりとズボン着をずり下ろすと、そこにはヤマトの陰部を包んで膨らんだ下着(ふんどし)が露わになった。
 その眺めにツューは生唾を飲み下す。
 狩りの頭など務める以上、雄達のふんどし姿などは日常のように眺めていた。時には、今のヤマト以上の体躯の雄
の生殖器を目にすることも珍しくはなかったはずのツューではあるが………目の前にあるヤマトのそれには目眩すら
感じていた。
 日常とは違う雄雌の営みという状況下もあるのだろうが、それ以上にヤマトの無垢な性器がこの薄布一枚の中に
内包されているという想像に、ツューは強い興奮を憶えるのであった。
 このまま下着もろとも口に含み剥ぎ取ってしまいたい衝動に駆られるも、どうにかしてそれを抑える。
 もっと楽しみたい――そう思ったからだ。
 この下着姿のヤマトを愛でたいという欲望に、ツューは従うことにした。
 かくしてその下着に鼻先を近づけるツューであったが、
「あ……だ、ダメめぇ!」
 それが触れようとした寸でのところで、ツューはヤマトの両手に阻まれる。
906銀齢祭 (二)・28:2010/12/25(土) 21:52:11 ID:Juk/xM9t
「もう、何がダメなの? ここが見えないと交尾できないんだよ?」
 そんなヤマトの行動に憤慨しつつも、そう焦らされることにまんざらでもなく興奮を覚えながら問い尋ねるツュー。
「べ、別に交尾するのが嫌なんじゃなくて……ただ……ただね……」
「ん? 『ただ』?」
「ただ……――」
 そしてヤマトから戻ってきた答えは、
「お風呂入ってないから汚れてるの。……匂いも、すごいと思う」
 それを告げてヤマトは、よりいっそう羞恥に耐えかねて股間を覆う手に力を込める。
 とはいえしかし、それも無駄な抵抗であろうことをヤマトも心のどこかで覚悟していた。
 言うまでもなく、今のツューは変だ。発情するがあまりすっかりいつもの冷静沈着な自分を見失っている。
――交尾するのはいいけど、汚い部分とか見られるのは嫌だなぁ……
 そして言葉では説得しつつもしかし、ツューの無慈悲な反撃を覚悟したその時であった。
「それは大変だぁ」
 予想に反してツューから返ってきた答えは、今までからは信じられぬほどに落ち着いた声であった。
 思わぬツューの反応に、「もしかしたら」とヤマトも淡い希望を持つ。
「じゃあさ、続きはお風呂入ってからにしようよ。ツューだってキレイな方がいいでしょ?」
「うん、キレイになった方がヤマトも気持ちいいよね」
「そ、そうだよ。じゃあお風呂焚いてもらうよう、母ちゃんに伝えて」
 そして今一時、この行為が中断されるであろうことに安堵したその時であった。

「お風呂なんていいよ。アタシが舐めてキレイにしてあげるからさ♪」

 満面のツューの笑顔とは対照的に、ヤマトの表情は凍りついた。
 そして有無を言わさずに、
「いただきまーす♪」
 ツューは下着の膨らみに食いつく。
 布越しに牙が食い込み、さらには生殖器がその中で圧迫される感覚に、
「はぐッ……! んんぅ!」
 ヤマトは目を剥き、強く胸の前で両手を握り締めて背をのけぞらせる。
 それこそが新たな愛撫の始まりであった。
 牙越しに感じる陰嚢と性器の歯応えにツューの意識は興奮からぼやける。
――アタシ、すごいことしてる……男の子のチンチンを食べちゃおうとしてる!
 そう考えると、最高潮にまで熱し上げられていたはずの興奮はさらに昂く大きく胸の中で弾むのであった。
 ひとしきり噛みほぐすと、今度は頬を使って強く吸いつかせてみる。
「あんッ、痛い!」
 強く陰嚢に与えられる外的圧迫にヤマトは痛みの声を上げた。
 それを見守りつつもツューの口唇はそこへの愛撫を止めない。今度は口をゆすぐかのよう頬を伸縮させると、緩急
に富んだ責めを展開する。
「もうやだー! タマタマ、やめてー!」
 ついにはそれに耐えかねて激しく身をよじるヤマト。
 ツューの口撃を振り切ると四つん這いに張って逃げようとするが――
「観念なさい! こいつめ!」
「ッ!? きゃううん……!」
 眼前に突きだされたヤマトの臀部へと、ツューは強く噛みついた。
 あと少し力を込めようものならば、そのまま尻の房を食い破らんとする牙の力に恐怖してヤマトは動けなくなる。
907銀齢祭 (二)・29:2010/12/25(土) 21:53:04 ID:Juk/xM9t
「ふふふ、大丈夫だって。すぐに良くなるからさ、だからもう少しだけ我慢して」
「………」
 うつ伏せにお尻を突きあげる姿勢のヤマトは、そんなツューの声に観念すると、抱きしめた枕に顔を埋めるので
あった。
「いい子いい子♪」
 その反応に満足げに頷くツュー。
 そして再び愛撫を始めようと眼前の尻に視線を戻したその時であった。
「あれ? ……これって」
 腰元の少し上――本来ならば尻尾があるであろうそこに、幾重にも包帯の巻かれた処置の跡を発見して、その一瞬
我に返る。
 そうして冷静さを取り戻すと、途端にそこから醸されているであろう血の匂いを強く感じ取ってツューは固唾を
飲んだ。
 やがて――
「…………」
 震える手でツューはそこに触れる。
 その包帯の下にあるであろう傷跡を見てはいけないような気がした。それでもしかし、そんな意識とは裏腹に両手
は処置の包帯を解いていく。
 完全に包帯を取り去り、そしてそこにて傷口を包み込んでいたガーゼを剥がした瞬間――露わとなったヤマトの傷
口に、ツューは息を飲むのであった。
 そこには、無残にちぎれて縫い合わされたヤマトの尻尾があった。否、すでに「尻尾であったものの残骸」だ。
 それでも回復の途中にある尻尾は、赤く鮮血の滴る肉の断面を大きく盛り上がらせて、石榴の実のようにその身を
縫い合わせの糸へ食いこませている。
 無残で残酷で、そして醜く変態したその姿――それこそは
――これは、『アタシ』そのものなんだ……
 己(ツュー)の『罪の形』だ。
 自分のエゴをツューはこんなにも残酷に、この無垢な少年へ刻みこんでしまった。そのことを思うと、艶(いろ)に
熱し上げられてツューの心は沈静化して、さらにはその反動もあり深く落ち込むのであった。
「……ん? ツュー?」
 突如として動きの止まった様子にいぶかしみ、ヤマトは恐る恐る振り替える。そしてそこに涙するツューを見つけ、
「つ、ツュー? どうしたのッ?」
 慌ててヤマトは擦り寄るのであった。
「ヤマト………ごめんね。やっぱりアタシ、最低だった……」
「ど、どうして? 別に今のエッチのことは怒ってないよ? ……ちょっとおっかないけど」
「……しっぽ、取り返しがつかなくなっちゃった」
 ツューの言葉にヤマトは己の背を振り返ると、包帯の取られた傷のそれを確認する。
「これはいいよ、別に。あのマーラッツと闘ってこれくらいなら安いもんだって」
「だけど……あんなに綺麗な尻尾だったの………そんなにひどくなっちゃった」
 ツューの脳裏に在りし日のヤマトの姿が浮かぶ。
 箒星のような尻尾をさらさらと舞わせながら狩りに挑むヤマトの姿は、すでに失われた過去の光景である。今の
ヤマトはその尻尾を舞わせることも、そして狩りに赴くことすら出来なくなてしまった。
「そんなにひどい尻尾になっちゃったよ……! アタシのせいだ……アタシの」
 ついには声を上げて泣き出すツュー。
 今日に至るまで、ずっと泣きだしたい衝動を抑えつけてきた。その感情が、ヤマトの醜く変形した尻尾を目にした
瞬間、ついに爆発したのであった。
908銀齢祭 (二)・30:2010/12/25(土) 21:54:13 ID:Juk/xM9t
 子供のように感情も露わに泣くツュー。
 そんな彼女を、
「――そうかな? オイラはけっこう好きだよ。このしっぽ」
 ヤマトは語りかけ、そして涙するツューの頭を胸に抱いた。
「え? で、でも……でも」
 驚いたのはツューだ。そしてそれが慰みであることも理解した。
「だってそんなに醜く歪んじゃってる。きっと後悔する……きっと」
 さらに涙するツューの手を取ると、ヤマトはその掌を自分の尻尾へと導く。
「醜くなんかないさ。自慢だよ。だってこれは、オイラのツューへの気持ちなんだもん」
 そんな思いもかけない言葉に驚くツューに、ヤマトもまた精いっぱいの笑顔を咲かせた。
「オイラがツューを好きだっていう証さ。女の子を助けることが出来た、っていう勲章」
 そう言って笑うヤマト。
 ツューにとってのそれが『罪の形』であるのならば、ヤマトにとってのこれは『愛の形』であるのだ。
「だから泣きやんでよ、ツュー」
「でも……」
 いかに想いを伝えられようとも、それでもやはりツューは割り切ることが出来ない。齢を重ね、どんなに雄々しく
逞しく体は成長しようとも、ツューの本当の姿は無垢な少女のままだった。
 そんなツューを励ますように、
「じゃあさ、今度はオイラがやってあげるね」
 ヤマトはやおら言い出したかと思うと、抱きしめていたツューに体重を預け――その勢いに乗って彼女を押し倒し
た。
「きゃあ!?」
「えへへ、さっきの仕返しするからね♪ 覚悟してよ?」
 突然の行動にたじろぐばかりのツューを前に、ヤマトはイタズラっぽく笑って見せる。
 そして奪うようにそっと唇を奪うと、伸ばした舌先でツューの体を下降し、先程受けた愛撫を今度はヤマトがなぞる。拙く、それでも愛情いっぱいに精一杯の奉仕を施すヤマトの姿に、徐々にツューの中の罪悪感も薄らぎ、そして
癒されていく。
 鎖骨を辿り少し降りると、舌先は胸中て越しにツューの乳房に突き当った。
「えっとぉ……」
 それを前につい愛撫を止め目を反らせてしまうヤマト。
 こうまで異性の乳房を目の前にした事などは、家族以外ではツューが初めてであった。ましてやそれが初恋の人の
ものであればなおさらのこと、ヤマトは照れてしまう。
 それでもしかし、
「う〜……ええい、ままよ!」
「きゃッ」
 意を決するとヤマトは胸中てに手を掛け、半ば強引にそれをずり下ろした。勢いがなければ、とてもじゃないが
恥ずかしくて前に進めない。
 と、次の瞬間――目の前で露わになったツューの放漫な乳房が大きく上下するのを目撃する。そんな光景を前に、
ヤマトの胸も徐々に昂ぶりを見せる。
 ただその一点を凝視してしまうそんなヤマトを前に、
「目が『うずまき』になってるね。ヤマトも発情してくれた?」
「――え?」
 そんなツューの声にヤマトは我に返る。
「発情してる? オイラ、発情してるの?」
 思わぬ事実に、両頬に手を添えて己の変化に戸惑うヤマト。
909銀齢祭 (二)・30
 なぜならば、
「オイラ、発情したの初めてだぁ」
「えぇッ?」
 今度はツューが思わぬヤマトの言葉に戸惑う。
「初めてって……今まで一度もなかったの?」
「うん、ないよ。今日が初めて」
 尋ねられ、大きく頷くヤマト。
 ツュー達種族は早い段階で生殖機能が体に整う種である。それゆえ、村では15歳という若い年齢での結婚を認め
ているほどで、それに照らし合わせるならば今のヤマトの発育の遅さはその小さな体と照らし合わせても特殊といえた。
「ヤマトみたいな子もいるんだね」
 半ば感心したように頷くツュー。かくいうツューの初めての発情は、それは早いものであった。過去のトラウマを
克服すべく、肉体は彼女の意に添うよう肉体の成長を早めさせた結果である。
「でもさ、たぶん今夜じゃなければ、きっとオイラまだ発情できなかったと思うよ」
「そんなの関係ないよー。どうしてそう言えるの?」
「だってさ……ふふふ」
 尋ねてくるツューに対してヤマトは恥ずかしそうな、それでもどこか嬉しげに微笑む。
「だって、ツューが初めての相手だったから発情したんだ。……大好きな、ツューが相手だったから」
 いまさらながらそんな告白をしてはにかむヤマトを前に――再びツューの瞳にも渦文様の瞳紋が浮き上がる。
 ツューもまた再び発情した。
 しかし今度は性欲のみの、本能だけに刺激されたからではない。
 体ではなく心が反応したのだ。
 先程までの「ヤマトをどうにかしたい」という欲情ではなく、「ヤマトを受け入れたい」と想うが故の発情であった。
「……――ヤマトぉ!」
「わ、わぷぷッ!?」
 そうして改めて心の中がヤマトで満たされると、ツューは居ても立ってもいられなくなり目の前の彼を力の限りに
抱きしめるのであった。
「ヤマト、ヤマトぉ……好き。大好きだよッ。愛して、愛してよヤマト」
 ただただ溢れんばかりのその想いを拙い言葉にして表現するツューを前に、一方のヤマトはその乳房の中に抱き
抑えられて呻き声も出せない。
「つ、ツュー……! く、くるしいよ! するから……愛するから!」
 どうにか圧迫してくる胸から脱出すると、再びヤマトはツューを横たわらせる。そうして改めて、ヤマトは乳房へ
の愛撫を始めた。
 乳首その先端を口にくわえ、その後はツューがしたよう口中において舌先で転がす動きをする。
「あ……気持ち良い。……いいよ、ヤマト」
 普段の彼女からは聞いたこともないような熱のこもったその声にヤマトも発奮する。
 もっとその声を聞きたいと願うと同時に、
――気持ち良くなってくれてるんだ。もっともっと良くしてあげたい……
 ツューの為、より陰徳を施さんとヤマトは躍起になる。
 依然として舌先で乳首を転がす動きをしつつ、指先で空いた右乳房に触れた。
「ん、んぅ!」
 その右乳房上において先端を指先でつまむと、口中の舌先と同じ動きで乳首を転がし摘まみあげる。
「んん〜……ッ。あぁ、ヤマトいいよ、すごく気持ちいいッ。もっと、もっと強くして。……先っちょ、強く千切って」
 ヤマトの頭を抱きしめてくるツューの動きに再び顔面を乳房の肉圧におぼれさせられるヤマト。それでもしかしツューの
リクエストを受け、健気にヤマトは乳房への責めを展開していく。
 口中において乳首全体を前歯で噛みしめると、右手そこには力を込めて摘み上げた。
「あうん! いいよぉ、ヤマトぉ! もっと強くして! もっと痛くしてよぉ!」
 そんな愛撫の変化にさらにツューは抱きしめる力を強くする。