2 :
D:2009/06/16(火) 23:40:24 ID:uo4M0Wlj
前スレの5氏様の続きを書かせていただきました。(すみません)
5氏様、どうかこのスレに気づいて下さい。お願いします。
では、物語の続きを・・・。
3 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 23:47:25 ID:E/EOuhE+
しかしぬるぽ
「ん・・・。」
ユメミを静かに横向きに押し倒し、少女の左足を抱え上げ、斜めから貫く。
「あ・・まだする・・の?」
「ああ、熱が冷めない。」
「んっ・・・感じるよ、ムントの・・大きくて、硬くて、とても熱い・・・・!!」
「ユメミ!ユメミ!!」
「ああ、あああん!!!」
涙で霞んだ目に、男に貫かれ、揺さぶられる自分の姿が映る。
それは、もう一人の自分。知らなかった自分の中の別の女。もう以前には戻れない。戻りたくない。
「あっ、あっ、ああ!!」
仰向けの正常位でムントの背に手を回して、ユメミが可愛い声で鳴く。男の体は炎のように熱かった。
ムントは少女の可憐な両足を掴み、自分の肩に乗せ、深く貫く。
もう少女に羞恥心はない。接合部を見られても、それにすら悦びを覚える。
ずっ、ずぶぅ、ずりゅっ、ずぶ、ずりゅん!!
「ああ!あぁん、ん、あああ・・・!!」
これが、これがそうなの・・・?
皆こうして愛し合って・・・。
男女の究極の愛の行為。愛の形。神聖なるもの。
じゅぷん、じゅぶっ、ずっ、ずずっ、じゅぼ!
お父さんもお母さんも、こうして愛し合った・・・。
ごめんね、お母さん。私、この人を愛してしまったの。
だから私・・・・。
ずんずん、ずんずん。
「ユメミ!愛してる!!」
私も・・大好き。
ずっ、ずっ、じゅぷん、ずずん!
嫌!まだ終わりたくない!ずっとこうしていたい!!
このままムントと身も心も一つになって・・・・・。
ずくっ、ずくん!ずずううう!!!
「あ、ああああああああああああああああああ・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!」
ユメミの中で熱いものが爆発する。少女の中が彼で満たされていく・・・。
ムント・・・いつか私はあなたの元へ・・・・・・・。
「はっ・・・!!」
ユメミはベッドの上で目を覚ました。窓から朝日が射し込む。
私・・・。
「ムント様!?」部屋を見回しても愛しい人の姿は見えない。いつもの静寂な壁と、家具があるだけ。
あれは・・夢?
チュク・・・。秘所から水音がする。恐る恐る手を秘められた谷へ伸ばすと、しっとりと濡れていた。
側にある鏡を見ると、首筋には赤いものが・・・。
あれは夢じゃない。
確かに彼は居た。彼女の前に、確かに存在した。
ムント様・・・・!!
ユメミは毛布を目にあて、小さく震えた。声を出そうともせずに、ただ静かに泣いた。
愛しいユメミ。
ムントは自分の部屋で、床に膝をついていた。
天上界でユメミを見守り続けたムント。魔導により、彼女の夢の中にまで進入してしまった。
ただユメミの寝顔を見ているだけで良かった。それなのに自分は押し寄せる感情を抑える事ができなかった。
夢の中でユメミを抱いた。いや、抱いたというよりは犯したのかもしれない。
身勝手な自分を彼女は受け入れてくれた。渇いた心を癒し、包み、愛してくれた。
彼は満たされた。だが同時にユメミを傷つけてしまった。ますます寂しい思いをさせる事になる。それなのに。
自分は何もできない。側に居てやる事さえできない。どんなに愛しても、今はまだ彼女の元へは行けない。
「ユメミ・・・!!」
涙さえ流す事を許されなかった嘗ての王は、人知れず冷たい孤独の部屋の中で一人泣くしかなかった。
7 :
D:2009/06/17(水) 01:25:52 ID:CwiCcM0V
眠くてもう書けません。おやすみなさい・・・。
5氏様、こんなの書いてごめんなさい。続き待ってます・・・・。
8 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 13:09:01 ID:aKyqMrwc
9 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 13:11:40 ID:aKyqMrwc
5氏さん、あなたの書く結末が読みたかった・・・。(泣)
11 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 02:41:39 ID:sJu+Jttr
どうしちゃったんですかね5氏様は
やはり、飽きてしまわれたんですかねえ
それとも誰かのレスがお気に召さずにご立腹されでもしたのだろうか
批判的なレスはなかったように見受けられたのだが
5氏様の、あんなに綿密な構想を練る方は知識の高いお人だと思いました。
5氏様の身に何かあったのではと心配です。
寂しいなぁ・・・このスレ落ちなきゃいいけど・・・・。
13 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 15:49:36 ID:jGtWToRh
とりあえず、ホシュ
前スレ見たら本編より絶賛で噴いたw
エロ入れりゃDVDも売れたんじゃなかろか
5氏ー帰ってきてくれー。
ほしゅ
5氏様は、もう書く気なくなっちゃったのかな。
それなら一言ここに書いてほしいなぁ。
心配。
マンセーレスが足らなかったから、怒っちゃったのかもね
文体から見ても、かなりの粘着系な人みたいだし
素晴らしい文章でしたよ。毎回楽しみでした。
ムントとユメミの運命が悲しく、切なかったです。
書く気が起きたら、また読ませて下さい。5氏様・・・・。
そうか?そんなに素晴らしい文章か?
難しい言葉を覚えたての厨房みたいに、比喩比喩比喩のオンパレードで、
斜めに読んでも充分な程度の内容を引き伸ばしてただけじゃね?
まあ誰でも書き込める場所だから、どんなんだろうといいんだろうけどね
読む読まないは個人の勝手だしw
っていうか、このスレもういらなくね?
アニメも終わっちゃったしさ
続きが読みたいー。
あのヘンテコリンな文章のはもういいやw
でも、気になる・・・。
最後がどうなるんだろう。
あの、おもらし連呼のキモイ文の人はもういいや
そのあとの短いけど萌えな文章の人よかった
25 :
D:2009/07/20(月) 23:30:26 ID:Bz+64IYp
もう待ちきれないので、続きを書かせていただきます。
では、どうぞ・・・。
26 :
D:2009/07/20(月) 23:33:45 ID:Bz+64IYp
一応、物語は終盤に向けていきます。
ハッピーーエンドを目指していきたいと思います。
よろしゅうに・・・。
薄暗い道路には車が走り、サーチライトが辺りを照らし出す。その横道を少女が歩いていた。白いブラウスにスカートの服装をした少女は長い豊か
な栗色の髪を腰に垂らし、両手で大事そうに大きな包みを持っていた。少女の足取りが速くなる。目的地に着きそうなのか。小走りに街道を抜け、
簡素なアパートの前に辿り着く。二階建てのアパートで、階段を少女が上がっていく。ある一室の前で少女は立ち止まった。その娘はユメミである。
一呼吸し、ドアを軽くノックした。「はい。」鍵が開く音が響き、ドアの隙間から男性が出てきた。逆立った赤い髪の少年、ムントであった。
「ユメミ・・・。」「ムント!」少女は微笑み、彼の胸に頬を擦り寄せる。ムントもまたユメミを抱きしめ、部屋の中へと招き入れた。
「おじゃまします。」ユメミが靴を脱ぎ、部屋に入る。殺風景な部屋だが、あまり贅沢はしな
い主義なのだろう。「よく来てくれたな。さ、ここに座って。」ムントが座布団を敷き、ユメミ
がスカートの裾を払いながら静かに座った。「今日はお弁当を作ってきたの。口に合うかどうか
分からないけど・・。」部屋の真ん中に置いてある卓袱台に持っていた包みを広げた。色んな
オカズが入った豪華な弁当である。「お、すごいな!こんなに食えるかな。」「一生懸命作っ
たの。さ、食べてみて!」「いただきます!!」ムントが卵焼きを頬張る。「美味しい?」
「ああ、最高。」「良かった。」ユメミが恥ずかしそうに微笑んだ。「何だかこうしていると
まるで夢みたいね。」ユメミがぽつんと言葉を漏らす。「そうだな。まだあまり実感が沸かな
い。」二人が何故こうしているのか。それは一年前に遡る事になる。ムントは、あの時の事を思
い出していた。
「行くのか?」青空と同じ青い髪の少年が赤い髪の少年の背後にいた。ムントとルイである。
「ああ、もう決めた事だ。」ムントは固い意志を秘めた口調で答えた。「いざとなると寂しい
ものだな。昔は、こんな時が来るとは思わなかった。」ルイが溜息を漏らすように呟いた。
「すまないルイ、お前には今まで本当に世話になった。その忠実な献身は決して忘れない。
どうか、リュエリを支えてやってくれ。」ムントの声にも、どこか悲しみがあった。「ムント、
地上界へ行っても天上界の事を、ここにいる国民の事を時々は思い出してほしい。そしていつも
我々は、お前の事を見守っている。いつまでも・・。」「ルイ。」ムントとルイは抱き合った。
嘗ての王と将校としてではなく、友として。「さあ、もう行け。今度こそユメミ様を離してはな
らんぞ。」「ああ、そうだな。ありがとうルイ。」ムントは島の端へと足を運んだ。下界へ通じ
る場所へと。一歩足を踏み出せば、もう戻れない。それでも自分は愛する者の元へ。
さらばルイ。
言葉には出せなかった。いつか再会する時がくるかもしれない。そんな気がしたからだ。
少年の足が地を蹴る。そのまま下へ下へと吸い寄せられるようにムントの体が下界へと
落ちていく。ルイは、ずっと彼の姿を見つめ、佇んでいた。
29 :
D:2009/07/21(火) 02:12:52 ID:AiEpA4Fm
なんだか消化不良なので書きました。まだちょっと物語は続きます。
続きは明日の夜になるかも。
ムントは地上で暮らせる体になっています。
すみません、5氏様・・・。
川の、せせらぎ。水面が夕焼けの色に染まり、風に吹かれて形を変え、やがてそこに美しい
少女の姿を映し出す。ユメミは学校の帰りに川原に来ていた。川の側でしゃがんで、水面を
見ていた。真っ直ぐに家に帰る気になれず、イチコとスズメの部活やクラブがまだ終わらない
ので一緒に帰れなかったせいでもある。今彼女の心を占めるのはムントの面影。一人になると、
彼の事ばかり思い起こされる。最初の出会いから後に残された時よりも、ムントへの想いは
さらに強いものとなっていた。ユメミは夕空を見上げる。あの空の果てに愛しい人がいる。
何故自分はあの時、天上に残らなかったのだろう。天上界を統べる王を支える自信がな
かったからか。いや、違う。自分は怖かったのだ。見知らぬ土地、誰も頼る者のいない世界
へ飛び込む勇気がなかったのだ。だが今こうしていると、どんなに深く彼の事を愛していた
か思い知らされる。視界が涙で霞んでいく。目を閉じて俯き、瞼を開け、水面に視線を戻す。
いっそ死のうか。彼女の精神が追いつめられる。死んだら魂となってムントの元へ行けるだろ
うか。何を馬鹿な事を。ユメミは首を振った。そんな事をしたら家族が、友人が悲しむ。
そしてムントも。(私、どうしたらいいの・・・!?)心の中で叫び、ユメミは顔を両手で
覆った。と、その時人の気配がした。顔を上げると向こう岸に人影が見える。目を凝らすと
その姿が徐々にはっきりとしてくる。あれは・・・「ム・・ント・・・・?」微笑みながら
佇む彼がいる。「ムント!!」ユメミは立ち上がり、走り出した。川の中へ入り、服が濡れ
るのも構わずに彼の所へと向かう。少年もまた動き出した。磁石が引かれ合うように、二人
が近づいていく。もう少し、もう少しで届く。水嵩が胸まできたが、それでも動きは止まら
ない。ついにお互いの手が触れ、強く二人は抱き合った。「ムント、ムント・・・!」
「待たせたな、ユメミ!!」そう、確かに彼だった。彼女の前に存在する。「どうやってこ
こへ?どうして、この世界へ来る事ができたの?」ユメミは涙で濡れた目でムントを見上げた。
「話せば長くなる。まずは川から上がろう。」ムントはユメミを支えるようにして陸まで導き、
大地に足を上げた。
地上界へ下り立ったムントが目にしたもの。それは夜に輝くネオンサイン、犇くビルの谷間。
そのビルの一角の屋上に悠然と立ち、ムントは辺りの景色を見回した。
ここが下界・・・これから俺様が生きる場所。
彼は天上の秘術によって体質を変え、地上人と同じような体になった。だがアクトは少し
使えるようである。まず始めにした事は宝石などを売り払い、お金を工面した。それで何とか
アパートを借りる事ができた。次は仕事として喫茶店のウェイターを選んだ。ムントの王族特有
の優雅な身のこなし、類まれな美貌は忽ち女の子の人気を呼び、店は繁盛した。おかげで彼は
店主に気に入られ、店員達とも仲良くなった。人に命令を下す立場から、命令に従う者になった
自分。でも嫌な気分にはならなかった。下々の者達の生活に触れ、自分がどんなに恵まれた環境
にいたか知る事ができた。知性のある彼はすぐに仕事に慣れ、暮らしにも余裕ができた。
そんな頃、ユメミに会いに行ったのだ。
川から上がり、ムントはユメミを自分が住むアパートへ案内した。濡れ鼠の二人は部屋の玄関に
入り、中へ上がった。言葉は、いらなかった。どちらともなく唇を求め、縺れ合うように畳の
上に倒れ込んでいった。ムントはユメミの服を脱がし、自らの服も取り去った。裸になった二人
は再び強く抱きしめ合う。冷たい肌は次第に熱くなり、二人を燃え上がらせた。ムントの唇が
ユメミの胸へと移動し、その左胸の頂を口に含む。右胸を揉みしだき、左の乳首に軽く歯をたてる。
「んっ・・」ユメミが小さく反応する。敏感な乳首はすぐに硬くなり、小さな桃色の顔を出す。
ムントの左手は胸から腰のラインへ、そして細い足を辿っていく。やがてその手は彼女の秘所
へ。「あっ・・!!」ユメミが頬を紅くし、顔を横に反らす。少女の最も感じるそこに、彼の
2本の指が入っていく。じゅぶ・・・。「あん!」じゅぷ、じゅぷん!「あ・・う!!」少女の喘ぎ
が男の本能を呼び覚ます。ちゅぷ・・・。指を引き抜き、熱く猛り狂う自身を宛がう。
ユメミの瞳が彼を見つめる。その瞳が閉じられた瞬間を合図に、ムントは腰を進めた。
じゅくっ・・ずっ!!「ああ!!」ユメミの白い胸が悦びに反り返る。彼は動きを速めていく。
ずっずっ!じゅぷん!!「ああう!あ!!」ずくっずぶっじゅっ!!久しぶりに味わう彼女の体。
快感が増していく。その野獣のような自身で乱暴に少女の中を穿っていく。もう、止まらない。
ずぶ、ずぶん、ずりょっ、ずっ、ずじゅっ、ずううう!!
「あああ・・・!!」ユメミの嬌声と共に、ムントもまた果てた。
「ムント、大好き・・・。」
「俺もだ、ユメミ。愛してる。」
32 :
D:2009/07/22(水) 01:02:39 ID:l9zw5Piz
もうすぐ終わりへと近づきます。もうちょっと続きます。
でも勝手に終わらせていいのかなー。
それでは、これで失礼・・・。
D氏GJ!!!!!
文章も、あのヘンテコリンな修飾語満載な5氏よりも、ものすごくいい!
がんばってください、期待してます
六畳一間の部屋でムントとユメミは朝まで愛し合った。ムントの濃密な愛撫にユメミは何度も
震え、か細い声を上げた。ユメミはムントの腕の中に包まれ、満たされて静かに眠った。
もう、彼女は枕を涙で濡らす事はない。そう、決して。夜を明かし、ユメミは家に帰宅した。
両親への説明は隣町まで買い物に出かけ、道に迷い、一晩中歩き回っていたと何とか誤魔化し
た。嘘をついてしまった罪悪感に襲われるユメミであったが、それ以上に彼にまた会えた事
がとても嬉しかった。
「ムント?」ユメミが彼の顔を覗き込む。「あ、ああ。」ムントは、ふと現実に意識が戻る。
「どうしたの、急に黙っちゃって。」「いや、ちょっと思い出した事があってな。」彼が遠い
目をする。「今まで色々な事があったね。」ユメミもまた感慨にひたる。「あのさ、今度俺、
勤め先で店長を任される事になったんだ。今までよりも忙しくなるかもしれないが、頑張ろう
と思っている。」「わぁ、良かったね!」彼の昇進に心から喜ぶ。「ユメミ、いつか俺は自分
の店を持ちたいと思っている。夢が叶ったら、二人で小さな喫茶店をやろう。お前に不自由は
させたくない。そして、俺と結婚しよう。」ユメミは目を丸くした。その瞳から、みるみる
うちに涙が溢れ、玉のような涙が頬に零れ落ちる。「ど、どうした?」ムントが戸惑う。
彼は、そこまで考えていてくれたのだ。本当なら今頃は王様、王様と周りから傅かれているは
ずなのに晴れがましい身分を捨て、ここまで来てくれた。ユメミの為に。彼に対して申し訳ない
気持ちで、いっぱいだった。「どうしてそんなに優しいの?」ユメミは彼を見上げる。「あなた
は全てを捨て、私の所に来てくれた。でも私は、あなたに何もしてあげられない。」目を閉じ、
俯くユメミ。「同胞や仲間と別れて、寂しかったでしょう?ムントに辛い思いをさせてしまって、
ごめんね、ごめんね・・・!!」涙が後から後から溢れ出して止まらない。そんな彼女をムントは
優しく抱きしめた。「いいんだユメミ、俺が選んだ事だ。だから気にしないでくれ。俺は後悔して
いない。お前と共に生きる事が全てなんだ。」ムントの胸の中でユメミは、だんだん泣き止んだ。
二人は見つめ合い、引き合うように唇を重ねた。いったん唇を離し、更に強く口付ける。ユメミの唇
を吸い、濃厚なキスに火がついたのかムントの左手がユメミのブラウスの上から胸を揉みしだく。
「ま、待って、シャワーを浴びたいの・・・。」ユメミが甘い息を吐きながら制止した。「そうか、
ごめん。」逸る心を抑え、体を離す。「ムントが先に浴びてきてもいいよ。お布団敷いといて
あげる。」「ああ、そうするよ。」彼は浴室に向かった。ユメミは今夜は友達の家に泊まると家族
に告げていた。外は夜が迫っていた。
35 :
D:2009/07/23(木) 01:44:14 ID:MQtD4w0B
本日はここまで。
>>24さん、
>>33さん、コメントありがとうございます。つい調子こいてツラツラ
と書いてしまいました。物書きとしては物語が途中で止まるのを見ると放って
おけなくてウズウズしてしまうのです。
続きは明日予定。(いつまで続けるつもりだよ自分)
それでは・・・。
全てを漆黒に染める夜という名の世界。全てが止まる時。生き物が動かなくなる無の時間
に、黒いベールに被われたかのような部屋の中で窓辺に座り、バスローブを着たムントがいた。
ガチャ・・・。浴室からバスタオルを纏ったユメミが出てきた。彼女に気づいたムントが立ち
上がる。彼が近づく。二人の間には、もう壁はない。やがてムントはバスローブを静かに脱い
だ。ギリシャ彫刻のような均整のとれた逞しい彼の身体がユメミの目の前に晒される。彼女の
鼓動が高鳴る。ムントの右手が近づき、ユメミの頬に触れた。そしてゆっくりと首筋、肩、腕
へと。彼は彼女をそっと抱きしめた。同時にユメミのバスタオルがハラリと畳の上に落ちる。
少女の美しい裸体に男の両腕が絡んでいた。ムントはユメミの右側の首筋に唇を這わせ、下へ
とずらし、右胸の頂に実る小さな突起を唇に含んだ。「ん・・・。」微かな甘い声。彼女は
感じている。舌が動いた。「あ・・ん・・・!」ユメミは足に力が入らなくなり、そのまま
二人は静かに布団の上へと倒れこんだ。ムントは敏感な実を甘噛みし、舌で転がしては吸う。
そして両手で胸を揉んだ。「あふう!」送られてくる刺激にユメミは体を反らす。両胸が男
の手の中で形を変え、熟れた果実が支配されていく。その手は腰へと移り、彼は胸から腹へ
とキスを落とす。頬を寄せ、ゆっくりと華奢なほっそりとした右足にも唇を寄せる。妖しい
唇が太股から足の先まで這う。「あ・・・。」ユメミが声を漏らす。左足には右手の指先が
伝い、少女を溶かしていく。彼の唇から熱い息が零れ、少女の両足を前に倒して高く持ち上
げた。「あっ、やぁっ・・!!」少女の恥じらいも空しく、その蜜に濡れた花園が男の目の
前で露になる。「ユメミ、こうするとお前のここがよく見えるよ。とても綺麗だ。」禁断の
果実を目の前にして、男は妖しく微笑む。「いや、見ないで・・ああ・・・。」横を向き、
ユメミは涙を流す。何度彼に抱かれても、彼女はまだ16才の少女である。そこだけはまだ
恥ずかしい。それでも男の欲望は止まらない。ムントは更に足を前に倒し、その溢れる蜜の
極めを紅く輝く舌で舐めとる。ちゅく・・・。水音が部屋に響き渡る。くちゅっ、ちゅぴっ、
濡れた跳ねる音。「ああ!んぅっ、んんああ!!」ユメミが仰け反り、切ない声を上げた。
可愛らしく突起する秘豆を甘噛みし、舌でつつき、その舌は秘められた奥を目指して抉って
いく。ぴちゃっ、じゅるっ、しゅずっ!指で弄り、きつく吸った。「あぁ・・あっ、あああ!!」
高い声をあげ、ユメミは果てた。「いったんだな・・ユメミ。」男は満足気に微笑む。
少女から女へと変貌しつつある愛する娘を前に、残酷なほどに優しい魔性の笑みで。
37 :
D:2009/07/24(金) 02:33:54 ID:6tEJ0qdA
次回に続きます。おやすみ。
ユメミの薄れていた意識が徐々にはっきりしていく。霞んだ視界にムントの顔が映った。
「ムント・・・。」ユメミは彼の頭に腕を回した。「すまない、少しやり過ぎたな。」
今更ながらムントは少し反省した。「ううん、いいの。女はね、何をされても平気。
あなたがしたいように行動して。」エクスタシーが齎した女としての成長か。先ほど
とは別の女を見ているようだ。「ユメミ。」彼女の優しさに甘えてしまう。ユメミを
包み込むように抱きしめた。ややあって彼女の白い右手がムントの下半身に伸びていく。
「・・・・!」ムントが驚愕する。ユメミの手が彼の自身に触れているのだ。そこは
既に熱が籠もりはじめている。「ムントの、もう硬くなってきてる・・。こんなに熱い
・・・。」その細い指で彼のものを摩る。忽ちそれは、いきり立ち、獰猛な獣と化す。
ユメミは彼を仰向けにさせた。そっとキスを交わし、彼の上に跨り、その広い胸に口付ける。
唇を下にずらしていき、そそり立つ中心に両手でそっと触れた。「ユ、ユメミ!?」戸惑うムント。
「あなたにも気持ち良くなってほしいから・・・。私にも愛させて。」恥ずかしそうに上目づかいで
見上げるユメミが何とも可愛い。「し、しかし・・・!」ユメミはそれを口に含んだ。ちゅぶ・・
ちゅぽ。両手で摩りながら頬張る。歯を立てないように、大事に含んでいく。時々唇を離し、小さな
照らつくピンクの舌で根元から尖端まで舐め上げる。「う、あ!」ムントが声を出す。頭を口を
激しく上下させていく。刺激を与えていき、彼の自身が硬さを増していく。「うあ・・あ!」苦痛
とも切なさともとれない男の声と共に、尖端から快楽の泉が湧き、少女の口腔に広がっていく。
ユメミは全て飲み干した。「はっあ、はあ・・ユメミ・・・。」ムントは汗に濡れた顔で少女を見
つめる。「ん・・。」彼女は光る一筋の糸を引きながら口を離し、少し折り曲げた左手の指を唇に
もっていく。恥じらうようなその姿が愛おしく、彼は上体を起こして右腕でユメミを抱きしめた。
「ありがとうユメミ。とても良かったよ。」少し荒い息を吐きながら囁く彼に少女は頬を紅くした。
ムントはユメミの濡れた唇に口付けた。舌を滑り込ませ、己の匂いと甘い感覚に興奮を覚え、激しく
唇を貪る。やがて静かに布団に倒れ込んでいった。
「あっ・・ああ・・・。」少女のしなやかな背中に男の唇が這う。時折、愛に震えるその白い肌に紅い花が
咲く。「綺麗だよユメミ、とても・・・。」「ムント・・!!」ユメミの閉じられた瞳に涙が滲む。少女
は振り返り、彼に抱きついて押し倒した。「ムント、もう私を離さないで!お願い。」ユメミはその温かい胸に
縋り付き、頬を寄せた。「ずっと側にいるよ。お前を一人にはしない。永遠に・・・。」少女は彼の唇に
そっと口付け、男の身体の上に跨った。「ユメミ。」「ずっとよ。あなたと一つに・・。」身も心も一つ
に溶けて。この瞬間を、この愛を永久に。ユメミはムントの熱く屹立した自身に手を添え、ゆっくりと腰を
落としていく。「あ、ん・・!」熱した自身が少女の足の間に埋め込まれていく。根元まで入った。「ああ!」
愛の叫びを上げて少女の体が反り返り、美しい身体が震えた。少女の中で自身をきつく締め上げられ、
ムントは両手をユメミの括れた腰に添えた。少女が動いた。ずちゅ、じゅぐっ!じゅぶ!「あん、ん、
ああん!」豊満な果実のような胸が悩ましく揺れる。彼はその豊かな胸を両手で揉みだす。「あはぁ!
あぅんっ!」胸と下を攻められて、少女は喘ぐ。その閉じられた震える長い睫から涙が零れ落ちる。
それは悦びの涙。その雫が男の胸に滴り、微かに光る。ずっ、ずずっ、ずぶゅ、ぐちゅうう!
「ああ・・はっぁ・・・」快感が頂点に達しようとしたその時、急にムントが体勢を変え、ユメミを
布団の上に寝かせた。「ム、ント・・?」戸惑いの瞳を向けるユメミに彼は優しく微笑んだ。「もう、
俺も我慢できない。お前を思いきり愛したい。俺に身を委ねてくれ。」両手で体重が掛からないよう
にし、ムントは腰を動かしはじめる。ずっ、ずりゅっ、ずちゅっ!「ああ、あああ!!」
少女が何ともいえぬ甘い声で鳴く。男の攻めに応えるように。熱く、激しく少女を貫き、嵐のように
駆けぬけていく。「あ、ああ!あぁんっ、んんっ、んぁう!」ずびゅっ、ざくぅっ、じゅっ、
じゅぶっ、ぐちゅん!「あふぅ!ああっ、あぅん、んっ、ああはぁ!!」少女の両足を抱え上げ、深く、
深く貫く。(あの夢と・・同じ・・・。)体の隅々まで愛されたあの記憶。決して忘れる事のできない
刻まれた封印。ああ、ムント。私の・・・。ずん!ずずっ、ずりゅん!「あう、あ!」激しい津動に
心が現実に引き戻される。彼の瞳を見つめる。あの時のように愛情と情欲が宿ったその熱い瞳を。
ずん!ずぶっ!ずりゅぅ!ずぐっ、ずずうっっ!!!「あ、ああああああ!!」一際強く腰を叩きつけ、
その想いの証を放つ。少女の中に全てを。「うっ・・・」頂に登りつめたムントは少女を抱きしめる。
「あ・・ふっ・・・。」子宮に熱い放流を感じながら、ユメミは幸福を感じていた。忘れた事なんて
なかった。この腕を、この胸を。今ここで自分を包み込んでくれる。大好きな彼。「ムント・・。」
「愛しているよ、ユメミ。愛してる・・・。」
永遠の誓いを窓の月だけが見ていた。
40 :
D:2009/07/25(土) 02:23:39 ID:J96jjNlP
はい、本日はここまでです。
次で終わるかも。
では・・・。
夜は長い。時を止めたかのような静寂の中で、ムントは体を横たえながら窓の外を眺めていた。
右腕の中には愛しい少女が眠っている。安らかな寝息を立てながら。情事の後の気だるい感覚。
それでも天を仰ぐと故郷を思い起こす。天上にいるルイは今もリュエリと共に国を、民を導いて
いるのだろうか。全てを任せ、地上界に下りた自分。心を抑え、送り出してくれた友。
ルイ、許せ。
だがムントは思う。いつか二つの世界の時空が繋がり、ルイとまた会える時が来るのではないかと。
その時彼は、自分は・・・。
「ん・・。」ユメミが身じろぎする。この大切な存在を守りたい。いつまでも。
ムントはユメミの額にキスを落とし、やがて深い眠りに沈んでいった。
どこまでも青く澄んだ空と真っ白な雲が広がる風景。天上界、魔導国でルイは下界を見下ろしていた。
とても穏やかな、優しい微笑みを浮かべたような表情で。
達者で暮らせよ、ムント。
誰にも聞こえる事のない心の呟きとともに、青い髪の少年はマントを風に靡かせ、荘厳な王宮の奥へと姿を消していった。
(終)
42 :
D:2009/07/25(土) 23:16:01 ID:3CH2PRdU
お、終わらせてしまった、どうしよう。(汗)
どんどん話が進んでいき、気がついたらこの有様。
5氏様ごめんなさい、ごめんなさいーーーー!!!!!(土下座)
どうしてもムントとユメミを幸せにしてあげたかったんです。
この物語では天上と地上が繋がっていない設定なので、そんな世界だったら二人
はどうするか、心情を書いてみたかった。真っ直ぐな心のムントは、きっとどんな事が
あってもユメミの所へ行くでしょうね。王の座を降りるという5氏様の発想は、
意外でも納得のいくものでした。
ありがとうございました、5氏様。
それでは、失礼いたします。
D氏へ
幸せなムントとユメミが読めて幸せでした
とても素晴らしかったです
D氏ありがとう!
45 :
名無しさん@ピンキー:
ほしゅ