ギャルゲーなんかも過程がメインだしな
> いや、過程は大事だろ…JK。
えっと、つまり
ジョシコーセー時代からの成長過程を描くわけですね
……そしてここまでの流れに置いてきぼりの姉は涙目
恋愛もスポーツも仕事も過程を軽んじて結果を出せる者はいない。
科学者が過程を無視して良い結果を出せるか? 料理人が調理を適当にして満足できる料理が出せるか?
物語においても過程を重要視しないで結果だけを求めたものは誰の胸にも響かない。
重厚な過程と薄っぺらい過程ならどちらが良いかを考えてみろ。
「愛さえあれば問題ない」それを本気で言っても軽く言ってもそれに意味はないし。
愛さえあれば――なら愛さえあればなんでも良いのか? 愛さえあれば何でも上手くいくのか?
>>722は軽い気持ちで書いたのかもしれない。本気でそう思ってるのかもしれない。
意味自体が違うのかもしれないし、
>>720を励ますために書いたのかもしれない。
それでも愛さえあればってな発言は控えたほうがいい
>>578 まったく…
お前って本当に哀れみを誘う奴だな……
話は変わり今トイレでおもいついたんだが
「私は未来からお前を守るためにやってきた」
というキーモネータンはどう思う?
21歳の妹もいいけど21歳の姉も捨てがたい。
そんな二重離反を解決するにはこれしかない…
⊃【三つ子姉弟妹】
ごちゃごちゃうるさいね。いいかい。
全ては過程と愛があれば全て収まるんだ
過程は大事だ
結果も大事だ
>>728 その設定だったら腹違いの妹とかの方が自然じゃないか?
20歳違いとかだったり。
>>728 未来からやってきた年上の妹とな!?
「おねーたんだれー?」
「お兄ちゃん・・・今のうちから私が近親相姦の良さをからだに染み込ませてあげる」
>>726 作者(と擁護)はくっつけたからくっついたの!好きとか想いとか言わせたから好きなの!
で満足なつもりだけど、それ以外には過程ゴミで納得いかないカプってあるもんなあ
そういう糞がプロの脚本家、ライターにもいるから困る
きなこー!
誤爆orz
「きなこー!」
そう叫びながら目が覚めた。
汗が気持ち悪い。
夏と言うにはまだ肌寒く、熱帯夜だからかいた汗ではないは明白だ。
「どうしたのですか、兄さん?」
妹のよもぎが心配そうに部屋の中に入ってくる。
「あぁいや、変な夢を見たようだ。すまんな、大声を出してしまって」
そう言うと、よもぎは安心した表情を見せた。
「そうですか、よかった」
それも束の間。
「それはそうと……”きなこ”というのは誰ですか?」
尋ねる妹の目。それは、夢の中の妹と同じ目をしていた。
無駄にがんばって見た。名前は餅つながりで。
よく頑張ってくれた
敬語のキモウトっていいよなぁ。
ぶっちゃけ、キモウトキモ姉というジャンルは結ばれる過程は重視されても、好きになる過程は一切考慮されないジャンルだよね
ヤンデレだと好きになる過程というか、スイッチが入る部分が描かれるものもあるけど、キモウトキモ姉は最初からクライマックスが基本だから、好意の変化を楽しむことはないよね
だから何が言いたいかと言うと、嫌っていた兄が自分のことをとても大事にしてることを知ってきゅんきゅんときめきつつも兄の前では素直になれないながら
裏では徐々に下着の拝借やら部屋の監視やらとすくすくとキモウトとしての位階を上げつつも兄に懸想する泥棒猫の登場で遂には真のキモウトへと覚醒するシンデレラストーリーもありだよねということを言いたいわけ
>>740 ごめんそういうツンデレなキモウトとかの作品もあるぞ
まぁヤンデレスレに投下されたのもあるが
某ラノベは一度キモウトだと思ったらツンデレキモウトにしか見えなくなって困った
あと、最初からキモ姉キモウトだけど諸事情でツンしてるエロゲはたまに見る
最近のエロゲはとりあえず妹を入れれば良いと
安直な理由で攻略対象にされてる感じのものが多い
結果としてこのスレの小説のほうが面白い
まあ結局は買っちゃうんですけどね
義妹じゃ結婚できるからしょうがないといったんだ
生物学的にも問題ないし
どうせ妹を入れておくなら実にしてくれないかなあ
姉も
そっちの方がきもちわるいし
予約済みである気がしなくもないが、
そんなキモ実姉好きなあなたに
つ「鬼うた。」
柚ねえはそういえばキモ過ぎた
歯ブラシは衝撃的
Wordのキモ姉キモウトテキストフォルダ奥から発掘しました。
日曜日のテンションのおかしい 姉妹仁義
「お姉ちゃん!」
「なに妹!」
「お兄ちゃんが今日デートで夜ご飯要らないんだって!」
「そんな! じゃあ今日のために二人でこっそり作った『たか兄お誕生日おめでとうそして世界中の誰よりも愛してるよりも愛してるというか双子の妹だけど結婚してください後生だからケーキ』の出番が無くなっちゃうじゃない!」
「うん! あの文字書きすぎて8cmのケーキホールがチョコだらけになっちゃったあのケーキが無駄になっちゃうんだよ!」
「どうしよう、たか兄のために作ったこんな素晴らしい(自画自賛)の誕生日ケーキを一日遅れで渡すなんて、みっともなくてできないわ!」
「一日遅れで渡してもお兄ちゃんは多分喜んでくれるだろうけど!」
「うんっ、でも絶対たか兄の心にはクリーンヒットしないわ! これは誕生日にぶつけることによって意味があるのに!」
「どうする! お姉ちゃん!」
「そうね! とりあえずなんとかたか兄を外に出さないようにしないと!」
「うん! じゃああたしが持っている荒縄と限りなく本物に近いずっしりと重めの手錠を使おうか!」
「ダメよ、妹! そんなもの使っちゃダメ! たか兄の身体にあざがついたらどうするの!」
「うん、わかった! 使わない! お姉ちゃんあたしがこういうもの持っているってことはスルーなんだね!」
「なんとかしてたか兄を止めないと! たか兄はどこにいるの?」
「いってきまーす」
「え、もう出発寸前!?」
「どうしよう、お姉ちゃん!」
「こうなったら! とりゃぁ!!」
「ああ! 『たか兄お誕生日おめでとうそして世界中の誰よりも愛してるよりも愛してるよりもというか双子で妹だけど結婚してください後生だからケーキ』が!」
どちゃっ。
「お姉ちゃん、お兄ちゃんがチョコクリームまみれになっちゃったけど……!」
「ああしまった! 焦って肝心のケーキを投げちゃった!」
「ああ、お兄ちゃんが凄い形相でコッチを睨んでるー……!」
「ああ、ごめんねぇ。たか兄。でもこの格好じゃデートにいけないよね? じゃあとりあえずオッケー!」
「オッケー!」
「オッケー!」
「オッケー!」
「オッケー!」
「お姉ちゃん、無理矢理じゃない!」
「うん、無理矢理だわ!」
「「わぁい!」」
終わり
も、もうツッコむことすらままならない……
てかあんまりキモくないぞwwwむしろかわいいwww
>>748 テンション高すぎるなGJ!
うん、キモいというかアホの娘だ〜! 悪くはないけど。
このあとチョコケーキまみれのたか兄は、姉妹においしくいただかれたに違いない。
現実ではいないんだよな…
ケーキまみれの顔や首筋を舐めとろうとするキモウト
必死に拒む兄の両手に手錠を掛けるキモウト。手錠を掛けた手応えに興奮するキモウト
汚れたシャツを脱がされそうになる兄。脱がすのじゃなく引き裂くキモウト
汚れてないのにズボンを脱がされる兄。悲鳴が漏れないようにとっさに猿ぐつわを噛ませるキモウト
秘孔を突かれて身動きが取れない兄。アミバっぽい顔になるキモウト
兄を担ぎ上げて寝室に向かうキモウト。恍惚として涎を垂らし狂喜する鷲津っぽい顔のキモウト
叫びたいが秘孔のせいで声も出せない兄。目を輝かせて興奮しているキモウト
扉を開くキモウト。鼻息を荒くして嘶くキモウト。絶望する兄。扉を閉めて鍵を掛けるキモウト
〜8時間後〜
顔をツヤツヤさせながら幸せそうに兄に抱きつくキモウト
眼下は落ち窪み、蒼白な表情で疲れきった顔の兄。カイジばりに顔を歪ませる兄
と、こんな感じになっていくのだな。
>>752 >アミバっぽい顔になるキモウト
ちょwっwとw待wてwww
754 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 01:44:55 ID:nZBvfB7Q
草生やすなゴミクズ
sageろゴミクズ
756 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 03:26:38 ID:sjbo7CIH
いちいちうるさい
そんな細かいことはどっちでもいいんだよ
おちつけ
>>752 顔をツヤツヤさせながら幸せそうにラオウに抱きつくアミバ
こうですか?わかりません!
短編書いたけどこの容量だと次スレに持ち込みか
現在487KB。俺はだめだった。次スレ求む。
>>761 乙
褒美としてキモウトに刺される権利を与えよう
乙っすー
「ただいま…」
「おかえりなさ〜い、あ・な・た♪御飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」
「…その質問に答える前に、何故そんなトチ狂った格好をしているのか聞いてもいいか?」
「え?これ?彼氏持ちの友達が、「裸エプロンは淑女の嗜みよ!」って言ってたから」
「今度そいつに会ったら、「淑女という言葉の意味を調べて、ノートに100回手書きで写して来い」と言え」
「え〜と、とりあえず伝えとくよ。で、あ・な・た♪お風呂でする?ベッドでする?それとも、こ・こ・で?」
「寝言はいいからシャワーを浴びさせてくれ」
「は〜い!お風呂でソーププレイね?」
「殴るぞお前」
「きゃ〜!家庭内暴力〜!DV〜!」
「(ピッピッポッ)あ、もしもし?警察ですか?ここに頭のおかしい女が一人いるので、10年ばかりムショにぶち込んで欲しいんですけど」
「ちょっ!待った待った!私が悪かったからパトカーマジ召喚は止めて!」
「安心しろ。実際にかけたのは時報だ」
「兄さんの意地悪!」
「何を今更」
皆さんこんばんわ。俺の名前は蛍。七志野・蛍と言います。先じて言っておきますが、決して『名無しの・兄』と誤変換しないようにお願いします。
現在25歳。アパート暮らしの、しがない会社員であります。
さて、先程冒頭で俺と漫才をしていた人物。彼女は舞。七志野・舞と言いまして、俺の4つ下の妹です。
俺が就職のため上京したその翌年、何をトチ狂ったのか、俺のアパートの近く(電車で20分くらい)にある大学に通うために、俺の所に転がり込んできやがりました。
全国レベルの頭脳を持っているというのに、進学先に二流の大学を選ぶとは、全く理解不能です。
現在21歳。特定の彼氏はなし(本人談)。まったく、二人して寂しい毎日です。
あ、そうそう。こちらも先に言っておきますが、決して『名無しの・妹』と以下省略。
「大体兄さんも兄さんだよ!舞ちゃんがこ〜んなに誘惑してるのに、これっぽっちも靡かないんだから!」
「妹に靡いたら不味いだろう。色々な意味で。あと『ちゃん』言うな」
「ぷ〜っ!」
「で、舞。お前食事は?」
「食べてきた」
「ではさっさと寝てしまえ。明日も大学なのだろう?」
「まぁね…兄さんは食事は?」
「済ませてきた」
「まぁこんな時間だからね…って!もしかして恋人さんと!?だ、ダメよ兄さん!私というものがありながら浮気なんて!」
「先輩(男)と軽く食べてきただけだ。あと誰が『浮気』だ」
「そう?ならいいんだけど…」
「では俺はシャワーを浴びさせてもらおう。少々うるさいかもしれないが気にするな」
「あ、兄さん!「一人で洗える」まだ何も言ってないよぉ〜!」
「大体想像できるからいい。背中くらい一人で洗える」
「覗いていい?」
「いいわけあるか」
じゃれ付いてくる舞を華麗にスルーして浴室へと向かう。
「…ったくあいつは…」
基本的に、舞は美人だ。去年のミスキャンパスコンテストで、準優勝したらしい。まあ身内の俺が見ても、それなりの容姿だとは思う。
「後はあの性格がなければな…」
「にいさ〜ん!よく考えたら、私まだシャワー浴びてなかった〜!」
「ピッキングはやめろ。入ってくるな」
「ごめ〜ん、もう鍵外しちゃった!」
「せめてタオルを巻け」
「いや〜ん!私の「だいなまいと☆ばでい」に欲情しちゃった?」
「するか」
「どうしても我慢できないなら、あーんなことやこーんなことをしてもいいよ?その代わり責任は取ってもらうけどネ☆」
「だ が 断 る !」
妹よ。頼むから兄をからかうのも大概にしてくれ。
「兄さん!私は本気だよ!!」
「尚悪いわ!!」
21歳妹ネタthxです
767 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 17:15:08 ID:TzoUoJ45
>>764 うむ、アリだな21歳のキモウト
ぜひ展開が見たい
GJ!
>>764 次スレで続きがでるんですね、わかります。
一足先に社会人妹ネタを書かれてしまった…
だけど折角なので投下
あーつかれたー…
社会人生活も2年目に入ろうかという時。
新年度のに向けて大量の仕事との格闘を繰り広げていた。
だが…ようやく勝利を収めることができたぞ!
明日は土曜日だから…枕を高くして寝れる!よっしゃ!
疲れていながらもどこか浮かれ気分で俺は帰宅の途についていた。
ただいまー。
って誰もいるわけないよな。
一人暮らしってのは少し寂しさや不便さを感じることもあるが…
それ以上にあの妹と一緒に居なくて済むという安堵感が素晴らしいものだな。
「お兄ちゃんおかえりー」
さて…風呂に入るのはメンドイし…今日はもう寝ようかな。
「お兄ちゃん…はろー♪」
ああ…ほんとに疲れてるな俺。
ちょっと幻聴が聞こえちゃってるよ…
「ちょっとシカト!?いくらなんでもひどいよ!」
…はあ。幻だったら良かったのに。
なんでここにいるんだよ香織。
「なんでって…今日からここに同居するんだよ私」
…帰れ。自宅に。早急に。ASAPで。
「私ね、お兄ちゃんと同じ会社に就職したんだ♪」
スルーっすか。そっすか。
つーか小中高大全部俺と同じ場所に入るだけに留まらず…会社まで追っかけてきたのか。
金魚の糞かお前は。
「ぬっふっふ…いい女は良人の三歩後を歩くって言うでしょ!」
自分でいい女とか言うな。
「自分の能力を把握しているだけよ!」
ああーはいはい。そうですねー。あんたはすごいよー。まじで。
「なんか投げやりね…その態度、必ず後悔させてあげるわ!」
…具体的に何をする気だ。
「この会社って完全に実力主義だからすぐに私がお兄ちゃんの上司になってヒイヒイ言わせてあげるわ!」
お前、昔から有言実行だったからマジで怖いな…
「くっくっく…ちなみに私この会社の株半数以上もってるからお兄ちゃんの部署弄り放題なんだよ」
…は?
「いやー楽しみだね♪お兄ちゃんにあーんなことやこーんなことをさせてるのを想像するだけで…ウホッ!」
…
…もうすぐ2年目に突入しようと言う時期、俺は真剣に辞表の提出を考えていた。
埋め産め
更新したら作品が上がってた
GJ
「にゃ〜ん♪」(スリスリ……)
「わんわん♪」(スリスリ……)
俺は今、猫の鳴き真似をする生物と、犬の鳴き真似をする生物に、擦り寄られている。
そんな俺(たち)の状況を見たら、どんな奴らだって、同じ言葉を紡ぐだろう。
すなわち、『猫耳の少女と犬耳の少女を侍らせるなんて、なんて変態な男なんだ』と。
「なに困った顔してんのよ? 私が元気にしてあげるから、じっとしてなさい?」(ペロペロ)
そう言って、嬉しそうに俺の左頬を舐めてくるのは、17歳になる俺の姉さん。
頭に猫耳を装着し、先程は猫に似た可愛い奇声を上げていた。正直見てて痛い。
「こんな可愛い愛玩動物2匹に囲まれて、不満があるの? ワガママ過ぎだよ?」(ハムハム)
そう言って、嬉しそうに俺の右耳を甘噛みしてくるのは、15歳になる俺の妹。
頭に犬耳を装着し、先程は犬に似たか弱い奇声を上げていた。やはり痛すぎる。
「困ってるのはおまえらにで、ワガママなのはおまえらだろう!
なんでおまえらは俺に絡むんだ。しかもそんな痛い格好して!
俺にそんな趣味はないし、そもそも俺に擦り寄んじゃねえよ!
俺たちは血の繋がったきょうだいだ。俺にはそんな気はねえ!」
一息にまくしたてる。正直もう我慢の限界だ。
俺が物心ついたころから、何故か姉さんも妹も俺にべったりだった。
おかげで俺には、親友と呼べる人間が少ない。女友達なんて皆無だ。
まるで、この2人が俺たちきょうだいだけの世界を、作ろうとしているように。
どう考えても、この2人が俺に家族以上の感情を抱いているのは、間違いない。
「……その気がないのは理解してるわ。だからこうやって誘惑してるのよ?」(むにむに)
「……にいたん、小動物とか好きだから、こんな格好して誘惑してるのよ?」(ぺたぺた)
「だから小動物は好きだけど、それは動物だから好きなだけだ!
俺に獣耳属性はないし、おまえらの誘惑なんか効かねえんだ!
つうかおまえら、さっきからナマチチ押しつけんじゃねえよ!」
叫んでばかりでいい加減つかれてきたけれど、ここで引いたら俺の負けだ。
こいつらの前でつい最近、小動物好きをカミングアウトした結果がコレだ。
こいつら2人にくっつかれたままで、動物番組なんか見なきゃよかったよ。
それ以降のこいつらの行動は、とてもわかりやすかった。
家の中での露出が激しかったのは、もともとだったから別に気にしなかった。
けれど日が経つにつれ、徐々に衣服に毛皮っぽいものが混じるようになった。
そして露出はそのままに、髪型を変えたり、行動が動物っぽくなっていき――
とうとう今日、姉さんは猫耳と尻尾を、妹は犬耳と尻尾をつける暴挙に出た。
「ふぅん……、じゃあなんでキミは、こんなに興奮してるのかしら?」
「興味がないなら、なんでにいたんは私たちに興奮しちゃうのかな?」
「だからおまえらがそうやってナマチチを――って何やってんだよ!?
おまえらいつの間に服脱いだ!? 全裸になってくっつくなオイ!?」
油断しているとコレだ。こいつらすぐに服を脱いで、俺に抱きつくんだ。
しかも今回は、ニーソとか獣耳とか付けっ放しの、マニアックな格好だ。
いかん。絶対にこれ以上、俺のマニアックな性癖を悟られたらいけない。
実は俺が尻尾フェチで、半脱ぎとかあとニーソに弱いってことだけは!?
「にゃんにゃん♪ もう我慢できそうにないくらい、みなぎってるわね?
私のニーソ姿とおしりの尻尾に、そんなに興奮しちゃったの?」
「わふんわふん♪ やっぱりにいたんは、どっか変態っぽいとこあるね?
こんな布切れや毛玉に、ドキドキして欲情しちゃうなんてね?」
「BA☆RE☆TE☆RU〜!?」
いかん、どこかの闇ゲーム改めカードバトル漫画みたいな発音になった。
というかこいつら、なんで俺の性癖を、そこまで詳細に把握してんだ!?
「キミを愛する私たちにとって、キミの性癖は手に取るようにわかるもの」
「わん! まあ正確には、にいたんのパソコンや隠し本を調べたけどね?」
「人権侵害っ! 個人情報保護無視っ? 理不尽だぁ〜っ!?」
叫んでも誰にも聞こえない。ここは家だけど、周りに人気のない過疎村だ。
そして両親はここ1ヵ月ほど都心部に出張して、2人一緒に働いているし。
ホントなんで、こんな馬鹿な場所に引っ越したんだ、あの仲良し両親は!?
こんなところに住んでるから、こいつらがこんな変態に育っただろうが!?
なにをもってして『3人とももういい大人』なんて判断を下したんだよ!?
あんたたちの娘どもは、きょうだいに欲情するような変態なんだぞオイ!?
「ああ、もうなんだかまどろっこしいな〜……」
「そうだね、これ以上はもう我慢できない……」
ぶつぶついいながら、俺の姿をその瞳に映す猫姉さんと犬妹。
その両頬は、薄紅もとい桃色に染まって、表情を美しく見せている。
その呼吸は、飢えた肉食獣のように荒く、欲情した吐息が漏れている。
「これより私は、猫を捨てて――虎になりますっ!
それじゃ、キミのことを、た〜べちゃうぞ〜! がお〜っ♪」
「それじゃ私は、犬を捨てて――狼になりますっ!
なら私もにいたんのこと、た〜べちゃうぞ〜! あお〜ん♪」
そうして、ついに本性を表して襲いかかってくる、我が愚姉妹ども。
ってこら、爪で服を引きちぎるな!? 剥がれたらどうすんだ!?
「だから、おまえらはそんな態度をとるけど、俺は受け入れねえってんだ!
それにおまえら、こんなんあの両親にばれたら、どうなるか解ってるか?
世間から白い目で見られるし、離れ離れにされたら辛くて悲しいだろう!?
だから、俺たち普通のきょうだいでいられたら、それでいいじゃないか!?」
「ありゃ、そういやキミには、ずっと内緒にしてたんだっけ?」
「私たちのパパとママも、確か血の繋がった姉弟のはずだよ?」
「ウソだろオイ――って、しまった油断しすぎた!?」
衝撃の事実を知らされた動揺と混乱で、俺は両手足の力が抜けてしまった。
その一瞬をついて、この変態動物姉妹はついに、俺の身体に到達してきた。
ああもう、最低だ。いくらなんでも、この結末は酷い。
ずっと『ちーねえ』『しゅーくん』と呼び合うバカップル夫婦だと思ってたけど。
ここまで非道いオチがつくなんて、近親相姦夫婦って、なんて歪んだ存在だろう。
「それでは、遠慮のヒトカケラも残すことなく……」
「それでは、抵抗のヒトカケラも余すことなく……」
「「全力で、あなたを美味しく、主に性的な意味で、いっただきま〜すっ!?」」
「ぎっ、ぎゃあああぁあああああぁぁぁぁぁぁぁあっ!?」
――こうして、俺の貞操と道徳心は、この変態動物姉妹に美味しく召し上がられましたとさ。
― Even a small animal is a beast. ―