1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
1:2009/05/06(水) 21:02:39 ID:Qol5p+gg
前スレ埋まったら使って下さい。
スレ立て乙&前スレ投下GJ!
久しぶりにハァハァした
やっぱ鳥はいいなぁ
>>1 新スレおよび前スレでの新作お疲れさまです。
私も短い話を考えていたところでして、まだ書きかけなのですがちょっと投下してみます。
今年の梅雨は明けるのが遅くて、七月も末だというのにまだじめじめと関東と東北に
雨を降らせている。
家にいる分にはそれでも構わなかったけど、宿泊学習の最中にまで降るのは勘弁して
欲しい。
いや、いっそ降るなら土砂降りになってくれればよかったのだ。なまじ歩ける小雨
だから、一番ひどいことになっている。
「きゃっ!」
隣で足を滑らせた友達の手を素早く掴んで転ぶのを防いだ。
「ごめんね、早苗ちゃん」
「しょうがないって。気をつけてても危ないよ、これは」
東北地方のとある山。二千メートル近くある山の、頂上まで登る予定。二泊三日の
宿泊学習、その二日目に控えし最大の、そして生徒にとっては最悪のイベントがこれ。
ここまで歩いてきた限りは傾斜も緩やかで道幅も広いが、それでもじめついた山道は
あちこちで生徒を転ばせている。
「精神鍛錬だか何だか知らないけど、事故が起きたらどうするのやら」
入ってからわかったことだが、うちの高校は旧制中学時代からの伝統がどうのこうのと
ずいぶんアナクロなことをほざく教師が多い。
「そうだねー。この先はもっと急で危なくなるって話なのに」
あたしに相槌を打つ友達は、その後声をひそめた。
「前に先輩から聞いた噂なんだけどね、十年くらい前に変なことが起きたらしいよ」
「何よ変なことって」
「女の子が急斜面で足を滑らせて、そのまま姿が消えちゃったんだって」
「……マジ?」
そんな事故を起こしておいてまだ続けるってどういう了見だ。
「でも、誰が落ちたのかわかんないの」
「え?」
「しばらく捜索したんだけど全然見つからなくて、後で確認したら一年生全員いて、
誰も怪我とか汚れたりとかしてないの」
宿泊学習は一年生しか参加しない。
ライトノベルとかでたまに見かける設定を思い出す。人間の存在そのものを消し去る
何らかの力。さっきまで確かにそこにいたはずの人を、友達も先生も家族も誰も認識
できなくなる。存在したという事実自体が消されてしまうから。
「……オチは? 二年生が混ざってたってところ?」
そんな嫌な想像を打ち消したくて訊いたのに、返ってきたのはきょとんとした顔。
「オチとかないよ?」
「……こんな時に怪談なんてよしてよ。あたしそういうの苦手なんだから」
「へえ、早苗ちゃんにも苦手なものってあるんだー」
「あるに決まってるでしょ」
「だって早苗ちゃんすごいもん。頭いいし、黒髪のきりっとした美人さんだし、剣道
強いし、こないだは駅前で不良の群れやっつけたんでしょ?」
「群れって、相手は一人だったわよ」
どんな伝言ゲームだか。
「とにかく、あたしは平凡なの。怪談とかホラーとか大嫌いだし、嫌いな生き物見れば
悲鳴上げてパニック起こすし」
その先のちょっとした広場で最後の休憩を取った後、頂上へ向けて出発。もう三十分も
すれば頂上で食事をしているはずだと自分に言い聞かせて、だるい足を無理に動かす。
急峻な崖にほんのわずか彫りこんだような狭い山道。石ころだらけの道は泥も混じり、
こんなとこで足を滑らせたら派手に滑落しそうで本当に危険だ。なのに横合いの斜面
からは無闇に枝だの草だのが生い茂っていて、邪魔でしかたない。
ペースが乱れてきて、前後の間隔はかなり開いている。あたしは友達と二人、うっすら
靄の立つ光景の中を歩いていた。
「ところで、早苗ちゃん……さっき言ってた、嫌いな、生き物って、何?」
「そんな息切らしながらする質問じゃないでしょ」
剣道部のあたしだってすでにしんどくて、応答するのも疲れるのに。いや、つらいから
こそ気を紛らわせたいのかもしれないけど。
「口にするのも嫌なのよ。生物の教科書もあれが載ってるページがあったらマジックで
塗り潰して折り畳んでホチキスで留めるし、ほんと、文字列に触るのも嫌なくらい」
「それは、また、徹底してる、ねー」
だから、よたよた歩きながら答えるのはやめなさい。後ろから見ていて不安になる。
「でもそうなると、けっこう、メジャーな生き物、だね。青虫、とか?」
「ちょっと近いけど、違うわよ」
「うーん、毛虫、かな?」
「こんなとこで変な想像させないでってば」
「ごめんごめん、何か、頭がぼーっとしてきて……うわっ!」
言わんこっちゃない!
再び足を滑らせた彼女の腕をまた掴む。
けれどあたしも疲れてた。踏ん張りきれず、バランスを崩しそうになる。
あたしまで落ちるわけにはいかない。
とっさに横の斜面へと手を伸ばす。強く握りしめた枝は、あたしと友達の重みをしっかり
支えてくれた。
「大丈夫?」
「う、うん。ごめんなさい、早苗ちゃん」
「そんなのいいから、早く戻って! こら、だからってあたしの髪掴まない!」
さっきまで邪魔に感じていた枝が、今はひたすらありがたい。斜面に片足取られそうに
なっていた彼女も無事体勢を立て直せた。安全を確認してからその手を離す。
「あ、危なかった……」
「ちょっと、休みましょ。今のはあたしもさすがにびびったわ」
「う、うん……」
と。
あたしは、まだ枝を掴んでいた手に妙な感触を覚えた。
ひんやりと冷たくて。
ぬるりとしていて。
何か、動いている。
全身の毛が、逆立つ。
恐る恐る、視線を向ける。
いた。
五センチほどの、生き物。
黒紫色で、テカテカぬるぬるとしている体。
ゆっくりと、わたしの手の甲を、這っている。
間違いない。
あたしの最も嫌いな生き物。
ナメクジ。
「嫌、嫌、嫌嫌嫌ーっ!!!!」
「ど、どうしたの早苗ちゃん?!」
あたしは悲鳴を上げて暴れ回り、足を滑らせて斜面を転がり落ちた。
「早苗ちゃん!」
頭上から友達の悲鳴が聞こえた。
取り返しのつかない状態になってから、やっと頭が回り出す。
普通こういうのって、何か前兆があるもんじゃない? 黒猫が前横切るとか、鴉に
鳴かれるとか、靴紐が切れるとか。
ああ、けど、とにかく、そんなもの関係なしに、あたしは転がり落ちていく。
斜面は急で、何かを掴む余裕なんてない。草と泥に塗れながら加速しつつ、あたしは
どこまでも転がっていく。
今は手の甲の存在を考える余裕なんてない。いや、さっきから転げ回っていたうちに
どこかで取れたんじゃないかという気もするし。
いずれ林に入れば木にぶつかって止まると思うけど……このスピードだと、果たして
無傷で済むんだろうか?
手足の一、二本骨折するくらいなら御の字、下手したら命の危険すら……。
天地が目まぐるしく入れ替わる中、あたしは敢えて行く先に目を向けようとした。
……え?
あたしが転がり込もうとしている前方には、唐突に闇がわだかまっていた。大きさは
直径二メートルくらいだろうか。へたくそなCGみたいに周囲から浮いている。
何よあれ?
と叫ぶ間もなく。
あたしはその闇にすっぽりと吸い込まれた。
「巫女様じゃ、新たな巫女様じゃ!」
闇に呑まれた瞬間にあたしは気を失っていたらしい。
「これでもう十年は安泰じゃな!」
「めでたいめでたい!!」
老人らしき声に、中年っぽい声やもっと若い声が唱和する。男性だけでなく女性の声も
多く混じっている。
意識が戻ると、あたしは仰向けに寝ていて、周囲を何人もの人間に取り囲まれている
みたいだった。
「先代たちをはよう呼んで来い!」
「もうカロリーナが行ったよ」
全員日本語をしゃべっている。
言ってることはよくわからないけど、とにかく助けてもらったらしい。
あたしは目を開き、身を起こした。
…………。
……何が起こっているのかわからない。
ありのままに目の前の風景を述べると、あたしは毛布の敷かれた石の台の上に寝かされて
いた。服装はジャージのまま。汚れもまだ残っている。それはまあいい。
そこはずいぶん大きい建物の中の広場のようで、光源はよくわからないのだが、周囲は
適度に明るい。空気はやや湿っているが、冷房が効いているのか涼しくて不快ではない。
そこもまあいい。
ただ、あたしの周囲にいる老若男女は、どうも日本人には見えなかった。
黒い髪に黒い瞳の人はけっこう多いのだが、たいていバタ臭い顔立ちをしている。他の
人は赤毛だったり金髪だったり青い瞳だったり白い肌だったり黒い肌だったり。
そして服装は、まあ、日本で見られる普通の洋装が大多数。ところどころに和服だの
何やらファンタジー的な不思議な服装だのも混入してるけど。
「おお、お目覚めになられた!」
「ようこそ巫女様!!」
そんな人たちが、全員怖いくらい流暢な日本語で話しかけてくるのは、吹き替え洋画の
画面の中に迷い込んだみたいに強烈な違和感があった。
ここは本当に日本なんだろうか。
一体あたしに何が起こったのだろう。
「この小さな世界へようこそ。それでも住めば都だと思うわよ、きっと」
そんな人々の奥から姿を現してあたしに話しかけてきたのは、たぶん日本人と思われる
女性だった。
二十代半ばくらいだろうか。穏やかな笑みを浮かべている。
「あの……」
「私は久慈陽子。あなたのお名前は?」
「あたしは……行川早苗、です」
「そう。これからよろしくね、早苗ちゃん」
「……はあ」
何がよろしくなんだか。さっさと宿泊先か学校か家に連絡して迎えに来てもらわないと。
「あの……ここ、どこです?」
携帯電話を探そうとしたが見つからない。荷物はどこかよそへ置かれているようだ。
「ポートスパンの奥地、赤竜山脈の中の地下空洞。ポートスパンってのは、この辺りじゃ
かなり大きな国らしいわ。もっとも、私も外に出たことはないんだけど」
「………………はい?」
「ここ、私たちの住んでた世界じゃないのよ」
今回はここまでです。まだ変身させてなくてすみません。
期待だね!
なんか早苗→巫女→カエル
のイメージが有るなぁ
>>5-11◆eJPIfaQmes様
期待高まる導入ですね。状況の設定がシンプルかつなめらかで、すっと入り込めました。
陽子さんというのが先代の巫女さんでしょうか?
大嫌いな生き物をしっかり設定しているあたり、著者の意地悪な意図を
読み込みたくなりますが、これはあくまで次のお楽しみですね。期待です。
長いのを四つくらい分割で投下します。
「猿神退治異聞」の続編です。
設定等で前作と微妙に変わっているところもあります。
(矛盾はないと思いますが)
前作、「猿神」=異形の主、「野人」=それ以外の異形
というように書き分けている部分があった気がしますが、
「野人」というのが異形っぽくないので異形の呼び名を
「猿神」に統一しました
また、ご指摘があったので、ただの毛深い人間ではなく、
人間の獣性と狡猾な功利性が肥大し良心が麻痺した変異体
…という設定を強調するために変化のポイントを一点増やしました。
一瞬で精神変化が終わるパターンでちょっとつまらないと思う向きも
おありでしょうが、ご容赦下さい。
タイトルは「猿神退治異聞・しっぺい太郎編」です。
人身御供の儀式から嫁が「無事に生還」した日の夜。遅くまで続いた宴会の後、
嫁は猿神としての本性を現し、まずは夫を獣化させた。猿神のどす黒い
増殖本能に衝き動かされた二人は、次なる犠牲者を求め、母屋に眠る
嫁の両親の元へ向かった。
静まりかえった深夜、いや、もう早朝に近い時刻。猿神と化した夫が音もなく
義父母の寝室に忍び込む。夫は人間の姿に化けているが、先ほどの行為そのまま
の全裸であった。外から漏れる、白みかけた空の光にぼんやり浮かび上がった
その姿は、誰が見ても尋常ではない。
夫は狂気に満ちた目で、すやすやと寝ている義母の布団をはぎ、その下の
きゃしゃな体にのしかかりながら言った。
「義母上、義母上、わしは生まれ変わりました。これより、義母上もわしらの
仲間に加えてあげましょう!」
酒臭い男の声に気づいた義母が異変に気づき、驚いて声を上げる。
「誰?…婿殿?…」
義母といっても後妻で、娘婿の五歳上に過ぎず、その肉体は張りと艶を十二分に
たたえている。義母は、自分を組み伏せ衣類をはだけようとしている全裸の婿に、
うろたえながらも気を張って声をかける。
「婿殿?酔ってらっしゃるんですか?離れなさい!無礼講とはいえ、していい
ことといけないことのけじめはあります!」
だが婿は行為をやめる様子を全く見せず、すそをまくり、両足を押し開く。
義母は悲痛な大声を出す。
「おやめなさい!婿殿!婿殿!!」
異変に気づいた義父が跳ね起きる。
「婿殿?……貴様!何を!」
義父の目には、薄暗がりの中、愛娘を奪った男が、自分の妻をも奪おうとして
いる姿が映った。義父のうちに本能的といってもいい怒りが生まれ、義父はその
怒りにまかせ、下劣な婿につかみかかろうとした。
婿は平然として義母を犯す作業を続行しつつ、近づいてきた義父の鼻面を軽く
右手で小突いた。人間をはるかにしのぐ腕力が猛烈な勢いで義父の体を押し返し、
義父は鼻から大量の血を流しながら床に転がった。婿はその間に、とうとうその
魔羅を義母の中に押し入れてしまった。
「…ああっ、お前さま!…あぁぁ…」
義母が悲痛そうに夫を呼ぶ。だがその声の調子にはすでに猛烈に高まり来る
快楽の震えが混入している。
ゆっくりと腰を動かしながら、新婿は愉快そうに義父に声をかける。
「お義父上には、我らが主じきじきに『勢液』を授けて頂きましょうぞ」
その声と共に、婿の妻、義父の娘が部屋に入ってくる。一糸もまとわぬ美しい
人間体だが、その目には妖艶で邪悪な狂気が宿っている。
「父上、わたしとしたかったのでしょう?隠しても無駄です。ずうっと前から
気づいていましたわ」
そして娘は、床に倒れている実の父に覆い被さり、その下半身を露出させる。
そのとき、義母がすさまじい恐怖の悲鳴を上げる。
「きゃあああああっ!ひいいっ!!ひいいっ!!ば…化け物!」
義母の上の婿は、猿神としての真の姿を露わにしていた。巨大な体躯、ごつごつ
した肉体、全身を覆う白い毛、強靱な下あご、長い犬歯、そして紫色の瞳。
ヒトという種のもつ邪悪さと狡猾さだけを何倍にも増幅させ、その代償に良心や
情愛など大事なものを根絶させた、危険きわまりない畸形的変異体であった。
「ほう。化け物ですか?でも…おう…義母上、あなたさまも…ふう…すぐにその
化け物になるのですぞ…んふ。わしが果てたときに…ふおぉ…あなた様の中に
注ぎ込まれる『勢液』が…んぐ…あなたを我らが仲間に作りかえるのです…う、
う、う、おう」
ひときわ巨大になった魔羅をものすごい勢いで動かしていた婿が、早くも
果てた様子だった。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
義母は強烈な勢いで胎内と意識の中に流れ込んでくるどす黒い「勢液」の奔流に、
我を見失い、狂乱の叫びをあげていた。その肉体は見る間に巨大になり、
全身は白い毛に覆われた。そしてその美しい目鼻立ちはそのまま、顔の下半分が
野獣のそれへ変形し、その瞳は狂乱をはらんだ紫色に変色していった。
そのまま、うつろな目で天井を見上げる妻の変わり果てた姿を唖然として
見ている義父の上で、実の娘が言った。
「さあ、次はお父様の番よ」
父のむき出された魔羅は、猿神の秘術か、それとも父自身の秘められた願望
だったのか、固く屹立していた。娘はそれをずぶずぶと自分の中に導き入れ、
完全に飲み込むと、うれしそうに言った。
「それでは、始めましょう」
言いながら娘は猿神の主としての真の姿に戻っていった。娘の姿に父親が
恐怖と悲嘆の叫びを上げた。魔羅を飲み込んだ娘の秘部は、巨大化後もますます
強力に中のものを締め付け、強引に快楽を絞り出した。
「お父様、さあ、早く果てなさい。果てたとき、あなたの中に勢液が浸透しますわ」
強烈な快感と底知れぬ恐怖が、父の心の中で激しく葛藤した。
「…ぐう、いやじゃ…わしはいやじゃ……猿神の仲間など、なるものか…」
村人を苦しめ続けてきたおぞましい猿神への怒りが、父の抵抗への意志を支えて
いた。だがそれも、とどまることなく高まり続ける快楽のうねりの中に沈められて
いく。そして、枕元に立った別の影が、その最後の意志を強烈に揺さぶる。
「おまえ様!わたしも生まれ変わりました!どうぞ、早くおまえ様も!そして猿神
同士として、改めて媾い合いましょうぞ」
新たに生まれたメスの猿神はそう言って枕元にかがみ込み、夫の唇に濃厚な接吻
を与えた。
「うぉ…うぉ…うほぉぉぉぉぉぉ」
男は果て、その心身にどす黒い勢液が浸透していった。
その晩の内に、宴会後酔いつぶれていた数人の村人が猿神の仲間に引き入れ
られた。翌日には、山から下りてきた、かつての人身御供の犠牲者たちが、
村のあちこちで密かに男たちを獣化させ始めていた。晩には、その日に猿神と
なった者の恋人や配偶者、それに子供たちがおぞましい化け物へと変えられた。
猿神の新たな主であるあの嫁、「おん母様」と呼ばれるようになる猿神は、
人間時代から聡明な女性だった。やすやすと欲望に流されることなく、怜悧に、
狡猾に、この村の住人を残らず仲間に引き入れるべく、猿神たちに厳重に指令を
出し、その指令が新たな獣化者に伝わるよう周知させた。
「十分な数に達するまでは、あまり表だった動きはだめ。逃亡者を出してしまうと
後々面倒なことになりかねない。しばらくの間は普通の夜這いや、ひと気のない
道で襲うくらいにしておきなさい」
古き猿神とは異なる、合理性に貫かれた「掟」に忠実に、猿神たちは人知れず
その仲間を増やしていった。
まずは独身の男女の間に急激に獣化が広まった――
「ここなら誰もいないわね」
「本当にいいのかい?」
「うふふ。今まで、さんざんじらしてごめんね」
「あいつは?あいつとは本当に何でもなかったの?」
「ふふ、野暮なこと聞かないの」
「ごめん。…ああ、きれいだよ…こんなふうになってるのか…ふう、ふう…
いくよ。……ん、ん、ん………うわあ!化け物!離せ!離れろ!」
「ふふふ。そんなこと言わないで。あんたも仲間になれば、よさがわかるように
なるわ。ほら、ほら、ほら」
「ぁぁぁぁぁぁ、やだ!…いやだ!…化け物の仲間になんて…………あっ…っ
…ぐっ…」
また既婚者も、周辺部の孤立した住居に住まう者、夫が山などへ出て家を空ける
家、浮気性の夫や妻などが、たやすく猿神たちに籠絡されていった。人間に化身
した猿神は妖艶な性的魅力を放ち、男女ともそれに簡単に屈していったのだった。
宴会の場なども格好の「狩り」の場だった。宴席が進むにつれ、猿神の男女が
そっと獲物を誘い出す。猿神の数が十分多い場合は、宴席のまっただ中で狂乱の
儀式が始まる。
猿神と化した子供たちもまた、子供の世界で自らの使命を果たしていった――
「やだ!何するの!…いやああ!化け物!」
「ちょっとの我慢だよお姉ちゃん。すぐに気持ちよくなって、気が付くと
お姉ちゃんも僕たちの仲間だ」
「いや!離して!…くっ!なんて力!まだ六つなのに…」
「これが猿神の力さ。姉ちゃんも仲間になれば同じ力を出せるようになるよ。
…でも、そうなったら抵抗なんてしたくもなくなるよ。猿神の仲間を増やしたい
と思うようになるよ」
「…いやあぁぁぁ!そんなのいや!やめてえ!やめてえ!…ああ…ぁ…」
村人の十分な獣化が進んだ頃、「最後の仕上げ」が始まった。集落中心部の
比較的人口の密集した、こっそり襲うには難しかった地域の数世帯を、獣化を
終えた残りの村民が襲ったのである。
夕刻にはまだ早い午後、声を掛け合い集結した猿神たちの群れは何手かに分かれ、
目指す何軒かの家を大勢で取り囲む。農作業をしていた住人は異形の襲来に怯え、
家の中へ退却する。包囲を狭めた猿神たちは、丸く輪をなし、中の住人に聞こえる
ように、不気味な歌を合唱し始める――
あのこと、このこと、聞かせるな
しっぺい太郎に聞かせるな…
不気味な歌が続く中、何人かの猿神が扉をこじ開け、恐怖に震えている中の家族を
引きずり出す。やがて猿神の群れは合流し、広い農地に大きな輪を作り、犠牲者を
輪の中に囲い込む。そして輪の中央で恐怖に震える家族たちを囲み、なおもあの歌
を歌う。
あのこと、このこと、聞かせるな
しっぺい太郎に聞かせるな…
歌われている「しっぺい太郎」が何者であれ、それが猿神の弱みであろうことは
子供にも分かる。人間をはるかに凌ぐ知力を誇る猿神たちが、なぜこのような一見
不合理な行動をとるのか?――動物行動学者ザハヴィの「ハンディキャップ理論」
が一つの説明を提供するであろう。その理論によれば、ある状況下では、自分の
弱みをあえてさらし、それによって自分の力を誇示する、という行動は、純粋な
損得勘定という観点から見ても十分に引き合う、合理的な選択肢である。一見
直観に反するこの理論は数学的にも証明されている。猿神たちは本能によってか、
知性によってか、そのような合理的戦略を発見し採用したのである。
ひとしきり歌が終わると、狂乱の宴が始まる。
はじめに、一体の猿神が若い娘に襲いかかる。かばおうとする家人を跳ねのけ、
強引にその衣類をむしり取ると獣化の儀式を行う。怪物に変わっていく娘を恐怖の
目で見つめる村人。生まれ変わった娘は、人間だった頃袖にされた、隣家の息子を
襲う。息子は母親を獣化させ、先ほどの娘は二人目の獲物に自分の幼い弟を選ぶ。
現在犠牲になりつつある、最後まで残った住人は、比較的貞操観念の厚い、
家族仲のよい善良な家族ばかりであった。しかし、勢液の力は、そんな彼らを
次々にあさましい獣に変えていった。その事実をはっきりと認識させられた残りの
人々は、激しい恐怖にうち震えながら、自分の番がめぐってくる瞬間を待たされる
しかなかった。
やがて取り囲む輪からも猿神が参加し、宴は狂乱の度を増す。震えながら抱き合う
夫婦は強引に引き離され、別々の男女の手で獣化される。狂乱して逃げ出そうと
した女には、取り囲む猿神たちにその場で獣化が施される。子供をかばい、抱き
すくめている母親は、その姿勢のまま衣類を脱がされ、後から勢液を注入される。
獣と化した母親は、嬉々として最初の犠牲者に我が子を選ぶ。
ねずみ算式に獣化は進み、人間のままの者が一人もいなくなっても宴はやまない。
獣化のためではなく、おのが情欲を満たすための無差別な交わりが続く。男も、
女も、老人も、幼児も、誰もが見境なく己の情欲を他の猿神にぶつける。
…だが、宴の最中、一体の猿神が好色そうな声を発したことで、雲行きが変わる。
「わしの娘はどこじゃ?わしはあいつと媾いたいぞ!」
ついさっき獣化された男だ。かつて温厚で娘思いだった父親は、今ではそんな
鬼畜の言葉を平然と発する存在になっている。
「どこにもいなかったのですか?…あ、そう言えば、今朝、思い詰めた顔で『家を
出て行く』と言っていました。別に出ていく様子はなかったので、だだをこねて
いるだけだと気にもしなかったのですが…」
母親だった猿神が答える。
それを機に、猿神の群れに波紋が広がる。
「逃がした?」
「逃がした?」
「何人だ?一人か?」
「いや三人だ。十五の娘、十一の娘、五歳の小僧だ」
「逃がしてなるものか」
「どこかへ飛び出したらしいぞ」
「探せ!」
「探せ!」
家を空けることなどまずなく、黙々と農作業を手伝うおとなしい娘たち、
それゆえに、今の今まで獣化の魔の手を免れてきた娘たちは、この日に限り、
へそを曲げて家を飛び出した。それが幸いしたのだ。
猿神たちは娘を探そうと村中に散っていった。「家を飛び出した」の言葉があった
ため、この場に残る者はいなかった。そして、それもまた幸いなことだった。
なぜなら、気の弱い娘たちは、結局家を飛び出す勇気が出ず、納屋の中に隠れて
いたからであった。
扉の隙間から、納屋の外で起きている異常な光景を長女は見ていた。目の前で、
長女が未だ目にしたことのない男女の肉の交わりが繰り広げられ、やがて、優しく
貞潔な両親が心身ともにあさましい猿の化け物に変えられていくのを、長女は
見届けなければならなかった。猿神を殺した祟り、いやむしろ、猿神への人身御供
という仕方で抑えられていた何かが一気に吹き出したのだ。長女にはそんな気が
していた。次女には見せたくなかったが、やむを得なかった。幸いなことに、
末っ子はしばらく前からぐっすり寝込んでいて、起きる様子はなかった。
猿神が姿を消すと、長女は末っ子をおぶり、そっと納屋を抜け出した。この村は
もうだめだ。どこか別の村に逃げなければならない。そう思った長女は、林の中を
通り、村の外へ続く道を目指した。
追っ手の盲点であったのか、長女たちはかなり順調に進むことができた。だが、
少し開けたところに出たとき、折り悪く、向こう側の丘に追っ手の姿が確認された。
今のところこちらに気づいてはいない。しかしもしも見つかれば、ここに包囲網の
焦点が合わされ、逃げようがなくなるに違いない。引き返すにしろ、先に進むにしろ、
時間がかかってしまう。今すぐどこかに身を隠さねば。焦った長女は、目についた
廃屋らしきところに駆け込んだ。
廃屋の中は薄暗く、獣くさいような、青臭いような、奇妙な臭気がした。
追っ手のいる丘の様子を見ようと中に進んだ長女たちを、扉の横にいた誰かが
呼び止めた。
「あら。猿神から逃げてここに入ったわけ?うふふ。ここがどこだか知らないようね?」
ぎくっとして振り向く長女と次女の目に入ったのは、粗末だがどぎつい模様の
衣装を着た女だった。
「知ってるわ。あのカタブツの娘さんたちでしょ?ふふ。お父上から、この辺に
出入りしちゃいけない、って言われてない?」
長女は思い出した。村はずれに、男たちに体を提供し、その代償に金品を
受け取って生計を立てる、あさましい女がいる。方角的に、まさにここがその女の
居場所であるに違いなかった。
次女はきょとんとしていたが、長女は自分がどこに迷い込んでしまったかはっきり
認識し、ぞっとした。普通に考えて、こんな商売をしている女が、人間のままで
あるはずがないのである。
長女が戦慄して立ちつくすうち、乱暴に扉が開かれ、猿神と化した男が首を
覗かせた。男は娼婦の顔を見ると少し意外そうに言った。
「お?いたのか。なあ、大変なことになったんだ。ガキが三人、逃げ出したらしい。
こっちに来ていないか?」
娼婦はにこにこと笑いながら、後ろ手に何かを掴んだ。そして、男に言った。
「ちょうどいいところに来たねえ。たった今捕まえたとこさ。見てごらん。ほら」
そう言って娼婦は男に手招きし、部屋の隅でがたがたと震えている姉妹を指さした。
猿神の男はにたりと笑い、娼婦に話しかけた。
「でかした!おめえは女だから、当然、そこの二人は『まだ』なんだよな。へへ、
じゃあ、おれ様がごぼ、うぐ、なにしやが」
言い終える前に男は絶命した。娼婦の手に握られた奇妙な刀が男ののど元を
えぐったのだ。倒れ伏した猿神の男の首を、娼婦は手にした刀で切り落とす。
しかも、まるで豆腐を切るように素っ気ない動作でざくざくと切る。同じ手つきで
娼婦は猿神の腕や胴体にも刃を当て、奇妙にも血の出ないまま、男の体は十個ほどの
肉の塊に切り分けられる。
女が長女に言う。
「ちょっと手伝っとくれ。発つ鳥じゃないが、これを片づけてから出かけたいんでね」
そう言うと女は猿神の頭部をかかえて家の裏に出て、そこにある古井戸にそれを
投げ込む。長女と次女も自分たちがすべきことに気づき、剛胆にもまだ寝ている
末っ子を床に寝かせると、猿神の肉片を古井戸に投げ込む手伝いをし始める。
部屋が片づくと、娼婦は例の丘の様子を小屋の中から確認し、姉妹に声をかける。
「さあ、出かけるよ」
何が何だか分からないながら、この娼婦が敵ではないことだけははっきりしていた。
ようやく目覚め、ぐずる末っ子の手を引きながら、姉と妹は娼婦と共に小屋を出た。
「あいつらがいつ追って来るかもしれない。あたしがしんがりを勤めよう。行き先は、
ここから指示するよ」
娼婦はそう言って、進行方向についての指示を出しながら最後尾につく。どこか
はっきりした目的地があるようである。
その後、二度ほど追っ手に見つかったが、例のだまし討ちで簡単に撃退した。
死体はやはりばらばらにして深い谷底へ捨てた。
「一対一ならまず何とかなる。そろそろ追っ手もいなくなるさ。所詮小娘と小僧だ
からね。いつまでもかかずらわりやしないよ。それに、やつらはあんたらの家を
襲った後は都を目指すと言っていたが、こっちは都と逆方向だ。…まあ、あたしも
含め、何人かいないのに気づくかもしれないが、まだ先のことだろうし、まさか
返り討ちに会ってるとは夢にも思わないさ」
姉妹の目はいつしか、猿神を難なく殺してきた奇妙な刀に注がれる。鉄ではなく、
何か骨のような白い物質でできている、いわゆる脇差しほどの小さな刀だ。
姉妹の視線に気づいた娼婦が言う。
「この刀かい?しっぺい太郎さ!」
<二へ続く>
思いがけず時間ができたので、ちょっと早いですが続きいきます。
なお、時代考証その他はかなりいいかげんです。
娼婦は道すがら不思議な刀「しっぺい太郎」の話をした。
「あたしなりに関心をもって旅の客やらに色々聞いてみたんだが、しっぺい太郎に
ついては色々な話がある。人の名前だと言っている人も多い。中には、犬の名前だ
というやつさえいる。だけど、実際に猿神を殺せるところを見ると、この刀こそ
本当のしっぺい太郎なんだと思う。
これは子供のとき死んだ母の形見なんだ。もともとは、母の姉、つまりあたしの
伯母に当たる人がある旅人からもらったものだ。そのとき伯母には『白羽の矢』が
立っていてね。伯母に惚れたらしい旅人は、なんとか伯母を救おうと、八方手を
尽くしてこれを探し出してきた。しかしうちの祖父母は信心深い頑固者で、猿神の
祟りを恐れ結局こいつは使わず、可哀想に、伯母を猿神に差し出しちまったんだ。
そんな祖父母への反発か、母は幼いときからあたしに剣術の基礎を習わせ、
いざあたしに白羽の矢が立ったら、これで猿神を刺し殺しなさいと言い聞かせて
育てた。…両親を流行り病で亡くしてから、結局あたしはさっさと生娘を捨てて、
白羽の矢とは無縁の、男を抱いては貢ぎ物をいただく、結構なご身分になった
わけだけどね…」
長女はそこまで聞き、考え込みながら娼婦に言った。
「あなたがそうなった後も、何人もの女性が猿神に捧げられたわ。あなたが使わない
なら、いけにえにされる女の人たちにこれをあげようとは思わなかったの?」
娼婦は苦笑して言う。
「こりゃ厳しいね。…いや、正直、今なら、そうしておけばよかったと思う。
だけどね、実を言うとあたしは、母にはすまないけど、ほんのつい最近まで、
この刀がほんとに凄いものだとは、真面目に信じちゃいなかったんだよ。見て
ごらんこの刃。鉄じゃない。それに、まるっきりのなまくらで、指に当てても
傷一つつかない。あたし自身が自分の責任で使うならともかく、これから命を
差し出す覚悟をした娘たちに、そんな当てにならないものを渡してぬか喜びを
させるのは、かえって残酷だと思ったんだ」
末っ子が「おんぶ」とせがむ。数えで五歳の子に山道はきつい。順番で次女が
末っ子をおぶる。娼婦は他人であるし、「用心棒」の動きが鈍るといけないので、
末っ子が疲れたと言うたび、姉と妹が交互に彼をおぶっているいのだ。
娼婦が話を続ける。
「この刀の威力を知ったのはつい数日前さ。実はその日は、朝から何か胸騒ぎが
してね。今思えばこの刀が呼んだんだね。布団の横にこいつを隠していたんだ。
そして…まあ想像はつくだろうが、その日、猿神になった男が客に来たんだ。
最初に見たときは度肝を抜かれたよ。上で腰を振っている男がいきなり巨大な
猿の化け物になって、言うんだ『おまえさんもすぐに勢液を流し込んで俺たちの
仲間にしてやる!』。あたしはもう、子供時代からの習い性で、横にあったこいつで
斬りつけた。心の一方で、斬れるはずない、と思いながらね。ところが、大根、
いや豆腐でも切るようにあっさり斬れちまった。しかも、知っての通り、返り血も
出さずにだ。危なかったよ。もう少し遅れて、あの男が最後までいっちまってたら、
あたしも猿神にされてたんだからね。
それからは、猿神になった男ばかり来るようになってね。『もうあたしは猿神さ』
と言えば帰っていくこともあったし、それでもやりたいというやつには、念のため
変化してもらってから、こいつで斬り殺しては裏の古井戸に入れてた。そんなことを
してるうち、今朝になって『最後の仕上げをやる』という通達が回ってきた。
いい機会だから、やつらがあんたらの家を襲っているすきに、村をさっさと
逃げ出そうと支度をした。そこにあんたらが転がり込んできたってわけさ」
自分だけ逃げ出すというのは、身勝手と言えば身勝手な話ではある。だが彼女を
責められる者はいるまい。しかも彼女は結局、足手まといになりかねない少女たちを
見捨てることもなく、彼らの護衛を引き受けながら旅を続けているのである。
しばらく下りて歩いていた末っ子がまた「おんぶ」と言い出した。姉妹の疲労も
かなりのものである。娼婦が何度か繰り返した提案をまた言う。
「なあ、あんまり無理しなさんな。あたしがおぶるよ。追っ手ももう来ないようだし」
姉が拒む。
「いいえ。それはできません。色々お世話になったのに、これ以上迷惑はかけられません」
「いいから、任せな。いいかい、あんたらが疲れた方が足手まといなんだよ!」
きつい言葉だが、それは本心というよりも、疲れた姉妹にこれ以上無理を
させないための殺し文句だった。
姉妹はやむを得ず、という様子で、しかしたしかにほっとしながら、しゃがんで
背中を差し出す娼婦に、末っ子を委ねる。
そうして歩き始めてすぐ、最後尾の娼婦が突然声を上げる。
「…ぐっ………こ…このガキ!?…くあ………」
思わず振り向く姉妹の目に映ったのは、悪鬼のごとき形相で背中の幼児に目を
向けている娼婦の姿だった。娼婦はしっぺい太郎を抜き、高く掲げ、幼児に
狙いを定めている。姉妹が思わず揃って声を上げる。
「何するの!?やめて!!」
だがそのとき、娼婦の背中から、耳を覆いたくなるほど下品な、幼い笑い声が響く。
「うっひっひっひっひ、今日の朝、林で友達と遊んでる内に猿神にしてもらったんだ。
へへへ、僕を斬っても、もう手遅れだよ。もう勢液出ちゃった。気持ちよかった。
これでお姉さんも猿神だ。このときをずっと待ってたんだよ!姉ちゃんたちを猿神に
しても、すぐに斬り殺されちゃうからねえ。油断したね。うっひっひ…うぐ」
脳天からしっぺい太郎を垂直に振り下ろされ、末っ子は絶命した。
娼婦の下半身は着物がずたずたになっており、そこに大人の男性ほどの獣の足が
後ろから回されていた。末っ子が下半身を猿神に変化させ、強靱な足で着物を引き裂き、
その巨大化した魔羅で後ろから娼婦を犯したのである。
娼婦は末っ子の猿神をひきはがし地面にたたきつけると、鬼気迫る形相で姉に
近づき、ぜいぜいと息を切らしながら、しっぺい太郎を手渡して言った。
「これはあんたに預ける。これから大事な話をするが、時間はあんまりない」
胎内の勢液は、娼婦の姿を猿神に変えつつあった。だが、娼婦は、強固な精神力で
変化の進行を抑え込んでいるようだった。
「聞きな。あたしなりに、いろんな話を総合した限り、どうも、しっぺい太郎と
呼ばれる何か、あるいは誰かが別にある、あるいはいるらしいんだ。…くっ、うぐ…
…あたしは、もし本物があるなら、そっちこそ本物のしっぺい太郎じゃないか、
と思っていた。この刀はこれで『本物』には違いないのだろうが、だとしても
これは完全じゃないんだろう。そして、本物のしっぺい太郎はわりとすぐ近く、
山二つ向こうの村はずれの『紅善寺』という寺にある、らしい。…ぐっ
…あたしはそこに行こうとしていた。…あんたがそこに行くんだ。
う…くはっ…。推測するに、そこにあるのはこんな小刀じゃなく、ちゃんとした
太刀じゃないかと思う。あんたに剣の腕はないだろうが、その太刀を手に入れて、
たとえぼんくらでも、侍を雇えば…。金なら、ちょっとした蓄えが、ここのたもとに
入ってる。ぐ…使っとくれ」
娼婦の猿神への変化は、徐々にだが着実に進み続けている。
「…うぐ…。これで、伝えるべきことは伝えた。さあ、すぐにあたしを斬るんだ!
もうほとんど猿になっちまった今のあたしなら、多分、豆腐みたいに斬れるよ」
姉は躊躇している。娼婦が怒ったように言う。
「斬るんだよ!もたもたしてると、あたしは心の底まで猿神になっちまうんだよ!
そうしたら、もうあんたらを助けることなんてできない。…ぐわあ!…早く、
早くするんだ!」
娼婦はかがんで首を差し出す。姉は刀を娼婦ののど元に当てる。だが、それを
突き通す踏ん切りがつかない。娼婦の変化は着実に進行している。その全身は白い
毛に覆われ、体躯は徐々にその大きさを増している。但し、その瞳だけはまだ黒い。
「なあ、頼む。あたしはこんな仕事をしてるからこそ、けじめとか、義理とか、
人としての道理とか、そういうものを大事にしてこれまで生きてきたんだ。心を
猿神に冒されたら、そういうものがなくなっちまう。…ぐう」
一瞬紫に変わりかけた瞳が、また黒に戻る。
「猿神にされちまった男たちを見てすぐに分かったよ…。あいつらは、欲望と
小賢しい知恵だけを発達させて、良心とか愛情とか、大事なものを捨てちまった
化け物なんだ。そんな風になっちまったやつらに、この国を乗っ取らせちゃならない。
そして、しっぺい太郎はそのための切り札なんだ。今あたしを殺さないと、それが
猿神の手に渡っちまうんだよ!さあ!やりな!!」
覚悟を決めた姉が、ほとんど猿神に変化し終えた娼婦ののどに刀を突き刺す。
突きがまだ甘いと判断した娼婦は、最後の力でこまのように体を一回転させる。
ぐるんと回りながらその首がごとんと地面に落ちる。
「いやあああ」
姉妹は思わず叫ぶが、気を取り直してその首を拾い上げる。
――娼婦の顔には、その黒い瞳が証すとおり、人間のままの心で死ねた満足感か、
安らかな微笑みが浮かんでいた。
姉妹の目の前には、恩人である娼婦と、幼い弟の死体が転がっていた。いずれも
猿神に変化している以上、本来ならば彼らをしっぺい太郎でバラバラに解体し、
谷底に捨てねばならない。しかしそれはどうしてもできなかった。だから二人は、
夜中までかけて林に穴を掘り、死体を埋葬した。それから、娼婦が自分用に用意
していたにぎりめしやその他の保存食を分けて食べ、くたくたになった体を林の
中で休め、朝まで眠った。追っ手はやはりもう来ないと見てよさそうだった。
翌日、二人は朝から歩き続け、隣村に着いたのは夕方だった。親戚の家に転がり
込んだ二人は、親に叱られて家出をしてきた、と嘘を言い、食事と布団にありつき、
翌朝、やっぱり家に帰るとまた嘘を言って、山向こうの村を目指した。猿神の脅威を
警告すべきかとも思ったが、小娘の言葉を信じてくれる見込みは低かった。それで
結局二人は、何も言わずに親戚の家を後にした。弁当の他、土産にするからと言って
干し芋を多めにもらい受け、途中の食料に備えた。
山向こうの村に着いたのは五日後だった。行き倒れに近い状態でたどり着いた
二人を、親切な夫婦が介抱してくれた。妹は疲労のあまり熱を出しており、安静の
必要があった。かどわかしにあったのだが、すきを見て逃げ出してきた、と言ったら、
それ以上は追求しないでくれた。
姉は夫婦に紅善寺について聞いてみた。
「紅善寺?…ああ、あの山奥の寺か。へんくつな坊さんが一人でやってる寂れた
寺だよ。そんなところに、何の用が?」
「…死んだ母のお墓が、そこにあるという話を聞いたのです。一度お参りをしたくて」
正直に話してもいいのではないか、と思ったが、結局やめた。彼らを取り巻く状況は
あまりにも異常すぎるのだ。
姉は熱を出した妹を夫婦に委ね、紅善寺へ向かった。紅善寺は深い山奥にあり、
たどり着くまでに何時間もかかった。
本堂をのぞき込むと、よぼよぼの住職が座禅を組んで座っている。姉は声をかける。
「あの…お尋ねします…しっぺい太郎のことで…」
住職は目をつむったまま冷たく返事する。
「若い娘か。白羽の矢が立ったか?残念だが、おまえの望んでいるようなものは
ここにはない。腹をくくり、いけにえになるか、さもなければこのまま逃げ出す
ことだ。第一おまえさん、しっぺい太郎を何だと思ってる?」
少女が答える。
「わたしの知っているしっぺい太郎は、猿神だけを斬り殺せる、不思議な刀です。
そしてそれは今、手元にあります」
住職の顔色が変わり、目を開け、少女の方を見る。少女は刀を鞘から抜き、住職に
見せる。刀を見た住職は驚きで目を見開く。
「おお!おお!それは!まさしく!…これは、どこから?」
「わたしが来たのは山二つ向こうの村です。二十数年前、わたしの村を尋ねた旅人が、
どこかから手に入れてきたそうです」
住職は感慨深げに言う。
「そうか。そんなに近くに来ていたとは。犬神の血に引かれる、という話はほんとう
だったのじゃな…。
だが、それがあれば十分じゃろう。わしが太鼓判を押すが、その刀は本物じゃ。
あんたが人身御供にされるとき、それを密かに身につけ、それで猿神を殺せばいい」
少女は言った。
「わたしや身内が人身御供にされるというわけではないんです。事態はもっとずっと
深刻です。村人のほとんど全員が猿神になってしまいました。そして、他の村を
襲いながら、都に攻め込もうとしています」
住職は絶句した。
「まさか…いや、ありうることじゃ。時代は少しずつ進んでいる。もう猿神の掟が
守られる時代ではないのだ。…しかし…猿神は掟と共に滅ぶべきだったのじゃ…何が
狂ってしまったのか…」
そのまま住職は黙り込んでしまった。姉は住職になおも問いかけた。
「この刀とは別に、このお寺にも『しっぺい太郎』と呼ばれる何かがあると聞き
ました。それはこんな小刀ではなく、ちゃんとした太刀ではないか、とある人は
言いました。わたしはそれを手に入れ、誰か頼もしいお侍を見つけ、猿神を退治
できないかと思っています」
それを聞いた住職は娘をにらみつけた。
「仮にここに太刀があっても、そんなことは無理じゃ。刀が一本や二本あった
ところで、そこまで数が増えた猿神を退治することなどできん。じゃが…」
なおも黙り続けていた住職は、やがて独り言のようにつぶやき始めた。
「…犬神の血はわしと共に永久に葬り去るつもりじゃった。それは猿神に劣らず
危険な存在じゃ。…だが、毒をもって毒を制すとも言う。…ううむ。ううむ」
しばらく悩んでいた住職は、やがて目を大きく開き、姉をじっと見つめて問い
かけた。
「娘さん。あんたは猿神が憎いか?命が惜しいか?どんなおぞましい運命でも
甘受する覚悟があるか?」
少女ははっきり答えた。
「猿神はわたしの家族や友人を異形の怪物に変えてしまいました。弟と、心を
通わせた大事な人は猿神のせいで死にました。今のわたしには妹しかいません。
妹を守るためなら、命は惜しくありません。どんなおぞましい運命でも、必要な
ことならば、耐える覚悟はあります!」
「その言葉に嘘がないな?ならばしっぺい太郎の真実をあんたに知らせよう。そして、
本物のしっぺい太郎をお目にかけよう」
住職はそう言うと、奥から立派な鞘に収められた太刀らしきものを持ち出してきた。
そしてそれを持って本堂を出て、少女の前に立った。
数時間後、少女はまた長い時間をかけて山を降り、妹の待つ家へと急いでいた。
その手には、長い鞘に収められたしっぺい太郎が握られていた。少女の手にあるのは
一つの、とても強い力だった。だが、それを行使するかどうか、いつ行使するかは
少女の選択に委ねられていたのだ。
家が近づくと少女は異変に気づいた。家の前に大勢の人が立っている。
近づいた少女は愕然とした。立っていたのは、少女の両親と隣近所の住人だった
からだ。少女の目に、彼らが泣き叫びながら獣化させられていった姿は未だに強く
焼き付いている。それが夢まぼろしでなければ、目の前の彼らはみな、人間に
化けた猿神なのだ。
そして、そうであることはほとんど間違いがなかった。目の前の人々は一様に、
下卑た、酷薄な、猿神特有の薄ら笑いを浮かべながら、あの優しい夫婦と、あろう
ことか、少女の妹を、全裸に剥いて拘束していたからである。そして、立ちつくす
少女に向けてひときわ下品な笑い声を上げる内、誰もの目が紫色に変色していった。
「お姉ちゃん…」
涙ぐむ妹はまだ獣化させられてはいないようだった。それはその横で怯えている
優しい夫婦も同じだった。だが、夫婦を拘束していた少女の両親は、にやりとして
顔を見合わせると、各々が拘束している相手の両足を開き、自分の着物の前をはだけ、
股ぐらに導き、怯える夫婦に面白そうに声をかけた。
「ふふふ、娘が世話になったようで」
「これはほんのお礼です」
不本意な膣に、好色な陰茎がずぶりと挿入され、同時に、不本意な陰茎が強引に
充血させられ、淫猥な膣にずぶりと挿入された。そしてやはり同時に、少女の両親は
着物をびりびりと引き裂きながら猿神としての真の姿に戻った。そして巨大な雄と
雌の猿神は、哀れな夫婦を自分の股ぐらに抱え、激しく前後に揺すり始めた。他の者
たちはにやにやと笑いながらそれを見ていた。
「ぎゃあああああああ」
「おおおおおおおおお」
恐怖と快楽の入り交じった絶叫を夫婦は上げる。やがて無理やり絶頂へと運ばれた
二人はびくんびくんと震えながら猿神に変わっていく。地面に下ろされ、顔を上げた
とき、二人の紫色に変じた目には狂気が宿り、その口元には酷薄で好色そうな薄ら
笑いが浮かんでいた。
「げへへ、こりゃいいやあ」
「なるほど。これがあの娘を助けたお礼、ってことだったのね。情けは人の
ためならずってホントのことなのね。うふふ」
もう、姉妹を介抱してくれた、あの優しく穏和な夫婦はどこにもいなかった。
父親だった猿神が長女に言う。
「…というわけで、わしらはこの村の住人を猿神化するために来たんだ。着いたのは
ほんの今し方だが、もう他の仲間があちこちに散って仕事を始めている。
偶然なんだろうが、おまえたちが逃げた方角はたしかに的確だった。村を出た村人の
大半は都に向かい、こっち側に来たのは少数だからな。だが、全部が都に向かった
わけではない。我らがおん母さまは周到に知恵をめぐらすお方でな。他の方角すべて
にも少数の猿神を派遣するのを怠らなかった。少数を送り込んで、多少時間は
かかっても村全体を仲間にできれば、結局使える人材は飛躍的に増えるからな。
実際、わしらはつい昨日まで隣村を襲っていたんだ。今、集団でこの村を襲って
いる主力は隣村の連中さ。これが終われば次は二つの村を同時に襲える。その次は
四つの村だ」
母親だった猿神が先を続ける。
「ただ、あたしらが他でもなくここにいるのは偶然じゃないわ。こっちの村に続く
道に、気になる土まんじゅうを見つけた者がいてね。掘り返してみたらうちの
末っ子と、そこにいる古株の姉さんの、姪御さんの死体が出てきた。それで、
ここに来る人員としてあたしらが選ばれたのよ」
母親が指さした「古株の姉さん」に目を向けた少女ははっとした。あの娼婦が
生き返ってそこにいるように錯覚したからだ。しかしすぐにそれが、あの娼婦では
なく、彼女の話に出てきた、人身御供にされてしまったその伯母だということに
気づいた。見た目は姪と大差ないが、それより何十歳も年上なのだ。
娼婦の伯母が口を開いた。
「うちの姪はちょっと厄介なものをもっていたようでね。ああ、たしかそれだよ。
しっぺい太郎!あたしらは、あんたからそれを取り上げる特別な任務を負ってるのさ。
あたしの姪と、あんたの弟はあり得ない切り口で斬られていた。察するに、よく
分からない仕方で姪からそれを奪ったあんたらが、追ってきた姪と、姪が獣化させた
あんたの弟を殺して逃げた。そんなとこだろ。よくも姪を。それに、実の弟を手に
かけるとは、ろくでもない娘だね」
違う…全然違う…。少女は歯ぎしりする。だが、そんな抗弁をしても今は何も
ならない。
父親だった猿神が言う。
「言っておくと、わしらはおまえに危害を加えるつもりはない。むしろおまえたちを
迎えに来たんだ。いいか、それをよこして、妹と一緒にわしらの仲間になりなさい。
おまえはいい子だ。わしのいいつけに背いたことはないはずだろ?
おまえが抵抗しているのはわしらの姿か?それは見た目で人を判断するろくでなし
の考え方だ。わしらは普通の人間より賢いし、ふつうの人間よりも力がある。
そういう真実を見ないで、相手を見た目や習慣で忌み嫌うような、そんな子に育てた
つもりはないつもりだ。な?おまえたち二人が猿神になれば、また家族一緒だ。
ちょっと姿や生活は変わったとはいえ、前と同じように仲良く幸せに暮らせるんだ」
父親の言葉は理路整然としていた。少女は動揺し、父の言葉に説得力を感じ始めて
いた。考えてみれば、あの娼婦が殺した弟以外、家族を殺されたわけでもない。
父の言うとおりかもしれない。意固地になっているのは自分の方かもしれない。
…しかしそんな理に適った思考に、少女は心のどこかで激しい違和感を覚えていた。
この違和感の原因は何だ?何が…
そのとき、少女は父親の股間の魔羅が激しくいきり立っているのに気づいた。
そしてその目が明らかに好色な視線で自分の全身をなめ回すように見ているのが
分かった。それを悟ったとき、少女の脳裏にあの娼婦の言葉が生々しくよみがえった。
――あいつらは、欲望と小賢しい知恵だけを発達させて、良心とか愛情とか、
大事なものを捨てちまった化け物だ――
…そうなのだ。あの娼婦は、あんな仕事をしながらも、人として大事なものを
内面で守り抜いていた。それに比べて、目の前の獣はどうだ?この、父だった猿神が
口にする、「見た目より心」とか「家族愛」とか、そういった美しい言葉は、みな、
自分の娘と媾うことを正当化するためのこじつけであり、へりくつだ。内心の醜い
欲望をきれい事で塗り固める。いや、あらゆるきれい事や建前を、欲望の正当化に
しか使わない。そんな醜く汚い存在が猿神なのだ!こんな存在になってしまった
父母たちは、この世から消えてなくならねばならない!
少女は絶叫した。
「うるさい!この、欲にまみれたエテ公ども!」
少女に、父親の理路整然とした説得を否定せしめたのは、思春期の少女特有の
潔癖で純粋な理想主義である。年齢がもう少し上か下にずれていれば、違う反応を
とっていた可能性も大きい。その意味では、しっぺい太郎が思春期の少女の手に
握られていた、というこの偶然が、その後のこの惑星の歴史を大きく変えた、
と言っても過言ではないのだ。
少女はしっぺい太郎をかかげ、その鞘を抜いて地面に投げ捨てた。しっぺい太郎は
長く赤黒い肉質の棒に変わっていた。どくん、どくん、と脈打つそれは、生きて
いるようにしか見えなかった。
あの娼婦の伯母が目を丸くする。
「おや、あたしが知っているのとはずいぶん違うねえ。…でも、剣がどんなに立派に
なったとしても、剣術の心得もないあんたが、この人数相手にどこまで戦えるの
かしらねえ」
その声を合図に、少女の故郷の村人たちは一斉に猿神の姿に変わり、少女を包囲
する。優しい夫婦が獣化したあたりで気を失ってしまった妹は、「後のお楽しみ」
という感じで、家の中に寝かせられた。
じりじりと少女に迫る猿神たち。本能に刻まれているしっぺい太郎への警戒心が、
彼らを牽制している。実のところ彼らも、しっぺい太郎の正体を明確に知っている
わけではなく、ただ激しい恐怖の感情と共にその名を覚えているに過ぎない。しかし、
どれほど恐ろしい武器であれ、この人数で一斉に襲いかかれば、とても全員を
斬り殺すことなど不可能だ、ということもみなが自覚していた。
少女は、しかし意外な行動をとった。掲げた赤黒い棒を自分の側に向け、先端を
自分のへその辺りに押し当てた。そして叫んだ。
「見ろ!おまえらの天敵、しっぺい太郎の真の姿を!」
<三へ続く>
――少女の脳裏には、数時間前の住職の言葉が浮かんでいた。
少女の前に立った住職はこう話し始めた。立ち上がった姿を見て気づいたが、
住職は片足が半分なかった。
「あんたが刀と呼んでいるそれは、もともと刀などではない。これと同じじゃ」
そう言うと住職は手に取った太刀を抜いて見せた。その中身は空っぽだった。
住職は続ける。
「それは、深い眠りについているしっぺい太郎、犬神の長そのものなのじゃ。
犬という生き物は、狼から生まれ、人の世界の中で生きるように己を作りかえた
種族じゃ。そして犬神とは、そんな犬という生き物の本質が純化されたような存在
じゃ。すなわち犬神は、人の体内に住まい、人を犬神の器と化することで自らも
生きながらえる種族じゃ。宿主を犬神の器に変え、さらに他の人間を犬神族に
引き入れ、おのが護りとすることで、自分の命を守る生き物なのじゃ。
じゃが、あんたが手に持っているそれは、干からびて深い眠りについている。
人の体内に住まい、宿主の体を器に作りかえる力を失っておるのじゃ。そうなって
しまったしっぺい太郎の眠りを覚ますには、犬神族の血と肉に浸してやる必要が
ある。犬神族の血と肉でなければならぬ。人や、まして猿神の血肉ではだめじゃ」
そこまで聞いた少女は問いかける。
「では、まずは犬神族を探す必要があるのですね?」
「その通り。飲み込みが早いな。その状態のしっぺい太郎を、まずは犬神族の体内に
収める。そうして目覚めたしっぺい太郎を体内に収めた犬神族が、犬神族の長、
しっぺい太郎と呼ばれる資格を得るのじゃ」
少女は漠然と見えてきた結論を予感し、息を呑んで尋ねる。
「おたずねします。犬神族は今どこにいるのでしょうか?」
住職は答える。
「わしじゃ。わしがその最後の生き残りじゃ!貸せい!!」
唐突に住職は少女からしっぺい太郎をもぎ取り、自分のへその辺りに当て、一気に
突き刺した。猿神の体を切り裂くときとは全く違った仕方で、その先端は住職の
体にずぶずぶとめり込んでいった。やがて住職の腹の中央で、めり込んだしっぺい
太郎がどくん、どくんと脈打ち始めた。そしてそのたびに住職の顔から生気が
抜けていった。
苦しそうな声で、住職は話を続けた。
「聞け!ここからが大事なところじゃ。実を言うと、わし自身がしっぺい太郎を
受け継ぐことはできんのじゃ。再生は膨大な血と肉を要とする。わしの体は、
それに耐えるには歳を取りすぎている。だれか他の人間が、再生したしっぺい太郎を
体内に収め、犬神族の長、しっぺい太郎を受け継がねばならぬのじゃ!」
少女は震えそうになる声で尋ねた。
「他の人間…。しっぺい太郎を受け継げる人間というのは、決まっているの
でしょうか?」
あえぎながら住職は答える。元々しわだらけだったその顔や手足はさらに
かさかさになっていく。
「若く、成熟した人間であること。そして、猿神を憎む強い気持ちがあること。
条件はこの二つだけじゃ。この条件さえ満たせば、誰でもなれる。…じゃが、
事実上、今現在、この条件を満たす者はごくわずかしかいない。違うかね?」
少女は住職の言わんとすることを受けとめた。猿神を知る者自体、猿神の里を
離れれば皆無である。そして猿神の里は崩壊し、残ったわずかな人間は自分と
妹だけだ。妹はまだ十分成熟してはいない。つまり…
「わたしが、しっぺい太郎を継ぐしかない、ということですか?」
ほとんどミイラに近くなった様子の住職は、かすれた声で言った。
「それはあんたが決めることだ。あんたの話通りなら、この先、猿神を憎むあんたの
ような境遇の若者は増えるかもしれない。その誰かにしっぺい太郎を任せても
いい。決めるのは、あんたじゃ…」
それが住職の最後の言葉だった。最後の最後で、住職は人の姿から異形の犬神に
その姿を変えた。だが、ひからびたミイラのようになったその姿が、本来はどんな
ものだったのか、判別するのは難しかった。
そして、ミイラ化した住職の腹部に、赤黒い肉質の棒が残された。
少女は、本来の姿を取り戻したしっぺい太郎を引き抜き、それをじっと見つめた。
それから、住職が用意していた空の鞘にそれを収めた。
「決めるのはあんたじゃ」――住職は言った。そして答えはほとんど明らかだった。
今後、自分と同じ境遇、しっぺい太郎を受け継げる境遇の者は増えるかもしれない。
しかし、そんな若者は増やしてはならない。自分が最後の一人になる覚悟でいなければ
ならないのだ。少女の中にそんな悲壮な決意が生まれかけていた。
しかし、少女はまた躊躇もしていた。異形たる犬神の長になるという決断は、
そうそう容易にできるものではなかった。そして結局、手に入れた力を直ちに
行使することなく、寺を後にし、山を下りたのだった。
しかし、今の少女にもう迷いはなかった。少女の威嚇にびくんとした猿神たちの
前で、少女は脈打つしっぺい太郎をへその穴に強く押しつけた。
つるん、と何の抵抗もなくしっぺい太郎はへその穴をくぐり、少女の腹の中に
収まり、柄が地面に落ちた。直後、少女の全身がかっと熱くなり、少女の体内に
獰猛な野獣の衝動が荒れ狂い始めた。少女は咆哮した。
「うがああああああああああ」
少女の全身に急激に青い体毛が伸び始めた。耳はとがり、その位置を頭頂部に
移動させていった。鋭い牙が急速に生えた。鼻面が伸び、触毛が生えた。鼻の先は
黒く、湿ったものに変じた。
「うう、ぐうう」
骨が変形する苦痛を少女はこらえていた。全身の細胞が沸騰しているような熱い
感覚が皮膚には生じていた。体型は人間のままだが、背丈は猿神たちと同じか、
それよりも少し大いほどに急激に伸びた。ばりばりと着物が破けた。乳房だけが
毛のない、人間のときのままの姿をとどめていた。かかとと指の間が伸び、
太ももが縮んで、いわゆる逆関節が形成された。爪は鋭くとがり、手の指は短くなった。
――少女はそんな自分の変形を逐一確認していた。伸びた鼻先がどう見えているか、
自分の知っている犬のどれに一番近いか、少女はありありと思い浮かべることができた。
そのイメージが少女に与えたのは、しかし、奇妙な愉悦だった。今の少女は、
変形し犬神に変わりつつある自分に強い喜びを感じていたのだった。
そうしてごくわずかの間に、少女は青い毛を持つ半人半犬の異形、犬神族の長
しっぺい太郎にその姿を変じた。
「がうううう」
しっぺい太郎と化した少女の鋭敏な聴覚と嗅覚は、360度全方位の敵の位置を正確に
イメージできていた。どの猿がどちらに動きそうかの気配も手に取るように分かった。
少女はまずあの娼婦の伯母に襲いかかった。
「ひい!」
蛇ににらまれたカエルのように、天敵に見すくめられた猿神は、身動き一つとれない
まま、のど笛を噛み切られ、絶命した。
両側から、親友の少女友だった猿神と、その猿神が最初に獣化させた少年が、呼吸を
合わせて同時に飛びかかってきた。ひらりと舞い上がった少女を捕らえ損ねた二体の
猿神は正面衝突した。舞い降りた少女は二体の首に鋭い爪を見舞った。あの刀に勝る
とも劣らぬ切れ味の爪は、二体の首を跳ね落とした。
その後も少女は迫り来る敵をかわしながら、すきを見せた敵に容赦なく必殺の一撃を
放った。隣家の幼い少女も、その優しかった母親も、この村の優しかった夫婦も、
次々と彼女の爪や牙にかかり、斃れていった。
故意か偶然か、最後に残ったのは彼女の両親だった。戦意を喪失した二体の猿神は、
眠っている彼らの次女の横でがたがたと震えていた。殺戮本能に衝き動かされた少女は、
何のためらいもなくその首を跳ねた。凝固を逃れたわずかな血しぶきが次女の体にかかった
次女の裸体にかかった血を舐め取りながら、しっぺい太郎となった少女は考えていた。
この村には、今殺した猿神たちをはるかに超える数の猿神がいる。隣村から来た大群と、
今現在、爆発的な速度で獣化されつつあるはずのこの村の住人の相当数である。
そのすべてを相手に戦うことは、少なくとも今の自分にはできない。この場は、
逃げなければならない。
冷静に判断した犬神の少女は、気を失ったままの妹を背負うと、安全そうな場所まで
疾走した。
山奥。月明かりの下、大きな木の根もとに姉が座り、そのひざに妹の頭を乗せている。
やがて妹がうっすらと目を開ける。
「気がついた?」
姉が優しく声をかける。妹ははっと気づき、静寂に満ちた周囲の様子を確認し、
ほっとした様子を見せる。だが、すぐに自分ばかりか姉も、一糸まとわぬ姿である
ことに気づき、その顔に不安の表情を浮かべる。姉はそんな妹に穏やかに言う。
「大丈夫。あなたも、わたしも、まだ人間のままよ」
「本当に?本当にお姉ちゃんはお姉ちゃんのまま?」
心細そうにそう確かめる妹に、姉が言う。
「見ての通り、わたしも危ないところだった。だけど、しっぺい太郎が助けてくれたの」
「しっぺい太郎…何だったの?」
「犬よ」
「犬?」
「そう。あの刀に封印されていた、とても大きくて強い犬。しっぺい太郎が猿神たちを
みんな噛み殺してくれた」
「みんな?一人残らず?」
「そう。あの場にいた猿神は一体も残さずよ」
「…そう…」
妹は複雑な表情を浮かべる。死んでいったのは両親、近所の友達やその親兄弟、
それに熱にうかされていた自分を看病してくれた優しい夫婦などだったからである。
妹はしばらく黙っていたが、やがて悲しそうに口を開く。
「仕方がないよね。みんな、猿神になっちゃったんだもんね」
妹の脳裏には、にやにやと下品な笑みを浮かべながら村の夫婦を裸にして、強引に
犯し始めた両親の姿が蘇っていた。あんなものはもう両親ではない。妹はそう自分に
言い聞かせた。
姉も妹の言葉を聞きながら考えていた。姉は父親の「変わらず仲良く幸せに
暮らそう」という申し出を拒み、猿神と化した家族、友人、恩人、すべてを殺戮
することを選んだ。もう後戻りはできない。この危険で下劣な種族を一体残らず根絶し、
この国を、いやこの世界を守らねばならない。…だが、どうすればいい?こうして
いるうちにも、猿神はその数を爆発的に増やしつつある。たった一人でそれを食い
止めることは、どう考えても不可能だ…
考え込んでいる姉に妹が問いかけた。
「それで、しっぺい太郎は?しっぺい太郎はどこにいったの?」
ぎくりとした姉は答えを取り繕う。
「…え?あ、しっぺい太郎はわたしたちをここまで運んできて、それからまた刀に
封印されて、今はそこの草の陰に隠してあるわ。とても不思議な犬なの。また猿神が
現れたら、呼び出してやっつけてもらうわ」
「また封印した」とは苦しい言い訳だったかもしれない。それに、鞘と柄はあの場に
転がったままだ。姉は内心どぎまぎしていたが、妹は素直に納得したようだ。
「ふうん。そういえば、ほっぺたを舐めてくれたり、背中に乗せて運んでくれたり
されたのを、なんとなく覚えているわ。優しい犬なんだね」
その言葉を聞いた姉に、そのとき自分自身も感じていた温かい気持ちが蘇ってきた。
改めて妹がとても愛らしく思えてきた姉は、妹を抱き寄せ、言った。
「わたしにはもうあなたしかいない。あなただけは絶対に守るわ」
そうして姉は裸の妹をきつく抱きしめた。妹の肌が自分の素肌に密着した。そのとき、
姉の心の中に、これまで感じたことのない衝動が湧き上がった。姉は生じつつある
異変にとまどい、そして、その衝動が自分に何をさせようとしているのかに気づいた。
姉ははっとして妹から身を離す。妹が首をかしげて姉の顔を見る。
激しい動悸を感じながら姉は改めて妹の体を見る。そして、自らの内に急激に
高まっている衝動、すなわち、種族維持本能にうろたえる。…だめだ。目の前に
いるのは妹だ。何よりも大事な妹だ。その妹に、そんな…。
気持ちを落ち着けようと姉は空を見上げる。だが、晴れ渡る夜空にくっきりと浮かぶ
満月は、姉の衝動にさらに火を注いだ。そして、満月の光がささやいたかのように、
苦悩する姉に一つの「天啓」が訪れた。
――猿神たちは爆発的にその数を増している。自分一人の力では及ばない。
信頼できる、共に戦う仲間が必要だ。だがそれはまだいない。では、妹を、
確実に守る道は何か?今の自分の力で足りない以上、妹に強固な護りを
与えられる術があれば、与えねばならない。そんな護りはあるか?ある!
…ならば、それを与えてあげることが、本当に妹を思うならば、何より必要な
ことではないのか?自分はむしろ、そうすべきではないのか?
少女は自覚していなかったが、少女のこのような、ある意味では理に適った思考は、
実のところ、少女があれほど忌み嫌った、少女の父親の思考とうり二つのもの、
つまり、強い欲望を正当化する美辞麗句であった。少女はこのとき、少女の純粋さを
捨て、大人の女の仲間入りをしたと言えるのかもしれない。そして、それはまた、
少女が犬神族の長、しっぺい太郎として真に完成した瞬間でもあった。
姉は妹の両肩をぎゅっと掴むと、妹に微笑みかけた。
「わたしにはあなたしかいない。あなたは私が守る。あなただけは誰にも渡さない」
そして、姉はそのまま犬神への変化を始めた。妹の顔に恐怖が浮かぶ。姉は悲しい
顔でそれを見ながら、心の中でつぶやく。
――もうすぐ、犬神になれば、そんな顔はしなくなる。それまで、少しの間、
がまんしてね…。犬神の血を受け継げば、「勢液」をはねのける体と、襲い来る猿神の
暴力に抵抗しうる強い力が手に入る。これこそ、あなたのためなの。
怯える妹をがっちり掴みながら変化を終えた姉のへそから、にょきにょきと赤黒い
肉の棒が伸びてくる。その棒こそ、しっぺい太郎として完成した今の姉の本体と
言ってもいいものであった。姉はその先を妹のへそに押し当て、妹を一気に抱き寄せた。
「あああああああああ」
肉の棒はつるりと妹の中に入り、恐怖と共に、棒の先から注ぎ込まれた凶暴な衝動が、
妹を絶叫させた。
どくん、どくんと痙攣しながら、妹の肉体が変形していく。耳はとがり、鼻先は
伸び、全身に青い毛が密生し、手足の骨格は獣のそれに変じていく。
「があああああ…はああ…」
獣のうなりを上げる妹。その声には苦痛や悲痛とともに激しい快楽のあえぎが混入
している。姉もまた脳を突き破りそうな快楽に貫かれ、妹をきつく抱きしめる。
「がうあああああああ」
「がうあああああああ」
二体の犬神が咆哮し、やがて抱き合ったままぐったりと地面にへたり込む。妹で
あった犬神に、もはや恐怖や困惑の様子はない。強烈な快感の余韻を味わいながら、
ふさふさとした尻尾を立て、愛する姉の顔をぺろぺろと舐めている。姉もぐったり
しながら美しく生まれ変わった妹を満足げに眺めている。
その後、二体の犬神は、まるで不自由な枷をようやく取り払えたかのように、
新しい自由な肉体を存分に動かし、夜通し仲良くじゃれ合っていた。
<四(最終話)へ続く>
先ほどはレス残数の表示を誤り失礼しました。
実質一括投下のようでしたが、残りも行ってしまいます。
一ヶ月後。街道沿いとはいえ、ひと気のない山道を旅装束の若侍が歩いている。
と、前方の曲がり道から、異様な怪物が猛烈な速さで走ってくる。よく見ると、
その小脇にはいたいけな少女が抱えられている。
「きゃああ!助けて!誰かか助けて!」
少女を抱えているのは、巨大な体躯の、青い毛を持つ半人半犬の怪物である。侍は
とっさに刀を抜き、こちらに近づいてくる怪物に対し構えを取る。侍に気づいた怪物は、
少女を乱暴に投げ捨てると両手を上げ、侍に飛びかかる。侍はかろうじて怪物の一撃を
かわし、怪物の肩に斬りかかる。怪物は刀をかわそうとしたが、よけきれず、左肩に
刃を受ける。
「ぎゃうっ!!」
血を流した怪物は少女を残したまま林の中へ逃げていく。侍は一瞬怪物を追おうと
しかけるが、苦しそうな少女の声に足を止め、少女を抱き上げる。
「大丈夫か?けがはないか?」
「うう、ひどく地面に打ち付けられましたが、幸い、けがは負っていないようです。
ありがとうございました!」
未だ恐怖さめやらぬ顔で礼を言う少女。そのとき、先ほどの道の向こうから若い女が
よたよたと歩いてくる。精魂尽き果てたという顔で、今にも息が切れそうだ。恐らく
必死に怪物を追おうとしたのであろう。その顔には絶望が浮かんでいる。
「ああ、妹が…妹が…」
女は倒れている少女と侍を認め、顔をぱっと輝かせる。そして、やはりよたよたと
妹の元へ歩み寄り、息も絶え絶えに言う。
「ああ!無事だったのね!お侍様、ありがとうございます!ありがとうございます!」
涙を流し妹を抱きしめる女。よく見るとまだ少女と言っていい年齢だが、何とも
言えない色艶を漂わせている美しい女性だ。
妹が侍を指して言う。
「この方が化け物を追い払って下さったのです!命の恩人です」
刀をしまい、乱れた着物を直しながら、侍は面はゆそうな顔で言う。
「何。たいしたことではない。何にせよ、無事でよかった。それにしても、世を
騒がせている猿神といい、さっきの怪物といい、物騒な世の中になったな」
そう言って立ち去ろうとする侍に、姉らしい女が声をかける。
「お待ち下さい。どうかお礼をさせて下さい。宿とお食事をご用意します。女二人の、
粗末な何もないところですが、どうかごゆっくりなさっていって下さい」
いやいや、と辞退しようとする侍の手を半ば強引に引きながら、姉妹は侍を自宅へ
と招く。
まだ少し顔色の悪い妹を別室に寝かせ、姉は侍に夕餉の膳を用意する。贅沢では
ないが心づくしの料理と、死んだ父の残していったという酒をうまそうに口にしながら、
侍は照れくさそうに言う。
「いや実は、昨日から何も食べていなくてな。宿も、今夜は野宿のつもりでいたのだ」
姉は笑いながら言う。
「おほほ、それはそれは。そんな空腹でもあの怪物を追い払えたのですから、よほど
お強いのですね。ささ、どうかご遠慮なさらず。妹の命の恩人なのですから」
そう言って酌をしてくる姉に、侍はおずおずと杯を出す。
「それで、お侍様はやはり、猿神退治に?」
「うむ。猿神の群れが都に向かいつつあるという噂がある。なにやらえらいことに
なっているようだが、ともかく都に行けば仕事があるのは間違いないからな」
姉が頼もしそうに言う。
「お侍様の腕なら、きっと千人力ですわ」
そう言って酌をしようとする姉に侍は手を振り、言う。
「もう十分じゃ。馳走になった。これで布団にもありつけるとは夢のようじゃ」
そういってのびをする侍に姉が立ち上がって言う。
「そうですか。そういえば、妹を助けて頂いたお礼がまだでしたねえ」
侍は目を丸くして答える。
「何を?礼ならもうじゅうぶ…」
言いかけた侍は絶句する。立ち上がった姉が開いたふすまの向こうに、枕を二つ
並べた布団が敷いてあったからだ。姉が手招きをする。
「ささ、こちらへ」
困惑し、固まっている侍に姉が言う。
「本当は妹のつとめかもしれませんが、あの子はまだ幼うございます。どうかご勘弁を」
唖然としていた侍がなんとか気を取り直して言う。
「れ、礼ならもう十分じゃ。下がってくれてよい」
姉が悲しげな顔をして言う。
「お侍様。誰彼かまわずこのようなことをするわけではありません!わたしは、お侍様が、
あなた様だから…それとも、わたしがお厭ですか?」
上目遣いに侍を見る娘。立ち上がり、姉に詰め寄る侍。
「ば、馬鹿を言うな。おぬしは、とても…その、きれいじゃ」
「うれしい」
そう言って侍にしなだれかかる姉。侍はもう断る言葉を失い、姉の導くまま、
寝室へと移動する。
姉は侍の帯をとき、衣類を脱がせ始める。肌が露わになると、侍のたくましい体を
指でなぞり、嘆息する。
「立派なお体。日頃、よほど鍛えてらっしゃるのね」
そう言いながら自分も帯をとき始める姉。恥じらうように後ろを向き、着物を
ぱさりと落とすと両腕を交差させ、胸を隠しながらそっと振り向いて、ぽそりと言う。
「…十人…」
何のことか分からず、首をかしげる侍。
「あなたの前に、十人通りました。でも、わたしに一太刀でも浴びせられたのはあなた
一人でした。他の方はその間もなく、最初の一撃で成仏してしまいましたわ」
そう言って姉が胸を露わにすると、同時に隠されていた左肩も姿を見せる。そして
そこには太刀の傷跡がついている。
「お、おまえは!」
一瞬で音もなく近づいた姉が、女の正体を悟った侍の両腕を、人間離れした力で
掴む。そして妖艶な笑みを浮かべて言う。
「お強い方。わたしがもっと強い力を授けてあげますわ。満月の日の今日、あの街道
を通りかかったことに感謝なさって下さい」
姉、いやしっぺい太郎はその本性を現し、全身から青い毛を生やし始める。その
口には牙が生え、耳はとがる。そしてへそからはしっぺい太郎の本体が顔を覗かせる。
「うわああ、やめろ!離せ!化け物!」
犬神の長は侍を押し倒し、その上で愁いを含んだ表情で言う。
「よして、化け物などと…。犬神の血を注ぎ込めば、あなたもすぐにこうながるるる
るるる…」
あごが変形し人語を話せなくなった姉が侍に覆い被さる。侍が恐怖と歓喜の入り
交じった叫びを上げる。
「おおおおお、いやじゃ…いやじゃ…い、がうああああああ」
侍の体内に犬神の血と、たぎるような猿神への憎しみを含んだ闘争本能ががどくどくと
注ぎ込まれ、その鍛え上げられた肉体を、見事な肉付きの犬神の体へ変形させていく。
しっぺい太郎も、種族保存の衝動が満たされると共に、妹を獣化させたときには
感じなかった異質の快楽に身をよじり、腰を振り回しながら咆哮する。
「ぐわお、ぐわお、ぐわあああああ」
――ことを終えて消耗し、新たに生まれた犬神の体に頭を乗せ、ぐったりと横になる
しっぺい太郎が、種族の増殖と共に、うっかり自分の処女喪失も果たしてしまった
ことに気づいたのは、しばらく後のことであった。
一年後。辺境の村。都ではすでにこの国の根幹を揺るがす大異変が進行していたが、
この隔絶した地にはそんな出来事の知らせさえ届かない。その村のさらに奥の山道を、
二人の少女が歩いていた。
後ろを歩く村の少女は最近、前にいる、どこからか来た不思議な少女と友達になった。
よその土地の珍しい話をしてくれたり、自分の家族への愚痴で盛り上がったり、山中で
花を摘んだり、新しい友達と過ごす時間はとても楽しかった。その友達が、今日は
珍しいところに連れて行ってくれると言うので、最初はうきうきしてついてきたのだ。
だが、いつまで経っても目的地に着かず、少女は少し不安になっていた。最近、
このあたりで山賊らしい集団を見たという噂もあった。
長い時間歩き続け、ようやく目的地だというところに着いた頃には、もう夕闇が
落ち始めていた。着いたのは、雨風を何とかしのげる程度の粗末な小屋が点在する、
寂しい広場だ。
暗がりの中に目を凝らした村の少女はぎくりとする。見るからに粗暴そうな、
全身傷だらけの、いかつい男女が広場にぐるりと輪を描いて座っていたからだ。
村の少女は思わず声を出す。
「さ、さんぞ…」
大きな声を出してはいけないと気づいた村の少女は、友達の少女に耳打ちする。
「…山賊?」
耳打ちをされた少女はにっこりと笑い首を振る。それから、村の少女の手を引き、
広場の正面にある、他の小屋よりも少し床の高い作りの小屋に向かい、中の誰かに
声をかける。
「お姉ちゃん!連れてきたよ!」
中から、上等の着物を着た、ぞっとするほどきれいな女性が姿を現し、一段高い
ところから、周囲に輪をなす荒くれ男、女丈夫たちに向け、大きな声で話し始める。
「みなさん。新しい仲間も到着したことですし、今後の計画についてお話しします。
これまで長としての権限で、詳しい説明もないままあちこちへ引き回してしまった
ことには、お詫びします」
周囲の者は一斉に首を振り、気にしていない、という合図を送る。
「わたしたち一人一人は、文字通り一騎当千の戦闘力を猿神どもに対して誇ります。
しかし、奴らの数は桁違いに多く、こうしている間にも日々増え続けていること
でしょう。一方、わたしたちの仲間の増加速度は微々たるものです。仲間を増やせる
のはわたしだけ。しかも一ヶ月の内でも月齢が十分に満ちている期間だけ、それも
一晩に一人が限度です。この一年間でできる限り仲間を増やしましたが、未だ百人にも
なりません」
わけの分からない話が続き、村の少女は困惑に投げ込まれ、その心に不安が次第に
広まってくる――時折出てくる「新しい仲間」というのが自分のことらしいというのは
確かだろう。だがそれが一体何を意味するのか。そもそも、自分は今日無事に家に
帰れるのだろうか…。
「僻地も僻地であるこの村に来たのは、戦のための拠点を作ること、そして、
猿神どもに奪われる前に、大量の生身の人間を確保することが目的です。我々はまず
この村を制圧し、そこを拠点にこの近辺の村に勢力を伸ばし、ここに堅固な要塞を
築くと共に、村人の中から優秀な人材を選び、猿神どもがこの近辺を襲うまでの
何年かの間に、できる限り仲間を増やし、武力を蓄えねばなりません。今宵、
こうしてこの村から一人仲間を迎え入れるのは、そのための第一歩です」
少女は話の主題が自分に向かったことを知った。一体、自分はどうされるというのか?
横でにこにこと笑い、自分の手を握っている友達は、自分を捕まえて離さない役目を
負っているのではないか…
「この年若い少女を仲間に加えることについて、異議のある方はいないと思います。
わたしたちの仲間のほとんどは手練れの武人か女丈夫です。わたしがそのような方々を
選んだのです。中にはわたしや妹のような孤児もいますが、ごく少数です。ところが、
意外なことに、幼い子供を別にすれば、男よりは女、年長者よりは年少者の方が
明らかに優れた身体能力を見せています。どうも、犬神の肉体には、剣で戦うために
鍛えられた筋肉よりも、若くしなやかな肉体の方が適しているようなのです。
わたしや、わたしの妹がその典型です。
もちろん、歴戦の武人であった方は、豊富な実戦経験を持ち、間合いの取り方や
戦略には長けています。だから武人の皆様にはまだまだ仕事はあります。当分、実戦
には引き続き出向いてもらいますし、それ以上に、これから続々と増えるであろう
年若い同胞たちに、厳しい鍛錬を施し、戦の技術をたたき込んでもらわねばなりません」
少女は泣きそうになってきた。やはり言っていることの半分ぐらいは分からない。
しかし、「戦」とか「厳しい鍛錬」とか、なにやら野蛮なことに自分は巻き込まれ
ようとしているらしい。もう、自分が家に帰れることはないのではないか?
そんな少女の不安を読み取ったかのように、友達の姉らしい美しい女性は続けた。
「彼女には、すぐに山をおりてもらいます。『儀式』が終わったらすぐにです。
村の制圧はすぐにはできません。しばらくの間は、村の住人を少しずつ仲間にして、
密かに準備を進めねばなりません。彼女には、その手引きをする仕事を任せたいと
思っています」
少女は、家に帰れると聞いて一瞬喜びかけたが、話が進む内に何だか腹が立って
きた。自分の意向も何も聞かずに、何だか話が勝手に進んでいる。何様のつもりだ。
そう思った少女が思わず声を上げた。
「勝手に決めないでよ!黙って聞いてれば、何なの一体?さっぱり分からない!!
説明しなさい!」
言いながら、激しい後悔が生じ始めていた。こんな恐ろしげな連中に刃向かったら、
即座に殺されてしまうかもしれないのだ。少女は唇を噛んで震えをこらえながら、
相手の反応を待った。
輪になったいかつい男女は「ほう」という驚きの声を上げている。友達の姉も
なにやらうれしそうな顔で少女を見て、横にいる彼女の妹に言う。
「いい子を連れてきたわ。さすがね」
それから美しい女性は村の少女に向き直り、諭すように優しく言う。
「わたしたちは、あなたの村を救いに来たの。わたしたちがいる限り、この村は猿神
どもの魔の手から逃れる力を手に入れられる。あなたはその力を最初に受け取る
名誉を得たのよ」
やはり何を言っているのかよく分からない。そして、そんな困惑を美しい女性は
読み取ったようだ。再び一同に向き直り、宣言するように言う。
「説明は終わりにしましょう。儀式を始めます。みなさん。新しい仲間に、
わたしたちの本当の姿を見せてあげて下さい。それが、新しい仲間に、これから
加わる『仲間』が何であるのかを知らせる、何よりの説明になります」
その言葉と共に、輪になって座っていた荒くれ男、荒くれ女たちが一斉に立ち
上がった。よく見ると、幼い子供たちも何人か混じっていた。そして、何ということか、
全員がいきなり着物を脱ぎ捨てた。だが、全裸の男女に囲まれたという異様さは、
その次の瞬間に生じた出来事のそれに比べればかわいいものだった。取り囲む男女が、
一斉に巨大な、青い半人半犬の化け物に姿を変えたのである。
「きゃああああああああ!」
気がつくと、友達も、その姉も、青い毛の巨大な犬の化け物に変じかけている。
全身に青い毛が密集し、その耳はとがり牙が生え始めている。ただ、二人とも、
その顔はまだ美しい女性のままだ。
姉の方の化け物は、演説をしていた場所から降り、少女に歩み寄る。それからもう
一度、一同に声をかける。
「この少女はまだふつうの人間です。彼女なりの恥じらいの心があります。わたし
たちはあの下品な猿神どもとは違う高貴な種族です。みなさん、後を向いて下さい」
一糸乱れぬ統制で、群集が回れ右をする。それを確認すると、姉は妹が拘束している
少女の帯を解き、その着物を脱がせながら言う。
「分かったでしょう?あなたはこれから、わたしたちと同じ、犬神になるための儀式を
受けるの」
それを聞き、がたがたと震える少女の顔を見て、姉が妹に言う。
「思い出すわ。あなたもまったく同じ顔をしていた。たった一年前のことだけど、
懐かしいわね」
妹が照れながら言う。
「やだ、お姉ちゃん。恥ずかしい」
そんな妹を目を細めて見ながら、姉は妹に小声で言う。
「ここだけの話だけど、あなたに友達を作ってあげたい、という理由もあったのよ。
いるのは年上か年下ばかりで、ちょうど同じぐらいの子はいなかったから」
それから姉は妹の友達に声をかける。
「妹をよろしくね。儀式が終わったら二人で村におりて、仲間にしたい人を選んで
ここに連れてきて。できれば同じくらいの女友達がいいけど、恋人や家族でもいいわよ」
ひきつった顔で、友達に拘束された手をじたばたとさせながら少女が言う。
「…い、いや!化け物の仲間になるのも、化け物の手助けをするのもいやよ!…は、は、
放して!…放しなさい!!」
姉、しっぺい太郎が言う。
「強い子ね。仲間になってからが楽しがるるるる」
あごが変化し、人語が離せなくなる。その腹からはしっぺい太郎の本体が顔を
出している。その先端がずぶりと少女の裸のへそを貫き、少女は犬神への変化を
始め、そして変貌していくおのが肉体への、恐怖と歓喜の叫びをあげる。その咆哮が、
満月の夜に響き渡る。
「がうううううううううううううううううううう」
* * * *
当時すでに都はほぼ猿神の手に落ち、対外戦争、つまりは国外への猿神の進出の
動きすら始まりかけていた。だが、辺境のこの地に猿神化の波が押し寄せるまでには、
その後何年もかかった。そしてその間に、しっぺい太郎とその一味は着々とこの地に
軍事拠点を形成し、生身の人間への一種の恐怖政治をしきながら、その牙を
研ぎ澄ましていった。
――以上が、猿神が支配するこの惑星の文明に幾たびか壊滅的打撃を与え、文明の
進歩を二百年は遅らせたと言われる、蛮族あるいはテロリスト集団、「しっぺい衆」
の歴史の曙である。
<了>
そういえばあるラノベで木刀に侵食されて化け物を殺すことしか考えられない
やつになるのがあったな
おつです
>>68 ダブルブリッドか。もう完結した奴だね。
>>17-67 お疲れ様です!
こんな大作を投下……有り難う御座います!
とてもおもしろかがるるるる
>>68様
知らなかったですが、たしかに似てますね
「親でも見境なく殺しまくる」というイメージは
書いていてどこかで見た気はしているんですが、
どのへんなのかなあ
>>69-71様
ありがとうございまがうううううう
3スレ目のSSの抽出をし始めたのですが、ちょっと質問です。
著者の方でも、スレのここを見れば分かるという情報でもかまいません。
(ネットを自粛していた時期で、あまりちゃんと読めていなかったのです)
1.ワイバーン娘の著者の方と、妖怪七人娘の著者の方は同じ方でしょうか?
(あと、上記作品の正式名称がもしどこかにあればお知らせ願います)
2.上とは別で、「湖畔の守護者」の著者の方と「おめざめのじかん」の著者の方は
同じですか?(「おめざめのじかん」投下時、「また…融合変身ネタ」とあったので
そう思われるのですが)
3.それと、656のホワイトデーの日に兄からもらったチーズケーキを食べて狼化する
保守カキコwは、「変身菓子」シリーズの著者様ですよね?
4.3レス目570様、…コテハンは、あのままでよろしいですか?(汗
以上確認致します。
>>73追記
684 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/03/18(水) 18:20:15 ID:bvflphhd
終わりました。ジェイ○ン全く関係ないですね、すいません。
融合ものを性懲りも無く書いていたのですが詰まったので、息抜きに書きなぐったものです。すいません。
すいませんほんとすいません
という書き込みがあったので「ホッケー仮面少女」も「湖畔の守護者」と同じ著者様ですね?
あと、SSを抽出して転載した後、未完作品の続きをこちらのスレにでも乗せて頂いたら
サイトの方でも増補します。恋人が蜘蛛食べちゃう話の続きとか、実は気になってるんですが…
何度もすみません。よく見たら変身菓子は著者様が自サイトに転載済みでした
上記ワーウルフの話は未収録の模様ですが(w
ワーウルフの話はいい作品だったと思う。
(事情が事情とは言え「保守」はあれだけど)
79 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 11:20:36 ID:6d9XI8zs
乙だが、まだ750レス程しか行ってないのにもう新スレは早くないか?
>>79様
容量いっぱい(500k)で、すでに書けなくなっていると思いますがどうでしょう?
この板に限らずSS投下のあるスレは1000まで行かないのが普通です(過去スレも同じ)
平凡な高校生活を送ってた平凡な高校生達が、獅戸と名乗る男を筆頭とした獣人
軍団に学校を侵略され、一致団結して獣人達に立ち向かうとかどうやろ?
獣人は必ず性や名前に何らかの形で名前に含まれている動物がそれぞれの正体を表してるの
(例:鷲田、鮫島、熊谷、鶴間、蟹江、猫沢・・・etc.)
ワールドデストラクションのパクリだなんだ言われそうだが;;
>>81様
平凡な高校生たちは「平凡な高校生たち」のままですか?
>>82 平凡な高校生たちはスイミー作戦でスクラムを組み巨大な怪物に擬態して獣人に立ち向かいます
その内スクラムの内側で圧着した肉体は融け合って本物の怪物と化し
守ろうとした仲間も獣人たちもなく無差別に襲い貪り食うことに
大方そんなストーリーのお子様向け絵本が昔ありました。
85 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 13:27:59 ID:NjuN10k6
女の子に変身して欲しい動物って何がある?俺のランク付けだと
1位 竜、ドラゴン系
2位 昆虫、節足動物系
3位 ペット動物系(犬猫等)
4位 獣人系
5位 悪魔系
1位 蟲系
2位 爬虫類系
3位 悪魔系
4位 スライム系
5位 ゾンビ系
一気にベキベキ身体が変わるより
細かいとこからじわじわ変わっていくのがいいな
maledictさんお願いしますw
あ、あと女の子が異形化して戦うストーリーの場合、このスレで受けそうなシチュはどっちやろ?
敵に襲われるも異形化できず「助けてー!!」てなるパターンと、
異形化して敵を倒すも元の人間態に戻れずに焦るパターン
>>87 恐らく後者。戸惑いつつ受容はここのスレの好物かと思われ。
>>83 タイトルkwsk
その内容で子供向けってマジかよw
1位いろいろ混ざった出来損ない
2位ゾンビ系
3位エイリアン・深海モノ的クリーチャー系
4位軟体生物系
5位複数合成のキマイラ系
>>87は後者だな。
いづれ異形そのものの精神的性質を獲得するのもイイ
>>89 落ち着けww そんな内容の絵本があるか
ス〇ミーだよ
>>91 あるんだなこれが
(ネタに合わせての高校生云々と、最後の食っちゃうってくだりは若干捏造だが)
「かいぶつになっちゃった」でググってみ
>>86様
ご指名ありがとうございます。イイ案が浮かんだら形にして投稿します。
リストを見ると、自分は爬虫類系というより両生類系(肌がぬめぬめ)が好きなのかも、
と気づきました。また、どうも自分は4つめのスライム好きの属性があるのかもしれない、
と今頃自覚しはじめたところです。例えば最近特撮のおにゃのこ改造スレに投下した
下記SSですが、スライムっぽいです。(但し「スライム娘」ではないかも)
ttp://book.geocities.jp/maledictarum/sakuhin/rinkou.html ttp://book.geocities.jp/maledictarum/sakuhin/nikkitobo.html なお、上の方は『怪奇大作戦』第8話が元ネタです。
>>92様
「かいぶつになっちゃった」知りませんでした。内容解説の記事引用してみます。素敵ですね。
>森の中にある洋館で主人公の小鳥がかいぶつに会った、ということから物語ははじまります。
>実は臆病な小鳥の誤解だったのですが、その怪物に対峙するため森の動物たちが集まって、
>1匹の怪物の形になります。いざ洋館にいくと怪物などいるはずもなく、皆バラバラになろうと
>するのですが、あまりに真剣にくっつきすぎたため離れられない。そのうちに本物の1匹の
>かいぶつになってしまい、いまでもその屋敷に住着いている、という絵本だったと思います。
絵本で思い出したのですが、せなけいこ『ねないこだれだ』が今の自分の性癖の重要部分を
形成したのではないかという気がしています。似た人はこのスレに結構いないでしょうか?
子供が夜更かししたせいで、「よなかにあそぶこはおばけにおなり」とおばけによる強制TFを受ける。
「おばけになってとんでいけ」のシーンで下半身がおばけになり、「おばけのせかいへとんでいけ」
という最終ページでは、上半身もおばけ化されてしまったらしい、というシルエットが出る。
しかも、変身自体は強制的だったのに、ラストシーンはおばけが優しく導くようにこどもを誘っていく
(子供の精神までおばけになってしまったことを暗示)。
段階的な心身の変化が簡潔に表現されており、秀逸です。恐怖と共に深いあこがれを
刻みつけられ、子供がおばけにTFする過程の絵とかを巻末の白いページに描いていたような。
ついでに、おばけを待ちこがれる心理か、夜更かしの癖もついたみたいです。
…長文すみません。
>>92 サンクス!いい絵本を紹介してもらった。姪っ子に買うわ
>>93 同じく『ねないこだれだ』で得も言われぬ感覚を覚えた身です。
あと戦隊モノとか鬼太郎とか日本昔話とか
なにげに子ども向けの作品は、TF嗜好を植えつけるネタを含んだものが多いと思う
96 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 21:45:44 ID:JWYkA3A3
スライム好きいいな!
スライムが誰かの体にはいってすべて操るとか・・・だとTSか。
体がどろどろするのはいいかもな…
日も沈んで暗くなった街中を一人の少女が駆けて行く。歳は20歳そこそこと思われる。
西洋人を思わせる抜群のスタイル、透き通る様な白い肌に金髪碧眼は日本人の人込みの
中でも目立っていた。駅から少し外れ、寂れた建物が乱立した場所に彼女は入って行く。
降りたシャッターの所々には落書きがなされ、シンナーの匂いが鼻を突く。ストリート
系の服を着た数人の若者が煙草を咥えて寝転んでいる。駆けて行く途中で、前方の光景
に驚愕して彼女は脚を停める。彼女がいる地点から2、30m程離れた地点で一人の老婆が
路上に投げ出され、尻餅をついていた。その傍らでダークスーツに身を包み、金髪に
サングラスを掛けた男を筆頭に、見るからに柄の悪そうな数人の男達が老婆を威圧する
様にして佇んでいた。彼らのどなる声は少女のいる場所からもはっきりと聞き取れる程
に響いた。居ても立ってもいられなくなった少女は、親ゆずりの正義感から、自然と彼
らの元へと歩み寄っていた。少女が十分な距離まで近付くと、それまで老婆の方を向い
ていた男達ははっとして向き直った。彼らの無言の重圧にも臆する事無く、少女は静か
に口を開く。
「お婆さんに謝りなさい。」
西洋的な少女の見た目からは想像もできないほど、余りにも流暢な日本語が口から出る。
少女の言葉に男達も老婆も固まる。男達は少女を責めた訳でも、また恐れた訳でも無かった。
余りにも意外な相手から、余りにも意外な言葉が出た事への、純粋な驚きだった。やがて筆頭格
の男が口を開く。
「ああん、何だよお嬢ちゃん。」
サングラス越しに下目使いで睨み付けてくる男に臆する事も無く、少女の口からは静かにもう
一度同じ言葉が静かに漏れる。
「お婆ちゃんに謝りなさい。」
すると少女が言い終わらぬうちに、筆頭格の男は彼女の方へと歩み寄った。まるで彼女が
あと一回でも口を開けば殴り倒しかねない様な凄みで、倒れて喘ぐ老婆の方を示しながら言う。
「強い奴が道の真ん中を歩く。弱い虫けらが真ん中を歩いてたから俺達は除けてやってだけだ。」
男の威圧に臆する事も無く、また彼らを正そうとする事も無く、依然として少女は黙って彼らを
見つめる。しばらくの沈黙が続いた後、やがて他の連中の声がざわざわと聞こえ出す。
「そーそー。俺達ゃ何も悪い事してねぇよ。」
「しかし、すっげぇー美人。お穣ちゃんいくつ?」
「俺達と大人の遊びに付き合えよ。」
すると明らかに機嫌の悪そうな筆頭格の男が彼らを黙って睨み付けた。ざわついた空気が一挙に
静まり返る中、再び少女の方に向き直った男は、彼女の襟首を掴んだ。まだ力は入って無いが、
それは見る者を驚かすのに十分だった。後ろの男達からも驚きの声が漏れる。ようやく身を起こし、
少女の状況を目にした老婆が慌てた様子で言うのが聞こえた。
「いいんじゃよ、お嬢ちゃん。わしは平気じゃよ。ほれ、そのお嬢ちゃんをどうか離してやっておくれ。」
慌てた老婆の弁解も虚しく、サングラスの男は彼女の言葉に耳を傾ける素振はまるでみせずに少女
の襟元を掴んだままだった。しかし少女は先からまるで同様の気配すら感じさせなかった。その様子は
凛々しく、美しい、と同時にどこか不気味ですらあった。彼らの後ろで叫ぶ哀れな老婆など、両者の横
では背景の一部でしかなかった。
え?終わり!?
続きwktk
102 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 15:38:59 ID:YtzhlZ3O
何に化けるのか楽しみだな、何に化けるかみんなで予想しようぜ。
とか思ったけど作者さんが書き難くなったら悪いから止しとこう。
2レスまで書いた辺りで誤爆に気づいたとかじゃないか?
しばし沈黙の後、依然と変化を見せぬ少女の反応に焦燥を覚えた彼は、本格的な実力行使に
及ばんと、握っていた片手で少女の襟首を締め上げようとする。そこで彼はある異変に気付き、
背筋に異様な悪寒が走った。少女の外見にこそ変化は見られなかったが、その身体の質感は
異常な硬度と重量を帯びていた。平静を装ってこそいたが、怒りを忘れた彼は恐怖から、
さらに力を入れ、少女を絞め上げる。が、指先に入れる力に反し、それは微かな変形だにしない。
殴るのは愚か、もはや銃弾の嵐でさえ、ものともせぬ様に思えた。今や「それ」は美しい少女
でも、喧しい通行人でも無い。もはや人間ですら無いそれは、得体の知れぬ危険な物体だった。
やがて傍らの水銀灯へと向かっていた蛾の一匹が、銅像の様に硬化した少女の肩に止まった。
突如、本能的に危険を察知した男は反射的に腕を離し、瞬時に引っ込めた。
じゅうぅ・・・
まるで何かが焼けるかの様な音と共に、少女の肩から何かが落ちる。街灯に照らされ、小さくも
はっきりとしたその像を捕らえた男はサングラスの奥で目を剥いた。先の蛾が触覚や脚先の一つ
として動かさず、地面に落ちて死んでいるのが分かった。そして、何よりも恐ろしい事に、初夏
だというのに死骸の全身には白く薄霜が降りていた。すると突如、少女の襟首を掴んでいた筆頭格
の男は凄まじい悲鳴を上げ、先まで彼女の襟首を掴んでいた右腕を見やる。異様な寒気と共に、
男の掌の皮膚までもが無残に爛れていたのだ。
彼の異変に驚き、仲間達はかけよるより先に不可解な目の前の光景に息を呑む。少女の身体には
さらなる異変が起きていた。彼女の身体が一対の光と影に包まれていくのが鮮明に分かった。
少女の瞳の様に透明な水色と、何物をも染め上げる様な漆黒。二色のオーラに包まれながら、
少女の身体は微かに宙へと浮かび上がった。それはまるで、彼女の身体の中で、静かながらも
激しい何者かが胎動している様だった。火傷を負った本人までもが、思考停止し、しばし呆然
と眼前の光景を見つめる。先程まで自身の周囲を気にしていないかの様に見えた老婆さえもが、
目を皿の様に見開き、理解できる筈の無い状況にうろたえていた。
え?終わり!?
ひょっとして妖怪7人娘の続き、雪女の活躍シーンですか?
違ったらすみません。
同じ作者です。
妖怪七人娘はヒロイン達の人外度が低いのと、ヒロイン達がどの様にして人間達と
関わりを始めるのかが全く作れていない為、今は休止しています。すみません。
似た様な路線で作ってはいますが、一応全く別の物語です。
ある里に十くらいの女の子がいた。
山の谷間にあるその子の里は、山に住む一匹の鬼に襲われていた。
一たび鬼がやってくると、抵抗する術もなく何人もの里人が喰われた。
助かる術は、鬼に見つからないよう隠れるか、鬼の住む深い山を越えて何処か遠くへ逃げるのみ。
女の子は、鬼から逃げ隠れているうちに家族とはぐれてしまった。
鬼が去った後も家族は見つからなかった。
鬼に喰われるか、足手纏いとなる小さな子を捨てて山を越えていったのだろう。
ひとり残された女の子は考えた。
このままでは自分は鬼に喰われるか、その前に行き倒れて野垂れ死ぬだろう。
どちらにせよ死んでしまう。
死んでしまうのは嫌だった。
そこでこう決めた。「このまま逃げてもいずれ死ぬ、ならば逃げることはやめだ」
女の子は知っていた。
鬼は人を喰うだけでなく、里の娘を攫って「嫁」にしていることを。
そして、鬼の襲撃が始まった原因が、里のせいであったことを。
鬼には鬼の子どもがいた。女の子と同じ歳格好の可愛い子だった。
里の人たちが、その鬼子を誤って殺したのだ。
今まで人に優しかった鬼が哀しい目をして暴れるようになったのは、そのせいだった。
子を殺されて怒るというなら、情け深い鬼なのだろう。
ならば自分も鬼の子になれば、殺されずにすむのではないか。
両親の仇かもしれないが、自分を残して居なくなってしまった人たちと、
自分を庇護してくれるかもしれない鬼の、どちらが大事かは明らかだった。
生き延びるためには仕方がない、と思った。
女の子は鬼の住処へ自ら出向いた。
小さい子どもの浅知恵であったが、
それでもいきなり訪ねて行って、「お前さんの子にしてくんろ」と言うのは
子を失ったばかりの鬼には逆効果だと了解していた。
そこで仕方なくこう言った。
「お前さんの嫁にしてくんろ」
いきなり子にはなれなくとも、人間の嫁を集めているならば、そうやって潜り込めば良い。
喰われず傍に置いてもらえる、口実さえ出来れば良いのだ。
女の子はその歳で既に「嫁に行く」ことの意味を知っていたが、
同時に自分の歳ではまだ、嫁としての魅力が無いことも知っていた。
それに鬼は随分多く「嫁」を攫っていると聞いたし、
そんなに多く相手がいるなら、自分の出番はないだろう。
随分と楽観的だが、もう後の無い女の子は躊躇わなかった。
女の子の企みは、あっけないほど上手く行った。
鬼は幼い訪問者に驚きはしたが、嫁にすることをあっさりと了承した。
女の子は鬼の庇護の下で暮らし、鬼に懐いた。
鬼の住処に居る、女の鬼たちにも可愛がられた。
実はそれは、攫われてきた里の娘たちだったのだ。
女の子は鬼に囲まれて過ごした。
こうしていれば自分はやがて鬼の子になれる。
恐いながらも乱暴はしない鬼に、女の子は安心し切っていた。
けれどその安心は、永くは続かなかった。
女の子が初潮を迎えたその晩、鬼はやってきて、驚き泣いて懇願する少女にこう言った。
「この時を、大事に大事に待っておったのだ。
お前はわしの子などではない。
お前はわしの嫁なのだ。わしの子を孕み、お前も鬼となるのだ」
そうして鬼の子になろうとした女の子は、親と慕っていた鬼に貫かれ
自らの言葉通り、鬼の嫁となった。
鬼は決して、人を赦したわけではなかったのだ。
…という夢を見た。
よくできてるとは思うが、鬼になるとこの描写が欲しかった!(キリッ
111 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 15:00:39 ID:ZDF7DORM
そういえばどの妖怪にも一つは弱点ある場合が多いよね、RPGみたいな相性がものを
いう戦いになって戦闘が面白くなりそうだ。
ヴァンパイア→太陽光、十字架、真水、ニンニク
ワーウルフ→銃弾
雪女→炎、熱
サキュバス→女(誘惑が無効)
サキュバス→女は一般的にはそうかもしれんが
同族化シチュをよく見るせいで弱点に思えなくなってしまった
え?サキュバスは女NG?
じゃあ百合百合な淫魔はなんて言えば良いんだ?!
サキュバスの弱点は二次元にしか萌えない日本人だろJK
例えば俺とか
俺の妄想では去勢した人やEDの人だけで軍隊作って倒した
ホモなら最強なんじゃね?
なんてこと!私の誘惑が効かないなんて!←この状況が作れるなら
ホモでもEDでもおk
何故異形化スレでこんなネタが?
……はっ! ガチホモがサキュバス化して男吸い放題エンド?
>>118 まかでみのハプシエルが浮かんだから止めてwww
また妖怪娘を描きたくなってしまった。今書いてるのは、もともと長編にする予定ではない
ので一段落したら妖怪娘再開します。毎度すみません。
>>104の続き
地上から僅かな距離を空けて浮かび上がっていた少女の身体が地に落ちた。着地と共に
それは凄まじい硬度と重量を持ってアスファルトの路面に直径1b程の範囲に亀裂を入れた。
彼女を取り巻いていたオーラは何時しか引いていた。理解できない光景の中、男達は成す
術もなく黙って見つめる。
白い冷気の霧が晴れ、少女の身体が顕わとなる最中、痛みも忘れた首領格の男はある異変
に気付く。髪先すら微動だにしなかった少女の身体が僅かに動くのが分かった。まるで前
かがみになる様に、彼女の身体が微かに前方へと傾く。しかし、それは人間の身体の構造上
自らの意志によって無し得ない動きだ。胸から上は微動だにせず硬直したまま、腰ではなく、
腹の辺りが柔軟な関節と成ったかのように、そこはあり得ない角度に折れ曲がり、硬直した
ままの上半身は頭で宙に小さな円を描く様に、ぐるりと一回転した。彼女とは別の、意志を
持った何者かが動かしている、そうとしか見えない光景に男達は味わった事の無い恐怖を覚
える。
刹那、あり得ない光景に男達は息を呑んだ。深く俯いた様に前方へと傾いた少女の背中が隆
起した。彼女の皮膚の内側で無数の蟲が蠢く様に、彼女の背中は波打つ様に起伏した。突如、
何かが破れる様な音が静寂を破る。それは肉や皮膚が引き千切れる様な、とでも表現すべき、
聞いた事も無く不快な音だ。耳を劈く様な音と共に、少女の背中を引き裂いて現れたそれに
男達は声を失う。不気味なほど生々しい真紅の血に染まり、肉片を纏って現れたそれらは、
幾本もの蛇の鎌首の様にも見えた。やがて束縛から解放され、自らの意志で自由を横臥する
様にそれらは波打つ身体を不規則にうねらせた。それらが纏っていた血液や肉片が周囲に飛散
し、それの全貌が顕わになる。
鎌の様に鋭利な先端部に漆黒の甲殻、強靭な関節部周辺には幾本もの棘が生え揃っている。
少女の身体の2、3、倍近く長いそれらは人間の指の様に、数箇所の関節部によって畳まれて
いたそれらが広げられる。肉を突き破って少女の背中から伸び上がったそれらは巨大な漆黒
の昆虫、あるいは甲殻類のものとも取れる、強靭かつ鋭利な漆黒の甲殻に包まれた4本の脚
だった。
↑所々ミスってスマソ。下から2行目の右側「漆黒の」を消して下さいorz
え?終わり!?1レスで?
「他人を獣に変身させたり戻したりする能力」と
「自分が好きなときに獣に変身したり戻ったりできる能力」
どっちか授けられるとしたら、どっちが欲しい?
スレ的には前者かもしれないけど、後者も例えば「虫か何かに変身して女子更衣室に侵入」
とかできて便利そうだよね(´・ω・`)
>>123 わざわざマルチしなくてもいいんじゃない?
疲れた・・・ちょっと寝て来ます;;
ミシ・・・ミシ・・・
128 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 11:01:42 ID:PvFclLm7
そして毒虫に変身してましたとさ
ここって機械化とかでもいいの?
改造スレはあるみたいだけど、ここでもいいんじゃない?
133 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 02:41:08 ID:RbDyDdbM
あげあげ↑
各妖怪が戦闘するとしたらどんな攻撃パターンがあるか考えてみた
バンパイア→吸血、肉弾戦、飛行、コウモリの大群召喚、コウモリ・狼・霧に化ける
ワーウルフ→肉弾戦(素早い)、引っ掻き、噛み付き
フランケン→肉弾戦(パワー型)、電撃、落雷
サキュバス→誘惑で敵の戦意喪失(男のみに有効)、飛行、引っ掻き
魔女→魔法で色々(魔法攻撃や体力回復、味方の能力強化など)、呪い
雪女→冷気で自由奪う&体力削る、氷ブレス、氷で刃物を作り武器として使用
デュラハン→多様な武器を使いこなす(ランスや剣術)、首を飛ばし敵地偵察
死神→大鎌、空中浮遊、寿命を削る、疫病を蔓延させる
メドゥーサ→石化、毒
ドライアド→ツタ・ツルの鞭&巻き付く、根を張り栄養補給(体力回復)、地下から根を這わせて突き刺す、蜜蜂の大群召喚
こうして見ると結構多様そうだね
というか、変身スレで攻撃方法はスレ違いだよな
そいつらに変身するってネタなら分かるんだが…
なぜ攻撃とか弱点とかいう話になるのか
設定が暴走してもう本来の目的と相当離れたところにあるな
他人の考えた小説や漫画に勝手に設定作るのって楽しいんだもん(´・ω・`)
そうかそうか楽しいか
チラシの裏でやれ
攻撃されることで変身するとか、それならば理解できるにしろ……ねぇ。
変身菓子とかならまだ浮かぶのだろうけどな……。
変身菓子みたいな消耗アイテムでいろんなモンスターに変身して仕事をするキャラとかを
想定してるのかな? 「人間のお菓子」を使い果たしたから、仕事を辞めようと思った所で
変身しなければならない状況に…
人間がロボットに変身するとかどうだろうか?
トランスフォーマーの新作もやることだし
小学生の男の子が自分のランドセルに擬態した機械生命体に寄生融合されて女性化、成長させられた上にロボットへ変身とか
それいい。興奮した
ロボット化といえば『妄想ドカン』はもう更新しないのかな……
舞方氏のマジョリコという作品が人妻機械化だったよ。
マスターフォースがやや近いか?
何も知らない女の子をいきなりヘッドオンさせて反応を楽しむとか
二人の女の子(男女の恋人とか兄妹でも)が合体変形してごつい戦闘ロボットになるとか
少女に擬態した機械生命体とショタっ子が同化融合して成長&性転換、おにゃのこ型戦闘ロボに変形とか
ガオガイガーの敵みたくコアを植え付けられた少女が周りの機械を取り込んで融合変身して、敵側のロボにさせられるとか
融合の人とか書いてくれないかな
ロボはロボでも生々しい機械なら萌える
ガキンガキンってやつじゃなくてなんかこう柔らかい金属というか
うん、わからないか(´・ω・`)
>>149 別におかしくないんじゃねえの
機械化も立派な異形化だろ
ものによっては改造スレな気がする
ものによっては擬物化スレな気がする
>>151 機械化は好きだが
>>148は何か違うんだよな。ゴツゴツとかガキンガキ
ンというか……。説明しにくいけど何か違う
書いた人が合っていると思うスレに投下すればいいわ
明確な区分がない以上人によって捉え方が変わってくるしキリがない
ぶっちゃけこの手のスレにいる人は他のスレも見てるしな(ノ∀`)
ここは一つ「マグネロボ・ガ☆キーン」を見ろということで。
ロボット化は変化の過程が想像しにくいな
>>156 空中に飛び出した男と女がスイートクロスして、人間の原形もとどめない一つの
物体に完全融合したあげく、別のメカに部品として組み込まれて活動すると書くと
とてつもなくこのスレ向きの話に見えるから不思議だ。
ロボット化と言えばMOTHER2。変身じゃないけど
スーパーマンだかなんだかで、徐々にロボ化させられる女が出ていた記憶があるが
誰か知らんか。
マーブルにケーブルっていうバイバービームの人が居るが
体が機械化するウィルスにヤられてるはず
ならいっその事ロボコップみたいなのがいいかも
女性刑事が通り魔に殺されロボコップに再生。
女の子の首から上がバイオ4のプラーガみたく、開いて伸びて敵を食いちぎった後、
何事も無かったかの様に元に戻るとかいい。
>>160 知ってるぞー。
確かサブタイトルが「電子の要塞」だかって奴だな。
太目のおばちゃんが機械化されたのがちと残念だが、シチュはよかったよー。
機械化好きなら見てもいいとは思う。
ただ、過剰な期待はするな。
165 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 23:58:50 ID:6jjghmX9
女ロボコップはいいな
髪の毛も眉毛もなくなって
167 :
76:2009/06/14(日) 12:23:40 ID:K03Rmoiv
>>77 以前、ワーウルフネタで「保守」が惜しいと申したものです。
著者の方が名乗り出ないのでどうかと思ったのですが、
冒頭を自己のイメージで勝手に改めてみました。
(あくまに私案の二次創作ということで)
--------
「……満月、か」
そう呟きながら私は空を眺める。素敵な満月が広がっている……と言いたいところだけど、満月はあまり好きじゃない。月の表面が……魔物のように見えて。
窓際に置いた机の上にあるのは、まんまるなチーズケーキ。しかもレモンの酸味が効いたレアチーズケーキだ。
実は憧れの男の子にあげようと思って渡せなかった手作りである。
数日前、彼の誕生日に何かお祝いをあげたいと思い、お菓子の原料を買い求めた際に、お店の人から、
『恋のかなうおまじないがかかった特製レモンペースト』
だと言われてそれを真に受けて買ってきたものだ。
折角だからと思い、レアチーズケーキを作って学校に持っていったものの、サッカー部の主将である彼は県大会の抽選会に行ってしまったためにお休みだということで、仕方なく持って帰ってきてしまったのであった。
でも……確かに美味しい。今まで食べたどの洋菓子よりも美味しい。あっさりペロリと一個平らげてしまった。
「……ん〜」
その後、今日の日記をつけ終わった後、私は軽く伸びをして――外の満月が目に入った。
――瞬間、体の中に大量の熱が生まれた!
>>163見て思ったんだが、バイオハザードで異形化するキャラ。バイオ2のGウィリアム、
バイオ4のサドラー教祖、セルゲイ大佐とかが全部おっさんじゃなくて若くて可愛い
女の子だったら多分このスレの住人には最高の神ゲーになってただろうね(´・ω・`)
リッカーはゾンビの進化系らしいから
元はかわいい女の子だったかもしれないと妄想することも可能。
OBでいたサスペンデッドは亜種だから別だしね。
しかし、Gが女の子だったらあそこまでの演出できないだろうなw
ちなみに歴代バイオシリーズに元人間が異形化したボスキャラは多数登場してるけど
その中でも特に女の子から化けて欲しかった奴のランク付けするとしたらどんな感じ?
ま、元から女だった奴も少数ながらいるから(リサやアレクシア等)、そういう奴ら
は除外するとして。俺はこうなる
1位 G(バイオ2)
2位 アーヴィング(バイオ5)
3位 サドラー(バイオ4)
4位 サラザール(バイオ4)
5位 ウロボロス・ウェスカー(バイオ5)
基本的に変身後の姿が人間態からかけ離れた奴ほど、女の子に化けて欲しかった
>>169 悪堕ち系のサイトに女版リッカーの絵があったが、かなりよかった
俺は男だろうと異形化で興奮するぜ
そうだな。TF×TGでそのまま犯られちゃうとかなら、元♂のほうがイイな
TF後の同族の有無は大きい
唯一無二の恐ろしい怪物となって
他のものを生命的に、貞操的に脅かす存在になるのもいい。
>>164 それだ!サンクス!
もしかしたらあの作品こそが俺の原点かもしれない。
どこかにクレアやシェリーがリッカーになるようなSSでもないかなあw
マニアックすぎてどんなクリーチャーかわからねぇw
溶解娘
181 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 13:31:10 ID:dBav3yV6
「だ・か・ら〜、どう考えても有り得ないって!」
小綺麗な学食のテーブルの向かい側に座り、カレーライスを頬張る彼女は何度言っても
彼の仮説を否定する。向かい側に座る彼はしかし、どうしても未だ納得できぬ部分が残
っていた。やがて、仮説を語るのにも疲れ始めた彼は力無く空になった定食の皿やお椀
の乗ったトレーに目を降ろし、すぐにその脇に置かれた新聞記事をもう一度読み返す。
読み易い様に小さく折り畳まれたこの新聞記事こそが、若者の最新の流行よりも、
野球の試合結果よりも、先から彼らの好奇心を捉えて止まず、この議論のそもそもの
発端だった。
彼の名は石井祥太郎、私大の法学部に在籍する一応は大学生。一応と付くのは、
言うまでも無く彼自身が真面目に授業に参加していないからだ。一浪しているので歳
は21歳。神奈川県から八王子の大学に通学している。実家はそこそこ裕福で、一応こう
見えても帰国生である。両親と妹の4人暮らしである。女友達が沢山いる、しかし彼女は
いない。が、今は別に焦って探す必要も無いと考えている。のんびりする事と動物が好き。
頭脳も運動神経も悪くは無いが、良くも無い。好きではないが、料理が得意だ。そんな青年。
↑
>>181下から5行目
一浪しているので「2年生だが(補足)」歳は21歳。
向かい側に佇み、彼の仮説などは全くどうでも良さげに、幼い子供の様に無邪気な
笑みを浮かべて美味しそうにカレーライスを頬張る女性は七瀬明日香。彼の同級生。
といっても現役で入った彼女は彼より一つ年下だ。普段は大人しいが芯は強く、自己
主張する時は中々譲らない。笑っていると可愛らしく、よく見れば美人である。彼との
関係は友達以上、恋人未満。それ以上でもそれ以下でも無い。互いにそういう認識の
元で付き合っている。
祥太郎は一度明日香に向けた視線を降ろし、もう一度家から持ち出した朝刊の社会
ニュースの隅に、広告の中に埋もれる様な小さな記事に大きな関心を抱きながら見やる。
彼が珍しく新聞を読みたがっていると知った父は感心して新聞を譲ってくれたが、あい
にく彼の目的は、迫る選挙に向けて政治動向を伺う事でも、学部の講義でピックアップ
されそうな訴訟問題を探る為でもない。彼らの興味の対象になっていたのは唯一つ、彼ら
の学校からはほど遠い新宿区で昨夜起きたという怪事件、もとい強盗事件である。
といっても普通の強盗事件であればここまで彼らが興味を示す事は恐らくは無い。問題
なのは強盗そのものでは無く、それを襲って現金だけを綺麗に持ち去ったという「何者か」
だった。それは強盗事件というよりは、「強盗襲撃事件」とでも呼んだ方が正しい。少なく
とも、強盗達の証言に拠ればそうだった。
その「何者か」が誰で、どこから現れ、どこへ消え去ったのかは誰も知らない。
保護された強盗4人の共通した証言をまとめると、その姿は純白の女の影の様で、
その全身は常に異様な冷気を帯びていた・・・らしい。彼らは当初銀行を襲った
後、真っ直ぐにアジトへ向かい現金を山分けするつもりだったそうだ。アジトまで
あと半分ほどの所でその「白い人影」は乱暴に社内へ侵入し、4人を力尽くで捻じ
伏せた後、車を操作し、気づいた時には現金が奪われていたという。
彼ら以外に誰もその白い影を見たものはおらず、また常識的に考えても彼らの
発言内容は全く持って滅茶苦茶だ。しかし、確かに現金は無くなっており、また
強盗らの証言通り保護された彼らの身体には、冬場とはいえ説明できない程に悲惨
な凍傷の痕跡が有るという。最も症状の酷い一人は指先を切断し、顔の移植手術
まで必要な状況だそうだ。警察は強盗らが捜査の目を誤魔化す為に異常な執念で
行った演出なのか、あるいは極度の疲労状態による幻覚や幻聴の類で、それに他の
事象が何らかの形で偶発的に絡んだものではないかとしている。いずれにしても
本当に例の「白い人影」が彼らを襲ったという可能性は早くも否定されている。
警察は現在4人を病院で綿密な精神鑑定すると共に、消えた現金の行き先を追って
いるのだという。
>>182 とりあえず書きながら投稿するのはやめよう
txt形式で書いておいて、文章校正してから連続で書きこむといいよ
設定好きだった彼女は、いつのまにか人語の通じないなにかに変貌してしまったようだ
せめて変わりゆく様をじっくり見たかったな
せめてタイトルと何投下するかの説明ぐらいつけてくれんかな
何の話から続いてるのか分かりづらい
正直、強制肥満化スレが羨ましいです
人口が違いすぎる
強制肥満化スレが中国やインドだとしたら、このスレはモンゴルだね
チベットの間違いだろ?
ヱヴァの映画が上映始めたようだが
エヴァTV版でも液状化したりしてたな
再生する時に変な風に誘導したりとか、使徒侵食のフィードバックでパイロットも異形化したりとか
そんなネタもできるかな
作品的にはグロい状態になりそうだけど
裏コー(ry
再生時に女体化ならSSの定番だったな。人間やめる方向にもって行くと、使徒と
認定されてネルフに殺されそう。
人間が全部液状化されて、最後にシンジとアスカだけの世界になったと解釈していたのは内緒だ。
解釈も内緒もクソも、旧劇場版ってそういう話じゃなかったっけ
文才のある方、モンハンの世界で女性ハンターがフルフルに変身して
村を襲っちゃうSS書いて下さい><
フルフルって言うとロマサガを思い出す…
フルフルなんて雑魚が村を襲ったとこでハンターに返り討ちにされて終りそうな気がするけど・・・
せめてドドブラ・・・いや、レックス程度の強さがあるモンスターに変身して欲しい。そんな俺は
ナナ・テスカトリに変身するのを希望してる。
ナナたんになったら俺んとこ来て下さいね
乙って戻されたのはキャンプではなくモンスターの巣だった、みたいな流れだろうか
あ、そうだ!ハンターの肉体が着ている鎧と融合しちゃうのとかどうよ(´・ω・`)
ミラ系の防具の説明にはそんな事が書いてあるな。
下品なババコンガになるのも萌えるな
あと、チャチャブー化とかどう?そういやチャチャブーって倒すと「女の肉焼きセット」が手に入るから、
キング以外の性別は雌なのかな。もしそうだとしたらチャチャブー達は女達の成れの果て・・・とかいう
妄想が広がりそうでいいね。
そういえば前スレに可愛い女の子がレイア亜種みたいな桜色のワイバーンに変身して戦うみたいな小説があったけど、あれって舞台モンハンだったっけ?
別のファンタジーの世界だった気がする
竜系のモンスターに変身して産卵プレイに期待
レイア系とかは美しすぎて個人的にはダメだ
醜くなってほしいから
人からとても離れたものになってくれれば美しさは問わないかな。
美しさの概念は人それぞれ違うだろうけどw
ババコンガになって糞をしたり屁をする。っていう展開の方が好きだね
むしろババコンガが美女に変身してあのポーズで
屁をかますとこを見てみたい気もするな
美女→ババコンガ→元に戻る
でもババコンガだった頃の癖で……。っていうのを思いついた
俺がお願いしてーよ
元仲間に襲われて瀕死に→防衛本能が働いて放屁で撃退は基本だな
文才無いのにプロットだけは湧いてでてくるから困る
それぞれのモンスターに化けた後、女の子に残りそうな癖・習性
レイア、ガルルガ→なぜか空中でバクテンするようになる
ババコンガ→あたりを気にせず放屁
ゲリョス→死に真似をする様になり盗癖がつく
ディアモノ→地中に潜りたがる
フルフル→壁を這い天井にぶら下がる
何か違うような…
ふむ…
世間知らずで高飛車なお嬢様と頭脳明晰なお姉様
ババコンガにしたら面白そうなのはどっちだと思う?
>>221 両方に決まってんだろ!投下してくれるのか?
ババコンガの生態を研究してる真面目な女の子が
不慮の事故で自ら変身しちゃうっていうのはDO?
おい、冬風が児ポ法改悪したら作品消すって言ってるぞ
>>225 冬風ならいいんじゃね?大して何も無いし
一瞬、風祭に見えてかなり焦った
マサイ消えたら泣く
現行法でアドレス貼っただけで逮捕者出たからな
慎重になるのもわかる
おまいらはマサイの戦士でもイいのか…
ありゃ人外じゃないから俺は不得意だわ
>>230 まぁ、人外変身スレなここではスレ違いではあるが、
広義で言えばTSもTFの一種だから食える人は多いと思われ。
マサイはそのTSの中でも珍しい女→男化だしな。
マサイの人いたらごめんけど、マサイも人外みたいなもんだろww
でもこれが角二だと人型寄りの人外すら「足りない」って文句言われてるんだよな
そのせいで何人の絵師が出て行ったか…
そんな事言ってるのは一部の奴だけだがな
ども、お久しぶりです。
一部で予告していたように、変身菓子の三話をお送りします。
保守ネタ書いたのも自分ですので、セルフリミックス……になるのかな?
まぁそれは兎も角、今回は短いです。
では……ごゆるりと。
「……革新、か」
選挙カーが、やたらこの言葉を唱えていた気がする。今の日本には政権交代が必要だとか、保守は悪だとか、友愛の政治だとか。
まだ選挙権からは程遠いにしても、その言葉は数多くの違和感を伴って私の耳に届く。狭く苦しい受験の門を潜り抜けた身としては、一概にそう言えないことは容易に思い付くからだ。
「……保守、か。そんなに悪として見なすものなのかな……?」
そんな事を呟きながら私は空を眺める。素敵な満月が広がっている……と言いたいところだけど、満月はあまり好きじゃない。月の表面が……ギーグのように見えて。イナクナリナサイなんて呟いているように見えて。
誰が居なくなるもんか。むしろ消えてくださいお願いします何て考えたりして。
窓際に置いた机の上にあるのは、満月とは違って平坦でまんまるなチーズケーキ。しかもレモンの酸味が効いたレアチーズケーキだ。
『受験を終えた妹への労い』
名目で兄が買ってきたものだ。兄は既に店で食べていたらしく、「これは旨いぜ!」と妙な墨を私に与えてきた。専門家でもないくせに。あと食べた量を自慢しないで。
皿を近付け、フォークで切り分け、舌先に運ぶ。レモンの酸味がクリームの甘味をいい具合に纏めている。クリーム生地自体もとても柔らかくて良い。そして舌先で蕩ける落ちついた感触……確かに美味しい。
今まで食べたどの洋菓子よりも美味しい。あっさりペロリと一個平らげてしまった。もう一個欲しいところだけど、求めすぎは禁物だし……今度店を聞こうかな。
「……ん〜」
その後、今日の日記をつけ終わり、ブログも更新し終わった後、私は軽く伸びをして――たまたま視線上に、外の満月が存在していた。
――瞬間、体の中に大量の熱が生まれた!
「!?っっ!?」
その熱は私を内側から焼き尽くすのではないかと言うほどに熱く、そして激しい。どっ、と汗が出る。脱がなくちゃ、脱がなくちゃ。
すべて服を脱ぎ終わった私は、あまりの熱さに立つことすら出来ず、そのまま床に四つん這いになる。
――その手が、腕が、狼のそれへと変じていく。銀の毛が全体を覆うように生え、指がスパイク状のそれに変化する。脚も同等の変化を遂げていた。
体全体がぞわぞわとすると同時に、首回りを含めた全身から銀色の毛が生え揃う。尾てい骨からは皮膚が延び、尻尾が形成されていく。
変化の度に、私は熱から解放されていく感覚を味わっていた。
やがてそれは、理性までもを侵食していく。
鼻先や口が前に突き出て、歯が牙に変化する。まるで狼のようになった私の顔にも毛は生え揃っていく。
やがて、頭から尖った耳が二本突き出て――!
「――ウォォォォォォォォォォォォォォォンッ!」
私は、巨大な狼に変化していた。
「――ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥグルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……」
正確には、狼と人間を合わせたような何かだった。世間一般には『ワーウルフ』とでも名付けられるような存在。
人間の皮膚程度なら軽く切り裂ける爪を持ったスパイク状の足。そこから伸びる力強い四本の脚は筋肉が発達し、巨大な胴体を支えるのに十分な力を発揮している。
全身を覆うふさふさとした毛並みは、私の呼吸に合わせて膨らんだり萎んだりを繰り返しているかのよう。
満月が本能を引き出し、肥大化させていく。獣としての神経が研ぎ澄まされ、理性を本能が浸食していく。欲望が、私の中で膨張し、脳から全身へ命令を下し始めている……!
渇望。それも砂漠の砂が水を求めるがごとき貪欲な渇望が私を満たす。宛ら血中に入り込んだ虫が私の全身に食らい付くかの如く、私の精神を欲の結晶が着実に食い荒らしていく。
そうして空っぽになった心に、本能は一気にその触手を伸ばした!
「――!?」
敏感になった鼻先を、何かの香りが掠めた。私は最初、それが何の香りなのか全く理解できなかった。
ただ、この香りを嗅いでいると『求める』。持ち主の存在を激烈に『希求する』。欲を満たす手段として『手に入れたくなる』。いや『従えたくなる』――寧ろ『従いたくなる』――!
「――ウウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!」
――オスの香りだ!力強く、逞しく私を貫いてくれる、その雄々しい獣性で私を組み従えてくれる!荒々しく掻き乱してくれるオス狼の――!
剥き出しにされた歯や牙の隙間からは欲求充足への期待から唾液が漏れ落ち、フローリングの床に染みを作っていく……!
「――グルウウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッッ!!!!」
誰かに呼び聞かせるように遠吠えを一回すると、私は半開きの部屋の戸を飛び出してオスの香りの方へと駆け出した!
今まで通ってきた家の中の道が異常に狭く感じられる。飛び越え打ち壊してしまいたい程にもどかしい。けれど壊してしまったらそれはそれで行きづらくなる。
仕方無く私は最低限のスピードで、匂いの所在地へと足を進めていく。風を感じられないのが何とももどかしい。逸る心が私を急かす。早く、速く行けと!
手摺を乗り越え四つ足で駆け、オスの香りのする、ドアの隙間を潜り抜けると――!
「――ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッ!」
――遠吠えをする、一匹の逞しい狼が、その雄々しい姿を眼前に晒していた。
「――ッ!!!!!!」
私に走った衝撃は、雷撃や隕石衝突などに喩えたとしても不十分だった。喩えるなら……そう。遥か昔、生命の原点とも言える存在である爆発――ビッグバン。
私と言う存在一切を吹き飛ばし、そこから新たに生まれてくるものは――彼への一切の従属、被支配欲。
生命の原点に直結する、欲望。
即ち――!
彼に、貫かれたい。
「ウヴゥゥゥゥゥゥ……ゥォオ〜〜ン、ゥォオ〜ン……」
これから起こりうることを期待した私は、彼に向けてお尻を高く上げた。誘うように、フラフラと右に左に振る私は、きっと世界で一番淫らなんだろう。
「グルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥ……」
確かな熱源が、私に近付いてきているのが感じられた。私が従うべき雄が放つ圧倒的なオーラは、私の体や心の全てを一挙に制圧してしまった。
一歩、また一歩……焦らすように近付く雄に、私は待ちきれんばかりに尻を振った。
今すぐにでも入れて欲しいと願う秘所からは、濃い愛液がとぽりとぽりと溢れ、フローリングの床に淫らな染みを形成していく……!
「キュゥゥゥウウウン……キュゥゥゥウウウン……」
ねだるように切なく鳴く私の、期待に震えるアナルとヴァギナ。そこに雄は顔を近付けると、すんすんと鼻を鳴らし、匂いを嗅ぎ始めた。
フェロモンを嗅ぎとっているのか、あるいは股間の状態を確かめているのかは分からない。けれど、私は――その行為に胸を高鳴らせた。
剥き出しの牙の隙間から漏れる唾液が、床に新たな染みを作る。もしもニンゲンがいたら、悪臭に顔をしかめるかもしれない。けれど私達にとってこの香りは、興奮のスパイスでしかない。
やがて嗅ぎ終わった雄は、そのまま私の体に飛びかかり――!?
ぐぶぢゅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!
――――――ッ!
「「――ヴウヴヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッ!」」
その逞しい男根を一気に、私の陰唇を貫いて膣道にまで押し込んだ!
「キャウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンンンンンッ!!!!!!」
引き裂かれた処女膜の痛みに私は悲痛の叫びをあげた!だが雄は私に構うこと無く体内を抉り続ける!
「ヴヴォンッ!ヴォンッ!ヴォォンンッ!」
本能のままに行われる、荒々しいまでのピストン運動。陰核を多重に突き、肉襞に擦り付けて抉り、奥へ奥へと私の体を掘り進めていく!
「ハァッ!ハッ!ハッ!ハァッッ!ハッッ!キャウウウウウウンンンンンッッ!!!!」
次第に、私の中で生じる感覚が、痛覚から快楽へと変化し始めた。立て続けに与えられる衝撃に、痛覚が麻痺し始めたのかもしれない。
奥に、奥に雄の逸物を招くよう、私も彼に尻を、腰を押し付けていった。揺れる体、ぶつかり合う体。飛び散る汗と唾液、愛液。そして――交差する叫び。
「アォォォォォォォォォォォォォヴゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!」
「キャウウウウゥゥゥゥゥゥウウゥゥゥゥゥゥウウン!!!!!!!!」
頭は既に、来るべき最後の瞬間に備えている。交感神経をフル稼働させ、私に刺激を求めるよう促していく!
雄もそれは同じようで、次第に私にかかる汗や唾液の量も増えてきている。雄の香りをふんだんに含んだ液体に、私のヒューズは今にも飛んでしまいそうだった。
びゅくん、びゅくっ!びゅくくっ!
「!!!!!!!!」
雄の逸物が、ついに戦慄きを開始し始めた!いよいよ待ち望んだ瞬間が来たらしい。
「!!ヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!」
瞬間、ピストンの速度が上昇した!お腹の中へ直に突き入れるような刺激が、私の子宮へと伝わっていく。
私の膣が、雄の雄々しき肉棒を逃さないよう、締め付けを強くした。同時に、尻を雄にうち当てる!
――シンクロしたようなタイミングで雄は、体を私にうち当てた!
――びゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!
「「――ア゛オ゛ォォォォォォォォォォォォォンォォォォォォォォォォォォォンッッッッ!!!!!!!!」」
雄に溜められていた精液が、私の子宮に向けて放たれた。人間のそれよりも長く、量も多いそれは、子宮口に激流のごとく叩きつけられていく。
怒濤の勢いで子宮に流れ込んでいく精液。その暖かな感覚に目を細めながら、私は歓喜の遠吠えをあげた。
私を貫いた雄も、解き放つ快感から遠吠えをあげている。未だ納まらない逸物は、どぷりどぷりと生命の源を送り込み、雄のごとく雄叫びをあげていった。
……ず……ぽっ
私の中から巨大な逸物が抜かれると、それに付き従うように、子宮に入りきらなかった精液がとろとろと溢れ出していく。
雄の香りがたっぷり詰まったスペルマ……その芳香に包まれながら、私は体を伸ばし、地面に寝転んだ。
雄も同様に、地面に寝転んだ。そのまま部屋に、寝息のB.G.M.が流れていく……。
――――――――――――――
……翌朝。雀の声で目が覚めた私は、様々な体液でベトベトになったまま、妙な色をしたフローリングの床に寝転がった自分の姿に気が付いた。
立ち上る、異様に臭い匂い。随分派手にヤってしまったらしい。これで
……改めて部屋を見回す。少なくとも自分の部屋でないことは分かっていたが、立て掛けられたCDのジャンルから、この部屋の主が一瞬で理解できた。――兄だ。
――兄?
……まさか……?
私は顔面蒼白になりながら、もしやと思い下腹部を押さえた。
――記憶にある大きさより、幽かに大きくなっているお腹に、思わず叫び声を上げ失神してしまった事は言うまでもない。
fin.
241 :
初ヶ瀬マキナ:2009/07/13(月) 21:40:57 ID:leQMGSKS
以上です。
では、失礼いたしました。
ドラクエ9の最後の方でサンディが操られて異形化するらしいね
こんなところでネタバレをみるとは思わなかった!
情報が混乱してる時に「らしい」とか、もしデマだったらどうするんだ
>>ID:leQMGSKS
GJ!
>>236 保守があれなら革新か……
ちなみに、「革新」は元々ドイツのナチスに憧れた右翼が既存の右翼との違いを協調するために使った言葉。これ豆知識な。
変身菓子待ってた!
激しくGJ!
最初に出てた他のお菓子も期待してる!
ドラクエ9全クリしたがサンディ異形にならなかった('A`)
だから発売直後の話題はあてにならないって言ったんだ
悪魔と人間のハーフの娘がいて、普段は可愛くて優しい女の子なんだけど
戦闘が必要な亜場面や何らかのショックを与えると悪魔化しちゃうのとか
どう?その際に外見だけじゃなくて、性格も凶暴で破壊的になるとか。
DMCダンテの女版みたいなキャラになりそうだけど。
普段は真面目堅物なひんぬー委員長が
好きな男のこととかエッチな気分になると魔族の血が発現してムチムチサキュバスになるんですね
わかります
自分は、「つい最近まで自分の呪われた血について知らなかった」パターンがいいけど、
皆さんは如何でしょうか
どちらかと言えば討伐中に浴びた血が口に入って感染して化け物化とかのがいいな
>>252 ワールドエンブリオの有栖川レナで妄想してしまった
棺主化も異形化だし、レナの核が暴走してサキュバス型棺主に意識残してなったりしてくれたら最高なのに
ネタだけでもいいから投下シテ
>>236-240初ヶ瀬様
遅れましたが変身菓子3堪能しました
兄ちゃんが全部計算づくでお菓子あげてたんだとしたら、そうとうな鬼畜ですね(w
GJ
なんだろう
あのチーズケーキ食ってみたい
多分十年くらい前のアフタヌーンか何かに載った読み切りのマンガで、
女たち(妻たち)が木に取り込まれてその僕のようになって
男たち(夫たち)から養分を吸うようになる。主人公の妻もとりこまれていて、
ただ妻の愛情が多少残っていたせいで、主人公はかろうじて死をまぬがれて…
というような話だったと思うんですが、いつの何に載った誰の何というマンガか
正確に分かる方いますか?あやふやな記憶ですみません。
いわゆる「寝取られ」もののバリエーションかもしれません。
真相を知ったものの「自分もあちら側にいける」と思い喜んでいた
主人公の隣人だか同僚のおっさんが、
養分を吸い取られて死んでしまうのが哀れだった覚えが。
いいなそれ
狼かわいいよ
新作も続きもこねー
設定的にはヴァンパイアのガロンは好きだなぁ
・・・・・・
サキュバス化、というと……
1.羽根、尻尾
2.↑+角
3.↑+長い舌
4.↑+青肌
どの段階から許容範囲?
人形保つ変化は主に精神面が重要視されるよ
人形保ってる時点であとは大して変わらん
目が人間の目じゃなくなるのはどの段階?
白目が赤くなったり、虹彩の形変わったり。
>>265様
青肌があれば他はあってもなくともそんなに変わらない(全部あるに越したことはないが)、
というのはどうしたらいいんでしょう?逆に、他が揃ってても肌が普通だと萌えなかったり
>>265様のカキコを見て改めて実感したんですが、
『仮面ライダーBLACK』の大怪人ビシュムって、改めて見ると、
朝から流したらまずそうな、すごいデザインだったんですね。
久々に画像等見直して、びっくりしました
俺は
>>268とは間逆だ
肌が普通じゃないと萌えないかな
人間とのギャップを楽しむのに全体的に見た目が変わるとどうも・・・・・・
不思議だな。
俺は最初は
>>265でいう1に目の変化で十分だったけど、
なんか蒼肌も角も最近はアリになってきた。
結局は表情が悪魔っぽいのがいいんだけど。
ここの人達は3次もいけるの?
半角の変身スレと変身の好み違うんだな
あっちは落差が無い変身なんてつまらんって感じだけど
こっちだと肌の変化すら否定する人もいるのか…
俺は落差があるの好きだ
スライムとかドラゴンとか
それより早く女の子がゴブリンになっちゃうSSを書く作業に戻るんだ
>>273 たまたまそういう意見が表に出ただけでしょ。
こっちにだって落差の大きい変身好きはいるし、
向こうにも落差の少ない変身好きはいると思う。
強いていえば、
イラストで見る時は落差のある方が一目で分かりやすいが、
SSで読む場合は心理描写の文章でも魅せられるから、
見た目の落差が少なくても萌えられるって事だと思う。
ここのSSって対象がばらつきあるから時々よくわからなくなる
投下する人も少ないし…
テッカマンみたいに少女の体の内側から皮膚突き破って装甲が出てきて異形の戦士に変身とかでもいいのかい?
>>273 >>270だけど、画像だったらそりゃあ肌も変わっていい
ただ、文章だったら肌が変わってもふーんで終わるだけ
女の子が全部豚になったらただの豚
過程や心情がしっかり描写されてりゃ良いだろ。今までも完全獣化な作品あったし
あと住人の守備範囲で悩んだりでるくらいならもっと気楽にさっさと投下して欲しいぜ
微妙なジャンルだからこそ、結局は作品見てみるまで範疇外かどうかなんてわからないし
テッカマンって〜と
変身するたび体に大ダメージ入るんだな
それはブレードか
このスレ的にはダメージより、変身するたびに少しずつ人間やめていく方が良いのかな
テッカマンじゃなく仮面ライダーブレイドになるが。
異形化まではいかないけど、ふと思い出した。
ファイナルファンタジーIIって変なレベルアップのシステムで、
戦士系のレベルが上がっていくと「知性」や「精神」がほとんどゼロになっていく。
なのでゲーム終盤にはほとんど魔法系のキャラが使役する狂戦士状態になってるんじゃないか、
と勝手に想像していた。逆に魔法系のキャラはレベルアップのたびに体力が削られていくので、
終盤には半身不随になって戦士に担がれてるかも、とか。
知らない人はすまんが、
ブレードと言えば特典映像の生々しい変身シーン。
あれのミユキ版とか2の女性陣とかのを見てみたかったなあ
当店のポイントカードはお餅でしょうか?のガイドライン4
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1245163849/234 234 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2009/06/30(火) 08:11:49 ID:w/EOSWBg0
工場長「来月からうちの工場も源さんになる」
僕「えっ」
工場長「だから源さんになるんだよ」
僕「工場長がですか?」
工場長「全員だよ」
僕「名字は?」
工場長「えっ」
僕「えっ」
僕「なんで源さんになるんですか?」
工場長「ケーキが悪いからだろ」
僕「ケーキが悪いから源さんなんですか?」
工場長「そうだよ」
僕「ケーキが良くなったらどうなるんですか?」
工場長「そうなれば象さんになる」
僕「みんなで象さんになるんですか?」
工場長「そうだよ。全員で象さんになる日まで頑張ろう」
僕「何それこわい」
たしかに異形化ネタだwww
>>287 なにそれ観てぇ
生々しいってどんなの?
>>288様
このスレ的にはむしろこうでしょうか?
工場長「聞いてほしい。景気のおかげで、今日からここもみんな増産になるんだ…」
あたし「ええ!?よかったじゃないですか!あたし、うれしい!」
工場長「…そうか。君は喜んでくれるのか。こんなことに巻き込んでしまって、
申し訳ないと謝るつもりだったんだが」
あたし「何言ってるんですか?増産でしょ!増産!!なんか夢みたいだな」
工場長「よかった。君にもその趣味があったのかな。個人的にもうれしいよ。
これからはもう、辛い浮き世のしがらみは忘れて、みんなで楽しく生きていくんだ」
あたし「なんか変だけど、きっと未来はバラ色ですよ!」
工場長「うんうん。では早速だが、これがその景気だ。私はさっき食べた。そろそろ効果が…」
あたし「…ひっ…工場長!なんですかその皮膚は?…あああ、耳も!鼻も!それに牙が…」
工場長「ぱおーん、さあ、早く君も食べたまえ!ほら!ほら!」
あたし「いやあ!象さんになんてなりたくない!!…ああ!…もがもが」
…ちょっと苦しかったかな
GJw
>>285 そういえば前スレに女ブレイドの話題もあったな
ずいぶん昔にワイバーン娘が投稿されたけど、あれみたいにもともと強い異形態に変身で
きる女の子が変身して敵と戦って、途中までは圧倒的な力で押してるんだけど戦闘中に変
身が解けてしまい、それまで押してた敵に反撃され殺されそうになりながら「助けて!」
って泣き叫ぶのとかどう?
そしてとどめを刺される寸前で力が戻り、怒り狂った状態で敵を一撃で葬り去るんやけど
尚も怒りは収まらず、変身が解ける以前よりも凶暴になりなから暴走するの。
異形体でなくても成立する話なんで
流し読みしてもなにも湧かなかった
なにそのテンプレ展開
>>294 変身解けてってのがなぁ…。変身スレなんだから人の姿で泣き叫んでもつまらん。
どうせなら弱っちいのに変身してしまってピンチの方がスレには合いそうな気がする。
モンハン世界でハンターの女性5人がモンスターになっちゃうのとかどう? 人間の時は仲良し5人組だったのにモンスターと化した後は互いに壮絶な争いを始めるとか?
5人のタイプと化けるモンスターはこんな感じ
高貴でプライド互いお嬢様→ナナテスカトリ
肉食系の金髪ギャル→ラージャン
妖艶でどこかミステリアスな姐さん→オオナズチ
シャープで孤高のクールビューティー→キリン
積極的で行動派な正統派美女→クシャルダオラ
コンガになってほしいな
モンハンでモンスターになったら、狩られるところ萌えだろう
303 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 00:03:03 ID:pHRLTTTi
理性が無くなったら別人みたいなもんだろ
気の強い貧乳ナルガはいないんですか
戦う理由がわからん
多分
>>294と同じ人なんだと思うけどここは変身スレであって
戦うモンスタースレじゃ無いんだよね
しかし、変身する前と後も必要なんだよな。
変身するシーンとか設定だけとかではエロパロとしてはやり辛いしw
なんと難しい属性よw
変化シーンだけでも十分食えるけどねぇ
>>307 変化中が好きな人がいれば、変化に至る過程が好きな人もいるし、
変化後どうしたのかが好きな人もいると思う。
その辺は人の好みだな。
まぁ、変化中が好きな人にしてみれば、
変化前の話はただの人だし、変化後の話は普通に人外じゃねぇか、
だから不満が出るのも分かるが。
FFTにモルボル菌っていうのがあって、くさい息くらったら
仲間がモルボルになっちゃうんだけど、二度と人間に戻すことは
できないんだよね
オヴェリアさまーーーっっ!?
やっぱ高貴な人こそ醜く変身して欲しいなみたいな。
つーかFFTはストーリー中でもルカヴィ(悪魔)化があるな
獣化系が好きな俺はベリアス(羊)、アドラメレク(山羊)、ハシュマリム(獅子)が好き
キュクレインとザルエラはなんかよくわからんクリーチャーだな
まあ設定上は憑依に近いので、本人の意識をほぼ保てないのがナンだけど
顔キャラには効かないのが残念だ。
NPCとかにもモルボル菌したりしたいのにw
コンガ化で放屁癖とかモルボル化で口臭が
臭くなったりっていう臭い系が好きだね
314 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 13:09:46 ID:Arc6xC8A
モンハンでモンスターに変身するネタの場合、このスレで人気ありそうな変身
モンスターはどれだろう? 汚いorグロテスクな奴とか、外見が人間態と極端
に違う奴とかは人気ありそうだよな。
ババコンガ、フルフル、オオナズチ、ギギネブラ、
ゲリョス、チャナガブル、アグナコトル、ナバルデウス
この辺は人気ありそうかな
そういえばフルフルって相手の体内に幼体を産み付けるらしいね
そういった本能が理性を上回る展開があるとヨロシ
ハァ、モンハン知らないワシャ、
モンスター名を並べられてもとんとわかりませんで
スマンですがこの際、特徴説明ついでに
いっそSSでも書いていただけませんかのう
ご無沙汰ですみません。(実は
>>291は自分でしたが)
>>317様
「誤爆」?と思ってふと見たら、寄生スレ115の方と同じIDですね。
(あちらの新しい人も独特の作風で、しかもすごい精力ですね。少し分けて欲しい…)
遅ればせながら、ウケて頂いて、書いたかいがありました。ありがとうございます。
>>291と言えば、うっかり流れを切ってしまいましたが、
>>290様と同じく、自分も
>>287様のテッカマンブレードの特典映像気になります。
319 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 01:24:20 ID:hE5xVMBR
フルフルのグロさは異常
>>319 ではそのグロさを、エログロSSの形で教えて下さい。
>>320 画像検索にかけたら分かるが
まるで足と羽が生えた白いちんこ
SSじゃなくてすまん
「画像検索したらわかる」とかそういう問題じゃなくてね
もっとストレートに言うと「多少売れてるからって全ての人がモンハン知ってると思って話すなよ」
ということだろ常考・・・
「オーカーゼリー化って良くね?」
「コラム化萌え」
「3カーバンクル化ハァハァ」
「シーボッツ化で」
「デフイーターとモトルトラップの二段変化ですよ」
「ドゥドゥフェドゥ!ドゥドゥフェドゥ!」
「キキキアチョお願いします」
とか言われて全部判るのか?某大作RPGだが
ぐぐれかすって言われるのが落ち
んな、何でもかんでも全員が知ってるネタしか喋れなかったら話にならんだろ。
知らないならググればいい
足りない分は妄想でカバーだ!
一般的で無い話題を全員が知ってる事を前提に話し出して
それについて指摘を受けたらググれと来たか
なんで開き直ってるの?
なにが悪いのかわからない位常識無いの?
>一般的で無い話題を全員が知ってる事を前提に話し出して
だれもそんなことを前提に話してない件について
あと日本語でおk
>>323 ちょっと待て、デフイーターになった後モトルトラップになるってのは何か違うぞ
クルーダストは元人間だそうだが
あとはイルルカンカシュの「なかまづくり」あたりか。なるのはカッパだけど
知ってたら話に加われ
知らなかったらググるか無視しろ
「自分はわかってるから」「一部の人はイメージできてるから」って説明描写を怠るのは
物書きとして二流の証拠だ、ってじっちゃが言ってた
>>331 説明が要らないくらい、のめり込ませればいいんじゃないの?
>>332 「『モンハンなんて多くの人が知ってるだろ、説明するまでもねー
知ってる人だけ話に参加しろよ。知らない奴はググってろ』
なんて言う人は良い書き手にはなれそうにありませんね」
という皮肉だったのですが
>『モンハンなんて多くの人が知ってるだろ、説明するまでもねー
> 知ってる人だけ話に参加しろよ。知らない奴はググってろ』
誰も言ってない件についてどう思われますか
なんでそう攻撃的なんだよ
スルーしろよ
テレパシー意味も無くずっと使ってたなー
レベル上がらないから後からめんど臭いけどw
神殿でのイベントマジ最高
4でもわざと選択肢間違えてたな
真剣な話
今の若い人は生まれた時からネットが有るからか
物を調べる事が呼吸並に自然な事で他人にそれを要求するのが
失礼だとか微塵も思って無いんじゃないだろうか
後十年もしない内に社会問題になってそうだ
真剣な話その逆だと思う
生まれた時から掲示板等が有るからか
自分で調べることを知らない。なんでもひとに聞けばいいと思ってる
どこも質問厨で溢れかえって、すでに問題になってるだろう
質問こそ、知ってる人は答えて、知らなかったりする人はスルーすればいいんじゃないか?
どうしても知りたけりゃ自分で調べるだろ。
相手が知らない、わからないかもしれない話題を出しても
何とも思わない世代が出来上がって来てるんじゃ無いかって話
なんも思わないからそう言う反応が返って来るんだろうけどね
質問が失礼ってのは、話題が決まってる状態で後から入って来る人のマナーの話であって
今回みたいに話題を切り出すときの話じゃないよ
教えてクンなんて質問掲示板が有るから最近ほとんど見ない
ルールが出来上がった状態で入って来たから解らないんだろうけど
人を見下した文を連ねて、なんも思わないの?
自分の文章見直してから書きこんだほうがいいよ
>>322と
>>323とID:di3k1IQ6がただ勘違いしてるだけじゃん
今回みたいにって、別にID:di3k1IQ6が言うような問題はなにも起きてない
普段からこんだけ盛り上がってくれたらな・・・
このスレの住人全員が自分の知っている作品をリストアップして、
全員一致したモノだけを話題にする。知らない作品が話題になると
スルー又は各々でググる。
この2つだと後者の方が良いと思う
知らない作品もスルーしてられないくらい作品に餓えてるのかな
まぁ私は餓えてますがな
346 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 23:59:11 ID:fovZEiz7
おっ!珍しくスレが伸びてる!
・・・と思ってwktkしながら来てみたらこれだったかorz
流れを変えるために、ちとネタを振ってみる。
みんな、海の生き物に変身できるとしたら何がいい?
俺ダイオウイカがいい。
タコかな。軟体と触手に惹かれる
触手+痺れさせるのコンボがあるクラゲで
深海の生き物たちがいいな。
深海魚の矮雄とかかなり萌えるし。
シャチで
あの白黒結構好き
シャチ以外に選択の余地はないかと思ったが、セイウチもいいかなぁ
サメになって
人間♀を捕食したい
ヒトデかイソギンチャク
甲殻類好きなのでズワイガニやヤシガニとか
イルカも綺麗で好きだけど
>ヤシガニ
瞬間移動したり空間を歪めたりできるしな
>>356 で、周囲の人間を異形化(デッサン狂い)させられるんですね
358 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 18:07:30 ID:eeDqWxjb
私は貝になりたい・・・じゃないけどオオシャコガイで
「少女とかが異形になるのを見るのが好き」という人が多いのかと思っていたが、
自分が変化する場合でも結構個性的なものを好む人が多いのな
「イルカやペンギンかなー」くらいしか思い浮かばなかった俺はまだまだ甘ちゃんか
傍観派はけっこう多い気がする
>>「少女とかが異形になるのを見るのが好き」という人が多いのかと思っていたが
多分そういう人は今回の話題スルーしてたと思われる
変身させるならウミウシ
とりあえず触手があるならなんでも…
>>347の一声でまともな流れになるここの住人の素直さに惚れた
このスレ出身の作者のサイトが新しい小説上げてたね
女の子を触手クリーチャーに変異させて別の女の子に襲わせたいとか思う。
けれど自分自身が変異するのはそれはそれでw
海豚になって、「可愛い」と近づいて来た女の子を犯したい。
>>367 シロナガスクジラになって人間yoeeeeeeしたい
俺→女の子→モン娘→動物・怪物
だいたいこの順で変異してきたいんですがダメっすかね
>>369 俺も俺も
TFTGだと、そんな流れの絵が結構あるね
>>368 ヒゲクジラの髭を触手代わりに、女の子を口の中で犯す。
ベルゼブブの人とか今なにしているんだろう…
>>372 少しばかり仕事が忙しくなってまして……来月上旬まではちょっと、新しいものを書く
余裕はないです。
なので、すごい半端なところで止まってる
>>5-11の続きも、もうしばらくお待ちください。
ハエ娘になって魔界で手足をすりあわせてるとかでなければ問題なし。
人間大のヒドラやプラナリアはどう?
プラナリアになって分裂していくとか
分裂した自分を自身で食べるとかか。
中々にマニアックだが素敵だと思うぜ。
「もうちょっと艶っぽい顔して卵産めねぇのかこのマグロ女が!」
…ごめん。マジごめん
マグロは泳がないとしんじゃうんだお
ベットの上で泳がせればOK
いや、ここは海で泳ぐマグロ娘を必死に追いながら、平気な振りをして罵倒するのが
ダンディズム
水棲動物ネタから
>>81を元にこんなの考えたお・・・(´;ω;`)ブワッ
獣人族を束ねる四天王で獅子戸を筆頭とする最強の4人。普段は人間の姿を取っているが、
本来の姿は猛獣が巨大化・奇形化した様な怪物の姿。なお、四天王や部下の獣人の名前の
中にはいずれも正体となる動物のモチーフが隠されている。 例)熊谷→クマの化け物
いずれもそれぞれが得意とする種目の部活道を乗っ取る。
【獅戸】獣人四天王のボスで、天性ともいえるカリスマで全ての獣人達を束ねている。
物語のラスボスにあたり、他の四天王3人を凌駕する実力を持つ。金髪が印象的な落ち
着いた青年。サッカー部を乗っ取る。常に落ち着き払っているが、ただならぬ威厳と
存在感を放ち、大半の獣人から畏怖の対象とされる。部下の意見を尊重し、組織の事も
他の四天王3人(特に鷲田)に任せている。
【鷲田】四天王の副将で、彼に次ぐ実力を持つ四天王の知性派。外見は伊達眼鏡(正体
があの動物なので実際は物凄く視力が良い)をかけた理知的な青年で、テニス部を乗っ取る。
プライドが高い割に、冷静かつ紳士的な態度を取る人物。ただし他の四天王と同様、敵に対
しては容赦ない。恐るべき戦闘能力に加え、頭脳をも兼ね備える正統派の強敵。テニス部の
キャプテン兼エースとして活躍する。烏丸、鳩山、鴨井、鵜飼など多数の部下達を従えるが、
鮫島と比べると部下想いであり、故に彼女とは肌が合わない。
【鮫島】四天王の紅一点。外見は白ビキニ、腰にスカート状に巻いた布、錨型のペンダントを
かけた長い水色髪に白肌の美少女。水泳部を乗っ取り、力と恐怖で部員達を支配している。
シャープでクールな外見に反し攻撃的な性格で、高い戦闘力をも持つ。部下として多くの女子
水泳部員を従えており鮎川、鰺坂、海老原、蟹江、亀井、などの部員がいる。水中では反則的な
強さを誇るが、陸上ではまるで弱い。四天王リーダー格の獅戸に想いを寄せている。正体があの
動物なため、肌のざらつきが悩み。
【熊谷】四天王の一人で、最初の壁として主人公達の前に立ちはだかる事になる。大柄で恰幅の
良い巨漢で、見た目通りの体育会系。下品で声が大きい。仲間と共に柔道部員達をリンチしていた
粗暴で傲慢な漢だが、憎めないキャラ。他の部員に猪口、猿岡、猫沢、牛尾、犬塚などがいる。
鮫島に好意を寄せるも、全く相手にされない。四天王の中では最初に登場して最初に倒される。
これにより他の四天王達を含む獣人軍団が本格的に動き出す。
主人公達が次々と捕まえられ獣人に変化させられて、部活に入部させられ
るというシチュなら良いと思う
主人公達の勝利は要らないかな。ただ一度は勝利するが別の四天王に負け
てしまい、入部させられた部活の部長が以前自分達が勝利した相手で、部
長には絶対服従という決まりがあって自分より弱い奴に卑屈に従う
という展開があればイイ
「獣人、亜人の類がバトルしあうスレ」
といったスレが別にあってもいいかも、と、ときどき思う。
バトル中変身が解けて困る、というのもそっちに合いそう。
…なんとなくだけど。
確かに
>>381は変貌よりもバトルも方が好きそうだ。もしかして妖怪娘の人?
いつもの設定厨さんでしょ
そんなことよりさ。モンハンネタの方がタイムリーで面白そうだよ。3が出て熱いし
キャラクターの設定だけで抜けと申すか…
設定というとあれか
アリスソフトの女の子モンスターのひとつ
人形つかい だったかな
何それこわい…
>>382 萌えそうなシチュエーションなんだが、
学校侵略されてるのに外に情報が漏れない理由とか、
侵略されてるのに生徒が学校外に逃げずに登校する理由とか、
なんで部活に所属する必要があるのかとか
もうちょっと細かく詰めた方がいいかもな
というかぶっちゃけ一本書いて欲しいな
獣化させられて服従とか萌える
>>390 俺が
>>382なんだが
部活に強制入部は上下関係・ヒエラルキーやを理解させるため。他に獣人に成り立て
のヒロインに獣人のモデルとなった動物の仕草や習性(犬だったら尻を嗅ぐとか)を
部活の先輩獣人が教えてあげる。最初は無理矢理に獣人にさせられたので嫌々やって
いたが日を追うごとに当たり前に行うようになる。その頃になると、異性に対して魅
力を感じる基準が変わってくる。例えば、理想の男性は細身で知的な男という考えが
、筋肉質で野生的な雄に変わる。その変化が始まると、出会った頃は怒りや嫌悪感し
か抱かなかった部長の身体的特徴や行動の一つ一つを好意的にとるようになり、尊敬
をし始める。尊敬が恋心になると友人または先輩獣人に相談。獣人になってからも彼
氏無しで奥手のヒロインは『手を繋いだりしてアピールすれば良いのか?』という質
問をすると、思考が完全に獣人化した先輩or友人は手を繋ぐという行為の意味が全く
理解が出来ず『自分達は獣人なのだから雄の前でセックスアピールするのが常識』と
返答。ヒロインも疑問を感じながらも返答を受け入れる。するとヒロインの思考も完
全に獣人化。ヒロイン自身も先ほど自分が言った、手を繋ぐなどの人間同士の恋愛行
為が理解出来無くなる。先輩or友人のアドバイスどうりに雌らしく部長にセックスア
ピール。初セックスは部長による豪快なSEXで獣人らしく獣のような雄叫びをあげな
がらヒロイン絶頂。獣人の部長はハーレムを持っている。部長にとってヒロインは一
匹の雌に過ぎないので、別の雌の所に行く。翌日、部長の考えを知ったヒロインは気
に入ってもらう為に所構わず必死に媚びまくる。SEXも部長の機嫌を損ねないように自
分から腰をカクカク・ヘコヘコ振るような媚びたSEXをするようになる。
という妄想が浮かんだんだが残念ながら俺にはSS書く能力が無いんだよ……orz
長っ
SS書く能力無いと言ってるがここまで書くんなら
あと台詞とか描写を多少追加するのもあまり変わらんと思うが
あと改行して
物語フルで書けなくても、獣化シーンかエロシーンオンリーだけでもいいぞ
カフカの「変身」をエロパロ化出来ないだろうか。
ある朝目が覚めると少女は虫になっていた。
>>391だが
物語の序盤の設定は、世界には知られていないが獣人の存在は昔からいた。
獣人達は人間より高度な知能と強靭な獣の肉体を持っている。『愚かな人類
は我等獣人に管理されるべきだ』という思想が獣人達に広まる。そして現代
、人類との戦争が勃発。戦争中期には高度な知能と優れた肉体を持っていた
獣人も、数に押され始める。しかし、獣人達は人間を獣人にする技術を開発
。支配地域の人間・捕虜を獣人化。この頃に獣人同士の子供である純血種と
、人間から獣人になった雑種という差別化が起こる。戦争後期、純血の獣人
と比べると能力の低いが数の多い雑種獣人により人類敗北。
というのが本編始まるまでの設定。
ヒロイン達は生き延びた人類のレジスタンスに所属。が、捕まえられ改造。
獣人への改造は思想を変えることは出来ない。仲間を人質に取られ、思想矯
正の為に獣人の学校に強制入学。人類敗北から数年後なので周囲は初等・中
等部で獣人教育を受けた雑種が周りに沢山と各部活部長の純血獣人。
ヒロインの設定は思想矯正後とのギャップを付ける為に凛々しい芯の有る感
じの美少女。
本編終盤の思想矯正後は同じ雑種の前では『〜だ。』と、言い切りの口調が
純血獣人が表れると『〜ですぅ。』『〜ますぅ。』というような媚びた口調
に変わる。
から
>>391へとっていう設定だけは思い付くんだが、
>>392職人でも無い俺にはSS
はホント無理だ……。他力本願だが職人さんお願いしますとしか言えないよorz
他人に書いてもらうの前提なら逆にここまで設定書いちゃうのはちょっと嫌らしいかな
自由度なくなるじゃん
「俺好みの話を作りたいから色々決めてきた。あとは脚本さんお願い」って
ゲームや映画の企画担当や監督じゃないんだから
あと改行って文節の途中じゃなく区切りのいいところでできね?句読点の後とか
いや設定は萌えることは萌えるんだけど・・・萌えるんだけどー
ゴメン2chで3行以上書き込んだこと無かったから改行の間隔もよく分からないんだ。
それに最近は話題は有ったがSSが投下されないんでチンコがどうにかなりそうだったんで、1時間以上かけてひり出した妄想が上のなんだ。
確かに俺自身、上の書き込みをした後は達成感で『俺って監督の才能あるんじゃねーの?』とか思って書き込みから個人特定→業界からのスカウトのコンボも夢見てたことは認めるよ。
不快な思いにしてゴメン少し自重するorz
>>396 変態過ぎワロタ。良い意味でだけど
ROMってる間にシチュ考えて投下すればだれかの糧になると思うの
獣とか獣人を扱うスレ多いから難しいかもしんないけどがんがれ
>>396様
読んでみたいです。ギャップがいいですね。フルにSS化しないまでも、
とりあえず設定や状況は読み手に知られているということで、
途中のワンシーンを書いてみるのもいいかも、と思いました。
宛内高校…ここは県内でも屈指の水泳部が盛んな高校でありそのレベルは全国でもトップクラスだった
そこの水泳部では部員ランキング性を実施しており、上位五人が大会に出ることとなっていた
「まさかここまであの怪我がここまで響くなんて。」
彼女は鮫島有栖、今までずっとトップクラスを維持してきたが
怪我により練習を休んだ結果、タイムがかなり落ちてしまった
「大会まで後少ししかない、流石にこの期間だけでタイムを元に戻すのは難しい。このままじゃ大会のメンバーからはずされちゃう」
(おまえの悩み解決してやろうか)
「だっ、誰なの!?」
(誰と言われてもなぁ、まぁおまえたちが妖怪と読んでる存在だな)
「その妖怪が何故私の悩みを解決してくれるっていうのよ、まさか代償に魂をよこせとか言うんじゃないでしょうね」
(代償?そんな物いらないぜ、無償で悩みを解決してやるよ)
「本当でしょうね?なら解決してみなさいよ、でも後からよこせといってもあげないんだからね」
(おっ、契約成立だな。なら早速)
普通に考えればおかしな話しなのだが、今の彼女はメンバーに残るのに必死なのと
あまりに突拍子すぎて現実では無く夢だと思ってしまったのである
だがこれは現実だった
彼女の体は妖怪が何かを唱えた瞬間変化していった
全身の肌が青白くなっていき歯は全てするどい牙になっていた
その姿はまさに人間の肌を全て鮫肌におきかえたような姿だった
「なによこれ!?」
(なによこれって水泳部のくせにそんな事も知らないのか、鮫肌だよ鮫肌これを身につけると泳ぐのが速くなるんだよ)
「そんな事知ってるわよ。早く元に戻してよ」
(無理だな!と言いたい所だが一つだけ条件がある。
今から水泳で俺が連れてくる五人に勝てば元に戻してやる)
「何でそんな事聞かなきゃいけないのよ」
(元に戻りたくないのかな、マァ俺は別にそれでもいいけど)
「クッ、水泳で勝てばいいだけでしょ、やってやるわよ」
(決まりだな、じゃあ移動するぜ)
「陣内さん?」
そこには鮫島の後輩の陣内がいた、彼女もまた大会メンバーに選ばれるほどの実力者だ
だが目線が定まっていなく催眠術にでもかかっているようだった。
(事がスムーズに運ぶように催眠術をかけておいた、
だからと言って実力は変わらないからな
お前もその姿は見られたくないだろ
なぁに勝負が終われば催眠術はとける)
「そいつは有り難いわ、早くしましょう。一刻も早く元に戻りたいんだから」
(せっかちな奴だな、ほれスタートだ)
「ちょっ、いきなりすぎるでしょ。
こんなにスタートで遅れたら勝てるわけな…えっ何よこのはやさ。これがこの肌の力?」
(ん?元に戻るのが惜しくなったか?)
「なわけないでしょ!」
といいつつも心かにこの速さを捨てる事の惜しさが芽生えていた
元からのセンスに変化した体の効果も合間って鮫島がどんどん差を広げゴールした瞬間
「えっ、何なのこの感覚は?何かが入ってくる、すごく気持ちいい。」
そう鮫島が感じた時彼女の意識は飛んだ。意識を取り戻した時には水からあがっており陣内はいなくなっていた
(目が覚めたか、次がつかえてるんださっさといくぞ)
「陣内さんはどこへやったの?」
(なぁに消しちゃいないさ、直にあえる)
この時彼女の背中から背鰭が伸びていたのだが、彼女には何も違和感がないのか
その変化に気付くことなく次の試合へと臨んでいった
そして二人目、三人目と勝つごとに指がなくなり足がひらべったくなる、鼻が突き出て口が裂けると肉体が変化していったが
それに伴うように彼女の心も変化していった
「この速さはもう手放したくない、そして勝った時に得られる快感無しではもう生きていけない」
(五人目勝利か、約束通り元の体に…)
「待って下さい!人間なんかにもう戻りたくありません」
(戻りたいだの戻りたくないだの身勝手な奴だな。まぁいいだろ俺は優しいんだ)
「ありがとうございます」
(だがその体でお前にやってもらうことがある)
「この体でいられるのならなんでもやります」
(しばらくすると俺の事を快く思ってない連中がやってくる、そやつらと勝負し同族に変えてしまうのだ)
「勝負して同族に…もしかして先ほどの五人も?」
(そう、お前は勝負して勝った者を吸収し魚人に変える力を持っている
明日にでも卵を産めるはずだ
生まれたばかりだと先ほどのお前のように拒絶するだろうからお前が導け)
「本当に馬鹿でした、こんなよい体を拒絶するなんて
でも大丈夫ですわ、こんなにいいものすぐにみんなも大好きになりますわ」
(期待してるぜ)
宛内高校水泳部が魚人だけになるのもそう遠い話ではないだろう
GJ
肉体の変化に引きずられるように時間差のある内面の変化は好きだ
>>381>>382の設定から無理矢理俺が萌えれるような設定を作った結果がこれだよ
文章は稚拙だし、結局設定ほとんど原形とどめてないし
人間慣れないことはやるもんじゃないな
後はまかせたぞ
>>396よ
>>394様
>そして現代 、
>人類との戦争が勃発。戦争中期には高度な知能と優れた肉体を持っていた
>獣人も、数に押され始める。しかし、獣人達は人間を獣人にする技術を開発。
>支配地域の人間・捕虜を獣人化。
(*改行は成形しました)
自分はツボなんですが、ここのあたりの情景を勝手にSS化するのもありでしょうか?
…ただ、ご許可を頂いても、今月中は多分無理です。…というか、実はいつになるか分かりません
「なら何も言わずに書けるときに書いて、書けたら投下しる」
というのが正論なのは重々承知ですが、お伺いはしておきたいのでやっぱり書き込みます。
>>405 いや、がんばった
慣れないのに形にした勇気に乾杯!
>>406 無理しないで、気が向いたらでいいんじゃないの
>>394です。
自分の考えた設定をSSにしてくれるなんて本望です。
こちらが許可をするというよりも、むしろお願いしますorz
>>405さんも有難うございます。期待に応えられず申し訳ありませんが、ホントに自分は文才無いんですよ……
お前さんたち優しすぎだろ…涙が出ちゃいそうだぜ
いい流れだし萌えるが、文才無い文才無いど卑屈消極的になるのはいただけない
スイーツ(笑)小説でも読んで
「なんだ、こんなものでも売れてしまうのか」
と自分に自信を持たせるとかw
>>411 自信を通り越して「こんなレベルのもの書いて金貰ってるなんて人生舐めてるとしか思えない」という憤りすら感じる
むしゃくしゃして「私が出撃する!君はもう帰れ!」とばかりに俺も書いてこようかと思ったが
サガ2とアイマスDSが終わるまで待ってくれ
らりるれろ! らりるれろ!
FOX HOUNDの担任が全員キツネに、とかはさすがに安直すぎるか。
サガで思い出したがGB版のサガ3って、
人間キャラが肉食って獣人に変化し、
更にもう一度肉食べるとモンスターになるんだよな。
黒歴史扱いされてるゲームだがこのスレ的に見ると萌えかも。
>>394様
そういえば獣人って人間に「化け」たりできるんでしょうか?特に雑種の場合。
できる、とすると、獣人化は「悲劇」と言うより「能力が増えた。ラッキー」という感じになり
萌え度が減る反面、話が作りやすくなる面もあると思います(e.g.「信じていた仲間が、実は…」)。
いずれにしても精神の変化も進むので不可逆性の要素は残るとは言えるし、
「化けられるけど精神力を消耗するので長続きはしない」とか、
「あまり完全ではなく元通りにはほど遠い」(e.g.変身前の本郷猛がコップを握りつぶす)とか、
「縛り」つきでなら大丈夫だということもあるでしょうか?
一応伺ってみます。
>>415さん
>>394です
内面が徐々に変化する描写が好きなので、余り考えていませんでした。
が、ある程度一時的に身体を人間へと変化させることが出来る方が物語の幅が広がって良いですよね。
ということで思いついたシチュ
獣人には人間になる特殊能力は無い。
人間から獣人、獣人から人間に変化するには大型のカプセルみたいな装置を使用する。
人間の軍・レジスタンスにスパイを送り込みたい。
しかし純血獣人は極度の人間嫌いなので人間になりたがる者がいない。
元が人間であった雑種も獣人の教育を受けたので同じ意見。
なので純血獣人は獣人の『人間になりたくない』という考えから人間に変えることを刑罰に利用する。
純血は雑種の中から、獣人化される前は敵として優秀であった者を選別する。
人間になって敵地でのスパイ活動を命令される。
これには、純血への絶対服従の忠誠心を抱くように教育された雑種達であっても許容出来るものではなかった。
以前であれば人間に戻れると聞いたならば喜んだだろうが、心まで獣人化した元人間のかつての強敵達は必死に人間の身体に戻りたくないと訴える。
しかし、純血が雑種の懇願を聞くはずもなく人間に戻される。
『敵地でのスパイとしての任務をやり遂げられたら、再び獣人の身体を与えてやる。』と言われ、敵地に潜入。
捕虜になった獣人の救出。また、潜入先での自分の助手となる人間を拉致して仮設基地での改造。その際の獣人化を嫉妬と怒りで睨む。
という感じの妄想が浮かんだんだ。変態でゴメンorz
エロパロ板で変態は褒め言葉
>>416最初は一学園内に収まる学園物を考えてたけど、国家や社会全体をも巻き込む大規模な話の展開に
なりそうだが、これもこれでいいな。
>>401GJ!!
四天王らが指導者的な立場にあるとしたら、四天王達が3年生で主人公やヒロイン達が1年生って事に
してはどうだろ。主人公達にしても、新しく高校生活が始まりwktkしてた矢先に変化が・・・!!
って具合になると思うし。
あとサメ娘と他の四天王とのシチュを幾つか妄想してみた、
ライオン→恋心を抱くも気付いて貰えず単に「優秀な配下」としか見られてない事に切なさ全開
ワシ→水泳部員を脅迫してた所に現れたワシに忠告される。反撃に突っかかろうとしたら「ハンペン女」
と軽く揶揄され傷つく。ライオンにその事を訴えるが彼にもまともに取り合って貰えず涙目
クマ→振り払っても懲りずに付きまとうクマを気色悪がる。後日、クマが倒された時には(一応殺されては
いない)表では「彼がやられてせいせいしたわ」と言うが、裏では同僚として彼の身を少なからず案じる姿が・・・
他人の獣化に嫉妬、ってのはいいな。
420 :
415:2009/09/20(日) 16:35:39 ID:ylcqTDoY
>>416様
なるほど。
アイデアのところですが、何重かに屈折した心理がすばらしいです
逆に
人間としての自我や未練をあえて残して、一時的に人間になれる薬や術を使われ
「我らの不利益になる行動をしたらすぐに獣に戻してやる
良い仕事をしたらもう少し薬or術を使ってやろう」
と言われ、泣く泣く人間の仲間を売る羽目になる、とかも萌える
・良心の呵責から人間をかばう
→獣に戻り捕まっておしおきとして輪姦やエロ調教
・仕方ないと自分に言い聞かせて利己的にスパイ続行
→「簡単にかつての仲間を裏切る者はいずれこちらも裏切るかも知れん」と
ある程度用が済んだら見限られ、殺されこそしないものの性欲処理担当に
…と、どの道獣化エロ要員になるんですがね!
あと人化の薬か術にエロい副作用でもあれば萌え
効果を切らすと獣人に戻るだけでなく
全身感じ過ぎて身動きすることすらままならぬ著しく激しい発情状態になるとか
ヒトは万年発情期。
つまり獣人に人化薬を使うと、年中発情しっぱなし。
獣人軍団は名前に必ず動物が入ってるとか、自由に人間態や獣人態にチェンジできるとかの設定とだいぶちゃうね…
簡単に姿を変えられると、改造されてもすぐに人間に戻ればいいだけだでヒロインの葛藤が伝わりにくい。
それに改造された直後に獣人万歳!な展開も興ざめと思った
ところで、せっかくその設定で書いてくれるって人いるのに後付設定
どんどん追加され続けると書きづらいと思うぞ…
SS書きはその中から自分が萌える要素だけ抽出するだろうけどな
DBZのフリーザやセルが女の子だったら萌えそうだ
428 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 13:35:16 ID:qtaNLHFv
サイバイマンとかになってほしい
ブウ女の子版
>>425様
とりあえず
>>415=
>>406です。実は最終的には好きなように書くだろうと思うのですが、
ネタ元の意向を全く無視はよくないだろうなと思ってのことでした。
以前「自由に人間態や獣人態にチェンジ」という設定もあったのは見落としでした。
そういえば人間体になれる、なれないで言うと『クレイモア』のパターンもあるかと。
「妖魔」の肉を移植されたことで妖魔と互角に戦える戦士たち(クレイモア)。
妖力を解放するにつれ戦闘力等が上がるが、姿も人間離れしていき(サルor鬼に近づく)、
限度を超えると人間体に戻れなくなる。突き抜けて妖魔を超えた「覚醒者」になってしまうと
心身共に完全に人外のものとなるが(姿は爬虫類系、昆虫系、神話の怪物系など多様)、
妖力が格段に上がったため、自在に人間に化けられるようになる。
ちなみに妖力解放は性的に近い快感を伴うらしく、男性の戦士を作ろうとしたら
みんなこらえ性がなくて、妖魔の肉を移植する端から覚醒者になってしまったので、
今の戦士はみんな女性、という…
多分有名だから細かい解説要らなかったかもしれませんが、一応のまとめで。
>>431 リフル×ダフが好き。
「私に耐えられるのは、ダフくらい」ってのがエロい。
>>430以前「自由に人間態や獣人態にチェンジ」という設定もあったのは見落としでした。
別に気にせんでもええんちゃう?(´・ω・`)小説はGJ!やと思うし。
>>432 今月号ので一気にリフルが好きになった
傷ついているのが妙にエロいし、一途でツンデレだし
覚醒体に人外成分が少し物足りないのがたまにきず
アニメ版のリフルは『N・H・Kにようこそ!』の岬ちゃんそっくりの声で喋るんですよね。
「あれ?おっかしいなあ〜」とか、なんだかキャラもちょっと似ている。
むぅ〜っ(`ε´♯)
437 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 00:18:20 ID:W8rcMJ/a
声牧野なの?
クレイモアもこのスレ向きなのか
このスレ向きそうなアニメ
らんま1/2
犬夜叉
クレイモア
ドラゴンボール
どれも人外の化け物に変身するキャラが最低1人はいる
らんまがこの世界への扉でした
強いて言えば、らんまはシークエンスがない一瞬変身なのと
動物のデフォルメ具合が強いのが難
…噴霧器でゆっくり濡らせば過程も見えるのだろうか
ごぶさたです。「みんなでぞうさんになる」以来新作書き込んでなかったmaledictです。
>>406でむくむく育った妄想を投下させて頂きます。
scene1とscene2を同時に書き始めたのですが、2の方が先に上がってしまいました。
一般人獣化のメカニズムやその位置付けについて、
>>399-401様の設定を
使えていないし、NQ64vG8i様(
>>391=
>>394様)の構想ともずれてるかもしれません。
また、なんだか当初の構想以上に陰惨な話になっちゃって、
>>381様のさわやか学園ものとはかけはなれたノリになってしまいました。
以上、すみません。
タイトルは「獣人vsレジスタンスscene2」です。内容は
>>394様のカキコの、
>そして現代 、人類との戦争が勃発。戦争中期には
>高度な知能と優れた肉体を持っていた
>獣人も、数に押され始める。しかし、獣人達は人間を獣人にする技術を
>開発 。支配地域の人間・捕虜を獣人化。
という時代の一エピソードです。
なお、BBSPINKは2ちゃんより一レスの上限が大きいらしい、
ということを今さら知ったので、試みに一レスの行数を増やしました。
獣人軍の要塞都市、シャークシティ。街全体の入り口である巨大な門の
前に、コート姿の女が立つ。女が誰であるかを認めた守備兵たちは、
さっと青ざめ、一斉に銃を構え、女に向ける。
突きつけられた銃に覚える様子もなく、女が淡々と言う。
「銃は下ろしていいわ。抵抗する気はないの。ほら」
女はそう言ってコートのボタンを外し、ぱさりと脱ぎ捨てる。
その下から現れた肉体は、何の衣類もまとっていない。
すらりとした、それでいて豊満な、そして、鍛え上げられ、あちこちに
傷のある裸身をさらした女は、両手を上に挙げて言う。
「あなた方の軍門に下るわ。わたしを獣人に改造して」
ネズミの獣人である守備兵たちは警戒を解かず、女に銃をつきつけ、
通用口の前のゲートを顎で指示する。獣人の一人は詰め所の中の通信機に
向かい、内部の上司に連絡を取る。
女が素直にゲートの中に入ると、通信機から女性の声が響いてくる。
「ふん。爆弾の類を体内に隠し持っているわけではなさそうね。だけど、
たちの悪い細菌兵器の類を隠していたり、あるいは本人が感染している
可能性もあるわ。検査車両を回すから、そのままそこに留め置きなさい」
やがて検査車両が到着し、女を収容する。血液検査、胃洗浄、浣腸。
さらに、体中の傷のうち、比較的新しいものに次々にメスが当てられ、
危険なものを埋め込んだ手術痕でないかどうか、確認がされる。そんな
屈辱的で残酷な扱いを受けながらも、女は終始無言で、冷静な表情を崩さない。
数時間の検査が終了し、担当者が通信機に向かう。連絡を受けた担当者は
運転者に指示を出し、検査車両は女を乗せたまま発車する。
後ろ手を縛られた先ほどの女が、鮫の獣人の座る玉座の前に引き出されている。
獣人は女を見下ろし、愉快そうに言う。
「獣人になりに来た、という言葉に嘘はないのね?『レジスタンスの
ジャンヌダルク』と言われたあなたが、どういう風の吹き回しかしら?」
全裸の女、通称ジャンヌは静かに答える。
「戦いの中で、人間であることの弱さ、醜さにようやく目覚めたの。
わたしは人間である前に一人の戦士。そして戦士の美徳は強さ。より大きな
強さを手に入れるには、獣人になるしかない。それに気付いたのよ」
鮫の獣人はくっくっくと笑って言う。
「そらぞらしいわね。顔に嘘だと書いてあるわ。何をたくらんでいるの
かしら?……でもいいわ。お望み通り、あなたを獣人にしてあげる。
お気に入りの動物があれば言いなさい。意向は極力尊重してあげるわ」
「ならば、猫に」
「猫ねえ。……豹や虎ではだめかしら?」
「いえ、どうしても猫に。……昔、ミーニという名の猫を飼っていた。
だけど不幸な事故で死んでしまった。獣人に生まれ変わるなら、あの子と
同じ種族になりたいの」
考え込んでいた鮫女は、猫族の長らしい獣人に声をかける。
「何とかならない?この女はそんじょそこらの人間とは違う。第一級の
戦士なのよ。意向は尊重してやりたい。それに、知ってのとおり、愛する
種族への獣化は、精神の獣化を促進させるわ」
考え込んでいた猫族の長は渋々という口調で言う。
「昨日、敵前逃亡の罪で投獄されたオスがいます。彼に、刑を免除する
代わりに『獣化役』を委ねるお許しを頂ければ」
「いいわ。許可します。連れて来なさい」
やがて刑吏に捕縛されたオス猫の獣人が連れられてくる。獣人は怯えきった
顔をしている。
「堪忍して下さい!『獣化役』なんてごめんです。何でもしますから」
「黙れ。我らが主直々のご命令だ。おとなしく従うのだ」
猫族の長にそう怒鳴りつけられ、オス猫の獣人はうつむくしかない。
鮫女が言う。
「我らがこの戦に勝つためには、優秀な人間たちをもっともっと同族に
取り込んでいかねばならない。意識改革が必要だ。いいわ、今後もし鮫の
獣人を希望する男の人間が現れたら、わたしが獣化役を引き受けましょう」
一同は唖然として鮫女を見つめる。猫男もそれを聞いて覚悟を決めたようだ。
「その女を獣化させればいいんですね。わかりました。薬を」
手渡されたフラスコの中の緑色の液体を、猫男は目をつむり一気に飲み
干した。猫男はたちまち苦しそうな顔になり、ひざをつき、腹を抱えながら
うずくまる。
「……うう、うう……ぐわああああああ……」
猫男の全身から緑色の粘液のようなものが染み出してくる。そしてそれに
押し流されるように、猫男の全身の毛が抜け落ち、粘液と共にどろどろと
床につたい落ちる。猫男は仰向けになり手足をばたばたさせる。
「ぐわああ!ぐわあああ!」
やがて痙攣のような発作がやみ、同時に猫男の股間のものが固くそそり立つ。
今や一本の毛もなく、緑色の粘液に覆われた奇怪な猫男が、仰向けのまま
深呼吸をしている。
「準備ができたようね。始められるかしら」
「お任せを」
むっくりと立ち上がった猫男は、後ろ手を縛られ床に座らされている
ジャンヌに近づく。ジャンヌの表情はさすがに固くなる。猫男は彼女の後ろに
立ち、無造作にその尻を持ち上げ、後背位の姿勢でいきなり陰茎を挿入する。
くっ、という声がジャンヌから漏れる。猫男は腰を動かすことはせず、
背中から彼女にしがみつき、その胸を両手でわし掴みにする。そして自分の
全身から流れ出ている粘液を抱きすくめた女の体に塗りつける。
ぬちゃ、ぬちゃ、という音と共にジャンヌの体もまた緑色の粘液に覆われて
いく。ジャンヌは眉間にしわを寄せ、襲い来るただならぬ感覚を必死で
こらえている。やがて彼女の顔から足先まで完全に粘液が塗られると、
猫男はようやく腰を前後に動かし始める。その顔に、ここに連れられてきた
ときの嫌悪の表情はもはやない。今や猫男は薬物の与える歪んだ衝動の
虜となり、快楽に陶酔しきった顔で、夢中に腰を動かしている。
「おお!おお!おおお!うほぉおっ!!!」
猫男が絶頂に達する。同時にジャンヌも堪えきれない様子で悲鳴をあげる。
「ああ!あああ!何か!何か入ってくる!!入ってくるぅぅ!」
陰茎が引き抜かれ、全身から糸のように粘液を引きながら、男が離れる。
その前にいる、陰部から緑色の液体をしたたらせたジャンヌが苦しみ始める。
うつぶせのまま、体を丸め、とどめようもなく生じ始めた急激な変化に
抗しようと無駄なあがきをする。全身から毛が生え、耳はとがり、瞳孔の
形が変形する。口からは鋭い犬歯が生え、触毛がのび、指からは鋭い爪が生える。
「ああああああ、があああ、がああああ、ぐああ、ぎゃああ…んぎゃああ、
んゃああああ…にゃああああああああああああああ」
猫そのものの鳴き声をあげたとき、ジャンヌの変形は完了する。床に座る
生まれたばかりの獣人が、ぜえぜえと荒い息をあげながら、うつろな目で
自分の手足を見つめている。そんな彼女に玉座の上から声がかかる。
「さて、これであなたも獣人になったわけだけど、ご承知の通り、獣化は
人間の思想を変えることはできない。あなたが本当に獣人になりたくて
ここに来たなら、何の問題もない。だけど、何かよからぬ計画を腹に抱えて
きていたとしたら、そのよからぬ計画は消えずにその腹に残り続けている。
だから、わたしたちとしては、しばらくの間あなたから目を離すわけには
いかない。あなたが本当に心までわたしたちの同族になったと確信できる
までは、不自由な思いをしてもらうわ」
獣化の衝撃から早くも立ち直り、先ほどの冷静さをとりもどしたジャンヌは、
平然と答える。
「にゃあ。労働力の無駄使いよ。言ったでしょ。わたしは獣人に憧れてここに
来たの。こうなれて心からうれしいし、仲間たちと一緒に人間を狩りたくて、
この新しい体を早く使ってみたくて、うずうずしてるわ」
顔を歪めて笑いながら鮫女が言う。
「その冷静な口調が怪しいのよ。油断のならない女。とりあえず、まる三日間、
『特別メニュー』を用意するわ。その後にちょっとしたテストをする。
それで判断することにするわ」
そう言ってから部下たちに向き直り、命令を発する。
「『特別室』にこの女を連れて行きなさい。そして、猫族のとびきり毛並みの
いい男を、四人ほど選んでおきなさい」
鮫女は次に、所在なげに立ったままの猫男に目を向ける。男は薬の効果が
切れてきたらしく、人間の女と交わるという、不自然でおぞましい行為への
不快感が蘇ってきた様子だった。そんな様子を気の毒そうに見ながら、
鮫女が声をかける。
「ごくろうだった。賓客用の個室を用意しておいたから、次の任務までよく
休んでおくがよい。毛もすぐに生えそろうだろう。心配せずとも、お前の
新たな任務については家族にも同僚にも他言無用との箝口令が張られている
はずだ。それと、お前がよければだが、あの新しい猫女の『導き手』の一人に
任命してやってもいい。お前はあのメスにとって特別な存在だからな」
猫男は感きわまりない、という顔で主を顔を見る。
「手厚いご配慮。ありがたきことにございます。ただ、『導き手』の件は、
恐縮ながら辞退させて頂きます。不快だからではありません。全く逆です。
あの人間は、とびぬけて美しい猫女に生まれ変わりました。これ以上彼女と
関われば、私は彼女が忘れられなくなるでしょう。でもそれは困るのです。
私には妻も子供もいます。私は家庭を壊したくはないのです」
そう言って猫男は去っていった。
後ろ手を縛られたまま、ジャンヌは「特別室」に放り込まれた。特大の
ベッドのある、高級ホテルの一室を思わせる部屋である。やがて四人の、
猫族の基準で言うと飛び抜けた美男子と言うべき、上品な毛並みの男たちが
入ってきた。
一人が代表して、優雅に一礼してからジャンヌに声をかける。
「やあお嬢さん。君の『導き手』に選ばれたメンバーだ。よろしくお見知り
おきを」
それから「導き」が始まった。四人の猫男は、上品に、しかし激しく、
淫猥に、それぞれの仕方で猫族の性の手ほどきをジャンヌに加えた。その
傍ら、猫族であることの喜び、誇り、それに彼女が猫族のメスとしてどれほど
美しいか、他方で人間とはいかに惨めで卑小で下らない生き物であるか、
そういった言葉を巧みに、新生した猫女に吹き込んでいった。
ジャンヌは戸惑い、ためらい、怯えながらも、着実に猫族のメスとしての
性に目覚め、やがて恥じらいもかなぐり捨てて美しいオスたちの性戯に溺れ、
同時に猫族としての誇りに目覚めていった。――少なくとも、そんな変化が
彼女に生じている、としか思えない反応を彼女は一貫して呈していた。
三日間の「導き」を終え、優雅な男たちとの別れの朝が来た。
「今はさよならだ。だけど、近いうちにまた会おう。今度は仕事じゃなく、
一人のオスとして君に会いに来る。そのときは、僕たちはみなライバルさ。
勝つのは僕だろうが、他の三人も同じことを考えているのは否定しないよ」
その言葉に他の三人がぷっと吹き出す。ジャンヌは名残惜しそうに手を振り、
四人のオスを見送った。
オスたちと入れ替わりに、ものものしい装備に身を固めた警備兵が入り、
ジャンヌを再び拘束すると、地下に設けられた広間のような部屋に連行した。
部屋にいた人物を見て、冷静だったジャンヌの表情にほんの数ミリ秒、
驚愕の表情が浮かぶ。
「……タエコ!」
タエコと呼ばれた犬女が、片手に鞭を携えながら、冷たい笑みを浮かべ、
ジャンヌに声をかける。
「お久しぶり、ジャンヌ。正直言って、ちょっと驚いているわ。あなたが
こんなに賢い人物だったなんてね」
犬女の足下には、全裸のひ弱そうな男が、両手を縛られ、全身に傷と打撲の
痕をつけながら、ぐったりとうずくまっている。男はジャンヌの顔を見て、
驚きと悲しみの顔を浮かべて言う。
「ああ!ジャンヌさん!話は本当だったのか?何で……どうして……」
犬女タエコは男に一発蹴りを入れてから言う。
「テストというのはこの人間。この人間をあなたがみごとに殺せたら、
あなたの監視を解くわ。そういう通達なの」
ジャンヌの表情は動かない。タエコの言葉の意味をじっくりと反芻している
様子である。
タエコは、ジャンヌとは別のレジスタンスグループの幹部だった女性である。
ジャンヌたちのグループとは何度か共闘をしていた。
そのタエコのグループが作戦に失敗し、敗走中のタエコが獣人たちに拉致
されたのは一ヶ月前のことだ。身動きもとれないほど傷ついた体で、泣き叫び
ながら連れ去られていくタエコの姿を目撃した兵士の証言は、近隣グループに
大きな衝撃を与えた。――人間の獣人化、という恐ろしい新戦術を獣人側が
採用した、という事実がようやく確認され知れ渡った時期である。
殺害ではなく拉致、という敵の行動が、タエコの獣人化を狙ったものである
ことはほぼ明白だった。
果たしてそれから二週間後、主要幹部しか知り得ない極秘情報を押さえて
いるとしか思えない攻撃が始まり、レジスタンスの敗色は一気に濃厚になった。
戦場でタエコらしい獣人を見かけたとの証言も入り始めていた。――その
タエコが、やはり予想された通り、身も心も獣人化してジャンヌの前に立って
いるのである。
タエコの足下の青年も、ジャンヌには見覚えがあった。半年ほど前、タエコの
グループに入った新入りである。正義感は人一倍あるが、体力が追いつかず、
足手まといになりかねない兵員だったという記憶がジャンヌにはあった。
タエコが青年を足で転がしながら言う。
「獣人化する価値もない男よ。どう?殺れるかしら?」
愉快そうな顔で聞いてくるタエコに、ジャンヌは固い表情を崩さず、
静かに答える。
「この人間を殺せば、わたしが本当に心から獣人のために戦うつもりだと、
信じてもらえるのね?」
タエコは答える。
「言っておくけど、ただ殺せば合格というわけでもないわ。あなたの
ためらいや動揺、そういったものも含めてこちらは判断させてもらう」
「面倒なのね。いいわ。さっさと済ませる」
そう言ってジャンヌは青年に近づく。青年は怯えてジャンヌに訴える。
「やめてくれ!あんたは人類の希望だったじゃないか!そんなあんたが、
こんなに簡単に、心まで獣人になっちまうなんて!……いやだ!死にたく
ない!死にたくない!しに……ぐはっ」
ジャンヌの鋭い爪が青年の喉元を切り裂いた。首から噴水のように血を
噴出させ、青年は絶命した。
タエコが目を丸くして言う。
「お、お見事!心まで獣人になったつもりでいても、なかなかこうは思い
切れない。何ヶ月かは無意識のためらいが生じるものよ。……あんた、
本当に、人類を裏切る気満々なのね」
ジャンヌは冷静な口調を崩さずに言う。
「わたしは昔も今も自分の強さだけを目指してきた。レジスタンスで戦う
ことも、獣人になることも、わたしにとってはそのための選択肢でしかない。
それだけよ」
程なくしてジャンヌの監視は解かれ、ジャンヌは高級な個室を与えられた。
しばらくは一兵卒として働かねばならないが、ある程度実績を積めばすぐに
指揮官の地位を与える、という約束ももらっていた。
3日後、早速ジャンヌは小規模な戦闘に参加し、ただ1人で人間の兵士5人殺害、
10人拉致という驚異的な戦績をあげた。
その翌日の夜。鋭敏な獣人族の感覚をかいくぐるようにして要塞都市内を
駆け抜ける一つの影があった。
ジャンヌである。
ジャンヌはその晩6件目の訪問先である市内中央図書館に向かっていた。
衛兵がジャンヌに気付き、うれしそうな驚きの表情を浮かべ、問いかける。
「ジャンヌさんじゃないですか!お久しぶりです!でも、一体、こんな時間に
なにをうぐ…」
人間時代顔見知りだった衛兵2人を瞬殺したジャンヌは、カギを奪い図書館に
入る。目当ては地下にある情報アーカイブ倉庫と、極秘地下通路の入り口である。
監視が解かれてわずか5日足らずで、ジャンヌは隠密行動と驚異的な
ハッキング技術で、この要塞都市の急所となるべきいくつかの地点や施設の
目星をつけていた。その情報を元に今夜、半ば見切り発車で行動を起こしたのだ。
元々もっていた高い戦闘能力に、生来の暗殺者である猫の能力が加わった
ジャンヌは、まさに静かな殺人マシーンだった。地下の衛兵を殺害し、
軍事機密をハードディスクごと奪うと、赤外線監視装置をすり抜けて
地下通路に入り、要塞都市の外に脱出する。
要塞都市の近くの森に、ジャンヌは小型バイクと「糸電話」と呼ばれる
アナログホットラインを隠していた。バイクに乗りながら「糸電話」を
操作したジャンヌは、早速通信先の人物に報告を始めた。
「ミツコ?わたしよ。いくつか犠牲も払ってしまったけど、肝心の作戦は
上首尾よ。あと5分たらずで、弾薬庫が大爆発を起こすはず。情報インフラも
一昼夜は麻痺するように仕組んできた。それから、例の地下通路の全容と、
その他最重要機密のいくつかも奪えたわ。これで要塞都市は丸裸と言っても
いい。今なら、残りの戦力で十分に陥落できるはず。あとは、手はず通り……」
ジャンヌは言葉を濁した。その「手はず」とは、ジャンヌにも、ミツコにも、
決して歓迎すべき計画ではなかったからだ。
「……いいえ。それはできない。都市の中で、タエコに会ったわ。わたしの
ように面従腹背ではなく、噂通り、完全に心まで獣人になっていた。
わたしには分かるの。だって、わたしだって、多分一ヶ月、いえ、あと
一週間もしたら、自分がどうなっているか責任がもてない。獣人になる、
というのはそういうことなのよ。もうあまり時間がないの。でも、今なら
まだ大丈夫。手はず通りにことを進めて、力を結集すれば、人類には
まだまだ勝機はある」
自ら獣人を志願し、内部から要塞都市を陥落する。そんな一か八かの賭が、
ジャンヌとその同志が選んだ起死回生の作戦だった。敵を欺くにはまず味方から
の原則で、ごくわずかのメンバーにしか真相は知らされていない。
そして、作戦の最後の、決して外せない仕上げは、ジャンヌの死をもって
完結する手はずだった。それが当初からの大前提だった。さもなければ、
この捨て身の作戦が、裏目に出る危険性が常にあったからだ。ジャンヌが
意志を貫けず、心まで獣人に屈してしまう危険性だ。そうなってしまった
ジャンヌが差し出す「重要機密」は、人間どもを陥れる危険な罠であるだろう。
だからこそ、ジャンヌはその情報を真実性を証明するために、自らミツコの
手にかかり死んで見せなければならない。ジャンヌが何度も何度もミツコに
言い聞かせた、作戦の仕上げである。
「わたしがこのまま、心の底まで人類を脅かす危険な存在になってしまう
前に、わたしはこの世から去らなければならない。それにわたしはもう、
作戦のためとはいえ、何人も何人も大切な同志をこの手にかけてしまった。
罪を償うという意味でも、わたしは死ななければならないのよ」
ジャンヌは自分自身に言い聞かせるようにミツコにそう言い聞かせた。
「いい?わたしが敵のスパイかも知れないという可能性は忘れずにいて。
間違っても新しいアジトにわたしを連れて行ってはだめ。待ち合わせた場所で
わたしからディスクやその他の情報を受け取ったら、その場でわたしを殺す
のよ。いいわね」
そう言ってジャンヌは回線を切った。以前から決めていた場所はもう目前だった。
落ち合う予定の場所である廃ビルにジャンヌは入っていった。夜行性の
獣の視力をもってしても容易に見通せない暗闇。その中を記憶通り、指定した
部屋に進む。やがて闇の中に誰かの気配をジャンヌは感じとる。だが……
「誰?ミツコじゃない!?というよりも、生身の人間じゃない??」
漆黒の闇の中に、夜行性動物用のほの暗いライトが灯される。そこに
浮かんだ顔を見たジャンヌは愕然とする。
「タエコ!?どうして……どうしてここが……」
「詳しい説明はあとでたっぷりしてあげる。とりあえずそこを動かないことね。
わたしはあなたの大事なお仲間に銃を突きつけている。動いたら彼女を殺すわ」
――ミツコを殺させるわけにはいかない。ミツコは自分の身の潔白を
証明するための大事な証人だ。無論、それだけではない。大事な戦友で
あり、そして……――
観念したジャンヌは両手をあげる。やがて、一分と経たない内、どこに
潜んでいたのか、数人の獣人がジャンヌに超合金製の手錠をかけ、拘束する。
犬女タエコは、ふうと一息つき、あきれた、という口調で話し始める。
「あなたがただの直情戦争女であるだけじゃなく、心理戦にもこんなに
長けていたとはね。やっぱり見直さざるを得ないわ。でも、あなたのしかけた
爆弾は全部撤去させてもらった。情報網の混乱はすぐには復旧できないけど、
心配しなくとも、要塞都市をに攻め込むだけの兵力は、もうこの辺の人類軍
には残っていない。あなたは結局、要塞都市の中の新参者の雑種兵31人を
殺しただけ。これから、いくらでも補充が効くようになる兵力をね」
激しい絶望と無力感がジャンヌの表情に一瞬浮かぶ。だが強い意志の力が
それをねじ伏せ、いつもの冷静な表情を作り出す。
「おやおや。見上げた根性ね。素直にほめてあげるわ。あなたのトリックと
一緒にね」
タエコは意味ありげな笑みを浮かべて、話し出した。
「色々と聞かせてもらったわ。あなたが飼っていたミーニって、猫ではなくて
ハムスターだったそうね。そして、そのミーニを惨殺したのは野良猫。
以降、あなたは猫を何にも増して憎悪するようになった。あなたが一番
なりたくない動物こそが猫だった。我らが主は、あなたの猫好きという
ことばにまんまとはめられてしまったのね。
それから、あなた、男性を愛せない女性だったのね。どおりで、そこに
いる色男たちに籠絡されなかったわけだわ。あたしなんか、種族が違うのに
十分どきどきしちゃう、とびっきりのいい男なのにねえ」
目をこらしてみると、自分を捕縛しているのが例の四人組だということが
ジャンヌにはわかった。
「やあ、お早い再会だったね。にしてもあれが全部演技だったなんてね。
ちょっとだけ自信喪失しちゃうなあ」
自信満々の口調で猫男はそんなことを言う。それを聞いたタエコが苦笑
しながら先を続ける。
「心の獣人化を促進させるのは、何より獣人への肯定的な感情。愛する者が
獣人になれば、愛する者への愛はすぐに獣人全体への愛に転移する。この
心の仕組みは止めようがない。理性も意志もねじ曲げて、獣人への愛が心を
占め、二度と消すことはできなくなる。……だからね、わたしたちはあなたに、
こんなプレゼントを用意したの」
その言葉と共に小型発電機が動き出し、、廃墟の部屋に人間でも目もくらむ
ような照明が点灯する。それに照らされた、タエコの背後でうずくまって
いる人影は……
「ミツコ!ミツコなの!?……獣化……させられて……しまったの?」
そこにいたのは、ハムスターの獣人に改造されてしまったミツコだった。
そのうしろには、他の数人のメンバーがやはり獣化され、暗い顔で座り込んで
いる。よく見るとその手足は鎖につながれている。
勝ち誇ったようにタエコが言う。
「どう?この生まれ変わったミツコさんを、愛さずにいられるかしら?あなたの
最愛の女性を。そして、あなたが何よりも愛した動物の種族を!!」
ジャンヌの仮面がひび割れ、くだけた。その頬は上気し、心臓ははやがねの
如くに鳴り響く。「目がハート型になる」というのは恐らくこのような表情を
指すのだろう――ああ、なにこれ!ぷりちー!ぷりちー!!なにそのしっぽ!
なにその耳!!ああ、しかもそのお顔はちゃんとみっちのまんまじゃん!!
かわいい!!抱きしめたい!!きゅうううん!!きゅううううん!ああ、
まるでミーニが帰ってきたみたいだよ!!ミーニが人間になって生まれ
変わってきたんだね!わたしのだい、だい、だーいすきなみっちに
なって!!!……――
戦闘マシンとなり、すべての感情を押し殺してきた通称「ジャンヌダルク」
の心に、暴力的なまでの「愛」が注ぎ込まれ、まさにその主導権を握ろうと
していた。
その感情に追い打ちをかけるように、ミツコは悲しそうな顔でジャンヌに
告げる。
「ジャンヌ、もうおしまいだよ。これからは獣人として生きていこうよ。
一緒なら、わたしはいやじゃない。ジャンヌだって、すぐにいやじゃなく
なるはずだよ」
ジャンヌの心に疑問が浮かぶ。いくら何でも、心のの変化が早過ぎは
しないか?一体、ミツコに何が起きたのか?
その疑問を見抜いたように、ミツコは立ち上がり、部屋の奥においてある
ディスプレイのスイッチを入れながらジャンヌに言う。
「ねえジャンヌ、聞いて。もう、人間界にあなたの居場所はないの。
わたしたちの一か八かの賭は、明らかな失敗に終わったのよ」
ディスプレイに映った映像は衝撃的なものだった。
「な……いつのまに、いったい、どこにカメラなんか……」
うろたえるジャンヌの前に繰り広げられていた映像は、あの地下広間で
ジャンヌがひ弱な青年を眉一つ動かさずに殺戮するシーンだった。さらに、
その後の戦闘でのジャンヌの残忍な戦いぶりも、逐一記録されていた。
ミツコが悲しそうに言う。
「この映像が、全世界に何十回と放映されたわ。人類の最後の希望、
ジャンヌダルク堕つ!というテロップと共にね。この衝撃は人類軍の士気と
戦意を削ぎ、大量の脱落者を生んだわ」
くっくっくと笑いながらタエコが注釈を加える。
「わたしのアイデアなの。隠し撮りなんて全然気付かなかったでしょ?
こういう陰湿な作戦は、純血種には思いつかないらしいのね。わたし自身にも
絵になりそうないいシーンはたくさんあったんだけど、一つも映像が残って
いないの。もったいない話だわ」
暗い声でミツコがそのあとを続ける。
「あなたがあてにしていた人類軍の『十分な戦力』なんて、もうどこにも
残ってはいない。要するに、わたしたちは負けたの。象徴であるあなたの
降伏によってね。人類のだれも、あなたほど強くはなかった。それがあなたの
誤算。わたしたちのアジトもすぐに突き止められ、あなたを送り込む作戦も
あっさりばれたわ。あなたは泳がされていただけだったのよ。
そしてまだ残りの人類の誰も、決してあなたが人類の味方だなんて思って
くれないわ。わたしたちの作戦を知る者はほんの数人。ここにいる、獣化
されてしまったメンバーだけ。だからもう、あなたを受け入れる人間はどこにも
いないの。あなたとわたしが帰るべき場所は、獣人の世界だけなのよ!
ねえジャンヌ。みんなで獣人として生きようよ。みんな一緒なら、前とは
そんなに変わらないはずだよ。これからこの世界は獣人の世界になる。
それだけのことだよ」
いいながらミツコはジャンヌに接近し、後ろ手に拘束され、床にうずくまる
ジャンヌの頬に手を当てた。
「獣人への愛がまだ足りないなら、わたしが手伝ってあげる。もっともっと
わたしを愛して!わたしを愛せば、あなたの心は獣人の本能を受け入れる。
わたしが、あなたの本当の『導き手』になってあげる」
ミツコから出た「導き手」という言葉が、ジャンヌを後ろのオスたちの
方へ振り向かせた。
「あんたらね!?あんたらがミツコを洗脳したのね!?種族が違うのに…」
犬人タエコの言葉を思い出しながらミツコはいった。
「ご名答!……『洗脳』はひどい言い方だと思うけどね。じっさい、種の壁
なんて僕らにはないに等しいんだ。それに、その子、君に惚れているのは
事実だけど、君ほどの男嫌いでもないみたいだよ。丸一日の『導き』が
終わる頃には、心底うっとりして僕たちの愛撫を待ち望むようになったよ」
ミツコはそれを聞いて何を思い出したのか、うっとりした顔になって
ジャンヌに言う。
「あんなに幸せな時間はなかったわ。だから今度は、わたしがあなたに、
その時間を与えてあげるの。それも、一日でおしまいなんていう寂しいの
じゃなくて、一生続く喜びの時間だよ!」
ミツコの指がジャンヌの胸をまさぐり、別の指が下半身に伸びる。唇が
唇に重ねられる。そしてぬるぬるした尻尾が、まるで別の生き物のように
ジャンヌの肛門にまといつく。
「ああ、はあ、はああ、はあああ、はう、うっく……にゃああああ、
にゃああああ」
ジャンヌの中の獣の本能に火がつき始める。抵抗をあきらめたらしい
ジャンヌは、襲い来る快楽と、四人組にたたき込まれたらしいミツコの
超ハイテク性戯に、その身と心を委ねる。
「ううん……ううん……もっとぉぉぉぉぉ……もっとぉぉぉぉぉ……みっちい
……みーにぃぃ……好きだよう……大好きだよう……あああん、もっと
もっと好きになっちゃうよう、好きになっちゃうよう……やだよう……
人間がきらいになっちゃうよう……ああん、でも、もっと、もっと、
もっとおおおおおおおおおおお」
ジャンヌのリクエストに応え、ミツコの責めは激しさを増す。それは
あまりに淫猥で、レジスタンスの同士も、四人組も、タエコも、明らかな
性的興奮に刺激され、どぎまぎしはじめる。
「もっとぉぉぉぉ、もっとつよくうぅぅぅぅぅ」
言われるまま愛撫の激しさを増すミツコに、ジャンヌは身をよじる。
「ああああああああああ、いっっちゃううぅぅぅぅぅぅぅ!いっちゃぅぅぅぅぅぅ!!
だめ!!いっちゃったら心までけだものになっちゃう!
やだ!いきたくない!いっちゃだめだあたし!いっちゃだめだ!!
いっちゃ………らめええ」
「だめ」は性的興奮においては禁断の言葉である。だめだだめだという
言葉は、さらなる興奮をあおり立てる火種にしかならない。ジャンヌは
全身を紅潮させ、強烈に身をよじりながら迫り来る絶頂を受けとめようとする。
「らめ、らめ、らめえええええええええええええええええ……んぐふ」
激しい痙攣と共に、ジャンヌの背中でびしっという音がする。同時に
ミツコも達したらしく、びくんという痙攣と共にぐったりとジャンヌの上に
しなだれかかる。
ぐったりしたジャンヌはそんなミツコを温かな、しかしどこか悲しげな
目で見ている。
「ミツコ……ありがとう。今楽にしてあげる」
言葉と同時に、ジャンヌの鋭い爪がミツコの首の両側に突き刺さる。
両手を引き抜いたジャンヌの上で、ミツコが血を吹き出しながら絶命する。
ただならぬ事態に四人組とタエコが愕然としたとき、すでにジャンヌの
姿は消えていた。きょろきょろとあたりを見回す四人組の背後に回った
ジャンヌが、ほとんど一瞬で四人の頸椎をへし折る。それから、哀れにも
捕縛されたままの獣化したかつての同志を、ジャンヌは順に殺していく。
一瞬のうちに、部屋の中で生きているのはタエコとジャンヌだけになる。
タエコは武器を持つ間もなく、ジャンヌに組み伏せられ、喉元に鋭い爪を
突きつけられている。
タエコがあきれて言う。
「まさか超合金の手錠を引きちぎるなんてね。よほどの力なのか、それとも」
いやらしい笑いをうかべて、続ける。
「よほど性感が強力なのか。どっちなのかしらね」
ジャンヌはそれを無視し、いつもの低い声で言う。
「何か言い残すことはない?せっかくだから聞いてあげるわ」
タエコは言う。
「言い残すことね。まず、聞いておくわ。どうして獣人への愛を拒むことが
できたの?」
ジャンヌが答える。
「わたしの中の猫の本能が愛するミツコを殺させた。そんなおぞましい
本能、多分一生かけても肯定なんてできない。わたしは一生自分の体を
呪いながら生きていくでしょうね」
タエコは首をふる。
「問題のすり替えよ。第一、猫獣人がただのネズミに殺意や食欲を覚える
ことはあっても、ネズミ獣人に殺意やら食欲やらを覚えることなんて
ありえない。獣人同士は種族の違いを越えて愛し合うものなのよ」
ジャンヌは淡々と答える。
「それはお前らが獣人同士平和的にやっていくためのタテマエの理屈だ。
都合のいい法則をでっち上げて互いに自己暗示をかけ合っているだけだ。
獣人が獣人同士うまくやっていくなど、多分できない。いずれネズミは
猫と、猫は犬と、知力と死力を賭けた殺し合いを始めるだろう。
わたしにはわかる」
タエコはしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
「遠い未来のことは肯定も否定もしない。だけど今のところ獣人は互いに
互いを尊重して生きているのは事実よ。でもあなたはその絆を自ら拒んだ。
あなたは自らの心から獣人への愛を根絶してしまったの。もうあなたを
受け入れる獣人はいないし、あなたも獣人を受け入れることはない。
もちろん、人間たちもあなたを拒み、殺そうとする。いずれそう遠くない将来、
あなたの中の人間の心が完全になくなれば、あなたは生あるものを殺すことしか
頭にない魔獣になるわ」
淡々とジャンヌは答える。
「魔獣か。それもいいわ。そんなのが多分、わたしにはお似合い。そして
きっと、わたしのような存在は自然界に必要なのよ。獣人すら脅かすような、
天敵の存在がね。……さよなら」
ジャンヌの爪でタエコは絶命した。
やがて、何もかも失った美しい獣は、すべてを飲み込む漆黒の闇の中、
どこへともなく姿を消した。
<了>
以上お粗末でした。それでは…
>>465 大変良いものを読ませていただけました。
作品全体のダークな雰囲気は相変わらず魅力的なのですが、崩しかたが素敵で、今までにない読了感を覚えました。
それに加え、ストーリィ性、描写、展開。どれをとっても完成されたものと感じました。
maledictさんの作品の中でも最も好きになってしまったと言っても差し支えないと思います。
追記。私用で申し訳ないのですが、先日サイトのメールフォームからお便りをお送りしました。メーラに送信履歴が残らないものなので不安なのですが、きちんと届いておりますでしょうか。
>>466様
お褒め頂き光栄です。なんかかゆいです。
メールは届いておりますです。
すばらしいです。最高でした。
GJ!
獣化に伴って本能の支配が理性を上回ったり精神変化が好きな俺にはツボでした
堕ちちゃったルートも見たいくらい
まあ人死にとか鬱展開は避けられなさそうだけど
ミツコにメロメロなジャンヌ・・・の姿に俺がメロメロだ
好評だったみたいでありがとうございます。
もとをただせば
>>81様
>>381様
>>382様=NQ64vG8i様の
設定あっての話です。萌える素材をありがとうございました。
>>468様、ありがとうございます。うれしいです。
>>469様、考えてみると自分の話の七割方がそのパターンでした。
チツゲルゲ方式(故・九条蘭子様)といいましょうか。
>>470様、当初の予定ではミツコと仲むつまじく、という構想もありえたのですが、
なんだかそれは彼女には似合わない、とい気がしてきてこうなりました。
>>471様、いわゆるデレの部分をひたすら抑圧してたんです、多分。
なんかウルトラバイオレットって映画思い出した
ジャンヌがミツコに萌えるとこがコミカルで好きだ
今後は一匹オオカミ(猫?)として生きていくんだろうけど
多分宿命と向き合いながらも自分を失うことなく生きていくんだろーな
まぁこのスレ的には堕ちた方が(ry
前から聞きたかったんだけど、
>>381様はなぜ泣いているんでしょうか?
そういえばサガ2の肉くいモンスターとかどうだろう
>>476 これ女性が人外へと変貌していくスレなの?
>>475 ネタ的には人が肉食って獣人やモンスターになれるサガ3の方が美味しいかもな、肉だけに
肉で変化と言えばシレンもそうだな
半虹のスレでアスカが肉食ってデブータとかの魔物になった後に犯される、とかそんなネタが出たこともあったか
scene1を書きかけたのですが、いわゆる「マッハ堕ち」ありの設定にしないと
話が滑らかに進まないような気がしてきました。でもそこは多分
>>394様のツボなので
簡単に導入してはいけなさそうです。「神経系に負荷がかかり、廃人になる」等の
副作用があることにするとか、何か手はあるかもしれませんがもう少し考えます。
楳図かずおの蛇女いいよね
脱皮するとことか凝っててさ
482 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 13:02:33 ID:agChX/Sf
楳図センセの異形化はいいぞぉ。
いくつかあるが、どれも俺にはツボだった。
>>473様
ウルトラバイオレット未見です。ちょっと気になります。たしかバイオレットという
超人ヒロインと「紫外線」をかけてる名前なんですよね
ジャンヌの今後については「もともと一種の精神的異形(というと可哀想だけど
誰にも真似できないほど強い)だったのが、収まるところに収まったのが魔獣」
というようなイメージもあったのですが、たしかに自我を失って暴れ回るような
変貌の仕方は似合わない気もしますね。続きがあるかは別にして、少し考えてみます。
ミツコに萌えるシーンはなんだかウケがいいなあ。といいつつ、書いてる本人も大好きですが。
>>483様
実はアリ人間の女王だった美少女が異形化した手を見せて、
「これで土を掘っているうちに、身も心も完全なアリ人間になるの」という主旨の
萌え萌えのセリフを言うのは「笑い仮面」だったでしょうか?
そのシーン以外覚えがないのでネットで調べてみたんですが、いまいち確信がもてない。
>>482 猛禽類は視力が良い。
それだけじゃなくて、目の中心が望遠レンズだったりする。
>>484 「笑い仮面」で合ってるよ。
あれもそそられた。
まさか雷句のSQでの読み切りが蟲化とは予想外だったぜ
488 :
生焼酎:2009/10/03(土) 19:58:19 ID:FwFnaOkr
「う、うーん…」
ここはどこだろう。そういえば私は何をしていたのだっけ。
自分の名前は…思い出せる。だが他の事は一切思い出せない。
「おはようございます、ようやくお目覚めですか」
「あなたは…誰?」
機械を通していると思われるノイズ音まじりの声が語りかけてきた。
あたりが真っ暗なせいでどこから発せられているかはわからないが
声色からして男だろうか。
「私は山中一郎と申します。都内の私立中学で理科の教師を
やらせて頂いてます。どうやら…薬がよく効いているみたいですね。
あなたは私の教え子だったのですよ。とはいっても10年も前の事
ですが…まあそんな事はどうでもいいです。」
相手の言葉を信じるならば、私はどうやらこの男…昔の教師に
誘拐されるか何かしてどこかに監禁されているようだ。
489 :
生焼酎:2009/10/03(土) 19:58:47 ID:FwFnaOkr
「さて…では始めましょうか。モンスターバトルを!!」
突然あたりが明るくなり広い競技場のような施設と周りを取り囲む
大観衆が私の目の前に飛び込んできた。どうやら私はその施設の中央に
いるようだ。奥のゲートが開き虎ともサイとも象とも似つかない大きな
動物がこちらに地響きを轟かせながら迫ってくる。
「あなたには数時間前とある薬品を注射させて頂きました。
もうそろそろ効果が現れてくるはずですが…」
驚いたことに山中の声はその動物から発せられていた。
体が何か熱っぽい。バキバキと私の体が音をたてて変形し始めた。
手足の爪がかぎ爪のようになり尾てい骨のあたりから長い尾が
生え筋肉は盛り上がり体全体を緑色の鱗が覆い尽くす。
顔が前方に突き出すように伸び口からは鋭い牙が顔を覗かせる。
頭から大きな2本の角と背中からコウモリのような翼が生え変形は終わった。
今や私の体は目の前にいる獣の10倍ほどの大きさになっていた。
「しまった!強くしすぎた!命だけは助けてくれ!!」
私は相手を踏みつぶした。
「ぎゃあああああーーーーーーー!!」
巻き起こる大歓声。私は勝ったのだ。運命と言う名の戦いに。
終わり
誰かなんか言えよ・・・
いきなり投下されたものは怖くて読めん
今回もぎゃー強くしすぎたーまでしか読んでない
中学生の仲良し二人組が帰り道に宇宙寄生体に寄生されて、二人で一人のぐちゃぐちゃした異形の戦士に。
二人が抱き合ってキスして舌を絡め合うと体のあちこちから触手が生え、皮膚が変色しはじめて肉がボコボコ膨らんでお互いの肉と癒着する。
血管が激しく絡み合って結びつき、神経が繋がると互いの思考と理性も混ざって戦士の人格に組み替えられて、臓器もドロドロに溶け合い再構成され、骨格まで融合して変身。
こんな感じで誰か書いてくらはい…
どこぞの半分こ怪人…。あれはどっちかというと憑依系か。
>>488(-
>>489)様
わははは、「しまった!」って、一体何がしたかったのか!?山中一郎?
迂闊さが『グランセイザー』の電通院先生に通じるものがありますね
(…覚えている人います?)
>>494様、自分は、ウルトラマンAやバロムI(愛)(怪物ランド)のような男女合体変身でもいけます。
ジャミラは良い設定であった
>>492 そのネタいただきーっ!ってわけじゃないけど
書いてみるか。
女の子同士か男女幼馴染のどっちかでやってみよう
>>495 ダムを壊しちゃっても、後悔するだけで特に被害を抑えようとはしないんですね。
何となく気にはなっていたのですが、
>>394でのNQ64vG8i様の設定をよく読むと、
自分の話が位置すべき人類軍敗北前の時期に、人類軍を「レジスタンス」と
呼んでいるのはちょっと変だということに気付きました。
とはいえ、大型の近代兵器、ハイテク兵器を駆使した人と獣人の戦争を描ききる
自信は自分にはなく、圧倒的優位に立つ獣人軍に抵抗する人類のゲリラ軍、
というイメージで書きたいとは思っているので、
>>444-464を自サイトに再録するにあたり、
「レジスタンス」を「人類軍」に書き換え、タイトルを直し、下記のような前書きを加えました。
-------------------------------------
――古来より存在した、人類より高い知能と強靱な獣の肉体を備えた種族、獣人。
彼らの間に「愚かな人類の獣人による支配」という思想が広まったとき、獣人と人類との間に
戦争状態が勃発した。
獣人の人類制圧は当初一方的なペースで進み、獣人によるこの惑星の支配もほぼ間近と
思われた。だが、集団としての人類の底力は獣人たちの予想をしのぐものだった。
獣人と人との戦闘によって荒廃した廃墟に、あるいは、獣人の支配する都市の内部で密かに、
人類の抵抗勢力はゆるやかな共同戦線「統一人類軍」を再結成し、ゲリラ的な反撃を開始した。
高い知能と強靱な肉体を誇る獣人軍にも、数の上での圧倒的不利を補う術だけはなく、
人類軍の反攻は着実に進みつつあった。
しかし獣人軍は、この状況を一挙に覆す切り札を投入した。
――人類の獣人化の技術である。
この新たな戦術によって獣人と人類のパワーバランスに新たな不均衡が生じ、
戦況の行方は再び混沌とし始めた。ここに述べるのはそのような時期の一つの記録である。
--------------------------
他にもちょこちょこ手を加えたので未読の方はリライト版をお読み頂ければと思います。
(既読の方もよろしければ…)
アドレスは
>>1に過去ログ倉庫として紹介されているものと同じですが、下記です。
ttp://book.geocities.jp/maledictarum/ 異形化ネタは「作品リスト」の下の方にあります。
>>487 「女の子は、スカートを捲られると、嬉しい。」
「ここなら、誰にも見られないな…」
肩で息をしながら、湊(みなと)は幼馴染の手を離した。
背中の中ほどまで伸びたポニーテールと、同級生と比べても少し大きめな胸が呼吸に
合わせて上下している。
それも当然だ。彼女は校庭での光景を目の当たりにするなり、呆然とする幼馴染の手を
引いてここまで走ってきたのだから。
「変身するぞ、勇(ゆう)」
凛とした声で、彼女は幼馴染の彼に向き直る。
「……」
しかし当の本人は、同じく呼吸を荒くしながら、ただ俯いているだけだった。
「……勇?」
訝しがって、湊は顔を上げない彼に歩み寄る。目の前に立つと、女子でも長身な
湊と、男子の中でも小柄な方の勇の身長差がはっきり分かる。
「……こわいよ、湊」
か細く震える、勇の声。
「こんな時に、何を言って──」
「怖いんだよっ!!」
呆れた湊の口調をかき消して、勇が叫んだ。
「湊は怖くないのかよ!?変身するたびにおかしくなっていくのが分かるのに!」
困惑する湊を他所に、彼は今まで感じていた、囚われ続けていた不安を吐き棄てていた。
「湊と混ざるたびに頭がぐちゃぐちゃになって!でもそれが気持ちよくて!ずっとこうしていたい、
なんて変な意識が出来て!もう戻れなくなったらどうするんだよっ!!」
「勇…」
それは、彼女が抱えていた不安と同じものだった。
中学三年生に進級した初日の、あの帰り道。雑木林に落ちた流れ星を二人で見に行った、あの日から、
ずっと湊が抱えていた不安。
「それなのに……それなのにっ!どうして湊は平気で変身できるんだよ!」
そこでようやく湊を向いた勇の顔は、不安と恐怖で塗りたくられていた。涙こそ流れてはいなかったが、
幼い頃の泣き虫だった幼馴染のイメージが、湊の中で重なっていた。
「……平気じゃないさ、私も」
僅かな間があって、湊は優しく微笑むと、彼の背中に手を回し、ぎゅっと包み込んだ。
幼い頃、勇にそうしていたように。
「私も、怖いんだ。本当は。もう二度と二人に、元に戻れなくなるんじゃないかって思う」
その声はいつもの凛々しい湊とは少し違い、凛々しさの中に弱々しさが混じっていた。
「でも、な。みんなを守れるのは、私達だけなんだ」
それでも気丈に語りかけるのは、彼女なりの強がりなのかもしれなかった。
「私が身勝手なことを言っているのは、充分理解している。私を、恨んでくれてもいい」
そこまで言って、港は勇を抱く腕にほんの少し力を入れる。
「だから、もう少しだけ、力を貸してくれ。いつか私一人でも、変身できるように」
しばし、静かな時間が流れた後。
「……卑怯だよ」
勇の腕が、同じように湊の背中に回される。
「そんな言い方されたら、断れないじゃんか……」
「勇……」
頭一つ低い勇が視線を上げ、頭一つ分高い湊が視線を下げる。
お互いのすぐ鼻先には、お互いの顔。
「ん……」
その距離が0になるのに、さして時間はかからなかった。お互いの唇がふれあい、すぐに
その隙間からくちゅりと、舌が絡みあう音が漏れ始める。
それと同時に──
「ふあっ」
「うう…」
彼の背中を強く抱く、湊の右手の甲から
彼女を強く抱きしめる、勇の左手の甲から。
皮膚を割って、血管の様なものを周囲に浮かび上がらせながら、目玉がぎょろりと姿を現した。
上にあった融合変身ネタの前フリって感じで。
後編は後日。
>>501-
>>502様
まだ変身が始まりかけた段階なのにかなり興奮しました
一瞬どっちが男か戸惑いましたが、気の強いいわゆるボクっこと
小柄でシャイな少年のペアなんですね。倒錯的で、微妙に百合風味で、素敵です。
「変身するたびに異形化が進む」ネタも入っていて、しかもそれが
「くっついたまま離れたくなくなる」というものだというあたりが非常にそそりました。
いけないいけないと思いながらもしないわけにはいかないというシチュは大好きです。
続編激しく期待です。
ときに、ひとつひらめきました。
当初の流れからすると本末転倒な感もありますが、
>>81様、
>>381様の話を、
NQ64vG8i様の設定でいうと獣人軍団の本格的な人類制圧前にもってくるのはどうでしょう。
来るべき人類制圧のためのシミュレーションとして、(お約束ながら)ある学園が選ばれ、
「人類への擬態」という忌避される任務をあえて引き受けた四人の精鋭とその部下が
「四天王」として学園に君臨する。
主人公たちのグループはふとしたことで四天王の正体を知り、大人や同級生の
嘲笑・無関心の中、孤独な戦いを繰り広げる。やがて主人公たちは人間ならではの
勇気とチームワークによって四天王を追いつめ、その陰謀を白日の下にさらす直前にまで来る
(以下のようなバッドエンドがお嫌でなければ、この辺は
>>81様(=
>>381様?)に書いて欲しい)。
だが、事前に四天王にとらわれ、心身共に獣化を受けていた仲間の一人の裏切りによって
計画は挫折、主人公たちは獣化を受けてしまう。
人間の獣化の技術はこのときすでに開発されていた(あるいは太古から存在した)ことにする。
しかし獣人の純血にこだわる勢力が強く、使用は見合わされていた。主人公たちが獣化を
受けたのは、もはやそうしない限り学園制圧が維持できなかったための、いわば非常手段で、
その意味では、獣化なしの学園制圧は人間の勇気と団結力の前に挫折したのではあると。
奇しくもこれは、後の人間対獣人の戦争の帰趨を暗示するものだったのだが、獣人は
そのプライドゆえにその教訓を活かしきれなかったのだろう、と。
ついでに、ここまで考えて、物語全体の収束先もなんとなく浮かんできました。
制圧後の獣人の世界で雑種たちが活躍し、純血の獣人にも人間にも果たせなかった
未知の可能性(さらなる異形化含むww)を切り開いていく、という前向きなラストです。
鬱展開ばかり書いているみたいですが、苦難を乗り越えた先の明るい未来、という話は大好きです。
>>503 これからぐちゃぐちゃ絡み合いながら異形化するんですねGJ
>>503 さらにぐちゃぐちゃ絡みあったまま元に戻るとこを考えても興奮する私はスライム好き。
>>503 後編激しく期待
今度は戻るところも期待したいけど難しいかな?
某所の海原みなもちゃんの新作パンダ化がツボにはまった
たたたたたたすけてっ!
水着姿の彼女達はタイル張りのプールの床をのたうち周りながら悲鳴をあげる。その傍ら
で後輩部員達がもがき苦しむ様子を独りの少女がさも面白げに見つめる。清楚な純白のビ
キニ姿で腰にはパレオを巻き、白肌に流れる様な水色の長髪が映える美少女だった。その
小悪魔的な微笑みを僅かほど歪める様子も無くのたうつ後輩部員を眺めるその表情は狂気
に満ちてさえいる。
彼女の名は鮫島有栖、帝丹高校3年生にして強豪と名高い水泳部の管理を担う部長である。
上品で柔らかな物腰に反して恐ろしい程に厳格な指導で水泳部員はもとより、他校の生徒
達からも恐れられている鬼部長だ。
彼女の足元で悶え苦しむ哀れなもう一人の美少女は彼女の後輩にあたる蟹江我沙美である。
上の続き。
少しグロいかも知れないので注意。
「んく、ふう、くちゅ……」
自身の体に起きた異常を気にすることもなく、二人はただ、お互いの口腔を舌で嬲り、嬲られている。
心拍は異常なまでに上昇し、体が熱くなっていく。
そして、異変が加速する。
しゅううううという、何かが焼けるような、溶けるような音がかすかに聞こえ始める。それはせわしなく
ぎょろぎょろと動く、目玉が生まれた互いの手から聞こえていた。
「う、うああ……」
「ふ、ふああんっ」
淫らな吐息が二人の唇の隙間から漏れ、湊と勇がさらに抱く力を強めると。
彼女の右手の周りの、勇の学生服の生地が、彼の左手の周りの、湊のブレザーの生地が。
お互いがぎゅっと押さえている、お互いの制服が溶け始めていた。
しゅうしゅうと音を大きくしながら、グレーの生地が融解し、素肌を晒し始めていく。同時に
強烈な快楽が、それぞれの性器から全身を駆け巡った。
「う、うおおっ!!」
「あ、ああああっ!!」
思わず口付けを離し、快楽に塗れた声を上げる。そして時を同じくして、二人を包む制服がそれぞれ
体のあちこちから綻び、溶けて、生まれたままの姿を晒していった。それは変容を始めたお互いの肉体から
発せられるぬめった透明な体液が、繊維質に作用しているせいなのだが、二人はそれを知るどころではなく、
ただ体を作り変えられる強烈な不快感と、それ以上の快楽に嬌声をあげることしかできなかった。
そして、変質は加速的に進んでいく。
「う、うあ、うあああ…」
ありえないほどの力で、最早押さえつけているという表現の方が合っている、異形と化した勇の左手。
その指先が赤黒く変色しながらぼこぼこと膨らんでいく。細い女の子のような指はいくつもの醜い瘤が生まれ、
爪が飲み込まれていく。
さらにそれは次第に彼女の皮膚に張り付き、根のような肉腫を張り巡らせながら彼女の背中へ埋まるように
して癒着していく。
「ああん!!くはあっ!!」
癒着するたびに、肉の根が皮膚の下に食い込むたびに、強烈な快楽が湊の意識を揺さぶる。やがて彼女の右手も
同じように変質し、勇の背中に同化していった。
互いの両肘までがそうして背中と一体化すると、今度は全身が醜く、その色を変えながら肥大化していく。
「あく、くああ、あ、あが、おげぇっ」
「んん、ひあ、ふは、ふぁああっ」
淫らに嗤う二人の顔に、理性の欠片さえ見出すことはできない。足先が、脛が、脹脛が、腿が、不気味に変色しながら
内側から歪に盛り上がっていく。盛り上がったお互いの肉がぶつかると、むにゅりと弾力で潰れながら、その境目を
無くしていく。
「うが、があ、み、なと、みなと、みなとっ」
「あはあっ、ゆう、ゆう、ゆう…」
意思の光を無くした目で、お互いの名を呼ぶ。変化は留まるところを知らず、臀部が、まだ幼さを残した秘所が、歳相応
の怒張が赤黒く染まり、不気味に膨れ上がり、肉塊となって同化する。その中では、互いの神経が、血管が激しく絡み合い、
繋がりながら新しく作り直される体のために、編み上げられていく。
すらりとした腰が膨れ上がり、湊の少し豊かな双丘が肥大化を始めた頃。離れていたお互いの顔が、再びその距離を縮める。
「みなとおオオオオ…くちゅ」
「ゆううウウウウウ…んくっ」
神経が接続され、再構成を始めたため、二人の理性や記憶や性格や感情が混ざりながら、自我の境界を失い始めた。それでも
まだ完全に統合されていない意識がそうさせたのか。意思を失った瞳で二人は愛おしそうに微笑むと、再び舌を絡め合い始めた。
「くちゅ、んう、はあ……っ」
しかしそれは舌とはとても呼べないような、管状の触手に成り果てていた。それはお互いの口の中で少しの間絡み合うと、
境を失い、融合していく。それに合わせるように、唇の隙間が埋まっていくと、湊の胸が、勇の肩が、首がぼこぼこと膨れ上がり、
二人の頭部を包み込んで、融合が終わった。
それは体育倉庫の中で、あちこちの表面がぐちゅぐちゅ蠢いていた。
それは表面に透明な粘液を滴らせ、周囲の床に水溜りを作っていた。
形容するなら、それは巨大な肉の玉。傍にあった運動会の玉転がし用の玉よりも一回りも大きい、赤黒く、紫がかった肉腫。
湊と勇が一つになった姿。
その中では、変貌と融合が最終段階を迎えていた。
肉腫の中にばらばらに漂っていた白い固体……二人の骨が形を変えながら組み合わさっていく。形を変えるもの、そのままで
骨格に組み込まれるもの、癒着して人間、いや地球上の生物ではありえない形と強度を得るもの。それらが移動して並ぶと、
臓器が作られてゆく。二人のそれを解け合わさせ、再構成しながらあるべき所へ収まっていく。
その頃には外側にも、変化が見られた。
肉の玉が急速に細動しながら、徐々に人型へ纏まっていく。じゅるじゅると音を立てながら面積を減らしていきながら、腕を、
足を、胴体を、頭部を形作り。
最後に、表面がパキパキと音を立てて硬質化しながら、変化は終わった。
人型だった。人の形をとってはいたが、それは酷く歪んでいた。
全身を覆う、鋭利な印象の鎧のようなもの。成人男性を二周りほど大きい体躯は、全身があの肉腫と同じ黒き赤に染まっていた。
頭部は滑らかな傾斜を描き、一見まるで中世の甲冑のような印象を抱く。顔面に口や鼻らしき部分は見当たらず、仮面を被った
ような雰囲気。ただ、細長いスリットのようなものが形作られており、その奥では紅く発光する目が、禍々しさを放っていた。
もはやそこに、二人の面影は無く。
湊と勇が変貌を遂げたなれの果て、異形の戦士は片手で鍵のかかった倉庫の扉を開け放つと、悲鳴と叫び声がかすかに聞こえる
校庭の方へ、ゆっくりと歩き始めた。
これで終了。
後半が擦り切れトンボになってしまって申し訳ない。
>>508 戻る描写か…
戻るっていってもこれの逆回しで戦士の体が肉塊化→二人の骨格が分離→内臓が戻る
→神経も血管も引き剥がされて編みなおし→肉塊が縮んで二人を形作る→元に戻って裸のまま抱き合って倒れている
という感じだから、逆から読めばきっと元に戻る描写に!
あと考えてるネタとしては
同じ男を好きになった姉妹が合体して異形化、サキュバスになって
二人で一緒に男を搾り取りに行くくらいかな
他にネタがあれば保守代わりにでも書き込んでみてくださいな
>>513-515 リアルタイムで遭遇してしまった…激しく乙
貴方の変化描写は相変わらずエロいから困る
あと逆回転承知w まあ異形→人化は厳密にはスレチだししゃあないッスね
>同じ男を好きになった姉妹が合体して異形化、サキュバスになって
是非!!!!
GJ!!!そしてサキュバスも最高
個人的には主人公は内気な子であってほしい
魚人水泳部は中途半端なとこで終わってるね…まとめて投稿して欲しい。
しかし女の子の名前が“がざみ”ってww
>>517 元々異形なのが人化するのは、異形化なんじゃないか?と言ってみる。
いや、それをどうすればエロいのかは解らないが。
>>521 >>1に
獣・蟲・妖怪など主に女性がに人外へと変貌していくスレです。
てあるからじゃね?
細かい事だが人が異形に変わる事が重要て人もいるだろうし。
禁を犯した竜が罰として人間女に堕とされるってのを考えてみたが、
(雌竜がヤられつつ人間女に変身していくとか、雄竜がだったらTS込みに出来るなとか)
変わった先が人じゃ、結局人エロになっちまうんだよな…
俺はだけど、その肉体(と精神)が変わっていく過程、というか
自分がなりたくないものになっていく(されていく)ことこそが重要なんだと思う。
竜であれ悪魔であれ、賢明で強大な力を持つ上位種族が卑しく無力で認識能力の低い人間に堕とされるのも
可憐な美少女が(人間の価値観的に)醜い獣や怪物に変化させられたりするのも、俺にとっては等しくツボ。
既出意見だけど、そこがエロけりゃ性交なくても大変エレクチオンいたします俺は。
524 :
魚人水泳部:2009/10/09(金) 01:13:05 ID:0RkwH2YA
そこらの高校2年生とは思えない豊満な胸は朱色のビキニから、今にもはち切れんばかりだ。
タイル張りの床に四肢を投げ出して仰向けに倒れ、はあはあ喘ぎながら悶える様子は一層
官能を刺激するようである。
口から吐息と涎を垂らしながら必然的に天井を仰ぐ。上から覆いかぶさる様にして彼女の
視界に入ったのは彼女が恐れて止まぬ鬼部長の可愛くも凶悪な微笑み。プールの水、では
なく全身から湧き出る汗で身体中が濡れた疲れと恐怖の中、視線を逸らす事もできない彼女
と目を合わせる様に鮫島は彼女の表情を覗き込む。
「怖がらずとも宜しくて。あなたには素晴しい身体を授けますわよ。」
常人が取るごく当然の反応として、蟹江には先輩の話すその意味がさっぱり分からなかった。
鮫島先輩はふざけているのだろう、そう信じたかった。が、明らかに違和感がある。彼女の
知る鮫島先輩は日頃からそうふざける様な性格ではない。彼女と過ごした2年間の付き合い
から蟹江はそう感じた。そして何よりも、今目の前にいる鮫島先輩の表情は明らかに後輩に
悪ふざけをしている様子ではなかった。鮫島の水色の瞳は、その冷ややかな輝きに反して
何とも形容し難い喜悦と、これまでに無い異様な熱気を帯びていた。
「獣人学園」…と書き込もうと思ったら「獣人病院」という連想が浮かんだw
魚人の名前にみんな魚の名前が入ってるとしたら最初は作れる部員少なそうと思ったけど、意外と人名に入る魚及び水棲生物って多いね(´・ω・`)
海老、鮎、鱒、ハゼ、亀、鯵、梶木、貝…この辺は苗字にありそう。
ネーミングはサザエさん風で雰囲気的にはワンピースのアーロンパーク編みたいな感じかなww>魚人水泳部
>>527 調べたら全部発見
海老名、鮎川、鱒渕、沙魚川、亀田、鯵坂、梶木、磯貝
後こんなのもあった
鱸、鱶口、鱧谷、鰻池、鰹木、鰈崎、鰯谷、鰰田、鰤岡、鰡、鱈場、鯖戸、鯛中、鯰田、
鰐部、鰍沢、鰆目、鯉沼、鯨井、海月、花烏賊、蛙石、獺越、雲丹亀、目高、金魚
529 :
魚人水泳部:2009/10/13(火) 11:06:36 ID:DmyDqMle
鳥の獣人(テニス部員)も沢山作れそうだね。
鳩山、雀部、烏丸、鶴間、鷺沢、鴇崎、白鳥、鴨居、鵜殿、鷹野、目白、目黒
・・・とこんなに作れる。
苗字だけでなく名前でもOKなら水泳部員は他に、
宇津穂、勝雄、満太、安康(さだよし)、要張(めばる)
とかが作れそう。まあウツボ以外は男子部員になるけど;
ペット系や家畜系、使役動物系は
名前もそうだが何の部活に所属させたものか
動物×部活でミスフル思い出した俺は負け組
猿野の夢にそんな話しはあったが
逆に名前に動物の漢字って意外と少ないのだろうか
>>530 家畜の役割はやっぱり家畜ってことで、性欲処理同好会で良くね?
普通に獣化させただけじゃ反逆する恐れがある自我の強い危険分子とか
「こんな奴を仲間にして戦うなんて士気に関わる」というくらい獣人軍に被害を与えた敵とかが送られて、
従順になるまでもうただひたすら、ぐっちょんぐっちょんに
エロパロなのにストレートなエロネタには反応が鈍い不思議なスレである
なんかエロい話出たかな…
個人的に変身の描写にしか萌えないので背景とか変身後にどうのこうのとかそこまで重視してないっす
こういう小説読んだ後に、次からフカヒレや蟹脚とか食べる時に変形した美少女の身体の一部を食べてると妄想するのって俺だけ?
まあ上の食材は中々食べないにしても豚変化の小説読んだ後にトンカツ食う時とかどう?
個人的には死が絡むと萎え通り越して鬱になるから無理かなー
食事の時なんてまず考えないし、もし一瞬思い浮かぶことがあってもすぐ忘れるようにしてる
まぁ変化したまま生き地獄を味わうのはひょっとしたら屠殺より辛いかも知れないけどな
あ、でももし死にネタのSS書く予定だとか、そういう事だったら構わず書いて欲しい
序文に注意書きは欲しいけど
異形化するにしても
ちゃんと女の子の面影が残ってたほうがいい俺は少数派なのかな
本来のギリシア神話のスキュラさんなんて理想的
絶世の美人さんなのに腰から下だけ毒薬を浴びて怪物化ですよ
でも正気を失って心まで怪物化してるのは残念なところ
ちゃんと自我を保って悲しみにくれる日々だったり
とりあえず上半身は美女なんで口とオパーイでやってみようという英雄が現れたりする展開を
希望したかったところだ
俺的にはギリシャ神話なら熊の話が好きだがな〜
息子とばっちりワラタ
542 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 07:43:25 ID:EOr/4S8x
例えば、蛇が大嫌いな女の子が
不条理な呪いで下半身が徐々に蛇化とか
いぃ嫌ぁぁ
とか初めは嫌いな生物のTFに悲鳴をあげてたのが
次第に意識が変化していくとかツボだな
っで下半身蛇娘なラミアにTFとかええな
モンスター娘はメジャーな萌えになりつつあるのに
モン娘化ってまだまだ少ないよなーサキュバス化がかろうじて多いくらい?
完全獣化や半獣化が多いよな
…いやそれも好きだけど面影ある方が好きだからもっと増えて欲しい
544 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 09:39:57 ID:Wu4JYrQ7
女の子の半獣化とモンムス化は同じように思う
オデュセウスの変身物語は私のバイブル
異形の塊の中に女の子の顔が浮かぶとかも悲壮感があってよい。
超少数派だろうけどなーw
別のスレがあるけどゾンビ化あたりも最近メジャーになりつつある気がするぜ。
>>540 堕ちきって割り切って染まってしまうよりも葛藤があり悲嘆に
暮れるほうが俺も好きかも知れない。
今までの傾向見ると少数派なのかもしれないけどさ。
>>542 つまりはるか古代にスキュラまで到達したギリシャ人最強と。
549 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 10:08:51 ID:2x4VdtqK
そうだよなエキドナと普通に子造りするは
鳥にTFして逃げた女を自分もTFして犯ってしまうし
気にいらなければモンスタ−娘にTFさせる女神とか
ギリシャ人最強だな
何に変身するかよりも、それをどうエロに絡めるかが、俺にとっては大事。
>>546 少数派じゃないと思うけどなあ
変身前後で姿がかけ離れてる方が好みだよ
蛇や魚や貝なんかで四肢がくっついたり落ちたりするのが凄く好き
某文庫にはさんざお世話になりました
水泳部のサメ娘が
>>294の状況になるとこ見てみたい。人外の怪物に変身して戦うキャラクターに
とって変身してない状態で戦うっていうのは、人間の兵士に例えると鎧を着ず、また武器も持ってない
状態のまま戦場に身を置かれる。みたいな感じだと個人的に理解してる
554 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 05:06:48 ID:roniCFIA
ライバックなら丸腰でも無問題だな
>>553 鮫「変身…何、変身できないだと!?」
魔王「ここまでのようだな、仮面ライダーシャークよ。お前を作り出したのは我らだ。その変身をジャミングするなど簡単な事
ただの人間のお前など戦闘員で十分、ひっとらえろ!!」
鮫「離せ、離せ、離せー!!!!!」
初めから精神堕ち→変身不可より、精神堕ちせず→変身不可能→精神堕ちのが俺的には好きだな
>>555 ファイズだからって仮面ネタかよ…
いいぞもっとやれ
まだ獣人学園の詳細なストーリー構成は出てないけど、もし人間の生徒達が四天王を中心とする獣人軍団に
一致団結して立ち向かうとかなら良さそうだ。TFしていく様子を映像で見たり、喘ぐ声とかを聞いてみたい
から小説の中でもアニメで見てみたい。(実際は無理だが^^;)
OP映像を妄想してしまった。
(イントロ)タイトルロゴが表示され学園に高速でズームアップ
↓
メインキャラクターが一通り登場、侵略前の平和な学園生活を写す
↓
画面暗転し喘ぎ苦しむ主人公。獣化し空に向かって咆哮をあげるヒロイン
↓
ダークな背景に四天王4人のアップ顔が高速で切り替わる。
↓
(サビ)主人公勢と四天王のバトル。クマ、サメ、ワシそれぞれの怪物が高速で切り替わりそれぞれとの戦闘シーン。
↓
(サビの最後)主人公勢全員の前に立ちはだかる四天王リーダー、ここもバトルシーン。
↓
主人公に手を差し伸べるヒロイン。主人公勢全員が晴天の学園屋上に揃い、
遠くを見つめるようにしてEND.
シャナUの『JOINT』やマクロスfの『ライオン』みたいな躍動感ある曲で。
書きづらくなっちゃうと作者さんにマズイから、そういうのはなるべく慎んで貰った方が有難いかな…(´・ω・`)
だから何だよ
そのオープニングとやらとこのスレに何の関係があんだよ
獣人学園とやらの話になると流れがおかしくなるのは仕様なのか?
まぁ落ち着こう。
このスレ的に軟体生物化ってどうなの?ウミウシ化SSをずっと探してるんだが。
サガ2DSのモンスター「あめふらし」は
軟体動物ながら程良く可愛いフォルムで良かったな
台詞パターンが女性タイプだし、そして結構強い
妖精タイプとか女性型のモンスターが
「戦力アップのために」と仲間から言われて
嫌々ながら肉食い変身したりとか妄想
ところで臭い匂いを発する生物に化ける展開に特に萌えるのは俺だけ? スカンクやカメムシとか。生物でなくても例えばウ○コの塊とか悪臭を放つ物体に化けるのでもいいな
変化過程を通じて女の子の外見だけでなく、変身前は女の子らしいシャンプーや香水とかだったのが悪臭に変化する事で、元の女の子とかけ離れたものになった実感が沸くのが何かいい。
チャンピオンでやってたオムニバス漫画で、好きな女の子に他の男が近付かない様に蛙に変えてくのがあって、良かった。
最初は食べ物の好みが変わって、蠅が近づく様に風呂に入らなくなる。
この時点でほとんどの男が近付かなくなる。
更に進むと、いよいよ姿が蛙になって、でかい人面蛙って感じになる。
ラストは、変身させた男の家の池で飼われてるっつうやつ。
蛙の肌のしっとりした質感がエロかった。
567 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 12:39:45 ID:x+Gmi1aO
パラサイトイヴに萌えたの俺だけ?
熊谷→ベリオロス
鮫島→ラギアクルス
鷲田→リオレウス
獅戸→テオ・テスカトル
蟹江→ショウグンギザミ
>>567 1だけプレイした
ネタとしては面白いのだが
設定上、本人の意識が変容でもなく完全消滅して乗っ取られちゃうのが難か
あとイヴにしても液体人間にしても
人間キャラの異形化後の姿が個人的にはパッとしなかった
アヤ・リバレートの姿は割と良かったけど
2は知らんが、結構良いのか?
2はいきなり人間が爬虫類みたいになる敵が出るが
あれはバイオハザードを悪い意味でパクったゲーム
マヤたん羽化最高
2は買って触ってみたものの
バイオ慣れしてなかったから操作性が最悪に感じてプレイしなかったなあ
異形度は2のが高そうだ
クロックタワーもそうだけど、なんでみんなバイオ方面に流れていってしまうのか
>>567 イヴから生まれてくる子が完全に女なら・・・
なんでイブは日本でも米国でも最後にとちるんだ
以下はあくまで自分の趣味ですが、
>>553様
>人間の兵士に例えると鎧を着ず、また武器も持ってない
>状態のまま戦場に身を置かれる。みたいな感じだと個人的に理解してる
何度か繰り返された話ながら、変身がただの「パワーアップ」である場合
異形化と言うよりはヒロピンものということになり、多少カテゴリーがずれる気がしました。
(但し石森ヒーローのように異形の苦悩を抱え込んでいる場合、そこに焦点を当てれば
異形化ものになるとは思いますが)
>>555様のレスの、
>初めから精神堕ち→変身不可より、精神堕ちせず→変身不可能→精神堕ちのが俺的には好きだな
は自分も萌えます。下記みたいな感じかな。
------------------------
(仮面ライダーシャーク(女)、全裸で拘束されている)
鮫「離せ!くそっ!変身さえできれば!!」
魔王「くっくっく。心配しなくとも、すぐにまた変身できるようにしてやる。
あの裏切り者がおまえに装着した、小賢しい『人格保護装置』とやらを除去した後でな」
鮫「や…やめろ…いっそ殺しなさい!!わたしはおまえ部下を何十体と殺した宿敵のはずだ」
魔王「いやいや。気に病むことはない。我々は同胞の過ちには寛大な組織なのだよ。ふふふ」
鮫「やめろ……やめて!!」
(無情にも人格保護装置が除去される)
魔王「どうかね?気分は。我ら一族の凶悪な本能が思考のすみずみまで行き渡るのが
わかるだろう?」
鮫「…ぐ、ぐあ…い…や……や……だ……」
魔王「ふふふ。そろそろ人間の姿を維持することも難しくなってきたはずだ。これからはもう、
あの下らない解除コードも調整装置もなしに、永久に本来の姿のままでいられるはずだ」
(抵抗の甲斐なく、ヒレが伸び、皮膚が変化して仮面ライダーシャークの姿に変わっていく。
変形はなおも止まらず、その姿は容赦なく、鮫そのものと言っていい異形へと変貌としていく)
鮫「ぐわあああああああ……」
<了>
八犬士が女の子で、戦う度に犬っぽい異形に変形していく。
SSの直後に無反応でネタ出しですか
お疲れさんです
ネタ出しというか「このネタで書け!」って命令っぽいw
577 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 07:28:34 ID:ygdAItSA
某文庫でも居たよなぁ
>>574みたいな奴が
しかも変な日本語。もしかして翻訳ソフトで外人が書き込んでる?
まぁ漏れも海外のサイトには翻訳ソフトは欠かせないけど
おまいらはどこの翻訳サイト使ってる?
報告シル
そんなことより姉妹融合サキュバスマダー?
話題ぶった切ってクレクレとか
そんな事ってなんなんだ
喧嘩売ってる様にしか見えない
ageて翻訳サイトなんてスレ違いも甚だしい話題振る方も
どうかと思うがな
落ち着け
まあネタが出るばかりで肝心のSSは不作だから殺伐とするのはわかるが
女の変身ネタって外国の方が多いよな
携帯彼女
今更だが
>>573 精神堕ちを伴う変化が大好きな俺のツボにハマった
普段はせいぜい哺乳類系の獣人萌えで、鮫はそれほどでもない、という俺でも萌えた
585 :
573:2009/10/21(水) 12:01:20 ID:lxqKCouS
>>584様
感想ありがとうございます。ここで定番の「脳改造」だと一瞬で堕ちてしまうので、
肉体変容と共にじわじわ(といっても速いけど)精神変容が進む設定にしました。
1レスネタに蛇足すみません。
あ、軽いSS有ったのね
堕ちるの好きだが堕ちた後は苦悶も葛藤もないと物足りないので
堕ちては戻り堕ちては戻り繰り返して欲しい
精神はほとんど変わらないまま体が異形化するのみが好きな俺は少数派か・・・
とりあえず俺も
>>573みたいに自分の好きな感じのシチュを書いてみるが文才が無いからひどい文章しか書けんかった
------------------------
女剣士「あなたたちのような醜い魔物は私が倒してあげるわ」
そして女剣士は強いのでどんどん魔物を倒す
女剣士「残るはあなただけよ」
敵ボス「俺を簡単に倒せると思っているのか」
女剣士「私の剣技を受けてみろ!」
敵ボス「ぐはぁ、やられたぁ
しかしただでは死なぬ・・・
最後にこの魔法を食らってお前の醜いと言っていた姿になってみろ!」
敵ボスは魔法を放つのに残っていた力を全て使って死去
死の間際に搾り出した言葉だったので女剣士には最後の方はよく聞こえていなかった
女剣士「ふう、ここら辺の敵は思ったより弱かったな
それにしても最後の魔法というのは何だったのだろう、何も起きないな・・・」
〜数分後〜
女剣士「さて、ここら辺にもう敵はいないみたいだし、帰るとするか
・・・あれ、なんだか体が熱い」
その後、女剣士は見た目が異形へと変わり、今後どうしようか絶望するのでした、めでたしめでたし
>>588 俺もだ
てかそっちのが多いと思ってたけど違うの?
姿が異形化して、精神が徐々に変化するのがええな
まず本能的な性欲や食欲に自我が飛んで、意識が戻ると恋人を捕食した後とか
獣と交尾した後に意識が戻って
最初は自己嫌悪してるが、何度も意識が飛んで本能的行動が次第に多くなっていくとか
細かいところで食べ物の好みが変わるとか好き
>>589 これって最終候補ですか? おめでとうございます!
これのネタも異形化でしょうか。読める日を楽しみにしています。
>>592 最初は意識が完全に飛んじゃってたけど、段々意識が完全に飛ばなくてもヤっちゃうとか好き。
>>594様
ありがとうございます。
最終候補だそうです。春の『SF JAPAN』誌に最終選考の経過が載るのが慣例なので、
通るにしろ落ちるにしろ、拙作がプロの偉い先生に切り刻まれる様子が載るはずです。
で、異形化ネタ(改造ネタ)です。何らかの形で皆様に公開できる日が早く来ればと思います。
あ、話ぶった切っちゃってすみません。
自分は精神変化はある方がいいですが、「変わり終わって」しまうと少しがっかりします。
ただ、変わってしまった先があまりに普通の人間の理解を絶する奇天烈な思考回路に
なっていたりすると、その「精神的異形」ぶりはそれはそれで萌えるネタになります。
さらに、変容過程の別の女の子などが、かつての友人と現在のギャップに悲しんだり、
「自分の将来の姿」としてそれを突きつけられ、恐怖したりすると最高。
精神が先に変化するのもいいぞ。
石を飲んだりコーヒーカップが見えなくなったり→恐竜化 とか。
>>597様
あ、それもいいですね
…恐竜(鳥かな?)ってコーヒーカップが見えないんですか?
動かない物体に対する認識性が低いって話だったか?
いや、スティールボールランで言ってただけだけど
恐竜は動体視力は良いけど、止まってたりゆっくり動くものには反応しづらいって話だったな。
心はそのままだけど、異形化したせいでヤらないと生きられないとかいい。
男にどんどん卑屈になっていく女の子ハァハァ
そろそろSSほしいな
602 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 01:30:54 ID:mgthf6z2
なんじゃこりゃ
うぐぁぁああ……っ!!
大きく耳元まで開いた彼女の口が俺を頭から一呑みにした…ところで目が醒める。
起きてから夢だと認識するまでそう時間はかからない。また例の夢だ。ここ最近
繰り返しみる悪趣味で不可解な夢。起きたばかりだがろくに休めていない身体を
ほぐす様にして俺は何度か手足を無造作に動かす。
605 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 05:56:32 ID:hDZz4XMK
なんかこう
ケミカル的な作品が読みたい
本格医学モノ、異形薬剤師、おれは酒になった。みたいな
フランケンふらんの事を言ってらっしゃるのかな
モンハンネタないね…女ハンターがフルフルかギィギネブラになって子作りするのとかどう?(´・ω・`)
良いと思うが、あいつらの交尾なんて想像もつかねぇ…
たしかにwwwww
モンハンは全身統一で装備すると異形化したみたいになるよね
モンハンはそれなりにブームの起こってるゲームかもしんないが
DQのスライムからFFのモルボル程度に知名度が高くないとなあ
モンハンは難易度高いから一般受けって形で広がってないんだと思う。
モンスターのうろことか皮とか使って装備作るんだから
異形化的には大きな可能性を持ってると思う。
一応擬態装備もあるし
どうでもいいがフルフルは絵にすると可愛い
モンハンしらんからただのゲームの話にしか見えない
調べてもモンスターの絵しか出て来ない
本当にTFの話なんだろうか
いやただのゲームだよ
TS要素は0 ポケモンと一緒
ただ何かドキリとする文面は有る
ドラゴン装備一式とか
かなりマニアックな話になるがトレジャーハンターに「フルフルの実」なるアイテムが存在する。食べるとフルフルの体質になるらしい…実際には出来ないがそれを食べた女ハンターのシチュとか良さそう。
ヒント…フルフルは両性具有
少なくともポケモンよりはそっち要素強いと思う
強いというか、ストーリーは比較的ゲームにそって作りやすいと思う
ただ、なんでポケモンの方がとりだたされてるかというとやっぱり直接的な絵のかわいさだと思う
モンハンみたいなリアルタッチな絵は…ってな人はピクシブに行くことを強くおすすめするよ
別にピクシブは可愛い絵専じゃないし、ここはリアルタッチ?専でもないし、
>>620こそピクシブに行った方がいいんじゃね?
まあそんなにモンハンの魅力だとか
モンハン絡みTFネタだとかプッシュしたいのだったら
自分で絵とかSSとか書いて伝えるよろし
妖怪の娘と付き合えるならどの種族の娘と付き合いたい?(´・ω・`)
自分は、雪女、サキュバス、魔女、ドリュアド、人魚あたりと付き合いたいお…
逆に付き合いたくないのは、フランケン、デュラハン、ワーウルフ、ヴァンパイア、ミイラ女、ゾンビ、死神…あたりかな(´・ω・`)
ユンゲラーは、元人間。
>>623の付き合いたい種類って総じて人外度が低めだな
よく今までこのスレについてこれたな…
俺はワーウルフとかあとオークとか(トールキン系亜人じゃなくてブタな方)
そういうケモノ系
コボルトだろぅ
特にVP2のが良いね
スキュラが下半身だけ化物にされる話は興奮する。
フルフルは分かるけど、ギィギネブラって何?(´・ω・`)
そんなのいたっけ?
モンスター娘スレは有るけどモンスタースレってないよな
流れ的に需要が有りそうな感じ
>>171 これってどこのことっすか?
だいぶ探したけど結局見つからなかった
詳細希望
>>632 多分書いたのオレだったような気がするから
アから始まる研究所
いろんな悪堕ちサイトとリンクされてたはずだからリンク飛んでたら見つかるはず
でも堕ちメインだから好みかどうかは保証はできない
モンハンって何気に異形化ネタが多い気がする
武器の説明文にもそういうのあるし…
どんなの?
634じゃないけど
黒龍の鼓動を感じられるかのような胴用装備。身につけた多くの者が悪夢を見るという。
装備していることを忘れる程軽い胴用装備。時折、皮膚が鎧に侵食される錯覚を覚える。
異常なまでの腕力が身につく黒の防具。時々、黒龍の前脚が自分の腕に重なって見える。
黒龍の禍々しい精気溢れる腰防具。脊髄から見えない尾がズルズルと伸びる感じがする。
2Gだとこんな感じの説明の防具があるね
数十匹単位の素材を使っているんだ、怨念的なものを期待してもおかしくはない
本体が死んでもパーツはまだ生きている的な解説もあるしな
まあそれを言ったら
現実でも革・毛皮製品を身に着けてる人が呪われて…
なんて妄想もできなくはないが
装備融合と言えばNetHack
昔、鰐皮のバックを買った女が鰐になったって短編を読んだなー。
ワニの赤ちゃんは可愛すぐる。
保守ワン
アニマリアンに噛まれるとアニマリアンになるってなんて惹かれる設定なんだ
過疎だなぁ
皆山にでも帰ったのか?
野生化したと考えれば羨ましす
1年位前に、森で暮らしてる優しい美少女がいて。普段は弱いんだけど、いざとなると強くて美しい竜に
変身して正義のために戦う。とかいうファンタジー小説を読んだ気がするけど、このスレだったっけ?(´・ω・`)
その先も読みたかったけど、続きが一向に投稿されてなくてどのスレか分からなくなった。
モンハンの桜レイアみたいなやつだったらここで合ってるよ。
昔コロコロで連載してた「怪奇警察サイポリス」という漫画に古本屋で再開したのですが、
その中の獣化描写にちょっと魅かれるシーンがありましたのでインスパイア
改行が多くて長ったるい文になっちゃいました
その割にはエロ無し、ストーリー無し、ほぼ異形化シーンのみで構成された非常に薄っぺらい話になっております
不要の方は「ついこの間まで、可愛い巫女さんと」をNG登録お願いします
どうしてこんな事になっちゃったんでしょうね。
俺、ついこの間まで、可愛い巫女さんと一緒に戦ってたはずなのに。
どうもウチの国の妖怪事情が気に入らなかったらしくて。
のさばりすぎだ、ってね。
来ちゃったんですよ。カトリックのほうから、神父とシスターが。
ええ、やけに好戦的で、さすが十字軍って感じでね。
俺たちが調伏するはずだった妖怪を、先回りしてズバズバぶっ殺していったんです。
んで、さすがにやりすぎだろってことで、話し合いの場を設けるってことになったんですけど。まあ指定された場所がだだっ広い野原な
時点で解ってたんですよ。向こうさんには話し合いなんかする気はさらさらなくて、ここで俺たちと、力ずくで決着をつける気なんだ、っ
てね。
「……争いは、望むところではないのですが」
そう言って目を伏せてため息をついたのが、俺のパートナーである、巫女装束に身を包んだ沙良さん。可愛いでしょ? 黒髪ロングって
似合う娘そうそう居ないんですよ。清楚な感じは、巫女服のせいだけじゃなくて、本当に普段から真面目な娘なんです。
こう可愛く美しく見えても、すごく有能な退魔師でして。高校生でありながらウチの組織のトップクラスの実力を持ってるんですよ。
……ああ、これは自己紹介が遅れまして。俺はこの沙良さんとコンビ組んで退魔業務に当たっております、剣士の上山と申します。年は
彼女と同じく高二。彼女は都内のお嬢様学校に通ってるんで、俺とは学校別なんですけどね。
「随分と余裕ですわね。悪魔共と対話路線をひいていらっしゃるような日和った組織が、私たちとぶつかってタダで済むとでも思っているのかしら」
不敵な笑みを見せているのは、ただ今俺たちと敵対してらっしゃいます、エクソシストの麗那さんです。北欧貴族と日本人のハーフ、って噂で、それを表すかのような豪奢な金髪が
修道服からこぼれて風にたなびく姿が、これまた美しいのなんのって。彼女も俺たちと同い年なんだそうで。
「野蛮な。さすが、何か問題が起きるたびに血なまぐさい方法ばかり取ってきた方たちは言うことが違いますね」
元来は人当たりの良い沙良さんなんですけど、どうも麗那さんとは馬が合わないみたいで。艶やかな長い黒髪をかきあげながら、いつになく挑発的な口調。
「そんな方法を取ったことにより、お蔭様で問題という問題は全て解決されてきましたわ。そしてこれからもそうなるでしょうね。たとえば、今この時も」
言うと麗那さんが、何ていうんですかね、シスターのかぶってるアレを脱ぎ捨てまして。
「……いきますわ」
「……仕方、ありません」
二人とも、戦闘態勢に入ります。
風がびゅう、と草原を波打たせた、その時に。
「……ガアアァッ」
麗那さんの喉から漏れる、地の底から響いてくるような、唸り声。
「あーあー……始まっちゃったよ」
思わず俺の口をついて出たボヤキは、幸いにも俺と離れていた沙良さんには聞こえなかったようで。
そして。
麗那さんの口が、バリッて、耳まで、裂けたんです。
そん時にはもう、形の良い鼻が黒ずんでいて、太くなりながら前に突き出していって。裂けた口には牙がずらりと並んでて。その間もどんどん身体が大きくなってるんです。
「……やー、御無沙汰してますー」
声に傍らを向けば、麗那さんの相方、神父の松本さんがいつの間にかそこに立ってました。
五十に手が届くおじさんなんですけど、髪の毛を剃っているので神父様というよりはお坊さんというイメージ。
「あ、どうも。御無沙汰してます」
「どうも。……いつもごめんなあ、ウチのが先走ってもうて」
変身を続ける麗那さんを眺めながら、疲れた声を出す松本さん。彼女の破けた修道服の下から、銀色の毛皮が見えてきました。
「あー、いえ」
「ところでもう情報来てるかな、この近くの山に妖狐さん居はったやろ、あの、尻尾七本くらい生えてる」
「あ、伏田さんですね。ええ」
「アレ、ウチのが腕、食い千切ってもうてん」
「ええっ!?」
俺が驚いてる間に、麗那さんは一匹の巨大な狼になってました。
「でも伏田さん、かなり強いっすよ? 麗那さんもまあ凄いんでしょうけど、何でそんな」
「あー……。ほら、妖狐さんって変身するとき、アレやん、ボンって煙出て……」
「ああ、ドロンって一瞬で。変わりますよね」
「うん、だから慣れてなかったんちゃうかな」
「? はあ」
「あのー、ウチのがその、変身するの見てな、その伏田さん」
沙良さんと対峙したまま、狼と化した麗那さんが咆哮をあげるのを遠目に見ながら、松本さんは深いため息と共にポツリと呟きました。
「吐いてもうてん」
「うわぁ……」
「自分たちはボン! で終わりやから。多分あんな女の子の綺麗な顔がバッキバキグッチャグチャになるのは初めてやったんやろなあ……」
「あー。あー……」
「もう、『オエエエ!』とかそんなんじゃなかったもん。『う……ロロロロッ』て感じの音聞こえたもん」
「うぅわぁ……それは。フフッ。絶対吐いてるじゃないですか」
「ンフフッ。うん、それで相手動かれへんところにウチのがガッブウゥって」
「うぅわ」
「しかもそれ本人無意識のうちにな」
「はぁ」
「食うてん」
「うぅわ……」
「飲み込んでもうてるねん、知らんうちに。本人はその場に捨てた、みたいに思うてるみたいやけど。でもまあ、それがトドメでね。その伏田さんドン引きしてもうて。
そこで降参しはってお開きになったんやけど」
「はあ……。あーでも、大丈夫でした?」
「何が?」
「麗那さんさすがに気付いたでしょ、自分のアレがグロいって。落ち込んだりとか」
「あー、それ。それよ。今思えばそん時気付かせとけばよかったのかもしれへんねんけど」
「えっ、相手吐いてるのに。気付かなかったんですか?」
「いや俺も悪いねんけど、そん時、『妖怪が聖なる気に当てられて弱っているぞ』的なことをさ。言うてもうたわけよ」
「あーあー。アッハッハ」
「ハハハ」
「ハハ。そういえば、あれはカトリック的には大丈夫なんですかね。どっちかっていえば悪魔……の方に近いような気が」
「あれな。うん、まあ戦闘力的に凄い大きいから、総本山は『神の御力による奇跡』的なことにしたってるけど。実際はどっちでもないねん」
「え?」
「アレただの狼人間やねん」
「ええー……」
「単に血の力やねん。神とか悪魔とか関係ないよ、紀元前からおんねんから。……本人には内緒な。『貴族の血に宿る奇跡の力』って信じてるから」
「はあ……」
「……その姿。確かに認めざるを得ません。聖なる獣の力。その偉大さ、美しさ、共に霊的な存在として抜きん出た存在であると、その姿から溢れてくる気が伝えてくる様な……」
「今更誉め殺しかしら? 生憎、一度相対した敵の降伏を聞き届ける習慣はありませんの」
ゆっくりと獣の首を振る麗那さんに、それでも沙良さんは怖気づいた様子を見せませんでした。
「とんでもない。今の言葉は、あなたを認めると同時に、こちらも対等であることを示唆したまでです」
言いながら、ゆっくりと袖を眼前に持ってくる沙良さん。
「獣としての力ならば、こちらも負けてはいませんから」
すると。
にゅっ、と。
彼女の額から、二本の角が生えたんです。
控えめな線で描かれた可愛らしい口元からは、鋭い牙が見え隠れしてて。
それはまさに、美しくも「鬼」と形容するに相応しい姿でした。
「全力で、お相手いたします」
「……いやいや。全然。全っ然可愛いやん」
複雑な心境を顔に出しながら沙良さんに見蕩れている松本さん。
「ええなあ……ウチのと全然ちゃうやん」
「……まあ、ここまでは、ですね」
「……ほう?」
「今までは確かに可愛かったんですよ。もうコンビ組んでからはずっとウハウハでしたし」
「まー、そらなあ。俺も君くらいの年ではあんな可愛い子とは付き合えへんかったし」
「それがですね。……最近、ですよ。ほんと最近なんですけど」
「うん」
「変な技を、覚えてしまいまして」
「はああああ……」
沙良さんの呼吸に合わせて、巨大な霊気が彼女の周りに立ち上っていきます。
そして。
「ああああああああ!」
裂帛の気合に連なるように、彼女の美貌に霊気が重なり。
「ああっ!!!」
一声高い、叫びと共に。
彼女の鼻面が、ぐっと、大きく、迫り出しました。
麗那さんと違って、変化は一瞬でした。
控えめで繊細な線で描かれていた鼻が、その体積を巨大に増しながら、ぐぐっと反り返り、前方に突き出しました。
これですね。いつもこの、鼻の変化がキツイんです、見てて。
小さくて綺麗な鼻が反り返るところまではまだ愛嬌があるんですけど、この鼻の穴が太くなりながら左右に分かれてびくびく前方に突き出していくところが。
ちょっと胃からこみ上げてくるものがありまして。
その鼻は上顎を共に引き連れて突き出していくんですけど。同時に、犬歯だけが伸びていた歯が全て牙へと形を変えていくのも、大口開けてるもんですから、ぎちぎちと伸びていく様子が見て取れて。
長くなった口の裏っ側のピンク色とか、長くなったのに薄くもならないでぴくぴく動いてる舌とかも見えてしまうんですよ。
体毛に変化はありません。もとの白皙のような肌と流麗に揺れる瞳のまま、その鼻と口だけが、牙の生えた牛のような、もしくは白い人の肌を持った肉食恐竜のような形に変わっていました。
「一匹の聖獣には出せない力をお見せしましょう。たくさんの、この霊達と共に」
そう言って、変わらず美しい黒髪を風にたなびかせ、巨大な鼻の穴をひくり、と動かし、口の端を上に曲げる沙良さん。
他の人からは恐ろしいしぐさにしか見えませんが、俺には解ります。彼女は不敵に微笑んでいたのでした。
「……何アレ」
完全に座った目で松本さんが呟きます。
「『鬼獣形態』っていうらしいんですけど」
「……名前付けとる場合やないやろ……」
「ええ……。その直前の鬼の姿までは凄く可愛いんですけど。……あの鬼ってのは、周りの森羅万象に宿る霊気を集めて、変身して身体能力を上げる、ってものなんですけどね……。
その、集めすぎると、ああなってしまうことが最近わかりまして。でも、その代わりパワーアップも今までの比じゃなくてですね……」
「あー、背に腹はかえられん、と」
「いえ。彼女あの通り純粋というか真面目というか、清楚な巫女さんだけに、霊気がくれたもんは有り難いものというか、尊いものというか……」
「あー……ウチのと一緒かあ……」
「ええ……気持ち悪い、どころか誇らしいものと思ってまして。しかも、周りの人間もそう思っていると思い込んで……」
「うーわ最悪や……そんなんこれから戦闘のたびに見せられるはめになるやん……」
「人間であるからこそ、妖怪の力を借りて、良い妖怪の生存権の為に戦う、っていうのが彼女の信念なんですけどね……」
「いや、あれはもう……ほとんどなってもうてるやん、妖怪に……。つーか、何、アレ……あんなん、正直、鼻と口、べつにいらんやん……」
「そうなんですよ……。別に噛み付いて攻撃するわけでもないですし。なんか髪の色が変わるとかそんなんで済ましてくれたらなー、とも思うんですけど」
「もう完全に森羅万象に宿る霊気、遊びにかかってるやん……」
「しかもほら、麗那さんと違って形式美、様式美もないじゃないですか。動物として可愛いということもなく……」
「肌、ツルッツルやからなあ……。うわっ、見てみ、顔の上半分可愛いのに口グッパア開きよるで」
「あれで流暢に喋れるんですよ……それがまた違和感あって……凄いいい娘なのに……戦闘力に差のついちゃった俺にも凄く優しく接してくれるし……うう……グス……」
「もう、泣きぃなや……ん?」
松本さんの声に、涙を拭いて遠くの二人を見やれば、双方、今にも飛び掛らんばかりに間合いを詰めています。
「あかん! 始まる! 上山くん、この前俺勝たせてもろうたから、今度は君、ええわ!」
「マジすか! すいません!」
「おう! じゃ、いくで!」
「はい! せーの!」
『たりゃあああああああああああああああああああああ!!!!!』
俺達が叫んだ声に、二人がこちらに振り返ります。
「上山さん!?」
心配そうな表情で駆け寄ってくる沙良さん。心配そう、といっても解るのは目元だけで、鼻と口は不自然な方向にひくりと歪んでしまっていて、彼女には悪いが震えが来るほど恐ろしい。
「ひーちゃん!」
駆け寄ってくる麗那さんは麗那さんで、巨大な狼が駆けてくるわけだからまた恐ろしくて。
「くっ……。腕を上げたな、上山くん……。どうやら今回は私の負けのようだ」
松本さんが、がっくりと膝をつきました。そういうふりを。
「ひーちゃん! ……今日のところは退きますわ!」
叫ぶなり、巨大な牙で松本さんの背を掴み、ぐるんと振り回して自分の背に乗せる麗那さん。松本さんの「モッッッッッフモフやな君」という呟きは風の音に消えていきました。
「……今日のところ、は?」
二人に視線を向けながら、じりじりと間合いを詰める沙良さん。怪我人(のふりをした)相手に追撃を掛けるような人ではないんですけど、敵対している麗那さんの目には本気と映ったんでしょう。
「……ふん! そんなに悪魔共とお話を続けたいのなら勝手になさればいいわ! もうこんな辺境に用はありません!」
その言葉に、沙良さんが構えを解きます。
狼であるにもかかわらず脱兎のごとく駆けていく麗那さん。
後姿を見送ると、沙良さんがこちらに向き直りまして。
「すみません、上山さん……。私達、チームを組んでいる身だというのに。私だけ、目の前の戦いに夢中になってしまって……」
申し訳なさそうに伏せられるまつげの長い瞳と、うつむいたために良く見えてしまう下顎に並んだ牙。可愛らしさと恐ろしさのコントラストがまた嫌悪感をそそってしまいます。
「……いや、それはお互い様で……。あの、沙良さん……」
「はい?」
顔を上げないでください、鼻の穴の中のピンク色が見えてしまうんです。
「鬼獣形態、解かないと……。疲れちゃうでしょ」
「ああ、これですか」
にこり、と微笑む沙良さん。唇がめくれ上がって、奥の方の牙がずらりと覗いたもので、膝がちょっと笑ってしまいました。
「最近、あまり消耗しないんです。霊気がだんだん馴染んできたみたいで」
――ほとんどなってもうてるやん。妖怪に……。
松本さんの言葉が頭をよぎります。
はあ。
どうしてこんな事になっちゃったんでしょうね。
俺、ついこの間まで、可愛い巫女さんと一緒に戦ってたはずなのに。
しかし、まあ。
「きゃっ……」
あくまで軽く、ふわりとですが、急に俺に抱きしめられてうろたえる沙良さん。
俺の顔の右に、彼女の長く伸びた口吻の柔肌。ぴたり、と頬を寄せると、すべすべとした肌触りに、長い切れ込みが入った感触。牙で俺の顔が傷つかないように、口を引き結んでくれているんでしょう。暖かくて、ちゃんと血が通ってるのがわかります。
「おめでとう」
言って、俺は人のものではなくなった彼女の顔と、至近距離で向き合います。
「あ……」
恥ずかしそうに、赤面しながら可憐な瞳をそらす彼女。ほんのりとした赤みは彼女の突き出した白い鼻面にもかかり。
巨大に開いている鼻孔がきゅっと収縮し、声を出したために再びぐぱぁと裂けた口の中で、長すぎる舌とずらりと並んだ牙が唾液に濡れ光っています。
「俺と沙良さんで、妖怪を救ったんですよ。一時かもしれないけど」
「……はい」
嬉しそうに頷くと、沙良さんはぽふん、と俺の胸元に小さな頭を預けてきました。
さらさらとした髪をなでるその俺の腕の付け根には、長く伸びた彼女の下顎の、すべすべとした不思議な感触。
ペロッ。
「えっ!?」
「きゃっ! ご、ごめんなさい! つい……」
「舐める」という行為を選択してしまった自分に戸惑い、慌てながら首をかしげる彼女。
やっぱり、なんか妖怪化が進んでるような気がする。
まあ、でも。
チュッ、と。
「……!」
沙良さんの一番前にある牙に口付けしたとき、大きな鼻の穴がひくん、と動いて俺の頬を撫でたんですけど。
そんなに、嫌な気がしなかったんです。その時はね。
まあ、俺の方も精進しないといけないんでしょうし。
可愛い巫女さんと一緒に戦えるのも、この異形のおかげなのかもしれませんしね。
ああああああああああああやっちまったああああああ
一ページ目改行ぐちゃぐちゃだああああああああ
しかも今考えればその次のレスで訂正すれば良かったあああああああ
すいません、↓が正式な一ページ目です
どうしてこんな事になっちゃったんでしょうね。
俺、ついこの間まで、可愛い巫女さんと一緒に戦ってたはずなのに。
どうもウチの国の妖怪事情が気に入らなかったらしくて。
のさばりすぎだ、ってね。
来ちゃったんですよ。カトリックのほうから、神父とシスターが。
ええ、やけに好戦的で、さすが十字軍って感じでね。
俺たちが調伏するはずだった妖怪を、先回りしてズバズバぶっ殺していったんです。
んで、さすがにやりすぎだろってことで、話し合いの場を設けるってことになったんですけど。まあ指定された場所がだだっ広い野原な時点で解ってたんですよ。
向こうさんには話し合いなんかする気はさらさらなくて、ここで俺たちと、力ずくで決着をつける気なんだ、ってね。
「……争いは、望むところではないのですが」
そう言って目を伏せてため息をついたのが、俺のパートナーである、巫女装束に身を包んだ沙良さん。可愛いでしょ? 黒髪ロングって似合う娘そうそう居ないんですよ。清楚な感じは、巫女服のせいだけじゃなくて、本当に普段から真面目な娘なんです。
こう可愛く美しく見えても、すごく有能な退魔師でして。高校生でありながらウチの組織のトップクラスの実力を持ってるんですよ。
……ああ、これは自己紹介が遅れまして。俺はこの沙良さんとコンビ組んで退魔業務に当たっております、剣士の上山と申します。年は彼女と同じく高二。
彼女は都内のお嬢様学校に通ってるんで、俺とは学校別なんですけどね。
以上で投下終了です、本当の意味でのスレ汚し重ね重ね申し訳ありませんでした。
ヒャッハー!久しぶりの投稿だ!
テンポが良いですね〜
楽しかったよGJ!
こんな設定の漫画がコロコロとは…
サイポリスなつかしーなw
最後辺りは核爆弾のパワーすら吸収してたっけ
二次元になって女に貼り付いたり、打ち切りのせいで実質的なラストバトルがTVゲームだったり。
>.652様
>>653-663 乙でした。独特のゆるい雰囲気が面白かったです。
麗那さんのこの辺の勘違いぶりがかわいいし、
>「いや俺も悪いねんけど、そん時、『妖怪が聖なる気に当てられて弱っているぞ』的なことをさ。言うてもうたわけよ」
>「あーあー。アッハッハ」
>「ハハハ」
>「単に血の力やねん。神とか悪魔とか関係ないよ、紀元前からおんねんから。……本人には内緒な。『貴族の血に宿る奇跡の力』って信じてるから」
>「はあ……」
ここらあたりのツッコミにいちいち笑えました。
>「もう完全に森羅万象に宿る霊気、遊びにかかってるやん……」
ヒロイン二人の豪快な異形化ぶりがいいし、ごくノーマルな感性らしい主人公が、
異形のヒロインに何となく萌えなくもない風になってく感じも素敵でしたw
実は原作全く知らないんですが、上記エピソードはどの程度原作に忠実なんでしょうか?
670 :
652:2009/11/23(月) 21:41:05 ID:AI8+nRfy
叩かれてるかな……と恐る恐るスレを覗いてみれば、皆さんの暖かい言葉にちょっと涙出かけました
レスくださった皆さん、ありがとうございます
原作のサイポリスですが、書き方が悪くてちょっと誤解を与えてしまいましたようで、すみません
獣化するのは女の子じゃなくて、主人公の少年(鬼)と仲間の人狼少年です
人狼の方はまあ普通に半獣化してまして、対して主人公の方は角と牙だけのイケメン鬼変身にとどまってたんです
それが最終回の一話前、その一話だけ、何の脈絡もなく、主人公が上記の鬼獣形態にいきなり変身したんですね
んで「俺とお前(人狼)、二頭の獣が敵を打ち砕く」的なことを言って敵を倒し、その後
>>667さんの言うとおり核爆弾のパワーを吸収したりと、超展開が続きまして
オイオイと思ってたところに来月号で最終回。今思うと打ち切り前の自由とヤケが放出された末の産物だったんでしょうけど
でもその読者を突き放すような造形(面影が残ってるぶんグロい)が子供心に残ってしまい
巫女さんとシスターという、清楚だけれど思い込んだら一途なキャラを、つい出来心で獣化させてしまいました
投下したその瞬間から「もっときちんと練るべきだった」との後悔の嵐に襲われてます
もっと精進して、満足のいくものが書けたら、今度はきちんと改行設定を見直してから投下させていただきたいと思います
御笑覧ありがとうございました
あの兄弟のは打ち切り多いよな。
完結した作品知らん。
ゾイドは自分のサイトで続けてるし。
これ最高だ!
部分的な異形化もいい!
久々な良作だぜGJ!
>>665さんGJ
ショタもの性転換要素ありの保守ねた
苦手な人注意
〜あの森に入ってはいけないよ、ジョーイ。あの森は人が立ち入ってはいけない森だ。〜
祖母の言葉を思い出すのには、少年ジョーイは遅すぎた。
腕も、足も、体中も。
全てがぐるぐるに縛られ、身動きが取れなくなっていたからだ。
「誰か、たすけて…誰かぁ…!」
声変わり前の甲高い少年の叫び声も、天さえ覆い隠そうとする森の中に溶けるだけで、
誰の耳にも届かない。
そもそもここは、村の大人達でさえ近づかぬ「禁忌の森」。助けてくれる人間がいるわけでもなく。
そのことを思い出して、彼はさらに絶望的な気分になった。
「ひっ…」
不意にジョーイの顔が、恐怖に歪む。自分を捕まえている緑色の「ロープ」…蔦がみしみしと唸りをあげ、彼を軽々と持ち上げたからだ。
家の屋根程度の高さにまで持ち上げられて、彼は自分を捕まえているものの正体を、上から眺める羽目になった
「やだ、やだぁ…食べないで、食べないでぇ!」
それは巨大な花だった。
馬を丸々と飲み込めるほどに大きく広がった花弁と、村の広場に聳え立つ大きな杉の幹ほどもあろうかという茎はいびつに膨れ上がり、
あちこちに大小さまざまな瘤があった。
そして、そこから生える蔦が、ジョーイの体を逃げられぬように、しかし痛みを伴わぬ絶妙な力加減で締め付けていた。
「おとうさん!おかーさん!いやだ、いやだああああ」
恐怖に震え、泣き叫ぶ少年に構わず、その「花」は、するすると少年を毒々しく咲く真紅の花弁の中央へ引き込むと同時に、それを閉じだした。
「やめて!たすけて!おかーさあ…」
するすると閉じていく花弁に、ジョーイの声も姿も遮られ。
数瞬の後、そこには巨大な蕾を湛えた巨大な花が、静かに佇んでいるだけだった。
「うう、ああ」
蕾の中で、少年は呻く。
閉じ込められてからすぐに充填が始まった、甘い匂いにやられ、助けを求めて泣き叫ぶ理性さえも失われつつあった。
瞳に意思の光は無く、言葉も意味を成さない音となって、だらしなく開けられた口から漏れ出てくるだけであった。
縛り付けていた蔦はその役目を、花の中央で蠢いていた白い触手に譲り、今はそれが数本、彼を捕らえているだけだ。
「あう、ああ」
蔦に比べてだいぶ本数の減った触手は、少年が着ていた麻作りの衣服をその下の下着ごと溶かしていく。
透明な粘液にぬめったそれが、ゆるゆると体をまさぐるたびに、ジョーイの白い素肌が晒されていく。
そうして裸にされるまで、時間はかからなかった。体毛もほとんどない幼い体躯に、中性的な顔つき。
甘い匂いのせいか小さく起立している彼の性器がなければ、女の子のようだった。
「うあっ!あ、ああああああああ!!!」
不意に少年が叫びをあげる。
それはやむを得ぬことだろう。幼い窄まりをこじ開けて、一本の触手が直腸を進んでいるのだから。
「か、はっ…」
少年の中を突き進んだ触手は、直腸を少し入って留まり、暖かい白濁液を盛大に吐き出した。
「うが、ひあ、ひああ!!」
そのおぞましい感覚に、ジョーイは思わず声をあげる。それに少し艶がかかっていたのは、この甘い匂いがジョーイの脳に作用し、
全てを性的快楽として感じさせていたからだった。
すべての白濁を放出すると、素早く触手は体外へ抜ける。あれだけの量を出したにも関わらず、少年の菊座からはほとんど漏れ出すことはなく。
直腸から吸収されたそれは、血流に乗って全身を駆け巡り、そして細胞を書き換える。
「あ、あ、ああ…!」
変化が始まった。
足先が、指が、少しづつ伸び始め、白い素肌に僅かに緑色が混じる。
「ふあ、はあああああっ」
ブロンドの髪が、根元から緑色に染まりながらその長さを増していく。耳も呼応して、先端が尖りながら長くなっていった。
甲高い声が、女性的なものに変わる。
「あっ、うあ、うああ!!」
幼い起立はそのまま、少しづつ体の中に引き込まれる。
睾丸も溶けるように体へ埋もれていきながら、恥丘を形作っていく。
そして彼は、彼女へと成り果てた。
「あひ、くふ、ひゃん!」
腰はくびれ始め、お尻と胸に肉がつき始める。背中の肩甲骨の部分が異様に盛り上がり、皮膚が張り詰めていた。
「あん、あああん、ふあああっ!!」
最早少年ではなく、年のころ13、4歳の少女だった。それでも変化は止まることなく、双丘も臀部も、身長も髪も成長を続ける。髪は美しく瑞々しい
透き通った緑に染まり切って背中の中ほどまで伸び、耳は長く先鋭を持った。
顔つきも中性的なものからはっきりと、美しい女性のそれに成り代わる。
「ああああああああああああ!!!!」
胸が爆発的に膨らんで、艶やかな大人のそれへ。背中の瘤は破れ、2対の透明な翅がふわりと広がって、変化は終わった。
「あはぁ…」
触手の拘束を解かれ、生まれ変わった姿を愛おしそうに見回す元少年。それはまさに、村の伝承に伝わる妖精の姿そのものだった。
変身の終わりと同時に開かれていく花びら。ジョーイの時には聞き取れなかった森の声が、新しい妖精の誕生を祝っているのが
はっきりと分かる。
「ああ…」
恍惚とした表情で、彼──いや、彼女は、自分の力で翅を動かし、ふわりと飛び立った。
途中で力尽きたので適当になってしまった。人外要素低いし。
誰かもっとエロティックに作り直してくらはいorz
比較的マジで。
>>673-675様
作者様の意向は別でしょうが、自分はこれで十分エロかったです。
肌と髪が緑というのも自分としては萌えです
強いて言うと変身後の感性の変化がもう少しはっきり知りたかったかな
>>673 凄い。
三レスで一連の状況を端正に纏め上げ、描写も淡白すぎないという奇跡。
機会があれば是非他の作品も読んでみたい。
期待してます。
GJ。
以前このスレで話題になっていたTF絵本『かいぶつになっちゃった』
復刊するみたいですよ
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復刊ドットコムをご利用いただきありがとうございます。
おめでとうございます。
下記のリクエストの投票数が100票に到達しました。
登録No.14646 登録日時 2003/02/06
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ジャンル : 児童
書名 : かいぶつになっちゃった
著者名 : 木村泰子
出版社 : ポプラ社
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ttp://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=14646
相手を殺したら、自分が相手と同じ姿にってのは王道で好き。
ヘラクレスの栄光2やるといいよ
「クッ……。見事だ、女騎士よ」
息も絶え絶えになりながら、四魔公が一柱、『蜘蛛の頂』ゲルゼアリスは邪悪な笑みを浮かべる。
「だが貴様も知っていよう。上位魔族を手に掛けた者の身に降りかかる、呪いを」
魔公の言葉と共に、美剣士ユーシアの身体に異変が起こった。
体の関節が、ベキベキという音と共に、異様な方向にねじれる。
「く……」
立つこともできず苦悶の表情で地面にうつぶせになるユーシア。
変化は止まらない。肘と膝が頭より上に在るという異様な体勢で、そのねじれた先の手足の指が溶けて固まり、
一つの鋭い爪になる。
「ぐ……あっ……」
脇腹から、左右二本ずつ、それと似たような手足が白磁のような肌を突き破って生える。
「あ……ガ……」
身体を黒い剛毛に覆われながら、異変はとうとう彼女の優艶な麗貌に及んだ。
「うぎっ!」
頬を突き破ったのは長大な牙。
「あがぁぁ……」
額にぎょろりと見開かれた、いくつもの小さな紅いものは、元から存在する二つの流麗なそれとよく似た、
まつげの長い、彼女の新しく増えた、瞳。
「はぁ……はぁ……」
だらりと異様に長い舌を垂らし、肩で息をする彼女は、もう既に人間ではなくなっていた。
「……ほう。元から美しい者は、やはり美しい蜘蛛になる、か」
嘆息しながらゲルゼアリスは満足そうに目を細めた。
「しかし、王子の側近ともあろうものならばこの呪いのことも知っておったろうに……。身を捨てて国に尽くすか。
……人間とは、難儀なものよな……」
「ん? いや」
新しく生えた牙をガチガチと噛み合わせ、増えた視界を確かめるように八つの瞳をぎょろりと動かし、
「我が王太子殿下はこういったものの事が『王道で好き』だとお聞きしたのでな。とりあえず、貴公で試してみただけだが?」
確かめるように八本の足をゆっくりと蠢かせながら言うユーシア。
「……え……」
その間抜けた声が、魔公の最後の言葉となった。
「おい、尻から糸を出すのはどうやって、……む? 死んだか」
ふむ、と長い舌で太い牙を濡らしながら、困ったように首をかしげる彼女。
「まあ良い。とりあえず殿下に報告をせねば」
数時間後。
「……以上です。して、殿下。いかがでしょうか……」
王子の自室には、恥ずかしげに八つの目を伏せる美剣士の姿があった。
「その……お心を、動かされあそばれますでしょうか……。きゃっ。私ったら」
脇腹から生えた足をくねくねと動かしているのは、身悶えているのだろうか。
「うん、あのねユーシア君」
それを見ている王子が遠い目をしながら告げる。
「お前ぜんっぜんわかってねーよ」
その後、人型の魔族を倒してはまた異形を襲ったりしているうちに、国から魔物の気配は一切無くなったそうである。
>>681 GJ
1レスなのに萌えた、笑えた
素敵すぐるwww
GJ!! カマキリに化けた女の娘が彼氏の頭を食って殺しちゃうSSとかどう?
>>681 わかってないのはお前だ王子!
ユーシア可愛い
ダイエットと同じ感覚なのか。
恋は人を美しくするというのは本当なんだな。
最後に殺した奴と同じ姿になる、というのは「気に入った見た目の奴が最後に殺される」という状況を作るな。
>>686 王子は変身自体が好きで変身した後にはもう興味無いって事なんかね?
>相手を殺したら、自分が相手と同じ姿にってのは王道で好き。
なんであって、
変身してしまってもうただの蜘蛛の魔物になってしまったらどうでもいいのかも。
どうも
>>673さんとの余りの構成力の違いに枕を濡らした結果、リベンジとして何とかひねりだしてみました
王子の「わかってねーよ」発言は「悲壮感がなきゃ呪いシチュ萌えになんねーよ」という意味ってことでひとつ
レスくれた方々と、王子殿下こと
>>679さんに感謝
変身に対する悲壮感が無くても任意変身でも萌える話はできるんだな
新しい萌えを見つけた気分だ
>>681様=
>>652様
遅れましたが乙です!イイ話でした。
王子は何が不満なのかと思ったら、
>王子の「わかってねーよ」発言は「悲壮感がなきゃ呪いシチュ萌えになんねーよ」という意味ってことでひとつ
うわあ、マニア過ぎ!!
いまいち飲み込めていないユーシアたんもかわいい。
せっかく異形化したのに、振り向いてもらえないのは、十分悲壮感ある。
>>692 いや、正直ドツボにハマった。
シーケンスとかなしでも萌えられるな
>>651妖怪7人娘も懐かしいな。
雪女の戦法が何かに似てると思ったけど、改めて読んでみて洋画『スパイダーマン3』に
出てくる悪役“サンドマン”の雪バージョンだな。変幻自在の身体を持ち、物理攻撃の
効かない敵っていうのは好きだ。
そういやバイオシリーズのボス敵ってアレクシアやリサとか女のクリーチャーもいるけど、
それでも少数派だよな。
可愛い女の娘をベースにしたタイラントとか居たらいいのに。まあ、女は男より身体能力
低いからとかの理由で作られ無いんだろうけど。ハンターやキメラの♀個体とかも見たいな。
キメラアントの雌に人間だった頃の記憶あるのって居たっけ。
コムギ、キメラアントにされねぇかな。
その昔ルーンクエストというTRPGにスコーピオンマンという下半身がサソリの種族がいて
それの女王は捕食した生物の上半身を持ったスコーピオンマンを産み落とすそうな
その際に捕食された者の記憶を持ったまま産み落とすことも可能だとか
RPGマガジンのそれの小話の記事がエロかった。
「ビッグ・バグズ・パニック」という映画が、このスレ向きらしい。
巨大虫に襲われた人間が、人面虫になる。
>>700 お疲れ様です
落選しても私にとっては1番の作家さんなので
これからも書き続けてほしいです
702 :
700:2009/12/07(月) 23:35:50 ID:U+Btt0z3
>>501の改訂版を送ります
苦手な人は、「星の向こうから来た騎士」でNG推奨
「こっちだ、勇!早く!」
窓から差しこむ西日に染まる廊下を駆ける、二人がいた。
先頭を走るのは、長い黒髪を後頭部で纏めた、いわゆるポニーテールの女の子。その長身と
端正な顔立ちは、さながらモデルを思わせる。
「ど、どこまでいくんだよ、湊っ!」
少し遅れて彼女の後を追うのは、背の小さい少年だった。
体型にも、その顔にも男の子らしさがあまり伺えない、女の子と言っても納得されそうな雰囲気だった。
「生徒会室だ!、早く!」
湊と呼ばれた長身の少女と、勇と呼ばれた小柄な少年の距離も速さも、教室を飛び出した時と変わらない。
二人は中学生にあるまじき驚異的な速さで、校舎の端から端までを全力で駆けているのだ。
「早く!ここだ!」
テーブルとパイプ椅子、それと小さなファイル棚しかない殺風景な教室に飛び込むようにして、二人は駆け込むと、
少女──湊がすぐに扉を閉め、内側の鍵をかける。カーテンを透けて、またその合間から細く漏れる夕日が、少し暗い
ここ生徒会室の唯一の光源だった。
「はあ、はあ、なんで、委員長が……っ」
あんな速さで、相当な距離を走ってきたにも関わらず、二人の息はそれほども上がっていない。特に、壁に寄りかかって
軽く肩を上下させるだけの少年──勇に比べて、湊の方はすっかり平常を取り戻していた。
「分からない。どこかでコアを取り込んでしまったんだろう」
「それで、体が適合せずに寄生体に……」
二人の脳裏に、先程の教室で繰り広げられたおぞましい光景が蘇る。
壇上で進行役を務めていた、クラスの学級委員長を務める女子の変貌。
急に苦しみ、うずくまる彼女の背中から生えた、いくつもの触手。
心配して駆け寄った女子を、目の前の光景に固まる他の生徒を、次々に絡め取るそれ。
ぼこぼこと体の輪郭を崩しながら、赤黒い肉腫へと変わっていく委員長。
捕らえた生徒達を飲み込み、取り込んで体積を増やしながら、肉腫から姿を変えていく彼女──
「何か、おかしいよ、湊。誰かがコアを、ばら撒いてる感じがする…」
「私もそれは思っている。でも今は、佐々木さんと取り込まれた人達を助け出すのが先だ」
そんな異常な事態に巻き込まれたにも関わらず、二人はそれほど取り乱した様子も無い。
それはまるで、一方の当事者のような落ち着きで。
「……変身、するの?」
「当然だ」
不安と当惑が混じった顔で、勇が湊を見遣る。その湊は、何かを決意したような、真剣な顔で勇を向く。
「で、でも…」
「一刻の猶予もないんだ。おそらく寄生体、いや、佐々木さんは今も他の生徒を取り込みながら、校舎を彷徨っているだろう」
それを肯定するかのように、悲鳴と混乱が、廊下の方からかすかに漏れ聞こえてきた。
「もたもたしていては、コアと佐々木さんを切り離すことも、取り込まれた人達を分離させる事もできなくなる」
「…僕達、みたいに?」
それを聞いた湊の顔が一瞬強張り、決意の表情に、暗い後悔と慙愧の影が差し込んだ。
中学の最高学年に、上がったばかりのあの放課後。
不安がる勇に、大丈夫だと言い聞かせて近づいた、裏山の大きなクレーター。
そして二人は、飛び出してきた何かに侵蝕され──
「私を、恨んでくれて構わない。憎んでくれて、構わない…」
どれだけそうしていただろう。
漸く口を開いた、俯いたままの彼女の声は震え、凛としたいつもの面影は鳴りを潜めていた。
「でも、お願いだ。頼む。みんなを、助けたいんだ。だか、ら、だから…っ」
最後はもう言葉にならなかった。
勝手な自分の好奇心が、幼馴染を危険な戦いに巻き込み、あまつさえ人ならざるものへと変え果てさせたその重罪に、幼馴染の
責めるような、縋るような悲しげな瞳に、彼女は押しつぶされようとしていた。
「…なんて、ね。ホントは、ちょっと嬉しかったりも、するんだ」
砕けた声に、湊はハッと顔を上げた。
「戦うのは、さ、怖いよ。でも、湊と、さ、一緒に戦うことが、湊の役に立てるなら、僕は、嬉しい」
かすかに震える勇の声は、まるで強がる男の子そのものだった。ともすればお互いに泣き出しそうな顔に、お互いが気付く。
「ずっと、湊が守ってくれたんだ。だから、今度は僕が恩返しする番、だろ?」
「ゆ、う……勇っ!」
小さな幼馴染を抱き寄せて、ついに彼女は嗚咽を漏らす。そんな幼馴染を優しく抱き返しながら、彼は精一杯の意地を張る。
「な、泣くなよ、湊。湊が泣いたら、夏なのに雪が降るよ」
「う、うるさい、わ、私だって、そ、そんな時も、あ、あるんだっ」
お互いを、愛おしそうに、大事そうに、抱擁を交わす。
少しでも気を抜いてしまえば、爆発しそうな熱と、異常に早打つ心拍と、それ以上の高揚を感じながら、自身の体の中で蠢き
始めたものを、押さえつけて。
そして間を置かず、それらは体の変調となって、二人を変貌させていく。
「う…あ…」
「ん、ふぁっ」
彼女のスカートの奥、水色のショーツに隠された泉が、その最奥が急速に潤いを増していく。程なくしてそれは彼女の秘裂から
滲み出し、ショーツが水気を含み始め。
「ああ、はぁ…」
その布地が受け止めきれなくなった透明な雫が、彼女の太腿を伝い、じわりと下へ落ちていった。
「う、うう…」
彼の下半身を包む、夏用の黒い制服ズボン、その一部が、ぐんぐんと内側から盛り上がる。それは男性の象徴、彼自身が納まっている所。
中学生とは思えないような隆起が、びきりと天を向き、ズボンは窮屈なまでに張り詰める。
二人は、性的な興奮と渇望と、そして快楽を感じ始めていた。
そしてその理由も、肥大化し始めた本能に押しやられた理性が、よく理解している。
「う、うああ、み、なと、はじまっちゃ、った」
「わたしも、だっ、ゆ、ゆう、は、やく…っ」
快楽に染まった息を吐き、抱擁を解いた二人。
彼に背を向けた湊は、すでに水気を含みすぎて役に立たなくなったショーツに手をかけ、一気にずり下ろす。そのまま上体を軽く倒し、
壁に背を向けて彼に尻を突き出す扇情的な格好になる。
暗い紺のプリーツスカートがめくれ、白い彼女の柔肉と、その下で透き通った蜜を吐き出す密やかな部分が、露になった。
「い、くよ、みな、と」
「う、うん」
スラックスとトランクスを乱暴に下ろし、赤黒く怒張した起立を露出させた勇が、ゆっくりと彼女に近づいて、その先端を
ぬめる彼女の中に、ゆっくりと押し込んでいく。
「あ、あああああ!!んふあ!んああ!!」
彼女を割って、彼自身が中を進むたびに、湊の体は甘く痺れ、視界さえも塗りつぶされるような錯覚が脳を揺さぶる。
理知的ないつもの表情は欠片も見せず、まだ十代の半ば頃でありながら、淫靡に堕落した笑みを浮かべ、その瞳から
意思の光が消えていく。
「うああ!う、うう、あが…っ」
自身が突き進むたびに、彼女の中が執拗に彼を逃がすまいと絡みつく。その感触に彼は腰が抜けそうになるもなんとか
奮い立たせ、自身の下腹部と彼女の尻を密着させた、その瞬間。
「っっああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「が、はあぁぁっ!!!」
湊の膣がきゅっと窄まり、ぐにぐにと肉が暴れ、彼の陰茎を強烈に攻め立てる。突き入れるだけですでに限界を迎えていた
勇に耐えられるわけも無く、あっさりと精を吐き出した。
そして、変貌が始まる。
終わり。
前回のはなんか分かりづらいわあんまりエロくないような気がしたので、変身シークエンスを変えてみた。
前に書いた竜融合変身みたいになってしまったのは内緒だ。
変身後のイメージとしてはテッカマンみたいなのを想像していただければ分かりやすいかと。
肝心の後編は後日。
待ってたぜ
エレクチオンしながら続きを待たせていただく
この間の妖精のも、同じ人だったら遅ればせながら大変GJありがとう
変身、城、審判
何年か前にリリースされた3DCGゲームで、アメリカ先住民みたいな茶色っぽい衣装の女性が
戦闘になると、明るいピンクだか水色だかの体色のハーピーみたいな姿に変身して戦うゲーム
があった気がする。けど、肝心なゲーム名・企業・対応機種、を全部忘れた。画像は後期FF並み
に綺麗だった気がする。特徴的な点としては、その女性の年齢設定が、20代半ば位とゲーム
ヒロインにしては割と高齢だった気がするww
スレ違だけど、誰かゲーム名知ってたら教えて欲しい…(´・ω・`)
>>711 たぶんシャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールドだな
おお、本当だ!dクス
調べたら変身形態って、ハーピー型意外にもいくつか有ったんやね。
SS書くのって難しいな
なんとなく自分の中ではいけるんじゃないかと思いついた設定で書き始めてみたものの・・・
俺の文章力ではソードマスターヤマトのような文章しかできん\(^o^)/
初めは誰しも似たようなものさ
>ソードマスターヤマトのような文章
それはそれで凄いw
実は文章を短くまとめるって難しいんだぜー
伏線回収したり要点を押さえなきゃいけないなら尚更
スイーツ(笑)みたいに、文章表現の基礎ができてないのに
無駄に長文に書いて要約できない癖が付いてしまうよりは
台詞とト書きだけの台本のようなシンプルな文に肉付けしていく方が
文章の入門としては適しているかも知れない
>>714 下手でもとにかく完成させて、自力で推敲するしか文章力伸びないよ。応援してる。
俺も毎回ひどい文章をこのスレにのせては住人の方々に
苦笑いでGJと言っていただいて勇気をもらってるぞっ
「お届けものでーす」
はい。
とおそらく最終便で自分宛に届いた荷物を受け取った僕は、大きさの割りに妙に重いその木箱を、
居間の床に置いて首を傾げた。
箱の大きさといえば、高さ50cm長さ1m幅50cmほどなのだが、僕はこんな大きなものを
頼んだ覚えは無い。
宛名、住所ともに僕のものに間違いは無い。そして送り主は三日前に通販をした店で間違いなかった。
「はてこれは何かしら」
僕が頼んだのは、オオカミの毛皮の端切れだったはず。オオカミは一品ものがほとんどで、端切れなんて
普段出ないようなので、随分と運がよいと思い、喜んでカートに入れたのだ。
それなのに、何この箱は?
とりあえず考えても時間の無駄なので、僕は携帯電話を取り出すと、通販サイト上に載せてある電話番号
を確認する。ネットショップの割に、22時までサポート受け付けとある。僕は迷わず番号をプッシュした。
「ぷるるるる…はい、毎度ありがとうございます。山~素材店でございます」
愛想のよい声でひとまずほっとし、僕は来た荷物に付いて確認した。
「1mくらいもあるとても大きな箱が届いたのですが…発注番号はxxxxxxです」
「はい、確認いたします。確かに発送いたしましたが、そんな大きなお荷物は送っておりませんねぇ」
どうやら向こうにも覚えがないらしい。が、しかし確かにこの店が発送した荷物という事になっている。
「失礼ですが、開けて確認なされてはいかがでしょうか…」
山~素材店は、そんな大きな荷物は送っていないという。
そして中身を確認してほしい。だが僕は得体の知れないものは開けたくない。と、会話はここでループしてしまった。
どうにも埒があきそうもないので、あす送り返そうと思い電話を切り上げた。
ふうと息をつくと、広げた新聞紙に乗せたその箱がイヤでも目に入る。
(開けて確認なされてはいかがでしょうか…)
受付の声を思い出すと、僕はなんとなく気は進まないながらも、木箱を縛るヒモをカッターで切った。
ふう、まさか爆発物でもあるまい。
そんな思いでふたを取る。とるとそこには、油紙のようなもので包まれたなにがしかが入っている。
包みを破らないように丁寧に広げると、そこにあったのは紛れもない一品物のオオカミの毛皮だった。
「えー?これは…うーむ」
でかい。それにしてもでかい。広げると頭から尾のさきまで2mは超えている。
そして他に解るのは、これがもの凄い良品であると言う事だ。
頼んだものが端切れなのに、オオカミの毛皮まるまる送ってくるとはなんともはや。
滑らかなその表面に頬ずりをしながら、向こうが送ってないというから、このまま頂いておけておけという
誘惑がないでもないが、
やはりあす返送しようと思う。
===============
異変に気がついたのは布団の中だった。
なにやら足が痛い。いや、痛いどころではない、猛烈な痛みに僕は飛び起きたはずだが、肝心の
身体が全く動かない。
体中をぎりぎりと締め付ける何か。そして足は「内側から」皮膚だけを剥がれ、引きちぎられるような痛み。
冷や汗がだらだらと流れ落ち、なにやら猛烈にヤバイことが起きていると、体中から警告がなされる。
そして、痛みは足先から膝、膝から腰へとめがけて徐々にせり上がってくる。
そしてなにやら、股間の物が引きはがされたとき、ぐうとうなるしか出来なかった僕は、ついに絶叫した。
ぐあああああ!
思考のすべてが「あ」で埋め尽くされていく。絶叫以外もう何も考えられない。
肺の中の空気全てを絞り尽くし、とうに息が切れているはずなのに、僕は絶叫し続け、ついに、顔の
物までも内側から全て引きはがされた。
===============
ような気がした。
痛みなどなにもない。アレは単なる夢だったのだ。それにしても生々しい痛みだった。
目を覚ました僕は布団のなかで安心し、布団の横にある時計を確認した。
まだ6時だ。休みの日にしては早く起きすぎたが仕方ない。
と、布団から出ようとして気がついた。この手はなんだ?
見慣れない手。ふさふさとした毛が付いているこれはなんだ。
急いで起きるも、立ち上がる事ができない。
僕は這ってこたつによると、その上に置いてある鏡をのぞき込んだ。
そこから見つめ返すのは、紛れもないオオカミだ。
驚いたまなこにあんぐりと口を開け、頬に両手を充てたオオカミはコミカルで滑稽ですらあったが、これは
どうしようもなく僕なのだ。
なぜかと理由を考える。僕は反射的にあの箱を見た。
少し空いたその箱からは、「肌色をした何か」が少し飛び出ている。
慌てて駆け寄り、それを咥えて引っ張り出すと、それは僕の剥がされた皮だった。
僕は腰を抜かし、じりじりと後ずさる。
─ ピンポーン ─
ドアホンが鳴り、僕はさらに腰を抜かした
「山~素材店でーす。すばらしい朝でしょう?」
ガチャリと鍵が開き、見知らぬ女が入ってきた。
そいつは僕と僕の皮を見てうんうんと頷くと、僕の皮をていねいにつつんで件の箱にいれた。
「いやあなたには悪いんだけど、皮を貰いましたよ。
知ってましたか?人間の皮って私らバケモノには高く売れるんです」
そう言うと、彼女は立てない僕を袋にいれ、ひょいと担ぎ上げた。
「まあ、これであなたもバケモノになったの。これから良いところにつれてってあ★げ★る」
女の色っぽい笑い声を聞きながら、僕はこれからどうなるのだろうと、ただ考えるだけだった。
終わり。
皮モノかー、さらっと読めてよかったよ。
で、続きは…。
なかなかの良作
続きを楽しみにしてる
女性だったら・・!
クリスマス一日だけでも良いからトナカイになりたいわ
サンタ娘がトナカイに変身。
なるんならグニョグニョのグチャグチャで触手あたりが欲しいな
サンタクロースのソリを引くトナカイはみんな♀らしいな。♂は冬に角が抜け落ちるから
角がないとかで。サンタクのソリ引いてるトナカイは、悪い子にしててプレゼントが貰えなかった
女の子の成れの果て…とか妄想が膨らんで来た。
トナカイA「え〜マジで?ダルいんですけど〜」
トナカイB「だよね〜。あ、ヤベェサンタの野郎来やがった」
ダメだ萌えん…
投下行きます。習作ってことでひとつよろしくです。
トナカイ化。NG要素は特にないと思います。
クリスマスの夜、仕事帰りの青年はトボトボと家路を辿っていた。
恋人のいない一人暮らしの一人身に、家々からの談笑が針のように胸を刺す。
澄んだ夜空を見上げ、冷たい風に身体を震わせ、肩を縮こまらせて俯く――
ドゴオオオオオオンン!!
――と、奇妙な光と衝撃と轟音が路地裏から響いてきた。
思わず駆け寄ると、そこには砕け散ったゴミ捨て場とゴミが散らばっている。
そしてその中に――赤いミニスカート姿の女サンタクロースの姿があった。
「いってててて、しくった……」
コンクリートの塀も崩れたらしい。パラパラ散る砂礫を払い、立ち上がる女サンタ。
見たところ女子高生くらいか。肌は若く瑞々しく、身体も適度に育ち熟れはじめている。
溜まっているせいか不埒な視線になってしまった青年は、慌てて首を振った。
「っちゃー……トナカイのヤツオシャカになってんじゃん」
服装のチェックをした女――少女サンタは、瓦礫を見て帽子が乗った頭を掻く。
そして、ベルトに着けられた小さな茶色いポーチを開き、うん、と頷いた。
「なあ、そこの――ニィサン。そうアンタ。ホラこれ見てよ。笑っちゃうよな〜」
少女サンタの言葉につられ、つい言うままに近寄り、墜落現場らしき場所を見る。
そこには木製のソリとゴミと瓦礫とプレゼントと――動物の肉片と血溜まりがあった。
「プレゼントまで赤くしてどうすんだっつーの。それじゃ赤すぎるだろって。アハハ
んでアタシ、こう見えてマジモンのサンタだったりするんだけどさ――」
ガシッと腕を首に回され、服越しの少女の柔肌と香水の甘い香りにくらりとする。
さらに首に注射針を打ち込まれ、10cc程の薬液を注入されるまで一瞬の出来事だった。
「アンタ次のトナカイになってよ」
耳をくすぐられるような囁きが終わるよりも早く、青年の身体がぐらりと傾ぐ。
膝をついた青年は、心臓が激しく鼓動し、熱く滾る血液が身体中を巡る衝撃に悶絶した。
血液の中に悪いモノが入っていることがわかり、全身に広がる感覚に恐怖を覚える。
皮膚は罅割れ、筋肉が膨張し、骨が体内でゴキゴキ音を立てて急速に変形していく。
「ガ…………! ァ…………ッッ!!」
涙を流す瞳は黒目が膨張し、掻き毟ろうとした咽喉がぐぐぅっと伸びる。
ざわりと全身の体毛が伸びていくと、地面についた手は硬い蹄に変わっていた。
後ろ足と腰が、クンと浮き上がり、やけに高く感じる四つんばいの姿になる。
両の側頭部に激痛が走り頭を振っていると、やがてその先端がアスファルトを掻いた。
手足は蹄に。力強く感じる身体は四足獣のそれになり、頭には先端が広く割れた角が。
内側から裂けたスーツをぼろ切れのように纏う一頭のトナカイがそこにはいた。
「よーし変身完了だな。頼むぜ二号。配達結構押してんだよ〜っと、服邪魔だな」
トナカイの背をぽんぽんと叩き、指を鳴らしてスーツを消す少女サンタ。
自分の身体を見ようとしてか、トナカイとなった青年がその場でクルクル回る。
くっくっと笑ったミニスカ少女は、トナカイの顔を持ち上げて言った。
「トナカイにされて驚いてんだろ。けど大丈夫だって。アタシの言うこと聞いてりゃな。
それに、アンタもアタシに仕えたいと思ってんだろ? アタシはサンタだからな〜」
全てを理解したような少女の言葉に、青年は何も言い返すことができなかった。
人のそれより敏感になった鼻は少女の香水と体香の芳しさに捕われ、意識を逸らせない。
さらにサンタの少女からは独特のオーラが漂い、青年に絶えず服従を強いていた。
トナカイのみが感じる威光だろうか。顔を持ち上げられないと直視することさえ畏れ多い。
「それじゃー行くぜ二号。一号みたいに墜落とかすんじゃねーぞ!」
荷物の用意を整えたサンタが言う言葉に、青年は使ってくれる喜びを感じていた。
前のトナカイの末路も、自分の境遇も、全て圧倒的な支配者の威光に飲みこまれる。
背中に鞭を入れられると蹄は当然のように空中を捉え――空の旅が始まった。
シャンシャンと鈴の音が鳴る。蹄がカツカツと空中を硬く打つ。ソリがなめらかに滑る――。
星空の下、星空のような地上を見下ろして、キラキラと光の粒子を残しながらサンタが行く。
空を翔る心地良さ。運動の熱と夜風の涼の混ざった清々しさ。サンタを運ぶ仕事への誇り。
言葉を喋れないなどストレスも相当なものだったが、青年は抗いがたい充足も覚えていた。
「――配達中のトラブルとかあってさ、トナカイがオシャカになることあるんだよ。
そんな時はこんな感じで急場を凌ぐってわけ。いや悪いねー、ニィサン。まぁ諦めてよ」
ぴしりと鞭が入る。硬く長い体毛と厚く張った背中に、そのささやかな刺激がくすぐったい。
少女の加減もあるのだろう。微かな痛みがあっても、動くのになんら影響のないレベルだった。
移動中が退屈なのか、彼女なりに気を配っているのか、青年の代わりのように次々と喋る。
「貴重な体験だと思ってさ。――ああ、ちなみにちゃんと元の身体に戻れるから安心してよ。
解毒剤っての? 持ってるから。朝までには終わるから、そっちの仕事も行けるだろーし」
青年はその言葉にホッとしたが、安心した反動か、少しだけもったいない思いもしていた。
子供の夢と大人の悪夢が混ざったような奇妙な体験。それが一夜限りのものなんて。
いけない、と青年は考え直すと、もう一度入った鞭に応えて脚に力をいれて加速する。
だがグンと力強くソリを引くのは楽しく、サンタに尽くせるトナカイの誇りも心地良かった。
あの圧倒的な存在に触れた喜び、心とろかす甘い香りが、まだ身体の奥深くに残っている――。
暖炉も屋根もない極東の小さな家々を、青年トナカイと少女サンタは次々に回っていく。
大人と一緒に夜更かししてる子供はアウト。寝たフリでサンタを待っている子供はセーフ。
なにやらルールもあるらしい。走る夜空を見渡せば、あちこちにソリの光が軌跡を描いている。
同じ仕事がいる仲間がいることが、孤独な夜の作業の中で灯火のように暖かい。
「あら、そっちも配達まだなんだ。私もだよ。……そっちのトナカイ、こっちで新調したの?」
「そ。二号。一号と違って良く働くし気も利くよ〜。」
声をかけてきたのは泣きボクロのある胸の大きな女サンタ。大人びて見えるが同い年らしい。
何気ない褒め言葉に胸を熱くしていると、ソリから身を乗り出して青年トナカイの頭を撫でる。
「変な名前つけるのこの子の癖なのよ〜、ゴメンね〜、よしよし。それじゃ、打ち上げでね!」
「あいよ! …………いーじゃんメンドイし。なぁ? つーかアイツ子供扱いしてるし」
ぶちぶちと文句を言いながら鞭を入れる少女サンタ。阿吽の呼吸で従う青年トナカイ。
そんな同業者との交流も時折ありながら、仕事は順調に進んでいった。
夜の色が微かに薄まる頃、やっと仕事が完了した。最初の事故現場から近い公園に降り立つ。
少女サンタはソリを降りると指を鳴らしてトナカイを自由にし、思いっきり背を伸ばした。
伸びやかな肢体が弓のように反り、それを解くと共にリラックスした吐息が白く弾む。
ソリから開放されたトナカイが、適度な疲労と仕事終わりの充足感を感じながらそれを眺める。
すると、漂ってきた甘い香りに身体がむずむずと熱くなり、少女サンタへと歩いていった。
夜明け間近の澄んだ空気の中、少女サンタから漂う香水と汗の混じった心地良い香り。
それは仕事前よりずっと濃密にトナカイの鼻腔をとろかせ、思考を鈍磨させていた。
蹄を鳴らしてフラフラ歩くトナカイは、少女サンタの赤いミニスカートに鼻先を埋める。
「ん? ああ、そっか。女のサンタの匂いってトナカイには蜜の香りらしいからな。っと、
そんながっつくなって。恥ずかしいじゃん。……まあ嗅ぐくらいなら好きにしていいよ」
青年だったことを思い出してか、ミニスカートの中心に鼻を埋めるトナカイに恥らう少女サンタ。
仕事の労をねぎらうようにトナカイの頭を撫でながら、少し考えを巡らせる。
順調に仕事をこなせたのは、このトナカイが良く働いてくれたことも大きい。
トナカイは全てそういう存在だったが、気のせいか二号は相性が良いような気がした。
うん、とひとつ頷くと、少女サンタはトナカイの顔を持ち上げて声をかけた。
「――なぁ、アンタ随分トナカイの身体に馴染んでるみたいだし、このままアタシと組まない?
アタシと正式に契約すれば、ずっとそのままの姿でアタシに仕えられるんだけど、どう?」
頼みなどではなく、引き込まれる強さのある、優位に立った者からの堂々とした勧誘だった。
トナカイが迷っていると、少女はスルリと真っ赤な下着を脱いで、指先でくるくると回す。
冗談めかした仕草だが、さすがに恥ずかしいのだろう。ニヤけたような笑顔が赤くなっていた。
「トナカイにとってはさ、マジで最高の蜜らしいよ。それに契約方法のひとつにもなってんだ。
このままアタシと組んでずっとトナカイとして働くなら、アンタならいいよ。舐めさせたげる。
そんで今日みたいにさ、空飛んで子供達にプレゼント配って回ろーよ」
勧誘の言葉を一通り吐き出すと、ある程度余裕ができたのか、真剣な表情で先を続ける。
「けど、そうしたら元の姿には戻れない。なんつーか、ホラ、サンタもちょっと神的アレでさ。
トナカイにとってはちょっとした霊薬みたいになってんのよ。その、アタシのソレがさ」
あーもー恥ずいなこの説明、とぼやき、頭を掻いたりしながらパンツ片手に説明する少女。
自称神的アレはそっぽを向いて俯き、火照る頬を冷やすように胸に手を当てて呼吸する。
トナカイを手で制しながら振り返って数歩歩き、適度な距離を取ってからくるりと踵を返す。
そして、トナカイ青年の瞳をじっと見つめ、ゆっくりとスカートの裾を持ち上げていった。
白いふわふわのついた赤いスカートの裾から、少しずつ太ももが露になっていく。
まだ成長の余裕を残した柔肌は瑞々しく、健康的な色香を感じさせた。
「アタシとこれからも組みたいなら、こっちにおいで。イヤならその場で後ろを向いて。
後ろ向いたらそのまま解毒剤注射するからさ。そしたら振り返らずに帰ってよ。いいね?」
説明を終えるのと前後して、少女サンタの手が止まる。
持ち上げたスカートの裾からは少しだけ、ほんの少しだけデルタゾーンが覗いていた。
ドクリ、と、トナカイの心臓が強く鼓動する。
それは天上を流れる蜜の川か、或いは黄金の神樹から滴る至高の樹液か。
咽喉が渇き、眩暈がするほどの渇望は、魂が少女の方に引っ張られる感覚を生む。
しかしそれを蹄で土を掻いて制すると、青年としての心が思考に沈んでいった。
冴えない聖夜に起きた突然の出来事。身体を異形化させられた時の恐ろしさ。
空中に蹄をついて空を翔る心地良さ。絶対的な存在に服して尽くす誇りと喜び。
眠る子供たちにプレゼントを届けて回るという、仕事内容への満足感。
戸惑うことも多かったが、総じて言えば楽しい夜だった。
だが――今までの人生を放棄しても良いのだろうか。そんな迷いも確かにあった。
時間とともにトナカイの身体には馴染んだが、二度と人間の姿に戻れないのは大きい。
大過なく平凡に過ごしていた日々は、華々しくはなくとも自分の人生だった。
それを放棄することは許されるのだろうか。逃避ではないのだろうか――。
そんな青年の当然の迷いは、しかし少女の瞳を見ると光に照らされた霧のように消えてしまう。
絶対的な存在に仕える喜び。雄々しい活力に満ちた野生の身体への誇らしさが、胸を熱くする。
トナカイは静かに歩き出すと、少女サンタの元へ歩いていった。
その威光の先にこそ、進むべき道があるかのように。
そして聖人の裾にキスをするように、少女サンタの秘所に、ぶ厚い舌を這わせた。
至宝の蜜の味と共に異形化が完全に身体に固定していく。その感覚さえ今は心地良い。
「ん……良い子だ……。へへ、よろしくな、二号」
秘所を舐められて頬を染めながら微笑む少女サンタに、トナカイはコクリと頷くのだった。
以上です。ありがとうございました。
微グロだったがたいして気にならないな
GJ
GJ
心もサンタのトナカイになるのが良かった
変化したモノに精神が引きずられるのは大好物です
えるしっているか
サンタの乗るトナカイは雌
>>734イイ!(・∀・)
可愛い女の娘がいるが、周囲の人達に酷い目に合わされる。抵抗する術も無く泣寝入りするかに
思われたが、恨みを蓄積し、(バイオのGウィリアムやウェスカー、アーヴィングみたく)自らの手で怪物に
変貌し、力を得た彼女が周囲の人間に復讐するストーリーとかどう?(´・ω・`)
あとやるとしたら、どっちの結末がいいだろう?(´・ω・`)
@ 周囲の人間を殺戮し尽くして怪物の勝利end
A 反省した人々は力を合わせ、過去に見せた事の無い団結力・信頼関係で怪物と戦い倒すend
>>739 >>734神に続いてさらなる神降臨!
良いと思うからぜひ書いてくれ
俺は1に1票いれるぜ
>>734のクリスマスプレゼントに続いて
>>739のお年玉まで決定か
その前にも投下あったし最近活気あるな!
>>739 B 反省した人々は力を合わせ、過去に見せた事の無い団結力・信頼関係で怪物を犯すend
>>741 それテイルズオブリバースですね判ります
743 :
少女の復讐:2010/01/05(火) 23:16:41 ID:PBVGkhAr
―Prologueー
人々が寝静まった夜、辺境の街からさほど遠ない森林で、その者は蠢く。
筋肉の露出した皮膚の無い人間の様な者、人間と蝙蝠あるいは狼が合体したガーゴイルや気味の悪い
獣人の様な姿の者。得体の知れぬ無数の怪物達が葬られていた。それらのうちのある者は、身体各部を
無数に引き裂かれ、あるものは腹部を引き裂かれて臓器だけを綺麗に抜き取られていた。またあるもの
は頭部を垂直に抜き取られ、千切れた首の断面から食道や腸を伸ばしていた。
「グウォオオォ・・・」
何者にも例え難い不気味な音が響く。それは無機物から発せられるにしては余りにも生々しく、生物
から発せられる音にしてはあまりにも異様だった。線の様な三日月だけが照らす暗黒の中、音がした
場所には2つの灯が燈る。殺した者達の鮮血のごとく、燃える様な紅を燈すその灯は狂気に溢れながらも
幻想的である。その者は双灯を天に向けるとそれに吸い込まれるが如く、迅速かつ、音もなく姿を消した。
後に残ったのは静寂と、地獄絵図の様な異形の姿の怪物達の死体と、鼻を突くそれらの血の匂いだけだった。
その者が過ぎ去りし後。老齢のブナの巨木に止まった一羽の烏が一声あげた。それを合図にするかの如く、
烏の群が激しく、と同時に静かに死体の山に群がっていった。人知れぬ森の中での宴だった。
>>743様
妖怪7人娘や獣人学園のアイデアを出したの同じ方でしょうか?
続きが気になる分、できればある程度完結させてから投下、というのを
リクエストしたいなと思います。多少間が空いても構わないでしょう。
以前も相当長そうな話の冒頭部分のみ投下、その後中断、というパターンが
何度かあった気がします(別の方でしたらすみません)。
長い分には構わないと思うし、かりに一挙投下には長すぎるとしても、
出来上がってから配分を考えて分割する手もあると思います。
今回はプロローグということなので、続きに期待しています。
745 :
714:2010/01/14(木) 20:29:26 ID:LzWUquAd
ようやくSSと呼べるかよくわからないものが書けました
すみません、実は
>>588や2つ前のスレの574も自分だったりで最初に書くかもって言ってから2年近く経ってしまいました
どんな感じで文章書けばいいのかよくわからなくて突っ込みどころが満載だと思います
そして書いてみて思ったのですが、脳内では結構な量になるつもりだったのがいざ書いてみると凄く短かったです
続きがあるかは今のところ不明です
それでは投下します
「ここがあの鉱石があるという洞窟かしら?」
私の名前はシアル。
魔王を倒すために旅をしている。
噂によるとこの洞窟には非常に強い武器を作れると言う鉱石があるらしい。
そして最寄りの村から数日間歩いてようやくこの洞窟にたどり着いた。
「さ〜て、鉱石はどこにあるのかなあ」
私は洞窟の中をどんどん進んでいった。
モンスターも結構多かったがあまり強い敵はいなかったので苦労はしなかった。
おまけに意外にも道は一本道で迷うこともなく進むことができた。
しばらく進むと少し大きな空間が見えてきた。
「な、何よあれ」
その空間に変な塊が蠢いているのが見えた。
私はその空間の少し手前の岩陰に隠れて様子を伺った。
どうやらその塊は肉塊のようなもので、高さ1m横幅1.5mほどあり、2つの目と1つの口もあった。
よく見ると太い血管のようなものがその肉塊全体で脈打っていた。
「気持ち悪い・・・」
そのあまりにグロテスクな姿に私は思わず顔をしかめた。
こんなモンスターは今までに見たことも聞いたこともなかった。
しかしあのモンスターを倒さないと先へと進めないため、そのモンスターを倒すことにした。
見た目からすると動きは遅そうであったので、まずは水属性の魔法で遠くから攻撃をしてみた。
するとあまり効かなかった上に肉塊モンスターが予想をかなり上回る速さでこっちに近づいてきた。
私はびっくりして急いで炎属性の魔法を放った。
今度はかなり効いたようで動きがかなり鈍くなった。
これで安心した私はさらに雷属性の魔法で止めを刺そうとしたら、
なんとモンスターが「グオオオオ」と呻き声を上げながら捨て身で肉塊を広げて覆いかぶさろうとしてきた。
だが間一髪で魔法の詠唱が間に合いモンスターはバラバラに。
と思った瞬間、バラバラになり始めたモンスターから粘液のようなものが噴き出した。
慌てて顔の辺りを盾でガードしたがガードし切れなかったお腹より下の部分に粘液がかかり、
そしてジュウウウと音を立ててローブが溶けた。
「うぐっ」
私は急いで解毒魔法でその粘液を消し去ったが、多量の粘液が付いてしまったお腹の辺りが間に合わず、
やけどでただれたような状態となってしまった。
回復魔法を使ってみたが何故か状態がよくならず、鈍い痛みが続いてなんだか体がだるくてフラフラする。
これはまずいと思ったが、回りを見回してもさっきのモンスターは既に絶命しており、他にモンスターもいない。
あと、どうやらここは行き止まりらしく、この空間から続く道は見当たらなかった。
「はぁ・・・はぁ・・・、鉱石もないようだし・・・とりあえず早く・・・この洞窟から出なて休まないと・・・」
その後、何とか洞窟の外まで戻った私はモンスターに教われないよう小さな結界を張り、その中で倒れこむように眠った。
どれだけの時間が経っただろうか、私がふと目を覚ますと、なにやら違和感を感じた。
上半身を少し起き上がらせて周囲を見たはずが、何故か空も見える。
ふとお腹はどうなったかを見て絶句した。
ただれたようになっていた部分があのモンスターと同じ肉塊のような感じとなっており、そして目と口まで付いていた。
また、その肉塊のようになった部分から回りに太い血管のようなものが伸び、脈打っていた。
さらに驚いたことに、その目と口がまるで最初から私にあったかのように自由に動かせた。
あまりの出来事に怖くなってガタガタと震えた。
そして私はわけもわからず泣いた、体中の水分が枯れるんじゃないかというぐらいに。
数十分ほど泣いたら少し気持ちが落ち着いてきたので、今後どうするかを考え始めた。
とりあえず私はこれが呪いではないかと思い、教会まで行って相談してみることにした。
「よし、ここにいつまでもいてもしょうがないし出発するか」
しかし、この後さらに災難が起ころうとはこの時知る由もなかった。
続く?
GJ!!
グロテスクっぽい描写で続きwktk
GJです
ぐちょぐちょに姿が変わっていくの期待しています!
さてHDDトンで続きが永遠に失われたので、腹いせに保守ネタ
男の子が触手でねっちょりされるシーンがありますので、苦手な方はおめざめのじかん・くろいりゅうでNGを。
彼らも、彼女らも、親友の突然の変貌に、ただ目を奪われていた。
「にげ、テ、ハ、やく」
赤黒く蠢く肉腫に首まで飲み込まれた彼女は、涙を流しながら口をパクパクと動かして、
必死でこの場を離れるように、ただただ唖然と自分を見呆ける6人に伝えようとしていた。
学校の課外授業。仲の良い男女が寄り集まった7人は、森林公園の奥で偶然見つけた洞窟に入り込み。
明かりもなく、制服に運動靴という格好ではこれ以上奥には進めない、というリーダー格の少年、リクの
言葉に従って洞窟を後にした、その後の出来事だった。
「マ、マナ、が…」
恐怖に顔を歪ませて、地面に座り込むのは、変貌していく彼女──マナと親しい、ナツミ。背中を突き破って
うねる触手に、気色悪い肉の塊に変わっていく親友を、ただただ震えたか細い声で見ているしかなかった。
「う、うそ、だろ…」
「な、なにが…」
グループ一の悪戯好きな少年コウスケと、柔道部員でグループ一の体格を持つショウタも、半ば何が起きているのか
分からないといった風に、ただ悪夢のような光景の前に立ちすくんでいた。
「に、げ…」
その間にも、肉腫は彼女を飲み込んで行き、ついには最後まで残っていたマナの顔も、引き込まれてしまい。
「マナああああああああああああっ!!」
長身の女子剣道部員で、長い髪をポニーテールでまとめているシノブが、彼女の名を叫んだ時、それは起きた。
「う、うわああああああっ」
「きゃあああああああ!」
肉腫が勢い良く、爆発的に膨らむと、その触手が勢い良く、彼らに、彼女たちに伸びて絡め取る。
「いやあ、放してぇ!!」
「や、やめろっ!!」
抵抗する度に、新しく生えた触手が巻きついて、自由を奪っていく。、その表面は生暖かい透明な粘液で覆われていて
それが制服の上を通るたびに繊維を溶かし、素肌を晒していく。
しかし、それだけではなかった。
「ひゃああっ!!あ、ああ、ああああああああああああ!!!」
嬌声のような悲鳴を上げたのは、コウスケとは大の遊び仲間である、ボーイッシュな少女アキであった。
セーラー服も下着もすべて溶かされて、ようやく膨らみかけた乳房やまだ幼い秘裂を霰もなく晒している彼女に巻きついている
触手が、彼女を侵蝕し始めた。
秘所に、菊座にあっさり入り込んだそれは、体内に根を張り、直腸や膣の内壁と同化──いや、自身と同じものに作り変えていった。
「うあ、あんっ、ひぃああ!うく、ひう、なあああああ!!!」
体の中を奔る様に伸びていく触手の根に、それと繋がって、新しく繋ぎ直されていく血管と神経に、内臓や骨格が取り込まれ、筋肉や
細胞が作り変えられて行くすべての感覚が、凄まじい快楽となって、彼女の思考を壊していく。破壊されたその思考に、何者かが入り込み
自分の境界を曖昧にしていく。 皮膚が変色し始めて、巻きつく触手と同じグロテスクな赤紫に変わると、触手と皮膚の境目がなくなって、足を含めた下半身は完全に触手と同化した。
そしてアキは、友達、マナのなれの果て、ぶよぶよと蠢く肉腫本体へ引き込まれる。それはまだ侵蝕が進んでいない上半身との境目、臍の辺りで止まり、
肉腫に突き刺さるような形になった。
そしてそれは、他の少年少女も同じだった。
「うー、あ、あー…」
理性的で怜悧な普段のリクは、もう存在していなかった。最早全てが快楽でしか感じられない彼に反応して怒張する彼自身に巻きついた触手はまるで
射精を促すように蠢き、彼は何度も中空に精を放つ。そのたびに触手は巻きつきを強め、ついには彼の男根を飲み込んで、同化してしまった。睾丸も精嚢も
触手に吸い付かれて同化し、そこから体内へ急速に根が伸びていく。その度に強い快楽が彼の脳を激しく揺さぶって、ついに彼は意識を手放してしまった。
瞳からは理性の光が消え、記憶が何者かに塗り替えられていく。自分が薄まって、何もかも分からなくなる感覚に、彼らは、彼女らは溺れていった。
そうして同じように、6人は肉腫に引き込まれる。そこに最早、自分の意思を残しているものはいない。残っていたとしてもすでに腰から下は肉腫そのものになり、
まだかろうじて人間らしさが残る上半身にも2,3本の触手が絡み付いて、逃げる事は叶わない。
それからの変化はさらに加速した。
「んあああああああああああ!!!!」
「うおっ、おおおおおおおおおおっ!!」
アキとコウスケが快感に叫ぶ。上半身に巻きついていた触手がついに同化を始め、さらに半分飲み込まれた腰からぼこぼこと肉腫がせり上がり、背中を、腹を
腕を、胸を飲み込んでいく。膨らみながらそれはさらに形を変えながら、最早意味を成さない音が漏れ出る口を、顔を、頭を飲み込んでいく。二人の腕は最早
必要ないと言わんばかりに肉腫に取り込まれていった。
一方、ショウタの変貌はさらに早く進んでいた。触手によって無理矢理腕を伸ばされた状態で同化され始めた彼はいち早く完全に赤黒い肉に覆われると、急速に
その長さを伸ばしていく。
「っかはっ…あ、がっ」
「ぐげえっ、げぼ、ぐぼっ」
リクとナツミの変容は、さらに異様だった。
何度も咳き込み、奥底に詰まったものを吐き出そうとする二人の唇を割って姿を見せたのは、黒い硬質の鍵爪をもった一本の指だった。人の何倍かはあるだろうその
巨大な指は、首元まで盛り上がった肉腫に飲み込まれた二人の口から、さらに一本、もう一本と姿を見せる。そのたびに口は裂け、ついに二人の顔がべろりと裏返る
ように、五本の指を吐き出して、肉腫に飲み込まれていった。
「はあ、うああ、ひゃああああああああああああああ!!」
そしてシノブにも変化が訪れる。
触手で巻かれた上半身に肉腫が根元から取り付いて、少しづつその長さが増していく。それに合わせるように、快楽に意思を失い、呆けていた顔が前に伸びていく。
正確には鼻から下顎までが伸びていき、見開かれた目が一度ゆっくり瞬くと、その瞳は爬虫類のように縦に長くなっていた。自慢の長い髪がはらはらと抜け落ちて、
変わりに頭部には一対の角が伸びていく。形作られるマズルに合わせて歯も尖り、すべてを噛み千切りそうな牙状に変化していく。シノブを首元まで飲み込んだ
赤黒い肉腫は、伸びた角と目、牙を残してぐちゅぐちゅと顔を覆っていく。
変化は最終段階を迎えた。
(僕は…我は…)
(わたし、は…竜…)
(俺、は、黒き、竜…)
(あ、あたしは…我は…)
(私は、我は、今…)
(ぼ、ボク、は…目覚め…)
(俺は…我は今、目覚めん!)
七人の意識が、記憶が、魂そのものが、パズルのように一つ一つ組み合わさって、強大な力に上書きされ、融合して一つになる。
それに合わせて、肉腫は、彼らは急速に形を整えていく。
アキとコウスケだった肉腫から爪が生え、足を形作り。
リクとナツミだった部分は、完全に一対の腕に。
ショウタは左右に振れながら長く伸びた尾に。
シノブだったものは、恐ろしさ中に神々しさをたたえた頭部に。
背中にばさりと羽が広がって、赤黒い全身にいくつもの境目が瞬時に奔って、黒光りする鱗になり。
「グおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
目覚めた喜びの咆哮を上げ、黒い巨大な竜が誕生した。
(待っていた、この時を…)
満足そうに、全身のあちこちを見回す黒い竜。先程の洞窟で、魂だけの存在として復活の時を待っていた彼は、洞窟の中に入った
人間の子からマナを選び、マナの体を器に復活を試みた。
しかしそれは破綻し、彼の強大な力に彼女は耐え切れず形が崩れ、彼女と自身の復活のために他の人間を取り込んで、
そしてそれは今、成されたのだった。
(さて、数百年ぶりの世を見てみるとするか。手始めに、前の住処を見てみるのも悪くない。変わっておらぬならよし、変わっているならそれもよしだ)
羽を一振りすると、周囲の木々がざわめいた。飛び方を忘れていなかった自分に少し驚いて、彼はわずかな木々の間から、一気に空へ駆け上がる。
(我の血肉となりし人間の子らよ。我は主らで、主らは我となった。もう人としての短い一生は歩めぬが、せめてもの詫びに、我は永久に、主らと共に在ろう)
(…さて、行くぞ)
はし
そうして彼、いや、彼らは蒼穹を一路、南へ飛び疾った。
だがまたしてもそうは問屋が卸さない。
長きに渡る歴史の中で、彼の住処は陸上自衛隊の演習場になっていた。
彼はふざけ半分で、ここは我の住処ぞ、人間は立ち去れと軽く火を吐いて脅したのが悪かった。
それは武器使用基準に合致してしまう行動で、突如上空に現れた彼を襲う、たまたま演習中だった87式自走高射機関砲の冷酷無比な恐るべき精密射撃、
そして狼のように乱れぬ連携で襲い掛かるAH64D対戦車ヘリ、仕舞いには最新鋭の03式中距離地対空誘導弾にまで狙われた彼は、
へとへとになって命からがら森に逃げ帰り、 もう人間をからかうことはやめようと心に決めて、7人に戻った。
目が覚めた7人は、異常に疲れていたそうな。
おわり。
某実写変形映画リベンジに出てくる敵を見ていて思いついたネタの欠片。
スレ汚し失礼。
「星の向こうから〜」は永遠に未完です、ごめんなさい。
書きたいという奇特な方がいたら勝手に続けてもおkです。
ではまたいつか。
GJ!
変化融合グロいな(誉め言葉)
そして自衛隊TUEEEEEEEE!ww
>>753 いやいや、面白かった。
永遠に未完とか言わず、気が向いたら書いてくださいな。
面白かったw
でもドラゴンみたいにでかいと兵器に弱いかw
面白かったです。自衛隊恐るべしwww
因みに頭の体操、思考実験程度の話でゴ○ラ等その手の存在が現れた場合
「害獣駆除」の任務で出動するそうです
続きを書いていたら以外と長くなってしまったので途中ですが投下してみます
>>748 ありGJ!
語彙力少ないのでグロも含めてなかなか難しいです\(^o^)/
>>749 ありGJ&GJです
納得のいくぐちょぐちょがなかなかできません・・・
私はボロボロになってしまったローブを着替え、次の村へと向かって歩き始めた。
数十分ほど歩いたところでモンスターが襲ってきた。
敵はコボルト1体、私の強さからすれば楽勝な相手だ。
案の定、魔法1発で倒すことができた。
いつもならそのまままた歩き始めるのだけど、今は何故か急にお腹の顔がウズウズし始めたので立ち止まったまま。
気になってローブを捲くってお腹を見たが出発した時と特に変化はなかった。
だがお腹の目からコボルトの死体が見えるとそれがとてもおいしそうに見えた。
私の普通の目からはただの気持ち悪い死体にしか見えないのに。
なんだか気味が悪くなってその死体から立ち去ろうとしたが、お腹が疼いてしょうがない。
私はその疼きに負け、頭部の顔を背けて嫌々ながら死体へと近づいた。
そしてローブを捲ってから死体を跨ぐようにして四つん這いになり、
「バリバリ・・・」
お腹の顔で死肉を骨ごと食べ始める。
グチャグチャという肉の音や臭いに吐き気がする。
それでもお腹の口で食べるのはやめられず、ついに綺麗に食べ終えた。
私はその場にへたり込んだ。
何で私がこんな目に逢わなきゃいけないんだろう、そう思うと既に枯れるほど泣いたはずなのにまた涙が出てくる。
このままではなかなか先に進めないので泣きながら歩き始めた。
再び数十分ほど歩くと今度はダークフェアリーに襲われた。
このモンスターもあまり強くはなかったので、あっという間に倒した。
そして先ほどと同じように疼き、嫌々ながらまたお腹の口で死肉を食べ始めた。
もちろん嫌悪感はあるが2回目と言うこともあり先ほどよりは幾分か気持ちはマシだった。
その後もモンスターを倒すたびに死肉を食べた。
だんだんとそれに慣れてくる自分が嫌になってくる。
ようやく次の村に着いたのは2日後のことだった。
村に着いてから教会があるか聞いてみたものの、
ここにいる神父さんは名ばかりのただの管理人で魔法等は使えないようだ。
ようやく着いたのにこの事実には愕然とした。
とりあえずここの近くに村や町がないかの情報を村人達に聞いている内に、とある情報を入手した。
どうやらこの村の少し離れたところにある森で最近モンスターの活動が活発になり、
度々この村が襲われているとのこと。
人々を守るために冒険している私がこれを聞いて行かないわけがない。
もう夕方になってしまったので明日の朝早くに森へと出発することにした。
とりあえず今日は村で1軒しかない宿屋に泊まった。
ここ数日は野宿ばかりだったので久しぶりにベッドで眠れる。
お腹がどうなっているかを道中では気が動転しててよく見ていなかったので寝る前に見てみた。
改めてみるとやっぱり気味が悪い。
肉塊のようになったお腹に付いている大きな目と口・・・
目は色が猫のような感じで金色の中に縦に細長く黒。
その目から覗き込んでいる私が見える。
口は牙が生えそろっており、舌を出して見ると青くて長かった。
そして、回りに伸びた太い血管のようなものが最初に見たときよりもなんとなく広がっている上に
脈打ち方が大きくなってる気がするが、これは私の気のせいだと思うことにした。
朝になり私は森へと出発し、数十分ほど歩いて到着した。
少し森へと入ってみると薄暗くじめじめとしていた。
さらに少し歩くとモンスターが現れた。
スライムとマタンゴだ。
強いモンスターが出るかと思っていた私は安心すると共にサッとモンスター2体を倒し、お腹の口で食べた。
今まで道を歩いたときは人型系のモンスターしか出なかったが、
今回のようなモンスターは初めてで食べてみるとなんだか変な感触。
だが人型のモンスターと同じような感じで何事もなく食べられた。
その後も様々なモンスターを倒しながらさらに森の奥へと進んでいった。
そして私は気づいた。
モンスターを食べるたびに少しずつ自分が強くなっているような感じがする。
とその時、ドラゴンが現れた。
ドラゴンは今までのモンスターと比べてかなり強く、数日前の私なら非常に苦戦するだろう。
だが戦ってみると自分が強くなっているのが気のせいではないことがわかった。
まずドラゴンが炎を吐いてきたが、簡単に避けることができた。
今までであれば避けられたかどうか怪しい。
魔法を使ってみても明らかに前より威力が高く、数発でドラゴンを倒すことができた。
もちろん私はいつものようにお腹の口でドラゴンを食べ始めた。
いったいどのようにこの大きなドラゴンが私の体に収まってるんだろう。
そう思いつつも難なく食べ終わった。
食べ終わると何故か太い血管のようなものがいつもより大きく脈打ったが、それ以外に特に変化はなかった。
ここからはやや強いモンスターが多く、やや苦戦することが多いものの地道に進んでいった。
そして今までよりも強くなる速度が上がっている気がする。
強いモンスターを食べるほど強くなりやすいのだろうか。
しばらくすると突然、強い魔力を感じたの陰に隠れた。
バサバサという音と共に何かが飛んでいき、その音が止まった。
コッソリと覗いてみると紫の肌に蝙蝠の様な羽、曲がった角・・・サキュバスだ。
「ふふふ・・・、隠れてないで出ていらっしゃい」
どうやら私がいることは既にバレていたようだ。
私はトコトコと物陰から姿を現した。
「あら、人間の気配がしたから来てみたらただの小娘とは。まあ暇つぶしにちょうどいいわ、
村をモンスターで荒らして遊ぶのも飽きてきたとこだし」
「村人が困ってるのはあんたのせいか・・・!!」
速攻で私は炎属性の魔法を放った。
しかしサキュバスは羽で空を飛び軽やかに避けた。
「あらあら、そんな魔力でアタシを倒そうっていうの?笑っちゃうわ」
そういうとサキュバスは私に向かって空から襲い掛かり、鋭い爪で切り裂いてきた。
その速さに私は避けきれず、ローブの胸の部分を切り裂かれ、胸からは血が滲んだ。
「まあ、カワイイお胸が丸見えよ」
明らかに弄ばれている、このままではまずい。
そう思った私は魔法で霧を発生させた。
「こんな子供だましが私に聞くとでも思ったのかしら」
そう言いながらまた私へと襲い掛かってきて、
「今度は下半し・・・何っ!?」
サキュバスが攻撃しようとした瞬間に私の幻は消える。
そして私ががら空きとなった背後に魔法を打ち込もうとした瞬間、
サキュバスの背中からたくさんの触手が伸び手足を締め付けられ、
そのまま体を地面に叩きつけられた。
「ざんねんでした〜。あんまり弱いからひっかかってあげたけど、もう戦闘は終わらせようかしら
・・・と思ったけどあなたはカワイイからサキュバスにしてあげる」
そんなことはなんとしても避けたかった私は激しく動こうとするも、
触手にガッチリ手足を固定されて全く身動きが取れない。
「あ、あなたの言うとおりになんかさせない!!」
「この状況になっても文句を言うなんて煩いわねえ」
サキュバスはそう言うと触手でさらに口を塞いできた。
ングンググ・・・喋ろうとしても塞がれていて声を出せない。
「さあて、まずは邪魔なものをなくそうかしら」
サキュバスに爪で秘所の前を全て切り裂かれた。
「もしかしてあなた処女ねえ、匂いでわかるわ。
私が初めてを頂いてあ・げ・る」
私は必死に首を横に振って抵抗するが、何の意味も成さなかった。
いきなりサキュバスは尻尾を秘所にねじ込み、血が出た。
その苦痛に私の顔が歪む。
サキュバスはニヤニヤと笑っている。
さらにその尻尾の先から何か液体が出始めた。
「この液体はアタシの魔力で作った媚薬よ、これであなたも気持ちよくなれるわ」
サキュバスにつかまり気持ちよくなり始めたらもう後は抵抗する力もなくなってしまう。
以前こんな話を聞いたことがあった私は、必死に抵抗をしようとするも何もできない。
そうしている間にも段々体が熱くなり頭がボーっと始めた。
「とりあえず処女の血でも味わおうかしら」
そう言うとサキュバスは秘所へと顔を近づける。
だが私はこの最後のチャンスを見逃さなかった。
サキュバスはまだお腹の顔に気づいていないし、まさかそんなものがあるとも思ってすらいないだろう。
そしてサキュバスが秘所から出た血を舐めようとした時に、私はそのお腹の口から舌を伸ばし、首を一気に締め上げる。
「ぐあぁ」
サキュバスの口から声にならないような声が出た。
かまわず私は頭をお腹の口の中へと引きずり込み、鋭い歯で噛み切った。
勝負は一瞬だった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
ボロボロになりながらもなんとか私は勝てたようだ。
媚薬のせいで熱かった体も、徐々によくなってきた。
ある程度状態がよくなってきてからサキュバスの首から下を食べ忘れていることに気づき、食べ始めた。
そして食べながらどんどん力が湧いてくるのを感じた。
やっぱり食べた敵が強いほど強くなれるのかなあ。
そう思いつつ食べ終えたその時だった。
ビクンッ!!
「えっ、な、何!?」
続く
今回は書いてたら何故か予想以上に長くなってしまいました
おまけにダラダラと続いててただ長いだけな感じがします
同じような言葉の繰り返しを何とかしたかったのですがどうにも上手くいかず
本当はもっと早く書きたかったのですがどう書いたらわかんないことだらけで、
色々と文や絵を参考にしたりしていたら結構な時間が
そして参考にする絵を探しにいってそのまま妄想モードに突入することも多々
こんな文章でも続きを読みたいかたがいるのか不安です\(^o^)/
またいいところで切ってくれるじゃないの…
徐々に罪悪感が薄れていってるヒロインが実にいい感じ
続き待望してます
>>763 読みたい!かなりいいところで終わってるのがまたなんともw
>>763 全力で支援する
変形もいいが器官(腕とか目とか口とか)がありえないところに増えるのがそりゃもう好きなんだ
767 :
763:2010/01/25(月) 21:46:33 ID:Gqs49qpN
>>764-766 レスありがとうございます!
ただ、このあとどう続けるかを現在迷っています・・・
どうなるかはわかりませんができる限り頑張ります(`・ω・´)
768 :
763:2010/01/28(木) 17:33:24 ID:2BZEgTx8
ようやく続きができたので投下します
突然お腹の肉塊部分が大きく動いたような感じがした。
と思った次の瞬間、お腹から周りへと続いていた管が一気に全身へと伸び始めた。
その全身を這うような感触で体に力が入らず、私はうつぶせに倒れこんだ。
管は手の先や足の先まで伸び、顔の一部へと伸びたところで止まった。
すると今度は管がお腹から全身へと激しく脈打ち出した。
「ううう・・・」
その全身で激しく脈打つ感触にうめき声しか出ない。
さらにはお腹の肉塊部分が周囲へと広がり出した。
綺麗だった肌がどんどんと肉塊へと変異していく。
体がどんどん変わっていく様に恐怖を感じる。
そんな気持ちとは裏腹についには頭部以外の全身が肉塊と化した。
しかしそれだけでは終わらず、肉塊となった部分が蠢きだす。
「っ・・・」
かすかに声が洩れるだけで何も抵抗はできない。
形だけは人間のような形を保っていたがそれも終わる。
まずは足の指の境界がなくなり癒着した。
関節だった部分が全てなくなり、2本の長い円錐のような形となる。
それだけにはとどまらず、その2本の足だったものがどんどん太くなり、ある程度大きくなったところで2つに分かれる。
これが数回繰り返され30本くらいまで増え、吸盤のないタコ足のような形状になった。
次に胴体の変異が始まった。
少女らしい細かったお腹がどんどん膨れ上がる。
腕だった部分は手首より先が細長くなり、鎌のような形状になった。
さらに腕の下から肉塊が伸び、蜘蛛のような新しい腕を形作った。
肩甲骨のあたりからの肉塊が大きく盛り上がり、その肉塊は巨大なドラゴンのような翼へと変わった。
その翼の生えた下あたりの肉塊も同じく大きく盛り上がり、そこから数十本もの触手が飛び出した。
そして変異はここでようやく終わった。
数十分後に私は目を覚ました。
どうやら変異の途中で気を失っていたようだ。
まずは起き上がって自分の体を確認してみた。
吸盤のないタコのような足、巨大カマキリのような腕、新しく増えた蜘蛛のような腕、
背中から生えた巨大な翼と数十本もの触手・・・
その全てが顔の時と同じく私の意志で自由に動く。
また、それら全てが管と肉塊で覆われていて変異前と同じように管は脈打っている。
さらに体自体も非常に大きくなっていて地面が5m以上も下に見える。
頭部がどうなったか気になったため、屈み込んでお腹の顔から見てみる。
肉塊のようになっていたのは顎まで、管も頬までで止まったままだった。
しかし肌の色が真っ白になり、髪は金色、虹彩は赤に染まっている。
頭には美しい曲線を描いた黒い角が2本生えていた。
自分が完全に人間ではなくなったことを確認すると、いつものように泣き出す。
こんな大きな異形の怪物が泣いているのははたから見れば奇妙な光景だろう。
それでも私は気の済むまで泣いた。
〜 数日後 〜
私は魔王を倒すための旅を続けている。
今は空を飛べる分旅が楽になった。
もちろんこの姿を人に見られるわけにはいかないため移動は夜中に。
人から直接情報を得られないのは痛いが、五感が非常に鋭くなったために遠くからでもある程度情報を得ることができた。
アイテムや装備が入ったリュックは異形となった今でも思い出にと持ち歩いている。
この4本の腕では上手に持てなかったが、背中の触手は器用に動いてくれるので便利だ。
強いモンスターが現れても簡単に倒せるようになった。
それでもいつ何があるかわからないから油断は禁物と心に言い聞かせている。
さて、日も沈んだし今日も旅へと出発だ!
〜 おしまい 〜
ようやく書き終えることができました
最後は上手く書こうとして失敗した感じがします
自分はキメラ的な異形化が好きなんですが、なかなかキメラ化に持ってくのが難しいです
そしてぐちょぐちょも好きなので合わせたら中途半端になってしまいました
もし次に何か書く機会があったらもう少し上手く書けるように頑張ります
以上で失礼致します
GJ。異形化しても前向きなのがいいね。
773 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 20:23:09 ID:T2DBHuAs
hosyu
774 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 07:34:42 ID:QDsv0FBj
私の名前は岡柳亮子。私立探偵だ。
前方に若い男の姿が見える。
「あれが今回のターゲットか…」
私はそう呟くと男の前に立ちふさがるように回り込みこう言った。
「あなた不倫してますね?」
「はぁ!?」
男は何を言ってるんだという風に驚いた。
「ふふん…その反応バレバレよ!」
「ちょ…ちょっと待て!何か勘違いしてるんじゃ…ぐ、ぐわっ!」
私は男の首根っこを鷲掴みにし予め予約してあった近くのホテルの一室に連れ込んだ。
男を床に放り投げる。
「くそっ…なんて力だ…お前本当に女か?」
「ふふ…女よ。だけど人間じゃないわ。」
「はぁ?何言って…大体さっきからわけのわからないことを…」
ぎしり。
私の体が大きくゆがむ。全身に紫色の獣毛が生え全身の骨格がバキバキと音をたてて
変化し始める。足は獣のようにつまさき立ちになり手足に大きなかぎ爪が生えお尻からは
長い長い尻尾も生え顔は鼻と口が全面に突きだしていきこめかみからは大きな角が姿を現す。
その姿はまさに悪魔。山羊の悪魔バフォメットそのものだった。
「ひ…ひいっ!化け物!」
「ふふ…この姿を見れば嘘はつけないわよね!嘘をついたら呪い殺すわよ!」
これで洗いざらいすべて話すに違いない。私は確信した。
「…って言われても本当に何も知らないんだ!嘘じゃない…嘘じゃないです!不倫なんかしてませんよ!」
この姿を見せつけてもまだ本当の事を言わないとは。肝の据わった人間もいるものだ。
「ふふん…まだ嘘をつくなんてよっぽど呪い殺されたいらしいわね!」
「だから嘘じゃないです!嘘じゃないんですってばぁっ!!」
男は目から涙を流しながら鼻から鼻水を流しながら股間から黄色い液体まで流しながら叫んでいる。
凄まじい演技に私は圧倒された。とても肝の据わった人間だ。
ここまで肝の据わった奴は悪魔界にもそうはいない。
…こうなれば
「私とセックスしなさい!」
「…えっ!?」
「いいから!」
私は魔法で男の服を吹き飛ばし魔法で興奮させ魔法で勃起させた。
「…う、うおおおお!体が熱い!ああ!アアァ!ああのbがうsかい、kh!!!」
私は男のペニスに無理矢理腰を沈み込ませた。
「ああっ!あああっ!気持ちいい!気持ちいいですうううう!」
「悪魔のヴァギナを思い知りなさい!ちっぽけな人間め!」
私は腰を思い切り上下に振った。男のペニスが私の膣内をかき回す。
「ああああ!イク!!イクゥゥゥゥ!!!」
「きなさい!さあ!思いっきり!!」
ドプッッ!ドプゥゥッ!ビュル!!ビュルルルル!!ドプゥゥッ!!!
男と私は同時にイッた。男はあまりにも急激な興奮を強いられた為か体力を
使い果たし失神してしまった。
数時間後、男は目覚めた。
私は勝ち誇ったような笑みを浮かべて男を見下ろす。
「ふふ…!これであなたと私は不倫関係よ!!もう言い訳できないわ!!!」
しかし男はこう言った。
「あ、あの…すみません僕独身なんですけど…」
「言い訳は見苦しいわよ!いい加減にしなさい!」
「いや本当ですって。神に誓って間違いないです。」
私の嫌いな神に誓われた。確かにここまできて嘘をつくとも思えない。
という事は…
『ターゲットをまた間違えた』
…なんという事だ。人間世界に溶け込もうと奮闘する悪魔探偵
岡柳亮子(偽名)の666回目の依頼失敗なのであった。
GJ
男、俺と代われwww
DQ6やっててなんか天啓というなの妄想が舞い降りたからDQ6の二次創作ネタ投下するぜ
それにしてもアモスといい、アンナさんを魔物にしようとしたり、監獄の人を石や犬猫にしたり
やっぱり異形化ネタ多いなぁ
ネタわからない人すみません
〜モンストルの宿屋〜
私バーバラ、今はスーパースターを目指してまじゅつしのとうで修行中なんだけど
スーパースターになるための条件の踊り子はいろんな踊りを覚えれて楽しかったんだけど、遊び人がすごくやっかい
魔物と戦闘中だってのに意思とは関係なく無性に遊びたくなってくるし
覚える技もなめまわしとかぱふぱふとか、魔物相手には絶対にしたくない特技ばかり本当にいやになっちゃう
えっ、なんで今ここにいるかって?
それは思い出したくも無い数日前
〜まじゅつしのとう〜
主人公(以下主)「バーバラ、いつもの奴を頼む」
そう言われて、いつものようにくちぶえを吹く
やっかいな特技ばかりな遊び人だけどこればかりは便利かな〜とも思う
そして現れたのはメダパニとかげ×6、攻撃力は対した事は無いけどメダパニで混乱させられると非常にやっかいだし
あいつの舌にも同じ効果があるからあまり近づきたくは無いから呪文で一掃しようかなと考えてると
出て来てしまった職業病
主「バーバラ、ベキラゴン当たりでいっs、おいバーバラ聞こえてるか!?」
ハッサン「おい、バーバラの様子がおかしいぞ」
ミレーユ「まさか既に相手のメダパニに!?」
頭ではわかっていても、本能が恐ろしいはずの魔物をただの遊び相手として捕えてしまう
主人公やミレーユ、ハッサンの声も聞こえてくるのだが、もう自分でも止めたくても止められない
私はひゃくれつなめを魔物相手にしてしまったのだ
通常時なら絶対にしたくない特技、しかもよりにもよってメダパニとかげなんかに
私はメダパニとかげのざらざらとした鱗を舌で嘗めていく
だが次の瞬間に起こった事は私の想像をはるかに越えるものだった
なんとひゃくれつなめに臆するどころか、その長い舌を私の舌に絡めて来たのだ
メダパニ効果のある舌を直接口のなかに入れられた結果私はすぐに混乱してしまった
他のみんなが助けに入ってくれようとしたけれど、残りの魔物が邪魔をしてなかなか助けに入れない
混乱しうまく身動きをとれない私に、今度は唾液をどんどん流し込んでくる
意識が朦朧としてきたところを他の魔物を蹴散らして助けにきた
ハッサンのせいけんづきによって助けられたのだが、本当の恐怖はこれからだった
アモス「新しい特技を覚えたからって、いきなりあの特技を魔物にやるなんて無茶ですよ
言ってくれればいつでも実験台になりましたのに」
主人公「アモスの話しはともかく、バーバラ大丈夫か?いろいろされてた見たいだが?」
もう混乱もひいてきたし大丈夫と言おうとしてふとあげた右手にまるでメダパニとかげを彷彿させる紫色の鱗が
最初はさっきの奴のが剥がれてついたのかとも思ったがどうやら自分の体から生えている
しかもその鱗の範囲が広がっているではないか
私は恐怖のあまり泣き出してしまった
ミレーユ「バーバラちゃん!?これはまずいわ、一刻も早く教会で治療しないと大変な事になるわ」
主「わかった!よしりれみt」
だがそれを阻止するかのように魔物の群れが現れたのだ
みんなは一刻も早く私を治療するためにMPを大量に消費する大技を使ってくれてるのだけど
その間にも私の変化は続いていった
手足の骨の形が変わってしまい立っていられなくなる
鱗の侵食は顔にまでおよび全身が侵食されたかと思うとお尻から尻尾が生えてくる
自分が魔物に変わっていく恐怖であまりはっきりしないけど、確かこのくらいに脱出できたはず
教会に着いた頃には首筋から襟巻き状のものが生えて来ており、顔以外の部分はメダパニとかげそのものになっていた
どうやら教会でもここまで来た変化を元に戻す事は不可能らしく、変化を緩やかにするくらいしか出来なかった
とは言ってもその夜には唯一残った顔でさえ第三の目が現れ、舌も延びてまともに人間の言葉を話せなくなった
パーティに暗いムードが漂い
私は絶望し、一時は自殺しようとまで考えた
でもある人によってそのムードは一変した
アモス「ほぼ俺と同じ症状だから理性の種飲めばよくねw」
四足歩行になってしまったため山登りはとても辛かった
登ってる間にも変化は進み、目がバネ状に飛び出しどこからどうみてもメダパニとかげそのものになった時はそれはもう嫌だったけど
頂上に元に戻れるチャンスがあるだけで頑張れた
そして手に入れた種を飲んで元に戻れて今に至るってわけ
種はとっても苦かったけどどんなごちそうよりも嬉しかった
そんなバーバラさんとアモスさんが毎日かかさず飲み続けているのがこれ
二人を救った理性の種から作られた理性の青汁だ
バーバラ「もう初めは苦いと思ったけど、もうこの苦さがないと物足りないよ」
アモス「自分だけでなく、仲間まで救ってくれたこの理性の種は最高です」
ご購入のお申し込みは ○○‐☆☆☆☆‐△△△△ モンストル観光事務局まで
バーバラがひゃくれつなめを覚えた時
アモスさんが尻噛まれただけで魔物かしたのに
そんな奴ら相手に嘗めにいくなんてやばすぎるだろって思って妄想した
魔物によっては嘗めただけで感染までありえそう、くさったしたいとか
>>780-786 なんだか変わったノリだと思ったらまる見え風CMか!
その発想はなかったわw
つーかモンストルの住人なにしとるんすかww
え? 理性の淫汁はどこ?
その前にメガネメガネ……。
メダパニとかげの画像ってどこかに無いのかな
>>791 メダパニとかげでgoogleで画像検索すれ
そろそろドラゴラムネタが来るはずだ。
アモっさんは貴重な人材だが如何せん顔が…
休みだし書いてみるぞー、と思いつつも気がつけば夜中に
こればかりで結局全然筆がすすまねえww
「保守……んんんっ!」
断続的に痛みが走る。体の中で何かがギシギシと音を立てて、私の体を食い破ろうとしている。
「んひっ!くぁぁぁぁぁっ!」
いや、食い破ろうとしているのが私か。私を破って、私が出てくる。言葉にするとこんなわけ分からない状態だ。でもその言葉は正しい。何故なら、徐々に痛みが薄れ、手に何かぶよぶよしている物が触れているからだ。
「いはぅっ!いはぅぁぁぁっ!」
ボゴッ、と盛り上がる背中。その感触が徐々に薄れ、私の背中に何かが触れている感覚へとすり替わっていく。
接触と被接触、相反する二つの感覚が入り交じる中で――!
「――ぃはぁぁぁぃぁぁぁぁっ!」
――ずりゅ、と音を立てて、私は生まれていた。かつて私だった者の肉体を餌に育った、人間のような声帯を持つ人型の寄生蜂として……。
――ぴん、と羽が広がったのを確認すると、私はそれを震わせ、新たなる巣を作りに飛び立った。
勿論、私だった者の亡骸を抱えながら。
fin.
>>796 保守の人ktkrwww
GJ!
いきなり保守から始まるのは相変わらず謎が謎をよぶが、
この寄生表現は素直に尊敬する!
しかも個人的に好きな蜂TFでお腹いっぱいです><
パンデモニウムかよ
能登があれの声だったのはちょっと良かった
某イベントの握手会で能登さんにかけるセリフが出なくなって、勢い余って「能登さんって狼女チックに見える時がある」と本音ぶちまけた俺は勇者?
803 :
拾った人形:2010/03/20(土) 21:54:08 ID:9eGGYQEx
帰り道、私がいつものように学校から家へと歩いているとゴミ捨て場で人形が目に留まった。
雑誌等が積まれている上に15cmほどのホイミス○イム。
触ってみるとゴムか何かで出来ていてプニプニしていた。
見た感じは少し汚れている場所があるけどほとんど新品のような感じだった。
このまま捨てられるのはかわいそうなので持って帰ることにした。
汚れは帰ってからお風呂でついでに洗ってみたら新品かと思うくらいまで綺麗になった。
夜、寝る時に布団の中で人形を弄って遊んでいた。
触るとプニプニとした感触がとても気持ちよかった。
そして私はそのまま寝てしまった。
夜中になんだか変な感触がして目が覚めた。
「(なんだかおへその辺りが変・・・)」
何かと思い側にある電気スタンドを付けて見てみた。
「なにこれ!?」
おなかに水色と黄色の粘液みたいなものがついていた。
しかもそれがウニウニと動いている。
私はとりあえず毛布で拭き取ろうとしたが全く取れない。
意を決して直接手で取ろうとするもヌルっとした感触で上手くつかめない。
そうこうしている内になんとその粘液のような動くものが下へと動き始め、パンツの中へと入り始めた。
「(よくわからないけどこれはヤバイ)」
そう思った私はズボンとパンツを脱ぎ捨て必死に手や物でせき止めようとするが全く効果がない。
ついには膣へと入り始めた。
「(そ、そこはいやああ)」
しかしそんな気持ちとは関係なくどんどん中へと入っていく
804 :
拾った人形:2010/03/20(土) 21:58:19 ID:9eGGYQEx
なんとなく思いつきで途中まで書いてみたんだが文章が稚拙+エロシーンが上手く書けない\(^o^)/
童貞でAV見たことない俺には難易度がかなり高いようだ
続きどうしようか・・・
>>804 自分も幾つか異形化及び転生物書いているが、AVなんぞ手に触れたこともないぞ。
ひとまず、己のリビドーを解き放ってみてはどうか。
文才無い俺がまた書いてみたが二次創作だよ
オリジナルを考える力が俺には無いよ
しかもよりにもよってまたドラクエだよ
しかも今回は二つの作品まぜこぜだから余計たちわるいよ
まぁ保守がてらに書いただけだから暇な人はどうぞ
(崖…!?私、自分の部屋で寝てたはずなのに)
「私の声が聞こえますか?」
「だっ誰!?」
「私は運命を司る存在、今から私はあなたにいくつかの質問をします。よろしいですね?」
「そんな事よりここはどこなの?早く元の場所に戻して!」
「ここはあなたの精神世界、質問に答えて頂ければおのずと元の世界に戻れるでしょう?」
「しょうがないわねぇ、いいわ!あなたの質問に答えてあげる」
「まずあなたの真の名を教えていただきましょう」
「私の名はレオナよ、レ・オ・ナ」
「次にあなたはよく夢をみるほうですか?」
「答えはYes、毎日見てるわ」
こういった簡単な質問が十数個続いた後
「あなたがどういう人なのかだいたいわかりました。では次が最後の質問です」
ドーン!!!!
レオナ「いてててて、何なのよいきなり。最後の質問はどうしたのよ。元の世界でも無いみたいだし…井戸のなか?」
村人「おい!今井戸のほうからすごい音が聞こえなかったか!?」
村人「誰かが落ちたのかも知れないだ。急いで助けないといけないだ」
村人「おーい誰かいるか!?大丈夫かぁ〜」
レ「すいませーん、怪我とかは無いんですが、どうも一人では上がれそうにないです
ロープか何かで引き上げて貰えませんか?」
村人「わかっただ、すぐ持って来るだ」
こうしてロープが下ろされレオナが引き上げられて行くのだが、変化な引き上げられて行く途中で起こった
上に上がるに連れて髪の毛が抜け落ちていき、耳が尖って行く
(えっ、一体何が起きてるの!?)
そして背中から蝙蝠のような羽が生えて来て、その変化に耐え切れず服が破れてしまう
(かはっ、はぁはぁはぁはぁ…)
だがその中から出て来た肌は、綺麗な白い肌では無く紫色に染まっていた
口の中にも牙が生えそろい、手や足の爪も長く鋭く伸び、もはや人間の姿では無かった
それはまさに女版サタンパピーとしか言いようのない姿であった
レオナ(何なの、この姿!?まるで魔物じゃないの、いっいやー!!!!)
村人「ねぇちゃんもうちょいだからな、そらよっと…」
村人「ば、化け物だぁ!!!!!!!!」
村人「逃げるときは軽さ軽さ」
村人「おい化け物かかってきやがれ」
レオナ(ち、違うんです)
ボー!!!
村人「ギャー!」
村人「ヤムチャがやられた!?ちきしょー魔物め、俺が仇を取ってやる」
レオナ(待ってください)
ボー!!!
村人「ノァー!!」
村人「翼徳も焼かれただか!?もうおしまいだ」
レオナ(こ、言葉が出せない。しゃべろうとすると炎が出ちゃう
どうしよう私二人も人を殺してしまった
そしてどう見ても魔物の姿、例え元の世界に戻れたとしてももうみんなにあわす顔が無い)
村人「あそこに魔物がいるぞ、みんな今だ火を放て」
村人「よくも二人を!覚悟するだ」
レオナ(駄目だ、このままじゃやられちゃう)
レオナは背中の羽を広げて飛び立った、そして町の外に出た瞬間場面は最初の崖の場面となっていた
「お戻りになられたようですね、それがあなたの真の姿ですか?よくお似合いですね」
レオナ(これもあなたの仕業!?早く元に戻して)
「火を吹いてるだけじゃ何を言いたいのかわからないですね(クスクス
それにここはあなたの精神世界、その姿はあなたの精神そのものなんですよ」
レオナ(そんなわけ、ないじゃないの…)
「でもあなたは現に二人殺してる」
レオナ(あれは勝手に火が出てしまって…殺そうとなんて思ってなかった)
「でもあなたは現場から逃げた、これじゃあ現場から逃げ去るひき逃げ犯となんら変わらないわね」
レオナ(でも…)
「でも何?あなたは二人も殺して逃げ去る殺人鬼
これがあなたの正体よ」
レオナ(違う…)
「いいえ、違わないわ。あなたは二人も殺しておいて、自分の命が惜しくて逃げ出した卑怯者」
レオナ(私は殺人鬼で…卑怯者)
「そうよそれがあなたの正体よ。現実世界では世界を救おうとしている姫様を演じてるようだけどそんなのまやかし
あなたの魂は魔族そのもの、むしろ肉体も魔族であってしかるべきだわ」
レオナ(私は魔族…)
「そうあなたは魔族、だからあなたが勇者一行と仲よくしている事はおかしいの
そうねぇ、まず手始めにあの魔導師の子でも血祭りに上げてみなさい
そうすれば今まで勇者と協力していたという過去は流してもらって
そうねぇ、あなたなら妖魔師団に入れてもらえると思うわ」
レオナ(わかった…ポップ殺す!)
「よろしい、ではあなたを元の世界に戻しましょう」
死の大地の一角で笑い声が聞こえてくる
「くくく、例え賢者の卵の王女様でさえも夢の中は完全な無防備じゃの
こうも簡単に事が運ぶとは思わんかったわい
あのまま王女があの魔導師が殺してくれるのなら最高じゃが
例え失敗したとしても、もう魔族に身も心も堕ちている王女を元に戻す事は不可能
もう王女を倒すしかほかはないのじゃ
やっかいな回復魔法の使い手がいなくなってくれた上に奴らに与える精神的ダメージは計りしれない
まぁもし王女が我が元へたどり着く事が出来れば、超魔生物にでも改造してやるか
もちろん洗脳をといた上でじゃがなククク」
ということでV+ダイというカオスな組み合わせ
Vの性格判断の悪魔化は幼いながらに燃えました
マァムとかを超魔生物の実験体にすると言っていたのには興奮しました
>>812 GJ!
実験とかたくらむ悪役を見ると、心から応援したくなるよね
でも大体うまくいきそうなとこでヒーローに邪魔される チッ
荒廃したなぁ交配
>>815 一瞬どう森関連スレかと思った
どうぶつの森と言えば、TFイベント希望みたいなイラスト投稿がファミ通DSに昔載ってたなぁ
817 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 20:30:16 ID:tYENc7im
てす
上の竜融合ものの作者さんがサイト立ち上げて自作品まとめてるな
SS書いたけど規制で投下できないんだよね
いまは携帯から
うpろだに上げて代理レス
融合の人はもうこっちで書いてくれないのかな…
陸上自衛隊に航空自衛隊とくれば、海上自衛隊も期待しちゃうんだけど…
ん、このスレはクレクレしていいのか?保守代わりなら有りなのだろうか
俺は半虹の変身スレで話題に上がってたDQ6のオークマン化が見たい
負けた娘が魔王に呪われるか牡オークマンに犯されて同類化する流れで
>>821 ならば航空自衛隊も・・・と思ったけど
ドラッグオブドラグーンの悪夢が蘇りそうでイヤンw
海だったら合宿かレジャーで>凄い事に>海龍爆誕!!>やっぱりちょっかいかけたい>
>その先が例によって海自演習中>潜水艦からピン打ちされて吼える>敵対存在と誤認>潜水艦から魚雷、護衛艦から垂直発射型/ランチャー型アスロックの雨霰
>こりゃたまらんとちょっと海上に顔出す>127_と76_砲でフルボッコ>涙目で退散>解除でヘロヘロ
こんなノリかのう・・・?
旧海軍編だったら巨砲と爆雷になりそうでこれはこれでえらい事になりそうw
何か待ってくれてる方がいるようなので、せっかくなので投下します。
お目覚めの時間シリーズはこれで終わりになります。
NGは、お目覚めの時間・紅い竜でお願いします。
「こんなの聞いてないよ…最っ悪…」
せっかく海に遊びに来たのに、あたしの気分は駄々下がり。今なら天に唾を吐くっていう言葉の意味も十っっっ分わかる。
だってせっかくみんなで海に遊びに来たのに、いきなりの土砂降りはないでしょ!?おかげで雨宿りできる場所探して、
ずっと走って疲れるわ、Tシャツもショートパンツもぐしょぐしょで気持ち悪いわ、おまけに体も冷えちゃったのか少し肌寒い。
座り込んだ岩場はシートを敷いてるとはいえごつごつしてちょっと痛いし。
「まあまあ。自然現象なんだし、仕方ないと思うの……」
こんな時でも、あたしのお姉ちゃん──海瓦 穂乃香(うみがわら ほのか)お姉ちゃんはかわいいピンクのビキニ姿で、
バスタオルを肩に掛け、いつもどーりの、おっとりふわふわした口調で、シートの反対側にぺたんと座って、
あたし──海瓦 京香(うみがわら きょうか)にニコニコと微笑みかける。
ほわほわしたその姿に、ささくれ立ったあたしの気分はほんの少しだけ、穏やかになった。やっぱりお姉ちゃんは癒し系だなぁ…
同じ両親から生まれたはずのあたし達は、まったくもって正反対。高校2年生の穂乃香お姉ちゃんは学校でも有名なおっとりさんで、
ほのぼのほーちゃんなんて言われて、親しまれてる。栗色の少し強い、ウェーブがゆるくかかった長髪と(綺麗なウェーブで少し羨ましい)、
どスケベ男子の視線を集める、出るとこは出て引っ込むとこは引っ込むボディライン(かなり羨ましい)、さらに整った顔立ちの持ち主ということもあって、
学校のマドンナとか言われてる。勉強もできて、学年トップレベル、さらに学級委員長も務めて、先生達からの覚えもいい。
もう漫画とかアニメとかに出てきそうな完璧超人だよお姉ちゃん……。
対するあたしは……同じなのは高校生ということと、髪の色くらい。背丈はお姉ちゃんより頭ひとつ低いし、髪はばっさりショートだし、
い、いいトコロは出っ張ってないからビキニなんて恥ずかしくて、今だって中学の頃から使ってる紺の競泳水着だし、勉強も……そ、そんなにできないし。
あたしはどちらかといえば体育会系だからね!バスケ部だし。
……考えてると、むなしくなってくる。あたしゃ何一つお姉ちゃんに勝るものがない。運動神経、くらいかな。あたしがお姉ちゃんに勝てるのは。
というか、運動音痴過ぎないお姉ちゃん……?
そんなわけで、ホントはあたしはお姉ちゃんと同じ学校には進みたくはなかった。比べられるし、何より腹立つのは、
「ほのぼのほーちゃん、お前は凶暴きょーちゃんだな」なんてデリカシーのかけらもない男子にからかわれること!
ちょっとくらいおてんばだからってその言い草はないでしょ!?全く……
でもまあ、周りからは仲のいい姉妹だねなんて言われる。確かにお姉ちゃんのことは羨ましいし、コンプレックスみたいなものがないことはないけど、
なんだかんだで一緒に過ごすことは多いし、本当にお姉ちゃんはあたしを大事にしてくれてる。
だから──
「ま、お天道様に文句つけてもしょーがない。この祠で少し雨宿りさせてもらうべ」
あたしの思考を引き戻す、のんびりとした声。
ビーチサンダルに半ズボンみたいな黒い水着。ぐしょぐしょになったパーカーを近くの岩に乗せて、あたしたちの間に腰を下ろした彼、
輪西 海斗(わにし かいと)。あたしは海斗兄さんって呼んでる。お姉ちゃんは海斗さんって呼んでる。あたしたちと同じ高校に通う、
お姉ちゃんと同じ高校二年生。
取立ててカッコいいとか長身美形とか、そういう訳じゃない。身長はお姉ちゃんより少し高いくらいで、ざんばらのボサボサ頭。
「そんなに顔良くないよね」なんて、クラスの口さがない女子に言われる程度の顔立ち。
なんでそんな海斗兄さんがあたし達と一緒に、浜辺の洞窟で雨宿りをしているかと言うと、この洞窟──兄さんが言うには、祠らしいけど──
の場所を知っていたのがこの人で、もっといえば、あたし達三人は家が近所の幼馴染で──。
そして、お姉ちゃんが好きな人で。
あたしが、好きな人。
仲のいい、と言われる私達だったけど、最近は少し、疎遠というか、よそよそしかった。
だって、気づいちゃったから。お姉ちゃんの想いに。そして、自分の気持ちに。
お姉ちゃんはあたしの前ではそんなそぶりは全く見せなかったけど、それでもあたしには分かった。……分かっちゃった。
お姉ちゃんも、きっと気づいてる。ううん、絶対気づいてる。
だから、海斗兄さんが遊びに行こうと誘ってくれても、あたしは首を縦に振らなかった。
部活が、宿題が、友達と。
言い訳をして、「お姉ちゃんを誘ってきたら?」と必ず付け足して。
でもお姉ちゃんも「きょうちゃんを誘ったら?」と言って断られたと聞かされたときには、ちょっと笑っちゃった。
やっぱり、あたし達は姉妹なんだな、って。
今回の海遊びは、そんなあたし達を海斗兄さんが無理やりに連れ出したようなものだった。
あたしも断ったし、お姉ちゃんもそうだったみたいだけど。
結局、来ちゃった。
さすがにお兄ちゃんも、そういうことが続いて何か勘付いたみたいだし、それに──
このままじゃいけない、と思ったから。
自分の気持ちにケリをつけて、これ以上、海斗兄さんとお姉ちゃんを、傷つけたくなかったから。
あたし達三人は、ただ並んで、雨音だけを聞いていた。
洞窟の入り口から見えるのは、吊り下げられた注連縄と、雨に湿った砂浜と、重く暗い雲。
それをただ、ぼーっと見ていた。
「…何か、あったのか」
ぽつりと、海斗兄さんがそうつぶやくまでは。
「…ど、どうしたの海斗兄さん、いきなり」
ちょっとだけ間があって、あたしは思わず声が上ずった。
「だって、最近お前たち、避けてるだろ」
……やっぱり、気づいてた。そりゃそう、だよね。
「俺を避けてるなら俺のせいだって分かるけど、お前達同士もなんか、ぎこちないから」
……そこまで、分かってたんだ。友達だって気づいてないのに。
そんなことないよ、と無理に取り繕うとして、それはお姉ちゃんに先を越された。
「……そんなこと、ない、です」
「そ、そうだよ。き、気のせいじゃない?」
ああ、無理してる。私も、お姉ちゃんも。
声が少し、震えてるんだもの。
胸が、苦しい。心臓を誰かにぎゅっと掴まれてるような、そんな気がする。
だって、だってほんとうは、わたしは。
喉まで出掛かった言葉を必死で飲み込んで、私は無理矢理笑った。
壊れちゃうから。
今までの思い出と、これからの時間が、きっと、壊れちゃうから。
きっと、今まで通りじゃ、いられなくなるから。
だから、お姉ちゃんが気持ちを伝えればいい。
そうすれば、きっと元通り。
また三人で、きっと、うまく過ごせるはずだから。
いやだ、いやだ!そんなの嫌だ!
心のどこかで叫んでる、そんな声は聞こえないフリをして。
お姉ちゃんの言葉を、海斗兄さんの言葉を待った、その時だった。
828 :
お目覚めの時間・紅い竜:2010/04/21(水) 23:14:56 ID:nlIuTMwj
──それは、影も形さえも存在しなかったが、確かに居た。
それは暗い祠の奥から、音もなく三人に忍び寄り、そして。
三人を、包み込んだのだ。
「……っつ!」
それは突然だった。
心臓が一度、大きく脈を打つ。
それから三人が感じたのは、急に熱さを帯びる、自分の体。
「っはあ、はぁ、はぁ」
「う…あっ」
「ん、ううっ…」
その熱はやがて、火照りとして認識され。
苦しそうな三人の吐息に、艶が混じり始める。
「はぁ、はぁ、はぁぁ…っ」
「う、くっ」
「んんっ、は、ぁ……」
(な、なに……?)
(体が、熱いっ)
(だ、だめぇ……っ)
体の変調に戸惑う三人。穂乃香と京香は時折身をもじり、海斗は激しく息を切らしながらごろりと仰向けに倒れこむ。
その変調と熱さに、ある衝動が生まれる。
(な、なんで、こんな、時にっ)
(だ、駄目、なのに……っ)
(ふ、二人に、見られ、ちゃう、よおっ…)
ぼやけていく思考の中で、それは少しずつ、少しずつ大きくなっていく。ぼんやりとした頭で必死にそれを振り払おうとすれば
するほど、大きく肥大していくそれだけが、鮮明にクリアに、彼らを揺さぶっていく。
そして──穂乃香はついに、わずかに残った理性を手放してしまった。
「……っ、あはぁ……」
桃色の滑らかな、ビキニの生地の上から穂乃香は自身の秘めやかな所を、指でするすると撫で始めたのだった。そしてすぐに指先の
動きは激しくなり、押し込むような動作が加わる。
「あん、ああん、ふあああ!」
艶かしい吐息を抑えようともせず、右手で自分を慰める穂乃香。左手は自らの豊満な乳房を揉みしだき、
その表情はいつものおっとりとしたものではなく、頬を上気させた淫らな女のそれであった。
そんな彼女の痴態にも、二人はさして気にも留めていないようだった。いや、むしろ──
「う、うう、うおおっ」
「っんふ、っくふぅっ」
海斗と京香も、すでに理性のタガは外れていた。
水着を内側から押し上げる彼自身を、水着の中に両手を突っ込んで扱く海斗。
両手で激しく、自身の秘所をまさぐる京香。
三人は最早、まともな思考を残していない。京香の胸が張り裂けそうな想いも、ただ気持ちよくなりたいという本能に押し流されていた。
「あん、ふあっ!ひゃん、ひぃあっ!」
「おおっ!うお、おおお!」
「っく、あ、んん!」
シートの上に身を横たえて、もだえながら自慰にふける三人。その瞳には理性の、意思の光はなく。そしてさらなる行動を起こしたのは、
やはり穂乃香であった。
「はあ、はぁぁぁ…」
その手を止めた彼女は、ビキニの下に手を掛けると、一気にずり下ろす。顕になった茂りの薄いそこはすでに雨や海水ではない、
ぬめった液体でいやらしく濡れ、ずり下げられたビキニとの間に、わずかなあいだ銀色のアーチをつないだ。
そうして足からビキニを抜きとった穂乃香は体を起こすと、隣で息を荒くしながら行為に没頭する海斗に、またがった。
「あんんっ!あはぁぁぁぁ!」
正確には跨ったのではなく、濡れぼそった秘所を、海斗の顔に押し付けたのだ。俗にクンニと呼ばれる体勢だった。
「ひゃあ!ああんっ!くは、きひ、ふあっ!」
程なくして、先ほどよりも大きい嬌声で淫らに悦ぶ穂乃香。意図を理解したのか本能的なのか、彼の舌が、
まだ何者も受け入れたことのない穂乃香の秘裂を割って、愛液で潤うその奥を愛撫し始めたのだ。
それとほぼ同時に、京香も起き上がるといそいそと彼に取り付いた。海斗に覆いかぶさった京香の、上気した顔の下にあるのは、大きく膨らんだ彼の水着。
そのまま何の躊躇もなく、彼女は海斗の水着をずり下ろす。その下には、窮屈さから開放されて、ギンギンに張り詰めた、男根があった。先走りが塗りたくられて
透明に光るそれを、京香は一度淫らに微笑んで、ぱくりと食いついた。
「おおっ!おお、おおおおおお!!」
くぐもった雄たけびのような声を上げ、腰を突き上げる海斗。それをむせもせずに受け止めて、口腔の奥まで飲み込んで、
じゅぽじゅぽといやらしい音を立てながらイマラチオで奉仕する京香。扱いていた彼の両手はいつのまにか京香の頭を押さえつけるかのように掴み、
一方の京香の両手は自身の蜜壷と化した秘所をかき回すように、そこから離れない。
三人を傍から観察すると、彼らはひとつに長くつながっていた。
繋がりながら、それぞれが奉仕し合い、自身で慰めながら、蠢いているのが良く分かる。
それはまるでのようで──
「おおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
「あああああああああああああああっ!!!!」
「むううううううううううううううっ!!!!」
突然、三人が全く同時に大きく嬌声を上げた。
そして、記憶を、意識を、思考をすべて押し流すほどに、激しい絶頂。
「ああーっ!あ、あ、あ、あ、あ、ああ、ああ!ああああっ!」
「おほっ!おっ、おっ、おおっ!!」
「ひぐぅぅぅぅ!けはぁっ!ひあ、いあ、はあああ!!」
穂乃香は体を震わせて、秘蜜を垂れ流す。
海斗はそれを啜り、腰を反らして、精を京香の口へ、喉奥へ放つ。
京香はそれをすべて飲み干し、自身は蜜と小水を噴出した。
それが、二度、三度──四度続いてもなお止まらずに、彼らは普段の自慰では感じたことがないほどの強烈な快楽を、途切れることなく
何度も何度も刻み付けられていく。その衝撃は、彼らを突き動かしていた本能さえも押し流していく。
そして、彼らを包み込み、入り込んだ何か、は、満足そうに震えると──
穂乃香を、海斗を、京香を、作り変えていく。
ひくひくと、穂乃香の秘裂が蠢くと、ゆっくりとゆっくりと上へ、臍の方へと切れ目を広げていく。それが広がるたびに、
海斗の顔が、少しずつ穂乃香の秘所に飲み込まれていく。
そして穂乃香の足が、指先から癒着を始め、同時に少しずつ長さを増して、海斗に絡みつき始めた。
「あー…、うあ、かはぁぁ…」
一方、京香の足も同じように指先が癒着して区別を無くすと、両足が伸びながら絡み合い、ゆっくり長く伸びていく。
絡み合い、ねじりながら、その皮膚の境目はぼやけていく。
それでも、海斗自身をくわえ込むことはやめない。いや、やめられなかった。
「おごっ、こほ、おお…」
海斗の男根はするすると長さを増して、京香の喉奥へ張り付いて、そこから神経と血管という根を伸ばし始める。
その根は周りを侵蝕しながら、京香のそれらを絡め取り、結びついて新しく繋ぎなおされていく。
その頃には彼の頭を飲み込めるまでに広がった穂乃香の割れ目はそのままずぶずぶと彼の頭部を押し込んで飲み込み、先端が細く、
足首から先そのものをなくした彼女の両足が、ぐるぐると彼の体を覆いながらさらに長く、彼自身と癒着した京香の頭ごと巻きついていく。
巻きつかれたところは京香の両足のように、互いの境目が溶けて、そこから細胞が、血液が、血管が、神経が、脂肪が、筋肉が、
骨さえも溶け出して混ざり合い、再構成されていく。
その京香の両足はもう足の名残も見せず、肌色の一本の巨大な尾のようにぐねぐねと蠢いていた。
身に着けていた競泳水着はブチブチと大きな音を立てながら破れ、布切れとなって散乱していた。
秘めやかな所に張り付いていた両手はそこに飲み込まれ、ぴんと張った両腕も、肥大化を始めた胴体に、
その上から巻きついてきた穂乃香の両足に飲み込まれていった。
程なくして、海斗と、京香の先まで飲み込んだ穂乃香の両足は境目を完全に無くし──
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
三人は、一つの異形へと纏まった。
うつぶせの穂乃香の腰から上は、人の形を保っていた。しかしその反対側は、長く、太く伸びる胴に、そのまま少しずつ先細る、巨大な尾。
まるで人間の上半身に、大蛇の下半身を無理矢理取り付けたような、悪夢の姿だった。しかもそれは、人間二人と融合して出来上がったのである。
その二人は完全に融合して、異形の胴体と尾に変化している。
だが、変化はそれで終わりではなかった。
「あ、あ、ああ……」
大人二人分はあろうかという長さの胴と尾が、ぐねぐねと動きながらさらに長く、大きくなっていく。白い肌色の表面には、
ぴしり、ぴしりといくつもの細かいひびが走りながらその色を変えていく。肌色の赤みが勢いよく増して、目の覚めるような真紅へ。
ひびはそのまま、硬質化して、鱗へ変わっていく。
そして肥大化した胴体には不釣合いに細い穂乃香の上半身も、ついに合わせるように根元からぶくぶくと膨らんでいく。
「きひ、ひあ、ひひゃあああ!」
豊かな乳房も膨れ上がる体に飲み込まれ、穂乃香の名残は首から上のみとなった。両腕も二周りほど肥大化し、
指先から爪を割って、新たな黒く長い鍵爪が伸びていく。
「ああっ!あおっ!おおっ!うお、おあ、ああ、ああんっ!」
彼女の口から、喘ぎが漏れる。穂乃香の声から、少しずつ低く太くなって海斗の声に、それからまた高くなって、京香の声に変わり、
そして穂乃香の声に戻る。融合した三人の自我の境界が破壊され、それぞれの全てがそれぞれの中を駆け巡り、自分が曖昧になっていく。
彼女達を作り変えた何かは、その曖昧な情報にまで入り込み、一つの新しい意識として纏めていく。
そして、ついに穂乃香の顔に、変化が及ぶ。
「あああああおおおおおおごおおおおおおおおおお!!!!」
人とは思えぬ鳴き声を上げ、最大に見開かれた彼女の瞳。その虹彩がきゅっと細くなり、爬虫類のそれへ変わる。
栗色の長髪は抜け落ちて、鱗に覆われながら歪に形を変えていく頭部に、二対の角が伸びる。
鼻先から下顎が、バキバキと肥大化しながら前へと伸びていく。大きく開かれたから、彼女の綺麗な歯がぽろぽろと抜け落ちて、
新しい、ひどく尖ったそれが生えそろう。
「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
そして、祠の中に、恐ろしい産声がこだました。
全身を真っ赤な鱗が覆い、長い胴と尾を持つ、巨大な海竜の産声が。
(久しぶりじゃのう、こうして体を持つのは)
体をあちこち、ぐねぐねと見回しながら、紅き海竜は自らが魂のみの存在となって祭られる遥か前へ、思いを馳せる。
(あの頃は蒼き竜と黒き竜、三匹でやんちゃしたものじゃ。今あやつらはどうしておるのかのう)
そのまま紅き竜は、蛇のようにうねりながら、出口へと進んでいく。
(さて、我の体となりし人間の子らよ。こうして一つになるのも、よいじゃろう?)
いつの間にか雨は止み、雲の切れ目から青空と、太陽の光が差し込んでいた。それはまるで、海竜の復活を祝うようで。
(打ち明けられぬ悩みも、一つになれば隠しようがない。汝らは皆の想いをそれぞれが分かち合えば、きっとよい方向に進めるじゃろう)
そして紅き竜は、数千年前と変わらぬ、ただ広い海へ飛び込んだ。
(だから今は、ゆっくり休むがよいぞ)
しかしそうは問屋が絶対に卸さないのであった!
ちょうど沖合いでは、海上自衛隊の潜水艦隊と対潜哨戒機が、ASW(対潜水艦戦)の訓練を行っていたのだった。
現代の潜水艦を見たことの無い海竜が、興味本位で近づいた上に齧りつこうとする暴挙に出た。
これを敵対行動と判断した潜水艦隊と哨戒機は訓練を中止、海竜に対し苛烈な反撃を敢行した。
最新鋭のそうりゅう型潜水艦による怒涛の89式長魚雷時間差攻撃、空からは対潜哨戒機XP−1の97式短魚雷が襲い掛かり、
海竜は自らのしでかしたことを後悔しながら、いそいそと海中の岩場へ身を潜めていたのだが、
炙り出すようにいやらしい位置に投下されるソノブイや、絶妙な位置でパッシブソナーにより聞き耳を立てて、
位置を割り出してくる潜水艦隊に成すすべもなく、命からがら祠へ逃げ帰り、三人へ戻った。
全力で泳いで逃げてきたせいで、人間に戻った三人は、たっぷり一時間は起き上がることもままならなかった。
おわりです。
一人称で書ききろうとして挫折した作品です。読みづらくてすみません。
ではノシ
流石www 海自www
ゴ〇ラやガ〇ラとの交戦実績は伊達じゃない
またかwwww
自衛隊チートすぐるwww
GJ
もしアメリカ版でやった日には一体どうなるやら
でも、今回は三角関係の三人のその後も気になったり?
もう三姉妹が融合してのキ〇グギ〇ラ化しか自衛隊をギャフンと言わせる方法がない・・・
どっちみちゴ〇ラにやられそうだけど・・・
アニモーフと言う海外TFものの玩具で三人合体Tレックス変化と言うのもあったけど…
これを連想した人は少数派か否か
>>837 モンスターキネマグラフの再現ですな?
839 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 08:57:17 ID:XM959NhK
怪獣には強いが特亜には弱い自衛隊
>>838 あの変形無理やりすぎるよなw尻尾とか普通に残ってるし
>>833 乙でした!できることなら惑星の騎士の続きもお願いします…
>>837 あるいは車内H中のカップル(性別問わず)がメカゴジラになるとか・・・
>>842 多分、不運な車が融合に巻き込まれるのでしょう。
なんかメカと融合ってガオガイガーのゾンダーみたいだなw
つか性別問わずって男同士はちょっと勘弁してほしいぞ
男女か女の子同士が融合してウルトラマンとかスーパーマンとかに変身とかもいいかも
ウルトラマンエースとかだと一瞬だけどぐちゃぐちゃにじっくり混ざり合って少しずつ巨大化とか
男女が合体融合してメカに…ガ・キーンか!
ガキーンはあれコアブロックみたいなのになるんじゃなかった?そこまで行くとスレ違いと言う奴もいるかも
なんにせよ融合でも普通の異形化でもいいからもっとスレが賑わえばいいんだけど
機械化はちょっと興味あるな。車とか飛行機とか。
改造とかじゃなくて、有機体がムリヤリ機械に変化していく感じ
物化スレ向きかも
>848
機械化と言うと確かに
機械生命体と言うのも難しいし…
…ゾンダーメタル?
勇者王がアップを始めました・・・
車でやってるうちに二人が癒着していって二人の境目がなくなって肉塊になって巨大化していって、
その肉塊で車内が溢れると今度は車に根を伸ばして侵蝕していって車がバキバキと形を変えていってメカ恐竜になるんですね。
狐さん(海外の方)のサイトだと結構あるけどな>自動車化
あと前にdeviant ARTで自動車と女が融合して怪物になるって絵を見た事がある
ついでにBWのTFと融合して無機の人型か有機の獣型かで苦悩する話妄想した事がある変態は俺だけでいい
今放送中のTFにも今まで人間だと思ってたら実は人間をスキャンしたTFだったってキャラが出てるし
>>852 普通に車でH中におなじみの発作が起きたか異次元からのミラクルなパワーの影響(笑)とかが来るでもいいでしょうし、
長い間大事にしてきた車を処分しに行く前夜に相方と…とかでもありで
>>853 その線もありですね
逆に人間に擬態したビーストTFと言うのもありでしょうし
そういえば渋で生身のおにゃのこが侵蝕されてゲッターロボになっていく絵があったな。あれなら十分ここの範囲だと思うけど
>>835 確かに研究所近くの森でキャンプしていた女の子三人が交わりながらゲッターに変化と言うのもできますね。
他にもマジンサーガネタとか・・・?
森三中がゲッターに変化
に見えた
>>857 森三中が融合してゲッターに、そして分離すると三人の美女に?
ゲッターとムーミン谷住民の合体なら
Webコミックで見たこと有るよ。
上で話題になってたから探してみたけど擬物化スレ落ちてるんだな
ロボット化くらいならここでやってもいいんじゃね
落ちてなくね?
擬物化じゃなくて物品化じゃね?→スレタイ変更
>融合
考えると西洋竜はともかく東洋竜は色々な動物をブレンドしたと言う事なのでキメラアニマル状態からそう言う獣に進化すると言う展開もありでしょうか?
864 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:12:39 ID:MDKyiait
>>863 虎と牛と女の子が融合してキメラ化。しばらくしたら筋肉ムキムキの鬼化だと!?
>>864 それもなかなか良い…
あとソロ獣化からでもいいし、融合するとある獣、別の子を取り込むとさらに変化とかでも
巨大ヒーロー化はスレ違いかな?
状態変化向きじゃない?
>>866 巨大ヒーローにもよるけど、
ただの巨大人ぽくないやつならスレ的にはスレ違いじゃないと思う。
ここの住民の大半は獣化好きだから風当たりの強さは覚悟した方が良さそうだけど。
漫画だから板違いだけど、
何年か前にリメイク?で出たウルトラマンの漫画をブコフで立ち読みしたら、
ウルトラマン化が、体にあの模様が表れて筋肉が盛り上がって巨大化してあの姿に、
と描かれていて、ああいう変身ならありかなと思った。
手足を鎖で縛らてる為に抵抗できず
注射器で浣腸する要領で注がれていく何かに蝕まれ徐々に変異する肉体。何度も何度も注ぎ込まれ
何度、達したか分からなずフェードアウトする意識そして
「さぁお前の罪を数えろ!」と戦う日々が
いさか先生は本当にいいキャラだと思う
コネクタを無理矢理埋め込んで恐怖を与えてより完璧にちかい化け物にしようとするとかやばいね
>>869 メモリが暴走して、二人が融合したままライダーとは思えぬ醜悪な化け物に
魔法少女スレにいた時も思ったが、特撮好き結構いるなぁw
濡れ衣を着せられスパイ認定され逃亡してるヒロインを襲撃する蜘蛛の女幹部
毒を注入し膝を突いたヒロインに謎のゲル状生物をけしかけ 「アナタに力を上げる」の意味深発言
そして始まる陵辱と注がれる度に変異する肉体「いやああああ」と言う絶叫が木霊し
その後、異形のメス蜂の戦士と化したヒロインに「気分はいかが?」と問い
「これが私?私にしては胸が大きい気が。それに気流が乱れて上手く飛べませ〜ん(泣)」とトンチンカンな返答して
ドスンと落下したら右腕の蜂のお尻を模したシールド状の武器の先端からシャキーンって針が飛び出して「ひゃああああ何これえええ」とパニクる始末
ちょっと優しく接しただけでお姉さまと呼んで良いですかとまで言い出し調子が狂いまくる蜘蛛の女幹部
後に毒々シスターズ。ツッコミ蜘蛛でボケ蜂の漫才コンビとして嫌な意味で名を広める事になる珍コンビ誕生秘話である
>>872 俺みたいに特撮板のおにゃ改スレとここ両方の住人って人多そう
>>874様
あ、仲間がいた。なんかうれしい
>>870様
いささか先生、もとい、いさか先生の言動はいちいちツボを心得てますね
876 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 10:10:03 ID:vaSVvIuL
そんなみんな大好き変態医師・井坂先生の命日になるかもしれない
アクセルトライアル登場まで残り約22時間とちょっと
今日は金曜日なんだが・・・
井坂先生、声優もやってらっしゃる!さすがウェザー!
ホシュァァァァァァァァ……
>>879 何か鳴き声みたいだnホシュァァァァァァァァ……
久しぶりに投下させていただきます
レズ・性器化・融合が苦手な方はご注意ください
「んーっ、着いた着いたー」
「長かったね、ラナ」
不毛の荒地を、乗合馬車に乗り続けて早2日。ようやく街に辿り着いた安堵感からか、ラナ・エレメスタインは街の入り口で、大きく背伸びをした。
背中の中ほどまで伸びた栗色の髪を後頭部でまとめているポニーテールに、16歳の女の子の平均的な身長。
ホットパンツにノースリーブのジャケット、胸と腰周りを申し訳程度に覆うプレートアーマーという、この灼熱の国に相応しい軽装だが、
背中に自身の身長の3分の2はあろうかという巨大な剣を背負っていることから、剣士──ソーディアンであることが分かる。
その傍らで、ラナとは正反対の真っ黒いローブに身を包む、銀髪の長い髪の少女、フェリアル・アースナットも、窮屈な馬車からの解放の喜びを、はにかむような笑みに変えて相方に向けていた。
彼女は魔法使い──マギストであった。
そしていろんな露天が立ち並ぶこの通りにも、装備や性別の違いはあれど、武器や防具に身を包む者達で溢れかえっている。
そう、この街は所謂、冒険者と呼ばれる人々が多く訪れる街なのだ。
通りの人の半分以上が同業者、その人の波をすいすい掻き分けながら、ラナとフェリアルは声をかけてくる露天商に目も暮れず、目的の場所へ歩を進める。
賑やかな表通りから、熱気が少し落ち着いた裏通りへ。
程なく辿り着いたのは、小さな看板の古びた土壁の二階建ての建物。
入り口に掲げられた小さな看板には、宿屋、と手彫りされていた。
扉をくぐると、そこは薄暗い、陰気な雰囲気が広がっている。もう夕方に差し掛かる時間とは言え、まだ日も高いのに関わらず、全ての窓は木製の日よけで閉じられ、主人と思しき老人はわざわざ、
カウンターの上にランプを灯して、なにやら記帳していた。
「……風呂付の部屋、空いてる?」
そんな独特の空気をさして気にするでもなく、ラナはカウンターの上に銅貨と銀貨を置いて、老人に声をかけた。その彼は客が来たというのに、ちらりとカウンターの通貨を見遣っただけですぐ帳簿に顔を戻し、
あまつさえ鍵を年季の入った木製カウンターの上に放り投げて、ぶっきらぼうに口を開く。
「二階一番奥、11番の部屋だ」
主人の態度にも気を悪くした風もなく、むしろ分かりきっていたような態度で鍵を握ると、ラナとフェリアルはぼんやりと蝋燭が灯る階段へ歩いていく。
二階も階段も薄暗く、壁の蝋燭が灯っていなければ足元もおぼつかないだろう。
だがそれは、宿泊費の安さともう一つの理由、それ故だった。表通りの宿屋ではとてもではないが、銀貨と銅貨一枚ずつでは泊まることはできない。相場は銀貨三枚である。
そして、もう一つの、最大の理由。それは──
「んん、リア……んちゅ」
「ふうっ、ら、ラナァ……」
この宿が、春宿、売り宿といわれる、連れ込み宿だからであった。いかがわしい夜を過ごすために、表を堂々と歩けないような人間が雨風を凌ぐために。
または駆け出しで碌に所持金も無い、新米冒険者の拠点として。そんな大多数の利用者のご多聞に漏れず、部屋に足を踏み入れて扉を閉めるなり、
ラナが相方──いや恋人を親しく、甘く呼びながら、深い口付けを始めたのだった。
「ラ、ラナ……あ、汗、んちゅ、くちゅっ、な、ながそうよ……」
「あとでいいじゃん、っく、ふちゅ、どうせ汗かくんだし」
二人は少女同士でありながら、お互いに愛し合っていたのだった。同じ孤児院で育ち、幼い頃からそれぞれを知る二人の感情は、冒険者として旅を続けるうちに、
友情から愛情に変わっていたのである。
「それに、さ。これ早く、使ってみたいし、ね?」
言いながら、腰のポシェットから取り出したのは、紫色の棒状の物体。先端がそれぞれ、亀頭を模したすこし膨らんだ作りの──
双頭の張り型であった。女性同士で楽しむために作られたそれは、前の街で妖しげな露天商から安く買ったものだった。
「も、もう、ラナったら……」
嗜めるような口調のフェリアルだったが、その頬に赤みが差していては、説得力は半減だった。背中の大剣を下ろし、アーマーを外し始めたリアを熱の篭った瞳で見つめながら、
フェリアルもローブの留め金をぱちりと外した。
「ああんっ、ら、ラナ……っ」
「リア、リア……」
純白のシーツを所々、体液で湿らせて。
ラナとフェリアルは生まれたままの姿で、絡み合う。お互いを触りあい、舐めあい、高めあった二人は、お互いの手遊びで軽く達した余熱を冷ますかのように、舌を絡めあう。
ラナの体は、同年代の少女と比べても明らかに引き締まっている。腹筋が分かれ、筋骨逞しい、というわけではない。少し褐色がかかった健康的な肌色は、女性的な滑らかさを帯びている。
普段はアーマーに覆われている胸は小ぶりで、 腰のくびれや臀部の肉付きはまだ発展途上だが、それが逆に少女と女性の境界線上にある儚げな美しさを際立たせていた。
一方、フェリアルはラナより頭半分ほど低い背丈と、まだ繊細な手足に、白磁のよう、もっと言えば病的なまでに白い肌、肉付きの薄い、少女の体躯だった。
しかし、その胸はラナより大きく、豊かである。同年代の少女と比べてもしっかりボリュームがありながら、張りのある乳房は、ラナの羨望の的でもあった。
「ねえ、リア、そろそろ……」
「……うん、繋がろう、ラナ」
お互いの指で達したお互いの体は、さらなる熱に浮かされて、まだ幼い二人の蕾は、とろとろと蜜を吐き出している。
フェリアルを組み敷いたラナは、ベッドの傍らに置いていた、先程の双頭ディルドーを掴むと、その先端を滴る自らの秘所に押し当てると、
「んっ……あ、あんっ!お、奥まで、入ったぁ……」
中を掻き分ける、硬い感触と、進むたびに全身を襲う甘い痺れに粘つく吐息を吐きながら、その奥へと、押し込んだ。途中阻むものも痛みも無いのは、すでに二人は純潔を捧げ合っていたからである。
「いい、リア……?」
「うん、ラナ……」
覆いかぶさるラナの唇が、少しずつフェリアルのそれに近づいて。
「ん…ふちゅ……んく……」
「ふう……にゅちゅっ……はぁ……」
何度繰り返したか分からない、舌を絡めあう深い口付けを交わす。その顔同士が離れると、名残惜しさを残すように、二人を繋ぐ唾液の銀のアーチが伸びて、ぶちんと切れた。
ラナの腰が、ゆっくりとフェリアルの腰に落ちていく。紫色の先端が、ようやく髪と同じ銀の産毛に守られ始めた彼女の花園、その入り口にぴとりと触れる。
「うあ、っあん!」
「あ、あ、あああっ!」
ラナは一気に、フェリアルの最奥まで貫く。フェリアルは大好きな恋人に貫かれる最上の喜びに、ラナは大好きな恋人を貫く最上の歓喜に、全身が打ち震える。
そして、それは起こった。
「っえ?、あ、ああ、はああああああっ!!!」
「うあっ!?、ひゃああ!ひゃああああ!!!」
二人の全身を駆け巡る、思考力を根こそぎ奪い取っていきそうな強烈な快感。突き入れただけで、抽送もしていないのになぜ、と思う間もなく、それは二回、三回と感覚を短くしながら、二人を奔る。
「あん、ああ!た、すけ、てぇぇ!こ、こわ、こわれりゅうううううう!!」
「だめ、だめえっ!いや、いや、あああああああ!!」
その時、二人の結合部を観察することが出来ていれば、異常な事が起こっていることに気づくだろう。
二人を繋ぐ張り型の表面に、ぼこぼこと血管のようなものが浮かび上がり、さらにその硬質が、だんだん生体のような生々しさを帯びていくのだから。
さらに二人の中では、張り型が完全に生き物のように変化して内壁に張り付き、侵蝕を始めていた。
「ひきぃ!きゃああんっ!」
「うは、んあ、ひゃうっ!」
赤紫に変色し、ぼこぼこと歪に膨らみながら、張り型は肉塊となって、中を満たす。それが内壁に触れると、たちまちアイスが溶けるように、肉と内部の境界線が無くなって癒着し、
血管のようなものは膣から子宮全体へ、その周囲へと根を伸ばすように犯していく。
犯された器官は変質を始め、花園の入り口へと波及した。
張り型をくわえ込む秘裂が蠢きながらぴったりと閉じて、完全に張り型と体は同化した。
二人は、繋がった。そして早回しのように、体の変質が始まる。
「あん、あん、ああんっ!」
「ひゃあああ、きひ、ひくうぅぅぅっ!」
細いフェリアルの手足が、少しずつ膨らんでいく。もこり、もこりと内側から盛り上がる腕を上げて、覆い被さるラナの腰を掴むと、そこをさする様に両手が上下し始めた。
フェリアルの行動は無意識的であったが、それは本能から来るものだった。彼女の奥底にしまわれた本能は、こうすればさらなる快感を得られる事を知っている。
果たしてその通り、ラナの腰をさするたびに、フェリアルは少しずつ快楽が増幅されていくのを無意識で感じ取った。
体が少しずつ大きくなり始めたフェリアルと対照的に、ラナの体は少しずつ縮み始めた。身長が短くなり始め、肩幅も狭まっていく。だが反比例するように、彼女の肉感が乏しく引き締まったヒップは、
縮んだ背の代わりと言わんばかりに、急速に肥大化を始めた。
「あう、うあ、うううううう……」
「ふゃっ、んう、くひぃぃぃぃぃ」
ラナの腕が、背丈のようにどんどん短くなっていった。それに合せるように、手の指も短くなっていく。足もその指も同様に少しずつ長さが失われ、反対に尻の肥大化は止まらない。
──と思われたが、元より二周りほど膨れ上がった所で止まり、体の他の部位同様に、縮小に転じ始めた。
ラナは体を大きく歪められ、異様なほど膨らんだ臀部と、不気味なほどに小さく、短くなった四肢で、快楽に淫らに哂う、異様な姿をさらしていた。大きく開けられた口の端からは唾液が垂れ、
理性が押し流されてしまったことを物語る。
「あう、あお、おほ、おごっ、げぼっ!」
突然、ラナは咳き込み始めた。喉奥の異物を吐き出すように、何度も、何度も咳を繰り返す。快感に叫んでいた先程までとは一変し、発作のような苦痛を滲ませて、
口腔の底から何かを吐き出そうとして、それは彼女の口から、盛大に溢れ出した。
「ごぼっ、おぼぉぉぉぉぉ!」
それはひどい粘り気のある、白い流体。芝生に似て非なる独特の生臭さが、暗い部屋に広がった。それはまるで、男性の象徴が吐き出す精子のようで──実際、そうであった。
──ラナはフェリアルと繋がって、男性器に作りかえられようとしているのだ。
異常に膨らんだ尻肉は内部で形を変え、睾丸に。張り型に侵された子宮や卵巣も、精を受け子を成すためのものから、精を作り出し、送り出すものへと変わり果てつつある。
それを証明するかのように、何度も咳き込む彼女の口からは、吐き出される精の量が少しずつ増えている。それに呼応するかのように体はいっそう縮み、手足は完全に引き込まれて失われた。
「けほっ、おほっ、おお、おお……」
胴は柱状になり、すらりとへこんだ臍が埋められる。ささやかな膨らみも埋没して、桜色のその頂も溶けるように、その色を薄めて埋まっていった。肩が無くなり、首が異常に太くなる。
その頃には喉の筋肉も変貌して咳も止み、開け放たれた口からただ白濁が溢れていた。全体の収縮は止まらず、腰をさすっていたフェリアルの手はもう、茎をしごいていると置き換えてもよいほどに、
ラナの体は細くなっていた。
「あん、ふぁぁぁ!ひゃうっ!」
神経が繋ぎ直されたフェリアルは、変わり果てた恋人をひたすらに擦り上げ、その度に生まれる甘い痺れに押された喘ぎが、部屋に響く。それに悦んだのか、
白目を剥き上を向いて大きく開けられたラナの口から、赤黒く盛り上がった何かが顔を覗かせると、それはずりゅっと一気に口から飛び出した。
「うあああああああんっ!!!」
先端に小さな切れ目を称えたそれは、そこからぶしゅりと精を迸らせる。
膨れ上がり、怒張した男性器の先端、俗に亀頭と呼ばれるものだった。飛び出した際に彼女の顔はべろりとめくれながら、くりっとした目も小さな鼻も、うすい唇も、
ポニーテールの髪も肉と同化して、ラナはぎんぎんにそそり立つ、男の象徴への変容を終えた。
その根元はフェリアルと完全に一つになっており、境目はおろかフェリアルの秘裂さえも見当たらなかった。
「あうう!あお、あああああ!」
美少女の顔と体躯、不釣合いに大きい乳房。その股間にいきり立つ、荒々しい陽物。異様な姿でありながらある種の美しさまでたたえて、フェリアルは一心に陰茎を擦りあげながら左手で自らの胸を揉みつぶし、
理性を失った瞳に涙を浮かべながら、ただただ自ら──と、ラナを慰める。
そして彼女の変化が、加速度を増していく。
「うああああああああああああああっ!!」
フェリアルの細い、すらりとした足が、ごきり、ごきりと音を立てながら、伸びていく。それだけに飽きたらず、皮膚の下の脂肪が筋肉に変化し、もとから存在していたそれも取り込みながら、少女のものではない、
ごつごつした太いものへ変わっていく。
腕も同様で、急速に筋肉を増しながら、繊手の指も太くなっていく。胴や肩幅も広がって、割れたお腹が浮き出始める。
「あん、うひゃああ!!くあああああ!!」
その豊かな胸も、ぶるんぶるんと震えながら、骨格ごと変わっていく胴に合せるように硬さを増して、潰されるように広くなり、高さを失っていく。わずかな間に、乳房は胸板の一部、
大胸筋へと変わっていった。
そして首が太くなり始める頃には、それに合わせて声が太く、低くなっていく。
「あんっ!ああっ!あうっ!うおっ!うおおおおおお!!」
胸の筋肉に成り果てた双丘をさするのをやめた彼女の左手は、太く逞しく精を飛ばし続けるモノに添えて、両手でさらなる快楽を求め捌きだす。首から下は、大きな男だった。
さらに全身に、灰色の産毛が生え始め、少しずつ長く色を濃くし、体を覆い始めていく。
「おおっ!おがあっ!おおう!おほおおおおお!!」
最後まで変化しなかった、顔の骨格がついに変わり始める。
鼻と、口が盛り上がりながら、前へ前へと伸びていく。慎ましい鼻腔はふるふると蠢きながら広がって、熱い鼻息を噴き出す。
銀の美しい髪の毛の間から、とがった双角もまた、少しずつ伸び始めた。
(わたし、わたしぃぃぃっ!きえ、きえるぅぅぅぅ!!)
(あつい、あつ、あついよおおおおお!!)
二人の意識は、体が変わっていく凄まじい気持ち良さにただただ叫ぶだけだった。そんな二人の思考が同調を始め、溶け出しながら一つに纏まって、別の声に変わっていく。
(いい、いいっ!もっと、もっともっとぉぉぉぉぉぉぉ!!)
(いいよぉ!い、いっ!!もっと、もっとぉぉぉぉぉぉぉ!!)
「ぶるるるるぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
雄叫び、いや、鳴き声を上げて、生まれ変わる喜びを叫ぶ彼女達──いや、彼。
プラチナ・ブロンドが全身を覆う灰色と同じ色に染まり、首筋から背中へと一直線に生え変わり、鬣へ。マズルとなった顔も短い体毛に覆われて、尾てい骨が伸びてするりと尾を形作る。
最後にぶしゅり、と男根から欲望を吐き出して、二人は一人へと、変身を終えた。
「ふぅーっ、ふぅー……」
屈強な戦士さえ恐れをなして逃げ出すような、大きな体。
小さな山なら素手で崩せそうなほどに張り詰めた筋肉と、その上から灰色の体毛が全身を覆う。
百戦錬磨の娼婦さえ壊せそうな、あれだけ精を吐き出してなお衰えない、大きな肉棒。
恐ろしい形相を称えた、雄牛の頭。
人と雄牛を合わせた怪物、ミノタウロスと呼ばれる魔物が、そこにいた。
二人は知らなかった。
あの張り型が、強大な魔力を秘めた魔法具であったことに。
その強大な魔力が、二人の人間としての器を大きく歪め、魔物へと作り変えてしまったことに。
「うお、おおおおお……」
変わり果てた二人だったもの。それは閉じられた窓の日よけを、バタンを開け放つ。たったそれだけの動作にも関わらず、日よけは勢いよく階下の地面に吹き飛んだ。
「ふぉおおおおおおおおお!!」
夜空に叫んだミノタウロスは、そのまま窓から飛び出した。
ただ欲望のままに、人間を襲うために。
うほっ、いいミノタウロス……!
──や ら な い か
──いいこと思いついた。お前俺のケツ中で(ry
以下略。
翌朝、街の大男達が相次いで新世界に目覚めてしまったという地獄絵図のような事件に大騒ぎする街を、ラナとフェリアルは出て行った。
もちろん昨夜のことは何も覚えておらず、「怖いね、ラナ」「そうだね、リア……」と人事のような会話を交わしながら。
しばらくして、彼女達が立ち寄るあちこちの街で、アッーーーーーーーーー!という声が夜な夜な響き渡るのであった。
終わりました。
ウホっなオチですいませんでした。
GJ!
かなり良かった!
乙
文章力、構成、コンセプト、全てが素晴らしい
パイレーツ・オブ・カリビアンの第一作目に、月の光に照らされると骸骨形態になる海賊いたけど、
あれの可愛い女の娘版とかあるといい。
地獄少女の骨女もあれはあれで好きだが、微妙に違うような。
>>888 おつ!出来ることなら戻る描写もみたいぜ
保守。暑くて溶けそうだ
>>894 暑くて溶ける→スライム化
スレ的にはこうですね、わかります。
そして穴という穴からほかの人の体にはいっていく・・・。
>>896 体中にスライムが染み渡り、次第に脱力。指の辺りから融け始め「もういいや」と思った瞬間に完全に液体化
最後には巨大スライムに
スライム化や液状化自体は良いが、
物語中で使われる際は大抵の場合鬱展開になる事が多いので素直に萌えにくいな
サガフロ2とかパラサイトイヴとかエヴァ旧劇場版とかライブアライブ近未来編とか
親友だけど二人とも一人の男の子に片思い→「二人とも魅力的過ぎて選べない」と両方玉砕→魔法かなんかで液体化、混ざり合って一人のスライム娘に→「「これで選ぶ必要ないよ!さぁ気持ちよくなろ〜」」→翌日ツヤツヤの二人とげっそりな男
こんなのはどうだろ
それイイ!(・∀・)
というわけで、融合スライム化書いてみました
NGは「ぷるるん☆スライム少女」でお願いします
人生とは選択の連続である。
常に選び取りながら生きていかなければならぬ。
今日の昼食。
明日のショッピングの服。
一年後の希望クラス。
三年後の進路。
選択肢全てを丸々抱えて生きていくには、人の手はあまりにも小さい。
そして、そのどちらも選ぶ事が出来ないときは、その両方を諦めるしかないのである。
903 :
ぷるるん☆スライム少女:2010/06/17(木) 15:34:52 ID:Fni0y9bk
「なんなのよあの優柔不断男はぁぁ!!」
夕闇が迫る住宅街の一角、普段は近所の子供の遊び場として親しまれている小さな公園に、少女の叫び声が響いた。
その声の主は右足でがしがしとアスファルトを踏みつけており、臍で茶を沸かす所か鉄まで溶かせそうな勢いである。
もっとも、八つ当たりされるアスファルトはたまったものではないだろうが。
その少女は肩で切りそろえられたショートカットに、同年代の平均的な背丈。活発そうな朗らかな顔は前述の通り怒りに歪んで修羅や般若も
裸足で土下座するであろう形相であり、口から炎でも吐けそうである。
「ひ、ひなちゃん、落ち着いて……」
そんな怪獣と化した少女を、もう一人の少女が静かな声でおろおろしながら宥めている。
臨界直前の彼女よりも幾分背が低い小柄な体躯に、細く白い手足と相まって儚げな雰囲気があった。黒よりも少し色の薄いプラチナ・ブロンドの長髪は、
緩やかなウェーブを描きながら背中の中ほどを越え、先端は腰の手前で揺れている。長方形のレンズの下半分を支えるアンダーリムの眼鏡の奥には、
その顔つきと同様に、可憐で気弱な青い瞳があった。
「こぉれぇがぁ落ち着いていられるかぁぁぁ里乃ぉぉぉぉ!!」
ひなちゃん、と呼ばれた少女──小名木川 日向(おなぎがわ ひなた)は、噛み付かんばかりの勢いで璃乃──梶ヶ谷 里乃(かじがや りの)に振り向いた。
「何が<僕には……どちらかを選ぶなんて、できないよ…>よっ!あの根性無し!タマついてんのかっ!?」
ちなみに<>の中はあまり似ているとは言いがたいモノマネであることを付記しておく。
タマの部分で若干頬を赤らめて恥ずかしそうに俯きながら、里乃は穏やかな、どこか気落ちしたような声で呟く。
「香月君……他に好きな人、いるのかなぁ……」
「いるわけないわよ。大方決められなくて結局どっちも断ったっていうオチよ絶対」
「そ、それはあるかも……」
二人の脳裏に、先ほどの困ったような、どこか苦しそうな顔をした一人の少年の顔が浮かぶ。
「それにもし他に好きな子いたら、私達すごい惨めじゃない……」
先ほどまでの威勢とは裏腹な、寂しそうな日向の呟きは、夜に塗り替えられつつある空に消えていった。
それは、二人の少女が、保育園時代からの幼馴染である一人の少年を意識し、ついに好意を抱いてしまったことに始まった。
切ない胸中の吐露、親友への気遣いから来た譲り合い、それでも抑えられぬ想いをぶつけ合い、すったもんだの末に。
二人同時に告白し、恨みっこ無しでどちらかと交際してもらうという、一世一代の大勝負に出たのである。
そして、どちらも断られるという犬のお父さんもびっくりな予想外の終わりを迎えたのであった。
もちろん納得など到底できない二人──主に日向が詰め寄った。
──私達は断られた!なぜだ!?
──坊やだからさ。
というやりとりはなかったが、想い人の少年から帰ってきた答えは、予想通りのようなそうでないようなものであった。
──ごめん。僕には、どちらかを選ぶなんて、できない……
つまり先ほどの似てない日向のモノマネである。
そして、現在に至る。
公園はもうほとんど夕闇に染まり、園内にそびえるただ一つの水銀灯だけが、その周囲を白色に照らしている。
二人はその袂にある木製のベンチに並んで腰掛け、ただじっと俯いていた。
「……どうしよう、ひなちゃん……」
里乃はともすれば泣き出しそうな震えた声で、もう一人の幼馴染に助けを請う。しかし日向もさすがに堪えたのか、すぐに言葉を返せなかった。
しばし、静かな間が続き──
「……諦めない」
日向の唇から漏れた呟きに、里乃は思わず振り向く。
「私、これじゃ納得なんてできない。もう一回、もう一回だけ、あいつにぶつかってみる!」
呟きは啖呵に変わる。
それを表情で表したかのように、わずかに沈んでいた日向の顔は、いつも通りの負けん気の強い、決意に溢れたものになっていた。
「ひなちゃん……」
「里乃は、里乃は諦めるのっ!?こんな結果で納得できるのっ!?」
畳み掛ける日向の言葉に、里乃は再び俯いてしまう。
が──
「わたしも……」
「里乃?」
「私も、もう一回だけ香月君に伝えたいの!好きですって、大好きですって!」
その瞳には、うっすらと涙が浮かんでいて。
それでも里乃は心を決めた力強い表情で、幼馴染で、親友で、そしてライバルである日向を向いた。
「よくぞ言った里乃っ!でも私だって負けないよっ、胸の大きさじゃ勝てないけど……」
「私もひなちゃんには負けないよ!運動神経はぜんぜん、だけど……」
里乃の制服を押し上げる二つの膨らみは、日向はおろか同じ学年の女子の中でも一、二を争うほどに豊かであった。
一方日向の脚はすらりと引き締まりながらしなやかに鍛え上げられ、未だに運動部が勧誘に来るほどの運動神経の良さを垣間見せた。
そんなお互いのコンプレックスを口にしながらも、感極まった二人は立ち上がり、決意の抱擁を交わす。
その時だった。
──ふふっ。その意気や良し、ね。そんなあなた達に、お姉さんからのご褒美よ──
そんな女性の声を、確かに聞いた気がして──
「え!?あ、あああっ!!」
「あっ!?んあああああ!!」
二人の体を、何かが駆け巡った。
それは熱となり、甘い痺れとなって、二人の脳を激しく揺さぶる。
「あうっ、うは、きひ」
「ふう、ふうう……っ」
変化はすぐに訪れた。
市内の普通高校の指定の制服、グレーのプリーツスカートから覗く太腿。その内側に、つつ、と一筋の、雫が伝う。
それは透明感のある淡い青色で、液体よりも若干の硬さを持った、流体のような性質だった。それは位置的に、ショーツに守られた少女の花園から溢れ出たもののようで、
実際に二人の下着は、湿り気を帯びて色を濃くしていた。
「はあ、はあ、はふぅぅっ」
「うっ、んんっ」
耐えるように目をつぶり、息を荒くしていく二人。頬にはわずかに朱が差し込んで、性的な快楽に耐えているように見えた。内股を滑り落ちる雫はその量を増し、
ついには伝うことなく直接地面に落ち始め、股下には水溜りのようなものが出来始めた。
「な、なにぃ、これぇぇ!!」
「あつい、あついよぅ!!」
突然の事態に、狼狽する二人。
心臓が早打ち、呼吸が激しくなっていく。風邪をひいた時とは明らかに違う、全身の細胞が沸き立つような熱と、自らを慰めている時のような気持ちよさが、
二人の意識を激しく揺さぶっている。
「はあ、ふああああ!ひゃ、ふぃ!」
「ん、ん、んんぅぅぅっ」
その激しさは、ともすれば意識を手放しそうになってしまう程で。それを無意識の内に抗っているのか、二人は互いを強く、さらに強く抱きしめる。
それは濁流に押し流されまいと抵抗する遭難者のようであった。
そんな二人を襲う熱は汗となって、体の表面に滲み、夏服の白いYシャツを張り付かせ、あるいは地面に滴り落ちる。
その汗も、どこか青みがかっていた。
「はあ、はあ、も、もう、だめ……」
「あ、つぅい、とけ、ちゃう、よぅ」
襲い来る高揚感と快楽と熱さは里乃と日向の精神の縄をごりごりと、ガラス片で擦り切っていくように二人を限界まで押し上げる。
そしてついに耐え切れず、二人は絶頂してしまった。
「あ、あ、ああああああああ!!」
「ひゃあ、んあ、きひぃぃぃ!っ!」
湿るどころか水気が滴り、その役目を果たせなくなっていたショーツに守られていた蜜壷は、ぶしゅりと勢いよく青い液を噴き出して、と同時に、二人は崩れ始めた。
「あ、ああ、あー…」
「かはーっ、ひゃあああ……」
学校指定の茶色いローファーを履いた足が、一気に肌色を失い、足元に溜まる水溜りと同じ透き通る青色になると、形を保てずに融けていく。足首が、脹脛が、膝までも、
皮膚も骨も脂肪も筋肉も全て、青色に溶け出して、混ざり合っていくのだ。
足が溶解を始めたせいで、二人の身長はみるみる縮んでいく。そしてそれは足だけに留まらず、手の指先からも同じように色が変わり、重力に逆らえずだらだらと溶けて、
水溜りへ落ちていく。
「うー…あ…」
「あはぁ…」
自身の体に起きた異常。しかし二人の顔は意思を失った瞳で、淫らに笑っているだけだった。先ほどまで吐き出し続けていた蜜壷も、
ついに自分が放出していたものと同じになり、 腕は完全に溶け落ちて、水溜りの真ん中に少女二人の腰から上だけが直立しているという、
異様な姿に成り果てていた。しかしその残った部分さえも液状化し、里乃の豊かな胸が、日向の健康的な鎖骨のラインが、里乃の白く細い首が、青く溶解していく。
そしてふたりは、ついに髪の毛先に至るまで、完全に溶けた。
そこに二人の面影はおろか、人であったと思わせるようなものは何一つ残っていなかった。制服や靴、下着さえも、同じ色の流体となって、二人の一部になっていた。
水銀灯に照らされる、青く透き通った水溜り。水というには粘度が高く、固体と液体の中間、まさに流体という物質だった。それは意思を持っているかのように、時折波打ち、蠢いている。
しばらくそんな様子が続き、さらなる変化が始まったのは、公園の時計の長針が5から6を指したころだった。
だらりと広がっていた流体は、その面積を急激に減らしていく。その代わり上へ、上へとうず高く盛り上がっていく。極寒の洞窟で天井から滴り落ちる雫が、
少しずつ凍って氷のオブジェを形作るように、 地面から天を目指して、高さを増していくのだ。
それはちょうど、170センチくらいの高さで止まると、その流体はさらに蠢いて、体を自らで造形していく。
流体の側面、その上の一部分が一対膨らんで、広がった。というより、引き抜かれた、という方が正しいか。両脇腹より引き抜かれたそれは、不完全な形ではあるが腕そのものであった。
下のほうは少しづつ円筒形に纏まっていき、足であろう部分を形成していく。
腰に当たる部分がきゅっと狭められる代わりに、臀部と思われるところが一層盛り上がった。
乳房のところは内側からかさ上げされ、首の上には頭部と思わしき丸い膨らみが出来ると、造形はさらに細かくなっていく。
所々崩れていた輪郭が、するりと滑らかになっていく。
顔には鼻や口といったパーツが形作られ、歪だった指先も細くしなやかになっていく。
髪の毛は一本一本まで作れないらしく、房ごとにまとめて作られて、背中までのびる青色のウエーブを浮き立たせた。
胸は滑らかな曲線を描く大きな釣鐘型で、くびれた腰から下にはモデルのようなすらりと長い足が作られた。
「あはぁ……」
そこに居たのは、青く透き通る美しい女性だった。
つま先から髪にいたるまで全てが青く、それは溶け出したうちの一人、里乃の瞳のようであった。
「すごぉい……これ……最高……」
両肩を抱く指先が、ぬるりと沈み込む。造形された足が再び溶け出して、足首で地面に直立しているような状態だったが、バランスを崩すような事はない。
歪に笑う口から漏れ出る声は、まるで声は体を現すと言わんばかりに澄んだ声。
二人の少女は溶け合って一つに纏まって、流体──俗にスライムといわれる存在へ変貌したのだ。その顔や体の各所には、二人の面影がちりばめられていたが、
意識は完全に混ざり合って再構成され、里乃でも日向でもない魔物「スライム」としての人格になっていた。
生まれ変わった体のあちこちを満足げに眺める彼女。その体のあちこちがさらに変色を初め、体は透明感を失い白い肌色に、双丘の頂は桜色の蕾へ。
溶けていた足の部分は再び形を持つと、同じように肌色に染まる。
髪色は頭から毛先へ、蒼に薄く色づいた銀髪へ色がつき、最後にその瞳が青く輝くと、スライムは人間の女性の姿へ擬態を終えたのだった。
「……これなら、香月君も、迷う事ないよね……」
にこやかに微笑む彼女。再び擬態を解いて瞬時に青く染まり、どろどろに溶けて形を崩すと、道の脇の排水溝へその身を潜らせて、夜の街へと消えていった。
──うふふ。さて、これからどうなるのかしら。楽しみねえ……
少女達が生まれ変わる様子をどこかから見ていた気配は楽しそうに呟くと、ばさりと羽をはためかせ、夜空に消えて行った。
それはあのスライム少女でさえ、気づく事はなかった。
翌日。
再び幼馴染の少年を呼び出した二人は、その目の前で溶け合い、スライムとなって少年を貪った。
もちろん性的な意味で。
そして断られた本当の理由、現れた一匹の悪魔。そして悪魔に寄生され、人外へと変貌していく少年などのすったもんだがあったのだが──
それは、別の話である。
終わりました。
ちょっと投下しすぎたので、一旦スレから離れます。
ほとぼりが冷めてまたネタが浮かんできたら、またお邪魔します。
どうもありがとうございました。
ノシ
自動改行っていうの?
文字数で改行するのやめてくれ
乙ー
まあ気が向いたらまた戻ってきておくれやす
>>910 ただ長文規制に引っ掛からないよう適当に改行してるだけじゃね?目くじら立てるほどのことじゃねえわ
適当に改行しているなら尚更だ
句読点が最初に来るのはやめて欲しい
確かにちょっと読みにくかったですね、すいません
>句読点が最初に来る
・・・?
こっちから見ててそんな不自然なことになってる部分はないんだが・・・
ひょっとして自分側の設定の問題じゃね?携帯か?
携帯だと「。」が先頭になることもあるな。まったく気になるレベルじゃないが。
読み手の環境まで作者は面倒見ないといけないのか。作者は大変だな
OpenJaneだよ。
作者が読み辛いと認めているんだから。
>>916 「。」が先頭になることもあって気にならないなんて、無神経野郎だなあ
うわなにこいつ
荒らしくせえ
ついにここにも出没しはじめたか…
おめーのレスは全部ピンぼけ。
はあ…
荒らしたいだけか
帰れよks
913 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 16:52:45 ID:Fni0y9bk [10/10]
確かにちょっと読みにくかったですね、すいません
これでお終いになるはずだったのに
バカのせいで・・・
自分の環境設定の下手さを棚に上げて作者に文句つけた挙げ句、気にならないだろと言ってるのに無神経だとケンカ売って、言い負かせなくなったらバカ呼ばわりですか。
あなたも相当なバカですね。
作者はこういうバカを付け上がらせないためにも、金輪際簡単に謝罪しないほうがいいな。
お子茶までしたか
「言い負かせなくなった」
はいはい自己紹介乙
俺もjaneで、かなり読みにくいのも確か。
どっちもどっちじゃない?
定番のレスでしたね。
あっ、どっちもは、当然んがら文句言いのID:Zby2Hu3pとスルー出来ない ID:TG39ZBIu
熱くなれる ID:TG39ZBIuが作者の可能性もあるけどね。
そんな事言うと俺が ID:Zby2Hu3pって言われそうかw
冗談冗談。
両成敗かと思ったら根拠0の自演認定だったでござるの巻
>>929 悪い悪い、だから冗談だって。
作者以外はID真っ赤にしなさんなってこった。
>.930
お前もID赤にする環境設定の下手さって言われるぞ。
>>930 こっちも無駄に熱くなりすぎた。スマン。
以後スルーするわ
レスが伸びてると思ったらなにこの低レベルな争いの跡は
>>902の人すっげー乙!!
かなり楽しめたw
上で元になるようなことかいてたから余計に!
融合から新しい人格の形成も意外といけるなぁ。
そして別のお話も続くのかな?そっちも期待してます。
人生は選択の連続の部分で、銀魂の阿伏兎が言っていたのを思い出した。
今週のゴセイジャーはカッパ化があるそうだ
実際になるかどうかはわからんけど楽しみだなあ
昔カクレンジャーのカッパ化に女性だったらと思った悔しさが蘇る
カッパか はっ!
>>936 即デス様の生け贄
サガならサガフロの生科研あたりがネタになりそうか
>>937 結局サガフロのあそこって何で人間がモンスターになるか今だに解らない…
2年ほど前? 病弱な弟のために苗床になる女の子
あれはあれで凄く良かったけど、似た設定でSM色濃いの読んでみたい
>>938 探求心が行き過ぎて狂気の領域までいっちゃって
とうとう自分達自身や同僚をも実験台にしちゃったって感じだろ
大きなイベントと関わらない場所には(場合によっては関わる場所でも)ほとんど解説がない
これはサガの基本
だからこそプレイヤーが好き勝手に妄想していい
これもサガの基本
妄想力LV5の技能パネルを所持している者にとってはアンサガも神ゲー
ラスボスもある意味異形化だし?よくわからん形だけど
ニート時代アンサガ400時間したわwww
宇宙ショーにこのスレの求める一歩手前の状況が転がってたな。未遂だけど。
謎の超文明の機械による魔配合。必要なのは山葵。
配合されるのはロリっ子とその友達の逃がしたペットであるウサギ。
世界樹の迷宮のスキュレーさんもかなりいい線行ってると思うんだ
七夕です
>>944 ここでセカキュの名前を見るとは
子宮から触手がだばあとか考えたもんだ
変なデンパがきたので書き込んでみる。
オレオレ詐欺師がおばあちゃんに詐欺電話。
「おや、たろうかい?」
とか言ってくるので、
「おう、オレオレ」
とか口実を合わせてゆくと、
なぜか自分はペットの犬だったことになって、同時に徐々に犬化してく。
とかどうよ。
微妙にスレ間違った。あっちに書き込めば良かった…。
949 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 17:59:34 ID:m8QgMbRL
外人に返信しなきゃ
モンハンのドラゴンS装備や女ガイバー萌えだけど、人外化とは少し違うか
そういえばGS美神のアニメで、馬頭の悪魔に取り付かれた女の子が、
一瞬だけその悪魔の姿に変化するシーンがあって、奇妙な気持ちを抱いたのを思い出した
俺はアウターゾーンの半魚人化が好きだな
古いが、ベルセルクに蛾人間になった女の子が人間を蛾に変える話しがあったな
おいおい、次スレ堕ちちゃったよ。
蛾で思い出したけど江川達也のラストマンは今思い返すと凄い漫画だったな
むしろあれが俺のバイブルだったのか
ようやく世界樹3の深都ルートクリアしたぜ
予想通り姫さまがモンスター化してくれてHappyだったので
埋めついでに適当に世界樹二次創作SS書いてみました
世界樹わかんねーよとか二次創作うぜぇって方は世界樹でNGお願いします
私はアーテリンデ、ギルドエスバット所属のドクトルマグス、みんなからはアテリンって呼ばれてる
私たちはハイラガードと呼ばれる国にある世界樹の中にある迷宮を冒険しているの
でも今日来ている部分はその中でも浅い位置にある二階
とっくの昔に踏破したはずの場所に何故行くのだろうと疑問に思っていると
隠し部屋にいるもぐらの腕が武器を作るのに必要だとスキュレーさんが教えてくれた
スキュレーさんはみんなのお姉さん的存在
きれいで、優しくて私の憧れの人でもある
でも戦闘ではダークハンターとして鞭を振るう前衛の要
きれいな花には刺があるとはまさにこの人の事だろう
「まぁ隠し部屋と言っても一層、気楽に行こうや」
この無駄に明るい人はギルドリーダーの岩男さん。
この軽いノリとは裏腹にハイラガード1のガンナーだったりする
スキュレーさんの彼氏でお似合いのカップルだ
まぁなんだかんだ話してるうちに件のもぐらの出現場所に到着した
だけど何か様子がおかしい
「あれ、おかしいなぁ、いつもなら足音たてた瞬間襲いかかってくるのに」
「それに何か空気が重い、一旦引き返しましょう」
その時である大きな音とともに巨大な翼竜が姿を表した
「なんでこんな浅い場所にこんな化け物が現れるんだ」
「ここでこいつを倒さないと街にまで被害が出る」
私たちは目の前に現れた化け物に対抗すべく武器を取った
私たちは苦戦しながらも徐々に翼竜を追い詰めていった
「オールボンテージ」
スキュレーさんの必殺技が決まり翼竜の動きを完全に止めた
そして止めをさそうとしたその時
「まさか我がペットの中でも最強の部類に入るワイバーンをここまで追い詰めるとわな」
「なんだてめぇは、この騒動もてめぇの仕業か」
「わが名はオーバーロード、略してバーロー。この世界樹を統べるものなり」
「このワイバーンを倒すほどの実力者達、気に入ったこいつの代わりにペットにしてやろう」
バーローが呪文を唱えるとさっきまで暴れていた翼竜が粉々に砕け散った
「なんだと…さっきまであんなに苦労して戦っていた相手をいともたやすく」
「駄目だわ、ライシュッツさん、アテリンを連れて早く逃げて」
えっ、どういう事?リーダーとスキュレーさんは?
「馬鹿野郎、オレはハイラガード1のガンナーだぜ、こんな奴オレら二人で十分よ」
いや!リーダーもスキュレーさんも一緒じゃなきゃイヤ!
「お嬢様御免!」
バーローより繰り出される強力な攻撃に耐えながらアテリンが逃げたことを確認すると
「よしスキュレー次はおまえの番だ!」
「なにを言ってるの最後まで私たちは一緒よ!」
「スキュレー、お前って奴は」
だが強力な攻撃の前にそう長い時間耐えれる事もなく、二人ともバーローの前に倒れてしまった
「さきほどいつまでも一緒にいたいと言っていたな。その願い聞き届けてやろう」
第五層上帝の間、この場所にスキュレーが寝かされていた
だがさきほどまでのスキュレーとは明らかに違う部分が一点あった
まるでいそぎんちゃくのようなものの真ん中に目玉がある物体が肩から生えていたのだ
「う、うーん、ここはどこなの?」
「お目覚めのようだね、ここは私の城だよ。」
意識がはっきりし肩の物体に気付くスキュレー
「何なのよ、これ。いったい私に何をしたの」
「何をしたも何も君の望みを叶えただけだよ、ずっと一緒にいたいと言う望みをだね」
「ってことは、この物体は…」
「そう君の彼氏さ、彼は人並み外れた眼を持っていたからね
眼を中心とした魔物に改造してやったのさ
そしてその彼を移植された君もそろそろ魔物に変わる」
「そんな…私が魔物に」
「そんなに悲観する事もない、魔物になればそんな感情も無くなる。」
「いや、いや魔物なんていやー」
「クールな女性が台無しだな、おやこの三層にいるのはあの時逃げた少女だね」
「えっ、アテリンが?」
「そうだ私からの最後のプレゼントとだ、人間としての意識が残っている内にあの子に合わせてやろう」
「いや、そんなの。あの子に化け物になるところならんて見られたくない。」
「グッドラック」
バシューン
スキュレーさんたちがいなくなって早3日
あの場所に戻ってみてもまるで何事も無かったようになっていた
こうなりゃ選択肢は一つ、世界樹を踏破し空飛ぶ城に乗り込むしかない
だから私はギルドの反対を押し切り単独で三層にいる
ズドーン
何かが落ちたようね、確かめに行ってみるか
……そこには、信じられない物があった
なんとスキュレーさんがいたのだ。だがスキュレーさんは裸で肩に魔物らしき物に寄生されている
武器を構え助けに行こうとしたその時
「お願い殺して」
えっ、何を言っているの
「私がもう人間でいられる時間はほとんどないの
せめてあなたの手で私を人間のまま殺して」
何を言ってるのか意味がわからないよ
せっかく再会できたのに、それに私スキュレーさんを殺すことなんてできないよ
「ダメ、もう変化が始まってしまったわ、お願い早く」
焦るスキュレーさんの体を見ると元から色白だった肌が真っ白に染まっていく。
そして耳が人のものではないエラ状の物へ変化していく
私はスキュレーさんの気持ちをようやく理解する事ができた
涙を拭い武器を手にスキュレーさんの心臓を一突きにしたはずだった
ガキン、だがそれはスキュレーさんの腰からでた岩でできた巨大なトゲによって阻まれてしまった
どうやら自身が望まなくても体が勝手に反応してしまうようだ
足が2つに割れ、さらに4つに割れそしてまるでタコの触手のようなものになってしまった
「ごめんなさい、もう私が化け物になるのは止められない見たいね
アテリン、私が完全に化け物になるところだけは見られたくないの
あなたの記憶の中では人間のスキュレーでいたいの」
私は涙が止まらなかった。
もう二度とあなたを見ない、そしてあなたを二度と誰の目にも見せないと誓いその場を後にした。
そしてスキュレーの目が紅く染まり、聞けば頭が狂いそうな叫び声を上げて変化が完了した。
この不幸な氷姫はとあるギルドによって打ち倒されるのだがまた別の話
ワイバーン戦から主人公ギルド二層到達までの空白を埋めてみようと書いたが
異形化シーンほとんど書けなかったよ
まぁ実際のストーリーとはあまり関係がありませんので
本当のスキュレーさんのストーリーを知りたい人は世界樹2をどうぞ
世界樹3もスキュレーさんが出てたり姫がモンスター化したり、アンドロイドだったりオススメです
世界樹やってないからちょっと解らない部分はあったけど楽しめたよ!
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