2 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 12:48:16 ID:CjJVUdS/
う
アホ竜乙
乙させてくださいまし
じゅぱっ、じゅるるっじゅぱぁ
蝋燭の鈍い明るさとどこか甘ったるい香の匂いが漂う部屋の中、目元がきつい金髪の女性がまだ幼さの
残る青年の肉棒を一心腐乱に咥え、唾液をすする音を遠慮なしに響かせながら奉仕している。
「ふぁ、ふぁぁ…、や、やめ」
「ふぁふ、ふけんはいならだひていいのよふぉ」
「あ、あぁっ」
じゅるるっと一際強くすすったところで青年は我慢できずに白濁とした精液をビュルビュルっと女性の
口腔内に吐き出した。
「ふぐっ、んん…んぐっ、ん…あぁ、もう急すぎて飲んじゃったじゃない。なにやってるの!?」
といいつつ女性は残っていた余り汁を全て飲み干そうと舌を伸ばして絡めとりちゅうっと吸い付いた。
ルイズの実家に赴いた際、才人はちょうど来ていたエレオノールにちょっとした実験に付き合えと小突かれていた。
正直、やりにくい相手であるので才人は遠慮したかったのだが気性が激しいエレオノールの勢いには勝てず、その
まま圧された形で了承することになった。そして、後日、エレオノールの実験のため彼女の部屋に訪れた。
ちょっと用意をするから待ってて欲しいといわれたので出されたお茶と茶請けの菓子を頬張ったのだがこれがいけな
かった。急な睡魔が才人に襲いかかり気がついた時には裸にガーターベルトという出で立ちのエレオノールにフェラチオ
を受けていたのだ。
「もう、これじゃあ材料を摂取できないじゃない。仕方ないわね」
「あふぁ、ふぁぁ…」
両手はベッドの柵に括り付けられ動かせない、両脚は自由だがこちらも力が入らず動かせない。
しかも部屋中に媚薬の香を焚いているのか甘ったるい空気のせいで頭はぼんやりとしている。
そのためかさっきから与えられるエレオノールの快楽には翻弄されっぱなしであり、ついには射精をも
許してしまった。もちろん、射精後というのにもその肉棒は硬さを失ってはおらず、むしろ先ほどよりも
膨張しびくんびくんとグロテスクな様相にもなっていた。
「ふふ、なぁに…まだカチカチなの?もしかしてルイズに良くしてもらってないのかしら?」
悪戯っ子ぽい笑みを浮かべて才人を挑発するエレオノールに対して才人は情けない声しかあげれなかった。
ちなみにルイズとは最近荒淫にふけっていた事を自省して、一週間程抱き合ってはいない。
そのため、才人は溜まりきっている状態でありこの状況では射精しても無理はないといえた。
「だったら、ルイズの代わりにすっきりさせてあげるは。材料調達もかねてね」
というとエレオノールはすっかり濡れそぼった秘所をぱっくり指で開くと溢れる愛液とともにピンク色の
肉壁が顔をだした。
「あなたのはちょっと大きいから、すこし面倒くさくなるわね。んん…」
そういいながら、エレオノールは腰を上げビクンビクンと脈打ちながらそそり立つ才人の肉棒へその秘肉
を埋没させはじめた。愛液で照らされたそこはまるで上質のステーキ肉を頬張らんとする人の口そのもので
ぱっくりと肉棒を飲み込んだその様子は酷く厭らしかった。
「はぁっ…大きい…だけじゃなくてすっごい硬いぃっ…」
ぞわりと肉棒を撫でるエレオノールの肉襞の感触に才人は思わず鳥肌が立ちそうになった。
ルイズとは体格が違うのにまったく締まってくる感覚は鈍くなく、ルイズとは違った快感を与えてくるようであった。
「あふぅ、これで全部ね。あぁすごぉい…あの娘ったらこんなの毎日咥えこんじゃってよくおかしくならないわね」
うっとりとした表情でエレオノールは呟くとギシギシとベッドを軋み始めた。
「はぁ、ちょ、子宮の入り口が、擦れる度にノックされてぇっ」
「あぁ、うわぁぁぁっ」
さすがのエレオノールも才人ほどのモノは初めてなのかその動きはどこかぎこちない。
しかし、そんな拙い動きでも今の才人にとっては極上の麻薬だ。エレオノールが上に動くたび根元から
カリまで肉襞が絡みつき、下に動き子宮口をノックするたび膣全体が絞り上げてくる。
上下の幅は短いながらも早いストロークが才人の射精欲を引き上げる。二度目の射精は自身が早漏なのでは
ないかというくらいあっけなく迎えられた。
「ん、びゅくびゅくって熱いのが…」
「あ、あぁ…あぁぁぁ…」
早くも粒のような汗をかきながらはぁはぁと息を荒げつつも射精の感触にエレオノールは酔いしれた。
前回付き合いのあった男性とは肉体関係を得るまでに至らなかったため膣内射精事態は数年ぶりの感覚である。
「なんか、すっごく出てるわね。これなら、ホムンクルスの材料も足りる…かも」
「ふぅー、ふぅー…」
そう言うとどさりと今度は才人の胸に倒れこんだ、薄いがすっかり硬くなった乳首の感触とわずかながら柔らかい
脂肪の感触が才人の胸に伝わった。そして、ごそごそとそのまま才人の胸板の上に寝ながらエレオノールは柵に手
を伸ばして才人の拘束を解いていく。エレオノールの乳首が才人の胸板を擦れるたびに甘い声を吐き出しながら。
「思いのほか…すごくて私だけじゃバカになるわ。あなたが動きなさいな」
そういうとエレオノールは繫がったままの状態で今の体勢から入れ替わるよう促した。
この時は不思議なもので動かない下半身が思うように動き上下体勢の入れ替えは滞りなく終わった。
「ほら、ここならたくさん出しても後で取り出せるから無駄にはならないわ。この際だからたっぷりと頂くわよ」
「あ、ぐ…、うぉぉぉっ」
獣のように才人は吠えると、そのまま勢いよくエレオノールに腰を突き動かした。
それから数時間後…
「ぐっ…」
ようやく色欲にかられた才人が疲れ倒れこんだ。事後のベッドにはたっぷりと才人とエレオノールの精液と愛液
が染み込み、翌朝以降はおそらくもうベッド用の布として使えなくなるだろうとくたくたになりながらエレオノール
は思った。才人に任せて以降、膣内には少なくとも5発は射精されそのあげく尻穴も散々弄ばれ、こちらも2発は
出されたであろうか、体全体は精液まみれであり。ベットの迎えに置いてある鏡に映りこんだ様子をみるとまるで
オークにでも犯されたような自分の姿が写りこんで来た。実際には一度二度絶頂のあまり気絶したものの、気がついて
みるとやっぱりまだ抱かれていたのでこっちから仕掛けたとはいえ犯されたという表現はおそらく正解なのではない
かと思った。
「さすがに改良型のオークの媚薬はやりすぎたか…」
才人に抱かれている途中、鏡に映りこんだ自分の快楽によりだらしなく歪んだ自分の痴態と今回使用する前の実験として
『こっちからみたらはよ結婚しろ』と言いたくなる同僚であり後輩の研究員カップルに使った際のカップルの痴態
を思い返しながら、エレオノールはベッドの脇において試験管を手に取ると秘所へと挿入した。
下腹部に手をあて、わずかに残った力で踏ん張りながら下腹部を押してやると膣内にたっぷりと溜まった才人の精液が試験管
に溜まっていくのが見えた。
「ん…すごっ、こんなに出されて…ふふ…ホムンクルスだけじゃなくて本当の赤ちゃんが出来ちゃうかもね」
そう笑いながら横で死んだように眠る青年にエレオノールは微笑みかけた。
そんなエレオノールお姉様を徹底的に犯して従順にさせたいなぁと思う時期が
定期的に訪れるのは紳士としての嗜みだと思うのですがどうですかね。
勃起した
>>8 GJ
変態紳士としては当然の嗜みかと思われます
梅完了
勝手にやってすまん
あ
ボルボ氏の作品は結構行くとこまでイッてるから今回の展開はあんまり関係してこないのかな?
それにしても家の地下室が愛人(女王)の部屋と繋がってますだなんて……なんて淫靡……ノボルどうかしてるぜ
ちょうど今16巻読み終えたんだが、このスレの方が面白いな。
思い切りがいい
前スレ埋め乙なのね!きゅいきゅい
>>8GJ
その欲望をぜひ活字にして放出していただきたい
原作をよんだことない俺は一巻から読むべきかな。アニメ見てからだから別物として読むべきか
出てない人がいたりいなかったり
>>17 原作を読んでこのスレに戻ってくると、3倍ニヤニヤできます
>>19 今日、買ってくる。何巻から読めばいいかな。お勧めの巻ある?
>>20 1巻から
もし1から入るなら1→4巻はイッキ読みすることをお薦めする。アニメでいうと第1期に相当。
それだけでもこのスレやまとめサイトのSSをかなりニヤニヤできるはず
アルビオン戦役は6巻から、その末期にティファニア登場7巻エピローグ〜8巻あたり(アニメでいうと第2期)
アニメ見てて基礎知識あるんだったら、このへんから入るのもいいかも
アルビオン撤退戦でのサイト、アニメではヒドかった。真実はここにある
久しぶりに来たら新スレ立ってた
前スレの>730及び>738そして
>>8 GJ!
>>21 ありがとうございます。
一応アニメ見てたからアルビオンから読むことにします。
ついにこのスレからゼロ魔入りする奴が出たかwww
ここのSSかなり改変入ってるから気をつけろ
へのつく人のは特にひどい、いろんな意味でwww
へんたいさんのテファは実にけしからんな
>>27に同意。
キャラが原作とアニメでは違う部分がある。
アン様とかもはや別人だし。
>>28 それなら、やっぱり1巻から薦めるべきじゃね?
もちろん正直一巻から読んで欲しいけど
どうしても最初の方読むの面倒ならせめて四巻って感じ。
中古でも立ち読みでもいいから1巻から読んだほうがいい
アニメは心情描写とかかなり省いてるし
頑張って一巻から読むよ。
がんばれ。きっとそれは報われるから
個人的に言うと、本編一巻のルイズの尖りっぷりは結構キツイ
前スレでキュルケ×サイト投下してくれた
職人さん来ないかな?
お前が良い子にしてたら来るよ
職人さんにも都合があるからな 気長に待ってようぜ
ほかのスレに行ってる職人さんもいるしな
孕めよ
ちょw
そっちか
まだ途中、エロまで行かず
とりあえず 6レス
42 :
1/6:2009/03/15(日) 03:01:48 ID:jpznA8Wm
アンリエッタは音を立てないように気をつけながら、見知らぬ廊下を歩いていた。
ド・オルニエール――あなたのお屋敷……
そう想うだけで、目に映る景色が柔らかに変わる。
『気分が悪いので、本日は部屋で静養いたします』
少々強引な手段だったけれど、その甲斐は有った。
自分が選んで渡したこの屋敷で、サイトが生活していると思うと甘い満足感が胸の奥に満ちる。
公爵家の娘とはいえ、ルイズには出来ない事。
彼に収入を与えることで、ルイズに頼りきらなくても生活できるようになった。
領地を与える時はそこまで考えていなかったけれど、今の彼はルイズと別れる事も出来る。
サイトを手に入れることが出来る可能性など、殆ど無いのは分かっている。
しかしその可能性が微かに上がるだけで、アンリエッタは幸せの予感に酔うことが出来た。
――気付かぬ内に小さく歌など歌いながら、アンリエッタは屋敷の中を散策した。
(ど、泥棒ぉぉぉぉぉ!!!)
ヘレン婆さんはあたふたオロオロと物陰から見知らぬ人影を見つめていた。
旦那さまもミス・ヴァリエールも(奥方様と呼ぶと、同僚のメイドに睨まれる)留守。
いつお戻りになられるか分からない。
(声を掛ける前に、杖に気づけていなかったらと思うと……)
うら若い乙女にしか見えないというのに、いつの間にやらこんなところまで忍び込んできている。
(う、噂に聞く怪盗やら、土くれやら言う人たちでございましょうか)
そう考えてから見ると、なんだか腹黒そうにも見えてくる。
上機嫌に歌など歌っているのも、好き勝手にできる自信からに違いなかった。
ヘレン婆さんの仕事は、警備でもなんでもない。
気づかれていない今のうちに逃げ出すのが正しい選択だ。
街中なら人を呼んでくることも出来るが、こんな田舎では行って帰ってくる間に悠々と逃げられてしまう。
……が、
(た、只でさえ旦那さまには差し上げるものが少ないというのに、お屋敷まで……)
サイトが封じられてから間もないが、領民たちはサイトのことを気に入っていた。
長く住み愛着の沸いた地元だが、領主としての旨みが少ないのは皆知っていた。
それなのにサイトはこの土地に満足している様子なのが、たまらなく嬉しいのだ。
驕った貴族なら重税を掛けかねないのに、サイトは満足そうに笑っている。
ここの領民は、この新しく来た若殿が大好きだ。
――そのサイトの屋敷が、泥棒に荒らされようとしている。
到底、見過ごすわけには行かなかった。
43 :
2/6:2009/03/15(日) 03:02:13 ID:jpznA8Wm
アンリエッタは、きょろきょろと周りを見渡しサイトの部屋に見当を付けた。
屋敷の中とはいえ防犯の為、随所に施錠はされているが、
『アンロック』
……メイジには無効だった
普通の貴族の屋敷ならこんな事は無いが、主であるサイトが魔法を使えないため、
引越し直後に魔法以外の方法での施錠に建て替えたのだ。
が、当然魔法使いが侵入すると好き放題されてしまう事になる。
「なんて無用心なのかしらね」
アンリエッタにとっては開け放たれているに等しい扉を開け、ルイズの衣裳部屋に放置されていた宝飾類を見ながら溜息を吐いた。
サイトに見せる服でも選んだ後なのだろう、床一面に広げられた普段着を苦笑しながら拾い集めると、綺麗に片付け始めた。
侵入した賊は、ミス・ヴァリエールの部屋を物色している。
この屋敷で一番金目のものが多い部屋だ。
(なんて鋭いのかしら、やっぱりプロとは恐ろしいものでございます)
ヘレン婆さんが向かっているのは台所。
部屋の物色にどれほど時間を掛けるのかまでは分からないが、目的の物を手に入れるために必死に走った。
シエスタの手で良く手入れされた扉が音も無く開いてくれる事に感謝しながら、音も無く滑り込んで室内で手に取ったのは、
”胡椒”
いかにメイジとはいえ魔法が使えなければ、つまり詠唱できなければただの人となる。
そのための武器。その硬いガラス瓶の感触に安心を覚えながら、次に辺りを見回す。
――包丁に気を引かれるけれど、生身の人間に振るうには躊躇してしまうだろう……
それくらいならば、容赦なく振るえる武器を。
パン生地を伸ばすのに使っている麺棒は、固さも軽さも申し分なかった。
(これにいたしましょう!)
軽く振ってみると、ブンと良い音が鳴り当たれば随分と痛そうだ。
(……いざっ!)
胸に正義を灯したヘレン婆さんはアンリエッタの元に向かう。
両手には心強い武器を携え、長い人生において最強の状態となった今、彼女に恐れるものは何も無い。
(御覚悟!!)
容赦する気もさらさら無さそうだ。
44 :
3/6:2009/03/15(日) 03:02:41 ID:jpznA8Wm
「……こんなところかしら?」
散らかされていたとはいえ、床に広がられていただけ。
本来入っていそうな位置を推測して綺麗に並べなおすのに、それほど時間は掛からなかった。
廊下に出た後、綺麗に成った部屋を覗き込み、満足げに笑うと次の部屋に向かう。
(最近は自分の部屋の片付けもさせてもらえませんものね)
すっきりとした気分で探索を再開する。
サイトの部屋はルイズの衣装部屋からそう遠くないところに有った。
(……ルイズってわかりやすい……)
中央に有るベットのサイズが大きめなのが妙に意識されて、頬に血が上っていくのが自分でもわかった。
(わ、わたくしもわかりやすい……)
アンリエッタほわほわと笑ってしまう頬を両手で押さえながら、サイトの部屋に踏み込んだ。
――ニヤリ
ヘレン婆さんの目にはそう見えた。
ミス・ヴァリエールの部屋でよほど良い獲物を見つけたのだ。
(なんて邪悪な!)
最後にもう一度部屋を覗き込んだ賊が満足気に笑った。
物色中であれば即座に胡椒をぶつけて、逃げさせる手も有り得たが……
(捕まえて差し上げます)
その為には廊下では攻撃できない。
出来れば室内で退路を絶った上で攻撃するべきだろう。
階段の途中で伏せたまま、賊の行き先を見定めると次に踏み込んだのは旦那さまの部屋。
(許しません!)
部屋に賊が踏み込んで、きっかり五秒待つ。
入り口で攻撃して、もう一度廊下に出られると厄介だからだ。
カウントが終わり、持参の手鏡で室内を確認。
部屋の中央で窓の方を見ている賊に、天誅の一撃を加えるべく叫ぶ!
「おぉじょぉぉせぃやぁぁぁあっ」
胡椒瓶を手にしたヘレン婆さん渾身の一投は、真っ直ぐに賊に向かった。
王女と、久々に呼ばれた気がしたアンリエッタはすばやく振り向いた。
部屋の入り口には鬼神の表情の老婆が居て、その手から放たれた何かがアンリエッタに直撃した。
45 :
4/6:2009/03/15(日) 03:03:16 ID:jpznA8Wm
――ぱよん
ヘレン婆さんの目の前で、胡椒瓶は優れた緩衝材に阻まれた。
――おっぱい
それはこの上も無く柔らかく、抜群のボリュームをもって瓶を叩き落とした。
案外頑丈だった瓶が、無情にも絨毯の上をころころと転がった。
(うぉぉぉのれぇぇぇぇ)
若い時からそうだった、あの『おっぱい』は邪悪の肉の塊は、いつも私の邪魔をする。
(あの時、あの時私に『おっぱい』さえたっぷり有ればっ!)
若き日のヘレン婆さんは、ルイズ寄りの慎ましい身体つきだった。
攻撃されたことを悟った賊が、杖を構えてこちらに踏み出す。
――メイジに逆らう恐怖が、今更ヘレン婆さんの足を萎えさせた。
崩れ落ち震えながら床を見つめていると、賊がこちらに向かって一歩を踏み出し……
「きゃぅっ」
胡椒瓶につまずいて転ぶと、ヘレン婆さんの目の前に、短い杖が落ちて来た。
……メイジの杖だ。
「「………………」」
転んだ賊とうな垂れたヘレン婆さんの間に、気まずい空気が流れる。
「い、今じゃぁぁぁぁ」
「ちょっ、まっ……きゃぁぁぁ」
起き上がっていない賊に駆け寄りざま、足で杖を廊下に蹴りだし麺棒を両手で構えて突進する。
抵抗する力は……
(弱い!)
家事の中には力仕事も少なくない。
魔法抜きならヘレン婆さんは容易く賊を取り押さえることが出来た。
「くっくっく、食らえこの賊め、この賊め、この賊めぇぇぇ」
「ふぇっ? ちょっ、違いますっ、あのわたくしはっ」
「黙れぇぇぇ、この巨乳がぁっ!」
「……あの、それって今何か関係が?」
仰向けで麺棒を押し付けられながら、あまりの理不尽さにアンリエッタが尋ねると、ヘレン婆さんの動きが、ぴたりと止まった。
「あ……あのぉ……」
気まずい空気にアンリエッタは取りあえずそのままの姿勢で返答を待った。
「………………うるさい」
「はい?」
恐ろしく増えた手数の前に、アンリエッタは敗北した。
46 :
5/6:2009/03/15(日) 03:03:44 ID:jpznA8Wm
失敗したと思う。
アンリエッタは泣きそうになりながら、反省していた。
公務をサボってここに来たことでも、無断でうろついて泥棒扱いされていることでもない。
最悪の失敗は……
「ここここ、事もあろうに、陛下のお名前をかたるとは何たる不届き者」
名乗ってしまったこと。
取り押さえられ圧し掛かられたまま名前を聞かれては、咄嗟に嘘も吐けなかった。
「いぇ……あの……本人……」
「あぁん?」
「…………ナンデモナイデス」
あなたのメイドさんは、なんだか怖いです。
サイトが来るまでの我慢とはいえ、針のむしろでももう少し居心地がいいのではないかと思えた。
こんなに攻撃的なメイドが側に居て、寛いで生活が出来ているのか心配なくらいだった。
「……ひぁっ」
老婆がいきなり胸を掴んだ所為で、変な悲鳴を上げてしまった。
「なななな、何を……って、まさか、そんな趣味!」
「ちがいますっ、ミス・ヴァリエールの部屋で盗んだものを出しなさい!」
何も盗んでいないと言っても納得しそうに無いので成すがままにされているが、何時まで経っても老婆は諦め様としない。
「あの……何も盗っておりませんけれど……」
「だまらっしゃい!」
血走った目で胸の谷間まで改めながら、老婆が叫ぶ。
「そんな筈は無いのです、そんな筈は……」
思い込みとは恐ろしいものですね。
アンリエッタは、狂乱する老婆を眺めながら嘆息した。
サイトかルイズが戻れば開放されるのだし、もう少し大人しくしている事にしましょう。
そうすれば、こんな騒ぎなど笑い話になって終わりですもの。
……そう思っていたのも束の間。
「……みぃぃつけたぁぁぁ」
「え?」
うそ? わたくし何か持ち出してしまったかしら?
アンリエッタの混乱をよそに、ヘレン婆さんはにこにこと解説を始める。
「陛下のお名前を出したところで気づくべきでした……女王気分だったで御座いますね、こそ泥の分際で!」
「え?」
「……このシルクのドレス! ミス・ヴァリエールのお召し物でしょう!!!」
「え? ちょっ、サイズが全然っt」
「黙れ!」
穏やかな心を持ったメイドが怒り狂った時、伝説のスーパーメイドが……
「まってぇぇぇ、せめて抵抗くらいさせてぇぇぇ」
47 :
6/6:2009/03/15(日) 03:04:19 ID:jpznA8Wm
「元気……でた?」
ルイズはデルフリンガーを失ったサイトを励まそうと、近郊の散策に誘っていたのだが……
「ありがと……ルイズ……げんきでたよ」
うそ……ルイズの呟きは口の中で消えた。
ぼんやりと笑いながら歩くサイトの腕に、シエスタと二人で左右から抱きついた。
シエスタの胸が過剰に押し付けられているのを見て眉が跳ね上がりかけるが、サイトが何の反応も示さないので却って哀れに見えた。
「サ、サイトさぁん……」
「ん? どうしかした? シエスタ」
道の隅っこでしくしく泣き始めた乳だけが取り得のメイドを見ながら、ルイズはぐいぐいと自分の胸を……
「ルイズ……」
「ん、なぁに? サイト?」
「痛い」
ルイズはその場で塩の柱に成った。
「あのー、旦那さま?」
塩の柱と三角座りするメイドの間で、困っていたサイトの前にヘレン婆さんが駆け寄った。
「ただいま、ヘレンさん」
「そんなことより、旦那さま」
騎士であるサイトなら平気だろうけれど、娘二人には刺激が強すぎると判断したヘレン婆さんは、サイトの耳だけに聞こえるようにこそこそと話しかけた。
「賊で御座います、旦那さま」
「賊?」
サイトもつられて、ひそひそと返事をした。
「はい! 恐れ多くも、陛下のお名前を騙る……」
「あぁ、姫さま来たのかな?」
ヘレン婆さんはピシリと音を立てながら硬直した。
「ルイズも俺も陛下と友達だし、地下に通路もあるからそのうち遊びに来るかもしれないよ」
「……ふ……へ?」
口から泡を吹きながら気絶したヘレン婆さんを、ルイズとシエスタは二人で家まで付き添う事になった。
「俺も行こうか?」
「今のあんたは、凶悪だから却下!」
「今のサイトさんとお話したら、ヘレンさん死んじゃいますっ!」
サイトは首を傾げながら、とぼとぼと一人で自分の部屋に向かった。
パロティに走るか、色に走るか考え中
>>48,GJ!,,ちょ、ヘレン婆さんwwww,人を見る目があるんだかないんだかwwww
女王でなかったら確かに糞ビッチであるのでGJ
アン様かわいいよアン様
乙
糞ビッチという言葉を見ると
マグカップ
チゲ鍋
という言葉を思い出すキチガイは俺だけでいい
俺はサウスパークを思い出す 正確にはスーパービッチだが
>>48 乙! ヘレン婆さん 人としての気概は立派なんだがなぁww
そのうち本家で屋敷を徘徊する女の幽霊話とかでてきそうだなw
実はアン様が徘徊してましたとかいうオチwwww
32だが
原作読んでないとサッパリわからんことに今更気づいた
色。色を求める。
さてと。前スレの「めいKING!」のタバサルート。投下いくよー。
ちなみに久々の投票ものですので、心の準備をよろしく。
アンリエッタと才人の婚約発表は、内密のうちに行われた。
近しい家臣のみの集まった席で、女王自らが、告げたのである。
『くれぐれも内密に』と宣言し、国民への発表はもう少し情勢が整ってから、と女王は言った。
もちろんその情報は、漏れることになる。
女王アンリエッタは、それを承知の上で、婚約を発表したのだ。
この内密の婚約を外部に漏らすことによって、益を得るもの。
いよいよ現実となった『平民出の王』誕生を阻止する事を企む者。
その人物こそが、獅子身中の虫であった。
そして、情報漏洩のルートは瞬く間に暴かれ、芋づる式に『反アンリエッタ派』の貴族の名もリストアップされていった。
こうして、トリステイン王国の内憂は取り除かれたのである。
そしてその情報は、ルイズの耳にも届くこととなる。
「…これは、直接当人たちに問いただす必要がありそうね…!」
その当人たちの片割れ、ルイズの使い魔は今、王都で公務の真っ最中だ。
英雄を擁する水精霊騎士団は、最近あっちこっちで引っ張りだこである。
今日は、王立の孤児院にて、イーヴァルディの物語を演じることになっている。
ちなみに題目は『超変身!仮面の騎士イーヴァルディ』という、剣戟活劇である。
そういう経緯もあって、今学院に才人はいなかった。
なのでルイズは馬車を仕立て、即座に学院を発つ。
シエスタも、せっかくですから〜、と何やら黒い笑みを浮かべながらルイズに着いていく。
なんのかんの言ってもシエスタだって女の子である。チャンスがあれば才人を独り占めしたいのだ。
そして、二人を乗せた小さな馬車は、一路王都を目指す。
その馬車と入れ違いに、学院の上空から青い風韻竜が降りてくる。
タバサに言われ、王都に才人を迎えにいっていたシルフィードである。
どうして、公務の最中の才人がシルフィードに着いてきたのかというと。
女子寮の前に着地したシルフィードから、慌てた表情の才人が飛び降りる。
即座にシルフィードも人の姿に形を変え、才人に併走する。
「急ぐのね!お姉さまいつ発つか分からないって言ってたし!」
「わかってるよ!」
孤児院で悪の蜘蛛怪人をやっていた才人は、慌てた様子のシルフィードから、話を聞かされていた。
『お姉さまがガリアに帰っちゃうって!』
理由を尋ねたがシルフィードは知らないのね、の一点張り、いつ発つのかと聞くと、明日にはもうトリステインの国境を越えるつもりだと聞かされた。
才人は代役をレイナールにまかせ、シルフィードに跨り慌てて学院に飛んだ。
もちろん、あの小さな姫君に帰国の理由を尋ね、できれば別れの言葉を、よしんば引き留めるためであった。
上りなれた階段を上り、いつもはノックして入る部屋のドアを、乱暴に開けて飛び込む。
「シャルロット!」
慌てて飛び込んだそこには。
いつかどこかで見た魔法陣の中央に、ちょこんと立つ、大きな杖を持った青い髪の小さな少女。
雪風のタバサこと、シャルロット・エレーヌ・オルレアン。
彼女が、待っていた。
タバサは驚いた風もなく、こくん、と頷いた。
それは、才人の言葉に対してではなく。
扉の前で、ニヤニヤ笑顔を浮かべる、自分の使い魔に対して。
そして、主人のサインを汲んだ使い魔は、遠慮なくそのドアを閉じた。
「それじゃ〜お二人さん、ごゆっくり〜、なのね」
捨て台詞を残し、シルフィードはドアを閉じた上に、先住魔法による封印まで施す。
これで、彼女の意思抜きではこのドアは外からも内からも開かない。
「…シャルロット…?」
さすがにいぶかしんで、才人は疑問を露にする。
しかしタバサはいつも通りのポーカーフェイスで、才人に杖を突き出して、言った。
「迂闊」
「い、いきなりそれはねーだろ!心配して帰ってきたってのに!」
いきなりの言いがかりに軽く憤る才人。
そんな才人の反応は予測済みなタバサであった。
杖を軽く抱え込み、右手の指を立てながら、才人の迂闊な部分を挙げていく。
「ひとつ。ガリアに今すぐ発つつもりならシルフィードを使う。
ひとつ。サイトを呼びにいかせるのに詳細を告げないわけがない。
ひとつ。あの子の演技に騙されるのもどうかしている」
全部で三つ。指を立ててタバサは才人に突きつける。
そして当然ながら、才人は思う。
「…じゃあ、ガリアに帰るってのは俺を呼び出すための嘘ってわけか?」
そう思うのも無理からぬことであろう。
しかし、それに対する返答は、才人の予想とは違っていた。
「…違う。それは本当」
「え」
才人は目を丸くする。
そんな話はついぞ聞いていなかった。
タバサ本人からも、当然噂や、ガリアとの政治情勢からも予想はしていなかった。
タバサは淡々と続けた。
「私はガリアに帰る。今度いつトリステインに戻ってこれるかは、わからない」
そして、休学届けも学院長に提出した、とタバサは言った。
「ど、どうして?」
才人の疑問に、タバサは応える。
「ガリアを取り戻す。無能王から、取り返す」
タバサの真剣な言葉に、才人はそういえばこの娘ガリアのお姫様だったっけ、などと今更なことを思う。
そして当然、才人はこう言い出すわけで。
「な、なら俺も手伝うよ!」
しかし、タバサはふるふると首を振る。
「必要ない。力で取り戻すわけじゃないから」
そして、自分はできるだけ穏便に、正式な形で王冠を叔父から返してもらうのだと、タバサは言った。
もちろん、狂気の無能王に正攻法が通じるとは欠片も思ってはいない。
だが、タバサには秘策があった。
才人と過ごした日々が、彼女にその秘策を授けていたのである。
そして才人は、タバサの言い分から、王族に戻って正式に王権を譲り受けるつもりなんだと解釈した。
「…だったら、いいや。頑張れよシャルロット」
「…ありがとう」
才人の激励の言葉に、満面の笑みで答えるタバサ。
才人と出会う前には、けして見せなかった柔らかい表情。
しかしまてよ、と才人はもう一つの、根本的な疑問を思い出す。
「…だったら、どうしてこーいう状況にする必要があるわけだ?」
当然の疑問である。
わざわざ才人を閉じ込めてまで、するような話ではない。
そして才人は自分の放った疑問に、自分で答えを見つけてしまう。
だが、その言葉を口にする前に、タバサがつ、と才人に寄ってきた。
「…あのー。シャルロットさん?」
タバサは眼鏡の下から上目遣いに、才人を見上げている。
その頬は軽く朱に染まり、目が潤んでいる。
見慣れた表情。俗に言う『タバサおねだりモード』である。
「…帰る前に、思い出がほしい」
まあ思い出っつったらアレでソレでコレなナニなわけで。
しゃーないかあ、だったら一丁気張りますかね、と半分臨戦体制になった才人だったが、その才人の機先を制し、タバサは続けた。
「…大きくなった私と、今の私。どっちが好き?」
才人は思い出した。
この足元の魔方陣。いつぞや、タバサが大人の、といっても数年後のだが、姿になるために使った儀式魔術のそれではないか。
逡巡する才人に、タバサは期待いっぱいの熱い視線で、才人ににじり寄りながら答えを急かす。
「ねえ、どっちがすき?」
眼鏡越しの潤んだ瞳に、才人が答えたのは。
久しぶりのアンケートだぬ
>才人と過ごした日々が、彼女にその秘策を授けていたのである。
お尻のことですね判ります
小
( ゚д゚)、ペッ
>>63 CV:こおろぎさとみ
ですか、そうですか……。
大がいいです
70 :
バレット:2009/03/19(木) 11:41:08 ID:dyIv3Vo9
もはや月刊どころか季刊だぜシャーンナロー!!
マジで久しぶりです。
て昼間っから投下させて貰いますけど、今回はちょっと議論を巻き起こしそうな回になります。
詳しくは本編にて。
とある休暇、ラグドリアンの湖畔に設けられた小さめのお城にて。
「ねえ、サイト」 「ねぇ、イザベラ?」
「「んぁ、何だよ?」」
「「男女の夜の営みというものは一体どうやってするものなんだい?(なのですか?)」」
「「ぶほぁ!!?」」
別々の部屋で、徐に相席していた相手からそんな事を聞かれた2人の男女は、まったく同じタイミングで口に含んだワインと紅茶を噴き出した。
「い、いきなり何ちゅー事聞いてくるんだいアンタは・・・」
「いえだ、だって、私と忌憚無く話してくれる方といえばイザベラやシャルロットぐらいしか居ませんから」
そんなもんかねぇ、と大国ガリアの王女様であるイザベラは改めて目の前の女性を見つめる。
少女はイザベラと同年代だが、恰好は彼女同様豪奢だがイザベラが王家の血筋の現れである空よりも蒼い髪と同じ色のドレスに対して、少女の方は髪は柔らかい質感の茶色だがドレスは純白である。
顔つきとかも如何にも清楚っぽいけど、悪く言えば世間知らずな箱入り娘とも受け取れそうな雰囲気。
いやうん、身体の極一部はかなり攻撃的だけど。
―――まぁウチ(ガリア)とは違ってトリステインの王宮に居るのは固いのばっかりらしいしねぇ。
実際の所、主に王様である自分の父親がはっちゃけ過ぎなだけなのも彼女はよーく理解している。
「だからって、人に直球でそんな事聞くもんでも無いと思うよ、アン」
「しかしイザベラ達とサイト様との関係は、王宮内でもそれはとてもとても有名ですから」
トリステイン王国王女、アンリエッタ・ド・トリステインはちょっと恥ずかしそうにしながらもそう白状した。
ガリア・アルビオン・トリステインのそれぞれの王家の祖先はどれも同一人物――――始祖ブリミルとされている。
その為に国家間の政治的情勢はさておいて、王家間の関係は基本的に良好であった。
もちろん更に個人的な関係云々はまた別問題になるが、少なくともガリアの後継ぎたるイザベラとトリステインの後継ぎたるアンリエッタは仲が良かった。
同年代だが、感覚的には面倒見の良いちょっと強気な姉と蝶よ花よと大事に育てられてきたお淑やかな妹とでもいうべきか?
でもってイザベラの許嫁が表向き平民出身貴族のサイトである事はよく知られていて、更にサイトが他にもイザベラの従妹やアルビオンのハーフエルフの王家の少女とも『良好な関係』を築いているのも周知の事実であり。
ついでに言うと、アンリエッタにも許嫁が居た。
プリンス・オブ・ウェールズ、アルビオン王国皇太子ウェールズ・テューダーだ。
現在彼も休暇という事で、王族達のバカンス用の避暑地として利用されているラグドリアンの畔のこの城に滞在中である。
いかんせん2人共他国の人間だけに顔を合わせる機会は少ないが、関係そのものは良好なのはイザベラも知っている。
もちろんサイトもイザベラと一緒だ。あとシャルロットにティファニアにマチルダも。
但しこの4人は今この場には居ない。だからこそ、アンリエッタはこんな事を聞いてきたんだろうか。
「王宮の方でも少しはそういう話とか聞かないのかい?」
「関係云々といった内容の話はよく聞きますけど、行為等の詳しい話については流石に」
「メイド達だって居るじゃないか、その子達に聞こうとはしなかったのかい?」
「そうしようとした時もあるのですが、皆さん固くなってしまって聞けるような雰囲気ではありませんでしたし・・・」
「あーまあ確かにそうなるだろうねぇ普通は」
ウチの所はかなりフレンドリーだけどねぇ、と呟く。
だがガリアだってサイトが現れるまでは似たようなものだった気がする。
サイトがやってきた影響ってこんなに大きかったんだと再認識。父親があそこまで愉快になっちゃったの思い出してちょっと消沈。
やっぱり変わり過ぎだよ父様。魔法使えなくて絶望してたアンタどこ行った。
「せめてメイドに密かにそういった本街で買ってきて貰うよう頼めば良かったのに・・・」
「け、けれどそれも恥ずかしいではないですか・・・」
ゴニョゴニョゴニョとアンリエッタ、また赤面。
彼女も王家の一員として色々プライドとか体面とか気にしてるんだろうね、と思う。
しかしふと気になったので、ぶしつけとは分かっていとも一応聞いてみた。
「アンの母親のマリアンヌ様とかはそういうのは無いの?そういった話は私も聞いてないけどね」
「母は未だに亡くなった父に操を奉げているので」
「・・・私の所とは大違いだね」
道楽王として有名だが、ジョゼフは浮名を流してる部分でもかなり有名だった。新しく若い妻を娶ってからは彼女に夢中だけど。
「そ、それでは改めてお聞きしますけど、異性とのまぐわいというのは一体どのように行うものですか?」
少し鼻息荒くして詰め寄るアンリエッタの気迫にイザベラ、さりげなくちょっと後退。何をそんなに期待してるというのかこの子は。
まあ何となく分かるけど。アンリエッタも1人の年頃の少女、恋バナ(?)には興味津々なのだろう。
気を許せる同年代の友人がまったく居ない王宮にいつも居るのだから娯楽にも飢えてるっぽいし。
・・・でもやっぱり恥ずかしい。
つーかぶっちゃけ、自分と身内の恥を晒すようなものだ。
最初はともかく途中からシャルロットにティファニア、マチルダも加わって4(ぴー←修正音)は当たり前。
後ろの穴に胸使ったり口使ったり髪使ったり股に挟んだり玉なめなめしたりお漏らし異物、野外に羞恥にソフトSMとスライム―――――
少しは自重しろ、自分。
「・・・・・・」
「あら、具合でも悪いの?」
「いや、何かもう何時の間にここまで女として大切なもの無くしてたのかと思うと頭がね・・・・・・」
ちょっと泣きたくなった。でもまたその時サイトに求められたらやっぱり受け入れちゃいそうな気がビンビンしてホロリときた。
自覚があるだけまだマシである。
気を取り直して。
「でもアレかい、そういうのの相手にアンタが考えてるのはやっぱりウェールズなんだろ?」
「は、はい、国と王家同士の結束を強めるという理由があるとしても、私としても彼の事をお慕いしていますから」
どこか嬉しそうにアンリエッタは笑って言った。
確かに顔よし器量よし家柄メチャよし魔法の実力もトライアングルクラスで人望も高い。完璧超人とはああいうのを言うに違いない。
まぁ恋愛はそんな要素で100%決まってしまうものではないけれど、イザベラ自身サイトという相手が居てもウェールズの事は本当に良い男だと思っていた。
根っからの貴族の中には表向き平民上がりのサイトの事を良く思わない輩も多いが、ウェールズに限ってはそんな事も無くサイトと親交を育んでいるし。
ならば、と助けになろうとするのが彼女の姉御気質たる所以である。
まずはアンリエッタからちょっと離れてその身体を上から下まで舐めるように眺めた。
更に一緒に入浴した時の記憶も引っ張り出して邪魔なドレスを取っ払った姿を想像する。
顔は問題なし、身体つきもキュルケやティファニアほど攻撃的でないにしても同性のイザベラから見たって十分魅力的だ。
こう、ドレスなどであちこち締め付けられてはいるが実際にはふくよかだし。
「まずはそうだね、こう男のを刺激させて固くさせてから」
「と、殿方のものはどどどれくらい固くなるものなのでしょうか?」
「うーん、どう表現したらいいのか・・・・・・ユニコーンの角よりも硬そうな感じだねぇ」
ちなみにハルケギニアのユニコーンの角は火山山脈に生息する火竜の頑強な鱗も貫けるぐらい頑丈である。
「そ、そそそそこまで!?」
「そう、それでいて炉から出したばかりの鉄みたいに熱くてね」
「あああああああああ!?」
「それからこう、私とかの場合だと揉んだり挟んだり擦ったりしてだね」
「も、もも揉んだり挟んだり擦ったりとはどのような事なのですか!?」
「だから胸で―――――ってあーもう無理!やっぱり無理だよ私にはこれ以上言えないよ!」
唐突にうがーっ!!と頭を掻きむしりながらイザベラ絶叫。
頬もおでこも真っ赤っか、文面だけみれば淡々と説明してた風に思えるがやっぱり恥ずかしかった様で。
大体誰が好き好んで男との情事を赤裸々に詳しく解説してやらにゃいかんのか。何かもう普通に羞恥プレイの一環じゃなかろうか。
・・・・・・親友のゲルマニアからの留学生は初めて本気で付き合っている男性教師とのニャンニャンを喜々として教えてくれたりしてたけど、それはともかく。
「だ、大体だね、こういうのは勢いなんだよ!好きな男とそーいう雰囲気になったらあっという間に押し流されてコトに及んじゃうもんなの!
そ、そそそりゃあ自分の意思で行動しなきゃ始まらない時もよくあるけど!私の時だって最初は私からサイトがお風呂に入ってるのに押し掛けててって何白状してるんだよ私―!?」
「と、ととと殿方と一緒に湯浴みみみみぃ!?」
イザベラ、パニクリ過ぎて更に白状してしまい頭を抱えて絶叫。
アンリエッタ、自分が異性(もちろん相手は決まっている)と裸で同伴の図を想像してしまいイヤンイヤンと悶絶。
普通にカオスだった。
「と、とにかく付け焼刃の知識は役に立たないんだからとにかく夜中にウェールズの奴の寝床にでも忍び込んで押し倒せ!アンタぐらいかわいけりゃそれで大丈夫だよ!!多分!」
人、それを逆夜這いという。
「で、ですけれどやはりやり方が分からなければ、そこ止まりに終わってしまう場合もあるのではないでしょうか・・・?」
「ぬ、ぐうう・・・」
もっともだった。ただ流石にウェールズがそこまで朴念仁だったりアンを子供扱いしたりまさか彼女みたく彼もやり方知らなかったりする筈はないから大丈夫だと思うけど。
・・・・・・イザベラは知らない。文字通り最後がドンピシャである事に。
さてどうしたものか、とイザベラは再び頭を捻りだし、
「う〜〜〜〜〜・・・・・・仕方ないねぇ、アンタの為に一肌脱いでやるよ!」
顔を真っ赤にして、そう宣言したのであった。
75 :
バレット:2009/03/19(木) 11:57:49 ID:dyIv3Vo9
今回分はこれで投下完了。
ここではアン=ビッチ(原作でも似たようなもんだけど)が定番みたいだが敢えて言おう!自分はその流れに反逆する!
そんな訳でウチのアン様は色んな意味で世間知らずです。この先どうなっちゃうが自分でも分からないけどな!!
あ、それからどなたか、年末に投下させて貰った分のログ、保管庫の方にアップしてもらえたら幸いです。
メインもバックアップもお釈迦です。恨むぞウィルス。
アンリエッタの髪が茶色?
バレット氏最高だよ……最新刊のイザベラのくだり読んでまず「バレット氏は咽び喜んでんじゃないか?」と思ったけどどうなんだろ
イザベラ萌えの境地を最初に切り開いた人だからな
呼び起こしそうな議論て今更アン×ウェールズのことかな…
それは話だから好きに書けばいいんだが、後書きのほうも微妙な気分になる
ビッチとか別に当たり前じゃないから…
>75
ログあったので挙げておいたが…適時、編集してくれ
やっと原作一巻借りて読んだぜ。うん原作が一番だね
test
…今のところメディアミックスしてるのって人間試験だけだよね?
86 :
バレット:2009/03/23(月) 00:42:43 ID:JPWTHTWr
年末の話保管庫に上げてくれた人乙なんだけど、あれ番外編扱いなんで修正しときました。スマソ。
あと冒頭部分抜けがあるんでどなたか追加プリーズ。もっと過去のスレは問題無く見れてるのに前スレだけ過去ログ倉庫で見れない不思議。
・・・もう1回バックアップに残ってないか探してみるか。とりあえず続き投下いきやす。
さて時間は過ぎて多数の滞在客がベッドにもぐりこんでいる時間帯。
2つの満月の下、水辺に沿って静々と歩く影が2つあった。
言わずもがなイザベラと、彼女に誘われて付いてきたサイトである。
正確にはサイトの方もイザベラに何か用事があったらしくて、丁度出て来た所をイザベラと出くわしたそうなのだが。
「うわっ、スッゲェ綺麗だなー」
淡い2色の月光を煌めかせる水面を目の当たりにして、サイトは感嘆の声を漏らした。
水質かはたまたここに住む水の精霊の存在によるものかは詳しく分からないが、他の水場とは一味違う透明さと荘厳さが感じられる風景だ。
「本当だねぇ・・・」
イザベラも同意する。正直言って実は単に夜の湖を見に来た訳でもないのだけれど、こんな美しい光景を見る音が出来たのは嬉しい誤算というものであった。
とはいえその直後、ハルケギニアではもはや立派な大人の仲間入りをしている癖に子供みたいに無邪気な表情のサイトの横顔に見とれてしまうのはご愛嬌。
それもまた惚れた側の弱み也。サイトだってベタ惚れ具合は負けないが。
それだけの愛情を掛けている女が他にも何人か居るというのはそれはそれで大いに問題ありだが、周囲はその事自体については彼らも周りも大して気にして無いので放っておく。
「これならシャルロットやティファニア達も見せてやりてぇなぁ・・・」
「こーら、今アンタの隣に居るのは誰だと思ってんだい。学院に居る間とかはずっと皆もべったりくっついてるんだから、今ぐらい私の事だけ見てくれたって良いだろう?」
「あー、確かにそうだな。ゴメンイザベラ」
「やーだね。絶対許してやらないよ♪」
何かもう言葉と口調が嫌って程合ってない。
イザベラはわざわざ胸の間に埋めるようにサイトの腕を抱き締めながら頭を擦りつける。
その様子が猫っぽくて思わず顎の下をこちょこちょしてみたら「ふにゃ〜」と甘えた声が漏れた。
借りてきた、どころかマタタビで酔っぱらった発情期の猫みたいな有様である。
この場合2人っきりの夜のデートなシチュエーションに酔っている、とでも言えばしっくり来るかもしれない。
とりあえずこれだけは言わせて貰おう、ええいこのバカップルめっ!!
―――――ハッ!?いけないいけない、スイッチ入るのはまだ早いよ!?
慌てて頭を振っても興奮して赤くなった顔の厚さは抜けない。しかし何とか落ち着きに目的を思い出して周囲を見やった。
そして目的の場所を見定めるとそっちの方へサイトを引っ張っていく。湖岸から少し離れた林の中で、城の方から近づいてくる者にとっては死角になる部分だ。
・・・今回企んでいる事にはうってつけのポジションである。
「サイトぉ・・・」
人1人ぐらいは簡単に隠してしまうぐらい太い幹の陰に滑り込んだ途端に、イザベラの方から唇を奪っていた。
何時もの情事の始まりと比べて幾分落ち着いて、しかし丹念に舌と舌が絡み合う。
どちらからとも無く、あるいは両方から少し苦しく多分に甘い呻きが漏れている。お互いの唾液を飲みくだして喉を潤す。
「んーっ・・・」
「なんか、いつもより積極的だな?」
「良いじゃないかいたまには」
一旦唇を離すとまた甘えたように唇を突き出してきたイザベラの様子に思わずそんな言葉を漏らした。
すると自覚があったのかちょっと目を逸らして顔色の濃さを一段階上げて、ああもう可愛いなあコンチクショウ。
「ん、俺も大歓迎」
「あむんっ」
舌だけでイザベラを奔放しながら同時並行でサイトの両手が少女の胸元へ。
次に唇が離れた時には、ドレスの胸元が解かれて開かれた部分から胸から肩までVの字に、眩い白さの肌が露出していた。
その肌が月光に照らされて、ランプの光とは一味違う儚げに映し出される姿にサイトは思わず呟いていた。
「・・・妖精みてぇ」
「うえっ?」
「イザベラ、マジで、綺麗だ」
『可愛い』では無く『綺麗』。
素でポロリと漏れた言葉の発音に、本心でそんな風に感じてくれたとイザベラが悟るまで数秒。
「ふにゃぁ///」
今度こそ全体的に薄暗い中でもハッキリ分かるぐらい真っ赤になったイザベラが漏らした声は、さっきまでの5割増しで蕩け切っていたのだった。
―――――だもんだから、とっくにイザベラの脳裏からは他にも少女が1人、この一部始終を見届けるべく潜んでいるというたくらみの事など綺麗サッパリ吹っ飛んでいた。
「あわ、あわわわわわわ・・・・・・」
他に感想を漏らそうにも、頭が茹ってしまっている今の現状では口から漏れるのはそんな間抜け声の繰り返しだった。
百聞は一見にしかず、と聞き慣れないが確かにと何処か納得出来る諺をイザベラに言われて――
―実の所、イザベラもその諺はサイトから教えて貰って初めて知ったのだが、発祥の世界そのものが違うのだからしょうがない―
――覗き見なんぞをする事になったのであるが・・・・・・正直言って予想以上な光景が繰り広げられていて、覚えようとする以前にリアルタイムでアンリエッタの脳裏に目の前の光景が焼き付いていく。
接吻の意味ぐらいはアンリエッタも分かってはいたが、果たしてたった今繰り広げられているのは接吻なんて生易しい物じゃない。
お互いの全てを吸収せんばかりに舌を絡め合うなんてやり方、アンリエッタは知らない。
それだけで余りの淫靡さに見ていたアンの腰が抜けた位、サイトとイザベラの口付けはアンからしてみれば激しいのである。
と、何時の間にやらイザベラのドレスが大きく開かれて、固く尖った先端までのラインが切り絵みたいにくっきり月光を切り取っていた。
男の手がイザベラの少し鋭角的なラインの膨らみに触れる。優しく揉みほぐす、それだけで甘い啼き声がアンリエッタの耳にも届いてきた。
何時だって強気で、高貴な家柄の人間特有の傲慢さも混じっているけれど、隠しようの無い彼女の本質である優しさを感じさせるイザベラ。
数時間前にも聞いた彼女の声と口調からは想像の使用が無い位幸せそうに理性が消えかけた喘ぎに、またアンリエッタの精神はショートする。
イザベラのお相手たるサイトは、アンリエッタからしてみれば執拗に思えるほど2つの膨らみを中心に責め立てた。
それこそ揉んだり舐めたり齧ったり寄せて上げて引っ張ってぱふぱふして、ってな位にである。
ちなみにぱふぱふというのは専門用語としてではなくて、単にサイトがイザベラの胸の谷間に顔をぐりぐり埋めてたのがそんな風に感じて見えただけであるのであしからず。
ともかく、その度に甘い掠れ声が聞こえてきた。
また1本、アンリエッタの中で何かが切れていく。
無償に身体が熱くなっていた。何時の間に熱病でも発症していたのかとアンリエッタは誤解しそうになるが、体内の熱の渦巻き方は単なる病とはまた違う。
痛い位に自分の乳首が立っているのが自覚できた。ドレスの胸元の布地に抑えつけられて擦れる度何故かビリビリ痺れて、そんな経験アンリエッタは初めてだった。
胸元を見て、先端を口に含まれて「ひぎんっ!」と熱っぽい悲鳴を漏らしたイザベラを見て、固く突き出てビクビクと震える膨らみの先をもう1度見。
―――――理性よりも、初めて湧き上がる熱情に軍勢が上がった。
きゅっ、とぎこちない手つきで、自分の胸の先端を摘まむ。
その瞬間、胸から奔って脳天を貫く『ライトニング=クラウド』よりも強烈な電流。
「くひゅ――――――!!!!?」
掠れた声とも言えない音しか漏れなかったのは偶然である。
1度始めてしまえばもう後戻り不能。もはや問答無用。
正直な話、それが快感だとはアンリエッタにはまだ思えていない。しかし何故か指は止まらなかった。
「んん、んんん!?んなっ、これ、これはなんでぇっ?」
まるで自分の手が自分の手とは思えない。勝手に動いてアンリエッタの精神をどんどん追い込んでいく。
気がつけば、先端から下半分まで覆う支え代わりの分厚い布地をずり下げて直接胸全体を弄っていた。
片手は持ち上げる様に片方の胸を支えながら揉みしだいて、もう片方の手は自分で自分の色素が薄い桜色の登頂を抓りあげている。
強弱の激しい電撃の奔流にもはや腰砕け、アンリエッタはへなへなとへたり込み。
・・・・・・下腹部より更に下の辺りで湿った音がした。
正確には、太股の間で。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
無言、というより荒い息だけ吐き出しながら、ドレスの上から太股の間に手を伸ばす。
最高級の布地がそこだけ湿っていて、その湿りは酷くなる一方。僅かに身じろぎするだけで小鳥の鳴き声みたいな音がしてその度、胸とはまた一味違う痺れが走った。
すぐ向こうの木の所では、イザベラのの足元に跪いたサイトがドレスの裾を盛大にまくりあげて太股を張り開いて間に顔を埋めている真っ最中。
一際耳を痺れさせるイザベラの甘い声―――――どれほどの快楽を感じているのだろうか。
・・・・・・・・・・・知りたい。
ももはや衝動に駆られるまま、欲情に駆られて、こちらもへたり込んだ時に捲れ上がった裾から手を突っ込んで。
汗以外の自分が漏らした液体で濡れに濡れた太股伝いに、己の手を導く。
「始祖ブリミルよ、お許し下さい」
思わずそんな懺悔の言葉を漏らしながら、下着で覆われている筈の部分に触れた。
瞬間。
「――――っ、――――――!!―――――――〜〜〜〜〜〜〜!!?!」
液体が迸った。ドレスに隠れて詳しくは分からなくても、あっという間に何層も織り込まれて分厚い筈のドレスのスカート部分が湿っていくのが分かる。
反射的に指を口に含む事で声を押し殺す・・・・・・指に舌が絡む、ぬるぬるとした熱さにまで興奮してしまう身体。
何とか口を塞いでも悲鳴の様な呻きは完全に殺せなくて、サイトとイザベラがアンリエッタ以上の激しさで声を上げて夢中になっていなければ気付かれていただろう。
今度こそ草むらに腰を下ろしたまま、アンリエッタの身体は力無くへたり込んでいた。腰が抜けて足腰に力が入らない。
アンリエッタの耳に今聞こえるのは己の心音と息使いだけで、どちらもうるさく頭に響いている。
ほんの10メイルあるかないかの距離で行われている、初めて目の当たりにする情事もうすらぼんやりして熱っぽいアンリエッタの意識からしてみれば、遥か聖地での出来事のようにも思えてくる。
だから。
すぐ背後まで近付いてきた存在にも、その手が肩に触れるまでアンリエッタは気付けなかったのだ。
「アンリエッタ?」
「だ―――――――――!?」
次に上げた悲鳴は他人の手によって塞がれる。
背後からそうされたとなっては精一杯もがこうとするのは当たり前の反応。もしくはショックで身動きが取れなくなるか。
アンリエッタの場合が前者だった。盗人よろしくコソコソ隠れるには水晶付きの高級な誂えの杖は邪魔なので持ってこなかったのが悔やまれる。
イザベラに言われた通り箱入り娘故に杖か王冠以上重い物を持った事が無いアンリエッタの抵抗は、闖入者からしてみればさぞ非力らしくて全く振りほどけない。
だが、アンが抵抗していたのはその一瞬だけ。
何故ならその直後、耳元で囁かれた声にはハッキリ聞き覚えがあったから。
「落ち着いてくれアンリエッタ」
多分、声の正体を悟った瞬間アンリエッタの心臓は跳び上がっていたに違いない。
・・・どうして貴方がここに居るの?
「ウェールズ、さま?」
「ああその通り、僕だよアンリエッ、タ?・・・・・・・・・」
金髪碧眼、いつも浮かべるはにかんだ微笑みがトレードマークの空飛ぶ大陸の皇太子。
正体がそんな彼だと知って、勢いよく振り向くアンリエッタ。
――――その正面像がウェールズの視界に捉えられた瞬間、彼の身体が固まった。こう、ビキッ!とひび割れた様な感じで。
思いっきりほんの僅かな間だけ目を見開いてから、かなり気まずげにウェールズの首はぎこちなく回る。
珍しくもこめかみから流れ落ちていくのはでっかいマンガ汗。その様子に幾分頭が冷え始めたアンリエッタも戸惑う。
「うぇ、ウェールズ様?」
「その、アンリエッタ?胸元の覗いているそれを隠して貰えたのなら、流石の僕も君の綺麗な姿をまっすぐ見る事が出来るようになれるんだけどね」
言われてようやく思い出す自分の霰の無い姿。
顔を真っ赤にして胸元を隠したアンリエッタだけれど、今まで自分がしていた事を思い出してでもって今やグショグショのスカートの感触に粗相をしてしまったと勘違いして何かもう恥ずかし過ぎて頭がぐちゃぐちゃになって来て。
でもって、そんな自分の姿を顔は出来る限り逸らしながらもチラチラと興味を隠せず視線を送って来るもんだから。
―――――情事覗き見+それオカズに初自慰×婚約者に目撃=死亡確認!!
「・・・・・・・・」
無言でポロポロ涙がボロボロ。スタジオジ○リはおもひでぽろぽろ。
これにはウェールズもちょっとパニクる。咄嗟に慌てて群青色のコートをアンリエッタの肩にかけてから抱き締めて、涙を自分のシャツに吸い取らせる。
ついでに漏れ始めた嗚咽の声もそうして塞いだ。
どうしてこんな事になっているのか、とウェールズは思い返す。
実は彼もまた、初めて出来た対等の友人であるサイトの提案でこの場に居たのだった。
最初はあれこれアルビオンの宮殿内でも王家の一員であるティファニアや有名な大貴族の1人娘であるマチルダとの関係から経験豊富と有名なサイトから、色々と『そういった話』を聞くだけの事だった筈。
しかしあれやこれやと話を聞いている内に自分の知識不足がハッキリ露呈されたかと思えば、百聞は一見にしかず(名言だ、とウェールズは思う)とのサイトの意見で彼と恋人との行為を覗き見て参考にする・・・・・・
なんて話になってしまって、あらかじめ下調べした場所に潜んでいる内に事が始まって――――今に至る。
アンリエッタも僅か数メイル斜め前に潜んでいたなんて気付いたのもたまたまだった。
サイトと相手のイザベラは熱中していて気付いていなくても、アンリエッタのすぐ後方(木の影に隠れていたしこっちも草むらに隠れていたので気付かなかったんだろう)に居た彼の位置は実は風下だったのである。
だもんだから風上に居たサイト達はアンリエッタが漏らした声や身じろぎの僅かな音が聞こえなかったし、逆にウェールズにはそれらが風に乗って聞こえた、という顛末だ。
はてさてどうしたものなんだろうか、と悩む。
このままアンリエッタを放っておく訳にもいかないし、このまま泣かせっぱなしというのも気が引けるし酷ければ今度こそハッスル中の2人――
――――正確にはイザベラに覗き見していた事がバレかねない。自分が怒られるのではなく企てたサイトに籍が及ぶ事を恐れている事が彼の本質を現しているだろう。
何でアンリエッタもこんな所でこそこそ覗き見してたのか、という疑問は敢えて考えない事にした。今の彼女にそれを問い詰めるのは酷だ。
とりあえず向こうの事が済むまでこうしておいた方が得策な気がしてきたので十とアンリエッタを抱き締めて息を潜める事にする。
で。
1分も経たない内にその選択をウェールズは後悔し始めていた。
・・・・・・だって、落ち着いてきたら何だか甘くてどこか刺激的な初めて嗅ぐ噎せ返りそうな『女』の匂いとか胸元でグニグニ形を変えてポヨポヨとした感触を伝える物体とかががががが。
コレは何というかかんというか、思い返せば年頃の淑女とここまで触れ合ったのも初めてなら、ついさっきまで自慰中だった半裸の少女を抱き締めるのも初体験だった。
前者はともかく後者の体験者というのはそうそう居ないと思われるが、それはともかく。
――――うう、これは・・・何というか・・・
顔は涼しげでもダラダラ流れる冷たい汗は隠しようが無いし、心臓に至っては全速力で駆ける馬の蹄のリズムよりも速く打っていて何時アンリエッタがそれに気づくか気になってしかたない。
女っ気は余りなくともそれとこれとはまた別な話、ウェールズだって男なのだ。枯れてもいなければアーッ!!な性癖でもないのだ。
そんなんだったら最初っからサイトに今話冒頭のあんな台詞を口走ったりしない。
ウェールズのアンリエッタに対する評価はお淑やかな可憐な少女というものだったが、それは現在進行形で変わりつつある。
欲情で尖らせた先端と血色が濃くなった肌は信じられない位の色気を放っていて、胸の内で恥ずかしさのあまり泣いているそのギャップが又いい。どう言えばいいのか分からなくてもとにかくいい。
ふと気付く。いつの間にか自分の股間にも誤魔化しようの無い熱と血が集まっている。何かもう痛い位に。
頭がくらくらしてきていて、腕の中の少女がひどく魅力的でしょうがない。
――――ああ、僕も欲情しているんだなと、ウェールズは悟った。
悟った瞬間、抑えがたい衝動に駆られて、アンリエッタの唇を奪い取っていた。
いきなり唇を塞がれたアンリエッタの方はたまったものじゃないが、ぼやけた視界にウェールズの顔がどアップにあって状況を理解した途端、強張った身体から力が抜ける。
そのまま、見せつけられていたサイトとイザベラの口付けの光景を思い出して唇を突き入れてみる。
頭の中が真っ白になる。お互い衝撃に打ち震えたまま舌を絡め合う。
・・・・・・30秒ほどで逆に酸欠で意識が飛びそうになったのでようやく離した。
初心者はキスしながら鼻で呼吸する事を忘れがちなので要注意。
お互い荒い息を吐いたまま、視線を交わす。
「うぇーるず、さま」
「アンリエッタ、綺麗だ」
うわ言みたいに漏らしたアンリエッタとは対照的にウェールズはハッキリそう告げた。
それが彼女のほんの僅かに残っていた理性の糸をブッツリ断ち切ったに違いない。
今度はアンの方からウェールズの口を塞ぐ。ウェールズもそれに応えながら、衝動に身を任せて理性から身体のコントロールを奪い取った。
滅茶苦茶に唇を離したり交わったりしながら、がむしゃらに背中に廻されたウェールズの手が少し大きめのお尻を布越しに揉みしだく。
揉み方自体は荒っぽく力もこもり過ぎだったが、それでも少女の口からは甘い響きが漏れる。
初めて聞く彼女のそんな声にまたウェールズの頭に血が昇る。
背中に衝撃。気がつけばウェールズが下でアンリエッタが上、少女に押し倒される格好に。
しかしそれ位気にもならず、ズリズリ少女のスカートを引っ張り上げて、背中側から彼女のふくらはぎから太股の付け根まで露になる。本人は気付いているのやらいないのやら。
ずり上げた裾から直接、彼女の臀部に触れる。
「ひぅっ!」
「これは・・・凄いな」
下着らしき布は滴るぐらい濡れ切っていた。なにせ彼女の胸とはまた違う少し芯のある膨らみを揉んでいるだけで水っぽい音がするくらい、液体が溢れ出して広がっているのだから。
その底を沿った先にある割れ目の中は、炉よりも高い熱を湛えている風に感じてしまう。
焼き立てのレアステーキを切り分けたみたいに、絶えず肉汁が割れ目から湧き上がっていた。
今その部分は何層かの布越しに、同じぐらい熱を持ったウェールズの張りつめた下腹部に擦りつけられている。
大した知識は持っていなくても、次にどうすればいいのかは本能の部分で分かっていた。
アンリエッタはウェールズによく見えるように前側のスカートの裾を持ち上げると、ウェールズはズボンの前部分にあるファスナー代わりのボタンを外して男の象徴を曝け出した。
初めて直視する異性のモノに一瞬息を呑んだものの、アンリエッタは意を決して持ち上げた裾を口に咥えて両手で身体を支えながら、ゆっくりと腰を下ろし―――――
にゅちゅっ!
先端は触れたものの、その先へと押し進む事無く秘裂から逃れた先端と茎が秘裂の少し上の豆を大きく擦った。
裾を噛んでいなければ盛大に声を漏らしていたに違いない。
「!!っ!?〜〜〜〜〜〜!!?」
「待ってくれ、アンリエッタ、僕も一緒にするからゆっくりと腰を下ろして・・・」
また涙まみれになり掛けたアンリエッタにウェールズはそう言うものの、彼の方も言葉は冷静そうでも極度の興奮状態である事は真っ赤な顔と脱水寸前の真夏の犬より荒い息を見れば明白である。
ウェールズもしっかり彼女の腰を持つと、ゆっくりと秘裂に先端がほんの僅かに入ったのを確認してから彼女の腰が前後しない様にして落とさせていく。
別段太い訳でもないのだが全く経験無しのアンリエッタには十分以上に大き過ぎるらしく、口から吐き出されるのはさっきまでとは違う苦痛の喘ぎ。
「いっ、ぎぃ、ぐ、くあぁ」
「す、すまない・・・っ!」
口では謝罪しても押し込む力が緩みはしなかった。熱く濡れたアンリエッタの中、早くも虜になってしまって止められないのである。
それどころか遂に耐え切れず、遂にウェールズの方から腰を突き上げた。
にゅっぷじゅっぷと水っぽい音が響く度に脳天まで突き抜ける衝撃がアンリエッタを襲う。
文字通り身を引き裂くような鋭い痛みも感じていたが、何度も突き上げられている内にいつの間にかアンリエッタ自身もまた上下に肢体を揺らしていた。
泣き叫ぶ様な呻きも、今では鼻にかかった甘いものに変化している。上下に動く度に釣られて上へ下へ柔らかく揺れる何気に自己主張激しい胸部装甲は激しく目の毒である。
ウェールズとする前から既に準備万端だったのが功を奏したのかもしれない。
「いぅ、いっ、いひっ、んむ、むう、むひゅぅぅぅ!」
「く、あ、アンリエッタ、君の中は気持ち良過ぎるよ!」
全体的に細長いウェールズの先端はごつこつとしきりにアンリエッタの頂点を叩き、経験無しとは思えないほど深いアンリエッタの底は根元までまんべんなくウェールズを包み扱く。
お互いがお互いに絶え間無く刺激を相手に与え続けていたものだから限界は両方とも早かった。
どくん、どくどくっ!
ぷしゅぁ〜〜〜・・・・・・
もはや口を裾で塞ぐのも限界に達し、声にならない叫び声と共に透明な潮を迸らせながら、ぐったりとアンリエッタの肢体は力を失って前のめりに倒れ込んだのだった。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・すごかった・・・ですね・・・・・・」
「・・・・・・ああ・・・・・・・正直、想像以上だったよ・・・・・・」
さて我に返ってみれば互いに顔を合わせられないお二方。
お互い好き合ってたんだから嬉しいっちゃ嬉しいんだけどここに至るまでの過程は大いに問題ありなものだから、なんつーか色々と気まずい。
それでも時間が経ってくると間が苦しくなってきたので、どちらからともなく渋々といった風に首が回っていく。
視線が合うと、お互いの瞳に飛び込んでくるのは恥ずかしそうに顔を歪めた相手の姿。
そしてまた、どちらともなく笑った。
「その、月並みな言い方になってしまうが、とても可愛かったよアンリエッタ」
「は、恥ずかしいですから言わないで下さいまし・・・」
とは言いつつ満更そうでもない様子で赤面のアンリエッタ。
ちょっと頬を膨らませながら、お返しとばかりに彼女の顔は婚約者の顔に近づいていって・・・・・・・・・
「なぁイザベラ、俺らの時もあんな感じだったのかな?」
「恥ずかしい事思いださせないでくれよ、もう!」
すぐ隣で聞こえた声に、『フライ』を使ってないにも関わらず一瞬空中浮遊。
ズバッと振り向けば、彼らはそこに居る。
見てた最中にはアレだけ乱れてた筈の服まで何故か皺も無く綺麗なままなのが不思議だった。
「あはは、何か、考えてた事一緒っぽかったな」
「ま、結果オーライになったんだから良かったじゃないか2人共」
とっても面白そうなモノを見た時みたいな表情のバカップルが1組。
ウェールズはバツ悪げにまた顔を赤らめながら苦笑を漏らす程度だったのだが、アンリエッタの方はというと。
「・・・・・・・きゅぅ」
恥ずかし過ぎて今度こそ意識を手放す事になった。
今回の教訓:『深淵を覗き込む者は注意せよ、深淵もまたそちらを覗いているのだから』
「ってなお話だったって訳だな」
「何か使い方とか意味合い違うくないかい?」
96 :
バレット:2009/03/23(月) 00:57:08 ID:JPWTHTWr
今話はこれで投下完了。次回は半年後になったりして(オイ)
外伝3巻速攻ゲット。本編でもようやくイラ付きで出てきたのは嬉しいんだけど正直言って外伝みたいなエロ可愛いイザベラの方が大好きです。
文句あっか!そして外伝何でいっつも重くて切ないんだ!これぐらいネタばれじゃないよな?
詳しくは原作買って読め!
では失礼。
追伸、前回投下後のあとがき、余計な事書いてゴメンなさい。
>>96 乙乙乙。
一部が騒いでるだけだから気にしなくていいよ。ビッチを本当の悪口で
言ってる人なんてほとんどいないと思うし。一つの愛情表現。
>>87 >こーら、今アンタの隣に居るのは誰だと思ってんだい。
いつもながら思う
高貴な出のはずなのに蓮っ葉なイザベラ可愛いよイザベラ
バレット師匠はイザベラ萌えのパイオニアにしてフロンティアー
敬服しまつ
>次回は半年後になったりして(オイ)
えー
もっと読みたい
とろとろになったイザベラを可愛く喘がせてー
ビッチはアン様の敬称なのでキニシナイ!
ビッチアン様もかわいいよアン様
>>96 乙です
>>97 いや書き手はそのへんに神経つかうべきだろ。
たしかに不快に思ってるやつもいるんだから。
100 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 21:09:39 ID:/XPmVZh9
下げ忘れた。すみません
なんかバレット氏の地の文、活弁士みたいになってきてないかw
ともあれgj!
が、外伝が……外伝が……萌え殺されてしまう
>96
申し訳ない、抜けていたので冒頭部補填した
ゼロ魔キャラの中では挿入されて喘いでイッちゃう図が一番想像しやすいんだよな>イザベラ
すいません、ずいぶん遅くなりました。
つうかね、めっちゃすごいミスをやらかしたのよ。
投票結果は「ちっちゃなタバサ」だったのに…。
何を勘違いしたのか「大きいタバサ」で書き上げちまいましたァーっ!
あ、アリエナス。超アリエナスですよ…。
つうか確認しろよ自分。てか何で勘違いしてたんだ俺。
投票してくれた皆さんすんません、とりあえずできたぶんだけ投下しまする
ごくり、と才人の喉が鳴る。
どっちがいい、と聞かれても、正直な話。
どっちもいい、としか答えられない才人だった。
だがしかし、やっぱりベタだがここは。
「俺は、今のままのシャルロットが好きだなあ」
その言葉にタバサの頬が朱に染まる。
そして、嬉しそうに微笑む。
このひとならこう言うだろう。そう言ってくれるだろう。タバサが期待していたとおりの言葉を、才人は言ってくれた。
だからこそ。
彼には、一番きれいな自分を、見てもらいたい────。
だからこそ。
タバサは、この日のため、才人のために、いくつもの準備をしていたのである。
タバサは、自分の発言に照れくさそうにしている才人に背を向け、魔方陣の中央に立つ。
「ありがとう、サイト」
そして、全身全霊の感謝を込めて、言葉を紡ぐ。
才人からは背を向けたタバサの表情は見えなかったが、タバサはこの上なく幸福そうな微笑を湛えていた。
そしてその瞳に宿るのは、決意。
もう、彼女は決めていた。
彼には、一番綺麗なシャルロット・エレーヌ・オルレアンを、その全てを捧げる。
魔方陣の中央に立ち、スカートのホックを外す。
ふぁさ、と丸くスカートが魔方陣の上に広がり、タバサの下半身が露になる。
輝かんばかりに白い臀部は、しかし膨らみがいささか足りず、柔らかさよりも張りのほうが目立っていた。
「え?シャルロット?」
何の前触れもなく、いきなり脱ぎだしたタバサに軽く驚く才人。
そんな才人に、タバサは説明する。
「成長したら、服が入らなくなるから」
その言葉に、才人はいつだったかタバサが魔法を使って大きくなったときの事を思い出す。
なるほど、さっきの『大きいの小さいの』ってのはそういうイミか。
てっきりお兄さんおっぱいのサイズのコトかと思ってましたァーっ!
どこまでおっぱい魔人なのかこの男。
しかしそうなると才人の期待のボルテージも否が応にもマックスになるわけで。
上着のボタンを一つずつ外し始めたタバサのお尻を、思わず凝視してしまうわけで。
ボタンを外し終わり、上着を脱ぎかけたタバサの手が止まる。
首だけ後ろを振り向くと、鼻の下の伸びきった才人と視線が直交する。
「…サイト、その顔イヤらしい」
ちょっとイヤそうな顔で、そう言って、脱ぎかけた上着の前を合わせる。
「…術が完成するまで、あっち向いてて」
さすがにそんなエロい目で凝視されていては、術に集中できない。
そう思って、タバサは才人に釘を指し、もう一度背を向け、今度こそ上着をふぁさ、と床に脱ぎ去る。
美しい雪山を彷彿とさせる、しみ一つない柔肌が露になる。
少し興奮しているのか薄く桃色に紅潮した、幼さゆえの瑞々しさが目にまぶしい。
しかしやはりその曲線は緩やかで、女性よりも幼さを感じさせた。
お尻の先からうなじにかけて、なんだか生暖かいものを感じるタバサだったが、もうこの際突っ込むのはヤメにした。
…だって、そういう人だって分かって好きになったんだもの。
才人のエロい視線を背中に浴びながら、タバサは朗々と詠唱に入る。
心の内側から湧き出る力が、呪文と杖を介して魔力に変換されていく。
ときめきと恥じらい、期待と不安とが入り混じり、どんどん力が溢れてくる。
魔力とは心の力そのものである。
才人を想う愛も、才人に抱かれたいと思う欲求も、才人の視線を恥らう羞恥も、魔力の強さに直結する。
タバサには、必要以上の力が、溢れているのが分かった。
しかし、この魔方陣による術式には三人分のキャパシティがある。多少魔力が溢れたところで、暴走の心配はないだろう。
もうすでに、十分な魔力は充填した。
そう判断したタバサは、術式を起動した。
火照るタバサの身体を凝視するあまり、前のめりに出てきた才人が、魔方陣に入り込んでいることに気づかないまま。
青い光が晴れると、タバサは成長していた。
流れる青い髪は美しく腰まで伸び、清流のようにさらさらと空気の揺らぎに合わせ、わずかに揺れている。
青い髪に縁取られた顔からは幼さが消え、少し吊り上った瞳とすらりと通った鼻筋が、理性と知性を感じさせた。
可憐な唇は軽く引き絞られ、柔らかく湿った桜色に染まっている。
なだらかだった曲線は、極端といっていいほどきついカーブを描いている。それはまるで、白磁の花瓶を連想させた。
桜色の可憐な果実に彩られた白磁の球体は、奇跡的な張りと柔らかさのバランスを保ち、美しい顔の下で、美しさと隠微さのバランスをきわどい位置で融和させている。
きつく絞られた腰から広がる裾野には、かなり密度のある青い茂みが、姫君の聖域を覆い隠していた。
瑞々しい果実を連想させる真っ白な双丘の谷間は、薬品と数々の行為によって、色素の沈着もなく、まるで生まれたての赤子のような桃色をしていた。
そして、それら全てを、彼女の中に流れる高貴な血が、神々しさすら感じられる景色に纏め上げていた。
ほう、と術式の余韻に漏らすため息すら、極上の香に思える。
そんな成長したタバサが、きっととんでもなくエロい目で見つめているであろう自分の使えるべき相手に注がれる。
タバサの振り向いたそこには。
ひげ面の、ちょっと冴えない青年が、ひきつけを起こしたように倒れていた。
思わず目を点にするタバサ。
そしてこの状況を考える。
…『成長』の術式は成功している。
…ちょっと興奮しすぎて、魔力の調整を誤って、多めに術式に使ってしまった。
…そして、えっちぃ目で私をジロジロ見てたサイトは、ガマンきかなくなって魔方陣の中へ。
…そして、サイトにも術式がかかってしまった…。
全部正解である。
つまり、今目の前で伸びているのは成長した才人。
なぜ伸びているのかはよくわからないが、きっと術式が身体に合わなかったのだろう。
このテの変化系の術式は、身体に合わないと気絶したり、そもそも変化が起きなかったりもする。
まあしかし、これで原因はわかった。
伸びた才人を魔法でベッドの上に寝かせると、タバサは準備に入る。
この時のために、あらかじめ用意しておいた服を着込み、そっと才人の横に座り込む。
そして自分と同じく少し成長した才人の間抜けなひげ面を眺めながら、思った。
…ヒゲの伸びたサイトも、ちょっとダメ男っぽくて好きかも…。
ちょっと将来が心配な王女様であった。
才人が目を覚ますと、顎の下がじょりじょりした。
ていうか、かなりダメな感じに伸びたヒゲが、顎から生えていた。
「なんじゃこりゃああああああああ?」
思わず叫んでしまう才人。
その傍らに控えていた青い髪の少女が、そんな才人に申し訳なさそうに言った。
「ごめんなさい、サイト」
「え」
思わず才人が振り向くと。
そこには青い髪の女神がいた。
正しくは、素肌の上に大きめのワイシャツだけを羽織り、薄いブルーのショーツを履いた、白いニーハイソックスの。
成長したタバサがいた。
はちきれんばかりに膨らんだ胸の谷間を開いたボタンの間から容赦なく覗かせながら、四つんばいで才人に語りかける。
「術式があなたにもかかったみたい。それでその姿に」
タバサの説明もしかし、才人は半分上の空で。
「そ、そうかあ、それじゃあしょうがないなあ」
ちらちらと脇見でワイシャツからこぼれる白磁の球体に目を奪われながら、才人は頭をぽりぽりと掻きながらそう答える。
正直、理性ががけっぷちであった。
まあ両者とも合意の上だから理性が多少ブッチしたところで問題はないのだが、成長したタバサのかもし出す高貴な雰囲気が、才人の貧相なパンピー根性を萎縮させていたのである。
分かりやすく言うと、成長したタバサの姿をヤらしい目で見るのは、ものすごくイケナイことのように感じてしまったのである。
しかし当の王女様はやる気マンマンなわけで。
四つんばいのまま才人の太ももにたす、と手を置いて、潤んだ目で才人を見上げた。
「わたし、ヘン…?」
「へ?」
とつぜんのタバサの台詞に、才人は思わずタバサのほうを向いてしまう。
眼鏡の向こうの潤んだ瞳と、モロに視線がぶつかった。
吸い込まれそうな蒼い瞳が、容赦なく才人のハートを鷲掴みにする。
「あなたが大きいのが好きだから、成長した姿になったけど。
…好みじゃ、なかった…?」
普段よりずいぶんと感情が載った、饒舌な言葉。
成長した身体が、タバサの心にも影響を与えているのだろう。
そんなタバサに、才人はぶんぶんぶん!と頭を振って応える。
「い、いやそんなことないっす!
メチャクチャストライクです!むしろデッドボールみたいな!」
言葉の意味はよくわからないが、とにかく気に入った、ということらしい。
タバサはその言葉ににしゃあ、と物凄くうれしそうに相好を崩すと。
「嬉しい」
そう言って、才人の胸に容赦なくもたれかかる。
そうすると。
神の造形によって顕現した、完全に釣り合った天秤のバランスのごとき、極上の柔らかさと至高の張りの調和が、才人の下腹部に薄い布切れごしに押し当てられる。
薄い布越しにも分かる先端の塊が、これまた才人の煩悩を容赦なく狙撃する。
連続ヘッドショットでフラフラの才人の煩悩を、タバサは決定的な一言で完全にトドメを刺す。
その言葉は、才人の嗜好に合わせたように、幼いタバサの、抑揚の少ない声になっていた。
この短時間で、熟れた大人の外見と、幼い少女の中身という、とんでもなくインモラルな存在に、タバサは進化していた。
「サイト。硬くなってる」
見上げながら、嬉しそうに、そして恥ずかしそうに微笑む、という神の、いや悪魔の所業をあっさりとやってのけるタバサ。
成長したのは、身体だけではなく、表情を動かす顔の筋肉も、柔らかく強靭に成長していた。
その顔の筋肉は、細やかなタバサの感情を、欲求を、余すことなく表情に換え、才人に伝えていた。
一流の娼婦は、ウインク一つで男を勃たせることができるという。
タバサは、その技術を、本による知識と、才人に与えられた経験、そして成長した体でモノにしていたのだ。
完全に勃起した才人の牡を、タバサは下腹部で柔らかく刺激しながら、淫靡に微笑んだ。
「…ズボン、邪魔…?」
布越しの刺激もたしかにタマラナイものがあったが、どうせなら、その極上の柔らかさを持つ肌に、直接滾る肉棒を押し当てたい。
そう思った才人は、頷いた。
「そ、そうだな。邪魔だな」
才人の言葉を聞くと、タバサは嬉しそうに頷いて。
「じゃ、脱がせてあげる」
そう言って、手馴れた動作であっという間に才人のズボンと下着を脱がしてしまう。
そして、上着だけになった才人の胸板に、もう一度しなだれかかり。
「硬い…」
きゅ、きゅ、と、その硬さを確かめるように、タバサは白魚のような指を才人自身に絡ませ、何度も揉む。
その極上の刺激に、才人はう、と声を漏らし、快感に耐える。
たかだか指コキ程度で逝っていたのでは、男の意地がすたるのである。
耐える才人に、タバサの中で嗜虐心がうずうずとうずき始める。
いつもは責められる立場のタバサだったが、才人のこういう表情を見ると、思わず虐めたくなってくるのだ。
タバサはそんな才人の一物をしごきながら、彼の腰をまたぐ。そして。
才人の一物から手を放して、ワイシャツの前を完全にはだけると。
ぐにゅ、と下腹部の一番柔らかい部分で才人の牡を押しつぶす。
そしてそのまま、その裏筋を、絶妙な弾力を誇る腹筋で、くりゅくりゅと刺激していく。
「く、くぁ!」
さすがの才人もたまらず、より一層大きなあえぎを漏らす。
タバサに密着している裏側、粘液を運ぶ管が、びくびくと震え始めた。
射精の前触れである。
しかし必死に耐える才人に、タバサはトドメを刺す。
彼の胸板に全体重を預けて自らの胸を押しつぶし、その鼻先に、甘く湿った吐息を吹きかけたのである。
その刺激に、才人の堰が崩壊する。
「で、出る!」
タバサの下で才人が仰け反る。
それと同時に、タバサの押しつぶしていた才人の先端から、熱い迸りがびゅるびゅると噴射され、タバサの露になった下腹部を、胸の谷間すらも、汚していく。
「あ、ふぁ…!」
その熱さに蕩け、タバサも軽く痙攣する。
ぷし、と蒼いショーツの中で、タバサの雌が軽い潮を吹いた。
タバサはそのまま、荒い息をつく才人の上で起き上がると、胸の谷間から下腹部までを汚している才人の精液を、掌で肌に塗りこんでいく。
「さい、との、精液…。熱い…」
そして掌に付いたその一部を口元に持っていき、ぴちゃぴちゃと舐め取る。
生臭く、苦味すら感じるその味は、けして美味とは言い難い。しかし、タバサは。
「サイトの精液…だいすき…」
嬉しそうに微笑み、そう言ってのけた。
そんな淫靡な姿を目の前で見せ付けられ、才人が滾らないはずがない。
再び復活し始めた才人を見て、タバサは。
ころん、とベッドに仰向けになると、足をM字に開いて。
べしょべしょに濡れたショーツごと、自らを割り開く。
そして、言った。
「ねえ、サイト。見て…」
くぱぁ、と粘液の糸を引いて限界まで開かれたタバサのそこは。
普段は、その細い指によって、かなり奥の方まで深淵を覗かせるそこは。
入り口から少しいったところで、ぴっちりと肉の襞が塞いでいた。
「え?これって…」
そう、今才人の目にしているそれは。
「処女膜を、再生した…」
頬を朱に染めて、タバサは驚く才人に応えた。
そして続ける。
「もう一度、私の『はじめて』をもらってほしい。
あんな、無理やりじゃなくて、サイトの意思で、私を『女』にしてほしい…」
タバサの処女喪失は、半ば才人の意思を無視して行われた。
強力な術式のために才人の精を胎内に取り込むことが必要だったため、無理やり才人を挿入したのである。
それは、半ばタバサからの強姦に近いものがあった。
だから、タバサは、もう一度才人に処女を捧げるべく、自らの処女膜を再生したのである。
才人は、そんなタバサの視線を、真摯な表情で受け止める。
そして頷く。
「わかった。じゃあいくぞ。
俺の意思で…シャルロットを、俺の『女』にする」
そう言って、タバサに覆いかぶさっていく。
タバサは秘裂を伸ばし広げる指を緩めることなく、涙を貯めた笑顔で、才人を迎えた。
「嬉しい…」
二人の唇が重なる。
二人の性器が、触れ合う。
互いに粘液を分泌し合い、ぬるぬると互いに塗りこんでいく。
唇の中で、お互いの舌が絡み合い、溢れた唾液を互いに嚥下する。
やがて舌を絡めあっていた二人は、唇を離し、見詰め合う。
もう十分に互いを濡らし終わった性器どうしが、まるで互いを求めるように蠢いて。
ぶつん。
「ぃたっ…!」
二度目の破瓜が、タバサを襲う。
そして、痛みと同時に訪れる、たまらない多幸感。
満たされている。私の中は、いま、大好きな人で満たされている…!
全てを奪ってくれた愛する人を、タバサは腕で、足で、抱きしめる。
「サイト、き、つ、あっ」
それでもやはり処女膜を再生させた膣内はきつく、タバサは少し苦しそうだ。
それを見て、ぴた、と才人の動きが止まる。
「…きついなら、抜こうか?」
初めてをもらうという目的なら、もう果たした。
そう思って、才人は優しくタバサを見下ろす。
少し老けて貫禄の増したそんな才人の頬を、タバサは両の掌で優しく包み込む。
そして。
「だめ、このまま…」
「え?でも」
「ずっと抜かないで。全部出して。私の中で、いっぱいきもちよくなって…」
言葉と同時に、少し力の抜けた足で、精一杯才人を締め上げる。
その言葉に、才人は頷く。
「それじゃあ、抜かないからな?
全部、膣内で出すからな?」
「うん、うん…♪
奥まで全部、サイトでいっぱいに、して…♪」
空色の髪の女神は、そう言って微笑んだ。
そこからは、もう止まらなかった。
才人の腰が、遠慮なく動き始める。
じゅぷじゅぷと互いの粘液を攪拌する音が、淫らに響き渡る。
二人は先ほどしていたように互いに抱き合い、舌を啜りあう。
粘膜の結合部が、じゅるじゅるぴちゃぴちゃと、どちらが立てているのか分からないほど濃厚な水音を立てる。
二人の間で、先端を極限まで勃起させた、薄桃色に染まった肉の玉が暴れまわる。
唇から、舌から、胸から、性器から、全身に快楽を打ち込まれ、タバサの膣道が蠕動しはじめる。
舌を舐めあげられ、胸板に極上の弾力を押し付けられ、性器を絞り挟まれ、才人の肉棒が震撼する。
「い、く、も、いく、サイト、サイト、サイト、サイト、サイトぉ!」
「シャルロット、全部、だすぞ、シャルロットの中に全部出すぞっ!」
ずぶ!
最奥まで突き刺し、才人の動きが止まった。
どくどくどくどくどく!
タバサの子宮口に、遠慮なく熱い迸りがぶちまけられ、肉の顎がそれをこくこくと飲み干していく。
「うぁ、あ゛、あ゛あ゛あああああああああああぁぁあぁぁ!」
サイト…!
獣のような啼き声を上げ、心の中だけで世界で一番愛しい人の名を呼びながら、タバサは、虹色の闇の中に堕ちていったのだった。
才人が目を覚ましたのは、それから丸一日たってのこと。
どうやら、タバサが水魔法で自分を眠らせたらしい。
才人がベッドから降りると、テーブルの上に一通の手紙があるのを見つけた。
その手紙には、こう書かれていた。
『サイト、最後の思い出をありがとう。次に逢う時は、たぶんきっと『タバサ』はもうこの世にはいません。
だから、今度逢うときは、必ず『シャルロット』と呼んでください。
誰がいても、かまいません。私はあなたのシャルロットです。
間違えたら、おしおきします。大人になった私のおしおきは、ちょっとすごいと思います。
それでは、また逢う日まで。
シャルロット・エレーヌ・オルレアン、あなたの永遠の従者より』
「…シャルロット…」
才人は、窓から覗く青い空を見上げた。
数刻前に愛した少女の髪と、同じ色の、美しい空を見上げていた。
そのころ、トリステイン魔法学院から南へ数リーグ離れた、遥か高空。
青い風韻竜が、己が主人に問いかけていた。
「きゅいきゅい。ホントにいいの?おねえさま?」
「…大丈夫。もう、私は一人じゃない」
言ってタバサ───シャルロットは、己が下腹部にそっと手を添える。
注がれた彼の精が、どろりどろりと自分の胎内でうごめくのが分かる。
その胎内では───卵巣から吐き出された卵子が、彼の精子を受け入れている最中だろう。
そう。
タバサの準備は、大人になる『成長』の術式だけではなかった。
彼の証、才人と愛し合った証拠を、己が身に宿すため。
彼女は、懐妊の秘薬をあらかじめ飲み、才人に抱かれたのである。
この子が、私を強くする。
母として、負ける訳にはいかない。
現ガリア王家に。トリステインに。アンリエッタに。
全てを手に入れ、シャルロットはその全てを才人に捧げるつもりであった。
そんなシャルロットに、シルフィードは思わず。
「きゅい。おねえさまなんか老けた?」
「……」
言ってはいけないことを言ってしまい、脳天を巨大な杖でぶん殴られた。
「きゅいー!なんなのねなんなのねもう!ぼーりょくはんたい!韻竜虐待はいけないとおもいまーす!」
「黙れ」
そして上空でドタバタやりながら、すばらしいスピードでガリアへ向けて飛び去っていった。
…竜騎士隊の警護する、ガリア国境まであとわずか、という地点での出来事であった。〜fin
すんません、以上で終わりです。
しかしこりゃもう(小)のほうも書けってフラグですねorz
くそう、今回は二本書く気なかったのに…。
ロリコンじゃないから小さいほう書くのはきがすすまないな(棒読み
んじゃそのうち小さいほうも頑張って書きます。
んじゃねゆノシ
>>114 GJ。
タイトルの(大)で「ああ、ついにウンコを食べる話か」と思ったのはオレだけですね。
へんたいさんはそこまでのへんたいではなかったのですね。
>>114 濃厚シーン、GJっす。
しかし、次に会うときは「できちゃった、責任とってね」アタックですね。
なんか、そのとき子連れのわたあめと乳革命が同席していそうな悪寒が・・・
わかってるよ、へんたいさんww
ほんとは両方書きたくて堪らなかったんだよねwwww
not A but loli
>>118 Aではないがロリである
すなわち、ロリ巨乳が欲しいという意味ですね、わかります
GJです。最高です。あなたは神だ
何も言わん。ただGJとだけ・・・
バレット氏もへんたいさんもGJ!でした
GJっす!
きゅいきゅいに対する、相変わらずのSっぷりを見てると、画面が霞んでしまうのさ。
嗚呼。w
32だ
11巻まで読んだ。シャルロット可愛いわ。好きになった
アンリエッタ女王を甘い拷問にかけるSSはまだですか?
サイトがハルキゲニアに召喚された後の記憶を失って
動揺のあまりルイズに乱暴するssって何だっけ…
外伝3出てたんだな。表紙見た瞬間イケる!イケるよ才人と思った
ルイズ親子丼に続きタバサ親子丼も性覇しちゃうんじゃないかエロパロ的に
外伝ってどんな内容なの?
王女時代のタバサがまんま某への人の初期タバサだった件
まあ執事のひとも昔は饒舌だったって言ってたしそうなるか
面白い?
面白かったら読もうか迷ってるんだ。
風呂覗きイベントのタバサ視点エピソードは面白かったな。
韻竜の生態が2ページ分くらい紹介されてるので、資料として買うも良し。
ただ、「オルレアン公暗殺以前、イザベラとシャルロットは仲良しでした」という妄想は打ち砕かれた。
ゼロ魔最終巻発売日決定か、いよいよだな・・・
>>134 あれ? まだ買ってないの? もう殆ど売り切れてたけど大丈夫?
まさかサイトの父ちゃんがラスボスとはな……
test
しかしアンさまの外伝が二次元ドリーム文庫から出るとはすげーな
アンリエッタ外伝2はノベルズのほうで出て、陵辱調教のさまがねっとり書かれるそうだ
>138-139
原作者自身が18禁脚本家ですからね……流石に二次元は無理でしょうけど、完結後に同人とかで鬱憤を晴らすかのようにエロを書きそうだ。
らぶらぶエッチな文庫
ハードエロ調教なノベルズ
か
早速予約した
ううう、ひさびさにのびてると思ったら…不覚(;´Д⊂)
ああ今日はそうだったか
ヒロイン達そういう日だと知ったら才人に
赤子ができましたとか嘘付いて迫るんだろうな
そろそろボルボ分が足りなくなってきた
ボルボ兄貴早く頼む…
きょうの24時までだったら
「すんどめしません」って言いながら寸止めしても、いい日らしいよ?>せんたいさん
205氏の姿見ないなぁ・・・
不幸せな友人達でルイズがサイトの死体に寄り添って眠るシーンは
まじで背筋にゾクっとくるほど美しいと思った。真剣に泣いた。
美しさ奥深さの205氏、暴力的なまでの淫靡表現のボルボ氏。まじ愛してる
五分レスがなかったら
へんたいさんが俺だけのためにお尻なタバサを書いてくれる
>>148 おめでとう
だが、今日はエイプリルフールだから残念だったね
だからウソをついていいのは午前中だけだと何度言えば…
>>148 トリの割れてるへんたいさんのフリして、 だけのため ってなら、メアド晒そうねっ
とかって凶悪な悪戯を思いついたけど、
>>150 のせいで実行は思いとどまっとく
154 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 00:13:20 ID:tpBQ0w5c
>>153 ありがとう。確かに重たいね。
改めてSSを読むとガラッと変わるね。
すいません。sage忘れました。
156 :
女王陵辱:2009/04/02(木) 02:58:25 ID:IwFMybi8
そのむかし「チクトンネ街の女王」なんてSSを書いてた俺だが
いつまで待ってもボルボ師匠がアンリエッタ陛下を甘く可愛く拷問してくれないので
しょうがないので自分で書いた。
投下する。
---------------------------------
トリステイン王国。王都トリスタニア。
その中心に位置する、トリステイン王宮。
その王宮の一角にある王の私室。
その私室の中、天蓋つきの大きな寝台。
そのシーツの上で、トリステイン女王アンリエッタ・ド・トリステインはその生涯最大の危機に瀕していた。
粘りつくような男の視線が、露わになったアンリエッタの乳房に絡みつく。
その視線はアンリエッタの90サント近くにまで成長した豊乳の内側に妖しい熱を生んでいく。
「い、いや…いけません、今ならまだ――」
「こんなエロい乳してやがったのか」
覆面の男が女王の声を遮る。
仰向けになってもつんと美しく盛り上がったふたつの美峰。それは男の目を捉えて離さない。
抜けるような白さ。絹のような肌理の乳は、うっすらと血管を透けさせている。
トリステインの男なら誰でも、ドレスを内側から突き上げるこのふくらみを妄想したことがあるだろう。
その妄想にも勝るとも劣らない美巨乳がそこにあった。
アンリエッタはその正装である絹のドレスのまま、寝台の上に仰向けに倒れている。
紫のケープは剥ぎ取られ、床に千切れ落ちている。
ドレスの胸元は覆面の暴漢の手によって引き裂かれ、その内側からこぼれる美巨乳を外に晒してしまっている。
ティアラを頭上に載せたままの小顔をふるふると振り、生まれて初めて感じる暴力への恐怖を
その麗しい顔に貼り付けながら、寝台のシーツの上で身じろぎをする。
魔法で両手を後ろ手に拘束されたアンリエッタ女王は、身動きができない。
女王の私室は人払いがなされ、「サイレント」と「ロック」の呪文で完璧な密室と化している。
そこは女王が恋人である才人と逢引をするために作り上げた秘密の愛の園だった。
そして、アンリエッタ自身が作り上げた自分自身のスキルニルが王都の別宮に出向いているのだ。
誰も異変に気づく筈はなく、誰も助けに来てはくれない。
唯一の頼みの綱の才人は、この覆面の男に魔法で昏倒させられてしまって床にのびている。
恋人と誰にも邪魔されない睦み合いを持とうとした女王の一瞬の隙を突くことに成功した覆面の男は、
この国でもっとも尊い美女を自らの欲望のままに汚そうとしている。
暴漢の目を捕らえて離さない、健康と扇情に満ちた乳房。
アンリエッタが身体を逃がそうと暴れるたびに、中身がしっかりと詰まったそのふくらみは右に左に
揺れ、瑞々しい弾力でもって男の目を誘う。
「さ、サイトさんッ…サイトさん、助けてくださいましっ」
アンリエッタは恋人の名を呼ぶが、床に突っ伏したままの彼女のシュヴァリエはぴくりともしない。
その先端の桜色の乳暈。その中心の小指の先ほどの可憐な乳首。
覆面の男が天蓋付きのベッドに入り込むと、アンリエッタは必死に後ずさろうとする。
その先端の桜色の乳暈。その中心の小指の先ほどの可憐な乳首。
男を誘うような乳房の曲線。覆面の男はその柔らかそうな丸みに手を伸ばす。
完璧な美乳が、男のごつい指で歪められる。
「なんていやらしいおっぱいなんだ…毎晩コイツに揉まれてたんだろ?」
両の膨らみを男は鷲づかみにする。
「ううううっ」
破裂せんばかりの衝撃にアンリエッタは反射的に弓なりにのけぞる。
汗ばんだ暴漢の掌が、真っ白い乳肌を陵辱する。
「こんなエロい体してんじゃ、こんなヘナチョコ騎士だけじゃ満足できねえだろ? こんなバカでかいおっぱい――」
再び鷲づかみの衝撃。
「ひいっ」
「くっくっく…たっぷりと可愛がってやるからな…泣いてもわめいても、やめてなんかやんねえぞ」
乳肉を寄せて上げて作った純白の肌枕に暴漢は顔を埋めると、頬刷りし、覆面から露出した唇で
その肌を舐め穢していく。
その気色悪さに眉を寄せるアンリエッタ。その南の海のような色の綺麗な瞳にはうっすらと涙が盛り上がっている。
暴漢は乳肌の匂いを吸い込み、肌を味わい、柔らかさを確かめている。
「エロい匂いがぷんぷんするぜ。もうガマンできねえ」
男の唇がアンリエッタの乳首を捕えた。
必死に抗おうとする女王の両肩を男の丸太のような腕が掴むと、もうアンリエッタにはどうすることもできない。
吸われる。甘噛みされる。啜られる。唇で食まれる。
男は獣のような唸りをあげながら、その極上の乳房を愉しんでいる。
左右の膨らみを互い違いに動かされ、もみ立てられる。
骨ばった太い指で、乳首をキュっと摘み上げられる。
純白のドレスの胸元をはだけられた女王陛下は、その度に首を振り、必死にその刺激を拒絶しようとする。
しかし、その肉体の内側に感じるのは恐怖だけではなかった。妖しい寒気のような感覚を身体の奥底に
覚えてしまう。
「感じてんだろ? あ? 清貧女王とかいいながら身体はこんなにエロエロなんだからな」
そういいながら覆面の中の黒い目がアンリエッタを射抜くように見つめる。
それに見つめられたアンリエッタはゾクゾクという後ろ暗い感覚が胸の奥に沸き立ってしまう。
これから、どんなことをされるか。今晩遅く、スキルニルが帰ってくるまでにどれだけのことをされてしまうか。
陵辱の限り。いちどもされたことのないような酷い事を、されてしまう。
アンリエッタは恐怖のあまり身体から力が抜けてしまった。
細かく震えだした肌は、うっすらと汗をまとっている。
男の手がスカートの内側に入ってきた。
「だ、ダメです。そ、そこはいけませんっ」
震える口調に興奮したのか、男はアンリエッタのドレスのスカートを捲り上げる。
スカートの中の熱されていた空気が解放される。
胸の愛撫に応えるかのように熱くなった秘部。
暴漢はそのすべすべの絹の下穿きを一気に引き降ろす。
「おいおい、剃ってんのか!? とんだエロ女王もあったもんだな」
全くの無毛のアンリエッタの秘所。
それが男の手によって露わにされている。
そこはアンリエッタの皮膚の中でもひときわ白く、国中でもたった一人の男の目以外には
晒された事のない陰部はそのなかで恥ずかしそうに薄いピンクの色で佇んでいる。
しかし、そのピンクは濡れていた。
その内側から熱せられた粘膜は、じわじわと透明な液でその姿を濡らしている。
「うへへへへ……乳揉まれただけでこんなになってやがる」
暴漢の言葉を否定しようにも、アンリエッタは声がでてこない。
足首に下穿きを絡めたままの足指が、反射的に握り締められる。
男の舌が、アンリエッタの肉裂に触れる。
びくん、と一瞬激しく反応したアンリエッタだが、その刺激を無視しようと必死に
身体に力を込める。
その振る舞いを笑うかのように、暴漢の舌はアンリエッタの秘部全体を愛撫するように這い回る。
恋人との交わりで幾度も快楽を知ってしまった18歳の少女の身体はその刺激を受け止め、
受け入れ始めてしまう。
必死に身体を強張らせてその刺激を無視しようとしても、淫裂に口付けられると体が脱力してしまう。
眉を寄せてその舌技を拒もうとしても、腰の奥がじんわりと熱を帯びてきてしまう。
妖しい感覚がへその下あたりから湧き上がってくる。ピリピリという快楽電気が
全身にかすかに帯電するように広がっていく。
その気持ちに気づいたアンリエッタは頭を振り、その感覚を吹き飛ばそうとするが
重たげに乳房を揺すってしまっただけのこと。プルン、と波打った乳房の内側にその白い
快楽電流の飛沫を感じるだけで、全身に帯びる微かな快美感は去ろうとしない。
痛みだったら拒絶できた。
しかしこの舐められる快感には、性感を開花させてしまった美少女には抵抗することができない。
暴漢が舌を深々と膣の入り口に差し込んでくる。
ゆっくりとその内側を撫でるように舌が粘膜を削ぐように動く。
その舌の動きに合わせてアンリエッタは切ない吐息を漏らしてしまう。
舌が粘液にまみれながら桜色の粘膜を穢していくたびに、胸の鼓動は全身を震わせていく。
意識が白い快楽に濁っていってしまう。
イヤな筈なのに。
感じたくないのに。
才人に少女から女へと開花させられた肉体は暴漢の愛撫を嬉々として受け入れていってしまう。
どんなに拒もうとしても、淫蜜のたぎりを止められない。
どんなに唇を固く閉じようとしても、甘い嬌声が漏れ出てしまう。
唇の端から愛液の液の橋を引きながら、男の舌がアンリエッタの膣口からようやく離れた。
その重い愛撫が止んだ事に安堵したアンリエッタはやっと深く息をすることができるようになった。
腰のなかにジンジンという甘い痺れが溢れている。身体に力が入らない。
アンリエッタが涙で滲んだ瞳を開けると、暴漢は汚らしいズボンを脱ぎ捨てて下半身を丸出しにしていた。
南国の海の色の瞳が恐怖に見開かれた。
凶悪な肉塊がアンリエッタの視界に入ってきたのだ。
普段才人と愛し合うときはいつも部屋を暗くしていたので、アンリエッタが男性器を目にするのは
生まれて初めてのことだった。
その赤黒い物体に、アンリエッタは恐怖した。
アレが入ってきたら。
アレに蹂躙されたら。
自分がどうなってしまうのか、容易に想像できたから。
「そ、それ、それだけは、許してください…」
頭をくなくなと力なく振るアンリエッタ。
暴漢はそんな美貌の女王陛下の姿にさらに興奮を高めていく。
「あんなヘナチョコ騎士のモノなんかよりはよっぽど愉しませてやるぜ?」
下卑た言葉が女王の耳を撃つ。
恐怖が心臓を掴む。
息ができない。
頭の中が真っ白になり、全身に冷や汗が流れ、思考が上手くまとまらない。
「う……!」
繊細な女の子の器官がじっくりと、ゆっくりと男の肉槍によって押し広げられる。
アンリエッタは息もできない。
無毛の肉裂の中心を、暴漢の肉棒が蹂躙していく。
淡い色の粘膜を掻き分け、覆面の男の男性器が気品ある女王の秘室へと入り込み始めたのだ。
アンリエッタの豊かな胸の中で心臓が暴れていく。
男の肉棒の形が強制的に感じさせられてしまう。
身体を逃がそうにも、男の腕はびくともしない。
背中で封じられた腕はぴくりとも動かせない。
恋人の声がアンリエッタの脳裏で蘇る。
(サイトさん…許してください…アンは、アンは…穢されてしまいます……!)
恋人のための部屋。大好きな男の人一人にしか許していないアンリエッタの膣に、暴漢の
凶悪な男性器が無理矢理押し入ってくる。
「あっ?くぅっ…」
体中が焼けてしまいそうなほど熱い肉塊が、膣口を無理矢理押し広げてめり込み始める。
ぴっちりと肉槍をくわえ込む結合部から、アンリエッタの熱い粘液がぬるりとこぼれる。
ズブズブと侵入を続ける男の肉棒。
固く張り出したエラが、高貴な膣肉を掻き広げながら奥へと潜り込んでいく。
その圧力にアンリエッタは息すらできなくなる。ただ唇をぱくぱくと動かしながら、
その痛苦をこらえるほかない。
背中で封じられた掌でシーツに爪を立て、眦を真ん丸く開きながらアンリエッタはその衝撃に耐えようとする。
「ぬ、抜いて、抜いてくださいまし」
蒼白のアンリエッタは必死に懇願する。
しかし暴漢のペニスはアンリエッタの最奥に達し、尚もそこをズズと押し上げてくる。
可憐な唇をぱくつかせながら女王は声すら出ないで喘いだ。
「姫さま、すげー、気持ちいいぜ」
男の声が触れ合った胸から、腹から直接伝わってくる。
暴漢の胸との間で押しつぶされ、乳房が柔らかく変形する。
恋人の為だけの愛の器官を、汚されてしまった。
その衝撃と悲嘆でアンリエッタは蒼白になる。
(もう、サイトさんはわたくしのことを、愛して下さらないかもしれません…
こんな、穢れた女の事など…)
絶望で目の前が暗くなる。
「くうっ…姫さま、すげー、キツいぜ…中は熱くてどろどろになってて、ひだひだがぎゅうって
締め付けてきて…イイ。うねってるぜ。すげー、名器だぜ姫さま」
にゅるっ…じゅぶっ…ぬるぅぅっ…
にゅるっ…じゅぶっ…ぬるぅぅっ…
そんな擬音を立てながら、男のピストン運動は始まった。
太いものをいきなり挿入された軽い痛みはしかし、数度の抽送で太陽に照らされた霜のように蒸発してしまった。
男を知り、男に快楽を幾度となく味わわされた膣肉は、押し入れられるその剛直に
その歓喜の味を思い出してしまっていた。男の淫靡な腰遣いに、性感が勝手に高まっていってしまう。
たった一人の男しか知らない、女王の身体はこの暴漢の恥技に耐える事ができない。
突き入れ、引き抜く。
単調で単純な動き。
しかしその動き一つ一つにいちいち息ができなくなり、甘い痺れに目の前が暗くなってしまう。
男のペニスの脈動に一喜一憂させられてしまう。
男の動きに腰が動かされる。
浅く幾度か突かれたのち、いきなり深く突き入れられる。
一番奥、子宮口をペニスの先端で何度かキスをするようにつつくとそのままさらにそこをこじ開けるように
抉りたててくる。
アンリエッタは理性を振り絞り、その動きに耐えようとする。
(い、いけません、サイトさん以外の男の…そんなモノで…きもちよく…きもちよくなんかっ)
だがその暴漢の熟練した腰遣いはそれを許さない。
腰で円を描くように粘着した動作で子宮口を捏ねられると、アンリエッタの全身の白い肌はうっすらと
汗のヴェールを浮かせてしまう。
一番奥まで突き入れられたまま、小鳥が餌をつつくように微かに快感を与えられると、アンリエッタの
宝石のような瞳の奥で真っ白なスパークが弾ける。
「へっへっへ…キスするぜ姫さま」
快楽に濁った男の声がアンリエッタの耳をくすぐる。
「だ、だめですっ、それ、それだけはっ――」
-------------------------------------------------------------------------------
とりあえず今日のところはここまで。
全三回の予定。
続きもなるべく早くに投下する。
・・・投下したい。
・・・投下できるといいな。
まあ覚悟しておけw
さてはて、どんなオチがつくものやら
残り2回楽しみに待ってます。GJ!!
>>156 あと、これから読む人のために「陵辱・オリキャラ注意」
ありがとうございました、GJどころの騒ぎじゃねぇ
続きもよろしくお願いいたします
陵辱ものは滅多にありつけないからなぁ・・・。GJです。
続き楽しみにしとります
>>164 確かに
せんたいさん陵辱書いてくんねえかなあ
まいどー。
ハクアの「なんでもはダメなんだから!」に萌え狂っていたら投下遅れちゃった♪てへ♪
そいじゃあお待ちかね、「タバサの別離(小)」いくよん
少し、才人は考える。
目の前の小さな少女の、一番喜びそうな回答を。
「俺は、今のままのシャルロットが好きだなあ」
その言葉に、タバサの頬に朱が注す。
そして、才人は続ける。
「それに俺は大きさなんてどうでもいいと思うぜ」
チョットマテ。
何の話をしている。
「まあ確かにサイズも大事だけどもさ。やっぱ形とか感度とかも大事だと思うし」
…何を言い出すのかと思えばこのおっぱい魔人め…!
滔々と己の理想のおっぱいについて語りだした目の前の変態さんに、タバサは呆れた。
そして、思わず手にした大きな杖で才人の頭をごつん、と小突いてしまう。
「あで!あにすんだよシャルロット!」
「…誰も胸の話なんてしていない」
眉根をへの字に歪め、タバサは不機嫌そうに杖を才人に突きつける。
確かに。
タバサの聞きたいのは、『成長した自分がいいか、それとも今のままの自分がいいのか』である。
胸の大小などどうでもいい。
それに、いかに将来大きくなるとはいえ、今の自分を捕まえておっぱい談義とは。
「…もうちょっとデリカシーを持って」
タバサは軽く怒った顔のまま、杖を引く。
さすがの才人も、ここまで来ると自分の失敗に気が付く。
「…悪い、調子に乗りすぎた」
才人はぽりぽりと頭を掻きながら、素直に謝る。
「…分かればいい」
そして、タバサは改めて尋ねる。
「大きい私と今の私、どっちがいい?」
少し質問の内容が変わっている。
先ほどの才人の間抜け発言を受けてのことだろう。
そして、才人は。
答えの代わりに、タバサを抱きしめる。
「あ」
才人の思わぬ行動に驚き、しかしその腕の中でうれしそうに微笑み、タバサは愛しい人を抱きしめ返す。
手にした大きな杖がその拍子に、がらん、と音をたてて魔方陣を敷き詰めた床に転がる。
そして、才人は腕の中で自分に身を任せるタバサをお姫様抱っこで抱え上げる。
「あ、ちょ」
慌てて抗議しようとするタバサだったが。
「あ。イヤだった?」
ちょっと困った笑顔を向けられると。
「い、イヤじゃなぃ…」
その瞬間にタバサの頬が真っ赤に火を噴き、思わず顔を逸らしてしまう。
そういえば、普通の『抱っこ』は何回もしてもらっているが、こんな風に抱き上げられるのはあまりない。
ちょっと嬉しくなって、でもやっぱり無駄に赤くなった顔を見せるのは恥ずかしいので、顔を逸らしたまま、タバサは才人の首筋に抱きつく。
そして、才人はベッドに向かって歩き出そうとする。
だが。
「あ、待って…」
きゅ、とタバサが首筋に絡めた腕に力を篭め、才人を制する。
才人は足を止めて尋ねた。
「何?」
「も、もう少しこのまま…」
もう少し、この状態でいたかった。まるで、物語に出てくるお姫様のように、王子の腕の中で甘い時間に融けていたかった。
だいぶ赤面が収まったので、タバサは視線を才人に合わせる。
少し桜色に染まった頬と、眼鏡の下で潤んだ瞳。腕の中の少女の身体から、服の布地を通してときんときんと動悸の音が聞こえているのは、気のせいなどではないだろう。
普段凍りついたように表情を動かさない雪風の少女が、自分の腕の中で融けている。
それだけでなんだかもう滾って仕方のない才人だった。
どれだけの間、そうしていただろう。
かなり長い間その格好のまま動きを止めていた才人が、我慢がきかなくなってタバサに尋ねる。
「…あのさ。そろそろ…」
「う、うん…」
改めて、ベッドに向かう事を告げられると、タバサの頬がいよいよ赤くなる。
何度も繰り返してきた行為とはいえ、やはり性交に対する背徳感は拭いきれないタバサだった。
そして。
才人の体温と匂い、優しく抱き上げられるという行為が、彼女の『おんな』を焚き上げていた。
体中が火照り、臍の内側に特に熱を感じる。普段は動かさない、牝の器官が、ホルモンの分泌によって準備を始めていた。
度重なる行為が、タバサの身体を、才人専用の牝へと造り替えていたのである。
そして、才人にも、タバサの身体の変化が手に取るように分かっていた。
頬を染めて腕の中で融ける少女の身体から、牝の匂いが立ち昇っていた。
それは、どんな香水でも出す事のかなわない、『シャルロットの匂い』。
牡を、いや才人だけを誘うためにタバサの身体から溢れる、彼女の想いの証。
少しつんとしたその匂いを堪能しながら、才人はタバサをベッドの上に横たえる。
その通り名のとおりまるで風に舞う雪のように軽い少女を、雪原のように白いシーツの上に横たえる。
シーツの皺の陰影に縁取られた青い髪の少女は、ベッドの上で才人を潤んだ瞳で見上げたまま、軽く両腕を広げ、きゅ、と両手を軽く握り締め、ふわりと広がった短いプリーツスカートから伸びる、白いタイツに覆われた細い脚を軽く内股にして、才人の次の行動を待つ。
才人はベッドの上で切なそうなため息を吐いた少女に覆いかぶさると、その細い顎に軽く指を絡めた。
それだけで、タバサの心臓がどくん、と痛いほど脈打つ。そして、タバサはきゅ、と目を閉じて、顎を突き出す。
柔らかいキス。一度ついばんだ後、しっかりと唇を重ねて重いキス。もう一度唇を離し、今度は重ねたまま内側の歯の感触が分かるほど押し当てる。
自然と唇が開き、舌が入り込む。どちらが先に侵攻を始めたのかわからないほど、そのタイミングは同じ。舌の先同士を舐めあい、そして、お互いを絡ませあう。
互いの唾液の味が口の中に広がり、嚥下しあう。唇の中だけは飽き足らなくなった舌が勝手に暴れだし、唇を、その周囲をなぞるように舐めあう。
しばらくそうした行為を続けていたが、先に我慢できなくなったのは牡のほう。
唇を離し、今度はその通り名のごとく白い、今は興奮で桜の色に染まっている細い首筋に吸い付く。
「ふぁ」
動脈の上を舌で吸い上げられ、タバサの喉が反射で囀る。
そうして才人はいくつも、タバサの首筋にマーキングを重ねる。
首筋だけでは飽き足らなくなり、胸元のボタンを外して素肌をさらけさせ、鎖骨の上あたりにまでその版図を伸ばす。
桜色に染まった肌の上に、痛々しい赤い花がいくつも咲く。
少しぴりぴりするキスマークの余韻に、タバサの表情が蕩けていく。
「いっぱい…。サイトの、しるしがいっぱい…」
嬉しそうに微笑みながら、はだけられた胸元に刻まれた紅い刻印を、タバサの細い指がなぞる。
その指にまで、才人は喰らいつく。それはまるで、骨の一片までもしゃぶりつくすような、肉食獣を髣髴とさせる。
細い指を咥えられ、ちゅるちゅると吸い上げられ、時には甘く歯を立てられる。
性感帯ではないはずの指の関節に感じるその感覚すら、タバサの身体は快感と感じ、くべられた薪をそのまま炉に運んでいく。
タバサの炉は既に火が入り、あとは燃え盛るのを待つのみ。
あと少し、焚き上げられれば理性を融かしつくし、どろどろとした本能のみにおぼれる事ができる。
しかし、指を咥えられる程度では、胸を撫で回される程度では。
感覚が、もう一段上に上がってくれない。
そして、次に折れたのはタバサのほう。
指を丹念に犯し続ける才人に、タバサは語りかける。
「あ、あのっ」
「ん?」
呼びかけられ、顔を上げる才人。
興奮したその頬は上気し、そしてその目は完全にけだものの目だった。
その視線に射抜かれた瞬間、ずくん、とタバサの臍の奥が啼いた。
今までどろどろと渦巻いていた炉の入り口がたまらずぱく、と開き、ぬる、と溢れて下着を汚す。
タバサは自分の欲求に素直に、才人に語りかける。
「もっと、ちゃんと、してほしい…」
その言葉に、才人の嗜虐心が疼く。
そして、彼はタバサの期待の斜め上をいく。
「ちゃんとって何?具体的にどうぞ?」
えぐ、とタバサの顔が羞恥に歪む。
しかし、これは自分のわがまま。仕えるべき相手に対し、欲求を通そうとする、あってはならないこと。
だから、耐えなければいけない。
桜色に染まった頬をさらに紅くし、タバサは応えた。
「わ、私の感じるところ、直接、弄ってほしい…」
その感じるところ、は既に零れた粘液でぬるぬるにコーティングされ、今か今かと愛撫を待ち構えているのである。
才人はにやり、と笑うと。
「よくできました」
そう言って、タバサの上から一旦身体を退けると。
「それじゃあ、四つんばいになってみて」
体位の変更をタバサに要求する。
犬のように四つんばいになれ、と要求され、タバサの顔に一瞬、困惑が浮かぶ。
しかし、愛しい主人の命令を、この小さな従者が突き放すはずもなく。
ころん、と一旦うつ伏せになると、肘と膝を立てて、白いタイツに包まれた臀部を才人に向けて差し出すように持ち上げる。
タバサの突き出されたお尻を見て、才人はんー、と考える。
思いつきだけで四つんばいを要求した才人だったが、タバサの恥ずかしいポーズを見て、ティンときてしまった。
つい、とベッド脇に目をやると、水差しの乗った小卓が目に入る。
「これで、いい…?」
肩越しに才人を振り返るタバサ。
すると、才人は手に小さな果物ナイフを持っていた。
それは、タバサが夜食用のりんごを剥くために、部屋に備え付けておいたもの。
ベッド脇の小卓に置かれていたそれを、才人が手にしていた。
当然、タバサは疑問に思う。
「それで何をするの…?」
少しおびえたようなタバサの言葉に、才人は、突き出された丸いお尻を覆うプリーツスカートを捲り上げる。
その微かな感触にひぅ、と喘ぎを漏らしてしまうタバサ。
露になったタバサの下半身は、恥ずかしいほど潤っていた。
白いタイツの股間は、既に広がった染みで、その純白を濁らせていた。
才人はその上部、芸術的な丸みを帯びる双丘を撫で回す。
「あ、ふぁ」
臀部への愛撫。
それはタバサにとって、背徳を帯びた極上の快楽への準備。
タバサにとって一番『好き』ではないが、一番の『キモチイイ』。
才人によって一番変えられた、タバサの最も恥ずべき、最も愛しい感覚。
タイツと下着の下で、ぱくぱくとタバサのもう一つの性器が物欲しそうに蠢いている。
だめ…!違う、そっちじゃない…!
心の中でタバサは否定するが、執拗に撫で回される臀部から、容赦なく刻み込まれる優しい愛撫が、より一層切なくもう一つの性器に火をくべる。
そして、粘液を分泌する機能のないそこの代わりに、牝の器官が次々涎を零す。
タイツの染みが広がり、よりいっそうタバサから『牝』の匂いが立ち上る。
膝が勝手にひくんひくんと跳ね上がり、淫らに腰を震わせる。
はぁはぁと荒い息をつきながら突っ伏してして腰を震わせるタバサを見下ろし、才人は果物ナイフを構えた。
「そろそろ、かな」
そして。
タバサの下半身の中央、女陰と臀部の境目にその先端を突き立てる。
ぴり…と軽い音を立てながら、冷たい刃の峰が、タバサの肌に当たる。
「ひ!」
ぞくり、と刃物に秘部を舐められる恐怖と、背筋を這い回る負の快楽が、タバサの喉を震わせる。
そして、才人は果物ナイフの峰をタバサの谷間に滑らせる。
ぴぃぃぃぃぃ…!
谷間の終焉までナイフを走らせ、布を切り裂いていく。
「や、やぁっ!」
タバサは思わずお尻に手を伸ばし、才人の暴虐を止めようとする。
才人は果物ナイフを放ると、その手を掴んで言った。
「イヤだった?」
そしてタバサは当然の疑問を口にする。
「ちが、そうじゃない…!
で、でも、何も切ることはないんじゃ…!」
しかしそこはさすがの才人。タバサの想像を軽く斜め上に超える回答を返してきた。
「いやあ。たまには着たまんまもいいかなーって」
照れ隠しのように頭を掻く才人に、タバサは。
「この、へんたいっ…!」
精一杯の強がりで、タバサは顔を逸らしながら、才人に罵声を浴びせる。
才人はそんなタバサの強がりをふふん、と鼻で笑って流すと。
「それは我々の業界ではごほーびといいます」
「…ばかっ…!」
この総天然色の変態に何を言っても無駄だと悟ったタバサは、これから訪れる最高の、そして最低の瞬間に備えて、枕を抱え込んで顔を埋めてしまう。
そして、才人は。
剥かれて露になった、白い谷間をぐに、と広げる。
その奥には、ありえないほど桃色をした、色素の沈着など一切ない、完全に牡を受け入れる事を期待している、タバサの肛門。
それはまるで大陰唇のようにはくはくと蠢き、奥の壁まで覗かせている。
腸内が蠕動しているのか、ふ、ふ、とそこからため息のように空気が漏れている。
その匂いは信じられない事に柑橘系の果物の香りがした。
つまりは。
「嫌がっといて、しっかり準備してんじゃん。
すっかりけつまんこ大好物になっちゃったなシャルロット」
才人の言葉どおり、タバサは肛門性交に備え、丹念に腸内を洗浄し、肉襞に香水交じりの薬液を浸透させ、肛門から腸までを才人専用の精液処理器官に変えてしまっていた。
もちろん、タバサの肛門の色は、数日でできるものではない。
度重なる肛虐と、タバサ自身による薬品を使った度重なる『準備』によって、肛門の組織から色素が抜け落ち、内側に流れる血液の色を滲ませ、綺麗な桃色に染めているのである。
もう、タバサの肛門は、排泄ですら小さな快楽を得られる、淫らな器官に成り果てていた。
自らの器官を『けつまんこ』と称されて嬲られる言葉すら、タバサの背筋にどくどくと負の快楽を注いでいく。
「さ、サイトのためだからっ…!」
「へ?」
不意に聞こえた、タバサの強い声。
タバサは枕から顔を上げ、泣きそうな、真っ赤な顔で才人を肩越しに見つめ。
「サイトが私の『けつまんこ』大好きだからっ…!
いつでも使える様に、してあるんだからっ…!」
後ろ手に手を回し、臀部を自ら割り開く。
そして。
「シャルロットの『けつまんこ』で、いっぱい気持ちよくなって…」
蕩けた表情で、『最低』のおねだりをする。
「わかったよ、シャルロット」
言って才人は、ズボンをずりさげ、いきり立つ自分自身を今か今かと陵辱を待ち受けるタバサのもう一つの性器に押し当てる。
ぱく、とその入り口が開き、牡を迎え入れる準備をする。
既にその動きから、タバサの肛門は一般のそれを遥かに凌駕する逸物といえた。
ぶちゅちゅちゅ、と鈍い肉の音を立てながら、タバサの肛門は才人の男根を飲み込んでいく。
「はぁぁぁぁぁぁ…!」
細く長い喘ぎは、挿入に押し出された空気が肺から出て行くせい。
そして息を吸い込むと同時に、タバサはきゅ、と自らの意思で括約筋を締め上げる。
「く…!やっぱさいこーだな、シャルロットのけつまんこは…!」
才人の賞賛の言葉に、タバサの中で嬉しい、という感情と恥ずかしいという感情が二律背反を成しせめぎあう。
そして、勝ったのは。
「あっ、あっあっあっ、いいのっ?わたし、の、きもち、いいのっ?」
「ああっ、最高だ、最高だよシャルロット…!」
「あは、ふは、うれ、うれしい、い、いぁっ!」
だらしなく緩んだ眉、とめどなく溢れる涎。
恍惚としたその表情は、普段の『雪風』からは想像もつかないほど、乱れた娼婦の顔だった。
そして。
「く、出るぞシャルロット、シャルロットのけつまんこに出すぞ!」
「あ、ひ、だひて、わたひのおしりにっ、だして!」
限界を告げる才人とタバサの声が重なり合い。
どくどくどく!
熱い迸りが、タバサの腸内に満たされていった。
絶頂に完全に脱力したタバサが、どさ、とベッドにうつ伏せに沈む。
絶頂してなお貪欲にすがりつくタバサの肛門から才人は己自身を引き抜くと、肛虐に真っ赤に染まったタバサの臀部をひとしきり眺める。
牡を飲み込み、なおもひくひくと物欲しげに蠢く双丘は、未だ扇情的に才人の牡を誘う。
そして、その下でタイツに覆われた牝の本体は、白いタイツをべしょべしょに濡らし、はっきりとその形を浮き上がらせていた。
その様子が気になった才人が前に手を回し、まだ無事なタイツの前をつまむと。
ちゃぷ。
まるで水に浸したように、そこはしとどに濡れていた。
「すげえなシャルロット、けつまんこでお漏らししたみたいにたぷたぷだぜ…」
ちゃぷちゃぷと水音をたてるタイツの中は、下着とタイツの吸水要領を超えた液体でぐちゃぐちゃになっていた。
「やぁ!」
絶頂の余韻に浸っていたタバサの喉が踊る。
「これ、おつゆだけじゃねえよな…」
そして、才人は。
タバサを一度仰向けにひっくり返すと、タイツに手をかけ、ショーツごとずりおろす。
むわ。
そこから匂ってきたのは、牝の性臭だけではない。
少し生臭い、アンモニアの混じったにおい。
「シャルロット、お漏らししたろ」
「…!!」
才人の指摘に、タバサの顔が羞恥に火を噴く。
確かに、肛虐によって絶頂した瞬間に気が緩み、少なからずお漏らしをしてしまっていた。
それを指摘され、タバサの顔が羞恥の赤に染まる。
両手で顔を覆い隠し、真っ赤な顔を見られないようにする。
「そんなだらしないお漏らしっ娘には、お仕置きがいるな」
そう言うと、才人は。
今度は、愛液と小水でどろどろに煮溶けたタバサの前を貫いた。
「っふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
熱い滾りが膣道を埋める快楽に、タバサの視界が虹に染まる。そして。
ぶちっ…!
重い、何かの裂ける音。
そして才人の根元を伝う、紅い液体。
「…え…?」
才人の目が点になる。
これは…まさか。
「さい…とぉ…!」
痛みを伴った目もくらむような快感に翻弄され、タバサは愛しい人の身体を抱きしめる。
「ちょ、待ってシャルロット、今の…!」
才人の疑問に、タバサは耳元で囁くように答える。
「処女膜を、再生、した…。
サイトに、ちゃんと、はじめてを捧げる、ため、に…!」
タバサの処女喪失は、半ば才人の意思を無視して行われた。
強力な術式のために才人の精を胎内に取り込むことが必要だったため、無理やり才人を挿入したのである。
それは、半ばタバサからの強姦に近いものがあった。
だから、タバサは、もう一度才人に処女を捧げるべく、自らの処女膜を再生したのである。
しかし、そんなコトを言ったところで。
「…お尻まで全身開発済みなのに、何を今更」
思わず突っ込んだ事を、才人は後悔することになる。
むか。
今の一言はさすがに腹に据えかねた。
タバサはぎゅむ、と才人の腰を両足で抱え込んだ。
それこそ、痛みを感じるほどに。
「え、ちょ、シャルロットさん…?」
「人の決意を何だと思ってるの」
そして、腕でもぎゅっと才人を抱きしめて。
耳にがぶ、と噛み付いた。
「って、いってぇ!何すんだよ!」
「もう許さない」
そして、いつの間にか手にした手のひらに収まるほどの小さな注射器を、ずぶ、と才人の首筋に突き立てる。
それは、この日のために手に入れ、準備しておいた薬。
注射器の中身の赤い液体…『オーガの血』が、才人の中に流し込まれる。
「っつ!な、何したんすかシャルロットさ…ん?」
そう言った才人の目から、理性が消えうせていく。
自らにしがみつく、牝の身体と匂いに、血液中に直接打ち込まれた『オーガの血』が反応し、才人を発情しきった牡に変えていく。
タバサの胎内で、才人がそのサイズを増していくのが分かる。
「私の気が済むまで、頑張ってもらうから。
いつもの三倍なんかじゃ、済まさないんだから…!」
「…ったく、しゃあねえなあ…!
そんなら気が済むまでやぁってやるぜ!」
獣の笑みで才人は激しく腰を使い始める。
じゅぽじゅぽと、粘ついた音が部屋中に響く。
「ひ、あ、ふぁっ、あっ!」
「すげっ、今日のシャルロット、すっげえやわらけえっ…!」
融けきったタバサの身体は、粘液の効果もあいまって、何時もより遥かに柔らかく牡を迎え入れる。
そして、奥に達するたびに軽い絶頂を迎え、そのたびにきゅむっ、と才人を切なく締め上げる。
「それにっ、突くたんびにっ、締めてくれるっ、最高だなっ」
「あっ、ひ、いわな、そんな、いわなひれぇ!」
言葉で嬲ると、さらにタバサは官能を掻き乱され、感じているはずの破瓜の痛みすら快楽に変換されていく。
何度か突き上げると、タバサの中が激しく蠕動し、まるで指できつく握り締めたようにぎゅりっ、と才人を締め上げる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っあぁあぁあぁあぁああああぁ!」
最初は声にならず、そして後半はただの鳴声。
蹂躙された牝は牡の下で完全な絶頂を迎え、くたん、と事切れた。
そして。
「よ、よし、出すぞシャルロット…!」
才人の言葉に、かろうじて身体にこびりついていたタバサの意識が、声を発する。
きゅ、と才人の腰に手を回し、力の入らない足をぴくぴくと震わせながら。
朱に染まった頬で、潤んだ瞳で、湿った唇で。
「な、なか、なかにぃ、中に出してぇ」
必死に訴えるタバサに、才人は。
「もちろん、そのつもりっ…!」
どぷどぷどぷどぷどぷ!
びゅるるるるるるるるるるっ!
「あーーーっ、あーーーーっ、あーーーーーーーー…!」
薬の影響でいつもの倍以上に量を増した才人の精液が、タバサの胎内を焼く。
タバサの身体が射精の衝撃で海老のように丸まり、勝手に脚が才人の腰にからみつき、腕が才人を抱きしめる。
視界は既に白く染まり、射精の区切りのたびに色のある世界とない世界の明滅を繰り返している。
そして射精がひと段落すると、くたん、とタバサの身体から緊張が解ける。
しかし。
「わり、シャルロット、まだ出る…!」
タバサの胎内で牡が再び膨れる。射精の前触れだ。
「あ、らめ、いまらめっ…!」
こ、この状態で出されたら…!
私、ヘンになるっ…!
自我を破壊されるほどの連続絶頂に、畏れを抱くタバサ。
しかし、その望みは砕かれる。
びゅるるるるるるるるるるるるるるっ!
「く、くぁっ!」
「らめっ!らめっていったのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
──────っ!っ!あ!あ!あああああああああああああっ♪」
才人の下でだらしなく身体を開ききって、タバサは堕ちた。
才人が目を覚ますと、ベッド脇の小卓に、手紙が置いてあった。
あの後、二人は気絶するまで交わりあい、つながりあったまま、二人は泥のように眠ったのだが。
机の上に置かれた手紙には、こう書かれていた。
『サイト、最後の思い出をありがとう。次に逢う時は、たぶんきっと『タバサ』はもうこの世にはいません。
だから、今度逢うときは、必ず『シャルロット』と呼んでください。
誰がいても、かまいません。私はあなたのシャルロットです。
間違えたら、おしおきします。大人になった私のおしおきは、ちょっとすごいと思います。
それでは、また逢う日まで。
シャルロット・エレーヌ・オルレアン、あなたの永遠の従者より』
「…シャルロット…」
才人は、窓から覗く青い空を見上げた。
昨日愛しあった少女の髪と、同じ色の、美しい空を見上げていた。
「…腰いたい…」
ガリアに向かう道中。
シルフィードの上で、タバサは腰を抑えていた。
腰が抜けるまで行為を繰り返していたのである。当然の帰結の腰痛であった。
「…腰抜けるまでするからなのね。当然の報いなのね」
当然のシルフィードの突っ込みに、タバサは。
ごいん。
杖の一撃で応える。
「いったー!なんなのねなんなのねもう!シルフィは当たり前のこと言っただけなのね!
ああもうなんなのねこの淫乱色魔は!」
「黙れ」
ごっすんごっすんと景気よくタバサの杖がシルフィードの頭の上で上下する。
シルフィードも殴られるのがイヤならばタバサを振り落とせばいいのだが、そうもいかないのが使い間と主人の悲しい性であった。
そして、タバサ───シャルロットは、杖を上下させながら、己が下腹部にそっと手を添える。
注がれた彼の精が、どろりどろりと自分の胎内でうごめくのが分かる。
その胎内では───卵巣から吐き出された卵子が、彼の精子を受け入れている最中だろう。
そう。
タバサの準備は、大人になる『成長』の術式だけではなかった。
彼の証、才人と愛し合った証拠を、己が身に宿すため。
彼女は、懐妊の秘薬をあらかじめ飲み、才人に抱かれたのである。
この子が、私を強くする。
母として、負ける訳にはいかない。
現ガリア王家に。トリステインに。アンリエッタに。
全てを手に入れ、シャルロットはその全てを才人に捧げるつもりであった。
そしてごっすんごっすん殴られながら、シルフィードは言った。
「そんな山ほど溜め込んだら双子以上は確定なのね。
そんな小さい体で産めるのかしらかしらー?」
「余計なお世話」
そして、タバサは竜態のシルフィードの頭に一ダースほどこぶを作るまで、この間抜けな使い魔の頭をど突き続けたのであった。
…それは、竜騎士隊の警護する、ガリア国境まであとわずか、という地点での出来事であった。
以上。投票してくれた皆様には大変申し訳ないことをしました。
とりあえず流行の着エロを取り入れてみたよ!って感じのノリですがgdgdですね見事に。
一部文が一緒なのは仕様なので文句は受け付けません(何
んじゃまたねノシ
そしてまたやっちまった…。
もうトリかえちゃおうか…(ぁ
>>178 GJ
今更変えなくても…。次はテファですか?せんたいさん。
GJ
堪能した
次のも期待してる
GJ
ふぅ…
ついにロリと認めるんですね、わかります
GJ!!
183 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 01:15:54 ID:xg7udNUt
チクトンネの人もへんたいさんもGJ!でした
sageのを忘れた すいませんでした
大のと読み比べして思ったけど、やっぱせんたいさんは文上手いなあ
比喩だったり言葉だったり
もはやGJ程度じゃあ足りねえぜ
アンリエッタは顔を近づけてきた。サイトは身動きもできなかった。
アンリエッタは優しくサイトの肩を抱くと、ゆっくりと艶かしい動きででサイトの唇に自分のそれを押し付けた。
アンリエッタは、心の中で激しく歓喜した。あの舞踏会の晩以来のキス。
あのときのサイトは勘違いをしていたのだがこんどは違う。
アンリエッタとしてのキスだ。アンリエッタは、唇をさらに強く押し付けると、自分の舌をサイトのそれに激しく絡め、
貪るようにサイトの唾液を味わう。とろけそうだ。なんて幸せなんだろう。
しかし、一方でアンリエッタはもどかしさも感じる。もっと、サイトを感じたい。サイトにもっと激しく愛されたい。
キスだけではいやだ。ディープキスに没頭しながらも、アンリエッタの頭の中では妄想がとめどもなく膨らんでいく。
・・・・・・・・・・(妄想中)・・・・・・・・・・
サイトさんの唇が、うなじから鎖骨へと徐々におりてくる。ガウンが脱がされ、
下着の紐も肩からはずされる。薄い下着は滑り落ち、豊かな胸がむき出しになる。
恥ずかしい。でも、見てほしい。サイトさんは私の身体をベッドにそっと横たえる。
乳房は、仰向けに横になってもお椀型に盛り上がっている。秘かに自慢の胸だ。ルイズには負けない。
「姫さま......」
「いやっ!アンと呼んで。今だけでいいから。」
「そうか、わかった。アンのオッパイ大きいな。会うたびにいつも気になってたんだ。
一度でいいから、お前の胸に思いっきり顔を埋めてみたかったんだ....いいのか。」
恥ずかしげに頷く私。でも、内心は喜びに溢れている。サイトさんはゆっくりと私の右の乳房に唇をはわせる。
膨らみの麓から、徐々に頂にむけて。頂に達すると桃色の乳首が口に含まれ、強く吸われる。
ああ、気持ちいい。軽く噛まれる。その瞬間、電流が全身に走り身体が痙攣する。
ドクンと熱いモノが下半身から噴き出し、下着をしとどに濡らすのがわかる。
サイトさんの唇は左の乳房に移り、同じことが繰り返される。下着が一層濡れるのを感じる。
唇が胸を離れてお腹の方へおりてくる。えっ、もう終わり?そんな!
乳房が熱をもってうずいているのに。もっと激しい刺激を求めているのに。
でも、恥ずかしくって口に出していえない。我慢ができずに、自分の両手で両の乳房を、ゆっくりと愛撫する。
円を描くように揉みながら、乳首を指で挟んで転がすように摘む。
毎晩ベッドの中でしている慣れた行為。中途半端に刺激された乳房の疼きがゆっくりおさまっていく。
本当はもっと激しく乳房を鷲掴みにしてこねくり回したい。でも、こんな自慰行為をサイトさんにみられるわけにはいかない。
そっと、そーっとだ。サイトさんはおへその周りに唇はわせている。顔をあげようとしない。
よし、気づかれていない。と、思ったそのとき。
「アンっていつもそんなふうに、自分のオッパイ揉んでるんだ。結構、いやらしいんだな」
アーッ、どうしよう、気づかれた!
(続く)
(続き)
・・・・・・・・・・(引き続き妄想中)・・・・・・・・・
「なんか、普段は、高貴で上品で優雅で、私エッチなことなんか知りません、って感じなのに、
でも、そうやって、オナニーっぽいことしてるのみると、ああ、やっぱり女なんだって思う。
アンみたいな上品なやつが、そんなことしてるのみるとすごく興奮するよ。」
もう、サイトさんの意地悪。自分でもどんどん興奮してくるのがわかる。
胸を弄る手に力が入る。ああ、もうダメ。押さえようとしても声が漏れてしまう。ンンッ....ハッ....ンフッ。
サイトさんが横たわった私の全身を眺めている。私が身体にまとうのは、
下半身の白い布1枚だけだ。嬉しいけど、恥ずかしい。
サイトさんが呟く。「下着、ちょっと濡れてるな。」
頬がカァーと赤くなる。さっき、乳首を噛まれたときだ。
あれだけで、私の秘部は大量の愛液を流出させている。感じやすい自分の身体が今ばかりは恨めしい。
でも、これだって自分の責任だ。毎晩のようにサイトさんのことを考えてオナニーに耽ってきた。それこそ何百回も。
今日、やっと触ってもらうことができて、感じるなっていうほうが無理だ。
今も、股間からジクジクと熱いものが染み出していくのを感じる。
このままだと、もうすぐ腰に張り付いたビショヌレの布切れは下着としての用をなさなくなる。
でも、構わない。どうせ今からサイトさんにはぎとられるんだ。早く...脱がせて。
私を生まれたままの姿にして。そして私のすべてをみて。
「ちょっとうつぶせになってみて。」
あれっ、お預けかしら?サイトさんは私をうつぶせにさせると、今度は首筋から肩胛骨、
それから背骨に沿って唇をに下に向かってはわせてくる。これはこれでイヤじゃないけど、
折角さっき身体の中心にもう少しで届くところだったのに、と思うとちょっともどかしい。
しばらくして、ようやく、彼の唇が腰にまで到達する。
「足をちょっと開いて膝を立ててみて。手と顔は床につけたままでいいから、お尻だけ高く上げるような感じで。」
四つん這いにさせられる。なんかすごくエッチなポーズだ。ドキドキする。
突然、ショーツがずらされ、お尻が半分むき出しにされた。ヒィーッ。
驚く間もなく、お尻に唇をはわせはじめる。左右の張り切った丸み、そしてその間の割れ目へ。
って、ちょっと待ってダメ、そんなところ、本当にダメッ、恥ずかしい。やめて。第一汚いよ。
「アンの身体に汚いところなんてないよ。キュッとすぼまって、とっても可愛いな。」
小鳥が餌をついばむように、菊の蕾が舌でチョンチョンとつつかれている。
穴があれば入ってしまいたいほど恥ずかしい。
でもその一方で、彼が私のあんなところまで愛してくれているのかと思うと、たとえようもなく幸せな気分だ。
あえて贅沢をいえば、両手が空いているのだから、胸を揉んで欲しい。
四つん這いでお尻を高く上げているポーズなので、乳房は垂れ下がって、ちょうど乳首が床にこすれている。
彼が敏感なところを嘗めるので、身体がビクビク動き、当然乳房も揺れて、
床にこすれる乳首の先からむず痒い感覚が伝わってくる。このみっちりと肉の詰まった
重量感のある巨乳が気にならないのだろうか。そういえば、さっきも口で愛撫はしてくれたが、手では揉んでくれなかった。
魅力がないのだろうか。ティファにはかなわないけどそれ以外なら誰にも負けない自慢の胸なのに。
大きいオッパイが好きじゃないのかな。そんなことはないはずなのに。
四つん這いになって、後ろに立ったサイトさんに、両脇から前に手を回されて巨乳をさんざん弄ばれて、
もだえ狂うというのは、私がオナニーをするときのお気に入りの設定の一つだ。
夢にまでみた状況が実現しようとしているのに、肝心のサイトさんが無関心だなんて。なんてことかしら。
でも、直接『オッパイがうずくの。お願い、いじって』とはとても恥ずかしくていえない。もどかしいけど、我慢するしかないみたい。
(続く)
続き)
・・・・・・・・・・(引き続き妄想中)・・・・・・・・・
私がそんなことを考えている間にも、彼の唇はお尻の割れ目を徐々に移動し、
このままあと何cmかで、すべての快感の源泉である私の中心に到達する。
早く.....お願い.....。待ちきれなくて、アソコがヒクヒク震えているのを感じる。
ところが、彼はは唇をお尻から離すとショーツを元にもどしてしまった。
そして再び私の身体を仰向けにすると、今度は右足のつま先を嘗めはじめた。
エーッ、またお預け?! サイトさんの意地悪!わかってて焦らしてるんでしょ。
文句を言いたくなるが、恥ずかしくて口に出せない。そんなこと言えば、きっとイヤラシイ女だと思われてしまう。
彼の唇と舌は、爪先から、足首、ふくらはぎ、膝、太股と徐々に上がってくる。アア、もうすぐだ。今度こそ....。
「まだだよ、今度は左足。」
サイトさんはそういうと、左足の爪先に移る。ダメッ。もう我慢できない。これ以上焦らされたら、おかしくなっちゃう。
私は、溢れそうになっている秘部を慰めるため、両手を下着の中に差し入れようとした。
次の瞬間、私の両手首は、彼の大きな力強い左手で掴まれていた。
「ダメだよ。自分で触るのは禁止。我慢、我慢。」
そんなぁ。殺生だわー。蛇の生殺しみたいな真似しないでください。思わず泣き声になる。
「泣くなって。わかったよ。じゃ、さっきのようにオッパイは触ってもいいから。でも、下は駄目。」
サイトさんが両手を離してくれた次の瞬間、私は自分の胸を激しく揉みはじめる。
さっきのような静かなさわり方ではない。鷲掴みにし、乳首も形が変わるくらい強く摘む。
もちろん股間の疼きは収まらないが、それを忘れるために、ひたすら乳房と乳首を愛撫する。
ああ、だんだん気持ちよくなってくる。乳首の先からじんわりと快感が緩やかに広がってくる。
自分でもわけがわからなくなり、甘い声が漏れる。ハッ...ンフッ...ヒッ...アァン。
一方で、少しでも股間のもどかしさをやわらげようと、知らず知らず腰がくねってしまう。
胸を揉みながら、腰を振り、喘ぎ声をもらす私。サイトさんに恥ずかしい自分をみられていることはわかっているが、
どうにもやめられない。アァ...ハァァ...アァーン。ようやく、彼の唇が左足の太股まで来たのを感じる。早く、早く、ねぇ早く。お願い。
「アンって、本当は結構淫乱だったんだな。表は高貴な女王陛下。裏ではオナニー好きの淫乱娘か。」
そうよ、そのとおりよっ。何でもいいから、早くっ...もう我慢の限界。
「早く、早くって、何を早くして欲しいんだ。はっきり口に出していってくれないとわかんないぞ。」
サイトさんの馬鹿、意地悪、最低。そんなこと口に出して言えないわ。
「ダメダッ。言わないとしてあげない。アンのことだから、いつも頭の中ではいやらしい言葉で
いっぱいにしているんだろう。それを口に出すだけでいいんだよ。」
彼のいうとおりだ。毎晩、オナニーに耽るときには、頭の中は卑猥な言葉でいっぱいになっている。
だけど、それを口にすることはあまりにも恥ずかしすぎる わずかに残った理性が許さない。
でも、今は、股間の焼けるようなうずきをなんとかしないと気が狂ってしまいかねない。
(続く)
(続き)
・・・・・・・・・・(引き続き妄想中)・・・・・・・・・
私は、瞬間に決意し、行動に移した。右手で右膝を左手で左膝をもって、
大きく足を開きながら膝を引き寄せる。いわゆるM字開脚だ。
「ココよ。私の一番はずかしいところよ。」
「ねえ、嘗めてよ、弄ってよ、サイトさんのもので滅茶滅茶にしてよ。」
「うずいて、やけそうで、もう気が狂いそうだわ」
「こんな格好させて、こんなこと言わせるなんて。最低。もう意地悪しないでよ」
最後はもう泣き声になってしまった。
それでも、サイトさんは許してくれない。私の大きく広げられた下着一枚の股間をじっと見つめて、追い討ちをかけてくる。
「すごい格好をするんだね。恥ずかしい格好が大好きなんだね。
そこまでいやらしい人だとは思わなかったよ。見ている方が恥ずかしくなってくるよ。
ところで、下着はどうしてそんなにびしょびしょなの。お漏らしでもしたのかな。」
「恥ずかしいところってどこかな。僕の"モノ”って何かな。
滅茶苦茶にするってどうすればいいの?ちゃんと言ってくれないとわかんないよ。」
サイトさんの言葉攻めに耐えかねて、私の理性のタガはとうとう吹き飛んでしまう。
最も恥ずかしい言葉、自分の秘部を示す俗語を口走ってしまう。
「オマ○コよ!私のびしょびしょのいやらしいオマ○コに、
サイトさんのチ○ポを突っ込んでほしいの。
太くて逞しいもので、オマ○コを滅茶苦茶にかき回してほしいの。」
自分で発する淫らな言葉に興奮して、サイトさんに脱がされるのを待たずに、
用をなさなくなった下着を自分で毟り取って、一糸まとわぬすっぱだかになる。
両手で、乳房を激しくこねくりまわす。さらに右手の指を三本、淫裂の中に突っ込み激しくかきまわし、
左手の指でぷっくり充血して膨れ上がった淫芽をつまみあげ擦りたてる。
(続く)
(続き)
・・・・・・・・・・(引き続き妄想中)・・・・・・・・・
一旦、タガがはずれると後は歯止めがなくなってしまう。
オナニーに耽る自分の姿をみせつけながら、
憑かれたようにいやらしい言葉を連ね、サイトさんに懇願を続ける。
「毎晩毎晩、こうやって、オッパイとオマ○コを自分でいじりまわしながら、悶えてるの。
そうよ、オナニー狂いの淫乱なの。あきれたでしょ?でも、私がこんなになっちゃたのは、
全部サイトさんのせいなのよ。あなたが、いつまでも何もしてくれないからよ。」
「もう自分でするだけじゃ満足できないわ。サイトさんにして欲しいの。
サイトさんのチ○ポが欲しいの。黒くて太くて長くてビクビク脈打ってる
逞しいチ○ポを両手で掴んでしごきたいの。オッパイの谷間に挟んでこすりあげたいの。
しゃぶりついて口いっぱいにほおばりたい。舌で嘗め回したい。苦しくなるくらい、喉の奥まで突っ込んで欲しい。
精液を顔にかけて欲しい。口に中にもぶちまけて欲しいの。」
さらに、股を大きく開いたまま、両手で秘部のビラビラを押し広げてピンクの淫裂をみせつける。
期待と興奮で奥の肉襞がヒクヒク脈打っているのがわかる。
「ねえ見て、これがアンリエッタのいやらしいオマ○コよ。きれいでしょ。
まだ男の人のチ○ポを咥えこんだことはないわ。サイトさんのためにとっておいたの。
ねえ、お願い。このいやらしいグチョグチョのオマ○コにサイトさんのチ○ポを思いっきり突っ込んで。
奥まで突き上げて。そうしたら私も腰を振ってあげるから。そうよ。チ○ポを咥え込んで腰を振りたいの。
思い切り腰を振りたてて、きつめのオマ○コでサイトさんのチ○ポをしごき上げてあげる。
絶対気持ちよくしてあげるから。アンリエッタのオマ○コの中にサイトさんの精液をいっぱいぶちまけて。」
・・・・・・・・・・(妄想終わり)・・・・・・・・・・
アンリエッタはサイトとディープキスを続けながら、
妄想のため、股間がぐっしょりと濡れ、溶けたバターのような愛液が太ももを伝わって
しとどり落ちていくのを感じる。
豊かな胸が熱を持ってうずき、乳首は硬くしこって薄いガウンの布をつきあげている。
自分がこんなにも興奮していることを気づいてほしい。
気づいてたった今頭の中で繰り広げた妄想どおりの行為をしてほしい。
アンリエッタは、そう切望しながら、
サイトの手を徐々に自分の胸と股間にみちびいていくのだった。
(終わり)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長文失礼しました。
最近になって、ゼロ魔を読んだのですが、どうしてもアンリエッタ女王様をいじめたくなったので、
以前別のところに投稿したものをゼロ魔用に改稿してみました。
妄想ネタはもう一つあるので、それも改稿してみようかと思っています。
せっかくだから、へんたいさんの次のトリップ皆で考えようか
>>190 GJ!
アン様どこのスレでも大人気だなw
#IamLoli
#lolikonanalist
俺の中ではもはやgod jobの域
#IloveTabasa
#CharlotteLove
これだったら面白いな
#shinshi
ここの住人層的にはこうか
#KingofHentai
>>190 GJと言いたい所だけど、1レスごとに出てくる(続く)とか(続き)がウザくて途中から読んでいない。
最初の方を読む限りではなかなか良さそうな内容だっただけに、すごくもったいないことしていると思います。
また、投稿レス数を表すなら1/5や5/5などとすればよく、機種依存文字の@やDを使うのは控えた方がよろしいかと。
続く程度がうざいって・・・。機種依存文字はその通りかも試練が
「途中から読んでいない」とか一々職人さんに言わんで良い。
>>190 あまり気になさらず。続き楽しみにしています
>>144 後のスクールデイズである…。
ところで、イザベラ団長がタバサ…シャルロットの部下にって…おかしい!
絶対後でなんかやるな!
>>202 「文章の体裁が読みにくい仕様だったため途中から読んでいない」ってのも立派な感想だと思いますが?
あなたの方こそ「GJ!」とか「あまり気になさらず」などと耳障りの良いことを言っているようで、その実、
作品の内容に言及した具体的な感想(それが肯定的なものであれ、批判的なものであれ)を言っている訳
でもないのに、他人の感想に偉そうに茶々を入れられるのはどういった心積もりなのでしょうかね?
作者氏へのGJレスをしているだけなら別に構いませんが、はっきり言ってそんな中身のないレスしかして
いない人に、良かれと思ってしたアドバイスのことで説教される覚えはありませんよ。
まあまあ
あんまり熱くなるない
とりなしてるつもりか、このスレに限らないけど
完全に肯定してるレスじゃないと必ず作者に「気にする事ありませんよ」とか
場合によっては「馬鹿は気ににしないで」とか書く人はいる
それってあんまり良い事とは思わないからやめたほうがいいとは思う
感想レス同士の争いになりやすいし
>>190 アン様の口調じゃない気がする
もっと慇懃というか丁寧というか
そういう上品な女の子がアヘるのがいいのだから
口調には気をつけてホシス
またへんたいの自演か・・・
このスレもうだめだね。へんたいとそのシンパの溜まり場になってる。
へんたい以外の作品には指摘と称した排他的反応の連続。
確かに書くものは出来が良い。でも過去に住人と他の職人の真剣な話し合いを
「春だなぁ」と言い放ち、それを反省する事もなくへらへらとした口調でスレを私物化。
そしてシンパがおだて有難がる。
職人が減ったのはこの現状に辟易したからだろ。そして新たに書き手が現れても
有難い御指摘御添削を下さるだけ。そりゃ職人も減るわ。
…と、このように全然関係ない方向へ話題を持って行ってしまう人も出てくるので
感想に対する感想を付けない、感想を書く際にも表現に少し気を配ると皆幸せになると思うのです
みんなでNGにしてスルーできるならそんなことは必要ないと思うのですが…
NGつけるならIDくらい晒そうぜ
本日のNGID
G3AV0IwZ
で、自演レッテル張りの謝罪はまだですかねgft氏(藁)
そんなことより
アン様のローションマット超濃厚セクロスSSはまだですか?
アン様はきっとナチュラルにローションマットが上手いと思うんだがどうか?
test
トリステインの泡姫なら120分6万でも入るぜ。
清貧女王だから、夜はソープで…
>>213 120で6万とか中級店じゃねーかw
せめて120、9万にしてやれよw
今までに一番高いところで\41000/130minなんで、そんな雲上の世界は知らないっすorz
姫様にならなけなしのボーナス捧げることにするよ。
>>214 鶯谷の駅前から電話をかけて、しばらく待っていると、
シルフィードが迎えにやってきます。
シルフィード「お客さん、ごめんなさいなのね。今日はお姉さまは、前のお客さんが
激しくて、股がきれちゃってて相手ができなくなっちゃったのね。
このリストの中から、別なひとを替わりに選んで欲しいのね」
客「じゃあキミで」
この栗毛のアンって子をお願いします。
シルフィード「入浴料は130分2万、シルフィのサービス料は4.5万なのね」
ウザキモ
35,36のlogってないの?
あるよ
>>190 今更かも知れませんがGJ! これからも宜しくお願いします
姫様のサイトに対する呼称ってアニメと原作で違うんだよな
アニメだとサイトさんだし原作だとサイト殿だし
サイト殿でいいんだけどなあ。さんだとシエスタとかぶるし。
なおかつテファまでがさんづけするのは本当に頂けない。
テファは呼び捨てするからこそサイトに心開いてるって印象強いのに
「サイトさん」のほうがエロいな
人それぞれでは
俺は「サイト殿」のほうがいい
俺は夫を呼ぶ時のニュアンスで「あなた♥」と呼んで欲しいなあ。
様づけとか論外
なのは俺だけかね
呼び方は何でもいい。ただ新刊がでるのを待つだけ
旦那様とかいいじゃないか
>>190 アン様というよりも吉田一美さんだよな。
もう「お兄ちゃん」でいいじゃん
保守
原作もアニメもなにも見てないのにこのスレにいるなんて俺ぐらいだろうな
\ここにいるぞ!/
俺は先月までアニメしか知らなかった
ここしか見たことない人ってどの作者さんのがお気に入りなのかね?
やっぱりボルボ御大のやつ?
3スレ目の半ばまで読み終わったんだけどさ
このスレ以外にも投下してるって発言があって気になったんだけど、これってどこのことかな
ゼロ魔のパロディやってる板ってエロパロとアニキャラ以外にもある?
ただのデムパさんでしょ
エロパロ板内ってことなら、ゼロ魔スレ以外にも投下してる作者はちらほらいるけど
それだと当然別のネタで書いてるわけだし。
ゼロ魔ネタを2ちゃんでやってるところとなると、あとは他作品とのクロス物くらいじゃないか?
「サイトのかわりに〜が召喚されました」って設定の奴。ベイダー卿verとかドラえもんverとか。
クロス物はどれもこれもサイトとキャラを交換してる時点でなあ。
やるならサイトも交えてやれよと。
3スレ目で戦隊モノのヒトとかが別スレで書いてるのをこっちにも張っていいか?みたいなこと言ってた
なんかほかにも本スレとか別スレって単語がちらほら使われてたからなんかあるのかなーって思ったんだけど・・・
>>245 昔はそうだったけど、最近はクロス物でもサイト残したままの奴も結構増えてきたよ。
>>241良いことを教えてやろう
へんたいさんはアニキャラ板出身
まとめwikiって作品少し抜けてない?
(
>>190の続きです。かなり長文の分割投稿になります。冗長ですが御容赦を)
アンリエッタの手に導かれて、サイトの手が彼女の下腹部に触れる。薄い下着を通して、
秘部がぐっしょりと濡れているのがわかる。サイトはとまどったように呟く「姫さま、こんなに....どうして.....」
アンリエッタは、心持ち面を伏せ、頬を赤らめながら答える。
「サイト殿、これはあなたのせいですのよ。これまで私はトリスティンの王女、
そして女王として誇りと品位を常に保つよう厳しく自らを律してまいりましたわ。
しかし、サイト殿と知り合い、そして心惹かれるようになって、すべてが変わってしまいました。
あなたのことが私の中でどんどん大きな部分を占めるようになっていくにつれ、
否応なしに気づかされたのですわ。私の奥底に凶暴なまでに淫猥な本性が潜んでいたことを。
サイト殿と共に考え得る限りの淫らな営みをしたい、そして女としての喜びを味わい尽くしたい、
そのような欲望がわきおこってきて、自分で自分を抑えることができなくなってきたのです。
たった今もそうですのよ。サイト殿と唇を重ねている間に、私がいったい何を考えていたか
想像おできになって。それを聞いていただければ、なぜ私の恥ずかしいところが
こんなにも濡れているのかがおわかりになりますわ。」
アンリエッタは、大きく息をついて、おもむろに頭の中で繰り広げたばかりの
妄想の物語(
>>186-190)を語り始めるのだった。
アンリエッタの高貴な口から語られる淫猥な言葉の数々を聞いて、サイトはしばし呆然とした面持ちで佇んだ。
すべてを語り終えたアンリエッタは、そのサイトの表情をみると、自嘲したような口ぶりで呟いた。
「ねっ、あきれてしまわれたでしょ。でも、今だけじゃありませんわ。こんなことを毎晩毎晩考えていますの。
いいえ、考えるだけではなくて.....」アンリエッタ一瞬ためらって、意を決したように言葉を続ける。
「考えるだけではなくて、自分で自分の身体を弄りまわしていますの。胸とか、お尻とか、あそことか.....。
こんなことしてはいけない、してはいけないって頭ではわかっているのに.....。
夜になると、身体が熱く火照ってきて...、恥ず...恥ずかしいところが疼いてきて我慢できなくなってしまうのです。」
サイトは、なおも続けようとするアンリエッタを遮る。「姫さま、言いにくいことは無理して言わなくってもいいから。」
「いいえ、言わせてくださいませ。今夜こそは、私のすべてを知っていただきたいの。
あなたの知っている女王としてのアンリエッタではなく、一人の生身の女としてのアンリエッタを。」
アンリエッタは、なおも続ける。
「自分の恥ずかしいところを弄りながら、こんなことをしていることを知られたらサイト殿に軽蔑されてしまう。
やめなくては、やめなくては、と思うのですが.....一方で、私の中にもう一人のすごく淫乱な私がいて、
『本当のあなたはもっと恥ずかしい事が好きなのですよ。そのことをお認めなさい』と言ってくるのです。
淫乱な自分を認めている私とそれを否定したい私がいて.....毎晩、頭の中で、押し問答していますのよ。
というよりも、もう一人の私が、淫らな言葉で私自身を苛んでいるといったほうがよいのかもしれませんわ。
もう一人の私がどんなことを言っているのか聞いていただけますか。さきほどの話より、
さらにもっと淫猥で品位を欠くものかもしれませんけど。でも、だからこそ聞いていただきたいの。」
そして、アンリエッタは、もう一つの妄想物語、「自分」と<もう一人の自分>との対話を語りはじめた。
・・・・・・・・・(以下、妄想中)・・・・・・・・・・
「もう、こんなことはやめなければ。サイト殿に知られたら、軽蔑されてしまいますわ。」
<嘘、嘘、本当は、サイト殿に知って欲しいのでしょう。見られたいのでしょう。霰もない痴態を繰り広げるところを。>
「何を言うのですか。そんなわけはありませんわ。」
<はい、はい、わかっていますわ。本当は盛りのついた雌犬をみるような軽蔑の視線で見られたいのでしょう。
『見損なったよ。姫さまが、こんなオナニー狂いの淫乱とは思わなかった。』とサイト殿に罵って欲しいのでしょう。>
「違います!違います!」
<違わないわ。恥ずかしければ恥ずかしいほど興奮するのでしょう。いい加減お認めなさいな。
自分は、淫乱のマゾヒストだと。>
「もうやめてくださいませっ!」
<サイト殿に『姫さま、あなたのような淫乱にはお仕置きが必要だ』といわれて、その場に押し倒されて...、
服も下着も乱暴にはぎとられて滅茶苦茶にされることをいつも想像しているのでしょう。>
「そんなこと考えていませんわっ!」
<それなら、毎晩、ベッドの中でしていることはいったい何ですの。どうして、両手でその大きな胸をいじり回しているのかしら。
どうせ、サイト殿の手でを揉まれているつもりになっているのでしょう。サイト殿にしゃぶられることを想像して、
柔らかい大きな乳房を持ち上げて固くしこった乳首を自分でなめ回しているじゃありませんか。まるで痴女ですわね。
ほんとうに、はしたないこと。>
「お願い、それ以上はおっしゃらないで.....お願いですから。」
<いいえ、本当はもっと言って欲しいのでしょう。私は、あなたなのよ。あなたの考えていることなどすべてわかりますわ。
お望み通り続けてさしあげますわね。それから、指をしゃぶりはじめる。サイト殿のアソコをしゃぶるつもりで自分の指を嘗め回す。
人差し指と中指と薬指の三本。でも、そのうち指では我慢できなくなってしまう。どうしてかしら?>
「どうしてって.....それは.....サイト殿のモノはもっと太くて、堅くて、大きいはずですもの.....ああぁ、私何を言っているのかしら。」
<だんだん、本音がでてきたようですわね。でも、まだまだですわ。サイト殿の『モノ』ですって?
お上品な言い方ね、頭の中ではもっとイヤラシイ言葉で呼んでいるのでしょう。
ホラ、口に出しておしまいなさい。サイト殿の『チ○ポ』でしょう。>
「サイト殿のチ、チン....。ダメ、そんな恥ずかしいコト、口に出して言えませんわ。」
<意気地がありませんのね。頭の中では『サイト殿、お願い、あなたの逞しいチ○ポをしゃぶらせてくださいませ』とか
『サイト殿に揉まれるためにいやらしく育ったこの大きなオッパイに、極太のチ○ポを挟んでこすりたててさしあげますわ』
とか『サイト殿のカチカチに硬くなった黒光りするチ○ポを私のトロトロのオマ○コに挿れて、奥まで突き上げてくださいませ。』
とか、娼婦でも恥ずかしくなるようなこと平気で言っているくせに。>
「あぁぁ、やめて、恥ずかしいですわ。もう死んでしまいたい。」
<何をおっしゃってるの。この程度で死ぬほど恥ずかしいだなんて。
あなたに限ってそんなはずはないですわね。それからどうしたのだったかしら。
そうそう、指をサイト殿のモノに見立てるだけでは物足りなくなって、
本物そっくりの張形が欲しくなったのでしたわね。でも、結局手に入れられなかった。
どうしてお買いにならなかったの。自分で行けないのなら誰かに頼めばよろしかったのに。>
「そのようなもの、いくら欲しいからといって、女王たる私が買いに行けるわけが
ないではありませんか。ましてや誰かに頼むなど、もってのほかですわ。」
<アラ、『欲しい』ことはお認めになるのね。>
「えっ、あっ、それは.......」
<ウフフ、妙なところで、意地を張るのだから。まあ、結局、悶々と悩んだ末に張形はあきらめたのね。
代わりにどうしたのだったかしら。今は、毎日どうやってオナニーしてるの。>
「そんな、オナニーなんて......」
<ちょっと、まさか、さすがにオナニーなんてしていません、などというのはなしよ。
毎晩欠かさずしていることは知っているのですからね。
いやしくも一国の女王陛下がそんなあからさまな嘘をついては駄目よ。>
「そ、それは.....していることは認めますわ。でも、どうやってしているか口に出して言うなんて.....そんな.....。」
<いつまでも逃げてないではっきりおっしゃいなさい。できないのなら私が言ってさしあげましょうか。>
「わ、わかりましたわ。.....菜園からキュ...キュウリを採ってきて.....」
<よく言えたこと。偉いわ、誉めてあげるわね。アンリエッタ様は、宮殿の敷地の一部を菜園にして、
ご自分が召し上がる野菜を自らの手で栽培しておられる。さすが清貧な女王様だ。
ありがたいことだ。そういって国民の間では宮殿の菜園は清貧女王の象徴になっているようね。
でも、その実態はといえば、女王様が張形の代わりに自分のオマ○コに突っ込んで
オナニーの道具に使うキュウリの栽培所。国民がこのことを知ったらなんていうかしら。>
「変なことをおっしゃらないで。菜園は、別にそのためにだけ作っているわけではありませんわ。」
<『そのため』という目的があることは否定しないのね。正直でよろしいわ。>
「そ、それは.......」
<否定できるわけがないわね。いつも菜園の中を歩き回り、
どれがサイト殿のチ○ポに一番似ているかしらって考えながら....、太くて、堅くて、適度にまがってて、
イボイボがついてるものを、頬を赤らめながらお選びになっているのだから。
菜園の管理をしているあなたのお気に入りの庭師がいるでしょう。
あの少しサイト殿に雰囲気が似たところがある若者。彼は、もしかしたら、気づいてるかもしれないわね。
ああ、アンリエッタ様は、このキュウリをオナニーの道具に使われるつもりなんだと。>
「嘘、そ、そんなこと絶対にありませんわ。も、もし万一気づかれていたりしたら、
私もう菜園に行って、庭師に顔をあわせることなんてできませんわ。」
<いいえ、違うわね。あなたのことだから気づかれててもまた行くのでしょう。
というか、気づかれているからこそ行くのかしら。だって、あなたは恥ずかしい目にあうのが
大好きな淫乱のマゾヒストですものね。だいたい、あなたは菜園にいくときは、いつもノーブラで、
しかも胸の大きく開いた服を着ていくでしょう。庭師の視線がいつもそのいやらしく育った巨乳に
向けられているのを本当は気づいてるのでしょう。>
「そんなことありません。ただ、土いじりをするのに動きやすい服を着ているだけですわ。」
<本当かしら。そのわりには、わざと胸を揺らしたりして、みせつけているのではなくて。
サイト殿のことが好き、とかいいながら、他の人の前で恥ずかしい姿を
見せるのもお好きなんでしょう。淫乱の浮気性ね。>
「どうして、次から次へとそんなイヤラシイことばかりおっしゃるの。そんなに私を虐めて楽しいのですか?」
<それはね、あなたがイヤラシイこと言われるのが好きだから。虐められるのが好きだからよ。
言ったでしょ。私にはあなたが心の奥底で考えていることがすべてわかりますの。
だって、私はあなたなのですから。続けますわね。庭師は自分の家に帰ると、絶対、
あなたをズリネタにして、オナニーをしているわね。
『アンリエッタ様は、あんな可愛い清純そうな顔をされているのに、
キュウリを股ぐらに突っ込んでオナニーをされているんだろうか。』
『そういえば、オッパイもでかいんだよなあ。歩くたびにブルンブルン揺れているし。
ノーブラでシャツの胸元も大きくはだけて、乳首がみえそうなときもあるし。』
『あんな格好をしているところみると、アンリエッタ様は、みかけによらず
露出壁があるのかもしれないな。』
『あのおとなしそうな顔に、あの男好きのするスケベそうな身体だもんな。
それで性格まで淫乱なら最高だよな。』
『女王様というのもある意味不自由だからな。好きなときに恋人に可愛がって
もらうこともできないだろうし。身体が火照ってどうしようもないのかもしれないよな。』
『ひょっとして、俺を誘っているのかも。菜園では、いつも俺とアンリエッタ様の二人だけだし。』
『思い切って、今度、申し上げてみようか。陛下、もしそのお身体をもてあまされているのであれば、
キュウリの代わりに私めのチ○ポをご賞味いただけませんか。』
『もし本当に毎晩キュウリで自分を慰めるぐらい発情しているのならば、
案外、簡単に応じてくれるかもしれないな。』
『ああ、一度でいいから、あの清楚で上品なアンリエッタ様をすっ裸にひん剥いて、
エッチそうな肉体をむき出しにしてみたい。』
『雌犬みたいに四つん這いにさせて、タプタプ揺れる巨乳を滅茶苦茶に揉んでみたい。』
『いやらしく張り詰めたでかい尻をなめまわしたい。』
『股を思い切り広げて、ヌルヌルのマ○コに俺のビンビンになったチ○ポを突っ込みたい。』
『全身欲情したスケベな身体を、俺の下に組み敷いて、マ○コを死ぬほど突いて、
可愛い声でヒィヒィていわせてみたい』
きっと、こんなことを考えながら、一晩に何度もチ○ポをしごいているに違いないわ。
どう、御贔屓の臣下の慰みものにされている気分は?>
「よりにもよって、何ということをいうのですか。」
<ああ、そうね、わかりましたわ、あなたがノーブラで庭師を挑発なさるのは、
庭師のオナペットになった自分を想像して興奮したいからですのね。
もう、真性のドスケベエですわね。あきれはててしまいますわ。>
「あの庭師は誠心誠意私に仕えてくれていますわ。私のことだけではなく、
忠実な臣下を辱めるようなことをいうのは許しません。」
<そんな偉そうなことを言ってよろしいの? あなたも本当は気づいているのでしょう。
庭師の生真面目な仮面の下に憧れの女王様を辱めたいという欲望が蠢いていることを。
先日のことを思い起こしてごらんなさい。庭師が、『陛下、いつもキュウリでは飽きがこられるのでは
ございませんか。新しい野菜を栽培してみました。こちらは、ズッキーニといいましてキュウリよりも長さ、
太さとも一回り大きゅうございます。キュウリの代わりに用いられますと口の中で新しい味覚、
言葉を代えて申しますと新しい刺激、さらに申せばより一層の快感を
味わうことができようかと存じます。』と言って、ズッキーニを献上されたわね。
あのときの庭師の含み笑いの意味、当然わかっていたわよね。あなたも、
『まあ、ありがとう。早速味わってみることにしましょう。』などと嬉しそうに答えていたものね。>
「別におかしなことは何もありませんわ。もちろん、ズッキーニは早速料理して
あの日の夕食に美味しくいただきましたわ。」
ん?
支援必要?
<あらあら、しらばっくれて。夕食は上のお口の話しでしょう。もちろん、夜ベッドで
下のお口でも味わったのでしょう。あの夜のあなたの乱れようは凄まじかったわ。
あまりの気持ちのよさに、あの日以来、キュウリはやめて毎日ズッキーニを
使うようになったじゃないの。でも忠告しておいてさしあげますけど、
あまり大きな野菜を使いすぎないほうがよろしくてよ。御自慢のオマ○コの
締まりがなくなってしまわないよう気をつけることね。いったん強い刺激に慣れてしまうと、
せっかくサイト殿とセックスをする機会があっても、『ズッキーニの方が太くて長いわ。
あの刺激がないとダメですわ』となりかねないですわよ。それに、サイト殿の方も
『姫さまのオマ○コ、なんかユルユルだよな。太い道具の使いすぎだな。やっぱり
淫乱のオナニー狂という噂は本当だったんだな。せっかくいやらしいでかチチと
扇情的な腰まわりをしているのに、肝心ののマ○コが、こんなだらしなくては台無しだ。
がっかりだよな。』ということになるかもしれなくてよ。>
「そんなことはありませんわ。サイト殿のモノは、ズッキーニなどより、
も...もっと大きなはずですわ。もし、そうでなくてもサイト殿のモノに私が
失望したりすることは絶対ありませんし、私もサイト殿を失望させたり
するようなことはいたしません。そんな、ユ..ユ...ユルユルなどということはありませんわ。」
<あら、ずいぶんな自信ですわね。まあ、今更、キュウリには戻れないでしょうから、
そういうしかないのはわかりますわ。せいぜい頑張られることね。>
<話をもとに戻しましょうか。あなたは菜園で極太のキュウリかズッキーニを採り入れてくる。
今はひとまずキュウリということにしておきましょうか。片方の手で持った極太のキュウリを
サイト殿のチ○ポに見立ててしゃぶりながら、もう片方の手でオマ○コをかき回すのですわね。
あなたは、おしゃぶりしながらの自慰行為が大好きですものね。>
「も、もうそれ以上は堪忍して.....お願い。」
<だめ、まだまだですわよ。そして、いよいよサイト殿がチ○ポをあなたの
オマ○コに挿入してくれるところを想像しながら、キュウリを自分のオマ○コに挿入する。
突っ込むと言うより、興奮しきってドロドロになったオマ○コの中に
勝手にキュウリが沈んでいくという感じかしら。
普通の人なら、ここで手を使ってキュウリをオマ○コに出したり入れするのでしょうけど、
あなたの場合はそうじゃない。左手でキュウリをベッドの上に動かないように
固定して立てて、その上にまたがって、腰の方を上下に動かすのでしょう。
だって、あなたは、自分から腰を振らないと満足できない女ですものね。
そして空いた右手の指で、充血して膨れあがったクリトリスを強く刺激するのね。
そうやって、ベッドの上でキュウリに向けて腰を突き出しながら、頭の中でどんな姿を想像しているのかしら。>
「お願い、もう言わないで.....」
<お気に入りの騎上位かしら?サイト殿のチ○ポの上にまたがって、
彼の堅い腹筋に手をついて、髪を振り乱しながら、チ○ポを咥え込んだ腰を
狂ったように上下に振ってるのかしら。サイト殿は下から突き上げながら、
両手でオッパイを絞りあげるように揉んでくれているのかしら。
それとも、雌犬みたいに後背位かしら?四つん這いになってお尻を高く突き上げて
後ろからサイト殿の逞しいチ○ポで串刺しにされているのかしら。
サイト殿の律動に合わせて、あなたも腰を大きく前後に揺すっているのよね。
サイト殿は背中から前に手を回して、ブルンブルン揺れているオッパイを
乱暴に揉みしだいている。あなたは一番好きな体位の一つである後背位で
犯されているので、一層興奮しているわね。乳首を指で強くつままれると、
あなたの腰はビクビク跳ねて、愛液があふれ出してくる。ほら、声がきこえるわよ。
『サイト殿、お願い、もっと、もっと激しく、突いてっ!もっと奥まで突き上げてっ!
イイッ、オマ○コ、気持ちイイ!ハッ...アア...ハアッ...ヒィーー』最後は、いつも、
『サイト殿、イクッ...助けて...おかしくなっちゃう...アアーッ、イクーーーッ』っていって...
全身をガクガク痙攣させて死んだようになってしまうわね。
オナニーで、よくあそこまで激しく悶えることができるものだわ。感心してしまいますわ。>
「声なんて出していない.....はず。」
<頭の中で考えているだけのつもりなんでしょうけど、実際に声が漏れていますわ。
お気づきになっていないだけよ。もしかしたら、寝室の扉の外にまで漏れて、
侍女や衛兵にも聞かれているかもしれませんわよ。」
「そんな......う、嘘よ。」
<それに、あなた、腰を動かしすぎですわ。いつもキュウリを折ってしまうではありませんか。
そのたびに菜園に新しいキュウリを採りにいかなくてはいけなくなる。
あっ、なるほど、菜園で庭師に見つめられて恥ずかしい思いをしたいがために、
わざと折っているのね。菜園から戻ってくるたびに、なぜ下着を替えているのかと思ったら、
さっきのような庭師のオナペットに成り下がった自分を想像してあそこを濡らしているからなのね。
まったく、どうしようもない淫乱ね。>
「違うわ、汗をかいて着替えているだけですわ。
そんなエッチなこと考えて濡らしたりなんかしていません。」
<へえ、下腹部だけ汗をかくの?器用な汗のかきかたですこと。あなたの汗は、
オマ○コからでているというわけね。いっそのこと、菜園に行くたびに、
あの庭師に火照る身体を慰めておもらいになれば。>
「何てことを!馬鹿なことをおっしゃらないで。」
<よろしいではありませんか。彼のこと、お気に入りなんでしょう。
あなたの自慢のいやらしい巨乳で、庭師のチ○ポをしごいてあげれば?
もし、彼のモノが立派だったら、オマ○コで咥え込んであげなさいよ。
きっと喜ぶわよ。そうね。あなたは菜園の隅の壁に手をついてお尻を突き出すのね。
庭師はあなたのスカートをまくり上げ、下着を引き下ろそうとする。
だけど、既にビショビショに濡れているものだから、布がお尻に張りついて
なかなか脱がすことができない。あせった庭師は我慢できなくなって、
下着をびりびり引きちぎってしまうの。あなたは、ダメッとか口ではいうのだけど、
アソコは正直よね。下着を破られることで、もの凄く興奮して愛液がオマ○コから
噴き出すようにあふれでて、太股を伝って流れ落ちる。
庭師も、慌てて自分のズボンと下着をズリおろす。身体は華奢なのに、
現れたチ○ポは太くて長い。脈打ちながら逞しく天を衝いている肉棒をみて、
あなたは歓喜の表情を浮かべて言うの。『ああ、凄いわ。思った通り。ねぇ早く、早くしてぇ。』
そういいながら、足を大きく広げて、割れ目をさらけだすようにしてお尻を庭師に向ける。
庭師は、黒光りとした肉棒を問答無用であなたのトロトロになった割れ目に
根本までズブズブと突き入れ、激しく腰を振る。
もちろん、自分から腰をふるのが大好きなあなたは、
庭師以上に激しく腰を振りたてながらいうの。『ああっ、オッパイが疼く、疼きますわ。
乳首もしこって気が狂いそう。ねえ、サイト殿、何とかしてくださいませ。
大きなオッパイがお好きなんでしょ。あなたのために、こんなにいやらしい巨乳になったのですわ。
ですから、何とかしてくださいませ。お願い。』そう、庭師はあなたの頭の中では
サイト殿に置き換わっているのね。もちろん庭師にとっては、そんなことはどうだっていい。
清楚さと気品を保ちつつ、実は豊満で淫乱な身体を隠し持った憧れの女王様を
目一杯辱めることに夢中。庭師は、あなたの願いに応えるようにシャツの裾から
両手を差し込んで、重々しく揺れている巨乳を乱暴に揉みしごくのね。
鷲掴みにしたり、牛の乳を搾るみたい根本から乳首の先に向かってしごいたり。
興奮したあなたは淫らな言葉を続ける。『ねえ、サイト殿、もっと激しくオマ○コ突いてくださいませ、
サイト殿のでかいチ○ポで、アンリエッタのオマ○コが壊れるくらいに滅茶苦茶にかき回してー』
あなたが自慢のキツめのオマ○ンコで庭師の肉棒をあまりに激しくしごきあげるものだから、
まだ若くて経験もあまりない庭師は長くは持たない。アっという間に絶頂に達して、
精をドクッドクッとあなたの蜜壺の中に注ぎ込む。
もちろん、あなたは全然満足できない。『アッ、ダメッ、マダッ、もっと』
『自分だけいっちゃうなんて酷い』『もう一回、ねえ、もう一回、突っ込んで、お願い』
とパックリ開いた割れ目を指で開き、肉襞をヒクつかせながら訴えるのね。>
<しかし、一時の興奮が去った庭師は不思議なほど冷静になってしまう。
崇高な憧れの的だった女王様が、自分の身体の下で盛りのついた雌犬のように
よがり狂うのを見たため、その反動で、あなたは崇拝から軽侮の対象に
一変してしまったみたいだわ。
庭師は、あなたに言うのね。『陛下、男が欲しくなって我慢できなくなられたら、
いつでもまたおいでください。』『私めでよろしければ、陛下のいやらしい身体を
いくらでも可愛がって差し上げますよ。』『その肉のつまった張り切った巨乳を気が済むまで
揉んで差し上げますし、股の間についているいやらしい口に私のモノをぶちこんでさしあげます。』
『そうだ、今度は最初から下着を脱いでいらっしゃることをお勧めいたします。
あんなにグショグショに濡らされているんだったらあってもなくても同じことですし、
その方が、時間の節約にもなると存じます。』『申し訳ございません。
私めがいたらないため、陛下にはまだご満足いただけないようですが、
そのいやらしいびしょ濡れのオマ○コが疼いておられるのでしたら、
さきほど採り入れました特大のズッキーニがございますので、
いつも寝室でなさっているように、ご自分で股座に突っ込んでオナニーをされてはいかがですか。』
『ここは誰もまいりませんから、どのように淫らな格好をされても、
卑猥なことを口走られてもご自由です。陛下の淫乱な性癖が人に知られることはございません。
安心されて、心ゆくまでよがり狂われてください。それでは失礼いたします。』
そういって、庭師は、ズッキーニを置いて、去っていってしまう。身体の火照りを沈めようとして、
庭師を誘惑したはずなのに、精神的に辱められた上、中途半端に
身体中が燃え上がってしまい、オッパイもオマ○コも疼いて疼いてどうしようもない。
結局夜まで悶々として過ごし、持ち帰った特大のズッキーニを使っていつもより一層激しくオナニーに耽るのね。>
「やめて、私がサイト殿以外の人間に身体を許すわけがないでしょ。
何を言ってもいいから、そんな想像だけはしないで!!!」
<わかりましたわ。そうね。あなたでは庭師を挑発はできても、
実行に移す度胸はなさそうですわね。じゃあ、庭師とのセックスの件は取り消してあげるわね。
あくまでもあなたの妄想ということにしておいてあげるわ。さて、こんなことを明け方まで続けて、
ようやく終わりがくる。それから、あなたは浴室に行くのでしょう。何をなさりにいくの?>
「何って、もちろんシャワーですわ。汗をかいたから。」
<汗? 愛液の間違いでしょ。ほら、下半身がビショビショよ。溶かしたバターをぶちまけた
みたいになっていますわ。下着を脱いで絞ってごらんなさいませ。
ポタポタ滴が落ちていますわ。こんなの見たことありませんわ。
本当にあなたは女王より娼婦の方がむいていらっしゃるのではないかしら。
あるいはポルノ小説の主人公になってもよろしいかも。異世界からきた平民出身の
シュバリエへの禁断の思いを胸に秘め、高貴で清楚な女王が妄想に支配されて
夜な夜な自らの豊満な肉体を自慰行為で弄びながら、あられもない痴態を繰り広げる。
結構、人気がでるのではないかしら。まあいわ。今日はもう勘弁してあげるわ。
ゆっくりとお休みなさい。朝までの短い時間だけが、あなたの本当のやすらぎの時なのだから。
明朝起きると、また、サイト殿の一挙手一投足に胸を焦がし、サイト殿とルイズの関係に
もヤキモキしなくてはいけないのでしょ。夜は、それをオカズに自分を慰めて、
明け方にはまた私とおしゃべり。楽しみにしておいでなさい。
明日は、今日よりもっと恥ずかしいことをいって虐めてさしあげるから。>
「そんな.....これ以上恥ずかしいことなんて、考えられませんわ。」
<もうわかっているくせに。しらばっくれるのはおやめなさい。
まあ、いいわ、教えてあげる。明日の晩の予告編ですわよ。
そうね、こんなふうにしましょうか。最初は、オマ○コにズッキーニをはめるようになったので、
不用になったキュウリでお尻の穴を弄んでいるうちに、
アナルでも快感を覚えるようになってしまった話。次は、右手でズッキーニをオマ○コに突っ込み、
同時に左手でキュウリをアナルに差し込んで、二本同時に激しく出し入れし、
二穴責めのあまりの快感に悶絶してしまう話。第三章は、寝室の扉を少し開けて警備の衛兵に
野菜オナニーのよがり声をわざと聞かせ、衛兵の反応をみながらさらに
自らの興奮を高める話。さらには、よがり声を聞いて興奮し寝室に乱入してきた衛兵達に
輪姦される自分を想像する話。衛兵は少なくとも五人は必要ね。
あなたは、口とお尻とオマ○コに一本ずつチ○ポを咥え込んで、
さらに両手で一本ずつしごかないと満足できないのですものね。
最後は、オナニーを終えて愛液を洗い流すために入浴したところ、
浴室で新しい自慰プレイを思いついて没頭してしまう話。明日の晩はこんなところかしら。>
「ひどいことばかりおっしゃるのね。でもすべてお見通しなのね。
そうですわ、あなたはもう一人の私ですもの。わかりましたわ。
どうせ、あなたは明日もでてこられるのね。そして、もっと私を辱めるつもりなのね。
怖いけど.....でも少し楽しみでもあるかしら....。本当はあなたのいうとおりかもしれませんわ。
私は辱められることを求めているのかもしれない。いずれにしても、また明日ね。
おやすみなさい。もう一人の私。」
・・・・・・・・・・(妄想終)・・・・・・・・・・
アンリエッタの話を聞きながら、サイトは興奮の極みに達していた。
下半身のモノがドクドクと脈動し、衣服を突き破らんばかりに屹立するのを感じる。
アンリエッタが語る妄想の内容そのままに、彼女をベッドに押し倒し、
衣服も下着も剥ぎ取り、素っ裸にして、豊かな巨乳を激しくもみしだき、
両足を大きく開かせて恥ずかしい部分を剥き出しにし、怒張した逸物でその蜜壺を突きあげたくなる。
しかし、そのとき一片の理性がサイトにその行為を思いとどまらせた。
「そうだ、こういうときこそ、素数を数えて落ち着くんだ。
素数とは1と自分自身でしか割り切れない孤独な数字。
いうなれば、孤高のローンウルフ。今の俺は素数だ。姫さまの告白に動じるものではない。
1,1,2,3,5,8,13,21,......ハッ、違う。間違えた。これは素数じゃない。フィボナッチ数列だ。
フィボナッチ数列とは前の二つの数を足し合わせてできる数の列。
[二つの数→二人→姫さまと俺]+[足し合わせる→合体]=[姫さまと俺が合体]
...ってこれじゃ駄目だあぁぁぁ。」
などと馬鹿なことを考えることでサイトは少し冷静さを取り戻す。
アンリエッタがいったいどんな思いをしてこのような話しをしたのかその気持ちを考えてみると、
ここで獣になってしまって良いはずはない。そう考えたサイトはアンリエッタに優しく語りかけた。
「姫さま、俺は、あきれもしないし、軽蔑もしないよ。逆に、俺なんかのことをこんな風に大切に
思ってくれているなんて、そのことが信じられないくらいだ。すごく嬉しいよ。ありがとう。
姫さま、少しぐらいエッチなことを考えるからといって、卑下することなんてないよ。
人間なら、誰だってときには好きな人のことを考えて妄想くらいするさ。俺たちは若いんだし。
実のところを言えば、俺だってその、たまにというか、しょっちゅうというか、いろいろ考えることがあるし......」
アンリエッタは、少しホッとしたように、かつ軽く睨みながら冗談めかしていう。
「サイト殿もですか。でも、サイト殿はどうせルイズのことを考えておられるのでしょう。」
図星である。サイトは一瞬、ルイズとの痴話げんかの原因になっているサイトの中の一匹の子鬼のことを
カミングアウトしてしまおうかと思ったが、さすがに引かれるかなと思い、適当にごまかすことにする。
「もちろん、ルイズのことも、まあ、その、”トイレで教育”とか”中庭で目隠し”とか、
あんなことやこんなことやろいろ考えるけれども.....、それ以外にも.....」
「それ以外にも......?」
「いや、そのルイズには足りないところがあるだろ(胸とか、胸とか、胸とか)......。
だから、その、ティファニアや、メイドのシエスタのことを考えることだってあるんだけど.....」
「まあ、いけない方ね。ルイズに言いつけてしまおうかしら。」
「わっ、姫さま、お願いだからそれだけはやめてくれ。殺される。」
いたずらっぽく笑っていたアンリエッタの表情が一転して真剣になる。
「その『それ以外』の中には私の入る余地はないのでしょうか?」
「エッ、いや、もちろん、姫さまのことだって考えるさ。考えないわけがないだろう。」
「同情で無理に仰ってくださらなくてもいいのよ。」
「違う!同情なんかじゃない。俺の中では姫さまは特別なんだ。
上品で、高貴で、淑やかで、それでいてどこか女性を感じさせる存在。
実際のところ、近頃はルイズのことを考えるより姫さまのことを考えることが多いかもしれない。」
「本当ですの?嬉しい。それで、私について、どういうことを考えてくださっているのですか?」
どっと冷や汗がでる。
「すみません。それは許してください。とても言えません。」
「ずるいですわ。私の恥ずかしい話しは散々お聞きになったのに」
「ごめんさい。俺はまだ、姫さまに嫌われたくない。」
「それはサイト殿が頭の中では私にひどいことをなさっているということなのかしら。」
「いや、普通の意味でいうひどいというわけじゃないんだけど.....」
「では、どういう意味ですの?いいわ、当ててさし上げましょうか。
サイト殿のことですから『性的な意味で』ということなのでしょう。お願い、正直におっしゃって。」
「ごめんなさい。姫さま。俺、オッパイ星人だから、そのー、
姫さまの胸なんかも、凄く興味があるというか、何というか......。
すみません。どうか嫌わないでください。」
アンリエッタの瞳が妖しく輝きだす。声もこころなしか湿りを帯びてくる。
「まあ、嫌うなんてありえませんわ。私の話を聞いていておわかりになったでしょう。
もしサイト殿が想像されていることが私を性的に陵辱されることでしたら、
それは私にとって却って望むことですわ」
アンリエッタは、おもむろにサイトの手を下着の中に導き、
ドロドロに熱く滾った秘部に直接押し当て、潤んだ訴えかけるような眼差しで
サイトを見つめた。その瞬間、サイトの理性の最後の一欠けらは跡形もなく蒸発した。
サイトとアンリエッタは抱き合ったままもつれるようにベッドに倒れこむと、
身に着けたものを互いに剥ぎ取った。サイトはアンリエッタの豊満な肉体を
荒々しく組み敷くと、自らの妄想そのままの行為を繰り広げようとする。
アンリエッタも、サイトの行為に積極的に応えるかのように、熟れた肉体を振り乱し、
サイトの逸物にむしゃぶりつくと、誰はばかることなく淫らなことばを撒き散らす。
「これが、サイト殿のチンポなのですね。夢じゃありませんのね。本物ですのね。
嬉しいっ。ああ、想像していたとおりですわ。太くて、長くて、カチカチ。固くて、熱いですわ。
先っぽは赤黒くて、きのこのように雁が張っていますのね。なんて美味しそうなのかしら。
お願いしゃぶらせてくださいませ。ああ、サイト殿のチンポ美味しいですわ。口の中でビクビクしていますぅ。」
アンリエッタはサイトの太い肉棒を両手でしごきながら、しゃぶりついている。
吐き出す言葉は、ますます淫らな熱を帯びてくる。
上気しつつも、見た目の上品さを失っていないアンリエッタが淫語を紡いでいく光景は異様なまでに倒錯的だ。
「サイト殿、ずるいですわ。こんな素晴らしいチンポ、どうして今までアンリエッタには
隠していらしたの。ルイズにはずっと前からこのチンポを触らせていたのでしょう。
ルイズのオマンコに毎日突っ込んでいらっしゃるのね。彼女は、胸はアイロン台ですけど、
あれでオマンコは結構締りがよさそうですものね。ルイズが気絶するまで突きまくって、
オマンコに中出ししているのでしょう。」
サイトの否定の言葉も興奮したアンリエッタには届かない。ひとりで想像をどんどん暴走させてゆく。
「えっ、そんなことしていない、させてもらえないって。嘘ですわ。信じられませんわ。
何ですって、一緒のベッドでメイドのシエスタとも寝ているからルイズにだけそんなことはできないって。
まあ、サイト殿は、ルイズだけではなくシエスタともエッチしていらっしゃるのですか。
シエスタの大きなオッパイでこのチンポをパイずりしてもらっておられるのですね。
巨乳の谷間から覗いた赤黒い亀頭から白いザーメンを噴出させてシエスタの顔に
ぶっかけておられるのね。ああ、羨ましい。私のオッパイもシエスタに負けてはいませんわ。
私にもパイずりさせてくださいませ。そして顔にザーメンをかけてドロドロにしてくださいませ。」
「巨乳好きのサイト殿のことですから、どうせティファニアも可愛がってあげているのでしょうね。
あの異常に大きな胸に顔をうずめたり、揉みまくったり、チンポを挟んだり、
いろいろなことをしてあげているのでしょう。ティファは、少し天然だから、それをよいことに、
その他にもサイト殿に口に出せないようないやらしいことをいろいろしてもらって、
喜んでいるのに違いありませんわ。ティファが妬ましいわ。私もあんな風に天然であれば、
もっと以前から、サイト殿に可愛がっていただけたかもしれませんのに。」
「サイト殿、オッパイが好きなんですわね。アンリエッタのこの大きな胸、何とかしてくださいませ。
疼いて、しこってどうしようもないんですの。そうだ、縄で縛ってもよろしくてよ。いいえ、縛ってくださいませ。
何重にも縛られた荒縄の間からはみだしたいやらしい巨乳を揉んでくださいませ。
とんでもない方向にとびだした乳首を吸ってくださいませ。
荒縄が肉にすれて痛いけど、痛いのが気持ちよいのですわ。」
全裸のアンリエッタは、サイトに訴えかける。
「私は、毎日あんな恥ずかしいことを考えながら、オマンコを弄繰り回して
ビショビショにしていますけれど、まだ一度も男の人のチンポをはめて
いただいたことはありませんわ。それに引き換え、サイト殿はずるいですわ。
ルイズにも、シエスタにも、ティファにも、いやらしいことをして喜ばせてあげて
いるのでしょう。サイト殿もルイズのオマンコやシエスタやティファのオッパイで
気持ちよくなって、それでこのチンポもこんなに大きくなったのですわね。
お願いですわ、サイト殿。今日からは、サイト殿のチンポはアンリエッタだけの
ものにしてくださいませ。もう他の女性のマンコに突っ込んだりしないで。
ルイズにも、シエスタにも、ティファニアにも、誰にもですわよ。約束して、お願い。
その代わり私がサイト殿の望むことは何でもいたします。そうです、私はサイト殿に
ご奉仕する性奴隷になりますわ。私のすべてでサイト殿にお仕えさせてくださいませ。」
アンリエッタは、両手を股間にあて、灼熱の坩堝と化した秘部を突き出すようにして、
ぽってりと膨らんだ陰唇を指で大きく開く。濡れそぼったピンクの肉襞がテラテラと光り、
クリトリスは充血して親指の先ほどの大きさに勃起している。とてつもなく淫猥な眺めだ。
「サイト殿、これがアンリエッタのいやらしいオマンコですわ。指でこうやって開いてさしあげますから、
奥の方までよくみてくださいませ。ほら、ヒクヒクしているのがおわかりになります?
まだ、一度もチンポを咥え込んだことがありませんから、きれいなピンク色をしていますでしょ。
ルイズのオマンコも締りがよいかもしれませんけど、私も負けていませんわ、キツめのオマンコで、
サイト殿のチンポをしごいて、しごいて昇天させてさしあげますわ。さきほどお話しましたでしょ。
もう長い間、オマンコにチンポを咥えこんで激しく腰を振りたくて、振りたくて仕方がなかったのです。
お願いですわ。早く、私の夢をかなえてくださいませ。」
興奮しきったアンリエッタは、我を忘れ、悲鳴ともとれる声をあげて、サイトを求める。
「凄い、サイトのチンポ、こんなに大きく太くカチカチになっていますわ。
アンリエッタのオマンコに挿れたくて挿れたくてたまらないのでしょう。
挿れさせてさしあげますわ.....エッ。どうして挿れてくださらないの。そんなあ、焦らさないでくださいませ。
......アアッ、わかりましたわ。私のほうからオネダリすればよろしんですのね。
そうですわ。私はチンポが好きなのです。チンポが好き、チンポ大好き。
欲しい、欲しい、サイトのチンポ欲しい。チンポ欲しいですううぅ。ください、チンポください。
ここにくださいっ。挿れてぇ、マンコに挿れてえぇぇ。」
「ああ、入ってくる、サイトのぶっといチンポが私のマンコにズブズブ入ってくるうぅ。
気持ちいい。気持ちいいですわ。マンコ気持ちいい。、いい、いい、いい。
ああ、なんて気持ちがいいのかしら。このまま、ずっとサイトとつながっていたい。
女に生まれてよかったですぅ。サイト、もっと、もっと、アンリエッタを滅茶苦茶にしてくださいませ。」
「サイト、ねえ、お尻も、お尻もお願い。ああ、白状します。アンリエッタは、
後ろの穴に入れられるのも大好きなんです。毎晩、キュウリを突っ込んでよがってたんです。
チンポをマンコに入れたまま、アナルに指をいれて掻き回してえぇぇ。その次は逆よ、逆もして。
アナルにチンポを突っ込んでマンコを手で滅茶苦茶にかき回してえぇぇ。
そうよ、女王のくせにアナルで感じてるの。変態よね。変態だわ。淫乱の変態女王って罵しってえぇ!」
忘我の極みでアンリエッタは感じる。もうサイト無しでは生きていけない。
サイトさえいれば後はどうなってもいい。このままずっと、肉欲に溺れて、
サイトに抱かれたまま二人でどこまでも堕ちていきたい。アンリエッタは、
暗い喜びに身体を震わせながら、喜悦の声を果てしもなくあげ続けるのだった。
(終わり)
予定をはるかに超えて、無駄に長文になってしまいました。
お眼汚し、大変失礼しました。
表現のバリエーションが乏しいもので、
読み返すとリダンダントな記述が目に付きますが、ご容赦ください。
前作(<<186-190)に対しては、いくつか御意見をいただきありがとうございました。
機種依存文字は使っちゃいけませんよねえ。反省しました。
口調がアン様らしくないというご意見がありましたが、これもご指摘のとおりですね。
実は元ネタにした文章は普通の女子高生設定なので品位という要素が欠けています。
原作も読み直して、できるだけ改善するよう努力しましたけど、
エロと品位の両立は難しいですね。正直手に余りました。
中途半端な改善になってしまったかもしれません。
一番悩んだのが「サイトさん」か「サイト殿」かです。最初は「さん」の方がエロいと
思ったのですが、作業しているうちに「殿」も悪くないかなと思えてきて、
散々迷った末、原作を尊重して「殿」にしてみました。
ネタが尽きたので、ROMに戻りますが、
いろいろ考えるのは結構楽しかったので、
アイデアがわけばまた投稿してみようかと思います。
元ネタ?
あえて言おう、乙であると。
アンとシエスタとテファは俺のもの。
手出しは許さない!
乙乙乙
GJにございまする
元ネタというのが妙に引っかかる罠
wikiに過去スレ上げようと思ったんだが編集できん
誰か代わりに頼む
ふう、マニアックなカップリングに目覚めると需要も供給もないからつらいぜ
注文してた原作全巻セットが到着した
ようやくオリジナルのキャラを把握できる
今夜は寝れない気がするぜぇ・・・
>>265 エロいアンさまは大好物だ
最高!
黒アンさまになじられる白アンさまがすげーイイです!
また書いてくださいよ是非。
外伝1〜3巻はどうした?
>>265 お疲れ様でした またネタが貯まったら投稿してください
GJ!
原作全巻セットなんて言うから、
もう完結したのかと錯覚したじゃないかw
278 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 22:40:01 ID:PfqpNGCw
>>265GJ、16巻で姫様熱が再燃してきたなあ…
次巻以降の活躍に期待。
このスレ的名作を一本挙げろと言われたら、お前らどれを挙げる?
いや別に一本じゃなくてもいいけど。
そんな荒れそうな話題を持ち出してどうすんの?
雑談したいなら本スレ行けばいいだろ
>>281 マテ ネタにしてもそれはあんまりだ
本スレでここの話しだけはしてくれるな、頼むから
あー
「本スレでここの話をしろ」って意味じゃないぞ
てかこんな話題のために「雑談用掲示板」が保管庫にあるのでは
>>283 うん わるいな ふつーはそうなんだけどさ
むか〜し、居たじゃんか……
ところで本スレってどこのことを言ってるの?
>>287 たぶんラノベ板じゃないか?
俺ここしか知らんが
じゃあ、原作スレで
何でノボルスレを作品タイトルで探してるんだ?
にわかのひと?
さて、しばらく間が空きましたが「めいKING」テファのターンいきます。
※途中で切れてます。続きはまた後日
「ええええええええーっ?」
素っ頓狂な叫び声が魔法学院の中庭にこだまする。
何事か、と叫び声のした物干し台のほうを何人かの生徒が振り返る。
中庭のテーブルで、叫び声を上げたのはブルネットのメイド。
よく働くしっかり者と評判の、タニアという名前のメイド。
年の割りに落ち着きもある彼女が、こんな声を上げて驚くのは珍しい。
だもんで、それを緊急事態と勘違いしたお馬鹿さんがやってくる。
「ど、どどどどうしましたかタニアさーーーーんっ!?」
目の色を変えて、空中装甲騎士団まで引き連れて、ベアトリスが駆けつけた。
当然、周囲の生徒はドン引きで、迷惑そうな顔をしている。
「ちょ、何考えてんのベアちゃん!」
「またあの変態どもですか!薙ぎ払いますか?それとも串刺しにしますかっ?」
「いいから止まれ」
正気を失って辺り構わずガンを飛ばしまくる公女殿下の後頭部を、タニアのチョップがどつく。
普通平民がこういうことをすれば即座に周囲に控える空中装甲騎士団の面々にふんじばられても文句は言えないのだが。
周囲の騎士団の面々は、そんな二人を見守るだけだ。むしろ、ほっとした顔をしている。
正直ベアトリスの我侭につき合わされるのも面倒だし、それに学院生徒の目が痛いのがいかんともしがたい。
タニアは騎士団長に向かって、なんでもありませんから、あとでこの娘にはきっつく言っときますから、と頭を下げて下がらせる。
騎士団長の号令で撤退する騎士団。残されたのは、ばつの悪そうなベアトリスだけ。
「ちょっと叫ぶだけで騎士団のみなさん呼ぶのやめなね?ベアちゃん?」
そう言ってベアトリスに向けてにっこり微笑みかけるタニア。
満面の笑顔だが声が笑っていない。
ベアトリスはそんなタニアの雰囲気にガクブルしながら。
「で、でででで、でも、も、もしタニアさんに狼藉を働く者がいたらと思うと私っ…!」
「いーから今後一切学院内で騎士団のみなさん呼ぶの禁止。今度やったらお尻ぺんぺんだぞ」
…それはむしろごほうびd
…はっ!?私ったらいったい何をっ!?
タニアの言葉に思わず『あの変態ども』と同じ思考に陥りかけたベアトリスは、はっっと我に返る。
そして、素直に謝った。
「わ、わかりました…。今後、気をつけます…」
そして、しゅんとなったまま、タニアが叫ぶ事になったそもそもの原因を尋ねる。
「で、何故叫んでいたのです?」
「ああ、それはね」
言ってタニアは、テーブルの対面に掛けた、元保護者を指差す。
「お姉ちゃんが、エルフの国に行くんだって」
「えええええええええーっ?」
今度はベアトリスが大声を上げる番だった。
「うんとね。私ってさほら、見てのとおりエルフと人間のハーフじゃない?
だから、今仲の悪い人間とエルフの繋ぎ役ができないかな、って思って。
うん、確かにエルフの話聞くと怖いと思う。でも、人間にも色んな人がいるみたいに、エルフにもいろんな人がいるはずよ。
ほら、人間にだってサイトみたいな素敵な人がいるわけだし。…何よその目。
まあ、そういうわけで、私が架け橋になって、人間とエルフの仲を取り持てたらなって思ったの」
ティファニアの長い説明に、二人はぽかんと呆れた顔をする。
「はー。よっくそこまで楽天的になれるもんだわね」
肩を竦めて呆れるタニア。しかし、彼女はティファニアのこういう部分は嫌いじゃない。
こういう元保護者だから、才人を信用してトリステインに来る気になったのだろう。
タニアはティファニアの考えに、けして反対なわけではなかったが。
「お考え直し下さいお姉さま!確かにいろんな人がいるかもしれませんが!悪人だって、変態だっているんですよ!」
ベアトリスの言葉は実体験を基にしているだけあって切実に響く。
しかし彼女はまだ、世の中の8割が変態でできている事を知らない。
もちろん、ベアトリスは反対だ。心酔するティファニアを、得体の知れないエルフの下へ行かせる気などない。
だが、そんな事を言ったところで、ティファニアがそう易々と考えを変えるとも思えない。
案の定、ティファニアは席を立つと、言ったのだった。
「きっと反対するだろうなって思ってた。
でも、私決めたから。大丈夫、お話聞いてもらえなかったらすぐ帰ってくるから。心配しないで」
そう言ったティファニアの目は真剣で。
これ以上の議論の意味がないことを、二人に示していた。
そうして、ぽかんとしている二人を置いて、ティファニアは中庭から立ち去ったのだった。
そして、その脚でティファニアは、このことを一番告げなければならない人の下へ向かう。
ティファニアの飼い主、才人の下へである。
水精霊騎士団のメンバーに話を聞き、ゼロ戦の格納庫に向かうティファニア。
果たしてそこには、日課のゼロ戦磨きを終えて格納庫のテーブルで一息ついている才人がいた。
ティファニアの接近に気がつき、才人が手を振る。
「お、テファ。どしたの?」
ティファニアは主人に駆け寄る忠犬さながらに、才人の下へ駆け寄る。
そして、先だって二人に話したことと同じ内容を、才人に告げる。
才人は声こそあげなかったが、驚いた顔をした。
そして、かつて戦った、エルフの一人、ヴィダーシャルの事を思い出す。
彼は、むやみに人を傷つけるような人物ではなかった。もし、彼のようなエルフが大半なのだとしたら。
ティファニアの考えも、あながち悪くないのかもしれない。
しかし、だからといって、彼女を一人エルフの国へ行かせるわけにはいかない。
「わかった。なら俺も行く」
才人はそう言いきり、立ち上がる。
彼にもシュヴァリエという立場があるのだが、今はそんなことを言っている場合ではない。
それに、元々自分は異世界の人間で、たまたま偶然が積み重なって今の地位を手に入れたに過ぎない。
そんなものと、目の前の健気な少女の身の安全を天秤にかけるなら、もちろんどちらに傾くかは目に見えている。
「ありがとう…サイト」
嬉しそうに目を潤ませるティファニア。
そして、彼女は、そんな才人に一つの申し出をする。
「ねえサイト。
エルフの国に行く前に、一つだけ、お願いがあるの」
「なに?何でも言ってみなよ。あんまり無茶なのじゃなければ、聞いてあげる」
「私と、一日デートしてほしいの」
あまりにも単純な『お願い』を、才人は二つ返事で了承する。
次の日の朝、近くの宿場町でデートの約束を取り付け、二人はその町の入り口で待ち合わせをすることになった。
次の日の朝。
空は青く晴れ渡り、絶好のデート日和。
才人は待ち合わせよりずいぶん早く宿場町の門前に着く。
学院から徒歩三十分程度のこの街道沿いの宿場町は、簡素な城壁に守られている。
そこに入るためには入り口で簡易な検問を受ける必要があった。
もちろんそれは軽い荷物のチェック程度で、ティファニアがいつもかぶっている大きな帽子があれば、彼女がハーフエルフだということも気づかれることはないだろう。
そして、待ち合わせの時間。
ティファニアが、息を切らせてやってくる。
「え、ちょ、テファ?」
才人はティファニアの格好に驚いた。
彼女の格好がいつもと違っていたからである。
ティファニアの着ていたのは、いつもの学院の制服でも、いつかウエストウッドで着ていた簡易な緑の衣服でもなく、飾り気のない純白のワンピースだった。
そして、才人を一番驚かせたのが。
彼女がいつも町に行く際にかぶっていた、あの大きな帽子をかぶっていなかったことである。
これでは、傍目にも彼女がエルフだということがばればれである。
こんな格好の人物を、検問が通すはずがない。
しかし、驚く才人を尻目に、ティファニアは才人の手を引いて、言った。
「さ、行きましょ!」
そして、検問のある門のほうへ才人を引っ張っていく。
ひょっとしてここの検問官とティファニアは知り合いで、事情を知っているのかも、と才人は予測したのだが。
「な、え、エルフだと!?」
検問官は才人の予想を裏切り、ティファニアの姿を見るや否や、腰の剣に手を伸ばした。
才人は慌てて検問官の前に立とうとするが。
ティファニアがそれを止める。
そして、検問官の前に立って、言った。
「心配しないで下さい。
私は、彼のペットですから」
「はい?」
「え、ちょ、テファっ?」
いきなりの発言に検問官と才人の目が丸くなる。
ティファニアはまったく気にせず、そして、自分の首に手を伸ばした。
そこには。
真っ白い首筋に、一本の無骨な褐色の革の首輪が巻かれていた。
「私、彼に『飼われて』るんです。
だから、普通のエルフとはちょっと違うんです。
魔法も使えませんし、育ちもアルビオンですし」
「は、はぁ」
目を点にして受け答えをする検問官。
まったく敵意の感じられない、得物すら持っていないティファニアに、その手はすでに剣の柄から外されていた。
そして、ひとしきり彼女の話を聞くと、一応納得した。
「あい分かった。町の衛視にも話を伝えておこう。
で、だ、あー、シュヴァリエ。一言いいかな」
「え?なんすか?」
突然話を振られた才人は思わずそう応える。
もちろん才人の身分はしっかり保証されているので問題などないはずだった。
しかし検問官の次の言葉は、才人に大ダメージを与えた。
「この変態」
「ぶ!」
確かに検問官の指摘にも一理ある。
仮にエルフとはいえ、こんな美少女に首輪をつけペットを自称させるとか、世間一般の常識にあてはめたらどんだけ変態なのか。
半分羨望まじりのその言葉に才人は反論しようとしたが、時既に遅し。
検問官は、門の内側に控える門衛に、大声で言ったのだった。
「おーい、変態のシュヴァリエ・サイトがお通りだぞー」
「ちょっと待って、いくらなんでもそりゃひどいんじゃっ?」
「さ、行きましょご主人様♪」
理解を得られたペットは、豊満な胸で誤解された主人の腕を挟みこみ、町の中へ向かったのだった。
はい、今日のところは以上。
残りと得ろパートはまた後日ノシ
む。久しぶりの寸止めか
やっぱりへんたいさんはこうでないとねwwGJ!!
変態のシュヴァリエ、ワロタ
GJ
ここに変態紳士に連なる新たな称号、”変態シュヴァリエ”が爆誕!!!
まさに「変態貴族」だな
このへんたいさんめ!
いいぞ、もっとやれ
>>284 あれは本気で1冊にまとめて文庫化して欲しい出来だったな
オレはやっぱりボルボ氏だな
ワインの乱とか普通に文庫本クオリティだろw
「この変態」で真剣に麦茶吹いた
GJ
>しかし彼女はまだ、世の中の8割が変態でできている事を知らない。
マテwwwwwwwwwwwwwwなにその変態紳士スタンダードwwwwwwwwwwww
>>288 トリスティン 駄目すぐるww 変態多すぎだろJK
>>308 いや、駄目なのはハルケギニア全体だろw
変態なのは“世の中の8割”なんだからw
8割が変態?残りの2割風情が掲げる常識に意味はあるの?
では問おう
我々の変態は君らの神が保証してくれるようだが
ならば君たちの神の常識は一体どこの誰が保証してくれるのかね?
さあ答えてくれたまえよ自称健常者諸君!?
まぁ少数派だから変態と言われるんであって
どんな行為や嗜好であっても
多数派であれば変態とは言わんわな
つまり巨乳エルフに首輪付けて街中を連れ回すサイトとそれを喜々として描写するへんたいさんは
どっちもド変態
8割が変態だったら変態が常識じゃね?
>>314 なるほど、自分の妻や恋人を首輪つけないで一緒に外出しているヤツのほうが「変態」ということになるのか・・・
>>304 不幸せな友人たちやばすぎる…
おれはこの話をハッピーエンドだと信じたい…
へんたいさんまだかな
>315
そうだな。俺たちの常識では、過半数を超えた時点でソレは普通になってしまう。
(正確な統計はわからんがw)
つまり、8割の変態なんて存在しなかったんだ!(AA略
世界の半分がロリコン好きに成っちゃえば、
ロリコン→普通 普通→ババァ結婚してくれ
になるし
変態→普通 タニア嬢にふまれ隊→普通
になるわけだw
さすが変態さん。すばらしい…
そういえば、保管庫変ってからヌイマリィゴ氏見なくなったね
忙しいんだろうか
「八割が変態である」とはいえ、ここで言う変態とは必ずしも一つの人種を指すわけではないのではないか。
例えば、靴下の匂いを嗅ぐことで興奮を得る者。
あるいは、踏まれると無性にクル者。
その他にも好きな男のためなら直腸洗浄も辞さない者や全裸に首輪だけの姿で
町を連れまわされたいと思う者。
それらは皆変態ではあるが、決して同じ「変態」ではない。
そう、まさに世界に一つだけの花のごときそれぞれの変態が世界にはあるのだよっ!
……自分で書いててものすごく悲しくなってきた。
イ`
よくがんばったな
長文でへんたいプレイを書くへんたいさんの気持ちが
ちょっとだけわかれば、それでいいんだ
なんという変態紳士スパイラル・・・w
S ネットゲーム アダルトゲーム 同人誌 フィギュア 声優 風俗 アニメ(萌) アイドル 女子アナウンサー
A アニメ(非萌) サバイバルゲーム アマチュア無線 鉄道 競馬 切手 腕時計 パチンコ SF 軍事 オカルト ライトノベル
B 漫画 特撮 民族学 自作PC 麻雀 オーディオ機器 三国志
C 携帯電話 ラーメン 深夜ラジオ 映画 サブカル 自動車 テレビドラマ 熱帯魚 釣り
D ビリヤード ワイン 自転車 ダーツ テニス サーフィン ギター 純文学 クラシック音楽 アウトドア バイク カメラ ファッション
これは趣味だけど性癖をこういうので分けてCランク以下が普通人とかそういうことなんじゃね?
どう思うかな、Aランク諸君
こんなスレに来ている時点でBランク以下ですじゃ通らんわなあ
> 自転車
これはへたしたらオーディオ並に性質が悪いと思う
S ネットゲーム 同人誌 風俗
A アニメ(非萌) パチンコ ライトノベル
B 漫画 自作PC
C 携帯電話 ラーメン 映画
D 純文学 クラシック音楽 ファッション
俺の趣味っぽいのを書きだしたら全部に当てはまるんだけど…
どういうことなのサム…
S ネットゲーム アダルトゲーム 同人誌 声優 風俗 アニメ(萌)
A アニメ(非萌) サバイバルゲーム 競馬 ライトノベル
B 漫画 自作PC 麻雀
C 映画 釣り
D ビリヤード
俺Sランク多いわ・・・
S ネットゲーム アダルトゲーム フィギュア 声優 アニメ(萌)
A アニメ(非萌) SF オカルト ライトノベル
B 漫画 特撮 麻雀
C 携帯電話 ラーメン 映画 サブカル
やっぱり俺もAとSが・・・
S アンリエッタ(肉奴隷化)
A ルイズ(猫耳コス) シエスタ(セーラー服)
B タバサ シルフィード(人型)
C キュルケ モンモランシー
D アニエス シルフィード(竜型)
こうなった
肉奴隷アン様なんて基本中の基本だろ
シルフィ竜型が人型より下なところといい、まだまだ玄人好みには遠いようだな
S タバサ(純愛) ルイズ(浮気)
A モンモランシー(寝取り) アンリエッタ(性玩具)
B シエスタ(奉仕) キュルケ(便所)
C その他
はいどうもー。ガンガンNEXTではケンプ使いのせんたいさんどす。
んじゃめいKING!ティファニア編残り、遅くなったけどいくよー。
その宿場町は、かつて、特に名物と呼べるものはなかった。
街道筋にあった集落に、旅客を目当てとした宿が立ち、そこを中心に徐々に大きくなり、小さな城壁を備える交通の要所にまで発展したのだ。
しかしそれだけでは、大きくなった町を維持できるだけの収入を得られない。
そこで、その町の住民たちは協力しあい、街道に沿って長い長い花壇を作ったのである。
その花壇は街道から町の中心へ導くように続き、この町の名物として作られた、大きな日時計に辿り着く。
その日時計の周囲も花壇になっており、季節に合わせた花が、一年を一日になぞらえて植えられている。
今は春。早朝から昼前までの部分に、街道沿いと同じく、この時期に咲く、色とりどりのチューリップの花が咲いているはず。
ティファニアの目的地はもちろんそこ。
しかし、その前に、この長い長い街道沿いを、才人と散歩するのが最初の目的。
もちろん、ペットとして、である。
首輪をつけてルンルンのティファニアは、これでもかと才人にべったりしがみつく。
そんな二人に突き刺さる、無数の視線。
この宿場町は、かつて城壁のできる前、野盗たちの脅威に晒されていた。
野盗の襲撃を受けた際、最も大事なのは町の隅々に展開する、衛視たちへの情報伝達の速度。
その速度を上げるため、この町はその時代から街道沿いに等間隔に衛視所を配置し、情報の伝達速度を極限まで速めていた。
それは、時代の変わった今も変わらない。
現代では、王族や大貴族の来訪を即座に伝え、町の隅々まで歓迎の準備を整えるのである。
そして今。
『超巨乳のエルフっ娘に首輪を嵌めてペットにしている変態シュヴァリエ・サイト』の情報は町の隅々にまで行き渡っていた。
光ファイバーもまっつぁおなその情報伝達速度は、衛視所の伝達だけによるものだけではない。
ゴシップ好きのおばさま達の情報網、酒の肴に飢えた酒飲みどもの情報網なども加わって。
『うわホントに首輪つけてるよ』『あの恐ろしいエルフを』『どうやって手懐けたのかねぇ』『にしてもあの子かわいくね?』『あの胸とかすごくね?』
『普通に見たら美少女よねえ』『ていうか尋常じゃねえ懐きっぷりだな』『きっと物凄い調教したのよ。自我が壊れるくらいのをね』『うわマジ変態っすね』『…ちょっとして欲しいかも。そんなの』
視線とともにそんな声が聞こえてくる。
遠巻きに見守る町の住民たちはしかし半数程度。ゴシップに付き合うヒマのない、忙しい住民たちは、一応知らん振りをしながら、二人とすれ違いながら、いろんな視線を投げかける。
死にてえ…。
軽くプレイの域を超え、公開処刑の態にまで達しているその場の雰囲気に、才人のテンションはダダ下がりである。
流石のティファニアも、うなだれてイヤな汗をかいている才人が気にかかる。
「あの、サイト、気分でも悪いの?」
元々半分埋まっている才人の肘を、谷底まで挟み込んで、上目遣い。
普段の才人ならこれだけでテンションが上がってくるのだが。
「あ、いやそのねぇ。流石にねぇ」
周囲をキョドりながら、流石に『お前がペット宣言したせいで俺は希代の変態扱いだっぜ!』とは言えない才人。
ティファニアはそんな才人を見て、やっぱり、と少し後悔した。
彼女も分かってはいた。世間一般では、異性をペットとして飼う、などというのはとんでもなく背徳的な行動なのだと。
しかし、困ったことに、彼女はその立場が愛おしくてたまらないのだ。
ズレている、という認識はあった。だが、一度ハマるともう戻れなかった。背徳であるという認識すら、逆に追い風となって彼女に行為をエスカレートさせていた。
だから。
彼にも、ちゃんと『ご飼い主様』として振舞って欲しい。
こんなふうにキョドったりせず、堂々としていて欲しい。
…さすがにそれはちょっと無理かも。
才人を見ながらそう思うティファニア。
だったら、どうすれば、才人は堂々と振舞ってくれるのだろうか?
ティファニアは考える。
サイトが『いかにも』なカンジになる時って、どんな時だっけ…?
そしてピンとくる。
才人がとってもアレなカンジになる時。それは。
「ねえサイト、こっち来て!」
思いついたら即実行。相手に考える隙を与えるな───。
『夜伽の達人 〜ひと目でわかる殿方の悦ばせ方講習〜』心得その三、『できる女の上手な攻め方』の一節である。
ティファニアは才人の腕を引いて、一軒の食堂に入っていく。
昼にはまだ早く、客の全くいない食堂へ。
二人を追っていた視線たちが、一斉に舌打ちした。
いかに暇があると言っても、人気のない食堂などという、追跡のばれてしまうような場所まで追ってはいけないからである。
『こちら二六○。目標は黒山羊亭に入った。追跡は不可能』『目標を見失っただと?追跡班なにやってんの!』『黒山羊亭の主人の出歯亀に期待する!オーヴァ!』
追跡していた衛視たちは、おとなしくその場で待機せざるをえなくなったのだった。
『黒山羊亭』は老舗の食堂で、板張りの結構広い店なのだが、ウエイトレスの出勤時間は忙しくなる昼時から。
したがって昼のかなり前である今の時間には、仕込みを済ませた主人しか店内にはいなかった。
ティファニアは食堂に入ると、時間外の客に対し、面倒そうにメニューを持ってきた主人に言った。
「あ、あのっ!トイレお借りしてもよろしいですかっ?」
主人はティファニアの切羽詰った声にしかし。
「ん?あー。とりあえずなんか頼んでってくれ。ウチは公衆便所じゃねえんだから」
寝ぼけ眼でそうのたまうヒゲ面の主人。実際二人が店に入ってくるついさっきまで、仕込みがひと段落して昼寝していたのである。
ティファニアはとりあえずエールを二杯頼んで、才人をひきずったまま主人の指差した奥のトイレに向かう。
「え、ちょ、テファ?」
「いいから来て、サイト」
耳打ちするように言ったティファニアに、主人が声をかける。
「右が婦人用、左が殿方用だ。間違えるなよ、ウチのウエイトレスも使うんだからな」
宿場町の老舗らしく、ちゃんと男女の別があるらしい。
ティファニアは主人に礼を言い、そして。
二人そろって殿方用のトイレへ。
主人は、二人の背中など追うこともなく、店の横壁に設えられたカウンター席に戻ってうたた寝の続きを始めた。
瓶詰めのエールなど、二人が席についてから準備すればいいのだから。
一方そのころ、殿方用のトイレの中。
ティファニアが、才人に、腰に下げたこぶし大の皮袋を手渡していた。
「え?コレ何?」
それは、ティファニアが今日のために準備していたもの。
本当は、今夜使う予定だったもの。
「あけてみて」
言われて才人は、袋の紐を緩め、中身を確認する。
「い゛」
才人が固まった。
その中にあったのは。
才人がかつて日本にいた際、インターネットのエロサイトでよく見た、大人の玩具の広告に載っていたブツに酷似していた。
ひとつはあからさまな男性器の形をしており、男性器の付け根に当たる部分から先端がひらべったくなった奇妙な枝が生えている。
もう一つは小さな球体が数珠繋ぎになっているもの。たしか『アナルビーズ』とかいうお尻責め専用の器具がこういう形状だったが、しかしこれは才人の予想しているものよりずいぶんと細く、また小さい。
このサイズではどれだけティファニアの穴が小さかろうとも、すぐに抜け落ちてしまうだろう。
まあそんなことはともかく。
「な、なんつーもん持ってるんすかあーた」
才人の突っ込みもしかし、ティファニアの鋼鉄のペット魂には通じない。
ティファニアは少し顔を赤らめると、説明する。
「そのおちんちんみたいのが、女の子の穴用のね。
で、その細いのがおしっこの穴用なの」
いやまってそんな事聞いてんじゃなくて。
しかし才人の突っ込みより早く、ティファニアは続ける。
「でね。その奥にある、小さな板みたいなので、さきっぽがブルブルするんだって」
ティファニアはそう言い切ると、するするとワンピースのスカートをたくし上げていく。
そして、再び才人の目が点になる。
まあ半分予想はしていたが。
ティファニアの真っ白なワンピースの下は見事なまでのすっぽんぽんだった。
軽く脚を広げ、口元までスカートを持っていく。
そして、上目遣いに才人に言った。
「…デートのあいだ、それ入れさせて…?」
その言葉と同時に、才人の顎がまるでアッパーカットでも食らったかのように跳ね上がる。
上を向いたまま、口をパクパクさせている。
ここまできたら才人の理性はアレの境地にまであと一歩。
よし。
そしてティファニアは、最後の武器を使う。
たくしあげたまま、才人にぶにゅ、と自らの凶器を押し当てる。
ハルケギニアにブラはない。繰り返す。ハルケギニアにブラはない。
ティファニアだけが持つ、条約禁止級の生体兵器が、才人の理性をぺんぺん草一本生えない荒野に変える。
「ね?私はサイトの、えっちでどうしようもないワガママなペットなんだから。ねっ?」
台詞まで加えられてはもうどうしようもない。
三八式歩兵銃一本ででフル装備のアパッチに立ち向かうようなものだ。
才人の手が皮袋に突っ込まれる。
そして。
奇妙に吊り上ったイヤ〜な笑顔になった才人は、両手に二つの性具を構えて、言った。
「この変態エルフめっ!おしおきだこのこの!」
「やんっ!乱暴しちゃヤ♪」
などと言いつつ、物凄く嬉しそうなティファニアだった。
黒山羊亭の主人は、肩を叩かれて目を覚ます。
「んあー。悪い、ちょっとうたた寝してたわ」
ぽりぽりと頭をかき、自分よりずいぶん若い黒髪の少年に、注文を確認する。
「エールでよかったかい?二人前?」
「ああ。あとゆで卵あったら頼める?できれば5コくらい」
「ああお安い御用さね」
ゆで卵なら仕込みで数十個作ってある。その程度のツマミならすぐ準備できる。
楽な客だ、と主人は思った。
そして、才人の連れている少女が、少しおかしいことに今更気づいた。
「…ってお前さん!その子は!」
「ああ、この子ティファニア。俺のペットのエルフだよ」
さらり、と才人は応えた。
主人の目が点になる。
才人は、少しうつむき加減のティファニアの肩を押して、主人と自分の間に立たせる。
「ほら、挨拶だ。できるだろテファ?」
「は、はい…。
はじめましておじさま。私…っ、サイトのペットの、ティファニアっていいます…ぅっ」
緊張しているのか、少し赤くなった頬で、そのティファニアと呼ばれた美しいエルフの娘は頭を下げて挨拶した。
主人は呆れたように言った。
「…あんた、いい趣味してんね」
「よく言われるよ。それより、注文のほう頼むね」
才人は主人の言葉をさらりと流し、注文の催促をした。
素人はそれ以上突っ込まず、黙って頼まれたものを準備した。
もちろん、ティファニアが言葉に詰まったのは、才人が胎内に入れた性具を振動させていたせい。
ただ、食堂でエールを飲んでいる間だけは、振動を止めてくれていた。
しかしエールを飲み終わり、支払いを済ませ、食堂を出た直後。
ヴヴヴヴヴヴヴ…。
「ぃんっ?」
才人の右腕に寄りかかっていたティファニアの背筋がびくん!と跳ねる。
才人のほうを見ると、いやらしい笑顔でティファニアを見、そして、左手でつまんだものをこれ見よがしに見せる。
それはティファニアの胎内に挿入された性具のコントローラー。
小さな薄い板に見えるその先端、黒と白に塗り分けられた白いほうを押すと膣内の張方の先端が振動し、黒いほうを押すと尿道に差し込まれたビーズの先端が振動する仕組みだった。
ただ、強弱はつけられないらしく、振動のオン/オフだけが可能だった。
才人はその白い方を押したのだ。
ティファニアの子宮口を、機械的な振動がぶるぶると揺らす。
その振動はティファニアの果汁を搾り出し、とろとろと雌の唇から涎をこぼさせる。
いまにもくず折れてしまいそうな膝を必死に支え、ティファニアは抗議した。
「さ、サイト、あ、あるけなくなっちゃうからぁっ…!」
こんな往来の真ん中で、絶頂で崩れてしまったらそれこそたいへんなことになる。
さすがのティファニアも、こんな衆人環視の前で痴態を晒すことに快感を覚えるほどへんたいさんではない。
才人はんー、と考える。
「でもなあ。テファが入れて、って言ってきたんだぜ?」
「で、でも!ブルブルしてって言ってないっ…!」
確かにティファニアは『入れて』としか言っていない。
しかし才人は。
「でもさ、これは『お仕置き』なんだよ。
お預けもできないダメなペットには、お仕置きが必要だよね?」
「ご、ごめんなさいっ!こ、これからはちゃんと言うこと聞くから…!」
涙目になっているティファニアに、流石の変態シュヴァリエも良心が咎めたのか、才人は板を持ち替えて、言った。
「分かったよ。んじゃ止めてあげる」
その言葉を聴き、ほっと胸をなでおろすティファニア。
しかし。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…っ!!
「きゃひィっ!?」
びくくん!と先ほどより強く、ティファニアの背筋が爆ぜる。
そして。
かろん、と音をたてて、小さな細い数珠繋ぎの玉が、ティファニアのスカートの下から転がり出る。
それを追うようにして、しゃあああ、と軽い水音が続く。ティファニアの足元に、小さな水溜りができていく。
才人が操作を誤り、黒いほうを押してしまったのだ。
そのせいで尿道の奥深くで玉が振動し、ティファニアの膀胱を決壊させてしまったのだ。
「や、やぁぁぁ…!」
しょぽ、しょぽぽ、と何度かに分けて排泄されると、ティファニアのお漏らしは終わった。
「あ、あの、テファ大丈夫?」
真っ赤な顔をして泣きはじめたティファニアを見て、さすがに悪いことをしたと思ったのか、才人はティファニアに尋ねる。
しかし、ティファニアには届いていなかった。
「ご、ごめんな、ごめんなさいッ…!も、もうしないから、ワガママゆわないからぁっ…!
ゆるして、おねがい、も、ゆるひて…!」
才人は、まだ膣内のほうの性具の振動を切っていないことを思い出した。
慌てて板を操作し、そちらのほうも止めると、ティファニアの肩を優しく抱いた。
「ちょ、ちょっと休めるとこ入ろう?な?」
まだ泣きじゃくるティファニアをなだめながら、才人は一軒の宿屋にティファニアを誘う。
『こちら三○六!対象はペットを鳴かせた後『メロウの宿』へ移動!追跡はできません!』『何?『さくやはおたのしみでしたね』コースか!』『いよいよもって変態ですな!』
衛視の面々が、そのあとあることないことで妄想と噂を広げたのは言うまでもない。
才人はそこそこのクラスの部屋を取り、なきじゃくるティファニアをベッドに座らせた。
誘われたとはいえ、さすがに興が乗りすぎた。
才人はベッドにかけて目を腫らして泣いているティファニアの隣に腰掛ける。
きし、と軽く軋むベッドに、ティファニアは才人のほうを向く。
そして。
先に謝ったのは、ティファニアのほうだった。
「ごめんなさい、私がワガママ言ったのに…。ダメなペットでごめんなさい…」
できる限り才人の言うことに従う。それはティファニアが自分で自分に課した『ペット』としてのルール。
なのに自分からワガママを言った挙句にこの体たらくである。ティファニアはそれを反省していた。
そして、才人も謝る。
「俺こそごめんな。ちょっと調子に乗りすぎた」
謝る才人を即座に否定するティファニア。
「違うわ、サイトは謝ったりしないで!サイトは私の飼い主様なんだから、私に何したっていいの!
悪いのは私なんだから!」
いやそのりくつはおかしい。
才人はどう言ったもんか、と一瞬考えると。
まずは行動に移す。
迅速にティファニアの顎をつまみ、一瞬の早業でティファニアの唇を奪う。
何が起きたのか呆けるティファニアに、才人は言った。
「テファ、ペットと飼い主はそういうもんじゃないよ」
「え?」
「ペットはワガママ言いたい放題言っていいんだ。飼い主はそれを叶えてあげるのが仕事。
ペットは、飼い主の周りの人に迷惑かけないように振舞うのが仕事」
「で、でも」
反論しようとするティファニアの首輪を、才人はぐっと握って、自分のほうへ引っ張る。
そして、ティファニアの瞳を覗き込みながら言った。
「テファは思いっきりワガママで可愛くしてくれてればいいよ。
俺、そういうペットが欲しいんだ」
きゅうん、とティファニアの中で音が鳴る。
才人の言葉がティファニアの心に刻まれた音だった。
ティファニアは泣きそうな、でも今度は嬉しさいっぱいの笑顔で、応える。
「じゃあ、サイトも私にワガママ言って。
サイトのワガママ全部きいてあげられる、そんなペットになりたいの、私…!」
その言葉に、才人が尋ねる。
くい、と首輪を引っ張り、今にもキスしそうなほど顔を寄せながら。
「じゃあさ、今からどうして欲しいか、言ってごらん?」
ティファニアはほう、と熱いため息を才人に浴びせ、そして言った。
「えっちして。いっぱい、乱暴に、優しく、して…!」
そして目を閉じて、二人は唇を重ねた。
二人は服を脱がせあい、全裸になるとベッドに上がる。
まずは、いつもどおり。
ティファニアは自ら胸の谷間を割り開き、才人の一物を胸の谷間で挟み込む。
「サイトおっぱい大好きだもんね…?」
にっこり笑顔でそう言ってくるティファニア。
「ああ…」
そう応える才人の顔は既に夢見心地だった。
ティファニアの胸は大きいだけでなく、柔らかさも一級品なのだ。
その谷間に挟まれると、さらさらとしたきめ細かい肌の感触も相まって、膣とはまた違った圧迫感を与えてくれる。
ティファニアは己の掌にも余るその球体を、両手で遠慮なく揉みしだき、肉の狭間に埋もれた才人を押しつぶす。
元々そこまで我慢強いほうではない才人の限界はすぐに訪れた。
「くっ、テファ、出るっ!」
きつく締められたティファニアの胸の中で、才人がびゅるびゅると噴射する。
その噴射は胸の中だけでは収まらず、谷間を逆流し、ティファニアの鎖骨まで飛び散る。
「きゃっ、さ、サイト、今日はいっぱい出るね?」
いつもより多い射精の量に、ティファニアは嬉しそうに微笑んでそう言う。
それは、先ほどの行為による興奮のせいもあったが。
「ああ…。テファの胸が気持ちよすぎてさ」
まだ脈打つ己の分身をティファニアの胸の中で前後させながら、才人は言う。
「んっ…まだ出てる…。うふ、サイトってば、私のおっぱいを妊娠させるつもり?」
胸の中から溢れる才人の精液をローション代わりに、硬さを失わない才人を胸の柔肉で抱きしめながら、ティファニアは淫靡に微笑む。
だがしかし。
ティファニアが欲しいのは、ここに、ではない。
ティファニアは硬いままの才人を胸の谷間から解放すると、言った。
「サイト、ごめんね?」
「え?何が?」
「…ん。とね。
テファはえっちな子だから、ね?」
胸を才人の精液でベトベトにしたまま、ティファニアはベッドの上にころんと寝転がって。
M字に脚を開いて、自らを指で割り開く。
そしてティファニアはワガママを言った。
「こっちに、いっぱい、ちょうだい…?」
才人の喉がごくりと鳴る。
そして、才人はそのまま、ティファニアに覆いかぶさる。
あまりにもあっさりと、ティファニアのそこは才人を受け入れた。
一気に奥まで貫くと、今度はぎゅっとティファニアが才人を抱きしめる。
きつく牡を噛み締める膣と一緒に、細い脚が才人の腰に絡みつく。
「くぁ、やべっ…!」
胸とは違う、肉襞のざらざらした感触に、才人が最初の絶頂を迎えた。
びゅるるっ…。
胸で出したよりは少ない精液が、ティファニアの中に放たれる。
それでも、若さのおかげか、才人はまだ納まらない。
もちろん、ティファニアも。
「ねえサイト、まだ元気だよ?」
「ああ、もちろん…」
「じゃあ、おねだりして…いい?」
「いいですとも!」
甘え上手なペットに滾った才人は、乱暴に腰をピストンしはじめた。
「やんっ、サイト乱暴っ♪」
嬉しそうに微笑み、淫乱なペットは主人の陵辱を受け入れるのだった。
ナウシド・イサ・エイワーズ…。
朝もやに煙る宿場町。
夜勤明けの衛視が眠そうに目をこする早朝、その宿場町を奇妙な霧と詠唱がつつんだ。
それは、ティファニアの『忘却』。
この町にいる人間全員の、昨日の記憶を奪い去るため。
もちろんそれは、才人も含まれる。
宿屋で眠る彼の枕元には、一枚の置手紙があった。
『私はしばらくトリステインを離れます。でもまた必ずサイトのところに戻ってくるから、待っててね。
追伸 おみやげ、期待して待っててね♪ あなたの忠実なるペット・ティファニアより』
才人には、この宿場町に自分を見送りに来たという暗示をかけてある。
もちろん、自分を追ってこさせないためだ。
才人は、一緒にエルフの国へ行く、と言ってくれた。
だがしかし、彼女は才人を連れて行くつもりはなかった。
もちろん、誰一人としてエルフの国へ同道させる気はない。
一人で赴き、そしてエルフの国を手に入れ。
主人である才人に、その国ごと捧げるのだ。それこそが彼女の言う『おみやげ』である。
それと、もう一つ。
「怒らないかな…。怒らないよね、サイトなら」
言って下腹部を撫ぜるティファニア。
懐妊の秘薬を飲んで、才人と交わったティファニアのそこには。
確実に、才人の子供が宿っていた。
この子のためにも、平和な世界を作らなきゃ。
それにはまず、エルフと人間を仲直りさせる。
その橋渡しをするだけでもいい。ティファニアはそう思っていた。
想いを新たに、あらかじめこの宿場町に送っておいた旅支度を背負ったティファニアは、東へ、エルフの国へ旅立つ。
まさか、その後、彼女が紆余曲折を経てエルフの国始まって以来初の女性の頭領になろうとは─────。
誰も予想だにしていないのであった。〜fin
以上。テファ編終了。遅くなった上にgdgdでゴメンネコ。
しかしけいおんの澪かわいいよ澪。
くしゃみした瞬間にシュークリームつぶしちゃって、あまつさえカスタードクリームまみれになって涙目になったところを妄想して燃え滾ったぜ!
…そういやタバサでも同じ妄想したことあったっけ俺。
まあそんなわけで寝ますノシ
リアル投稿久しぶりに遭遇したわ
堪能させて頂きます
>>341 期待通りのへんたいさんで良かった
GJ!!
相変わらずへんたいさんはドへんたいだなあ
>>341 次は誰を毒牙にかけるんですかい?
GJ!!!
まったく、このエロフは…
たまらん
347 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 06:30:59 ID:yONscN0D
保守
この世界の強さのステータスは変態度なのかwGJ!!!
母は強し。
ヘンタイは強し。
合わさると2乗か・・・・
おもらしテファ…だと…GJ!!
351 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:29:02 ID:OO1Chzc+
双月の月明かりは今日も煌々と学院を照らしていた。
そんな学院の部屋の一室で、二人の男女が床を共にしている。
男女、といっても二人ともまだ年齢的には少年と少女といっていい二人である。
少年の名は平賀才人。
少女の名はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーといった。
「キュルケ……」
「あぁ……ダーリン」
その夜、サイトはキュルケの部屋を訪れていた。
二人はどちらが言うでもなく、その夜も酒瓶を少しばかり減らし、談笑した後、ムードに乗ったところで熱い口づけを交わした。
今、キュルケはサイトの男性自身を自らの中へ迎え入れていた。
規則的な間隔でベッドが軋む音を立て、その度に二人は微かな喘ぎ声を漏らす。
キュルケの十代の少女のものとは思えない色気に、サイトはその手を彼女の胸元へ伸ばした。
ブラを外したベビードールの薄い繊維越しに、柔らかな乳房の感触を存分に堪能しつつ、口では絶えず彼女の生々しい舌を絡め合う。
「ん……ちゅっ……あはぁ……」
キュルケの漏らす吐息が耳元をくすぐる。
ベッドが軋む音が徐々にだが短くなっているのに彼女は気づいているだろうか。
サイトは自分のペニスを絡み取る彼女の膣内の蜜の滑りや、上気した頬の色、
そして何よりガンダールヴの力を借りて彼女の絶頂が後どれほどで訪れるのかを知っていた。
(も、もうちょい……!)
しかし、当のサイトの方は限界が既に迫っていた。
少年の悲しい性だろうが、ここ三日ほどキュルケとの時間がとれず、
精を放つ機会がなかったせいで彼のペニスは今にも暴発してしまいそうな勢いなのだ。
352 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:29:38 ID:OO1Chzc+
「あっ……あぁん……あぁ……」
キュルケは自分の腕の中で確実に快感を高めてくれている、この勢いを逃したくはない。
そう、ほんの少しでもキュルケに気持ちよくなって欲しかったのだ。
彼の脳裏に、先日の言葉が思い出される。
……二回だけじゃ、分からないわよ、本当の愛なんて
前に言われた言葉を、彼なりに解釈した結果は、やはり彼女とより多くの時を過ごすくらいしか思いつかなかった。
ここまで深い男女関係など経験したことのないサイトは、
とにかく今はそれを信じてキュルケとの短い時間を必死になって作っていたのだった。
三日ぶりの逢瀬を、彼女より先に達してしまうという情けない結果に終わらせるわけにはいかない。
「ね、ねえ……ダーリン?」
「はぁっはぁっ な、何?」
「あんまり我慢しなくても先に一回イッちゃっていいのよ?」
「だ、大丈夫だよ! ははは!」
やせ我慢は男の甲斐性、だったか、とサイトは自分に言い聞かせる。
そう強がりを見せて額に脂汗をかくサイトを、キュルケはじっと見つめていた。
そして、ペロリと紅い舌で唇を舐め、酷薄な笑みを見せると、次の瞬間、サイトには予想外の行動に出た。
「ダ・ァ・リ・ンっ!」
正常位で女性側の動きが制限された体位だと安心していたサイトだったが、
一瞬のうちにキュルケはその肉感的な美脚でサイトの腰を挟み込んだのだ。
ピストンをキャンセルされたサイトは、彼女の深くまで挿入したまま腰を固定されてしまった。
353 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:30:16 ID:OO1Chzc+
「あうっ!? ちょ、キュ、キュルケっ!?」
「ふふっ……」
キュルケは腕を彼の首に絡め、引き寄せた彼の耳元で囁いた。
「ダーリンの、私の中でピクピクいってるわよ?」
「そっ、そんなことねえよ!」
「あーらそうかしら?」
キュルケは意地悪く笑い、深くまで男性を挿入された腰をベリィダンスのようにくねらせた。
その瞬間、単なる上下運動では得られない感覚がサイトを襲う。
予測のできない膣内のうねりに、腰を固定されたサイトのペニスは逃げ場がない。
それが、引き金だった。
「あぐっ!?」
歯を食いしばったが、もう彼の自制心ではどうしようもなかった。
彼の奥底から、塊となって精液が噴出してくる。
まるでマグマのようなそれは、これ以上ないほどに勃起しきった彼のペニスを伝い、彼女の子宮口まで到達する。
ドックン!
「ああんっ! 熱いのがきたわぁ!」
「うああぁっ!!」
キュルケの身体を力強く抱きしめ、腰を痙攣させて彼は射精した。
354 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:30:53 ID:OO1Chzc+
ドクッ! ドクッ! ドピュドピュ! ドピュルッ!
「あ……あ……」
射精がこんなにも長いものだと知らなかったとばかりに、サイトは大量のスペルマを放出していた。
コンドームの先端はパンパンになっていることだろう。
腰が抜けたのではないかと思うような射精感に、
彼はまだ少量の精を小刻みに出しているにも関わらず彼女の身体の上にぐったりと倒れ込んでしまう。
ピュクッ
「あん……凄い……まだ出てる」
「はぁー……はぁー……」
二人はしばらくの間、荒い息が整うまでそのままの体勢で余韻を楽しんだ。
しかし、サイトの心には一つの後悔が残る。
(……キュルケより先にイッちまった)
申し訳なささえ感じて、サイトは余韻もそこそこに身を起こそうとする。
「あっ! やだ、サイト」
「え?」
「もうちょっと、このまま……」
キュルケはどこか恥ずかしげにサイトを制した。
少し回復したサイトが彼女をそっと確認すると、膣内が微かに収縮を繰り返していることに気づく。
355 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:31:30 ID:OO1Chzc+
(あ……ひょっとして?)
キュルケも、サイトの絶頂と同時に達していたのだ。
(あれ、でもどうして?)
ガンダールヴの力は本来武器を扱う能力であり、女の武器はやはり専門外なのだろうか。
サイトは安堵すると同時に釈然としないものも感じる。
「キュルケ、気持ち良かった?」
「あん……そうじゃなさそうに見えるの?」
「い、いや」
「ふふ……」
キュルケはサイトの予想していたよりもずっと満足そうだ。
結果オーライだが、これからはもっとがんばらないといけないと思う。
サイトは腕の中の初めての女性を優しく抱擁すると、決意を新たにしたのだった。
・
・・
・・・
356 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:32:04 ID:OO1Chzc+
翌日
「あら、いらっしゃいな」
その日はルイズがたまたま早くに休んだため、キュルケの部屋を前日に続いて訪れることができた。
サイト自身、騎士団の訓練などで決して疲れていないわけではないが、そこは青い春の成せる技か、
キュルケの笑みを見ただけでそんな疲労感は吹き飛んでいた。
「今日も月が綺麗よ」
キュルケは蝋燭の灯りだけで彩られた部屋の窓際で夜風を楽しんでいるようだった。
彼女の服装は白いガウン一枚、おそらく風呂上がりに涼んでいるのだ。
サイトは彼女の隣へ行くと、双月を一緒に見上げた。
「この季節の月の美しさはゲルマニアもトリステインも変わらないのね……」
「へえ、じゃあキュルケの故郷でもこんな夜空が見れるんだな」
「ええ。ま、そもそもトリステインとの国境線にあるのが私の領地だし、当然かしら」
他愛もない会話だが、キュルケとこうしてじっくり話をするのはどこか心地良く感じられる。
甘いワインを勧められ、酔いが回らない程度に口をつける。
窓から微風が入り込み、キュルケの豊かな紅い髪を撫でた。
月明かりに照らされる褐色の少女の姿は、ただそれだけで絵になっている。
「……ホント、綺麗だ」
「ええ、そうでしょう? だから、この部屋結構気に入ってるの……」
キュルケがサイトの視線が夜空ではなく自分に向けられているのに気づいた。
357 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:32:38 ID:OO1Chzc+
サイトもその潤んだ瞳に思わず自分が無意識に言った言葉にはっとしたが、ここで怯むのでいけない、ともすぐに思い至った。
こういう時、貴族とかならどう言えばいいのだろう。
この時ばかりは、いつもスラスラと異性への讃辞を並べることのできるギーシュの才能が羨ましくなった。
愛してる、好きだ、あの双月も君の美しさにはかなわないよ……
そんな感じの言葉が良いのだろうか。いや、しかしそれこそ月並みに聞こえる。
(月……月か)
サイトは高校で日本史を学んでいた時の言葉を咄嗟に思い出した。
「君が一緒にいると、月が綺麗だ……」
キュルケの目が大きく見開かれた。
「サイト……」
彼女がそんな純朴な乙女のような表情ができるのだと、サイトは初めて知った。
いくら経験豊かと言っても、やはりキュルケも十代の少女には違いなかった。
サイトはこの機を逃さないように、彼女の唇にそっと自らのそれを近づけた。
「ん……」
そのぎこちないキスが、もう恋人同士のそれであることは、鈍いサイトにも理解できた。
358 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:33:12 ID:OO1Chzc+
・
・・
・・・
天蓋付きベッドの上で、二人は一糸纏わぬ姿となって寄り添っていた。
「あ……んぅ……あぁ……」
サイトの予想とは裏腹に、今夜のキュルケの求めは普段の積極的な彼女からすれば慎ましいものだった。
まず、サイトにも裸になって欲しいと言い、愛撫も激しさやテクニックよりも、互いに密着したスタイルを望んだ。
前日のようにキュルケに主導権を握られないよう身構えていたサイトにとっては計算外である。
さっきからサイトは丁寧だが基本的な、指で彼女の花弁や芯を刺激する愛撫しかしていない。
普段彼女にこんな調子で前戯をしていたら、あっという間に主導権を奪われているに違いない。
しかし、今の彼女は時折キスを求めてくる以外、まるで処女のようにされるがままだ。
「……っん!」
キュルケが突然シーツを握りしめて胸を反らせた。
「キュルケ?」
「はぁ……はぁ……」
キュっと内股を閉め、小刻みに震えている。
そして、サイトに抱擁を求めるようにキスをする。
しばらくして、キュルケが軽く達したのだとサイトにも分かった。
だが、突然のことで、ガンダールヴの力でさえ察知できなかった。
359 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:33:43 ID:OO1Chzc+
(どうしたんだろう? 今日のキュルケ……)
指にはねっとりと彼女の蜜が垂れていた。
これだけ濡れているなら、もうインサートする頃合いだ。
彼女の快感の波が収まるまでに避妊の準備をしておく。
ピリリとコンドームの封を切る音に、キュルケが紅潮した顔で彼を見た。
「あぁ、ダーリン……」
いつもと雰囲気は違うが、これはこれでいじらしい可愛さがある。
サイトは笑みを浮かべ、彼女を安心させるように再び口づけをした。
そして、今の彼女に最善の体位を考え、そっと彼女の花弁に自身の男性器をあてがう。
「……いくよ?」
サイトの問いに、彼女はそっと目を閉じて応じた。
それを肯定と取ったサイトは、そのままゆっくりと腰を入れていった。
「んぁ……っ!」
キュルケがサイトの背中に手を回した。
サイトは寄り添ったままの体勢での挿入を試みたのだ。
正常位を横に倒した状態で行う、いわゆる『側位』でのインサートだ。
この体勢は互いの負担感が少ない分、激しい動きができない欠点があるが、ゆったりとしたセックスには有効だった。
360 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:34:17 ID:OO1Chzc+
「あっ あっ あふっ んぁっ はぅぅ」
キュルケも漏らすような喘ぎで、不満もなさそうにそれを受け入れた。
それどころか、口の端に自然と笑みをつくり、サイトと抱き合うようにして楽しんでいる。
サイトの胸板には彼女の美巨乳が押し当てられ、長く流麗な線を描く脚は同じく彼の脚と絡まっている。
彼はその感触でも快楽を得ることができた。
情熱的な刺激よりも、しっとりとした確かな満足感。奪い合うのではなく、与え合うセックスだ。
こういうのもありなんだな、とサイトは腕の中の少女の豊かな髪を撫でながら思った。
サイトは射精感を抱くようになると、キュルケの耳元で囁いた。
「イキそうだ……」
「いいわ……きて」
おそらく彼女は激しい絶頂までは達することはできないだろう。
しかし、今のこの行為はそんな肉体的な快楽を得ることだけが目的ではないのだ。
サイトはそのことに気づき、先に彼女の中で果てることにそれほど申し訳なさは感じなかった。
「くっ!」
「ぁはっ……!」
小刻みにピストンを早めたかと思うと、二人は一際強く抱きしめあい、その時を迎えた。
トクッ… トクッ……
射精は男性の絶頂を意味するが、今のそれはむしろ、行為の幕を引く一種の区切りとしての意味を持つもののように思えた。
361 :
反・胸革命!:2009/04/21(火) 19:34:49 ID:OO1Chzc+
気持ちよくないわけではない。
だが、サイトの抱いた感情は、絶頂感よりも、温かなキュルケの裸体を抱きしめたまま果てることのできる充実感の方が大きかった。
「キュルケ……」
「サイト……」
二人は絡み合ったまま、今日何度目かも分からないキスを交わした。
しかし、
(恋人に……俺はなれたのかな?)
満足感を壊したくない彼は、ただそれだけを聞く勇気がなかったのだった。
<続く?>
やっとこさ引っ越し先でネット繋げるようになったんで続き書いてみました。
>>362 乙乙。
ルイズやタバサも良いが実際に嫁にするならキュルケだな
キュルケは金銭感覚が問題
ルイズ以下だろ
筆卸ならキュルケ
ラブコメするならルイズ
セフレにするならシエスタ
浮気するならアンリエッタ
なでなでするならタバサ
嫁にするなら・・・モンモランシー?
俺は包むより包んでほしいタイプだから姉御肌のキュルケがいいん
ルイズやタバサやモンモンと違って包めるサイズだしな
なんか向こうが急に明るk
じゃあベアちゃんは俺の嫁な
筆卸:カトレア姉様
ラブコメ:テファ
セフレ:アンリエッタ
浮気:キュルケ
なでなで:シルフィ
嫁:シエスタ
異論は認める
筆卸:モンモン
ラブコメ:ルイズ
セフレ:シエスタ
浮気:アン
なでなで:シャルロット
嫁:アンリエッタ
ラブコメってことは主従関係ないよな?
まぁあってもルイズなんだけれども
>>362 キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─!!
GJ!!!!
>>371 主従関係なしなのにサイトに対してあの扱いだったらさすがにやばいだろ。
ていうか、やっぱりラブコメ枠以外にルイズの名前はないんだな
まぁ自分もそうするだろうけど。
>>373 あぁすまん 説明不足だったな
どう言えばいいかな・・
ラブコメとかセフレとか一つ一つのジャンルでキャラを選ぶんだろ?
「ラブコメ」の基本要素に主従関係はないんだし、本質でルイズを選ぶというか・・
すまんわけわからんな
読み飛ばしてくれ
>371の一文は読み飛ばしてくれ
375 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:01:52 ID:ND0dfjJ+
その日の昼休み、女子生徒たちが庭の白いテーブルを囲んで話す内容はどこも似たり寄ったりだった。
「呆れたわねぇー」
キュルケがそう苦笑いを浮かべたのを見て、モンモランシーが怒りを滲ませた。
「全くよ! ギーシュったら、あそこまで節操ないとは思わなかったわ!」
「ホントに思ってなかった……?」
「あ、いや、ギーシュならやりかねないわ、とも思ってたけど……」
モンモランシーも何だかんだで粘り強いわね、とキュルケは感心する。
そして、ムスっとした顔のまま眉をぴくぴくとさせているルイズに話しかける。
「テファの一件の頃は評価右肩上がりだったのに、もったいないことしたもんねぇ」
それが彼の使い魔、平賀才人のことを指すのは自明だった。
「しばらく再起不能になるくらい鞭打ちしてやろうかとも思ったわ……」
怒りの余り、ルイズはもはや激情を表すことさえ忘れているようだった。
あらあら、とキュルケはその負のオーラに気圧され、反らすように晴天の空を見やった。
すると、周囲からは他の女子たちのそれはそれは厳しい話し声が耳に入ってくる。
376 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:02:32 ID:ND0dfjJ+
「信じられませんわ! まさか地下まで穴掘って覗きにくるなんて!」
「本当は変態の集まりだったのね!」
「淑女の敵よっ!」
あはは、とキュルケは笑うしかない。
なぜこんな噂話で持ちきりなのかは彼女自身、昨日の出来事を知っているのでよく分かる。
そう、好評価著しかった水精霊騎士隊が一転、ハレンチ隊の汚名を着けられる事件が起きたのだ。
昨夜のことである。
彼らは女子入浴中の大浴場をなんと地下までトンネルを掘ってまで覗きにやってきたのだ。
それも、騎士隊全員という組織的犯行である。
バレた後、あえなく全員が捕縛され、激昂した女子から手痛い仕返しまで受けた。
キュルケにとってもなぜこんな時期に彼ら水精霊騎士隊の面々がそのような暴挙に出たのかは理解しがたい。
だが、他の女子よりも男の欲求というものを知っている彼女には、
なんとなくだが同年代の少年ばかりで構成されている彼らが何かの拍子に悪ノリしすぎたのだろうとは想像できた。
しかし
(もう……そもそも裸見たいんなら私がいるでしょうに……!)
キュルケにはそこだけが気になった。そう、他でもない、覗き事件にはサイトが加わっていたのだ。
つい先日の言葉を思い出す。
『君がいると、月が綺麗だ……』
「……そう言ってくれたじゃない……」
悲しげにポツリと呟く。
377 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:03:06 ID:ND0dfjJ+
「何か、あったの?」
「え?!」
キュルケがいつの間にか憂いの表情になっていたのを、隣で本を読んでいたはずのタバサが気づいていた。
「な、何でもないわ」
「……そう?」
普通の人間が見れば無表情だが、タバサの顔には確かに心配そうな感情が交じっているのにキュルケは焦った。
(タバサになら打ち明けてもいいんでしょうけど……)
サイトとの関係については遅かれ早かれそうするつもりでいたのだが、昨夜の事件で機を逸する形になってしまった。
しかも、ルイズの折檻なり学院側からの罰則なりをしばらく受け続けるであろうサイトには、表だって会う機会も少なくなる。
なぜと問い正したい気持ちももちろんあるが、それ以上にサイトに会えないのがキュルケには寂しかった。
・
・・
・・・
(何してるんでしょ、私……)
夕方になってキュルケは自室とそう遠くないルイズの部屋の前に立っていた。
この中にはサイトが事実上軟禁されているはずだ。
本当ならほとぼりが冷めてからの方がいいはずだ。彼女はその辺の計算は間違えないタイプである。
だが、今はなぜか無性に彼のことが気になって仕方がなかった。
せめて一目会いたい。しかし、ルイズに不審に思われない程度の理由が思いつかなかった。
と、
378 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:03:52 ID:ND0dfjJ+
「ぜぇぜぇ」
突然扉が開いた。
中からは凄まじい形相のルイズと、彼女の手に引きずられている何かの物体。
ボロ雑巾? とキュルケは一瞬ぎょっとしたが、よく見るとそれは見るも無惨な姿となったサイトだった。
「あらら……」
昼間言ってたこと、有言実行したのね、とキュルケは悟った。
そんな彼女にルイズは目尻のつり上がった視線を送る。
「アタシの部屋の前で、何してんのよ?」
「え? ええ、たまたま通りがかったら何か凄い音が聞こえるから何事かしらって思って」
キュルケはルイズの問いに咄嗟にそう答えていた。
半分嘘で、半分本当である。これだけのことをサイトにしておいて、静かだったはずはないだろう。
「ふんっ! ほら、キュルケ、アンタの使い魔のエサにでもしていいわよ」
きゅるきゅる、とキュルケの背後に控えていたフレイムが、心なしか驚いたように見えた。
逆に、思わぬ収穫を得ることになったキュルケは、できるだけ平静を装ってルイズに確認する。
「あら、いいの?」
「知らないわっ!」
そう言い残して彼女はずんずんと歩いて行った。
おそらく、夕飯もとらずに彼をしばき倒していたのだろう。
379 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:04:39 ID:ND0dfjJ+
「今更ながらよく生きてるわねぇ……」
ツンツンと肉塊寸前のサイトをつつき、キュルケはその生命力に感心する。
そして、フレイムに命じて彼を自室へと引きずっていったのだった。
・
・・
・・・
「う、う〜ん……」
サイトは朦朧とする意識の中、ようやく目を開けることができた。
どれくらい気を失っていただろうか、今は何時で、果たして自分は生きているのだろうか。
そんなことを考えてしまうほど、今回のルイズの仕置きは凄まじかった。どこぞの残虐時代劇漫画のレベルだ。
薄れ行く意識の中で、思い浮かべたのは……
「……キュルケ?」
そう、彼の初めての相手であり、確信はないもののおそらく恋人でもある少女の裸身。
その彼女が今目の前にいた。
ということはこれは気を失った後の夢の続きなのだろうか。
(あれえ、でも夢とはちょっと違うような……?)
夢で慈母のように微笑んでいた彼女とは違い、今の彼女の笑みはどこか酷薄で妖しい雰囲気を漂わせている。
そして、なぜかセクシーな黒いガーターベルト姿でこちらを見下ろしていた。
もう夜になっているのか、部屋は蝋燭の光で満たされている。
その中に浮かび上がるガーターベルトに身を際だたせた彼女の肢体は、たまらなく扇情的だ。
380 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:05:17 ID:ND0dfjJ+
「気がついたようねぇ?」
「あ、ああ、おかげさまで」
間抜けな返事だったが、それは今自分がおかれた状況がどういったものなのか、少しずつ分かってきたからだった。
具体的には、なぜか両手両脚がベッドの支柱にロープで繋がれ、自由がきかないことなどである。
「こ、これは一体……?」
「今頃ね、モンモランシーはギーシュを水責めしてるらしいわよ?」
「は、はあ、そうなんだ?」
「でね、私はどんなお仕置きをすべきなのかしらって考えたわけ」
「え、えーと……」
サイトは嫌な予感に冷や汗をかく。
「これ以上責められたらさすがに命が危ないんですが……」
なんとかそれだけを伝えると、ベッドの柵に綺麗な脚を組んで腰掛けている彼女の片足が伸びた。
「なあに言ってるのよ、ここ、こんなにしといて?」
「あぅ!?」
ペニスの裏筋に、ストッキングの柔らかな感触が走った。
いつの間にか、彼の股間はボロボロの身体に反して固くそそり立っていた。
381 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:06:07 ID:ND0dfjJ+
「そういえば知ってるかしら? 殿方の身体は命の危機に直面すると子孫を残すことだけを考えるようになるそうよ?」
クスクスと笑いながら、キュルケは足の裏で彼のペニスを弄び続ける。
疲れマラと同じ原理なのだろうか、既にクライマックス状態だった彼のものは、それだけで射精の兆候を見せた。
「あぁっ! だ、ダメだ! も、出ち……」
「誰がイッて良いって言ったかしらぁ?」
キュルケがひょいと杖を振った。
すると、頑丈そうな紐が飛んできたかと思うと、彼のペニスの根本に巻き付く。
「あぐっ!? ちょ、こ、これじゃっ!?」
「あは、出ないでしょ?」
こみ上げてきた精液が、行き場を失って根本で暴れている。
ビクンと腰を痙攣させ、サイトはまるで拷問される罪人のように懇願した。
「た、頼む! い、一回出させて!」
「だめよぉ、簡単にイカせちゃお仕置きにならないでしょう?」
そう言っている間にも、彼女の足先は彼のヒクつくペニスを刺激し続けている。
「あああぁああぁああぁ」
382 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:06:41 ID:ND0dfjJ+
「煩いわねぇ」
彼女は立ち上がり、彼の眼前でパンティに手をかけた。
するり、とそのムチムチの太股を伝って下着が脱がされていく。
その間に、愛液の銀色の糸がかかっているのを、サイトははっきりと見た。
不幸なことに、本来なら快感のはずのその視覚的刺激は、せき止められた精液をより一層せり上げる力になってしまう。
再び悲鳴じみた声を上げる彼に、キュルケは脱ぎ去った下着を丸めて言った。
「これでも噛んでなさい」
「うぐぐ!?」
そのまま口の中へと押し込み、猿ぐつわ代わりにしてしまう。
この世界では珍しいブラジャーも外してしまい、彼女はガーターベルトだけを身につけた状態になる。
彼の上に乗ったキュルケは、自分の尻に押し当てられている固い存在に嗜虐的な笑みを浮かべた。
「あらあら、そんなに私に射精したいのかしら?」
「うーっ! ううーっ!」
「ホント、ルイズが言ってた通りあなた最低よ。節操なく発情する犬みたいだわ」
ギーシュがモンモランシーに水責めされているのなら、キュルケの場合はさしずめ言葉責めといったところだろうか。
「あらら、サイト、あなた私に罵られて感じちゃってるのかしら?」
「うう……」
「節操ないだけじゃないわ、あなた変態よ」
冷めた目でサイトを見下し、彼女は続けた。
383 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:16:56 ID:ND0dfjJ+
「変態相手に本番許したんじゃゲルマニア貴族として名誉にかかわるわ。
ここまでにして後はルイズにでも代わってもらおうかしら……?」
「っ!?」
この世の終わりのような表情を浮かべるサイトに、キュルケは言いようのない快感を覚えていた。
今、サイトの全てを支配し、かつ最高の快楽を与えることができるのは自分しかいないのだ。
しかし、いじめ倒したい一方で、自身も彼のそそり立つものを堪能したくもあった。
彼に救いの手をさしのべるように、そっと耳打ちする。
「どうしようかしら、一回だけイカせてあげてもいいけど、イキたい?」
「ううっ!」
コクコクと首を縦に振る。
それを見た彼女は、ニヤリと意味深な笑みを浮かべた。
「た・だ・し……」
彼女の手がペニスを捉え、自らの膣口に先端の照準を合わせる。
クチョリと彼女の愛液が先端をぬらす。
「私がイクまで我慢するのよっ!」
その瞬間、彼女が腰を落とした。
「あうぅーっ!」
「うぐぉっ!?」
獣のような声で二人が結合する。
熱いキュルケの膣内は、石のように固くなったサイトのものをすんなりと受け入れていた。
同時に、二人ともその爆発的な行為に普段では感じられない興奮を得ている。
しかし、サイトにとってはキュルケのワンサイドゲームであり、いかにして射精感を抑えるかが問題だった。
とはいっても、自由のきかない彼にできることなど限られている。
384 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 11:17:48 ID:ND0dfjJ+
「あんっ! あんっ! 凄いわっ! こんな固いの初めてよっ!」
キュルケが腰を激しく振る度に、サイトはじりじりと追い詰められていき、やがて絶頂を迎えてしまう。
「ぐううぅぅーーっ!」
「ああん! 中でビクビクいってるわ!」
だが、その絶頂に射精は伴わない。
彼女の膣内で、空しく肉棒を震わせるしかないのだ。
サイトはその破滅的な絶頂感に、今にも気を失いそうになる。
「ダメよ! まだ私はイッてないんだから」
キュルケは馬に拍車をかけるように膣壁を締めて彼の意識を取り戻した。
そして再び激しい律動を始め、彼を責めたてた。
彼女の絶頂が近くなる頃には、サイトはもう意識を保っているのがやっとという状態になっていた。
腹上死という、冗談のような死因が頭をチラつく。
だが、キュルケとセックスして死ねるならそれはそれで幸せかもしれない、とぼんやりと思う。
(キュルケは結局俺のことを好きでいてくれてるのかな……?)
ギーシュたちが覗きをやろうと企画したのも、実は彼女との関係に悩み、
ため息ばかりついていたのを騎士隊の連中が見かねたからだった。
そういえば、そのことについてもまだキュルケには説明していない。
つ、続きはどうしたーっ!?
キュルケの時代来たな。
GJ!なんだけど、どこでGJ!したらいいのかわからん!! w
ちょっと途中でなんか書き込めなくなってたました……
続きいきまする
389 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 17:40:54 ID:oz6fCRTj
「あっ! イク、イクわっ! 私も……私もイクぅーっ!」
彼女の中が激しく収縮し、もう感覚がなくなりかけたペニスも最後の刺激に反応した。
「あはぁっ! 偉いわ、最後までがんばったわね!」
「うう……」
「ご褒美よ!」
彼女はさっと腰を浮かせて膣内から男性器を引き抜くと、紐をほどいてから内股と花弁の合間に挟み込んだ。
いわゆるスマタの形だが、縛めを解かれたサイトのものは、最後の力を振り絞ってせき止められていた数回分の精液を発射した。
ドックンッ!!
「きゃあっ!?」
噴水のように吹き出した精液は、キュルケの顔まで一直線に飛びかかった。
そして、断続的に射精を続け、あっという間に彼女の身体全身を白に染めていく。
「あふ……凄いわ、こんなに出されたの初めて……」
彼女は顔にかかった黄ばんだ精液を指先ですくい、その量と強烈な臭いに酔う。
それはとてもではないが一人の男性が一度に出す量ではない。
サイトは意識が朦朧としてくるのを感じていた。
390 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 17:41:37 ID:oz6fCRTj
「あら、そういえば口に下着入れたままだったわね」
キュルケはひょいと彼の口から自分で入れた下着を取り出した。
「あ……ふぁ……」
「サイト?」
「きゅる……け」
彼の目の焦点が合っていないことに、彼女も気づく。
「ちょ、大丈夫!? サイト!」
彼女の声が遠のいていく。
「ダーリンしっかり!」
ああ、良かった。
俺のこと、まだ『ダーリン』って呼んでくれるのか……
彼は安堵の表情を浮かべると、そのまま暗い意識の果てへと旅だった。
・
・・
・・・
391 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 17:42:10 ID:oz6fCRTj
ルイズが腰に手を当てて叫んだ。
「どーして一回飯抜いたくらいで倒れるのかしらね!」
「だから、あんだけ痛めつけられたら普通そうなるってば!」
サイトは包帯だらけのミイラのような姿で反論した。
彼はまた医務室の常連と化していたのだ。
むろん、今は他の水精霊騎士隊の面々と同様、見舞いにくる女の子などいない。
ルイズはひとしきり憤慨すると、彼の粗末なベッドに一発蹴りを入れて出て行った。
「同情するよぅ」
マリコルヌが隣で言った。
「ありがとさん」
サイトは薄い毛布をひっかぶって久方ぶりの睡眠につくことにした。
彼にはキュルケのベッドで気を失ってからの記憶がすっぱりなくなっていた。
気がつけば包帯を巻かれてここに寝かされていた。
日付を聞くと、キュルケの部屋から一晩たっていたそうだ。
マリコルヌによると、夜遅くにここへ担ぎ込んだのは一匹のサラマンダー……おそらくフレイム……だということだ。
周囲では行き倒れているところを使い魔仲間のよしみでフレイムが助けたのだろう、という話になっている。
392 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 17:42:45 ID:oz6fCRTj
「はあ、キュルケにはなんて説明しよ……」
なんだか、まだ何も解決していないような気がする。
「あれえ、フレイムじゃないか」
同じく隣で水責めの怪我により入院中のギーシュが声を上げた。
「きゅるきゅる」
身を起こすと、確かにそこにはゆらゆらと炎を灯した尻尾を持ったサラマンダーがいた。
学院探してもサラマンダーの使い魔をもっているのは一人しかいない。
「良かったなサイト、使い魔仲間の見舞いがあって」
そう自嘲的な笑い声を上げて、部屋の同僚たちはフレイムから興味を失った。
フレイムはサイトの側へ寄ると、ずいと首を突っ込んできた。
「何だ?」
ただの見舞いかと思いきや、よく見るとフレイムの首輪に何かが提げられている。
(手紙?)
サイトはそれを引っこ抜いて開いてみた。
それを確認したのか、フレイムはさっさと部屋を去っていってしまう。
(なんだったんだ?)
ベッドの中でこっそりと蝋で封じられた手紙を開けてみる。
393 :
反・胸革命!:2009/04/23(木) 17:44:04 ID:oz6fCRTj
(こ、これって!?)
タバサに教えてもらって、なんとか読める程度だが、その手紙にはこう書かれていた。
ハァイ 怪我の具合はどうかしら?
こないだの騒ぎでもう懲りたでしょ。
だから、女の子の裸がみたいなら私にまず頼みなさい!
私との約束。
追伸
あの夜はちょっと私もやりすぎちゃったかも、ごめんなさいね。でもダーリンが悪いんだから!
身体、早く良くなるといいわね。
あなたの『恋人』 キュルケより
手紙の最後には口紅の跡が付けられ、紙からはほのかにキュルケの香水の香りがした。
「……恋人、か」
(なんだ、最初から全部解決してるんじゃないか)
ぎゅ、と胸にその手紙を忍ばせる。
キュルケの微熱で、心なしか温かくなったような気がした。
<続く?>
とりあえずここまでです
投稿に合間あいちゃってすんませんでした!
よーし、やっとGJが言える!
全裸で待機してた甲斐がありました!
GJ
マイナーカプは貴重だ
果てしなくGJ!
キュルケってホントいい女だよなー。
氏の作品でヒロインとしてのキュルケが好きになった人も多いんじゃなかろうか?w
こっぱげは好きだが原作のあの展開だけがいただけないと思ってる
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔
今日の水精霊騎士隊は休憩中。女生徒も混じってお茶を楽しんでいる。
ところが、その楽しい時間はギムリの叫びで打ち砕かれた。
「大変だ!メイドの一人が木に登ったまま降りられなくなった!」
「何だって!こうしちゃいられない!みんな助けに行くぞ!」
ギーシュの声にみんな立ち上がり、揃って森の中へ走っていく。
すると、いち早く見つけたルイズが、
「あれはシエスタよ!きっと木の実を取ろうとして降りられなくなったんだわ!」
シエスタは必死に木の枝にしがみつき、今にも落ちそうだ。ギーシュが叫ぶ。
「まずい、シエスタが落ちそうだ!みんな、僕の指示に従ってくれ!」
「おーーっ!」
「マリコルヌ!君は風の魔法でシエスタを静かに降ろすんだ!」
「分かった!」
「サイト!君は万が一シエスタが落ちてきたときに備えて、下で受け止めるんだ!」
「任せとけ!」
隊長ギーシュの矢継ぎ早の指示に、隊員達は感嘆の視線を送って次の言葉を待つ。
ギーシュはそれに応えるように、隊員達に向かってコクリと頷く。
「残りのみんなは、万が一サイトが彼女を受け止めた場合に備えて―――」
「―――ルイズを取り押さえておいてくれ」
400 :
麗羅:2009/04/24(金) 09:55:23 ID:aMMuIbeG
死百、いただきます。
>>399 HAHAHAHAHA
いや、ジョークになってねぇよw
>>394 キュルケの人キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
>>399 ワラタ
そして久しぶりGJ
また書いてくれ
170cmOverさん及び
>>399のジョークの人GJ!でした
406 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 06:25:36 ID:JiHSWLkV
保守
さびれたな
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} このセーター
( ´・ω・) しまむらで買ったんだ。
(:::::::::::::)
し─J
紳士なら黙って保守するのだ
まあ春先でいろいろ忙しいんでしょうよ。
実を言うと俺も忙しい。連休?なにそれくいもんすか?
さて、それでは「めいKING!」続き投下です。
あ、ちなみに途中まで、えろまでいっておりません。続きは後日。
ガリアの玉座の間。
そこに出入りする人間はそう多くない。
現ガリア王ジョゼフにその王の位が移ってからは、その数もめっきり減った。
王の狂気が知れ渡ると、進言に訪れる家臣も、取り入ろうとする輩もいなくなっていたからである。
しかし、そんな玉座の間だとて、警護の者にとっては守らねばならない職場である。
今日も、早朝のチェックをするべく、警護の壮年の騎士が玉座の間にやってくる。
王権によってその職に縛られている彼らには、現王に対する忠誠心はあまりない。とはいえ、騎士として王に仕える以上、そして貴族である以上、彼らの矜持が職務を遂行させていたのである。
そして、広い玉座の間の奥、一段高く設えられた玉座に、その日は異変があった。
玉座に、人影が掛けていた。
その人影は、ジョゼフ王ではない。
細く華奢で、そしてなにより小さい。
その身体に不釣合いな、大きな杖を持った少女を見た瞬間、騎士の喉の手前まで登ってきていた「狼藉者」の大音声が飲み込まれる。
彼はその姿を知っていた。
彼が望むガリアの正統。いや、ガリアが望む、本当の王家の末裔。
「シャルロットさま…!」
飲み込んだ声の代わりに搾り出されたのは彼女の名前。
シャルロット・エレーヌ・オルレアン。
現王ジョゼフの姪にして、正統なる王の座を追われたとされる、王弟シャルルの忘れ形見。
名を呼ばれた少女は、ゆっくりと立ち上がる。
そして、壮年の騎士は、己が職務を思い出す。
彼の仕事…。そう、現王家にあだなす、全ての敵に立ち向かうこと。
例えそれが、己が敬愛する相手であってもだ。
愚直に過ぎるその性格が、彼を今の地位に縛り付けていたのである。
彼は剣を抜き、目の前の少女に切っ先を向ける。
「…その玉座は貴女の座っていい場所ではありませんぞ、シャルロット様」
本心はそうではない。できるなら、彼女にそこへ座っていて欲しい。
そうは思うが、彼の騎士の矜持がそれを言わせなかった。
そして、剣に対面する少女は、彼を見据えて言い放つ。
「ガリア王ジョゼフ一世は死んだ。私が殺した」
そして。
冷たい眼差しとともに、懐から白く輝く王冠を取り出す。
それは、ガリア王の頭にのみ光り輝くべきもの。神より賜りし、王権の象徴。
騎士の見守る前で、タバサ───シャルロットはその王冠を何の遠慮もなしに自らの頭に載せる。
騎士の剣は動かない。現王を殺したと言い切る目の前の狼藉者に対し、彼の矜持は動きを止めていた。
凍りついた騎士めがけ、シャルロットは最後の一言を下す。
「我が名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン。
このガリア王国の、正統な王である」
声と同時に、騎士の手にあった剣の切っ先が、真横を向く。
剣の腹に両手を沿え、捧げ持ち、騎士は傅く。
彼の矜持が───王家に仕える騎士の矜持が───彼をそうさせていた。
「おかえりなさいませ。我が王」
そしてこの日。
ガリアの王の名は挿げ替えられ、新たなる王がガリアに誕生したのである────。
その前日に話は遡る。
ガリア王宮グラン・トロワに併設された離宮、プチ・トロワ。
そこは離宮とは名ばかりの、魔道具の実験場であった。
時にはおぞましい生物実験も行われるそこの管理を一手に担っているのは、長い黒髪の美しい女性。
虚無の使い魔ミョズニトニルン───シェフィールドである。
彼女は今日も今日とて、主の欲する他の虚無の力を手に入れるため、魔法具の開発に勤しんでいた。
今開発しているのは、自己増殖と修復を繰り返す、ほぼ不死のゴーレム。
しかし修復と増殖を同時にこなすには、何かが足りなかった。
ちなみにこの前に開発していたのは拷問用の触手。見た目は小さな指輪で、はめると無数の触手を自在に操れるようになる。
「…少し、休みましょうか」
掛け眼鏡を外し、図面から顔を上げて、シェフィールドは天井を仰ぐ。
そして、いつもの自問自答を繰り返す。
…こんなことを続けていて、いいのだろうか。
主の言うままに、魔法具を作り、時にはその魔法具を使い、暗躍する。
しかしそれとて主にとっては戯れに過ぎない。
そして何よりも。
主の願いをどれだけ叶えても、主の気持ちが自分に向くことはない。
分かってはいるが、それを思うとシェフィールドの胸はちくんと痛むのだった。
「…だって、女の子だもん」
「…そうそう。
…っていつの間に!?」
不意に間近から聞こえた聞き覚えのある声に、シェフィールドは慌てて椅子から立ち上がり振り向く。
彼女の背後から突然声をかけてきたのは。
小さな身体に不釣合いな大きな杖を持った、トリステイン魔法学院の制服を着込んだ少女。
元北花壇騎士七号、雪風のタバサ。
慌てて戦闘体制を取るシェフィールド。まさか油断していたとはいえ、敵の接近にここまで気づかないとは──!
その原因に、シェフィールドはすぐに気づく。
杖を持ち、目の前に立つ少女からは、一切殺気が感じられないのだ。
一体何を企んでいる…?
しかし自分の能力はあくまで魔法具を使いこなすこと。
人の心が読めるわけではない。
あくまで警戒を解かないシェフィールドに、タバサは手を差し伸べ、言った。
「あなたに、いいものをあげる」
その手には、鈍色に光る一対の指輪があった。
…魔法具?一体なにを…?
それがもし呪いのかかったものだったとしたら。
それがもし魔法による爆発物だったとしたら。
その可能性を考えたが、それならば手に取ることをシェフィールドの意思にゆだねる説明が付かない。
しかし、タバサの考えていることが分からないこともまた事実。
シェフィールドはしばらく逡巡していたが。
「…何を企んでいるのか知らないけど、私はミョズニトニルン。神の頭脳よ。
呪いの魔法具程度でどうにかなるとでも?」
タバサの手にあるそれを、指で摘み、手にする。
もし魔法具だったとしたら、彼女に御せないはずがない。
「…呪いの品なんかじゃない。それはあなたへの贈り物」
タバサは言って、優しい笑みをシェフィールドへ向ける。
その視線から感じられるのは───憐憫。
その視線の意味を汲み取れたのは、シェフィールドの額のルーンが光り輝き、魔法具の詳細を彼女が知ってから。
「こ、これ、まさか───!」
「そう、そのまさか。それをあなたにあげる。
でも、交換条件がある。聞いて欲しい」
魔法具の詳細を知ったシェフィールドに、タバサの提案を跳ね除ける気など、なくなっていた。
「…ジョゼフ様の命とか言うなら聞けないわよ。
…そ、それ以外だったら大抵大丈夫だけど」
手の中の指輪をいじくりながら、興奮した面持ちでシェフィールドは言う。
それほど、彼女にとってその指輪は魅力的なものであった。
そう、これがあれば。
この魔法の指輪があれば、きっと。
「…あんな、女の子の気持ちもわからない唐変木な中年の命なんかいらない」
「…唐変木って…。まあ確かにそうだけど。
…じゃあ、何が望みなの?」
「…私とあなたが、幸せになる方法。たったひとつの、冴えたやり方」
そして、タバサはとつとつと語り始めた。
二人が、『幸せになる方法』を───。
ガリア王ジョゼフが、『急用ができた』とグラン・トロワを後にするのは、それから三十分ほどしてからのことである。
今日は以上。続きは明日以降。あまり期待せずに待つのが吉ですよっと。
ではではノシ
>>414 毎度寸止め乙です
でも貴族なら「剣」じゃなくて「杖」じゃね?
剣のように長い杖の事と好意的に解釈した
へんたいさんGJ
絶望した!
へんたいさんの寸止めに絶望した!
続き早くPLZ
>>414
「だ、だめですっ、それ、それだけはっ――」
アンリエッタは拘束されたまま暴れ、その顔を男から遠ざけようとする。
「暴れんじゃねえよ」
そういって男はアンリエッタの美巨乳をぎゅうっ、と握り締めた。
強い刺激に全身に電流のような刺激が走る。思わず息が止まり、身体を動かせなくなる。
その隙に男の指がアンリエッタのあごの動きを封じる。
野太い指に嵌められた指輪の冷たい感触が一瞬だけアンリエッタに伝わってくる。
顔を捻って男の唇を避けようとするアンリエッタ。
しかし、固い男の亀頭が女王の内側の一番弱いところを突付いてくるともう上手く身体が
操れない。腰全体が熱く甘くなり、呼吸が荒く浅くなる。
男の顔を避けることすら忘れたアンリエッタの唇に、ねっとりとした感触が襲い掛かってきた。
キスされている、と気づいた瞬間その気色悪さに、アンリエッタは体中に汗が噴き出してきてしまう。
「んっ、むっ――」
叫ぼうにも、逃げようにも、どうにも逃げ場がない。
深く突きこまれた肉棒がサイトに開発されたアンリエッタの膣の天井をゴリゴリと刺激し
甘い快感を腰の中に生む。
その快楽が体中に染み渡っていく。
恋人にだけしか許した事のないそこを誰ともわからない男に穢されてしまっている。
絶望がアンリエッタの胸の中を苛む。
「アンリエッタ陛下の唇がこんなに甘いとは」
感動した暴漢は覆面から露出した、女王の唾液で濡れ光る唇をニヤリと歪ませると
「もっと味わうことにするか」
と言った。
再び気味の悪い唇がアンリエッタの唇を奪う。
真っ白な肌の中に浮いた可憐な唇は上唇も下唇も、男のぬるぬるした唾液で汚されていく。
甘く噛まれ、きつく吸いたてられ、唇で食まれると、アンリエッタの背筋にはぞっとした寒気が
走ってしまう。
その口付けをかわそうとしても、膣の一番奥を鋭く突かれてしまうとアンリエッタの動きは
強制的に停められてしまう。乳首をきつく捻られるだけで、アンリエッタの抵抗は不発に終わる。
包皮の中から顔を出した女芯を指先で軽く撫でられただけで、アンリエッタは口を大きく開けて喘ぐこと
しかできなくなる。
甘い呻きを漏らすその唇に舌を差し入れられる。
恋人にだけ許していた秘め事を、暴漢にされてしまう。
その美しい唇も。
その可憐な舌も。
才人にだけしか触れられた事のない、口内粘膜も。
たわわな乳房を暴漢に犯されていく。
秘めやかな女陰も男の剛直で蹂躙されていく。
アンリエッタが絶望する間もなく、男は次の責めに入る。
キスしたまま、上気したアンリエッタの頬がへこむほど強く吸われると、
口内の唾液が全て男に吸い出されてしまう。
そしてくちゃくちゃと暴漢の口の中で混ぜられた唾液が再びアンリエッタの口の中に戻される。
もはや何も抵抗ができない女王は、その唾液をこくんと飲み込む事しかできない。
絶望感とともに喉を下り、胃に達するそれはたまらなく熱くアンリエッタの身体を責め苛んでいく。
灼熱のペニスがゆっくりと引き抜かれる。アンリエッタのピンク色をした粘膜をズリズリと引っ掻きながら
凶悪な雁首が抜け出る。
そして半分抜けかけた肉槍は一瞬動きを止め、次の瞬間にはまたアンリエッタの奥深くまで
打ち込まれる。
アンリエッタはその衝撃に眩暈を感じてしまう。
恋人である才人の優しい腰遣いとは違う。
獣のような腰の動き。
女をモノとしか見ていないような、激しい運動だった。
女をただ屈服させるという、そんな思いの篭った陵辱。
甘く切ない快楽の奔流が、アンリエッタの脊椎を流れ昇ってくる。
ビリビリと白く痺れるような甘痒い電撃が、津波のように女王を襲う。
膣粘膜が蕩けそうなほど熱い。内側に感じる暴漢の男性器がさらに熱を伝えてくる。
「姫さまはこんなエロいなんてなあ。そこのヘナチョコな男じゃ全然満足できねえだろ?」
緩慢な引き抜きをしながら暴漢は身体の下のアンリエッタに問いかける。
才人は未だ床に倒れたままだ。
「そ、そんな、サイトさんは、サイトさんはっ、そんな――」
引き抜かれた次にやってくるのは強烈な突きこみ。
アンリエッタはその恐怖と衝撃に身構えてしまう。
反射的に膣襞がきゅっ、と窄まっていく。
「ほら、そんなにシテ欲しがってんじゃねえか!」
「だめっ、そんな――」
下半身がばらばらになるような衝撃。
アンリエッタは無理矢理に女の悲鳴を上げさせられる。
深く食い込んだ肉棒の熱さと硬さに女王陛下はなにもできない。
抜かれる。叩き込まれる。
引き抜かれる。突き入れられる。
「あああっ……ううぅ…いやっ、あっ…ああああっ!!」
ひと突きごとにそんな色めいた声を漏らしてしまう絶望感に、アンリエッタの瞳に涙が滲む。
「こんなエロエロな身体持て余してンのは可愛そうだな。今日これっきりってのは姫さまもイヤだろ?」
この男は何を言っているのだろう?
アンリエッタは男の激しいレイプで飛ばされそうになる意識を必死に集中しながらその言葉を聴いた。
「や、やめなさい、いま、やめたら、罰する事はしませ――っ!!!」
ズン、と一気に突き入れられてアンリエッタの乳房が大きく弾む。
背筋の中を真っ白な電流がながれていくようだ。
暴漢の腰が動くたびに筋肉がほどけていく。力が入らなくなる。
「夜、護衛を下がらせて窓開けとけよ。そしたらまたこんな風に可愛がって…やるぜっ」
打ち付けられる肉棒。一番根元まで突き入れられた腰どうしがぴちゃ、と汗をはじく音がする。
「そん、そんあ、こと、しませんっ」
アンリエッタはもうなにも抵抗できないでいた。
全身から溢れる汗は宝石をまとったように光り、乳房の先端の赤い実もジンジンと甘く疼ききっている。
血色のよくなった唇が浅く開きっぱなしになり、その中から真珠のような白い歯列と舌先を覗かせている。
「ウソつけ。姫さまのココはそうは言ってねえぞ。もっとしてください、ってキュンキュンと締め付けて
きてんじゃねえか」
男のからかいの声にアンリエッタは消え入りそうな恥ずかしさに真っ赤になって身悶えしてしまう。
そんなことはない、といくら固く誓っても、恋人に開発されきった身体は男の執拗な腰遣いに
反応してしまっている。ゆっくりとした抽送が、突然激しく速いピストン運動に変わる。
その腰遣いに敏感に反応してしまうアンリエッタ。腰が勝手にそのグラインドを追いかけるように
うねってしまう。
「ふぅっ…あっ…そ、そこはっ…ああっ」
「姫さまがして欲しかったら毎晩でもシてやるぜ?」
甘く痺れる乳首を色が変わるくらい強く潰される。
「ひっ――」
その痛みすらもアンリエッタの乳肉の中で広がるうちに白い快楽に変わっていってしまう。
痛む乳首を優しく舐め上げられ、唾液でコーティングされた乳首を優しく甘く唇で刺激される。
その快美感は肺を犯し、アンリエッタの浅い呼吸の度にその吐息の中に喜びをもらしてしまう。
その最中も暴漢の腰は浅く、時には深くと動き続ける。
勝手に動こうとする腰を止めようにも、女王陛下にはもう身体のコントロールが効かない。
抜かれる男根を追うように浮きあがり、そして深く突き入れられるとそれを受け止めるようにいやらしく
淫らにくねってしまう。
「そ、そんなところ、ああっ、いけませんっ。お、奥、そんな奥っ…だめ、だめですっ」
はっとなったアンリエッタはそこで言葉を止めた。
「感じすぎてしまいますから」
と続けそうになったから。
その淡い桜色が色をなくすほど固く食い締められた唇も、しかし暴漢のねちっこい腰遣いの前では
容易くその守りを崩されてしまう。
上向きに反り返った肉棒の先端が、アンリエッタの膣の裏側の弱いところを擦り立てる。
その弱点を見つけたのか、滾った熱い肉槍の先端はそこを執拗に狙ってくる。
才人との愛の交わりでもってすっかり開発されきったアンリエッタの肉壷は、その淫猥な
痴技に抵抗できない。
男に握り締められた乳房の芯に甘い痺れが生じる。
魔法で後ろ手に拘束されている絹の長手袋のなかの掌が固く握り締められる。
――サイトさん。サイトさん、ごめんなさいっ――
アンリエッタはもはや声にならない声でそう哀願していた。
悲鳴にも、うめきにも似た声。
――アンは、アンは、サイトさん以外の男の人に、気持ちよくさせられてしまっていますっ――
ひと突きごとに脳裏が白く飛んでしまう。
理性が蒸発し、甘く切ない官能の沼にズブズブと沈み込んでいってしまっている。
柔らかな膣襞をゴリゴリと擦られるだけでアンリエッタはなにも考えられなくなる。
硬く張り詰めた肉のエラが、アンリエッタの媚粘膜を歪めていく快楽は、女王陛下の腰を
勝手に動かしていってしまう。
「あっ! あっ、そ、そこっ! 奥にっ! 奥ッ!! あ、あたって、あたってえぇっ!!!」
「キモチイイのかよ姫さま!?」
「あっ。ああああっ。 ら、らめっ、そこ、そんらにっぃぃ――」
うら若き女王陛下の瞳はもはや焦点を失ってしまっている。
アンリエッタの一番弱いところに肉棒の先端が当たっている。
アンリエッタが腰を動かし、その弱点をペニスの先端に押し当てている。
一突きされるだけで気持ちがいい。
先端でつつかれるだけで恍惚となってしまう。
「だ、だめっ! お、お尻っ! お尻が、勝手にいっ!!!」
アンリエッタはそう叫んでいた。
身体が自分の言う事を聞かない。
男の腰は複雑な文字を描く。
アンリエッタの内側のどこが感じるのか、それを探るように浅く深く抽送は続いていく。
そこに触れられると気持ちよすぎて、アンリエッタは腰を逃がそうとする。
しかしどんなに腰を逃がしても、男の先端はアンリエッタの弱点から離れない。
腰で追いかけ、男性器を突き入れてその敏感な一点を責め続ける。
アンリエッタにできることはおとがいを反らしたまま甘く熱い吐息を吐くだけ。
突き入れられたままの男の太い肉の槍が膨らんでくる。
それが何を意味しているのか、アンリエッタは知っていた。
男根がびくり、と脈動する。
その感触がアンリエッタを絶望させる。
「中はっ! 中だけはだめですっ!!」
そう叫ぶものの、気持ちよくなってしまっている乳房をぎゅうっと握られながら
女陰の一番奥深くを突かれると声すら出せなくなる。
「出してやるぜ。一番奥に、子種をたっぷりとな」
恐怖と快楽に染め上げられたアンリエッタは言葉にならない絶叫をあげる。
子宮から生じた快楽電気が脊椎を駆け上がり、脳裏を真っ白くスパークさせる。
全身を痙攣が走り、男根を招くように膣道が勝手に収縮してしまう。
暴漢はアンリエッタの乳房を掴むと、腰を一番奥まで叩きつけた。
先端を子宮口に押し当てたまま、痙攣するアンリエッタの媚肉の感触を味わいながら
射精した。
びゅくっ!
子宮になだれ込んでくる熱い感覚にアンリエッタは呆然となる。
女にだけある、赤ちゃんのための小部屋。
アンリエッタがいつか才人と作りたいと思っていた、小さな赤ん坊のための部屋を
暴漢に汚されてしまった。
絶望感と、それと正反対の快楽。
脈動するペニスの吐き出す第二射が子宮口を押し割り、その熱い白濁がアンリエッタを染めていく。
背徳感と恍惚感の混ざり合った気持ちがアンリエッタの脳裏を焼いていく。
「さいと…さん…」
真っ白く染まりつつある視界のなかでは、思い描いた恋人の顔ですら薄れていってしまう。
息すらできない快楽の濁流の中、アンリエッタは意識を喪った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中篇は以上です。
次で完結予定・・・しばしお待ちを
GJ
たまには凌辱もいいね
続きが非常に気になる
>>423 GJですぅ
陵辱には陵辱の味わいがある
428 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 07:17:05 ID:wkhi7lc9
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔
(なんて素敵な方かしら) 少女は馬の上でそう思った。
(道に迷って困ってた私を、この騎士様は馬に乗せて送ってくれるとおっしゃった。
もしかしてこれは運命の出会い?)
(精悍な顔立ち。流れる汗が輝いて見える。度々振り向いて見せる横顔が素敵)
(何より、この馬の扱いといったらないわ。こんな速い馬は初めて。
広い草原を飛ぶように駆ける様は一陣の風のよう。
深い森の木々を縫っていく様は次々と広がる炎のよう。
険しい崖を駆け下りる様は怒涛のごとく流れ落ちる滝のよう。
死線を潜り抜けてきたと思わせる真剣な眼差しは力強い大地のよう。
降ろしてくれるはずだった街はとうに過ぎ去ってしまった。
ひょっとしてこのままこの騎士様に私は攫われてしまうのかしら。キャッ☆)
(ああ、それにしても・・・)
(ずっと続いてるこの爆発は何かしら)
>>429 GJ! たまにならイイネこういうの(・∀・)
ほのぼのとワラタ
はたしてアメリカンジョークなのかわからんが、こういうのもよいね
ハルケギニアジョークということにしちゃえばいい
>ときどき振り向いてみせる横顔
背後に迫りくる桃色髪の悪魔に怯えまくってるんですねw
夜闇と風を切って、馬を走らせて行くの誰?
それは、少女を連れた騎士であった
騎士は少女を腕にしっかりと抱きよせていた
温もりをわけあって
お嬢さんさん お嬢さん! あれが見えないの?
魔王の娘が、あの暗い闇に現れたよ!
こんな情景が浮かんできた
>流れる汗が輝いて見える
背後に迫りくる桃色髪の悪魔に怯えまくってるんですねw
魔笛じゃなくて魔王だな。シュペー卿の
魔王と言えばガイドライン。
こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。
それはサイトとルイズだ。サイトは媚薬で達しそうなルイズをひしと抱きかかえている。
サイト 「ルイズ、我慢しなくていいんだぜ」
ルイズ 「ば、馬鹿サイトォ…。馬に乗りながらなんて・・・」
サイト 「通り抜ける風が涼しくて気持ちいいだろう?」
アンリエッタ「サイトさーん、私も、私も混ぜてくださーい。そして、お城にいけば心地よいベッドといい感じに緊縛させたアニエスが待っていますよ。」
ルイズ 「サイトォ!サイトォ!。わらし…もう、だめぇ。」
サイト 「おっとまだだめだぜ。」
アンリエッタ「さぁサイトさん行きましょうアニエスと私がもてなします。あなたにここちよく奉仕して、イッて、犯されてしまいます。」
ルイズ 「やだ、やだ!抑えないで、抑えないで…壊れちゃうぅっ」
サイト 「だったらイっちゃう?お馬さんの上で淫らなルイズ」
アンリエッタ「放置プレイですか!あぁ、でもそれでもこんなに…あぁ、もう力づくでも犯してもらいます」
ルイズ 「サイト!サイト!私もうだめ!い、イッちゃ…くぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
サイトはルイズの腰を上に持ち上げ、一気に下に落とした。あえぐルイズを両腕に抱え、サイトも欲望のタケをルイズの中にぶちまけた…
城で拘束されていたアニエスは身悶えていた。
ドSアニエスをM調教したい
媚薬、で萎えた
魔王はそのまんまタイトルになってるSSが保管庫にあるよな。
故205氏のSSの中でもあれは今でも伸びがいい。やっぱみんな鬼畜好きなんだね。
故いうなおいw
殺すなよw
なら旧・205氏で
それだと新・205氏がいることになるぞw
んじゃ先行試作型205氏で
なら
へんたいさんの余剰パーツで組まれた
陸戦型へんたいさんもだな(ry
ガチ**で****なSSを書きまくる
へんたいさんのさらに上を行くへんたいさん飛行試験型もな
じゃあ誰にも理解できない異次元なエロを書くへんたいさん宇宙戦仕様も。
205氏の平賀さん家へいらっしゃいの続きが読みたい
作品の投下は無いけど。
健康で元気でいてくれたらお母さんなにも言う事はありません、205氏
でも投下してくれるともっと嬉しい
205氏はハルケギニアに取材のため休載します
俺だったら絶対帰ってこないんですが
テレビもパソコンも水道も日本式風呂もないぞ?
TV 普段から見ない
風呂 作ればいい
パソコン ワールドドア目指していざ聖地に!でもノート持ってなかったら死ぬ
>>458 ネットブック+コッパゲのワンセットじゃなければ動かないよなw
後は太陽電池か物理的な逐電方法を取り付ければ完成だなw
今気付いたんだが、1巻でギムリ出てるんだな
キュルケの所の、「今夜は僕と過ごすんじゃ(ry」の男の中に入ってたわw
脇役ってか、どうみても使い捨てっぽかったのに…出世したなw
キュルケは学院の何割ぐらいのちんこをくわえ込んだんだろう
割合で言うとルイズのトップとアンダーの差くらい
いくらおっぱいが大きくてもヤリマンビッチのキュルケはダメだな
未使用のテファは大歓迎
テファは巨乳っていうかもはや奇乳の領域だからなぁ
もうすこし控えめなほうがよかった
>>469 もう少し張りがないとな
あと年取って垂れるとかマジ簡便
エルフは長命って設定だった気がする
年に関して言えばテファ一強だなぁ
ずっと若い奥さんとか素敵過ぎる
でも自分だけ歳重ねていくのは結構キツいな
不老不死ならともかく
ハガレンのホーエンハイムのように、愛する人と一緒に生きて、年を取り、死んでいける、そんな研究を始めるテファですか。
エルフの年齢から考えるとティファは完璧なロリ巨乳
ジョゼフがグラン・トロワを後にしたのは、シェフィールドから呼び出しがあったからである。
『頼まれたものができあがった』と。
しかし、ジョゼフの今立っている実験用の倉庫の中には、彼の予想していたものは影も形もなかった。
何もない倉庫の床に、ミョズニトニルンが傅いている。
「…どこに、そのゴーレムがあるというのだね?」
その声は少し不機嫌に聞こえたが、今のシェフィールドにはそんなことは気にならない。
そして主の言葉に即座に応える。
「申し訳ありませんジョゼフ様。
…そのようなものはどこにもありません」
悪びれもせず応えた声には、自信のようなものすら宿っていた。
ジョゼフの頬がぴくん、と跳ねる。
不機嫌を露にするジョゼフのこの表情、前に見たときは陳情に来た愚かな貴族が領地を剥奪された時だった。
「…言っていることの意味が掴みかねるのだが。ミューズよ」
呼び出されたというのに、その用件自体がなかったという。
ならば何故自分はこんなところにいるのか。まるで意味がないではないか。
ジョゼフが怒りを感じるのも無理からぬことであった。
そして、ジョゼフが己が使い魔に近寄ろうとした瞬間。
ごす。
巨大な杖が、ジョゼフの後頭部を思い切りぶったたき、昏倒させたのだった。
「…お目覚めですか?ジョゼフさま」
ジョゼフが目を覚ますと、頑丈な木の椅子に縛り付けられていた。
全裸で。
目の前には、肌が透けるほど薄い紫のベビードールに身を包んだシェフィールド。
「…何のつもりだ?」
不機嫌を露にし、ジョゼフはシェフィールドをねめつける。
そんなジョゼフに、シェフィールドは淡々と応えた。
「まだお分かりになりませんか?ここまでしておいて」
肌も露な男と女。この状況で考えられることは一つ。
「…まさか、お前まで発情した宮廷女のような事を言い出すのではあるまいな?
神の頭脳、ミョズニトニルンよ」
ジョゼフは一応そう言っては見るものの。
「下半身総立ちにしておいてそんな事言っても説得力ありませんわね」
「…ぐ」
実際シェフィールドはプロポーションもよく、それなりの美女である。
健全な中年男性であるジョゼフの雄が、肌も露な美女に反応しないはずもなく。
「まあそんなあなただからこうしようって思ったんですけども。
言っておきますけど、私、虚無の使い魔である以前に、女ですから。
どこかの冴えないキチガイ親父に使役されるにはそれなりの理由があるんです。その理由ご存知ですか?」
縛られたまま強がるジョゼフを見て、シェフィールドの中でヘンなスイッチが入ったらしい。
頬を朱色に染め上げ、獲物の前で舌なめずりする肉食獣のような表情で、ジョゼフを見つめる。
「し、知らぬ!いいからこの縄を解けミューズよ!」
あくまで抵抗を続けるジョゼフ。
縛られれば少し素直になると思ったが、結局、シェフィールドの考えていた展開になってしまったようだ。
…でもそれも望むところ。
シェフィールドは、右手の甲をジョゼフの顔の前にかざしてみせる。
その中指には、青い宝石をあしらった指輪が。
「…この指輪は、『以心伝心の指輪』といいます」
「…?」
いきなり指輪の説明を始めたシェフィールドに、ジョゼフの顔が疑問符に歪む。
当然である。ジョゼフはそんな指輪のことなど知らないし、知る必要もない。
シェフィールドは構わず続ける。
「この指輪は二本で一対になっていて、魔法が発動すると嵌めているもの同士の心の中を筒抜けにしてしまいます。
そしてこの片割れは、あなたの指に」
「…何!?」
シェフィールドの言うとおり、彼女のしているそれと全く同じ意匠の指輪が、ジョゼフの右手の中指に嵌っていた。
そして、シェフィールドの額のルーンが輝き、指輪に光がともる。
「…私の気持ち、受け取ってください」
その言葉と同時に。
ジョゼフの心の中に、感情の奔流が流れ込んでくる。
それは、『好き』の塊だった。
王だから、美丈夫だから、天才だから、そういった事では一切なく。
『ジョゼフ様だから好き』その想いが、溢れんばかりに伝わってくる。
言葉や文字だけでは決して伝えきれない、焦げ付きそうな感情。
それがダイレクトにジョゼフの中に流れ込んできていた。
そして、今こうしていることに対する不安と贖罪、そして何よりも一緒にいられることへの多幸感。
それらが全て奔流となって、ジョゼフの中に流れ込んでくる。
ジョゼフの心に、熱い何かが点る。
それは弟への渇望を溶かし、目の前の女性に対する情念へと転換される。
いや、彼とて男である。己に付き従う美女を前に、思慕の情を僅かでも抱かないはずがない。
「い、いやちょっとまてミューズ!落ち着け!」
正直言ってかなりまずい状況だった。
普段なら冷静な顔をして受け流せばいいのであるが、魔法の指輪によって流れ込んできた感情が、ジョゼフの冷静な部分を根こそぎ奪い去っていた。
シェフィールドってこんなエロ可愛かったっけ、などと訳の分からない言葉が沸き起こるほどに。
「…や、やだもう何考えてるんですかジョゼフさま…」
その感情が伝わったらしく、身体を捻って真っ赤になって照れるシェフィールド。
その仕草もなんていうか。
…萌え。
「…ばか」
今度は上目遣いで見上げてくる。
いかん待て落ち着け自分!目の前のコレはトチ狂った使い魔であってだな!
いやだから太ももにおっぱい押し付けるんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ
ジョゼフの中で何かが壊れた音がした。
「…わかった、お前の気持ちはよーく分かった」
目が据わっていた。
その据わった目で、ジョゼフはシェフィールドを見つめる。
文字通り、二人の間に言葉はいらなかった。
要するにもう完全に二人の頭の中はエロいことで一杯だったのである。
まずシェフィールドがしたことは、目の前でそそり立つジョゼフに優しく口付けすること。
先走りの溢れる先端に軽く開いた唇を押し付け、何度も何度も赤黒い亀頭にキスの雨を降らせる。
そして軽く口を開くと、かぷかぷと充血した亀頭を甘噛みし、ちゅうちゅうと音を立てて吸う。
ジョゼフの喉から漏れる喘ぎ。そして伝わってくる快感。シェフィールドは、己が股間にないはずの男性器の快感を感じていた。
先端が唾液と先走りでどろどろになると、今度は竿に唇を押し当て、皮を吸い上げながら、優しくグラインドさせる。
余った右手で先端をこね回し、左手は陰嚢を揉み解す。
唇に当たるジョゼフの硬さが限界になると、今度は口をあけ、先端から遠慮なくジョゼフを飲み込んでいく。
頭を前後に揺らし、口内をすぼめて刺激を与える。
やがて、その刺激にジョゼフが限界を迎える。
シェフィールドの口内で、雄が弾けた。
生臭い匂いとともに、シェフィールドにも感じる射精の快感。
喉と膣を同時に震わせ、びくん、びくんと身体が震える。
シェフィールドは、快楽に負けじと口の中に流れ出す精液を愛おしく飲み干していく。
やがて射精の勢いが弱まると、今度は先端に唇を密着させてじゅるじゅると尿道に残った精液も吸い上げていく。
薄れていく理性、混じる感覚。心の奥から溢れてくる、体中を融かしつくしそうな多幸感。
そして蜜のあふれ出す股間に感じる、たまらない渇望。
それは、魔法の指輪によってジョゼフにも伝わっていた。
シェフィールドは顔を上げる。口許から精液交じりの涎を零し、淫欲に真っ赤に染まった頬で、牝の視線でジョゼフを見上げる。
ジョゼフは牝を見下ろす。絶頂の余韻に粗く息をつきながら、それでもなお収まらない己が分身を間に挟んで。
言葉すら交わさず、シェフィールドは椅子の上で縛られたままのジョゼフの身体をよじ登っていく。
やがて、そのそそり立つ雄の上に、涎を垂らしながらはくはくと蠢く、牝の顎が合わせられる。
一瞬の間もなかった。
雄の肉槍が一瞬で牝の肉門を貫き、一番奥の本丸への門を押し上げる。
体中を駆け抜ける快楽に、シェフィールドは我を忘れてジョゼフにしがみつき、甘い甘い甘い泣き声を上げる。
それは今わの際の獣の鳴き声のようであったが、確かにその中にはジョゼフの名前が何度も刻まれていた。
互いの声と心が融けあい、言葉が意味を成さなくなっていく。
意識の外で勝手に身体が動き、牝は腰を上下に振りたて、雄は下から突き上げる。
互いの身体をむさぼり食らう行為が、しばらく続くと。
二人の泣き声が止み、そして、全身が震える。
「ジョゼフさま、ジョゼフさまぁっ…!わ、わたしもうっ…!」
「シェフィールド、で、出る…っ!」
最後にお互いの名前を呼び合い。
一番奥で噛みあった牝と雄は、同時に果てたのだった。
タバサがシェフィールドに『以心伝心の指輪』を与える代わりに出した交換条件。
それは。
『一地方貴族となって、ジョゼフとともにそこで死ぬまで幸福に暮らす事』
であった。
地位も領地も、王となったタバサ───シャルロットが準備する、という。
それを、シェフィールドは。
何の躊躇もなく快諾したのである。
もちろん、その領地に篭ってからは一切ガリア王家との関係は絶つこと、ジョゼフが余計な野望を抱かぬよう監視することも条件であった。
そして、この『以心伝心の指輪』の最大の特徴───それは、伝えたいと思ったこと以外は伝わらない、というものであった。
この性質のおかげで、シェフィールドとタバサの密約がジョゼフに漏れることはなかった。
しかしまた、『以心伝心の指輪』を着けて性交をした二人は、お互いの気持ちを完全に伝え合い、そして。
「…わかった。そこまで言うのなら、王冠はお前に託そう」
真夜中のグラン・トロワ城門。
そう言ってジョゼフは、目の前に立つ姪に王冠を手渡す。
シェフィールドの気持ちを完全に理解してしまった今、彼にとって弟のことなど大したイミを持たなくなってしまった。
これもタバサの計算のうちである。
…だって、全力で愛されて、幸せにならない人間なていないもの。
タバサは才人との学院での性活を思い出し、そう思っていた。
昔なら目の前にジョゼフがいて、こんな事を口走ったのなら問答無用で『ジャベリン』の一撃でもお見舞いしていたことだろう。
しかし、今は彼の気持ちもよくわかる。
そして、もう一人の気持ちも。
「何してるんですかぁー?早く行きましょうジョゼフさまぁ〜」
いつもの魔女のような格好とは違い、紫の豪奢なドレスに身を包んだシェフィールドが、荷物を満載した荷馬車の上から声をかける。
「わかったシェフィ、今行く」
いつの間にやら愛称まで付けたらしい。ジョゼフはタバサに軽く手を振ると、愛しい人の待つ荷馬車へと急ぐ。
タバサはそんな二人の門出を、言葉少なに見守ったのだった。
「ねえジョゼフさま、領地につくまでの間、今までのぶんいっぱい可愛がってくださいね♪」
「何を言うか。領地についてからも死ぬまで可愛がってやるからな。覚悟しておけよこの淫乱め」
「やだもう、このス・キ・モ・ノ♪」
…はいはいワロスワロス。
半分以上呆れながら、タバサは二人に背を向け、王宮へと戻る。
そう、これから始まるのだ。
女王となって、サイトに正式に娶ってもらって、毎晩世継ぎを作る楽しい生活が!
満天の星空の下、そんな夢想に焦がれるシャルロットの唇からは、ちょっと涎が垂れていた。
…ガリアがダメになる日も近いかもしれない。〜fin
さて今回は試験的に擬音も台詞も抜いてエロシーン書いて見たけど。
…なんだかアレですね。ぜんぜんえろくないや。
まあ次でがんばるのでカンベンしてたもれ。
んじゃまたノシ
いいよいいよー
エロアイテム捏造していろいろできるミューズはエロ向きキャラだよね
屋敷での生活とタバサの性活も見てみたい
いやいやいや大人のエロって感じでGJです
ロ○コンなへんたいさんにはものたりないかもしれないですけどね
強行偵察型さんGJ
さすがへんたいさん
せんたいさん、ハッピーエンドでGJっす。
>ガリアがダメになる日も近いかもしれない。
もう、すでに手遅れじゃないでしょーか・・・・・・。
せんt…いやいやへんたいさんGJ!
>>才人との学院の性活
一瞬誤字かとおもったがそんなこと無かったぜ…
ガリアがテロリストならぬエロリストにより、陥落した日であった
>毎晩世継ぎを作る楽しい生活が!
そしてトリステインやエルフ、ヴァリエールとの戦争が始まるのだった…
489 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 05:40:38 ID:r0NxAmEw
あげ
へんたいさんまだかな
そんなことより新刊はまだか…
ノボル神頼むぜ
神じゃなくて天使だ
>>492 つノボル三位一体説
天使でもあり、ブタでもあり…とかいってるとキリがないぞ
作者=全能の神ということで見逃しとけよ
この流れなら言える
あと三十分書き込みなければ俺が…へんたいさんだ!
一世代前の人達がメインなエロというカオスな電波が…
ヒロインは若い頃のシュヴルーズ先生やマリアンヌetc.
一体俺に何をしろと…
そういやどっかのスレに才人の父とジョゼフが大学以来の友人ってのがあったな
才人の父ちゃんがジョゼフの世界扉でハルケギニアにナンパに行ったりして
賊に襲われていたマリアンヌ助けたとか、キュルケママに誘惑されたとか
どSのカリン様もベッドの上ではかわいらしい小さいにゃんにゃんでしたとさ
>>499 親子二代で勇者とかラムネ&40かとw
まぁ両世界で時間の流れが違う辺りはちょっと似てる気もするが…
>>502 サイト父がジョセフに頼んで作ってもらった
ワンオフモデルのヨルムンガンドに乗って戦うサイトですね、わかります
「俺は今!猛烈に!!(性的な意味で)熱血してるゥ!!!」
それ熱血ちゃう、充血(股間的な意味で)や
不用意にカタツムリ食ってハルケギニア住血線虫に寄生されるきゅいきゅい
ドラゴンはその体に棲む寄生虫さえ高価な霊薬って設定がファンタジーにはよくあるな
>>502 ヒロインが桃髪ツンデレ貧乳お嬢様だしな。
ルイズは大食いじゃないが…
>>499 才人父とジョゼフが友人となると
ジョゼフは才人の事を赤ん坊の頃から知っていて
イザベラやシャルロットとは幼馴染みとか
ジョゼフは娘のイザベラと親友の息子のサイトをくっつけようとしてシャルロットの邪魔をする
そしてそれが裏目に出てシャルロットにフラグが立ってしまい、絶望
シャルルを殺害してシャルロットを追い遣ることに
そしてタイミングを計ったようにサモンサーバントでサイトはルイズの使い魔に
ジョゼフのトリステインを目標とした戦争ゲームが始まる
シャルルを殺すとまではいかなくとも何かありそうだな
あとそのジョゼフだと日米貿易摩擦、バブル景気、失われた10年の頃の日本を知っていそう
宇野総理の辞任や、金丸信が捕まった事も知ってるとか
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔
才人が行方不明になって早数ヶ月・・・
息子がいつ戻ってきてもいいようにと、両親は彼の部屋を整理していた。
すると、
「・・・あの子ったら、こんな本をベッドの下に隠してたのね」
「ん?どうしたんだい・・・」
「ほら、Hな本がこんなにいっぱい・・・」
「ああ、才人くらいの歳なら大抵隠れて見ているもんさ」
父親は、母親から本を受け取るとパラパラめくってみた。
「あの子がここにいたら、こっぴどく叱ってやることも出来たんでしょうね」
「そうだな・・・」
「だが・・・どうやら、あいつにはお仕置きしても逆効果なようだ」
父親は本の内容を見ながら言った。
サイトがマゾかよwww
ヤプーでも見つけたのか?www
ワロタ
これは普通にアメリカンな感じだね
笑うけどちょっとしんみりしちゃうな
才人の両親は心配してんだろうなあ
>>506 >>ドラゴンはその体に棲む寄生虫さえ高価な霊薬って設定がファンタジーにはよくあるな
その電波…確かに受け取った!
若かりし頃の才人パパの恋のお相手
マリアンヌ、シュヴルーズ先生…まだ結構いそうだな
※このSSの内容は16巻に準拠しています。せんたいさんのSSとは独立しています※
ガリアは困窮に瀕していた。
それは当然である。ロマリアに敗北し、戦敗国として多額の戦時賠償金を請求されたからだ。
それは、前ガリア王ジョゼフの溜め込んだ財産を売り払っても、国庫を空にしてもなお、利息にしかならないほどの金額であった。
そこで、現ガリア王シャルロットは、行動に出る。
火急にこの戦時賠償金を消化すべく、資金を作るために。
ここはガリア辺境の貴族の屋敷。
金にあかせて作った、無駄に広い成金趣味の邸宅。
そこで、今夜、闇のオークションが開かれる。
しかし闇のオークションとはいえ、この秘密の会場に官憲の手が入ることはない。
なぜならば。
「まさか、シャルロット女王陛下自ら私にお声がかかるとは…光栄にございますな」
いまやオークションの始まろうという、その貴族の屋敷のホールに設えられた、オークション用舞台の舞台裏。
下卑た笑いを浮かべるこの屋敷の持ち主の前に立つのは。
女王としての格好ではなく、かつてトリステイン魔法学院で『タバサ』として着ていた、魔法学院の制服に身を包んだ、シャルロット女王。
シャルロットは、この貴族と関わりがあった。
かつて、『北花壇騎士七号』として、この貴族の主催する闇のオークションの警護を担当したことがあるのだ。
そこでは、禁制とされる薬品や、危険度の高い幻獣、国家機密すら取引されていた。
そして、今。
女王となったシャルロットは、ジョゼフの持っていた禁制のマジック・アイテムなどを、この貴族のオークションで金に換えようとしていたのである。
「お世辞はいい。はじめて」
『雪風のタバサ』と名乗っていた昔と変わらぬ冷たい表情で、女王は淡々と貴族に告げる。
貴族は慇懃に礼をすると、舞台に上がる。
そして。
「皆様お待たせいたしました。早速競りを始めましょう。
さあ、まずは最初の品です。
今や入手も困難、超レア中のレア、『オーガの血』1ダースからいってみましょう!」
会場に集まった、正体のばれないよう仮面をかぶった人々からは、ちょっとした町くらいなら丸ごと買える様な金額が飛び交う。
このぶんなら、相当な金がガリア王家に転がり込む。
シャルロットが心の中でほくそ笑んでいると。
「…あのー?おねえさま?」
隣から間抜けな声がする。
そこにいたのは、シャルロットの使い魔、風韻竜シルフィードの化けた、蒼い髪の美女。
肌も露な蒼い夜会服に身を包み、そして、その首には無骨な鎖につながれた、赤い革の首輪が嵌められている。
「なに」
使い魔の質問に、シャルロットはぶっきらぼうにそう答える。
シルフィードはこの会場に着くやいなや、人間に化けさせられ、この格好をさせられたのだ。
そして何をするのかも言われないまま、この舞台裏で待機している。
「シルフィ、なんでこんな格好しなきゃなんないの?
首輪くすぐったくてイヤなのね。きゅいきゅい」
「すぐわかる」
使い魔の質問にほとんど答えず、そう言ったきりシャルロットは押し黙る。
シルフィードは主人がそれ以上問答する気がないと察すると、きゅーいきゅーい言いながら、鎖をじゃらじゃら言わせて遊び始めた。
しばらくすると、先ほどの貴族が舞台裏へやってくる。
「お待たせいたしました。それではトリをお願いいたします」
「分かった」
貴族の言葉に従い、シャルロットは舞台へと歩き出す。
シルフィードの繋がれた鎖を手にして。
くいくいと引っ張られ、シルフィードは抗議した。
「な、なにするのねちびすけ!そんな引っ張らなくても自分で歩けるのね!きゅいきゅい!」
そう言ってシャルロットを追い抜き、舞台へと出る。
シルフィードの視界に、異様な光景が写りこむ。
そこそこ広い会場の中には、まばらな人影。さきほど飛び交っていた声から予想される人数より、ずいぶんと少ない。
全部で十二人しかいない会場は、やけにさびしげだった。
最後の品まで待つような好事家は、この程度しかいないようであった。
シルフィードはきゅい、と首をかしげる。
「そーいえば『おーくしょん』ってなに?」
主人から『オークションに出る』とは聞いていたものの、『オークション』の意味が分からないシルフィードだった。
そのシルフィードに対し、脇に控えるシャルロットが囁く。
「竜に戻って」
「え」
シルフィードは驚いた。
今まで、人前でしゃべるなだの姿を変えるなだの言われ、ひたすら正体を隠してきたのに。
いきなり、衆人環視の前で竜にもどれ、と言われたシルフィードが驚くのは当然と言えた。
「で、でもいいの?」
「構わない」
まあご主人様がこう言ってるし、とシルフィードは納得する。
そして。
一息息を吸い込むと、身体にかかった呪を解き放つ。
一瞬で蒼い髪の美女の姿は掻き消え、そこには真っ青な風竜が顕れる。普通の素材だった夜会服は大きくなった身体に耐え切れず千切れ飛んだが、魔法がかかっている首輪だけはそのままだった。
おおお〜、とどよめく会場。
シルフィードはそんなふうにどよめく人間どもを見て、首輪がくすぐったいのも気にならないほど気をよくしてしまう。
ふふん。所詮人間なんてこの程度なのね。
そして、威嚇といわんばかりにぎゅるおおおおおおお、と重低音で鳴いてみせる。
会場がさらにどよめく。
そして、次の命令が主人から飛んでくる。
「人間に化けて」
「きゅい?もう〜?」
もう少しこのまま会場にいる人間どもをびびらせてやりたかったが、主人の命令とあらば致し方ない。
シルフィードは呪文を唱え、人間の姿に戻る。
首輪を嵌めただけの、扇情的な身体の蒼い髪の美女が、そこに現れた。
そして再び、どよめく会場。
ふふん。風韻竜の威厳にびびりまくってるのね!いい気味なのねー!
鼻高々のシルフィードだったが、そこへ先ほどの貴族の声が聞こえてくる。
「ご覧いただけましたでしょうか?彼女はご覧の通り伝説の韻竜なのです!
女王陛下の使い魔である伝説の韻竜、今回は女王様のご好意により、韻竜の『お口』でのご奉仕が競売にかけられました!」
おおおおおおおーっ、とどよめく会場。
「へ?なに?お口???」
意味が分からずきょとんとするシルフィード。
しかしそんな間もなく、会場から湧き上がるとんでもない金額の声。
その声が飛び交う間、シルフィードは先ほどの貴族の言葉の意味を考える。
きょうばいって、モノを売ることなのね?
いんりゅーのおくち?シルフィのおくち?
おくちでご奉仕…。
おねえさまがサイトにしてたみたいな…。
「ええええええええええええええーっ!?」
驚くシルフィードの声と。
「二十億!」
白髪に金色の仮面をかぶった男から告げれたとんでもない金額がかぶさり。
それから少しの間、会場が静まり返り。
「では、二十億で『韻竜のお口』落札です!」
主催者の声が、オークションの終了を告げたのだった。
そして、貴族の屋敷の裏手。
小さな森の中にある泉で、『お口』でのご奉仕は行われることになった。
さんざん渋ったシルフィードだったが、シャルロットにガリアを救って欲しい、と頼まれてはしかたない。
新たに手渡された質素なベージュのワンピースを着て、シルフィードは待ち合わせに指定されたそこへ来ていた。
「…しかたないのね。苦いお薬だとでも思ってガマンするのね」
心底イヤそうな顔でシルフィードが手近な木にもたれかかっていると。
そこへ、先ほどの白髪に金色の仮面をかぶった男がやってくる。
そして、シルフィードの格好を見るや否や、彼は激昂した。
「…どういうことだ、その格好はなんだ!」
…なんなのねもう。全裸がいいの?やっぱしこういうの好きなヤツってへんたいさんばっかしなのね。
心の中だけで突っ込み、シルフィードはしぶしぶ、ワンピースを脱ぎ始める。
「…脱げばいいのね?脱いでするのがいいのね?」
白髪に金色の仮面の男は、その言葉にうむ、とうなずく。
すぐに全裸になると、シルフィードは男に寄って行く。
そして男はいそいそとズボンを…下ろさなかった。
それどころか、さらに激昂しだした。
「…まて!そうじゃない!違うだろう!」
「…きゅい?」
意味が分からない。裸になった。あとは咥えるだけ。これ以上何があるというのか。
「…なんなのねもう。約束はクチだけなのね。胸なんか使わせてあげないのね」
「何を言っている!私は竜の口で咥えられるのを所望したんだ!人間の女なんぞに興味はない!」
「…ほえ?」
シルフィードの目が完全に点になった。
そして、シルフィードは彼の言うまま、竜になって彼を丸ごと口の中でしゃぶりたおした。
小一時間シルフィードの口の中でねぶりたおされた彼は、竜の涎まみれで泉に放り出される。
涎にまみれて『ああ、もう死んでもいい』と夢見心地に呟く彼を見てシルフィードは思った。
…人間のオスってへんたいさんばっかしなのね…。
当然その中には主人の想い人も、学院にいたあの丸いのも含まれているのであった。〜fin
しまった注釈ミスったw
※このSSの内容は16巻に準拠しています。せんたいさんのSSとは微妙に独立しています※
イヤ最初はからめるつもりあんましなかったんで。ええ。少し絡んじゃいました。ええ。
んじゃ寝ますノシ
アホ竜モノには大いに期待
>>521 お休みなさいませw
つか、なんつー変態だよこの貴族w
>>521 俺が食ってた夜食のラーメンの返還を要求する
アン様あたりなら美味しそうに吸いあげるだろう
>>499と
>>508を組み合わせてちょっと妄想
27歳当時の才人パパとジョゼフ@1986年の東京
ジョゼフ「お互いもうすぐ父親か…」
才人パパ「ジョゼフ、コーヒー入ったぜ」
ジョゼフ「お、悪いな」
才人パパ「俺達が出会って8年か…」
ジョゼフ「大学に入学した時からだからもうそんなに経つんだな」
才人パパ「あん時は、まさかお前が魔法の国の皇太子殿下だとは思わなかったな」
ジョゼフ「ま、驚くのも無理はないがな」
才人パパ「思えばあっちでは色々あったよな…」
ジョゼフ「どうした?」
才人パパ「いや、何でもない…」
畜生!俺に文才があれば…
若き日のヒロイン達のママ(一部除く)とサイトパパの実らずに終わった恋
なんでだろ、妄想したらBGMに『ルビーの指環』や『ワインレッドの心』が何故か…
ルイズ「どうして私だけ魔法が使えないのかしら・・・くすん」
カリン「今まで黙っていたけれどあなたの本当のお父様は平民なの、たぶんそのせいで魔法が使えないのよ」
ルイズ「?!」
公爵「(柱の影で)?!!!」
サイトパパ「(異世界で)へっくしょい!」
なんかサイトパパのイメージが高槻巌になってきたw
>>532 ミョズニトニルン「バカなっ!私のゴーレムを魔法を使わずに破壊するなんて!?」
ヴィンダールヴ「獣たちが怯えきってる…あなたは何者です!?」
サイト父 「何、通りすがりのサラリーマンだよ」
こうですね、わかります
もう6月に17巻出るのか
ノボルいつでも賢者モードになる術を身につけたな
>>530 娘に話して聞かせてたりしてそう
「黒い髪に黒い眼鏡をかけてて、見た事もない武器を使う人なの…」
とか
あとナンパの邪魔をしたグラモン元帥を怒りに任せてボコボコにして親子二代に渡る因縁作っちゃったとか
サイトパパ「俺と彼女の運命的な出会いを邪魔しやがって!このっ!このっ!」
と、コブラツイストをかけられて悲鳴をあげる元帥ですか
その線で行くとサイトのお母さんはハルケギニア出身でサイトは混血って事も。
サイトママ「有楽町西武か、お父さんと結婚する前に初めて地球でデートした場所なの。」
サイトパパ「あん時、まだ開業したばかりだったな。それと、お前が興味津々だったの覚えてるぞ。」
サイトママ「そりゃもう、ガリア出身のお母さんからすれば目新しい物ばかりだったから。」
とか
>>537 年代的にも一致する気がしてきたw
確かにおとーやんなら、ハルキゲニアで才人以上の浮名を流すことも楽勝だろうよ
若き日のサイトパパとジョゼフ、色んな意味で最強コンビなこの二人
地球から色々持ち込んではハルケギニアで騒ぎを起こし、
カリンママでさえもこの二人にだけはお手上げだったとか。
>>540 >サイトパパとジョセフが最強コンビ
サイト父→真
ジョセフ→百舌鳥さん
サイト→イカルガン
こんな構図がふと頭をよぎった
……バレット氏のSSの読みすぎだ
今、デルフに命を吹き込んでやる
悪漢達「(剣を折られ)ひぃぃぃぃぃっ!」
サイトパパ「やっぱ刃物には飛び道具でしょ」
ジョゼフ「よくそんな物持ってるな」
サイトパパ「こう見えても昔はワルだったから」
>>543 なんかいい感じだなっ
もっとやってみろ
>>543がマリアンヌとの出会いだったらとして勝手に続編を妄想
ジョゼフ「ところでこいつらどうする?」
サイトパパ「そうだな…速達で地獄に送るか」
ジョゼフ「こんな安物に速達は勿体無いだろ」
サイトパパ「じゃ遅配で」
悪漢達「ひぃ〜!御免なさい〜!」
サイトパパ「あ、逃げた」
マリアンヌ「あ、あの……」
サイトパパ「駄目だよ、あんな有害ゴミがうろついてる場所に一人でいちゃ」
ジョゼフ「次から気をつけるんだぞ」
何故かサイトパパのイメージが柴田恭兵になってきた
>>546 セクシー平賀w
ならジョゼフは舘ひろしだな。
>>547 やめれwww
お目付け役の課長が胃を悪くしまくリングwww
なんという危ない二人…。
>>548 課長=シャルル。つまり彼の死因は神経性の胃潰瘍だったんだよ!!
じゃアレか、ガリアの宝物庫にはグラサンにショットガンにハーレーが保管してあるのか。
>>550 >グラサンにショットガンにハーレー
タイガー戦車の裏に隠してありました。
>>545 タバコが縁で出会ったキュルケママとか
サイトパパ「あれ?ライター、ライター…」
ジョゼフ「火なら貸してやるぞ、ほれ」
キュルケママ「あら、火なら私が用意致しますわ」
サイトパパ「あ、どうも」
キュルケママ「その火を点ける物や煙は一体なんですの?」
とか
サイト・イザベラ4歳、シャルロット2歳当時
ジョゼフ「イザベラやサイト君は?」
サイトパパ「遊び疲れて、二人の姫君と共にお休みだよ」
ジョゼフ「どれどれ、後のガリア皇太子と皇太子妃の寝顔でも…」
シャルル「兄さん、皇太子妃と言うのはシャルロットの事だよね?」
ジョゼフ「おいおい、イザベラに決まっているだろ」
親バカな兄弟をちょっと妄想してみた
ときどきでいいから、黒髪のメイドも思い出してあげてください
ジェシカのこと?
たぶんパエリヤ
シエスタママとの出会いだったら
ドライブでタルブに出かけて
シエスタママ「祖父の同郷の方だったんですか…」
才人パパ「まさか同郷の墓を見つけるとは思いもしませんでしたよ。」
ジョゼフ「うちもあの通りだから、人が流れ着いてもおかしくはないだろ。
ところで、あのゼロ戦どうするか?」
才人パパ「そうだな〜、工学部のあいつらでも連れて来るか……どうかしました?」
シエスタママ「あ!いえ……別に何でも…」
考えてみると結構出会ってそうだよな
若い頃のマザリーニやフサフサの頃のコルベール、若手時代のマルトーとか
子供の頃のエレ姉さんやワルド、バーガンディとか
召喚されたサイトを迎えに魔法学院に出向いて
サイトパパとシュヴルーズ先生がかつて恋仲だった事が発覚するとか
559 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 21:24:33 ID:GMjxyfmR
息子が突然行方不明になってしまいサイトの母ちゃんは必死に耐えてるのに、
旦那はハルケギニア行った事あるのを黙ってるって鬼畜過ぎだろ。
世界鏡的なアイテムでこっそり息子の勇姿を観察してたりして
サイトママ「あらあら、あの子もあなたに似て手が早いわねぇ・・・(ニヤニヤ)」
才人ママは実はジョゼフが紹介したどっかの没落貴族の娘とか、王宮のメイドだったとか
サイトママは老いて懐かしいサイトのことを想って亡くなったルイズが転生した存在
やがて部分的に記憶を失ってサイトパパと出会う
昔の少女漫画かなんかでそんな設定見た気がする
>>562 ネトラレ云々以前に
運命の恋人が母ちゃんになってたってどんな悪夢w
トリスタニアで騒動を起こし、カリンママと鬼ごっこになった最強コンビ
才人父「ハッハッハ、ザマ見やがれ!」
ジョゼフ「魔法衛士隊はエリートと聞くが、大した事ないな。ほれ、タバコ」
才人父「センキュー!……おや、まだ一名追ってきてるのがいるな………!!」
ジョゼフ「伏せろ!魔法攻撃だ!」
才人父「あら!?これいつからオープンカーになっちゃったの!?」
ジョゼフ「とにかく飛ばせ!公爵夫人とブタ箱デートは勘弁だろ!?」
才人父「俺、そんな悪趣味じゃねーよ!」
なんか凄くルパンです…
カリン様がとっつぁんになってしまう
ボルボ氏のエロ新作が読みだい(ヽ´ω`)
170cmOver氏マダー?
キュルケの新作早く見たいお
結構両極端で、真面目な面も併せ持つ二人とか
本編開始から10年くらい前?
サイトパパ「(新聞読みながら)ついに金丸信が捕まったか」
ジョゼフ「ハルケギニアではこういった不正は中々発覚せんからなぁ…
ガリアでも不正撲滅に取り組んではいるものの…」
サイトパパ「俺が高校の時にもロッキード事件っつーのがあってな…」
リッシュモン「ぶえっきし!」
>>564 GS美神とか
ルシオラが横島の子供に運良く転生したら運命の恋人が父ちゃんだぜ
>>568 氏の作品でヒロインキュルケに目覚めた紳士も多かろうなw
あれはいいものだ。
572 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:48:35 ID:HQDYeN1y
「養生しなよ」
「おーう」
「何か食べ物を差し入れに来るよ」
「あんがと」
その日、騎士隊の面々が先に医務室を後にした。
ルイズにリンチされた上にキュルケに腹上死寸前にされたサイトの方が重傷なのは当然といえば当然であり、
今日は医務室を一人で過ごさなければならなかった。
そうなると暇なのは道理で、昼間にシエスタやテファが見舞いにきたり、
気を利かせたギーシュやマリコルヌが差し入れを持ってきてくれたりしたものの、夜も更けるとすることがなくなった。
「暇だ……」
一日横になっていると、夜はそう簡単には眠れない。
双月が今日も光り輝いている。
キュルケの部屋はここからは見えない。
(仮にもせっかく恋人同士になれたのにこれじゃあなぁ……)
無性にキュルケに会いたくなった。
フレイムが運んできたあの手紙は大事に懐にしまってある。
573 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:49:20 ID:HQDYeN1y
キュルケの香水の微かな香りを思い出し、そっと瞳を閉じて彼女の顔を脳裏に描く。
視線は下へと移り、やがてたわわに実った褐色の双乳で止まる。
そして、脳細胞をフル活動させて彼女のあの声を蘇らせた。
ダーリン……
潤んだ瞳、湿った唇、ツンと立った二つの蕾。
揉みしだく度に甘い果汁が採れるのではないかとばかりに瑞々しい弾力で形を変える美巨乳。
−
「……一回抜こう」
サイトは自分に正直になることにした。
腹上死しそうになっても、男の性は変わらないらしい。
「はぁ……はぁ……うう……キュルケ……」
おそらくこの学院で今自分はトップクラスに情けない姿でいるに違いない、
と自覚してはいるものの、こういった時なぜか思いとどまれないのが溜まった青少年という生物だ。
しかも、キュルケの極上の肉体を知ってしまった彼は、あまりに強烈なあの快楽からそう簡単には逃れられない。
彼女はまさに触る麻薬といってもいい存在なのだ。
そうしている内に、サイトの若い性は早くもクライマックスを迎えようとしていた。
と、その時だった。
コンコン……
「うおっ!?」
文字通り飛び上がって驚いた彼は、まだ完治していない身体に走った鈍痛に顔をしかめ、
同時に今の自分の状態に血の気が引いた。
574 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:49:54 ID:HQDYeN1y
「ど、どなた!?」
裏返った声でドアに向かって問いかけ、ズボンを慌てて引き上げる。
「きゅるきゅる」
ドアの向こうで聞き覚えのある声、いや、鳴き声が聞こえた。
「フレイム?」
こんな夜更けになんだろう、と思っていると、ドアが静かに開いた。
ゆらゆらと尻尾に炎を灯したサラマンダーが一匹、薄暗い廊下に立っている。
「何か用か? キュルケから何か預かってるとか?」
のしのしとこちらへ歩いてくるフレイムに問いかけるが、どうやら何か首に提げているというわけではなさそうだ。
フレイムはサイトの問いかけを意に介する様子もなく、医務室内をくまなく歩き回っていく。
「なんだなんだ、どうしたんだよ? 今日で俺以外はみんな退院しちまったぜ」
そう言うと、フレイムは心得たらしく軽く頷いた。
そして、サイトの股間に視線を落とすと、人間でないにも関わらず呆れた表情だと分かる感情を顔に浮かべた。
「うわっ!? な、なんだよ! 仕方ないじゃないかこっちだって何日も入院で溜まってるんだよ!」
ズボンを未だ押し上げて自己主張している自身のものを抑え、彼は叫んだ。
それをフレイムはジト目で見つめている。心なしか軽蔑の色も混じっている気がした。
575 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:50:52 ID:HQDYeN1y
「か、勘違いすんなよ!? 俺は別にお前のご主人様を欲望のはけ口として見てるわけじゃないんだからな!」
「きゅる?」
ほう、そうなのか、とでも言いたげな声を発するフレイムに、彼はルイズのような前置きを口走り、
更に恥ずかしさも合わさってか饒舌にまくしたてる。
「キュルケが魅力的過ぎるっつーか……俺には勿体なさ過ぎるっつーか……
女湯覗きに行ったときだったてキュルケ以外の裸なんて眼中になかったくらいで、
そんで他の奴がキュルケの裸見るのが許せなかったわけで……そんで大声で叫んじまって……
ああもう何言ってんだ俺」
フレイムが今度は少し神妙な顔をしてサイトの顔を見た。
「……岡惚れって奴なのかもしんねーけど、好きな女の裸見たいって思うの、お前には分かり難いかもだけどさ」
相手が人語で何か返答を寄越す存在ではないことに今更ながらに気づき、サイトは自嘲の笑みを浮かべた。
「言い訳してんじゃダメだよな……うん、そうだな、今度会ったらちゃんと言わなきゃな、好きだ≠チて。
そうでなきゃオカズにするのもダメかもしんねー」
そう独り言を言い終え、彼はフレイムを見やった。
すると、フレイムは開けっ放しになっているドアを振り返り、きゅるきゅる、と困ったような鳴き声を出した。
「ぷ……」
ドアの向こうの死角に、誰かがいるということに気づいたのは、その時になってからだった。
576 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:51:28 ID:HQDYeN1y
「あっははははっ!」
堪えきれなくなった女性の笑い声が医務室に響いた。
サイトはその声に、恥ずかしさを通り越して顔面蒼白になった。
「きゅ、るけ……?」
「ごめんなさぁい、盗み聞きするつもりはなかったのよぉ」
ドアの向こうから現れた人影は、案の定キュルケその人だった。
・
・・
・・・
サイトのベッドの隣、面会者用の椅子に座ったキュルケはロングブーツの美脚を組んで話を聞いていた。
「なるほど、女湯をのぞいたのは騎士隊仲間の巻き添えだったのは分かったわ」
「そ、そう、そりゃ良かった」
「で、怪我の具合はどう?」
「あ、ああ、だいぶ良いよ、明日か明後日には退院できそう」
「そう、良かったわ」
彼女はギーシュが昼間差し入れてくれた葡萄酒を喉を潤す程度に口にすると、
「それで、さっきの話についてだけど」
と切り出した。
577 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:52:08 ID:HQDYeN1y
「う……」
思わずギクリとしてしまう。
自分をオカズにされて嬉しい女性はそういないことくらいは予想できる。
しかも、そんな醜態をさらしていた男に惚れられていると盛大な妄言を耳にして、彼女は一体どう感じたことだろうか。
これがルイズなら既に五体満足ではないだろう。
恐る恐る、キュルケの顔を窺う。
「はぁ……」
苦笑いを浮かべていた。
安堵とまではいかないが、どうやら怒っているわけではなさそうだ。
「いいの、本当に?」
「え?」
尋ねる彼女の瞳にはどこか物憂え気な感情が揺らめいていた。
「あ、えーと……」
サイトは答えに窮した。
しかし、彼とて無意味に彼女への想いを口にしていたわけでもない。嘘を言ったつもりはないのだ。
(じゃあ、決まってるよな……)
サイトは高鳴る胸の鼓動を聞こえないと自身に言い聞かせ、彼女の目を見つめ返した。
578 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:52:45 ID:HQDYeN1y
「私、わがままよ」
「それは分かってるよ。実は友達想いで面倒見がいいこともさ」
「本気の恋は、けして後悔してはいけないの。私を恋人にして、後悔しないのね?」
「今のところ、後悔してないよ……少なくとも、キュルケが側にいて後悔するようなことはないと思う」
しんと部屋が静まった。
それがどのくらいの時間なのか見当もつかなかったが、実際はほんの一瞬なのかもしれなかった。
ややあって、頬杖をついたキュルケの表情がふと和らいだ。
「……分かったわ」
ふう、と彼女が息をつく。
そして、少し恥ずかしげに付け加えた。
「光栄に思いなさいよ。私がここまで一人の殿方に操を立てるなんてそうないんだから」
「肝に銘じておくよ」
サイトは踊り出したい気持ちをぐっと堪え、笑顔で応じた。
これで本当に、自分たちは新しいスタートが切れる。そんな気がした。
困難も多いだろう。しかし、今はただこの瞬間を祝福したい気分だ。
「それで……」
キュルケがサイトの滲み出てくる歓喜を見透かしたかのように艶然と微笑んだ。
フレイムが何かを察したのか、部屋の外へと出て行く。
579 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:53:21 ID:HQDYeN1y
「溜まってるのよね……?」
「あ……」
まだ軽く硬度を保っていた彼の股間に、彼女の細い指が伸びていた。
・
・・
・・・
「ん……ちゅ……ちゅぱ……んはぁ……」
そそり立つペニスに熱く、柔らかな刺激が与えられている。
キュルケの赤い舌先が血管の浮き上がるほどに固くなった男根を這い上がる度に、
まるでその微熱に溶かされてしまうのではないかと思うような快楽が伝わってくる。
目の前にはセクシーな紫の下着を露わにした彼女の股間が広がっていた。
いわゆるシックスナインの体勢で二人は互いを愛撫していた。
サイトも彼女の下着に手をかけ、そっと彼女の秘所へ舌を伸ばす。
淫らに愛撫するというより、そっと口づけするように彼女の花弁の中心を舐める。
「ちゅっ……」
「あんっ!」
キュルケはピクンと彼の舌先が自分の中へ侵入してきた刺激に身体を震わせる。
と同時に、濃密なキュルケのラブジュースの味が彼の舌に広がった。
舌をより深くへ侵入させると、まるでキスをリードするように彼女の膣壁が舌に絡みついてくる。
愛液を促すように、彼は舌先でキュルケの綺麗な桃色の膣内を刺激した。
刺激はあっても、できるだけ丁寧にするのを忘れない。
580 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:54:00 ID:HQDYeN1y
「キュルケのここ、もう濡れてるじゃないか……?」
「あん……だってぇ」
言うまでもなく、キュルケはいつもより感じているようだった。
「だって、何?」
「……ダーリンが、あんなに好きって言うから」
キュルケのうっとりとした声が、彼の更なる性感をくすぐった。
やはり、自分の手でするなどよりずっと彼女との行為は気持ち良く、そして心地よかった。
この少女をもっと感じさせたい、絶頂へ導きたい。
そう思えるセックスができるのも、もしかしたら彼女の魅力の一つなのかもしれないとサイトは感じた。
「キュルケ、入れていい?」
少し早いが、今日のキュルケの濡れ方なら問題ないと思った。
舌先で感じた彼女の膣壁も、早く雄を受け入れたいとヒクついていた。彼女もインサートを望んでいてもおかしくはない。
少しずつとはいえ、互いに身体の意思疎通ができるようになってきていた。
キュルケは予想通り、小さく頷いて挿入を受け入れてくれた。
「キュルケ……その、避妊しとかないと」
「ん、私が持ってる」
彼女はスカートのポケットからコンドームを取り出した。
そして封を切って中身を取り出す。
すると、彼女は口にその先端をくわえた。
581 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:54:39 ID:HQDYeN1y
「んー……」
「うぁ!?」
ゆっくりと口をペニスの先端へあてがうと、そのままフェラの要領でゴムを被せてしまった。
「き、器用だね」
「あらん、褒めてるの、それ?」
「もちろん!」
「きゃ!?」
サイトは体勢を入れ替え、彼女の身体にのし掛かった。
「ちょっとダーリン、まだ包帯取れてないんだから無理しちゃダメよぉ」
「はぁはぁ、キュルケ相手に全力で挑まないんじゃ男が廃るよ!」
キュルケのブラウスをはだけ、まろび出た巨乳を思う存分に揉みしだく。
「んぁああ!?」
喘ぐ彼女の女性器に自身の男性の切っ先を合わせ、腰をゆっくりと推し進める。
彼女の中は、トロトロの愛液に満たされ、熱く、粘度をもって彼を受け入れていった。
軽く腰を振るだけで、クチョリと愛液とペニスが絡み合う音が聞こえる。
すっぽりとキュルケの中へと侵入を終えた時、熱にうかされた表情でキュルケが囁く。
「あぁ……ダーリンの、固い……」
「キュルケの中も、凄く熱いよ……」
そっと唇を重ね、二人は律動を始めた。
まだ包帯の目立つサイトにその運動はかなり身体に負担だったが、
キュルケから得られる満足感に比べればさしたる問題ではなかった。
怪我人とは思えないたくましさで、サイトはキュルケの膣内へペニスを打ち込み続けた。
規則的な動きで二つの乳房が揺れ動き、過剰にあふれ出た愛液がベッドのシーツに染みをつくっていく。
珠のような汗をかきながら、二人はどちらが求めるでもなく唇を重ね、舌を絡め合う。
582 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:55:15 ID:HQDYeN1y
「はっ はっ はっ はぁっ ぁうっ」
行為は女性が達することのできる時間にやっと届くかの短さだったが、
キュルケは自分のために身体を酷使してでも腰を振るサイトの腕の中で絶頂感を抱きつつあった。
取り立てて今回が従来のセックスと違うわけではない。しかし、今の二人には愛情という新しい要素が加味されている。
快楽を貪るだけでなく、互いを理解し合い、共に絶頂を迎えたいとより強く願う心がある。
「ねっ ねぇっ わ、私、もうっ……」
「俺もだっ……!」
「んああっ! 凄いぃっ!」
キュルケがラストスパートに入ったサイトにしがみつくように手足を絡ませた。
その刹那、サイトが射精感を理性で抑えられる限界を超える。
サイトは本能的にキュルケの子宮口まで最後の一突きを送り込み、そのまま硬直させた。
「うっっ……!?」
「あっ……」
一瞬の静寂。
ドックン!
「ふぁああああああーっ!?」
波にさらわれるような感覚が二人を襲った。
何もかもが白濁し、ただ壊れそうなほどの快感があるだけだった。
キュルケはサイトの背中に爪を立て、サイトは跳ねる彼女の腰を逃すまいとがっちりと固定して精液を膣奥へ送り込み続ける。
583 :
反・胸革命!:2009/05/27(水) 00:55:50 ID:HQDYeN1y
「あっ……あっ……」
ブルル、とサイトが腰を小刻みに震わせ、残滓までもを放出する。
それを彼女の膣内も助けるように生々しくうねり、吐き出された精を自身の奥へと誘う運動を起こす。
その運動が収まると、二人がベッドに脱力した。
「はぁー……はぁー……」
「キュルケ……」
サイトは恋人の目尻に溜まった涙を、宝石を扱うように慎重に、そっと手で拭き取ったのだった。
<続く?>
ちょっとずつラブラブ度が上がってるのが表現できてればと思います……
キュルケの人GJ。
いいよ、何か段階踏んで恋に落ちていく石原感じが凄く良く出てる。
キュルケいいなぁ。
>>584 ( ゚∀゚)o彡°キュルケ!キュルケ!
続き待ってます
キュルケかわいいな
でもなんで石原莞爾?
>>584 GJ!
いいよいいよ〜イチャラブ大好物だよ〜 w
キュルケの人GJ!
とまあ関係はないんだけど、唐突に妹分テファなるフレーズが…
本編開始から11年前の事、アルビオンではテファ母娘が突如失踪
地球に流れ着き平賀家の厄介になり、テファはサイトをお兄ちゃんと呼んで慕う
原作を2004年開始とすると1993年……関係ないけど能登沖地震(M6.6)があった年だったりする
さてと。まだ途中なんだけども。
書けたのはここまでなんで続きは後日。投下いきます
ルイズとシエスタに最後に逢ったのはもう一ヶ月も前のこと。
水精霊騎士団の孤児院慰問に駆り出された日。
『行ってらっしゃい。言っとくけど姫さまにだけは近寄らないようにね。
私も用事済んだら王都行くから!』
『あとでちゃんと下着からチェックしますから。下着洗ってあったりしたら問答無用でおしおきだと思ってくださいね♪』
きっつい釘を刺され、才人は王都へ向かう。
その後紆余曲折あって、才人は主人と逢わないまま半月ほどの時を主人のいない学院ですごす事になり────。
そして。
その主人のいない女子寮の部屋で、いきなりやってきたトリステイン王家の馬車から現れたアンリエッタから、とんでもない話を聞かされる。
『サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ。あなたを、私の夫として、トリステイン王家に迎え入れます』
目が点になる才人に、これまでの功績、そして今現在の才人の立ち位置、伝説を担う英雄としての立場、それらが全てアンリエッタの伴侶として相応しいものであるとマザリーニより説明があり。
アンリエッタは、混乱の極みの才人の耳元に、決定的な一言をそっと耳打ちしたのだ。
『それと…私のお腹には、あなたのやや子がおります』
どうやらその事は王家周囲の人間には周知の事実らしく、その場にいた全員が、『ちゃんと責任は取ろう。な!』という顔をしていた。
『まさかとは思うが、トリステイン女王に父なし子を産めとは言わんよな?
いやあよかったなサイト!これでお前、一国一城の主だぞ!』
はっはっは、と笑いながらアニエスは才人の肩を叩いた。
その言葉の裏には『もう女王と才人の密会の手助けをせずに済む!仕事が減る!』という思いが含まれていた。
周囲の人間も、うら若き英雄と女王の成婚に、喜びこそすれ反対する者などいなかった。
むろん、反対派はとうの昔に粛清済みである。
そして。
才人の目は点になったまま、ほぼ拉致同然に馬車に詰込まれ、王都に連行されることになる。
こうして才人はアンリエッタとの成婚の儀までの間、王城の一室で監禁される羽目になったのであった。
それが、一ヶ月前の出来事。
それ以来、才人は王城の一室に軟禁され、王族としての心得やマナーを叩き込まれていた。
マザリーニやアンリエッタの指導は丁寧で、ルイズの鬼のようなマナー指導に比べれば、弾幕シューティングとインベーダーほどの差があり、苦痛ではなかった。
その間、懸念されていたルイズによる王城襲撃は一度たりとてなかった。
アンリエッタ曰く、『きっとルイズも草葉の陰で祝福してくれているのでしょう』との事であったが。
ルイズがそんなタマではないことを、才人は百も承知している。
いつ王都が虚無の光に包み込まれるのかガクブルしながら、安穏とした日々を過ごしていたのだが。
結局、成婚の儀のその日まで、虚無とメイドのコンビは現れることなく。
そして今日。
王宮にて、英雄・サイトと女王アンリエッタの、成婚の儀が始まる。
式典は、あえて国民や外部に公表せず、内々に執り行われることになった。
式を終え、才人が『トリステイン』を背負ってから、大々的に発表する手はずになっていた。
従って、成婚の儀は、王宮内の小さな礼拝所で行われることになった。
才人はそんな儀式なんてあんまり意味ないんじゃないかなあ、などと思ってはいたが、真剣なアンリエッタやマザリーニを見て、あえて口には出さなかった。
元平民とはいえ、王になるのである。それなりの儀式は必要不可欠だった。
儀式は朝から始まり、夕方に終わる予定だった。
才人は指示された時間に、盛装に着替えて礼拝所へ向かう。
真っ白なタキシードに、背には愛剣デルフリンガーと、服に同じく白いマント。黒いモールが縁取りとして精彩を加えている。その中央には白百合を背負った盾の紋章。英雄『ヒラガ』の紋、『白百合の盾』である。
これを背負うことを許されているのは、ハルケギニア広しといえどもたった一人。トリステイン救国の英雄、最強の盾、神の槍ガンダールヴ、『サイト・ヒラガ』だけである。
そう、もう才人はシュヴァリエではない。
彼の姓、『平賀』は、アンリエッタによって王家に並ぶ貴族、否、『英雄』としての姓にまで高められていた。
いかなる貴族とも平民とも違う、ただ一人の『英雄』。トリステイン王家に組み入れられるに相応しい、最高の名前となっていた。
「なあなあ相棒。思い直すなら今だぜ?
こんな風に担ぎ上げられて、王家の種馬にされるなんて相棒らしくねえや」
その背中で、伝説を見守ってきた剣はカチャカチャと才人に何度も繰り返した言葉を吐く。
そして才人は、決まった同じ台詞を返す。
「種馬になるわけじゃないよ。
それに、これは俺の責任なんだ。俺が責任とんなきゃ、姫さまが泣くハメになっちまう」
ぽりぽりと頭を掻いて、いいわけじみた台詞を返す。
「…虚無の嬢ちゃんが泣くのはいいのかよ」
「…ルイズの話はすんな。来なかったアイツが悪い」
才人は、実はルイズを待っていたのだ。
ほとんど策謀同然に結婚話を進められ、今や逃げ場のなくなってしまった才人を、唯一救い出せる存在。
それが、彼の主人たるルイズであった。その傍若無人さで、全てを叩き壊し、才人を王宮から連れ出せる、唯一の女性。
しかし彼女は結局最後まで現れなかった。
そして才人は、諦めてしまう。
いや、正しくは諦めたのではない。
「それに、王様になったあと探して、側室として王家に来てもらえばいいじゃないか」
「…すっかり考え方が貴族サマになっちまったな相棒」
才人が考えた方法がそれだった。
デルフリンガーの指摘ももっともだったが、今この状況で、アンリエッタとの成婚を破棄すればアンリエッタ以下、たくさんの人たちに迷惑をかける立場になってしまった才人の、それが唯一の逃げ道だった。
「ま、考えたってしょうがねえ。あとでルイズには謝るさ」
「へえへえ。蹴りの一発で済めば御の字さね」
そして一人の英雄と伝説の剣は、礼拝所の門を潜る。
「お待ちしておりましたわ」
礼拝所の最奥の祭壇には、銀髪の司教と女王が立っていた。
入り口から続く真っ赤なラシャの絨毯の脇には、マザリーニ、アニエスをはじめとした王室縁の人々が。
ただしその人数は極めて少なく、賓客だけで全部で13人しかいない。
その中にラ・ヴァリエール卿はいなかった。あえてアンリエッタが招待から外したのである。
才人はそんな中を堂々と歩き、アンリエッタの前に立つ。入り口を潜った時から、儀式は始まっていた。
そして恭しく傅いて、言った。
「お待たせいたしました女王陛下。サイト・ヒラガ、お約束どおりここに参りましてございます」
アンリエッタは深く下げられた頭に向けて、言った。
「お立ちなさい、英雄、サイト。我が伴侶、これからの王の顔を、始祖によくご覧に入れて」
立ち上がり、才人は正面に立つ始祖ブリミルの像に正対する。
ブリミルと才人が正対したのを確認すると、司教が口語による祝詞をあげ始める。
「ご覧ください、我が始祖よ。この者こそが始祖の血統に加わる者です。
あなたにとってこの者は血筋に相応しいでしょうか?
始祖の名を継ぐに値する者でしょうか?
お聞かせください、始祖よ」
そして、司教は始祖の像の前で恭しく跪き、今度はルーンによる祝詞を上げる。
美しい旋律にも似た、ブリミルに才人の真贋を問う言葉が、礼拝所に響き渡る。
この詠唱が終わると、ブリミルの像が白く輝き、才人は晴れて王家に入る資格を得るのである。
そしてブリミルの像は白くまばゆく輝き。
シュガッ!
その顔の部分が一瞬で光球に包まれると、まるで木を鋭い刃物で削り取るような音を立てて、ブリミルの頭部が消えうせた。
「…な…!」
いきなりの異常事態に司教は呆気に取られる。
しかし、すぐに異常に気づいたアニエスは剣を抜き、大音声を上げる。
「曲者だ!すぐに騎士たちをここへ!」
戦闘態勢を整えたアニエスに倣い、才人もデルフリンガーを抜く。
その柄がカチャカチャとまるで笑うように鳴る。
「デルフ!全く気配を感じなかった!相手は相当の手練れだぞ!」
「はははは!その通り!相手はとんでもねえ手練れだぁな!
はははは!覚悟しとけ相棒、お前さん、年貢の納め時だぜ!
おもしれえ、本気でおもしれえ!ありゃあブリミルの初歩の初歩の初歩だぜ!嬢ちゃん、ついに全部揃えやがったか!」
他の人間には意味不明なデルフリンガーの言葉。
しかし、才人にはすぐにその意味が理解できた。
そして、相棒に聞き返す。
「…あ、あのーう…?デルフリンガーさん、まさかそれって…」
認めたくない。このタイミングでまさか。
しかし、現実は非情に過ぎた。
才人の言葉が終わる前。
礼拝所の入り口に、使い魔召喚の時の『ゲート』によく似た銀色の門が現れ。
そこから、一人の少女が姿を現す。
「待たせたわね、犬」
雄雄しく、あまりにも雄雄しく、その細い腰に両拳を当て、まったくない胸をまっすぐに立て、光を背負って立つその姿。
後世に、『ブリミルの伝説をなかったことにした悪魔』と呼ばれる、史上最強にして最悪のメイジ。
彼女の名は。
「ご主人様が迎えに来たわよ!ハウス!」
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
伝説の虚無の担い手。究極の絶壁。ツンデレ女王。
そして、才人のご主人様。
桃色のウェーブのかかった髪をばさぁっ、とかきあげ、あまりにも様になった決めポーズで、ルイズはそこに現れたのである。
読んでもらったら分かると思いますが、これ一応「つづきもの」シリーズの最終回のつもりで書いてます。
続きは後日、エロも載せれればいいなあと思ってますが…展開次第ではないかもしれない…。
まあ期待せずに待たれよノシ
>>595 GJ! そして寸止めの寸止め
が、しかし
「ハウス!はないわ」 www
俺の好物
せんたいさん氏の作品ッッッッッ!
とうとうあれか、続きものの終演か。何かいざ来る悲しいな。
期待して待ってますぞ。せんたいさん。
寸止めwww
wktkしながら待ってるよー
インベーダー(スティンガー君&コーウェン君)がルイズですね。わかります。
シエスタもパワーアップしてでかい中華鍋振りかざして来るんですよね
wktkして待ってます
初めまして。
人物や設定などに勘違いや間違いなどあるかもしれませんが、
どうぞご寛恕ください。
あと、大きい胸好きの人は相手にしない方が賢明かと(汗)
その日、タバサはある店の地下室で本を漁っていた。
本といっても魔術書や歴史書ではない。
いわゆる恋愛ハウツー本に、艶本の類である。
一通り見たあと、上の方の書棚に一冊のかなり値の張る本が置いてあるのに
彼女は気づいた。
<乳星ボンバディーロ>
「この本は?」
「お客様、お目が高い。この本は、ちょっとしたものですよ」
店主が声を潜めてタバサに告げた。
「値段も高い」
「それだけの値打ちはございます。そう、この本が出回れば、ハルケギニアは
変わるでしょう」
店主は妙に自信ありげだった。
大げさ。
表には出てこないが、少し裏に廻ればこの手の本はよく出回っている。
殆どは大したものではない。
適当な絵と文章で作られた、同じような内容の焼き直し。
そんな書物でハルケギニアが変わるわけがない。
第一、書名からしてアレだ。
だが結局、タバサはその本を含めて何冊かの本を買い込んだ。
手の出ない値段ではなかったのと、装丁がしっかりしていたので、
掘り出し物かもしれないと判断したのだ。
最悪、外れでもかまわない。
外れなら外れで、「ああ、こういうのはダメか」という事を把握することはできる。
タバサは経験値上げのつもりだった。
この手の体験が少ない以上、書物でも何でも使って底上げするしかないのだ。
しかし、その書物に書かれていたのは、タバサの希望をはるかに超越した内容だった。
胸。それは確かに女性の魅力の一つだ。
男はどうしてもそれに惹かれる。
だが、男には好みがある。
サイトは小さい胸も好き。それはタバサの支えだった。
しかしこの<乳星ボンバディーロ>は、胸を女性がより積極的に活用する事を
提唱していたのだ。
『まずは、殿方の体を自分の胸で優しく触ってあげましょう。
男の人はそれだけで興奮してくるのです』
胸で、触る?
私の場合、胸全体を押しつけることになるのだが。
『次は乳首で、彼の色んな所を触ってあげましょう
くすぐったそうに見えたら、それが彼が感じている証拠』
乳首で触る?
胸部をぶつけようとしているわけではない事を、彼は理解してくれるだろうか。
『彼がその気になってきたら、柔らかくこすってあげましょう。
色々なところを押してあげるのも効果的です』
こする?押す?
無理だ。この胸でも、愛でてもらう事はできる。
だが、自分から攻勢に出るには、あまりにも不向きだ。
『殿方の気分が盛り上がってきたら、思い切って胸で彼の顔を覆ってしまいましょう。
顔には感じる所が沢山あります。
そこを包んで刺激してやりましょう。ただ押すのではなく、強弱をつけましょう。
今までに無い快感に飲まれ、彼の心はあなたの思うがまま』
サイトの顔を包む自分の胸。
タバサはなんとかその姿を思い浮かべようとした。
だが想像の中ですら、サイトの顔とタバサの胸は平行面を形作った。
敗け戦の気配を濃厚に感じつつも、タバサはページをめくる。
せめて、相手の手法を知っておかないと。
次のページには、精緻な挿絵があった。
顔面を巨乳に覆われている男。その顔がなぜか、サイトに見える。
女の顔が、勝ち誇る何人かの娘に見える。
女王の胸。脱いだらすごい胸。脱がなくてもすごい胸。胸革命。その他諸々。
負けない。私だって…
思わずタバサは自らの胸にを当てる。
ささやかな感触に、タバサは衝撃を受けた。
「だめだ。この胸では彼女たちに勝てない」
タバサは胸から手を下ろすと、力なく書物をめくる。
とどめの一撃が待ち構えていた。
『最後は胸で彼の逸物を刺激しましょう。
逸物を乳に挟んで、時には精妙にこすり、時には乱暴に揉みしだく。
胸に放出された精は、彼が貴女に屈服した証』
不可能だ。完璧に不可能だ。
これほどの理不尽が、この世にあるだろうか。
同じ胸なのに、なぜこれほどの格差が!
ついに果てた男の姿。
それは巨乳の勝利。大乳帝国の栄光。
否定したい。だが、できなかった。
「この胸を止める力は、今の私にはない」
もしこの書物が広まったら、彼女たちの手に渡ったら、
それは恐るべき力を振るうだろう。
サイトは小さい胸も好き。だが、大きな胸はもっと好きなのだ。
巨乳が、貧乳にできない技をもって攻めてきたら。
ただでさえ有利な胸が、これほどの力を得てしまったら。
「いっそ店を凍りづけにして…だめ、もう市場に出回っている」
タバサはしばらくの間、自らの胸を眺めていた。
「これが私のバストだとは…」
「ごはん!お腹減ったのね!」
「ご飯はまだ。我慢する」
「シルフィのご飯をサボって、何してるのね?あ、また研究なのね」
「うるさい」
本を覗き込むためちょうど目の前に突き出される格好になったシルフィードの胸を、
タバサは苦々しく眺めた。
(この胸もいい加減、空気を読め。そもそも人間の姿は変身しているのだから、
胸の大きさだって調整可能なはず。…いや、ひょっとしたら…)
「研究熱心なのはいいことなのね。こんなことやあんなことをしてあげれば、
サイトが喜ぶのね!」
なにやらわあきゃあいいながら悶絶しているようなそぶりをしてみせるシルフィード。
「シルフィード。あなた、サイトが好き?」
「もちろんなのね!サイトは頼もしいし、お姉様にぴったりなのね」
「私の事は聞いてない。あなた自身はどう思ってるの」
「サイトは大好きよ。優しいし、お肉もお魚もくれるし!」
「そう。じゃあ、彼を喜ばせてあげたい?」
「喜ばせるって?」
「その本にのってるようなこと」
「ええっ、でも、それはお姉様が絶対ダメって…」
「考えてみた。貴方とサイトは同じ使い魔。仲良くしても、おかしくはない。
人間どおし、韻竜どおしなら、万一の事がある。けど、人間と韻竜なら、
間違いの起きようがない。
それに貴方がサイトを喜ばせてくれるなら、私も嬉しい。サイトも嬉しい」
「そ、そうだけど、何か変、なのね…」
「嫌ならいい。その本には人間の殿方を喜ばす方法が載ってる。
でも、私には上手くできないかもしれない。
貴方がサイトがどうすれば喜ぶか。サイトが一番喜ぶのはなにか。
それが判れば、私にも役に立つと思っただけ」
「判ったのね!」
シルフィードが宣言した。
「そういうことなら、シルフィも、サイトを喜ばせてみるのね!」
「そう、よかった」
タバサは微笑んだ。
「この本を貸してあげる。この内容通りにしてあげれば、サイトもきっと喜ぶはず」
「了解なのね、やってみるのね!」
「ところでシルフィード。あなた体の大きさを変える事って、できる?」
「できるけど…なんでなのね?」
とりあえず、ここまでです。
後もう一回ぐらいの予定です。
GJ
続きに期待
全裸待機
GJ
俺も上に出てた一世代前の面々を書きたいが、文才がないからなぁ…
浮かぶのは台詞ばかりで、文章がどうにもorz
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔
トリステインの街は今日も賑わっている。
しかし、魅惑の妖精亭で起こっている今日の賑わいは普段とは違う。
「お願いします、チュレンヌ様!どうかジェシカだけは!」
「ふん、この娘は今日からこのチュレンヌ様の妾になるのだ!」
「どうか!どうか娘だけは連れて行かないでください!」
「ならぬわ!私はトリステイン徴税官のチュレンヌであるぞ!」
トリステインの徴税官チュレンヌはその権力によって
魅惑の妖精亭でお気に入りのジェシカを連れ去ろうとしているのだ。
スカロンが必死に止めようとするが、一向に聞き入れてくれない。
そこへ、
「一体これは何事です!?」
なんと、お忍びで街を回っていた女王アンリエッタが偶然にも通りかかった。
それを見たスカロンは泣きながらアンリエッタの脚にすがりつく。
「ああ、女王陛下!なんという幸運でしょう。どうか女王陛下のお力をお貸しください・・・」
街でのチュレンヌの横暴ぶりは城にも多く届いている。
こういう輩を放っておくのはトリステインの政治問題に関わる。
「わかりました。何とかいたしましょう」
「ああ、ありがとうございます、女王陛下・・・」
スカロンは立ち上がると、アンリエッタの肩をがっしり掴み引きよせ、低い声で言った。
「よーしチュレンヌ。女王の命が惜しかったら・・・」
ボルボ氏 来なくなったな・・・・
どうしたんだろ
ボルボ分が不足
忙しいんでそ
>>610 ルイズ「あんた誰?」
才人「俺?平賀才人」
ルイズ「ヒラガ……?どこかで聞いた名前ね」
生徒達「……!まさか母上が昔話していた…!」
生徒達「やっぱり貴女のお母様も!?」
617 :
バレット:2009/06/01(月) 00:59:47 ID:PZ9AueI+
意外と早め(なのか?)に投下しに来ましたよ?
ただし今回いつもとかーなーり毛色が違います。一応いつものシリーズの続きなんですが。
・・・サブタイ見ればどんな内容かは察せれる事請け合いです。
ある深夜、どこかの場所で。
数人の男達が集まっていた。
大半はまともな類の人間には見えない。屈強な体つきはともかく、眼光や気配は揃って分かる者には感じ取れる位の剣呑さが漂っていた。
それ以外に共通しているのは彼らが全員思い思いの杖を隠し持ったメイジ――それも誰もが戦場を潜り抜けてきたメイジである事だ。
報酬さえ貰えれば老若男女、問わず躊躇い無く殺せる筋金入りの傭兵。
しかもそれぞれ少なくない規模の部下を持つ、いわゆる指揮官格である。彼らが率いる部下達もまた傭兵だ。
ただしそちらはメイジじゃない傭兵は含まれているものの、金に汚く容赦が無い点は変わりない。
「いいな、潜り込むまでの手筈は此方の仲間が整えておく。貴様らは合図があるまで絶対に正体を気づかれないようにしておけ」
そんな半径3リーグは近づきたくない集まりの中で異彩を放っていた男の1人が、白い仮面越しにそう男達に告げた。
覆面の白以外は被った鍔月の帽子からマントまで黒一色と対照的。だが周りに居る男達に比べ、かなり仕立てが良い品である事が傭兵達と男の立場の違いを示している。
が、仮面の男よりも一際目立つ男が居た。白髪に顔面に火傷の跡、眼帯を付けたラフな格好の大男も口を開いた。
「結局は皆殺しにするんだろう?その時は俺に任せてくれないか。散々焼き殺してきたが、王族やエルフの焼ける臭いは未だ嗅いだ事が無くてな」
「・・・言っておくがあくまで『事故』に見せかけて殺すんだ。我々の証拠が見つからぬよう海上に墜落させるとは云え、もし死体が見つかった時に怪しまれるような真似は出来ない」
「そうか。だが何人かは別に構わないだろう?」
「好きにしろ」
残虐な笑みを浮かべて満足げに頷きながら白髪の大男は下がった。
「いいな。貴様らも、貴様らの部下にも徹底しておけ。万が一この事に関して口を滑らせたり裏切れば、必ず我々が貴様らを探し出して皆殺しにする。
我々の仲間はトリステインにもアルビオンにもロマリアにもガリアにもゲルマニアにも居るのだ。逃げ場などそれを肝に命じておく事だ」
仮面の男の言っている事は6割本当で4割嘘だった。
今回の計画を企てたのは確かにトリステイン・アルビオン・ロマリアに存在する勢力だが、ガリアやゲルマニアの人間は関わっていない―――
―――ガリアの王宮内は他の3国と比べ政治的にかなり平穏で入り込む余地が無く、ゲルマニアの方は貴族の立場が他と比べて些か違う分貴族至上主義がそれほど盛んでない―――
―――ので、それらの国に逃げられては追いかけるのは困難だろう。
だが言葉と共に発した殺気を浴びた傭兵達は外見上は動揺を見せなかったが、仮面の男の言っている事が全て本気であると受け取って頷きで返した。
白髪の男はただ愉快そうに笑っているのみだったが。
「なぁ、そういえば1つ聞いてもいいか?」
「何だ」
「こんなとんでもない事を俺達にやらせようとするアンタ達は一体、何者だ?」
「『レコン・キスタ』―――――ハルケギニアをあるべき形に復活させ、この手で『聖地』の真の奪還を目指す者の集まりだ」
サハラとの正式な交易が始まってから、魔法的な産業革命がガリアとアルビオンを中心に進んでいた。
特に発達したのが空船を中心とした船舶関係である。
サハラで採掘される高純度の風石は、エルフの先住魔法によって加工されるようになった。
それによってこれまでの風石よりも更に多くのエネルギーを放出・充填出来る様になり、それに伴い空船の航続距離や積載量も向上する。
加工技術の発達で船の強度や規模も発達し、それはガリア・アルビオン共同の新型巨大空船開発プロジェクトの発足まで引き起こした。
・・・・・・その成果が今、サイトのすぐ足元に存在している。
というか、ぶっちゃけ彼が今乗り込んでいる空船がそれだった。
技術としてはサイトの居た地球に遥か及ばないにも関わらず、ハルケギニアの船でこれだけ広い空間を内部に有した船はサイトは初めてだった。
少なくとも魔法学院の食堂ぐらいはあるかもしれない。内装の豪華さは王宮に並ぶとも劣らない。
最初外から全体図を見た時、サイトはテレビで見た地球の豪華客船を思い出した。確かにこの船はそれぐらいの大きさはある。
もっともその頃はテレビ越しに中身を拝めるぐらいで、実際に自分が乗り込めるなんてこれっぽっちも想像してなかったり。
そもそも異世界に来て王家の少女達相手にハーレム作っちゃうなんて事自体ちっとも予想してなかったんだけどね?
「いやでも、船の名前がなあ・・・」
『タイタニック』って何だよ。いやいやこの世界じゃ悲劇の豪華客船の事なんて知られてる筈も無いんだけどさ!
ナンテコッタイ/(^o^)\と内心頭抱えつつこうなりゃ気にせず楽しめとばかりにワインを煽ろうとすると。
「おやぁ〜〜〜〜〜!?たのひんでないのかひ、さいひょ〜〜?」
「・・・いや、何でそんな酔っぱらってるんだギーシュ」
「い、いひゃね、アンリエッタおうひょでんかやウェールズこうひゃいしやジョゼフおーやきょうこうしゃまみたいにゃこうきなかたたちをお傍で目にひて、きんひょうした挙句ぶれーな真似をしないふょうほぐひておこうかと」
「むしろ顔真っ赤で千鳥足な方がダメダメじゃねお前?」
呆れて飲もうと思ったワイン入りのグラスに口を付ける事無く、サイトはテーブルに戻してしまった。
まーギーシュの気持ちも仕方ねーのかもなー、と思い直しながら視線を転じ、揃いも揃って無駄に金ぴかだったり高級そうだったりする衣装に身を包んだパーティ客を見まわした。
サハラ・ガリア・アルビオン共同で作られた新型巨大空船『タイタニック』号、そのお披露目兼初航行を祝うパーティがこの場で行われている晩餐会の正体だ。
国家どころか王家が中心となって行われたのだからそのお披露目にそれぞれの王家の象徴であるジョゼフやウェールズ達がこの場に居るのは当たり前の事だった。
2国間の王家の人間のみで無くアンリエッタやギーシュといったトリステイン、ヴィットーリオや副官扱いのジュリオみたいなロマリア、キュルケといったゲルマニアの人間も出席している。
将来ウェールズとアンリエッタが結婚するのは確実だからアルビオンと親戚付き合いになるトリステインの人間も呼ばなければ拙いだろうという点や、
一部のトリステイン・ゲルマニアの人間にとってはギーシュやキュルケが魔法学院でイザベラやティファニア達と友人であるのを考慮し、それ経由でもガリア・アルビオンと関係を築いておこうという考えもあった。
といってもそれぞれ送り込まれる以前に、ギーシュやキュルケにはイザベラ達から今回のお披露目パーティの招待状を貰ってたりする。
なお、キュルケにお願いされて学院での恩師でもあるコルベールも御呼ばれされてたりするが、現在晩餐会会場に彼の姿は見受けられなかった。
局地的に眩しいお蔭ですぐ見つける事が出来る筈なのに。
オールド・オスマン?ギャグで滑られたり下手に他国の御偉い様にセクハラしかねないので却下。
ロマリアの方は招待状が送られていた事があるが、これにかこつけてなんでもロマリアの大聖堂に保管されていた貴重かつ珍しい『東方』由来の品物を寄贈にしに来たらしい。
始祖ブリミルの悲願(とされているが実際はどうなのやら)である『聖地』・・・・・・
条件付きとはいえそこへの到達が可能となり、尚且つ天敵である筈のエルフとも友好関係を結んだ、その功績を称える為だとか何だとか。
それらは現在、この船の保管庫に厳重に仕舞われている。アルビオンに到着後、教皇自らロンディニウムの宮殿に輸送する予定だ。
航行ルートは1〜2週間程度の期間をかけてアルビオンからガリア、そしてサハラに向かう事になっている。
最終目的地のサハラに於いてはそこに住むエルフ達と、更なる親交の為の協定を結ぶ事になっていた。
ちなみにせっかくロマリアが独自に集めた貴重な品々を他国に贈ってしまう事に一部反対意見はあったらしいが――――
ある意味ハルケギニアの最高権力者にそう逆らえる事も無く今に至ったという。
前までは穏やかな物腰ながら『聖地』奪還を唱えていた彼(彼女)のいきなりの方向転換に、周囲は戸惑っているそうな。
ま、実はヴィットーリオとジュリオが女である上に既に某当代のガンダールヴによって籠絡済み(語弊有)なのも知らないんだから仕方ない。
・・・・・・というかさっきからお2人、サイトに向けて熱い視線を送ってますが浴びてる本人を除き無害です。
止めて、傍には居ないけどイザベラとかシャルロットとかマチルダとか微妙に怪しんでるから!
ティファニアだけが純粋に首を傾げて不思議がっているのが救いだった。
VIPが多数乗り込んでいる『タイタニック』だが、実の所この巨大船そのものには警備の兵はほとんど乗り合わせていない。
友好を深める為の催しでありながら剣や銃を携えた兵に囲まれていては招いたり招かれたりした側にも関わらず逆に喧嘩を売っているようなもの。
こういう場合、警備はそう目につかないが何か起きた場合守るべき相手の元にすぐに駆け付けれる位置に潜んで目を光らせているのが通例だ。
だがそれはあくまでそういった場がある地上の場合であって・・・幾ら従来よりも遥かに巨大とはいえ、空飛ぶ密室である空船が舞台だとまた別の話。
幾らなんでもスペースや物資が限られている上に、乗客の過ごしやすさを優先しているのだから尚更余計なスペースも無い。
それに今回は他国の王族や代理で送り込まれてきた名家の貴族達も居る為、本来ならその警護の為に付いてきた別の国の兵士達と大した打ち合わせも無く手を組まなければならなくなる。
国によって指揮系統も違ってくるので必然、現場が混乱するのは目に見えていた。
だからこそこの場合、守るべき対象を拡大解釈して護衛にあたる事になったのだ。
すなわち、守るべき対象をジョゼフ達王族や招待客個人個人ではなくそれら全員が乗り合わせている『タイタニック』とし、その周囲が各国から派遣された軍艦により護衛する。
その方が守る側からしてみれば余程やりやすかった。基本他国の軍人と顔を突き合わせなければその分ぶつかり合うきっかけを作らずに済む。
元より『タイタニック』に乗り込んでいる船員や従者達は厳選された者達だ。暗殺者などの類が潜り込む可能性は低く、空の上である以上逃げ場も無い。
仮に軍艦による襲撃があったとしてもこの船にはハルケギニアの主だった国全ての権力者達が一堂に会しているのだ。
何処かの国が手を出せば最後、残りの国が総力を挙げて喧嘩を撃ってきた国を殲滅するのは想像に難くない。空族も、言わずもがな。
――――なによりハルケギニアの権力者の頂点とも言える王族に牙を剥こうとする相手などいる訳が無い、という考えがあるのも、否定できなかった。
・・・・・・・・・これまでは。
付近の空域の哨戒と途中までの護衛に当たっていた、トリステイン空軍の軍艦が引き返していく。
入れ替わりに『タイタニック』の進行方向から近付いてきた軍艦があった。
アルビオンが誇る最大級の軍艦『ロイヤル・ソヴリン』と、半分以下のサイズだが機動性はアルビオン空軍随一の『イーグル』号。
アルビオンの領空に『タイタニック』が進入したのと、トリステインからの護衛艦隊に搭載された風石の残りが引き返し限界地点を迎えかけていた為、
ここから先の『タイタニック』の護衛はアルビオン空軍の管轄となる。
ちなみに『タイタニック号』自体は大型化に伴う積載量の大幅な増加と風石自体の強力化の恩恵を受け、航続距離に至っては無補給でハルケギニア全土の往復が可能とされている程だ。
もちろん、乗員乗客の為の物資の補給はまた別だが。
「へくしゅっ!」
現在の高度3000メイル。長時間見張り台に陣取る者にとって分厚いコートもしくは毛布は必須である。
更に『風』のメイジなら障壁を張ってもう少し寒さを緩和できる。しかし青年はメイジとは云え別の系統だったのが今回ばかりは不運だった。
マストの先端に設けられた見張り台で身を縮こめさせていた若者は鼻水を拭った。退屈かつ肉体的にも辛いこの仕事を押し付けた士官の文句をぶつぶつ漏らしながら。
とはいえ重要性も分かっているのでほっぽり出す訳にはいかないのがまた苦痛なのだ。
今頃命令を押し付けた士官は食堂で温かいスープでも飲んでるだろうに・・・
「おーい!ちょっと下りてこーい!」
「ぁあ?何だ?」
下を覗き込むと、誰かが手を振って降りて来いと合図している。
遠いし夜だから暗いしで顔は判別できないが、少なくとも士官服を着ている事だけは分かったので嫌々下に降りる。
相手は士官こちらはまだ下っ端、命令不服従で食事抜きは勘弁こうむりたい。
――――もっとも直後、青年が食事を必要とする事は今後金輪際無くなる事態が発生する。
『レビテーション』でふわりと見張り台から危なげなく飛び降りる青年メイジ。
彼を呼んだ士官は見覚えの全く無い顔だったが、今回の護衛任務で人員配置がかなり変わっていた為に不審に思う事は無かった。
「見張り台に立ってたのはお前だけか?」
「そうであります」
「そうか、なら良いんだ」
見知らぬ士官はおもむろに片手を上げると軽く振り。
――――――青年の背中に軽い衝撃。直後、胸元と背中が無償に熱くなる。
え?と見下ろし・・・・・・自分の胸から生えた岩の矢にようやく気付いたのが青年の意識の最期だった。
青年の背後から音も無く別の男が現れる。その手には杖。
杖が振られると青年の死体が浮き上がり、見えない手で放り投げられたように死体は船縁から大空へと打ち捨てられた。
下手人達以外の目撃者は誰も居ない。
「これだけか?外に居る連中は?」
「ああ、だろうな。食堂に集まった連中はどうなった?」
「全員スープに仕込んだ毒でお陀仏さ。流石にそいつら全員空から放り出すのは手間だから仕事が終わるまで食堂にほったらかしだとよ」
―――――人知れず、『ロイヤル・ソヴリン』は何者かの手に堕ちる事になった。
622 :
バレット:2009/06/01(月) 01:10:03 ID:PZ9AueI+
今回はここまで。導入部その1って感じです。手抜き感漂っててサーセン。
ちなみに自分はMWとかアクションとかB級大好きですが何か?
とりあえずT4とトランスフォーマー2は絶対見に行きます。例え試験を犠牲にしようとも!(マテ)
乙。
性的な意味で大ハードな展開になるまでは全裸で待機せざるを得ない
こんな時間まで書いておいてまだ終わらんとかどんだけ。
でも時間あるうちに投下します…。しばらくまた忙しくなりそうなんで…。
>>591の続きです
事の起こりは一ヶ月前。
アンリエッタと才人の婚約話の情報が耳に入ったルイズは、猛り狂って王都へ向かう。
その傍らにはルイズの強敵と書いて「とも」、シエスタも随伴していた。
半分は怒り狂ったルイズを止めるためであったが、もう半分はルイズをけしかけて才人を取り戻すつもりもあったのである。
しかし。
二人は王城に入ることすらできなかった。
トリステイン王城は、アンリエッタ女王の婚約発表以降、反アンリエッタ派を完全に閉め出して防御を固め、難攻不落の城砦となっていたのである。
そして、王城警備隊の警戒人物リストに、ルイズとシエスタの名前が挙がっていたのである。
もちろんそれはアンリエッタの策謀。警備隊には『私の友人である二人には、できるだけギリギリまでこの事を伏せておきたいのです』などとのたまわっていたが。
実際のところは、この二人が才人を奪還に来る最右翼だと踏んでのことであった。
実力行使のルイズと、絡め手のシエスタ。この二人が組んで王城に入り込めば、いかなる警備体制も紙の如しである。
しかし王城に入れさえしなければ。
才人との成婚の儀が終わるまでこの二人を王城がら遠ざけさえすれば。
アンリエッタと才人の結婚は見事に成立し、国民総意のもとアンリエッタは無事才人の第一夫人となりえたのである。
だが、その計画を頓挫させる方法を、二人の悪魔は思いついてしまう。
それは、そう。
かつてアンリエッタがルイズに与えた二冊の書物───一冊は『始祖の祈祷書』、そしてもう一冊は『解体・始祖の祈祷書』。
ルイズの手によって暖炉の薪の火口にされかかっていたその二冊を、シエスタは後で役に立つかも、と思い保管していたのである。
そして、シエスタの提案でルイズは『解体・始祖の祈祷書』を読み、『始祖の祈祷書』を完全に読破してしまう。
それからはあっという間だった。
始祖の秘宝の使い方を理解したルイズは、『水のルビー』から魔力を引き出し、『始祖の祈祷書』の封をさらに開放し、他の虚無の魔術の一つを身に着ける。
その名は『世界扉』。
水のルビーを介して魔力供給を受けられるようになったルイズは、『世界扉』を使い、各地から四つのルビーをあっという間に集めてしまう。
タバサの手によって奪還された『土のルビー』。ガリアの宝物庫に保管されていた、防護機能により古ぼけた指輪に擬態していたその指輪を、よく似た古ぼけた指輪と摩り替えた。
ティファニアが才人を助けるために使ってしまった『風のルビー』。ウエストウッド近隣に散っていたその指輪の力を、二つのルビーの力でルイズは再び集め、風のルビーを蘇らせる。
そして、ロマリアに保管されている『炎のルビー』。三つの指輪を揃え、『始祖の祈祷書』を完全に理解したルイズは、ロマリア宝物庫の奥深くに眠っているそれを、三つのルビーに共鳴させ、召喚してのけたのである。
こうして四つのルビーは一人の虚無の下へ集う。
『ただ一つ』となったルイズは、無限の魔力と完成した虚無をもって、アンリエッタから才人を奪い返すため、成婚の儀の日を待って、王城へと乗り込む。
いつでも才人を取り戻すことはできる。しかしルイズはそれをしなかった。
なぜならば。
「ルイズ。どうしてすぐにサイトさんを取り戻しに行かないの?」
「わかっちゃないわねシエスタ。これは喧嘩なのよ。私とあのわたあめの、サイトを賭けた天下分け目の大喧嘩。
喧嘩の初手は、どうするのが一番効果的だか、貴女が一番よく知ってるじゃないの」
「そうね。確かにその通り」
「そう、最高のタイミングを見計らって」
「横合いから全力で殴りつける」
そう、二人はずっと待っていたのだ。
アンリエッタを敗北させる、最高のタイミングを。
「さあ、帰るわよ犬!こんな辛気臭い場所とはおさらばするんだから」
言いながら、ルイズは紅のラシャの上を才人に向かってずかずかと歩く。
その身にまとうのは、アンリエッタの純白のウエディングドレスとは対照的な、漆黒のドレス。
肌の露出のほとんどない、手と頭部のみが露出した、まるで喪服のようなドレス。
しかし、その表面はまるで陽炎のようにゆらゆらと揺らめいている。その生地が魔法のかかったものであることは、容易に想像がついた。
そして、彼女の周囲には、青、赤、茶色、無色の四色の宝石がきらきらと輝きながら舞っている。
「下がれ、狼藉者!」
最初に動いたのはトリステイン王国軍の指揮を執る大貴族、グラモン伯爵。
杖を振りかざし、警告代わりの魔力の矢を飛ばす。あくまで相手を無力化するためなので、致命傷になるような部分は狙わない。
しかし足を狙ったその魔力の矢は、ルイズの足程度なら一撃で粉々にできるほどの威力があった。
だが。
じゅっ。
まるで熱した鉄板に水を落としたような音を立て、グラモン元帥の魔法の矢は、ルイズのドレスのスカートの上で蒸発した。
ルイズはまるで腐った果実に群がる羽虫を見るような目で元帥を見据える。
自分の息子ほどの年齢の娘に見据えられた瞬間、グラモン元帥の背筋に冷たい何かが走った。
それは、あからさまな畏怖だった。彼がメイジであるがゆえの、純粋な畏怖。
だがそれに彼が気づくのはもう少し後。
元帥の攻撃が通じず、うろたえる賓客たちに向かって、ルイズは言ってのけた。
「言っとくけど、スクウェア以下のメイジは私に攻撃するだけ無駄よ。
この『虚無の衣』はあらゆる魔法を吸収し、私の糧とするわ」
彼女の纏う黒いドレスが、その『虚無の衣』なのだろう。
つまり、ルイズに魔法で攻撃を仕掛ければ、即ちそれは彼女に力を与えることになるというのである。
しかし、その程度の脅しに屈していては、メイジの、貴族の名が廃る。
「ならばっ!」
その言葉を聴いて、露出した頭部に『ジャベリン』の一撃を加えようとしたのはマンティコア隊隊長ド・ゼッサール。
現れた巨大な氷の槍が、ルイズの頭部めがけて突き進む。
だがしかし。
「で、頭が空いてるからって狙うのは愚の骨頂。
母さまの跡を継ぐにはまだ早いみたいね?」
「なん…だと…?」
『ジャベリン』はなにもない空中で四散してしまったのである。
正しくは、『水のルビー』がルイズとジャベリンの間に入り込み、水の魔力を打ち消したのである。
「頭狙いの四系統は全部ルビーで無効化できるから。私を止めたかったら他の虚無を連れてきなさい」
四つのルビーを支配下に置くルイズは、四系統の魔術すら支配下に置いていた。
つまり、彼女を傷つけるには、虚無を持ってするしかない。
そして、ルイズはさらに歩を進める。
「まだだっ!」
礼拝所に響く、若い声。
それは、銃士隊隊長、アニエスの声。
その声と同時、いや少し早いタイミングで響いたのは、銃声。
魔法がダメなら、物理的な力を持って排除するしかない。
そして、音より早い銃弾ならば、ルイズに届く、そう踏んで、アニエスは撃った。
頭部を、狙って。
だが。
きゅっ。
ルイズの頭のかなり手前。そこで銃弾はまるでそこで見えない壁にぶち当たったように動きを止め、そしてそのままこんっ、と石でできた床に落ちる。
「…普通の攻撃も届かないからね、言うの忘れてたけど」
「なに…?」
目に見えない結界など、アニエスは知らない。
どの四系統の魔術にも、見えない結界などはない。
火や水や土の結界はもちろん、風の結界でも張り巡らせていれば周囲に風が吹き、景色が歪む。
しかし、ルイズの周りの空間には何もない。驚くほど何もないのである。
その正体は虚無の力による重力制御。ルイズは自分の周囲を重力制御によって覆っていたのである。
つまり、銃はおろか、物理的にルイズに触れることは不可能なのである。
そしてルイズは。
祭壇の前で固まる、アンリエッタの目の前に立つ。
互いに鼻先を突きつけあい、今すぐにでも胸倉をつかんで取っ組み合いを始めそうな雰囲気だ。
だが、ルイズは満面の笑顔になった。
「お久しぶりです。女王陛下」
その笑顔はしかし、かつて幼馴染のお姫様に向けられていた親愛のそれではない。
恋人を奪われた、嫉妬に狂うおんなの笑顔。
アンリエッタの背筋を、ぞくりと寒気が襲う。
しかし、この程度の恫喝に怯えていては、王族なぞ勤まらないのである。
「久しぶりですね。健勝でしたか?ルイズ」
そして、笑顔で返す。
二人の視線が死線となって火花を散らし、見えない嵐が吹き荒れる。
息が詰まるほどの闘争の空気に、賓客たちは完全に怯え、才人は完全に石化していた。
そして、先に口を開いたのは女王。
「今日は私とサイト様の成婚の儀でしてよ。何か御用かしらルイズ・フランソワーズ?」
にっこりと笑顔で、しかしその瞳の内側には消えない炎を湛えたまま。
…さっさとカエレこの貧乳大魔神!
もちろん、その程度で引くルイズではない。
「私の使い魔を返してもらいに来ました」
その顔から笑顔が消えて失せる。
もちろん、そんな言葉を聞き入れるほどアンリエッタは弱くはない。
「あら、なら賓客として私たちの結婚を祝って頂戴。招待した覚えはありませんけど!」
言った瞬間。
ぱぁん!
女王の右の平手が、ルイズの左頬を叩いて、乾いた音が礼拝所に響く。
「下がりなさいラ・ヴァリエール!貴女のしていることはトリステイン王家に対する重大な叛逆です!」
女王の凛とした声が、礼拝所に響き渡る。
王としての矜持に満ちた、暴力には屈しない、まさにトリステインを背負う者のみが持つ威厳に満ちた声。
普通の貴族なら、その声に打たれたならば膝を折り、即座に王への忠誠を誓うであろう。
しかし。
ぱぁん!
乾いた音が響いた後。
アンリエッタ女王の顔が、右を向いていた。
その左頬が赤くなり、驚きに目を見開いている。
ルイズが、アンリエッタの頬を平手で張り返したのである。
冷たい目で、視線をそらされたアンリエッタを見つめ、ルイズは言い放った。
「その名前は棄てたわ。
サイトを取り戻すと決めた、その時にね」
そう。
ルイズは、才人を取り戻すと決めた一月前、貴族の証であるマントと、絶縁状を認め、ラ・ヴァリエールに送りつけていた。
貴族を棄て、家族を棄て、それでも、彼女は才人を手に入れることを望んだのである。
そんなことも露知らず、二人の後ろで才人は情けなくガクブルしている。
英雄も女同士の修羅場では形無しであった。
「…な、ならあなたは、貴女は一体何なのです!?」
平手の衝撃でほつれた髪を直そうともせず、アンリエッタは叫んだ。
ルイズは、左頬を赤く腫らしたまま、まるでそれがないかのように、大音声で宣言する。
「私はルイズ。
『ゼロのルイズ』よ!」
雄雄しく、あまりにも雄雄しく、彼女は伝説を担う者の威風を身に纏い、黒いドレスと桃色の髪を翻し、言ってのけた。
そして、後ろで震えている哀れな子犬の首筋をがっしと鷲づかみにし。
おののくアンリエッタに顔を寄せ、笑顔で言った。
「アンリエッタ。これでお別れになると思うけど。一つ言っておくわ。
私の『元家族』にアンタが手を出したら、トリステインごと滅ぼしてやるからね」
つまり、トリステインがラ・ヴァリエールに対し、ルイズ叛逆の責を問えば、ルイズはトリステインを滅ぼすというのだ。
その声には、微塵も迷いは感じられなかった。
「…と、トリステインにはあなたの学友もいるのですよ!」
アンリエッタの声には、怯えが混じっていた。
それは、メイジの遺伝子が彼女に感じさせた、原初の恐怖。
『虚無』に対する、全てのメイジが抱く恐怖であった。
今なら、彼女はエルフ達がなぜ虚無を『悪魔』と呼ぶのか理解できたであろう。
ルイズはふ、と鼻で笑った。
「脅しのつもり?もちろん選別して滅ぼしてあげるわ」
それが嘘ではないことは、容易に理解できた。彼女にはそれができる。それをするだけの力がある。
無限の魔力と最強の力を手に入れたルイズは、まさに最強最悪の悪魔だと言えた。
震える女王を尻目に、ルイズは呪文を詠唱し、『世界扉』を開く。
そして、才人を引きずりつつ『世界扉』を潜りながら、最後の言葉を残していった。
「狙うなら、私一人にしなさい。
もしも私以外に累が及んだら、その時は────ハルケギニアを滅ぼしてあげる」
まさに悪魔の台詞を残し、ルイズは『世界扉』の向こうへ消えていった。
しばらくして。
凍っていた時間が動き出し───アンリエッタは伏せていた顔を上げる。
集まっていた賓客から表情が消えた。
慈愛の女神と呼ばれたアンリエッタは、やはり笑顔だった。
屈辱と嫉妬に、かみ締めた唇から、一筋の血を流しながら。
そして、独り言のように呟いたのだった。
「見せてあげますわ、ルイズ…!
私の、王としての『それなりの覚悟』ってやつを…!」
その数日後、トリステイン全土に、王家より直々に賞金首の触れが出される。
それには、二人の人相書きと、条件が書いてあった。
『ゼロのルイズ。生死問わず』
『サイト・ヒラガ。生け捕り』
後に三国によって最も高い賞金が賭けられ、しかしその賞金が割に合わないと言われた、史上最高額の賞金首の生まれた瞬間であった。
今日のところは以上。エロと残りは後日。
なんというチート。なんといううんこ設定。原作崩壊も甚だしいですね。
まあ期待せずに待っててくださいノシ
あれ?へんたいさんお得意の変態シーンは?
ああ、後編に二倍入ってるんですね!
バレットさん、せんたいさんGJ!
いいよいいよー、面白くなってきたー
続きwktk
お二方GJ
なんという魔改造ルイズ…
>>610 待ってるぞ
若い頃の親や教師達ってのも気になるからな
オスマンはさほど変わらなさそうだがw
冷静さと豪胆さと兼ね備えた完璧ルイズは怖えーなw
>魔改造ルイズ
胸が特盛りだったりすんのか
>>633 二十歳ごろのマリアンヌやシュヴルーズ先生は勿論いるんだろーなw
>>606 の続きです。
数日後。
「んーと、『塔の裏でお待ちしています。必ず来てくださいなのね』 …って。なんだこりゃ」
突然やって来て「これを読んでください、なのね!」と手紙を渡すと、どこかへ消えてしまったシルフィード。
彼女なら、用があるなら彼を直接引っ張っていくはずなのだが。
「まあ、いいか」
特に用事もなかったサイトは暇つぶしてがら、行ってみる事にした。
誰もいない。
「おーい。どこにいるんだ、シルフィード?」
「ここにいるのね」
ずいぶん上の方から声がする。ひょっとして塔の上にでもいるのだろうか。
上を見上げたサイトは絶句した。
「はぁい、サ・イ・ト」
シルフィードは塔より高く聳え立ったっていた。
「…シルフィード、その姿は…」
「ん?シルフィの格好、何か変?いつもと同じだけど」
確かにいつもの人間に変身している時の姿だ。大きさを除けば。
その背丈は、風韻竜の時よりも遙かに高い。
「えっと、その…何の用?」
「んーとね、今日はサイトに、いい事をしてあげようと思って」
「いい事?」
「サイトは大きいのが好き、なのね」
シルフィードの姿がぐっと近づいてきた。
まずい。何だかよく判らないが、とにかくロクでもない事が始まろうとしている。
とっさにサイトは逃げだそうとした。
ガンダールヴの力を発揮できれば、逃避は可能だっただろう。
だが学園内、シルフィードのお遊びかタバサからのお誘いだと思っていたサイトは、
デルフリンガーはおろか、短刀一本すら身につけていなかった。
慌てて駈けだしたサイトの背後から大きな手がむずと伸び、彼の体を軽々と摘み上げる。
「なにをするって、うわぁ!」
「心配しないのね。サイトが気持ちよくなることを し・て・あ・げ・る のね」
サイトを摘んだ手が彼女の左胸に近づく。
ぎゅむっ
「最初は優しく触ってあげる。ほーら、気持ちよくなってきたのね?」
胸に押しつけられたサイトは気持ちよくなるどころではない。
容赦なくぐいぐいと顔を押しつけられるので、呼吸ができないのだ。
(息ができないっての!)
だが顔が覆われているので満足に声が出せない。
圧迫から逃れようと、サイトは手足をばたつかせ、必死に身を捩った。
「んふふ、動いてる動いてる。そんなに気持ちいいのね?」
(いいわけないだろ!)
逆効果?サイトは焦った。
「んふ?それじゃ次ね」
シルフィの指がサイトを持ち替えると、胸の先端がサイトの顔面に来るように手が動く。
「ここがいいのね?」
ぎゅむっ
「それともここ?」
次は胸。
「ここはどう?」
次は腹。乳首に押しつけられるたび、強烈な圧力が襲ってくる。
「背中なんかも感じるっていうのね」
裏返されて、背中がぎゅっと押しつけられる。
「お股はどうなのね」
「うぎゃ!」
痛い。今までのルイズの苛烈な攻撃ですら味わった事がない強烈な力で、
股間全体が圧迫されている。
いかん、このままでは我が子孫の繁栄が危うい。
サイトは大事なところを必死で守ろうとした。
「シルフィード、ここはダメ。ここはまずいって!」
「あー、やっぱりそこが感じるのね」
「感じてないって!」
声を上げても体を動かしても、ちっともわかってくれない。
意図が伝わらない相手に一方的に何かをされるというのは、
こんなにも疲れるものだったのか。
休みなく続く大愛撫に、サイトの肉体と精神は徐々に消耗していった。
「んん、サイトも大分その気になってきたのね。それじゃいよいよ本番、なのね」
本番?今までのでも十分アレなんだけど。
「んー。シルフィは地面の上がいいけど、でも人間はこういうときは
布を敷くっていうのね」
シルフィードは上着を脱ぐと、ふわりと地面に投げた。
上着が着地すると、結構な地響きと共に周りに埃が舞い上がる。
「さあ、サイト。下で待ってるのね」
そういうとシルフィードは、無造作にサイトを上着の上に落っことす。
「うごっ!」
ガンダールヴの力を出せないサイトは受け身を取りそこない、
運悪く体をまともに打ってしまった。
(くそっ、体が痺れて動けねえ…)
痛みと焦りと困惑。思うように動けない。
仰向けになって上を見ているだけのサイトは、次の瞬間震え上がった。
上半身裸のシルフィードの姿がぬうっと現れ、視界を覆い尽くしたのだ。
彼の直上にあるのは、巨大な生乳房。
「ひぃ!」
「んんー。小さすぎて、あそこだけこするのは難しいそうなのね」
(何とか、何とか逃げないと…)
やばい。やばすぎる。何のつもりかは知らないが、何をするつもりなのかは
嫌というほど理解できた。
今までのは、ほんのお遊びだったのだ。次からこそ本気。
まともに喰らえばたとえガンダールヴの力があっても、五体満足ではいられまい。
まして今のサイトは生身の身。命が残るかどうかすら…
サイトはなけなしの力を振り絞って立ち上がる。
だが、手遅れだった。
「まあいいのね。体全体をすりすりしてあげれば、サイトもその方が気持ちいいのね!」
巨乳は既に手の届きそうなところまで降臨していたのだ。
「この!ふざけんなぁぁぁぁぁぁ!」
サイトは最後の抵抗を試みた。
両手を掲げ、少しでも押し返そうとする。
無駄だった。
胸は一瞬柔らかく凹むと、次の瞬間力強くサイトの手を押し返した。
「うわぁーーーー」
サイトの絶叫は、乳房が優しく飲み込んだ。
「ん、これでサイトも準備完了なのね。それじゃ最初は右胸で、
おっぱいこーすりー、なのね」
シルフィードはゆっくり、柔らかく右胸を動かし始めた。
ずりっ。ずりっ。ずりっ、ずりっ、ずり。ずりっ、ぽきっ、ずりっ。
巨胸がこすれる音に、何かが折れた音が混じった。
「あれ?サイト?」
その時、サイトの動きがかすかに右胸を通して伝わってきた。
「サイトってば、右胸はもう堪能したのね。それじゃ次は左胸なのね」
右の乳房を上げると、サイトの右足がよくない方向を向いていた。
サイトは左足だけでなんとか立ち上がろうともがくが、
それには気づきもしないシルフィードの左乳房が、あっさりサイトの体を覆い隠す。
「それじゃ今度は、左胸でおっぱいつぶし、なのね」
今度は上下だった。
シルフィードが上半身を持ち上げると、乳房の先にサイトの姿が見える。
だが、乳首に押さえられているサイトは身動きすることもできない。
彼女がゆっくりと体の力を抜くと、今度はサイトの周りを柔肉が覆い、
恐ろしい重さがのしかかる。
(布団蒸し…いや、おっぱい蒸し…か)
友達とふざけていたときに味わった、あの恐怖。
息もできない。身動きもできない。大の字になったまま、
柔らかくも途方もなく押し寄せる圧迫に、ただ耐えるしかない。
息が切れ、意識が飛ぶかと思った時、少しづつ圧力が弱まる。
かろうじて息ができるようになり、何とか逃げ出そうともがく。
と、またも周りに柔肉が覆い、恐ろしい重さがのしかかる。
(ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ)
今度こそダメか。そう思ったとき、少しずつ、乳房が引き上げられる。
いっそ気絶できればいいのに。
何度も繰り返される苦痛に、残っているサイトの意識が悲鳴を上げた。
おっぱい潰しを何度か繰り返した後、シルフィードは左胸からサイトを開放した。
「左胸も堪能したのね。それじゃ、いよいよめいんでぃっしゅ、なのね」
めいんでぃっしゅ?この上何をするつもりだ?
彼にはもう動く力がない。それに右足に力が入らない。
立てて逃げたとしても、この体格差では易々と捕まえられてしまう。
ちくしょう。なんで俺、こんな眼に遭わされてるんだ?
…そうだ。これは、俺が大きなおっぱいに眼を奪われていた罰だ。
神様が、シルフィードの姿をして俺に罰を与えているに違いない。
きっと、もうこの巨乳から逃れることはできないんだ。
この大きな乳房は、俺が力尽きるまでもて遊ぶんだ…
サイトの視界に、胸の谷間が迫ってきた。
「めいんでぃーっしゅ!えーっと、ぱいぜり?おっぱいで挟んで、揉み揉みなのね!」
両手で寄せ上げられた胸の谷間に、サイトは咥え上げられた。
サイトを乳房に包んだまま、シルフィードは器用に姿勢を変える。
「それじゃ、いくのね!」
両手が動きだす。
ある時は激しく。
ある時は優しく。
ある時は揺するように。
ある時は力を込めて。
ある時は小刻みに。
ある時は押し込むように。
パイズリの音が学園じゅうに響き渡る。
肉と肉がぶつかり合う音。肌がこすれる時に立てる生々しく湿った音。
圧縮された空気が解放された時に立てる突発音。
サイトのか細い声は誰にも届かない。
助けて。誰か助けて。
ごつん!
額に痛みを感じたシルフィードの手が止まった。
主が顔の前を飛んでいる。
「あ、お姉様。後はサイトにデザートを…」
「やり過ぎ」
「え?」
思わず胸から手を離したシルフィード。
谷間から、サイトがぼとりと落っこちた。
sien
俺は…ここは…?
サイトの意識が徐々に戻ってきた。
体はまだ動かない。サイトが眼だけで辺りを見回すと、
心配そうに覗き込む女の子たちが写る。
表情を取り繕おうと、つんとすましてみせるルイズ。
「じょ、女王陛下に感謝なさいよね。こ、こんな理由で
あんたを治療するなんて恐れ多い、勿体ない、といったのに」
「いいのですよ、ルイズ。サイトさんが元気でないと貰わないと困ります」
なぜか学院を訪問していたらしいアンリエッタ女王が、優しく微笑む。
その隣には、固い表情のアニエス。泣きそうな顔をしたシエスタ。
既に泣いているティファニア。そしてその他の女の子達。
サイトが意識を取りもどした事に安心して、彼女達の体から緊張が解ける。
体が動く。胸が揺れる。胸。大きな胸。
大きな胸が上に、下に、左右に振れる、ゆれる……揉まれる、押し潰される!
「ルイズ、助けてくれ!」
サイトはいきなりルイズにしがみつくと、顔を彼女の胸に押しつけた。
「ちょっと、サイト!?」
「ルイズ…すごいぜ、ルイズの胸は最高だよ!」
「あ、あああ、あんたねぇ…」
「ルイズ、俺は悟った。平たい胸こそ正義。永久なる平和の証。母なる宇宙の真理だ!」
「なな、なななななな、ななぁんですってぇーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ちゅどーーーーーーーーーーん
その日最大の揺れが、トリステイン魔法学院を襲った。
「それは、サイトも災難だったわね」
普通の人間の大きさに戻したシルフィードを自室に連行中だったタバサは、
途中でキュルケに出会った。
あらましを知ったキュルケはため息をつく。
「そう、だから部屋に戻ったらこの子はお仕置き」
と、建物が大きく揺れる。
「…爆発?」
「またあの桃色娘がやらかしたんじゃないのかしら」
「そうかも。じゃあ」
「い、痛いのね。もっとゆっくり歩いて欲しいのね」
「いいから早く来る」
シルフィードの耳をぎりぎりと引っ張りながら行こうとするタバサに、
キュルケが声をかけた。
「ねえタバサ。そんなに嬉しい?」
「嬉しそうに、見える?」
「見えるわよ。ニタニタしてるっ、ていっていいわね」
「…」
「まあ私には関係ないけど。でもね、サイトをあまり酷い目に遭わせるのは
賛成できないわね」
「判った」
十分だった。彼女たちは最強の武器を奪われたのだ。
意識を取り戻したサイトは、あからさまに大きな胸から眼を背けた。
サイトにとって大きな胸、それはもはや魅力でもなんでもない。
忌避すべきもの、嫌悪を感じる異形の物体と成り果てたのだ。
今後サイトは、何人かの娘には近寄ろうともしないだろう。
これも戦い。手段を選んではいられない。
むろん最も手強い相手が残っている。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
ヴァリエール公爵家の娘にして、虚無の使い手。
何よりも、平賀才人を使い魔とするメイジ。
彼と彼女の絆は純粋で強固だ。戦いは容易な事ではないだろう。
それでも、ルイズとは堂々と勝負するつもりだった。
彼女と同様の胸を持つ女として。
「お姉様、ごめんなさい…」
部屋に入ると、シルフィードが珍しく沈んだ声を出した。
「あの本の内容通りしてみたけど、できるだけ大きなおっぱいでしてあげたけど、
サイト、ちっとも喜んでなかった。シルフィのやり方がダメだったのね…」
「いい。あなたは良くやった。ただ…」
己の使い魔を、シャルロット・エレーヌ・オルレアンは冷徹な眼で一瞥する。
「ガリアに下品な乳は不要」
うふ〜ん
以上です。
この後巨乳組による、サイトリハビリ計画が決行されたとかされなかったとか。
>>650 おっつん。そのリハビリ計画も書くとか書かないとか
乙
ぺたん娘に幸あれ
GJ
どーゆーリハビリやるんだかww
>>509 亀レス失礼
幼馴染みのイザベラとシャルロットでこんなストーリーが
ガリア王室と付き合いのある平賀家
イザベラと婚約の話が持ち上がっているサイトをルイズが召喚
↓
原作どおりの扱い
↓
この事実がガリアに知れ渡り
「よくも義理の息子(サイト君)を!」
↓
トリスティンに攻め込みサイト救出
兵士「殿下!この者(ルイズ)を如何致しましょう!?」
イザベラ「そうだねぇ…」
ジョゼフがサイトパパや大学の仲間呼んで新型戦闘ガーゴイル作ってたりしてw
日本の技術とガリアの魔法の最高峰を集めて製作したチートにも程がある兵器を
王女の婚約者を召喚(拉致)して畜生以下の扱いにしている報復に投下、
半月経たないうちに滅びたトリスティンとか
むしろ某同人誌に出てきた悪魔の貞操帯と悪魔の卵だろ
F-22A とリトルボーイ
悪魔の貞操帯についてくわしく
ああ、微妙に勘違いしてたわ。
件の同人誌では「悪魔の貞操帯(F-22ラプター)」「悪魔の浣腸(M1A2エイブラムス)」「魔法の卵(広島・長崎型原爆のどっちか)」が、シエスタのお祖父さんの形見として遺されてた。
同人誌名はけんろー工房の"ゼロから始める犬の躾け方"。
若い頃のサイトパパとジョゼフの話、
情景と台詞は思い浮かぶんだが、文章がどうにも…
------------------------------------
昭和63年、東京郊外のとあるマンション
サイトパパ「ようジョゼフか、上がってくれ。」
ジョゼフ「あれ、平賀家の皇太子殿下は?」
サイトパパ「妻と一緒に病院の健康診断に出かけてるぞ。」
ジョゼフ「そうか。ま、健康が第一だからな。」
サイトパパ「もう少ししたら帰って来るかな……あ、今コーヒー淹れてくるわ。」
ジョゼフ「ああ、済まない。」
サイトパパ「そういや、俺達が出会ってからかれこれ10年か。」
ジョゼフ「大学からの付き合いだからな。」
サイトパパ「初めてハルケギニア行った時はびっくりしたぜ。まさか、あんなボロアパートに住んでるお前が
魔法の国の皇太子殿下だなんて思いもしなかったからな。」
ジョゼフ「まあ地球の人間からすれば驚くのも無理はないがな。」
サイトパパ「王宮でVIP待遇というのも初めて受けた時は、もう何がなんだか分からなかったしな。」
サイトパパ「あん時は本当に馬鹿ばっかやってたよな。中古で買ったヨンメリ修理してあっちに持ち込んで、暇を見てはナンパ三昧……」
ジョゼフ「ああ、同時に騒ぎを起こしまくってな。軍隊に追いかけられたのも今となってはいい思い出だけどな。」
サイトパパ「そして今、俺は異世界人の嫁を貰って一歳になる息子の父親ともなっている訳だ。」
ジョゼフ「ああそうか。確かに二人が王宮で出会ったのが最初だったからな。」
サイトパパ「だから、お前にはすごく感謝してるぜ。」
ジョゼフ「おいおい、何だ急に…」
サイトママ「只今帰りました…あ!殿下!いらしてたんですか!」
------------------------
どうしよ…
うふ〜ん
>>659 サイトパパとジョゼフは昭和50年代中頃の大学生でサイトは昭和62年の生まれか
大学時代はスキルニル使って講義サボったりしてたんだろーなw
>>659 サイトママは元王宮のメイドか何かかな
王宮でジョゼフに言われてサイトパパの身の回りの世話をしているうちに好きになっていくけど、
サイトパパはそれには気付かずナンパ三昧とか
ifスレ逝け
でも若き日のマリアンヌやシュヴルーズとの恋は見てみたいな
勿論エロありで
この話題が出てくる度に思うんだがホント気持ち悪いなw
この手の話題は薬味みたいなもので
たまに少しあるとうれしいが多すぎるとアクが強すぎると思う。
それ以前の問題として、誰もエロを書かないネタを延々と続けられると嫌気が差してくる。
>>669-670 こいつら十中八九例の下らない妄想話に興じてた輩だろうな。
諌められたのが悔しいんで、叩いた連中に自分で書けと責任を転嫁することでその場を凌ごうとしている訳だ。
ああ、何て浅ましいんでしょう。
つ、釣られないぞ
>>671 内容が無い批判だけよりは…
いやこのスレ自体内容が無いようなもんだな
内容が無いようみたいな
↓以下、失われた黄金時代を懐かしむ流れをどうぞ。
ボルボ氏は生きてるんかな。
最後に幼馴染みスレに未完の作品を投下していったきりなんだが。
アン様が生きてる限りボルボ氏も生きてる。
つまり・・・アン様=ボルボ氏・・・?
205氏の平賀さん家にいらっしゃいを続きまだかなーと思って読んでいたらこんな光景が…
平賀家の物置からバブルの頃のビデオがごろごろ出てきてみんなで見てみようという事に
サイトはウインスペクターやジェットマン、エクスカイザーなどを見て懐かしさに浸り
ルイズとタバサは連続幼女誘拐殺害事件を聞いて卒倒
アンリエッタは竹下内閣のふるさと創生事業や消費税に興味を示し
シエスタとテファがwinkや光GENJI、プリンセス・プリンセスにはまり
キュルケは東京ラブストーリーや101回目のプロポーズに夢中になり
アニエスがソウルオリンピックや競馬の芦毛対決に見入り
コッパゲ先生は開業したばかりの東京ドームや瀬戸大橋に興味を示し
ギーシュは当時ソアラ・シルビア・プレリュードに乗っていた人間をちょっと羨ましく思い
マルコメは宮沢りえのふんどしカレンダーに興奮
いや、失われた黄金時代と聞いて…
>>679 ぶっちゃけあの時代が日本の黄金時代だった希ガス
闇も濃かったが、明るいものはとことん明るかった
音楽やライブなどの文化事業は
あのバブル時代が頂点だな
>>679 シエスタ「ダメですよサイトさん、貧乳に手を出すあんなのと一緒になっちゃ」
とか
アンリエッタ「ニホンでは下半身の癖が悪いと国家元首を辞めさせられるんですね」
とか
>>681 姫様の下半身が大暴走を起こせば国家元首ではなくアンとして(ry
アン様は男を食うサキュバスの素質バッチリだ
ある意味女王にふさわしいw
>>679 キュルケ「作品自体は素晴らしいけど、あの二人(江口洋介と武田鉄矢)
が兄弟って設定は無理が有りすぎない?」
サイト「それは言っちゃダメ!」
ニュース「長崎県島原市の普賢岳で大規模な火砕流が発生…」
ルイズ「お母様やお姉様が怒り狂った時に比べれば可愛いものね」
シエスタ「ミス・ヴァリエールはあの山程でもないけどあれ位は簡単ですよね?」
ルイズ「どういう意味よ!?」
コルベール「ううむ、海の上や下に道を通し、島同士を結ぶとは…」
ヴァリエール公爵夫妻の馴れ初めは気になるな。
母親の方が男装して従軍とか色々と面白そうなネタはあるし。
やっぱ恋愛結婚だったりするのだろうか。
男装して従軍っていうか、女軍人がいる世界なんだからそのまんまでいいだろ
王家の血を引いてたのって公爵のほうだっけ?
きゅいきゅい「ザギンでシースーしたいのね!」
タバサ「却下」
テレビCM「24時間、戦えますか。新ビタミンドリンク、リゲイン」
モンモン「なるほど、あれを飲めば24時間…」
サイト「いや、あれただのキャッチコピーだから」
>>681 宇野総理の事をアン様が知ったら大変な事に…
あと『愛が止まらない』に触発されるテファとシエスタ、
『嵐の素顔』に影響されるタバサとか
さてようやく終わったので投下。
皆待たせたな
『世界扉』を抜けると、そこは見知らぬ部屋だった。
結構高い天井に、大きな窓から差し込む日の光。壁はくすんだ灰色。広い割には調度はまばらで、支柱つきのランプが二本と、頑丈そうな樫の木のキングサイズのベッドが部屋の中央に一つあるだけ。
部屋の周囲にはいくつかの大きな木箱が積み上げられており、閑散とした部屋をより殺風景にしていた。
「あ、おかえりなさーい」
出迎えたのは黒髪のメイド。
笑顔でいそいそとタオルと水差しの入った籠を持ってくる。
それを主人に手渡すと、部屋のドアを指差して、言った。
「はい、お疲れ様でした。お湯沸いてますよー」
「気が利くわねシエスタ。じゃあちょっと湯浴みしてくるわね」
礼を言って籠を受け取った瞬間、しゅん、と小さな音がしてルイズの着ていた陽炎のように揺らめく漆黒のドレスが消え、黒いニーハイソックスと白いショーツだけの姿になる。
漆黒のドレス、『虚無の衣』の魔法を解いたのである。
そしてそのまま、ルイズは籠を手に部屋を出て行く。
才人の硬直が解けたのはそれからだった。
「な、な、な、なにやってんだよお前らー!」
こともあろうに一国の王の成婚の儀から新郎を簒奪し。
あまつさえその国王に挑戦状を叩きつけ。
全人類の脅威ともいえる能力を見せ付けて逃げてきたのである。
あからさまなトリステインへの叛逆行為であった。
才人が思わず突っ込むのも当然といえた。
「何って、あるべきものをあるべき場所に返しただけですよ?」
しれっとした顔でシエスタは言う。
しかし才人はこの程度で納得がいくはずもなく。
「だからって!ありゃちょっとやりすぎだろ!」
「…やりすぎじゃないですよ」
反論した才人に、シエスタはさらに反論で返す。
その表情からは笑顔が消え、真剣な眼差しになっていた。
それは、彼女がルイズの覚悟を知り、この一ヶ月寝食を共にしてきたからこそ。
だからシエスタは、こう言った。
「この世界で一番サイトさんを必要としているのは、ルイズです」
「…い」
さらに反論で返そうとしていた才人は固まった。
シエスタから、まさかそんな言葉が出るとは。
そして、さらに意外な言葉が出る。
「どうしてそう思うのか分かりますか?」
いきなりそんな事聞かれても。
「答えは簡単ですよ。
サイトさんがいないと自殺かますようなアホの子はルイズだけですもん」
何気に酷いことをさらりと言ってのけるシエスタ。
さらに彼女は続ける。
「まあ、それだけじゃないですけども。
もっと現実的な話として、
女王陛下は妊娠してますけど、ルイズはまだ妊娠してないから」
「へ」
才人はさらに固まった。
確かに姫さま妊娠してっけども。なんでシエスタがその事知ってんだ?
さらにシエスタは続ける。
「どうして分かるのかって顔してますね。
そりゃ当然の推論ですよ。女王陛下がいきなり求婚してもサイトさんが応じるには足りない。
そうなると、女王陛下のおなかにサイトさんの赤ちゃんでもいないことには、サイトさんが結婚話に首を縦に振るはずがない。
だってサイトさんヘタレですから、『王様』になるなんてエサどころか反対材料にしかなりませんよね」
図星だけども。
さすがにヘタレ呼ばわりされて悔しい才人は、突っ込みを入れる。
「ヘタレって…シエスタ俺のことそー思ってたのか」
「違いますか?」
シエスタのジト目。才人が思わずちょっと回想してみると、結構ヘタレてる自分がいる。
「あう」
「違うんですか?違うっていうんなら証明してみせてくださいよ。ほらほら今すぐ」
言ってシエスタは上目遣いににじり寄ってくる。
…証明?証明ってこの場合どーすりゃいーんだ?
「え、えーとですねえ…。
すいませんヘタレです犬ごめん」
「…わかればよろしい」
ちょっとは否定して欲しかったシエスタだったが、まあサイトさんてこんな人よね、と思いなおし、続けた。
「まあそういうわけですから、ルイズもちゃんと妊娠させてあげてくださいね。
じゃないと私怒られちゃう」
「…どういうい」
どういう意味だよ、と突っ込もうと思ったが。
さすがに才人もそこまで鈍くない。
言葉の意味にがっつり気がついた才人は、脂汗をかきながら、シエスタに尋ねる。
「ま、まさかシエスタさん、妊娠してはる…?」
「ご名答♪」
言ってシエスタはぺろん、とメイド服のスカートをおなかの上までめくって見せた。
以前才人が買い与えた、小さなクリーム色の、シルクのショーツから覗く彼女の白いおなかは。
妊娠線こそ出ていないものの、軽く膨らみ、前まであったくびれを打ち消していた。
「五ヶ月で安定期に入ったんですよ。まだ服の上からじゃ分かりにくいですけども」
するってえと姫さまと同じくらいの…。
思わず仕込んだ時期を計算しかける才人。
そしてそんな才人に、黒い笑顔で詰め寄るシエスタ。
「誰の子かは言わなくても分かりますよね?」
「は、はひ」
詰め寄られ、引き下がりながら答える才人。
デルフリンガーの言ったとおり、まさに年貢の納め時であった。
溜まりに溜まったツケが、一気に噴出した瞬間である。
もうこれ以上の議論は、何の意味もなさない。
まさに才人は俎上の鯉。追い詰められた鼠であった。
後ろによろめいたとたん、ベッドに足を引っ掛けてしまい、その上にどすんと尻餅をついてしまう。
「それじゃ、デルフさんとマントはお預かりしておきますねー」
シエスタは笑顔のまま、慣れた手つきで、才人からデルフリンガーを吊ったベルトとマントを外してしまう。
「あ、ちょ」
才人が何か言おうとした瞬間。
部屋の入り口から、声がした。
「おまたせー」
湯浴みを済ませたルイズだった。
薄桃色のバスローブに身を包み、ウェーブのかかった長い髪はしっとりと湿って湯気を立てている。
わざとだろう、身にまとうバスローブの前ははだけられており、鎖骨から恥部までを晒していた。
一ヶ月ぶりの惚れた相手のあられもない格好に、思わず反応してしまう才人。
ルイズはそんな才人の視線に気づいて、わざと才人の存在を無視するようにシエスタに話しかける。
「いいお湯だったわ。ありがとシエスタ」
「いえいえー。ルイズも汗かいたまんまじゃイヤでしょ」
「まあね。あの状態けっこう疲れるのよね。体力的にはともかく、精神的に」
マントとデルフリンガーを抱えてベッドから遠ざかるシエスタとは対照的に、前を晒すことを全く気にしない歩みで、ベッドに近寄っていくルイズ。
そして、すぐに才人の前に立つ。
前が見えるのも構わず、仁王立ちである。
「久しぶりね、犬」
「ひ、ひさしぶり」
とりあえず何か文句を言うつもりの才人だったが、ルイズ本人を目の前にして何も言えなくなってしまう。
以前のルイズなら、今の才人でも反撃できたであろう。
しかし、今のルイズは違っていた。
全てを退ける究極の力を手に入れたルイズには、完璧な自信を身につけ、今や完全なる畏怖の対象と化していた。
まあ虚無の魔力などなくとも、ご主人様モードのルイズに才人が逆らえるわけなどないのだが。
ルイズは前かがみになって、ベッドに腰掛ける形の才人に、少し顔を動かせばキスしてしまいそうなくらい顔を近づける。
そして、何も言わずに半眼でじーっと才人を見つめる。
「な、なにかな」
何も言わずにまるで嘗め回すように自分を見るルイズに、背中に冷や汗をたらしながら才人は尋ねる。
ルイズはふん、と鼻を鳴らすと、大きく股を開いてどすん、と才人の太ももの上に乗っかった。
そして、才人の顎をつまんで自分の方を向かせると。
「貧相な顔。こんなのが王様なんて笑っちゃうわね」
言って、心底呆れた顔をする。
この顔を才人は覚えている。
『あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから』
ああ、思い出した。俺がこの世界に呼び出されて、最初にルイズと対面した時の顔だ。
そんな表情を見せるルイズに、才人は思わず焦ってしまう。
ひょっとしてあの時の状態まで逆戻りしているのではないか、ありえないそんな想像が才人の中で湧き上がる。
もちろんそれは、ルイズの作戦である。
才人は基本ヘタレである。どれだけ修行して強くなっても、業績を上げて出世しても、ヘタレのパンピーな部分は鍛えようがない。
これはルイズとシエスタがさんざん才人を研究し尽くして出した結論。
だから、女の子たちに迫られるとなし崩しに落とされる。まるで基礎のできていない安普請の塔である。
だが、根無し草、というのとはちょっと違う、とシエスタは言う。
才人の気持ちには基本となる部分がある、というのだ。それは、どこまでいっても揺るぎようのない部分。
『サイトさんは、ルイズが大好きなんです』
それこそが、才人の根本たる部分。シエスタが、そう指摘した。
思えば初めての夜のときも、才人はルイズのことを気にかけていた。
何度肌を重ねても、シエスタは才人の中にルイズへの想いを感じていた。
だから、シエスタはルイズも含めて、才人を愛することに決めた。
一番に愛されなくてもいい。傍にいられればそれでいい。一番の相手がいるなら、その一番の相手ごと好きになってしまえばいい。
そう考えることにした。
そして、シエスタは指摘する。
『そんなサイトさんを一撃でダウンさせる方法、思いつきました』
それこそが、これ。
『ひょっとしてルイズに嫌われてないか、俺?』
そう思わせることで、才人を精神的に不安定にさせ、そこに漬け込もうというのだ。
少し卑怯な気もしたが、とりあえずしばらくの間、才人を縛り付けておく鎖にはなるだろう。
そして今、ルイズは、最初に才人と逢った時のことを思い出しながら、表情を作っていた。
ちょっと前なら久しぶりに会った瞬間に、甘い声で鳴きながら才人に抱きついていただろう。
しかし、この一ヶ月の空白と才人を手に入れるための覚悟が、ルイズに精神的な強さを与えていたのだった。
ルイズは表情を変えず、才人の顎をつかんだまま、続けた。
「こんなのが王様になったらトリステインは終わりだわね。
ひょっとして私ってば救国の英雄かしら」
さすがにそこまで言われて黙っていられる才人ではない。
「ちょ、ちょっと待てよ、いくらなんでもそりゃ理屈が飛びすぎじゃないか?」
顎を引きながら反論したせいでルイズの指が顎から外れる。
ルイズは一瞬ムっとして、そして、才人の頭を両側からがし!と掴む。
そしてぎりぎりぎりと指に力を篭めるルイズ。
才人はこの感触を覚えていた。ルイズの四十八のお仕置き技の一つ、ツインアイアンクローである。
ぱっと見たいしたことなさそうだが、結構痛い。
「ま、待てルイズ!落ち着け!」
慌ててルイズの腕を振り払おうとする才人。
しかし。
「いいからじっとしてなさい」
静かなルイズの声に、覚悟を決めて動きを止め、目をつぶる才人。
これ以上、ルイズに嫌われたら犬死んじゃいます。
そしてルイズはいよいよ指に力を篭め、
ちゅ。
何か柔らかいものが唇に当たる感触に、思わず才人は目を開ける。
才人の頭を両手で掴んで、ルイズは柔らかい唇を才人の唇に押し当てていた。
何が起こっているのか分からない才人に、ルイズは唇を離し、言った。
「これは、契約のキスよ。アンタが一生、私の傍から逃げ出さないように」
「え」
「誓いなさい。私のものになるって。
そうしたら、一生愛してあげる。サイトだけを、命を賭けて愛してあげる」
潤んだ瞳。朱に染まる頬。
それは、ルイズが才人だけに見せる顔。
愛している人にだけ見せる、これ以上ない、優しい、不安な表情。
ぐらついていた才人の基部に、最高のタイミングで最も重い一撃が加えられる。
一度マイナスの極地まで堕とされた心が、一気に舞い上がる。
まさに究極の作戦であった。
「返事は?」
そして極上の笑顔。
最後の核弾頭が、才人の総司令部を融解させた。
「は、はい」
「よくできました」
今度はぎゅっと抱きついて、才人の唇を奪う。
才人もルイズを抱きしめ返し、その華奢な身体を抱きしめる。
二人の唇が自然と開き、お互いの舌が絡み合う。
口腔内を舌で犯しあい、二人は濃密なキスの空間で見つめ合う。
お互いの呼気すら飲み込むキスはそれほど長くは続かない。
ほどなくして二人は唇を離し、二人の間に粘液の糸が走る。
先に口を開いたのはルイズ。
「コラ犬」
相変わらずの犬呼ばわりだが、その声はあくまで優しく、才人の胸の奥を甘くくすぐる。
ルイズは甘いキスで既に濡れ始めている股間を、すぐ後ろで大きくせり出している才人の頂に押し当てる。
「発情してんじゃないわよ。ほんとにもう、どうしようもないエロ犬ね」
「む、無茶いうなよ。この状況で立たなきゃ俺不能じゃねえか」
才人の言うことは確かにもっともである。
好いた相手が、肌も露な格好で抱きついてきていて、しかも濃厚なキスをせがんできていて、勃起しないほうがどうかしている。
そんな才人の反論に、ルイズは才人の顎の先に右の人差し指を当てて、軽く上を向かせると、言った。
「ふふ。言い訳しないの。アンタはサカリのついたエロ犬なの。
こんなどうしようもない変態犬にはお仕置きが必要だわ」
そして、身体をずらして、軽く開いた才人の足の間にもぐりこみ。
ズボンの前を開き、才人を自由にする。
完全に勃起した才人は前を開けられると勢いよく起き上がる。
そして。
「いいって言うまで出しちゃダメよ」
勃起した才人の先端に、ルイズは優しく口付ける。
そしてそのまま舌で、才人の竿をぺろぺろと嘗め回し始める。
「うあっ」
吸い付くような口全体とは違う、舌だけの優しい愛撫に声が漏れる。
「ガマンなさい。英雄なんでしょ」
「いや英雄関係な」
才人の反論に、今度は亀頭の返しの裏側を甘噛みする。
「くぁ!」
「お仕置きだからね。ちゃんとガマンしなさいよ」
言って顔の横にかかった髪をかき上げ、今度は亀頭だけを口に咥え、飴玉のようにしゃぶる。
丹念に、亀頭の形をなぞるように。
ちゅるちゅると唾液の音を響かせながら。
卑猥に、ただ卑猥に、ルイズは才人の性器の先端を愛おしく責めあげる。
「ま、待ってルイズ、俺もうムリっ」
才人の断末魔に近い声に、ルイズはちゅぽんっ、と唾液と先走りの混合液を滴らせながら才人を解放する。
「ほんとにもう、堪え性のないダメ犬なんだから」
言って、唇の端から零れる唾液をぬぐおうともせず、ルイズは才人から身体を離す。
限界直前まで登りつめていた快感を無理やり押し鎮める才人。それはもちろんルイズが『出していい』と言っていないから。
あまりにも完璧な忠犬っぷりであった。
ルイズはそんな才人を満足そうに見下ろすと、バスローブをぱさ、と脱ぎ去る。
凹凸の少ない、未成熟な肉体が露になる。しかし、その足りないものだらけの肉体は、才人にとってはあまりに神々しく、そして淫らに写った。
ルイズはそのまま四つんばいでベッドに上がる。
そして、才人に向かって形のいいヒップを突き出し、そして、右手の指だけで秘唇を押し広げる。
にちゃぁ、と粘液質な音をたてて、粘液の糸をひきながら、ルイズの陰門が開かれる。
ルイズは肩越しに才人を振り返って、あくまで強気に、言った。
「アンタが出していいのはここだけよ」
ごく、と才人は喉を鳴らす。
さらにルイズはそんな才人に追い討ちをかける。
「ほら、早くなさい。いつまでご主人様を待たせるつもりなのよ、このばか犬♪」
あまりにも淫らな命令を受け取り、才人はあっという間にズボンを脱ぎ去ると、ルイズの下半身を抱え込む。
入り口に押し当てられた雄の感触に、ルイズは一瞬、あ、と喘ぎを漏らしたが、すぐに眉を引き締め、才人に命令を下す。
「入れる前に、言うことがあるでしょ?…サイト、ほら、言って。私が言って欲しいこと」
名を呼ばれ、甘い声で懇願され、才人は答える。
「愛してる。世界で一番。大好きだ、ルイズ」
その真剣な言葉に、ルイズの一番奥がぎゅうっ、と締め付けられる。
そして、その一瞬だけ、素直な言葉を漏らす。
「私も愛してる。だいすき。サイト」
その言葉に、才人は一気に腰をルイズの突き当たりまで進める。
ずるずると膣道を削られ、ぐいぐいと膣奥を圧迫され、ルイズの中に快楽の電流が駆け回る。
その乱暴に打ち込まれる快楽の電流に、ルイズは必死に耐え、強気なルイズを呼び覚ます。
「ば、ばかいぬぅ、さ、サカりすぎ…っ!も、もっとゆっくりしなさ…いっ…!」
喘ぎを必死で押し殺し、命令を下す。
しかし、才人は止まらない。
小刻みにルイズの奥を小突きながら、ぎゅうぎゅうと硬く絞られ始めたルイズの中で快楽を貪る。
「ご、ごめんっ、で、でもとまらなっ…!」
先ほどの口淫で高められた才人の性感はすぐに崩落する。
その声とほぼ同時に、ルイズの中で才人が弾けた。
どくんどくんと撃ち込まれる一月ぶりの才人の迸りに、それまで必死に耐えていたルイズも、一瞬で達してしまう。
「あ、だめ、今ダメ、ば、ばかいぬぅーーーーーーっ!あああああぁあーっ!」
背筋を限界まで反らし、ぎゅっと才人を絞り上げ、熱く焼かれる感覚に声を上げながら絶頂するルイズ。
くたん、と互いに力が抜け、折り重なるようにベッドに突っ伏す。
そして、先に意識を取り戻したのはルイズ。
自分の髪の中でぐったりする才人に、ルイズは声をかけた。
「…ばか犬、早すぎ」
「ご、ごめん。でも、あんまりルイズの中が気持ちよくて」
不意打ち気味のその言葉に思わずきゅんとしてしまうルイズ。
しかし、こんなので終わっていては、計画は台無しである。
ルイズは、自分の中で身体と同じくぐったりしている才人自身を感じて、言った。
「で、なんで一回でこんなぐったりしてんのよ。
サカってんならすぐ元気になりなさいよ」
「む、無茶言うなって…」
確かにもう少しルイズの中にいれば、才人の息子は復活するだろう。
しかし、一度に大量の精液を出したせいで、気だるさが才人にまとわり付いている。
流石に即座の復活は無理だった。
が。
「しょうがないわね。シエスタっ!」
「はぁい♪」
才人を背中に乗せたまま、ルイズは顔だけ上げて、シエスタの名を呼んだ。
すると、今まで部屋の外に控えていたシエスタがいそいそと部屋の中に入ってきた。
「い?シエスタいたのっ?」
「ええまあ。いい声でしたよ〜。お二人とも」
「御託はいいから、シエスタ、サイトを立たせなさい」
「はぁ〜い」
驚く才人を他所に、ルイズはシエスタに命令を下し。
シエスタはあっという間にメイド服を脱ぎ去ると、妊娠してぽっこり膨らんだお腹をかばいながら、四つんばいで才人のお尻に顔を近づける。
「ちょ、シエスタなにす」
臀部に当たるシエスタの吐息に、才人は上半身を起こすが。
「妊娠してても、こういうことはできますから〜」
シエスタは悪戯っぽく言って、あっという間に才人の肛門に舌を差し込む。
そして、右手で陰嚢をもみしだく。
「くぁ!ちょ、シエスタ汚いって!」
しかしそんな言葉に惑わされるシエスタではない。
舌をくにくにと動かしながら、あくまで優しく陰嚢を刺激する。
その強烈な刺激に、才人の一物は一瞬で復帰する。
自分の中で膨らむ雄を感じ取ったルイズは、肉食獣の笑みで言った。
「よくやったわ、シエスタ!」
そして今度は、自分で腰を振り始める。
自らの意思でぎゅうぎゅうと才人を締め上げ、膣道の最も隆起した部分で才人を削り取る。
「ちょっと、ま、まてお前ら、いくらなんでもこれっ」
無理やり高められていく焦燥感に、才人は喘ぎに近い声を漏らす。
ルイズは、そんな才人の声と、自分の中で再び膨らんでいく才人に満足そうに微笑むと。
「ほら、出していいわよっ、ばか犬の、精液、思いっきり、出しなさいっ!
は、孕んであげる、孕んであげるからっ!
か、感謝しなさいよ、ね…っ!わ、私に種付けできる、お、男なんて、ほ、かに、いないんだから…っ!」
言って、全身全霊の力を篭めて才人を絞り上げ、子宮口でぎっちりと才人をホールドする。
シエスタは今度は才人の尻の溝を嘗め回しながら、両手で才人の陰嚢を揉み上げた。
そして才人は。
「うぁぁぁぁぁぁああああーーっ!」
意識が真っ白になるほどの絶頂に襲われ、食らい付くルイズの子宮の中に、精液をぶちまけたのだった。
月明かりに満たされる粗末な調度の部屋。
その中央のキングサイズのベッドでは、二人の少女が一人の黒髪の男を挟んで寝転んでいた。
黒髪の男、才人は眠っていたが、顔色が悪く、うなされている。
出なくなるまで搾り取られて気絶しているのである。当然といえば当然だった。
限界まで才人を貪りつくしたピンク色の悪魔は、才人の左で頬杖をつき、反対側で仰向けに寝転んでいる黒髪のメイドに言った。
「ねえ、ちゃんと孕めたと思う?」
「大丈夫ですよ。私の計算だと今日ルイズバッチリ危険日だし。
危険日にあれだけ中出ししまくって、できないほうがどうかしてますよ」
心配そうにシエスタに語りかけるルイズの顔は、先ほどまでの『才人のご主人様』の顔ではなく、ただの『ルイズ』の顔だった。
先ほどのあれはもちろん演技で、才人をルイズに縛り付けるための計画である。
弱ったところを徹底的に叩き、反撃の機会を与えない。兵法の初歩であった。
ルイズはシエスタの言葉に、嬉しそうに微笑んだ。
「ふふ。ありがと。これもシエスタのお陰かな。
シエスタがいなかったら、『始祖の祈祷書』も『解体・始祖の祈祷書』も燃しちゃってたし」
「ありがとうございます。そう言ってくれるなら、手助けした甲斐もあるってもんです」
「ご褒美に、週に一回サイトを貸してあげるわ」
「え?ちょっと待って約束と違うじゃないですか!週に三回って話じゃ」
「何言ってんの、アンタ安定期じゃないの!できないじゃない!」
「何言ってんですか、お口でもお尻でも、胸でだってできますもん!」
「こ、この淫乱メイド…!」
「サカリのついた雌ネコに言われたくないですねえ。にゃん?」
最初の友情を確かめ合う雰囲気もどこへやら。
いつのまにやら恋敵の表情に戻った二人はんぎぎぎぎぎ、とにらみ合い。
そして。
「う、うう〜ん…もうムリだってば、姫さまもシャルロットもテファも…。打ち止めだってばぁ…」
どんな夢を見ているのか、とんでもない寝言をかましてしまった才人を。
どかばきぼこすか!
ルイズとシエスタはさんざんぶったたいて踏みつけて殴りつけ、簀巻きにして部屋の隅に転がして、ふん!とお互いに背中合わせに寝てしまうのだった。
そこはアルビオンの片田舎。
岩山に囲まれた小さな屋敷があるという。
とある貴族が秘密の逢引のために立てたといわれる、豪奢な作りのその屋敷は、その貴族が死んでから、放置されていた。
しかし数ヶ月前から、そこに人が住み着いた。
貴族ではないと自ら言ったその三人は、やがてその近隣の町では知らないものはいなくなる。
ある時は巨額の賞金首を捕まえ、そしてある時は近隣に住み着いた幻獣を退治してのける。
やがて数年たち、それは人の知るところとなり、その人物の正体はやがて、トリステイン王家のお触れを通じて、近隣の町に知れ渡る。
そして、町の人々は彼らの正体を隠匿し、その屋敷に近寄る者には警告を発するようになった。
なぜなら。
虚無の魔王相手に、喧嘩を売る気など毛頭なかったから。
昔も今も、『触らぬ神に祟りなし』である。
「そして、トリステインの盾はいなくなりましたとさ。おしまい」
「ねえかあさま。えいゆうさんはどうしてまおうをやっつけないの?」
「あのね、世の中には思い通りにいかない事っていうのがいっぱいあるのですよ。このお話はそれを伝えてくれているのよ」
「でも、おはなしでしょ?めでたしめでたしっておわらないの?」
「めでたしめでたしで終わらない話もあるのですよ。これからのためにも覚えておきなさい」
「でもかあさま」
「あなたが聞きたいって言ったから話したの。もうこの話はおしまいです」
「…なんでかあさま怒ったのかな。
それに、なんであんなおはなしなんだろう。
…とうさまのおはなしきかせてっていっただけなのにな」
『虚無の使い魔』〜fin
以上。
これにて、「つづきもの」シリーズ一巻の終わりでございます。
長々とお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
メインストーリーも終わったし、あとは細々と書いていこうかと思います。
ひょっとすると外伝的な何かを思いついて投下するかもだけど。
それじゃあ皆様、おやすみなさいノシ
へんたいさん。GJ、そして今までの執筆お疲れ様でした。
もうすぐ450KB・・・スレたてしてくる
最後でサイト受けを持ってくるなんてさすがへんたいさん!!GJだぜ
あと、その祈祷書「ファミ通編集部」って書いてないか?ww
大丈夫?ファミ(ry
解体〜の方がベントスタッフっぽいから大丈夫なんだよきっと!
せんたいさんおつ!
やっぱルイズはかわいい
GJでした
楽しみなシリーズが終わって、ちょっとさみしい気もw
GJ
今までお疲れ様でした。次回を楽しみにしてます。そして一巻が終わったと言うことは二巻があると期待していいのでしょうか
あと1k
テンプレじゃ480KBか970レスって事みたいだけど
何で450KBとかで立てちゃったのかしら?
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ❤ฺ
昔は(確か)450kBだったからその名残りな気がする
万
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
スパ
ッツ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
もう少しこう、埋め方というか……
じゃあ、本スレのあれでも連貼りするか?
/穴\
ィ 弋リ_`ヽ、__
_/ __ /: : : : `¨¨ヽ、 O|
|n /.: : : : : : : : : : : : : : \|
|U /: : : ,: : /!: : : : : ヽ: : : : ヽ、
∧/: : :./: :/ {: : : : :!: :.!.: : !: : :.i
/:./: : : :i: :/ ,.>、: : :|、:ハ: :|: : :.|
/: :!: : : : !斗 ヤ’ |/V`ヽ从 :.リ
/: : |ヽ: :从V ,x=ミ z=ミ イイ八
/: : : :|: : \ハ ´ !: !: : :',
,' イ : : | !.: : : ハu ' ,! : : : :ハ
|i | : : 从: : : : ハ、 ー. ‐ , イ : : : : : :!
ヽ \ : : ∨: : : ハ> 、_ , rく: : !: : : : :!ノ
/`トミヘ: : : : ヘ ー―‐クヘ\!: : !∠、
<:___::\.: : : }{} O //|: : リ_::>
/:::::::`ーヘ: :/≧z<_,::::ィ|/::\
/:::::::::::::::::::::::V::7´::r‐‐-、:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::o:|::::〈 廴}/::::o:::::::::!::::::!
|:::::::::::::::::::::::::::::::::〉-- ニニ ,,::_::::::ヽ::::|
|::::::::::::::::::::::::::/ ! }`ヽ!:::|
|::::::::::::::::::::/ ! ! }:::|
|:::::::::::::/{ i / ∧:ハ
|/::::::::/ ハ __ ム -‐= ニ __/ / Vハ
/::::::::/ /:∧ | | / Vハ
/::::::/ {::::::∧ ! ! ∧ V}
/::::/ ⌒\::/^ミ キ {::::} }ハ
/::/ | \ ト、 } ∨ ハ:\
// \ \ハ、 √/ /::::ヽ:::\
ってか、こういう微妙な残り容量はヌイマリィゴ氏ホイホイなんだぜ
懐かしいなぁ205氏
205氏の淫竜ファックシリーズって、完結したの?
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
>>723 希望者をきゅいきゅいのしっぽでファックするシリーズだっけ?
最近の、フレイム×きゅいきゅいで何か形にならないかなと考えているんだがアドバイスあったら何か
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
埋用
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
むしろ、サイトの赤ちゃんプレイ中
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::