1 :
名無しさん@ピンキー:
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ごらんの有様だよ!!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______ _____ _______ ___ _____ _______
ヽ、 _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、 ノ | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、 |
ヽ r ´ ヽ、ノ 'r ´ ヽ、ノ
´/==─- -─==ヽ /==─- -─==ヽ
/ / /! i、 iヽ、 ヽ ヽ / / /,人| iヽヽ、 ヽ, 、i
ノ / / /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、 、 ヽ
/ / /| /(ヒ_] ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_] ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '" ,___, "' i ヽ| /ii"" ,___, "" レ\ ヽ ヽ、
'´i | | ! ヽ _ン ,' | / 人. ヽ _ン | |´/ヽ! ̄
|/| | ||ヽ、 ,イ|| | // レヽ、 ,イ| |'V` '
'" '' `ー--一 ´'" '' ´ ル` ー--─ ´ レ" |
3 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 08:11:38 ID:NZahoWEF
4 :
955:2009/03/06(金) 14:55:36 ID:EpfKDSRo
蛇足
佐藤大輔
高校2年生。水泳部男子のエース。生徒会役員
文武両道を絵に書いた人間
父親がそこそこ大きな病院の院長をやっていて、後を継ぐために勉強を頑張っている
村越進太
高校1年生。水泳部に在籍
身長が低く、体格も小さい為にスポーツは苦手だが人一倍練習して周りについていく努力家。勉強は得意
父親は精神科の勤務医
人を興奮させたり、不安にさせる位の催眠術が出来る
大量のニキビが悩み
小指程度から500mlのビール缶以上になる脅威の膨張率を誇る男性器を持つ
清川望
高校2年生。水泳部女子のエース
実は大輔と相思相愛なのだが、進太に逆らえず流されるままセフレ状態に
胸が大きくなってきたのとボディピアスなど要求が過激になってきたのが悩み
佐藤大輔っていうと
ハイスクールオブザデッドの
原作者か…
そーいやH.O.T.D.って出だしNTRっぽくなかったっけか
そんな事より、結局ここそのまま使うの?
「寝取り」で見つからず「寝」でヒット。
・・・見事なスレ立てでつ。
8 :
小ネタ:2009/03/07(土) 03:02:00 ID:fbx2VHt2
入学式のざわつきも落ち着いた春の朝、僕の視界にある二人の姿が写った
桂木優菜と彼女の幼馴染みの佐藤真一である、二人は仲良く談笑しながら
学校の門をくぐる、一見すると美男美女のお似合いカップルであるが――
「あ、先輩だ、ごめんね真ちゃん、私行くね」
「あ・・・あぁ、じゃあ帰りに、な」
僕の姿を見て優菜は顔を輝かせ、真一は悪夢を見ていたような顔をする。
佐藤真一、彼は間違えてしまった、とても大事な選択を。
僕と優菜の出会いはただ部活の先輩と後輩であった、毎年廃部の危機に怯えながら
毎年新入部員が定員をギリギリ満たすというほどの部。
そこに彼女はやってきた、こんな可愛い子がと部室がざわめいたのもいい思い出だ。
人数も少ない部だけあり仲良くなるのも早く僕は彼女からある相談をされた
その内容は幼馴染みの男の子がいて想いを告げても曖昧な返事ばかり
自分以外にもアプローチする子もいるから不安で仕方ない、というモノだった。
正直、優菜の幼馴染みに嫉妬を覚えたのは否定できない、しかし僕はその時考えた
少し頭のゆるそうなこの優菜なら騙してうまいことできるんじゃないか、と。
僕は言った『だったら幼馴染みに自分を本当に好きか試してはどうかな』と、そして
優菜は僕の言う通りに動いてくれた。
下準備として僕は優菜に幼馴染み、真一に再度告白するように言った。
「もう待てないよ・・・私のこと好きじゃないの?」
「好きだよ、好きだけど・・・」
「好きなら、好きなら・・・キスして」
賭けだった、このまま恋人になってしまう可能性は十分にあった、ただ僕は
佐藤真一の優柔不断を信じた。
「・・・ッ!ごめん!」
「あっ・・・」
賭けは僕の勝ち、僕はちゃんとチャンスをあげたんだよ?真一くん。
これで準備は整った。
部室に真一を呼び出す、そこには僕と優菜と一台のパソコンが置いてある。
「なんの・・・用かな」
この間の告白の事があり気まずい様子の真一くん。
「君にはこれを見てほしくてね」
「なん、ですか?」
「君が本当に桂木さんを好きかと、桂木さんから相談されてね」
「・・・それは、あの」
「まぁこれを見たまえ」
9 :
小ネタ:2009/03/07(土) 03:02:44 ID:fbx2VHt2
パソコンの画面に写し出されたのはこの部室だ、そしているのは
僕と優菜の二人、違うのは机が片付けられ毛布が敷かれているというだけ。
『真ちゃん、私もう待てません、だから・・・先輩に抱かれます』
僕が優菜に言ったのは「佐藤くんは君がいつでも近くにいるから曖昧な態度で
いるんだろう、だから君がすこ〜しだけ佐藤くんから離れればいいよ、そうすれば
佐藤くんも君の大切さを理解するはずさ」というもの、そして僕は優菜に提案した。
君の初めてを僕にくれないかい?
優菜は最初驚き、迷ったが了承した、どうやらそれほど
追い詰められていたようだ、僕が思ったより彼女は不安で仕方ないようで好都合だった。
『ぅ・・・ぅうっ・・・い、痛・・・い』
『キスは・・・キスはダメです・・・ふぁっ・・・』
『真ちゃん・・・見てますか?私・・・先輩に初めてあげちゃったよ、こんな
私でも真ちゃんは私を好きでいてくれますか?』
膝から崩れ落ちる人間というのを初めてみた、真一はまさに放心状態で
駆け寄る優菜にも返事すらしない有り様である。
「好きだよ、真ちゃん」
心なしか優菜の言葉が乾いて聞こえた気がした。
end
これは俺らにとっていい餌www
寝取られは強姦、準和姦、和姦があるけど和姦系が好きな奴って少ないよね。
まあ、大抵はヒロイン(配偶者、恋人)がビッチになるから毛嫌いしてるんだろうけど。
あとは血縁者か主人公と付き合っていない人の恋愛が和姦系に入るかな。
純愛系和姦寝取られってない?
そういうの好きなんだけど
>和姦系が好きな奴って少ないよね。
え?
勢力図って
準和姦>強姦>和姦
なキガス
え?>準和姦>強姦>和姦
俺は
和姦≧準和姦>強姦
だな
>>15は多分和姦と準和姦をごっちゃにしてると思う
準和姦っていったい何?
準強姦ならそういう犯罪があるからわかるんだけど。
準和姦はヤるのに同意したけど、それは本心から望んだことではない、て感じかな
例としては、脅されて半ば強引に同意とか、かな?
それは普通に強姦だな
寝取られることによって、彼女が髪を染めたり、肌を焼いたりして外
見的に変化するのが好きなんだよね
前スレ
>>953 埋まっちゃったから削除依頼は撤回したほうがよいかもね。現状はどうなってるのか解らんが
重複とかじゃないから削除されないだろうしね。
さっさと誰か立てればよかったんだろうけど・・・
まぁ寝取られでヒットするし問題ないかな?
>>21 おまえとは良い酒が飲めそうだ
主人公が片思いとかしてるヒロインがチャラ男と付き合い初めてどんどん変わっていくのとか
すげー好み
直接的な描写はなくても、ヒロインの家の前でキスしてたり
ホテルから肩を抱かれながら出てくるところを見たり
ヒロイン以外の家族が出かけててるところへチャラ男が尋ねてくるのを見る
ヒロインの部屋はカーテンが引かれてて中は覗けないんだけど
電気が点いてて影がうつる
その影が二人分で常にくっついていて、なんかベッドの辺りで跳ねるような動きをする
服装とかがどんどん派手になって、髪も染めて
夜の街でよく見かけるようになったり、言葉遣いも今の若者風になっていったりする
産婦人科から出てきたりとか、こういうのがたまらん
25 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 16:06:23 ID:2SXEQ8Im
>>24 寝取られて変化するのは良いけど、ギャルっぽい服装や妊娠などいわゆる「ビッチ」化は嫌だな
スポーツ一辺倒だったのが間男と同じ大学に行くために必死に勉強したり、横着かったのがしおらしくなったり……。
マイナスではなくプラスになる変化の方が良い
主人公より間男の方がヒロインを輝かせられる的なのが良い
27 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:11:05 ID:xWg+YhCe
変化するならマイナスでもプラスでも破滅までいって欲しいね
じゃないと寝取られの感じがしない
プラスの破滅ってどんなだ
寝取られ男が破滅するんじゃないか?
破滅って主人公とヒロインのカップルが、ってことじゃないの?
しかしそれは主人公とヒロインが付き合っているか結婚していることが前提だから
>>24は無理じゃね?
秒速5センチメートル始まった
ヒロインのプラスの変化は、寝取り男とのラブラブな幸福から来る健全な成長で、
それを妬んだ寝取られ男が破滅する、みたいな。
例えば、
恋人を寝取られた男が、健全な幸福を手に入れた元恋人と寝取り男に復讐しようと犯罪紛いの罠を仕掛けるが、マヌケなミスにより失敗、警察に連行される。
復讐に使う予定だった銃器や覚せい剤を自宅に隠していたのを押収されるわ、
身に覚えのないストーカー行為や通り魔傷害の件で冤罪を被ったり、
弁護士が無能だったり、
刑務所でヤクザにレイプされたり、
転んで後頭部を強打し、元恋人や寝取り男の記憶を失ったり、
それでも何故か、「寝取られた」という記憶だけはバッチリ残ってたり、
死刑になるわけでもなく延々と長い年月を刑務所で過ごしたり、
仮釈放されてすぐ、道端の子犬に餌をあげて可愛がってあげてたら、犬泥棒と間違われて仮釈放がパァになったりするような状態じゃないだろうか。
記憶喪失ならエロゲのハーレムブレード、弟の結婚式の2パターンめなんかどうだろう?
主人公は覚えているのに
幼馴染の記憶を失った弟とすべての記憶を失った幼馴染の結婚式をみるはめになるやつな
全然おもんなかった。
鬼椿には及ばんやろ
昔、DC2で寝取られ書こうとして挫折した
音姫や由夢、小濃いが催眠術で寝取られていくやつ
そのときに考えてたネタの一部が
>>24 ただし、主人公が朴念仁だから完成したとしてもNTR感は薄かったかもしれないが
>>24 ティッシュを大量に使っちまったぜ
鬼椿読んだけど寝取られ男とヨリもどすとか…orz
このスレ文字道理に、『寝』取りだな
45 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:03:11 ID:C/iLnVcB
走る。ひたすらに走る。
彼女の手をひき、ただひたすらに走る。
背後から迫る無数の足音。『奴ら』だ。血に飢えた、人だったものたち。
虚ろな目、意味を成さない言葉、定まらない足取り。ただ他人の血だけを求め、さ迷
い歩く亡者。
「さくら、大丈夫?」
「う、うん」
僕は、彼女……島本さくらに声をかける。
小柄で長い髪の毛をポニーテールにまとめた女の子。幼なじみとしてずっと一緒にい
た僕から見ても可愛いと思える顔立ち。
ただいつもは優しい笑顔に彩られているその顔も、今は恐怖に強張っていた。
無理もない。
さくらの背後を見れば、道を塞ぐほどの数の『奴ら』がいた。
幸いにも『奴ら』は足が遅く、知能も低かった。まるで、映画に出てくるゾンビのように。
「マ、マサくんこそ大丈夫?」
「大丈夫だよ」
僕は精一杯の強がりを口にした。僕もさくらも文化系部活の所属だ。持久走なんて
不慣れだ。おまけに『奴ら』に追われるというオマケつき。肉体的にも精神的にも一杯
一杯だった。
だけど、この手は離せない。守る……絶対に。
「一体、何があったんだよ……」
街が大きく変わってしまったのは、ほんの1、2時間前のことだった。
どこかから悲鳴が聞こえ、後は全てが爆発するように変わっていった。
逃げ惑う人。襲う『奴ら』。
襲われた人々は血を吐き倒れ、『奴ら』になる。
何故、なんてことは問題ではなかった。そんなことを考えるのは平和な場所にいる連
中だ。
本当の危険を目の当たりにして、僕らに出来ることはただ逃げることだけだった。
「マサくん、このままじゃ……」
さくらの不安げな声が聞こえる。
ああ、そうだ。ただ闇雲に逃げているだけじゃ、絶対いつかは捕まるだろう。『奴ら』
は間違いなく数を増やし続けているのだから。
どこか安全な場所が……。
頭の中で周辺の地図を広げる。……今日はさくらとの初デートだった。一緒に映画を
見ようと誘い、待ち合わせて駅に向かう途中……異変が起きた。
「…………」
徹夜で選んだデートコース。さくらの好きそうな場所はあるが『奴ら』から僕たちを守っ
てくれそうな場所は無い。どこか……。
「そうだ、学校……」
46 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:03:36 ID:C/iLnVcB
僕らが逃げ込んだのは普段通い慣れた学校だった。
幸い僕らが異変に遭遇した場所から近い場所にあった。20分ほどの道のりだった
が、いつどこから『奴ら』が現れるか分からない恐怖。何時間もかかったように思う。
日曜ということで、門が閉じられているが、そこは通いなれた学校。こういう時、乗り
越えやすい柵のめどはついていた。
「ここなら、大丈夫かな?」
「う、うん」
さくらに手をかし、柵を乗り越える。
先ほどまで鈍重な動きで追って来ていた『奴ら』は金網を前に無意味なうなりをあげ
ているだけだった。どうやら柵を乗り越えたりはしないようだ。
「はぁ〜」
ようやく一息つけた。大きく息を吐く。どっと疲れが体にくる……。
「ふふっ」
気がつくと隣でさくらが嬉しそうな顔で微笑んでいた。
「?」
「手、マサくんずっと離さなかったね」
「あ、」
握りっぱなしだったさくらの手。ちょっと汗ばんでしまった手と手を見て僕は思わず声
をあげた。手は離さなかったけど。
「これは、ま、まぁ、緊急事態だったし」
しどろもどろになりながら僕が言うとやっぱりさくらは嬉しそうで……僕の手を優しく握
り返した。
「守ってくれて、ありがとう」
いや、そんな守ったなんて……僕はただ夢中で……。
何を言うのも照れ臭く、僕は頬をかく。
「マサくん……」
いつも一緒にいたさくら。そんな彼女の顔がいつも以上に近くにあった。まつげの数
も数えられそうな至近距離でさくらの瞳には僕が写っていた。
「さくら……」
まるで吸い込まれるようにさくらに近づき……そして……。
「島本さん! 野田!」
唐突に聞こえた声に僕らは弾かれるように離れていた。
47 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:03:59 ID:C/iLnVcB
声をかけてきたのは、同じクラスの少年だった。斉藤隆。たしか、サッカー部だったと
思う。僕とはあまり付き合いはなかった。
「一体何が起こってるんだ?」
「僕らにもさっぱり……」
聞けば斉藤くんはサッカーの練習で学校に来る途中だったらしい。駅から学校に向
かう途中、異変に気づき、後は僕たちと同じだった。彼の場合、開いていなかった正門
を乗り越えた(遅刻した際はよくやっていたらしい)のだが。
「とにかく、職員室に行ってみよう」
僕の提案にさくらが頷く。
誰か先生がいるかもしれないし、職員室なら電話もあるだろう。今何が起きているの
か情報収集も出来る。
「でもよ、校舎って入れるのか? 俺がいつも日曜来るときは鍵が締まっていたけど」
「あ……」
考えれば当然だった。日曜に誰でも入れるような防犯にはなってはいないだろう
……。
僕たちは互いの顔を見合わせ止まる。
「あなたたち! 早く!」
突然、悲痛な叫びが聞こえて顔をあげた。声は二階の窓、乗り出すように僕らを見て
いる先生からだった。社会の佐伯先生だ。
「え?」
佐伯先生は青ざめた顔でどこかを指差す。その指差す先は……。
「っ!!」
溢れそうな悲鳴を必死に押し殺す。虚ろな目でのろのろと近づくもの……『奴ら』だっ
た。学校の中にも入り込んでいたのだ。
「はやく校舎の中へ! 昇降口の鍵を開けるわ!」
僕らは返事をするのももどかしく校舎に向けて走り出した。
「さくら大丈夫?」
「う、うん」
言葉とは裏腹にさくらの表情は辛そうだ。ほぼ休むことのない逃走劇。もうさくらは限
界に来ていた。
くそっ。
「島本さん、先に行ってて」
声をあげたのは僕の隣に来ていた斉藤くんだった。僕とさくらの間に割って入るよう
に走る。
「で、でも」
「俺達が囮になるから、急いで」
勝手に僕まで囮に巻き込まれているが、異論はない。さくらを逃がすこと、それが一
番だった。
さくらの視線が僕に向けられる。頷くことでその視線に答えると、さくらも決心をしたよ
うに走る。
48 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:04:22 ID:C/iLnVcB
「野田」
「うん?」
「島本さんにあいつらがいかないように、ちょっと遠回りするぞ」
「分かった」
僕と斉藤くんはさくらから離れ、『奴ら』をおびき寄せるように大きく声をあげ、走る。幸
いにも鈍重な『奴ら』。長い時間なら逃げるのは決して難しくはない。
「っ!」
だけど、その目論みはすぐに崩壊した。僕らの逃げた先、そこにも『奴ら』の姿があっ
た。
「…………」
僕らの想像を超えた数の『奴ら』がそこにはいた。中には制服姿の同級生もいた
……斉藤くんと同じで部活に来ていたのだろうか。
恐怖と絶望。足を止めた僕たちにその二つが重くのしかかる。
「昇降口に行くには強行突破するしかないな」
「強行突破って……」
そういうアクションは僕の柄じゃない……だけど、そんなことを言ってもいられない。
「あそこなら人数も少ない、走り抜けるぞ」
『奴ら』の群れの一角を指差し斉藤くんが告げる。たしかにそこは群れの中でも人数
が少ない。サッカーで鍛えられた感覚だろう。
「行くぞ」
僕の返事も待たずに彼は走り出す。僕は彼の後を追うような形で慌てて走る。
「野田」
「え?」
『奴ら』の群れに突撃する直前、
ドンッ
と予想外の衝撃が来た。
「悪いな」
グラリとふらつく体。斉藤くんの乱暴な体当たりに僕は何が起きたか分からず、バラ
ンスを崩し倒れる。
斉藤くんは転んだ僕を一瞥すると……そのまま走り去る。代わりに僕に近づいてきた
のは口をだらしなく開いた亡者たちだった。派手に転んだせいだろうか、走り抜ける彼
よりも僕に『奴ら』は狙いを定めていた。
「斉藤く……ん」
僕の声に一度だけ彼が振り返る。
笑っていた……。
気のせいなんかじゃない。彼はたしかに不様に転び、今にも襲われそうな僕を見て、
たしかに笑っていた。
「くっ」
懸命に体を起こし、逃げようとする。だけど目の前の『奴ら』が僕の逃亡を見逃すわけ
がない……。
這うように逃げ回り、しかし、それにも限界があった。あっと言う間に僕は逃げ場を失
い『奴ら』に囲まれていた。
ここ……までか。
49 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:04:45 ID:C/iLnVcB
脳裏をよぎるのはさくらのことだった。さくらは無事逃げれただろうか……それが気が
かりだった。
「っ!」
『奴ら』が襲いかかるその瞬間、
「正人!!」
別の声が聞こえた。同時に人の肉を打つ鈍い音が響く。
「大丈夫っ!」
剣閃が奔る。
見上げると僕を庇うように一人の女の子が木刀を構え、奴らを威嚇していた。さくらと
同じポニーテールの髪型。だけど、ピッと背を伸ばし凛とした佇まいはさくらとは大きく
違う。僕はその女の子を知っている。
「あかねっ!」
七瀬あかね。剣道部に所属するクラスメートだった。
「ったく、何あいつ酷いヤツね」
斉藤くんが走った方向を睨み、一言つぶやく。
「私が来なかったらどうなっていたのよ」
つまり、あかねは僕のためにわざわざ助けに来てくれたのだろうか?
「早く、こっちへ!」
木刀を振るうあかねに先導され、僕は逃げる。
「あ、あかね、そっちは!」
斉藤くんが逃げたのと……さくらが逃げたのとは違う場所。そこは剣道場柔道場もあ
る体育館だった。
50 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:05:07 ID:C/iLnVcB
「う、嘘……」
斉藤くんから聞かされた言葉。それは私を殺してしまうほどの重みを持った言葉だっ
た。
マサくん……マサくんが……。
「嘘、だよね」
マサくんが死んでしまうなんて、いなくなってしまうなんて。
すがるように聞いても、彼はただ悲痛な面持ちで首を振る。
「そ、そんな……」
愕然と私はその場にへたたりこんでしまう。
「すまない。俺がもっとしっかりしていれば……」
…………。
「うぅ」
マサくんと私はずっと一緒だった。幼稚園小学校中学高校。何度も同じクラスになっ
たし、いつも一緒に通っていた。
そして、ずっと好きだった人。
マサくんとの関係はずっと続けばいいのに……そんな風に私は思っていた。
だけど、だけど……。
溢れてくる涙を止めることができず、私はただ泣いていた。
昔、私が泣いていると真っ先に飛んできて慰めてくれる人がいた。
だけど、その人はもういない……。
「うぅ、ひっ、マサくん……マサくん……」
今はもういない愛おしい人の名前を呟きながら私は泣く。ただそれしか出来なかっ
た。
いっそマサくんを追って私も出て行こうかな。私は本気でそう思ってさえいた。
「え?」
不意に体を包み込んだ暖かい感触があった。
それは斉藤くんだった。
彼の腕がそっと優しく私の体を抱きしめていた。
「さい、とうくん?」
「野田は最期に言ってたんだ。さくらを頼むって」
「え?」
「『奴ら』に囲まれて、もうダメだって時、あいつは俺にさくらを守ってくれ。そう言ったん
だ」
マサくん……。
最後の最後までマサくんは私を心配してくれた。嬉しいなって思うのと同時にマサく
んらしいなって思う。
「そっか、そうなんだ……」
マサくん、私の大好きな人。
今すぐにでもマサくんを追っていきたい……でもそれはマサくんが絶対喜ばないこと
だと思う。
「あ……」
斉藤くんの抱擁が強いものになる。
私をここに留めるように、私を守るように……。私は斉藤くんの腕に強く抱かれてい
た。
そして、とても力強く優しい声で斉藤くんは私の耳に語りかける。
「だから、俺が君を守るよ。彼の代わりに」
「…………………」
長い沈黙が私たちに下りる。
ただ斉藤くんは私を強く強く抱きしめていた。暖かい感触。それは初めて触れる異性
の逞しさだった。
私は何も答えることは出来なかった。
馬鹿みたいに泣いている間、斉藤くんはずっと私を抱きしめていてくれた。
「…………」
私は彼に言う言葉は何も思い付かなかった。だけど、気がつけば私は抱擁に応える
よう、彼の背中にそっと手を回していた。
51 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:06:12 ID:C/iLnVcB
校舎にいたのは私と斉藤くんを合わせて、6人だった。
佐伯先生と他に三人。図書委員の仕事で登校していたらしい。
私たちが合流したあと、先生たちは校舎の施錠を確認した。そして、防火扉を閉め、
職員室のある2階に立て篭もった。
幸いなことに災害時の備蓄として食料、飲料水、毛布が校舎内にあったのだ。
事態が終息するか救助が来るまでの間を耐えるには充分すぎる量だった。
私も斉藤くんと一緒に働いた。
倉庫から備蓄されていた毛布や食料を運び、防火扉の前に教卓を並べ容易に開か
ないようにする。
マサくんのことを考えてしまわないように……私は懸命に体を動かした。動いている
間はマサくんのことを考えずに済むから。
だから私は窓の側にだけは決して立たなかった。マサくんを……変わってしまったマ
サくんを見てしまうかもしれなかったから。
そして、初めての夜が来た。
52 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:06:52 ID:C/iLnVcB
「斉藤くん?」
職員室の近くにある教室。そこで斉藤くんは窓の外を見ていた。
幸いにもまだ水も電気も通っていて、夜の闇に怯える心配はなかった。私は濡れた
タオルで汗を拭き、職員室に戻る途中、彼に気づいた。
「島本さん……」
私の姿に気がつくと、斉藤くんは顔を綻ばせる。
「こんな所でどうしたの?」
私たちは職員室を拠点にしていた。テレビ、ラジオ、電話、パソコン……外部の情報
を得るにも発信するにも必要なものが全て揃った場所だからだ。
「いや、あそこで男は俺一人だっただろ?」
ちょっとだけ気まずそうに彼は笑う。
そう、校舎内にいた6人は斉藤くんを除いてみんな女子だった。佐伯先生と私、三人
の図書委員はみんな女の子だった。
「一緒の部屋で寝るわけにもいかなかったし」
と言いつつ彼は床に敷かれた毛布を指差す。
たしかにいくら非常事態でも男の子と一緒に寝るというのは抵抗があった。斉藤くん
は私たちに気を使ってくれたのだろう。
マサくんがいれば斉藤くんも……違ったのかな?
「島本さん……」
「え?」
「今、ひょっとして野田のこと思い出してる?」
「…………」
「ちょっと寂しそうな顔してたからさ」
「うん……」
図星だった。
マサくんは私にとって中心とも言える大事な人で。私の思い出はマサくんとのものば
かり。
思い出さない、なんてこと出来るわけがない。
(マサくん……)
また目に熱いものが込み上げてくる。私はまだマサくんがいなくなったということを受
け入れられそうにない。
「あ……」
53 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:07:20 ID:C/iLnVcB
気がつけば、斉藤くんがまた私を抱きしめていてくれた。
「さ、斉藤くん……」
私は体を固くして小さく震えた。
さっき、彼に抱きしめられて安心したのは事実だった……でも、私は……私は……。
「島本さんを守る、って言ったよね」
「…………はい」
「それはさ、『奴ら』から守るって意味だけじゃなくて、寂しさや悲しさからも島本さんを
守りたいって、そう思うんだ」
「で、でも私は……」
「忘れさせてあげるよ、野田のことなんて」
「んっ!」
気がつけば、抵抗する間もなく斉藤くんは私の唇を奪っていた。
ファーストキスだった。
マサくんと幼稚園の頃交わした冗談のようなキスを数えなければ、初めてのキスだっ
た。
いや……。
最初に感じたのは拒絶の意志だった。
私が最初にキスするのはマサくんだって……もう叶わぬ願いだと分かっていても私
は懸命に拒絶しようとして、
「きゃ、」
悲鳴をあげていた。
斉藤くんの右手が上着を潜り、素肌の上を這っていた。
そのまま上着をまくりあげ、マサくんさえも触れたことのない双丘に触れる。
「い、いやっ」
斉藤くんを突き放そうとする。けれど鍛えられた斉藤くんの体は私の非力なんかもの
ともせず、腰に回された左手が強引に私を引き寄せる。
「んんんんー」
せめて乳房に触れる右腕を払おうとして、また唇を奪われた。
唇を守ろうとすれば乳房を触られ、胸を守ろうとすれば唇を奪われる。
斉藤くんの巧みな動きに私は成されるままに翻弄されるしかなかった。
「そ、そこはっ!」
かすれた悲鳴が漏れる。
今度は斉藤くんの手がスカートの中に潜り込む。このスカート、マサくんが好きだっ
た。
「野田のことなんて忘れさせてあげるからさ、」
54 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:12:29 ID:C/iLnVcB
「んんっ」
マサくんにさえ触れさせたことのない秘所を撫でられる。下着の上から丹念に何度も
何度も擦る。その動きは手慣れていて、私の中でどうしようもない感覚が膨らんでい
く。
「や、やぁぁ」
未知の感覚に翻弄され膝がふらつく。立っていられない。
ドサッ
気がつけば、音を立てて私は床の上に倒れ込んでいた。
斉藤くんは乗りかかるように覆いかぶさり、またキスをした。
「んんんっ」
舌が潜り込んでくる。私の唇を割り、斉藤くんの舌が私の口内を確認する。こんなキ
スなんて……知らない……。
「ん」
斉藤くんが唇を離すと、唾液の糸が私たちを渡す。それが私の唾液なのか彼の唾液
かなのか、分からなかった。
「俺はずっと島本さんのこと好きだったんだ」
「え?」
彼の言葉に私は驚いた。好き、だなんて……。私は男の子に告白されるのなんて
……初めてだった。
「で、でも、私にはマサくんが……」
「大丈夫、すぐに忘れさせてあげるから」
確信を持った声で斉藤くんが告げる。そして、私を惑わせる手が動き出す。自分でも
触ったことのない場所を斉藤くんが念入りに探ってくる。
55 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:13:06 ID:C/iLnVcB
「だ、だめ」
ショーツをずらして潜り込んでくる手。でもやっぱり強引な彼の手技は私の抵抗をも
のともせず最後の場所に手を伸ばした……。
「だめ、だめ……マサくん……」
「…………」
マサくんの声を呼んだ瞬間、斉藤くんの手が止まる。見上げるとどこか優しい表情で
斉藤くんが見ていた。
「野田は、さ」
「え、」
「いつまでも自分に縛られて島本さんが笑えないのなんて望んでないと思うよ」
「…………」
「野田も島本さんの笑顔が好きだったからさ、きっと島本さんには笑っていて欲しいと
望んでいるんじゃないかな」
あぁ……。
うん、多分マサくんだったらそれを願うだろう。
逆の立場でもきっとそう思うから。
でも、私は……私は……マサくんのことを忘れるなんて……。
「大丈夫、全部俺に任せておけば」
私の心を読んだように斉藤くんが告げる。もう彼は止まらなかった。私の上着をたくし
あげ、一緒にブラジャーもずらす。
私の乳首に赤ん坊のようにしゃぶりつきながら、もう片方を揉む。舌と指で転がされた乳首が熱い。固く熱くなっていくのが自分でも分かる。
今まで体感したことのない熱さが体の奥から溢れてくる。もう何が何だか分からなく
なりそうだった。
56 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:13:36 ID:C/iLnVcB
「せ、せめて電気消してください」
もう逃げられない。
経験がないと言っても斉藤くんが何をしようとしているのかは、分かる。
諦めに似たものが緩慢に私の体に染み渡る。
でも、捧げたいと思っていた人は……マサくんはもうこの世にいないのだ。
なら私を好きと言ってくれた人に捧げるのも……ありなのかもしれない。
「分かった」
彼が立ち上がる。この時に逃げようと思えば逃げられたのかもしれない。けど私は
……。
教室の明かりが落とされる。夜の教室は暗い……。
入口の扉が音を立てて閉じられる。閉められた教室にまるで斉藤くんに捕われてし
まったかのような錯覚を受ける。
「…………あ」
暗闇の向こうからきぬ擦れの音が聞こえた。……それが何を意味するのか、答えは
すぐに分かった。
闇の中からうっすらと浮かび上がる姿。引き締まった体は日に焼け、彼がいつもサッ
カーをしていることを如実に物語っていた。
逞しい体には何もまとっていない……下着さえも。
「…………あ…………」
思わず視線を落としていくと、そこには私の知らないものがあった。男性器だった。
同年代の男の子……成長しきったそれを見るのは初めてだった。
初めて見る未知のものは、まるで何かを待つように大きく反り返っていた。
「あ、」
暗闇の中でも分かるその大きなシェルエットに私は息を飲む。
「島本さん」
「っ!」
床の上で身を固くする。恐怖のあまり私は声も出なかった。
57 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:14:23 ID:C/iLnVcB
「毛布の上のほうが体が楽だよ」
ささやくと彼は私を優しく抱き上げ、そっと壊れ物にでも触れるように優しく毛布に横
たえた。
「あ……」
「大丈夫、優しくするよ」
唇で静かな音が鳴る。斉藤くんの唇がついばむように私の唇を奪っていた。
「さい、とうくん」
あとは、されるがままだった。
斉藤くんのキスは私のありとあらゆる場所を巡る。首筋、鎖骨、乳房……。
キスの通った場所は服が消えていく。斉藤くんは優しく、だけど有無を言わさず私の衣
服を剥ぎ取っていった。
「島本さん」
最後の一枚を脱がす時、彼は小さく聞いた。
「いくよ」
「…………」
私は頷くことも否定することも出来なかった。ただ羞恥で顔を覆う。それだけだった。
最後の一線も、スルリとあっけなく抜けていく。ショーツが足首から抜かれ私は彼と
同じ産まれたままの姿をさらしていた。
「もっと、よく見せてよ」
「は、恥ずかしい」
懸命に足を閉じようとする。けど斉藤くんの腕に阻まれ、彼の顔が私の一番秘められ
た場所に近づいていく。
「ひゃん!」
キスが来た。
自分でも触れたことのない場所。そこを斉藤くんの舌が這っていく。
「ちょっと濡れてるね」
「…………そ、そんな所汚いですよ」
「綺麗だよ」
「あああっ!」
私の中に何かが入ってきた。それはきっと斉藤くんの舌先で……初めて感じる、そう
快感だった。
「いや、いやっ」
力が抜ける。でも体が熱くなる。斉藤くんの舌先が私の中をねぶり、性器に今まで感
じたことのない変化が来た。
「うん、ずいぶん濡れてきたね。もう島本さんも堪らないでしょ。ほら、こんなに音がする
よ」
水音が響く。静かな教室には小さな音でもよく響いた。
その音が男性を受け入れる準備が出来たことを意味するのは分かった。分かってし
まう。
「あぁ……ま、マサくん……」
愛しい人の名前が漏れた。けど……。
「すぐ忘れちゃうよ、そんな名前」
58 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:15:05 ID:C/iLnVcB
「ああああああっっっ!!」
マサくんの笑顔を思い出した瞬間、まるでその思い出を打ち砕くように、痛みが来
た。
身を裂かれるような、苦痛。
水音を響かせていたそこに、今度は舌先と違う、太く熱いものが減り込んでいた。
それが斉藤くんのものだというのは直ぐに分かった。
「痛い……痛い……」
凶器が私に刺さっている。感じるのはただ苦痛だけだった。
「……ひぐっ、マサく…………ああああっ!!」
まるで刺しこまれたナイフをえぐられるよう。マサくんの名前を口にした瞬間、斉藤く
んが乱暴に無理矢理動く。
「ダメだよ、野田の名前なんか出したら。次、野田のこと呼んだらもっと痛くなるよ」
「っ!」
乱暴に乳房を掴まれる。先ほどまでの優しいタッチとは違う痛々しいもの。
「あいつのことなんか忘れるのが島本さんのためなんだから」
「……んっ……」
首筋にキスが来る。まるで跡をつけるような強烈なキス。
「これから俺の名前を呼んでよ」
「斉藤くん……?」
「違う違う、ちゃんと下の名前でさ」
…………えっと、斉藤くんの名前は…………。
「隆……くん?」
「よく出来ました、さくらちゃん。これからはそう呼んでね」
……隆くんのキスは恋人にするように優しく、今度乳房を掴まれた時も最初のように
私を惑わす柔らかなタッチだった。
59 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:15:38 ID:C/iLnVcB
キスと愛撫が繰り返される。
マサくんの名前さえ出さなければ隆くんの行為は、ただ快感だけを与えてくれた。
「ん……」
私の性器には変わらず隆くんのものが入っている。時折、隆くんのものがひくつくの
を感じる。それは動きたいのを無理矢理我慢しているようで……とても辛そうに思え
た。だから私は、
「動かなくて大丈夫?」
隆くんと繋がっている場所に視線を落とし、聞いた。
「さくらちゃんは動いて欲しい?」
冗談っぽい口調で隆くんが笑う。悪戯っぽい笑顔だった。
「そうじゃなくて……ただ隆くんが辛そうで」
「大丈夫だよ、俺はさくらちゃんの方が大切だから」
「でも……」
性器のなかで隆くんの存在が震える。
辛そうだな……。
「ううん、やっぱり、動いて欲しい……」
怖かったけど、私は笑顔で言った。
隆くんだけ辛い思いをさせたくなかった。
だから私は動いて欲しい。
「さくらちゃん?」
そんなこと言うのは恥ずかしかった。上目遣いでそっと見上げると、隆くんは笑顔で
頷いてくれた。
「ありがとう、さくらちゃん」
唇に触れるキス。それを合図に斉藤くんが動き出す。
まるで私を気遣うような優しい動き。ゆっくりと男性器を出し入れする。隆くんにずっと
高ぶらされたせいだろうか、隆くんがゆっくり動いてくれるせいだろうか、さっきと違い
痛みはなかった。
60 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:16:12 ID:C/iLnVcB
「ん、隆くん……」
「あぁ、さくらちゃん」
隆くんの腰がゆっくり円を描く。私の膣を襲う痛みはだんだんと薄くなる。
どれほどそうしていただろうか。
私たちは互いに言葉はなく、ただ体だけが動いていた。
変化は徐々に訪れていた。
くちゅ、くちゅ。
湿った水音が響く。苦痛と入れ代わりに沸いて来たのは今まで感じたこともない心
地よさが私の脳髄を溶かす。
「いやぁ、ぁぁ」
口から否定の言葉が漏れていた。隆くんに一突きされる度、自分の内側で何かが変
わる感覚があった。
「気持ちいいんだ、さくらちゃんも」
「あ、ああぁ……んっ!」
気づいた時には私は隆くんを求めるように抱きついていた。密着する身体で尖った乳
首と乳房が潰れる。
「たか、しくん……んん」
唇がふさがれる。舌と舌を絡め合い唾液を交換する。いつの間にか私は自分から隆
くんの口に舌を差し込んでいた。
何も考えられない。ただ快楽に突き動かされるように私は腰を動かす。
そう、私も隆くんと一緒に動いていた。
はしたない……そう思うけど止まらない。止めてくれない。隆くんも、そして私も。
61 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:16:52 ID:C/iLnVcB
「さくらちゃんも動いてくれてるんだ」
「いやぁ、言わないで」
羞恥を煽られる言葉に頬を染めながらも私は動く。
さっきまでの辛い気持ちが嘘のように、ただ快楽だけがあった。
私はさっきまで何を悩んでいたのかな?思い出せなかった。
「さくらちゃん!」
「あああっ!」
性器が擦れ合い、腰がぶつかる音。それは際限を知らず高ぶっていた。
「私、なんだかっ!」
もう何も考えられなかった。ただ弾けるような快感がそこにはあった。
「イキそうなんだね、さくらちゃん」
「い、イキ?」
「大丈夫、俺に全部任せて」
隆くんはまるで私を安心させるような優しいキスをした。
はい……。
言葉の代わりに隆くんに舌を絡ませキスで答える。隆くんの全てを受け入れるように
私は彼を求めていった。
そして、
「んんんん!」
「っ!」
世界が真っ白になる。電気が明滅するみたいに頭の中で火花が散っていた。
隆くんが大きく腰を打ち付けた瞬間、私の中で何かが弾けていた。
同時に私の中にあった隆くんが大きく脈打つ……熱い、熱いものが私の中に注がれ
ていた。
「ああああっ……」
これは射精……?
隆くんの脈打つ感覚が、私の身に起こったことを物語っていた。
その結果がどういうことを意味するのか、知っている……けど私は……。
62 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:17:24 ID:C/iLnVcB
「隆くん……」
私の横に隆くんが倒れ込む。
まるで恋人同士のように寄り添いながら、私は隆くんにそっと声をかけた。
「ん? ……あぁ、ごめん、さくらちゃんの中があまりにも気持ちよくて……」
「私も……気持ち良かったです……」
妊娠に対する危機感も……無かった。ただ今の私にあるのは絶対的な快感と満足
感だけだった。
圧倒的な快楽の前に私は満ち足りていた。
「……野田のことは忘れられそう?」
「え……?」
マサ……くん?
そう言われて私は気がついた。行為の最中、私は最後までマサくんのことを思い出
すことはなかった。そこにあったのは……圧倒的な快感。
「私は……」
でも、忘れることなんか……出来るわけがない。たしかに行為の最中は隆くんがくれ
た快感に思い出すことはなかった、だけど私とマサくんの思い出はずっと胸にあるん
だ。
「セックスしてる最中は思い出さなかったでしょ」
「…………」
隆くんの言葉は事実だった。だから私は小さく頷く。
「……じゃあ、もう一回しよっか」
「え?」
断るヒマなんて無かった。
隆くんは再び私の上に覆い被さると、一度射精を終えてもまだ固いそれを挿入してき
た。
「あああああっ! 隆、くん!」
私の抗議の声も聞かず、隆くんはまた行為を再開する。そして……私の身体は知ら
ず知らずの内に隆くんに応えていた。
「あああああっ!」
世界が変わってしまった、初めての夜。
私の声はいつまでも止むことはなかった。
63 :
シュウマツ:2009/03/10(火) 22:18:20 ID:C/iLnVcB
ひとまず以上になります。
描写が少なかったり、世界観が微妙だったり、色々欠点ありますが……、
折を見てちょくちょく続きを投下させてもらってよろしいでしょうか?
オブザデッド、乙!!
続いていいに決まってるではないですか!
期待して待ちます!
383159ebb141b66a5f5b2cb329d2ad87
>>63 乙!姦染ぽいイメージだね、次回以降でもっと掘り下げてくれるのを期待するわ
中東付近では日本人女性がちょっとした事で捕まるというニュースを見て、
夫と面会の板を挟んで対面中、刑務官にズッコンバッコンという電波が降ってきた
ってかイラク派遣バンバンの頃はArabってジャンルで中東女性を民族服
着せたままやるってメリケンポルノが結構流行ったよ
各地の寝取られスレ的にも派遣中の自衛官の留守宅で妻と夫を派遣隊に入れた上司が……
ってのが結構流行ったよ。
やめてっ…そこは床の間…そこだけは……!
へへへ綺麗な屏風じゃねぇか開いちまおうぜ
73 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 15:54:02 ID:vfUF0FEU
74 :
73:2009/03/11(水) 17:25:01 ID:v72Diy5e
ごめん
TSFがあるの忘れてた
嫌いな人はNGにして
それTSFじゃなくて
手術じゃん…
あんまり心情が理解できないとホラー読んでる気分になる
やっと、LOVE&HATEの3巻入手できた。
飯作って飯食いながら読むわ。
手術はドン引く…
955さんはまだ来てくれないのかな
大学の時、講義でフランスの純文学小説を教材として紹介されたけど、それがなんだかとんでもない内容だった。
主人公はある風景画家で、それなりに売れて人気のある美術家。
ある日彼は、ふとしたことから一人の同業者――画家と出会う。その画家は、全然売れなくて、美術サロンや評論家からも全く評価されない、どうしようもない貧乏画家だったんだけど、主人公は彼の作品を一目見て、衝撃を受ける。
そこに本物の芸術があると――自分の名前は、死して後、数年で無名の画家となってしまうだろうが、彼の作品は50年後、100年後に再発見され、その名前は美術史に残るものとなるだろうと。
彼と意気投合した後、主人公は彼を自宅に下宿させ面倒を見ようとするんだけど、主人公の妻は彼を紹介された時に、嫌がるような反応を示す。
「なんだか荒々しい雰囲気の人――あの人を置いておくと、何か恐ろしい事が起こりそうな気がします」
そう言って、妻は下宿させる事に反対するのだけれど、主人公は彼の才能を惜しんで、結局下宿させる事に決めてしまう。
そしてしばらく同居生活が続いた後、売れない画家は、突如として姿を消してしまう(新たなインスピレーションを得るために、パリを離れた?)。
直後、主人公の妻が倒れてしまう。いぶかしがる主人公は、ある日、自宅の片隅から彼の残したスケッチを発見するのだけれど、なんとそこには、彼の妻のヌードが描かれていた。
そうして、主人公は悟ってしまう。妻と無名の天才画家は、不倫をしていたのだと。
妻が最初に彼を見て、恐ろしいと言って遠ざけようとしたのは、彼の持つ荒々しい魅力を感じ取り、それに惹かれ、主人公との穏やかで幸福な生活まで、いずれ捨ててしまうであろうと予感したからだと。
結局、妻はその後も無名の画家に去られてしまったショックから立ち直れず、心労で命を落としてしまう。
死の間際、衰弱して認識能力を失った彼女は、見舞いにきた主人公に向って、無名の画家の名前で呼びかけ、「帰ってきてくれたのね」と微かにほほ笑みながら呟いて、亡くなる。
怒りと悲しみに荒れ狂う主人公は、彼の残して行った妻のスケッチを破ろうとするのだけれど、直前で手を止めてしまう。
一人の人間として、夫としては、彼のやった事は許しがたいけれど、それ以前に芸術家としての自分は、優れた美術を破壊する事はどうしても出来ない。
そんな芸術家としての業を自覚しながら、主人公は泣き崩れるのだった。
改行しようぜ
>>81 モームの『月と六ペンス』かな?俺の記憶だと、主人公はあまり悔しがってなかった
ような印象だけど。
フランスはけっこう寝取り寝取られ多いよね。バルザックとか。寝取られた側が
別に寝取ったりしてるので全然萌えないけど。
「木曜日、彼女は妖怪と浮気する」というの表紙買いというか題名買いしてみた。
wktkしながら読んでみる
ハリイ・ケメルマンの新作かと思ったよ。
[思いません]
86 :
83:2009/03/16(月) 23:07:18 ID:HO+kCHVd
モームはイギリスだったorz
822 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/02/22(日) 14:44:45 ID:f3XT9oIt
教室で涼宮ハルヒの憂鬱(初版、流行る前からもってた)を読んでたら
「なぁ、それハルヒじゃね?」と後ろの席のやつにいわれた。
ちょっと怖い煙草とかすってるやつだったから
「うん、ハルヒ。それの一巻」って説明したら
「○○って長門に似てるよな」とクラスの女子のことを指さした。
大人しくていつも読書している小柄で可愛いこだった。
たしかにそっくりだったし、長門にも彼女にも好意を抱いていたので最高の笑顔で「うん」と賛同したところ
おもむろに携帯で○○さんのハメ撮りを見せてくれました。
誰かハルヒのいる世界に連れて行ってください
コンピ研部長のハメ撮りじゃないだけマシ
夜遅くになって姉の千晴が帰宅した。が、二階に上がってきた気配は無く、玄関辺りで
酔い潰れているのかもしれないと思った俺は、様子を見るべく自室を出た。すると、予想
通り姉は玄関でうつ伏せになって寝ているではないか。近づくと異様に酒臭く、着ている
物もやや乱れており、俺はそのだらしなさに閉口しつつ、姉を部屋まで担いで行き、ベッ
ドへ寝かせてやった。
「んん?誰?浩太郎?」
「オフコース」
姉は気づいたようで、目をやたらと瞬かせていた。ちなみに俺の返事が英語なのは、おし
ゃれ気分がそうさせたから。ついでに言うと俺の名は吉本浩太郎というので、以後、お見
知りおきをば。
「水、水持ってきて」
「分かったよ」
今年から隣町の商社に勤めだした姉は、この所、こうして正体がなくなるまで飲んでくる
事が多くなった。新人ゆえ、あちこちの取引先に顔を出さねばならぬというのが本人の
弁だが、それにしても社会人は大変である。そうして俺は台所から水を持ってきて、姉に
手渡した。
「悪いね」
「じゃあ、俺は部屋に戻るぜ」
「ああ、それにしても、疲れたなァ・・・」
姉はそういうと着替えもせず、すぐに眠ってしまった。俺はせめてスーツに皺が寄らない
よう、姉の体を起こして着替えさせようとした。と、その時である。
「ん?」
前合わせが開いたブラウスの胸元に、ミミズが這ったような跡があるのを俺は発見した。
それはブラジャーの下を通り、鎖骨、そして袖口まで伸びている。俺はここでパソコンの掲
示板にアクセスし、性の先人たちに意見を乞うた。すると、それは縄で縛られた跡だろうと
いう意見が大量に寄せられた。
(やはり、か)
世の中にはSMという奇異な性癖を有する男女がたくさんいる事ぐらいは俺でも知っている。
ただその中にわが姉が含まれている事は、由々しき問題だった。姉は二十三歳、自他共に
認める美人で、俺の友人などにはこの姉の為になら、悪魔に魂を売るとまで言うやつもいて、
とにかく男をひきつける何かを持っていた。そんな姉が社会に出れば、獣の如き男たちがそ
の旨味を求め、色々と画策するに違いない。俺は姉を寝かせると携帯電話を探し、PDAから
ブラウザにアクセス。セキュリティを突破し、アドレスと画像ファイルを覗いた。アドレスには
男の名前が羅列し、画像ファイルには姉と異様なまでに接近し、写真を撮った中年男の姿
が目立った。
俺は更にブラウザを通して米国防総省のサーバーへ、至急、この男の正体、知りたし、
と暗号を送った。すると一分後、メールが返ってきた。
「しましま商事、庶務課、古畑和夫、四十八歳。課長職。家族編成、妻と十歳の長女、
七歳の長男と同居。夫婦仲、いたって良好・・・か」
しましま商事は姉の勤務先である。そして課長職の古畑という男の存在──俺は胸に
不安を抱きつつ、メールとキャッシュを消去。自室へ戻ったのであった。
翌日、俺は夜の街に溶け込んでいた。前には姉が古畑と肩を組んで歩く姿がある。俺は
気配を悟られぬようにし、そっと二人の後をつけているのだ。姉は終業後、一人で会社を
出て、それから駅裏にある小さな喫茶店に入ると、五分もしないうちに古畑が合流。ここ
までは絵に書いたような不倫劇の様相を呈している。そして二人は一軒の安宿に入った。
えげつないネオンを掲げた、ラブホテルと呼ばれる場所だ。
(やはり・・・)
姉が最近、夜遅くまで飲んでくるのは、こういう訳なのだ。仕事どうこうではなく、妻子ある
中年男と同衾し、限られた時間の中で楽しむ。
それは、まだ高校生の俺にはどうにも理解できぬ世界の話だった。しかし、姉が選んだ
事であれば口出しは無用。帰宅しようと踵を返したその瞬間、男が数人、例のホテルへ
入っていったのである。
(なんだ、あいつらは)
ホモカップルの乱交という下品な想像も浮かんだが、そういう雰囲気ではない。俺はまた
嫌な予感を抱いた。そして気がつけばホテルの外壁を素手で登り、姉の姿を探していた
のである。
俺はかつて米国の海軍で、特殊部隊の訓練を受けた事があり、建物への潜入はお手の
物。侵入後は室内の会話を盗み聞きできる機械を手にして、各部屋を回った。ホテルの
部屋は二十一。その中で客がいるのは八。そして更に絞込みをかけ、俺は姉が十五号
室にいる事を確認。今度は天井裏に潜み、十五号室の様子を盗み見る事にした。天井
の隙間から室内を窺うと、ベッドの上では古畑と交わりながら、歓喜の声を上げる姉の姿
が──
「あッ、あッ、いいわあ・・・」
姉は両足をM字に開き、古畑を受け入れていた。信じたくは無いが、これは現実だった。
俺は軽く萌えつつ、姉の性交シーンに見入った。そして軽く陰茎を勃起させていた。
口の中が乾いている。かつて行軍中、熊と出くわした際にナイフ一本で戦った事がある
が、その時だってこれほど緊張はしなかった。また、食料も持たずにアラスカの山中に
放り込まれ、一ヶ月間生き抜く訓練をやった時だって、ここまで絶望はしなかった。過酷
な訓練続きで屈強な隊員が次々と精神に異常をきたす中、俺だけはやすき節を踊るく
らいの余裕が常にあったが、この時ばかりは足が震え、気を失いそうだった。と言うか、
見たくねえよ、肉親がやってる所なんか!それでもおっきさせているのは、男の悲しい性
か。俺はこの後、古畑に世にも残酷な死を捧げる事を誓う。
「いいのか、千晴。それッ、それッ」
「い、いい・・・もう、いきそうよ」
いってる場合か、姉よ!よっぽど叫びたかったが、黙りこくる俺。しかし、古畑め、一体、
どうやって姉を手活けの花としたのだろうか。後学の為にそれだけは聞いておきたいが、
ちょっと無理そうな気もする。
「そろそろ出すぞ。いいか、しっかり締めるんだぞ」
「は、はい・・・」
そういうと古畑は激しく腰を振り、姉の中で射精。さて、もう思い残す事も無いだろうから、
殺すか・・・とか思っていたが、なんと姉がですよ、
「中出ししてくださって、ありがとうございました」
と、のたまったのである。は、腹立つなあ!
「あの、いつも中出しですが・・・もし、子供ができたら」
姉が恐る恐る尋ねると、
「お前はセックス奴隷なんだから、俺の子種でありがたく孕め」
「は、はい」
このやり取りを耳にした後、俺は懐からサバイバルナイフを取り出した。後は部屋の明かり
を消してから暗闇に乗じてやつの首をかく──姉には悪いが、古畑を生かしてはおけない。
それが俺の正義である。
「あの、あなた」
「なんだ」
「本当にいずれ・・・奥さんと別れて、私と結婚してくれるんですか」
「信じられないか」
「いえ、そういうわけでは・・・ただ、あんな恥ずかしい接待をさせられるのは、もう・・・」
「嫌なのか」
「いいえ、あなたの為なら喜んで。でも、私が他の男性に抱かれると、あなたの心が離れてい
きそうで」
「そんな事は無い」
「信じます」
さあ、おねむの時間だよ、古畑君・・・俺はナイフを持つ手に力を込めた。正直、これほど殺戮
を楽しみにした事はなく、俺の心はかなり高ぶっていた。と、その時である。不意に扉が開き、
部屋へ男が数人、入ってきたのは。
「待ちかねたよ、古畑君」
「これは竹沢様。おい、ぼうふら商事の竹沢様だ。挨拶をしろ」
老醜といった風貌の男が現れると、古畑はやけに卑屈になり、姉に挨拶をしろと言った。
「このような姿で申し訳ありません。吉本千晴と申します」
「なに、構わんよ。千晴君か。良い名だね」
竹沢という男はそう言って、姉の乳房を触った。何といういやらしい手つきか!俺は頭の
中が沸騰したかのような状況になった。
「あ、あの・・・竹沢様・・・悪戯は・・・おやめに・・・」
戸惑う姉は救いを求めるように古畑の方を見るが、
「失礼の無いようにな」
「は、はい」
古畑は咥えタバコ姿で、姉にされるがままでいろと言う。自分の女をまるで売春婦か何か
の如き扱いである。そしてそれに従う姉の姿に俺は萌えていた。
「それじゃあ、古畑君。千晴君は私の接待の相手を務めて貰えるんだね?」
「どうぞ」
「では千晴君。シャワーを浴びたいんで、付き合って貰えるかね?」
「はい・・・」
そうして姉は竹沢に伴われ風呂へ。その後、部屋に残った古畑と竹沢のお付きの連中は、
酒を酌み交わし始めた。
「まったく、うちの社長も好き者で困るな」
「それにしても古畑さん、自分の女を差し出すってのはどんな気分だい?」
そう問われると古畑は笑って、
「あんなの、ただの性欲処理女ですよ。商売女と一緒」
何という事だ。古畑は別段、姉を好きではなかったのである。
「じゃあ、ずっとああやって枕接待やらせるのかい?」
「まあ、利用できる所まではさせて貰いますよ。おっと、ビールが切れたかな」
古畑が台所へ立つと同時に俺も天井裏を伝って移動。そして、冷蔵庫を漁るやつの真上へ
忍び寄る。俺は天井板を一枚踏み抜き、古畑の背後へ飛び降りた。と、同時に口をふさぎ、
驚く間も与えずに首の後ろをナイフで一閃──はたしてやつはご臨終と相成った。次いで
ベッドルームへ移動。お付きは二人いて、それぞれが適当な事を話している。
「社長はアナルマニアだが、その事をあの娘は知ってるのかね?」
「知らねえだろう。ほれ、風呂場から泣き声が聞こえてくるぜ」
次の瞬間、俺は部屋の明かりを消した。そして音も無く首をかく。心臓を狙わないのは声を
出させない為だった。
風呂場へ近づくとシャワーの水音と一緒に、姉の啜り泣きが聞こえてきた。
「ああッ!竹沢様、裂けてしまいます・・・許してください」
「逆らうと取引の量を減らすぞ。古畑君を窮地に追い込んでも良いのか?」
「そ、それは」
「だったら尻を振れ!わしを楽しませろ」
「はい・・・ああッ、酷いわ・・・」
すりガラスの向こうに、立ち姿で犯される姉の姿がある。そして背後には醜いあの竹沢
とかいうオッサンもいた。そこまで生きて好き勝手な事をやってるんだ、今死んでも悔い
はないよなとか思いつつ、俺は浴室の明かりを消す。
「なんだ?停電か」
夜目の利く俺は、姉の尻の穴に竹沢の陰茎が入ってるのを確認。姉よ、そんな所まで
犯されているのかなどと思うと、鬱萌えした。そして竹沢のオッサンは、ナイフを首に突き
立てられて死刑。
「何かありましたか?竹沢様・・・あッ」
姉はここで卒倒した。何故かというとカメムシよりも臭いと評判の俺の靴下の匂いを嗅が
せたからだ。ほら、ドラマでエーテルを嗅がせて眠らせるシーンがあるでしょ?あれの代
わり。
そして俺は姉を抱きかかえホテルから脱出。ついでなのでボイラー室に爆弾を仕掛け、
五分後に爆発するようにしておいた。これで後腐れがなくなるというもの。俺は満ち足りた
気分で帰宅したのであった。
「うーん」
姉は夜遅くになって目が覚めた。いつの間にか服を着てベッドで寝ているのを不思議に
思っているようだが、俺の、
「また酔っ払って帰ってきて。運ぶの大変だったんだぜ」
という言葉で、ああ、そうかと呟き頷いた。実を言うと俺は姉に催眠術をかけ、記憶操作
をさせて貰った。それで幕引きを図ったのである。
古畑や竹沢の事も無く、今日は友達と飲んで帰ってきた。そういう記憶を植え付けた。
まあ、明日、やつらが死んだ事を知り傷つくもしれないが、それは時が癒してくれるであ
ろう。めでたし、めでたし・・・それから数週間が過ぎた頃、姉はほとんど毎日、定時に帰
ってくるようになった。家では酒を飲む事も無く、いたって平穏な日々が過ぎている──
と言いたい所なのだが、再び問題が起きた。
「ねえ、浩太郎。あんたの友達の山田君・・・最近、遊んだりしないの?」
「しないね。学校が別になったし」
「そ、そう・・・」
山田というのは中学時代の友人で、それほど親しくは無かったが、たまに我が家へ遊び
にきたやつである。
実は前述した姉の為になら悪魔に魂を売るといった男、それこそが山田なのだが、ここ
しばらくは顔をあわせた事も無い。が、しかし、ふと出てきたその名前に、俺は不安にな
った。
「山田がどうかした?」
「いいえ、別に・・・」
姉は何か隠している感じである。俺は姉が風呂に入ると言った後、例によって携帯電話
を拝借し、データをスティール。すると、そこには山田に圧し掛かられる姉の姿が!
「萌え!」
とか言ってる場合ではなかった。良く見ると姉は数人の男と性交しているではないか。
どうやら山田を中心に姉を輪姦している状況らしく、俺はその画像を自分の携帯へコピー
すると、中学時代の名簿を片手に夜の街へ飛び出た。
「山田以下、全員、抹殺だ!」
理由はどうあれ、姉におかしな真似をするやつには、悉く死をプレゼントする。俺はそう胸
に誓いつつ、僅かに花萌ゆる桜の美しさに見惚れるのであった。
おわり
りあるたいむGJ
時々、自分のバカさ加減に嫌気がさす事があります。
97 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 19:33:36 ID:T8Szd05P
この姉ちゃん、股も緩いが頭も緩いなww
いやなんつーかここまでシュールだとそっちの方に意識がいって寝取られのあのイヤーな感じがしないw
まったくエロくないSSなんていいぞもっとやれ
久しぶりに馬鹿小説(良い意味で)読ませてもらったwww
そもそもこの主人公寝取られて萌えてるじゃないかw
ファンタジー世界での寝取られ物を書こうと思ってプロット(のようなの)を考えてたら
やや黒い要素の入っただけのファンタジー物になってしまった。
とりあえず投下してみてはいかがか
寝取られ好きな人って寝取られ見て鬱になるのを楽しんでるのかそもそも鬱にならないのかどっちなんだろう?
鬱が嫌な俺はその後の復讐まで見たい
岩窟王とか最高だった
俺は両方ありだな
まあ岩窟王は「復讐されるほう」だけどな
>>94 いいなw 面白かったGJ!
以下与太話。
漫喫でエクセルサーガ読み返したら寝(?)取られシーン面白かったw
属性を明確に把握してから読むと二度美味しいな。
ふたりエッチのようなプラトニックなラブラブ→悪の組織の手下とかw どんだけだよw
オチが読める出来レースだったけど、迎えに来た敵ボスの楯になったトコとか最高だった。
基本ギャグなので寝取られ感は薄いんだけど、サラッと楽しんでニヤニヤできた。
こないだの黒部ドラマには嫌な気分になったんで寝取られが好きという訳でもない気がしてきた
でもトロイア戦争とかは好きだ…はて
>103
私は陵辱者側に感情移入して読むから、死人が出ない限り鬱にはならないな。
さらにドロドロな展開を好む俺としては
主人公が寝とった男と寝取られた女にまとめて決して爽快とは言えないやりすぎで鬼畜な復讐をしたり
寝取られた女が後から現状あまり幸せとは言えなくて
寝取られた当時を回想して後悔して悲劇のヒロイン気取ったりとか
そんな読後感がすっきりしないのが好き
こういう作品って保管庫にありますか?
ヒロインは寝取り男に走り、そして裕福で幸せに暮らしたが
逆に主人公やその親族、友人、ヒロインの親族は死亡したり奴隷になるなどして不幸になってしまった
それを寝取り男の腕の中で高いワインとキャビアにフォアグラ乗せた奴を食べて見物しながら
「ああ、神よ。私には彼らを救うことが出来ませんでした。この哀れな私にどうか慈悲と加護を下さいませ」と涙を流しながら言う、というシチュが好きだが何かない?
わからん、俺にはわからん…
すっきりしなかったり救われないお話を楽しめる境地にまで俺は至ってないようだ
鬼畜な復讐は多分俺すっきりするけどね。
寝取り男の一物切断はガチ。
主人公がイヤな奴で寝取り男が普通に愛情から寝取りとかだったりありかもだけど
寝取られたけどその悔しさを力にして成功しましたとか救いのある話がいいなぁ
寝取られの本懐は鬱勃起じゃねーのかと
寝取り男ががははして女の子がひんひんしてるの見て悔しいくて鬱けど勃起しちゃうのがいいのだ、俺はね。
とりあえず日本語勉強した方が良いと思うのです
俺が学生だったころは、同じクラスに寝取り男が居たからどんな話でも楽しめる。
っていうか単純に、俺が寝取られMに調教されただけかもしれないけどね。
寝取られ男の復讐は全くいらない。
それは既に寝取られモノではなく、復讐モノだ。
復讐はイラネ
レイプされて快楽に墜ち男の言いなりになるのも
普通の男と恋をして相思相愛になるのも
それだけでは寝取られとは言えない
女に夫か恋人がいなければ成立たない
と思うがどうだろう
>>117 厳密にはそうなるので
姉妹スレは「彼女もしくは片想いの女〜」
となっているのだな。
これだけだと妻とかを含まないので
テンプレにて対応している。
119 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 22:52:54 ID:rWMac138
こないだ月姫っていうゲームのスレで、ヒロインが泥酔して、寝てる間にがんがんやられちゃうってのがあった。
で、主人公もヒロインも気付かないまま終わる。
いわゆる、鬱展開がない寝取られってのはあり?
あり。
月姫のスレってどれ?
型月系ダークエロについて語ろうってスレ。
122 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 00:35:33 ID:tueaIxVn
自分の場合は作中の人物に全く感情移入しないんだが、このスレの住人は感情移入して読む人の方が多いの?
強制的に主人公に感情移入して読んじゃうのでダメージが激しいのなんのって・・・
興奮はするんだが精神的ダメージが尾を引いてヤバイ。
もうね、泣きっつらに蜂系やチンピラに取られたり悪堕ちなんて3日は尾を引いてその内寝取られで胃に穴が空くんじゃないかと割と本気で心配になるぐらい。
>121
ありがとうございます。
読んでみます。
寝取りオンリーのスレって立った事あるのかな
>121
を見てみた。
>119
は単なる睡眠姦でがっかりだったけど、その2−83からの「牝犬」ががっちりアルクが寝取られて最高だった。
>>128 個人的にあれはもう少しねっとりと過程を書いてほしかった
民放が通販番組に寝取られた
民放「アハッ、素敵よ通販番組〜!」
通販「フッ、そーいや民放、お前って
>>131とつきあってるのか?」
民放「ヤダッ、私は最初から通販のモノよ?
ちょっと優しくしたら勘違いされちゃってぇ」
>>131は既に民放が寝取られていることに気づけなかった鈍感男
通販の顔がジャパネットの社長以外思い浮かばない
>>134 自分は車のボンネットでステーキ焼き始める外人だなw
フィクション作品のいわゆる「俺の嫁」が他の男と寝たら、それって寝取られになるの?
流石に無理だが
>>136が「俺の嫁」がいる世界に超展開的に入りこんで
実際に「俺の嫁」が寝とられる所を目撃するならアリじゃね?
138 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 22:04:40 ID:e1irI6n6
>137
「最狂の寝取られとは」というスレにありましたね、そういう作品。
性格悪いが外面のいい優男に騙されて結婚式を挙げる直前の、純真な女の子を寝取りたい。
>>136 それは相手の男しだいじゃね?
ちゃんとした絆を結んでの上なら大丈夫だし騙されてとかだとがっくりくるだろうし。
まぁ俺は主人公を好きだったキャラが他の男とくっつく展開だけでハァ?ってなるタイプだけど
>>139 それいいな!
嫌な奴から寝取るならなんの躊躇いもなくいける!
処女のままだとなおいいが結婚式直前でそれはないよなw
「最狂の寝取られとは」スレは懐かしいな。作品が神ばかりだった
ヒロくんエピローグまーだー
FOXさんは、最近は某HPにも姿を見せなくなって寂しい。
あの人の作品って、寝取り、TS、獣姦と色々読んだが
どっかにまとめとか作ってくれないかなぁ。
かきやー…
藍蘭島の続き、ずっと待ってるんだぜ?
ファルコムスレのエステルの続きも待ってるんだぜ……
147 :
143:2009/04/04(土) 02:47:16 ID:caANyIxX
寝取られモノだと、4スレのメグ姉と僕や、トシ君と私を書いていた人。
幾つかの名前を使って、複数のジャンルを書いている。
ヘーあの人コテハンでやってたんだ
どのサイトに投稿してたの?
>>145 藍蘭島はどぎつい、どぎつすぎる寝取られなのにエステルは寝取りと認識して読める、ふしぎ!
かきやーと鳩どないしたん?
152 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 19:22:42 ID:qVPsyiwi
愛妻倶楽部にかなりグッと来る新作があった。
このスレ的にど真ん中だろww
新作も糞も愛妻は全部そんなかんじだろ
愛妻倶楽部でクグレば済むだろ…
くせになりそう
>>155 今更だがどの作品かを知りたかっただけでは?
今更だが投下待ってる
今更だが、前スレあたりに晒された、ここのSSをパクリまくってるケータイサイトはどうなったんだろうか。
今更だがその話しはもうやめようぜ
今更だが規制がキツイ
そんな時だからこそ作品投下しないと
ぼくのご主人様の佐倉麻琴が千人切りの貴士に寝取られるところがみたい
自分の中では石段から転げ落ちて入れ替わらなかったときの妄想が膨らんでしまって
悶々としてる
転載
601 名前:名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/23(金) 23:28:08 ID:j7m9nFpx
当時、俺は仕事の関係でちょっと俗世間から切り離された所で
生活していてね。自由に外出とか外泊もできなかったんだ。
まあ、その頃にはちょっと言えばほとんど問題なく出かけられるくらいの
地位にはなっていたんだが、建前としては旅行とかそういうのは駄目だったんだな。
で、誕生日が近くなってきた時、
弟が「誕生日祝ってやるから来い。あと彼女できたから紹介するわ」
って電話入れてきたから、わざわざ有給取って実家まで帰ったわけよ。
んでもって俺は「どうせサプライズとかやるんだろ?その手は食わんぜ」と
余計なこと考えて、前以て言っておいた時間よりも三時間近く早く
家に到着して、ほとんど音を立てずに鍵開けて乗り込んだら、
居間の方で何かギシアンしてるっぽい声と音が聞こえてきたんだ。
弟とその彼女かと思って脅かしてやろうとしていきなりドア開けたら、
知らん男が床に仰向けになってて、知らん女が跨って腰振ってた。
ちなみに女の上が捲り上げられているのと男の下が丸出しなのを
除けば二人共服を着ていた。
たぶん、すぐに片付けられるようにしていたんだろう。
俺は「お前ら何やってんだ、つーか誰だこら」と怒鳴りつけたような
記憶があるんだが、ショックが大きすぎてそこらはよく憶えてない。
ただ、男が「うっ」ってなって痙攣してたのは憶えてる。
ゴムつけてなかったし、たぶん中出し。
でまあ、お互いにお互いのことを不審者としか思ってなかったから、
三十分近く押し問答してたんだが、そこに弟が帰ってきて人間関係がわかった。
ま、要するに弟の彼女はもともと二股かけてて、俺の誕生会の準備を
手伝うメンバーの中にその相手がいて、弟がちょっと買出しに出かけてる
間に「彼氏の家で浮気H」というシチュで燃え上がってたわけね。
当然、俺の誕生会どころではなく、俺は折角の有給を事件の後始末に
使わざるを得なかった。
NTRを目撃ってなんのジャンル?
家政婦は見たジャンル
新しいジャンルだな
メイドさんもいいが家政婦は何か見てくれるかもしれないからそっちもいいな
昔、連れと付き合い始めたばかりの女の子があきらかにラブホ街と思われる場所から
違う男と手を組んで歩いてきたのを見たことある。
目があって気まずかった。
それはそれとして、3ヶ月後ぐらいに
「やっと抱いたんだよ。あんな派手でかわいいのに処女だったんだよ…」
って言われたときはいたたまれなくなった。
小説なら、女の子を脅迫したり、連れに忠告したりするのだろうけど、
何カ月も前で確信持てなかったし何も言えなかった。
せいぜい自分の夜のオカズ(脅迫して寝トル妄想)w
その連れはどうして処女だと思ったのだろう
彼女の自己申告なのか、それとも
>>172 自己申告でしょ。
「初めてなの優しくしてね」
と言って痛がるふりすりゃ、相手の経験値にもよるかもしれんが大抵だまされると思う。
血はシーツとかに付いていたら意識するだろうけど、よっぽどのことない限りまじまじと確認しないだろうしね。
膜は入り口から数pでよく見ると確認できるが
経験浅いとそんな余裕ないだろうな
血は出る人と出ない人がいる
しかもあれは膜の剥離じゃなくて膣内部裂傷による出血だし
秒速5センチは微妙に寝取られ感が味わえた
>>174 処女膜なんてあるわけないだろwww
生理どうすんだよwww
えーと…突っ込むとこ?
実際、完全に膜だと死亡することがあります。
ので医者が(ある意味)初めてをいただいちゃいます。
なんかもう膜という言葉を使っただけでつっこまれそうな勢いだな
わかっていってるって前提で会話を進めてくれよ
正直板のあちこちで同じやりとり見せられてゲンナリ
ヤングアニマルのきづきあきらの新連載が実にいい感じだ
モン・スールは俺のバイブル。
最後友人がへたれたのがあれだったけど。
妹とか肉体関係のない肉親の寝取られが大好き。
夜明けなのさやかや麻衣を寝取りたい
>>176 マンコは突っ込むところだよ
肉体関係のない肉親の場合は寝取られとはちょっと違う気がする
それ何度目ですか
なら、マザコンの男が過去に戻り
母親が父親と付き合いだすのを阻止できず
まぐわいを目撃するのはネトラレですか?
ここ一両日の深夜に再放映のバック・トゥ・ザ・フューチャー見てました
というレスに間違いあるまいw
日本語でおk?
むしろ過去の母親を寝とるべきです!
そしたら父親の息子である自分が生まれてしまうというパラドックス
間違えた
生まれなくなる、ね
実は自分の実の父親は『自分』だった!
とかならいいんじゃね。
……あれ、なんか変か?
パラドックス起こしとる/^O^\
産まれたときから父親はいない設定ならパラドックス回避
だが寝取られじゃないというw
>>192 自分が父親だ!と思ってたが、そのあときっちり他の男と寝てて
未来に帰った主人公があれ?変わってなくね?ですな
つまり…もとからそういうことだったんだよ!
ROCO#5656
引退か。さらば。老兵は死なずただ去りゆくのみ。
>>193 いやいや、いつのまにか自分の名字と父親の顔が変わってることに気づくんだぜ?
古い漫画だが両親の事故死を阻止するために未来から来た息子がマシントラブルで二人の高校時代に現われてしまいタイムマシンも故障
二人が結婚しなければ自分は生まれなくなるが二人がこの先事故死する事もなくなると、息子が母親を誘惑する漫画は読んだ事があった
少女漫画だし話のキモはNTRじゃないんだが好きな漫画だった
>>193な漫画雑誌じゃない雑誌連載の漫画を十年前に見た記憶がある。
あれはなんだったんだろう?
愛妻倶楽部観れないんですがどこかに移転してます?
>>199 申し訳ございません
わたくしめはロリコンでございます
二次創作小説で下級生の瑞穂が電車で寝取られるSSって
どこだっけ
確か塗り薬が出てた
>>202 蒼い小部屋に有ったやつだと思うけど、サイトリニューアル後は削除されている。
困った時のネットアーカイブ
下級生2は初っぱなからヒロインが寝取られてる
ブルースカイシンドロームの2巻は結構なNTR
感があったな
>>202 テキストだけどもローカルで保管しているよ。
ntr趣味を持つ主人公の友達と超ドMのその彼女、友達に頼まれ
主人公はその彼女と寝るとこに、彼女も主人公とは仲良くしておりMな体質もあいまって
スムーズにことが進む、しかし結局自分は二人のプレイの道具に過ぎないと
日に日におかしくなっていく主人公
そしてある日、一人で街をふらつく彼女を見掛け、主人公の中で何かが弾ける
ってのは寝取り寝取られに入るの?
210 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 09:52:30 ID:l4zWk/uK
今日のバシンwwwww
ゲームは
主人公×サブキャラ派が好きな奴は
メインヒロインが邪魔だから他の男に寝とられて欲しいって思うよな?
TOLとTOH、アルトネリコ2がまさにそう
はいはいベリルジャクリ
>>212 サブヒロイン視点でみると悔しがるメインヒロインをみてプギャーってしたくなる時がある
アルトネリコがまさにそう
3人目のヒロインが2人のヒロインを踏み台にして主人公を寝取るストーリーは神レベル
3人目のヒロイン視点で悔しがるWヒロインをみてメシウマ
>>214 アルトネリコ1はどう見てもシュレリア様がメインヒロインだから、ちと違うような…
・ゲーム開始時の以前から主人公とはパートナー関係
・主人公との付き合いはヒロイン3人の中で一番長い
・能力的にもヒロイン中最強
・仲間になるのがゲーム後半なのにイベントが豊富(しかも他のヒロインと絡むイベントがやたら多い)
ゲームやってて死ぬほど優遇されてるのが分かるし、
他の二人と違ってラスボスとも因縁あるしな。
>212
主人公×サブキャラ派は、NTR的には、サブキャラが主人公以外とくっつくのを楽しめそうだな
>>215 >ラスボスとの因縁
ゲーム知らないけど、かつての恋人とか?
ジャンプの漫画家目指す話のやつはいいNTR話が出来そう
>>215 >アルトネリコ1はどう見てもシュレリア様がメインヒロインだから
こう考えている人が多いから
余計に2人のヒロインと信者にプギャーと思えるメシウマ設定は最高ですな
男奪ったヒロイン視点のメシウマ気分は本当に爽快すぎて楽しい
>>216 メインヒロインを主人公から引き離すため別の男に無理やりレイプされて強制的に寝取らせる
展開を仕組ませたサブキャラ女視点でメシウマは最高
>>217 ヒロインとラスボス(♀)は簡単に言えば元同僚で、
二人とも作中で語られてる三人の神の一人。
ちなみに1のラスボスの人は2の隠しヒロインだったりする…
いい加減NTRに関係のない雑談は自重しろよ
一応関係ある・・・ネタとして
脊髄反射でネタと言い張るんなら、作品投下しろよ。
以前テイルズネタを引っ張る馬鹿もいたけどさ。
そろそろ空気読めよ……。
スレが浪費されるだけだろうが。
上のゲーム知らんのだけど、レスだけ読んでる分にはNTR関連の話をしてるように聞こえたけど違うの?
主人公寝取りとかこのスレで誰得だよw
と言うかアルトネリコ厨はさっさと巣に帰れ。
清純なヒロインとラブラブな主人公が糞ビッチに寝取られるなら興奮する
>>226 そのあとに、優男(実はヤクザ)に傷心の清純ヒロインが寝取られるなら興奮する。
実はビッチと優男はカップル、主人公とヒロインは調教されて二人の
奴隷エンドなら、さらに興奮する
作品投下しろよとか偉そうに言う奴が作品投下すればいいと思うよ
作品が投下されるまでネタ話してて何が悪い
大体こんな流れが遅いスレでスレが浪費とかw
自分が作品とその感想しか認めない人間なだけなのに最もそうな理由つけてしたり顔で語ってるんじゃないよ恥ずかしい奴だな
>>228 俺はあえて、一緒に調教されないルートを選ぶぜ。
糞ビッチに弄ばれたあげく、惨めに捨てられる主人公。
一年後、寂しさを紛らわせるために立ち寄ったソープでヒロインと再会。
ヤクザの本性をあらわした優男に調教され、彼(のチンコ)無しでは生きられないようになってしまっていた彼女は、男の命令でソープ嬢として働いていた。
昔からは考えられれないくらい巧みになった性技であっさり果てた主人公。ヒロインは、余った時間の暇潰しに、自分がどんな風に調教されたかを話しはじめる。
別れ際、過去のことを謝罪する主人公に、謝る必要はないと優しくさとすヒロイン。
いまの自分はとても幸せなのだから、という彼女。
「だって、あなたのチンポじゃ、ちっとも気持ち良くならないんだもの」
こんなエンドが好きな奴は、後楽園遊園地でボクと握手。
>230
握手はしないぜ!
> 別れ際、過去のことを謝罪する主人公に、謝る必要はないと優しくさとすヒロイン。
の後は…
「だって、こんな身体で今更普通の生活には戻れないし、
あの人だって優しくしてくれる時もあるのよ」
と自嘲気味に笑い、下腹部に彫られた刺青へ視線を落とす。
そこから何とか色々と頑張って元鞘に収まるんだけど、
セクロスでの反応や積極性が全く違うし、全身各所の刺青やピアス穴も気になって
どうしても萎え気味になり、あせってがむしゃら且つ単調な早撃ちになる主人公。
いつも主人公が寝静まった頃に起き出す彼女は、極太のバイブで自らを慰めはじめる。
その時に口走った名前は…
こんなエンドが好きな奴は、マザー牧場で羊毛刈り体験。
流れを読まずに彼女は散々もてあそばれた挙句稼げない体になったらあっさりと捨てられ主人公こそが唯一自分を本気で愛してくれていたことに気づく。
主人公の下に戻ってきたが主人公はその後高校の同級生と再会しやがて結婚、幸せな生活を送っていた。
という結末希望。
いやーやっぱアホな女はこういうメにあってくれなきゃ。
まぁ今回は主人公に非があるから仕方ないのかもしれないが・
>>232 おまえ、「婚約者M子」で、最後にM子が心を病んで入院したのを読んで溜飲を下げただろう。
あるいは、いまは亡き「まぐろの一本釣り」に掲載されたNTR−SSを読んで、ラストのヒロインのお母さん最高!とか思っただろう。
まぁ、それが悪いとか言うんじゃなくて、NTR好きを類型化しただけだからね。
すべて結末が一緒なんてーのは飽きるのも早いからな
色々とバリエーションがあった方がいい
主人公と元鞘なんていうバッドエンド以外なら何でもいいよ
俺的には元鞘もありなんだがな。
それらあらゆるシチュがあるのがNTRモノの魅力なんだと思うが。
追記
>>232 それでその
>いまは亡き「まぐろの一本釣り」に掲載されたNTR−SS
もなんかおもしろそうなのだが、よろしければタイトルか「まぐろの一本釣り」
のURLを教えていただけませんか?(今はなくても見るこころあたりはあるので)
ごめん、いま携帯オンリーなんで、サイトアドレスわからないんだよ。
タイトルも忘れたし。
(他の住民さんならわかるかも)
ちなみに昔、アーカイブで探してみたけど見つからなかった。いまはどうなんだろ。
あのキモ幼馴染に寝取られるやつか
俺も持ってない
あと某ローゼンメインのSSブログにハルヒ寝取られがあったので報告しておく
ローゼンメインとか範囲広すぎだろ……
>>239 読んだ。
でもコレ、ハルヒが(キョンを長門に)寝取られる話じゃね?
>>241 サンクス!
アーカイブでヒットしないとなると・・・・・・コピペ専門のところを探すしかないか。
>.>245
「ローゼン ハルヒ blog」でググれ。
まぁ、結局中身は
>>242のとおりだけどな…
エロなし
終章
「そこをどけオリエ」
「あなた、どうして……」
オリエの悲しそうな顔がヒサクの胸につきささる。
「どうしてって、それは決まっている」
しかしヒサクはもう決めていた。秘めた思いを胸に、愛しい妻であるオリエの横に寄り添うように立つ男を睨みつける。
涼しげな顔立ちのこの男が、半年前にふらりと村にやってきて彼の新妻を奪っていったのだ。
「そいつを殺すためだ」
ヒサクに迷いはなかった。この男がいなければ、今も彼はオリエと一緒に幸せに暮らしていたはずである。
ヒサクは、今日この日のために家財を投げ売って購入した剣を構え、男へと向ける。元は単なる宿屋の亭主だった彼には不相応の大剣だった。
しかしこの半年の旅は、その構えを違和感ないものにしている。
「どけっ!」
今まで言った事のないような強い口調で怒鳴る。
「そんな」
心底つらそうに、オリエはふるふると首を横に振る。
久方ぶりに会う妻は、彼を夢中にさせた美貌そのままだった。いや前にも増して輝いて見える。
神が特別に手間暇をかけた、そう旅人に評されたほどの美貌がそこにあった。
長い白金の髪は白磁の頬を伝い、ウェーブして腰のあたりまでかかっている。深く澄み切った瞳は、海のように深い青。
今はその青に憂いを帯びていたが、それが何ともいえぬ色気をかもし出していた。
彼女が身に付けている、白の法衣はひどく薄いせいか彼女の体の線を浮かび上がらせている。
そのせいで彼女の胸の膨らみや優雅な腰の曲線、立派な腰つきへといたる魅力的な肢体が見て取れた。
思わずヒサクはごくりと唾を飲み込む。ここ半年女に一度も触れていなかったのも確かにあった。
が、それ以上に目の前のオリエに今まで感じた事のない色気を感じてしまったからだ。
「……君は、僕とオリエの愛を阻もうというのか?」
それまで、黙ってオリエとヒサクのやりとりを見ていた男が口を開く。優男とばかり思っていたが、その視線は鋭くヒサクが威圧される力があった。
「ぬけぬけと……ッ」
ヒサクにとって、この男は無理矢理妻を奪った悪漢でしかなかった。だのにその悪漢が愛などと口にするのが不愉快だった。
なぜオリエがおとなしくこの男に従っているかすら不可解なのだ。彼女が裏切らぎるなんて真似をするとは到底思えなかった。
幼馴染としてオリエと共に育ってきたヒサクは、彼女がそんな事ができる女ではないとよく知っていた。
「……オリエ、やっぱり仕方ないよ」
ヒサクに向けられた声色とは違う、優しそうな声。
「セルス様……」
セルス、思えばこの半年追い続けた男の名を聞いたのは初めての事だった。
どこか聞き覚えのある名前ではあったが、そんな事は今のヒサクにはどうでもいい事だ。
ヒサクの憎しみの篭った視線を冷厳に一瞥しすると、セルスはもう一度仕方ないんだとオリエに呟き、彼女の肩を抱き自らへと引き寄せて慰める。
「オリエ、その男から離れろ」
ふつふつと怒りが湧き上がってくる。貞淑な妻だった彼女がヒサク以外の男に抱きしめられるのを嫌がりもしない。
そして、よく見ると顔立ちも端正で悔しい事に美男子という形容が良く似合うセルスと、絶世の美女たるオリエの寄り添う姿は、まるで似合いのカップルに見えてしまう。
それがまた、ヒサクにとっては気に食わない。
「君が無理だというのなら僕がやる」
「でも……ヒサクはわたしの」
「オリエ、今の君には分かるはずだ。彼が阻むのなら僕らは……」
そういってセルスは手に持っていた剣をヒサクに向ける。
ヒサクはもはや素人ではない。向けられた剣の鋭さだけで、セルスという男の実力がとてつもないものだと理解できる。だがそれでも引くわけにはいかない。
「望む所だ。俺はお前を殺すためにここまできたのだから」
負ける気はしなかった。愛しい妻を取り戻すためここまでやってきたのだ。ヒサクは憎悪をこめてセルスを睨みつける。
先手必勝とばかりに、ヒサクはセルスという男の懐に大胆にも飛び込んだ。少し驚いたようにセルスは目を見張るが、それだけで決着がつくわけがない。
かろやかにバックステップで交わすとともに、ヒサクの大剣を軽々と払う。
「くぅっ!」
優男に見えたが筋力も凄まじいものだった。ヒサクの大剣が、男の持つ華美な剣にたやすく跳ね除けられる。
どうやら、すぐに勝負は決まりそうになかった。長期戦に備えるべく、ヒサクは一度飛びのいて距離をとった。
「やめて!」
その瞬間にオリエは悲痛な叫びをあげる。そしてセルスの胸元に抱きつき、その体を彼女自らの肢体で覆う。
そしてヒサクを振り返る、悲哀に満ちた表情で見つめる。
「な……ッ!」
「どうして、どうしてあなたが邪魔をするの?」
言葉が出ない。だが現実にオリエは彼を拒絶し、庇うようにセルスの胸元に抱きついている。
剣をかざしたまま、抱き合う二人を前に何も出来なかった。
「オリエ、今の彼に何を言っても無駄だよ」
セルスは優しくオリエを抱きとめる。オリエはそれを拒むわけでもなく、極自然に受け止める。
ヒサクが呆然とするなか、悪いのは彼じゃないそれはオリエも分かっているだろう?と、そう諭す様にいった。
「僕らはそれでもここを通らないといけないんだ」
「……でも」
オリエは苦しげな表情で、セルスの顔を見上げる。
「君に出来ないのなら、僕がやる。そうでないと僕らの旅は最初から無意味なものになってしまう」
「……わかりました」
しばらくセルスに抱きしめられたまま、悩んでいたオリエは決意した表情で顔をあげる。
彼の言うとおり、彼女達には使命があるのだった。
オリエは、セルスから胸元から顔だけ離すと、今までと違う決意の篭った視線でヒサクを見据え、
そしてその優美な手をヒサクへと差し向ける。
「よくお聞きなさい」
今までヒサクが見たことの無い彼女の表情だった。決意に満ちた美貌は、一瞬後光が指したように輝いて見える。
それはどこまでも美しく、威厳に満ちていた。
「あなたがどんな、どんな卑怯な手を使ってこようともわたしは決して負けはしません」
「卑怯……?」
いつヒサクが卑怯な手を使ったというのだろうか。負けるとは何の話なのか。
疑問に思ったヒサクが首を傾げると、それを動揺と受けとったのか勝ち誇ったようにオリエは続ける。
「疑うのですか?」
オリエには似つかわしくない嘲笑の色を、その優美な口元に浮かべて続きを告げる。
「この半年、私達は二人で育んできたのです。そう、あなたが最も恐れるものを」
「何を……」
「惚けても無駄です。私とセルス様の真実の愛は誰にも妨げる事はできない、そういっているのです」
冗談を言っているような雰囲気ではなかった。彼女は、本気でそれを信じている。それがひしひしと伝わってくる。
「あ、愛……」
愛しい妻の裏切りというのは、衝撃的だった。先ほどからの態度に薄々は感づいていた。
このセルスという男に向けられる愛しげな視線や、今まさにヒサクに向けられている冷たい視線はどうだ。明らかに妻の心変わりを裏づけするものだった。
「そうさ。僕らは愛しあっている。それは半年前のあの日、いやそのずっと前から運命づけられてきたことだ」
セルスは彼女の肩に回した手を離さずに、剣だけをヒサクへと向ける。
「半年前……あの日……」
絶望に堕ちかけていた心が、その言葉によって憎悪で蘇る。ヒサクは妻が奪われたあの日の事を一度たりとも忘れた事は無かった。
「僕には一目で分かった。彼女こそが、僕と共にこの世界を救う女性だって」
しかし憎しみのこもった視線もセルスには、何の感慨も及ばさなかったようだった。
視線をそらすこともなく、真っ直ぐとヒサクの目を見ながら話を続ける。
「でもここまで本当に大変だった。何しろオリエはまだ目覚めたばかりで、ほとんど何も知らなかったからね」
「そう、特に最初の夜は大変だった」
そう呟くとセルスは何食わぬ顔で、オリエの肩に回していた腕をするりと動かし、彼女の法衣の襟から胸元に手を侵入させる。
薄い生地だったために、セルスの手がオリエのたわわな乳房に絡みつくのが見て取れる。
「もう……」
少し驚いたように声をあげたオリエは、注意するような声をあげる。しかし耳元で何事か囁かれるとオリエはぽっと頬を赤らめて、
恥ずかしそうに視線を横へと逸らす。それ以上の抵抗はなかった。
妻のその姿にヒサクは激しく動揺した。かつては、周囲に誰もいなくとも外では手さえ握らせてくれなかったオリエが、抵抗という抵抗をしないのだ。
「ふ、ふざけるな!」
怒りよりは動揺を誤魔化すために、ヒサクはそう叫んで飛びかかろうとした。
だが、ヒサクに向けられたセルスの剣が彼の動きを牽制するようにゆらりと動く。
威嚇されただけなのに、思わずヒサクの足は止まってしまう。なぜだか、背筋に恐ろしく冷たいものが走った。
(これは……)
一度、前にも感じたことのある種類のものだった。そう旅の最中、運悪く出会ってしまい命からがら魔族から逃げ出したときに感じた恐怖と同じ。
いやそれよりも遥かな危険を、目の前の優男の剣に感じていた。
「オリエは真の愛が何かという事をしらなくてね。結局手取り足取り教えることになったよ」
白い法衣越しに形のいい乳房が、セルスの手の内で揉みしだかれて卑猥に形を変える。
「ぁ……ん」
艶めいた声が、彼女の白い喉から漏れ出る。羞恥ではなく、官能によって彼女の白皙の美貌が色づいたように赤く染まっていく。
「くぅ、貴様……っ」
妻の艶姿を他の男の手によって見せられながら、動く事さえ出来ないというのは耐え難い恥辱だった。
「特に最初のときは、ひどく強引になってしまったけどね」
「あの、んっ……ときは、私が何も知らなかったのが…ぁ……」
艶っぽく潤んだ視線で、オリエはセルスの顔をうっとりと見上げる。
「でも僕はあの時、君を泣かせてしまっただろう」
ようやくオリエの豊かな胸元から手を抜くと、そっと彼女の顎の線をなぞり、憐憫をこめた視線をセルスは送る。
「そんなことは……」
恋人同士のようにオリエとセルスは見つめあう。
ヒサクの憎悪は最高潮に達していた。怒りそのままに恐怖を心のうちに飲み込むと、一足飛びにセルスへと飛び掛る。
弾けたように躍動したその体で、憎しみそのままに剣の切っ先をセルスへと向け突進した。
「バインド」
しかしその突進は、あと一歩のところで止められてしまう。セルスが目を向ける事すらせずに僅かに呟いただけで、
ヒサクの四肢は雷の鎖によって囚われてしまったのだ。うつ伏せに地面へと縫い付けられた彼の体は、必死に動こうとしてもピクリともしない。
「でも僕らには半年という時間があった」
セルスは剣を鞘へとおさめ、オリエに向き合う。剣を握っていた左手をオリエのほそい腰に当て、右手を顎に添える。
「毎日、朝から晩まで何度も何度も僕とオリエは愛を交し合った。そのおかげで、最初は戸惑っていた彼女も今では」
セルスは顔を近づけ、オリエの形のいい唇を奪う。オリエもそれを、うっとりした表情で自然に受け入れる。
「あ……ん、ん」
優しく啄ばむようなキスだった。ちゅく、ちゅくと唇の間から湿ったような音が漏れ出し、それがヒサクの耳元にまで聞こえてくる。
かつてヒサクへの愛を語った、オリエの甘い唇は男のそれに合わせて蠢めいていた。
「んぅ……」
互いの唇を弄るようなキスから、次第に濃厚なものとなっていく。
ヒサクは愛しい妻と他の男の熱烈な口付けを、目の前で見せ付けられる事になった。
貞淑だったはずの妻は、嫌がるどころか積極的に男との口付けを受け入れている。
彼女の麗しの肢体は男の腕のなかに抱かれ、白皙の美貌は嫌悪ではなく歓喜によって紅潮していた。
「んく、んく……」
ときに、オリエの喉が嚥下するように脈動する。と同時に、余った二人の唾液が二人の口元から零れ落ち、
オリエの優美なうなじをつたって白い法衣の胸元を汚す。だが二人は気にする様子もなく、ただ互いの愛を確かめるように再び口付けする。
「も、もう……やめてくれ…」
ヒサクは呻くように漏らす。これ以上はもう見たくなかった。
言葉が通じたのか、それとも満足したのか、どちらともなく二人の唇が離れる。
その間には、激しい口接の痕である銀色の糸が垂れた。
「……これで分かりましたか。セルス様と私は愛し合っているのです」
はぁはぁと色っぽい息をつきながら、オリエはヒサクの顔をじっと見つめた。
這い蹲る夫の姿を見ても、彼女の紅潮する美貌とは裏腹の冷たい視線はかわらない。
「オリエ、君は……」
騙されているんだ。そう言いたかった。
「他にも証拠はあります。……ここに」
追い討ちをかけるように、オリエはひどく幸せそうな声で囁く。そうしてオリエが触った先は白い法衣に包まれた腹部だった。
今まで見たことのないような優しく穏やかな表情で彼女は、自分のお腹を撫でる。
その意味が分からないほど、ヒサクは鈍い男ではなかった。
「そん…な……」
目は、妻の腹部へと釘付けだった。オリエの撫でるそこは、今まで気づかなかったのが滑稽に思えるほど不自然な膨らみがあった。
「嘘じゃないさ。オリエは僕の子を身篭っている。当然だろう?僕とオリエは毎日愛を交し合ったのだから」
そういってセルスは、手をオリエのお腹に当てる。労わるように彼女のお腹を優しく撫でる。
ひどく自信に満ちたその表情は、自分が優秀な雄であることを証明した事を誇る要ですらある。
ヒサクは妻の幸せそうな微笑みと、その腹部を呆然と見つめていた。
つまり彼は、愛しい新妻を手篭めにされた挙句、その胎に間男の種を孕まされてしまったわけだ。
そしてその種は今まさに、すくすくとそこで育っている。
「そ、そんな……そんな話があって!!」
死にものぐるいで体に力をこめる。だが魔力というものをこれっぽちも持っていないヒサクには、
セルスのかけた魔術を取り除く術はなかった。
「ですから、惑わそうとも無駄です。私は、心も体も全てセルス様に捧げているのですから」
最早、オリエは昔の優しくそして儚げな少女ではなかった。この半年の旅がそうしたのか、
それともセルスという男にそう変えられたのか、はたまた妊娠した事で変わってしまったのか、強い意志を持った女へと成長していた。
「違うオリエ、君は騙されているんだ」
必死のあがきだった。目の前のオリエとセルスの関係を否定する。ヒサクにとってもうそれしか残っていなかった。
「……ここまで言っても分かってはくれないのですね」
一瞬俯くと、悲痛な色がそのサファイヤの瞳に灯る。が、次に顔を上げたときは、その雰囲気は消えていた。
決意に満ちた表情でヒサクを見据える。
「神と精霊の御名において……」
「オ、オリエ?」
異様な雰囲気だった。セルスという男はいつの間にか一歩下がり、オリエとは距離を置いている。
そして眩いばかりの光が彼女の周りに集まってきていた。
「わたしの前から消え去りなさい!魔王!!」
オリエが手を差し出す。そこに、空間が歪むほどに圧倒的な魔道の力が集う。
まったく素養のないヒサクですら、空気を通してびりびりと肌で感じられるものだった。
そして力の矛先は、真っ直ぐヒサクに向けられていた。
「滅びのバーストストリーム!!」
迸る白い閃光。奇跡の魔道力があらゆる存在を空間ごと消滅させながら迫ってくる光景。時が止まったと思えるほど長い時間だった。
手足を封じていた魔力は、向かい来るより強い力に退けられて消えていた。
しかしヒサクがその力を避ける事は既に不可能だった。
最後に感じたのは、絶望と憎悪だった。やりきれない怒りが身のうちを駆け巡っていた。
世界を呪い、セルスとオリエを呪った。しかしそれで何かが変わるわけではなかった。
そしてヒサクは死んだ。
「……」
ヒサクの亡骸はほとんど残らなかった。それでも彼女はその破片を必死にかき集め、仮初めながらの墓を作った。
墓標は最後に彼の手にあった大きな剣である。
(なんでこんな事に)
本当に優しい人だった。暴力を振るう姿をただの一度も彼女は見たことがなかった。
それでいて村の人の誰からも頼りされ、必要とされていた。ともすれば、周囲から浮きがちだった彼女に、いつも気を使ってくれたのも彼だった。
(……こんなもの、あの人には似合わないのに)
悲哀をこめて彼の墓標となった大剣を見やる。
魔王に操られるという悲劇さえなければ、きっと生涯ヒサクが剣を持つことはなかったはずだ。
今、思い返しても操られているときの彼の表情は、ぞっとするほど憎しみに満ちていた。あんなヒサクは見たくなかった。
しかし辺りを見渡しても大剣の他に代わりとなるものがなかった。
仕方なくそれで断念して、最後に彼女は首にかけていたペンダントを外す。それは、ヒサクから婚約指輪の代わりにと貰ったものだ。
半年前村を離れるときも、これだけは手放せなかった。彼女はそっとペンダントを思いでと共に剣の柄にかける。
(さようなら)
世界を救うために旅立ったとき、つらい旅になる事は覚悟していた。
ヒサクを巻き込まないように、言伝なしで旅立ったのもこういう事態を避けるためだった。
しかし覚悟とは裏腹に、現実の近しい人の死は驚くほど彼女の心を抉っていた。
これまでの人生のほとんどを共にしてきた男性は死んでしまったのだ。それも、どんな理由があろうとも自分の手で。
「オリエ、そろそろ行こう」
「……はい」
見上げた先にはこれからの人生を共にするであろう男の姿があった。
眉目秀麗な顔立ち、貴族的な振舞い、逞しい体つき、自信に満ち溢れた態度。
勇者というだけあって、ずば抜けた剣の腕前に魔力。比べてはいけないが、ヒサクとは何もかも違う男だ。
この半年にもわたるつらい旅も、彼がいたからこそ成し遂げられた。どれだけ彼女が助けられたか分からない。
「……戦いが終わったら、彼に立派な墓を建ててあげよう」
悲哀に暮れるオリエを気遣うように、セルスはそういって彼女の肩を抱く。セルスの心遣いが彼女にはひどく嬉しかった。
だが、オリエは首を横に振った。
「いいえ、あの人はたぶんそんな事は望んでいませんから、それよりも……」
優しく控えめな彼の事だ。英雄として扱われることを決して望まないであろう。
(彼のためにも魔王を……)
死んでしまった彼は戻ってこない。尊い目的のための犠牲。しかしそれは、オリエとセルスが魔王を打ち倒して初めて言えることだ。
ヒサクの死を無駄な犠牲としないためにも、彼女達が魔王を倒さなければいけないのだ。
「セルス様、いきましょう」
そしてオリエには使命があるのだ。世界を救う。聖女と勇者である、オリエとセルスだけに可能な使命。
彼女の決意は、今までになく高まっていた。魔王の卑劣な計略。そのために無残にも犠牲になったヒサク。
全てが許せない事だった。
最後に彼の墓標となった剣を振り返る。
(ヒサク……)
もしセルスが、ヒサクが操られているかもしれないと事前に忠告してくれていなかったら、
この剣によって世界の希望は失われていたかもしれなかった。しかし現実には、魔王の企みは失敗したのだ。
(私、幸せになりますから)
魔王さえ倒せれば、何もかも上手くいくはずだった。世界は混沌の時代から平和の時代へと向かうだろう。
何より……、優しげな微笑を浮かべたオリエはそっとお腹を撫でる。
セルスと、そして生まれてくるであろうお腹の子供との生活が彼女を待っていた。
きっと彼も、オリエの幸せな生活を天から祝福してくれるに違いなかった。
・元ネタは前スレのこれです。今更ですが、書いていたのを今更見つけたので投下してみました。
77 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/12/01(月) 12:41:54 ID:fZkWREtc
考えたのが
ヒロイン→田舎で夫と仲良く暮らしていたが、魔王を倒せることができる伝説の聖女だった事が発覚し旅立つ
寝取り男→世界を救う勇者。良い意味と悪い意味でKY。ヒロインと旅立つ。
ちなみに魔王を倒すには聖女と勇者の愛が必要
ラストは誤解が誤解を生んで二人の愛を阻もうとする夫をヒロインは魔王に操られたと勘違いして泣く泣くバーストストリーム。
というネタを思い付いたんだが誰か書いて
・短編にしたかったので最後の部分だけにしました
・ですので終章はタイトルです。
・ですので↑とは色々違います。
・以上です
誤爆?
>252
とりあえず乙。
ただ、さすがに唐突で状況が掴みにくい。
これではヒロインがただの自己陶酔型の独善KY女だ。
いまいち寝取られて悔しい感じがしない…。
寝取られ………か?
唐突に思ったんだが、皆は現代モノとファンタジーどっちが好きなんだ?
普通は現代モノがいいが
身分差とか戦争とか洗脳とかある場合は
ファンタジーや歴史的な話がいいかも。
ROCOさんが公衆便所スレに投下してるのがNTRっぽくなってきたよ
ROCOはもういいよ……
でも、ここだとROCOさんが一番まともなSS書きさんでしょ。
あの人以上なんているの?
あ、ちなみに本人じゃないですよ^^;;
確かにROCOは多作家だが、女キャラの口調や性格が二次オリジナル総じて同じなのが戴けない。
……なの!って語尾見る度に吹き出しそうになる。
いままでNTR見て抜いてきたり書いたりしてたけど
最近ラッシュで5、6作長編読んだら、途端に反応しなくなったワケだが
どっかで見た剣なんちゃら〜を見たら
3日食い物リバースした
おまえらも気をつけてね
物心ついたときからのNTR好きの変態だから大丈夫
中学でぷっつん読んでハァハァしてた
元鞘ENDはダメだって言うけどそれも持って生き方しだいだと思うんだ
練習〜とかそういう頭の弱い子の元鞘ENDはダメかもしれないが寝取り男の陰謀によって行き違いが生じ、終始女に相談にのってた寝取り男が寝取り成功する
しかし寝取られ男は挫けず寝取り男のクズな本性を女の前で暴き、女は泣き崩れ寝取られ男に謝罪する。
そのまま元鞘だと変わり身早すぎ!なので何ヶ月か何年か時間おいてから元鞘だったら寝取られたけど寝取られを乗り越えたという中々キレイな終わり方になるんじゃないだろうか。
あるいは快楽落ち→主人公セックス修行→寝取り返しとか?それはダメか。
いや結構ありがちだと思うぞそれ
俺的にはとことん不幸か幸せになってほしいからそういう終わりは面白い
後者はギャグ調がいいね
元鞘ENDだった時のチンコの萎えぐわいを思うとネーナ
やっぱり外見変化があれば最高
『理想の彼女』は聖典です
個人の嗜好の問題だろうけど、外見変化はない方がいいなぁ。
見た目は付き合っていた頃と同じで、
でもアイツの前でだけは…みたいのがいい。
寝取り男の嗜好に染められていくのが良い
ヒロインがMになる作品っていっぱいあるけどSになる作品って少ないよね
その前後を合わせるとこんなのか?
「ごめんね○○君…私もう、あの豚野郎を痛めつけないと生きていけないの」
「それとも、○○君が豚野郎の代わりになってくれる?」
ヒロイン恋しさに一旦は承諾するものの、激しい責めに耐え切れず、命からがら逃げ出す主人公
その後
「○○君は30分も持たずに逃げ出したよっ! まともな人間なら当たり前よねっ!」
「それでこんなに喜ぶなんて、アンタはどうしようもない屑の変態だねっ!」
寝取り男(?)を責めたてるヒロインの姿で幕。
なんかもう寝取られって感じが全くしない。
>>268 いや、かなり良いぞ。
でもSになる過程が自分には思いつかないんだよな……
寝取りM男にお願いされてとか、秘密を握られ脅されぐらいしか思いつかない
寝取られ男は元来そういう気質の女だった事に気付かなかったけど
天性のMだった寝取り男は初対面で分かったとか
>>268は正直ギャグとしか思えんがヒロインサド化はありだな
NTRより悪堕ちに近い気もするが
寝取られ男のことは愛してるんだけど、それを裏切ることの背徳感こそ最高だと
寝取りに植えつけられるってのがいい。
いやー悪堕ち系は俺の精神の均衡のためにやめてほしいなぁ・・・
正直ね、もう心の傷は負いたくない。
なんとなく思ったんだが
M男がS女を他のM男に奪われるというのも寝取られになるんだろうか
「アンタより踏み心地がいいわ!ほらもっと豚のようにお泣き!」
「そんな・・・俺が踏まれたことないそんなとこまで!やめろー!」
「うおおもっともっとーーー!」
・・・なんじゃこりゃw
>>268 男S女Sのカップルで、普段のHはヒロインが我慢している。
舐めろとかの命令口調やくすぐり攻撃、目隠しプレーに付き合って
感じているふりをしながらも欲求不満はたまる一方。
そんなときひょんなことから寝取り男(後輩)と二人で飲むことになったヒロイン。
酔った勢いで後輩をくすぐったり、耳に息を吹きかけたりしてしまうヒロイン。
その時は何もなかったが、耳に息を吹きかけた時の後輩のあえぎ声がどうしても忘れられない。
彼氏とのHの時に息を吹きかけようとしたが、すぐに鬱陶しがられてやめさせられた。
普段の付き合いは何の不満もないし、彼氏以外とつき合うなんて考えられないヒロイン。
しかしそうであればあるほど欲求不満がたまっていく…
欲求不満が限界に達しそうになったとき、仕事で些細な失敗をした後輩をビンタしてしまう。
あまりの快感に恍惚としてしまうヒロイン、しかし目線の先には同じように恍惚とした表情の後輩がいた。
そしてどちらからともなく、「今夜、飲みに……」
寝取られじゃなくて浮気だなこれじゃ。
>>275 男S女SがカップルでM男をシバけば無問題。
寝取られは受動的で、Sは主体的だから成立しないんじゃない。
大阪から東京行くのに、福岡行きの新幹線に乗るようなもんだ。
登場人物が三人しかいないからダメなんだよ
ヒロインを導く四人目の人物(あるいは集団)が必要だと思う
もちろん性的なことはノータッチであくまで誘導のみ
いやあれは悪堕ちってか・・・
まぁカテゴリ的には悪堕ちなんだろうけど変化が激しすぎてついていけないというのが正直なところじゃないだろうか。
ところで今回の誘惑の年上アパートあまりにもどぎつい寝取られ臭がプンプンでまだ寝取られてもいないのに心拍数が・・・
主人公が調子に乗ったヤリチン野郎だから寝取られても仕方ないかもだけど幼馴染はやっぱきつい
「理想の彼女」ってなんだっけ
>>282 …ふぅ
粗はあるけど、服装や髪が変わるのがツボ過ぎた
これ叩き台にしたエロゲとか欲しいなー
285 :
232:2009/05/01(金) 14:41:13 ID:TEKKclJ1
>>233 よくお分かりで。
寧ろ社会に復帰したと聞いて「チッ」と思ったし寧ろ「死んだらよかったのに」と本気で思った
後者は知らない
>>282 これってトップページはどこになるの?
他の作品も見てみたいわ・・・
>>282だが、知らん。っていうか他の作品あるなら俺が知りたい
さっさと投稿しろよカスども。
シュウマツの続きまだかなー?
俺なんて幼馴染2人が転校生に寝取られるヤツずっと待ってる
ここのマダーは基本そんなんあったっけのが多い
GW最終日になったのに、お前ら何やってんの?
たった一つですら投下出来ないの?
生きる価値あんの?
作者達は他スレに寝取られたんだろ
>>290 シュウマツの続きなんて需要あるんでしょうか。
需要ないもんだと思って続きは封印してしまいましたが……。
あるある!
例え誰も待っていなくても、俺はずっと待っていた!
できれば話の最後まで投下して欲しい!
つか日付変わるまで待ってた時点で自演というより、自演を怪しませる荒らしに思えなくもない
俺は普通に、シュウマツの続き楽しみだけどなぁ。
彼女を寝取ったあと、剣道娘をどうやって寝取るのか楽しみだし。
寝取りサイドでも楽しめる感じなので、俺は好き。
シュウマツってなんだっけ
うんこの事。
また一つ賢くなったな!
バイオハザードが発生
↓
彼女と逃げる
↓
寝取り男に裏切られて自分だけ逃げ遅れる
↓
すんでのところで剣道の女の子に助けられる
↓
寝取り男は彼女にあいつは死んだという
↓
寝取る
確かこんな感じの話
そいやハイスクールオブザデッドは
原作者引きこもり中らしいな
305 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 23:25:39 ID:tV1d5AI0
前スレで
傑作・母エルフ@陵辱を書いてくださいました作者様、お元気ですか?
息子の成長後の話も気長に待ってますので、できればよろしくお願いします。
>>304 完結させた作品が確か1つしかないやつだからね
まぁ、さもありなん、って感じ
いい加減にして欲しいが
未だに地連とRSBCの続きを待ってるよ
ほら、乞食共が口開けて餌を待ってるんだから、さっさと投下しろよカス。
お前ら作者にはそれしか能が無いんだから、糞ひり出しながらテキスト打ち込めよヴォケ。
完成した暁にはうちに来て尻軽幼な妻をファックしてもいいぞ
ここで悠久の螺旋って話題になった事あったっけ?
>>310 開いた瞬間右のスクロールバーが小さすぎて読む気なくしたけど乙
完結物を投下してくれるだけでありがたい
>>310 なんという大作・・・
これくらい長いと喪失感もひとしおだわ
ただ携帯の人もいるし、最近レス止まりがちなんでこっちに投稿してもいいんじゃないかな?
すごく良かっただけにもっと読んで貰いたい。
今からでも投稿した方がいいと思った
>>310 すげー良かった
山場が多すぎて目のやり場に困るw
こんだけ長いなら前編後編で区切って
途中に夏休み中の修二でも挟むとメリハリ効くかもね
あと、尻への愛はものすごく伝わった
317 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 22:33:51 ID:NvI1fCcI
もう消えててがっかり
というかここに投下してくれたほうがいいような。
オリじゃなくてロリ寝取られだったのが個人的には惜しい
まだ読んでないけどざっと見て長かったから投下したら相当の量だね
保存はしてるが読む気にならんw
長文投下するのは、かなり手間なんだよ。
地の文が長いと文字数制限に引っ掛かるから適当に改行入れて体裁を整えたりするのに手間がかかる。
あの量だったら一時間以上かかるだろ。
校正する気力もなかったのは書き上げた疲労感からだろうから、そんな状態でちまちまスレに投下できるわけが無い。
とにかくお疲れ様です。
俺は寝取り派なんで、兄貴側の視点描写があって、紅のときよりも楽しめた。
弟の蔑み方はおとなしい気もするけど。馬鹿にしながら手淫で抜く描写がもうちょっと欲しかったかな。
GJでした。
消えていて見逃した。
残念、見たかったです。
ロリなので残念
外見変わらないので残念
>>324 セックスと知らないでセックルをするような子を調教する話だよ
>>324 もうじき有志がwikiに登録してくれるだろう。
>>326 な、なんだと!?
くそう!そんな大好物を見逃すとは何たる失敗
>>328 (`・ω・)人(・ω・`)
最近過疎ってたからって油断したわ…
(`・ω・)人(・ω・)人(・ω・`)
_, ._
( ・ω・) ンモー !. .
○={=}〇, ; .'´ `. ゙ ; `
|:::::::::\,.'.;´," :´,´' . ゙ .` .
,,.,.,.,,.,.,,,,.,.,`(.@),,.,.,ω・)人(・ω・)人(・ω・`) !
(`・ω・)人(・ω・)人(・ω・`)
今日から朝と晩に毎日再うpを確認する
wiki
長いだけで、たいして使えなかったが…
ロリだし、見た目かわんないしで残念
見た目かわるってどういう意味だろう?
普段ロリもの読まないから分からない
寝取り男の影響や趣味に合わせてルックスが変わるって事
例えば寝取り男が坊さんだったら
髪型がスキンになったり、着る物が袈裟になったり、アクセサリーが数珠になったり
:(;゙゚'ω゚'):
>>339 冗談で言ったのかも知れないが、それはそれで興奮した
見た目変わらなくても中身は実は…って方が俺は好きだなぁ。
好みの問題だと思うけど。
逆にマイナスからプラスになるのが良い
お転婆で横着かったのがお淑やかで真面目になったり
>>343 Tシャツ、ジージャン、ジーンズが基本の彼女が白いブラウスにフレアスカート姿に。
下着も基本、健康的に薄いピンクか水色で上下の組み合わせもそれほど気にしていなかったのに
花柄のショーツ、ブラ、キャミソールがワンセットでデザインされたものにかわる(セクシーというよりオシャレ)
一人称も「うち」「自分の名前」から「わたし」に
お揃いで買ったGショックが巻かれていた腕にはグッチの時計が(10万ぐらいでプレゼントされたか自分で買ったか謎)
医者とか御曹司とか金のあるDQNに弄ばれてるのがいいなあ。
もとの彼女どんなんだよwwww
オタ女臭いな
そうなるともう、NTRなのか更生ボランティアなのかわからん
>>343 なるほど
フレンドリーな娘だったのが
芸能人化とか
大金持ちの奥様化とか
プリンセス化とかもいいんでね?
と思ったがフレンドリーではマイナスではないな
ビッチ風な実は処女でなんとか
349 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:31:22 ID:HHvnarvy
350 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:33:45 ID:HHvnarvy
「はい。正人お茶だよ」
「ありがとう」
あかねから紙コップに入ったお茶を受け取る。
剣道場に逃げ込んで約半日。夜が来た。体育館の中を見て回ったけど、僕らの他に
人はおらず、体育館の中は僕とあかねの二人きりだった。
あかねの所属する部活、剣道部の更衣室で僕はあかねが用意していたというお茶を
貰っていた。
本当はすぐにもさくらのいる場所に行きたかった。
けど、あかねを危険に晒して僕だけここを出るという身勝手も出来るわけがない。
電話をかけせめて無事だけでも伝えようと思ったけど、繋がらなかった。ネットにも繋
がらない。
体育館の中、携帯電話というツールしか持たない僕らには原因なんか分からなかっ
た。ただこの状況を受け入れるしかない。
くそっ。
どうしようもない焦燥があった。斉藤くんがさくらと一緒にいるだろうということも気掛
かりだった。
「正人?」
「ん?」
「難しい顔してるよ。ま、仕方ないけどね」
あかねが笑う。僕もあかねの笑顔につられるように笑っていた。
せめてもの救いはあかねが一緒にいてくれたことだった。
彼女とは高校からの付き合いで、さくらを除けば女子で一番仲が良い。
「さくらもいるの?」
「え?」
「正人が心配そうな顔してるから」
「あ、あぁ」
あかねから貰ったお茶をあおる。
「そういえば今日デートだったんだよね」
「ぶっ」
そして、飲んでいたお茶を吹き出した。
「ななななな、なんで知ってるの!」
「んー、女の感かな」
感の一言で人のデートを予想されても困る。それとも僕はよほど解りやすい顔をして
いたのだろうか?
「……そうなんだ」
「はぁ、やっぱりデートしてたんだ」
351 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:34:15 ID:HHvnarvy
「う、うん」
「楽しかった?」
「いや、楽しいも何もいきなりこんな状況で逃げるのが精一杯で……」
「そっか、それもそうよね」
そう言うとあかねは何故か不機嫌そうな顔でそっぽを向いた。
?? よく意味は分からなかったが……その恥ずかしい。クラスメートにさくらとのデー
トのことがばれてたなんて……。
「そういえば、さくらは何で学校に?」
「え?」
「剣道部って日曜はなかっただろ?」
前にあかね本人からそう聞いた。たしかみんなで遊園地行こうと誘われた時だ。
「別にただの自主練よ」
「へぇ、凄いね」
「〜〜っ!」
僕がそう言うとあかねは何故か顔を赤くして睨んだ。え? 怒った?
「……あんたたちがデートしてるんだもん、気になってじっとしていられなかっただけだ
もん……正人の鈍感馬鹿」
「え?」
小さな声でぶつぶつとあかねがつぶやいていた。
「なんでもな〜い」
相変わらず不機嫌そうな声であかねが言う。
ただその不機嫌さはいつもの教室でのやりとりと一緒で、異常な状態に置かれたの
にそこだけは変わってなくて……心地よかった。
「そんなことより正人。変なことしないでよ」
「え? 変なこと?」
「私と二人っきりだからって、そのえっちなこととか」
「しないよ!!」
僕は大きな声で否定した。
だいたい、そんなことしたら僕の身が危ない。あかねさん、自分は剣道部エースで
しょうが。僕なんか返り討ちだ。
「そ、ならいいんだけど」
「当たり前だろ」
僕にはさくらがいるんだから……。
思わず続きそうになった言葉を飲み込む。
「……ちぇ……」
こうして僕らの初日は過ぎていった……。
352 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:35:02 ID:HHvnarvy
2日目。
異変が起きて初めての朝だった。
目覚めたのはもう十時にも近い時間で……私は隆くんの腕を枕に眠っていた。隣に
いるのは裸の隆くんで……もちろん私も裸だった。
昨夜の記憶は鮮烈に脳内に残っている。
隆くんに初めてを捧げ、あとはただ隆くんにされるがままだった。
ううん、違う。最初のうちは隆くんに全てを任していた、でもいつのまにか私も隆くんを
求め、互いに貪り合っていた。
空が白くなる頃、大きな声で隆くんのものをねだっていたのを思い出す……。
信じられなかった……。
ほんの24時間前は隆くんとこんなことになるなんて想像も出来なかった。そして、私
がこんなに……その、えっちだなんて。それとも女の子はみんなこうなのだろうか?
「んっ……」
小さな声で隆くんが唸る。けど目覚める様子は無かった。
疲れているのだろう。『奴ら』に囲まれた状況も状況だけど、昨夜は隆くんは私を抱え
上げ何度も突きあげた。当然疲れるだろう。
私は隆くんを起こさないようそっと起き上がる。
隆くんに脱がされた服を拾い集め、着る。ただ、体中に隆くんの体液がこびりついて
いたし、汗もかいていたので早く体を拭きたかった。ただ、隆くんに注いでもらった精液
も、かけられた精液も決して不快なものではなかったけど……。
「ちょっと、お手洗いに行ってくるね」
隆くんの寝顔にちょっとした照れと愛おしさを感じる。あどけない隆くんの寝顔に感じ
る感情は今まで体験したことのないものだった。やっぱり体を合わせると何かが違うのかな?
353 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:35:47 ID:HHvnarvy
濡れたタオルを使い、体を拭いていく。
汗とこびりついた精液を落とす……隆くんに注がれて……あまりの量に今もまだ垂
れてきている白濁としたものを拭き取り、ふと淋しさに襲われた。
(捧げちゃったんだ……)
マサくん……。
好きな人は昔から決まっていた。
ずっと一緒だった幼なじみ。
ひょっとしたら昨日のデートでマサくんと結ばれるかも……そんな風にさえ思ってい
た。
でも、私の初めての人は全然別の人で……そして、マサくんはもうここにはいなかっ
た。
「マサくん……」
言葉にすると寂しさが溢れる。
でも昨日ほどどうしようもない切なさ、淋しさではなくて。
それはきっと隆くんのおかげだと思う。
「マサくん……私ね」
隆くんに言われたように、マサくんのことを忘れよう、そんな風には思わなかった。思
えなかった。
マサくんとの思い出は胸の奥にずっとある。
忘れない……でも……。
(でも……?)
自分のつぶやいた言葉に疑問を抱く。でも、何なのかな?
「あ、」
お手洗いに一人の女の子が入ってきた。
「あ……」
佐伯先生と一緒にいた図書委員の一人だった。私の姿を見かけると、彼女はちょっ
と気まずそうな笑みを浮かべた。
「あの、その……」
表情で分かる。たぶん、彼女は……いや、みんな昨夜のことを知っている。
顔から火が出る思いだった。よくよく考えればバレて当たり前だろう。あんなに大きな
声を出していたのだから。うぅ……。
「えっと、その佐伯先生が呼んでたよ」
それだけ言うと彼女は出て行ってしまう。
何と言うか、その非常に気まずかった。
354 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:36:36 ID:HHvnarvy
事態は完全に停滞していた。
外にいる『奴ら』は変わらずそこにいて……むしろ数を増やしていた。
電話は繋がらず、テレビやラジオは耳障りなノイズを放つ。
助けを呼ぶことも、事態を把握することも出来ず完全に行き詰まっていた。
ただ、非常用の食料などはまだまだあったし、電気も水道も通っていた。校舎への
入口も破られた様子はなく、安全がそこにはあった。
私たちには出来ること、為すべきことが何もなかったのだ。
だから……、
「んちゅ、どうかな……」
私は初めてを捧げたあの教室で隆くんといた。
おちんちんを露出した隆くんの前に私はひざまずく。そして、隆くんのおちんちんに舌
を這わしていく。
図書委員の子たちが図書室に消えていった後、手持ちぶさたになった私を隆くんが
誘った。
最初は断ろうと思った。
けど、何もしていないとやっぱりマサくんのことを思い出して寂しくなってしまいそうで
……結局、私は隆くんとすることを選んだ。
隆くんに抱かれている間はマサくんのことを思い出すことはないのだから。
それに……、私自身隆くんとの行為に期待が無かったかと言えば嘘になる。
「気持ちいい?」
喉の奥までくわえ込み、唇をすぼめ動かす。
これは隆くんから教わったことだった。
昨夜、一度挑戦して失敗したことでもあった。だから今は再挑戦。
そして、他に隆くんにはたくさんのえっちなことを教わった。
えっちの仕方だけじゃない、どうすれば男の人が気持ちよくなれるか、どうすれば私
が気持ちよくなれるか……今まで私が生きてきた価値観を変えてしまうほどの強烈な経験をくれた。
355 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:37:36 ID:HHvnarvy
(おちんちん……)
そんな言葉を教えてくれたのも隆くんだった。えっちの時はそう言った方が気持ち良
いって……。
「んああ、ちゅ、んぐ……んっ」
「さくらちゃん、そろそろ」
私の口の中でおちんちんが震える。膣内で何度も感じた射精の前兆だった。
「顔に出すよ」
射精の瞬間、私の口から勢いよくおちんちんが引き抜かれる。
ピュッ
熱いシャワーが降り注いだ。熱くてネバネバしたものが私の顔に降り注ぐ。
「あ……」
顔についた精液に触れる。白くてドロリとしたものが指についた。
「ほら、さくらちゃん」
隆くんが私の顔についた精液をぬぐってくれる……そして、そのネバついた指を私の
口許に差し出した。
「え?」
「舐めてよ」
「…………」
舐める? これを?
驚きで隆くんを見上げるけど、隆くんは笑顔のまま有無を言わさず私の口に精液ま
みれの指を突っ込んだ。
356 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:38:35 ID:HHvnarvy
「うん、気持ち良いよ、さくらちゃん」
隆くんが私の頭を撫でてくれる。それがちょっとこそばゆく嬉しくて、私はおちんちんを
舐める動きを激しくしていった。
「んちゅ、ん、あ、ちゅ。んん」
唾液を塗して何度も何度も唇で擦る。隆くんの先っちょから出た汁と私の唾液が混じ
り合って下品に私の唇から垂れていた。
「ん、んんちゅ」
鼻をつく精液の臭い。でも、この臭い……。
じゅん……と股間が熱くなる。
隆くんのおちんちんを舐めていた時からちょっと濡れていた。そして、この臭いをかい
だ瞬間、もっと熱くなった。
「んん、ちゅ、ちゅ」
気がつけば私は隆くんの指を舐めていた。まるで隆くんのおちんちんを舐めているよ
うに。
「今度する時は口の中に出してあげるよ」
「んちゅ、ん、うん、ちゅ、んん」
上目遣いに隆くんを見上げながら私は指を舐めつづける。精液なんかすっかり飲み
込んでいたけど、私は隆くんを求めるのをやめない。
欲しいの……もっと太いのが……。
一瞬、頭に浮かんだ思考に驚く。私は一体何を考えたんだろう?
「ほら、今度はさくらちゃんの番だね」
隆くんは指を引き抜くと、私を押し倒す。
「あ……」
「今度は俺が舐めてあげるよ」
「…………」
隆くんが私の太ももに手をかけ開いていく。私はそれに抵抗するどころか、自ら足を
開いていく。隆くんに捧げ、隆くんに掘られた場所。
そこは隆くんの視線を感じるだけで熱く疼いていた。
「あぁ……」
熱い……身体が……。
どうしてこんなにしたいんだろうか? 夜もあんなに隆くんとしてたのに……。
隆くんと身体の相性が良い? そんな理由だけじゃない何かがそこにはあった。
でも……そんなことはどうでも良かった。
「あああっ!」
秘所に隆くんの舌が潜り込んでくる。
357 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:39:27 ID:HHvnarvy
隆くんの与えてくれる快感の前には、そんなこと些細な問題だった。むしろずっと熱く
なる身体はずっと隆くんを感じていられる……。
「隆くんっ! 隆くんっ!」
世界が隆くんで染まっていく。今の私には隆くんが全てだった。私たちを取り囲む異
変も、そして時折、胸をよぎる誰かのこともそれは全て……些細なことだった。
「ああああああーーーー!!」
隆くんがクリトリスを舌で転がす。その瞬間、びっくりするくらいの快感が流れた。
何度弄られても、そこは気持ちいい。それに隆くん急に弄るんだもん。
「…………」
ちょっと抗議するような目で隆くんを見ると苦笑を浮かべ、……私にキスをした。恋人
同士が交わすような優しいキス。
でもそれはすぐに熱いキスに変わっていく。
「さくらちゃん……」
隆くんの言葉に私は頷いていた。
私は隆くんに導かれ、絶頂に達していた。
「脱ぎなさい」
唐突にあかねが言った。
3日目の朝である。
剣道場のすぐ隣にある剣道部の部室兼更衣室。雑然と防具やら竹刀の置かれた場
所であった。
「え?」
あかねの言葉の意味が分からず、僕は聞き返した。いや、脱ぐって……。
「服、一昨日から全く着替えてないでしょ」
「そ、そうだけど……」
それで、どうして脱ぐという発想に至るのだろうか?
「せめて下着ぐらい洗濯してあげるから。貸しなさいよ」
「え、遠慮するよ」
「だーめ」
世話焼きというか何と言うか……普通クラスメートの下着を脱がせて洗濯しようとす
るかな?
358 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:40:47 ID:HHvnarvy
「今はもっと他にすることが……」
「ない」
言い切った。
「あの、僕、着替えないんだけど」
「そこに洗濯した剣道着があるでしょ」
部室の隅に綺麗に畳まれた剣道着を指差し、あかねがにじり寄る……ある意味外に
群がる『奴ら』より恐ろしかった。
「うう……」
結局、どうなったかと言うと……、
もちろん、僕があかねに勝てるわけはなかった。
「んー」
袴の下がスースーする。服だけでなく、パンツもシャツも剥ぎ取られた僕は仕方なく
ノーパンで剣道着を着るという格好だ。まさかこんなことになるなんて……。
「あのね、剣道着って本来パンツ履かないものなのよ」
同じく剣道着のあかねが言った。
うん、それは知識としては知っていたけど……剣道部員でもなんでもない僕にとって
はとても違和感がある。
「……あれ、ということはあかねも今」
「何か、言った?」
妙に迫力のある声であかねが言う。
……………………。
…………。
「いえ、ナンデモナイデス」
恐怖に声が片言になる。
……でも……。
「う……」
あかねの姿を見る。
足首あたりまで覆う袴は普段の制服より絶対露出は少ない。だけどその下に何もな
いのだとしたら……意識するなというほうが難しい。
それに……下を履いてないとしたら当然『上』もだろう。ふとしたはずみで開けてしま
いそうな剣道着を見てると……その、うぅ……。
普段だったらここまで気になることはないだろう。だけど二人っきりという状況、『奴
ら』に囲まれるという異常な状況がいつもと違う空気を生んでいる。
気まずくなって僕はあかねから目を逸らす。
すると小さな……どこか嬉しそうな声がかすかに届いた。
「……少しは女の子として見てくれてるのかな……」
う……あのその、あかねさん、そんなセリフは……。
僕は慌てて話題を変えようとした。
「そ、そうだ。外、外の状況はどうなってるかな」
一時間ほど前に外を覗いた時は、変わらず『奴ら』がいて、僕らが逃げる余地は無い
ように見えた。
幸い剣道部の部室にはお菓子やらカロリーメイトやらちょっとした食料があったので
今すぐどうなるということはない。けど、その食料もたかがしれてる、一刻も早い脱出の
必要はあるはずだ。
「ん……変わってないと思うけど」
まぁ……それはそうかもしれない……。
「あ、そうだ」
洗濯物(僕の下着とかに紛れて、何やらカラフルな色合いのものが見えた気がする
が気のせいだ)を抱えながら、あかねが言った。
「屋上、行ってみない?」
359 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:41:37 ID:HHvnarvy
「屋上、ですか?」
隆くんの言葉に私は首を傾げた。
うちの学校の屋上は危険だからという理由で普段閉鎖されていた。
「うん、鍵なら先生に貰ったからさ。行ってみない?」
「え、でもどうしてですか?」
「こんな事態なんだ、ひょっとしたら救助ヘリとか飛んでるんじゃないかなって思って」
「あ、……そうですね」
街が『奴ら』に覆われたと言っても全ての街がそうなったわけじゃないだろう。
救助が来るとすれば、空からヘリコプターというのは充分考えられた。
「だからさ、ほら」
半ば強引に私の手を引いていく。
えっちをする時もそうだけど、彼はちょっと強引だ。だけど、普段なら嫌悪さえするよう
な強引さに……私はどこか安心感を覚えていた。
異常な状況で頼れる存在である隆くんにそんな感情を抱くのか、……それとも別の
理由か……。
「そういうことでしたら……」
私は隆くんと手を繋ぎ屋上に向かう。
手を繋ぎあってる私たちは何だか恋人みたいで……私はどきどき胸を鳴らしていた。
360 :
シュウマツ2:2009/05/22(金) 15:43:59 ID:HHvnarvy
ひとまずは以上になります。
近日中に屋上シーンは投下したいと思います。
失礼いたしました。
リアル久しぶりだなぁ。
あかねルートはあるんでしょうか…。
決戦は屋上か。
楽しみにしてます。
あかねもがっつり寝取られますように。
乙!
ところで、もしかしてメグ姉書いた作者さんですか?
そうみたいだね
GJ!
続きを楽しみにしております。
流れを読まずにうpしまする。
「今度の土曜日 PM2:00に私んちに集合!」
幼馴染からのメールを受け指定の時刻に指定の場所のドアを開けた山崎哲也が見たものは、当の幼馴染が男とセックスしている姿だった。
−−−歪な三角形(トライアングル)−−−
歪な三角形(トライアングル) 2
常夜灯が照らす部屋の中は、薄暗く、二人から出た汗とその他の体液の臭いが淫媚
な空間を醸し出していた。
男も女も哲也がドアを開けたことに気づいたのか気づいていないのか、二人の動きは
一瞬動たりとも止まる事は無い。
女はベッドに仰向けになり、その上から男が覆い被さり そして腰をせわしく動かしている。
「はっ……ん……あぁ……っく……っはぁ」
男の動きに合わせて女の声が漏れてくる。外へ漏れないようにと下唇を噛んでは堪え
きれなくなって吐息と一緒に吐き出される声は湿り気を帯び、その場の空気をより淫靡
なものへと変えていく。
男の腰の動きが徐々に速く、そして激しくなっていく。
「あっ……ん……や……っっうっ……ったぁ…うっ……いぃ……」
と同時に、それに合わせたかのようにおんなの口から洩れる声も段々とに大きく、湿り
気を帯び、そしてその間隔が短く、リズミカルになって行く。
「はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…」
クライマックスが近くなってきたのか、男は女の両膝の裏側に自分の両腕をあてがい、
そのまま女の肩の直ぐ上に両手をついた。
上を向いて露となった女の秘所に、男の肉棒がさっきより激しく往復している。
「はっ、ぁあっ、んっ、っん、……あぁぁぁっ……くっ」
それまで、漏らすまいと必死で閉じていた女の口が大きく開かれた。
薄暗がりの中、眉間に縦じ輪を寄せ、何かを我慢しているような表情を浮かべている
ように見えた。女の絶頂は近い
男が腰を女の股間に突き入れると、女の背中が少し反り返るのが見えた。
はあああああああああああああああああぁっ…」く……をっっ」
同時に絶頂を迎えたのだろう。二人の声がシンクロして重なり、その声の終わりと
共に男は腰の前後動を止めた。体をコンクリートで固められたようにそのままの姿勢
で二人は見つめ合っていた。
時間にしたら2、3秒程だろうか。しかし、その場にいた人にとっては、1分、2分、
或いは半永久に感じられた時間だった。
程なくして、男の腕の戒めが解かれ、女の下半身がゆるりとベッドの上に横たわっていく。
と同時に女の股間から一物がゆっくりと引きだされていく。引き出された男の一物に
かぶせられたゴムには、真っ白な液体が詰まっていた。
女の体が完全にベッドに横たわると、男の体がその上に隙間なく覆い被さり、女の
全身に己が肌を密着させた。
お互いの視線が完全に合わさり、ゆっくりと接近し、二人の唇が合わさっていく。
最初は、ほんの少し触れ合う程度、やがてお互いの舌を絡めあい、唇に吸い付き合う、
濃厚なものに変わっていく。
時折、「チュッ」という音が二人の口元から漏れ、淫靡な空気を一層濃厚なものにしていく。
キスをしながら男の左手は女の右の胸をつかんで揉んでいた。手のひらでゆっくりと
女の乳房を変形させながら、時々人差し指で先端を優しく刺激していく。男の愛撫に
乳首は硬く、ピンと立っていた。
二人のキスはいつまでも続き、終わる気配は全く感じられない。それどころか、この
まま二回戦になだれ込みそうな雰囲気である。。
歪な三角形(トライアングル) 3
その時、明かりが付き部屋が明るくなった。
眩しそうに目を細めて起き上がった二人の目の前に、哲也が立っていた。
「はいはい、お疲れお疲れ。もう、いつまでもそんな事やってると、あっという間に
日が暮れるよ。とにかく、先ず汗拭いて」
そう言うと何処から出してきたのか、両手に持っていたバスタオルを二人に投げて
よこした。
全裸でベッドに並んで座る二人は、慌てて服を着るでもなく、又二人の秘め事に
割り込んできた哲也に怒る様子もない。
それどころか、女の方はにっこり笑って
「さんきゅ。相変わらず気が利くねぇ」
などと言っている。
男の方は、黙々と汗を拭いていた。
「あー、哲っちゃん悪い。私のパンツとってくんない?何か見当たらないの」
タオルを渡して、先ほど居たクッションの処に戻り、座ろうとしていた哲也に
女……麻生瑞希が声をかけた。
その言葉に面倒くさそうに立ち上がった哲也の顔に、途惑いや怒り、悲しみの表情は無い。
立ち上がって箪笥の方を向くと、哲也は躊躇することなく一番上の引出しを開けた。
そこには女性物の下着が綺麗に畳まれて収納されている。
「どれにするの?」
「んーと、白で刺繍とかレースとか入ってない普通のやつ」
「これで、いい?」
哲也が手にした下着を見て、女が答える。
「うん、それでいい……あぁ、ごめん。ブラも取ってくれる?パンツがそれなら、
お揃いのやつがあるはずだから」
「そんなら、最初からそう言ってよね。二度手間になるじゃないか」
哲也は、ぶつくさ言いながら先ほど女のショーツを取り出した引出しを開け、ショーツと
お揃いのブラジャーを探して見つけると、瑞希に手渡した」
「はいよ」
「えへへ、さんきゅ」
ちょっと怒ったようにブラジャーを差し出す哲也。それをちょいとばつが悪そうな笑顔で
片手で拝んでから受け取る瑞希。
そのやり取りは、まるでいつも日常的に行われているかのような光景だった。
今 女は全裸である。哲也の目には乳首が上を向いた ちょうど手のひらにすっぽり
収まる大きさの形の良い胸も、先ほど男の物が行き来したはずの下半身の黒い繁みも
はっきりと映っている。
けれど、女の方にはそれに動じる様子はなかった。渡されたバスタオルで体を巻くこと
はおろか、手で前を隠して恥じらいの表情を浮かべることすら見せていない。
そして哲也の表情も全く変わりは無かった。
歪な三角形(トライアングル) 4
あー!、武士何やってるんだよ」
突然、大きな声を上げた哲也の視線先では、男……源 武士(みなもと たけし)が
何かをくずかごに捨てようとしていた。
急いで武士のもとに駆け寄って手からその何かをもぎ取る。それは、先ほどまで
武士が身に付けていたコンドームだった。
中には武士が発した白い粘液が詰まっており、その先は液が漏れないように
しっかりと縛ってある。
「いちいち細かいやつだな」
武士が不満顔で文句を言う。
「そういう問題じゃないだろ? 大体、もしこんなのが瑞希の親にみつかったら、
どうすんのさ?」
そう言って哲也がポケットから取り出したビニール袋は、2枚重ねの上さらにその内側
に新聞紙が敷かれている。
「随分と用意がいいじゃねぇか」
「いつもの事だしね、もう慣れてるよ。 いや、大体……」
「解ってる解ってる。すまんすまん、お前にはいつも手間ばっかりかけさせて、」
お説教モードに入ろうとしている哲也の出鼻を挫くかのように、哲也の肩をポンポンと
軽く叩き、武士は窓に向かって行く。
「着替え終わったか?そろそろ開けるぞー」
「うん、いいよー」
瑞希が返事をすると同時に、哲也が部屋の電気を消し、武士が窓のカーテンを開け、
雨戸を開けた。
一瞬真っ暗になった部屋には 次の瞬間、外から眩しいほど初夏の光が注ぎ込まれてくる。
「「「フー」」」
外の光に目を細め、新鮮な空気に一息つく3人の動作は笑えるほどぴたりとシンクロしていた。
「よーし、それじゃあ出かけるとするか」
「えー、ちょっとまってよ。私、まだメイク何もしてない」
「何だよ遅せーな。メイクなんてそんなもん、しなくて……ウッ」
いいだろ? と文句を言おうとした武士のわき腹に哲也が肘を突き立て、怖い顔で睨んでいた。
「わかった。下でまってるよ」
そう言って哲也は武士の腕を掴むと、武士を引き摺って強引に部屋を出た。
歪な三角形(トライアングル) 5
家の外で二人は麻生瑞希が出てくるのを待っていた。
二人の表情は、あまりよろしくない。一人は少々苛ついた表情で時計と玄関のドアを
交互に見やり、もう一人はそんな男のしぐさを厳しい眼差しで睨んでいる。
一人が声を掛けた。
「あの……さぁ、武士」
「何だよ」
「瑞希、女の子なんだから、もうちょっと気遣ってあげたら……」
「なんだよ、俺が何の気遣いもしてないような言い方じゃねぇか」
「だって、そうだろ。女の子の身だしなみに時間がかかるなんて事、普通じゃないか」
「そらそうだけど、別に今日は必要ないだろ?」
「それは違うよ。いくら僕らが身内だからって、女の子はそうはいかない……」
「いや、俺が言いたいのは、そんな瑞希はそんなメイクなんてしなくても……」
と言いかけて、武士は人の気配を感じてやめた。いつの間にか瑞希がすぐ傍に
立っていた。
「なになに〜?私はメイクしなくても、何だってぇ〜?」
顔には満面の笑みが浮かんでいる。
「い……いや、何でもない。な?」
想定外の事態に泡食った武士が、哲也に瑞希への対応を投げる。哲也は
いたずらっ子のような表情で受け、そっと瑞希に耳打ちした。途端に瑞希の笑顔も
いたずらっ子のそれに変る。
「あ、お前ら、また俺の事好き放題に言ってるな? 何言ったんだよ。おい、こら」
「何でもありませんよー」
顔を真っ赤にして突っ込もうとする武士を笑顔でいなし、その左腕に己が右腕を絡ませる。
と同時に空いている左腕を哲也の右腕に絡ませた。
「さ、行こう。早くしないと時間がなくなっちゃう」
瑞希の言葉を合図に、三人が歩き出した。
二人の男の間に挟まって、両方と腕を組む瑞希。傍から見れば奇妙に見えるその光景も、
三人には何の違和感も感じているようには見られない。
「今日は何処へ行く?」
「やっぱり、3人でなら、カラオケよね!」
「えー?先週行ったばっかりじゃん?」
「だから何?楽しいんだから……
楽しそうな表情と弾むように繰り出されていく声を残して、3人は街へと消えていった。
一応、続く。
これは寝取り寝取られというより、女の子をシェアしてるとか、男が寝取らせしてるか、役割分担してるか、逆ハーレムみたいな感じかな。
もう少し相関関係を出してくれないと、このスレ向きの題材かの判断は出来ないね。
寝取られっぽい男がショック受けない展開は残念だ
いやいや、これからこれから
紅補完マダー?
メール受け取った男が自分と同じ名前で鬱勃起した
wktkして読み進めてったら、意外とリア充っぽくて違う意味で鬱勃起した
続きが楽しみだね〜
人妻が夫より若くて良い男(娘の家庭教師とか)に寝取られるってのが好きなんだが、
それってただの人妻好きなのかなー…
このスレの傾向とちょっと違うかな、と保管庫を読んでいて思った。
夫側視点で楽しんでるなら寝取られ、間男側なら寝取り志向だろうな
>>379 喪失感や征服感と関係なさそうだから、堕ちる女が好き とかじゃないか
妻視点の物語を読みながらでも、旦那に感情移入すれば寝取られ感は味わえるよ。
382 :
紅書いた人:2009/05/29(金) 19:06:48 ID:Jsxiy9Wt
>>374 こういう事聞くのは本来反則かもしれないけど、どんなのが好みですか?
補完と言っても、あれで完結したつもりなんでどんな事を書けばいいものか。
新しいのを書いて欲しい。
>>382 374じゃないけどちょっとだけ。
前回の作品素晴らしかったです。
どうせ書くなら、別ルートはどうですかね。
原作だと、ハッピーエンド後のヒロインは普通の小学校に通ってる。
なので、小学校低学年で、性的にまったく無知という点を活用して、
鬼畜な教師に嘘の性教育を施され、知らずうちに調教されていくとかさ。
体は快楽に落ちても、主人公に対する愛情はそのままとかでも面白いんじゃないかな。
以上、願望でした。
九鳳院に消されるぞ
愛情はそのままってどんなガッカリだよ
まあ、寝取られ的には、心まで寝取られた方が燃えるわな。
心まで、より心からの方が良いかな
快楽じゃなくて心で寝取られてほしい
まあその場合SSを書こうとしたら結構な量になると思うけど
個人的には、快楽+心理的な懐柔がいいなあ。
主人公と両思いのロリお嬢さまが、学校内で、教師に密かに調教されちゃうってのは好みのシチュだ。
同意
>>388 快楽を用いないで心で寝取られるって、難しそう…。
>>382 前の寝取られ作品は二つともよかったよ
しっかりねっとり書かれてるし
アナルにこだわりがあるとこもいい
気位の高い幼女が落とされるのは大好物なので
もし紅ものの別バージョンを書いてくれるなら嬉しいね
気位の高い幼女って一体w
>>392 そこらへんが和姦系の難しいとこだね
下手するとただのビッチになるし
長すぎると敬遠されるだろうから
そのせいで数が少ないのだろうね
>>394 言いたいことは解るがものすごく俺の趣味だな>気位の高い幼女
ローゼンの真紅とかか
あるいはハヤテのごとくの
俺も好きだ>気位の高い幼女
ロリ自体が性の対象じゃないからな〜
その上寝取られとはハードル高いわ
400
乙です!・・・って向こうで言った方がいいのかなw
少子化対策として日本は一夫多妻制になり主人公は何の苦労もせずハーレム状態に
って設定の漫画かラノベか忘れたがそんなのがあったんだけど
人口比率は男>女だから一夫多妻ではあまる男が増えると思うんだ
で、考えたのが↓
多夫一妻法案というもので、それは女性側のみの重婚を認めるだけではなく
ある程度裕福な家庭の妻と30歳以上の恋愛結婚を望めそうにもない男を強制的に結婚させる法案でもあった。
そして僕の妻にも縁談が来た。
会社から帰ると、妻が電気も点けず、リビングのソファに座り込んでいた。
「夏実…どうしたんだ?」
僕が驚いて尋ねると、妻はゆっくりと僕を見上げた。
「…あなた……」
ただ事ではない妻の様子に、僕の不安が増幅する。
「どうしたんだ?」
再度尋ねながら、僕は出来るだけ平静を装い、妻の隣に腰かけた。
「…縁談が……」
「え?」
「…厚生福祉省から…縁談の通知が……」
妻は手にした封筒を、僕に震えながら差し出した。
↓
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リレーじゃないよね?
このまま書いておくれ
リレーです
誰か
>>310をWikiに更新するか最うpしてくれ
おまえは超ド級のfushianasanだな
>>408 wikiにある「オリ寝取られ / その2」がそれだが?
桃肉屋が閉鎖されとる・・・
414 :
404:2009/06/09(火) 17:21:38 ID:+pZsTb88
「…なっ…」
僕は、絶句してしまっていた。
厚生福祉省からの縁談通知。
それが何を示すものかは、説明などなくても分かり過ぎるほどに知っている。
僕は、血の気が引いていくのを感じながら、妻からその封筒を受け取った。
震え始めた手で、文書を取り出す。そして中身を見る…。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
文書番号厚福331-1045号
椎名夏実様
少子化対策における一夫多妻制事業(縁談事業)召集のご通知
厚生福祉大臣 印
謹啓 貴殿におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、我が国の出生率低下に伴う国民力減退の防止に向けて、本省では………
■召集場所:××年7月20日(土)
■召集場所:厚生福祉省 縁談事業推進部 (本省999号室)
■召集期間:招集日より、縁談相手との期間婚姻によるご本人の出産日まで
なお、正当な理由(本人の死亡か医師の診断書に基づく1年以上の入院等)なく召集に
応じない場合、10年以上20年以下の禁固刑に処されますので、ご注意ください。
<本件に関する問い合わせ先>
厚生福祉省 縁談事業推進課 Tel:03-xxx-xxxx
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
415 :
404:2009/06/09(火) 17:23:11 ID:+pZsTb88
だが多分続かないw
多夫一妻……
男側の設定にもよるが、嫌がる男女スレの方があいそうな気がせんでもない。
清楚だった妻がビッチ化し、
夫を「最初に夫にした男」としか見なくなり
「一番愛する夫」とのセックスを見せ付け
女王然とする妄想がきた
ビッチ化は極端すぎるから「多夫一妻が当たり前」という認識を持ってしまったという事にすれば?
媚びを売るような展開も好きだが女王化もいいと思うよ
ビッチとか女王化よりも妻には精神的には嫌がってほしいな。
第二結婚式を挙げてから一週間後、やつれた顔の妻が帰ってきた。
どうしたのって聞くと、妻は半泣きになりながらもこれまでの出来事を語り始めた。
第二結婚式の後、第二初夜を迎えたが相手は35迄童貞のエロゲマニア
何もできない第二主人に厚労省から渡されたマニュアル通り筆おろしをさせられた。
それから一週間、第二主人はエロゲで得た知識をもとに数々の変態プレーを強要してきた。
裸エプロン、アナルバージン喪失、浣腸プレー、青姦等など聞くもおぞましいプレーの数々。
どうして抵抗しなかったって聞くと、
性の不一致による第二以下の主人との離婚は自分だけでなく第一主人も懲役刑の対象になると妻が答えた。
まあ義務は果たしたのだし、悪い夢だったと思って忘れようというと、
もし来月の検査で妊娠が確認されないと、もう一度第二主人の所に行かなければならない。
もし妊娠していたら、戸籍上の夫婦であるあなたと私に扶養義務が…
少子化対策がベースなんだから、アナルは懲役刑にならんのか?
つうか別々に暮らすより一緒の方が良いでしょ
最初の旦那が損ばっかりする法律だな。
結果、誰も結婚なんてしたがらなくなって、法律自体が破綻するだろ。
つーかコレ、仮に最初の旦那が離婚して、その後妻と再婚した場合は戸籍上の夫が入れ替わるのか?
第二主人が繰り上げで第一主人になるとかで。
何か男同士が第一主人の座を譲り合う椅子取りゲームみたいになる希ガス。
そういった懲役刑とかは、蛇足も良いとこだから
二人目の旦那は、求職中や自宅療養とかで家にいて妻と長く接している内に
自然に心が移っていくほうがいいな
出産した時点で
その父親が正式な夫となり
他は強制離婚となる。
あえて出産しないで
逆ハーレムの女主人するもありでどうか。
>>427 少子化対策だから強制離婚はないんじゃない?
一人分ではキツイが複数人の稼ぎでなら多くの子を産んで
育てられるのがその制度のウリの一つだと思う。政策的に考えて
で、命中するのは自分以外の夫
現実的に考えれば女が余ってしまい
重婚の必要性が出てくるので少子化対策の件のリアリティは
考えないほうがいいかも
単純に産ませるだけなら一夫多妻で
子供や妻一人につきいくらとかの手当をつければいいわけだ
そういう文化が成り立つ世界ならば、NTRで苦しむような精神性も薄れてきてしまうんじゃないだろうか。
理想の彼女、みたいなの他にありませんか?
みたいなのはもう書かないんですか?って作者に言えばいんじゃね
>>411 奴はエロSS満載のメモリスティックどっかに落とした
とか書いてたから今頃アウアウなんじゃね?
>>431 掲示板見たら解るだろうけど、もう書かないだろ。書いてくれたら嬉しいが
最近見た漫画に書いてあったんだが、近代フランスでは富裕層が貴族層に
食い込む為に政略結婚が日常茶飯事で、同時に女性が精神の自由を求めて
愛人を持つのは常識だったとか。
これが本当なら、ほど良いNTR文化と言えるのではないだろうか。
愛人の前で嫌がる妻とセックルしてみせるデブ貴族とか絶対いただろうな。
絹の靴下に詰まったうんこと呼ばれたシャルル・モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール先生の事を調べるといいよ
妻が実は現役AV女優でした
という設定は寝取られ?
愛人とかではなく男優としかやってない場合だけど
厳密な定義なんてないんで、その質問はアンケートにしかならんな。
俺なら、まぁそうだな。
男優とヤリながら旦那を小馬鹿にしてたり、
旦那よりイイとか演技でなく言ってたら、寝取られだと思うかもな。
単に金目当てとかなら、そうは思わないかな。
借金のために風俗で働く奥さんは多そうだけど。
でも、内情を考えるとしんみりするよな……。
まあそれが良いんだけどね
借金のためにいやいややってるんだけど
客に対しては笑顔を向けるとかそれだけでちんこ勃つじゃんよ
でも、それはNTRでチンコ勃ててるわけじゃないと思うの
>>440 こーゆーのメチャクチャ興奮するんだがジャンル的には何と言うんだろう
確かにNTRとは微妙に異なるような…
寝取り男の借金のためにやってて寝取られ男が苦悩すると更にメシウマなんだが
>>442 綺羅とかによくあるシチュだけど、
ヒロイン「売春は嫌だけど、寝取り男のためには仕方がない」
寝取り男「良い金づる」
寝取られ男「騙されてる、救わねば」
ていう関係は結構いいよね。
ヒロイン→寝取り男への感情は、脅迫、恋愛、肉欲といろいろあるけど。
金や愛、快楽のためではなく
AV女優や風俗嬢といった仕事が楽しい、誇りを持っている
そんな感じのが良いんだが
それもう寝取られでもなんでもないじゃん…
恋愛系の心の動きと競合しないところにそっち向けの感情体系成立させちゃってるのでは寝取られは無いよなあ。
競合してこっちが弾かれてしまうからこそなのに。
無理やりだが、
女優やアイドルがキスシーンや濡場を演じるのを、旦那や彼氏目線でうまく描ければ成立するかも。
心配する旦那に、前ばりもニップレスもするし下着の中に手を入れない演出だから大丈夫よっていう嫁とか
軽いキスシーンときいていたのにドラマ見ていたら糸引くぐらい濃厚なキスだったとか、その辺で嫉妬とか葛藤を描けたら。
>>444望むのとは違う気もするが…
娼婦は娼婦でスレがあるんだから、何も無理してNTRにする必要はない
そうか?
サキュヴァスみたいに
もはや婚約者としてではなく
ただの客としてしかみられていないことを
思いしらされるみたいなのは
いいものだと思うが。
サキュバスはよかったなぁ。
凌辱や不倫が規制されたら、NTRエロゲは絶滅だなぁ。
現実の陵辱や不倫行為が死刑じゃないのに、架空の話を流通させるのが死刑同然とか酷すぎるぜ
ナチスの頽廃芸術狩りを髣髴とさせるとか言って世論に訴えるとか
ユダヤ人をガス室に送り込んだようにエロゲ会社も潰す気かとかって
不倫規制は人妻モノでなければOK
一時期、近親相姦物の注釈に
※この兄妹は互いに父親、母親の連れ子であり血はつながっていません。
て、いれて逃げていたみたいに、
※このカップルは内縁関係にあり籍を入れていないので互いにフリーです。
で誤魔化すわけにはいかないのかなあ。
内縁関係でも貞操義務は発生する
そんときゃ
女側の言い分が、
「内縁?たしかに同棲してたけど
子供とかいたわけじゃないし〜」
で逃げられないか?
たしか、何年か一緒に住んでるとかいう事実があれば、
浮気されて別れる時は、慰謝料請求とかはできたと思う。
>>457 逃げられることもあるだろうし逃げられないこともあるだろうね
本人たちの意思とか、家計を共同してたかとか、同棲してたかとか、子供の有無とか
いろいろひっくるめて裁判官がフィーリングで決める
スレチすまん
>>458 婚姻扶養義務の侵害だったか
夫に妻が扶養されているべき期間に
愛人が夫に扶養されていた分を慰謝料(カネで)取り返せるヤツな
共同生活二年未満は同棲、以上は内縁みたいだな。
なら十分ゲームにできそうではないか?
凌辱以外も大幅規制って話しもあるから今の議論自体無駄になる可能性もあるな
もう、これで
「合体」
「奥さんと上司が合体したようです」
ただ、ただ、エロシーンが文字一行だけで表現されます。
それとなく言葉を濁すってこと?
ってかこれスレチじゃね?
>>427 逆ハーレムの主人公は汚いキチガイビッチと思うのに
逆は正義と思うよな
まあ逆ハーレムだと
避妊に気をつけない限り
誰が父親かわからないんで
現実的じゃないんだよね。
お気に入りランク1だけ生で可能とか。
>>466 重要なのは母親のみで父親は問題じゃないと思う
母系か父系か双系かで種が誰かなんて問題の扱いが変わるしな
逆ハーレムな時点で母系社会か
夫婦(?)の立場が
女>男
だと思うんだが
もう完全にスレちっぽいけど、逆ハーの女主人公的には、どの男の子供でもいいんじゃね。
「わたしのこどもだから、みんな可愛がってね!」と、父親が誰かはどうでもいい的な展開に
はいはい。ということで、この企画は失敗。この話はここまで。
さあ次いってみよー!
↓
俺のちんこが着脱可能なのは周知の事実だ。
夏の暑い盛りに陰嚢が蒸れて仕方の無い男子諸君には羨ましい話だろう。
実際、体育の授業の際、俺は100均で買ったソフトケースの中にちんこを収納し、鞄に仕舞っておく。
それがいけなかった。
汗をだくだく流しながら、冷房の利いた教室へ足早に戻り、タオルを取り出す。
体の汗を拭きとる最中、下半身の喪失感に思い当たり、鞄からソフトケースを取り出したのだが――あれ?
えらく軽い。まるで何も入ってないかの様に。
厭な予感がふつふつとわき上がり、恐る恐るケースを開いてみると……
案の定、俺の長年のパートナーが消えうせていた。
どこかに置き忘れた? いや、そんな筈は無い。
確かに授業前に、丁重に取り外したのを覚えている。
すると、誰かが持っていったのだろうか。
俺のちんこが取り外し可能な事を知っている人なんて腐るほどいる。
男子はおろか、女子にすら知られているのだ。
修学旅行の時にネタとして公開した際、真剣に引かれたので、それ以後は話題に上らせないようにしているけれど。
知らず知らずの内に、親指の爪を噛みしめていた。
焦燥感。喪失感。そして、怒りがわく。
誰だ。誰がこんなひどい事を!
懊悩する俺の肩を誰かがぽんと叩いた。
「お悩みの様だね」
「深海……」
細波深海。クラスメイトで割合仲の良い女子だ。
彼女は、俺のちんこ着脱ショーにも臆すること無く、まじまじと見つめる程に豪胆な女である。正直、すごい恥ずかしかったのだが。
「財布でも取られたの?」
「違う。違うんだ。取られたのは――ちんこ、だ」
「!」
深海の目が大きく見開かれる。
どうNTRに繋がるか想像もできんが、つC
ちんこ寝取られとは新しいな
深海に事情を説明すると、気難しい表情を見せながら、腕組みをする。
「どこかに置き忘れた、という事はないの?」
「無い。基本的に学校では、体育の授業以外で取り外したりしない」
「鞄に入れたのは確か?」
「ああ。間違いない。今日は特に暑かったから、弁当箱の袋に入れていた保冷材を載せていたからな」
一汗かいた後のひんやりとしたちんこは、何よりの清涼剤なのだ。
「じゃあ、やはり盗まれたとしか考えられないね」
「ちくしょう。一体どこのどいつが俺のちんこを……」
苛立ちのあまり、俺は自分の机を叩いた。
「犯人に心当たりはあるの?」
「いや……」
首を振る。そもそも、俺のちんこなんて盗んで誰が特をするんだ。
可能性その一。女子が盗んだ。
男性的な快楽を体験しようと、着脱可能である俺のちんこに目を付けた。
もっとも、他人が俺のちんこを付けた所で、正常に機能が作用するのだろうか、という疑問はさておき。
有りえない話ではない。
可能性その二。自分のちんこに自身の無い男子が、俺のちんこを盗んだ。
自慢に聞こえたら悪いが、俺のちんこはそんじゃそこらの並のちんことは違う。
屹立すれば、黒光りした全長28cmの弓長な大砲がお出ましになる(ただし未使用である)
日本人は平均的にちんこの長さが欧米と比較すれば小さい。コンプレックスを持っている輩はいくらでもいるだろう。
これも十分にあり得る話だ。
可能性その三。俺を困らせる為だけに盗んだ。
苛めである。俺は波風立たぬ様学生生活を過ごしてきたつもりだったが、人から恨まれたり妬まれたりされるのは正直へこむ。
……様々な可能性を頭に列挙してみたものの、どれもこれも、犯人を特定するには至らない。
誰が犯人であってもおかしくない状況だ。
「どうしよう……」
「とりあえず先生に相談してみたら」
俺は終礼のホームルームの光景を思い浮かべる。
クラスメイトが揃った時点で、担任の教師がおもむろに切りだす。
「ちんこが盗まれた」と
「正直に名乗り出ろ」と
名乗り出るわけがない。犯人も俺も立ち直れない。
「教師に納得いく説明が出来そうにない」
「それはそうだよね――とりあえず、教室を留守にしている間の時間帯に居た人を探してみようよ」
聞き込み捜査。事件の初動の基本だ。
ところで一つ聞くけど
お前らって寝取られ願望があるのか
寝取られというジャンルが好きなのかどっち?
>>476 ツヅキキター!
どんな展開をみせるのか期待
自分のチンコに自信ない男子も取り外し可能なのか
それともまさかチンコ二刀流・・・
>>477 ジャンル。サークルの宅飲みで、ずっと気になってた女の子のエロ話で死ぬほど興奮してから目覚めた
「3ヶ月前まで経験無かったけど、今は口でするのは自信ある」とか童貞に聞かせるな
>>477 リアル寝取られの9割以上がただの浮気、
そのうえ寝取られ発覚、関係アボーン、真相不明が殆んど。
ジャンルとしての寝取られは、脅迫、強姦、催眠、金銭、肉欲等々、
ヒロイン側の事情が描かれるところがファンタジー。
>>479 がんばって彼女作れば、彼女以外の気になる女の子(仲良し、可愛い、性格いい等)の
その手の話はいいオカズになるよ。
極端な話、コンビニで知らない男とビール買っているところを目撃とか、
普段校門を出たら左の駅に向かうのに右の学生寮側に曲がるだけでも脳内妄想ができる。
ただの浮気こそが標準であり至高の寝取られだな
>>481 ただSSにすると、ビッチだなんだと受けが悪いんだ。
合コンで盛り上がりまくってメルアド交換して1回デートしたら強引に誘われて断りきれずにとか
居酒屋で話し込んでいたら午前様になって、手出さない約束でラブホ行ったけど…
こういうリアルにありがちなパターンは。
だからいろいろ理由づけしてしまう、そこがリアルとの違いだな。
なんとなくとか雰囲気でが、現実の方があって非現実の方がありえない(笑
現実で完膚なきまでに寝取られされたい人いる?
自分の彼女や妻がもう一生戻ってこない位の
そんな人はスレ違い
リアルな体験談的なスレやサイトにいるよ
某シチュスレでも、すぐにリアルに置き換えて質問する奴と律儀に答えてる奴がいたな…
恐るべし痛さでしたわ
>>483 リアルでそういう願望があるヤツは、それは相当なドMだな。
俺はゴメンだ。寝取るのはいいが、完全にモノにしても、長い目で見ればウザいだけだし。
瞳はサッカーが好きだった。
小学校時代から続けているサッカーでは男をも凌駕する実力だと評判だ。
そして運動神経に秀でるだけでなく器量もいい。
そもそも俺が瞳を気にかけ始めたのは、連れがする彼女の噂を聞いてのことだ。
連れにそそのかされて一目見たとき、ああなるほど、と思った。
ウェアに包まれた華奢な体つき、ハーフパンツから伸びる健康的な脚。
走るたび揺れる艶々の黒髪からはいかにも良い匂いがしそうだ。
印象深いのは、俺たちが瞳を見ている時、同じようにフェンス越しに他校の奴が覗いていた事だった。
わざわざ他所から覗きが来るぐらいには、器量の良さが知れていたという事だろう。
本来、俺がそんなタイプの女子と親密になる事はありえなかった。
俺はクラブ活動など全くしない帰宅部だったからだ。
瞳との接点といえば、同じ高校という以外はスポーツ観戦が趣味であること、しかない。
俺は自分ではスポーツをしないが、応援するのは好きだった。
特にサッカーとバスケは毎週関連雑誌を買い漁るほどだ。
そして瞳もやはりサッカー好き。
俺の高校の男子サッカー部が県大会に進出したとき、たまたま隣り合わせた俺達は声が枯れるほどの声援を送った。
結果はウチの惨敗だったが、俺と瞳はいつのまにか意気投合し、お茶するようになり、そして交際を始めた。
瞳と付き合うようになって、意外な事実がわかった。
彼女の弟が現在サッカーのジュニアユースでプロ入りを目指していること。
そしてその弟にサッカーを教えたのは瞳であること。
「女の子はプロ行くのは厳しいからね。私のはあくまで趣味。」
瞳はいつかそんな風に笑った。
だが彼女のサッカー熱を知る身としては、何とも心苦しい話だ。
瞳とのデートは、スポーツという共通の話題があるため会話には事欠かない。
選手について、歴史的な名試合について、話し始めれば何時間でも語り明かせた。
瞳ほど話していて楽しい相手は男でもいなかった。
それはきっと、瞳が話上手であるとともに聞き上手であるからだ。
美人とあって人と話し慣れているのだろう。
おまけに近くで見ると本当に凄い体をしている。
夢中で話しながらもミニスカートから覗く脚につい目が行ってしまう。
「もう、敬ちゃんまたやーらしい目で脚見てる!次でレッドカード、パフェ奢りね!」
敬ちゃんとは俺のことだ。
瞳はいつだって目敏く俺の下心を見透かし、けらけらと笑いながら俺をからかった。
瞳は性に対して奥手だ。
基本的にはおおらかで、たとえシャワーを浴びた後の無防備な姿を俺に見られても、まぁそこまで騒ぐことはしない。
だがデートの帰り道、公園でそういった雰囲気になると急に黙りこくってしまう。
俺も押しが弱く、彼女に悪い気がしてなかなかその一線を越えられない。
今時信じられるだろうか?
俺が瞳と初めて身体を重ねたのは、彼女と付き合い始めてから丸1年、お互いが高校を卒業してからだった。
「ねぇ、もうちょっとだけ暗くして。……恥ずかしい……」
初めての夜、ホテルの寝台に横になり、瞳はそう囁いてきた。
「何でだよ、こんなに綺麗なカラダしてんのに。…手入れもちゃんとしてあるしさ」
俺は笑いながら彼女の腹部を撫で下ろし、綺麗に整えられた若草をくすぐる。
今日俺とすると決意して、家で処理してきたのだろう。
俺はそれが嬉しかった。改めて瞳が俺の彼女なんだと実感できたからだ。
「っ!!い、いきなり下の毛の話なんて………ええい、あっち向け!向け!!」
「お、おい、なんだよ!」
瞳は解りやすいほど顔を赤らめ、俺を蹴りはじめる。細い足だがこれが痛い。
「…ったく…」
俺が仕方なく背を向けると、何やらシーツの擦れる音がする。
そして直後、俺の背中に二つ、ひどく柔らかな物体が圧し掛かってきた。
何か?考えるまでもない、乳房だ。今まで何度も夢想した瞳の乳房。
思っていたより遥かに柔らかい感触はまさに肉だ。
抱きつかれている。あの瞳に、後ろから。
しかもただ抱きつくだけではない。
すでに全裸の俺の背中に顔を埋め、深呼吸を繰り返している。
「鼻息くすぐったいぞ、変態」
「うるさい、真性変態」
瞳の腕が俺の腰の前に回され、この状況で一気に硬さを増した逸物に触れる。
「……硬い…興奮してるんだ」
瞳の指がそれを扱いた。
「当たり前だろ。どんだけ待ったと思ってる」
俺は憮然とした表情を装い、瞳の指の中で逸物を跳ねさせた。瞳がくすりと笑う。
「ごめんね……敬ちゃんの気持ちにはずっと前から気付いてた。
…この人にならいいかなって、何度も、何度も思った。
でも怖かったの。色んな男の子見てきて、私を幸せにしてくれる人が解らなくなって。
結局身体に飽きたら捨てられるんじゃないかなって…心配だった」
瞳がより強く俺を抱く。
「だから、丸1年…男の人が愛想を尽かすって言う期間を過ぎて、
その時まだ私たちが付き合ってたら、今度こそ初めてを貰ってもらおうって…」
「…………」
俺は黙って瞳の話に聞き入った。
ここで気の利いた一言でも言うべきか、否か、それが解らない。
俺にとっては瞳が初めての女性なんだから。
ただ、ここは沈黙でよかったらしい。
瞳は言いたい事を言って満足そうに息を吐き、また吸い込んだ。
どうも俺などの匂いを胸に溜め込んでいるらしい。
「だから今、すごく幸せ。サッカーのこと含めて私を理解してくれる敬ちゃんと居て……
敬ちゃんの匂いに包まれて、すっっごく幸せ。
……ああもう、なんか上手く言えないや」
瞳はそう囁きながらぐりぐりと髪を押し付けてくる。
なんと愛らしい事だろう。
「…心配すんな、言いたいことは痛いほど伝わってる。
俺も今、お前とおんなじだけ幸せだよ」
俺はそう言いながら手を後ろに伸ばし、瞳の脚の間に差し入れた。
一瞬瞳の腿がびくりと震えるが、やがてゆっくりと力を抜く。
濡れていた。暖かい潤みからは、幸せだという彼女の言葉を裏付けるかのように蜜が零れていた。
そして俺自身もまた、幸せではち切れそうな逸物から先走りを垂らしている。
「……好きだよ、敬ちゃん」
「……お、俺だって」
ぎこちない告白の後、俺と瞳は改めて向かい合い、キスをして、
初めて深く身体を重ねた。
・・・・それからさらに2年が経ち、俺たちが大学生になった時だ。
あの忌々しい事件が起きたのは。
※
その年に開催されたワールドカップ決勝戦の応援のため、俺たちは海外に飛んでいた。
何としても日本が戦っている現地で応援をしたかったのだ。
何しろそのワールドカップには、あの瞳の弟が選ばれていたのだから。
大会会場にほど近いホテルには、俺たちと同じような日本人客がかなりいた。
そして当然ながら、決勝相手国の人間も。
「あの子……だいじょうぶかな」
祈るように手を合わせる瞳。俺はその細い肩を抱きしめる。
独特の緊張感の中、いよいよ決勝戦は始まった。
試合は接線、どちらも点を入れられないまま膠着が続き、後半7分、ついに日本が待望のゴールを決める。
決めたのはベテランの選手だが、サポートしたのは瞳の弟だ。
「よし!!」
俺と瞳は思わず立ち上がり、そのまま試合の行方を追う。
そして俺たちが目を見開いて見守る中、ついにその僅かな点差は守りきられた。
日本の勝利だ。
「やったー!やったよ、勝ったぁ!!」
瞳が俺に抱きつき、俺も瞳を抱きしめる。その俺たちの声に倣うように、一斉に日本ファンの歓声が沸き起こった。
万歳三唱だ。俺たちは幸せの只中にいた。
…そう、俺たちは全く気がついていなかった。この場には対戦相手の国の者も居たことを。
そしてその者たちが、自国が負けたことと勝利国の歓声を前にして、憤怒の形相を浮かべていた事を。
だが俺たちは悪かったか?そんなことはない。母国が勝って嬉しくない筈がない。
相手の国だって、自分の所が勝ったら何を置いても喜んだだろう。
だからあの行動は横暴だ。
VTR内の弟を労う瞳をいきなり押さえつけ、無理矢理『自分達の部屋に引きずり込んだ』奴らの行動は。
「おい、開けろ!!瞳を返せ!!!」
俺は奴らの泊まっている一室の扉を激しく叩いた。
俺だけではない、日本人全員が瞳が連れ込まれたことの異常性に気付いて集まっている。
だが正直どうしようもなかった。
部屋には内側から鍵がかけられ、マスターキーは暴動のドサクサに紛れて奪われ、持ち込まれた。
テロを想定に入れた頑丈な造りであるため、扉を体当たりで開けることも不可能だ。
「くそっ!どうすりゃあいいんだよ!!!」
俺は床にへたり込んだ。
部屋は完全防音になっており、中からは何の音も聞こえてこない。それがまた不安を煽る。
もしかすると、もうすでに瞳は……。
そんな不吉な予感は、ホテルの支配人が「警察が来るまでの様子見」として見せてきた監視カメラによって、
醜悪な形で再現されることとなる。
続く
続きに期待したいが
日本が決勝まで行くってのに違和感がなぁ・・・
まあテイクオフシュートとかファントムドリブルとかワンツーカウンターとか
雷獣シュートとかスカイラブハリケーンとか出来る世界だと思えば良いか
>451、昼ドラマもなwww
おお、久々の期待作ktkr
続きがすごい楽しみだ。
映像が映し出される。
広いホテルの部屋を真上から撮ったもので、まずは何人もの男の頭が映る。
その連中が全員裸であることに、俺はまずショックを受けた。
その男達の囲む中心に椅子に跨らされた女性が居る。
考えるまでもなく、瞳だった。
瞳は椅子の背もたれに胸を押し付ける格好で腰掛けていた。
そして肩甲骨を背もたれの上部にぶつけながら、後頭部を掴まれて男のモノを無理矢理に咥えさせられている。
イラマチオという奴だろうか。
鮮明には見えないが男の逸物は相当大きいらしく、瞳は顎が不自然に開いて鼻が上を向いてしまっていた。
よく聞けばかぽかぽと音が響いている。
男のモノが瞳の喉奥を抉り回している音だ。
「れおっ……っこぉ、ろう゛え…え゛ぇっ……」
瞳の淡々としたえづき声もその音に混じる。
AVのような激しいフェラではなく、本当にただ喉奥の感触を味あわれているだけの苦悶の声。
画像の不鮮明さとは裏腹に、それらの音はやけにはっきりと拾われていた。
頭を掴まれて道具のように前後されながら、瞳が抵抗することはない。
その筈だ、彼女の細い腕は後ろ手に紐で何重にも縛られていた。
えづき声が上がるたび、その小さな手が握り込まれる。俺は胸が張り裂けそうになった。
『$■g△!』
突如、聞きなれない言語が怒ったように発せられた。
椅子に座った瞳の腰がぴしゃりと叩かれる。瞳が腰を浮かせる。
その瞬間、さらに絶望的なものが見えた。
男の手に握られていたのは細いバイブだ。膣に入れるものではない、アナル用のバイブ。
男はそれを瞳の浮いた尻に沈めていく。
まさか、瞳は後ろの穴にあんなものを入れられているのか!?
俺は到底信じられなかったが、バイブは現に根元まで瞳の身体に飲み込まれている。
そして椅子に座っている以上、膣にそれを入れる事は不可能だ。
男は尻に、瞳の尻の穴にバイブを出し入れする。
瞳の尻の穴、そこがどんな風なのかは俺だってじっと見たことがない。
恥ずかしがりの瞳はそこを見るとすぐに怒ってしまうからだ。
それがその男は、瞳の排泄の穴をにやけた笑みで覗きながら、細長いバイブをゆっくりと差し込んでいく。
見ている俺がこそばゆくなるほどの徹底的な尻責めだ。
じっくりと時間をかけて呑み込ませ、角度を調節しながら奥まで抉り込み、ぐりぐりと押し付けた後に一息に引き抜く。
俺ならすぐにビンビンになってしまうだろう、それは女とはいえ瞳だってそのはずだ。
ところが瞳はひどく苦しそうに腰をゆする。感じているふうではない、まるで腹を下したような…。
ぎゅるるるるるぅ…
その時だ。紛れもなく椅子に座った瞳の腹から濁音が轟いた。
そしてその音を聞き、周囲の男たちが笑い出す。
まさか……まさか。俺は映像に目を凝らした。尻を嬲る男の足元に何かがある。
浣腸だ。空のイチジク浣腸が2個転がっている。
考えるまでもなく、瞳に対して使用されたものだろう。
サッカーの応援に来たはずのフーリガンが、何故そんなものを用意しているんだ?
まさか…始めから誰かしらをこうするつもりだったのか?
俺は錯乱した頭でそんな事を考えた。
俺は傍観者でしかないのに、瞳の身に起こっていることから意識を逸らしたかった。
当の瞳はどう感じているのだろう。
ぶびっ、ぶちいっという音が瞳のアナルから漏れる。瞳が男の逸物から口を離し、唾だらけでうがいのような叫びを上げた。
周りの笑いが大きくなる。
さらによく見れば、椅子の下にはホテル備え付けの白い洗面器が置かれていた。
様々なピースが嵌り、悪夢のような状況が確定的になっていく。
行き着く先が見えてしまう。
「いやあああああああっっっ!!!!」
その瞬間、男達の凝視に取り囲まれた瞳の叫びを、俺はきっと生涯忘れることがない。
瞳の叫びを聞いた瞬間、俺の心臓は打ち抜かれたように激しく脈打った。
耳はきいんと鳴って聞こえなくなった。
ショックの為か、俺はまだこんなに瞳が好きなのか、と意味のない安心をしていた。
画像の中では男たちがわざとらしく鼻をつまみ、何かを罵っていた。
聞こえていたとしても意味は解らなかっただろうが、『何』を『どう』罵っているのかは理解できる。
その『何』かは椅子にしがみつくように座ったまま放心状態でいた。
目を見開いたまま瞬きもせず、正直俺はその顔にぞっとした。
そんな顔の彼女を受け入れられるのは、同じく理解の範疇を超えた連中だけだ。
男達は瞳を椅子から抱え上げ、ベッドに投げ捨てた。瞳の脚が開き、股から何かが滴っているのが見える。
…精液だ。零れるほどの精液が瞳の中から溢れている。
そして男達は我先にと瞳に群がり、獣のように犯し始めた。
後ろ手に縛られた瞳に上から圧し掛かったり、体格差を愉しむように駅弁の体勢で突いたり。
ある男は瞳の眼球に舌を入れ、またある男は交配の最中に蹴り上げられた瞳の脚を掴んで舐めしゃぶった。
『日本人の女は最高だぜぇ』
理解できるはずもないのに、男達からそんな言葉が発された気がした。
瞳は抵抗も許されずに身体を使われる中、じっと『こちらを見ていた』。
カメラの中の俺を覗き込むように、偶然かもしれないが凍りついたような目をこちらに向けていた。
俺は背筋に滝のような冷や汗をかいているのを感じた。
どうする事も出来ない事への焦り……?いいや、違う。そうでは決してない。
俺は脅えていたのだ。その彼女の状態に、その状態の彼女に。
やがて警察が到着し、窓からの侵入を経て瞳は助け出された。
極度の恐慌状態にあるとの事で数ヶ月の入院をし、今はまた俺と付き合うようになっている。
ただ、前とは全く違っていた。
瞳の目を盗んで彼女の携帯やPCを弄ると、奇妙なデータが入っている。
女性が外国人の手で淫核ピアスを開けられるまでの連続写真、得体の知れない白い錠剤を舌の上に置いている写真、
口に手拭いを噛みながら真っ白な背中に刺青を入れられていく映像。
脅されてのことなのか、それとも自発的な事なのか。それを聞く勇気を、俺はもっと早くに持つべきだった。
彼女は今、俺の正面に座っている。
胸を揉んでやっても別に嫌がらない。ただ真顔で3千えんだよ、などと冗談を抜かすだけだ。
彼女は俺を前にし、遠い昔を見る目で語り出す。
「あたしもねー、むかしはバカみたいに純情だったんだよ。
凄くすきな人がいてね、その人がわたしを幸せにしてくれるのかって、ずっと悩んだりしたの。
ね、おっかしいよね。男の人なんて、力いっぱい犯してくれれば十分なのに」
たった一年で瞳は変わり果てた。
彼女の目はもう光を孕んではいない。何も見えてなどいない。
髪もすっかり艶がなくなってがさがさだ。もうあの猿のような男共すら見向きもしないだろう。
「俺もさ、すげえバカな奴の話知ってるぜ」
俺はその搾りかすのような瞳に語りかける。
「1年間焦らされた男の話だ。そいつは結局、いつでも意気地なしでさ。
美人の彼女の気持ちに気付いていながら、ずっと告白できなかったんだ。
美人の彼女の変化に気付いていながら、助けてやれなかったんだ。
……何もかんも終わっちまって、お互い幸せじゃあなくなっちまったけど……
そいつは、まだ彼女のことが好きなんだぜ」
瞳は難しそうに眉を顰めた。
「何それ、へんなの」
「変だろ」
俺は瞳を抱きしめた。
「変だろ…」
瞳のあの1年間は無駄だった。
1年待って付き合った相手は、瞳を幸せになんかしてやれなかった。
俺は所詮、観戦するだけの人間なんだ。
終り
乙 …なんだけど、これって…寝取られ…かなぁ…
乙です
>>499 得体の知れない錠剤とかで壊れたんだとしても、
それを口に含むところまでは自分の意思だし、寝取られなんじゃないか
501 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 18:50:53 ID:YZXNRkji
シュウマツさんはもう続きを書いてくれないんだろうか…
幼馴染2人が転校生に寝取られるヤツの作者はもう続きを書いてくれないんだろうか…
>>482 そんなの一部の声だよ
ビッチ物は同人でも売れてるし
>498乙
こないだ銭湯行って来た
超デカマラの奴が何人も居て
そんな奴らに自分の女がヤられてるとこ想像しただけでイキそうになって大変だった
状況的に間男に好意を寄せたりヤっていてもおかしくないが旦那(と読者)は真相を知らないまま。
結局旦那は空気に流され究明などをせず悶々としたモノを抱えながら普通の日々に戻っていった。
ってシチュはこのスレで合ってる?
506 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 18:06:36 ID:aHYPSHUG
>>505 合ってるけれど、やっぱり実際の描写は欲しい
芥川龍之介の「藪の中」という小説を読んだけど、NTR系の話として見ると、
結構面白いものがある。3人とも言ってる事が違うけど、それぞれの見方が
反映されていて面白い。
盗賊(寝取り男)→「女を奪った! と思ったら弄ばれてた。焼きが回って捕
まるし、ホント女は魔物だぜ」
女→「ただ一度、しかも力づくで強引に犯されただけなのに、汚らわしいような
目を向けて、もう私を信用できないなんて。夫も、私自身も、世の中の全てが
情けなくて、恥ずかしくて、もうどうしようもない……」
夫の死霊→「ただ一度、しかも力づくで強引に犯されただけなのに、心変わりを
起こして盗賊などに乗り換えた挙句、俺を殺させようとするとは! あの女は
男の敵だ!」
ところで、PCゲームなんかの二次はあまり見ないけど、やっぱり理由があるから
なんだろうか(原作とクオリティを比べられたり、ファンが不愉快になったりし
て、高確率で荒れるとか)。だとしたら、ちょっと考えてたのもあるけど、思い
直そうかとも。
>>507 そういうのNGな奴がここを覗くと思う?
全年齢以外の作品だと、板として対象外だからな。
空の軌跡とかのパロは過去スレになかったっけか。
>全年齢以外の作品だと、板として対象外だからな。
ありゃ、そうなのか……。
それは――むう、まあ、仕方ないか。
以下は禁止、より相応しい他の板でどうぞ。
年齢制限付きの作品に関するスレッド →エロゲネタ&業界/エロ漫画小説アニメ/エロ同人等
エロパロ板ローカルルールより。
唐突だが全年齢対象の作品の二次といえば
保管庫のFFTの奴が設定的になかなか良かった
テレ唐ね取られwwww
お前ら「運命の女」って映画見たことある?
あれは最高の寝取られだと思う。
旦那の方も、女の方も、不倫している男の方も、全てが緻密。
「家族を愛してるの」って台詞のタイミングに痺れた。
絶対におすすめ。
>>505 十分あってる
やってるのかやってないのか、読者を悶々とさせるのも寝取られの醍醐味だと思う
誰か桃肉屋の「Crusaders of Khazan」のログ持ってないですか?
アーカイブ探しても10話が読めない。
今月のジャンプSQに軽い寝取られ物ハケーン
以下あらすじ
父と二人で暮らす漫画家志望の主人公
ある日父が再婚する事に
そのお相手は昔好きだった先生
まぁなんやかんやで一人暮らし開始
義母「弟ができることになりました」
その後とかにも色々あったけど立ち読みだったし
今かなり眠いからこれ以上書く気力ない…
河下水希のあねどきはあのねーちゃんが親父に寝取られたらうれしい
姉属性ない人には旨味なさそうな漫画だな
姉属性ある人にもどうかと思う
実姉でも義姉でも従姉でもなさそうだしただの年上ヒロイン…スレチだなこれ
じゃあ何故姉なのかw
きっとヒロインの妹が出てきて(最初同級生のツンデレがそうだと思ったが)
そっちに主人公が寝取られるんだ
それで義姉に
むしろNTRの為にその時だけ姉属性を装備するぜ
作品のヒロインは自分の幼馴染兼遠距離恋愛中の恋人という設定を追加したりしている
月9のブザービートってドラマ、ヒロインの性格が良ければいいNTRになりそうだったのに
ドラマならNHKの朝ドラも今NTRと名高い
\ / | || ト \ ',
Y | / /l ヽ | \ \ |
′ ,′ / / ! |\ 、 \ ,. -‐ i\―-| | |
| / /_/__', 、 \\ へ、 | ヽ | | | ━┳━ ━┳━ ━┳━ ┃┏━┓
| _, / イ/ /― \ヽ \\ ィ>=ミ=ハ | / | ┃ ┃ ┃ ┃ ┏┛
| / //イ ̄卞ミ \ 〃i _ ○ } ∧| / | ━┻━ ━┻━ ━┻━ ・ ・
! //rセ {_ ○ } \ ヾ ノ,. / / |
i / \ ` 丈_ノ ヽ  ̄` / / ′
/ \ \" ̄ , ヽ / | ,′
'. \ \ i 人 ._ ノ / / /
'. ` ー一 ` ー ' 〃 イ / /
ヽ \ ヽ、.. / / // /
\ \ \ / /' / /′
\ \ > ,._ ,. ' |ノ ヽ / /
\ ┌:/lヽ/ `ヽー / Уく
_\/ノ'" / } / / \
∧_/\ { / \__f⌒ヽ
/ r‐' ( >' ,二.rく ―‐、 <⌒ヽ丿 └┐
| / Y´ イ /トく ̄\\ ___) /n_厂
梅雨明けが宣言されたというのに、雨が続き、ついにはこの豪雨。
激しい雨が窓を叩き、近くで雷が落ちた轟音が聞こえる。
夜中だというのに眠れやしない。
あの夜のことを思い出して、眠れなくなる。
妻の良子とは、職場で知り合った。
お互いを名字で呼び合う仲から、俊樹、良子と呼び合うようになるまでは2年くらいだったろうか。
深く愛し合っていたわけでもなく、適当な時期に適当な相手が居たから、結婚した。平均的な夫婦。
容姿に秀でたものが特になく、性格もそれに見合って控えめな良子は、一緒に居ても会話が続かなくて
気まずい時間を過ごしてしまうことがままあり、正直言うと恋人としては物足りなかった。
しかし妻としては申し分なく、料理は中々に美味で、掃除洗濯を要領よくこなす。
私が家に帰るとメシ、フロ、ネルの準備がすでに整っており、私はそれに従って時間をつぶしていくだけ。
食卓に座り料理を褒め、二人でテレビを見て感想を言い合う。
休日にはドライブなり散歩にでかけ、写真をとりそれをプリントアウトしてアルバムを埋めていく。
私はそれで幸せだったし、妻もそうだろうと思っていた。
兄から電話がかかってきたのは確か7月半ばだった。
「兄ちゃん、おかえり。久しぶりだね。」
「ああ。昨日、戻ってきたんだ。半月くらいこっちにいるから、今度お前んとこ、遊びに行ってもいいか?」
「もちろんだよ。むしろ、もっと早く来いって話だよ。」
「いつでも行けるだろって思うと、結局行かなくなるもんなんだよな。お前だって、ドイツに来てくれないじゃないか。
まあいいか、いつが都合いい?」
私には3つ年上の兄が居て、今は翻訳家だか通訳だかでドイツで暮らしている。
私の結婚式に出席して以来だから、会うのは2年ぶりだった。
毎週火曜日はセックスの日。という暗黙のルール。
どちらからが言い出したわけでもなく、いつの間にかそうなっていた。
「…というわけで、今度の土曜日、兄ちゃんが遊びに来ることになったから。」
「えぇっ!俊也…義兄さんが?」
布団に座っていた妻が、飛び上がらんばかりに驚いた。
しばらく音信不通だった人間が突然やってくるのだから無理もないだろう。
「昨日帰ってきたと言ってた。バイクで2泊3日ツーリングをして。そのうちの1泊がウチなんだって。」
「そう…なんだ。あ、場所、うちの場所わかるのかしら。迷ったりしたら」
「兄ちゃんは昔から道に迷ったことがないんだ。地図を一目見たら目的地まで迷わずに行ける。
バイク乗りはみんなああなのかな。父さんから住所を聞いてるから、兄ちゃんなら適当に、適当な時間に着くと思うよ。」
「義兄さんは、そうね、きっと大丈夫ね。何でもできる人だから」
良子は懐かしそうに言う。
良子と付き合い始めた時に知ったのだが、兄俊也と良子は大学で先輩後輩の間柄だった。
といっても、学部が同じで授業がたまに重なるという程度だったが。小中高と真面目がとりえの兄だが、
大学へ入学してからの兄は学業こそ優秀だったが、私生活はとにかく派手というか破天荒だったらしい。
連れている女性が日替わりでローテーションしていた、学祭で暴れていたヤクザをぶちのめした覆面の男は兄かもしれない、
兄と後輩のつくったバンドが兄の卒業後しばらくしてメジャーデビューした。が一曲だけ売れてそれっきり。等など。
中には今ならブログやmixyに書きこもうものなら炎上してしまいそうな事もしでかしたらしい。
あくまでもらしい。なのだが。
口数の少ない良子だったが、兄の話題に関してはよく喋った。
私のように灰色の学生生活を送ってきた者としては、私の知らない、経験できなかった学生生活が聞くのは楽しかった。
兄は大学卒業後すぐに外国へ行ってしまい、会う機会は少なくなったが。
それでも何度か3人でドライブに出かけたり食事をするほどには会っていて、兄も良子には親切にしてくれた。
良子と親密になれたのは兄の影響が大きかった。良子も同じような事を言う。
その夜は、久しぶりに兄の話で夜が更け、結局セックスをすることはなかった。
――そして土曜日。
昼前から小雨がぱらつき、兄が到着した夕方には土砂降りになっていた。
案の定、兄は迷わずにやってきた。懐かしいバイクの音がかなり先からでも聞こえたので私達は傘を持って出迎えにいく。
「兄ちゃんお疲れ。どこまで行ってきたの?」
「おお。日本海をみてきた」
「そんなとこまで!あいかわらず若いなぁ」
「なんだ俊樹、ちょっと見ない間に老けたんじゃないのか?」
「まだ27だよ。おっさんあつかいするな。」
久しぶりに会った兄は2年前と変わらず快活で、精悍だった。
「お久しぶりです、義兄さん」
バイクから降りた兄に、妻が傘を差し出した。
「やあ、あいかわらずきれいだね。えと、いもうとさん。俊樹がお世話になってます」
悪いね、と言いながら兄はそれを受け取り、せっせと荷物を解きにかかる。
私たちはマンションンの一階に住んでいるので、バイクにくくりつけてあった荷物はベランダに放り込んだ。
「本降りになるまえに着きたかったんだがね。カッパの中も濡れちまった。悪いな、ウチ、濡らしちまう」
「いいよそんなの。途中から車で迎えに行ってもよかったのに」
「雨に降られるのもツーリングの醍醐味さ。知ってるか?むこうの雨はそれはもう汚いんだ。泥を浴びる感じだ。
俺はな、日本のきれいな雨に打たれると、ああ日本だなぁと思えてきてうれしいんだ。」
「ふうん、そういうものかな」
「そういうものさ」
「あの、お風呂沸いてますから。その後でご飯にしましょう」
「ありがとう。いただくよ。風呂もメシも嬉しいねぇ」
兄はそう言って笑い、残った荷物を抱えて歩き出した。
風呂に入ってさっぱりした兄を交えて、妻のつくった料理に舌鼓を打つ。
久しぶりの日本だということで妻は和食をメインに考えていたようだ。
鶏そぼろの炊き込みご飯、かぼちゃの煮物、海老とかぼちゃとしその天ぷら、
れんこんとごぼうのきんぴら、シジミの味噌汁…
「いもうとさん、何だこのかぼちゃ!」
「あ、あの、すいませんお口に合いませんでした?」
「いやいや逆だようまいよ!やわらかいな!丁度軟らかいな!どうなってんの?」
「それは、レンジで一度あたためて…」
「それにこれ、砂糖入れてないね!?かぼちゃ本来の甘みで、こうも旨くなるのか!いやでも、みりんだけでは…
おい俊樹、お前うらやましいな!やっぱりいもうとさんは料理の鉄人だなオイ!」
「まあね。良子の得意料理さ。きんぴらもうまいよ、あとこの天ぷらも…」
兄は一品ごとにいちいち感動し、褒めちぎる。妻はそれにいちいち照れくさそうにして、傍から見ていて可愛らしい。
三人で囲む食卓は賑やかで楽しいものだった。
――そして土曜日。
昼前から小雨がぱらつき、兄が到着した夕方には土砂降りになっていた。
案の定、兄は迷わずにやってきた。懐かしいバイクの音がかなり先からでも聞こえたので私達は傘を持って出迎えにいく。
「兄ちゃんお疲れ。どこまで行ってきたの?」
「おお。日本海をみてきた」
「そんなとこまで!あいかわらず若いなぁ」
「なんだ俊樹、ちょっと見ない間に老けたんじゃないのか?」
「まだ27だよ。おっさんあつかいするな。」
久しぶりに会った兄は2年前と変わらず快活で、精悍だった。
「お久しぶりです、義兄さん」
バイクから降りた兄に、妻が傘を差し出した。
「やあ、あいかわらずきれいだね。えと、いもうとさん。俊樹がお世話になってます」
悪いね、と言いながら兄はそれを受け取り、せっせと荷物を解きにかかる。
私たちはマンションンの一階に住んでいるので、バイクにくくりつけてあった荷物はベランダに放り込んだ。
「本降りになるまえに着きたかったんだがね。カッパの中も濡れちまった。悪いな、ウチ、濡らしちまう」
「いいよそんなの。途中から車で迎えに行ってもよかったのに」
「雨に降られるのもツーリングの醍醐味さ。知ってるか?むこうの雨はそれはもう汚いんだ。泥を浴びる感じだ。
俺はな、日本のきれいな雨に打たれると、ああ日本だなぁと思えてきてうれしいんだ。」
「ふうん、そういうものかな」
「そういうものさ」
「あの、お風呂沸いてますから。その後でご飯にしましょう」
「ありがとう。いただくよ。風呂もメシも嬉しいねぇ」
兄はそう言って笑い、残った荷物を抱えて歩き出した。
風呂に入ってさっぱりした兄を交えて、妻のつくった料理に舌鼓を打つ。
久しぶりの日本だということで妻は和食をメインに考えていたようだ。
鶏そぼろの炊き込みご飯、かぼちゃの煮物、海老とかぼちゃとしその天ぷら、
れんこんとごぼうのきんぴら、シジミの味噌汁…
「いもうとさん、何だこのかぼちゃ!」
「あ、あの、すいませんお口に合いませんでした?」
「いやいや逆だようまいよ!やわらかいな!丁度軟らかいな!どうなってんの?」
「それは、レンジで一度あたためて…」
「それにこれ、砂糖入れてないね!?かぼちゃ本来の甘みで、こうも旨くなるのか!いやでも、みりんだけでは…
おい俊樹、お前うらやましいな!やっぱりいもうとさんは料理の鉄人だなオイ!」
「まあね。良子の得意料理さ。きんぴらもうまいよ、あとこの天ぷらも…」
兄は一品ごとにいちいち感動し、褒めちぎる。妻はそれにいちいち照れくさそうにして、傍から見ていて可愛らしい。
三人で囲む食卓は賑やかで楽しいものだった。
妻が食器を洗い、私がそれを拭き、食器棚に片付ける。兄はリビングでテレビをザッピングしながら暇そうにしていた。
「俺、なんか手伝おうか?」
「いいよ。座って待ってろよ」
「すぐ、すみますから」
夫婦っぽいな。と兄は笑って、カバンの中を漁りだした。
「遅くなったけど、これ土産。割れてやしないか心配だったが、大丈夫みたいだな」
兄が土産に持ってきてくれたのはワインと香水と有名なサッカー選手のサイン入りユニフォームだった。
ユニフォームは私に、香水は妻に、ワインは今日のために。
私がこの選手のファンだと覚えていて、通訳の仕事を請けた時に書いてもらったそうだ。にくい心遣いだ。
香水の方は日本でもありふれている物だが、ビンは向こうの特定の店でしか売っていないタイプのものらしい。
私にはよくわからないが、妻は大層喜んでいた。
「俺は白しか飲まないから、赤いほうは、お前たちで飲んでくれ。たぶん日本じゃ飲めない珍しいものだから。
このワインはな、乙女の口付けといって、葡萄酒なのに桃みたいな甘い香りがするんだ。
桃のように甘くて、でもワインらしく酸っぱくて、それが癖になる。乙女のキスのようにね」
兄はどこからか取り出したコルク抜きを使って、器用に開ける。すると、桃のような香りが広がった。
「ほんとう。いい匂い。義兄さんはワインにも詳しいんですか?」
「まあ全部受け売りだけどな。向こうじゃこればかり飲んでる」
「そういえば兄ちゃんは桃が好きだからなぁ」
「そうだったの、買っておけばよかったわね。そうだ。今から買いに…」
「いいよいいよいもうとさん。この雨の中、行く事ないよ。それに桃缶なら昨日食べてる」
「兄ちゃん、さっきから良子の事、いもうとさんって呼んでるけど、どうして?」
「わたしも思っていたの。逆に他人行儀みたいに聞こえます」
「いやだってさ。前みたいに、旧姓で呼ぶのも変だし、うーん。良子さんつーのもなぁ。
それに、俺の事も義兄さんって呼ぶんだし、じゃあ義妹さんでいいのかなって思ったんだ」
「じゃあ、わたしが俊也さんって呼んだら、わたしのこと、良子って呼んでくれますか?ねえ俊樹さん。いいと思わない?」
「うん。兄ちゃん、そうしてくれよ」
「わかった。あー、…良子さん」
「はい、俊也さん」
椅子に片足をのっけてだらしなく座っていた兄は居ずまいを正し、妻に向き直った。妻は背筋を伸ばし、やや緊張した面持ちだ。
「これからもよろしくお願いします」
「はい、こちらこそ」
何だか奇妙な空気になってしまったので、私はグラスを持ち咳払いをした。
兄と妻もそれに倣い、グラスを掲げる。
「じゃあ、そろそろ乾杯しようか。」
「そ、そうね」
「よし飲もう!Zum Wohl(ツムヴォール)!」
「なんだよそれ」
「乾杯って意味さ」
私は酒に関する造詣はさっぱり持ち合わせていないので、美味いという表現しかできないのだが、かなり美味かった。
自分でも驚く程に酒が進み、良子が止めるのもきかずに調子に乗って赤ワインの方も開け、それも殆ど私だけで飲んでしまったのだ。
たちまちのうちに酔いが回り、兄とどんな話をしたのか今でもさっぱり思い出せない。
情けなくもへべれけになった私は、兄に支えられて早々に寝室へと退場になってしまった。
ずずん、という轟音と振動に驚いて目が覚めた。
何事かと思ったが、どうやら雷が落ちたらしい。布団から這い出して時計を見ると、12時前。
数時間ほど眠りこけていたようだ。起き上がってみたものの、どうにも眠い。
枕元に水が置いてあったので、それを一口飲み喉の渇きを癒す。
リビングからテレビの音が聞こえてくる。二人は、映画のDVDを観ているのだろう。
もう一度眠る前に、二人に声をかけておこうと考えて、音を立てないようにふすまを開ける。
しかし、リビングを見回しても、誰も居ない。観る者もいないのに、先日買ってきた恋愛映画のDVDが上映されている。
男が不倫相手と激しく言い争っている。そろそろ佳境にさしかかる場面だ。
妻を呼ぼうとして、私はそれができなかった。テレビから聞こえてくる声の他に、雨音に紛れ、別の声、いや。音を聞いてしまったのだ。
その音は兄のために用意した部屋から聞こえてくる。
私はその音が何なのかわかっている。肉と肉がぶつかり合う音だと。
しかし、これほどに粘つき、湿り気を帯びた音は聞いたことがない。
私はその声が何なのかわかっている。女が快楽に悦び、悶えるときにあげる声だと。
だが、これほどに淫らで、男に媚びた声を聞いたことはない。
淫らな声の主は、妻。良子。卑猥な音を立てているのは、他でもない、他に誰がいるのか。我が兄俊也と我が妻良子!
心臓は激しく動悸し、息が詰まる。手がのひらが、足の裏が、汗でべっとりとする。全身がガタガタと震えている。
それでも私は音がしないようにかがんで、そっとふすまに耳を近づけた。
「うぅ…もうだめ、またイきます、声、抑えられない、です。ああ…」
「じゃあ、止めようか?」
「止めちゃいやぁ…意地悪しないでぇ…く、唇で塞いで、キス、お願い。きすで舌、舐め、させてぇああん!うん…うむ、ちゅ…」
魂が消えると書いて、たまげると読む。私はそれを習ったとき、おおげさだな。と思った。
しかし今の私は文字通り魂消ていた。リビングの照明が眩しくて目がよく見えない。金縛りにあったように体が動かない。
息が、できない。脳にめぐる血が首の後ろでせき止められているように疼き、熱い。
「この格好だとお前のまんこが濡れてるのがよく見える。なあ?貝原。いや、いもうとさん」
「せんぱぁい…りょうこって呼ぶって、言ってくれたじゃないですかぁ」
「りょうこ、良子。はーあ。ほら、腰を引くたびに糸引いてるだろ?良子はいやらしくて、かわいいな。おい、な?どうだ」
「ああ…恥ずかしい、です。おまんこに入れて、もらって気持ちいあぁん!はずかしいわたしを、みてぇ…エッチなわたしを、
わたしを、かわいがって、いっぱいあ、あああ…」
耳だけが、聴覚だけが研ぎ澄まされ、妻と兄の声がクリアに聞こえてくる。
「あ、あっ、いい…そえ、うぁっきほちいい!」
「痛ってえな。指噛むんじゃねえよ。ホント止めちまうぞ」
「ごめ、ごめんなさい。だって、しゅん先輩が、俊也が、おっぱいいじめるから…」
「お前がかわいいからな。いじめたくなるんだよ」
ふすま一枚を隔てた、普段は物置きに使っている六畳の空間で、あろうことか私が寝ている間に、なんということを。
怒りに任せ、ふすまを蹴り破って怒鳴りこめばよかったのかもしれない。
絶望に苛まれ、このまま静かに寝室に戻り、タオルケットを引っ被ればよかったかもしれない。
しかし私はそのどちらもしなかった。
私はふすまに手をかけると、ゆっくりと、ゆっくりと開いていったのだった。
ひとまずここまで
続きが気になってチンコおさまらねぇよww
しごいてたチンコが
なまごろしでねえか!
続き期待age
やべーちんちんから白いのが出てきた
心臓が痛い
覚えておいででしょうか。
歪な三角形(トライアングル)第2話なんですが、一向にうまく書けません。
一応、3人の出会いと関係が深まるきっかけを2話目で書こうとしたのですが、……悪戦苦闘している内に間があきすぎてしまいました。
いっその事、やめてしまおうかと思いましたが、途中で投げ出すのも癪に障るので、とりあえず最後まで頑張ろうかと思います。
いつまでかかるかわかりませんが、お付き合いのほど、お願いします。
次レスから本文です。
今回、エロはありません。
エロを期待している方、「つまらん」と感じた方は、どうぞ読み飛ばしてください。
歪な三角形(トライアングル) 2話-1
3人の出会いは、小学校4年生の時、武士が住んでいた町に大規模な住宅地の造成があり、
そこに哲也と瑞希の一家が引っ越してきたのが始まりだった。
最初に出会ったのは、哲也と瑞希だった。二人の家は隣どうしで、殆ど同時に引っ越してきた。
考え方や趣味が奇しくも同じだった両家は直ぐに打ち解けあい、一家ぐるみの交流が始まった。
それに伴い、二人もよく一緒に遊ぶようになった。
次の出会いは、哲也と武士である。
哲也は武士と同じクラスだったため、否応なしに武士の遊び仲間に組み込まれていった。
武士は、このクラス、いや、この学年のガキ大将だった。
特にこのクラスでは、武士を中心として男子全員が一つのグループとなっており、
それから外れる事は許されない。運動神経の良くない哲也は、転校早々グループのお荷物
となった。
しかし、決してグループから仲間はずれにされたり、攻撃の標的にされることはなかった。
武士がいたからである。
武士は乱暴ではあったが、決していじめっ子ではなかった。
口は達者な方ではないため、言い争いになったり何かあるとすぐに手が出る、暴力的な存在
ではあったが、弱い者(と自分が認めた者)には、決して手を出すことはなかった。
寧ろ、武士の拳はこういった弱いものに攻撃を加える者に向けられる事が殆どだった。
そのため、武士の周りにはいつも人が絶えなかった。
哲也にとっては、武士は自分を守ってくれる大きな盾であり、自分をグループに居させてくれる、
大きな錘だった。
歪な三角形(トライアングル)2話-2
瑞希と武士の出会いは、それから1年近く後になる。
大規模な宅地の造成は、この地に住む者たちの構成を急速に且つ大きく変えていった。
かつて粗野で教養に乏しいけれども情にあふれた人々は時を追うごとに数を減らし、
その代わりに言葉づかいも見た目も上品ではあるが心の中は何を考えているのか判ら
ない者たちがこの地の主流を成すようになっていた。
子供たちも例外ではない。
この新しくこの地に引っ越してきた者の中心人物が、たちの悪い輩だった。
彼らは決して大人たちにはその凶悪な面を見せない。
むしろ、大人たちの要求に積極的に応える真似をして支持を取り付けていく。
こういった輩に対し、弱き者たちは対抗手段を持ち得ず、軍門に下るか彼らの所業を
黙って見過ごすだけだった。
こうして、この輩たちは勢力を伸ばし我が物顔で校内をのし歩いて行く。
瑞希も例外ではない。
取り込もうとした彼らに対してはっきりと拒否し、さらに、きつい口調で彼らの所業を非難
した瑞希に対し、彼らは瑞希を攻撃目標の一番手に据えた。これ以降陰湿且つ執拗な
攻撃が加えるられ、瑞希は孤立していった。
孤立した瑞希に声をかけたのが、哲也である。
一人ぼっちな瑞希に「僕たちと一緒に遊ばないか」と。
最初、武士は反対した。
理由は単に「女と一緒に遊ぶなんて男じゃない」というだけである。
ただ、瑞希に対するいじめの数々は武士も知っており、これによく思っていなかった事は
言うまでもない。
武士を説得して瑞希をグループにいれたのは、哲也だった。
哲也にとっても、瑞希の孤立している様子は見ていられない状況だった。
又、瑞希の性格が武士とよく合うと認識していた事もあった。
一緒のグループに入ってからは、元々外で遊ぶことが好きな瑞希の性格が幸いし、瞬く
間にグループの一員として溶け込んでいった。
歪な三角形(トライアングル) 2話-3
武士ともすぐに仲良くなっていった。
最も傍から見ているといつも喧嘩しているようにしか見えない。
そんな二人を哲也やほかのメンバーはニヤニヤと笑いながら見つめているのが、いつもの
光景だった。
(補足すると、喧嘩の大半は武士が喧嘩を吹っ掛け、瑞希がそれに応戦するの事で始まり、
大抵は瑞希の勝ちで終わるのがいつもだ。この二人の喧嘩は例外なく口喧嘩である。喧嘩
速い武士も女の子である瑞希には決して手を上げることはできず、となると口の達者な瑞希
に武士が敵うはずもない。二人の喧嘩は必ず瑞希の勝ちで終わる。そして、険悪となった
雰囲気を『まあまあ』と和らげ元に戻すのが哲也の役割だった。
宅地の造成、区画制が進む程新しく流入してくる人間が増え、元にいた人たちは減っていく。
元々、旧住民を中心としていた哲也・瑞希・武士の遊び仲間も一人、又一人と日を追うごとに
減って行く。加えて武士の粗暴な振舞により何度か学校内でのトラブルを招き、新住民たちの
父兄の多くから『不良少年』のレッテルを貼られた事が武士たちのグループの崩壊を加速させた。
最後まで武士との関係を保っていたのは、哲也と瑞希の二人だけだった。
「行ってきまーす」
哲也が家を出たその目の前には、瑞希が待っている。
「「おはよう」」
朝の挨拶を交わすと、瑞希は哲也の右腕に自分の左腕をが絡ませ、歩き出す。
腕を組んで歩く二人に、周りの者たちは何も言わない。
二人が歩いて10分程のところに、小さな十字路がある。
この十字路を左に曲がって、5分歩いたところに学校がある。朝は学校に向かう生徒たちで
いつも賑やかな場所だ。
「「おはよう」」その十字路で二人が声を掛けた先に、武士がいた。
「おう」そう言って二人に並んだ武士の左腕に瑞希の右腕が絡まりつく。
「よーし、今日も一日がんばりましょう」
真中にいる瑞希が二人を引きずるような格好で三人は校門に向かって歩いて行った。
歪な三角形(トライアングル) 2話-4
これは、小学校6年の時の彼らの朝の光景。
彼らにとって、これはいつもの、当り前の事だった。
ん? ここまで?
547 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:59:25 ID:dmA49JyS
548 :
ヘソク:2009/07/20(月) 02:55:25 ID:WJCpw1xK
3と4が同じだった。ごめんね。
だから続きは6から。
指二本ほどの隙間を開けると、かろうじて中の様子が伺える。
「くそう角度が悪いな」
ここからではふたりの頭しか見えない。下手をすればどちらかと目が合ってしまう可能性があった。
それでも、中がどのような状況か大体の事は判断できた。
ローテーブルの上に良子は仰向けに寝ているようだ。その上に兄が覆いかぶさり、お互いに唇を貪りあっている。
あの座卓は、結婚祝いに父が買ってくれたものだった。
紫檀の高級品だそうだが、デザインがあまりに和風すぎて持て余し気味に部屋に押し込んでいた。
まさかこのような使われ方で活躍するとは、父は思いもしなかっただろう。
兄がキスを中断して顔を上げた。
それを追う様に良子がその顎に、首筋に名残惜しむかの如く口付けをし、舌を這わす。
「はぁ…はぁ…。もっと、キス、して」
「はは。お前は昔からキス魔だよな。待てよ、息が続かねえんだよ」
「うん…キス、大好き…です。俊介さんのキス、おいしい…」
「いっぱいしてやるから。ふうー、暑いなこの部屋」
一瞬、兄と目が合ったような気がして、驚いた私はふすまから顔をそむけてしまった。
情けないことに、見つかってしまったのではないかと怯えてしまったのだ。
さっきまで閉められていたふすまが、少し開いているのに気付けば、私が覗いている事などすぐに悟られるのに。
さらに情けないのは、兄はただ長いキスの息継ぎのために顔をあげたのだと分かると、安心してふすまに顔を寄せてしまったことだ。
「髪、切ったのか」
「急に来るっていうから。一昨日美容院に行ってきたんです」
「ふうん。似合ってるよ。雨の中、傘を差して立っているお前を見て、学生の頃みたいだと思った。」
「ほんとう?うれしい」
兄の手が、良子の頭を撫で、指が髪を漉いていく。
ここからでは見えないが、良子がどんな表情をしているのか、私には容易に想像できた。
目を細め、少しだけ歯をのぞかせて微笑む。えくぼがかわいいね、とからかうと、もう知らない、と拗ねてそっぽを向くのだ。
その貌は、私だけに見せてくれていると思っていたのに。それなのに。
「やっぱり、良子は短い髪型のほうがよく似合うな。大きくてかわいらしい目が、よくみえるからな」
「いろんな人に、言っているんでしょう?」
「ああ。悪いか」
「ううん。今は、わたしだけに言ってくれているから…」
良子の口から、こんなセリフを聞いたことがない。私に、あんなに甘えるような声でささやいてくれたことなどない。
良子がいまどんな表情なのか、私には想像できなかった。
「良子、動くぞ」
「あ、ああっ、おああぁ!…んぅ、んひぃ」
テーブルが静かに軋む。兄が注挿を再開して、良子は一際大きな声をあげた。
寝室で眠りこけている、間抜けな私を起こしはしないかと思ったのだろうか、自分の手を噛んでそれを抑えようとしている。
私はここで嫉妬と焦燥感が頂点に達した。
良子はここがどこで、自分が誰と、何をしているのか。そしてその意味がわかっているのだ。
「スローイン・ファーストアウトってな。ふふ。良子、知ってるよな?ははっ」
「もう…」
「拗ねるなよ。悪かったって。ほら、ここでリーンイン」
「ひ?んあぁ、しゅん…俊介ぇ…すごい。ああ」
「まだイくんじゃないぞ。もう少しだ。わかってるよな?」
「なんでぇ?無理よむりぃ…もう、あ、あっは。そこ、ひゃ嫌嫌いや死ぬ!クリだめぇ!抓っちゃやだぁ!ああ、ダメ、いく…」
絶頂を宣言したというのに、座卓の軋む音は止まらない。座卓に力なく投げ出された良子の手が、ゆらゆらと動く。
「おい、勝手に気を遣ってんじゃねえよ。ほらっ」
「あっあっ、いまだめ。今、あ、はぁっはぁっ。あ、あは、あはははは」
良子がこんなにはしたない啼き声をあげる女だというのを、私は初めて知る。
私とのセックスの時は、吐息を漏らすか、控えめな喘ぎ声を出す程度だった。
それでも良子の秘所は存分に濡れていたし、膣内に射精した時は快楽を感じてひくひくと身体を戦慄かせていた。
心地よい倦怠感の後の、長い抱擁とキス。指を絡ませて愛を囁きあう。おとなしい良子との静かなセックスで、私は満足していた。
「いい、いいよぅ。しゅんくんのちんぽ、ひっく、きもちいいよう。ぐすん。」
「何、泣いてんだよ。うっ、子供、みたいだな。ええ?おい?」
「せんぱいに、おまんこいじわるされるの、ぐす、ずっとまってたのぉ。うれしくて、もっと、もっと。わたし、ずず。ひっく。」
「かわいいやつだな、キスさせろ。涙なめてやるから顔上げろ。鼻水も舐めてやるよ。はは」
兄は、いともたやすくその壁を破り、刺激と快楽を積み重ねて造られた階段を登っていく。
その先にある絶頂の扉を蹴破り、さらにその先へ。二人で手を取り合って。私の妻。良子と共に。
「あー!あー、またくる!きちゃうー!ごめん!ごめんなさい、ああ、ダメごめんなしゃい」
良子はもう声を抑えようとはしていない。そのごめんなさいが、誰に向けてのものか、私にはわからなかった。
遠くで響く雷鳴よりも、窓が雨風に軋む音よりも、ぐちゃぐちゃと汁の弾ける音の方がよく聞こえる。
「あーだめだ。はぁー、もういくぞ。むむ」
「い、一緒に、一緒に?イくの?わたし俊介と一緒にいくのぉ」
「うお、ああ、イくぞ、いっしょに、うう。い、く、ぞ」
心臓の鼓動が熱い。呼吸が早くなりそれを抑えるのに苦労した。
悲しくて、悔しくて、どうしようもないのに不思議と涙はでていなかった。
打ちひしがれて脱力しきったはずのなのに、それなのに。
それなのに私のペニスは痛いほどに固くなり、小便を漏らしたかのように、ズボンが先走りで濡れているのだ。
もしかしたら、私のしらない間に射精してしまったのかもしれない。
ふすまに密着していたその部分をゆっくりと引くと、私とふすまとの間に粘ついた液体の糸橋が伸びる。
私は苦笑しながら自分のベニスをひと撫でする。快感がぞくぞくと体を駆け抜けた。
「おお。あぉぉ…」
ふすまの向こうで、良子がくぐもった悲鳴をあげる。兄に塞がれた唇からもれ出てしまったのだろう。
奇しくも私たち三人は、同時に絶頂に達したようだった。
二人は絶頂の余韻に浸っているのだろう。粗い息遣いと、ぴちゃくちゃ舌を絡め合わせる音が聞こえる。
兄から流し込まれる唾液を、一滴もこぼすまいと必死で啜っていることだろう。
その隙に私は、そっとふすまを閉じるのだった。
射精を実感したことで、気分もすこし落ち着いていた。
ふすまを閉じた私は、未練たらしく、聞き耳を立てている。何故かそうするべきと思ってしまった。
DVDは繰り返し映画のトップメニューを再生し続けていた。いい加減うっとうしいが、止めるわけにもいかない。
「気持ち…よかったです。こんなの初めて」
「そうか。よかったな」
「わたし、どうでした?」
「聞かなくてもわかるだろ」
「ひあっ…う、うれしい。ああっはあ、ちくび、恥ずかしい。あん。俊介、さん。また、こんなに堅くなってます」
兄が、汗や愛液まみれになっている良子の身体を拭いているようだ。時に敏感な部分に触れるのだろうか、良子の声も艶かしい。
「そうだな。でも、もうゴムがないぞ」
「あ…そうか。じゃあ…」
「メシ、フロ、セックスのあとは寝る。だな」
さっきまでにいくつコンドームを使ったのかわからないが、兄が膣内射精だけは控えてくれていたようで、安堵する。
この饗宴もようやくお開きだろうか。私は、夜が明けてからどんな顔をすればいいのだろう。二人はどんな顔をしているだろう。
そんなことを考えていた。
「うっ、ああん、や、いい、ああ指、ゆびが、ああ。意地悪しないで」
「お前がかわいいからだ。どうする?どうしたい?どうしてほしい?いもうとさん」
「ああ…俊介。して…わたし、したい」
「まだし足りないのかい?だろうな。拭いても拭いても、いやらしい汁があふれてくるもんなぁ」
「良子、動くぞ」
「あ、ああっ、おああぁ!…んぅ、んひぃ」
テーブルが静かに軋む。兄が注挿を再開して、良子は一際大きな声をあげた。
寝室で眠りこけている、間抜けな私を起こしはしないかと思ったのだろうか、自分の手を噛んでそれを抑えようとしている。
私はここで嫉妬と焦燥感が頂点に達した。
良子はここがどこで、自分が誰と、何をしているのか。そしてその意味がわかっているのだ。
「スローイン・ファーストアウトってな。ふふ。良子、知ってるよな?ははっ」
「もう…」
「拗ねるなよ。悪かったって。ほら、ここでリーンイン」
「ひ?んあぁ、しゅん…俊介ぇ…すごい。ああ」
「まだイくんじゃないぞ。もう少しだ。わかってるよな?」
「なんでぇ?無理よむりぃ…もう、あ、あっは。そこ、ひゃ嫌嫌いや死ぬ!クリだめぇ!抓っちゃやだぁ!ああ、ダメ、いく…」
絶頂を宣言したというのに、座卓の軋む音は止まらない。座卓に力なく投げ出された良子の手が、ゆらゆらと動く。
「おい、勝手に気を遣ってんじゃねえよ。ほらっ」
「あっあっ、いまだめ。今、あ、はぁっはぁっ。あ、あは、あはははは」
良子がこんなにはしたない啼き声をあげる女だというのを、私は初めて知る。
私とのセックスの時は、吐息を漏らすか、控えめな喘ぎ声を出す程度だった。
それでも良子の秘所は存分に濡れていたし、膣内に射精した時は快楽を感じてひくひくと身体を戦慄かせていた。
心地よい倦怠感の後の、長い抱擁とキス。指を絡ませて愛を囁きあう。おとなしい良子との静かなセックスで、私は満足していた。
「いい、いいよぅ。しゅんくんのちんぽ、ひっく、きもちいいよう。ぐすん。」
「何、泣いてんだよ。うっ、子供、みたいだな。ええ?おい?」
「せんぱいに、おまんこいじわるされるの、ぐす、ずっとまってたのぉ。うれしくて、もっと、もっと。わたし、ずず。ひっく。」
「かわいいやつだな、キスさせろ。涙なめてやるから顔上げろ。鼻水も舐めてやるよ。はは」
兄は、いともたやすくその壁を破り、刺激と快楽を積み重ねて造られた階段を登っていく。
その先にある絶頂の扉を蹴破り、さらにその先へ。二人で手を取り合って。私の妻。良子と共に。
>>551 は失敗しました。8の上に7を上書きしちゃいました。書き直しです。
次に8をまた投光しますあばばばば
今日はここまで。また明日。ごめんなさい
ヒロイン視点多めのSSってこのスレ向き?
神視点ではなくヒロイン視点ですけど
浮気モノになっちゃうかな?
別にいいんじゃないかな。今は亡きROCOさんもそんな感じだったし。
浮気大好き
男を一途に愛してる女が、そいつのためとか言いくるめられていろんな男とやっちゃって、
しまいにそいつから用済みとばかりにポイされちゃう話とか、読みたくないんで書かないでください。
いいか、書くなよ絶対だぞ。
8からです。
射精を実感したことで、気分もすこし落ち着いていた。
ふすまを閉じた私は、未練たらしく、聞き耳を立てている。何故かそうするべきと思ってしまった。
DVDは繰り返し映画のトップメニューを再生し続けていた。いい加減うっとうしいが、止めるわけにもいかない。
「気持ち…よかったです。こんなの初めて」
「そうか。よかったな」
「わたし、どうでした?」
「聞かなくてもわかるだろ」
「ひあっ…う、うれしい。ああっはあ、ちくび、恥ずかしい。あん。俊介、さん。また、こんなに堅くなってます」
兄が、汗や愛液まみれになっている良子の身体を拭いているようだ。時に敏感な部分に触れるのだろうか、良子の声も艶かしい。
「そうだな。でも、もうゴムがないぞ」
「あ…そうか。じゃあ…」
「メシ、フロ、セックスのあとは寝る。だな」
さっきまでにいくつコンドームを使ったのかわからないが、兄が膣内射精だけは控えてくれていたようで、安堵する。
この饗宴もようやくお開きだろうか。私は、夜が明けてからどんな顔をすればいいのだろう。二人はどんな顔をしているだろう。
そんなことを考えていた。
「うっ、ああん、や、いい、ああ指、ゆびが、ああ。意地悪しないで」
「お前がかわいいからだ。どうする?どうしたい?どうしてほしい?いもうとさん」
「ああ…俊介。して…わたし、したい」
「まだし足りないのかい?だろうな。拭いても拭いても、いやらしい汁があふれてくるもんなぁ」
「それは、だって、あなたが、うう。クリだめいや、またいく…」
良子の声がだんだん熱を帯びてきた。
兄もどうせやる気満々だろうに、白々しくとぼけている。
「おちんちん、舐めればいいの?そしたら、またしてくれるの…?かわいがってくれるの…?」
「フェラしてもらうのもいいが、俺だけ気持ちよくなってもな」
兄の口調が、だんだんと強くなっていく。子供のころ兄に叱られた記憶がよみがえる。あれはキツい。
「ゴムがなくてもハメてやるさ。なにしろ今日初めてお前のまんこを味わったんだからな。俺も、正直まだ堪能したいんだぜ」
「わたしも、もっとして欲しい…ねえ、キスして。しゃぶらせて、おちんちんちょうだい」
「気が早いな。けど、だめだ。良子、おちんちんだと?かわいい呼び方じゃないか。俺のは、そんなにかわいいか?」
「ペニス、おちんぽ、ちんぽ。ああ、はやくぅー、なんで、触るだけなのぉ?お願い、もう」
何かの遊びをしているように、兄は良子を追い詰めていく。良子はたやすく追い詰められ、自ら深みにはまっていく。
今夜も良子はそうやって罪悪感を、羞恥心を剥がされていったのだろうか。
今となってはどちらが先に誘ったかなど、些事でしかないのに。こんな事をしている私が、気にしてもしょうがないのに。
「もう、欲しがってるの、はしたないおまんこが、ちんぽ入れてもらいたがっってるの。ああ、いじわるしないで…
何でもいいから、俊介さんの好きなところでいいから、ちんぽハメてぇ!」
「そういや便所、長かったなぁ。浣腸してたのか?また学生のころみたいに、ケツでしてもらいたくて、トイレにこもってたのか?
…ケツでいかされたくて、穴をきれいきれいしてきたのか?」
「あああ!」
「俺のちんぽの味を、ケツが思い出しちまったのか?おや。どうした?なんで自分でいじってるんだよ。教えてくれよ。
どうして自分のアヌスを、そうやって、気持ちよさそうにいじってるんだ」
「はあ、あっ、あっああ」
おかしいと思っていたのだ。会話の端々から二人は以前から親密な関係にあったのは推測できた。
私と良子は、お互いが初めての相手だった。これは間違いないのだ。それなのに、なぜ、兄は良子の身体をよく知っているのだろうと。
良子は、なぜ兄とのセックスに馴染んでいるのだろうと。
私達が交際を始めてから、兄と良子が会った回数も、両手の指で足りる程しかない。
その僅かの間にこういう関係になったのだろうかと私は思っていたのだが、事実はもっと残酷だった。
良子は言っていた。学生時代の兄は連れている女性が日替わりでローテーションしていた。
成る程、良子が何曜日の女だったかは知らないが、兄は良子が処女のまま、アナルセックスを仕込んでいたという事か。
何人も女性を侍らせていれば、そういう趣向で楽しむための女が欲しくなるのかも知れない。
だが、それが何で、よりによって良子なのか?どうして、私はそんな男の弟なのか!
「ゆびが、ああ、いい…おしり…気持ちいいからです…」
「…へぇ?じゃあ、オナニーでもしてれば?」
「あ、あの」
「何ていえばいいか、わかってるよな。どうすればいいか、覚えてるよな?」
「………わ、わたしは、おまんこにちんぽハメてもらって、はしたなくよがり狂ってしまいました!気持ちよくって、な、何回もイキましたぁ!
でも、すけべでいやらしいわたしは、全然、もっと、もっとしてもらいたくて、全然足りなくて、気持ちよくなって欲しくて、
俊介さんのせ、精液を味わいたくて、コンドームから精液を啜って、飲み干したいです!ああ、キスしてもらいながらおまんこに中出しされて
ひぃ、子宮でイキたい!わたし、わたし、オナニーしてイクところ見てもらいたい!広瀬せんぱいの、俊介さんの…ちんぽで、
おしり、お尻の穴にちんぽハメて欲しい!ケツ穴にしゃ、しゃ、射精されて、ケツまんこ受精したいでふぅうう!だから!だからお願い!」
「かわいいな。良子。いいさ、全部してやる。精液まみれの口にキスしてやろう。膣で狂わせてやる。まずは、尻で孕め」
「〜〜〜!」
良子の、声にならない悲鳴があがる。アナルに挿入されたのだろう。そしてすぐさまイった。ふすまに耳を当てなくても丸聞こえだ。
それにしても、けつまんこじゅせい。あの良子から、そんな言葉が吐き出されるとは。
自分を中心にして景色がぐるぐると回るような感覚に襲われる。吐き気を催し台所を見た。
食堂の椅子に、ちょこんと座って、私に微笑んでくれている良子の姿が浮かぶ。幻影とわかっていても、私は妻に微笑み返す。
そして妻はその優しい表情で、えくぼのかわいい笑顔で言うのだ。俊樹さん、ちんぽハメて。と。
ささいなことでけんかをした時の、涙目の表情で言うのだ。ねえ、子宮でいかせて。と。
ちょっと拗ねている時の、口をとんがらせた表情で言うのだ。ケツまんこで受精しまふぅぅ!
どの顔の妻も、私が知っているすべての顔が、そんな言葉で語りかけてくる。
「ひあぁああ〜、灼ける!おしりやけちゃうぅ、アナル最高!あっ、おまんこいじめないでぇああ。イっていい?ねぇイっていいよね!」
もう、現実がどれなのかここが私なのか夢はどこなのかわからなくなっていた。死のう。とさえ思った。
包丁は、どこにあるんだろう。
そんな私を引き止めたのが、ふすま越しの兄の声だった。
「…というわけだ。いるんだろ?こいよ俊樹」
「へえ?」
さっきまで喘いでいた良子が素っ頓狂な声をあげる。
兄は私がここにいるのを知っているのだろうか。覗いていたのに気付いていたのだろうか。
知っていて、良子を抱いていたのだろうか。全身から汗が吹き出る。
私が開けなくても、兄か良子がふすまを開けば同じことだ。
私は、声を出さない。
なぜなら本当の私は、間抜けな私は酔いつぶれて布団で寝ているのだから。部屋の前に立ち尽くしている私は、夢の中の私なのだから。
そうでなければいけないのだ。これは夢なのだ。私は、淫らで悲しい夢を見ているのだ。
しばらくの沈黙。
沈黙。
ふすまは開かなかった。
「…なんてな。冗談さ。びびったか?悪い。」
「あああ!ああああ…」
兄は明るく言うが、良子は放心しているようだ。喘ぎ声が嗚咽に変わる。
「ほら、落ち着けよ。俊樹が起きているなら、止めに入るだろ。普通」
「わたし…わたし…」
「良子、これはな、夢なんだ。俺たちは酒に酔って、夢を見ているんだ。だってそうだろう?夢じゃないなら、俊樹が入ってくるはずだ」
「うっ。わたし、ううぅう〜」
「夢じゃないなら、お前が俺に抱かれているはずないじゃないか」
「あ…」
「「だってそうだろ。お前は俊樹の妻で、俺は、お前の義理の兄なんだ。こんなことあるはずがない。そうだろ?」
「夢…これは、夢…?」
「夜が明ければ、目が覚めれば、何も変わらない、今まで通りの俊樹と、良子と、俺がいるだけさ」
兄の声は私にも聞こえるように大きかった。
「そう…夢、夢なんだ…これは、わたしはゆめをみてる」
「好き…!ずっと、好きだったの!今でも、愛してるの。だから、俊介さん、わたしを、わたしだけを愛してるって言って。
夢なら、夢の中でならいいでしょ?せめて、お願い。愛してるって言って」
「ああ。愛してるよ、良子。俺が好きなのは、お前だけだ」
「うれしい…しゅんすけ、抱いて。もっと、おっぱいも、おまんこも、おしりもかわいがって。ねぇ、キスして。わたしを愛して」
私たちは夢を見ている。良子にとっては幸せな夢なのだろう。私にとっては悪夢だが。兄は、どんな夢を見ているのだろうか。
夢なら、早く覚めてもらいたくて、私は静かに寝室へ戻る。精液の染みたズボンと下着をはき替えて布団に倒れこむ。
「ああ、いいっ!死ぬ、死んじゃうっ!いく、またイくっひっ、ひぃっ」
タオルケットにくるまり、はやく夜が明けないかと祈りながら、何も聞こえないふりを、気付かないふりをし続けた。
朝になると雨は上がり、照りつける太陽が地面を乾かしきっていた。ゆうべの雨が、本当に嘘のような快晴だった。
「う〜ん、やっぱり俺も若くないんだろうか。朝がこんなにしんどいなんて。ツーリングの疲れが溜まってる」
「兄ちゃんまだ30だろ。おっさんくさいこと言うなよ」
「ゆうべは飲みすぎましたね。わたしも寝坊しちゃって」
「すいません良子さん、味噌汁のおかわりいいですか」
ごはんと味噌汁と昨日の残りの簡単な朝食。穏やかな時間が過ぎていく。
「兄ちゃん、荷物ならドライブのついでに車で持っていくよ」
「わかってないな。うちに着いて、荷物を降ろすまでがツーリングなんだよ。風呂に入って、ビールを飲んで、
濡れたテントを干しながら、ああ、帰ってきたなーって思う。そこがいいんじゃないか」
「うちまで30分とかからないだろ。朝からビールなんてバカみたいだ」
「うるせぇな。揚げ足とってんじゃねぇよ」
軽口を交えながら兄はせっせとバイクに荷物を積んでいく。野営道具一式、着替え、工具、etc…
持ち物一つ一つにこだわりがあるらしく、いちいちそれの自慢というか説明をするので時間がかかった。
テトリスのようだ。と妻は言うが、たしかにこの狭いスペースに上手いこと載るもんだなあと思う。
「ふふ。ねえ俊介さん、もっとゆっくりしていけばいいじゃないですか。どうせなら夕飯まで。ねえ俊樹?」
「そうだよ。急ぐ事ないじゃんか」
「悪い。友達と会う事になってんだ」
「女なんじゃねーの?」
「まあな。織姫と彦星みたいだろ」
ちらりと妻の表情を窺うが、変わらずにこにことしていた。
あの日以来、兄がうちへやって来ることはない。たまに会う事はあるのだが、実家だったり、外食だったりと短い時間だった。
あいかわらず、日本には短期間しか居られず、ツーリングに出る時間がないとぼやいていた。最近腹がでてきてなぁとも。
私は、あの夜の夢を見て以来、妻に恋をした。深く深く愛してしまった。妻の一挙一動がいとしくて仕方がない。
なんなら、もう一度プロポーズしてもいいくらいに。私に抱かれて、静かに吐息をもらし、喘いでいる妻に、
「お前は兄ちゃんの何曜日の女だったんだ?」
「ケツで孕むか試してやろうか?」
などと聞いてみたい衝動にかられるが、結局、できずにいる。
「すごく良かった。愛しているよ、良子」
と言って抱きしめるのがせいぜいだ。
妻は、わたしもよ。と言いキスをしてくれる。
今日は、良子からあの香水のかおりする。兄が土産にもってきた、桃の匂いのする香水。兄の好きなにおい。
そういえば、兄が帰ってきているんだな。と思い、私はますます妻が愛しくなるのだった。
おわり
ほんとは15くらいだったけど、よめさん視点入れるの変だし俊樹がぐだぐだしてるだけだから削った。
おつー
面白かった
嫁視点もみたかったな
嫁視点はなくてよかったかもね
ビッチとがgdgdとか言われそう
肉の音が聞こえてきたあたりで抜かせてもらった
ありがとう
兄ちゃん最強だな
「そういうことだったのか」殺人未遂 出頭の男逮捕へ
東京都北区豊島のマンション3階で21日夜、男女2人が包丁で刺された殺人未遂事件で、女性の知り合いで東京都中野区
の自動車販売業の男(30)が22日、「人を刺した」と長野県警に出頭したことが、警視庁王子署への取材で分かった。同署は
殺人未遂の疑いで、男の逮捕状を請求しており、容疑が固まり次第、逮捕する方針。
男は21日午後10時35分ごろ、北区豊島のマンション3階の病院医務の女性(38)方に入り、室内にいた女性と医師の
男性(26)に「そういうことだったのか」と言い、台所の包丁で2人を切りつけて重軽傷を負わせた疑いが持たれている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090722/crm0907221151014-n1.htm
38歳女性ってのがどんだけ良い女だったのか気になるよなあ
30歳容疑者にしても26歳医者にしても金のありそうな職業で
女にもこまらなそうなのに38歳のおばはんに惑わされてるなんて
堕とされた母の佐知子みたいな女かもしれんぞ
>>567 26歳の医者はストレートでもインターン終わったところだから、
24まで勉強一筋、インターン時代も忙しすぎて彼女作る暇ナシ。
ひょんなことからデートして童貞奪われたら、以後猿なみってやつだな。
刺した男は車のセールスってことだけど、この女のために看護助手に転職したらしい。
この男と女は元同僚で車屋のころからつきあってたんだって。
普通の恋愛してた女がうっかりロクデナシに調教されちゃって、ついには寝取られる話はよくあるけど、
逆は知らないな。調教済の女が、普通の男に寝取られてロクデナシガッカリみたいな。
そーいうの、ないの?
今更ながらHRスレが寝取られ結構あることに気づいた
いままで何してたんだよ俺……
>>570 どうしても寝取り視点になるような気がするなあ。
騙されている女を奪還するって話になりそうな気がする。
情けないヒモタイプの夫(ロクデナシ)が若い男に女房寝取られるってのは違う気がするし。
ウルトラテクニックやマジカルチンポや媚薬や催眠術使ってがんばっても結局は愛だけの男に寝取られるのもいいよね!
それただの元鞘
元鞘とは限らんだろうw
たまにはそういうのもいいな
催眠術で自分以外の男とSEXしようとすると、とてつもない恐怖心と処女喪失の時の10倍以上の苦痛があなたをおそいますって植え付けたのに、
愛する寝取り男のために恐怖にも苦痛にも耐えてHするヒロインとか。
でもそれじゃ、いい話になるぞ。
>>573 大悪司の公務員がまさにそんな感じだったな
旦那のためだと騙されて特定の、あるいは不特定多数の男と性的な事をすることになった人妻
人妻の身体は開発はされたが心には終始旦那しかいなかった
そのため旦那は寝取り男より下手だったが決して軽蔑することはなかった
むしろ得た技術や身体を使い余計に愛し合うようになった
人妻と旦那は今でもラヴラヴである
というのは寝取られモノ?浮気モノ?
>>580 というか人妻モノと寝取られモノの違いがわからない
あとは浮気モノとか
それと強姦系、凖和姦系寝取られと凌辱・林間・脅迫モノ
和姦系寝取られと恋愛モノの違いも明確な線はどこにあるのかわからない
取りあえず自分の中では主人公か女主人公の夫(恋人)の妻(恋人)が他の異性と寝たら寝取られと思っているけど
妻の入院
妻が入院した病院の医者にいろいろエッチされるけど、なんだかんだで夫に助けられて愛を確かめ合う 人妻モノ
亜希子
妻の過去を知っていた男が妻を脅迫していろいろエッチを迫る。夫はしらずにのほほんと生活 脅迫モノ
牝への道標
妻が不良に輪姦されてかなり酷い目に遭う。もう後戻りできなくなって夫とは離婚妻は世界へ羽ばたく 輪姦陵辱モノ
電脳調教妻の受難
なんか強姦のプロみたいな連中に妻が差し出されていろいろ酷い目に遭う夫はそれをみてオナニー 寝取らせ/陵辱モノ
若妻は黒い翼を持っている
美人の妻が夫の出張中に無理やりエッチされて、エッチになってそいつの奴隷になる夫はショックでおかしくなる 寝取られモノ
妻の秘密
夫の知らない間に妻が間男にSMをしこまれてショーにまで出演する始末。妻が間男を愛してると知った夫がおしおきプレイ 浮気モノ
こんな感じで認識した。
もちろん個人的な見解だし、581の書き込みを見て、分類してみただけだから。
583 :
582:2009/07/25(土) 18:45:59 ID:Ui1HorvI
妻が他人に抱かれてひぃひぃ言ってる時点で寝取られてるよな。581は無意味な書き込みだった。
じゃあ恋愛感情を抱いていない身近な女性(姉妹母幼馴染)が、他の男にやられちゃうのは寝取られか?って話になると答えられないもん。
無意味なのは582だった。
>>581さんごめんなさい。
>>584 許さないので何かSSを投下してください
シュウマツはもう投下されないのだろうか…
アネトラレの姉の処女奪われちゃうとことか見たかったな
ヒロインの寝取り男との関係に対する積極性ってどれぐらい必要?
今書いているSSのヒロインがやや積極的すぎてただの浮気モノになってしまったんだが
かと言って積極性0にするとただの強姦モノになってしまうし
いちご100%なら西野、君のいる町なら神咲、めぞん一刻なら七尾くらいのレベル
>>588 寝取られ側にしてみたら、強姦以外それほど変わらないから好きにすれば(内容に従えば)いいと思う。
個人的な意見でいえば、回避しようと思えば回避できるのに受け入れてしまったぐらいがいいなあ。
倫理観も罪悪感もあるけれど抗えないって感じ(心情的、肉体的はどちらでも)
まぁ強姦一歩手前から完全に浮気だろまで色々あるからいいんだと思うので好きに書いたらいいかと。
ちなみに俺の好みはというと心の隙をついて気持ちをぐらつかせ、その勢いで体を奪い取って既成事実を作り、体とともに心を手に入れていくって感じかな。
ぐらつく材料に寝取られ男の罪(故意にせよ過失にせよ)があるとうれしい。
寝取り男が寝取られ男にうらみがあるとなおよい。
>>588 ヒロインの積極性というより、主人公に落ち度(忙しくてあまり構ってあげてない的な)があれば寝取られ、無かったら浮気か強姦に感じるかな
寝取られ男がおそらく両思いの娘に、思春期特有の【気になる子にツンデレな態度】とってたら
いつの間にか彼氏が出来てて「気付いてなかったろうけど実は好きだったんだぞ」とか笑いかけられると最高です
本当にどこかでありそうな、寝取り男が居ない寝取られが心にキュンと来る
めぞんといえば響子さんが三鷹にホテルのロビーっぽいとこで鍵渡されて
悩んでるとこがエロかったよねー。心臓ドキドキしたあるよ。
最近パソゲーをやってると、本人ルートで両思いになれたヒロインが、
他ヒロインのルートで主人公と疎遠になっていくような展開が、ちょっとキツく
感じられてくるようになった。本編後の事を想像して、軽くNTR感覚を覚えるというか。
前はここまで狭量じゃなかったのに。変な歳の取り方したかなぁ……。
さくっとライトなSSを書こうとしたらまた長くなりつつある…
こうしていつも中途になり、結局、未完で挫折するのを何とかしたいorz
>>595 それはまだ大丈夫なんだけど別ルートに行くと他の男と付き合ったりする展開があったりすると勘弁してほしいわーと思うことがある。
>>597 独占欲が強ければ強いほど寝取られた時の勃ち具合も凄くなるだろうから
お前の未来は薔薇色だな
>>596 プロット作って肉付けして行くと思い通りの長さになるよ。
>>597 俺も別ルートで何年も経ってるのに主人公を思って彼氏を作ってなかったりすると
泣きたくなる。特に幼なじみとかだときついよなw
>>597 ああ、さっきやった「つくもの」というのが、そんなのだったんだ……。
主人公のこと大好きだった幼馴染が、あるルートで男友達に頼まれて部活の臨時マネージャーを始める。
優しくて責任感が強いから、本気で取り組んで、部員からは好評(ちなみに男友達は幼馴染が好き)
主人公はモヤモヤするけど、自分の気持ちを確かめる気になれず誤魔化し、そんな態度に怒った男友達
が、主人公に宣戦布告。
色々あって、主人公は幼馴染に関心が無くなり、冷静に考えた結果、自分といるよりマネージャーをやっ
てる方が活き活きしてると見て、幼馴染にマネージャーを続けるよう薦める。
主人公に必要とされなくなったと、悲しみに暮れる幼馴染は、正式にマネージャーに。
そのうち主人公と一緒にいるより、マネージャーの仕事を大切にし、主人公よりも男友達と親密になって
いく……(傍から見たら、ほとんど付き合ってるように見える)
主人公は全然悔しがって無いんだけど、自分はプレイしてて幼馴染のほうに思い入れがあったから、
すごい堪えた……ちょっと泣きそう
攻略されなかったヒロインが
その後主人公以外に処女奪われて中出しされてるのを考える俺には大好物だな
主人公が悔しがるよりヒロインが一番好きではない人にやられるのが好き
投下やめた
あるあるww
以前ここで少子化対策のため妻が他人と子作りする〜みたいなネタを見たんだが、
今日ネットカフェに捨てられた赤ん坊のニュースを見て「産まれてはいる」が「まともに育ってるのが少ないだけか」なんて思ってしまったな。
全く関係ない話ですまんね。
しかし妻が犯されるだけで気が狂いそうなのに種付け孕ませとか…もうはちきれそう。
「ご主人様にナカダシされて孕んじゃうぅぅ〜〜」とかいってるけどさ、実際生み育てるつったら大変だよ。
「ふっふっふ娘が生まれたら一緒に犯してやるぜ」とか超ムリですから。
まあ寝取られ男に託卵すればいいだけなんだろうけどさ。
大変だからこそ興奮するんじゃないか
>>605 そんな後先考えられないくらい狂わされてると思えば…ほら萌えてきただろう?
eraシリーズなら調教したキャラとの間にできた娘や孫も調教できるがな
>>601 お前とは良い酒が飲めそうだ
>「ふっふっふ娘が生まれたら一緒に犯してやるぜ」
実際に生まれたら超☆親バカになったりな
娘に彼氏が出来たら寝取られ気分も味わえるんですね
611 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 12:06:46 ID:yM7C/T40
そういうことだな。
急に回っててワロタ
もっと浮気していいと思うよ
受けが多いしここ
ヒロインに主導権を握らせれば良いの?
女の方は、火遊びというか軽い浮気なんだけれど
(昔憧れていた同級生の誘いを拒みきれなかったとか何でもいいんだけど)
寝取られ男の方がもんもんとするような奴よみたいなあ。
今頃、奴のちんぽを咥えているのかあ
前の処女は俺だけど、後ろももう処女じゃないってことないよなあ
中2の時経験したファーストキスの相手は奴なのか
こんな感じで、エロ小説にならんか…
テイルズオブバーサス
ヒロインのファラが最新の主人公ユーリ様とタッグ組んで寝取られる
リッド悲惨
>>615 いいね
想像するだけでチンコたってきた
>>615 女視点にしたから確実に少女漫画だな
とある読みきり少女漫画の展開に似てるが
>>616 ファラってエターニアの幼馴染だろ?
本編でもイケメンに寝取られかけたビッチじゃねぇか…
いいぞもっとやれ
>>619 ファラ嫌いだから寝取られた時かなり喜んだが・・・
主人公のリッドがヤンデレだったから全然寝取られ臭しなかったよ
得にドラマCD
主人公がヤンデレって、マグロ目で相手の男斬り殺したりするのか?
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1243608216/ 1 名前:まっちょつるぎφ ★ 投稿日:2009/05/29(金) 23:43:36 ID:???
少女らをレイプして妊娠・中絶させる過程を疑似体験する日本製パソコンゲームソフトに、国際人権団体などが
抗議を行っている問題で、自民党は29日、同種のゲームが多量に流通している状況に歯止めをかける方策を
検討するチームを発足させた。
公明党も今月中旬に検討チームを作っており、与党内で規制強化をめぐる議論が本格化しそうだ。
自民党で29日に発足したのは「性暴力ゲームの規制に関する勉強会」。先進国のなかでも
性暴力関係のゲームや児童ポルノへの規制が緩いと指摘されていることを踏まえ、関係省庁
からヒアリングを実施。今後も会合を重ね、規制強化の必要性を検討していくことになった。
出席した野田消費者相は「子どもを守るバリアが日本ではきわめてルーズだ」と指摘。座長の山谷えり子参院議員も
「日本のコンテンツ産業をさらに発展させていくにも、こうしたゲームで信頼を損ねてはいけない」と話した。
公明党も性暴力ゲームの問題を考える合同プロジェクトチームを今月中旬に発足。太田代表や国会議員らで
秋葉原のゲームショップの視察を行い、有識者のヒアリングも行った。
また、自民党の会合に出席した経済産業省幹部は、パソコンソフト業界の自主審査機関によるこれまでの対応として、
〈1〉問題の性暴力ゲームの販売中止を流通関係企業へ要請し、国内で購買はほぼ不可能になった
〈2〉「陵辱系」と呼ばれる性暴力もののゲームソフトは製造・販売を禁止する検討を行っている――と説明した。
(2009年5月29日23時20分 読売新聞)
引用元:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090529-OYT1T01068.htm
>>621 >>620の主人公の場合は
モバイル版のミニゲームでイケメンと幼馴染のヒロインが仲良く会話しているシーンの
あとで主人公が剣を研ぎながら
「足を怪我すれば、俺以外の男を見ないで済むよな・・?」
ってぶつくさ言っているシーンがある隠しイベントだが
ドラマCDの執着もヤバイが
NTR作品にヤンデレがいると必ずハッピーEDになるから萎える
とあるレディコミはガッカリした
(彼氏以外の男を妊娠して「4人で育てようね♪」で締めくくる、しかも男達も同意する)
ヤンデるのが寝取り男だったら?
そりゃヒロインの保護欲を刺激するために使われるのさ
ヒロインがヤンデレ寝取り男に散々調教されたあと
「ごめんね寝取られ君。寝取り君には私がいないとダメなの
寝取られ君は強いから大丈夫だもんね」
とか言っちゃうのさ
>>625 昔読んだ、サッカー部の先輩に幼なじみ寝取られる話がまんまそれだった
最早あらゆるシチュエーションはしゃぶり尽くされているのだろうか?
酒、煙草、ギャンブルもやらないような童貞処女同士の夫婦で、夫の知らない間に妻が間男によって酒、煙草にはまっていき肉体改造を受けていくようなシチュの小説とかないかね?
>>628のシチュでふたりエッチの小野田夫婦を当てはめて想像した
>>626 最狂スレの香織と景子か。
ヒロくんエピローグまだだろうか。
>>628のシチュで嫌煙厨の典型の様な主婦が浮気相手の影響で旦那に内緒で煙草にはまってしまうとかいいな
>>630 ヒロくんエピローグとエステル寝取っちゃえ大作戦の続きは生涯待ち続けることになりそうだ
おめえらが悪い
中三の不良娘が真面目だけど暗めのクラスメイトにふとしたことで心を開いて、同じ高校目指して勉強しまくるというのはどうだろう
休みの日はいつもつるんでたけど急に付き合い悪くなって家に缶詰になってたり
年中ジャージという田舎の不良特有のスタイルだったけど、急にファッション雑誌買いだしたり
活字を見ると蕁麻疹が出ると言ってたのに、図書館に入るところが見られたり
学校も一切サボることなく通って、何処にも寄らずに家に直帰するようになったり
とにかく見た目はそんなに変わってないけど、明らかに真面目になる
んで、高校に受かってクラスメイトと結ばれる
視点は幼馴染のキレやすいけど馬鹿だから憎めない昔から年上の不良娘が好きだった寝取られ男で
……寝取られ要素薄いしエロくはないな……純愛寝取られ好きなんだが良いネタが思いつかん
更生してから幼馴染の逆襲(暗いクラスメイト視点)
っていう感じの話ならわりと見かけるけどなぁ…。
>>628 サクラチル
嫁と娘がちょうどそんなかんじに堕落させられる。
妻と勃起した男たちってサイトで捜さないといけない。
今読んできた。
2219文庫の方ね。
とりあえず抜いた。
煙草に煙吸わされながら絶頂って最高なんだろうか?
>>636 それ読んだ。確かに抜けるけど夫の復讐はいらないなあ。他にないもんかね。あんまり嫌煙→喫煙シチュってないよな。
優等生が喫煙ってのもいいな
>>636 そこ寝取られ寝取らせの宝庫じゃね?
ちっと年食ってるのがアレだが。
久しぶりに会ったのに、全然変わっていなかった。
彼女の髪が伸びているのだけが時間の経過を物語っていたが、はにかみ弾けるような笑顔も、
華奢で抱き心地の良さそうな身体も、そのままだった。
見ているだけで触れたくなる女というのが存在するとして、彼女はまさにそのタイプだった。
大学のサークルで知り合い、キスまでしたが、結局お互い別な相手とつきあい、卒業してしまった。
イベント好きなやつらがBBQを企画し、社会人初のお盆休みを懐かしい仲間達とバカ騒ぎすることに
したが、当然彼女も来るだろうという期待もあった。
さらに言えば自分同様にフリーになっていることも期待していた。
彼女はフジタカの顔を見ると、すこし寂しげに微笑んだあと、いつものほがらかな笑顔にすぐ戻った。
他の女そっちのけでわらわらと彼女に男どもがむらがる。
フジタカは炭火を担当しながら、聞いてないふりで耳をそばだてる。
「さなえちゃん、あいつとはまだ続いてんの?」
「うん、細々とね」
「かーっちくしょー!うらやましいねぇ〜別れたら次俺ね、待ってるから」
「失礼なこと言うな、俺だよな、俺」
「お前らひっこんでろ。最初に待ってたのは俺なんだから。な?な?」
彼女は面白そうにあははと全部笑い飛ばした。
そうして会話に混ざってこない男の後姿にちらっとだけ視線を投げた。
帰りは女の子を駅まで送ってやるのがサークルの飲み会ルールだった。
早い者勝ちではなくクジ引きで。
フジタカは盛大に冷やかされながら彼女を送る権利を得た。
つつっと大人しく横に並んで歩く彼女とようやくまともに話が出来るというのに、何から話せばいい
のか戸惑ってしまう。
「……まだつきあってんのか……」
結局は他の男たちと変わらないことを聞いてしまう。
彼女は伏目がちにうつむいて、うん、とだけ言って黙ってしまう。
完全に失敗した、とフジタカがぼりぼり頭をかいていると、そっとやわらかい手が指に触れる。
考える間もなく彼女の手を強く握っていた。
心臓が早鳴る。
彼女は黙ったまま寄り添うように腕へと近づいてきた。
いつもそうだった。
彼女はフジタカとふたりきりになる時だけはいつも、照れたようにしながらも近くにいた。
こいつは俺のことが好きなんだと、フジタカは思っていた。
それがいきなり知らない奴とつきあいだし、フジタカもちょうど言い寄ってきた女とつきあった。
微妙で甘酸っぱい関係だったころを思い出し、頬が熱くなる。
しかし駅が見えてくる頃には諦めの気持ちが強くなっていた。
彼女には彼氏がいる。
きっとこのあと男の部屋にいってやりまくるんだろう、そう思うとつないだ手に苛立つ。
ビールの酔いが残っているので駅のエレベーターを探して乗った。
密閉された空間にふたりきりになったのがいけなかったのだろう、どちらからともなくキスをした。
壁にもたれて彼女を抱き寄せ、髪をいじる。
「……帰んの?」
短いつぶやきに彼女は答えてこない。
「どっかいこっか……」
こんな簡単な誘いにのるような軽い女をどこか軽蔑していた。
だが惚れた相手なら、一度手に入れ損ねた女が顔を真っ赤にして頷くのは、悪くなかった。
ホテルの部屋に入ってからもう一度抱きしめると、泣きそうな声で名を呼ばれた。
「いいんだな、途中でやめたりなんか出来ないからな」
「うん……」
くすぶっていた想いが再燃しただけだろうが、彼女の肌にはあらがい難い魅力がある。
フジタカはそう認めざるを得なかった。
男がいる女なんか抱く気になるもんなのか、と冷めた疑問とは裏腹に、フジタカは吸い寄せられる
ように唇を奪い服の上から胸をまさぐりだす。
感度の良さそうな声をあげ、ふんわりとした髪の毛を揺らし悶える彼女。
夢に描いたこともある彼女の媚態に胸の奥から甘く切ない感情が湧き上がる。
処女ではない慣れた仕草で服を脱がされていく様子がキリキリと胸をえぐる。
──あの頃もっと強くおしていれば俺の女になっていたのか?
黒く疼く心を隠して、ブラとショーツだけになった彼女を広いベッドの真ん中に座らせる。
「脱げよ」
冷ややかな声が嫉妬心からきているものだとはフジタカ自身も気づいていない。
さなえは自分から脱ぐという行為をある意味、踏み絵のように感じていた。
この背徳は自分が望んでいること、それを男に見せつけるようなものだった。
小さく震えながらブラのホックをはずし背を向けてサイドテーブルの上に置く。
背を向けたまま脱いだショーツは見えないようにブラの下に隠した。
そしてじっとフジタカの視線に肌を晒す。
浮気などという軽い気持ちでここまで出来るものではない。
彼女は俺の女になろうとしている、フジタカはめまいがするような高揚感にゾクリと背が震える。
明かりを消してから服を脱ぎ捨てお互いの熱い肌を確かめ合った。
だが愛撫するたびに憎らしくなる。
この乳首も尻もクリも、もう違う男にいじられてしまったのだと思うと、せっかく抱けたのに優しくする
気になれない。
強めにいじくって、それでも抵抗してこない彼女に苛立ちさえする。
ひととおり前儀をすませると、少々乱暴にうつぶせで寝かせ、腰をつきださせてバックから挿入する。
愛液が絡まりまとわりつきながらもきつく押し戻そうと膣が蠢く。
気にせず一気に奥まで貫くと、高い喘ぎが短く響いた。
ゆっくりとかきまわし、逃げるようにふるえる腰を引き寄せる。
「男がいんのにこんなことされて、そんなに俺のこと好きなの?」
愛しいはずなのに、虐めたくてしょうがない。
あの時自分を選ばなかった彼女の心に爪を立てて傷をつけたかった。
そんなことには気づかずに彼女は熱に浮かされたようにかすれた声をだす。
「……うん……」
その素直さにいっそう嗜虐心がかきたてられる。
なじんだように蠢く膣からひき抜いていくと、ぬりゅっとした感触が名残惜しい。
「あ……やめないで…………やだ…………」
「どうしてほしいんだ?」
にやにやと嬉しそうな顔つきで彼女の横顔をのぞきこむ。
目に涙をにじませて羞恥に頬を染めながらもフジタカを求めて口走る。
「……いれて……いれてぇ……いっぱいして…………」
おねだりさせても気が済まない。
「淫乱だなあ。じゃぁ、さなえは淫乱です、て言えよ。言ってる間だけ入れてやるよ」
亀頭だけをこすりつけて指でクリをいじめると彼女はぶるぶると肩をふるわせた。
それでも身体の疼きには勝てないのだろう、ぎゅっと目をつぶって口を開く。
「……い、淫乱です……さなえは淫乱です………はあぅっ」
約束通りにフジタカはずぶずぶと蜜であふれかえる卑猥な穴にねじ込んでいく。
「ああっ……い……うく、んああっ」
痺れるような快楽の太さに彼女の背がよじれて言葉がとぎれる。
「ほら続けて。淫乱ですって言わないとまた抜くぞ」
「あく……い、いんらんです……いんらんです……い、いいっいっちゃういっちゃうよぉ……」
子猫のように背をのけぞらせて悦楽の叫びをあげる彼女。
フジタカは黙って腰を揺さぶり続けていたが、ふと思いついて彼女を冷たく見据えて言い放った。
「好きって言えよ」
汗が彼女を濡らしていく。
我を忘れたかのように何の躊躇も見せずに彼女は男の名を呼びながらまた絶頂へと達する。
「すきぃ……すき……フジタカすき…………いくぅいくっ……すき………!」
「お前はほんと、淫乱だなあ……」
悔しい気持ちがおさまらない。
俺のことが好きならなぜ男と別れてないんだ、身勝手な女だ、とクリを強くねじりあげる。
「っ!!いやああ!……っゆるして…………」
彼女が達したあともなお腰を打ちつけ続ける。強く、激しく、この上なく卑猥に。
「こわれちゃ……ああっもうゆるして……」
「許すわけないじゃん、壊してーんだよ。俺のもんじゃないからいいよな?」
静かな怒りが彼女に伝わったのか、恐怖の色をにじませて男を見やる。
「……ごめんなさい、ごめんなさ……あああん!」
「何に謝ってんの?だいたいお前だけ満足してどうすんだよ、俺にも満足させろよ」
尻の穴に指をひっかけて彼女の締まりを強くさせる。
「そこいや……だめぇ……」
泣きながら懇願するのをはねのけるように冷たい声をだす。
「いやならきちっと締めろよ。締め方ぐらいわかるだろ、処女じゃないんだからさ」
言い終わらぬうちにぎゅむっと膣が締まる。
「そうそう、わかってんじゃん、っと」
覆いかぶさるように体重をかけてベッドに手をつき、容赦なくピストンする。
粘つく音が派手に響き息も荒くなるが構わずに最奥を何度も突く。
彼女は涙を流して痛さに喘いで、あるいは悦んでいる。
どっちでも構わなかった。
──どうせ俺のものにはならないんだから。
「ほら、言えって!淫乱女!」
──めちゃくちゃにしてから投げ捨ててやる、凶暴な俺に幻滅させて、それで終わりにしてやる。
──気の迷いで一度きりの関係なんてありがた迷惑だ。
「好き……大好き……フジタカ……好き…………」
彼女の口からは自分の名と「好き」だけしかでてこない。
ますます胸がしめつけられていく。
嫌われたかったはずなのに違う展開になっていって、困惑するばかりだ。
なのに身体は素直に喜んで大量の白濁を彼女の中にぶちまけようとスタンバイしてくる。
腰の動きがとまらず快楽を求めて激しく彼女を責め立てる。
乱暴なまでに湧き上がる欲望の渦にフジタカは何故かムリヤリあらがった。
「……バッキャロー!」
そう叫んで爆発の直前に引っこ抜いた。
びくびく震える彼女の白い尻や背中に撒き散らす。
ぐったりとうつぶせにベッドに沈む彼女は肌を火照らせてハァハァと荒く息をついている。
「……なめろよ」
まだ責め足りない。
今さらながら自分に身体を許した彼女をどうしても許せない。
ふらつきながら彼女が男の下半身に身体を近づける。
頬を染めて舌をつきだし、精液がこぼれおちる男根を舐めようとする。
ふるえる舌先が白濁をなめとる寸前、フジタカは彼女をきつく抱きしめていた。
「なにやってんだよお前……」
理解できない。
自分のことも、彼女のことも。
「そこまで………なんなんだよ……」
彼女は行為の最中から言い続けている言葉を繰り返す。
「……好きです……」
抱きしめながら唇をかみしめて言葉の意味を考えるが、何もわからない。
「なんなんだよ……」
彼女は目をつぶり泣いていた。
「好きです……」
「わかったよ……」
フジタカもなぜだか涙がこぼれそうになる。
見つからぬように腕で目をこすりごまかし、壊れるほどに抱き潰す。
「……俺もだよ…………好きだ」
ここからどうするつもりなんだ、と理性が呟く。
だが今はどうでもよかった。
もうしばらくはこの純情極まりない抱擁を味わっていたかった。
女のずるさに絡め取られて抜け出せない底なし沼。
そうと知りつつも甘美な満足感がたまらない。
彼女の望みはなんなのだろうか。
──俺の望みと相容れるものなのだろうか。
どちらかが次の言葉を口にするまで、フジタカはさなえをぎゅっと抱いたまま、確かな幸福の中にいた。
「いきなりつきあいだした訳じゃないの。……ずっと黙ってたの」
スタバで早朝のコーヒー。
大学生に戻った気分だった。
「なんでずっと彼氏いるって黙ってたんだ?意味がわからん」
「それはその、だって……フジタカが……」
「俺?俺がなに?」
つまり彼女はフジタカに惚れ、当時つきあっていた彼氏と別れてフジタカに告白しようかと悶々として
いるうちに彼氏がいることがバレて、しかもフジタカが彼女をつくったので、告白も別れ話も上手くいかず
相手に説得させられるままにずるずるとつきあっていた、というのだ。
フジタカは呆れた顔でさなえを見やる。
──女はわからん。
だが目の前にいるこの女は愛おしい。
「じゃあ改めて」
「え?う、うん」
「俺とつきあって」
うまく笑えただろうか、フジタカはみるみる目に涙をためていく彼女を見つめながら昨日の荒れた夜を
思い出す。
苦い思い出だがそのうち笑い話になる日がくるのだろうか。
「……順番おかしいよ……」
こぼれる涙を隠そうともせずに幸せそうに微笑む彼女を、フジタカはとても綺麗だと思った。
...end.
>>625 >>625 スイーツ女だったら間違いなく
スイーツ「3人で幸せになろうね☆」
男「仕方ないな→このお姫様☆」
寝取り男「本当に我が儘な子猫ちゃんだね☆」
とハッピーハーレムEDになるな
>>625 ヤンデレは自分から調教なんかしません、むしろヤンデレはされる側
女の足切断するか監禁だろ、カニバってるのあり
彼女の足切断して彼氏に画像送って「ずっと俺の女だー!」って寝取られ少女漫画ならある
あれはいいヤンデレのNTR漫画だった、あれで2〜4年間監禁済みだったらよかったのに
サクラチルって2219文庫の何処にあるんだよorz
>>645 なんで?
ヤンデレだって調教くらいできるだろ
ヤンデレ舐めんな
ヤンデレのは調教じゃねえ
愛情表現だ!
愛情=調教
>>646 俺もサクラチルってみつからん
誰かコピペできん?無断転載になるからだめか?
該当サイトの2219文庫の過去ログの3ページ目にある
652 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 12:22:35 ID:/CM4jBKR
>628
「望美」もいいですよ。舞方さんの。
ほかにないかなー
肉体改造までいってしまうやつ
>>651thx
今読み終わったけど………復讐は蛇足すぎだろorz
他が良かっただけにMOTTAINAI
>>652 thx!
でも、望美とサクラチルって似てね?望美には復讐はないけど話の展開が似てるきがする
>>653 確かに復讐描写はいらんよなぁ
2219文庫の『洗脳』は地味で大人しい人妻を下品な女に変えるシチュ
が非常に良かった。ただし文章に難あり
電脳調教がしゃれにならんな
寝取りもやしってのがスーパーに売ってた
すげぇ今更だけどフーリガンの人の女視点の話とかみたい
女が堕ちてく描写が好きなんだけどそういう描写がいい作品でお勧めとかない?
「あの、朋子さんですか」
御茶ノ水駅の改札を出たところで立っていた女性に声をかけた。
「はい、もしかして大介さん?」
「はい」こんにちわ。
こんにちわ、と挨拶を交わし、二人して照れる。
休日の駅前はひっきりなしに人が行き交いしているから誰も僕たちを見ていないのは分かっているのだけれど、出会いの方法が方法だからなんとなく後ろめたい。
「すぐ私だって分かりました?」
「えぇ、まぁ」と曖昧に頷く。
嘘だ。実は彼女の前に二人も人違いをして声をかけてしまった。
御茶ノ水駅には出口はひとつしかないものだと勘違いし、電車を降りて手近の階段を昇ってしまったのがそもそもの間違いだった。
聖橋口に出たが間違いに気付かず、しばらく人混みの中で待ち人を探していた。
目印の服装として待ち人は『クリーム色のセーターとネイビーのティアードスカート』を提示した。
探していて初めてネイビーもティアードスカートもどんなものなのか見当もつかないことに気付いた。
仕方ないのでクリーム色のセーターとスカートというポイントを念頭に置いて視線を巡らした。
目についたそれらしい女性に声をかけたら、非難がましい口調で「違います」と否定された。
次の女性にも簡単に否定されて心が折れそうになった。
何やってるんだろ、と不意に虚しくなった。
「ギター、欲しいんだよね」
メールで朋子さんは言っていた。
彼女とは出会い系サイトを通して知り合った。
「ギター持ってる?」
誰でもメールでは丁寧になったり、親切になるものだと思っていたが、朋子さんのメールの文面は淡白だった。
「持ってますよ」
ちょうだいと言われるのかと思っていたら
「買いたいけど、どんなのがいいか分からないから付き添って」と言われた。
ちょうだい、の方がよほど楽だった。
ギターの良し悪しなんか分からないし、持っているギターは父親の形見として譲り受けたもので弾いたことはなかった。
11時に御茶ノ水橋口で待ち合わせることになった。
前日、押し入れから父のギターを引っ張り出してみた。
ボディーにホコリが積もっていて、弦も二本切れていた。
「この年になっても出来るのかなぁ」
明治通りを歩きながら朋子さんは弱気になった。
建ち並ぶ店の二軒に一軒は楽器屋で、車道を挟んで向こう側にも楽器屋が屹立していた。
「年なんて、関係ないんじゃないですかね」
ギターなんか何歳でも出来るだろうと侮っての発言だったが、言った後でなんだか熱血なことを口走ってしまったような気がして少しうろたえた。
(始めようと思ったときがスタートですよ)
朋子さんはいっこうに店内に入ろうとはせず、どの店先にも並べられている【大特価!】や【店長のおすすめ!】の商品を眺めている。
学生服姿の高校生や、大学生らしき集団が次々と立ち止まっている僕らを追い越していく。
「なんで始めようと思ったんですか、ギター」
しゃがんで店先に立て掛けられたギターに触れている朋子さんに訊いた。
「この間、ふと私って何が出来るんだろうって考えてみたの。家事とか子育てじゃなくて、人に自慢できるようなことね。
愕然としちゃった。私、なにも出来ないのよ」
だから、ギター。
「資格とかでも良かったんじゃ。役に立つかもしれないし」
「私、もう34よ。高校を出てから何年たってると思ってるの。何年試験というものを受けてないと思ってるの」
朋子さんは心細げな口調で言ったが、しかしスッと立ち上がって自動ドアを通って店内へ入っていってしまった。
狭い店内を見て、僕も入ろうかどうか悩んでやめた。頭の禿げ上がった店長と言葉を交わしている朋子さんを外から眺める。
僕は彼女とセックスするのだろうか。
腕時計を見ると、まだ12時にもなっていなかった。
今の正直な気持ちとしてはヤりたい。
しかし数時間後まで、性欲を保っていられる自信はなかった。
ギターを買って、昼食を食べて、それから。
それから、どうするのだろう。
自動ドアの向こうから朋子さんが手招きをしている。
僕も頷いて、店内へ入っていった。
終わりです
・・・。 ・・・え?
続くんじゃないんですか?w
終わるの早すぎwwwwwwwwwwww
え?
誤爆…じゃないんだよな?
>>623 発売当時に一回プレイしただけだが、リッドってそんなキャラだったか…?
>>668 原作ではべつにそんなこと無い
せいぜいファラがレイシスといい感じになってるのを見て、イラッとする程度だった気がする
しかしあまり相手を束縛したがらないキャラクターなので、NTR主人公の素質はあるかも知れない
俺は復讐はいいんだがそれは望まない人も多いから別物語とかにするべきかもね
『復讐編』とかで
そんなもん作者の好きにやらせてやれ
それ込みで一つの物語なら良いと思う
復讐でも破滅でも後日談でも
寝取られ男が涙目のまま終わるのと復讐メシウマーで終わるのは嗜好としては明らかに別物だがNTRに一括されてしまうんだよね
といって復讐メインですとネタバレする書き手もいないだろうし
結果、最後まで読んで損した気分になると
>>嗜好としては明らかに別物
そうか?
延長線上だと思うが
同意
延長線上にあって締め方の好みの問題でしかないよね
シャブP、タトゥー入れたりヤク中になったりタイホされたりとか、
ダメ男のせいで転落していく清純な美女、ていうNTRモノに十分な要件を満たしてたけど、
惜しむらくはダメ男がダンナだったってことだな。
>>659 いい感じだったけどロリ趣味はn(ry
遅くなったけどありがとう
シャブPが変わったのって、結婚前で、某脚本家と付き合ってからって
スポーツ紙に載ってたな。
それまでは煙すら嫌がっていたのにたばこを吸う姿も見られたりとか…。
そういう話を聞くと興奮してくるね。
親父が組長で弟が現役のヤクザでしょ?
生粋のエリートだっただけだと思うんだがw
>>678 話としては面白いが生粋じゃないのかなあ。
酒井容疑者は目が怖い。
>>678 押尾の部屋で死んでた女の人もなんかそーいうストーリーがありそうだよね
きれいな人が薬漬けにされて刺青入れられてマンションで飼われて…
若い娘なら萌えるんだけどな
三十路じゃな
のりPの人間関係と転落劇は寝取られの素材満載なんだが
ただ、このスレに合わないのは寝取られではいの一点だけ
個人的には好きなんだよなぁ。あんな可愛いアイドルの転落劇
旦那に愛人がいるのにその愛人とも親しく付き合う妻。
そして、事件の背後にチラつく、旦那が「社長」と呼ぶ謎の男。
なんとでも展開させられそうなネタだが。
仮面のりP
芸能界おそろしや
例えば学生の時に付き合っててルックス普通で優しかった素朴な子が
数年後にグラビア系になって色気振りまいてて男とっかえひっかえ状態
肌焼いて髪染めるわタトゥー入れるわ金と男にしか興味なくなってるとか
そういうことも実際ありそうで怖い
余裕であるけどな
大学デビューで張り切りすぎてってのが最も多いパターン
だと俺は思っている
goヒロミgoってマンガが大学デビューで張り切りすぎだったね
ながされて藍蘭島エロパロSS『寝取られて4』0/6
あらすじ
外界から隔絶された不思議な島・藍蘭島。
そこへ漂着した少年・東方院行人は、唯一の男として島の娘達の熱い視線を受けていたが、そんなある日、突然、東のぬしが人間になって娘達をたぶらかし始めた。
村の長老であるおばばは決断した。「東のぬし様から御種を貰い、村を危急存亡の秋(とき)から救うのじゃ」。
そうして、公然ともう一人の男が村を闊歩し出した。
自分はまだ子供だからと、騒ぎの外に身を置く行人だったが……。
みんなで海水浴に行く――そのすずの言葉の中に、彼自身が含まれてないと
解った時、
「え?」
と、行人は本から顔を上げた。
それまで読書に夢中で、すずが何を言っても生返事で答えていたのだ。
「ごめんね行人、なんか女の子同士で行くことになっちゃって……」
軒先に立ったすずは、すまなそうな上目遣いでもじもじと言葉を濁しがちに、
縁側に胡座をかいている行人に対して謝った。
だが、行人はむしろ嬉しそうな表情になって首を振った。
「ううん、ボクは全然構わないよ。気にせずに楽しんできて! 読みかけの小説
もあるしね」
と、読んでいた推理小説を持ち上げて示した。
「そ、そう……?」すずはホッとしたような顔になったが、その口調はどこか歯
切れが悪かった。「も、もしかしたら……夜も誰かの家に……お……お泊まりし
てくるかもしれない…………」
「あ、そうなんだ。じゃあ、食事は自分で作るよ。心配しないで」
そう言って、安心させるように笑顔を作る行人。実際、最近はすずの手を借り
ずとも、一人で何とか食べられる料理を作れるようになっている。
「……う、うん…………」
何故かすずはうつむき加減に視線を泳がし、挙動不審げにそわそわとした。ま
だ何か言いたげな顔つき。
「?」
心の中でハテナマークを連発する行人。
――奇妙な間。
やがて、すずはしゅんとしたように肩を落として少し溜め息をつき、
「――行ってくるね」
と、歩き始めた。
(……?)
行人は少しだけ変に思ったが、特段思い当たる節は無いので、その場に座った
ままひらひらと手を振ってすずを送り出した。
「本来、女の子ばかりで遊ぶ中に男一人混じるのはおかしいしね」
すずの姿が道の向こうに見えなくなってから、そう誰ともなしにぽつりと呟く。
だが、それが彼の偽らざる本音だった。
遊びなどに誘われれば断るのも悪い手前、いつも仕方なくついていくし、最近
はすっかり慣れてしまったものだったが、向こうからそう言ってくるのであれば、
正直――“助かる”という気持ちが強かった。
(しかも、海水浴だもんなあ……)
以前に見た、島の少女達の水着姿が脳裏に浮かぶ。豊かな自然の中で育まれた
少女達の健康的で瑞々しい肢体。その中にポツンと紛れ込んだ男一人という構図
は、目の保養――いやいや、自分でも自分が気の毒に思えるほど浮いていた気が
する。
ちなみに彼女達が水着をつけたのも、行人がお願いしたからだった。それまで
は、海で遊ぶときは全裸が普通だったそうで――
「――はっ!」
行人は慌てて鼻頭を抑えた。鼻血が出そうなほど熱くなってしまったのだ。
「な、ななな何を考えてるんだボクは!」
落ち着きを取り戻すべく、何度も何度もすーはーすーはーと深呼吸をして頭を
カラッポにする。
「……だけど……今まではこんな事なかったよな…………」
ふと、そう考える。
すずの中にも、“女の子同士”という意識が、やっと生まれたのだろうか。
そうだとしたら、新鮮な印象を感じた。
(――良いことじゃないか!)
男女を分別することは、極めて正常なことだ。
これまでがおかしかったんだ。
ただ、でも――
行人は胡座の上に頬杖をつき、面白くなさそうな目つきで碧海の彼方の水平線
を見つめた。
(そういう意識が芽生え始めているのは――…………アイツの影響、なのかな…
………?)
そこだけが唯一、気にくわない。
今やすっかり時の人でございといった態度で、毎日憚りなく悠々と村中を歩き
回っている巨漢。
実際、現在の雰囲気の中心は間違いなくこの男であり、その存在感はもはや行
人など目ではなかった。
この男がのさばるようになって以来、藍蘭島の女性達は変わった。
どこがどう変わったのか――行人には具体的に上手く説明できない。
でも、彼女達の様子で判るのだ。以前とは違う空気を肌で感じる。
そんな女性達の中に混じっていれば、いくら無知なすずであっても、いやでも
影響されるのかもしれない。
だがそこまで思い至って、行人はまたぶんぶんと頭を振った。
(なにあんな奴の事を考え出してるんだ)
ボクには関係ない話! ボクには関係ない話!
そう強引に決めつけ、手元の小説のページに視線を落とした。
穏やかな潮騒。海から撫でる風。
藍蘭島の自然は優しく、心地よい。行人はいつしかまた、本の中の世界に没頭
していき、少女達の姿は頭から薄れていった。
藍蘭島の自然は優しく、心地よい。
穏やかな潮騒。海から撫でる風。
「――にゃっ♥!――にゃっ♥!――にゃああぁっ♥!!」
……心地良いのは環境だけではなかった。
栗色の長い髪を布団いっぱいに敷き詰めた少女が、巨体の男に覆い被さられ、
水着の股部をずらされて、秘唇に太く漲った肉棒を突き入れられていた。
胸の布はとっくにむしり取られ、丸型の美事な豊乳が抜き差しの律動に合わせ
て激しく揺れていた。たまに男にむしゃぶりつかれて、その度に塔のように尖っ
た乳首を中心に乳房が涎まみれになっていく。
「にゃっ、にゃっ、にゃあぁっ♥、だ、だめぇ、あ、あ、ん、んにゃ、あにゃ、
にゃあぁん♥♥!!」
少女は乱暴をされて悲鳴を上げている――様子には見えなかった。
男の腰が打ち付けられる度に、その唇からひっきりなしに出ているのは、甘い
嬌声であった。
淫水の泉と化した蜜壷に奧まで出入りする肉棒。ピンと勃った真珠のような肉
芽も彼女自身の体液にまみれ、男の下腹部が擦れる度にたまらない刺激を少女の
全身に送り届けていた。
男を受け入れるように、太い首と胴に絡まる手脚。
時折うっすらと開く瞳は、男を熱っぽく見上げる。
その視線に気付くと、男は顔を近づけ、少女の唇を貪るように吸い付く。少女
も最初はおずおずと、だがすぐに夢中になって吸い返す。唾液でまみれた二枚の
舌がいやらしく蠢き、少女の内側を掻き乱す官能をさらに昂ぶらせてゆく。
唾液の糸を引かせながら顔を離すと、少女のからだを持ち上げ対面座位になる。
「にゃあぁん♥!」
その衝動だけでも充分すぎる快感となって、全身を駆け巡ってしまう。
「……ふ、深いよぅ……♥」
「ののん♥ いやらしいマンコがさらに食い付けてきたのん♥」
「い、いやぁ……そんな……♥」
いやいやと首を振る少女であったが、確かに男の言う通りであった。
繋がっているだけで深々と奧まで突き入れられた膣襞が淫らに蠢き、男の逸物
を一層美味しそうに締め付けるのだ。愛液がさらに溢れ出し、二人の股間がいよ
いよ洪水のように濡れてゆく。
「こんなに下の口からも涎を垂らしちゃって……そんなにボクのオチンチンが美
味しいのん?」
と、わずかに腰を揺らし、首筋を舐めながら囁く。
「――は――あぁぁん……♥」
少女は心底気持ちよさそうに甘美に背を震わせ、目端を蕩けさせ、コクコクと
何度も頷いた。
その浜辺は、村里から一時間あまり南西に歩いたところにある、南の森に近い
岸にあった。鬱蒼とした森を抜けると、こちんまりとした三日月状の浜が広がっ
ていて、思わず声が出るほど綺麗な白い砂が一面に敷き詰められていた。ちょっ
とした海水浴気分を味わいたい時、村人達はここに来るのだ。くつろぐための浜
小屋もわざわざ建てられていた。
どこまでも突き抜ける青い青い空の下、波打ち際では思い思いの水着を着た少
女達が黄色い声を出しながら、海水を跳ね上げて戯れ遊んでいた。何人かは砂浜
に敷かれた茣蓙(ござ)に腰を下ろし、それを楽しげに眺めている。
身体が資本であり、働くことは動くことであるこの島の少女達は、花盛りな年
頃も相まって、誰もが新緑の若葉のような艶めいた肌と、わずかな贅肉もない弾
けるような肉体を持っており、その健康そのものの肢体を余すことなく無邪気に
開放していた。
もし、男がこの場を通りがかったなら、この夢のような光景にさぞ目を奪われ
るに違いない。
ただ、少女達は背後の浜小屋をかなり気にしている風であった。
時折、示し合わせて一人二人とその場を離れては小屋の中を覗きに行く。そし
ては顔を赤くして駆け戻り、何か報告して皆できゃいきゃいと騒ぐのだ。
それとは別に、時が過ぎる毎に、「次は私の番ね」と、一人ずつ戯れるのをや
め、小屋へと入っていく。すると入れ替わるように別の少女が中から現れ、股を
拡げ気味に、半ば放心状態で外に出てくるのだ。なかなか出てこない時もある。
中で何が行われているのか……?
よく耳を傾けてみれば、波風の音に紛れて小屋の中から声が漏れ聞こえてくる。
悲鳴のような、ある時は嗚咽のような、若い女の声。
そう。
小屋の中にはあの“男”がいて、少女達をかわるがわる呼んでは、順番に乙女
の柔肌を堪能していたのだ。
今日集められたのは、男のお手つきになったが、まだお目出度いお告げのない
娘達だった。
子種を授けるというのが名目であるから、中で何をされるのかは、言われるま
でもない。少女達も分かり切った上でついてきてるのだ。
小屋から出て来る娘はすべからく、股部の布地が明らかに海水でないもので変
色し、足腰に力が入っておらず、淫らに蕩けた名残を漂わせた何とも言えぬ表情
をしていた。
その様子を見て、行為を想像してしまう度に、少女達の脳裏には、あの一度受
けたら忘れられない“膣内射精”が思い起こされ、下腹部の奧がジュン、となる。
それだけで今すぐ孕んでしまいそうで、思わず切ない吐息が漏れる。
――そんな濃厚な膣内射精を今、実際に受けている娘は、“彼女”であった。
男はもはやすっかり彼女の“気持ち良い部分”を知り尽くしている。何せ、彼
自身が探り出し、そして開発してきたのだ。そこを重点的に突かれたり擦られた
り、あるいはじらされたりと、好き放題にされる少女の表情は、意識することな
く淫楽に笑み緩み、やがてどんな恥ずかしい体勢を取らされようとも、どんな奉
仕を要求されようと、まるで操り人形のようにいそいそと従ってしまうのだった。
だが、気を緩めばすぐにでもイキそうなのは男も同じであった。少女の肉壷は
狭くも厚く柔らかく、自慢の剛直が深い所まで達しても、どこまでも絞るように
包み込まれる。まるで彼が主として支配している奥深い森の中を踏み進んでいる
ような感覚であった。しかしそれがまた、得も言われぬ満足感を与えるのだ。
こうして男に抱かれる毎に、少女の秘肉は並の女には敵わない名器に磨かれて
いく。正直、最近では、梅梅とする時より夢中になってしまう場合もあった。
しかも、昂奮する材料はそれだけではない。
この少女と一緒に暮らしているという少年がいる。肉親ではない。他の娘に話
を聞く限りでは、少年は外の世界から流れ着いた人間で、色々あった末に少女の
家に住むことになったらしい。
二人は恋人同士ではないが、気にし合っている間柄のようである。
それはそうだろう。
こんな美しい娘と一緒に住んでいて、何とも思わない男がいるわけがない。
だが――
その“彼”は、こうして少女が他の男のモノになっている事など、これっぽっ
ちも知りはしない――
想い人がいる女を寝取り、その子宮に想い人ではない男の精子を注ぎ込む悦楽感。
しかもそれは一度だけに留まらず、何度も何度も。
子作りは義務だと言って逆らえないように誘導し、遭う度にそのからだに欲望
の限りを尽くして女の悦びを教え込み、孕ませるため、また肉棒と精液の味を覚
え込ませるために中出しを繰り返す。そうしながら徐々に性に目覚めさせ、育て、
自分の女に仕立て上げていく――
これほど昂奮する行為があるだろうか。
(ま、でも、奪い取るカイショーもないガキだけどのん……)
それが残念だった。この少女とそういった関係を持つようになって、もう何ヶ
月になるだろうか。毎日同じ屋根の下で寝起きしている女が、ここまで別の男の
手に堕ちているというのに、まだ何も気付いていないというのは、拍子抜けを通
り越して憐れみさえ感じてしまう。
この少女自身も性に未熟すぎ、あっさりと身体を許してしまい、今やもう陥落
寸前だ。
(のん……だからこそ、このコには……アイツとの関係を切らせないのん♥)
ただモノにするだけなら、もうすでに充分可能であろう。この少女とも二人き
りの長い時間を作り、日をまたいでも帰すことなくめくるめく快楽にどっぷりと
沈め、甘い言葉を囁き倒し、身も心もメロメロになったところへ、『とどめの言
葉』を二言三言交わし、そしてまた何度も絶頂を味わわせながら、夢も現も分か
らない快楽地獄に堕とせばいい。それでもう、少女は男の許へ走るだろう。
だが、それでは他の女と同じでつまらない。
この少女には、これからも“彼”とは離れずに生活させる。わざとアイツの側
に居させるのだ。
少女の全てを、己の“モノ”にした上で……。
そう考えると、秘肉を往来する欲棒はさらに精力を増し、少女のの白い喉から
益々蕩けるような淫声を絞り出させていくのだった。
「にゃっ、あっ、にゃぁっ、ああんっ、あぁ、にゃあ、にゃあんっ♥♥!!」
熱く絡まる荒い吐息と、二人の肉体をぬるぬると包む汗と淫液。
そうしていくうちに、次第に男の動きが速くなっていく。側臥位で少女の片脚
を大きく伸ばしながら背後から突きまくると、また体位を変え、少女に大股を開
かせての後背位に移った。
少女の下半身を押し潰すような切羽詰まった抽送。
(来るぅ――♥!)
この数ヶ月の間、少女の膣内で“それ”が何回されたかなど、彼女自身、もう
覚えていない。
ただ、“それ”が、とてつもなく気持ち良くなってしまったことだけを、その
身体に刻み込まれた――
「のぅんッ!!」
さんざん腰を振った男が、最後に獣のような一声を絞り出して動きを止めると、
ついに少女の内奥で限界まで腫れ上がった真っ赤な先端が爆発した。
「にゃ――――ああああぁぁぁ………………♥♥♥!!!!!!」
短い時間の中で何度もイかされた末に開始された、尽きることのない膣奥射精。
ドクン! ドクン! と、肉棒が力強く脈動する度に、その噴射が奧壁を叩く
のが分かる。
「――――ッッ♥!!!! ――――ッッ♥♥!!!!」
脈動と噴射、その両方の衝撃が全身に行き渡る。
(にゃあぁん……♥! ああぁん……♥ また……こんなにいっぱいぃ……♥
は――孕んじゃうぅ…………♥!)
無意識のうちにギュウッギュウッと締め付ける膣肉。例えごく微量であっても
一発で身籠もってしまいそうな濃濁の精子。そして、それを大口を開けて盛んに
吸い取る子宮口。昂奮で膨らみまくった子袋に、滾々と元気過ぎる孕ませ汁が注
がれてゆく。
子宮の隅々まで満たされるような、大量の種付け汁。
(もう…………だめぇぇ………………♥♥♥)
男の長く終わらない射精の間、少女は何度も腹の底から媚声を漏らし、喜悦の
涙で濡れる枕を掻き抱きながら、二度も三度も幸福の絶頂に達し続けた。
――やがて、ようやく射精を終えた男が離れ、少女のからだを仰向けに転がす。
腰から下の感覚がもうほとんどないのか、すらりと長い両脚はだらしなく拡げ
られた。
「はぁっ…………♥ はぁっ…………♥」
快楽にけぶり、焦点を失った少女の瞳は、完全に夢心地の世界を旅していた。
男は水着に指をひっかけ、クイッと引っ張った。
極太の肉棒をハメられてぽっかりと開いた淫孔。そこからとめどなくゴポゴポ
と溢れてくる、ところてんのような特濃の白濁液。
彼自身がしっかりと刻み込まれた証を見物しながら、男は愉しげに笑んだ。支
配欲が満たされる光景であった。
少女のこんな姿をあのガキに見せたら、どんな態度を取ってくれるだろうか。
無性に見せたくなってくる衝動を抑え込む。
(このコはまだもうちょっと先のん♪)
その代わり、他の娘なら構わないだろう。この娘の他にも特に“彼”と親しい
という少女達の顔が思い浮かぶ。梅梅もその一人だったが、彼女は第一号として
とっくにバレているから、別の娘がいいかもしれない。帰宅時間を見越して、奴
の家に続く道のどこかの草むらか木陰ででもやってやるか。あんな小僧のウブな
心魂では、それだけでも充分な衝撃を受けるだろう。
(……それにしても……)
改めて少女をまじまじと眺める。
いつ見ても、何度でもむしゃぶりつきなくなるほどの美事な肉体と美貌の持ち
主だった。全身にまみれた汗と淫液が、閉ざされた窓の隙間から差し込む光を反
射し、ぬらぬらと妖しく少女のからだを浮き出させる。
それに加えて、アソコの具合も極上。
返す返すも、この少女をモノにできた満足感は大きかった。
今すぐにでも、完全に隷属させたくなる。少女の心から戸惑いと躊躇いを消し
去り、そのふっくらとした可憐な唇から服従の誓約を紡がせたい。
が、その気持ちも何とか抑える。
小屋の外ではまだ何人も彼の“女”が控えていて、海水浴を楽しみながらも、
彼に抱かれる順番を心待ちにしているのだ。
それに、今日はこのままここに泊まって、夜は少女も含めた全員と乱交を楽し
む予定である。
しかし、だからと言って我慢をするのも癪に障った。
(ボクはこのコ達の王様のん♪ 我慢する必要なんか全然ないのん♪)
男の仕事は、人間の女達に子種を恵むこと。それは向こうから乞われた事で、
頼まれてやって上げている事なのだ。それなのに貰うものは貰う、でも他の事は
しちゃダメ、では通らない。性的に未熟では性交しても面白くないのだ。こうし
て自分好みの女にすることは当然の権利であって、誰に批難される謂われはなかった。
少女の顔からもまだ色情は失せていなかった。
(イイ顔のん♥ あと一発だけやるのん♪)
そう独りごちて、男は少女の脚を抱えながら、間に身体を差し入れた。未だ空
にならない白濁の水筒に先端を少し潜らせ、引っ掛ける。
「あ……あ……♥」
少女の瞳に淫欲の光が写り込む。偽らざる本音。
「さ、もう一度愉しませてもらうのん。ボクの肉奴隷ちゃん♥」
そう言って、完全に出来上がった少女のからだを、男はまた思う存分たっぷり
と味わい始めた。
感じるところを小突いては歓喜の媚声を鳴かせる。
「どこが気持ちいいかハッキリ言うのん♥」
「にゃあぁっ♥ お、おまんこが、おまんこがどろどろでぇ……♥!
気持ちイイのッ! おちんちんズポズポされてっ……♥! き、気持ちイイのぉッ♥!」
再び高みに昇ってゆく少女に、いやらしい淫語を口にさせる。
「ボクのチンポそんなに気持ちいいのん? チンポ大好きのん?」
淫熱に浮かされた顔でコクコクと何度も頷く少女。
「チンポ大好きぃっ♥! 太くて固いチンポ……♥ 熱くて、おっきくて……気持ち
良くてぇ♥……もう、これしか考えられないのおっ♥!」
男は一旦肉棒を引き抜いて少女をまんぐり返しにすると、大きく開脚させ、二
人の体液でグチャグチャになった淫孔に再度挿入し、突き下ろした。
「はあぁん♥」
グチュッ! グチュッ! グチンュッ! グチュッ!
膣肉がめくれ上がってしまうほどの激しい抽送。
「にゃあっ、だめぇっ、こんな……こんなぁ……♥! にゃ、あッ、ああぁッ♥!」
いやらしい姿勢を取らされながら敏感な部分を執拗に責められ、少女は蕩けま
くり、もうイクことだけしか考えられなくなる。
「エロエロ肉便器マンコにたっぷりとボクの精子で種付けしてあげるのんっ♥!」
そこだけはもう理性などお構いなしにねだりまくってくる少女の子宮に、まっ
たく衰えない濃厚な二発目が放たれる。
男は孕めと強く念じながら、惜しみなく注ぎ込むのだった。
その夜。
浜小屋には灯が点され、閑かになった浜辺一帯に娘達の嬌声が響き渡る。
男の身体に絡みつく娘、娘、娘……。あぶれた娘は、別の娘と無聊を慰める。
誰もが一糸纏わず、生々しい裸体の饗宴。
全ての娘の瞳にはもはや理性の色はなく、あるのは快楽への欲求のみであった。
男の肉根は空気に触れる間もなく、次から次へと娘達にのしかかられて柔らか
い粘膜の中へ誘い込まれ、淫肉に絞られて精を吐き出していく。
また、無数の舌と唇で奉仕され、その返礼と言わんばかりに白濁の噴水を少女
達のかおへ、からだへと見舞う。
それでもなお、男に疲れた気配はかけらもなく、股間の逸物は精気に充ち満ち、
娘達の歓喜を何度も高まらせ、醒めやらぬ淫悦の坩堝を演出していた。
その中にはあの少女の姿もあった。他の娘達と共に、肉と液の狂宴の一員とな
り、からだじゅうを弄り、あるいは弄くられ、また男が寄って来るのに気付くと、
遠慮もなく脚を割り拡げ、自らの手で漲った肉棒を濡れぼそる牝園に誘導する。
そして突き込まれ、掻き回され、種付けをされて、全身を震わせて随喜の声を
上げるのだった。
爛れた肉の宴は夜更けまで続き、全ての娘の子宮が男の精子で満ち、からだ中
が汗と体液でまみれても、少女達の喜悦の悲鳴が止むことはなかった。
(つづく?)
超お久しぶりっていうか何年振りでしょうか。
リハビリということで、短く終わらせました。
とは言え、無理にこだわって長くするのも自分自身に対するプレッシャーになりますし、今後また書くとしても短くなるかもしれません。
随分と筆をとっておらず、小説等読書すらほとんどしてないので、語彙やら文章力やら感性やら言語感覚やら、大分衰えたり変わったりしていると思います。
おまけに内容すら変わってなくて、結局書きたいのはこれだけかい! みたいな。ええ、これだけです。すみません。
続き物としながら、全然続いてませんしね。続いてるのは、書いてる奴の頭の中だけという。
それではまた気が向いたら。
あ、すみません、かきやーです。
かきやー復活…だと…?
かきやーさん復活おめ!
えろおおおおい
首を長くして待っていた
エロパロスレに激震走る
な、なんだとwww
まさかの復活嬉しいです
かきやーさんの前作などを
保管庫で読みましたよ!
復活、おめでとうございます!
未だに「エステル寝取っちゃえ大作戦」で抜いてる身としては
神の復活を目の当たりにしたとしか言うほか無い
かきやー氏が戻ってくるとは素晴らしいことが起きた、待っていたよ
え、ちょ、おま。
え、ええ?ほ、本人!?
かきやー氏が戻ってきたなら俺も本気出すわ
これが盆休みの力か…!
さっそく抜かせてもろうたで
>>700GJ!
かきやーさん、すっげぇエロかったです。
とりあえず乙です
NTRスレに戻ってくるのは久しぶりだけど
FEスレなんかにも最近いたよ
/仕事/
とある公立小学校の職員会議、その場は荒れていた。
会議に出席している殆どの人間が、多かれ少なかれ渋い顔をしている。彼らを苦渋に満ちた顔にさせている理由は、その手元にあった。
転入届・九鳳院紫。
無機質な文字で書かれている用紙の下には、九鳳院紫というたった一人の少女を転入させるために必要な要求がずらりと並んでいる。
本来なら転入生一人、事務的な処理をするだけで事足りる。しかし、九鳳院という名にはそれを許さないだけの重みがあった。
九鳳院家。日本屈指の財閥。高名な政治家でさえ無条件で頭を下げるような、圧倒的な経済力を持つ一族だ。
いくら県内でも高水準の学力であり、同時に高いセキュリティ・レベルだと言っても九鳳院に名を連ねる者が通う場所ではない。校長が何かの間違いかと問い合わせをしたが、返答は合っているの一言のみ。
そして急遽職員会議が開かれ、現在に至る。7歳の少女をどのクラスに配属するかで、担任同士の押し付け合いに発展していた。しかし、それを責める事は誰にもできないだろう。
なにしろ九鳳院の息女に下手な真似をすれば、比喩でなく首が飛ぶ。それができる一族なのだ、九鳳院という名家は。平凡な家庭の生徒ばかりがくる学校の教師に九鳳院の重みを受け持てと言うのは酷だろう。
だからと言って、転入拒否というのも有り得ない。九鳳院の要求を跳ね除けるなど考えるだけで恐ろしい事だし、なにより殆ど無理やり寄付金を受け取らされているのだ。それも、校舎がまるまる一つ建つだけの。
不幸中の幸いは、九鳳院紫が通う限りは校舎の外で密かに護衛が目を見張らせている事だろう。これで、少なくとも外部からの危険はない。だが、内側には何の手も入れてこないのだ。
いっそ徹底的にてこ入れをしてくれれば気が楽だったのに。誰もがそう思わずにはいられなかった。
「いえ、私のクラスはですね……」
「そんな事を言ったら、私も……」
先ほどから似たような押し問答の繰り返しだ。下手に押し付けてしまえば、最悪教師は逃げるだろう。誰も命を危機にさらしたくない。だからこそ、校長の権限で無理やり押し付ける事もできなかった。
醜い言い争いを尻目に見ながら、一人の男がため息をついて手を上げた。
「私が担当しよう」
かすれたような声に、誰もが言葉を止めて注目する。
決して小さくない喧騒を止めたのは、白い髪をした初老の男だった。外見は六十路を越えているようにも見えるが、実際は四十路を少し過ぎた程度。白髪と矮躯が、実年齢より年老いて見せていた。
「本当かね、菅原先生」
「はい」
少なからず驚愕を含んだ校長の言葉に、菅原は短く答えた。
「せっかく皆と学ぶ機会ができたというのに、肝心の私たちが腫れ物に触るような態度では可愛そうでしょう」
「しかしだね、菅原君。相手はあの九鳳院なのだよ」
「では、私の教育に対する内容を黙認してください。そして、いざとなったら私を切り捨てればいい」
確かに、それならばもしもの時に菅原一人に罪をかぶせる事ができる。少なくとも、言い訳にはなるだろう。何もしないよりはマシという程度のものではあるが。
校長は菅原を見る。菅原と言う教師は、良くも悪くも公平な人間だった。たとえ九鳳院と言えども特別扱いはせず、他の生徒と平等に扱うだろう。それは、九鳳院にどう写るだろうか。
その点だけを覗けば、菅原は適任だった。教育者として優秀であり、責任感もある。少々熱意がありすぎるきらいはあるが、それが問題になった事はない。
おそらく他の教師よりも遥かに上手くやるだろう。なにより、自分から全てのリスクを背負ってくれそうな人物は他にいない。
「わかった。それでは、菅原先生の1年3組にお願いします」
他の教師があからさまにほっとするのを、菅原は忌々しげな目で見る。
その日の職員会議が終わると、菅原は必要な書類の処理を終わらせてすぐに帰路に就いた。あの場には一秒たりともいたくなかったのだ。
菅原は教育に人生を捧げてきた男だ。二度結婚をしたが、いずれも死別と離婚。それらから逃げるように、教育に熱を入れていった。その菅原にとって教育とは絶対的なものであり、他の教師は侮蔑する対象でしかない。
生徒を蔑ろにし保身にばかり走る同僚を心底罵りながら、九鳳院紫の教育方法を考える。色々な教育設計を吟味していると、道の中心に男が立っているのに気がついた。
「こんばんは」
男が挨拶をしてくる。しかし、菅原は挨拶を返す事ができなかった。
灰色に近いスーツに、くたびれた白髪。少し皺の目立つ顔には微笑が張り付いている。手には黒いかばんを持っている。
人通りがなくなるほどの夜中であるにもかかわらず、男は菅原を待ち構えていたかのようにそこにいる。いや、事実そうだったのだろう。
なにせ、その男は菅原と全く同じ姿形をしていたのだから。
「そして、さようなら」
男の無手だった右手が微かに揺らめく。菅原にはその右手にどういう意味があったのか分からなかったし、目の前の男が何かもわからなかった。
そして、菅原の生涯は幕を閉じた。
「それでは、処理をお願いします。ルーシーさん」
「ええ、わかりました」
菅原に瓜二つの男が言うと、ルーシーと呼ばれた女と男二人が物陰から現れる。男二人は、さっきまで菅原だった男をビニールに詰めると、すぐに去っていった。
「これであなたが菅原ですね。しかし、もっとスマートにできなかったんですか?」
ルーシーは道路を見ながら、菅原に言う。
ナイフを投げて額を一撃、瞬殺といっていい技だった。しかし、死体が勢いよく硬い地面に倒れこんだ為に血痕や毛髪が辺りに飛び散っていた。今は男二人がその痕跡を消すのに苦心している。
ルーシーの苦言に、菅原は肩をすくめるしかなかった。
「無茶を言わないでくださいよ。私、戦闘はてんでダメなんですから。むしろこんな事までやらせたルーシーさんに問題がありますよ」
「そうですね、その点は謝罪します。それでは、本職の方をよろしくお願いいたしますね」
「正直言うと、こういう危険な仕事はやめて欲しいんですが……」
九鳳院一族の通う学園に潜入、この時点でたとえ標的が九鳳院でなかったとしても楽に死ねない結末が待っている。リスクが恐ろしく大きい、この頭の悪い真似をしなければならない理由が菅原にあった。
菅原は悪宇商会という会社に登録している。実態は菅原も知らない。表沙汰にできない仕事ばかりを扱う派遣会社とだけ理解していた。
このルーシーと言う女は、登録社員を管理する人間だ。名前から経歴から全てが嘘だろうが、菅原にとってはどうでもいい。自分も似たようなものなのだから。
「すみません。けど、擬態と調教を同時に扱えるのは貴方くらいしかいないんですよ。その代わり報酬は弾んでいるじゃないですか」
「そうなんですけどね」
実際、悪宇商会からの払いは毎回天文学的な数字だ。もしかしたら依頼料を超えているかもしれないと言うほどに。どんな依頼でも受けると謳っている以上、信頼を維持するためには金銭を惜しまなかった。
行われている行為は、確かに下種以外の何者でもないだろう。しかし、登録社員の側からしてみれば、実力があれば重宝される悪宇商会は優良企業だ。
「それでも、悪宇商会も随分と無茶な依頼を引き受けたものですね。まさか九鳳院のお姫様をターゲットにだなんて」
「貴方がいなければ受けていなかった依頼ですけどね」
今回菅原に回ってきた仕事は、九鳳院紫を可能な限り辱め貶めよというものだった。恐らく九鳳院家の人間ならば誰でも良かったのだろうが、最もセキュリティ・レベルの低い紫が選ばれたのだろう。
セキュリティ・レベルが低いと言っても、それはあくまで九鳳院家での話。その最低レベルの相手でさえ、普通ならば手が出せない相手だ。
そこで、完全に他人になりきることができる菅原に出番が回ってきた。もしこれを成功させれば、悪宇商会は九鳳院すら出し抜く事ができる企業であると評判を得る事ができる。
しかし、危険も大きい。菅原は擬態能力こそ高いものの、戦闘能力は一般人に毛が生えた程度だ。少しでも怪しまれれば、捕らわれてゲームオーバーだ。
また、拉致しても調教が完了する前に見つかるだろう。つまり学校の中で調教を終えなければいけない。恐ろしく難易度が高かった。
「人材……は邪魔になるだけでしょうから用意しませんけど、必要な道具等は全てこちらでそろえます。経費にも制限はありません。必ず成功させてください」
「分かってます。それでは、私はこれで失礼しますよ。こんな所見られでもしたら厄介ですから」
「私も戻ります。別口の仕事もありますからね。それではご武運を」
菅原はひらひらと手を振って、菅原だった人間が持っていたかばんを回収して闇に消えた。それに続くように、ルーシーも暗がりに溶ける。
路地は、殺人事件などなかったかのように静かだった。
/開幕の日/
菅原が本物と入れ替わって数日経っていた。標的である九鳳院紫も無事に転入し、クラスになじみ始めている。
未だに紫には手を出せていなかった。単純に長時間二人きりになる口実がないのだ。学力に差がでもあれば、少ない時間でも少しずつ調教できるのだが、残念ながら頭脳は優秀だった。
紫の調教は急いでいるわけではない。誰もそんなにすぐ成果が上がるとは思っていないだろう。チャンスはこれから作っていけばいい。
それよりも問題だったのは、紫の意外な才能だ。九鳳院という特殊な環境の為だろうか、洞察力が桁違いだった。初日に挨拶をした時には、思わず動揺を表に出しそうになったほどだ。
「先生は本当に菅原という名前か?」
初めての挨拶を交わした時、紫は菅原にこう言いながら首を捻ったのだ。
菅原の擬態と言う技術は、変装とは次元が違う。人格も容姿も癖も、鏡写しのように複写するものだ。断じて真似ているだけではない。それを、この九鳳院紫という少女は断片的ながらも見抜いたのだ。
今まで菅原の擬態を見抜いたものはいない。例えそれが親兄弟に成りすまそうとも。それを何百と繰り返してきたのに、初見の、それも始めてあった人間の嘘を見抜いた。
菅原は必死の思いで、紫の能力を解析した。言葉から、少なくとも菅原に対して分かるのはイエスかノーという簡単な答えのみ。核心には至ってない様子だが、それでも嘘をついていいわけではない。
つまり、紫が近くにいる時は嘘があってはいけない。全て正直に答えつつ、自分に都合がいいように隠し誘導しなければいけなかった。これは、酷く精神を磨耗させる作業だった。
そうして心身共に疲弊させながら日々を過ごしていると、機会は意外に早くやってきた。九鳳院紫が、性教育のビデオを見たいと言ってきたのだ。転入してくる直前に見せたため、見逃したからだろう。
すぐに放課後に視聴覚室の予約を取り付ける。何を考えて二時間分もの性教育ビデオを作成したのか不明だが、今は都合がいい。
菅原はルーシーに連絡を取り、偽造のビデオを取り寄せる。と言っても、内容が大きく変わるわけではない。少しばかり過激にして、あとはサブリミナル効果で欲情を促すという程度のものだ。
本当はこれだけでは不満だったが、ルーシーが言うにはこれで十分との事だ。曰く、九鳳院の女は例外なく淫乱である。
長い年月何代、何十代にも渡り男に都合がいいように体を調整されていくうちに、肉体そのものが変わっていった。それこそ医学的、生物学的に全身性感帯と言えるほど感じやすく、ホルモンの分泌量も異常であると。
その全てを鵜呑みにするわけにはいかないが、他者より感じやすいのは本当なのだろう。駄目ならば次の手を考えればいいだけだ。
準備は既に万全である。
九鳳院紫は授業が終わると、急いで視聴覚室に向かった。今日はそこで、担任の菅原に性教育のビデオを見せてもらう予定だったからだ。
クラスメイトがビデオの話題で持ちきりな中、見た事のない紫は話題に乗れないでいた。自分が無知なのは認めるが、だからこそ学ばなければいけない。無知なままで終わらせるつもりはない。
本当は真九郎に教えてもらう予定だったが、せっかく先生が手配してくれたのだし、少しくらいフライングしても罰はあるまい。
「先生、来たぞ!」
「おや、早かったね。そんなに楽しみだったかい?」
「うむ!」
と、紫は元気よく返事をした。担任の菅原は、いつものように優しげな微笑をしている。
始めてあった時の菅原は、紫にとってとても不思議な人だった。なんと言うか、嘘をついているようなついていないような、そんな不思議な感覚。明確にどちらかと言うわけではなく、酷く曖昧だったのだ。
それも、普通に学校生活を過ごしていくうちに気にならなくなる。菅原は誠実で丁寧な、有体に言えば善人であったためにいつの間にか不思議な感覚を覚えた事すら紫は忘れていた。
なにせ、今日も紫の為だけにこの視聴覚室を貸しきってくれたのだ。これが九鳳院家だから特別扱いをしていたのであれば紫も拒否していたが、この先生はどの生徒にでも平等に接する。だから、紫も遠慮なく頼れた。
この優しい先生が、紫は好きだった。もちろん一番好きなのは真九郎だが、それとはまた別で遠慮なく頼れる大人として。
「ああ、扉はしっかり閉めてね。放課後とは言え、大きな音を外に漏らすのはよくない」
「わかった」
完全な防音使用になっている視聴覚室の扉はとても重い。ドアノブも紫では両手で絞めなければならないほど硬く、体重をかけてやっとの思いで閉めることができた。最後に鍵を閉めれば、音が外に漏れる事はない。
「そろそろ映すからね。好きな場所に座るといい」
「よく見える場所がいい!」
そう言って、紫は最前列に席を取った。紫が座るのと同時に室内が暗くなり、大きなスクリーンに映像が映し出される。
画質はお世辞にもいいものとは言えず、音楽もチープだったが、それでも紫には楽しみだった。紫は九鳳院にいる頃、何もかもが与えられるだけだったために、自分から知るというのが楽しくて仕方なかったのだ。
期待に胸を高鳴らせながら、画面に集中する。愛とは、男性器とは、女性器とは、順序を追って説明していくとある。
「ん……ふぅ……え?」
いつの間にか、期待とは別の理由で心臓が大きく鼓動している事に気がつく。理由は良く分からないが、何故か全身がぞくぞくと熱くなるのだ。
やがて女性の体が映し出され、女性器、ヴァギナ、膣と説明された場所が熱くなった。それだけではなく、ぞくぞくと痒いような感覚まで生まれてくる。味わった事のない未知の感覚に、紫はどうすればいいかわからなくなった。
急に画面が白む。いや、本当に点滅したわけではないだろう。ただ紫がそう感じただけだ。
なぜだか分からないけど、自分の女性器をぐちゅぐちゅにしなければならない気がした。今までそんな所を触った事などない。しかし、どうしてもぐちゃぐちゃと壊れるほどこねたい衝動が溢れてくる。
紫は画面に視線を向けたまま、恥ずかしげもなくスカートをたくし上げた。ショーツの上から恐る恐る女性器を触る。その瞬間、ビリビリとした何かが走った。
「ひゃううぅ!?」
全くの埒外な刺激に、大きく悲鳴を上げてしまう。ショーツはしっとりと濡れていて、まるでお漏らしをしたかのようだった。もう、自分では何がなんだか分からない。
それでも指は勝手に動く。ショーツを押し付けるように、ぐりぐりと動かせばまたお漏らしをしてしまい、どんどん濡れが酷くなる。
「大丈夫かい?」
「ひぃ!」
上がった悲鳴は、急に声をかけられた驚きだけではなかった。気づかれてしまった事の恐怖と羞恥、そして肩に手を置かれたときにビリビリと流れた正体不明の電流だ。
「具合が悪そうだね。もうやめるかい?」
「い、いや。大丈夫だ」
紫も自分自身が酷くおかしいのは判っていた。けど、ここで見るのを止めたくなかった。なぜだか分からなかったが、この恥ずかしさも股の感覚も、全部嫌いじゃないどころか好きだと思っていたのだ。
「下着を濡らしてしまったね。脱いでしまったほうがいい」
菅原の言葉に、紫の脳が一瞬真っ白になる。そんな恥ずかしい事できるわけがない、そう怒鳴ろうとした瞬間に、また画面が光る。
その光は紫の頭に知らない事を書き込んでいく。ぴりぴりと脳髄が焼けて、つい一瞬前まで思っていた事と間逆のことを言ってしまう。
「せ、んせい。脱がして、ほしいのだ」
「仕方のない子だね」
菅原はあくまで紫を慈しむ笑みで、優しく頭を撫でた。それが逆に、紫に自分が汚いもになったかのような強烈な感情を起こさせる。
菅原は紫の前まで回ると、腰を落とした。紫のスカートは捲り上げられており、視線を隠すものは何もない。淑女にあるまじき恥ずべき行為なのに、心臓は羞恥心とは別に高鳴っている。
ショーツにそっとかけられた手は、自分のように柔らかいものではなくごつごつとした肌触りだった。それが否応にも自分以外の人間が下着に触れていると自覚させる。
少しずつ指が降りていき、今覚えたばかりの子供を作る場所が菅原に晒されようとしている。本当なら隠すべきなのに、紫の手はスカートを持ち上げたまま降りてくれなかった。
それどころかむしろ、腰を小さく上げてショーツが下ろされるのを手伝ってすらいる。しかも、股が自然と開いてしまっているのだ。まるで、紫が自分から見せようとしているようだ。
真九郎にすら見せた事がない場所を、しかも自分から見せ付けている。とても恥ずかしくて嫌な事なのに、なぜ。
紫は混乱した頭で考え続けた。なぜ、見せ付けるとが嬉しくてたまらなく、膣の奥まで疼くのだろうか。
ショーツを引き抜き終わった菅原が、また紫の陰部に注目する。その恥ずかしさに耐え切れず、またとろりとしたものを漏らしてしまった。
「濡れてしまっているね。拭いたほうがいい、少し大人しくしててくれるかな」
柔らかいタオルが、そっと股間に当てられた。その刺激に、紫は小さく悲鳴を上げておびえる。こんな事は、はいつもトイレで用を足せばしているはずである。それなのに、全く別物に思えた。
いや、まったく別物だった。
「ひゃあぁぁ! ぅあ、せんっ、せぇ、あっあっあっあああっああああぁぁぁぁ!」
手のひらをタオル越しにぺったりと股間に貼り付けられ、ゆっくりと前後される。刺激はいままでの比ではなく、股全面に電流が走って紫を狂わせた。
その刺激は性経験のない紫に耐えられるものではなく、7歳の少女にあるまじき艶声を発した。
「う……いあぁ! こ……だめっ! うあ、んんんんんんっ! ひゃあああぁぁぁ、ふううぅぅぅ!」
腰はばたばたと暴れまわるが、その動きは手から逃げるというよりも押し付けて刺激を得ようとしている。だめ、だめ、と喘ぎながらも、もう動かず椅子に固定されている菅原の手の上を高速で前後した。
「んんんっああああぁぁぁぁぁ!」
一際大きく絶叫すると、体は脱力し股からはしたなく粘液を吐き出す。どぷどぷとあふれ出すそれは、股下に添えられたタオルに全て吸い込まれていった。
菅原は紫が吐き出した愛液を、丹念にふき取っていく。その度に紫から弱弱しい喘ぎ声が漏れた。
股の汚れを落とすと、タオルを引き抜きながら紫に優しく話しかける。
「もう止めるかね? 体調がよくないのだろう」
「はぁ、はぁ。だい、じょうぶだ。まだ見るぞ」
こんな状態になってまでなぜ見続けようとするのか、紫にはもう分からない。教育のために作られた面白みもなにもないこの映像が、最高の映画にすら感じるのだ。もっと、ずっと見ていたい、そう思う。
紫は茫洋とした意識の中、また指を股間に這わせていた。そうする事が自然であるかのように恥丘を揉みしだき、膣から淫液を溢れさせる作業を開始する。
ぐちゃぐちゃと音をさせるのに、沿う時間はかからなかった。陰部は赤く充血し、子供のものとは思えないほど潤っている。溢れる愛液は塞ぐものがなく、指に、足に、椅子に流れ続ける。
映像では男性器の解説がなされていた。それを見た瞬間、紫の心臓は真九郎に恋をした時のように締め付けられ、下腹部の奥がきゅっと動いた。
「ぅあ……あ、すご……」
紫は頭で理解することはできなかったが、彼女の下腹部がしっかりと理解していた。あれは、あれこそが自分を征服するものだと。目が離せず食い入るように見る。
手の動きは変わっていないのに、伝わる快楽が倍加した。男性器の、それも模造品を見ただけで紫の感度が跳ね上がったのだ。それほどまで、紫の膣は男根に恋焦がれている。
また光が脳に浸透する。ぞくぞくと胸から疼きが湧き上がり、乱暴な刺激を求めた。
紫は自分で触ろうとしたが、なぜかそれはダメだと思った。もっと大きな手で、乱暴にしてもらわなければいけない。それも、男性の手で。
この部屋には紫と菅原しかいない。ならば、紫は菅原に頼まなければいけなかった。しかし、なんと言えばいいのか、まさか自分の胸を揉んでなどという恥知らずな事を言えばいいのか。
堪えているうちにも、どんどん欲求が増幅していく。それこそ一つボタンを掛け違えれば、恥知らずなおねだりすらしてしまいそうだ。
紫がどうするか考えていると、菅原の手が紫の肩をたたいた。
「どうかしたのかい?」
菅原は優しく尋ねたが、紫にはそれどころではなかった。菅原がいつのまにか自分の後ろの席にいたのもそうだが、それ以上に指先が少し乳首にかかっている。ぞくぞくと快感がわきあがり、我慢ができなくなる。
あれだけの恥をさらして、また恥を上塗りしなければいけないのだろうか。その恐怖と期待に、紫は頭がどうにかなりそうだ。
菅原の指が、紫の乳首に食い込む。まるで少女の自制心を嘲笑うかのように、指を押し返すように乳首は硬く勃起して、また指になぶられる。そんな風に遊ばれているうちに、ついに紫の限界を超えてしまった。
「も、っとぉ。つよく、して。ぐちゃぐちゃに、してほしい、のだ」
「ん? どこをだい」
紫に意地悪をするように、指先で乳首をゆっくり味わいながら聞く。紫には、もうそれに抵抗する気力はなかった。
「っわたしの、おっぱいだ! つよく揉んで、乳首つねって、気持ちよくしてぇ!」
最後の羞恥心を捨てた事でたがが外れたのか、自分の陰部を大きく開いて中をかき回し始める。桃色の肉がちゅぐちゅぐとはじけて、色狂いのような自慰だ。
「本当に仕方がない子だ」
菅原は服のボタンを外して、紫の服をはだけさせる。まだ幼さしかない胸を擦るように揉んで、同時に乳首も巻き込む。ないに等しい発育であるにもかかわらず、乳首だけはしっかりと女である事を主張している。
「そんなに気持ちいいのかい?」
「す、ごいのぉ! もっと、ぐしゃぐしゃに、ってえぇ!」
「人にこんな事ねだるなんて恥ずかしいな」
「だっ……ってぇ! これ、きもち、よすぎ……んだ!」
腰を思い切り浮かせて、必死の形相で自分の陰部を弄り続ける。7歳だとは思えないほどの爛れた姿だ。
どう調教を施したとしても、子供がこれほど快楽を感じるようにはなるまい。菅原は、九鳳院の女には先天的にメス犬としての素質が備わっているという言葉を思い出した。なるほど、この姿を見れば頷ける。
「ほら、君は遊んでばかりいるけど、これも授業の一環なんだよ。ちゃんと見なさい」
乳首を引っ張って、無理やり紫の意識を起こす。紫は言われたとおりに画面に注目しながら、しかし指の動きは一時たりとも休めようとはしなかった。
映像の光が、紫の脳を浸食する。紫の手は光に導かれるまま、自分の恥丘の頂点部分、つまりクリトリスを思い切り摘んだ。
「ひにゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
適切な力加減も分からぬままの行為は、苦痛とも快楽とも判断のつかないものだっただろう。紫は思い切りのけぞり、潮をびしゃびしゃと噴きながら7歳という若さで人生最初の絶頂を迎えた。
「うああぁっ、あっあっあっあっあっあああああぁぁぁぁ!」
それでも紫は手を離さなかった。二本の指でクリトリスを挟み込み、捏ねるように両側から潰している。手にはもう愛液が付いていない場所がない。さらに、胸はずっと菅原に遊ばれていた。
紫は既に気が狂うほどの快楽を味わっている。本当ならばとっくに動けなくなっているだろう。しかし紫は、気絶するまでクリトリスを弄らなければならないと、なぜかそう思っていた。
「こちらでもイかせてあげよう」
「ふわあああぁぁぁぁ! おっぉぉぁぁあああ!」
本当に全身を性感帯にして、紫は絶叫した。突き出された腰がヒクヒク動き、大量の愛液をごぽごぽ垂らす。絶頂の余韻が収まると、今度こそ紫は気絶しながら倒れた。
気絶する間際、意識が殆どない刷り込みをするには最高の状況のときに、また画面からの光が紫の脳に染みこんだ。そして、紫がその事に気づく事はなかった。
ぼうっとした意識の中、紫はあたりに視線をめぐらせる。見覚えのない部屋である事に気づき、体を起こした。
最初は誘拐されたのかと思ったが、すぐに違う事に気づく。ここは学校の視聴覚室だ。
そこで、自分がどれだけの醜態を晒したか思い出し、顔面を青くさせた。菅原先生はすぐ近くにいて、片づけをしている。
紫の格好は、一応ボタンなどはつけているが、基本的に恥をかいた時のままだった。自分の体からは異臭がするし、手がべたべたする。
「ああ、おきたかい?」
菅原はいつもどおりの調子で紫に話しかける。紫にはその気遣いがありがたかった。
「とりあえず体を拭いて、身なりをしっかりしなさい。もうすぐ迎えの方が来るだろう」
「うぅ……はい」
濡れたタオルを受け取って、体をしっかりと拭いていく。服の皺はなんとか目立たない程度にごまかす事ができるだろう。体から発せられる臭いも、どうにもならないと言う事はない。
「あの……先生」
「ん?」
菅原が片づけを中断して、紫の方を向く。紫はまだ体を拭いている最中だった。
「すまないが……今日の事は」
「ああ、言わないよ。あと、紫ちゃん。私も一応言っておくが、こういった事というのは誰にでも起こりうる事だけど、本当ならばとても恥ずかしい事だからね」
「わかっている。こんな事人に言えるわけがない。わたしも、肝に銘じる」
「そうか。それじゃあ今日はもう帰りなさい」
紫はむぅ、と眉をひそめた。今菅原が片付けているのは、間違いなく紫が汚した分だ。自分で汚しておいて相手に片づけを押し付けると言うのは、紫の道理に適わない。
「先生、わたしも手伝うぞ」
「だめだよ。私たちは生徒にルールを守らせる義務があるんだ。九鳳院とも定時に帰らせると約束をしているんだ。その約束を破ってまでやらせるわけにはいかないよ」
「むぅ……しかし」
「じゃあ、今度別のことを手伝ってもらおう。それでいいね」
「……わかった、そうする。菅原先生、すみませんでした」
「かまわないよ。気をつけて帰りなさい」
「はい!」
紫は大きな返事をして、視聴覚室から出て行く。校門を見ると、既に車が待っていた。
ふいに、そういえば、と思い出す。自分の裸を見せてもいい相手など、真九郎だけだと思っていた。事実、真九郎意外に見せるつもりなどなかった。なのに、なぜ菅原先生にみせてもそれほど嫌ではなかったのだろうか。
紫の小さな疑問は、帰りを急いだためにすぐに頭から消えていった。
菅原が一人、予想以上だ、と呟いた言葉は、紫の耳に届く事はなかった。
/人格矯正/
九鳳院紫は困惑していた。先日、視聴覚室で自分で信じられないほどはしたない姿を晒してから、どうも体が熱くなるのだ。
特に下半身の股の間、性教育時に膣やヴァギナと説明された場所の疼きは、自制できるものではなかった。何度も隠れて弄り回してはいるが、結局満足できずに火照ったまま行為を止める事になる。
自分がどういう状態なのか分からず、さりとて誰かに聞く事もできない。こんなに恥ずかしい真似をしているなど、真九郎にすら言えない。
唯一話を振ってくる可能性がある相手と言えば、それは担任の菅原だけだ。しかし、彼も紫に気を使ってか視聴覚室の一件には全く触れない。むしろ話題を振ってくれでもすれば、紫とて遠慮なく相談できたのだが。
一番の問題は、満足できないから火照りが長引くことが多く、また頻度も増えているという事だ。一度、急に授業中に体が熱くなり、どうする事もできずにずっと俯いてごまかしたりもしていた。
今日も午後から体が熱くなり、結局放課後のホームルームまで収まらなかった。
「もうすぐ授業参観です。皆さん、お父さんお母さんにちゃんとプリントを渡しましょう」
はい、と教室中から元気な返事が返る。紫にその余裕はなかったが。
日直の号令が終えた後、紫が帰る準備をしている所に菅原が話しかけた。
「紫ちゃん、ちょっといいかね?」
「はい」
二人きりの時などは素の言葉遣いをするが、皆がいる時はちゃんと敬語を使っている。紫が砕けた口調を使うと言うのは、それだけ信頼しているからだった。
「さっきも言ったとおり授業参観があるんだが、ご両親のご予定はつくかね?」
「いえ、両親は来ません」
「そうか」
紫は大して気にした様子もなく、きっぱりと断言した。彼女からしてみれば、自分の家族が授業参観ごときで都合を付けること自体がありえない。むしろ来るなどと言われたら驚愕するだろう。
紫の反応に、菅原はすまなそうに顔をゆがめた。紫の家庭事情を知っているとしても、やはり残念に思っているのだろう。紫はその心遣いに感謝した。
そこで、不意に思いついた。真九郎ならばきっと自分の授業参観に出席してくれるだろう、と。自分が頼めば絶対に真九郎は来てくれる、それほどの信頼があったからこそ紫は断言した。
「両親は来ませんが、代わりの者が来ます」
菅原は驚いたように紫を見た。しかし、すぐににこやかな笑みになると、紫の頭を撫でる。
「そうかい。それは良かったね」
「うむ!」
喜びのためか、紫は思わず素の状態で返事をする。
「それともう一つ。紫ちゃんは随分理科に興味を持っているようだったからね。もし良かったらクラブをしてみるかい?」
紫の通う小学校は、珍しくクラブ活動をしていた。と言っても大半の生徒は入部しておらず、入部していても八割以上はサッカーやソフトボールと言った運動系の活動だが。元は団体競技をする生徒の救済措置として作られたらしい。
「理科クラブなんてあるのか? ……あるんですか?」
「いや、ないから新設する事になるね。クラブ設立に人数指定はないから、一人からでも担当教師がいれば可能なんだよ。もし作るとしたら、最初は私と紫ちゃんしかいないだろうけどね」
元々稼動している数が多いわけではないし、小学校のクラブ活動は趣味の延長程度の意味しかない。教員の人数が足りている限り、いくらでも設立する事ができる。
正直、紫はやってみたいと思っていた。理科の、特に実験などは自分から体感できるので実に面白かった。座学で知識だけを詰めるのよりも、やはり実感しなければいけないと理科で気づいたのだ。
しかし、気になる事がないわけではない。菅原は設立するなら担当は自分になると言った。これは、理科のクラブを設立すると自分になる、ではなく紫がクラブ活動をすれば担当は自分になるなのだろう。
紫は自分が他の教師に疎まれている事を知っていた。そんな中で、菅原は押し付けられたではなく自分から進んで紫を受け持ち、しかも平等に扱ってくれている事に気づいている。だからこそ紫は菅原に大きな信頼を寄せていた。
しかし、それは菅原に負担をかけすぎているのではないかとも思う。既に返しきれないほどの恩を貰っているのだ。これでさらに力を貸してもらっていいのだろうか。
菅原はあくまで教師であり、真九郎のように無条件で自分の力になってくれると信頼できる相手ではない。他に何十人も菅原の力を必要としている生徒がいるのだから。
「その、そういう話をくれるのは嬉しい。しかし、それは先生の迷惑に……」
紫の頭に、菅原の手が置かれた。そして、強めに撫でられた事に困惑する。
「教師が生徒のためにする事に苦労なんて存在しないよ。君は遠慮をしすぎるきらいがある。もっと回りに頼っても、バチはあたらないよ」
「そう、か? じゃあ、やってみたい!」
紫は嬉しくなった。こうして相手のことを本当に思ってくれる人は、そう多くない事を知っている。だから、そういう人が担任である事が嬉しかった。
「許可は今日にでも下りるだろう。理科室は……確か調理クラブが使っていたかな。多分旧校舎の理科室になると思うよ」
「うむ、判った!」
紫は満面の笑みで答える。
そう言えば、と思い出した。理科クラブができて二人だけの時間ができれば、あの体の火照りの事を聞く機会もあるだろう。実験と言う楽しみができて、話をする事もできる。一石二鳥とはこの事だ。
翌日を楽しみにしながら、紫は真九郎の元へ向かった。
理科クラブの設立は、紫が思っていたよりもずっと早かった。なにせ、菅原が話を通した次の日には活動が開始されたのだから。恐らく学校側が密かに九鳳院に便宜を図ったのだろう。
紫は菅原の予想通りに活動場所となった旧校舎理科室へと向かう。新校舎に隠れて日当たりこそ悪かったものの、造りや設備はしっかりしていてまだ現役である事を告げている。
「先生、来たぞ!」
「おや、早かったね」
そこでは、既に菅原が活動のための準備をしていた。一人分のためか道具はとても少ない。
「早々すまないけど、これから職員会議なんだ。先に今日行う実験のビデオを見ていてくれ。見終わる前には帰ってこれるから」
「うむ、分かった。なるべく早く帰ってきてくれ」
「はは、了解だよ」
菅原が出て行くのを見届けて、すぐに実験道具に目を向ける。置かれているものは、どれも紫が目にしたことがないものばかりだった。
何事にも順序があると、自分のはやる気持ちを抑える。テレビの前に椅子を移動して、ビデオデッキの電源をつけた。
中にはもうビデオが入っていたのだろう、リモコンの再生を押すだけで画面が表示される。紫は一言一句逃すまいと、その映像に集中した。
今見ているのは、簡単な万華鏡を作ろうというものだ。作るの自体は簡単であり、構造と理屈は紫にでも分かるものだった。
映像は進み、造り方に入っていく。これから自分も同じ事をするのだとより集中すると、画面に異変がおきた。視聴覚室の時のように、画面の光が紫の中に入ってきたのだ。
脳の奥に入り込んできた輝きが、ピリピリと紫の体を刺激する。殆ど自分で意識しないまま、画面から目を動かさずに手が導かれる。
全く疑問に思わずに、スカートとショーツを机の上に置く。視線は画面に釘付けのまま、手は股間を触り始めていた。
「んんっ……ふぅ、ちが、う?」
しばらく自分の恥肉を弄っていて、これは違うと頭に入り込んだ光が告げる。確かに気持ちいいのだが、これはいつもの満足できない感覚でしかない。
手はすぐに後ろに下がっていき、尻の間に隠れたすぼまり、アナルへと動いていく。指先がアナルに接触すると、背筋が壊れるかと言うほどの電流が走った。
「んふぁ……これぇ」
紫は瞬時に理解する。これは、いくら自分でしてもたどり着けなかった、あの視聴覚室の感覚であると。最初おっかなびっくりだった指は次第に大胆に動いていき、ついに自分で割り開くほど派手になる。
背後から紫を見れば、指でアナルがこね回されているのがはっきりと分かった。ぐにぐにと形を変え、たまにぱくりと口が開いてすらいるのだ。羞恥と言う言葉すら生ぬるい、淫靡で恥知らずな光景だ。
「なん、で? わたし、こんな事して……気持ち、いいんだ……?」
紫にとっても、そこは汚い場所だという認識しかない。排泄をするという用途以外の事など知らないのだ。それなのに、急にここを触りたくなってしかもよがっている。
いくらも触っていないのに、既に紫のアナルはとろとろに溶けていた。最初硬かった入り口は柔らかくなり、感じていた違和感がなくなる。痛みなどはすぐに消え去って、変わりに感度が何倍にも跳ね上がる。
「へん、だ……これ。何か、なにかが……」
こんな事が何度も起こるはずがない、やっと紫もその考えに至る。しかし、その僅かな抵抗は再度脳に染みこむ光によってかき消された。
快楽で頭の動きが鈍くなっている少女に、それはたやすく浸透する。少女の瞳から僅かに光が、それも抵抗しようとする強い意思が流れ落ちた。
「うぁ……ああぁ……。おか、しく、ない? 自然なこと……きもちいい」
指がずるりと肛門の中に入る。生暖かい腸壁を優しく引っかきながら、肉をぐにりと変形させる。
全く慣れていないはずの紫のアナルは、驚くほどの伸縮性を見せていた。初めての体験でありながら、既に指を三本も飲み込んでいる。
恥丘を椅子に押し付けてより快楽を得ようとしたが、それもアナルの刺激には及ばない。指はさらに激しく動き、アナルが充血し裂けそうなほど指技に溺れる。
紫のアナルは、短時間で信じられないほど性器として仕込まれた。それを否定する考えはまだ存在するのに、やめようとは欠片も思えない。これは、おかしいけど正しい事と認識してしまう。
自分を犯す不思議な光は、既に気持ちよくしてくれる素敵なものだと思っていた。今もこうして光を浴びれば、今度は奥の方が疼きだす。
「んぅ、うぁ、足り、ない?」
しかし、紫の指では満足できる場所まで届かない。いくら指を伸ばしても、アナルを広げても、光が指した場所までたどり着けないのだ。
「いやっ、やだぁ! もっと、奥に……」
「おや、紫ちゃん。今度はお尻かね」
菅原が戻ってきたのだと思い出すのに、快楽で溶けた脳で理解するには随分苦労をする。それでも、理解してしまえば関係ない。誘うように尻を振りながら、紫は言った。タイミングが良すぎる事も気にせずに。
「先生、わたしのお尻、かき回してぇ!」
「はいはい」
ずるりと、何の抵抗もなく菅原の指が突き刺される。奥の方、子宮口の裏側近くが指で押されて紫はびくびくと跳ねた。
さんざん解されて見る影もなく開ききっていたアナルは、ボルチオ性感帯を刺激されるとすぐに媚びるように指をきつくくわえ込む。出し入れされるたびに硬い皮膚を味わって、尻の中まで媚肉に代わっていく。
尻を味わいつくされながら、紫は驚愕を感じていた。自分の知らない感覚、男に媚びへつらい屈服させられるというのはこれほど気持ちよかったのかと。
紫は強く生きると母に誓った事がある。どうしても自分の人生を他人に預けるのを良しとできなかったのだ。しかし、支配される事にはこれほどの喜びがある。まるで脳を侵食するように、妥協と快楽が刷り込まれていく。
「もっと……もっとぉ、してぇ」
「まったく、君はいやらしい子だ」
「そうなのぉ……。わたし、こうされるの、大好きなんだ……」
自分のものではない硬い指先が腸壁をえぐり、刺激が膣まで貫く。指を何本使おうとも感じられなかった快楽が、菅原のたった一本の指で遥かに凌駕する快感を感じられる。信じられない事だった。
陰部からとめどなく愛液が溢れ、腸液と混ざりあわ立つ。尻肉は勝手に蠢動し、指を飲み込もうとしていた。
「ふわぁ、もう、あああぁぁ! くるううぅぅぅ!」
「もうイってしまうのかい。感じやすいね」
画面がパシャパシャと光り、紫が知らないはずのことを学習させる。それを丁寧に一つずつ覚え、決して忘れないように脳の重要な部分に押し込んだ。
紫に自覚はなくとも、学習の結果は絶対に忘れない。そして、しかるべき時には彼女の意思を押しのけて表に表れる。
それと認識せずに、紫の心も体もどんどん支配されていく。
「ふわあああぁぁぁぁ、ひゃあああぁぁぁん! イくううぅぅぅぅ!」
びくびくと幼い膣とアナルを蠢かせて、強い絶頂を味わう。肩がぶるぶると震えて、僅か7歳では味わえるはずのない法悦が体を駆け抜けた。
ずるりと尻穴から指が抜かれ、紫の前に差し出される。それは、紫から排出された粘液でベタベタに汚れていた。
少女はそれに、まるで当然とでも言うように舌を這わせる。汚く拒絶すべきはずの事なのに、まるでそうするべきだと知っているように、ごく自然に行っていた。
ちゅぱちゅぱと愛しむように舐めていると、もう片方の手がアナルに差し込まれる。紫は歓喜の声を上げながら、より強く舌を這わせて尻穴を締めた。
「まだやるかい?」
優しい声が、紫の耳朶を叩く。それは疑問ではなく、まだやるから準備しろと聞こえた。
「んふぅ……くちゅ。もっと、もっとぉ」
だから紫は発情した獣のようにおねだりをした。尻を振って、媚びた目を向けて。知らないはずの仕草で男を誘う。
指は、紫が求めたとおりにアナルを犯す。
その日、実験をした時間は少女がはしたない姿を晒した時間の一割にも満たなかった。
これからと言うもの、放課後は理科の実験ではなくいけない遊びの時間になっていた。ビデオを見ては知らないはずの事を菅原に要求する。拘束されてみたり、アナル拡張されたりと様々に
ビデオを見ない日は普通に実験をするものの、それも20分に満たない時間だ。紫は発情すればすぐに服を全部脱ぎ、その場でオナニーを始める。犯されるための暗黙の了解だった。
そんな日々を続けながらも、紫は原因を解明しようとしていた。普通の映画を見て、同じ症状が出るか試してみたりなど。結果は、映画を見ても妙な感覚にはならないだった。
菅原は明らかに何かを仕込んでいる。そう気づく事ができたが、紫には抵抗ができなかった。こんな恥ずかしい事は誰にも相談できないし、既にあの時間がなくなるというのは考えられなくなっていった。
手中にはまっているのは十分理解している。しかし、今日聞こう、やっぱり明日と妥協を重ね続け、機会はやってこない。どんどんそれで構わないと思わされ続けているのだ。
既に逃げるすべはない。紫はただ、それを認めたくないだけだった。
発情するたびに何度も気絶するほど絶頂させてくれるのは、菅原だけなのだ。その感覚になれて溺れてしまった今では、そうやすやすと捨てる事はできない。
自覚のない内に、紫の意志の強さは驚くほど脆く弱くなっていく。そして、自分自身がそれに気付かない振りをし続けて、気持ちいいものにのめりこんでいった。
そして、紫は今日も体を弄ばれに行く。
以上です。中編、後編は後日。
あと、作者は基本的にロリコンです。大人の女が好きな方、ごめんなさい。
あわわ、心臓が痛い
もう、シュウマツさんは投下してくれないのかな……
>>728 ・・・ふう
このロリコン野郎!!!
紫になんてことを!!!
俺は夕乃さん派
これもまた素晴らしいものですね!
GJ!
ロリを大人に脳内変換する事はまだできるのだが
アナルスキーじゃなくて孕ませスキーなので
アナルを性器に脳内変換するのが大変だぜ
ここら辺は嗜好の違いなので聞き流してください。
良作の続きを楽しみにしております。
>>717 え?FEスレにかきやー氏の書き込みあるの?
自己解決しました
かきやー氏の作品ってものすごくエロいんだよな
正直寝取られ分は薄いのに…
俺実は寝取られじゃなくて「強い男に落とされる女」が好きなのかな…
寝取られ物でファンタジー世界を舞台にすることの利点って何ですかね?
作者の力不足を隠せる
権力などにによる強制的な強奪、とかいうシチュエーションを無理なく作れる。
そこから次第に堕ちていく、ってパターンで。
勇者ものとか、現代にはあり得ないけど、ある意味なじみ深いシチュが試せるじゃないか
>>728 GJ!
前の作品も好きだったんで新作が見れてうれしい
>>728 GJです。素晴らしい!
続きも期待しています
少女漫画だけど
560 :花と名無しさん[sage]:2009/04/18(土) 11:41:46 ID:???0
マイナーだけど陽の末裔
主人公がビッチなくせに最終的には全ての男を振り切って一人で生きていっちゃうので、
ほとんどの男性キャラが当て馬だとも言えるが、中でも一番はじめの結婚相手が可哀相だった。
主人公の美しさに惚れこんで結婚を申し込むが、その時点ですでに主人公は非処女。
処女厨じゃないけど、当時の価値観として考えればそれだけで夫的には裏切り。
主人公はイケメン画家のヌードモデルを引き受けたりするので、夫の家の評判は悪くなってしまう。
両親からは「ヌードモデルをやる女なんて」と言われたりするが、それでも懸命に愛を注ぎ続ける夫。
しかし主人公は夫のことをATMぐらいにしか思っておらず、散々夫の金を食い荒らしたあげくに、
よその男の子供を妊娠、夫を捨ててその男と再婚してしまう。
夫に残されたのは、主人公の残した借金の山と醜聞だけだった
女読者からしたら古典的な甘ったるいスイーツラブ☆ロマンス物だが
夫視点だとこれ寝取られだろ・・・
>>728 今読みました
快楽を学びながらも、紫がまだ理性を保ってるのがいい!
理性と快楽の間で、少女の心が揺れる姿が、調教物の醍醐味の一つだと思う
あっさり完落ちするよりも、その方が興奮する
あと、相変わらずアナルへのこだわりがいいですな
早く続きを読んでみたいです
>>728 これは、すごい・・・。気に入りました。
>>728 GJ!
新作を書いてくれてありがとう!
こういうのが読みたかったんだわ
>>736 薄い、か?
エステルはそんなに強くないけどこれは結構あると思うのだが…
今回の分は行人視点より寝取り側視点が多いからじゃね?
>>740 勇者モノを書いてみたくなったけど
その場合寝取り男は魔族や帝国といった敵が無難なのかな
でもこれってやはりワンパターンだよな
まあどの系統にも言える事だけど
勇者が寝取るというのは?
勇者が一人とは限らないだろうから
主人公とは別の勇者があっさりと魔族を討伐して名声も女も総取り
とか
いや、主人公は只の村人Aだが、愛する妻とか恋人とか秘かに恋心を抱く幼馴染が村一番の器量良しで
その器量に目を付けた勇者が……
この場合、男振りもステータスも勇者の方が遥かに上で男としての敗北感とか色々なものを感じさせられる主人公。
勇者は非道でも純真でもどっちでも良し。
恋仲の男女がいるパーティーに途中から加入して来た勇者が、彼女を寝取るってのは?
その彼女が古代の英雄王の生まれ変わりな勇者の前世の嫁とかいう展開もありだな
あれ?小ニースさん、なんか用ですか?
超外道勇者というランスシリーズのパクリっぽいゲームがあってだな・・
>>755 お前のおかげで大ニースが結婚しなかったのはマーファに寝取られたからという発想が浮かんだ
でもマーファは女神だった
最近寝取られより寝取りのほうが好きになってきたが
寝取りはマイナーというか作品が多くないから困る
昔テレビでやってた映画(?)で
アフリカかアマゾンだかのダム建設現場の監督の息子が原住民に浚われて
そのまま育てられて、違う部族の綺麗な娘を嫁にするんだが
すぐら部落の女全員さらわれて
救い出しに行くまで娼婦として働かされるってのがあったな
あれもある種の寝取りか
>>758 まあ、単に寝とり側視点だと、ヤリチン野郎のサクセスストーリーになりがちだからな。
あまり好まれないんじゃないかい?
>>758 MC系とかある意味殆ど寝取りじゃないか?
多分そういうんじゃなく、親友の彼女とか誰かの奥さんとかを普通に口説いたりして寝取るのがいいんじゃないかな
MC系だと実質レイプみたいなもんだし。
自分も最近そっちにもはまって、エロゲ板の寝取り総合スレでおすすめされてるゲームやってみたりしてる
小説は・・・ほとんどないよね
言ってしまえば寝取られは「寝取られる」というのが目的だけど
「寝取る」ってのは人妻モノを筆頭に寝取ることより寝取る過程に重点が置かれる
寝とる――――「寝ている」の方言
つまんないしうまくもないな
和姦系寝取られのSSのプロットを幾つか考えてるけど
どのヒロインも表面上はともかく奥底が我が儘な性格になってしまう
まぁそれは仕方ないだろうな。
和姦寝取られってことは恋人とかいながらその関係を清算しないまま他の男とするってわけで。
それは我侭以外のなんでもないからそんな性格になっちゃうのは仕方ない。
恋人と二度と会えない(と思われる)状態ならどうか?
運命のいたずらか、会えてしまうんだけど。
恋人の男性が戦争で遠地に赴いて、その間に、とかは普通にありそうね。
19歳の若妻が16歳の男の子と不倫しちゃうわけか。
都の風だったか
戦死したことにされてその間にライバルにもっていかれちゃうのもよくない?
最初は恋人に操を立ててるけど、時間と共にライバルにも…ってやつ。
ライバルの策略でそうなるのもありだし。
「エリア88」で寝取られ成立までいっちゃうとか
これは戦場じゃないけど「岩窟王」みたいなやつ。
彼氏不在はいただけない
はいからさんが寝取られる
1.
気が弱くて体力もない僕、品田友幸が、高校でイジメの対象になるのは予想できた。
入学して1ヶ月も経たないうちに、僕は校内の不良グループから目をつけられていた。
「よーう、品田ちゃん」
今日も下校する僕を待ち伏せして、陰険な目をした上級生・飯田が詰め寄ってくる。
「…な、なんですか」
「品田ちゃ〜ん。お金貸してよぉ、小遣い足りなくってさあ」
「き、昨日も、3,000円渡したじゃないですか」
「ケチくさいこと言うなよ、ほら、財布出せって。こっち来い」
「…や、やめてくださいぃ」
飯田は僕を人気の無い場所へ連れて行こうとグイグイ腕を引っ張った。
「待ちなさいっ!」
その時、背後から透き通った声が響いて、僕も田尻も振り返る。
「…り、凛ちゃん」
そこにいたのは、僕の幼馴染、香坂凛子だった。僕はずっと凛ちゃんと呼んできた。
凛ちゃんは幼い頃から女の癖にお転婆で、僕よりずっと喧嘩が強く、いつも僕を
ガキ大将グループから守ってくれた。
僕が泣かされたりしたら、必ず仇を取ってくれたのが、凛ちゃんなんだ。
小学校からは空手を習い始めて、今は女だてらに空手、柔道ともに3段の腕前だ。
その凛ちゃんが、いま、怒りに燃えた目をして、セーラー服姿で立っていた。
「…およよ、なんだ、カワイコちゃんじゃねーの」
飯田が目尻を下げて凛ちゃんを見た。
正直言って、凛ちゃんはめちゃめちゃカワイイ。
ショートカットに、くるんと大きい瞳が良く似合う。ボーイッシュな典型的美少女。
今でも、学年ナンバーワンアイドルと噂されているのを僕も知っている。
中学時代からラブレターをもらいまくりだったけど、なぜか誰とも凛ちゃんは
付き合おうとはしなかった。
2.
その凛ちゃんが、今、その大きな瞳を怒りに燃やして立っている。
「このカワイコちゃん、品田ちゃんのなんだよ。紹介してくれよ、品田ちゃ〜ん」
相変わらずニヤニヤといやらしい笑いを浮かべながら飯田が言った。
「友幸を離しなさい!この不良」
凛ちゃんが言い放つと、飯田の顔色が青く変わった。
「…なんだぁ、上級生にその口の利き方はぁ」
飯田は僕の腕を離すと、ズカズカと凛ちゃんの方へ歩み寄っていく。
「なあ、俺とイイコトしようぜ?名前なんてんだ……うぎゃっ?!」
飯田が凛ちゃんの肩に手をかけた瞬間、その身体は大きく宙に浮いていた。
凛ちゃんの秒速の一本背負いが炸裂したのだ。
「うげほぅっ!げほっ!」
背中から受け身もできず投げ落とされ、飯田は地面をのた打ち回る。
「わかった?二度と友幸に手を出したら承知しないからっ!」
凛ちゃんは息一つ乱さず、颯爽と飯田に言い放ったんだ。
※※※※※
「なんでいじめられてるって私に言わないの?」
帰り道、凛ちゃんは僕をなじるようにそう言った。
「だってさ…高校生にもなって…女の子に守ってもらうの、カッコ悪いし…」
僕がやっとそう言うと、凛ちゃんは呆れた表情をする。
「バカねえ…いいようにお金を取られてたら、おばさんが心配するじゃない?」
「そ…そうだけど」
「カッコ悪いも悪くないもないでしょ。ずっと友幸は私が守ってきたんだから」
そう言い切られると、ちょっと抵抗があるけど。
「これからも私が友幸を守るからさ。まかせておきなさいって」
僕は(カッコ悪いなぁ)と思ったものの、凛ちゃんに向かって頷いた。
3.
その時、凛ちゃんの鞄から、ふわっと何かが落ちた。
拾い上げてみると、それは封筒だった。
凛ちゃんのクラスの、結構カッコいいと言われてる男子の名前が書いてあった。
これは…ラブレターだ。でも、封筒の封は切られていない。
「…あっ、こら、そんなの見ないで。返して」
凛ちゃんが慌てたように僕からその便箋をひったくった。
「……困るんだよね、こういうの、もらうと」
凛ちゃんは僕に向かって、苦笑いしながら言った。
「それ、ラブレターだろ?どうして開けないの?」
「…だって、興味ないもの」
「どうして?人気ある男子じゃんか」
僕がそう言うと、凛ちゃんは、急に不機嫌そうな表情になった。
「…そうかな。私には別に。どうせ返すだけだから、読まないの」
ぶっきらぼうに、封筒を鞄にしまいなおす。
「…怒ったの?」
「別に」
「…怒ってるよ。ごめん、悪いこと言った?」
僕がさらに聞くと、凛ちゃんは立ち止まり、急に僕の顔に顔を近づけてきた。
どきっとした。凛ちゃんからは、甘くて柔らかい香りがした。
「ヤキモチ妬かないの?」
「え?」
「…私がラブレターもらって、全然平気なの?友幸は」
どきどきした。怒った凛ちゃんの顔は、とてもキレイだった。
「私が誰かと付き合っても平気?」
そう言われて、僕は言葉に詰まった。
凛ちゃんがモテるのは昔からで、でも、凛ちゃんは誰も相手にして来なかった。
それに安心していたのだろうか。凛ちゃんが誰かと付き合うことを僕は想像してみる。
「……それは………」
「それは?」
「……イヤ、だよ…」
僕は小さくそう言った。凛ちゃんが、じっと僕を見た。
「…イヤなのね?」
「…う、うん…」
「そう、か」
凛ちゃんはすっ、と僕から離れた。セーラー服のスカートがふわっと揺れた。
「私ね」
凛ちゃんはニッコリと僕に笑いかけた。それは、一生忘れられない笑顔だった。
まるでヒマワリみたいな。
「…昔から大好きな優しい男の子が、ラブレターくれるのを待ってるの」
4.
「不良グループが、香坂凛子を学校の裏手の山に連れて行った」
次の日の放課後、あっという間にその話は学年じゅうに広まった。
昨日、凛ちゃんが言った言葉の意味を、ずうっと考えてぼおっとしていた僕は
転げるように、その話をして廻っている同級生に詰め寄った。
「…凛ちゃんが、どこに連れて行かれたのっ?」
いつも大人しい僕の慌てた剣幕に、同級生は驚きながらも答えた。
「が、学校の裏手のワサビ山らしいって…」
僕は最後まで聞かず、教室を飛び出した。
(……凛ちゃん!)
いくら凛ちゃんが男勝りでも、不良グループに囲まれたら敵うわけがない。
僕は必死で学校の裏手に走った。
学校の裏手は小高い山になっていて、通称「ワサビ山」と呼ばれている。
山に入ると、何本もの細い道が分かれており、所々にあずま屋が立っていたり、
休憩用の椅子があったりする。
そういう場所を、不良グループが誰かをシメルために使うと噂で知っていた。
(…どうか凛ちゃんが酷い目に遭わされていませんように…!)
やがて、前方から人が争い合うような声が聞こえてきた。
(あそこだ!)
日頃から運動が苦手な僕はハアハア息をきらせて走っていた。
「…女相手に、なにやってんだ!」「捉まえて転がしちまえ!」
今度ははっきり聴こえた。凛ちゃんは、まだ無事なんだ。
やがて視界が開けて、休憩用の東屋がある広場に出た。
3人の男たちが、東屋の壁を背にして、凛ちゃんを取り囲んでいた。
ほかに、1人の男が蹲って、苦しげにうめいている。あれは、飯田だ。
凛ちゃんがやっつけたんだ。やっぱり、凛ちゃんはすごい。ミラクルガールだ。
「おとなしくさせてやらぁ!」
不良の一人が、凛ちゃんに掴みかかろうとした。
「…やぁ!」
凛ちゃんの気合が空気を引き裂いた。得意の正拳突きだ。
迫ってくる不良をうまく身体を泳がせて避けながら、凛ちゃんの拳が不良の
こめかみに入った。
「うぎゃああ!!」
額を抑えて、その男が地面に蹲る。やっぱり、僕の凛ちゃんは強い!
5.
その時だった、残った不良の一人が卑怯な反撃に出た。
足元の砂をわしづかみにすると、凛ちゃんの顔に叩きつけたのだ。
「…あっ!」
砂粒が目に入ってしまった凛ちゃんがぐらり、とよろける。
「よっしゃ、やっちまえ!」
もう一人の不良が、凛ちゃんのお腹に拳を突き入れた。
「…ん、うっ…!」
凛ちゃんが苦しげに身体を折る。
女の子のお腹にパンチを見舞うなんて、なんて最低な奴らなんだ!
そして、凛ちゃんは、背後からがっしり羽交い絞めにされてしまった。
凛ちゃんは必死に暴れるけれど、こうなっては身動きが取れない。
いくら僕が弱くても、ここで行かなきゃ男じゃない!
「…ま、待てえっ」
僕は意を決して奴らの前に飛び出した。
「凛ちゃんを離せえっ」
一瞬、ぎょっとした不良たちだが、僕を見て今度はニヤニヤした笑いを浮かべる。
「なんだ〜品田ちゃんかよ。ビックリさせんなよ。へへへ」
「…友幸なの!?だめ、来ちゃダメ!」
凛ちゃんがこんな時でも、僕のことを案じて叫んだ。
僕はあっという間に不良の一人に胸倉をつかまれて、地面に叩きつけられた。
「品田ちゃん、まあここでじっくり見てろよ」
なんてことだ、たったひとりの大好きな女の子も守れないなんて。
ビリビリビリィ!と服の裂ける音が聞こえた。
凛ちゃんが上半身のブラウスのボタンを引きちぎられたのだ。
真っ白なブラジャーが見えてしまっていた。そして、真っ白な素肌も。
「…きゃあっ…や、やめ…っ…」」
凛ちゃんが、悲鳴をあげた。
「や…やめろおおっ」
必死で起き上がろうとしたが僕の頭を、不良の一人が靴で踏みつけた。
「うううう…」
悔しい。もっと僕に、力があれば。もっと逞しい男であれば。
6.
その時だった。物陰から脱兎の如く、ひとつの影が飛び出してきた。
次に、僕の頭を踏んづけている不良の体が、宙に吹っ飛んだ。
「?!」
僕は驚いて顔を上げる。
凛ちゃんを羽交い絞めにしていた不良が、驚いて叫んだ。
「てめ、み、三澤ぁ!」
「…相変わらず、つまらないことしてるな、永田、内藤、谷口、嶋、飯田」
三澤と呼ばれた生徒には、見覚えがあった。3年生、長髪のイケメンで
バスケ部のキャプテンだ。女子生徒から圧倒的な人気のある先輩だった。
「…その子を離せよ。俺の腕っぷしは良く分かってるだろ?」
三澤先輩が睨みを効かせると、不良たちはいっぺんにたじろいで、凛ちゃんを離した。
「てめぇ…三澤、おぼえてろよ!」
永田と呼ばれた不良が背を向けて駆け出すと、他の4人の不良たちも
蜘蛛の子を散らすように逃げ出していった。
「きみ、大丈夫か?」
三澤先輩は、凛ちゃんの手を取り、助け起こした。そして、自分の着ていた
制服を、ふわりと凛ちゃんにかけてやった。
「…あ、ありがとう、ございます」
凛ちゃんが、どこかぽおっとした顔で三澤先輩を見上げた。
そのとき、僕の胸が、チクリと痛んだ。
凛ちゃんは我に返ると、すぐに僕のほうへ駆け寄ってきた。
「友幸!友幸、だいじょうぶ?」
「…う、うん」
僕を気遣ってくれる凛ちゃんは、いつもの凛ちゃんだった。
でも、僕のチクリから生まれた黒い不安の雲は……消えていかなかった。
7.
事件から二ヶ月が経っていた。
あの後、不良グループが凛ちゃんに手を出してくることは一切なくなった。
三澤先輩の睨みが、利いたのだろうか。
(…やっぱり、カッコいい人って、いるんだなあ)
僕は素直にそう思った。
その他に変わったことと言えば…
空手部の活動がない日は僕と下校していた凛ちゃんが、そうしなくなったことだった。
「ごめんね、ちょっとクラスの友達と話があって」
「友幸、ごめん、友達がちょっと相談があるって言うから」
凛ちゃんの説明は色々だったけれど、そのうち、それもなくなった。
最近は当たり前のように、僕は凛ちゃんより先に帰宅するようになっている。
少し凛ちゃんが遠くなってしまったような気がした。
「凛ちゃんも友達が多いから、仕方ないよな」
僕は帰り道で、そんなふうに一人で呟いた。
そんなある日。
「友幸、そこのコンビニで卵買ってきて。切らしちゃったから」
母さんにそう言われて、僕は使いに出た。時間は夜の8時を廻っていた。
サンダルをつっかけて、暗くなった道をコンビニへ歩く。
その時、向こうの道から歩いてくる人影が見えた。セーラー服姿の女の子。
凛ちゃんだった。僕は声を掛けようとして、それからその言葉を飲み込んだ。
凛ちゃんは一人じゃなかった。後ろから、背の高い男が一緒に付いて来ていた。
(三澤先輩だ…)
すぐにそれが、三澤先輩だとわかった。でも、どうして?
僕は思わず小さな路地に入って、電柱の影に身を潜めた。
こっそりと様子を伺う。凛ちゃんは何か三澤先輩と話しながらこっちに歩いてくる。
電灯に照らされて、凛ちゃんの顔が見えた。笑っていた。楽しそうな笑顔。
三澤先輩も、優しい笑顔で凛ちゃんに何かを話し掛けている。
僕の胸が、ズキン、と痛んだ。
やがて僕が隠れている電柱を通り越して、曲がり角の手前で二人は立ち止まった。
ここを曲がってしまえば凛ちゃんの家は、もうそこだ。
僕の胸は、ドキドキと激しく動悸し始めていた。まさか。
凛ちゃんが、先輩の方を向いた。
三澤先輩は何事か言うと、凛ちゃんの肩に手を掛けた。
凛ちゃんが少し、顔を上に向ける。
そして。
三澤先輩の顔が、ゆっくりと凛ちゃんの顔に被さった。
凛ちゃんが三澤先輩とキスをしていた。
いったん、ここまでで…。続きます。
グッジョョョョョブッ!
続き待ってるぜ
期待期待期待
超乙。
不良たちは三澤先輩のかっこよさを引き立たせるための仕込みだったというオチは無いよな・・・
普通に主人公が人質になって不良にやられる展開かと思ったぜ
>786で三澤先輩が飽きたあとに払い下げされるんだろうか
なんという王道展開
それか普通に助けてくれた人に惚れて付き合うようになったか。
まぁこのスレに投稿されてる時点でそんなオチは考えづらいなw
>>789 そっちの方が俺にはくるw
幼なじみごっこの終わりみたいで
てか、お前らあんまり先読みすると、作者さんが書きづらくなるから自重しるw
まったくだ。
今久しぶりにスレがお祭クライマックス状態なんだから、
とりあえず礼儀正しくパンツ下ろして正座して待っとけw
は〜い
エプロン無し裸エプロンで待つことにする
ああそうか。
でも俺ならそれはまだ諦めがつくからダメージは少なめなんだよな。
ド外道に寝取られるとか女がありえないビッチとかだとエロさは増すが鬱になって困るから…
NTRって一口にいっても、嗜好は様々だからなぁ。
俺も今1本書いてるけど、最大公約数とるとそれはそれでつまらないし、
人に見せようと思うと、ほんと難しいって思う。
お前ら13時半からテレ等
8.
どうやって卵を買って家に帰ったのかは覚えていない。
気が付くと、僕は自分の部屋のベッドの上にぼおっと座っていた。
凛ちゃんが、三澤先輩と付き合っている。そういうことなのか。
キスの仕方が慣れていた。初めてのキスには見えなかった。
いつから?最近、凛ちゃんが僕と帰らなくなったのは三澤先輩と会っていたから?
とめどない思考が頭の中を流れていった。
−私…昔から大好きな優しい男の子が、ラブレターくれるのを待ってるの
凛ちゃんの言葉が何度も甦った。あれは…僕に向けてくれた言葉だった。
でも、もう凛ちゃんの心の中に僕はいなくて、そこに三澤先輩がいるのだろうか。
そりゃあ、三澤先輩はカッコいい。真面目で正義感があって、優しくて、強い。
でも、でも……。
僕は、一睡もできずに次の朝を迎えた。
朝。運が悪い時は悪いことが重なる。
僕と凛ちゃんは、バッタリとあの曲がり角で出くわした。
「あれ、おはよう、友幸」
凛ちゃんがタタタッ、と僕に駆け寄ってきた。そしてにっこり笑う。
この曲がり角。昨夜、この場所で凛ちゃんは三澤先輩に唇を奪われていた。
でも凛ちゃんは、そんな気配など微塵もさせずに僕に話しかけてくるんだ。
「友幸、どうしたの。目が…赤いよ?」
「…ん…うん」
だめだ。普通に話せない。
いつもと同じ、ショートカットでくりっとした瞳。僕の顔を覗き込んでくる。
でも、でも…外見は同じでも、今の凛ちゃんの心の中には。
(…三澤先輩がいるんだ)
僕は叫びだしたくなるのを、ぐっとこらえた。
「どうしたの?ヘンな友幸」
「…なんでもないよ。眠れなかった…だけ」
本当は聞きたかった。でも、三澤先輩とのことを、僕には…聞けなかった。
9.
その日の放課後。
僕は重い足を引きずって、凛ちゃんに会わないように学校を出た。
すぐに家に帰る気にもなれず、僕はいつしか、ワサビ山に向かっていた。
とにかく、一人になりたかった。
ゆっくりと細い山道を登っていく。
気が付くと、僕は凛ちゃんが襲われていたあずま屋の近くまで来ていた。
あずま屋から人の声が聞こえた。タバコの煙が上がっているのが見えた。
(…また、不良グループの奴らが溜まってるんだ)
引き返そう、そう思った時、話し声が聞こえてきた。
「マジっすか〜? 三澤さんも、ほんとワルっすね〜!」
(…えっ。三澤さん?)
僕は思わず足を止めた。ゆっくり振り返る。あずま屋の中は見えない。
僕は、そっと道をそれて、生い茂る藪の中に忍び込んだ。
そして、そのまま草むらに覆われたあずま屋の横の斜面をのぼる。
(…ここからなら、あずま屋の中が見える)
僕は草を掻き分けて覗きこみ、驚きのあまり声をあげそうになった。
三澤先輩が…あの三澤先輩が、あずま屋の中でタバコを吹かしていた。
そして、その周りにいるのは…あの日、三澤先輩が追い払った不良たちだったのだ。
「香坂凛子、もう食っちまったんすか?ホント、手が速いっすねェ!」
そう言ったのは、飯田だった。
凛ちゃんを食った…?どういうことだ。
「ひゃははっ。まあ、お前らのサル芝居のおかげだよ」
三澤先輩はいつもの爽やかな口調と違う下品な笑い声を響かせた。
「すっかり、俺を白馬の王子様と信じ込んでるからよ。バッチリいただいたぜ」
「三澤さんも悪党っすねえ。あんな純真無垢だった少女を騙して、たらしこんで」
そう言いながら、不良の一人がヒャヒャヒャ!と笑った。
10.
僕は喉が一気にカラカラに渇くのを感じた。これはどういうことなんだ。
どうして三澤さんが不良グループとつるんでいるんだ。そして、凛ちゃんは…。
「さすがの空手少女も、三澤さんのワル知恵の前にはイチコロだったっすね!」
「まあ当然だろ。ダテに処女100人斬り目指してねえって。ひゃはは!」
美味そうにタバコを吹かしながら三澤さんがまた下品な笑い声をあげる。
「入学した時から可愛いんで目を付けてたけどよ。お転婆だっつーし、すんなり
処女散らすにはどうしたらいいか頭を巡らせたわけよ、この三澤恭司様が」
…処女を…散らす…?
「俺なんか、三澤さんの計画のせいで、ここに思い切りパンチ食らったっすよ」
飯田が不満そうに言った。
「俺も、俺も」
「あの女、マジで調子こきやがって。ギタギタにしなきゃ気がすまねえ」
「三澤さん、頼んますよ、俺たちにも廻してくれるんでしょうね?」
不良たちが、さんざんと不平を述べ始めるのを三澤さんは手で制した。
「分かってるっての、お前ら。心配すんな」
ニヤリと三澤さんは笑った。
「俺は、バージンさえ散らしてやりゃ、あとはどうでもいい」
それはどう見ても卑劣なチンピラの笑みだった。
「…それに、この1ヶ月半で、散々ヤリまくったしな」
不良たちが卑猥な笑い声をあげた。
「いつものように、おさがりを恵んでやるよ」
「さすが三澤さん!そう来なきゃ。香坂だけは独り占めする気かと思ってましたよ」
ヒューッ!と不良たちが快哉の口笛を吹く。
「普通じゃ面白くねえだろ?正義の空手少女に屈辱を味合わせてたっぷりと仕返しして
やりたいんだろ?お前ら」
「…そりゃ、もちろんすッよ!!」
飯田が真っ先に叫ぶ。すると、三澤先輩は胸元からケータイを取り出した。
「今から、お前らのために、面白いショーを見せてやるよ」
三澤先輩はケータイを操作する。やがて、電話は繋がったらしい。
「おう、凛子?俺だよ」
三澤先輩はそう言った。凛子。呼び捨てだった。電話の相手は…凛ちゃんなんだ。
三澤先輩の口調は、いつもの爽やかで明るい調子に変わっていた。
「今からちょっと来いよ。あずま屋にいる。まだ学校にいるんだろ?」
凛ちゃんが何事かを言うのを待って、三澤先輩は続けた。
「裏の山の東屋。え?大丈夫だって。今日は誰もいないし。…凛子に会いたくて
たまらないんだよ、うん」
それだけ言うと、三澤さんは電話を切った。そして不良たちを見てニヤリと笑った。
「すぐ来るってよ。ちょっと楽しいトラップを仕掛けようぜ」
11.
分かった。三澤先輩は決して正義の人なんかじゃない。
僕にも状況が少しずつ飲み込めてきた。むしろ、三澤は…不良の親玉なんだ。
真面目で優しい上級生というのは、三澤の被った仮面だ。
三澤は、凛ちゃんを自分のものにするために、手下の不良たちに襲わせ…そして
自分がその危機を救う、というシナリオを描いたんだ。
凛ちゃんは、その罠にすっかりハマってしまった。
三澤を信じて、恋心を抱いてしまった凛ちゃんは、三澤と付き合い、そして………。
僕はそこまで考えて、ぶんぶん、と頭を振った。
凛ちゃんがこれから来ると三澤は言った。今はとにかく凛ちゃんを助けなきゃ。
本当のことを知らせるんだ。僕は引き返そうとして、身体を回転させた。
でも、焦っていた僕は斜面に足を滑らせてしまったんだ。
どさああっ…と僕は草むらから、下へ転がり落ちた。
その音を聞きつけた不良たちが、一斉に東屋から飛び出してくる。
「おお!?おいおい、こりゃ、品田ちゃんじゃねえの」
「まさか、聞いてやがったのか、コイツ」
僕は不良たちに囲まれてしまっていた。
あずま屋から、ゆっくりと三澤が出て来た。タバコを吹かしながら僕を見下ろす。
「まずいとこ見られちまったなあ…お前、凛子の幼馴染だよな」
三澤の目が蛇のように冷たく光った。
僕が不良たちに力で叶うはずもなかった。
数分後、僕はさっき潜んでいた草むらに、今度は4人の不良たちと共にいた。
僕の両手首は背中で紐で縛られて、口には猿轡が掛けられている。
そして、飯田が、決して動けないように僕を羽交い絞めにしていた。
僕の目からは涙がこぼれていた。
三澤の口から、凛ちゃんを貶める恐ろしい計画を聞いたばかりだったからだ。
12.
僕を不良たちに抑えつけさせながら、三澤は計画の説明をした。
「今から凛子がここに来る。お前らは隠れて様子を見とけ」
「…ここで、犯っちまうんすか?」
「それじゃつまらねえだろ。もっと楽しくなれる罠を仕掛けてやるよ」
「へへへ、教えて下さいよ、どんな罠なんスか?」
三澤はニヤッと笑って言った。
「…凛子にタバコを吸わせる」
「へ?」
「あいつ、彼女ヅラして俺のタバコをやめさせようとしてんだよ。キスすると
タバコ臭いって、いつも文句言いやがってよ」
「はあ…だから、タバコの味を覚えさせるんすか?それはいいスけど、罠って?」
「……お前らはホント、頭悪りィなあ」
三澤は苦笑した。
「いいか、俺が凛子にタバコを吸わせたら、お前らはあそこに隠れて…写真を撮れ」
「………なるほど!」
「学年ナンバーワンアイドル、正義の空手少女の喫煙写真ってワケだ。あとは…
どうすりゃいいか、お前らでも分かるだろ?」
「さすが三澤さん!大悪党!ヒャハハ、こりゃ面白れぇや!」
「ついでに、俺が吸ってるところも撮っとけ。いざとなりゃ、役に立つはずだ」
恐ろしい計画を三澤は愉快そうに喋った。
凛ちゃんの純真な恋心につけ込み、三澤は凛ちゃんをメチャクチャにするつもりだ。
「んーーっ!!むぐーーーっ!!」
猿轡をされた僕は必死に身をよじって、怒りの声を上げた。
だけど…僕の弱っちぃ抵抗など、不良たちにとって何の効果もなかった。
地面に押さえつけられた僕に、三澤は、また冷たい目をして言った。
「お前の大事な幼馴染なぁ…もう俺の女なんだよ。バージンも俺が奪ってやった。
いい味だったぜぇ」
「……!!」
「へへ…凛子はよぉ…俺のデカいのを突っ込まれる前に、お前のことを思い出して、
ちょっと泣きやがってよ」
頭を、激しく殴られたような気がした。
凛ちゃんが…三澤に処女を捧げる前に、凛ちゃんが…僕のことを…。
「だからよ、忘れさせるために、一気にズブリと貫いてやったんだよ」
「ん、むぐーーーっ!!」
「でもよ、もう今じゃすっかり俺のチンポの虜だ。お前のことなんて頭から無くなってるから、安心しな」
「……うむっ!!ぐーーっ」
「もうすぐ凛子が来るからよ。お前も一部始終を見とけ。ヒャハハッ!」
三澤は心から愉快そうに笑い声を上げた。
13.
凛ちゃんがあずま屋に現れたのは、それから10分ほど過ぎた頃だった。
「騒いだら、ここで凛子を犯っちまうからな。本気だぜ…じっとしてな」
僕を羽交い絞めにした飯田がそう耳元で言った。
「恭司さん、いる?」
凛ちゃんが、三澤を呼んだ。名前で。いつから、そうなっていたのだろう。
「おう、待ってたよ」
三澤があずま屋から、ゆっくり姿を現した。
凛ちゃんは、いそいそと三澤のもとへ駆け寄った。嬉しそうな様子が、切なかった。
僕には見せたことのないような表情を、凛ちゃんはしていた。
凛ちゃんは一度、自分が歩いてきた方を振り返って、誰もいないのを確認した。
それから…
「…ん」
三澤に向かって、目をつぶり、顔を上に向けた。
当然のように…三澤は凛ちゃんの唇にチュッとキスをする。
これが二人の挨拶なんだろう、と思えるほど、そのキスは自然だった。
「うふふっ」
キスを受けて嬉しそうに凛ちゃんは笑ったけど…それから言った。
「また、タバコの匂い。吸ってたでしょ?ダメって言ったじゃない」
「…まあいいだろ。ちょっとした優等生の息抜きだよ」
三澤はこともなげに言う。
「見つかったら、停学になっちゃうよ。せっかく推薦で大学決まったのに」
曲がったことや不正は大嫌いな凛ちゃん。
その凛ちゃんが、その程度にしか、三澤をたしなめないことが僕には不満だった。
「少しくらい、誰にも見せない悪い所もあったほうが魅力的だろ?」
「…でも」
「凛子にしか見せない俺なんだ」
「……」
「な?」
三澤がニッコリと笑って、凛ちゃんの顔を覗き込んだ。
「…うん…」
凛ちゃんは押し切られたように俯くと、そう答えてしまった。
そのまま三澤がぐい、と強く凛ちゃんの肩を抱き寄せる。
「…あ」
凛ちゃんの声。凛ちゃんはは深く三澤に唇を奪われた。
「…ん、むっ…」
くぐもった凛ちゃんの声。三澤の両手が凛ちゃんの背中に廻り、撫で回す。
やがて手が下がっていき、セーラー服のスカートの上から凛ちゃんのお尻に触れた。
でも、凛ちゃんは少し腰をよじっただけで、逃げようとはしない。
むしろ、手が凛ちゃんのお尻を撫で回すと、凛ちゃんは悩ましく腰を振って応えた。
僕は…僕は三澤を激しく呪いながら…
でも、この刺激的すぎる光景から、目を離す事が出来なかった。
14.
やがて、長いディープキスの後、三澤が凛ちゃんの唇をようやく解放する。
凛ちゃんは顔をあげられずに、そのまま恥ずかしげに三澤の制服の胸に顔を埋めた。
「…凛子」
三澤は言った。
「……ん?」
「ちょっと、吸ってごらんよ」
「え?」
凛ちゃんが驚いたように顔を上げると、三澤が一本のタバコを凛ちゃんに向けていた。
「え?え?…ダメだよ、私、タバコなんて…」
三澤はニッコリと笑った。
「だーいじょうぶだって。ちょっと冒険してごらん」
「だめ、絶対ダメだってば…」
「ねえ、凛子。凛子は真面目すぎるよ。そんなに固いと、俺は魅力感じないなあ」
「…え?」
凛ちゃんが三澤を見上げた。その目が、傷付いた子犬みたいに震えた。
「わたし…恭司さんに魅力ない…?」
「いや、あるけどさ。あんまり意固地だと、可愛くなくなっちゃうってことさ」
「……」
「俺のこと好き?」
「うん、好き」
凛ちゃんが間髪いれずに答え、僕の胸は鋭い針に刺されたように痛んだ。
「じゃあ、ほら」
また三澤が笑いながら、タバコを凛ちゃんに差し出した。
凛ちゃんの手が震えた。おずおずと、タバコに向けて、その手を伸ばしていく。
「ウヘヘッ、来たぜ、来たぜぇ。カメラ、ばっちし行けよ」
「まかせとけ」
不良たちが小声で笑いながら言い合った。
凛ちゃん、ダメだ。手を伸ばしちゃいけない。三澤は最低の悪党なんだ。
この罠に掛かったら最後、凛ちゃんは逃げられなくなってしまう。…凛ちゃん!
心の中で僕は大声で叫んだ。でも、身体は動かなかった。動けなかった。
凛ちゃんが、三澤からタバコを受け取る。
「口にくわえてごらん」
「……」
凛ちゃんが、三澤に言われるまま、ゆっくりとタバコを口に咥える。
三澤がライターを取り出し、火をつけた……。
カシャ、カシャ、カシャ…不良たちのデジカメや、ケータイの写メの音が響いた。
凛ちゃん。撮られてしまった…喫煙してるところを。こんな、こんなことって。
凛ちゃんが、タバコを咥えていたのは、10秒ほどだっただろうか。
でも、不良たちにとっては十分な時間だった。
タバコを口に咥えて、そのタバコから煙が上がっている。
咥えているのは、誰が見ても、香坂凛子、その人だ。そんな証拠写真が収められた。
「げほ、げほっ…こほっ…!」
煙を吸い込んだ凛ちゃんは、むせて、タバコを地面に落としてしまう。
「ごほっ…えほっ…恭司…やっぱりダメ…」
三澤は凛ちゃんの背中を、優しくぽんぽん、と叩いてやった。
「ごめんごめん、凛子。悪かったな。もう吸えなんて言わないよ」
でも、三澤の目は、狡猾な蛇のように、凛ちゃんを見下ろしていた……。
…続きます。 三澤悪玉説、バレバレでワロタw
皆さん、感想ありがとさんです。
ストックをほぼ投下してしまったので、次回までちょっと時間掛かるかも。すません。
次回は多分、飯田視点です。では ノシ
GJ.
てか、すごいとこでお預け食らった!!w
まったり続きをお待ちしております。
>>805 乙
これはいい展開
wktkして待ってる
これも素晴らしい作品ですね!
続きを楽しみに待たせていただきます。
809 :
786:2009/08/20(木) 20:08:02 ID:m/V/IC+t
__
/ \
/ _ノ ヽ、_.\
/ o゚⌒ ⌒゚o.\ ごめんお!
.| ///(__人__)/// | 先読みするつもりじゃなくて
ゝ ` ⌒´ -く 「こうだったらいいなぁ」っていう希望的妄想だったんだお
/  ̄ ̄ .ヽ
! イ ° ° ト!
| ,,∩,, |
ヽ _ (::)(::).. _ /
ヽ┘  ̄ ̄ └'
/崩壊/
きっかけは些細な事だった。
紫は真九郎に授業参観の出席を願い出て、真九郎はそれを了承した。しかし、用事がありいけなくなってしまった。ただそれだの、よくある話だ。
本来ならば我がままを言って了解をもぎ取るか、さもなければ泣き寝入りか。所詮その程度の事。大概の場合は不条理として処理され堪える事しかできない。紫も、そうなるはずだった。
問題は、まだ7歳の紫にとって、それは天地が逆転するほどの衝撃だった事。そしてありえないはずの逃げ道が用意されていた事。
生まれて初めて無条件の信頼を寄せる事ができた相手の裏切りは、少女の心を深く傷つけた。その絶望と言えば、簡単に他者に推し量れるものではなかっただろう。
ゆえに、紫は心の隙間を埋めようと自分を納得させるだけの何かを必死に探した。そして、すぐに極上の逃げ道がある事に気づく。何もかもを忘れられて幸福に満たされる、自分は何もする必要がない逃げ道。
快楽と言う逃げ道が、紫を楽園に見せかけた牢獄に誘っていた。
学校が終わり放課後、旧校舎理科室で待つ菅原に、紫は体当たりをするように抱きついた。
「おや、どうしたのかね?」
菅原の声はいつものように優しい。その事に、心のそこから安心する。
「ぐちゃぐちゃに、してほしい。全部忘れさせて欲しいんだ……」
「紫ちゃん……?」
怪訝そうな言葉に紫は反応せず、かわりに片手でショーツとスカートを脱ぎ捨てた。僅かも濡れていない秘所を、菅原に押し当てる。
本当のことを言えば、とてもそんな気分ではなかった。けど、もう逃れる場所がここしかないのだ。
「本当に、いいんだね?」
紫は顔が見えないように小さく頷く。今の泣いているような顔は、見られたくなかった。
「服を全部脱いで」
言われたとおりに服を全部脱ぐ。
菅原は持っていたバッグから、何かを取り出した。それら全てが、紫に見た事がないものだ。
「今の顔は見られたくないのだろう。ほら、口をあけて」
言われたとおりに丸いもの、ギャグボールを加えると、後ろで固定された。同じように目隠しもされて、紫は見る事も喋る事もできなくなる。
次に紫の体にベルトのようなものが全身に取り付けられ、締め上げられる。両手は背中で固定され、足も自由に閉じられないようにパイプに固定される。その状態で、紫は机に押し倒された。
肌が露出している胸や腹の部分が、妙に冷たく硬い。また足も届いておらず、中に浮いている。文字通り身動き一つ取れない状態の不安と言うのを、紫は初めて知った。
尻の穴にねとねととしたものが塗りつけられる。今までは始まるたびにぐちゃぐちゃに濡れていたからローションを塗る必要はなかったが、今日は全く濡れていないために使われた。
「ふぅっ、うう、ふぁっ、あう」
指が表面を撫でて柔らかくし、少しだけ進入する。ギャグボールで声を堪えられない紫は、一つ一つの行為に丁寧に反応し、口の端から喘ぎ声を漏らす。
刺激は次第に激しくなり、どれほどもしないうちにぬぽぬぽと音がするほど激しく挿入される。
「まだ7歳なのに、随分な変態になってしまったね」
先ほどまで乾ききっていた恥部は、しっとりと濡れ始めている。全く発情していない状態から僅かな時間でこれほど濡れるのは、変態になっている紛れもない証だ。
ずるりとローションと腸液に塗れた指が引き抜かれ、アナルパールが差し込まれていく。菅原の陰茎を何度も飲み込んでいるアナルは、直径が大きいボールを苦もなく飲み込んでいく。
一玉ごとにぷちゅぷちゅと音を立て、小さな尻がひくつく。この尻が僅か7歳の子供のものであると信じられる人間は、一体どれほどいるだろうか。
「んふぁ! おお、ああぁ……うああぁ!」
普段は羞恥心に負けて出さないような声も、ギャグボールが全て吼えさせる事を強要する。未だに理性の残っている紫には、己の恥を自覚させる拷問のようにすら思えた。
アナルパールがいれ終わる頃には、紫の腹はぽっこりと膨れるほどになっていた。それほどの量が無理なく入れられるほど、アナルと腸は性的に開発されている。事実アナルパールを挿入されているときに、何度か絶頂した。
しかし、それほどの刺激があっても今日の紫は満足できない。もっと頭が完全に壊れるほど、それこそ今までの自分が全てなくなって新しい、自分ができるほどの快楽を欲していたのだから。
「うん、十分濡れたね」
菅原の指が、紫の無毛の筋を撫でる。指の腹にそってねっとりと淫液が絡みつき、濃い臭いを発している。
ぴったりと閉じた恥丘の中心、膣の入り口に冷たいものが押し当てられる。指ではない、多分金属だろう。感触からして今まで入れられたどんなものよりも細かった。
普段ならば挿入される事に喜ぶか、細さに落胆していたが今の紫は怯えていた。なぜならば、初めて前の穴を使われようとしているからだ。
数多の変態的な性経験をしていたにも関わらず、紫は未だ処女だった。それは菅原の配慮でもあったし、紫自身処女が大切なものだという程度の知識はあったので、そちらは求めなかったからだ。
紫は自分の処女は、当然真九郎に奪われるものだと思っていた。それが無機質な棒で奪われるとなれば、恐怖に体が引きつるのも仕方ないだろう。
しかし、そんな紫を察して、菅原は優しく頭を撫でながら言った。
「大丈夫だよ。これは処女膜を傷つけずに奥まで届かせる道具なんだ。無理やり紫ちゃんの処女を奪ったりしないから、安心しなさい」
何の確証もない言葉に、紫は心から安心して体を脱力した。普段ならばたとえ本当でもそんな暴挙は許さなかっただろう。しかし、大きな心の隙間と快楽を欲する気持ちが、金属の棒を受け入れさせた。
金属の棒は滑らかに紫の中に進入していく。菅原の言ったとおりに処女膜にはまったく傷をつけず、最奥の子宮口を突くまでたやすく挿入を許す。その代わりに、性的な刺激は極小で、紫を落胆させた。
「一応説明しておくとね、この道具は電気で君の肉を柔らかくする道具なんだ。いくら紫ちゃんが淫乱でも、膣の奥はまだ硬いだろうからね。それを今から、処女のままトロトロに柔らかくしてあげよう」
何を、と疑問に思う暇すらなかった。菅原がスイッチを押すと、金属棒から微弱な電気が流れて膣全体を蹂躙する。
「んふぉおおおおおぉぉぉぉぉ!?」
「はしたない声だ。まるで獣の様だよ」
下半身がびくびくと跳ねて、恥丘がくぱぁと開き中の処女膜すら開帳した。電気の為か痙攣を繰り返し、肉ヒダの一枚までもが震えている。
手を離してもまっすぐ伸びていた金属棒が、今はやや下方に垂れ下がっていた。膣の奥はそれほど固かったのに、僅かな時間でそれほど柔らかくされたのだ。
「おおおぉおっぉ、ああああぁぁ!」
紫の膣は、他者の数倍男を悦ばせる器官として存在している。しかし、それでもまだ7歳の子供なのだ。性交するために機能する訳がない。しかし、この調教で急速に、しかも強制的に女として開花させられた。
女のしての器官は快楽を自覚すると、すぐに次の段階へと進化していく。男を受け入れるための女へ、そして雄に媚び蹂躙される為の雌へ。
それは紫自身も同様だった。散々紫の体を弄び開発した菅原を、少しずつではあるが主と認めつつある。気の強い紫がそれを自覚するのはまだ時間がかかるとしても、体は半ば菅原を支配者と認識していた。
「どうだい、これが紫ちゃんの女だよ。ちょっと背中を押されただけでだらしなく愛液を垂れ流す、淫乱極まりない場所だ」
「ふぐうううぅぅぅ! うあ、きゅうううぅぅぅ!」
金属棒が前後左右に動かされれば、紫の腰も自然と棒を追って振られる。先端が子宮口に押し当てられれば、体をつんのめらせてがくがくと震えた。
電気で緩んだのか、それとも快楽のためか、紫の陰部は開ききってごぽごぽと愛液を垂れ流す。未通女とは思えないほどの伸縮性を見せ、金属棒が動く範囲がどんどん広がっていく。
金属棒がGスポットに触れると、紫の体が一際大きく跳ねて尿道から白濁した液体を吐いた。
「んふぁああああぁぁぁぁぁぁ!」
絶頂してもなおGスポットに押し付けられる金属棒。電気は尿道口にまで伝わり、紫が今まで必死に耐えてきた放尿を誘発する。
「ふうううぅぅうぅ! ああああ、いあああぁぁぁ!」
首を振りながら拒否するも、菅原はそれを許さなかった。紫の努力を嘲笑うかのように電気棒を強くGスポットに当てて、粗相を促す。
ちょろちょろと勢いのない尿が床に落ちて、愛液や潮と混ざり合い異臭を放つ。紫は情けなさに泣いたが、菅原はそれを許さなかった。
「ほら、元気がなくなってきたよ。快楽だけを受け入れて、恥も理性も捨ててしまいなさい」
「ぅあ、お、お、おううぅ! ああ、っふう、うあ!」
アナルパールが少しずつ引き抜かれ、クリトリスも刺激される。巨大なボールが肛門を引っ張り、脱肛するほど内側からえぐる。開ききったアナルはボールが出るとすぐに限界まで閉じて、また最高の快楽を味わおうとする。
クリトリスは皮をどけるまでもなく花開き、今か今かと刺激を待ち望んでいた。指先で触れるだけでも軽く絶頂できるそれを、両側から挟まれる。すぐに白濁液が撒き散らされ、それが連続して続く。
「ひゅぐううぅぅ! こわいぇ、こわいぇふぅ! わらひぃ、ほかじ……なふぅ!」
「いいじゃあないか。壊れたくてここに来たのだろう。しっかり変えてあげるから心配する事はない。君はただ、受け入れるだけでいいんだ」
菅原の激しい責めにも、雌になった少女は僅かも苦痛を感じなかった。アナルとクリトリスへの刺激から体を縛るベルトの窮屈さ、果ては息苦しさまでもが快楽として認識できる、恐ろしく高度な性奴隷だ。
もう何度目か数えるのも馬鹿馬鹿しい絶頂の後、菅原は紫の陰部を確認した。そこは奥行きはともかく、穴の広さは大人のものすらくわえ込めそうなほど開発されている。雌穴として完成されたと言っていいだろう。
金属棒とアナルパールが引き抜かれると、雌はまた潮を噴く。ギャグボールを取り去って、淫乱な少女が落ち着くのを待った。
激しい動悸が収まり、やがて呼吸も落ち着いてくる。思考も幾分かは回復しただろう。それを見計らって、菅原は一つ命令を下した。
「おしっこを漏らしなさい」
「ぁ……はい」
紫は主の言葉に従順に従い、勢いよく尿を排泄した。殆ど出されていたのか、放尿はすぐに止まってしまう。しかし、菅原はその行為に満足した。
あれだけ嫌がっていた放尿を、今は命令一つで実行するようになっている。つまり菅原の命は、羞恥心や嫌悪感に勝っているという事だ。この少女は今、九鳳院紫ではない。例えこの瞬間だけだとしても、哀れな愛玩人形だ。
そして、菅原にとってこの瞬間奴隷である事が大事なのだ。他者の命令を、自ら望むという形に変更できるのだから。
ズボンのファスナーを下ろし、紫の股間に擦り付ける。肉棒の快楽をよく知る紫が感じたのは、間違いなく喜びだろう。幼い割れ目からクリトリスまで巻き込み、ゆっくりと前後させて肉棒の存在を刷り込む。
「紫ちゃん、私のこれで、君の処女を貰っていいかな?」
びくん、と紫の体が跳ねる。それが快楽のためか、それとも処女と言う単語のためかは、彼女自身にすら分からなかった。
「もちろん紫ちゃんが嫌なら私はしない。そして、今日はもう終わりにする。しかし、今の君ならば処女でもしっかり感じられるだろう。なにより私が入れたいのだ。入れさせてくれるね?」
紫の頭に、真九郎の顔が思い浮かんだ。しかしそれは一瞬で考慮に値しないと判断され、かき消される。残ったのは挿入される事による快楽と支配だった。
「はい。先生の、大きいので、わたしの処女を貰ってください」
「分かったよ。私が紫ちゃんの初めてを受け取ってあげよう。これで君は、立派な女だ」
ずぷり、と紫に肉棒が突き刺さる。ぷちんという音が体の中から響き、痛みが脳を突き刺した。鋭い苦痛に歯を食いしばるが、それは一瞬の事だとすぐに知る。
電気によって強制的に媚肉と化した膣は、信じられないほどの快楽を受け取っていた。思考が理性もろとも崩壊し、常識の埒外の法悦がなだれ込んでくる。
膣が自分を侵略している陰茎を、きゅるきゅると隙間なく張り付く。初めての相手を忘れないように、自分を支配する相手を忘れないように。自分はこれで、雌になったのだと。
「ふああぁぁ、んんっ! これが、わたしの……」
「そうだよ。紫ちゃんはこれのものになったんだ。しっかりと味を覚えなさい」
ずぷっ、ずぷっ、とゆっくり挿入が開始される。少女がくわえ込める大きさではないと言うのに、幼丘はぎちぎちに開かれながらも受け入れいている。
初めてのセックスで余裕がない筈なのに、紫の膣は貪欲だった。肉ヒダの一つ一つが陰茎の血管一筋すら逃さずに、支配者を記憶する。
だからと言って快楽を蔑ろにしているわけではなく、しっかりと男が感じるように内部は蠢いている。カリ首の裏側までねっとりと張り付いて、嘗め回すように媚肉の存在を主張した。
紫の中は名器という言葉すら生ぬるく、正に男に奉仕するためにあると言っても過言ではない。膣はもはや子孫を残すための延長上に配置されるものではなく、純粋に雌として雄に貫かれるためにあった。
決して男に逆らえず男に奉仕するための雌、それが九鳳院の女だ。自由を求めた誇り高い九鳳院紫も例外ではない、ただそれだけの話だった。
「ふああぁぁ、もっと……もっとぉ! お尻にも、ほしいぃ!」
「本当に貪欲だね」
アナルに差し込まれたのは、アナルパールではなく金属棒の方だった。子宮口を媚肉ごしに突き刺され、電気が流れる。きゅっと閉じていた肛門がぱっくり開き、腸壁が丸見えだ。
子宮口を亀頭で持ち上げながらえぐられ、さらに電気で解される。紫は涎を垂らしながら、快楽に喘ぎ続けていた。この姿を見て、誰が7歳で初体験だと思えるだろう。
「すご、しゅぎるぅ! きゅうううぅぅぅ! もっとぉ! はぁ、はぁ……。もっと、欲しいんだ!」
「随分と、飼いならされてきたね」
菅原の緩やかだった腰の動きはしだいに激しくなり、処女を喪失したばかりの相手には容赦がなさすぎるまでになった。それすら当然と言わんばかりに紫は快楽を得て、膣はより激しく萎縮する。
「ひゅうぅ、ああああぁぁ! うあぁ! はううぅ! きゅううぅぅ!」
「おや、もう喋る余裕もないか」
内ももは淫液で濡れていない場所がないほど溢れ、もう足首にまで達している。汗をかいた背中に長い髪が張り付き、この幼さではありえない色気が漂う。まるで性を集めて凝縮したような少女だ。
金属棒が引き抜かれ、代わりにアナルパールが入れられる。紫の肉は大きな玉と肉棒で、ごりごりすりつぶされた。
菅原は紫の小さく軽い体を持ち上げて、椅子に座る。ごすり、という鈍い音と共に、紫の子宮口は子宮を潰さん勢いで串刺しにされた。
「ぎゅ! ふうううぅぅああぁぁぁああぁ!」
性交というには暴力的に過ぎる行為、それすら紫には快楽にしか感じない。勢いは膣と共に腸すら穿って、深い絶頂を脳に刻み付ける。潮がぷしぷしと吐き出され、体全体が痙攣した。
「これでも快楽を得られるか。本当に凄いね」
「ぅあ! ぎゅう! ふえぇ!」
紫の体は持ち上げられては落とされ、その度に絶頂する。潮が連続で吐き出され続け、床に白濁の水溜りができた。
女の調教を生業とする菅原も、性奴隷となるために生まれた九鳳院の女相手には分が悪かった。具合が良すぎる紫の膣に攻め立てられ続け、ついに限界が訪れる。
「私ももう射精するよ。もちろん君の中にだ。かまわないよね?」
「うあ! ほ、しい! なか……ふあああぁ! わたしの、なかあああぁぁぁ! いっぱいに、してぇ! ひゅううぅぅぅ!」
紫は全く拒絶する様子を見せない。本能でかそうでないのか、むしろ子宮を征服される事を望んでいた。
「これで、今日から新しい九鳳院紫だ」
腸をまるまる制圧していたアナルパールが、思い切り引き抜かれた。同時に紫の体は落とされ、子宮口と亀頭が熱烈なキスを交わす。子宮口は僅かにだが開き、出される精液を飲み込んでいく。
「ふあああぁぁぁ! あっ……うああああぁぁ! イくううぅぅぅぅ!」
それは、本当に紫にとって始めての体験だった。射精ならば、何度も腸内にされた事がある。しかし、この熱と衝撃は、子宮を満たされる圧迫感は次元が違うものだった。
理性ではなく本能で、精液が喜ばしいものであると悟る。今まで喜びだと感じていた何もかもが馬鹿らしくなる、九鳳院紫という雌にとっての究極の悦びだ。これがなくては生きていけないとすら思える。
「はぁ……ふぅ……せいえき……さいこうだ……」
「うむ、よく理解したね。頑張ったよ」
菅原の手が、紫の頭を撫でる。それは人間に対して行うものではなく、家畜に対して行うような手つきだ。しかし紫は、そのご褒美にえもいわれぬ幸福感を感じていた。
「君は今日一日で随分可愛くなったよ。可愛い、お人形にね」
自分という人格を排除される事、他者の支配を受ける事は、紫にとって忌避すべきだったはずだ。なのに、菅原の支配を当然と受けている自分が不思議でしかたなかった。
紫の目隠しが外される。視線を上げて見る菅原の顔は、初めて見る他人のように思えた。
寄せられる菅原の顔。紫は自然と唇を合わせる。生涯で真九郎にしか許さないと思っていた唇をあっさりと許し、口内を舐る舌に自分から舌を這わせた。
長いディープキスを終えて、菅原の口が離される。紫は犯された唇で、自然と言葉にした。
「ありがとうございました」
何に感謝したのか、自分でも判らない。ただこうする事が、とても当たり前の事だと思ったから言ったのだ。
今日一日で、随分嫌っていた事を拒絶できなくなった。自分がどう代わったのか、紫には認識できなかった。
ただ、下腹部に感じる熱い精液の幸福感だけを信じて味わい続ける。
/捕らわれの子猫/
紫が処女をささげてから、辛うじて保たれていた教師と生徒の関係から主人と奴隷のものに代わっていた。とは言え、外見的に何が変わったわけではない。
放課後の僅かな時間、紫が求め菅原が答えるではなく、菅原が命じ紫が従うになっただけだ。以前の関係を二人以外の誰も知らない以上、この変化など無きに等しい。そう、当人意外は。
「んふぁ……ちゅ……ちゅぐ……ちゅう……んむ……ふあぁ……ぢゅうぅ!」
紫は裸に剥かれて、左右の手首と足首同士を拘束されている。不自由な体勢のまま必死にフェラチオをし、前後の穴を犯すバイブに喜ぶ。かつての意志の強さなど面影もない、卑しい性奴隷がそこにいた。
処女を失ってから紫は、少しずつ壊れていった。いくら最も好きな人に裏切られたからと言って、未だ好きな事には変わりないのだ。その人に奉げるはずだったものを、一時の感情に任せて捨て去ったのは少女の心に影を残す。
幼い少女が自分の心を守るために取った手段は、貞操観念をなくすと言う事だった。
処女なんて後生大事にするものではないし、キスだって大した事ない。当然尻を穿られながら尿を漏らそうと、男の怒張に頬ずりしようと、縛られ辱められようとも問題など何もない。むしろ気持ちいいだけ良い事だ。
そして処女を失った罪悪感からまた快楽に逃げて、自ら泥沼にはまっていく。変態行為を一つ受け入れればまた罪悪感が溢れて快楽に逃げ、やがて快楽の比重の方が大きくなる。
妥協する事が自分を貶めているのだと、恐らく紫は気づいていない。変わったのは自分の肉体だけだと信じているのだから。そうして、まだ辛うじて精神の均衡を保っていた。それも時間の問題でしかないのだが。
九鳳院紫は、以前持っていた高潔さの殆どを失っている。未だに孤高の輝きを見せてはいるが、少し内側に入ってしまえばそれが張りぼてだと誰でも分かるだろう。なにせ、内側では淫欲が渦巻きそれ以外何もないのだから。
「ちゅぶううぅぅぅ……んぢゅうぅ! ちゅば、ちゅう、ちゅうぅ……じゅるうぅ!」
フェラチオ奉仕が強力に派手になり、ガリガリと音がするほどバイブを床に擦りつける。菅原が視線を向ければ、そこには上目遣いで主にご褒美を要求する雌の姿。
飼い猫にするようにあごを撫でてやれば、嬉しそうにペットが笑う。
紫の口から陰茎を引き離し、うつぶせに押し倒す。アナルのバイブを引き抜いてゆっくり入れてばれば、そこにはどんな雌穴にも勝る快楽が待っている。
両手足を拘束されて床に押し付けられるこの体勢を、紫は最も好んだ。多分自分で抵抗しようがない体位を選ぶ事で、少しでも仕方がないという免罪符がほしいのだろう。
この少女が今の自分の姿を昔の自分に見られた時、どういう言い訳をするのかと考えた菅原は少し笑いそうになる。
「んあぁ……わたしのアナル、ぐちゃぐちゃだ……ふあぁ!」
なにせ、尻の穴を穿られて喜ぶ姿に訳などありはしないのだから。これでまだ自分は大丈夫だと思っているのだから、滑稽以外の言葉が浮かばない。
それでも油断は禁物だ。今ならばまだ、たとえ僅かでも持ち直す可能性がある。
きっちりと落としきるには、今しばらく時間が必要なのだ。もっと念入りに、骨の髄まで、人格を保ちつつ性交が全てに優先するように。
「ふあ、あっ、あっ、あっ、うあっ、くぅ……きゅううぅぅ!」
この尻を跳ね上げて快楽に溺れる7歳の少女の芯が強かったのは、まぎれもない事実なのだ。だからこそ大幅に削いだとはいえ、挽回する余地が残っている。
焦る必要はない。菅原にとってこの仕事は、今より遥かに時間をかけてやるべきものだったのだから。これでも大幅に計画を前倒ししている。
「精液はどこに欲しい?」
「っ! 中で、わたしの、しきゅうで、たくさんびゅーってしてぇ! そのあと、なめさせて! せいえき、のませてっ!」
恥部を淫らに彩っていたバイブを引き抜き、代わりに陰茎を差し込む。しかし、その後に動かす事はなかった。
「っぁあ! なんで! うごいて! イかせてぇ!」
「紫ちゃん、私は思うんだよ」
菅原は耳元で、優しく囁く。こうして言い聞かせれば、紫は絶対に逆らわない。何度も同じ状況を作り、繰り返し実行させた事で紫に刻み込まれたのだ。
仕込むのは簡単だった。真九郎という拠り所をなくした紫が菅原すら失えば、彼女の理解者はいなくなる。その恐怖感につけこめば、快楽の外でも言いなりにするのは難しくない。
「いつまでも、真九郎君と言ったかな? と言う人と仲違いをするのはよくない。今夜にでも電話して、関係を修復したほうがいいだろう」
「したら、せーえきくれる? 子宮のなかに、たくさんくれる?」
今では従属の仕込みも、どれだけ効果があるのか疑問だ。快楽を止めて脅迫すれば、よほどの内容でない限り実行するだろうから。まあ、なかったら危険であるし、二重の束縛と思えば安定感が増しているとも言える。
「ああ。すぐに射精してあげよう」
「じゃあする! ちゃんと真九郎と仲直りするから、精液入れてっ!」
紫の言葉を確認して、すぐに菅原は紫に射精すべく動いた。
事前に大した快楽がなくても中出しをされるだけで、紫は絶頂する。精液の味を子宮が敏感に感じ取り、雄の香りで子宮から絶頂するのだ。完全に精液中毒になっている。
一度射精が終わった後は、愛液、腸液が付いていようとお構いなしに陰茎にむしゃぶりつく。口をすぼめて精液をすすり、一滴も逃すまいとするのだ。
これが九鳳院紫改め、雌猫奴隷のある日の放課後である。
/intermission #1/
教師としての仕事と紫の調教をする、いつも通りの仕事を終えて帰宅した菅原に、電話がかかってくる。元の菅原が持っていた電話にではなく、仕事用の携帯電話にだった。
「はい、ルーシーさん。何の御用ですか?」
『突然電話して申し訳ありません。お仕事の方は順調ですか?』
「予定より大分早く進んでいますよ。問題でも起こりましたか?」
菅原は技術の性格上、単独で潜入する事が多いため、いつも連絡は必要最低限しか取らない。もしどこかで入れ替わった事が発覚すれば、それだけで菅原の仕事は失敗、最悪命がなくなるからだ。
進行状況で連絡を取った事など、かつて一度もない。そのために、ルーシーからの電話は怪訝に思えた。
『いえ、あのクソガキに思わぬ利用価値が出てきたので。新しい社員を勧誘したのですが、見事に邪魔をされてしまいました』
「つまり、その人を釣るのに使いたいと」
『はい』
菅原が知るルーシーと言う人間は、もっとスマートな人間だ。何度も仕事の窓口をしてきた相手だが、これほど愚痴を零した事は一度もない。それだけ腹に据えかねているのだろう。
ふと、脳裏によぎるものがあった。大したことではないかもしれないが、一応聞いておいたほうがいいかもしれない。
「一応相手のお名前を聞いても?」
『構いませんよ。紅真九郎という男性です。あと少しで契約をできたのに、無能なクソガキに出しゃばられてしまいまして』
やはりだ、と菅原は一人思った。紫に仕込みをしてこの電話、タイミングが良すぎるのではないかと思ったが、見事に的中してしまっている。
「すみません、ルーシーさん。それ、原因は私です」
『どういう事ですか?』
「いえ、対象の周囲に変化がありすぎると、護衛が何か調べだすんじゃないかと思いまして。波紋は小さいほうがいいと思って、彼女によりを戻すように言ったのですよ。その相手が……」
『紅真九郎という訳ですか』
自分の仕事が順調すぎるくらい順調なのはいいが、それでルーシーの仕事を邪魔してしまったのは不味かったか。そう考えていると、ルーシーから否定する言葉が出てきた。
『今回の件は事前調査と連絡の不足から発生した事です。原因はどちらかと言うと私にありますので、そちらは気にせず仕事を続けてください。幸い、失敗したのは勧誘のみで仕事自体は成功していますので』
「それは良かった。幸い、調教自体は殆ど終えてますので、後は仕上げだけですよ」
『くれぐれも慎重にお願いします』
「分かっていますよ」
電話が切られる。菅原は携帯電話を隠して、パソコンを立ち上げた。
電子データの中には、事細かに紫の進行状況について記されている。完了、と記されている項目は多く、残りの項目は後僅か。これが終われば、紫の調教は完了するのだ。
早めに紫を拉致する算段を考えよう、そう考えながら菅原はパソコンを見続けた。
/intermission #2/
「真九郎、早くするのだ!」
「待てよ紫。そんなに急ぐ事ないだろ?」
「何を言っている! たった一晩しかないのだぞ!」
真九郎はぱたぱたと自分の周りではしゃぐ紫を諌めながら、自室に入っていく。
ここしばらく、色々な事があった。紫と不仲になったと思えば、命がけで仕事をし、紫と仲直りをする。これほど濃密な日々など、真九郎のまだ長くない一生を思い出してもそれほど多くない。
ようやく紫にも仕事にもひと段落つくと、紫が真九郎の家に泊まりたいと言ってきた。
以前に何日も泊まった事はあったが紫の家が許可するとは思えず、真九郎は了承してしまう。結果、紫のお泊りはあっさりと決まった事を満面の笑みで伝えられた。
九鳳院家は何を考えているんだ、と真九郎は頭を抱える。九鳳院家が真九郎の住処も真九郎自身にも危険はないと判断し、九鳳院家にいるのとそう変わらないと判断された事を彼は知らなかった。
「真九郎と夜を共にするのは久しぶりだな! 今日は10時まで起きているぞ。すごい夜更かしだ、もう大人だな!」
「人聞き悪い言い方をしないでくれ。あと早く寝なさい」
いくら背伸びをしていても、所詮は7歳の子供だ。紫の夜更かしとは10時程度だった。
押入れから布団を一式だけ出して、畳の上に敷く。もう一つ紫専用の布団があるにはあるのだが、彼女は何度言っても朝には真九郎の布団に潜り込んでいる。最近では聞かせるのを諦め、最初から一式しか用意しない。
「ほら、電気消すぞ」
「むう、仕方ない。布団の中で話せばいいか」
布団の中で、真九郎はずっと紫の話を聞いていた。嬉しかった事、嫌だった事、それら全て。最近までそれすらない日々を送っていた紫には、全部喜ばしい事だった。
それでも子供の限界が来て、口数が少なくなっていきやがて寝息が聞こえる。時刻は9時を少し回った程度。紫にしては頑張ったほうだろう。
それからどれほどもしないうちに、真九郎も寝付く。久しぶりに落ち着いて寝付ける事を喜びながら。
真九郎は夢を見ていた。暗くなった自分の部屋で、布団に入ったまま考えも覚束ない自分の夢を。
なぜこんな夢を見ているのか、真九郎には分からなかった。こんなに意味があるのかないのか分からない夢を見るのは、初めてだったのだから。
足元近くでくちゃくちゃと音がしている。視線をそちらに向けると、紫が獣のように自分の股間を嗅ぎまわり、ズボンの中に入れた手を必死に動かしていた。
何をやっているのか、真九郎には理解できなかった。頭に霞がかかったように、具体的に物を考えられない。ただ、そこにあるがままの光景を受け入れるしかなかった。
「ん、ふぅ……たり、ない」
紫が真九郎のズボンをトランクスごと咥え、引き摺り下ろす。まだ勃起をしていない状態の陰茎が、表に出される。紫はそれに鼻をくっつけ、大きく息を吸い込み香りを楽しむ。
それだけで少女の顔は女になり、淫猥な蕩けた顔を真九郎に見せ付けた。
「ふふ……いい匂いだ」
紫の舌が陰茎に触れ、なめくじのように這い回る。下腹部に熱溜りができ、意思に反した勃起をしていく。
真九郎の知らない紫は、大きくなったそれを躊躇なく口の中に含んだ。少女の口は恐ろしく気持ちがよく、背筋まで快楽が伝わってくる。
紫はズボンを下着ごと脱いで、幼い下半身をあらわにした。信じられない事にそこは淫らに濡れていて、しっかりと女として機能していることが分かる。
「おい……しい。がまん、できない……。こんなに……いいにおい……せいえきのにおい、してるんだ。しかた……ないんだ」
一人でぶつぶつと喋りながら、真九郎に跨ってくる。見られている事を気づいているのかいないのか、そこまでは分からない。しかし、淫らに彩られ、雌の芳香を放つそこが真九郎に晒されたのは事実だ。
ぶちゅぶちゅと指を何本も飲み込む幼丘は、既に処女を失っているように見えた。7歳の子供が性交を経験済みだなど、そんなはずはない。そう思っても、少なくとも今夢に登場している紫はそうなのだ。
陰部から片手を抜いて、背後に回される。小さく美しい指は、彼女の尻の穴に飲み込まれていった。まさか、と思っても事実は変わらない。紫は前後の穴で自慰をしながら、真九郎にフェラチオしているのだ。
真九郎は冷静に、自分の体が限界まで興奮しているのに気づいた。なんとか制御しようとして、どうせこれは夢で自分の制御下にないと諦める。下腹部から、溜まった熱が一気に吐き出された。
「んんんっ! んじゅ……じゅう、ケホッ! ちゅうぅ、ちゅるる」
真九郎の精液を必死に飲み込む紫。目の前で痴態を広げる少女は、本当に紫なのだろうか。よく似た誰かだと言われた方が、よほど納得できる。
夢の紫は何もかもを無視して、いっそう興奮しだす。精液を口の中で回し、大事に大事に少しずつ飲み込む。
「ん……あぁ……たりない、たりないぃ……。もっと……」
真九郎に背を向けたまま、体を下りていく。肉棒を手で掴むと、それを、信じられない事に自分の尻の穴にあてがった。
「んあ、あああぁぁぁっ!」
口など比べ物にならない、大きな快楽。中は柔らかく舐め回し、入り口はきゅっと締めてしごいてくるのだ。我慢などできる筈もなく、あっというまに射精させられる。
「んあぁ精液、熱い……せいえきぃ……」
紫もそれで絶頂を迎えたのか、小さな背中を思い切りそってビクビク震えている。長い髪の間から見えるうなじが、妙に艶かしかった。
「きもちいい……ふぅ、けど……早すぎるぞ。まだ、満足できない」
紫がゆっくり腰を浮かせ、陰茎を引き抜く。亀頭の先端と少女の尻穴に、光の橋ができて崩れ落ちた。
パジャマの前ボタンを外しながら、少女は前を向く。少女の目は淫らに染まっていたが、それ以上に媚びた目が気になった。それは、紫が最も嫌ったものだったのだから。
「つぎは……こっち」
少女が開いたのは、まだ未成熟な幼丘だった。真九郎の陰茎を掴み、媚肉に擦り付けてくる。また下腹部に熱が溜まり始めた。
「あは。ピクピクいってる……かわいいな。まだ、大丈夫だ」
やめろ、そう言いたかったが、体は動かなかった。まったく抵抗できず、少女の膣に飲み込まれてしまう。
幼い陰部の肉が潰れるほど開かれ、今にも切り裂けてしまいそうだ。少女の膣は燃えている様に熱く、媚肉が淫液を絡めながら、ねっとりと吸い付く。まだ挿入しただけなのに、中は蛸のように絡み付いてくる。
確かに紫のような少女の中は気持ちよかったが、気分は最悪だった。あの気高い九鳳院紫が、夢の中でとは言えぐちゃぐちゃに穢されたのだから。
「しんくろーの、すごいぃ……! おくまで、きゅんきゅんきてしまうぞ……」
少女は雌の顔で心底喜び、上下運動を開始した。真九郎に向けられる媚びた目を、せめてもの抵抗としてにらみつけながら。
真九郎の夢が終わる。
「おい、真九郎!」
「うわ!」
体を叩かれた衝撃と大きな声で、真九郎は跳ね起きた。しばらく呆然としながら、部屋の中を見る。電灯はついていないのに、部屋は明るかった。窓を覗けば、青い空がもう朝である事をつけている。
「どうした、寝ぼけたのか? 真九郎は仕方のないやつだ」
声の方に顔を向ければ、そこには私服姿の紫がいる。パジャマは既にたたまれており、したり顔で真九郎を見ていた。
そこに、普通の、いつも通りの紫がいる。その事実に、しばらく呆然としてしまう。
「おい、本当にどうかしたのか? 体調がわるいのか? ならわたしが看病するが……」
本気で心配そうに、紫が見ていた。真九郎は慌てて弁解をする。
「いや、違うよ。ちょっと寝ぼけてただけだ。心配いらない」
「そうか? ……ふむ、本当に大丈夫そうだな」
やはり、夢は夢でしかない。内容こそ最悪だったが、そんなものは現実に如何ほども影響しないのだ。目が覚めれば、ほら、いつも通りの紫が笑っている。
悪夢を振り払って、真九郎は気持ちを入れ替えた。もう学校に行く時間なのだから、急がなくてはならない。
あまりの夢のインパクトに気おされ、真九郎は注意力を欠いていたのに気づかなかった。もしいつも通りの注意力があったのならば、あるいは気づいていたかもしれない。
紫の股間が、淫液と精液でショーツを変色させるほど穢している事に。
以上です。後編は多分来週の木曜になると思います。
>>819 素晴らしい・・・。心からGJと言わせていただきます
素晴らしいですね!
良作が次々と書かれて、嬉しい限りですよ!
ちょっとは投稿の投稿の間隔ってもんを考えたらどうよ?
お前はまず落ち着け
>>819 すごい良かった
後編、楽しみに待たせてもらいます
>>819 相変わらずうまいっすね
GJ!といわせてください
>>819 読みました
いい感じに調教が進んでますな
紫が単なる色狂いになるのではなく、性格そのものは変わってないのがいい!
ただ、菅原が紫のアナルを初めて犯す場面は欲しかったかも
アナル好きーなもので
続きを楽しみにしています
>>819 中編、楽しませてもらいました!
紫の内心の葛藤が、すごくいいね
主人公のことはまだ好きだけど、体は完全に先生のものになってるとか最高!
あとは、上でも書いてる人がいるけど、アナルを初めてペニスで犯されるところは読んでみたかった
本物のペニスを初めて見た紫の反応とか
> 凛ちゃん寝取られっ!
肝心の初エッチシーンがないのな
処女100人斬り目指してと言ってるのにそのシーンがないのは残念無念
来てない間に二作品投下されてたw
すばらしい
>>829 逆に考えるんだ
描写されてないからこそ、自分の脳内で自由に想像出来るんだ、と
最近このスレはフィーバーしてるな(死語)
>>819 学校では先生の忠実な奴隷でありながら、主人公の前ではいつもどおり
主人公との関係を維持しながら性的な部分だけ変化させるとは、理想的な調教だ
表と裏のギャップがたまりません
>>819 いいね。好きだな、こういうの。
心は主人公を愛したまま、身体だけは肉欲に落ちるなんて素晴らしい。
主人公には愛を、調教主には忠誠を。
この絶妙のバランスはツボだわ。
>>819 面白いし、すっごく興奮するけど、調教がちょっと順調すぎるような気もするなあ
紫には、一回くらい本気で抵抗する頑張りを見せてほしい
>>819 とても良かったです。後編、楽しみに待たせていただきます。
>>805 ひさびさに抜ける作品キタ。
wktkして続きを待ってます。
ニトリがあるんだからネトリもあっていいような気がする
そこはすでに佐藤登志雄が通った道よ・・・
なんかよくわからんが
どのURLも見られなかった
唐突ですまんがスレタイ変えないか?
「NTR」って言葉もあることだし
↓こんな感じで
【寝取り】NTR総合12【寝取られ】
>>847 NTRという単語を入れるのは賛成だけど、タイトル自体を変えなくてもいいんじゃないかなぁ。
【NTR】寝取り・寝取られ総合スレ12
でよくね?
最近はあちこちでNTRって略称が使われてて嫌な感じ
>>849 お前の中のNTRは、寝取られてしまったんだな。きっと。
理由があってこのスレタイになってるんじゃなかったっけ?
うちで扱ってる品物でNTRって部品があるんだが
すまん、なんでもない
西川たかのり
だなワカリマス
いよいよ明日は木曜日・・・!
「この糞ビッチ、ウゼェ死ね寝取られろ!」と思ってると寝取られが無く
「この子が真のヒロイン!寝取られは無いよな・・?」
と思うと寝取られる!不思議!
メインヒロイン程寝取られて欲しいキャラが沢山いて困る、存在が邪魔
メインヒロインだけ寝とられがない
というパターンもある
投稿予告UZEEEEEEEEEEEEE!!
そろそろご光臨?
/捕らわれていない子猫/
菅原は重い荷物、子供一人分の重量を持って立ち上がった。彼が持っているバッグの中には、今回の標的、九鳳院紫が体を丸めて入っている。
背負うのならばともかく、20キログラムほどの重量を片手で維持するのは楽な仕事ではない。肉体的にそれほど優れているわけではない菅原ならばなおさらだ。
本当はそんな余裕などないのに、ちらりとバッグを見た。この中で紫はバイブの振動に揺られながら、夢見心地でいるだろう。気楽なものだ、と一人愚痴る。
なにせ菅原はこれから今回の仕事の最大の山場、九鳳院の護衛の目を盗んで学校から脱出する、を実行しなければいけないのだ。愚痴の一つも言いたくなる。
「手はず通りに……行かなかったら命がありませんね」
言うだけ馬鹿馬鹿しい話だった。菅原に護衛を退ける実力などない。一刀の元に切り伏せられる自信ならばあったが。
肩を叩かれる。振り向いてみれば、そこに黒づくめの人間がいた。服装だけではなく、仮面のようなものも黒である。一人しかいなかった空間に突如現れた相手に、しかし菅原は驚かない。背後を取られる事など慣れている。
その格好は思い切り目立ってしまうのではないだろうかと思ったが、能力さえあればどうでもいい事だ。
「あなたがそうですか?」
返事はなかったが、その代わりに首を縦に振ることで肯定を表す。黒づくめは紫を受け取るとすぐに歩き出し、菅原もその後を追った。
黒づくめは淀みなく歩き、無造作に校舎を出た。菅原はその行為に恐怖の冷や汗が出る事を自覚しながら、同じように校舎から出る。
現在の小学校校舎の外とは九鳳院家の護衛の領域であり、誰一人として逃すことなく目を光らせている筈だ。そんな所を怪しい集団が通れば、どんな仕打ちを受けるか想像するだに恐ろしい。
この黒づくめもプロだろう。護衛に見つからず脱出できる能力があると見込まれたからこそ派遣されたのだろうが、例えそうだとしても恐怖感が和らぐものではない。
対面の壁までの数メートル、たかだかその距離に体中の気力を使った気がした。いつ見つかり拷問の末に死ぬのかと思うと、まるで生きた心地がしない。
驚く事に、菅原たちは護衛に見つからなかった。壁にあらかじめ空けられた穴から抜けて、全員出ると黒づくめが穴を閉じて偽装する。これで僅かでも時間が稼げれば御の字、そう思っての行為だろう。
用意されていた車の後部座席に紫を押し込み、運転席に黒づくめが、助手席に菅原が座る。緊張で極度に消耗したため、菅原は座った瞬間動けなくなった。
ちらりと隣を見ると、黒づくめは平然とした顔で運転している。それだけ自分の技に自信があるのだろう。実際、恐ろしいまでの技能なのだが。
それから三時間、車で移動しある場所に止まる。そこで菅原と黒づくめ、紫は別れて3方向に移動するのだ。別の車には菅原含めて四人の男がいる。また別の場所で止まり、分かれては進む。
撹乱を何度も繰り返し、位置を特定し辛くする。別れていった人間の中には、公共機関を利用する者もいただろう。そうして半日、やっと目的地まで着いた。
「お久しぶりです、ルーシーさん」
「はい、お久しぶりです。仕事を達成していただきありがとうございます。やはり貴方に依頼してよかったですよ」
「気になさらず。私も所詮、金銭の対価に行っただけですから」
紫は菅原より先に着いており、ルーシーは中身を確認していたのだろう。大きなバイブを二本もくわえ込み、涎を垂らして喜んでいる様を見ればできていないと言われるわけがない。
「実際調教自体は難しい仕事ではありませんでしたからね。その代わり、九鳳院をごまかすのには必死でしたが。こんな危険な仕事はこれっきりにして下さいよ。毎日気が気じゃありませんでしたからね」
「すみません、貴方が優秀すぎるからつい依頼してしまうんですよ。これほど危険な仕事はそうそうありませんから安心してください。それに、次はもっと楽で稼げる仕事を紹介しますよ」
「それはいい。無茶をしたかいがありました」
菅原は小さくため息をつく。危険な仕事は確かに実入りは大きいが、いつ死んでもおかしくない。ただそういう仕事をある程度請けておけば、楽で稼げる仕事を優先してまわしてもらえる。
今回の件など適任が一人しかいなかったのだから、さぞやいい仕事を回してもらえるだろう。貴重な技能を持っていると言う事は、それだけ大切にされると言う事なのだから。
「所で、こんなにゆっくりしていて大丈夫なのですか?」
「ええ、今回は気を使いましたから。少なくとも場所を特定されるまで三日はかかります」
「それはなんというか、凄いですねぇ」
九鳳院家の諜報相手に居場所を最低三日稼げるというのは、正に脅威の一言だ。菅原はてっきり海外に高飛びするものだと思っていたのだから。九鳳院相手にはそれでも足りないくらいなのに。
「世間話は終わりにしましょう」
ルーシーはバッグの中の紫を引きずり出して、コンクリートの床に転がす。まだ気を失ったままで、めくれ上がった服の隙間からうっすら赤らんだ肌を露出している。
今の紫は申し訳程度に手を縛っているだけで、拘束らしい拘束をされていない。意識を取り戻してもバイブを挿入していれば抵抗しないのだから。万が一の保険以上の意味はない。
幼い性器から乱暴にバイブを引き抜くと、少女はびくびくと跳ねてごぷりと大量の愛液を吐き出した。
「本当にだらしない姿ね」
ルーシーはその様子を蔑んだ目で見ながら、衣服を正して足を縛る。さらにアイマスクと猿轡を噛ませ、携帯電話のカメラで撮影した。
「何をしてるんです?」
「勧誘したい人がいるって言ったでしょう。この姿、いかにも無理矢理拉致されたように見えません?」
くすくすと笑いながら、楽しそうに文字を打ち込んでいる。入力を終えると、近くにいた男に投げて渡した。あらかじめ決まっていた事なのだろう、男は何も言わずに携帯電話を持って出て行く。
「あまりリスクを負うような行為はしないで欲しいのですが……」
「申し訳ありません。ですが、もしもの時は菅原さんに迷惑をかけない事だけは誓います」
と、ルーシーは断言した。そこまで言われれば、菅原は拒めない。知らずとはいえ、彼女の勧誘を邪魔するきっかけを作った負い目があるし、九鳳院が追って来ない限り関係ない話だ。彼女との関係を悪くしたくないと言うのもある。
さて、とルーシーが前置きをして、ちらりと紫を見て笑った。
見知った女性の表情に、思わず寒気がする。獲物を捕らえた蛇のようなルーシーを見て、女性は怒らせまいと心に誓った。
なにせ車の中で行うはずだった最終調整の予定を変更して、自分の前で仕事の邪魔をした少女の没落を鑑賞させてくれと言うのだから。
恐ろしく加虐的な蛇が、ウサギを前に舌なめずりをする。
「最後の『仕上げ』をお願いします」
それは、とても残酷な笑顔だった。
紫はまどろみの中を泳いでいた。心地よいはずなのに、妙に物足りなさを感じる。空白を埋めるように全力で泳いでも、まだぽっかりと空いた穴は何かを求めている。
悪くないはずの感覚を、なぜか全力で否定してしまう。求めているのはこれではない、もっと激しいものを、と。
つい先ほどまで、体中を弄ぶ激流に流される事ができたのに。一際大きい濁流が過ぎて、あとは嵐の後のように穏やかになってしまった。
ただ流される事がこれほどの安心感をもたらすのを知らなかった。もっと流されたい。ずっと激流に飲まれて、二度と浮かび上がれないくらい沈められて、もっともっともっと――水の檻の中で。
「紫ちゃん」
「――ぁえ?」
聞きなれた声に、紫は目を覚ます。冷や水をかけられたかのような急激な覚醒と感じる違和感に、少なからず戸惑ってしまう。
背中に感じる暖かい感触で、菅原の上に座っている事に気が付いた。手は背後で縛られていて、動かす事ができない。
これは別におかしい事ではない。放課後には日常的に行われている行為なのだから。
まず、服を着ているのがおかしい。私服に汚れを残すわけには行かないので、いつもは全裸か縄、もしくはボンテージなのだ。
次におかしいのが場所だ。ここは少しばかり寂れた旧校舎の理科室ではないのだ。もっと広くて寒々しい、まるで廃工場の跡地の様に見える。
そして最も違和感を覚えるのが、こうして菅原と触れ合っているにも関わらず自分が犯されていないという事だった。菅原を見れば股が潤むし、触れ合えばショーツを汚してしまう。
膣を制圧され肉が崩れるほどかき回されていないのが不思議で、我慢できない。
「あの、先生……」
「お久しぶりね、お嬢ちゃん」
いつの間にか正面にいた女が紫に声をかける。声の主をしばらく呆けた顔で見て、誰だか理解できなかった。数秒の間をおいた後、柳眉を逆立ててかつて真九郎を騙した女、ルーシーを睨み付ける。
「お前! いつの間にここに!」
「あら、私は最初からここにいたわよ」
ルーシーは嘘を言っていない。突如現れた訳でも気づかれぬようそっと前に出たのではなく、本当に最初から紫の正面にいた。ただ、淫欲に捕らわれた紫は犯されることしか頭になく、正面を気にする余裕がなかっただけだ。
「酷い格好」
蔑んだ目で紫を見下しながら、ルーシーが言う。紫にその言葉を否定する事はできなかった。
見下すルーシーの言葉には、一点の偽りもない。半ばはだけた服は、少女の肩から膨らみのない胸の頭頂部近くまで見えている。下半身はスカートできっちり隠れているものの、中心部分は濡れて変色している。
桃色の吐息を吐いて、わたしは発情していますと隠されもしない。紫は怒りを示しているつもりだろうが、その顔からは淫欲に対する媚びの方が比重が高かった。
「流石は九鳳院が誇る奥ノ院の雌ですね。所構わず発情するなんて、信じられない能無しの淫乱」
「ふざけるな! それよりなぜ、おまえがここにいる!」
「紫ちゃん、そんな言葉を使ってはいけないよ」
背後からの言葉に、思わぬ人物と対面したショックで忘れていた菅原を思い出す。
「先生、縄を解いてくれ!」
「それはできないよ。紫ちゃん、逃げてしまうでしょう?」
「残念でしたね。私が菅原さんに頼んで、ここまであなたを連れてきてもらったんですよ」
にこやかなルーシーの言葉に、紫は目の前が真っ暗になるほどの絶望を感じた。
菅原が手を引いていた事など本当は分かっていた。それでも菅原を頼ったのは、心から信頼した人間を疑いたくなかったから。実は自分の味方でいてくれると、信じていたかった。
「先生、なんでわたしを裏切ったんだ……。いや、わたしの目が節穴だったんだな」
始めてあった時に感じた違和感。紫はあれを信じるべきだった。
「裏切っただなんて心外な。私はただ、友人であるルーシーさんのお願いを聞いて、紫ちゃんと話す場を用意しただけですよ。その証拠に、ほら」
菅原の手が、紫の股の間に潜り込んだ。湿ったスカートの上から、少女の形を確認するかのように柔らかく撫でる。
紫の背中をぞくぞくと虫が走り、求めた刺激に脳が幸福の信号を出す。怒りや失望すら塗りつぶす幸福に、紫は恐怖した。こんなものを長く味わっていたら、間違いなく逆らえなくなる。
「い、やだぁ! やめてくれ!」
「はい、やめます」
「……え?」
少女の女を刺激していた手はあっさりと引かれ、幸福の時間が終わる。急激に引く快楽に安堵を感じたが、それ以上に深い絶望を感じてしまう。
紫は拒絶しても『無理矢理犯してくれる』と心のどこかで思っていたのだ。そうすれば快楽に負けて『支配される言い訳になる』とも。
自分の浅ましい考えに気づき、急いで首を左右に振り否定する。これではまるで、本当はそうしてもらう事を望んでいるようではないか。
紫の尻に硬いものが当たっている。何度も味わい絶頂をくれた、陰茎の感触。膣の奥底にある子宮が甘い熱を発し、粘度の強い液体を生産してショーツを濡らしだす。
「せん、せい。お尻に当たってるから、どけて、くれ」
「すまないね。これは生理現象だから自分ではどうにもならないんだよ」
ならば足を縛ってそこらに転がしておけばいいだけなのに、それを指摘する事ができなかった。
本当は、この熱い肉棒をどけて欲しくなどないのだ。緩やかだがねっとりとした快感がじわじわと体を上る。しかし、こんなものでは足りない。早く挿入して欲しい。
「は、早く用件を言え!」
湧き上がる焦燥に任せて絶叫する。こんな状態が長時間続いたら、自分を保っていられる自信がない。
まんまと手中にはまった少女に、ルーシーはほくそ笑む。
「それでは早速。お嬢ちゃんには紅さんに悪宇商会に所属するよう言ってもらうわ。用件はそれだけ」
「な!? ふざけるな! 誰がおまえたちなんぞにいいいいいぃぃぃ!?」
全て言い終わる前に絶叫してしまう。尻に当たっている陰茎が少し動いて、紫の媚肉を僅かにえぐったのだ。それだけで紫の理性は決壊し、快楽が脳を突き抜ける。
絶頂する寸前まで高められた性感に、舌を出しながら犬のように喘ぐ。怒りで体に篭ったはずの力は、一瞬にして散って弛緩する。
「はしたない顔だわ。とても会話をしようとしている人間には思えない」
ルーシーはあごを掴み、上に持ち上げる。紫の視線の先にあるのは、九鳳院紫という汚物を見る女。刃のような鋭さが、少女のマゾヒスティックな性感を刺激して止まない。
「そんな事を言ったら失礼ですよ、ルーシーさん。もう少し気持ちよくなれば、ちゃんと返事できますよね?」
「ぅ、ん」
紫が頷いたのは、菅原の言葉に同意したからではない。気持ちよくしてもらえる、それだけを汲み取ったにすぎない。
浅く座って腰を前に突き出すような体勢にされ、ショーツとスカートを切り取られる。さらに大きく開脚してM字に固定される事で、紫の全てをルーシーに晒す形になる。
上着の前ボタンもはずし、リンゴの様に赤く火照った幼い全身はとても淫らだ。盛り上がりなど無きに等しい胸なのに、乳首だけは強烈に自己主張をしている。
菅原の硬い指が幼丘の閉じた一本筋に沿って触れ、媚肉を少しだけ割って開き指を入れる。クリトリスを触れるか触れないかの高さでくすぐりながら前後し、秘所は前に後ろに口を開けてはつぐむ。
これだけの痴態を見せ付けておきながら、最後の一線だけは死守しているようにも見えて滑稽だ。たとえ見た目がつぼみでも、中には淫蜜をたっぷり蓄えているのは誰の目にも明らかなのだから。
「いい? 我々悪宇商会は所詮ただの人材派遣会社なの。請け負う仕事が表沙汰にできないものばかりというだけで。能力があればその分悪宇商会も報いるわ。たとえば、菅原さんのように」
「ふゎ……ああぁ……あふぅ……うう……はあぁ」
ルーシーの言葉に全く反応せず、菅原の指にのみ踊る。目の色はどんどん怪しくなり、濁った瞳はどこを見ているのかもう判断がつかない。
尻穴が物欲しげにぱくぱくと開き、乳首も勃起して刺激を要求する。どちらも強い淫気を放ち、女性的な魅力を無視して男を惑わす魅力をかもし出す。しかし菅原はそのどちらにも触れず、淫気はさらに強くなる。
浅く撫でるような動きの指を、幼女の淫肉がねっとりと絡みつく。ゆったりとした緩い刺激に膣は待ちきれず、なんとか自分から奉仕してさらに快楽を得ようとする。
「紅さんがしかるべし依頼料を払えば、悪宇商会は当然仕事をこなすわ。尤も、当社の不利益にならないようにではあるけれど」
「ひゅうぅ! はぁ、はぁ、くうぅ……! もっと……ふあぁ……なんで……」
紫の体を知り尽くしている菅原は、絶頂できるほどの刺激を与えない。寸前の点を見極めて、ひたすら後一歩の時点で焦らし続けていた。
全身が快楽地獄に悲鳴を上げて、何も考えられなくなる。スタンガンを押し付けられたような快楽が体を焼いて、心臓の鼓動がうるさいほど響いた。頭に溜まった血液が思考を破壊して、イく事しか考えられない。
幼女の小さなつぼみがくぱりと淫猥な花を咲かせ、生臭い強烈な性臭が鼻腔の奥まで突き刺さる。膣と言う名の肉食植物が、肉棒と精液を欲してやまない。
陰部からこぼれる愛液は開ききっただらしない肛門の内側、腸内にながれていく。さらに腸液と混ざり合って獣臭を放つ混合液ができあがり、蓄積限界を超えたものが淵から割れ目を伝って流れる。
人間らしさを忘れた一匹の雌は、顔の前に出された指に吸い付いた。持てる舌技を駆使するという淫らさを持ちながら、顔は赤子のように純粋だ。
「商売である以上、信用こそが命だから我々は社員を裏切らない。腕に覚えがあるのなら最適の就職先であるという自負を持っているの。……もう聞こえてないみたいね」
「ちゅば、ちゅぶ、ぢゅるぅ! もう、イかへて、イかへてぇ」
「と、言っていますよ、菅原さん」
「困りましたね。イき始めたら話どころではなくなるから寸止めにしているのですが」
くすくすと、世間話でもしているかのように笑う二人。
「私は紫ちゃんに、ルーシーさんのお話を聞いて欲しいだけですから」
「私も、紅さんが悪宇商会に登録していただけるまでお願いするだけです」
つまりルーシーの話に乗るまで、永遠にイかせてはもらえないのだ。最初から拒否権など存在しない、最悪の取引だと言う事にやっと気づく。
真九郎を裏切る事はできない。しかし、それと同じくらい絶頂を味わいたい。紫の思考は壊滅寸前だ。
何も言う事ができず表情を強張らせている紫に、菅原はじゃあ、と囁く。
「紫ちゃんも一緒に悪宇商会に登録しましょうよ。そうすれば真九郎くんと一緒にいられますし、何も問題はないでしょう?」
「ぅぁ?」
それは何の解決にもならない、悪宇商会自体が悪辣な会社なのだから。その正常な紫の考えは、快楽に染まった紫に蹴落とされる。
どれほど回答を考えてもすぐに蹴落とされてしまい、答えが纏まらない。焦らし攻めに思考と我慢の限界は着々と削られ、もうこの時が終わりさえするならばなんでもいいと思えてしまう。
結局紫が用意できた考えは最低のもの、菅原に全ての答えをゆだねると言う事だった。
「ほん、と? それで、なにも、もんだい、ない?」
「ええ、本当ですよ。これで皆の要望が満たされますから」
「じゃあ、そう、する。せんせいの、いうとおりに、する。から、イかせて……」
こんなに簡単な事だったのだ。隷属を宣言した瞬間、紫の心はすっと軽くなる。もう悩みなどなにもない、たとえできたとしても他人が答えをくれる。
紫の体が持ち上げられ、菅原と対面になる。淫欲に蠢いて仕方がなかった花びらの中心に、最高の花粉を吐く雄しべがあてがわれた。紫の雌しべが歓喜にうねり、それをルーシーが手で静止する。
「なん、なんでぇ。ちゃんと、言われたとおりに、するから」
「と言われてもね。我が悪宇商会は無能なクソガキなんてこれっぽっちも欲しくないんですよ。つまり、紅くんは欲しくてもお嬢ちゃんは要らないの。分かる?」
「そん、なぁ」
紫が泣きそうな目でルーシーを見る。その瞳に、ルーシーは絶頂しそうなほどの快感を味わった。
かつて紫の登場により勧誘を妨害されたルーシーは、依頼抜きに紫をむちゃくちゃにしてやりたいと思うようになっていた。だからこそ業務に影響の出ない範囲、つまり止めを自分の目の前で鑑賞できるようにしたのだ。
あの強気な表情など影も形もなくし、怯えた目を向ける少女に密かに満足する。そして笑顔の仮面の下にどす黒い欲求を隠しながら、あらかじめ決められていた『妥協案』を言った。
「でも、家畜としてなら話は別よ。無能なクソガキは許せないけど、相手がペットなら仕方ないと思えるもの。ちゃんと命令を聞くペットなら、責任を持って飼ってあげるわ」
紫は自分で答えを出す努力を完全に放棄して、菅原にすがる目を向ける。それは九鳳院紫が堕落したと二人に確信させるのに十分だった。
「それがいいですよ」
「する! ペットになって、言う事をちゃんと聞くぞ!」
「随分態度の大きいペットね。誰がわざわざ何もできないペットを飼ってあげると思ってるの?」
「うぁ、ごめんなさい! ルーシー様! ご主人様ぁ!」
ずぶりと音を立てて陰茎が挿入され、紫はそれだけで絶頂した。見も心も満たす幸福感は、これが正解であると証明しているように感じる。脳が蕩けながら現実を歪めて認識し、快楽の祝福を受け取った。
「ちゃんと私の言う事を聞くわね?」
「はい」
「紅さんにも命令できるわね? しっかり働くように」
「はい」
「いい子ね紫。ご褒美にたくさん楽しんでいいわよ」
ご主人様のお許しが出た紫は、菅原に寄りかかりながら全力で腰を振り出す。脳が壊れる寸前まで焦らされた後の快楽は、天に上るほどすばらしいものだった。
ひと擦りごとに絶頂する。力が抜けていく足腰を痙攣させるほど酷使し、僅かでも強い快楽を得ようとするが満足できない。少女の媚体は、もう自分で動いただけでは満足できないほど快楽に支配されていた。
「んひぃ! もっと、もっとくだしゃいぃ……きゅううぅ!」
「紫はもう人間じゃないの。年中発情する猫になった事を自覚するのよ」
「はいぃ、わたし、ねこれすぅ。ルーシーしゃまぁ」
「よろしい」
ルーシーはバイブを手に持って、少女のすぼまりが来るあたりに固定する。擬似陰茎の先端と寸分の違いなく紫の小さなつぼみはバイブを捕らえた。
「んおおおあああぁぁっぁあああぁ!」
予期していなかったアナルへの刺激に、はしたない声で絶叫する。同時に強い絶頂が襲い掛かり、淫液が尿を漏らしたかのように溢れる。
快楽に体を仰け反らせながらも、腰だけは別の生き物になったかのように振り続ける。とどまる事を忘れた紫は、もう快楽以外を幸福と感じる事ができない。
アナルと膣は今まで経験を総動員して棒に奉仕する。片方はそれで快楽を感じられるものではないと知っていても、もう紫には関係のない事だ。
無能な猫にできる事は、ただ奉仕する事だけ。それを理解した紫は、相手が何であれ全力で奉仕する。ましてや尻穴も膣も両方彼女の主が犯しているのだから、気合の入りも桁違いだ。
ただでさえ名器といえる紫の奉仕に、射精を耐えられなくなる。いくら菅原が女を調教するのが仕事とは言え、これだけ快楽を与える膣は味わった事がないのだから。
「もう中に出すよ」
「にゅううぅぅ! うん、くらしゃい! わらひのぉ、うあああぁぁ! なかに、いっぱいぃ……きゅあああぁぁぁぁぁ!」
中で出される精液をすすり上げ、子宮口を開いて子宮に受け入れる。待ちに待った男の射精はどんな媚薬よりも強く作用し、とてつもない威力で体の中から焼夷した。
人生最高の幸福を味わいながら、九鳳院紫はこの瞬間に終わった。
ふぅ、と菅原はため息をついて、紫を床に転がした。それほど交わっていたわけではないにも関わらず、腰が抜けそうになっている。なんとも情けない姿だった。
「随分と早かったんですね」
「いやお恥ずかしい。この子見た目に反して随分な名器でしてね」
誰も7歳の子供が女に慣れた人間を簡単に射精させるとは思わないだろう。ましてや調教師となればなおさらだ。
「へえ。こんなメス猫でも一つくらいはとりえがあったんですね」
ルーシーはどうでもよさそうに答えながら、紫を脱がしていく。次に変態的なボンテージを着せて、手足にも同様の皮でできた手袋足袋を付ける。
ここまではまだ理解できたのだが、次に出されたものは菅原の想定外だった。猫の耳のようなものがついたカチューシャ、尻尾のようなアナルバイブ、おまけに鈴が付いた首輪まで用意されている。
それらを全てが装着された紫を満足げな表情で見るルーシーに、菅原は温い表情を向けた。それに気づいたルーシーは慌てて弁解をする。
「これは依頼主の要望であって、誓って私の趣味ではありません。まずそれを理解してください」
「そうですか。私はてっきり、随分と特殊な趣向をしているなと……」
そういった行為が好きな人間がいるのは知っているし、実際にそうなるよう調教した事もある。しかし、それが知り合いだと妙な気分になるのを始めて知った。
「なんでまたここで着替えさせるんです? 依頼主の元についてからでもいいでしょう」
「これは依頼主に渡しませんよ。成果を映像に撮って、依頼達成の結果としてお渡しするんです」
「私が気にする事ではないのでしょうが、それでいいんですか?」
「ええ。元々引渡しまでは依頼内容に含まれていません。一度抱くくらならば話は別ですが。それに、その後はこれを使って九鳳院との交渉が待ってますんで、どちらにしろ手放せませんよ」
凄いものだ、と素直に感心する。ルーシーの中では、既に九鳳院相手の交渉手順も頭の中にあるのだろう。どれほどの能力と胆力が必要なのか、菅原には予想もできない。
ルーシーが手元のリモコンを操作すると、バイブが振動を始めた。気絶していた紫の変化は劇的で、目を見開きながらがくがくと震える。
「着いて来なさい、紫。今から貴方がド変態のペットになった事を証明するビデオを撮るから」
「はい、ルーシーさま」
あれだけ反抗していた相手に、紫は従順についていく。調教が完璧である事を確認した。
たとえ相手が憎く思っている奴でも、激情に駆られて傷つけるような真似はしないだろう。ルーシーは仕事人なのだから。
余計な心配はせず、ここ暫くの疲れを癒すためにゆっくり休む事にする。命の心配をせずに眠れる事など、調教をしている時はなかったのだから。
紫の艶声は、一晩中途切れる事がなかった。
少女のはしたない喘ぎ声を子守唄に寝ていた菅原は、肩を揺すられながら起こされる。
「菅原さん、起きてください」
久方ぶりの安眠のためか、まだ体は睡眠を欲している。時計を見てみればまだ深夜と言ってもいい時間だった。太陽はあと2時間はしなければ顔を見せないだろう。
「どうしたんですか、こんなに早く」
いまだぼやける目を擦りながら、ルーシーに問うた。別の人間ならばともかく、菅原では睡眠時間が短いのは辛い。
ルーシーの顔はすがすがしく、眠る前までのしかめ面ではなかった。随分とストレスを発散できたようだ。こんな仕事を続けていれば、相応に溜まってしまうものなのだろう。
「いえ、撮影が終わりましたので、ビデオを持って一足先に脱出してもらおうかと」
「ルーシーさんはどうするんです?」
「私は最後の勧誘が残っていますので。それさえ終われば、後を追いますので」
「ああ、例の……」
もうすぐ紅真九郎がここに来るのだろう。後は彼を連れて行けば、今回の仕事は完璧な形で終了だ。
菅原に持っていかなければならない荷物はない。全て処分してあるので、身一つでいいのだ。
「さあ、早くいらっしゃい」
ルーシーの呟きを背に、菅原は廃工場が出て行った。
真九郎は怒りに表情を歪ませて、誰もいない夜道を走る。手元の携帯電話を壊れそうなほど握り締め、紫の無事を祈った。
昨日の午後、いつも紫が小学校を出る時間に合わせて迎えに行ったが、紫は一向に現れなかった。少し遅れているのだろうと考えて九鳳院の護衛と待っていたが、30分も遅れる頃には調査が決意される。
結局、紫も彼女の担任も見つからず大々的な調査網が敷かれる事になり、真九郎は協力を申し出るも邪魔だからと帰される。なんとか紫が見つかった場合の連絡だけはもらえるようにしてもらえたが。
部屋に帰っても落ち着ける訳がなく、一人電話機の前でうろうろしていた。そんな時だったのだ、静かな部屋にがこんと音がしたのは。耳が痛いほどの静寂に突如響き、真九郎は飛び上がるほど驚いた。
音の先は扉の投函口だと気づき、そちらに近寄る。手紙にしては妙に重く堅い音だったし、時間的にもう郵便局は働いていない。不信に思いながら、中を確かめる。
入っていたのは、携帯電話だった。いよいよ不信感は高まり、携帯電話を開くとそこには縛られている紫の姿。拉致された事を核心させるには十分だった。
すぐに九鳳院に連絡しようと思ったが、誰にも連絡するな、の書き込みがそれをとどまらせる。さらに交通経路等が記載されている事に気付き、こいつらの狙いは自分なのだと気付いた。
真九郎は誰にも気取られぬよう、慎重に移動する。犯人たちの狙いが自分であるとしたら、真九郎が従えば紫は無事に帰される可能性がある。念を入れて部屋に書置きをしているので、万が一の場合でも九鳳院が動くだろう。
そして、真九郎は怒りを押さえ込みながら単身、敵の根城へと向かった。移動は長く、着いたのが今正面に見えている廃工場だ。
入り口の先の暗闇に、一人の男がいる。それに気付いても真九郎にはどうもできず、堂々と進入した。
「紅真九郎様でございますね?」
姿形の見えない、恐らく男であろう人物が確認を取る。静かな物腰だったが、逆にそれが真九郎を苛立たせた。
「お前たちの要求通り着てやったぞ。紫は無事なんだろうな」
「申し訳ありません、私は紫、という方を存じ上げておりません。真九郎様がいらっしゃった場合に案内をするよう命じられているだけですので」
「……なら早く案内しろ」
「承知致しました。こちらでございます」
目の前の男を締め上げたくなったが、その行為が紫に危害を加えないとも限らない。怒りを抑えて、男の後について行く。
用意された場所は、小さな部屋だった。部屋の中心に一つだけ椅子が用意され、その正面に大きなディスプレイが置いてある。
「こちらで少々お待ちください」
それだけを言い、男が去っていく。鉄でできた物々しい扉は閉められたものの、鍵はかけられていない。こちらが逃げるわけには行かない事を見越した、挑発行為にも思えた。
乱暴に椅子に座り、相手から連絡があるのを待つ。静かなだけの無骨な部屋で、相手からの行動があるのをひたすら待った。
それほど待っていたわけではないのに関わらず、真九郎の怒りは限界に達しようとしていた。終始落ち着きがなく振る舞い、正面のディスプレイを睨み付ける。紫の無事、せめてそれだけでも確認したかった。
どれほど時間が経ったのか、ディスプレイの電源が付く。真っ暗だった部屋に薄い明かりが差し込み、やがて映像が映し出された。
『お久しぶりです、紅さん』
映像の中の女は、まるで旧友に会ったかのように挨拶する。それに反吐を吐く思いを感じながら女、ルーシー・メィを見た。
「あんただったのか」
『ええ。もう一度、我が悪宇商会にご案内しようと思いまして』
真九郎の言葉に答えが返ってくる。この部屋にもカメラが仕込まれているのだろう。ならば、この映像は録画されたものではなくリアルタイムで今起こっていて、向こうも自分を見ている。
「無茶をしすぎたな。流石のあんたたちでも、九鳳院に手を出したらただじゃすまない」
『それはどうでしょうね?』
大した問題ではないと言うかのように、クスクスと笑うルーシー。元々好きになれない相手だったが、今回さらにその想いが強くなった。
ルーシーは足を組んでいるが、その先までは見えなかった。画面の外に出ているからではなく、彼女にかしずく一人の少女によって。
完全に背を向けているので顔は見えないが、体格からして紫と同じくらいの年齢だろう。露出度の高いエナメル質の服が、長い髪の隙間から覗く。
少女はルーシーの足を持って、大切な物を扱うように舐めているのが判る。ぴちゃぴちゃという音が漏れて、真九郎まで届いていた。股の間に二本の玩具を挿入し、驚く事に少女は感じているらしい。淫らな液体の輝きがある。
頭には獣を模した耳が付けられ、よく見れば首輪も巻いていのが分かった。どれほど教育されたのか、少女は嫌がる様子を欠片も見せない。むしろ喜んでいるようにすら映ってしまう。
最悪に趣味の悪い見世物だ。嫌悪感がこみ上げるのを耐えもせずに、真九郎は吐き捨てた。
「そんなものを見せる為に呼んだのか」
『あら、気付かないのですか?』
「……なに?」
『ほら、挨拶なさい』
『んぷちゅぅ。はい、ルーシー様』
初めて言葉を発した少女に、真九郎は何も言う事ができない。少女の綺麗な透き通る声は、毎日のように聞いていたものと同じだったのだ。だからこそ、信じる事ができない。
少女の体が傾き、顔が画面に映されようとする。嘘だ、と何度も心の中で唱え、祈りにも似た悲鳴を上げた。背中が凍てつき、頭から血が失せる。
口元を涎でべたべたに汚し、瞳は潤んでいる。高い気品を漂わせる顔は赤く染まり、緩みきった表情で淫欲を貪っていた。かつては意志の強さを伝えたであろう顔立ちは砕け、かわりに媚が張り付く。
いやらしくも美しい容貌は、やはり、最悪な事に、真九郎の良く知るものだった。
『ルーシー様のペットの紫です』
「貴様ああああああぁぁぁぁぁぁ!!」
喉が張り裂けるほどの絶叫。椅子を吹き飛ばして走り、ディスプレイに掴みかかった。
「紫に何をしたあああぁぁぁ!」
自分の大切な少女、自分の心を守ってくれた少女、それが穢されている。
何があったのかなど分からないし知りたくもない。ただ、紫を犬か何かのように扱っているのが許せなかった。かつて感じた事がないほど明確な殺意が湧き出し、ルーシーを捉える。
真九郎の殺気にも、画面の女性は眉一つ動かさずに微笑を保っていた。
『私は何もしていませんよ。紫は自分からペットになったんですから、ねえ?』
あごを撫でて可愛がるしぐさは、家畜を可愛がるそれと変わらない。だと言うのに、紫は淫猥な笑みを浮かべて喜んでいる。
『はい。紫は、自分から望んで、ルーシー様に飼って頂いています』
『素直でいい子ね。ご褒美をあげるからいらっしゃい』
『わぁ……はい』
一連のやりとりを見ただけで、この少女は本当は紫ではないのだと否定したくなる。しかし、真九郎の記憶の中にあるものは全て少女が紫であると断言している。
もう訳がわからない。真九郎は現状を何一つ理解できなかった。それでも一抹の望みをかけて呼びかける。
「紫ぃ! 俺だ、真九郎だ! 目を覚ましてくれ!」
『しんくろぉ』
ルーシーに抱えられた紫が、真九郎の名を呼ぶ。しかし、それはとても正気に見えるものではなかった。
見慣れた顔で、見た事のない表情をする少女。だらしなく淫欲に塗れて、快楽以外を欲しがらない恥女の顔。僅か7歳の子供がこれほど変えられた事に恐怖を覚えた。
怒りに冷静さを奪われる中、ふと記憶の中の紫に今と同じ表情をしているものを捕らえる。
薄暗い闇の中。真九郎に跨り。男根を旨そうにしゃぶり。恥を忘れて自らの尻穴に導く。
あれは夢だったはずだ。しかし、あれが夢でなかったとしたら、それほど昔から紫は嬲られていた事になる。
真九郎は自分の頭から血が抜けていくのを感じた。もし、あれが本当にあった事だとしたら。それは変えられていく紫に気付かなかった自分に責任がある。
『紫、新しくなった自分を見せてあげなさい』
『きゅうぅ、んんっ! ルーシー様、るーしーさまぁ!』
子供にとても入るものではない大きな玩具は、ルーシーの手で簡単に出し入れされる。少女とは思えないほど媚肉は柔らかく、擬似陰茎に柔軟に対応した。
紫は首輪の鈴をちりちり鳴らしながら、ルーシーの上で喜びに踊る。殆どない胸を突き出して強調し、少女の色香というものを十二分に発散していた。
淫らな欲望に駆られながらも、紫は命じられた言葉を忘れない。アナルの中で振動する尻尾付きバイブを突き出し、真九郎に披露する。尻尾を振る幼い尻が、男の興奮を誘っていた。
『ねえ、紅さん。大人になってもう一度考えましょうよ。悪宇商会に登録したって何も悪い事はないんですから』
ルーシーの言葉に、真九郎は何も答えられない。目の前の現実離れした光景が、発言を許さなかった。
『給料は高価ですし、社員あっての企業ですから貴方を裏切りませんよ。ほら、我々に何か依頼をするのにも安くないお金がかかりますから、丁度いいじゃないですか』
大きな猫が主に甘えながら、淫らに遊ぶ。股間からだらだらと愛液を漏らして飛び散らかしているのに、それを気にする様子が全くない。
ひと擦りごとにぶちゅぶちゅと大きな音がし、はしたない姿を見せ付ける。紫の視線は真九郎に向けられる事など一度もなく、飼い主であるルーシーに媚びた目を向け続ける。
『それにほら、紫もこちらに来たのですから、もう何も問題はないでしょう。いい事尽くめですよ』
そうだ、紫だ。たとえ真九郎の知る紫ではなくなったとしても、真九郎を救ってくれた事にはかわりない。自分が守らなければいけない少女を、こんな目に合わせた奴の言う事など聞けない。
「紫を無理矢理こんな目に合わせておいて、よく言う……!」
『あら、まだそんな人聞きの悪い事を。紫は自分で決めたんですよ。ほら、説明しなさい』
『はい。しんくろう、わたしは、望んでペットになったんだ。ルーシー様は無能なわたしを飼ってくださっているんだぞ。事実無根の妄言を吐くならとっとと失せろ、目障りだ。ルーシーさまぁ、もっとください』
真九郎などどうでもよさそうに言い切ると、再び快楽に溺れる。既に紫には自分が人間であるという意識はなく、ペットになっている事に何の疑問もなかった。主と快楽以外には興味など持てない。
『それに、紅さんに来てもらえないと大変なんですよ。ペットにお金を使う気にはなれませんから、自分で稼いで貰わないといけませんので。屈強な人が多いですから、すぐに壊れてしまいますね』
そんな事を嬉々として語るルーシーは、悪魔にしか見えなかった。その悪魔は、真九郎が詰んだ状態で呼ぶという周到さを見せた。もう打てる手はない。
『それに、金銭しだいでペットの販売もしますよ。もっとも、血統だけは無駄にいいので高いですが。購入予定の方がいれば、無能な猫でも大切に扱うことを約束します』
紫に挿入されている二本のバイブが強く振動し、幼い肉を抉り取るのではないかというほど暴れる。陰部が充血するほどの暴力的な刺激にも喜び、長い黒髪を振り乱し発情期の猫のように鳴く。
猫はずっと主に媚び続けている。たとえ主が、猫の事など歯牙にもかけなかったとしても。機械的に与えられる快楽に喜び、どんどん上り詰めていった。
『きゅうぅ、んああああぁぁ、イくうううぅぅぅ!』
猫は絶頂し、潮と尿を撒き散らす。そんな刺激にすら喜んでいるのか、びくびく体を震わせて満面の笑顔を浮かべる。
真九郎は溺れた紫の表情を見て、やっと本当に紫が居なくなってしまった事を理解した。結局画面の少女は、自分など見向きもせずに快楽をくれる主人と戯れていたのだから。
『私の話はこれで終わりです。もし悪宇商会に来ていただけるのでしたら、外に車が用意されていますのでそちらに乗ってください。私は来ていただける事を願っていますので。では』
ディスプレイの明かりが消えて、真九郎は一人闇の中に取り残される。
紫はもう帰ってこない。それが分かっている。それでも、搾取されるだけの紫を捨ててはおけない。 真九郎が付いていけば、少しは負担が軽くなるだろう。
真九郎は車に向かう。もう二度とここに戻って来れない事を感じながら。
/終わった物語/
「おひさしぶりですわ、ルーシー様」
見た事もない美少女に話しかけられ、ルーシーは一瞬思考を停止した。知り合いではない相手に名を知られている事に驚いたが、それ以上にこの場にいることにより驚愕した。
ここは悪宇商会の拠点となっているビルであり、関係者以外は厳重な警備で入れないようになっている。まさか美少女だからと言って進入を許すわけでもあるまいに、この少女は平然としてそこにいる。
悪宇商会の人間でない事ははっきりしている。ルーシーの頭脳は、悪宇商会に登録されている全ての人間の顔と名前を覚えているのだから。
デスクワークの手を止めて数瞬考え込み、検索の末、一人だけ引っかかる人間がいた。
「ああ、ああ! ええと、今は……」
「エレナです」
「そうですか。エレナさん、ご苦労様です」
その美少女は、かつて菅原と名乗っていた人間だった。
彼、もしくは彼女が他人になる能力を持っている事は知っていた。しかし身長や性別すら無視して擬態できるという事までは、ルーシーは知らなかった。その為にここまで驚いたのだ。
エレナを談話室に案内し、珈琲を振舞う。業務の終了報告とともに、休憩がてら雑談をする事にした。
「しかし、驚きましたよ。てっきり父親の方にすると思っていましたから」
「彼の方は仕事がありましたから、なりきるのが面倒だったんです。エレナなら余計な気を使わずにすんだので、こちらを選びましたの」
嬉しそうに語るエレナのしぐさは、少女のそれだ。実は本人であるといわれても疑えないほど完璧に、エレナになっている。
「所で、あの後九鳳院とはどうなりました?」
「気になるんですか?」
「ええ。相手が相手ですし、ちゃんと決着がついた事を聞くまでは安心できませんもの」
エレナの言い分はもっともだ。他ならばいざ知らず、九鳳院は強力な私兵を持った大財閥。一言命じれば、エレナを暗殺する事など容易いだろう。
ルーシーは納得し、かいつまんで説明を始めた。
紫を連れ去ってすぐに始められた事は、九鳳院との交渉だった。今回の件は依頼であった事を説明し、紫の現状を知らせる。この時点で紫は九鳳院にとって庇護の対象ではなくなり、削除したい汚点となる。
悪宇商会を潰したいものの、経済的なつながりは存在しなにより汚点を握られている。迂闊に手は出せなかった。また、紫は九鳳院に対する切り札になるので、悪宇商会が捨てる事はありえない。
妥協案として、九鳳院は悪宇商会に二つの依頼をする。紫の隠蔽と、依頼主の発見。これらの依頼はすぐに達成され、九鳳院に連絡が入った。
悪宇商会は依頼主を裏切ったわけではない。ただ、今回の依頼が入る事を予測しており、依頼主に盗聴器を仕掛けておいたのだ。一晩紫を嬲り者にしていい気になった依頼主は、べらべらとその事を周囲に触れ回る。
あとは録音したテープを九鳳院に渡し、依頼主一族と紫の事を知った者すべてが粛清されて手打ちとなった。
これで九鳳院は汚点を隠し、悪宇商会は九鳳院にすら手を出せる人材を持っていると名を広められた。もっとも、今回の件でより九鳳院と悪宇商会のつながりは強くなったので、今後はこのような状況にはならないだろうが。
九鳳院は悪宇商会の最大の客先となる事で、自分に牙が向くのを封じたといえる。それに、私兵よりも派遣員の方が有能であると今回証明されてしまったのだ。これを使わない手はない。
かくして、悪宇商会は一段と名声と権威を高め、巨大な客先まで手に入れた。これが九鳳院誘拐事件の顛末である。
「なんと言うか、見事なマッチポンプですね」
「こちらも相応に危ない橋を渡ったのですから、有能な人材の勝利といって欲しいですね」
「まあ、そう言われれば悪い気はしませんけど」
エレナの苦笑に、ルーシーはやり遂げた笑みで答える。実際に人材の手配等で骨を折ったのだから、それも当然だろう。見事な采配だったと言っていい。
「当事者の紫様はどうなりましたか」
「そちらも上手くいっていますよ。それが私の仕事ですしね」
紫は相変わらずの発情した猫であり、一度も以前に戻った事はない。
真九郎の対策もしてある。まず直接接触させないし、ごねる事がない様に一度紫の輪姦現場を見せた。それからはしっかりと業務に忠実だ。
紫も精液中毒である以上、放置しておはけない。体が壊れるような激しいものはなくなったが、悪宇商会専門の娼婦として働いている。あんなに幼くても需要がない訳ではないのだ。
あとは調教をする側の技術を教え込まれて、年齢性別問わず淫欲に堕落させている。意外な事に、腕は悪くないようだ。
「ところで、今日は紫様はいらっしゃらないようですね」
いつもならば、場所格好構わずにじゃれてきて、調教を要求している。菅原が菅原でなくなった事に当初は戸惑っていたが、今では慣れたものだ。
エレナの疑問に、ルーシーは皮肉たっぷりに答えた。
「ええ。今は愛の巣にいますから」
/愛の巣/
金属で囲まれた部屋に、二人の男女がいた。一人はがっちりとした体格の裸の青年であり、もう一人はまだ幼女と言える年頃の女の子だ。
幼女は青年と違い、服を着ている。しかしそれは、一般的に服と呼ばれるものではなかった。体を窮屈に縛るボンテージに、猫のような耳。不釣合いな首輪には鈴をつけて、尻の穴に尻尾を挿している。
両者の姿を考えれば、皆幼女が変態的に犯されていると思うだろう。しかし実際には、青年の方が幼女に犯されていた。
「んうぅ! ほら、もっとだ! 気合を入れて舐めるんだ! あんんっ! そうだ、それでいいぞ!」
幼女、紫は後ろ手に拘束されベッドに寝転がる青年、真九郎の顔に跨り、毛一つ生えていない恥部を押し付けている。僅か7歳の少女の体重など、手が使えなくても真九郎ならどけられるだろう。
しかし、真九郎は抵抗を見せなかった。それどころか紫の命令に従順に、舌を伸ばして懸命に幼丘を舐め、クリトリスを弾き、膣にまで進入させる。
どろどろと際限なくあふれ出る愛液を、脇に溢れたものまで舐め取る熱心さで奉仕した。その姿は紫がルーシーにするような、ペットが主人に奉仕する姿に似ていた。
「お前も大分おとなしくなったな。そうだ、そうやってちゃんと従うんだ」
紫に頭を撫でられて喜んでいる自分がいる事を、真九郎は恥じた。しかし、これはもうどうにもできない事なのだ。
ルーシーは調教をするという事に才能を見せた少女に、一つの事を命じた。それは、真九郎を自分に従順なペットにしろという事だった。
当然真九郎は拒否したが、すれば紫に対する暴力的な陵辱が待っていた。そんな光景を耐えられるはずもなく、調教を受ける事を決意する。自分の心が折れなければいいのだと念じて。
専門の教育を受けた紫の調教は、真九郎が考えるほど甘いものではなかった。どんどん紫に飼いならされ、逆らえなくなっていく。
最初は少女を守るための決断だった、それには違いない。しかし罵られ、射精させられ、命じられるうちに調教自体を望む心が生まれてきてしまう。凌辱という枷が無くても調教を拒絶する自信は、今の真九郎にはなかった。
「ほら、大好きなご主人様のアナルだ。綺麗になめ取れ」
アナルバイブが刺さったままのアナルを、円を描くように舐め取っていく。口の中に尻尾の毛が入っても、顔中に淫液がかかっても忠実に。
舌の刺激で、もこりとアナルが盛り上がってバイブを排出する。隙間からごぽごぽと腸液を真九郎の口の中に吐き出すと、またバイブを根元まで飲み込んでいく。紫なりのペットへのご褒美だった。
真九郎の顔から陰部をどけて体に乗る。足でぐちゅぐちゅと男根を弄びながら、猫はペットに試すような視線を向ける。
「お前は何だ?」
「ペットでううぅぅぅっ!」
答える瞬間にあわせて、紫の足が激しく動く。ただ強いのではなく痛めつけるのでもなく、大きな快楽を感じられるものだった。陰茎は足に負けてびくびくと跳ね、真九郎の思考を妨害する。
「何だ? ちゃんと答えろ。雄の癖に弱い奴だ。ちょっと足で気持ちよくしてやっただけで、情けない顔を見せるんだからな」
紫の言葉は真実だ。実際に彼女が本気で足を使い始めれば、陰茎は連続で射精を始める。真九郎はそれを味わわされた事があり、幼女の暴虐に逆らえなくなった事件の一つでもある。
真九郎が答えようとすれば、尿道をいじり、竿をしごき、カリ首を撫でる。そうして言葉が詰まるのを楽しみながら、徹底的に自分が情けない存在であると刷り込む。紫の調教方法の一つだ。
「もう一度だ。お前はわたしの何だ?」
「ペッくううぅぅ! ペットです! 紫様の家畜です!」
紫は自分のペットの従順な姿に喜び、同時に情けない姿を蔑む。こんなものが自分より頼りにされていると言う嫉妬だった。かつて好きだった相手への恋慕は、とっくになくなっている。
真九郎の少女に対する呼び方は、以前のような呼び付けではない。いつでも様付けであり、もうその事に忌避感を持てなくなっていた。
「では、私はお前の何だ?」
「紫様は俺のごしゅ、うううぅぅっ! ご主人様ですぅうあああぁぁぁ!」
耐えに耐えたが、紫の足技に勝てるわけもなく射精をする。勢いよく飛んだ精液は、紫の尻にまで降りかかった。主の許可なく射精した駄ペットに、容赦なく失望の視線を向ける。
「この程度で射精するなんて、本当に使えない奴だ。もったいない、こんなに出して」
紫は尻に手を当てて、精液を掬い取り舐める。精液を受け取るというのは、真九郎の調教という面白くもなんともない作業の唯一つの楽しみなのだ。
ペットの体に付着した精液を舐めとり、尿道に残ったものも全て吸い尽くす。そんな作業ですら男根はまた絶頂し、少女の口の中に精を吐いた。
「じゅる、ちゅるぅ。ん、ただでさえ精液が薄くて膣内出しですらイけんと言うのに、すぐにぴゅっぴゅ出しおって、この早漏が」
「くぅ……、申し訳ありません」
「ふん、まあいい。お前のチンポがどれだけ情けない早漏チンポだろうと、わたしには関係ないからな。それよりもだ、お前の主はわたしで、わたしのご主人様はルーシー様なんだ。忠誠を誓うな」
「はい、俺は紫様とルーシー様に、絶対の忠誠を誓います」
もう何度も言ってきた言葉だが、これだけは重さが違った。少しでもルーシーに反抗的な態度を取れば、紫の本気の調教が待っている。三日間射精できずに紫の調教を受け、そのまま仕事に放り出されたのだ。
きっちり仕事を終わらせて、ルーシーに謝罪をしてやっと射精することができた。真九郎が完膚なきまでに抵抗の心を折られた時の話だ。
その事があったからこそ、紫は普段仕事に影響が出ない程度に調教を手加減しているのだと知った。同時に薄ら寒くなり、紫を見ると勃起し抵抗してはいけないと思うようになる。
「わたしは心が広いからな、お前みたいな変態でも命令を聞けば飼ってやる」
紫は真九郎の上に跨った。先ほどのように恥丘を押し付けるのではなく、目の上で陰部を広げて膣が見えるように。赤く熟れた媚肉を見た瞬間、男根は今までなど比べ物にならない堅さになる。
「どうした、幼女マンコ欲しいか? 次の仕事もちゃんとこなすなら、ロリコン変態に7歳のマンコを使わせてやる」
「はい、働きます! 働きますからペットに紫様のマンコを使わせてください!」
紫がにやにやと見下ろすのも気にせず、真九郎は絶叫した。今までは心の中だけでも抵抗していたが、彼女の陰部を見た瞬間それすら吹き飛ぶ。それほどまで目の前の幼女のそこは魅力的だった。
真九郎が逆らえない最大の理由、それは紫の膣の味を知ってしまったからだ。初めての紫とのセックスで、少女と交わる事の抵抗を全て壊された。ただ男根を飲み込まれただけで理性が全て焼け、あとは快楽しか感じられなくなる。
会話の内容すら覚えていないが、真九郎の下半身だけは魔性の膣を覚えていた。魂ごと搾り取られるほどの淫夢に、幼女の体に完全に骨抜きにされてしまう。
これを味わうためならば何でもできる、そう断言できるほどの強烈な思い出だった。真九郎の目は血走って興奮し、まるで別人になってしまったかのようになる。
「急に獣みたいに、ちょっと可愛がってやると言えばすぐこれだ。次の仕事で失敗したら承知せんぞ!」
「はい!」
「ふん。……ほら、味わえ!」
男根は紫の中に隠れ、ぶちゅぶちゅと音を立て幼い膣を割り開く。肉ヒダの一つ一つが正確に真九郎の弱点に絡みつき、あっという間に膣内射精を強いられた。
「あああぁぁっ!」
「薄い精液だ。ちっとも気持ちよくない。これなら他の男の搾りかすの方がまだ気持ちいい」
子宮内に精液を出されても、紫は少しも興奮することができない。だからアナルに挿入されているバイブの振動を最大にして、自分で自分を責める事にした。これなら、少しはイけるだろうと。
一方の真九郎の快楽は、想像を絶するものだった。ただでさえ狭い膣に、薄肉ごしにごつごつとした感触と強力な振動があるのだ。陰茎は射精をし続け、気が狂わんばかりの絶頂感が支配する。
「うあああぁぁぁ! あぁっ! あああぁぁぁぁ!」
「あなるすごいいぃぃ! イくううぅぅ! おしり、ばかになるうぅぅ!」
尻穴のバイブが蠢くのと同時に、膣も蠢動する。じゅるじゅると真九郎の陰茎をすすり上げて、射精させ続けようと努力する。
紫は軽く絶頂しながらも腰を動かして、獣の淫靡さを見せた。人間としての矜持を捨てて手に入れた、人外の安心と快楽。それを受け取ることができる真九郎は、ある意味幸せなのかもしれない。
「このっ、へんたいぃ! おまえは、っにゃあああぁぁぁ! バイブ以下の粗チンだ! きゅううぅぅ! ごしゅじんさまも満足にイかせられない、っふぅ、うあああぁぁ! 早漏め!」
真九郎に答える余裕はなく、代わりに獣の絶叫をする。紫は真九郎の事情など無視して罵り続けた。
「子供にいいようにされる男など、女は誰も相手にしないぞ! ゅぅぅうううああ! け、けどな、安心しろ! ペットのチンポの世話くらいはしてやるぞ! うはあああぁぁぁ!」
ぎゅるぎゅると、紫が本気で膣を動かしだす。真九郎はもう意識があるのかないのかも分からず、がくがくと震え精液を出すだけの人形になる。
意識が真っ白に溶けたところに、紫は自分の快楽を強制的に叩き込んだ。少女の快楽は面白いように真九郎に浸透し、抵抗の余地がまたなくなっていく。
「ペット幼女のマンコ忘れられなくしてやる! お前はここで射精したくてしたくてしかたなくなって、そのためなら何でもするようになるんだぞ! ふにゃううぅぅぅ! わたしがお前をそういうペットに調教するんだ!」
紫の膣と腰は勢いを増し、奉仕するための、自分が感じるための動きから相手を攻め立てるものに変わっていく。子宮口すら開いて性器として機能し、亀頭を柔らかく咥えて揉み解す。
僅かに堅さを失い射精の勢いも衰えていた男根は、拷問のような快楽攻めで再び力を取り戻す。とっくに萎えていてもおかしくないのに、まだ勃起と射精を強要される。
紫最高の調教技術、快楽調教は圧倒的な効果を発揮していた。真九郎はこの時点でも十分紫に逆らえないだろう。それでもまだ紫は満足できない。もっと従順に、反抗など思いつきすらしない、ペットにしてやるのだ。
「お前を、命じられれば人前で幼女マンコにしゃぶりつくように教育してやるぞ! 変態と罵られるのも気にしないで、マンコぺろぺろ舐めるペットになるのだ! ご主人様以外何もいらないペットだ、嬉しいだろう!」
このペットはそれほど時を置かずに、近々そうなるであろう事を紫は確信していた。これはもう紫のマンコ中毒なのだ。いまさら止める事はできない。
そこまで従順にすれば、ルーシー様に褒めてもらえる、紫はそれを想像すると、それだけで絶頂しそうになった。先生もきっと褒めてくれる。そうすれば、またあの激しい調教をしてもらえるのだ。
思い出しただけで、背筋に強力な電流が走った。数ヶ月の紫を作り変えた調教から、ルーシーのペットとして始めての撮影。どれもがすばらしい快楽で、思い出しただけで体がおかしくなる。
「うああ! イくうぅ、イくのおおおぉぉぉ! ルーシーさま、ああぁルーシーさまあああぁぁぁぁ!」
ご主人様の愛を体が再現し、潮と尿まで漏らす強い絶頂に見舞われた。はしたない膣がぎゅるりと収縮し、精液を最後の一滴まで搾り取る。アナルバイブは半ばまで抜けて、桃色の可愛らしくもいやらしい尻穴を覗かせる。
ひゅうひゅうと小さな呼吸をしながら、いまだ跨ったまま整える。膣に入っていた陰茎は、既に小さくなって紫の中から叩き出されている。
「ふあぁ……。不覚だ、こんな奴のチンポ入れながらイくなんて」
紫は立ち上がり、真九郎の縮んだ陰茎を踏みつけた。真九郎はとっくに気絶していたらしく、反応はなにもない。面白くなさそうに鼻で笑うと、真九郎を放置して部屋から出て行った。
あのペットを調教した分、ルーシーにご褒美をもらえることになっている。そうすれば、調教でイけなかった分まで思い切り絶頂させてもらえるのだ。
紫は既に、真九郎など眼中にない。それでも真九郎は守らなければと、健気に尽くしている。
しかし、それがただの主従関係になるのは、そう遠くないだろう。
これで終わりです。
>>877 GJです!
後編、心待ちにしてました!
私は42歳の主婦です。私には高校2年生の娘香織がいます。香織の彼氏と8月の
末に男女の関係になってしまいました。ごめんね、香織、でもお母さんもU君の事
好きだったの。U君は香織より3つ年上の大学生です。中学三年の時近所の人から
紹介されて香織の家庭教師をしてもらいました。おかげで難関と呼ばれた志望校に
入ることができてその後二人は付き合いはじめました。U君が家庭教師だったこと
もあり家に遊びに来ても自然な感じで二年が過ぎようとしてました。
8月の末、香織が友達と出掛けてる時のことでした。U君が香織を映画に誘いにき
ましたが香織が出掛けてると告げるとがっかりした様子でした。
よければおばさんもその映画見たかったから一緒に行こうかというとU君はあっさ
りOKしました。少しびっくりしましたが何か私の方がどきどきして思わず「ちょ
っと待ってて」と言って部屋にもどり軽く化粧をして薄いブルーのブラウスに着替え
ました。「お待たせ」玄関に待ってるU君に声をかけると「おばさん、綺麗」とほめ
てくれたので「じゃ今日は私とデートだ」なんて軽い調子答えるとU君ものってくれ
て「奥様お手をどうぞ」と手を引いてくれてU君のRV車に乗りました。
郊外のシネコンでラブストーリーの映画を見てる間ずっとU君は私の手をつないで
くれてました。主人とは久しくないときめきを感じながらゆっくりとU君の肩に頭
を預けると肩に手をまわしてくれました。私の中で「女」が目覚めはじめてしまい
ました。ラブシーンの連続に刺激を受けたせいもあるかもしれません。周りをみま
わすと他のカップルたちも同じような姿勢で映画に見入ってます。U君もスクリー
ンをじっと見てます。私は素早くU君の唇に軽いキスをしました。U君の肩に回し
てる手がぎゅっと強くなったのがわかりました。私はつないでる手をゆっくり私の
胸に持って行きました。U君が耳元で「おばさんまずいです」「私はU君の事がす
きよ」U君がツバをごくりと飲む音が聞こえました。U君はブラウスのボタンをはず
すとゆっくり胸に手を入れてきました。ブラが邪魔なのか手のぎこちない動きが私
を刺激します。私は少し前かがみになるとブラのフォックを外しました。U君は少
し大胆に揉み始めました。乳首を指で転がされた時思わず声が出そうになるのを堪
えるのが精一杯でした。私はU君の股間に手を当てズボンの上から刺激を与えると
硬くなっていくのがわかります。映画がエンディングを迎えようとしてました。
周りが動き始めたので服を整えU君の手を解きました。
シネコンを出るとU君が切なそうな顔をしてます。「どこかで二人きりになろう」
私は自分でも驚くくらい大胆になってました。
少し離れた国道沿いのホテルに入りました。部屋に入るとU君は我慢できなかった
のかいきなりディープキスの嵐を私に浴びせてきました。体をまさぐられ私もすぐ
裸になって彼に抱かれたい気持ちを押さえ「ちょっと待って、シャワーを浴びさせ
るのが大人の男よ」とリードしました。U君はベットに腰をおろし私はシャワーを
浴びました。ホテルのガウンを素肌の上に着てU君にシャワーを勧めました。
U君がシャワーを浴びてる間にベットサイトの自販機でスキンを買い、ジュースを
飲みました。U君が出てくると私は彼のガウンを脱がせました。「あわてないで、
私が気持ち良くしてあげる」彼のそそり立つペニスをゆっくり刺激すると私のガウ
ンを脱がそうとしました。私は手を払いのけると「まだよ」じらすようにしまし
た。彼はベットに横になると私が舌と手でU君の体を舐めてあげました。U君の息
が荒くなってます。聞こえないふりをしてフェラをはじめると我慢できなかったの
かすぐ射精してしまいました。「若いのね」とあくまでも私がリードしてるのよとい
う姿勢を崩さずそのまままたフェラをするとすぐ硬くなりました。
さすが20歳です。ガウンをきたままU君のペニスにスキンをかぶせ女性上位の
体制で彼を導きました。
すごくふかくまで刺さってるのがわかります。私はU君にガウンを脱がせて
もらい突き上げる腰の動きに合わせました。自分でもわからなくなるくらい乱れて
しまいました。二回目はU君にバックからしてもらいました。主人はこの体位を嫌
うので一度してみたかったのです。胸を痛いくらい揉まれ首をひねりながらのキス
は私の高揚感を高めます。3回しました。それでもU君のペニスは張りがありまし
たが帰る時間も近づいてきたので名残惜しかったのですがホテルを出ました。
家の近くで車を降りました。「おばさん、またデートしてくれますか」「いいわ
よ」と答えてしまいました。家に戻ると香織が帰ってました。この時はじめて私の
中に罪悪感が生まれました。ごめんね香織、U君を誘ってしまったの。
そして昨日またU君とホテルで4時間愛しあってしまいました。
もうU君は私の「彼氏」です。
彼氏寝取り(・∀・)イイ!!
>>877 GJでした!
スレの384で、願望を垂れ流した者です
前編から後編まで、たっぷり堪能させていただきました
凄いです
こんな素晴らしいものが読めて、感激ですよ
>>877 前編の流れが丁寧で、すっげえ興奮したので、
中編冒頭からの展開が早足に感じられてもったいないなあ
真九郎とケンカして自暴自棄になる場面の前に、紫には一度くらい先生に抵抗してみて欲しかった
現状に不審を覚えた紫が、初めて調教を断ってみるけど、
ビデオの刷り込み効果と先生の手腕に負けてしまい、
ほらやっぱり君はこういうことが好きな子なんじゃないか、とか言われて
結局は今まで通り、放課後の調教を受ける毎日になるとか、そういう描写があれば完璧だったと思う
そのへんを補完した作品をまた投稿してくれるか、
何処かのあぷろだに上げて欲しいくらいですよ
もし書いてくれたら宝物にしますよ!
いろいろ意見を述べてしまって、すみません
そこだけが惜しいなあと思ったもので
総合的には、すっごく楽しめました
いいものを読ませてくれてありがとう
>>877GJでした!
上の方でいってる人もいるが、
おれも、ヒロインが処女を奪われるエピソードの前に、もう少し何かあると嬉しかったに同感
例えば、初アナルファックとか
全体的に見ればアイデア満載で、素晴らしいと思うけどね
>>877 素晴らしい長編、グッジョョョョョョョブ!!
世の中にはすごい人がいるもんだな
>>877 まさか、こんな力作を見られるとは・・・
GJ!
>>877 読ませていただきました
楽しかったけど、なんとなく、前編と中編の間にあるはずのエピソードが抜けてるようにも見えるかも
多分、中編が始まった時点で紫がもうほとんど先生に懐柔されちゃってるからかな
先生が見た目通りの善人じゃないことは前編終わりの時点で薄々気づいてるわけだし、
このままでいいのかという迷いを上回るほどの快楽を教え込まれる場面は、読みたかった…
>>877乙です
心では拒んでるのに、体は勝手に感じちゃう、悔しい!
みたいなのが大好物なので、そういう場面があんまりなかったのが個人的には勿体無いです
>>877 GJ!
俺は楽しめたよ
さらに補完してくれたら嬉しいけど
>>877 エロさがハンパないっすね
読んでて欲情しましたわ
書き足して欲しい場面があるって意見には同意かな
>>877グッジョブ!面白かった!
前編内で、男根に対するヒロインの関心の強さを書いたのだし、
初めて本物の男根を見たヒロインの反応がどうなのかは知りたかったような気もする
>>877 乙です!
ものすごく興奮できる作品でした
紫が性教育を受けてないことを活用して、
「性交そのものを知らない」ことにしても面白かったかも
で、同級生の女の子から「秘密の遊び」みたいな感じでいろいろ吹き込まれる
実は、その女の子は年上の変態兄に調教されてるロリ奴隷
その子に誘われて、紫が女の子の兄と会う
(友人の家の中なので九鳳院の監視もない)
紫は少し不審感を抱くが、兄と女の子の強引なすすめに一応従い、未知の快楽を学ぶ
紫はその味にすっかりはまってしまい、そのまま密かに調教されていく
「性交そのものを知らない」紫は、処女の重要性もわからないとか、そんな感じで
>>877 読みました。いいものをありがとう。
こういうの大好き。
書き込まれる前に言っとく
ドリームクラブはNTR物って言うが
女キャラ自体主人公に興味ないからNTRじゃないよ
勝手に思われる女キャラが被害者
主人公に興味ない家族や幼馴染に彼氏が出来るのも、寝取られに含まれるって人もいるからいいんだよw
俺も
>>898に彼女ができたら寝取られた気分になっちまうからなぁ。
だから!
スレタイは
彼女または片想いの娘〜にすれば問題なかったのに………
投下する側としてはシチュがはっきりしてるスレタイの方が良いよ
それはスレタイじゃなくて、テンプレに書けばいいことじゃ・・・
>>898 うわ・・・興味ない子が可哀想だ・・・
一番の被害者だろそれ
うめうめ
もももも
さくらさくら
、i`ヽ ,r‐'ァ
`ヽ:: ::´
ヽ ヽ , -‐--、 / /
ヽ \ I:::::::I_ _ / / ┌────────────
ヽ ヽ i,(;;;ノI、;;;)l ,,/ , ' < フゥゥゥオオオオォォォオオオオゥゥ!
ヽ ` ー 、.,,ゝ´ヮ`,ノュ_, - ' r' └────────────
` 、_ /::: `山'::::: /
ヽ:::::::::::|::::::::"",r‐'
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<;;;;;;;《:::::::::::::ヽ ))
/ ヽI,r''"""^~ヽ
/ ,/ ヽ ヽ
SS難しいね
何かホラーになった
どんなの書いてたんだ…
気になるね
読ませてくれよ…
寝取られた彼女または妻が、ヤンデレ化して主人公に付きまとうとか?
いいなそれ
それって、寝取られたけど、戻ってきたってことか?(一応
今更ながら香織と景子という寝取られSSを読んで激しく欝にorz
リアルタイムで読んでたらこの悶々とした気分を他の人と分かち合えたのにと、悶々とした気分を味わってますよ。
あー、あまりにひろクン可哀相なんで勝手に続きでも書いてみるか……。
寝取られ見るとどうすれば回避できたとかこうすれば取り返せるとか考えてしまうんだよね
新旧2つ動いてると、ネタも投じづらいから、こっち頑張って埋めよう…。
>>917 気持ちはわかる。
つか、自分で書いてるときも、ここでこうだったら回避してるよなーとか思いながら書いてたりするし。
ぶっちゃけ、回避されるラブラブバージョンも書いてみたりするんだけど、投げるところがないという。
完結した後ならあぷろだ投下すれば荒れはしないだろうね。
でも作者にしてみれば味気なくて嫌って言う人もいるだろう。
俺はラブラブバージョンを先に読んでみたい派だけど、
連載形式でそれをやるときっと反応は良くないだろうな。
分岐、分岐じゃあ読むのも大変だけど、明かなフラグがあるなら両方読んでみたい。
深夜の電話
でる→寝取られ
でない→回避
見たいな感じで。
いやそれでないならなんにも知らないまま寝取られてるんじゃないか?w
デート前日、男のケータイに深夜の電話。
出ない→男がもう寝ていると思った彼女、「明日、楽しみだね」とだけメール。
バージンあげる気まんまんの彼女、寝る前に彼を想ってオナニーするくらいラブラブ。
当日のデートは大成功で大性交。揺るぎない愛を育むふたり。→ラブイチャエンド。
出る→深夜に起こされて不機嫌な男、彼女と些細な喧嘩をしてしまう。
当日約束の時間に彼女は来ない。彼女が遅れてきたときには男はもういない。
彼女の心に小さな綻び。
そこにナンパ男登場、彼女の心の迷いを突いてくる。
お酒を飲まされクスリをキメられ、彼女が正気に戻ったときにはラブホのベッドの上。
シーツに付いた赤い染みに彼女が愕然としている隣で、ナンパ男はさっき撮ったハメ撮りビデオのチェック中。
それ以後も、クスリの禁断症状に耐え切れずナンパ男と関係を続け、ウリもするようになってとことん堕ちていく彼女。
もちろん元の男には会うことも出来ず、彼の前から姿を消す。
それから数ヶ月後、元彼が彼女の姿を見たのは、買ってきたアングラDVDの画面の中。
彼の名前を呼び助けを求めがらナンパ男に処女を犯される彼女。
次に出会ったのは、偶然立ち寄った場末のソープランド。
すっかりやつれた彼女は、クスリ代を稼ぐために身体を売っていた。
ヨリを戻そうと男が説得するも彼女は拒否。→すでにヤクザに飼われているエンド。
一般的なエロゲとは逆で主人公の行動でヒロインとヤる(結ばれる)男が変わるシステムとか
神様視点で見れば、
選択ミスを重ねながら主人公とヒロインの心が離れ、寝取り男とヒロインが近づく。
これをいらいらしたり、やきもきしながら読むのが楽しいのだから、回避できましたの話はいらない。
それなら、最初スレが荒れるぐらいアマアマの展開にしておいて、寝取られにもっていくのを読みたい。
>>924 まぁ寝取られ好きの上級者はそれが正しいんだろうけどね。
俺なんかはレベルが低いのでアマアマしておいて寝取られるとダメージががが
俺は
>>924の言ったような展開で寝取られると
かなり鬱になるけどそれを味わうためにここに来てるようなものだから
バッチ来い
NTR好きにもビッチ嫌いっているよな
清純(快楽なんかで)→ビッチ化でも
ビッチの描写があるだけで拒絶する人とか
でも外見的に寝取り男の好みに変わってゆくと興奮する
女が小狡さを見せ始めたり
自発的に元彼を幻滅させるような行動をし始めたり
というのも興奮する
(社会的、道徳的などの)マイナスの変化も良いけどプラスの変化も良んじゃないかな
だけどそういうのを表現するのは難しいと思う
超人見知りな娘が、チャラ男に寝取られてから、徐々に社交的になるとか?
933 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 02:59:25 ID:xumo/QFa
徐々に社交的になるのはいいな
少し変則的だがこんなの浮かんだ。
人見知りな娘が根暗男と清い付き合いしてたんだが
素顔が可愛いことがチャラ男にばれて寝取られ。
社交的になったら今までの反動から
男に綺麗に見られることで優越感に浸るようになる。
チャラ男も振ってイケメン優等生とくっつく。
その後、クラスメイトの明るい女の子友達と一緒に根暗男を見て嘲笑。
片思いの相手が、他の男に…ってパターンで寝取られでないかもしれないが…。
クラスで地味で目立たないメガネっこを、密かに自分だけはメガネをはずして
くくっている髪の毛をとけばむちゃくちゃ美人になると確信して
普段から妄想オナニーのオカズにしている。
で、その女の子がクラスの半分以上(普通以上にかわいい子全て)を喰ったとうわさされるイケメンDQNとつき合って
どんどん派手に美人に変わっていくってのはどうかな(DQNの好みが超ケバケバ系)
主人公がストーカー行為をして、路上キスやラブホに入るところを目撃しては妄想で紋紋とする。
社会的、道徳的にはマイナスか…やっぱり自分の好きな子が汚されていくっていうのが寝取られの醍醐味。
935 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 18:45:11 ID://JjEb/L
最高だな
936 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 21:57:54 ID://JjEb/L
埋まった?
「フヌッ! ユリアはこのラオウが貰う!!」
↓
↓
↓
「そ、そんな……ユリアがケンシロウと!? ぐっ、まさか弟にNTRられようとはっ!!」
938 :
名無しさん@ピンキー:
「鬱勃起が止まらぬわっ!!」