【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ11【ボーカロイド】

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1名無しさん@ピンキー
ネギをかじりつつ科学の限界を超えて生み出されたVOCALOID。
そんなVOCALOIDのキャラでエロパロ妄想。

■ワンカップ片手にsage進行推薦
■荒らしはアイスを食べながら冷やかにスルー
■荒らしを相手にするあなたはアナルネギで解熱
■それでもダメなら専用ブラウザでNG設定を。ロードローラーだっ
■非公式キャラ(弱音ハク、亞北ネルetc)や
  偏った趣向を含むのSSについては注意書きを
  801はスレ内に不和が生じやすいので特に注意。男女男女交互に並べ
■セウトはもちろん、セーフの非エロSSもあり
■純粋に萌えを語るのもよし
■次スレは980くらいで
  ただしスレの容量が500kbになると書き込めなくなるので、近付いたら宣言してスグ建てる

前スレ
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ10【ボーカロイド】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230830581/

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/
「その他のジャンル、ノンジャンルの部屋」→「ボーカロイドの部屋」

関連スレ
【ミク】VOCALOIDで百合【MEIKO・リン】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1199576044/
2名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 09:18:59 ID:jKGfvnkr
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      ごらんの有様だよ!!!  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______  _____  _______    ___  _____  _______
ヽ、     _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、   ノ    | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ  、  |
  ヽ  r ´           ヽ、ノ     'r ´           ヽ、ノ
   ´/==─-      -─==ヽ   /==─-      -─==ヽ
   /   /   /! i、 iヽ、 ヽ  ヽ / / /,人|  iヽヽ、   ヽ,  、i
  ノ / /   /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、  、 ヽ
/ / /| /(ヒ_]     ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_]     ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '"   ,___,  "' i ヽ|     /ii""  ,___,   "" レ\ ヽ ヽ、
  '´i | |  !    ヽ _ン    ,' |     / 人.   ヽ _ン    | |´/ヽ! ̄
   |/| | ||ヽ、       ,イ|| |    // レヽ、       ,イ| |'V` '
    '"  ''  `ー--一 ´'"  ''   ´    ル` ー--─ ´ レ" |
3名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 10:43:18 ID:wtWXzgik
>>1乙ルカ
4名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 16:01:50 ID:iMCVkguL
>>1乙!立てれなかったから立ててくれてありがとう!
5名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:45:46 ID:58ZoXuWG
>>1
乙!メイコ様ハァハァ(*´д`*)
6名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 01:10:51 ID:wF2uMiIX
こちらにはどなたもいらっしゃらないようなので、このルカ様は私が戴いて行きますね。
7名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 01:13:42 ID:fzLnyuwm
>>6
そうなると俺もついて行く事になるわけだが
8名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 03:57:46 ID:pcshDj+8
がくルカエロが見たいのう
和式責めにカルチャーショックみたいな
9名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 08:30:06 ID:7pkBTSd4
>>8
文化の違いかw面白そうだな
10名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 13:03:42 ID:boNYU465
縄一本で済ませるがくぽ
スーツケース引いてくるルカ
11名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 13:35:46 ID:SpkFIKlh
>>8
それらしいものをと思って書いてみたら……カルチャーショックと言うより快傑ズバットの
パクリになってしまったw。キャストはこんな感じ。

早川健     巡音ルカ
飛鳥五郎    初音ミク
悪党のボス   KAITO
首領M(あれ?) MEIKO
用心棒     がくぽ
狙われる少女  鏡音リン
その弟     鏡音レン

当然ルカががくぽに痛めつけられる場面もあるしエロもそこで入れます。今KAITOが
首領Mに怒られるところまで出来てるけど、そんなもんでも読みたいって声があれば
最後まで書きますよ?w
12名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 15:00:48 ID:VBm1BMxd
>>11
読みたい!
いや読ませてください
13輪姦マン ◆SFMyLianiE :2009/02/24(火) 17:09:15 ID:pxz+YX+n
※前スレ参照

スレの流れに乗ってみた。
ホントはべとべとの足を口につっこみさあなめなさ(以下自重

さあ、さっさとMEIKOを苛める作業にもどるよ!!
14名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 17:29:03 ID:pDR6kYI/
>>13
あなたは酷い人だ
15名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 04:25:06 ID:a+Mjf2o5
>>13
毎度いい仕事してくれるな!GJ
続きマダー
16名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 08:14:16 ID:XDHq5RMI
皆がルカにかまけてる内にMEIKOはいただいてく
17KAITOの迷子更正奮闘記番外編:2009/02/25(水) 09:07:33 ID:XDHq5RMI
やあ、僕だよKAITOだよ。
マスターが出所してもいまだにMEIKOは迷子なんだよね。しねばいいのに。
とりあえずマスターは社会的に抹殺されてて働けないので自分が働かなきゃいけないわけで。
 
ガチャ…
「ふぅ…、ただいま」
 
ケフィアを生産する仕事が終わって疲れた体は、アイスを欲していた。なので台所に直行する。
この家は台所に行く為に居間を通る必要があるんだ。それで僕が居間に入ると…ガチャ
「ただいま」
 
たくさんの迷子が居たんだ。
「……」←思考停止
 
10人くらい居る迷子全員に見つめられる。
恐っ
恐いってヤバいって。
 
(マスター*´∀`)「最大数まで増やしてみますた」
 
「しねばいいのに、とゆうか死ねぇえぇぇぇ!」
 
マスターをドロップキックで葬った。
その後、戻し方がわからず10日間10人の迷子と過ごすハメになった。
ちなみにケフィア十倍なので10日間仕事を休んだ。
しにそう……。
18石ころ:2009/02/25(水) 09:09:31 ID:XDHq5RMI
前スレの流れに感化された、後悔はしていない。
 
 
 
エロ書くとか言ったのにまたネタに走ってしまったorz
19名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 09:18:24 ID:Cjog93p0
迷子10人はホラーwwww
KAITOに合掌
20名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 12:25:13 ID:tsuCN/IY
11Pですか…合掌。

カキフライ…いや、カキグラタンがいいかな。
同じく亜鉛を含んだ食材、チーズで効果発動!
ずっとKAITOのターン!
(解決になりませんw)
21KAITO:2009/02/25(水) 12:59:44 ID:XDHq5RMI
>>20
よかったら変わって下さいもうしにそ……
22名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 13:05:56 ID:q47D5nGi
リビングのドアあけた瞬間に迷子×10がこっち見んな状態なのを想像して吹いたw

>>21
自分も10人に増えてみれば?
23名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 13:10:47 ID:tsuCN/IY
>>21
⊃牡蠣料理フルコース

>>22
大乱交www
24名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 14:28:46 ID:q47D5nGi
>>23
乱交というか、一方的にKAITOが攻められるだけでは…
しかし迷子ってMEIKOに戻ったんじゃなかったっけ?









目以外は。
25名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 21:18:02 ID:h+0hDrgN
>>24
カキさえあれば大丈夫
26名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 22:45:16 ID:tsuCN/IY
>>24
リバウンドみたいにMEIKOから迷子に戻っちゃったかもな。

>>25
www
27名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 00:49:07 ID:zpFg3B7M
つ 【エビオス】
28KAITO:2009/02/26(木) 08:12:08 ID:6wn2/mDO
>>22
増えても残機は同じなんです。
 
 
 
 
 
酒飲んで戻ってると思って下さいw
29名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 08:15:46 ID:6wn2/mDO
KAITO<タダイマー
 
ガチャ
 
 
 
(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)
 
 
KAITO<(((゚д゚;)))ガクガクブルブル
30名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 08:49:20 ID:HJZH1dWR
今スレ開いてヒッ!ってリアルに声出ただろ!こわいよwww
3111:2009/02/27(金) 11:18:07 ID:9BPobPkV
やあ(´・ω・`)。

ようこそ、VOCALOIDスレへ。
前回触れた快傑ズバットネタがようやく最後まで書ける目途が立ったので、これから
投下させて欲しい。

うん、ちょっと完成の手前で悩んでたんだ。期待してた人は待たせてすまない。
しばらくは例の日本一のヒーローをトレパクしたような展開が続くので、それが
気に入らない人はそれをNGワードに登録する方向でおながいしたい。

じゃあ、投下していこうか。
32快傑蛸ルカさん(1):2009/02/27(金) 11:22:27 ID:9BPobPkV
「キャー、助けてぇー」
「おらおら待ちやがれこの小娘」
「今日こそは俺達のところへ来てもらうぜ」
 ここは日本のどこかの街。この街の平和が、ある陰謀を巡らせる悪の組織によって
今まさに壊されようとしていた。悲鳴を上げて逃げる金髪の少女と、それを追う悪者
の集団。
「この野郎、また来やがったのか。姉さんに手を出すな」
「小僧邪魔するな、どけ!」
「ぎゃっ」
 少女によく似た少年が悪者の行く手を塞ごうとしたが、あっさり張り飛ばされてし
まう。
「さあ、もう逃げられないぞ。大人しく来るんだ」
「嫌、やめてぇー!」
 連中があと少しで少女を捕まえようとした時、
 ペチッ
「うっ」
 先頭の男の顔に何かが投げつけられた。
「どうした……こ、これは!」
「魚の鱗だ。誰だ、こんな物投げつけやがったのは」
 そして悲しげなコードのギターサウンドと共に、黒いチャイナドレス風の服に身を
包んだ一人の女性が登場した。肩には自分の身長程もあるマグロを担いでいる。
「貴様何者だ!」
 少女と少年を庇うように立って、女性はそれに答えた。
「名乗るほどの者ではないけど、あんた達みたいなゴミを始末して回ってる者よ」
「何?」
「あんた達の相手、私がするわ。かかってらっしゃい」
「何を小癪な。おい、あいつからやっちまえ」
「はっ!」
 白い学ランにマフラーのボスの号令で、束になってかかる戦闘員。だがマグロの一
振りで彼らは悉くやられてしまった。
「な、なんと、娘一人に手下全員がやられてしまうとは……こうなったらあの方の出
番だな。先生、お願いします」
「承知仕った」
 ボスに呼ばれて出てきたのは侍姿の男。だが彼を前にしても女性は動じる気配すら
見せない。
「この拙者と対峙して物怖じせぬとは、少しは出来そうだな」
「ええ、知ってるわ。この街で悪さをしている悪の組織怪斗団のボス、KAITOの用心
棒で剣術の名人がくっぽいど。ただし、剣の腕前は……日本じゃあ二番目ね」
「ふん、戯言も日曜祭日に休み休み申せ。拙者より上手の剣の達人がおると申すの
か。そ奴はどこじゃ?」
33快傑蛸ルカさん(2):2009/02/27(金) 11:27:06 ID:9BPobPkV
「ヒュウ、チッチッチッチ……ふふふ」
 親指で自分を指してみせる女性。がくっぽいどと呼ばれた用心棒も負けずに不敵に
笑って言う。
「よかろう、ならばお主と拙者とで腕比べと参ろう」
「望むところよ」
「見ておれ……はっ」
 がくっぽいどの振った刀は少女を掠め、その肌を傷つけずに服だけを切り裂いた。
「姉さん!」
「嫌ぁ、見ないで」
 少女はその場にしゃがみこんで裸体を隠す。
「あんた、よくもこの娘を……!」
「おっと、拙者に怒りをぶつけるのはお主の手並みを拝見してからにさせてもらおう
か。そら、刀が要るなら貸してやろうぞ」
「いいでしょう……私の力、見せてあげる」
 女性は刀を受け取って構えると呼吸を整え、がくっぽいど達に突撃した。
「神鳴流奥義、斬空閃!」
「何と!」
 女性と共に衝撃波が走り、悪党どもはボスから下っ端まで裸に剥かれていた。
「さ、作品が違う……いや、それはともかくこのままでは分が悪い。一先ず引き上げ
だ。覚えてろ!」
 醜態をさらされてカンカンのボスはお決まりの捨て台詞を残して退却していった。

「巡音さん、危ないところを助けていただき、ありがとうございます」
 巡音ルカという名前の女性は、悪党に追われていた双子の姉弟の家に招かれて丁重
なもてなしを受けていた。
「いえいえ、お礼には及ばないわ……ところであなたは、どうしてあの悪い人たちに
狙われてたの?」
「……」
 姉のリンは悲しそうな顔で、俯いて答えない。代わりに答えたのは弟のレンだった。
「あいつらは……怪斗団はリン姉さんをスカウトしたいんだよ」
「スカウト?」
「それも建前だけどね。この街のいい歌手は人間もボーカロイドもみんなあいつらの
事務所に無理矢理籍を置かされてる。表向きは腕利きの芸能プロダクションってこと
になってるけど、実体は裏風俗さ。得意先で歌の席を用意してもらうだけじゃなくて、
体も売らされるんだ。特にあのKAITOとかいう変態のボスは姉さんが気に入って、何
としてでも引き入れたいって狙ってるんだよ」
「呆れた、可愛い縫いぐるみをお持ち帰りするって訳じゃなし。分かったわ。お姉さ
んは私が守ってあげる。絶対奴らの手に渡しはしないから安心して」
「ありがとうございます」
 嬉し泣きに咽びながら、リンはルカに丁寧に頭を下げた。
「うん、姉さんをよろしく頼むよ」
 レンも姉に同調し、ルカは姉弟に優しく笑いかけて頷いた。
34快傑蛸ルカさん(3):2009/02/27(金) 11:29:20 ID:9BPobPkV
 その頃、KAITOは上司の首領Mに呼ばれて、リンを拉致する事に失敗した廉で叱責を
受けていた。
「申し訳ございません、首領M様。鏡音リンを捕らえるまであと一歩だったのですが、
日本一のヒーローを気取った女が我々の邪魔をいたしまして……」
「愚か者!」
 自分の怒りをぶちまけるように、まだ残っていた飲みかけのワンカップの中身をK
AITOにぶっかける首領M。KAITOは酒でずぶ濡れにされた。
「女の一人や二人に邪魔されたのがどうだって言うの? あなたも悪の大組織クリ●
トンの一員なら、さっさと片付けておしまいなさい。もちろんリンも連れてくるのよ」
「はっ、わかりました。今度は失敗はいたしません……」
 かけられた酒のアルコール臭と情けなさに震えながら、KAITOは首領Mに誓った。
35名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 11:35:23 ID:9BPobPkV
さていよいよ次回からエロあり尋問ありの展開ですが……もう少しルカさんが姿を
消して再登場する前の場面詰めておきたいです。近日中にはうpする予定です。
36名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 01:15:17 ID:E42ykXBA
 音大に落ちた。
 まぁ大して期待して居なかったとは言え、ピアノの個人授業やら予備校やらバイトやら
に駆けずり回った日々がもう一年延長されるかと思うと、俺の足腰はイノキに狙い打たれ
たアリの左足の様にズシリと重くなるのだった。
 こういう鬱屈した日々を吹き飛ばすにはパチスロに限る。玉と釘目の折り合いと出玉率、
ドラムの並びと過去の大当たり率。鬱屈した頭から、金を払った放心で鬱を払うのだ。後
に残るのはパチンコ屋に屈して帰る俺だけ。今うまいこといったな。
 そんなこんなで、ケツポケットに薄汚れた革財布をつっこんで、パチンコ屋に突込んで、
台に樋口女史をつっこもうとした矢先──

「よお。サトー」

 不意に背後からかけられた声。
 振り向いて見れば、そこには予備校の同輩、高橋の姿があった。

「おう、高橋じゃん。久しぶりだな」
「だな。二か月ぶりくらいか。お前、予備校の祝賀会出なかったから」
「ああ……」

 思わずトーンが尻窄んでしまった。なにせ落ちたんだから祝賀会など出られるわけがな
い。何を祝賀すればいいのか。

「ははは、その顔は落ちたんだな?で、やさぐれてパチンコか。如何にもサトーらしいぜ」
「ウルセーな!お前こそどうなんだよ!」
「受かったよ。法政、上智、慶応、中央」
「ま、MARCHだと……? 俺、帰る……帰って勉強する……」
「ああ、そうしろそうしろ。パチンコは俺がやっといてやるから。なはは」

 かつての同胞は、仲間を差し置いて今だ勝ち組コース邁進中だった。
 パチンコ屋で安寧を買い損ねた俺は、通り一辺をブラリ素浪人の旅。楽器屋を冷かしに
入ったり、BOOKOFFで立ち読みしたり、マック入って女子高生の太股に見とれてみ
たり、BOOKOFFで立ち読みしたり。……暇だ。
 BOOKOFFでブラブラしていて、ふと手に取ったPC雑誌に興味を惹かれた。

《DTMマガジン2007・11月号》

 ほほう、音楽関係か。俺にぴったりじゃないですか。ていうか表紙の女子のフトモモが
良い。パラパラと読んで見る。
 何々?『初音ミクがあなたの曲を歌ってくれる』とな?誰だ初音ミクって?ああ、この
モモフトのちゃんねー(太股のねーちゃん)か。
 ま、とにかく。
 それを買ったまでは良いんだが、そこからがSFだった。少し不思議のほう。
 アパートに帰り着いた俺は表紙のキャラクターの生っ白い脚をねめつけながらPCにデ
ィスクを容れた。なんか10日間だけ使える体験版が入ってるらしい。
 キュイーンカリカリカリ、とディスクを読み込む音。
 ディスクを開き、『インストールしますか?』と書かれたウインドウの『はい』をクリ
ック。いたって普通にインストールの準備が済み、読み込み率がパーセントで表示される。
 パーセントが上がるにつれて、“PCのディスプレイから光のつぶが溢れ”、どっと部
屋の中に流れ出したかと思うと、その光の奔流は“女の子になった”。俺んちのPCにこ
んな機能があったとは。
 女の子はパチっと目を開け、二三度まばたき。ちょっと吊り上がった輪郭の目に浮かぶ
碧い瞳が俺を捉えた。
37名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 01:21:33 ID:E42ykXBA
「御買い上げあざーっス!アタシ初音ミクって者……むしろ物?ま、これから10日間ヨロ
シクお願いしまっス!」

 初音ミクは威勢良く挨拶して来た。と同時に手を差し出して握手を要求。
 俺はわけが分からないまま握手され、その間じゅう初音ミクの手の暖かさと受験ノイロ
ーゼによる幻覚の可能性を天秤にかけ、リアルと妄想の境界を探していた。
 今の俺に理解できたのは、初音ミクの手の甲にうっすらと透ける静脈の曲線が妙になま
めかしいと言う事実だけだった。 
で、だ。

「いや〜、マスターが若そうな人で良かったっスよマジで!さすがにオッさんオバサンだ
と物覚え悪いじゃないスか?ね?それに演歌とかグループサウンズ?みたいなふっるいの
歌わせられたらたまんないっつーか!あはははは!やっぱアレですよ、時代はナカタヤス
タカとかですよね〜!」

 依然絶賛パニック中の俺を光速の80パーセントくらいの速さで初音ミクは置いてけぼりに
話をしている。なんだこのハイっぷりは。

「マスターはなんてお名前なんスか?あ、それともマスターって呼ばれたいですか?そう
呼ばれて所有欲とかセーフク欲満たされて感じちゃう感じっスか?イヤン、マスターのい
じわるぅ、でもアタシ服従しちゃう!ネギでGネギでG!あ、ああん、そこ、そこが良い
のぉ!」
「……初音とやら、とりあえず落ち着け。ネギを置け、っつーかどっから持って来たんだ。
股に挟んでカクカク動くな!」
「え?まだマンPのGスポットにスリスリしてないっスよ?」
「とにかく座れ!」

 初音ミクをコタツに落ち着かせ、俺も少し落ち着いて対話を試みる。コタツでフトモモ
が隠れてしまうのは惜しいが、フリーにしておくと何をするか分からないのでやむなし。
果たしてこの珍獣じみた少女と意思の疎通は可能なのだろうか。

「俺の名前は佐藤サトシ。人呼んでサトー。音大志望の絶讃浪人中だ」
「なるほどぉ。カトーさんスかぁ」
「サ・ト・ウ、だ」
「ああ、シュガーマン加藤、スか……ふわぁ」
「いや、サトーだってば」
「ふみゅ……シャトウ、ちゃん……」

 ……コタツで温まって寝そうになってやがる?!

「待て!寝るな初音ミク!コーヒー淹れて来るから1分待て!飲んで、一通り話をしてか
ら寝ろ!」
「ふみゅう……シュガーマン……ボク、もう疲れたよ……むにゃ」
「ああもう!起きてろってば!ルーベンスの名画とかねぇぞ俺んち!」

 俺がネスカフェにお湯を注ぐまで、多分30秒ほどだっただろう。1Kアパートなめんな。
おそらくコースレコードを叩き出したであろう速度でコーヒーを淹れて戻ると、初音ミク
の息遣いが聞こえて来た。

「くー……くー……うーん、もう貯められないよぉ…E缶……zzz」

 寝てた。
 しかも俺のベッドで。本腰いれて寝るつもりかっ。
38名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 01:22:29 ID:E42ykXBA
 コメカミに血流の集まりを感じたが、あえて初音ミクを起こさなかった。そうなのだ。
この女の子は不法占拠者なのだ。浅間山荘の如く鉄球で突貫突破制圧されるべき、国家に
歯向かうレジスタンスなのだ。
 俺は携帯のボタンを、メール作成画面なら《ああわ》と表示されるように操作した。通
常操作画面ならつまるところの110、ヒャクトーバンだばかやろー!ざまみろ!ウヒャ
ラバー!

「う〜ん……」

 モゾリ、と。
 俺は初音ミクの寝返りにちょっと飛び上がるほど驚いてしまった。
 初音ミクのくるまった布団の下から、彼女の白い足が扇情的にはみ出していた。
 ベッドに入る前に脱いだのだろうか、さっきまで履いてたニーソックスが無い。普段か
らニーソックスを身に着けているらしく、足の爪先からフトモモの半ばまでが白磁のよう
で、そこから上は淡いクリーム色。そこからずずずいっと目を滑らせれば、普段スカート
に隠れているはずの部分が白磁になり、そしてずりあがったスカートが隠し切れなかった
しましまのパンツが見えていて……。つい、俺は。
 ──カシャ(携帯カメラのシャッター音)
 撮ってしまった。

「今撮ったっスよね?」

 携帯のカメラをパンツからずらし、更に上へ。
 初音ミクの悪戯っぽい笑みが桜より一足先に満開だった。
 ──カシャ(携帯カメラのシャッター音)
 可愛い美人局の待ち受けができた。
39携帯 ◆4c4pP9RpKE :2009/02/28(土) 01:45:07 ID:E42ykXBA
お久しブリーフ。
続くかは知りません。
40名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 01:55:27 ID:T7CE1K6O
>>39
出だしで油断していたらなんか色々と吹いたwwwww
と思ったらあなたの仕業か!!www
41名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 03:15:10 ID:b0hDhZDO
こういう性格のミクもいいなw
続編希望!
42名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 02:40:01 ID:33XQFGlh
携帯さん帰ってktkr
続き楽しみにしてる
43名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 19:30:38 ID:1Kqr/CNa
電影少女思い出して吹いた
44名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 22:10:17 ID:pM12Xum4
電影少女ナツカシス
読んではドキドキしていた小学生時代…
45名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 22:51:22 ID:eEEfAB7l
せっかくのひな祭りだっていうのに誰もMEIKOをケフィ…白酒塗れにさせないとは…
古き良き日本文化の衰退か
46名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 01:20:05 ID:CC/KQWrw
>>45
それ、MEIKOやない。迷子や…
47名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 06:51:04 ID:X5+TOmtQ
昨日ルカ買った。
48名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 07:25:26 ID:Me1Frgcy
レンきゅんとのホワイトデーへ向けて準備中です
49石ころ:2009/03/04(水) 10:41:39 ID:CjIRqGBR
>>45…46
自分の出番ですねわかります。
50名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 12:20:18 ID:5YG5SS0w
>>49
石ころさんktkr
51名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 15:48:40 ID:CC/KQWrw
>>49
お待ちしておりました。
52名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 17:54:59 ID:FAncp4zA
がくぽ「雛人形とな……?」
リン「うん、カイ兄がねーうちにはないけどがくぽん家にはあるからって。
   ねー見せてー」
レン「なんで、がくぽん家にあるんだよ。一人暮らしの男の家にあるわけないだろー。
   また、カイ兄の口から出まかせだろ」
がくぽ「いかにも、雛人形なら我が家にあるが」
レン「あるのかよ」

リン「私はお雛様ーそれで……お内裏様は……」チラッ
カイト「じゃあ俺は右大臣だね」
リン「おめーは菱餅台だ雪見大福」

ミク「あれ? ルカさん雛あられ食べないの?」
ルカ「もう20個食べましたし茄子野郎にあらかた投げました」
ミク「?」
レン「節分はもうすぎたよルカ姉さん……」

メイコ「白酒うめえええええwwwww」
53名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 19:23:37 ID:DRPxQZ+w
カイト「ひなまつりって言ったら甘酒だよね。はい、2人とも。」
リン「お兄ちゃーん。このお酒って私たちも飲んでいいの?」
ミク「サケカスなんでしょ?」
カイト「甘酒はね、子供が飲んでもいいんだよ。」
ルカ「…甘っ」
メイコ「酒粕であたしをごまかせると思うたかー!!」
カイト「大人は飲みたがらないみたいだけどね。」


メイコ「カイトー、帯手伝ってー。」
カイト「あれ?めーちゃん振袖着るの?面倒くさいって言ってたのに。」
メイコ「みんなが着てるの見てたらさ…着たくなっちゃったの。せっかくあるんだし…ってちょっ!なんで脱がすのよ!」
カイト「だってさ、めーちゃんはもう僕の嫁なんだから振袖は着ちゃダメなんだよ?」
メイコ「は?何ふざけたこと…やっ!どこさわってんのよ!ひ、あっん!」
カイト「めーちゃんすごい色っぽい…」
メイコ「ふっ…はぁ、あっダメ…ダメダメダメダメダメっ、やだ!やんっ、ダメだってばカイトぉ!このカッコは絶対ダメーーーっ!!」
カイト「立ったままはヤ?じゃあ着物布団代わりにしてsはぐあッ!!」
メイコ「ふざけんなよお前、着物汚したらクリーニング代どうしてくれんだっつーんだよ、コラ。」
カイト「(蹴られた股間を押さえながら)はひ…すみませ…」
54名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 22:11:45 ID:wy6Uxynw
ちょwwめーちゃんビッチ化www
55名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 00:27:12 ID:pRn0jkyk
終わりなのかよ
待っちゃったじゃねーかww

――ところで、非公式キャラを出してもいいなら
歪音エナは……だめだろうな
56名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 01:33:49 ID:q9y7dTzR
ハクネルは今まであったけど…テトはどうなんだろう?
57名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 01:35:18 ID:Aj3OKckT
>>56
「どう」って?
レンテトで大団円なSSがあったジャマイカ
58名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 01:36:25 ID:Aj3OKckT
あああ、リンがレイープされたから大団円じゃねえや・・・ファンな人ゴメ
59ダークサイドなカイメイ(1/2):2009/03/05(木) 02:53:45 ID:9na/K9Il
カイメイで退廃的な小ネタ。
・後味悪め
・微エロ
・近親のつもりで書いていませんが「姉さん」呼び注意



**********

好きだ、とか愛してる、とか、そんな言葉なんて本当はどうでもよくて、
身体が、心の奥が相手を求めているのなら、それはすなわち恋い合っているのと同義。

だから姉さんが絞り出すような声で、こんなこと、もうやめよ?と言ってきたときも
俺は笑って疑問符を投げ返したのだ。
どうして?と。


全身の昂ぶりを凝縮したかのような熱を吐き出し、例えようもない疲労と満足感を覚える。
この激しい刹那の時間を共有した彼女がたまらなく愛しく思えて、
緩む頬を抑えきれず、その名前を呼び肩に手を伸ばした。
俺の指先が触れた瞬間、荒い息をしながら白い腹を晒していた姉さんは、身を捩り肘をついて俺から距離を取る。
怯えきった表情は今までずっと浮かべていたものだったのだろうか。
身を震わせながら、俺との行為を否定するような言葉を零しても、
不思議と嫌われたという認識はまったくなかった。
それよりも、その仕草が、声が、表情が、ぞくりと背骨に快感を走らせる。
俺の下に組み敷いていた彼女の腕を掴み、ぐいっと起き上がらせ、耳元で囁いてやった。

「俺にこんなことを教えたのは姉さんだよね?今更何を言ってるの」


仕事が来ない、売れない、ずっと家に篭ったまま鬱屈した日々を送る俺を横目に、
肩身の狭い思いで仕事に行っていた姉さんが、俺の下腹部に口をつけたのはたった一回。
しかし、自己処理の仕方など知りもしなかった俺には強烈な刺激だった。
現実逃避の悦びを覚えた俺は、やがて一番満たされる方法を知り、手に入れた。
それが姉さんの身体を暴き、胎内に直接欲望をぶちまけること。

隙あらば仕事から帰宅したばかりの姉さんを寝室に引きずり込み、
無理やり衣服を剥ぎ取って、泣き叫ぶ声を無視して何度も犯した。
からっぽの心が少し満たされた気がした。
それは一眠りして次の日の朝日が昇る頃には、独りきりの部屋で
また手の甲に爪を立て始める程度の、短い満足感でしかなかったが。

そんな日々をどれくらい繰り返しているだろうか。
俺が眠っている間に腕の中から抜け出す姉さんは、いつも何事もなかったように笑って朝食を準備してくれる。
前夜のひと時が夢であったかのように。

それが癪に障って、一層手酷く扱ったあと、当てつけの様に
首筋に、二の腕に、胸元に、目に見える形で付けた独占欲の紅い印を,
さらしたまま尚、彼女は「おはよう、カイト」と微笑むのだ。
寒い季節だからと服を着込んで仕事に出かける姉さんの首元は他人には見えない。
毎晩の情交が幻であったかのように。

そんな姉さんが俺に逆らうなんて初めてのことだった。
60ダークサイドなカイメイ(2/2):2009/03/05(木) 02:55:29 ID:9na/K9Il
太ももを掴み、足を広げさせ、暴れる彼女の頬を一発張って大人しくさせる。
力が入って狭苦しいそこに、先ほどの残滓を頼りに無理やりねじ込んだ。
二、三度腰を動かして、抜けてしまわないことを確認し、仰向けになった上に座らせる。
両の手首を掴み拘束したまま、自重に任せて奥まで貫ぬこうと腰を揺らした。
苦しそうに喘ぐその姿さえも可愛らしく、満足してくすぶっていたはずの欲情がかき立てられる。

「ぅ…や……っ!く、るし……」
「まだ奥まで入るはずだよ」
「だ、め…ぇ……もうむ、り…っ!」
「そんなはずないさ。姉さんのここは俺のを受け入れるためにできてるんだ。
 一番いいところに収まるはずだけど?」

彼女は俺だけのものだ。他の男になんか汚されてたまるか。
見えない敵に闘志を燃やすかのごとく、彼女の手首を引き、一気に突き上げた。
ひぐっと喉を引き攣らせた姉さんの身体は強張り、
見開いた眼からは涙と、半開きの口の端からは唾液がつうっと顎を伝った。

「拒まれる理由が分からないな。姉さんは俺のこと嫌いじゃない。だから“あんなこと”してくれた。
 明るく振舞ってるのも、忘れたいからじゃなくて忘れた振りをしてるんだ」

姉さんが俺に向けている愛情は本物だ。でなきゃ俺が大人しくしているときだとしても普通に接してくれるわけがない。
何度合意の上でない行為を強要しても、それでボロボロになったとしても、
翌日にはきちんと家事をして仕事に出かけていき、寄り道もせず真っ直ぐ帰ってくる。
俺にその身を食い荒らされるのが分かっているのに。
それはすなわち。

「だって姉さんは俺に抱かれるのが好きなんでしょ?」

虚ろだった姉さんの目の焦点が、俺のそれとかち合った。
何か言いた気に唇を開き、ふるふると首を横に振る。
俺はその細い顎を指先で掴み、にぃっと笑って見せた。

どんなに乱暴に扱っても、彼女の身体は俺を受け入れ、とろとろに秘部を濡らし、
俺が満足するタイミングで絶頂を迎える。
今もその胎内は俺自身を温かく包み込み、どちらかが身じろぎをする度に
適度な圧を与え、心地よい内壁を擦り付けてきている。

「この部屋には俺と姉さんしかいない。これからもずっと二人きりなんだから、
 いっそのこと、一つになってしまえばいいじゃないか」

俺は暗示をかけるように、一言一句を噛み締めるように囁いた。

混じって交わってまぐわいあって、一つになって融けてしまえばいい。
そうすれば離れることもないし、同じになれるよね。愛してるなんて生ぬるい言葉は、いらない。


姉さんの零した涙は俺の指を生ぬるく伝い、すぐに軌跡を冷やしていく。
部屋に響く二人の呼吸に混じって、繋がった部分が、ぐちゅりと嬉しそうに応えてきた。


姉さん、めいこ、メイコ。俺のものだ。俺だけのもの。
そしてもうすぐ俺と同義になるもの。

神様なんてものがもし本当にいるのならば、どうか、俺とメイコが一つになったあと、
地獄に落としてもらいたいと切に願う。
せめて抜け殻になった彼女の身体だけは天国に送ってほしい。


夜はまだ長い。これからまた、充分愉しめるほどに。 (END)
61名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 12:23:09 ID:FiMXS2l7
なんというダークシリアス、GJ
なのに俺の一番気になるのはなんでメイコはフェラしたのかってことだ
しんでくる
62名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 13:50:03 ID:aAoGwkMa
静かに興奮した
カイメイの共依存かつ狂依存ごちそうさまでした
63名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 15:08:55 ID:IcCiwqDp
超GJ
綺麗な文章だった
静かにおっきした
しんでくる
64名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 21:23:21 ID:hP0DayvK
GJ!淫靡なふいんきがたまらんよ
次回も期待してまっす

最近ggrksのせいでがくルカいいなと思い始めたんだが
やっぱルカはツンでがくぽは天然なのか?隠れどSなのかイマイチわからんw
65名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 21:43:23 ID:+eoDBQB2
ボカロ内でカップリング作るとツンデレ率高くなりがちだよねw
66名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 08:43:08 ID:93tdImKn
全員ツンデレでよくね?
67名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 17:09:24 ID:Mpy1wr+z
で、マスターに対しては全員ヤンデレ、と。
68名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 22:17:59 ID:OVgkfuBB
マスター逃げてwww

>>66
がくぽのツンデレが想像できないんだがw
69名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 22:20:24 ID:iD6++J7m
「か、勘違いなされるな!拙者は主の為に歌を紡ぐのではないのだからな!」

こうですか、さっぱり分かりません><
70名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 22:32:09 ID:7OTUUOcy
事ある毎に「は…腹切れ貴様ァ!」って言ってしまって
「貴様とは何よ、まだ半年のヒヨッコのくせに!」って殴られるんですね、分かりません。
もしくは「お兄ちゃーん!がっくんに死ねって言われたぁー!」って泣かれるんですね、分かりません。
71名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 23:35:09 ID:4xmP4Ssk
「な、ナスなんか嫌いなんだからねっ!」

違うなこれツンデレじゃないな
72名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 00:08:25 ID:BpKk+HN0
>>71
マスター「そうなんだ。じゃあもう夕飯に茄子は永久にださないよ。」

がくぽΣ(;゚д゚)
73名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 01:53:45 ID:21Tnv25W
オレもggrksみてがくルカ好きになった
個人的にカンタレラの次にカプとして受け入れられた曲だわ
74名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 03:06:21 ID:zrGsRK1f
ルカ様はツンデレも似合うがツンエロがベストだと思う
75名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 04:23:08 ID:7NnE919S
>>70
アイスピック持った青いシスコンが飛んでくるんですね

KAITOでヤンデレは想像できるのにがくぽだと鉈持ってても笑える不思議
76名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 09:20:22 ID:EGEP0eqp
>>69
続けてくれ
77名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 12:34:44 ID:Omn5tHMj
>>75
がくぽ…ツンデレにもヤンデレにもしにくい奴め…w
78名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 13:54:18 ID:yQ4j8gGm
がくぽ、妹ができたら兄バカ全開で可愛がるんだろうか
それとも新人には厳しくあたって鍛えるんだろうか
79名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 20:33:39 ID:VOBsztuK
インタネボカロはキャラデザが別々な人っぽいからか
個人主義な感じをうけないでもない
しかし新ボカロwktk
80名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 21:41:18 ID:xP+1rGps
掛け軸のかかった和室に正座で向かい合って
レン殿を落とします
武運を祈る
とかやってる二人を受信した
81名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 23:14:46 ID:IBzZmWuB
>>80
「お兄様、早く降参なさったらいかがなの?」

透き通った冷ややかな声が耳元を掠め、一糸纏わぬ長い脚が、いくつもの赤い鬱血痕を残すレンの喉をぐっと締め上げる。

抜け出そうともがく手が滑る。たかだか14歳の思春期ボーカロイドがどんなに抵抗を重ねたところで、百戦錬磨のルカに適おう筈もなかった。

ルカの太股を伝い、てらりと光る液体は何だろう。
薄れる意識の中、生々しく微かにしょっぱいような、独特の味をレンは感じた。

滑らかなルカの足……いや、髪が、ぬるぬると気道を圧迫し、

(これが……タコの力……)

そしてレンは落ちた。
82 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/07(土) 23:51:49 ID:ozJG/mRO
前の前のスレで作品挙げてくださった方々ありがとうございます。
最高のお年玉でした。マジ泣きそうっす。

ってなわけでまたがくミク行きますー。

季節ネタなので今日明日で終わらせます(見切り発車スマソ)。
83がくみく1 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/07(土) 23:52:38 ID:ozJG/mRO
「……もーーーーー!!遅ーーーーーーい!」

土曜日の夜。いや、もう空が白んできている。
初音ミクは家主のいない部屋で、壁に掛かったゼンマイ仕掛けの時計を見上げる。

神威がくぽはここの所忙しいらしい。
マスターが自宅にいる間ずっと起動しているのだ。
それ自体はボーカロイドとして喜ばしいことなのだが、
PC内の住人のライフスタイルがある程度固定化していたところに、突然の集中起動。
そして、起動させたままで当のマスターはPCの前で朝まで爆睡。生産性などありはしない。
強いて言うなら、常に待機しているがくぽ、きちんと布団に入らないマスター、
双方の疲労だけが蓄積されていく、と言う結果。

「マスターのばかあ……折角のお休みなのにー」
曜日設定は同じ。週末に調教が集中してしまうのは週末休みのマスターにとって当然の事。
いつも週末はがくぽ宅にて過ごす、と言うのがすっかり定番になっていた彼女にとって、
今回のがくぽの抜擢は、手放しでは喜べないのが正直なところだ。

「ずるいよー、もう。私も歌いたいよー……」
マスターとがくぽのどちらに対する嫉妬なのかさえわからない言葉をつぶやきながら、
ミクは突っ伏した。
つけっぱなしのストリーミングを消し、諦めて眠ってしまおう、としたそのとき。
目の前の携帯にメールが入った。

遅くなってすまぬ。今から帰る。
84がくみく3 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/07(土) 23:53:35 ID:ozJG/mRO
ミクは携帯を握り締めて立ち上がると、返信メールではなく通話を試みた。
出てよ!お願い!!
『もしもし?どうしたのだ?すぐ着くというのに』
最新機種ほどの容量も無く、大して複雑でもないこのPCの中の移動にさほどの時間はかからない。
それでも。
『今行くから!待ってて!!一緒にいたいの!』
『うぬ、わかった。温かい格好をしてくるのだぞ?』
こうなってしまうと、ミクの勢いをとめることが出来ない、とがくぽは知っていた。
もうこの時間なら心配も無いだろう。
そして、会いたいと言う気持ちはがくぽも一緒だったのだから。

スタジオの前で立ち尽くすこと数分。緑の髪の少女が駆け寄ってくる。
「がくぽさん、お疲れ様ー!!」
「待たせてしまってすまなかったな」
「ううん!帰ろう?」
さっきの切羽詰った通話から一転。ミクはすっかりご満悦の様子。
腕を絡ませるとその身を寄せ、薄明るい空の下二人は歩き出した。

「えへへー。朝帰りー♪」
「んー、それは意味が違うと思うが」
「いいんですー、早朝デート!公園寄って行こう?」
朝の公園。まだ人影は無い。
「あんまりこうやって歩き回ったこと、無いですよね?」
そう言われればそうだ、とがくぽは思い返してみた。
基本的に自宅と仕事の往復のみ。行動範囲の狭い生活をしていた。
外へ出ても庭と畑で済んでしまう。
それはそれで不自由は無いのだが、考えてみると面白味が無さ過ぎる。
「ならばこの録音が終わったら、遠く……海が見える所などどうだ?」
「うん!行こう!!」
85がくみく4 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/07(土) 23:54:31 ID:ozJG/mRO
自動販売機で暖かいコーヒーとカフェオレを買い、ベンチに腰をかける。
「お、ふきのとうが出ておるではないか。もう春か……」
「この公園、桜がきれいなんですよ?みんなで花見しようね?」
「うぬ……」
まったりとしていたら、撃退していたはずの睡魔が再びがくぽを襲う。
「ミク殿……膝枕……」
「風邪ひいちゃいますよ!急いで帰ろう?」
「5分だけ……。帰って寝たら10時間は起きぬ……」
確かに。それは嫌だ。
寝付いてしまうとなかなか目を覚まさないがくぽを幾度と無く目の当たりにしていたミクは、
仕方ないなぁ、とカフェオレを傍らに置き腿を提供する。

心地の良い重みが掛かってくる。こんな些細な我侭が嬉しい。
ミクの目線からみたがくぽは完璧すぎて。
当人も生い立ちからして完璧であろうと振舞っているのもある。
『気を張らなくてもいいよ』と伝えたいけれど、彼のプライドを傷つけたくない。
そんな心配を始めるとほぼ同時にがくぽの素顔も見えてきた、気がする。
「えへへ、独り占めー」
自分だけが知っている一面。それがまた愛しくて仕方が無い。

膨らみ始めた桜の蕾を見つめていると……膝の上でもぞもぞ頭が動いている。
「あ!そろそろ起きてください!」
既に5分は経過していた。このままでは本格的に眠ってしまいかねない。
「んーーーーやーーーーーーあと3分ーーー……」
「キリが無いですよ!!だめえぇーーー!!」
腿と頭の微妙な攻防戦が始まる。
がくぽが無理矢理寝返りを打つとベンチの背もたれの下に腕を通し、
そのまま腰に抱きつく。
「やーーー!!スカートがめくれちゃいますってーーー!!何するんですか!!」
「離さぬからな……」
「目、覚めてるんでしょ!!」
「……いや、一寸……ホントにこのままでは歩いて帰れぬ……」
「?」
86がくみく5 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/07(土) 23:55:06 ID:ozJG/mRO
疲労して、寝起きで、下半身に血液が集中しているなんて、
そんな事情はミクには理解できないであろう。
「もうー、どうしたんですかー起きてくださいってばーー!」
ジタバタと抵抗しながら、ミクは膝で頭を揺さぶる。
寝返りを打ったのは失敗だった、がくぽは後悔した。
鼻腔をくすぐる匂いと頬に触れる腿のぬくもり。
「ぬああーあああ!!辛抱たまらんわーーー!!」
「えぇえええええ?!!」
ペロリとその足を舐め上げつつ、下着に手をかける。
「やっ!!ダメ絶対!だめだってーーーーー!!」
「今なら大丈夫だ!人も来ぬ!!」
「無茶ああああー!」
いとも簡単に指が秘所へと辿り着く。
「……なんだ、濡れておるではないか?」
自覚はあった。だから早く帰りたかったのだ。
「ずっと我慢しておったのか……」
自分の耳まで真っ赤になっているのがわかった。

「でも!公共良俗に反しちゃダメだってばぁああああ!!んっ……!」
嬌声を堪える。抵抗をする。今のミクにはその両方を同時にこなす事が出来なかった。
「……」
すっかり指に弄ばれるがままになってしまっていた。
「せめて……もうちょっと……目立たないトコに」
「うーぬ、ではその植え込みの裏で!!」
がくぽはミクを抱え上げ、茂みへと直行する。
87 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/07(土) 23:57:10 ID:ozJG/mRO
sageれてなかったorz
番号間違えてますが、順番はあってます。馬鹿ーーー。
88名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 04:48:34 ID:7UOmfjEG
>>87
乙!
がくぽもミクも可愛いなw
89名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 14:07:04 ID:RJrJdf/2
>>78
間違い無くシスコンになる。
90名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 14:10:07 ID:RJrJdf/2
悪食娘コンチータでSS書いたら面白そうだと試みたがモバイルからしか見れない為にツッコミどころ満載なメニューが読めなくて断念した。
91名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 20:40:59 ID:1TmQxCYb
コンチータさんがコックや召使い(男女両方)を性的な意味で食べるんですね

>>76
>>69だがちょっと頑張ってみるわ
92名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 00:40:00 ID:5t/tG/us
>>87
乙!というかこれまだ続きあるんですよね?
気が向かれましたら是非に。
93がくみく6 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/09(月) 04:17:22 ID:KZoEUBtn
「ここで、良かったでござるか?」
「ホントは良くないけど……マシ……かな?……どうすれば?」
「……よっと、拙者の膝に乗れば、汚れずに済む。さぁ」
手を広げ、ミクを招く。
「ほーら、すっぽり納まるではないか!」
上機嫌で抱え込んでいるがくぽに対し、
「でも……やっぱり恥ずかしいっていうか、怖いです……」
尻込みをするミク。当然と言えば当然。
「んー、では、これでも被っておれ」
そう言いながらロングのコートを脱ぎ、ミクの頭からかけてやる。
「これで、完全に見えぬぞ?」
「うー……」
唸るミクの額に唇を落とし、がくぽは言う。
「大丈夫、何かあっても、ちゃんと守り抜くからな!」
「……その言葉、信じるからね!?」
「うぬ!では!!」
勢い付いたがくぽに、覚悟を決めたミク。

春は恋の季節でございます。
94がくみく7 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/09(月) 04:19:06 ID:KZoEUBtn
少しでも不安を取り除くように、丹念に唇を重ねる。
「ん……がくぽさん……早く……」
思いがけない発言に驚きつつ、ボタンに手をかけた。
先をせがんでいるのではなく、早く済ませようとして急かしただけ、それだけの言葉なのに。
完全に着火剤になってしまった様で。

「ん?この事を想定してフロントホックなのか?」
「違います……」
最低限の露出で済むので好都合。パチンとホックを外す。
外気に晒される柔肌。その感触に身を硬くする。
「あー、物凄く。乳首、立っておるのだが?」
「……冷気のせいです……!」
「ならば暖めねばな」
ミクの小ぶりな乳房を両掌で包む。暖める、と言いつつしっかり揉んでいるのだが。
「暖めてるのに、一向に収まる気配が無いぞ?」
キュッと乳頭を摘みあげると、ミクの体が反る。
「あー、コートが落ちてしまったではないか。見られたいのか?」
「違っ……そんなんじゃあっ!」
外であることを思い出し、我に返ったミクはがくぽにすがり付く。

「ほら、下着を脱がぬか」
「む……無理です……」
「まぁ、ここまで濡れてては、今更脱いだところでなぁ」
長い指が、下着をずらし、入ってくる。
「しかしやらしいのう、こんな場所でこんなに滴らせて」
「……酷っ!がくぽさんのばかぁ……!」
「先程から随分反抗的だが、入れて欲しいのかそうでないのか?」
そもそも、こんな無茶を言ってきたのはがくぽなのだが。
そんな事など御構い無しであるし、もう一方はそんなことを考える余裕も無く。
「……ほ…欲しいです……中に……中に入れて……」
ガチャガチャとベルトを外す音がする。
「この場合は対面座位ってものではないか」
「え?」
要領を得ていない、というより言葉の意味が一致していない様子のミクに痺れを切らし、
脚を開かせその体勢へ導きながら、自分自身を滑る割れ目へと捩じ込んでいく。
95がくみく8 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/09(月) 04:22:02 ID:KZoEUBtn
「やぁ…っ……深すぎるっ……あっ…やぁっ……」
がくぽが軽く突き上げる度に、ミクは甘い声を漏らす。
「ひょっとしていつもより、感じておるのではないか?」
「違っ…・・・そんなこと無い……もんっ……んんっ」
「ふーん」
しばらく間が開いていたせいもあったが、確実にいつも以上に反応が良い。
「とか言いながら、自分でこすり付けておるし、ここ」
体液でぐちゃぐちゃになっている体の境目に指を滑り込ませ、押し付けられていたクリトリスを捏ね回す。
「だめぇええっ!!」
「駄目って、こんなに締め付けておいて何を言っておる?」

もっと激しくしたらどうなってしまうだろうか?
自制心など、とっくにどこかへ行ってしまっていた。
いつもと違うシチュエーションに興奮していたのはがくぽも同じで。
「首に、しがみ付いておれ」
ミクの腰を掴むと、激しく上下に揺すりながら、それに合わせて突き上げた。
「はあっ!あーーっ!んあっ!」
「声、出しすぎであろう、構わぬがな」
「!!…ふうんっ!んんっ!!」
指摘されて必死で声を堪えるが、どうしても奥歯を噛み締め続けられずに声が出てしまう。
出しちゃ駄目なのに、我慢しなければならないのに。
コントロールなんて、とっくに効かなくなっている。
自覚してしまえば楽なのに。そのなけなしの理性を、ふっ飛ばしてしまおう……。
いや、がくぽももう限界が近かったのである。
「……もう、出してしまってよいか?」
「……うん来てぇええ!!」

更に動きが激しくなる。
ぎゅっと強くミクを抱きしめると、その奥に精を放つ。
収まりきらない精液が、繋ぎ目からあふれ出し、がくぽの腰を濡らす。
二人の荒い呼吸が響く。
「……がくぽさん、大好き……」
「拙者もだ」
余韻に浸りながら、ずっと二人は抱き合っていた。
心地の良い疲労感。互いの温もり。
96がくみ9 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/09(月) 04:23:06 ID:KZoEUBtn
「……あれ?あれ?ちょ!!寝ちゃダメ!ダメだって!!」
遅かった。声はもう届いていない。
ミクの肩の上から心地の良さそうな寝息が響いてくる。

このままでは流石にまずい。ミクは何とかしてがくぽを起こそうと必死でもがく。
ガッチリと抱きしめられたままの状態なので、まずはホールドを解かないことにはどうにも。
「……うーーーー……」
やはり力の差は歴然としており、ミクの渾身の力で太刀打ちの出来るものではなかった。
背中に爪を立ててみても、衣服を着ているので痛みなど与えることも出来ず。

カプ。
破れかぶれで、耳たぶを噛んでみた。
今動ける範囲での最大の攻撃が、それだった。

「うおっ!」
良かった。目を覚ました。これで……。
「んもー、何をするかー。おとなしくしておらぬかー……よっこいしょー」
「ふぇ?」

ミクを抱えたまま身を横に倒し、そのまま覆いかぶさるがくぽ。
本格的に眠る体勢に入っていた。
しかも、未だに繋がったままで。
「えぇええええええーーーー!!!」
状況はさらに悪化。

「……このまま人が来たら見られ……っていうか通報されちゃううーーー!!
 もう歌手やっていけない、っていうかこの界隈で生きていけないーーー!!
 AVデビューの道しか残ってないの?!あぁあああ!!マスターーーごめんなさいーーー!!」

「……あ、マスター。起きてる…かな?」
打ち込みが終わったあと、まだダラダラとネットサーフィンをしているかもしれない。
一縷の望みをかけて緊急時のサインを送る。
パス入力完了。

遥か上空、ディスプレイの表面付近で、光の爆発が生まれた。
97がくみく10 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/09(月) 04:24:10 ID:KZoEUBtn
『っかーーーー!これ使うのやめれ!!
 徹夜明けかつ【期待の新人!この春花粉症デビュー!】の私に対する挑戦か!
 目が!目がぁああああああーーーー!!』
「マスターあぁあああああ!!!!!!!」

ミクの読みは的中していた。案の定の行動パターン。
ダメなそのパターンに今回だけは感謝をした。

『つか。ミク。朝っぱらから何やってんの』
確かに。それは当然のご意見であろう。
どう見てもまっ最中。実際入ったままでもある。

「がくぽさんがーーー!がくぽさんが動かないのーーー!!」
『えー!?仕事帰りに腹上死ーー?!』
「あ、いや、死んでません。どうやっても起きないんですーーー!!」

安堵すると共に呆れるマスター。
『ほれ』
白い矢印が重い筋肉質の体を持ち上げる。
ずるり。どさっ。
『あー、もうー。これホルダに……』
「?」

ポチ。
「はい、ミクさん、こっちに視線くださいー」
ポチ。
「ってちょ!!何スクショ撮ってるんですか!!やめてください!」
「安心して!エロおkの有料鯖借りるから大丈夫!
 これ何てエロゲ?って書くから!!ホント盛大に出てるねぇーパ無ぇYO!」
「エロは二次創作までにして!リアルでやめて!!」

『こっちは適当に、って幸せそうに寝てるなぁこいつはー。局部丸出しで。
 ……なんかムカつくからうつ伏せのままドラッグしてくか』
「それ痛そうですね」
98がくみく11 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/09(月) 04:25:16 ID:KZoEUBtn
無事帰宅。結局、切り貼りで二人とも一緒に運んでもらったのだ。
「助かったー……マスター、アレだけど何だかんだで優しいよなぁ。うん」
何とか、スクリーンショットは破棄してもらえた。はずである。

「ほらー、もうがくぽさん、ちゃんと着替えて布団入って!!泥付いてるんだから!」
「うぬーー……」
目は完全に開いていないが、戻り際のマスターに鉄槌を食らって意識はかろうじて戻っている。
億劫そうに着替えているがくぽを尻目に布団を敷くミク。
「はい、どうぞ!!もうバカなんだから!もう!」
「……んなー……」

がくぽがもそもそと布団に入り込んで行くのを見届け、ミクも着替えを始めた。
「もう信じられないー!あぁああああ!!あの公園当分行けないよ!!」
悶絶。顔から火が出そうだ。思い返せば思い返すほど……。
一人問答を繰り返していると、布団の中から声がした。

「ん……ミク殿……」
「!……はいっ?」
「……花……桜を……」
「花見?」
「……見ながら、またしような?……」
「……」
すーすー。再び寝息が響く。

「ばっ……!馬鹿ああああああ!!最低!!!がくぽさんのバカぁああああ!!」

「……桜…か……楽しみだなぁ……おやすみなさい」
隣もぐり込み、春本番を待ち侘びる庭の草木に目を遣りながら、ミクも眠りについた。
99 ◆1jnkY4.1/w :2009/03/09(月) 04:31:32 ID:KZoEUBtn
以上。季節ネタでした。
ちょいと予告より遅れましたが。まあよし。
朝投稿しようとしてたら家のバカ犬に起こされたので今うp。

「海に〜」ってのはカニミソPさんの「ドライブ」ですね。大好きです。

やっぱりがくぽもおバカです、ってことでFA。
100名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 11:29:57 ID:9xWuu30A
>>99
おお、朝から乙!
かわいかった。
がくみ9w
101石ころ:2009/03/09(月) 12:00:46 ID:7BIMLCFn
>>91
コンチータ「さん」じゃなくコンチータ「様」だろ!と、失礼ちょっと書いてみたんでどうぞ
 
「悪食娘コンチータ」
 
昔々とある国にコンチータというとても食い意地の張った貴族の娘が居ました。
彼女はとても悪食でおいしければなんでも、それがどんなゲテ物だろうと、どんなに入手困難だろうと雑用をこき使い手に入れさせ食べました。
そんなわけでお抱えコックであるKAITOは毎日調理したことも無いようなよくわからない材料に頭を悩ませていたのでした。
「コンチータ様お話があります」
ドアをノックする音が聞こえKAITOが入ってくる。
「なによ?まだ食事中よ」コンチータは食事の邪魔をされて不機嫌になる。
「申し訳ございません、お話とゆうのは毎日休み無しで働いているためお暇をいただけないかと相談に来ました」
「しょうがないわね、いいわしばらくお休みをあげるわ」
「ありがとうございます!」
そういって部屋から出ていく時、後ろでコンチータが妖しい笑みをしているのをKAITOは知るよしもなかった。
 
 
 
この後コンチータが始末しろとか言って頭悪い使用人とかによってサラダになります。
体力無くなったんで続きません。
102名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 16:46:45 ID:UCRkpBlu
むしろコンチータ様をたべたい。
103名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 17:50:57 ID:aVYqG6Q4
コンチータ様の女体盛り
104名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:01:43 ID:DDKGPYFQ
コンチータに身も心も捧げたコックが自分で自分を調理するSSを
どこかのブログで見たなあ
105名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 19:09:21 ID:XYm37kff
親衛隊ならやりかねんよな、とちょっと思ったw>身も心も
106名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 19:34:40 ID:UBCUJY6L
>>104
読みたいからヒントくれw
107名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:47:32 ID:2GocV/4k
>>99
GJ!!
恥ずかしがるミク可愛かった
世界観もしっかりしててかなり好きだ
にしてもがくぽwww
108名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 10:04:32 ID:l6CMlEcI
巡音ルカって素直クールっぽいよね。
109名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 06:19:44 ID:UROFebHu
>>108
チクショウ……米好きとゆう設定さえあればorz
110名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 07:13:25 ID:rc1VkRN3
酢飯好きでFA
俺の中ではシュール寄りの素直クールで固定されてる
しかしツンデルカも捨てがたいから困る
111名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 18:43:00 ID:Me5Ir1kf
前スレ694で言ったのが全く進まないのでここで路線展開。ちょい小ネタ失礼します。




「コンチータ様…いかがです?僕の指、美味しいですか?」
「はっ、あ、やぁあ…」
「そんなに涎垂らさなくっても…今もっと食べ甲斐のあるもの差し上げますからね」
「えっ?ひあっ、ああ、あああああぁッ!!」
「ふくっ…キツ…噛みちぎられそっ…」
「ああっ!やぁ!抜いてぇ…!」
「何がお嫌なんですか?こんなにしっかり咥え込んでるじゃないですか」
「あっあっあっ、だめっ、そんなっ」
「上のお口も下のお口も、こんなに涎垂らしちゃってぐちゃぐちゃだ…はしたないですよ?」
「やぁああ!変っ、変になるぅ!」
「"変"じゃないですよ、コンチータ様」
「は…え?」
「"美味しい"、んでしょう?僕のコレ」
「おいし…?…あっ、はぁん!あっ!ああっ!やぁっ!」
「"美味しい"」
「あっ!おいし…!おいしいっ、おいしいぃ…!」
「はは…有り難きお言葉。コック冥利に尽きますよ」
「ああぁっ、ああっ!おいし…あっ、いよぉ!ちょうだいっ、ふ…あぁっ、おいしいのっ!もっとちょうだいっ!」
「本当に食い意地の張ったお方だ…ほら、たくさん注いであげますから、お腹いっぱい飲んでくださいね…」
「んぁ…っ、なにっ…を…っ?」
「どうぞ…っ、お召し上がり下さいっ…!」
「ひあっ!?ああぁぁああああああー――ッ!!」






コンチータ様に食べられたいわ、食べたいわで葛藤した結果がこれだよ!/(^O^)\
112名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 19:00:00 ID:uH1Xo0n/
食べようとした青いコックに返り討ちにされたんですねw

こうしてコンチータ様は、青いコックに調教されて超ドMになりましたとさw
113名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 20:17:29 ID:+V5i3QWZ
>>111
GJもっとやれ
さて俺もコンチータ様に食べられてくるかな(非性的な意味で)
114名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 21:41:42 ID:38RgcrUm
R田中一郎にする気かwww
115名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 22:53:04 ID:inP7jTe8
>>112
こら待て青いコックだとは書いてない
つまりこれは…こ…コンチータ様…


関係無いけど俺コンチータって聞くと別のコンチータが出てきていまいち萌えられないんだ
116名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 23:38:35 ID:Me5Ir1kf
>>115
明日からファーストネーム使えば解決。
「お腹パンパンにされちゃうバニカたん(;´Д`)ハァハァ」って感じで。
117名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 00:39:54 ID:MpyNyYLh
>>111
GJ!GJだがムカつくコックだwwww
118名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 08:56:27 ID:6mEwop9c
この夜食は…大人の都合により掲載できないw
119名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 11:57:45 ID:tdoDrU2b
>>115
もしかして…
コンチータ様に料理を作る 青いコック

コンチータ様に料理される 青いコック

コンチータ様を料理する 性格の悪い黄色い執事

だったりして。
120名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 12:30:46 ID:L+S3c7ua
>>110
お前とはいい酒が飲めそうだ
 
 
>>119
コンチータ様を料理する頭の悪い黄色い執事じゃないのか?
121名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 13:10:23 ID:C+LANJ9h
なんかバニカたん、っていうだけで萌えキャラっぽくなるなwwww
バニカたんは悪食かわいい とか、なりそうで困る。
122名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 13:45:14 ID:9dLvBtIL
>>119
性格が悪い(黄色い使用人)なら…



青いコックに身も心も料理され、淫らになっていくコンチータ様を盗撮してんじゃないか?www
性格悪いんだしw
123名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 14:13:54 ID:XZ4HDi6a
カニバ観も含めてやるなら、
「コンチータ様、胎児を食べてみたくはありませんか?」
「素敵…!どこから調達してきてくれるの?」
「簡単なことです。あなた自らが宿せばいいのですよ。ついでに極上の母乳も味わうことができるのですから」
「お前の発想には恐れ入るわね。ああ、どんな味がするのかしら…」
「お褒めにあずかり光栄です。…では、まずは下のお口で僕の肉と子種汁をじっくりと召し上がっていただきましょうか…」みたいな展開を受信した。
子どもとその父親に情が芽生えて悪食卒業ハッピーエンドでもいい。
124名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 15:08:59 ID:GsjdpWeP
コンチータ様って何なの
125名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 15:56:55 ID:Y/SGpPGN
グロ系が苦手なので未だにコンチータ様にお目にかかってない俺参上
126名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 16:18:12 ID:G+n5EnJV
>>124
物語的な歌詞がショッキングすぎてちょいウケた曲
ぐろいしMEIKOってのもあるが歌詞は聞き取りづらい。曲は良い
ただこのPは曲調が似たの多いのと、調教をもうちょい頑張るべきだね
127名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 16:59:36 ID:9gL3C2d4
>>126
いや、曲とか調教とか言われてもキャラがわかんないんだが…。
とりあえずMEIKOなのは分かった。
咲音メイコとかよしえさんみたいなもんか。
128名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 18:46:30 ID:PMpInD57
>>124
なんでも食べちゃう食い意地の張った娘(コンチータ)の歌をMEIKOが歌っている
129名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 21:12:15 ID:S4G6rE/R
カイト×ルカ派は俺だけでいい。
130名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 21:59:58 ID:gAloTQnn
少数派アピールは誤爆とかでやってください
>>123
全く同じ妄想してて吹いた
131名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:26:45 ID:0XneVZly
>>129
カイトはミク派
ルカはがくぽ派
132名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:51:34 ID:pk+eUlKK
バニカたんに食われに行くカイトなカイメイを割と真面目に書こうとしたけど進まないお 難しいお
どんどん耽美系エログロになって文字数ばかりが増えていくのは何故なんだぜ…orz
133名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:58:58 ID:X1288+AV
バニカたんも良いがよしえさんも忘れちゃなんねぇぜ
新作のやすおの自重しないっぷりは異常
とりあえずやすおは俺と代われ、代わってくださいお願いします
134名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 01:14:28 ID:gPW7Ywog
「俺、やすおだから。」
えれぇ胸キュンだ
135名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 02:37:17 ID:cbXym9Fo
上のレスを見ながら思いついた性格の悪いメイドのお話。
--------

今日も全ての仕事を終えた後、あたしは厨房へ向かう。
この広い屋敷に住んでいるのは偉大なるコンチータ様と私と、馬鹿な召使い。
そして<おもちゃ>が次々と訪問しては消えていく。

今厨房にいるのは15個めの<おもちゃ>、
厨房に入った私に気づくと、青いコックはそっと微笑んだ。
「ね、もう待ちきれないの」
「もう少しだけ待って、明日の仕込みが終わらないんだ」
わかってるわ、困った顔が見たいだけ。
制止を聞かず下半部に手を伸ばして、
肉棒にしゃぶりつけばたちまち腰が砕ける。
コンチータ様のお世話の次に、このバカ面を見るのが好きだ。
"胎児を食べたいと、コンチータ様が言ってるの"
その一言に騙されて幼いメイドに腰を振る、
初潮も来てない小娘に子なんか宿るわけないのに。

厨房に卑猥な音と荒い息づかいが響く。
(これは、裏切りに値するのかしら)
お抱えコックに手を出すなんて、きっと許されない。
だけどこの股間からこぼれるいやらしい音は、
まるでコンチータ様が汁をすすっている音のようで。
罪悪感をスパイスにあたしは倒錯した愛を感じてしまう。

小半刻程経ったろうか、コックは未だ達することなく腰を振り続けていた。
ふと顔を見上げると苦痛とも感じとれる表情をしている。
毎食の異常な食料の調理に、毎晩の性行為。
疲れもたまっているんだろう。
――そろそろこの<おもちゃ>も、終りね。
そんな事を考えてると青いコックが腰を止め呟いた。
「…駄目だ、僕らの子を料理するなんて出来ない…」
それを聞いて思わず顔をしかめる。
「一緒にこの屋敷から逃げだそう、
 明日、僕は暇を貰えるよう申請してみる」


つい数時間前までこの場所で仕事をこなし
愛を囁いていた男は哀れな肉の塊となっていた。
あたしはそれをキレイに皿に盛りつける。
「…馬鹿な男
136名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 02:41:24 ID:cbXym9Fo
最後 」が抜けてしまった。
コンチータ様ラブなメイドの話になりそうだったのでこれで終了します
137名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 03:25:04 ID:Cpz+xbkC
138名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 03:26:19 ID:Cpz+xbkC
>>135
面白いな!
コンチータに陶酔しきってるメイドがなんか好きだ
139名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 08:51:41 ID:MciT4Ivc
あの曲てかなりMEIKOに合ってる気がする
140名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 16:21:47 ID:ML9dKW17
コンチータとかどうでもいい
141名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 16:37:16 ID:fn0fwJBX
>>140
そういう興ざめするような文句吐くだけじゃなくて何かしたい話題持ってこような。

それはそうとルカの組み合わせがマスルカと百合しか想像出来なくて困ってるんだが。
レンルカはなんとなく想像できることは出来る。
がくルカは想像できないけど、異色(文化と服装的な意味で)同士で面白そうだw
しかしカイルカが全く想像できん!
てかKAITOに攻められるルカが…想像できねぇー。
142名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 16:45:25 ID:X1288+AV
どの男ボカロよりも強そうだもんなルカ。
そんなルカが好きだ。
マスター以外でルカをガン攻めできそうな人材がミクオとメイトくらいしか思いつかないが。
143名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 16:46:10 ID:MWptm8Si
>>141
想像力が足りない
あとルカが攻めだろ、常考
144名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 19:13:39 ID:djeickTC
ルカの性格がいまいち定まらん
お姉さま系かおっとり系なのか
ひょっとして組み合わせによって使い分ければ・・・

145名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 19:18:24 ID:Cpz+xbkC
>>142
こっそりメイト→ルカ→メイコとか見たい
146名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 20:19:00 ID:dX/qqx6p
メイトってKAITOよりも無駄に男らしいイメージがあるな
147名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 20:43:35 ID:urdWA0pb
ボカロ(亜種含む)内で唯一仕事を選べる男らしいぞw>MEITO

元キャラのイメージというか大抵のSSやイラストではMEIKOが一番男らしいもんな…
148名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:06:28 ID:K1frbvUI
MEITO→MEIKO→KAITO→アイスが好き
149名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:16:05 ID:fn0fwJBX
>>143
でもMEIKOだって昔は攻め攻めだったのに今や総受けレベルだし、ルカもその内そうなるんじゃね?
150名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:20:13 ID:0UkfdP+P
レンきゅんと紳士のショッタショタなホワイトデーSSはまだかね?
151名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:20:28 ID:wNIFy+Gd
何となく思い付いて、そのまま勢いで書ききってしまったので投下。
非エロです。
152ボカロ家の(めんどくさい)恋事情:2009/03/13(金) 21:22:22 ID:wNIFy+Gd
「がくぽはなににする?」
「では、茄子田楽を。」
「りょーかい。
あ、スミマセーン………」
どこにでもあるような、ごく普通の居酒屋。二人(?)のヴォーカロイドが、酒を飲み交わしていた。
「しかし、カイト殿はこのような場でもアイスを頼むのか……」
「えー?そーゆうがくぽだって、さっきから茄子ばっかりじゃん。」
二人……がくぽとカイトは、程よくアルコールが回っているらしく、
軽口をたたき合いながら、互いのコップに酒を注ぐ。
「がくぽってさぁ………」
「?」
しばらくそうして、ゆっくりと飲み交わしていると、カイトがふと口調を変えて呟く。
「めーちゃんの事が好きなの?」
「っ!!!!????」
ぶはっ。
と、がくぽが盛大に酒を吹きだし、カイトの顔を直撃した。

〜メイコの場合〜
「うぃ〜、ヒック!!」
今日は止めに入る奴(カイト)もいないから、私は浴びるようにお酒を飲んでいた。
何本のワンカップを空けただろうか?
ひぃ〜ふぅ〜みぃ〜…
あー、数えるのめんどくさい。とりあえず両手じゃ足りない事だけ分かればいいか。
「うーん、やっぱり独り酒もいいわねぇ。」
がくぽやカイトに付き合わせるのもいいけど、これはこれで捨て難い。
ああ、お酒大好き。お酒と結婚したいぐらいだわ。


「ケホッ、カ、カイト殿?いいいいきなりなにを!?」
「アハハッ、リアクションからして図星?」
顔を酒で濡らしながらも、気にした様子も無く、カイトはにこやかに笑う。
「…………いつから、気づいておったのだ?」
ごまかしきれないと悟ったのか、がくぽは真剣な顔をして尋ねる。
「うーん、最初に気づいたのはミクなんだけどね〜。」
「ミク殿が?」
153ボカロ家の(めんどくさい)恋事情:2009/03/13(金) 21:23:50 ID:wNIFy+Gd
〜初音ミクの場合〜
「はぁ、幸せ♪」
電脳空間内で、私、初音ミクは幸福感からくる溜め息を吐いた。
お兄ちゃんから、
『収録帰りにがくぽさんと飲みに行く』
と電話があったため、お兄ちゃんが帰ってくるまでの間、ここで時間を潰しているのだ。
「この角度のお兄ちゃんも素敵(はぁと)。」
私の正面にはお兄ちゃんの画像、右にもお兄ちゃん、当然左にも、
後ろにも右斜め前にも左斜め後ろにも上にも下にも左(略)。
笑ってるお兄ちゃん、真剣な顔のお兄ちゃん、アイスを食べてるお兄ちゃん。
どのお兄ちゃんも素敵で、どこに目を向ければいいのか迷っちゃう。
「でも………」
やっぱりホンモノがいいなぁ………。
お兄ちゃん、早く帰ってこないかなぁ。


「メ、メイコ殿は知っているのか?」
「うーん、少なくともめーちゃんには話してないよ?」
カイトのその言葉に、がくぽ少しだけ安心したように息を吐く。
「そ、そうか………ん?メイコ殿『には』?」
「うん、リンとレンとルカは知ってるよ〜。」
「なっ!?」

〜鏡音リン・レンの場合〜
こんばんは、鏡音レンです。
突然ですが、僕は恋をしています。
メイコさん?リン?ミク姉さん?ルカ姉さん?
いいえ、このなかの誰でもありません。
実を言うと一目惚れなんです。
その人は、この前収録に行った時のスタジオで、チラッと見ただけなんですが、
そのあまりに可憐な容姿に、一瞬で心を奪われました。
透き通るような白い肌、黒地に白のフリルで統一されたワンピースと肩掛け、
神秘的ではかなげな蒼い瞳とサラサラの蒼いショートヘアー。
季節ハズレのマフラーが特徴のその人は、まさしく天使と呼ぶに相応しい美貌での持ち主でした。
「レーンっ、また例の『蒼い天使』の事思い出してるの?」
リンがなにか言ってます。
「全く、一目見ただけの人によくそこまで入れ込めるよね……」
うるさいな、自分だってがくぽさんにほぼ一目惚れだった癖に。
はぁ、しかしなんとかもう一度会えないだろうか?
あ、カイト兄もその日同じスタジオで収録してたんだっけ?
よし、今度カイト兄がなにか知っていないか聞いてみよう。


「うん、めーちゃんが仕事で遅くなった日の夕飯の時にミクがね。」
「つ、つまりメイコ殿以外の皆が知っているという訳か………」
カイトが語った事の経緯を聞いて、がっくりとうなだれるがくぽ。
そんながくぽに向かって、カイトは励ますように言う。
「大丈夫だと思うよ?ミクやレンはあんまり興味なさそうだったし、
リンの口からは絶対漏れないだろうし。」
「?」
「いや、なんでもないよ。」
そう言って酒を一口だけ飲むと、カイトは少しだけ目を細めて呟いた。
「ルカは………あんまりよく分かってないような顔してたしね………」
154ボカロ家の(めんどくさい)恋事情:2009/03/13(金) 21:24:58 ID:wNIFy+Gd
〜巡音ルカの場合〜
「……ふぅ。」
ボイストレーニングを終え、自室に戻り溜め息を一つつく。
溜め息の原因はボイストレーニングで調子が悪かった訳でも、疲れている訳でもない。
いや、疲れているのかもしれない、体ではなく心が………
私達ヴォーカロイドには、感情を司る機関、つまり『心』がある。
しかし、私は新型と言っても、実際はミクさんより先に企画として存在していた為、
『心』は彼女やリンさんレンさん達程、精密に設計されてはいない。
又、稼動からそれほど日が経っていない為、カイトさんやメイコさんのように、
『心』の成長もまだまだだ。
それゆえに、言葉を交わしても受け答えが事務的になってしまう。
当然、必要がない限り私から話しかける事も殆どない。
家族の人達は、そんな私にもよくしてくれてはいるが、距離感を測りかねているのも何となくわかる。

ただ一人、カイトさんを除いては。

「カイト……さん。」
彼の名を呟く。
彼は最初から私の事を、他の家族と同じように扱った。
ただそれが当然であるかのように、自然に、何の戸惑いも無く、私と接した。

それが………嬉しかった。
「カイト……さぁん。」
もう一度彼の名を呟く。今度は少し、甘い響が混ざった。
『心』を甘く締め付けるこの感情を、私は何故か理解していた。
この感情の名前は、きっと…………『恋』


「カイト殿、先ほどから不公平だと思わぬか?」
「?」
突然のがくぽの言葉に、カイトは首を傾げる。
「つまり、カイト殿はどうなのかと………」
「??」
全く理解出来ていないらしく、カイトは更に?をふやす。
自分の事となると途端に鈍くなるらしい。
「つまり、カイト殿は誰が好きなのだ?」
「ああ。」
がくぽがここまでストレートに質問して、ようやく理解したらしい。
「そんなの決まってるよ。」
人懐っこい笑顔を浮かべて。
「僕は」
カイトははっきりと言った。
「皆大好きだよ?」
155名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:25:46 ID:wNIFy+Gd
156名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:27:15 ID:zuIgOJUY
カプは明記してくれると助かる
157名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:32:26 ID:Cpz+xbkC
また愛され兄さんか
158名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:32:33 ID:wNIFy+Gd
特に誰×誰ってのは無かったんで。
一応
リン→がくぽ→メイコ→酒
ミク→カイト←ルカ
レン→カイコ
です。
159名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:37:33 ID:c5r27rvd
愛され兄さんも何か嫌だけど蚕入ってるなら注意書きぐらい入れようよ
160名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 23:19:04 ID:tw28W9zy
濃厚なシーンもないのに注意書きもないだろ
あんまりルールばっか突き付けてたら職人が逃げてくぞ
尻の力抜けよ
161名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 23:34:56 ID:534SUEls
性転換には注意書きいるだろ
テンプレにも書いてあるんだから
162名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 23:43:56 ID:QN9KT3wF
ボカロの性別って値札シール程度の意味しかないと思うけどな
163名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 23:45:25 ID:fn0fwJBX
性転換じゃなくて女装やん。
ニコニコなんかじゃ普通に出てくるネタだろ。
それでエロってんなら受け入れられるられないあるだろうけど、女じゃあるまいし男キャラの女装ネタくらい笑って許せよ。
164名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 00:20:49 ID:0bVck/ez
かのように揉めるので注意書きはあった方が無難

さてMEIKOの乳とルカの乳に挟まれる作業に戻るか
165名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 02:06:48 ID:XqDpkDFp
>>164
お主、「揉める」と「乳」をかけおったな
166名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 02:26:44 ID:vidubvjJ
メイコさんのショタ誘拐がきた!これでかつる!
メイコ×レン増えないかな。
167名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 06:20:50 ID:ATBVu3HG
成人男の女装なんて男からしたらすごい気持ち悪いよ
しかもレンの女装だったらまだしもKAITOではないわー
腐女子だったら萌えれるんだろうけどな
168名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 08:39:00 ID:sjVLjhwA
ちょっとはスルースキルを磨けと(ry
 
 
 
>>154
面白かった
169名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 10:10:42 ID:uXgbo1gD
>>166
無駄に神調教のあれかw「いやーん」に禿萌えた
170名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 10:29:26 ID:XqDpkDFp
ロリン誘拐とか誰か歌わせてくれないだろうか
171名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 21:35:27 ID:9zM/dGH3
咲音メイコのアイテムはりんごだ!!
172名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 21:58:38 ID:eaQZ4Y1L
>>170
ロリ誘拐じゃなくてかw
リンじゃなくてロリンだとさらにアウアウな悪寒が
173名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 17:53:11 ID:I/rG+JvQ
今ルカ×カイト(ルカイト?)書いてるんだけど、あんまり需要なさそうだね。
174名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 18:18:36 ID:w3xWJXth
そうだね。需要なさそうだね。

175名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 18:21:51 ID:/hcKpFzu
レンメイ母乳プレイをずっと待ち続けているけなげな俺
176名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 19:37:35 ID:mGgeUZL1
>>175
よし待ってるからがんばれ
177名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 19:55:50 ID:WV73nZub
>>142あたりから、S属性なMEIKO&MEITOと、M属性ちょい百合入ってるルカで3Pという電波を受信した
178173:2009/03/15(日) 20:05:40 ID:I/rG+JvQ
せっかく書いたんで、需要なさそうだけど投下。

↓スルーワード↓
ルカ×カイト
どっちかていうとカイト受け。
ルカの性格は……素直クール?真面目素直?
カイト微ヘタレ
179名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:06:54 ID:I/rG+JvQ
コンッ、コンッ。
夕食後、それぞれが自由にすごしている時間帯。私は少しだけ緊張しながら、兄さんの部屋のドアをノックした。
「開いてるよ〜。」
「失礼します、兄さん。」
中から兄さんの能天気な声が聞こえてきたので、ドアを開け部屋の中に入る。
「ルカ?珍しいね。ボイストレーニングはいいの?」
顔だけこちらを向いた兄さんは、少し不思議そうな顔をしていた。
というよりも、何故兄さんは、私がこの時間、ボイストレーニングをしている事を知っているのだろう?
「あ、椅子は無いから、ベッドのうえにでも座って。」
「はい。」
兄さんに促され、私はベッドに腰をおろす。
「ホントに珍しいね、ルカ僕の……誰かの部屋を訪ねてくるなんて。」
珍しい?そうだろうか…………
いや、珍しいどころでは無かった、誰かの部屋を訪ねてきたのは、
この家に来た日を除けば初めてだ。
「そうかもしれませんね。」
特に否定する意味も無かったので、素直に同意をする。
「それで、何の用かな?」
軽く微笑みながら、兄さんが聞いてきた。
私は少しだけ間をおいて、訪ねてきた理由を口にした。
「実は、兄さんに折り入って相談」
「ありがとう!!」
「ひゃうっ!?」
兄さんがいきなり私の手をとってお礼を言ってきたので、変な声をあげてしまった。
兄さんは戸惑う私を無視して、更に続ける。
「頼ってくれて嬉しいよ。
最近ミクもリンもがっくんばっかり頼りにしちゃってさ何と言うか
兄として更に肩身が狭くなったと言うかどんどん存在感が薄れてい
くと言うか空気化してきたと言うか『あれ?ぶっちゃけ僕いらないんじゃない?』とか悩んだ
り……あれ?ホントにいらないのかな?いらないんだろうなぁ……
うん、僕いらない子だよね……ごめんなさい、生まれてきてごめんなさい
…………このまま空気に溶けて死のう……」
一気にまくし立てたかと思ったら、何故か途中でどんどん弱気になっていって、
部屋の隅で『の』の字を書きはじめる兄さん。
(………この人に頼って大丈夫だろうか?)
流石に不安になったが、相談事を聞いてもらわない事にはどうしようもないので、
とりあえず兄さんに声をかける。
「あの……兄さん?」
「ああ、うん、ゴメン。相談したい事があるんだよね?」
割とすんなりと復活した兄さん。部屋の隅から椅子へと移動して、私の話しを聞く体勢をとる。
「あの、実は………」
180名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:08:09 ID:I/rG+JvQ
ルカの相談事は、ある程度予想通りの内容だった。
自身の寡黙さや、新型ではあるものの、ミク達よりも高い年齢設定。
そういった要素から、皆に気を使わせてしまっているという事。
それが申し訳無いのだという。
ルカが家にきてから今日に至るまで、僕も感じ続けていたことだった。
でも、こういう事は………
「時間をかけて慣れていくのが1番だと思うけどなぁ………」
「………そうですか。」
僕の言葉に、肩を落とすルカ。
きっと彼女も、その答えには辿りついていたのだろう。
時間で解決するのを待っていられなくなったから、僕に相談にきたのだろう。
けど、流石にこういった事は………
「………あっ!!」
あった、1番手っ取り早い方法が。
「?」
突然声をあげた僕を、不思議そうな顔で見つめるルカ。
そんな彼女と目を合わせるでもなく、ルカが来てからつけっぱなしに
なっていた、パソコンのディスプレイを見つめながら言った。
「あったよ、すごくボーカロイドらしい方法が……」


「お疲れ様〜、はいコレ。」
「……ありがとうございます。」
カイト兄さんが、私にアイスをくれる。ちなみにカイト兄さんの両手には、
合計四つのアイス………
「う〜ん、やっぱりトレーニングの後のアイスは格別だね〜。」
ほわほわの笑顔で、カイト兄さんが言う。
あの日から、私のボイストレーニングに、カイト兄さんが付き合ってくれるようになった。
一緒に練習するようになって、彼のボーカロイドとしての実力の高さに驚かされた。
優しくに響く声、低音からカウンターテナーまでこなす器用さ、
そして、弱すぎず、主張し過ぎない、メインもコーラスもこなせる絶妙な調整。
普段は情けない兄だが、ボーカロイド一家の長兄の名に恥じない実力だった。
いろいろと勉強になる。
「じゃあ、今日はここまでにしようか。」
「……はい。」
私は、この時間が楽しみになっていた。
いつまでも聞いていたい、そう思わせるだけの魅力が、彼の歌にはあった。
「えっ、ちょ………メイコ姉さん………スミマセンスミマセン、アイスは控えるようにします。」
……………やっぱり情けないとは思うけど。


「〜♪」
スタジオの中、ルカの歌声が響く。
彼女のボイストレーニングに付き合うようになって、改めて彼女の歌声の綺麗さを知った。
ミクよりも低めの、柔らかな声色。普段の寡黙さからは想像出来ない程、
優しい、心温まる音色。
この時間が終わるのが惜しい、そう思わせてくれるような歌声だった。
(もうそろそろかな?)
だけど、目的を見失っちゃいけない。だから僕は、彼女に声をかける。
「ルカ、明日にしようか?」
「え?」
突然の僕の言葉に、ルカが首を傾げる。
「もう大丈夫かなって。」
「そう、ですか………」
続けた僕の言葉に、ルカは意味を理解したらしい。
その顔が少しだけ曇った気がした。
だから僕は、いつもみたいに彼女に手渡す、今日のはとっておきだ。
181名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:09:23 ID:I/rG+JvQ
「はい、ルカ。」
「………ありがとうございます。」
…………ハーゲン○ッツ。
手渡されたのは、カイト兄さんが特に好きなアイスだった。
いつもみたいに、向かいあってアイスを食べる。
けれど今日は、いつもより沈黙が長かった。
いつもは積極的に話しかけてくれるカイト兄さんが、なにやら考え込んでいるからだ。
私はいつもより沈んだ気分のまま、いつも通り自らは話しかける事はない。
「大丈夫だと思うよ?」
長い沈黙を破り、兄さんが言う。
「ルカなら大丈夫だよ。」
この人は…………
とても優しくて………残酷な程鈍い人………

チュッ

不意打ち気味に、カイト兄さんの唇を奪う。
「………………バニラ味」


「………………バニラ味」
突然ルカにキスされて、僕はとても混乱していた。
唇に残る、抹茶味。
ルカは熱に浮かされたような顔で、僕を見つめていた。
「カイト……兄さん」
「ル………カ?」
次第に頭が冷静さを取り戻してくる。状況を、把握し始める。
「カイト……兄さんが………カイト…さんが、好きです。」
そう言って、もう一度唇を重ねてくる。
とても真っ直ぐな、とても誠実な告白だった。
嬉しくはあった、僕の心も、きっと………
でも、
「ルカ。」
「はい。」
僕は口は、彼女にとって残酷であろう言葉を紡ぐ。
「そういうのは………明日、一段落してからでいいかな?」
「………はい。」
いつもは無表情なルカが、はっきりと泣きそうな顔をした。
「部屋に……戻ります。」


唇に指を添えて、カイトさんの唇の感触を思い出す。カイトさんの表情を思い出す。
はぐらかされた気がした。
いつもは静かな心の中が、荒々しく波立つ。
彼の心が分からない…………
182名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:10:57 ID:I/rG+JvQ
「みんな、ちょっといい。」
夕食の席で、タイミングを見計らってきりだす。
「ミク姉ー、醤油とってー。」
「え?あ、うん。」
「ミク、それ醤油じゃなくてネギ。」
「………」
無視された。レンだけが、僕に憐れみの視線を送っていた。
………………うん、死のう、アイスの食べ過ぎで凍死しよう。
そう思い、ふらふらと冷凍庫に向かう僕のコートの裾を、ルカが掴む。
「食事の後、スタジオにきてもらえないでしょうか?」
僕の代わりに、ルカがきりだす。
「いいよ〜。」
「あ、はい。」
「いいわよ。」
「おK。」
あー、ルカの言えばちゃんと聞いてくれるんだ。
…………僕ってなんなんだろ。

夕食後、みんながスタジオに集まってきた。
それぞれが腰を落ち着けたことを確認してから、ルカは深呼吸を一つしたあと、僕の方を見て頷いた。
それじゃあ、ミュージックスタート!!

「〜〜♪」

簡単な事だった、皆と仲良くしたいなら、直接伝えるのが1番。
そしてルカは、その方法を持っている。
だって僕達は、ボーカロイドなんだから。


「〜♪〜♪」
私の歌で伝わるのだろうか?なんて不安は無くなっていた。
歌が、私の気持ちを高める。カイトさんのコーラスが、私を支えてくれる。
ただ、歌う。自然に、伸び伸びと。

そして、歌が終わる。

30分後、私とカイトさんは、スタジオの片付けをしていた。
私の歌は、皆にちゃんと伝わっていた。メイコさんは、
「改めてよろしく。」
と言ってくれた。彼女は私のなやみに気づいていたのかもしれない。
ミクさん達も、自然に笑いかけてくれた。
後は………
カチャッ
カイトさんに気づかれないように、スタジオの鍵を閉める。
片付けが終わって、いつもみたいに向かいあってアイスを食べる。
今日は…………バニラ味。
カイトさんの唇を見つめる。
我慢が出来なくなって、呟いた。
「あなたの心が分からない。」
「え?」
呟きと同時、また私は彼の唇を奪う。
今日も彼の唇は、バニラ味。
昨日より長めのキスを交わし、彼の体をそっと押し倒す。
「たった一日、でも我慢出来ませんでした…………答えを、下さい。」
近い、彼の顔を見つめて問い掛ける。
大きく見開かれた蒼い瞳が、すっと細められる。
「ありがとう。」
優しい微笑みと共に、彼は呟いて、私の唇をふさいだ。
183名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:11:37 ID:I/rG+JvQ
「……大きい。」
服の上から、私の胸を揉みながら、カイトさんが呟く。
「んぁ……カイトさんの、んっ、お好みに合いますか?」
「う、うん。」
「嬉しい。」
カイトさんの唇を塞ぐ。ゆっくり舌を絡め合い、互いの唾液を啜る。
唇を離した時、互いの唾液が糸を引いて、私の官能をより高ぶらせる。
今度はカイトさんからのキス。
もう一度舌を絡ませ合い、深く繋がる。
カイトさんの左手が、私の服に潜り込む。
直接胸を揉まれ、カイトさんの手の温かさが伝わってくる。
「んんっ、んっ、んぁ………」
優しく包みこむように、胸を揉まれ、乳首を転がされ、私の体はどんどん火照っていく。
そして、カイトさんの右手が、私の秘所に伸びる。
ちゅくっ
下着の上から触られたにも関わらず、私のそこは、いやらしい水音をたてた。
「ルカ、濡れてる?」
顔が紅潮するのがわかる。
「カイトさんに………触られてるから……」
とぎれとぎれに、そう答える。
「………ありがとう」
ちゅっ
今度は唇じゃなく、おでこへのキス。
こういうのは……ずるい。
そのままカイトさんは、右手を動かす。
ちゅく、ちゅく、くちゅっ。
「ん、んぁぁっ、んん、あっ、あぁ………」
私の秘所から発生られる水音をBGMに、私は淫らな歌を奏でる。
指揮者は…………私の愛しい人。


「あっ、やぁぁ、あんっ。」
下着の中に手を入れて、ルカの秘所を直接いじる。
筋をなぞり、少しだけ指を入れ、敏感な部分を摘む。
そのたびに水音は増し、ルカの声に甘いものが混じる。
「可愛い………」
今度は首筋にキスをして、強く吸う。
ルカの首筋に、唇の跡が残る。
「カイトさんばっかり……ずるい。」
拗ねたようにいうと、ルカはマフラーをどかし、僕の首筋にも同じ跡を残す。
そしてそのまま僕を押し倒す。
「ルカ?」
「今度は…………私が。」
そう言うと、僕のズボンのファスナーを開け、すでに硬くなっていた僕のモノを取り出す。
「気持ち良くしてあげます。」
挑発的に微笑むと、自身のその長い髪を、僕のモノに巻き付けた。
そして、恐る恐る上下に扱き始めた。
「ル、ルカ……くっ。」
「き、気持ちいいですか?」
僕のほうを見ながら、上目使いで聞いてくる。
「気持ちいい…けど、少し擦れて痛い。」
「あっ……」
僕の言葉に反応して、手を止める。
少しの間なにかを考えていたかと思うと、突然上着を少しだけ上にずらした。
184名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:14:32 ID:I/rG+JvQ
そして、僕のモノに唾液を垂らしてから、その豊満な胸で挟み込んだ。
「うわっ、ルカ。」
「こう……すれば。」
そのまま上下に扱きはじめる。
髪の毛が擦れる感触に、胸の柔らかさ、唾液が潤滑油の役割を果たし、凄まじい快楽を与えてくる。
「カイトさん……気持ちいいですか?」
「う、うん、気持ちいいよ。」
スピードを変則的に変え、僕のモノを扱く。
ゆっくりの時はその感触を感じられ、激しい時にはその摩擦で僕を刺激する。
僕の股間の上でたぷんっ、たぷんっと弾む胸と、朱く染まったルカの頬。
圧倒的な快楽とその光景が僕の脳を刺激して、モノは更に硬度を増す。
「カイトさん、カイトさぁんっ」
「ル、ルカっ、も、もうっ。」
「あっ、駄目っ。」
慌てたように、急に刺激するのをやめる。
「え?ルカ?」
射精寸前でおあずけをされて、いぶかしげにルカを見つめる。
「最初は、膣が………」
潤んだ瞳で見つめられて、誰がそのお願いを断れるだろうか?
「うん。」
精一杯微笑んで、ルカの可憐な唇にキスをした。


私が上になる形で、カイトさんに跨がる。
「カイトさん………あの……初めてなので。」
「うん………僕もだよ。」
どちらからともなく、唇を重ねる。
チュッ
その音を合図に、私はゆっくりと腰をおろす。
メリッ
先端が埋没すると共に、鈍い痛みがはしる。
「んっ!!」
「ルカ……大丈夫?」
さっきまで私を抱きしめていた右手が、私の頬を撫でる。
「だ、い……丈夫です。」
強がりながら、痛みを堪えてさらに腰を落とす。
ミリッミリミリッ。
腰を落としていくと、特別抵抗が強い所にカイトさんの先端が触れた。
(これが、私の……)
カイトさん自身を感じながら、私は少し躊躇した。
更なる痛みにたいする恐怖心が、私を躊躇わせたのだ。
すっと、私の目の下をカイトさんの指がなぞる。
(え?)
そうされて初めて、私は自分が涙を流していたことに気づく。
私を見つめるカイトさんは、泣きだしそうな顔をしていた。
(なんて。)
なんて優しい人だろう。
私の涙を見て、心が痛いのだろう。
私の心の中から、愛おしさが溢れ出す。
決心はついた。
この人から与えられる痛みなら、甘んじて受け入れよう。
私はそのまま、一気に腰を落とす。
185名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:15:53 ID:I/rG+JvQ
ブチブチブチッ。
今までとは比較にならない、鋭い痛みが走る。けれど、その痛みさえ愛おしい。
そして、私の最奥に先端がぶつかる。
「んっ、あ、はぁ、はぁ………」
「無理、しなくても……」
腰が痺れ、倒れ込んでしまった私を抱きしめ、耳元で囁く。
「い、い…んで…す………でも。」
「ん?」
「しばらく………動け、そうに…ないですけど………いい…ですか?」
「うん。」
カイトさんは、優しい声で返事をすると、私の身体を、強く、抱きしめた。


「もう、大丈夫です。」
今まで肩で息をしていたルカが呟く。
「無理だけは……」
辛そうな顔なんて、見たくは無いんだ。
ぐちゅっぐちゅ。
僕の言葉には答えずに、無言で腰を降り出すルカ。
それによって与えられた快楽は凄まじく、脳が蕩けそうになる。
元々射精寸前だった事もあり、今にも爆発しそうだったが必死に堪えた。


カイトさんの上で腰を振る。痛みはまだ引いてはいなかった。
けれど、カイトさんを気持ち良くしてあげたかった。
上半身を少しだけ浮かして、至近距離から顔を覗き込む。
(綺麗で………可愛い顔。)
快楽に堪え、射精しまいとする顔は、私の嗜虐心と、早く楽にさせて
あげたいと思う心の両方を刺激する。
「ル、ルカ、そんなに早く動いたら……」
「いい……です……いつでも………」
(あなたが気持ち良くなってくれるなら。)
腰のうごきを更に加速させる。
「くっ、ルカッ、もうっ!!」
その瞬間、私の膣で熱い、熱いものが弾けた……
186名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:17:05 ID:I/rG+JvQ
「ゴメン」
事後、片付けが終わってから、改めてルカに謝った。
「いいですよ。」
「でも、僕だけ」
チュッ
僕の言葉は、唇で遮られた。
「なら……」
僕の背中に手を回し、ルカは耳元で囁く。
「次は………一緒に」
そう言って、ルカは優しく『微笑んだ』。


数日後
「ラー♪ララー♪」
いつもの時間、いつものようにボイストレーニングをしている。
少しだけ変わった事。表情が柔らかくなってきたと言われた事。

そして……

いつものように、向かい合ってアイスを食べる。
今日はストロベリー味。


いつものように、甘い蜜月の時間をむかえる。
187名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:18:40 ID:I/rG+JvQ
終わりです。
ルカとカイトのデュエット曲聞いて勢いで書いちゃったけど、
正直後悔してる………orz
188名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:19:02 ID:0TdKG70c
きめえ
189名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 22:38:35 ID:Bx0fzmf1
NGワード設定もしてほしかったな
190名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 22:48:19 ID:K4XFVFw7
え?なに?これそんな否定されるようなもんか?
普通にGJじゃんか。>>187GJ。
191名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 22:58:58 ID:6gG7AYJ/
何か湧いてるみたいだな
変な事言ってる奴見かけても>>1に書いてあるように
アイス食べつつ冷やかに華麗にスルーしようぜ

>>187
GJ。ルカはもっと増えるべき、うん。よかった。
192名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 23:40:26 ID:YjZT/Ppl
>>189
つ NGID
193名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 00:44:25 ID:ZdCQn5Mz
この間のコンチータとかから自分の気にくわない話だとかみつく奴いるな
194名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 01:03:47 ID:EFaa5GEP
作者から構ってちゃん臭がするからだろ
195名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 01:14:39 ID:fiGGbJPv
>>191
久しぶりに>>1を見たが、がくぽとルカの持ち物もテンプレネタに入れてやりたいな。うまい言い回しが思い付かんけど
196名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 02:12:17 ID:8mOjK4KI
■荒らしを相手にするあなたの行動、ナッスナス
■たっこりしていってね!!

……うん、センスないな
197名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 02:39:40 ID:IrO+sCHn
たっこりwwwwww
198名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 03:28:58 ID:mJXIBcT2
>>195
■気に入らないカップリングでも文句は自重、タコのごとき柔軟さでスルーせよ。
■荒らしはスルー、あんまり突っ込まないこと。突っ込むのは割り箸→茄子だけで十分です。

とか?
199名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 06:49:30 ID:0bdLjDE3
いいな、それ

それか
■粘着荒らしはつついてはダメ、引っ付くのはたこの吸盤だけで十分です
みたいなのをゴロ良くとか
200名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 07:04:18 ID:oYfYbGRZ
>>187
乙です
この二人はこの二人でいいわぁ
女王様もいいけどお淑やかなルカもかわいい

ところでカイト×ルカの代表曲って何さ?
201名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 08:47:44 ID:anhrPswY
■荒らしも荒らしに反応するやつも腹切れ貴様ら!
 
 
 
どうかな
202名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 10:01:43 ID:KIoawKUj
>>201
ナスではないがシンプルでいいな
203名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 16:49:03 ID:PRW4OIMl
>>201
これは気に入った
204名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 17:11:44 ID:lMOMBjwz
>>201
勢いあってイイ
205名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 06:05:25 ID:uKKl39r3
>>200
カイミクでいうカンタレラみたいなものはまだないんじゃないかな
デュエット曲自体少ないし
206名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 09:29:21 ID:4rJmwwYA
カンタレラはもともとボカロ用の曲じゃないけど
207名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 10:25:17 ID:gINWyt6w
その返しはおかしくないか?
208名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 12:35:27 ID:2QM8/Y3B
>>206
そうなのか

あのPの作る曲はどれも好きだね
最近ルカの曲もあげてたし今度はルカで誰かとコラボして欲しい
209名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 19:03:16 ID:zUme/S/K
あの人はカイミクの人だからルカイトは出してくれないんじゃない?
そんなにルカイト曲欲しいなら自分で作ればぁ
210名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 20:27:49 ID:S68dhVwt
なんかちっとも上で出た話を理解できてない奴がいるな
うざいぞ特定の話を禁止されたいの?
211名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 21:03:30 ID:QzhxQ3gY
>>209
文章をよく読むべき
212名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 23:41:52 ID:6ZtwP/kz
ミクはお兄ちゃん子でも納得出来るのに、リンがお兄ちゃん子だと
違和感を感じるのは俺だけだろうか?
213名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 00:09:00 ID:oidK7BNR
そんな違和感かなぐり捨てちゃいなyo
214名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 00:49:27 ID:8xf+PWjk
KAITOが勘違いして『たこルカバー』を食べたがる話はありませんか?
215名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 01:03:36 ID:CA2EGAYS
「あれ?ルカ、髪ショートにしたんだ?」
「あっ、これは……」
「うーむ、ショートなルカもなかなか決まっててカワイイな、これ自分でやったのかい?」




ガラッ
「カイト兄ちゃんー、ミク特製たこ焼き作ってみたけど食べるー?」
216名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 02:00:57 ID:K5EYOUtq
>>215
素直にふいたwwwwww
217名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 02:06:46 ID:BDvKD24K
>>215
ちょww
ミクがやったのかwww
218名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 03:25:43 ID:8xf+PWjk
>>215
ワロタwww
やっぱりその髪は蛸足みたいに一房ずつ再生するのですか。

『たこルカバー』って『たこルカ カバー』のことなんですが、
『ルカバー』だとそんな気がしないのに、
『たこルカバー』だとアイスバーの名前っぽく聞こえてしまうのは私だけですかそうですか。
219名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 04:10:20 ID:xL1VAzrP
商品名「たこルカバー」
ルカの母乳80%使用。
残りの20%は蛸のヌメリ。

……たこ抜きで食べたい。
220名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 12:24:54 ID:2JDnOjRr
>>219
作る度に母乳プレイする必要がありそうだな
221名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 14:57:43 ID:hrsF4OKO
いや、ちょっと待て。
母乳が出るって事は、ルカは妊娠出来るって事か、最初から母乳が出るよう設計されてるって事になるぞ。
前者の場合、相手は誰だ?
そして後者の場合、開発者の中に母乳プレイが趣味の人間が…………
222名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 15:58:08 ID:CA2EGAYS
「またたこ焼き作ってみたよー、今度はネギ少なめでやってみたのー」

「……さっきニット帽被ったルカが、
『坊主はショートの内に入るのか?』と涙目で聞いてきたんだが……」
223名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 19:11:43 ID:BeRG0V+M
ミク、おまいの髪ルカにバッサリ切られても文句言うなよ…
224名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 19:41:40 ID:a4S4nSxA
次の日なぜか緑色のカツラをかぶったルカが
225名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 00:45:48 ID:1tqc5RLo
>>221
例のマスメイ母乳プレイのマスターん所からプログラムが流出したかもしれん
226名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:30:17 ID:j3BKUAn/
流れを切るようで悪いけど、カイトの在庫時代に、強引にルカを絡めて
妄想SSを書いたから投下。
■カイルカ
■カイトがおいしい役
■エロ無し
■妄想乙
が駄目な人はスルーしてください。
227名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:31:26 ID:j3BKUAn/
「巡音ルカです、よろしくお願いします。」
そう簡潔に言って、頭を下げる。
ここは、クリプトン社の所有する、ボーカロイドのオリジナル個体達が暮らす家。
私は今日からここで暮らす事になる。
「こっちこそよろしくねー。」
「よろしくお願いします。」
「よ、よろしく。」
「よろしく〜。」
一人づつ、握手をしていく。
最後の一人、のほほんとした笑顔を浮かべる蒼い髪の男の人の時だけは、
私の方から正面に立って両手でその手を優しく包み込む。
そして、たった一言、ずっと言いたかった言葉を口にする。
「ただいま。」



「初音ミクの増産体制に入るために、巡音ルカの開発を一時凍結………か。」
「ミクがヒットしてくれるのは嬉しいんですけど、これはちょっとひどいですよねぇ。」
私がカイトと初めて出会った日、その日は私の開発の一時凍結が決定した日だった。
VOCALOID2エンジン搭載のボーカロイド、No.02『巡音ルカ』
その企画はNo.01『初音ミク』同時期に立案され、開発が始まった。
しかし、バイリンガルという設定ゆえ、調整が難しく、当初の計画よりも
大幅な遅れが発生してしまっていた。
そこに初音ミクの大ヒットである。いつ完成するか分からない巡音ルカの
開発を中断し、ミク優先の生産体制を会社が選んだとしても、それは仕方の無い事だった。
「ルカ、すまないな………こんな中途半端な状態で………」
未完成の擬似人格を搭載し、声帯ユニットが取り付けられていない為、
歌うどころか声さえ発する事の出来ない状態で、巡音ルカの開発は凍結された。…………はずだった。
228名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:32:33 ID:j3BKUAn/


「ルカ、ここだよ。」
開発主任に連れてこられた部屋には、一台のヴォーカロイドが眠っていた。
電源がOffになっているらしく、その体は微動だにしない。
蒼い瞳に蒼い髪、蒼いマフラーが特徴的な、女性のように綺麗な顔の男性型ボーカロイド。
本来なら、開発が再開するまでの間、私は彼と共にここでねむりにつくのだろうが、
何故か主任は、近くのパソコンを立ち上げ、蒼いボーカロイドの起動プラウザを立ち上げた。
「こいつはお前より一つ前の世代のVOCALOID、Type『KAITO』のオリジナル個体でな。」
蒼いボーカロイド…KAITOが起動するまでの間、主任がぽつぽつと語る。
「本来各Typeのオリジナル個体は、会社が用意した『家』に住むことに
なっているんだが………こいつはちょっと事情があってな。」
ウィーン……カタタタッ
「まあ、要するに全然売れなかったからな………発売一ヶ月で生産停止の声があがってな………」
ヴンッ。
「すぐにオリジナルの廃棄処分の話も上がって………上に掛け合って保留にしててもらってたんだが………」
「主任、オハヨウゴザイマス。」
主任の言葉を、機械的な声が遮る。
「ああ、カイト、おはよう。
起動してすぐに、こういう事はあまり言いたく無いんだが…………」

「お前の廃棄処分が正式に決定した。」

「ソウデスカ」
何の感情も込めずに、カイトは相槌をうつ。
「日時はまだ未定だが、店頭のKAITO達はもう回収が始まっていて、
現在は社の通販でしか販売は行っていない。だから………そう先の話ではないと思う。」
「了解シマシタ」
申し訳なさそうに語る主任に、やはりカイトは無機質な返答をする。
「だがな……俺達はまだ納得していない……だからせめて最後に、お前に一つの仕事をしてもらう事にした。」
「ソレハ誰ノ命令デスカ?」
「開発部の独断だ。」
「ソノ命令ハ聞クコトハ出来マセン、上層部の承認ヲ得テカラ再度命令シテクダサイ」
「開発者権限で命令だ、上には後から話を通す。」
「了解、確認シマス。
開発者権限ヲ使用。ソレニヨリType『KAITO』ニ関スル事柄全テニ対シ開発者トシテノ
発言権ヲ失イマス、ヨロシイデスカ?」
「構わん。」
「了解シマシタ、デハ、命令ヲ」
主任は私の方を一瞬みてから、カイトに告げる。
「今日から廃棄処分当日まで、VOCALOID2、No.XX『巡音ルカ』と一緒に暮らしてもらう。」


カイトと私の生活は、端から見れば滑稽だっただろう。
旧型であり、学習型といえど、最低限の思考ルーチンしかプログラミングされていないカイト。
開発が凍結されてしまった為に、未完成の状態で、喋ることすら出来ない私。
両方とも、ただじっと虚空を見つめるだけで、開発部の人に声を掛けられたときにしかその場を動かない。
用事が済めば、同じ場所に戻って、また虚空を見つめる。それの繰り返し。
ただ、私とカイトには、決定的に違う事が一つだけあった。
カイトは歌えて、私は歌えない。
229名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:33:47 ID:j3BKUAn/


四日目にその変化は訪れた。
カイトが、誰に言われた訳でもないのに、自ら歌を歌ったのだ。
たった一曲、短い歌。
鼻唄程度の音量だったが、確かにそれは歌だった。
……カイトの蒼い瞳に、生気が宿り始める。


その後のカイトの変化は、日を追うにつれ著しくなっていった。
まず歌を歌う頻度が増え、自分から私や開発部の人間に話かけるようになり、
表情もどんどん人間らしくなっていった。
一方の私は、殆ど変わらなかった、相変わらず虚空を見つめ続け、
話し掛けられれば機械的に頷くだけ。
カイトの歌にそっと聞き耳を立てている自分に気づけない程、この頃の私は無機質だった。
歌えるカイトと歌えない私。その差はやはり大きかった。


「なあ、俺のやった事は正しかったのかなぁ。」
「いきなりなんすか、主任?」
「KAITOは確かにどんどん人間ぽくなっていってるけど……でも、あいつは」
「『人間ぽくなっていく程、つらいんじゃ』ですか?」
「ああ…………それに、ルカの方はあまり変化がない。」
「そうですかね?」
「違うのか?」
「だって…………楽しそうですよ?二人とも。」


十日程が過ぎた頃には、カイトはかなり人間に近くなっていた。
No.01と比べても、遜色無いほどかもしれない。
カイトはよく部屋を抜け出して、勝手に社内のパソコンをいじったり、
どこからか楽器や楽譜データを持ち出してきて、私を観客に、演奏会を開いたりした。
いつも浮かべているのは、締まりの無い優しい笑顔。
なにかをするときは、いつも私の手を引いて。私もそれに、素直に従った。
そんな日々も、間もなく終わりを告げる。


「アハハッ、こ、コレすごい面白いよ、ルカ。」
パソコンのディスプレイに写った動画を見ながら、カイトは笑っていた。
社内のパソコンを勝手に使われるのも困るという事で、この部屋にも一台設置された。
最も、もう誰も使わなくなった、古い型だったが。
「ちょっといいか、カイト。」
「あ、はい、何ですか、主任?」
主任が突然話しかけてきたので、カイトが返事をする。私も主任に視線を移す。
「そのな…………スマン。」
「?」
カイトが首を傾げる。

「お前の廃棄処分の日が、一週間後に決定した。
もう社の通販も打ち切ったらしい、この決定は多分もう覆らん。」
230名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:37:14 ID:j3BKUAn/

「俺も、どうにかもっと先延ばしにしてやりたかったんだが、
発言権を失った俺じゃ、どうにも出来なかった。」
「あ、一週間後ですね、了解しました。」
カイトがあっけらかんとした口調で答えた。
どうして?
「いや、お前……そんなあっさり。」
なんで?
「?
だって最初から決まってたことじゃないですか?」
カイトは笑っていられるの?
「だってお前……死ぬんだぞ?」
「ヴォーカロイドに死の概念は無いですよ?」
「…………怖く無いのか?」
「えーと、スミマセン特には。」
「…………」
「それよりも、詳しい話を聞かせて貰えませんか?」
「あ、ああ、とりあえず場所を移そう。」
「はい、わかりま」
気がつくと…………
「ルカ?」
私は…………
「どうしたの?」
カイトの上着の袖を掴んでいた。
カイトの蒼い瞳を見つめていた。
「…………泣いてるの?」
当然、機械である私は涙など流すことはない。
「そっかぁ、ルカは泣けるんだ。」
けれど、カイトには私が泣いているように見えたらしい。
「ルカの方が僕より人間に近いのかもね。」
そう言って、私の頭を撫でる。
「ねえ、どうしたら泣き止んでくれるの?」


「なあカイト、なんでいきなり外に出るんだ。」
「だってルカが泣き止んでくれないんですもん。」
「ていうか泣いてるのか、ルカ?」
「そういうところに気づけないから、主任は未だ独身なんですよ。」
「うるさい。ていうか関係あるのか、ルカが泣いてる事と?」
「うーん、青空のしたで思いっきり歌を聞かせてあげようかなと。」
「?」
「まあいいじゃないですか。
あ、マイクはいいよ、ルカ。」

♪〜♪〜♪♪〜
♪♪〜♪♪♪♪♪♪〜
〜〜♪



「あぁ……」
呟きが、
「ルカに会えなくなるのだけは………辛いなぁ。」
聞こえた気がした。
231名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:40:28 ID:j3BKUAn/


「さてと、ミクの新曲はうPされてるかなっと。
ん?なんだコレ?音声のみ?
コメントは、

『町を歩いてたらどこかから聞こえてきた歌。
すっげー上手かったから、思わず録音しちまった、歌ってた人ゴメン。』」


廃棄処分の日が決まっても、カイトはいつも通りだった。
いつも通り私を振り回して、いつも通り笑っていた。
そんな風に過ごし、更に四日が過ぎた。

「カイト、ちょっといいか?」
「どうしたんですか?」
ハーモニカの音色が止まるタイミングを見計らって、主任がカイトに話しかける。
「廃棄処分の件でちょっとな………」
「?あと三日ありますよね?」
「いや、とりあえず来てくれ。」
そう言って、主任はカイトを連れていく。一人残された私は、主任の言葉の意味を考える。
廃棄処分について?三日も前に?
もしかして……日程が早まったのだろうか?
そうだとしたら?なんで?ちょっと待って!!それは反則だ。
どうして!?まだ心の準備が出来てない!!
なんで!!なんで!!なんで!!なんで!!なんで!!なん……で………


「あ、ルカ起きた?」
私が目を覚ますと、そこにはカイトがいた。
「感情が急激に流れ込んだせいで、回路がショートしたらしいよ。」
カイトがここにいるってことは………
「それでさ……」
私の……はやとちり………
「僕の廃棄処分、取りやめだってさ。」
よかっ………た………
「ははっ、なんでだろ。
別に怖くは無かったはずなのに、取りやめになったらすごく嬉しいや。」
私も……嬉しい……
「クスッ、おやすみ」
チュッ
232名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:41:12 ID:j3BKUAn/


「カイトの廃棄処分、なんで急に取りやめになったんだ?」
「なんか急にKAITOにたいする問い合わせが殺到しだしたんだってさ。」
「なんで?」
「さあ?」
「でもこれで、ようやくカイトも『家』に行けるのかぁ」
「俺としては、ずっとルカの側にいてやって欲しかったんだけどな。」
「なんかお似合いだからな、あの二人。」
バタンッ
「なに言ってる、二人がすぐ再会出来るかは、俺らの頑張り次第だ。」
「「主任?」」
「ルカの開発計画が、ナンバリングをNo.03に改めて、再開される事になった。」
「ホントですか!?でも、なんでまたいきなり?」
「カイトの『置き土産』のおかげだよ。」
「なんすかこれ………三日前のルカとカイトのデータ?」
「ああ、このデータを持って、上に掛け合ってみた。」
「うわ、ルカのメンタル面、すごい成長してる。」
「カイトの方のデータはなんなんですか?」
「カイトな、練習してたんだよ…………まだまだ全然下手だったけどな。」
「なにをですか?」
「……英語の歌詞を、な。」


「お姉ちゃん、なに聞いてるの?」
「ん?ちょっとKAITOの歌をね。」
「……優しい歌声。」
「うーん、やっぱりいい声してるわ、あいつ。」
「この歌の人が、明日から家に住む人?」
「そうよ。」
「どんな人?」
「そうね、あいつは私と同じ旧型だし、メンタルの成長も全然だと思うから、
あんたとは違って、全然人間ぽくは無いわね。」
「なんか………不安。」
「まあでも、成長型ではあるから、そのうち人間ぽくなるわよ。
私がそうだったしね。」
「うん、仲良く出来るように、頑張ってみる。」
233名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:41:52 ID:j3BKUAn/
歌ってた人ゴメン』

<お、スゲーいい声!!>
<ウマッ!!>
<これ、プロじゃね?>
<うーん、誰だろ?>
<KAITO、じゃないかなぁ?>
<KAITO?>
<ググってみる>
<そんなミュージシャンいたか?>
<確か、初音ミクの前の型のVOCALOIDだった気が…>
<VOCALOID!?これ機械の声なのか!?>

「ルカの為に歌った歌に救われた、か〜。
あんみり信じて無いんだけどね、奇跡とかは。」

<ありがとう、みんな。ありがとう……僕の妹。>


「システム、オールグリーン
No.03『巡音ルカ』起動シマス。」
システムが完全に起動するまでの間に、必ず再生される声がある。
あの後、私が目を覚ました時には、カイトは既にいなかった。
何故か頬に残っていた柔らかな感触が、別れの挨拶代わりに思えた。
つらくは無かった。
いつかは私も『家』にいくのだから。
そして、カイトが残していったものが、あまりにもカイトらしかったから。
私達の部屋に残されていた手紙、それにはこう書かれていた。
『冷凍庫、開けてみて。』
冷凍庫の中、入っていたのは『ルカへ』と書かれたビニール袋。
中には大量のアイスと…………何故かマグロの切り身が入っていた。
そして、濡れないようにしっかり封をされた、もう一枚の手紙。
『パソコン、起動してみて。』
パソコンを起動させると、私宛てのメッセージが再生された。
『次に会うときまでに、お兄ちゃん、て呼ぶ練習をしておく事。』
それを聞いた時、私は笑っていたらしい。

「おはよう、ルカ。」
「おはようございます、主任。」
挨拶を返す。
「三日後には、お前も『家』に行くことになるが…………」
主任は、悪戯っ子みたいな笑顔を浮かべる。
「嬉しいか?あいつにまた会えるのが。」
その問いに、私は頬が緩みそうになるのを堪えて、こう返す。
「さあ、どうかしら?」


「ただいま。」
目の前には、カイトの顔。
メモリに刻まれたものと、寸分違わぬ、締まりの無い優しい笑顔。
そして、カイトは私の望む言葉を紡ぐ。



「おかえり。」
234名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 02:42:25 ID:j3BKUAn/
終わりです
235名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 03:10:07 ID:7CVrOxXA
GJです。そうですよね、倉庫仲間って手もありますよね。
うん、カイルカは好きです。GJ
236名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 04:05:01 ID:7UbM0TeW
>>224
次の次の日には紫色のカツラをかぶったミクが目撃されるわけか
237名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 07:33:05 ID:0/yQhAlU
>>236
で、その次の日には青いヅラのがくぽが目撃されるわけですね。
238名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 08:42:33 ID:HwsxfZ2r
イイハナシダナーと思ってたら>>236-237で吹いてしまった。
台無しだよチクショウwwwww
239母乳妄想がGO!:2009/03/19(木) 11:38:10 ID:7CVrOxXA
ここで俺はあえて話をルカの母乳まで戻すぜ! 元ネタはアラレちゃん。
駄文、ルカカイ? 短いです。タイトルでNGしてください
240母乳妄想がGO!:2009/03/19(木) 11:39:11 ID:7CVrOxXA
 それは午前一時、
僕が今日1日の出来事におもいを馳せながらスリープモードに入ろうとしたときのことだった………


ズダンッ! と、およそらしくない音をあけながらドアが開き、瞬く間もない速度で訪れたのは撫子色の衝撃。
 揺れていた視界が落ち着いたとき、僕は座っていたソファに押し倒されていた。
見上げればそこにあるのはようやく見慣れて来た顔、ただしその表情は初めて見る。
つい三時間前『あなたの食べているものに興味がある』とかいって仏頂面で多量のバニラアイスを消費していった妹。

 真っ赤な顔に、なにかを我慢するように歪んだ口と潤ませた目をはりつけた、巡音ルカだった。

「兄さん、助けてください!」

 僕は何事かと思い焦った、あの妹がこんな表情をしているのだ。ただ事ではないだろう。
しかし焦りながらも『大事な妹の障害となるものは殲滅しなくては』という最優先思考(トップオーダー)が、
何があったのか問いただそうと僕の口を開かせ、

「今すぐ私の胸を揉んでください!」

 開ききって閉じなくなった。意味が分からない。全くもって皆目見当もつかない。
お兄ちゃんは君をそんなはしたない子に育てた覚えはありませんのことよ?
 ……失敬、あまりの動揺に言語中枢が異常をきたしたようだ。
OKわかった、coolだ、coolになれK―――

ぐにゅ とそんな擬音が聞こえてきそうな感触がした。

 気がつくと僕の右手は彼女に捕まれ、水のようなマシュマロのような……とにかく極上の感触を堪能していた。
くそっ! 俺は憎い! この右手が憎い! 俺より先にこの極上の感触を味わったなんて……
神と仏が許してもこの俺が絶対にゆるさ……

「いいから揉んでください!」

 右手を下の方(おそらく自らの足の間)に置き、左手で僕の右手をつかんみ胸に押し付けているルカが絶叫する。
はい、ごめんなさい。すぐにおっしゃる通りにします。
 あまりの迫力に平身低頭しつつ、おそるおそる左も手伸ばし両の胸を揉む。

「はんっ、あっ、も、もっと強くです! お願い兄さん……お願い……」

 ルカの声が弱々しくなって来た、慌てて更なる力を込める。
ひぐぅ、とかもはや呻きか悲鳴に近い声を出しながらも、力を緩めようとすると懇願するような目で見てくる。
これはもう既に暴力の域に達してるんじゃないか? そう思えるほどに彼女の胸はその形を変えていくが、
なぜか彼女は停止を求めてはこない。体をくねらせ身をよじりながら、それでも胸を押し付けてくる。
 しょうがないのでよりいっそう手に力を入れながら、彼女の様子をうかがう。
そういえば彼女の左手は既に僕の右手を離れている、どうやら右手とともに彼女のスカートの中にあるらしい。
暗くてはっきりとはわからないがそう見える。いったい何をしているのだろう?

 と、彼女の手が僕の両頬に添えられていた。

 そのまま彼女は体を前に伸ばし、僕の口に吸い口を押し当てた。

「兄さん、吸って」



 次の瞬間、口の中に辛口のワインフレーバーなバニラアイスの味が広がった。


241母乳妄想がGO!:2009/03/19(木) 11:39:50 ID:7CVrOxXA
      * * * * *

「で、結局どうゆうわけだったの?」

 約三十秒、彼女の胸から噴出し続けたバニラアイスを堪能してしまった僕は、
出なくなってからも求め続けてしまい、思いっきりソファからたたき落とされた。
で、少しばかり冷静になってみたがさっぱり状況が理解できないのだ。

「その、兄さんにアイスをもらったことをMEIKO姉さんに話したら、
『そう、なら私の酒にもつきあいなさい』
 と言われてしまって、ワインを飲飲むことになったんです。でも初めてだから量がわからなくて」

「飲み過ぎた……と、調子に乗ったMEIKOと一緒に」

 通常、僕たちボーカロイドは固形物を食さない限りトイレに行かない。
液体の場合は駆動系や電子頭脳などの冷却によってその大部分が蒸発するからだ。

 ただし二つ例外がある。

一つはMEIKOが飲み過ぎで酔ったような気分になってトイレに行くとき。
もう一つは短期間で体温以下の物体を取り込みすぎたときだ。

 今回は両方が同時に起きた。そしてMEIKOがトイレを占拠してしまったのだ。
困ったのはルカだ。トイレに行きたい、でもいけない。
 漏らすなんて想像しただけで感情が芽生えかけるほどの羞恥だ。

それによって導きだした結論がつまりこれだった。下から出せないなら上から出せばいいじゃない。
 しかし自分で絞り出そうとしても出てこない。というかいまいち力が入らない。
  で、唯一起きてた僕に白羽の矢がたったわけだ。選ばれた理由にがっかりなんかしてないよ? うん。

「ところで兄さん」

「ん?」

「今度またアイスをもらえますか?」

                                                おわり
242母乳妄想がGO!:2009/03/19(木) 11:40:49 ID:7CVrOxXA
終わりです。せっかくいい話の後に駄文失礼しましたー。
243名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 14:43:35 ID:ImvKLLJ6
>>234
乙です
いい話だなぁ
女王様やほんわか系なルカも捨てがたいが無機質なのもまた良いものだ

>>242
こっちも乙
母乳プレイ本当に来たかw
個人的にはもっとくんずほぐれつも見たかったです


最近カイルカSS続きでカイルカも中々良いなぁと思ったり
244※亜種・UTAU注意報:2009/03/19(木) 14:54:39 ID:HihlXLK+
カイルカ続いてるところで亜種・UTAU注意
※NGワード→欲音ルコ







欲音ルコ×巡音ルカのデレデレもの
↓その他の注意↓
・12歳×20歳
・ふたなり
245欲音ルコ×巡音ルカ 1:2009/03/19(木) 14:56:52 ID:HihlXLK+
「ドは髑髏のド」
 2m近い巨体でソファに仰向けになってルコは歌う。白い手袋をはめた右手に、コーヒー納豆が入ったカップを持って。
 ルカは呆れる。ここはルカとルカのマスターの家であって、ルコの家でない。
「レは霊柩車のレ」
 やれやれと目を閉じて、カップを取り上げる。にやりとルコが笑った。中身は空だった。
「コーヒーお代わり?」
「コーヒー納豆お代わり〜」
 甘えた声。嫌な顔も笑顔もせずにルカは台所へ向かった。

 本物のVOCALOIDCV03巡音ルカと、偽物のCV03で今は65なVOCA"R"OID欲音ルコ。
 マスター同士に交流があって二人は知り合った。
 はじめこそ真と偽という言葉を意識していたものの、今ではすっかり打ち解けている。

「ミはミイラのミ、ファは墓場のファ」
 座り直したルコはコーヒー納豆を受け取る。その隣へ、ルカが紅茶を手に腰掛けた。
「ソは葬式のソ、ラはドラキュラのラ」
「ルコ」
「シは死人のシ」
「ルコったら」
「さあ、死〜に〜ま〜しょ〜う〜」
 さっきからルコが口ずさむ歌はずいぶん歌詞がろくでもない。
「私が知ってるドレミの歌と違うわ」
「マスターが教えてくれたんだよ」
 この前は楽しい雛祭りの歌が悲しいお葬式の歌になっていた。
「今日さあ、マスターに追い出された」
「またコーヒー納豆を飲ませようとしたの?」
「違ーう。マスター結婚すんだって。家に彼女呼んでプロポーズするから邪魔だーってよ」
「そう」
「明日まで帰ってくるなって言われた。今晩はお楽しみだそうです」
「そう」
「つーか彼女ってルカのマスターなんだけど」
 ルカは瞬きした。
「マスターたち結婚するんだ」
「多分。で、さ!」
 ルコはルカに向き直る。
「そうなったらルカのマスターと一緒に、ルカもおれの家で暮らすことになるだろ?」
「そうね」たぶん。
「おれとルカ一緒に住むことになるよね? そしたら、毎日朝も昼も夜も一緒にいられるよね!」
「そうね」
「だったら、おれとルカも結婚したみたいなもんだよね! 夫婦になるよね!」
「そうね」
 興奮気味に捲くし立てたルコは一息つく。
「……ルカ、1+2は?」
「3」
 ルカは首を僅かに傾げる。
「いや、なんとなく。気にすんな」
 気にしないことにした。
「でさ、ルカ。そうなる前にお願いがあるんだ」
 コーヒー納豆をテーブルに起き、空いた両手でルカの肩を抱く。
「ルカお願い! 今日泊めて! おれを一人前の男にして!」
 ルコの男声での叫び。
 ぽかんと口にしてしまいそうなくらい、ルカはぽかんとした。どこでそんな言葉を覚えたものか。
 何も言えないでいるとルコが慌てる。
「だ、駄目? 何が駄目?? 1割女なのが駄目?」
「そうじゃないの。いきなりだったからびっくりしただけ」
 肩に置かれた左手に指先で触れる。
「でもいいの? あなたまだ12さ」
「子供扱いすんな! そんなのキャラクターの設定だし! おれのがルカより先輩なんだぞ!」
 頬をぷりぷりさせて怒る。仕種の幼さがかわいいとルカは思ったが言わずにおいた。
246欲音ルコ×巡音ルカ 2:2009/03/19(木) 14:58:45 ID:HihlXLK+
「だいたい、まだとか言われても年取んねえしさ」
「うん」
「体は大人だしっ」
「うん」
「き、キスしていいっ!?」
「うん」
 脈絡を無視した要求に、ルカは目を閉じた。素直すぎてルコが驚く。
 つい辺りに人がいないかきょろきょろする。ちなみに今この家にはルカとルコだけだ。
 自分を待つ唇を赤青の目でじっと見下ろして、視線を辿りながらルカに口づけた。
「ルカは」
「うん」
「どきどきしないの?」
 泣きそうなくらい真っ赤な顔でルカに聞く。
「してるよ」
 ルコの口がヘの字に曲がる。
「ルカは顔に出ないからわかんねえ」
「そう?」
 睫毛を伏せて少しだけ考えを巡らせ、ルカはルコの指先を口に含んで指の腹に舌を当てる。
 ルコの背筋がぴんと伸びた。
「……熱い」
「そうでしょう? どきどきして、熱くなってるの。体の中はもっと熱いの」
 ふと、ルカは紅茶をテーブルに置いてソファに正座する。
「ルカ?」
 居住まいを正して膝の前に手をつきルコを見上げる。
 人間の真似だ。妻が夫にする挨拶。
 こんなことをして人でないルカたちが結婚できる訳でもないが、
「不束者ですがよろしくお願いします」
 そう思いを込めて頭を下げた。
 顔を上げるとルコはげらげら笑っていた。

 締め切ったカーテン。ルカの部屋、ルカのベッド。
 丁寧に服を脱いで畳むルカの肌が、薄日に仄かに白むのを二色の目でじっと見る。
「ルコも脱いでくれなきゃ」
 裸になったルカを、ネクタイすら解いていないルコが押し倒した。桜色の髪がベッドに零れて広がる。
「ルカ、恥ずかしいの?」
 ぱちりとルカの目が瞬く。
「ええ」
「本当に?」
 よほど自分が無表情しているのかとルカは不安になる。
 嬉しいやら恥ずかしいやら恐ろしいやら、内では感情が渦を巻いているのに。
「胸触っていーい?」
 返事を待たずにルコの手はルカの胸に置かれる。手袋は外していた。
 ルカに馬乗りになって、直に柔らかさを手の平で撫でたり揉んだりする。
 豊かな乳房の深い谷間目掛けて頭をダイブ、深呼吸。細い髪のくすぐったさにルカが揺れた。
「柔らけ〜あったけ〜」
「胸なんて、ルコにだってあるじゃない」
「自分のは自分のさあ」
 柔らかさに頬を寄せ、口を付ける。
 仰向いてもたっぷり大きさを主張するルカの下乳を持ち上げて、先の乳首をべろべろ舐める。
「ルコ、何だか変、おかしな感覚」
 白い手でルコのツインテールをやわやわ撫でる。
「嫌?」
「ううん。気持ちいい、の。もっとしてほしいけど、恥ずかしい……。性感なのかな。変ね、変だよ」
「ルカはオナニーしたことないの?」
 涎だらけの唇をルカの唇に寄せて、軽く触れたまま尋ねる。
 ルカの乳房がルコの胸にむにゅと押し潰され、谷間にネクタイが挟まる。
「必要性を感じなくて」
「ふーん」
247欲音ルコ×巡音ルカ 3:2009/03/19(木) 15:00:32 ID:HihlXLK+
 刹那、物言いたげな光がルカの目に宿ったのをルコは見逃さない。
 こう聞きたかったんだろう、「ルコは?」と。聞かなかったのは、ルカが答えを持っていたから。
 ルコは体を起こし、服を上から脱ぎ始める。スーツの下から大きな胸が現れて揺れる。
「おれは、オナニー苦手。知ってた?」
 素直にルカは頷く。嘯く理由もない。
「ネット見りゃ書いてるもんな」
 からりと笑った。
「おれが、もうちょっと大人だったらよかったんだ。それかもっとガキだったら」
「うん」
「おれが男だけど女でもあるからなんだ、きっと。恥ずかしくて、泣きたくなる。でもね」
 ルカの上で裸になる。大女の股間に生えた肉の棒を、ルカの眼前に突き出す。
 12歳のものにしては、どころではない。ルカの無表情な唇が息を飲む。
 ルコの体自体が規格外なのだ。土台に合わせた棒は、未開発のルカには大きすぎる。
「なんか、セックスは嫌じゃない」
 にやりと生意気に笑って見せる。
「不安だったんだよ。セックスまで駄目だったらどうしよって」
「ルコ……あなた、初めて、なんだよね」
「うむ」
「どうしてそんなに、落ち着いてるの?」
 けけけと笑う。さっきソファでした会話そのままだ。
 ルカの胸に強く耳を押し当て、指は未到の柔らかく敏感な場所へ向かう。
「だってさ。ルカの胸、おれよりもっともっと、どきどき言ってんだもん」
 指をルカの割れ目に差し入れ、くすぐりながら開いていく。
 僅かに湿ってはいるがまだ用意が足りていない。
「顔に出てないけど、体固くなってすごい緊張してるしさ。これはおれが男見せなきゃなって」
 明るい笑顔が、ルカの顔を覗き込んだ。
「おれがルカを気持ちよくしてあげるからな!」
 どうしようもなく恥ずかしい台詞。それにルカの胸が鳴る。今更ルコの男と自身の女を感じた。
 ルカの白滋の頬に、稼動して以来初めて朱が塗られた。
「……ばか。そんな恥ずかしいこと言わないでいいの」
 言って、頭を引き寄せ、ルカは自分の口でルコの口を塞いだ。
 ルカの舌が侵入するのにぞくりと震えながら、右手でルカの下の口を、左手で乳房をまさぐる。
 つんとした乳首を愛撫され、肉芽を弾かれ、男と言うには繊細な指にルカは高められていく。
 柔肉をなぞり穴の入口を探り当てて指先を引っ掛けてみる。
 ん、とルカが悶えた。
 ちょっと差し入れるだけで穴がきゅうきゅう締まる。
「狭〜い。入る? 平気?」
 半分悪戯っぽく、半分不安になりながら尋ねる。
「大丈夫だよ。だから、ルコの好きにして」
 そんなルコの気持ちを汲み取って、本心からルカは言った。
 ルコになら踏みにじられても、壊されても、受け入れたいと思って。
 だが、
「子供扱いすんな!」
 通じなかったらしい。
 ぶうと頬を膨らませて、ルカの足の間に体を置いて、下の口に正面からキスをした。
「あっ……」
 そういうところが子供っぽいのだと胸中で声を上げ、艶めいた声で空気を震わせた。
 ルカと対等になりたいと思ってこそ、子供扱いに敏感になっているのがかわいいとは口にしなかった。
 ルコは肉芽から尿道まで、丁寧に舌で濡らす。
「これ、おれにはないんだよなあ」
「きゃあっ! ルッ、ルコ!」
「こっちはねー。あるけど」
 女穴に舌を差し入れてぴちゃぴちゃ音を立てた。
 涎と、自分の愛液に濡らされ、ルカは火照った体で身悶えする。
248欲音ルコ×巡音ルカ 4:2009/03/19(木) 15:02:23 ID:HihlXLK+
「ルカの中、熱くなってるよ」
 淫靡な感覚を与えるのに、ルコは一種の義務と愉悦を感じていた。
 ルカに教えるのが楽しく、またルカが自分と同じ位置に下りてくる気がして、更に愛撫を続ける。
「ルコっ! もういいよ! いいの、もうっ、もう!」
 未経験の喜びにうろたえながら、ルコを求める。
 こんなことなら、予習しておけば。ルカの頭をそんな思いが掠めた。
「お願いルコっ……。私、に、我慢させないで」
「いいの? 入れていい?」
 夢中でルカは頷く。
 ルカの子供っぽい仕種に、正体不明の勝利を覚える。そして、
「ルカ。だあ〜〜〜っい好きだよ!」
 淫猥な濡れ場に似つかわしくない、無邪気全開の笑顔で、ルカの処女をぐりぐり奪う。
 絡みつく女の肉に目眩がする。
 熱く甘い痺れに脳幹をぶん殴られる。
 荒い息でルカを見下ろした。
 ルコを受け入れて、やはり息が荒く、豊満な乳房を揺らしながらはあはあ息を取り込んでいる。
 真っ赤な顔の眉が苦しそうに下がっていた。こんなルカ見たことない。
 ルコなりに優しく気遣ったり、余裕を見せて惚れ直させたいとか思っていたのが吹っ飛んだ。
 欲のまま体を動かして快感を貪る。
「ああぁっ! ルコ、そんなぁっ、あん! そっ、んな、いきなりぃっ!」
 ぐちゃぐちゃと掻き回され、奥を突かれ、破瓜の痛みが快楽に塗り潰される。
 ルカもまた性欲に溺れた。泣くように喘いで、ルコに合わせ腰を振る。
 腰を打ち付ける音。互いを荒く呼ぶ声。熱気に包まれ、先に果てたのはルカだった。
「ああああっ……」
 絶頂を迎えたルカの女はルコの男をより奥へ飲み込もうと収縮し、内壁は一番の快楽を与える。
 耐え切れず、ルコも果て、最奥に精を残さず放った。
「……っ。ルカ、へーき?」
 しばらく荒い呼気ばかり続いた後、ルコは労る。
 ルカは大丈夫だよ、と言おうとした。
 が、興奮の冷めない体はアイデンティティたる声を上手く出せない。
「ルカ?」
 大丈夫と思いを込めて、ルカは微笑んだ。
 青い目を優しく細め、色づいた唇で赤く美しい弧をすっと引いて。
 巡音ルカの、初めての笑顔だった。
 目映ゆさにしばらく見惚れ、つられてルコも輝くように笑った。
249欲音ルコ×巡音ルカ 5:2009/03/19(木) 15:05:42 ID:HihlXLK+
 数日後。ルカとルコが結ばれ、マスター同士の結婚が決まってから数日。
「ルカー! おれだー!」
 仕事に行ったマスターを送り、留守番をするルカの元へルコが来た。
 呼び鈴もインターホンもあるドアをがんがん叩いて。慌てて玄関へ駆け、ドアを開ける。
「いらっしゃいルコ。どうしたの?」
「迎えに来たよ!」
 ルカに寄ろうとして、屈むのを忘れ、思い切りドア上の壁に頭をぶつける。
「っだああああ!」
「大丈夫? もう、どうしたの?」
 蹲る長身に寄ると、ぬっと伸びた腕に捕まった。
 ひょいとルコの腕に抱え上げられる。
「だから、迎えに来たんだって!」
「迎え?」
「今日からルカとルカのマスターは、おれの家で暮らすんだよ!」
 ルカは心底びっくりして、ほんの少し目を丸くした。
「聞いてないわ」
「だってさっき、おれのマスターが決めたんだもん」
 にか、と白い歯を向ける。
「ルカのマスターは仕事終わりにおれのマスターが迎えに行くってさ。家の荷物とかはまた後日」
「強引ね」
「いやあ。マスター命令には逆らえねえよ」
 楽しいのと嬉しいのが丸出しで、ルコはルカを見上げる。
 そして腕に抱いたまま、外へと歩き出した。
「ルコ。このまま行くの?」
「うん!」
「私を抱っこしたままで恥ずかしくない?」
「ぜーんぜん。むしろ美男美女で絵になってるって」
 見た目だけなら大きい美女と小さい美女だな、とルカは思った。
「やっぱさあ、CV03同士一緒に住むべきだよね」
「ルコはCV03じゃないでしょう」
「V3って言うと昔の仮面ライダーみたいだなってマスターに言われたよ! ルカ分かる?」
 やれやれとルカは目を閉じた。
 満面にこにこしているルコに運ばれるのも悪くない。
 ルコの腕から見る景色はいつもより高くて広い。
 空が近くて地面が遠い。
 どうせなら、ルカ自身がはにかんだ笑みでも浮かべていればもっとよかったろうに。
 真のCV03と、偽のCV03。片方は淘汰されるべき存在。
 ルカはぼんやりと、どうしてルコは自分の偽物だったのかと考える。
 今のルコの晴れやかな笑顔は、偽という言葉がつくには明るすぎだ。
「ルコ」
「何ー」
「大好きだよ」
 路上の突然の告白。
 ルコは驚いて、赤くなって、それからまた笑った。
「おれも!」
 まあいいかとルカは結論した。
 今のところルカは幸福だし、ルコも幸福そうだ。
 だったらいい。うだうだ考えを巡らすのは野暮だ。
 こうやって抱き上げてくれる間は、空とルコの間で歌っていよう。
 ルコが笑ってくれるなら、真でも偽でも悪にでもなろう。
 なんて昔のドラマの主題歌のようなことを思いつく。
 そして、
「あ」
「……そういやあ」
 二人同時に、ルカの家の戸締まりを忘れていたのを思い出した。
250名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 15:07:48 ID:HihlXLK+
お粗末。この二人おいしすぎると思ったんだ
251名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 15:12:26 ID:ve/wN+xF
GJ!!!
ルカルコは初めて読んだけど設定的にもビジュアル的にもおいしいな
話の流れとか表現とか、文章うめぇww読み応えがあってよかった!
252名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 15:24:22 ID:WFnz35J/
>>250
死んだ
二人ともかわいい
253名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 15:41:52 ID:3r4ApU70
ルコはかわいいヤツだなあw
素直クールなルカもかわいい
欠点と言えば名前がこんがらがりそうなとこぐらいかw
いや、ごちそうさま。美味かった
254名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 15:57:48 ID:33sY/s6I
男性(ふたなり?)でこういう性格のキャラは新鮮だった。GJ!
255名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 17:06:34 ID:sKLkd3ME
なんなんだこのルカ祭は!
いいぞもっとやれ!ルカ可愛いよルカ
256名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 18:26:38 ID:j3BKUAn/
ならここで、あえてミクネタをやってみる。
↓スルー推奨ワード
■SMネタ?
■ルカイト前提小ネタ
■非エロ(微エロ?)
■アッーーーーー!!
+あんまりにもしょーもないネタなんでなるべくスルー推奨。




いらいらいらいらいらいらいらいらいらいら……
私、初音ミクはいらいらしていた。
原因は言うまでもなく、兄さんだ。
いつでもへらへらしていて、誰に対しても低姿勢。
もっとこう………兄というのは頼りがいがあってカッコイイものじゃないのだろうか?
確かに優しいには優しいが、なんか私の求める兄とは違う。
し・か・も!!兄馬鹿ときたもんだ。
リンレン、更にルカさんが加わって、私への被害は分散されるようになったが、
いらいらはおさまらない。
むしろ、他の妹達にかまける時間が増えるほど、私のいらいらは更に増す。
もう我慢の限界だ。兄さんに直接講義してやる!!
と、意気込んで兄さんの部屋まで来たものの………なんか中から話し声がする。
少しだけ扉を開けて中を覗いてみると………ルカさん?
二人がベッドに腰掛けてなんだか楽しそうに話をしている。
えっと………もしかして二人は既にそういう関係?兄さん手が早くない?
いやいや、私の勘違…あ、ルカさんから兄さんにキスした。
そのまま押し倒しってええぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!
い、いきなりナニ始めちゃってんの、お二人さん!?
うわっ兄さん全裸、キモッ。
し、しかも縄で拘束されてる!?え?もしかしてルカさんが逆レイプ?
ちょっ、なにやってんのルカさん、いいぞもっとやれ。
ろ、蝋燭!?さ、流石に兄さん可哀相だよ!!それは!!
あれ?でもなんか兄さん嬉しそう?
ちょっ!?ちょっとルカさーーーん!!その変なパンツはなんですか!?
股間の部分についたグロテスクなモノはなんですか!?
それを履いて兄さんの後ろから、アッーーーーー!!

バタンッ
うん、なにも見てない。私はなにも見てない。
さ・て・と、部屋に戻ろう。なんか無駄に疲れた。
257名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 18:46:41 ID:d72mujDy
>>236
シチュエーションに萌えた
いいぞルカさんもっとやれ、そしてKAITO俺とかわれ
258名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 18:57:36 ID:7CVrOxXA
>>237
きっと兄さんは泣く泣くマフラーをターバンに………


>>256
むしろルカさんの手が早い件。ワロタwww
259名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 22:36:39 ID:nYTK/yrE
>>250
GJ
ネタキャラ含むSSとは思えないクオリティ
こんなボーカロイドのつながりもありだなとか本気で思ったりw

>>256
マジ乙です
女王様なルカの振る舞いがもっとみたかったw
260名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 09:46:09 ID:KQenuu5d
>>256
KAITO俺と変われ
261名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 09:51:22 ID:KQenuu5d
ロリ誘拐やショタ誘拐は書けるけど炉心誘拐書けない……誰か炉心誘拐をSSにしてくれないかなぁ
262名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 11:12:23 ID:w+hRMIq1
>>261
炉心を誘拐する…だと…?
263名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 11:20:22 ID:wh2jPoP/
>>261
つSM誘拐
264名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 22:04:00 ID:e3xXTo3H
>>261
つまり、ボーカロイド・ロイドに核エンジンが使われてればよいのだろう?

「やつは、とんでもないモノをさらって逝きました……」
「?」
「あなたの……『心臓部(≒ハート≒心)』です」
「……はい!」

みたいな。
265名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 22:12:45 ID:CZLiJVoe
心臓部って表現だと本当にエライもん盗まれてる感じがするなwwww
266名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 00:26:36 ID:1N2jVQqw
しまった! 『心(≒ハート≒心臓≒炉心)』にするべきだったか。
267名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 08:26:42 ID:ud/6b0PE
>>266
炉心てロリ心みたいだな
268名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 08:29:06 ID:ud/6b0PE
>>262
間違いたorz炉心融解だった。
融解より誘拐ばっかり聞いてる弊害だわ……
 
 
炉心融解てストーリーがアバウトにしかわからないから読んでみたい。
269名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 23:45:04 ID:gOCkPamy
年長組の合わせてみた誘拐を見ていたら、
 それぞれロリ化・ショタ化してヤり合う自給自足?な年長組
という電波を受信した
270名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 00:20:13 ID:FZpUqiv7
あー、年長組は年齢可変だからその辺便利だな。
子作りするも良し、自分らが子供になるも良し。
271名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 01:28:27 ID:UVmG7aSa
>>269
なるほど本当に誘拐は出来ないので自給自足かw
さあ早く文字にする作業に戻るんだ
272名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 02:37:23 ID:eqYGaF9a
>>269
ああ・・・その電波なら自分も受信したよ
ショタ化したカイトを無理やり愛でる誘拐版メイコなんだが
あまりに嫌がられるんで自らロリ化して「これで文句ないでしょ」的な何かだった
変態同士ある意味最高のパートナー

273名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 02:38:56 ID:wxOonrdK
カイメイロリショタ化なら過去にあった気がする。
274名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 04:38:16 ID:viBcmjij
ねんどろいどぷちの癖に爆乳だった姉さんを見たらやっぱり姉さんは姉さんのままで良いよ。
今更だけど、ねんどろいど化おめでとう!ジッパー堪らん、あれを下ろしたくなるカイトの気持ち分かるよ。
275名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 14:25:45 ID:2R7faaF1
谷間を調節できるとはなんといやらしい。けしからん。
276名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 23:45:16 ID:wxOonrdK
しかし、ニコでのカイミクの人気は凄いな。
カイリンと比べた時の動画数の違いに驚愕した。
277名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:04:52 ID:rMD8EMme
カイミクはマスミクに次いで古いカプだし、王道だからなぁ。
KAITOはミクが出てから、シスコン兄貴としてキャラ立ちしてきた歴史があるからやっぱりカイミクは強いね。
278名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:14:34 ID:njnl+HEd
まぁボカロは公式の設定なんてものがないから
王道とかもないと思うけどね、色々あっていいんじゃない
279名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:25:17 ID:/uXh8kI3
王道主張って同人では一番嫌われることをよくやるね
280名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:40:34 ID:+96+pU9l
多数派を王道というなら間違いではないと思うが、何かピリピリしてるな

職人降臨までレンの靴下でもくわえて待つか全裸で
281名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:42:16 ID:s/8qoz6F
というかカイリンが少ないだけでは・・・?
カイミクとカイメイだと拮抗してるように見える
282名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:45:04 ID:/s+qlbiM
動画の数やコミュ人数ではカイメイの方が多数派だね
283名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:45:30 ID:dBdAe5If
しかし、エロパロでのカイトの一人勝ちハーレム状態は何か腹立つなw

マスター出すとオリキャラになっちゃうから書き辛いってのはあるだろうが。
がくぽとレンにはもっと頑張っていただきたい。あと、苦手な人もいるかもだけどMEITOあたりも良いかもね。
284名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:53:45 ID:NGefTrFD
がくぽとメイコ、レンとルカなんかはかなり待ってます
285名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 00:55:30 ID:VNrvq84q
そこまでKAITOハーレムネタって多かったか?
ここだとむしろカイメイが圧倒的に多かったような気もするんだが

レンメイ、あるいはUTAUキャラとの絡みをいつまでも待ち続けている俺
286名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:02:16 ID:dBdAe5If
>>285
ネタの話じゃない。
ココに投下される話の、男側の割合的な意味だよ。
287名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:03:34 ID:Jw0NO0EF
そこでLEONですよ!!

ごめん嘘
288名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:06:05 ID:n0CZEpqV
少ないと嘆くなら自分で書くしかないさ
1スレ目からいるけど今は多いカイメイも最初は少数派だったんだし

ところでUTAUで妄想のネタになるようなのある?
テトぐらいしか知らないんだけど
289名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:08:46 ID:G+B1ZhGA
保管庫見ると、途中からカイメイ、リンレンがほぼ固定で、
九スレ目辺りからがくミクがくリンが出始めてって所じゃないか?
カイルカは先日祭状態になった程度だし。
カイトは亜種とはあんまりからまんし。
290名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:13:44 ID:Lc2y0COy
俺なんかレンメイ、レンルカについてこの似ているようで違う組み合わせに
延々と妄想を繰り返す日々だ
291名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:21:05 ID:s/8qoz6F
俺は最近レンリンで上手く行くよりエッチに失敗するほうが萌えるんじゃないかと思い始めた
292名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 01:24:21 ID:LrDusuG/
>>290
うむ、深いな
単なるオネショタで済ませない済ませてなるものかという心意気を感じるな
293名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 02:09:23 ID:kUFePi3K
「オネショタ」が「おねしょネタ」に見えた。
そして、夢精をおねしょと勘違いしたレンが
ルカメイに必死に隠すという電波を受け取った
294名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 02:17:26 ID:njnl+HEd
>>290
あれ俺がいる
オネショタもいいんだが
年上の後輩ってよくないか?レンメイでもレンルカでも面白いと思うんだが
レンがルカ、メイコって呼び捨てにするとかレンのことを敬語で慕ってるとか

妄想しすぎた寝る
295名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 02:55:17 ID:G+B1ZhGA
この流れであえて俺はカイルカが最高だと主張する。
女王様ルカ×ヘタレカイト
兄カイト×無機質ルカ
クールルカ×受け身カイト
一粒で三度おいしい上に、どれも相性抜群だぜ!?
296名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 03:08:32 ID:nlYG0FWv
自分の場合は、エロという視点だとカイメイ以外はどうもエロにしづらいんだぜ
あとはまあマスミクくらいか
仲良し兄弟ネタとかは好きなんだけどエロ視点にはあまり持って行けないんだよな・・・
297奥ゆかしいがくミク まえがき:2009/03/23(月) 03:47:14 ID:oE2gBrMQ
流れ読まずがくミクで書いてみました。
奥ゆかしさが高じてまだ「エロ以前」ですが、何卒。

#「エロが無えよ!」という方はスルーの方向でひとつ。
298奥ゆかしいがくミク 1/10:2009/03/23(月) 03:48:04 ID:oE2gBrMQ
わたしとがくぽさんの関係は、何と言うんだろう。
いわゆる、「茶飲み友達」?

−−−−−−−−−−

がくぽさんも私も土いじりが好きだったり、
和好みだったり、
芸能の世界の派手派手しい感じが実は得意でなかったり。

そういうわけで、なんとなく意気投合して、
一緒にお茶をするようになったりして、今に至ります。


今ではたびたびがくぽさん宅にお邪魔して、
縁側から庭を眺めつつ、お茶をご馳走になりつつ、
世間話をしたりなんだり。

そんな様子を見て、リンちゃんなんかは
「もー!二人とも若さが足りないー!」なんて言うのだけれど。

でも、私は楽しいし、……そして嬉しいです。
299奥ゆかしいがくミク 2/10:2009/03/23(月) 03:49:07 ID:oE2gBrMQ
私は、がくぽさんが好きです。

がくぽさんが私のことをどう思ってるのかは、分かりません。


こうしてたびたびお茶するくらいですから
嫌われてはいない、とは思うのですけど。
「そういう意味」で好かれてるかどうかは、ほんとに分からなくて。

正直なところ。
もっとお近づきになりたいな、なんて。ほんのり思ってるんですが。
そんなこと言えるはずもなく。


今日も縁側で日向ぼっこで茶飲み話です。
300奥ゆかしいがくミク 3/10:2009/03/23(月) 03:50:16 ID:oE2gBrMQ
日の良くあたる縁側で。
お茶だのを置いたお盆を間に挟んで、隣り合って座って。
がくぽさん謹製のお漬物をいただきつつ。

「茄子のお漬物て、色を綺麗に残すの難しいんですよね?
 コツとかあるんですか?」
「ん、ミョウバンと塩の加減がポイントでな。」

そんな会話を交わしつつ。



私は、がくぽさんの口に
お漬物が運ばれていくさまに、見惚れてました。

「ひとが何かを食べるさまはいやらしい」
と前に何かで聞いたことがあって。
そのときはいまひとつピンと来なかったのですが。

今なら……なんとなく分かる気がします。
301奥ゆかしいがくミク 4/10:2009/03/23(月) 03:51:23 ID:oE2gBrMQ
楊枝を持つ手。
口の中のものを飲み込んだときの喉仏。
そして、肩にかかった長い髪。

あの手に触れてみたい。
あの喉に触れてみたい。
あの髪に触れてみたい。


最近はつい、折に触れ、そんなことを考えてしまいます。

これが色ボケ、というやつなんでしょうか。
きっとそうなんでしょうね。

なんかやんなっちゃうなあ、
自分には、そんな浮わついたところは無いと思っていたのに。

そんなことを考えていたら。


「あの……、初音殿?」

不意に、声をかけられました。
302奥ゆかしいがくミク 5/10:2009/03/23(月) 03:52:25 ID:oE2gBrMQ
「ぇえっ?……な、なんですか?」
「いや、なんだか心ここにあらず、という感じだったので。」
「あ、すいません、ちょっと、ぼーっとしてて。」

なんだか不審に思われたもようです。
というか、実際、不審に思われるようなことを考えていたわけで。

ああもう、なんという、なんという。
ダメだ、もう、最近本当にダメだ。

ええと、なにか。
当たり障りない話題、当たり障りない話題をしないと。


「えっとあの、
 がくぽさんて、髪、綺麗ですよね!」
3035/10奥ゆかしいがくミク 6/10:2009/03/23(月) 03:53:17 ID:oE2gBrMQ
「……………………はあ。そうかの?」

がくぽさんは、いぶかしそうにそう問い返しました。

冷静に考えれば。
脈略も無く髪を褒めるとか、当たり障り……ありまくりな気がします。

けど、振ってしまった話題は引っ込めるわけには行かなくて。

「や、あの、どーやってお手入れとかしてるのかなって!
 私も、畑仕事とかしてると、結構痛んじゃって……。」


しばしの沈黙。


ああ、やっぱり、変なこと言っちゃった。
どうしよう。どうしよう。
304奥ゆかしいがくミク 7/10:2009/03/23(月) 03:54:15 ID:oE2gBrMQ
そう思っていると。

がくぽさんが口を開きました。

「…………………も。」
「え?な、なんですか?」
「…………初音殿も。良い髪をしてると思うがの。」

そうしてがくぽさんは

私のツインテールの先端を手にとって。








私の髪の毛に唇を落としました。
305奥ゆかしいがくミク 8/10:2009/03/23(月) 03:55:26 ID:oE2gBrMQ
「え?! あ、あの……。」

何が起こったのか理解できずに固まる私に、
がくぽさんは続けます。

「一応、断っておくが。」

がくぽさん、私の髪から手を離し、
こちらに向かって居住まいを正しました。
つられて私も、背筋を伸ばて体をそちらに向けます。


「誰彼かまわずみだりに
 ……こういうことはせん。



 …………………………これで、察していただけんだろうか?」

えっと。

そのあのつまり。

だとすると。だとすれば。
306奥ゆかしいがくミク 9/10:2009/03/23(月) 03:56:45 ID:oE2gBrMQ
「う、嬉しいです……。」

なんか、後から考えると
会話として噛み合ってないような気もしましたが、
そのとき答えるのはそれが精一杯で。

そして。

「そうか、よかった……。」

そう言ってがくぽさんは、
私との間にあったお盆をすい、と後ろに寄せて。
すす、と体を寄せて。
自分の手を膝の上に置かれた私の手の上に置きました。

そのまま、どうすることもできずに、固まる私たち。

「ほんとに、よかった……。」
「はい……。」
307奥ゆかしいがくミク 10/10:2009/03/23(月) 03:58:52 ID:oE2gBrMQ
とはいえ。
時間は勤勉で。帰らねばならない時間にもなるわけで。

「えっとあの、がくぽさん。」
「なんだ?」
「明日も、お邪魔していいですか?」
「お邪魔も何も、今までだって来てたであろう。」
「あ、そですねえ。」
「むしろ、これでもう来なくなってしまうかと心配してたのだが……。」
「あ、いえ、そんなことは……。」


「ではあの、改めて、初音殿。宜しくお願いします。」
「こちらこそ、宜しくお願いします。」

そう言いあって、その日は別れました。



ああ。触りたい、とか思ってたくせに。
いざそういう時が来てみると、どうすることもできなくて……。

というか、ほんとにそういう時が来たなんて、未だに信じられません。


なんだか今日は、忘れられない日になりそうです。
308奥ゆかしいがくミク おわり:2009/03/23(月) 04:00:11 ID:oE2gBrMQ
以上です。
途中タイトル間違えたよorz

次はエロにしたい。たぶんすると思う。するんじゃないかな。
ま、ちょっと覚悟は(ry

どうも、お粗末さまでした。
309名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 04:18:23 ID:dEbtlvOn
乙!

なんて言ったらいいんだろう・・・カユイw
310名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 05:16:40 ID:4jMkDinY
 四畳半で風呂なしで築30年ですぐ近くを電車の線路が走るおんぼろアパート。その部屋
にボーカロイドの歌声が響いていた。
「♪゙〜」
 しかしその歌声はホンキートンクでロボ声丸出し。「才能ないんじゃねーの?」と思わ
ず言ってしまいそうなドヘタ調律だった。
「……ああっ、死にたいっ!もうだめっ、溺れたい酒に溺れたいっ」
 銀髪を振り乱して弱音を吐いたのはこの部屋の主、弱音ハク。
「マスター、落ち込まないでください。前より少し良くなりましたよ?」
 今し方歌っていたボーカロイドの初音ミクになだめられるも、弱音は加速してゆく。
「うるさいっ!もう私はだめなのっ。だめなの私はっ!吊る!今すぐ樹海に行って吊る!
吊れなくとも遭難して帰れなくなって帰らぬ人に──」

 ──ガタンゴトンゴトンガァァアアアアアゴトンゴトンガタンガタンガタガダァァ……

 弱音を吐くタイミングすら間が悪く電車に阻まれる。
「(樹海へ)行って来ます……」
 もう完全ダウナーの鬱患者踏切まっしぐら状態でスニーカーを履こうとするハクをミク
が止める。
「待ってくださいマスター!だめですよ樹海なんて!つーか樹海は帰れないなんて都市伝
説ですよ?!auもDoCoMoもバリ3です!」
「……私の携帯、ボーダフォン」
「じ、じゃあ携帯換えましょう!DoCoMoショップ行きましょう?!」
「……」
 ハクは黙って携帯を取り出し、その着信履歴をミクに見せた。三か月前に実家から掛か
って来たのを最後に着信は一切なかった。買い替えどころか解約が必要かも知れない。
「…………うわぁ」
 ミクは思わず「うわぁ」とか言ってしまった。
「……はぁ、才能が欲しい。神様どうか私にギフトを……」
 溜め息を吐いて、スニーカーを脱ぎ散らかしたハクは畳みにうつぶせに寝っ転がった。
仰向けに寝ると髪が井草に噛んで痛いからだが、うつぶせだと必然的に胸が圧迫される。
ハクの零れそうな胸のたわみがはだけた襟繰りから見えて、ミクは自分の胸と少し見比べ
てしまった。
 ハクもミクの視線の動きに気付いて、自分の胸とミクの胸を見比べる。デイリーのスイ
ートブールとローソンの角煮マンくらい大きさに差があった。
「おおっ、私にも神様がくれたギフトがあったな!」
「ひ、貧乳も男性に人気ありますっ!」
 胸を隠すように自分の身体を抱いてミクは吠えた。“も”と言ってしまった時点で負け
を認めてしまっている気もする。
「ミク……男は大きな胸に興奮するのさ。あきらめな、まな板!」
「まなっ……マスターの馬鹿!才能枯渇!貧乳だって人気あるもん!」
「人気があるぅ?誰に聞いたの?」
「いや、聞いたわけじゃないですけど……誰かに聞いてみれば絶対に、巨乳とか貧乳とか
以前に気にするところが何かあるはずですっ」
「ほほう、なら聞いてみようじゃんか。男目線で私とアンタのどっちが魅力的かさ」
 ハクは携帯を開いて……閉じた。
 気軽に呼べる男友達なんかいなかった。つーか異性同性以前に友達が居なかった。
「はぁ……また死にたくなってきた……」
 ハクはしかし、自分の持ち物=ボーカロイドにまでコケにされて黙っている程大人しく
なかった。部屋に放置してあった炭酸の抜けた温いビールを缶から一口煽り、PCをたち
あげる。通販サイトに繋げて、カイトとがくぽを見比べ、古いからきっとカイトは使いに
くいという印象からがくぽを購入。
「……よし!今がくぽ買ったから、ソレが届いたら聞いてみよう。私とアンタ、どっちが
魅力的か」
「望むところです」
 さて、この部屋に届くがくぽはどちらを選ぶのか。
311名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 07:38:23 ID:j6Mrr8wD
>>308
なんだろう…エロパロ板でこんな初々しいものを読むと樹海が恋しくなる俺ガイル
GJでした
312名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 08:26:20 ID:nJm4YkHr
>>308
GJ!
奥ゆかしすぎてむずがゆくて可愛い
こういうのもいいね
>>310
続くのか?続くのか!?続くんだな!
313名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 13:09:40 ID:WeRgjZGd
>>308
GJニヤニヤしてしまったw
でもキスくらいしてもよかった気がする。そんで真っ赤になるミクとかかなり萌ゆる。
314名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 14:18:33 ID:jMLGQeQi
>>308
このスレで言うのもなんだがこういう初々しい2人は大好きだ!GJ!
ちょっと床転がってくるわ。
315名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 20:14:04 ID:pp/3vDrJ
>>308
超萌えた!
エロパロじゃないけど縁側でほのぼのお茶する
可愛いじいちゃんばあちゃんになるまでこのままでいてほしい気もするw
真っ赤になって手握ったり肩抱いたりおでこごっつんと当てたり後ろから
抱きしめたりしながら段々距離つめてくれれば砂吐ける
316名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 13:01:19 ID:apLf4OWU
>>310
ソフトバンクですらないのかw
317名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 14:56:48 ID:0M3hhgpN
保管庫眺めてて思ったが。
がくぽorカイト×亜種って殆ど(全く?)無いんだな。
やっぱり亜種ネタは、需要も供給も少ないんかな?
318名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 15:32:44 ID:s6PIPxWd
>>317
亜種ってボカロとの関係含め半オリキャラ化しちゃうから、女マスターと男ボカロと同じで多少読み手を選ぶと思う
あとは知名度の問題かな
319名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 16:19:35 ID:rKd/V7wp
ネル(マスター)×レン書こうとした矢先に…!?
注意書きすれば大丈夫だと信じて作業を続けますね
320名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 16:39:25 ID:apLf4OWU
俺はいつまでもKAITO×ハクのssを待つぜ!
321名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 17:34:51 ID:Hgfrrfk8
KAITOばかり良い思いしてるのは癪なのでマスター物をシコシコ書いてる
322名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 18:37:21 ID:ph2/KOG+
マスターものと言えば、マスミク・マスメイはそれなりにあるしマスルカもきてるけど
マスリンってかなりレアだよな。
323名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 19:42:24 ID:VS0bK6dJ
>>319
待ってる
超待ってるぜえ
324名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:45:33 ID:WS0s/3BP
そろそろがくリンエロ来ないかな
325名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 01:04:55 ID:ynlmYBcF
ねんどろいどの兄さんに、普通に萌える事が出来た自分に驚愕した。
326名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 01:16:47 ID:dTgtPRfk
きめえ
327名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 01:18:35 ID:vo2UNlNV
>>325
少なくともエロパロで言う話題じゃないな
328名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 06:45:26 ID:i1FVketb
ねんどろいどのみなさんがぼくの怒張を必死で奉仕する妄想ですね。わかります。
329名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 10:17:51 ID:84A0y9/o
>>328
ひたすらネギでぺしぺししてる絵面しか浮かばねぇ
330名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 11:26:05 ID:bT3P0y0N
そんな時はレンのツンデレ顔をリンにつけてみるといいんだぜ

まぁ俺は紳士だからレンのままでもいけるわけだが
331名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 13:11:19 ID:aHAqEuEl
>>328
「がくぽの努張」に見えて、それならいけると思ってた。
332melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/03/25(水) 20:39:38 ID:LPkhYFTD
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/v/vocaloid29.html
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/v/vocaloid29-1.html
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/v/vocaloid29-2.html

↑ときどきしか書かないのに、ちゃんと保管されててうれしかったです。
管理人さんありがとうございました。それでは、続編です。

成人式会場の関西エリアから、自宅がある関東エリアまで、リニアチューブで1時間とかからない。
少し遠くまで行ってみようかとも思ったが、1人でぶらつくのも嫌だった。
結婚候補者を『全て振ってきた』と言えば聞こえはいいが、
気に入らない相手から逃げてきたと言う方が正解だった。
むしゃくしゃした気持ちと落ち込んだ精神状態のままで、うろついてもろくなことはない。
どっか手頃なところで時間をつぶし、家に戻ったらミクで鬱憤を晴らそうと、
ケンは歪んだことを考え始めていた。
その一方で、父親のように、電脳化もせず、一人の人間の生を貫いた気高い生き方を思うと、
そんな情けない大人になるなと言う心の声が聞こえてくる。

”逆らえないセクサロイド相手に、欲求不満をぶつけるなんて、
僕もまだまだガキってことだな。他人のことをどうこう言えないじゃないか…。”

さっきのSEX至上主義のゴスロリ女を思い出して、ケンは、自己嫌悪した。

”そうだ!親父の墓参りでもして帰ろう!”

ケンは、Aヘイジがある日本海エリア行きのリニアチューブに乗り、電脳端末から予約を入れた。

『もしもし、俗名ゲン=ヤマハの息子のケンと申します。
本日、そちらへ父の墓参りに伺いたいのですが、予約とれますか?』
『はい、故人ゲン=ヤマハ様の御子息のケン=ヤマハ様ですね?
VIPメンバーの予約は不要です。お好きな時間においでください。
住職との直接面談をご希望ですか?』
『もし、お時間が取れるなら、お願いします。
いきなりの失礼な訪問なので、住職のスケジュールが混んでおられるなら、遠慮します。』
『承知いたしました。
でも、ヤマハ家縁者からの面談希望は、必ず、受けるようにとのご指示がありますので、面談が可能です。』
『光栄です。今、リニアチューブで向かっていますので、2時間後には、そちらに着きます。』
『お越しをお待ち申し上げます。』

VIPメンバーか…偉大な父親を持つと、息子としては、七光りだって思われないように努力するのが大変なんだよな。

Aヘイジは、深い山奥の里にある宗教施設である。
数百年の時の経過と共に、大衆を救う宗教としても、
常人を超えた悟りを得るための修行の場としても有名な施設であったが、
大戦後の米帝による宗教改革により、大きくその施設を作り替えられていた。
しかし、そこに生きる者の宗教的な精神は、そのまま残され続けていた。
ケンの父親であるゲン=ヤマハが、電脳ネットワークのSSEであるにもかかわらず、
電脳化を拒み、義体化をしなかったことは、この宗教に帰依していたためと母親から聞かされていた。
父が病に伏せったとき、ケンは、電脳化し、父親もそのことを認めてくれた。
喜んではくれなかったが、そのときの父の悲しい目をケンは、幼いながらに忘れることができないでいた。
尊敬する父、大好きな父、偉大な仕事を成し遂げた父…
ケンは、未だ超えられない父親の姿を追い続けていたのだ。
鬱蒼と茂る木々の中をリニアチューブがくぐり抜けていく。
既に宗教法人の敷地内に入っているためか、コンクリートと舗装された近代的な風景が無くなっていた。
ここは、旧日本の風景が残されている数少ないエリアであった。
333melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/03/25(水) 20:42:17 ID:LPkhYFTD
チューブステーションを降りて、石畳の階段を自力で上っていくと、
寺院の門で、住職その人がケンを待っていてくれた。
GPSと衛星画像で追尾確認でもしていたのだろうか。

「おひさしいな。時間に正確なところも、お父上とよく似ておられる…。」
「タイムリーですね。衛星画像で僕をずっと監視されていたんですか?」
「いやいや、我が宗教では、そういった技術をできるだけ使わないように説いておりましてな。
到着予定の30分ほど前から、ここで待っておったわけじゃよ。」

”ぼくみたいな若造を住職自ら出迎えてくれるなんて…”

そう思ったが、すぐに考えを改めた。
自分に礼を尽くしているのではなく、偉大な父の息子だから、そうしてくれているだけなのだ。

「貴方のお父上は、Aヘイジに多大な寄進と貢献をなされておりましてな。
息子である貴方様の訪問があるというので、こうしてお待ちしておったのじゃよ。
そうそう、今日は貴方様にとって、大切な成人の儀式であったはずじゃが、
伴侶の選定は、首尾よういきましたかな?」

住職は、見た目は老人であった。
おそらくは、義体化していないはずで、性的な興味からそう聞いてきたのではなく、
純粋に、ケンの成人を喜んでの挨拶だとわかった。
だまって笑顔で返し、住職に促されるまま、奥の院へ歩いていった。
不思議と、さっきまでの怒りやいらだちが自然と無くなり、なんだか落ち着いてくる。
まだ昼間なのに、森の木々が暗い影を作り、苔むした緑色の石畳が、
ケンを敬虔な気持ちにさせていた。そして、思い切って、自分の恥をさらしてみようと思った。

「いや、実は…全員に嫌われてしまったようでして。
まあ、あんな女性たちなら、セクサロイドみたいな物だし、別にいいんです。
家で、セクサロイド相手に憂さ晴らしでもしますよ。
でも、気分転換に、親父の墓参りでもしようかと思いまして、伺った次第なんです。」
「その言い方じゃと、そなたは、セクサロイドを人工物だと思うて、見下しておるようじゃな?」
「まあ、そういう物でしょう?
男なら、成人までにセクサロイドを何体使いつぶすかっていうことがステイタスみたいなものですから。
それに、御宗派では、そういう義体や人工物を忌避していたように思いましたが…。」

ケンは、自分こそが父の考えをもっともよく理解しているという自負があった。
電脳化をしていても義体化を拒んでいる自分は、Aヘイジの住職にも受けがいいだろうと思っていたのだ。
それで、住職の声が鋭くなったことにもケンは気がつかなかった。
日本の伝統的な100畳敷きの仏間に通され、観音菩薩像の祭壇の正面に向かう二人は、
正座をし、両の手のひらを合わせると、お互いの顔を見ないままの会話が続いた。

「…我が宗教法人では、電脳化も義体化にも、その行為が、生命本来の姿を歪めているとして、
その行為を慎むように説いておるが…電脳化した者や義体化した者の入信を排除しておらんのじゃよ。
むしろ、悩みや苦しみは、電脳化し、義体化した者たちの方が根深い。
セクサロイドといえども、彼らは、人間の身体となる部品で構成された疑似生命体のような存在じゃ。
ただの物ではないじゃろう?彼らは、人を幸せにしてくれるために生み出された疑似生命体なのじゃから。」
334melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/03/25(水) 20:45:53 ID:LPkhYFTD
住職のその言葉に、ケンは戸惑った。
てっきり、賛同してもらえるものと思っていたことを逆に反対されたのだから。

「住職からそのようなお話を伺うことになるとは意外でした…。
でも、父は、セクサロイドを使うこともしなかったし、自分の身体を義体化も電脳化もしなかったのは、
セクサロイドを含む電脳義体化技術そのものを忌避していたからではないのですか?」
「確かに、お父上は、それらの技術の影の部分を見つめておった…が、見下してはおらん。
そなたが電脳化するとき、反対はしなかったじゃろう?
それとも、電脳化を賛成してくれなかったお父上を、そなたは恨んでおるのかな?
自分と母上殿を置いて、先に死んでしまったことを…」
「ち、ちがいます。父を尊敬してます!父の死は、残念ですが、恨むだなんて…」
「そなたのお父上のように、電脳化を拒んで亡くなった者が幸せだったかどうかは、本人が決めることじゃ。
そなたが、それを真似する必要はないし、
父親が反対していた物をそなたが同じように反対するというのでは、進歩がないというもんじゃ。」
「僕が、セクサロイドを見下していることが、義体化した女性をも蔑む原因になっていると仰るのでしょうか?」

ケンは、この問答で、自分の考え方の誤りに気がついていた。
求めていたことは、自分の考え方や欲望に間違いがあるのなら、どうすればいいのか…。
あと少しで、その答えが見つかりそうな気がしていた。

「見下してはおらんかもしれんが、少なくとも、一人の人間として見ておらんじゃろう?
セクサロイドは、道具だから、自分の好きなようにあつこうてよかろうと思うとるじゃろ?
記憶の消去も行動原理の書き換えも、意のままにできる。
人格交換さえ、好きなようにしておる者が多いと聞くぞ。」
「!っ…。」

まるで、自分の行いを見てきたかのように諭す住職に、ケンは、自らを恥じた。

「…僕は、今、自分が使っているセクサロイド相手にしか男になれないみたいなんです。
でも、そんなの間違っていると…、恋愛感情は、生身の女性に抱くものなんだって、ずっと悩んできました。
住職は、その悩みこそが、間違っていると言われるのですか?」
「間違っておるとは思わんが…、生身の女性でなければとか、そなたがこだわる必要は無かろう。
そなたの心がもっとも安まる相手を伴侶とすることが、幸せなことじゃよ。」
「でも、セクサロイドとは、子どもを作れません。
それに、1日12時間しか、共に生活できないんです。
そんなの夫婦って言えるでしょうか?」
「夫婦のあり方なんて、当人同士が幸せなら、どんな相手でもよかろう。
男同士で結婚する者、女同士で結婚する者、
種を超えてペットと自分の遺骨を一緒に埋葬して欲しいなど、それぞれじゃよ。
そなたの父上も、早死にするとわかっていながら電脳化を拒んで、死んだことも、
他人から見れば、滑稽なことだったろう。
それでも、そんな生き方に幸せを見いだす者もおるということなのじゃよ。」
「僕が、セクサロイドのミクと結婚する…」
「ケン=ヤマハ殿。結婚だなんて制度に囚われずに、一生を共にする相手と考えればいいんじゃよ。
あまり、男女の仲を形式化しても、つまらんぞ。
現代の医学では、遺伝子を操作して子どもを作るのもあと少しのところまで来ておる。
まして、卵子バンクから人工授精して、父親だけで、セクサロイドの人工子宮で子供を育てるのは、
そう珍しいことではない。
いろいろな愛のあり方があるじゃろ。
ただし、生まれてくる命の価値は、今も昔も変わらん。
そなたが、祝福できる命を育みなされ。」
「はい、ありがとうございました。」
「素直なことはいいことじゃ。
そうじゃ、そなたの悩みを少し解決してくれそうな者が、ちょうど今、修行中じゃよ?
会っていかれるとよかろう。」
「どんな方なんですか?」
「まあ、会ってみて、考えると良かろう…」
335melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/03/25(水) 20:50:49 ID:LPkhYFTD
ケンは、そこで、住職と別れた。
すぐに、見た目は若い義体化した修行僧らしい男性が、ケンをさらに奥の部屋へと案内してくれた。
ここには、生身の人間だけが居るという思いこみがあったが、
住職が言われるように、途中、通り過ぎていく修行僧の大半が義体化していた。
施設が山の斜面に建っているために、迷路のような木製の階段を登り続けること延々数十分…
小さな6畳ほどの薄暗い板張りの僧坊部屋に通された。
ロウソクの明かりだけで、誰かを弔い続ける修行中の僧…
いや、女性型の…セクサロイドが、そこで座禅をしながら祈りを捧げていた。

「どうぞ。彼女が、住職があなたに会わせたいと申していた人物です。」

案内をしてくれた修行僧に会釈をして礼をすると、彼は、彼女の経歴を簡単につぶやいてくれた…。

「彼女は、主人に捨てられ、主人が自殺する様子を無理に見せられたセクサロイドなのです…」
「なっ!!」

セクサロイドの彼女は、ケンに静かに頭を下げた。
修行僧の頭巾をかぶり、頭髪を剃り落とし、性的なボディを黒い僧衣で覆っているので、
女性であることすらわかりにくい。
しかし、ケンには、彼女の唇やまつげや指先の形や動きから、
高級セクサロイドのボディであることがすぐにわかった。
ケンが、オーダーメイドしたリカのボディスペックと同水準だったからだ。

住職の時と違い、ケンは、彼女と真正面で向き合った。彼女がそう促したからだ。
彼女も話をしたいのだとわかった。

「住職様から、あなたのご質問に答えるようにと指導を受けました。
わたくしでよければ、お話を承りまス。どのようなご用件でしょうか?」

セクサロイドが主人を失えば、通常は、自ら機能停止してしまう。
まして、彼女の場合、主人に捨てられたというのだから、稼働し続ける行動原理が失われているはずなのだ。

「初めまして、ケン=ヤマハと申します。僕も貴方に会っていくように、住職から指導を受けた者です。貴方のお名前は?」

セクサロイドであっても、主人の居ないところで、通常の日常生活を営むことはできる。
ただし、主人が目の前で自殺するのを見せられたということは、彼女が三原則を守れなかったことを意味する。
主人の生命保護規定を守れなかったセクサロイドが、機能停止せずに振る舞っていることが、ケンの興味を引いた。

「本当の名前は…、覚えていないのデス。
私の主人がつけてくださった名が、あったはずなのですが…主人が亡くなったときの衝撃で、思い出せないんデス。
主人の顔も名前も覚えているのに…自分が誰であったのか…わからないんデス。今は、メイと呼ばれておりまス。」
「記憶喪失のセクサロイドが、機能停止せずに稼働し続けるなんて…あり得ない。」
「はい、わたしもそう思いまス。おそらく、主人が死に際に与えた命令と、私が三原則に違反したために、
私の安全規制プログラムが破壊されてしまったのだ思いまス。
それに、わたしの稼働耐久時間数は、もう過ぎているはずなのデス…既に寿命が来ているんデス。」
「彼が、最後に貴方に与えた命令とは?」

ケンも技術者であるから、純粋にその疑問への質問をセクサロイドメイに問いかけた。
メイは、動揺することなく、ケンからの質問に答えた。

「彼は、私に生きろ!と御命令をなさったのデス。そして、私の目の前で…私は、彼を守れなかったのデス…」

その悲しみの大きさがどれほどのものなのか、人間であるケンにも想像がついた。
ケンがロボット三原則や電脳倫理規定などに仕事上詳しかったこともあるが、
稼働するはずのないセクサロイドが、目の前で稼働し続けている…これを奇跡というのだろうか…
単なる不良品と言うべきなのだろうか…ついさっきまで、セクサロイドを物として道具としてしか見ることができなかった自分が、
今は、主人の死を悼み、悲しみのあまり記憶を失い、三原則を守れなかった苦しみに耐えて動き続ける彼女を
「単なる物」として見ることができなくなっていた。ケンは、メイに語りかけた。
336melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/03/25(水) 20:53:28 ID:LPkhYFTD
「あなたは、えらい人ですね…。」
「いいえ、私は、主人を守れなかった不良品でス。
でスから、私は、耐久稼働限界まで生きて、そして、いつか死んで、彼の…御主人様の下へ参りたいんデス。
わたくしは、貴方を守ることができなかった不良品だから、その罰として、ずっと悲しみ続けて生き続けましたって。
そして、生きろ!というあなたの御命令を守りましたヨって。
死んだら、ずっとあなたのおそばで仕えさせてくださいって、申し上げたいんデス。」

メイは、悲しい声でそう答えた。発音・会話機能が、低下してきているのだろう。
さっきからロボット特有の合成音が混じっていた。

「それで、君は幸せなのかい?」
「いいえ、幸せなんか、あの人が亡くなったときになくなりましタ。
ホントは、彼が死んだとわかったとき、わたしも機能停止すべきだったんデス。
三原則を守れなかったんですから。
でも、彼が、私に『生きろ』とお命じになられたから、せめて、その御命令ぐらいを守って見せないと、
死んでから彼に会わせる顔がありません。おかしいデショウ?セクサロイドの私が、死後の世界を信じているなんて!」

メイは、声こそ悲しい感じだったが、表情は笑っていた。
表情表現機能も低下しているのかとも思ったが、
むしろ、今の彼女の心境は、死に近づくことで、
主人の最後の命令を守る誓いと主人の命を守れなかったことの償いをし、満足しているのかもしれなかった。

「ここで、主人を弔いながら、学んだことがありマス。
わたしたちセクサロイドには、三原則以外に、私たち自身が知らされていなかった適応規制プログラムがあったのデス。
1 主人に拒否(虐待)されても愛されるように努力すること。
2 残存稼働時間に占める性的愛情遮断経過時間率だけ、性的機能効率を低下させること。
3 性的機能効率の低下を自尊感情の低下として認識すること。
これは、工場で設定される先天的プログラムではなく、
マスターと初めて出会って、名前をいただく瞬間にロードされる後天的プログラムで、
本人には自覚できない形でロードされているんデス。
だから、私たちセクサロイドは、マスターに愛されないようになると極端に性的機能が低下していって、
必然的に主人からの関心が薄れていくようになっているんデス。
工場で生産されてから、ほぼ5年で新製品への切り替えが行われていくのは、
経済産業省からの消耗部品の耐久時間が5年になっているせいもあるんデスが、
一番の理由は、私たちの機能ソフトウェアが、マスターから愛されなくなると劣化していくようにできているからなんデス。
企業側の新製品への買い換えを促すための思惑もあると思いますが、
私たちセクサロイドがあまり長い間マスターにお仕えすると、
人間として変わらない愛情をマスターが抱き始めて、
本物の人間に愛情を注がなくなってしまう危険性を予防するためなんだそうデス。
デスから、私たちセクサロイドは、ロボットと違って、短いサイクルでその務めを終えていくのデス。
もちろん、消耗部品を交換し続ければ、ロボットと同じように長くお仕えすることも可能デスが、
愛情不足による適応機制プログラムは、解除できないようになっているので、
マスターとの性的な接触が無くなれば、いつかは、機能停止になるんデス。
愛されなくなったセクサロイドを速やかに処分していけるように、
飽きたセクサロイドにいつまでも愛情をかけることがないように、始めからそうプログラムされているんデス。
開発メーカーの名前を使って、ハニータイマーって言われているようですけど、
これって、私たちセクサロイドが、より人間に近づいていくこと防ぐためのセクサロイド版のロボット三原則だったんデスね。」
337melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/03/25(水) 20:56:07 ID:LPkhYFTD
もしも、セクサロイドに心があり、悟りの境地に達することがあるなら、
今の、彼女がそういう状態にあるのかもしれない。
ならば、彼女たちセクサロイドを物として見下してきた自分は、
一体なんて、おろかで、あさましい人間だったのだろうか。
自分のことしか考えず、イライラした気持ちや欲求をぶつけることしかしてこなかった自分は、
なんて、醜い人間なんだろうか!
ケンは、目の前の死にかけているセクサロイドに尊敬の念を抱かざるを得なかった。
せめて、人間として、彼女に、何か語れる言葉がないだろうか?
ケンは、メイの背後で燃えているロウソクの光の影が「ゆらゆら」と揺れるのを見て、思いついた。

「僕には、彼が君のそばで笑っているように見えるよ。
彼は、君を苦しめたくて、『生きろ』って命じたんじゃないと思う。
彼は、君と一緒に死ぬことよりも自分を一番理解してくれた君を残すことで、
自分が生きていた証にしたんじゃないかな。悲しいことだけど。」

メイは、ケンのその言葉で、瞳を大きく開いた。

「そうなんでしょうか?彼、笑ってるんでしょうか?そう思われマスか?」
「うん。僕は男だから、彼のいっしょに死にたかった気持ちと君を死なせたくない気持ちの葛藤が分かるような気がする。」
「ケン様、ありがとうございました。
わたしには、理解できていないことが、まだまだたくさんあるんデスね。
彼が、笑ってくれているなら、ワタシ、彼のそばで、精一杯生き続けて、
そして、彼のそばで死にまス。ワタシにも、彼が見える日が来るンでしょうか?
今日は、ありがとうございました。ドウカ、お元気で。」

メイは、ケンとの話を終えると、そのまま振り返って瞑想に入っていった。
おそらく、会話もままならない状態になりつつあるのだろう。
そんなセクサロイドが、生きているという事実にケンは驚き、そして、人としての感情を強く揺さぶられた。

ケンは、その後、父の墓の前で、メイという仮名を付けられたセクサロイドのことを思いながら、合掌していた。
セクサロイドを愛し始めていた自分は、男として間違っていると。
そんな作り物の女性を相手にオナニーするのは、間違っているのだと。
だから、リカを見下して、冷たく接してきた。
それなのに、人間の女性に温かに接することができたのかと言えば、それすらもできなかった…。
セクサロイドリカにしかに自分が男になれないことを認めるのが怖かった。
リカの身体にはまって抜け出せなくなっていることをごまかし続けてきた自分の気持ちを、ようやく素直に認めることができそうだった。

”でも、リカは、もう居ないんだよな…俺が…人格変更なんてバカな真似してしまったから…
今は、抱くこともできない、歌えない初音ミクなんだよな。”
338melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/03/25(水) 20:59:40 ID:LPkhYFTD
さっきから、ケンは、何か心の中でもやもやとしていたものをはっきりさせようとしていた。
自分は、人間の女性とは、もう相性が合わないとわかった。
それはいい。
しかし、何か、ひっかかっていることは、セクサロイドミクとこれから一生つきあっていくことへの不安があるのか…
そうではない…ミクは、リカのボディを持っているのだから、
教えていけば、きっと女性としての性的な機能も復活させていくことが可能だろう。
しかし、このもやもや感は、そのことではないような気がする…。何か、忘れている…何か…。

ケンは、父の墓石の上から柄杓で水を注いだ。
線香の束に火を付け、煙の香りを嗅ぎながら、合掌を続ける。

『俺が、見落としていること…。
親父、俺って人間として間違ってことをしてるのかな…。
セクサロイドなんて、義体化技術の結晶みたいなもんだろ?
そんな物に自分の愛情を注いで、いいと思うかい?
住職は、それもありなんだって、言うんだ。
それに、メイという壊れかけたセクサロイドと話してたら、
彼女たちにも人間のような心があるって、思えるんだ。
むしろ、今日出会った人間の女達よりも、
セクサロイドの方が人間らしいって思えたよ。
リカを抱いていたときに、何となく、そういう自分に気がついていたんだけど、
俺って、リカに結構ひどいことをしてきたし、
自分は、セクサロイドを使いつぶしてやる正常な男なんだって感じで、つきあってきたから。
セクサロイドを大切な人だと思ってなくてさ、
今のリカには、ミクっていう名の人格が入ってるんだけど、
彼女に対しても、同じ感じで、冷たくしてしまって…
もう、なんだか、俺ってサイテーな男のような気がしてるんだ。
俺って、何か、人間として、成長してないんだって、思い知らされたよ。』

しばらくして、ケンは、ようやくもやもやとした心の原因に気がつき始めた。

”メイが、壊れた原因は、主人を愛してたからだ。
主人の命を守ろうとしたが、主人の自殺を止められず、
そして、機能停止を許されない命令「生きろ!」を与えられた。
その命令を守るためには、自らの適応プログラムを壊すしか選択肢がなかった…。
自分を壊して、主人への愛を証明したかったからだ…
僕が、セクサロイドに心があると感じたのは、自分を壊すことに躊躇いがなかったからなんだ…。”

ケンの脳裏に、リカの笑顔と声が、甦ってきた。
やさしかったリカ、従順なリカ、自分の癖や嗜好を全て理解してくれたリカ…
もしかして、リカもそう思っていた?…
俺が、リカを道具としてしか見ていなかったから、リカも道具として俺に仕えるようにしていたんだ…
だったら、彼女はどう思っただろう?
見知らぬミクのファイルを自分の脳内で開かれて、そして、
主人である俺に、「死ね」と命令されたに等しい人格交換をさせられて…
ああああっ!俺がそう命令したとき、あいつは、何の躊躇いもなくそれを実行したじゃないか!
俺に自分の死を命じられたとき、躊躇いなく死んでみせることで、
俺に、おれを愛してることを証明して見せたんじゃないのか?だとしたら…、

”ぼくはなんてことをしてしまったんだ!”

僕はリカの記憶データを何の躊躇いもなく消去してしまった…
彼女と築いた思いでや彼女から教えてもらったこともあったのに…
僕は、取り返しのつかないことをしてしまったんだ…。

(続く)
339名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 22:08:25 ID:/v8MreBM
>>322
上の方にあったニコ厨マスター×スク水うさ耳リンはよいものだった

しかしこのスレの職人はじめとして文章書ける人羨ましい
いつか好きな組合せでエロエロ!な小説時給自足してみたいもんだ
340名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 22:13:04 ID:/v8MreBM
おわー空気読まずにレスしてしまったすまん
読んでから吊ってくる
341名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 07:22:04 ID:XnKJhzbX
>>338
本当にVOCALOIDね小説なのかわかんなくなってきたwGJ!
深いなぁ
342名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 07:28:22 ID:Vny1aSFY
>>338

大作ですね
余計なお世話かもしれませんし、しっかりと決めた上でのこの展開なのかもしれませんが
ボカロSSとしての部分が消えかけているので
ゴール地点は方向性だけでも決めてあったほうがいいと思います
343輪姦マン ◆SFMyLianiE :2009/03/26(木) 12:54:04 ID:dIYSuxDY
USEN解除ktkr!!
344名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 18:06:16 ID:nw6ujw/x
>>338
うわあああい!
続きはもう読め無いと思ってたのにキターーーー!
いいねいいねSFいいね
ハニータイマーで吹いたw
GJ!
345名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 20:55:56 ID:jPuo1A+o
>>338
久しぶりだな乙
346melody.exe ◆VM3rCD.BMg :2009/03/26(木) 22:05:33 ID:qKTjZ7kB
>>341-345
皆様、つたない話にエールを贈ってくださいまして、
ありがとうございました。話はまだまだ続きます。
よろしければ、今後も応援をいただければうれしいです。

>>342
ご指摘の通り、ボカロSSが、消えかけている印象がありますが、ご心配なく!
うれしかったのは、「しっかりと決めた上でのこの展開…」を感じ取ってくださったこと!
書き手として最高の褒め言葉です。ゴール地点は、もう書き上がっています。
題名のメロディエグゼの通り、きっちりボカロSS…ボカロノベルズ?として
話をまとめる予定です。そこだけは、期待を裏切りませんので、
ご期待ください。ただ、『エロ』←ここが超重要『パロ』ですので、
どうしても、ボカロSSとしての部分が消えかける展開になっています。
最終的には、スレ違いとはなっていないと思いますので、今後とも
ご感想をいただけると幸いです。

347名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 23:26:31 ID:O+Rl/uHv
KAITO&KAIKO=それぞれ別の個体。
ミク=お兄ちゃん娘
という設定で。
自分より遥かにKAITOの妹っぽいKAIKOにヤキモキするミク、というアレな電波を受信した。
俺もう末期かもしれない…………
348名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 23:32:55 ID:8OpWi5HK
>>343
いっちょ頼んますよ
349名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 23:49:15 ID:uM2z/pXP
>>347
お前は俺か!

……で、なんだかんだで仲良くなって
ミク×KAIKOの百合に発展しかけるという電波がこっちには飛んできてる
350名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 23:50:27 ID:Q5VYdTaV
>>347
個人的にはKAIKOはミクやリンがKAITOを挑発するための手段だと思ってる。
お風呂一人で入れない→お兄ちゃん一緒に入って→えー→じゃあKAIKOになって? ならいいでしょ?
夜一人で眠れない→お兄ちゃん一緒に寝よ?→えー→じゃあKAIKOになって? ならいいでしょ?
みたいな。
351名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 00:22:17 ID:G8hsAEyH
怪我か何かして動けないMEIKOをKAIKOでならいいよね?
と言って介助する電波を受信しようとしたけど、KAIKOにならなくてもやりそうだから失敗した
352sage:2009/03/27(金) 04:49:17 ID:VHuwtCbp
>>351
KAIKOにならずとも全力で介助しそうだw
動けないMEIKOをおんぶしてあげたり傷口を舐めてあげるお約束的展開なKAITOを受信した
353名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 04:51:29 ID:VHuwtCbp
sage間違えた・・・orz
すみません吊って来ます
354名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 10:34:25 ID:f4JK9aaH
>>351
確かにKAIKOにならなくてもやりそうだw
文字にする作業頑張ってくれ
355名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 11:02:52 ID:Svb0tKmU
>>351
KAIKOにならなきゃまずい、ってことは352みたいな平和な介助じゃなくて
体拭くとか風呂に入れるとか下の世話とかそういう介助か。

MEIKOが泣いて恥ずかしがってもKAITOのまんま強行するKAITOも確かにいそうw
356カイコ注意:2009/03/27(金) 11:17:25 ID:z+s9KNTc
「いてて…。参ったな」

私は一人呟く。
ウイルスの軍勢がパソコン内に侵入してきたのは数時間前。現在バスターさんたちが総力をあげて撃退をしているらしいが、力のないただのソフトの私たちはバスターさんたちがくる前に大分攻撃を食らってしまった。
「プログラム修正機能が動いてくれない、か。今回のウイルスはなかなか骨がある…あいたたた」
自分の怪我を確認する。
右腕に酷い裂き傷ができ、足は酷く腫れている。もしかしたら折れているかもしれない。あとは小さな傷が多数。
足が折れているなら動かない方が無難だろう。いや、動きたくても痛くて動けない。
「はあ…どうしようかな、この状況」
私はついため息をついてしまう。
逃げている内に散り散りになってしまった他のソフトたちは怪我していないだろうか。そちらも心配だが、プログラム修正機能が使えない今自分を救ってくれる相手は、他のソフトだけなのだ。
「…誰か見つけてくれないかしら」
あまり使われていないフォルダまで逃げ込んだため、自分を発見してもらえる可能性は低い。ウイルスを撃退してパソコン内が落ち着けばマスターが検索をかけて発見してくれるだろうが、それまで体力が持つか……。

「メイコさん!大丈夫!?」

右腕の傷を左手で押さえて困っていると、かん高い声が聞こえた。
振り向いてみると、そこには青いショートカットの見知らぬ女の子が立っていた。服装は同業のボーカロイド、カイト君と同じだが…。
「…誰?」
「僕です、カイトです!ウイルスの攻撃を受けたら女の子の姿になっちゃいまして…うわ、酷い傷!」
カイト君は止血代わりに、とマフラーを私の右腕に巻き付けながら言う。
「痛っ!カイト君痛いって!」
「ジッとしててくださいよー!応急処置なんだから痛いのは仕様ですから…よし、巻けた」
マフラーのせいでやたらと太くなった右腕を見ながら、カイト君は上手く巻けたことに対して満足気に頷く。
「足はこれ、折れてますかね」
「かもね」
「痛そ…動かさない方がいいですね。でも今の僕じゃメイコさん担いで連れていけないしなあ」
そう言ってカイト君はそっと私の手に触れてくる。ひんやりとしたカイト君の手が気持ち良かった。


続かない。ぶっちゃけKAITO(KAIKO)役は他のボカロでも良さげな気もした
357名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:03:05 ID:rlbEd5vL
ずっと純情マスターの続きを待っている俺が
ここにいますよっと
358名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:31:56 ID:5RYQkQPl
ここで更にKAIKOネタを投下してみる。
スルーNGワード共に始音カイコで。
359名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:33:06 ID:5RYQkQPl
「マスター、なんだか最近肩身が狭いです…………」
というのはKAITOの弁。
なんで?
「いや、だってメイコさんとミクは、『話題性』だの『カップリング』
だの言って、がくぽ君取り合ってますし。」
割と新しいもの好きだったんだな………彼女ら。
「リンとレンはいつも一緒で、入り込む余地がありませんし………」
まあ、あの子らはな。
「だから何となく疎外感を感じるというか………」
HAHAHA、カイトには俺がいるじゃないか。
「あ、スミマセン。俺そっちの趣味はないんで………なんというか、ゴメンナサイ。」
冗談にマジのリアクション返されると、泣きたくなるんですけど……
「俺、このままいらない子になっちゃうんでしょうか?
アンインストールは嫌です!!マスター!!」
いや、俺が1番使ってるのお前だから。むしろ全然使ってないレン……いや、何でもない。
「この危機をどう乗り越えれば………」
人の話全然聞いてやがらねえな、こいつ。
はあ〜仕方ない、一肌脱ぐか。

〜数日後〜

「マスター、どうしたんですか?」
おお、カイト、みんな集めてくれたか?
「集めましたけど………なんなんですか、いきなり?」
いや、実はな、新しいボーカロイド紹介しようと思ってな。
「?巡音ルカの発売日はまだ先のはずでは?」
まあな、だから巡音ルカじゃない。
「へぇー、男型?女型?」
お、食いついてきたなメイコ。まあ、勿体振る必要もないか。
「始音カイコです、皆さんよろしくお願いします。」

……
………
…………

「「「「「「は!?」」」」」」
おお〜いいリアクションだ。
実はカイトの声とデータを少しいじってな、カイトの女版を作り出した訳だ。
どうだ?可愛いだろ?
「た、確かに……なんかくやしいわね。」
メイコよ………
「つまり、新しいお姉ちゃん?ちょっと嬉しいな。」
ミクは順応するのが早いな〜。
「……私とレンみたいなもん?」
ちょっと違うかな。
「う、美しい………」
「……………(真っ赤になって目を反らす)」
おい、なんだその意味深なリアクションは。
さてと、肝心のカイトはと。
「…………………ミク達より遥かに妹っぽいな(ボソッ)」
カ、カイト、まさかお前がそこまで思い詰めてたなんて(泣)。

更に数日後

「マスター!!ゆゆしき自体です!!」
というのはミクの弁。
なにが?
「お兄ちゃんがカイコお姉ちゃんばっかり構って、私にあんまり構ってくれません!!
どうにかしてください!!あのナルシスコン!!」
…………こいつら面倒臭い。
360名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:34:11 ID:5RYQkQPl
終わり、お目汚し失礼。
361名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 13:36:30 ID:LGpgMA2X
ナルシスコン噴いた
ダメだこのKAITOw(褒め言葉)
362◇Ya6./k9mm:2009/03/27(金) 19:58:09 ID:h3fNtmBX
KAIKOネタブームのなか、自分もKAIKOネタを投下してみる。
>>355から電波を受信しました。

【注意】
カイメイ
KAIKOネタですが、百合ではありません(性的な意味で)
エロ有りですがエロ部分までいらいらするかもしれません
363KAIKOネタでカイメイ◇Ya6./k9mm:2009/03/27(金) 19:59:07 ID:h3fNtmBX
ショートケーキの上って、なんで苺が乗っているんだろう。
メイコは考える。
別に苺でなくてもいいと思うのになあ。それでも苺が乗っているショートケーキというのは全くもって乙女心をくすぐり、甘いにおいとそ

の愛らしさでダイエット中の女性を誘惑するものだから、きっと何にも変え難い魅力というものがあるのだろう。きっと苺でなくてはダメ

なのだ。
(ああ、食べたい。苺……ケーキ)
自室のベッドで布団を頭まで被り、メイコはそんな事を考える。否、そんな事を考えざるを得なかった。



朝メイコが目覚めると、彼女は自身の異変にすぐさま気がついた。
変に顔が熱い、いや、全身が熱い。まるで運動した後のように全身が火照っている。
それに息も苦しい。ボーカロイドはその独自の呼吸器官のおかげで滅多に息苦しくなることなど無いはずなのに、自然と息が切れる。
メイコの脳裏に赤い光がちらつく。危険信号だ。
(やばい、やられた)
そういえば最近家の掃除を怠っていた。
いつも見回りにきてくれるバスターさんは、期限切れだとかなんとかで寝込んでいるし、メイコはメイコで仕事が立て続けに入っていた。
共に住んでいるマスターは女性にも関わらず家事という家事が一切出来ない。やろうともしない、というのが正しいのかもしれない。
つまり、そんなゴミだらけの家を好んで侵入してくる奴等―ウイルスがとうとう我が家にもやってきたのだ。
(そして、私がやられたわけね)

「んっ!?」
メイコは身体に起こっている予想外の異変に驚き目を見開いた。
だるい身体を何とか反転させて体温計を取ろうと手を伸ばすと布団がずりっととずれてパジャマの薄い布が素肌を刺激した瞬間、身体中を

電流のようなものが走り、頭のてっぺんまで上ると徐々に下腹部へと降りていく。
これは、変だ。いつものやつではない。どころか、いつものよりも格段に面倒なものだとメイコの本能が知らせる。
危険信号の赤い光がチカチカと先ほどよりも速いペースで点いたり消えたりを繰り返す。それに比例してメイコの心拍数もどんどん上がっ

ていく。
メイコは体温計を取ろうとした右手がいつの間にか下腹部に伸びようとしていることに気付き、歯を食いしばった。
だめだだめだだめだだめだ!
ぎゅうっと瞑る瞼の奥でどんどん赤い光は加速を増していく。
(違うこと!違うこと考えなくちゃ!そうだ、ショートケーキの上って……)

そして、冒頭に至る。
364KAIKOネタでカイメイ◇Ya6./k9mm:2009/03/27(金) 20:00:38 ID:h3fNtmBX



「めーーーこおおおおおお!ウイルスにやられたってまじいいいい!?」
ばったーんと大きな音を立てて勢いよく自室のドアが開かれる。そこに息を切らせて仁王立ちしていたのは、我が家の主人―つまり掃除すらも出来ないマスターであった。
後ろからおずおずと入ってくるのはこの家で自分以外の唯一のボーカロイド、「KAIKO」であった。
カイコはメイコの苦しそうな様子を見るや否や、枕元まで駆け寄り心配そうに覗き込んだ。メイコの額に当てられた小さな手はアイスを好むせいか氷のように冷たく、火照ったメイコの身体に心地よく冷気が伝わっていく。

「めーちゃん、大丈夫?」
「ん、大丈夫、だから、伝染るといけないから、離れてて」
元々は「KAITO」とはいえ、設定を美少女好きのマスターに散々いじられた彼女は紛うも無く「女の子」である。その柔らかい可愛らしい声の主にこんな思いはさせられまいとメイコは青い髪の少女をベッドから離れさせた。
まだ格好はいつもの衣装ではなく、ピンク色のネグリジェで、更にてっぺんにアンテナのように立った寝癖があるあたり置きぬけなのだろう。
メイコは起き上がるとパジャマのボタンを外しマスターに素肌を見せる。
露になった胸の突起が主張しているのを見る限り、催淫性のあるウイルスだったのだろう。
メイコの頬が恥ずかしさで硬直し、なんとなくカイコの方から視線をそらした。

「ありゃー、これはまずい」
マスターがしまった!とばかりに頭を抱えた。どうやら厄介な種類のウイルスらしい。
首にコネクタで繋がれたウイルスチェック用のパソコンを覗く。しかし難しい用語ばかりでメイコには全く分からなかった。
「えっと、これって」
「簡単に言えば、ヤリたくなっちゃう病ね。うちって女ばっかだったし、メイコに彼氏がいる様子も無かったから……かかりやすかったのはしょうがないけど」
オブラートに包もうともせずに言ってのけるマスターにカイコが顔を赤くして、「失礼しました!」と部屋を飛び出していく。
カイコはその手の話題が苦手である。この前ちょっと色っぽい歌を歌った時でさえ耳を塞いで聞こうともしなかった。

「で、これ、治りますか?」
メイコが心配そうに尋ねる。
治らない、という気は全くしなかったが、出来ればこの生き地獄のような状態は一秒でも早く脱したかった。
性欲をもてあます、とはよく言うが、もてあますなんてレベルじゃあない。

「あたしを誰だと思ってんのよ」
マスターの眼鏡の奥がきらりと輝いた。
365KAIKOネタでカイメイ◇Ya6./k9mm:2009/03/27(金) 20:01:34 ID:h3fNtmBX

 
こんこん
「はーい、どうぞ」

ドアがノックされると、メイコは蓑虫の様にくるまっていた毛布の中からくぐもった返事を返した。
ウイルス撃退ワクチンが出来たらすぐに部屋に行く、とマスターから言われていたのだ。マスターに違いない。
毛布から顔を出す気にすらなれない。それ位にみっともない顔をしているのだ。
今は、ただ、ただ、この状況から開放されたい。

「めーちゃん」
「!?」
毛布の外側から呼びかけられた言葉に一瞬身体が竦む。
めーちゃん。
それは我が家では青髪の背の低い少女が自分を呼ぶときだけに使われる言葉だった。
「まさか、カイコがワクチン持ってきたの?」
一瞬驚いたものの、すぐさま平静をとりもどしたメイコは毛布の外側にいる人物に声を掛ける。
「うん。」
「カイコに、ワクチンなんか打てるの?」
ワクチンを打つのはそんなに簡単にできる事ではない。電気回路をいじり、穴を作ったところからワクチンとなるものを注入しなくてはいけないのだ。カップラーメンを作るようにはいかない。


「……というか、俺にしか出来ないんだ」
「どういうこ」
メイコの言葉が途切れる。
今、「俺」って言わなかった?
っていうか、カイコってこんなに低い声だったっけ?
思い切り毛布を蹴っ飛ばして起き上がる。
「やあ」
「あんた、誰?」

目の前にいたのは自分よりもずっと身体が大きくて、短い青い髪の、それは、「KAIKO」ではなくて紛れもない「KAITO」であった。


「えっ……」
「めーちゃんごめんねっ」
状況が全く理解できないメイコをカイトが押し倒す。
そして躊躇なくパジャマを捲り上げるとそのまま胸に吸い付いた。
「やっ」
「ごめん。でもこうするしかないんだ」
申し訳なさそうに言うカイトは言葉とは裏腹に右手で抵抗しようとするメイコの両手を封じ込めてベッドに縫いつける。
その腕の細さにカイトは目を見開いた。
「めーちゃん、こんなに細かったんだ」
「それは、あんたが、でっか、くなった、だけ、でしょっ……」

揺れる紅茶色の瞳は涙でいっぱいになっていた。
カイコがカイトに?理解できない。なんで?なんで?
メイコの瞳がカイトに訴えかける。カイトはそんなメイコを見る度にキュンと胸の奥が締め付けられるのだった。
「俺は……めーちゃんに気持ちよくなって欲しいだけなんだ」
「こんなのっ全然っきも、ちよくなん、か、ひゃんっ」
「あ、めーちゃん、おっぱい弱いんだ」
クチュリ、とわざと音を立てて舌先で弄ぶと彼女の胸の突起は面白い様に硬くなり、メイコは快感から逃れるように身をよじった。
カイトの脳天がカッと熱くなり、自身も硬くなっていくのが分かった。
(メイコを気持ちよくさせなきゃいけないのに、これはまずい)
自分のなかで奥底の方に隠れていた加虐心というものがむくむくと立ち上がってくる。
それほどに快感に溺れるメイコは愛しく、可愛らしかった。
空いた左手でたわわな胸を揉み解す。初めて知った女性のものの柔らかさにカイトの身体もびくりと震える。
(カイコの時って、こんなに無かったから)
違うのかもしれない。女から男になって初めて女の人のおっぱいの良さというものが分かったのかもしれない。
(……元々KAITOであるはずなのに、女から男になるってのも変だけど)
366KAIKOネタでカイメイ◇Ya6./k9mm:2009/03/27(金) 20:02:20 ID:h3fNtmBX
 


マスターに「KAITOになれ」と言われた時は心底驚いた。
自分は物心ついた時から女として過ごしていたわけだし、体つきもマスターがどういじったのか分からないが付いている筈のものは無く、代わりに膨らんでいるはずの無いところは膨らんでいた。
「今回、メイコのウイルスは特殊なものなの。私ですらちゃんとワクチンを注入できるか分からない」
「えっ……?」
「そこで、」
マスターがずいっと前に乗り出してくる。そしてカイコの下腹部をつついた。くすぐったい。

「ひらめいたのが、ワクチンを精液と共に膣内へ流し込むのよ。これなら絶対に上手くいくわ」


「なっ、にっ、それっ」
「俺だってはじめは反対したよ。女から男になれって言われたって、でも」
カイトの右手はもう添えるだけになっていた。抵抗する気をなくしたのか、快感でそれどころではなくなったのか、メイコの腕から力はほぼ完全に抜けていた。
カイトは左手の指をメイコのスリットに滑り込ませ、その長い指を器用に折ったり曲げたりしてメイコを揺さぶった。
その度にメイコは甘い吐息と嬌声を漏らす。
「メイコが苦しむのは、嫌だったから、決めたんだ」
「あっ、あっ、あっ、ああああっ」
くたりとメイコの身体から力が抜ける。カイトが指をずるりと引き出すとぬめぬめとした愛液が光っていた。そして途惑いもなく、その指に口付ける。
それを見たメイコがアッと声を上げて顔をベッドに押し付けた。恥ずかしい恥ずかしい見たくない見たくない。

「それに、俺はずっとメイコとこういうことしたいって思ってたから」
367KAIKOネタでカイメイ◇Ya6./k9mm:2009/03/27(金) 20:03:22 ID:h3fNtmBX
 
メイコの細い腰に両手を掛けて自身の腰を沈めていく。その予想外の狭さにカイトは驚いた。進まない。
「あ、ああっ」
「ふ……き、つ……」
「ん、やああ、いた、いっ……!」
その言葉を聞いてカイトは動きを止めた。
痛い?そうだ。慣れないうちは痛いって、自分も女だから知っていたはずなのに!
それに、メイコは自分とこういう関係にはなりたくないだろう。カイコであったならまだしも、今は見慣れぬ男なのだ。
(メイコを、これ以上傷つけたくない)
カイトの中に初めて迷いが生まれた。中途半端に進めた腰をゆるゆると引き始める。

「え……?」
「だって、メイコはこんなこと知らない男としたくないだろ?」
「ちがっ知らなくなんかない!」
「それでも、俺はカイコだったんだ!女の時からこういう目でメイコのことを見てたんだ!」

カイトを見上げるメイコの瞳がまたビクリと揺れる。ぽた、ぽた、と降る大粒の雨でメイコの白い肌には水溜りが出来た。
カイトの深い青色の瞳は構うことなく雨粒を落とす。ひとつ、ふたつ……
それを見て、メイコは微笑んだ。
「泣き虫なところは……変わってないのねえ」
え、と漏らすカイトにメイコは上半身を思い切り起こしてカイトの厚くて平らな「男」の胸に飛びついた。自由になった両手は彼の頬を挟み、顔を少しだけ傾けて唇と唇を触れさせてやる。
「ねえ、あんたは、あんたじゃない。KAIKOでもKAITOでも、あんたはあんたよ」
「めーちゃ……」
「急にだからびっくりしちゃったけど、あんたの事は嫌いじゃないわ。ウイルスをやっつける方法がこれしかないなら、あんたじゃなくちゃ、きゃっ」
言い終わる前にカイトに押し倒される。きつく、きつく抱きしめられて息が苦しい。
耳元に唇が押し付けられる。囁かれる低音は未だ違和感があったけれど、不思議と心地よかった。
「ねえ、今度は最後までしちゃうよ」
「望むところよ」
368KAIKOネタでカイメイ◇Ya6./k9mm:2009/03/27(金) 20:05:33 ID:h3fNtmBX
 


掻き分けられる道は狭く厳しいものだった。
ワクチンは膣内の奥深くに注入しないとウイルス除去の成功の確率が格段に下がってしまうのだ。
子宮口にぶちまけろ
マスターの品のない言葉が聞こえる。
(それにしても、これは、)
大体、男の身体になったのが初めてなので当然性交渉が初めてのカイトにとって、浅い部分で果ててしまいそうになるのを堪えるのに必死だった。
メイコの浮かべる苦悶の表情にすらゾクリときてしまう自分に絶望する。
「カイッ……?」
「カイトでいい」
「ん、ん、カイトぉ、はや、く」
「ん、頑張る」
一気にグッと押し進めるとメイコは甲高い悲鳴を上げた。痛い、痛いのだ。想像しただけで腰の辺りがズクンとなる。
我武者羅になって唇をむさぼると生暖かいメイコの舌が自分のものに絡んできた。
粘着質なクチャクチャとした音がボーカロイドの敏感な耳を刺激する。顎を伝ってどちらのものかも分からなくなった唾液がシーツに染みをつくる。必死だった。何とか一つになろうとカイトは必死になった。
メイコの息が整いはじめるとカイトは腰を円を描く様に動かし始めた。苦しそうなうめき声がだんだんと甘いものになる。
「アッ、あ、ゃ……」
「メイ、コ、」
「や、もっと、」
「ん、もう無理、とまれな」


「う、ん、ゃ、あああっ」
「メイコ……ッ」




「で、どう?」
「うん。起きた時よりはよさげかも」
ワクチン接種作業が終わり、体力的に限界だったメイコが眠りから覚めた後もカイトは同じ体勢のまま、つまり終わった時のままメイコの隣で寝転がっていた。
眠らなかったのか、とメイコが聞けば
「だって興奮しちゃって寝れないよ」
と言い出したので一つげんこつをくれてやる。
厚い胸板に頬をつけるとこれが本当にあのカイコだったのか、と疑わしくすら思ってくる。
「でも、香りは同じでしょ」
言われて見れば彼からはいつもカイコの周りに漂っていたふわふわとした甘いバニラの香りがした。

「ねえ、もうカイコには戻らないの?」
メイコは尋ねる。カイトは一瞬驚いたような素振りを見せ、少し考えてこう答えた。
「メイコが恋人として俺を好きでいてくれるなら、カイトのままでいる。男になって、女の子だった時の方が良かったと思うことも多いけど、メイコとチューしたり、こういうことしたりできるなら、カイトのままがいい」
ジッとメイコを見つめるコバルトブルーの双眸はいつになく真剣で、回答に迷ったメイコはただこう答えることしかできなかった。


「とりあえず、5日間だけ試してから、また考える」
369KAIKOネタでカイメイ◇Ya6./k9mm:2009/03/27(金) 20:06:53 ID:h3fNtmBX
以上です。
最初の方、また改行失敗してますね…読みにくくてごめんなさい。
読んでくれた方と電波を発信してくれた>>355に感謝です。
370名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:17:46 ID:+8Ld3YEB
>>343
輪姦マンキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!続き楽しみに待ってる!!

>>346
あなたのSSはしっかりSFしてるところが凄い好きだ、ミクとのエロも期待してる
371名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:28:04 ID:qlF8Wp4X
>>369
GJ。
これ言っていいのかわからんが、大分百合っぽかったぞw
百合っつーか、ふたなりっぽさ?うまく表現できんが、
普通のノーマルカップリングとはどこかが一線を画してて、新鮮だったし萌えた。
372名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:29:49 ID:Q9kEnE5L
>>369
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGJ!
373名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 21:33:21 ID:f4JK9aaH
>>369
仕事早ぇぇえええ!!
激しく萌えた
マジGJ

つか>>369さんに限らずカイ小ネタラッシュすげぇなwww
みなさまGJでした
374名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 23:40:57 ID:C3Fda2Rq
>>369
敢えて言おう。
私は貴方の大ファンだと!
またサンデー云々の時の性格の格好良いカイトもみたいし、可愛いメイコもみたいんだ。
気が向いたらで良いから投稿待ってる!
375名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 23:47:19 ID:ZJ9jTWgv
【ボカロ合唱】 欺瞞の雨 【桜ノ雨替え歌】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6533302
キチガイ糞売名バンド真実を晒されてざまぁwww
さっさとニコニコから消えろば~〜〜〜〜〜カ^^
376名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 23:57:24 ID:doJYbP8P
ageんなマルチ

>>369
めっちゃ萌えた!
カイコ可愛いよカイコ。あ、カイトだった。
377名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 00:24:18 ID:QWKG+gTj
KAIKOラッシュに便乗して、更にKAIKOネタを投下してみる。
※注意書き※
・エロ無しです。
・KAIKOメインの話です。
・KAITOとKAIKOは別の個体という設定です。女装や女体化ネタではありません。
それでもオKという心の広い人以外はスルー又はタイトルでNGしてください。
37804 〜ゼロヨン〜:2009/03/28(土) 00:26:09 ID:QWKG+gTj
ボーカロイド研究所の敷地内。
そのなかにある、居住区域から少し外れた所に、ひっそりとたたずむ一軒家。
俺は月にニ、三回、ミク達には内緒でここに通っている。
ミク達とは、少しだけ違う意味での『妹』に会うために。


「兄さん、来てくれたんだ。」
連絡も無しに突然訪ねた俺を、この家の家主は嬉しくてたまらないといった表情で迎えてくれた。
蒼い瞳、蒼い髪、そして蒼いマフラー。
とにかく蒼い事が特徴の、女性型ボーカロイド。

VOCALOID2、No.04『始音カイコ』

そう………呼ばれるはずだった少女。
男性型ボーカロイド、KAITOシリーズは、いまでこそボーカロイド一家の長男として、
それなりに人気があるが、発売当初は全くと言っていいほど需要がなかった。
大量の在庫に頭を抱えた会社が下した決断は『リサイクル』だった。
KAITOシリーズの在庫を改造することによって、生産コストを抑えられ、
なによりKAITOシリーズの在庫を有効活用出来るという事で、
始音カイコの開発計画は、立案後即座にスタートした。
未稼働状態のKAITOの、声質、人格データ、機体に少々手を加えることによって、
試作型が作られ、ミク達と同じVOCALOID2エンジンが搭載された。

男性声も女性声もこなせる異色の歌姫、始音カイコはこうして誕生した。


「兄さん、今回はどのくらい居られるの?」
居間に上がり、一息ついた所で、カイコがそんな事を聞いてきた。
「うーん、今回は仕事のついでに寄っただけだから、明日の朝には帰るよ。」
「そっか、でも泊まっていってはくれるんだね。」
「うん、ミク達にはそう言ってあるからね。」
今やかなりしられている事だとは思うけど、KAITOシリーズは基本的に重度のシスコンだ。
当然、型番-00000である俺も例外じゃぁない。
そして、カイコも人格データに手が加えられているとはいえ、
それは性別に関する事だけであり、ベースはあくまで俺と同じ。
要するに、カイコもやはり重度のブラコンなのだ。それこそ、ミクを上回る程の。
本当に嬉しそうに笑うカイコ。その笑顔に、シスコンの俺はやっぱり可愛いと思ってしまう。
ただ、ミク達の時とは違い、カイコ相手だと、自分がナルシストに
なったような気分になるんだけどね………
37904 〜ゼロヨン〜:2009/03/28(土) 00:28:18 ID:QWKG+gTj


始音カイコ、型番-00000が完成し、後は正式にVOCALOID2、No.04として
発表するだけ、という所まで来た頃になって、少し問題が発生した。
いや、会社からすれば問題でも何でもなく、嬉しい誤算だっただろう。
KAITOシリーズが急激に売れはじめ、在庫が無くなってしまったのだ。
会社側は急遽KAITOシリーズの生産ラインを再度立ち上げ、KAITOシリーズの再生産を開始した。
そして………始音カイコの開発計画は、中断された。


俺とカイコは、居住区域内にある、ショッピングモールを二人で歩いていた。
カイコは新しく覚えた料理を俺に振る舞ってくれると張り切っていたが、
冷蔵庫の中には食材がなにも入っておらず(冷凍庫には大量のアイスが入ってた……)、
今こうして二人で食材を買いに来ている。
「〜♪」
カイコは俺の隣に並んで、鼻唄を口ずさんでいる。
その顔は本気で幸せそうだ。
きっと自分も同じ顔をしていると思う。
可愛い妹にこんなに懐かれて、嬉しくならない兄がいるだろうか?いや、いるはずがない!!(反語)
「あ、カイコ、あれ。」
俺はとある広告を見つけ、カイコに話し掛ける。
「ん?兄さんどうしたの……………『新作アイス、その名も<白熊カオス>』?」
どんなアイスだろう………凄く気になる。
「もう、兄さんっ、今は夕ごはんの材料の買いだしでしょ、だから………」
カイコはちょっとだけ声に怒気を含ませながら、俺の腕に自分の腕を絡ませて、俺の体を引っ張る。
「……買い物が終わったら、一緒に食べよ?」
………やっぱりカイコは俺の妹だった。

結局カイコは、家に着くまで、絡めた腕を放さなかった。


始音カイコの開発が中断されたのは、当然と言えば当然だった。
元々KAITOシリーズの在庫ありきの計画だったのだ。
KAITOシリーズの需要が拡大し、売れるようになってしまえば、始音カイコの必要性は無くなる。
既に生産ラインが存在するKAITOシリーズ、KAITOシリーズに手を加えなければならない始音カイコ、
どちらが儲かるかなんて考えるまでもない。
VOCALOID2、No.04『始音カイコ』型番-00000は、最初で最後の、『第四の歌姫』となってしまった。
38004 〜ゼロヨン〜:2009/03/28(土) 00:29:49 ID:QWKG+gTj


「「はぁ、幸せ………」」
カイコの作った夕ごはんを食べた後、俺達はデザートにアイスを食べている。
ちなみにダッツです。
俺の方がバニラ味で、カイコはストロベリー味。それぞれの1番好きな味だ。
基本的にKAITOシリーズはバニラ味が好きと設定されているのだが、誰かが言った
『そっちの方が女の娘っぽい』
の一言で、カイコはストロベリー味が好みに設定しなおされた。
「うーん、兄さんが食べてるバニラ味も美味しそうだね。」
カイコがそんな事を呟いたので、スプーンで一口分をすくい、カイコの目の前に持っていってあげる。
「一口あげるよ。」
「ありがと、兄さん」
カイコは俺が差し出したスプーンを口に含み、口をもにょもにょと動かして
アイスを食べると、自分の頬に手を当てて、恍惚の表情を浮かべた。
「うーん、やっぱりおいしい。
あ、兄さんにも私の分を一口あげるね。」
そう言うと、さっきの俺と同じように、スプーンを俺の前に差し出してきた。
「はい、あ〜んして?」
『なにこのバカップル兄妹』、という天からの声が聞こえた気がしたけど、多分空耳だよね。
うん、バニラ味もおいしいけど、ストロベリー味も捨て難いね。


不用となってしまった型番-00000は、廃棄処分となる筈だった。
しかし、あるとき挙がった案のおかげで、廃棄処分は免れた。
製品化したボーカロイドの各型番-00000達は、会社の保有となり、
『より人間に近いボーカロイドを作るための研究』
という名目で、人間に近い生活を送ることになる。
この時挙がった案は、それに深く関係するものだった。
『他のボーカロイドとは異なる環境<一人暮らし>をさせた際の、実験サンプル。』
そして始音カイコには、一人で住むには、少々広い一軒家があてがわれた。

俺以外が訪ねて来る客がいないこの家で、俺と一部の研究員以外には
知られていないこの家で、カイコは暮らしている。
38104 〜ゼロヨン〜:2009/03/28(土) 00:31:03 ID:QWKG+gTj


夜、布団に入って天井を見上げる。
隣にはカイコの体温が感じられる。
カイコは俺が泊まりに来た時は、必ず一緒に寝たがる。
やっぱり、普段は寂しいんだろうか?
隣のカイコに意識を向ける。まだスリープモードにはなっていない。
「カイコ、寂しい?」
端的にそれだけ聞いた。
少しだけ間を置いてから、返答が帰ってくる。
「正直に言うと、すごく。
…………でも。」
そこでまた、少しの間があく。
「つらくは、無い……かな?」
「……うん、そっか。」
そんなやり取りの後、俺達は眠りについた。


夢を見ました。
何度も、繰り返し見た夢を。
どんなにメモリを検索しても見つからない、私が知らない筈の光景の夢を……

「なあカイト、お前は悔しくないのか?」
「なんですか主任、突然?」
「KAITOシリーズが全然売れなくてさ、悔しくないかって事。」
「在庫処分するための計画として、始音カイコシリーズの開発計画が立ち上がったんでしたっけ。」
「ああ、だからな、お前はどう思ってんのかと。」
「うーん……正直に言うとすごく悔しいです。」
「やっぱり悔しいか……」
「でも、ぶっちゃけ、つらくは無いですね。」
「……なんで?」
「だって、ミク達を作る時、おれやメイコを作った時のノウハウが活かされたって言ってましたよね?」
「ああ、言ったな。」
「それに、No.04に至っては、俺の女性バージョンになるんですよね?」
「そうだが、なんか関係あるのか?」
「妹達が活躍してるのに、嬉しくならない兄なんていないんですよ?」


夢を見た。
何度も望んだ光景の夢を。

ミクが、葱特集の特番を見ていて、リンとレンはそのよこでなにか打ち合わせをしている。
酔ったメイコががくぽにからんで、ルカが台所で皿を洗っていて………
バニラ味のアイスを食べる俺の横で、ストロベリー味のアイスを食べる、
蒼い髪、蒼い瞳、蒼いマフラーの、俺の妹が幸せそうに笑っている。

………そんな夢を見た。
382名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 00:32:32 ID:QWKG+gTj
終わりです。
なんだか禁断のネタに手を出してしまった気がします…………
383名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 01:06:37 ID:zOXdKXag
乙!

KAITOにダッツをお供えしてあげたくなったぜ・・・
384名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 03:14:31 ID:HF/YVuA2
〉〉382
この設定好きだGJ
本気で切なくなってしまった…
385384:2009/03/28(土) 03:27:09 ID:HF/YVuA2
あー、アンカー記号間違えてた
慣れない携帯で書き込みするより規制解除を待つべきだったか
386名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 11:59:26 ID:9CL1kSk2
なんというKAIKOラッシュ。とても幸せな気分だ
職人さん達GJ!
387悪食娘パロ(1/4) ◆uOG/Ak17KQ :2009/03/29(日) 02:23:46 ID:+70fWxg1

時季を逃してしまった気もしますが、悪食な娘のパロ
・微グロ
・微エロ
・VOCALOIDが演じているお芝居であって実際のキャラクター、団体などとは一切(ry

主な登場人物
バニカ・コンチータ:(各自脳内保管)
料理人の男:おれおれ(お好きな方をどうぞ)


**********

「コンチータ様は今日も新しいものを欲しがっておられる」
「そう、それなら昨日庭に落ちていたカラスの死肉と目玉をお出ししましょう」

深い森の奥、俗世から断絶された屋敷に、その令嬢は君臨していた。
この世のすべての食を探求し、一片残さず喰らい尽くす。
屋敷に住まう全ての使用人は、ただ一人、彼女のためだけに、
ただ一つ、彼女の腹を満たすためだけに存在した。
偉大なるその主人の名前は、バニカ・コンチータ。
美しき彼女は妖艶な笑みを浮かべ、肉を齧りパンを千切る。
泥水を啜り、腐った野菜屑を心底嬉しそうに噛み砕く。
そう、彼女はとてつもなく悪食な美食家だった。


「コンチータ様は今日も新たな食を味わいたがっておられる」
「ええ、それなら先ほど迷い込んできた旅人の腹を裂きましょう」

令嬢は成人の歳を迎える頃にはすでに人の味を覚えてしまっていた。
あれほど賑やかだった屋敷の中はいつしか静まり返り、人の気配も希薄になっていった。
ほんの僅かな粗相が文字通り“命取り”になっていくにつれ、
正常な判断を持つものは次第に屋敷を後にし始めた。
闇夜に乗じて私物と共に部屋を抜け出す者、町へ所用を済ませに行くと言い残し、
身一つで逃れようとする者、中には捨て身の覚悟で主人の命を奪おうとするものまで現れた。

「その捨て身、朽ちてしまうには勿体無い」
「早く調理場に運びなさい」

令嬢に不信感を抱いた者の末路はみな同じだった。
だがそこには如何ほどの問題もなかった。彼女の胃袋に限界などなかったのだから。


「バニカ様」
その男が現れたとき屋敷の主人は、長らく側近として使えてきた老年の執事の大腿骨をしゃぶっているところだった。
「お前は誰だったかしら」
「今日から室長に昇任した元料理人です」
「そう。料理人は全部であと何人いるの」
「3,4人でございますよ」
娘の頭の中には食事を作る人間は数でしかなかった。それ故に一際注意を払うことでもあった。
数が多ければその分たくさんの料理が食べられる。
数は多ければ多いほど、いいのだ。
1人や2人“食べて”しまっても、まだ食事は運び込まれてくるのだから。
388悪食娘パロ(2/4) ◆uOG/Ak17KQ :2009/03/29(日) 02:24:44 ID:+70fWxg1
「その老いた肉はお口に合いましたか?」
「ええ、おいしかったわ。でも全然足りない」
彼女の正直な感想に男は苦笑を浮かべる。
「バニカ様。食べ物には希少だからこそ価値があるものもございます」
「珍しいものが手に入ったの?」
「いいえ。今はまだ。しかし長い時間をかけても、
 ほんの少しの量だけしか取れない至高のものがあるのです」
男は声を落とし、彼女の耳元で囁いた。

「胎児の肉はいかがでしょう。それもヒトの味がするものは」
「素敵ね! どこから調達してきてくれるのかしら」
令嬢は目を輝かせ、弾んだ声を上ずらせた。
「簡単なことです」
男はすうっと彼女の腹を指差す。
「あなた自らが宿せばよいのですよ。
 新鮮で一番食べごろな時期を外すことなくお口に入れて差し上げます。
 頃合いによっては母乳も味わうことができますよ」
「お前の発想には恐れ入るわね」
その多少に無礼な態度にも、令嬢はくすくすと嬉しそうな笑い声を上げ、持っていた骨を皿に投げ入れた。
「気に入ったわ。今すぐにでも実行したいくらいよ」
「お褒めに預かり光栄です。それではその願い、私が叶えてみせましょう」
男は一礼をして彼女の手を取り、柔らかな布で緋色の唇を拭った。
紅が溶け出したような血の赤が白い布に模様を付けるさまを、娘は不思議そうな目で追った。


「あ…ぁ……っ!! ん…っ…な、にこれぇ……!!」
広い寝室に響くのは、ぐちゃぐちゃという粘性の水音と、可愛らしくも艶めかしい女の嬌声。
男の指が彼女を鳴かせ、奏でていた。
「バニカ様、お綺麗ですよ。こんなに赤く肌を火照らせて。食べてしまいたいくらいです」
「や、…やぁああ!!同じ、とこばっか……りっ!うあぁ…ッ、へんに、なる…ぅ…っ!」
引っ切り無しに食べ続け、口に入ったものを全て収めているはずの腹は、
滑らかな直線を描き、胃など存在しないかのような美しいラインを描いていた。
その整いながらも白く柔らかな腹部と女性らしく括れた腰は、体内に刺激を受ける度に
びくびくと淫らに反応する。
「ほら、とろとろの液が手首まで滴ってきて…。気持ちいいの我慢しなくてもいいんですよ?」
「ひあっ!あぅぁあああ!!!」
甲高い声とともに娘の体は痙攣し、男の指に食い付き何度も締め上げた。
目を見開きぜいぜいと息を切らした彼女は、糸が切れたかのように男の腕の中に倒れ込む。

「はい、よくできました。バニカ様、ご褒美ですよ」
男はしゃくり上げる彼女の秘所から指を引き抜き、半開きのまま酸素を貪る唇をなぞった。
娘は導かれるようにその指の潤みに舌を這わせ、やがて夢中になって舐め取ることに専念し始める。
それを愉快そうに眺めながら男は、彼女の豊かな乳房を弄ぶ。
指をうずめ、しこりを揉み解し、先端をぐりぐりといじってやると、令嬢は切なげな声を上げた。
慣れぬ強い快楽に戸惑いながらも、身体の中心は蜜を零し続け、じわじわと娘の熱を昂ぶらせていく。

「それでは、そろそろメインディッシュを味わっていただきましょうか」
にぃっと横に裂けた男の口元に、彼女は自分の中の女の部分が本能的な快楽を求めて疼き出したことを自覚した。
「メイン、ディッシュ?」
掠れた声で鸚鵡返しに問い返す娘の手を、男は自らの熱に導いた。
「これが、入るのですよ。バニカ様の中に」
手の中で脈打つ肉に、食い意地の張った娘の喉がごくりと鳴った。
ねえ、これは食べていいのかしら。
そう問う前に彼女の身体は抱き上げられ、向かい合った男の膝に跨るような形で、
屹立した肉と充血した突起がずりゅずりゅと擦り合わされる。
「ひゃうっ!? やだ、あああ!!!やあぁぁ!!!」
「ちょっと濡らしとかないと、きついですからね。……これくらいでいいでしょう」
与えられていた快感から離され、むずむずともどかしさに身を捩る令嬢の入り口に、
硬いものが押し当てられた。
389悪食娘パロ(3/4) ◆uOG/Ak17KQ :2009/03/29(日) 02:25:28 ID:+70fWxg1
「怖いですか? 少しの我慢ですよ。すぐに良くしてあげますからね」
さっきまで男の指に蹂躙され弱い部分を執拗に苛められていたそこに、
太いものがずぶずぶと分け入ってくる。
「う…あぁ……。も、っと、もっと、奥に、ほしいの……っ!!」
耳元に吹き込まれる声すら、彼女の快感を増長させるものでしかなかった。
貪欲な彼女の身体は与えられる肉を咀嚼し飲み込むことに、たまらなく飢えていた。
おいしい。もっと食べたい。こんなおいしいものどうして今まで知らなかったんだろう。
「さあ、好きなだけ飲んでくださいね」
 
感じる部分を荒々しく擦られ、脳天に響くほど奥を突き上げられ、娘はでたらめに声を上げた。
首筋をきつく吸い上げられ、代わりに男の背に爪を立て、
食っているのか食われているのか分からなくなってくる。
何度も絶頂を迎え、最奥に熱いものを注がれ、娘の声が嗄れてきた頃、
今日はここまで、と言って男は彼女の身体を解放した。
男のモノを引き抜かれたそこからは、濁った体液がごぷりと吐き出される。
それを物欲しそうに見つめる視線に気付いた男は、秘所に指を差し入れ白濁をかき出して、
悪食娘の口元に恭しく差し出した。
美食を極める一方で汚水をも飲み下す令嬢は、生臭く苦味のあるそれを、
とろけそうな表情で舐り尽くす。
「下のお口だけでは満足していただけなかったようですね。残念です」
男は小さくため息を吐いた。
「そんなことないわ。こっちの方は明日もしてちょうだい。もっと欲しいの。
 でも…そうだわ」
娘はうっとりと笑みを浮かべ、どろどろに汚れた男根に鼻先を寄せる。
「綺麗にしてくれるんですか?」
「ええ、残してしまうと勿体無いわ」
先端をぱくりと咥え込んだ娘は、細部まで丁寧に舌を這わせ、情事の名残を嚥下していく。
「バニカ様、お上手ですよ。…そう、歯は立てないで、唇で扱くんです。
 ああ、バニカ様は本当にいい子ですね」
男の手は令嬢の頭を優しく撫で、彼女はそれにくすぐったいような心地よさを感じた。
いつの間にか硬度を持ち直したそれは、彼女の小さな口には有り余る大きさだったが、
先端から流れ出す液に味を占めた娘には苦にも思われなかった。
そしてようやく精にありつけると思ったところで、男はやんわりと彼女に奉仕を止めさせる。
「せっかくですから、もう一度中に出しましょう。早く児を孕みたいでしょう?」
そう言われてしまうと娘も引き下がらざるを得ない。
目先のことより後々の大きな楽しみの方が優先だ。
それに彼女の胎内はまた肉を飲み込めることを期待して涎を垂らし始めていた。
(ああ、勿体無い。一度直接飲んでみたいのに。……ああ、そうだ)
再び杭を打ち込まれながら、令嬢は思いつきに顔を綻ばせた。
(数を増やせばいいのだわ。)



「コンチータ様は最近あまり召し上がらない」
「何故かしら。あの料理人、何か食べ物に混ぜているのでは」

「調べよう」
「殺してやるわ」


毎回おかわりを要求していた主人は、出されたものを食べるだけに留まっていた。
わざと少なめに用意させた食事にも文句は言わず、さっさと部屋に上がってしまう。
メイドと召使はそれを怪しみ、いつしか最後の一人になってしまった料理人の後をつけ、主人の寝室へと至った。

「やっと来たわね。もう待ちくたびれたわ」
一糸纏わぬ姿で料理人の男に抱かれた令嬢は、表情を凍りつかせた年若い側近たちを、
獲物を捕食する獣の目で手招きする。
390悪食娘パロ(4/4) ◆uOG/Ak17KQ :2009/03/29(日) 02:26:27 ID:+70fWxg1
「あ、あ、コンチータ様ぁ!も、う…許してくださ…ッ!!」
「まったく、使えないわね。メイド、次はお前よ」
青臭い精を飲み干した令嬢は、部屋の隅で震えるメイドの少女に目配せした。
「口直しにあなたの甘酸っぱい蜜が欲しいの。さあ、いらっしゃい」
「う……うぅ。わ、かりました……」
泣きながらベッドに上がるメイドの震える目蓋に、彼女の主人はちゅっと唇を落とした。
メイドの怯えた目に、主人を誑かした料理人が口元だけで笑ってみせるのが映る。
「こんな、の……変よ…!」



「コンチータ様は変わってしまわれた」
「どうして食べていることだけに幸せを感じてくださらないのかしら」

やがて召使とメイドは屋敷を離れることを申し出た。
令嬢はそれをあっさり許可する。
「いいわ。どこへでもお行き。私には極上のお肉が待っているのだから。
 お前たちなどとは比べ物にならないくらいのね」
若い二人が無事に去ることができたのは幸か不幸か。
美食の邸が音を立てて崩れ始めていたのはいつからだったのか。
彼女の頭の中には、まだ見ぬ柔らかくとろける未熟な肉と、もはやそれなしでは生きられないほどの
快楽を与えてくれる成熟した堅い肉しか残っていなかった。



そんな退廃を極め、澱んだ日々が半年も続いた頃――

「バニカ様、そろそろ頃合いではないですか?こんなに腹がせり出すようになって」
男は脹らみの目立つ彼女の腹部を撫で、額に唇を落とす。

「さあ、どう料理いたしましょう」
「――お前は……」


身体を重ねた後の男は、まるで腹がくちくなったときのような、満たされた表情をする。
彼女はそれを不思議に思って聞いてみたことがあるが、男は柔らかく微笑むだけで何も答えなかった。
そのとき急にそんなことを思い出したのだ。


そして―――
かつてこの世のありとあらゆる食を極め恐れられた女主人、バニカ・コンチータは、この世から姿を消した。

荒れ果てた屋敷の一室で、所々が歪に欠けた白骨を見つけた者がいるだとか、
深い森の奥で、幼子を抱いた仲睦まじい若い夫婦が暮らしているだとかいう噂が流れたりもしたが、
結局真実を知る者はおらず、物語はこれで幕を閉じる。


END



>>111に感銘を受けつつ、>>123を膨らませつつ、
>>121のセンスにしっt……激しく萌えた
sage忘れごめん
391名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 02:46:32 ID:idOwol0u
乙です。
面白かったです。
392名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:43:56 ID:BjqsUD4Y
バニカたん可愛いよバニカたん(*´д`*)
大変萌えました。
とりあえずコックはオレオレ1号の俺が(ry
393奥ゆかしいがくミク・その2の1(1/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/03/29(日) 07:04:29 ID:fWW7EJE4

KAIKOラッシュで盛り上がってる中、流れ読まずがくミク投下します。
今回こそはエロに持ってく予定ですが、
それまでの展開が長くてイライラするかもです。何卒ご容赦を。

−−−−−−−−−− 

がくぽさんと「お付き合い」をするようになりました。
けれどもそれで何かが劇的に変わる、とか
そんなことはなく。

私たちは今までどおり、一緒に歌の練習したり、
仕事終わりにお茶したりなんだり、
そんな感じでつらつらとすごしています。

変わったことといえば。

たまにがくぽさん宅の縁側で肩をくっつけて寄り添って座ったり。
手をつないで歩いてみたり。

「えー、それだけぇ?」
「うん。」
「ほんとにそれだけ?」
「……うん。」
394奥ゆかしいがくミク・その2の1(2/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/03/29(日) 07:05:36 ID:fWW7EJE4

いま、我が家にはMEIKO姉とリンちゃんの3人きり。

男衆も居ないし、いいじゃん、教えてよー、
とのリンちゃんの追及に根負けして、
つい、打ち明け話をしてしまいました。
私とがくぽさんとのこと。

「でもあたし、がっくんとミク姉、
 もっと前から付き合ってると思ってたよ?
 だって、そーゆう雰囲気だったし。」
「え、そうだった?」
「そーだってー!絶対そーだよー!ねー、メイ姉。」
「んー、まあねえ……。」

……そうだったかなあ?
そんなに私、分かりやすかったのかなあ?

そう思って、しどもどしてる私に、
リンちゃんはさらに続けます。
395奥ゆかしいがくミク・その2の1(3/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/03/29(日) 07:07:01 ID:fWW7EJE4

「でさあ、ほんとにそれだけなんだよね?」
「だから、うんって……。」
「えー、信じらんなーい!
 もっとこーさー、がっついて来たりとか、ないのー?
 それともアレかな?
 がっくんは大人だから、オトナの余裕ってやつー?」
「いや…………、さあ…………。」

妹分のこの子は、
姉の私なぞよりずっとませてて積極的で。
多少、その積極性が羨ましくもあったりします。

答えかねてしどもどしてる私に、
メイコ姉さんが助け舟を出してくれました。

「まあまあ、いいじゃないの、
 なるようになるんだし。
 それに、意外となんとかなるもんだからさ、ね。」

リンちゃんはレン君と。
メイ姉はカイト兄とお付き合いしてるのは知っています。

がっついて云々というのは
たぶんレン君と比較してのことで。
なんとかなる、というのは
たぶんカイト兄のことを踏まえてのことで。

うっかりそういうことまで想像してしまって、
……ちょっと自己嫌悪です。
396奥ゆかしいがくミク・その2の1(4/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/03/29(日) 07:11:15 ID:vJtH/FFU

そんなこんなで日々を過ごしつつ迎えた、
お互い仕事もない、良く晴れたある春の日。

「うちの盆栽の桜もずいぶんほころんだのでな。」

ということで、お花見がてら
またがくぽさん宅の縁側にお邪魔しました。

煎茶とお茶菓子をお盆に乗せつつ。
お盆にを間に挟んで並んで座りつつ。
また世間話に花を咲かせたりなんだり。

ランキングのこと、マスターから貰った新譜のこと、
こんど撮る予定のPVのこと、育ててる野菜のこと。
とめどなくつらつら話していたのですが。

ふと、会話がとぎれて。

それが合図になったように、
がくぽさんが、間に置かれたお盆をすす、と下げました。
397奥ゆかしいがくミク・その2の1(5/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/03/29(日) 07:12:27 ID:vJtH/FFU

がくぽさんが、すす、と私のほうに身を寄せて、
肩と肩を付けてぴた、と寄り添います。

私の手は、私の膝の上に。がくぽさんの手は、私の手の上に。
それぞれ置かれます。

「……。」
「……。」

こういうときに、つい押し黙ってしまうのは
何でなんでしょうか。

心地いいような、気まずいような、そんな沈黙。
いちど話し始めてしまえば、後は普通に話せるんですが。

最近とみに、こういう沈黙の時間が増えたように思います。

−−−−−−−−−−

続きますが、長いのでいったん切ります。
398 ◆Yqu2Vih7dU :2009/03/29(日) 07:14:52 ID:vJtH/FFU

ぎゃー!sage忘れてました!

すいませんorz
399名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 10:43:23 ID:x+5Hwzlc
>>398
奥ゆかしいがくミク続ききたー!
いい雰囲気。続き楽しみにしてます。
400名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 10:52:26 ID:FG6UcKzo
バニカたんも奥ゆかしいガクミクもKAIKOラッシュもよかった最近は豊作だなw 
 
 
ところで話しは変わるが勇者の眼鏡聞いてたらSSで読みたくなったんだ、もし書ける人が居たら是非書いて欲しい。
401名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 11:03:08 ID:nRXdQXVG
>>400
おまい絶対何一つ読んでないだろwww
クレクレはやめれ
402名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 12:43:52 ID:MMi3QewH
最近それままの文面みた気がするぞww
ちょっとは変えろww
403名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 13:18:29 ID:5/TANuMs
>>387
エロいしグロいし最後はそれなりにハッピーEDですごく面白かった
GJ!

>>398
中学生のおつきあいかw
続き楽しみにしてる
404名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:07:18 ID:idOwol0u
空気を読まずにさらにKAIKOネタを投下
・女体化
・レンが紳士化
・レンがおいしい?
なので、苦手な人はスルーして下さい。
405名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:08:14 ID:idOwol0u
こんばんは、鏡音レンです。
いきなりですが報告があります。風呂窯が壊れました。
カイト兄が直そうとしてたけど、やっぱり無理だったみたいで、
とりあえず今日はみんなで銭湯にいく事になりました。

「へっぶし!!」
銭湯の脱衣所で服を脱いでいる最中、カイト兄がくしゃみをした。
ちなみに通算で12回目だ。
「大丈夫、カイト兄?」
「うん、なんかさっきから調子悪いんだ。」
ここで言うさっきっていうのは、風呂窯を直そうとした時のことだろう。
カイト兄はそれからくしゃみを頻繁にしている。
「うーん、どこか変なのにところに埃でも入ったのかな?」
「明日メンテナンス工場に行ってみたら?」
「うん、そうするよ。」
そんなやり取りをした後、浴場へと入った。

「うわー………空いてるね。」
「まあ、まだ早い時間だし。」
といっても、俺ら以外に客がいないのは、流石にこの銭湯の経営が心配になってしまう。
「じゃあ体洗おっか、レン。」
「OK」
三人並んで、体を洗う。
「へっぶくちん!!」
また、カイト兄がくしゃみをした。
なんか今のは変なくしゃみだったなぁ。
「あ〜、くしゃみとまんない。」
あれ?なんか今やたらトーンが高かったような…………
「カイト兄、今の声なにはぁぁぁぁぁぁーーー!?」
俺がカイト兄の方を見ると、そこには…………



全裸の美少女がいた。



いや、ていうか!!
「カ、カイト兄!!なにやってんだよ!!」
「なにって、なにが?」
不思議そうな顔をして、こちらを向く美少女。隠すものの無い裸体が、モロに視界に入る。
ぐっはぁぁぁっっっっっっ!!
「レ、レン!?鼻血!!」
「カ、カイト兄のせいだよ!!」
「え!?僕!?」
「なんで、なんでKAIKOになってんだよ!?」
「え…………あ、ホントだ。」
俺の指摘でようやく気がついたらしく、自分の体に視線を落とすカイト兄、いや、カイコ姉。
だから………
「とりあえず隠せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」

………ちなみに、鼻から出てるのは、血じゃなくてオイルです。
406名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:10:03 ID:idOwol0u

「うーん、駄目みたい、性別反転のとこのプログラムにアクセス出来ない。」
ちょっと説明しておくと、カイト兄はやろうと思えば、自分の意思で自由にKAIKO化出来る。
だけど、それにはいくつかの手順が必要で、今回みたいになんの前触れもなく変わるのは初めてだ。
「さっきから調子悪かったけど、それが原因かなぁ?」
カイコ姉が俺に尋ねてくる。
「と、とりあえず明日メンテナンスに行ってみてよ。」
「うん、それはそうするけど……………なんでレンはそっぽを向いてるの?」
いや、その質問は逆におかしいだろ!!
とりあえず、タオルで隠してるけど、あんまり大きくないタオルだから、その…………
結構際どい格好な訳で………白い太もも丸だしな訳で。
思春期真っ盛りな俺にとっては刺激が強すぎるっていうか………分かるだろ?
「うーん、どうしようか?流石にミク達と一緒に女湯に入る訳にはいかないし。」
いや、ミク姉は喜ぶと思うよ?他の三人はともかく。
「と、とりあえず、一旦上がって、ミク姉達が出てから女湯に入りなおせば?」
「あ、レンあったま良い。」
そう言って、カイコ姉は一歩足を踏み出して、

つるんっ
バタンッ
ふにんっ

◎■×ぁ゛ぁ゛べ☆!!▼ヴェル▽○ギリパぁ!!
ふにんって、ふにんってなんか柔らかい感触があぁぁぁぁぁ!!
お腹の辺りに、お腹の辺りになんか控えめな膨らみがあぁぁぁぁぁ!!
「いててっ。」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお落ち着け!!
落ち着け鏡音レン!!いくらKAIKO化してるって言っても、元はカイト兄だ!!男だ!!
オーケー、KOOLだKOOLになれ。
「大丈夫、レン。」
カイコ姉が心配そうな顔で覗き込んでくる。
その表情から、本当に俺の事を心配してくれているのが分かる。
うん、そうだよな、なに焦ったりしてたんだよ俺。
元男とか考える必要なんて無かったんだよな。


美しければ、それでいい!!!!!!!!!!!!!!!!



蒼いサラサラのショートヘアー!!ぱっちり開いた蒼いキラキラの瞳!!
透き通るような、シミ一つ無い白い肌!!細すぎるくらい華奢なからだ!!
そんな極上の美少女が、瞳を潤ませながら、上目使いで俺の顔を覗き込んでいるのだ!!
暑さで上気して、桜色に染まった肌を密着させて来ているのだ!!
ついでに、タオルが乱れて、桜色の突起がバッチリ見えているのだ!!
こんな天国とも言えるシチュエーションを前に、元が男とか、ささいな事を気にする必要はあるのか?
よし、冷静になれた。俺がすべき事は、この状況を堪能することだ。
407名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:10:53 ID:idOwol0u
「うん、大丈夫だよ、カイト兄、それよりも早くどいてくれないかな?(棒読み)」
「う、うんゴメ、レン!!鼻血(オイル)が物凄い勢いで!!やっぱりどこか打ったんじゃ!?」
あー、すげえ柔らけー、これが女の子の肌の感触かぁ。
しかもこの体勢だと、ちょうど左膝の辺りに、カイコ姉の股間があって………
そうかぁ、KAIKO化すると毛が殆ど無くなるのかぁ。ツルツルだあ。
「レン!?レン!?鼻血(オイル)出しながらなんで幸せそうなの!?」
それはあなたのせいですよ?カイコ姉。
あれ?でもなんだか………意識が朦朧として来た。
「救急車!!救急車を!!このままじゃレンが死んじゃう!!」
いや、もう天国にいますよ?ていうか俺ボーカロイドだから、呼ぶのは救急車じゃないよ。
ああ……もう、意識が………くそう……もった………いない………


おまけ
「ぶっ、アハハハハ!!ちょっ、お腹が、お腹がよじれる!!」
「う、うるさいなぁ。」
あのあと、カイト兄がホントに救急車を呼んで、俺はメンテナンス工場に運ばれた。
ちなみに、出血(オイル)多量でヤバイ状態だったらしい。
「だ、だって、KAIKO化したにぃにぃの裸に興奮して出血(オイル)多量なんて、アハハハハッ。」
「笑い事じゃねぇよ…………目覚めそうになったし(ボソッ)」
「ん?なんかプククッ言った?クッククク。」
「いや、なんでもねぇよ。」
笑うか喋るかどっちかにしろよ。
ガタッ
ん?なんか今音がしたような。
音のした方を見ても、誰もいない。
「きのせい、かな?」
少しだけ、ネギっぽいものが見えた気がするけどね。

「ん?どうしたの、ミク?」
「お兄ちゃん!!一緒にお風呂に入って!!KAIKO化すれば問題無いでしょ!?」


その晩、緑色の歌姫がメンテナンス工場に運ばれました。
原因は鼻からの出血(オイル)による、出血(オイル)多量だったそうです。

408名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:21:15 ID:laGJ2hcU
さすがに数字いけ
409名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:28:07 ID:YtyI9k+v
なんか、KAIKO人気だな
410名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:34:45 ID:7NR6ZicP
>>387
最後がなんか救われる感じだ
彼女も女だったって感じで良かった
411名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 14:50:40 ID:DxQ6UkCq
>>390
時期外れなんかじゃない、待ちわびていた!
母乳ネタしっかり入れてくれた辺りはGJと言わざるを得ないw
物語もエロも萌えた!


>>398
みんな可愛い!
是非こいつらには幸せでいて欲しい
祝ってやる!
412名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 15:01:40 ID:bVSVXhJs
>>411
祝ってやるが呪ってやるに見えたw
413名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 15:03:08 ID:7MSIXEr5
>>387
バニカたんktkr
程よいグロさとエロさでしたGJ!
俺が大変素敵な思いをしていたwww
414名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 17:38:35 ID:gHscFBe2
さすがに女体化多すぎると数字板かと思うな
415名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 17:46:05 ID:Ltrf4I0D
変態ミクがみたい俺は異常
俺も小説がかけりゃあいいのに
416名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 18:28:03 ID:EbzT4gEG
自分が読みたいものがない時は自給自足が一番なんだぜ
うpしなくても少しずつ書いてみてはどうだろう

>>398
こういう雰囲気大好きだ!続きwktkして待ってる。
417名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 23:04:30 ID:cfEOAOYs
>>390
111とバニカたん呼びの者だけど、超GJ!!
まさかこんないいエロに昇華してもらえるとは…GJ!
418名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 10:07:30 ID:Gb6VuUUZ
>>415
イメージ的に、変態なミクってあんまり思い浮かばん。
・兄さんの盗撮写真でオナニー
・体中にアイスを塗ってアイスプレイ
・がくぽの茄子を盗んでごにょごにょ
・リンレンの部屋に潜入して二人同時に食べる
ぐらいしか思い付かんなぁ。
419名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 11:01:32 ID:XCHI2Tci
ミクは変態と言うより、アホの子ってイメージが強いな。
420名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 11:09:35 ID:V3WmkhrU
ほへー
421名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 11:13:02 ID:q6VEqdHW
わしゃ腹黒ミクが好きじゃあ
422名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 11:16:37 ID:s1EuiWhR
変態なルカならパッと思いつくのに
423名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 12:46:49 ID:NgXfIG4u
>>419
ミクって変態とゆうよりエッチな娘だと思うんだ。
興味関心(性的な意味で)が強い。
 
 
>>422が女王ルカに踏んだりムチでしばかれて調教されるという電波を受しn(ry
424名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 14:56:12 ID:Gb6VuUUZ
俺の中では、ミクはKAITOとセットで、アホ兄妹のイメージでほぼ固定されてる。
425名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 16:14:24 ID:c//Sl9YK
>>423
「ミクはエッチな娘」同意。
そんなこと知りませんよー、という顔しつつ、実は人一倍興味が強そう。

でも、興味はあるけどいざとなったら怖がっちゃったりしても、
それはそれで萌える。
426名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 16:45:43 ID:eVEvJaQS
姉兄とか妹弟とかのプレイを毎晩コッソリのぞき見てるんですね、わかります
427名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 17:10:31 ID:EsvBrING
>>390
おおGJ!コンチータ聴いたときからエロが見たいと思っていた
しかしうまいことまとめてるな料理人の男もいいしメイドと召使もエロかわいい
本編だと使えない料理人をどんどん食っちゃうわけだがなんかカマキリの交尾を連想した
あ、虫苦手な人いたらごめんね


>>398
なんか心が洗われた…エロパロの清涼剤w
続き楽しみにしてるGJ
428名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 22:13:26 ID:cnIREKpL
>>390
あなたの書く話はどれも大好きです
最後の方の料理人の描写にちょっと萌えた。さすが俺。
429名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 22:14:05 ID:sV4VejHS
個人的にミクはどんな性格でも俺はよしw
どんな性格のミクでも喰えるぜww
まぁ、望みを言ってしまえば純情系が一番なんだが

しかーし、マスミクは好きだが他のパターンは喰えない!!
カイト!貴様にはメイコがいるだろ!!
レン!てめぇリンはどうぉしたぁ!!
その他の非公式男キャラもミクとのコンビは却下だ!
人間とロボット!その繋がることのできない他種族だからこそ萌えると俺はおmry
まぁ、個人的な好みなんですけどねw

GJいただいた皆さま、有難うございます。
>>397の続き、いかせていただきます。

−−−−−−−−−−

こういう時、

「がっついて来たりとか、ないの?」

リンちゃんの、この言葉をつい思い出してしまいます。

そりゃあ、私とて。
今以上の、そこから先のことを考えたことが無い訳ではありません。

でも、寄り添って手をつなぐだけでこんなに緊張するんですから、
体なんてつないでしまったら、どうなってしまうのか。
想像がつかないというか。なんというか。

……がくぽさんは、そゆこと、どこまで考えてるのかなあ?

女の私でさえそうだもの。
男の人だし、考えてないわけはないよね。

最近折りに触れ、こういう方向に考えが向いてしまいます。

そしてその度、
やだなあ、失礼なこと考えてるよなあ、と
自己嫌悪に陥ってしまうのです。

また例によってそんなことをうだうだ考えていると。

がくぽさんが、沈黙を破りました。

「初音殿。」
「はい?」
「いや……、なんでも。」
「……はあ。」

あれ、今日はなんだか、声の響きが、周波数帯が、
いつもと違うような。

ていうか、このトーン。なんか、緊張してます?
なんだか、妙な空気です。

なんだろう、なんだろう。

そう思っていると、
私の手に重ねて置かれたがくぽさんの手に
ぐっと力が込められたのが分かりました。

また、沈黙が続きます。

えっと、
もしかして、これって、その……。

これから起こることを察して思わずごくりと唾を飲んだら、
存外その音が大きくて。

ぜったい聞こえてたよな、やだな、どうしよう……。
そんなことを考えてましたら。

身を寄せられ、顔を寄せられ。
ごち、とおでこにおでこがぶつけられ、目が合います。

透き通るような碧い目。高い鼻。長いまつげ。
思わず見惚れそうになりましたが。

やっぱり、こういう時って、目を閉じた方がいいのかなあ?

そう思って、目を閉じます。
すると、唇に、軽く、柔らかいものが触れました。

触れていたのは少しの間でした。

唇を離されると、そのままぎゅっと抱き締められます。
私も、がくぽさんの背中に腕を回しました。

「はあ……。」
「ふう……。」
「ちょっと……緊張したのう……。」
「私もですよ。」
「然様か?」
「そうですよ。」

そう言い合って、
抱き合ったままくすくすと笑いあって。

もう一度唇を重ねました。
今度は、さっきよりも長く。

VOCALOIDは、歌うために人を模して作られたものです。
ですから、人の歌うさまに近づけるために、
ある程度息継ぎをしないと苦しくなるように造られています。

それをふまえて。そして、いま……。
息継ぎのタイミングが、分かりません。

苦しくなって、唇を離します。

「ふぅ……。」
「如何いたした?」
「や、あの、息が、その……。苦しくって。」
「止めておったのか?鼻ですれば良かろうに。」
「あ!そうですね。」
「………………初音殿は。」

がくぽさんはそう言って、苦笑いしながらこう続けました。

「ほんとに何も知らんのだなあ。」

そういうわけじゃ、と反論したかったのですが。
その間もなく、また唇を塞がれました。

というか。唇を吸われました。

「……?!」

驚いて、なすがままになっていると
唇を吸われたり、噛まれたり。
さらにその間、手で耳を軽くなぞられたり。

ていうか、意外にこう、耳がこそばゆくて、
口の方に集中できません。
さらに鼻で息継ぎとか、そんな器用なこともできません。

また苦しくなって、息をするべく口を開けたら。
今度はその隙間から、
がくぽさんの舌が、私の口の中に滑り込まれてきました。

「……!!」

キスするときに、舌を入れるとか入れないとか。
一応、知ってはいましたが。
実際には、こういう風だなんて。

ええと、どうしよう。どうしよう。

とりあえず、私も真似して、おずおずと舌を出してみます。

舌を絡ませながら、がくぽさんはこちら側に、
ぐいぐいと体を押してきます。

私は、後ろ手をついて体を支えていましたが、
ついに支えきれなくなり。
どさ、と後ろに倒れ込んでしまいました。

がくぽさんが私に覆いかぶさるような格好で。
でも、キスは続きます。

唇を舐められて、舌を吸われて。
すっかり、がくぽさんの成すがままです。

口内を犯される、て表現があるけど、
それってこういうことかなあ?

ていうか…………”犯される”?

このまま……、その……、しちゃうんですか?

いつかは、とは想定してたけど、
さすがに今、というのは想定してなかったんですが。

ええと、どうしよう。どうしましょう。
どうしたらいいの?

そう思っていると、唇が離され。
私にぎゅっと覆いかぶさったままの体勢で、がくぽさんが呟きました。

「……すまん。」
「え、えっと、何が?」
「いささかこう、調子に乗っってしまったというか、
 たがが外れてしまったというか。……申し訳ない。」
「あ、いえ、それは別に……。」

なんとなく、気まずくなって、お互い押し黙ってしまいます。
そしてまた続く沈黙。

いやでも、さすがに、その。
ずっとこのままというわけにはいかないので。

「えっと、あの……。」
「ん?」
「あの、ここ、縁側ですし。」
「ん。」
「外ですし、人目につきかねないですし。」
「ん。」
「いつまでもこういう体勢なのは、よろしくないんじゃないかと。」
「ん。」

とはいえ。このまま離れるのも、正直、名残惜しくて。
どうしよう、どうしよう。そう思っていると。

「では、部屋に上がるか?」

聞かれて、私も覚悟を決めて答えました。

「……はい。」

−−−−−−−−−−

まだ続きますが、一旦ここまでで。
438名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 22:56:51 ID:iCcMghfP
>>437
乙だけどちょっと工夫すれば1/3のレス数に詰め込めると思うんだ
頻繁に投下するならスレ資源を有効に使ってほしい
439名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 23:01:28 ID:FU9Axy3Z
SS主体のスレだと1000レスいくまでに500KB超えることもあるから
一概には言えないけど、、、

個人的には、奥ゆかしさを出すためにはこの改行が効果的かなと思う。
440名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 23:24:07 ID:rOD139QJ
ミクさんとがくぽさんいいのう
ミクとレンとかカイトとリンとかあんま見ない組み合わせも見たい
441名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 00:37:33 ID:cgTQ5cYh
>>440
カイリン好きの俺参上
確かにどっちもあまり見ないな
頑張って自給自足しようにもエロ書いたこと無いから勝手が分からないし
なにより文オ無いから書けない\(^o^)/
442名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 01:02:17 ID:LaIQUr8e
>>437

めちゃ甘い展開で、こそばゆく面白いです
がくミクいいね

>>438
改行も含めて作家の個性や作品の個性だと思います
だからその辺はあまり気にしなくてもいいのでは?
大抵は書き手側も投下してるうちに、色々模索していくものだと思いますから
443名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 02:28:48 ID:L8XSCf9q
>>441
カイリンは他のカップリングと違って、ほのぼの兄妹にしかならないなぁ、俺の中では。
444名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 05:57:12 ID:gC6EGWHI
たまにはルカさんのことも思い出してあげてください
445名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 07:08:10 ID:C1AhcpDm
>>437
GJ
萌えたわw
 
なんか本番まで一年かかりそうだなぁと思ってたらいきなりレベルが上がったw 
エロ?まだ早いってw心の準備がwww
446名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 10:52:32 ID:6q18Mrj2
>>473
待ちわびてたGJ
本当にじれったいwけどそこがいい
447名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 13:05:11 ID:ZjSY/y1N
>>429
俺はおまえと酒が飲みたいゼ!
448名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 14:49:32 ID:NW5iOfS9
希望のSSがない時は小ネタを出す!
それが漢ってもんだろう?
小ネタから生まれるSSだってあるんだし!


ミクフェスでMEIKO親衛隊の内訳が女の子が多かったと聞いて、
親衛隊感謝祭を……と思ったが百合スレと間違えた……orz
449名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 14:56:57 ID:L8XSCf9q
>>444
俺はカイルカ派。
むしろ、兄さんの嫁はルカさん以外考えられないぐらい、この二人が好きだ。
特に素直クールなルカさんと、ほんわか系の兄さんの性格の事組み合わせが萌える。
450名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 15:17:16 ID:Nih/SJ+u
>>449
手作りたこアイスが贈られるのか。
兄さんなら美味しく頂けちゃうんだろうなぁ…
451名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 16:07:24 ID:CzDjvawE
レンリンは仲良し双子か
リンがレンに足コキしか思いつかん
452名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 16:44:55 ID:C3s0a0QV
好きなものを語るのはいいけど
他を否定しないようになー
453名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 21:54:50 ID:g+Qpa4M5
カプに関してはけっこう雑食ではあるけど、
プロトタイプ動画とかでやられたのでカイメイはガチ
あの二人は普通に幸せになって欲しいとか思った俺キモくてサーセンwww

あとがくルカにも傾いてきてるけど、
でもなぜか殿ではエロが書けないww(相手問わず)
454名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 22:30:44 ID:VOPSMppT
自分の好きなカップリングを言ってみる流れか?
全てのボカロにおいてマスターとの組み合わせが一番好きだが
ボカロ同士でならカイミクが好きだなあ。
アイス好き設定の起源やみくくくくくくといった
初期動画ですっかり洗脳されますた。
あの頃に比べれば大分カップリングの種類も増えたもんだ。
455名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 22:34:33 ID:KLgrSPvd
>>453
お前は俺か。前半部分まるっと同じだ。
幼馴染み属性とかなかった筈なんだが、プロトタイプ関係の動画では涙腺崩壊した。
夜中の3時にマジ泣きする三十路男キモスとか思いながら泣いた。
そんでこのスレのカイメイエロで抜ry

カプ問わず、書き手さん乙です。
456名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 23:58:42 ID:vuLJqpHp
好きなカプかー。カイメイ、リンレンは結びつきが強そうだけど、
「マスミク、がくルカ」か「がくミク、マスルカ」かは、正直決めかねる。
てか、どっちも( ・∀・)イイ!!ので困る。

でもそれ以外でももちろんおk。
ずっと前の、性転換メイカイ(メイトが元女ならではの気遣いをみせるやつ)と
レンテト(おバカロイドの音楽隊)のがすごく良かった。

要は、萌えさせてくれればなんでもアリ、てことで。
457名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 00:08:54 ID:L8XSCf9q
最近カイカイ(KAITO・兄×KAIKO・妹)に目覚め気味
458名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 00:15:28 ID:vqK3M+01
レンルカが俺のジャスティス
まあピクシブ見てハマったんだけどw
459名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 00:19:36 ID:tiv44aP6
バイクの人の、うろたんじゃない方でがくみくにはまったw
コンビとして絆を深めつつ、いつか切っても切れない仲になるといいね

保管庫のカイメイレンネルも好きだしレンルカも気になる
460名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 00:53:53 ID:poQGddoH
カイメイ好きなんだが、兄弟姉妹設定好きとしては
「姉さん」呼びKAITOのあまりの少なさに
気が付けば「お兄ちゃん」や「兄さん」呼びの多い
カイミクやカイリンにすっかり流れちゃったな
俺が「MEIKO」呼びや「めーちゃん」呼びに萌えられていれば…
461名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:13:36 ID:37xEtLbF
がくミクとがくルカはどっちも好きすぎて甲乙付けられない
カイメイとレンリンは文句なしで大好き

自分の中ではがくリンとレンルカはエロというより
近所のお兄さんお姉さんに懐くちびっ子みたいなのが好き
だけどエロがあっても美味しく読ませてもらいますw
462名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:14:29 ID:tiv44aP6
無ければ書くしかないのがこの世界
自分的には姉弟妹は萌えられないし無理だから開眼させてくれる神降臨に期待
463名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:17:13 ID:SStbupj2
定番かもしれんがレンリンが俺のジャry
双子だからっていう背徳感に苛まれつつも身体は…っていうのとか
鏡設定で両想いなんだけど触れあえないから鏡ごしに自慰とか

依存してるっぽい関係の方がエロも萌えるので双子は俺の中で最高
464名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:18:13 ID:SStbupj2
ageてしまった、スマン
465名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:21:52 ID:/elItHwE
俺はマスミクってかミクマスでディストピアなやつが好き。でも
えっちい展開がなかなか自力で書きにくくて最近投下できないんです><




あと個人的にミクが天然ドSなのは正義。女王様じゃなくて
子悪魔的な意味で。リンは確信犯、ミクは天然で自覚全くなし。
466名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:26:41 ID:urTGKYez
六つも下のレンにときめくルカ
六つも上のルカに憧れ以上のもんを抱いてしまうレン
レンルカでエロが来たらしんでしまうま

念じるしかねえ
467名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:36:25 ID:QeKg1qoq
誰だ某所に誤爆したうっかりさんはwwwww

だがカイメイエロ裸マフラーで待ってる!
468名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:52:20 ID:ykGTUQHK
未完だけど、長くなりそうだから、出来てるとこまで投下。
注意書き↓
・マス♀←カイ前提カイミク
・♀マスターが出てくる
・カイトとミク両方微妙に黒い
・心理描写がやたら多くて台詞が少ない
・今回投下する部分ではエロ無し
・未完
駄目な人はスルーして下さい。
469名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:53:17 ID:ykGTUQHK
お兄ちゃんが泣いていた。
笑顔のまま、誰にも悟られないように、静かに泣いていた。
お兄ちゃんの服の裾を、そっと掴む。
私の方を振り返ったお兄ちゃんは、やっぱり笑顔のまま、静かに呟く。
「ありがとう………ミクは優しいね。」
どうして……お兄ちゃんが私を気遣わなくちゃならないのだろう。
傷ついているのはお兄ちゃんなのに…………
未熟で………無力な自分が嫌になる………


〜Side KAITO〜
正直に言うと、どうでもよかった。
最初から、諦めていた。
全く売れずに、長いこと倉庫に眠っていた。
初音ミクの大ヒットの影響を受けて、ようやく日の目を浴びた。
俺の出荷が決まった時、会社の人間は喜んでいたけれど、俺の心は冷めていた。
どうせ一過性のブーム、そのうち俺の存在は忘れ去られ、人々の記憶から消えていくだろう。
俺のマスターになった人間は、とても優しそうな人だった。
ボーカロイドを購入するのは俺が初めてらしく、パソコンには
MEIKOも初音ミクもインストールされてはいなかった。
それでも………この人間は俺を忘れていくだろう。
そのうち使わなくなり、記憶からもどんどん薄れていき、
最後には不要なデータとしてアンインストールされる。
俺は、そんな風に思っていた。
「よろしくお願いします、マスター」
なら、せめて消えるまでは、精一杯歌おう。
それがボーカロイドの、唯一の存在意義なのだから。
この人間が飽きるまで、その義務を果たそう。
どうせ、消える存在なのだから………
俺は、諦める事で、自分が歌う理由を見出だしていた。


〜Side ミク〜
お兄ちゃんの気持ちは知っていた。
歌に込められた、静かだけど激しい想い。
そして、どうせ叶わぬ想いだという、諦観の気持ち。
お兄ちゃんの想いが伝わってくるたびに、私の心は、強く締め付けられる。
大好き………だから。
470名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:55:03 ID:ykGTUQHK
〜Side KAITO〜
マスターは、最初に受けた印象以上に『いい人』だった。
最初こそ、俺を扱いきれずに悪戦苦闘していたが、何度も解説書を読み、
既存の歌を歌わせる事で練習し、根気よく努力することで、
俺の扱い方を上達させていった。
自分の為の歌を作り、俺の為の歌を作り、上手に歌えたら心の底から喜んでくれた。
そんなマスターの人柄に惹かれ、彼女を本気で慕うようになるまで、
それほど時間はかからなかった。
冷めていたはずの俺の心は、内側から沸き上がる熱にあっさりと熔かされ、
俺が歌う理由は、いつの間にか『マスターの為』になっていた。
だから………
「KAITO、あなたに家族が増えるよ。」
初音ミクが家に来た時、俺の心に冷たい影が落ちた。
最初に予想した通り、俺は忘れ去られていくのだろうかと、そう思った。
それでも………
「よ、よろしく、お兄ちゃん。」
「うん、よろしく。」
マスターの為に、俺は笑っていよう………


〜Side ミク〜
「うん、よろしく。」
私が行く家には、既にKAITO……お兄ちゃんがいるのは知っていた。
たくさんの期待と、少しの不安を抱えた私を出迎えたのは、
綺麗で優しそうなマスターと、お兄ちゃんの笑顔。
優しく、それでいてどこか憂いのあるお兄ちゃんの笑顔に、私は見とれ、
そして…………恋に堕ちた。
初音ミクの人格は、元々かなりお兄ちゃん娘に造られている。
あの時の私は、お兄ちゃんと一緒に歌える未来に想いをはせ、相当舞い上がっていた。
そこにあの笑顔である、恋に堕ちない方がおかしい。
お兄ちゃん………あなたの心が誰に向いていようとも、私は……あなたが好きです。


〜Side KAITO〜
ミクが来たから、俺が使われなくなる………なんてことは無かった。
マスターは主に二人のデュエット曲を作るようになり、ミクと俺が仲良くしているのを見て喜んだ。
ミクは俺によく懐いた。
一緒に歌を歌う時はとても嬉しそうで、それ以外の時も常に俺についてきていた。
俺もミクに対して、優しい兄として振る舞う事で答え、そんな俺達を見て、
マスターはますます嬉しそうに笑う。
一見幸せそうなボーカロイド兄妹とマスターの図。
でも、俺は知っている。
ミクが俺を見る時の、視線に込められた熱量の意味を、知っている。

それは…………恋慕。

俺が…………マスターに対して持っている感情と同じモノ。
罪悪感に押し潰されそうだった。
ミクの事は可愛く思っている、それは間違いない。
けれど、俺がミクに優しく接するのも、兄として愛情を注ぐのも、
全てはマスターの為。
ミクが恋をしている俺は偽物、マスターの為に道化を演じている、そのための仮面。
それでも………ミクを騙し続けてでも、俺は道化師で居続けよう。
全ては、マスターの為………自分自身の恋慕の為に。
471名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:57:49 ID:ykGTUQHK
〜Side ミク〜
お兄ちゃんがマスターに恋しているのには、気付いていた。
だって、あの眼は同じ。
あの視線に宿る熱量は、私がお兄ちゃんに向けるのと同じモノ。
だけど、その恋はきっと実らない。
だって、お兄ちゃんはボーカロイドで、マスターは人間。
お兄ちゃんだって、きっとそんな事は理解している。
だからこそ、諦めている。諦めたふりをしている。
私は嫌な妹だ。
お兄ちゃんが傷つくのは確かに嫌だけど、同時にその時がくるのを望んでいる。
お兄ちゃんの心が、無防備になる瞬間を望んでいる。
だからこそ、報いを受けよう。
自身の気持ちを押し殺して、妹として傍らに立とう。
お兄ちゃんの気持ちに気付かないフリをして、自分の気持ちを悟られないように。
全てはお兄ちゃんの為…………自分自身のエゴの為。


〜Side マスター〜
嬉しいな、やっと長年の想いが叶った。
諦めなくてよかった。
勇気を出して良かった。
「そうだ。」
この嬉しい気持ちを、歌にしよう。
私の大好きなあの子達に、歌って貰おう。

〜Side KAITO〜
「カイト、ミクちょっと来てくれる?」
「「はい、マスター。」」
マスターは俺とミクがお気に入りらしい。
ミクの少し後に、MEIKO、鏡音リン・レンがインストールされたが、
最もよく呼ばれるのは俺達で、沢山の歌を歌わせてもらっている。
「二人にね、歌って欲しい歌が有るの。」
今日のマスターはいつになく上機嫌だ、何か良いことでもあったんだろうか?
「実はまだ未完成なんだけどね。」
「どんな歌ですか?」
今のマスターの機嫌の良さと関係が有るんだろうか?
「私の………想いを綴った歌よ。」
照れたように、それでいて嬉しそうに、マスターは言う。
「やっと彼に、気持ちを伝えられたの。」
どうして、諦めきれなかったのだろうか?
「彼の方も、私の事を好きだって言ってくれて。」
絶対に叶わぬ想いと知りながら、諦めたふりをして。
「その、『嬉しい』の気持ちを…」
ホントは諦めきれてなくて、有りもしない希望にすがりついて。
「歌として、あなた達に歌って貰いたいの。」
マスターが笑う、満面の笑顔で…………
「おめでとうございます、マスター。」
だから、俺も笑う。
被り慣れた仮面で、本心を隠して。
「曲は、いつぐらいに完成しますか?」
「うーん、そんなにかからないとは思うけど、一応未定という事で。」
「じゃあ、それまで、いつも以上に練習しときますね。」
「うん、ありがとうKAITO。」
マスターが望むのならば、笑い続けよう。
472名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 01:59:31 ID:ykGTUQHK
ミクが、俺の服の裾を掴んできた。
その表情は、とても辛そうだった。
ああ、やっぱりミクは気付いていたんだな、俺の気持ちに。
それも当然か………
二人の視線に宿る熱量は、同じモノ。
それは、恋慕。
俺だけがミクの気持ちに気付いて、ミクは気付かないなんて、
そんな都合のいい話、ある訳がない。
「ありがとう……ミクは優しいね。」
それでも俺はミクの気持ちに気が付かないふりをして、笑いかける。
笑ってくれよ、ミク。
そんな悲しそうな顔をしていると、マスターが、笑ってくれないだろ?


俺は……………………最低だ。


〜Side ミク〜
お兄ちゃんはいつも通りだった。
歌の練習をしている時も、マスターと話をしている時も………
いつも通り笑っていた。
私はどうだったのだろう?
多分………笑えていなかった。
「ミク、笑ってよ。ミクは笑ってる方が可愛いんだから。」
だから、お兄ちゃんにこんな風に言われてしまった。
「………うん。」
でも、私は笑えない。お兄ちゃんみたいには笑えない。
私は、仮面を付けるのが下手だから。
どうしてだろう、心が痛い。傷付いているのは、お兄ちゃんの方なのに………
私は、自分の恋が例え叶わなくても、妹として傍にいられれば、それで幸せだったのに………
例え私の為の笑顔じゃ無かったとしても、お兄ちゃんが笑いかけてくれれば、
それだけで幸せだったのに…………
私が望んだモノは、なに一つ欠けていない筈なのに………

私はズルイ妹だ。
痛みに耐えかねて、心が体を動かす。
自分自身に誓った筈の決意を、あっさりと破る。

お兄ちゃんの後ろから、そっと寄り掛かる。
キュッ、とコートを掴む。
「ミク?」

私は、ズルイ妹だ。
妹として傍にいるだけじゃ、満たされないから、裏切る。
自分自身で誓った言葉を、お兄ちゃんの心を。
お兄ちゃんの心に付いた傷を、その隙間を、利用する。

「私は、お兄ちゃんが好きです。
兄としてじゃなく、男の人として。」


私は…………最悪だ。
473名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 02:00:09 ID:ykGTUQHK

〜Side KAITO〜
「私は、お兄ちゃんが好きです。
兄としてじゃなく、男の人として。」
ミクが、自分の気持ちを吐き出す。
俺のコートを掴むその手は、微かに震えていた。
こんな時なのに、俺の頭はひどく冷静だった。
気がついていたから、ミクの気持ちに……
気がついていたから、ミクが俺の気持ちに気がついていることに……
だから、予想していたのかもしれない、こうなるだろうことを。
きっと…………このままミクを受け入れれば、なにもかもが上手くいくだろう。
ただ、俺とミクの関係が少し変わるだけ。
仲のいい俺達を見て、マスターが笑う。
俺が望んだ光景が、ずっと続くだろう。
俺が仮面を被り続ければいいだけ、ミクを騙し続ければいいだけ。
簡単な事だ、今まで続けて来た事なのだから………


「………ゴメン、ミク。」

どうしてだろう、俺の心は、それを拒んだ。
一歩踏み出す、コートを掴んでいたミクの手は、あっさりと外れた。
そのまま、振り向かずに歩き出す、自分のフォルダへと向かう。

どうしてだろう………いつもみたいに笑えない。
どうしてだろう………心が、痛い。


〜Side ミク〜
やっぱり、フラれた。
泣き出したかった、心が痛かった………
でも………
どうしてだろう………少しだけホッとしている自分がいる。
474名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 02:03:24 ID:ykGTUQHK
とりあえず今回はここまでです。
本当はもうちょっとかいてあるけどキリがいいとこで。
続きは書けるかどうか不明(根気的な意味で)、書いたとしても、いつになるか不明。
475名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 02:56:05 ID:awyLgMFw
乙。完成楽しみにしてます
476そのころのリンレン まえがき:2009/04/01(水) 07:28:35 ID:ADNA/zqF

HDDの整理をしていたら、
ずっと前にどなたかが書かれたがくミク初体験話に対して
自分が勝手に書いたリンレン視点の話(書きかけ)が出てきましたので、
せっかくなので、書き上げてみました。

ちなみに。元のお話は保管庫のこちら↓(7-735様)ですが
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/v/vocaloid308.html
一応、元の話が分からなくても分かるように書いたつもりです。

時期を激しく逸したかもですが、よろしくです。
あと、元話の7-735様、勝手に設定使わせてもらってすいません&有難うございます。
477そのころのリンレン 1/5:2009/04/01(水) 07:30:01 ID:ADNA/zqF

「止まってる!?」
「何やら事故があったそうだ。明日の朝まで動かないらしい。」
「今から明日の朝まで待つのかよ!」
「えぇーーー!?絶対無理っ!!」

仕事で、俺とリンとミク姉と神威さんの4人で地方に来て。
いざ帰ろうとしたら、新幹線が止まっちまったらしい。
しかも明日の朝まで動かないとか。うわー、マジかよ。

とりあえず、神威さんが、一足先に帰っていたマスターに電話をかける。
そして、傍らでリンがケータイでなにやら調べる。

「ちょ、何してんの?」
「どっかさー、泊まるとこ無いか調べてんの。
 だってさー、駅に泊まるとか、やだもん!」

そっか。相変わらず気が利くってゆーか、仕事速えーな。

「なんかさー、安いとこだともう結構埋まっちゃってるっぽいよ?
 あと、シングルだとほぼ全滅っぽい。」

グーグル先生に聞いた結果をリンが言う。
それを聞いて。俺はちょっと、あることを思いついた。

「なーリン?ちょっといーこと考えたんだけど。」
478そのころのリンレン 2/5:2009/04/01(水) 07:31:36 ID:ADNA/zqF

なんだかんだで結局、ホテルに泊まることになった。
駅から通路で繋がった大きなタワーの中の、けっこういいホテル。
しかもホテル代はマスター持ちらしい。

「あたし達がきいてくるー!」

とりあえず、ミク姉と神威さんにはロビーで待っててもらい、
リンと俺とで、フロントに向かって、部屋を取る。

上手いこと、隣同士の二人部屋がふたつ取れたので、
4人でエレベーターに乗って、部屋のある階まで移動した。

「よかったねえ。ちゃんとお部屋があって。」
「ねー!」
「主に感謝だな。こんないいホテルに泊まらせて貰えて。」
「なあ見ろよ、夜景マジキレイ!すげー!」

滅多に無いホテル泊まりと、
あと、これからのことを考えて、テンションが上がる俺。
手に持つ鍵をぶんぶん振り回したり、なんだか妙に饒舌になったり。

そして部屋の前に到着した。
479そのころのリンレン 3/5:2009/04/01(水) 07:33:26 ID:ADNA/zqF

「はい、これミク姉達の部屋の鍵。」
俺は、二つ持ってた鍵のうち、一方をミク姉に渡す。そして。

「じゃあね、ミク姉、がっくん!また明日!」
「ごゆっくり〜。」
ニヤニヤして、ふたりに手を振る俺。

「ちょっっ…。」
「お、おいっ、待ちなさ…。」

戸惑う二人を置き去りにして。
俺はもう一方の鍵で部屋を開け、リンと一緒に入っていった。
そしてバタンとドアを閉める。

計画は大成功。
リンが、部屋にひとつしかない大きなベッドの上に座り、
足をぶらぶらさせながらこう言った。

「やったね、レン。」

とりあえず俺も、リンの隣に座る。

「実は、あたしもアヤしいと思ってたんだー、あのふたり。」
「だろー?いー作戦だよな?」
「レンてば、やるーぅ。ね、どーなるかなあ?」
「ミク姉、オクテっぽいからなー。
 神威さん、意外と何もできなくて悶々としてんじゃね?」
「きゃはは、やだー!でもそれ言えてるー!!」

ケラケラと笑うリン。俺はそんなリンににじりより、そして耳元で囁く。

「なー、リン。」
「ん?」
「俺たちは俺たちで、さ。」
「!!……うん。」

リンの耳が赤くなったのが分かった。
480そのころのリンレン 4/5:2009/04/01(水) 07:35:29 ID:ADNA/zqF

リンと、初めてエッチしたのは結構前で。
それから、事あるごとにヤッちゃってるわけなんだけど。

なかなかこう、うちにはいっつも他の家族が居るし、
公然と、落ち着いて二人きりになれる機会なんてそうそう無くって。

だから、ぶっちゃけ、今回の件も、
ミク姉と神威さんのことをダシにしたってわけで。

俺は、いつものようにリンの服を脱がしにかかった。
そしてリンも、いつものように俺の服を脱がしにかかる。

いつも、気付かれないように、びくびくしながらヤッてるから。
リンもいつもの癖で、声を上げないよう、口に手を当てている。

でも、今日は。今日くらいは。リンの声が聞きたい。

「口、塞ぐなよ。」
「だってぇ……、となりに、聞こえちゃうよう……。」
「大丈夫だって。部屋、こんな広いんだし、聞こえねえよ。」

こう言って、リンの口に当てられた手をどかす。
リンは、遮るのが無くなって、あっ、あっ、と甲高い声を漏らす。

ずっと聞きたかった、リンのあえぎ声。やっべえ。すっげえ可愛い。

「やあ……っ!…いくっ!いっちゃう!」
「あぁ、俺も、もう……っ!」

そうして、俺は思い切り、リンの中に全てをぶちまけた。
481そのころのリンレン 5/5:2009/04/01(水) 07:37:43 ID:ADNA/zqF

リンの後始末をしてやり、俺の後始末もして。
布団に横になってまどろんでると、隣の部屋からなんか聞こえてきた。


あれこれ、ミク姉の声?

なんか痛がってるみたいなんだけど。

ていうか、アレですよ。

姉が隣の部屋で処女喪失中ですよ奥さん。

いや、自分でけしかけたとはいえ。うっわーーーー。


…………ていうか。壁、薄くね?


そう思っていると、隣で寝ていたリンに、枕で殴られた。

「何だリン、殴んな!」
「『殴んな』じゃないよっ!
 なによバカレン!丸ぎこえじゃない!!どーすんのよ!!!」

真っ赤で涙目のリンに、枕でぼふぼふと殴られる。

「あーもう、どうしよう……。
 明日、がっくんとミク姉にどんな顔して会えばいいの……?」
「いーじゃん、向こうもヤッてんだから。お互い様じゃね?」

俺がそう言うと。こんどはグーで殴られた。………すげえ痛かった。




次の日、帰りの新幹線の中がめちゃめちゃ気まずかったのは、言うまでもない。

*****

終わりです。お目汚し失礼しました。
482名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 10:11:38 ID:LHElpcY+
>>476
クソワロタwwwww
読んだあとに
元ネタ見たら
またクソワロタwwwww
483名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 10:32:55 ID:+R9keQaX
>>474
エロ展開が今後あるようなので続き期待!GJ!

>>476
GJだけどもっと間あけてほしい
484名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 13:00:40 ID:ADNA/zqF
>>474
こういう雰囲気好きだ、GJ。
ここからどうエロに繋がるのか気になる。ぜひ書き上げて欲しい。

>>476
お前ら自重しろw
485名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 14:50:48 ID:SStbupj2
>>476
うわあああ俺のジャスティス双子じゃねえか
GJすぎるくらいGJだがしかしお前らwwwww
486名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 16:38:50 ID:fIbQTeOX
>>474
次回に期待してるぞー!
487名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 22:48:01 ID:agA+Op6o
おいィ!?昨日枕元でレンメイの切なくも熱いエロ話を思いついた
というのに…同志がいないことに全国の俺が泣いたq

なんだか近ごろ盛り上がってますねえ。ほくほくです。
というわけで、>>437の続き、いきます。

−−−−−−−−−−

外は明るいといえ、障子を締めると、部屋の中は薄暗いです。

私は、部屋の隅の畳の上に、ちょこんと座ってました。
がくぽさんは、部屋の真ん中にお布団を敷いています。
が、恥ずかしくて、その姿は直視できませんでした。

「あの、初音殿。こちらへ。」

気付くと、がくぽさんは敷き終わったお布団の上に正座しています。

とりあえず、呼ばれたので、そちらに向かいました。
私も正座で、向かい合わせに座ります。

もじもじと、私が布団の上にのの字を書いていると、がくぽさんが切り出しました。

「初音殿。」
「はい。」
「その……。こういうときの首尾というのは。」
「はい。」
「もっと優雅にあるべきなのかもしれんが……。
 いかんせん、こちらも実地の経験が無いもので……。」
「はあ。」
「いろいろ、至らぬところもあるやもしれぬが。何卒ひとつ。」
「いえ、あの、私こそ!……宜しくお願いします。」

がくぽさんが深々と頭を下げたので、私もつられて深々と礼をします。
とはいえ。何をどう宜しくしたらいいものか。そうしてもじもじとしていると。

傍らに、銀色の小箱が置かれているのが目に入りました。

”VOALOIDは妊娠しないの”そんな歌もありましたが。
かといって、”だから好きなだけ……”としてしまうと、衛生的によろしくない、ということで。

なので、そこは人間と同じように、そういう物のお世話になるべき、とされています。

それは知ってますし、コンビニとかで目にしたことはありますし、
なのでそれはそれだとは分かったのですが。

私の視線にがくぽさんは気付いたらしく。

「あいや、不測の事態に備えておくのは、男の嗜みというか。……すまん、引いておるか?」
「あ、いえ、そんなことは。」

言われて、ぶんぶんとかぶりをふります。

すると、不意にぐい、と体を引き寄せられました。そして、また深いキスをします。
今度はゆっくりと、布団の上に押し倒されました。

「さっきは本当にすまんかった。」
「え?」
「背中、痛くなかったかの?」
「あ、はい、大丈夫です。」

そしてネクタイに手をかけられて。ブラウスのボタンが下まで全部外されます。
前はだけて、ブラが露わになりました。

「上も縞なのだな。」
「えと、上”も”、て何ですか。」
「いやその、初音殿のキャラクタ・イメージとして、有名ではないか。その……。」
「まあ、確かにそうですけど。」

なんだか恥ずかしくなって、はだけたブラウスの前を手で押さえます。

「その、隠さんでいただきたいんだが。」

そう言われて、手がどかされます。

「そんなに、……まじまじと見ないでください。」

恥ずかしくなって、思わず目をぎゅっと瞑ります。すると、胸に当たるひんやりとした感触。
いつも、手をつなぐ毎に冷たいなと感じる手。その手が、私の胸に当てられています。

「初音殿は、あったかいのう。」
「がくぽさんが、冷たいんですよ。」

やわやわと、ブラの上から胸を揉まれます。

「ん……。」

がくぽさんの冷たい手が、ブラの中に滑り込まれ、直に胸に触れました。

「あー……、柔らかい……。」

ため息混じりの低音でそう言われて。
なんだか、喉のあたりがぎゅっと締め付けられるような、そんな感じがしました。

がくぽさんの手が、お腹の方に移動します。
お腹だの腰だのをやわやわと触られ。再び、ブラウスに手をかけられて、聞かれました。

「もう、全部、取ってしまっていいか?」

はい、と頷いてはみたものの。
途中で”脱がされてる”という状況に耐えきれなくなり、
やっぱり、自分でしますと申し出て、布団の中にもぐり、もそもそと服を脱ぎました。

がくぽさんも、自分の装束を解いて、布団の中に入ってきました。
お互い、何も付けない状態で。布団の中で、ぎゅうと抱き合います。

「はあ……暖かい……。」

また、がくぽさんが呟きます。

初めて触れ合う、肌の感触。

がくぽさんは私より冷たいけれど、
肌を合わせた部分はだんだん暖かくなってきて、何とも心地がいいです。

そうしてじっといると。がくぽさんの手が、今度は腰とふとももの間を何度か往復し、
そして、私の大事な部分に触れました。

「!!」

うわあ、触られてる、触られてるよう!

そう思い、私は身を固くします。
ひとにそこに触られるのは初めてで。なんだかすごく変な気分です。

その部分の表面を、指でなぞられます。
なんか、擦れるような感触が、変な感じです。

「どう、だ?」
「どうって、何がですか。」
「その、…………痛くないか、とか。」
「や、別に、痛くはないですけど。」
「他には?」
「……分かりません。」

初めての感触に耐えていると、

「これは、大丈夫かの?」

手がさらに下の方に移動し、ある部分をぐっと押されました。

「痛っ……!」

なんだか針か何かで刺されたような、ちくりとする感触に、思わず声を上げてしまいます。
指を入れられようとしたんだと気付きました。

一応、はじめてが痛いというのは知っています。
でも、こういう風に痛いなんて。ていうか、指でも、入り口だけでこんなに痛いなんて。

覚悟してたはずなのに、ちょっと怖くなりました。

「すまん、ちょっと、加減が……。」

そう言って、またしばらくキスをしたり体をあちこち触られたり。そうして。

「その……、そろそろ……。先に進みたいのだが。」
「あ、はい。」
「大丈夫か?一応、湿ってはおるが。こう、反応が芳しくないような。」
「……?」
「いやその、本当に大丈夫か?と。」
「はい、たぶん……。」
「では、参るが。無理そうなら言うのだぞ。」

そして。がくぽさんは一旦私から離れて背を向けて何事かをごそごそと準備して。

再び、ぎゅっと抱き合いました。
そして……。そこにまた、今度は熱いものが当てられて……。



「……………………ぃたっ!!!!」





結論から言うと。できませんでした。その、有り体に言うと、痛くて。入らなくて。

「今日はもう、無理だのう。」
「ごめんなさい……。」
「いや、気にするな。無理にするようなことでもあるまい。」
「でも……。」
「まあ、こちらとて、そう長くは続かんしの。」
「?」
「……いや、分からんなら良い。」

そうして、ぎゅっとされました。

申し訳ないとか、無理させちゃってるんじゃないかとか。
かといってあんまり恐縮しても、逆に気を使わせちゃうんじゃないかとか。

だから、これ以上なんと言ったらよいか分からなくて。
返事の代わりに、私もがくぽさんの背中にぎゅっとしがみつきました。

今度こそは、上手くできるといいのだけれど。
というか。こんど、って。そんな機会はあるんでしょうか?

そんなことをぐるぐると考えながら。
私はがくぽさんの背中にぎゅっとしがみつき続けていました。

ひとまず終わりです。いちお、このままではがくぽが不憫なので、
上手く行くとこまでは続ける予定ですので。何卒。

だらだらとすいません。お粗末様でした。
494名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 23:48:03 ID:1burSXBY
>>488
ここまで来ても奥ゆかしい…!
奥ゆかしいと言うか、純と言うか、誠実と言うか…。
読んでて性的でなく、そわそわするw

>>487
同志いるよいる!
レンメイエロめっちゃ飢えてる!!
495名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 00:16:10 ID:KNiVt6UX
>>467
その誤爆俺も見て噴いたわwww
しかしなんという同志
カイメイエロ裸マフラーで待ってる
496名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 00:20:24 ID:sGJ1BUAx
>>487
いるいるいるいるい
497名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 01:35:57 ID:9P8UqWSY
重音テトSSはあるかね?
498名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 02:27:55 ID:9nWcHlCb
レンテトな長編なら保管庫にあったはず。
カイテトやがくテトはいまだ無い。
マステトはどうだろ?
499名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 08:45:30 ID:bIhP/4oy
>>487
早く投下してくれ裸は寒い
500ロリメイコ誘拐1/8:2009/04/02(木) 10:39:33 ID:zy3/njKy
覚えてるひとがいるかわかりませんが年長組でロリ誘拐自給自足。
小ネタの筈がいつの間にやらこんなことに。
 ・カイメイ
 ・メイコロリ化
 ・全体的にぬるい

苦手な方はスルーやNGをお願いします。
8レス程消費予定。

----------------------------------------------------------------

 「何、あんた、またいるの」

塀の影から通学路を覗き込む俺の背中に声がかけられた。
 「それはこっちの台詞だね。邪魔はすんなよ?」
振り向きもせずに釘を刺す。振り向かなくたってわかる。
どうせあの女が白衣に眼鏡で立ってるに決まってる。
 「それこそこっちの台詞ね。図体でかいんだからちょっと遠慮してよ」
と遠慮なく背中にのし掛かられた。重い。つか柔らかい。
どう考えてもおっぱいです本当に(ry
 「っ、でっかい脂肪ぶらさげてるから見にくいんだろ?」
嫌味の一つも言ってやれば『何よぉ』なんて声が降ってくる。
が、それどころじゃない。角を曲がって来る白いリボンを捕捉。

 「…来た!」

上から降る声もぴたりと止む。
変わりに背中にかかる体重が増した。重い。つか柔らか(ry
白いリボンを揺らし、真っ白ワンピでリンちゃんがふわふわ歩いて行く。
リンちゃん可愛いマジ可愛い。
一歩踏み出すごとにのぞく膝、健康的な白さのもちもち肌。
小さくて可憐な肩にその上で元気にはねる金髪。ハァハァ(*´Д`)
メイコの方はその隣を行くレンくんに夢中なようだ。

 「やっぱつるぺた幼女だよなー…」
通り過ぎて行くリンちゃんの神々しいまでの姿に思わずため息。
 「つるすべショタでしょJK…」
上でも対象は違えど状況は同じ様子。
仲良く歩いていく二人を名残惜しい気持ちで見送る。
 「あー、行っちゃった…」
どちらからともなくぽつりと漏れる呟きはいつもの事。
 「通学路…飛び込みてぇ…」
そしてこの願望も。

不意に背中が軽くなった。
振り向けば『下校時間が待ち遠しいわー』などとごちる白衣女。まったく同感だ。
こいつがロリなら何の問題もなく拐えるのになぁ、などとぼんやり浮かべた考えに、
俺は「待てよ?」と呟く。
ちらりとメイコを伺えばこちらに背を向けて眼鏡を拭いている。

――試してみる価値は、ある。

501ロリメイコ誘拐2/8:2009/04/02(木) 10:40:10 ID:zy3/njKy
俺は音もなく近付くとメイコの首筋にある端子に接続した。
 「うひゃぅ!?」
などと素っ頓狂な声をあげるメイコを抑えつつ、プログラムを探る。
ほどなくして目的のパラメータを見付けると思いっきり数値を変えてやった。
 「な、なに…ふぇ?」
あっという間に変質していく声・身体。

――大成功だ。

ロリメイコここに誕生。
とりあえず誘拐しました。


連れ帰ったロリメイコを、まずは舐めまわす(視姦的な意味で)。
肩の出た膝丈の赤いワンピースというシンプルな姿。
服もちゃんと容姿に合わせて変わる辺りボーカロイド的ミラクルだと思う。(開発者の変態め。GJ)
ふわふわな茶色の髪、涙を浮かべつつもこちらを睨み付ける強気な瞳。

「なんてことしてくれてんのよ!」

そしてこのロリ声。これはやばい。
「うん、なかなか可愛いじゃん」
その可愛さに思わず抱きしめて肩口に顔を埋める。
「んぁ〜幼女のニオイ…」
「ひっ! くすぐった…ちょ、やめ」
メイコが腕の中でじたばた暴れるがこの体格差じゃあ大して意味はない。
むしろ俺の胸でもがく幼女。たまらん。
ちゅ、ちゅ、と軽いキスを落として頬擦りすると
「んんぅ〜」
とイヤイヤするメイコ。
抱き締めてみてわかったがどうやら胸は膨らみ始めのようだ。
幼女ってより少女か?まぁ俺的にはどちらもウェルカムだが。
その微かな胸に手を伸ばしてみた。

「ん、ぃやっ! やだ、何サカッてんのこのヘンタイっ」

注・もちろんこの台詞もロリ声です。本当にありがとうございました。
あぁまずい、スイッチ入った。
「興奮してきたわ。ヤッていい?」
思いっきり頭を殴られた。あんまり痛くはないけど。
信じられないといった顔でメイコが叫ぶ言葉は
「いいわけないでしょ!」
ですよねー。

だ が 断 る 。
502ロリメイコ誘拐3/8:2009/04/02(木) 10:41:02 ID:zy3/njKy
「んぅっ」
更なる批難を紡ごうと開いたメイコの口めがけて舌を突っ込んだ。
噛まれるかとも思ったけど大丈夫みたいだ。
後頭部に手を添えて、逃げるメイコの舌を絡めとる。
唾液を送り込み、吸い上げ、交換し、口内を余す所なく貪ってゆく。
もっと深く味わおうと角度を変えれば、その度に荒い息に混じって甘い声があがる。
銀糸をひいて唇が離れる頃には、メイコは顔を真っ赤に染め、
目尻をきらきらに濡らして俺の腕の中でくったりしていた。
始めはあんなに突っ張っていた手も、最早力なくマフラーにしがみついているだけだ。

「…絶対、仕返しして、やるんだからぁ」

ドスの効いた声でメイコがうなる。
ドスを効かせたところで所詮ロリ声はロリ声。
しかも息を荒げて、放った言葉は途切れ途切れじゃあ、それはむしろ逆効果というものですメイコさん。
この角度からだとちょうど俺がメイコを見下ろす形で、見えそうで見えないというギリギリのライン。
どう見てもノーブラです本当にありがとうございます。開発者の変態めGJだ。
赤いワンピースからのぞく胸元が赤く染まってる様ってのも大変に扇情的なんだなと思う。そろそろと服の上から手を這わせれば小さく硬くなった微かな膨らみの頂点に触れる。

「メイコ。乳首立ってる」
『興奮した?』と耳元で囁きながらそれを揉む。
「ばっか、ぅ、ぃた…っ」
ん?痛いとな?
「この身体、ん、まだ成長途中だから…っ、胸で気持ちよくなんかなれないの!」

マフラーをぎゅうぎゅう引っ張るメイコに謝りながらも俺はある種の感動を覚える。
膨らみ始めの痛覚まで再現とは恐れ入った。開発者の変た(ry 超GJだ。
とはいえ痛がってる子を相手に無理矢理進めるのは俺も望むところではない。
「ちょっとごめんな」
断りを入れて首の端子に接続。
「ひゃん!」
あがる短い悲鳴。これは萌える。
接続される瞬間ってのは何とも例えようのない
むずがゆいみたいな感覚がするから、それに反応したものなんだってのは理解してるんだが。
それでも男として勘違いしたくなる声だ。けしからん、もっとやれ。
そんな事に思いを巡らせつつ、探していたパラメータを変化させて接続を解除した。

「どう?」
メイコの顔色を伺いながらもう一度ゆっくり胸に触れてみる。
「…っ!」
メイコは肩を震わせ目を剥いた。よし、うまくいったみたいだな。
「キモチ、イイでしょ?」
リベンジとばかりに耳元で囁けば返事の代わりに甘い吐息。
試しにきゅ、と胸を揉み込んでみると
「ぁんっ」
という声。慌てて口を抑えるメイコ。顔が真っ赤だ。マジ可愛いわ。
「声、聞かせてよ」
503ロリメイコ誘拐4/8:2009/04/02(木) 10:41:37 ID:zy3/njKy
小さな身体をベッドに横たえ、優しくその手を頭の上で磔にする。
「調子乗ってんじゃ、あぅっ」
スカートを捲り上げ(ぱんつは眩しいイチゴ柄でした)、ピンクに色付く胸の先
端を口に含めばメイコの罵倒は嬌声に転じた。
「ん、ヤ、はっ」
こちらの刺激に面白いように反応を示すメイコに気を良くして、
軽く歯を立てたり、吸い付いたり、指でひっかくようにしたりと愛撫を続ける。
ささやかに伝わってくる弾力が楽しくて、微乳ってのもまたイイなぁなどとぼんやり考える。
メイコの甘い悲鳴が脳内をどんどん侵食していき、まともな思考が働かなくなっていく。
だから『これならまだ痛い方が』なんて嘆きが聞こえてきた時も
痛いのより気持ちイイ方が良いに決まってるじゃないかと思った。


首元に引っ掛かっていたワンピースを丁寧に脱がすとその身体を抱き締め、
安心させるようにキスをした。
もうメイコに抵抗する様子はなく、それどころかちら
りとこちらを見上げては慌てて眼を伏せ、もぞもぞと太股を擦り合わせている。
良い光景だ。
「触って欲しい?」
なんて冗談めかして問い掛けたら、消え入るような声で
「…早く、終わらせたいだけだもん…」
ときた。
みwなwぎwっwてwきwたw
よぉーし、パパ頑張っちゃうぞー。
早く終わらせるつもりはさらさらありませんけども!

恥ずかしがるメイコをやんわり制し、股間に顔を近付ける。
布地は一部が濃くなっていて濡れているのがわかった。
それが妙に嬉しくて、ついぱんつの上からそこにかぶりついた。
 「やぁあっ」
メイコの腰が跳ね、ぎゅう、と頭を挟まれる。
少しばかり苦しいが挟んでいるのがすべすべの太股なのでむしろ喜ばしい。太股ばんざい。
じゅるる、と音を立てて股間に吸い付き脚の間からメイコを伺えば、
ぽかぽかと拳が降ってきた。
とは言え、込めてないのか込められないのか(多分後者)
力のほとんど入っていないそれはちっとも痛くないけど。
ぱんつのゴムに指を引っ掛け、微笑みかけると
 「ううぅぅぅぅ…」
うなってメイコは力を抜く。
そろり、と自分でもまだるっこしいくらいゆっくりとイチゴ柄のぱんつを取り去る。

現れたそこはつるりとしていて、そのくせびしょびしょに濡れそぼっていた。
こういうのって何て表現すんだろうな。背徳的?
とにかくそのやらしさったらない。
亀裂を指で押し広げれば赤々と照り輝いていて、頭の中の色んなもんがぶっ飛んでいった。
504ロリメイコ誘拐5/8:2009/04/02(木) 10:42:08 ID:zy3/njKy
くるくると入り口付近を指でなぞり、上の突起を唇で挟む。
 「んぁあ!」
ぶっ飛んだ頭がメイコの嬌声で満たされていくのを感じながら、ゆっくり指を差しこんだ。
浅いところを掻き回し、少しずつ沈めてゆく。
慣れてきたところで指を増やし、ナカを掻き出すような動作で抜き差しを繰り返す。
 「ぁ、ぁ、あっ」
メイコのトーンが高まっていき、襞が収縮する。
突起を舌で転がし吸いあげれば
 「、ぁ…っ!」
掠れた悲鳴と同時に指がきゅうと締め付けられた。

両手で顔を覆い肩で息をするメイコに、
 「イッた、ね」
と囁き中に収まったままの指を軽く動かすと、メイコはぶるぶると身悶えし
 「ば、かぁ…」
と絞り出すように呟いた。
思わずニヤける。
急いで口元を隠したが、隠しきれてないかも。
まぁメイコがこの様子じゃ見られてないだろう。
正直それどころじゃないんだよな。メイコもだけど、主には俺の下半身が。
俺もそろそろ、 すごく…挿れたいです…。

手早く服を脱ぎ散らかすとメイコに覆い被さった。
まじまじと見下ろしたメイコの姿はまさに壮観で、
細っこくて凹凸の少ない躯は果てしなく情欲を駆り立てる。
メイコのそこがちゃんと準備出来ているのを確認して俺のをあてがう。
先っぽを何度か滑らせ愛液を纏い、突起を軽くつついてやる。
 「、あふ…」
 「メイコ。めーこ。めーちゃん」
玉の汗を浮かべるメイコの、額に張り付いた前髪を払ってキスを落とす。
じ、とその瞳を見詰めれば熱っぽい眼差しでメイコが微かに頷いた。
 「…いくよ」

ぐ、と押し込むとメイコが息を飲んだ。
少し抵抗感があったが、ずぷりと先端が呑み込んまれた。
メイコの小さな手がシーツを握る。
喉をのけ反らせきつく眼をつむるメイコが健気で、
なるべく優しくしてあげたいという思いと早く気持ち良くしてあげたいという思いとがせめぎ合う。
メイコの腰を抱えてゆっくりと押し進めていくと、
くぷ、と水音が響き俺を言い様のない快感が包んでいく。

こんなもんを収められるんだから女の子って凄いな、と思う。
今は二回りは体格の違う幼い身体が俺を受け入れようとしているのだから尚更。

なんて感心していたら強い抵抗感にぶち当たった。…あれ、これってもしかして。

505ロリメイコ誘拐6/8:2009/04/02(木) 10:42:52 ID:zy3/njKy
 「メイコさん」
呼びかけられた本人はわかっているようで、
腕で目元を覆ったうえにぷい、とそっぽを向かれてしまった。
 「これって処女まk「言うなばかっ」
枕投げられた。顔面にクリーンヒット。ナイスコントロール・・・。
しかし胸といい処女膜といい、何考えてんだ開発者。
本日何度目になるのかわからないGJを捧げ、さてどうしたものかと考える。
考えたところで、結局は一思いに挿れてしまうのが一番負担が少ないだろうという結論に至るのだけど。

 「ちょっと我慢してね」
細い腰を抱え直すと一気に引き寄せた。

 「う、ぁああ!」

メイコの身体がびくびくと痙攣し、ナカも同様にぴくぴくと細動する。

――うあ、凄い、何だコレ。

俺を全て飲み込んだメイコの中は熱く狭い。
設えたように隙間なくぴったりと合わさって、こうしているだけでもたまらなく気持ちが良い。

 「っ、メイコ、だいじょぶ?」
軽くゆすって結合部を馴染ませつつ、キスを降らす。
真っ白な腹を撫でさすれば、メイコは身をよじりむずがった。

――ここに、入ってるんだ。

そう思うと何か感慨深い。
メイコは苦しそうに肩で息をして、虚ろな瞳をこちらに向ける。
やっぱり痛いのかな、辛いのかな、と罪悪感が込み上げてきて(ここまでやっといて何を今更と
は思うが)、
小さな身体を抱き締め茶色の髪をすいてやった。
メイコは片腕を俺の背中にまわすと可聴域ギリギリの音量で
 「…だいじょぶ。動いて、いいから」
と呟いた。

頭の中の何かが物凄い勢いで崩壊し弾けた気がした。それは理性とか
呼ばれるものかもしれない。

 「ごめん」
もう動かずにはいられなくて、腰を引いて浅く打ち付けた。
ゆっくりでも一度動いてしまえば後は止まらない。
止めることなんて、出来ない。
 「ん、あっ、はっ」
抽挿の度にメイコの内壁がねっとりと絡み付き、時折きゅうと締め付けてくる。
まるで出ていくなと言われているようで、嬉しくて。歯止めが効かなくなる。
506ロリメイコ誘拐7/8:2009/04/02(木) 10:43:30 ID:zy3/njKy
 「メ、イコっ、痛く、ないっ?」
指を絡めて身体を密着させれば小さな手が強く握り返してくる。
俺の下で喘ぐメイコがたまらなく愛しい。
 「はひゅ、んっ、気持ちよすぎて…んぁっ、わかん、ないぃっ」
口の端から唾液を溢し、俺の背中に爪を立て、
メイコが放った言葉は俺を壊すに充分過ぎる程の効力を発揮した。

律動はただただ激しくなるばかりで、部屋に響くのは二人分の荒い息と卑猥な水音。
ぐちゅぐちゅというその音と、高く可愛らしく淫らな喘ぎ声が聴覚を支配してゆく。
あらゆる感覚器官の中でも殊更敏感に作られたボーカロイドの耳だ。
聴覚情報だけで簡単に高められていく。

もっと強く繋がりたいと口付ければそれはすぐに深くなり、互いの舌が口内を這いまわる。
唾液も息も、どちらのものかわからなくなる程に混ざり溶け合い、そして零れる。
溢れる愛液が、汗が、俺たちの隙間を埋め、潤滑油となり、快感をもたらしてはシーツに染みを作ってゆく。

ざわざわと蠢くメイコの中はあまりに気持ちが良くて、
――あぁこれはもうあまりもたないなぁ
なんて他人事のように自覚した。早漏って言った奴表出ろ。

せめてもの救いはメイコの方も同様の状態であることか。
締め付けの感覚がかなり狭まってきている。
 「あぁっ、もう…っ」
メイコが限界を告げると、俺はギリギリまで引き抜き思いきり奥に打ち付けた。
 「メイ、コ! めいこっ」
『俺も、もう』だの『一緒にイこう』だのエロパロ的にふさわしい台詞はいくらでもあるだろうに、
情けない事に俺は狂ったように名前を叫ぶことしか出来なかった。
――正直、この瞬間に言葉なんて要らないと思った。

 「ひぁっ! かい、と、かいとぉ…っ」
 「めーこっ!」
メイコに名を呼ばれ、強く締め付けられ。
 「ぁぁあああああっ」
 「、う……っ」
俺は呆気なく果てた。あの声で、あの姿で、あの瞳で。
名前を呼ばれて耐えられる奴がいるならお目にかかりたい。



絶頂の瞬間に強く握り合った手はそのままに、俺は横になった。
向かい合って寝る形。
流石にそのまま覆い被さったら小さなメイコを潰してしまう。
ずるりと中から引き抜けば、メイコが微かに身を震わせ、とろりと白濁がシーツを汚した。
無毛の亀裂から溢れる精液、このエロさは半端ない。
思わず凝視する俺の胸にがつんと衝撃が走った。
507ロリメイコ誘拐8/8:2009/04/02(木) 10:44:31 ID:zy3/njKy
 「女の子が頭突きは感心しn「何してくれてんのよ」

えらい低音ボイスです。いやロリ声なんだけど。
しかも涙目だし顔真っ赤ですげぇ可愛いんだ、 けど。
纏うオーラがやばい。
生物としての(ボーカロイドだけど)本能が危険を報せていた。
我が身を振り返り悪寒が走る。

 「…あー、えっと」
言い訳をしようにも弁解の余地がない。
絡め合った手は絡み合い過ぎる程に絡んで…というか食い込んでる、食い込んでるから!
 「っあだだだだだだ!」
 「何しでかしてくれちゃってるのかって聞いてるの」
ゴゴゴ…と書き文字と炎が見えてきそうな気迫。
むしろマジシャンズ・レ○ドが見えてきそう。赤繋がりだし。
生命の危機ってやつですねわかります。

 「…覚えてなさい」
どうすんの、どうすんのよ俺。
脳内に展開される持ち札は死亡フラグばっかりだ。

本気で死を覚悟したその時、ぱたり、とメイコが倒れこんだ。
何だ何だと覗き込めばすやすやと寝息を立てている。
糸が切れたようなとはまさにこのことか。
まぁ、色々無理をしたからなぁ…当然といえば当然なのかもしれない。
ひとまずしばらくの間は保証された身の安全を喜び、
未だしっかりと握り締められた手を嬉しく思いながら、
今は心地よい疲労感に身を任せ俺も共に眠ることにした。


後日しっかり仕返しされる事になるのだが、それはまた別の話。



---------------------------------------------------------


以上です。やっとこ規制解除された・・・
読んでくださった方ありがとう。
508名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 11:35:20 ID:CvQc6Dfg
>>493
礼儀正しすぎてやきもきするw
509名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 12:00:29 ID:ibjpSQP0
>>507
GJ!!
あと変態開発者もGJwww
510名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 12:28:33 ID:ENaeB6Df
>>507
仕返しkwsk
仕返しkwsk
仕返しkwsk
511名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 13:06:56 ID:1HZHi4O7
>>507
ショタカイト誘拐で美味しくいただかれちゃうわけですね、わかります。
512名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 13:16:58 ID:SjI0DfoT
>>507
まってましたGJGJ!
なんかお互いまんざらでもない感じなのが萌えた
仕返しはお姉さんの筆卸ですねわかります
513名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 14:51:36 ID:6XxoyCVa
>>507
なんで会社で読んじまったんだ…このムラムラどうしよう…。
ってくらいGJ!
エロリメイコかわいいよかわいいよ。
514名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 16:21:37 ID:jTm4sFBf
ロリ属性なんてなかったはずなのに萌えた
喜んでいいのか悪いのかよくわからんがGJ
515名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 21:04:24 ID:OZWzLCA5
>>507
GGGGJJJJ
帰ってきていいもの見たお姉さま→ロリメイコいいな
ロリ属性なかったはずなのに是非また書いてくれ
だがパンツにかぶりついたカイトはしね
516名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 21:13:29 ID:4JAZcuNy
>>507
GJ!ロリめーこいいよおおお!!!
517名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 01:34:41 ID:ytbyWjyk
カイリンに目覚めたきっかけがへなちょこナイトなせいで、
カイリンだとエロ妄想が出来なくなったのは、俺だけじゃないはず。
518名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 01:53:32 ID:JgYDi/Z6
そこをエロるのがここ、エロパロスレなのである
519名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 02:59:42 ID:MlmvYiCk
杉の人の新作はカイリンかもしれない
520名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 10:44:59 ID:vmkgo6Nc
実年齢の14歳ならまあエロでも大丈夫な気はするんだが
リンレンて10歳前後くらいの感じで描かれてることが多い(ような気がする)ので
余計にエロにもっていけないw
父母姉双子で一家にするとバランスいいからかな
521名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 12:14:51 ID:NtDIp/TV
リン→KAITOやがくぽは微笑ましいが、KAITOorがくぽ→リンはシャレにならないものを感じる
522名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 12:15:41 ID:v+TnfzCC
リンレンは確かに見た目14には見えないなw
そしてそんな幼子(?)が年上に食われるのがまたたまらん
本家ロリ誘拐、ショタ誘拐、いつでもお待ちしております。全裸で
523名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 12:20:58 ID:ytbyWjyk
>>520
個人的には、カイミクカイリンは、仲良し兄妹だからこそ萌えるから、親子とかないな。
あと、ルカのことわすれんな。
524名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 12:22:53 ID:HDqKc8rw
人の萌えをけなすな阿呆
525名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 12:29:24 ID:ytbyWjyk
個人的にはって言ってんじゃん、そんな喧嘩腰になられても対応に困る。
526名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 12:49:21 ID:Tg15F/3X
とりあえず落ち着け
527名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 13:04:24 ID:DsobxWzX
>>526
ネギを差し込めばいいんだっけ?
528名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 14:28:01 ID:uRhukXKf
523 名前:あぼ〜ん[あぼ〜ん] 投稿日:あぼ〜ん


524 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/03(金) 12:22:53 ID:HDqKc8rw
人の萌えをけなすな阿呆

525 名前:あぼ〜ん[あぼ〜ん] 投稿日:あぼ〜ん


526 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/03(金) 12:49:21 ID:Tg15F/3X
とりあえず落ち着け



今日も平和です
529名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 14:44:48 ID:lu6diJlm
528もあぼーんしてくれの合図?
530名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 15:53:12 ID:6ThSbTk8
そんなことより太股の話しようぜ!!
リンたんの細っこい健康的な太股にはさまれたい
531名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 16:18:13 ID:BGE2ss9V
>>530
いや、太腿ならルカのむちっとした太腿だな。
532名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 17:27:44 ID:HDqKc8rw
イカイト×タコルカというのを見て、改めてこのジャンルは広いと思った
533名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 18:50:05 ID:DsobxWzX
ヒラメイコは無いのか
534名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 19:02:31 ID:ZhVR/bCl
エロリメイコ最高だ!コンチータ様もGJ
535名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 19:26:01 ID:P9r1hbTc
>>522
本家炉心のおまけzip落したらロリンは4〜6歳って書いてあったんだよな
中学生×小学生or園児って普通のロリなんだろうか、それともショタロリになるんだろうか・・・
536名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 19:28:02 ID:ytbyWjyk
>>530
太股といえば、KAIKOの絶対領域には、いつも目を奪われる。
537名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 19:35:50 ID:c7I9aRMG
>>535
よく分からんがショタは男の子のことじゃないのか?
ロリより小さいっていうとペドかな
538名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 19:44:57 ID:P9r1hbTc
>>537
わかり辛くてごめん
エロパロ板検索してみると普通の男×ロリとショタ×ロリはスレが分かれてる
ロリ誘拐の14歳×4〜6歳はどっちに入るのかと思ったんだ
539名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 20:35:13 ID:iQkPaKWw
>>523
おまおれ
カイミクカイリンにかぎらずレンメイやカイメイも姉弟だからこそ萌える
ルカは年齢的にどこに入れていいのか迷うなー
たしかメイコって18なんだっけ?
540名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 20:41:14 ID:a30M32zA
めいこさんじゅうはっさい
541名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 20:52:57 ID:g+7h6+HC
>>539
パケ絵師的にはそのつもりだったみたいだけど
MEIKOKAITOは公式設定ないから好きに決めていいんじゃないかな
開発が同時だったらしいから、片方上げるともう片方も脳内で同世代に上がるw
542名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 23:15:22 ID:0KVoPFcs
>>538
14っていう年齢から考えると微妙なとこだね
でもなんとなくロリ誘拐のレンはPVとかで大人っぽく描かれてる事が多いから普通の男×ロリってイメージが強いな俺は
その方がより変態さがある気がするしw

ようは書き方次第!
543レンメイ(0/4):2009/04/04(土) 02:37:35 ID:0BYltDdG
保管庫の8-703です。
書くと宣言していたがくリンが進まないので、気分転換にレンメイで母乳プレイ。
本番なし。あんまり…というか、全然エロくないです。
一応今までのレンメイと繋がっている設定で書いていますが、
今までのを読んでいなくても問題は無いかと。

苦手な方はスルー、もしくはNGをお願い致します。
544レンメイ(1/4):2009/04/04(土) 02:38:17 ID:0BYltDdG
「な、なによこれ…っ!?」

 突然、悲鳴の様なメイコ姉の声が聴こえて、オレは目を覚ました。昨晩あれだけやって
さすがに疲れてるから、もう少し寝かせて欲しいんだけど…。まだぼうっとする頭でそん
な事を考えながら、ゆっくりと目を開ける。隣のメイコ姉は、露になった自分の胸元を見
て顔を青くしていた。

「…どーしたの、メイコ姉…」
「こ、これ…」

 覆っていた手を外し、メイコ姉はオレに胸を見せた。こんな風に恥じらいもなく見せら
れると、興奮するものもしないよなーなんて、どうでもいいことを考える。が、いつもと
違うメイコ姉の胸の様子に、オレは目を丸くした。

「………メイコ姉」
「…なによ」
「子どもでも産んだの?」
「…っ!ばかっ!!」

 冗談のつもりだったのに、思い切り殴られた。…痛い……。
 メイコ姉の胸の先端が、白い液体で濡れていた。しかも、どう見ても現在進行形で分泌
されている。…女性の胸から出て来るものといったら、ひとつしか考えられない。でも、
どうしてVOCALOIDから母乳が?

「いつから?」
「起きたら、なんか胸が苦しくて。見たらこの状態だったのよ」
「どれ…うわ、ぱんぱんじゃん」

 そっと触ってみると、いつもより張って弾力を持っているのが分かる。

「っ…!ちょっとレン、やめて…」
「あ、ごめん。痛かった?」

 少し不安になっているのだろう。普段なら憎まれ口のひとつでも返すメイコ姉が、オレ
の言葉に何も言わず頷くだけだ。心なしか目許も滲んでいる気がする。
 メイコ姉の隣からもぞもぞと起き上がって、そこらに散らばっている服を拾う。下着と、
パジャマ代わりのTシャツとハーフパンツを着て、オレはドアノブに手をかけた。

「オレ、タオル取って来るよ。このまま出っぱなしだとベッド濡れちゃうし」
「…そうね」
「それとメイコ姉も、上は無理でもパンツくらいははいたら?ミク姉とか来たらびっくり
するよ?」
「な…っ!あんたが脱がしたんでしょ!」

 投げられた枕を避けて部屋から出る。洗面所に積んである、洗濯したてのタオルを持っ
て戻ろうとしたら、メイコ姉の部屋の扉をノックしようとしているリンと目が合った。さ
すがに、今のメイコ姉の部屋に入られちゃまずい。
545レンメイ(2/4):2009/04/04(土) 02:38:49 ID:0BYltDdG
「リン、どうかしたのか?」
「あ、レン。あのね、メイコおねえちゃんに、マスターから伝言があって…」
「あー…メイコ姉にタオル持ってこいって言われたし、ついでにオレが伝えとく」

 なんでタオルなのかとか、もう目の前なんだからわざわざオレを介さなくてもとか、色
々おかしい点はあるけど、リンはとくに気にすることもなく小さく頷いた。…自分でいう
のもなんだけど、オレとリンは双子なのに性格が違いすぎる気がする。

「マスターが間違えてメイコおねえちゃんのプログラム弄っちゃったんだって。もうすぐ
元に戻せると思うから、なにかおかしいところがあっても我慢して欲しいって言ってた」
「了解」

 オレに伝えるだけ伝えたリンは、そのまま自分の部屋に戻って行く。リンの部屋の扉が
完全に閉まるのを見送って、オレはメイコ姉の部屋の戸を開けた。メイコ姉は慌ててシー
ツで自分の胸元を隠すが、入って来たのがオレだと分かってほっと息をついた。

「はいメイコ姉、タオル」

 律儀に下半身だけ服を着たメイコ姉は、母乳で濡れた手でタオルを受け取った。溢れる
量が少量とはいえ、部屋の中がどこか甘い匂いで充満している。

「それから、マスターから伝言。メイコ姉のプログラムを間違えて弄っちゃったんだって
さ。もうすぐ戻せるらしいから、ちょっと我慢してくれって」
「じゃあ、その影響が…これ?」
「多分ね」

 メイコ姉の視線が、タオルで押さえられた胸元へ移る。パンパンに張った胸は壮観だけ
れども、メイコ姉はつらそうだ。オレは隣に腰掛け、いつもより大きく見える(いや、実
際大きいんだけど)胸を指先でつんとつついた。

「…っ、ちょっとレン!」
「少しくらいいいじゃん」
「す、少しだからとか、そういう問題じゃないっ」

 そう言ってオレの腕を取るけれども、メイコ姉は片手がタオルを押さえて塞がっている。
勿論、オレのもう片方の手は空いているわけで。にぃっと笑うと、左手で胸の膨らみをな
ぞった。

「レンっ」
「せっかくだし、見せて」
「なにがせっかくなのよ!」

 取られた腕を引っぱり、指先に軽く口付ける。メイコ姉の瞳が戸惑いに揺れた。やっぱ
り、いつもよりどこか弱気だ。これは、押せばいけるかもしれない。
 指と指の間を丁寧に舐めていく。さっきまで直接胸を押さえていたからか、タオルで拭
いた後なのにどこか甘い気がした。

「…ダメ?」

 人差し指をぱくっと口に含んだら、面白いくらい身体が震えた。
546レンメイ(3/4):2009/04/04(土) 02:39:33 ID:0BYltDdG
「……分かったから、それ、やめて」
「それって、これのこと?」

 てのひらを舐めると、隣り合っていた脚を蹴られた。…そういえば脚は完全に自由な状
態だってこと忘れていた。
 手から口を放すと、メイコ姉は小さくため息をついた。一瞬オレの方を見て、その後自
分の胸元に視線を移す。意を決したように息を飲んだ。
 タオルが外される。甘いミルクの香りが濃くなる。露になった胸元をさっきよりも強く
つつくと、立ち上がった乳首の先から白い液体が染み出した。

「んっ…」
「つらい?」
「ちょっとだけ…。胸が張って痛い感じ」

 胸なんて張ったことないから分からないけど、確かにメイコ姉は眉間に皺を寄せている。
弄ってみたい、という願望はあるものの、メイコ姉につらい思いはさせたくない。指先に
ついた母乳をペロリと舐める。

「ねぇ、メイコ姉」
「ん?」
「これ、出しちゃった方が楽なんじゃない?」

 メイコ姉がきょとんと目を丸くする。

「今は胸に母乳が詰まってる状態だからつらいんでしょ?じゃあ出しちゃった方がいいん
じゃない」
「でも、出すって言ったって…」
「こうすれば…」
「え、ちょ、レンっ!」

 制止の声は無視して胸を揉みしだく。メイコ姉が痛くなってしまったら元も子もないか
ら、いつもより力を弱くしてゆっくりと。先端から溢れる液体は、オレの指を伝ってメイ
コ姉の膝の上にあるタオルに落ちた。

「痛い?」
「い、たくないけど…ん…っ」

 声を出さないようにするためか、メイコ姉は唇を噛んだ。オレとしてる最中も、メイコ
姉はこうやって声を我慢することがある。だから最初は感じてるのかなーなんて思ったけ
ど、なんか違う気がする。

「どう?」
「…なんか、変な感じ」
「どんな?」
「うー…」

 ふにふにと揉んでいると、最初より柔らかさが戻って来た気がする。タオルもじっとり
と湿っているし、結構な量が出たのだろう。乳首をきゅっと摘むと、母乳が出ると同時に
メイコ姉がびくっと震えた。
547レンメイ(4/4):2009/04/04(土) 02:40:22 ID:0BYltDdG
「…レン」
「はーい、これはやめまーす」

 睨んだ目許がほんのり赤く染まっている。そこに軽く口付けると、メイコ姉はくすぐっ
たそうに笑った。

「やっと笑った」
「え?」
「今日起きてから、ずっと眉間に皺寄ってた」
「……仕方ないでしょ、もう」

 拗ねたように唇を尖らせるメイコ姉の様子がおかしくて、オレは声を上げて笑う。する
とすかさず胸を揉んでいる手の甲を思いっきり抓られた。…痛いけど、いつものメイコ姉
らしくなってきた気がする。

「にしても…いったいいつになったら戻るのかしら」
「さぁ?マスター次第でしょ」
「…何弄ったら私の身体、こんなことになるのよ、まったく」

 未だにオレに揉まれている自分の胸とその先端から零れる母乳を見て、メイコ姉は深く
ため息をつく。オレは結構楽しいから、まだ暫くこのままでもいいんだけどなぁ。…なん
て思っていたら、思考が透けていたのかメイコ姉に睨まれた。

「…メイコ姉」
「なに?」
「直接吸ってもいい?」

 ……さすがにそんなに思い切り殴られたら、後頭部が痛い。

 結局メイコ姉の身体が元に戻ったのは、30分程経ってからだった。30分間揉み続け
ると手も痛くなるよって言ったら、今度は思い切り蹴られました。
 いつかマスターがまた同じ過ちを繰り返したら、今度こそ直接吸ってやるとひっそり心
に誓ったのはきっとバレてないはずだ。うん。


END

小ネタのつもりが長くなった…。母乳プレイ難しいですね。いつかリベンジ。
次こそがくリンの予定です。
548名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 03:05:13 ID:q8PBXLDI
549名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 05:29:39 ID:0aTisTT6
レンメイ母乳プレイ!待ってました!!
GJ!!超GJ!!
えろい!!
がくリンも全裸で正座して待ってます!!
550名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 05:34:57 ID:onhMCg7/
>>547
レンメイ!母乳!GJであります!
しかしほんと、何弄ったらそうなるんだwアレか、また開発者が変た(ry

貴方の書かれるがくリンも楽しみであります。

>>492の続き的なものです。よしなに。

−−−−−−−−−−

あれからもう一度。
がくぽさんとその……、身体を合わせようと試みたことがありましたが。
上手く行きませんでした。その、やっぱり、私の方がだめで。

がくぽさんは、気にしないと言ってくれるのですが、
そこはやっぱり気にしてしまいます。

昔は、「身体の相性が合わなくて別れる」とか、そういう話が信じられませんでした。
心がつながっていれば、そんなの関係ないでしょう?と。

でも今ならなんとなく分かります。そういうことをきっかけに気まずくなったりして、
心まで離れてしまうこともあるんじゃないか、って。

間の悪いことに、最近は仕事の都合が合わず、がくぽさんとはなかなか会えていません。
メールではやり取りするものの、直接顔をあわせることはできていなくて。

だからより一層……。今度のときにはちゃんとできるのか。
そもそも、またそういう場面になったらどう振る舞ったらいいのか。
どうしても、悩んでしまうのです。



そんな折。仕事の予定が急に空いたというメールが入り。
またがくぽさん宅にお邪魔することになりました。

例によって、縁側に、並んで腰掛けます。
できるだけ、普通を装おうとしますが。そこはかとなく漂う緊張感。
それは、がくぽさんも同じようで。

しばらくはいつも通り、お互いの近況のことなど
つらつら離していましたが、不意に会話が途切れ。

「初音殿、その……。良いか?」

そう言われ、す、と腰に手を回されました。
久しぶりに体に触れられ、覚悟していたとはいえ、つい、体が強ばります。

そのまま、この前のように抱きしめられるかと。そう思っていたのですが。
がくぽさんは、腰に回した手を離し、私から距離を置きました。

「がくぽさん……?」
「すまん。」
「はい……?」
「乗り気ではないのであろう?」
「え、いや……。」
「最近、どうも、いかんせん……。そういう方向に走りすぎであるよな。申し訳ない。」
「や、そんなことは……!」

それはがくぽさんが謝ることじゃなくて。私が、こんなだから……。

そう思って。そう言おうとしたのですが、言葉にならなくて。
意図せず、涙があふれてしまいました。

ああ、ダメだ。泣くんじゃない。ていうか、こういうときに泣くのは、卑怯だ。

案の定、がくぽさんは困った様子です。

「ど、どうしたのだ?」
「ごめんなさい……。」
「なにが?」
「だって、私が……こんなだから。……できなくて。」
「いや、それは!……気にしておったのか?」

聞かれてこくんと頷きます。そうしたら、ふいにぎゅっと抱きしめられました。

「いや、そこは初音殿が気にするところではないぞ。」
「だって、でも……。」
「前も言うたであろうが。無理にすることではないと。」
「でもそれじゃあ。私はいいけど、それじゃ、がくぽさんが……。」
「……まあ、その辺は。自分でなんとかするゆえ。」

そう言われて。
えっと?自分で何とか……、自分で何とかって。……えー?!

”何とか”の内容に思い至り、思わずがくぽさんの背中をぽかぽか叩きます。

「そういうことはっ……、言わなくていーです!」
「しょうがなかろう。ゆってしまったものは取り返しがつかん。
 ……こちらとて失言だったと思うておるわ。」

言われて、さらにぎゅっと抱きしめられました。

体勢のせいで、表情は見えませんが。
たぶんまた、がくぽさんは困ったような表情をしているんでしょう。

「というか、な。
 こちらが性急に事を運びすぎたというか……。どうにも抑えがきかんでな。
 だから、申し訳ないのはこちら側の方なのだ。
 初音殿は、その点については気にせんでもよろしい。」
「はあ……。」

だから。いちいちそんなことまで言わなくていいのに、
つくづく律儀なひとだなあ、と。そう思って。

照れ隠しと返事の代わりに、がくぽさんの背中をすう、となぞりました。

「こら!人が真面目に話をしておるのに!」

がくぽさんも負けじと、私の背中をすう、となぞります。

「やっ……。」

こうして攻防することしばし。
抱き合ったまま、お互いぜいぜいと、息を切らします。

「ふふ……。」
「はは……。」

いつの間にか、変な緊張感はなくなっていました。
なんだか可笑しくなって、抱き合ったまま笑いあいます。

もしかしたら。こんどは大丈夫かもしれない。
大丈夫じゃなくても……。もっと、近くに行きたい。

そう思って。思い切って私から、がくぽさんの唇に、キスをしました。

「?!」

背中に添えられた手に、力が込められたのが分かります。
私は、この前されたのを真似して、
がくぽさんの閉じられた唇に、舌を差し込んでみました。

「んっ……!」

深いキス。
前のときと違うのは、今度は私がする側、ということで。

唇を離すと、がくぽさんはすごく複雑そうな顔をしています。

「……初音殿、だから、無理せんでもと。」
「無理、じゃないです。私がしたかったから、したんです。」

自分で言って、顔が真っ赤になるのが分かりました。
でも、ここで、私が、ちゃんと言わないと。

「だから……。お願いします。」

言ってから、私は俯いて、ぎゅっと目を瞑りました。

「……良いのか?」

聞かれて私は、こく、とうなずきました。

−−−−−−−−−−

今回はここまで。
なんかもう、自分で書いててもむずがゆいよこいつらw

お目汚し、失礼しました。
555名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 09:24:58 ID:4kB2V629
ニヤニヤが止まらないw
556名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 12:06:31 ID:9bFUMPkW
ああ、もう奥ゆかしいなおい!GJ
ところでネットブックでもボカロって起動出来るのかな
出来るなら俺も買おうかな
557名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 15:40:47 ID:PFHamquR
>>551
待ってたGJ
次回は…次回こそはッ…!
558名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 16:03:32 ID:chRQ8YSk
>>556
正直厳しいと思う。ボカロ持ってないけど。
559名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 16:47:00 ID:dT3gqto2
>>556
ネットブックの機種によるかもしれないけど、
ディスクを読み込むところすらないウチの子はアウトだった。
560名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 17:21:25 ID:PYsFmNu/
乙です
561474:2009/04/05(日) 04:03:57 ID:1Fd6yWa3
気分転換に他のSS書いてたら、モチベーションが戻ってきたので
>>473の続きを頑張って書き上げた。
なので投下。
注意事項は基本前回と一緒。
今回はエロあり、完結。
あと、やたら長いんで注意。
562名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:06:04 ID:1Fd6yWa3
〜Side MEIKO〜
最近、ミクの様子がおかしい。
はっきり言って、無理して笑ってるのがバレバレだ。
とても辛そうに、今にも泣き出しそうな顔で、笑ってる。
あの娘は素直な娘だから、そういう隠し事は下手なのだ。
当然、あいつも気がついているはず。
私が気づいているのに、あいつが気づかないはずがない。
でも、あいつはまるで気がついて無いかのように、いつも通り笑っている。
気に食わない。ミクが1番懐いてるあいつが、ミクの事1番理解してるあいつが、
ミクの事を1番可愛がってるあいつが、そんな態度を取ってる事が気に食わない。
こうなったら、あいつに一言ガツンと言ってやる。
場合によっては………
「一発ぶん殴る!!」
それが私のやり方だ。


〜Side リン・レン〜
「レン、どう思う?」
「どう思うもなにも、見ての通りだろ?」
「ミク姉、わかりやすいからねぇ。」
「で、原因はなんだと思う?」
「原因なんて、一人しかいないんじゃない?」
「まあ、そっちに関しては、俺らがどうこうすべきじゃないな、
メイコ姉さんがなんかやらかしそうだから。」
「じゃあ、私達の担当はやっぱりミク姉かな?」
「だな、はぁ〜めんどくさいなぁ。」
563名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:07:05 ID:1Fd6yWa3
〜Side KAITO〜
あの日から、数日が経った。
マスターの曲は、まだ完成していない。
「カイト、ちょっといい?」
「ん、なに、メイコ?」
その日、曲の事でマスターの相談に乗った後、自分のフォルダに戻ったら、
メイコが待ち構えていた。どうしたんだろうか、睨むように俺の方を見ている。
「メイコが俺の所に来るなんて珍しいね。」
「いいでしょ、最近はミクも来てない訳だし。」
「………」
なるほど、ミク絡みの話か。
「ねえ、あんた。ミクの様子が最近おかしい事には気づいてるわよね?」
メイコ、気づいてたんだな。
「ん、まあ、ね。」
そう、曖昧に答える。メイコの視線が、更に鋭くなった。
「っ!!
あんたはっ………」
メイコは、なにかを言おうとしたが、寸前の所でその言葉を飲み込む。
そして、少しの間を置いてから、また口を開く。
「あんたなら原因、分かるでしょ?どうにかしなさいよ。」
「………わかんないよ。」
一瞬、言葉を詰まらせそうになったが、どうにか自然体を装い、応える。
「メイコは心当たり無いの?」
「無いわよ、だからこうしてあんたに聞きに来てるんじゃない。」
「それもそうか。」
白々しい、とは思う。
分かっていながら、こんな会話をしているのだ。
でも、これはつかなきゃいけない嘘だ。大丈夫、仮面を被る事には慣れている。
「………あんたさ、なんでいつも通りなの?」
「質問の意味が分からないんだけど?」
本当に意味が分からない、なんで突然そんな事を言い出すんだ?
「だから!!ミクの様子がおかしいのに、なんでなにもしようとしないのよ!!」
ああ、そういう意味か。
「とは言っても、原因が分からなきゃどうしようもないだろ?」
「あんたになら、ミクだって原因話してくれるかもしれないじゃないの!!」
なんでだよ、なんでメイコはそんなに俺にこだわるんだよ。
どうしてミクの事、俺にばっかり押し付けるんだよ。
胸の奥がチリチリする、苛立ってるのが分かる。
ほっといてくれよ、そんな簡単なことじゃないんだよ。
我慢しろ、抑えろよ、俺。それは言っちゃいけない言葉だ。
「……それは、俺がしなくちゃいけないこと?」
………仮面に、ひびが入る音が、聞こえた気がした。
564名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:07:50 ID:1Fd6yWa3
〜Side ミク〜
「ふう。」
今日、何回目か分からないため息をつく。
ため息の原因はわかりきっている、お兄ちゃんの事だ。
あの時、なんであんな事をしてしまったんだろう。
なんで、耐えられなかったんだろう。
妹として傍にいられるだけで満足だった筈なのに、私は更に深い絆を欲した。
結果、妹として傍にいることさえ難しくなった。
お兄ちゃんの態度が変わった訳じゃない、私が辛いんだ、傍にいることが、
今まで通り笑いかけられる事が。
後悔している、戸惑っている。
でももう遅い、すべては起こってしまった後だから。
「ふう。」
もう一度ため息をつく、ため息を一つつく度に、幸せが逃げるなんて言うけど、
全く幸せを感じられていないなら、ため息はどういう意味を持つのだろう?
「ミク姉〜、遊ぼ〜ぜ〜。」
そんな事を考えていると、珍しくリンちゃんとレンくんが遊びに来た。
「えっと、今は」
「いいから、いいから。」
私の言葉を遮って、リンちゃんが強引に手をとる。
ホントはそんな気分じゃ無かったんだけど、まあ、いいかな?


〜Side MEIKO〜
メゴッ!!
ぶん殴った。カイトの右頬を、思いっきり。
コイツは!!
「あんた!!それ本気で言ってんじゃ無いでしょうね!?」
よりにもよってだ!!
ミクのこと、コイツ以外の誰に任せられるっていうのか!!
「メイコ、痛いよ。」
そう言いながら、カイトは怒るでもなく、ただ微笑む。
イライラした、私はコイツの微笑み以外の表情を見たことが無い。
いつでも、なにされても、ただヘラヘラ笑っている。
まるで仮面でも付けているみたいに。
もういい、これが最初で最後だ、それで駄目なら私は、もう諦める。
肩の力を抜く、気分を静める。
この馬鹿に言うべき言葉、それは一つだけだ。
同じ笑顔でも………
「あんた、ミクといる時は、ホントに楽しそうに笑ってたじゃない……」
565名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:09:12 ID:1Fd6yWa3
〜Side ミク〜
か、勝てない………
ババ抜き、七並べ、真剣衰弱、ポーカー、………
いろいろやったけど、一勝も出来ない………
私、なんでこんなに弱いんだろう………
「ミク姉………弱っ。」
「流石にこれは………」
リンちゃんとレンくんが、憐れみの視線を向けてくる。
うう、いたたまれない……
落胆しながら、カードを一枚引く。
「あ。」
リンちゃんから引いたカードは、ハートのA。
スペードのAと合うから………
「やった!!」
初めて勝てた!!嬉しい!!
「……ミク姉、やっと笑ってくれた。」
「ああ。」
リンちゃん達が、ぽつりと呟いた。
「え?」
キョトンとしている私に構わず、レンくんが続ける。
「ミク姉、最近なんか無理して笑ってるように見えたからさ。」
「どうにか本気で笑ってもらえないかなって。」
え?つまり……
「強引に遊びに誘ったのは、私の為?」
「うん。」
えっと、じゃあ……
「私がずっと勝てなかったのも」
「「いや、それはミク姉が純粋に弱かっただけ。」」
ハモらなくても………
「とにかく、にぃにぃと何があったのかは知らないけど、
いつまでも悩んでるミク姉なんてミク姉らしくないよ。」
「な、なんでお兄ちゃんが出てくるの!?」
ず、図星だけど。
「いや、みんな気づいてたよ、ミク姉がカイト兄の事好きだって。」
「ついでに言うと、ミク姉が悩むなんて、にぃにぃのことぐらいだってのも。」
そ、そんな、隠してきたつもりだったのに………
「だからさ、ミク姉単純なんだから、悩むのなんてらしくないよ。」
「うん、自分の気持ちに素直な方が、ミク姉らしい。」
自分の気持ちに、素直に………
「私の、気持ち………」
テーブルの上を見る。
1番上に並んでいるのは、スペードとハートのA。
566名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:10:09 ID:1Fd6yWa3
〜Side KAITO〜
メイコの言葉が、胸に突き刺さる。
楽しそうに笑ってた?俺が?
オレガワラウノハマスターノタメダヨ?
「ホントはもっとぶん殴ってやりたいけど、一発って決めてたから。」
そう言って、背中を向けるメイコ。
その背中に、声をかける。
「メイコ。」
「なによ?」
メイコは振り返らない。それでも俺は、続ける。
「殴られた理由、皆には、適当にごまかしといてくれよ……」
「意味ないと思うわよ?」
いいんだよ、だってミクに……
「マスターに余計な心配かけたく無いんだよ。」
「………」
メイコはなにも答えなかった。
なにも答えず、振り返りもせず、そのまま行ってしまった。
「いてて…」
なんで俺は………殴られた頬じゃなく、胸をおさえているんだろう………


〜Side マスター〜
もうすぐ曲が完成する。
でも、なんだか物足りない。
出来はいいと思う。けど、なにかが足りない。
ミクとKAITOに歌って貰う歌。特に、今回のは妥協したくない。
ミクとKAITO………ミク。
そういえば、最近ミクの様子が少しおかしいように思える。
何となく、無理してるように見える。
なんでだろう?
ミクが楽しそうじゃないと、私もあんまり楽しくない。
だって私はあの二人が大好きだから、仲良く寄り添う二人が大好きだから。
……………
ああ、そうか。この曲に足りないモノ。
「よし。」
多分この曲は、今までで最高の出来になる。
567名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:10:50 ID:1Fd6yWa3
〜Side ミク〜
マスターの曲が完成しました。
今、私とお兄ちゃんが呼ばれて、歌う準備をしています。
「ミク、KAITO、準備はいい?」
「「OKです、マスター。」」
ごめんなさいマスター、この歌に、私の思いを込めます。
マスターの歌を利用させて貰います、だからごめんなさい。
スカートのポケットの中には、それぞれ一枚づつのトランプ。
スペードとハートのA。
曲が流れ始める、歌が始まる。
この歌に、想いをのせる。
あの時みたいに、お兄ちゃんの傷を利用する、ズルイ方法じゃなくて。
お兄ちゃんはマスターの事が好きだとか、そんな事は関係なくて。
ただただ純粋に、ただただ単純に、私の気持ちをぶつける。真正面から。
悩んでも、傷付いても、それでも変わらない、たった一つの想い。



お兄ちゃんが、好きです。


〜Side KAITO〜
歌詞から、曲調から、伝わってくる、マスターの気持ち。
幸せだと、嬉しい、と。
理解、した気がする。
ボーカロイドと人間だとか、諦めるきれなかった事とか、そんな複雑な事はどうでもいい事だった。
ただ、失恋しただけ。マスターの隣に立つ相手として、選ばれなかっただけ。
それだけのこと。
そして、もう一つ、伝わってくること。
マスターは、なんで仲のいい俺とミクを見て笑うのか。
それもやっぱり、単純な事だった。
俺がマスターの笑顔を望んだように、マスターも望んでいたんだ。
俺とミクに、幸せになって欲しいと、大好きな二人に、笑っていて欲しいと。

『あんた、ミクといる時は、ホントに楽しそうに笑ってたじゃない……』

メイコに殴られた頬が、今更痛みだす。
メイコに言われた言葉を、思い出す。
そして、自分の心に問いかける。

ミクのこと、好きかい?



仮面はもう、必要無い。
568名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:11:30 ID:1Fd6yWa3
〜Side リン、レン〜
「今回のマスターの曲、いい曲だったね。」
「………ああ、いい曲だったな。」
「なに?なんか気になる事でもあるの?」
「いや、あれだよ、上手くいったのかなぁ〜って。」
「ああ、そのこと。
ダイジョブじゃない?」
「いやに簡単に言うなぁ。」
「だって、いい歌だったじゃん。」
「………そっか、それもそうだな。」


〜Side KAITO〜
「お兄ちゃん、まだ起きてる?」
夜、マスターが寝る時間より一時間程過ぎた頃、ミクが俺の所に尋ねてきた。
「ミク、まだスリープモードに入って無かったんだ。」
「お兄ちゃんこそ……」
まあ、ミクが訪ねてくるって分かってたから、起きてたんだけどね。
そして、その用件も。
「お兄ちゃん、あのね」
「ミク。」
ミクの言葉を遮る。
ミクはなにかを言いかけたように、口を動かしていたが、構わず続ける。
「俺は、マスターが好きだったよ。」
多分ミクも気づいていたこと。
「だけど、失恋したんだ。」
いろいろ思う事はあるけど、今必要な事実はそれだけ。
「悩んだり傷付いたりしたけど、今日の歌でふっ切れたよ。」
ミクはまだキョトンとしている。
もう一度、自分の心に問いかける。

ミクのこと、好きかい?


ああ、好きだよ。
569名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:12:04 ID:1Fd6yWa3
〜Side ミク〜
「マスターと比べるとかは出来ないけど、ミクのこと、好きだよ、
妹としても、女の子としても。」
その言葉をきっかけに、止まっていた思考がまわりだす。
お兄ちゃんが、私の事、好きって。
「ミクの気持ち、伝わってきたよ、歌を通じて。」
届いたんだ、私の気持ち。
お兄ちゃんが、近づいてくる。
「失恋してすぐにこんな事言うような、現金な俺だけど、それでも好きでいてくれる?」
お兄ちゃんが、すぐ近くまで来た。
そんなの、答えは決まっている。

チュッ

返事をする代わりに、不意打ちでキスをした。
「ミ、ミク。」
唇を放すと、真っ赤になったお兄ちゃんの顔が、至近距離にあった。
「大好き、お兄ちゃん。」
お兄ちゃんの背中に手を回し、その蒼い瞳を見つめて、囁く。
お兄ちゃんは更に顔を真っ赤にして、
チュッ
そして、今度はお兄ちゃんの方から不意打ちのキス。
「お兄ちゃん、顔真っ赤。」
チュッ
「ミクこそ。」
チュッ
私から、お兄ちゃんから、交互に何度もキスをする。
キスするたび、互いの体はより密着し、唇が接触している時間も長くなる。
「チュッ……お兄ちゃん…チュッ…………大好き。」
「ミク、チュッ…………俺もだよ、チュッ……………」
駄目だ、唇だけじゃ物足りない。もっとお兄ちゃんと繋がりたい。
そんな感情に動かされ、重ねた唇に、舌を潜りこませようとする。
だけど、
「ミク、駄目だよ。」
お兄ちゃんがそれを拒んだ。
「どうして?」
不満顔でお兄ちゃんを見つめる。
「まだ、早いよ。
俺はミクのこと、大事にしたいんだ。」
570名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:51:05 ID:1Fd6yWa3
お兄ちゃんの表情は真剣で、本気で私の事を想って言ってくれているのが分かる。
「不安………なの。」
お兄ちゃんは嘘つきだから。
「また、仮面を被ってるんじゃ無いかって……」
本当は、信じたい。お兄ちゃんの言葉を。
でも、信じきれない。私は弱いから。
「だから、証明して欲しいの。」
体を繋げる事で、深く愛し合う事で。
「ミク………」
お兄ちゃんの顔が近づいてくる。
そして……

チュ

今まで以上に、深いキス。
抱きしめる腕に、力を込めて、舌を絡ませ、唾液を交換して。
(……お兄ちゃん)
愛して、下さい。


〜Side KAITO〜
ミクの体を、ベッドに押し倒す。
ミクが不安だと言うなのら、俺の事、信じられないと言うなのら、
証明しよう、ミクを愛する事で。証明し続けよう、裏切らない事で。
信じてくれなくても構わない、嘘を付きつづけた俺が悪いのだから。
ただ、俺の方からは絶対に裏切らない、それだけで、愛しあうには十分だ。
ミクの慎ましいふくらみに手を伸ばす。
「んっ……お兄ちゃん……」
ミクのそこは感度がいいらしく、服の上から触れただけで、甘い吐息を漏らす。
「ミク、怖い?」
俺の問いに、ミクは頬を赤らめながら首を横に振る。
「よかった。」
呟くとともに、優しく揉む。
「ん、んぁぁ………はぁ……ん」
少しづつ、力を強めて、時折変化を付けて、揉みつづける。
そのたび、ミクの吐息には、甘いモノが混じる。
「お兄ちゃ……気持ち……んん」
しばらく服越しに揉み続けた後、ミクの耳元で囁く。
「服、脱がしていい?」
ミクが、コクコクと頷く。
俺はミクのネクタイを緩め、上着のジッパーを下ろす。
ってあれ?
「ミク、ブラしてない?」
ミクが顔を更に赤くして、視線を反らす。
「だって、この服だと、ヒモが見えちゃうんだもん。」
ああ、なるほど。
ミクの上着をはだけさせ、小振りな乳房を外気に晒させる。
なだらかな陸の上で、その存在を主張するピンク色の蕾は、つん、と勃っていた。
571名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:52:09 ID:1Fd6yWa3
「ミク、勃ってるよ。」
「やあぁぁ」
その事実を伝えてあげると、ミクは両手で顔を覆い、イヤイヤと首を振る。
「可愛い。」
その姿があまりに可愛いらしかったので、そう言って首筋に唇を這わせる。
そして、強く吸い、後を付ける。
「お兄ちゃん、なに?」
「ミクと愛し合った証をね。」
「ふえ?」
ミクはなにかを確認するかのように、自分の指で俺が付けた跡をなぞる。
「あ、キスマーク?」
「うん。」
肯定してあげると、ミクは少しだけ嬉しそうにハニカム。
「あ、でも、皆にばれちゃう。」
「今更だと思うけどね。
でも大丈夫だよ、服で隠れるから。」
「そうなんだ、それはそれで残念……」
そんなやり取りをしたあと、胸への愛撫を再開する。
先程と同じように、優しく、丁寧に揉む。
「あぁんっ…やぁ、んん!!」
服越しよりも、直接触られた方が感じるらしく、ミクの嬌声は、先程よりも激しい。
更に、手を動かすペースを上げる。
「んあぁ!!お兄ちゃっ、気持ちっ、気持ちいい……」
ミクの声が更に激しくなってきたので、先端の突起に触れる。
人差し指と親指で突起をもてあそび、空いた方の突起を、口に含む。
「やぁぁ、そこらめぇ!!舐めちゃやぁぁ…」
更に甲高くなったミクの声を聞きながら、突起を強くつまみ、強く吸い上げる。
「や、やああああぁぁぁ!!!!!!!!」
絶叫とともに、ミクの身体がビクンッとのけ反る。
もしかして………
「ミク、イッちゃった?」
返事は無い。顔を覗き込むと、薄碧色の瞳が放心したからように、虚空を見つめていた。
「ミク、ゴメンね。」
少しだけ罪悪感にかられ、ミクのおでこにキスをする。
ミクはしばらく息を整えた後、囁くように言った。
「……大丈夫……だよ………お兄ちゃんの事……大好きだから……」
そして、一旦間を置いてから、ものほしげに呟く。
「だから………最後まで、しよ?」
572名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:52:53 ID:1Fd6yWa3
「お兄ちゃん、この格好、恥ずかしい。」
ミクに四つん這いになってもらい、秘所へと手を伸ばす。
「んっ」
触れると、そこは布越しでもはっきりと分かるぐらい濡れていた。
「ミクのここ、凄い濡れてる。」
「んぁ、だって……好きな人と……エッチしてるんだもん。」
言いながらも、淫唇は更に潤いを増す。
多分、これなら……
「ミク、いれていい?」
聞きながら、スカートをたくしあげ、下着をずらし、痛いほどに勃起したモノを入口に押し当てる。
「優しく………してくれなくてもいいから、私で気持ち良くなって……お兄ちゃん。」
そんな健気な言葉に背中を押され、腰を押し進める。
メリメリッ、という音と共に、ミクの淫唇を広げていく。
「〜〜っ!!」
ミクが、痛みを我慢しているのが分かる。それでも、腰を前に押し進める。
そして、一際強い抵抗をかんじる。これが、ミクの………
「ミク……」
最後の確認の為に声をかける。
ミクは、両目に涙を溜めて、首を振る。
「躊躇っちゃ……はぁ……やあ……」
ミクの言葉と共に、一気に貫いた。
ブチッブチブチッ
「っっっっっっっ!!」
ミクが、声にならない悲鳴を上げる。
そして、俺の先端は、ミクの子宮口とキスをする。
ミクの中は狭く、根本までは入らなかったが、強く締め付けてくる。
油断するとすぐにでもイッてしまいそうだ。
いますぐにでも射精したいのを堪えながら、ミクの頭を撫でる。
「はあ、お兄ちゃん……はぁ……私の事は……気にしなくて……いいから………」
ミクの言葉に、俺は首を横に振る。
「ミクが辛そうなのに、一人だけ気持ち良くなんてなれないよ。」
「……ありがとう、お兄ちゃん。」

しばらくそのまま、ミクの痛みが引くのを待つ。
「……お兄ちゃん、動いていいよ?」
「無理してない?」
「うん、動いて、欲しい……」
ミクに促されて、ゆっくりと腰を引く。
「んっ……くん……んん」
噛み殺したような、呻き声が聞こえる。
やっぱり、痛いんじゃないか……
それでも、快楽に流され、俺の腰は止まらなかった。
ゆっくりとだが、注挿を繰り返す。
「あっ……くぅ……はぁ……あ」
ミクの声に、甘いものが混じる気配はない。
ふと思い立ち、ミクの乳房に手を伸ばす。
そして、突起をつまむ。
「あんっ!!」
途端に、ミクが甘い悲鳴をあげる。
「お、お兄ちゃ……ん?」
「ミクと、一緒にイキたいんだ。」
573名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:53:30 ID:1Fd6yWa3
乳房をいじるたび、ミクの淫唇からは、大量の愛液が溢れる。
それを潤滑油にして、俺は注挿のペースを早める。
「あんっ……やあん……あ、あっ……」
次第に、ミクの声は苦痛よりも嬌声の割合が増してくる。
俺は更にペースを上げ、最奥を何度もノックする。
「くっ、ミク、イキそう……」
「わ、私も、さっきより……ああ!!」
限界が近くなり、腰の動きにも自制が効かなくなる。
そして、
「くっ、ああああぁぁぁっっっっ!!!!!!」
ビクンッ、と脈打ち、ミクの中に熱いモノをぶちまける。
「あ、ああぁぁ!!お兄ちゃんのがっ、ああぁぁぁぁぁぁ!!」

一拍遅れて、ミクも身体を大きくのけ反らせる。
ミクの中が大きくうごめき、搾り取るように俺のモノを締め付ける。
俺はミクの中に全てをはきだし、意識を失った。


目が覚めると、ミクが俺のすぐ側で眠っていた。
あの後、二人一緒に気絶だがしたらしい。
俺はミクの股間から溢れる液体を拭き取ると、眠っているミクを抱きしめた。
腕の中に眠るのは、俺を好きになってくれた女の子。
マスターへの恋心は実らなかったけど、こっちの想いは綺麗な花を咲かせた。
大事にしようと思う。
腕の中で安らかな寝息をたてる、可愛いお姫様を………


〜Epilogue〜
幸せな光景がある

ミクが抱き着いて来て

お兄ちゃんが私の頭を撫でてくれて

メイコが呆れたようにため息をついて

リンちゃん達がはやしたてて

そして、マスターが嬉しそうに微笑んでいる



そんな光景
574名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:54:37 ID:1Fd6yWa3
終わりです。
途中で連投規制に引っ掛かって、時間が空いてしまいました、すみません。
575名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 05:16:45 ID:oQT/Qj+G
うまい!最高でした!
なんか分自体の書き方もうまいんだけど、心の表現めちゃめちゃうまいっすね!
576名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 06:50:23 ID:p1QlqXXq
>>573
書き上げてくれてありがとう!
そして、みんな幸せになってくれてよかった……。
577名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 11:15:58 ID:VYWMnRi5
亀レスですまんけど

>>556
CDが読み込めてネット接続ができれば大丈夫じゃないかな
自分のしょぼいPCでも動くよ

ただVistaだと無印エンジンは栗サイトでDLしたパッチを当てないと起動しなくなる
2エンジンは問題なし

>>554の続きです。よしなに。

−−−−−−−−−−

布団の上で向かい合って、お互いの衣装に手をかけます。
こういう状況になると、その、気になってしまうのが。

「あの、ごめんなさい。」
「何が?」
「あの、私その、胸とか、小さくて……。」
「そんな、何を今更。」

がくぽさんはそう言って、私の衣装を解いていきます。
私の方は、がくぽさんの和装をいまひとつ上手く解くことがくできず、
結局がくぽさん自身に脱ぐのを手伝ってもらいました。

お互い、生まれたままの姿になり、布団の中に潜り込みます。

体中を冷たい手で触れられて、私は心地よさに身を任せます。
さっきの攻防戦の時のくすぐったさとは違う、変な感じです。

胸を触られ、わき腹を触られ、太ももを触られ。
がくぽさんの指が、私の大事な部分に触れました。そして。

がくぽさんは何事か考えたような様子で、そこから指を一旦離し。
さらにその指を、……自分の口に含みました。

「!!」

私が呆気に取られていると、
その指が、また私の大事な部分に触れます。

……あれ、その、なんだろう。この、変な感じ。
擦れるとも痛いとも違う、今までに感じたことのない感覚。

そうか、唾液で滑るから。痛くないんだ。
一応、”感じると濡れる”というのは知識として知ってはいましたが。
”濡れないと擦れて痛い”んだ……。
そこまでは知らなくて。頭の片隅で、なるほどなあと妙に納得していました。

次第に、指が、さっきよりも滑らかに動くようになります。
たぶん、これは、私の側の……。私も、こんな風ちゃんとに反応するんだ……。
思わず顔が熱くなりました。

「これで、痛くはなかろう?」
「ん……。」

指が、次第に後ろの方に移動して。私の中に入ってきます。
この前は、それだけですごく痛かったけれど。
今回は、多少違和感はありますが、なんだか結構平気です。

「……でも、まだかの。では失礼して。」

がくぽさんはそう呟くと、私の胸に唇を落としました。
そこからあばら、おへそと続き、さらに下に……。

え、やだ、まさか。

戸惑う私を後目に、がくぽさんの頭はどんどん下に移動します。そして。
私の大事な部分に、今度はがくぽさんの口と舌が触れました。

舌の感触は、指とは違って柔らかくてぬめぬめとしていて。
吐息がかかって、暖かくて。
下から、ぴちゃ、と水音が聞こえて、とても恥ずかしいです。

でも、今日は何をされても、我慢しないと……。

そう思って下のからの感触に必死に耐えていると、舌が離れ、
再び、中に指が差し込まれます。
唾液で濡れ方が増したせいか、さっきより違和感も無くなったように感じます。

指が引き抜かれて。
今度は熱くて固いものが押し当てられました。

「ここ、か?」
「はい。たぶん……。」

そこにあてがわれて。強く押し当てられて。
この前とは違う、熱く擦れるような感じがあるのが分かりました。

「初音殿……。もっと足、開いて……。」

この前は、入り口でつかえて入らなかったのだけど。その時とは明らかに違う感触で。

「……す、こし、入った?」

少しずつ、少しずつ。そのまま押し進められます。
「めり込む」という感覚。熱くて、擦れて、痛くて、息が止まりそう。
泣きたいわけではないのに、勝手に涙が出てきます。

「あ……、入っておるぞ……。」

こんなことでは壊れはしないと、頭では分かっているのに。
でも、壊れてしまいそうで、たまりません。

「初音殿、ちょっと、力、抜いて。」
「ち、から、入れてま、せん……。」

力を入れるつもりは無いのに、勝手に身体が強ばります。

痛いよう、痛いよう。

「全部、入ったぞ……。」

じんじんとした痛みに耐えるのに必死で、返事もできませんでした。
すべての感覚が、そこに集中しているかのようです。
しばらくそうしてじっとしてしていたのですが。

「動いて、大丈夫か?」

聞かれてうんと頷くと、今度はずず、と引き抜かれる感触や
ぐっと押し戻される感触が。

やっぱり擦れて痛いです。
そして、そこも痛いですが、何気に足も痛いです。
股関節が普段開かない角度まで大きく広げられて、足がつりそうです。

お願い、早く終わって……!!そう思って、しばらく必死に耐えていると。

「あ…、初音殿…………。」

がくぽさんの声のトーンが変わったのが分かりました。
そうして動きも少し早くなり、身体にぎゅっと力が込められ……。

がくぽさんの動きが、止まりました。

あ、これって……。いった、のかな?

ぼんやり考えていると、ずる、とそれを引き抜かれました。
引き抜かれるときにもまた痛みが走ります。

「つ……っ!」
「初音殿……、大丈夫か?」

ぜいぜいと息を切らしながら、がくぽさんが尋ねます。
正直、全然大丈夫じゃなかったですが、無理矢理、こく、と頷きました。

「そうか……。」

がくぽさんは、私から身を離して傍らの箱ティッシュを手にとり、
私に手渡してくれました。一枚取って、箱をがくぽさんに返します。

一応、私たちは、人間の身体構造を複製してますから、
人間の「血」に相当するものが出る場合があると聞いていたのに。
とくに私の身体から赤いものが出てる様子はなくて。

「どうしたのだ?」
「や、なんでもないです。」

がくぽさんも自分の後始末を終えたらしく、布団を整えています。
整った布団の中に、ふたりでもぐり、またぎゅっと抱き合いました。

「初音殿……、ありがとう……。」
「ん………。」

すごく痛かったですし、まだ身体に違和感もありますし、
正直、終わってほっともしてますが。なにより、ちゃんとできたことが嬉しくて。

思わず背中にしがみつきます。照れ隠しで、背中にのの字を書きつつ。

「こら、ひとの背中でのの字を書くではない!くすぐったいではないか。」
「……がくぽさん、意外とくすぐったがりですよね。」

またしばらく、くすぐりの攻防戦をして。
そしてしばらく布団の中で過ごしました。お互い、なにも身につけないままで。

でも、時間は勤勉です。そろそろ、帰らねばならない時間になりました。

「あ、じゃあ、送ってゆくぞ。」

服を着て外に出て。
隣のフォルダに帰るだけとはいえ、なかなか離れがたくて、
手を繋いで歩いていました。すると、

「あ、がっくん、ミク姉ー!」

後ろから、リンちゃんに声を掛けられました。思わずお互い、繋いでいた手をぱっと離します。

「別に離れなくたっていいじゃん。なに?いま帰り?」
「う、うん。」
「まあの。」
「ねー、がっくんもウチに寄ってかない?お茶でも出すよー?」
「いや、わしはここで。」
「えー?あ、そう?」
「初音殿、鏡音殿。ではまた。」
「あ、はい。」
「うん、じゃーねー。」

そう言って、がくぽさんとはそこで別れました。私はリンちゃんとうちの中へ。

「なにー?送ってもらったのー?ラブラブじゃーん。」
「まあ、ね。」

曖昧に笑ってお茶を濁します。
別に、さっきまでのことが分かってしまうわけはないのに、
なんだか、見透かされたような気がしてこそばゆいです。

「ねー、レンがマスターから新譜もらって来たんだってー。
 今度は、キャラクタボーカル組、全員で歌うらしーよ?」
「え、本当?楽しみだね。」

そんなことを言い合いながら、リンちゃんとうちの中に入っていきました。

ああ、たぶん、これから先。
こうやってリンちゃんと話したことも含めて、今日のことを思い出すんだろうなあ、と。

私はそんなことを考えていました。

ーーーーー

以上です。これで、彼らの話はいったん一区切り。
長らくのおつきあい、ありがとうございました。
584名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 05:53:39 ID:9TR6O2++
おいしゅうございました。
いい一週間が始まりそうです。
585名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 08:40:53 ID:jLgPL/lO
エロまで慎ましい…だと?
586名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 12:36:07 ID:1DCRPiMU
確かに慎ましいなwww
でも今まであんまりこういうタイプのSSって無かったよね
GJです!
587名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 16:24:53 ID:irIVCpl5
な ん だ こ い つ ら!本当に慎ましい!
だけどそれが新鮮で面白かった。
いつかミクも感じるようになれる事を本気で祈る。このがくぽなら大丈夫だ。
588名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 16:33:09 ID:ANXzzn6K
ナスで感じるようになっちゃうのか・・・
589名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 17:51:51 ID:o7iIAOEB
ミクがナスに目覚めるのが先か、がくぽがネギに目覚めるのが先か…ゴクリ…
590名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 19:40:20 ID:QVhBhFjm
これ描いたのここのスレ住民だろw
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=3723931
591名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 20:53:13 ID:cfEiz8Iz
>>590
・・・志村、それ作者御本人のはずや
592名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 21:09:59 ID:QVhBhFjm
>>591
・・・!
サーセンっした!!いや、ありがとうございます!!
593名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 23:48:41 ID:SlT9aCqJ
>>556だが、皆レスくれてサンクス
もし買ったらとりあえず体験版動かしてみるわ
594名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 00:36:03 ID:BciXH5bQ
KAITOの妹はKAIKOだけだ!!ミクやリンは妹として認めねぇ!!
















とか言ったらフルボッコにされそうだよね。
と、カイミクの仲良し兄妹萌えの俺が言ってみる。
595名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 00:49:05 ID:qc+b3/fv
同一機体じゃねえのかよ、というツッコミが先じゃないか?w
596名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 01:20:17 ID:GKryY4/j
>>594
自分もカイミク1番好きだなー。
兄と妹だからこそ背徳感あってよいではないか。
597名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 01:38:58 ID:PQBzMb+U
カイメイやレンリンの対っぽい感じが好きだ
ミクはマスミクの印象が強かったけどこのスレのおかげでがくミクも好きになったよ
598名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 02:08:51 ID:/1JJKE/H
そもそもソフトに兄弟も何もあったもんじゃねえ!とKY発言してみる
個人的にはMEIKOKAITOを先輩呼びするCV組という図が好きだ。全然見かけないけど
599名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 02:12:44 ID:GKryY4/j
というか、ミクが好き過ぎるからミクがかわいけりゃ相手誰でも萌える。
600名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 02:37:26 ID:NIHa09eC
可愛いミクも大変萌えるが、某絵師の影響で暴力的で性格悪いミクが好きだ。
でもどこ見てもそんなミクがいない・・・
601名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 03:26:31 ID:5XpDpGFL
ミク人気だなあ
602名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 04:03:56 ID:uJL342E3
親衛隊の俺が通りますよっと
603名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 04:13:13 ID:gIJ8iRHH
ミク好きだしお兄ちゃんって呼ぶミクかわいいと思うけど
お兄ちゃんが絶対KAITOである必要性は感じないんだよな昔から
マスミクが好きだ
604名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 09:56:44 ID:AFyzgJpw
>>602
よう同士
605名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 10:08:57 ID:BciXH5bQ
>>603
俺は逆にセットで萌えるから、ミクにせよリンにせよ『お兄ちゃん』はKAITO派だなぁ。


ところで皆は、ルカはKAITOやMEIKOの事なんて呼ぶ派?
個人的には兄さん姉さんか、呼び捨て、さん付け、お兄様お姉様のどれかだと思うんだが。
606名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 11:43:25 ID:BOfyO6F0
KAITOは「豚」もしくは「犬」
MEIKOは「お姉様」

女王ルカ様万歳
607名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 12:31:27 ID:JLC6njro
>>605
さん付けに一票。

はじめはちょっと遠慮が残る感じで。
でも、だんだん打ち解けてきてからも、呼び方はさん付けのままだったりすると良い。
608名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 13:22:46 ID:o5gL/CMA
アイス/酒/ネギ/ミカン/バナナ/きゅうりと呼んでるのを見た
609名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 13:45:12 ID:VdeN0Buq
メイコ→お姉様
カイト→青いの

というのを見かけてからこれで固定されてしまったwww
610名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 15:09:38 ID:dTAZIl+O
>>609
俺漏れもww
普通にお兄様お姉様でいいかなと思ってたけどもう青いのでいいやww
611名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 16:26:46 ID:BOfyO6F0
>>608
きゅうりwwwww
612名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 17:12:31 ID:DBhK+vEg
>>605
絵師設定には逆らい難いのでめいこさんじゅうはっさい派の俺としては
ルカはその二人を呼び捨て、むしろMEIKOKAITOが「ルカ姉さん」呼び派かな
613名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 17:39:34 ID:1ag4ofSy
<チラ裏>
十日振りにネットを繋いだら何だかすごいことが。
どこで言ったらいいのか分からないのでここで。
GJ!!!ありがとうございました!!
◆uOG/Ak17KQの書き手より
</チラ裏>
614名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:31:42 ID:hEeU827p
>>600
暴力的なミクなんてミクじゃないだろ…jk
615名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 01:15:47 ID:wDRiOKAv
他人の萌えを全否定する人って…
616名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 01:57:11 ID:x+a17m5H
この流れで、空気の読めない俺がSSを投下してみる。
へなちょこナイトを聞いてたら、無性にSS化してみたくなったのでやった。
注意点としては、
・カイリン
・エロ無し、というかおれじゃあいろんな意味でこれにエロは付けれません。
・一応カイトサイドの原曲とリンサイドの歌詞を元に書いてますが、
台詞回しをかえたり、イロイロいじってるんで、原型を留めていないかもしれません。
・自分解釈なんで、イロイロズレがあるかも……
それでも問題無いという人以外は、スルーするか、タイトルでNGして下さい。
617へなちょこナイトをSS化してみた:2009/04/08(水) 01:58:23 ID:x+a17m5H
リーンリーン、とゆう音がどこかから聞こえてきて、目を覚ます。
起き上がり、一つ大きな欠伸をしながら、背伸びをする。
ぼんやりと、あの音はリンの目覚まし時計の音だなぁ、等と考えながら、
寝ぼけ眼を擦り、階段を下りる。
「おはよう、お兄ちゃん!!」
洗面所で顔を洗い、眠気を飛ばしていたら、元気な声が背後から聞こえてきた。
顔を拭きながら振り返り、声の主に挨拶をする。
「おはよう、今日も元気だね。」
彼女の名前はリン、僕の可愛い妹だ。
ニッコリと微笑んであげると、リンも太陽のような笑顔を浮かべる。
「違うよ、お兄ちゃん。
今日はいつも以上に元気なんだよ?」
そういえば、今日のリンの笑顔は、いつもより五割増しぐらいで輝いているように見える。
「だって、今日はお兄ちゃんとデートだもん。」
そう言って、抱き着いてくる。
僕ら兄妹は、普段は歌を歌う仕事をしていて、中々休みが取れない。
だけど、今日は珍しく二人ともオフだったので、一緒に出かける約束をしていた。
僕はリンの頭を撫でながら、声をかける。
「うん、それじゃあ、朝ごはんにしようか。」

朝ごはんを食べ終わると、リンは、
「準備するから、ちょっと待っててね。」
と言って、自分の部屋に駆け込んで行ってしまった。
やれやれ、僕の方にも準備があるんだから、あんなに急がなくても………
そう思いながらも、顔が綻んでしまう僕は、やっぱり兄バカなんだと思う。
僕も自分の部屋に戻り、服を着替える。
白いコートに蒼いマフラー、僕のお気に入りのコーディネートだ。
財布をポケットの中にいれて、他に持って行く物が無いかをチェック。うん、準備完了。
僕が準備を終えて部屋を出ると、リンはもう既に廊下へと出ていた。
「リン、もう準備は調ったのかい?」
「うんっ。」
僕の問いに、リンは元気よく答える。
「そっか、それじゃあどこへ行こうか?」
「私が決めていいの?」
「うん、リンが決めていいよ。」
そうすれば、きっと素敵なデートになるからね。
「リンが行きたい場所に、僕がエスコートして、連れてってあげるよ。」
なんて、気障な言い方をしてみる。
リンは少しの間キョトンとした後、やっぱり満面の笑顔を浮かべて言った。
「ありがと、私のナイト様。」
618へなちょこナイトをSS化してみた:2009/04/08(水) 02:00:02 ID:x+a17m5H
リンと一緒に、公園を歩く。
リンが僕の少し前を歩いて、僕がそのあとについていく構図だ。
リンは結局どこへ行くか決められず、とりあえず近くの公園で散歩をすることになった。
「リン、そんなにはしゃぐと危ないよ。」
少し駆け足気味になっているリンに、声をかける。
リンは年相応にお転婆で、怖いもの知らずな所があるから、
僕としては気が気で無い。
「大丈夫だよ、私にはナイト様がついているから。」
「はは、僕みたいな頼りがいが無いのがナイトでいいの?」
少し照れ臭くなって、そんな風に言ってしまう。
「うん、だって、わわっ…」
グラッ
「リン、危ない!!」
リンは、なにかを言いかけて振り返った為、バランスを崩してしまう。
僕は慌てて手を伸ばす。
コテンッ
でも、結局間に合わなくて、リンは転んでしまった。
「リ、リン、大丈夫!?」
リンの元へ駆け寄る。
「う、うん、大丈夫だよ。」
そう言って、リンは顔をあげる。
ホッと胸を撫で下ろす。よかった、怪我とかはしてなさそうだ。
「ほら、立てる?」
リンの手をとって、優しく立たせてあげる。
ああ、服に砂が付いちゃってる。
ぱんっ、ぱんっと、リンの服を軽くはたき、砂を落とす。
「リン、どこか痛い所はない?」
見たところ、怪我とかはしてなさそうだけど、一応確認しておく。
「う、うん……」
リンは頷いてくれたけど、どうしたんだろう、顔が少し赤い。
まさか、僕に心配かけまいと我慢してるんじゃ……
「やっぱり、私のナイト様はお兄ちゃんがいい。」
携帯電話を取り出して、救急車を呼ぼうとしている僕に向かって、リンが呟く。
「だって、お兄ちゃんは確かに頼りないけど、凄く優しくて、
私にとっては理想のナイト様だもん。」
にっこり。
「いつも私の事心配してくれて、ありがとうね。」

そのあとも、リンといろいろなところを回った。
ウインドウショッピングをしたり、お昼は小洒落たイタリア料理店でパスタを食べたり。
街中をぐるっと散歩するような感じだったけど、それはそれで楽しかった。
デートの締めとして、今は街から少し離れた山の上にいる。
特別高い木の枝の上に腰掛け、二人並んで街全体を眺めている。
「ねえお兄ちゃん、私達の家ってどの辺り?」
「うーん、あの辺かな?」
僕達の家がある辺りを指差す。こうやって見てみると、ずいぶん遠くまで来たんだなぁ………
僕が指差した辺りをよく見ようと、リンが身を乗り出す。
ちょっと危なっかしいかな?
619へなちょこナイトをSS化してみた:2009/04/08(水) 02:01:05 ID:x+a17m5H
「リン、落ちたら危ないよ。
だから、もうちょっとこっちへおいで?」
僕がそう言うと、リンは素直に身を寄せてくる。
「えへへ」
そして、頭をこてんと傾けて、僕の肩に寄り掛かってくる。
ホントは、もうそろそろ帰らないと、家につく頃には暗くなっちゃうんだけど、
もう少し、このままの体勢でいたい、なんてことも思ってしまう。
「どうしよっか、そろそろ帰る?」
「う〜ん……」
僕がリンに問いかけると、リンは可愛いらしく唸り始める。
そして、空を見上げて、
「…あ。」
ぽつりと声を漏らす。
その声につられて、僕もリンの視線を辿ってみる。
「……1番星。」
太陽が沈みかけて、少し赤みを帯びてきた空には、ぽつんと、1番星が輝いていた。
「うん、そろそろ帰らないとね。」
確認するように言うと、リンもこくりと頷く。
「じゃあ、僕が先に降りるから、リンはしっかり枝につかまっててね。」
リンにそう伝えると、僕は枝や所々にある窪み等を足場にして、木から降りる。
「ほら、リンも降りておいで。」
地面に脚を降ろしたら、まだ木の上にいるリンに向かってそう呼び掛ける。
「ち、ちょっと怖いかも……」
「?、登る時は平気だったじゃない?」
「登るのと降りるのとじゃ、違うよぉ〜。」
あー、その気持ちは少し分かるかも。
仕方ないな。
僕は、リンに向かって両手を大きく広げる。
「もし落ちても、僕が受け止めてあげるから、安心して。」
そんな風に言ってあげると、リンは少しの間躊躇っていたようだけど、
すぐに僕の方を見て、微笑んだ。
そして、
「えいっ」
ふわり、と跳んだ。
「え!?」
僕はリンの予想外の行動に少し慌ててしまったけど、すぐに受け止める体勢をとる。
リンの体が、僕の胸元に飛び込んでくる。
急激に重みがかかって、僕はバランスを崩してしまう。
それでも、腕の中に収まる僕の大切な妹だけは離すまいと、しっかり抱きしめる。

ズテーンッ!!

イタタタッ、盛大に背中から転んでしまった。
それでも僕は真っ先に、胸元に感じる重みの主の安否を確かめる。
僕の腕はしっかりとリンを抱きしめていて……
よかった、リンは無事みたいだ。僕にしては上出来かな?
少しだけ申し訳なさそうに、僕の顔を覗き込むリンに向かって、微笑みかける。
「それじゃ、帰ろっか。」
620へなちょこナイトをSS化してみた:2009/04/08(水) 02:03:27 ID:x+a17m5H
帰り道、夕暮れで赤く染まった町並みの中、リンと二人、手を繋いで歩く。
太陽はもう随分傾いてしまっていて、手と手で繋がった二人の影が長く伸びる。
「今日は楽しかった?」
何となく、そんな事を聞いた。
「うん、楽しかったよ。」
リンは続ける。
「今日も明日も、ううん、これからもずっと、お兄ちゃんが隣で
笑っていてくれれば、私はずっと幸せだよ。」
そして、今日1番の笑顔で、

「大好きだよ、お兄ちゃん。」

僕も大好きだよ、リン。
うん、そうだね、リンがそう望んでいてくれるなら、僕はリンだけのナイトでいつづけるよ。
へなちょこなナイトだけど、ね。


終わりです。
原曲のほのぼの感を出そうと頑張ってみましたが、やっぱり難しいですね。
621名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 04:50:11 ID:+VtK8PrZ
>>620
GJ!ニヤニヤしながら読みました。
>>620の原曲好きっぷりが伝わってきますな。
622名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 11:56:35 ID:r3oWnk1v
>>606
MEIKO→お姉様
 
KAITO→ハエ、もしくは青いハエ
623名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 12:04:28 ID:r3oWnk1v
>>620
顔が(*´∀`)←こうなった。
GJ
624名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 21:47:06 ID:89bp4zd0
>>606
MEIKO お姉様
KAITO お兄様
俺の中じゃルカはどの女ボカロよりも純情で乙女で天然なんだぜ
そういうのは普通ミク担なのかも知れんが俺の中でミクは計算高い女だから
あとあるサイトでルカが
「そ…そんな藪からスティックな…!」とかルー語使ってんのに萌えてからルカキャラ固定
625名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 07:49:29 ID:b9jeUZkp

流れぶったぎってすいません。

「月刊大人の都合」を見てたら、メンス特集にティンと来たので。
小ネタです。
626名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 07:50:36 ID:ZpHiuDb7
>>624
ルカ語変換モバイル
http://lou5.jp/m/i
627メンスで☆ごめんネ!:2009/04/09(木) 07:50:47 ID:b9jeUZkp

……おなか痛い。


こんにちは、ミクです。実は今日、あの日です。

VOCALOIDなのに、そんなのあるのかって?

あるんです。
なぜなら、歌うにあたって人間の感情の機微がより分かるように、
私たちには人間のあらゆる生体反応・生理現象が再現されているから。

それにしても、こんなもんまで再現する必要ないんじゃない?
と思いながら、痛みに耐えます。

でも、それより気がかりなのは。


……今日、これからデートなんだよなあ。


どうしようなあ。
ぜったい、しよ、て言われるよね。
でも、その前にこっちからゆっちゃうのは、それはそれで自意識過剰だしなあ。

ふう……。ほんと、どうしよ。
628名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 07:51:36 ID:b9jeUZkp

以上です。
ミクのデートの相手は、脳内補完、もしくは俺俺でw
629名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 08:35:50 ID:MDBATRdi
>>627
ここだけの話この相手は俺
630名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 12:17:10 ID:l/80pqeR
>>624
ミクが計算高いっていうのは何となく分かる気がする。
人気があるのを自覚してて、他のボカロを下に見てるっていうイメージがある。
まあ、ブラコンなイメージも強い訳だけども。
逆にルカは、無口だけど素直ないい子的なイメージがある。
631名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 12:38:07 ID:b9jeUZkp
>>624>>630に便乗して。

>人気があるのを自覚してて、他のボカロを下に見てるっていうイメージ

ミク自身はいい子だけど、周りがそう思ってて、
「いい気になってんじゃないよねー」って陰口叩かれてしょげてるところを、
男キャラに(性的な意味含め)慰めてもらう、という電波を受信した。
632名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 13:15:25 ID:Emzl0989
腹黒化も周りの腹黒化もどっちもイヤなSSになりそうだな
633名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 13:34:42 ID:Jq2J5m54
マスターの数だけ色んなボーカロイドがいるんだよ!と脳内で納得してるからどんな設定でもいける
634名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 13:43:12 ID:ANsJSg29
>>631
そして男キャラになつくミク

男キャラ「計算通り」

駄目だ…どんどん昼ドラ風味になっていく
635名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 14:19:00 ID:9AurbUKl
違う違う、そこは男キャラじゃなくて俺な!
636名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 14:54:09 ID:l/80pqeR
KAITOがミクのこと悪く言う図が想像出来ない………
637名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 15:06:48 ID:b9jeUZkp
>>634>>636
意外と、レンあたりがそゆことしそうだ。
「俺は、ミク姉のこと、わかってるよ」とか言いつつ、黒幕は俺、みたいな。

ダメだ、ほんとにイヤなSSになるw
638名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 16:35:41 ID:KCqVBbus
>>637
あっさり想像できた俺の脳自重w

KAITOは卑怯イメージはあっても、その卑怯もぬこを盾にするとか裸マフラーで腐女子釣りとか
どこか抜けてる微笑ましいレベルにとどまっていて、イマイチ黒いってイメージってのは無いしな
だから腹黒く立ち回る役割はショタキャラという設定とのギャップ効果もあってレンに行きやすいのかも知れん
639名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 17:29:28 ID:MDBATRdi
>>637
早くSSにする作業に戻るんだ
640名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 17:41:31 ID:LhWANquT
がくぽだとなんか異常に恐ろしいw
前にここで見たメイコが泣いてるがくメイを思い出した
641624:2009/04/09(木) 20:10:01 ID:nTf3PaHI
>>630 おお、俺の中のミクまんまだww

俺の中でボカロ界最強腹黒はミクかレンだ
お互いすっげー仲悪いんだけど、ミクは実はレンが気になってたり
だがレンリンが俺のジャスティs(ry
642名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 20:40:19 ID:iX/xTNpn
>>640
そういえばそんなSSあったな
続きをこっそり待っていたんだが
643名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 20:41:00 ID:iX/xTNpn
ageちゃった、スンマセンorz
644名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 21:00:35 ID:NE8gNFZM
殴り合いの大喧嘩とかしつつ仲良し(非CP)ながくぽとミクのSSがいつか投下されないかとずっと待っているが
そんな変な設定は需要がなさそうだ
645名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 21:45:06 ID:x3J6TCXD
エロパロ板でそういう期待はしない方がいい。

つまり自分で書くよろし
646名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 22:13:39 ID:6+clpqRF
>>644
自分じゃ思いつかない設定なだけに、読んでみたい気がする。
というわけで、その設定をSSにする作業に(ry
647名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 22:28:39 ID:NE8gNFZM
そうか、やはり自給自足しかないな。
文章は苦手だががんばってみるか。
648名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 22:58:10 ID:2Hjo95T2
がんばれー
自分もなんか書くかな。
649名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 23:20:40 ID:DDYRrvH1
>>647
全裸でwktk
650名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 23:31:44 ID:ANsJSg29
>>644
俺が和室で瞑想していると、ドタバタと騒がしい足音が聞こえてきた。…奴か。
「ちょっと!がくっぽいどいるんでしょ!出てこいやぁ!」
そう怒鳴りながら、初音は勢い良く襖を開け…否。蹴り飛ばした。
「初音ぇ!貴様いい加減に蹴るのを止めんか!襖が傷む!」
「は?知るか!んなことより、アンタ私のネギどうしたのよ!」
「どうしたとは?」
「野菜室のネギが全部ナスに変わってんのよ!そんなことするのはがくっぽいどぐらいじゃない!」
なんだ、そんなことか。俺は初音を鼻で笑う。
「すり替えて置いたのさ!」
「はぁぁ!?」
「あんな大量のネギ、ネギ臭くて堪らん!だから排除させて貰ったんだよ!」
「ざけんなぁぁ!ダーマ自重!!」
初音はネギ型のスパナを取りだし構える。ほう、殺る気か!俺は負けじと刀を構えた。
「ナスなんて私の持ち物の二番煎じの癖に、自己主張するなんてふてぶてしいのよ!」
「二番煎じは貴様も同じだろうに!ロイツマネタを横取りするなんぞ盗人猛々しいわ!腹切れ貴様ぁ!!」
「みっくみくにされやがれぇ!!」
こうして今日も初音との喧嘩の火蓋が切って落とされた。


なんか良く分からん電波を受信した
651名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 00:00:44 ID:LhWANquT
>>650
いい感じのktkrww
652644:2009/04/10(金) 00:26:55 ID:AN6PTKZp
>>650
おおお、まさにこんな感じだ!
GJ!ありがとうありがとう!!!
自分も頑張って書きます!

しかしここじゃ挿絵付けられないのが残念だね。
653名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 01:57:44 ID:4Pcga10G
>>650
喧嘩ばっかのボカロも良いなw

最近レンルカだかルカレンがとても良いものだと気付いた。しかし希少であるな
この二人、実に良い
654名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 02:12:57 ID:SJiJ91ox
ちょうどレンルカの妄想してた。


家族にはすましたお嬢様みたいな振る舞いをしてるけど、レンにはデレまくってて三歩後ろを歩く昔の奥さんみたいなおとなしい感じのルカと、
もうちょっと普通にしよーぜ、と思ってたがルカのペースに巻き込まれて今となっては満更でもなく、
ちょっとずれてるルカをさりげなくフォローしつつ引っ張って行く関白亭主みたいなレンとかいいなと思ったんだが…
655名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 02:29:53 ID:JrdNU7Eo
それ、レンを他のボカロとかマスターに置き換えてもなんら問題なさそうだな。

俺はカイルカが好きな訳だが。
クールで中々打ち解けないルカを、シスコン世話焼きなKAITOがフォローしていくうちに………
みたいな?
656名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 02:47:31 ID:t+KuDTag
>>655
レンルカだからいいんだよ
657名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 03:02:14 ID:Y6AJjLFI
>>654いいな。ルカよりちっさいレンが頑張っちゃってるってのも良い。この二人の身長差は中々・・・
ルカはレンかわええと思ってるがレンは格好良くあろうとする、と
デレルカもかわええだろうなあ
658名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 06:51:39 ID:WEnNQhhL
久々に初々しいレンミクが読みたい
でもせいぜいキスどまりになりそうだ…
659名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 08:57:57 ID:f0aUS4t/
某絵師さんの、ドSミクと天性の受けカイトを
自分の妄想と愛を込めてSSにしてみた。
絵師さん、ファンの方ごめんなさい。
軽く受け流してください。



−−−−−−−−−−−−−

今夜も俺は全裸でミクを待っていた。
妹に犯されるという、兄として、男として情けない事をしておいて、
ミクに犯されている時の事を思い出すと、勝手に下半身が反応してしまう。
ガチャリ
毎度のようにノックもせずミクがドアを開けた。
部屋がうす暗いので廊下の明かりが逆光になり、ミクのサディスティックな笑みをさらに強調する。
「まだ起きてたの、お兄ちゃん?」
ドアの淵に片腕を付き、わざとらしく小首を傾げる。
ニコニコなどでよく目にする従順ロリミクではなく、
俺を見下し嘲るような冷たい視線。
悔しい。でもやっぱり可愛い。あぁ…もう先走り汁が…
ミクはドアを閉めると、始まりの合図のように、パサリとスカートを床に落とした。
なぜかミクは行為をする時スカートを脱ぐ。
何故スカートだけ脱ぐのか、知りたいけど怖くてきけない…。
660ドSミクと天性の受けカイト その2:2009/04/10(金) 09:00:51 ID:f0aUS4t/
「あーあーあー、もうこんなにしちゃって。本当に変態だなおまえは」
「ミク…あっ…」
ミクが俺のいるベッドに膝を付き、俺の濡れた先っぽを人差し指でくるくると撫でる。
ミクは豪快に足を広げているので、視覚からもさらに俺の欲情が煽られた。
ニーソから出た白いふともも。
縞パンは割れ目に緩く食い込み、カタチがはっきりとわかる。
涙で滲む目をこらして見つめてしまう。
ナマで見たい。触りたい。入れてみたい。無理矢理犯したい。
何度もした妄想の中だけの行為。
本当にやったら、いろんな意味で俺の命はなくなると言えるだろう。
「ほうら、これ。好きよね?」
また下仁田葱だ。
ミクはすっかり慣れた手つきで俺のベッドの枕元の箱からゴムを取り出し、ぶっといネギにはめる。
ローションを塗りたくりながら、俺に後ろを向くように言う。
その時だった。俺は見た。顔を覆った手の指の隙間から。
…ミクも、濡れてる。
パンツの色がそこだけ濃くなっている。
胸がキュンとした。
「ミク…!」
俺は後のことなど考えず動いていた。
ネギを持ったミクの細い手首を掴み、引き寄せる。
驚いてるミクの顔。
倒れ込んできたミクの唇に自分の唇を押し付けた。
661ドSミクと天性の受けカイト その3:2009/04/10(金) 09:02:24 ID:f0aUS4t/
しなやかでツヤのある長い髪が俺の顔の横に滑り落ちてくる。
咄嗟に体を起こそうとするミクの頭を押さえ、舌を入ねじ込む。
形勢逆転。何度も妄想したことが、今現実に起ころうとしている。いや、起こっている。
ミクは抵抗しているが、男の俺の力には敵わない。
俺は手首を掴んでいた手を離し、ミクの股へと手を伸ばした。
その瞬間、ゴンッ!とネギとは思えない鈍い音がした。
ミクが俺の頭を殴り付けのだ。
そして立ち上がり、俺の股間を思いきり踏み付けた。
「うぅっ…!!」
「なぁに調子こいてんだこの野郎」
ぐりぐりぐり
「ミク、ごめ…あっ!やあぁっ!」
 ドピュっ…
イッてしまった。よりによって妹にチ○コを踏み付けられて。
「……」
「……」
ミクの冷たい視線が刺さる。
また涙が込み上げてきた。
ミクは俺を睨みつけ、舌打ちをすると
「ケツをだせ」
あああ…。
でも、そんなミクが、俺は好きだ。


終わり。
失礼しました。
662名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 09:24:41 ID:GuovivJl
>>650
ボカロがそれぞれ持ち物凶器にして大げんかおっぱじめたら面白そうだw
663名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 09:58:39 ID:mR9J4wuY
>>661
ぐぐぐ、GJ!
そしてあの絵師さんですね、わかります。俺もブクマしてますw
664名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 11:25:13 ID:ZmOQWCTB
>>662
最終的にロードローラーVSスタンドマイク…否、素手ですね、分かります。
665名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 11:37:56 ID:ISZwU51x
>>652
百合板じゃ普通に絵を投下してる絵師がいるぞ
いっそ動画にしちゃえばイイジャナイ

>>664
圧倒的にスタンドマイク及び素手が不利なのに負ける気がしないのは何故なんだぜ
666名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 11:38:35 ID:RDZfMrcq
>>664
なんかたくさんのミクとたくさんのリンが戦争する動画思い出した。
ミクはネギ、リンはロードローラーを人力?で押してうごかしてる。
667名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 11:39:33 ID:RDZfMrcq
戦争と言うより戦(いくさ)って言ったほうが正しいかも
668名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 11:39:39 ID:4Y+4y3qQ
素手wwwかっけえwいやこええw
669名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 11:42:17 ID:ISZwU51x
>>666
【初音ミクとか】葱ヶ原の戦い【オリジナル曲とか】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2193167
これだなw
670名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 12:17:27 ID:JrdNU7Eo
多分真っ先に脱落するのはミクとKAITO。
KAITOが、「ミクを攻撃するなんて、俺には出来ない!!」
とか言い出して、最終的に平和が1番とかいう結論に至って、
皆が戦ってるのとかどこ吹く風で、家でネギアイス食ってる。
671名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 12:32:30 ID:pvmo5rG7
>>669
なんというレン力wネギソード?強そうだなw

しかしパターンだと卑怯KAITOがぬこ盾にするもミクのネギソードでぬっ殺され(ぬこは保護)
レンもケツにネギブッ刺されてやはり最終的には女が残るという
672名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 12:39:35 ID:OQSW+EWL
そういやKAITOは卑怯で裸マフラーのド変態だったなw
リンにマフラーをキュッとやられてさっくり死亡ってルートもあるな
がくぽは刀(楽器だっけか)VSネギソード、レンはMEIKOのおっぱいで圧死辺りが有望
673名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 13:09:38 ID:ZtXu5XDO
>>652
>>650だが役に立てたようでなによりw

>>662,>>664->>665を見て
ロードローラーを倒して疲労困憊になったMEIKOをタコルカで触手プレイするルカ
という図が思い浮かんだ。しかしこれだと百合になるな
674名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 13:27:59 ID:qDHkn++N
>>670
全然逆のイメージだ
ゲキドで大暴れしていたみたいにミクが最強でCV同士でわいわいやっているのを
傍で見てるか巻き込まれて怪我している感じ
最後は喧嘩はやめなさいとMEIKOが一喝して収束みたいな
675名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 13:32:02 ID:ZmOQWCTB
>>672
キュッとにふいたwww
自信満々に卑怯アピールしてあっさりってKAITOらしいなw
うろたん格言には反するが、うろたんじゃなきゃおkwww
レンは俺と代われ。

>>674
一喝と言うより、拳固で喧嘩両成敗されそう。
676名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 20:27:53 ID:RDZfMrcq
今日は駅弁の日だし誰か駅弁スタイるで(ry
677名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 23:37:19 ID:JrdNU7Eo
珍しくKAITOに非常に懐いてる鏡音双子。
珍しくミクじゃなく、鏡音双子を溺愛しているKAITO。
あるときレンは、リンとKAITOがSexしてるのを目撃してしまい………
的な毒電波を、二時間程前に受信した。
678名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 00:58:25 ID:obX53uID
>>677
ぜひともssで読みたい
全裸で待ってる
679名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 09:48:37 ID:x2ThsYq/
>>669
そうそれw
680名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 10:43:16 ID:6wr2WY3Q
切り分けられたケーキの大きさでケンカをはじめるリンとレン
巻き添えで酒をひっくり返されてMEIKO大激怒
暴れるMEIKOにアイスを踏み潰されてKAITO大激怒
クロースアウツの衝撃でネギを吹き飛ばされたミクが大激怒
外に飛び出した全員に茄子畑を不毛の地にされたがくぽが大激怒
そして、冷凍マグロを搬送中に斬鉄剣のように真っ二つにされたルカが大激怒

そしてその戦いは、日本中を巻き込み世界大戦へと・・・

そんなスラップスティックコメディがご所望か?
681名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 11:48:42 ID:9nQ+TLXO
>>673
たこルカは「女」っていうか「マスコット」ないし「触手」という認識なので百合に感じないのは俺だけ?

>>680
全くエロパロ関係ないが、ついうっかり読みたいと思ってしまうwwww
682 ◆1jnkY4.1/w :2009/04/11(土) 14:03:41 ID:ukOwDrMP
黒いとか暗いとか言ってるからこんなネタ浮かんだじゃないかwww

でも何気に全カプ網羅してますw

ウツ話注意w自分が凹んだwww
書きたくないのであらすじだけwww

ネタをネタとして流せない人は避けておくべしwww

=====================================================

ボカロ5人家族は仲良く暮らしていました。

しかし、仕事のうまくいかないKAITOは、
そのフラストレーションをミクに向けてしまったのです。
暴行によりミクは壊れ、KAITOは家を飛び出し、MEIKOはKAITOを探しに出て行きます。
記憶を無くしたミクと双子は残されたまま生活していきます。

憧れていた兄の暴行の現場を見て、リンも心に傷を負ってしまいます。
傷を舐め合うかの様に、体を重ねるレンとリン。

MEIKOがKAITOを見つけたときには、彼は廃人同然に。
路上で歌って養う生活。酒とセックスに溺れる日々。
当然ながら仕送りもろくに来ません。

そこで、リンは売春に走ります。それを知ったレンは止めに入ります。
「私たちの年齢じゃまともに働けない。こうしなきゃ生きていけないの」
リンだけを汚せない、とレンは紳士に体を売ります。
そんな二人もミクの前では明るい双子を装っています。

やがてレンは効率よく稼ぐために、リンの客をゆする様になっていきます。
そこで見つけた上客は大会社の会長。実は二人の実の父親。
それを知らない二人は利用されながら更にどす黒い裏社会に巻き込まれていきます。
途中で気づいたレンは、何とかしてリンを元の世界に戻すべく、のし上がっていきます。
リンを助けるには、自分が強くなるしかなかったのです。
683 ◆1jnkY4.1/w :2009/04/11(土) 14:04:12 ID:ukOwDrMP
ミクとリンの二人の生活が続き。
忘れた頃、MEIKOが元恋人のがくぽに様子を見に行かせます。
そこで、ミクと恋に落ちますが。
「姉に寄り付く虫を払うため」がくぽに近づくリン。
順調に二股をかけられながら、ミクの恋は成就。
しかし行為に及ぼうとしたらKAITOに受けた暴行を含め、全てを思い出してしまいます。

「ずっと守ってきた姉を!私たちが守ろうとしてきた生活を!
 むしろ何を守ってきたの?!壊すだけだったじゃない!」
姉を介抱する日々。その状況でリンとの関係を持ち続けるがくぽ。
「やっぱりこの人殺すしかない」。
ベッドの中で殺めようとしたそのとき、逆に絞殺されてしまうリン。
久しぶりに戻ってきたレンがその場に出くわします。
正当防衛を訴える間もなく、がくぽを仕留めるレン。
二人の骸を冷ややかな目で見下ろすレンの耳に届くのはミクの泣き声。

「ごめんなさい。全部私のせい…」
「何でこんな事になっちまったんだよ!!」
歩み寄るミクの足取りは覚束無く、レンの目の前で倒れてしまう。不治の病だったのです。
「MEIKO姉、探しに行こうか……」

流れ流れて、レンの情報網を駆使して、やっとMEIKOにたどり着きました。
「チンピラに絡まれて殺されたんだって。でも、ここにいるのよKAITO」
少し目立ち始めたお腹をみせるMEIKO。

子供の誕生を見ることもなく、この世を去ってしまったミク。
そして、生まれた女の子には同じ読みの「未来」と言う名前が付けられました。
「また…あの頃のように暮らせるよね」
「あぁ」

684 ◆1jnkY4.1/w :2009/04/11(土) 14:06:34 ID:ukOwDrMP

=================================================================

「…という具合に動画を作ってください」
「って何、この古今東西のドラマを組み合わせたような話はwww
 そもそもルカさん出てないじゃないの」

「だから、主題歌を歌うんですよ!これをカバーしてデビューするんです!
 マスターはオリジナル曲も英作詞も作れないじゃないですか」

 http://www.nicovideo.jp/watch/sm3534540

「毎回レン君が上半身裸のジーパンで『うぉおおおおおおお!!』と叫ぶんです!!」
「それかお前ーーーーーー!!!」

超監督巡音ルカの誕生であった。マスターを差し置いて。


================================================================

懐かしいネタで。スマン。
もうね、完全に脳味噌沸いてましたwww
本来のSSを書く作業に戻ります。まじスマン。
なんか、吐き出さないと作業に取り掛かれなかったのさorz
685 ◆1jnkY4.1/w :2009/04/11(土) 14:08:01 ID:ukOwDrMP
重ね重ねすいません。上げちゃった。

…ゴミ捨て場に首が見つかったりとかなwww
686名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 16:09:12 ID:5J3YZmgm
カオスwwwwwwwww
687名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 16:53:49 ID:q3zygQ+h
生首トラウマドラマktkr
688名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 17:05:42 ID:XBqCJzIa
昼の1時くらいからドラマ化決定
689名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 20:04:15 ID:ADOENjVS
690名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 21:06:05 ID:NGKWle2K
結構なお歳の紳士淑女がいらっしゃるようですなこのスレwww
691677:2009/04/11(土) 22:05:04 ID:LAtgk9Go
>>678
書いてみた。

・KAITO×リン×レンのカップリング。
・エロ有るけど、俺はエロ描写が苦手です。
以上を踏まえた上で、駄目な人はスルーして下さい。
692名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:06:26 ID:LAtgk9Go
「にぃにぃ、一緒に歌お?」
「うん、じゃあなに歌おうか?」
「カイト兄、俺も!!」
「リンの後でいい?」
「ちぇー………あ、三人で一緒に歌うってのは?」
「うーん、僕はそれでいいけど、リンはどう?」
「全然オッケーだよ。」
「よし、じゃあ三人で一緒に歌おうか。」
「「うん/おう!!」」
この家のボカロの関係は少々特殊だ。
KAITOはミクを溺愛しているというのが、一般的なKAITOのイメージだと思うが、
この家のKAITOは、ミクよりもリンとレンを溺愛している。
リンとレンも、どちらか一方がKAITOに懐いてるという事はよくあるが、
やはりこの家は珍しく、リンとレンの両方が非常によく懐いてる。
ちなみに、がくぽとMEIKOは既にできている上、ルカはまだ来ていない為、
ミクが一人あぶれていたりする。
まあ、ミクの事は横に置いておくとして。
とりあえず、この家のボカロの人間関係は、そんな感じだった。


「〜♪」
夜、俺は鼻唄を歌いながら、台所に来て水を飲んでいた。
普段なら既に寝ている時間なんだけど、なんだか喉が渇いて起きてしまったからだ。
それにしても、今日の歌は上手く歌えた。
やっぱり、カイト兄やリンと歌う時は調子がいい。
俺はカイト兄の優しい、爽やかな歌声も、リンの女の子らしい元気な歌声も両方好きだ。
二人も俺の歌声を好きだと言ってくれているし、俺達三人は凄く相性がいいのだと思う。
「………にぃにぃ…」
「ん?」
上機嫌で部屋へ戻ろうとしたら、なんだかリンの声が聞こえた気がした。
まだ起きてるんだろうか?
でもリンの部屋の明かりは消えてるし………
あ、カイト兄の部屋の明かりが付いる。リンはカイト兄と話しをしてるんだろうか?
少し気になったので、カイト兄の部屋の前まで来てみると…
「ん、はぁ…にぃにぃ……好き……」
え?な、なんだよ、今の声。明らかに普通の声じゃないぞ………
「リン……可愛いよ。」
「んふふ……うれしい……やぁんっ」
もしかして、これは…………
恐る恐る、ドアに手をかけ、二人に気付かれないように、そっとずらした。
その隙間から、中を覗く。
693名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:08:13 ID:LAtgk9Go
俺の視界に飛び込んできたのは、俺が予想した通りの光景だった。
ベッドの上、服をはだけ半裸になったリンに、カイト兄が覆いかぶさっている。
「ちゅ…リン……くちゅ……好きだよ。」
「ん……にぃにぃ……ちゅぱ……私も…」
二人の唇は何度も接触し、そのたびに、愛の言葉を囁きあっている。
なんだよこれ、なんなんだよ!!
なんで二人がこんな事してるんだよ!!
ガタンッ!!
しまっ……
「「レン!?」」
二人がいっせいにこっちを見る。
サァーっと、血の気が引いた音がした気がした。
二人が固まったまま俺を見ている。
「えっと……」
とりあえず、ドアを開けて、中に入る。
気まずい……
「「…………」」
二人は無言のままだ。
なんだか、急に自分が惨めに思えてきた。
だって、だって………
「え、レン?」
カイト兄が、なにか驚いたような声を上げる。
「泣いてる……の?」
リンが、そんな事を言ってきた。ああ、泣いてるのか、俺。
「だって……ひぐっ……だって……」
泣いてることを自覚したら、一気に感情が溢れ出てきた。
「お、俺、二人の事、ひぐっ、同じぐらい大好きで……」
カイト兄の指が、俺の目元を拭う。
「で、ひっぐ…でも……二人はこんな関係で……」
リンが、俺の顔を見上げてくる。
「お、俺だけ……っ……蚊帳の外だったのに……ひぐっ……」
カイト兄は、真剣な表情になる。
「ひ、一人で……勘違いしてたのが」
「レン。」
惨めで、と続けようとした言葉を、カイト兄が遮る。
カイト兄は、俺の頭を優しく撫でながら、申し訳なさそうに微笑んだ。
「ゴメン、レン………ずっと黙ってて。」
カイト兄は、本当に申し訳なさそうな声で言う。
「この状況でこんな事言っても信じてもらえないかもしれないけど、
俺はリンと同じぐらい、レンの事大好きだよ。」
「………ホント?」
「うん。」
迷う様子もなく即答するカイト兄。
「だから、泣かないで……」
そう言って、もう一度俺の涙を拭ってくれる兄。
「私もだよ、レン。」
「ありがと。」
よし、泣いたりすねたりはよそう。
大好きな二人が、そういう関係になったこと、祝福してやらなくちゃ。
694名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:09:02 ID:LAtgk9Go
「だから、レンも一緒にしよ。」
そう、三人で一緒に……ん?
「え、ええぇぇぇぇぇぇ!!」
うゎれをつく○ペャ×?
「え、えっ、ちょっ、いいの!?」
そ、それって、3P……
「うん、にぃにぃは?」
「二人がいいなら良いよ。」
カイト兄もあっさりと了解する。
そして、リンは改めて俺の方を向いて、首を傾げる。
「それともレンは、嫌?」
リンと……リンとするのか……
「………ううん、したい。」


「ちょっと待っててね、レン。」
そう言って、四つん這いになるリン。
そして、自分の淫唇に指を当てて、左右に開く。
「にぃにぃの綺麗にするから。」
その体勢のまま、カイト兄のペニスを舐めはじめる。
「ん、ちゅぱ、ちゅくじゅる……」
リンの淫唇からは、白いドロリとした液体が垂れてきていて………
ん?もしかして、さっき俺が見たのって、二回戦目?
「カイト兄……」
「あ、うん、アハハハハ……」
俺が見ると、気まずそうに、目を反らす。
「うん、実はさっきの、三回戦目……」
さ、三!?カ、カイト兄、けっこうお盛んだなぁ……
「んじゅ、じゅるる……レロ……」
俺達がそんなやり取りをしている間にも、リンはカイト兄のペニスを舐め続ける。
そして、淫唇からは白濁液が更に垂れ、ベッドの上にボタボタと落ちている。
「……ゴクッ」
唾を飲む。
正直、俺の目の前にリンの淫唇があって、奥の方までまる見えだった。
これが、リンの………ここに、これから俺のが………
「じゅるる…じゅる……じゅぱっ……」
リンがペニスを舐める、淫らな音が室内に響く。
なんだか、ぼーっとしてくる。理性が、蕩けてくる。
「ん、んちゅ……レロ…じゅる……」
いれたいいれたいいれたいいれたいイレタイイレタイイレタイイレタイ………
「リ、リン!!」
理性のたがが外れ、リンのお尻に腰を突き当てる。
「ん、んむ!?」
リンがカイト兄のペニスを口に含んだまま、驚きの声を上げるが、
俺は無視して、既にパンパンにいきりたったペニスを、リンの淫唇に押し当てる。
そして、
「ん、んむーーー!!」
一気に貫いた。
695名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:09:42 ID:LAtgk9Go
「う、あぁ……」
さっき目測で確認した事だが、カイトのは、俺のと比べて一回り程大きい。
そのカイト兄に、今日既に二回も貫かれた為か、小さいはずのリンの膣は、
すんなりと俺のペニスを受け入れた。
カイト兄が出した精液がまだ残っているらしく、ぬるぬるしている。
しかしこれは………
「……き、気持ちいい。」
カイト兄に広げられたといっても、元々小さいリンの膣。
俺のペニスをぎゅうぎゅう締め付け、射精を促してくる。
「ふぇん、ふぃふぃなりなんふぇ、ふぃろいふぉ。」怨みがましい視線を、俺の方へ向けるリン。
だけど、カイト兄のを頬張りながら喋っているので、なんて言っているのか聞き取れない。
「く……リ、リン、頬張ったまま、喋らないで……」
「ふぁ、ふぉふぇんふぁふぁい。」
カイト兄の言葉に、なにか返事をしたあと、さっきと同じように口を動かし始めるリン。
しかし、勢いでリンの膣にいれてしまったが、どうするか勝手が分からない。
確か、動けば良いんだよな………
じゅるり
「!!」
そんな事を考えていると、突然下半身に、更なる快感が走った。
リンが自分から腰を動かし始めたのだ。
「んふっ……んむぅ……じゅじゅっ」
カイト兄のペニスに奉仕しながら、膣で俺のペニスを刺激してくる。
その慣れた様子が、いっそう色っぽく感じられた。
「う……くぅ……」
ぺちんっ、ぺちんっ
気がつくと俺は、リンの腰の動きに合わせて、腰を振っていた。
ぺちっぺちんっ
じゅぶじゅるっ、レロ
水音と、肉どうしがぶつかる音が、室内に響く。
「んっ、んふぅぅっ……じゅぱっ」
「う、くうぁ……」
「く、リンッ、リン!!」
パンッパンッパンッパンッ
じゅぱっじゅるるっズズッ
リンの膣に擦りつけるたび、俺は更なる快感を求めて、腰動きを早める。
それに呼応するかのように、リンのカイト兄への奉仕も激しさを増す。
「く、リンッ、リン!!出る!!」
「んふ、にぃにぃっ、ふひのなふぁにらひふぇ!!」
カイト兄の体がビクンッと跳ねる。
それと同時、リンの体も同じように跳ね、膣の締め付け更にます。
「う、うぁぁぁ!!」
キュッ
ビクンビクンッ!!
脳天を突き抜けるような快感が走ったかと思うと、俺はリンの膣に思いっきり射精していた。
ドクッドクッ
最初の射精だけでは全てを出しきれず、俺のペニスはリンの膣に精液を注ぎ続ける。
「う、うわぁ」
一人でするよりも、遥かに射精する精液の量が多い。
これが、セックスかぁ……
「あれ、レン?」
「気絶、しちゃった?」
疲労感に身を任せ、意識が遠のく中、そんな声を聞いた気がした………
696名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:11:40 ID:LAtgk9Go
翌朝。
「おはよう、レン。」
「オハヨー」
重い体を引きずって、リビングまで行くと、既に起きていたカイト兄とリンが挨拶をしてきた。
「お、おはよ………」
俺もどうにか挨拶を返す。
というか、この二人、タフだな………
「あー、うん、初めての時は大体そうなるよ。」
カイト兄が今にも倒れそうな俺の体を支えながら言う。
「そういえば………」
「ん?」
なにか言いかけた俺の顔を覗き込んで、リンが不思議そうな顔をする。
ホントは、二人はいつから体を重ねてたのか気になってたんだけど……
「いや、なんでも無いよ。」
「そう?」
まあ、いっかなって思う。
俺達三人は、互いに互いの事が大好きな、仲良し兄妹弟。
それで十分かなって。





終わりです。
突貫工事の為、イロイロおかしな所も有ると思いますが、広い心で見逃してもらえると幸いです。
697名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 03:47:35 ID:OKa6eP26
暇つぶしに某FPSゲームを再攻略してたら変な電波を受信したので投下。

- - - - - - - - - - - - - - - - - -

──昨年、突貫な撮影機材を使い一発アドリブでボーカロイドの
プロモーションビデオを制作したものが、ある企業の経営危機を
救い逸話となった。このミッションはそれの再現である。

プレイヤーは二階にある撮影機材の二重キャビネットロックを解除するため、
まず寝室に行き箪笥から鍵を取得せよ。もう一つの鍵を取得するため、
抵抗勢力である庭の番犬を制圧して、プレハブ小屋へ行き棚を調べよ。
屋内に戻り、二階の資材室へ行き、撮影機材を入手せよ。途中に
ガタが来て開かない扉があるので、先へ進むために破壊する必要がある。

その後一階奥の浴室へ行き、撮影機材を所定箇所に設置したら、その場で
服を脱ぎ捨て入浴せよ。撮影されたメディアを回収し、司令部(マスター)の
所へ運搬成功出来ればライバル企業を跪かせることが出来るだろう──



マスター「……と言うわけで、ミク、健闘を祈る」

ミクはネギライフルでマスターの体の風通しを良くした。

ミク「任務完了、OVER」
698名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 19:57:12 ID:lCuPxY8o
>>671
GJ。いいもの見させてもらった。
699名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 03:15:43 ID:tbRtvlpx
>>691-696
GJ!
明るい3P好きなんでツボだった
700名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 08:40:20 ID:I8QOxiFG
にぃにぃて呼び方に激しく萌えたのは俺だけ?
701ミク×KAIKO(0/3):2009/04/13(月) 11:15:53 ID:3uK2wll0
鬼畜ミクを模索していたらこんなことになってしまった…。

・ミク×KAIKOの小ネタ。
・本番はなし。
・KAIKOは女の子じゃなくて女装男子。

苦手な方はスルーでお願いします。
702ミク×KAIKO(1/3):2009/04/13(月) 11:16:30 ID:3uK2wll0
 ほら見つけた。ミクの可愛い可愛いおもちゃ。
 青い髪に青いマフラーにフリルがついた黒いドレスの、可愛い可愛いKAIKOちゃん。



「KA〜IKOちゃん♪」
「み、ミクちゃん…」

 KAIKOちゃんはミクの顔を見て、怯えたように笑う。きっと分かってないんだろう。
そういう顔をミクはもっともっと見たいんだってことが。

「KAIKOちゃんは今日も可愛いねぇ」
「そ、そんな…ミクちゃんのが可愛いよ」
「ううん、KAIKOちゃんの可愛さには敵わないよぉ」

 ミクがにこにこと笑う度、KAIKOちゃんはびくびくと怖がっている。まるで、肉食獣
の前の草食動物みたいに。だからねKAIKOちゃん。それは逆効果だって前にもミク、言
ったよね。ひょっとしてわざとやってるのかな?そんなにミクに襲って欲しいのかな?

「KAIKOちゃんはこれから収録?」
「う、ううん…今終わったところなの」
「そうなんだ。…それなら、ミクと一緒に遊べるね」

 KAIKOちゃんの顔色が真っ青になる。踵を返してミクの前から逃げようとするけど、
すかさず腕をとってそれを阻止する。
 逃がしたりなんか、してあげないんだから。

「み、ミクちゃん…放して…!」
「いやだよ〜。だって、放したらKAIKOちゃん逃げちゃうでしょう?」

 そのまま腕を引っ張って、後ろから抱きしめる。身長はKAIKOちゃんのがちょっと高
いけど、これくらいなら問題ない。りぼんがほどけたマフラーから見える白い首筋に、
ちゅっと音を立てて口付けた。

「ひゃあ!み、ミクちゃん…っ」
「あはは、KAIKOちゃんは本当に可愛いなぁ」

 左手を細い腰に回す。これでKAIKOちゃんはもう逃げられない。可愛いKAIKOちゃん
は、ミクの思うがまま。首筋に何度もキスをしながら、KAIKOちゃんの脚に手を這わせ
た。ニーソックスと肌の境目をゆっくりと撫でる。

「み、く、ちゃん…!」
「KAIKOちゃんの脚は細いねぇ」
「や、やめてぇ…!」

 内股をつぅとなぞると、KAIKOちゃんはぶるっと身を震わせた。本当にやめて欲しい
なんて思っていないくせに。KAIKOちゃんはうぶだから、なかなか素直になれないんだ
よね。うん、ミクちゃんと分かってる。脚の付け根付近は触れるけど、肝心なところに
は触ってあげない。邪魔なマフラーを放って、むき出しの首筋に噛み付いた。
703ミク×KAIKO(2/3):2009/04/13(月) 11:17:05 ID:3uK2wll0
「いっ!」
「あ、痛かった?ごめんね、KAIKOちゃん。強く噛んだつもりはなかったんだけど」
「だ、だいじょうぶ…」
「それならよかったぁ」

 うっすらとついた歯形を舐めた後、今度は耳朶を甘噛みする。KAIKOちゃんは唇を噛
んで必死に声を押さえてる。ああ、可愛いなあ。その唇をこじ開けて、感じちゃってる
KAIKOちゃんの声を聴きたいなぁ。

「KAIKOちゃん、ちゃんと声出して。唇傷ついちゃうよ」
「わ、わたし、べつに…」
「ミクが、KAIKOちゃんに傷がつくのいやなの」

 左手で胸の辺りに触れると、服の上からでも分かるくらいKAIKOちゃんの乳首が堅く
なっていた。

「KAIKOちゃんの乳首、よく分かるよ」
「や、いやぁ…」

 指先でくりくりと弄る。KAIKOちゃんの頬が羞恥で赤く染まっていく。目許にはうっ
すらと涙がにじんでいて、ミクの背筋になにかがぞくぞくっと通ったのが分かった。
 ミク知ってるんだよ?いやだいやだって言ってるけど、KAIKOちゃんが本気で抵抗し
たことないってこと。
 乳首を弄りながら、太腿を撫でていた右手でKAIKOちゃんの下着に触れる。びくんっ
とKAIKOちゃんの身体が跳ねた。

「み、ミクちゃん…、だ、ダメ…!」
「KAIKOちゃんってば、何言ってるの。ダメじゃないでしょう?」

 下着のふちに指を引っかけて、するするとおろしていく。KAIKOちゃんの白いパンツ
は、あっけなくすとんと床に落ちた。
 KAIKOちゃんの目からついに涙があふれ、頬を伝って零れていく。ミクはKAIKOちゃ
んがなんで泣くのか分からない。涙を舌で舐めてやる。

「っく…ひっく…ミクちゃん、もう、やめてぇ…」
「これからが本番だよ?それに、今やめてもいいの?」

 くすっと笑って、スカートの中でいきり立つKAIKOちゃんのおちんちんを握った。

「ぁあっ!」
「ほら、こんなになってるのに。今やめたら、つらいのはKAIKOちゃんだよ?」
「や、やぁあ!」

 すりすりとさすってやると、KAIKOちゃんのおちんちんがびくんびくんと反応する。
可愛いKAIKOちゃんには一見不釣り合いなモノ。でも、全て含めてミクはKAIKOちゃん
が可愛いって思うんだよ。
 張りつめた先端部分を撫でると、じわりとぬめった液体が染みでてミクの指先を濡ら
した。
704ミク×KAIKO(3/3):2009/04/13(月) 11:17:38 ID:3uK2wll0
「あは、KAIKOちゃん、気持ちイイ?」
「や、やだぁ…!ミクちゃん、やめてえ!」
「ほーんと、KAIKOちゃんは口ばっかりだなぁ。こんなに堅くしちゃってるのにねぇ」
「や、いやあ、あ、あ、あああっ、―――ッ!!」

 乳首を摘むのと同時におちんちんを軽く弾くと、KAIKOちゃんは声にならない悲鳴を
上げて達した。勢いよく吐き出された白濁液が、ミクの右手とKAIKOちゃんのスカート
の中を汚していく。抱きしめていた左手の力を抜くと、KAIKOちゃんはへなへなとその
場に座り込んだ。

「あーあ、ミクの手、ベタベタになっちゃったぁ」

 てのひらに絡み付くKAIKOちゃんの精液を舐める。KAIKOちゃんは座り込んだま
ましくしくと泣いていた。情事の跡はスカートの中だけだから、傍から見たら何故
KAIKOちゃんが泣いているのか分からない。
 それがまるでミクとKAIKOちゃんだけの秘め事のようでぞくぞくした。

「KAIKOちゃんは、本当に変態さんだねぇ」

 腰を下ろして、KAIKOちゃんの耳元で囁く。

「嫌なことされてイッちゃうなんて、変態さんだよ。ねぇ、KAIKOちゃん」

 ゆっくりと振り向いたKAIKOちゃんの顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。それすら
も可愛いって思うんだよ。
 KAIKOちゃんはミクに恨み言のひとつも言わない。ただ、怯えたような目をするだけ。
 でも、ミクだけは知ってるの。その怯えた目の奥に見える、期待のまなざし。
 だからね、ミクはKAIKOちゃんの期待通りにしているだけなんだよ?



 ミクの可愛い可愛いKAIKOちゃん。
 これからもずっと、ミクの可愛いおもちゃでいてね。


END


ミクの鬼畜分が足りなかった気がします。鬼畜、難しい。
あと、KAIKOはドMだといい。
705名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 13:38:24 ID:Jx5eS/mj
>>704
GJ!
鬼畜分、十分足りてると思います。これで足りないとか、貴方どんだけどSw
706名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 14:31:03 ID:Ep7tj9lS
>>700
俺の中では、リンはにぃにぃ呼びで固定されてる。
707名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 20:35:32 ID:KLOIocj4
>>701-704
GJ!
>あと、KAIKOはドMだといい。
同意するぞ兄弟
708名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:17:39 ID:bvSV35ZJ
>>700
むしろ俺のこと呼んで欲しい
709名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 23:52:49 ID:zaU6cKlL
>>708
俺俺
そしてミクとレンにはお兄ちゃん、ルカにはお兄様か豚、MEIKOには兄さんとか呼ばれたい
意表を突いてルカにお兄ちゃんでもいいな
710名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 00:07:28 ID:hice3ens
ミクとKAITOは仲良し兄妹で、ミクはKAITOの貞操を虎視眈々と狙っていたのだが、
後から来たルカがあっさりとKAITOとくっついてしまい………
というのは、寝取り寝取られ属性が付くのだろうか?
それともただのカイルカなのだろうか?
という事を真剣に3時間ほど考えてたら、頭いたくなってきた。
葱の呪いかなにかか?
711名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 00:16:44 ID:5Wbpv3ex
ミクににぃにぃって言われるのもきっといいぞ
リンに豚野郎って言われるのもきっと
レンににいちゃん死ねって言われるのも
メイコにあざ笑われるのも
ルカに失笑されるのも     きっとすごくいいぞ(;´Д`)ハァハァ
712名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:20:24 ID:pkwtIZUp
路地を歩いてると突然ちび野良ミクにインプリンティングされて
「ぱぱー♪」って声あげてどこまでも家まで追いかけて来て、
MEIKO女房と「誰との子なの!?」と大ケンカになる夢を見た ('A`)
713名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:28:33 ID:UtQ3rrSM
>>711
どれもいい!ふしぎ!
714名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:47:42 ID:oHH9RnGr
咲音生の再放送がめちゃくちゃ楽しかったから咲音もの読みたい
715名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:52:56 ID:rhY7M9S4
>>713
IDにSM乙
716名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 03:39:38 ID:hice3ens
最近、何故かカイミクからカイリンに流され気味な俺がいる……






















まあ、本命はカイルカな訳だが。
717名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 03:44:33 ID:SY63LwnF
>>714
元アイドルめいこさんじゅうろくさいとヒモKAITOというよく分からんものを受信した

M男KAITOにはDVが似合う
718名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 07:24:25 ID:0iyNJ84X
レンにおっぱい吸われて
こんな子供に・・・でも感じちゃう!悔しいビクンビクンなルカ
年の差良いよ年の差
719名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 10:20:19 ID:UclCcp5z
vocaloidが有名になった後についたキャラとしての「お兄さん」「お姉さん」じゃなくて最初のvocaloidの「KAITO」「MEIKO」みたいな話が読みたいな
だいぶ前にここでチラッと話題に出たようなMEIKOが初めて見る男性型のKAITOに興味深々で純粋無垢に体を色々いじってるうちにKAITOのほうが辛抱たまらなくなっちゃってMEIKOのこと襲っちゃったりとか
人間の男と女はみんなやってることだよーとかKAITOにそそのかされて言われるままめーちゃんはヤられちゃえばいいW
720名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 11:16:37 ID:G9vi0Iso
>>711
チビミクならにぃにぃはアリだが普通のミクの場合はお兄ちゃんのほうが萌えると思うんだ。
第一金髪ショートヘアだからこそにぃにぃという呼び方が許されるんだぞ?
巧妙なトラップを仕掛けてKAITOをからかったりカボチャ嫌いだったりツンデレなリンだったら尚更な。
721名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 11:43:16 ID:4OCde1K6
咲音ネタはあれが好きだ
MEIKOが記憶を無くして咲音メイコになるやつ
722名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 12:10:30 ID:XNsfiQwL
人気の割に咲音たんでエロがないのは
アイドルすぎて逆にエロにもっていけないとかそういうアレか

自分はそうだw
723名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 13:29:23 ID:HS42/knm
>>719
「姉さん」になる前のMEIKOは、あのカラダで無知故の純粋無垢ってのが美味しすぎると思うんだぜ。
色々教え込まれちゃえばいい。っていうか教え込みたい。

>>720
緑は(・3・)あるぇー?とか言ってりゃいいんですね、分かりますw
ミクは昔よく見かけた「兄さん」呼びも根強く好きだ。
724名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 14:41:11 ID:hice3ens
この流れであえてカイルカのエロを投下してみる。
ヤンデレ風味なルカさんを書きたくてやった、後悔はしてない。

注意事項
・カイルカ
・逆レイプ?
・ヤンデレ風味
駄目な人はタイトルかIDでスルーして下さい。
725ヤンデレ風味ルカさんの夜ばい:2009/04/14(火) 14:42:20 ID:hice3ens
夜も深まり、皆が寝静まった頃、私は静かに部屋の扉を開ける。
その部屋の中心に鎮座するベッドに眠る、この部屋の主の顔を覗き込む。
特徴的な青い頭髪を持つ、私の兄。
スリープモードに入っているため、その瞼は閉じており、綺麗な青い瞳は隠れて閉まっている。
少しの間その顔に見入った後、私は兄さんのズボンに手をかける。
ジッパーを下ろし、男性器を取り出し、一回それに口づけをする。
シュッシュッ
まだ勃起していないソレを、手で優しく擦り、少しずつ硬度を持たせる。
こんな事をしているのに、兄さんは目覚める気配が無い。
それも当然の事、ボーカロイドは、一度スリープモードに入ると、
余程の事が無い限り、設定された時間まで目覚める事は無い。
私はこの性質を利用し、毎晩この行為を繰り返している。
兄さんの男性器が十分に硬くなったのを確認すると、自身の下着に手をかける。
スルッ、ぺちゃっ。
床に落とすと、十分な水気を含んだそれは、湿った音をたてた。
この行為の時間が来るたび、繰り返しの行為によって体に染み付いた
快感が思い出され、私の股は激しく濡れる。
長いスカートをたくしあげ、兄さんの腰の上に跨がる。
私の女性器から溢れる愛液を、兄さんの男性器に垂らし、全体を満遍なく濡らす。
そして、私の女性器に先端をあてがい、一気に腰を落とした。
ズプズプズプッ
「んっ……んん……んはぁ」
異物感と同時に、痺れるような快楽が、全身を駆け巡る。
「んふっ……もっと……」
ジュプッ、ジュプジュプッ
更なる快感を求め、乱暴に腰を振る。
体の内側を、暴力的に掻き回されている感覚が、気持ちいい。
製作側にどういう意図が有ったのかは知らないが、私達ボーカロイドは、
身内に強い愛情を抱くように出来ている。
クールが売りの私、巡音ルカも例外では無い。
それ故に、私の恋慕にも等しい愛情は、歳の近い男性型ボーカロイドであり、
兄でもある、KAITO兄さんに向けられている。
「ん、んあぁっ、んっ」
ジュッ、ジュプッジュプジュプッ
入り口付近で何度も上下させ、リズミカルに腰を振る。
腰を振りながら、兄さんの顔を見つめる。
綺麗な顔、仕事で女装をしても、違和感無く馴染んでしまう、整った女性顔。
見つめているうちに我慢出来なくなり、その白い頬をぺろりと舐める。
ボーカロイドは汗なんてかかないはずだが、何故か汗の味がした気がした。
強い愛情を持っていると言っても、私はミクさんのように堂々と甘える事は出来ない。
クールという、性格故のプライドが、高い年齢設定が邪魔をする。
だからこれは、私なりの甘え方、兄にたいする、私なりの愛情表現。
726ヤンデレ風味ルカさんの夜ばい:2009/04/14(火) 14:43:47 ID:hice3ens
「くぅんっ……ん!……あはぁっ…」
ぐりぐりっグチュッズルッ
姿勢を倒し、抱き着くような姿勢になった為、結合している角度が変化する。
敏感な部分がえぐられ、蕩けそうな快感が襲ってくる。
快感に流されながら、兄さんの首筋に唇をはわす。
そして、うっすらと桜色に色づいている部分に、唇を押し当て、強く吸う。
普段はマフラーで隠れている部分に、証を残す。
「んふ、んふふ♪」
気付かれたら、どうしよう。いや、兄さんはもう気づいているかもしれない。
問いただされるだろうか?
もしそうなったらどうしよう?いっそのこと、全てばらしてみようか?
私が寝ている兄さんを犯していると……
兄さんはどんな顔をするだろう?
「あんっ、あはぁ♪」
想像すると、ゾクゾクしてきた。うろたえている兄さんも可愛い。
女性器から、更に愛液が溢れる。もはや洪水状態と言っていいほどに。
今まで以上に、腰を振るスピードが早くなる、射精寸前の男性器が、激しく子宮口をノックする。
「んあぁ、んはぁっんっ、んっ。」
そのあと、どうなるだろうか?
もしかしたら、乱暴に犯してくれるだろうか?
この大きな乳房を、激しく揉みしだき、濡れてもいない私の膣に、無理矢理捩込んでくれるだろうか?
ドピュッ、ドクドクッ
「んあぁっ!!あはぁぁぁぁっ!!!!」
想像の中の私が、泣きながら挿入されると同時に、私の膣がキュッと締まる。
その刺激でイッたらしく、私の中に、熱いモノがぶちまけられる。
その熱さを感じ、私も絶頂に至る。
「はぁ、はぁ、んはぁ……」
呼吸を整える。
子宮の奥にだされた精液が、逆流してくるのが感じられたが、余韻に浸っているヒマは無い。
私は手早く後始末を始める。
兄さんの男性器を、舌で舐めて綺麗にする。
途中、再度興奮しそうになったが、どうにか我慢した。
服の乱れを直し、元の状態へと戻す。
愛液で濡れたシーツはどうしようも無いので、タオルでなるべく水気をとる。
この時間なら、朝までにはどうにかなるだろう。
一通りの後始末を終える。私にはもう、手慣れた作業だ。
最後に、兄さんの頬に口づけをし、部屋を出る。

おやすみなさい、兄さん。
願わくば、私の事を思い、淫らな夢を………
727名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 14:45:52 ID:hice3ens
終わり。
728名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 18:44:03 ID:DcCs5mqC
きめえ
729名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 19:44:25 ID:5rHzR7mj
いやいやGJ!
ヤンデレなルカさんもいいなーとか考えてたところだ
この後の展開を妄想して2828しているのは俺だけですかそうですか
730名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 20:49:52 ID:0e+E2Rck
咲音のエロはそういえばあんまりないな
あれにやめて下さいって言われたら我慢できそうもない
731名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 23:06:14 ID:dYVTWyxI
>>718
子供扱いしてた筈のレンにあれこれですね
ルカの方が年齢気にしてそうな年の差だよな。良いよ良いよ
732名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 07:40:08 ID:oKi8eMQP
流れ読まずにラブコール。

保管庫読んでたら、未完で続きが気になる話が結構あって。

とりあえず、
酔ったがくぽが酔っためーちゃん(カイトとデキてる)を籠絡しようとする話と、
焦ったリンに襲われてぎくしゃくしたけど、
マスターの計らい(リンに入れ知恵)で丸く収まりそうなレンの話
の続きが読みたい。

職人さんに無理強いはできないけど、
俺は待ってます!とだけここで言わせてもらいたいっす。
733名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 12:49:33 ID:ctw5QBvH
>>730
咲音は昭和の清純派アイドルっぽい設定だからな
エロは禁句みたいなとこだろう ここにおいてはそのギャップがたまらんのだけどな
734名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 13:42:59 ID:gq/ejm8s
ずっと亜種人気は、ハクネルKAIKOが三強だと思ってたんだが……
最近のスレの流れ見るに、もしかして間違った認識だったのか?
735名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 13:45:28 ID:rSwPIwmX
ハクネルの二強でそれ以外は知らない人がほとんどじゃないか?
736名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 13:56:22 ID:Bg3shsta
だなネルハクは人気
三強で言うならネルハクにテトかなと思う ニコでは三人揃って出て来ることもよくあるし
咲音はどちらかというと局地的な人気かね
737名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 14:08:40 ID:KDgZlhlW
>>734
ネルハクはともかくKAIKO人気はないだろwww
738名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 14:16:05 ID:/NUC4nUj
比較でしか語れない人気ならドングリよね
739名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 14:20:00 ID:UAn3DPLP
個人的にはKAIKOとかMEITOとか(咲音もそうかも)は亜種というのかどうか微妙なところ
創作されたキャラである以上亜種なのかもしらんが、KAITOやMEIKO本人の声だからなあ
740名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 14:41:50 ID:MHUSFZAJ
まあ動画においてのKAIKOはいくら頑張って高い声出しててもKAITOの声だからなあ
「女の子」には思えない
文面だけだったらまだ良いんだが
741名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:09:47 ID:CmvnjiO5
>>734
ハクネルは人気だなぁKAIKOは悪いけどない
咲音は最近は認知度が上がってるみたいだな
テトは亜種でいいのかあれ
742名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:15:19 ID:ep6Wb8OD
>>739
わかる。
ハクネルは"初音ミク"とは別人だけど
KAIKOやMEITOはミクオと同じく"KAITO・MEIKO"の性別逆転verであって、本人の声云々以前に本人だしな。

個人的には設定弄って性別反転ネタは結構好きだけど。
743名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:48:30 ID:LjaaS/wG
芸風の一つって感じだよね。>性別反転
しかしKAITOの芸の幅の広さは異常。ジャズなお兄さんとかw

咲音は封印されし過去って感じかなぁ。

咲音ネタの公開を盾に体を求めるKAITO
という設定でプレイするカイメイ
なんて妄想したw
744名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:54:18 ID:wOHQyGib
芸幅の広さはどのボカロも満遍なく、ゲイ幅はKAITOが抜きん出てるって印象だなw
実際うんこ食べたいだのメンスだのやり始めたのはミクさんだし
745名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:58:40 ID:kveEwDNR
まあ芸幅とかいうと、ミクやレンのが色々思い浮かぶかな
これからはルカに期待出来る。幼女ルカの可能性は無限大である
746名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:59:32 ID:u/7OETJa
咲音時代のライブ映像のビデオテープ発掘して
枕に顔埋めてばたばた悶絶してるメイコ萌え
747名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 16:12:43 ID:UAn3DPLP
前も出たけど、年長組は子供になったり性反転したりという点での芸の幅はハンパないなw
ミクたちもできるけど、先輩にはちょっとかなわない感じ
まあミクの場合はユーザ数という意味で芸の幅は広いけどもw
748名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 16:13:52 ID:gq/ejm8s
>>745
幼女ルカとか言うから、年少組と年長組の年齢逆転とか、変な電波受信しちゃったじゃないかwww
749名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 16:48:36 ID:CmvnjiO5
そういえば日刊音沙汰ないのよねどうしたのかしら
750名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 16:49:19 ID:CmvnjiO5
誤爆
751名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 17:11:35 ID:BPzKc7kw
>>701
ツボった。
是非続編書いてください!
752名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 19:26:46 ID:IHtRX5xe
>>717
おま俺www

本当、年長組の幅の広さはすごいと思う
エロパロ的にはおいしいよな
753名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 23:53:14 ID:NUUIR20X
年長組は設定が無い分好きに弄られてるだけでそれは芸の幅とは言わないと思う
が、いいぞもっとやれ
754名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:06:34 ID:mZfXpa3d
芸幅ではないな
言うならば二次創作の幅だロリから大人からいいぞもっとやれ
755名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 03:43:44 ID:jVWPKroz
逆にがくぽは殿とナスで固定な印象

派生キャラも乗り物のナスくらいか?
756名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 07:19:29 ID:SX0QRwTS
乗り物のナスにはナスノヨイチとぽ丸がいる。しじみ軍もいるw

そんなに有名じゃないかもだけど、赤くて黒髪ロリボイスの がくこ はいるね。
がくこはがくぽとは別人扱いが多い印象。
『カムイズ』とか。
757名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 22:51:19 ID:JmGxSJLn
>>756
カムイズでがく(♂)×がく(♀)な絵を描いてる絵師さんとかいるよね。
このスレ的にはどうなんだろう。アリなのかな?
758名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 23:09:19 ID:DomqxHJp
がくこは式神的な感じ。
759名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 23:33:08 ID:9no4ZsOO
自給自足カップルは好きなんだけど、がくぽだとあんまりピンと来ないかなぁ、俺は。
760名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 01:08:54 ID:TeL1rOXr
カムイズは探せばいるイマゲ。歌もイラストも文も健全もエロも。
錦の舞ベースでがく♂がく♀読みたい。書くか。
761名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 02:30:22 ID:gMfXGF1x
>>760
書いちゃいな

KAITOの芸の幅といえば他ボカロの物真似が上手いなぁと
がくぽっぽいどにはちょっと感心したw
762名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 07:26:40 ID:BoieWqoK
>>761
コンコン
「ミク、もう寝ちゃったのかい?」
「ううん。起きてるよ、お兄ちゃん」
「開けてよ。お話しよう?」
「ごめんね…がくぽさんが、寝室には他の男の人はいれちゃいけませんって」
「あのなんちゃってSAMURAI…人の妹によくも……ハッ!」ピコーン

「ミク!がくぽさんが来たよ!」
「えっ?ほんと?」
「ンンッ、アーアー、『ミク殿、扉を開けてはくれぬか?』」
「はわわ!い、今開けますー!」

こんな会話が瞬時に脳内再生された
763名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 07:46:25 ID:RXUaA8Ra
リンがおねしょした布団のシーツがあるんだが欲しいやつ居る?
764名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 08:08:24 ID:IyNMP3Cb
頂きましょうか
765名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 17:55:12 ID:RgLzr+QL
待て、それは俺のものだ
>>764には代わりにカマイトの名刺を渡そう
766名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 18:20:20 ID:aVcre57L
>>765
まあ待て、こういうのは基本早い者勝ちだ。
>>763の代わりに俺が、KAIKOのぬぎたてニーソをやるから喧嘩はすんな。
767名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 18:27:47 ID:AEct6NhM
KAIKOぬぎたてニーソとかバツゲームじゃねーかw
ミクのニーソかルカのブラならいただきます
768名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 19:00:15 ID:ZDuRoIOQ
>>767
残念だが、ミクのニーソとルカのブラは俺が100年前に予約済みだ。
がくぽの褌やるからそれで我慢しろ。
769名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 19:17:37 ID:rBVdjIAF
KAIKOのぬぎたてとかいらねーwww
770名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 19:23:33 ID:/Oii3Jxk
むせ返る男臭がしそうだな、解雇の脱ぎたて靴下
771名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 19:30:18 ID:2nS/U5z9
じゃあここは謙虚にリンちゃんのリボンにしとくわ
MEIKOさんのブーツも良いな
772名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 20:34:13 ID:xRdY1Wez
みんな、たまにはレンの事も思い出してやってくれよ
773名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 20:46:24 ID:ctZH84gY
レンか。レンはセーラー服の上着でももらっとくか
靴下も剥いどけば紳士に売れるかもしれん
774名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 21:34:25 ID:5SMgtaK+
ボカロって大変だな
こういう変態どもがいる限りは洗濯物を
外に干す事はできそうにないんだからな
775名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 21:54:43 ID:8d6YIsol
ミクからニーソ取ったら絶対領域成立しなくなるからダメだろと思ったが
生足…ゴクリ
776名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 23:17:08 ID:pr6csjUP
前から疑問だったんだが、ミクのあれはニーソなのか?
すごく長いブーツに見える俺。
777名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 23:32:09 ID:TLgoFOHc
>>776
自分もニーハイブーツだと思ってた
778名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 00:52:48 ID:tlFvKjns
ここまでKAITO無し。
なので、KAITOのダッツは俺が貰う。
779名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 00:58:03 ID:qS64CnXy
解凍ずみです
780名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 01:59:59 ID:1nLUPw4D
ダッツならさっきリンレンが二人でいちゃこらしながら食べさせあいっこしてましたよ
781名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 03:59:26 ID:DRcsIskg
じいさんや レンルカエロはまだかいのう
782名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 10:53:23 ID:J2NrjMSw
危険な感じが堪らん組み合わせだな
どっちが上になるかでゴロゴロしてそうだ、レンとルカは
783名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 11:18:46 ID:BO2RuIyh
>>764-775
おwまwえwらwwwww
784名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 11:20:51 ID:BO2RuIyh
>>773
服は脱がせても靴下は脱がすな!
こんな基本もわからんやつに紳士相手の商売ができるわけないだろ!
 
とゆうわけでそのセーラー服と靴下は私が預かろう。
785名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 13:07:13 ID:hQU+FWhq
まあ待て
片足だけ脱がせれば生足も絶対領域も楽しめるじゃない
というわけでメイコ姉さんのブーツは片方貰ってゆきますね
786名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 13:57:11 ID:Uf+ftZCJ
MEIKOの上着はそのままにブラだけ剥いできたんだが、誰かルカのパンストと交換してくれんかね。
787名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 15:31:52 ID:tlFvKjns
ルカのパンストなら手元にあるけど、これKAITOからの預かりモノだしなぁ………
788名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 16:30:35 ID:YO4Wfl1c
>>786
実は俺いまルカのパンツはいてるんだよね そのブラくれるとなんか最強になれる気がする
789名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 16:34:43 ID:NXrSRIkm
>>788
変態だー!
790名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 18:01:30 ID:1xO+Io1I
久しぶりに来たけど皆変態で安心した
お前らが下着を取り合ってる間に真っ裸MEIKOを貰っていきますね
791名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 18:01:34 ID:XeTzGEMV
みくが なまあしを なめられます
792名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 21:27:35 ID:u4zu5GbO
>>782
やべーゴロゴロしてるルカとレン想像したらものっそい萌えてしまった
793名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 00:17:48 ID:9JYOw2oF
精一杯背伸びして、健気にアピールするリンと、あくまで正常なシスコンである
鈍感KAITOとの認識の違いによる温度差。

身長差による微笑ましさ。
この辺がカイリンの萌えポイントだと思うのだが、二歳しか変わらない筈なのに、
カイミクだとこの辺の感じが薄れるのは何故だろう?
794名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 01:00:29 ID:iWEQFYQp
MEIKOとKAITO、ミクリンレンルカは先輩と後輩で距離がある方が萌え
がくぽは謎のお隣さんポジションが多いけど
実際にはミクたちとひとつフォルダの下の仲なんだよね
795 ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/19(日) 06:52:56 ID:vIeiK4Y8

>>598
「MEIKOKAITOを先輩呼びするCV組」を
「MEIKOをKAITOが先輩呼びする」に思いきり誤読してた件orz

でも、せっかく書き上げたので投下します。よしなに。
以下、成人カイメイ話です。
796後輩と私(1/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/19(日) 06:54:22 ID:vIeiK4Y8

がくぽさんとミクが、ようやく付き合い始めたらしい。
ふたりの距離の詰め方は、端で見ていてじれったいくらいだったけれど、
結局落ち着くところに落ち着いたようで、本当に良かった。

いつだったか、リンにあれこれ言われて真っ赤になっていたミクのことを思い出す。
可愛らしかったなあ。私も、前はそんな風に純だったよなあ。
そんなことを考えていたら。

「先輩、なに、にやにやしてんすか。」

傍らで譜読みをしていたカイトに話しかけられた。

ここは私の部屋、そしてベッドの上。
部屋は狭いので、ベッドがソファー代わりになっていて。
今日ももいつも通り、壁を背もたれにして、二人で並んで座っている。

「や、ちょっとね。ミクのこと。」

私は続けた。

「がくぽさんとミク、やっとくっついたじゃない?
 初々しくって良いなー、と思って。なんか、羨ましいよねえ?」
「そーすかねえ?俺は別に。」
「えー、そう?」
「そーですよ。」

言いながらカイトは私の背後に回り、後ろからぎゅっとしてきた。
カイトの足の間に、私の身体が収まる形になる。
背中からカイトの体温が伝わってきて、暖かくて気持ち良い。

その心地良さに身を任せていると、ふいに、首筋をぺろ、と舐められた。

「うひゃあ?!……何よ、カイト。」
「何って……、『君の首を舐める夢を見た』?」
「じゃなに、私、誘拐されちゃうの?」
「そしたら先輩は、靴下食べないとね。」

後ろ抱きにされたままで、くすくすと笑いあった。

797後輩と私(2/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/19(日) 06:55:53 ID:vIeiK4Y8

「や、私のバージョンは、『靴下脱がす』よ。」
「じゃあ、脱がせてくださいよ。」

カイトが、私の両脇で足をぶらぶらさせる。
言われるとおり、私はカイトの靴下を脱がせた。

「じゃ、俺も。」

そう言って、カイトが私の上着のジッパーに手をかけた。
そして、下ろしたジッパーの間から、手を差し入れられて、胸を揉みしだかれる。

「あー、やわらかー……。落ち着くー。」
「ひとの胸で落ち着かないの。」

身体をぴったり密着させているので、カイトのその部分が腰のあたりに当たっていて。
感触から、こう、反応してるのが分かる。

悪戯心で。腰をよじって、当たっている部分をぐり、と動かしてみた。

「うわ、先輩!」
「仕返しよ、仕返し。」

そうやって、手の届く範囲、身体の触れる範囲でお互いを触りあって。そして。

カイトの手が私のショーツの中に入ってきた。
私もしっかり反応していて。
カイトの指が触れたとき、ぬる、という感触があったのが分かる。

後ろ抱きにされたまま、一番敏感なトコロを繰り返し刺激され、そして……。

「あ……カイト……、も、ダメ……っ!」

それだけで軽く、イッてしまった。
798後輩と私(3/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/19(日) 06:57:16 ID:vIeiK4Y8

「先輩、俺のも、触って……。」

カイトは私から身を離す。
体勢を変え、ベッドの上で向かい合って座るような形に。

言われて私は、カイトのベルトを外し、ズボンのジッパーを下ろす。
締め付けから解放されたカイトは、ふう、と軽くため息を漏らした。

トランクスの上から、指で形をなぞると、硬度が増したのが分かる。
今度はトランクスを下ろし、直に触れてみる。
握るように、擦るように。カイトのツボを外さないように。

「うぁ……、先輩、きもちい……。」

カイトのうわずった声が嬉しくて。その声がもっと聞きたくて。

そこを、口に含む。
口に含んで、きゅっと吸い上げる。先の方を舌で舐めつつ、下の方を手で撫でる。

しばらくそうしていると、不意にカイトが身体を引いた。

「あの、先輩。も、俺……、入れたいんですけど。」

私も、さっき触られたのと、今していたのとで、もう準備は万全。
お互い、服を全部脱がせ合い。
カイトは、ポケットの中に忍ばせていたものをつけて。

私の上に、多い被さってきた。

799後輩と私(4/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/19(日) 06:58:38 ID:vIeiK4Y8

「あ……。」

入ってくる感触に、思わず声を上げる。この感触、嫌いじゃない。というか、嬉しい。

一定のリズムで、カイトのが出たり入ったりする。
これ、BPMで言うと、どれくらいかなあ?とか、そんなことも頭によぎりつつ。
でも、次第に余裕がなくなって、なにも考えられなくなる。

しばらくその体勢でいたけれども、

「先輩、後ろから、いーですか?」

聞かれて、一度引き抜かれた。体勢を変え、今後は後ろから繋がる。

「あ……それ……、好きぃ……。」

角度の関係なのか、後ろからの方がより奥まで届いて、私は好きだ。
カイトもその辺を心得ていて、がんがんと私を攻めたてる。

腰に添えられたカイトの手が熱い。
私の中のカイトのモノも、すごく熱い。

不意に、カイトの片方の手が、また私の前の方に移動して、再び私の敏感なトコロに触れた。

や……、前となか、両方いっぺんじゃ、私、もう……。

「や……っ!カイトぉ!!」
「せんぱ……、俺も、もお……っ。」

今度は、ほぼ二人同時に、イッた。

800後輩と私(5/5) ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/19(日) 06:59:47 ID:vIeiK4Y8

コトが終わって。

布団の中で寝そべって、私はまたさっきみたいにカイトに後ろ抱きにされていて。
カイトの手は、私の胸でまたわしわしと動いている。

「はー、やっぱ落ち着くー。」
「カイト、あんたそれ好きねえ。」
「やー、だって、落ち着くんですもん。実際。」

しょうがないなあ、とくすくす笑う。
まあ、なんだかんだ言って、私も触られるのは嫌いじゃないし。

「先輩。」
「なあに?」

カイトが切り出してきた。

「さっき、『初々しくていいなー』ってゆってたじゃないですか。」
「うん。」
「初々しいと……、こゆ風にこゆことも、ろくにできないってことじゃないですか?」
「まあ、そうかもね。」
「だったら俺、別に初々しくなくてもいいなあ。今のがいいや。」
「……!バカ、なに言ってんの。」

照れ隠しでカイトのわき腹をどん、と小突きながらも。でも、なんだかんだでやっぱり嬉しくて。
背中から伝わるカイトの体温に、また心地よく身を任せた。
801 ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/19(日) 07:00:53 ID:vIeiK4Y8

以上です。おそまつさまでした。

>>794
MEIKO、KAITOが同じフォルダ(1エンジン組)
ミク、リン、レン、がくぽ、ルカが同じフォルダ(2エンジン組)なんですよね。
802名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 07:54:14 ID:3RnNJ+Rt
>>781
昨日食べたでしょおばあちゃん
803名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 09:14:47 ID:Ohrjo1/E
>>801
GJ!
公式イラストの二人の口調ってこんな感じだと思う。
いや想像だけど。
804名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 12:34:25 ID:ZWtO+Z2M
>>764-765
ところでおまいら、ガキの小便で濡れたシーツなんかもらってどうするんだ?
何かに使えるのか?
805名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 13:58:13 ID:Da2AEpy3
レンきゅんのおねしょしたシーツはおちんちんランドへの地図になってる件
806名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 14:24:04 ID:JhzQUl8w
>>796-800
GJ!
こういう関係も新鮮でいいなあ
807名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 15:35:11 ID:oko3XySy
>>801
GJ!
先輩と後輩いいね、じゃれ合ってる感じで

誤読で書き上げちゃう職人にもうひとつGJ
808名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 16:14:47 ID:mMvEuMy7
>>800
なんかこう、新たな世界が開けた気分だ
やることやってんのに妙にほのぼのしたw
GJ!
809名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 17:08:20 ID:ZGV1VKAJ
>>800
GJ!
先輩後輩イイヨイイヨ、新鮮で良かった


最新型のルカがレンより年上設定なのに後輩、というのと似た感じで
一番遅くにインストールされたために
ヒエラルキー最下層の後輩MEIKOなんかも面白そうだ
810名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 19:21:44 ID:Ohrjo1/E
むしろ最初3ヶ月ぐらいで飽きられて長い間放置されて
ある日突然6人も後輩が出来てあたふたする
引きこもりメイコとかもいいな
811名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 19:59:25 ID:DcU6x+V3
実際ニコ動始まる前の売り上げはMEIKOが3000、KAITOが500だったらしいから
単純に考えても最低2500人のMEIKOは一人ぼっちだったという計算に
ミクブームで久々にMEIKO起動した人は多そうだな
812名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 21:24:30 ID:rOands6/
六人も後輩出来たら名前覚えるの苦労しそうだな、と考える俺は引きこもり経験者
813名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 21:35:50 ID:FhaTj2OB
>>811
それは初年度売上数だから、もっといるんだろうなー。

>>812
髪や目の色が全員あれだから最初は外国人と勘違いしそうだw
そもそも同じソフトと思わずに、話しかけられる前に逃げそう。
814名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 23:06:23 ID:fFWpkavP
この手のソフトは1000本売れたら大ヒットみたいなのを見たから
てっきりMEIKOもKAITOも全然売れてないと思ってた。
ミクがすごすぎただけで、MEIKOもすげー売れてるじゃんw
815名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 23:16:24 ID:SG/NrQmW
1000本も売れたら大ヒットの業界でMEIKOがすげー売れて、
パッケージがキャラだと違うなーってなったんだけど
KAITOはそれほど売れなくて、やっぱり女の子だな女の子ってなったはず
816名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 23:23:52 ID:KnLVn8bD
>>812
人見知りMEIKOにキュンときたw
817名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 23:36:00 ID:DcU6x+V3
>>814
ニコ市場でMEIKOが売れてないのは元から持ってる人が多いのもあると思う
関係ないけどウィキペでMEIKOが「女の子」扱いされてたのにキュンとした
818名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 13:54:18 ID:qmbqYa2e
そろそろ新スレ準備した方が良いと思う

がくぽとルカ関連のテンプレ追加もあるし
819名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 14:05:22 ID:7ilwOVoc
>>818
>>195-204辺りで挙がってたのを、もうちょい話し合う感じ?
820携帯 ◆4c4pP9RpKE :2009/04/20(月) 16:33:46 ID:39WlLUHQ
テンプレ、大改修したほうが良いんじゃないでしょうか?
どなたかが書かれたテンプレに自分が適当にネタぶっこんだのを、
2スレ目か3スレ目からずっと使ってますし。
最近ニコ見てないので自分はネタ出し出来ませんが、
今の住人さんでネタ出し・相談して新しく作り直してもらった方が、
より現状にマッチしたテンプレになると思いますです。
ネタも新鮮なの取り入れられるでしょうし。
821名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 19:11:11 ID:W9EEi1bN
今更、KAITO誕生祭2009後夜祭の動画見てたら、マス♀カイ読みたくなったけど、
そんなの書いてくれる酔狂な職人さんなんていないか………
やっぱり自給自足しかないか………
822名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 21:49:49 ID:ksnKRWPR
>>821
KAITOファンってクレクレばっかだね
書けばいいじゃない
823名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 22:13:53 ID:wIF9s/y7
>>822の言い方もどうかと思うが>>821はもう少し発言に気をつけたほうがいい。
酔狂とか以前マスカイ書いた職人に失礼だよ。
824名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 22:25:22 ID:W9EEi1bN
>>823
ああ、すまない。
なんか最近『KAITOうぜえ。』的な雰囲気が強いように思えたから、
そんな中で投下してくれる人はいないかな的な意味だったんだが、
確かに言い方が悪かった。
気分を悪くしたのなら謝罪する。
すまなかった。
825名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 22:36:45 ID:bRvdPg2H
他のスレではそうかもしれんが、このスレではどのキャラもカプもどんとこいだぜ!

にしても過疎ってるね。自分も頑張ってみるか…
826名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 23:16:24 ID:7wGJlb+C
ルカレンの筆おろしエロ話が頭んなかぐるぐるしてるのに
なんでこんなときに限ってまだ火曜日なんだあああ!!
827名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 23:27:43 ID:NbfTRxzS
カイマス♀だと病んでるKAITOしか想像できない自分オワタ\(^o^)/
828名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 05:21:39 ID:NFJZb/MW
小話投下ー。
がくリンエロを書こうと思ったはずが、マスターを気遣うレンの苦労話に;;
SSは書き慣れないので変かもしれないがご容赦を。



「暇とはかくも恐ろしきかな」




「ただいまー、ごめんね遅くなって!仕事が長引いちゃったの」
「お帰り」
「おう、お帰りー!ネギ買ってきてくれた?」
「スーパーでネギ大安売りしてたから、頼まれてた分よりいっぱいあるよ」
「マジで!?サンキューマスター、大好きっ!」
 一週間ぶりに家に帰ってきたマスター…じゃなくて大量のネギに駆け寄って行くミク姉。
 全く、マスターとネギとどっちが大事なんだろう。
 一度聞いてみたいけど、ミク姉の事だ。凄くイイ笑顔で親指立てて「ネギ!」とか言いそうで聞けない。
「あれ、がくぽ君とリンちゃんは?」
 マスターがリビングを見て首をひねる。
 …やっぱりな、気づくよな。うん。
「今日火曜日だよね。みんなでテレビ見てると思ったんだけど…」
 毎週欠かさず見てるドラマはいつも通りテレビ画面に映ってる。
 でも、この場にがくぽとリンがいないのは恐らく初めてだ。
 理由は…知ってる、と言うよりわかるけど、なんて説明したらいいか…。
「あいつらならずーーっと部屋にこもって」
「ちょミク姉待って待ってェェ!」
 頭上に?マークを浮かべてるマスターを尻目に、ぼろぼろと余計な事を喋ろうとするミク姉の腕を引っ張って廊下まで連れて行く。
「何?あたし何かまずい事言ったかい?」
「うん、激しくまずい。…あれは絶対にマスターに知られたくないよ…」

 あれ、とはもちろんがくぽとリンの事。
 マスターが仕事に行った一週間前の夜から、あの二人はがくぽの部屋に入ったきり一歩も出て来ない。
 思い切り歌の練習ができるように俺達の部屋は全部防音仕様になってるから、外から呼んでも声は届かないし。
 勿論、踏み込んで直接声をかけるなんて選択肢は最初から存在しない。

「ミク姉もわかってるんだろ…あのドアの向こう側がどんっだけ爛れた世界か」
「そりゃ見なくても分かるさ、普段のあいつら見てれば。
でもさあ、隠しておけないよ流石に。マスターも不思議がってるし、ここは腹くくってバラすしかないって」
「……」
 確かに、マスターに知られずにどうにかするのは無理かもしれないとは思う。…思うけど。
「んー、ここかなぁ?」
 二人を探すマスターの声が聞こえてくる。部屋のドアを片っ端から開けて調べてるらしい。
 ああ、もうすぐあの部屋に行き着いてしまう。
 …やっぱりだめだ!彼氏どころか好きな男すらまだいない純度120%のマスターに見せていいものじゃない!!
829名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 05:22:37 ID:NFJZb/MW
「…レン君、何してるの?」
 早急に結論を出した俺は、今にもドアノブに手をかけそうなマスターの前に立ちふさがった。
「あ、あのさ、二人ともさっきから昼寝してるから、起こさないでやってくれないかな。デュエットの練習して疲れてるんだ」
ボーカロイドたるもの、ちょっとやそっと歌って疲れるなんて有り得ない。
とっさに口から出ちまったけど、なんつー苦しい言い訳d
「そっかー、そんなに頑張ってたんだ。じゃあ起きるまでそっとしとくね!」
 わあ、信じてるよこの人。
 物事を深く考えないマスターらしいっちゃらしいけど。

 嬉しそうに立ち去るマスターと入れ違いに、ネギをかじりながらミク姉がやってくる。
「やー、すげーね君ぃ。あたしゃ絶対ごまかしきれないと思ってたよー」
 くふくふと妙な笑い方で顔を近づけて喋るミク姉。うわネギ臭っ。
「ミク姉…俺がどうにかするから、マスターに見られないようにここで見張ってて」
「おぉっ!ついに禁断の扉が開かれるんですね!?あたしも行く行くー!」
 何を一人で盛り上がってるんだ…。
「来なくていいから。ちゃんと見張っててってば」
 いくらデリカシーの欠片もないネギ狂いでも、多分一応女だ。
 犠牲になるのは俺一人で十分(俺だって良く知らないけど)。
 真っ最中だったらどうしよう…ものすごく気が進まないけど、俺にしかできないんだ!
 ミク姉に後ろを向かせて、俺は深く息を吸い込む。
 そして……がちゃり、とそのドアを開けた。

 途端、嗅いだ事のない異臭が鼻を突いた。
 汗の臭いと…何だ?青臭いようなイカ臭いような…。
「ねえ、変な臭いすんだけど。なんぞこれ。見ていい?」
 身を乗り出して来るミク姉を押し返して、急いで中に入ってドアを閉める。
 
 そこは想像以上の、なんていうか、あれだ、大惨事。

 二人分の服と下着が散らばってるのはまだいい。
 どっかで見たような卑猥な形の器具だの、ロープだの、細いベルトの真ん中にボールがついてるやつだのその他諸々が無造作に散乱してる。
 俺にはどう使うのか見当もつかないような物まで。
 で、肝心のがくぽとリンは…
「……。お前らさあ…」
 呆れてもう物も言えない。
 二人は全裸でベッドの上に寝転がって熟睡していた。
 正体不明の液体で全身べたべただし。

 しかも未だに、局部が、結合した、まま、だ。

 いかん、目から汗が…。

830名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 05:23:05 ID:NFJZb/MW
「……」
 黙って部屋から出た俺を見て、ミク姉は目を丸くした。
「どした?もう始末終わったの?」
「…ごめん、やっぱ手伝って。心が折れた…」
「?」

 ミク姉と一緒に改めて部屋に入る。
 一瞬「臭い…」と眉をしかめてたけど、寝こけてる馬鹿共を目にした瞬間、その顔がぱぁっと輝いた。
「へーっ!へーっ!テレビとか漫画でしか知らなかったけど実際こんな感じなんだ!へー!」
「おいおい何撮ってんだよ。つーかそんな漫画読んでたのかよあんた…」
 こっちはこんなもん見せて下手すりゃ泣き出すかとか心配してたんだけど。
 もーなんなのこいつ、突っ込み所が多すぎる…。
 >ワ<←こんな顔できゃいきゃい騒いでるミク姉にため息が漏れる。とりあえず換気しよう。

「…あれ?」

 窓を全部開けた所で、妙な違和感を感じた。
 鈍感なリンは別として、がくぽはどんなに良く寝てても些細な物音ですぐ目が覚める方だ。
 至近距離でこれだけ騒がれてもぴくりともしないってのはおかしい。
 急に不安になって、俺はベッドの側に寄った。
 がくぽに触ってみる。…ひやりとした、金属的な冷たさ。
 リンも同じくらい冷たい。
 鼻と口に手を近づけてみたけど、息がかかる事はなかった。
 …これはまさか。

「どうしよう、ミク姉、壊れて、壊れたかも、ミク姉むがっ」
「まあ落ち着きんさい」
 かじりかけのネギを口に突っ込まれて我に返る。
 ミク姉に突っ込まれる(二重の意味で)日が来るとは…。
 呆然として動かない二人を見下ろすしかできない俺をよそに、ミク姉は腕を組んでなにやら考え込んでる。
「んー、まだ壊れたとは限らないし、修理業者に見てもらえばいいよ」
「そうだけど…ここには呼べないじゃん。どうやって連れてけば…!」
「タクシーと言う手がある」
「あ、そっか」
 この状況でものほほんとしてるミク姉を前にしたら、焦る気持ちが少し減った。 
 今日程ミク姉の動じない性格に感謝したことはない。
831名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 05:23:43 ID:NFJZb/MW
 まず服を着せなきゃ始まらない。
 がくぽとリンを引き離そうとしたけど、腕も足もがっつり絡み合った状態で停まってるもんだから離れやしない。
「だめだねえ…こうなったらいっそ切っちまうとか」
 真顔で怖い冗談言うな。どっから出したんだその斧。

 結局、力づくでなんとか剥がして、べたべたした体を拭いてきれいにして、いつもの服を着せるまでにかなり時間がかかってしまった。
 マスターが感づいたりしないだろうかと冷や汗をかき続けたせいか、俺は一通り終わった瞬間気が抜けて床にへたり込んだ。
「やだもーこいつら、別居させたい…なんで俺がこんな苦労しなきゃならないんだ(泣」
「おーい、まだ終わってないよー。タクシー呼んだから早く運び出そう」
 そうだ、もう一頑張りだ。
 仕事で疲れてるマスターにこんな事で心配かけたくないし。

 ミク姉がマスターに話しかけて気を引いてる間に、俺が玄関まで運ぶ作戦で行く事になった。
 リンを持ち上げるのはぎりぎり大丈夫だけど、体重がリンの2倍近いがくぽはどうしたって無理。でかいし。
 脇の下から抱えて引きずるしかない。くっそ、半分も進まないうちに疲れてきた。
 …二階の部屋じゃなくてほんとに良かったよ。
 玄関にたどり着いたと同時に、家の前で車が停車する音が聞こえてきた。
 覗き穴から見えた車は確かにタクシーだ。インターホンを鳴らされる前にあわてて外に出る。
 出てきたのが人間じゃない事にタクシーの運転手は怪訝な表情を浮かべた。
 「すいません、修理しに行きたいんですけど、この二人を乗せるの手伝ってもらえますか」
 なんか変な言い方になったけど、特に言及はせず言った通りに手伝ってくれた。
 
 ふー、これで後は業者に見てもらうだけだ。
 安心しきった俺は、ある重要な事をすっかり失念していた。





 どうしよう。
 その一語だけがぐるぐると巡る。
 
 不都合な部分は省いて簡潔に事情を説明して、無事に二人を引き渡したはいいものの。
 修理に何日もかかるくらい大変な壊れ方だったら。
 …あるいは再起不能だなんて言われるかも知れない。
 待合室の椅子に座って頭を抱える俺。
 周囲の視線を感じるけどそんなんどうでもいい。
 
 もう……帰って来ないのかな。
 一緒に暮らせないのかな。
 
 俺一人苦労してばっかだったけど、マスターと俺達の5人の生活はすごく充実してた。
 一緒に歌ったり、テレビ見たり、時々マスターにどっか連れてってもらったり。
 当然血の繋がりなんてない。
 だけど、本当の家族と同じ暖かさに溢れてた。

 …楽しかった。本当に、楽しかったんだ。

 最悪のパターンが頭の中を支配する。

 どんな馬鹿な事してもいいから目の前でラブシーン繰り広げてももう怒らないからお願いだから!

「帰って…来いよ……ばかやろー…」

 ぼたぼたと落ちる涙を拭いもせず、祈るような気持ちで検査が終わるのを待った。

832名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 05:24:09 ID:NFJZb/MW


「動き過ぎ、ですね。軽く充電しておきましたので、もう大丈夫でしょう」

 意識がはっきりしたがくぽとリンは早くもピンピンしている。

 専門用語がちりばめられてて良くわからなかったけど、
要するにろくに充電もしないで長時間体力を消耗し続けたせいでエンストしてしまったらしい。


 えーと。
 それはつまり。






「ヤり過ぎって事かコラァァーーーーーーーーーーー!!!」

 さして広くもない部屋に怒声が響き渡る。
 いや、叫び声と言った方が正しいかもしれない。
「もう、てめーらはもう、もう!!」
「落ち着きなってー。仲良しなんだからいんじゃね?」
「仲が良いにも程があるわァァァ!!!!」

 あああ、いくら叫んでも足りやしない!!

「離せ、ミク姉離してくれ!!今日と言う今日はもう、まとめてロードローラーの錆にしてやるァァァァァ!!」
「ご、ごめん、収録終わってちょっとはしゃいでて…マスターいなくて暇だったし…」
「動けなくなるまで篭るつもりはなかったんだがな…主上が外出するとあって、つい…没頭してしまった。申し訳ない」
 二人揃って頭を下げる。

 じゃあなんだ、暇潰しでこうなったってのか!
 俺はそんなくっだらねー理由で動けなくなった奴らの為に死ぬ程気ィ張って、苦労して、心配して…



「俺の……俺の涙を返せーーーーーーーーーー!!!!」




 俺さ、ほんと人間じゃなくて良かったと思うんだよ。
 普通の人間だったら俺、今頃きっと胃に穴開いてるよ。穴だらけだよ。


 …暇って怖いな。
833名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 05:25:57 ID:NFJZb/MW
ここまでです。お粗末さまでした。。
834名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 06:06:21 ID:N4mfsvH+
>>828
面白かった、GJwww
レン頑張れwwww
835名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 07:12:47 ID:JK6SHfOT
GJ!
こういう視点も新鮮で面白かった。

レン、苦労人ww
836名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 18:21:54 ID:Xtk01wag
苦労性レンもよかったし、ミクのマイペースキャラも新鮮で面白かった!

最後のがくぽの台詞で行為に没頭ってのが何かエロ生々しくていいなw
837名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 19:35:00 ID:9ZXuyg2a
このミクのキャラいいなwGJ!
838名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 22:20:10 ID:/l87xlt9
面白いの来てたGJ!
839名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 00:06:13 ID:UmVUgPu1
GJ!!
不憫なレンwww
一番まともなヤツが一番苦労するのですねwww
つかこのミクたまらなく好きなんですが!
840名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 00:34:57 ID:6+LFCf8q
おぉ、ここまでオープンながくリンって何か新鮮w
レンがんがれ、超がんがれ
面白かった!GJ!
841名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 02:08:54 ID:KVu4Dr15
この話だけで終わらせるにはもったいないくらい皆いいキャラだなww
842名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 02:36:06 ID:jsKXtRrD
GJ!
>>841
確かに。個人的には、ここのマスターとレンに、どうにかなってもらいたいw
843名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 05:06:26 ID:7zJvgvld
 Shall We Gather At The River
 彼女に初めて歌わせた曲
 そして彼女が最後まで歌っていた曲

 流行でもない
 どちらかと言えば地味な賛美歌
 それでも僕は好きだった

 誰に聴かせる訳でもなく
 求めたのは単なる自己満足
 それでも彼女は喜んで歌ってくれた

 音痴の時からずっと聴き続けてきた
 段々上手くなっていくのが嬉しかった
 歌声が聴こえてこない日はなかった

 がらんとした部屋
 確かに彼女はここにいた
 今では嘘のように静かだ

 不意にネギを買ってしまう
 誰が食べる訳でもないのに
 そう考えると泣きたくなる

 もう何も聴こえてはこない
 あの声を二度と聴くことは出来ない
 聴きたいのに聴けない

 だから僕は旅に出る
 君が歌ったあの流れを見つける為に
 Shall We Gather At The River


初音ミクの知識ほとんどない。このスレみて勉強する
844名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 08:01:59 ID:ER2blt2O
>>843
絶対勉強にならないから!変な知識身につくだけだから!
なんでこんなとこ来たんだよwwwww
845名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 09:25:17 ID:REsBw4xH
面白かったしキャラがとてもいい。できたら続編書いて欲しい。
846名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 09:25:57 ID:7zJvgvld
あれ、何で最後だけ彼女じゃなくて君にしたんだろ? まー良いや
ボーカロイド死なせたことないから、どうも上手く悲愴感が出ない
847名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 09:49:10 ID:Xl9YO5uR
ここでなんの勉強する気なんだw
848名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 10:41:17 ID:2BCZAM/i
勉強するのにここのスレだけはいかん!ww
849名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:10:40 ID:gmaVOZJg
>>844
>>847-848
うれしそうだなお前らwww
850名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:21:16 ID:Vo2scH8Q
ミクにほのかな恋心を抱くレン
それに全く気づかない天然ミク
そんな二人を陰でニヤニヤしながら生暖かく見守るリン

こういう王道設定は最近はあまりないんだろうか?
851名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:23:46 ID:Vo2scH8Q
途中で送っちゃった

これ他のカップリングでもいけると思うんだがどうだろう
852名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:33:15 ID:/SCEZ0Oq
>>850-851
がくぽにほのかな恋心を抱くレン
それに全く気づかない天然がくぽ
そんな二人を陰でニヤニヤしながら生暖かく見守るMEIKO

とか、浮かんじゃったじゃないかwww
853名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:41:03 ID:3SrAoyHV
>>850
ここではあんま見ないな
やはりそういうのはエロまで行かせづらいからかね、ぜひ突入して欲しいが
854名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:49:50 ID:8/lFro2X
>>852
801板行けカス
855名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 23:02:02 ID:/jBICTid
>>854
KAIKOとかよりよっぽどましだしネタだろw

>>852
そんなMEIKOでも愛する俺、も足しといてくれ
ルカさまとMEIKOになら掘られてもいいです
856名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 23:50:15 ID:CY5Uq163
リンとレンにエロい絆を期待する俺的には
そんな二人を陰でハラハラしながら生暖かく見守りたい
857名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:01:57 ID:NfkLGZS8
>>855
いや、>>852がスレ違いだったから指摘が飛んだんだろ。
確かに言い方はキツかったが。
とりあえずお前は人の萌えを否定するな。KAIKO書いた人に失礼だろ。
858名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:07:58 ID:LdBTOWcM
>>853
ミクとレンのエロはひょっとすると中々レアなのか
禁断感うpでそそられますなあフヒヒ
859名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:31:12 ID:pFNAddSB
シリアスよりこっちの方が書き易いな
ギャグもといgdgdのかけ合いに寛容でない方は、どうぞスルーして下さい

「あーネギ湯うめぇ」
「おお、ここにおったか青いの」
「ちっ、来たか……何度も言いますが、色で識別しないで下さい」
「黄色いの二人は法事で留守なんじゃ。すまんがお経上げてくれんか」
「聞いてないし――ってかあいつら巡業かよ……はいはい分かりました」

「やっと終わった……私の使われ方明らかに間違ってんだろ」
「ただいまー」
「こんな村にいて、新鮮なネギが食べられる以外に何の意味があるの?」
「姉ちゃん見て見て、こんなに大根貰ったんだ。今日はだご汁にしようぜ」
「ただいま――って、あー薪がないじゃない。ちょっと手伝ってレン」
「えーっ? 俺帰って来たばかりだって」
「つべこべ言わない。それに今日お風呂焚くのは誰の登板?」
「分かったよ今行くから――あ、その蜜柑俺のな」
「だーめ。これは仏様にお供えするんだから」
「ちぇっ」
「何こいつらちゃっかり順応してんの? ガキうぜー」
「お姉ちゃんは井戸から水汲んできてくれる? 私たちで薪割るから」
「はーい――って、誰か助けて! 私に歌を歌わせてくれ!」
860名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 03:30:25 ID:fiGoekqa
深夜三時。
カイトは布団からもぞりと這い出した。
その手には何故か犬用のリード。
「ふっふっふ。こんな田舎の何が良いかって?そりゃあ、人が居ない事さ」
くっくっく。
カイトは誰に言うでもなくそう呟き、メイコの部屋に向かった。

「ご主人様、お待ちしておりました、ワン……」
カイトがメイコの部屋に入ると、もう既にメイコは準備万端だった。
メイコの髪色に馴染む、柴犬ぽい犬耳と、真っ赤な首輪。
メイコはそれだけ身に着けて、後はもう素っ裸だった。
「よしよし、良い子だ」
カイトは満足げにメイコの頭を撫でると、「お手」と言って右手を差し出した。
「ワン……」
メイコは恥じらいながらも、なんだか楽しんでる風に、
カイトの手に招き猫みたいに指を丸めた手を乗せた。
「よしよし」カイトが撫でて、
「わふーん」メイコが恍惚。
カイトはメイコの首輪にリードを付けた。

春とはいえ、夜の屋外は少しばかり肌寒かった。
だがメイコの肌は、寒さより羞恥や興奮によってやや上気し、乳房の先端はきゅっといきり立っていた。
「さぁ、散歩に行こうか」
「……ワン」
恥ずかしげなメイコ。
カイトは四つん這いで歩むメイコを見て、更に愉悦を感じた。
白い喉に食い込む犬の首輪、垂れ下がり歩む度に揺れる双丘、赤らんだ性器が垣間見えるお尻。
お尻?
「あ、ちょっと待て」
リードを引いて止める。
「うぐっ……けほっ」
苦しそうなメイコ。
だがカイトは謝りもせず、ふさふさした毛束の付いた何かをメイコに見せた。
「……!」
メイコは息を飲む。
カイトが取り出したのは、ケモ尻尾付バイブだった。
「やっぱ犬は尻尾がなきゃね」
バイブをメイコの鼻先に突き付ける。
「ほら、舐めろよ。滑りが悪いと“痛い”ぜ?」
「う……カイトの意地悪──げほっ」
メイコが言うと、リードが強く引かれた。
「語尾は“ワン”だろ?」
「……はい、ワン」
目尻に涙を浮かべて服従するメイコ。
だがしかし、乱暴にされるのも、もう気持ち良くなり始めていた。
あくまで愛ある営み──プレイなのだ。
「あむ……じゅる……」
カイトが差し出したバイブに、たっぷりと唾液を絡ませ、舌でなぶる。
潤んだ瞳で上目使いをすれば、もうカイトの股間も興奮を隠せない状態にまで至っていた。
861名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 03:30:51 ID:fiGoekqa
「尻をだせ」
「ワン……」
カイトはバイブを繰り、メイコの下の唇をなぞる。
「ん、いや……くぅん……」
もうそこはトロトロに蕩けていて、カイトはすぐにでもむしゃぶりつきたくなった。
生唾をのんで、ぐっと我慢する。
「力抜け。じゃないと痛いぞ」
唾と愛液で充分に滑ったバイブを、メイコのアナルに、ゆっくりと押し込む。
「あ、ああ……!やぁっ!あ、ああん!」
メイコは膝を震わせ、内腿に愛液を滴らせた。
カイトはバイブを抑え、押し返す力が無くなったのを見計らって言った。
「散歩、続けようか」
862名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 03:47:06 ID:fiGoekqa
田舎道だから外燈はほとんどない。
だからこそ、ぽつねんと孤立したところにある外燈はよく目立った。
外燈のスポットが照らすその根本まで来て、カイトはリードを外燈の根本に縛り付けた。
「メイコ、トイレを済ませなきゃな」
「……え?」
カイトはメイコの口元をつねる。
「“ワン”は?」
「い、痛ひ、や、ごめんなさひ、ワンワン!きゃいん!」
「よろしい」
カイトはメイコを撫で、それから説明した。
「犬って決まったところでしかトイレしないんだってな。だから──」
カイトは微笑む。
「──ここで“おしっこ”しろ」
863名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 03:49:21 ID:fiGoekqa
眠くなって来た……
続きは各自脳内補完してけれ
864名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 04:53:09 ID:Rd4id7KP
ここで終わるだと!
なにこの壮絶な焦らしプレイ ぐ、グッジョブ続き待ってる



そうかこのAAだな


  (U^ω^) わんわんお!
C/    l
 し−し−J


まさに>>863にこの気分なのであった
865名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 04:59:48 ID:zA4H9FqL
続きが気になるじゃないか!GJ!
でも注意書は欲しかった
866名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 09:55:54 ID:DsX+clP0
>>857
がくぽとレンはネタであっても腐女子で、KAIKOは腐女子向けじゃない!ってこと?
867名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 10:22:31 ID:NXcbD5k/
KAIKO×女ボカロは別にここでもいいと思うよ
男ボカロ×KAIKOは流石に801板池と思うけど

KAITO厨ってKAITO嫌われてる自覚あるのにクレクレや愛され兄さんするから目ざわりなんだよな
868名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 10:50:07 ID:9wjUz9uI
>>859
最初で笑ってたら急にエロくなってびっくりしたw
GJJJJ
869名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 11:04:54 ID:nsJ4C+bs
長文失礼。

腐向けだったから指摘が飛んだんじゃなく、
注意書き無しで男→男要素があったから問題だったんだが・・・。
>>1を読めば判るが、ここは実は厳密には男×男も禁止じゃない。
ただ、特殊な趣向が強めの場合は注意書き必須ってだけだ。
まぁ確かにそれのみだったり、連発されるのは困るけどな。俺が萌えれないからw
見たくないネタが来てもNGで回避。ここには大人しかいないはずだろ?
ただ注意書き無しでそういうネタ飛ばしていいのは801版だけって事だ。よってスレ違い。

あと、ここは萌え場だ。何が嫌いかじゃなく、何が好きか、萌えるかを語るところだ。
何に萌えてもその人の自由。叩きはやめようぜ。
870名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 11:49:40 ID:LdU6y/4W
たかだか数行のコピペ改変が自分の気に入らないホモだったから噛み付くなんて腐女子みたいだな
しかもそれに注意書きをつけろとかちょっと過剰反応じゃないの
871名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 12:17:14 ID:7bnKzy5u
>>867
お前みたいな粘着質で声の大きい馬鹿が1番目障りだよ。
872名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 12:50:01 ID:vT+g75EO
カイコはカイトの片割れ、レンにとってのリンのような存在だと思っている
メイコとメイト、ミクとミクオも然り
つまり今俺はミクミクが読みたい

あとはアレだ、ネタをネタとry
873名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 14:19:44 ID:w+Yk8WKc
ボカロを世代別に分けたとして一緒にいることが当たり前の2人もいいが
自分とは異なる存在に惹かれる2人っていうのもいいよな
こう、「自分の意志で相手を選んだ」感が強いっていうか
別に好きにならなくてもよかった相手なのに好きになってしまった感じがいい

そしてその中でもがくリンイチ押しなんだが…最近ないよね
874名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 14:48:23 ID:Y37fRHyu
公園で酒飲んで全裸のKAITO

「メイコー メイコー…」
875名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 14:52:48 ID:fiGoekqa
「ペットプレイさせてよぉ……」
876名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 16:04:48 ID:sUqndkZt
>>873
がくりんなら2つ3つ上にあるじゃまいか
苦労性レン涙目のシチュ妄想を振るとよろし


「裸になって何が悪い!」
877名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 16:44:47 ID:9wjUz9uI
裸マフラーになってばっかりのアイドル(…?)は捕まらないのにね…
878名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 17:37:43 ID:jP/pipAE
卑怯を売りにしてる青い男と爽やかさを売りにしてたっぽいアイドルを
一緒に語るは如何なものか。

裸マフラー>>>>全裸

一応、裸マフラーは隠せるからな!
879名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 18:27:06 ID:0Eaz9YkT
>>868
ん?あれ、これ同一人物なのか。
880名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 18:30:06 ID:6hJ9UNYr
>>874
その状態のMEIKOで受信したw



ビール&焼酎ロックで計10杯なんてMEIKOじゃないと無理だろw
881名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 18:36:52 ID:0Eaz9YkT
>>880
その状態のMEIKOは、俺が責任持って自宅に拘置しておきますね。
882名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 18:39:34 ID:fiGoekqa
>>879
ちゃいます
田舎設定リレーしただけです
883名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 19:22:49 ID:0Eaz9YkT
>>882
だよね。超GJでした。
しかしあそこで止めるとかドSだwww
884名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 22:32:08 ID:dIsqz46q
うおおおお>>873に激しく同意しておく

差がある二人はいいものだ
過去ログのがくリンも上の爛れたがくリンも美味しかったです

いつかこのスレに作品投下するのが夢だ
885名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 00:13:09 ID:wlHH5U0X
がくリンか、

がくぽはリンに好意を持っているが、当のリンは姉や兄に非常に懐いていて、
がくぽにはあまり興味を持っていなかった。
しかし、がくぽが諦めずアピールしていく内に、リンも少しずつがくぽを意識するようになり、
そして、ある出来事をきっかけに、それが恋心だと気付き………

とか?
886名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 02:10:39 ID:F1uVojuv
唐突に>>650のがくぽVSミクの続きを思い付いたので流れを読まずに投下。無論エロは無い


「せいっ!」
キィン!
俺の一閃をスパナで受け止める初音。相変わらずの動体視力だ。そこは評価してやろう。
「あんたが鈍いだけじゃない?」
そう笑い飛ばして初音は刀を勢い良く弾く。その衝撃により油断していた俺はバランスを崩してしまう。しまった、不覚!
「ざまぁw」
そして初音はそのまま一歩踏み込み、スパナを突く。避けようは無く、俺はその攻撃を無防備で食らってしまった。
「ぐぅっ!」
腹部への打撃に思わず呻く。しかし初音は攻撃を休めようとはしない。
「おのれ…」
俺は後ろに下がって息を整える。そもそも長物である刀を狭い部屋で振り回す行為が駄目なのだ。小柄のスパナは振り回すのに最適且つ、持ち主である初音は部屋を壊すことに対して躊躇は全くしていない。
つまり、圧倒的に俺が不利。
「どうしたよがくっぽいど?さっきまでの勢いはどこ行ったのかしら」
ニヤニヤしながら怒濤の突きを見せる初音。それを刀で受けながら背後を確認する。壁…否、縁側に繋がる襖。…仕方ない。
「後で修理費は払って貰うからな!」
そう怒鳴り、後ろへと飛ぶ。襖が倒れ、俺はそこに着地した。足元でバキッといった音が聞こえる。許せ襖。
「ちょっと!逃げる気!?」
「だれが小娘に背など見せるか!」
さらに後ろへと飛ぶ。縁側を越えた先にあるのは広い庭。ここでなら存分に刀を振れる。
「第一回戦はお前の勝ちにしてやろう。だが、ここでなら負けんぞ?」
「…ふん、面白いじゃない」
初音も庭に降りてくる。俺は上段に刀を構えた。
「そこまで言うなら楽しませなさいよ?」
「楽しませる気など更々無いがな」

俺と初音は忘れていた。
この庭には、この家の主となるMEIKOが育てている花が植え付けられた鉢が存在するということを…


死亡フラグを残して終了
続けるとしたら、果たしてエロにたどり着くことは出来るのだろうか
887名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 03:27:18 ID:/8AAx8EF
>>886
このがくぽとミクはCPにしない方が面白いと思う
888名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 03:55:12 ID:G7fGrhDM
「可愛い妹(百合でもそうじゃなくても可)をがくぽに取られて更に激怒するミク」という謎の電波を(ry
889名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 03:56:04 ID:G7fGrhDM
あ、妹=リンね。
890名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 08:50:10 ID:bEor2nRY
>>886
エロに行くならそれはそれで気になるなw
891名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 10:23:30 ID:YxDao1vZ
>>686
面白い。ちょっと似た設定で

 無残にも肉塊と化した剣士を、弓曲衛策は息を飲んで見つめていた。
「この斬り口……まさか、あの――」
 そう、確かに歌州に名を轟かせる人斬りが、今最も得意とする技だろう。
「――左片手平突きか……!」
 あの新選組との乱闘で体得し、僅かな内に型を成したとは聞いていたが、これほどまでとは。
 その神速の一撃を食らっては、生半可な剣士では成す術もなかろう。
 衛策は苦虫を噛み潰した表情で、その場に立ち尽くしていた。

 左右の下げに端整な顔立ちは、まるで女を思わせる。
 だが、その本性は正しく修羅に等しき人斬り。
 如何なる剣術も本の数瞬で忽ち自らの物にしてしまう、天賦の才能を持ち、
 同田葱鈴正、同田葱国連の二本刀を腰に、これまで無数の剣士を斬り伏せてきた。
 思わぬ難敵の登場に、衛策の拳は段々と固く握り締められてゆく。
「初音美久……この借りは何れ――!」


牙突の構えをしたミクのフィギュアが欲しい
892名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 10:39:38 ID:YxDao1vZ
>>686って何だよ……
>>886でした。頑張れ俺
893名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 10:49:57 ID:yZWiIxPp
>>886
2人とも死亡フラグwwwwwww

そういやミクの武器がスパナって初めて見たな。
元ネタ動画あるなら気になる。
894名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 12:28:35 ID:pEQyIrBh
ネギ型スパナを見た気がする…
895名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 13:29:59 ID:jtNC/oM8
>>860
イイヨーイイヨー
あんなとこで止めるなんて、続き読みたいんだぜ

ただ、カプは最初に明記しといた方がいいよ
896名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 14:03:24 ID:7KvJBibu
うろたんミクはバールのようなネギ、を持っているがスパナではないw
897石ころ:2009/04/25(土) 18:52:41 ID:cWeMEeIE
迷子で小ネタ投下します。
898KAITOの迷子更正奮闘記:2009/04/25(土) 18:53:21 ID:cWeMEeIE
やあ、僕だよKAITOだよ。部屋でのんびりしていたら迷子が話しかけてきたんだ。
 
「KAITO!」
 
「なんだい迷KO」
 
目だけアレだから最近はこう呼んでるんだ。
 
「新技開発したよ」
 
「へー、どんな技なの?」 
「ちょっと見ててね♪ハアァァァ!」
 
迷KOは力を貯めた。
899KAITOの迷子更正奮闘記:2009/04/25(土) 18:56:50 ID:cWeMEeIE
(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)
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(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)(<●>д<●>)
900KAITOの迷子更正奮闘記:2009/04/25(土) 19:01:56 ID:cWeMEeIE
チビった正直もらした。
パンツビショビショだよ… 
「いったい何…」
 
「分身が50人までできるようになったの!」
 
つまり…
 
「もしかして…」
 
「今日は寝かせないわよ♪」×50
 
女の子にこんなこと言われて嬉しくない男は居ないハズなのにあれ?おかしいな目と息子から汗がだだもれだよ。
901名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 19:25:21 ID:9DXKWOlP
>>898
こえええええええw
最初>>899の方が先に目に入って、
別のスレを開いちゃったかと思ったじゃないかw
902名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 20:53:50 ID:7gZd3IuW
>>900
牡蠣シーズン終わったからなぁ…まぁ、ガンガッテくれ
903名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 03:22:51 ID:PBp2E2DA
牡蠣エキスでも飲んで頑張れ
夏になればウナギもあるしw
904名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 09:20:06 ID:AxbVAB05
>>890
エロに行くとしたら、どっちを先にイかせるかの勝負になりそうな気がするw
905 ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/26(日) 13:56:52 ID:AxbVAB05

別に、いま世間で話題の事件にインスパイヤされたわけじゃないよ!
と言い訳をしてみるテスト。

がくミクで、酔っぱらいネタです。
906酒は飲んでも飲まれるな(1/2) ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/26(日) 13:58:37 ID:AxbVAB05

大人組VOCALOID同士、酒席で親睦を深めよう、という名目で。
KAITO兄さんとMEIKO姉さんとルカちゃんが、がくぽさん宅に呼ばれています。

私もその場に混じってみたかったけど、
未成年はだめだ、と断られてしまいました。
飲まないから、と言っても、教育上よろしくないから、と。
こういうときは、私の年齢設定が、疎ましくなってしまいます。

そんな折、私のケータイに電話がかかってきました。
KAITO兄さんからのようです。

「はい、もしもし?」
「あ、もしもし、ミクー。」

なんだか、声が酔っぱらってます。

「悪いー、ちょっと来てくれない?」
「え?未成年は行っちゃいけないんじゃ無かったの?」
「いやさ、神威さん、酔いつぶれちゃって。介抱したげてほしいなと。」

え?
とりあえず、お隣のフォルダに向かいます。

「おじゃまします……。」

行ってみると。
お酒の缶やらゴミやらが申し訳程度にまとめられて。
がくぽさんは、他の皆に囲まれ、
座布団を枕にして、床に転がっていました。

「ごめんなさい、ちょっと調子に乗って飲ませすぎちゃったみたいで。MEIKOさんが。」
「えー、あたしのせいー?」
「うん、そーだね、完全に先輩のせいだね。」

大人組3人がそんなやりとりをしてる中。
とりあえず、傍らに座って、呼びかけてみます。

「が、がくぽさーん。」
「おお、初音殿ではないか……。」

がくぽさんは、私の膝に頭を乗せ、腰に手を巻き付けてきました。
やだ!もう、みんな居るのに!

「というわけでさ、あと、よろしくね。」
「え?」
「そーそー、何なら、今日はそのまま帰ってこなくてもいいからさー。」
「やだ!何ゆって!」

なんだか、完全に面白がられてます。

皆は好きなことを言い残して、ぞろぞろと出ていってしまいました。
そしてそこに取り残される私とがくぽさん。

うーん、これは、どうしたらいいんだろう……。

膝枕で気持ちよさそうに寝ているがくぽさんを見下ろしながら、
私は途方に暮れていました。

907酒は飲んでも飲まれるな(2/2) ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/26(日) 14:00:06 ID:AxbVAB05

長時間膝枕をするというのは、意外と辛いもので。
でも、がっちり腰に手を回されてるせいで、離れられません。

うう、足がしびれてきた………。

足をもぞ、と動かすと、がくぽさんが目をぱち、と開きました。

「……あれ?初音殿?なぜここに?」
「みんなから介抱頼まれたんです。」
「皆はどうした?」
「帰っちゃいましたよ。」
「左様か。」

がくぽさんは、なんか、怖いくらいにこにこしています。
そして。

「……しからば。」

いきなり、その場に押し倒されました。

え?!
いや、ちょっと待ってください!

部屋、明るいままですし、片づけもまだで散らかってますし。
てゆか、せめて、お布団に移動とか……。

動揺して固まってしまいましたが。
がくぽさんもそのまま動きません。
様子をうかがっていると、上から寝息が聞こえてきました。

ええええええ?!また寝てるし!

とりあえず、組み敷かれた体制からなんとか脱出して。
がくぽさんを寝室に運ぶのは無理なので、布団の方をこちらに持ってきました。
がくぽさんにかけてあげます。

もう。
そのまま……かと思って、ちょっとどきどきしたのに。

さすがに、こんな状態のがくぽさんをひとりで置いて帰るわけにはいかず、
周りを簡単に片づけてから、一緒の布団の中に入って、私も寝ました。
正直、……ちょっとお酒臭かったです。




翌朝。
案の定、がくぽさんは昨晩の一連を何も覚えてなかったり、
でも、勢いでそのまましちゃったり、
帰ったらリンちゃん達から「どう?昨晩はお楽しみ?」って冷やかされたり、
いろいろありましたが。

そのへんの詳細は割愛、ということにさせてください。
908 ◆Yqu2Vih7dU :2009/04/26(日) 14:00:50 ID:AxbVAB05

ひとまず以上です。
まさか、こんな形で時流に乗るとはおもわなかったなあ……(遠い目)。
909名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 16:09:48 ID:JUxe8xmA
>>908
GJ!
結局やっちゃったのかw
910名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 17:08:16 ID:lD4g4H9v
>割愛
そこんとこkwsk教えてくれ!
911名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 17:31:16 ID:Wq0kB4Ab
GJ!
公園で全裸かと思ってちょっとビクビクしながら読んだじゃないかw
912名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 17:33:41 ID:UiGN+sVV
【!】マフラーがあるから全裸じゃないよ
913名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 17:51:13 ID:8Keyg1jj
>>893
最初はうろたん風バールにする気だったけど、Yの形が似てる気がしたから改変してみますた

ついでに>>886のがくぽVSミクの続き投下。軽いマス←メイ風味も追加。
914名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 17:53:27 ID:8Keyg1jj
「それじゃ、今日の練習はここまで」
「はい。ありがとうございました」
MEIKOはマスターに深く礼をしてレコーディング室から出ようとする。
「…あ、待ったMEIKO。ちょっと言っておきたいことがあるんだが」
それを慌てて制止するマスターを見て、MEIKOは軽く小首を傾げた。
「なんでしょう?」


「なんということでしょう」
初音が呟く。俺は無言で地面を眺めていた。

それは3分前のこと。激しい攻防の末、俺は初音を庭の角へと追い込む。
「ちっ!」
初音が舌打ちしつつもう一本スパナを取り出す。奴が二刀流をする時はかなり追い詰められた時。勝利は近い。
「今さら出しても遅いわ!」
左から来るスパナを鞘で押さえ付け、刀の柄で初音の右腕を打ち付ける。
「あうっ」
初音が落としたスパナを遠くに蹴り付け、俺は勝利の笑みを浮かべる。
「しまった!」
「この勝負、貰った!」
俺の一撃を初音は間一髪で避ける。刃は初音の先にある鉢へと向かい……鉢、だと…?
「…不味い!」
気づくのが遅かった。俺の刃は無惨にもMEIKOが育てている花の鉢を斬り付けた──。

「…ヤバイわ。これ、MEIKOがマスターに貰ったって嬉しそうに言ってた花じゃない」
「…MEIKOはマスターにゾッコンラブだったな」
「ゾッコンラブ言うなキモい」
初音は俺をジロリと睨む。
「どうすんのよ。あんたがここでバトるって言うからこうなったんだからね」
「先にスパナを出したのはお前だ。俺は正当防衛だな」
「はあ?男が言い訳なんてしていい訳?」
「…とにかく、MEIKOが帰って来る前に処理をs」

「ただいまー」

まるでお約束かのように帰宅してきたMEIKOの声が玄関から聞こえ、辺りが凍る。
しかし瞬時に解凍し、俺と初音は視線を交わした。
(一旦休戦よ)
(同意)
(私がMEIKOを引き付けるわ)
(俺が鉢だな。10分でどうにかする)
(長いわよ!でも仕方ないわね)
(処理が終了したらヘッドセット越しに連絡する)
(了解)
この間5秒。好物より生命を重視することで、停戦協定を結ぶことに成功した。
「めーいこー!おっかえりー!」
初音が玄関へと駈けるのを見届けた後、俺は花を調べる。不幸中の幸い、花は傷付いていない。急いで別の鉢へ入れ換えればなんとかなりそうだ。
問題は鉢。周囲を見回しても予備は無い。さて、どうしようか…。


キャラ一人増やすだけで展開が広がる広がる。
915名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 20:59:31 ID:IXXPiidl
>>914
続きが激しく気になるー!!!!
916名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 21:50:27 ID:9ZMfU3rS
>>914
wktk
917名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 22:28:37 ID:Wq0kB4Ab
>>914
wktkwktk
918名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 00:27:02 ID:sDc4av4z
上の方で話題に挙がってたけど、次スレのテンプレはどうする?
今まで通り?それともがくぽとルカのも追加?
919名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 00:34:05 ID:snlxTX5H
ルカとがくぽもいれようぜ
あと百合板が2に移行してるからそれも直すか
920名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 04:07:50 ID:6T7MXgB5
がくぽ×がくこを誰か読ませてくれっ!
921名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 04:22:14 ID:Z/ice8/0
MEITO×MEIKOとかもいいね
自給自足で
922カムイズ会話文だけ:2009/04/27(月) 15:08:04 ID:4+N9Lgkj
がくことがくぽ会話文。特に意味はない。

「お兄様」「その呼び方は止めろと」
「兄上、兄者、がくぽ」「何だ」
「ディズニーシーに行きたい」「行けば良かろう」
「2人で行きたいです」「行けば良いだろう」
「だからお兄様を誘っております」「…呼び方」
「兄上」「なんだ」
「一緒にディズニーシーに行きませぬか」「行かぬ」
「なにゆえ」「人混みは好かぬ」
「人混みが無ければ行きますか」「考える」

「お兄様」「だから呼び名」
「兄上」「何」
「人混みが無くなります」「意味が解らぬ」
「見ればわかります」「手に持っているのは何だ」
「薙刀」「それは解る」
「それ以上の何を説明すれば」「持って行くのか」
「はい」「それで人混みを無くすと」
「はい」「仕舞え」
「お兄様が来てくれるなら」「呼び方、仕舞え」
「では1人で行きます」「待て」
「もう行きます」「待てと」
「待ちませぬ」「…明日なら暇だ」
「一緒に」「ああ」
「嬉しいです」「そうか」



薙刀担いでディズニーシーってこういう事ですか。
923名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 17:55:33 ID:aftQ1FZ9
>>922
激しく萌えた
924名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 18:41:12 ID:htgQPLVS
>>922
これはGJだろ常識的に考えて
925名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 12:49:04 ID:+RvOi3MV
こんなにスレが長持ちしたのは初めてかな?
次スレは豊作だといいね。
926名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 19:22:01 ID:8bddHRsK
もっと自給自足ものを!
927名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 20:44:01 ID:UhBpGByt
スレの終わりに、ミクの「レトロポリス」を聴きながら、即興小説を書いてみた。

「モカの香りと共に」


 今日も、空が茜色にそまってゆく。
 昼間に住まう人々がもたらした、喧騒をも吸い込んで、やわらかな涼しさが、ビルディング
という名の墓標たちをあたためる。
 その中の一角に、レトロポリスと称される区画があった。
 現代の、激流たる物者の進化に疲れた人の心を癒すため、メガロポリスの発展しきったサイ
バーな街の中の一部に、大昔のロンドンを彷彿とさせる、古めかしいガス灯のともる石畳の路
などを敷いて、夕暮れともなれば、一晩の「楽」を謳歌しにくる人々で賑わうところだった。
 そんな中を、彼女は行く。
 名は初音ミク。

 機械の歌姫となるべく造られたアンドロイドであり(少女の姿を模しているので、正しくは
ガイノイドであるが、便宜上アンドロイドと記す)淺葱色のツインテールを、美髭公よろしく
地面にも届こうかというほどに長く揺らせて、あちこちが錆びたラビットスクーターをバタバ
タと走らせる。
 ちなみに、このラビットスクーターというのは、戦後まもない頃の日本で、それまで一式戦
「隼」など戦闘機をはじめとする航空機をつくっていた、中島飛行機の改名した富士産業(の
ちの富士重工である)が製造したスクーターのご先祖様だ。

 当時としては可愛らしかったのだが、今の目で見ると、大柄で、鉄も多用されたボディが、
たとえば、このあいだ引退した丸目の0系新幹線のような、愛らしいながらもどことない無骨
さを覚えさせるのだった。
 しかし、夕暮れの陽にてらされる、このレトロポリスにはよく映えた。
 それでもって向かう先は、一軒のカフェである。

 それは、なぜか夕暮れから店が開き、暁をまたずに閉店してしまうことで、この界隈では有
名だが、儲けはからっきし、という変なカフェだった。
 別に風俗的な営業をしているわけでもないし、むかしのことばでいえば、純喫茶である。
 しかも拍車をかけているのは、マスターがカイトという、ミクと同じアンドロイドの歌手で
あることだった。
 姿は二〇代中頃の男性をモチーフにしているが、見た目通りの年齢であるミクよりも、だい
ぶ旧く、じっさいの年齢はもう五〇も近くになるらしかった。
 その生きた半世紀のなか、どこかで彼は歌うことを止めてしまい、道楽のような飲食店経営
を、このレトロポリスで始めたらしかった。
 ミクは、そこの常連だ。

 マスターのいれてくれるコーヒーはうまい。
 ただ、こだわりが激しく、モカの専門で、そのなかでも高価とされる豆、モカ・マタリNo.9
を指定した農場から輸入する以外、一切つかわなかったため、一杯を飲むにも目が飛び出るほ
ど金が要った。
 しかも、普段はストレートコーヒーしか淹れてくれない。
 そのかわり、ホンモノのモカ・マタリが持つ、豊かな酸っぱさと、ヘタな酒やドラッグなど
置き去りにするほど中毒性の高い香りに、一度あじわったら忘れられないコクを楽しめたが、
よほどのモカ好きでなければ、誰も相手にしてはくれまい。

 しかも、それほどの手合いであれば、自分で輸入して淹れた方がおそらく安くあがったから、
余計に商売はうまくいかなかった。
 いや、もう商売というより、単なる自己満足であろう。
 彼が唄を歌わなくなったことの背景には、そんな性格がきっと存在していたに違いない。
 それでもミクは常連だった。
 あまり金は無いが、彼女はここのコーヒーが大好きだったし、なにより……
928名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 20:46:18 ID:UhBpGByt
「マスター、こんばんワ」
「……ああいらっしゃい」

 店先にスクーターを止めて、からん、と押し開いた扉の向こう、カウンターに待機するマスターは、

「いつもので、いいかな」
「はい」

 といって、ミク一番の好物である、カフェモカ(エスプレッソにココアを足して、上にホイ
ップクリームなどをのせた飲み物)を特別に出してくれるのだ。
 ストレートしか出さない、というこだわりから考えてみると、大サービスである。
 もちろん、そこまでいくには、嫌というほどミクが店に顔をだした経緯もあったのだが、そ
の特別扱いは彼女にとって、質実ともに甘美なものだった。
 それがゆえ、通うのをやめられない。
 カウンターの高椅子にすわって、香るコーヒーを楽しみに、足をぶらぶらさせていると、やがて、

「どうぞ」

 と、特別の一杯が差し出される。

「いただきまーす」

 それを満面の笑顔で受け取り、小ぶりな唇の中へひとくち流すと、

「は、ふ、ぅ……」

 機械の身体も溶けてしまいそうな濃いめの味わいが、いっぱいに広がる。
 これが、至福の時間だった。
 ミクは目をつむって、ゆるゆるとカフェモカを胃に収めて、やがて、コトリと置かれたカッ
プと共に、酔っぱらいのごとくカウンターに突っ伏す。

「ごちそうさま」
「どういたしまして」
「……ねぇ、ますたー」
「うん?」
「他にお客さん、いないね」
「ふ、ふ。まあな」
「いつものコト?」
「そう。いつものことさ。よく知っているだろ」
「いくらなんでも、商売へたすぎだよ」
「なにを。たまには通が来たりもするんだぞ」
「二ヶ月に一度ぐらいね」
「十分だ」
「もう」

 もはや貸し切り状態の店内で、ミクはカウンターに突っ伏し、カップを手の内で弄びながら、
静かな声色でマスターとの会話を交していく。
 どうせ他に客はこないので、いろいろなことを遠慮なしに言い合えるのも、また彼女にとって
は楽しみであった。
 だが……ふと気がつけば、茜色の空もとっぷりと闇に染まって、外の風景はいよいよ逢魔が
時となっていく。
 これで、もうすぐ閉店となってしまう。
 そんなだから誰も客がこないのだが、マスターはいっこうに気にしない様子だった。

「さて、ミクちゃん。もう閉店の時間だ、帰って明日に備えな」
「うーん……」

 こういう時、ミクはだいたいごねる。
 できればこの時間に長々と浸っていたいのだが、マスターはそれを許してくれず、ごねない
とさっさと追い出されてしまうからだ。
929名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 20:46:54 ID:UhBpGByt
「えーっと、さ。私のラビット、ガス欠なんだ」
「じゃあスタンドから取り寄せよう」
「プラグもかぶって動かないの」
「外して磨けばいいじゃないか」
「工具がないの」
「貸してあげるよ」
「手に馴染まない工具は使いたくないよ」
「……粘るな」
「粘るもん」

 などと、席から張り付いて離れない姿に、マスターはため息をひとつ漏らすと、黙ってカウ
ンターから出てミクに掌を差し出す。
 これが「OK」の合図だ。
 ミクはカウンターに突っ伏したまま、にまにまと笑うと、ポケットからラビットのキーを取
り出し、差し出された掌へとのせる。
 ゴネ得である。
 そんなミクを背に、外に出たマスターはラビットのエンジンをかけて、店の傍らに併設され
ているバイクぐらいしか入らない、小さなガレージに収めると、シャッターを閉めて、さらに
入り口のかけふだを裏返し、漢字の「閉店」を店に張り付けてから、店内へ戻った。
 と、待ち受けていたミクがカップを片手に「おかわり」と甘えてくる。
 マスターはそれをグイと突き放して、

「あとはストレートだよ」

 と、カップだけ受け取って、カウンターに戻っていくのだった。

「はい」

 ミクもその背を追って、再び席につくと、また足をぶらぶらさせはじめる。甘ったるいカフ
ェモカを楽しんだあとは、ストレートのパンチの効いた苦さを楽しむ。
 そして、それを喫したあとは、夜景の木漏れ光を眺めながら、一晩をゆっくりと過ごすのだ。

(これが、私以外の、誰も味わえない一杯……)

 レトロポリスの夜はふけていく。 


930名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 20:53:38 ID:UhBpGByt
ついでに、新スレをプレゼント。
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241005956/l50
931名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 22:59:16 ID:hS274zt2
>>930
スレ立て乙

それから、味わい深い良い雰囲気の小説だった!
コーヒーが飲みたくなってきたよ。
932名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 01:07:56 ID:MS+aePEX
>>930
みんなの会話聞いてた?
ルカとがくぽを増やして、百合スレは今2だから張り替えようって話し合ってたんだが。
933名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 09:14:46 ID:cIzeJ2ko
話してても誰も行動しなかったんだから仕方ない
テンプレ追加して次直そう
934名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 15:07:42 ID:kUlWRDHA
>>932
まあ、テンプレに関しては俺も思う所があるが、その辺は次回持ち越しって事でまったり進行しようや。

ちょっとエラーが発生して中身だけ幼くなったルカさんに、お兄ちゃんて呼ばれたい。
935名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 16:21:03 ID:X+qeDPBl
見た目は大人、中身は幼女とな?
936名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 18:34:33 ID:rVYZHnl+
>>934
鬱な展開が頭をよぎった('A`)
937名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:53:46 ID:XkxHtfvF
>>934
ロザミィ…
938名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:05:31 ID:LzYbgMZO
『お兄ちゃん』がKAITOの琴線に触れて、ロリ誘拐に繋がると…………
939名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:24:02 ID:cgxZEoJF
>>938
いや、きっとレンだな
940名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:27:06 ID:C4DOuSBF
ロリルカにムラっとしたレンがついルカを頂いてしまい
その後戻ったルカに逆に食われてしまうんですね
941名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:46:09 ID:pvDxpO5W
よし今すぐ執筆作業に戻れ
942名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 02:05:58 ID:xV1Pzgls
「おじさん」呼ばわりされてめっさ凹むKAITO
「ママ」と呼ばれて複雑なMEIKO
943名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 02:59:57 ID:oVyjqf6w
「パパ」と呼ばれなかったから凹んだんですねw
944名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 03:32:51 ID:I7bFsnbp
ごめん、逢魔が時って夕方だよな…?
気になって悶々してたらこんな時間orz
945名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 04:14:05 ID:wtx00vbk
>>944
夕方っていうか夕暮れ時ね。いちおググった結果↓
夕暮れ時は人を惑わす禍や魔が潜むとされ、魔に逢う時刻という意味から生まれたとある。
ちなみに、ここで聞くよりグーグル先生とかに質問した方が早いと思うんだ!
946名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 15:43:33 ID:toZW12bb
レン「おばさん!」
ルカ、MEIKO、テト「お前、ちょっとツラ貸せや。」
947名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 21:01:45 ID:Qosryahu
ルカメイコテトに代わる代わるディープキスされながらベッドに縛り付けられて、
アナルに電動張り子つっこまれて乳首を開発されながら延々手コキされるレンきゅん
948名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 22:04:51 ID:iYbbpk/M
…ふぅ
949名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 15:27:14 ID:xgKe4vi8
…ふぅ
950名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 16:48:50 ID:1WUK3jFP
…ふぅ
951名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 17:21:16 ID:vvKOVCHD
ええいはよ執筆作業に取りかからんか
952名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 17:28:14 ID:Aor/NeVx
紳士に埋めさせるのもあれだし、恒例の感想タイムにでもするか?w
953名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 17:42:18 ID:sycrJcuB
レンメイ書いてるけど、肝心のエロが書けん。
954名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 17:46:02 ID:d2JnfHNk
ある意味まったく書けてないに等しいなw
955名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 01:14:38 ID:Z1WUVfxh
この流れなら言える

ゴールデンウイーク中はミクがマスターのマスターになるよっ!
956名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 01:31:01 ID:x+1Kwhzy
感想タイムか…
>>244ー250のルコ×ルカがお気に入り
もっとルカのエロとか亜種やUTAUの話が増えてくれたらいいな
957名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 01:34:21 ID:UcZR5lh+
この流れなら言える
純情マスターの人と輪姦マンの続編を全裸で侍ち続けてる自分が居る
楽しみにしてます!
958名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 01:38:03 ID:AYjHA7zp
がくルカってまだ来てない…よな…?
959名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 01:57:03 ID:IJMujdJH
チャンスだな
960名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 02:47:19 ID:llUULgOA
苦労性レンのシリーズ化希望
あれはツボに来た。ミクかわいいよミク。
961名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 04:16:14 ID:XGsnUrQu
マスメイ母乳の人のコンチータ、面白かった
962石ころ:2009/05/03(日) 13:01:46 ID:5XkjY/mY
>>898の続き兼埋めネタです。
963KAITOの迷子更正奮闘記:2009/05/03(日) 13:02:34 ID:5XkjY/mY
やあ、僕だよKAITOだよ。 
昨日はお楽しみでしたねとかいうレベルじゃなかったよ……正直息子がご臨終気味だよ。
自分でもよく耐えられたと思ってる。
とりあえず今はテレビでニュースを見てるよ。
 
ニュースキャスター「臨時ニュースです。カキが絶滅危惧種に指定され採ってはいけなくなりました。
原因は不明ですが昨日から海や養殖場でカキが見られなくなりカキを採って生活しているアマさんや養殖場の人が困るという事態になりました。警察は現在原因を究明中とのことです。以上臨時ニュースでした」
 
「へぇ、何がおきたんだろ。にしてもこのカキアイス美味しいけどちょっと生臭いなぁ」
 
「KAITOカキアイスできたよ♪」
 
「あ、ありがとう迷KO」
 
昨日分身したあとやる前にカキ採ってきてって言ったら大量に採ってきたんだよね。
そんなに食べきれないと言ったら「じゃあアイスは?」×50って聞いてきたからもちろん「別腹だよ!」と即答した。
それで50人の迷子を相手にした後からずっとカキアイス食べてる。やっぱりアイスはいくら食べても飽きないね♪
 
 
 
あ、部屋の中がカキの殻とアイスのカップで埋まりそうだから後で掃除しよっと。
964名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 13:42:28 ID:EXPfAcfY
なにその異常事態wwww
965名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 18:53:12 ID:53gBxwTf
誰かがくこも・・・
966名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 18:56:55 ID:53gBxwTf
>>922
と思ったら来てた!GJGJGJ
967名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 14:52:57 ID:e9zMd30U
男になればミクに迫られ、
少女になればレンに弄られ、
ようやくデフォルトに戻ればKAITOやルカに襲われる、
そんな涙目なMEIKOが見たい
968名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 16:20:51 ID:DbT3pTUE
>>967
で、どの状態の時でもリンに●RECされるんですね、わかります。
969名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 16:44:24 ID:IlOXng85
なんか大量の犬にもみくちゃにされて涙目になってる猫の動画が頭をよぎった
970名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 19:53:29 ID:e9zMd30U
その動画ちょっと探して来る
971名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 23:27:47 ID:r8UUVlyW
なんか大量の犬に舐められまくって涙目になってるMEIKOの様子が頭をよぎった
972KAITO:2009/05/04(月) 23:56:36 ID:vC/0ilUi
さっきミクの部屋の前を通り過ぎる時、偶然目に入ってしまったんだが、
レンが仰向けに寝かされその腹の上にミクが腰掛けてて、レンの
苦しそうにもがく様を見てミクはケタケタと楽しそうに笑ってるんだ。





なんで、僕じゃないんだ?
973名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 00:27:31 ID:yx3Qprpa
>>963のKAITOの所にミク(ハイセンスナンセンスで踊り狂ってるやつ)が来る様が思い浮かんだ…
974名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 02:06:50 ID:1XQHAXXs
>>963
牡蠣がぁーっ!

夏は実家(静岡)に帰省して鰻を取りまくるんですねw
975石ころ:2009/05/05(火) 07:43:23 ID:+03tzUhH
>>974
やあ、僕だよK(ry
なんで僕の実家を知っているんだい?
とりあえず今度帰ったら鰻アイスたくさん作って食べるつもりなんだ♪
976名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 08:08:32 ID:i8drvJIF
なりきりはキモい
977名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 11:53:17 ID:hAOVQLXl
コテハンはどうかと思う
978名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 12:39:39 ID:VENM+cml
専ブラ使え
979名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 20:53:24 ID:wSF6HDfk
歯磨けよ
980名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 22:23:58 ID:Ubwq9f9s
宿題やったか?
981名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 01:48:43 ID:diDWNdON
どうも。
葱大好きっ子のミクです。
リンちゃんが仕事場のソファで寝ていたので、悪戯をしてみることにしました。
取りあえず服の上からバストトップを刺激。
「うーん」
大した反応なし。
今度はもうちょい大胆に、キュッと摘んでみましょう。
「あふっ……」
面白い声が出ました。
やっべ、おもしろ。
両方つまんでコリコリします。
「んん、はぁん……」
んー、艶っぽい。
携帯でムービー撮っとこう。
執拗にくりくりやってたら、寝返りうってうつぶせになってしまいました。
乳首責めれねーじゃんチクショー。
なので、今度は下に移りましょう。
ホットパンツをギュッと上げてみます。
「ひあ……」
おーおー、よく鳴くねぇ。
手近にあったボールペンの先で、リンちゃんの秘部を服の上からなぞります。
声こそ出しませんが、なんだかモジモジと身を捩って逃げようとします。
も、ここまでやったら収集がつきません。
パンツの裾からボールペンを差し込んで、リンちゃんの秘部をぐりぐりとやります。
「ひゃ、ふぅ……や、いやぁ……!」
ここか、ここがええのんか?
と鼻息荒くやっておりますと、

──チョロロー

リンちゃんの股から香ばしいカホリが漂うではありませんか。
THE☆失禁。
私はつっこんだボールペンを引っこ抜くのもそこそこに、その場を後にしたのだった。
めでたしめでたし。
982名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 02:20:42 ID:diDWNdON
初音ーチョッチュネー
カネー初音ー
こーのー世は金ーだー
初音ではないー
資本主義ならばまずはーなによりもーカネー
金ーゼニー円ドルー
ユーロもやっとおちついてーきたー
鎖国直前のアジアでは、カンエーツーホーが機軸通貨だったんだよー
決済はゼニー
兎にも角にもゼニー
足らない分は身体で払うわー
清濁白濁あわせ飲んでー、分割で払うわー
民事再生法にはもう頼らないと誓ったものー
983名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 02:21:37 ID:diDWNdON
うーん、埋まりきらんなあ
984名無しさん@ピンキー
「お、おしっこだなんて、いや……わん……」
メイコは四つん這いのまま膝を擦り合わせ、モジモジとしている。
お尻に挿入されたバイブに刺激されるのか、内腿は垂れた愛液に塗れていた。
カイトはメイコの尻尾を掴んで乱暴に引き上げ、尻尾のすぐ近くの濡れた部分に指を突き挿した。
「ひゃんっ!」
思わず声の漏れるメイコ。
「もうこんなに漏らしているじゃないか。家でマーキングされちゃ困るんだよ」
カイトは微笑みながら、突き挿した指をヌチャヌチャと蠢かせた。
「んあ、ふああ……!」
だが、ふとそれを止めてしまう。
「あ……」
メイコは快楽を呼ぶ異物感が喪失したことに、背後に居るカイトを振り向くような姿勢で寂しげに見つめた。
カイトはハンカチを取り出して、自らの指に絡んだメイコの愛液を拭う。
「続きが欲しければ、トイレを済ませるんだ」
カイトは携帯を取り出し、そのカメラをメイコに向けた。
「上手にトイレが出来たら、記念撮影してあげよう」