1 :
名無しさん@ピンキー:
素敵なエロ話でスカーッとしましょう♪
エロエロハッピーエロハッピー!!
○SSの神のご光臨お待ちしております。
○sage進行でおねがいします
○雑談OK!
SS貼り付け前や感想を言う前の“気配り”を忘れずに。
過去ログ及びローカルルールや
ローカルルールにするまでもない注意書きは
>>2-10辺り
●気配り例(ローカルルール)●
1.鏝半は連作以外は避ける
2.エロナシはスレ違いなので避難所なり各サイトへ投稿
直接行為がなくてもエロい雰囲気のものは投稿可
3.特殊な設定が出てくる場合は最初に宣言をして嫌な人がスルー出来るようにする
※特殊設定の例:
鬼畜・3P・強姦(じつは好き同士のオチでも)・百合・当て馬・ライバル
その他主人公×男キャラ以外で波紋を呼びそうな場合や
設定上名前だけの登場の場合も各々考えて随時宣言して下さい
4.「こんなの@@(キャラ名)じゃない」等の意見は避ける
5.470KB辺りorレス数970で新スレを立てる
※新スレ即死防止に、職人さんがSSを準備してある状態で立てるのが望ましい
●ローカルルールにするまでもない注意書き●
1.名前欄は 「タイトル」 にしていただくと、倉庫管理の人が助かるかもしれません。
2.1話完結の場合は 何分の何 と名前欄に書いていただくと、割り込みが防げます。
3.続きものの場合は、「今日はここまでです」と言っていただけたら、
続きがあるのかどうか分からなくて書き込みタイミングを迷っている
私達が書きこみしやすいです。
4.長い文章を連投するときは、携帯でもPCでも、いったん書き上げたものを
コピペで貼るのを推奨。書きながらゆっくり投稿されるとその間スレを独占することになり
他の人が困ります。
注意書きをひとつ入れ忘れました。
5.リクキボン・進行状況報告・需要ある?などの誘い受は嫌われます。
次スレ立てる際に、上の一文を追加してください。おねがいします。
いちおつ
保管庫のアドレス古いままになってない?
>>1 乙&ドンマーイン
即死はこの板あったっけ?
わからないけど関係あったら困るので保守。
いちおつ!
職人さんをお待ちしつつ、即死防止パピコ
昔少しだけ本家メモラーだったがどういうわけかこのスレに辿り着き、
保管庫でエロを読み、エロパロの偏った知識にて近日2ndを買おうと思う
GSになってから攻略対象が男になったからか特に2とか高校生の
エロ心がちらほら見えて爽やかにエロいなとDSのPVを見て思った
高校生じゃないくせに若王子も爽やかにエロい
先生は大人だからある意味一番エロいですよ。
大接近で「気持ちいい…」とかみんな言うけど一体デイジー何してるのさ?
天地の「先輩…いいでしょ?」もエロくて妄想かきたてられるわ
普通に髪撫でたり耳たぶフニフニしたりしてるんだと思ってた
耳や首筋が弱点の人が多いということですね
もしくは脇腹をくすぐる鬼デイジー
あそこが弱い人は少しつつくだけですぐに転げて笑い出してくれる
…昔それで従兄弟を失禁させたことがあるなぁ
…くすぐりも度を越したら勃ってしまうんだろうか
メッティには「唇に触れてはならない」とか言われたな。そういえばw
本当どこ触ってるんだかデイジーはw
デイジーからのセクハラタイムが一番長く続きそうなのがメッティ
一番続かなさそうなのはキテル(自分が我慢できなくなる)
分かっててセクハラさせてあげて、後で仕返しするのが若
こんなイマゲ
キテルww
耐えられないんだ!になるわけですね
>>21 さんを参考に若にセクハラするデイジー書いてみました。
あまりエロはありませんがすいません
保守代わりに投下させていただきます
こうして先生と遊覧船に乗るのは今日で何回目だろう。
煉瓦道を歩いているときは本当に夏ってかんじだったけれども、こうして遊覧船に乗り込むと臨海公園はまた
違う顔を見せる。海風がすごく気持ちよくて涼しい。
デッキに出て、先生のお気に入りの位置に立って2人で並んで景色を楽しむ。
景色を見るのももちろん好きだけど、私の横で海を眺める先生の横顔を見るのが好き。
海風に揺れる先生の毛先、水面に反射してキラキラする先生の瞳。先生にばれないように、いつもこっそりと見ている。
今日もこっそり、と思ったら先生の姿はいつのまにかなくなっていた。
きょろきょろと見渡すと、先生が手に何かカップを持ってこちらに向かって歩いてくるところだった。
先生はいつでも思い立ったらふらりと行動してしまう人だ。
「限定アイスだそうです。2つ買おうと思ったら最後の1つでした。だから、これを半分こしよう」
そう言って先生から差し出されたプラスチックのスプーンを私は受け取る。
風当たりが心地よい場所にあるベンチに腰掛けて、2人で1つのアイスをつつく。
半分こってなんだかくすぐったい気分になる。むしろこれが最後の1つでよかったな、と思ってしまった。
口の中に入れた甘いアイスが口の中ですっと溶ける。
限定アイスはチョコレート味だけどさっぱりしていて、すごくおいしいものだった。
今日は暑い日だしそれに先生と2人で半分こしている、というのがさらにおいしさを増す要因になっているのかもしれないけど。
他愛もない会話をしていると、突然先生が、あ、と声をあげた。
「やってしまいました」
「もう先生は……」
スプーンからアイスが落ちて先生のシャツの左胸のあたりは染みができてしまった。
年上なのに、こういう少しドジなところを見ると本当、年上というかんじがしない。
私はハンカチを取り出して、その汚れをふき取った。
「すいません……」
でもチョコレートのせいか、しっかりと染みになってしまっている。
少し力を入れて、ハンカチの角を使うように少し強めにごしごしと擦った。
それでも、やっぱり落ちない。水を使わないとダメかな。
「ちょ、ちょっと」
「はい?」
「あの。そこ、あんまり擦るのは……」
「汚れ、落ちませんねー……」
汚れを爪でひっかくようにして落とそうとするけど、それも無駄な抵抗でチョコレートのアイスは頑固に染みを作っている。
なんだか染みが憎くなってもう1度爪で軽くこすると、私の指先に何だか小さな突起が触れた。
「……ん」
先生の肩がぴく、とわずかに震えた。
不思議に思いながらもたいして気にせず指先で汚れをつついていく。
爪でかりかりと擦ると、さっきから指先に当たっていた突起がだんだんと大きくなってきたような気がした。
これ、なんだろう。そう思いながらも爪先でずっとひっかいていたら突然先生にぱしっと手首を掴まれ、汚れ落としに夢中になっていた私の手は先生の体から離された。
先生は少しだけむっとしたような顔で私の目を見てきた。
「……ねえ」
「はい?」
「それ、わざとやってるの?」
「え?何がです?」
「はあ……困った人。もう大丈夫です、ありがとう」
「でも、まだ」
「水で摘み洗いしてきます。君はここで待ってて下さい。あとのアイスは全部どうぞ」
そう言って見せてくれたのはいつもの優しい笑顔だった。
さっき一瞬ほんの少しだけ怖い顔をされた気がしたけれど、いつもの先生で安心した。
先生はなんだかベンチから力なく立ち上がると、手すりにつかまるようにしてよろよろと前かがみになりながら階段を下りていった。
どうしたんだろう。大丈夫かな。
アイスを食べ終わってもまだ戻ってこない先生に不安になってしまう。
なんだか様子おかしかったし、トイレの洗面台の前で倒れてたらどうしようと思っていたら先生はちゃんと戻ってきた。
心なしかすっきりした顔をしているのは気のせいもしれないけど。
アイスの染みはちゃんと落ちて、シャツが少し濡れている。石鹸をつけて洗ってきたみたい。
「シャツ、冷たくないですか?」
「暑いからすぐ乾きます」
そう言って先生はまた景色を眺め始めた。私も立ち上がって、先生の隣に並んだ。
何度も乗って見慣れた景色なのに、飽きないのは先生と一緒だからかな。
高いビルが見えた。あのビルが見え始めたらもうすぐ遊覧船が陸につく景色だ。
遊覧船のスピードが少しずつ落ちていくのがわかる。
「……いつか、お返ししますからね?」
先生が小さい声で何か言ったように聞こえたけど、船が陸につくアナウンスでかき消されてしまった。
何といったかよく聞き取れず、先生になんですか、と問いかけるが先生は小さく笑うだけだった。
「なんでもないです。ほら、陸につきますよ。行きましょう」
私は、ゆっくりと歩き出した先生の後を慌てて追いかけた。
セクハラのみでしかも短いもので失礼致しました。
以上です、お邪魔しました。
若のお返し編はまた次回w
突然思い立ってキテル話投下します。
かなりキテルがヘタレなんで(性的な意味で
好みでない方は「ヘタレ瑛」飛ばしてください。
主人公名前あり「小波美奈子」
3年目で、付き合っている設定です。
海水浴シーズンが終わったばかりの浜辺を、俺達は手をつなぎながら歩く。
せっかく手をつないでいるのに寄り添うなんてこれっぽっちも頭にないらしい。
まるで子犬がリードを引っ張って歩くようにして、美奈子は落ちている貝殻や海藻を見つけては、嬉しそうに報告してくる。
子供かよ。そんなところがカワイイとは思うけど、言ってやらね。
「なあ、大学合格したらどこか行こうか。遠出しよう。」
そんな美奈子の背中に向かって、俺は昨日ベッドの中で思いついた提案をした。俺達は二人とも、一流大学を受験する。予定通りいくなら、春からも同じ大学に通えることになる。
「そうだね、春になったら…行こうか。」
美奈子はにっこり笑って俺を見上げた。
その次の言葉を発するのに俺はちょっと躊躇し、咳払いを一回挟んだ。
「それってさ、泊まりでもいいか?」
「考えとくね」
そこは即答かよ。
そりゃ、今でこそ手をつないで歩くとか、ちょっとキスしたりだとかそういう関係だけどさ、さすがにその頃にはもうちょっと先に進んでもいいと思うんだ、俺は。
猛抗議したいところを、ぐっと抑え平静を装う。
「そうだな、考えとけよ。行きたいとこ。」
「うわ ちょ… え?」
いきなり美奈子が体重をかけて腕にぶら下がるようにくっついてきたので、俺は妙な声を上げた。
「ふふっ…楽しみだな。お泊り旅行。」
それは、「いい」ってことだよな? な? ところで、何か腕に柔らかい感触があるんですけど。
「美奈子…旅行、やっぱりもうちょっと早く…冬休みとかにしよっか」
「…もう…瑛くんてば…」
美奈子は頬をふくらませて俺をを睨み上げている。
「受験前にそんなことしてる場合じゃないでしょ?…えっち」
「…あ、いや! 変な意味じゃなくて!っていうかそんな意味も含まれるんだけどもその…!」
ああ…俺たぶん今顔真っ赤だ。カッコ悪。そんな風にますます焦る俺を見て、美奈子は噴き出した。
「あははは!焦りすぎ! もう!瑛くんたら顔真っ赤!」
美奈子はお腹を抱えて笑った。
「ちょっ…美奈子!?」
俺は美奈子の首に後ろから腕を回し何度もチョップをお見舞いする。
「きゃーっ ごめん! ごめんってば! ギブギブ!」
手足をバタバタさせて美奈子が笑いながらこっちを見上げた。
もういいや。バカップルで。
「明日の土曜日…俺の部屋来ないか?じいさん、何かの会合とかって言って居ないんだ…」
ひとしきり暴れた後、もう一つ昨日思いついた提案を俺は口にしてみた。
さっきの旅行の話をしてみて、美奈子の反応を見てから言うつもりだった。姑息だけど、これが精一杯。
今度は即答はない。やっぱ迷ってるのか。
そりゃそうだよな。
ザア…
俺は、波の音を聞きながら美奈子の細い髪を撫でた。
ふざけて首に回した腕は自然に背中に下ろしていて、丁度美奈子を優しく抱きしめるようになっていた。
そのまま長いキスをする。そういえば、こんなキスをするのは初めてだ。
「明日、学校終わったらそのまま行ったらいい?」
唇を離したあと、美奈子は俺の顔を覗き込んで言った。
「えっ…?」
「もうっ 瑛くんたら、自分で言い出しておいて…」
美奈子はそれ以上言うのはさすがに恥ずかしかったのか、目線を逸らして手を繋いだまま早足で歩き出した。
手を強く握りなおした後、俺は美奈子の背中に向かって言う。
「美奈子、明日、昼飯作ってくれる?」
美奈子は振り返って笑った。
「特製ミートソースのパスタとかどう?」
次の日
「ん、ウマい」
ボンヤリなくせに意外と器用なんだよなコイツ、料理もうまいし。
「そう?」
美奈子はちょっと照れくさそうに俺を見ている。
「ホント、ウマいよ。」
俺はそういいながら2口目を放り込んだ。
今日は店は休みだから、誰もいない店内で一番眺めの良い席を陣取って昼飯を食べる。
誰もいない…うん、今日は二人きりだ。
とりあえず、食い終わったら、コーヒーを飲む口実で部屋に …って、落ち着け、俺。
やっぱり健康な高校生男子故に、考えることは一つだ。
そんな思いが駆け巡っている俺を知ってか知らずか、美奈子は無邪気にひーちゃんがどうとか話に夢中だ。
ミートソース、唇の端っこについてるぞ。 舐めとってやろうかな…って、いやいや、何考えてんだ。
しかもこんな日に限って、襟の大きく開いたサマーニットにミニスカート。なあ、誘ってんのか?
1時間後
とっくに空になったコーヒーカップとケーキを乗せていた皿を見つめながら、俺はいつどう切り出したらいいのかわからず、何度も手を美奈子に伸ばしかけては引っ込めるのを繰り返していた。
さっきまでは心の中で葛藤を繰り返していたが、俺はもう今日、決行することに決めた。
席はカウンターに移動していて、隣合わせに座った状態だ。
色々と喋っていたはずなのだが、数分前からは挙動不審な俺の様子に気づいたのか、美奈子も黙り込んでしまっていた。
口から心臓が飛び出そうなほど緊張しながら、椅子の位置を直すフリをして少し離れて座っていた美奈子との距離を一気に詰める。その勢いで、美奈子の肩に手を掛けて引き寄せた。抵抗は無く、美奈子は俺に体を預ける格好となった。
体が密着した途端、無我夢中で美奈子に顔を近づける。
うつむいていた美奈子の顔が上を向き、目が合った瞬間に俺の箍は外れた。
「んんっ…」
美奈子の苦しそうなうめき声を聞きながら、唇を押し付けた俺と美奈子は抱きしめあった。
いや、正確には、俺が抱きすくめたような格好だ。ガタン、と椅子が音を鳴らす。
「…はあっ…」
俺はそのまま美奈子の腰に手を進めたが、少し顔を離して、本当にいいのか確認するように美奈子の顔を見る。
「あ、あの…」
美奈子は、真っ赤な顔をしながらかすかに言葉を発した。
「…ん?」
「こ、ここじゃ…あの… て、瑛くんの部屋とか… の、方が…」
途切れ途切れに聞こえてきた言葉に、俺はさらに理性を失う。
これはもう、確実にいいってことだよな?
「ん、俺の部屋、行こ。」
俺は美奈子の手を引いて部屋に連れて行った。もうここまで来ると、照れなどどこかに飛んで行ってて、多少強引だろうが不自然だろうがやる気満々だと思われようがなんだろうが、もうその先のことしか考えられなかった。
俺の部屋に入ると、美奈子は落ち着かなさそうにキョロキョロと辺りを見回している。
付き合う前には何度か勉強を口実に連れて来たことがあるのに、今日は丸出しの下心を読み取られたせいで微妙に照れくささを覚える。
今日に備えて、ヤバそうなものは全て隠したはずだし、ゴミ箱も片付けた。(昨日の夜、我慢できずに「一人で予行演習」した形跡などとても見られたくない)
俺は、移動してベッドの端に座った。
「…来いよ、美奈子」
真っ赤な顔を見られたくなくてやや下向き加減の俺の視界の端に、美奈子の脚が見えた。美奈子の足は真っ白で、細くて、女の子って感じがして、いつもドキドキさせられる。その足はだんだん俺の方に近づいてくる。
俺は、ベッドに座ったまま俺の脚の間に立っている美奈子を抱き寄せた。
「嫌だったら、嫌って言えよ? …大事にする。 約束する。 だから…」
「…うん。」
小さな声で美奈子の返事が聞こえた。俺の頭を撫でながら、美奈子の言葉は続く。
「私…ちょっと怖くて。でも、嫌って言うのは違って、その…あの…」
「…うん」
今度は、俺が小さな声でうなずく。
「優しく…して?」
俺の頭頂部に美奈子のおでこがくっつく。
「俺、も、いっぱいいっぱいで、ちゃんと、優しくできるかは分からないけど…が、頑張るから…」
段々熱を持ってきた俺自身の欲望に負けそうになり、俺は美奈子を強く引き寄せた。
「あっ あとっ…」
美奈子は俺の思惑に気づいたのか慌てて俺を引き剥がすように視線を合わせる。
「…ん?」
「あ、あの…その…っあ、私たち、まだ、その学生だし、ちゃんとしないとって思うのよね」
「…え?」
「…ちゃんと、つ、付けてくれる?」
顔を真っ赤にしながら、美奈子はそう言った。
かわいいなあ、俺は心からそう思いながら、枕の下からゴムを取り出した。
「バカ、何の心配してんだよ。やーらしー」
「だって、ひーちゃんがね? 勢いにまかせちゃだめよって。っていうか、瑛くんこそ、そんなの準備して…」
照れ隠しなのか、悪態をつくように美奈子はそう言った。
「…ここ、座れよ」
俺は自分の足を指さし、半ば無理矢理俺の膝に乗せた。
「ダメってば、私重いもん…」
「重くないって。オマエ一人くらい」
あばれる美奈子の上半身を押さえ込み、力技で顔を近づけキスをする。
美奈子はやっと観念したのか、俺の首に腕を回してきた。
「好きだ…」
息継ぎの合間に、そう呟く。小さく返事をする美奈子を抱き上げ、ベッドに寝かせる。
俺もそこに圧し掛かりながら、長い長いキスをした。もうどっちの吐息だか分からなくなるくらい交わした後、もう張り裂けそうになった俺自身の欲求に従い、その唇を体の方に下げていった。
ゆっくり、サマーセーターを脱がす。優しく、と言った手前下から手を差し入れて触るのは強引に感じられる気がして、逸る気持ちを必死で抑えながら試行錯誤を繰り返してようやく下着姿にすることができた。
「恥ずかしいから…窓…っ ていうかカーテン…」
美奈子は胸元に手を伸ばした俺を制してそう言った。確かに、レースのカーテンのみ閉めているこの部屋はかなり明るい。
「ああ…」
厚い方のカーテンを閉めると、部屋は薄暗くなった。何だか余計に美奈子が色っぽく見えてきて、優しくできるかどうか自信が無くなって来る。体を起こしたついでに、俺はTシャツを脱いだ。
脱いでしまうと、張り詰めた俺自身がばれそうだ、何て思いつつ、ジーンズなのでそんなに分からないかもしれないのだが。
美奈子を抱きしめると、すべすべした素肌が触れ合って、あまりの心地よさにどうにかなりそうだった。
「ごめん、美奈子… 優しくしようと思ったけど… 無理かも」
「えっ…?」
お得意の返事が出た美奈子の唇を夢中で塞ぎ、荒い息を抑える余裕もないまま俺の手は美奈子の体を弄り始めた。
「…んっ あ…」
暴走した俺の動作でも、何とか美奈子は反応してくれるらしい。
すでに優しくするなんてのは頭の隅に追いやられそうになっていて、強引にずらしたブラから出た膨らみに、俺は夢中で顔を埋めていた。
時々、ビクンと体を跳ねさせながら美奈子は俺の背中や頭に爪を立てる。
恥ずかしいのか、目を強くつむったままだ。
「はあ…はあっ…」
俺は頭に血が上った状態でスカートの中に手を進める。
「あっ…」
感じたというよりびっくりしたというような声が、俺の頭上から降ってくる。俺の体にしがみついた腕に、さらに力がこもる。
「美奈子… 美奈子っ…」
何とか下着を抜き取り、俺は美奈子の体を手当たりしだいに弄り続けた。
少しずつ、美奈子の中心が湿り気を帯びてくる。
ああ、美奈子も感じてくれてるんだと思うと、胸が熱くなってきた。
「お…俺っ、俺、もうっ…」
どのくらい時間がたっただろうか。よく考えてみると、いつ俺は美奈子に入っていいのか分からず、ひたすら美奈子の体を触っていたのだ。
しかし俺自身が限界を訴え、ジーンズに染み出してきそうな程先走りの液体を放出した頃、俺は美奈子に聞いてみた。
「…美奈子、…もう、入れても、いい…?」
「…う、うん…よ、良くわかんないんだけど、大丈夫、だと…思う」
美奈子が返事を言い終わる前に俺はジーンズを下ろし、美奈子の上半身を起こして、体に残っていた服や下着を剥ぎ取った。
「ちょっと…恥ずかしい…やっぱり…」
美奈子は慌ててベッドにあったタオルケットで隠そうとする。俺はそれを意地悪げに退けようとし、それでも抵抗する美奈子をタオルケットごと抱き寄せた。
「…ホントかわいいなオマエ。」
座ったまま向き合った美奈子の額に軽くキスをする。
「…あ、着けるから、ちょっと待って」
俺は手を伸ばし、枕の下からゴムを取り出した。何度か練習したので、多分ちゃんと着けられるはずだ。俺はトランクスを脱ごうとして、こっちをじっと見つめている美奈子に気が付いた。
「…ん?…」
「あ、あの… み、見たことないから、見てていい…?」
美奈子はタオルケットをかぶったまま恥ずかしげにそう言った。
「な、何だよ…べ、別にいいけど。」
つられて俺までしどろもどろになりながら思い切ってトランクスを脱ぐ。
跳ねた俺自身からは先走りの液体が流れ出ており、それには、少し目を逸らしていた美奈子も気づいたようだった。
「…あ」
美奈子はゆっくりこちらに手を伸ばしてきた。
「…美奈子?」
俺は、暴発寸前の俺自身に触れられないようにおもわず腰を引く。こんな状態では1分耐えることもできないだろう。
「え、えと…私、ばっかり、してもらってる、から…」
顔を真っ赤にして、美奈子はそう呟いた。と、同時に、美奈子の手は俺自身にそっと触れた。
ちょっと待て、そんなことどこで覚えて来たんだよ。
「えっ…い、いいよ、俺っ…もうっ…」
クチュッ…
俺自身の先端と、先走りの液体が擦れて大きな音がした。あまりの恥ずかしさと気持ちよさにそこから目を逸らした次の瞬間だった。
「くっ…っ」
ドクンッ…
「あ…あ…はあ…」
俺は情けない声を上げ、そのまま果ててしまった。
俺自身はドクドクと脈打って大量の欲望の塊を吐き出し、それは、俺の体や足、美奈子の手に降りかかってやっと放出を終えた。
「あ…」
美奈子は、目を丸くしてその様子を見ていたが、すぐにこの事態の気まずさに気が付いたのか、恥ずかしがるような、申し訳無さそうな、微妙な表情になった。
「あ…あの、ご、ごめん…」
入れる前にイク、なんて男としては最大級の情けなさで、俺は消えてしまいたいような気分にさえなりながら、うつむいた。視線の先には、本当に大量の白い液体がそこら中に散っている。
「え…えと…」
落ち込む俺をみて、美奈子は何と言っていいやら分からないといった表情でこちらを見る。
「ごめん…俺…」
ちぎりかけたゴムの袋が余計に情けなさを増幅させる。
「…瑛くん、好きよ?」
美奈子は突然、俺の頭を撫でながらそう言った。
美奈子なりに、俺を気遣ってくれた一言なんだろうか。俺はそのまま美奈子に体を預けた。
「…俺、ほんと情けねー… かっこ悪…俺、オマエの前ではいつもかっこよくしてたいのに」
「…かっこ悪くなんかないよ… 今度、また…しよ?」
何でこんなに、美奈子は俺の全てを許して受け入れてくれるんだろうか。
そのまま俺は、美奈子の体に手を回し、力いっぱい抱きしめた。
「…瑛くん」
「ん?何?」
「とりあえず、拭こう…」
「…そうだな」
俺はおもわず噴出して笑ってしまった。
薄暗い部屋で、俺たちは裸のままベッドで布団に入り話し込んだ。
そこは健康な男子高校生なので、間もなく俺自身は回復したのだが、何となく今日はバツが悪くて必死の思いでキスまでに留めておいた。張り詰めた俺自身を隠すのは一苦労だったのだが…。
今度は映画を見に行こう、あの空中庭園が綺麗らしいから寒くなる前に行こう…
俺の隣で嬉しそうにこれから先の話をする美奈子が愛しかった。
こんな俺を、全部受け止めてくれた。
絶対に、俺は美奈子を傷つけるようなことはしない。
口に出すのはさすがに恥ずかしくて、とりあえず抱き寄せてみる。
美奈子は目を細めて、俺の胸に顔を埋めてきた。
「ただいま、瑛、いるのかい? おや、お嬢さんも?」
階下から爺さんの声がして、俺はハッと目を覚ました。
どうやら眠ってしまっていたらしい。
カーテンの隙間から射していた光も、すっかりなくなっていた。
「!!」
次の瞬間、俺達は顔を見合わせて飛び上がるほど焦った。
何せ、二人とも服を着ていない。それに、階段下に靴を脱いでいるので2人で居るのは明らかだった。
とりあえず俺だけでも、と慌ててTシャツを掴む。
「俺、下行って時間稼いでくるから」
ベッドの中の美奈子にそう声を掛けて、俺は転がり落ちるように店へと下りた。
以上です。
初めての投下なんで見苦しい点もあるかとおもいますが
見逃してくださいませ。
>>24-26 乙です
めちゃくちゃ萌えました…!
若の表情が脳内で再生されましたよ!
お返し編wktkしてまってます!
>>29 乙!!
初とは思えないほどNiceクオリティ。
ヘタレもまた愛し、萌えたよ。是非続きを!
豊作じゃ!豊作の神が…!
>>24 若…乳首弱いのかw
さあ早く若の仕返しを書く作業に戻るんだ!
>>29 キwテwルwww
ヘタレテルお前が好きだ。がっついてる高校生いいなw
2人ともGJすぎる!
若の仕返しとキテルの本当の初体験、wktkしながら待ってるぞ
乳首若も早漏キテルも(・∀・)イイ!!
耐えられないんd(ry
>>29 二人の描写が細かくて愛情溢れてていかにも
つきあいはじめた初々しい恋人同士なのが可愛い!!
リアル高校生ぽくて萌えたーーー。
わあ、これが初めてだなんて!また読みたいです♪
若とキテルの2作品キテター!若の話、こうやって文にしてくださるなんて、
やっぱり妄想もするものですなぁ。
妄想(ネタ提供)してくれた方もGJです!
キテルは…ヘタレキャラが妙に輝くw
まぁこの後はちゃんとキメるんだろうけどw
GJです!
ありがとうございます!
若が乳首攻めのお返しするとしたら、やっぱりおっぱいチュパチュパですか
最初にまだBカップくらいのデイジーを「女性ホルモンの分泌されやすい触り方」や
「女性ホルモンの分泌されやすい焦らし方」などを勉強してDカップくらいまでに育てるとか…
「最後までするより、ここぞというときにやめた方が成長にはいいらしいです」とか
わけのわからんことを思い付いても、結局自分も苦しい思いをするというのを
後で気付いて困りましたとか言い出すんだろうな
乳首攻めっていやらしい響きだなw
やっぱり乳首攻めには乳首攻めで返すのかね若w
白シャツ着て左乳首スッケスケな若を想像しましたwwwwww
自分はあの夏に着てるピンク色のシャツで受信したwピンクシャツ乳首
デイジーが控え目な胸を気にしています
どうしますか?
→いっぱい育ててナニを挟んでもらう
いい感じに育てて感触と形などなどを楽しむ
貧乳はステータスだ。貧乳最高。マジ激ヤバ
「…悩みますよねぇ、先生としてはどれも捨て難いです」
「は?」
「育てる過程でどれも経験できるんですが、育てきった後に元に戻せないのが困りものなんです」
「え?」
「とりあえず下着のサイズが合わなくなったら一緒に買いに行きましょう。先生張り切って選びますから」
「……(ダメだこいつ、早くなんとかしないと)」
マジ激ヤバに笑った
下着もやはりエレガントなものを所望なのだろうか
流行を追うなら黒タイツに透ける縞パンか
黒ニーソの絶対領域だな
メッティとか志波はハイソックス派っぽいけど
若はニーソとかタイツ何気に好きそうだ
デイジーをおかずにしてオナヌーした後の反応
罪悪感を感じてうだうだする派
キテル・メッティ・ハリー・アマショ
出した瞬間に切替わって日常生活に戻る派
志波
普通に満足する派
クリス・若・花屋・隠し・井上
ふと思い浮かんだ。
どういう算定基準だよw
デイジーの冬服、夏服、タイツ、ハイソなどのバリエーションで
売り出したらオカズとして売れそうですね
井上ww
櫻井とピュアとキバヤシの振り分けはいかにw
やっぱり、ピュアは罪悪感
キバヤシと櫻井は満足じゃないだろうか
キバヤシはデイジーのことを想像しながら他の子に舐めさせる感じ
オナヌー頻度が高いのは誰だろうか
意外と真面目そうなやつほどしてそう
キテルは王子様のわりにオナヌー頻度高そう
というか、王子様は上辺で内面がかなり庶民でちょっとアホの子な
男子高校生ということでどうしてもヘタレっぽく思えるw
オナヌー率+罪悪感高…キテル、ハリー
普通にする…志波、花屋、隠し
脳内でデイジーを汚すことに快感を覚えるドS…アマショー
たまにするけど後でgkbr…メッティ、ピュア
オナヌーするくらいなら押し倒す…エロ外人
オナヌーするくらいなら他の女に舐めさせる…キバヤシ
若はなんか読めないなぁ
押し倒しそうだけどオナヌーしそうだしドSそうだし
とりあえず修学旅行行ける人は2ショット写真、勇気が無ければ
隠し撮り、もしくは学校で販売するやつでこっそり購入してオカズにできる
エロ外人www
最萌えだから押し倒されたいよエロ外人w
写真なんかなくてもオカズに出来るぞ
> 他の女に舐めさせる
…のところ、「他の男」と誤読しまった自分がここにおります。
「キバヤシ、ネトラレ属性かッ」と別の意味で禿萌え。すまぬ。
↑補足。
デイジーを誰か別の男に舐めさせ、キバヤシはそれを見てるだけ、
というシチュに変換してしまった…既にオナヌーにすらなってないし。
連投、再度すまん。
>>62 ど変態だなキバヤシw
でも唯一それがありえるキャラかもねww
天地にそれやらせてる気持ち悪い同人サイト見たことあったなぁ。
天地の扱いがどんだけ〜って感じだった。天地そういうの多い気がして不憫だ。
普通のが見たい。天地で。
萌えポイントなんて人それぞれなんだから、
それを気持ち悪いとか気配り値低いこと言ったらめ!
自分が見たいものは自分で作る!
>>65 じゃあお前も本気で気持ち悪がってる人に対して気配り低いこと言うのやめたら?
お前んち鏡ないの?
>>65 他人の妄想に文句言うなって読みとれるんだけど。
そんなのお互い様だろう。なんでピンポイントでからんでんの?図星だったから?
妄想するのも文句言うのも自由だとは思うけど、何故そんなことですぐピリピリするんだ?
花粉症の季節だからな
鼻がぐずついてイライラもするだろうさ
エロエロハッピーエロハッピーというポリシーだけは大事にしたいね
職人さんお待ちしてます
同意!
みんなでエロハッピー!
職人さん降臨待ちwktk
エッチの最中に「お兄ちゃん」と言ったら志波と花屋はどことなく喜びそうだ
隠しもなんとなく喜びそう
声が12人の妹の兄だからか、職人さん達の過去作品からか
隠しはイメプレ好きそうな感じ。
きっと過去の作品のせいww
普通なら言いにくいこともさらっと言えそうだ
イメクラか…喫茶ヤング・プリンスをやった時にひーちゃんが同じクラスだったら
制服をメイド服とかにセッティングしてきそうだなぁ
ロングで黒基調の上品なやつだが、キテルとか若はそういう系に弱そうだ
クリスだったらもっとスカートを短くするべきやとか言いそうだが
メイド服、ホーンテッドマンションで妄想した
流れぶった切って、デイジー×キテル投下。
エロ薄めというか雰囲気だけです。
初めて書いたのでお見苦しい点が多々あるかとは思いますが、生暖かく見守ってやって下さい。
「えっと、お前な、」
「なぁに?」
俺の柔らかなベッドの上で、ぱっちりとした、なにか小動物を思わせる瞳がこちらを見上げる。いわゆる、上目遣い。こいつはわかってやっているんだろうか?
「いや…なに、してるんだ?」
カチャカチャ
「あのね、ベルトが外せないの。」
それはわかる。さっきからの金属音はそれか!なんては言ってやらない。というか、そんな軽口を叩く余裕はない。
「あのな、なんで外してんの?」
「……んー?」
またもや上目遣いで俺を見つめ、桜色のなんだかつやつやとした唇がにこーっとした笑みを形作る。あ、谷間見えちゃったよ。
「っいや、だから、あのな、」
お前、針谷と付き合ってるんだよな?
喉まで出かけた言葉を飲み込む。
何度も何度もデートを重ね、後は告白のタイミングをはかるのみ、と思っていたら、あいつはいつの間にか針谷とくっついていた。
まさに青天の霹靂。
にこにこしながら、ハリーがね、好きって言ってくれたの、なんて言われたら、よかったな、としか言えなかった。
せっかく同じ一流大学に行けたのに、俺のポジションは同じまま。大学でも、いわゆるど天然なくせに妙に男心を心得ているあいつには男が群がっている。その蚊除け的存在が今の俺、のはずだった。
「ん、外れた。瑛くんのベルト複雑。」
からだが近い。ただでさえ狭いシングルベッドに二人でいるんだから当たり前なんだけど。
俺よりずっと細いのに柔らかそうで、何度も夢見たあいつのからだが目の前にある。俺の好きな海の色のキャミソールとふんわりとしたスカート。
キャミソールの間からは凶悪なまでに魅惑的な谷間がさっきから惜しげもなく披露されているし、スカートははだけて太ももがちらりと覗いている。
もう、針谷もモラルもどうでもいい。これは襲ってもいいってことだろうか?
ジー
そうこう考えたり、悩んでたり、にやにやしているうちに、チャックまであけられてしまった。こいつ、ぼんやりなのに仕事が早い。
「おい、お前っ…んっ」
あわてて口を開いた瞬間、あいつの唇が俺のを塞いだ。
枕相手に練習していた成果を確かめる術もなく、俺のセカンドキスはあっけなく奪われた。
「…っはぁ…んんっ…」
舌をからめられて、頭はピンク色に染まった。明るみに出された日常用ボクサーパンツをやわやわとさすられながらのキス。どうしようもないくらい、淫靡だ。
「ね、瑛くん。いい?」
殆ど唇を離さずにあいつが囁く。
「もう途中で止められないからな。」
完全にスイッチオン状態の俺はあいつを軽く睨みつけてそう答えたのだった。
終わりです。
もしかしたら本番も書いて続き投下するかもしれません。
お目汚しすみませんでした。
これで続きがないとか
頼むよ耐えられないんだって言わせたいとしか思えない
このスレと保管庫を見ていたら無性にムラムラして、瑛×デイジーを書き上げてしまったので投下します
生まれて初めてエロを書きましたw
故におかしな点ばかりだと思いますが、よければ読んでやってください。
卒業後設定です。
82 :
1/4:2009/03/07(土) 02:02:50 ID:uYtx8mPQ
大学に入ってから何だかんだでお互い忙しくて、なかなかゆっくりデート、なんて出来なかった。
今日は、久しぶりのデート。と言っても、瑛くんの家なのだけれど。
それでも、うれしい。話したいことがいっぱいあって、自然とわたしの足は速まった。
おかげで約束の時間よりもだいぶ早くついてしまって、瑛くんに笑われた。でも、そのやりとりさえしあわせだと思ってしまうから、わたしはやられてる。
「おまえ、張り切りすぎ。まあいいや、上がれよ。俺、コーヒー淹れてくるから、先に部屋行ってて」
「うう…、だって、楽しみだったんだもん! …おじゃましまーす」
久しぶりに入った瑛くんの部屋は、かすかに潮の匂いがする素敵な部屋のままで、やっぱりすき。
何だか懐かしい気分になって、部屋をきょろきょろ見回していたら、コーヒーを二つ持った瑛くんが入って来た。
「そんなとこにぼーっと突っ立ってないで、座れよ」
「あ、うん」
ベッドに腰を下ろす。瑛くんはちらりとこっちを見たあと、テーブルの椅子に座った。
せっかく二人っきりなのに空いた距離が悲しくて、思わず声を掛けた。
「瑛くんもこっち、座って?」
「……っおまえなあ! こっちは必死で堪えてんのに…、ほんっと鈍感…」
「え?」
言っている意味がわからなくて訊き返したら、ため息をこぼされた。と、同時に抱きしめられて、訳がわからない。
「知らないからな。おまえが誘ったんだから、やめてって言っても、止めない」
耳元でそんな熱っぽい声で囁かれたら、たまらない。どきり、と心臓が高鳴った。
ああ。わたし、期待してしまっている。
83 :
2/4:2009/03/07(土) 02:05:27 ID:uYtx8mPQ
ついばむようなキスのあと、いきなり噛みつくようなキスに変わる。口内を犯す舌に、頭がおかしくなりそう。
必死で応えているつもりだけど、そろそろ息がくるしくて、力が入らない。
そんなわたしの様子を見かねたのか、唇が離される。それでも繋がっている糸を切るように、最後に音を立ててキスをされた。
そのまま優しく押し倒されて、唇が下がっていく。
触れられたところぜんぶ、性感帯なんじゃないかと思う。だって、瑛くんが触れた場所は全部あつい。
まだ愛撫も始まったばかりなのに、もうどろどろに溶けてしまいそうなくらい、感じてる。
「今日、いつもよりエロいな、おまえ。…やーらしー」
「やっ、そんなこと…、ふぁ…っ」
そんな自分に気づかれたのが恥ずかしくて、かあっと身体がまたあつくなる。
服の中に入り込んだ手が、また身体をあつくさせていく。
ブラの上からやわやわと胸を揉まれて、その中心をかりかりと引っかかれる。
もどかしい刺激に、身体が疼く。もっと、触ってほしいのに。
「っん……それ、や…っぁ」
「いや? じゃあどうして欲しいの? 俺、わかんないよ」
わかってるくせに。わかってるくせに、そんな意地悪しないで。じとりと睨んでみたけれど、涙目のそれじゃきっと意味がない。
その間にも物足りない刺激が中途半端に高ぶらせていくから、わたしは観念するしかなかった。
「…ブラ、取って……っ!」
「よくできました」
ニターっと勝ち誇ったように笑った瑛くんに、ブラを上にずらされる。露わになった先端はぴんと立っていて、すごく恥ずかしい。
84 :
3/4:2009/03/07(土) 02:08:15 ID:uYtx8mPQ
「ちょっと触っただけなのに、もうこんなになってるけど?」
「ひゃ、や、ぁあっ! っん、あっ」
敏感になった先端をくりくりとこねられて、舐められて、自分でも驚くくらいの声が出た。思わず手で口を塞いだけれど、すぐにその手をベッドに縫い留められる。
「だめ。おまえの声、聞きたい」
「やぁ、だって、恥ずかしいよ……」
「いまさら恥ずかしいもないだろ?」
しゃべっている間に手がどんどん下がっていって、ショーツの上からソコを撫でられる。
「ん、ふぁ…! や、ぁっ…」
「うわ、びしょびしょだな、ここ」
ぬるりと無遠慮に指が入ってきて、わたしの弱いところを確実に攻められる。
「やっぱり今日、いつもよりエロい」
そんなふうにしたのは誰なのって思ったけど、与えられる快感にそれは言葉にならない。
本当に、わたしがこんなにいやらしいなんて知らなかった。
「おまえ、ここ弱いよな」
ぷっくりその存在を主張する粒を急につままれて、頭が沸騰しそうになる。
「っやぁ! そこ、や、だめ…! っんぁ、あんっ」
「本当に嫌なのか? どんどん溢れてくるんだけど」
「ん、んっ、いじわる…っひぁ! あっぁ、あっ、やっ──!!」
弱いそこを性急に攻められて、あっという間にいってしまった。
「もういったのか? 早いな」
いったばかりの敏感なそこに、指がはいっていく。それだけでまた、わたしの身体は高ぶり始める。
わざと音を立てるように指を動かされて、羞恥と快感で、頭がどうにかなりそう。
「…なあ、いい?」
先程から追い立てる指にわたしはもう余裕がなくて、必死でこくこく頷いた。
そして、指なんか比較にならないくらいの圧迫感が襲ってくる。
85 :
4/4:2009/03/07(土) 02:10:23 ID:uYtx8mPQ
ゆっくり、焦らすみたいにして動かされて、もどかしい。足りない。
気づいたら、自分から腰を振ってしまっていて。
「自分から動かすなんて、ほんとやらしーな、おまえ」
「ち、ちが…っ! ぁん、あっ! あぁ、あっ」
腰を掴まれて、ガクガク揺さぶられて、最奥を突かれて、頭はもう快楽に真っ白だった。
「っ俺、もう…!」
「───っ!」
瑛くんが果てるのと同時に、わたしもいってしまった。
「…瑛くんのばか」
あのあと、まだ足りないなんて言う瑛くんに付き合って、ずぅっと鳴かされた。
わたしはなすがままで、過ぎる快感に身体が悲鳴をあげて……本当に、疲れた。
「はあ? おまえだってノリノリだったろ」
「の、ノリノリなんかじゃないよ! 瑛くんがっ…!」
「もっと、ってねだってたのは誰だったかなぁ?」
「〜〜〜っ!! 瑛くんのばかぁっ!」
すごくすごく疲れたけど、幸せだから。
べつにいいかな、なんて。
わたしは、やっぱりやられちゃってるらしい。
以上です。
エロエロハッピーエロハッピーを目指して頑張ったつもり…ですw
失礼しましたー。
うむ、エロエロハッピーであった
なんというエロハッピー…
余裕のあるキテルも余裕のないキテルもどちらもGJだ!
ふたつともGj!!!!
キテル好きだ・・・
若を待ってみる
デイジー×キテルのデイジー視点で投下です。
密さんがちょっとだけ登場。
相変わらず、エロ薄めです。
瑛くんは誤解しているみたい。きっと。ことあるごとにハリー、ハリー。もしかしてハリーのことが好きなのかな?いや、そうは信じたくないんだけど。
休日は色んなところに一緒に行っていっぱい思い出作って、珊瑚礁のバイトしながら苦手なお勉強も頑張って、やっとやっとおんなじ大学に行けるようになったのに。いつまでたっても友達っていうポジションにしか私を置いてくれない。
だからひーちゃんに相談して、対策を練ることにしたの。
「あのねぇ、女の子だからっていつまでも受け身でいちゃダメよ?佐伯くん、きっと草食系男子なのよ。」
「そんしょくけい…?」
よくわからないけど、そうなのかもしれない。もう四年間も一緒にいるのに、手しか繋いでないもん。
「そうよ。だから、あなたが積極的に行かなくちゃ。」
「そうなの?どうやって?」
「それはね…、」
綺麗で親切で物知りなひーちゃん。いつもありがとう。私が三回生まれ変わっても思いつけないようなことをさらっと教えてくれるひーちゃんのおかげで、私もう一頑張りできそう。
「ね、瑛くん。今度の日曜日暇かな?美味しいワインひーちゃんに貰ったから、瑛くんと一緒に飲みたいな。」
「お、いいな。ちょうど美味いチーズがあるんだよ。」
「じゃあ、瑛くんのお部屋行っていい?」
「お前特製ミートソースのスパゲティ作ってくれるならな。」
「もちろん!カルパッチョもつけちゃう。」
瑛くんは、かっこいい。すごくモテてる。最近は高校時代に輪をかけてモテている気がする。
大学に入ってからは仲の良さを隠さなくなったから、周りの人に何回も付き合ってるのか聞かれちゃった。でも、いつも答えは「まさか!付き合ってないよ。」で。それがほんとに辛くて。
だから、私、一世一代の色仕掛けをすることにしました。
お料理も上手にできて、瑛くんは喜んでくれた。ワインもチーズもとっても美味しい。だからついつい飲み過ぎて、頭がくらくらする。からだが熱っぽい。
「なんだか暑くなっちゃった。」
「つーか弱いくせにお前、飲み過ぎなの。」
端正に整った顔が私に笑顔を向ける。笑いかけてくれるだけで幸せを感じてたときもあったけど、でも今は足りないの。ごめんね。
火照ったからだをとりあえず冷やそうと、羽織っていた薄いカーディガンを脱ぐ。
「っや、あの、ク、クーラー下げようか?」
急に瑛くんがどもりだす。なんだか、慌てるとどもる癖あるよなぁ、瑛くん。
「大丈夫。ありがとう。脱いだらちょうどいいから。」
中はアクアブルーのキャミソール。買ったばっかりなんだけど、気に入ってくれるかな?ああ、涼しくて気持ちいいな。
「でもちょっと眠くなって来ちゃった。」
そう言って、瑛くんの後ろのベッドに飛び込む。なんだか瑛くんのいい匂いがする。
「や、あのな、そこは俺のベッドなわけで。」
「じゃあ瑛くんも一緒寝よ?」
ベッドのそばにいた彼の手を引っ張る。
「あーもうっ!お前は…。」
そんなこといいながら、一緒に横になってくれる。彼はとても、優しい。表現の仕方が不器用なだけで。そんな彼が、私はとても愛しい。
だからもし、ハリーが好き、とかそんなつもりじゃ、とか言われても、せっかくの心地いい関係を壊しちゃったとしても、私は瑛くんのものになりたい。
ものすごく、ほんと顔から火が出るほど恥ずかしいけど、ひーちゃん直伝の、どんな人でもその気になるというボディタッチをはじめることにした。
そろそろと手を下ろす。彼の澄んだ瞳を見つめながらはさすがに恥ずかしくてできないから、ちょっと胸元を見つめながら。なんだかつむじ辺りに痛いくらいの視線を感じるけど、負けない。
カチャカチャ
う、ベルトってこんなに複雑なのね。片手じゃ無理かも。
早くも投げ出しそうになったその時、ちょっと低めの聞き慣れた彼の声が降ってきた。
「えっと、お前な、」
おしゃれな瑛くんらしいけど、あまり機能的ではなさそうなベルトに悪戦苦闘しながら答える。ふと彼を見上げると、なんだか戸惑った顔をしている。顔が熱い。
「なぁに?」
「いや…なに、してるんだ?」
いつも、どちらかというと早口の彼が、ゆっくりと、一言ずつ言葉を紡ぐ。茶化したり、チョップしている場合でもないので、素直に答えることにした。
カチャカチャ
「あのね、ベルトが外せないの。」
いや、ほんとに。いったいどうしてこんな複雑なベルトを着けているのか聞きたくなる。
「あのな、なんで外してんの?」
あ、核心を突かれた。困ったなぁ。とりあえず、ジャパニーズスマイルで誤魔化してみよう。
「……んー?」
瑛くんのほっぺたが赤くなった。手、繋ぐときと同じ感じ。私の気持ち、わかってくれないかな?
不意にすっと視線をそらされて傷ついたけど、めけずに頑張る。
「っいや、だから、あのな?」
そう言うと瑛くんは百面相をはじめた。これ幸いと、ベルト外しに専念すると、意外にもするりと解けた。
「ん、外れた。瑛くんのベルト複雑。」
思わず、考えてた事をそのまま口にしてしまう。気を悪くしていないか心配だけど、ここまで来て止めるのは一生後悔しちゃうよね。
ジー
ベルトの難関を抜けて、ボタンを外し、ジッパーを下げる。なにか、硬いものが指先に感じる。
瑛くんが、あわてて止めようとしたから、私は彼の唇に自分のを重ねた。
「おい、お前っ…んっ」
すごくすごく声が、色っぽい。男性なんだな、とつくづく思ってしまった。自然に目を閉じてその感触に没頭してしまう。
「…っはぁ…んんっ…」
気持ちよさそうな瑛くんの声に後押しされて、ひーちゃんに教わるまま、舌を絡めてみる。
いつも口に入れる食べ物とは圧倒的に違う存在感を放つ、生き物のような舌。うっとりしてしまう。これが官能的って言うんだろうなぁ。
瑛くんの下半身をさすりながら、教えられたとおりの、『魔法の言葉』を囁く。
「ね、瑛くん、いい?」
唇を離すのが名残惜しくて、殆ど近づけたまま。
「もう途中で止められないからな。」
そう言って彼は肉食獣のような目で私を睨みつけたのだった。
終わりです。
ベッドシーン、書き上げられればまた投下します。
>>93 GJ
お疲れ様した
しかしアレだ、キテル受けいいねぇ
男受けはあまり読んだことないがハマりそう
>>93 おなご攻めステキですね!ワクワクしました。
ベルトに悪戦苦闘なデイジーかわゆす^^
自分でも書かな!と思いつつも素敵な作品に
めぐり逢えると、胸がいっぱいに。
つい受け身になってしまいます。
可愛いキテル受、大好き!!!
続編楽しみにしてる〜GJ!!
GJ!
これからキテルのターン!!なわけですね。わかります。
ハリーの立場がよくわからないんだが、
キテルはハリー×デイジーだと思いこんでて、
デイジーはキテル→ハリーだと思いこんでる、でおk?
なんというキテルラッシュ!!
そしてGJ
なんかクリス、天地、真咲、キバヤシ以外は初めてするときに
ブラの外し方がよく分からずに苦戦しそうだ
外し方を教えてあげて、相手が慣れてきた頃にフロントホックのブラをつけて
背中に手を回した男が「あれ…ちょ、ホックがない…」って状態するのが小悪魔流
キテルラッシュの波に乗って投下させていただきます。
キテル×デイジー。在学中ですでに付き合ってる設定。
デイジーの名前は「美奈子」です。
「うそ…………」
大勢の人混みに揉まれながら、美奈子はぽつりと呟いた。
呆然とする美奈子の目の前にあるのは、学校の廊下に張り出された1枚の大きな紙。
そこには美奈子達の学年の全生徒の名前といくつかの数字が記されている。
……今日は、学期末テストの順位発表日。
先ほど張り出されたばかりの順位表を前に、喜びと嘆きの声がひんやりとした廊下に響き渡る。
……けれど、今の美奈子はそのどちらにも当てはまらなかった。
呆けたように立ち尽くしたまま、何度も何度も瞬きをさせて目の前の紙を凝視する。
「うわ〜! アンタ凄いやん! 17位やて!!」
「わっ!!」
そんな美奈子を現実に引き戻したのは甲高い大きな声。
気がつけば、隣に友人のはるひが興奮したように立っていた。
「なーなー、どんな裏技使うたん? アンタ今までこんなにえぇ点数取ったことないやろ?」
頬を真っ赤にさせながらはるひは美奈子の腕を掴む。
「あんまり勉強してる素振りも見せへんかったやん。一体いつ勉強しとったんよ〜、この薄情者〜!」
美奈子を小突くようにしながらも、まるで自分のことのようにニコニコと
嬉しそうに笑うはるひに釣られるように笑顔になる。
「ええっと、ちょっと知り合いに家庭教師をお願いしたんだ」
「ほんま〜? 今度、ウチにもその家庭教師、紹介してな!」
「う、うん。その内、ね」
やっぱり褒められて悪い気はしない。美奈子も照れたように頬を掻いた。
……そんな2人の側に、すうっと1つの影が静かに歩み寄った。
「へぇ。その家庭教師って、よっぽど優秀なんだね」
「!!」
頭上から響いた声に、美奈子の背筋にビリリと電流が走る。
聞き慣れた……けれど、どこか聞き慣れていない声。
弾かれたように後ろを振り向くと、そこにはニッコリと『優等生スマイル』を浮かべた佐伯瑛が立っていた。
「凄いじゃないか、17位なんて」
学校で見る、いつもの瑛の笑顔。
……けれどその笑みはほんの僅かだけいつもと違う。
それはきっといつも一緒にいる美奈子にしかわからない程度の小さな変化。
その笑みの意味がわかったからこそ、美奈子は瑛から目を逸らすように目の前の順位表に視線を戻した。
「そ、そうかなぁ。佐伯君ほどじゃないよ」
瑛の順位は美奈子よりもっと上の8位。けれど、瑛は先ほどから笑みを崩さない。
「そんなことないよ。その家庭教師って人に教わってれば、まだまだ上を目指せるんじゃない?」
「そ、そうかもね……」
「次も頑張ってね。僕達、いいライバルになれそうだから」
思わず瑛から目を逸らして口ごもる美奈子に再度ニコリと微笑みかけて、瑛は2人の元から去っていった。
はるひは美奈子の腕を掴んだまま、ぽかんと瑛の背中を見送っている。
「……ビックリした〜。プリンスの方から話しかけてくるなんて珍しいな〜。
……ん? 美奈子、どないしたん?」
「う、うぅん、なんでもない。……あ、ゴメン。私用事思い出したからそろそろ帰るね!」
「へ? そうなん? じゃあ今度、テストも終わったし一緒にケーキでも食べに行こうな」
「わかった。じゃあね」
言って美奈子は笑顔のまま手を振って、悲喜こもごもの結果発表風景の群れから抜け出し、
校舎の外に向かって走り出した。
彼女の目指す場所は………………
「もうっ! あんな時に話しかけて来ないでよ! 誤魔化すの大変だったんだから!」
喫茶珊瑚礁。その2階にある瑛の部屋。今そこには部屋の主である瑛だけでなく、美奈子の姿もあった。
「だって仕方ないじゃん。西本があんなでかい声で叫んでるんだからイヤでも聞こえるって」
「むぅ……」
憎まれ口を叩く瑛の淹れてくれたコーヒーを一口飲む。
……美奈子がこうして彼の部屋を訪れるようになってどのくらい経つだろう。
始めは珊瑚礁のアルバイトとして常に顔を合わせるようになった2人が、
互いの距離を縮めるのにそれほど時間は必要ではなかった。
今では立派に世間で言う『彼氏彼女』となっているのだけれど、そのことは2人だけの秘密だ。
瑛は『成績を落とさないこと。学校で問題を起こさないこと』を条件に珊瑚礁で働くことを許されている。
もし学園のプリンスである瑛に恋人ができたと知られれば、親衛隊達が何を仕出かすかわかったものじゃない。
何か問題を起こされないためにも……そして何より、美奈子の身の安全のためにも、
学園内では接触するのを極力避けていた。
それなのに、どうして瑛の方から話しかけてきたのかと言うと…………
「でもさ、俺のおかげ……だろ?」
「………………」
……そう。今回の試験は、1ヶ月前から美奈子は瑛に付きっ切りで勉強を教えてもらっていた。
瑛は頭がいいだけあって、教え方もとても上手い。
美奈子が授業中にうんうん唸りながら解くことのできなかった問題も
瑛が説明してくれただけで面白いくらいすらすらと解くことができた。
試験中も手ごたえを感じることができたし、結果は今日の順位発表の通り。
瑛も自分の実力を改めて確かめることができて嬉しくて仕方が無かったのだ。
……けれど、瑛が喜んでいるのは美奈子の成績が良かったからというだけではない。
もう1つ、先ほどから瑛の笑みが消えない理由は…………
「……なぁ、美奈子」
ほんの僅か熱を帯びた声に美奈子はドキリとする。
「お前言ったよな? いい成績を取れたら、俺の言うこと何でも聞くって。
この1ヶ月、テストに集中したいからってキスもさせてくれなかったじゃねーか。
俺ずっと我慢してたんだぜ?」
「………………」
確かに、半月ほど前に美奈子はそう言った。
でもあれはその場の勢いと言うか売り言葉に買い言葉と言うか……
マジメに勉強している美奈子に瑛が抱きついて邪魔をしようとするからケンカになってしまい、
『順位がよかったら何でも言うこと聞いてあげるから!』と叫んでしまったのだ。
(私のバカバカ! ……なんであんなこと言っちゃったんだろう……!)
あの時の瑛の顔を今でも思い出せる。
『何でも言うことを聞く』と言った途端、目を真ん丸くさせたかと思ったら
唇の端を上げてにんまりと笑い、それまで邪魔していたのが嘘だったかのように真剣に勉強を教えだしたのだ。
「でももういいよな? テストも終わったし、お前も俺のおかげでいい点数が取れたんだし」
「それはそうだけど……」
「約束、果たしてもらうぜ」
「で、でも……きゃっ!」
突然、口ごもる美奈子の手を取った瑛にベッドの上に押し倒される。
太陽と海と、瑛の匂いのするベッド。今まで何度このベッドで肌を重ね合わせただろう。
美奈子はこの匂いが好きだった。ここで全身で瑛を感じることが何よりの幸せだった。
瑛の指が美奈子の頬の線をなぞり、僅かに顔を上向かせられる。
美奈子は瑛を真っ直ぐ見上げたままそっと目を瞑った。
それはまるでキスをねだっているようで少し恥ずかしかったけれど、
瑛が1ヶ月我慢していたのと同じように、美奈子だって瑛に触れたいのを我慢していたのだ。
そんな美奈子の心の声が届いたのかどうか。瑛がクスリと笑う声が聞こえたかと思うと、
甘くて柔らかなもので包み込むように唇を合わせられた。
もう何度もキスしてるのに慣れるなんてことは全然ない。いつもドキドキの連続だ。
「ん……」
軽く触れて、離れて、また触れる。
何度かそれを繰り返したところで、頬が熱くなってゆくのがわかり、漏れる声に甘いものが混じり始める。
それを見計らったかのように、瑛の舌が美奈子の口に捻じ込まれる。
「んっ!」
反射的に美奈子は舌を奥に引っ込めさせて逃げようとするが、瑛は懸命に美奈子の舌を追いかけた。
舌を捕らえるかのように絡められ、角度を変えて更に深く口付ける。
何か縋るものが欲しく瑛の首に手を回す。すると2人の体は更に密着した。
「はぁ…………」
一通り貪られたところで唇が離れる。名残惜しそうに2人の間に銀色の糸が繋がっていた。
うっすらと目を開けると、何とも言えない扇情的な瞳と目が合った。
……私だけじゃなくて、瑛も感じてくれているんだ。
瑛の瞳の中に自分の顔が映し出されている。ただそれだけのことが堪らなく嬉しかった。
……けれど、瑛の手が制服を脱がしにかかった時にハッと我に返る。
「だ、ダメだよ瑛! マスターが来たら……!」
「あぁそれは大丈夫。じいちゃん、今日は泊りがけで出掛けてるからさ。帰ってくるのは明日の夜」
美奈子の最後の抵抗の言葉も、子供のような無邪気な笑みにかき消される。
まるで宝物を見つけたかのようなキラキラした笑顔。
学校で見せる『優等生』な彼とは違う、美奈子しか知らない表情。
……こんな顔されたら、これ以上拒むことなんてできっこないじゃない……
「………………」
美奈子はふうっとため息を一つつくと、諦めたように肩の力を抜いた。
それは『降参』の合図。
すると瑛は今まで以上に優しく微笑み、静かに美奈子の服を脱がし始めた。
瑛は美奈子の制服を脱がしながら、空いた方の手を美奈子の下半身に持ってゆく。
敏感な場所に下着越しに触れられて、美奈子は体をビクリと跳ねさせた。
「イヤ……ぁ……そこ、ヤ……!」
下着の上から何度も何度もなぞってやると、美奈子は体を小刻みに震わせながらも快楽に耐えているようだった。
その声は完全に熱を含んでおり、浮かされた顔は艶を帯びている。
「ふぁ……ぁ、や……やだぁ……」
そして声と共に、美奈子自身も熱を帯びてゆく。下着の上からでも、じわりと濡れてきているのがはっきりとわかった。
「……濡れてるぜ?」
「や……そんな、こと……言わないでぇ……あぁんっ!!」
今度は下着の中に指を滑らせ、何のためらいもなく直に触れる。
湿った水音と背筋にビリリと電流が走る感覚に美奈子が反射的に足を閉じようとしたが、
瑛の体が膝を割って入ってきたのでそれは叶わない。
「や……ぁ……あ、あぁ……いや……あ……っ!!」
美奈子の頬に軽くキスをして、瑛は指を一本、美奈子の秘部に挿入させる。
内側を擦るようにして……ゆっくりと掻き回す。
「ふぁっ! はっ、あ、ああ……!」
美奈子はただ、瑛に与えられる快楽に素直に反応することしかできなかった。
「ぁ……も、や……そこ、ぃや……!!」
中で指が動くたびじわりと熱い愛液が溢れ出てきて、それが瑛の指を更に奥へと促してゆく。
「あ……ぁ、ふあぁ……!」
ついには指がもう一本増やされた。
まだ少し早いかとも思われたが、とろとろに蕩けはじめたそこは二本目の指を難なく受け入れた。
「あ……ぁ、あぁぁ……あああああああっ!!」
二本の指が、まるで美奈子の中を探るように蠢く。
時折奥深くでクッ、と指を折り曲げられてしまっては、もう美奈子には嬌声をあげて体を震わせる以外
何もする術は残されていなかった。
「も、やだぁ……そこ、やだぁ……!」
その間も瑛は美奈子の甘い声を聞きながら、涙の流れる美奈子の頬に、首筋に、胸元に、腹に、
音を立ててキスをしながら、少しずつ顔を下げていった。
……そして、快楽に身を震わせる美奈子のソコに……
「だ、ダメ……そんなとこ……!」
けれど瑛は美奈子の言葉にはお構いなしに行為を続ける。
「ダメェ……! きたないよぉ……!」
「汚くなんかないぜ?」
熱く潤んだその部分を舌先で舐め上げる。
「ひぁぁぁっ!!」
途端に美奈子が一際高く啼いた。
指で与えられたのとは全く違う快楽。さっきよりも淫猥な音が聞こえてきて美奈子は耐えられなくなる。
ぴちゃ……ちゅ……
「お、おと、たてちゃ、やだぁ……!」
「……仕方ないrだろ? だって美奈子、すっげぇ濡れてるんだぜ? やーらしー」
「それは、瑛がぁ……!」
いやいやをする子供のように美奈子はふるふると力なく首を横に振る。
口ではそう言っていても、体は嘘をつけないのだろう。
その顔は、いつものような“少女”ではなく、一人の“女”の顔をしていた。
「ぁ……もう……! わたし……もう……!!」
途切れ途切れな声とピクピクと震える腿の内側の筋肉が、美奈子の限界が近いことを示す。
その微かに震える声に瑛は自分の下半身に熱が溜まってゆくのを感じながらも、
それをどうにか堪えて一旦舌と指の動きを止める。
「ふぁっ! ……は……ぁ……」
瑛はそれを上目遣いにちらりと見上げると、美奈子の秘所から顔を離して指を一気に引き抜いた。
「ふぁっ!?」
途端に美奈子の鼻から気の抜けたような声が漏れる。
直前で迫っていた快楽の波を奪われてしまって火照った体をどうすることもできなくて、
ただ恨めしそうに瑛を見上げる。
「悪い美奈子……俺ももう……ガマンできない……」
いつもよりずっとずっと熱い瞳が美奈子を見下ろしている。
美奈子が欲しいという彼の心の声が聞こえたような気がして……美奈子は、小さく笑みを浮かべた。
中途半端に纏ったままの制服を全て脱がせ、瑛もシャツも脱ぐ。
ぱさり、とシャツがベッドの下に落ちるけれど、瑛はもうそちらの方には目をやらず、美奈子を抱きしめるように再びベッドの上に寝転がった。
「……行くぜ?」
「……うん。来て……」
美奈子は呟くと、そっと瑛の背に手を回した。
それを合図にしたかのように……瑛が、美奈子の中に押し入ってきた。
「あ……あぁぁ……っ!」
指なんかとは比べ物にならない質量が、美奈子の中に侵入する。
「あ、ぅ……んんっ……!」
美奈子の秘部は、それを奥へと促すように、あるいは外へ押し戻すように、激しい収縮を繰り返した。
「……っ……!」
無意識の内に瑛の背にギリギリと爪を立てる。
背中の痛みに眉を顰めさせながらも、瑛はそれ以上に愛する者と一つになれた感覚に酔いしれていた。
何度体を重ねていてもこの喜びだけは変わることは無い。
初恋の、しかも生まれて初めて本気で好きになった女のナカは、避妊具をつけていても熱く蠢いてるのが
わかって、それだけで達してしまいそうになる。
「ふ……は、あ……」
そのまま欲望に任せて達してしまいそうになるのを何とか堪える。
自分ひとりだけ快楽を得るのは簡単だ。このまま全てを吐き出してしまえばいいだけなのだから。
……でも、それでは意味がない。自分ひとりが感じるだけでは、意味がないのだ。
「あ……あぁ……っ!」
だって目の前で、美奈子が喘いでいる。
自分のモノを受け入れて小さな体を震わせて、全身で感じてくれている。
「美奈子……美奈子……!」
瑛は美奈子の名を呼びながら激しく腰を振る。
「あぁぁ……瑛くん……瑛くん……!」
「美奈子……!」
その時、固く閉じられていた美奈子の瞳がうっすらと開かれて、二人の目が合った。
そしてどちらからでもなくキスをする。
もう何度目になるのかわからないキス。
でも何度唇を重ねたところで慣れるなんてことは決してない。
「は……ん……」
荒い息遣いと舌が触れ合う音だけが耳に響いている。その間も瑛は決して腰の動きは止めなかった。
緩やかな動きにひくひくと奥から熱くなり、瑛を強く絞り上げていく。
「ん……んむ……ん……」
美奈子は瑛の背中をぎゅっと抱きしめて、自分から瑛の口内に舌を差し入れた。
いつも逃げて、与えられてばかりいる美奈子のその積極的な行動に瑛は嬉しくなってしまう。
美奈子の望むように舌を絡め、吸ってやる。すると美奈子は嬉しいのか、甘い息を漏らしながら
新たな快感を感じるのか、瑛自身がきゅっきゅっと締め付けられた。
その微弱ながらも今の瑛を爆発させるのには充分な動きに、次第に瑛は自分を抑えることが
できなくなっていくのを感じていた。
「……っ、は……悪ぃ、美奈子……俺、もう……限界……!」
「わたしも……もう……もぉ……!!」
どんどん早くなる律動。
結合部から響く濡れた音が、二人の興奮を極限まで高めてゆく。
二人して追い詰められてゆき、無意識の内に美奈子の腰も動き出した。
きゅぅ……っと奥が締まって、今までにないほど強く瑛を締め付けた。
全てを搾り取るように、もっともっと奥まで咥え込んで、もう離さないと言わんばかりに、強欲に……!
「あ……あぁ、ぁ、は、もぉ……だめ、あ、ダメェっ!!」
「ん……く……っ!」
美奈子が高い嬌声をあげるのと同時に……瑛も低く呻いて、美奈子を抱くように上体を倒してくる。
瑛に強く抱きしめられながら、美奈子は絶頂の余韻に浸るようにビクビクと体を震わせる。
「は……美奈子……」
肩口に顔を埋められているせいで、いつもより声が近い。
まだ火照りが治まらない体に、その熱く低い声が響き、ずくんと新しい刺激を与える。
「瑛くん……すき……」
「俺も……好きだぜ……」
囁くように小さく笑い合って……そして、キスをする。
それは先ほどのような深いものではなく、ただ触れ合うだけのものだったけれど……
それでも二人とも、今までにないほどの幸せを感じることができた。
「……なぁ、美奈子」
「……何?」
「今日、泊まっていかないか?」
「え?」
「今日はじいちゃんいないし、家には西本のところに泊まるとか言っておけばいいだろ?」
「え、ちょ、ちょっと待ってよ!」
「まさかあれっきりで終わりとか言わないよな〜?」
「だ、だってもう……」
「今日は俺の言うこと、何でも聞いてくれるんだろ?」
子供のようにイタズラっぽい、けれどどこまでも貪欲な獣のような笑みが美奈子の瞳を覗き込む。
あぁ……もう、私は絶対に彼から逃げられないんだろうなぁ……
美奈子はまるで他人事のようにそう思いながらも、とても幸福な気分に満たされていた。
ちょっと口調がキテルっぽくない気がしたがGJ
ラブラブでいいね
ムッハー(゚∀゚)=3
GJでした!
エチシーン以外も丁寧な描写で萌えたよ
>>107はきっと、最近の『耐えられないんだ!』キテルに
慣れちゃってたんだよ
いろんな意味に取られる書き方をしたのは107もブッブーだけど
>>109の気持ちも分かるけどもっとエロエロハッピーだよ!
折角の神の素敵なエロ萌えストーリーなんだから、
その萌えをありったけ神に伝えて、
ネガティブ感想をひっくり返すんだ!
遅くなったけど、感想。
キテルがプリンスなことを忘れてました。
ギャップ萌え要素もあったのかキテル…
思いだし萌えしました。
ありがとうございます!
>>110 ていうか110=107うざい。きもい。しつこい。
スルー覚えろ。
キテルはあんまり「〜しねー」とか言わないよね
わりと言葉崩れない
マスターの事も、本人相手だと「じいちゃん」だけど第三者に言うときは「じいさん」になる
口調は二次小説だとキャラ付けに重要だから気になる気持ちもわかる
でも萌えたからどうでもよくなった
GJ
114 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 02:38:33 ID:j0ZMnN0S
>>112 テンプレ100回読みなおしてこい。糞が。
気配り0
流れを豚切って若×デイジー投下します。
在学中なのか卒業後なのかはよくわからないw
「ん…………?」
朝。目が覚めるとそこはいつもの見慣れた自分の部屋ではなかった。
どこか隙間風を感じるような、こじんまりとした室内。
まだ寝ぼけている頭を覚醒させようと体を起こそうとするが、ふと動きを止める。
耳をくすぐる穏やかな寝息。そして、私の体を包み込んでいるぬくもり。
「若王子先生……」
私は自分を抱きしめるようにしている、一夜を共にした想い人の名を呟く。
いつも優しく微笑んでいる彼の、年よりもずっと幼く見える寝顔。
先生のこんな表情を見れるなんて、私だけの特権……だよね?
そんな風に思えることが何よりも嬉しくて愛おしい。
先生を起こさない様に、そっと先生の胸元に顔を寄せ、先生のぬくもりと匂いを思い切り吸い込んだ。
本当は、いつまでもこうしてたいけど……
私は後ろ髪を引かれながらも、先生を起こさないように軽くシャツを羽織って
布団の中から抜け出そうとする。
だって、今日は私が朝ごはんを作ってあげるって約束したんだもの。
先生の食生活は壊滅的だ。近所の定食屋さんが閉まってる時はご飯にツナ缶を乗せたものだけを食べてると言ってたし、
朝だって菓子パンを食べてたら良い方で、酷い時は何も食べずに学校に行くと言っていた。
折角私がいるんだから、今日だけでもちゃんと朝ごはんを食べてもらわないと!!
そう。ここは若王子先生の住んでいるアパート。
私は昨夜、初めて先生の家にお泊りさせてもらったのだ。
先生のアパートはお世辞にも綺麗とは言えないほど老朽化が進んだものだったけど、
それでもこうして先生の部屋で夜を過ごせたことに私は言葉にできないほどの喜びを感じていた。
……私は先生に愛されているのだと、体でも心でも感じることができたから。
先生を起こさずに布団を抜け出せそうだ……そう思った瞬間、強い力で腕を引かれて布団の中に引き戻された。
「きゃっ!!」
「……どこに行くんですか?」
抱きしめられて耳元でいつもより低い声が聞こえたと思ったら、
頬に手を添えられて後ろを振り向かされ、唇を塞がれてしまう。
「んんっ」
首を振って逃れようとしたけれど、押さえつけられ動けない。
諦めて体の力を抜くと、覆い被さってくる広い背中にそっと手をまわした。
先生はこう見えて結構な甘えん坊だ。子供の頃の境遇のせいだろう。他人から与えられる愛に人一倍飢えている。
だから大人しく先生の口付けを受け入れることにした。
深い深い、先生の教えてくれた大人のキスに頭の中がぼうっとして真っ白になってしまう。
……けれど、先生の指先がシャツの中に忍び込んでくると、私は目を見開いた。
「せ、先生っ!?」
唇が離れた隙に抗議の声を上げてみるが、今度はがら空きの首筋に唇を寄せられる。
「ダメ……っ!」
もう、朝なのに。先生は今日も学校に行かなければいけないのに。
慌てて先生の胸を押し返そうとするが、逆にその手を掴まれて布団に縫い付けられてしまう。
普段はとても優しく穏やかだけれど先生だって男だ。女の私が力で敵うはずがない。
「や、ぁ……んっ……」
先生の指が甘い疼きを与えながら下のほうへ伸ばされて行く。
ダメだ。もう先生を止められない。
切羽詰った私は最後の手段を使う事にした。
「せ、先生! 私……ト、トイレに行きたいんです!」
突然の私の叫びに先生の動きがピタリと止まった。
目を真ん丸くさせて私の顔を伺い見る先生に早口で訴える。
「ご、ごめんなさい。さっきからずっと我慢してたんです!」
先生は何度か瞬きをさせながらじいっと私を見ている。
……うぅ、そんな目で見ないでほしい……
顔を真っ赤にさせることしかできない私に、先生は口元に僅かに笑みを浮かべると私から体を離した。
「……行ってらっしゃい」
そして苦笑しながら軽く手を振る。
私はホッとして、乱れたシャツを素早く着なおした。
「あの、ついでに朝ごはんを作ってきます。出来たら起こしにくるのでそれまで寝ててください」
言いながら、逃げるように部屋を出ていこうと走り出した。
けれど扉を閉める直前、ちらりと先生の方を見る。
先生は頬杖をついたままじっとこちらを見ていて……そして、薄い唇が僅かに動かされた。
『うまく逃げましたね』
そんな声が聞こえた気がして、心の中を見透かされたような気がして私は慌てて扉を閉めた。
先生の家は驚くほど何もない。
寝室にしている部屋には布団と電気スタンドがとネコ用のトイレが置かれているだけだし、
ダイニングキッチンにもちゃぶ台と冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器があるだけ。テレビすらない。
調理台には鍋や調味料の代わりにツナ缶とネコの餌が山のように積まれていて、
独身男性ってみんなこうなのかな……と苦笑しながらも、私は冷蔵庫の中から
昨日スーパーで買っておいた食料を取り出した。
『先生の家、何があります?』
『いや、それがお米とツナ缶しか置いてないんですよ』
と恥ずかしそうに言っていたので、思いつく限りの材料は買っておいた。
(……よし!)
心の中で小さくガッツポーズをして、私はこれまた昨日買っておいた
エプロンと包丁、いくつかの小さなお鍋を取り出した。
エプロンを身に着けると自然と身が引き締まる気がする。
……好きな人の家で朝ごはんを作るのって、なんだかすごく不思議な気分……
頬が自然と赤くなるけれど、かぶりを振って包丁を握り締めた。
ご飯だけは昨晩の内にタイマーでセットしてある。
あとはお味噌汁と焼き魚に卵焼き、そして白菜のお漬物。
慣れない作業だけれど、私は先生のことを思って一生懸命朝ごはんを作り始めた。
けれど不意に背後に人の気配を感じたのは、お味噌汁に入れる豆腐を切っていた時だ。
先生起きたのかな? と思って包丁を置いた瞬間、エプロンの隙間から忍び込んで来た先生の手が私の胸に触れる。
「せ、先生! ん……っ!」
その先は、先生に唇を塞がれて言葉にはならなかった。
「ん、ぅん……」
どれだけ首を振っても捕らえられた唇は離れない。
甘くて深い、どこまでも私を求める執拗なキス。
舌が私の口腔内を蹂躙し、ボタンを外されたシャツから忍び込んだ手で胸やわき腹を撫でられて甘い電流が走り、
次第に抵抗する力が抜けて落ちてしまう。
「先生……ダメです……朝ごはん、が……」
ようやく唇を解放されたとき、熱い息を吐き出しながらそう言うのがやっとだった。
もう力が入らなくて、先生にしがみついていなければ崩れ落ちてしまいそうだ。
「……そんなことよりキミを先にいただきたいです」
さらっと言われて、頬に朱をはしらせてしまう。先生の手が、先ほどより強く私を抱きしめた。
「キミが悪いんです。エプロンの後ろ姿というのはとてもそそられるものなのですよ。知りませんでした?」
先生はいつもの笑みを浮かべたまま、私の背中を優しく撫でて……
……けれどその瞳の奥に、青い炎が揺らめいていて…………
「今度は、逃がしません」
断言するように呟いて、私の耳たぶを軽く噛む。
欲情に濡れたその言葉に、私は自分の体の奥がずくんと疼くのがわかった。
「せ、先生……ダメ……ですってばぁ……」
抱き上げられて運ばれたのは、昨晩2人で眠った布団の上。
「ダメですか? けれど、キミのココはそうは思っていないようです」
嬉しそうに笑ったまま、敏感になった下半身に触れられる。
いきなり直に指を這わされて、ビクンと私の体は素直に反応してしまう。
「ほら、やっぱり。こんなに喜んでいます」
いつもより少し意地悪な言葉にも、私は涙を堪えて首を横に振ることしか出来ない。
「あぅっ、だめぇ、ああぁ……」
私の言葉を無視して押し入って来た先生の指に掻き回されて、体が勝手にガクガクと揺れる。
「とても可愛いですよ……」
耳元で囁かれた言葉と熱い息が重なり、甘い痺れが背筋を駆け上がる。もう、何も考えられない。
「やぁ、もう、もぉ……っ」
私の限界が近い事を察すると、熱く蕩けた内部に強引に先生が押し込んできた。
「あ、あああああっ!」
深く、強く貫かれて、耐え切れずに先生に縋り付いてしまう。
いつもと同じ……けれど、どこかいつもと違う先生の笑みが、目蓋に焼きついて離れない。
「あ……ああぁっ……せんせ……せんせぇ……っ!」
「愛して、ます……愛してます……貴女だけを……」
何度も何度も繰り返される愛の囁きに、全てを曝け出される。
あまりの激しさに意識を飛ばす事さえ許されず、私はただ熱い波に翻弄されていた。
行為の後、優しく体を清められてる間も私はぐったりと先生に凭れ掛かったままだった。
先生はそんな私を緩く抱きしめてくれ、優しい眼差しを向けながら髪をそっと梳いてくれた。
「……すいません。少し無理をさせてしまいました」
「少しどころじゃ、ないです……」
それは私の精一杯の憎まれ口だったのだけれど、先生は笑って「すいません」ともう一度謝ってみせただけ。
……うぅ……これ、絶対反省なんてしてないよ……
「それより、朝ごはんを食べましょう。折角キミが作ってくれたんだ。食べないと勿体無いです」
その邪魔をしたのはどこのどなたでしょうか?
……そう言おうとしたけれど、やめておく。
だって先生の目が、本当に幸せそうにきらきらと輝いていたから。
私とこうすることで先生が幸せになれるんだったら、何をされても構わないから。
「あとは僕が準備をしてあげます。豆腐を切ればいいんですよね?」
「……いえ、私がやります」
台所に向かおうとする先生を制止し、私は重い体を起こす。
きっと先生は包丁なんて持ったこともないだろう。ケガでもされたら大変だ。
……それに今日は最後まで、私だけの手で全てを仕上げてしまいたかった。
だって生まれて初めて、大好きな人の為にご飯を作ってあげたのだから。
「ややっ。では僕はそれまで何をしていたらいいですか?」
「先生はネコに餌でもあげていてください」
きっと学校の先生達も、学校行事のたびに先生に対してこんな風に言ってたんだろうなぁ。
そんなことを思いながら思わずクスリと笑ってしまう。
私の思いなど知ってか知らずか、先生はまた「ややっ、それでは」と呟くと、お腹を空かせて
ニャーニャー鳴いているネコ達の元へと向かった。
その後無事に味噌汁も作り上げ、ご飯を茶碗によそい朝ごはんをちゃぶ台に揃えながら、ふと先生の方を見る。
ネコ達に嬉しそうに餌をやっている先生。そして、その隣で朝食の準備をしている私。
……いつか、こんな朝が私と先生にとっての日常になる日がくる……
ねぇ先生。この質問は、ピンポンですか?
ピンポンです。
幸せな朝、すごくよかった。
料理中の、しかも包丁を握っている女生徒に手を出すなんて悪い教師だ…
しかしGJ!エプロンは男の夢だよね
友好状態のキテルに騙されて水着エプロンをやったなんて知ったら若はどうなるんだろう
GJです!
幸せな雰囲気が伝わってきて和み萌えた
隙間風ふきこむ若のアパートがリアルでなんか笑ったw
フツー初夜を描く作品が多い中、・・・新鮮でした!!
何よりも描写が丁寧!情景が浮かんできますね。
所帯じみた感じがリアル。ラブラブHでいいですね。
幸せそうな二人にほのぼのしました。有難う♪
GJGJ!!
>116
萌え萌え萌え萌えもえーーーーーーーっ!
はげしく萌えさせて頂きましたっ!GJ!
水着エプロンをやらされたと知ったからには裸エプロンを要求するのが男ってもんだろ
128 :
葉主0:2009/03/14(土) 20:02:28 ID:SEYNI/FS
怒涛の新作ラッシュに感動です…
そんな最中にプラス発売記念に葉月×主人公をこっそり投下致します
NGワードは「葉主」で
注意
*ちょっと特殊なコスチュームプレイ?
それでも宜しければしばしお付き合いください
129 :
葉主1:2009/03/14(土) 20:04:10 ID:SEYNI/FS
モデルのアルバイトを終えて葉月が帰路につくと、不意に大気が湿り気を帯び、雨粒が降り注いできた。
特に本人の気にした風ではないが、強運の持ち主である葉月にとっては帰宅途中に雨に降られる事は珍しい。
暫くその場で雨を見つめた。
「…雨宿り、するか。」
そう呟いて近くの店先の軒に避難をした時には、体をびっしょりと濡らしていた。
しばし雨粒の降る様を見つめていたが、その勢いは衰える気配はない。
もしかしたら一晩止む事もなく降り注ぐかもしれない。今葉月が佇んでいるのは、アルバイト先にまで戻るのにも、近くのコンビニに寄って傘を購入するのにも、駅まで走るのにも半端な場所だった。
どうした物やらと思案に暮れる。
(…アイツの塾、今くらいに終わるよな。)
そして真っ先に浮かんだのは愛しい姫君の顔。
今日の彼女はこの駅を最寄にした塾に通っているはずだ。
彼女がまだ家に帰っていなかったら、少し遠回りをして傘に入れて貰えるかもしれない。
葉月は早速ケータイ電話を手に取った。
『…もしもし?どうしたの?』
「バイト…、今終わったんだ。」
『そっか、お疲れ様ー…あれ?でも今日、傘持ってたっけ?』
「…ああ、忘れた。…お前、まだ塾か?俺、帰り送っていくから……、」
『うん、いいよ!傘持っていく。少し待ってて。』
「悪い…、頼むよ。」
彼女に自分の居場所を教えてから電話を切った。
夏の雨なので寒さは余り感じないのが幸いだ。
それに、葉月にとっては明日学校で会う前にもう一度彼女と一緒に居る事ができるので、寧ろこの急な雨を嬉しく思う気持ちすら芽生えている。
(…現金だな、俺。)
そう自嘲してみせた。
130 :
葉主2:2009/03/14(土) 20:05:23 ID:SEYNI/FS
「はぁっ…はぁっ…、あ!珪くん!おまたせ!」
それから彼女が葉月の前に現れたのは、裕に20分以上過ぎてからだった。
塾から葉月が雨宿りをしているこの場所までは普通ならば10分ほどで辿り着ける筈だ。
しかも、彼女は息を切らして走ってここまできている。
「…何か、あったのか?途中。」
「い、いや!?何もなかったよ…!」
「…。それにお前…レインコートなんて持ってたか?」
「この前ショッピングモールで買ったんだよ。早く使いたくて、ずっとカバンに入れてたんだ。」
「…そうか。」
黄緑色の傘を持ってくるり、と一回転。すると彼女のレインコートのフードがふわり、と靡いた。
その様子に葉月はくす、と口の端を綻ばせると、彼女の傘の柄を持った。
「行こう…、この辺、暗くなってきた。」
「うん、そうだね!」
「……あと、似合うな。」
「え?」
「…レインコート。お前あんまりピンクって着ないけど…、似合うよ。」
「あ…。あり、ありがと!」
密着せざるを得ない体勢を良い事に彼女の耳元に囁いてみせると、一瞬にしてその頬は赤く染まった。
その様がまた愛らしい。
(…なるべく、ゆっくり歩こう。)
傘を持たない方の手で彼女の手を握り締め、二人は雨足の強まる帰路を進んだ。
131 :
葉主3:2009/03/14(土) 20:06:40 ID:SEYNI/FS
電車を乗り継いで少し歩き、二人の体感的には”あっ、という間”に葉月の家の前に辿りついた。
「…そしてね、そこでなっちが…、て、着いちゃった、ね。」
「だな。」
「ねえ珪くん、さっきも言ったけど…、ここまででいいよ?私、一人で帰れるって。」
「バカ、もう10時過ぎてるんだ…俺、傘取ってくるから、少し待ってろ。」
「いやいやいや、本当にあの珪く……、って、ふぎゃっ!?」
「っ!?」
玄関の鍵を開けて家の中に入ろうとした葉月の腕を掴もうとした瞬間に、玄関前の段差に躓いた。
彼女の危機に葉月の滅多に発揮されない運動神経が反応し、彼女の体は地面に叩きつけられる事なく葉月の腕の中に納まった。
「…。」
しかし、流石の葉月も彼女の上体だけをなんとか引き上げた状態にするのが精一杯だった。
不可抗力で釘付けになる…直入に言えば尻。
何故か葉月の眼前にはスカートと下着という二段の砦を越えて彼女の真っ白なお尻が鎮座していた。
かなり長い沈黙の後「…ありがと、もう、大丈夫。」と言って葉月から離れようとするが、当たり前のように腕の拘束は解かれない。
暫くの重い沈黙の後、彼女は堰を切ったったかのように話し始めた。
「…一応弁解していいかなぁ!?ええーとどこからだっけ…そう!珪くん迎えに行こうとして慌ててたら、塾の前で転んじゃってそしたら大きな水溜りに入っちゃって制服と下着ずぶ濡れになって…!」
「…。」
「そ、それで、どうしよう…!?て思ったんだけど、珪くんと約束してたし、レインコートは持ってたしで……それでそれで!!」
「〜ッバカ!俺の事なんて気にしなくてもいい…!こんな格好でウロついて…、お前は…!」
「だって…!塾から少しの所に珪くん居たし…、そうしたら、危なくないって、思ったんだもん!」
「だからって…!!」
「うるさいっ!!だって珪くんに会えると思ったから……、嬉しかったの、会いたかったの!!!」
顔を上げた彼女は声を張って葉月の声を制し、半分泣きべそをかきながら己の気持ちを葉月にぶつけた。
…それだけ叫ぶように告げると、彼女はその場でずるずると膝を折り、俯いた。
「………ごめん、怒鳴っちゃった…。確かに私が軽率だったよ…。」
「いや、俺こそ…、お前、そんな格好になっても来てくれたのに…、悪い。」
「…いいよ。怒られて当然だもん。」
「違う…、そうじゃない…!俺も、思ってたんだ…。」
「珪くん…。」
「傘の宛てだけじゃない、そんな事よりもお前にもう一度会えるから…、嬉しい、って。」
「うん…。」
132 :
葉主4:2009/03/14(土) 20:18:44 ID:SEYNI/FS
地面にへたりこんだ彼女を追うように葉月もその場に足を折り、その体を抱きしめた。
薄いビニールだけを越して触れる彼女の体。
思ったよりも暖かいのは、彼女も自分のように全身の血が沸騰したかのように高揚しているからだろうか。
肩を抱いていた手を少しずらし、彼女の体を確かめるように触れる。首筋、腕、背中…、
「…んっ…。」
そして、胸に触れる。
薄いビニールの生地に合わせて乳房が歪んでいくのが判り、ボタンとボタンの合わせからはちらり、と肌が覗く。
(…まずい。)
可笑しなものでさっきまで二人で歩いている時は気づかなかったのに、こうして改めてレインコート一枚の彼女に触れて見るとその疚しい気持ちがどんどん溢れてくるのが判った。
小さく快感に震える彼女の耳元に、葉月は唇を寄せた。
「………なぁ、もう少し……一緒に居よう。」
僅かな沈黙の後に彼女は小さく頷いた。それを見届けると、葉月はドアに手を掛けて彼女を家の中に引き込んだ。
*
「け、珪くん!!ドア、鍵かけてない!!」
「誰も来ない。」
「そんな自虐ネタはやめて!あ、あと…エッチするならお風呂入って、それから…!!」
「…そんなに、待てない。」
葉月が彼女を抱えてきたのは風呂場であった。
彼の言動からして本来の目的でココに来たのではなく、そのまま行為に及ぶのだという事は明らかで、彼女は思わずタイルの床の隅へ逃げた。
「…なんで逃げるんだ?」
「だ、だって…、珪くんなんか…怖い。」
「…そうか?…そう見えるならきっと、余裕がないんだ、俺…、欲しくて。」
「…なっ…!!わ、わかった…けど、それならホント、服脱いでベッドに行こうよ?」
「いいんだ、脱がなくて。」
「…え?」
「お前は、このままで…。」
133 :
葉主5:2009/03/14(土) 20:20:13 ID:SEYNI/FS
できる事ならもう少し説明が欲しい所であったが、相手が葉月なのでそれは無謀と言える。
彼女の戸惑いにも構わずに葉月はその体を引き寄せ、100の言葉よりよっぽど雄弁な口付けを始めた。
唇をぺろり、と舐められた後に尖らせた舌先をその中にいれる。
小さな歯をなぞり、上あごの裏に舌を這わすと細かい刺激に彼女は体を強張らせた。その反応を良しとしたのか、葉月はそのまま彼女の舌を追って絡めた。
「んむっ…ぅうっ…。」
普段、言葉数が少ない分葉月のキスは濃い。
…と思う。比べるサンプルはないが濃い、と思う。
口の中を侵されているだけで、ミョーな気分になってしまう。全てを食らい尽くされてしまいそうな…そんな貪欲な気持ちを葉月から感じるのだ。
口が塞がれて呼吸が上手くできないせいだろうか?とろとろと頭の中が蕩けて行くようなビジョンが見えて、体の芯が火照ってくる。
体が熱を放ち始め、通気性ないレインコートの中身が蒸れてくるのが判るけれども、上手く体をよじる事すら難しくなってきている。
「…ッ!?」
片腕で彼女を膝立ちにさせて、葉月はレインコートの裾を捲り上げた。
先ほど垣間見た彼女のお尻と再会を果たす事となった。
その丸みを確かめるように触れた後、亀裂を割り広げるように指先を挿入した。途端に彼女の体が大きく跳ね上がる。
文句の一つも飛び出してきそうな勝気な唇は己の其で封じ込め、ゆるゆると秘所に指を増やす。
「ふぁ…っ、ぁっ…だめっ…だめだよぉ、そこっ…!」
「…何がダメなんだ?…すごく濡れてるから…、強く擦っても痛くない、だろ?」
「そ、そうじゃな…っぁ!!…そうなってるの…、すご、…恥ずかし…からぁ!」
「ああ、…お前このカッコで外歩いてたんだよな…?その時から…感じてたか?」
「やぁっ!…も…、なんでそんな…いじっ、わる…!」
「…言わないと、このまま。」
「えっ!?…ぁっ…うぁ…、やぁぁぁっ!!」
答えはそれこそ洪水のように己の手に零れ落ちる体液の量を見れば判る事だったが、あえて羞恥に染まる彼女が見たいのが葉月の本心だ。
なるべくまだ突起には触れないように指を動かしていたつもりであったが、性急に指先を動かしていると腕の中の体は大きく痙攣し、脱力した。
細かく体を震わせている彼女をゆっくりと床に倒し、葉月は己の着ていた服を脱いだ。
「…すごい光景。」
「はぁっ…へ?……うわっ、わわっ!!」
134 :
葉主6:2009/03/14(土) 20:21:41 ID:SEYNI/FS
すでに気だるい体を持ち上げて、後ろに居る葉月の視線の先を見ると力が抜けて、だらしなく開いた足の間に注がれていた。
散々弄られていやらしい赤に染まった入り口は、納められるべき代物を求めてひくひくと蠢き、その少し上のクリトリスも刺激を待ち望むかのようにツンと立ち上がっていた。
「お前今日…サービスいいな。」
「ち、違う!そういうつもりじゃなくて…!」
「何だ…、もしかして俺…誕生日か?」
「もっと違う!」
今は梅雨、六月だ!と言おうとした彼女を抱き上げ、葉月は自分の膝の上に乗せた。
すでに固く勃起した葉月のモノと、己の性器とがぴたり、と触れ合う。
ソコから感じる葉月の欲望の熱に思わず体がビクついた。
体勢を変えるべきか否かを考えあぐねていると、ぐぐっ、と下から圧力がかかり、葉月の亀頭が彼女の中に埋め込まれようとしていた。
「…ひゃっ!」
「鏡…見てろ。」
「はぁ……っ…、ちょ、ゴム…まだ…!」
「…もうつけてある…、から。」
そんな暇が何時…!?と思って鏡を見ると、確かに葉月の根元の辺り薄いブルーのゴムが見えた。
「…お前といつでも、どこでもできるように…、置いてあるんだ。」
「いつでもは兎も角どこでも!?」
「風呂とキッチン……あと、玄関…。」
「玄関なんてないっ!…んっ…か、らぁ…!」
首筋に噛み付きながら葉月は両足を抱え上げ、緩やかに挿入を進める。
じりじりと押し広げられる熱と痛みに背筋がぞわり、と震えた。
「はぁっ…、ぁん…ん…、く…ぅ!」
「痛い…か?」
「だいじょ…ぶ…、もっと…お、く…。」
「少し、慣れた…か?」
「た…ぶん…。」
「…良かった。」
カリの部分を埋め込むと、自重も加わりその先は若干スムーズに飲み込む事ができた。
完全に繋がった部分をなぞり、葉月は嬉しそうに笑んだ。
「お前が痛がって泣くの…嫌だったから。」
「珪くん…。」
「…それに…、泣かすならもっと別な泣き方の方が…いい。」
「んっ!?」
135 :
葉主7:2009/03/14(土) 20:23:31 ID:SEYNI/FS
その笑みに悪戯な気配が混じったかと思うと、ぷつっ、と音を立ててレインコートのボタンが二つ外され、目の前に押し込めていた乳房が外気に晒された。
お気に入りのピンクのレインコートは下肢と胸だけが晒され、レインコートのビニール生地は彼女の体のラインを強調するように張り付いている。
…なんというか…裸で居るよりも恥ずかしい格好だ。
こっそりレインコートを脱ごうかと思ったが、その前に葉月の両手が彼女の胸に手を伸ばした。
直接的な刺激に身を捩ると、埋め込んだ葉月自身も角度を変えて彼女の内部を抉り、思わず熱を帯びた吐息が漏れた。
彼女の反応を楽しむかのように、乳房の形と重みを確かめるように触れながら先端は指先で抓る。
「んっ…、ふぁ…!」
「ココ弄る度に…、お前の中波打つみたいになる…好きなんだな?」
「やっ、そんな事…!!」
「…違うか?」
「う〜…!」
意地悪く耳元に囁かれ、羞恥と共に体の熱が上がる。
「も、う…そういう事言うの…やめ、てよ…。」
「…悪い。つい……動くぞ?」
「うん…。」
葉月は片手で彼女の腰に回し抽出を始めた。
不安定な体位だったため、葉月はまず彼女の腰を抱えて対面の形にした。
そのまま隙間なく性器を埋め込むと、彼女は縋り付くように首に手を回した。
上下に揺さぶる。ぐちゅぐちゅと肉同士が擦れあって卑猥な水音が浴室内を響かせ、内部がめちゃくちゃにされて行く程に繋がった所が熱を生んでいく。
動きが早くなり、押し殺したような吐息だけを漏らしていた葉月が、彼女の名前を呼び始める。
全てをどこかへ持っていかれてしまいそうな快楽に体に感じながら、その頬に手を当て己を見つめるグリーンの瞳を探す。
「好きだ…、お前が…。」
「…うん。」
苦しげに、愛おしげに細められる瞳が内部に秘めた彼の熱い思いを伝えてくれる。
たまらずその唇を吸い上げ、わずかにずらした唇同士の隙間に己の気持ちを重ね合わせた。
「珪くん…、大好きよ。」
136 :
葉主8:2009/03/14(土) 20:24:17 ID:SEYNI/FS
雨は止む事なく降り注ぐ。
家に帰宅が遅れる旨を伝える電話を切ると、ソファでコーヒーを飲んでいた葉月の隣に腰を降ろした。
「…なっちにアリバイ工作を頼んでしまいました。」
「藤井大活躍だな…今日は。」
彼女の分のコーヒーを手渡しながら葉月は薄く微笑む。
反応して笑みを返したが、明日奈津美に何を言われてしまうだろうか…なんて事を考えてしまうと、思わず眉間に皺が寄った。
「明日ケーキ驕りで許して貰おう…、うん。…それより、凄いね。家に乾燥機まであるなんて。」
「…使ったの、初めてだけどな。…今度服濡らしたら、俺ん家に来ればいい。」
「そんなにしょっちゅう服ダメにしないですー。」
「…そうじゃない。…鈍いな、お前。」
「え?…どういう?教えてよー。」
「知らない…、教えない。」
ナイトモードで運転される乾燥機が動きを止めるまであと一時間。
二人の甘い時間はゆっくりと流れていく…。
137 :
葉主9:2009/03/14(土) 20:25:53 ID:SEYNI/FS
以上です お目穢し失礼いたしました
GS2は勿論ですがプラス発売された事ですし、GS作品の投下も全裸待機しております
すいません 最後の最後でageてしまった…
GJ!
ちょうど今王子狙いでプラス始めたとこだったから萌えもひとしおw
王子は実際がっついてるとしても、なんか余裕ありそうに見えるな
GJ!主人公の突っ込みに激しく萌えた
久々にGS投稿されてて興奮した。ちょっくらプラス買いに行くかな…
GJですごちそうさまでした!
プラスで王子のアルバムモードに萌え転がったのでタイムリーにGJ
裸レインコートとはまたマニアックでエロかった
GJ!!
興奮した
おー、昼間から萌えたじゃないか。
久々の王子、GJです。
久々の王子GJですー
予めあちこちにゴムを置いておく王子に萌えますたw
王子モノが来ていて嬉しいー!やっぱり人様の書いたSSは萌えますな。
「誕生日か、俺」って台詞は最高ですw
GJ!
…ということで
流れに乗らせて王子×主人公モノを投下させていただきます。
シチュは王子が大学入学後・一人暮らしを始めております。
やや創作設定気味ですんで、苦手な方はスルー願います。
主人公視点、本番なし、チューのみなのに、ちと長いです。
では、よろしくお願いいたします。
『これから半日OFFになった。お前、空いてる?』
珪からの突然の、そして、久しぶりのメールが来たのは、大学に入ってから3ヶ月が経過した日のこと。
大学生活の長い夏休みに突入した2日目。
サークル活動もバイトも無い、平日のとある夏の昼下がり。
自宅に居る私のケータイ届いたのは、絵文字も何も無い、シンプルで短い文章だった。
速攻YESのメールを送ると、今度は珪専用の着メロが鳴る。
ディスプレイの表示も見ずに、思わず1コールで取ってしまった。
「もしもし珪?」
「……お前、電話出るの早すぎ」
でも、何の予定も無い日に、久しぶりに大好きな彼から、こんな風な電話が着たら、誰だって速攻で出ると思うんだけどな。
「あ、メールみた?今話して大丈夫なの?」
「ああ。マネージャーに車で送ってもらったとこ」
「それじゃ私がそっち行った方がいいよね」
「お前、今日の予定は?」
「全っ然、暇。ALUCARD定休日だし。あ、新しいマンションの方だよね?」
「俺、そっちに迎えに行こうか」
「ううん、近いし、大丈夫」
モデル業と大学生活との両立のため、珪が新しく借りたというマンションは、彼の所属事務所と大学のほぼ中間の距離にある。
しかも、私の住む街と同じ駅のエリアにあるという、個人的にはかなりの好立地だ。
「迷わないで来られるか?」
「大丈夫!マッハで用意して行くから」
「急がなくていいよ」
電話の向こうで珪が含み笑いしているのが分かるけど、笑われたって嬉しいんだからしょうがない。
「それより珪、久しぶりのOFFなのに、疲れてないの?」
「それより、久しぶりにお前に会いたい」
「……珪」
反復で返ってくるストレートな表現に、思わず言葉を失くすほどうっとりしてしまいそうになる。
「あ。うん、じゃあ、ほんとすぐ行くから、待ってて。」
「気をつけて来いよ」
電話を切って、勢いよく身支度を始める。
実は、彼の新しいマンションにお邪魔するのは、今回で2回目になる。
1回目は、高校卒業後、新しいマンションに引っ越した時だった。
あの時は「引越しの手伝い」の大義名分の元、私の弟まで一緒についてきた。
おかげで掃除と片付けが終わった後も、珪と、私と、弟の3人でご飯を食べる羽目になり、デートという雰囲気はまるでなくなってしまった。
地元出身としてはかなり有名になり、高校時代より多忙になりつつある珪とは、そうそう頻繁に会えるわけでもない。大学に入ってからは、数回位、外で待ち合わせてお茶をしたり、食事をした程度だ。
家が近くなったといっても、外で逢う時間が長くとも、帰りが遅くなれば、同じ駅ということで、自然にそれぞれの家に帰るのが通例になっていた。
だから、今回の「おうちデート」自体が、高校以来、初めてのイベントになるわけで。
シチュエーション的には、「彼の部屋に初めてお邪魔する」形なので、イロイロと手土産も持っていきたいトコロだけど、急なお呼び出しでは仕方が無い。
手ぶらとまでは行かないまでも、何か余所で調達することにして、玄関先で身支度チェックを済ませてから、家を出た。
私の住む住宅街から、駅の反対側に抜けて、繁華街を越えると、徒歩20分位で珪の住むマンションがある。
駅の東側には、幹線道路や高速道路があるため、どちらかというと車で移動することの多い珪には、便利な立地らしい。
コンクリート鉄骨・築3年の建物は、あの珪が、わざわざ不動産めぐりをして探し当てた物件だ。
選んだ理由はコンクリートが音を吸収するからとか……。つまり「静かだから寝やすい」んだそう。
夏の熱気に包まれた昼さがりの屋外から、一歩、屋内に足を踏み入れる。
四方をコンクリートにさえぎられた駐車場が日差しを遮り、ひんやりとした冷気がキモチイイ。
一息ついて、3Fまで一気に階段で上る。
珪の部屋の前に立ち、ドアフォンのベルを鳴らしても、何の反応も無い。
鍵のかかっていないドアは、私の為に開けておいてくれたんだろうけど、物騒じゃないのかなあ。
地元ではだいぶ有名モデルのはずなんだけど、そーゆーとこ、ホント無頓着というかなんというか。
念のため携帯も鳴らしてみたけど、それでも出迎えてくれる気配は無い。
……これはきっと熟睡中だな。
「おじゃましまーす……」
覚悟を決めて玄関に上がりこみ、靴を揃えてから、音を立てないようドアノブの鍵とチェーンをかける。
短い廊下を抜けてリビングのドア開けると、室内の中央、ソファの上で眠る珪を見つけた。
珪いわく「寝るため専用のマンション」は、シンプル、というより簡素すぎるものだ。
1LDKのマンション、中央のリビング部分には、家具が殆どない。
あるのは「楽に眠れること」を基準に選んだと大きなソファと、テーブルだけ。
深いブルーの遮光カーテンが閉められているせいで、夏の強い光が遮られている。
時折、夏の強い光に照らされて、鈍いような青色に包まれる室内は、海の中を連想させた。
除湿モードのエアコンが効いた室内は、盛夏にしては高めの温度設定のようだが、外から入ってきた私には十分に心地よかった。体にまとわりついていた汗がひんやりとした空気に触れて乾いていくのを感じる。
ソファの上の珪は、静かに規則的な呼吸をくりかえしながら、穏やかな顔で眠っていた。
長い腕をクッションに絡ませて、猫のように丸まっている点が、なんとも珪らしい。
栗色のやわらかい髪の毛が、かすかに漏れる光を拾ってキラキラと輝いて、とてもキレイで。
そっと、珪の髪に手を伸ばしかけたその瞬間、伏せられた睫が開かれ、緑色の瞳が現れた。
「あ」
「……。」
「ごめん、起こしちゃったね」
「…………ん」
珪から手を離そうとしたら、反射的に手首ごと掴まれる。
寝起きの不機嫌そうな表情のまま、起き上がるでもなく、眠そうな眼で私を見つめる。
「ジャケット、皺になるよ。脱がなくてもいいの?」
「……いつ、来た?」
「ほんの今。ホントに来たばっかり」
「そうか……」
「かなり眠そうだよ、珪。大丈夫?」
「……お前が来たなら、起きる」
「私にかまわず、眠ってていいよ」
「なあ」
「なに?」
「お前も一緒に寝れば」
どくん、と体中の鼓動が大きく脈打つ音が聞こえた。
あまりの音の大きさに、珪にも聞こえたんじゃないかと思うほど。
「お前と一緒だと、落ち着いて眠れるんだ」
珪が私の手を掴んで引き寄せるから、バランスが崩れて倒れこんでしまう。
横向きで寝そべる珪の上に、私の上半身ごと折り重なるように引き込まれた。
「お前ってさ……」
「な、なに?」
スプリングの効いたソファは、痛くはないけど、さすがに大人2人が一緒に横になるには狭かった。
窮屈なほどに密着し、接近した距離に、心と体が焦りを覚える。
「……結構重い」
「わ、悪うございましたっ!もう、自分でひっぱったくせに!どうせ私は重いですっ!」
カラダを引き剥がして、髪の毛の乱れと服の乱れを直しながら、体制を戻す。
珪は、言葉が少ないくせに、唐突で大胆な物言いと行動をするからホント困る。
一瞬にして脳内をかけめぐった、あれやこれやの妄想は、私だけの秘密にしなきゃ。
「怒ることないのに」
「あのねー。オンナノコが“重い”なんて言われたら傷つくの。」
「俺はお前がちょっとくらい重くても平気」
「真顔で言われると、更に傷つくんですけど」
「もー少し位、太ってもいいと思う」
「現役モデルの人に言われてもなあ。説得力ないんだよねえ」
珪に乙女心を解して欲しいというほうが無理なお願いと分かっているけれど。
むくれた私の頬に、柔らかく、そーっと私の指に触れてくる。
仲直りの意思表示。言葉少なな、珪なりのコミュニケーション方法。
珪の指先を、私の手のひらでしっかりと包んであげたら、珪が安心したような表情で笑った。
まるで子供が添い寝をねだるような、無邪気な笑顔がかわいい。
「ね。私、子守歌、歌ってあげようか?」
「それ、いいな」
「でしょ?きっと良く眠れるよ?」
「でも、俺が眠ったらお前が退屈だろ」
「私、どんな珪でも退屈なんてしないもん」
「……ホント、変な奴だな」
「そーゆー珪もね」
顔を見合わせると、どちらともなく思わず笑みがこぼれる。
たわいない言葉でさえ、秘密の暗号みたいに響くのは何故なんだろう。
「ホントにゆっくりしてていいんだよ?疲れてるでしょ?」
「いい。俺、お前と居る時間の方が、大事だから」
私ばかりが逢えなくて寂しいのかと思ってたけど、珪も同じキモチだと分かって、なんとなく嬉しい。
お互いに寂しい思いをしているのが嬉しいなんて、よく考えたらなんだか変な話だけど。
珪の手のひらが、もう一度私の頬をさらりと撫でる。
何かを請うような眼差しに引き込まれるように、自然に顔が近づいてゆく。
唇と唇が触れる至近距離で見る久々の珪は、やっぱりとてもキレイだ。
伏せられた睫がいつ見てもビックリするほど長くて、つい魅入ってしまう。
あまりの近さに、自分がどこにいるのか分からなくなる。
どこか別の場所から珪を見ているような、ドキドキするのに、そのドキドキが近くて、遠い、そんな感覚。
触れ合うだけのキスは、何回していてもなれない。その間中、珪をじっと見つめていても。
「なあ」
ふと、グリーンの瞳が真っ直ぐに私の顔を見つめる。
「…お前って、目、閉じないこと多いな」
「……え?」
「キスの時。なんで?」
目を閉じているはずの珪が、それに気付いていたこともビックリだけど、指摘されていること自体もビックリで。なにをどう答えていいのか迷う。
「……あ、もしかして、イロイロ台無し?」
「なんだイロイロって」
「なんというか、その、イロイロです」
「別に台無しって訳でもないけど、何で?」
「……えーと」
栗色の髪の毛と同じ色の眉と睫が、音も立てずにかすかに揺れる光景が、私だけのものになる瞬間。
その贅沢な時間を、ずーっと見ていたいから。
と言っても、珪には分からないかなあ。
「まだ緊張してるから、かな?」
半ばあきれたような表情で、ため息をつかれてしまった。
私だってもう少し、この状況に慣れたらいいなと思う。
言い訳のように聞こえるかもしれないけど、でも、これも事実だ。
「少しは慣れろ」
珪とのキスはいつまでたっても慣れない。
慣れる、ということがどういうことなのかが、よくわからない。
それよりも、今のシチュエーションで緊張しないという方が、乙女心的に無理なんだけど
と言っても、そんな私の心境も多分、珪には分かってもらえないかなあ。
「あの時はお前からイキナリしてきたのに」
「え」
「卒業式のあと、教会」
ちょっと意地悪に笑う珪に指摘されて、私の顔が真っ赤になるのが分かる。
「あ、あれは!だって、あの時は無我夢中で…」
「わかってる。ちょっとからかってみたくなった」
言葉をさえぎるように、もう一度、と差し伸べられた珪の両手にまるごと包まれる。
私の赤い頬を包み込む大きな手のひらは、ひんやりと感じられて、心地よい。
「ほら、来いよ」
ソファの上に体を起こした珪が、体制を変えながら、その膝に私を招く。
「重くない?」
「お前、しつこい」
長い脚を開いて座る珪の膝の間に、丁度収まるような形で座る。
自分の背中を預ける姿勢になるので、その近さにドキドキはするけれど、珪の顔が見えなくなるせいか、不思議と安心するのがわかる。
「引っ越しの日以来だね、私がこの部屋に入るの」
「ああ、そうだな」
「家具、あの時から全然増えてないんだね?あっちの家から持ってこないの?」
「……めんどくさい。どうせ寝るだけの部屋だし」
珪は、関心の無いことにはとことん無頓着だ。
必要が無いと判断した部分には、まるで興味を示さないように私には見える。
様々な物事を即座に理解し、吸収してしまう珪は、そのせいで苦労もしているんだと思う。
なまじ、人より優れた能力を生まれ持ってしまったせいで、余計な労力は割かないように無意識に選択しているのかもしれない。
「お前、道、わかったのか?」
「大丈夫、一応地元民だもん。あ、ケーキも買ってきたんだよ。なっちゃんが見つけた新しいお店、すごい美味しいの。チーズケーキとモンブランがお勧めで」
他にも話したいことは沢山あるけど、今はこうして、たわいも無いことを話す今の時間が楽しい、と素直に思う。こんな風な時間は、本当に久しぶりだ。
「コーヒー入れるから一緒に飲もうね。マスターに挽いてもらったモカ、まだあるかな?あ、今淹れてあげようか」
「いいよ、後で。もう少し、このまま……」
ふと、珪のくぐもった声に気がつく。
後ろを振り返ると、私の髪の毛にうずめるように、うなじに顔を寄せていた。
「……珪?」
「お前って、やっぱりいい匂いだ」
言われて唐突に思い出す、この状況を生み出した経緯。
今は夏で、そして私は真昼の屋外を歩いてきて。
汗だくのままこの部屋に入って、ハンカチで拭いたりはしたけど、まだ汗がきちんと引いてない。
外れかけたキャミと、露出したその部分が、別の意識を持っているみたいに、リアルに脈打つ感覚。
夏の薄着のせいで晒された肌の部分が、急に恥ずかしいような気持ちになる。
「や、ちょ、珪、駄目。タイム!ちょっと離れて!」
「なんで?」
「その、今日、外暑くて…、汗かいてるから」
「ふーん」
「ふーんって……!や、ホント離して!」
「やだ」
「やだ、ってそんなっ……おねがいだから人の話聞いてよぅ……」
背中から回されたしなやかな腕が私の上半身を、下半身を跨いでいた長い脚が私の腰を、丸ごとホールドする。
必死で抵抗してみたけど、後ろから抱え込まれた格好のせいで、思うようには動けない。
自由に動く足だけがジタバタと宙を蹴り、ラグを叩くけど、珪はそんな私にはお構いなしに、まるで子犬を構ってくる母親のように、髪の毛や耳元、首筋と、念入りに顔を押し付けてくる。
「け、珪…っ、まっ…」
「最初シャンプーの匂いかと思ってたけど、違う」
「……んっ」
「これって、お前の匂い……か?」
押し倒されているわけでもなければ、体重をかけられているわけでもない。
珪は、私が本気で抵抗すれば、解いてくれるのは分かる。
だけど、私は、珪を振り払うことが出来ない。
「なあ」
「な……に?」
耳元に珪の息がかかると、その度に私のカラダがびくびくと震えてしまって、力が入らない。
「もしかして、お前、耳弱い?」
「……そ、なの、し、らないっ……」
クスクスと笑う唇と、直接触れてしまうほどの距離が、さらに私の皮膚を敏感にする。
私の体が飛び跳ねるせいで、ソファのスプリングがぎしぎしと音を立てると、諌めるように珪がソファに引き戻す。
「……や、ぁ……」
制御しようとしても、吐息に紛れて勝手に漏れる声は、まるで自分の声じゃないみたいに、響く。
そんなに大きな声じゃないはずなのに、室内に私の声だけが溢れている様で、恥ずかしさと息苦しさと、くすぐったさがピークに達する。
「お前ってさ」
「……なに?」
「そんな声、出すんだな」
「だっ……れのせいだとっ!」
『そんな声』が珪に聞かれてると思うと、更に全身がかあっと熱くなってしまう。
直接何かをされているわけでもなく、しいて言えば、ただ座って、後ろからハグされているだけなのに。
「そんな声聞くと……別のコトしたくなる」
言われて突然目覚める、別の部分に注がれる意識。
抱きかかえられた腰の下で、ごつごつした塊のようなものが、珪のカラダの中心で存在を訴えているのがわかった。
「け、珪、そ、その……」
「何」
「あの、これって……も、も、もしかして」
背後から布越しに直に伝わってくる、確かな熱さと硬さ。
どことなく、もぞもぞとした珪の動きが、今の切迫した状態を伝えてくる。
直接触れているわけではないし、実際に見たこともないけど、珪の反応で、確実にソレと分かってしまった。
「うん。勃ってる」
「〜〜〜〜たっ!」
「誰かさんがあんな声聞かせるからだ」
「……ちがっ! それは珪のせいでしょお!」
「その前に、お前の匂いで勃ったんだけど」
「!!」
勿論、珪だってオトコのコだから、そういわれれば当然といえば当然だ。
でも今は、その事実が受け入れがたい。
背後から抜き身の刀で狙われるというのはこんな感じなのか、無言の脅迫を受けているような気分になる。
なんという、居心地の悪さ。
「え、えーっと……」
「なんだよ」
「珪でも、そゆこと、あるんだ、ね」
「健康な男なんだから当たり前だろ。」
「そ、そうだよね。」
珪がそーゆーふーに私を意識してくれるのは、オンナのコとして、正直、嬉しい。
でも、今の私は、全身汗だくだし、必死の形相だし、オンナのコとして、かなり微妙。
そんな複雑な心境を、知って欲しいような、知って欲しくないような、堂々巡りの思考が頭の中をかけめぐる。
「お前とこんな風に居られるの、久しぶりだし」
「う、うん」
背後から聞こえる落ち着いた柔らかな声。
回された珪の腕には、心なしか力が入ったように感じる。
「ここから先は……、お前がいいっていうまで、もうしばらく我慢しようと思ってたんだけど」
「珪」
「……俺、お前のことは凄く大事にしたいし」
嬉しさに、胸が熱くなる。
大好きな珪に、こんな風に大事にされていること。
そしてそれを、きちんと言葉で伝えてくれること。
珪の誠意に、涙が出そうになる。
「……でも今日は、俺が無理っぽい」
珪の声には、「先に進む」という、はっきりとした珪の決意が滲んでいるのを受け取れた。
普段からは想像もつかなかった、珪らしからぬ切羽詰った声。
「け、珪」
「なに」
「今、ちょっと、声が、その、怖い…よ?」
「別に……怒ってない」
「う、うん。それならいいんだけど」
こういう流れになるのは、好き合ってれば当たり前のことだ。
珪がこういう風に言ってるのも、多分凄く私のこともちゃんと考えて、大切にしてくれてるんだということも分かる。
だから、この状況が、どんなに有難いことなのかも分かってるつもりだ。
「嫌ならしないから、ちゃんと言え」
ちょっと寂しそうな声色を聞いてはっとする。
「違うの!い、嫌じゃ、ないの」
珪自身を拒否しているのではない、そのことを伝えたい。
今の私に、珪のしたいことを受け入れる、その覚悟と余裕がないだけで、決して嫌ではないのだ。
寧ろ、出来ることならば、私だって。
「じゃあ何?」
伝えたい事は沢山あるのに、パニックになった頭からは、なかなか適切な言葉が出てこない。
そりゃ私だって、正直、その、興味もあるし、はっきり言って、珪とイロイロしたいと思う。
「……その、珪が、あんまり近くて、ね」
「近くないと、出来ない」
「うう……。それはそうなんだけど」
これほど珪が明確に私を求めてくれている。それは凄く嬉しい。
でも。
「んと、ね。私さっき外から来たんだよ、ね」
「うん」
「その、すごく、汗かいて、る、のね」
「さっき聞いた」
「カラダ、べたべたしてるし…匂いとかあるし。こーゆーことは、せめて」
お風呂に入ってから……と言おうとして、その一言を口にするのが、尚更に恥ずかしいことだと気がつき、更にドツボにハマッてしまった。
「い、いやいやいや、そうじゃなくて!!」
ブンブンと頭を激しく振ると、中身がシェイクされるようで、ますます混乱してしまった。
明らかな挙動不審の行動と言動をとる私に向かって、先ほどとは打って変わって、優しい声の珪が語りかける。
「俺は気にならない」
「け、珪が気にしなくても、私が気にするの!」
「大丈夫。俺、お前の匂い好きだから」
「え、ええっ!?」
驚きのあまり、今までは直視しないようにしていた珪の顔を、思いっきり振り返って見てしまう。
「……ね、ねえ。もしかして、珪って今、顔、赤い?」
よくよく振り返って見ると、珪の顔も火照っているように染まっていて、しかもうっすらと耳まで赤いような気がする。
ブルーの室内のせいで、あまりきちんとは見えないけれど、目を凝らしてみれば、やっぱり珪も、明らかに照れているようだった。
「珪?」
「うるさい。あんまりジロジロ見るな」
よっぽど指摘されたくなかったのか、今度は珪が私の顔から目をそむけてしまった。
もしかしたら珪も、意外といっぱいいっぱいなのかも、と思ったら、緊張感がほぐれて、私にもちょっとだけ余裕が出来る。
「コラ、笑うな」
「だって、珪、ヘンなんだもん」
「俺がヘンなのは、お前のせいだ」
「そうかなあ?」
その表情が幼く思えて、さっきまでのギャップに思わず『可愛い』と声に出してしまったら、ばっちり聞こえたのか、私を叱るように、頭をこつんとつつく。
お互いに少しリラックスした空気が伝わり、今度は二人で笑いあう。
絡まっていた腕や脚が、何気なく触れ合うけれど、それはどことなく子猫同士がじゃれあっているような雰囲気。
「……お前のせいだ」
ふと、その手を止めて、今度は真っ直ぐに私の目をみて、珪がきっぱりと告げる。
その時、初めて、今の珪が、私の見ていた今までの珪とは、全然違う表情をしていることに気がついた。
男の人に使う『セクシー』という形容詞は、こういう時に言うんだ……と、頭のどこかが冷静に判断を下す。
「……好きだ」
その眼差しと真剣な響きにクラクラする。
さっきまではあんなに恥ずかしくてどうしようもなかったのに、こんな顔をした珪に名前を呼ばれた途端、どうでもよくなってしまう気がした。
唇だけで触れるキスから、徐々に唇の中に入るキスへ。
珪の舌は、開けた唇の間から、割って入り、遠慮がちに、柔らかく蠢いた。
何かを探し出すように、何かを伝えるように。
そうか、珪が変わったわけじゃない。今日は、私が珪に「オトコのヒト」を感じてるんだ。
そのオトコノヒトの雰囲気に一瞬気圧されて、思わず身体が強張る。
付き合っておいて今更こんなこと言うのもなんだけど、珪って「キレイなオトコノコ」って感じだったから、多分、男性的な印象は少なかったのかもしれない。
でも、これは珪。私の、一番大切で大好きな、オトコのヒト。
初めての大人のキスは、生々しさに鳥肌が立つような、でも決して不快ではない、不思議な違和感で。
目を閉じると、カラダに次から次へと別の反応が湧き出てくる。
恋人同士が、キスの時、お互いに目を閉じるというのは、お互いに追いかけあうような感覚を辿ろうしているのかもしれないと、なんとなしに合点した。
開いたままの唇から唾液が顎の方へと伝わり落ちる。
手を伸ばしたら私の顔ごと捕えている珪の指に重なった。
指先が触れ合うだけで、さっきとは全然違う感覚がカラダじゅうにひびく。
突然、意識がどこかに飛びそうになって、それは快感ではなく、急速な窒息感であることに気づく。
「け、けい、待って…」
「何?」
「息、が、出来ない」
改めて自分が呼吸をしてないことを自覚するした途端、白いスパークがちかちか光った。
そういえば、こんなに長くキスしてたことは勿論、こんなディープなキスだって初めてだった。
どこで息をしたらよいかも分からず、ずっと息を止めてしまったけど。
「ね、ねえ。これって、いつ、呼吸するの?」
「多分、適当にすればいいんじゃないか」
「適当って」
あまりに納得の行かない答えに珪を仰ぎ見ると、窒息しかかっていたのは、私だけのようだった。
「途中でも、口でも、鼻とかでも出来る」
「で、でも……タイミングが分かんないよ……」
「何度もすればそのうち分かるんじゃないか」
「そりゃ、そうかもしれないけど」
「じゃあ、も1回」
「んっ……」
得たり、といった具合の、ぴったりのタイミングで、深いキスが私を覆う。
なにがなんだか分からないままけど、とりあえず今は、身を任せるしかないと覚悟を決めた。
「ほら、息、して」
「…ふ…」
「そんな感じ」
「ぅん」
珪がなんだか嬉しそうな顔をしてる気がするけど、気のせい、だよね?
ひょっとして、珪には教え魔っぽいところもあるのかなあ。
繰り返し、角度を変えては、お互いの口を近づけあう、ただそれだけの行為に、次第に夢中なる自分が居るのが分かる。
そうか、だからキスのこと、口付けっていうんだ。
そんなことを思いながら、呼吸の合間、唇が離れた隙に、ふと頭に浮かんだ疑問を口にしてみる。
「ね、聞いてもいい?」
「なに?」
「もしかして、珪って、慣れてるの?」
「……どういう意味?」
質問に対して質問で返されて、思わぬ反応に頭が混乱する。
えーと、私って、珪に何を聞きたいんだっけ?
「えーと、他の人、としたことある…とか?」
「馬鹿。他の奴とこんなキスするか」
きっぱりと即答。
「お前こそ誰かと比較してるのか?」
「比較って、別にそんな」
そしてさらに不機嫌な表情。
「……あの、珪、怒って、るの?」
「お前がヘンこと聞くからだろ」
「ヘンなことって」
「だいたい、お前、何でそんなこと言い出すんだ。慣れてるとかなんとか」
何で、と改めて問われると困る。
ふと思いついたから云っただけなのに。
「だって、珪、すごく上手っていうか…。私だけ余裕ないみたいで寂しいんだもん。」
正直に答えると、きょとんとした目が、一瞬緩んで笑顔になる。
よくわからないけど、とりあえず、機嫌が戻ったみたいなので、ほっとひと安心だ。
私の顔を両手で撫でながら、真っ直ぐに私を見つめ返してくる。
「余裕なんかない」
「そうなの?」
「ない」
「でも、じゃあ何でこんなに…」
“キモチイイノ?”と云いかけて、言葉を飲み込んでしまった。
それを今、珪に伝えるには、顔がこれ以上赤くなりようもないくらい、恥ずかしい。
「相性がいいんだろ」
「相、性?」
「多分。俺もよくわからないけど」
具体的な事は何一つ言ってないつもりなのに、不思議と云いたい事が伝わったことに、又安心する。
よくわからない、という割に、その答えには、妙に腑に落ちるというか、納得させられるものがあった。
「で、でも、私はまだ全然慣れないんだけ……」
急に唇が塞がれて、思わず繋いだ指に力を込める。
強く握り返してくれるのが嬉しくて、愛しい。
「ぅ、ん……」
「……慣れそうか?」
「わかんない、よ。」
「じゃ、慣れるまで、何回でもしよう」
「……ん」
角度を変えると、更にもっと奥へ繋がるのが分かる。
口と口がくっついてるだけなのに、なんでこんなに体中が溶けるみたいになるんだろう。
粘膜と粘膜がこすれ合い、反応を呼び起こす。
人の唾液が甘いなんて初めて知った。
繰り返し、繰り返し。
深く、深く。
夏の昼さがり、部屋の中は深いブルーで、二人で海の中を漂っている夢をみているようだ。
「け、い」
「ん」
「私、イロイロ慣れないかもしれないけど」
「うん」
「でも、好き」
「……何を?」
「キスも、珪も」
「俺も」とつぶやくと、すぐに噛み付いてくるみたいな、激しいキスになった。
頭ごと両手で抱きかかえられ固定されて、髪の毛もくしゃくしゃにされる。
珪って、こんなキスもするんだ……。
まるで逃げ場を失ったような錯覚に陥るけど、今度は怖くない。
これからは新しい面を見つけるごとに、私自身が安堵を覚えることも、知っている。
「ね」
「ん?」
「聞いても、いい?」
「何」
やさしい表情で見つめて返してくれる眼差しが、とても柔らかくて、嬉しくて。
でも、どうしても知りたい疑問。
「あの、やっぱりこの流れって、する、の?」
ぶはっと勢いよく吹き出して笑う珪。
正直、何でここまで笑われるのか、私には全く理解できないんだけど、でも、大爆笑する珪というのも、かなり貴重なショットだ。
「ちょ、何でここで爆笑なの〜〜?」
「……ホントにお前って」
息も切れ切れに笑い続ける珪を見ているうちに、途端に不安になる。
「も、もしかして、私、又台無しにした?」
「……台無しといえば台無しだな」
「えっ、やっぱり?」
ごめんなさい、と謝りかけたところで、珪の手がゆっくりと頭を撫でてくれた。
そのしぐさは、駄々をこねる幼稚園児をあやしつつも諭している保父さんのようだ。
「いや、お前らしくて、良いよ」
「何それ!」
「ホント、俺、お前には敵わないな」
「全然、意味わかんないし」
「いいよ。今回は、おあずけ喰らってやる」
「おあずけって」
「俺は十分楽しめたし、これからの楽しみも出来たし」
「……」
くつくつと、含みある声で笑いながら、からかうように、私をもう一度抱き寄せる珪。
腕から暖かさが伝わると、珪の雰囲気が、変わったのがわかって、ほっとしたような、残念なような、複雑な気持ちになる。
「ほら、コレ」
と、ベットサイドに手を伸ばした珪が、手渡したのは銀色のキー。
四葉のモチーフを意匠されたシルバーのキーホルダーがキラキラと光る。
「これって」
「この部屋の合鍵。お前、持ってたら便利だろ、イロイロ」
「私に?」
「お前だからやるんだ。いらないのか」
「もらって、いいの?」
「……しつこい」
もう一度“ホントにいいの?”問いかけようと開いた唇を、再び軽いキスがふさいだ。
今度は軽く触れるだけのキス。
でもなんだか、この状況で貰う合鍵ってすごく…。
「お前の用意が出来たら時は教えろよ。そしたら……」
「……そしたら?」
「次は容赦しないから」
手渡された銀色の鍵は、すぐに私の熱を吸い込んで、鉄を溶かしたような温度に錯覚するほど、熱く、そして握り締める手のひらにその形状をしっかりと伝える。
「でも、容赦してくれるんでしょ?」
「今日のところは」
目を見合わせて、再び笑いあう。
今度は、お互いに。
次にこの鍵を使うその時は、きっとそう遠くない未来かもしれないけど。
今はゆっくりと時間が流れる、この深いブルーの部屋に包まれながら、珪の優しさに甘えてしまおう。
……お粗末さまですた。
本番も無いシーンをねちねちと長く独占してしまってスマセン。
途中タイトルがコピぺでヘンなことになってますが見逃してください。
GS1GS2も好物ですので、他の方の投下を正座してお待ちしております。
GJでした。
初々しくて可愛い。
GJです!
キスがエロくてどきどきしました!
ありがとうございます!
ヤヴァイ、GJすぐる〜
王子の声で脳内再生されました
できれば、いつか続きもお願いします
GJ!
イチャついてる雰囲気に萌え
健全な男子が彼女と二人きりの部屋でディープキスして終了とは…!
王子色々自由自在だなw
GJ!
エロなしでも楽しめたよ。
GJGJGJです!
王子すてきすぐる。私も声が脳内再生されました。
ここの職人さんたちレベルが高くて脱帽ですよ。
そんなプラス祭りの中申し訳ありません。
なぜか花屋なのです。
初エロパロっていうか初SSなのでお見苦しいと思いますが投下させてください。
設定ちょっとずれてるうえに無理があるとは思いますが…
バイトが終わり有沢に勉強の相談をしていたらすっかり帰りが遅くなってしまった。
(先輩、何か用事があったのかな)
いつもなら美奈子がシフトに入っている曜日はいつも真咲も来ているのだが、今日は来ていなかった。
当たり前のようにいつもいる真咲がいない、少し静かな職場が寂しかった。
帰りの準備を終え、暗がりを歩いていると見覚えの車が止まっている。
ダッシュボードの上のどくろクマが目に入り持ち主の確信を得る。
(あ!先輩の車だ!)
今日の寂しさもあり、嬉しくなって車にかけよると車中に、同乗者がいることに気がついた。
(お…女の人?)
暗い車中に重なる影、男の首に回された腕、混乱し目を見開いて理解する。
二人は口づけを交わしているのだ。
男に覆いかぶさるようにしがみつく細い腕。
きれいにカールされた長い髪に華奢な肩が露出された大人の女。
女の背中に力強くかきだく大人の男の腕。
ちょっと説教くさくて優しいお兄ちゃんのような存在の真咲は
今目にしている光景とはあまりにもかけ離れていて、思わず駆け出してその場を後にした。
家に戻った美奈子は先ほど見た光景が頭から離れずにいた。
(何度か遊びにだって連れて行ってくれたのに…)
ショッピングモールや植物園、色気のあるものではなかったが、
何度か美奈子を誘って遊びに行っていた。
どこか、女として見てくれているんじゃないか、と考えていた事に気づく。
真咲に出会ったとき、事故ではあるものの触れた唇。
考え返せば真咲は何事もなかったように去って行った。
あれがキスであると考えていた自分がなんだか惨めになる。
(そっか、先輩大人だもんね…彼女くらいいるよね…でもそれならなんでデートみたいな…)
グルグルとめぐる思考に目を回していると携帯が鳴った。
「お!美奈子、今週日曜なんか予定あるか?」
混乱の元凶から底抜けに明るい声を聞かされ気が抜ける。
「え、いや、あの」
「ないならさ、ドライブいかねーか?」
「あ、はい、えと」
「ん?元気ないな?よし、んじゃすげーうまい飯屋連れてってやるから」
どんな顔で会えばいいのか、と思いつつも誘いを受けてしまった。
(ついさっき女の人と会っていたくせに何なの?…って私は妹分だからか)
一瞬軽蔑した後に、自分が思われている立場に気づいて、また美奈子は落ち込んだ。
――当日。
「お、どうした今日は。すげー似合ってる。二重丸!」
自宅前に現れた腕を組んだ真咲は美奈子をほめた。
(やっぱり先輩、こういう格好の子が好きなんだ…)
これまでは、どちらかというと可愛らしい格好をしていた美奈子だったが
妹分と思われていることがなんだか癪で、ホルターネックのキャミソールにミニスカートという
少し露出の高い、大人っぽい格好を選んだ。この間の女の人のような。
「ちと狭いけど、どうぞどうぞ」
「はい、おじゃまします」
エスコートされて車に乗り込むがつい先日どこかの女の人と口づけを交わしていた車中。
なんだか残り香があるような気がして、強張った体が姿勢がよくなる。
ふと、自分の足に目を落とすとむき出しになった太腿に驚いた。
(なっ!隠すもの!!いや、大人の女は隠さないよね…)
(…どうせ運転中は前見てるし…)
あたふたとしながらも、隠すものもないので美奈子は開き直った。
真咲はそんな葛藤もよそに今日の計画をつらつらとあげている。
「これから行く店な、大学のやつとよくいくんだ。これがまたうめーの!」
「楽しみです。デートとかにも使うんですか?」
「おー今日使うぞー?なんつてなーハハハハ」
(嫌味なんですけど…というか今日はデートなんだ、そっか。)
「おまえ、なんか今日変だな?なんかあったのか?」
「いえ、あったというか…」
「なんだ?男のことかー?お兄さん相談に乗るぞ?」
「そんな、なんでもないです」
「おー?そうか。ま、話したくなったら聞くぞ?」
(やっぱり妹分、なんだな…)
デートと言ってみたり、妹扱いをしてみたり、真咲の言葉にいちいち翻弄されて
美奈子は妹として扱われていることに苦しみを感じずにいられなかった。
食事をすませウインドウショッピングを楽しむと、すでに日は傾いていた。
夕日に照らされた傍らを歩く男。お兄ちゃんではなく男の人。
ふいに、ずっと聞きたかった質問が口をついて出る。
「先輩、って彼女いるんですか?」
「ん、いないぞ?」
「えー嘘ですよね?」
「いたら日曜にここにいないだろー?ハハハハ」
(嘘つきだ…でも…本当なら、あの人は…?)
大人には恋愛ではない関係があるということは知っていた。
真咲がそんなような事をする人間ではないと信じているのに疑念が生まれる。
同時にお兄ちゃんじゃなくて、男の顔をする真咲が見て見たい、そんな考えがよぎった。
「じゃ、帰るか」
デートの終わりを宣告された美奈子は、勢いあまって真咲の腕にしがみついた。
顔が熱くて、見上げることができないでいる。
「おー?これじゃいつまでたっても車にのれねーぞ?」
ハハハハと笑って言う真咲には美奈子の早鐘は届いていないようだった。
(うう…へこむ)
車の中、ハンドルを握る真咲の横顔を見つめる。
世間話をしながらも、前から視線をそらさずに時折真剣な顔。
その姿は自分よりずっと大人の男性に見えて、子供扱いされるのも仕方ないのかもしれないと思った。
そして、やはり女としても見られたいとも。
彼女がいると知っても、それが彼女ではないかもと希望を見出そうとしている。
遊びならば自分にも可能性があるのではないかとも、どこか期待している。
「どした、美奈子。だまりこくって」
「…今朝言ってた相談のことなんですけど…」
「なんだやっぱり悩んでんのか、友達のことか?男のことか?」
少しトーンを落とした心配そうな声で真咲は訊ねた。
「あの…友達じゃなくて…」
「え、…なんだおまえ好きなやついんのか」
「好き…です…すごく」
「…へー。そっか。でどうした。そのヤローとなんかあったのか」
「先輩って、いえ男の人って彼女がいても他の子とデートしたりしますか?」
「中にはそういうけしからんヤローもいるかもな…」
「せんぱ…男の人って、遊びでも女の人と…でき……」
「…ちょいまちっ!」
キキッと音を立てて車は止まった。
そういう相談はきちんと聞かなきゃな、と体を向けた。
真剣な表情で顔を向ける真咲に、声が出なくなる。
「おまえはそいつとデートしてんのか」
美奈子はこくりとうなづいた。
「で、他の子ともデートしてたのか」
やはり、うなづくことしかできない。
「うーん…そうか。もしかしたら用事があっただけとかはありえないのか?」
自分のこととは全く気づいていない、なんとも暢気な考え方。
美奈子は言わずにいられなくなった。
「でもっキスっ…してたっ…」
言い終わらないうちに涙があふれて言葉が崩れていった。
泣きじゃくる姿に慌てた真咲は、美奈子の頭を自身の胸に寄せ、
子供をなだめるように頭をぽんぽんと叩く。
「そんなヤロー…わすれちまえ」
大きく厚い胸、初めて直に嗅ぐ真咲の匂い。
顔が熱くなるのを感じる。
(こんなのされて…無理…です)
言葉にはできなかった。ただぶんぶんと頭を振って真咲を見上げた。
間近にある困った表情を浮かべる真咲の顔。
美奈子自身、自分が何をしているのか分からなかった。
咄嗟に唇を重ねていたのだ。
「なっ!おまえっ!え?」
すっとんきょうな声を上げて、真咲は美奈子の肩を掴んで引き離す。
「ご、ごめんなさい!!」
目を丸くして固まる真咲を見て、掴まれた肩を振りほどこうとする。
「こういうことはおまえ、好きなやつとだなっ」
こんな時までもお兄ちゃんらしくお説教をする、鈍感な真咲の言葉に頭の奥が少し冷たくなった気がした。
(やっぱり、女の子としてすら見られてないんだ…)
「…だからですよ」
「は…?」
「なんとも思ってない人にこんな事しないですっ!」
「お、おまえさっき好きなやついるってっ」
言葉を遮るように、再度唇を重ねる。
先日見た女の人のように。首に腕を回して。大人のキスの真似。
それでも真咲は肩を掴んだまま目を見開いたままでいた。
「先輩、が、好きなんです」
「そうか…って、ええっ?」
また、思いもよらなかったとでもいうようなすっとんきょうな声。
精一杯の背伸びですら、驚きしか与えることができない。
子供のいたずらとしか見られていないと、苦しくなる。
「妹じゃ、ないですよ、私」
少ない知識を総動員して、真咲の太腿に沿えた手をなぞるように中心へと滑らせていく。
「ちょっ、ちょ、ちょいまちっ!」
中心点、まだ未知の場所へ触れるその前に、真咲の腕がそれを拒む。
「おまえっそれはまずいだろ。俺だって男だから、な」
「私が子供だから、ですか」
切羽詰った、美奈子の言葉。真咲の腕を振りほどいてそこに触れる。
(な、なにこれ…)
ジーンズの硬い生地に押さえ込まれたそこは、人体とは思えないほど硬く。
初めて触ったものとはいえ、それがとても大きいものだとは理解できた。
「な、美奈子っ!」
顔を見るのがつらくなって美奈子は顔を背ける。
ぎこちなくも、手を前後に動かしてみる。
唇を食いしばって自分のしている行為の羞恥に耐えた。
真咲はどう思っているのだろうか、軽蔑しているだろうか、などと考えあぐねる。
「私だって、女、です。」
正直な気持ちが口をついて出た。
次の瞬間、抱きしめられたかと思うと唇をふさがれていた。
食いしばっていた唇を割って、侵入者が口内を犯す。
抱きしめられた体に熱がこもり、息が、できない。
ぷはっと息をついて引き離すと、先ほどまでいた真咲とは違う熱い目をした男がいた。
「おまえ、ためしてるのかなんなのかしんねーけど…限界ってものがだな…」
苦しんでいるような息を殺した声が耳元で熱く響く。
美奈子の背中に回された手は徐々に下がってキャミソールの下へともぐりこんだ。
(先輩…怖い…)
目の前にいる男は普段の真咲とは別人だった。
怒った目でもなく、真剣な眼差しとも違う、熱のこもった視線。
恐怖を感じずにはいられない。
「男はな、おーかみなんだ」
真咲の言葉に、自ら食べられるように仕向けたことを思い出す。
初めて男に触れられる身体。くすぐったさと微弱電流のような感触に身をよじる。
「せ、先輩…あっ」
ちゅっちゅっ、と音を立てて首筋から肩へとキスをされて、その箇所が熱くなっていくような気がした。
自分がどこかへ行ってしまうような不安から厚い胸にしがみつく。
「んっとに、おまえは俺が今までどれだけ我慢してたと…」
(え、今なんて?)
呟くように吐いた真咲の言葉を美奈子は聞き返せなかった。
ブラの上から支えるようにさえられた手が、壊れ物を扱うように胸をもみしだく。
ずらされたブラからはみ出した乳首を軽く摘まれて、跳ねるように声を上げた。
ミニスカートに滑り込んだ大きな手は、すぐに下着の境界線へと触れる。
自分の下着が湿っていることに気づいた美奈子は焦って身をよじって逃げようとした。
「せんぱっ、そこっきたなっ…」
「汚くない」
乾いた声で即答され、下着の湿った箇所をなぞるように指がすべる。
湿り気を確認するように動く指が下着の舌へと滑り込み、美奈子の頭は真っ白になった。
くちゅ、と音を立てて弄ばれる。そのたびに身体が跳ねる。
しがみついた美奈子の唇を貪るように真咲が塞ぐ。
ライオンのような激しいくちづけ。
(食べられてる…)
美奈子はぼんやりと思った。答えるようにおずおずと舌を差し出す。
甘くかまれ、吸われて。車中に二人の息遣いと水音が響く。
「やっ…あっ…ん…!」
自身の中心を太い指で弾かれ捏ねられるたびに、粘りを帯びた蜜が音を立てる。
「な、いっていいぞ」
真咲の言葉を理解することができない。
「んっ…いっくってな… あぁっ!」
「こういうこと」
吐息混じりに言い放った真咲が、指の動きを早めると同時に美奈子の身体に電流に似た快感が走った。
「やっあぁぁっ!!」
快感の波に身体ががくがくと跳ね美奈子は果てた。
力の抜けた美奈子を抱え、シートへと座らせると真咲はハンドルを握った。
「…ここじゃ、さすがにな」
焦ったようにエンジンをかけ、車を走らせる。
目的地は真咲のアパートだった。
時間もかからず、まだ美奈子は荒い息をついている。
真咲に抱きかかえられるように部屋へと足を踏み入れた。
キッチンと一部屋だけという学生らしい室内。
玄関を入ってすぐ、真咲の腕にすっぽりと抱きしめられ、顎を引かれてくちづけされると
ベッドの上へと抱きかかえられて運ばれ落とされ組み敷かれた。
パイプベッドがぎしり、と音を立てる。
美奈子の腕は逞しい腕に捕らえられ、首筋に、おでこに、唇にキスの雨が降る。
一連の行動のすばやさに、どこか冷静に慣れているんだなと思う美奈子がいた。
「好きだ、美奈子」
(うそつき…)
耳元でささやく真咲の言葉に美奈子は心の中で毒づいた。
聞きたかった言葉。
こんな嘘じゃなくて、たとえば、あの伝説の灯台で、とか。
(そんなところが子供扱いされるんだよね)
涙が、あふれ出た。
「美奈子?…あぁっ!ごめん!」
涙に気づいた真咲は、突っ走った自分に気づいて咄嗟にあやまった。
「せんぱ…ちがうの、うれしいです。片思いだって思ってたから…」
美奈子は精一杯の嘘をついた。
これがきっと大人の関係。
真咲が住む世界がそこならば、そこに自分も行けばいい。
心配そうに覗き込む真咲の首に腕を回し、引き寄せて唇を自ら重ねる。
安心したように真咲の動きは再開した。
いとも簡単に美奈子の服を剥ぎ取って、自らも服を脱ぎ捨てると真咲の動きが止まった。
「すんげーきれいだ。美奈子」
「っやだ!見ないでくださいっ」
大人ぶってみても、経験のない美奈子には自身の裸を晒すことには抵抗がある。
傍らにあったタオルケットを引っ張って隠そうと無駄な抵抗をこころみた。
「いーから、見せろって」
また簡単に両手をベッドへと縫いつけられ、一度引いて眺めるようなそぶりを見せた。
真咲の喉仏が動いた気がしたが、その刹那真咲は美奈子の胸へと顔をうずめていた。
片方の胸へは手のひらが、もう片方へは舌が這う。
「ひゃっ…あっ!」
滑り落ちた指はまた、美奈子の中心を掻き分けぬめり気を確認するかのようにうごめいた。
「やっ…あぁ…んっ!!!」
自分ですら知らない場所へと指が侵入していく。
「指、飲み込んじまったな」
「いやぁ!ああっ」
くいくい、と何かを確かめるように動く指から逃れようと身をよじるが抱き込まれるように動きを封じ込められる。
先ほどまでの快感とは違う、腰の奥から湧き上がる不思議な感覚に思わず声が漏れた。
「…ここか」
うごめく指に答えるように蜜があふれ出すのを美奈子自身も感じた。
頭の芯から考える事を放棄したように、声を抑えることができない。
「ほんとにかわいいな、おまえ」
「あ、やぁっ!あぁっ…んんっ!!」
真咲の言葉に反応するようにしがみついて身体が跳ねた。
「なかでもいけるんだな…」
真咲の言葉が、はしたない女と同義に思えて美奈子は顔を赤くした。
「ちょいまてな」
真咲は身体をひるがえしベッドから手を伸ばし何か取ると、後ろを向いたままごそごそと何かしている。
筋肉のついた逞しい背中、えくぼのあるお尻。
(あぁっ!きゃあああ!)
今まで快感と混乱で目に入らなかった真咲の裸体に気づき、今までとは違った意味で声を上げそうになる。
振り向いた真咲の中心にある怒張したものを見て、今度は息をのんだ。
(あんな…のっ入るの?)
「いまさらだけど、いいのか?つってもとまんないけど」
こくこくとうなづいて返すものの、裏腹に恐怖に駆られて腰が引ける。
両手で掴まれた腰ををいとも簡単に引き寄せられて、熱く脈打つそれをあてがわれた。
頭と肩を包むように、回された腕が力強く掴む。
「美奈子、痛かったら言えな」
あふれかえった蜜にまとわりつかれたそれは、ぎしりと鈍い痛みと共にゆっくりと美奈子の中に飲み込まれていく。
「いっ」
「痛いか、ごめんな」
真咲の心配を取り除こうと、美奈子は頭を振って答えた。
「好きだ、美奈子」
言葉と同時にぐっと腰を打ち付けられ、鈍痛が走った。
しがみついた真咲の身体は熱く、うっすらと汗ばんでいる。
おそるおそる硬く閉じた目を開けると、目の前に切なそうとも苦しそうともとれる表情を浮かべる真咲がいた。
その表情に、胸が熱くなるのを感じる。
「せんぱ…い、好き、大好き」
(ひとつになれたんだ…)と安堵の息をつく。
「動くぞ…?」
「…え?」
美奈子の少ない性知識では、性行為は二人がひとつになること、で終わっていた。
動く、という真咲の言葉をまた理解できず、目をぱちくりとさせるとゆっくりと真咲の腰が引いていく。
(えぇっ?)
「やっ…あぁっ!!」
ずん、と腰を打ち付けられる度に走る痛み。
はぁっと苦しげに吐く真咲の熱い息が耳にかかる度にに美奈子の息が詰まる。
「せんぱっ…やっ…あぁっ先輩っ!んっ」
「おまえん中…すんげーあったかい…」
ぐちゅ、という音が打ち付けられる度に低く響く。
貫かれる痛みが、熱い快感の波変わっていくのが分かる。
揺らされて、抱きしめられて、しがみついて、美奈子の視界は白んでいった。
目覚めた美奈子は、傍らで寝息を立てる真咲を眺める。
何も悩みのなさそうな、幸せな寝顔。
兄のような立場で優しく笑ってくれていた真咲を自ら変えてしまった。
きっとあの女の人にだって同じ言葉を囁いて、同じことをするのだろうと想うと自然に涙が溢れ出す。
(妹じゃなくて女として見て貰いたかったんだもん…)
身体を重ねても、ひとつになれるのは一時のこと。
(つなぎ止めておけるのは、その瞬間だけだよね…)
無理に覗き込んだ大人の世界は美奈子には荷が重すぎた。
声を殺そうと、手をあてるも嗚咽が漏れてしまう。
その気配に気づいた真咲が目を覚まして飛び起きた。
「え、どした!?ってああっ!俺のせいか!」
「ひぐっ…なんでもないです気にしないでください…」
「いやっ気にするだろ!痛かったよな…ああー…なんつーことを俺は…すまんっ!!」
真咲は恐縮しきって頭を下げた。
「いいんです、私、こんなっ泣いたりして…重いですよねー…ひっぐ」
「…は?」
嗚咽交じりに話す美奈子の言葉に、真咲はかくんと首をかしげた。
「あ、彼女にしてとか言わないんでっ…安心してくだいっ」
尚、美奈子の口から出てくる言葉に、もう曲がらないであろうというところまで首をかしげる。
「……はぁっ?なんかおまえの言ってることが理解できないんだけど?」
「…だって、先輩、かのじょっ…」
「?おまえ何言ってっ」
重苦しくもおかしな空気が流れる中、軽快な着信音が鳴り響いた。
「桜井だ…、こんなときにっ」
「いえ、出てください先輩」
「そか?ごめんな」
そそくさと通話ボタンを押した真咲は開口一番声を荒げる。
「今取り込み中だっつの!」
「あ?い・や・だ!おまえにゃもうかさねーって!」
「そう、貸さない!デートぐらい自分でなんとかしろって!じゃ・な!」
電話の向こうの言葉を聞いている様子はない。一気にまくし立てて電話を切った。
携帯を放り投げて、ばつが悪そうに自分のひざをコブシではたいた。
「ごめんなーあの馬鹿におとつい車貸したんだけどさ。
掃除もしないで返しやがって。なんか香水くせーし汚したまんまだわ最悪でよ」
「…おととい…って、先輩がバイトお休みした日…ですか?」
「そそ、実家で用事があってなー」
「…あぁっ!!?」
自分の一連の早合点に気づいた美奈子は間抜けな声を上げる。
「キっキスし…てた…のってさ…くらいさん!?」
酸素の足りない金魚のように口をパクパクとさせて話す美奈子の言葉に
やっと真咲も要領を得たようだ。
「おまっ?ええぇ〜…うっわー…おれ信用ねー…」
へなへなと脱力して布団に顔をうずめる真咲。
「じゃっ、先輩彼女って…」
「…いないって言ったろがぁ」
布団に顔をうずめたまま、美奈子の腕を掴んで引き込んだ。
「おまえだけ、好きなの」
「…妹として?」
「ばっ…羊の皮、かぶってただけだ」
真咲の言葉と美奈子を包む腕に、美奈子のはやっと心が溶けていくこと感じた。
頬に優しく触れるだけのキスをされて、思い出したように美奈子は問う。
「先輩、やっぱり私、彼女にしてもらえます?」
どこまでも天然な美奈子の問いに、真咲が再度狼へと変身するのに時間はかからなかったそうな。
以上です。
さて、なにやらやらかした気がするので逃げます。
すいませんでした!
>>165 GJ!!
初めてのSSと思えないほどGJですよ!
狼に変身する花屋萌え
自分の最萌キャラの作品が少ないので私も挑戦してみようかなー
妄想は自信あるんだけどw文章の才能は全くない・・orz
でも待ってるだけじゃ駄目だもんね
GJGJ!
花屋の口調うまかったです、萌えました〜
GJです!!
おーかみ萌えw
>>179 ないのなら 書いてみようよ ホトトギス
投下お待ちしておりますwwガンガレ!
私も挑戦しよう…
ここの住人の方々は皆様優しいから
GJ!!!先輩のために頑張って背伸びするデイジ萌えです!
GJです!花屋エロいわ〜萌える。いいね年上狼。
ありがとう!
羊の皮!羊の皮!(・∀・)
口調すごくいいと思います!ごちそうさまでした!
>>179 「妄想は自信ある」ってとこ、すごくわかりますw
ガンガレ!
GJGJGJGJ!!!!!
花屋らしさ全開でした!朝からニヤニヤがとまらない〜
GJ!
存分に萌えさせていただきました。
ルパンザサーのノリでベッドに飛び込む花屋を想像してしまったw
最近投下が多くていいねえ。
ここは良いスレだ…。
>>25のセクハラデイジー(乳首若)投下させていただいたものです。
若の仕返し編投下させていただきます。
乳首攻めでフィーバー 本番なしです
課外授業の待ち合わせ場所につくと、そこには見慣れた光景が広がっていた。
何人かの女生徒たちに囲まれ、ひっきりなしに話しかけられている先生。
聞こえてきたのは、この服似合う?とか、先生の私服も見たいから私服で来てよ、とかそんな会話。
課外授業のときは、私はこうして生徒に囲まれている先生を遠くから見ることしかできない。
先生は人気者だし、みんなに公平に接するのが仕事だからこれは仕方のないことだってわかっている。
私は日曜日、先生から誘われて2人きりで外出することがよくある。先生の私服だって何度も見た。
先生から誘われるたびに、私、少しは自惚れてもいいのかなと思ってしまう。
課外授業のとき、生徒は学生にふさわしい範囲の私服で参加することになっている。
私の今日の服装はどちらかというとおとなしめの落ち着いたもの。先生はこういうの好きだって知ってるから。
別に先生好みの服装をしてきたからといって先生に褒めてもらえるわけでもないのに、私は無意識のうちにこの服を選んでいた。
そして着替えた後、手に取ったのは私の誕生日に先生からもらったアクセサリー。
たくさんの生徒の相手をしなければならない先生に気づいてもらえるわけもないし、何か言ってもらえるわけじゃないけどこれをつけいればなんとなく先生がたくさんの女の子に囲まれていても冷静になれる気がしたから。
映画館へと入場すると席はだいぶ埋まっていて、私はパッと目についた一番後ろの列の右端の席に座った。
端ってなんとなく落ち着くかんじがするから不思議。
この席でのんびり映画を鑑賞しようと思っていたら、ちょうど空いていた左の席に先生が座ってきた。
今日は2人で会っているわけじゃないし、特に話したり何かができるわけじゃないけど先生が隣に来てくれたということがすごく嬉しかった。
館内のライトがふっと消え、スクリーンには今度始まる映画の予告が映り始めた。予告は嫌いじゃない、どれも面白そうに見える。
予告を見て面白そうだな、始まったら見に行こう、と思ってもその映画が始まる頃にはすっかり忘れて結局見に行かないことが多いんだけど。これもなかなか面白そう、そう思いながら予告を見ていると私の左手に何か温かいものが触れた。
視線を落としてみると、それは先生の右手だった。
先生とは、何度か手をつないだことがある。先生の手のひらは大きくて温かくて一度握ると離したくなくなる。
私は先生の手に触れるたびに、すごく胸がドキドキして顔が熱くなってしまう。
まさか課外授業である今日、先生の手に触れるなんて思っていなかったから驚いてしまった。
もし誰かに見られたら、そう心配するが劇場は真っ暗な上に皆の視線は完全にスクリーンに向いている。
一番後ろの列の端だし、先生の左隣の席は空席。よほどのことがない限り見つかることはないと思う。
先生はそっと私の左手を広げ、手のひらの上に指で文字を書き始めた。
とっさの出来事に私は慌てて手のひらに神経を集中させて先生が書く文字を読み取る。
あ、り、が、と、う。先生はその5文字を書いたあと、最後に軽く私の手を握り、そっと手を離した。
ありがとうって、絶対このアクセサリーのことだ。先生、私が先生からもらったアクセサリーつけてきたことに、気づいてくれたんだ。
思いがけず先生が私を見ていてくれたことと、全く予想していなかった先生の手の温もりになんだか急にすごく恥ずかしくなってしまい、私はただ、先生に向かってこくこくと首を縦に振ってみせることしかできなかった。
予告が終わり本編が始まる頃、先生の方を横目でちらっと見たら、先生はしっかり目を開いてまっすぐスクリーンを見ていた。
デートしているときとは少し違ったその横顔に、また恥ずかしくなってしまって私はスクリーンに視線を戻した。
映画は中盤に差し掛かっていた。
今日は課外授業だから、しっかり映画のストーリーを理解して感じたことをまとめなくてはいけない。
終わった後に、何人か指されて映画の感想を聞かれるから。
内容にやや難しい部分があって頭の中でそのことを整理していると、左の手の甲をとんとん、と叩かれた。
もちろん、私の手の甲を叩いているのは先生の細長い指。
また何か文字を書くのかと思って左の手のひらを広げると、先生の指がまた私の手のひらの上で動き始めた。
私はスクリーンを見ながらも左の手のひらに集中する。
少し長い。き、み、と、お、な、じ、こ、と、を、し、ま、す。君と同じことをします、完成した文章はそれだった。
私と同じことをする、と宣言した先生。しかし私には、その意味が全くわからなかった。
どういう意味ですか、と先生の手のひらに文字を書こうとした瞬間、先生の右手が私の体へ伸びてきた。
そしてさっきまで手のひらで動いていた指が、そっと私の胸に触れた。
その突然の出来事に驚きのあまり声をあげてしまいそうになったところをぐっと声を抑えた。
先生はまっすぐとスクリーンを見たまま、こっちを見ることはしない。
先生の指は胸の表面の真ん中あたりを探っている。胸の真ん中あたりで探すものなんてひとつしか、ない。
ブラウスの上を滑っていた指はいとも簡単に私の胸の中央に存在する突起を捕らえた。
そして先生はブラウスとブラジャーの2枚の布越しに、その突起を爪でかりかりとひっかきはじめた。
2枚の布を隔てたその刺激は決して強いものではないけれども、身があわ立つような、ぞくぞく、じわじわした感覚を私にもたらす。
しばらくすると、先生の指が中のブラジャーを器用にぐいっとずらした。
ブラウスの中でぴんと飛び出した突起、それをまた爪先でひっかかれるけれども今度は隔てているのは薄いブラウス一枚のみ。
体が無意識のうちにぴくりと反応してしまう。布が1枚減っただけなのに、感覚は一気に強烈になった。
その感覚は、間違いない、快感というもの。
「……あ、っ! せんせ……」
自然と出てしまった私の小声は、ちょうど大きな音が出た映画にかき消された。
そう思っていたけれど先生にだけは聞こえてしまったようで、ずっとスクリーンだけを見てた先生が、ゆっくりとこっちに顔を向けた。
先生は本当に小さな声でこそっと一言だけ、私に囁くように耳打ちをしてきた。
「……仕返し、です」
吐息まじりの先生の色っぽい声、そして耳にふきかかった息に体が震え、全身が一気に熱くなった。
耳が弱いなんて、自分でも知らなかった。
私と同じことをする、仕返しって、まさか。私は先月、先生と乗った遊覧船での出来事を思い出した。
先生がシャツの上に落としたアイスで出来た汚れを取ろうとしていた私がずっと胸のあたりで何度も何度も爪でつついたりひっかいてたりしてたのって、あれってもしかして先生の。だから先生、様子がおかしかったんだ。
私が先生の手を拒絶すれば、先生はきっとすぐにやめるというのに、私は抵抗もせずに先生からの行為を受け入れていた。
左胸の突起を、服の上から何度も何度もひっかくこと。私が先生にしたそれと同じことを今度は先生が私にしている。
そこを弄られるのがものすごく気持ちよくて、押し寄せる快感に耐えることしかできない。
ここは映画館、しかも他のみんなもいる課外授業の真っ最中だというのに私を襲う快感はとどまることを知らない。
ずっとかりかりとひっかかれるだけで、しかも弄られているのは私がしたように、左側のみ。
先生のその意地悪な攻めに、だんだんと物足りなさを感じてきてしまった。
もういっそ先生の大きな手の平で、私の両方の胸の膨らみを直接包み、激しく揉んでもらって、
さらにぎゅう、って先っぽを左右同時に強く摘んで思いきり擦って欲しい、そんな気持ちになってきた。
これは仕返しなのに、先生にもっともっといろんなところを思いきり触ってもらいたい。そう思っている。
私ってこんなエッチなことを考える子だったなんて。先生に好かれるために、できるだけ優等生でいたつもりなのに。
いやらしい子って先生に知られたら、嫌われてしまうかもしれない。
スクリーンの映像から送られるわずかな明かりを頼りに自分の胸元を見下ろすと、先生の長い指でしつこく弄られた私の突起は完全に充血してこりこりに勃ちあがって、ブラウスの布をピンと押し上げてしまっていた。先生からの仕返しは、まだ続いている。
左側だけひっかくように弄られて、どれくらいの時間がたっただろうか。
全身はこれ以上ないほどに熱を帯び、下半身がひどくむずむずする。
私はついに我慢できなくなって、先生が遊覧船で私にしたのと同じように先生の手首をぱしっと掴んで体から離した。
トイレで熱を冷まそうと立ち上がろうとしたけれど、先生に肩をぐっと押され、また椅子に座らされた。
そして左側から聞こえてきた、先生のすごく小さな声。
「どこ行くの?」
先生、多分私がどこに行って何をするつもりだったかわかってるくせに。
仕方なく体をもじもじさせながらも席に座っていると、先生の手が胸から離れ、今度はゆっくりとスカートの中に入ってきた。
さっきは先生にもっと触ってもらいたいって思っていたけれども実際されるとなると驚いてしまい、全身がビクリと揺れてしまう。
その反応に先生は一瞬手を止めたけれど私が抵抗しないのを確認すると、手はさらに奥へと進入させてきた。
私の心臓は今にも破裂しそうなほどドキドキ音をたてている。
先生の長い指はショーツの上を何度も何度も行き来し、ついに私の待ちわびていた敏感な肉芽へとそっと触れた。
ショーツ越しに、指でそこをとんとんと軽くノックされる。
声が出せるならば、そこです、なんておねだりをしてしまいそうなほど私はそこに触られるのを待ちわびていた。
布越しに弄られるのかと思っていたら、驚くことに先生の指はショーツの中へとするりと滑り込んできた。
もう私の秘所からは、早くそこに触って欲しかったんです、先生、と無言で先生に伝わってしまうほどに蜜が溢れていた。
意地悪して触ってくれないかと思っていたのに、私が一番悦ぶ部分に直接触れてきた理由が少しわかった。
全く見ていなかったスクリーンには、なんだかもうすぐ終わりそうな流れの映像が映っている。
きっと、映画の終わりが近い。先生の指先が、私の肉の粒をこすりあげ、何度もくりくりとこねくり回し、押しつぶす。
私は声が出ないように口を押さえながら、先生からの仕返しを従順に受け入れた。気持ちがよすぎて、頭がおかしくなりそう。
こんなに気持ちのいいことが仕返しなら、私はまた何度でも先生の体にいたずらをしてしまう。先生に仕返しされるのを、期待して。
今までで一番大きな波がやってきた。私は、その波に、さらわれた。
先生が私に使ったのはたった1本の指。指1本で、私はイカされてしまった。
なんとか服を簡単に整え、ぼうっとしている私、ご機嫌そうな顔でスタッフロールが流れているスクリーンを見ている先生。
スタッフロールが終わり、劇場にライトが灯った。課外授業だから、映画の感想を考えなければいけないのに。
映画の中身、全然見ていなくて肝心な部分がちっともわからない。
先生が意地悪して私に感想を聞いてくるかもしれない。そうしたら、きっと何も答えられない。
他の人たちが立ち上がって退場する中、私は座ったまま何も映っていないスクリーンをぼんやりと見つめていた。
すると、隣に座っている先生が私の顔を覗き込んで、にこり、と笑いながら言った。
「あらすじ、教えましょうか?」
以上でおしまいです。失礼致しました。
GJGJ!!
ちょうどさっき若EDを迎えたところだったから余計に萌えた!!
仕返し最高。
GJです!!
「先生は大人だから〜〜」は名言すぎて本気で鼻血出るwwwww
GJ!!
けしからん先生だwww
GJ!ドキドキした
若はこのまま皆の前に出て感想を訊いたりできる状態なんだろうかw
GJGJです!すごい好きだ〜
>>198 トイレに行って、なぜかスッキリした顔で出てくるので、きっと問題ナシw
すごい!うまいね
次回作にも期待してます
禿萌えた
映画館でできる若の度量に感服
掌に文字を書くところが物凄く良かった…
それにしても乳首だけってよく我慢できたな若www
次のデートでデイジーは間違いなく食われるだろう
203 :
一人ハリー:2009/03/25(水) 00:55:49 ID:mzjBUMgY
ちょっと前にオカズ話があったので、妄想してみた。
勢いだけなので、妙なところもあるかもですがご勘弁を。
ハリー一人話なんで、苦手な方はスルーよろしくです。
主人公は「美奈子」
「なんで俺様が課外授業の冊子作りなんかしなきゃいけねーんだよ」
「しょーがないよ、ハリー。また授業中寝てたんでしょ? ほら、もうちょっとだよ。」
ブツブツ言いながらも、ちょっと顔がゆるんでくる。雑用を押し付けた数学教師にちょっとだけ感謝だ。
美奈子は、やる気なさげにホッチキスを止めていた俺に気付いて手伝いに来てくれた。
好きな女と放課後二人っきりになれる口実ができるなんて、居残りも悪くねぇな。
そして最後のプリントを綴じ終えトントンと机の上でそろえると、俺は立ち上がった。
「んじゃ、オレこれ職員室持ってっから。サンキュ。助かった。」
「うん。それじゃあ私帰るね」
美奈子も立ち上がる。そして、向かい合わせに移動させた机を元の位置に戻そうとした。
「あ、悪ぃ。オレやるよ。」
美奈子の隣から手を伸ばし、机の両端を掴む。同時に俺と美奈子が机を掴んだので、腕が密着する形になる。
掌も微かに触れた。それだけのことなのに顔全体が一気に上気したのが分かった。
それに、腕に当たってる柔らかい感触…もしかしてこれって…
動揺してることを知られたくなくて、必死で冷静を装う。
「お、遅くならねえうちに早く帰れよ、美奈子」
「うん。じゃあまたね」
パタパタパタ…
軽い足音が遠ざかっていく。
俺は自分の激しい心臓の音を聞きながら、美奈子に触れた右手を見つめた。
スルリとした掌と、腕に当たった柔らかい感触…。
それを反芻して思い出しながら、きっと腕以外も柔らかく、すべすべしているんだろうという妄想に耽った。
何となく椅子に座り、掌を見つめて美奈子を思い出す。
女って、柔らかいんだなあ…
その柔らかい腕や掌の感触だけで、俺の想像は制服の内部にまで及んだ。
204 :
一人ハリー:2009/03/25(水) 00:57:33 ID:mzjBUMgY
妄想に耽ると同時に、ズボンの中心が盛り上がってきた。
「やべっ…」俺は呟きながらも抑える術はなく、そこは大きくなっていく。
妄想の中では既に俺は美奈子に襲いかかっており、半裸になった彼女を床に押し倒したところだった。
疼くそこをズボンの上から握り締める。
「はあ…」
もう…我慢できねえ…
さすがに直立はできないので少し前屈みのまま、3階廊下奥のトイレに向かった。
運良く誰にもすれ違わず、俺は個室に入りガチャリと鍵をかける。
校舎の割りに小奇麗なそこは部活の時間は殆ど誰も使わない。
急いでベルトを外し、下着ごと腰骨の辺りまで引き下げる。
俺はすっかり固くなったそれを握り締め、上下にしごき始めた。
とにかく早く絶頂を迎えたくて、力任せにガシガシとそこを扱く。
「ああ…美奈子…美奈子…っ」
美奈子の名を呟きながら、たまらない快感が押し寄せてくる。
「うう…ふうう…っ」
間もなく、俺の手の中でそれは大きく脈打ちながら欲望を放った。
「はあ…っ はあ…っ」
全ての精を出し終えた後、俺はしばらく呆然としていた。
「何やってんだ俺…」
強烈な罪悪感に襲われ、美奈子を汚してしまったような気がしていたたまれなくなる。
…もう俺、絶っ対美奈子ではやらねえ…
こうした後は、いつも後悔する。それでいつも、こう思う。
205 :
一人志波:2009/03/25(水) 01:01:19 ID:mzjBUMgY
もう一つ、投下します。
志波でも妄想してみました。
一人話なんで苦手な人はスルーでお願いします。
「…なんだ、これは」
野球部の部室に無造作に置かれていた合宿時の写真を見ながら、思わずつぶやく。
合宿中の息抜きにとプールでひと泳ぎした時の写真なのだが、むさい男達の写真の中に、
マネージャーである美奈子の水着姿の写真があった。
学校指定の味気ない水着だが、美奈子はさすがに恥ずかしいと上からTシャツを着ていたのだが、
いつ撮ったものなのか、その美奈子がTシャツを脱ごうとしている瞬間の写真だった。
下は水着だということは分かっているのだが、その姿は異常なほど色っぽく見える。
「…アイツ…」
補欠の後輩が写真好きで、合宿中の記録と称してそこら中を撮りまくっていたことを思い出す。
「…没収」
他に誰もいないことをいいことに、その写真を制服のポケットに突っ込み、部室を後にした。
家に帰ると、何の気なく写真を取り出して眺めてみる。
今はまだ「友達」の関係である好きな女の写真。
見つめる場所は次第にその胸に、腰に、下がっていく。
それと同時に、空いている右手はジャージの中に入っていった。
「…っく …ふう…」
数分後、丸めたティッシュを放り投げてベッドの上に転がる。
どこまで無防備なんだアイツは、と小さくため息交じりに呟く。
他の男も美奈子のこんな姿を見たと思うと腹立たしくて仕方がないが、
自分もそれにあやかっているので責めることはできない。
早く「見るな」と言える立場になりたいもんだ、と切に願う。
「腹…減ったな…」
性欲がおさまると次は食欲らしい。
何事もなかったかのように写真をしまい、腹の虫に従ってとりあえず夕飯を食べることにした。
小ネタいいね!個性がおもしろいです。よかったら他キャラのも見たいです〜
志波いい!すごくいい!
そんでゴハン食べたら「…眠い」ってすぐ寝るよねw きっと
短いのに個性バッチリ出てて職人さんはすごいなあ〜
いつも楽しませていただいてありがとうございます
一人シリーズGJです!脳内で、動画で再生されましたw
すげぇいいSSでも“美奈子”の名前設定があると
姉が美奈子な自分には少々きつい……
あまり名前設定ない方が良いです
生意気言ってすいません
自分は本名、美奈子だが、読むとき、全然気にしてない。
>>209の姉ではないと思うが。
18歳以上ならそういうリアルで都合悪いことはスルーできるようにしようぜ
脳内変換というスキルを身につけるんだ
ていうかむしろメモ帳とかにSSをコピペして置換機能使って名前を好きなやつに変更すればいいじゃないか
>>209 何度も言ってるが、
じゃあ自分で書けば?
以上。
別に意見は意見としてあっていいんじゃないかな
延々繰り返されてる話だけど、そういう意見があるのはわかるけどわざわざここに書き込む必要ないよね、って話。
ちゃんと苦手な人のために主人公名前ありとか書いてくれてるんだから、
それ以上は、それぞれ読まないって選択肢もあるし、
>>211が言ってるみたいに置き換え機能つかうとかさ。
この板にくる限りは18歳以上なわけだから自分にとって都合悪いこと、ちゃんと自分で解決しようよ。
コナミだから美奈子なんだよね
自分も気にならない
つか最近投下多くて嬉しい!!
職人さんありがとう&カモン!
若の家ってボロアパートで夏は暑く冬は寒いんだよね?
しかも風呂とトイレが共同…
そうなると冬はまだしも、夏にデイジーを自分のアパートに連れ込んで
エロエロとした休日を満喫しようにもデイジー嫌がりそうだな
部屋に風呂が無い上にトイレもってなると後始末は大変だし
汗と体液で汚された体で風呂にも入れないまま、また服着るって女はかなり嫌がりそう
冷房なんてもちろん無いだろうし、ホテルなんて行こうにも誰に見られるか分からないから無理
…6月〜10月くらいまで禁欲生活を強いられそうですね
>>216 それ以前にボロアパートでの行為は単純に近所迷惑だよね
下手するとアパート自体が上下に揺れるぞ
と、思ったところで若なら極限まで動かず音を出さない行為を追求しそうだという電波を受信
>>217 若「声出しちゃ駄目ですよ?ご近所に聞こえちゃいます」
と言いながら執拗にデイジーを攻め立てるプレイも良いですな。
夏休みなら学校で冷房のある教室を使えば…
保健室とか図書室とか会議室とか
ていうか若の家に風呂があったら絶対一緒に入ろうって言ってくるだろうな
もしあのアパートから引っ越すとしたら風呂が広い部屋にしそうだ
1、2ともにこのスレがさらに盛り上がることに期待
最近投下多くて嬉しいな
次は誰のが読めるのかwktk
221 :
ヘタレ瑛2:2009/03/27(金) 22:56:18 ID:ca1KDto0
やっと規制解除された〜
幾つかGJのレスをいただいたので、調子に乗ってヘタレ瑛の後日談を書いてみた。
主人公名前あり「美奈子」
3年生、付き合っている設定で、初めてのチャレンジに失敗したキテルのその後。
またまたヘタレなので、好みでない方は飛ばしてください。
「あー 寒っ」
海岸沿いの道を歩きながらそんな独り言が出てしまう季節。
さっきまで校門で美奈子を待っていたのだが、美奈子より先にキャピキャピ煩い女の集団が寄ってきてしまったので仕方なく一人で帰ってきた。
「帰ったら電話するか…」
また強い風が吹いてきて、さらに早足になる。これくらいの速度で歩くと、たいてい美奈子はついて来れなくなって、
後ろから「待ってよ、瑛君、歩くの早いよ〜」なんて言って小走りで追いかけてくるんだ。
その姿が小動物みたいでかわいいわけだけど。
「オッス、佐伯じゃん。」
その時、俺の背後からは美奈子ではなく生意気な男の声がした。
あ〜、またうるさいのに捕まった。
「針谷…」
「ハリーって呼べ。なんだ今日一人かよ。美奈子は?」
コイツ、いちいち訂正してくんのな。細かいヤツ。
「ヤダよ。それで?美奈子に何か用か?」
「ああ、こないだ美奈子が俺らのライブ見てみてぇって言ってたからチケット持ってきてやったんだ。」
「ふーん、針谷のバンドのライブ?」
「ハリーだ。あ、どうせお前と来るんだろうから2枚渡しとく。美奈子にヨロシクな。」
針谷はポケットからチケットと綺麗に畳まれたチラシのようなものを取り出して俺に差し出してきた。
「ま、いーけど…」
「2人で2000円な。」
「金、取んのかよっ!」
針谷は俺の返しには反応せず、言葉を続ける。
「でさ、美奈子にも言ったんだけど、ライブの後打ち上げみたいなのやるからお前らも残っとけよ。ちょっと早いけど、クリスマスパーティーだかんな。」
続いて「クリスマスパーティーのお知らせ」と書かれたチラシも出してくる。
コイツら、ロックバンドとかいいながらやることかわいいのな。
「朝まで騒ぐつもりだけどお前らどーせ途中で抜けんだろ?まああの辺りだったら泊まるとこには困らないだろーけど」
「…ああ、って、泊まっ」
泊まるって、それ、駅近くのネオン街のこと…だよな。
「なに赤くなってんだよ、「まだ」ってわけじゃねーんだろ?」
「うるさいな。赤いのは寒いからだ。」
針谷からチラシを奪うように受け取ると、先を急ぐことにする。これ以上変な勘ぐりされるのも嫌だしな。
「おい、佐伯」
「なんだよ」
「2000円」
素直に払ったのは、下心のためじゃないからな。
そのライブは、その週の土曜日だった。
幾つかのバンドが演奏したのち、針谷たちが出てきたのは最後だった。
さすがに歌ってたら針谷がかっこいいと騒がれている理由は分かる。喋るとバカだけどな。
美奈子は周りの奴らのようにキャーキャー騒いだりはしていないが、楽しそうに俺の横で軽くリズムをとっている。
今日は、美奈子は帰るつもりなんだろうか。結局、俺はライブの後の予定を聞けていない。
秋の「失敗」以来、俺は美奈子に手を出せずにいた。
キス以上のことをしようとすると、前回のことが思い出されて恥ずかしいやら気まずいやらで、そのうちデートはお互いの部屋を避けるようにしていた。
正直、いい加減我慢も限界だけど、もうちょっとの勇気がでないままだ。
ライブの終了後、そのままの流れでパーティーが始まる。
針谷がちょっとだけ俺達のところに寄って来たが、オレ様人気者だから超多忙、とか言ってまたすぐに中央の人の集まりに
消えていった。
他に特に知り合いもいない俺たちは、壁際でジュースとスナック菓子をつまみながら話をして過ごした。
バスももうじき終わっちまうな。そろそろ美奈子帰した方がいいかな…
結構な時間になったので、そろそろ出るか、と美奈子の手を引いて外に出た。
「ねえ、瑛君」
美奈子が白い息を吐きながら見上げてくる。
「その…、今日、帰らないって言ってきちゃったの。」
その言葉を聞いて、思わず足を止める。
「て、瑛君の部屋に連れてって?」
美奈子はそういうとタクシーを拾い、珊瑚礁へと向かった。
ひんやりとした空気が流れる俺の部屋に入ると、それ以上にきつい沈黙が俺達を襲う。
こんな時間に俺の部屋に来たいと言ったってことは… やっぱ、そう、なんだよな。でも、俺…
ベッドに座ったままぐるぐると色んなことを考えていると、いつの間にか美奈子が前に立っていた。
「瑛君、どうして、あれから何もしてくれないの?」
「…!」
「瑛君が襲ってくれないんだったら… 私が襲っちゃうから。」
「美奈子…!?」
ひざまづいた美奈子の手が、俺の足の間に伸びてきた。
「瑛君…私…」
美奈子の手が、躊躇しながらジーンズ越しに俺自身に触れた。
俺の頭の中はパニック状態だった。頭の中身とは裏腹に、この状況に強烈な興奮を覚える。俺の中心が張り詰めてきた頃、
ようやく美奈子は下着をずらし、俺自身に辿り付いた。
生々しく熱を持ち起つそれは、その先を期待してさらに大きくなる。
美奈子は躊躇しながら、それに顔を近づけていった。その間に先に耐え切れなくなったのは俺のほうで、美奈子の頭を押さえ込み半ば強引に俺のモノを口に含ませた。
「…ふ…っ」
下の方で美奈子の吐息が聞こえた。暖かい、柔らかい感触に俺は酔いしれた。
「…ううっ…うう…」
ぎこちなく俺自身を舐める舌が、堪らない刺激へと変わっていく。
「美奈子 美奈子…」
ふいに俺の掌が美奈子の頬に触れると、濡れた感触があった。慌てて美奈子の体を起こすと、そこには涙でぐしゃぐしゃに
なった顔があった。
「お前…」
「ち、違うの! これはね、あ、あの、恥ずかしいっていうか…」
一瞬で逆上せていた頭が冷えた。
俺は、一体何をしてんだ。
自分がヘタレなせいで、美奈子に恥ずかしい思いをさせて、こんなことまでさせて…
思い返せば、帰らないと言ったのも、ここへ来ると言ったのも、全部…
気が緩んだのか、続けてボロボロと涙を流す美奈子を前に、美奈子を思いやれなかった自分にすごく腹が立つ。
「ごめんね、瑛君… あの、こんなの、はしたないって、私のこと、嫌いになっちゃった…?」
「あーっ もうっ」
急に大声をあげた俺に、美奈子は見てわかるほどびくっと体を震わせた。
「お前は何も悪くないよ。ごめんな。こんな恥ずかしい思いさせて。」
俺は信じられないほど冷静になり、同時に、美奈子を抱きたくて仕方がなくなった。
「こんな情けない俺でごめん。それでも、俺、美奈子を好きだっていうのは確かだから。」
そのまま抱き寄せると、やっと体の力は抜けたのか胸に顔をうずめてくる。
「…いいか?俺、美奈子が欲しい」
「私、瑛君のこと好きだから… いいよ」
顔を上げた美奈子と、長い長いキスを交わした。
その勢いで押し倒し、カーディガンのボタンをゆっくり外して生まれて2度目の感触を確かめた。
美奈子は目をぎゅっと閉じたまま俺にしがみついてくる。
「お前は、今日はもう何もしなくていいから」
そして俺の唇と体は、下へと下がっていった。
ギシ…
マットのきしむ音と、二人分の荒い息遣いが響く。
「は…はあっ」
「美奈子っ 美奈子…」
俺はうわ言のように名前を呼びながら美奈子の白い肌にたくさんのキスを降らす。
とっくに着ていたものなどなくなっており、とにかく触ったことがない場所など無くしたいというように愛し続ける。
「キツかったら、言えよ…」
湿り気を帯びた美奈子の中心にゴムを付けた俺自身をあてがう。多分、ここ…だよな。
「うん… 大丈夫」
その言葉とほぼ同時に、俺は腰を進めた。はっきりと場所が分からないもんだから、ズル、ズル、と滑ってうまくいかない。
落ち着け、俺。
数回前後した後、ようやく「それ」と思われるところに辿り着く。
「はあ…っ はあ…っ」
痛みがあるのだろう美奈子は、顔を歪めて声をあげ、俺にしがみつく。
背中に、美奈子の指が直接食い込んでくる心地いい痛みにさえも興奮する。
「あ… 美奈子…っ」
「ん…っ んんっ…」
美奈子も、顔を赤らめて押し殺した声を上げる。
少しは感じてくれているのだろうか、と考えた瞬間、背中にゾクゾクとした快感が走る。
「動いていいか…?」
返事を聞く前に、耐えられなくなった俺は上に逃げようとする美奈子を抑えつけながら動き始めた。
「は…あっ… 美奈子…俺っ…俺っ…もうっ…」
知らないうちに、腰の動きが早まっていく。肌のぶつかる乾いた音が響いた。
それにあわせて、マットのきしむ音も大きく、早くなる。
「やっ 瑛君っ 瑛君っ」
美奈子が切羽詰まった声を上げる。痛いんだろうな、と思ったがもう止めることなど到底無理な話だった。
「うう…っ」
間もなく、唸り声とともに俺は絶頂を迎えた。
「大丈夫か? ごめんな」
俺の腕に頭をちょこんと乗せた美奈子に問いかける。
「うん、大丈夫だよ。痛かったけど…瑛君とこうしてるのが幸せだから、いいの」
月明かりに照らされた美奈子の白い肌は恐ろしいほど綺麗で、ずっと見ていたいほどだ。
「眠かったら、少し寝ろよ。朝日が出たら起こしてやるから」
「瑛君は、寝ないの?」
ああ…その上目づかいは反則だろ。
「寝るのもったいないから、起きてる。」
というか、なんか興奮しすぎて眠れなさそうなだけなんだけどな。
「ふふっ 私も。」
美奈子は腕を伸ばしてきて俺に軽くキスをする。
「じゃあさ、起きてるならもう一回…」
「もうっ 瑛君のえっち」
圧し掛かる俺にチョップをかましながら美奈子が笑う。
冗談だったんだけど、そんなかわいい笑顔されたら止められないかもしれないな。
覚えたての猿っていうけど、ほんとにそのとおりだ。
まあいっか。
幸せだから何でもいいや。
以上です。乱文失礼しました。
個人的に初めてを迎える高校生はヘタレくらいの方が萌えるので
書いてみました。
もちろん、皆様のかっこいいキテルの作品も楽しみにしております。
ヘタレキテルいいよ〜いいよ〜!GJです
高校生の青さが出ててとても良かったです
また待ってるよ
乙です
GJです!
ヘタレなキテル続編待ってましたー!
ヘタレ可愛いwでも男度もあがってました
ごちそうさまでした!
GJGJGJGJ!!!
キテルはこのくらいヘタレてる方が個人的に好きだ
ハリーもキャライメージそのままで萌えた
キャラ描写上手いなあ
ヘタレ瑛、可愛い!!!大好きです。
初々しい中、頑張ってる感が伝わってきてほのぼの。
雰囲気が明るくてノリが良くて楽しかったです。
ファーストもセカンドでもヘタレてて満足です。
ハリーとの会話も声付きで再生されました〜。
ヘタレ瑛は良いものだ!
ジークヘタレ!
ところで…はね学女子制服の詳しい脱がし方が分からない件
冬服夏服共にわからん
背中にファスナー見当たらないし、冬服も夏服もインナーあるし
前から脱がせないと乳揉みたいときにわざわざ全部脱がせないといけないじゃないか
プリンスキャララッシュの中
ヘルメットの人を投下させていただきます。
クールで面白い人×デイジー
卒業後です。
氷室先生とその婚約者が登場します。
婚約者はもちろん1主人公ですが、2人とも脇役です。
少しデイジー攻めなシーンもあるので苦手な方はご注意ください。
乗り慣れないなんだかちょっと高そうな車に、わたしはすごく恐縮していた。
わたしが座っているのはその車の後部座席、隣には氷上くん。
車を運転しているのは氷上くんの従兄弟の氷室さん、助手席には氷室さんの婚約者の女性が座っていた。
氷室さんのことも、氷室さんの婚約者の女性のことも氷上くんから話は何度も聞いてたとはいえ、わたしは実際会うのは今日が初めて。
初対面で年上ですごくお似合いの2人を目の当たりにして、緊張していたけれどもしばらく車を走らせるうちにだいぶその緊張はほぐれていた。
氷室さんはなんとなく想像していたのに近い男性だった。どことなく氷上くんと印象が似ている。
運転がすごく上手で、氷上くんが氷室さんのハンドルさばきに憧れるのもすごくよくわかる。
氷上くんは氷室さんの婚約者の女性とは何度か会ったことがあって親しいらしく、姉さん、と呼んでいたので、わたしもいつのまにかお姉さん、と呼ぶようになっていた。
お姉さんはすごく優しくて素敵な人で、なんだか本当にお姉さんが出来たような気がした。
すっかり会話は弾み、楽しい車内の時間が過ぎて行く。こうして4人で車に乗っているのには理由があった。
わたしたちが向かっているのは、とびきりの夜景で有名なホテル。そこに、4人で宿泊しにいくことになっている。
そのホテルのペア宿泊券の懸賞にお姉さんが、お姉さんの名前と氷室さんの名前で2口応募したらなんと両方とも当選したらしくて、ひとつをわたしと氷上くんに譲ってくれたのだ。すごいくじ運だなあ、とびっくりした。
高校3年間は3年とも氷上くんと一緒に初詣にいったけれど、わたしがひいたおみくじは凶2回に大凶1回。
氷上くんなんて、3年連続大凶だった。3年連続大凶をひける氷上くんはある意味すごい気もしなくもないけれど。
そう、基本的にわたしも氷上くんも、ふくびきをひけば手元に来るのはポケットティッシュか棒つきキャンディ、年賀状のおとしだまくじでは2人して切手シート1枚すら当選しないというなんとも残念なくじ運の持ち主なのだ。
でも、あそこの神社のおみくじは当たらないと思っている。あれだけ凶を引き続けたのに、わたしは氷上くんと着実に親しくなっていって、卒業式には氷上くんから告白されて付き合うことになり、今はものすごく幸せなんだから。
しかも、こうして知人の幸運にあやかって有名なホテルに宿泊できるなんて、ついている意外のなにものでもない。
大丈夫、くじ運なんてなくてもわたしはすごく幸せ、そんなことを思っているうちに車はすでにホテルの付近まで来ていた。
チェックインを済ませ、エレベーターで部屋へと向かう。
部屋は60階にあるらしく、エレベーターはすごい早さでホテルの上のほうへのぼってゆく。
当然だけれど、部屋は氷室さんとお姉さん、わたしと氷上くんで分かれている。
部屋に荷物を置くとすぐに夕食の時間で、わたしたちは食事会場へと足を運んだ。
バイキング形式になっていて、和洋中いろいろな料理が並べられている。
ついついたくさん取ってしまいそうになっているわたしに比べて、氷上くんのお皿にはほとんど、ものが乗っていない。
氷上くんは何事も堅実にものを進めるから、頭の中でいろいろ考えているんだと思う。
目の前におとうふが現れた。取りそうな気がする、そう思っていたら氷上くんはやっぱりそれに手を出した。
「氷上くん、おとうふなんていつでも食べられるよ? たまにはああいうの食べてみたら?」
わたしが指差したのは、長い帽子を被っているシェフの人が切り分けているローストビーフのようなもの。
あれならさほど油っこくないだろうし、氷上くんはたまにはお肉のようなものも食べた方がいいと思ったから。
取るものを迷っていた氷上くんのお皿の上は、だいぶわたしがプロデュースした。
それなりにさらっとしていてそれなりにバランスがよくて彩りがあるようなかんじに仕上がってわたしは一人で満足していた。
4人で、テーブルを囲む。お姉さんの左手の薬指に、シンプルな婚約指輪が光っていた。
すごく、幸せそう。わたしもいつか氷上くんと、なんて思いながら氷上くんの方を見ていたら目があってしまったので、
慌てて目をそらしてお皿の上に乗っているから揚げをつついた。
おとうふなんていつでも食べられる、と氷上くんに言っておきながらわたしは庶民丸出しな、から揚げなんて取ってしまっていたみたい。
食事の後、4人で夜道を少し散歩してホテルに戻ってきた。
部屋の前で氷室さんとお姉さんにおやすみなさい、と挨拶をしてわかれた。
先にお風呂を使わせてもらって、すでにあがったわたしは窓際の一人がけのソファに腰掛けて窓の外の景色を見つめていた。
さすが60階からだけあってすごい、夜景。氷上くんと見た星空とはまた違った輝きがある。
すごく綺麗だから携帯カメラで画像におさめて、そのあともずっと見下ろしていた。
しばらくすると氷上くんがお風呂からあがってきて、わたしの前のソファに腰掛けた。
2人で、夜景を見ながら他愛もない会話をするけれども。
わたしはなんとなくひとつのことが気がかりだった。今日、わたしと氷上くんはエッチをすることになるのかどうか。
今まで、何回したっけ。3回、いや、正確には2回半。
1回は、なんとなく寄り添っているうちにそんな雰囲気になったんだけれど、用意がなくて最後まで出来なかった。だから、2回半。
付き合っている人たちって、もっとするものかと思っていたんだけれど、思っていたよりも機会は少ない。
もう少し、してもいいと思うんだけど、氷上くんはあまりわたしに触ってこない。
あまり、性欲とかないのかな。それとも、遠慮してるのかな、そんなことを思いながら夜景を見ている氷上くんの横顔を見ていた。
お風呂あがりの氷上くんはいつもと違って髪の毛が下りているせいか、少し違う人のようにも見える。
普段見慣れない姿に、なんだか無性にドキドキしてきてしまった。
そのドキドキはだんだん、むらむらしたものへと変わっていった。
ああ、どうしよう。今のわたしの思っていることを簡潔に一言で表すなら、氷上くんに抱かれたい、だ。
会話が途切れた。別に、普段なら会話がなくても一緒にいるだけで心地よいから気まずくなんかないのに。
いやらしいこと考えていたせいか、この間が妙に気まずく感じる。
気の利いた言葉も出ずに、夜景を見ることしか出来なかった。
エッチしようよ、と言うのはもちろんのこと、今のわたしには、にらめっこしようよ、と言う勇気もない。
こんな下心のある状態で氷上くんの顔なんかとてもじゃないけど直視できるわけがない。
わたしばかりいやらしいこと、考えているのかもしれない。
落ち着こう、そう思って深呼吸をひとつ、すると氷上くんから提案が出た。
「零一兄さんたちの部屋、行こうか」
うん、そうだね、わたしはそう言ってそれを受け入れる。
4人でいれば、わたしのこのいやらしい気持ちもきっと冷めて行くだろうから。
それに、氷室さんとお姉さんと夜景を見ながらお話なんて、素敵だろうし。
お姉さんから、メイクの仕方を聞いてみようかな。あと、あの綺麗なネイルの秘訣も。
氷室さんたちの部屋の前に立ち、インターフォンを押そうと氷上くんがボタンに指を伸ばす。
でも、なぜか少しの間そのまま動きが止まって氷上くんの指はするりとボタンから滑り落ちた。
「氷上くん? どうしたの?」
「あ、いや、その……予定変更だ。部屋に戻ろう」
「え、どうして?」
「ど、どうして、も、だ!」
氷上くんはくるりと体をわたしたちの部屋の方へと向けた。いきなり予定変更なんて。
様子がおかしいのに首を傾げつつ、氷上くんについていこうとすると、目の前のドアの向こうからかすかに声が聞こえた。
「……あんっ」
廊下にゆったりとしたBGMが流れているし、ほとんど聞き取れないくらい小さいけれど確実に聞こえたその声。
とろけるように甘いその声は、他でもないお姉さんのものだ。
驚きのあまり、わたしはその場に固まってしまった。
「零一さ、ん……そのまま……も、わたしたち、結婚するんですから……」
そのあと、よく聞き取れなかったけれど、何か氷室さんの低い声が聞こえた。
またお姉さんの何かを求めるような切ない声がした。顔がかあっと熱くなる。
今この部屋、このドアの向こうで、氷室さんとお姉さんによる何かが行われている。
わたしと氷上くんはその場にしばらく呆然と立ち尽くしていたけれど、氷上くんが立ち聞きなんてよくない、そう言って顔を険しくして突然わたしの腕をぐいっとひっぱってそのままひきずるように部屋まで連れて行った。
少し乱暴に鍵をあけて、2人で慌てて部屋の中に転がり込んだ。
ベッドにぽすんと腰掛けた氷上くん、私も隣のベッドに同じように腰掛ける。
「……氷室さんたち」
「わ、わかっている! それ以上、それ以上はいわなくていい」
氷上くんの顔は真っ赤だ。私もきっと、真っ赤だろうけど。
氷室さん、あんなクールな顔して。お姉さん、あんなふんわりした顔して。
やることはしっかりやるなんて、さすが大人だなあと思ってしまう。
いや、婚約してるくらいなんだから、やることやって、当然なんだけれど。
しかも、そのままって、氷室さんたちもしかして今頃、生で、なんてとんでもないことを考えてしまった私。
なんだかいろいろなことに頭が沸騰しそう。
「落ち着こうじゃないか」
「う、うん」
「零一兄さんだって、男だ、ああいうことだってする」
「それは、まあ、好き同士な2人、ですから」
「そうだ。当然のことなんだ。零一兄さんにそういうイメージがなかったから少し驚いただけであって」
そう言って前髪をかきあげた氷上くんの仕草がなんだかやけに色っぽくて、ドキッとしてしまった。
私の背中にある壁、その向こう側で氷室さんたちがやっていることを想像したら、もう、心臓がうるさいくらいに音をたてて。
氷上くんの唇が目に入った瞬間、私の理性は崩れていった。
わたしも、したい。氷室さんたちがたった今、している行為と同じことを、氷上くんと。
ベッドから立ち上がって、氷上くんがいるベッドの上、氷上くんの隣によいしょと移動してみた。
「ね、わたしたちは、好き同士、じゃないの?」
「え?」
「好き同士?」
「あ、ああ。何を、急に……」
「ねえ」
「あ、えっと、そろそろサイエンス・プロジェクトがはじまるな……」
「見ないの。サイエンス・プロジェクト禁止です」
ベッドとベッドの間にある電話が乗った小さいテーブルの上にあるリモコンをひっぱり寄せた氷上くんから、そのままリモコンを奪ってやった。
奪ったリモコンは、隣のベッドの端へとぽいと放った。氷上くんは驚いた顔でわたしの方を見てくる。
その番組は氷上くんがテレビで唯一好きな番組で毎週楽しみにしているのは知っている。
そんな氷上くんの娯楽を奪って意地悪しているわけじゃない。
ちゃんと理由があるから、わたしは今の行動を取ったわけであって。どうして、そう訊ねてくる氷上くんに、堂々と言った。
「氷上くんは外泊ということを考慮して、今日のサイエンス・プロジェクトは自宅で録画予約してあるはずです。ここで今見る必要はありません」
「なぜ、それを……」
やっぱり。絶対そうだと思った。
そっと手を握ると、やや遠慮がちに握り返してくれた。氷上くんの手は、すごく熱かった。
このまま、抱きしめて欲しいのに。私から、抱きついてもいいのかな。
握っていただけの手に、思い切り指を絡めた。
あと10秒数えて、このままだったら思い切ってわたしから抱きついちゃおうかな、そんなこと考えていたら氷上くんがぽつりとつぶやいた。
「そ、そんなふうに。あまり、僕のことを刺激しないで欲しい……」
「どうして?」
「……僕は、君が思っている以上に不純なことばかり考えているんだ」
「不純、ですか」
「零一兄さんたちの部屋行こう、って言ったのも、お風呂あがりの君を見てたら、その」
「むらっと、きちゃった?」
「……ああ。でも、あまり求めたら、君に嫌われそうで」
「……嫌うわけ、ないのに」
「サイエンス・プロジェクトを見ればこの煮えた頭も少しは落ち着くかと思った」
なんだかやけに回りくどいこと言っているけど。
要するに氷上くんだってなんだかむらむらしてる、でもわたしに遠慮して、そのむらむらを我慢している、そういうことなのに。
どうしてエッチなことになると、急にわたしに対して遠慮をするんだろう。
今までした3回、いや2回半だって、氷上くんはわたしに気ばかり遣っていた。
2人ですることなんだから、氷上くんばかりそんな気を遣う必要は全く、ないのに。
でも氷上くんもその気になってくれていたことがわかっただけで嬉しかった。
わたしは気づいたら、足を伸ばして座っている氷上くんの上にまたがって、向き合って座っていた。
この状況なら、もう少し待っていればきっと回りくどいことを言い終わった後に氷上くんの方からわたしに触ってくれると思われるのに、わたしは待ちきれなかった。どうしよう、止まらない。ただ、単純に氷上くんに触りたかったんだ。
さすがに突然足の上に座られて驚いたらしく、わたしを見て目を丸くする氷上くん。
眼鏡のレンズ越しに、氷上くんの長いまつげがぱちぱち上下しているのが見えた。
わたしにむけて何かを言おうとしていた氷上くんの唇に指をあてて、言葉をさえぎる。
すごく間近にある氷上くんの顔はやっぱりきれいだった。
髪型が違うせいか少し変なかんじもするけど、いきなりどうしたんだい、そんなことをいいたげにわたしを見つめる少し色素の薄い瞳はやっぱり氷上くんだ。顔に向けて手を伸ばすと、一瞬ぴく、って反応されたけれどおとなしいから、そのまま頬に指を滑らせた。
「氷上くん、肌、きれい」
「えっ? 君の方が……」
温かい頬に触れるとどうしようもなくむらむらして、氷上くんが何かを言い終わる前に、わたしは唇を奪ってしまった。
まだ重ねるだけのものだけど、温かくて気持ちがいい。首に両手を回してそっと髪の毛に手を差し入れる。
洗ってから少し時間がたってすでに乾ききっている氷上くんの髪の毛はさらさらしていて触り心地がよかった。
いつの間にかキスが深くなっていき、眼鏡外してあげた方がよかったかもと思ったけれども段々そんなのどうでもよくなってきて、眼鏡のフレームが顔に当たるのも気にせず、わたしがゆっくりと舌を動かすと、氷上くんが軽くわたしの体を引き寄せて舌を絡め返してくれた。
ああ、よかった。こんな、わたしから迫ってそれこそ嫌われたらどうしようかと思ったけれど。
時間をかけてキスをしたあと、唇が離れると、わたしは氷上くんの白いシャツの一番上のボタンへと手をかけていた。
氷上くんは少し慌てるけど、それを静止した。
「今日は、わたしが、したいの」
慣れない手つきでボタンを外して、シャツを左右に開く。
素肌をゆっくりと撫で、首筋へと唇を寄せた。細かいテクニックなんて、知らない。
ただ、したいように、しているだけ。指が胸に触れるとあからさまにびくりとされてしまってこっちまで一瞬びくりとなってしまった。
今まで3回、氷上くんはわたしの胸に触った。4回目は、わたしから。
わたしの胸のさきっぽをいじるのを真似するようにつつくと氷上くんは、髪をわずかに揺らしてうつむいてみせた。
そのまま何度も指先でいじめると、ん、と小さな声が漏れて。
そんな、なんだか可愛い反応されたらわたし。むらむらがもう止まらなくて、舌を胸にそっと這わせた。
ズボンを押し上げている氷上くんのものが、まくれてしまっているスカートの中の下着越し、わたしの足の付け根にぶつかる。
熱いかたまりは、わたしを求めてくれている証拠。その熱を感じ取って、早くつながりたい気もしたけれどすぐになんてまだもったいない。
もっと、こうして触れ合っていたい。またキスをして、わたしが氷上くんの上にまたがって座った体勢のままぎゅ、と抱き合う。
大きくなっている部分をズボンの上から手で撫でると、氷上くんはまた肩を震わせる。
わたしから触るなんてはじめてで緊張するけれど、それ以上に本能と興味が勝って、わたしはベルトに手をかけた。
君、なんて声が聞こえたけれど、黙ってて、そんな意味合いをこめたわたし精一杯の眼力で無言の圧力を送ってねじふせてやった。
男の人のズボンを脱がすなんてもちろんはじめてだから、かなり戸惑ってしまったけれど。
取り出したそれを見て思わず、わ、と声をあげてしまいそうになった。
今までまともに見たことがなかったから、恥ずかしさのあまり目をそらしてしまいそうになる。
わたしは2回とはいえ、いままでこんな激しいものを挿れてたわけで。道理で痛いわけです。
もういろいろと諦めて、わたしに触られることを受け入れたのか、すっかりおとなしくなった氷上くんのからだにまたぺたぺた触って、反応を楽しんでいく。すっかり勃ちあがっているものを手で包み込んで、ゆっくりと上下にこすった。
「気持ち、いい?」
小さく息を吐きながら、こくりとわずかにうなづいた氷上くんの表情は、快感に耐えるようなすごく色っぽい顔だった。
男の人なのに、そんな色っぽいの、反則だ。握っているものは、大きく膨れ上がって、熱くなっている。
すごい、わたしより背の大きな男の人なのに、わたしの右手でここをこすられただけでからだがあんなにぴくん、ってなっちゃうんだ。
好きな人が、気持ち良さそうにしているのを見るだけで、からだがふわふわする。
氷上くんもわたしのからだを触っているときはこんな気持ちなのかな。恥ずかしい。
そんなことを思いながら手を動かしてゆく。
わたしにはもう理性なんて残っていなかった。今のわたしを、思考回路が崩壊した状態、というのだろうか。
氷上くんと知り合ってから、わたしは少しクールな言い回しを覚えた。
こすり続けていたら、いつのまにかさきっぽから出始めた雫で手がだんだんぬるぬるしてきた。
どうしよう、最後まで、そのいわゆる出ちゃうところまでやるべきなのかな。
あまり知識のない自分が情けないけれど、そのまま手を動かしていると、氷上くんの手にからだを軽くおされて、わたしはベッドにころんとひっくり返された。わたしが上も下も、中途半端に服を脱がせた状態のまま、氷上くんがわたしに覆いかぶさる。
「僕のからだにそんなにいたずらして楽しいかい」
「……すごく、楽しい」
「じゃあ、僕も同じことを君に、するよ」
「ん……」
唇がまた重なり、今度は氷上くんの手がわたしのからだへと伸びる。反撃開始、ってやつですか。
わたしが着ているものははがされて、露わになった素肌の上を手のひらで何度も撫でられる。
そんなに、焦らさないで。もう、氷上くんのからだを触っているときから、わたしのからだは火照ってすごく濡れてしまっているんだから。
胸へ愛撫を施されると、からだがびくんと震えてしまう。気持ちがよすぎて。
氷上くんはそんなわたしを見て何だか少し嬉しそう。ああ、反応を楽しんでいるんだ、きっと。
胸をたくさんいじられたあと、わたしのぬるぬるしている部分に、指がすべる。そこは、もう自分でもびっくりするくらいに溢れかえっている。
いやらしい子って思われたらどうしよう。もう、散々氷上くんにいやらしいことしちゃったあとでそんな心配してももう遅いんだけど。
氷上くんとつながりたい。でも、ここまでしておいて、気づく。そういえば、また用意がなかったらどうしよう。
氷上くん持ってるのかな。わたしは持っていない。今後は、わたしもちゃんと用意しておくべきなのかな。
用意がなくてできなかった3回目は、わたしの部屋だった。用意があるのは氷上くんの部屋だけなんだ。
わたしたちは氷室さんたちとは違うから、ちゃんと、避妊をしなければいけない立場。
そういえば、氷室さんたち、まだしてるのかな、なんて変なこと考えてしまった。
きっと、すごい濃厚なんだろうなあとか、これまた変なことを考えている間に、氷上くんは今のわたしたちに必要なものを手にしていた。
「あ」
「持ってること……軽蔑した?」
「……むしろ、嬉しい」
「そう、よかった」
さすが氷上くんは同じ失敗は2度はしない。よかった。今日も半分で終わったらどうしようかと思った。
氷上くんがかちゃりと腕時計を外して自然な動きでテーブルの上に置いた。なんてことない仕草なんだけどなんだか、好き。
ちらりと見えた腕時計の針は、まだ思っていたよりも早い時間をさしていた。
準備を整えて、眼鏡も外した氷上くんが、わたしを抱き寄せる。
さすがに、この行為にわたしのからだはまだあまり慣れていない。からだの力を抜いて、ゆっくりと氷上くんを受け入れた。
おろした髪の毛に、はずした眼鏡。なんかちょっと違う人みたい。
でも、わたしが痛くないかどうか気遣う目の前の優しい男の人は間違いなく氷上くんだった。
慣れるまで、動きを付けないでしばらく肌を寄せ合って抱き合う。
大丈夫、時間はいっぱいある。さっき見えた時計で確認した。
いつもは氷上くんがサイエンス・プロジェクトを見ているこの時間も、今日はすっかりわたしが占領してしまった。
肌の温もりをわかちあいながら、大きなベッドの上で、のんびりとキスしたりして過ごした。
氷上くんがあんまり動かない理由を訊くと、動くとすぐにでも終わってしまう自信があるから、だって。
そんな氷上くんの言葉に少し笑いながら、わたしは何度目かわからないキスをおねだりする。
唇がはなれると、今度は見つめあって。ゆっくりだけどすごく気持ちがいい。
こんなに気持ちがいいのは、相手が氷上くんだからだ。きっと、そうだ。
昨日の夜は行為が終わったあと、氷上くんの腕を枕にしながら、2人でベッドの中から夜景を眺めた。
夜景は何度見ても本当に素晴らしくて、窓の向こうの世界がすべてわたしと氷上くんのものになったような気がした。
このなんだか自分がちょっとえらい人になったような気分は、ホテルでホテル主の気分を味わう、といったところかもしれない。
氷上くんと知り合ってから、わたしは妙に面白い言い回しを覚えた。
どうもわたしは他人に影響されやすく、氷上くんは他人に影響を与えやすいらしい。
そんなことを思っているうちに、わたしはいつのまにか眠りについていた。
朝、わたしが目を覚ますと氷上くんはすでに起きていて、着替えて身支度を終わらせ小さい音量で朝のニュースを見ていた。
見慣れた髪型に、顔には眼鏡がのっている。
ああ、いつもの氷上くんだ。そんなことを思いながらわたしはベッドの中で少しまどろんでいた。
朝食の時間になり、会場に向かおうと廊下に出たらちょうど隣の部屋から氷室さんが出てくるところだった。
氷上くん同様、朝なのに眠そうな表情など一切存在していない。やっぱり氷上くんの従兄弟だなあと思ってしまった。
と、氷室さんの顔を見たところで昨日の出来事を思い出してしまった。壁の向こう側で氷室さんたち。
いけない。わたしは朝っぱらから一体何を考えているの。冷静を装いながら、軽く頭を下げた。
「お、おはようございます」
「ああ、おはよう。どうだった」
「はい?」
「昨晩は、楽しめたか?」
「えっ」
「何階だろうか」
「あ、あの、た、楽しむといっても、わたしたちなんて、そっち方面はまだまだ未熟でっ……!
何回、と言われましても、実はまだ4回……いやっ、正確にいうと3回半しかっ……! ひ、氷室さんたち、ほどでは」
「……部屋の使い心地や夜景などの感想を求めたつもりだったが。食事会場は何階だろうか」
「えええっ!?」
しまった。何かとてもいけないことを言ってしまった気がする。そう思うももう遅くて。
わたしたちの部屋から氷上くんが、氷室さんたちの部屋からお姉さんが出てきて、不思議そうな顔でこちらを見ていた。
4人でエレベーターホールに向けて歩き出す。
氷室さんにするいいわけを考えていると、氷室さんがわたしを見て、ふ、と少しだけ笑みを浮かべた。
そして、わたしにだけ聞こえる声で言ってきた。
「……それはそれで大変、結構。格ともっと仲良くしてやって欲しい」
「は、はい……」
「よろしい」
どことなく満足そうな表情をしていた氷室さんに、わたしはただうなづくしかできなかった。
エレベーターからおりて、食事会場に向けて氷上くんと並んで歩き出す。
「……氷上くん、ごめん、わたし、ものすごい地雷踏んだかもしれない」
「えっ? どういう意味だい」
氷室さんは先生をしているだけあって人に物を教えるのが大好きみたい。
氷上くんも今まで氷室さんにいろいろなことを教わったって言っていた。
これをきっかけに、わたしの知らないところで氷室さんが学校では教えてくれないことを氷上くんに指導しはじめそうな気がした。
その講義を受ける氷上くんを想像してしまった。
氷上くんが講義で得た知識は後に実技で披露するわけだけれど、実技の相手は当然、わたし。
講義で得た氷室さん直伝のテクニックを体験できるかもしれないのは、少し、楽しみな気がしたけれど。
ああ。朝からこんな変なことばかりを想像してしまったわたしは。
不純なことばかり考えてしまう、いやらしい女の子だ。
でもなんとなく。とても充実した気分。
以上だ。
……長々失礼致しました。お邪魔しました。
GJ!
最後盛大に噴いたwww
メッティ可愛いなぁ
GJすぎる!!!!!!!!!!本当に最後イイ!!
氷室っち最萌のわりにメッティは苦手だったが、まさかここまでメッティで暖かい気持ちになれるとは…
ありがとうございました。ハッピーです\(^O^)/
GGGGGJ!!!文章うまいです
エロエロハッピー万歳!!!万歳!!!!
メッティももちろん萌えたけど氷室先生。脇役なのに萌えた〜
やっぱいいねこの一族。GJです!
>以上だ。
に吹いたwwwwww
てんてーwwwwwwww
なんて丁寧で読みやすい文章!
女子からの視点、いいですねーーー!!^^
どきどきします。
前半はデイジー×メッティかと思え。
すごく読みやすかったです。ほんわかしました。
GJGJ! いろんな技術を身につけるはずの今後のメッティにwktk
てんてーもイイ味出してて更にGJです
これで、メッティやてんてーサイドのver.もおながいしたいです
GS2だと主人公の制服がタイツだが、あの冬服でしかもタイツだと
半脱がしプレイが難しいな…タイツ脱がせるのは楽しそうだが
上半身が鉄壁なはね学の女子制服はおっぱいを愛する人にはまさに鬼畜…
よっぽど人気のない時間帯や場所を考えないと校内プレイは難易度高い
>>248 ワンピースの後ろファスナーを下ろし、腕を抜かない程度に引き下げた後
インナーのタートルをまくり上げ、ブラを外さずに胸をカップから掬っておっぱいさんこんにちは
無理やりにでも胸を出したかった感と窮屈そうなおっぱいにハァハァ
腕にワンピがごちゃごちゃしててデイジーが動きにくいので色々便利
>>249 なるほど、それにタイツとパンツも膝くらいまで下げるだけにしておけば逃げられんな
拘束プレイにも使えるとはなんという上級者向けの制服…
挑戦者求むって感じで燃えるな
タイツが邪魔になるから後ろからでないと難しそうだがそれもまたエロくて良い
>>250 タイツ片方脱ぎとか(脱がすのにテクがいるが)
いっそ破ってパンツずらすとかも青春のリビドー全開でいいと思うぜ…
あの制服は体のラインが分かりやすいから良いよねぇ
巨乳の生徒には胸周りが窮屈だろうハアハア
バンザイしたときの太ももとかな
>>249 >>250 テラテクニシャンwww
あれはタイツじゃなくてガーターなんだよ!
と考えて無駄に萌え ハァハァ
おまえら好きだwww
オーバーニーだと思ってたw
絶対領域とか好きそうじゃん奴らw
タイツの日とオーバーニーの時があるんです
スカートをめくってタイツだとタイツに透けて見える可憐なパンツにハァハァ
オーバーニーの時は「うはwww絶対領域ktkr」とテンションうp
ついでにやりやすくてラッキー
夏服はさすがにハイソだろうけどな
それにしても夏服のインナーってどういう感じなんだろう
なんか柔らかい布地のロングキャミって感じなんだがノーブラでインナーのみだと
物凄いエロけしからんことになりそうだな…私服や制服の設定資料集出せ573
チョビみたいなタイツも好きだし、
はるひみたいに短いソックスにスニーカー、というスタイルも好き。
ひーちゃんみたいなブーツでも○だし
要は何でも萌えるってことですハァハァ
260
あの修道女のようなとこが逆にえっちいよな
でもクリスあたりに「あの下はガーター」と吹き込まれた男子が
うっかり真実(毛糸パンツに厚手タイツ装備だって寒いんだもん)を知って
むせび泣く姿も見たい
身長は中学で伸びきってるとしても、パイと尻の成長で卒業する頃にはスカート丈短くなってそうだしな!
羽学の服で言えばチア+汗+ノーブラ+ピュアの妄想が最近気に入っている。
学力一桁ゆえに文章に出来ないのがもどかしい。
誘い受けイクナイ!!(・A・)
お待ちしてますw
よーし、話豚切って若の話投下しちゃうぞー
卒業後、一年目の夏設定です。
「…先生、もしかして、今日海に行こうって誘ってくれたのは…」
「ピンポンです。あと、「先生」はブーです。君はもう、僕の生徒じゃないでしょう?」
「…はい、貴文さん。それで、今日の目的は…」
「もちろん、クルーザーのお掃除です。」
真っ青に晴れ渡った空の下で、穏やかな海に浮かぶクルーザーを前に、私は去年の夏のことを思い出していた。
あーあ、今年こそはって張り切って新しい水着を買いに行ったのになあ。
やっぱり今日も先生のペースに乗せられて、私は走り出さないクルーザーに乗り込んだ。
小一時間デッキの掃除をした後、汗だくになった私はふと先生が見当たらないことに気づく。
意外と大きいデッキを一周すると、操縦室からちょこんと顔をのぞかせて手招きをしている先生を見つけた。
操縦室の中は、少し狭い操縦席とその後ろに4人ほどが座れそうなL字型のソファと小さなテーブルがあるだけだ。
「疲れたでしょう、さ、一杯やりましょうか」
先生は私をソファに誘導しながらテーブルの上に置かれたよく冷えたサイダーを手渡してくれた。
暑い中よく動いた後のサイダーはとてもおいしく、私はほとんど一気に飲み干す。
一息つくと、先生は私の隣に置かれた大きなバッグを指さして言った。
「もしかして、その大きなカバン…、泳ぐ準備をしてきたんですか?」
「…はい、だって、海へ行くって聞いたので…」
「ということは、君は水着も持っている。ピンポンですね?」
先生の口角が少し上がったように見えたのは気のせい…じゃないと次の瞬間思い知らされる。
「ここで水着を着てみてください。」
「…はいぃ!?」
思わず語尾を強めた私にかまいもせず、先生は続けた。
「窓は小さいですけど、カーテンは一応閉めておきますね。ささ、早く着替えて。」
無邪気で、にこやかな笑顔で強引に事を進め始める。駄目だ、私、この笑顔に弱いんだった。もう降参。
「…あっち向いててください。」
水着を出してTシャツを脱ごうとするのにまったくその場から動こうとしない先生に言う。
「やや、これは失礼。」
私の気迫に先生は立ち上がったものの、振り返って不思議そうに私に問う。
「あの、やっぱりそういう関係になっても着替えを見られるのは恥ずかしいものなんですか?」
「当たり前です!」
早く出てと言わんばかりにタオルを振り回すと、先生は慌てて扉から飛び出していった。
…そういう関係って、初めてはほんの一か月まえで、関係をもったのはまだ2回なのに…
愛しい恋人の鈍さに小さくため息をつきながら、私は少し大人びたビキニに着替え始めた。
「あのう…貴文さん、着替えましたけど…」
私が扉から顔をのぞかせると、先生は遠くを見つめていた視線を私に戻してにっこりと笑って中へとはいって来た。
「うん、とてもいいね。かわいいです。」
泳ぐ場所ではないところで水着姿を見られるのがこんなに恥ずかしいなんて…そんな私の気持ちを知ってか知らずか
先生はまっすぐな視線を私に向けてくる。
「そんなに、見ないでください。恥ずかしいです…」
「どうして? 君がとてもかわいいから、ずっと見ていたいだけですよ?」
「…本当ですか?」
そろりと視線を上げた次の瞬間、私の視界が先生の顔で埋め尽くされた。
「んんっ」
まだあまり慣れない、大人のキス。先生は容赦なく私の口内を弄ってくる。
「こんなことしたくなっちゃうくらい、かわいいです。」
唇を離すと、そう言って先生はそのまま私をソファに押し倒した。
「ちょっ…せんせっ…」
「ブーです。あ、でも、「先生」って呼ばれるのも、それはそれで興奮しますね。卒業前の君とこうしているみたいで。」
「!」
いくらなんでもこんなところで、と言い返そうとしたところでまた唇を塞がれる。
いつの間にか先生の手は私の体に着いている小さな水着をずらし始めていた。
「だ、ダメですってば…」
恥ずかしさと、それとは別の感覚が押し寄せてきて顔が熱くなってくるのが分かった。
すでにあらわにされた胸は、先生の唇に襲われている。
「やっ…」
体ごとビクっと痙攣するような感覚に思わず声をあげる。
「今日は、声を出してもいいんですよ? 僕の部屋じゃ周りに聞こえちゃうから出せないですもんね?」
先生は、私を下から見上げながらいたずらっ子のような笑顔で私にそう言った。
「だ、出しませんっ」
「そうですか? 出しませんなんて言ってられないようにしちゃいますよ?」
「…えっ?」
聞き返すと同時に、私の体を覆っていた最後の布切れがポイと床に投げ捨てられた。
「…おや?」
その頃、港では一人の紳士風の男性と、若い女性がそのクルーザーに向かって歩き出していた。
「どうしたんですか?」
「いや、波は穏やかなのに私のクルーザーだけがやけに揺れてるんだよ…」
「えっ どうしてでしょう? 早く見に行きましょうよ」
「…」
男性は少し考えるような表情をした後、女性の手を取り引き返し始めた。
「ど、どうしたんですか? クルーザーは…」
「いいんだよ。今日はやめておこう。君は大事な人だから、何かあってはいけないからね。後日私が確かめておくから」
「でも理事長…」
「大丈夫だよ、きっと何でもない。今日は予定を変更してドライブにしよう。あと、理事長はもうやめてくれないかい?」
以上ですw 駄文失礼しました。若は絶対サラリと変態ちっくなことしそうなんだよなー
>>264 GJ!!
爽やかにエロいけどどう見ても変態です本当にありがとうございました
若は理事長に後で叱られるといいよ
若にコスプレとかお道具を与えてはいけないな
変態街道まっしぐらで多分戻ってこれない
>>249-250のような生徒ならやり難いであろうプレイも多分化学準備室に鍵かけて
平然とやってしまうんだ
若は武器を沢山持ってて良いなぁ
>>264 GJ!!
自分の中で変態若がデフォルトになりつつある今日この頃w
若なら化学準備室にデイジーを呼び出して背後から乳を揉みまくり
耳朶を蹂躙した後、例の黒タイツ半脱がしでバックからがんばる姿がよくお似合いですね
机に上半身を倒して立ったままもいいが、床かソファに這いつくばされてもいい
鬼畜もいいが、ぽやんとした感じでエロなのもまたいい
うん、春だからエロがおいしい季節だな。春じゃなくてもおいしいけど
若は椅子に座った状態の座位が似合う
「小波さん、もっとちゃんと動いてみてください」とか言いそう
>>264 GJです!
「先生はやめてくれ」と「理事長はやめてくれ」がリンクしてるの、すごくいいです〜
>>270 >>271 さあ早くその妄想をkwsk文章化する作業に戻るんだ(AA略
>>264 GJ
若は温度が普段と変わらないところがエロいなぁ
理事長は若に掃除をさせてクルーザーデートをする予定だったんだろうか
やるな理事長
若は服を脱がないでデイジーだけ乱されている状態が萌える
白衣やジャージのままデイジーに圧し掛かって腰を振ってるのがお似合いだということですね、わかります
制服脱がし難いという話題で盛り上がっていたようだが…
体操服でもいいじゃない、変態だもの
エロエロで幸せなSSが続いている最中にすみません。
若×デイジーを投下します。
けれど上で皆様がいろいろと妄想されてるような幸せSSではなく
レイプ描写アリです
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
苦手な方は注意してください。
苦手な方の為に行間を空けておくことにします。
では次から始まります。
「失礼しま〜す……」
その日の放課後、私は担任の若王子先生に呼び出され、一人で化学準備室を訪れていた。
「や、いらっしゃい」
ドアを開くと、この間の小テストの採点をしていたらしい先生が笑顔で私を迎え入れてくれる。
若王子貴文先生。
私の担任で、若くてかっこ良くていつも笑顔を絶やさず、
どこか抜けているところもあるけれど生徒から人気のある先生だ。
そういう私も、若王子先生のファンの一人。
「えっと……ところで、何の用なんでしょう」
そんな先生から呼び出しを受けてしまい、私は先ほどからドキドキしっぱなしだ。
この間の化学のテストの点数はちょっと悪かったけど……それでも呼び出されるほどの点数ではなかったはず。
首を傾げさせてしまう私に、先生はニコリといつもの笑みを見せる。
「キミ、昨日学校を休んだでしょう?」
「あ、はい。すみませんでした」
そう。昨日私は風邪で学校を休んでしまっていた。
けれどそれが何なのだろう。連絡は入れてくれたから問題はないはずだ。
「それは構わないのです。けど、昨日の保健体育の授業にビデオを見たらしいのです。
担当の先生から、あなたにも見せておくようにと頼まれまして」
「ビデオ?」
そう言う先生の手には一本のビデオテープが握られている。
……確かに昨日保健体育の授業はあったけど、ビデオを見たなんて誰も言ってなかったけどなぁ……
私は更に首を傾げさせてしまうが、そんな私をよそに先生はテレビの前にイスを2つ並べた。
「さ、先生もあまり時間がありません。早く見てしまってください」
「あ、はい……」
少し腑に落ちないところがあるものの、私は用意されたイスに座る。
私が座ったのを確認すると先生はデッキの中にビデオを入れ、私の隣に腰掛ける。
先生の手がリモコンを握り締め、再生ボタンを押す。
そしてすぐに映像が流れ始め…………
『あッ……あ、あんっ……!』
「!!!!」
ガタン!
目の前の映像に私は反射的に立ち上がってしまう。
小さなTVの中に映し出されているのは裸の男女。
互いに絡み合い、女性が甘い息を漏らしている。
実物を見たことはないけどすぐにわかる。
いわゆる……アダルトビデオ、だと。
「おや? どうしましたか?」
絶句するしかできない私の背に、若王子先生の声がかかる。
……いつもと変わらない、のんびりとした声。途端に私は我に返った。
「せ、せ、せ、先生……!こ、これって……!!」
思わず先生の方を振り向いてTVを指差す。
けれど先生はまだ先ほどと同じ笑みを浮かべたまま、まるで子供を諭すように小さく頷いていた。
「あぁ、これですか。最近、高校生の性行為が乱れていると問題になっているではないですか。
ですから今の内から正しい性知識を身につけさせるようにと、このビデオを見せるように周知されているのです」
そんな馬鹿な話があるわけがない。
そう思うものの、先生の顔は先ほどから冗談などを言っているような顔ではなく、私は何の反論もすることができない。
背後のTVからはまだ女性の喘ぎ声が響いている。
けれどそちらの方を振り返ることもできず、私は俯いてしまった。
「ほら、座って」
そんな私を見かねて先生が立ち上がり、私の両肩に手を置いた。
呆然とするしかできない私はその手に促されるように再びイスに座らせられた。
『ん……っ、もっと……もっとぉ……!!』
改めてその映像と向き合わされて、顔がカアッと赤くなる。
TVの中の女性が髪を振り乱し、艶かしい表情をしながらシーツを強く握り締める。
男は強く腰を振り、そのたびに女性の豊かな乳房が大きく揺れていた。
……私は体の奥底に何か熱いものが芽生えるのを感じ、TVから目を逸らしてしまう。
「ダメですよ。授業なのですからきちんと見ないと。そうでないと先生が叱られてしまいます」
「だ、だって、こんなの……!!」
TVの中の声が次第に高くなってゆく。限界が近いのだろう。
けれど私はこれ以上映像を直視することなんてできず、目を瞑り膝に置いた手を強く握り締めて体を小刻みに震わせた。
「……ふぅ……まったく、仕方ないですね……」
先生が呆れたようにため息をつく。
ピ、と音がしたのと同時に女性の喘ぎ声がぷつりと途絶える。ビデオが消されたのだ。
よかった、見逃してもらえる……。そう安堵の息をつこうとしたけれど……
「きゃっ!!」
突然先生が私の体をひょいと抱え上げる。
何が起こったのか一瞬理解できず、私はそのまま先生の使っている机の上に押し倒されてしまった。
すぐ目の前に見える、先生の笑顔。
「ビデオがダメなら、直接教えてあげることにします」
「ちょ、直接……?」
顔を引きつらせてしまう私の前にあるのは、いつもと同じ笑顔の若王子先生。
……本当に、いつもと同じ笑顔。
それが逆に…………怖いくらい…………
体を強張らせてしまう私を無視し、先生は私のスカートを捲り上げて中に手を潜り込ませる。
「せ、せんせ……ひゃっ!!!」
唐突に何の前触れもなく下着の上からソコに触れられる。
布越しにくちゅりとした水音が自分の耳にも届いた。
「……濡れてる。さっきのビデオで感じちゃいましたか?」
「ふあああっ……ああっ!!!!!」
くにくにと先生の指が動かされる。
反抗しようにも先生が圧し掛かっているので体を起こすことができず、
指の動きに翻弄されて全身の力が抜けていくのがわかった。
「さて、授業の続きをしましょうか」
笑顔のままそう告げて、先生の手が私の下着をするりと脱がせる。
「や……先生、やめ……っ!」
あらわになった部分に何の遠慮もなく先生の指が這う。
割れ目を押し開くように、生まれて初めて他人に直に触れられる。
「わかりますか?ここを触られると女の人はキモチイイと感じるのです」
「あああああああああああっ!!!!」
自分でも触れたことのない最も敏感な部分を弾かれてこねくり回される。
全身に押し寄せてくる波が快楽によるものなのかどうなのかもよくわからず、
私は子供のように首を振ることしかできない。
「そして、ここで男の人を受け入れるのです……」
「ひゃ……っ、あっ……!」
先生の長い指が、蜜を絡めながら私の中に押し入る。
くちゅくちゅといやらしい音を立てながら、先生の指がくい、と動かされた。
「やぁっ……あああぁ……んっ!!!」
ある一点に触れられた途端に私の体が大きく跳ねる。
すると先生の笑みが深くなったような気がした。
その部分を集中的に攻撃され、どんどんと蜜が溢れ出てくる。
先生の指は的確に私の感じるところばかりを攻めていて、私は喘ぎ声を抑えることもせずに
ただ快楽に翻弄されることしかできない。
「さ、繰り返してみてください。『ここで男の人を受け入れる』……さぁ……」
耳元で囁かれる言葉。その声に、私はまるで熱に浮かされたかのようにこくこくと頷いた。
「は、はいぃ……こ……ここ、で……うけ、いれ、る……っ!!」
「えぇ……こんな風にね……」
するりと、指が抜かれた。
かと思うとほとんど間を置くことなく、指とは比べ物にならないほどの質量が私を貫いた。
「あ、ああああああああああっっっ!!!」
「くっ……!」
全身を引き裂かれたような痛みが走り、私の上で先生が呻く。
「きついですね……もしかしてはじめて、ですか……?ピンポンですね……?」
どこか嬉しそうな先生の声。
けれどその問いかけに答える余裕など今の私にはない。
何が起こったのか、一体何をされたのか。
その答えを教えてくれることなどなく、先生はゆっくりと動き始めた。
「わかり、ますか……?こういう、風にして……男と女は、子孫を、残してゆくのです……」
「……っう……はぁ……ああっ……!」
あまりの衝撃に体がついていくことが出来ない。唯一自由になる首をゆるゆると振って
どうにかやりすごそうとするが、それよりも痛みと恐怖の方が勝っていてどうすることもできない。
ギリギリまで引き抜かれ、再び勢いよく打ち付けられる。
先生は額にうっすらと汗を浮かべ……それでもやはり顔にはいつものあの笑みを浮かべながら
じっと私を見下ろしていた。
「さて、これで最後です……。ここで、男が精子を放てば、子供ができる……わかりますね……?」
いつもより僅かに低い声。その言葉に私は大きく目を見開く。
……嫌な……とても嫌な予感がしたから……
「だ、ダメ……っ!ダメです、せんせ……中は……中だけは……!!」
咄嗟に声を荒げて叫んでしまう。
そんな私の声が聞こえているのかいないのか……先生は私の腰を掴むと、先ほどよりも強く腰を振り出した。
「ああああああっ!!!」
何度も何度も、狂ったように腰を打ち付けられる。
淫猥な水音が結合部から絶え間なく漏れている。
「………………ッ!!!」
突然、先生の腰が一際強く押し付けられたかと思うと、動きを止め、私の体を抱きしめるように倒れこむ。
最奥まで貫かれた先生のモノが、私のナカで一瞬ぶわっと大きくなるような感覚。
「ダ、メ……中、は……中はダメェェェェェェっっ!!!!!」
そう叫ぶけど……もう、遅かった。
目の前が真っ白に染まる。
……それと同時に、私の奥に何か熱いものが注ぎ込まれるのを感じた。
事後の処理を終えた先生が手早く私の乱れた衣服を整える。
その間も私はただ呆然と机の上に寝転がっていることしかできなかった。
先生は、やはりいつもの笑みを浮かべたまま、うつろな表情をさせる私の耳元で囁いた。
「……これで授業は終わりです。けれどもしまた個人授業を受けたいのでしたら、
また明日、ここへ来て下さい……わかりましたね……?」
先生の声が遠い。
返事をしようにも声を出すことすら億劫で何も答えることができない。
……けれど、わかる。
私はきっと、またここへ来るのだろう。
明日も、明後日も、その次の日も、そのまた次の日も…………
だって先生の体を知ってしまった私が、もうこの快楽から抜け出すことなどできるはずもないのだから……
以上です。
苦手な方はホントにスイマセン。
GJです!!ヤバイ萌えたw
ナイス陵辱!
陵辱もいいよね
というかエロい個人授業だwけしからん!もっとやれ!
GJです!
先生、ずーっと君を観察していました
だから今日は安全な日だとわかっていたのです。エッヘン!
・・・って声が聞こえてきますたw
GJ!
若はこういうのも似合うw
>>285 これだけのことをしておいてなんて可愛いw
純愛も萌えだが陵辱も良い!!GJでした!
安全日計算か…正直絶対なんてないが二次創作だしエロければ無問題w
そうなると毎月計算してその日は「個人授業特別版」になりそうだ
外せない用事ができて帰ろうとしたら涙目になりそうだなw
「今日は特別授業の日ですから、放課後に先生と一緒にお勉強しましょう」
「えっ…でも今日は用事があるからダメって…」
「先生で色々予習してきたので、今までよりもっと君を満足させてあげられますよ」
「せ、先生…予習って、まさか…」
「ええ…手取り足取り…ゆっくり丁寧に教えてあげますね」
「本当に…?」
「勿論です。だから、ね?用事はまた今度にして、今日は先生とお勉強しよう?」
「だが断る。この小波美奈子が最も好きな事のひとつは、自分で上手いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ」
>>289 最後吹いたw
男前なデイジーいいなwww
エチーは無制限デスマッチになりそうだ
>>210 気配り0の美奈子さんもいたもんだ。
自分の名前と同じだったら気にならないどころか、むしろ嬉しいもんだろ。
10日も前のカキコに対して何言ってんの…?
スルーできない奴の言うことじゃないだろw
まさかのジョジョコラボw
エロくない妄想は乙女ゲー板に行け!wwwwwwww GJ wwwwwww
デイジーがジョジョ立ちしながら若を踏みつけているところを想像しました
キテルはM気あるのが容易に想像できるけど、若もなかなか…
露伴なデイジーは
猫はガンとばすからキライとか、若へ言葉いじめしちゃったりするのかな。
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SS初めてなのでうまくまとめられず空気嫁な冗長さでスミマセンが、投下させていただきます。
途中までなので、続きはまた後日投下させてくださいな。
デイジー在学中。手芸部所属。
若の呼び名は「せんせぇ」
ひーちゃんがちらっと登場。
エロ少なめ、本番ナシです。
「寒い……」
冬も本番、2月の土曜日の放課後。
冷たくなっていく指に息を吹きかけ、ひとり呟いた。
朝の天気予報で、山間部では午後から雪が降るって言ってたっけ。
教室内と違って、暖房も入らない、陽の当たりにくい特別教室棟の廊下。
化学室のある階は部活動で使われる教室もないし、
特別教室の清掃は火曜と金曜に行われるから、生徒が通るのも端にある階段くらいで。
私は、施錠されている化学準備室のドアの前で、待ちぼうけをくわされていた。
どこで引っ掛けたのか、登校した時にはタイツが伝線していて、
予備で置いてあるオーバーニーを穿いたはいいケド、この寒さじゃスースーする。
私がココに着いて間もなく、部室に向かう途中にポツンと立っているのが見えたからって、
ドアにもたれかかって、暇つぶしに英単語帳を眺めた私に、友人が声をかけにきてくれた。
授業中に居眠りした罰として、休日前の開放感溢れるステキな放課後を、化学準備室の清掃で奪わるところ。
なんてことを、ため息まじりに伝えると、
ちょっと呆れながらも、
──今日は合奏練習だから手伝えなくてごめんね。
と気遣ってくれた。
友人とサヨナラの挨拶を交わしてから、結構時間が経っていた。
改めて、罰当番を言い付けた担任である化学教師の言葉を思い出す。
”すぐに職員会議終わりますから、準備室の前で少し待っていてください”
帰りのホームルーム後に、そう言われたハズ。
私のケータイの時計は、それから45分後の時刻を示していた。
教室の掃除当番もあったから、それにかかる15分を差し引いて30分。
30分は”少し”って言わない気がします、せんせぇ。
いい加減に体も冷えてし、腕に掛けていたコートを羽織ろうとしたら
バタバタと階段を駆け上がる音が聞こえてきた。
もしかして、と階段の方に目を向けると、待ち焦がれていた白衣姿の化学教師が現れた。
白衣を翻して駆け寄ってくる先生。
「今日は事務連絡だけの予定だったんですけど、長引いてしまいました。待たせてごめんなさい」
嫌みの一つでも言おうかと構えていたのに、
額にうっすらと汗を浮かべて、息を切らしながら詫びる姿をみたら、用意していた言葉は、さらりと溶けて消えてしまった。
そもそも、元凶は私の居眠りなんだから。
準備室の施錠が解かれて、中に招き入れられた。
カバンとコートを置かせてもらって、化学室へ繋がるドアの鍵を開けようとすると、
先生に制止の声をかけられた。
ドアノブに手を掛けたまま先生の方へ視線を向けた。
「あの、お掃除用具持ってこようと思ったんですけど、いけませんでした?」
「はい、いけません」
先生は即答すると、私の背後から覆い被さってきた。
「ほら、キミの体、ひんやりしてます。指先もこんなに冷たくなってる」
”先生”が”生徒”にする行為としてはふさわしくないのだろう。
ケド、今この空間には、”若王子先生”と”私”、二人だけだから許されるよね。
私の指が、先生の両手に包まれて揉まれた。先生の体も手も、暖かくて気持ち良い。
「寒い中待たせてしまったお詫びに、今日の罰当番は無しにします」
「え、でも……」
「さ、座って。まずは温まりましょう。コーヒーを入れます」
「えっと……ありがとうございます」
準備室は先生のプライベート空間みたいなものだし、
そこを私がキレイにできるって言うことは罰とか関係ナシに嬉しいんだけどな。
少し先生に暖めてもらったとは言え、体が冷えてるのも事実だから、提案に従うことにした。
壁際に除けてあったスチール製の丸椅子を、窓際にある先生の机の前まで持ってきて座った。
窓に向かって右側には先生のキャスター付き椅子が置いてある。
脇机の引き出しを塞ぐ形になってしまうケド、準備室で勉強を教えてもらったり、コーヒーをいただいたりしてくつろぐ時の、私の定位置になっていた。
暖房のスイッチも入れてくれたみたいで、準備室の中もだんだん暖まってきた。
今ではすっかり見慣れてしまった実験用具で淹れられるコーヒー。
コーヒーと言えば、インスタントかペーパードリップしか知らなかった私には、
コーヒーサイフォンはすごい新鮮で、抽出の過程を飽きることなく見ていたっけ。
器具をセットし終えた先生が、自分用の椅子に腰掛けると優しく話しかけてきた。
「夜更かししちゃった、ピンポンですか?」
「ピンポンです……パッチワークで座布団カバー作ってたんですけど、
キリの良いところまでー…って思っていたら……すっかり外が明るくなってました」
「やや、寝ていないの?」
「……はい。午前中で授業終わるから大丈夫だと思ったんですけど……ダメでした」
「やれやれです。昨日だけ?」
「ええっと、徹夜しちゃったのは昨日だけなんですけど──……
パターン作りは月曜日から取り掛かってたけどイマイチしっくりこなくて。
毎晩いろいろ試したり仮縫いしたりしていたから…今週あまり寝てなかったかも……です……」
なんとなくバツが悪くて、蚊の鳴くような声でしどろもどろに答えた。
「一生懸命になれるものがあるのは素敵なことですけど、
過度な睡眠不足は集中力が低下して思いがけない事故を起こすこともあります。
それに、体調を崩す原因にもなります。くれぐれも無理はしないようにね」
「はい、気をつけます」
「うん、よろしい」
先生は納得したように、パンッと手を叩いた。
おずおずと先生に視線を向けると、にっこりと満面の笑みを浮かべていた。
「それにしても、いい眠りっぷりで先生感心しちゃいました。机に突っ伏していたから、寝顔見られなかったのが残念ですけど」
「うう……すみません」
帰りのホームルーム前に、後ろの席の子のノートを写させてもらいながら聞いた限りでは、
その子が私を起こそうとしたら、
”睡魔さんと戦いながら授業を受けるくらいなら、ぐっすり眠っちゃってた方が健康的です”
って先生が制止したらしい。
眠らせておきながら、罰当番言いつけるなんて、矛盾してる様な気もする……。
「や、できました」
コポコポと沸騰する音が聞こえてくると、ビーカーを2つ持ってコーヒーを注ぎに行ってくれた。
「火傷しない様に気をつけてください」
「はい、いただきます」
ビーカーの上部を摘むように手渡しくれたのを、ハンカチを添えて受け取ると、
コーヒーの香りを楽しみながら、飲み頃まで冷まそうとビーカーをゆらゆら揺らす。
先生は自分のビーカーを机上に置き、こちらを向いて椅子に座った。
「ああ、そうでした。ミルク用意します」
ブラックが苦手な私のために、先生の机の引き出しには、コーヒーフレッシュが用意されるようになっていた。
気を使ってもらって申し訳ないと思いながらも、”特権”が嬉しい。
「やや、すみません。切らしちゃってました」
あ、残念。
「このままでも大丈夫です。それに、苦みある方がきっと眠気も醒めますから」
「そう?……あ、いいアイデアがあります。貸して」
私のビーカーを取り上げ、コーヒーを一口啜る。
いいアイデアって、先生が私の代わりに飲んじゃうこと?
と言うか、まだ結構熱かったと思うけど平気なのだろうか。
訝しんでいると、先生の指先が私の顎を軽く摘み持ち上げた。
そして、それを私の口に注いでくれた。
――ゴクン。
「どう?甘くなった?」
「……まだ……ちょっと、苦いです」
「うん、じゃあもっと甘くしてあげる」
先生はサッと窓のカーテンを閉めると、
左腕を私の腰に回し、右腕を膝裏に差し入れ、難なく私の体を椅子から机の上へ移動させた。
先生の体が私の膝を割って入ってきて、両手で私の頬を優しくはさむ。
「あのっ……スカート捲れちゃってますっ……」
「大丈夫大丈夫。先生、気にしません。大丈夫」
「わ、私が大丈夫じゃ──」
──大丈夫じゃないんです。
言葉は最後まで紡げずに唇を塞がれた。
そして、もう一度、先生から私へ、コーヒーの口移し。
今度は、息もできないほど濃厚なキスと一緒に。
先生の舌が、やさしく歯を割って入り、私の舌を弄ぶように絡めてきた。
先生の手が優しく私の頭を抱え、そっと髪を梳く。
先生がしてくれる、大人のキスは、嬉しいのに、ちょっと苦手。
同じように私もできればいいのだけれど。
戸惑ってしまって、まだ上手にできない。それが恥ずかしくて。
頑なに目を閉じて、机の縁を掴む腕に力が入れ、つい、先生の舌から逃げるように仰け反ってしまう。
グッと背中と頭に先生の手が回り、体を戻され固定され、唇の角度を変え、より深く、侵入して来る。
さっきからクチュクチュと湿った音が聞こえている。
先生がくれたコーヒーは、既に私の喉を通り過ぎているから、
コレは、先生の熱くて甘い唾液が私の中で私の唾液と混ざり合う音。
先生は舌で私の唇の外周をなぞりながら、上唇と下唇を気まぐれに甘噛みしている。
くすぐったいのに、体の芯がジンッと熱くなるのが、なんだかヘンなカンジ。
先生の顔が離れたので、肩で息をした。”大人のキス”ってどうしてこうも息苦しいのだろう。
呼吸を整えていると、先生の中指と薬指の腹が揃って私の下唇に添えられ、トントンと突かれた。
「舐めて」
チロリと舐める。
「……それだけ?」
不満げな声。舐めてと言われたからその通りにしたのに。
「もう少し柔軟な発想と応用力がほしいですね。でも、これくらいの方が”先生”冥利に尽きるかな、うん」
肘と顎に手を添えるお決まりのポーズで自己完結されてしまった。
柔軟な発想と応用力……なにが足りなかったんだろう。
「ところで……こんな寒い日なんだから、素足を出していたら、風邪を引いちゃいますよ」
「きゃっ」
先生は、私から少し距離を置くと、腿の半分くらいまで捲くれてしまっているスカートの中に手を突っ込み、内腿をグッと掴んだ。
指先が腿の付け根に当たりくすぐったくて身をよじる。
「や…ん…せんせぇ……くすぐったい……やめてくだ……ひゃっ」
先生の体に阻まれて脚を閉じることもできないし、言ったところで、私の制止の声は見事に無視されて、揉んだり擦ったりされた。
その動きに、背が反り、体の奥の方がザワザワした。
「ほら、鳥肌が立ってる」
「それはっ!せんせぇがっ……きゃあっ」
腰を手前に引き寄せられた反動で、後ろに倒れこんだ。
背中に手を添えられていたからから思い切り頭や背中をぶつけることはなかったけど、冷や汗。
そのまま左足が先生の肩に掛けられ、手で押さえつけられた。
さっきのでお尻が半分くらい机からはみ出したから、放っておかれている右足は床に届くこともなく宙ぶらりん。
体を起こしたくてもお尻を置く場所がないからムリ。
脚を閉じたくても、やっぱり置き場所がない。
スカートなんてとっくに捲れあがっているから、一枚の薄い布越しに、私の恥ずかしいトコ、顕わになった。
先生の視線を熱く感じて、また、ジンッと芯が熱くなった。本当に恥ずかしい。
「やや、白地に緑のボーダーライン。”そっち”の流行も押さえているとはさすがですね」
母が買ってきた3枚1セットで数リッチの下着が”流行”の一品だったとは……。子どもっぽいから先生とデートする時には穿かない柄なのに。
先生が流行を気にしているのは知っているけど、だからといって女性の下着まで網羅しなくてもいいのに。
とは言え、”そっち”が”どっち”かわからないけど、気に入ってくれたなら、それはそれで結果オーライなのかな。
いつまでも見られるのは恥ずかしいので、唯一自由な手で隠そうとしたケド、
指を絡めるように手を握られて、左手は体の横に、右手は先ほど肩に乗せられた足のところへ置かれてしまった。
ものすごく、アクロバティックな体勢になっている。私、文系なのに。
オーバーニー越しに膝の内側へと唇を這わせてきた。
「ひぁっ」
体にピリッと電気が走って、甲高い声が漏れた。
体にかかる先生の息が熱くて、私の体もどんどん熱くなって、ジンッて熱くなるのがもっともっと強くなって……。
くすぐったいケドそれだけじゃなくて、なんだか下腹部の芯が断続的に疼いてきた。
「あっ……ん、ヤぁ……」
先生の唇が、動く度に、抜けた声が洩れてしまう。
体を動かせないから、逃れられずに余計ツラい。
「……ん……あふぅ」
甘く噛んだり強く吸ったり舌を這わせたりしながら、腿を伝い、中心部へ近づいてくると、
体がビクビク動いて、支えられてるとは言え、机から体が随分はみ出してきた。
私の足、太いから食べごたえあるのかなぁ……。ずり落ちそうなのに気付いてくれていないようだ。
と、悠長に思っている場合でもなく、この体勢もそろそろ限界。
「せんせ……からだ、落ちるっ……つくえ――」
「や、危ない」
後ろに体を押され、上半身を起こしてもらって、やっと体勢安定。
スカートの乱れを直すのも後回しにして、まずは呼吸を落ち着けるのと体の疼きを抑えるために、深呼吸をひとつ。
「すぅーーーはぁーーー……ハァ」
あ、ため息も漏れちゃった。
疼きはもちろん収まらない。
「すっかり夢中になってもう少しでキミを落とすところでした。ゴメン」
「いえ、なんとか大丈夫です。私は文系なんですから、あんなアクロバティックな格好は……って、ああっ!」
先ほどまで先生が口づけていたところを見ると、ピンクの花が咲き乱れていた。
「うう……コレ、なんてごまかそう……」
「先生しか見ないんですから心配いりません」
のんきに言って私の膝を折ると、反対側の腿に噛みついてきた。
「ダメですってば!火曜日体育なのに……着替える時見えちゃうじゃないですか」
「ああ、それなら3日もあれば消えます」
「うう……消えますって言ったって……やっぱり心配です……」
「どうしても気になる?」
「はい」
「フム……じゃあ………………今日のところは諦めます」
ものすごく、本当にものすごーく残念そうに、渋々と引き下がってくれた。
「それじゃ、先生の首に腕を回して?」
「はい」と、言われた通りにすると、抱き上げられて、机の横側に移動し、また机上に座らされた。方向転換?
「今からは、跡が残ることはしないから安心しちゃってください」
いたずらな笑みを湛えて言うと同時に、両足を掬い上げ、腿を押さえ込んできた。
「きゃあっ!」
局部を覆っているところだけ下着を横にずらすと、先ほどから緩やかに与えられてきた刺激で湿っているソコを、舌で押し広げるように、舐め上げてきた。
前に指でされたことはあるケド、その時とは違う、生暖かくて柔らかい感触にゾクゾクする。
「ダメですっ……そん…な、トコ……汚い……ッン」
「こんなおいしい蜜を出す場所が汚いはずありません。ほら、柔らかくて綺麗だ」
じゅるっと大きな音を立てて強く吸われた。鳥肌が収まらない。
「それと、あまり大きな声を出したら廊下まで聞こえちゃいますから、ほどほどに可愛い声を聴かせてください」
私にとって少々困難な注文を甘い色を含んだ低い声でささやかれる。私だけが聴ける声。先生の、この声、大好き。
大好きなのに、ソレを堪能する余裕が私にないのが悲しい。
私の中で先生の舌が勝手なリズムで踊っている。
「ふぁ……ぁ……んっ……」
吐息が漏れ、体がゾクゾクして力が抜けていく。
ピチャピチャと音を立てて溢れる蜜を吸われる。それが私の羞恥心を増殖させた。
やがて、亀裂の上部――一番敏感な芽にやってきて、触れるか触れない程度の軽さで舌先が往復を繰り返された。
「ッ!……あ、あっ……ああっ…」
焦らすような動きに体が細かく動いてしまう。
「やや、君の可愛いクリトリスがぷっくりした顔を出してきました」
大好きな声が、楽しげに恥ずかしい体の変化を教えてくれた。
恥ずかしいのに……私の中はどんどん熱くなり、それと比例するように亀裂の奥は濡れそぼってきていた。
「せっかくの可愛いパンツですけど、これ以上ビショビショになる前に脱いじゃいましょう」
「え……?ひぁ!」
私の蜜で湿っているトコを口で摘むと、器用にそのまま膝上まで持ってきて、あとはしゅるしゅると手で脱がされ、どこかへやられた。
下半身を覆うのはオーバーニーだけで、一番隠したい場所は、完全に先生の眼前に晒されてしまった。
いつもなら……ネクタイをしめて白衣を着ている時の先生なら、穏やかな笑みを形成して優しい言葉を紡いでくれる唇なのに。
今は、こんなにも淫猥な道具となって、蜜が溢れて、ぴくぴく震えている私の亀裂周辺を舐め上げてくる。
「ぃやあっ……あん……あっ……ふぁあ」
乱れた呼吸に、意味を為さない言葉が混ざる。
歯でコリッと刺すような強い刺激を与えられると、腰が意思に関係なく思い切り動いた。
「ダメ……ダメなの……せんせ、怖い……壊れるの…」
快楽の果てに行き着く感覚は既に先生がたどり着かせてくれたケド。
それでも、ソレを知って間もないせいか、自我を保てなくなるような感覚が怖い。
「ああっ……おねがいっ。ダメなのっ!これ以上したら壊れちゃうっ」
私の懇願を聞き入れてくれたのか、ピタッと行為をやめ、熱い場所から先生の顔が離れた。
途端、とてつもない喪失感に襲われた。私がダメと言ったから先生は離れただけなのに。
それなのに、今は先生を狂おしいほどに欲している。
先生に視線を向けたケド、曇っていてよく見えなかった。涙がとめどなく溢れてきていた。
身勝手な私は、たまらずに、口を開く。
「あ……違うの……ダメだけどダメじゃないの……あの……」
この感情をなんと伝えたらいいのかわからなく、言葉を紡げない口は、ただ開閉するだけ。
先生に向かって伸ばした手は、目標に届かずに宙を掴まされた。
「うぇっ……ひっく……」
私、どうしてこんなに混乱しているんだろう。
嗚咽も漏れたきたケド、止められない。
ああ、本当に、泣いたってどうにもならないのに。
宙を掴んでいた手に温もりが伝わってきた。先生の手が、私の手を取ってくれて、甲に指に、数度キスをしてくれた。
「キミを壊すようなことなんてしません」
私はしゃくり泣きをしながらうなずくのが精一杯。
「だから、安心してイッていいんだよ」
優しく促す声に恐怖感が和らいだ。
先生の唇がまた近づいてきた。舌が亀裂の奥まで入ってきて、深い場所で舌が動いている。
突起を舌先で突かれ、押しつぶされ、こねられ、吸い上げられる。
恐怖の垣根は取り払われて、快感が津波のように襲ってきた。
「ぅああっ……ダメェッ……来る……来ちゃうっ!ぁあっ……も、ダメなのっ……あ、あ、あぁっ、ぃやああーっ…………」
与え続けられる悦びに、もう抗えなくて、世界が白くなる。
体が硬直して、びくんっと数回震え、私は絶頂を受け入れた。
たぶん、呆けた表情をしていると思う。
今更かもしれないケドそんな顔を見られたくなくて顔を窓に向けて倒すと、半開きにさせたままの口の端から唾液が顎を伝ってきた。
目が腫れぼったい。焦点も合わない。
前髪が汗で額に張り付いて気持ち悪い。
甘い余韻が気怠くて動きたくない。動けない。
私の回線、ぷっつり切れてしまったみたい。
いつの間にか机の横から正面に移動していた先生が、私の髪を梳きながら頭を優しく撫でてくれた。
労る手から電流が流されたように、私を動かす回線が繋がった。
腕で体を支えてゆっくり起き上がり、スカートの裾を直しながら机から降りて、先生の横に立った。
「せんせぇばかり、ずるいです」
改めてこみ上げてきた恥ずかしさをごまかすのに、少し拗ねてみせる。
「や、先生、何か悪いことしたかな?」
「はい……ずっと、せんせぇばかり私に触っています。私だって、せんせぇに触りたいです」
呟くように伝える。先生を見ると視線がぶつかった。なんだか、ますます恥ずかしくなって、頬が熱くなってきた。
私の言葉に少し驚いた様子をしたケド、やがて包容する視線と、優しい声で受け入れてくれた。
「いいですよ。君の好きなようにしてください」
「はい……好きにします」
先生の背中に腕を回して、胸にそっと顔を埋めて瞳を閉じた。
――ドクンドクン
ワイシャツと薄手のニットセーター越しに、少し速いリズムで脈打つ先生の心臓の音が聴こえる。
先生の温もりと旋律が私の体内にしみ込んでいくのを感じた。
静かな、二人だけの時間。
今のこの時間を誰にも何にも奪われたくないと思うのは私のわがままです。
先生の腕も私の背中に回ってきて、重なりあう面積がさらに広がった。
ココは校舎内で、先生はネクタイを締めていて、私は制服姿だけれど。
もう少しだけ、このまま先生だけを感じられる世界に浸らせてください。
静かな時間は電子音で失われた。
この音は――なんだっけ。
「授業中は携帯電話の電源を切るよう指導しているはずです」
ああ、そうだ。私のケータイ。音声通話の着信音だ。
「すみません……って何の授業ですか!?」
「倫理です」
「あの……コレが倫理なんて、公民の先生が見たら血相を変えて怒ると思います……」
「怒られてみます?」
「…………グーでパンチしてもいいですか?」
「や、冗談です。先生も先生なのに怒られたくありません」
「私も先生が怒られるところは見たくありません。電話出てもいいですか?友だちからなんです」
「どうぞどうぞ」
言葉とうらはらに、強く抱き寄せられた。
「あの、せんせぇ」
「はい?」
「これじゃケータイ取りに行けないです」
「それは困りました」
困らせてる張本人が白々しく言う。
離れようと先生の二の腕を押しても、私を包む力は弱まらず、叶わない。
結局、ケータイに触れるどころか、先生から離れるコトも許されずに着信音が鳴り終わった。
「切れちゃいましたね」
悪びれた様子もなく言いながら、私の頬に左の掌を添えた。
「せんせぇが邪魔するからです」
見上げたまま恨みがましい表情を作ると、先生は「ごめんね」と目を細めた。
そのまま瞳を近づけてきて、軽くついばむようなキスを繰り返しながら、頬を包んでいた手を胸の膨らみに降ろしてきた。
辿り着く途中、布越しに胸の先端へ手が触れると吐息混じりの声が漏れ、体がピクンと反応してしまった。
上り詰めたあとの落ち着いていた熱が再燃しはじめる。
既に先生のペースに流されかけているケド、このまま身を任せていたらますますケータイが遠のいてしまう。
特定の人からのコールはそれぞれ個別の着信音を設定しているから、さっきのは廊下で待ちぼうけくわされてる間に声を掛けてくれた友人からのコールだ。
なにかと気が利く友人のことだから、私を心配して電話をくれたのかもしれない。
現状に問題はないと――親友と呼べる彼女であっても、若王子先生に胸を揉まれてる最中とは言えないから適当な言い訳を作って――伝えるだけでもしたい。
私を抱える腕は一本に減っていても、男の人の力でがっしりやられていたら物理的に逃れるのは難しい。
時間が経てば経つほど、先生の行為から精神的に逃れられなくなるだろうし。
寝不足と快感で鈍っている頭じゃどうするのが最良か考え付かないから、
ひとまず先生を押しのけてみようと胸の辺りに手をやったら、右手に固いものが触れた。
先日、先生と観た映画に影響されているのか、ふと、子供じみた案が浮かんだ。
私の熱はぐんぐん上昇していて、これ以上思考を巡らすの難しいから、仕方がない。
先ほど触れた、白衣の胸ポケットに入っていた赤ペンを奪い、先生から顔を離して目の前に突きつけた。
「ペンを返して欲しかったら、ケータイ取りに行かせてください」
人質ならぬ、モノ質交渉大作戦は、ほんの少しの時間でも先生の動きを止めるには充分だったようで。
その隙に、
先生を待っていたときに友人と話したコトと、
連絡をくれた理由を想定を交えながら――寝不足でろれつが回らなく何度か言葉をもつらせたケド――まくし立てた。
必死さが伝わったのか、諦めたのか、呆れたのか。
いずれにせよ、ケータイを手にすることを許された。
「これから着信履歴を確認して、必要に応じてリアクションをとります。
目的が達成される前に妨害行為があった場合には、赤ペンの無事は保障できません」
適当な案が通用したついでの延長で、芝居がかった内容を、ソレに相応しい口調で念を押すと、
先生は椅子に座って「はいはい」と手をひらひらさせた。
コートのポケットに入れてあったケータイを取り出して着信履歴を確認すると、やはり、その友人の名前が表示されていた。
伝言メモが残されていたので、再生する。
──準備室の掃除、まだ終わらない?下駄箱に外靴が残っていたから気になっちゃって。
これから習い事があって、もう帰らないといけないから……何もできなくてごめんね。
今日はホント寒いから、気をつけて帰ってね。
やっぱり気にしてくれていたんだ。
彼女の心配をよそに、掃除は免除され、こともあろうに先生とエッチなコトをしている……というか、されてる、というこの事実。
ごめんね、ひーちゃん。申し訳ない気持ちでいっぱいだよ……。
ちょっと時間経ってしまったから、折り返しの電話ではなく、メール連絡。
電話に出られなかったお詫びと、掃除ついでに今日の授業で聞き逃したところを若王子先生に教えてもらっている旨の内容で送信。
送信完了したのを見届けて、ケータイをコートに戻した。
「終わった?」
「はい。もう大丈夫です。すみませんでした」
「うん。じゃあ、こっちにおいで」
促され、先生の前へくるよう誘われ、向き合うように座い、
モノ質にしていた赤ペンを返すと、クルンとお尻を軸に半回転させられた。
「はい、現逮です」
キャスターを軋ませながら、背後からお腹に腕を回してきた。
「ゲンタイ??」
「現行犯逮捕のことです。前に観た映画で言っていました」
そうだったっけ。あ、先生もノッてくれてる?……って私が犯人役ですか。
確かに、モノ質利用したのは私だけど、発端は先生がケータイ取るのを邪魔をしたからじゃないのかなぁ……なんて考えていたから、
次に耳元で囁かれた言葉は、音の羅列としか判断できていなかった。
「悪いことした子にはお仕置きが必要ですよね?」
GJである!
リアルタイムで読んで(;´Д`)ハァハァ
そうだな。縞パンは今の流行…ってなんで若知ってんだw
でも若の口調とか、エロいことしてるのにぽやんとしてて大変萌えました
ごちそうさまです。あとひーちゃん(;´Д`)ハァハァ
さあ、早くお仕置きの内容をkwsk書く作業に戻るんだ
同じくリアルタイムでGJすぎる!!!!!
この前のリョウジュークと言い今回のラブラーブといい
なんですかこの若祭りは!!!
けしからん教師だもっとやれ!!!!ハァハァハァハァ…!!!!
GJ!
オーバーニーで致すのめっさエロス
黒甘い若に萌え
ちょっと強引系?なシバカツを投下します。
それ以上に話の展開が強引かもしれんですorz
ぬるーい目で見てください…
================================================
ギシ…ギッ…
小さなワンルームのマンションに、安っぽいパイプベッドのきしむ音が響く。
何度目だっけ、この天井を見ながら志波君にこうされるのは。
「…っ はっ…」
「あっ あ…」
時々漏れるような息を吐きながら、志波君は私の上で動き続ける。それに合わせて、少しだけ私も声を上げる。
やがてひときわ大きなため息と共に私の上で動いていた影が止まり、私は気付かれないように涙を拭った。
「じゃあ俺、そろそろ帰るけど…」
身支度を整えた志波君は玄関前でいまだベッドの中の私を振り返る。
「ちゃんと戸締りしてチェーンもかけろよ」
「うん、おやすみなさい。」
「…ああ。そのまま寝るなよ」
小さく返事をして出ていく志波君を見送り、私はもう一度布団をかぶる。
大好きな人のぬくもりを確かめるように。
本当は帰らないでほしい。一緒に朝を迎えて、一緒に朝ごはんを一緒に食べて…
でも、そんな望みは口に出せない。
拒絶されるのは、怖い。
私の「初めて」は3か月前。
多分、志波君の「初めて」も3か月前。
キスも何もしたことなかったのに、私は一日で全てを経験し、その日初めて志波君の背中を見送った。
高校時代から仲の良かった志波君。私は密かに想いをよせていたけど、気持ちを伝えられないうちに卒業してしまった。
運よく二人とも一流体育大学に進学して私は陸上、志波君は野球という違う部に居ながらも今までと同じように仲良くしていた。
だから私は、一人暮らしの部屋に新しく買った本棚の組み立ての手伝いを志波君に頼み、志波君も快諾してくれた。
私の心の奥底にあったほんの少しの下心と共に志波君を招き入れると、コーヒーを飲み終わる前に私は唇を奪われていた。
「…もう我慢できない」
志波君が呟いたようなそうでなかったような。私はそのままベッドへと押し倒された。
終わった後に残されたのは、綺麗に組み立てられた本棚と体に残る鈍い痛み。
いつかこうなることを望んでいたはずなのに、理想とはほど遠かった現実に、私は少しだけ泣いた。
それから志波君は、週に1〜2回私の部屋に来る。
練習が終わって、帰って、晩御飯を食べ終わった頃に電話が鳴り、志波君はここから10分ほどの合宿所からやってくる。
そして体を重ね、日付が変わる前に帰っていく。
何だか悲しい関係。それでも私は志波君のことが好きなままだ。
志波君は私のことをどう思ってるんだろう。そんなの一度も聞いたことがない。
今日も晩御飯を終えてまろどんでいると、携帯のメール着信音が鳴りだした。この音は、志波くんだ…
『今ランニングで近くまで来てるから行っていいか?』
それを読み終えるとほぼ同時に部屋のチャイムが鳴った。
ドアを開けると、タオルを首にかけ汗だくの志波君が立っている。
「わ、志波君、すごい汗だよ?」
「ああ …悪い、シャワー借りていいか?」
「うん、いいよ どうぞ」
「タオル置いておくね。えっと、着替え、私の練習着で一番大きなTシャツ出したから。これでもたぶん小さいけど…」
「ああ、サンキュ」
小さなユニットバスを仕切るカラフルなシャワーカーテンの向こうからの返答と共に、
ニュッと太い腕が出てきて私を捕まえる。
「お前も来い」
「ええっ!?」
「いいから来い」
どこまで本気でどこまで冗談なんだか分からない、少し笑みを浮かべたその表情に少し困惑していると
有無を言わせず私のシャツのボタンは外されていった。
「わ、わかったってば! じ、自分で脱ぐから!」
流れ続けるシャワーの中、私はタオル一枚巻いたままで志波君と向いあう。
志波君は無言でタオルを取ろうとするので、思わず後ろを向いた。そのまま抱きすくめられると、そっと熱い唇が首筋をはう。
背中に固く熱いものが感じられる。心はどうなのか分からないのに、こうやって私に欲情してくれるだけで嬉しい。
馬鹿な女でもいい。このまま流されたい。
「はあ…はあ…っ」
もう私のなのか志波君のなのか分からない吐息がシャワーの音に混じって響く。
足元に落ちたタオルは濡れてぐちゃぐちゃになって志波君に踏まれ、私は壁に手をつかされたまま後ろから体中を
志波君の大きな手で弄られている。
先ほどから背中に当たっていたものが、ぐいぐいと私に押し付けられ始めた。
「…いいか?」
耳元で囁かれると同時に、腰を掴み引き寄せられる。
その腰を突き出すような格好が恥ずかしくて抵抗しようとするけれども、力強い両手で腰を押さえられて身動きが取れない。
「…ゃあっ…」
熱い塊が奥へ進んだのと同時に思わず声をあげてしまう。
志波君はゆっくりと腰を動かし始めた。
「はあ…っ はあっ…」
私を引き寄せながら繰り返し突き刺すように動きは激しくなっていく。
「…んんっ」
シャワーを出しっぱなしなせいでむせ返るような湯気と、私の体中から湧き上がる快感とでのぼせてしまったみたいだ。
「あっ あ、ああっ」
頭がぼーっとしてくる中、いっそう動きが激しくなったのを感じると間もなく志波君のものは私から引き抜かれ、
背中に暖かい液体が大量に飛び散った感触があった。
その直後、私の視界は真っ暗になっていった。
「おい、どうした!?」
遠くで私を呼ぶ焦った声。でも、体も動かないし頭も働かないや…
ガチャン
いつの間にか私はベッドに横たえられていて、ドアの閉まる音で目を覚ました。
…ああ、私、多分のぼせてひっくり返ったんだ…
それで志波君、私を運んで寝かせてから帰ったんだ。
私は先ほど志波君の為に出したTシャツを着せてもらっていることを確認してもう一度目を閉じた。
「…きゃ」
おでこに、急にひやりとしたものが置かれて思わず声を上げる。
「悪い、起こしたか?」
目の前に申し訳なさそうな志波君の顔があった。
「悪かったな、お前辛かったの、気付いてやれなくて… どうだ?具合は。」
「…志波君、帰ったんじゃ」
「こんな状態のお前を置いて帰れるか。ほら、水買ってきた。飲めるか?」
「か、帰っても大丈夫だよ? もう私大丈夫だから …っ」
言い終わる前に私の口の中には、志波君の唇から冷たい水が流れ込んできた。ほどよく冷えた水がとても心地いい。
「お前は、どうしても俺を帰らせたいのか?」
ふ、と小さく笑って私の頭を撫でる。私の目からは涙がこぼれはじめた。
「おい、どうした まだ気分悪いのか?」
焦る志波君をよそに、私は今まで溜まっていた言葉を並べ立てた。
「そ、そんなに優しくしないでよ〜…」
「…え?」
「もしかしてって期待しちゃうじゃない…志波君のバカ〜」
「ちょっと待て。言ってる意味がよく… なんで俺が優しくすると駄目なんだ?」
「だって、私たち恋人同士じゃないじゃない…」
「…そうなのか?」
切れ長の鋭い眼が、驚くほど丸く見開いた。
「えっ?」
今度は私が驚く番だった。
「わ、悪かった、お前、全然嫌がらないから俺はてっきり…」
顔を赤くして、更に志波君は焦り始める。
「そうか、俺はお前が好きでこうしているからてっきりお前もそうだと思ってた…」
「いま、何て?」
私はまた立ちくらみしないようにゆっくりと上半身を起こす。
「悪かった、って」
「その次!」
「俺は、お前が好きだからこうして…」
「今の、本当?」
「…言ってなかったか?」
また目を丸くして志波君は私に聞き返してくる。
「聞いてない!そんなの初めて聞いたし、いつも私の部屋でするだけだし、すぐに帰っちゃうし… 私、てっきり志波君は…」
「…ただヤリたいだけだとでも思ってたのか?」
なんだか呆れたような声がする。でも、涙で志波君の表情は見えないし、もっともっと、聞きたいことはあったはずなのに
涙でそれ以上言えなくなる。
「…悪かった、俺レギュラー取れたばっかりで余裕なくなってた。それに、お前といるとつい抑えきれなかったんだ。
いつも泊まらずに帰ってたのは…お前も練習で疲れてるだろうし俺は朝早いから起こしたら悪いと思ったからだ。」
「俺はお前が好きだ。…分かったか?」
志波君は私を抱きよせ、瞼に、頬に、キスを降らす。
「…二度と俺のこと、ヤリたいだけだなんて思うな。」
そう言いながら私を優しく抱きしめてくれる。これは間違いなく恋人の腕だったんだと思うと、さらに涙が溢れる。
「ごめんね、志波君。私も、志波君のこと好きだよ。」
私どうかしてたんだ、こんな優しい人が何の気持ちも無しにあんなことするわけないのに。
「そうだ、今日泊まっていいか?」
「も、もちろんだよ!」
私は慌てて涙を拭って顔を上げる。
「良かった 明日は丁度土曜日で練習は午後からだ。…寝かさないから覚悟しろよ」
「…え、 ええっ!?」
帰らないでって、そういう意味じゃないんだけどな… まあいっか。その代り次は外でデートねっておねだりしよう。
終わりです。
ちょw結局やるんじゃないかwという突っ込みはナシで
何かうまくまとめられなかった気がするけど、見逃してください。
GJ!です
今日、花見してきて桜が満開だったが、ここではデイジーが満開だった
GJ!
リアルタイムでゴチになりました。
口移しは浪漫ですよね、そうですよね(;゚∀゚)=3
またしてもリアルタイム遭遇でハァハァ……!!!!!
なんだ最近投下多すぎるぞけしからんもっとやれ!!!!!
GJです!!!
不器用な志波にデイジーモエス!!!!
グッジョブです!!
微妙なすれ違いがたまらん。
シバ苦手だったけどお陰さまでちょっと好きになったかも。どうもありがとう!
ゴムなしでやって外に出されてもあまり意味ないけど、ぶっかけは萌えますね
デイジーの華奢な背中が白く汚されるというのは大変エロエロな構図だ
いやっほーーーーう!ぶっかけ最高!
ここでぶっかけ祭りが開催されることをお月様に祈っておくよ
男?
男じゃなくてもぶっかけ好きな人はいるかと
素朴な疑問。
GJな皆さんは、文章化してる時に主人公になった気分で書いてるの?
それとも男子になった気分で書いてるの?
>>324 さあその祈りを自分で受け止める作業に戻るんだ
だね。
たとえ一人称であったとしても、二人をのぞき見視姦してるイメージで書くな。
カルピスかけられるなら顔、胸、背中がエロいよねやっぱり
意外と少ないな…股はとりあえず置いといて、自分的には背中ポイント高い
かけた後、キテルはなんか「うわっ、エロっ!」と一時的に興奮するけど
背中にかけたら自分で後始末しないといけないのに気付いて微妙そうな顔でティッシュで拭いてそうだ
若はなんか記念撮影してきそうな気がしないでもない
若、どんだけ変態設定ww
>>331 ごめんさすがに変態フィルターかけすぎたwww
内心色々考えてるだけで腹黒ではないからな
普段のぽやんな若なら多分かけたら
「…とっても卑猥な感じです。先生こういうの嫌いじゃないんですけど…
あまり放置しておくと乾いて後が大変になるので拭いちゃいますね」って言って
濡れタオルで丁寧に拭いてくれるだろう
そゆこと言ってるのは経験浅い喪なの?それとも枯れた鬼女なの?
エロ二次はファンタジーなんだから経験うんぬんでなく、個人の夢の持ちようなだけでしょ
いろんな好みの人がいておもしろいなー
エロ二次じゃなくて、二次元エロがファンタジーって感じ
リアルなものより、リアルじゃありえないだろうもののほうが好き
>>334 いや相当えげつないというか下品な表現してるから
どんな人か純粋に興味があるだけ。きもいんだもん。
334と335が人それぞれなことを匿名掲示板で聞くのは野暮
って湾曲に言ってることに気づいたほうがいい。
18歳以上でPINK板のエロパロスレにきてぶっかけ程度が下品と思うなら
二次創作サイトでも回った方が精神衛生上いいと思うけどね
専ブラ使って自分の嫌いな言葉を全部NG設定にするとかの自衛方法もあるし
あと女向けは大抵男性向けよりライトなエロスレばかりだけど、それはただの傾向でルールじゃない
SSは大抵最初の注意書きに尻モノや陵辱だって書かれるから回避できるし
雑談でも下品とか上品とかそういうことにこだわるなら2chのPINK板はおすすめできない
18歳以上なら他人の嗜好くらい理解せずとも許容してスルーできるだろJK
まあまあマターリで
エロハッピーでいこうじゃないか
意図せずうっかり制服にかけてあやまりたおすメッティなんかに萌える
エロさを求めて故意にかけるより、みなぎってほとばしって失敗する青春が好みw
>>337 だったら、334と335が言ってることも野暮だってことに気付いてほしいと思ってさ
自分が言うのは良いけど、他人に言われるのはいやていうのはワガママだよ
そういうワガママな喪が多いのはわかるんだけどね
>>339 「どんな人が
>>330なこと書いてるのか純粋に興味ある」って書いてるだけなのに
なぜか攻撃的に噛みついてくるあんたみたいな人がいるのが理解できない。
スルーできてないのはお前だよね?
何が気に障ったか知らないけど、問題点を置き換えてまで被害者ぶらないでほしい。
そゆとこがきもい。素晴らしい変態っぷりだね!って言われたいの?
気に入らないこと言われて怒るなら変態やめれば?
>>338 長文きもすぎて本能的にスルーしてたw
>>330の文体がきもいんだって。
どんな人が書いてるの?って興味持っただけなのに
脳腫瘍でもあるんじゃない?エロが後ろめたいと思ってるから
そいう被害妄想ぶりぶり出てくるんじゃないかな?
しかも全然スルーできてないし。
で?関係ない話はいいから、喪女なの?枯れた鬼女なの?どっち?
答えられないならこの話題はもういいよ。ブタ婆の被害妄想なんて見苦しいだけ。
>>340 すっごいわかるわそれw
少年少女の一生懸命ゆえの見境のなさってたまらないと思うんだ…!
ラブラブな天童×主人公を投下させていただきます。
高校卒業後の、Plusの特典ドラマCD後ネタ。
「( ゚∀゚)o彡ご褒美!ご褒美!」とあまりにもお盛んな天童にハァハァして
書いてしまったが後悔はしていないw
「……なぁ、ご褒美くれよ、誰か来る前にさ」
それは、俺があいつの大学の敷地内にある古い建物に案内されていた時のこと。
模試でA判定を出してご機嫌だった俺は、突然そんなことを言い出したのだ。
「ご、ご褒美?」
あいつと出会ってからもう随分と時が流れた。
高校の卒業式の日に告白してめでたく恋人同士となったのだけれど、
あいつは大学生、俺は浪人生と、すれ違いの多い日々を過ごしていた。
特にこの一月ほどは模試前だということもあり、『勉強に身を入れてほしいから』って
デートも勉強が中心で、エッチだけじゃなくてキスすらおあずけ。
『拷問だ……』と会うたびに俺は呻いていたけどあいつはそんな俺を徹底的に無視していた。
……けれどあいつの気持ちがわからないわけではない。
俺だって、来年こそ一流大学に合格したかった。
そして手を繋いで腕を組んで、あいつと同じキャンパスを歩いていたいから。
「お前、言ったよな?模試が終わるまでお預けだって」
「う、うん。でも何もここでなくたって……」
「いーや。今すぐ欲しいんだ。……大丈夫、誰も来ないって」
言いながら俺はあいつの方に手を伸ばす。
あいつ反射的に後ずさってしまうが、その反抗はあいつの背が壁に押し付けられることで終わってしまう。
伸ばした指先が頬に触れた。途端にあいつはピクリと肩を震わせる。
「………………」
「………………」
あいつも俺も、何も言わない。
こんな風にあいつと触れ合うのは何度目だろう?
もうその回数を覚えていない。
だからと言って、決して慣れたわけではない。
「…………好きだぜ」
あいつと触れる時、いつもドキドキする。
あいつと出会う前は何人もの女と付き合っていたし、体の関係も持っていた。
それなのにどうしてかこの女とだけは未だに慣れないんだ。
抱きしめるとそのまま壊してしまいそうで。
乱暴に扱うと、俺の前から消えてしまいそうで…………
「………………」
……けれどその時、あいつは無言のまま僅かに顔を上げ、そしてそっと目を閉じた。
それは先ほどの俺の言葉を受け入れることを意味している。
それだけのことが堪らないほどに嬉しくて、俺はあいつの顎に手を添えると唇を軽く塞いだ。
あいつに教えてもらったキスの味は、とろけるように……甘い。
深いキスでなくとも、触れあう唇を包み込むその感触が……甘い。
唇で唇を柔らかく噛むその感触が、たまらなく甘いのだ。
一月振りのキス。一月振りのあいつのぬくもり。
あいつとするキスは好きだった。
全身が熱く疼いて、まるで自分が自分でなくなってしまうような感覚。
欲しくて欲しくて堪らなくなって、それ以外何も考えられなくなってしまう。
唇が離れ、互いにうっすらと目を開けた。
あいつの瞳が欲情に濡れていた。
それを満足げに感じて、俺はほくそ笑んだ。
「……もっと?」
「……もっと……」
その答えに俺は激しくあいつの身体を抱きしめ
あいつの腕も掻き抱くようにして俺の背に回った。
壁に押しつけるようにして、俺はあいつの唇を深く、深く、貪った。
「……んっ!」
舌を絡め合い、身体を埋め合う。
口付けの合間に零れる吐息がこだました。
身体のラインを確かめるかのように滑らせる手を心地よく感じていると、
あいつの体から次第に力が抜けてゆくのがわかった。
グイッ……
けれど、俺の右足があいつの足の間を割って入り込んできた時、
ビクッと身体をビクつかせた。
こぼれ落ちた熱い吐息に、あいつはたまらず顎を引いて俺のキスから逃げ出した。
けれどその時、あいつと俺の視線が交わりあう。
私あいつは一瞬驚いたような目をしていた。
……そりゃ、そうだろうな。
きっと今の俺は、獲物を前にした飢えた獣のような目をしているだろうから。
(逃さねぇ……)
心の中で呟いた声があいつにも届いたのかもしれない。
「や……天童く……だめ……っ!」
俺の右足は巧みにあいつを直に追い込んでゆく。
再び顎を掴んで、無理やりに唇をこじあけてキスをする。
「ん……て……天童く……ここ、大学……!」
「……わかってる」
あいつのせめてもの抵抗は今の俺には何の妨げにもならない。
「だ、から、だめ……ん……っ」
深くキスをしながら膝で足を割り、さらに体を密着させる。
「ん……んん、ん……!」
唇の隙間から、吐息と共に飲み込みきれない唾液が漏れる。
足の間に置いた膝で、的確にあいつを追い上げる。
「や……だめ、だってばぁ……!」
口ではそう言っているものの、あいつの息遣いが徐々に荒くなってゆくのがわかる。
「誰か、来たら……ひゃんっ!」
「こんなところ、誰も来ないだろ」
体を密着させたまま、俺は片手であいつのブラウスのボタンを外す。
あらわになった首筋の柔らかな肌に唇を寄せて甘く噛む。
あいつの体から力が抜けるその瞬間を見逃さず、同時に体のラインを指で撫でたりしながら快楽を引き出してゆく。
「っ!! まっ……待ってぇ……!!」
「……待てねぇ」
「は……あぁ……んっ!!」
今日は本当に待てない。もう、自分で自分が抑えられない……
ブラウスのボタンを全て外すと、さらけ出される白い肌。
中途半端に体に張り付いたシャツを除けるようにしながら、その扇情的な肌にキスを落としていく。
首筋に、
鎖骨に、
そしてもう一度、唇に……
「っふ……ん……」
無理やりに唇をこじあけて、逃げるようにしている舌を絡め取る。
あいつは執拗なまでの愛撫に身を捩りながら、できる限り壁に背中を押し付けて俺から逃げようとする。
「……っ! は……ぁ……も、だ……っ!」
けれど言葉では拒絶をしていても体は嘘をつけない。俺にしか抱かれたことのないあいつの無垢な身体は、
俺の愛撫にほんの少しずつ快楽を示してゆくのが手に取るようにわかった。
「だ……め、だめェ……」
それでも弾けそうになる意識を懸命に押しとどめ、真っ赤になった顔を俺から背けようとする。
……でも、それが俺への拒絶の意ではないことはわかっている。半分以上はただの羞恥心だ。
もちろんそんなあいつの思いはわかっている。けれど俺はキスは止めないまま、あいつの下半身に手を伸ばした。
「ひゃうっ!!」
下着をずり下ろし、ほんの少しスカートを捲り上げる。突然外気に晒されたからか、あいつは軽く震えた。
「ん……はぁ…………」
「……な……あ……ぁっ!!」
あいつの右足を持ち上げる。そのまま壁に体を押し付けて、俺の左腕にあいつの右足を担いだ。
「っ!!」
あいつの涙に濡れた目が見開かれる。
担がれてない方の足もほとんど宙に浮いていて、それでも反射的にか、俺の首に手を回した。
「や……やだよ……こん、な……んんぅ……」
でも、そんな小さな抵抗など今の俺に効くはずもない。
何も聞かないと言わんばかりに、ゆるゆると首を振るあいつを押さえ込むように唇をふさぐ。
……もう、何も考えられない。
お前だけしか見えない。
お前だけが……欲しい……
……俺だけを……見て欲しい……
だってお前は、俺だけのものなのだから……
「……俺、もう……!」
あいつの腰を掴んで体を少し持ち上げると、より一層強く壁に押し付けた。
途端に身体がビクリと震え、弾かれたように顔を上げる。
……持ち上げた足の間に、俺の欲望の塊が押し当てられたからだ。
「て、天童く……あっ!!」」
体を支えていた手を、軽く離す。
途端にあいつの体は重力に逆らうことなく、あてがわれた俺をずぶずぶと飲み込むように沈み込む。
「あああああああああっっっっ!!!」
あまりにも突然な進入にあいつは高い悲鳴をあげる。
キスだけで十分感じて濡れそぼっていたのか、痛みはそれほどないようだった。
それでも体重のせいでいつもより深く繋がっていて、いつもより深いところを抉られているからか
あいつは頬を朱に染めて体を小刻みに震わせている。
「やっ……イヤ……そこ、やだ……っ……」
「く……っ……!!」
ほんの少し動くだけで、きゅ、きゅ、と締め付けられる。
熱くて、きつい。
ほとんど爪先立ちで自分の体重で俺をいっぱいに飲み込んで、全身を駆け抜ける快楽に
涙をぼろぼろと零すあいつは、いつもよりもどこか扇情的に見えた。
ガクガクと揺さ振ると、堪えきれないのかぎゅっと俺の首にしがみついてくる。
「天童く……だ、め……うごか、ないでぇ……っ!」
必死に意識を保とうとしているあいつを追い立てるように、更に強く身体を揺さぶる。
「っ、は……イキたい、か……?」
「……や、だぁ……こんな、とこ……でぇ……っ!」
さらに強く突き上げてやると、あいつは首を仰け反らせて身悶える。
いつもと違う角度で攻めてみて、それが余計にあいつの存在を強く感じることができる。
もう、堪えきれない。
指先で触れるぬくもり。鼻腔をくすぐる匂い。全身で感じる、あいつの全て……
「……はっ……俺、もう……我慢、でき……!!」
「え……あ…………ああああぁぁぁぁっ!!」
本能の赴くままに行動することしかできない。
俺は強くあいつの身体を揺さぶると、その中へと自分の欲望を解放させた。
「……もう! 信じられない!!」
空に夕焼けの色が濃くなり始めた頃、俺とあいつは手を繋いで大学から出た道を歩いていた。
……行為の後、あいつはぐったりとしてしばらく動けなかったのでこんな時間になってしまったのだ。
先ほどからずっとこいつはこんな調子だ。
「天童くんのバカ」とか「もう知らない!」とかぶつぶつ文句を言ってるけど、
繋いだ手は決して離そうとしない。……可愛いヤツだ。
「でも、お前も感じただろ?」
「そ、そんなことないわよ!」
屈みこみ、耳元で囁いてやるとあいつは顔を真っ赤にさせて反論する。……やっぱり、可愛いヤツ。
「そっかぁ?いつもより声出てたみたいだぜ?締め付け具合も、いつもより……」
「きゃー!きゃー!きゃーー!!!!」
誰にも聞こえてなどいないのにぽかぽかと俺に殴りかかってくる。
ぽかぽか、なのでもちろん痛くなどない。……あぁ、本当に可愛いヤツ。
「し、しかも、ゴムもつけないで……」
先ほどの行為のことを思い出したのか、顔を真っ赤にさせたまま俯いてしまう。
……そう言えば、生でしたのは初めてだったな。
あんな場面だったし俺もゴムを持ってなかったから仕方なかったけど……
「………………」
俺はほんの少しだけ考えるような仕草を見せてみたが、すぐにけろりとした表情を返す。
「ま、それは別に気にしなくていいだろ?」
「い、いいわけないじゃない!」
途端にあいつは恥ずかしそうに叫ぶ。
けれど俺はニッと笑って見せてやる。
「だって俺達、どうせ結婚するんじゃねーか」
「…………え?」
続けられた言葉にあいつの目が真ん丸くなる。
それでもやっぱり手を離そうとしない姿が、どこまでも愛おしい。
「言っただろ?学生結婚しようぜ、って。俺、本気だぜ?」
「………………」
じっとあいつの目を見る。あいつの目に、いつになく真剣な俺の眼差しが映しだされていた。
あいつはしばらくのまま無言だったけれど、すぐにネコのように俺に擦り寄ってきた。
俺はそんなあいつの髪にキスを落とす。
そしてあいつの手を、一層強く握り締めた。
一生をかけて守りたいと思えるほど小さな、けれど俺を包み込むことのできる大きな手のひらを。
351 :
天童×主人公:2009/04/11(土) 18:49:08 ID:J3HYdTHV
以上です。
>>348のナンバリング間違えたスンマソン。
352 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 20:12:04 ID:YreRedfp
GJでした!
同じくドラマCDの天童萌えだったんでGJですー!!
天童最萌なんでうれしー!!
GJでしたっ!!
いいねぇイチャラブ甘くていいですねえ!GJです!萌え
>>340 小ネタ
意図せずうっかり制服にかけてあやまりたおすメッティ(みなぎってほとばしって失敗する青春)×デイジー
放課後の生徒会室、ドアに鍵をかけてカーテンもしめて、わたしたちは抱き合っていた。
二人きりで仕事を片付けていたらたまたま手が触れ合って、目があって、どちらからともなく軽いキスをしたらそのまま勢いがついて止まらなく なってしまった。
いざしようとしたところで避妊具を持っていないことに気づいた。
やめようとした氷上くんだったけれど、わたしはそのまま続けるようにお願いした。
ここまでしておいてやめる理性なんてわたしには残っていなかった。
どうしても、今この場で氷上くんが欲しかった。
今日は安全な日だから、大丈夫。
夢中になってキスをして、抱きしめあう。
学校の中だから、二人ともほとんど制服を着たまま。
はじめての生での感触は氷上くんにいつもよりさらに強烈な快感を与えているようで、必死で耐えている様子が伝わってくる。
出していいよ、わたしがそう言ってからも氷上くんは少しでも長くわたしとつながっていようと無理して堪えていたみたいだけど、我慢できなく なったらしくて一言謝られてから、一気に引き抜かれた。
その瞬間に先端から液体がほとばしった。
それは思ったより勢いよく飛んでしまい、わたしの制服と髪に付着してしまった。
氷上くんはそれに気づいて慌ててポケットからハンカチを取り出して、必死になってふき取ってくれた。
「制服に……! す、すまない……!!」
「大丈夫だよ、そんな、謝らなくてもいいよ」
ふき取ってもらったけれど、わたしの制服の腕の部分に飛んでしまったのは結構な量で、完全には落ちなかった。
少し、あとになってしまっている。
「本当に、すまないことを……汚すつもりはなかったんだ」
「そのまましようって言ったのはわたしだし、本当、気にしないで」
「いや、しかし……」
「平気だって。あと帰るだけだし。ね?」
「何の汚れか、見てすぐにわかる人がいるかもしれない……そうだ! これをつけておけばいい」
氷上くんは腕につけている風紀委員の腕章を外すと、それをわたしの腕へと通した。
ちょうど、腕章で制服の汚れた部分が隠れた。
「よし、これで汚れが見えなくなった」
「……わたし、この腕章つけて、帰るの?」
「家につくまで絶対に外したらいけないよ」
「余計目立つ気がするんですけど……?」
「あらかじめ、対策として君の腕にこれをつけておくべきだった」
「腕章を?」
「ああ。君の制服を汚してしまうとわかっていたら……」
真顔で言っている様子を見ると、どうやら本気みたい。
そんな、腕の部分に飛んじゃったのはたまたまなのに。
わたしの制服を汚してしまったのを相当悪く思って深く反省いるらしい。
わざとじゃないんだから、気にすることないのになあ。
本当にこれつけたまま帰らなきゃだめなのかな。
風紀委員じゃないのに、ちょっと恥ずかしいな。
氷上くんはこの腕章つけたまま下校途中に喫茶店に入っちゃうくらい体の一部になってるから気にならないかもしれないけど。
腕章で制服の汚れを隠せてほっとした様子だったのもつかの間、 髪の毛にもついてるのに気づいたらしく氷上くんはまた慌てだした。
「すまない、髪の毛にも……! 僕の不手際で君を汚してしまうなんて……僕はなんてことを……」
「き、気にしすぎだよ、氷上くん、大丈夫だってば」
氷上くんは何度も謝りながら髪の毛もハンカチで優しくふき取ってくれた。
でも、なかなかきれいには落ちなかった。
「髪の毛にまで飛んでしまうとは……」
「帰ったら洗うから平気だよ」
「何の汚れか、見てすぐにわかる人がいるかもしれない……そうだ! 帰り道は僕のヘルメットをかぶったらいい。自転車は押して帰ろう」
「え!? いいよ!! 大丈夫、大丈夫だから!」
風紀委員の腕章つけて道を歩くのだけでもちょっと抵抗があるのに、ヘルメットまではさすがに。
氷上くんはうーん、と考え込むと言った。
「付着してしまってから隠すようにかぶるのではいけないな。次回からは対策としてあらかじめヘルメットをかぶって髪の毛を保護しておいたらどうだろう。ヘルメットならば付着してもすぐにふき取れるはずだ」
「……それ、まさか、わたしがかぶるの?」
「君の髪を汚さない対策だよ、僕がかぶっても意味がないじゃないか」
真顔で言っている様子を見ると、どうやら本気みたい。
ヘルメットをかぶりながらのエッチなんてマニアックすぎる。
というか、氷上くんはわたしがヘルメットをかぶった状態でも性的に興奮できるのか疑問で仕方ない。
実は制服と髪だけじゃなくて、ほんの少しの量だけど目の横あたりにもついた。
でも、もう指でふき取ったし、これは内緒にしておこう。
目に入りそうだったなんて言ったら、次回からは対策としてあらかじめ眼鏡をかけておいたらどうだろう、って真顔で言われそうな気がした。
いや、絶対そう言われる自信がある。
しかも、氷上くんの眼鏡は度が強すぎて借りられないから、わざわざわたし専用のガード用伊達眼鏡を用意することになるはず。
とにかく、このままではわたしは、氷上くんと生でエッチするたびに氷上くんのコスプレをするはめになってしまう。
氷上くんは風紀の腕章をつけて眼鏡をかけてヘルメットをかぶってるわたしとエッチして、自分とエッチしてるような妙な気持ちにならないのか な。
わたしは、常に避妊具を持ち歩くことを決意した。
以上、小ネタでした。
GJ!腹筋崩壊したww
359 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 16:53:29 ID:25RBN/7U
夏のデートで「スカート短すぎ!谷間から下着見えてます…」的な会話を全員に言わせたい
>>356 >>340です 見たかったのはまさにそれです! ありがとー
最高におもしろかった
まさに腹筋崩壊エロwww
短くなくても寄り添った時に(ちょ…腕に…当たっqあwせdrftgyふじこlp)だったり
あまり胸元あいてなくても屈んだときに(ウホッ…いい谷間!)は期待できる
小ネタGJ!
メッティの装備はいろいろ実用的なんだなww
>>356 GJ!!
小ネタ面白かったです!
きっとバックでやったんだろーなーと妄想。
メッティコスプレのデイジーもなかなか萌えですなw
メッティwwww
従弟に「そういう使い方をする物ではない」って注意されるぞ!wwwww
避妊具が無いから挿入は駄目だという理性と、もうここまで来たら止められないという心の葛藤がいいんだぜw
いれたい…でも…ああ…か、体が勝手に!
みたいな
その場合、やっぱり場所は部屋以外だな
海辺…は丸見えかw
いいなそれw
っていうか野外ってなかなかケダモノだな…
海なんて遮蔽物ないからなぁ。まさに青姦
部屋デートでやる気満々でも、デイジーが急にアレになって
できなくなってorz状態なのもいい
とりあえず部屋でいざ!って時にゴムが無いことに気付いて
「すぐ買いに行ってくるから!帰るなよ?絶対帰るなよ!?」って部屋を飛び出し
息切らせて戻ってきたらデイジーに「ごめん…できなくなっちゃった」と言われ
奈落へと突き落とされるキテル
若は「先生は大人ですから…平気です…」と言いつつ部屋の隅で体育座りしてそう
そんなんで萌えるか?
「ゴム買ってくる」っつって飄々とコンビニから帰ってきて、
恐ろしい子…!に「ごめん生理きた」って断られた志波の
「気にするな」っていう柔らかな笑顔を想像して全力で萌えた私が今ここに。
野獣に生理とか関係ありません
>>369 いいねそれ…
わりと志波萌えしづらい自分でもそれ萌えたよ
気にしないでいてくれるキャラと凹むキャラの違いが面白いなw
クリスも笑ってフォローしてくれそう
メッティは赤くなって「じょじょじょ女性は大変だな!」と取り繕う感じ?
志波は
>>369のイメージで固まったw
アマショーはがっかりしつつも「体冷やしちゃダメだよ」と気遣ってくれるっぽい
キテル、ハリーはマジ凹
若は気にしてないですと言って優しくしてくれるけど凹オーラが凄そう
確かにクリスはフェミニストだからフォローしそうだなw
歩くんしんどかったら言うてな?おんぶするから。ボクにキミのお腹守らせてや
とか言ってくれそう
ハリーは逆に俺様だからずっと拗ねてそうw
つまり、志波の「気にするな」ってのは
「俺は気にしない」ってことか…!!
急に萌えた
キテルとハリーのマジ凹みっぷりを妄想したら堪んねぇwwwwwwww
キ「え?あ…生理、か。それじゃ、無理…だよな、うん、無理だ」
デ「…ガッカリした?」
キ「別に?全然。大丈夫。」
デ「…ごめんね?」
キ「な、何で謝るんだよ。仕方ないだろ来ちゃったもんは。来ない方が心配だよ」
ガッカリを表に出さないよう取り繕いつつもダダ漏れだといいと思います
佐伯苦手だけどそのシチュは萌えるなあ
>>378 萌えをありがとう
しっかりキテルボイスで再生されました
自分に言い聞かせてるキテルが可愛いなw
ていうかデイジーは生理のタイミングも分単位で操れそうで怖い
若×デイジーで、とつぜん生理になっちゃったネタいただきました。
ただし、若は脳天気設定で、あまり凹んではいません。それでもよければ。
先生はコンドームをとなり町のコンビニで買うのが好きだ。
しかも、わたしを連れて。
「先生、恥ずかしいから、そういうのはひとりで買ってくださいよ」
と、わたしが文句混じりに言うと、先生はこう反論する。
「こういうことはふたりの責任ですから。君にもお買い物につき合う義務があります」
だけど、わたしは知っている。
これは、先生特有の一種のマーキングなのだと。わたしを連れて、こういうものを買い物することによって
『この子は僕のものなんですよ』
と、言いふらしたいわけだ。
しかし、近所でやってしまうと、わたしたちの間柄はうわさになるどころか、一気に問題にすらなってしまうので、こうしてわざわざ、となり町までやってくる。なんともやっかいな、マーキング癖だ。
となり町から先生の部屋に向かうまでの道には、春がすっかり、満ちていた。
川沿いには桜が咲き、土手にはふきのとう、道路の向かい側の畑には白い花が咲いていた。
「先生、春ですねぇ」
まぶしさに目を細めながらわたしが言うと、先生は声に機嫌のよさをにじませながら
「恋の季節ですねぇ」
と、うきうきと答えた。
わたしたちは手をつないでいた。町に戻るまでは、こうして手をつなぐのだ。
白い犬を連れたおじいさんとすれ違った。
白い犬はなつこく、すれ違う瞬間、先生の足下にじゃれついた。
「わ、かわいい。ポチ、ポチ」
「先生、ポチじゃないかもしれないですよ」
「日本の犬は全員ポチでしょう? あれ、違うの?」
「……」
どれだけ犬に対しておおざっぱなんだろうこの人は。
すると、おじいさんがにこにことほほえんで言った。
「ははは。正解だ、この子はポチですよ。よくわかりましたね」
先生は、正解したのが嬉しいのか、やたら誇らしそうにしている。
「えっへん。どうです? 正解でしょう?」
「……すごい、といえば、すごい……です」
わたしがしかたなく認めると、先生は空いたほうの手で、コンドーム入りのビニール袋を持ったまま、わたしの頭をわしゃわしゃ撫でた。
「ご夫婦ですか? 仲がよいですな」
おじいさんは、なつかしいものを見るような目で、わたしたちを見つめている。
「や。まだご夫婦じゃないんですが、いつかそうなると思います。今日はこれからいちゃいちゃするんです!」
先生はコンビニのビニール袋を軽く掲げた。……おじいさん、中身をチョコレートかなにかだと思ってくれればいいけどなあ……。
先生の部屋に入るやいなや、先生はとつぜん計算し始めた。
「なんたって約3週間ぶり。正確には19日ぶりですけど。もっと正確に言えば、現時点をもって18日と20時間34分……」
「先生、おかしな計算しないでくださいよ……」
「だってね、僕は君とのエッチが終わるたびに、次が楽しみで楽しみで、つい計算しちゃうんです」
無邪気ににこにこ笑っている現担任を見ると、もう、なにも言い返せない。わたしは、仕方ない人だなぁ、とあきれながらも、この人のこういうところが実は、好きで好きでたまらない。
窓の外には淡い空が広がっていた。つやづやしい緑の木の合間から、すずめのさえずりが聞こえてくる。うららかな午後だった。
「先生、今日のお昼はオムライスにしましょうか?」
わたしが言うと、先生は子供のように、顔をぱっと輝かせた。
「オムライス!」
「そう、オムライスです。最近ね、おかあさんに習ったんです。なかなかおいしいから、期待して待っててくださいね」
わたしが言うと、先生はしつけのよい犬みたいなポーズで、わたしを見つめてうなずいた。
さっきのおじいさんとポチには悪いけれど、この犬のほうがずっとずっと、毛並みも良くてかしこそう。
わたしは、立ち上がりながら、先生のあたまをふわふわっと撫でた。そのとき先生がすん、と鼻を鳴らしたから、それが本当に犬みたいで、わたしがクスクス笑ったら、先生は「なにがおかしいの?」とちょっと不思議そうに首をかしげた。
それがますます犬みたいで、「先生は猫だけど、犬みたいにも見えますね」と言ったら、先生は「わん」と、吠えた。
たまごをとろとろのふわふわにしたままで、チキンライスをじょうずにつつむ。味だけでなく、姿かたちを美しく。
この境地に達するまでに、実に約3ヶ月。磨きに磨いた腕を、いざ披露、とはりきったのに、先生は、ほんの5,6分でたいらげてしまった。でも、とても嬉しそうに食べてくれたから、それはそれでよしとしよう。
先生が食べ終わってからも、わたしは自分のペースでのんびりと食べた。すると、先生は、わたしのぶんまで狙ってきた。
「いいなあ、君にはまだそんなに残ってて」
「先生……。もしよかったら、すこし食べます? お皿、かしてください」
しかし、先生はお皿をこちらにはよこさず、向かいから、わたしのとなりに移動してきた。
「あーん」
口を開けている。
「先生、まさか……」
「あーん、です」
「……もう。大きな子供」
わたしは、銀のスプーンにオレンジのチキンライスと、まっ黄色のたまごを上手にからめたものをのせて、先生の口にゆっくりと運んだ。ひな鳥をえづけしている気分になってきた。
「もうひとくち、食べます?」
先生はうなずいた。
そうして先生が、わたしの分のオムライスまでほとんど食べてしまったので、結局、わたしは半分も食べられなかった。
先生に抱きしめられて、畳の上に寝転がっていると、本当に幸せな気分になる。
わたしは、この幸せな時間をすこしでもひきのばしたくて、さっきから先生が仕掛けてくる『しましょう攻撃』をなにげなくかわしていた。
もちろん、先生とエッチすることも、好きだ。気持ちいいし、愛されていると感じるし、なにより、大好きな人と肌を触れあわせるのは、この上ない幸せだと感じる。
だけど、それとはまた別で、こうして服を着たままでごろごろとするのも大好きだ。
「だあめ」
「んー、どうして?」
甘えるように先生はわたしに頬をすりよせる。
「ね、先生。キスしよ」
「キスだけ?」
「キスだけ」
「ならしない」
「……もう、先生」
お互いの髪に触れて、唇に触れて、服の上からお互いを撫であって、耳に小さく吐息を吹き込む。
子犬がじゃれ合うように、上になったり下になったり、くるくると形を変えた。
今は春休みだ。いつもより、二人でいられる時間が長いから、わたしたちはのんびりとふざけ合う。長期の休暇にはわたしの家の門限は、1時間だけ長くなるのだ。
「先生、今日はゆっくりできるね」
「……お泊まりは、まだ、むり?」
「それは、さすがに」
「早く君が卒業しないかなぁ」
「来年の今ごろですね」
「ねぇ、君が卒業したら、これなしで、してもいい?」
先生がコンドームの箱のセロハンを取りはじめた。
ジェスで買った春の新色ブラウスのボタンを全部はずされ、先生の右手がブラジャーのホックをぷつん、と外したそのときだった。
「……いたっ!!!!」
「わっ!? なに?」
先生が、わたしの上からとびのいた。
「せんせ、おなか……おなか痛い……」
「ええええ?」
「……たまご、古かった、かも……」
そう。実はさっき、オムライスを作ったときのことだ。冷蔵庫をのぞいたときに、期限切れの卵がふたつあったので、それを混ぜて使ってしまった。卵は腐りにくいと聞くし、せいぜい、4日程度の期限切れなら問題ないだろう、とふんだのだけど。
「いたたたた……」
わたしは、おなかをかかえて丸まってしまった。
「だ、だいじょうぶ……?」
「先生こそ、へいきですか? わたしよりたくさんたべたのに……」
先生は、自分のおなかに手を当てた。
「うん、僕は平気みたい。というか、僕じゃたぶん、あまりサンプルになりません。古い食品とかには、強い体質だから」
どんな体質なんですか、と、つっこみたいけれど、とつぜんやってきた腹痛に、そんな元気はとてもじゃないけどわいてこない。
「お水、のむ?」
先生は、おろおろおろおろ、しはじめた。
「ん、だいじょうぶ。お手洗い、かりてもいいですか?」
「あ、うん。いいよ。使って。僕の部屋にあるものだったらなんだって使って」
わたしはよろよろと身を起こし、這うようにして、トイレに向かった。
この古い部屋のいいところは、お風呂とトイレが別々なところだ。
現代風のマンションだったら、1DKでもたいていユニットバスになっていることが多いときく。
『あー、古いってすばらしい』
そう思いながら、下着をおろす。
……。わあ。
「先生、その。なっちゃいました」
「……?」
先生は首をかしげた。
「あ、あの。生理です……」
「生理って、あの生理? お片付けじゃない方の……」
「……」
「……あ、もしかして、すべった?」
「……」
「……」
妙な沈黙が流れた。
「……あ、あの、つきましては。その、今日は……」
「あ、うん。わかってます。その、なし、だよね……」
「……ごめんなさい」
もしも、この瞬間を文章にしたらやたら『……』が多いことだろう、などと思いながら、わたしはひたすら小さくなった。
先生の楽しみを、こんな形で奪ってしまう、なんて。もう、申し訳なくてどうしよう。本来なら、あと4,5日は先だったはずなのに、今回に限って狂ってしまうなんて、もう、ほんとうに情けない。わたしは正座でうつむいたまま、ミニのスカートの裾をおさえた。
「……ね、お布団敷いてあげます」
「……?」
「ほら、横になってたほうが楽でしょう?」
「え……? わたし、帰らなくていいの……?」
すると、先生は目をみはった。
「どうしてこんなことで君を帰さなくちゃいけないの」
先生はため息をついた。
「あのねえ、僕は、君としたいからっていう理由だけで、こうして部屋に誘ってるわけじゃないんですよ? わかってる?」
それは、わかってたけど。先生は、わたしを愛してくれるけど。
「でも、期待を裏切って、ごめん、なさい……」
わたしが、消え入りそうな声で言うと、先生はわたしをぎゅっと抱きしめて、頭のてっぺんにキスをした。
「先生は大人だから、我慢だってできちゃうんです。びっくりした?」
それから、わたしは先生が敷いてくれた(ご丁寧に、腰のあたりにバスタオルまで)布団に横たわり、そして、先生は徒歩3分という場所にある薬局で痛み止めのセ○スを、コンビニではロ○エを、買ってきてくれた。
「……セ○スはともかく、こっちは恥ずかしくなかったですか?」
だって、きっと料理のできない先生は、そのコンビニの常連なはずだ。先生はかっこいいし目立つから、きっとコンビニ店員さんにも顔をおぼえられているに違いない。
「ん? 別に恥ずかしくないよ。だって、必要なものでしょう?」
わたしをひざまくらしたまま、ひょうひょうとした顔でほほえんだ。
「お薬きいてくると、眠くなるでしょう? そしたら眠っていいよ」
先生は、わたしの頭をゆっくりゆっくり、撫でている。
もうその姿は、犬でもなく、子供でもなく、わたしの全部を守ってくれる大人の男の人の、姿だった。
「少し、眠ります」
わたしは言った。
「うん。そうしたほうがいい」
先生は、ほほえんだ。
「……起きたらたぶん、薬が効いて、楽になっていると思います」
「うん。そうなってたら、いいね」
「そしたら……先生」
「?」
「その……」
『口でしてあげるから、待っててください』
なんて、わたしにはとても言えなくて。
わたしは、言いかけたままで眠りにおちたふりをして、先生の手の感触を、いつまでも楽しみ続けた。
以上です。失礼しました。
ふたたび、皆様の妄想を楽しませていただく、一読者にもどります。
GJです!!!
ぜ、ぜひ続きを・・・口でしてあげた方も・・・!!!!
GJすぎて涙でてきた
あなたがネ申か……
能天気若キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
GJすぎる…細かい台詞まわしが上手いなあ
さあ、早くフェラーリを書く作業に戻るんだ!
普通に感動してしまった。GJです!
ふたりの雰囲気がすごく良いねー
細かな描写がやさしくて、幸せな気持ちになったよ
GJでした
しかし、他の人とこういう話しないから何だけど
なった時、這うような腹痛になる人もいるんだ?
話の流れのためだったらごめんね
>>382です ノコノコ出てきてごめんなさい
人それぞれだとはわかってたけど、自分がすごく生理痛重いのでそれがだいたい普通かと思ってた
不自然だったらゴメンネ
GJサンキュです
乙女ゲでそれはないだろw と思って自重したが、ありなら続き書いちゃうけど……w
気長にマターリお待ちください
なんだかサラリと神キター!
マーキングとか卒業後ゴムなしでしたがってるのとかすべて萌えた
GJ!GJです!
また生理→フェラーリって展開も二次元に限り好物なんでお待ちしてます!
>>382 何をためらうことがあるんだ!
…この板の名前は知っているな?よろしい。
では続けてGJといわれる作業に戻りなさい。
のんびりマターリと、だ。
先日、生理痛デイジを投下したものです。
続きのお口モノを投下させていただきます。連投ですみません……。
今回、デイジさん生理中のため、一方的なご奉仕しかございません。苦手な方はご注意ください。
また、作中にケイタイ小説『恋空』を小物として使わせていただいておりますが、実はわたしは未読です。
一時大流行した有名タイトルであり、実話ベースの物語であるということを基準にググったものを配させていただきました。
それ以外の意味はないことだけ、ご理解いただけましたらありがたいです。
長々とごめんなさい。では、大丈夫な方はおつきあいください。
目をさますと、夕方だった。部屋中がオレンジの色に染まっていた。
こっそりと先生を見ると、壁に背中をおしあてたままのかっこうで、頭をかくんとたれて、すやすやと眠っていた。先生の隣には、読みかけの文庫本が落ちていた。わたしは、そっと手を伸ばしてその文庫を拾い上げて、表紙を見た。
『恋空(下)』
……。
2,3年前、ケイタイ小説として大ヒットしたタイトルだった。わたしは読んだことがないけれど、主に女子中高生に大人気だった、と聞いたことがある。
日本語小説なのに横書きの、なんとも違和感のある文庫をぱらぱらとめくってみた。
愛、だとか、恋、だとか、別れ、それだけじゃなく、レイプだの、流産などの物騒な文字が、やたらと目立つ。
……わからない。あ、いや。この本の内容が、じゃなくて、これを好んで読んでいる、若王子先生っていう人が。
(下)ってことは、(上)も、読んだってことだよね。気に入ったから、継続して読んでるんだよね……。先生、この小説のターゲット読者より、ものすごく年上なのに。しかも、男の人なのに。
……先生って、ほんと、おかしな人だなあ。
やさしくて、かっこよくて、頭が良くて、ちょっとエッチ。そして、こんなふうに、『恋空(下)』を読んじゃうくらい、わけのわかんない人。
わたしは、なんだか愉快な気分になって、声をひそめてくくく、と、笑った。
「や、起きた?」
「あ、はい」
先生が、寝ぼけまなこで聞いてきた。声にもまだ、ぼんやりが残っている。ゆっくりと頭をふって、先生は、壁から体を離した。
「……!? いたたたたた……背中……」
先生はとつぜんうめいた。
「壁によりかかったまま寝てたからですね。ごめんなさい、先生。わたしのせいで……」
「なになに。このくらい、どってことないですよ」
居眠りしちゃったのは僕だし、と言いながら、よいせ、っとおじさんっぽいかけ声をかけて、先生が中腰になった。
「いてて……」
また、苦痛に顔をゆがめている。
「せ、先生、無理、しないで」
「うん。やっぱり、だめみたいです。僕も君のお布団に入れてくださいー」
先生は、そのままわたしの寝ている布団の中に転がり込んできた。
顔を寄せられて、きゅ、っと抱きしめられる。
「ね、おなか痛いの、治った?」
「うん」
わたしは返事をしてうなずいた。
「よしよし、いい子です。痛かったでしょう?」
あたまのてっぺんをゆっくりと撫でられた。手のひらが気持ちいい。
「……はー。しあわせ」
先生がため息をつく。
「君をこうして抱っこしてると、なんだかすごく、しあわせです。癒されます」
「わたしも。先生」
わたしは、先生の背中に腕を回した。
「君とこうしていられるだけで満足です。別にエッチなことなんてしなくても、なんとも言えず、満たされます……」
「しなくていいんですか?」
「うーん、厳密に言えば、したいけど。なんたって、19日も禁欲してますから」
「え……?」
「あ、いや。なんでも。別に気にしないで。これは僕の問題だから」
先生は、おどけたように目をぱちぱちさせて、『気にしないで』のゼスチャーをした。
……やっぱり、お口でしてあげたほうが、いいんだろうか。きっと、先生は、してほしいよ、ね……。なんたって、19日禁欲、だもん。
わたしは、もそもそと先生のふところにわざとらしくもぐりこんだ。
そして、ちょっとわきばらをくすぐる。
「や。くすぐったい」
先生は体をよじってわらった。……こんなんじゃ、きっとわかってもらえないなぁ。
実は、いままで、一度も、先生を口に含んだことは、ない。二回ほど、先生の先端にキスしたことならあるけれど。、
その最中に、先生が切なそうな顔をして、そっとわたしの頭をおさえて、自分の腰のあたりにみちびくことがあったから『ああ、これが、そうなのか』と、思って、
わからないながらも口に含もうとしたら、「キスするだけでいいから」と、言われて、じっさい、その通りにさせられた。
わたしの唇がいっしゅん、先生に触れたか触れないかのところで、すぐにひきあげられた。
先生はそれだけで興奮してしまうのか、それがあったときは、いつもより熱心にわたしへの愛撫をくりかえす。
……そんなことを思いだしたら、なんだか体があつくなってきた。
先生のふところから這い出て、ぷは、と息をつくと、先生と目があった。
「や! やや!」
「……なんですか?」
「目がうるんでる」
「……う」
図星をつかれたような気がして、うろたえた。
「先生と、キスしたい? ピンポンですか?」
「や、そういうわけ、じゃあないんですけど……」
「え? したくない?」
「ってわけでも、ないんですけど……」
「じゃあ、します」
「わっ!」
先生は、器用にわたしを下敷きにすると、体重をかけないように、上手にのりかかってきた。
はじめは、ほっぺに。次は、鼻さき。それから、まぶたに。わたしはそこで、目をとじた。
今度は、あごに。次は、耳。くすぐったくて、身をよじる。
「こら、暴れないで」
先生が優しく言うから、わたしはまた、おとなしくなる。
おでこに。首すじに。髪の毛に。
「せんせ、はやく」
待ちきれず、すこしせかすと、ようやく、先生のくちびるが、わたしに重なった。
一度目は、まるで、桜の花びらが落ちてきたか、と思うほどに淡く。
二度目は、マシュマロをおしつけられたように、甘く。
そして、三度目。恋人同士が愛しあうための、静かで深い、やさしいキス。
「……ん……っ」
わたしは、とまどいながらも、先生の舌を受けいれた。先生の舌が、わたしの舌に巻きついてくる。
肌に、ぷつぷつと、鳥肌が立ちはじめる。耳の奥に、ざわざわとした音があふれはじめる。
その感覚がくすぐったくて、そっと、目をあけた。すると、先生と目が合った。
「こら」
「……?」
「目、あけちゃ、ダメでしょ」
「どして?」
「……君の可愛い目を見ると、いたずらしたく、なっちゃいます」
――先生、いたずらしたいのは、わたしです。
とはいえ。なにからしたらいいのかがわからない。
そもそも、エッチな雰囲気になるときは、毎回先生から仕掛けてくるわけで、わたしからもとめたことなんて一度もない。
「ところで、なに、これ?」
先生は、目を白黒させている。そりゃあそうかも。先生の下から無理矢理這い出たわたしは、そのまま先生に乗っかって、そして今、男の人にしては細い腰をまたいで馬乗りになっているのだ。
「えーっと、先生」
「はい」
……いきなり、「お口でします!」なんて宣言するのも、雰囲気ないなあ……。だからといって、このまま黙ってズボンを下げる……? そんなのむり。
「あ、の……、わたし」
「……うん」
わ、どうしよう、なんて言っていいか、本当にわからない。それに、わたし、うまくできるかもわからないし。うわーん、どうすればいいの。わたしは、そのまま、先生の体の上に倒れ込んだ。
「や……? やや……?」
先生も、とつぜんのわたしのおかしな行動にどうしたらいいのかわからないのだろう。かなしばりにあったように動かない。
涙目で、先生を呼んでみた。
「先生」
「うん」
「好き……」
「……うん」
先生は、わたしの下から、ゆっくりと手を伸ばすと、指先でわたしの頬にそっと触れた。
「ね。君から、僕にキスして? できる?」
そう言いながら、先生が目を閉じた。
先生が出してくれた助け船にわたしはホッと安心しながら、言われたとおり、自分からキスをした。
……う、わ。新鮮。だいたいいつも、先生が上になるから、なんというか、とても新しい目線だ。
何度か触れるだけのキスを繰り返したあとは、先生のくちびるをなめてみた。氷砂糖の表面をなめるように、そっと。
すると、先生の薄いくちびるが、ぴくんと動いた。
わたしは、さっき先生がわたしにしてくれたみたいに、先生の頬を、両手で覆った。
「先生、あの。今日は、わたしの好きにしてみても、いいですか?」
わたしが聞くと、先生は小さな声でささやいた。
「いいよ」
わたしはそっと、先生のシャツの裾からおなかのあたりに手のひらを差し入れた。
ゆっくりと、先生のおなかを撫でると今度は、先生の体ぜんぶが、びくん、とゆれた。
「せんせ、やだ?」
「……ううん。君にされて、いやなことはないから平気」
先生は目を閉じたままで言った。
わたしは、するすると先生の肌を撫でた。手のひらに、先生の熱をいっぱい、感じる。
先生が、いつもわたしをぺたぺたとさわる理由が、なんとなくわかった。好きな人の肌って、いつまでもさわっていたいものなんだ。
ちょっと汗ばんだ先生の肌は、わたしの手のひらに吸いつくようだった。
わたしは、先生のシャツを、ゆっくりと胸の上までたくしあげた。
窓から差し込む西日のせいで、先生の肌はオレンジ色に染まっていた。
「先生、なんだか、おいしそう……」
「いいよ。食べて」
先生は、目を閉じたままだ。わたしは、先生の胸にくちびるをよせた。そして、小さな乳首に、軽く、浅く、歯を立てた。先生の眉根が苦しげに寄る。
「……やだった?」
「ううん。気持ちいい」
ほかに、わたしがされて、気持ちがいいこと。それを思い浮かべて、先生の乳首を、そろそろと、なめた。
「……は……っ」
先生が、苦しそうにため息を吐く。
「先生、だいじょぶ?」
「……早くも、切れそう」
「……やめたほうが、いい?」
「ううん、つづけて」
わたしのおへその下あたりでは、先生の腰とわたしの腰が密着していた。気づけば、いつの間にか、先生が、かたく、つよく、なっていた。
わたしが、先生のズボンのベルトに手をかけたとき、そこで先生は目をあけた。そして、ゆっくり、半身を起こした。
「どうしたいの? 君は」
先生は、甘くて、甘くて、とろけそうな声で、わたしにたずねた。
「先生、を、たべたい、の」
わたしは、先生の目をまっすぐに見て、答えた。
「じゃあ、君に僕をあげる。でも」
「……?」
「見てて、いい?」
わたしは先生の足の間から、先生を見上げて、言った。
「見てて、先生。わたしの、すること」
「……うん」
先生は、そっとわたしを自分の脇にどかせた。
そして、自分でするするとズボンと下着を脱いでしまうと、ふたたび、わたしを、自分の足の間にすわらせた。
わたしと先生は、キスをした。わたしのほうから、舌を入れた。はじめてだった。頭に血がのぼってしまって、うまくできたかどうかなんて、もう、まったくわからない。
こうしてあらためて、『先生』をじっくり見るのははじめてだった。いざ、目の前にしてしまうと……。これが、自分の中に入ったり、または、今から口の中に入れようとしているのが信じられないくらい、息ぐるしそうにふくれあがっていた。
「怖くなったら、やめていいよ」
先生がわたしの頭のてっぺんを撫でて、やさしく言った。
「ちがう……。怖くない、むしろ……」
わたしは、答えるのがはずかしくて、そのまま先端にキスをした。わたしが言おうとしたのは、『愛しい』という、ひとことだった。
他人の体、しかも、異性の。本来であれば、隠されるべきものが、今、わたしだけには、触れていいとゆるされている。そして、それはわたしを感じて、おおきくなっている。そのことが嬉しくて、愛しい。不思議な感情だ。
わたしは、先生の男の人の部分に、ゆっくりと、キスをした。やさしく、指の先で先生の径ををとらえて、いろいろな角度にくちびるを這わせた。
そのたびに、先生は揺れた。ぴくり、ぴくりと震えた。
そのうちに、先生の先端から、ちいさな涙があふれて出てきた。透明で、きらきらした、きれいなものだった。わたしは、それを舌の先ですくった。
先生の、甘くて低いため息が、耳に届いた。
先生のものなら、なんでも欲しい、そう思った。この涙がとぎれるまで、わたしが全部すくい続けよう、そう思った。
それでも、先生の涙は、先端からあふれ続けた。だから、わたしは、それを、くちびる全部で、覆いつくしてしまったのだ。涙が、けっして、わたしのくちびる以外のところには、こぼれてしまったりしないように。
先生の視線を、くちびるのあたりに感じる。
――先生に見られてる。
そう思うと、体の中心が熱くなる。わたしは、のどの奥まで、先生を迎えた。
「う……っ」
先生のため息に、色がついた。
わたしは、先生を口に含んで、そのまま舌にやさしくからめた。からめるたびに、先生の質量はすこしづつふくらみ続け、わたしの息もふさいでしまう。息継ぎのたびに、わたしの唾液がこぼれそうになる。こぼすまいとそれをすすりあげると、先生は、そのたびにちいさくうめく。
その声を聞くたびに、わたしの中心に、ちいさなしびれが走った。
そこで、先生が、そっとわたしの頭を撫でた。
「おねがいが、あります。聞いてくれる?」
わたしは口から先生を離した。そして、先生をじっとみあげた。
別の人、みたいに見える。瞳はくろぐろと濡れていて、くちびるは、かみしめていたのか、いつもより赤く輝いている。
先生は、呪文のような言葉をささやいた。
“したのほうを、ゆっくりとこすって”
“それから、せんたんの、われているところをゆっくり、なめて”
それだけを言うと、先生は、わたしの頭を押さえ込んでふたたび腰にしずめた。
わたしは、先生に言われたとおりにしてみた。
下のほうを、ゆっくりと上下にこすった。先生が、もっと指のまんなかで持って、というのでそのとおりにした。
先端の、割れているところを、集中して、なめた。先生が、もっと舌の先をとがらせて、というので、そのとおりにした。
次第に、先生の、吐息が早くなっていた。快感を探すように、腰が動いていた。
わたしは、今までの経験から、先生の限界が近いことを感じとった。だから、先端をなめるのをやめて、ふたたび、先生をくちびるでふさいだ。
「わっ、だめ、はなして、コラ、はなして」
わたしは、高校生だから。結婚もしていないから。先生を、生身でうけたことはない。
だから、せめて。今、このときくらい、先生を感じたい。そう思った。その頃の先生の質量はこれ以上ないほどにわたしの口内をふさぎ、何度かむせそうになったけれど、あとわずかだと思って、我慢をした。
先生は、だめ、だめとちいさな声でつぶやきながら、それでも、本能には勝てないのか、わたしののどの奥に向かって腰を動かした。
「……もう、だめ……。ごめん……」
先生が、観念したように、わたしの頭を両手のひらで押さえこんだ。
「……んっ」
先生の、最後のときの濃い吐息が聞こえた。
そのまま、わたしは、先生の快感の味を、舌のまんなかで受けとめた。
その瞬間、『……わあ、するんじゃなかった……』と、後悔してしまったのだけれど。
気の毒だったのは先生だ。終わった余韻にひたるまもなく、ものすごくあわてて、そのへんにあったタオルをわたしの口に押し当てると、
「早く出して!」
と、わたしの背中をぼんぼんたたいた。
それから、下着もはかない情けないかっこうで急いで台所から水をもってくると、
「これでお口の中をきれいにしてください」
と、無理矢理わたしのくちびるにコップの端をおしあてた。
わたしがそれを飲み干すのを見届けると、今度は小さなアメを押しつけてきた。
「ええっと。こんなものしか、ありませんけど、食べて」
「……せんせ、それ、頭脳アメ……?」
「そう。でも、お口なおしにはなるでしょう?」
「やだ、それ、にがいもん」
「もっと苦いもの飲んどいてなにを言ってるの、君は」
「……」
「……や、その……」
「……そんなに、にがくなかったよ。へんな味だったけど……」
「や、感想は、いいです」
「いいんだ……」
一瞬黙った隙を見逃さず、先生は、無理矢理わたしの口の中に、頭脳アメをつっこんだ。
「やっ、なにするの、先生!」
わたしは正直、先生発案製造である、この頭脳アメが苦手だった。たしかに、頭は良くなるんだけど(わたしはいままで、さんざん、人体実験に使われたのだ)その頭の良くなる植物成分とやらが、とにかく苦い。
「うわーん。こんなんだったら、先生のほうがぜんぜんましですー」
すると、先生が、部屋の隅っこで尻もちをついていた。ズボンをはこうとして、失敗したらしい。
「君はどんどん、大人になりますね」
先生が、しみじみとつぶやいた。
「でも、今日みたいなのは、もういいです」
「……へただった?」
「ううん、違うよ。とても、とても気持ちがよかったです。でもね」
蛍光灯をつけない室内は、もう真っ暗になっていた。
「一方的なのは、やっぱり、ダメです。僕ばっかり気持ちがよくても、なんだか不完全燃焼です」
先生はきゅうきゅうとわたしを胸に抱き込んで、髪の毛にくちびるをつけながら、ゆっくりと話した。わたしは、手を伸ばして先生の髪の毛をふわふわと撫でながら、静かに話を聞いていた。
「来週は、たくさんしましょう。僕も、君も、ふたりで気持ち良くなろう。コンドームも買ってあるから、となり町まで行かなくて済むし、朝から晩まで、ずっとしましょう。ね?」
……そんなに持たないくせに、とか口答えをしようとしたけれど、拗ねられてもやっかいなので黙っておいた。
風が出てきたみたいだった。
かすかに届く街灯のあかりが、この部屋をうす青く染める。開け放した窓から、ひらり、ひらりとときおり桜の花びらが舞い込んできた。
花びらを目で追うと、文庫本の上に、一枚落ちた。
「あ、そういえば、先生」
「ん?」
「『恋空』なんて、読んでるの?」
「やや。なんで知ってるの?」
「……だって、ほら、あそこ、落ちてます」
「……うん。実は、西本さんに借りて、読んでます」
「なんて言って借りたんですか?」
「今これが流行の恋愛小説やでー、って……。ヤングの心を知るには、これしかないでー、って……。」
「先生、またはるひにだまされてる……」
「……え?」
「2,3年前に流行した小説ですから、今はもう旬じゃないですよ?」
「……でもね、おもしろいんですよ。おもしろい、というより、せつない、というか。ミカとヒロがね」
「……先生、エエ年して、なに言ってるんですか。シュールさに磨きをかけてどうするんですか」
「終わったら、西本さんに了承を得て、貸してあげます。純愛です。カンドーです」
「けっこうです。あ、あとであらすじだけ教えてください」
「や、冷たい」
「わたしはね、先生」
先生とわたしの物語が、ずうっと幸せであれば、ほかにはドラマも、小説も、なにもいらないんです。
事実は、小説より奇なり、なわけだし。でも、これってほんとに事実かな?
あまりにも幸せすぎるせいか、ちょっと実感が薄くなる。
――知らない誰かがつくった、嘘のお話だったりして。
「あのね、嘘みたいなお話なんだけどね、恋空って実話なんだって。ほんと、感動するから、君も読んで」
先生、恋空に夢中すぎだよ。
――でも、そうか、小説なのに、実話なんだ。それなら安心だ、ね。先生。
春の宵はあやしくて。だけどたしかに、桜にけぶる夜の向こうに、わたしたちの幸せが続いてゆくのが見えたような気がした。
「わ、先生。もうそろそろ、帰らなきゃ! 門限に遅れたら、来週は外出禁止です」
わたしはあわてて立ち上がった。
「それは大変! そしたら、来週できなくなっちゃいます。急がないと」
「……もう、先生の、ばか」
「や? なに? ご機嫌ななめ?」
窓の外には、おぼろにかげる、月が出ていた。
わ、痛恨のミス!
最後の一文が長すぎるとのことで、7/7で終われませんでした……w
とりあえず、以上です。
今度こそ、皆様の作品の投下をwktkで待つ一読者にもどります。
お付き合いありがとうございました。
うほー!H描写が丁寧でニヤニヤしてしまったw
快感に眉をひそめる若と扇情的なデイジーが目に浮かぶようだよ…
萌えをありがとう。また色々書いて欲しいなー
ラブエロい!
よかったです
GJでした!!
GJ!GJ!
らしくて全て若ボイスで再生されたし萌えたー!
幸せでいいなあ
ウホッ!いい若主!
GJすぎる。あー春はエロエロでいいよねぇ
はるひに騙されてるあたり若の天然さはやっぱり素だなぁと思う
私は神を垣間見た
若と付き合ったらリアルにこんな感じなんだろうな…
優しくて天然な若に萌えました GJ!!!
いいねー甘ったるいねラブラブだね!
エロ部分ももちろん良かったけど、事後のイチャイチャした会話にニヤニヤしてしまった
GJでした!
GJすぎる!!
うわああああああ
二人ともかわえええええええええええ
なんという心温まるエロハッピー!GJでしたー
誰が一番美尻かな?
個人的に意外とメッティ
天地だろjk
アマショの尻はぷりぷりしてそうだ。尻にもほくろがあったら完璧
長身でスポーツ得意な芝は締まっててかっこいい尻だろう
栗はキュッと上を向いた北欧モデル風の小尻かもしれん
野球やってる奴のケツはでかすぎて騎乗位のときこっちの股関節が外れそうになるよ
そういやプロ野球選手ってケツでかいもんな。
特にピッチャー。
「なら背面座位だな…支えれるし」
アマショの尻にかぶりつきたい
桃みたいな甘い香りがしそう
キテルの家は夜はキテルしかいないってシチュエーションが良いw
デイジーさえ口実を作れば一晩中やりたい放題というわけですね
あんなことやこんなことをしてやりたいと一晩悶々しているうちに
夜明けがきてしまうのか
一人暮らしでも隣近所に気を使わなければ若のボロアパートと違って
いくら声を出してもおkっていうのもポイント高いな
ヘタレテルの場合、アンアン言わせられるのは男女逆になるわけだが
>>ヘタレテルの場合、アンアン言わせられるのは男女逆になるわけだが
瑛受イイ!!凄くイイ。そのネタで妄想し放題☆
キテルは本人がリードしたいかっこつけたいと思ってるぶん
受けというか攻められるのが似合うw
426>>
>キテルは本人がリードしたいかっこつけたいと思ってるぶん
わかります、わかります!
勝気で小生意気な分、M男調教しがいがありそうですよ。
攻めようと頑張ってるのに攻められて開花しそうです。
そそるーーー^^
さっきからリンク貼り間違っててすみません。以後気をつけます。
リンク…w
イラスト集見てたら志波の息子がデカすぎてワロタww
ちょ、なにそれw
やばいイラスト集買ってこなきゃ!
志波は絶対に絶倫だと勝手に思ってる
なんて卑猥なイラスト集なんだ…尼だと発送遅いみたいだからセブンで買うか
体格的にも志波はでかいんだろうな
あと終わった後にデイジーの上に乗ったまま寝そう…重いだろうなぁ
>>430ですが
各キャラの設定ページ?みたいなのがあって、そこにパンツ一丁のキャラが載ってるだけだから
息子だけを期待して買うならやめておいたほうがいいw
ぱんつww吹いたw
エチ終わったらすぐ寝る派
ピロートーク派
教えてくんろ
とりあえず個人的に、若とクリスとキバヤシはピロト派だと思うんだ
メッティとか眠いのに無理してピロトつきあってくれるんだけど眠くてろれつ回らなくなると可愛い
志波はきっとすぐ寝るんだけど抱き締めたまま寝て朝まで離さないと妄想。
そして苦しくてなかなか眠れないデイジー
普段はすぐ寝る葉月だけど、実はピロートーク派だと思うわけです
>>434速攻で確認してきた
なぜ若は水着じゃないんですか号泣
ただたんに書き込んでるか否かの差なんだけど
下着姿の設定画だとキテルと天地がペッタンすぎるw
>>442 パーフェクトな王子の意外な弱点w
天地は不思議と納得できるからいいか。(で、そのあたりにコンプレックス持ってると)
てんてーとバイトとタシーロはピロートーク、バカはすぐ寝るかな。
ワカメもピロートーク派だと思うが、理解しがたい内容になりそうだ
普段はいいんだよコンパクトでも
>>437 王子志波バカハリーはすぐ寝そう
バイトクリス天地花屋あたりはよく喋りそう
メッティは寝ないけど体力ないからぐったりしてる
モリリンは照れて「えへへ」とか言いながら頭から布団を被るというヒロイン的行動に出る
> モリリンは照れて「えへへ」とか言いながら頭から布団を被るというヒロイン的行動に出る
禿萌えた!!
ピロートーク組の何人かは挿入したままなかなか抜いてくれないという…
というか、あんまり何度もされるとピロートークする前にデイジーが疲れて寝るだろうw
若は初めてした時はなんかニヤニヤしたまま一晩中寝顔見てそうだ
挿入したままグダグダしてたら身ごもるおw
王子はピロト派なイメージ
キテルはなにか話さなきゃとは思うんだけど照れで上手く言葉は出てこないし
ぐったりしてるデイジーも気になって
「も、いい。あーお前は早く寝ろ寝ろ」と言い放ちながら結局自分が先に寝そう
キテルらしくて萌えw
自分の中では
爆睡派
志波、バカたん
ピロートーク派
赤城、モリリン、ちーたん
一通りピロートークはするけど話の途中ふと気づいたら寝てる
王子、天地、三原、ひびやん
話の途中ふと気づいたらむっくr(ry
キテル、天童、クリス、こっそりてんてー
若はどれもいけそうな気がしてわからないw
若はピロト中に「先生、また元気になっちゃいました」と笑顔で言い放ち(ry
・・・そんなループで朝になる悪寒w
>>448 >「も、いい。あーお前は早く寝ろ寝ろ」と言い放ちながら結局自分が先に寝そう
かんわええーーーー!!
きっと彼なりに色々したいし、やりたいこともあるし、
でもイザとなると何もできなくて眠るしかないw
そんな展開か。不器用さに萌え!!!
俺がリードしてやりたいんだよ派→正常位
猫は膝に乗せて可愛がるんだよ派→対面座位
小さい子を抱えてする感じがたまらないんだよ派→背面座位
下から見上げるおぱーいハァハァorむしろ俺がいじめられたいんだよ派→騎乗位
ちょっと無理矢理っぽいのが支配欲そそられるんだよ派→バック
なんとなく↑のような感じを想像した
あと体位で思ったが、アメリカ育ちの若王子先生に四十八手という言葉を
絶対に教えてはいけない…
若に48手は、専門書を揃えて由来や背景まで調べた上で
「今晩から1手ずつ実践しましょう!」
ってなりそうだw
行為後にポカリ持ってきてくれたり
疲れてウトウトしているデイジーを見守ってから寝たり、
案外志波は過保護に扱ってくれる気がすると信じてる
ただでさえ体力有り余ってそうだから付き合うデイジーも大変そう
あのでかい背中に覆われたら逃げられないよなぁ
ハリーは背を向けて速攻寝そう
ハリーは何となく早そうなイメージw
いや、ほんと何となくw
>>453-454 ハリー好きなのに何故か納得してしまうw
ピロートークするハリーが想像つかないw
ねぇハリー
うっせえ
ハリーってば
眠いんだよ
ハリー寝ないで
うっせえ
ねぇ起きて
うっせえ
こうのしん(ボソ
デイジーかわいそうです(';ω;)
>>457 その名前で呼ぶなって言ってんだろ!
やっとこっち向いてくれた
…あ
なんでこっち向いてくれないのかな?
う、ううう、うるせー
勢いで書いた。
書き込んでから後悔することにする。
主人公の名前はありません。
「ねえ、ハリー。こっち向いてよ」
「…うっせえ」
「なんか背中はさみしいよ…」
「眠いんだよ…明日も練習あるし、寝たいんだよ」
「…もしかして気にしてるの?」
「何をだよ!」
「えっと…その…ハリーがすぐ…」
「あー!もう!!うっせえうっせえ!お前がわりーんだかんな!」
「えっ?!私が…?」
「そうだ!お前がその…イイ声出したり!かわいい顔して耐えてるの見せたりするからだろ!」
「…えへへ」
「な、なんだよ」
「嬉しいな…。そっか…ありがと。へへへ…ハリーかわいいね」
「バッ、バッカヤロー!そういうこと言って俺様が喜ぶとでも思ってんのかよ!」
「だって嬉しいもん…ハリーが私で気持ちいいの、嬉しくないわけないじゃない」
「…俺はな、その…俺が…早いの、お前こそ気にしてんじゃねーかって…。
…まだ気持ちよくなってねーのかな、とか」
「そ、そんなことないよ!気持ちいいよ!
…気持ちよくて声大きくなりすぎちゃった、とか、ハリーに慣れてるって思われたら
どうしよう、とか…」
「そんなこと思うか!最初ッから俺様だけのモンだって知ってるからな!
…ああもう!お前がそんなこと言うから、また…どーしてくれんだよ!
今日こそは早く寝ようと思ってたのに…!」
「えっ?えっ!?…あー、えっと、どうしよっか……きゃっ!」
「今日は寝れねーと思え!…そんでまだまだ見てない顔、見せてくれよ…な」
初めて書いた!お粗末さまでした!
GJ!
ハリーかわいすぎる…たまらん……
禿萌えた…グッジョブです!
ハリーかわええ。
これシリーズ化あるで
GJ!!!
ピロートークだけでシリーズ化いけるな!!!
アマショだとこんな感じ?
============================
薄暗い翔太くんの部屋、私は熱い体に抱きしめられて揺さぶられている。
こんな華奢な体なのに、こういう時は ああ、やっぱり男の子なんだなあって実感する。
私を求める指、声、その瞬間は翔太君が「男の子」じゃなく「男」の顔をしているのがなんだか不思議。
「せ、先輩、僕、もう…っ」
動きがいっそう早まっていく。この切羽詰まった表情も、全部、愛しい。
「うん、いいよ…っ」
私の返事は届いたかどうか分からないけれど、翔太君は間もなく動きを止めた。
「ねえ、先輩。」
一通りの後処理を終えたあと、もぞもぞと布団に潜り込んできた翔太君は私に腕枕をしながら言った。
「先輩って、どうされると一番感じるの?」
「ええっ!? か、感じるって」
突然の質問に、思わず頭を浮かす。
「答えてよ。いつも僕ばっかりイッてるし、僕だって先輩のことイカせたいじゃん」
「え… ええーと」
私は答えに詰まってしまった。そんな恥ずかしい質問、何て答えたら…
「ねえ、先輩ってば」
「うう…」
そんなこと聞かれても、自分でもよくわかんないんだもん、…て答えで許してくれなさそうだなあ…
私は、翔太君のすべすべの腕枕に顔を擦り付ける。
「誤魔化しても駄目だからね!」
…あ、バレてたか。恥ずかしくない言葉でどう伝えようかと思案していると、ついに翔太君は拗ねて背中を向けてしまった。
「お、怒らないでよ〜…」
少しの沈黙の後、私はようやく口に出す決心をした。
「あのね? 私、いつも い、イッ…たりとかはしてないけど、翔太君いつもいっぱい愛してくれるし、それで私は
いつも、気持ちよくなってるから、あの、今まで通りで十分満足してるっていうか…」
スー… スー…
ん? …スー…?
薄暗い部屋の中よく目を凝らすと、いつのまにか目の前の背中は規則正しく上下し始めていた。
「…」
一気に脱力した私は、その背中に布団をかけなおして寄り添うように頬を寄せた。
目を覚ました時、さっきの質問のことは忘れてくれてたらいいなあ、なんて思いながら。
>>464 調子に乗って二本目書いてる最中にこんな萌えが投下されているとは…。
GJです!
寝られてるのにちょっと嬉しいとかふしぎ!アマショのかわいさの成せる業か!
というわけで
>>460です。
GJもらうって、こんなに嬉しいことだったのね!快感!
ありがとうございました!
主人公は名前なしで。
あと状況描写が恥ずかしすぎて書けないw 今回も会話のみです。
…………しかし一日二本投下とか、アホじゃないのか自分w
「あー…幸せや…。こんなあったかいモンが俺の腕の中にあるなんて…」
「き、姫条くん、ちょっと苦しい…」
「ああ、スマンスマン。つい力が入りすぎてしもーて」
「ふふ、そんなに力いっぱい捕まえてなくても、私はどこにも行かないよ」
「当たり前や、どこにも行かさへんで。
お前が、このまんま、俺をあっためてくれてたら、俺なんでもできる気がすんねん」
「大げさだなあ…。でも私もあったかい。幸せだね、こういうの」
「ホンマやなあ…。肌と肌のぬくもりって、やっぱりええもんやなあ…」
「…“やっぱり”って…姫条くんは私以外のあったかさも知ってるんだね…」
「なっ!…アホか!またキミはそういう小さいことをいちいち気にしてやね…」
「冗談、冗談!気にしてませーん。
姫条くんがモテるのは一年の時から知ってたから、私だけだなんて思ってませんよーだ」
「……」
「…どうしたの? 私、ホントに気にしてな…」
「お前は俺が言うたことを信じてへんかったみたいやな?」
「えっ?」
「俺は軽い男ちゃうぞ、お前にだけはそう思われたないって、俺言わへんかったか?」
「…言いました。でもそれって…」
「そのまんまの意味や!俺も、お前が初めてやったっちゅーねん!」
「ええ〜〜〜〜〜〜!!!!」
「なに目ぇ見開いてんねん!ビックリしすぎや!こんなこと言わすなやアホ!」
「だって姫条くん、初めてにしては、そのいろいろと…」
「…いろいろと何や?」
「えーっと、私のことを知ってるって言うか…知識と技術がっていうか…」
「要するに?」
「要するに…すごく…気持ち良くて…上手です」
「……」
「何言わせるのよー!恥ずかしいじゃない!」
「…ワハハハハ!かかりよったな!今のは“羞恥プレイで萌え萌え作戦”や!」
「もう!知らない!ムードも何もないよー!」
「ムードはなくなったかも知れへんが、作戦は大成功や」
「えっ?」
「萌えた!ムチャクチャ萌えたで、ホンマ…。罪な娘やなあ…。
……なあ、俺のこと、真っ直ぐ見てや。そんで、今から“姫条くん”はナシや。
今夜は、気持ちよかったら気持ちいいって言うかわりに、「まどか」って、俺の名前呼んでくれ。ええな…?」
また二回戦突入の話とか orz
ワンパターンでサーセン
皆GJー!
GSの全キャラに愛着持ってることに気づかされたよ
またピロトシリーズカモン、いやお待ちしてます!
想像力って素晴らしい
GJGJ!!
姫の字を見て、姫子先輩うはwww
と思いこんだのは乙女の秘密でしてよ。
姫子先輩とデイジーで想像して吹いたじゃねーか責任取れ!!!wwwww
>>466 GJ!禿萌えた!
二人とも可愛いなー!
他キャラのも超待ってます!
姫www
その発想はなかったわwwwwww
夜のカメリア倶楽部か!
なにその新境地wwww
需要あるかなww
「デイジー…素敵だったわよ」
「姫子先輩…」
「デイジー胸のサクランボが
こんなにピンクに色付いていたなんて知らなかったもの」
「あっ、先輩やめて…ぁぁ…」
「ん?また切なくってきたの?」
「…撫でるの駄目です」
「う・そ、こんなに固くs(
おや、誰かが来たようだ
自分も姫×主で姫子先輩かと思ってドキドキした。
超焦ったーーーー。
>>473 >「デイジー…素敵だったわよ」
乙!先輩ならいかにもそう言いそう^^
一仕事終え、いい笑顔して額に汗して頬を上気させている
麗しの姫子先輩がのイメージがw
素敵な世界をありがとうw GJ!!
ハリーアマショ姫条…萌えすぐる!キャラの個性でててかなり萌えます。。ありがとう!
ピロトシリーズどれも秀逸だった!!
姫子先輩もGJww
うっかりしたタイトルをつけて皆さんを混沌へ叩き込んだ
>>460です。
まさかここで百合話が持ち上がるとは…。
それでは本日も拙作にお付き合いくださいませ。
「氷上くん…氷上くん?」
「えっ?!ああ、すまない。どうした?」
「んー…さっきから氷上くんずっと黙ってるし、どうしたのかなあって」
「黙る…?こういう時はすぐにいろいろと、その、感想などを話し合った方がいいのかい?」
「えっ?!」
「ではよければ君の感想を聞かせてくれないか?」
「氷上くん…ちょっとそれは…」
「何でもいい。君の、ゴホン、その…気にいった行為や、僕に求める新しい研究材料など。
次回に向けての対応策の参考にしたい」
「もう…そういうことじゃないのになあ…。って、え?次回?」
「…!!すまない!いや次回というのは具体的に何日後であるとか、そういう意味では…」
「嬉しいな…。次回かぁ…楽しみにしちゃおう、かな?」
「そんなことを言って僕を困らせないでくれ…!」
「私が楽しみにすると、氷上くんが困るの?どうして?」
「いろいろと困るだろう!
例えば次回までに研究が間に合うかは不明だ。
またその成果が存分に発揮できるとも限らない。
それ以前に、次に君と会うタイミングを決めるだけでも“君に下心ありと思われないだろうか”とか、
“君もそのつもりで来てくれるだろうか”とか、考えることが山積みだ!」
「…考えすぎだよ、氷上君」
「…考えても考えても、君にずっと嫌われない方法が思いつかないんだ…」
「私は、そのままの氷上くんが好きなんだから。氷上くんに誘われて嫌な日なんてないよ?」
「…しかし、女性は求め過ぎられても嫌になるという文献が…」
「氷上くんになら…デートのたびに求められても嫌じゃない。ううん。求められたいよ」
「そんな…君がそんなことを…?では今まで僕がしてきた葛藤と忍耐は…」
「逆にちょっと…私を寂しくさせてた、ってことかなあ?
私そんなに魅力ないのかなあって思ってたもん」
「そんなことはない!断じてない!」
「良かったあ…。氷上くんはやっぱりどちらかっていうと奥手だし、
私が女の子なのに誘うのも恥ずかしいしって、いつも思ってた。
私、“星を見よう”って誘われた時も、ムード満点!って一人でドキドキしたりして、
氷上くんが触れてくれるの、すごく待ってた…。
でも氷上くん、星に夢中でキスもしてくれないし…」
「なんてことだ…。まさか君にそんなことを思われていたなんて…。
僕が、星に夢中だった、いや夢中なふりをしたのは、君に集中しないために仕方なく取った策だ。
隣に君がいるだけで、自分の欲望が大きくなってくるのを感じていた。
手を伸ばしたくなるのを、抱きしめたくなるのを必死に堪えた。
もし許されるのなら、毎日だってこうして君を感じていたいんだ」
「氷上くん……嬉しい。そんなにはっきり言ってくれたの、今日が初めてだよね」
「こんな下卑た欲望まみれの僕を見せるのは、耐えられないと思っていたから…」
「好きな人に触れたいって、普通のことじゃない?
それが氷上くんの言う欲望なら、私だって欲望まみれだよ。
こうして、氷上くんに触れて、氷上くんを感じて…氷上くんで感じたい。
こんな私を…氷上くんはおかしいって、恥ずかしいって思う?」
「思わないよ…思うものか!」
「ね。ほら。おんなじ。私も、氷上くんも、お互いを求め合ってたんだね」
「参ったな…僕の欲望を肯定する口実ができてしまった…。
では…ッゴホン、次の研究材料を得るために、その…もう少し実験を繰り返してもいいだろうか?
もっと君を深く知って、より僕に夢中になってくれるように努力したいと思っているんだが…。
もちろん、僕が君の研究材料になることも厭わない。…どうかな?」
やっちまった感が否めませんが、本日も失礼いたしました!
新しいのきたー!GJです!
あなたは神ですか。
氷上くんときたら次はぜひてんてーを!
氷上いいよいいよー
リアルに想像できて萌えでしたっ
>「…考えても考えても、君にずっと嫌われない方法が思いつかないんだ…」
この台詞にグッときた。
GJ
文献ってなんだよメッティwwwww
若が一昔前のan・anあたり渡してたりしてな。
で、今だとちょっと間違ってるっていうw
いや…多分中国とかに伝わる房中術の文献だな
文献でもわからないことは、てんてーに聞いてみて欲しいw
gs2好きすぎてやばい
全員一列に並ばせて、全裸でブリッジさせたい
じっくり品定めしたい
しかも全員フル勃起で品定めとはとんだドSだな恐れ入る
ちょwwwwww
メッティだけ背が床上3センチしか浮いてなくてプルプルふるえてそう>ブリッジ
品評会に参加させて下さいノシ
シバのエッフェル塔を見にスッ飛んで来ますた
品評会に参加したいが、我慢できずに貪ってしまいそうだ
キテルとハリーあたりは被ってそうな印象
天地は意外と立派そうだ
若専属鑑定士の資格を取りたいです
全くお前たちときたらwww
そびえ立つモノモノをゆっくりとした足どりで見定めるデイジー様を崇めたいです
たまにツンてしてブリッジが崩れるのが理想です><
キテルはデカイか貧相か極端そう
体の肉付きと乳首の色も査定対象ですよみなさん
まずはカルテと定規を用意します
平常時のサイズを計らせなさいと、無茶言って困らせるデイジーさん
志波(特大)>真咲=赤城=天地(そこそこ自慢)>太郎=若=佐伯(普通が一番)>ハリー=クリス=メッティ=古森(量より質)>音成(ただし成長後未知数)
メッティは普段は平均以下サイズだけど、いざとなったら膨張率と硬度がハンパなくありそう
こもりんみたいのは意外に大きかったりしそうだw
チンコランキングの真っ最中に投下します。
今回はちょっと短めです。
昼間っからニート全開ですいません。
「……もう、寝てしまったか?」
「いいえ、ふんわりいい気持ちいいーと思ってましたけど、まだ寝てません」
「そうか…今日は眠くならないのか?」
「こんな風にしてたら安心してすぐ眠くなっちゃいます。
それより零一さんこそ珍しいですね。私に声かけてくるなんて」
「なんとなく、だ。
いつもは君がすぐ寝息を立てるので、それを聞き、君の寝顔を堪能してから眠りにつくことにしている」
「……零一さんって、照れ屋のくせに、たまにそういうことストレートに言いますよね…」
「おかしいか?俺が君の寝顔を見たがることが」
「そうじゃなくて、それをはっきり言われることが恥ずかしいんです!もう!」
「そうか…しかし今日はそういった気分だ。
我ながら珍しいとは思うが…BGMのせいにでもしておこう」
「あ、この曲、前にも聞いたことあります。甘くて、優しい感じで。大好き。
零一さんがこのピアノ弾いてるところ想像して聴いてます」
「想像…そうか。
今度、機会があれば…コホン、弾かないこともないぞ?」
「えっ、弾けるんですか?」
「うむ。家にあるレコードの曲ならば、大体は聴かせられる」
「わぁ…素敵。この曲がほんとに零一さんのピアノで聴けるなんて…嬉しいなあ…」
「他にもリクエストがあるなら、言うといい。いつもではないが、気が向けば弾こう」
「うーん、どうしよう…。あの曲とか、あの曲とか…。
そうだ。私のリクエストだけじゃなくて、零一さんの弾きたい曲とか、聴かせたい曲ってないんですか?」
「俺が弾きたい曲か…。そうだな…。
…では俺のリクエストを、聞いてもらうことにしよう。
もちろん、奏でるのは君だ。
君の声と、甘いためいきが、俺の理性を痺れさせる…極上の音楽だ…」
リクいただいたので書いてみましたが、イメージ壊れていないでしょうか?
お粗末さまでした!
他スレで拾った
独断と偏見で
志波(太いより長い)>花屋(長いより太い)>クリス(北欧チンポ)>若(美チン)
>古森(巨チン疑惑:本人には悩み)>佐伯>赤城(美チン)>ハリー>メッティ
アマショ>キバヤシ(デカさより硬さ&テク派)
>>504 キバヤシが9cmで偉そうにしてたら
いろいろとがっかりだよ
デイジー「大したことないよ^^」
>>506 そんなこと言った日にゃ、キバヤシはまた新たなトラウマ作りそうだなw
テクニシャンなデイジーさんにキテルから一言
キテル「貴様…いったい何人の精をその恐ろしい手と口で搾り取ってきた!?」
デイジー「お前は今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」
観察点
竿、タマ、乳首、肉付き、骨格、ワキ毛、すね毛、アナル、表情
あとなんかあるかな?
色。
硬度、持続力、復活力
あえぎ声
>>503 おおお、てんてーキター!
てんてーのを読んでみたいと書いた
>>480です、ありがとうございます、GJ!
>いつもは君がすぐ〜
>恥ずかしいんです!もう!」
ここの部分に特に萌えました、二人とも凄く可愛いです(*゚∀゚)=3
このあときっと二回戦突入したんだろうなw
こういうことには慣れてなさそうなてんてーの天然さが出てると思います。
>>509 アンダーヘアーw
色々あると思うので面白そう。
あれ…てんてーはレコード持ってないんじゃ…
と思ったが、姫条に「ムード出すためにはBGMやってセンセ!」とか言われて
わざわざ買い揃えたと脳内補完w
>>509 艶。伸縮前後比。
姫子先輩×デイジーで小ネタ。
ムラムラきて妄想してしまいました。
百合ネタなので苦手な方はスルーしてください。
.
.
.
.
.
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
天蓋付きの豪奢なベッドに横たわる、一糸もまとわぬ私の体は、姫子先輩に愛された証。
大きな潤んだ瞳が、私の胸を見つめていた。
思わず腕で隠したけれど、姫子先輩にそっと剥がされてしまう。
「そんなに見つめられると……私、恥ずかしい、です……」
「クスッ。乙女の恥らう姿はとても可愛らしくてよ、デイジー」
「……はい、ありがとう……ございます」
「たわわに実って、綿菓子のように柔らかいお胸。姫子ちょっぴりジェラシーだわ」
私の胸の先端が、姫子先輩のしなやかで美しい指に捉えられた。
「ああっ……」
つい先ほどまで愛されていた私の体は、敏感に反応した。
触れられているのは胸なのに、下腹部が湿ってしまう。
そして、姫子先輩の視線が、その場所へと移った。
「デイジーの蜜はとても甘美だったわ。もう一度いただおちゃおっかな?」
ピンクのバラのように上品な唇が、私の秘密の入り口に添えられた。
「……あ……あぁ……」
「まあ、どんどん溢れ出てくるわ。姫子、し・あ・わ・せ」
「んっ……っぁ……私、姫子先輩に……はしたない姿を……」
「はしたなくなんてなくてよ?さぁ、もう一度、デイジーの花開く姿をわたくしに見せてちょうだい」
「っんぁ……ああっ……ひめ、せんぱっ……もう……ッ」
姫子先輩は蠱惑の花。
気高く咲き誇る花の芳しさに、私は抗えずに堕ちてしまうだろう。
堕ちた先には、なにがあるのだろうか。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
以上です。
失礼しましたー。
ありゃ。
>>516 のタイトルに余計なものが。
13/13は関係ナシですので無視してくださいな。
>>513 クリスは西洋の血が混ざってるし、どっからどこまでなんだかわからんアンダーがいいな
姫子先輩・・・凄く禁断で・・・よかったです・・・
御馳走様でした!!GJ!!!百合も素敵です。
最も大きな持ち物をお持ちの殿方はクリスかと妄想。
馬並でお願い。ギャランドゥ〜^^
イギリス人だけど北欧系なイメージ。なんとなく。
しかも大きいことを誇らしくではなく、逆に申し訳なく
感じて恥じらってくれたりして気遣ってくれると萌え!!!
クリスの水着見たけど胸毛や腹毛は無いみたいだね
眉毛も薄いみたいだから体毛薄いのか?でも頭髪は豊富だよな
謎だ
クリスは馬並みで間違えないかと
白人AV男優見てると10代でもズッキーニみたいなチンコばっかりだし
でも白人は竿に比べてタマが小さい気がする
日本人のタマって白人に比べて縦に長めだよね?
志波とか花屋はドーンと立派なタマに違いない
ωωω
(13/13)を見て「どんだけ長いんだ!!」とwktkしたのに!!w
>>516姫子先輩ご馳走さまでした!
身体はキテルかクリスが好きだ。筋肉だけでなく脂肪も程よく付いててほしい…
キテルの体、大好きだ〜w
そうそう!海で鍛えた程よい筋肉と体の厚み。
若くて肌ピチピチで、生ける芸術品かと!!
チン毛の色
志波と花屋と古森は黒、クリスは金、若王子は薄茶、針谷と赤城は赤茶だとして
キテルとアマショと氷上と太郎は何色だ
特に氷上…エメラルドグリーンのチン毛…RPGだ
キテル、褐色の肌にアッシュグレイのチン毛はエロいだろうな〜
エメラルドグリーンのちん毛に笑いがおさまらない
せっかくならもう少し筋肉を遠慮なく描いてほしかったな
志波は体格はいいけど立ち絵とか筋肉の描き込み足りなくて
ちょっと贅肉ついて見えるw
もっとムキムキで腹筋割れてるくらいでも…
姫子先輩超GGGGGJ!
百合属性はないけど、これは大好き
>>519 乙女ゲーキャラに公式で胸毛腹毛を期待するなよw
脇毛ですらレアな業界だぞ
公式でワキ毛なんてイラナイw
エロパロでネタにする程度でちょうどいいお
新ジャンル:体毛萌え
ときめきメモリアルGirl's Side Hair Plus
ヒゲ、ワキ毛、胸毛、腹毛、腕毛、チン毛、腿毛、スネ毛を搭載!
今回のタッチペンは毛抜き
抜きたい毛にタッチしちゃおう
ちょwww あたらしいwww
「な、なにすんだよ」
↓
「うぉっ、いてっ!」
↓
「ま、まぁ…お前になら、抜かれても、いいけどな」
↓
「やべっ、気持ちイイかも」
↓
「ああ…そこだ…」
ハリーの声で脳内妄想してみた>毛抜き大接近
「あれ?せんせぇ、剃り残しがありますよ?」
「やや、どこでしょう」
「えーっと、ソコじゃなくって、もうちょっと首の辺りです」
「あ、コレでしょうか?」
「そうです。2本だけピョーンとしてます」
「…………。ダメです。巧く抜けません」
「私、毛抜き持っていますから抜いてあげます」
「や、それは助かります」
==上手にタッチしてスライドしてね==
「や、スッキリしました。ありがとう」
(やったね!バッチリ好印象!!)
毛抜きアリだな。
メッティの鼻毛抜いてあげたい。
鼻毛は嫌だww
「あれ、瑛くん、鼻毛が…」
「耐えられないんだ!これ以上、情けない俺をおまえに見られるのは……!」
こんなに毛話が続くとは思わなかったw
毛wwwww
さあここでpinkらしく足コキの話題でも振ってみるかな
なんだかんだでキテルはM、メッティもMなので悦びそう
以前キテルラッシュの時にヘタレな姿を散々堪能させてもらったので
もうキテルがヘタレでMとしか思えなくなってきました
デイジーの黒タイツは足コキのためにあるようなものだと勝手に思ってます
>>538 うんうん足コキいいわあ。股間に脚をスリスリ密着すり寄せ〜〜〜
キテル、ごめん、Mにしか見えない・・・。
メッティもガチでMに見えるなー^^
いや、両方いけそうな気もするが。
頼むよ耐えられ〜にしたって、それまではうんと耐えちゃう訳で。
耐える姿がセクシーかと。
プライド高いから頬赤らめて涙目で唇かみ締めながら絶えてるキテル・・・良いなw
おまいらの意見を聞かせてくれまいか
ドM→
M→
両方→
S→
ドS→
すまん、ではまず自分から
ドM→ メッティ、はるひ
M→ キテル、クリス、ハリー、チョビ
S→ 若、隠し、志波、花屋、竜子、優
ドS→アマショ、キバヤシ、密、姫子
自分は1stしかやってないんで1stだけだけど
ドM→
M→バカ
両方→てんてー
S→天童、バイト、王子
ドS→
残りの人はよくわかりません。
王子はああ見えて実はSだと思っている。
てんてーはどっちでもイケる気がする(どっちかというとS寄りかな)。
バイトは足コキとかは喜んで受けそうな気はするがS。
キバヤシはS→Mな気がw
ゲームのEDでそう感じました。
若はMでもイケそうだなあ。
いじめられる様を想像したら可愛い。
姫子さま相手だと間違いなく若はM。
姫子は最強の攻めというか、ドS?!
丁寧な言葉で責めるのか。いいかも・・・
さすが最強乙女、やるわね。
若Mも食えます。イケます。ゴチ!!
もう攻略キャラ全員Mでいいカモ。
御調べしたい、御教えしたい願望ががが。
姫子さまと若は或る意味公式に思える。
廊下での会話は捉え方を変えると関係があるようにしk
「やや、姫子さん。それはちょっと」
「良いじゃない。今のあなた、とても可愛らしくてよ」
どMはわたぽんかな…デート時の選択肢考えると(Sっ気強いのは大体評価×だが)
バイトは両方イケそうだ
バカはソフトMというか、いつまで経ってもテンパって余裕なさそうだから
そのへんを主人公にいじくられるのが似合う
てんてーは外見的にテンプレSなんだけどな、中身がアレだからな
王子は軽くS、モリリンちーたんは本人にその気ないのに相手のS心をくすぐる
理事長はジェントルマンだから多分どっちにも振れない
ワカメはSとかMとかそういうの超越してる
色サマでエロって全然想像つかない
色サマは存在自体がエロ(ry
色様は芸術としてのエロスを嗜むお方
>>549 今すぐ保管庫へ行って認識を新たにするんだ。
色さまMもかわいい気がするがな…。
色さまならなんでもありだね。調教なんかもいいかも。
SM談義の最中ですが、妄想したので投下。
Mなメッティを意識したのですがそうでもないかも。
「わあ、意外と混んでるね」
動物園デートの帰り、私と氷上くんはバスに乗り込んだ。
夏休み中の晴天。出かける人も多かったのか、バスの座席は私たちが座って丁度満席だ。
「ああ、今日は雲ひとつないいい天気だったからね。家族連れも多かったな。」
とはいいつつも、ちょっとのんびりしすぎたのか空が薄暗くなる時間なので車内は家族連れの姿はなく、
ほとんどカップルか高校生や大学生の友達連れのようだった。
「はあ、ちょっとはしゃぎすぎちゃったかな。なんか暑いや。」
私は何の気もなしにブラウスのボタンを外し、下に着ていたキャミソールの胸元を広げて車内の涼しい風に当てようとした。
「…ふう〜 涼しい」
少し快適になった私はふと窓側に座る氷上くんの顔を見た。
…ん?なんだか顔が赤いような。 日焼けしちゃったのかな? 白い肌が台無し…
その赤い顔が日焼けによるものじゃないことに気づくのに、そう時間はかからなかった。
氷上くんの視線の先は、キャミソールを引っ張っている私の手…ではなく、多分、その内側。
視線がそこにあるので、私が氷上くんの方を見ていることには全然気づいてないみたい。
コホン、と小さく咳払いをして氷上くんは視線を窓の外に向けた。
と、同時に、氷上くんは慌てて脇においてあったショルダーバッグを膝の上に置いた。
…ん?それってもしかして…
私の中で、いたずら心がむくむくと湧き上がってきた。
「きょ、今日はとても楽しかったね、じゅ、充実した、一日になったよ。」
焦ったように突然そんなことを言い出す。私はシャツのボタンをもうひとつ外し、腕をからめた。
もちろん、私の胸は氷上くんの素肌に密着させた形だ。
「そうだね。楽しすぎてちょっと疲れちゃったみたい。寄りかからせてもらってもいいかな?」
「あ、ああ。少し休むといいよ」
ゴホ、ゴホ、とまた咳払いをしながら不自然なくらい窓の外をのぞきながらも、
チラチラと私の方を見ているのが手に取るように分かった。
「ねえ、カバン、膝の上で重くない?私の横にまだ隙間があるからこっちに置いておこうか?」
すっと手を伸ばすと、氷上くんは慌てて鞄を押さえる。
「い、いや、いいんだココで! ぼ、僕は膝の上に置いておくのが好きなんだよ!」
「…ふうん?変わってるね」
私たちはバスの後方の座席に座っているし、立っている人はいない。ちょっと後ろを振り向き、真後ろの席の人が
寝入っていることを確認した。
「膝の上にカバン置いてると、この辺汗かかない?」
私は氷上くんのカバンと太ももの間に手を滑り込ませた。
「き、君、な、なにを」
「ほら、やっぱりちょっと汗ばんじゃってるよ」
「いや、多少汗はかいてるかもしれないが、大丈夫だから」
そのまま、足の間に手を伸ばす。
「や、やめたまえ、こんなところで…っ」
ますます赤みが増す顔がかわいいな、なんて思いながら私はそのまま両足の間を撫で上げ中心へとたどり着く。
そこは予想通り固く存在を主張していて、こんなに大きくなってたら一目で分かってしまうだろうな、と思う。
「ちょっ… ま、待ちたまえ… っうあ」
その膨らみをするりと撫でると、ビクンと少し体を震わせ、観念したのか小声の抵抗は止んだ。
もう少し強くそこを擦ってみると、固く閉じた口から ふ、は、と短い吐息が漏れる。
「駄目だよ、声だしちゃ。周りの人にバレちゃうよ?」
氷上くんの耳元でそう囁く。本当は、皆それぞれにお喋りするような声が聞こえてくるから大丈夫だと思うんだけどね。
私はズボンの上から擦るだけでは物足らず、ファスナーを探る。何をしようとしているのか気づいたのか、
氷上くんは大きく目を見開いて私を見つめるけど、そんなの無視。
ファスナーを探り当て、私はそれを引き下ろす。大きく盛り上がっているせいで下げにくい。
そこが開くと、解放されたものがゆっくりと起き上がってくる。ほんのり湿っているように感じるのは汗のせいかな。
それとも…
「ねえ、どうして、この先の方湿ってるの?」
「なっ…そ、それは…っ」
なんか、その不自然な赤すぎる顔でばれちゃいそうだなあ。
「どうしてかなあ? ほら、ヌルヌルしてきちゃったよ?」
私はそれを直接掴み、指で先の方を捏ね回す。氷上くんはついに目をぎゅっと閉じてうつむいてしまった。
「…う…っ」
「どうしたの? 氷上くん」
「ど、どうしたのって、き、君が」
「私が?」
「あ、き、君が…っ うっ…」
ゆっくり、焦らすように私は氷上くんのものを扱きながら耳元で囁く。
「ねえ、次だよ? 降りるの」
「えっ… も、もう着いたのかい?」
氷上くんは慌てて視線を前に戻し、反射的に降車ボタンを押す。
私はそろりと手をバッグの下から抜き、立ちあがった。
「さ、降りよっか」
我ながら意地悪だなあ、と思いつつ氷上くんの反応を伺う。
「す、すまない。僕は急用を思い出したから先に降りてくれたまえ。あ、そ、そうだ、従兄弟の家に寄って帰るよ」
「そう、じゃあ私はここで降りるね。またね。」
小さく手を振り、私はバスを降りた。
「ちょっと虐めすぎちゃったかな…」
氷上くんを乗せたバスを見送りながら呟いた。
まあ、あの状態じゃ当分降りられないかもね…
さすがデイジーさん!俺たちに出来ない事を平然とやってのける!そこに痺れる!憧れるゥ!
なんという鬼畜…哀れメッティwww早く公衆トイレに駆け込むんだ!!
小悪魔っつーか悪魔だなwwww
従兄に見せたら「なにをっ?!」ってなるに違いない
かなり萌えたけどメッティ不憫すぎるww
でもやっぱりMメッティは萌える
GJ!!萌え笑ったw
確かに小悪魔つーか悪魔だわww
デイジー様の過剰スキンシップにときめきましたw
Mッティは可愛いなあwww
二人の力関係がもうもうもう!!!
苛めっぷりがサイコーです。
最後までしてあげないなんて可哀相www
デイジー崩壊w
キテルにフェラを要求されて恥ずかしいよと乗り気でないデイジーが
「してる間に瑛くんが何もしないって約束してくれるなら…」ってことで
キテルに目隠し+両手拘束をして椅子に座らせてフェラりフェラりと奉仕してるうちに
感じてるキテルが可愛くなってきて、お互いにSとMに目覚めていくというシチュエーションを妄想した
>>542ドMはるひとドSアマショーで妄想しました。ありがとうございましたwww
>>562 二人ともかーわいいーーー!!!
可愛い+危険な香りがしてドキドキ。
それ立派になんか書けそうじゃないですか〜〜〜。
フェラるのもいいけど、クンニも外せない。
あと羽箒で脇をコショコショくすぐったり、
縛ってみたり。SとM、・・・いいなあ。
この二人、どっちが先にイッたイカないかで
大ゲンカしそうでカワユス!!
結着つくまでやり続けるのか。若いのう。
最近住人の中に生暖かい感じの人がチラホラいるw口調がチュプくさいwww
だがエロハッピーの心で耐えてみせる!
色様はその日の気分でSにもMにもなれるとオモ
お前も気配り0だな
投下くらいしてから言えよ
どんな内容でも耐えてやるから
漫画うpはダメですかね
ここ以外を使うことになるから色々問題出るかな…
昔は確か絵投下もあった気がする。1のエロパロスレ時代。
ただ字に比べて身バレする可能性が高いから、めったにないだけで。
どこかのうpろだ借りて投下でもいいんじゃないかな?
>>566 惚れた
ここみて興奮してまたときメモやりだしたよ
メッティみたいに普段生真面目な奴に限って、好きな子ができて
一旦性的な欲望にスイッチが入るとオナニー回数が激増しそう
キテルは同じクラスなので水泳の授業の時とかにこっそりデイジーを視姦して
その日の夜は一人で頑張りそうだ
自分でいやらしい奴だといってるしねw >メッティ
15〜18歳の男なんてサルだからな。毎日3回はかいてるだろう
デイジーをおかずにする派と、デイジーだけはおかずにしない派で分かれそうだ
する派:キテル、メッティ、志波、ハリー、クリス、アマショ、花屋、若、キバヤシ、赤城
しない派:古森
ちょw
しない派ひとりやんwww
しない派一人かよw吹いたwww
ふつくしい…
芸術的だな
美人さんだね
しかし何故こんなものを持っているwww
デイジーよりピンクな乳首とな
抜群のスタイル・・・
長い手足・・・
白い肌・・・
美チン・・・
ちょっと部屋デートでクリスをレイプしてくる
クリス逃げてー
クリスの株が急上昇。
この容姿とちんこ、さらに関西弁の低姿勢だなんて。
家デートで油断したクリスを酔わせて押し倒して
往復乳ビンタと尻で顔面圧縮してやりたい
勿論あの全面ガラス窓の前で
何されてるかさえよく把握できてない泥酔クリス
あいたぁ! うぅぅ、あかぁん
キミの胸・・・やわらかいのにほっぺいたい・・・
キミのお尻・・・やわらかいのにくるしい・・・
あぁもぉ、頭クラックラしてて何が何だかわからんくなってきた
きもちええのにしんどい〜・・・
584の変態さ加減に、僕は・・・喜んだ・・・w
自分の胸にむしゃぶりついて甘える男どもを見て
「男なんていつまでたっても赤子と同じよの」と思い
遠い目をするデイジーさんであった
キテルやキバヤシなど普段高飛車な奴ほど幼児退行しそうなんだが
>>576 2枚目と3枚目見せてー!!!!!!!
見たい見たい見ーたーいー!!!
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) <ちんこー!
`ヽ_つ ⊂ノ
ジタバタ
消えちゃったんだね、2枚目と3枚目。
さすがに問題ありだったのかw
1枚目しか見れないとかすごい焦らしプレイだww
服の下がどうなってるのか妄想をかきたてられるな
見たかったが仕方ない…
しかしよそだとちんこ画像なんて
奇麗だろうとなんだろうとグロ扱いだろうに
ここだと食いつきいいなw
画像見たけど美麗だった。
流石美少年。
確かにあれはnice chinko.だった
うはwwこれはwwww
ありがとう
見れた、ありがとう!
しかしフル勃起にはならないもんなのか?
それとも美しさを求めて甘勃起で止めておいたのか?
デイジーはあの状態で満足しないぞwwwwww
画像追加GJ
あのアングルのバックがみたいハアハア
美チンきたーーーーーーー!
ありがとー!
フォトショ使えるなら加工してクリスに近づけてみたいwww
白人はフル勃起しても柔らかちんこ
>>593 みれたありがとううれしい
やっぱ白人のちんこは綺麗だな
一番下のポーズ、正常位ぽいな
エアデイジーだけどw
王子も白人の血入ってるからああいう裸体だろうか
肌が綺麗だわ
卒業後、ビジネスに本腰入れるために長い髪を切って
スーツ姿だと目立ちすぎる金髪を、ブラウンに染めたクリスだと思うと
キュンキュンしてくるw
ク「なな、みてみて、朝チュンした〜!」
デ「…イメチェンでしょ?」
トレードマークの笑顔がないのが惜しい
神様からのプレゼントやわ〜wGJ
昨晩クリスはんにお世話になったデイジーが何人いることかw
>>593 三枚目は立ちフェラだな
四枚目は正常位
一枚目の顔でトコトコ寄ってきて
「みなこちゃ〜ん!ジョイジョイ♥」なんて言われたらタマラン
>>593 ホントにいるもんだねえ
キレイな男って
趣味ではないがこのコならBLすら想像できる
くーちゃん乳首ピンクよの
日本人完敗だね。つかキモい。
日本人は別に珍しくないから画像はいらんな
東洋人は薄黒いちんこがいかんなぁ
普通はティンコにモザイクなのにお前らときたらwwwwww
つーかティンコにこだわりがある人がいっぱいいてビックリした。
二次なのに…w
四枚目の写真の右上、ゴムついてる?
とりあえずこんなチンコをデイジーが手で擦ったり足で擦ったり
口でしゃぶったりするなんて最高ですね
てことでマゾテルを妄想してみたらこんなになった
「ハァッ…あっ…なあ、もっ…頼むから、これ…ぅ…ほどいてくれ、よ…」
「ダメだよ。瑛くん、目隠しされて縛られてる方が感じるみたいだもの…変態なんだね」
「ちがっ…んなことッ…ぅあっ、ダメだってそれ…ほん、とに…」
「先っぽ、敏感なんだね…痙攣してるよ?ヌルヌルしたのもいっぱい出てる…」
「だってそれは…お前がッ…あ、あ、…ほんとにッ…も…ダメ、だって…」
「…ダメなの?じゃ、やめよっか?」
「えっ…ぁ…」
「嫌なんでしょ?こうされるの」
「…っく・・・ぅ…」
「ねえ瑛くん、本当はどうされたいの?言ってくれなきゃわかんないよ」
「……」
「本当に嫌ならやめるよ?瑛くんの嫌がることはしなくないし」
「……や……い…か、ら」
「ん?なぁに?聞こえないよ」
「いやじゃ、ないから…だから…頼むよッ、耐えられないんだ!」
「うん。耐えられないから…どうしてほしい?」
「…さ、最後まで…して、ほしい」
「いい子だね…いいよ。今度は指だけじゃなくてクチも使っていかせてあげる」
「あっ、あっ…!美奈子、美奈子ッ…!」
(以下、デイジーさんの超絶テクで悶えるキテル)
やっぱキテルはマゾに限るなw
クリスの美チンもいじめたいw
キテルMゴチ!初々しかった!!
なんぞ男女逆転したっぽいシチュw
ついでに真咲のデカちんも攻めるぜ
なんでキテルってこんなにMが似合うんだw
本人的にはSっぽいのに
もうだめだ、「別れのとき」イベント→「M男の反乱」へ
脳内変換される始末〜w
キテル本人の認識は確かにドSなんだろーが、
デイジーに開発されればMにもなれる、と。
デレ出すといまひとつ押しが弱いとことか。
DSの大接近でそー感じた。おそるべしっw
このスレ最高すぎwwwwwwwww禿げ萌えですわ!
もっかいGS2全キャラ攻略してまいります(`・ω・´)
誰もお前の好みは聞いてない。
いちいち言わなきゃ気がすまないのか。
(・ω・`)
個人的にキテル・ハリー・クリスはSもMも萌える
志波と赤城と天地と花屋と井上はSが萌える
メッティはMが萌える
若は普通が萌える
てかドSメッティは想像できない
Sメッティあり派w
腕力ないなりにその気になればデイジー一人くらい押さえつけられる
いざとなったらデイジーは腕力では叶わない
何度も大接近されてついに我慢の限界を迎えるメッティ
ない腕力振り絞ってデイジーを押さえつけようとしたらデイジーのほうが腕力あってあっさり敗北したらメッティ涙目
キテル、赤城、クリスにスケスケティーバックのビキニパンツ履かせて
亀甲縛りして四つん這いにして、口に各々が今まで履いてたパンツ丸めて突っ込んで、後ろ向かせて横一列に並べて
ピチピチのケツを踏み付けたり撫でまくったり筆でこちょこちょしたい
んぎっとか、んぐっとか、色っぽく苦しそうに喘いでくれたら最高
>>626 キテル「クソッ!…なんで、なんでこんな目に…っ!頼むよ、いい加減にしてくれっ!」
赤城「…ッ…、ずいぶん…楽しそうだね…キミ…。男を踏んで快感だなんてとんだ変態だね…ッ…」
クリス「ふえぇ〜ん、ひどいやんかぁ〜…。こんなんいややぁ、もうおうち帰りたい〜…」
早くこの悪夢のような状況から逃れたくて、顔を伏せ怒りに任せて叫ぶキテル
こんな状況でも常に冷静に喧嘩を売る、意地っ張りでSな赤城
ひたすら家に帰りたいと泣くクリス
赤城相手だと、どっちがSだか分からなくなりそうだな
>>627 お前いい加減にしろよと怒るキテルが泣くまでデイジーには頑張って貰いたい
あとその赤城凄い萌えるw
んー、なんかド変態な人がいるなー
赤城が変態とかスケベとか言うと萌える
うわーーーー、キテルーーー泣かせたーいー。
プライドの高い彼が皆の前でどんな風に泣くのやら想像しただけでニヤニヤw
皆がそれまででどんなパンツ履いてたのかも気になった件。
ここってエロハッピーなSSを書くスレだよな…?
特殊な設定の場合は苦手な人がスルーしやすいように最初に宣言するのがルールだよな…?
雑談しかしない人とSSに仕上げられない妄想を垂れ流す人は別のスレ立てたら?
いいえ、エロ話でスカーッとするスレですよ
エロい雰囲気のものは投稿可、雑談もOKです
一応
>>1、ね
SM談義がこれ以上更に上級者コースに進むなら自重した方がいいかもしれんが
18歳以上専用の板なんだから、あまり細かいルールはなくても良いかと
変な人が出没しない限り、職人も雑談者も空気読むでしょ
とりあえずデイジーにお口で奉仕してもらう時、みんな飲ませるか顔にかけるかで悩めばいい
でもどういうわけか赤城は顔にかけてうっとりしてそうな…
若とメッティはどちらもデイジーに申し訳なくて普通に処理しそう
赤城はエロゲのヒロインやAV女優がやってた事を、デイジーにやらせそうだ
赤城は変態なりに変なこだわりがありそう
着衣セックス○
裸エプロン×
みたいな
着衣のままはロマンですよ!
むしろ脱がしちゃ駄目だろう!
1stの話もしたいんだけど流れが2ndすぎるのでやめとく。
1stも2ndもエロエロハッピーエロハッピー!!
てんてーは出した後どうしていいかわからなくて、とりあえずキョドる派
天童はゴムつけてても外に出してみたくて、お腹にかけてみた後
「うわ、エロ…」と思った数秒後に多分謝り倒してる
キテル・花屋→デイジーが飲んだのに気付くと慌ててバ、バカッ早く吐き出せ!と言う
志波・ハリー→オイ…飲んだのか、おまえ…と真っ赤
メッティ・クリス→フェラ自体に罪悪感があるため、口には出さない
天地→驚くけどすぐに、飲んじゃうなんて先輩って見かけによらずエッチなんだねと小悪魔顔
若王子→飲んじゃいけません、ここに出してとティッシュを差し出す
赤城→歯は立てちゃだめだよ?僕の顔を見ながらシて?一滴も零さないなんてお利口さんだね
ぶっかけとかは、相手に対して支配欲が強いキャラが喜びそうなプレイの気がした。
個人的にはキテル、志波、ハリー、真嶋、鈴鹿、てんてー、そして意外と色サマと古森。
キョドるてんてー萌え
あまりにも赤城に対する変態期待値が高すぎる最近の傾向に構わず、
一言多くもなく変態でもない赤城×デイジー投下させていただきます。
↑とすると一体こいつは誰なんだ、ということになりかねませんが
ストーリーも何もなくとにかくヤリます
お互いに一流大学に入学して、半年。別々の高校に通っていたせいで今まで知らなかった彼女のこと、少しずつ垣間見えてきた。
「お。久しぶり。相変わらずぼけっとした顔してるな」
「むっ。ぼけっとなんかしてないもん」
「してるね。いつもと同じカピバラ顔だ」
「いっ、意地悪〜〜!」
気安く話しかけてきては彼女のことをからかって嬉しそうにしている、元「はね学のプリンス」だとか。
「やあ。今から帰りかい?」
「うん」
「そろそろ日が落ちると寒くなってくる、そんな薄着では風邪をひくぞ、気をつけたまえ」
「ありがとう。気をつけるね」
それは彼氏である僕の役目だろうってのに、涼しい顔して彼女の体調を気遣う、元「羽ヶ崎学園生徒会長」だとか。
そのほかにも、話で聞くだけでもいろいろ。
改めて考えるとあんなに接点が少なかった僕が彼女のハートを手に入れられたのが奇跡みたいな気がしてくる。
それほどに彼女の周りには男の姿が多くて、そのほとんど全てと彼女は高校時代にいい友達関係だったらしいんだよな。
「そうは言っても、みんな友達だよ?」
「君はそう思っているのかもしれないけど、向こうは一体どういう気持ちだろうね」
デートなんてしたことがなかった、と彼女は言うけれど、彼女が自覚していないだけで相当モテていたんじゃないだろうか。
直接アピールされないだけで、男同士お互いに牽制しあっていたという可能性も高いな。
「赤城君、それ、もしかして嫉妬?」
「もしかしなくても嫉妬ですよ。高校の時、どれだけ君のことを知りたかったか。どれだけ君と会いたかったと思ってるの」
「それを言うならお互い様です」
彼女は僕の隣でにっこりと笑った。
「わたしは赤城君だけが好きだったよ。高校の時から、今でも。それにこれからも」
ゲンキンな僕はそれだけで天にも昇れるような気持ちになる。つい今さっきまで嫉妬していたことすら忘れて。
彼女のことを好きだって言う男がどれだけいても、僕は絶対に負けない。君のことを一番好きなのは僕だって自信があるからね。
「ね。しよう?」
「えっ? 今から?」
「そう。いまから。今すぐ」
返事を待たずに彼女の小さな唇にキスを落とした。何度しても、いつしてもドキドキと心臓の動きが高まる。
何度も何度もキスを繰り返していると、彼女がきゅうと腕のあたりにしがみついてきた。
自然と開いた甘い唇に舌をねじ込みながら、ゆっくりと体重をかけて彼女の体を押し倒した。
キスに夢中になっている彼女の頬がわずかに上気しているのを見て、もう抵抗はないなと安心した。
思う様彼女の口内を味わってから唇を離すと、お互いゆっくり目を開く。彼女の瞳はとろんとして、僕を誘っているようだ。
おそらく僕の目も同じだろう。
「ん……赤城君」
彼女の声に誘われるように僕は彼女のふんわりとした上着の裾から手を差し入れた。
柔らかい胸を軽く揉むと、それに反応するように彼女が柔らかく吐息を漏らす。
「ん……はぁ」
可愛い声にますます欲情が高まっていく。上半身の服を脱がせて、ついでに僕もシャツを脱いだ。
お互いに抱きしめあうと裸の体温がとても気持ちいい。
「赤城君。こうしてるの、すき」
「僕もだ。気持ちいいね」
「うん。とっても気持ちいい」
ふにゃりとした笑顔を見せる彼女に再び口づけた。
1フルボイス出たのにこの流れ。
2凄いな。
ちょっと悲しくなってきた。
唇、頬、耳、首筋。あらゆるところに唇を寄せながら、手は彼女の少し控えめサイズの胸を弄ぶ。
くるくると頂点をなぞるようにしたり、軽くひっかいてみたり、そのたびにいろんな反応を見せるところが可愛いと思う。
今度はそれを口に含むと、彼女は手を僕の髪の中に差し込むようにして、軽く胸に引き寄せられた。
「あっ、赤城君、きもちいい、よ」
「ん。……こっちは?」
手が空いたので、脇腹を滑り、スカートの裾から太股に触れた。
すっかり力が抜けていたはずのそこは、僕が触れるとぴくんと少しだけ硬くなった。
「やっ……、さわっちゃ……」
「なんで? まだ、太股触ってるだけ、だよ?」
「あっ……! 赤城君、喋っちゃ……ぁっ、だめっ」
「どうして?」
僕が喋る度に、口に含んでいる胸の中心に軽く舌と歯が触れた。ぴくんぴくんとそれに反応する彼女。
吐息混じりの艶っぽい声に僕の熱もどんどん煽られていく。
彼女の制止はとりあえず無視して、手を秘所に伸ばした。下着の上からでも熱くぬめっているのがよく分かる。
「ぁふっ……んっ」
「たくさん濡れてるね。もう、下着汚れちゃうから脱ごうね」
「んっ……」
耳元でささやくと、一気に顔を赤くしてそっぽを向く彼女。
ここまでしてもまだ恥ずかしがるところがいつまでたっても初々しくて。ますますいじめたくなっちゃうなあ。
「あ、ほら。もう指入っちゃったよ」
「あっ……! あっ、ん!」
スカートと下着を脱がしてそれをベッドの下に落として、耳たぶを甘く噛んだ。
何度か亀裂を往復させた中指は何の抵抗もなく彼女の中に侵入した。
くぷり、と卑猥な水音が響く。前後に往復させて、いいところを探る。
「あっ……! 赤城君!」
「ここ? ここがいいのかな?」
「うん……っ、あ、あっ、あああっ!」
きゅうっ、と首にしがみつかれるのが嬉しい。彼女がいい、と言った場所を何度も何度も
重点的にこすりあげると、彼女は背中を反らせてひくり、と震えて上り詰めていった。
「イった?」
「うん。……きもちよかった」
「よかった。……じゃあ、そろそろいいかな」
準備を終えた僕自身を今達したばかりで潤っている彼女のそこにこすりつけると、それだけでぞくり、と背筋が震えた。
「うん、いいよ、赤城君……いれて」
あ。それ、反則。普段はものすごく恥ずかしがり屋さんのくせに、時々こうやって爆弾発言するんだもんな。
僕の下で彼女はその瞬間、少しだけ顔をゆがめて衝撃をやり過ごした。
本能的なのか、目に少しだけ涙がたまっていて、頬にこぼれ落ちる寸前に僕はそれを唇と舌で受け止めた。
首の後ろに回された手に力がこもる。
「んっ……は、ぁっ」
小さめの声に合わせるように、中がきゅっ、きゅう、と締まる。
体中を彼女に包まれたような、そんな感覚に僕はとらわれてほとんどなにも考えられなくなる。
もっともっと、僕を感じて欲しい。
君のことが好きな男がほかに何人いても、こんな姿を見られるのは僕だけ。
君のことを一番深く、奥まで感じることができるのはこの僕だけ。
腰を打ちつける度に限界が近づく。彼女の声も少しずつ高くなる。
「あ、あ、あかぎ、くんっ」
「……はっ、も、もう……そろそろ……!」
「うん。わたしも、も……だめ……」
ぐんぐんと押し寄せる言葉にできないほどの快楽の波に飲み込まれて、
彼女はまた背中をのけぞらせて痙攣するように震える。それに一瞬遅れて、僕の視界も白く弾けた。
「お互い様なんだからね」
僕の腕の中で、彼女がそんな風に言って頬を膨らませた。何のことか分かりかねて、僕は首を傾げる。
「わたしに男友達が多いとかって文句を言うんだったら、わたしだって赤城君には女の子のお友達が多すぎると思います」
ぷくっ、と頬を膨らませて言う姿はとても子供っぽくて。
思わずおかしくなってくすりと笑い声を漏らしたら、今度は上目遣いでにらまれてしまった。
「いつも、不安なんだからね? 可愛い子に囲まれてて。わたしみたいに普通の子が赤城君の彼女でいいのかなって」
「そんなこと。不安に思う方が馬鹿げてるよ」
「ばっ、馬鹿げてるって」
「だって、そうだよ。僕は君のことしか見ていないんだぜ?」
言って、ニコリと笑ってみせる。
とたんに彼女は顔を赤くして、だけど今度はそっぽを向かずに首筋に甘えるようにくっついてきた。
君のことを一番好きなのは僕だって自信がある。
そして、僕のことを一番好きでいてくれるのは、君であってほしい。今のところ、その地位は不動だと信じたいものだ。
以上です。
お目汚し失礼いたしました。
GJ!萌えた
いたって普通の好青年な赤城好きだ
キテルのカピバラにも萌えたw
あと赤城の「〜だぜ」ってのが好きなんで入ってて嬉しい
GJ!!
男の子目線ってなんかいいな。
赤城キテターーー!GJ!!!
ごく普通の赤城が大好きだ!!!
投下ありがとう!
勿論1も大好きなんだぜ
王子ちーたん天童皆嫁だ
>>647 鈴鹿も顔にやっちゃったあと必死に謝ってそう。
姫条はかけるのでも飲ませるのでもどっちでもシチュエーションが浮かぶ。
赤城ktkr
大好きだ
>>593が見れないんだけど、他キャラのヌードもみたぁ〜い
>>593 ちょ、なにこれw
色っぽすぎる
ハァハァw
普通の赤城GJです!
普通でも変態でも大好きです
しかし赤城はなぜこんなにも変態期待値が高いのかw
デイジーまで赤城の影響でヘンになってしまいそうな
「赤城君のぶっかけがやみそうもないね。ティッシュが切れたから買ってくるよ、駅とコンビニどっちが近いと思う?」
「ああ!ぶっかけが好きなんだ僕は!でも慣れてもらうしかない。」
「ぶっかけ最高!」 「最高!」
だって赤城本人が「僕は変なんだ!」って言っちゃってるもの
赤城「ぶっかけいぇいいぇーい!ぶっかけいぇいいぇーい!」
デイジー「ぶっかけいぇいいぇーい!ぶっかけいぇいいぇーい!」
よくわからない
1のキャラも2のキャラも皆童貞?
さすがにアダルト組は経験あるだろうw
個人的にバイトも経験ありそうかなーと。
でもてんてーだけはもし経験なしだとしてもなんか納得w
ダンディとマタローはありだと思ってる
ダンディーが童貞だったら嫌だよwwww
キバヤシは彼女いたわけだしあるでしょ
バイトもあのキャラで経験なかったらちょっとカッコ悪いかもw
任天堂もあるかな、硬派(?)なヤンキーだからなくても変じゃないかな
2はキバヤシ以外オール童貞か?
若はデイジーが初恋だったし
クリスも彼女居たら家で一人エロサイト巡回なんかしないだろうし
若は外人女とやってたかもしれん。
恋愛感情なくても出来るし。
年上外人女に「ジャパニーズはカワイイわね」とか言われてやるにはやったけど
恋愛感情が生まれるには及ばず…ってかんじじゃないかな
恋愛は一度もしないままに、性経験だけ積んで寂れた青春を過ごしてそう。
作品で一番のテクニシャンかもしれん。
若は、優秀な種扱いで13才頃から高値で取引されてそうなイメージ
ルックスがいいので適当なオモチャとしても重宝されて、いろいろ失望してそうだ
ちょ若可哀想過ぎるww
幸せな余生を送ってほしい…
ちょ、余生・・・www
余生てwww
デイジーのお見舞いイベントで女性の部屋に入るのは初めてと言ってるが、経験済なのだとしたらいつもホテルとかでだったのかとか考えてしまったw
バイトもそういうことには冷めてるイメージがある。
欲処理のためにするはするけど恋愛感情はないみたいな。
若は経験豊富かもしくは高齢童貞のどちらもあり得そう
てんてーは…
@高齢童貞だよ派
A大学の時にそれなりだったよ派
B小学生の時益田とフザケあった時以来だよ派
エロ妄想の理想としては2だけど素面で考えると1w
>>682 @ノノノ
大切にしててほしいな、自分の純潔^^
若は女の部屋には行ったことはないが女からホイホイやってくるので
研究施設の自室とかで性欲処理として女性職員とかと関係はもってそう
>>685 そんな女をゴキブリを見るような目付きで見下す
ヤング若が思いうかんだ
>>686不憫過ぎる……
周囲の人間以上に自分自身を嫌っていそうだね。
青年時代の反動で放浪を経て教職についてからは、誰とも関係を持っていなさそう。
若い頃に覚えた虚しいセックスと性知識…そして教職についてからの禁欲生活
導き出される答えは…デイジーご愁傷様
初恋補正もかかって回数も内容も濃そうだ…ウキウキしながらエロいことを考えて実践して
デイジーとセックスして数週間もしたら肌がツヤツヤしてそうだな若は
デイジーすぐ孕みそう
>>689の唐突な返事に笑ったw
若は大切に大切に抱きそうな気がするなあ
知識があるからこそ
若は子どもを欲しがりそう
怪しげな薬を作ってヤリそう
>>682 Bに吹いたww
>>683と同じ理由でAが理想だけど、作中での諸々の反応を見る限り@だよね。すげーウブそうだww
子作りについて
キテル「そ、そうだな。2人くらい欲しいな…もっと居てもいいけど。いつか家族で海に行きたい」
志波「子供か…3人は欲しい。肩車で1人…右腕に1人…左腕に1人……良いトレーニングになりそうだ」
メッティ「ふむ…、やはり子供は1人を優秀に育てる方が効率的だ」
ハリー「多けりゃ多い程いいに決まってんだろ!ベッカムだって子供でサッカーチーム作ろうとしてんだぜ!」
クリス「2人くらい欲しい。キミにそっくりな女の子やったらええなぁ」
天地「子供なんて1人で十分。上に姉なんかいたら末っ子は辛いからね」
花屋「最低3人欲しい!あ、ちゃんと3年以上あけねぇと入学式と卒業式が重なっちまうからな」
若「子供のことはまだ考えていません…。先生まだ恋人気分を味わっていたいです」
赤城「七人」
若と校内で会う時って、廊下だったり職員室だったりするわけだが、
化学準備室もあれば良かったな。
なんかシチュエーションがやらしくて。
だから無いのかもしれんが。
ビーカーコーヒーって化学準備室じゃないっけ
てか廊下で堂々とデートの約束を取り付ける教師ってry
周囲の生徒はドン引きだなw
「だめだこいつ…早くなんとかしないと」状態
エロパロ的には校内で堂々とギシアンですね分かります
いつでもできるようにゴムを持ち歩いてる教師とか嫌すぎるなw
本当堂々とだもんねー。
ひそひそ声だったら萌えれるしよかったのに。
頭がフットーしちゃうよお!みたいな感じの堂々ですか
>>702 化学準備室や人気の無い空き教室などでデイジーを膝に乗せて
背後から乳やスカートの中を蹂躙しながら耳元で次の日曜日の
デートの約束を取り付けるとかどうだ
>>705 キテルは教室で
芝は体育倉庫
メッティは生徒会室で
ハリーは楽器屋の休憩室で
クリスは美術室で
天地は調理実習室で
花屋は車の中で
赤城ははば学の教会で
同じ事やってるわけですね
若はデイジーがたまには動物園とか水族館に行きたいって言おうとしても
弱い所を刺激して口を塞ぎ、更にギリギリのところで焦らしまくって
「せ、先生の好きにしていいですから…だから、早くっ」と懇願させるんだよ
だからいつもデート場所のレパートリーが若の好きなとこしかないんだ…
そりゃあ3年目には余裕で会話もループしますよ
ハリーは音楽室希望
音が漏れなさそうでいい
神聖な場所で何をやっとるんだ赤城w
すでに1で王子が似たような用途に使ったよきっと
教会の前を通りかかると変な声が聞こえるって噂が流れそうだw
髭の紳士とオカマが覗いていそう
髭の紳士とオカマがデキてるって噂が流れそう
髭の紳士とオカマがデキてるって噂がまことしやかに流れてる
髭の紳士とオカマはデキてる
髭の紳士とオカマは出来てるらしいよ!!
髭の紳士とオカマがデキてるところをみたよ!
出来ちゃったんだって?オカマなのに
理事長大変だね。高齢出産だね
理事長がネコかよwwww
実は理事長はカムフラージュ
実はオカマとピンクの髪の女子高生がデキてる
…百合的な意味で
オカマは絶倫ですね!!
この流れに茶ふいたwwwなんぞこれwww
今姫子ED見てきた
何このホラー
若が花椿財団の手先になってたらどうなってたんだ。
スレ間違えてますよ
赤城は手檻が似合うと思うよ
赤城は一番シチュフェチくさい
あいつは変態の匂いがする
ラブホテルにて
じゃあ先にシャワー浴びるね。
うん。
〜20分後〜
上がったよ。
じゃあ次は私が、
ダメだよ。
えっ?
シャワーを浴びたらダメだと言ったんだよ。
だ、だって浴びないと・・・。
せっかくの温かい料理を、冷やして食べる奴なんかどこにいるんだい?
・・・・赤城くん?
そのままでいい・・・おいで。
私はイヤだよ。
どうしてイヤなの?
だって、汗かいちゃって・・・たくさん歩いたし、今日Gパンだったし・・・暑かったから・・・蒸れちゃってるし・・・
匂いが気になる?
・・・・・・・・う、うん・・・
キミは変わった子だね。 そ れ が い い ん じ ゃ な い か
え・・・?
変わってるのはどっちだw
赤城wwwwww
赤城ww
>>730 自分はホテルでシャワーに20分もかけておきながらw
20分あったら頭洗って乾かせるw
自分は20分かけてチンコ洗って湯船浸かって
リンスはもちろんトリートメントまでして
髪乾かして出てきたのに
デイジーに風呂入るなとなw
ラブホなんか時間制限あるというのにw
変態赤城の流れに吹いたwww
将来弁護士になるから言葉攻めも得意でしょう
赤城は好奇心の強い男
なんだかスーパーチャージャーが汚らわしいものに思えてきた
汗の匂い最高!!
ライブって前列だと冬でも汗と熱気でぐっしょりになるよね
自分も以前ロックのライブ行ったらジーパンまでぐっしょりになった
エロい
若×デイジー
>>311の続きです。
また、だらだら長いです。スミマセン
↓スペック&注意↓
デイジー在学中。手芸部所属。
若の呼び名は「せんせぇ」
エロ弱め固めの本番ナシ。
デイジーがイヤがることをする若。
スリップもブラも脱がされた。ワンピースの制服は上半分だけ脱がされ、お腹の辺りでくしゃくしゃになっていた。
その制服の長袖を利用して、私の手首は後ろ手に束縛されていた。
”お仕置き”なんて言われたケド、すぐに気づけなかったから、抵抗しようにも後の祭り。
腕の自由が利かないって、すごく怖い。
私が抵抗するような”お仕置き”されていまうのだろうか。
でも、どんなコトか想像つかない。
でもでも、私が想像できないようなコトをするのが、この先生なんだった。
上半身を覆っているのは制服のケープと、背後から両胸にあてがわれている、先生の大きな手。
それが私の胸を、中央に寄せるように、下から持ち上げるように、自由気ままに揉みしだいてる。
「相変わらず、柔らかくて気持ちいいおっぱいです。キミも、気持ちいい?ほら、乳首がいやらしく尖ってきてます」
「ッ……ヤだ」
そんなの言われなくてもわかってる。緩やかに与えられる刺激で、直接触られていなくても突起した先端が、先生の指の間から見えていた──見せられていた。
「や、困りました。キミのイイことをしてたらお仕置きになりませんね」
これっぽっちも困ったそぶりのない口調で、私の先端を指先で弾いた。
「ひゃんっ……っやぁ……」
指の腹で、胸の先端を転がされる。優しく強くリズムをつけて。
「ふぁ……あ、あ、あぁっ……」
くすぶり続けていた薪に酸素が送り込まれ、炎が揺らぎ始める。
「っつ……ああっ、あ……っふぁぁ」
キュッと強めに先端を摘まれると、若干の痛み。ケド、房を揉まれながら突起してる先端を緩急つけてこねられるとそれはすぐに消えた。
揺らぐ炎が、私の中を熱し、中心の器の蜜を溶かしこぼす。
「うーん、下の方が寂しそうです」
胸で遊んでいた手の片方を降ろしてきて、蜜の出どころに指を沿えてきた。
「ひゃぁっ」
「試験管でも挿れてみましょうか。化学室に相応しいと思いません?」
指をわずかに動かしながら、軽い口調でとんでもない提案をしてきた。
「な、なにを唐突に言い出すんですかっ!?」
「ほら、”試験”管って言うくらいだから試してみない手はないと思います」
「ヤ……イヤ、です。そんな理由になってない理由れヘンなモノ挿れようとしないれくらはいっ」
拒否する最中に言葉がもつれてしまった。でも、先生はそんなコトなど意に介していないようで。
「遠慮しなくてもいいです。や、 先生のより細いから物足りない。ピンポンでしょう?」
「ちがっ……そんなの知りません!」
ああ、話が噛み合っていない。というより、先生が合わせようとしていない。
だいたい私は、先生のをまじまじと見つめたコトないし、細いとかなんとかなんてわかりません。
「せんせぇのならともかく、なんでそんなモノ挿れなきゃ……」
誰に言うでもない、つい口に出した言葉は先生の耳に届いてしまったようで、「先生の、”なに”ならともかく、ですか?」なんて、おそらく察しているであろうことを白々しく聞き返してきた。
「……ただの独り言だから気にしないでください」
「気になります」
「知りませんっ」
「…………」
軽い言い合いのような会話が途切れた。
少しの間のあと、私の耳元に、低い声で宣告をしてきた。
「言わせます」
優しく、優しく、私の体を撫で回していた。敏感なところを避けるように。
優しすぎて、くすぐったくて、物足りないから、もっと強く触れて欲しい。強い刺激が欲しい、なんて思い始めるほど。
後ろ手のまま、先生の服を指でつまんでクイクイ引っ張った。
「せんせぇ……」
「どうしました?」
「あの、その……触って、欲しい、です……」
「もういっぱい触ってます」
「ッ……ソコじゃなくて……」
「どこでしょう?」
「ううっ……」
言葉に詰まった。伝えるべき言葉が浮かばないワケじゃない。
ただ、恥ずかしさが勝って言えないだけ。
先生は”言わせる”って宣告してた。だから焦らしながら私に触っているんだろう。
後ろ手に縛られている以上、指差しながら”ここ”とか”そこ”とかは使えない。
私から求めるなんて、それも充分すぎるほど恥ずかしいのに。
初めて先生と結ばれた時のキッカケを作ったのは私だけれど、行為の主導はずっと先生が取ってくれていたし。
でも、このままじゃ乾いて辛いから。言葉の逃げ道を探した。
「えっと……私がすごく気持ち良く感じる、ってせんせぇが知ってるトコ、触ってください」
「……考えましたね」
下腹部の亀裂を下から上へスッと指でなぞりあげられ、たどり着いた先の敏感な芽を擦られた。
望んでいた場所のひとつに触れられ、体の熱が上がった。
先生が尋ねた”どこ”に答えられたようだ。
「次は、その手は通じませんからね」
念を押して、胸の先端と下腹部の芽を弄びながら、耳たぶを甘噛みしたり耳裏に舌を這わせたり、”私がすごく気持ち良く感じる”トコをじんわり突いてきていた。
先生の動きで私の熱がどんどん高まる。欲望の熱が高まる。
ひとつ叶えられたと思ったら、すぐに次が欲しくなる。
「せん、せ……お願い、です」
「はいはい、なんでしょう」
「……せんせぇの……ぁんっ、入れて、あぁっ……入れて、欲しいです」
「先生の何を、誰の、どこに?ちゃんと言ってくれないと、先生わかりません」
「ヤだ……そんなの、せんせ、……イジワルしないっ、んっ…で、くださっ…あ、ああっ、あっ」
キュッっと先端摘まんだり、耳の中に息を吹きかけながら先生が話すから、その度に疼きに身をよじった。
「んっ……は、んっ……ヤぁ……せんせ……」
先生を求める具体的な言葉を言えず、ただ喘ぐ声ばかりを発していると、先生の動きがぴったり止まった。
「ああ、ゴメンね」
「ふぇ?」
「先生がキミに触りっぱなしだったから、しゃべりにくかったですね」
「え……あ、いえ、そうじゃ……」
椅子に座ったまま体を半回転させられ、先生と向かい合わされ、両頬を掌で包まれた。
「もうキミの邪魔はしません。これならどうして欲しいか、ちゃんと言えるでしょう?」
先生の口調も表情も、どこまでも優しい。
「ね。先生の目を見て。キミの言葉で、教えてください」
先生の指が、私の唇をなぞった。
顔を背けることも、視線を外すことも許されない。
先生は”先生”なのに、私だけ乱れているから。そんな状況がいっそう羞恥心を掻き立てられた。
先生に背を向けたままなら、私も羞恥に背を向けて言えたかもしれない。
先生に触られたままなら、押し寄せる快感の波に流される勢いで言えたかもしれない。
だけど今はそのどちらも奪われてしまった。
私の熱は留まったまま。放出も霧散もできない。
先生は、私が具体的な言葉を言うまで、先へと進んでくれないのだろう。
ならばそれは意味を成す単語ではなく、ただの文字の羅列と思えばいい。
たかが数文字を組み合わせ、いくつかの接続詞を挟んで音にするだけだ。
されど数文字。
理屈をこねて感情を消すなんて器用なコトができるくらいなら、そもそも私は今頃こうして先生と放課後を過ごしていないだろう。
先生と繋がりたい。先生に満たされたい。先生とひとつになりたい。
蜜が溢れ出続けるから、どんどん渇いていくんです。
先生の熱を注いでください。私の乾きを癒やしてください。
言います。先生の望むコトをちゃんと言います。だから、どうか――――
「あ……、お願いです……。せんせぇの……せんせぇの──を、わ、私の──の中に入れて、ください」
「はい、よくできました」
いいこいいこするように、頭を優しく撫でられた。
「はい……じゃあ……」
これから訪れる充実感に胸を高まらせたのに、待っていたのは非情な宣告だった。
「そういえば、お仕置き中でした。先生、すっかり忘れていていましたけど」
「……え?」
「だから、それはできません。キミが望むことをしたら、お仕置きにならないです」
生まれて初めて口にした恥ずかしい言葉。羞恥と理性を押しやって、大好きなあなたを求めた言葉なのに。
「ヒドい……は、恥ずかし、かったのに」
「でも、ちゃんと言えたご褒美に、最後までイかせてあげますから」
「……らない……。そんなの、いらない」
「やや、そのままだと辛いでしょう?」
当たり前です。
私の熱を高めるだけ高めて放置したのは先生です。
だから、先生の問いかけに答える必要なんてない。
「すごく恥ずかしくて……なのに……どうして、そんなヒドいコトするん……うぇっく……バカ。せんせぇのっ、バカバカぁ!!ひっく……ひっく」
手が自由ならば、ポカポカと先生を叩いてやるところだけど生憎の状態なので、自由の利く足で床を踏み鳴らした。
「ひっく……私で遊んで……、ひっく……せんせぇは楽しくったって、私は……。……ひくっ……」
”お仕置き”なんて、とってつけたような理由で、先生にいいように弄ばれているワケではないだろう。
そうは思っても、ちょっとしたイジワルにしては、度が過ぎていると感じてしまう。
無理に押しやった理性と羞恥は、怒りか悲しみか戸惑いか、他の感情を伴って戻ってきた。
収まりつかない感情が私の中で渦を巻き、セキを切って溢れ出た。
私にはそれを拭える手がないから、涙は頬を伝い、鼻水は唇を伝っていた。
「や、先生、調子にのりすぎました。ごめん」
白衣の袖口で濡れた顔を拭ってくれた。
鼻水のあとに涙を拭うのは、”先生にとって思いがけなかった私の反応”に動揺しているからだろうか。
顎を摘まれ、顔を上向きにされ、チュッと額に先生の唇が触れられた。
まぶたに頬、鼻のてっぺんや髪の生え際とか、顔のあちこちに唇が触れるだけの優しいキスが注がれた。
ちょっぴりくすぐったいキスは、唇に辿り着くとお終いのようだ。
胸いっぱいに暖かいものと浮遊感が広がって、気持ちが落ち着いた。
どうしよう。このキス、大好きかも。
「言い訳するとね、したくてもできない理由があるんです」
「……?」
「ヒント。持ってきていません」
「持ってって…………あ、ゴムですか?」
「ピンポンです。さすがに学校には、ね。だから先生もガマンです」
「はい、そうですよね。……と言うことはやっぱり、出来ないのわかっていてあんなコト言わせたんですね」
思い出すとまたムッとしてしまって声が低くなり、眉をしかめてしまった。
「ほら、好きな子ほどイジワルしたくなるって言うでしょう?キミの恥じらう姿の愛らしさに、先生、フィーバーしちゃいました」
「もう!せんせぇ!」
結構ヒドいことしてるハズなのに、楽しそうに言えてしまう先生を愛しく思うのは、先生が持つ得なのか。
”好きな子”って言われたのが嬉しくて、先生が言うところの”脳内物質の作用”が私に働いたからなのか。
そういえば、さっき、”ガマンしてる”って言っていた。
私ったら自分のコトに必死で、先生の状態まで気にする余裕なんてなかった。
私が熱を抱えてツラかったように、もしかすると先生も同じ状態なんだろうか。
気づかれないように股間に視線を送るケド、座っているからシワになっているのか、中から持ち上げられてるのかよくわからない。
ならば尋ねてみようかと呼びかけてみたケド、応えられハッとした。そんな恥ずかしいコトを聞いてどうするんだろう。
先生に背を向けて立ち上がり、予定とは違う言葉をかけた。
コレはコレでなんとかして欲しかったし。
「腕のコレ、解いてください」
「縛られたキミもとても魅力的です」
渋る態度の先生に、語尾に力を入れてもう一度。
「二の腕ダルいんですから、解いて、く、だ、さいっ!」
「はいはい。そんなに怖い声を出さないでください」
背中越しに先生の不満げな声と一緒に、衣擦れの音が聞こえてきた。
「”はい”は、一回ですよ、せんせぇ」
「はーい」
腕の圧迫が弱まった。
「返事は伸ばしちゃダメです」
「はい」
腕が全て、空気に触れた。
「いい返事です…………ふふっ」
「キミに褒められて嬉しいですよ。腕、痛くない?」
「はい。大丈夫です」
解放された腕を軽く振って楽にしていると、腰から腿へと触れながら、制服が通り過ぎた。
ワンピースだし、ベルトがあるワケじゃない。支えを失った制服が重力に沿って進むのは当然のコトだ。
足下に広がる制服を拾おうとした体は、目的を遂行することなく、先生の腕に包まれた。
身につけているのは、制服のケープとオーバーニーと上靴だけだから、裸同然。
むしろ、露出しても問題ない箇所が覆われているから余計に、隠すべき場所が強調されているように見える。
そんな恥ずかしい格好のまま、先生の両腿を椅子代わりにして座っていた。
先生と向かい合って居るので、必然的に先生の両脚を跨いでいることになるのは、先生が望んだからで。
「先生はこれからキミとイチャイチャします。覚悟してください」
断言するが否や、深いキスと一緒に、私の体のラインをなぞるように先生の手が動いた。
やっぱり私は、大人のキスを積極的に受け入れるのが恥ずかしくて、逃げ腰になってしまう。
先生が自分の脚を開くと、それに跨っている私の脚も、意思に関係なくソレに続く。
その時、バランスを崩してしまった勢いで、先生の舌を噛んでしまった。
「……ッ!」
「ごめんなさいっ!」
苦しそうな先生の表情。
口に残る固い感触。
結構勢いよく噛んでしまったから、先生の顔を掴んで、傷ができていないか確認した。
「良かった……血とか出ていないみたいです。痕もついていないし。でも、痛かったですよね」
「はい、とても痛みます」
「ごめんなさい……」
「でもね、キミが舐めてくれたら治ります。このままだと痛くて痛くてごはんも食べられません。先生、ひもじい思いをしてしまいます」
「痛いの痛いの飛んでけー……じゃ、ダメですか?」
「ブー、です」
「うう……」
痛みを訴える場所を見つめた。正確には、その手前の閉ざされた扉。開けて奥に入らないとターゲットを捉えられない。
問題なのは、私からしなければならないという事実。
ツラそうな口調で切ないコトを訴えられると、心苦しさで拒否しきれない。
「ハァ…………失礼します」
小さなため息と一緒に観念して、先生の顔を引き寄せた。
それでもまだ届かないから、首を伸ばして近づいて行く。
かすかに開いた唇に誘われるように、私の唇が触れた。
歯を割って入って、恐る恐る中を探った。
”痛みを緩和させるため”、つたないながらも舌先でそっとなでた。
弾力のある舌が伸びたり縮んだりして動くから、私は必死に追いかける。
尖ったその先端にも、広がったその付け根にも、まんべんなく触れた。触れ合った。
唇を離すと、銀の糸が引いた。
「ありがとう。治りました」
前髪を持ち上げられ、額に軽くキスをしてくれた。
「はい……良かったです……ホントに」
どうしよう。私から先生にキスをした。舌を絡めてしまった。
心臓の音が先生に聞こえそうなほど、大きく鼓動している。
きっと、耳まで真っ赤になってるに違いない。恥ずかしくて隠すように先生の肩に顔を埋めた。
「治してくれたお礼です。キミが気持ち良くなれることをしてあげます。キミの望むようにするにはどうすればいいかな?さ、遠慮なく言ってください」
耳元で”お礼”の提案をされ、埋めていた顔を離して先生を見上げた。
相変わらずの優しい笑顔をしている。その笑顔からどうしてイジワルなセリフが出てくるんでしょう?
「……ソレはお礼の皮を被ったイジワルだと思います」
「や、先生は被っていませんよ?」
「私にまた言わせるなんて、せんせぇにそのつもりがなかったとしても充分イジワルに思えます。もちろん噛んじゃったのは申し訳なく思って──」
「あー……通じてませんね。冗談はさておき、ね、どうされたいか先生に教えて?」
よくわからないケド、冗談なんだ。
でも、私に言わせるのは冗談ではなさそうだ。
何度目かのため息をつき、覚悟を決める。
もう、先生には適わないんだ。
恥じらったりスネたり泣いたり怒ったりしたところで、すべては先生の掌の中だ。
「じゃあ……私に、触って、ください……いっぱい。せんせぇに触られるの、好き、です」
「うん、いっぱい触ってあげる。キミが良くなれるように」
ケープの留め紐が解かれ、首も肩も露わになった。
覆っていたモノを失い、肌寒く感じたのは束の間。
肩を、背を、胸を、脇を、腿を、先生の指が滑っていく。
私が望んだとおり、体のいろんなところにいっぱい触れてくれた。
触れられた部分がどんどん熱くなっていく。
しばらくして、敏感な先端に触れられると、刺激の強さに身をよじる。
「あっ……せんせっ、ヤッ……そこはっ……っ……イヤ……」
「イヤならやめますよ」
「ダメッ……イヤだけどイヤじゃなくって……えっと、やめちゃうの、もっとイヤ、です」
ああ、ホントに、先端が苦手なんだな、私。
「じゃあ、続けてもいい?」
「……はい」
胸に口付けられた。先端を口に含まれたまま、舌で転がされた。
腰を擦られながら、下腹部の芽は指の刺激に熱くさせられた。
熱を帯びた蜜がどんどん溶けてきて、溢れ出そうだ。
このまま達してしまう前に一度、熱くなっている私の中で先生を感じたいって欲が湧いてきた。
私が三年間の学園生活を過ごして卒業するのも先生の望みだから、する時には絶対に避妊具付けるのは二人のルールだ。
ムリを言っては先生の気持ちを踏みにじるコトになりかねないのに、欲を抑えられずに口にした。
「せんせぇ、どうしよ。せんせぇが欲しい、です……ダメなのに……ごめんなさい、私……」
「うん、ゴメンね。もう少しでイかせてあげられますから、今日はガマンしようね」
私のわがままに戸惑った表情を浮かべながらも、あやすように言葉をかけてくれた。
「はい……だから、あの、えっと、……せんせぇの指、挿れて……欲しい、です。試験管なんてイヤです。せんせぇじゃなきゃイヤです」
「それなら叶えてあげられます。……ね、挿れるだけでいいの?」
私の”どこに”は言わなくてもいいようだ。
「……動かして、ください、せんせぇの指、私の中で……」
先生の長い指がすんなり入るほど、私の中はびしょびしょに濡れていた。
「キミの中はヤケドしそうなほど熱いですね。先生の指を締め付けてきてますよ?」
「そっ、そんな恥ずかしいコト、教えてくれなくてもいいですっ」
「そう?じゃあ、もう一本増やしてみましょうか」
脈略のない”じゃあ”と一緒に、私の欲を満たす指が二本に増えて、探るような動きに変わった。
「ひぁんっ」
先端で感じる尖ったような快感とは違う、なんだか重くて息苦しくなるような快感に声が出た。
「ここ、気持ちイイの?」
「あっ……イ、イイ……ですっ……でも……でも、んっ……」
鎖骨に舌を這わせながら、先生の指が何度も何度も私のその場所をついてきた。
「でも、さっきと違う、イイなんです。……苦しいカンジするのに、イイの……どうしよ、違うの怖い……ヘンになるの……」
既存の感覚と未知の感覚が混在する恐怖。
ソレを訴える私を安心させようと、優しい言葉を掛けてくれる先生。
私が泣きじゃくっていないだけで、さっき達した時と似たようなやりとりだ。
「せんせ……私、も、ダメなの……来る、の……」
先生にすがる腕に力が入っていく。
私の中に挿れられている指のリズムがほんの少し早くなって、ほんの少し強弱の幅が大きくなっていった。
ほんの少しなのに、今の私にはとても大きな刺激。
頂点は目前にまで迫って来ていた。
「……せん、せ、ごめ……な、さい……私、……また私、だけ――――…………」
達すると、もの凄く重い感覚、眠気が襲ってきた。
意識を保たなくちゃ、ってどこか他人事のように思いながら、無意識へと引きずり込まれていった。
カチャカチャとガラスのようなものがぶつかっているような音が遠くに聞こえた気がした。
頭が重いけれど、ソレが気になって、仲良しまぶたを引き離した。
顔を上げると、至近距離から声を掛けられた。
「おはよう」
「おはよございます」
反射的に挨拶を返した。
おはよう。
朝の挨拶。
目覚めの挨拶。
今は朝じゃない……と思う。
「……もしかして私、せんせぇに抱きついたまま寝ちゃってました……よね」
「うん、ほんの一時間です。正確に言うなら、57分3秒ですね」
「やだっ、計っていたんですか?」
「や、細かい数字は冗談です」
どちらにせよ、結構な時間、先生の体を占領していたようだ。
その先生の姿に違和感を感じた。何かが違う。
寝ぼけた頭を働かせていると、違和感の正体が私の体にあることに気づいた。
私の体を覆う白衣は、先生が身に着けていたものだ。
「白衣、ありがとうございます。ごめんなさい、ずっと乗っかられていて重かったですよね」
「平気です。こうして先生の傍で無防備な寝姿をみせてくれるのは、先生に心許してくれているからでしょう?あ、授業中の居眠りは考えないことにしますけど」
「ごめんなさい……。でも確かに、せんせぇの傍だから安心して寝ちゃったみたいです」
「うん、キミの可愛い寝息も聞けて嬉しいですよ」
着替えようと、先生の腿の上から降りると、股関節に力が入らなくて、少しガクガクした。
ずっと跨いだ状態で抱っこされていたからかな。
室内を見回すと、脱がされた下着や制服は先生の机の上に畳まれていた。
コーヒー器具たちは洗われ、カゴに仕舞われていた。まだ水に濡れているから、さっき聞こえたのはコレを片付けていた音だろうか。
「私を抱いたまま片付けとかしてくれたんですか?すごいですね……」
「椅子ごと滑らせるだけだから楽チンですよ」
確かに移動だけならそんなに難しくはないだろうケドも、意識のない人間を抱えたまま何かをするのってすごい大変だろう。
素直に感心したのに、またとんでもないコトを言い出してきた。
しかも真顔で。
「キミの着替えを持ってきてくれる?先生が脱がせちゃったから、責任を持って着せてあげます」
先生の前で着替えるだけでも恥ずかしいのに──もちろん、着替えを見せるつもりはないケド──全力で拒否を示した。
「遠慮しなくてもいいから、こっちにおいで」
「してませんっ!自分れ着替えまふっ!!」
ほら、また言葉がもつれた……。
先生と距離を置き、言葉からも逃げて、背を向けた。
ついたて代わりに白衣を羽織ったままにして、もたつきながらも急いで着替え始めた。
ショーツはまだ湿って気持ち悪い。ケド穿かないワケにもいかないし。
ブラとスリップも身に付けて、制服に袖を通した。束縛用具にされたせいで、袖がシワシワになってる。帰ったら軽くお洗濯してからアイロンがけしよう。
あとは、背中のファスナーをしめて、ケープを羽織れば着替え完了だ。
決してされたいワケじゃないケド、邪魔をしに来ない先生の様子が気になった。
先生がやりたいことをさせなかったからって、スネられただろうかと様子を伺った。
机に頬杖をつきながら少し疲れたような表情でこちらを見ていたので声をかけてみたら、邪魔しに来ない理由がわかった。
出来なかったのだ。
「や、実は、足が痺れて立てなくなりました」
「あ……」
スレンダーとは言い難い私の体を1時間以上支えていたのだから当然だろう。
そうなると、なんだか申し訳ない気持ちになってしまう。
着替えを手伝ってもらうにしても、ほとんど終わらせているから、残るは背中のファスナーをしめるのと、ケープを羽織って紐を結ぶくらい。
その提案してみると、先生の表情がキラキラと擬音語が聴こえてきそうなほど嬉しそうな表情に変わった。
一回り以上は年上の男の人なのに。私の担任の先生なのに。
それなのに、その人に対して可愛いという感想が出てしまう不思議。
首下で先生の指が器用に動いていた。
誰かに着替えを手伝ってもらってるなんて、なんだかくすぐったい気分だ。
でも、コレが逆の立場なら、先生のネクタイを私が締めてあげているってことになるのだろうか。
ソレってまるで夫婦の一コマみたい。
いつか私たちもそんな風になれるときが来るのかな。
先生のためにご飯作って、先生のお洋服とか洗濯して、先生と住む部屋をお掃除して……。
「――さん」
そしたらこんな風に名字じゃなくて、下の名前で呼ばれたりするんだろうか。なんだか照れくさい。
「――さん?」
「きゃっ」
視界がなにかに遮られたと思ったら、上から至近距離でのぞき込まれていた。さっきまでは私の顎より下にあったのに。
何度か呼ばれていたのに、私だけの世界の中で反応していたようだ。
「すみません、ちょっとボーっとしてました……あれ?立ち上がって大丈夫なんですか?」
「もう治まりました。終わったけど、これでいい?」
ケープの留め紐は、均整の見事なちょうちょ結びになっていた。
「ありがとございます。わぁ、すごいキレイです」
「ざっとこんなもんです」
感嘆の声を上げると、大げさなほど得意気にする先生。
そんな感情を表してくれる先生を見れたんだから、やってもらって良かったな。
そもそも罰当番での呼び出しは、体調悪そうな私を気遣い、自宅まで送り届けてくれるための口実だったようだ。そして、その通りに準備室をあとにして、先生と一緒に街灯が点る道を歩き、自宅前に到着していた。
……多少、遠回りな出来事はあったケド。
先生と一緒に帰れたのは嬉しい。でも、心配かけさせてしまったのは反省ひとしお。
「そうだ。居眠りさんへの宿題がありました」
別れ際、思い出したかのように告げられた。
「……せっかくのいお休みなのに宿題ですか」
「そう、しかもふたつです。先生鬼になるよ?」
「うう……」
「ひとつめは、今日と明日ゆっくり休むこと」
「あ、はい」
どんな難題かと思ったら、私を気遣う内容だった。疑ってごめんなさい。
でも、明日は友人とバレンタイン用の材料の買出しに行く予定なんです。できる範囲で休みます。
「よろしい。それと、明後日は空いてますか?」
「祝日ですよね?それならまだ予定入れていません」
「うん、先生とデートしましょう。どこか行きたいところを考えておいてください。これがふたつめの宿題。できる?」
「はい!もちろんです!」
「じゃあ、明日にでも宿題提出してください。おやすみ」
「はい、送ってくださってありがとうございました。気をつけて帰ってくださいね。おやすみなさい!」
先生とデート!行ってみたいところはいっぱいある。その中から先生も楽しめる場所を選ばなければ。
頭いっぱいで、ひとつめの宿題はますますできないかもしれない。
嬉しい宿題に口元をほころばせながら、先生の姿が曲がり角に消えるまで見送った。
GJ!!!
優しく甘くSな若に萌えました
ケープとニーハイと靴だけとかエロすぐる!ハァハァ
デイジーは2回逝って睡眠もとりスッキリ艶々だとおもうのですが、
若はあられもない寝姿のデイジー尻目に、自分の高ぶりをどうしたのか気になりますw
良かったらまた投下してください
おお!起きたらすごいのが投下されていた。
GJでした!
萌えたよ。あなたの文章隙だ。
また書いてくれると嬉しいです。
1stのワカメ×主投下。
・関係的には三原→主→鈴鹿
・レイプ描写あり 観覧注意です
駄目な方はNG・スルーをお願いします。
ふと窓の外を覗いたら、もう辺りは暗くなりかけていた。
早く帰らなければ、そう思い急いでバスケットボールを籠に戻す。
いつもならとっくに帰っている時間だろう。けど私は一人で体育倉庫に残り、
空気が抜けてバウンドしづらくなっているボールと、そうでない使えそうなボールとを分けていた。
バスケ部は今週の日曜日、他校との試合を控えている。
私は選手ではなくマネージャーだけど、なぜかそわそわして落ち着けなくって、
何か役に立てそうな事をしようと思い、部活の後練習道具の整理をすることにした。
少しでも彼の助けになれればいいな……。
ボールの入った籠を倉庫の奥へ押しながら、私はまた彼の事を思い浮かべる。
すると背後でガラッと音がした。
見回りに来た先生か警備員さんかな?なんて思いながら私は振り返った。
しかし私の目に入ったのは、全く別の人物だった。
「やあ、こんな所にいたのかい。探したよ」
長くて綺麗な髪。整った顔に、優しい笑顔。おとぎ話の登場人物みたいな容姿をした少年。
「……三原君?」
私が小さく呟くと、三原君は静かに頷いた。
「熱心だね。感心するよ。こんな時間まで、倉庫で片付けだなんて」
そう言い彼はゆっくりと、私のもとへ近づいてくる。探したって言ったけど、私に何か用かな?
聞こうと思って口を開いた瞬間、三原君が声を発した。
「……やっぱり似合わないよ。こんな薄汚れた倉庫なんて」
「え?」
「君にはキャンバスや彫刻が置かれた、あの美術室のほうが似合う」
突然そんな事を言われ、私は困惑した。一体何が言いたいんだろう。
「ごめん。よく分からないんだけど、どう言う意味?」
「どうもこうも、そのままさ。君はこんな所にいるべきじゃない」
三原君の顔から、いつの間にか笑顔が消えていた。
明るさの消えた強張った顔をして、彼は私に聞いた。
「ねえ、なぜ君は美術部を辞めたんだい?」
答えることができなかった。息を詰めたままの私を、三原君は怪訝そうに見る。
「どうして答えてくれないんだ。この僕に言えないような、複雑な事情でもあるのかい?」
複雑な事情。そう表現するほど、退部の理由は難しいものではない。
けど、教えるわけにはいかないのだ。誰にも知られたくない。広まってはいけない。
「あ、あの、友達に誘われて手伝ってるうちにさ、こっちに本腰入れたらどうだって誘われて。
それで断りきれなくて入ったの。ごめんね、理由も言わずに辞めちゃって」
咄嗟に嘘をついた。美術部にいた頃、私にはバスケ部所属の友達なんていなかった。
けど三原君はそこまで深く知らないだろう。だからまあ、なんとかなるはずだ。
「…………」
三原君はずっと黙ったままだ。何も言わずに腕を組んで、私の前に立っている。
しばらく沈黙が続いて、彼のため息がそれを破った。
「そうかい。じゃあ、君が本当の事を話してくれるまで」
そう言って三原君はいつものように笑い、
「僕は君を離さないよ」
私の身体を乱暴に引き寄せた。
手錠のかけられた両手を必死になって動かす。
しかし鎖がジャラジャラと音を立てるだけで、手錠はとれそうにない。
「三原君、冗談でしょ!? 早くはずして!」
「冗談なんかじゃないよ。僕は真剣なんだ」
三原君の顔がぐっと近づき、長い横髪が私の頬に触れる。
三原君の大きな手によって、私は簡単に取り押さえられてしまった。
彼は私の両手に一つずつ手錠をかけた。そして倉庫の小窓の格子に繋ぎ、私の自由を奪った。
窓際の壁を背に当てたまま、私は両足を胸に寄せている。
なぜこんな事をされているのか理解できない。からかってるにしても度が過ぎる。
「はずしてってば!ねえ!聞いてるの!?」
「そう言うわけにはいかないよ。僕も用があってこうしているんだから」
こんな事までして済まさなきゃいけない用があるの?と、私は毒づいたが、
三原君は何も答えなかった。ただ笑顔を浮かべているだけだった。
「拘束具なんて野蛮なものはどうかと思っていたけど」
彼の指が手錠を撫で、鎖を静かに揺らす。
「案外似合うものだね。思ったよりずっと絵になるよ」
腹が立って彼を睨んだ。でもやっぱり彼は笑ったままだ。
「そんな顔しないで。可愛らしい花のような君に、殺気は似合わないよ」
優しい声で彼は言い、さらに続ける。
「ねえ、どうして美術部をやめたんだい?真実を教えて?」
囁くように彼は聞いた。私は彼を見ないようにそっぽを向いて、無視を決めた。
口を開かない私を見て三原君は不機嫌な顔をし、こう言い放った。
「……もしかして、鈴鹿君の事が好きだから?」
ビクッと肩が動き、顔に一気に熱が昇る。感情よりも早く、体が彼の言葉に反応した。
図星だ。私は確かに、鈴鹿君に一目惚れしてバスケ部に入った。けどこの事は誰にも話してない筈だ。
「な、なんで知って……」
「やっぱりそうかい。僕の目は間違っていなかったね」
三原君の顔から再び笑みが消える。優しさのないその表情に恐怖して、私はゴクリと唾を飲んだ。
「知ってる?君が彼を見ている時、どんな眼をしているか」
「へ……?」
「幸福に浸っているのがすぐに分かるよ。宝石のように綺麗で少し潤んでいて、優しく輝いている」
「…………」
「けど悲しい事に、君は僕にそう言う眼差しを向けてくれたことがない」
彼の手が私の脇腹に添えられ、ゆっくりと少しずつ胸の方へ上がってくる。
「ひゃっ!?」
驚いて身を逸らそうとしたが、もう片方の手が私の肩を掴み、それを阻止した。
三原君の左手が私の胸元に辿り着く。身をよじらせ声を上げ反抗したが、彼には効かない。
「なんで僕じゃなく、彼なんだい?僕の方が彼よりずっと魅力的じゃないか」
「三原……君?」
「どうして僕の方を向いてくれないんだ。僕はこんなに君が好きなのに、君を愛してるのに!」
三原君が私の事を好き?私の事を愛してる?
嘘みたい。気付きもしなかった。彼が私のような人間に恋をするなんて、そんなことあるわけない。
「それ、本当?三原君、私の事好きだったの……?」
「そうだよ。僕は君が好きだ。ずっと前から、君を愛してる。……けど、伝わっていなかったみたいだね」
唖然としてる私の胸元に、三原君は顔を埋めた。
首から耳へ、頬から目元へ。ゆっくりとキスを散らされ、思わず顔を横に背ける。
「ふぁっ……!三原君く、やめてってばっ!」
「僕と一緒になれば君は幸せになれるんだ。それを君は分かってくれない」
「違う……そんなことないっ……」
「いや、そうだよ。君がそれに気付いていないだけだ」
「ん……私は……私は、ここにいる方が幸せだもん……!鈴鹿君の側にいるほうが……」
急にキスが止んだ。三原君の顔が私の喉元から離れる。
「……私、三原君の想いに答えることはできない。ごめんなさい……」
小さな声で呟くように私は言った。
三原君は悲しみと怒りが混じったような複雑な表情をしたまま、しばらく何も言わないでいた。
「……違うよ。そんなはずない」
彼がそう呟いた。今にも消えそうな震えた声で。
「君は僕と共にいるべきなんだ!君には僕以外の男性なんて、ふさわしくない!」
彼の叫びが倉庫に響く。三原君は身を強張らせる私の腕を掴み、強引に口づけをした。
「んんっ!」
舌が侵入し私の口内を犯す。上手く息ができず、頭がぼんやりする。
唇と舌をゆっくりと愛撫され、彼の顔が私から離れてやっと息をすることができた。
「すぐに分かるよ。僕だけが君にふさわしいって事がね」
そう言い終えて三原君はまた、息を弾ませる私にキスを浴びせた。
彼の手がセーラー服の中に侵入し、細長い指がブラウス越しに乳房を掴む。
「あっ!や、触らないで!」
上手く動けず、拒むことができない。両手は窓の格子に繋がれたままだ。
「少し邪魔だね。脱がしてしまおうか」
三原君がスカーフをほどく。声をあげようとしたが、またキスで口を塞がれてしまった。
スカーフに次いで上着まで脱がされ、白いブラウスが露わになった。
彼は無言でブラウスのボタンに手をかける。
「んうっ!んんん……」
抵抗しようと足をばたつかせる。すると三原君は手を止めた。
「……随分やんちゃなお姫様だね。仕方ない、こうするしかないか」
三原君の手がブラウスから離れ、代わりにスカートに中へのびる。
「やだ!やめ……ああっ!」
予想したとおり、彼の手は私の秘部へ辿り着いた。
下着の上からゆっくりと指を這わされ、反射的に声が漏れる。
「ほら、足を動かせなくなった。大丈夫かい?顔が真っ赤だよ?」
挑発的な彼を睨むこともできない。膝を擦り合わせ股を閉じて、私は声を抑えるのに必死だった。
三原君はスカートの中で愛撫を繰り返しつつ、ブラウスのボタンをはずしていく。
「綺麗な胸をしているね。想像した通りだ」
ブラウスの前を開けて、彼は言った。ブラジャーのカップをずらされ、蕾を刺激される。
「はあ……ふっ……くう……」
「抑えないで。もっと僕にその声を聞かせて」
彼の好きなようにされ、どうする事もできない自分に腹が立った。
鈴鹿君の顔が浮かんでくる。私は鈴鹿君が好きで、彼にこうされる事を望んでいた。なのに……。
三原君に胸を揉まれ、指先で蕾を転がされ、性器まで弄られている。こんなの嫌だ。私は望んでいない。
「……だいぶ固くなったみたいだね。嬉しいよ」
彼の指に愛撫されていた乳首が、いつの間にかピンと立っていた。恥ずかしくなり眼を逸らす。
「ちゃんと感じてるじゃないか。君の体は、僕の事を受け入れてるんだ」
「そんな……ふああっ」
乳房に舌を這わされ、甲高い声が漏れる。肌を吸われ甘噛みされ、もう頭がおかしくなりそうだ。
「ん……こっちもそうみたいだ。蜜が溢れてきてる」
足の付け根にあった彼の手が、私の目の前に出される。
白い指の先には、透明の粘液がたっぷり付着していた。
「うそ……」
「本当だよ。可愛い下着にシミができてしまってる。可哀想に」
『彼に触れられる事によって快感を得ている』。そんなの、信じたくはなかった。
胸元に這わされていた舌が離れ、三原君の顔がスカートの中へ移動した。
「やっ……何する気!?」
彼は答える代わりに、ショーツをずらし直接そこに舌をあてた。
「んんっ!」
舌先でそこを愛撫され、腿の付け根に手を添えられる。彼の手からじんわりと熱が伝わってくる。
「いあっ……んう……だめ……」
愛液共にクリトリスを吸われて、じゅるりといやらしい音がたった。
電気が走るような感覚がして、耐えきれず大声をあげてしまった。
「そろそろいいかな」
「え……あ、嫌っ!!」
ショーツが引き降ろされ、私の足から抜かれてしまった。
三原君がベルトを外し、大きく膨らんだモノを取り出した。直視することができず咄嗟に目を瞑る。
「……ほら、力を抜いて」
膣の入り口にそれが当てられ、一気に中に挿入された。それと同時に激痛が走る。
「痛っ……!三原君離して!抜いてってば……!痛いっ!」
処女を散らされた痛みは言葉にできない程のもので、大量の涙が目に浮かんだ。
「はっ……やっぱり初めてだったんだ。嬉しいよ、とっても……」
三原君は私の声を無視したまま、ゆっくりと腰を前後に動かす。
「随分キツいね。でも安心して。すぐに良くなるから……」
「はな……して……お願い……やだぁ……」
頬を伝い落ちていく涙が、かなり熱く感じる。
彼が私の唇を求めてきた。体に力が入らなくて、彼のキスを拒むことができなかった。
舌を絡まされ唾液で唇が濡れる。いつの間にか下半身の痛みは消え、快感が体を支配していた。
犯されて感じているこの体が、頬を紅く染め喘いでいる私自身が、憎くて憎くてたまらない。
舌を噛み切って死んでしまいたい。けど、顎に力が入らない。
悔しくて恐くて悲しくて。色んな感情が混ざりあい、頭の中がぼうっとする。
「ん……そろそろ出そうだ。君の中に出すよ。いいね……?」
三原君に言われて我に帰った。中に出す?そんなのいいワケがない。
「ダメっ!お願い、出さないで!赤ちゃんが……子供ができちゃったら……」
「……子供、か。いいねえ。君との子なら今すぐにでも欲しいよ」
「なっ、いや!やめて!そんなのっ……んんっ」
「大丈夫だよ。僕と君の血をついでるんだ。きっと可憐で美に長けた子に決まってるさ」
邪険な笑みが三原君の顔に浮かぶ。どこか悲しげで、狂いを感じる笑みだった。
「だめ……お願、ふあっ!」
前後運動が早くなり、言葉が発せなくなる。喉が詰まって、息をするのが精一杯だ。
「くっ……出すよ……!」
嫌だ。嫌。彼の子を孕んだら、私、どうすれば……。
「いやっ!あ、ああああああ……」
考える間もなく、彼の精が私の体内に吐き出された。
頭の中が真っ白になり、少しずつ熱が満ちていくのが分かる。
「……ずっと一緒だよ。君に必要なのは、この僕だけなんだから……」
甘く優しい声で、彼はそう囁いた。
766 :
ワカメ凌辱:2009/05/26(火) 15:53:15 ID:5+wiiIil
以上です。ここのSSはどれもレベルが高いので緊張する…
長々と失礼しました。
ワカメ凌辱っつーから、ワカメが凌辱されるのかと思ったw
か…神様ーーーー!!
>>745 「言わせます」 で鼻血が出るかとオモタヨ GJです!!
>>766 手錠プレイGJ
静かに狂気じみたワカメがなんか妙にリアルです
w
若といい投下が続いて嬉しい
gjです
若のラブラブに鬼畜ワカメ
萌えますた
ワカメすっごく良かったです。
GJです。
GJ若、ワカメ!
ワカメネタ久しぶりだ!GJ!
>>767 自分もそう思ったw
デイジー×キテルや
デイジー×ハリーなど
男が攻められる小説はここでおkですか?
おkだと思うよ
カモン!!
>>755 文章だけでなく絵もイケるとは……!
かなりGJでした。
780 :
てんてー×主:2009/05/30(土) 11:33:49 ID:KNosFRAY
あー、空気読まずに投下。新スレ2の445の続き。
デイジー攻めの投下までのつなぎでどうぞ。
長くなってしまったので、本番前の寸止めです
また続きも近いうちに投下します
朝から、天気は怪しかった。
午後になり本格的に大型台風が上陸というニュースを受け
本日の部活動は全面禁止、一斉下校の処置となった。
明日から休みという金曜。生徒たちは朝から浮き足立ち
5限終了後そのままホームルームに突入すると歓声をあげそうな勢いで
口うるさく追う必要もないほど速やかに下校していった。
電車通勤の職員も交通機関が止まる前にということで大半が下校。
幸い、自分は車で通勤しているので空いた時間をテスト準備に充てようと、
居残り組に加わり見回りに志願した。
閑散とした校内の戸締まりを確認して歩く。
見る間に空が暗くなり、雨が激しくなってきた。
薄暗い校舎を歩いていると暗闇が苦手な恋人を思いだした。
今日は大学は休校だろうか? どこかで立ち往生していなければいいが。
仕事中にもかかわらず安否を確認したい欲求にかられた。
迷った末、最後の音楽準備室で電話をかけようと早歩きになったところで
強い風が吹いた。とたんに、校内の電気が一斉に消える。
そして、目的の準備室から悲鳴が上がった。
生徒が残っていたらしい。予定が大幅に狂いそうだと舌打ちしたい気分で駆け寄り、
扉を開けると目に飛び込んできたのは白い背中だった。
ホルターネックの白いチュニックで背中が大きく開いた服だと気づいた時、
その子は弾かれたように立ち上がった。今度は膝上15cmはありそうなカラーデニムの
ミニスカートから伸びる健康そうな太ももに目を奪われる。彼女が振り返った。
「あっ…!」
「君は…こんなところで何をして…」
振り返った人物は、恋人だった。彼女は真っ赤になって俯いている。
よく見れば髪も服もびしょぬれだ。彼女は後ずさりながら
「ごめんなさい…! 午後の授業が休講になって帰宅途中に大雨に降られてそれで
傘が壊れて…学校に先生がいるかなって立ち寄ったんですけど、
受付に誰もいなかったので黙ってここまであがってきちゃいました!」
一気にまくしたてる彼女の、動揺が伝わった。卒業してからは先生と呼んだことがない。
激しい息づかいで胸が上下している。
白いチュニックは体に張り付いてラインがはっきりと見えて、ため息がこぼれた。
「あの、先生…すいません…」
「いや、君は…」
なんて格好をと言いかけたところで放送が入った。
『氷室先生、氷室先生。内線でご連絡ください』
準備室の引き戸を閉めて、脇に設置された内線電話を取り上げた。
「すいません、氷室です。ええ、今、音楽準備室です。特に異常はありません。
私はこのままここで作業してもよろしいですか? ええ、…はい、では」
受話器を置いて振り返ると、彼女が上目遣いでこちらの様子をうかがっている。
チュニックを引っ張ってラインを隠しているけれど、今度は胸元が見えそうだ。
「先生、あの…お忙しいのにすいません…もうここまで濡れてしまったし
私、会えて満足ですから…帰ります」
「まちなさい。この雨の中、その格好で帰る? とんでもない」
長方形の机の対角線にいる彼女に近づこうと一歩進むと、彼女も一歩逆方向へ進む。
「濡れてもいいように薄着で出たんですけど…予想以上の雨で…この雨なら人もいないし
大丈夫ですよ! そんな長い距離を歩くわけじゃないですから」
じりじりとこちらの歩みに同調して離れようとする彼女。
「止まりなさい」
静かに言うと、彼女はびくりと肩をふるわせた。
「濡れてもいいように、とのことだが…それにしても露出が激しい格好だと思わないか?」
「あ、実はこの上にこのパーカーを羽織っていて背中は見えないようにしたんです」
無邪気に顔を上げて椅子にかけたパーカーを指差す。
2月に彼女を追いつめてしまった時、『大人になったら』と呪いをかけた。
自分にも、彼女にも。おかげで正式に交際が始まっても健全なおつきあいだ。
手もつながない。むろん口づけなんてできない。
彼女に新しい出会いがあるまでの、彼女の麻疹のような思いが冷めるまでの
あまい夢を見ようと思っただけだった。
大学で見聞を広める彼女はどんどん『大人』になっていく。
呪われていると、聡い彼女は知っている。だから私の前では子供のままのフリをする。
私が呪いを解くのを待っているのだ。さんざん待たせた私を、まだ信頼している。
私は、他の誰かが彼女の呪いを解くのを待っているのに。
空調が止まった部屋はどんどん蒸してきた。
私が無言で上着を脱ぐと、明らかに彼女は緊張した面持ちでこちらを見る。
自分が大人であると自覚がある顔だ。この状況が危険であると、ちゃんとわかっている。
高校時代の彼女では考えられない変化だ。
限界だ。急に悟った。他の誰かに、なぜ彼女を渡す必要がある?
そのまま引き返して扉の鍵をかけた。
振り返ると彼女はまた一番遠くまで後ずさっている。
眼鏡を外して机に置いた。右手で目を覆い、左手でタイを緩めながら一歩近づく。
気配で、彼女が動くのがわかった。
「そこにいなさい」
もう、彼女は返事もできずに凍り付いている。
ゆっくりと机を回って、動けずにいる彼女の背後に立つ。
俯いているその白いうなじが小さく震えているのが見えた。
「以前、君に男を挑発する真似は控えるよう、警告したはずだが?」
細い肩に手を置いてこちらに向き直させても、彼女は下を向いたままだ。
あごに手をかけて、上を向かせる。上気した顔と潤んだ目。
「君は男の怖さを知らない」
腰を密着させるようにきつく包容した。
「この白い背中を見て、男が何を想像するか?」
触れるか触れないか、指先を背骨にそってゆっくりと上下させる。
彼女の息があがって、肩がじんわりと吐息で湿る。
「こうして触れて、君がそんな風に息を荒げるのを思い浮かべる」
一旦体を離してさっと顔を覗き込むと、彼女は真っ赤になりながらも
うっとりした顔をしていた。私に見えないから安心していたのだろう。
目を瞑って口を少し開け、愛撫を待っている。
「それから君のその無防備な顔を想像して」
包容を解いた私に気づいてはっとした彼女の腰を掴んで
そのまま机に腰掛けさせた。ちょうど視線が同じ高さになる。
両手を机について逃げるように離れる彼女の瞳を覗き込んで囁く。
「こんな風に口づけたいと願う」
彼女の足に体を割り込ませると背中を抱き寄せ、頭を支えて深く口づける。
もうずっと待ちこがれた感触。柔らかい唇を舐めて口腔を犯す。
むさぼるように長く味わう。彼女も、おずおずと舌を絡めてくる。
頭を支えていた手を胸に回すと、彼女がびくりとした。
口づけを止めて首筋にキスを落とし耳たぶを舐め上げると
「…んっ」と耐えられないように声が上がった。
すっかりとろけた女の顔。
両手を後ろについているせいで、胸をこちらに捧げているように見える。
その両腕を握って、服の上から膨らみ口づけると息をのんだ。
感じているわけではないだろう。ただ、この行為に飲まれている。
腕をつかんだまま表をあげて、見下ろしている彼女を覗き込む。
「世の中の男は、たいていこんなことを何度も何度も頭に描いているんだ。
とくに君と同年代の男子は。…だから、こんな格好で歩かないでほしい」
潤んだ瞳で彼女は私を見つめる。そして言いよどんだ末に小さく尋ねた。
「…零一さんも…?」
最後の理性もぷつんと切れた。
「もちろん」
そう答えると彼女の首に手を伸ばし、チュニックの紐を解いた。
内側にカップのついたそれは、ひらりとはだけて胸があらわになる。
慌てて自由な腕で服を戻そうとするその手を強く掴み、再び机につかせると
その瞳を見つめたまま舌をのばし、頂点をぺろりと舐め上げた。
まだ誰も触れたことがないそこは、ぷるんと柔らかいまま。
「あ…っ」
動きを封じられた彼女は耐えられないように目をつぶる。
舌先で執拗に頂点をなぶると、次第に固さを増す。
固くなりだすのと、彼女の息が弾むのが同じだった。
「っ…あっ だめ、…っ! せ…せい、ぅん…!」
腕の動きを封じているせいか、無意識とはいえ腰が妖しく動き出した。
足の間に体を割り込ませているので、短いスカートは捲し上げられ
下着がすっかり見えていた。
そこに触れようとしてここはたと自分の格好も目に入る。
ズボンが限界まで膨張して、その存在を主張しているが…スーツ。
ここは学校だ。どこまで進む気だ?
「あー…コホン。すまない、夢中になってこんな場所で」
冷静になった私に気づいて、彼女が慌てて服を整えた。耳まで真っ赤だ。
「その、明日の予定は…空いているだろうか? よければ…その…あー…コホン」
どう言おうか? 逡巡すると彼女は私の手を取り、チュニックの脇からその手を滑らせた。
つややかな肌と弾力のある膨らみに思わず力を入れてしまうと
「今日、実は家族が家にいなくて、夕飯をご一緒できればなって思っていて…
このまま、明日の朝まで一緒にいたくなってしまったんですけど、駄目ですか?」
と覗き込まれる。そして真っ赤になったまま続けた。
「わたし、もう大人ですから」
終了
文章アレで申し訳ない。
お預け食らいまくりのてんてーですが、次こそ本懐をとげようと思います
おお、2スレ445のまさかの続きが!
いいですね、甘いですね。
てんてー最萌え&2スレ445の話好きだったので続き嬉しいです、GJ!
とうとう本番有りだという次も楽しみにしてます!
1st投下が続いてるのも嬉しい。
乙乙乙GJ!!
すさまじく萌えた。文章上手い。てんてー視点いいな
続き楽しみにしてる
GJ!!
ドキドキしながら最初から読み直しました
てんてー目線新鮮w
かっこよくてちょっと抜けてて面白かわいいてんてーに惚れ直した
続き待ってるお!
あああー、GJGJです!あの続き嬉しすぐる
次はいよいよですか〜wktk
急ぎ、保管庫行ってくる!
GGGGJ!
同じく保管庫へ駆け込みます!
GJ!
てんてー最萌えなので嬉しい。
続き楽しみです。
神から目線、男の子目線、デイジ目線のうち
どれがいいですかー?
ちょっと投下しようかなと思ったので。
誘い受けでないのならどっちでも
ところで、そろそろ次スレの季節ですよ。
テンプレだけ準備しておいたほうがいいかな。
今回、自分が色々ポカしまくったんでww
797 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 01:43:17 ID:zh/khKha
あんま読んだこと無い気がするので、男の子目線希望
職人さん頑張ってください
保管庫行けば男の子目線も結構あると思うよ
>>798 だね!あったよ。半々くらいなんじゃないかと。
それ、読みたい人が書くのが一番だと思うw
上の方のレスにあった人じゃないけど、デイジーが一方的に攻める話を投下。
大人しく攻められる志波なんて志波じゃないやい!て人はスルーお願いします。
「おい、これは何のマネだ」
私の体の下で目覚めた志波君が、寝ぼけながら私に問う。
それもそうだ。
大学に入って独り暮らしを始めた志波君の部屋、パイプベッドの上で両手をベッドに縛り付けられてるんだから。
「おい、お前何を」
ガツッ
部屋に漂う異様な雰囲気に焦って体を動かそうとしたみたいだけど、鈍い金属音とともに体の動きは止まる。
「それ、多分志波君でも取れないと思うよ。」
「て、手錠…!?こんなもんどこから」
「ふふっ…今ってインターネット通販で何でも手に入るんだよ?」
部屋着のキャミワンピ一枚で志波君の体に跨り見降ろして笑う私に、志波君は諦めたように溜息をつく。
「…で、お前は一体どうしたいんだ」
一度した後そのまま寝たから、志波君はトランクス一枚。鍛えられたバランスの良い体を見下ろす。
「志波君は、そのまま居てくれたらいいの」
そのまま上半身を倒し、キスをする。
私からすることなんて滅多にないから少し驚いたような表情をされたけど、抵抗されることはなく受け入れてくれる。
いつも志波君にリードされる深いキスも、今日は私が主導権を握る。
こんなのしたことないけれど、私がいつもされてるようにしていると体の下の方に熱い塊が起き上がってくるのを
感じられた。これでいいんだ、と嬉しく思うと共になんだか私の体も熱くなってくる。
「ん…は…」
さらに挑発するように吐息を吐きながら私は体をずり下げて志波君の厚い胸板にキスを降らす。
「ちょっ…ま、待て…」
絞り出すような声。こんな声、初めて聞いた…
「どうして? こうされるの嫌…?」
「…嫌…じゃない」
「よかった」
私はさらに体をずらし、大きくそそり立つそれに手をかける。
「…うっ…」
低いうめき声がして、更にそこが固くなる。
私はトランクスをずらしてそれを取り出した。
今までは志波君に導かれて触ったりしたことはあったけど、じっくり見るのはこれが初めてだ。
私はここで初めて、電気が点けっぱなしであることに気付いた。
「わあ…こんな風になってるんだね」
私は思わず思ったそのままの感想を口に出してしまう。
「そっ… そんなに見るな」
そんな抵抗はおかまいなしに私はそれを十分に観察し、雑誌や何かで得た知識を元に舌を這わせてみる。
「…うっ っくぅ…」
「ねえ、気持ちいいの?」
しばらく続けていると舌の動きに合わせて吐かれる声が聞こえてきたので、私は顔を見上げ聞いてみる。
「…ああ」
低い声で返事がする。
「だめだよ。ちゃんと言って?」
「何、言わせるんだ…」
私は口をそこから離し、手を動かしながらさらに問いかける。
「はあ… い、言わなくても分かるだろ」
「だーめ、言って?」
「…言わせるな」
そんな会話をしながらでも、私は手を休めない。
間もなく、私の手の中でそれがさらに固く大きくなった気がした。
「も、もうやめろ…っ」
「え?どうして?」
はあ、とひときわ大きな吐息が聞こえる。
「や、やめろ… ほんとにもう…っ」
「どうしてやめてほしいの?」
「…俺だけやられて、お、お前には、何もしてないからだ…」
ものすごく何かを耐えているような顔で息も絶え絶えにそう訴える志波くんはとてもセクシーだ。
私はその顔を見下ろし、それだけで満たされたような気分になる。
「これ、外せ… お前に、触れたい」
志波くんの太い腕が手錠を外せとジェスチャーで訴える。
でも今日は、何が何でも外してあげないんだから。
「だめってば。今日は私が志波くんにしてあげるの。いつも、私ばっかりされてるじゃない。」
そう、いつも志波くんは「お前は何もしなくていい。気を使うな」とか言ってあまり志波くんの体に触らせてくれない。
いつものお返しをしたい私が考え付いた方法がこれだった。
優しいのはいいけれど、女の子だってこうやって触れたいっていうのを分かってほしいな。
「…うっ…」
低いうめき声がして、更にそこが固くなる。
私はトランクスをずらしてそれを取り出した。
今までは志波君に導かれて触ったりしたことはあったけど、じっくり見るのはこれが初めてだ。
私はここで初めて、電気が点けっぱなしであることに気付いた。
「わあ…こんな風になってるんだね」
私は思わず思ったそのままの感想を口に出してしまう。
「そっ… そんなに見るな」
そんな抵抗はおかまいなしに私はそれを十分に観察し、雑誌や何かで得た知識を元に舌を這わせてみる。
「…うっ っくぅ…」
「ねえ、気持ちいいの?」
しばらく続けていると舌の動きに合わせて吐かれる声が聞こえてきたので、私は顔を見上げ聞いてみる。
「…ああ」
低い声で返事がする。
「だめだよ。ちゃんと言って?」
「何、言わせるんだ…」
私は口をそこから離し、手を動かしながらさらに問いかける。
「はあ… い、言わなくても分かるだろ」
「だーめ、言って?」
「…言わせるな」
そんな会話をしながらでも、私は手を休めない。
間もなく、私の手の中でそれがさらに固く大きくなった気がした。
「も、もうやめろ…っ」
「え?どうして?」
はあ、とひときわ大きな吐息が聞こえる。
「や、やめろ… ほんとにもう…っ」
「どうしてやめてほしいの?」
「…俺だけやられて、お、お前には、何もしてないからだ…」
ものすごく何かを耐えているような顔で息も絶え絶えにそう訴える志波くんはとてもセクシーだ。
私はその顔を見下ろし、それだけで満たされたような気分になる。
「これ、外せ… お前に、触れたい」
志波くんの太い腕が手錠を外せとジェスチャーで訴える。
でも今日は、何が何でも外してあげないんだから。
「だめってば。今日は私が志波くんにしてあげるの。いつも、私ばっかりされてるじゃない。」
そう、いつも志波くんは「お前は何もしなくていい。気を使うな」とか言ってあまり志波くんの体に触らせてくれない。
いつものお返しをしたい私が考え付いた方法がこれだった。
優しいのはいいけれど、女の子だってこうやって触れたいっていうのを分かってほしいな。
私は、再び志波くんのものを口に含む。
「や、やめ…」
深く口に含むと、もうさすがに抵抗は無駄だと思ったみたいでバタバタと動いていた腕が静かになった。
「…っ」
ビク、と体が跳ねたのが分かった。
「く、口、離せ…もう…」
「もう、なあに?」
さすがの私も何を言いたいか分かるんだけど、言ってもらいたくて聞いてみる。
「もう… 出そうだ…」
「ふふっ いいよ、出して?」
その言葉を聞いた私は一番深いところまで口に含んだ。
「…うっ …だ、駄目だ…」
私は唇の筋肉をフルに使って志波くんを責める。
「…っあ…」
少し大きく、短い声が聞こえるとともに私の口の中に温かいものが流れ込んできた。
脈打つそれを最後まで離さないように、私はそれを全部飲みほした。
「何してる、早く吐きだせ」
数秒後にはもう冷静になったのか、慌てたようにそう言われる。
「そんなこと言ったって。もう飲んじゃった。」
顔を覗き込むと、照れたような戸惑ったような、微妙な表情。
「とにかく、これを早く外せ。」
「うん、ちょっと待っててね」
私はバッグの中から小さな鍵を取り出す。
それを鍵穴に差し込む前に、私は一つ志波くんに確認をする。
「ね、ねえ… 手錠外したからって、今の仕返しなんてしないよね?」
「…さあな」
とぼけたような口調で返事が返ってくるけど、口元が少しニヤリと笑ったのを私は見逃さなかった。
「こんないい道具を持って来たのはお前の方だからな」
目線の先は、志波くんの腕にはまっている手錠。
し、しばらく、手錠外すのやめとこうかな…
以上です。お目汚し失礼
あと、2が重複して書き込みしちゃいました。
重ね重ねすんません
うおおおおおおおお!!!GJ!!
激しく萌えた!
グッジョブです!
デイジー攻めと攻められシバカツ激しく萌えました。
GJGJGJ!
最萌えキャラだから激しくうれしい!!
出来れば続きみたいなぁ
仕返しされるデイジー!
っつか志波×手錠って合うww
男の子凌辱に目覚めそうだ・・・!ハァハァ
808 :
800:2009/06/08(月) 23:31:34 ID:56Jt5wfJ
GJくれてありがとう
最萌えの志波で遊んじまったぜwww
GGGGGGJ!!!!
激しく萌えました!!
仕返しされるデイジーも是非読んでみたいです
し、仕返し読みてえええええええ!!!!!!!!
自分でお書きなさいな
>>800 GJでした!
そういえばもうそろそろ次スレか
調子に乗って仕返し編も書いてみた。
デイジー虐めてるので生々しいのが苦手な方スルーで
「…お前、よくこんなもん買ったな」
呆れたような、感心したようなちょっと力のない声。
「お母さんに箱の中身見られないようにするの大変だったんだから」
ようやく外れた手錠をしげしげと見つめる志波くんから取り返そうとするけれど、うまくかわされて取れない。
「お前は、どうしてこんなことしたんだ?」
当然の疑問をぶつけられる。それもそうか。私は観念して素直に話すことにする。
なかなか志波くんの体に私から触れられなくて少し寂しかったこと、気を使っているんではないこと。
志波くんは、黙ってそれを聞いてくれる。
「…分かった。悪かった。俺はお前が気持ち良くなってくれればそれで満足だった。でも、違うんだな。」
いつもの、優しい顔。安心した私はそのまま固い胸に体を預ける。
…ここで完全に油断したことを、私は後でほんのちょっと後悔することになる。
「ただ、俺は男としてやられっぱなしという訳にはいかないからな」
カチャ… と金属音がして、志波くんの口元にはさっきのようなニヤリとした笑みが浮かんだ。
しまった!忘れてた!
思った瞬間、私は軽々とベッドに押し倒され両腕を押さえつけられる。
「やっ… だ、だめっ…」
「今度は俺の番だ」
至近距離でそう囁かれ、恐怖なのか快感なのかも分からないものがゾクリと背中に走る。
当然力でかなうはずもなく、私はあっさりとベッドに手錠で繋がれてしまった。
両手を挙げたまま、キャミワンピ一枚でベッドに横たわり、点けっ放しの電気に、また後悔する。
「恥ずかしいよ…」
目をそむけると、志波くんは膝立ちで私を見下ろし、優しく微笑む。
「…綺麗だ。そそられる。」
そっと太ももを撫で上げられる。ワンピースの裾を一緒に捲り上げながらその手は腰まで上がってくる。
「これ、脱がせておけばよかったな」
そ、そんな状態で手錠かけられたりしたら、私恥ずかしさで死んじゃうと思うんですけど?
もう恥ずかしいやら何やらで口ごたえもできないので、心で思う。
腰で止まった手は、ふとそこを離れ次は足首に飛んだ。
「し、志波くん…?」
もちろん起き上がれないので何が行われるのかよく分からない。
「…ひゃっ」
次の瞬間、思わず間抜けな高い声をあげてしまう。
私の足首から順に上に向かってキスをされている。それは軽いキスだったり、軽く歯を立てられたり、舐められたり。
それは段々太ももの付け根まで上がってくる。
「っあ…し、志波くん…」
その頃には、私はもうすっかり観念してされるがままになっていた。
次に触れられるであろう場所を期待して声を上げる。恥ずかしいけど、でも、もっとしてほしい。その気持ちの方が大きい。
でも志波くんは下着で覆われた部分を素通りして次はお腹部分に進んでいく。
「えっ…し、志波くん…」
「…何だ?」
意地悪そうな声が聞こえてくる。
「…何でもない」
とてもじゃないけど、口に出して言えそうにもない。私は再びされるがままの刺激に身を任せる。
「んん…」
くすぐったいような気もするけど、でも、気持ちいいような…
お腹、わき腹を丁寧に愛され、私は頭が逆上せたようにぼーっとしてくる。
「やっ… し、志波くん…?」
下から順に触れられているので、当然次は胸に触れられるであろう時に、志波くんの唇は二の腕にむかった。
期待をして火照っていた私の体はまた肩すかしを食らう。
「…どうした?」
顔が横に来たので次は表情も見える。か、完全に笑ってるー!
腕から首、鎖骨とキスを降らせながら、志波くんはまだ意地悪な質問を繰り返す。
「どうしてほしいんだ?…言わないと分からない」
「あ…っ あ… そ、そんなの、知らないもんっ…」
焦らされて意地悪されているって分かると、ついつい意地をはってしまう。
そんな私をさらに挑発するように、志波くんの手や唇は私の触れてほしい部分の周りばかりを攻めるようになる。
「そうか、分からないなら仕方ないな」
私に圧し掛かったまま、私の体の敏感な部分を器用によけて弄られる。
「んんっ… あっ」
そこじゃないの。もっと…
心では叫んでいるのに、最後に残った羞恥心と理性がその言葉を口から出すのを拒んでいる。
「どうした? 何かしてほしいことがあるなら言え」
言葉は優しいのに、顔は意地悪な笑みを浮かべたままだ。うう…志波くんは今は余裕があるんだもんなあ…
「…意地悪。…分かってるくせに」
「ククッ… お前は本当に可愛いな」
…笑ってるし
でも、私はもうどうしても疼く体を何とかしてほしい。
また焦らす指の動きに、私は段々耐えられなくなってくる。
「や…だあ…、ねえ、志波くん、お願い…」
その時、ふと志波くんの指が下着越しに私の一番敏感な部分を撫でた。
「あああっ…」
自分でもびっくりするぐらいの声が出る。でも、一度きり撫でられたままで、志波くんの指はもう違うところを這っている。
「お願い、もう…これ以上意地悪しないで…」
志波くんは顔を上げ、急に深いキスをしてくる。もう駄目、我慢できない。
「触って…お願い」
やっとのことで絞り出した言葉に満足したのか、志波くんはようやく私の望んでいた部分に手を伸ばす。
「へえ… 触ってもないのにこんなになるのか」
また意地悪なことを言われている気がするけど、もう頭がよく回らない。
「あ…っ ああっ」
志波くんの指がそこに触れた途端、私の頭の中は真っ白になってはじけた。
「おい、そろそろ起きろ。腹減った。飯食いに行くぞ。」
「…んん…?」
カーテン越しに強い日差し。時計を見ると、もう正午近い。
志波くんは私を起こすと、冷蔵庫を開けてペットボトルのポカリを飲んでいる。
「あ…あれ? 私いつの間に寝て…」
そうだ、私あの後…
志波くんを求めて…それで…
思い出すうちに、段々顔が赤くなってくるのが分かった。
ベッドサイドのゴミ箱には、その後の残留品が幾つも捨てられている。
「ほら、早く着がえろ。」
「はあい」
返事をして、ふと気がついて聞いてみる。
「ねえ、アレ…どうしたの?」
「アレ? ああ… しまっといた。また使えるからな。」
…
また?
…
深く考えるのはやめておこう…
以上です。
やっぱり個人的に男の子を攻める方が萌えるww
最高です!!激萌え!乙っした!!
うおおお、続きもGJでした!
ごちそうさまでした!GJ!
燃え萌えした〜
GJ
激しく萌えた
デイジ攻めもいいが、やっぱり男攻めがよい
>やっぱり個人的に男の子を攻める方が萌えるww
同意www気が合うかも。
女が受け身だと普遍的ポルノな感じがするけど
積極的なデイジー攻めだと無性に萌える。新しい。
DSでも男児らに触れるしなんだか追体験ぽくて。
でも、志波攻めも良かった。
受け攻めどっちかなんて選べない><
鉄壁の普遍ポルノな受け+処女+制服みたいなのも、攻め(フェラーリ)みたいなのも両方大好物ですw
職人さん、エロハッピーをありがとう
次スレテンプレ
素敵なエロ話でスカーッとしましょう♪
エロエロハッピーエロハッピー!!
○SSの神のご光臨お待ちしております。
○sage進行でおねがいします
○雑談OK!
SS貼り付け前や感想を言う前の“気配り”を忘れずに。
過去ログ及びローカルルールや
ローカルルールにするまでもない注意書きは
>>2-10辺り
●気配り例(ローカルルール)●
1.鏝半は連作以外は避ける
2.エロナシはスレ違いなので避難所なり各サイトへ投稿
直接行為がなくてもエロい雰囲気のものは投稿可
3.特殊な設定が出てくる場合は最初に宣言をして嫌な人がスルー出来るようにする
※特殊設定の例:
鬼畜・3P・強姦(じつは好き同士のオチでも)・百合・当て馬・ライバル
その他主人公×男キャラ以外で波紋を呼びそうな場合や
設定上名前だけの登場の場合も各々考えて随時宣言して下さい
4.「こんなの@@(キャラ名)じゃない」等の意見は避ける
5.470KB辺りorレス数970で新スレを立てる
※新スレ即死防止に、職人さんがSSを準備してある状態で立てるのが望ましい
●ローカルルールにするまでもない注意書き●
1.名前欄は 「タイトル」 にしていただくと、倉庫管理の人が助かるかもしれません。
2.1話完結の場合は 何分の何 と名前欄に書いていただくと、割り込みが防げます。
3.続きものの場合は、「今日はここまでです」と言っていただけたら、
続きがあるのかどうか分からなくて書き込みタイミングを迷っている
私達が書きこみしやすいです。
4.長い文章を連投するときは、携帯でもPCでも、いったん書き上げたものを
コピペで貼るのを推奨。書きながらゆっくり投稿されるとその間スレを独占することになり
他の人が困ります。
5.リクキボン・進行状況報告・需要ある?などの誘い受は嫌われます。
どっちに投下したらいいかな?
こちらを埋める必要があるならこちらに投下する
が、
5.470KB辺りorレス数970で新スレを立てる
というのが気になる。470KBかどうか、どこ見たらわかるの?
投下途中で容量超えるなら新しい方に投下します
>>826 一番下の書き込みの左側に赤字で書いてある
このあたりかな
↓
ここはもう終わりか?
現在・・・475KBだね。
自然に落ちる容量でもないから
普通に雑談でもして使った方がいいかも
SS投下は無理だろうけど
若王子先生がボルケーノ。
はじめてみたときエロい意味で大笑いした。
友人に話したらで何やら笑いを誘ったので、
こちらでも調子に乗って勇気を出して語ってみます。
日夜生活に追われ。SSを書く気力はないけど
妄想力だけは逞しいアテクシが妄想をば。
若王子ファンと志波ファンには特に危険かと!
あとキテル涙目。ファン要注意!!
まかり間違っても純愛でありませぬ。
ビッチデイジーが嫌いな人も読まないで下され。
ある日、化学教師若王子に淫行を働かられるデイジー。
性的な意味で日夜開発されるデイジー。
んでも若王子は例の機関にいた時に色々知ってる訳で
小悪魔デイジーにはそれが不満。
肉体的には満足してるけど、精神的に不満。
自分は若王子しか知らないわけじゃない、男。
好奇心にまかせてイケメン狩を始めるわけだ。
自分の学んだテクを実地で確かめるためにも。
最初の犠牲者は志波www
若王子と科学準備室で逢瀬を重ねつつ、
志波とも大胆にも校内で致すような仲に。
やっぱほら、若い子は体力あるからねえ。
体力に任せちゃう訳だ。
若王子を心酔する志波と今日も元気に授業をさぼって
コトに及んでいたところ、瑛たんを連れた若王子に現場を立ち入られ。
「うああああ俺の、俺の人魚がー。アッーーー」
新品の筆にバイバイ状態wてな具合。最悪ですねえ。フヒヒ。
そんでパーチーな訳です。イケメン共と。
あーーーーん、デイジー様、大変〜〜〜!なんて。
今日も妄想お疲れ様です。
・・・これでもアテクシ、キテルがヨメです(´・ω・`)
先生の言うボルケーノって、何を指してるんだろうな。
精神的な意味か物質的な意味か。
834 :
若水:2009/06/25(木) 22:55:19 ID:6yA3WgOr
投下。まもなく落ちるスレなので、需要無視の若水。
ラブなし。糖度ゼロ。ちょっとヘンなセックスをしているだけの話です。
それでもよい方だけ、どうぞ。
835 :
若水 1/3:2009/06/25(木) 22:56:51 ID:6yA3WgOr
若王子先生の指が、私の長い髪を梳く。
「君の髪は、長くて黒い」
――彼女の髪とは、全然違うね。
そう言いたいのだろうけど、先生は大人だから、言わないのだ。
比べてもいいのに。私も比べるから。
「先生の髪は、ふわふわで、やわらかい。彼の髪と、似ているのかも」
「ウェザーフィールド君の髪と?」
「ふふ。さわったこと、ないけど。ねえ、若王子先生も髪を伸ばしてみたら?」
「…うーん、昔、伸ばしてたことがあるんだけどね」
若王子先生の指が、不意に下着越しに私のクリトリスを撫でた。
「…やっ!」
「水島さん、ここ、好き?」
「…好き」
この人は、話したくないところになると、急に私を攻めてくるのだ。
私は、それを知っていて、先生が嫌う話題を振ってみる。
私が欲しいのは、先生の過去じゃない。体に得られる、快感だけだ。
私たちの利害が一致したのは、いつのことだったのだろう。
化学の成績が悪い私と、化学の教師である、若王子先生。
テストが終わるたび補習に呼び出され、そして、いつの間にか私たちは、お互いの恋の話をするようになった。
先生が好きな人は、私の好きな人の彼女。
私が好きな人は、私の親友の恋人。
私たちの空洞は、本当に愛する人には埋めてもらえない。
気づけば、私と若王子先生は、補習のプリントを白紙のままにして、机越しのキスをかわしていた。
「先生、ね、お願い、もう、して」
「我慢できないの?」
「できない」
夏の制服の布越しに撫でられる、胸への愛撫がもどかしい。
私は、自分から、ボレロを脱いだ。
そして、足を大きく開いた。
「さわって」
私は、人差し指で下着のクロッチを脇に寄せた。そして、先生に私を見せる。
先生は、目をすがめた。
「…よく見えないよ。君の髪の毛みたいに、しっかりと密集しているから」
私の少し多くて濃い毛は、先生の視覚の邪魔をしたみたいだ。
「濡れてるかどうかも、わからない。見えない」
先生は、背中を向けた。そして、デスクの上の銀色のトレーから、事務用ハサミを手に取った。
「勝負下着?」
私は首を振った。
「だよね。僕には、使わないよね。じゃあ、切るけど、いい?」
先生は、私の了承の声を聞くより早く、クロッチ部分を少し引いてハサミを入れた。
「あ」
瞬時にわたしの股間は剥き出しになった。若王子先生は、私の陰毛を、無造作につまんで、すこしひっぱった。
「これも切るけど、いい? 僕は君を見たい」
「いや、それは、いや、若王子先生」
「だいじょうぶ。僕以外の人は、見ない。違う? ウェザーフィールド君はまだ当分、他の人に夢中だ」
――ね、切らせて?
甘い声でささやかれて、私は、悪魔の手に落ちた。
836 :
若水 2/3:2009/06/25(木) 23:00:46 ID:6yA3WgOr
若王子先生は、案外器用だ。上手に私の毛を刈り込んでしまった。
みじかく、そして、思ったよりも自然に。
手早く、机に落ちた陰毛をゴミ箱に捨ててしまうと、先生は私に足を開くよう命令した。そして、自分の仕事の上出来さに満足そうに笑った。
「うん。かわいい。ちゃんと、しっかり見えてる。チャーミングだ」
「先生って、スケベ」
「そう? 男はみんなこんなもんです。ただね、大事な人には、なかなか言えない。だからね」
「だから?」
「二番目の人に、させてもらうんですよ。こんな風に」
そう言いながら、先生は私のクリトリスを瞬時につまんで、きゅっとひねった。
「いたっ」
「痛い? でもね、痛みのあとに優しくされると、快感が増します。こんな風に」
たしかに、先生の言うとおりだった。中指の腹をつかって、痛みをなだめるように上下にゆっくりとこすられると、腰の奥が甘くとろけるように、うずく。
「あ、あっ、先生…。んん」
「なに…」
「も、っと」
「ほら、女の子だってそうだ」
「…あっ、なに、が?」
先生があでやかに笑った。
「スケベです」
そう、私はスケベなんだと思う。先生の指の動きにあわせて、ものほしげに腰を動かして、口の中に唾液をためて、そして、好きでもない人の名前を呼ぶ。
「ああっ、先生、若王子先生、せんせ、せんせい、ダメ、ダメ…いく…」
先生が、少し腰を引いた。
「ほら、見える?」
「うん」
「やっぱり、こうしてよかった」
「…」
教員用の安いチェアに座った先生にまたがって、私は腰を振っていた。
私の女の部分が、こんなに赤く色づいて、男の人を迎えていたことを、今日、はじめて知った。
毛を短くしたせいで、私たちがつながっている部分がいつもよりよく見えた。
避妊具の端が先生の根本を押さえつけている様子もリアルで、とても淫らな気持ちになった。
「君も、いつもより、濡れてます」
先生は、結合部分から私たちのぬめりをすくって、てらりと光る指さきを私の目の前に差しだした。
「いや」
わたしは顔をそむけた。
「恥ずかしい?」
「そりゃあ…」
「じゃあ、こうしよう」
「え? なに? …きゃ…っ」
先生のその指は、私の腰のうしろにまわり、そして尾てい骨をすべって、ゆっくりと、お尻の穴に触れた。
「ふふ、締まった。そんなにしたら、先生すぐいっちゃいます」
「いや、いや、ダメ」
私は身をよじって、先生の指から逃げようとした。しかし、肩を押さえこまれ、逃げる道は封じられていた。
「ほら、すぐ良くなります。じっとして」
「無理、無理! いや、だめ」
先生の指が、私のお尻の穴のまわりで、円を描くと、ぞくぞくと、甘い震えが、背筋を這い上がった。
「ほら、いいでしょう? いいはずです。ね?」
たしかに気持ちがいい。しびれるほどの快感が、膚の上に走る。だけど、タブーの予感に私は震えた。
「だ、ダメ…」
「暴れないで。君が嫌なら、今日は、指は入れません。こうやって撫でるだけです」
「ほんと? 指、入れない?」
「うん。入れない」
そのとたん、私に二度目の波がやってきた。安堵が快感をつのらせたのだ。
私は、先生に腰をおしつけながら、果てた。
837 :
若水 3/3:2009/06/25(木) 23:02:06 ID:6yA3WgOr
「いっちゃったね?」
私は、力なく頷いた。
「じゃ、僕もいっていい?」
私は、もう一度頷いた。
動けなくなったわたしをまたがらせたまま、先生は、緩慢に腰を動かしはじめた。
わたしの恥ずかしい部分をなで回した指先は、いつのまにかわたしの乳首をつまんでこねていた。
お腹の底で、あつくて重い粘液が揺れていた。わたしは、両腕を先生の首筋にまわして、くらくらするほどの愉楽に耐えた。
ほどなくやってきた三度目の快感には、先生と、同時に呑まれた。
出口のない思いは、この化学準備室で排泄されるだけだ。
「…あ、下着」
クロッチ部分を切られて、役に立たなくなった下着が、腰骨にひっかかっている。
私は、先生を責めようと、名前を呼んだ。
「若王子先生」
「ん?」
もう先生は着衣を整えて、グラウンドを見下ろして、彼女の背中を探していた。
私は、先生の隣に並んだ。
「あ、見つけました。ほら。あのふたり、今、帰りみたいですね」
先生が指を差した先には、肩までの栗毛の後頭部と、金色の長髪の後頭部が仲良く並んでいた。
その仲のよさそうなシルエットは、じゃれあいながら、橙色の夕陽に向かって歩いていた。
わざとらしいくらい、青春くさかった。
わたしと先生が淫靡に放課後を過ごしていた間、きっとふたりはまっすぐに笑いあって恋を語り合っていたのだろう。
たまらない気持ちになって、私は言った。
「若王子先生、今度するときは指、入れていいです」
先生は、二人の背中を見つめたままで、うん、ひとことつぶやいた。
私は、放課後の教室にひとりでもどり、そこで、下着を取った。
行き場のない思いを快感にすり替えて、私と若王子先生は、行為をエスカレートさせていくのだろう。
もう、どんなことがあっても、あのきれいな背中には、私たちは追いつけない。
私は、脱いだ下着を、親友の机の中に押し込んだ。
そして、ほんのみじかいあいだ、温度のない涙を流した。自分のためなのか、先生のためなのか、わからなかったけれど、私は泣いた。
【END】
デイジー以外も新鮮でGJ!!
甘くないエッチもいいなぁ。
GJです……
若×デ←密の甘くない若密が好物なもので、
若水で作品読めるとは嬉しすぎる
若王子のエロさが半端ないw
ごちでした
エチ後もいい。
カマトトぶったデイジーは正直好きになれないから、とても好きな組み合わせでした!
萌をありがとう。
他の女キャラも読みたい、けどヒソヒソが1番エッチそうだな…
もう落ちてるかと思ったが、まだあったのか
GJ!
新鮮な組み合わせに萌えた。
若は自室があるから誰とでも自然にヤレるんだなwww