【デレデレ】ブラックラグーンVOL.10【子猫ちゃん】
2 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 02:42:54 ID:PCoYczmP
ども。前スレ
>>684とかの者です。
スレ立てお疲れさまです!
連投で申し訳ないのですが、せっかくのバレンタインなので…。
夜になってからざっくり書いたやつ、投下します。
急場ごしらえなのでほとんどエロないですが、よろしければどうぞ。
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今日は、2月14日。
とはいえ日本のようなお祭り騒ぎもないロアナプラ。
特に何の予定もない俺とレヴィは、いつものようにだらだらと「イエローフラッグ」へ繰り出し、
だらだらと酒を飲んでいた。
いつもと違うのは、イエローフラッグの階上にある娼館のコたちが、
営業を兼ねてあれやこれやとバレンタインの贈り物をくれること。
大抵はちょっとしたお菓子なんかで、日本と同じようにチョコレートをくれるコもいれば
キャンディーやマシュマロをくれるコもいて、なかなかに楽しい感じだ。
マダムからも特大のハート形チョコをもらった。
しかしバオ曰く、
「毎年マダムは『これ』と狙った客にハート型の特大チョコを渡すんだけどなぁ。
なんとそン中にゃ睡眠薬が入っていて、うっかり食べようものならそのまま階上に『連行』されちまうんだよ〜。
だからくれぐれもマダムからチョコレートなんざもらうんじゃねぇぞ。ん?ロック?何だその包みは?」
だそうで、それを聞いたレヴィがすぐさまそのチョコをカトラスで打ち抜いたのは言うまでもない…。
「それでレヴィは、何かくれないの?」
カウンターに新しい穴を開けられたバオの説教を聞き流しながら、冗談のつもりで聞いてみる。
「…別に。なんであたしがあんたに営業かけなきゃなんねぇんだよ」
「いや、営業とかそんなんじゃないんだけどね…」
あまりにもレヴィらしい物言いに、思わず苦笑する。
4 :
(3続き):2009/02/14(土) 03:11:19 ID:zahoh1lk
すると背後から、ガサリと差し出された紙袋がひとつ。
「ヘイヘイ色男〜、あたしからの愛の贈り物だ。受け取り拒否はナシだぜ」
何事かと思って振り返れば、いつも以上に露出度の高い服装のエダが、悪い笑顔を浮かべて立っていた。
「…これも、睡眠薬入り?」
「なーに言ってんだい。『睡眠薬プレイ』がお望みならまぁ考えないこともないけど、
あたしはイマイチ趣味じゃないねぇ」
「…エダ、そこ動くな。ブチ抜いてやるッ!」
これでもウマが合うんだから女の友情というのは不思議なものだと思うが、とりあえずカトラスに手をかけているレヴィをなだめ、
エダから紙袋を受け取る。
「サンキュ、エダ。開けてみていいかな」
「もちろんさロメオ。きっと気に入ると思うよ。バオ、あたしにも一杯」
自称・「愛の贈り物」と言う割りにはざっくりと口が折られただけの茶色い紙袋の中を覗き込むと、
目に飛び込んで来たのは刺激的な紫色。
間違いかと思ってよーく見ると、それは男性用のビキニパンツだった。
「ちょちょちょ、ちょっと、エダ!何なのこれ、こんなのもらえないよっ!」
ちらりと見ただけでも布の量はかなり少なめで、サテン風の生地がテラテラと光っていて…。
「何ってさぁ、セクシーだろ。ステイツでは、バレンタインにこういうランジェリーを贈るのがフツーだぜ?
だからさぁ、こんな色気のカケラもない山猿なんか放っといて、アタシとイイコトしない?」
エダはカラン、と手の中のグラスを揺らしてウィンクを寄越した。
5 :
(3続き):2009/02/14(土) 03:17:49 ID:zahoh1lk
「てめぇ何サカってやがるっ!男漁りならヨソでやんなっ!」
レヴィがとうとう椅子の上に立ち上がってカウンターに片足をかけ、カトラスを引き抜いた。
「あー、うるさい。自分のエモノも満足に囲えないようなやつがエラそうに」
つぶやいて、エダは素早く俺の耳元に口を寄せた。
「おい男前、そいつの下をよーく見てみな。バレンタインの夜にこんなところで飲んだくれてるお前さんたちに、
老婆心ながらおせっかいだ。謹んで進呈する」
何事かと思って袋の奥をガサガサ漁ると、「紫ビキニ」の下から出て来たのは、
美しいヨーロピアンレースに縁取られた純白のショーツとブラジャー、そしてガータベルトのセットだった。
「…こいつをレヴィに?」
「…あんたが着るのか?ま、そういう趣味でも一向に構わないけど」
エダは残りの酒を一気に煽るとグラスをトン、とカウンターに置き、俺の目を覗き込んだ。
サングラスの奥の、ペールブルーの瞳に射抜かれる。
「てめーら見てると、もどっかしくてしょーがねぇんだよ。どうせ今日も、だらだら飲んでるだけなんだろ?
いい若いモンはカラダ動かして来い、カラダをよぉ?」
エダの目の奥に一瞬、真剣な光が走ったような気がしたが、それはすぐにかき消され、
いつもの「テキトーでインランで小金にうるさいクソ尼」が戻って来る。
「ま、そういうこった。あとは自力でヨロシクやんな」
飲み代をカウンターに放り投げると、レヴィに向かってひらりと手をあげる。
「気が変わった。河岸変えて相手探すわ。こんなに凶暴なオヒメサマの城からは、
とてもじゃないが王子を強奪できないかンな」
あっけに取られるレヴィを置いて、エダはスタスタと出口に向かった。
俺にだけ見える角度で、投げキッスを残して…。
「…なんだあいつは?」
レヴィがカトラスを構えたまま、呆然としている。
ロアナプラ一「損得勘定」に敏感なシスター・エダが何を企んでるのかは知らないけれど、
とにかく俺の手のなかにはランジェリーが残された。
「紫ビキニ」の方はともかく、純白のランジェリーはさぞかしレヴィの小麦色の肌に映えるだろう。
「なぁ、レヴィ…」
ようやくカトラスをホルダーに収めたレヴィに向かって話しかける。
「お前んちで飲み直さないか?アツアツのピザ買って、ビールもたっぷり仕入れていこう」
レヴィは驚いたように目を見開き、それからほとんど空になっている手元のグラスに視線を落とした。
「ん…悪くない提案だ」
レヴィのグラスにもう一杯注ごうとしていたバオが、おや、という風に手を止める。
そして背後の棚からグラスを取り上げるとおもむろに磨きだし、
後ろ向きのまま「行っちまえ」というふうに肩のところで手のひらを振った。
6 :
(3続き):2009/02/14(土) 03:25:04 ID:zahoh1lk
「シスター・ヨランダ、お言い付け通りに実行して来ましたが…」
夜の街から「暴力教会」へと戻ったエダは、居間で就寝前のティータイムを楽しむシスター・ヨランダに報告した。
「ご苦労。坊ちゃんには、こないだ入手困難な茶葉を手に入れてもらった借りがあるからねぇ。
人間、いつまでも若くはないんだ。楽しめるときに楽しんでおかなきゃ」
気品あるダージリンの香りが、部屋いっぱいに広がっている。
「結局、坊ちゃんにはアレを渡してくれたんだね?」
「えぇ、しっかりと。ついでに『おまけ』もつけておきました」
「そりゃぁいい仕事をした、シスター・エダ。とにかく男は白い清楚なランジェリー、いろんな趣味があったって
こいつがキライというやつはほとんどいないものさ」
「…それはシスターの経験則ですか」
「ま、そんなものかねぇ。それにしてもバレンタインとは懐かしい。
現役の頃は連れ込みたい男がいれば、ちょいと眠たくなる薬を混ぜたチョコなんか渡したものさ」
「…勇猛果敢ですね」
「ところでエダ、『おまけ』って何をつけたんだい?」
「それは…」
他に誰もいないにも関わらず、エダはヨランダの耳元に口を寄せた。
「…シスター・エダ、そのジョークのセンスもラングレー仕込みかい?」
あきれたようにヨランダが問いかける。
「この件については上司には報告なさらぬよう、お願いできますか」
あさっての方を向いて応じながら、エダは心に誓っていた。
クビをかけてまで仕掛けたイタズラだ。
今夜の首尾と「紫ビキニ」の行方を絶対、レヴィから聞きだしてやる…と。
7 :
(3続き):2009/02/14(土) 03:29:32 ID:zahoh1lk
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以上です。
この先〜!がほんとは楽しみなんですが、
もし書けたらまたその時にということでご勘弁を…。
ちなみに今年のバレンタイン、自分は田舎で法事です…。
>>3 GJ!
白ガーターレヴィたんを想像するだけで悶絶死。
続き全力で待ってます。
バレンタインなのでこちらもそれっぽいネタで。
パラレルなので、苦手な方は全力でスルーしる
+++++++++++++
「よぉ、ロック!ノート貸せ!」
1限目の終わりを見計らって登校したあたしは、席でちまちまとノートを纏めてる間抜け面に開口一番そう告げる。
再来週から定期試験。次に赤点を取れば間違いなく留年だ。
ロックは「ああ、来たんだ」と呟きながら、あたしに告げる。
「……いやだよ。前レヴィに貸したノート、菓子の油でギトギトだったんだ。カスまで挟まってるし」
「ちいせぇヤツだな。黙って読んでてもクソつまんねぇんだから仕方ねぇだろ??」
「エダに借りろよ、寮で同じ部屋なんだろ?」
悪友であり、学内トップの糞ビッチの名前を聞いて顔をしかめる。
「あー、アイツは駄目だ。天才肌っつーかよ。ノートなんざ取ってねぇ。つーか授業だって聞いちゃいねぇ」
アレで学内トップなんだからワケがわからねぇと憤るあたしに、冷ややかな一瞥を寄越すと「だったら教えて貰えよ」とだけ吐き捨てノートに視線を戻す。
「だぁかぁらぁ、アイツはダメなんだよ、思考回路が普通じゃねぇから教えるのにゃ向いてねぇんだってば」
「……まぁ、確かにそうかもな」
とりあえず納得したらしいロックだが、「でも、天才でもないのにエダと一緒になって授業聞かないレヴィの自業自得だよね」とそれ以上取り合わない。
「よぉ、ならよ、お前が教えてくれよ。今日暇か?」
「だから何で俺なんだよ!?他にもいるだろ?鷲峰さんとかベニーとかロベルタさんとか!!」
ベニーは脅せば言うこと聞くが雪緒やクソメガネは論外だ……。
第一『何で』なんて今言えるワケがない。
今日は2月12日。
14日のバレンタインに『礼』と称してチョコをやる口実にするつもりだなんて、口が裂けても言えない。
「ほら、オレンジジュースでいいだろ?」
「シケてんな。酒無ぇの?酒」
「勉強するのに酒飲む馬鹿がどこにいる?第一俺達は未成年だ!」
「ならてめぇが今火ィ点けようとしてる白い紙巻きの中身はナンだっつーんだ」
「うるさい」
結局ロックを丸め込み、ヤツの部屋に転がり込む。
「でさ、ココのXにこの解を代入するんだよ」
「ふーん。意外とカンタンだな」
そう言いながら類似問題を解き始めたあたしをロックがジィッと凝視している。
これはフラグが立ったか!?とチョットばかしドキドキしながら「ナンだよ」と問いかけた。
「お前さぁ、一応うちの学校の生徒なんだな。ずっと不思議だったんだよね、何でコイツがウチの学校いるんだろうって」
フラグがボッキリと折れる音がした。
まぁ、焦っても仕方ねぇと「やるときゃやるんだよ、あたしだって」と鼻を高くしたならば「ならどうして普段からやらないのか全くもって理解不能だ」とため息を吐く。
「受験はどうしたのさ、結構難しいだろ、ウチの入試」
「寮があるだろ?ここ。クソ親父から離れるためならナンだってするさ」
「仲悪いのか?」
「口もききたくねぇ」
「ふ〜ん。でも学費出して貰ってるんだろ?」
「んなワケあるか。アイツにゃ給食費だって払って貰ったコトねぇぞ。バイトだバイト」
「…バイトって…学費が幾らか位は知ってるけど、やたら高いよな、ウチ。ちょっと働いた位じゃ払えないだろ…ましてや寮費や生活費もいるんだろうし」
「…あーまー…………いろいろアんだよ…」
言えねぇ…絶対言えねぇ!場末のSMクラブのショウガールとしてシバいたりシバかれたりしてるなんざ!
ましてや、本番とMはシねぇとはいえ追加料金払った会員のおっさん相手に個人プレイしてるなんざ死んでも言えねぇ!
寧ろそっちの収入がメインだなんて……知られたら生きていけねぇ。
ロックはあからさまな疑惑の目をあたしに寄越しながら「ふ〜ん…」と相槌をうつ。
「頑張って勉強して奨学金借りればいいのに」
「他人に媚びて借り作んのはイヤなんだよ」
「今のコレは借りじゃないのかよ」
「返す気が無いから違う」
「あっ…そ…」
ロックの部屋での時間は楽しかった。
勉強なんざ大嫌いだが、コイツはあたしが理解できないポイントを不思議なくらい理解して、的を射た説明してくれて、面白い位によく解った。
明日はロックは予備校であたしはバイト。
だから明後日の14日にまた教えて貰う約束をしてヤツの家を出た。
ロックが14日の予定を空けてくれたことも嬉しくて、明後日がすっげぇ楽しみだった。
チョコは手作りを渡したかったが、寮のキッチンで作るのはイヤだった。
だから次の日は授業後すぐに着替えて、スーパーで『手作りセット』ってヤツを買い込み(失敗してもいいようにな)早めにクラブに出勤した。
茶を湧かしたり弁当あっためるのにしか使ってねぇが、コンロとレンジくらいはある。
オーナーのローワンっつーテンションたけぇおっさんや、後から来た同僚の嬢達の冷やかしやアドバイスと言う名の口出しにキレたりしながら、何とか2時間くらい
でそれなりのモンが出来た。
溶かして固めるだけのモンなのに、大量の『焦げ墨』と『幕間のおやつ』が出来たのは内緒だ。
ボンテージに着替えて化粧しながら、アイツどんな顔すっかなぁとか、受け取ってくれっかなぁとか考えてるとそわそわして堪らない。
ハタから見てても百面相してたらしく、すっげぇ笑われた。
今日のシフトはシバく方か。シバかれるよかシバく方がまだマシだ。
陰影の濃い化粧を施した、鏡に映る自分を見る。
セーラー服を纏う昼間のあたしとは別のあたしが映ってる。
出番を告げる声に、頭のスイッチをカチリと入れ替えた。
目を細めて立ち上がる。
今からあたしは『女王様』。
スポットライトを浴びた壇上からは、薄暗い客席の様子は殆どわからないが、下卑た視線を向けられていることは解ってる。
薄く笑みを浮かべながら、客席を舐めるように見下ろし、狭いステージをゆっくりと一周する。
安っぽいムードミュージックと安造りのステージをピンヒールで踏み鳴らす音。
音楽が泊まると黒服の男が首輪に繋がれた今日のM嬢を引っ張って来る。
鎖のリードを受け取り、思いっきり引っ張ると、悲鳴と共に倒れこむ身体。
音楽が攻撃的なものに変わる。
音にあわせて身体を翻しながら鞭を振り下ろす。
音は派手だがそれほど痛くもない、ソレ。
被虐される女の悲鳴も予定調和。
全てプログラムされた通りの展開。
コレで普通のバイトの倍以上は金が貰えるのだから、安いものだ。
「よぉ〜レベッカ!サイコーだったゼ!!」
ステージから戻ったあたしを、ローワンのおっさんがテンション高く出迎える。
同様にMにも労いの言葉をかけているのを眺めつつ、とりあえず水で喉を潤す。
「ところでレベッカ。相談なんだけどよぉ。Mでご指名掛かってるんだが、どうよ」
「…言った筈だぜ。クセェおっさんのアレしゃぶるのも、バイブ突っ込まれるのも、ケツをファックされるのも御免だ。」
「けどよぉ、上客なんだわ。新客引っ張って来てくれるしよ。アンタが応じないなら別の店に通うって、そう言ってる」
「ふ〜ん…」
興味が無さそうな風を装いタバコに火を点けるあたしに、ローワンは一言釘を刺す。
「応じないなら応じないで、理由が必要なんだわ。レベッカ嬢は辞めました、とかな」
「………クビ。ってコトか」
「そうは言ってねぇけどよ。17才のアンタを雇ってくれる店なんざ他にねぇってコトは理解しとけよ」
「……………………………何日か考えさせてくれ。客には『生理だ』とでも言っといて…」
化粧も落とさずに、上の空で繁華街を歩く。
別に、高校を卒業してぇワケじゃない。
クビになったって、学校をやめれば衣食住を確保する程度の稼ぎくらい何とかなる。
けど、そんなのはイヤだ。ロックの傍にいたい。学校にさえ通っていればアイツと過ごす時間が担保される。
あたしのクソつまんねー人生の中で、何物にも代え難い楽しい時間。
指名に応じた時のことを想像する。好きでもねぇ野郎に加虐の対象として玩具にされるのだ。
縛られ、いたぶられ、奉仕して。
気持ち悪い。ヤだ。嫌悪に全身があわ立つ。
Sでプレイする時だって、見せることはあれど絶対に性器には触れさせない。
こんなバイトをしてる手前、経験豊富なフリをしているが…男の経験が、無い。
変態オヤジに突っ込まれたバイブで破瓜なんて、冗談じゃない。
けれど、それを選ばなければ学費なんてとても払えない。
涙でドロドロの化粧のまま部屋に戻ったあたしに、ギョっとするエダ。
彼女の手には、ファッション雑誌。勉強なんざしてる様子も無い。
なのに、学内トップで奨学金の返済も不要。
いつもは「コイツはコイツ、あたしはあたし」と割り切っていたが、今は妬ましくてたまらない。
「どうしたよ、変態に犯されたか?泣いてちゃわかんねぇだろ」
エダなりの口の悪い慰めを受けながら、そういえば折角のチョコを忘れて来たと気付く。
馬鹿みてぇだ。みじめで情けなくてたまらなかった。
結局、チョコを取りに夜中に寮を抜け出した。
店でローワンに会ったが、何も言わずに俯いて前を通り過ぎる。
「ウチもさ、売れっ子のアンタをクビにはしたくないんだわ。」
背中から掛けられた声にチョコの包装をギュッと握り締める。
「アンタ、ショウでは両方ウマいじゃねぇか、な?Mもヤレばアンタなら相当稼げる。」
そんな声から逃げるように駆け出した。
そう、『初めて』だからこんなにイヤなんだ。
チョコを胸に抱いて、こいつを作ったハッピーな時間を思い出す。
ロックと一緒にいたい。
けど、貯金切り崩して別のバイトしただけじゃ学費なんざ払えねぇ。
何でちゃんと勉強してこなかったのだろう。今からじゃ頑張ったって間に合わない。
翌日の14日。バレンタイン。
いつも通りの顔で登校したあたしの胸ん中は、どんよりと重苦しく曇っていた。
あちこちからチョコをやったの貰ったのと、浮かれまくった声が聞こえてくる。
あのクソ眼鏡ですら家庭教師をしている良家の坊ちゃんに渡すとかで、随分とお高そうな紙袋を机の横にぶら下げている。
どいつもこいつもそわそわしてた。
昼休みにエダと二人で菓子パンを頬張っていると、雪緒のヤツがいかにも手作りくさいチョコレートケーキを差し出してきた。
「銀次さん…あ、…私の保護者みたいな人なんですけど、その人が『クラスのご友人方と召し上がってくだせえ』って」
似ているのかどうかすらよくわかんねぇ口真似を交えてニコニコと差し出されたソレ。
つーか、コイツんちって確かヤクザだよな。ってコトはヤクザのおっさんがコレ作ったのか???
悶々と、紋切り型のヤクザの姿と、そいつがヒラヒラのエプロンつけてケーキ焼いてる様を想像し、ナンとも言えない気分になる。
適当に礼を言って一切れ口に運ぶ。
カカオの香りが口いっぱいに広がるのにクドくなく、その上なめらかな舌触りが絶品だった。
ヤクザのおっさんでもこんなモンが作れるのに、あたしが作ったのは溶かして固めただけのチョコレート。
見ればロックもヤクザお手製チョコレートケーキを口に運んでいる。
ナンだかよくわからねぇ敗北感で一杯だ。
結局学校ではチョコを渡せぬまま、約束通りロックと共にヤツの家へと向かう。
いつも通りを装わなければと、まずは幾つチョコを貰ったのか見せてみろと尋ねてみる。
「貰ってないよ、言うようなモンでも無いし」
そう言って白状しないコイツのカバンを強奪して中を開けると、多くはないが大小のチョコが入っており、ナンだかやたら胸が苦しいのにそんなことを口にも出来ず
「へぇ〜〜」とニヤニヤしながらそれらを机に並べる。
「食いたかったら食っていいよ」
「…別に、食いたいワケじゃねぇぞ」
「なら人のカバン漁るなよな…」
そろそろ悪ふざけが過ぎたかと、謝ろうとしたあたしの目に飛び込む見慣れた包み。
あたしが買った『バレンタイン・簡単手作りセット』のソレ。
「……ロック?これは??」
「ああ、ソレ?政経のバラライカ先生のトコのお嬢さんがくれたんだよ。手作りなんだって。前にグループワークでお邪魔したときに妙に気に入られちゃってね」
男女の双子なんだけど可愛いんだぁと頬を緩めるロックを前に、頭が真っ白になる。
教師でありながらガンマニアのバラ姐とは妙にウマが合って飯食いに押しかけたりすることもあって、クソガキ共もよく知ってる。
あの妙にませたメスガキ。
あたしの『作った』ものは小学生と同じレベル。そりゃそうだ。だって、溶かして固めるだけ。それだって何度も失敗した。
固まってしまったあたしにズイっと手を出すロック。
「ぁんだよ?」
「レヴィのは?無いの?」
出せるワケ…ねぇ。
「……ねぇ…よ」
「………ぁ……そっか」
「……うん」
今日は化学と生物を関連付けながら叩き込まれ、何とか今日の目標の範囲を終える。
「悪ぃな、お前の勉強が出来ねぇだろ」
帰り支度をしながら詫びる。
「別に。人に教えると自分が曖昧に覚えてる部分が見えてくるからそれはそれで意味はあるしね」
迷惑なのは間違いないのに、恩を着せてこないコイツ。
いつだって邪険にするふりをしながら、最後はあたしを気にかけてくれる。
好きで好きで。こんなに大好きで。
見送るよと立ち上がったロックに正面から抱きつく。
「ぇ…ちょ…レヴィ!????」
慌てて引き剥がそうとするこいつに抗っていやいやと首を振る。コイツの側にいたい。だから学校はやめたくない。
今から奨学金を得る見込みが無いのならば、今の稼ぎをキープするしかないじゃないか。
ならばせめて、初めて受け容れるのはコイツがいい。コイツじゃなきゃイヤだ。
「好きなんだよ。どうしようもねぇって程。だから、初めてはお前じゃないとイヤなんだ。頼むから…じゃないと…」
縋りついて抱いてくれと懇願する。
ロックは暫し固まり、「ぁ…ごめん、今俺パニクってるからか…話が見えないんだけど…」と困惑して返す。
「だから!!好きだって!!」
「うん、それは分かった。ありがとう。その後の話から…かな?」
「……………処女貰ってくれって…」
「…あー…その…それも、この先いつか頂くことになるかもだけど、今は…何も、その…準備、してないし。そもそもどうして急に焦ってるのか、わからないんだよね」
「ちょっと待て。いつかって…そりゃどういう意味だ?」
「え?あー……あ…好きなんだ、レヴィのこと」
思わず顔を上げてロックの顔を見ると真っ赤な顔で目を逸らす。
問題は何一つ解決しねぇが、嬉しくって嬉しくってたまらない。
「チョコ…ホントはあるんだろ??」
「うん。けどきっとがっかりするぜ?」
「しないよ。ちょうだい?」
言われて意を決してカバンを開ける。
差し出された見覚えのある包みを前に一瞬きょとんとしたロックだが、すぐに「手作りだ!!ありがとう!」と力一杯抱き締めてくる。
「やめろ、苦しい!!」
そうもがきつつもハッピーでたまらない。
早速食べてもいいかと問うロックに頷き、ドキドキしながら感想を待つ。
「ウマい」
「ホントか?」
「ホント。味見する?」
ロックと初めて交わしたキスは、チョコとタバコの味だった。
何を言っても怒らないというロックに、今回の事情を掻い摘んで話した。ロックは恥ずかしそうな真っ赤な顔で話を聞いていた。
あたしもきっと真っ赤だった。だって、処女だってカミングアウトした後にこんなバイトの話をしてる、それもたった今好きだと告った相手にだ。
「何か際どいバイトしてるんじゃないかって予感はしてたんだけど、まさかSMクラブとはね…」
そう呆れながらも、「きっと別の方法があるから、無理して今のバイトを続ける必要は無い」と諭される。
「……でも、貯金だって20万くらいしか無ぇし…」
4月から3年生。外部講師を呼んだ入試対策授業や衛星講座がウリの私立。強制参加の模試だって毎週ある。寮費や生活費も考えれば年間合わせて200万近
く必要だ。
「20万かぁ…」
「コレでも結構切り詰めてたんだぜ」
「うん。で、このバイトのこと知ってるのって俺だけ?」
「あと、エダ」
「エダ…ね。」
う〜んと考え込んだコイツを前に、もういいやと、そう思う。
コイツがあたしのこと好きだと言ってくれるのならば、時間を見つけて一緒にいられる。別に学校に拘らなくてもいいじゃねぇか、そんな風に思い始めていた。
「20万?」
「うん、そう。どう思う?」
近所のファミレスにエダを呼び出し、ロックはコトの顛末を説明する。
「どう思うったって、まぁ、そのままじゃどうにもなんねぇわな」
「そうなんだけどさ…君なら何か妙案があるかなぁ、と思って」
ロックとエダが話しているのを他人事のように聞く。そう、こんなことどうこうしようも無ぇ。
「ロックが奨学金とって、それをコイツに廻せば?」
「俺が奨学金取れるほどウチの親は貧窮してないんだ」
「ふ〜ん…よぉ、レヴィ。お前、どうしたい?」
急に話を振られて吃驚しながらも、「どうしたいも何も、どうしようもねぇよ。」と答える。
ついでに「元々家をおん出る理由が欲しかっただけだしよ、あとはフリーターにでもなるわ」とも。
「俺もバイトするからさ、頑張ろう?な?」
そんな馬鹿なことを抜かす間抜け面を力一杯睨みつけてやる。
「何寝惚けたコト言ってんだてめぇ。受験生だろが。そこの金髪みてぇなチートがネェなら大人しくシコシコ机に向かってな」
それでも何か言おうとするロックに「学校なんざアンタと一緒に居たかっただけなんだよ…」と吐き捨てる。
そんなあたしらのやり取りを頬杖ついて眺めてたエダは、やれやれとため息をついて宣言する。
「じゃぁ、おめぇ、その20万はあってもなくても、すぐには困らんワケな」
「生活費要るに決まってんだろ」
「その位ダーリンに貸して貰えよ。ちょっとその20万預けてみ?別に学費なんか分納でいいんだからよ、自転車操業でも取り合えずは何とかなるだろ。ま、無く
なった時に退学ってコトでいいんでね?」
「何企んでるんだよ」
「ちょっとした財テク」
悔しいことこの上無いが、やっぱエダは天才ってヤツだった。
携帯を駆使しての株やFXのデイトレード、果てはベニーを脅して組ませた(報酬は昼飯の菓子パンだ)電話発信プログラムを雪緒んトコのダフ屋に売りつける始末。
あたしは、普通のバイトをしながら足りない分を補填する。
実は、元金にロックの貯金とエダの隠し金(コイツ、寮のパソコンからたんまりと稼いでやがった)が付加されていたことを後で知ったが、どうやらすぐに回収したら
しい。
コイツ、働かなくても食っていけるんじゃねぇ?マジでそう思う。
エダの趣味も兼ねた尽力で、5月にはどうやら一緒に卒業出来そうだという希望が見えた。
『しっかり準備』したロックと初めての経験持ったのは、そんな初夏に差し掛かる頃だ。
岡島家の留守を狙い、すっかり通い馴れた部屋に通される。
別にヤろうって、申し合わせたワケではないが、「留守だから」と部屋に誘われたからにはそういうモンだとこっちも準備は怠らない。
シャワーも浴びて来たし、エダチョイスの下着だって着けて来た。
見苦しくねぇように、毛の処理もバッチリ。
『フェロモン入り』とかいうフルーツフレーバーのボディクリームも塗りこんで来たからお肌だってもちもちだ。
すっげぇ緊張した顔で隣に座るロックも実は初めてで、あたしはあたしで耳年増故に知識だけは豊富にあったが、そんなの何の意味も無かった。
最中の知識は小一時間語れるほどにあるが、ソコに至る過程ってのがすっぽり抜けてる。
無言で、出されたジュースを啜る。静かな室内に響くのは時計の秒針と、甘ったるい液体を嚥下する喉の音。胸の鼓動がうるさい。ロックにも聞こえているのでは
とすら思う。
どうしよう、やっぱここはあたしがリードするべきか?
そう悶々とするあたしの耳に、「レヴィ」と名前を呼ぶ声が飛び込む。
「んぁ?」
努めて、いつも通りを装う。ロックはそのままぶっ倒れちまうんじゃないかというくらいに耳まで真っ赤だ。
筋金入りの変態ばっか見てきたせいか、童貞って可愛いなと、自分を棚に上げてそう思う。
「ぁ…あ、あの、…あの、あのさ。」
「あー、まぁ、なんだ、落ち着け、な?」
ジュースを差し出し、飲むように促す。コイツのあまりの舞い上がりっぷりに、こっちが居た堪れなくてたまらねぇ。
一気にごくごくと飲み干すと、いきなりあたしの両肩を掴んでくる。
「好きなんだ!!」
「今更だな」
「先の見通しが立たないうちはと思って、ずっとガマンしてたんだ」
「知ってる。まぁ、それ立てたのは金髪のチート遣いだけどな」
「ぁ、その。そうなんだけど…その…」
「気にすんなよ、アイツが反則なんだ。それよか、さっさと押し倒せよ。さっきからずっと待ってんだ」
脱がせやすいように、前開きのパーカーを着てきたのに、コイツは下から手を突っ込んで上に引き上げようとする。
「慌てんな」と笑いながら手をファスナーに促してやると、真っ赤を更に真っ赤にして「ごめん」と呟く。
こいつ、今からこんなにテンパってて大丈夫か?と真剣に心配になってきた。
ゆっくりと下ろされ、露わになる下着。
赤いギンガムチェックに黒いバラのレースがたっぷりの下着は、「高校生らしさといやらしさの両方がある」とはエダの談。
ごくりとツバを飲み込む音と共に大きく動くロックの喉を見上げる。
「ムラムラしただろ、好きにしていいんだぜ、全部お前にやるからよ」
ハァハァと息を荒げて、不慣れな手つきであたしの服を剥いで行くロック。
だが、目の前の女の身体を暴くことに夢中で、自分は一枚も脱いでいないのが、何かずるい。
それを指摘すると、またしても真っ赤な顔で「ごめん、今脱ぐから!!」と慌ててベッドから降りて背中を向けて服を脱ぎ始める。
「脱がせてやろうか?」
そう提案するも、上擦った声で「いい!!自分で脱ぐから!!」と慌ててシャツを脱ぎ捨てる。
ベッドの上に素っ裸で放置されて、『カレシ』の脱衣を眺めるってのも、なかなか間抜けな初体験だ。
ま、初めてだし、あたしだってされるがままでアイツの服を脱がそうとか、そんなことに頭が回らなかった。
初めて同士なんざそういうモンなのかもしれないと薄く笑う。
パンツまでしっかり脱ぎ捨て、若干前を隠しながらベッドへと戻って来たロックは、どぎまぎしながら抱き締めてもいいかと聞いてくる。
「好きにしていいっつったろ?」
両手を差し伸べ、「おいで」と誘う。
素っ裸で抱き合いながら、身体を撫で回される。
ぎこちなく乳房を揉みながら乳首に吸い付くロックに、こいつおっぱい星人か、などと彼の嗜好をインプットした。
「レヴィ」と熱に浮かされた声で名前を呼ばれ、股の間がじわりと濡れる。
これからココにロックのが入ってくるのだと思うと、恥ずかしいのにハッピーだ。
何だか異様に疼いてきてもぞもぞと脚をすり合わせていると、割り込んでくるロックの指。
生まれて初めて他人に触れられる感触に、たまらずに溜息が漏れる。
しばらく割れ目のあたりをなぞっていた指がゆっくりと侵入してくる。
初めての指の感触。何度か出し入れされると自然に息が上がってくる。
「どうしよう、指一本だけですごくキツいんだ…入るのかな」
「……入るんじゃね?多分」
不安そうに指を増やすロック。正直、2本目は少し痛かったけど、中を撫でられる度にだんだんほぐれていくのが自分でもワカル。
しばらくの間、キスをしながらあたしの女の入り口を解して、枕の下に手を突っ込むロック。
おお、準備万端じゃん、と感心したのもつかの間。
緊張からか、上手く被せられないで焦っている。
ああ、こっからは耳年増のあたしの出番かと、案の定枕の下にストックしているスキンを手に取り、手早くモノにつけてやる。
「うう、ごめん…」
「謝んなよ…、なぁ、今すっげぇハッピーなんだからよ」
ロックの首に腕を廻して引き倒す。
股の間に、ゼリーの冷たい感触。初めてがコイツで本当に良かった。
その後はナンとも笑い話にしかならない有様だった。
痛ぇ痛ぇと喚くあたしに、ごめんごめんと何度も謝るアイツ。
二人でぎこちなくハメて、ぎこちなく動いて、よくワカンネェうちに終わってた。
キモチイイとか、そんなのわかんねぇ、とにかくヤるだけでいっぱいいっぱいだったんだ。
抜いた瞬間ゴムがとれて穴の中にも零れた精液にロックが真っ青になったこととか、血のついたシーツをどうしようと額をつき合わせて真剣に話し合ったことも、
本当に笑い話だ。
次の日何故か雪緒やクソ眼鏡、果てはバラ姐にまで知れ渡っていて、元凶に間違いの無い金髪チートを追い回す。
「手間賃だ、てめぇの学費増やしたのは誰だと思ってんだ、なぁ?」
捕まえた途端こんなコト言われりゃ何も言い返せねぇ。
とんでもねぇヤツに借りを作っちまったことを後悔しつつ、返すつもりのある自分に少し驚く。
だって、仕方ねぇ。
一緒の大学は無理でも、一緒に東京に出ようと約束したんだ。
大学で何を勉強するとか、そんなのまだ全然ワカンネェけど、同じミリタリーマニアのバラ姐からは「政治や経済、歴史を学べば軍事事情だって掘り下げられる」
と教わった。
兵器のコトは理系かとも思ったが、確かにそんな視点もあるよなと、色々考えたりしてる。
ロックと一緒が当たり前になって、学校に通うことに違う意味が見えてきた。
反りの合わないヤツも沢山いるけど、そんなこともひっくるめて今はすっげーハッピーだ。
+++++++++++++
バレンタイン…orz。
というわけで2日くらいで書いてみた前々スレの懺悔高校パラレル。
ガーっと書いただけなので色々荒い上にいつもに増して展開が強引なのはご愛嬌ってことで。
女子高生パラレルならまさかのレヴィたん処女設定も許されるよね?ね??????
それにしても処女童貞カポーのどぎまぎ感って難しい。
結局殆どのキャラ名前出ただけだ。三馬鹿とか張さんとかも出したかったのに。
レヴィの完全一人称にしたのが間違いでした。最近それしか言ってない。計画性無く書くからこうなるんだ。
あとはナンだったか、真っ黒ロックとショタっ子ラグーンだったか。
途中で予定外の百合とか書いたせいで、何かもう…色々としょうもねぇ。
不貞腐れながらタバコと自分用の叩き売りチョコ買ってくる。あと酒。
15 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:03:49 ID:J3Lz9iR+
職人二人もいらっしゃっているのにみんなまだ来ないな
>>3 前スレの流れを汲んだ素晴らしい甘甘バレンタインSSGJです!
>>8 学園パロキターーーーーーーーーーーー
待ってたぜGJ!!
二大デレ神ktkr!!!!!!!!GJ!!!!
新スレの最初から甘々ssの投下感謝です
そうだよ今日はハッピーバレンタインなんだよな
レヴィたんだってエダだってジェダイだってハッピーな日なんだよな
あれ何で俺は一人ぼっt
うおお!
バレンタインって神光臨の日だったんだな!
gj!!
パラレル好きの俺にはサイコ〜な一品だったぜ
vipのスレも笑った
あいつらにもロリペド以外を受けいれる隙間が
あったって事にホッとしたぜwwww
いまさらだけど
>>1乙!
お二方のバレンタインSS最高でした!
学園モノもいいなあ
ファッション雑誌読んでるエダ想像したらなんかおもしろいw
GJ!!!!!!
何というか住民のレヴィへの愛に敬服なんだぜ
20 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 18:37:19 ID:jS75iseO
さて今日はきっと本誌のレヴィたんに会える日なんだが…
今月こそはロクレヴィを…
ファビオラが「過疎るんじゃないよ、アンタらはやれば出来る子だ!」って言ってる
>>17 あそこはネットの海に浮かぶロアナプラだぜ?
今月もロクレヴィ出番なし
…だったがファビオラに萌えたのでよし
来月休載か…
いつの間にか新スレ早々神ラッシュで感動した!
本誌でちーともロクレヴィ出なくて死にそうだったから救われますたGJ!
公式でこういうのはどうなんだ
こんなの絶対ロクレヴィだろww
俺はダッチとボリスに投票した
ファビレヴィや張レヴィも捨てがたいけどやっぱここは王道にロクレヴィで入れてきた
壁紙がロクレヴィな件
エロパロでしかこの作品を知らない俺(アニメも原作もしらない)は
ロクレヴィに一票してきた…
王道ながら俺もロクレヴィに投票してきた
でも、壁紙に対応サイズがなくて(´・ω・`)ショボーン
王道すぎてつまらないからエダレヴィに投票してきたw
>>35 このスレ的にはエダレヴィは全然ありだけどねw
何回も投票できるみたいだし
もっとカオスな組み合わせを…
このスレ的には広江がもっと真面目にロックレヴィに焦点を当ててくれるようロクレヴィに入れるだろw
全力でネタに走れと編集部に言われている気がしたので
バオとフローラにいれてきた
もちろんロクレヴィが見たい気持ちでいっぱいですが
最終回には観光地になってるのでは、ロアナプラ…
とふと思った。
ホテルも飲み屋もあるしな。
みやげの宅配手配もしてくれます。
しまった2月22日はぬこレヴィたんの日だった!
公式壁紙
ロック色白すぎだろ(笑)
レヴィも、元は色白なんだな。
ビキニの辺りとか足の辺り結構白いのな…
黒島さんの塗りVer.もあると信じている
今更だが東京でのレヴィの服、誰が選んだんだ?
チェック柄ミニスカにさりげなくピンクのライン入ってる。
高度な…(ピンクは難しい色と習った)
レヴィチョイスなら、実はレヴィって自分の魅せ方知ってるんでねーの?
まぁ、バラライカさんかロックだろうけど…
まぁ何を言いたいかと言うとですね、
似合ってます。ハイ。
>>41 > ロック色白すぎだろ(笑)
背中向けて腹隠してるだろ?
そこだけ真っ黒々としてるんだよ
前スレにロクレヴィ投下あるのに今更気付いた
報われないレヴィたんテラ萌える!GJ
アニメ見直しててさ、
ロベルタがガルシアを助けに来る回、
もしロックが誘拐されてもレヴィは助けにいかないぞって言ってるのに
竹中の時はきっちりロックを救出してるのみると
…なんだかニヤけてきます。
>>46 同じくw
そっけない返答してたから「アレッ…!?」と思ったけど、ロックを信じてる的な台詞があったり再会したらやたら上機嫌だし、カワイイヤツめwwwとにやけちまった
レヴィはほんとツンデレだからなあ。かわゆい
49 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 18:09:54 ID:8CCaGI7k
レヴィたんにはもっと日本の良さを知ってもらいたかった
>>49 ロックを引きずって
ロックの金で遊びまくってる気がする。
よく分からないような土産を沢山買ってるかもしれん。
キ○ィちゃんとか…
パチンコやってたら、レヴィはどんな景品と交換するかね。金か?
>>50 「おいロック、ありゃなんだ!」
とかいって、ワケわかんないような景品と交換する姿を幻視した
ゲームセンターにいくと
プリクラに興味津々、
UFOキャッチャーが絶望的に下手でイライラ、結局ロックに取らせる、
もしくはみかねた店員が景品をくれる…とか…
「Fuck!!!この機械壊れてんじゃないの!?」
と言いながらUFOキャッチャー蹴ってるレヴィたんが浮(ry
55 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 20:13:39 ID:gPor7ktI
>>50 普通に煙草じゃね?
パチンコ行った事ないんで今でも煙草と交換してくれるか分からないが
>>50 余った玉でもらえるちょっとしたお菓子にゴキゲン、とか。
んで、しょーもないアメ玉かなんかを、鼻歌でも歌いながら
パクついてたら可愛いと思う。
>>54 「ラングレーの生まれさ」かい(違)
1995年だっけ?舞台は。
当時のパチンコやボウリング場ってどんな感じだったんだ?
ループな話題だが、劇中から10年以上経ってレヴィたん今何歳なんだか
このスレ的には肝っ玉母ちゃんになってるといい
一匹産んで以降ホルモンバランス絶好調で犬猫みたいにポコポコガキを産み落としまくってると尚良い
むしろ、「お前は俺の子供を産む機械」的遠回しなSMプレイだと(略)
流れ読まずのクレクレ厨で申し訳ないんだが…
保管庫にバラライカ♂×ロック♀の話を読んでメチャクチャ興奮したんだけど男女キャラ入れ換えシリーズでまた投下してくださる神職人はいらっしゃらないだろうか…?
♀ロックがまた可愛いんだよなぁ…
>>58 「ロック〜」
「「「「パパ〜」」」」
「「「「「ゴハンまだー?」」」」」
「ロック〜」
「「「「パパ〜」」」」
「「「「ピザ食べたーい」」」」
「…お前らの父ちゃんはな…
…という奴だったのさ」
みたいな流れがあるといい。
「ちょっと、殺さないでくれよ」
「「三回も出来ない甲斐性無しは要らないって」」
寝椅子の上でそっぽむく母に代わり、意味もわからず言葉を伝える姉弟
『見事に両親ソックリ』とよく言われている
性別以外は……
とにかく父は、自分によく似た姉を捕まえ伝言する
「キャアッ」
真っ赤になった娘が、トコトコと母に駆け寄り嬉しげに、ちょっと恥ずかしがりながら、父の言葉を告げる
ガバッ
「テメエ!ガキになんてこと……」
自分のことを棚にあげ、真っ赤になって跳ね起きる母親
チュ〜〜〜
突如、塞がれる口
母親似の息子を抱き上げ、キスさせる父
父親の策略に荷担した息子は、がむしゃらに母の口を吸う
「……ンッ、コラ、わかった
わかったから」
息子を受け取り、胸に抱える
いとおしげに頭を撫でる母親に、夫は近づき耳許で囁く
「早くつくろうな」
幸せは増え続けた
子供欲しくて回数こなしたいとかwwww
レヴィたん子供にデレデレwww
実際のとこどうなんだろうな
虐待されて育った親は自分の子供も虐待するというが…
ロックがいりゃ暴力的な虐待はさせないだろうが、ネグレクトはしそうな気もするし、
ウダウダ文句言いつつ、周りが呆れるほど溺愛しまくりそうな気もするし
ともあれGJ、ニヤニヤした
>>62 自分に読解力がないのかどうか…何がどうなってるのか状況というか情景がよくわからん……
終始???状態;
>>63 子供と同レベルに立って考えそう
騒ぐ子にうるせぇっと怒ったり子供の我儘に腹立てたりロックを取合ったり
ネグレクトもありそうだな
自分が子供時代親に構われた経験なきゃ機微とか分からないから
でも、ロックと一緒に子供と関わっていく内に親として成長しそうだ
なんかレヴィと親ってイメージ繋らないww
ロック「ただいまー」
娘、息子「パパおかえりなさーい!」
レヴィ「おう」
ロック「いい子にしてたか?」チュッ
息子「うん、今日も幼稚園でいっぱい遊んだよ!」
レヴィ「またやんちゃしてバラライカさんとこの双子泣かしやがったんだよコイツは!」ペチッ
息子「いたっ!だってヘンゼルくんが…っ」
ロック「まあまあ、たかがかわいい子供の喧嘩だ、いいじゃないか。」
レヴィ「ったく…お前はいつもガキに甘ぇんだよ。
…まあ大したことなかったんだけどよ」
娘「それよりパパ、明日はお休みだから、
今夜は一晩中一緒にゲームする約束よね!」
レヴィ「…!」ぴくっ
息子「あーっ、僕もやるぅー!」ロック「ああ、そうだったな。
だけどその前にご飯とお風呂だぞ!」
娘、息子「はあーい!!」
娘「わたしパパとお風呂入るーっ」
息子「あーっ、お姉ちゃんずるい!!!
僕がパパと入るんだよ!!」
ロック「こらこら、喧嘩するなよ。三人一緒に入ればいいだろ」
息子「はあーい」
ロック「…じゃあリビングまで競争だー!!!」
娘、息子「きゃーっ!!!」
だだだだだだーっ
レヴィ(…今日は久々にゆっくりヤろうと思ってたのに…
あンの糞ガキども!!!!)
ロック「レヴィ、ご飯食べないのー?」
レヴィ「っるっせーな、今から食うよ!!!!」
この後意味もわからず八つ当たりされるロックと子供たちなのでした、ちゃんちゃん
>>66 GJ!
子供とまじに張合うレヴィ萌え
そんなレヴィに気付かないロックも天然で良いな
どんな仕返しされたやらw
ロックに振回されるレヴィも好きなんで大好みですた!
レヴィ、子供ができたら、自分の子供時代のような辛い思いはさすまいと
必死に頑張るかもしれん。
ロックも大家族なのに親兄弟との関係が希薄っぽいから、(ロックの思い込みかもしれないが)
子供の事は気にしそう。
子供に着せる服の趣味で喧嘩しそうだけど。
ロ・レ「こっちの服がいい!」
子「…自分で選ぶ。」
ちょい待て…!
みんなスルーしてるが…
双 子 を 泣 か せ た ?
何気にとんでもないな。
兄様の嘘泣きのセンは否定出来ないが。
レヴィたんは頑張っていい子を育てると思うが、
ほぼ確実に子供の口が悪くなると思う
まあレヴィたんが幸せそうならいいんですがね
>>68みたいなのもいいな。
レヴィたんはガサツながら子煩悩の愛情深い親になるようん。
ロックや仲間を大切にしてるし自分と似た境遇のファビを気にかけてやったりしてるし。
下手したら闇の世界とは全く縁のない、普通の幸せな日常生活を送らせてやる為にダッチの遠い知人とかに紹介してもらって良い家庭に手放したりしそう。
でも時々仲間の目を盗んで一人でこっそり子供の顔を見に行って複雑な気持ちになる。
そんな夜はロックが激しく慰める。
この流れで何となく小ネタのようなものが降って来た。
・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.・:.
「ああ、そうだ。ダッチ、訊いときたいんだけどよ」
いつも通りの昼食タイム。
お気に入りのサラミとオニオンのピザを、いつも通りビールと共にパクつくレヴィは、午後のスケジュールを確認するかのような暢気な口調で問いかける。
彼女の問いの先を促すボスを含め、同席する3人は実に気楽に彼女の言葉に耳を傾けた。
それによって、午後からてんやわんやの大騒ぎになるなどと、誰にも予想できようはずがない。それくらい、実に気楽な雰囲気で彼女は本題を口にする。
「ウチって産休あんのか?」
この問いを口にした瞬間、その場の空気が、何と言うか、色んな意味で、凍った。
その場の3人は3人とも、日本の漫画であれば『ポカーン』などという擬態語が聞こえてきそうな、そんな形相。
信じられないものを見るような顔でレヴィの顔を凝視したかと思えば、うち2人は視線を彼女の隣でピザを咥え固まったまま微動だにしない男へ移す。
視線を向けられた男は真っ青な顔で首を横に振って「自分は何も知らない」と必死にアピール。
「別に今すぐってワケじゃ無ぇんだけどよ、やっぱ腹がでけぇと動きづれぇだろ?」
そんな彼等の挙動を知ってか知らずか、彼女は一人喋り続ける。
「HeyHeyレヴィ、俺にゃナンのコトだかさっぱり理解出来ねぇ。一度…こう、ハナシを整理するってのはどうだ」
一度話を区切ろうと、肌色故に顔色は判らぬが、色素が薄ければ青ざめているに違いない口調でボスは
そう提案する。
「おいおい、別にムズカシイハナシなんざしてねぇだろ?」
レヴィは眉間に皺を寄せながらテーブルに放り投げられたラッキーストライクを手に取り火を点ける。
「なら、きっと俺達の耳かオツムがヤられちまったに違いねぇ…お前、今ナンっつった?」
「だから、ガキ孕んだから産休欲しいって」
そう言いつつ先ほどから豪快にビールをかっ喰らい、今は大量の紫煙を撒き散らす、そんな妊婦とは思えぬ所業。
エイプリルフールにはまだ日があるが、これは新手の冗談に違いない。そう確信した黒人のボスを誰が責めることが出来ようか。
「ゴリラのガキでも孕んだか?」
「はぁ!?あたしのどこをどう見りゃゴリラに見えんだよ???」
目の前の、化学調味料たっぷりのフライドポテトを摘みながら憤る。
「じゃぁ、イノシシ?」
おちょくるように口を挟む白人の同僚に、摘んだポテトを投げつけ睨み据える。
「……ベニー…死にてぇか?」
「滅相も無い。」
ベニーは、頬に当たって膝へと落ちてきた不飽和脂肪酸でギトギトの炭水化物を摘み上げて灰皿に放りつつ愛想笑いを浮かべる。
「レヴィ。俺達も、『心当たり』ってヤツが無ぇワケじゃ無ぇんだけどよ、その『心当たり』が、そこで冷や汗垂らして固まってるのはどういうわけだ?」
再び、レヴィを含めた視線が、『ミスター心当たり』ことロックに注がれる。
彼自身、『心当たり』が無いわけではない、そういえば数月前に酔った勢いで避妊もせずに彼女を抱いた。
だが、その1回で…?何てことだとレヴィを見る。目の前で、きょとんと自分を見つめる大きな瞳。
何か言わなければと思う程、何を言っていいのかわからない。
大体、こんな伝え方ってあるか?まずは俺に言って、どうするか話し合ってからのダッチへの相談だろ、それが普通だろ。
逆切れのように沸々と彼女への怒りが湧いてくる。
「よぉ、ロック、驚いたか?」
レヴィは悪びれる様子も無くににこにこと笑っている。可愛いな、などと思ってはいけない、絶対だ。
どうにか意趣返しをしなければ、冷静に話し合うことは出来まい。
そんな、自らの溜飲を下げる手段という大いにズレまくった方向へ思考を巡らせ、とりあえず無言のまま彼女の指に挟まったままの煙草を取り上げ彼女の
飲みかけのビール缶へ落とす。
「あ、てめぇ、何すんだよ!!!まだ残って…」
「うるさい黙れ、もし狂言じゃ無いならこんなもの禁止に決まってる!!!」
微かに期待してた、こう言えば『わりぃ、冗談だった』と掌を返すことを。だが。
「はぁ!?誰が狂言だ?ザケんな、そもそもてめぇがあたしにた〜っぷり中出ししたんじゃねぇか!!」
そう喚き散らしながらレヴィはロックの髪の毛に掴みかかる。
「いてっ!!こらレヴィ!!痛いって!!確かに俺が悪いけど、俺にナンも相談しないで一人で勝手に産むって決めて、イキナリ皆の前で『産休くれ』って、
どう考えてもおかしいだろ????」
「ナンだよそれ!!!てめぇ、殺してやるから死ね!!!今すぐ死ね!!!」
「俺は別に間違ったことは言ってない!!離せよ、この暴力女!!!」
本格的にゴングが鳴りそうな雰囲気に、ボスは溜息を吐きながら掴みあう二人を引き離し、「一度きっちり話し合え。さっきの話はそれからだ」と、ベニーを
伴い出て行ってしまった。
ソファに並んで腰掛け、二人無言で足元を睨みつける。
互いに『このままではいけない』ということは理解出来る。
レヴィはロックと喧嘩をしたいわけではなかったし、ロックとて釈然とはしないが『自称身重』の彼女と先ほどのような取っ組み合いなどしたくない。
「何で…こんな大事なことを…あんな風に伝えてくるんだよ。悪いけど、やっぱり…面白くない…」
「……一度で全部済むだろ。何度も改まってこんなこと言えるかよ。…こっ恥ずかしい…」
彼女なりの理由があることは理解できたが、やはり腹は立つ。
「ナンだよ、それ。非常識にも程がある」
いまだに棘のあるロックの口調に、レヴィは「………迷惑か?」と唇を噛締める。
「何が?」
「ガキ」
事実の確認が取れた以上、これ以上彼女を詰っても仕方が無い。結果に腹が立つのではない、伝え方に問題があっただけなのだから。
小さく溜息をついて、正直な気持ちを伝える。
「…突然過ぎて全然実感は湧かないし…今も色々腹が立つけど、何故だか親馬鹿になる自信だけはあるね」
ようやく彼の口から肯定的な言葉を聞き、一言「…そっか。」と安堵の笑みを浮かべると「ダッチには一緒に頼もうな」と肩を抱き寄せられる。だが。
「それと、酒と煙草は禁止。食い物ももっとマシな物食わせるからそのつもりで」
ロックは再び刺々しい説教口調で大好物の禁止を告げて来る。
「何でだよ!!」
「何で『何で』なんだよ!!そうだよ、あんな話しながら酒と煙草やってるのにも腹が立ったんだ!!」
「でけぇ腹で酒とモクやってるヤツなんざいくらでもいるだろ??」
「そういう人の子供は病弱になりやすいんだ!!お前が身体の弱い子供が欲しいなら話は別だけど俺 は 御 免 だ」
「…!!…別に、何つーかよ、その……ちくしょう…あー!!!!!…お前もやめるならガマンしてやるさ」
「もちろん」
「隠れてやるんじゃねぇぞ」
「そういう発想が出てくるのはお前が隠れて酒と煙草をやろうとしている証拠だ」
図星をつかれたような顔で渋々「しない」と約束する彼女の足元に「そう願うよ」と膝を着くと、むき出しの腹に口付けて「ママから守ってやるからな?」
と頬ずりする。レヴィは意表をつかれたような、どこか嬉しそうな顔でロックの髪を撫で、「……嬉しいのか?」と問う。
「イヤだなんて言ってない」
「そっか。……なあロック」
「ん?」
「次の休みにサイアム行こうぜ」
サイアムといえば高級品から日用品まで何でも揃うバンコクのショッピングスポットではないか。買い物などロアナプラの市場で事足りている彼女が
行きたがるような場所ではない。
「どうして?」
「ほら、ナンつーか、良く知らネぇけど色々要るんだろ?服とかよ、おむつとか。ロアナプラにゃあんま無ぇから」
「…………………えと……その、随分気が早いね…」
「そうなのか?」
何となくがっかりしたような彼女が可愛くて、くすりと笑いながら隣に腰掛け、頬にキスをする。
「まだ半年も先の話だよ、性別も判らないし…行きたいなら、まあ、行ってもいいけど」
レヴィは暫し考え込む素振りをしながら、それでも「…………………………行きたい」と彼の手を握る。
「了解」
休みの約束と共にキスを交わす。これからの生活のことは、ゆっくり考えればいいさ、そう暢気に考えて。
そう、その瞬間は、確かに幸せだったように思う。
しかしながら、そんなのは本当に本当に一瞬で、彼はその直後から早速ニコチン切れを起こして暴れださんばかりのレヴィを宥めるという任務に苦労することとなる。
自分は幸福を手に入れたのか、それとも一つ苦労を背負い込んだだけなのかの自問自答。
きっとこいつは産みっぱなしで育児なんてしないから子守は俺なんだろうなとか、そもそもこいつはどうして産む気になったのだろう、どう考えても親の資質なんか無ぇよ
…ていうか今更『やっぱいらねぇや、やめた』とか言い出さないだろうなとか。
完全に納得しきれない様々な事象や、それから派生する疑念に目眩を覚え、無意識に手が煙草を探してしまう。
ああ、そうだ彼女だけでない、自分自身も禁煙しなければならないのだ。思わず交わした口約束の意味の重さに途方に暮れた。
余談だが、レヴィの八つ当たりが無関係なはずのダッチとベニーにも向かったのは言うまでも無い。
終わっとくことにする
レヴィたんに禁酒禁煙させたらどうなるんだろう。
書いた人も喫煙者なのだが、社 長 の 鶴 の 一 声 で あ る 日 突 然 休 憩 室 が 禁 煙 に な っ た 。
吸わないなら吸わないで別に困りはしない人なので、苛々しながら休憩時間にコーヒー代払ってまでファーストフードへ吸いに行く人たちが哀れでならん。
でもきっとへヴィースモーカーのロクレヴィは二人揃って苛々しまくって喧嘩するんだ。胎教に悪いね。
そんできっとレヴィの前で煙草吸う、道端の通行人含む全ての喫煙者(ただし姉御と旦那は除く)が八つ当たりされるんだ。キングカワイソス。
目下ちまちまショタ好きレヴィたん書いてるけど、何をどうしても炉好きのVIPPERみたいなノリになっちまう不思議。
他の女性陣がママになったらどうなるか妄想してみる。
エダ おばあちゃんとお兄ちゃんから武器講座とロアナプラ流聖書で英才教育。
もしくはあっさり本国へ帰り教育ママか。
姐御 間違いなく美形だがバリバリ軍国教育。
義理のパパがたくさんいるので本当のパパに出番なし。
ですだよ 雑技団ばりのアクロバティックなあやし方。ロットンとソーヤーが遊び相手。
健康的な食生活かも。
ソーヤー ジャックのぬいぐるみやリビングデッドドールがお友達。美味しい肉料理ですくすく成長。
ファビ わんぱくでたくましく。いちばんまともかと。
他は想像つかん。
神が光臨なすってた!!
◆SDCdfJbTOQ氏相変わらずGJ!!
ロクレヴィの痴話喧嘩風景が浮かぶなぁ
ぜひともこのままロックの苦労憚wwを…!
レヴィたんが俺の子供を産んでくれるならどんな苦労だって俺は…俺は…!
>>77 しおらしくはないと思うんだ
>>80 もちつけ。産むのは喪前の子供じゃないだろww
つーか、アレです、これ以上やったらジョークで済ませられないからやらないよ、一発ギャグだし
でもまぁ、精々苦労するといいさ、岡島は
82 :
コピペごめん:2009/03/12(木) 03:11:02 ID:ZzI2FU44
[素]BLACK LAGOON ブラックラグーン part91
[284]名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2009/03/09(月) 22:05:18 ID:6UQfDiuf
AAS
朝起ちしながらスヤスヤ寝てるロックに騎乗位でまたがろうとするレヴィ。
目が覚めてレヴィと目が合うロック
ロック「・・・何やってんの?」
レヴィ「・・・・。」
ロック「・・・と、とりあえずそこから降りようか…」
朝食をとりに二階に降りる二人
レヴィ「・・・なぁ」
ロック「・・・うん?(汗」
レヴィ「・・・誰かに喋ったら殺すからな…」
ロック「・・・う、うん(汗」
ヘイヘイヘイ!エロパロが本スレ(?)に遅れをとってどーするよ!
ってか、作品の性格上か、ブラクラスレってどこも過激だぜ…
GJ!!!!!!!!
孕みネタで全俺が勃った
ここまでツボに入るとは思わなかったよ
今日はいい夢がきっと見れる…
レヴィたん可愛いよハアハア
保管庫にあるラブホ話いいなw
海外には日本のようなラブホはないのか。
相手の家に行く…のか?
短期間某国にホームステイしていたんだが、友達が「彼氏呼ぶから今夜帰ってこないでって言われた!」ってホストファミリーに一日追い出されたりしてた。
近所にラブホっぽいものはなかった。バッパーとかモーテル。
そう思うと日本のラブホって清潔でキュートでポップかも。
「果たして自分に母性というものはあるのか」とか、「母親になる資格なんてあるのか」とか、普通の女性の倍以上葛藤しそうだな…レヴィたん
飼ってる魚に話し掛けるOLのようにソーヤーにつらつらと相談するレヴィが見たい
…ザッ…アンずるヨリ…ウムがヤスシ…ヨ…ザッ
と孫がいるおばちゃんのように達観してそうな
ソーヤーだったらどうしよう。
>>88 「ロックはよ、大丈夫だって言ってくれてるんだけどよ、何つーか、今まで子守なんざしたこと無ぇしよ」
「・・・・・・・・・・・・」
「やっぱよ、気楽に決め過ぎたって気もしてきてよぉ」
「・・・・・・・・・・・・」
「そりゃよ、覚悟キメたつもりだぜ?それに、何つーか、悩みもしなかったしな、『あ、出来たんだ』って」
「・・・・・・・・・・・・」
「孕んだっつーことも自然なことみてぇに思えたしよ、その次には産むか産まねぇかじゃなく『仕事休めっかなぁ』ってよ」
「・・・・・・・・・・・・」
「けどよ、だんだんハラがデカくなってくるとよ、こいつに責任持てるのかって、そればっか考えちまう」
「・・・・・・・・・・・・」
「ガキの頃親に構ってもらったことも無ぇしな・・・あいつらみてぇにはなりたきゃ無ぇけど、今のあたしじゃどうなるかわかんねぇ」
「・・・・・・・・・・・・」
「マタニティブルーってヤツだってアイツは言うけどよ、でもよ・・・・・・って、おぃ、ゴス、聞いてんのか?」
「…ザッ…アンずるヨリ…ウムがヤスシ…ヨ…ザッ」
こうですか?
>>89 そしてちょっとソーヤーを尊敬するレヴィたん。ちょっとだけな
陸でお留守番の時にはですだよの部屋で六トンを蹴り出してソーヤーとプレステするレヴィたん
(ロアナプラで唯一と思われる酒・煙草とは無縁の場所だから)
ども。
>>9-601とかの者です。
>>91さんの「ソーヤー、お留守番」というキーワードに刺激され、
ホワイトデー用に書きかけてそのまま放置>お蔵入りさせようと思っていた
ssを完成させてみました。
とはいえ
>>91さんのものとは全くかけ離れておるのですが…。
エロ要素全くナシですが、「お留守番ソーヤー&ロットン」ってことで
よろしければどうぞ。
---------------------
シェンホアがアパートの扉を開けようとすると、部屋の中からバニラの香りが漂って来た。
これまで留守中にさまざまなトラップを仕掛けられたり、帰宅を狙って襲われることはあっても、
こんなに甘い「歓迎」を受けたためしはない。
もしや新手の火薬か化学兵器、か…?
数々の危険に身をさらす「殺しのプロフェッショナル」として瞬時にそう判断し、
細く開けた扉の陰で身を低くしながら「得物」を構える。
「…ここ、シェンホアの部屋と知って仕掛けているか。もし間違いならささと退却する、これカシコイやり方よ」
得体の知れない敵に向かって、威嚇する。
カネにならないなら、無益な殺しは避けたい。
敵と分かれば、速やかに排除したい。
声を放ったことで「誰でも良かった」という手合いなら尻尾を巻いて逃げ出すだろうし、
そうでなければ何らかのアクションを起こすだろう。
さぁ、どっちだ?
シェンホアが息を詰めてわずかに感じられる部屋の中の気配に集中していると…。
『思ッたヨリ、早かッタ…ね。モウ少しデデキるカラ、驚かソウとオモッた…ノニ』
聞き覚えのある「声」がキッチンの奥から響く。
「…ソーヤー、何してる?」
驚いて立ち上がり、ドアを全開にする。
部屋には、ゴシック調の黒いレースに縁取られたエプロンをしたソーヤーがいた。
手には、ほんわりと暖かい湯気を立てるホットケーキ。
バニラの香りの正体はこれだったのだ。
93 :
(92続き):2009/03/19(木) 00:27:02 ID:7fqzRZL5
「おかえり」
さらにもう1人、ピンクのハート型の胸当てがまぶしいエプロンを身につけた男が
フライ返し片手にキッチンの方から顔を出す。
「ロットンまで、オマエさんたちどういう風の吹き回しね?普段からゴハンも何も、手伝ったことないのに」
あきれながら指に挟んだクナイをスリットの奥に収め、後ろ手にドアを閉める。
見回すと、ソファとテレビの間に置かれたテーブルに焼きたてとおぼしきホットケーキが山盛りになっていた。
「今日はホワイトデーだ。1ヵ月前にチョコレートをもらったからな。
恩を返すために、ホットケーキを焼いている」
妙にきっぱりと、ロットンが宣言した。
確かに、シェンホアはバレンタインの日に2人の居候にちょっとしたチョコレートを贈ったが、
そんなことはすっかり忘れていた。
ましてや、ホワイトデーの日に返礼があるなどと…常識の通用しない街ロアナプラでさえ「非常識」な部類に入るこの2人に、
間違っても期待などしていなかったのだ。
「何でホワイトデーにホットケーキかはよく分からんけれども…とにかくうれしいね。ありがとう。
早速食べさせてもらってよろしいか?」
思わぬ誤算に笑顔をほころばせながら、シェンホアはテーブルの前に座った。
が、さぁ食べようとフォークとナイフを入れかけたそれは、よく見るとこんもりと山のような形をしている。
ホットケーキにしては見慣れないが、そのカタチ自体はよく知っているような気がして、
シェンホアは首をひねった。
「このホットケーキ、形、少しおかしいないか?」
『シェンホアの台所…中華ナベしかナカッたカラ、ソンなカタチニ…ナッタ』
ソーヤーがすまなさそうに、ホットケーキを運び終えたトレーを胸に抱きしめる。
ロットンがそんなソーヤーを慰めるかのように、言葉をつなぐ。
「底が厚いと生焼けになるから、卵をよく泡立ててスフレ状にした上で生地を作ってみた。
火は通っていると思うが?」
恐る恐る、口に入れてみる。
ロットンの言う通り、生地は空気を含んでふんわりと弾み、優しい甘さを残して舌の上でとろけてゆく。
あまりの出来映えに、シェンホアの目尻にはうっすらと涙さえ浮かんできた。
「お前さんたち、やれば出来るコね…!それにしてもこんなレシピ、よく思いつく。感心感心」
するとロットンはずい、と前に出て大きく胸を張った。
「以前、仕事のなりゆきでいくつかのレストランの厨房を渡り歩いたことがある。
イタリアからフランス、中華まで、一通りはこなせる」
その言葉を聞いて、感激に打ちふるえながらホットケーキを口に運んでいたシェンホアは、
はた、とその手を止めた。
脳裏に浮かぶのは、炊事から掃除、洗濯まで、家事の一切合切をシェンホアに任せっぱなしにして、
ひたすらプレステで遊ぶロットンとソーヤーの姿。
「…そんならなぜ、普段手伝わない…?」
「…」
ロットンは無言でうつむき、キッチンの方にあとずさっていった…。
94 :
(92続き):2009/03/19(木) 00:39:30 ID:7fqzRZL5
「ま、どちらにしてもおいしいね。ほんと、お前さんたちはいいコですだよ」
チラリ、とロットンを一瞥したあとは、気を取り直したかのように上機嫌でフォークとナイフを
動かし続けるシェンホアを尻目に、ソーヤーもそろり、そろりとキッチンの方に退却する。
『ソれ…ニシテモ、アタシノ選んダエプロン…似合ッてル』
「そうか。格好いいか?」
『ウん、バッチリ。トコロ…でホンモノノ『オカエシ』ドウすンノ?』
そう、本当はもっと手の込んだケーキをシェンホアのために2人で焼くべく準備していたのだが、
仕込みの途中で思わずゲームに夢中になり、用意した材料は「無かったこと」になってしまっていた。
『デモ、マサかホットケーキ…くライデアんナニ喜ブ、ナンテ…』
「それほど、俺のホットケーキが芸術的な出来映えだったということだ」
ロットンとソーヤーは、ホットケーキを食べ続けているシェンホアの方を覗き込んだ。
通常のものよりも大きい「中華鍋ホットケーキ」を、もう3枚も平らげてしまっている。
その表情はとても嬉しそうで、とにもかくにも「料理人」としてはまんざらでもない。
「今から焼き直すのも格好つかないしな。ケーキは誕生日にでもリベンジすることにしよう」
『ソウしタラ、コンド…シェンホア、ノタんジョウビ…聞いトク』
「あぁ、よろしく頼む。さて、俺たちもティータイムと洒落こむか。全部…食べられてしまうからな」
『私、コーヒー入れル…ロットンはミルク、ネ…』
ソーヤーは、戸棚からカップを3つ、取り出した。
蓋つきで赤いボタンの花が描かれているマグカップはシェンホア、金彩の縁取りが美しい深紫色のカップ&ソーサーはソーヤー、
たっぷりとミルクの入るグラスはロットンのだ。
「それにしてもあんた、よくそんなエプロンしている」
「…決まってるだろ?」
「…何とも言えないね…」
テーブルでは、かみ合っているのかかみ合っていないのか、どうにもアヤシい会話が繰り広げられている。
ソーヤーは自分にしか聞こえない鼻歌を歌いながら、沸かしたてのコーヒーと冷たいミルクを入れた。
そして自分も「アヤシい会話」に加わるべく、3つのカップを並べたトレーを手に、
ホットケーキと同居人が待つテーブルに向かった。
95 :
(92続き):2009/03/19(木) 00:51:54 ID:7fqzRZL5
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以上です。
初挑戦のですだよ姐さんの口調もソーヤーのひらがな・カタカナ混じった表記も、
ロットンっぽい言い回しも難しかったです。
ゆえに何だかおかしなことになってるかもですが…広い心でお見逃しを。
あと、何よりもうホワイトデー終わってるのに!
遅刻してしまってすんませんです。
ちなみに、「ロットン風ホットケーキ」はフィクションなので、
本当にふんわりなるかどうかは謎です…。
とにもかくにも読んで下さった方、いらしたらありがとうございました。
GJ!!!!
こいつら家族すぎるww
なんだか胸が暖かくなったよ
というか中華鍋ホットケーキ試してみるわ。うまそう
真ん中が生焼けになる確率が高い
しろうとにはオススメしない
GJです。
おっぱい型の中華鍋ホットケーキを幻視してしまった(汗)
エロパロの筈なのに、随分とハートフルな流れが続くな
(しかも死屍累々な非ハートフル作品のパロスレで)
もうすぐ100レスなのにまともなセクロス描写あるSSが一つもないww
確かにそろそろセクースも見たいな
ハートフルなのも大歓迎だがw
さて誰も居ない間にレヴィの筋肉質なふとももを抱きしめるとするか
レヴィたんのキュッと括れたウェストを後ろから抱きしめてスリスリしたい
いや、俺がレヴィたんのウエストを間違えるわけがない。
あの括れは最強。
>>104 「きッ…貴様、何をするッ…
ん…っはァっ… ぅあっ!!」
結構腰が性感帯な姐御
レヴィは筋肉の上に薄い脂肪がついてキュっと引き締まった感触
姐御は筋肉の上に熟したお肉がついてムッチリした感触
これ、大事よ
シェンホアのウェストはしなやか
「細っ、ソーヤーの腰、ほそっ!
好き嫌いしないでもっと食べるね」
「……ザッ、シェンホア、少シ太ッた?」
グリグリ
「……ザッ、いタイ、イたイ……」
お仕置きのベッドロックを極めながら、片付け食いは止めようと心に誓う、シェンホア母さんであった
>>107 レヴィたんのキュッとしまった感触がいいです!
今更だが小説のボンテージ姿のレヴィいいね。
む、胸のハリが…///
生○前後で胸が張っていたのかな。
生理中の女って乳首立ってるし乳房張ってるし感度いいよな・・・
最中は絶対シたくないのが普通だが、稀に排卵前後よりムラムラする女もいたりなんかして。
レヴィたんはどっちだろう
ども。
>>9-601です。
他の職人さんを待ちつつ、ハンパなとこで放り投げたバレンタインの続きをちょこちょこ
書いていたら、そこそこまとまって来たのでとりあえず。
しかし、またもやハンパなとこまで…。
未完のため途中までですが、よろしければどうぞ。
-----------------
「おいおいレヴィ、バレンタインはさぞかしお楽しみだったんだろーなぁ」
しばらく海の上の仕事が続いたらしく、久しぶりにイエローフラッグに顔を出した
レヴィをつかまえて開口一番、私は「あの日」の成果を聞きにかかった。
なんせこちらは色んな意味で「人目をはばかる」ミッションを遂行したのだ。
たとえノロケだろうがノロケだろうがノロケだろうが…手間賃がわりに口を割らせないことには、
ワリが合わないってもんだろう。
「…それはこっちのセリフだエダ。やたらと楽しいってツラしてるぜ、何があった?」
なのに「相棒」は、まったく覚えがないといった風にキョトンとしている。
私は少しいやな予感を覚えながらも、たたみかけるように問いを重ねる。
「こないだの14日のことよ。あのあとは、ロックといちゃこら朝までノン・ストップだったんじゃねぇのかよ」
「何の話だ?ヨッパライのタワゴトならダチのよしみで聞いてやっからよぉ、もっとキチンと酒入れてから来な」
単にトボけているわけでもなさそうな対応に、いやな「予感」が「確信」に変わるのを感じながらバーボンをあおっていると、バオから2杯目のグラスを受け取ったレヴィが何かを思い出したかのようにつぶやいた。
「…エダ、てめぇあの日、ロックに何か渡してたよな?」
…やっぱり。
「あいつそのまま渡してねぇのかよ…!ってか、そのまぁ、何だ。あの色男、やっぱり根性ねぇなぁ、と思ってな、うん」
「最近はそうでもないぜぇ?こないだトーキョーに行ったときも、イザって時はなかなか肝の据わった物言いしてたしな」
「あー、そんならいいんだ。ラグーン商会に栄光あれ!ってことで」
どうやら海賊としても株を上げたらしいロックを心のなかで祝いつつ、私はそそくさとカウンターを立つと、
酒場の一角に備え付けられた電話に向かった。
ショートパンツのポケットから、小銭をつまみ出して放り込む。
この時間にレヴィが1人でここにいるってことは、「やつ」はまだ仕事中の可能性が高い
――そう踏んで、ラグーン商会の事務所をダイアルする。
その読みは見事に当たり、受話器からは見事なイントネーションの英語で
「はい、ラグーン商会」
という声が流れて来た。
「あー、ロックか。暴力教会のエダだ」
「やぁ、シスター・エダ。ご機嫌いかが?」
「まぁ、あんまりよろしくはねぇなあ。単刀直入に聞くがな、色男。バレンタインの日に渡したあの包み、
ありゃどうした」
「…すっかり忘れてたよ、シスター・エダ」
「…忘れてた、だと?私とシスター・ヨランダの心づくしを、か?」
そんな気がしていたが、面と向かって言われるとヘコむ。
まぁ、なんてことはない、言うなれば無視してくれてもいいようなイタズラというかお節介ではあったが、
それなりに好意を感じている二人に対して、バレンタインを盛り上げてやろうというサプライズではあったのだ。
「…本当にすまない。実はあのあと、ピザとビールですっかり出来上がってしまって…。
気がつきゃ朝で、そのあと飛び込みの仕事が続いて今日に至る、という訳なんだ。『アレ』は改めてレヴィに渡して、その…」
「ま、皆まで語るな。とりあえず『アレ』はシスター・ヨランダのお見立てで、
こっちの職務としても経歴に加えられないミッションなんだ」
「…?よくわかんないけど、とにかくシスター・ヨランダにも失礼したってお詫びしといてよ。ほんと、エダにもごめん」
「いや、いいってことよ。ちょっとしたイタズラだったんだから。そんじゃま、楽しくハげめよ」
予想通りとはいえ、肩すかしを食った寂しさに受話器を放り投げてカウンターに戻ったら、
レヴィの座っていた場所には誰もおらず、まだ大きな氷の残ったグラスだけが放置されていた。
私は一転、にんまりと頬がゆるむのを感じた。
…面白くなってきやがった、かな?
確かにあの二人がどうなろうが、関係ないといえば関係ない。
とはいえこの吹きだまりのような街で、ヤツらは仕事ヌキにしてもちょっかいを出したいと思わせる、愉快な連中なのだ。
私は主のいなくなったグラスのふちに自分のグラスを軽く当て、ヤツらの「首尾」がうまくいくよう、
こちらでの「上司」に祈りながら杯を空けた。
エダの様子がおかしい。
その理由は、どうやらロックが14日にエダから押し付けられていた包みにあるらしい。
あの包みといえばロックを締め上げて追求しようと思ってそのままになっていたが、
どうせヤツの考えることなんざロクなことじゃぁない。
そう察知したあたしは、エダが電話をかけに行ってるスキにイエローフラッグからさっさとトンズラを決め込んだ。
果たしてあたしが部屋に帰り着き、食べかけのピザやら読みかけの雑誌やらが散乱した部屋の片隅から拾い上げたその紙袋には、
真っ白なショーツとブラジャー、そしてガータベルトのセットが入っていた。
どうやらエダの野郎はバレンタインの日にこいつをロックに押し付けて、余計なお節介を楽しんでいたらしい。
そして恐らくロックはこの包みをあたしに渡せないまま酔いつぶれ、翌朝から仕事に駆り出されて今に至る、というところだろう。
これで今日のエダの態度にも納得がいった。
あたしとロックのことについて、無理矢理聞き出して酒のサカナにしようって魂胆だったに違いない。
「小さな親切大きなお世話」というのはどこの国の「格言」だったか、詳しくは忘れてしまったが、
そんな言葉がピッタリのエダの仕業に、あたしはかなりあきれながらもその世話焼きにまんざらでもない気がしていた。
もしハイスクールやカレッジに通っていて、気の合うダチがいたらこんな感じなんだろうか。
そう思うときが、たまにある。
…けどまぁ学校のダチなら、殺し屋相手に弾幕張って共同戦線、ってのはまずないな。
思わず苦笑して、改めて手の中の下着一式をまじまじと眺める。
上質のヨーロピアンレースに縁取られ、上品でありながら男を十二分に誘惑するデザインのランジェリー。
しかも、色は純白。
こいつを選んだ人間は、プロフェッショナルとして「オトコ」が分かってる人間だ。
…かつて身を投じた、男の欲望を相手にする商売を思い出す。
あの頃の「目」で見れば、このランジェリーのチョイスは満点のうえに奨学金までつくレベルかもしれない。
「シスター・ヨランダ、か…」
「シスター・ヨランダ、か…」
首謀者にアタリをつけて、さらに苦笑してしまう。
暴力教会のクソ尼どもときたらお節介にもホドがある。
あまりのバカバカしさにその一式をダストボックスに放り込もうとして、ふと手が止まる。
…どうせ捨てるなら、一度くらいは試してみてもいいんじゃねぇか?
かつて働いていたフェティッシュ・クラブでは毎日、どんな風にすれば自分のカラダがより魅力的に見え、
男の烈情をかき立てられるかを研究した。
もちろんそれは金のためではあったけど、目の前の男たちの欲望にギラついた視線…それを煽り立てるのは
この上ない快感だった。
それが最近じゃあどうだ。
相方のオトコはあたしが酔っぱらったままだらしなく寝ていようとも、
小学生並みに色気のない下着しかつけていなくても「ご立派」にサカりやがる。
おかげでこっちもすっかり手抜きに慣れてしまったのだが、
それでは押しも押されぬかつての売れっ子・レヴィ姐さんの名が泣こうというものだ。
そこであたしは久しぶりに「そのテ」のランジェリーを身にまとうべく、シャワーに飛び込んで一日の汗をざっと流した。
暴力教会の冗談とは言え、ヤバい商売をしていた昔を連想させるシロモノだ。
さすがのロックも嫌がるだろう…そう思うと間違ってもロックには見られたくないが、
今夜は立て続けに入った飛び込みの仕事の処理で遅くなるはず。
部屋の中にも外にも誰もいないのを確認してからベッドに腰掛け、
絶妙なデザインのブラジャーに腕を通して繊細なホックを後ろで止める。
トップもアンダーもピッタリ。
あの変態アマ共、いつのまに人のサイズを…と暴力教会の見立ての正確さに毒づきながら、
ガータベルトの留め金をはずしていった。
パチン、パチンという音に、妙に胸の鼓動が高まる。
揃いのデザインのショーツにそっと足を通し、やはりフリルの施された薄手のストッキングを太ももまで引き上げ、
ガータベルトの留め金につなぐ。
視線を上げると、ベッド脇に立てかけた鏡の中には、風呂上がりでほんのりと色づいた肌に白いランジェリーがそそる、
「オンナ」が立っていた。
髪を頭上でまとめあげ、より扇情的に、艶かしく…かつて、ステージの上で取ったようなポーズを試してみる。
しかし久しぶりのポージングはなかなかうまく決まらず、前を向いたり後ろを向いたり、
夢中で鏡のなかの自分とにらめっこをしていたその時。
背後でガチャリ、と扉の開く音がした。
「…何してんの?」
見つめる鏡のなかには、買い物の紙袋を腕に抱えたまま呆然と立ち尽くす男――ロックの姿が映り込んでいた。
ポージングに熱中しすぎて、階段を上がって来る足音に気づかなかったらしい。
あたしは一気に頭に血が昇った。
「こ、こ、これはだなぁ、ロック。いや、そのちょっとした出来心というかなんというか」
ロックは、何も言わない。
あまりにもショックなのか、あるいは怒り心頭なのか…。
どちらにしても状況はサイアクのような気がして、無駄とは思いながらさらに言い訳を重ねるべく口を開こうとしたら、
買い物袋を放り出したロックに全力で抱きしめられた。
「…最ッ高!」
荒々しいキスの雨が降り注ぐ。
ロックの両手に、ぐちゃぐちゃにかき抱かれる。
乱れた呼吸が、あたしの耳を甘くくすぐる。
「レヴィ、レヴィ、レヴィ…」
うわごとのように繰り返されるあたしの名前。
全身であたしのことを欲してるのがわかる。
腰のあたりに熱くなったロック自身を感じて、挑発するようにそのカタマリをなで上げる。
「ちっとも待てないってカンジだな。カラダが啼いてるぜ」
瞬間、ベッドに押し倒された。
もはやただの「オス」と化したロックはむやみやたらにランジェリーをはぎ取ろうとするが、
あたしはその手をやんわりと押しとどめた。
「ヘイヘイ、ロック。折角のお楽しみなんだ。フルコースは順番に、ひとつづつ、がお約束だろ?」
言われて少し冷静さを取り戻したロックは、あたしからわずかに自分の身体を引き離し、
ようやくまっとうな視線を寄越した。
「…あぁ、ごめん。部屋に帰って来たらいつもと違うレヴィがいるものだから…」
「まぁ、無理もねぇなぁ。あんたとはここんとこ、イロケもなにもないファックばっかだもんなぁ」
思わず、しみじみ答えてしまう。
くやしいが、このランジェリーの効果は絶大だ。
「それにしても…」
ロックが改めて、あたしのカラダを見下ろす。
いくらロックといえども、そうじっくりと観察されると妙に恥ずかしい。
「そのランジェリー、とても良く似合ってるよ。セクシーだ。無茶苦茶にしてやりたくなる」
手のひらで、身体のラインをゆっくりなぜられる。
それだけで呼吸が乱れそうになってしまって、危うい。
「ロック…」
ヤツの首に腕を回そうとして差し上げた両の手首が、ひとつに束ねられる。
何かを思案していたかと思えば、ロックの顔にニヤリ、と悪い笑みが浮かぶ。
「レヴィ、お遊びをしようか?」
ロックはネクタイを片手で引き抜くと、束ねたあたしの両手を頭上に差し上げ、
それを使ってベッドのアタマのパイプの部分に縛り付けた。
「ロックっ…てめぇこんな趣味…!」
「たまにはいいだろ?レヴィの色っぽいとこ、もっと見たいんだ」
-------------
すんません。
いまのところ、以上です。
勢いでレヴィ姐さんを縛りつけてはみたものの、この先どうなるんでしょうか…。
何だか不安ですが、また続き書いたら投下しに来ます。
読んで下さった方、いらしたらありがとうございました。
続き待ってる!
小説のロックはレヴィの事を異性として意識しているような印象うけた。
コミックスだとそっけないのにねぇ。
俺たちも全部自演だったのか!
>>112 イライラしていたらロックをぶっ飛ばし
ムラムラしていたらロックに襲いか…甘える。
逆にロックに襲い掛かるレヴィがみたい
レヴィたんに二つ結びをしてほしい
耳の下の方でな
岡島さんの息子が大暴走しちまうだろjk
>>125 耳の下で二つ結び・・・?
首をキュッとね?
今更ですが。
前々スレの
>>441さんへ捧ぐ。
441 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 16:16:11 ID:Qvyt8nAC
(略)
設定付けるなら、隠れショタ好きのレヴィが若様をラグーン号で移動中に襲ってしまう話とか
港に到着するまでに若様の貞操はレヴィに・・・
ショタっ娘ラグーン
のヤツ。
キャラ崩壊が著しいので、そこのとこ注意
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
困惑顔のミスタ・ロックが持ち帰った本日の荷物を前に、ミス・レヴェッカは人知れず静かにガッツポーズをキメる。
本当は小躍りしながら叫びたい。サンキュー神さん!と。
彼女は思う。今日は最高にツイてるに違いない。だってそうだろ?今日の荷物は極上品だ。
彼女の同僚が持ち帰った荷物。それは、どこぞから掠われて来たという、金髪の美少年だった。
『荷物』の監視をビッグボスに命じられたレヴィは、かったるい顔を装いながらその実、内心ウキウキしながら彼の待つ船室へ入る。
扉の向こうには床に尻をついて座り込む少年。
改めて見てもはやり上玉だ。
ふわっふわのブロンド。
真っ白な肌は健康的にツヤツヤだ。
生っ白い脚は膝小僧すらスベスベで、ソックスが微妙に食い込む程よい肉付きがたまらなくチャーミング。
頬には微かにピンク色がさしていて、ブルーの瞳でキッとこちらを睨み据えている。
―――やっべぇよ、やっべぇ!どこに売られんだよ!?
変態野郎に掘られるなんざ勿体無ぇ!
その前にあたしが味見するべきだろ!?
そうだろ、なぁ!?
いやいや、商品に手をつけたとなりゃダッチに半殺しにされかねない。
だよな、そうだよなぁ……。
けどコイツだって脂っこい親父に玩具にされる前に若くてピチピチの年上の『お姉さん』に可愛がって貰った方がいいはずさ、なぁ?そうだろ、ベイビー。
恥ずかしがらなくてもいいんだからな。
誰に話し掛けるわけでもなく、脳内でマシンガンのごとく自問自答するレヴィ。
少年の目には、部屋に入るなり目の前で遠い目をしながら突っ立ったままの女海賊。
時折ちらちらとこちらを窺いながらニヤニヤと薄ら笑いを浮かべる様に、彼は背中にゾクゾクとした寒気を覚える。
―――怖い、よくわからないけど恐すぎる。
助けて…ロベルタ!
少年は故郷での無二の使用人に助けを求める。
だが、少年の怯えなどどこ吹く風。
レヴィの頭の不埒な妄想が止まることはない。
―――そりゃよ、ズコバコ突かれまくるならデカマラの方がイイに決まってるさ。
けどよぉ、ズル剥けのナニってのはキモいんだよ、血走ってグロいしよ、もさもさ毛ェ生えてっし。
やっぱ皮被ってるくれぇが可愛いげあんじゃんよ、毛なんか以っての外だ。
小せぇのを優しくしゃぶってやったら『ダメだよ、お姉さん…僕、こんなの恥ずかしいよ』なんてよ!!!なんてよ!!!!たまんねぇ………!
顔真っ赤にして涙なんか浮かべたりして、でもキモチよくてだんだん息荒げてくるんだよ。
『お姉さ…ん…僕…僕っ!やめてよ、そんなにされたら…何か出ちゃうよぉ!』
なんつってよ、可愛いじゃねぇかよ!イイんだぜ?出してもよぉ…一杯出したって全部飲んでやるからさ…。な?遠慮なんか要らねぇ。出しちまいな?
あ、ヨダレ出て来た…。
薄笑いを浮かべたまま、次は口からヨダレを垂らさんばかりの女に、少年は得体の知れぬ危険を感じ始める。
マフィアに誘拐された時だってこんなに怖くなんか無かった。
―――やだよやだよやだよ、こっち見るなよ!!あ、笑ってる、どうしよう、何で笑ってるんだよ、こわい。
レヴィから視線を反らした少年の目には涙。
―――…照れやがって!可愛いなぁ、おい!
ヤツはまだ女ってヤツを知らねぇに決まってる。やっぱあたしがリードしてやんねぇと始まらないだろ、うん。
こっちの準備はしておかねぇとってコトで、ちゃんと濡らしておかねぇとな、まぁさっきから十分ぐちょぐちょになってるんだけどよ。
で、初めての経験に緊張してるハニーに笑いかけてやるのさ。
『心配するこたぁ無ぇ。あたしに任せな、ちゃんとオトナノオトコにしてやっからな』
『あんたはただちんこをあたしのココに突っ込んで、自分がキモチイイように出し入れすりゃいいのさ。オーライ?』ってよ。
そんな妄想に浸るミス・レヴェッカの耳に、ぐぅ〜という腹の虫の音。
小さな身体から魚雷挺の低いエンジン音にも負けず響きわたる、空腹を知らせる可愛い音。
―――何だよ、ハラ減ってんのか。まぁ、まずは仲良くなんねぇ始まらねぇし、食い物でもやっとくか。
あー確か冷凍庫に取っておきのハーゲンダッツがあった。
まずは食い物でお近づきになって、そのあとにメインディッシュをお楽しみ頂くってのが賢いやり方だよな。
アイスはデザートだなんて、そんなこたぁ関係ねぇ。
あぁ、野郎共に馬鹿にされつつ仕事のたび常備した甲斐があるってモンだ。
酒飲みだろうと甘いモンは別なんだよ、女ってのはよ。
特にバニラアイスにラムをヒタヒタになるまでぶっかけるとたまんねぇ…あー…後で食おう、うん。
へへ……。
さて、そうと決まれば早速行動開始だ!
レヴィは込み上げる笑みを抑えることもせず、だが「ちょっとまってろ」と口調だけはクールを装い『餌』を調達するべく部屋を出る。
そんな挙動不審な彼女に少年の怯えの色が濃くなったことなど、当の彼女には知る由も無い。
仕事を放棄したかのようにデッキへ出てきたレヴィを「どうした」と問うボスの声が出迎える。
「どうもこうも無ぇよ、あのガキャ腹が減ったんだとよ」
どうしようもねぇクソガキだと一人ごちながら冷凍庫の扉に手を掛ける。
「ふ〜ん…。缶詰なら船倉だよ」
―――……うぜえんだよ、このOTAKU!
暗に、どうして冷凍庫に手を掛けているのかと茶々を入れるベニーを睨みつけ、激しく後悔する。
―――目が汚れる!ヒゲくらい剃れ!
鼻テカってんだよ!その指紋だらけの眼鏡もどうにかしやがれ!ああ、早く可愛いハニーで癒されよう。
それだけ決めて汚いものから目を逸らすと冷凍庫からお気に入りのダッツを取り出す。
ポータブルの小型冷凍庫の冷凍能力はそう高くなく、全体的に少し柔らかい。
酒をかけて食べるにはちょうどいいが、多少冷房が効いているとはいえ南国のこの気温ではすぐにドロドロに解けてしまうだろう。
―――はやく届けてやんねぇと!で、その後はお楽しみタイムだぜっ!!
今はムサ苦しい野郎共に構っている暇など一分一秒たりとも無い。一瞬でそれだけを判断して、天使の待つ船室へと踵を返す。
「…いそいそと何してんだ?」
しかもお気に入りのアイスクリームを携えてと眉をしかめるボスの呟きに、二人の社員の声が重なる。
「「さぁ?」」
彼女の去ったデッキ。
残された男達がどこか浮足立つ様子を隠し切れぬレヴィに怪訝な表情を浮かべていたことも彼女に知る由は無い。
そして、彼女のあんまりな挙動不審を訝しんだボスが日本人の部下に様子を見てくるよう命じたのは無理からぬことなのかもしれない。
決して彼女を信頼していなかったワケではないが、多分。
その後、差し出した溶けかけの大好物を顔にぶちまけられ、ミス・レヴェッカのいかがわしい夢が儚く敗れたのは、諸兄の知るところである。
終わる
・・・・・・・・・・・・・・・・
レ ス 抽 出 し て 日 付 み て び っ く り し た 。
日付といい内容といい色んな意味で……or2
だってほら、本当にヤっちゃったらロザリタの第一目標変わっちまうし…。
でも多分これで脳内ノルマ達成。
レヴィたんから炉萌えのVIPPER臭さを抜こうとあれこれするうちにただ下品なだけになったけど、どうせレヴィたん下品なんだからいいやと開き直ってみた。
この後、 妥 協 の 結 果 と し て 髭を生やさず童顔のロックにロックオンするという脳内設定。
水着本の岡島に臑毛が生えて無いのはきっとレヴィたんが剃らせてるんだ。
で、タマに生えてる毛まで「そんなキモいの舐めたくねぇ」とチクチク抜かせてるといい。
むしろ縛り付けてレヴィたんの手で緩急つけて意地悪く抜く、そんな鬼畜プレイでもいい。
・・・・・・想像して縮んだ?スマンかった。
ねーよwwwwwwwwwwwwwwww
でもありがとうwwwwwwwwどんなニーズにも答える君が大好きだ!wwwwww
さてロリレヴィ話に移ろうか
うはwwww
確かにねーなwwwwwwwwこれは酷いwwww
いいぞもっとやれ
次は濃厚ねっとりなセクースでヨロ
ロリレヴィ話なら読みたい
デレデレ子猫ちゃんはどこへ行ったwww
だがそれがいい
ラムぶっかけアイス食いてぇー
こんな誰の目にも痛々しいモンにまでレスするなんてイカモノ食いだな、このスレは
で、ロリレヴィで濃厚セクロス?
おkwwwwwwwwwwwww把握wwwwwwwww
相手?シラネwww
合わせんなよ
ソーヤーねーさぁーん・・・・・
こうあれだ、取引を反故にされてレヴィが一人で黒いコートの二人組を追うんだよ
んで、不意をうたれて気絶するレヴィを見て黒コートの一人が
「本部で開発した新型の毒薬を試してみよう、まだ人間に使ったことは無いらしいが……」
そして起きるとレヴィの身体が子供になってるんだよ
レヴィ「あれれ〜?」
見た目はちびっ子中身はギャング!
その名は二丁拳銃(トゥーハンド)レヴィ!
レヴィ「…録郎にーちゃん、あたし子供じゃねえよ」
ロック「だーめ、人道りが多いんだから手を繋がなきゃ危ないよ」
(;´Д`)ハアハア
143 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 22:17:44 ID:TxpQ2JbU
名短気レヴィ
やっべえ…テラモユスwwwwww
名短気www
めがねっ娘なのか?
そのレヴィはめがねっ娘なのか?
かわいいの?
ねえ そのレヴィかわいいの?
かわいいに決まってるし、
めがねっ娘でもいいし
めがねなくてもいいし
目つき悪い!!!(;´Д`)ハアハア
ちっちゃなお口にビッグなロクローJrを!!!!!!!
ガブッ!
眼鏡かけてそれなりの服を着れば瞬殺される自信があるな!
もうそれレヴィたんと違うからww
発想を転換しよう。
レヴィたんの股の間から出てきた眼鏡っ子。
これならレヴィたんじゃなくても萌えられる自信ある。
俺のID、KYww
レヴィたんの場合「め、めがねめがね…」ならぬ「カトラスカトラス…」だけどなw
レヴィたん視力はいいだろうから、かけるとしたら伊達かな?
New York時代にK察撒く為の変装で既にかけたりしててもおかしくはないか
154 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 12:40:36 ID:/YEUnHYe
眼鏡レヴィたんか
ついでに、メイド服を
……アレ?
みんな大好き婦長様
ろくろーさんに「女の子なんだから綺麗にしないとね」とお風呂に引きずり込まれて偉い目にあうロリレヴィはいつになるんでしょう
むしろあれだ
ある日起きたらロックダッチベニーの三人がちっちゃい男の子に!
なぜか面倒を見る羽目になるレヴィおねえさん!
>>141 出会いだけ想像してみた
「動くな」
カチャリ、と軽い音とともに真横から聞こえたのはやけに高い声だった。
胸の前に両手を上げたまま視線を下にずらす。
ぞっとしない光沢を放つ黒いブツと、それを構えるには小さすぎる手。
「現金、金目のもの―――時計とかカメラとかも全部だ」
ごつい銃を手に、明快でシンプルな要求を突きつけてきたのは、俺の腰ほどしか身の丈の無い女の子だった。
たぶんまだ10歳かそこらだろう。顔立ちや肌の色から見る限りは、華人系だ。ぶかぶかしたねずみ色のパーカーにカーキのズボンを穿いている。
サイズの合わない服を捲り上げた腕は年齢の問題以前に細く、傷だらけだった。顔にもいくつも痣や切り傷が刻まれている。
半眼でこちらを睨む表情は恐ろしいほど冷めている。この世の最低のものをすべて見尽くして、あらゆることをあきらめきったようなそんな顔だ。
「おい―――英語わからねえのか、日本人」
言葉にできない凄みを備えた佇まいと、あどけない顔立ちとのギャップに言葉を失っていた俺はいぶかしげな視線に、慌てて英語で答えた。
「カメラはないよ。金なら、全部カバンの中だ…」
「ひっくり返して中身出しな」
眼下のニューヨークの大地を一瞥する。
ネズミの這い回るスラム直結の、”実に清潔な”裏路地だ。12月の容赦ない寒波の中ではいくらか鼻が鈍るものの、特有の据えた臭いに息が詰まる。
数メートル先には吐瀉物らしきものまでぶちまけられている―――
「早くしろ」
心の中でため息をついて、俺は薄汚れた街路に鞄の中身をばらまいた。
「ちっ…しけてやがんな」
昔の映画に出てくる三下の悪役のように毒づいた小さなギャングは、俺に銃を向けたまま持ち物を物色していた―――足で。
書類や手帳、サラリーマンにとっての無二の商売道具が土ぼこりと足跡で無惨に汚れるが、憤慨するだけの気力は既にない。
というか、あまりに奇異な―――少なくとも俺からすれば―――状況に思考が追いついていなかった。
”子供に銃を突き付けられて追いはぎされている。”
これが見るからに腕白そうな溌剌とした少年の仕業なら、笑って大げさに撃たれるふりをしてやるところだが、現実には生命の危機が迫っているらしかった。
逆らえば撃たれる。
荒事なんてまったく経験のない俺にもすぐ分かった。
恐らく、この死んだ魚のような眼をした女の子は、人を殺すのがどういうことかを知っている。
道徳論とかいうあってないようなものを頭に描いているかはともかくとして、現実にどうやれば人が死ぬのかを。
ロリレヴィたんの足長おじさんになりたい
どうやってエロに持っていくのかな
>>161 そりゃあ荒んだロリレヴィたんを激しく慰めるんですよ
それか鬼畜ルートで岡島さんがロリレヴィを買うか
164 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 07:36:30 ID:N06e7kjX
>>162 そして枕を消音機かわりに撃ち殺される訳か
岡島さんがロリレヴィたんを買う話きぼん!!!!!
166 :
158:2009/04/18(土) 15:47:42 ID:qGKaKr4d
ごめん続けるつもりで寝落ちしてたwwwww
小ネタのつもりで書き始めたらロリレヴィと岡島が一人歩きし始めたんだが…
出会い編
↓
身元引き取り(兄妹)編
↓
一年くらいかけて仲良くなる
↓
すれ違い編 セクロス未遂
↓
円満(岡島光源氏計画)編
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが、俺も(ry
とりあえず158は綺麗なところでまとめるためにがんがる。間に合えば今日の夜に。
で、それから今書いた過程すっ飛ばして、セクロス(売春)未遂からやってみようと思う。
ロリで本番は無理ぽだが、フェラとスマタ程度なら…………サーセン
ガチで書くと非エロ部分長くなるのは必至なので省く。
落とし方悪くて重ね重ねごめん
おそくなってごめん。
>>158続き
「お」
にやり、と。
少女はネコ科の笑みを浮かべて、すり減った財布を拾い上げた。
中にフランクリンが何人いたかを考えて、軽く涙目になりかけた―――ただでさえクリスマスの出費で懐が痛いのに、ああ。
片手で器用に開いて、素早く金額を検算する。勿論その間も俺への警戒は緩めない。
慣れた手際だ。場数を踏んでいるのか。信じられない。こんな子供が、こんな小さななりで。
何がまずかったんだろう。アパートまで近道しようと裏路地に入りこんだことか。いやそもそも日付変わるまで飲んで無防備にフラフラしてたのが悪かったか。
とりとめのない後悔を連ねた後に、しかしクリスマスプレゼントを買った後だったのが不幸中の幸いだったと思いなおす。
そうだ。他に貴重品なんて持ってないんだし、財布さえ取れば満足してくれるはずだ。
「ほー…そこそこ入ってんじゃん」
上機嫌で財布をパーカーのポケットに突っ込んだ女の子は辺りを見回して退路を取ろうとしている。
銃口が下げられるのを見届けたときは、一気に体が軽くなった心地だった。
よし。大丈夫だ。これでとりあえず命の危機と、ガールフレンドとの修羅場は回避される。そのはず。
「へへっ。邪魔したな、カンパどーも!」
捨て台詞を吐いて立ち去ろうとする、小さな犯罪者。
助かった……
安堵した俺の視界の隅、ひらひらした紙切れが風に飛ばされ、灰色の地面を離陸した―――
「あん?」
紙切れは銃を構えたまま後ろに一歩下がった少女の腕に舞い降りる。何だろう、と思った矢先にそれに印字された小洒落たサインが見えて、俺は青くなった。
「”マクレーン・ホーセキテン”?……”リョーシューショ”?」
「!」
―――2か月分の給料を貯めて買ったジュエリーは、一年ほどの付き合いになる恋人への、約束の品だった。
クリスマスだからと、彼女の希望に沿って、かなり奮発したのだ。
宝石店に入ること自体初めてだったから落ち着かなくてしょうがなかった。
尋ねられるまま頷いて、何となく領収書をもらって―――そして、それが今人生最大の墓穴に繋がった。
最初異国の言葉を耳にしたような顔をしていた少女も、書かれた金額を見てすぐにぴんときたらしい。
紙切れがくしゃりと握り潰された。
「てめえ……金目のもの全部っつったろ」
三白眼がぎりぎりまで細まり、殺気を湛えてこちらを睨んでくる。
ずかずかと再度歩み寄ってくる相手の顔を見るためには、こっちはえらく首を下げなきゃならない。
なのにぴりぴり肌を打つ、異様な威圧感は何だろう。
もう一度向けられる銃口に俺は今度こそ泣きそうになった。
「……出せ。三秒以内だ」
「っくしょー…」
悪態を吐いて、半ばやけくそでコートのポケットに手を突っ込み、小さなネックレスを引きずり出す。
「ほら!!」
羽のモチーフにダイヤを埋め込んだそれを、乱暴に顔の前に突きだしてやる。
「もってけよ!これでいいだろ!!」
「……」
とっととひっつかんで走り去って行くのだろうと思っていた。というか欲しいところだった。
だががめつい強盗は、黙ったまま動かない。
銃を構えたままじっとこちらを見つめている。
えいくそ。子供に命令される屈辱にも、聖夜に控える惨劇への絶望感にも耐えて、大人しく要求に従ってるって言うのに、これ以上どこに不満があるっていうんだ、畜生。
「なんだよ!?いっとくけどこれは本物だぞ―――嘘じゃ…」
「……なんだ、これ」
「……は…?」
惚けたような按配で、少女は呟いた。
ゆらゆら揺れる天使の羽が、表通りから漏れてきた街灯の光を受けて光る。
小振りながらしっかり存在を主張するダイヤモンドに注がれるのは、見とれるような視線。
意外と子供らしく大きな瞳がまんまるくなる。
「なあ、何なんだこれ?きらきらしてる」
拍子抜けする。
確かついさっきまでは、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされてたはずなんだが……というか、どういうものかもわからないまま出せって言ったのか?
脱力の余りへたり込みそうだ。
さっきまでのドスの利かせようはどこへやら、単純に好奇心を滲ませた声で尋ねられるものだから、すっかり毒気を抜かれてしまった。
「……宝石…知らないの?」
「ホーセキ?さっきも言ってたな。こんな小さいのに、あんなに高ぇのか?」
「あー…一応ブランド品だから」
「あたしこんなに高価なもの見たことないぞ。なあ、これ何に使うんだ?なんかすげー便利なのか?」
「いや、違うよ……これは…」
身も蓋もない問いかけに、本気で説明に窮した。
どうやら彼女はアクセサリーと呼ばれる類のものについてよく知らないらしかった。
普通このぐらいの年になれば憧れて、一つ二つ子供向けの指輪だのなんだのを欲しがるものだと思っていたが……
と、考えてはたと気づく。
目の前で好奇心に眼を輝かせている子供の服装、そして何よりその手に握られた凶器―――
「?なんだよ、何に使うんだ?」
アクセサリーが欲しいだとか可愛いものが欲しいだとか、そういう他愛もない要求が叶えられる―――
そんな家庭環境なら、こんな夜中に、スラムの近くで、酔っ払いに銃を突きつけて金を巻き上げる必要なんて、これっぽっちもないはずだ。
こんな荒んだ街で、銃を手に入れて盗みや脅しを覚えた、そうせざるを得なかったこの子は、きっと何も知らない。
おしゃれすることも、うまい食い物も、普通なら当たり前に叶えられるわがままも、何も……
「……ちょっとじっとしてて」
「?―――っ、わ、な、何すんだよ…!」
「いいから」
なぜそうしようと思ったのかはわからない。単純に同情というか、俗っぽい人情みたいなものに衝き動かされていたのかもしれない。
その時の俺は、相手が銃を持ってることも忘れていた。
ネックレスのチェーンを外し、細っこい首にかけてやる。
ちょっと苦戦してから留め具を繋げ、後ろに回す。
ペンダントトップを前に持ってくる。体が小さいから、みぞおちの辺りに羽が揺れる形になった。
素っ気ないパーカは、まがりなりにもダイヤを散らしたそれとは恐ろしくミスマッチだ。
だがまあ、似合わないわけではない―――少なくとも感心したようにそれを見つめる少女の顔に、悪い気分はしない。
年相応の表情をしている辺り、なんだか妙な安心感を覚えた。
「どう?こうやって使うんだよ」
「あ……これ…」
「ちょっと早いけど……メリークリスマスだ」
我ながらちょっとカッコつけすぎたかもしれない。
そんな事を考えてやや気恥ずかしい気持ちになっていると、こっちに近づいてくる足音が聞こえてきた。
「おい!!そこで何してる!!!」
表通りに連なる道から来たのだろう。警官が三人、走り寄ってくる。
惚けていたはずの少女はあっという間にスラムの奥に駈け出して行き。
後にはぐちゃぐちゃになった鞄と持ち物と―――文無しになった俺が残されただけだった。
***
その後、俺は事情聴取を適当にはぐらかして、夜中の二時になってやっと自分のアパートに辿り着いた。
明らかに物盗りに遭ったとわかる状況だったから、下手な言い逃れはしなかったが、犯人の外見の特徴についてはかなりいい加減に答えていたと思う。
庇うような事をするのが正しいことだと思わないが、何となくあの子供を追い詰めたくないような気がしたのだ。
疲れきっていてまともに応える気力がもう残されていなかったこともあった。
ああ、明日―――もう今日か―――のイブのディナーの席で恋人に何と弁明すればいいだろう。
アルコールと疲労と、自分の知らない世界を垣間見たショックでぐちゃぐちゃになった頭で、必死に目下の懸案事項を考えていた俺は、結局その夜寝付けなかった。
おわり。おそまつさまでした。
何気に彼女餅岡島。でもロリレヴィのおかげであえなく破局しますwwwww
GJ!!連投ありがとう…!!
GJ!!!超GJ!!!!!
どうかロリレヴィを幸せにしてやってくれ(´;ω;`)
その後も書くのだ!
gj!!!
すまたシーンまで裸でいるつもりだからな!
何としてでも、書いてくれる事を期待する!!
綺麗な宝石に純粋に 関心を抱くロリレヴィたんハアハア
岡島エロに突入したら俺と変われよ
GJすぎてひっくり返ったわ!!!!!
ロリレヴィたん’`ァ,、ァ(*´Д`) ’`ァ,、ァ
まだあったんだwww忘れてた
アナログなら描けるけど、ペンタブでは描けないのさ
本誌読んだけどこのスレの甘いレヴィはどこにもいなかったな
久しぶりに怖いレヴィを観た?
悪い岡島さんは、このスレにもウジャウジャいるがな
ロック「お嬢ちゃん、いくらだい?」
ようやく本誌読んだ。
極悪カップルだね、レヴィたん可愛いよレヴィたん。
あの顔で黒島さん押し倒して苛々を発散させるといいよ。
終わってスッキリした後はもちろんにゃんこで。
まじかよ…楽しそうだなクソっ!!!
単行本派だっ!!
どうしよう…
寧ろ黒島さんにギチギチに調教されてああなってしまったものだと…>レヴィたん
>>184 来月休載しなければ、そこまでが9巻に収録される
あとちょっとだけがんばるんだ
本誌読んでるけど最新巻アソコで切られるのかよ!!
鬼だわ…
カタカナでアソコはやめてくれ、タマタマがきゅんってなる・・・
アニメと小説って俺は変ですか…?
おっぱい編とやらもファビオラも見た事ない俺は…
こんにちは。
ロリレヴィ濃厚セクロス途中まで。
車の中でセックスするのは好きじゃない。
どんなに窓に目隠しをしてこそこそとイタシたところで、規則的に揺れる車体は中で雌雄の営みが行われていることを雄弁に語る。
壁があるからと油断をすれば案外と声は筒抜けで、自分の気付かぬうちに通りすがりの人間の好奇の視線に晒されていたりもする。
ましてや事務所の車を使おうものなら、中でガンバる人間が誰と誰かまで知らせているようなものだ。
そのうえ、煙草のニオイの染み付いた車にあって尚、行為後独特の青生臭いニオイはなかなか抜けない。
そしてふとした瞬間の違和感として居残り、後から乗る人間に「昨晩ここでイタシました」と告白するのだ。
それに、落ち着かない。
どちらかの部屋で寒いくらいに冷房を効かせ、人目憚らず裸で引っ付きあって体温を分け合って。
そして身体を絡ませたまま一枚の掛布に納まり眠る。それが彼女にとってベストだ。
なのに今の状態ときたら、下着とジーンズは片脚を抜いただけでまだ左脚に掛かったままだし、タンクトップだって胸までたくしあげただけ。
その上この男はいつだって乳房を執拗にしゃぶるから、服が唾液にまみれてべたべた。この後のことだってあるのにこれはいただけない。
そして、男はスラックスを軽く寛げただけで性器を取り出して彼女の股間に収めているから、彼が動く度にファスナーやベルトの金属部が
膚に当たって時折痛む。セックスに集中できない。
助手席の狭いシートを倒して折り重なり、車体を揺らしながら、レヴィはどうして車でするのがこんなに嫌なのかとそんなことばかり考えて
いた。
つらつらと考えはするが、どれも決定的ではない。
人目につくリスクを嫌うのであれば、事務所や船など論外だ。
行為に伴う喘ぎ声だってどうせ隣人には筒抜けだし、エアコンが壊れた時など窓を開けたままイタシたことすらある。
いずれも好んで負いたいリスクでは無いが、基本は『ムラムラした時がハメる時』と言わんばかりなのだから今更騒ぎ立てても仕方ない無い
気がする。
にも関わらず、とにかくよくわからないが、あまりいい気はしない…もっと正確に論ずるならば『不快』なのだ。
レヴィも彼女なりに気が乗らないと伝えた。
だが、相手に火が点いた以上、この男の求めに応じないなどという選択肢は彼女には存在しえない。
そういえば何で発情したのだろう、この男は。
別にあとほんの少し我慢すればベッドの上でゆっくりとコトに及べるのにわけがわからない。
そう、あと30分も車を走らせればロアナプラに着く。
その後事務所で今日の遣いの事後処理をして、軽く食事をしてから歩いてどちらかの部屋へ帰って、シャワーを浴びて――。
なんだ、正攻法ではいくつも段階を践まなければベッドに辿り着けないではないか。
それでも、別に何週間もご無沙汰というわけでもなく、昨晩だって散々抱き倒したのだからここまでがっついてくる理由があるようには思えない。
そこまで考えたところで、そういえばこの男と車でするのは初めてだと今更気付く。
そういう空気になったことはあったが、何だかんだ言ってちゃんと部屋でしてきたのだ。
なるほど。2つの疑問が一気に解決した。
この後の予定を話しながらほんの冗談で「車で」と零した男に、「車は嫌いなんだよ」と経験を前提に答えたのだ。
そう。
こんな場所でなど、レイプか思い出したくもないような男を相手の経験しかない。
――――…早く…終んねぇかな。
あまり愉快ではない結論に何と無くそう思う。
一度過去に捕われてしまった思考は現在の相手が誰であろうと構うことなく一人で歩き出す。
「ぁ……ロッ…ク……」
真っ暗闇の中、自分の耳元にしゃぶりつく相手を確認するように名前を呼び、肩に縋り付く。
大丈夫。大丈夫。大丈夫だから。心配などしなくとも、行為の相手は間違いなくロックだ。だから余計なことは言わなくていい。
中折れなんかされたらお互い気まずいだけだろう、そう言い聞かせる。
「も…イ…きそ…っ!…ぁぁ…ん」
だから、演技をした。
だって仕方ない…そう彼女は思う。
とにかく早く終わらせたかったのだ。
一番思い出したくないのは、やはり経験も浅かった子供の頃だろう。10歳かそこらの頃で、ガリガリの欠食児だった。
確かクリスマスとかニューイヤーとか、そんな時期で街中が浮かれていたような気がする。多分。
ひどく曖昧で…はっきりとは覚えていないのだ。
覚えているのは何日も何も食べておらず、ひどく腹が減っていたことと寒くて寒くて堪らなかったこと。
立つのが辛いほど気力も体力も失っていたこと。
そして一日一日がやたらと長かったこと―――。
「お嬢ちゃん、大丈夫かい?」
雑居ビルの玄関でうずくまるレヴェッカに、不意に声がかかる。
始めは自分への声掛けとは気付かぬほど放心していた彼女だが、肩に手をかけられビクリと上を向く。
顎に薄く髭を生やした肥った中年男がしゃがみ込んで彼女を伺っていた。
「よかった、ぴくりとも動かんから死んでるんかと思った」
強い訛りでそう言いながら、男はレヴェッカの身体に積もる雪を手で払う。
いつから降っていたのだろう、全身雪まみれだ。
男は厚意から心配しているとでも言いたげに、けれどどこかニヤニヤと嫌らしく笑いながら一方的に話しかけてきた。
彼女だって短い人生経験ながらも理解していた。
やましいことがある人間ほどよく喋る。
男がどういうつもりで近付いているのかだって、知っていた。
「ここじゃさみぃだろ?ハンバーガーと…そうだなココア買ってやっから、はよ車に乗らんか」
一通り喋り倒した後、無反応な男はそう言ってレヴェッカの腕を引く。
彼女には抵抗する気力も体力も涌かず、理由すら頭に浮かばなかった。
何が起きているのか理解は出来ても、浮遊しているような意識の中現実として認識できない。
反応出来ずにいる間に、強引に引きずられ傍らに止まる車に押し込まれる。
暖房の効いた車内の空気にに微かに安堵の溜息を漏らしたところで、とりあえずこれでも食えとポップコーンを宛がわれた。
どうするべきかを一瞬考え、それでも激しい空腹に抗うこともできずに貪るように口に押し込むと、悔しいのか悲しいのか嬉しいのかも解ら
ないまま、ただただ涙が零れた。
動き出す車に、意識の何処かが警鐘を鳴らすも、アラートに反応が出来ない。
途中でハンバーガーも与えられたが、身体が室温に慣れるにつれ震えが止まらず、そのくせ状況だけは少しずつ認識し始め、どうにもこ
うにも手を付ける気になれずにずっとシートの隅で身体を固くしていた。
郊外へと出てしばらく走ると、人目の無い脇道に入り停止する車。
今から何をされるのかは解っていた。
どうせ初めてでも無いのだから怖がることはない。
大人しく穴に突っ込ませてやればきっと殺されることも無いだろう…もっとも衰弱した彼女には抵抗する気力することなど出来なかったの
だが。
一旦外に出て後部座席へ乗り込んで来る男を暗闇の中じっと目をこらして観察する。
「いいだろ?」
何を言いたいのかなんて、考えなくても理解っていた。
一時の屋根と食いかけのポップコーン、そして安物のハンバーガーとココア。
その代償がこれ。
あたしの価値なんてその程度と、幼くしてレヴェッカは諦観する。
暗闇に目が馴れたとはいえ、ほとんど何も見えない。
はぁはぁという男の吐息とベルトのバックルを外す金属音だけが車内に響く。
突然髪の毛を掴まれ、何やら独特のニオイのする生暖かくぬめったものを唇に押し付けられた。
それが男の性器であることは理解出来たが、口に含むなど考えられなくて思わず顔を背けると、口をこじ開けて無理矢理捩込んで来る。
「噛み付きやがったらてめぇの歯ぁ全部へし折るからな」
残り少ない乳歯がまた一本抜けたのはつい先日のこと。
そのせいかこれが無くなってもまた生えて来るのではないかと、そんな気がして歯を立てるべきか否かを逡巡する。
だが既に突っ込まれたものに噛み付いたからといって時間が戻るわけでなし…それにきっと、歯が折れるのは、痛い。
あんぐりと大きく口を開けたまま堪え難い現実を受け入れるが、それでも口の中に広がる先走りと不潔なアンモニアの臭いは限度を超え、
何度も吐きそうになる。
奥を突かれるたびに、「うぐ……ぇぐっ…………」とえづかずにはいられない。
男の先端から流れ出る分泌物が咽へと流れ落ちて咳込むと、歯が性器に当たる。
男は性器を一旦抜いて髪を乱暴に掴むとレヴェッカの頬を何度も殴打した。
顔中に鈍く広がる激しい痛み。
いつも父親によってもたらされる馴れた痛み。
今更何の感情も涌かない。
左の鼻の穴からたらりと液状の何かが流れ落ちる。
鼻水だと思ったそれが鼻血だと認識したのは啜り上げて鉄錆くさい血の味が口に広がってから。
小さな口での口淫を諦めた男は彼女のジーンズに手を掛ける。
………早く終らねぇかな…。
男に抗うことなく、そう思う。
レヴェッカの狭く幼い性器に侵入する男の指。
ぐちゃぐちゃと何度か中を掻き混ぜた時点で「お前、処女じゃねぇのか」と吐き捨てる。
……処女など何年も前に父親の酒代と引き換えに失った。
ぶつぶつと不満を口にしながらも男はレヴェッカの脚を大きく割り広げる。
ど汚く生きているくせに使い古しの穴には不満があるらしい。馬鹿馬鹿しいと辟易する。
間髪居れずめりめりと肉が裂けるような感触とともに進入する男。
痛い。痛い。痛い。
痛いのは初めてだけじゃないのかよ。
もう何度も男を受け入れて来たというのに侵入の痛みが軽くなることは無い。
それに加えて、力任せに突かれるたびに、はらわたが鈍く痛む。
身体の中から腹を殴られているような感触。
世間ではこれを男女の愛情表現としているだなんて絶対に嘘だ。
こんなにも暴力的で、痛みしか伴わぬ野蛮で不快な行為。
安く処女を買い叩かれた後も、ただ股間に穴を持っているという理由だけで恐ろしく嫌な目に遭ってきた。
幼くして、何で自分は女なのだろうと何度涙を堪えたろう。
べろべろと舐めるように吸い付かれて顔中唾液でベタベタだ。
顔にかかる生暖かい息だって気持ち悪い。
内臓に男の陰茎を擦りつけられるなんて、冗談のように屈辱的だ。
大人の男が幼く小さな身体にのしかかる圧迫感と恐怖は凄まじい。
狭い車内で巨漢に乗られたレヴェッカは、心身ともに押し潰されてしまいそうな恐怖に再び思考を停止させるしかできなかった。
「ごめん」
程なくして体内に吐き出したロックは、室内灯を点けるなり一番にそう告げた。
膣の中に出したことについて謝っているのだと、そう思ったから差し出されたティッシュを受け取りながら「別に。中に出すのなんざ今更だ
ろが」と男を押し退け身を起こす。
「いや、そうじゃなくて…って、それもなんだけど…その…本当は…全然カンジてなかったんだろ?気を遣わせたんだよな…?ごめん」
達したフリをしていたとバレているらしいことに少しばかり動揺する。
「…………な…んで…?」
「分かるよ。俺にバレないと思った?」
「………………車ン中でするのが……少し苦手なだけなんだ。……狭いし……ニオイが残るし……誰に見られるかわかんねぇし………。
……それに――――――」
やましいことがある人間ほど、聞かれていないことまでよく喋る―――子供の時分には既に気付いていた理そのままの自分に気付き、
慌てて口をつぐむ。
「…ぁ………早いトコ帰ろうぜ…。な?」
「ああ。そうだな。帰ろう。…疲れた顔してる…少し寝てろよ…」
「……うん」
レヴィはそうは言いつつ、ロックの膝に乗って首筋に顔を埋める。
「ん?」
至極優しげに頭を撫でる手に自らの手を重ねると、「どうした?」という問いと共に音を立てて耳元にキスされる。
レヴィはロックの問いに答えることなく顔を上げ、室内灯を消すと首に腕を回してそのまま彼と唇を重ねる。
深く、浅く何度も何度もキスをして、一息吐いたところで「車は嫌なんだろ?」と拗ねたように囁かれ、「当たり前だ」と髪を引っ張る。
「酷いなぁ…悪いコだ」
そう溜息を吐くロックを「だったらさっさと帰るぜ」と運転席の方へ押しやると、彼も特に抗いもせずに狭い車内を移動する。
左右に並ぶ座席に座ったままのそのそと濡れた股間を拭いて服を着ながら、間抜けな光景だよなとぼんやり考えた。
一応の準備を終えると、ハンドルを握るロックが見える位置までシートを起こして左の半身を預ける。
「なぁ…ロック。…さっき…お前嫉妬したのか?」
「え……………あぁ………………うん…悪かった……」
目の前の男が何か勘違いをしているのならばそれもまた耐え難い。
別に聞いて欲しいわけではないが、お互いに腹の底にわだかまってるであろう澱はどうにかしたい。
「……食いかけのポップコーンと2ドルのハンバーガーとココア」
「……え?なに?」
「何を対価に何を犠牲にしてきたかって話しだ。」
「……『何を得たか』じゃなく…か?」
「ああ。………今後のためにも言っといてやる、あたしの過去にゃお前が妬くに値することなんざ…何も無いんだ」
「………………………あ……その…………………………何、それって愛してるのは俺だけってコト?」
わざと道化を演じるようにおどけながら、嬉しいなぁと零す男。
暗くてわからないが、きっと顔は笑ってなどいない。
「……………寝る」
気の迷いから思わず傷痕の一部を覗かせてしまったことを後悔しつつ、特に否定も肯定もせずに目を閉じ身体を丸める。
「レヴィ……お休み」
「…うん。」
「今のうちにちゃんと寝ろよ」
「…意味わかんね」
「帰ったら寝る暇が無いほど愛してやるってこと」
「………………………………………………………………うん。」
エンジン音と共に、走り出す車。
車内に篭もる精液の匂いに耐えられずに、窓を開けた。
**********************
ロリレヴィの濃厚セクロスじゃなく、ただのレイープだった。
ノリノリでレスを足し算したくせに、ロリとヤる時点でレイープだと思っとります。
リアルペドなんか死ねばいいのに。
さて、分岐。
1.デブによる数日間のロリレヴィ飼育
2.普通にロクレヴィ
3.1+2
4.その他(ネタ提供汁)
今回は普通に多数決。
あ、直すの忘れてた
>>191 中ほど
×一通り喋り倒した後、無反応な男はそう言ってレヴェッカの腕を引く。
○一通り喋り倒した後、男はそう言って無反応なレヴェッカの腕を引く。
逆だ、言葉って難しい
GJ!
相変わらず氏の描写は容赦のない……さすがです。
一番ありそうなレヴィたんの過去…(´・ω・`)
>ロリとヤる時点でレイープだと思っとります。
>リアルペドなんか死ねばいいのに。
同意。ロリは痛々しくてオカズにできない…(つД`)
でもそのくせ、ロリキャラ見ると鬼畜・凌辱・精神崩壊ネタが滑らかに浮かぶのはなぜだろう。
悩ましいところですがここは2で。
2で
3だろう・・・常考
ろりレヴィの心の傷をロックさんの愛で癒すのだ
1
最近の黒島さん見てるとレヴィたんを癒すなど出来んだろjkと思うんだ。
というわけで、過去に鬱々としたまま終わるか、+黒島に物のように抱かれて己の存在価値を見失うレヴィたんで。
本誌の黒島で十分ガクブルさせられているので、氏にはハートフルロクレヴィをお願いしたいです。
ので2
可哀想なレヴィたん書き切ってくれるの氏だけだから原作のちょっと不憫なレヴィたんが好物の俺としては是非1で突っ走って欲しいのだが異端なのか?
1と2を分ければ?前後編みたいに。
単体で読めるようにするとか。
俺は2。
GJだベイビー!!
結構悩んだけど欲張りな俺は3をキボンしてみる
スレ立って2ヶ月以上経ってようやく(レイプとはいえ)本番描写のあるSSが投下された件
たーだー!!!
それではレヴィたんがイケないので、2で
合意でねっとりと濃厚に
自分も2で、思いっ切りラブラブ濃厚なヤツを希望。
ロリktkrwwwwwww
でもデブに犯されるロリレヴィは可哀相すぎて抜けない気がする
ここはやっぱ2で。特濃で。
というか毎度毎度GJ!!ありがとうなんだぜ!
ども。
>>9-601です。
だらだらしてたらもう5月…今さらですが
>>118の続き書きましたんで、
よろしかったらどぞ。
> ◆SDCdfJbTOQ
GJです!
王道ですが、自分も2希望の方向で…。
よろしくお願いします。
-----------------
服を着たままのロックが馬乗りになり、顔の両側に手をつきながらあたしを見下ろす。
こちらがほぼハダカの格好で束縛されていることを考えると、そのアンバランスさに胸の鼓動が早くなる。
「レヴィ…そんな格好で縛られて…。気分はどう?」
「…最低だな」
ヤツの視線から逃れたくてわずかに身をよじるが、許された動きはとても少なくて、切ない。
「すごく、綺麗だ」
ロックの手が、ブラジャーにかかる。
片方のカップだけが、下にずらされた。
「あ…」
イタズラでもするかのように、指先で乳首の側面をより上げられる。
両手が頭上に固定されているだけで、いつもより鋭い感覚が背筋を這い上がる。
「はぁっ…あ!」
思わず吐き出された快楽のため息を、今日はやたらに意地悪な相方が聞き逃すはずはない。
「随分雰囲気だしてるね」
嬉しそうに微笑むと、もう片方のカップも下にずらした。
一方の乳房の尖端を指で強く刺激しながら、もう一方の尖端には歯を立てる。
「…んっ、っく…!」
調子づいてやがるロックのために声を上げるのは意地でもごめんだ。
歯をくいしばる。
「あぁ、レヴィ。そんなに我慢しなくてもいいのに」
いかにも楽しそうなロックは、さんざん強い刺激を与えたあとの頂きに、
あるかなしかの柔らかな愛撫を加える。
いつもならそんな程度では反応しないはずなのに…敏感になったあたしのカラダは
あさましいほどに音を上げる。
「ふぁッ…!あ…あ…」
「声、我慢してんだろ?もっと啼けよ」
突然、ロックの動きが止まったかと思えばブラジャーに手がかかり、一気に上にずらされた。
完全に空気にさらされた胸を両手でつかんで、下から大きくもみ上げられる。
急な展開についていけず、あたしは快楽に突き動かされた声を上げずにはいられなかった。
「ああぁっ…あハァッ…!ロックっ…!」
「…いい声だ、レヴィ」
ご褒美のように、上から降ってくるキス。
けれどもあたしの両腕は、目の前の男を抱き止めることはできない。
「ロック…ロック…」
思いを抑え切れず、男の名前を呼びながら腕を動かそうとしてみるが、それは手首への戒めを固くするだけ。
より強くなっていく緊縛感と比例するように、もっと男を欲しいと思う欲望がどんどん高まっていく。
唇を貪りながら、乾きは癒されるどころかますます深くなる。
「レヴィ…なんて目だ」
あたしの反応が激しすぎることを不審に思ったロックが唇を離し、あたしの顔を覗き込んで言った。
「メチャメチャ『欲しい』って目、してる」
「…誰の…せいだと…思ってやがる…。好き放題しやがって…ッ!」
あたしはヤツを精一杯にらみつけた。
でもいつもみたいに力が入らず、焦点が定まらない。
そんなあたしを見下ろして、ヤツはさらに嬉しそうに笑った。
「うん、でもそんなレヴィもたまには、可愛いよ。今日は殴られる心配もないしね」
「この野郎…。覚えてやがれッ…!」
この腕がほどけたら、絶対絶対絶対はり倒してやるっ!
そう心に誓ったあたしを見下ろしながら、ロックは上から一つずつゆっくりとボタンをはずし、
シャツから腕を抜いた。
事務労働しかしていない割には、そこそこ引き締まった上半身があらわれる。
そういや今日は、まだ裸のロックに直接抱かれてないんだな…ふとそんなことを思いつき、胸がざわめく。
慣れ親しんだ肌の温もり、匂い…それを早く感じたいのに、あたしの両腕はやっぱりヤツを抱き寄せることができなくて、
飢餓感ばかりがつのっていく。
「ロック…早く…っ!」
胸が、苦しい。
気がつけば、喉の奥から絞り出すようにして、懇願の言葉が放たれていた。
驚いたようにロックが目を丸くし、そして細める。
「素直なレヴィも、悪くないね」
空気を求めてだらしなく開いた唇を、ロックの唇と舌で割り開かれ、
自分のものではないタバコの味が口の中に流れ込んできた。
そのほのかな苦みを感じながらロックの動きに応え、あたしもロックの口腔内をさぐる。
やがてロックの唇は、あたしの身体を舌でなぞりながら下に移動していく。
「ああっ、んん…ッ」
喉元から鎖骨、胸元、腹筋…やっぱりいつもより敏感に感じてしまう。
そんなあたしを時々、上目で確認しながら、ロックはひたすら愛撫を施していく。
自分の中心が、どうしようもなく潤みだしてきているのがわかった。
けれども身体の向きを変えることすら許されないあたしは、
ただロックから与えられるやわやわとした刺激に服従するより方法はない。
身体中を動き回るクセに、肝心のポイントには決して触れようとしないロックの唇。
焦れて、身体をねじると、おやおやと嬉しそうに口の端を釣り上げながら、
もっとあさっての方向に唇をずらしやがる――。
寄せては返す官能の波と苦悶に苛まれながら、両腕の戒めの痛みだけが正気をつなぎ留めていた。
「レヴィ…随分、カラダが火照ってきたみたいだね?」
そんな声が聞こえたのは、もう随分、いいように啼かされ続けて声もかすれはじめた頃。
「…ンだと?さんざん人のカラダ弄びやがって…ッ!」
大きな快楽の一歩手前まで無理矢理押し上げられたあたしのカラダは、
自分でももてあますほどの熱をはらんでいた。
「ココとか、どうなってんの?」
ロックの手が、はしたなく潤んでいるに違いないあたしの足の付け根に届く。
「…ん、はぁっ…」
ベッドにつなぎ止められているあたしには逃れるすべはなかった。
自身の欲情の証を、真っ向からさらす羞恥に思わず声が出た。
「レヴィ…ちょっと、感じすぎなんじゃない?」
ショーツを横にずらした隙間から、ロックの指が差し込まれる。
最初は外縁部をなぞり、そのうち自分でももうどうなっているか、
考えたくないくらい潤っている中心部に指を差し入れる。
ぴしゃぴしゃと露骨な音を立てながら、ヤツの指が円を描くようにあたしの入り口で遊ぶ。
「くっ…」
「…ものすごく、濡れてるね…」
耳元で囁かれたかすれ声に、あたしはさらに新しい蜜をこぼした。
「…この、ドスケベ男っ…!」
「んー、それは褒められてるのかな」
持てる限りの虚勢をかき集めて反撃してみるが、そんな言葉は上から降って来たロックの唇に吸い込まれる。
突然、自分のなかに何かが深く差し込まれた感触が背筋を這い上がる。
ずっと穏やかに生活してきたことがよく分かる、白くてスラリと細いヤツの指。
人の命を奪う事はおろか、自分の命も守り切れない。
けれどもあたしを啼かせることができるのなら…あたしがヤツの銃になればいい。
それだけのことだ。
唇を合わせたまま、指で入り口のすぐ上のあたりを刺激される。
「んっ…」
ダイレクトな感覚に思わず声を上げそうになるが、唇が塞がれている状態ではそれもままならない。
どんどん大きくなってゆく快楽のはけ口を得ることができず、
あたしはイヤイヤと首を振って抗議を試みる。
けれどもヤツはそれを認めたうえで無視し、どこにそんな力があるのか、
全体重をかけてさらに押さえ込みにかかる。
密着した男の肌の匂いと圧迫感が、さらなる陶酔へと導く。
そのまま一気に駆け上がりたくて、あたしは身をよじりながらそのことを男に伝える。
けれどもロックの指は一定のリズムを保ったまま、一直線に駆け上がることを許さない。
埋み火のような快楽を、じわりじわりとあおり立てられ続けた。
退くことも、進むこともできないよどんだ衝動の狭間で、あたしのカラダは汗をふきこぼしながら、
見えない出口を求めて身悶えする。
頬に貼り付いた髪がうっとおしい。
自分がきちんと、呼吸できているのかどうかも分からなくなってきた。
ただ、すべての感情をぶつけるように与えられる唇を貪り尽くし、
口腔内を蹂躙する――それだけに神経を集中した。
「レヴィ…」
つぶやくように、唇の端で名前を呼ばれたような気がした。
中に指を残したまま、ロックの別の指があたしの充血しきった芽をこすり上げる。
ギリギリまで高められていたあたしは、はね飛ばされるように快楽の、最後の一線を越えた。
支援
肩で大きく息をつきながら、やはり荒い呼吸の相方を睨み上げる。
達した余韻がまだカラダのあちこちに渦巻いている。
「こンのくそロック…メチャクチャしやがって…!」
「言いながら、すごく気持ち良さそうだったのは…どこの誰だよ」
ロックが、乱れたあたしの前髪をかきあげ、額にキスを落とす。
「な…」
はずかしげもないその振る舞いに、思わず赤面する。
「でもね…そんなレヴィ見せられたら俺ももう限界」
言いながらベルトに手をかけ、素早く足を抜いたパンツと下着をベッドの下に放り投げた。
寄せたままになっていたショーツのクロッチの横から差し入れられたロックの指が、
達したばかりのあたしの中心をはね上げる。
感覚が研ぎすまされたソコは、ほんの少しの刺激にも敏感に反応してしまう。
「はぁっ…!」
はしたなく跳ねる腰から、新しいうずきがせり上がってくる。
あたしは、目を閉じてロックが入ってくるのを待った。
…ところが、いつまでたってもあたしは放置されたままで、
そのかわり聞こえてきたのは何やらガサガサという音。
「えーと、スキンはどこだっけ」
突然、そこらを探りはじめた相方に、あたしは訳もなくむっとした。
さんざんいじめ抜かれた挙げ句、ようやく素直に抱かれてやろうと人がその気になっているというのに、
その流れを無視したマヌケさは何だ?!
あたしは片足で、激しい動きにもずり落ちず何とかベッドの上に留まっていた薄い毛布を蹴り上げた。
「ヘイ、ロック。ここまで人をなぶりものにしておきながら、最後は紳士的ってか?
どーせなら最後まで犯し尽くさねぇか、このチキン野郎ッ!」
ベッドから手を伸ばしてあちこちひっくり返していたロックが、むっとしたように振り返った。
「ンだよ、こういうのは大切なことだろ。女の子なんだから、自分のカラダを粗末にしちゃいけない」
その通り。いつも、トラブルで泣くのは女の方だ。
そんなことは、物心ついた頃から汚れ切った世界で育ったあたしには十分すぎるほど身にしみている。
普段なら、こういうロックの心配りはとても嬉しい。
けれど今日は高ぶったカラダを、ほんの少しでも放り出されていたくない。
そしてなによりも、この腕にヤツを抱きとめられない分、少しでも早くヤツと一緒になりたい。
だからどうしても、勢いのまま強引に抱かれたかった。
焦れた欲情をもてあましながらヤツをながめていて、ふと悪戯を思いついた。
あたしの足元にあるヤツの足の間の膨らみを、真っ白なストッキングに包まれた右足の甲でなで上げてみる。
「な…レヴィ?」
「手は使えなくても、足は使えるんだぜぇ?」
ニヤリ、と笑いながら固く張ったそのカタマリを、足の甲で弄ぶ。
「ボウヤ?ココは今すぐに、って言ってるみたいだけどよ」
「くっ…」
ロックが唇をかみしめた。
その拳は、わずかにふるえている。
「…ロック?」
ヤバイ。少し煽りすぎたか、と反省しかけたそのとき。
「…だから、限界だって言ってるだろッ…!」
突然、両足を大きく割り開かれ、自分の真ん中に熱いものが叩き込まれた。
あたしは待ち望んだその衝撃に、声を抑えることができなかった。
「ん…はァっ!…ロック!?」
あたしの真ン中が、隙間なく満たされていく感覚。
少し冷めかけた官能が、いともたやすく再燃する。
「おま…いきなりッ…!」
「ん…いつもより、アツいみたいだよ…?」
ゆっくりとした出し入れを繰り返し、荒い息の間からロックが言葉を紡いだ。
「ったりめぇよ…今日は膜も何も、ねぇんだからな」
余裕の笑みを返したつもりだが、きちんと出来ていたかどうかは自信がない。
「そんな言葉…女の子が使うもんじゃないっ…!」
言いながら、ロックは徐々にそのピッチを上げていく。
「あ…あ…!」
あたしの両腕は、相変わらずロックに触れることができない。
そのもどかしさから、ロックとつながっている部分に全神経が集中する。
今まで体験したことのないスピードで、快楽の階段を駆け上がっていく。
自分でもセーブできない。あたしは恐怖さえ感じはじめていた。
「んっ…ロック…。ヤメ、ろ…はぁ…っ!」
「それは…無理な注文、だね」
ちらりと一瞥をくれたロックは、あたしの両足を肩にかつぎ直すと、より深い部分に岐立を押し込んだ。
「ん、ハァっ…!」
乳首が、触れられたわけでもないのに痛いほどキリキリと立ち上がる。
ヤツの肉をくわえ込んだ部分が、この上なく熱をはらんで収縮を繰り返す。
もっと、もっとだ…!
促すように足に力を入れると、ロックの動きがさらに激しくなる。
胸の谷間にロックの汗が、一筋したたり落ちた。
「あ…ッ」
火照ったカラダにもたらされた突然のしずくに、思わず声を上げる。
何事かと思って一瞬、動きを止めたロックの顎から、今度は頬に。
あたしはそのしずくを、ロックの目を見つめながら舌ですくいあげた。
「…レヴィ…っ!」
上半身がしなるほど抱きしめられ、最奥に突き込まれる。
カラダのなかでひときわ大きくなる岐立。
でも、まだだ…そう、まだだろ?
やがてあたしのなかで達しそうになったロックが、自身を引き抜こうとする。
けれどもあたしは両足をロックの腰に回して押さえつけ、はずむ息を整えながらヤツを見上げた。
獲物を仕留めるときのように、全身全霊をかけて。
「よぅ、優等生。最後の最後で逃げる気か?」
「…な…!」
「逃がしゃしねぇよ、そのままイっちまいな…ベイビー…!」
腰を浮かし、下半身の密着度をより高くする。
眉根を寄せたロックがなんとか逃れようともがくが、あたしは渾身の力をこめてそれを許さない。
「ダメだって、レヴィ!」
自分の腰の動きを速め、悲鳴のような叫び声をあげる男を下から追い込む。
無理な姿勢のせいでキリキリとガーターベルトが食い込むが、その痛みすら今は気持ちがいい。
やがて男は、苦しげにうめきながらあたしのなかに自分を放った。
倒錯した充実感と絶頂感に、あたしは笑い出しそうになりながら意識を手放した。
気がついたら戒めは解かれ、
ロックが熱い湯にひたしたタオルで手首のあたりを拭いてくれていた。
「…どれくらいオチてた…?」
ずっと同じ姿勢を取らされていたせいで、肩や腕の関節がひどく痛い。
何とか右腕を上げて、目をおおった。
「ほんの5、6分かなぁ。一瞬だよ」
そういえば戒めが解かれただけで、乱れたシーツやランジェリーはまだそのままだ。
「しっかし意識トバすほど激しくヤっといて、
下着が全部そのままってどんだけヘンタイなんだよ」
かなりシワになったりずれていたりはするものの、
一応無事に身体にまとわりついているランジェリーを見下ろして思わずつぶやいた。
「…ごめん、あまりにも似合ってたから脱がせたくなくて…」
ロックがすまなさそうに謝った。
しかし次の瞬間、その口調と表情は、まるで口うるさい教師のソレになる。
「じゃなくてレヴィ!最後のアレはだめだろ?!どーすんだよ、その、子どもとか出来たら…」
あたしはまだ少ししびれている右手をまぶたから引きはがし、ひらひらと振ってみせた。
「心配すんな。今日はいちお、大丈夫な日だから。
さすがにその辺のコトは考えてるさ。それにアレだ、万が一のときは責任取ってくれンだろ?」
「な…」
あっけに取られた男の表情に満足して、重いカラダを持ち上げベッドを降りる。
「…どこいくの?」
「どこって、ヘンタイ日本人にさんざんジューリンされたんだから、
一切合切を洗い流すためにとりあえずはシャワーだろ」
「…そのランジェリー、自分で脱ぐの?」
あまりといえばあまりの問いかけに、全身の力が抜けそうになる。
こいつ、どこまで自分勝手で業が深い「ヘンタイ」なんだ?!
「…まさか『脱がせたい』とか言うんじゃないだろうな?」
いやな予感がして、問い返す。
するとロックが、慌てたように言葉を加えた。
「ごめん、今度にするよ」
「…今度って、あんのかよ…」
あたしは呆然とつぶやきながら、
こんな厄介なブツを押し付けやがったクソ尼を心底呪ったのだった…。
---------------------
以上です。
なんか、「縛りつけ」も「ランジェリー」も今イチ活用できてなかったような
気はしますが…。
いちお完結編ということで、読んでくださった方、いらしたらありがとうございました。
217 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 23:25:27 ID:rDRX5wSf
乙〜また書いてくれ
GJ!!!
岡島さん限定でビッチなレヴィたんに萌える
保守
保守
ほす
222 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 16:23:16 ID:m/oQztH/
今月号に新キャラっぽいのがいたけどあれはエダ?
>>222 多分双子設定とかなければエダ
そういえばレヴィって兄弟とかいたのかな
原作では居るとも居ないとも書いてないよな
224 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 23:41:40 ID:cNvf85KA
穴か
デス妻見てたらエダの声がしてびっくりした
なんでこんなにスレストしてんの?
ここは一つ本編でますます黒さに磨きをかけてってる黒島さんに酷くもズルく犯られまくるレヴィたんものでもドーンと投下させてスレ大活性化させるべきだな
このスレ住人のロクレヴィ好きは異常。
だがそれが(ry…、と思いつつ、本編岡島のあまりの黒さに進む方向を間違えたと微かな違和感。
思いっきり真っ黒にすればよかったとも思えど、多数決ではいちゃいちゃが多数だったので、まあ、そんな感じで。
仔レヴィ飼育は、まぁ、それとなく匂わせてるので各自勝手に妄想汁。
では、どぞ。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
………思い出せなかった。
レヴェッカの記憶は暗闇で男に犯されたままで霞がかかり、その次の記憶としてそれなりに思い出せるのは、若い女のソーシャル
ワーカーが彼女を抱いて泣いていたこと。
どうやらずっと、まともな問答すら出来ぬほど放心していたらしく「どこだよ、ここ」というレヴェッカの問いかけに女は飛び上がらん
ばかりに喜んだ。
『子供』であり『被害舎』のレヴェッカにコトの詳細が語られることはなかったが、部屋に備え付けのTVから流れるコマーシャルフィ
ルムからどうやらニューヨークの二つ隣の州まで来たらしいことや、「じきに迎えが来る」という女の言葉から、ホームレス同然の自
分の身元がバレる位の時間が経ったことはすぐに理解できた。
幼いとはいえ、彼女は聡明だったのだ。
幼いながらに迎えとは何のことだろうと考えた。
家には彼女の呼ぶところのクソ親父しかおらず、父親がわざわざ自分を迎えに来るはずもない。
万一、保身のためにそんなことがあったとして、誰があんなところに帰るものか。
どうせ人目が無くなった途端に手を上げてくるに決まっている。
それだけではない。金ヅルが戻って来たと言って客だって取らされるだろう、ごめん被りたい。
それでももし、娘がどんな目に遭ったかを知りほんの僅かでも心を痛めてくれたとしたら…そんなことありはしないと理解していなが
ら、ほんの僅かな奇妙な期待感。
だが、彼女の微かな希望とは裏腹に、結局のところ迎えとはニューヨークの福祉センターの職員だった。
そのことに感じる小さな失望、そしてそんな自分への怒り。
そして悟る。自分には愛情など望むべくもないのだと。
センターの職員やボランティアによって与えられるビジネスライクなニセモノの愛情を静かに受け流す。
どうしたって、イケ好かない。
ホームグラウンドへ戻った彼女が、そんなイケ好かぬセンターにいつまでも留まる理由は無かった。
監視の目をかい潜り、彼女が麗しきニューヨークの自由な糞だめへと舞い戻ったのは、季節が冬から春へと変わる頃。
その足で、父親の住む『我が家』へ戻る。
小さな掌に、硬くて重い鉄の塊を握り締めて。
おんぼろ車のエンジン音。
タバコとジャンクフードのニオイの染み付いたシートには、菓子の食い滓とよくわからない毛があちこちに落ちていた。
窓の外で雪に反射し輝く鮮やかなネオンが通り過ぎていく。
身体にのしかかる男の重み。
思い出せるのは、そんな断片的なことばかりで、自分の身に実際に起こった詳細はわからない。
解っているのは車で何日も連れ回されたことと、何度も何度も犯されたこと。
正気を取り戻した時に全身痣まみれだったこと。
ニューヨークに戻った後もしばらく、裂けるような股の痛みと血尿は止まらなかった。
今はタトゥーで隠れているナイフとタバコによる傷痕は、その間に創られたものだ。
ロックが密かに心痛めているらしい陰唇に残っているケロイドだってその時の火傷痕。
ふと、車内に放置されたマニア向けの雑誌がチャイルドポルノと性器の拡張という、倒錯にも程がある2種だったことを思い出す。
ベースボールのバットを2本咥え込んだ股の写真を思い出し、吐き気がする。
実際に何をされたかなんて知らないが、自分の生殖器が使い物にならないらしいのだってどうせ『あいつ』か父親が原因だ。
そのことで何かの不都合が生じるわけではないが、どんなことでも「望まない」のと「望めない」という二つの事実の間には大きな隔
たりがある。
たとえ結果が同じでもだ。
自分の身に降りかかった出来事など思い出したところで悍ましいだけなのは解り切っているのだが、記憶が無ければそれはそれで
闇に埋もれた空白の期間が不安でたまらない。
別に気を失っていたわけではあるまい。
上等な服を着たいけ好かないソーシャルワーカー…。
金持ちの子女の「慈善」の延長だろうが、あの女は確か『ず〜っと何も喋ってくれないんだもの、言葉を忘れたのかと思ったわ?』と
か何とか言っていた。
すなわち傍目には意識があると判断し得る状態だったのだろう。なのに、何も覚えていない。
一度考え始めると、やたらと不安でたまらない。
いつもと同じはずの、おんぼろのエンジン音。
いつもと同じで、ハンドルを握るのはロックで、向かっているのはよく知ったホームグラウンド。
なのに、よく解らない焦燥感ばかりが湧いてきて、一時たりとも聞いていたくなかった。
空模様はずっと、怪しかった。
事務所をを出るなり振り出した雨に濡れて部屋に着いた途端、タオルを探す間も無く抱きついて来たレヴィに、ロックは途方に暮れて
いた。
いつもであればこのまま裸に剥いて素肌を貪るところだが…しかし。ずぶ濡れのまま身体を押し付けてくる女の顔はかつて無いほ
どに強張っている。
先程彼女が小さく拒絶をした時点で引いておけば良かったと後悔してもあとの祭だった。
「レヴィ、俺としては今日はシャワーを浴びてゆっくり休むのがいいかな〜、なんて思うんだけど、どう?」
「……………嘘つきめ」
このお姫様が何を言わんとしているかは理解できるし、確かに先ほどは改めて抱くつもりでいた。
が、こんなに苦しそうな青ざめた顔をされたのでは、とにかく休ませたい。
悶々と考え込み手を出す気配の全く無いロックに、レヴィはあからさまにいらつきながら「しねぇなら帰る」と言って腕から抜け出し
扉へ向かう。
「ちょっと…レヴィ!?」
思わず声を裏返しながら追い縋る。
両の腕に閉じ込めてから、耳元に問う。
「……本当に…したいの?」
「死ね」
「さっきはちゃんと寝た?」
先程の会話を思い出し、何と答えるべきかを考える。とりとめも無いことを考えて全く眠れなどしなかったがそれを言えばこの男は
改めて「おねんね」を提案するだろう。
「寝た」
明らかに嘘だと判る返答をロックは受け流さずに言葉を重ねる。
「嘘、いつも30分じゃ足りないくせに」
レヴィの嘘はいつだってバレバレなんだと微かに笑みながら、あやすように背中を二度、叩いてやる。
「…お前……シたくないのか?」
「そんなことは断じて無い。でもそれより…休ませたい。酷い顔色だ」
まずは身体を拭こうな…と、タオルを取るべくロックは抱擁を解く。身体を包む体温を失い、レヴィの濡れた身体は肌寒く心細い。
「…………お前とヤった後ならちゃんと眠れる」
消え入りそうな声で呟かれ、ロックは短く嘆息してから一番上等なタオルで彼女の身体を撫でてやる。
「……そんなこと言われたら抱かないわけにはいかないだろ」
レヴィは、男のつま先をじっと無言で睨み続けた。
「………だから、そうしろってばよ」
冷房は少し寒いくらいに効かせて、部屋の明かりはベッドの横の読書灯一つ。
たったこれだけとは言え、こういう場面で相手の好むセッティングは大事だ、とても。ロックはそう思う。
何故ならば、今から抱くのは泣き出さんばかりに身体を固くした女で、とてもじゃないが今すぐ行為になだれ込めるような空気では
ない。
簡単な準備を終えたロックは、濡れたままで風邪をひかないだろうか、だが今すぐ服を脱がせてしまうのもいかがなものか…そん
なことをぼんやり考えながらベッドの上に乗った。
バスタオルに包まり膝を抱える女の身体が冷えないよう後ろから抱え込んで耳元にささやく。
「今日はどういう風にしようか」
「……好きにすりゃいいだろが」
そう言いつつも、レヴィは自らを拘束する腕を撫で、背中を男の身体をもたれさせる。
「そうだな…俺としては、これでもかって位にいちゃいちゃしたいんだけど、どう?」
レヴィはそんな彼の提案に甘やかな期待感を覚えつつ、それでも素直にそれを伝えることも出来ずに「だから、好きにしろって…」
と努めてそっけなく答えるしか出来ない。
「レヴィ。もしかして、照れてる…?」
そんな素直でないレヴィに一言そう問うと、慌てたように身体を起こし、ロックの側へと振り返る。
「なっ…誰が…っ」
そう言って腕から逃れようとする彼女を許さず、背中からぎゅっと羽交い絞めにすると耳たぶを軽く噛む、。
「…だってさ…さっきはあんなに素直に『うん』って言ってくれたのに…。」
―――――寝る暇が無いほど愛してやる―――。
つい2時間前に言われた言葉を思い出し、思わず赤面する。
「…何のことだよ、…そんなこと…言ってねぇ」
湿り気を帯びた卑猥な音を立てながら首筋にしゃぶりつく男の頭を押し返すと、少しむっとした様子で「…………あ、そ…。ま、好き
にしろって言うなら、このまま抱き枕にして寝てもいい?」
と返される。
「ざけんな、死ね」
「ならどうして欲しいのか言ってよ」
どうして欲しいのかなんて決まっているが直接口にすることができない。かといってスラングで誤魔化せてしまえる空気ではない。
「……………………………お前にさっき『うん』って返事したコトだよ」
そんな彼女にとって精一杯のおねだり。『ファックして。めちゃくちゃに犯して』とは言えても、『愛して。抱き締めて』とはどうしても言
えない。だが。
「『うん』なんて言ってないんだよね?」
「………。」
「ほら、ちゃんと言って。どうしたい?どうして欲しい?レヴィの口から聞かせてくれなきゃわからないな…」
「ほら」と恥ずかしいことこの上無い要求を突き付ける男が憎たらしくてたまらない。
レヴィにとって意地悪この上無いことを言っているのに、声音は至極穏やかで優しい。
そう、一つだけ確かなのは、彼女自身の望みを口にさえすればその期待が裏切られることがないということ。
目の前の男は彼女に求めるばかりでなく、彼女が求めるものを与えてもくれる。
とは言え…男に甘えることに慣れていないレヴィという女に言えることなど「…さっさと剥いて突っ込めよ」の一言で、ロックが彼女自
身の口から望みを聞くことは叶わない。
そうは言っても、彼女の望みがわからないなどということは決して無い。
第一、先程嫌な想いをさせてしまった分だけ、このお姫様の我が儘を何だって聞いてやるつもりでいるのだ。ここは自分が譲歩しな
ければ、彼女の希望どころか抱え込んだ「何か」を引き出すことなど出来やしない。
「んー言わないなら…、俺の好きにするからな?」
そう宣言し、やわやわと乳房を撫で始めると、その手にレヴィの手が重なる。
拒絶にも取れる反応に、おや、間違えたかなと思ったロックだが、掌が柔らかな丘に一層強く押し付けられ誘われているのだと理解
する。
「だから、好きにしろってば」
そのくせに口に乗せられるのは、あくまで「お任せ」なそれ。
もう少しだけ甘い言葉を聞きたくて、機嫌を損ねぬよう気を遣いながら問い掛ける。
「……ねぇ、俺のこと好き?」
「………………嫌いなヤツに何度も許したりはしねぇ」
そんなこともわからないのかと舌打ちせんばかりのレヴィを腕に閉じ込めたままロックは大仰にため息をつく。
「20点。嫌いじゃないなら誰でもいいの?誰にでも許しちゃう?」
「………………………………………………………………。」
レヴィは耳やうなじまで真っ赤に染め、ロックの視線から逃れるように俯き…それでも小さく首を横に振る。この反応だけで十分かと
も思えたが、どうせならばもう少し可愛いげのある反応が欲しい。
「…なら…やり直しだね。………………俺のこと、……好き?」
「………………………………ぅん」
「ふーん…嬉しいな。なら、俺とするのは?好き?」
「…………………………………………………………………………………………………うん」
『YES』か『NO』か。そしてそれをどんな言葉で伝えるか。いくばくかの躊躇いの後、レヴィはそう答える。
直前に彼女が返した頑是ない肯定に『嬉しい』と言った男の声は、本当に他意無く嬉しそうで、もっともっと喜ばせたかったのだ。
狙い通り、男は実に嬉しそうに抱き締めて来る。
「俺になら許していいんだ?」
耳孔に直接囁かれ、身体が震える。
「それとも…俺じゃないとダメ?」
服の裾から左の掌が差し込まれ右の乳房に直接触れられる。
頂きを小刻みに刺激され硬く立ち上がった乳首を、更に爪で掻かれて・・・溜息が漏れた。
「今からレヴィにイヤラシイこといっぱいするよ?」
右手がベルトのバックルを器用に外すと、そのままショーツに潜り込んで陰毛を撫で付ける。
核心に触れないその指が少しもどかしい。
「エッチな声聴かせてくれる?」
耳元でわざと卑猥な音を立てて耳たぶをねぶられ、聴覚を犯される。
入り口の周りでは楕円を描くようにゆっくりと指が移動する。
触れるか触れないかの微妙なタッチで狭いショーツのなかで5本の指がいやらしく蠢いている。
もっと確かな刺激が欲しくて腰を揺らめかせると、充血し始めた芯の部分に指が擦りつけられ…裏返る淫声を堪えられない。
「ここに、俺のペニスを入れてもいい?」
ジーンズごとショーツが引き摺り下ろされ、芯を撫でながら入り口をノックされる。
反射的に閉じた脚を大きく広げられ、ロックの脚で固定される。
胸をまさぐる掌は汗ばみ、耳元に掛かる呼吸も数が増えて、熱を孕み始めていた。
「レヴィのここに俺のを入れて、こうやって擦り付けて、子宮を突くんだよ?いいの?」
中指が挿し込まれ、内壁を擦る。
自らの吐息も甘やかな色を増していくのがわかった。
乳房を一際強く刺激され、痛みだか快感だかわからない痺れに呻き声が漏れる。
「レヴィのヴァギナに何度も何度も何度も何度も俺のペニスを擦り付けて、二人でキモチよくなって、レヴィの中を真っ白に汚すんだ」
身体の奥がずきりと痛み、淫液がじわりと溢れた。
ロックがどういうつもりでいるのかは知らないが、想像だけでこんなに疼く身体がその機能を完結させることは、恐らく無い。
だからこそ特に咎めることもなく、好きにさせているのだが。
視線の先では、淫液に濡れるロックの指が、大きく開かれた股間を出入りしている光景。
役立たずの身体でも、オスを受け容れる準備だけは出来ている。
それにしても、と思う。
雨のように自身に降り注ぎ続ける卑猥な囁き声にただただ頷き続けたが、この男は欲しい言葉は何一つくれない。
カラダを煽られながら微かに落胆するレヴィだが、そんな彼女を両腕で一際強く抱き締めたロックは熱に浮かされた、けれども優し
い声で一言囁く。
「いっぱいキスして、いっぱいメイク・ラヴしよう?」
膣がきゅっと締まる。よかった、もう指は入っていないからからかわれることはない。
この男はあたしの考えていることが分かるのだろうか、そう思わずにいられない絶妙のタイミングだったのだ。
「ねぇ、こっち見て」
ゆっくりと真後ろの男を振り返ると、目を細めて薄く笑みながら、頬を撫でてくる。
「たくさん愛してやるからな?」
「……だきしめ、て…あいして?ろっく…ろっく!」
彼がくれた待ち望んだ言葉に、彼女の口もまた、自身でも驚くほど素直に彼が望む懇願を紬ぎだした。
「…………うん…………………いただきます…」
破顔し、レヴィを抱き締めたままシーツに倒れこむロックに身を任せつつ、しかるべき突っ込みは忘れない。
「……って、食い物か、あたしは」
「うん、俺の主食。活力だから」
嬉しそうに笑いながらタンクトップをずり上げる男の動作を両腕を上に上げ脱がせやすいように助けてやりながら「ならメインディッ
シュは別にあるのかよ」と突っ込みを重ねる。
「…考えてなかった……ま、毎日でも飽きることは無いし、絶対必要ってことで…」
どう?と脚を撫で回しながら上目遣いで尋ねるロックの言いようを嬉しく思いながら目の前の頬を撫でながらも「でもたまには別の
モン食いたくなるんだろ?」とあえて意地悪を言う。
「調理方法を変えれば色々楽しめるよ?」
音を立てて短くキスを寄越す男にああ言えばこう言うやつだと呆れつつ、自分だけだと言ってくれていることがレヴィにはたまらなく
嬉しい。
「早く…始めようぜ」
スラックスの中に狭苦しそうに収まるロックの分身を掌で撫で上げた。
こうしてレヴェッカ孃のご随意のままに始まった『メイクラヴ』であるが、ロックにとって第二の課題は彼女がこの華奢では無いが小
さな肩に背負った『何か』を軽くすること。
とは言え、浅からぬ仲の二人の間ですら詮索無用は絶対の不文律であり、どのように切り出すかは大きな悩み所だった。
シーツの中で局部と局部を深く繋げ、掌を重ね合う女に聞かせるように、卑猥に音を立てながら耳たぶをしゃぶり耳に舌を挿し入れ
る。
途端に震えてよじれる身体を自らの身体で押さえ付けつつ、彼女の子宮に自らの性器を押し付けるように体を小刻みに揺らす。
少し荒れ気味の、半開きの唇から漏れる嬌声。
もっともっと鳴かせたくて、鼓膜にまで届くよう、目の前の耳に細く鋭く吐息を吹き掛けた。
「ん…ぁ…」
内壁をいやらしくヒクつかせながら艶やかな声で鳴くレヴィの脳髄に直接響くように耳元で、低く、囁いてやる。
「もっと…たくさん声聞かせて…」
「…ぁぁ…ロック……」
平素と比べ狂おしいほどにロックを求めるレヴィを安心させるように頬をなぞる。
「うん…そうだよ、レヴィ。俺だよ」
どちらからともなく唇を合わせる。
ロックが啄むようにレヴィの下の唇を噛むと、上唇を舐められる。舌と舌とを絡ませ、唇を吸い上げ唾液を啜り合う。
呼吸の合間にふと瞼を上げたレヴィの目には至近距離で彼女を見つめるロックの目。
キスの間の顔も、行為にふやけ切った顔も、ずっと間近で見られていると思うだけでたまらなく羞恥が込み上げる。
「あんま……見んなよ…」
「どうして?俺はずっと見ていたいよ」
「………照れんだよ、ヤってる最中に見られっと」
真っ赤な顔を戸惑いがちに逸らす女に、にやける顔を隠し切れない。
「レヴィ…すげぇ可愛い」
頬を撫でつつ顔をこちらへ向ける。
「うっせぇ」
見られることを拒むように眉をしかめて目を閉じるレヴィを「だめだよ、ちゃんと俺を見なくちゃ」と言い咎める。だが…。
「やだ」
そう言って更に顔を背けるレヴィ。そんな彼女にため息をつき、「なら、こうしちゃおう」と脇に放り投げられたままのタオルを目にあ
て、ネクタイを巻き付けた。
「何…や…」
顔に巻き付けられた布を排除しようと伸ばされた手を取り身体をぴったりと密着させると、それ以上の抗議も特には無く、それどこ
ろか背中に回された掌。
たまらなく愛しく想いながら、頬と頬を擦り合わせる。
そして、意図したことではないにせよ、彼女が自分の視線から逃れた今がチャンスと、「車の中で他の男のコト考えてたんだろ」と
軽口めいて切り出した。
「……つまんねぇこと抜かすな、クソボケ」
一瞬の沈黙の末、レヴィはそう紡ぎだした。
「つまらなくないよ。だっていちゃいちゃしてるとき位俺のことだけ見て欲しいだろ」
あくまで愚かな男のやきもちを装う。気楽な空気を作らなければ…彼女の口がが核心に触れることは無いだろう。
「…目隠ししたのはてめぇだろ」
「だってさ、さっきからまともに俺のこと見てくれない…」
だからお仕置き…などとうそぶく男の唇が何度も彼女の顔に降る。
いやだなと、レヴィは漠然とそう思う。
不思議なもので、こうやって視界を奪われてしまうと顔を見てシたいと、そう思わずにいられない。
何より、折角思考の外に追いやった不安や焦燥感が、またにじり寄って来ている。
第一これでは誰に「犯されて」いるのかわからない。
「ロック、どうも落ち着かねぇ…」
だから目隠しを取ってくれとせがむ女を、質問に答えなければ仕置きにならないと突っ跳ねる。
何でそんなことを聞きたがるのかと呆れるばかり。
だが、首筋にかかる男の息が震えているのに気付く。背中に廻した掌をずらすと馬鹿みたいに心臓が早鐘を打っている。興味本位で尋ねて
いるわけではないと理解してはいたが、どれだけ緊張しているのかと苦笑せずにいられない。
そうまでして聞きたいのならば聞かせてやると、面白くもない昔話を端的に口に載せた。
「ケチくせぇジャンクフードと引き換えに、何日か変態の嬲り者にされたって、それだけのハナシだ」
よくあるハナシだろ?と些か攻撃的にレヴィは笑う。
そんな彼女の湿った髪を撫でながら「車の中で?」と問いを重ねるロックに短く肯定が返る。
「……いつ頃?」
「さあな。寝小便はとうに卒業しちゃいたが、歯は生え変わってなかった。つってもよ、別に生娘だったワケじゃねぇからな。その頃にゃ
親父の酒代はあたしが稼いでた」
もう一度小さく「よくあるハナシだろ?」とうそぶくレヴィを前に、ロックは言葉につまる。
彼女の視界を奪って良かった。
一体自分は今どんな顔をしているだろう。何と返せばいいだろう。
ここで同情を口にしたところで彼女は露ほども喜びはしない。目を閉じ、息を殺しながら深呼吸を一つ。
「……道理で車を嫌がるはずだ。…でもさ、今お前を抱いてるのは俺なんだから、ちゃんと俺を見ろよ」
自分の動揺は彼女に悟られていないだろうか。
「…だったら外せって、コレ」
顎をしゃくって目隠しを外せと要求するレヴィ。
「……俺を見るって約束できるか?」
「ああ…そうだな、気が乗れば…そうする………………………………頼むよ、少し、怖いんだ…」
確約は得られなかったが、縋るようなレヴィの呟きに慌てて目隠しを取ると、真っ先に頭を殴られた。
「後悔するなら最初っから聞くんじゃねぇ」
「…え?その…」
予期せぬ反撃と、自分の後悔が悟られていることにロックが目を丸くすると、レヴィはお見通しと言わんばかりににやりと笑む。
「突っ込んでるモン、萎えさせてよ。抜けかけてるぜ…って、一旦抜けよ、そんなツラじゃ当分勃たねぇだろ?」
そういえば身体を繋げたままだったことすら失念していた。
言われるままに身体を離して起き上がったロックの胸にレヴィの掌が宛てられる。
「その上、声は震えて心臓まで早鐘打ってやがる」
動揺も、後悔も全て見透かされていた。それでもレヴィは咎めることなくいつもと同じように口元を歪めて笑っている。
「覚悟して聞いたつもりだったんだ…」
「よくあるハナシだっつったろ。それともこんな腐れ穴にゃ突っ込みたくねぇか?」
肩をすくめて中折れされたのは初めてだと笑う。
彼女が空気を和ませようとしているのは理解出来る。だが、今の言いようはどうしても看過できはしなかった。
「レヴィ……軽口でも…自分を卑下するようなこと…言うな、二度とだ」
「あんたがナンと言おうと使い古しなのは事実さ。それに肝心なトコは殆ど覚えちゃいねぇんだからよ、大したコトはねぇ……」
「…?」
「前後のことは覚えてんのに、肝心なことだけすっぽり抜けてんだ……思い出せねぇんだよ。何されたか」
『思い出せない』と言ったその一瞬、些かの苦悩を滲ませたレヴィを、ただ無言で抱きしめる。
「……大したことじゃ無ぇんだ。ただ…つまんねぇコトで混乱しただけで明日になりゃいつも通りだ」
「…お前は強いな…そうやって何でも自力で乗り越えて来たんだろ?」
「……そうしねぇと、とっくに石の下さ」
「…今は独りじゃないんだから泣き言の一つでも吐き出してみろ…」
「……別に…。あんたとこうやって引っ付き合ってりゃそれでいい。」
…昔は理解出来なかったことが今は理解できる。
相手と体温を分け合い同じ温度になる事で得られる安堵であるとか、最も無防備な自分を安心して晒すことのできる信頼である
とか、互いの身体に快楽を与え合うことの愉悦であるとか、身体を繋げてキスを交わすことで沸き上がる多幸感であるとか、男女
の繋がりを解く瞬間の寂しさであるとか、求めても求めてもまだまだ欲しくなる飢餓感であるとか。
色々なことを全てひっくるめて、ロックとのセックスは最高にキモチがいい。
こうやって腕の中にいるだけでも妙に満たされ安心する。
「……そりゃよ、思い出せないモンがあるともやもやして気分ワリぃけど、だからって思い出す方法があったところで、どうせ…そう…
胸糞悪いだけのロクなモンじゃねぇ、そうだろ?だから…」
――――だから、あたしをいじめるコワぃおじちゃんがどっか行くまで匿って?
オバケはキライなの。
コワイモノからあたしを守って?
…お願い…ダーリン…
まるで子供のような声音を作り、ロックの耳元で囁いたレヴィの顔は…今にも茹で上がってしまいそうなほどに真っ赤で、余程恥ず
かしい発言だったのだと思われる。
そんな様が可愛くて可愛くて、思わずつついてみたい気もしたが、こんなに照れているところをからかうのも何だか酷く趣味が悪い。
だが、一つだけ、引っかったことをどうしても聞かずにいられない。
「…怖いおじちゃん……ああ、オバケだっけ?……やっつけなくていいの?」
「あんたにそこまで期待してない」
ぐさりと胸に突き刺さるレヴィの一言。しかも即答。
俺はナイトにはなれないのかとどんより落ち込みかけるロックに「けど……おっかねぇ『オバケ』からあたしを守れるのは世界中探し
たってあんた一人さ」とレヴィの声。
「目に見えるモンからはあたしが守ってやるんだから、これで貸し借り無し、実にフェアじゃねぇか。」
そう照れ笑いを浮かべてキスをねだる女を労るように何度も口付ける。
自分の腕の中が、この寂しがりやの天邪鬼の逃げ場になるというのであれば、何度でも抱き締めてやろう。
幼いレヴェッカを追い回す『怖いおじちゃんのオバケ』がいつ消えてなくなるかは解らないが、逃げ場所だけなら用意出来る。
「……………………これでもかってほど……甘やかしてやる」
「そりゃどーも。」
そう照れたように呟くレヴィがたまらなく可愛い…と思ったのもつかの間。彼女は実に楽しそうにこう言った。
「………豪語したからにゃぁさっさと勃てな。手伝ってやろうか、インポくん?」
「………………………………………………………………………。」
キスをして、冷房で冷えた身体を温め合うように肌を合わせて、撫で合って…。
レヴィに不能を心配されるまでもなく、ロックのオスはたちまちに交歓の準備を整える。
「仕切直しだ、早く突っ込みな」
ロックの首に抱き着き、そのまま彼を引き寄せたレヴィは、自ら大きく脚を開く。
ロックは割れ目に自らを擦りつけ、レヴィ自身から溢れ続ける潤滑液を纏わせると入口に宛がう。
入口を刺激されただけでレヴィの背筋はぞくぞくと震え、早く身体を重ねたいとココロとカラダが訴える。
「早く…一番奥まで…。欲しくてヨダレ垂らしてるだろ?」
レヴィの訴えと同時に、うち込まれる楔。
女の肉の感触をじっくり味わうように、ゆっくりとゆっくりと奥に進む。
肩から二の腕へと滑り落ちるレヴィの右の掌が彼女の顔の横に置かれたロックの左の掌を捉えるのと、杭が最奥に到達するのとはほぼ
同時。
弾かれるように左腕でロックの頭を抱え込み、貪るようにキスを交わす。
局部を繋げて、舌を絡めるだけで沸き上がる、よく知った多幸感。
すっかりこのハッピーな脳内麻薬の中毒だ。
よくも飽きないものと自身でも呆れるほどに時間をかけて唾液を交換し、名残惜しく唇を離す頃には二人の境目を忘れてしまうほどに結合部の
肉はぴったりと密度を増していて、そのこともまた、彼女の頭を酩酊させる。
「レヴィ、動く?…このままがいい?」
そんな彼女を見透かすかのようにロックは問う。
レヴィは、問かけに僅かばかり思考して「何もしねぇで硬くしてるのも辛ぇだろ?」と微かに笑う。
本当は、もうしばらくは心地よい多幸感のプールを漂っていたかったが、それは後半のお楽しみでいい。
まずは二人で快楽の波に溺れよう。
「ごめん、ありがとう」
ロックはおもむろにそう謝ったと思うと、律動を開始する。
不意の謝罪に、辛いのに自分の意向を最大限尊重してくれるつもりなのだと、やたらと嬉しくなる。
きっと、「このまま何もせず容れたまま抱き合いたい」と言えば…限界まで我慢したに違いない。
「ん…んっ…んぁ…もっ…と…奥に……ぁ…ん…」
ロックの頭を掻き抱いたレヴィは、しなやかな脚を更に大きく拡げてもっともっとと彼を求める、
そんな訴えに、ロックは繋いだままのレヴィの手を自分の首に廻すよう促すと、彼女の背中に腕を挿し込みそのまま抱き起こした。
不安定な座位にぐらつくレヴィの身体をお互いに引き寄せ合うことで支える。
レヴィ自身の重みで深さを増す結合。
上へと押し上げられた子宮が鈍く痛むが、レヴィにとってそれすらも快楽へと変換される。
無言でひたすらお互いの身体をなぞり、性感帯を煽り続ける。
夢中になるたびに崩れる身体のバランス。
何度目か数えてもいなかったが、脚をロックの腰に廻して引き寄せバランスを取ったレヴィの首筋に彼の溜息が掛かり、「今…締めてくれた?」
と問う声。
…単に性的な興奮で締まっただけだというのに。
「そんな…余裕、無ぇ…」
だが、口でそう言いながらも気持ちがいいと言われて悪い気はしない。腹に力を込めて、忙しなく子宮を突き上げる彼を締め上げる。
「ほら…やっぱ、り、締めて…くれて…る…」
「今は・・・な」
「キモチ…いいよ、ありがとう…けど、無理して、そんなことしなくて…いい…。…な?」
だが、どうせ一緒にするならば少しでも気持ちよくなって欲しい…そう反論する前に激しく責め立てられ、そのままシーツに押し付けられる。
レヴィの口からひっきりなしに零れる嬌声。
ロックが耳の後ろのあたりに吸い付くと、一際大きな声で鳴き声を上げる。
「ん…ぁああぁ…あ、痕…んっ…」
痕がつくと抗議しようとしたレヴィの唇が言葉を紡ぐことなく塞がれる。キスの合間に唇を触れ合わせたまま「お守り…」と聞きなれぬ単語を呟くロックに
「オマ…モリ…?」と鸚鵡返しに問う。
彼女のWhat?という疑問符に、ロックは「魔よけ…の…ような、ものだよ…」と余裕なく答えた。
「…俺の…女を…いつまでも…いじめ、るんじゃ…ねぇ…って…」
何とかそれだけを伝えると、絶頂へ向け彼女をきつく抱き締める。
瑣末なことはどうでも良かった。今はこの男のことしか考えられない。
「あっ…ぁ…ロッ…ク………出し…て…!!!」
身体中に、この男のモノだと刻まれたかった。この男によるマーキングで幼い頃からの無数のスティグマを上書きしていけば、いつか心底から「大した
ことではない」と言い切ることが出来るかもしれない。
子宮に向け迸る他人の体液の感触。
湧き上がる満足感に口元が緩んだ。
怖いお化けの姿を知ったのはそれから数年後だ。
いつものように食事をしながら眺めたTVショウ。画面は世界の猟奇殺人の特集をしていた。
「タイの連中ってのは好きだよな…こういうエグいの」
画面には無残にバラバラにされた死体が血溜りと共に映し出されている。
ロックは日本ではこんなのありえないなぁなどと思いつつも「メシ食いながらそれを見てる俺達もどんなモンかと思うけどね」などと適当に相槌をうつ。
食事の好き嫌いを言うレヴィにロックが小言を垂れて彼女が渋々従う…。
いつもと同じ食事風景。
その映像が始まるまではいつもと同じだったのだ。もとよりタイ語の番組をそれほど真剣になど見てはいなかったのだが、ある男の写真が画面に映し出さ
れた瞬間からレヴィの目が画面に釘付けとなる。
画面にはペドフィリアのサディストが車で全米を移動しながら何人もの幼い少女をレイプし惨殺したというエピソードが映し出されていた。
それが意味するところを悟り慌ててテレビを消そうとするロックに「消さなくてもいい」というレヴィの声。
今の彼女にストレスを与えることは避けたいが、仕方が無い。床に三角マットを敷いて腰を下ろすと、膝に乗るように促した。
決して得意ではないタイ語を必死で聞き取る。
コトの発覚は、最後の被害者である『10歳の華僑の少女』が保護されたことから。
ニューヨークに住んでいたという少女は、保護された時には言葉も喋れぬほどに放心していたという。
画面には、保護された直後の彼女の写真が映しだされた。
何も映さぬ力無く空ろな目。ガリガリの身体のあらゆる箇所に打撲痕。右の腕の深い切り傷は何度も同じ場所を切り付けた痕だという。
切り傷を更に焼くように付けられた煙草による火傷。
……………………………………彼女の身体の傷跡は彼女本人よりも知り尽くしている。
ナレーションの細かなニュアンスまでは解らないが、それでも大まかな内容は理解できた。連れまわされたのは8日間。その間少女が小さな身体に受け
たのは…この享楽と背徳の街に居て尚滅多にお目にかかれぬ下衆な仕打ち。無言で画面を見つめるレヴィの姿を見えざる「何か」から隠すように抱き締める。
『少女』の保護と犯人の逮捕から次々と発覚するおぞましい事件。下は7歳から上は19歳まで。無残に犯され、苦痛のうちに弄ばれ、生きたまま刻まれた6人
の少女たち。
気付かれるのが少し遅ければ、腕の中のこの女も……自分に出会うことなく殺されていたのだと思うだけでなんとも落ち着かない。彼女が死と隣り合っているの
は今も同じだというのに。
惨劇の実行犯は、累積200年を超える懲役の途中。塀の中で生きている。
エピソードが終わった後も無言のレヴィの頭を撫でてやると、「運のいいガキだ」と呟き身体をもたせ掛けてきた。
「そうだな」
「あーアホくさ。何かメシ食う気無くした」
「だな。………………………………何か思い出した?」
「んぁ?ナニをだよ、どっかの他人のハナシだろ」
明らかに嘘と解っても、それを暴いたとこころで何の意味も成さないから…。
「そう。………………………………ああ、そうだ、レヴィ。……今日はシーツに隠れて寝ような」
「………………ナンだ、それ」
「オバケが来てもやっつけてやるから」
「…………はっ…………随分と大きく出たな」
「パパは強いんだ」
「………………そうかい。……けど……このくれぇ、大したコトねぇよ」
だって、次はあたしがオバケから守ってやらなきゃなんねぇだろ。
「強いのはオヤジだけじゃねぇんだよ、馬鹿め」
そう吐き捨て、重い腹を両手で抱えてのっそりと立ち上がった。
終
HRネタに終結することが多いのは「何故性欲があるのか。手を繋ぐだけじゃ駄目なのか」という命題を突き詰めると、遺伝子を残すためという結論を出すのが
一番解り易いから。
本誌読んだけど、スワンナプームって2006年開港だからブラクラ世界だとドンムアンだよね。
スワンナプーム開港直前の2006年春にドンムアン使って、去年スワンナプームの近未来っぷりに一人でウハウハした身としては違和感。
だがそんな違和感を跳ね飛ばすエダの素敵っぷり。すっげぇいいキャラだ。
ところで、書きかけの次を最後におさらばするぜ。
リアルにケリがついた頃に需要があってレヴィたんへの歪んだ愛が萎えてなければまた来るかもだが、どうなることやら。
朝一GJヒャッハー!!
そして完結乙華麗!
あああロリレヴィたんスラムょぅι゙ょ好きだ(;´Д`)ハァハァ/|ァ/|ァ/ヽァ/ヽァノ \ァノ \ァ/ \ア/ \ア
今日はもう仕事休んで最初から全部読み返したい(´・ω・`)
朝からどうすんだ俺のウインピーwwwwwwwww
ようじょようじょと気軽に喜べない内容だがせめてレヴィたんレヴィたんと叫ぼう
GJ!!!
次が最後とか言うなよ…………(´;ω;`)
もうそういうのいいから。うぜ。
242 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 00:46:21 ID:9vE8fCbG
レヴィたんはかわいいなぁ
フルメタルな婦警さんってレヴィみたいだ
と言うわけでエリートのはずなのに交通課の婦警レヴィにこき使われるロックを妄想した
こんな過疎スレじゃ職人さん達のモチベーション上がらずみんな逃げてくのも仕方ないよね
アンチや酷評含め感想くれるトコの方が、職人も寄って来てるし…原作がアレじゃ仕方ないのかな…
246 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 12:39:12 ID:oDpj+6v4
別に逃げてないし
何でそんなに怨み節なの
レス飢食なの
死ぬの?
247 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 12:28:34 ID:pPZki9ic
ロックにとってレヴィのオッパイって見慣れてるのかな?
ベットの位置からだと冷蔵庫を開けるレヴィの胸が乳首まで
見えてるはずなのに、何の動揺もしないロックは・・・
248 :
sage:2009/06/04(木) 01:03:53 ID:rxDWutuC
ども。
>>9-601です。
8巻読み返してたらドレスとタキシードのバラ姐×張のアニキが急にツボにきたので、
そんな感じのを書いてみました。
よろしければどうぞ。
>>◆SDCdfJbTOQ
相変わらずGJ!
可愛がりながら、無理矢理イロイロ言わせるのとか良いですなぁ。
次で最後とは残念ですが、新作楽しみにしてます。
------------------
女が宴の最中に目配せを寄越せば、それは「あの部屋」へ来いという合図。
お互い、はっきりと何かを約束しているわけではない。
しかし俺が行かなかったことはないし、女が来なかったことも一度もない――。
先に到着したのは俺の方だった。
コロニアルスタイルの部屋には天蓋のついたキングサイズのベッドや凝った細工の家具類が備え付けられている。
窮屈な上着とベストを乱雑に脱ぎ、ソファに投げかける。
ついでに翡翠のカフスを外し、サイドボードに置いた。
タイを抜き取り、シャツのボタンを上から2つ3つ、はずしながらベッドに歩み寄る。
相変わらずの、「手打ち」という名の実のない夜会。
表面上を取り繕う会合の不毛さに、毎度へきえきする。
それでも、いずれかの組織のトップが顔を出さなければ、それが新たな火種となる。
どうやったって腐り切った街だな、ここは――。
シーツの海に身を投げ出し、軽く目を閉じる。
やがて考えることもなく考えているうちに、少しうたた寝をしてしまったのか。
扉の外の人の気配に意識を取り戻した。
反射的に枕元の「天帝」に手を伸ばす。
カチャリ、とドアがあき、身体のラインにピタリと合った鮮やかな赤いカクテルドレスの女が現れた。
「…遅かったじゃないか、バラライカ」
「あなたが早すぎるのよ、張」
-------
あー、なんちゅう恥ずかしい間違いを…。
申し訳ない。ひたすらごめんなさい。
以下続き。
--------
忘れもしないヨットハーバーの夜。
俺たちは、何発かのブリットを互いの身体に撃ち込んだ。
――それで、全てが終わるはずだった。
しかし、目覚めたのは地獄の業火の底ではなくさっさと別れを告げたいとすら思っているこの世で、
仕留め損なった相手に残ったのは「憎しみ」という感情以上に、同じ鉄火場を踏んだ人間に対する「共犯者」のような意識。
気がつけば、度々「手打ち」が行われることもある会堂の一室で身体を重ねるようになっていた。
どちらが先に誘ったのかは、覚えていない。
「しかし、わたしがここでお前をワナにかけるとは思わないのか?」
ヒップまで届きそうなスリットを惜しげもなく見せつけながら、バラライカがベッドに横座りになる。
俺はその足に手を滑らせ、兵士としても女としてもパーフェクトな肉体を楽しんだ。
足の付け根に近い部分に通したベルトに差し込まれたスチェッキンに手が届きそうになり、バラライカがわずかに身をよじる。
身体には触れてもお互いの「武器(エモノ)」には絶対に手を触れない…それが、俺たちの暗黙のルールだった。
「ワナ、ねぇ。そんなチンケな真似ができる器でもないだろ、あんたは」
「ふふ。分からんぞ。所詮、わたしもただのつまらない女かもしれん」
「女だからさ。いざって時のオンナはどんな生き物よりも勇猛かつ大胆、オトコなんてひとたまりもない」
それに、とつぶやきながら張りのあるバラライカの大腿に頭を乗せ、
シャツの胸ポケットに入れていた銀のシガーケースからジタンを取り出す。
「俺をつぶす、なんていう絶好のお遊びのチャンスはそうそうない。どうせなら心おきなく戦争がしたい…そんなとこだろ」
「まぁ、当たらずといえど遠からず、だな」
俺の前髪を弄んでいたバラライカの指に、火をつけたジタンを奪われる。
「先、シャワー浴びるわ」
紫煙をくゆらせながらバスルームに消えて行く女の後ろ姿を見送った。
入れ違いに入ったバスルームから出ると、馴染んだジタンの香りが部屋に満ちていた。
枕元に放り出していたシガーケースから、また俺の煙草を横取りしたらしい。
「葉巻じゃなくていいのか?」
バスローブ姿で枕に寄りかかり、紙巻きタバコをぼんやりと斜にくわえているバラライカにたずねる。
「今日は品切れ。頭の悪いイタ公どもと話すのは、フカしながらでもないと」
言われてみれば、今日の夜会ではいつも以上に葉巻の本数が多かったか。
「好きにするさ」
少し前に俺がされたように、バラライカのジタンを取り上げて口に運ぶ。
しかしそれは一瞬で奪取され、枕元の灰皿に押し付けられた。
バラライカがベッドの上に膝立ちになり、無言でバスローブを落とす。
全身に傷あとの残る身体が、あますところなくさらされる。
俺は決してその身体から目をそらさず、自分もバスローブの紐を解いた。
「…相変わらずいい身体だこと」
美しく整えられたバラライカの十本の爪が俺の襟元をくつろげ、
鎖骨から胸筋にかけての張りを確かめるようになぞる。
そしてその両手は俺の首をかき抱くように後ろに回され、バスローブをゆっくりと落とした。
「お褒めにあずかり光栄」
再び俺の胸元に戻ってきた両手を一つにまとめて、手首のあたりにキスを落とすと、女の身体を一気に押し倒した。
貪るように唇を合わせる。
タバコから味わい損ねたジタンの香りが、口腔内を満たしていく。
いつもなら与えるべきものを与えられる倒錯感に、頭の芯がシビれた。
やがてシーツの中でもみ合ううちに、いつものようにバラライカが上を取る。
しかし、今日はふと思いついたようにバラライカがこう言った。
「…張、たまにはお前が上になったらどうだ」
珍しく殊勝な提案に、俺は思わず苦笑した。
「心にもないことを。組み敷かれることなど、考えてもいないくせに」
「そんなことはない。お前になら、考えてみてもいい」
「考えるだけ、だろ」
瞼を伏せ、目だけで笑ったバラライカが、胸から腹筋、腰のあたりに唇を落とす。
やがてさらに下に降りた唇が岐立をくわえこみ、甘噛みをはじめた。
自分の呼吸が、荒くなってゆくのがわかる。
それを楽しむかのように、バラライカはさらに奥深くに岐立を導こうとする。
「…無茶するなよ」
急速に煽られる感覚に危うさを覚え、バラライカの前髪をかきあげながらその唇を少し遠ざけようとしたが、
強い眼差しに拒否された。
やがてその舌の動きは尖端に集中し、快楽も、尖端に集められていく。
高まる絶頂感に、思わず女の頬に添えた手に力が入る。
あと一歩…追いつめられる直前、
絶妙のタイミングで女は深くくわえこんだ岐立を唇から離した。
枕元から避妊具を取り上げ、外袋を歯で破り、唇で準備を施す。
その一連の動作には無駄がなく、よく訓練された兵士の動きそのものだ。
「…こんなやり方、どこで仕込まれた」
無理に押しとどめられたことで、逆に煽られた快楽に心地よく苛まれながら、
素直な感想をぶつけてみる。
女は、ニヤリと不適な笑みを浮かべて、豪勢なブロンドの髪をかきあげた。
「機密事項だ」
言うなり、俺に乗り上げたバラライカは一方的に俺自身の上に腰を落とした。
その瞳は、固く閉じられている。
これもいつもと同じこと――かたくなに守られているバラライカのやり方だった。
「あっ…ふゥッ…!」
バラライカは何かに耐えるように深く息をつくと、俺の胸の上に置いた両腕を支点にしながら、
ゆっくりと動き出す。
その姿を見上げながら、つくづくこの女は美しいと思う。
極上のスタイルだけでなく全身の傷跡も含めて、かくも苛烈に「生き様」を語るカラダを持つ女はそうはいない。
やがてゆるやかに円を描くように腰をグラインドさせはじめる。
少しずつ、内部の熱が高まってゆくのを感じる。
女のリズムに合わせて突き上げを繰り返すうち、締め付けがキツくなってきた。
つながった部分からは、淫媚な水音が途切れることなく聞こえている。
親指の腹で花芯を直接刺激してやると、うめき声とともに女の背中が大きくしなった。
「好きなだけ…トベよ」
いやらしくくねる腰に手を添え、いつの間にか覚えてしまった女の「カラダ」が声を上げるポイントを攻め上げる。
「はぁ…っッ…あ…!」
バラライカの歯の間から、押し殺したような「悦び」が溢れ出す。
「ンんっ…!アっ、あァ…っ!」
もっと、声をあげさせてみたくて腰の動きに変化をつけるが、「敵」はそれを素直に受けとめず、
それどころか逆を突くような動きでこちらを牽制する。
攻めたかと思えばはぐらかされ、引こうと思えば誘われる…まるで作戦中のかけひきのようだ。
ヒートアップした互いの呼吸と、肉のこすれ合う音だけが部屋に響く。
やがて、互いの動きが差し迫ったものになってきた。
接合部には寸分の隙間もなく、肉と肉が空間を埋めきっている。
「…イっちまえ」
一瞬浮き上がった女の腰を強引に引き寄せてホールドし、俺自身を奥まで突き込んだ。
女は、全体重をかけた両手で俺の首を押さえつけながら声にならない細長い悲鳴を喉の奥に響かせ、
頂点に達した。
固く閉じられた瞳が、俺を見ることは最後までなかった。
「…お前、何を考えている?」
もはや当たり前のように俺のジタンをくすねて、たっぷりとした羽枕に上半身をあずけながら
寝タバコを決め込んでいるバラライカにふと尋ねてみた。
俺の問いかけに不審気に反応した灰白色の瞳が、ゆっくりとこちらを向く。
「…どの事案についてだ。条件と状況によっては、情報を共有するのもやぶさかではないが」
「いや、仕事の話じゃない。最新の、俺たちの『共同作戦』についてだ」
一瞬、間が空いた。
「…相変わらず、ジョークのセンスは最低ね」
心の底から軽蔑したかのように言葉を吐き、バラライカはタメ息とともに煙を吐き出した。
しかし何かを思い直したかのように身体をひねると、俺の顔をまじまじと覗き込む。
「けど、それはこっちのセリフよ。極上の女とベッドにいるというのに、そのサングラスは何かしら」
バラライカとの情事の際にサングラスをはずしたことは一度も、ない。
「ふん。あまりにも俺が男前なんでな。俺の素顔を間近で見た大概の女は、興奮しすぎて気を失う」
「寝言は寝て言うものよ、ベイヴ」
ジタンを挟んだバラライカの指が俺のサングラスに伸び、一気に奪い取った。
視界が、急に鮮やかになる。
「たまにはその可愛らしい顔が、快楽にゆがむところを見せてみろ?」
正確無比な狙撃を行うしなやかな指先が顎のラインをなぞる。
数え切れない人間の命を奪い、数え切れない悪事に手を染めて来た「女神」の愛撫に、
思わず目を細めた。
しかし、それはお互いサマの所業だろ?
「そっちこそ、いつも最中には目を閉じているくせに何を言う。たまには潤んだ瞳で可愛らしく誘ってみろ」
顔を傾け、ブロンドの髪に指を通しながら女の耳に軽く歯を立て、囁いてみる。
くっ、と一瞬息を詰めた女が、肩の動きだけで決して本気ではない抵抗を見せる。
「…どんな風に楽しもうと、私の勝手だ」
「まぁ、な。しかし何も見えないのがお好みなら、今度は目隠しでも用意しておくが」
冗談めかした、あきれるほどつまらない会話。
しかし互いにハラを探り合う、油断ならないやり取り。
「…ふん、アホらしい」
しばらくジタンの煙の行方をぼんやりとながめていたバラライカが、ふいに言い放つ。
そしてジタンを枕元の灰皿に押し付け、片手で豊かなブロンドヘアを束ねながら
一糸まとわぬ姿でさっさと浴室に向かった。
…フォールド、か。
俺は枕元に投げ捨てられたサングラスを取り上げた。
最初、それは仕事中と同じように、表情からいかなる「弱み」も握らせないための道具だった。
しかし気がつけば「本心」を探られないためのプロテクターになっていた。
…まさか、お前にオボれかけてるカオを見られたくなくて、サングラス外せないとか言えるかよ…?
一方的にゲームを降りられたことは面白くないが、あのまま続けていたら、もしかすると現在の関係に
余計な感情を持ち込むという「負け」を喰らわされるのはこちらだったかもしれない。
――仕掛けるべき勝負じゃねェなあ。
自らのあまりの酔狂さに苦笑しながらサングラスをかけ直していて、
ふと口さみしいことに気づく。
自分が吸ったものではない、部屋に満ちたジタンの香り。
無性に、愛おしい熱と煙の刺激が欲しくなった。
再び枕元に手を伸ばし、放り出されたシガーケースを探る。
けれど指先にふれた銀のケースには、ものの見事に1本のジタンも残ってはいなかった。
…あの女、人のモンだと思って後先考えずに吸いやがって。
思わず苦笑しながらパチリ、と音をさせてケースの蓋を閉める。
ベッドから降りてパンツに足を通すとソファに投げ捨てられたシャツをはおり、
上二つを残してボタンをぞんざいにひっかける。
上着とベストをラフに身につけ、タイとカフスはその胸ポケットに突っ込んだ。
浴室からは、まだ勢いよく流れるシャワーの音が聞こえてくる。
互いに因果な商売だ。
「次」の保証はないが、ジタンは「貸し」にしといてやる。
必ず、返してもらうぜ――浴室に続く扉を一瞥すると、
空のシガーケースを誰もいないベッドに放り投げた。
外には、彪が迎えに来ているはずだった。
「天帝」をベルトに挟み、俺はドアの方へと足を向けた。
----------------
以上です。
大人な上に「タヌキ」なお二人を書くのは難しかった…。
読んでくださった方、いらしたらありがとうございました。
255 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 11:21:18 ID:YuN+5hnO
GJ!!
大人な二人の駆け引きが、格好いいやらイヤらしいやら
たまらんなぁ
さくらんを読んで、なめんじゃねぇよと喧嘩する花魁レヴィもいいと思った。
>>254 GJ!この二人の組み合わせが好きなんで滾った。
雰囲気いいな。
258 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 19:41:41 ID:5Cw/s78W
>>247 確かに見慣れてる感じがしたよな。
ようするに一度寝た女の裸見ても動揺しないってことなんだろ、きっと。
>>254 GJ!
大人の色気漂ってますね!
やっぱりバラ姐がいたすのに似合う場所は高級ホテルのスイートとかだよなぁ
興奮した
261 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 00:52:23 ID:ZyLwjvAW
よかったよ
>>258 レヴィの寝姿(下着姿?)完全スルーしてたのも怪しかったな。
童貞じゃなくても、多少は動揺するだろ?と思ったもんだ。
まあデキてるフラグじゃなくて単に見慣れただけかもしれないが
SWAT女性隊員のシャワーシーン的な意味で。
263 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 07:42:15 ID:ZyLwjvAW
>>262 SWAT女性隊員のシャワーシーンね、いい例え。
船の中で何日も過ごすんだ。仲間内の前では裸になっても
恥ずかしくないんじゃない?
別にロックだけじゃなくベニーもレヴイの裸は見てるだろうし。
別に船ったって、着替えのスペースが無いわけでもなさそうだし、広江がそこまで裏設定考えてるだろうか…。
普通に、「読者諸君、まぁ、ナンだ、空気嫁」のサインだと思ってた。
さあて、ここでレヴィとエダが酔った勢いウッカリ変な薬飲んじゃって……な展開をキボンしておこうか
生えちゃうんですねわかります
レヴィ×エダならハプニング的な展開だな
レヴィたん、張兄貴から「惚れ薬」なる瓶をくすねる
↓
「そいつは面白ぇ」ってノリでエダと一緒に試してみる
↓
実は惚れ薬と言うより催淫剤、我慢でくなくった二人が悪態吐きながらの濃厚セックルに突入
↓
何もしらない我らのロックきゅんが現場に鉢合わせ
↓
3P!3P!
二人がかりでロックを搾り取るのか。
それとも暴走黒島さんが二人まとめてメロメロにするのか。
出だしは二人がかりでロックを絞り取ろうとしてそうなるが、気が付けば黒島さん覚醒で大暴走
レヴィもエダも腰が抜けるまでやられちゃって息も絶え絶えとかがいいんじゃね?
271 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 06:53:50 ID:rRdsyT3k
レヴィとローワンって絡み、面白くね?
発想も今まで無かったし。
シバかれるのか・・・ローワンが
バオに修理代諸々を体払うってのも有り
273 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 08:50:58 ID:rRdsyT3k
バオに修理代を体でっての、いいですね。
レヴィ的には安売りしたくないが、修理のつけも
バカにならんぐらいたまってて、やむをえなく。
って話は、どうですか?
きっちり金で返して欲しいのに、無理やり乗っかられて
魂出るまで搾り取られたあげく、借金チャラにされるバオカワイソス(´・ω・)
な話しか思い浮かばないw
前半と後半で全く空気が違うためとりあえず途中まで。続きは夜にでも。
*************
昨夜から降り始めた雨は明日まで続くらしい。
だからというわけでも無いが、外出の予定の無いレヴィは昨夜の延長のように昼になっても尚服も着ず、
ベッドでゴロゴロとテレビを眺めていた。
ロックは今日までに仕上げたい計算書があるとかで30分程前に部屋を出て行った。
自分より紙切れの相手かよと不満に思ったのは事実だが、昨晩渋る彼を無理矢理飲みに連れ出したの
は自分だという自覚くらい彼女にもあった。
こんなことなら昨日の時点で終わるのを待っていれば良かったと後悔してももう遅い。
確かロックは2時間位で昼食を買って戻ると言っていた。……何度時計を見てもまだ半分すら時間が経
っていないことにレヴィは軽い失望を覚える。
テレビは面白くもない情報番組を流していた。
シーロムに新しくオープンしたメシ屋の話題だ。デザートに力を入れていて近隣のOLに人気なんだとか。
バンコクになど滅多に足を運ばない。
行ってもシーロムなんかに用は無い。
心底どうでもいい、…つまらない。わざわざ集中力を割いてタイ語で見るような番組ではない。
だが、番組を変えるのもテレビを消すのも億劫でたまらない。
昨晩はそんなにガンバったつもりは無いんだけどな、雨のせいだ。
ザーザーと絶え間無く耳に響く雨音は、たまらなく睡魔を呼び寄せる。
彼が帰って来たとき素っ裸のままではまた厭味を言われるな、とは思った。
でもいいや、せめてタオルケットくらい被っておこう。
そんな折衷案でお茶を濁そうと決めた彼女は、足元でくしゃくしゃになっているそれを器用に足で摘んで
肩まで引っ張り上げると身体を小さく丸めて目を閉じる。
前に、腹の中の赤ん坊のような寝方だと笑われたことがある。
気に入らないが、独り寝の時はこれが一番落ち着くのだから仕方ない。
早く帰って来いよ、馬鹿ロック。
眠りに落ち行く脳内に響く雨の音が、何だかやけに心地良かった。
レヴィが目を醒ました時、誰かがそばにいる気配が確かにした。
寝覚めは最悪、頭が朦朧として吐き気がする。視界は真っ暗。今は何時だ?
何となく落ち着かずに身体を丸めようとして何故だか左右それぞれの足首が自らの手首に拘束されてい
るのに気付く。
…そういえばロックは鍵をかけて出掛けただろうか。誰の手によるものか判らぬ拘束に最悪の事態を想定し
たレヴィが、慌てて膝を閉じ局部を隠して殺気をたぎらせると、彼女の頭上から「おはよう」とさっきまで待ち
焦がれていた声。
「てめっ…な…な、んの、つも…りら…!?ザケんな、ほ…ろけよっ…」
何故だか呂律が回らない。それでもロックの仕業だと知り微かに安堵するが、だからと言ってこんな不埒を
甘受する理由も無い。だがしかし。
「ああ、ちょっと待ってて、鍵が…」
剣呑に呼び掛けるレヴィを無視するように、ロックは朗らかな口調で不穏な単語を口にする。
わけが解らないのは頭が朦朧とするからだろうか。とにかく逃れたくてじたばたと起き上がろうとする彼女の
首に冷たい皮の感触。
「じっとしてて、鍵を掛けられない」
「ヤら!に…なんラよ、な…なにがしてぇんだょ!?ハずせよ…クソっ…」
ロックは暴れる彼女に馬乗りになり、首に回した皮を鍵で固定する。
どうやら首輪を着けられたらしいことに感づき呆然とするが、何がしたいのかはだんだん読めて来た。
要は拘束されて身動きの取れない女を気の赴くままに犯したいのだろう。全く悪趣味極まりない。
呆れ果てる彼女は、それに加えて性器のあたりがじんじんと熱く疼くのに気付く。
「ロック、てめぇ、なに、ぬった?」
首輪に鎖をかける男におぼつかなく問い掛ける。
「ん?どこに?」
「あたしのコカンに……だよ!」
「…………何も?」
……シラを切るつもりらしい。何処までも悪趣味な男だ。
それにしても、深く眠ったつもりは無いのにここまでされて、何故気付かなかったのか。
それに、この奇妙な浮遊感と眠気は何だ。
……ようやく思考を始めた頭が出した仮説に、何だか無性に悲しくなる。
「お前、コーヒーに…何か盛ったか?」
「……眠くなるのを少し、ね」
それはあっさり認める男。
起きぬけに彼が淹れてくれたコーヒーに彼女が小さな幸せを噛み締めていたことなど、きっと彼にとって
はどうでも良いことなのだ。
寧ろあっさり認めることで彼女の失望を煽っている節すらある。
ああ、馬鹿みたいだと相手の思惑通りに失望感でいっぱいになる自分に更なる失望。
だが、彼女のそんなキモチとは裏腹に性器の疼きは激しさを増し、もぞもぞと腰を動かさずにはいられ
ない。
「どうしたの?何だか腰が揺れてるよ?」
耳元にロックの囁き声。耳にかかる吐息に身体が震える。
「…ぁ……ひと…つ。答ぇろ。…ろうして……こんなこと、すンだょ?」
「色んなレヴィが見たいから」
迷いの無い、思いの外真剣な声音に何故だか今の状況を受け入れるしか無いような気にさせられる。
「……そうか」
「ああ」
そう頷くと、ロックはレヴィの唇にゆっくりとキスを落とし、濡れた音を立てながら彼女の口の中を舐め回
す。
レヴィからの反応は、無い。
意地を張るようにただただ無反応を装う。
そのくせにもじもじと内股をこすりあわせずにはいられないようで、腰が艶めかしく蠢いていた。
彼女のうなじや耳を撫で回すロックの指。不意に何かが左の耳腔に挿入される。
徐々に膨張して体積を増すそれ。それと共に奪われる聴力。
本能的に沸き上がる不安感。
右の耳にも宛がわれたそれに顔を背けて抵抗するが、そんな彼女を嘲笑うように奥深く異物が押し込ま
れる。
一瞬で外部から隔絶される感覚。
奪われた視覚と聴覚を補うように、皮膚感覚が鋭くなった気がする。
そう、口の中に突っ込まれたロックの舌のざらざらした表面や生暖かい息が一層生々しくなった気がす
るのだ。
感覚を奪われ不安で不安で縋り付きたいのに、両手はきつく拘束されたまま。
くちゃくちゃと口を犯される濡れた音と、欲情した自分の吐息が脳みそに直接響き渡る。
たまらず唯一彼と持つことが許された接触に縋り付くように舌を突き出すと、それを見計らったかのよう
に離れて行く唇。
「ぁ…ああ…」
さも残念そうに零れるため息。
耳に直接唇を付け、脳に注ぎ込まれる彼の声。
「可愛いよ」
―――なら、もっとくれよ。
そんな望みを口にしたのかしないのか、自身でも解らなくなるほどレヴィは余裕を失っていた。
そんな彼女からロックが離れて行く。
これから目茶苦茶になるまで彼に抱かれるのだと思っていたレヴィはベッドの振動でそれを感じ取り軽
くパニックに陥り始める。
「やだ、何処行くんだよ、やだ…」
必死にもがいてロックの気配を探す。
だが、感覚を奪われ求める気配を捕らえることができず、彼のいなくなったベッドで一人、沸き上がる疼
きを持て余すしかできない。
「て…めぇ!フザけんな!解けよ!ケツ穴増やしたくねぇならさっさと解けっ…つって…んだ…!…ぁ…
解かねぇってな…ら…来週届く機銃の試射、てめぇが的だ、楽しみにしとけ、外さねぇ、次は絶…対ぇ
当てる!…ひ…額と…ど、ど…どてっ腹と、そうだ、喉にも新品のアスの出来上がりだ、どうだ嬉しい
か!??う…嬉しいだろ、…なぁ?ぁ…あああ…な、何とか言えよっ!」
どんなに喚き立てたところで、彼からのリアクションは何も無い。きっと少し離れて自分の醜態を眺め
て楽しんでいるのだ。
ここでこれ以上泣き喚いたところで相手の思う壷と、必死で息を整える。
だが、羞恥と彼に塗られたに違いない何らかの刺激物、そしてこの異常な状況での性的興奮により呼
吸は荒くなる一方で、加えて吐息が馬鹿みたいに頭に響き渡る。
「ん…はぁ…はぁ……ぁ…ふぅ……はぁ……」
いつもと比較にならぬほど卑猥に聞こえるそれ。
身体の奥深くから淫らな液が次々湧き出すのがわかる。
絶対に何かを塗られている。しかも膣の内壁にだ。
疼いて疼いてたまらない。
「ロック……触って…」
消え入りそうな泣き言と共に無意識に腰を振る自分に気付き、深呼吸とともにそれを諌めては疼きのま
ま再び悩ましく腰を振る…。そんなことを何度も何度も繰り返す。
どの位時間が経ったのか、さっぱり解らない。5分かもしれないし、30分かもしれない。どちらにしても
彼女にとって気が遠くなりそうな長い時間であることに変わりは無い。
頭に響くのは、鳴咽とも喘ぎとも聞こえる自身の呻き声。
馬鹿みたいに大きなそれに羞恥心と情欲を煽られる。
今、彼女の真っ暗闇の世界にある音はそんな呻きと、どこか遠くでかちゃかちゃと鎖の擦れる金属音。
そして血管を巡る血液の低い濁流の音。
この真っ暗闇の世界に存在するのは、自分一人だけ。
もしかしてこんな世界でずっとロックの存在を感じることも無く、疼くカラダを慰めることすら出来ないまま
なのだろうか。
そんな錯覚に眩暈がする。
ありえないと理解していながら、自分独りの世界がこんなに怖い。
「あああぁぁあああああぁぁぁぁぁあああっ!取って!?耳!やだぁぁぁぁあああ!取ってぇ!!!耳の!
取って!!!!ロックどこぉぉ?ロック…なぁっ!?どこだよ!?」
一人艶めかしく悶えるレヴィを飽きることなく眺めていたロックは、突如悲鳴を上げて暴れ出した彼女に
面食らう。
身体を傷つけかねない異常な暴れ方にこのままでは危険と、押さえ付けるように正面から抱きしめ耳元
で名前を呼ぶ。
「あぁぁ………ロック…」
不自由に縛り付けられた身体を一生懸命に寄せてくる仕種が愛しい。
キスをねだるように顎が突き出されるのを見て、一度深く深く口付けてから「綺麗だったよ、凄く」と賛辞
を送る。
そう、苦しげに歪む口元から艶のある吐息が零れ続ける様も、堪えるように筋肉が震え、身をよじる様も
たまらなく美しい。
額や均整の取れた肉体に汗が浮かび、流れていくのだってたまらない。今も髪の生え際で産毛を濡ら
す汗にそそられている。
彼の腰に擦り付けられる彼女の股間。
無意識のうちの行動なのは解っているが口にせずにはいられない。
「どうしたの?腰が浮いてる。それに…こんなにはしたなく擦り付けて……いやらしいね?」
「ぁ…ぁ…やっ……ロック…取って?」
「…何を?」
「みみせ…ん」
「嫌?」
「ヤだ……」
「でも、こうすると俺の声が直接頭に響いてるみたいだろ?」
少し考えてこくりと頷く頭。
「それも、嫌?」
「………ぃゃじゃな…ぃ…けど……一人はいやだ」
「オーライ。じゃあずっと側にいて話し掛けてやるからな」
レヴィは彼の顔に自らの頬を擦り付け「犯して…?目茶苦茶に……」そう強請る。
「…どうして?」
「ぁ…ぁ…我慢出来ない………か…らだが疼いて…早く……突っ込んで!!」
「レヴィは淫乱だね、…ああ、こんなに濡らして…触ってもいないのにシーツにシミまで作ってる…」
揶揄するように彼女の入り口の傍らでしとどに濡そぼる陰毛を軽く摘むと、ぶるりと震えて歓喜の声を
上げる。
だが、彼にそれ以上触るつもりが無いことを悟るや泣き出さんばかりに「お願いだから……いれて…?
ナマでしても中で出してもいいから…なぁ…」と懇願する。
「そんなことしたら、出来ちゃうかもよ?」
ベビーが欲しかったなんて初耳だとからかう男に、苛立ちを隠しきれない。
「そんなのどうだっていいから!はやく!なぁ!?入れろよ!」
「う〜ん…そうだな」
何かを考えるような口ぶりで一旦離れると、ガサガサとクローゼットを漁る。
再び彼を探して見えも聞こえもしない顔をきょろきょろと動かすレヴィの元に戻ると、彼女の耳元で怜悧
に囁く。
「5分間…つまり300秒だよね。イカずに我慢出来たらレヴィの好きなコト何でもシてやる。そう…射撃の
的にだって…、悪い条件じゃないと思うけど」
「…な…?なに、すんだ…よ…」
「キモチイイこと。…オーケイ?始めようか…………………………3……2……1…スタート」
時計を見ながら一方的に開始を告げ、彼女の股間に電動の張型…いわゆるバイブを擦りつけて潤みを
纏わせると、少しずつ往復させながら奥深くへとゆっくり押し込む。
十分過ぎるほどに潤んだ彼女の密壷は、太く大きなそれをきつく締め付けながらも喜ぶかのように飲み
込んでいく。
「…ゃ……ぁ…何入れて…やだ……やだぁ…」
「凄〜くいやらしいよ、こんなに太いバイブが奥までずっぽり入ってる……」
「ふざけんな…殺すぞ…抜けよぉ……早く!!」
「ああ、もうすぐ1分経つ。ゆっくりすぎたね。スイッチ入れようか」
コードで繋がったリモコンのスイッチを中に合わせると彼女の内部を掻き交ぜるようにうねり始める男性
器を模ったそれ。
「…いい加減にしろ、抜けよ…。大体、お前は楽しいのか?これ……」
そう、単調な動きのバイブなど正直大して気持ち良くもない。こんなものを突っ込むよりも彼自身
のペニスを入れた方がお互い手っ取り早く気持ちがよくなるだろうにと、そう思わずにいられない。
「…今ならジョークで…ぁ…ゃぁ…ああぁ………」
だが、彼が不規則に軸をずらすことにより、時折たまらなく感じるポイントを掠めていく。
「キモチいい?腰がいやらしく動いてる。これ、日本製なんだって。自慢するワケじゃないけど、俺たちっ
てどんなことにも探求心旺盛なんだ」
言いながら更にスイッチを入れると、根本のパールが回転し始める。
「ん……ぁ…ぁ……ヤぁ……ああ…」
「入口のあたりもこうやって刺激するんだ…。ああ、こっちはキモチイイみたいだね。でもまだまだイっちゃ
ダメだよ…イッたらお仕置きなんだからな?…まだ2分すら経ってない」
「てめ…絶対ぇ殺すからな…ぁ…やめ……こんなのいやだ…ぁあ…」
「こんなに腰振っておいてソレはないよ。…………ほら、ここも慰めてあげようか?」
そう言いながら赤くぷっくりと腫れた陰核に丸みを帯びた玩具を宛てがいテープで固定する。
「だめ!だめっ、や………ん……あ……っ………」
ロックがそのスイッチを入れた瞬間、刺激を求め硬く膨れていた突起を中心に全身に電流が走るよう
な感覚。
レヴィは呻き声を漏らしながら四肢を強張らせてあっさりと達してしまう。
「……イっちゃったんだ……淫乱だね、こんないやらしい玩具でイッちゃうなんて…そんなに好きならずっ
と入れていれば?」
そんな彼女に、こう意地悪く囁く男。
「ヤだ…止めて!……止めろってば!!こ…殺してやる…ぁ…ヤだヤだヤだヤだっ、ぁぁぁああ、あ、あ!
止め……て!!!!」
「しかもイキっぱなしだなんて…。ひどいな」
そう言って紅潮する彼女の頬に掌をたたき付けた。突然頬を張られたレヴィは、悲鳴とともにびくりと身
をすくませる。今まで彼に顔を殴らたことなど一度も無い。
「股に刺されば何でもいいの??なら好きなだけイケばいいだろ」
悲鳴を上げ続ける彼女を無視して手元のスイッチを全て強に合わせる。
「やぁぁぁああああああ、あ、あ…ああぁ…んぃやぁあ!」
頭に響き渡るロックの罵声。耳に掛かる彼の吐息。
加えてただでさえひどく敏感になった身体に更なる強い刺激が与えられ、身体を激しくもがかせる。
「それと、約束の5分もお仕置きも…まだ終わってないよ?」
ロックはレヴィの膝を胸まで押し上げ腰の下に自らの脚を差し込み固定すると、真っ白な尻を思う様撲つ。
圧迫され彼女の体内から押し出される太い淫具を再度奥へと押し込むと、小刻みに振動させつつ何度
も何度も強烈に掌を打ちつける。
部屋に響くバチッバチッと響き渡る乾いた音と彼女の悲鳴と、二種の淫具の作動音。
「あっ…ぃ…ぁぁぁああああぁぁぁぁああぁぁぁ…………」
痛みすら強烈な快感に変換されるようで、レヴィは尻だけではなく全身を真っ赤に染めて震え続
ける。
ロックが3度張り型を埋め直した時点で、一気に弛緩しピクピクと痙攣を始める。
彼の掌は、彼女自身から溢れ尻まで濡らす体液でびしょびしょ。
彼女を犯し続けた淫具をゆっくりと引き抜けば、トロリと温かなそれが纏わり付いて糸を引いている。
匂い立つ女の香りに、ロックは自身がいきり立つのを止められない。
痙攣のやまぬ彼女の耳元に宣告する。
「ジャスト5分。数え切れないくらいイッちゃったね……お仕置き、足りないんじゃない?」
ロックは、無抵抗となった彼女の股にうねる玩具を改めて押し込み仰向けの顔に跨がると、呆然と半開き
になった口に自らの硬く勃起した性器を押し込んだ。
つい先程まで自分を殺すと息巻いていたその口。
硬く鋭い歯が当たり、表面を何度も往復する。
いつ正気に戻った彼女に食いちぎられても可笑しくない、そんなギリギリのスリル。
実際のところ、ただされるがままの口を犯したところで肉感的な快楽など獲られないのだが、そんなスリ
ルと、茫然自失の彼女を更に汚く犯し抜く後ろめたさ。そんなシチュエーションだけでもイッてしまいそう
になる。
時折苦しげにむせる女の喉が先端をキュッと締め付けるのがたまらない。
喉の奥へ何度も小刻みにペニスをこすりつけ鼻を摘むと、息が出来ずにむずがるように顔を背けようと
する。
真下に広がる髪を掴んで頭を固定する。
それでも尚抵抗する彼女を無視して顔に股間をたたき付け続けた。
彼女が我に返った時、散々屈辱を味合わせてくれた男によって口を犯されていた。仰向けの喉に唾液と
先走りが流れて落ちて来る。なのに鼻を塞がれ、亀頭で喉を突かれていては嚥下も出来ない。苦しくっ
てたまらない。
奥まで突っ込まれる度にごわついた陰毛に鼻先が埋まり、何でこんな目にあっているのだろうと考える。
オーラルセックスが嫌なのではない。
自分の施す刺激で熱く膨脹する彼自身を感じながら、彼が受け身で感じている顔をも堪能ることができ
るこの行為は、いつもならば楽しくてたまらない。
そう、いつもならフェラチオの最中に目が合うと、ロックは照れ笑いを浮かべながら彼女の髪を優しく撫で
る。彼女はもっと褒めてほしくて、彼の感じるポイントを丹念に責めていく。
射精する瞬間の間抜け面だって可愛くてたまらない。そんな顔をさせているのが自分の口なのだと思う
だけで彼女は嬉しくてたまらないのだ。
だが相手がロックでなければ男の排泄器を口にくわえるなどただの屈辱だ。相手が彼であってもこんな
状況では心理的な拒否反応が先走る。
自分でも気付かぬうちに何か嫌われるような真似をしたのだろうか。
だからこんな風にひたすら屈辱ばかりを植え付けるのだろうかだから、本来あるべき交わりを頑なに拒否
するのだろうか。
股には無骨な淫具が刺さったまま。
あたしにはこれがお似合いってことか…。
頬を水が流れていく。
悲しいのか怒っているのかすら解らない。
確かなのは、ただやる瀬なくてたまらない。
むせび泣くような呻き声に顔を下へ向けると、合皮のアイマスクの脇から涙が筋を作っていた。
ああ、この女も泣くことがあるのかと妙に感心すると同時に高まる射精感。早くマスクを取って泣き顔を見
たい…。目の前の女の泣き顔を想像しながら欲望のまま口に放出する。
激しく咳込む彼女の口から性器を抜いて、ゆっくりと、自身をも焦らすように手足と首の拘束を解く。
逸る気持ちを押さえ付け、耳栓に続いてアイマスクを外してやると、その部分は涙と汗でびっしょりと濡れ
ていた。
否、口のみならず鼻からも精液を垂れ流す有様は、正直酷すぎる御面相だ。
呆然とロックを見上げる濡れた瞳。
レヴィは自由になった腕をよろよろと持ち上げると、自らを組み敷く男の首に宛てがいゆっくりと絞め上げ
る。
ロックからの抵抗は、無い。微かに顔を歪ませ、それでも至極優しげな目で彼女を見つめる。
ずっと縛られていた腕には力が入らない。その上、自分が下にいたのでは体重だってかけられない。
レヴィは今ここでこの姿勢から彼を手に掛けるのは無理と悟るや、今にも号泣せんばかりの顔を浮かべ
て必死にロックの首へとしがみつく。
労るように引き寄せ、辛かったかと尋ねるロックにいっそう強く彼に抱き着く。
「気持ち良くなかった?」
こくりと頷く頭を撫でながら、「でも、綺麗だったよ、もの凄く」と耳元に注ぎ込む。
レヴィは安堵のあまり声を出すことが出来ないでいた。
何かを伝えたくてたまらないはずなのに、今は目の前の男にしがみつくしかできない。
「辛かったんだね、ごめんな?」
引き攣った息を調え、鼻から零れる自らと彼の体液を啜り上げながらただただ頷く。
優しく髪を撫でてくれる掌が嬉しくてたまらない。顔を見せてと言われて抱き着く腕から力を抜く。
ロックは可哀相にと涙と唾液と精液にまみれたレヴィの顔を丁寧に拭いてやってから、喉が渇いたろうと
水を取りにベッドから降りる。
片時も離れたくない気持ちはあれど、散々泣きわめいて喉が渇いたのも事実だ。
起き上がり、ロックを待つ間もずっと彼の姿を目で追う。
彼の足音が聞こえる。彼の動作を目と耳で感じていられる。直接アタマに響き渡るような彼の声に興奮し
ないわけではないが、それでもこっちの方が心地いい。
冷えた水と共に戻ったロックが差し出す水を手にすることなく、レヴィは黙って彼の膝に乗り、じっと顔を
凝視する。
飲ませろという彼女からの無言の圧力に、苦笑いを浮かべつつ、小さな子供にするように彼女の口にボト
ルを宛がうとレヴィは冷たいそれを飲み下す。
その間も彼から目を反らすことなくじっと合わせられる視線。
散々虐げたレヴィを甘やかせてやるつもりでいた彼だが、こんな子供返りしたかのような仕種や真っ直ぐ
な視線を向けられるのは予想外だ。
「そんなに見られたら、穴が開いちまう」
「………開いたらソコをファックしてやるよ」
ずっとだんまりを決め込んでいた彼女がようやく口にした言葉は、そんな憎まれ口。
いつもの調子を取り戻して来た彼女に思わずくすりと笑む。
「メシは?」
「食えるかよ、気分わりぃ。てめぇのせいだかんな」
「そんなに辛かった?」
何をされたのが辛かったのかと先程までの仕打ち一つ一つ挙げるロック。だがレヴィは全てに頭を振って
否定するばかり。ならば何が辛かったのかと直接尋ねると、一瞬だけ苦虫を噛み潰したような顔を浮かべ、
顔を見られぬようロックの肩に顎を載せて躊躇いがちに話し始める。
「…別に……何されてもイイ…んだ、お前がそうしてぇってならふん縛っても、目と耳塞いでも、どんだけシ
バこうとな。けどよ、そんときゃちゃんとお前が犯してくれねぇといやだ………道具だって使ってもいい、
口でだってしてやるし飲めって言われりゃ飲んでやる。けど…そんときだって、お前の姿が見えねぇのは
…いやだ」
とんでもなく甘く強烈な吐露。ただでさえ可愛い言い草なのに、こうも消え入りそうな声では破壊力は倍増だ。
「……こんなに可愛いなんて反則だよ…、入れていい?いますぐだ。」
言うなり早速シーツへ押し倒すと、顔に唇を這わせながら「さっき、生でしてもいいって言ったよね…?」と、
返事も聞かずに侵入する。
「あ、てめ、ざけんな…!今日はイイ日じゃねぇよ」
「『そんなのどうでもいい』んだろ?」
「死ね!お前、絶対『入れたモン勝ち』とか思ってるだろ!くたばっちまえ!レイプ魔!」
じたばたと暴れる彼女を押さえ付けるように全身で覆いかぶさる。
「気持ちいいよ、トロトロであったかくて、こんなに気持ちがいいのもレヴィだからだよ。他の女じゃこうはい
かない。」
「あ…あたりめぇだろ…」
舐め回さんばかりに顔に口付けながら行為の開始の許可を求めるロック。
ズルいと、レヴィは唇を噛み締める。
そう、どんな状況だろうと結局のところ『彼女が望んだ行為』であるとの体裁だけは取るのだから。
だが、それでも諦観のまま瞑目し、「好きにしろ」と目の前の肩を掴む。
何かとムカついてはいるが仕方ない。
そう、ここまでされた男に大人しく抱かれるのはムカついてムカついてたまらない。
けれど、既にロックをくわえ込んだアソコは、彼を求めて涙を流して疼いているのだから…仕方ないのだ。
***************
とりあえず、前半のSM(?)。
それじゃ、夜にでも。
スケベ
作者が変態すぎる件について。
むしろもっとやれ。
ちょwwwのっけからハードwwww
だがそれが(・∀・)イイ!!!
相変わらずのGJ!
過激な描写は流石だなぁ・・・
さて深夜になったんで続き神待ち。
.__
((ヽ|・∀・|ノ
夜 で す |__| ))
| |
すけべとか変態とか、それ何てホメコトバ? 調 子
といいつつ、そんなにやりたい放題したつもりもないためちょい心外。
本当はレヴィたんにあんなことしたりこんなことしたかったけど(それはロックに語らせよう)あまりにアレ
過ぎたため自重したが、そもそもみんなも一度くらいは軽く縛ったり、玩具使ったり、目隠ししたりとか、
……したことあるよな?……な?な?
*****************
ロックはレヴィが恥じらう様を楽しむようにいちいち彼女の羞恥心を煽る。
「すごいね、アナルにまで流れて…ベタベタだ……ああ、指も入る…2本も…ふやけ過ぎだよ。どうしてこん
なに濡れてるの?」
そう言いながら彼女の身体を横臥させ、膣を責め立て肛門をも弄ぶ。
「やめ…………」
「こんなに濡らしておいて、それは無いよ…ねえ…腸の壁って薄いんだね。レヴィの中を俺が出入りしてる
のがよく解る。こっちでも指があたるのが解るし…不思議な気分だよ、お前の内臓越しに自分のに触るな
んて…………………ねぇ、お尻用のバイブも用意してあるんだけど試す気は無い?」
「ぁ…クソ、このド変態…!」
「店で見たライト付きのクスコやマイクロカメラも気になるんだ」などと不穏当な単語を並べながらのしかか
るロックを押し返そうと腕に力を籠めると、腹筋と共に膣も締まるらしく、ため息と共に微かに男の顔が歪む。
「よぉダァリン、そんなにアスが好きならあたしが掘ってやろうか?…掘るのは久しぶりだけどよ、腕には自
信あるぜ?」
「………俺は別に自分の尻には興味無い…それにクスコは尻じゃない!!」
「うっせぇよ、んなのどうでもいいっつの!!」
本当に違いなど、どうでもいい。プッシーだろうとアスだろうと、中まで覗こうなどと考えるほうがどうかしている。
「さっきは『俺になら何されてもいい』って…」
彼になら何をされても構わないという言葉に偽りは無い。
だが、散々いいようになぶられて、更にこんな調子に乗ったおねだりまでを諾々と受け入れて
いたのでは癪に障って堪らない、というか物事には限度というものがある。
「……どうしてもしたけりゃ何でこんなフザけたことばっか抜かすのか言ってみな」
プレゼンテーションってヤツだと薄く笑うレヴィに、その実要求を呑むつもりなど更々無い。
だが、俄かに顔を輝かせながら「言えばさせてくれるのか?」 と、正常位に戻して乳房に吸い付くロック。
…こいつはこんなに阿呆だったのかと、哀れみすら覚え始める。
「…アンタ次第さ。さっきみてぇにごまかそうたって、そうはいかねぇかんな」
「そうは言っても、女を乱れさせたいのは男なら誰だって同じだろ?」
「開き直るんじゃねぇ」
「頭の中で目茶苦茶にするだけじゃガマンできなくなった。鳴かせたいし泣かせたい。悶えながら恥らう顔だ
って見てみたい。いやらしい声でおねだりさせたい、イキまくる姿を見たい、俺だけが見れる色んなお前を
見たい」
馬鹿だ、こいつ。目眩がする。
満足したのか問うと至極嬉し気に頷くロックに呆れるしかない。そして段々と要求がエスカレートしかねない
様子に「……あたしはお前がそのうちスワッピングしようとか言い出さねぇかが心配でたまらねぇ」と一応釘
を刺す。どうしたってこれだけは受け容れられない。だが、男は肩眉をぴくりと跳ねさせたと思った瞬間こう
口にした。
「…スワッピングっていうか…お前が他人に犯されるって妄想はするけど…もしかして、してみたい?」
「はぁ…?」
さらりと何か看過できないことを言ったのは気のせいだろうか。
「……………………無理?」
「…………………………。」
あまりに当たり前過ぎていちいち返事をする気にもなれない。
だが、返事をしないレヴィに何を勘違いしたのか「…それとも…俺の目の前じゃなければ大丈夫?」など
と寝惚けたことを聞いて来る。
「意味ワカんね」
「どこか別の場所で他の誰かに抱かれてみる気がない?ってこと」
理解を超えている。信じられない。
あれ。鳥がおかしい。
「………そ…れ、お前的に…ナニが楽しいんだ?」
「今この瞬間にお前が寝取られてるっていう悔しさや嫉妬を想像するだけでとても…そう、ぞくぞくする。
間違いなく絶望して…凄く後悔する。でも、きっとその後お前を抱く時は想像もつかないくらい興奮する」
この男は絶対にサディストだと思っていたが、もしかしたらマゾヒストなのかもしれない。いや、あたしの意
思を無視してこんなことを言うからにはやはりサディストか。レヴィは頭が混乱してくる。
そういう怯えた顔もたまらない…などと彼女の中に入ったまま薄く笑うロック。
一方のレヴィは、彼の下で怯えるというよりも空気をどんよりと重くする。股間に納まったままの彼がこの
話題に入っていっそう大きくなった気がするのが…、ナンとももの哀しい。
「あ…そう………へぇ………そうなんだ……他の野郎に犯されるあたしでマスかいて、……そのままヤり
まくりたいってか、あー……そっかぁ……。」
「燃えると思うよ…あ、もちろん信頼出来る相手以外に抱かせるなんてしないけど…そう考えると難しい」
相手の問題か。あたしがあんなに『お前以外はイヤだ』と縋った後に、コレか。怒りも悲しみも湧かずだん
だんどうでも良くなってくる。
「ロック…何つーか、こう……別れようぜ?うん。別れよう。今すぐだ」
だからさっさとあたしから出ていけと言うレヴィにロックは呆気に取られる。
「え…!?いや…だ……????…………ていうか、別れるも何も、そもそも付き合ってるの?俺達…」
「……ぇ………ぁ……………今まで何だと思って我が物顔してた…ん…だ?」
見上げた先の男が何を言わんとしているのか、先ほどからさっぱり理解出来ない…というか、したくない。
今日は色々と刺激的なことが続いたが、一連の会話が一番ショックなのは間違いない。
「何って…『相棒』?改まって『今日から男女交際しましょう』なんて言ったこと無いだろ……」
「…そ……だけ、ど………………もう嫌だ、帰る…」
今日はもう無理だ、どう考えたって無理に決まっている。女々しかろうとナンだろうと、無理なものは無理だ。
「それとも、今からそうする?」
この期に及びそんなことを言う男は自分を馬鹿にしているに違いない。
「……帰る…退けろよぉ…帰る…!」
レヴィは自分を組み敷くロックから逃れるようにじたばたと暴れるが、本気で逃れるつもりが無いのは一目
瞭然だ。
「ダメ」
ロックはシーツに押さえ付けるようにレヴィに覆いかぶさる。
「…ぃやだ。かえる」
もう今日は行為を続けられないと思ったのは事実。だが、こうして少しばかりの我が儘を言うことで自分の
『オトメゴコロ』を満足させる言葉の一つでもくれるとどこかで期待していた。なのに。
「だめ。帰さない。まだ終わってない」
帰さないのは自分がヌキ終わってないからか。あたしと一緒にいたいからじゃないのか。ああ、畜生、こん
なことで泣いてたまるか!レヴィは必死に自分に言い聞かせた。
「やだ!シたくねぇって言ってんだろ?!頭んナカで好きなように犯しゃイイじゃねぇか!クソぼけぇ!!」
「だぁかぁらぁ!それじゃダメなんだってば!最後は生身じゃないと、鳴かすのだって最終的には俺の特権
だっ!大体お前だってずっと『入れて』って鳴いてただろ?」
「もうイヤだぁ…普通にシてくれよ……あたしゃお前の玩具じゃねぇ……you suck!………fubar…」
男の顔を見ていられなくて、弱々しく罵りながら顔の前で腕を組む。
「ああ、もうわかったから泣くなって」
「誰が泣くか!つーかお前今メンド臭ぇとか思ってるだろ」
「…いや?」
「目ェ逸らすな。さっきと言ってることが違うとか思ってんだろ!?」
「………何のことだ?」
至極真顔で白々しく返すロックに段々と殺意を覚えずにいられない。
「よぉ、ジャップ。いつまでもチョーシこかれっと世界一温厚なあたしのリミッターもそろそろ限界だぜ」
温厚……。ロックはこの単語の意味を考えた。まぁ確かに自分と二人の時だけは彼女の怒りの導火線は常よ
り長めにはなっている。それが世間の平均値と比べてどうなのかは知らないが。
??????????
専ブラのプレビューだと普通なのに???
「……温厚…?えっと、その…レヴィが?」
検証のため。というわけではないが、とりあえずロックは煽ってみた。我ながら何とも愚かしいとは彼なりに
理解していたが。
「ああ、そうだ。てめぇみてぇな糞ディックに突っ込ませてやってんだ。聖母マリアもびっくりの温厚さだろ?」
彼女の周りの空気がぴんと張り詰める。それはそうだ、レヴィでなくたって気を悪くするのは当たり前。
この辺りが潮時か。…否、分水嶺はまだ先。
「知らなかったよ、聖母信仰者だったとは」
「さっきから笑えない冗談ばかり抜かしやがる。てめぇで今まさに犯してる女に向かって何が聖母信仰だ、
クソが」
「よかった、まさかマリアの処女性に憧れてるのかと思った」
「残念だったな。使い込んだ便所穴でよ。そんな穴に擦り付けて、その上他の野郎のマラを入れろっつった
のはてめぇだ。……で?他に何か言いてぇコトは無ぇのかい?……無いなら30秒待ってやる、さっさとこ
の薄汚ぇモン引っこ抜いてあたしの前から消え失せな」
「ここ俺のへ―――――」
「――1……2……」
家主は自分であるとの呟きは無視され始まるカウントアップ。
これ以上の無駄口は冗談で済まない…いや、今だって傍目にはそんなものとっくに通り過ぎ十二分に生命
の危機だが、ロックの判断は『今』だった。
「ねぇ、レヴィ…」
「5……6…」
こんなことを繰り返していてはいつか本当に愛想を尽かされることは間違いない。そうは思えど、レヴィを
失うか否かのこのスリルはやめられない。
「8……9…」
唯一無二のかけがえの無い女であることは間違いない、天地天命に誓ってそう言える。だが、だからこそ
絶対に欲しがるものだけは与えない。むしろ疑念を与えて不安にさせる。
こうすると実に切なげでそそる視線を寄越して求めてくるのだ。目の前には、鋭いながらも不安げに揺れる
瞳。正直、たまらない。
「レヴィ、綺麗だよ、そういう顔も」
ロックがいかにも余裕ぶった笑みで軽薄な台詞を吐くのが鼻につき、レヴィは男を侮蔑するように嗤う。
絶対に今日は懐柔されてなるものかと射殺すような怜悧な視線をくれてやるも、全く怯む様子も無くキスを
落としてきた。彼のキスを意に介さず、塞がれた唇を動かしカウントを続けと、超至近距離で交わる視線。
ロックは嬉しさを隠し切れないとでも言いたげな目で視線を合わせてくる。
――わざと怒らせて愉しんでいたのだ。
そのことに更なる怒りが湧き上がるがこのまま怒りを露わにしたところで男を悦ばせるだけ。かと言ってこの
まま懐柔されるなどまっぴらごめんだ。
一番いいのは…そう、無視。
ガン無視、それに勝るものは無い。というより話などしたくもない。
「21……22…………………………………………」
突然止まるカウント。
やけに早い段階での屈服の兆しに、怪訝な顔で覗き込むロック。そして…
ゲシッ!!
まるで布団を蹴り払うかのように易々と、躊躇いも無く…レヴィは自らの上に乗る男をなぎ払う。
「…………。」
そもそも…ホンキでどうこうしようと思ったとき、ロックなど彼女の相手ではない。
そうは言っても、あまりに骨が無い。よほど甘く見られていたのだろう。
間抜けに勃てたままベッドの下に転がり落ちた男に、一瞥もくれず床に立つ。
そのままチェストの上に几帳面に折りたたまれた衣服を身につけるが、下着が無い。きっと朝出る際に洗濯
機に突っ込まれたのだ。
替えはは引き出しの中だが、ロックが洗って後生大事に仕舞いこんでいるものを使うなどムカつくだけ、仕方
なしに何も穿かずに素膚にジーンズを身に着けた。
テーブルの上の煙草を咥えて火を点け、ブーツに片足を突っ込むと、「帰るの?今日は泊まっていくって約
束したろ?」と背後から声がかかる。
さて、応じるべきかと一瞬考え、無視を貫くことに決める。
「レヴィに見てもらいたいものがあるんだ」
こうやって気を惹くことを言って引き止めていることは解っているから、無視してブーツに残りの足を突っ込む。
「なあ、レヴィ。帰るなよ」
うるせぇうるせぇうるせぇうるせぇ!!!!
「帰るのは見た後でも遅くないだろ?」
………………うるせぇ。黙れ。
無視してドアノブに手をかける。
「頼むよ」
「……………………その前に何かするコトは無ぇのかよ」
あまりの苛立ちにガマンできずに言葉を返してしまい、舌打ちする。
「どうして欲しい?」
言わなければ解らないのだろうか。
縛りつけられたことも散々玩具にされたことも、今となっては…まぁ、いい。
無理矢理ナマで突っ込まれたことも別にホンキで怒ってなどいない、本気で何とかしたければ今のように排除
出来たのだから。
自分達の関係だって確かにロックの言うことにも一理あるし、頭の中でどんな妄想を広げていようと、彼の勝
手だ。
だが、他の男に抱かれろ…こう言われたことだけは根に持たずにいられない。
思い出してこみ上げる激情。
男を殺してしまわぬうちに、この場から立ち去らなければ。そう決めて足を踏み出すと、背後から「悪かった。」と
搾り出すような声。
応じるな、帰るんだよ、どうせ大した意味など無いのだ、また口八丁に誤魔化されてみじめな想いをするだけなの
だから。
こんな関係など、これっきりにしなければ…………!!!!!
「…………………………………何がだよ」
……………………………………………………………………………………全身全霊で自分自身を罵りたい。
「脈絡もなくスワップなんて言い出すから…からかってみたくなった」
何に腹を立てているのか解っての行動なのだ、何を考えているのかさっぱり解らない。
「マジにしか見えなかったぜ」
「うん、大切なものを汚されて興奮するのはホント。歪んでるけどね」
何でだ???鳥が…おかしい。
大切なもの。
大切なもの。
大切なもの。
大切なもの。
大切なもの。
大切なもの。
大切なもの。
大切なもの。
あたしが。
ロックの。
……騙されるな。『大切』ならば他の野郎に犯させるような真似を求めるはずがない。
「でも、ナンにだって取り返しのつくこととつかないことは、あるだろ………?そう、一緒に見たいものがあるって
言っただろ、こっちにおいで」
何を見せるつもりかなど知らないが、それでもこのまま篭絡されてしまうのは気に入らない、もの凄く。……だが。
子供のように楽しげに手招きする様に、吸い寄せられるように側へ寄りベッドに腰掛けてしまった。
悔しくて涙が滲む。
「………何か着ろよ」
いまだ全裸のままの男を睨み付ける。涙声を隠し切れない。
「照れてるの?」
ロックは立ち上がりベッドサイドのチェストを漁りながら笑っている。
「…………………………アホか。……貧相なモンぶら下げてうろうろされると見苦しいんだっつの」
「ひどいなぁ、いつもは嬉しそうに舐めてくれるのにね」
引き出しの奥から一冊のノートを手に取ると下着のみを身につけて、戻って来た。
すぐ隣に腰掛け、腰に回されるロックの手。払いのけて逃げるように距離をとる。
まだ怒っているのだという精一杯の意志表示。ロック相手ではこの程度しか出来ない自分が不甲斐ない。
「はい」
渡されたそれは、アルバムだった。
ぞんざいに受け取り適当に開いて………。
「てめ……チョーシこくのもいい加減にしろよ…?」
「…綺麗だろ?」
ページを埋め尽くしていたのは彼女自身の写真。しかも裸で眠る姿を納めたものばかり。
「…何のつもりだ」
こめかみをヒクつかせながらライターを手に取る彼女を、ロックは真っ青になって制止する。あまりの必死さに情
けなさと憐れさを滲ませて眺め遣ると「自分の寝顔、見たこと無いだろ?」と意味不明なことを言ってくる。
「当たり前だっつの」
むしろ何度も見たことがある人間がいたならば是非お目にかかってみたいものだ。
「気持ち良さそうに寝てるだろ」
「だから?あたしが聞きてぇのはどんな理由があってこんなふざけた写真を撮ってるのかって話だ」
「だって起きてる時にカメラ向けてもすぐに逃げるだろ」
「嫌いなんだよ」
「知ってる。けど、とりあえず全部見て」
不鮮明なポラロイドの写真にいちいち「これはインドの商船から美術品を頂いた日の」とか「この日はやたらと暑く
なってシャワー浴びながらシたよな」とかいちいち解説をつけてくる。
この男の部屋で眠るのはほぼ情事の後であるため裸の写真ばかりだが、何枚ものそれを見るにつれ目的は身体
ではなく寝顔なのだと何となく気付き始めた。
ページを進めるたびに顔を撫でる手や、頬にキスをする上目使いのロックの顔が写り込むものが増えてくる。
解説は続く。写真が時系列で並んでいることにも何と無く気付いていた。
「馬鹿じゃねぇ?」
自らキスをする写真を撮るロックの様を想像し、あまりの間抜けさにげんなりとしてくる。それどころかここ2〜3ヶ
月の写真ときたら、頭を抱き込まれたり強く頬を押し当てられたものやら、耳を舐められ微かに悶えた様子やら、
何で起きないのか彼女自信不思議に思わずにいられぬものばかり。
「…おい、いつ薬盛ってたんだよ?」
今日は心あたりがあった。だが、常にそんなチャンスがあるわけではない。飲食せずにまず一発…そのままおね
んねなんてよくあることだ。
「いや、今日が初めてだよ」
彼いわく、当初は遠くから撮らないとすぐ起きてしまいそうだったが、だんだん少しのことでは起きなくなった…と
いうことらしい。
写真に写るレヴィは、彼女自信呆れてしまうほどに安心しきった間抜けな顔で眠りこけていた。ロックにすべてを
委ね切った、そんな顔。口を開け、薄く笑みまで浮かべた様は何と間抜けなことだろうと、羞恥なのか呆れなのか
幸福感なのかもよくわからぬものが込み上げる。
「馬鹿じゃね?」
あまりに幸せそうな自身の寝顔にいたたまれなくなり、彼女は誰に向けてかもわからぬ悪態を吐いてアルバムを
閉じた。
「何たってこんなモン見せたんだよ」
これではもう警戒して熟睡できない。
「いや、起きてるレヴィと一緒に写りたいなぁと思って」
「趣味ワリぃ」
薄い紙の中で自分にキスをする男の何とも嬉しそうな顔を思い出して苛々と吐き捨てる。
「ちゃんと起きてるレヴィとキスして写真撮りたい」
ロックの言動の是非はともかくとして、日本人が写真好きというのは、偏見や都市伝説の類ではないらしいと、レヴィ
は深く理解した。
「いやなこった。あたしらみたいなのはそんなモン撮ってもロクなことがねぇ」
彼女の言わんとすることは、ロックとて理解していた。写真の行き先によってはお互い命取りになりかねない。
「俺の部屋に仕舞っておくさ、俺が死んだら探してくれよ」
「まっぴらごめんだ、アホめ」
彼が死んだら。彼女にとって考えたくもない、現実。
「…言うなよ、どっちかが死んじまった時に、写真残ってた方がいいと思わないか?」
「……あんたがあたしより先にくたばることは無ぇさ」
彼の死など見たくない。だから、守る。
「……うん。けど何があるはわからない。」
………………そんなこと、……………言われなくとも解ってる。
「それに、レヴィが先に逝った後に二度と顔を見ることが出来ないなんて…想像だけで泣いちまいそうだ」
「……くたばったヤツのコトなんかさっさと忘れちまえよ」
言いながらそれが大嘘であることはレヴィが一番理解していた。仮にこの男が先に死んでしまえば、自分は必死
に彼の痕跡をかき集めて縋り付くのだろう。そう言えば彼の写真など、拉致した時に身につけていた社員証か、日
本へ行った時の偽造パスポート位しか存在を知らなかったように思う。
「他の誰かならいざしらず、おれはお前を忘れたくないしそのつもりも無い」
「…馬鹿め」
そう毒づきつつ、どうして目と耳を塞がれたか…。好き放題になぶりたかったという彼の性癖以外の理由も読めて
来た。
気づいた以上、看過できない。
……彼に向かい「今日の分も見せろ」と不機嫌に呟く。
「………無いよ」
「…てめぇみてぇな腐れ外道が撮ってねぇわけない。あたしがくたばった後のネタくらい残してる、だろ?このサノヴァ
ビッチ!!!」
「……そんなつもりでは無い」
「別にいきなり焼いたりしねぇから出せ、…今すぐだ。大火事見たくなけりゃ早く出せ」
「………」
ライターをちらつかせながら、言うことをきかなければ彼の「宝物」を燃やすと圧力をかける彼の一番の「宝物」。
彼女が彼に逆らえないように彼もまた、最終的に彼女に逆らえなどしない。
無言のまましぶしぶ十数枚の写真を差し出す。下半身からのアングルで全身、バストアップ、顔、なまめかしく濡
れて光る陰部、半開きのまま喘ぐ唇…。
この男…いや、男という生き物はどうしたってこういうのが好きなのかと半ば呆れながら、自らの痴態を写す紙切れ
にざっと目を通すと興味無さ気に放り投げる。
この写真はともかく、彼が自分という存在に示す執着自体は、悪い気がしない。何より、アルバムに並ぶ写真の視
点は………見れば見るほどに照れ臭くなるほど優しかったように思うのだ。
だから、「今日だけだからな」と彼の希望を承諾した。
彼女からしてみればこれだけでも最大限の譲歩だった。にも関わらず、この男は「え…月に一回は撮るよ」などと
理解不能なことを言ってくる。
「…じゃあやだ」
「たくさん撮ろうな?」
不意打ちのようにキスをしながら、またしても何かムカつくことを言っている。
「てめ、人の話聞けコラ」
「入れてる時の顔も撮っていいだろ?」
「お前、あたしのいってること解るか????????」
前言撤回だ、コソコソと裸の女の写真を撮るなどただの下心だ。
「…冗談にしちゃ笑えねぇ……って……何でまたパンツ脱いでんだよ」
「まずは仲直りしよう!」
「あたしは許してやるなんざ言ってねえ」
困惑気味に呟くレヴィに、にやける顔を隠しもせずに「可愛い」と抱き着く。
「…ぶっ殺す」
そう言いながらも「仲直り」の道筋ができたことが嬉しくてたまらない。どんなに怒っているときでも、その矛先に巧
みに盾を用意してくるのだ、この男は。しかも、彼女の矛を跳ね返すのではなく絡めとってしまう、布のカーテン。
気付けば簡単に懐柔されてなるものかという10分前の決意などどこかへと消え失せていた。
第一、この男の性癖に付き合うなどいつものことだ、今更グダグダ言っても仕方ない。
実に楽しそうにレヴィの服を脱がせていたロックは、お互い全裸になるや頬を寄せ合いカメラを持つ手を顔の正面
…二人の視線の先へと延ばす。
諦観のまま今更拒む気などなかった彼女が、フラッシュの光る瞬間舌を出したのは…何もかも男の思惑通りに進
んでなるものかという最後の意地だったのかもしれない。
で、ロック宅に入った空き巣によって、大量のハメ撮り写真が衆目に晒されるわけですね。
ロクロー・ムッツーリ・オカジマン撮影のレヴィたんプライベートポルノグラフ(シアワセにゃんこモード全開)はそれなりに高く売れ
そうだが、きっとレヴィたん血眼になって犯人捜すよね…オソロシス。
てか、鳥変なのはなぜに?最後だしどうでもいいですけど。
じゃ、名無し戻ろう。おまいら、あばよ。
元気でな〜ノシ
ドスケベ
さびしくなるなぁ
>>292 そんなー最後だなんて言わないでもっとレヴィたんを追いつ愛てよ!(´・ω・)
レヴィたんシアワセにゃんこモード全開ポルノグラフ話が読めるまで死ぬに死ねないYO!
とはいえ、仕事の都合とか大人の事情もあるだろうからな・・・
寂しいけど我が儘はイクナイよな。゚・(ノД`)・゚。
GJでした!
また気が向いたら戻って来てね〜。
エロ島がスケベなのか作者がスケベなのか
どちらにせよGJだな。
この職人さんの書く犯島さん好きだわw
大作の数々乙でした!
また何かネタが降ってきたらいつでも戻ってきてー!
なんてことだいつの間にこんな神作が・・・
禿GJ!!
サノヴァビッチワロタwwwww
ナイスサノヴァビッチ!
これが見納めだと思うともうこのスレ覗く楽しみが・・・
レヴィたんにとってロックが必要なように、スレにも神が必要なんだぜ!
301 :
Gamble:2009/06/27(土) 23:41:59 ID:ix0KAdG2
6スレ目のヤツの続きで未だに途中まで
なんと2年前だよw
まあ、本編も終わってないってことで一つ……
一応保管庫にあります
あらすじ
エダとのゲームに負けたレヴィが、ヤクを盛られて人事不詳
取り返す為、ロック奮戦
ボロ負けエダが
「そんなに欲しけりゃこの場で抱いてけ」
キレたロックがレヴィを抱き
「愛してるよ、レヴィ」
302 :
Gamble:2009/06/27(土) 23:46:04 ID:ix0KAdG2
レヴィはこういったピロートークに弱い
普段は照れて逆効果だが、じっくり身体から、心の壁を開いてゆくと、言葉だけで達してしまうほどに……
『まあ、今は意識がないんだから、意味ないけどな……』
ロックは、自分の行為に苦笑した
でも、出来るだけレヴィが喜ぶようにしてやりたい
そもそもレヴィは、抱かれることを余り好まないようだ
行為自体が嫌いな訳では無い
むしろ、我を忘れる程にのめり込む
そんな自分が、どうしても嫌らしい
『気にすることないのに……』
あらゆる面で一目置いてるレヴィが、自分の手の中で狂っていく様は、男の誇りを刺激する
今、意識の無い、それでいて敏感に反応するレヴィの身体は、ロックを誘っているかのようにすら見えた
『まあ、いいか』
意識のどこか冷静な部分が、異常な状態を察知していたが気にしない
むしろ見せ付けてやりたい気分だ
『あれっ、そういやエダは……』
ロックは、すっかり忘れてた観客を捜して視線を移……
「「ワァッ!」」
センチ単位の至近距離で目が合い、エダとロックは同時に恐きの声をあげた
ロックも驚いたが、エダのリアクションはそれに輪をかけている
ドテッ
慌てて飛びずさり、足を縺れさせ、ド派手にスッ転んだ
「イテテ……」
トレードマークのサングラスまですっ飛ばしたエダが、うめき声を上げる
スカートが捲くれあがって、白いフトモモがさらけ出されていた
303 :
Gamble:2009/06/27(土) 23:50:10 ID:ix0KAdG2
ハデに転ぶはずだ
膝の辺りに、真っ赤なレースのモノが絡まっていた
『何してたんだよ』
自分のことは棚に上げるロック
とりあえず、気まずさを和らげようと、オズオズ声をかける
「あー、大丈夫か?エダ」
「ツツツ、イテェなぁ
チクショウ」
頭を押さえながら、エダは起き上がった
おもいっきり膝を立てている
ガバッと脚が開かれて……
『まる見えだってぇの』
奥の金色の茂みから、視線を引き離す
そんなロックの様子を、エダは敏感に察知した
「オッヤァ〜、ロック
隅に置けないねぇ〜」
露骨な流し目を送りながら、ロックに擦り寄る
「愛しいレヴィたん抱きながら、アタシのプッシーにも魅入っちまうのかなぁ」
「なっ、なにいってんだよ!」
図星を付かれて慌てるロックに、エダは更に攻め寄っていく
「照れるこたぁないよ
それより、ずいぶんノッてたじゃないかさぁ〜
アタシまでイッちまいそうだったよ」
今更ながらに赤くなるロック
エダは、ヘラヘラと蓮っ葉な笑みを浮かべながら、スッと手を伸ばし、ロックの頬を撫でた
ヌルッ
しなやかな細い指は、女の露でしどしどに濡れていた
牝の匂いを放ちながら、誘うかのように巧みに蠢く
「あんまり頑張ってるから、こっちも指が動いちまったっていうのに、まるっきり無視かい
淋しいねぇ」
『全然、気付かなかった』
ロックは、内心冷や汗かきながら、今更ながらに己の恥態を振り返る
『人前で、それも知人の女性の前で、なんちゅうことを……』
穴があったら入りたい
「ネェ、コッチにも分けておくれよォ〜」
ロックの落ち込みなど、意にも還さないエダ
穴ならあるから入れろと言わんばかりの、媚態を見せる
自己嫌悪に、頭を抱えるロックの隙をつき
ウプッ
イキナリ、唇を奪った
304 :
Gamble:2009/06/27(土) 23:53:34 ID:ix0KAdG2
目を白黒させるロックに、エダは容赦なく舌を捩込む
どちらかというと、受け身なレヴィと違い、確実な訓練を経たエダのキス
その巧みなテクは、ロックの理性を飛ばすのに、充分な威力を持っていた
つい、エダに合わせて舌を絡め、甘く薫る唾液を飲み下していく……
プハッ
呼吸の限界まで、濃厚なキスをかましてしまった
興奮と酸欠で、頭がクラクラする
ビィィ……
カソックが胸元から破られ、エダの白いバストがさらけ出された
「ほぅら、ボーイ
コッチにもキスしてみないか?
いつものおシャブリより大きいぜぇ」
ユサッ
確かにデカイ
レヴィもそうとうあるほうだが、エダのソレは、ゆうに一回りはボリュームが違う
形にも大分違いがある
レヴィの尖り気味のおわん型に対し、ややタレ気味
しかし、それがボリューム的な迫力に通じ、壮絶な色気を醸し出していた
ロックはエダの、やや大き目なニップルに吸い寄せられるように近づき……
カプッ
「アンッ」
かぶりつく
エダも感度よく応じた
チュプチュプ……
顔が埋まるほど押し付けながら、何時もと違う感触を味わう
エダも慣れた様子で受け入れた
ロックの頭を軽く支え、、愛撫するかのように優しく髪を撫でる
「ガッつかなくったって逃げやしないよ
ゆっくりおあがり」
慈母のように穏やかな声
行いは淫乱な娼婦
そんな相反する性質が、エダの中には無理なく同居する
ロックは夢中になって吸い続けた
空いてる方の乳房にも手を這わして、指が埋まるほど強く揉みしだく
「フウッ」
エダは押し出されたように、色気に満ちた吐息を洩らした
『何だか、可愛いらしいねぇ』
充分余裕を持っていた筈だったが……
「ヒッ、クァッ!」
徐々に耐え難くなってきた
『なんだってんだ、コイツは
妙に上手いじゃないか』
ロックとしてはひたすら、胸にかじりついているだけだ
しかし、攻め方にバリエーションを加えていく余裕も、少しは出てきた
乳首に軽く歯を当てたり、乳輪の境を舌先てなぞってみたり、強く吸い付いたり、口一杯にくわえこんだり……
同時に手指を蠢めかし、触れるか触れないかの微妙なタッチや、指が食い込むようなキツイ揉みこみなど多彩な愛撫を繰り返す
エダは混乱した
ロックにこんなテクがあるとは、全くの予想外だった
女の値段がひたすら安い街なのに、遊んでるなんて話すら聞いたこともない
それゆえに一時期、『ラグーンの新入りはタマナシ』『ダッチの色子』なんて凶悪な噂まで立ったほどだった
まあ、今は『トゥーハンドのイロ』として驚愕と羨望、そして少しの哀れみを、街の男共から受けている訳だが……
305 :
Gamble:2009/06/27(土) 23:56:19 ID:ix0KAdG2
「ハァンッ」
エダはこらえきれず、マジの淫声まであげ始めてしまった
『このエダ様ともあろう者が』
ノルのはかまわない
ノセられるのはゴメンだ
屈辱に燃えるエダ
実際のところ、ロックはそれほど上手い訳ではない
ただ、欲望とパワーに任せて突っ込むだけの西洋人と違い、丁寧な前技を心がけている
……というか、さほど経験が多く無い分、参考文献に従う傾向にある
そして、文献であるところの日本のAV等は、総じて前技の描写がねちっこいというだけだったりする
ともあれ、律儀に攻め立てるロックにエダは、態勢を立て直す暇もなく振り回されていった
「クハァッ!」
ビクビクッ
執拗な攻撃に混乱したまま、ついには小さくイかされてしまう
背を仰け反らせ、震えるように痙攣するエダを、ソッと床に横たえるロック
エダは軽く目を閉じ、ジンジンと疼く身体を宥めながら、次の刺激を待った
しかし……
フサッ
何か布の様なものが 掛けられる
『なんだぁ?』
すぐさまのし掛かって来ない、不思議な男の動向を、薄目を開けて確かめた
「よっと……」
あろうことか、このエダ様をほっといて、トゥーハンドに手を伸ばしてやがる
「テメエ!」
「うわっ、起きてたのか!?エダ」
怒りに震える銃口が、不埒なジャップの後頭部に突き付けられた
よく見ると、ロックはこの期に及んで、レヴィを抱き上げようとしている
「滅多に喰えないフルコースが股ぁ開いてるってのに、何時でも喰える弁当をお持ち帰りかい
虚仮にしやがって」
「まっ、待て
別に君に、魅力を感じない訳じゃないんだ」
『まあ、そのようだな』
振り向いた途端、真っ赤になって目を反
らすロック
仁王立ちのエダのソコを、直視しないように
306 :
Gamble:2009/06/28(日) 00:06:24 ID:ix0KAdG2
『大胆なんだか、ウブなんだか……』
呆れて、テンションも下がるエダ
ロックの言い訳は続く
「きっ、君は素敵だ
金色の髪も青い瞳も、それにオッパイもレヴィよりおっきいし……」
ワタワタと、愚にもつかない言い訳をする
「でも、俺はレヴィ以外とは、したくないんだ
まあ、さっきはチョッとフライングしちゃったけど……」
「ハッ、だからセンズリも、レヴィでコクってかい」
白けたエダが、茶々を入れるが
「なっ……、なんで知ってるんだ!?」
イランことまで白状する始末
とても、舌先三寸でシスターを、煙に巻いたヤツとは思えん
「……じゃあさ」
チュプッ
エダは突如、思いもよらない行動にでた
ックの膝の上、横抱きに抱き上げかけたレヴィの唇を奪うエダ
細い指で顎をしゃくり、見せつけるようなディープキス
いや、間違いなく見せつけている
続
……半端でスマン
この後、半覚醒のレヴィ含め、3Pになだれこむ予定なんだが筆が進まん……orz
うお
忙しくて見てなかったら職人さん来てたorz
>>306 エダエロ杉www岡島ハーレム型もいいね
過疎ってるけどこれに懲りずに頑張ってつかぁさい
>>306 3Pフラグktkr
次回もエロエロなのを楽しみにしてますww
デレデレにゃんこなレヴィたんまだぁ?
スレタイに因んでデレにゃんこレヴィたん見たいね。
日本帰国後、怪我でガンマンとして使えない今自分は岡島さんに必要とされないんじゃないか?と不安になって…みたいな。
今の黒島さんはレヴィたんがもし銃使えなくなったらあっさり切り捨てそうでコワいけどw
パラレルでも何でもいいから岡島に「俺の妻です」とナチュラルに紹介されて、真っ赤になって「はぁ?」とか「くたばれ」とか慌てつつも特に否定はしない。
そんなレヴィたんが俺は見たい。
それいいな。
人目のないところでスキップ踏んだり、
にやけたり、突然照れまくって顔隠したりしてな。
ロックや人前ではあくまで「バカかお前!?」的態度。
誰も居なくなったところで
「ちっ…………俺の妻…って、妻って…(そこら辺の柱をバンバン叩きながら全身赤面)」
「ハイッ!妻ですが何か!?」を思い出したw
あっちの漫画も終わらなそうだが…
って通じる人少なさそうですまん。
あそこも長らくヤったヤってない論争が激しかったが、突然何の前触れも無く小慣れた様子の事後シーンだったよな。
つか広江も描いてくれよ…
レヴィたんは短冊にどんな願い事をかいたのかな
知人に教わって書いた短冊
『ろっく死体』
岡島さんガクブル
> 『ろっく死体』
??
319 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 17:43:13 ID:ihqqi/27
ロックとシたい
多分w
sage忘れ
ところで知人て誰だw
半端なりにも日本語知ってそうなキャラとなると……誰だろ。
知的変人タフのダッチ、CIAエダあたりか?
暴走族みたいに書きそうだな
阿射死手流みたいな
wktk
>>317 「死体」だけに、香港にいた頃、日本人相手にニセブランド品を
売りさばいていたことがあるような張の兄貴の部下かなぁ、と妄想した。
(どっかの現場のシゴトの合間)
「なぁ、お前、日本語分かるんだって?」
「ンだよ二丁拳銃、突然」
「日本語で『シタイ』って書けるか?」
「『シタイ』ィ?んなもん朝飯前よ。
この稼業でそのコトバが分からなくてどーする。
ほら、何か書くもん貸してみな、『死体』っと…。
俺、少し日本語できるからな、香港でよく日本のヤクザに脅迫状書いたものよ」
「日本のヤクザ…?あぁ、サシで勝負を『シタイ』とかそんなことか」
「…?まぁ、昔は兄貴も好んで鉄火場を作るようなところがあったしな。
思い出すよなぁ。もう何年前になるか、灣仔(ワンチャイ)の抗争…。
あン時は密告者のせいでサツの包囲も早くてよぉ、さすがにもうダメかと思ったぜ」
「その話、今でも語り草だぜぇー。すごかったんだって?」
「おうよ。そもそもあの抗争の始まりは…」
と、長々と昔話を始める三合会のにーさんの話を聞き流しながら、
「この上『ロック』っていう字まで聞いたら、あからさまにアヤシイよな。
『ロック』はエダかダッチにでも聞いてみよう。アイツら、妙なこと色々知ってるからなぁ…」
なんて考えて、バレないようにポケットの中のメモをキュッと握りしめ胸を高鳴らせるレヴィであった…。
みたいなw
レヴィたんってロックのこと大好きだよなw
「あったりめェ…ばっ!違ぇよ!ふざけたことヌカしてんじゃねーぞ!ぶっ殺すぞ!」
か、
「ふん……(跋が悪そうな顔で赤くなりながらそっぽ向いて舌打ち)」
のどちらかか
「ノープロブレムだぜテメェ等。私がロックの事をどう思ってようが、全てはノープロブレムなのさ」
と壁に人差し指当てながらゴニョゴニョいってるレヴィたん。てのは?
329 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 22:41:23 ID:PhF36M2J
ブラックラグーンのSSとか読んでて思うんだけど
原作の方でもレヴィとロックってもうセックスしたのかなあ?
それを思わせるような描写やセリフが何度か出てくるが・・・
それかロックに「俺のことレヴィは大好きだよな」って聞かれるのもいいなw
前にそんなSSなかったっけ?
しかしお前らほんとロクレヴィ大好きだなw
332 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 19:26:09 ID:WiVX2WAO
露出プレイしながら、ムリヤリ好きと言わせるヤツがあったな
333 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 21:00:07 ID:9iOAJWg8
>>329 今はまだしてないだろうけど、今回のメイド編のラストで
セックスし終わった後のような描写は描かれると思う。
>>333 そこでアヘ顔でビクンビクンしてるレヴィと余裕のロックさんだったら笑うなぁ
335 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 11:03:47 ID:t2z3wXzv
シーツにくるまりシクシク泣いてるロック
その横で満足気にタバコをふかすレヴィなんてのは、このスレだと受けないんだろうな
小説版を踏まえて、ショーを見損ねたロックが特別ステージでビッチなレヴィに……
という話を考えたが、ロックをヒィヒィ言わせても書く方は全く楽しくないのてお蔵入りにした
336 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 12:02:00 ID:ur86Arsb
>>335 いやいや、ソレ書いてよ!レヴィのSMショーのステージ是非書いてほしいっす。
流れ的にストリップまでしたのか気になっていました。最低トップレスぐらいは
サービスしてたんじゃないかと・・・。レヴィって胸見られるのはあまり
抵抗無いようだし。(例のシャワーシーンで)
レヴィのトップレスを見た客たちの盛り上がりとか読んでみたい。
337 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 12:05:00 ID:ur86Arsb
続き
やりすぎない程度に(笑)
肉食系レヴィ×ひたすら打たれ弱い草食系ロックも大好物であります
SMショウはもっと掘り下げて見たかった…
どっちもメチャウマなレヴィたん大好きなここの住人はそういうのも大好物なんだぜ。
犯されちゃったオカジマ待ってるお。
まぁ、何だ。
嫌な人は読まなきゃいいだけの話なんで、空気読めない人の意見は気にせず肉食レヴィたん書けばいいと思うよ。
書いて下さいお願いします。
343 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 06:57:53 ID:Y8C89SXk
>>334 やっぱり岡島さんってレヴィたんの弱点やGスポ把握してるんかな?
この前スマスマか何かのバラエティで見た世界一高価なぬこがレヴィたんっぽかった。
しなやかで綺麗で、なかなか懐いてくれなさそうな感じがなんとも。
レヴィは猫科のイメージは確かにあるな。
ウロブチには鮫だの恐竜だのさんざんな例えされてたけどw
バラ姉さんはぺるシャ猫っぽい
レヴィたん甘え方が猫に似てそうだもんなw
陳にハメられました話の、
ソファであくびしてたり、うつぶせになってるレヴィが、
未だに全編通しての最高峰萌えポイント。見てると確かに猫っぽいかも。
>>347 どちらかというとライオン・・・
ソファーでごろごろアクビレヴィはまじで猫っぽいなw
前飼ってたぬこあくびする時あんな顔してたぞ
俺、鬱が治ったらここにすんげーエロいSS、うpするんだ
船から船へ軽々と飛び移ったりするところもな。
関係ないけど昨日から地元で祭りやってるんだが、レヴィたん金魚すくいで熱くなりそうだとオモタ。
金魚にげてー
てんめーこのクソ出目金!
オラッ!さっさと捕まれってんだ!
ヘイ!ロック!オマエも早く手伝えよッ!!
ジルバだ、踊るぜッ!
金魚「ギブだってマジ ギブギブ!」
357 :
352:2009/07/26(日) 20:04:36 ID:YChqIGLz
鬱が治る様子もないので、レヴィロクで全年齢のヤツを一つ。
治ってきたらエロいのも書けるようになると思うので、まあ暖かく見守ってくれ。
ライトブルーに白のいまいましい塗り分けのディプロマットが一台、フラッシャーとヘッドランプを点滅させながら、どぶ川みたいな運河に面したごみだらけの通りを駆け抜けていった。
あたしはそれを道端に停められた黄色いダットサンの影から確認すると、薄汚いパーカの腹ポケットに忍ばせたサタデーナイト・スペシャルの感触を確かめながら、まばらな街灯に照らされた通りへと足を踏み出した。
畜生、あいつらしつこすぎるぜ。
チンクのメスガキがアル中のDV親父を撃ったってだけなのに、ポリスカー何台回せば気が済むんだ?
…なわけねーよな。
マッポどもは決して、あたしを追ってるわけじゃねえ。
だいたいそんなありふれた事件なんか制服が2人来ればいいほうで、大体検分を塩漬けにして終りのはずだ。
多分あれは、普通のパトロールなんだろう。
大方中のオマワリも、勤務サボって食うドーナツとコーヒーで頭がいっぱいに違いねえ。
だが、連中があたしを探してる可能性も捨てきれない。
とりあえずはあいつらの目に触れないようにする必要はある、あたしはそう思いながら小走りに通りを駆け抜けていく。
あの角を曲がったら、人通りの多い大通りに出る。
そうすれば、もうあいつらにはあたしと他の東洋系との見分けなんかつかねえ。
白にも黒にも、あたしら黄色の顔の区別なんかつかないからな。
あとは適当な駅からサブウェイに乗ったら、もう、この町ともおさらばだ。
そう思った矢先だった。
突然あたしを照らす、複数のスポットライト。
早口でがなりたてるスピーカー。
もうだめだ…このレヴェッカ様も、ついにお縄ってワケか。
いや、あきらめるには、まだ早い。
あたしは、息を思い切り吸い込むと目の前の運河へと決死でダイブした。
耳に入る、生ぬるい水。
そして、そこから途切れ途切れに、フィルターがかかったように聞こえてくる声。
「…レヴィ、おい、レヴィ!」
ロック…の声?
あたしは、苦しい息の中、がばっと身を起こす。
「レヴィ、フロ入りながら寝るなんて、よっぽど酔ってたんだな。
俺が起こさなかったら、溺れてたんだぜ。
大丈夫か?」
不安げな顔であたしを見下ろしているロックの顔が、そこにあった。
流れ続けるシャワーの音に混じって、雀の鳴く声が、開け放たれたバスルームのドアの向こうから途切れ途切れに聞こえてくる。
いつもの、ロアナプラのアパート。
いつもの、ホワイトカラーみてえな格好のロック。
「…なあロック、ここはあのくそったれなNYじゃねえよな?」
「何言ってんだよ、それより大丈夫なのか?」
「ああ、おかげさまでピンピンしてるよ。
で、何か、お前さん、レディが使用中のバスルームにいきなり入ってきて、謝りの言葉もなしか?」
あたしは、身を起こしながらじとっとロックを睨む。
「あ…ごめん。」
ロックはそう言いながら、その赤い顔をそむける。
「ま、今更お前さんにあたしのフルヌード見られたところで、どうってこたないがな。
つーかホントにお前、昨日あたしをあんだけ好きにしたあの男なのか、ロック?
一晩明けただけで、そんなに、初めてストリップ小屋に来たガキみてえに、顔赤くしやがってよ。」
あたしは立ち上がりながら、そんなロックがなんだかとても可愛らしく思えて、皮肉たっぷりにからかってやる。
「あんときは暗かったし…それに、俺、ちょっと酔ってたし、さ…。」
「ぷっ…あははは!」
「何だよ、何がおかしいんだよ、レヴィ!?」
「まあいいじゃねえか、お前も一緒に入ろうぜ。
お前の顔、汗びっしょりだぞ。」
「いいって…おい、引っ張るなよ!」
ワイシャツとウールパンツのままのロックを、あたしはバスタブに無理矢理引っ張り込む。
「うわっ、おい、俺どうやって帰ればいいんだよ!?
俺、着替えなんか持ってきてないぜ!」
「あたしが買ってやったアロハシャツと、あたしのトレーニング用のスウェットあるだろ。
あのスウェット、でかいからお前でも入るよ、きっと。」
「えー、嫌だよあんなアロハ。
お前の趣味はどうかしてるって、絶対!」
互いに軽口をたたきながら、あたしは今のこの時間を、めいっぱいかみ締めていた。
それは、あのままNYにいたらきっと味わえなかった、そんな時間に違いなかった。
開けっ放しのドアの向こうから、高くなりつつある南国の太陽がこっちを睨んでいた。
今日も、きっと暑い一日に違いなかった。
今日はどこへ行こうか、ロック。
ロアナプラの朝は、始まったばかりだぜ。
<完>
以上です。
駄文失礼しました。
362 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:23:04 ID:dlDWsmKt
ありがとう。最後の日差しの部分が好き。
裸見るだけってソフトエロ系好きです。
なごみ系もいいねえ
364 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:02:40 ID:/mMvQHA0
>>356 ロ「レヴィ、金魚が怖がって逃げてるよ・・・」
レ「うるっせぇな・・・こいつらたかが魚の癖して・・・オリャッ・・・糞っ!また破れやがった・・・!おいオヤジ!!これわざと薄くしてんじゃねぇのか?」
ロ「全く、力任せにやったって駄目だよ・・・こうやってポイを斜めに入れて・・・と・・・ほら取れた!!」
レ「・・・チッ!!」
ロ「はい、欲しがってた出目金」
レ「いらねぇよそんなモン」
ロ「金魚は海水じゃ死んじゃうからね」
レ「分かってるよ・・・」
後日
レ「出目吉〜最近ロックの野郎が構ってくれなくてよ〜聞いてんのかよ〜?出目吉〜」
こうっすか?
レヴィ「もう一回!もう一回だッ!(´;ω;`) 」
オヤジ「もうポイねーよネエチャン。金魚ならやるからもう勘弁してくれよ」
ロック「−y(´ー`)。oO○」
レヴィたんはきっと大事に金魚を育てるだろうなw
ピザとか食わせそう
出目金レヴィたんにほのぼのしながら大尉と軍曹。
8巻の大兄と大尉の撃ち合いの前、ドレスを選びながらとでも思ってくれ。
〜93年の同志軍曹〜
「同志軍曹、これはどうだ、似合うか」
「はい、とても」
「……女性にはもっと気の利いたことを言うものだ」
「……申し訳ありません」
(大尉…!)(大尉…!!)(軍曹のアホ…!)(軍曹のニブチン…!!)
「同志軍曹、これではどうだ、似合うか」
「はい、とても」
「…………(やはり軍曹に期待するのは無理があるのだろうか)そうか」
「ソーフィヤ」
「!」
「とても、お似合いです」
「…………そうか、ならばこれに決めるとしよう」
(大尉!)(大尉がデレた!)(軍曹のバカ!!)
おそまつ。
ピザの耳なら金魚にやってもいいよな?
手に付いた生地のカスとか
軍曹のバカに一票w
>>350 あのもじゃもじゃヘアーが鬣に見えないこともない。
って鬣があるのは雄だけど。
>>368 金魚にポテトチップスをあげる脳天気娘なレヴィたんを受信してしまったんだが・・・
>>371 ハーレム(ちょっと違うが)の中心にいて、悠然としているのはライオンの雄っぽいかも
しかし最近の本誌の展開を見てると、何か甘甘な内容が浮かばなくなってきた。
真っ黒ロックとか、ファビオラとのお花畑対談で見られたような狂気レヴィとかで。
>>373 そんなデリケートな坊やは見ない方がいいぜ
レヴィのデリケートゾーンなら見たいぜ
レヴィは筋肉質で鍛えられてるから、アソコの締まりもよさそうだ
378 :
376:2009/07/31(金) 12:19:28 ID:2dv7sHGA
まあ素人童貞なんですけどねw
>>367 金魚ってさー、結構でかくなるよ和金は。
10年位余裕で生きるし…
水換えを忘れて一週間で全部死なせてしまうか
結構凝りだして水草や酸素ポンプなど揃えてやってたら
30cm級の超巨大に育ってしまってロックに泣きつくかの2択な気がした>レヴィが金魚飼ったら
酸素ポンプに揺られてる金魚に「おー今日も元気に泳いでるなー」と嬉しそうに餌をあげてるレヴィたんに、もう既に金魚は死んでしまっている事を言うべきか否か迷うロックさん
おまっ
それは悲しすぎるだろ…
私の金魚はよい金魚
冬はお水が寒かろと
熱湯入れたら気持ちよく
おなかを上に して寝てる
っつう替え歌を思い出しちまった……
性転換ネタってエロパロで出たっけ
スレチなのかな
OVAと9巻とノベル早く出てくれええええ
>>384 保管庫には性転換モノもバラ母さんモノもあるから行けるんじゃないか?
レヴィとファビオラはなんだかんだで仲がいい気がする
女ロックのやつが二つ?だったっけ
元が男だと思うとちょっとあれだがあの女ロックには萌えてしまったな
>>386 双子編の時「ガキじゃねえんだから一人で行け」みたいなこと言ってたけど、相手が本当に子供だったら送ってってあげたのかなーなんて思った。
特にファビオラにはやたらと構いたがるしw
レ「ヘイ、ジャリ。まだこの辺の道わかんねぇんだろ?送ってってやるよ」
ファ「馬鹿にしないで下さい!迷子になるような年ではありません」
レ「まぁそう言うなよ。ガキの癖に素直じゃねえなあ」
ファ「(カチン)結構です!余計なお世話です!」
レ「この辺りお前の嫌いな臭ぇおっさん共がうようよしてるぜ?関わり合いたくねえんだろ?」
ファ「・・・ま、まぁ何かあったら若様にご迷惑をかけてしまいますし・・・仕方ありませんね」
レ「さっさと行くぞチビ(ポンポン)」
ファ「子供扱いしないでくださいまし!」
セックスのあとゴムに溜まった白濁液を「ほら、たくさん」とプラプラ見せられ、
咄嗟に気の利いたことを返せずに赤面するレヴィたん。
レヴィは不器用な姉ちゃんで
ファビは出来の良い妹って感じだな
頑張って優位に立とうとするレヴィたん可愛いよw
日本へ行った時に何食ってたんだろ
居酒屋以外にも、ロックお気に入りの店とか連れて行かれてそう
(というか自分がロックの立場なら、二度と帰って来ない祖国で「アレとかコレとかソレとか食いたい」って考える。絶対。)
で、着いて行って日本の庶民の味覚をそこそこ楽しみつつ、納豆とか梅干とかわさびとか食って涙目になってたりすると萌える。
女ロックと張の姉貴と女ベニーは萌え
特に張の姉貴萌え
ボリスと銀さんの女体化を見てみたかった。
全く想像つかないだけに。
雪雄は簡単に想像できるんだけどなw
>>391 居酒屋でロックが旨そうにタコワサ食ってるの見て何だそのグロいアテはと興味津々に口にしてみたところツーンと悶絶するレヴィたん。
片手で手軽につまめるとツナマヨおにぎりが気に入ってパクパク食べ進めていたら中身梅干しで泣きながらブチ切れつつもロックの祖国の文化に触れられてちょっと充実感を感じるレヴィたん。
>>383 ボリスはおまけに出てた若いボリスのまんま…もしくはあれを女にしたような感じだろう
男じゃないからそうごつく育たない…たぶん
「そんなに恋しいならニホンへ帰っちまえ」
「言うなよ。ミソとショーユは日本人の心だ!魂だ!」
「…アホか」
「迷惑かけてないだろ」
「あ?バンコク来るたびにバカ高ぇ上にクソ重いモン買い込みやがって」
「それだけの価値があるんだ。米〜、味噌〜、醤油…めんつゆ、素麺…梅干…かつおぶし。あとは焼きのり…佃煮でもいいけど…レーヴィー」
「荷物増えたって持たねぇかんな」
「違うよ。のり、焼いたのと煮たの、どっちがいい?」
「ノリ…?あの黒いのか?……あー……………………チキンと巻いて揚げたのはうまかったな。ビールにあう」
「じゃあ焼きのりにしよう…ていうか両方買ったっていいか…って、見て!!大根だよ!!牛蒡もある!!長芋も!」
「…………………………。」
「ああぁぁぁああ…塩鮭だぁ……何でもある…伊勢丹より安い…!レヴィ!!明日の朝メシ楽しみにしろよ?」
「ぁあ??何だって???さっさと―――」
「白いメシ、焼きのり、みそ汁、焼き魚…卵焼き、納豆も買おう!」
「……あああああうぜぇ………………って、…ナットー……?」
「どうした?」
「ナットーは……駄目だ……絶対!!」
「嫌いなら無理して食わなくたっていいよ。」
「そうじゃなくて何つーかよ…と…とにかく駄目だ!食ったら殺すからな!」
「…え…俺も????…どうしてだよ」
「どうしてもだよ!」
「わかるかよ、ちゃんと言わないとレヴィのメシに毎回納豆入れるぜ。納豆ピザ、納豆オムレツ、納豆ヌードル…」
「はっ…お前んち行かなきゃいいだけだろ」
「なら俺もレヴィの部屋には行かない」
「…………はぁ?別に来てくれなんて頼んでねぇよ」
「えぇえ?流しにカビはやしたり虫が湧く度に手伝えって言ってくるのはどこの誰だ?この間なんてゴミの中を裸足で歩いて足切ってたよな」
「……………………ちっ」
「あとはテレビが映らなくなったとか、シャワーから水しか出ないとか……甘えたいときなんかだと――」
「あーうるせぇうるせぇ!………だぁかぁらぁ……とにかくやなんだって!」
「だから何が?お前が食わなきゃいいだけだろ!」
「……だから…………く……食った後キスされんのがイヤなんだ!」
「…え…あ……ぷっ…く…ははハ…はははは…はははハははっ!」
「…死ぬか?」
「はは……ごめ…はは…あー………オーライ!ならちゃんと歯を磨いてマウスウォッシュする」
「………そんなんじゃやだ」
「どうしても?」
「ああ。どうしたって我慢ならねぇ」
「なら仕方ない、やめよう。キスしたいし」
「ふん」
「あ!なー!!」
「あ?」
「あれ見てー、あれー」
「……どこだよ」
「ほら、あそこ、あの棚の二段目」
「………あ?」
「…チュ」
「あqwせdrftgyふじこlp;」
「ごちそうさま」
ごちそうさま
>>393 女軍曹は…ヨルムンガンドのバルメとかファントムのリズィ(アニメ版)とかそんな感じ
女銀の字は静かなるドンのお母さんみたいな感じか?
>>396 ごちそうさまでした
おかわりいいですか?
>>396 ごちそうさまはこっちのセリフだチクショウ!
おふくろ、もう一杯!
醤油味噌は日本人には欠かせない調味料だけど、アメリカ人にとっての必須調味料ってそういえば何だろう??
ケチャップ?
>>400 ダッチが言ってる
ピーナッツバターだろ
いや、ピーナツバターだけじゃなくてグレープゼリーもだろ
あ、ゼリーといってもジャムみたいな奴なんだけどね
やっぱバーベキューソースとケチャップは外せないだろ。
アメリカってあんまり醗酵食品や調味料のイメージ無いなぁ…。
歴史浅いから仕方ないが、挙がってるもの身体に悪そうなモンばっか。
まーハンバーガーセットのフライドポテトを「野菜」と言い張る連中だから仕方ないか
(ちなみに、ならポテチは?と聞くとあれはスナック菓子だと言う。その違いは一体何だ)
タバスコはメキシコじゃね?
406 :
396:2009/08/08(土) 00:42:57 ID:5TgedNZ/
グルメスレになってやがる
色んな意味ですまんかった
ところで、ナムプラって万能調味料だよな
タイ・ベトナム料理はもちろんアンチョビ代わりにイタ飯にも使えるし野菜炒めや和風の鍋物に入れてもコクが出る
火を通すと不思議と臭みが抜けて深い味だけ残るんだよな・・・
まーそのままでも好きなんだが
マッシュポテト
コストコ行きたくなって来たじゃねーか!
レヴィたんは以外と寿司はカッパ巻きしか食えなさそう
>408
あ、Diet Dr. Pepperの2dozen Pack買ってきて
どこのスレでも食い物ネタは盛り上がる
納豆って嫌いなヤツは目の前で他人が食ってることすら許せないらしいな
うぜーと思ってたがレヴィたんだと可愛い気がするのはなぜだ
「あたしの前で喰うんじゃねえ」てカトラス突き付けられたい
時代設定が1990年代後半で、NY出身の低所得階級の二十代のチャイニーズアメリカン女性だったら、生の魚介類には抵抗がありそうだ
その時代だと、和食はヤッピーの食うもんだからな
タイ料理や中華料理だと火が通った魚介類はたくさんあるから、魚介類自体は大丈夫そうだが
アメリカ料理でも東海岸ならクラムチャウダーとかボストンクラブってのもあるしな
ボストンクラブって技の名前だと思ってた(;´Д`)
レ「ダッチ!大変だダッチ!ロックの奴、腐った豆食ってたぞ!!
あんなもんストリートチルドレンでも食わねえぜ?!凶悪な臭いを放って大量に糸ひいててよ、それはそれはひでえ有様だったぜ…
別に良いモン食わせてやれとまでは言わねえけどよ、せめてマトモな人間の食いもん食わせてやれよ……そんなにアイツにシケた給料しかやってなかったのか?
ベニー、悪いが胃薬買ってきてやってくんねえか?漢方胃腸薬なんかだと助かるんだが。いや飲み過ぎじゃねぇ、食中りだ」
ロ「あれベニー、買い物行くのかい?だったらついでに鰹節と八丁味噌ときゅうりの糠漬け買ってきてくんないかな」
ダ&ベ「…………」
とりあえずロックがとてつもなくレヴィに愛されてることだけはダッチとベニーにも伝わったのではないかと
ロックの手料理食べてるうちに日本の家庭料理にハマってるといい。
冷え冷えの素麺を下手な橋使いでチュルチュルと啜ってるの想像して萌えた。
めんつゆの薬味はマヨネーズだけどな。
今流行りのクッキングトイでレヴィたんも負けじと手料理だ。
素麺だったら流し素麺にしてやったらテンション上がりそうだな。
ピンクの麺キャッチできたら大喜びしたり。
しかしめんつゆにマヨネーズ入れたら分離するだろ…
アメリカ人っつったらバーガー・ホットドック+フライドポテト、ピザ+コーラ、フライドチキン+ビール、着色料香料ガツンと甘いカラフルなお菓子等々の生活習慣病誘発する魔の食文化ってイメージしか沸かない…
ロックの目が気になって、ただれた食生活をなんとか改善しようとするレヴィ
むしろ、レヴィのだらしない生活習慣を見かねて、おさんどんにはしるロックとか…
レヴィはチャイニーズアメリカンだからチョップスティックスはイージリーにユーズできるんじゃないの?
華僑だが中華街に住んでたわけでも無さそうだからそれはどうだろうか
シガーキスの直前、普通にクイティアオを箸で食べてなかったっけ?
食ってるのはロックだけでレヴィは「食いたかねぇ」でむくれてた。
故にレヴィが箸使ってる描写は無いように思ったが…どうだったか??
つーかめんつゆにマヨネーズって、サラダうどんみたいなもんか??
いっそぶっかけにしてツナとか野菜のっけたらうまそう。
居酒屋のシーンでも食べ物摘んでるのはロックだけで、レヴィたんが箸使ってる描写はないな、今のところ。
てかこのスレ見てたらピザハットのCMで素麺啜ってる親父がロックに見えてきた。
レヴィたんは箸を使えないことを口実にしてロックに「あ〜ん」してもらってるとかなんとか
でも普段から銃のメンテナンスしたり1巻でロープを何かよくわからない堅結びしてたり指先器用そうだよな。
ただそれを日常生活で活かそうとしないだけで。
料理や裁縫やら刺繍やらせたら案外すんなりできちゃいそう。
凝り性だったり几帳面だったりしたら自分の趣味として生かせてたかも?
レヴィは道具をちゃんと大事に整備するコだよな。
潜る時もロックに機材チェックしろと説教してたし、カトラスに対する愛着も深いし(しかも一見邪魔なだけのクロスがついてたり、ちょっと乙女なデザイン)。
可愛いなぁ…。
ガンスミスのおっさんに怒られてなかったっけ
>428
機材チェックは、トラブったら即おだぶつだからじゃない?
小説版といい、カトラスの台尻でぶん殴ってたりしてたことといい、けっこう手荒だと思うが。
「撃てて当たればいいや」って言ってるし。
でもその割にカスタムメイドのカトラス使ってたりするのはなんでなんだろう。
気分屋さんで飽きっぽいんだよ可愛いじゃないか
カトラスは惰性と愛着半々なんじゃないか
クロスチャームもグラビア…じゃないカラーでしかほぼ見かけないし
邪魔で外したのか手荒に扱っていつの間にか取れたまんまとか
>>427 「面倒事は御免だぜ」とぶつくさ文句言いながらも、
犯島さんの取れかけたワイシャツのボタンを
せっせとつけてくれるレヴィたんを想像した
最近ここのスレで想像されるレヴィはやたらと家庭的な希ガスww
あれだ、岡島さんが
「以前付き合ってた彼女がつくってくれた手作り弁当には感動したなぁ。ちょっと照れ臭いんだけどね、ははは^^」
とでも言ったらレヴィたんも頑張って弁当作り始めるよ。
でwktk開けてみたら中身はピザだったと。
>>431 台尻が凹む程荒っぽく扱ってる割に「カトラスだったら半べそかいてた」とか言ったり・・・
愛銃に対してもツンデレなのかよ!
>>434 中身を見て愕然としたロックに「ただ詰めるだけなら幼稚園児にもできるよ!ちゃんと彩りと栄養バランスを考えたおかずの配合と冷めても(ry」
とかくどくど言われてお弁当作りの本を買い込んだりクックパッド見たりするレヴィたんを妄想した
おまえらひどいな弁当つくってもらったことないレヴィにいきなりそんな高いハードルw
まずはロックがお手本を見せるのが筋だぜ
弁当作ってもらったら嬉しいっていうことをまず覚えさせてだな
新ジャンル「堕落母」ってのがあったが、あれは完璧にレヴィだな
父親といい…
レヴィの弁当ったらあれだろ、ピーナツバターとグレープジェリーのサンド
それとヨーグルトとコーラな
アメリカの弁当の定番だぞ
レヴィたんでもおにぎりぐらいなら作れるんじゃね?
具がピーナツバターでロック涙目かもしれんが
>>438 なにそれ美味そー。
アメリカのサンドイッチはパンから具から味付け大きさ全部オーダーメイド出来るのがいいよね。
朝食の定番はベーグルにクリチをサンドしただけの以外とシンプルなものなんだよな。
なんかこの流れでやたら気になってきたから軽くぐぐってみたけど調味料はやっぱりケチャップ、バーベキューソースが代表的なんだね。
あとはマスタードとかハラペーニョとか。
まぁ沢山の人種が集まってるから何でもアリっちゃ何でもアリなんだよなw
レヴィお弁当のおかず作りstep1としてまずは出汁巻き卵の特訓かな。
失敗したやつは全部ダッチとベニー行き。
シェンホワ宅に料理修行に行くの巻
玉子を豪快に叩き割り殻ごとぐちゃぐちゃに混ぜまくるレヴィたん
シェンホア「よそ行け、アホちん」
アメリカの公立学校の給食の栄養が私立に比べて貧しいと話題になっていたが
資料として出た写真は…ピザとかポテトとか
そんなだから…(以下略)
タイ料理は野菜豊富なんだぜ、ほんとだぜ
アメちゃんたちに言わせると、中華料理はヘルシーなんだそうな
アメリカ映画でよく見るだろ、四角い紙のボックスで持ち帰る中華のデリ
確かに野菜(あいつらの言う米とかイモも含んだ概念じゃない、ちゃんとした青物や緑黄色野菜ね)はたくさん入ってるが、あんな脂っこいのがそんなにヘルシーに見えるんだなw
とはいえホットドッグやピザとクラムチャウダーとか、コストコのフードコートで出るやつよか大分マシかも
西海岸やハワイならよりヘルシーなタイ料理、ベトナム料理、韓国料理、和食もフツーに食えるが、NYじゃアメリカ系、ヨーロッパ系の料理以外で安いのは中華くらいしかない
てなわけで住んでたのはチャイナタウンじゃなくても、レヴィも中華は食ってたんじゃないかと予想
となるとあの短期っぷりはもしや香辛料に含まれるカプサイシンとかが原因なのでは……!?
>>446 NYで中華と呼べるようなもの食える生活してたかは微妙だけどな
華僑社会に近い環境で生活してれば「レベッカ」なんて名前付けないような気もするしな、コリアンじゃあるまいし。
アメピザは脂ぎとぎとの「ヘルシーな」中華食って、ゼニカル飲んで折角とった天然のビタミンそのまま排泄してるんだぜ
で、大量のサプリメントの世話になる。バカスww
>>447 カプサイシンかどうかはともかく、最近性格が丸くなったような気がするのは岡島がまともな食生活させてるからかもww
ジャンクフードばっか食ってると身体のバランス悪くなってイライラして「キレやすく」なるってデータもあるようだし
その上男は立たなくなった挙句持久力も無くなるから女が上になるしかないって、例のマック批判映画で監督の彼女が赤裸々に暴露してたなww
ジャンクばっか食ってるとアソコもくさそうだ
英語名つけたがるのは主にコリアンで、チャイニーズは仕事するときくらいしか使わないとかどっかで読んだような気もするんだが
黒人のダッチとユダヤ系のベニーと仕事してるんだから、英語名で呼ぶのがフツーじゃない?
中国語名あってもさ
別にレヴィに中国名があろうとまぁどうでもいいけどCIAがミスレベッカと呼んでたから、NYでもレベッカだったのかなとか漠然と思ってた
多分、色々妄想したとこで広江はそこまで深く考えてはいないとは思うんだけど
それより自分はどこでそんな話を読んだのか気になってきた。
どうせ2ちゃんソースだろうけど。
留学用や仕事用で英語ちっくな通名を名乗るのってコリアンとチャイニーズ以外にいるのかね…?
まー、昨今の日本のDGNネームブームは他所を馬鹿に出来ないレベルだけど(本名である分更にタチ悪いか)
DQNネームだw
「レベッカ」は普通"REBECCA"なんだが、"REVECCA"とか微妙に変えて名付けるのはアメリカのDQNネームなんだよな
もしかしたらルーシー・リューみたいに両親がニューカマーの可能性もあるが
スレチだが・・・
今はどうだか知らんが、在米中国系移民が英語名を名乗るようになったのは
@アメリカ社会に溶け込みたい(他の移民からも差別受けまくる)から
A門戸開放宣言とかでアメリカへの期待と憧れが高まり、欧米文化が流行
とかいう理由があるらしい。留学生とか華僑に英語名が多いのはそのためか。
あと、大陸の一部でもキリスト教と共に1920〜30年代くらいに英語名流行ったらしい。
ソースは忘れた。授業か歴史の専門書かどっちか
最近全然エロでもパロでもないが勉強になるスレだなw
考証しっかりしたSS書くために『アジア系アメリカ人』って本買っちゃったよ
地域に馴染め無いのは名前のせいだと思ってるあたりがなんかトホホだよなぁ。
そのクセ同族で群れて世界中に治外法権の異質な街を形成してるんだからよくわからん。
仲間同士でアイデンティティに固執したいのか、移住先に馴染みたいのか。
わからんす。
>>439 ジャムやピクルスの空き瓶使ってふりふりすればレヴィたんでも簡単楽しくおにぎり作りできるだろう。
関係ないけどタイのドナルド(マックのピエロね)って英語と日本語ペラペラらしい。
なんでかは知らん。
短期留学したが、確かにコリアンやチャイニーズは
イングリッシュネームやニックネームを持ってた。
まぁ、英語圏に馴染もうっていうのが発端なんだろうが
大半が「名前覚えてもらえない」「発音してもらえない」だった。
学校で遠足みたいなものに行ったんだが、そういう時は本名で名簿に載ってる。
で、一人迷子になってさ、「○○知らないか」って呼び出しされてたけど
みんな普段のイングリッシュネームしかしらないから「???」だった。
韓国、日本の電子辞書のハイテクっぷりに先生驚く。
タイのドナルドは合掌ポーズがデフォだよな。
バンコクのマック行けばわかるけど、バックパッカーになり切れない日本の大学生が人目憚らずガイドブック開く場所なんだよ。
何でかっつーと、マックの分際でやたらと値がはる。
最低120バーツは出さないとまともなセット食えない。
タイメシに飽きて気軽に入って目が点だった。
要するにタイ人向けじゃなく外国人向けの店なんだ。
う〜ん、で?
スレの流れでぐぐってるうちにスーパーサイズミー見ちまって具合悪くなった
どうしてくれるww
レヴィたんピザばっか食ってるイメージあるのに健康的な肉体なのは何故だ…代わりにホルモンバランスは悪そうだがw
筋肉が多いと太りにくいんだよ
カロリー高いもの食っても、みんな筋肉を動かすエネルギーと筋肉を維持する材料に使われる
割と最近の連載で、レヴィがハードな筋トレしてるシーンがあったろ?
俺、学生時代に農業体験にひと月行ったことがあるんだが、えらく疲れていつもの倍以上メシやら間食やら食って、それでも体脂肪率も体重も落ちた
なんと7kg減
運動量がハンパなかったもん
毎日全身筋肉痛ですごかった
で、レヴィは筋トレのせいで男性ホルモンが出過ぎて万年生理不順なんだろうなw
岡島さんのガキできちまっても、暫く本人気づかないかもしれん
462
ただの雑談に「で?」って言われてもねぇw
タイのマックは高いよーってだけの話だけど?
何か気に食わなかった?
よくある雑学得意げに披露されてもねw
>>466 じゃあお次どうぞ。
面白い話期待してるよ。
熱くなるなよ cherry ass
>>458 あまりにも激しい差別と仕事の困難さがあったからさ
WASPだけじゃなく黒人やイタリア系、アイリッシュにまで差別される底辺層
白人社会の底辺の仕事もなかなかないから、組織化して生き残りを図った
みんながなんだか小難しげな話してる間に
俺はソーヤといちゃついてきます
じゃ俺は覚醒ファビオラと
じゃあ俺はハイパーエダを
マックといえば世界各地その国に合ったオリジナルバーガーがあるけど(日本ならお馴染みテリヤキバーガー)タイのはサムライバーガーという所謂日本のテリヤキバーガーだって聞いたんだけど、マジか…?
サムライバーガー…ロックやレヴィたんも食べてるんだろうか
とりあえず途中まで書いてみた
ちくしょう、ハードエロにしようと思ってたのにほのぼの全年齢になっちまったじゃねえか、おまいらのせいで
正午のロアナプラは、今日も最高気温更新中だった。
クーラーの効いたラグーン商会からあたしは出る気になれず、今日も電話でザ・ピザ・カンパニーのデリバリーにミート・デラックスをオーダーする。
暑い時期は、こういう精の付くもん食ってないとやってられねえ。
「レヴィ、またピザか。
たまにはもうちょっとまともなもん食えよ。
しまいにゃそんな格好できない体型になるぜ。」
「…ああ。」
あたしはソファーに横になると、昨日ダッチが買ってきた最新号の"Foreign Affairs"をパラパラ読みながら、気のない返事をロックに返す。
国際情勢なんてさっぱりだが、暇つぶしくらいにはなる。
「なあレヴィ、弁当、って食べたことあるか?」
「ベントー?
どうせまた、食った気にならねえ葉っぱだの魚だのばっかりの料理なんだろ、お前の国の料理ってことは?」
トーキョーに行ったときに一応食いはしたが、ああいうあっさり味の日本食は、どうも好かねえ。
それにあたしみたいな肉体派は、ああいう魚とか野菜ばっかの料理なんていくら食っても食った気がしねえ。
でもロックの野郎は、何を熱くなってるのか、やけに熱っぽい顔で続けやがる。
「いや、その、弁当ってのは、持って歩いて食べられるように料理を箱に詰めたヤツのことで…。
そっか、知らないよな、レヴィは。」
「それって、ランチボックスのことか?
なら知っちゃいるが、あたしの親はそんなの一回も作ってくれなかったぜ。
それに、P&Jのサンドイッチとかそんな甘ったるいの、あたしゃゴメンだね。
出来立て熱々でデリバリーしてくれるピザとか、屋台で目の前で炒めてくれるパッタイとか、そういうのが食いてえんじゃねえか。」
「弁当には、何を入れてもいいんだよ。
冷めてても、ここで食うならマイクロウェーブ・オーブンで暖めればいいだけの話だろ?
それに、急な仕事が入ってもそのまま持ってってクルマの中とかで食えるし。」
「で、それ、誰が作るんだ?」
「俺。」
あたしは、目が点になった。
飛ばし読みしていた"Foreign Affairs"が、あたしの顔の上にバサっと落ちる。
ロックの野郎、あたしのメシを作ってやろう、とこう言ってるのか?
「レヴィって、料理するのとかあんま好きじゃないだろ?
だからさ、まず俺が明日作ってきてやるから、気に入ったら自分でも作ってみろよ。
けっこうハマるぜ。」
あー、こういう風になったロックはあたしにゃ止められねえ。
そんなに目をキラキラさせやがって、そういう目であたしを見るな。
「オーケイ、坊や。
じゃ、そのベントーとやらを、明日作ってきてくれよ。
とりあえず今日は、もう頼んじまったからミート・デラックスを食わせてくれ、な。」
「よーし、何作ろうかなぁ…。
楽しみにしててくれよ、レヴィ。
じゃ、俺も昼飯食ってくるから留守番よろしく。」
ドアを開け、階下へ下りていくロックの足音をあたしはしばらく呆然としながら聞いていた。
…ホント、あいつはわかんねえな。
とんでもなく悪知恵が働きやがると思えば、こういう女々しいことになぜか情熱を傾けやがる。
だけど、商売じゃなく誰かに料理を作ってもらうなんて、あたしにとってはすげえ久しぶりのことだった。
それがどこか楽しみな気も、ちょっとしないでもなかった。
とりあえず続きます
こんなんでもスレの肥やしになれば…
待ってますよ旦那
ほのぼのロクレヴィ日常劇場イイヨイイヨ!
続き日焼け全裸待機。
レヴィたんはバリエーション豊富女性ウケ狙いピザーラ、耳にチーズとソーセージのボリューム満天子供向けピザハット、どっち派かな?
「レヴィ、昼メシ何食いたい?」
「……そーだな……マック!」
「…ぇ?」
「マック入ろうぜ。ダブルマック食いたい。コークとポテトはスーパーサイズだ」
「……………半年ぶりにバンコクまで来たんだからさ、もっといいもん食わないか?」
「うるせぇ。ガキの頃はダブルマックなんてモン食えなかったんだよ。スーパーサイズなんて夢のまた夢だ」
「ていうかバーガーもポテトもいつも食ってるだろ?」
「けどロアナプラにマックはねぇ。あたしはマックが食いたいんだ」
「…………わかったよ……………あーあ、せっかくリサーチしたのに…」
「何か言ったかぁ?」
「いや、別に」
「ふーん(ニコニコ)」
* * * * * *
「アメリカのスーパーサイズと違う。………もっとこう、デカかったように思うんだ」
「これでも十分だと思うけど…それにアレだよ、子供視点だからデカく見えたとか、そういうのかもよ」
「まぁなぁ…けど、そういうんじゃねぇんだよ、何つーかさ…思ってたのと違うっつーか…夢敗れたっつーかさ…」
「言いたいことは解るよ。俺も子供の頃、ファミリーサイズのアイスを全部食ってみたかった。ほら、ナゲット食うか?」
「食う」
「ケチャップ?マスタード?」
「?……あー…ケチャップ…」
「オーライ。ほら、あーんして…」
「は!?………じ、自分で食う!」
「照れなくてもいいよ。」
「照れてねぇ。呆れてるだけだ」
「そう」
「ああ(パクッ)」
「うまい?」
「…ん?普通。にしても、ジャパニーズと白人ばっかだな」
「まぁ、夏休みだからね」
「ふーん」
「それより、ポテトくれよ」
「いいぜ、食いなよ」
「そうじゃなくて。あーん…」
「…………馬っ鹿じゃねぇの?」
「ケチャップつけてな」
「…………………………………………………………………ちっ………ほらよ」
「……うん、うまい。なんかいいね、こういうの」
「そうかい」
「ああ。ロアナプラじゃできないだろ?」
「当たり前だっての」
「せっかくだし今から服買って、夜はウマいもの食ってウマい酒飲もうよ?」
「誘うからにゃ、お前持ちか?」
「……あー、まー…そうだね」
「窮屈なのは着ないよ」
「わかった。……楽しみだな」
「ふん」
* * * * * *
「……結局どこで飲んでも同じなんだ…いいムードの店でしっとり飲んでそのまましっぽりといきたかったのに…そのためにわざわざ10000バーツも出してコーディネートしたのに…そりゃ可愛いけどさ…(ブツブツ)」
「あー?なんらってー?」
「何でもないよ。おい、ちゃんと真っ直ぐ歩けよなー」
「ぅりゅへー!」
「レーヴィ!!!宿はソコを右だ!」
「わーってんだょ!ぶわぁぁか!…ぁぁぁああああああっ!ミろよ、犬が小便してやがる!きゃははははははははっ」
「………あーはいはい……………………はぁ…………(俺、この後勃つ自信無い…………)」
「はははははは………よぉロック!」
「何?」
「たのしかったな!(ニカっ)」
「…………そうだな…(俺、まだイケる…)」
勃たなくてオロオロしてたらケツに指突っ込まれて無理矢理…
って何だっけ
食い物SS良いねえ
ところで毒本での対談の再録中にレヴィたんの本名「レベッカ・チョウ」って
さりげなく出てたけどそうなのか
漢字にすると趙とかなな…
『チョウ』なら香港系でも大陸系でも"周"だな
周潤發(チョウ・ユンファ)とかのチョウね
『頭文字D』実写版で主役やった周傑倫(ジェイ・チョウ)みたいに台湾系にもある姓だが、台湾系なら『タイワニーズ・アメリカン』と言ってるはずだし、貧困層は台湾系には少ないから違うだろう
485 :
338:2009/08/17(月) 23:22:24 ID:D+nJJh6P
続きです
まだ全年齢だけど次からはわからん
486 :
478:2009/08/17(月) 23:22:56 ID:D+nJJh6P
名前間違った
他のスレに書き込んだときのままだった、スマソ
「で、色男が持ってきたその、なんだっけ、『ベントー』だったか、どんなメニューだったんだ?」
グラサンごしでもわかるほどニヤニヤしながら、エダがあたしの顔を見て言う。
「スパイシーなショーユ味のグリルド・シュリンプと、ミックス・ベジタブルとマッシュルームとチーズの入ったオムレツを切ったやつと、アスパラとニンジン茹でたやつと、しょっぱい味付けしたライスを丸めた…『オニギリ』だったっけか?
ライスの中には、なんかわかんねえけど、刻んだ葉っぱみてえなやつが混ぜてあったな。」
「それ、ちゃんと全部食ったのか?」
「…まあな。
子犬みてえな目でこっち見やがるからよ、食わねえ訳にはいかねえじゃねえか。
まあ、あたしが食えないものは入ってなかったしな。」
「ふーん。」
エダのクソビッチ、相変わらずニヤニヤ笑ってやがる。
9ミリパラベラムを2〜3発ぶち込んでやりてえな、こいつのこういう顔。
「あんの、ロミオがねえ…ぷっ、くくく…!
で、なんだ、お前、それ自慢しに来たのか?
お熱いことで、へへへ。」
「ちげーよ、バカ!
その、なんだ、あいつ、毎日夜遅くまで残ってるくせに早起きしてそんなの作ってきたって言いやがるからよ、あたしも何かあいつに…その、礼をしてやったほうが、職場の人間関係も上手く行くんじゃねえか、って…。」
「『お礼』、ねえ…。」
「エダ、てめえいい加減にその顔やめねえと、てめえの臓物その辺にぶちまけて犬の餌にしてやっぞ!
あたしがあいつに何かしてやろう、ってのがそんなにおかしいかよ!」
あたしは、腹ワタが地獄の釜みてえに煮えくり返りそうだった。
このクソ尼、いつかぜってー殺す!
死ぬ前にあたしに土下座して命乞いするような殺し方で殺してやる!
「なるほど、それをあたしに相談したかったと、こういうわけか、トゥーハンド。」
「…ああ。」
「そうか、それなら名案がある。
ちょっと耳貸せ。」
エダは声をひそめて、とんでもないことをあたしの耳元で囁きやがった。
あたしは、自分の顔中の血管に血が集まってくるのを、静かに感じていた。
ぶん殴ってやろうかとも思ったが、確かにそれはあたしには思いつかねえような内容だった。
そして、それを見たロックの顔が、なぜかあたしには想像できた。
まだ続きます
楽しみにしてるんだな、坊やたち
お預けには慣れております。大尉。
はぁ・・・
491 :
488:2009/08/18(火) 23:00:57 ID:k43StLhx
続きです
まだ日常パートだけど許してくれ
「なあロック、今日はちょっとあたしんちで呑んでかねえか?
メコンなんかじゃねえホンモノのウイスキー、それもバーボンのいいヤツ買ったんだ。
アテ代だったら心配すんな、こないだのベントーのお礼ってことでいいぜ。」
昼の渋滞が嘘のように大分クルマの数が減った、夜の幹線道路。
ボンネットを流れる、街灯の波。
426HEMI独特の排気音を立てながら疾走するロードランナーの助手席で、レヴィが言う。
「おいおい、レヴィが宅呑みに誘うなんて、珍しいな。
俺が勝手に部屋片付けたら、すごく怒るくせに。」
アクセルを踏み込みながら、俺は返す。
ホントはこれベニーのだけど、それにここは左側通行のタイだけど、このクルマに乗るといつも気分はルート66だ。
「もちろん、あたしのもんに勝手に触りやがったら、月までぶっとばしてやるぜ?
今日は呑みてえ気分なんだよ。
ラグーン商会のクルマを盗もうなんて野郎は、よっぽどのマヌケかここ来たばっかりのニュー・カマーくれえだ。
あたしんちの前にクルマは置いてけばいいさ。
だから付き合え、な。」
「レヴィがそう言うんだったら、ちょっと呑んでいこうかな。
でもな、呑みすぎて寝ゲロすんなよ、いつだったかみたいに。
どうせ俺に掃除させるんだろうけど。」
「チッ、一言余計なんだよ、てめえはよ。」
「ははは…。」
俺は一旦屋台街でロードランナーを停め、レヴィにアテを買いに行かせる。
暫くして、セブンスターを吹かして待っていた俺のところにレヴィが両手で持ってきたのは…イサーン・ソーセージに、春巻に、ソムタムに、空芯菜の炒めたヤツに、レバ串に、豚串に…。
「よーし、これでツマミはOK、と。
じゃ、あたしんち行こうぜ。」
こんな楽しそうなレヴィの顔、なんか久しぶりに見たな。
たまにはこういうのもいいもんだ。
「でさー、こないだ"ですだよ"のヤツが、こんなこと言いやがってな…。」
「うんうん。」
こいつ、こういう風に笑うと可愛いのに、普段はいっつもつまんなそうな顔してるか、険しい顔してるかだもんな。
おまけに、最後にいつ洗ったんだかわからないコンバットブーツに、切りっぱなしのホットパンツに、何枚持ってるのかわからないけど、いつも同じ無地のタンクトップなんか身に付けてさ。
少しはお洒落したら、けっこうキレイに見えると思うんだけど。
そうこうしているうちに、レヴィのアパートが見えてきた。
俺は適当な路駐スペースを見つけると、ウインカーを出して、クルマをそこに停めた。
とりあえず今回は以上
次回エロに突入するかもしんない
おおおッ早くも続きキテターヽ(゚∀゚o)ノ
早い仕事GJですぜ。
続きが楽しみだw
早い仕事?
ブッ切り投下ってんだ、これは
少しは作法も覚えよう
496 :
493:2009/08/19(水) 16:12:06 ID:nzX7Ui/N
>495
ん、このスレは続き物やっちゃダメなの?
すまん、ここのローカルルールよくわかってなかった
時間かかるかもだが、次から全部書き終えてから投下すればいいのかな?
いつ書きあがるかわからんがw
続きものダメなんざ誰も言って無いし、今までも連載ものはあった。
1〜2レスずつをダラダラ続けるヤツが嫌われてるだけ。
よほどの長編でないならある程度まとめて(分けてもせいぜい2回かな)から投下するのがクールだぜー。
498 :
496:2009/08/19(水) 19:26:13 ID:VS5UcxlW
>497
ふーん、そうなんだ?
ブラックラグーンは大好きだけど、嫌われてまでSS書かなくてもいいや
ROMに戻っとくわ
はいはいクマクマ
>>495と
>>497の言い方はきついし若干四角四面で書き手控え室が正義! な原則主義的な気はあるが
言ってる事に筋は通ってるし、何よりたった2レス叩かれた程度で連載放りだす
>>498もかなり無責任だと思うよ
少なくとも自分は楽しみにしてるぜー 負けずに投下してくれると嬉しいな
ここに職人が居つかないわけを考えたほうがいいと思うよ
じゃもう、ここには何も書かないから
吐き捨てイクナイ
おいらは断片的に投下されるの一向にかまわないけどね
ローカルルールに捕われすぎんのも考えものだな
まあ残念だよ
B級っぽさが出ててだいぶ良かったと思うんだけどなー
嫌われてもいいからこれ書きたい、くらいの猛者でなかったのが残念
まあ趣味でやることだからまったりマイペースでもいいんだけどさ
好かれるのってそんなに重要?
楽しみにしてた人間のこと考える余裕ないだけ?
それとも面白い話書く自信ないから逃げ道作ったの?
残念すぎるんだけど。
そもそも497は叩いてすらいない気もするけどなーww
いいから495は493にさっさと謝れ
続き書いてくれなくてもいいから
何が作法だ、笑わすな
久々の日常SS、すげー楽しみにしてたのに・・・
空気嫁ない奴のせいで台無しだ(´・ω・`)
それとも元々職人追い出しが目的だったのかとすら思えてくる・・・
書きもしないゴミカス風情がルール、ルールってウゼぇんだよ、ったく
>>507 書き手だけど、ルールとか作法というほど大げさなものじゃないさ
読む側が読みやすいようには多少は気を使った方がお互いハッピーってだけ
嫌気さされて総スルーされるのも空しいし(これは書き手の都合)
短レスぶつ切りが嫌われる理由は凄く理解出来る。
例えば、すぐに思いつくだけでも
・話の展開が把握できず読みにくい
・ダラダラ続くと、その間他の書き手が投下しにくい(自分はさっぱり気にしたことないけどw)
・コメントに困る
・他の作品が投下されると、ますますレス抽出がメンドクサくなり、読みにくさが割増し
とか。
だから、そうならないように纏めるようにはしてきた
(別に他人様がどう投下してようとこちらはどうとも思わないから煽りに負けてしまわれたのは残念でならんが)
で、時間かけて落としたってアンチレスや煽りレスを頂くこともあるが、そもそもそれが嫌なら2ちゃんになんか落とさない
マンセーレスしか受け付けたくないならば、そもそもどうしてこんなところに投下したのかなーとちょっと不思議
自分が普段から殺伐とした板にしかいないからかもしれないけど、2ちゃんなんてそんなものだろうよ
こう書くとゴミカス呼ばわりされるんだろうけど、いちいち謝れっていうのも正直pgr
そんなにカッカするほどのレスされてるか…?
まあ何にせよ続き楽しみにしてたから残念だわ
うっわ長文wゴミカス以下ですね
せいぜい井の中でルールルールいいながら死んでね
だからルールじゃないってばwwww
・・・・・・。
ID:YJE/gwGp喋るな。
お前が喋るほど、他の職人も寄り付かなくなりそうだ。
なんか前にもいたよなー
感想が少ない!このスレに職人が来ないのはこのスレの住民のせい!@wふじこ
とか逆切れする奴
>>510 ぶんしょうをよむちからが
たりないんですね
がんばれ
515 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 10:24:53 ID:QgjeIGiV
どうでもいいから、
グダグダ言ってるヤツから書いてくれ
流石に短い一レス投下だったら注意も入れたくなるだろうけど、それなりに長く書いての投下だったから別に気にならなかったけどなあ…。
つうか、同人の少なさでもわかるように投下があるだけでも有り難いんだよ。
贅沢言うなっつーの。
まあもう遅いか……
追い出し煽りに負けてしまわれて作品投げ出してしまったのは非常に残念…。
「なあロック…。」
「どした、レヴ…。」
俺の声を遮る銃声。
腹に感じる、熱さと鈍痛。
俺はその場に崩れ落ちる。
「ロックが悪いんだぜ?
…正常位はでえっきれえだ、って言ったろ?」
「…もしかして、今日は女の子の日かなんかか?」
俺は、痛さをこらえて必死に声を絞り出す。
腹の熱い箇所に当てた手が、ヌルヌルする。
心臓の鼓動に合わせて、傷口から血が吹き出しているのがわかる。
「糞みてえなジョークは、まだ言えるんだな。
生理なんてもう3ヶ月も来てねえよ…どこかの王子様のおかげでな。」
「…!」
「あたしにゃ、お前と楽しい家庭を築くなんてこと、できそうにねえ。
守るべきものなんか、あたしたちにはあっちゃいけねえんだ。
あたしたちは歩く死人なんだからよ…人並みの幸せなんか夢みちゃいけねえ。
そんなことを一瞬でもあたしに考えさせるお前が、ロック、あたしにゃ怖いんだよ。」
「っく…そうか…俺の子か…。」
「じゃあなロック。
もうすぐ後を追うてめえのガキと、せいぜい天国で親バカやってくれ。」
もう二発、部屋に響く銃声。
それ以来、俺の意識はぷつりと消えた。
後には、なにも残らなかった。
チクショウ
GJと言わざるをえん
ハードな悲しい展開も、あの世界の魅力だからな
でも、嫌なんで勝手に蛇足
当然
>>518さんとは何の関係もないです
520 :
傷:2009/08/22(土) 12:18:10 ID:ykvxmEZy
ドン、ドン!!
「グエッ!?」
腹部への鈍い衝撃で目をさました
「「パパ〜〜〜!!
起きて〜〜〜♪」」
ベッドに飛び込んできた子供たち
幼子特有の甲高い声が、寝惚けた耳に突き刺さる
「コラッ!」
まだ寝床に未練のある俺は、揺さぶる娘と息子をヒッ捕まえ、布団に引きずり込んだ
「「キャ〜〜〜〜♪」」
最初は暴れたが、懐に捕まえてると、娘は直ぐに寝息をたて始めた
同じく隣では、妻の胸の中で息子が捕まっている
「もう少し眠れる?」
「そうだな
この子たちも甘えに来てるんだし」
胸の中にうずまる息子の頭を、愛しげに撫でる彼女
本当に宝物かのように、子供たちを見つめている
スッ……
手を伸ばし、彼女の目尻を拭う
濡れた指を舌で舐めとった
彼女も手を伸ばしてくる
パジャマの下、俺の腹に残る弾痕
いつも彼女はそこを撫でた
自らの罪を確認するかのように……
「……なあ」
「大丈夫」
俺の答は同じ
「幸せのおツリみたいなもんだ」
「ウン……」
返事はするが、青ざめた顔色は変わらない
小刻みに震えながら、俺の傷をいつまでも撫で回している
ギュッ
俺はその手を掴まえた
昔はガチガチに硬かった掌が、今ではすっかり柔らかくなっている
不安気な瞳で見つめる彼女
「レヴィ」
子供達ごと彼女を抱き寄せ、首を伸ばして唇を奪う
「幸せか?」
「……」
「俺は幸せだよ」
「……」
返事は返ってこない
レヴィは嗚咽を殺すので精一杯だったから
柔らかい朝日に包まれた寝床の中
『こいつらが今起きたら大変だな……』
幸せに満ちた涙を流し続けるレヴィの髪を撫でながら、俺はぼんやりと考えていた……
終
両者とも・・・まことにGJであった
こういう話好きだわ
お二方GJ!
あれ?何だろう・・・?目から汗が・・
>>520 GJすぎる
感動をありがとう。゚・(ノД`)・゚。
始まりはトトロのめいちゃんがパパを起こす場面を彷彿させるのに!悔しいッ(ry
もう最終回はこの展開で行ってくれ
そして子供が双子に脳内変換されたw
525 :
無題:2009/08/23(日) 01:48:46 ID:Mt89b12/
今まで何度、レヴィと身体を重ねただろう。
何度、締まった筋肉を薄く脂肪がコートした、野生動物のようなこの身体を味わっただろう。
何度レヴィの、オンナとしてのこんな声を聞いただろう。
俺が腰を突き上げる度に、レヴィはスピッツが鳴くような声を立てる。
対面座位の姿勢で、俺はレヴィの背中を抱きながら、互いのタバコ臭い唾液を混ぜ合わせながら、貪るようにキスを交わす。
ほとばしる汗が、シーツに染みをつくる。
レヴィの髪がバサバサ揺れ、汗だくの背中に張り付く。
股と腰の筋肉をフルに使い、俺は機械のように動き続ける。
最初の、レヴィに快楽を与えるための動きから、いつしかそれは俺自身の快感のためのそれに変わり始めている。
背筋を流れる電流。
反り返ってしまう背中。
脈打つ、俺のそれ。
一滴残らず俺のそれから遺伝情報を絞り出そうと激しく収縮する、レヴィのそこ。
出てしまう声。
激しさのピークを迎え、そして段々落ち着いていく吐息。
扇風機に当てられ、冷えてくる汗。
二人のこんな日々はいつまで続くのだろう。
この危うい日常は、いつまで続くのだろう。
窓際のブーゲンビリアは、何も答えない。
花はただ、咲き誇っているだけだ。
何というエロスと切なさミックス。
この何とも歯がゆい関係がロック×レヴィの醍醐味というか(デレデレバカップルやほのぼの夫婦も好物だが)
いいねぇ。
【バンコク発AP】
タイ政府入国管理局は8日、テグシガルパのアメリカ大使館爆破への関与他12の容疑で国際手配されているコロンビア籍、ロザリタ・チスネロス容疑者をバンコク国際空港で拘束したと発表した。
チスネロス容疑者は眼鏡等で変装の上、ベネズエラ籍の偽造パスポートでタイへの入国を試みたが、荷物検査時に麻薬犬の反応があり、別室での取調べの際、大量の向精神薬と持込制限の2万ドルを越える米ドル札が荷物から発見されたため身柄を拘束された。
タイへの入国事由等についてチスネロス容疑者は沈黙を守っており、目下タイ当局による取調べが行われている。
誰か、ガルきゅんと婦長さまのキス疑惑に触発されたヤツを書いてくれんかのう
>>520で感涙し、
>>525で酸っぱい気持ちになった。
つまり残暑を忘れさせるGJだった。
御両人、お見事!
530 :
お:2009/08/24(月) 08:41:58 ID:7KoFjmU3
いいねぇ!
531 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 08:42:36 ID:7KoFjmU3
続希望
>528
アレ、やっぱキスの暗喩なんだろうか。
顔真っ赤にしてたしなあ。
533 :
無題:2009/08/25(火) 00:36:58 ID:ZKP9wKeG
あの日、僕らは初めての口づけを交わした。
僕の前の君は、いつも礼儀正しくて、優しくて、そして強くて。
いつも僕のことを、そして今は亡き父のことを、第一に考えてくれて。
屋敷の皆を統率する凛々しい君の姿は、いつも輝いていて。
だけど時々眼鏡の奥で、猟犬のような、兵士のような、そんな目をして。
ときに過去に支配されてしまう、そんな君もいて。
君がいつしか薬に溺れていたことを、僕は知らなかった。
棄てたはずの過去の亡霊に、どこにいても付きまとわれていたことを、僕は知らなかった。
君がいつも追われていた幻覚の存在を、僕は知らなかった。
だけど、どんなになったって君は君なんだ。
父亡き今でも、たとえ他の使用人たちがみんな辞めていったとしても、君と愛犬さえいてくれれば、あそこにいてくれれば、僕はそれでいい。
ファビオラだって、あそこに一緒に戻ってくれる。
またみんなで仲良く暮らすことが、やっとまたできる。
僕には当主としての責任が重くのしかかるけれど、君がいれば何も怖くはない。
だから、いま帰ろう、僕たちの居場所へ。
懐かしい、我が家へ。
ベネズエラの、あの屋敷へ。
昼のニュースにFARCのテロ事件がやってた
禿しく乗り遅れで恐縮だが、
>>520と料理ネタで、可愛い我が子の為にキャラ弁作りに奮闘するレヴィたんを受信した。
でも子供が喜ぶキャラクターも弁当作りもさっぱりわからないもんで、ブギーマンのキャラ弁を作ってしまったという。
そして何故だか普通に男の子を兄ちゃん、女の子を妹だと思って読んでた。
>>536 フタ開けたらブギーマン登場とか怖ぇよw
蘇るたびに姐御、メイド、レヴィ、ですだよに再殺されたあげく、
ソーヤーに解体されるブギーマン('・ω・`)ショボーン
>>536 兄様「うわーん、怖いよー」
姉様「ママのバカー」
レヴィ「う、うるせえ糞餓鬼共!黙って喰わねえと脳天ぶち抜くぞ!!」
六「…(´・ω・`)」
まで妄想した
レヴィたんでもつくれそうなお弁当のおかず→スクランブルエッグ(ぐちゃぐちゃかき回すだけ)そぼろ(ぐちゃぐちゃかき回すだけ)、マッシュポテト(蒸かした芋潰すだけ)、ポテサラ(蒸かした芋と好きな野菜混ぜるだけ)
揚げ物は・・・台所の鉄火場か
>>540 もう少し進化させて炒り卵+そぼろ+茹でたインゲンorさやえんどう
で三色丼にしてあげてください。
「どうだロック、このベニショーガ入れれば四色になるんだぜ!
……ヘイ、どうしたんだよ? 目元なんか押さえやがって?
あー判った、旨過ぎたんだな! よォし明日も同じの作ってやっからな! 泣くんじゃねェよ!」
※香辛料の入れすぎなのかレヴィたんの心遣いが嬉しかったのかのご判断は
皆様にお任せいたします
素敵だと思います
レヴィはかわいいなぁ
>>541 レ「三色弁当?オーライ、三色にすりゃいいんだな?
任せな、目ん玉ひっくり返る絶品弁当にしてやる!」
〜翌日〜
ロ「・・・・・えーと・・・レヴィ、、」
レ「ん?どうした?
やー、BLTやバーガーやピザも三色だったからな、簡単だったぜ」
ロ「白いご飯が基本だとは言ったけど・・・どこの世界に白飯の上にケチャップと粒マスタードとソーセージ乗せる奴がいるんだよ!大体、盛り付けの段階で味の想像がつくだろ!!」
レ「・・・っ!なっ!う、うるせえ!あんたが彩り彩り言うからあたしは・・!ジャパニーズライスの味の想像なんてつくかボケ!!Shit!」
ロ「そもそも作ってる途中でおかしいと思わなかったのかよ!常識的に考えて!」
レ「ベントーの常識なんざ知るか!お前なんか鉛玉でも食ってろクソバカ!ばぁーか!!」
ロ「バカって言うな!!」
ダ「痴話喧嘩なら下宿かホテルのスイートでやってくれ、お二人さん」
萌える
おとこの〜
赤〜いトラクタ〜
ロクレヴィ以外は振られても火が点かないよな、どうも。
不人気なのかなあ。
ひそかにロットンですだよの組み合わせ好きだが
ロクレヴィと違いあんまりネタ妄想が浮かんで来ない
ロベルタ×ガルシアが好きなんだが…単行本派なので新巻読んだらなんか出るかも
あくまで坊ちゃんが受けなんですねと、名前の順番にこだわったGX編集者のようなことを言ってみる
もちろん逆も大好きです
大尉殿と軍曹のハードSM希望
どっかのサイトにボリス×バラライカってのがあってな…しかも大尉の幼女時代もあった
>>548 別にロクレヴィで盛り上がってるところ無理に流れ変えようとしなくてもいいのでは
>>554 まじか。覚えてたらkwsk
ロリライカもいいが中尉時代もいい
大尉にお預けされて喜ぶ軍曹が見たい
どっちかというと
軍曹と2人きりの時に幼児語で甘える姐御が見てみたいです
ミニスカ、大きめの上着、ストッキング‥
大尉殿なら何杯でもいける
カビルンルンかとオモタ
首輪付きのロベルタとご主人様なガルシア君てのは好きだなぁ
個人サイトへのリンクはクールじゃないな。
こういうエロパロスレだと創作活動してる人は見に来てたりするしw
ガキじゃないんだから自分で探せよな。
>562
俺はガルシアとファビオラから総攻めの憂き目にあうロベルタというのが最近の好物
婦長様とお坊ちゃまのいけない関係を偶然見てしまったファビオラ
今まで感じたことのない感情に戸惑いながら、お坊ちゃまの愛撫を想像しながら一人で…
そしてそれをお坊ちゃまに見つかってしまい…
ってのもいいな、と思った
ロベルタ再来編の単行本出揃ったら書けるかも
>>541 二挺拳銃と香辛料なんて妄想が生まれてしまったではないか。
挽き肉のそぼろって料理ビギナーには意外と難しいんじゃないかね?
シガーキス編ではご機嫌斜めだったから仕事そっちのけで喧嘩腰だったけど、それ以降は銃振り回すだけじゃ解決しないこともあるってのをちゃんと学習してないか?
シェンホアとも交渉してたし戦闘態勢に入ろうとしたファビ抑えてトー・チーを上手く乗せたし
賢猫レヴィ
570 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 15:33:13 ID:K36/dv9C
誰でもいいから、ぶつ切りでもいいから誰かなんか投下しないか?
雑談は楽しいけど、このスレの存在意義をつい考えてしまう
誰かじゃなくてお前が何か書けばー?
573 :
571:2009/09/13(日) 00:04:31 ID:sqVyrOhS
書いたよ、だいぶ前だけど
体力ないから単発一話完結しか書けん
ロベルタ再来編完結までのコミックス出たらファビオラ×若様でなんか書く予定
じゃあ、保管庫に以前書いた小ネタが載って嬉しかったので。
アニメを観てたらさりげなく姐御のマニキュアがフレンチネイルになっていることに気付いた。
そっち関係を漁ってたら思いついた小ネタ。
「同志軍曹、これは何だ? 」
「ニホンのヘアクリップだそうです、大尉」
「……スティックなのにクリップか?」
「何でもある程度の髪の長さがあれば、これ一本で結い上げられるとのことであります」
「ほう。しかしこのような形状であれば、武器としても使えそうだな」
「ご明察です大尉。実際にそのように用いられたこともあるとか」
「ふむ。──同志軍曹」
「はっ」
「今日はことのほか暑いな」
「──は」
「髪を上げるには適した日和と思う」
「了解しました」
(大尉!)(大尉がノリツッコミを覚えた!)(そこじゃねェ!)
〜〜15分後〜〜
「髪が攣れてかなわん、解きたまえ軍曹」
「は」
「……どうした?」
「いえ。光栄であります、大尉」
「髪を結うことがか? それとも解くことがか?」
「両方であります」
「……──そうか」
夜会巻きのうなじはエロい。ただそれだけ。
髪を上げる・解くの意味は是非「筒井筒」でぐぐってくれ。
軍曹になりたい
軍曹になって大尉のトイレに付き添いたい
若様になりたい
だってファビオラが朝から晩までお世話してくれるんだぜ
しかも金持ちで頭もいい
やっぱり日本編のロックになれたら最高だと思うんだ
俺はファビオラよりもロベルタにお世話して欲しい
あっし、組を預かる若頭として渡世の仁義切らせていただきやす
あっしの死に様見さらせや!!
てことで、ドス片手に死に花咲かせてくる・・・
>574
ググっても難しくてよく解らん。
解ったのは夜会巻きが姐さんに案外似合いそうだということくらいだ。
でもあの外人体型でキモノは厳しいか。
>>580 大いに端折って自己解釈だけど、
女の髪を上げるのは成人の儀式で、そのまま髪を上げた男と結婚しますよってこと。
イコールそのぐらい信頼していますよってことじゃまいか?
んで髪を解くのは、ベッドインするのにアップスタイルのままはしないから、
そっちの意味でもOKよのしるし、みたいな。
あ、でもアップスタイルのまま軍曹との夜に臨む大尉もいい……
…あれ、頼んでないのにピザの出前g
一番羨ましいのはレヴィを銃としてコキ使えるロックさんだろ
いや、大尉にこき使われる軍曹だろ
時々褒めてもらえるし
ロックになったら、起こす名目で部屋に突撃してレヴィの寝顔を堪能したり
我が物顔でベッドでタバコふかしながら、目の前をうろうろするレヴィの裸を堪能出来る
やっぱり最強だろ
>>581 男「もう貴女の髪も見ないうちに井戸の縁くらいに伸びたのでしょうね・・・誰か髪を結い上げてくれるような方は現れたのでしょうか?」
女「貴方と比べていたおかっぱ頭も今は昔・・・髪を結い上げてくれる人は貴方以外にはいませんよ」
萌えるんだよな・・・
で、俺としては大尉が男、軍曹が女側な気も・・・
理由は筒井筒でググってくれw
レヴィ萌え・バラ姐萌えの声が大きいが、胸がメロンみたいに成長した頃のファビオラはきっとすげえ美しい女性になると思うのですよ
カポエラで鍛えられたスタイルと、メイドやってるからこその優雅な立ち振る舞い
そしてバリオ育ちであるがゆえの逞しさ
これからラブレス家をしょって立つ若様のパートナーとして、これ以上適任はおるまい
今のファビオラも可愛いが、大人ファビオラにも期待したい
まあロックになって大尉にスチェッキン突き付けられるのも悪くない
むしろ最高だ
>586
あいつら大人になったら良いコンビになりそうだよな。
まず、生還できるかどうかが問題だが。
ロベルタが若を任せるにあたってファビオラにみっちり色々仕込んでくれると尚良い。
>588
このスレ的には夜のご奉仕もか?
>589
それ以外の何があるというのだ。
>590
ゲリラ戦術とかそっち方面の話かと
絶対服従の本命がいて、各組織の実力者達からは買われてて、危険な賭仕事に首突っ込んでも死ぬ心配はない。
趣味堪能できて女もいて金も入る。
いやぁ薔薇色人生ですね岡島さん。
レアメタルの鉱山と広大な農園を持ち、有能なボディガードを兼ねた美女たちがかいがいしく世話を焼く
アンクルサムを敵に回しても、チャベス政権のベネズエラだ、政府からは守ってもらえる
それに、世界の大犯罪組織に顔が利く人物とのパイプもある
若様こそが最強だろう
どんな好条件があったとしても
大尉殿に仕える幸せに比べたらたいした価値はない
軍曹だ
岡島、若様、軍槽が三強か
言われてみれば持ってるものの膨大さというかウハウハ度は御身分にも若がトップかも。
ただあの幼さでは大きすぎるんだぜ…。
さすがに荷が重くて白髪コース(´・ω・`)
仕えるのは禿社長だけでもう十分だから軍曹は特にw
俺が若様だったら重荷の大きさに耐えかねてお脳の病院に行ってしまうかも知れん
6dも幸せそうだ
ですだよ母ちゃんと娘みたいな掃除屋とおもしろおかしく暮らすのも悪くない
エダみたいにCIA局員として神経を磨り減らす毎日も悪くないと、未だに中二を引きずる俺ガイル
6dってさ・・・
ひもじゃね?
ロックもわりと
それは禁句だ
ロック×レヴィ以外のカップリングで単発書こうと思ってるんだけど、誰×誰に需要ありそう?
ロック×姉様?
ロック×エダ?
リコ×エダ?
バラ姐×軍曹?
バラ姐×張?
6d×ですだよ?
6d×ソーヤー?
ベニー×ジェーン?
銀さん×雪緒?
若様×ロベルタ?
若様×ファビオラ?
性別逆転ネタもあるか
男レヴィ×女ロックも含めたらすごく選択肢がある
あ、パラレル設定ありなら女ロック×女レヴィとかもありか?
関係ないけど女ベニーは萌える
姐御さえいれば相手なんて張兄貴でも軍曹でもダッチでも遊撃隊でもムジャヒディンでも誰でもいい
少数派だということは分かっているが若様とロベルタを望む
レヴィたん乱交
岡島氏筆頭による不特定多数×レヴィたん総受け
他人の萌えより自分の萌えを書けよ
俺はそういうのが見たいんだ
612 :
605:2009/09/17(木) 12:18:01 ID:9XfOM+Zt
エロパロはいろんな意味でオナニーの場だから確かに自分の好きなの書けばいいんだけど、あまりにロクレヴィに偏ってるからさ(汗
次に好きな若様×ファビオラにしようかな
613 :
612:2009/09/17(木) 19:42:18 ID:mnUiPkh8
あ、ファビは処女の方がみんな嬉しい?
>>613 > あ、ファビは処女の方がみんな嬉しい?
YEAH。
ついでに若様はロベルタで筆卸し済みの方がうれしい。
初めてじゃなくても良いけどな…それを負い目に感じながらもってのも好きだ
>>605 聞くだけ聞いてお前‥全く希望ではあがってないのを書くのか
応える気無いなら最初から質問すんなよ
初めから好きなの書けばいいだろ
なんかこのスレ感じ悪いよね
職人をもっと大事にしたほうがいいと思うよ
前にもなんか一人追い出したじゃん
別にいいんじゃないか。611を受けてのもんだし。
空気は吸うもんだ。空気読め、って口に出して言う方が大抵の場合読めてないもんだぞ。
>>618 それを言ったら605はロクレヴィネタを追い出そうとしてるっつーか投下しにくくしてる罠
ああ言えばこう言う
こういうの見て職人さんたちどう思うよ?
少し嫌な言い方だったな、すまん
ああ言っておいてなんだが自分が好きなの書けばいいと思うぞ。ここはそういうスレだから
ここの職人じゃないけど書き手として意見。
リクエスト貰って書くにしろ自分の好きに書くにしろ、それなりの覚悟が必要なのは
ココだろうが自サイトだろうが同じコトじゃないの?
反応の良くないメールに腹立てたのかめげたのか、速攻消えたサイトとかあったっしょ。
自分も書く側だけど、周りになんか言われて書くのやめるような人には
最初から書いて欲しくない。
この前ここでもあったのみたいに期待だけさせられて突然消えられるのも読み手として嫌だし。
まあでも書き手大事に扱ってくれるなら素直に嬉しいと思うよ?
リクエストで書くタイプじゃないんで、今回みたいな騒動とは無縁だけどねw
職人さんたち頑張れー。
自分はより好きに書きたいので自分のとこでやるですよー。
624 :
605:2009/09/18(金) 20:28:45 ID:E0dBDZvj
とりあえず書いてみました
読んでもらえれば嬉しいです
あの日私は、見てしまった。
若様と婦長様が、愛を交わしているところを。
まだ他の使用人たちが起き出してこない時間帯に、二人が、若様のベッドの中で……その、まさに致しているところを。
廊下から、薄いドアごしに聞こえるその声を私は聞いてしまった。
婦長様の、まるで獣のような、あの声を。
それに混ざる、若様の、婦長様を呼ぶ声を。
そしてその合間の、くちゅ、ぷちゅ、という水音を。
膝立ちして鍵穴からそっと覗き見た私の目に飛び込んで来たのは、一糸まとわず仰向けになった若様の上に跨っている、女中服を脱ぎ捨てた婦長様の姿。
婦長様の形の引き締まった、形のよいお尻と、二人の接合部が、はっきり見えて。
ぬらぬらした液体にまみれた若様のそれが、濡れそぼった婦長様のあの部分を貫き、奥まで行っては戻っていて。
若様は、婦長様の露になった胸を、両手を伸ばして揉みしだく。
そのたびに婦長様の口からは、甘い吐息が漏れる。
若様が、婦長様の腰の動きと逆に、より接合部の摩擦が激しくなるように下から腰を細かく突き上げる。
それに合わせ、ビクッ、ビクッ、と婦長様の背中が震える。
二人とも、オトコとオンナの顔を、いつもは私たちに見せない顔をしている。
私は、目の前の光景が信じられなかった。
私より少し年下で、頭の回転はすごく速いけれど、でも私よりずっと子供だと思っていた若様の、そんな姿。
厳しく、でも優しく、若様をお守りする術を私に教えてくださった婦長様の、そんな姿。
二人がそんな関係だったなんて、全然知らなかった。
確かに、私たちが来る前から婦長様はお屋敷におられたけれど、だけど私たちの前では決してそんなそぶりは見せていなかった。
驚きと同時に、婦長様への嫉妬の気持ちが私の心を襲っていた。
婦長様は、私の知らない若様の顔を、どれだけ知っているのだろう。
私には見せない若様のいろいろなことを、婦長様はどれだけご存知なのだろう。
気づいたら私は、若様の腰の動きに合わせ、自分で自分の胸に、そして…あの部分に、手をやっていた。
鍵穴から流れ込んでくる、婦長様のメスの匂いと、若様のオスの匂いの混ざった匂いのおかげで、なんだか私までおかしくなりそうだった。
いや、もうおかしくなっていたに違いなかった。
スパッツの上から手を入れ、薄い茂みの下の、割れ目の付け根のあたり、固くなっている豆のような突起を、私は右手の指で刺激する。
左手は胸の先端、硬くなりつつある乳首を、力の加減を調整しながら摘む。
手が、自然と動いてしまう。
声が出そうになるのを、必死に堪える。
若様と婦長様に気づかれないように、と思っても、つい声が出そうになる。
私のスパッツはもう、私の出した液体にまみれてぐしょぬれになってしまっている。
それはとめどなく、私の中から溢れ出してくる。
私の指が襞の間を通るたびに、入り口の周りを撫でるたびに、どんどん、どんどん溢れてくる。
背筋に電流が走って、もう、まともに膝立ちしているのも難しくなってくる。
だけど、私は二人の痴態から、目を離せずにいた。
私の指は、どうしても止めることができなかった。
だんだん、頭の中の白い領域が広がってくる。
何も、考えられなくなってくる。
二人の動きが、速くなる。
それに合わせるように、私の指の動きも速くなってしまう。
体の芯が、ひどく切ない。
鍵穴の中の二人は、互いを呼びながら、激しく体を重ねている。
若様が、背中をのけぞらせながら婦長様の名を呼ぶ。
若様の両足が、ぴくぴくと震える。
たぶん今、若様の精が、婦長様の中に思い切り吐き出されている。
婦長様のそこを、若様の精が打っている。
私が達したのは、ちょうどその直後だった。
子宮に精が放たれる、あの感覚を、私は想像していた。
若様の精が、私のそこを汚すことを、私は想像していた。
体の力の抜けた婦長様が、同じくぐったりした若様の上に倒れこむのを、私は絶頂の余韻の中、悲しく見ていた。
婦長様の位置に、私はいたかった。
どうして、若様の隣にいるのは私じゃなくて婦長様なんだろう、そう思った。
そして、どうして自分はそれをこっそりと覗き見ているのだろう、という背徳感と寂寥の混ざった思いに、私は身を震わせた。
なんだか、涙が出てきた。
絶頂の余韻に浸る間もなく、私は二人に気付かれるのを恐れて、そっと身を起こした。
そして、音を立てないように小走りでその場を離れた。
だけど、私の瞳には、涙が溢れていた。
どうしてもそれは、止まらなかった。
とりあえず第一話終了
気が向けば第二話以降も書きます
>>627 直球ド真ん中の俺得SSキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ぜひ気が向いて欲しい。つか気よ向け。
>>621 とりあえず621=605ってことは理解した
631 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 09:31:41 ID:ZuQEE/lv
ロリメイドは見たGJ!
是非シリーズ化を……
こんだけやってても、チュウで真っ赤になる婦長さまもイカスw
632 :
627:2009/09/20(日) 00:06:15 ID:Z+QSxLtE
とりあえず気が向いたので第二話
Hのシーンが今回はないので、そういうの嫌な方はスルーで
夜の、サンカンパレスホテルのスイート。
傷を負ってはいるけれど、デスクで経済誌を読めるくらいにはお元気な若様と、精神安定剤を飲まれて今は私のベッドルームでお休みになられている婦長様。
若様の傍らに立つ、女中服の私。
私はあのときの、若様と婦長様のキスの光景を思い出していた。
私という他人がいる状況ではおそらく初めての、キス。
私が見てるのに、婦長様もそれを恥ずかしがっていたのに、あっさりと目の前で見せつけられた、あのキス。
真っ赤な顔の、二人のキス。
ロアナプラに来てから、私と若様の距離はおそらく相当縮まったに違いなかった。
だけどやっぱり、若様の心の中には、婦長様が一番大きい場所を占めているらしくて。
そこに私が入る余地は、どうやらとても小さくて。
「ファビオラ、ねえファビオラ?」
「…は、はい、若様!」
経済誌を置いて振り返った若様に急に声をかけられて、私は狼狽する。
「どうしたの、僕のこと、そんなにじっと見て?」
「い、いえ…何でもありません!」
「何でもないってことはないだろう?
そんなに見られたら、照れちゃうよ。
…それに、敬語、使わなくていいんだよ?
ロベルタだって、寝てるんだしさ。」
「いえ、そういうわけには…私は若様の女中で、今も仕事中なんですよ?」
「だけど、こないだは普通にしゃべってくれたじゃないか?
女中服着てるときは、仕事モードが抜けない?」
「若様…。」
そうだ、私は確かに若様に敬語を使わずにしゃべったのだ。
私みたいなバリオ育ちが、上流階級に属する、それもお父上亡き後は私の雇用主でもある若様に。
私の心を狂わせてやまない、若様に。
私を惹きつけてやまない、若様に。
私は、一大決心をして、再び口を開いた。
「…若様は、婦長様のために、ここまで来られましたよね。
そして、あんなことまでされた。
そのことを、考えていました。
若様には、婦長様が必要なんだって。
婦長様にも、若様が必要なんだって。」
「ファビオラ…。」
「実は、私、見てしまったんです。
お二人がお屋敷で、若様のお部屋で…その…愛を交わされているところを。
もちろん、見ようとして見たのではありません。
偶然、見てしまいました…すみません。」
「…そっか、見られてたか。
それならもう、言い訳はできないよな。」
「若様…本当に申し訳ございません。
私が、不注意だったせいなんです。
あんな時間に、不用意に若様のお部屋の前を通ったのがいけなかったのです。」
「ファビオラ…僕ね。」
「すみません若様。
私は…悪い女中です。」
「いや、責めたいわけじゃないよ。
僕とロベルタのことは、いつかは、誰かに知られてもおかしくなかったんだから。
それに…婦長とはいえ、女中一人のために地球の反対側のタイくんだりまで来る、なんておかしいとも思ったろう?」
「それは…。」
「いや、いいんだ。
ロベルタはね、いつだって父のために、我が家のために一生懸命やってくれた。
僕が誘拐されたときだって、一生懸命駆けつけてくれた。
だから…僕にとってロベルタは、特別な人なんだ。」
「若様…。」
やっぱり、若様のお心には、私が入る余地なんてない。
婦長様のことで、若様の頭はいっぱいなんだ。
きっと私のことなんて、若様の眼中にはないんだ。
そう思うと、なんだか涙が出てきた。
だめだ…どうしても止められない。
私の瞼から流れた涙が、女中服にポツ、ポツと黒い水玉を作る。
その水玉が、どんどん大きくなっていく。
「…どうして、泣いてるの?」
「なんでも、ありません。
私は、大丈夫です、若様。」
私は、右手で目の辺りを拭いながら、必死で平静を装う。
だけど、若様は立ち上がって私を見据えて、強い調子でこう言ったのだ。
「僕、何か悪いこと言ったんだね!
ファビオラを傷つけるようなことを、僕が…。」
「若様…違うんです、若様は悪くないんです…悪いのは私です…。」
「ファビオラは何も悪くないよ!
悪いのは、僕だ。
僕が、ファビオラを傷つけたんだ!」
私の両肩を、がっしと掴む、若様の両手。
でも、私には若様を正視することなんてできない。
私が若様を、苦しめているのだから。
私は、目を逸らしながら、いつしかこんなことを言っていた。
「いいんです、若様。
私が、勝手に若様のことをお慕いしているのがいけないんです!
婦長様がいらっしゃるのに、思いなんてかなうわけないのに、勝手に夢を持っていた私が悪いんです!」
「…。」
言ってしまってから、はっと気が付く。
そうだ、こんなことを言ってしまっては、若様をもっと苦しめるだけだ。
「すみません、若様。
今のは、お忘れください。
しがない女中の、ただの世迷…。」
右手で私を抱き寄せた若様の左手が私の頬に触れ、そして若様の口が私の口を塞いだのは、それを言っている途中のことだった。
背筋を、電流が走った。
若様と私が、今まさに口付けを交わしているのだ。
それは、さっきまではありえるとも思っていないようなことだった。
若様の舌が、私の口の中に入ってくる。
二人の舌が絡まり、若様の匂いが私に侵入してくる。
唾液が、混ざり合う。
二人の口が離れるのを、私は名残惜しく感じていた。
もっと、若様のぬくもりが欲しかった。
だから私は、若様にこう言った。
断られることも、覚悟で。
「若様…私を、抱いてください。
一晩だけの関係でも、いいんです。
今晩だけは、婦長様の若様でなく、私の若様になってくださいませんか?」
「ファビオラ…。」
胸の鼓動が、どうしようもなく激しく打っていた。
口から、心臓が飛び出しそうだった。
若様は何も言わずに、私の頬を寄せ、もう一度口付けた。
私たちの長い夜がいま、始まろうとしていた。
第二話はここまで
第三話はふたりのHシーンです
>>636 やばいな、全裸スタンバイな話じゃないの。
第三話もとても期待しますです。
総員、ズボン下げ
コキ方用意!
639 :
627:2009/09/20(日) 04:26:40 ID:WxjOR6tM
そうそう、俺ロクレヴィアンチだからこの流れでずっと俺のターンするんでよろしくw
この調子でお前らもっと俺を敬えよ!ww
サボタージュは分からないようにするものだ
違うか?
641 :
627:2009/09/20(日) 10:01:47 ID:8Qq1Ckpj
レスくださった方々、ありがとうございます
続きは今書いていますので、今晩か明日UPできると思います
あ、ロクレヴィが嫌いなわけではないです
好きだけど、そればっかりだと何かな、って思って
自分の萌えより周りにウケてもらいたいって職人が最近は多いのかな…
>>642 それで何が言いたいんだ?
心の中だけに留めておけばいいような指摘だな
>>639の事言ってるんだろ
多分偽物だから安心しろ
646 :
627:2009/09/20(日) 19:04:12 ID:WxjOR6tM
あ、ファビは処女の方がみんな嬉しい?
>>623で書き込んだのは自分だが…裏目に出たかも、スマン
でも最後まで読ませてね
649 :
641:2009/09/20(日) 22:09:01 ID:38X6xd9c
はい、お待たせしました
第三話です
レースのカーテンしかかかっていない窓の外からの、点滅するネオンの光だけに照らされた、薄暗いベッドルーム。
二人の、荒い息。
ベッドの周りに、脱ぎ散らかされた衣服。
ベッドに二人、向き合って膝立ちをしている私たち。
さっき下ろした、軽くカールした私の髪を、片方の手で若様が撫でる。
もう片方の手は、私の控えめな胸を優しく、優しく揉みしだく。
若様の指が、粘膜と皮膚の境目あたりに触れるたびに、そして、既に硬くなっている胸の先に触れるたびに、声が出てしまう。
背筋が、ビクっとする。
私も、つたないながら若様の既に固くなっているそれを、さわさわと撫でる。
いきり立つそれの、ほんの少しだけ出ている、まだピンク色の先っぽを、優しく刺激する。
そのたびに若様の口からは、熱い吐息が漏れる。
若様が、顔を近づけてくる。
私も首を伸ばし、若様と口付けを交わす。
その間も、若様の手の動きは止まらない。
若様はまだこんなお歳なのに、若様のそれはまだあんなに初々しい色なのに、若様はとても上手い。
きっと、婦長様とそれだけの経験を積んだに違いない。
そう思うことへの悲しさと、若様から与えられる快感とがないまぜになった感情が、私の心を襲う。
悔しいけれど、感じさせられてしまう。
私は、一気に若様のそれを包んでいる皮をまだ薄い茂みの側に引き、先っぽを露出させる。
未発達な、まだエラの張っていない先っぽの部分が、露になる。
ぱんぱんに充血してテカテカと光を反射する若様のそれと、皮との隙間に私は指先を入れて、ぐりぐりと刺激する。
若様はまるで、女の子のような声を出す。
若様の手の動きが、一瞬止まる。
私のそこも、若様の指を求めて蠢いているのを感じる。
じゅんと湿って、ぴくぴくと震えて、そこが若様に触れて欲しがっているのを、私は感じる。
切なさが、私の脳髄を支配する。
「若様ッ…お願い…しますッ…下も…触って…下さいッ…!」
胸を触られているだけでも、絶え絶えになってしまう声で、私は若様にお願いする。
本当はこういうはしたないことは若様はお好きではないんだろうな、と思いつつも、若様を失望させてしまったかもしれないことを恐れながらも、そう言わずにはいられない。
恥ずかしいけれど、どうしても若様に触って欲しい。
若様は無言のまま、おっかなびっくり私のそこに片手を持ってくる。
だけど、若様の指は行きつ戻りつして、なかなかそこをちゃんと触ってくれない。
…もしかして、処女だと思われている?
「若様ッ…私ッ…大丈夫ですからッ…初めてじゃないですからッ…!」
そうだ。
娯楽の少ないバリオでは、そのくらいしかすることがなかったのだ。
私も、幼馴染と、初めての経験をした。
そして、惰性だったかもしれないけれど、何度も身体を重ねた。
貧しさのあまり、友達の中には自らの体を売るような子もいたけれど、だけど私はそれにはさすがに抵抗があった。
これまで私が身体を許したのは、その幼馴染、ただ一人だけだった。
でも、そのことが若様のお心を傷つけていないか、それが心配だった。
私の思いをよそに、若様の指が、ためらいながらも私の茂みの間の、割れ目を微妙なタッチでなぞる。
その瞬間、私の脊髄を電流が走る。
硬くなりつつある肉芽を、くりくりと若様の指がソフトに撫で上げる。
「うぁ…ッ…若様ッ…若様ッ…!」
一気に、私のそこから液体が分泌する。
キレイにアイロンのかけられたシーツが、若様の指をひどく濡らすほどしたたった私の出したもので、どんどん湿っていく。
若様の指が、じゅぷじゅぷと水音をたてる私のそこを、少しずつかき回す。
その動きによって与えられる快感で背中が震えてしまって、私の手が若様のそれから離れそうになるけれど、私は若様のそれを懸命に扱く。
若様のそれが、青筋をたてていっそう硬く、熱くなる。
何かぬるぬるしたものが、若様のそれの先から少しずつ出始めている。
「キャッ!!」
急に若様に、押し倒される。
倒れた私の背中を、柔らかいベッドが受け止める。
「ファビオラ…ッ…僕ッ…もう我慢できない…ファビオラの…中にッ…入りたいッ!!」
私を組み敷いた真っ赤な顔の若様が、荒い息の中でそう言う。
若様が、私を求めている。
そのことが嬉しくて、涙が出そうになる。
「はいッ…若様ッ…!」
私は両足を開くと、そこを、くぱぁ、と音のしそうなほどに濡れ、熱を持ったそこを自分の指で開く。
若様は自分のそれに手を添えて、私のひどく濡れてしまったそこの入口へと、ぴたっと当てる。
「いくよ…ファビオラッ!」
「どうぞ…若様ッ!」
刹那、若様のそれが私のそこを、一気に貫く。
いきなり自分では触れないところまで、若様のそれが来ている。
「うぁ…ッ…若様ッ…ぁ…ッ!!」
それを入れられただけで、私は軽く達してしまっていた。
私のそこが、まるで別の生き物のように、若様のそれを包み込みながら、蠢いていた。
「っく…ぁ…ファビオラっ…ファビオラッ…!」
おそらくは快感に打ち震えながら、若様が、私を呼んでくれる。
それが、すごく嬉しい。
それだけでも、私のそこはキュッと締まるような、そんな感じがする。
私の中に侵入した若様のそれの形が、はっきりとわかる。
若様は、少しずつ腰を動かし始める。
私のそこから流れ込む快感が、若様の動きに合わせて激しく波打つ。
奥まで行っては戻る若様のそれが、激しく私を蹂躙する。
私の長い髪が、揺れる。
「あァ…ッ…若様ッ…若様ッ…!」
硬く閉ざされた子宮の入口を、若様のそれが押し広げている。
若様の腰の微妙な動きが、より感じる場所にときどき当たる動きが、私の心を溶かしていく。
若様と私は、いま、一つになっている。
乾いた肉と肉のぶつかる音が、そして二人の喘ぎ声が、部屋に充満する。
若様が、腰を動かしながら私の片手を握ってくれる。
私のもう片方の手は、ぎゅっとシーツをつかんだままだ。
若様のぬくもりが、手から伝わってくるのが嬉しい。
若様の背中が、だんだんのけぞってくる。
身体の芯が、ぴんと張ってきている。
私も、だんだん何も考えられなくなってくる。
「ファビオラッ…だめだッ…出ちゃうッ…!」
「若様ッ…ください…若様のを…中にッ…くださいッ…!」
ドクン、ドクンと脈打つ、若様のそれ。
私の子宮を打つ、若様の精。
それは、ものすごい勢いで、そして量で。
私の中に、じゅわ、と若様の精が染み込むのが、よくわかって。
すごく、幸せな気分になって。
ずるっと、少し柔らかくなった若様のそれが私の中からこぼれ落ちる。
二人の出したものが、トロッとシーツに滴り落ちる。
荒い息の中、私は、若様の腕の中にぎゅっと抱かれていた。
コトを終えても、若様から離れたくはなかった。
ずっと、こうしていたかった。
この時間が、ずっと続いてほしかった。
以上です
もしかしたらまた続きを書くかもしれません
>>653 書いてくれるというのなら
無論期待に胸を躍らせて
正座待機しています。
これでいいですか?
次回からこのトリップで書き込みます
>>648 647です
いや自分の発言を盾にして荒らしが出たのかと(汗
回りになんか言われても書くのやめるのナシねみたいに書いたからさ
なんか言う奴を牽制したつもりもあったが逆に煽ってしまったようだとw
>>656 乙でした
またよろしく!
>>658 そういう意味か。つか今読めばそうとしか読めないね。
読解力無くてすまんかった。
>>656 GJ!がんばって。
>>641 ロクレヴィばっかりだと何だ?
何の問題もないわけだが
>>660 書くほうは大変なんだよ
ネタかぶらないようにするの
こんばんは、続きを投下します
一応これで完結です
ベネズエラに帰った私たちは、婦長様のリハビリでの不在の間、何度も愛し合った。
若様には婦長様がおられるということ、決して私が若様の一番ではないだろうということ、それは辛かったけれど、だけど、若様と肌を重ねることができて、幸せだった。
その夜も、私たちは若様のベッドで愛し合っていた。
カラカスの病院に入院されている婦長様からは、「私の留守の間、きちんと若様をお守りするように。」と仰せつかっていたから、警戒しにくい夜に二人でいるのはなおさら都合がよかった。
明かりを暗くして、レースのカーテンだけ残して窓の外がわかるようにして、いつでも手に取れるようにベッドサイドに銃を置き、私たちは生まれたままの姿で、互いの肉体を貪りあっていた。
髪を下ろし、犬のように四つんばいになった私のそこを、膝立ちした若様が愛してくれる。
若様の指が、じゅぷじゅぷになった私の中を、ちょうど肉芽の裏あたりをつんつんと突く。
そのたびに私の背筋がビクッと震えて、声がまろび出てしまう。
私の中から、液体がどんどん溢れてくる。
同時にもう片方の手で後ろから揉まれている胸の先が、ぴんと硬くなる。
二人の激しい息遣いと、淫猥な水音が部屋に響き渡る。
「ファビオラ…少し胸、大きくなってきたみたいだね。」
「うぁ…若様がッ…ぁ…そんなにッ…ン…ッ…揉ま…れる…からです…ッ!」
そうだ。
こっちに帰ってきてから、ブラのサイズも一つ大きいカップになった。
若様が、こんなに私の胸を愛してくれるからだ。
婦長様ほどはまだ大きくないけれど、着実に、着実に育っている。
ちらっと若様の方を見る。
若様のそれは、大きく反り返り、青筋を立て、ビクンビクンと震えている。
私が初めて見た頃はピンク色だったそれの先は、今ではその頃よりはちょっと赤紫がかった色になっている。
そんなになるほどまでに、私たちは身体を重ねている。
早く、若様のそれで貫いてほしい。
また私の中で、精を放ってほしい。
それで万が一妊娠してしまっても、私はかまわない。
愛する若様の子供だから、二人の愛の結晶だから。
婦長様がいても、若様の心の欠片にでも私がいることができれば、それでよかった。
私のことを若様が忘れないでくれれば、それでよかった。
使用人と雇い主という身分違いの、それもメスチソと純粋な白人という容易には越えられない壁のある恋だから、私はそれでよかった。
若様が、私に後ろから覆いかぶさる。
若様のそれが、私のそこの入口を撫でる。
私のそこが、若様のそれを求めてヒクヒクと蠢いているのを感じる。
「ぁ…ッ…!」
若様のそれが、入ってくる。
私を焦らすように、入口の周りを何度も浅く、それが行き来する。
奥のほうが、すごく切ない。
若様は、ちょっと意地悪だ。
それがわかっていて、こうしているのだ。
普段はすごくお優しいのに、こういうときは別だった。
「…ッ!」
唐突に、いきなり奥まで貫かれて。
激しい快感の波が、私にいきなり襲い掛かってきて。
そのまま若様は、後ろから私をリズミカルに突き上げる。
ぱんぱんと乾いた肉同士のぶつかる音が、私の声と二人の荒い息とあわせて部屋に響く。
私の腰をつかむ若様の手のひらが、だんだん汗ばんでくる。
「若様ッ…若さ…まッ…キス…キスしてくださいッ…若様ッ…!」
若様は、腰を動かしながら身体を捻り、私の顔の横にご自分の顔を持ってくる。
私は横を向き、若様に口付ける。
唾液の混ざり合う、淫猥な音がする。
若様の腰の勢いは、ちっとも衰えない。
私より歳下だけれど、やっぱり男の子だ。
スタミナが、全然違う。
若様と二人、快楽の階段をどんどん上り詰めていく。
頭の中がどんどん、真っ白になっていく。
今のこの行為のことしか、考えられなくなっていく。
若様の熱い精が私の中に注ぎ込まれるのと、私が達するのはほぼ同時だった。
子宮口からその奥まで、若様の青臭い液体が、一気に染み込んでいく。
この瞬間が、私は一番幸せなのだ。
身も心も若様のものだと再確認できる、この瞬間が私は一番好きだった。
二人の息が、だんだん落ち着いていく。
全ての力を使い果たしたかのように私の横に大の字になっていた若様が、むくっと起き上がる。
そして、枕の下に手を入れる。
「…若様?」
「ちょっと待ってね、ファビオラ。」
「…?」
若様が、枕の下から取り出したのは、革でできた、円筒状の指輪のケース。
ケースには大文字で"BVLGARI"と書いてあるが、なんと読むのかわからない。
「…!」
若様はケースを開けて、指輪を取り出し、私の左手の薬指に、優しく嵌めてくれる。
何重にもなった輪が特徴的な、キラキラ光る指輪。
表面にも"BVLGARI"って彫ってある、キレイな指輪。
それはまるであつらえたように、私の指にぴったりと嵌まる。
「ちょっと早いかもしれないけど、これが僕の気持ちだよ。
ファビオラ、僕と一緒に我が家を支えてくれないか?」
「…若様!」
私はあふれ出る涙を拭きもせず、若様の首に手を回して、若様に口付けた。
正直、これは予想外だった。
まったく、してやられた。
若様は、婦長様のことを第一に思われている、と思っていたから。
こんな私なんかが、バリオ出身のメスチソの女中が、そんなことをしてもらえるなんて、思ってもみなかったから。
私と若様は、それまでの情事の跡片付けもしないまま、再びひっしと抱き合った。
外からの月明かりが、祝福するように二人を照らしていた。
私は、若様の瞳を見つめながら、こう言った。
「…これからは私が一番じゃないと、許しませんからね!」
以上です
お読みいただきありがとうございました
>>666 なんてこった。
まさかの寝取りオチとは!!
いや大好物っちゃ大好物ですけれどもね。
668 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 07:43:23 ID:vdo/ZYzs
扉を開けたら、婦長様がいると思ったのに
身を引こうとする婦長さまを巻き込んで、3Pに発展すると思ってたのにぃ〜
でも、GJ!!
実にエロ可愛かった
次回作構想
・一番人気(?)のロクレヴィ、レヴィの部屋で飲んでいて…
・ですだよの留守中に6dがソーヤーと…
・雪緒と銀さん、神社に出かける前に…
だからそういうのもういいから
出来るだけマンセーされたい気持ちはわかるけど
>670
別にマンセーしてほしいわけじゃないんですけど?
とりあえずどれも自分の萌えツボにはまるので、その中でみんなが一番喜んでくれそうなのを反応見ながら書こうかな、と思っただけで
自分の好きなやつを書けばいいじゃないか
全部書きたいなら全部書けばいい
読ませてもらってありがたいけど、いいかげん鬱陶しい
過度にコテでリクを集めたりするのは嫌われるぜ。
人を喜ばせたいと思うのは立派だが、過ぎれば厚かましくもなる。
ここは大半名無しの2chスレだからな。
長くそういうことをやり過ぎると私物化してる風になっちゃうし、他の職人も出づらい。
堂々と自分へのリクを集めたいなら自分のHPを開きな。
ここが共用落書き場ってことは忘れちゃいかん。
過度の馴れ合いは嫌われるんだよ。
荒らしからは擁護するけど672,673とかも正論と思う658です
自分のトコで仕切りなおすにしろこないだの逃げた奴みたいにもういいよ!的な反応はナシで頼む
それだけはマジで勘弁
ああ、そうか、前出て行った職人さんもこれが嫌だったんだな
じゃ自分とこでやります
さいなら
捨て台詞吐いて行っちゃったか。
なんつーか、「ロアナプラにやってきたアメリカ人」状態で、2ch慣れしてねえんだなーって気はした。
なんにせよ、まだ早いか向いてない罠。
ゆっくり自分とこでやるが一番良いさ。
うわ、一歩遅かったか!!
674とかですが623でも言ったよね?
どっちにしろそれなりの覚悟が必要って!!
そういう反応しか出来ないってことは書き手としての甲斐性の問題よ?
認めて欲しいのは分かるけど聞くべき意見はリクエスト以外も聞け?な?
マジで裏目に出やがった…!!
今なら擁護出来るかもしれんから戻って来い?
その状態で自サイトに逃げても読者つかないぞ?
リクエストありきで書きたいならそれこそだ
>>675 >>674が言った直後にこれかよアホらしいw 本当に18超えてるの?
折角のSSもこんな捨て台詞付きじゃ素直に読めないわー
まあ次の時は控え室熟読してくるくらいの下準備はした方がいいよ
諦めないで投下してくれるのを待ってる
◆SDCdfJbTOQとかも同じようなリクエストみたいなのやってたのに叩かれなかったよな
単に叩いてるやつの好き嫌いだろ
氏はリクエストクレクレ状態じゃなくちゃんとわきまえてたからだよ…
やりすぎるか否かで、675は分水嶺を見極められなかったんだよ…
…戻ってくる気まだある?
つかもう見てないかな…
ああ、バカのおせっかいのおかげでまた一人書き手が減った(´・ω・`)
素直にSSだけ投下してりゃあ、神扱いなんだがなぁ
>>680 何その「わきまえてる」って
ただの主観でやってること同じじゃんww
SSも投下せずに文句だけ書きなぐって作者追い出すなんて何も得るものないだろうに。
やってるの同じなのは否定しないけどね…
氏にしてみたら「一緒にすんな」言うかもしれないし言わないかもしれないが
そう思ってる読者はいるだろ
リクエストしないから好きに書いてってのもリクエストのうちなんだよ
そこを読み取れるかどうかがいわゆる書き手の甲斐性ってやつだと思うんだが
結局自分に都合のいいリクエストしか欲しくないんだなって呆れられるという今回前回のパターン
感想くれて当たり前リクエストくれて当たり前っていう考えなら自サイト運営もあやしいもんだ…
ちなみに自分は割と長く書いてる経験から言ってるので文句じゃないし
数度に渡って激励も擁護もしてるよ
なんか偉そうな奴が多いなこのスレ
いきなり上から目線で頭ごなしに言われたら誰でも切れるよ
追い出したとか言うけど作品を褒めてた奴もいただろう
ちゃんと評価してる人もいるのに少し窘められたら捨て台詞吐いて出て行く
読み手が職人を大事にするように、職人も自分の読み手を大事にして期待に応えようとしてやるべきなんじゃないのか
またこの流れか…
奴が悪かったにしろ今の雰囲気で投下したい職人はいないだろうね
3ヶ月くらい作品投下ない方に20
うざいならうざいで、スルーしてればいいのに
どっちがマシかは知らん
自分は否定意見や煽りも感想と捉えて楽しむ派のマゾな書き手だから無視されるより意見される方が嬉しいけどw
結局いなくなられて困るのは皆同じw
この様子見てたら、何かSS書きたいヤツがいてもこの空気のままならここには投下しないだろうなと思うよ。
ここに書いてもいないヤツにうるさく注文つけられ、なりすましは現れ、だもんね。
そんなとこに善意で投下してくれるヤツはよほど図太いか自己顕示欲強いかだと思っちゃう。
かくしてよそで書いてるヤツとクレクレ君が雑談してるだけのとこに、ここはなったというわけだ。
かく言う俺もここのアイディア拾っては自分のホームページに書いてるんだけどさ。
吐き捨ては結構です
ご自分のホームページで心ゆくまでどうぞ
>>661 読み手はそんな細かいこと気にしないよ。
ネタ被ったとしても内容までまるっきり同じ話になることはないし。
>>692 >そんなとこに善意で投下してくれるヤツはよほど図太いか自己顕示欲強いかだと思っちゃう。
そんなこと言ったら、余計に書きづらくなっちゃうじゃんww
でもみんなしっかり(*´Д`)ハァハァしたんでしょ
誰も作品に文句は言ってないしね
そんなことより や ら な い か
なんかね、若いなと思った。
住人も、いなくなっちゃった職人も。
相手に夢を、理想を抱きすぎなんだよ。
住人は2ちゃん初心者らしい職人に職人としての理想像を押しつけた。
この職人が今の状況を打開してくれるかもしれないという希望を過度に抱いた。
職人はみんなに喜んで欲しくて誰か彼かの言うとおりにばっかりやって、結局そればっかじゃ嫌な気分になり、出ていってしまった。
2ちゃんの雰囲気をよくわかってなかったんだろうな。
作品のレベルと職人としての甲斐性とやらは必ずしも比例してないじゃん。
職人に何でも求めるのは酷だと思うよ。
もういいって。これ以上この話題引きずっても全く意味が無い
語りたきゃよそでやれここはエロパロスレだから
同じ住人だけがこの先ずっといるわけじゃないだろ?
ここで解決したとしてもきっとまた同じことが起こるんだよ
だから次の職人を待ちつつ尻の話でもしよう
姐御の尻は俺がもらった
はぁ?少しくらいの煽りへの耐性も無いような2ちゃん初心者なら半年ROMれよ
2ちゃんの空気もわからずただ延々ダラダラと馴れ合いたいなら自分のサイトで好きなだけやればいいと思うよ
それにそもそもは「誰かの言う通りじゃなく好きにすればー?」って話だろ、話を歪曲すんな
>次回作構想
>一番人気(?)のロクレヴィ、レヴィの部屋で飲んでいて…・
>ですだよの留守中に6dがソーヤーと…・
>雪緒と銀さん、神社に出かける前に…
一々勿体振ってないで、書きたい話しを書けよ、書けるなら全部書けって話しになるんだよ
このスレなんか良心的な方
次の職人、ねぇw
つまり結局今の住人は誰もここには書かないんじゃん?
自分たちが書きもしないくせに誰かの光臨待つのって、すげえアホらしいと思うよ。
そんなクレクレ君ばっかのとこに誰が書きたいさ?
俺もなんかブラクラもの書きたいと思ってたけど、今の状況ならここには書きたくない。
賑やかな他作品スレなら、ポジティブな反応が多く得られるスレなら、神々に混ざってこっそり投下してもいい気になる。
>>702 それを言うと、他の某職人は何で叩かれないんだ、っつー話になる
あの人との違いは「他人の評価を気にして細かい設定まで他人のご意見を伺う」か、「キーワードだけ提示して他は全然お構い無しで好き放題書くか」ってとこだと思うけどな
さっさとお好きなスレに移動すりゃいいのに
いちいち吐き捨てなきゃ気が済まないのかね
つかこの手の吐き捨てするやつさっきから文面似てるね
>>705 お前もな
無駄な語尾を省く文を書くと大体同じような文体になる
せっかく
>>700が空気変えようとしたのに
いつまで引きずるつもりなのさ
じゃ好きなの書いてやるから書いて欲しいネタリクしろよw
711 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 12:22:16 ID:Gs3rpbZw
期待age
書く側の俺も常にクレクレ状態だぜ!!
書くより読みたい時ってあるよな!!
ここんとこ書いてないのはネタ切れだからで別にここの雰囲気とかじゃねぇぞ!!
新巻出るまでの辛抱だな
714 :
お仕置き:2009/09/24(木) 23:49:11 ID:gPxMx0Or
「「あ〜ん、うわ〜ん!!」」
帰るなり、子供たちの泣き声の大合唱
いつも一緒な割りに、いや一緒だからこそしょっちゅうケンカしている
『誰に似たんだか……』
突っ込み待ちのような感想を胸に、しゃがみ込んで子供たちと視線を合わせる
「ど〜したぁ〜
また、ケンカかぁ?」
二人の頭に手を置きながら、優しく話かけた
ビクッ
子供たちが怯えるように身を竦める
そこで違和感をもった
姉の頬が腫れている
ケンカしても男の子、弟が手を出すことはほとんど無かった
そう言えば、この時間いないはずの無い、レヴィの姿が見えない
「どうした」
ロックの再度の問に、緊張が混ざる
「マ、ママが……」
姉がしゃくりあげながら答えた
『レヴィが!?』
そんな筈は……
はっきり言って、レヴィは子供たちを溺愛している
無論、悪さをした時は容赦なくぶん殴るが、お尻叩きか拳骨程度だ
頬を張るなんてしたことがない
「いったい、どうしたんだ」
ギィ……
レヴィが篭った、寝室のドアを開ける
灯りも着けず真っ暗な中、ベッドの脹らみに近づく
「……レヴィ」
「ヘッ、なんだよお説教かよ」
布団の中から、やさぐれた妻の声がする
「ガキなんて、ぶん殴る為にいるのさ
糞を垂れるしか能のないころからエサぁ詰めこんでやってんだ
穴使えるようになって売っ払えるまで、張り倒して遊ぶののどこが悪い……」
「レヴィ!
レヴィ、もういいから」
飛び出して、食いつくように吠え続けるレヴィを懐に収める
「ウウッ、ウウッ〜〜……」
クセになってしまったレヴィの泣き方
すっかり泣き虫になったが、子供たちを心配させないよう、声を殺し俺の胸に顔を埋める
「大丈夫
悪く無いとは言わないけど、しょうがないことだから」
髪を撫でながら、レヴィが落ち着くまでゆっくり泣かせるつもりだった
715 :
お仕置き:2009/09/24(木) 23:56:44 ID:gPxMx0Or
「僕がオモチャで遊んでたら、ママが取り上げて壊したの
見つけてくれたお姉ちゃんが怒ったら、ママがぶったの」
それだけだ
子供たちが泣くのも仕方がない
そして、レヴィが激昂したのも、また仕方がなかった
そのオモチャの名は『ソードカトラス』
ベレッタM92FS Inoxカスタム
「アタシが悪かったんだ
もう、あんなもの必要無いのに、未練がましく隠してたから
それなのに、あの子たちに……」
「大丈夫、あの子たちだってわかってくれるさ」
「でも……」
まだ、レヴィはグズグズとシャクリ上げている
「しょうがないな、ホラ」
ガチャ
コロコロ……
ドアを開けると、二人の子供が転がり込んだ
「「ママ〜〜!!」」
レヴィに飛びつく子供たち
「ゴメンねゴメンね……」
二人を抱き締め、謝り続けるレヴィ
「ママ、泣いてるの」
「パパ、ママを泣かしちゃダメ」
やれやれ、すっかり悪役だなぁ
仲良く抱き合う母と子供たちに、なんとなく、疎外感を持ってしまう父親だった
終
図太くて自己顕示欲の強い方、ご一名様入りましたwwwwwwwwwwwww
>>714-715 なんという偉業!いや、神業!!
こんなに萌えニヤケたのは久しぶりだw
ありがとうGJ!!
ロックは3人分の子育て状態だなw
そして子供のオモチャと間違われるカトラス涙目w
家族ものはいいねー
もっとエロを!
でもGJ
ストイックな職人さんは良いね
GJでした
>>715 おおぉー!本当に書いてくれるなんて!
リクエストしてみるもんだなw
ありがとうございます!大変GJしゅうございました。
全俺が感動した。゚・(つД`)・゚。
何故だか神は俺が目を離している隙に降りるようだ・・・
いじけて布団中潜り込んですんすん泣いてるレヴィたんかわいいよ(*´∀`)
GJ
いい話読ませてもらった!
ほのぼのもいいけどさ、誰もエロ投下しねえのかよ
エロパロ板にある意味なくね?
あ、こう書かれたからって、叩かれたモウコネエヨ、とか言うなよ
愚にもつかないこといってゴネてる阿呆がいるけど、ここって21禁じゃなかったっけww(エロ的な意味では無く)
中身に文句あるなら自分で好きなの書けばいいのに
供給は他のジャンルに比べてやっぱ少ないか?
原作自体がどんどん二次向きじゃなくなってるしなw
再アニメ化して書き手が増えるような気がしねえから
今いる職人は大事にした方がいいよな
吐き捨て逃走職人はいらんけどw
そういや最初の方の吐き捨て職人が立ち上げたっぽいサイトがもう消えてる?
逃げた奴のことなんか忘れろよ
女々しくてごめんなw
ほ
の
かでは抜けない
レヴィかわゆすなぁ
一度でいいから、みつあみレヴィたん見たい
このスレ終わったな
737 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 14:46:27 ID:LP6Q/VH1
本当に終わったんですか?
今、頑張って書いてるんですけど…
ここにあげたいなぁ…って思ってたのに。
書きたかったら書けばいい
外野が何言おうと気にするな
739 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 19:55:55 ID:9L5T8v/t
>>733 二本三つ編みならメガネ付きでアメリカンスクールガール風のを見てみたいな
ロクレヴィかわいいよロクレヴィ
「……」
「レヴィ、あのさ、キスする時は目を閉じてもらえないかな」
「……いちいち注文が多いんだよテメェは」
「だって髪の毛が目に入ったら痛いじゃないか」
「ったく……コレでいいのかよ」
「うん」
「……」
「………」
「………〜〜〜ッ…」
「れ、レヴィ、レヴィ?」
「──……ッぶはァッ!?」
「鼻で息していいんだよ!? 何でずっと止めてるんだよ!?」
「だったら最初ッからそう言えよこのクソッタレ!!
大体テメェ、何秒間あたしの口を塞いでる気なんだよ!」
「何秒間とかって……キスってそういうものだろ!?」
「知らねぇよ!!(ボカッ)」
「あうっ」
「…………」
「(´・ω・`)ショボーン」
「……ヘイ、ロック」
「何だよレヴィ」
「(グイ)…………“鼻息が当たってくすぐったい”とか抜かしたら今度こそ、
《コイツ》でテメェの尻をファックしてやるからな」
「言わないよ、そんなこと」
かわいいロクレヴィってこうですか!?わかりません!!
その調子!
GJ!
和んだ
レヴィたんカワユス
レヴィたんは理想の彼女
最終的には犯島さんに敵わない健気なレヴィも良いけど
逆に虐めまくるドSなレヴィも見てみたい
確かに最後までドSを貫くレヴィたんって、無いよな
どれも、最後には子猫ちゃんw
キスマークだらけのオカジマさんが毛布かぶって泣いてるところが見たい
そんくらいやってもらわなきゃレヴィじゃねえよ
752 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 00:05:12 ID:N9w0C5xW
>>737 です。
自分から振ったくせに遅くなっちゃってすみませんorz
大体書けたので書けた部分からあげさせてもらいます。
もちろんロクレヴィっ!
ドSなレヴィではないですwごめんねww
SSほとんど初めて書いたんで文章が怪しいですが、そこは華麗にスルーしてください。
753 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 00:15:01 ID:N9w0C5xW
「はぁ〜何でこんな事してんだろうなぁ…」
今日はたいした依頼もなく、暇だったレヴィはとっとと帰ってきてしまった。
というか、何故かイライラしているレヴィに社員の安全(もとい、事務所の安全)のため、ボスから
今日はもう帰れ、との命令が下ったのだ。
「あっのバカ…」
イライラとした気持ちのまま帰宅したものの、不運なことに酒はからっぽ。
そういえば、昨日ロックと飲んだのが最後だった…と、気づいても後の祭り。
「大体、昨日アイツがあんな半端なことしてくからっ…」
昨日、ロックと二人でアタシの部屋で飲んだときだった。
酒も空っぽ、話も尽きた。さぁ、帰ろうと玄関に手をかけたアタシに
アイツが無理やりキスをしたのは。
754 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 00:15:40 ID:N9w0C5xW
「…何でだ…よ……」
その後は自分からしたクセに、頬を真っ赤に上気させて、今日は楽しかったよ、と無理やりアタシを追い出した。
突然の事に呆然としているアタシを残して、ハイ、さようならと無機質に閉じられた扉。
いつも、ロックが送っていってくれるのに今日はひとりなんだなぁ…ということに弱冠不満を覚えつつ、
トボトボと帰宅までの道のりを歩いてる間も、脳は停止状態。
優先すべきは、何故あんなことをしたのかで、嬉しいとか、そういう気持ちはなかった。
どういう顔をしていいのか分からず、
今日、もんもんとした気持ちを抱えたまま出勤するも、アイツはいつもどおりで。
まるで何にもなかったみたいにいつも通り。
パソコンの前で黙々と作業しているロックに昨日のコトを聞くタイミングもつかめず、
それとなーくアプローチをしてみても…向こうからはノーアクション。
パソコン画面から絶対に視線を外さない。一転集中。
次第にイライラしてきた。
イライラはつのる一方で、見かねたボスからあの御一言だった。
「…アタシをっ…み…ろ…っ」
家には何もない。でもイライラはやまない。
出かけるのも面倒臭い。でもスッキリしたい。
空の瓶を見つめると思い出されるのはアイツのキス。
つかまれた腕の痛み。唇の感触。
一瞬の、あんな軽いキスだったのに生々しい感覚から逃れられない。
自分の指が唇に触れ、次第に首筋、鎖骨。そしてその下へ…
あんまり好きではないのだけど、その行為を自分で止めることはできなかった。
755 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 00:16:22 ID:N9w0C5xW
「ん……」
自分が気持ちいいところなんて、数々の望まない行為で学ばされた。
耳の後ろをそっとなでながら、空いた手でやわやわと追い詰めるように片方の胸を揉んで行く。
十分焦らしたかなと思ったところで、空気に触れ、過敏になった乳首をきゅっとつねる。
案の定もう硬くなっていて、甘い吐息がもれる。
もう片方の乳首はもう硬くなっていたので、引っ張ってみた。
ほら、気持ちいい。
「んぁ…ロック…」
想い人の名前を呼びながら、片方の手を徐々に降ろしていく。
腹筋、骨盤、太もも……そして、下着の上から既に湿ってきた箇所を撫でる。
徐々に強く。そうしている間も片方の手は自分の感じるところを撫で続ける。
首筋、鎖骨、胸。
そして…くちびる。
アイツの唇の感触を思い出しながら。
体中が感じるように…焦らしつつ……
「ふぅ…っ…」
もう限界だなぁ…と、感じてゆっくり下着の中へ手を伸ばした。
漏れるほどではないにしろ、十分に湿っていることに満足しつつ、
指をずぶずぶと飲み込ませるようにいれていく。
手探りでそっと…柔らかいナカに指を突き入れると、大きく吐息が漏れる。
「…っ…はぁ…気持ちぃいっ…ロック……」
指を何度も往復させると、とろっとした愛液がゆびに絡み付いて…気持ちいい。
指を増やして、徐々に速く…激しいピストン運動を繰り返すと、呼応するように火照る体。
「あっ…もうちょっ…イクッ…」
指を動かしながら、もう片方の手で出っ張ってきたクリトリスをきゅうっっとつねったら、
体がびくびくっと痙攣して……
「…くっはぁ…ん…あぁっ!」
目の前が真っ白になった。
756 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 00:17:16 ID:N9w0C5xW
辺りに漂う「自分の香り」。
それをすぐに処理するのも億劫で、ベッドの上にだらーんと寝転んだまま考えるのは、
やっぱりロックの事。
さっきの自慰のおかげでイライラは吹っ飛んだ。
けど、その代わりモヤモヤした感情に包まれる。
「何でアイツは何にもしてこねぇんだよ……」
裏を返せば、『何かして欲しい』ということ。
実際、アイツが何にもしてこないからオナニーなんてやってる訳で。
事後の空しさをガマンしてまでそういう行為をするのは…アイツが好きだから。
……という訳ではない。
そもそも、『好き』ということがどういうことか分からない。
キスしたいと思ったら『好き』?
ヤりたいと思ったら『好き』?
堂々巡りだ。
そもそも、私がロックを好きだったとして……そんなこと認めたくない。
というか、認められない。
「いつまでもホワイトカラーを脱げないヤツにこの二丁拳銃がマジ惚れ?
……ロアナプラ中の笑いもんだぜ」
特にエダは大爆笑だな……とか自重しつつも、
分かってる。
アイツとアタシは住む世界が違うんだ。
アイツはグレーゾーンから闇を傍観しているだけで、これ以上コッチにくる気はないらしい。
それに、黒は全てを飲み込んでしまう。黒と灰色が混ざっても結局は黒だ。
ハッピーエンドな訳がない。
「分かってんだ……」
だったら話は簡単で、昨日のことなんて無かったことにすればいい。
…………………何故かできない。
天津さえ何かを期待してる自分が…嫌いでしかたない。
「っあー!!面倒クセェッ!」
元々うだうだ考えるのは性に合わない。
そういうのはロックの役割で、あたしの役割は本能の赴くままに行動することだ。
「……寝るか」
757 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 00:18:25 ID:N9w0C5xW
四肢をだらーんと広げて寝る体勢に入ってから15分くらい経った頃、
ウトウトと、夢と現実の境界をさ迷っているとガチャガチャと瓶がぶつかり合うような音が廊下から聞こえてくる。
(ロックか…?んなわけねぇよな。はは…)
「レヴィー?いるんでしょ?」
「……」
レヴィの部屋のドアを叩いてる野郎の声は確実に…ロックのものだった。
「はぁっ!?」
頭の中に浮かぶ疑問は多々あったけれど、優先すべきはベットの渇いたばかりのシミを隠すことで、
取りあえず掛け布団を掛けておくことがその時のレヴィにできる精一杯のことだった。
「? いないのー?
……って、あれ?鍵開いてるし!不用心だなぁ」
ガチャッとドアが開く音がしてロックが部屋に入ってきた…と、思ったらレヴィの方を見て顔を紅くしたかと思うと俯いてしまった。
(バレたの…か…?)
その位置から、しかも一瞬で分かったとしたらロックは相当なヤリ手に違いないと思いながらも、背中に冷や汗が流れる。
「なんで何も着てないんだよっ!」
「…あぁ、そんなことか」
自尉がバレるかどうかに夢中で忘れていた。
レヴィはそんな自分に呆れながらとりあえずそこら辺に転がっているいつもの黒いタンクトップと下着を身に着けた。
ホットパンツは……面倒だったので履かなかった。
大体、こんなもの着ても着なくても露出度は変わらない。
ただ外に行く時は、じろじろ見られるから履いてるだけだ。
「はぁ…女の子なんだからせめてパンツぐらいは履こうよ…」
「履いてんじゃねーか」
「ひとりの時も!」
「ッチ、……はいはい分かりましたー!
…んで?何しにきたんだよ」
そもそもこんなことになってるのは全てコイツのせいだ。
昼間はなーーーんにも言ってもこなかったくせになんだっていうんだ。
「…仲直り?しようと思ってさ」
「はぁ?…もともとケンカなんかしてねぇじゃねーか」
「うーん…そうなんだけど…昨日のアレ、覚えてない?」
「…覚えてねーよ」
758 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 01:10:43 ID:N9w0C5xW
「そっか…」
ロックは少し寂しそうな顔をして笑った。
多分コイツはアタシが覚えてることも、なかったことにしようとしていることも、
分かってるんだろう。
「…なら、いいんだ。
そうだ!せっかくお酒持ってきたんだし、一緒に飲もうよ」
ロックは何かふっ切れたような顔をしていたが、アタシの心はまだもやもやしたままだった。
だけど、ロックの笑顔を久しぶりに見た気がして嬉しかったから、
そのまますんなりOKしてしまった。
たわいもない話をして、笑って、楽しかった…と思う。
だけど、たまに出来る間がなんとなく…寂しかった。
そうして、いい具合に酔いも回ってきたころ。
「なぁ…ロック」
「何?」
「…ホントは覚えてたんだ…お前がキスしたこと……覚えてたんだよ」
何だか少し怖かったけどロックの手をきゅっと握ってみた。
ロックは何も言わずに握り返してくれた。
「でもよ…あたしが覚えてるって言っちまったら…
お前があんなことをした理由を聞いちまったら…何かが決定的に変わっちまう気がして…怖かったんだ」
ロックの手を強く…強く握り締める。
「上手く言えねぇけど…あたしは今まで何も与えられてこなかった。
全て自分の力で奪い取ってきたんだ…。なのにお前は、無条件であたしが一番欲しかったモノをくれようとしてる。
それをそのまんま受け取っちまったら…あたし中のでっけぇ法則が崩れちまうような気がして…
今までのあたしが否定されちまうみたいな…そんな気がしたんだよ」
ロックは無言だ…。
「もしかしたら、もう崩れてきてるかもしれねぇけどな…。
この世界で上手く生きていくためには…力…つまりは金が全てだってことを忘れちゃいけねぇ。
それ以上に大切なもんなんて存在しない方がいいに決まってんだよ…。
あーあ、何であんなところで生まれて、こんなところに居るんだろうなぁ。
あたしも日本で生まれて、そんでロックに会って…なーんてありえねぇけどよ、
あんたといると…そうだったら良かったのかな……ってさ、考えちまう時もあるんだよ。
全部お前のせいさ。あたしがこんなに揺らぐのも。悩まなくっちゃいけねぇのも……」
突然ロックに腕を思いっきり引っ張られて、文句を言おうとしたら
……いつのまにか強く抱き締められていた。
759 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 01:22:05 ID:N9w0C5xW
_______________________________________________________________________
今日はとりあえずここまでで。
次で完結させます。
SSはほんっとに修行中の身なので、アドバイスくれると嬉しいです。
基本ドMなんで多少の叩きはむしろ嬉しいくらいです。
なので、どうぞ遠慮せず……って2chに遠慮も何もないかw
乙ですよ
続き待ってますだよ
乙ッス!
自慰描写、色っぼいです
ハアハアというより、なんかドキドキしたデス
特に、唇撫でながら…と、名前呼んじゃうとこが、モーツボっ!!!
つづき楽しみにしてまーす
乙!
でも、出来ればsageようぜ!
GJ!!
王道的ロクレヴィ、ゴチっす
このスレは投下マナーにうるさいヤツが(荒らしも)多いから、気にしないでやって下さい
何人、ナイーブな職人が捨て台詞残して消えたことか……
やらないほうがいいのは、age、投下予告、作品語り、自分語り、レスくれ、
レス返し、細切れ投下ぐらいかな
続き、本っ当に期待してます
気楽にお願いしますね
レスの皆、職人を絶滅させないよう、気を配ろうぜ
>>752 ヤーヤー、GJ!
ドSじゃなくていい!全然イイ!
寧ろドMでいいw
悩めるレヴィたん(;´Д`)ハァハァ
続き待っとるよー。
>>763 お前、それ全部避けてたら何もコミュニケーション取れないだろ
単なる距離の取り方の問題
続き激しく期待
767 :
続きません:2009/10/16(金) 00:07:25 ID:ORlBOlJ3
その屋敷の地下には、魔女が棲むという。
月の青い、夜だった。
屋敷の当主である金髪の少年は、地下に続く長い長い階段をひとり下っていた。
まばらな白熱電球で薄暗く照らされた階段は、足元も暗く、すっかり古びていて、
少年が足を下ろすたびギーギーと音を立てた。
魔女がそこに棲むようになって、どのくらいが経つだろう。
その身体は太い鎖で繋がれ、外に出ることは敵わない。
食事を定期的に運んでくる、少年と同じくらいの年頃の若い女中と、時たま来る
少年のほかには、そこに足を踏み入れるものも誰もいない。
魔女は、苦しい禁断症状に犯されていた。
身体が、あれを求めている。
喉から手が出るくらい、あれが欲しい。
魔女にはそれが、生きる糧そのものだった。
日の当たらない部屋で、魔女はそれをずっと待ち続けた。
気が狂わんばかりに、魔女はそれを求めた。
魔女の頭の中には、もうそれ以外のことを考える意思は残っていなかった。
少年が、与えてくれるそれ。
薬に蝕まれた体を、一瞬だけでも正気に戻すそれ。
遠い東洋の国で、魔女ははじめて少年からそれを与えられた。
魔女のためにここからその国まで来てくれた少年に、魔女はそれを与えられた。
最初は、少年に仕える者としての逸脱行為を戒めるためのものだったに違いない。
だがそれはいつしか、魔女の被虐欲と少年の支配欲を満たすためのものへと
変質していた。
ロアナプラ・サンカン・パレス・ホテル。
そこが、二人の始めてのそれの場だった。
初めてのそれが終わったあとの、魔女の傷だらけの身体を、少年は優しく撫でた。
それ以来、魔女と少年のその関係は続いていた。
階段を下りきったところで目があった魔女に、少年は優しく声をかけた。
"ロベルタ、僕だよ。
今日も、僕を楽しませてくれるかい?"
"はい、若様……。"
かつて、『フローレンシアの猟犬』と呼ばれた魔女は、涙を流しながらそう答えた。
背筋をゾクゾクさせながら、そう答えた。
少年の手に握られた革製の鞭が、キラリと光った。
長い夜は、始まったばかりだ。
魔女の全てである、その夜は。
少年を魅了してやまない、その夜は。
<続きません>
乙です!
しかし、ツヅカナイノー
>>767 まさかのお預けとは…
GJと言わざるをえない
>>759 ちょwこんないいところでww
いやオーライ、焦らしぷれーも好きさ。
続き楽しみに待ってるよ。
全裸で。
772 :
続きません:2009/10/18(日) 12:49:34 ID:aLO/Of9a
人工声帯とニーソックスだけを身に付けた『掃除屋』は、生まれたままの姿の『魔術師』に
下から何度も突き上げられ、そのたびに背筋を震わせていた。
無機質な人工声帯からの声も、『魔術師』には甘い喘ぎ声に聞こえていた。
『本省人』が留守の、アパートの部屋。
本来は『本省人』のものであるベッドの上に、2人はいた。
『掃除屋』は傷だらけのその身体を『魔術師』に預け、互いの背中を抱え込みながら、
胡坐をかいた『魔術師』の両の足の上に座って。
その『掃除屋』の控えめな胸を、赤子のように『魔術師』が咥え。
『魔術師』の逞しいモノが、濡れそぼった『掃除屋』のそこを貫き。
初めて『魔術師』と『掃除屋』がその行為をしたのは、いつだっただろうか。
2人にはそれはもう、遠い昔のように感じられて。
『掃除屋』は青白い顔を、真紅に染め。
2人の身体からは、汗がほとばしり。
2人の快楽中枢を、電流が流れ。
『魔術師』のそれは、先ほどまで青筋を立て雄雄しく天を仰いでいたそれは、『掃除屋』の中の
自分の指が届かないようなところまで、いまは充満していて。
コリコリとした子宮の入口を、総動員された太股と腰の筋肉の収縮によって何度も叩いていて。
『掃除屋』のそこと『魔術師』のそれの隙間が収縮しては広がるのに合わせ、あふれ出た
『掃除屋』の潤滑液がシーツにどんどん染みを作っていて。
"ロッ……と……ン……もッ……ト……モっと……シて……!"
荒い息の中で、『掃除屋』が言う。
その声が届いているのかいないのか、『魔術師』の腰の動きは一層激しく、強くなり。
『掃除屋』の全てを味わおうと、『掃除屋』の奥まで行っては入口まで戻る動きを
一瞬のうちに繰り返し。
2人の茂みが1つになり、そしてまた分かれる。
乾いた肉と肉のぶつかる音と、2人の接合部からの淫猥な水音が、部屋に充満して。
互いの身体を抱え込もうとしていても、流れ出た汗で手は少しずつ滑るようになっていって。
刹那、『魔術師』のそれがひときわ大きく、硬くなって。
『魔術師』のそれが脈動するのを、その先から熱い飛沫が自らの胎内を打つのを、
『掃除屋』は恍惚とした意識の中、静かに感じていて。
人工声帯が変換する、声にならない声しか、『掃除屋』には出すことができなくて。
"ソーヤー……!!"
『掃除屋』は自分の名前を『魔術師』が呼ぶのを、『魔術師』が吐き出したものが自らの
奥へ奥へと染み込んでいく感覚と同時に感じていて。
落ち着きつつある2人の息と、さっきまで2人が交わっていた残り香が、その部屋を満たしていて。
『本省人』は、2人の関係を知っているのだろうか。
自分の留守の間に、2人の同居人がしていることを、知っているのだろうか。
それは2人にはわからなかったが、『本省人』がそのことを知るのは、もう時間の問題だろう。
いくら完璧に事後の始末をしていても、充満した匂いを懸命に換気しても、2人の交わる頻度は
確実に増えていっていた。
『本省人』がいつ帰ってくるかもわからない時間帯になってもなお、2人はその行為に酔っていた。
今日何度目かのそれは、一段落しようとしているそれは、あと何度の余裕を残しているか2人には
わからなかった。
もう、『本省人』にこのことがわかってしまってもいい、2人にはそう思えていた。
それほどまでに互いの身体は、1つになる感覚は、甘美に2人の精神を蝕んでいた。
<続きません>
>>772 またしても続かないとは…
でも1レスであれだけの内容を書ける貴殿
の文章力に全私が嫉妬しますた
とどのつまり、GJだということです
GJ!!
ぼったま、メイドの始まりで、掃除屋、魔術師の最中だから、次はピロートークだな
戦争狂、軍曹かCIA、牧師あるいはハッカー、贋作士なんてマイナーなヤツもある
期待している
>>772 GJ!!その文章力の一部でも分けて欲しいです。
どうも、
>>759です。
ちょっと夜には早いですが、
ようやく最後までできたので上げさせてもらいます。
「…ごめん、ごめんね。レヴィ」
そう言ったロックの腕にさらに力がこもる。
「…あやまんなよ」
「うん、ごめん。俺が悪かった。すっごい中途半端だった…。
だからね…悪いのは全部俺だからさ…レヴィ……そんなに自分を追い詰めないでくれよ」
「…追い詰めてねぇよ」
「俺には…今のレヴィはすごく脆く見えるよ。最後の砦を一人で必至に支えてるみたいに」
あたしはロックのシャツを握りしめた。
「……だって…よ……分かんねぇんだよ。自分のことも、お前のことも。
…このままじゃ駄目か?今までのうやむやな関係を続けるんじゃ…ダメか?」
「俺はいいよ、それでも。それで…レヴィのそばに居れるんだったらね。
…でも、レヴィは本当にそれでいいの?」
返す言葉が見つからない。
本当はあたしだって、ロックが欲しい。
キスした後に残った感情は、疑問、不安、期待…それだけじゃなかった。
もっと……
「なぁ、レヴィ。
お前が俺を受け入れても…きっと何も変わらない。
今まで通り、ロアナプラでの生活が続くだけだ。
レヴィいて、その隣には俺がいる。…それは変わらないよ。
俺はいきなり消えたりはしない」
「お前が……死んだらどーすんだよ」
「俺は死なない。絶対、死なない。
だってレヴィがいるからね。滅多なことじゃ死ねないよ」
「…無責任なヤツ」
「そうだね…ごめん。
でも、どうしても銃を握ることは出来ないんだ。これはもう決めたことだから」
ロックが俯く。
あたしはロックの胸を押して、少し距離をとった。
「……やっぱり、お前とあたしとじゃ…無理だ」
ロックが寂しそうな目をこっちに向ける。ロックと離れて、いきなり肌寒くなった。
「…それでも俺はレヴィがいいよ。
過去も今も未来も全部ひっくるめて…レヴィがいい。
レヴィは『無条件』って言ったけど…そうじゃない。
俺にとっての条件は…”それがレヴィであること”だよ。
レヴィだから…こんなに欲しいんだ」
ロックが右手があたしの頬を包む。
その手がすごく温かくて、思わずほお擦りをした。…もっと触れたい。
「…確かに、良いことなんてない。
でもさ、大切なものができることは…悪いことじゃないんだよ。
例えbad endを迎えても、幸せだった時間が少しでもあればいい…そうは思はない?
もう一回聞くよ……レヴィは俺が欲しい?」
気がついたら、自分からロックとの間の距離を縮めていた。
キスをした後のあの気持ち…あたしはもっと…もっとロックが……
「……欲しい」
指と指とをからませる。
同じように唇と唇とを合わせた。
初めは軽く…徐々に深く。互いにむさぼるように舌をからめた。
「…ん……っ…」
あふれでる唾液があごを伝う。そろそろ苦しくなってきたのに、止めることが出来ない。
ロックがキスをしながらそっとあたしをベットに押し倒した。
いったん唇を離した。互いの唇を銀の糸がつないで、それがなんともいえない名残惜しさを感じさせる。
「なぁ…もういっかい……」
そう言いながらロックの真っ黒な瞳を見つめたら、吸い込まれてしまいそうな気分になった。
ロックの顔が近づいてきて、反射的に目を閉じた。
もう一度唇が合わさる。また溶けてしまいそうな深いキス。
「…んっ……はっ…」
服の上から優しく胸を揉まれる。
それだけで声をあげそうになる自分が滑稽だ。
ロックの唇があたしの唇を離れて、顎をつたって、首筋と鎖骨をゆっくりと形を確かめるようになぞる。
タンクトップを脱がされて、直接胸を揉みしだかれた。でも、もうすでにツンと張っている乳頭には触れない。
「…んっ…あんまり焦らすなよ……」
「ごめん、反応が可愛くて…」
クスクス笑いながらそう言いつつも、手は休めない。
「…うるせぇ……はぁっ…んんっ…」
いきなり乳首を甘噛みされて思わず声がでてしまった。
もう片方の胸も固くなっているところを指先で転がされて、大きく吐息が漏れる。
「ここもう、さくらんぼみたいに紅いね…かわいい」
指先でちょんちょん紅くなった乳首をつつきながら、ロックが耳元で囁く。
そう言ってる間も、空いた手でわき腹から腰までを撫で回される。思わず、腰が揺らめいてしまう。
「…んっ…そろそろ…触って……」
「どこに…?」
耳たぶを甘噛みされて、耳の中まで舐め回されて、侵される。ぴちゃぴちゃという音がいやらしい。
「…はぁ…っ…ここ…」
そう言って、ロックの手をつかんで自分の秘所まで誘導する。
「まだ、ダメ」
そう言うとロックは太ももを撫でだした。
そろそろと触れるか触れないかのところまでいっては戻る、の繰り返し。
「……ロックっ……なぁ…んっ…あっ…」
我慢できなくなってきて口を開いた瞬間に、下着の上からもう濡れているそこを撫でられる。
最初は軽く…だんだん強く。
直接触れられている訳ではないのに、妙に感じてしまう。
奥からあふれだす蜜を止めることが出来ない。
下着の意味が無くなって来たところで一気に引き摺り下ろされた。
「…すごい濡れてるよ?…俺が来る前になんかしてたでしょ」
恥ずかしさで顔が火照ってるのが自分でも分かる。
「……してねーよ」
「…その割には濡れすぎてるね。…シーツにも染みがあるし」
「………ちょっとだけ…な」
「自分で?」
「………」
無言を肯定ととったらしくロックはニヤッと笑った。
「大丈夫。俺もレヴィをおかずにシたこと結構あるから。……そろそろ触るよ?」
もうトロトロで、ふにゃっとしてきた膣にロックの指が埋められる。
「…あっ……んあっ…はあっ…」
すんなりと二本の指が入った。
「…動かすね」
そう言ってロックはゆっくりと指の往復を始めた。
「…あっ…んんっ…あはぁっ…んぁっ…!」
指の動きが激しくなるにつれて大きく喘いでしまう。
恥ずかしかしいけれど、我慢することができなかった。
「…ぁあっ…ろっくっ…もうっ…!」
「一回イこっか」
「…んあっ…ぁっ…あぁっんっ!」
ロックに指を挿れるのと同時にクリトリスを摘まれて、あたしだけ先にあっけなくイってしまった。
「…気持ちよかった?」
「あたしだけ感じてるみたいで嫌だ」
できるだけムスっとした表情で言う。
「それじゃあ、俺もそろそ気持ち良くなっていい?そろそろ限界なんだ」
「…好きにしろ」
「それじゃあ、遠慮なく」
そう言ってロックはあたしの足を押し広げて、閉じれないように軽く押さえた。
「お前も脱げよ。あたしだけじゃ不公平だ」
「…そうだね」
手早くシャツを脱いで、ベルトを外し、下着ごとスラックスを下ろす。
「これで一緒だ」
「…よし」
「それじゃあ…挿れるよ?」
ロックのソレは…相当我慢したんだろう。
今にもはちきれんばかりに張り詰めている。
「…こい」
今度はさっきのように焦らさないで一気に奥まで突っ込んだ。
「ぁああっ…!」
挿れられただけで軽くイってしまった…。
無意識に閉じようとした足を無理やり押さえ込まれて、直ぐにピストン運動が始まる。
「…っは…気持ちいい…よ…レヴィっ…!」
「あっんぁあっ…はぁっ…ろっくっ…!」
ロックの背中に手を回して、きつく抱きしめる。
快楽の波に溺れて、頭がおかしくなりそうだ。
「あぁっ…だめっ…んぁあっはぁっ…イっ…!」
ついに二度目の絶頂を向かえてしまった。それでも、ロックの動きは止まらない。
「ぁああっ…らめっ…ぁもうっ…んぁああっ…!」
「…っく…はぁっ…おれも…イクっ…!」
ロックがひときわ深く突き上げた時……二人で一緒にイった。
イった後もしばらくそのまま抱き合っていた。
ロックが吐き出した白い熱い液体が自分の子宮に流れ込むのが分かる。
まだ少しピクピクと痙攣している太ももを、じっとりとした汗が流れ落ちた。
「…無断で中出しすんな」
「…ごめん、止まんなくて」
ロックの懐に潜り込むと、優しく髪をすいてくれた。
「…これでお前はあたしのモンだ」
「あぁ…レヴィは俺のものだよ」
「…逆だろ」
寄り道しまくったけど…ようやく手に入れた。
”幸せ”の余韻に浸る。あぁ…これが……
「…好きって事なのか…」
囁くようにつぶやいた。ロックのヤツには聞こえないように。
「…ん?何か言った、レヴィ?」
「な…何でもねーよ」
多分あたしの顔はすごい火照ってるに違いない。
それがバレるのがくやしくて、布団に潜り込んだ。
…そして浮かびあがる一つの疑問。
「レヴィ?」
「…そういえばさぁ、あたしお前から聞いてない」
「…何を?」
「お前があたしをどう思ってるのか」
「……いまさら?」
「…ちゃんと聞きたい」
ロックはまごついている。どうやら改めて言うのが恥ずかしいらしい。
上目ずかいでニヤニヤしながら顔を覗くと、案の上、顎の先から耳まで真っ赤だ。
「…意地悪いぞ、レヴィ」
「何とでも言え。惚れた男の弱みってやつだろ?」
「……しょうがないなー」
布団の上から強く抱きしめられて、ロックの唇があたしの耳に触れるくらい近づく。
「…”愛してる”」
ロックの吐息がかかって背中がぞくぞくする。
でも……
「……日本語で言うな、ずるい」
「それじゃあ、レヴィからお手本みせてよ」
今度はロックがニヤニヤする番だ。
「…ッチ、抜け目ねーヤツ。……一回だけだからな」
あたしの唇をロックの耳に寄せる。
か細く…本当に小さい声で囁いた。
「I'm crazy for you」
体中の血液が頭に集まってる気がする。
まさか、自分がこんな言葉を言う日がくるとは思ってもみなかった。
”あなたが好きでたまらない”なんて……な。
でも、I love you よりあたしに合ってると思ったんだ。
…好きなんだぜ、気が狂っちまうくらい。
「…返事は?」
ロックのバカは硬直したまま動かない。
少し顔を離して、ロックの顔をみたら、さっきよりも顔を赤くして、手で目を押さえている。
…あいかわらず、ヘタレだなー
「っく、はははっ」
「笑うなよっ!そんな素直に返してくれると思ってなかったから…」
「詰めが甘いぜ、ロック。
んで?ちゃんと英語で聞かせてくれよ」
「……me too」
「…よくできました」
そう言って頭を撫でてやったら、恨めしそうな目で見つめられた。
「なんか…可愛いぞ?お前」
「普通、それ言うの逆じゃない?」
「普通じゃねーからいいんだよ」
自分から顔をよせて、少し軽めのキスをした。
ちゅっと、触れるようなキス。
「…愛してるよ、レヴィ」
「……けっ、クセェこと言ってんじゃねーよ」
ロックの鼻を指で弾いてから、また布団にもぐった。
この方が良く眠れるのだ。
明日からまた、いつも通りの日常が始まる。
この背徳の街ロアナプラで、初めてこんな気持ちを知ることになるとは夢にも思ってなかった。
大切なものができるのは…まだ少し怖い。
もしかしたら、戦闘中にロックのことを気にしすぎて死んじまうかもしんねーし、
周りが見えなくなって、気がついたらこの街でのあたしの居場所がなくなってるかも知れない。
でも、先のことなんて分かんないし、グダグダ悩むのはあたしらしくない。
それに…”幸せ”ってやつがこんなに良いモンなら……
例えどんな代償を払っても、コイツの隣にいたいって……そう思ったんだ。
HAPPY(?) END
_______________________________________________________________________
ってな感じでここで完結とさせてもらいます。
なんという自己満足SSw
書こうとおもったきっかけも「オナニーするレヴィたん可愛いよハアハア」
っていう何ともいえない不純な動機なので。
とりあえず、単行本発売に間に合って良かった…
ついに明日ですね!9集っ!!
もう楽しみ過ぎて全身から不透明な汁が…って、鼻血か!!
あぁ…レヴィたん可愛いよレヴィたんっ!
溢れる思いは伝わったからちょっとはおちつけw
文章にも落ち着きのなさが出てる気がしないでもないがGJ
いつの間にか続き来てたのな
GJでした!
続きキテタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(。 )━(A。 )━(。A。)━━!!!!
GJ&完結乙華麗!
ドラマチックロクレヴィご馳走様でした
GJな純愛ロクレヴィにハァハァしてる空気をぶち壊しにきました。
空気読めないことだけには定評のある人です。
ミスター変態・岡島を最後に消えると言ったはいいけど、好きなことやらんと何かストレス溜まって。
ムラムラして休みに勢いで書き殴った。反省している。
びっちな肉食系レヴィに食われてベソかく草食系岡島。
************************************
「…あの………レヴェッカさん…ナニして…」
事務所のソファでの仮眠から醒めたロックが最初に目にしたのは、痴女よろしく剥き出しになった女の股間だった。
要するに顔の前に跨がられている。ぬらぬらと濡れてヒクついているピンク色の粘膜までばっちり見える。関係を
持ったことの無い相手にも関わらず、その割れ目をレヴィのものだと認識できたのは、目の端に床に放り投げら
れた彼女のコンバットブーツの薄汚れたカーキ色を捉えたからだ。
「溜まってんだよ」
だが、ロックの動揺など意に介する様子も無く、彼のベルトをがちゃがちゃと外しながら、レヴィは端的にこの破廉
恥な振る舞いの説明を終わらせる。
「溜まっ……っ!?ぉ…女のコがそんなこと言うモンじゃない!」
この状況を何とかしなければとは思えど、それには目の前の真っ白な尻に触れて押し返さなければならない。見
ないように目をつむりながらレヴィの言動をたしなめる。
「うるせ…っ!いいからさっさとおっ立てろっ…」
レヴィは引きずり降ろしたファスナーの隙間から、多少の反応はしているが女に侵入するにはいまだ役者不足な
ソレを引っ張り出し、待ち切れないとばかりに扱き始める。
何と言えば諦めてくれるだろうか。いくら女とご無沙汰だからと言ってもこんなのは自分のポリシーに反する。いく
ら何でもいかがなものか。
「…疲れてるんだ、性欲なんか湧くかよ」
取りあえず正直なところを話してみるが、我ながら枯れている。とは言えセックスは疲れるのだ、それよりも今は睡
眠を取りたい。いや、マジで。
「お前さぁ、前から思ってたけど、タマあんの?」
予想はしていたが、そんなことではレヴィはこの不埒な行為をやめるつもりは無いらしい、心底呆れ果てた口調で
男としてのロックを全否定。
「…あー。あなた様が破廉恥にも引っ張り出して下さってるソレとソレは何なのですか?」
「ぁ、コレそうなの?マっジかよ、使って無ぇからカビ生えちゃってるぜ?そのうち棒共々腐って落ちるんじゃ
ねぇの?」
心底可笑しそうにゲラゲラ笑いながら、先端をぐりぐりと指で刺激してくる。不本意にも下半身に血が集まり始めて
いるのが解る。
「っ…ひ…人聞きの悪いことを!清く正しく健全な関係しか持ちたく無いだけだ!」
声を裏返しながら抗弁するロック。だがレヴィはくつくつと嗤い声を上げながら「お前バカだろ、棒持ってて目の前に
穴があるなら黙って突っ込みゃいいだけのハナシだろ?清いも正しいもあるかよ」と独自の理論を展開する。
顔にますます近づいてくる尻。陰毛を滴る淫液。淫売扱いされたくないのではなかったか…・。正直、こういう言動不
一致な女と心の準備無く寝るのは面倒臭いのではないか。現実逃避のようでやけに現実的なとりとめも無いことが
ロックの頭を駆け巡る。
次第にロックの顔の周りに満ちる女のフェロモン臭。だが、シャワーなんか浴びてないであろうソコは、同時に一日
のうちに蓄えた様々な匂いをも放っていて…興奮よりも先にげんなりしてくる。
「ぉ…女のコ…は、もっと…自分を大事にだな…こんなのは間違ってると思わないか?な?お…俺は今セック
スなんかしたくないぞ…」
レヴィのことは、まぁ、大切だ。だが、だからこそこんな自分を安売りするような真似は看過できない。しかも安売ら
れる先が自分。正直、こういう大切なことでこんな叩き売りの安物は買いたくない。ロックからしてみればここぞとい
うときに、心に決めた女を心をこめて愛せればそれでいいのだ。
「ああぁぁああっ!うっぜぇぇっぇ……んぐっ…」
だが、イライラと低く唸ったかと思うと、一気にレヴィの喉奥まで飲み込まれる陰茎。どうやら逆効果だったようだが
暖かな唾液に満たされたレヴィの口の中は、正直……最高に気持ちがいい。
だが、こんなのはどう考えても道理に悖る。
「って…そんなこと…っ…!やめろってば!誰にでもしてイイことじゃないだろ!?ちゃんと好きなヒトとだな…」
もう、四の五の言っていられない。尻に触ろう。この白くて柔らかそうなそれを一度押し返して、冷静に話し合おう。
今の自分たちに必要なのはまずは話し合いだ。全くもって冷静ではない頭で、そう決意する。が…。
「ふりゅへぇから、しゃびゅってりょ…」
「ふがっ…」
ビチャッと音を立てて尻…いや、レヴィの女性器が口に押し付けられた。最悪だ。尻の穴と鼻の頭がランデヴー…
最低だ。
大体、夜這いしてきた同僚と会社のソファでシックスナイン。どんな企画モノAVの超展開だ。
鼻から唇にかけて擦り付けられるレヴィの割れ目。顔が彼女から滴る体液でびっしょり。 押しのけようにも、微妙に
歯を立てられていたのでは噛み付かれかねない。いくら枯れているとは言え、さすがに食いちぎられるのはいやだ。
シックスナインが嫌なのではない。愛し合い求め合う中、自然な流れでこうなったなら素直に受け入れる気にもなる
だろう。だがどう考えても今のこれは不自然極まりない。
レヴィによって強く吸い上げられる陰茎。目視は出来ないが、すっかり硬くなっているのが自分でよく解る。身体の
欲求に抗おうと思うほどに荒くなる息。
初めは嫌で堪らなかった股間の匂いも麻痺して気にならなくなり、フェロモン臭だけがひたすらに頭を酔わせる。
それにしても、レヴィのフェラチオは上手い。的確に快感を得る場所を絶妙なタッチで責めてくる。明らかに慣れ切っ
たそれ。そのことに何故か異様に傷つく自分。レヴィにとってこの行為は特別な意味など何も無い、極ありふれたも
のだということだ。今日はたまたま自分の元に来ているが、別に誰が相手でも構いはしないのだ。
「そろそろだな」
そう満足気に呟いたと思うと、押し付けられていた尻が離れていく。
レヴィの身体がこちらを向く。そういえば目覚めてから初めて顔を見た。お互いの恥部はこれでもかと言うほど晒し
合ったというのに。はやりこんなのは間違いだ。
「レヴィ…」
名前を呼びながら起き上がろうとすると、両肩を掴まれ、そのままソファに押し付けられる。
挑発するようににやりと笑ったかと思うと近づいて来る唇。
重なりあったそこからは高濃度のアルコールの匂い。
これは相当酔っているに違いない。このままヤって明日の朝に変な言い掛かりをつけられないだろうな。まぁ、それ
は無いか、彼女は行為を感傷的に捉えてなどいない。これは数ある享楽の一つなのだから。
正直、もうどうでも良かった。枯れているとは言っても散々煽られて、身体が熱を吐き出したがっている。自分にとっ
て最も身近な女を性欲処理に使うのにはいまだに抵抗があるが、煽ったのはこいつだ。文句を言われる筋合いな
んてこれっぽっちもありやしない。
様々な言い訳を頭の中でこね回す。
ああ、恋人以外と関係するなんて初めてだ。この先、ロアナプラで恋人なんて存在が出来る気はしないけど。
「はっ…やっとその気になったみてぇだな」
ようやくキスに応じ始めたロックにレヴィの声がかかる。お前は俺のことを何だと思っているんだ。不能なんかでは
ない。ただ、理性というものを少しばかり知っているだけなのに。そう悪態を吐きそうになりながらも、「……本当は、
こんなのは嫌なんだ」と言うに留める。
「そんなに嫌か?あたしが」
微かに傷ついた様子のレヴィに「だって、レヴィは俺じゃなくてもいいんだろ?沢山の相手のうちの一人なんて、ま
っぴらだ。心をこめてシないならただの動物じゃないか。野良犬と変わらない」と俯きながら零す。
「こんだけ硬くしといて随分と言うじゃねぇか。けど流石のあたしも犬とはファックはしたくねぇ」
小馬鹿にしたようにロックをゴシゴシと扱き上げるレヴィの節ばった指。手を伸ばしてそれを止めると、口が勝手に
動き出す。
「…………溜まってるだけなんだろ?たまたま今日の相手が俺なんだろ?欲求不満を解消出来るなら誰だってい
いんだろ?違うのか?」
「…………………そうだよ。解ってんなら黙って犯されてろ、チェリーくん」
言うなり隆起したロックのモノに身体を沈めてくる。
「せめてさ、ちゃんとコンドームくらい使おうよ」
奥まで埋め込み、早速腰を使い始めたレヴィを見上げて窘めると、心底面白くなさそうな顔で「病気なんざ持ってね
ぇよ」と睨まれた。これだけ奔放な性生活を送っていたのでは、その言葉は信じるに値しないが、この街で生きるこ
とを決めてから長生きなんか諦めている。そんなことよりも…。
「それだけじゃなくて!!!!俺のベビーなんか要らないだろ!!?」
一番傍にいる女を意図せず孕ませたのでは寝覚めが悪い。それがレヴィの自分勝手による自業自得でも、彼女の
ことは……大切だ、………多分。
…そうなのだ。
これから先の未来、どんなことがあっても隣にいるのはこの女以外考えられない。腐れ縁という言葉で片付けるの
もしっくり来ない。彼女が自分を粗末にするのは心が痛む。自分の矜持を曲げる云々よりも、そのことが許せない。
いつもこんなことをしているのだろうか。最低限の安全策も取らずに、享楽のまま他の男と交わっているのだろうか。
考えるだけで、苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて…たまらない。
何故?そんなの決まっている。
レヴィが大切だからだ。
一番身近な女という理由じゃない。
好きなんだ。
レイプされて気づくとは、我ながら鈍感という他ない。
「…………テメエが…中で、出さなきゃ、いいんだよ…」
なのに、この女は最後の安全策をもこちらに丸投げする。こちらはさっきから理性をフル動員して『このメスに種を
蒔きたい』というイキモノとしての本能と戦っているというのに。
「それは…信頼されてるってことか?なら、買い被り過ぎ、だ。………お前に入れてる…ってだけで…イキそうだ」
「インポのクセに早漏たぁ…大概終わってやがる。根本にっ…ワイヤー…、巻いて…やろうか?」
「ごめん被る、よ…」
たとえ根元を押さえつけられようと、この衝動が収まるようには思えない。暖かくて、艶かしくうごめくレヴィのメス。
この中に吐き出したくてたまらない。
ロックを馬鹿にしながらもレヴィは動きを止めようとはしない。それどころか、耐えるロックを上から見下ろしながら
「ぁはっマジで、イキそうなっ…ツラして、やがる」と楽しげに口元を歪ませる。
「………溜まって…る…んだよっ…!!」
そう歯を食いしばりながら彼女に倣って苦し紛れに言い返すも、口で散々煽られた挙句に味わう生身の女のカラ
ダ。しかも、唯一無二の女と自覚してしまった相手。
息を吐き出すと同時に、身の内のものをも吐き出さんとする欲求が沸き起こる。
やばいと感じて腰に跨がる女の身体を引きはがそうとするが、彼女はどこか思い詰めた笑みを浮かべてロックの
肩にしがみつく。
「レヴィ!!!やっぱり駄目だっ!!!!!嫌だぁぁぁああ!!こんなのはっ……っ!!!」
天井に紫煙が昇る。
ソファに仰向けになったまま両腕で顔を覆うロックの傍らで、床にあぐらをかいたレヴィは2本目のタバコに火を
点けた。
ロックが懇願するように叫んで以降、二人の間に言葉は無かった。
少なくともロックには伝えたいことは両手に余るほどあるのだが、それを言葉にすることができないでいた。
「泣くほど…あたしが嫌いかよ」
…行為を終えて、初めてレヴィが口火を切る。
違う。
嫌いなのではない。
好きなのだ。
好きなのに、こんな噛みあわない行為をしてしまったことが悔しくてたまらないのだ。
こんなに好きだと気付いたのに、結果はただ彼女の自虐的な享楽に加担しただけ。
悔しくて悔しくて悔しくてたまらない。
伝えたいことは沢山あるのに、口を開こうとするたびにみっともなく嗚咽がこぼれる。
それが更に悔しい。感情が空回る…悪循環。
「病気は…無ぇから…多分…」
違う。そんなことはどうでもいい。
伝えたいのに、口から出るのは意味を成さないうめき声。先程から首を振ることで何とか意思を伝える。
レヴィは心底困り果てたように溜息をついて、ひとしきり何か考えるように「あー」とか「くそっ」とか、そんなことを
呟いた後に「真面目に考えんなよ、その…あれだ、何かあってもあんたに『責任取れ』とか、そういう染みったれた
こたぁ…言わないから」と、呆れるほどにあっけらかんと言い放つ。
何でそんなこと言うんだよ!!!何でそんなに自分を粗末にするんだ!?どうしてさっきからこんなに噛みあわ
ないんだ!!??
俺がこんな風に何も伝えられないからだ。
だが、感情の波が激しすぎる。悔恨ばかりが押し寄せてくる。
「…ごちそうさん……ま、運が悪かったんだ、あとは精々好きな女のためにテーソーってヤツを守っときなよ」
2本目を吸い終えてレヴィが立ち上がる。
今彼女を帰しては駄目だ。今帰したのでは何も変わらない。レヴィはこれからも自身を安売りし、自分は唯一の女
を永遠に失う。
床に脱ぎ捨てた下着に脚を通すレヴィの腰に力一杯しがみ付く。
「…!!?ナ…ンだよ…」
「……た…た…たまって…るなら…おれが…がんばるから…他のヤツとは…やめ……いや…だ…」
「…は?」
「……行くなよ…もっと…自…分を、だいじに…レヴィ…レ…ヴィ………俺、頑張るから……」
好きだとはどうしても言えなかった。それを伝えて鬱陶しく思われれば、きっとレヴィは彼女にとって都合のいい
オスのところへ行ってしまう。今は、いつかのように持論を押し付ける場面ではない。レヴィのプライベートに干渉
するのも、彼女を独占したいのも、自分のエゴだから。
「……………………早漏インポのくせに…」
暫しの沈黙の末、彼女の腰に回した腕が躊躇いがちにそっと撫でられた。
「病気なんざ持ってねぇって言ったろ」
ロックの興奮が落ち着いた頃、レヴィはぽつりとそう零す。意味を理解しようとするが、彼女がマメに検査している
とはどうしても思えなかったから「…いつもはちゃんとゴムつけてるのか?」と真顔で返す。
レヴィはいまだ腰に抱きついたままのロックの腕を振りほどいて一発シバき倒すと、「2年ぶりだっ!」と言って床
に残ったホットパンツとカトラスをさっさと拾い上げて身に着ける。
「…お前、さっき頑張るっつったよな?満足させねぇと、カビだらけのタマ潰して海に捨てるからな」
目を白黒させるロックに少しだけ嬉しそうに吐き捨てて、レヴィは事務所を後にした。
おわり
ちくしょう、これから仕事だってのに
めっさ萌えちゃったじゃないか!
GJ!!
>>783 GJ乙でした!
不幸体質なレヴィたんに萌えるものの幸せになってほしいとも思うジレンマw
物書きじゃないからアドバイスとか出来ないけど、愛はこれでもかって程伝わってきたから沢山書いていけばちゃんと伸びるさ。
てわけでこれからも期待してるよ!w
さー、レヴィたんを満足させるべく姐御のとこでアルバイトという名のテク研究を始めるロックさんを書く作業に戻るんだ
一回ヤるごとに立場が上になって最後はレヴィたんがデレデレにゃんこに変身するんですよね?わかります
GJ!!情けない岡島待ってました!
本家にゃ勝てないよなぁ
なんじゃい、あのタップは
796 :
続きません:2009/10/19(月) 23:19:49 ID:dGC5FkNH
燕尾服を着た『ホワイトカラー』は、目立ちつつある腹を花嫁衣裳で隠した『トゥーハンド』にいま、
優しく口付けた。
その姿は普通のカップルそのものだったが、『トゥーハンド』の首筋から覗く派手な刺青と
白い手袋ごしにもわかるごつごつした硬い手指が、この2人が堅気の人間ではないことを
明らかに示していた。
年老いた隻眼の尼僧が、パイプオルガンを奏でる。
その荘厳な調べは、この街が悪徳の都であることをしばし、参列者に忘れさせた。
自分たちだけでなく参列者のほとんどが、教会の人間までもが黒社会の人間であることが、
当の花嫁や花婿の心の中からも、一瞬ではあるがいまは消え去っていた。
色眼鏡を掛けた若い尼僧も、南米系の若い牧師も、珍しく礼服を着て胸を張る『ベトナム帰り』も、
いつもの無精髭を綺麗に剃った『ハッカー』も、普段よりは地味な旗袍を身に纏った『本省人』も、
おそらくは体型管理に相当の気を配っているだろう『フライフェイス』も、香港で仕立てたであろう
英国流の3ピースのスーツを見事に着こなした『ベイブ』も、誰もが破顔の笑みを浮かべていて。
幸せな空気が、ステンドグラスから陽光の差し込む教会には、溢れていて。
花婿にはもう、母国に戸籍は残っていない。
花嫁にも、少しでも母国の領事館に足を踏み入れたら、牢獄での生活が待っている。
だからこの式は、精神的な意義しか持っていなかった。
2人にはそれでも、充分だった。
法律的には、2人は夫婦でも何でもなかった。
『歩く死人』同士には、いくらこの街でも、正式に夫婦になることすら難しかった。
2人の雇用主である『ベトナム帰り』は、それでも2人に配偶者手当と育児休暇を許していた。
優秀なガンマンが一時的であれ戦列から離れることは相応の痛手ではあったが、これまでの
2人の功績を考えるとそれもやむなしと判断したのだろう。
それだけ、2人を手放すことは、『ベトナム帰り』には惜しいことだった。
いま2人は、色眼鏡の尼僧に先導されて、教会の重い扉の向こうへと踏み出そうとしていた。
開かれた扉の隙間から、青い、どこまでも澄み切った青空が覗いていた。
米国製の純白のリムジンが、教会の前で2人を待っている。
開け放たれたドアを、運転手が直立不動の姿勢で押さえている。
車内の冷蔵庫には、桜色のドン・ペリニョンが2本、氷のように冷たく保たれている。
今日という日は、未来を2人に夢見させるのに、果たして充分だった。
費用を全額持った南米の『若様』からの、それは2人へのプレゼントだった。
豊富に希土類を算出する鉱山と広大な農園を持つ『若様』には、それはキャンディストアで
マーズバーを1つ買うのと変わらないような感覚の金額にすぎなかったが、2人の未来のために
それを使うことに、『若様』自身にとっては意義があった。
この2人のこれからは、本当は真っ暗闇だというのに。
それどころか、この中の何人が無事に明日の夜明けを見られるかすら、わからないというのに。
無邪気な笑顔で、2人は互いをいま、再び見つめ合う。
そして、再び、接吻を交わす。
割れるような暖かい拍手の中、2人はリムジンの後部座席へと乗り込んだ。
そして運転手が静かにドアを閉め、リムジンは音もなく走り出す。
その行き先に何が待っているかは、誰も知らない。
いや、人生という道には、おおよそ先というものがわかる人間は誰もいない。
でも、2人はずっと、力の続く限り走り続けるだろう。
普通に生きていれば交わるはずがなかったのに、いつしか1つになっていた、この道を。
どこまでも続く、この道を。
<続きません>
こっ、これは!!
続きませんシリーズ最高傑作ktkr
ロトソヤとかの妖しげなエロスもよかったけど、こういうのも行けるなんて・・・誠にGJであります。
幸せな門出のハズなのになんなんだこの胸の切なさは!
>>793 期待してるよ
なんというハッピーウェディング
GJでありんすw
マセガキ若様
800 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 21:20:23 ID:ibS/Jlu8
9巻いいわ・・・
薬とトラウマに苦しむ婦長が、テロリストやら米兵から延々命を狙われるであろう若様が、寄り添い合うss
最近職人さんがどんどん素晴らしいSS投下してくれて嬉しい
ウェディング編、しっかり孕ませてる犯島さんに嫉妬
婦長様がトラウマ発動して夜眠れなくなったらセーフティーブランケットになりそうな若様だが
婦長様にぎゅーされたら全身バッキバキに砕かれそうだな
バラライカの姉御…悲しさと口惜しさに耐えるその表情が可愛過ぎる
ロックは悪党ってのは日本編で分かってた事なのに自覚なかったんかい!
人助けが趣味とか命をチップにするとか、GPMの芝村っていうか厚志だな、最近のロックは
ガルシアくんとロベルタは…GJとしか言いようが無い
>>790 その後どんなに頑張ってもレヴィに下手糞と罵られて超絶凹むヘタレなロックが浮かびました
原作も最後ヘタレちゃったし、ヘタレ岡島もっと読みたい!!
ところで大尉殿と婦長様では、どっちが胸大きいんでしょうか?
>>805 婦長H、大尉Gカップ。だが俺は大尉の胸に胸枕させてもらいたい
807 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 10:50:49 ID:ddXhcs/j
では俺は、平メイドの平たい胸に
メロンのように大きくなった頃のファビの胸がいい
エダのおっぱいはワシが貰った
おっぱいおっぱい
新シリーズでは
南米組に罵倒された事を引きずり凹み続けるロックを
レヴィが優しく激しく慰める展開が勿論ありますよね?
新刊でロベルタタン若様に押し倒されたんだから
誰か甘甘のヤツよろ
>>804 罵られる事に目覚めて挿入中に膨張率上昇、レヴィが目を白黒させる光景を想像してしまいました
813 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 08:03:57 ID:U2KcOpaN
ソーヤーと一緒にゲームしてうだうだ過ごしたい
>814
ロットン乙
816 :
大神竜一郎:2009/10/22(木) 14:38:32 ID:e3i/8I8U
今日、ブラックラグーンのSSを投稿しようと
思います。読みましたら感想を聞かせてください。
始まりはナチ船からの予定です。
大神竜一郎
大兄×レヴィが読みたい
予告しなくて普通に投下でいいよ
最後で無事ヘタレに戻った記念に、情けない岡島話が読みたい
>>813 大尉になら本望だ!
大尉の胸に顔面埋めたい
大神隆一郎さん、予告していたSS投下はとりやめですか?
つうかたいていの予告は不発に終わる法則…
書き上げてから言えばいいのに
なんだ投下してないのか、残念
ところでリコ×エダはありなんかな?
>>817 兄貴×レヴィいいな。自分も見てみたい。
ロックが怒れ狂って嫉妬したら尚良しw
824 :
大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:39:40 ID:wypS4wd5
BLACK LAGOON 〜6本程度の代わりに PT 1〜
あいつが嫌いってワケでもないんだ。 でもな、ダッチ。
やっぱりダメだ。あたしー
あいつとは組めない。
ナチの残党の船の上でレヴィがそう話してるのをオレは聞いた。
ようするにオレの事が嫌いなんだろう、そう思った。
あれから一週間後ほどの事だ。
事務所で昼飯にピザを食ってる時にボスがオレに言った
「俺は整備、ベニーはマシンのメンテ中だ。下宿でレヴィがゴロゴロしてる、
一緒に行ってこい。」
「レヴィも?」
「異議が?」
不服が顔に出ていたのだろう、ダッチがホットドックを頬張りながら
オレの方を見た。
「いや………、向こうの方が嫌がると思うけど。」
「そいつはお前らが解決すべき問題だ。俺にも仕事にも関係がねぇ。」
そう言ってダッチはノープロブレムの仕草のように手を広げた。
ボスはオレが困った顔をすると、決まってこの仕草をする。
「わかった………」
と、答えるしかないのだろう。ベニーは了解って言葉を使う。
オレにはそんな気乗りした返事なんか出来ない。
「仲良くやれや。」
ダッチは立ち上がるオレの背中に言った。オレは手つけずに置いてあった缶ビールを
手土産にレヴィの部屋に一人で行くことにした。ついてくるものは‘憂鬱,ぐらいのものだ。
こんな物で女の機嫌をとってる自分が情けない。これじゃあ日本にいる時と同じだ。酒を注いで上司の機嫌をとって。
オレは車を回し事務所を後にした。
825 :
大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:43:29 ID:wypS4wd5
下宿先
ーコンコンー
「レヴィ。」
レヴィの部屋のドアをノックしたが返事は無い。けど部屋にいるのは分かっている。
返事されないのはいつものこと。
「レヴィ、入るよ………。」
ノックして、声かけて、もう一度声かけて。
慎重なぐらい気を使ってる。おっかないからだけじゃない。
一週間前ナチの連中とやり合った時の事だ。沈没船から戻ったオレに
ダッチがレヴィを呼んで来るよう言った。ちょうどさっきの様に。
ラグーン号の中、オレはレヴィを呼びに武器庫に入ると丁度着替えの途中だった。
潜水服を脱ぎ捨てホットパンツを履き終えたままの姿で立っていた。
いつもの黒いタンクトップは着ていない、ブラジャーさえも。トップレスってやつだ。
乳首だって見えてしまっている。
「あ……………いや……………………、」
「…………。」
「あ……の、その…………。」
「何だ………。」
レヴィの言葉は冷たい。露わになってる胸を慌てて隠すわけでもなく
たじろぐオレお見ている。
「ダッチが…着替え終わったら直ぐに上がってこい、って。」
「…………分かった。」
その時いいモノ見せてもらったって気持ちなんか全くなかった。
深海の中で、骸に囲まれながら聞かされたレヴィの価値観。
その話が尾を引いてか、全く……、
「レヴィ、入るよ。」
三度目の声かけをし、オレはレヴィの部屋のドアを開けた。もう前のようなのはゴメンだ。
‘ガチャ, ドアノブを回し部屋の中に入るとレヴィがいた。
レヴィはベットの上で仰向けに寝そべりウォークマンを聞いていた。
黒のタンクトップに黒のショーツ、いわゆる部屋着ってやつか。
自分の部屋の天井をボーッと見つめながら、口にはラッキーストライク。
これじゃあノックなんか聞こえないわけだ。
「おはよう…レヴィ。」
寝そべったままのレヴィの目が、ドアのそばで立つオレを見た。
再び天井に視線を戻す。………オイ、それだけかよ。
と、思いつつオレは部屋の中を進む。
「ダッチから頼まれ事があって…、」
話途中でレヴィが起き上がりベットから立つと、カーテンレールに掛けていたバスタオルを取り
自分の首に掛けた。オレに背を向けてるせいでTバックでは隠しきれてないお尻が見える。
普段あんな小さいホットパンツから下着が見えないのはこういう事だったのか。
それを知るようになったのは、この部屋に出入りするようになってからだ。
レヴィはオレが来ててもこの格好で部屋の中をうろつく。ショーツ姿を見られたぐらいじゃ
何とも思わないのか。それもそうか、船内ではトップレスな時に入っても隠しもしなかったのだから。
「さっきダッチから電話があった……」
「ダッチから?」
「うぜぇ……………さっさと行って、さっさと終わらせるぞ。」
そう言うとバスタオルを首に掛けたままシャワールームへ入っていった。
「チッ………(うざいのはオレも一緒だ)」
持ってきた缶ビールを激しく振ってから部屋の冷蔵庫にしまった。
「オレもお前とは組みたくないよ……………。」
オレはレヴィがシャワーからあがるのを椅子に座り待っていた。
826 :
大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:49:45 ID:wypS4wd5
オレが運転する車の中
「なあ、知ってるか」
助手席で足を組み窓からさらし出してるレヴィに話しかけた。
「こんな話があるんだ。ポーランド人が電球を取り替える時には
何人の人手がいるかって。」
「電球を持つのが一人、家を廻すのが九十久人だ。」
「………。」
オレは次の小話を探す。
「法王が一人のホームレスをー」
「目障りだから消え失せろ、だよ。…黙って運転しろ、このマヌケ。」
何やってんだオレ。こいつの機嫌取ってんのか?
違う。辛気臭く運転するのが嫌なだけだ。
「あーあ、クソ。なんでお前なんかと一緒に行かなきゃなんねェんだよ。あ〜あ!!かったりィなァー!!
ガキのパシリをやらされる身にもなれっつんだ。ダッチのくそ馬鹿。死ね。」
こいつはいつも自分勝手にモノを言う。
「レヴィ、そのタトゥーいつ彫ったの?」
何だオレ、また機嫌取りか?
「あん?……そんなの忘れちまったよ。」
「カッコいいトライバルだよな、それってどの辺まで彫ってるんだ?反対側の胸辺りとか?」
「てめェ見たから知ってんだろ。」
「ああ、…………そうだったよな……。」
胸までは彫ってはいなかった。確かに知ってる。ちゃんと覚えてるさ。
乳首まで見たのが、このムカつく女に対ししてやった感がある。
「黙って運転しろ。」
もしオレがマゾならこういう状況を快感に思うだろうが、オレは違う。
だからって別にSって訳じゃないが、そんな気持ち全く湧いてこない。
そこまでしてこいつと話さなくてもいいか。
オレは車を走らせラチャダ・ストリートに向かった。
827 :
大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:53:57 ID:wypS4wd5
ジャックポット
「よーーーォこそレヴェッカ!お見限りかと思ったぜ!!」
アフロヘアーでレゲェダンサーの様な男。この男の名はローワン。
「SMショウのダンサー、とうとう引き受ける気になったんだろ?そうだなべいびー!?」
「ざけんじゃねえよ、ローワン。仕事のからみで仕方なく出向いてやったんだ、
シバくのもシバかれんのも二度と御免だよ。」
「なんだいなんだい、つれねェなァ。あんたメチャウマだからよォ、どっちもイケんのに残念だな。
まァ気長に待ってるぜ。んでー、本日のご用件は?」
うわ……キツイ。このストリップバー、ジャックポットに来たオレの感想。
サラリーマン時代は接待でスナックやらキャバクラやらに行ったぐらいの経験はあるが……。
「ところでよ、そこに突っ立ってるなァいってえ誰ちゃんよ?」
「え…?」
「ああこいつ?ラグーンの新入り。行く所がねえもんだから、仕方なく面倒みてんだ。」
「大変だなァ兄ちゃんも。何かあったら世話するよ。」
「じゃあなローワン。金のほう忘れんなよ。」
オレはこのローワンって人に軽く会釈し、オレとレヴィは店を出た。
来る時よりは若干レヴィの機嫌が戻ってる気がする。寝起きだからイライラしてた、てか?
店前に停めてあった車に戻る途中、歩きながら
「レヴィってここで働いてたの?」
「あん?何で?」
「いや、さっきローワンがレヴィはメチャウマだ、って。」
「………ラグーン商会がどうしようもねぇぐらい金が無い時、ダッチに頭下げられてな。」
レヴィは話しながらホットパンツのポケットから煙草を取り出し、一本口に咥えた。
「ショースタイルなからみを一回やった………安請け合いしたつもりはなかったが
相手は自分で選べばよかったぜ……。」
「カッコいい男って事?」
「あたしは普段から恨みをかってるからなぁ、からみってのをいい事に
メチャクチャしやがる…………あんなのは二度と御免だよ。」
レヴィは咥えてた煙草を落とし足でもみ消すと車の助手席に乗った。
828 :
大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:58:20 ID:wypS4wd5
そしてオレとレヴィは一つずつ仕事を済ませていく。
車の中
「次でやっとこさお仕舞いだ。ええと?注文の火器を受領すること。」
オレは教会に向かって車を走らせている。
「なあ、ロック。」
「ん?」
「お前ここに来てから女とヤッてんのか?」
「な、何だよ急に?」
「さっきの姐御のときもそうだけどよぅ、みっともねぇヴァージンみたいなリアクションとってやがったし、
ベニーと女買いに行ったって話も聞かねぇし、どうしてんのかってよ。」
「…………そんなのレヴィに関係ないだろ。」
「言えよ、もったいつける様な話でもねぇだろ、あん!?」
「………………。」
少しキレ気味のレヴィ。何で?キレるような所か?とにかく自分の話を
スルーされるのは気に入らないようだ。来る時散々俺の話をスルーしたくせに。
「……レヴィはどうなんだ?そういう相手でもいんのか?」
「フッ、ガキの返し方だな。まさか本当にヴァージンじゃねぇだろうな!?。」
「…………………。」
「ハハハハハ、本当にヴァージンかー!ハハハハハハハハ!右手が恋人ってか?」
「…………………。」
この歳で童貞なわけないだろ。オレが否定しないのはお前との会話がウザいだけ。
自分勝手な話しかしない奴にこれ以上機嫌取りするのはまっぴらだ。
でも一つレヴィの話の中で否定出来ない事がある。
オレはこの街に来てから女とヤッていない。慈悲行為で済ましているのも事実だ。
「なあ、ロック。いつも何を想像してヤッてんだ?」
「…日本のポルノ女優とか思い出してかな」
「かーっハッハッハッハッハッハ!情けねぇ野郎だなぁハッハッハッハッハッハッハ!」
「…………………………。」
正直、レヴィを想像してシた事も何回かある。一回お前の胸は見てるしな。
部屋に入ればノーブラの薄着でゴロゴロしてるから、記憶と妄想を合わせるのはそう難しくはない。
妄想の中でナニするってわけじゃないが、ただこいつの裸を思い出すだけで。
「おい、ちゃんと前見て運転しろ。」
「……………」
指示された教会に着いた。
829 :
大神竜一郎:2009/10/23(金) 20:51:56 ID:wypS4wd5
この後オレはブチ切れた。
理由はよく覚えていない。ホントに切れた時ってそういうものだ。
パトカーの中
「なあ…ロック。一つだけだ、それを聞いたら面倒はねえ。
お前、どっちの側にいたいんだ?」
「オレは、オレが立ってるところにいる。それ以外のどこでもない。」
煙草を咥えるレヴィ
「……ロック、火を貸してくれ。」
「火?ライターは警官がー、」
「何言ってんだよ。くわえてるだろうが。」
「ああ!」
「…ッたくよ、今日はひでえ一日だ。」
「まったく。」
オレの火がレヴィに移る
「…とにかく、帰って寝たい。」
「そうだな。」
〜7本程度の代わりに PT 2〜 に続く
おつー
どんな展開になっていくのか期待してるよ
832 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 23:33:05 ID:wypS4wd5
これってあそこからの続きか
833 :
大神竜一郎:2009/10/23(金) 23:46:47 ID:wypS4wd5
832の続き
題名間違えました。
BLACK LAGOON 〜7本程度の代わりに PT 1〜 です。
うっかり書いちまったぜ。……エロじゃないけど。
せっかくなので晒してみる。
初めてなのでいろいろ勘弁。
張がロックをネタにレヴィをからかうだけの話。
------------------------------------------------------------------
事務所の電話が鳴る。鳴りつづける。
ソファーに寝転がって雑誌を読んでいたレヴィは、雑誌を下ろし、しばらく受話器を眺めた。
事務所には今、ダッチやベニーはおろか、ロックすら居ない。
例のクソメイドが持ち込んだ厄介ごとのせいで、ここしばらくは超多忙の日々だった。
ようやく訪れたオフの日。事務所のメンバーはそれぞれが三々五々、好きなようにすごしている。
しかし、レヴィは部屋でごろごろしていてもつまらないからと事務所に出てきていた。
まだ電話は鳴り止まない。
ばさりと音を立てて雑誌を放る。レヴィは好き好んで事務所にやってきた自分を呪った。
しつこい電話は厄介ごとの始まりと相場が決まっている。
しかし、もしも万が一、万にひとつも可能性など無いだろうが、
それでも、もしもこの電話のネタが上等なビジネスだったら。
その時には、美味い話をみすみす逃すことになる。
しかも、自分が損をした気分になるだけではなく、後でダッチにどやされるのは必須だ。
鳴り続けている電話を睨んで、最後にひとつ舌打ちをした後、ついにレヴィは電話を取った。
「はい、こちらラグーン商会」
お待たせしました、なんて上等な言葉はない。ここに電話してくる奴もそんなものなんて望んじゃいない。
受話器からは一瞬の間をおいて聞き覚えのある伊達な渋みを含んだ声がした。
「俺だ。ずいぶん待たせるな? よほどハッピーなお仕事でもしてたのか?
それとも暇すぎて天国にでも行ってたか?」
声は三合会のタイ支部ボス、張維新のものだった。
言葉とは裏腹に別段腹など立ててはいないことは、くだらない嫌味をどこか
楽しんでいるらしい口調から明らかだ。
レヴィもレヴィで、この電話がどうやら厄介ごとの種でも、
うまい話の種でもないらしいと判断して、電話口で息をついた。
「悪かったよ、旦那。今日はただのクソったれなオフさ」
「他の連中は?」
「留守。事務所には誰も来てねえ」
誰かいればかまって遊ぼうと思っていたが、生憎不在。
来る途中で暴力協会にも寄ってみたが、エダも不在だった。
「――おかげで一人で暇を持て余してる」
「なるほどな」
「誰かに用か?」
「ああ。ロックがどこにいるかわかるか?」
事務所の連中はオフの日にはそれぞれが好き勝手に過ごしている。
仕事以外については互いに詮索無用。それはこの事務所の不文律だ。
しかし、ロックの居場所だけは、レヴィには見当がついていた。
「あいつなら多分停泊場でたそがれてるよ」
ここのところ、メイドの件が片付いて以来、ロックは暇があれば停泊所で海を眺めてばかりいる。
レヴィも最初は様子を見に行っていたが、話しかければ細かいことを
気にして愚痴愚痴と喋り、ぼんやりと煙草の灰を海に撒くばかり。
火をつけようとしても煙を上げるだけでちっとも点かない湿気った煙草みたいだ。
俺の銀の弾はどこに行った? 空砲は最低だが、シケモクだって使い物にならない。
一応煽ったり宥めたりしてみたが、二日で馬鹿らしくなってやめてしまった。
思い出すだに苛立ちが頭をもたげてくる。
「あの野郎、クソメイド狩りの最中は最高にキレてたのに、終わった途端ボンクラになりやがった」
最悪だ、と吐き捨てると、電話口の向こうで短い笑い声が上がった。
「なんだよ?」
苛立ちを隠しもせずに問う。ここで張が笑う意味がわからない。
ところが電話越しの声は、苛立ったレヴィの声を聞いてむしろ嬉しそうに歪んで帰ってきた。
「いやなに。お前はキレてる奴のがいいのか、と思ってな」
「いい?」
言葉になにか含みがあるような、嫌なものを感じて、聞き返す。
しかし、レヴィは返ってきた言葉を聞いて、すぐに聞き返したことを後悔することになった。
「好くって意味だ。キレてる時の奴のがクールで好い、違うか?トゥーハンド」
「な」
わざわざ通り名で煽られて、何故か顔がカーッと熱くなった。
「べ、つに、そんな意味じゃねえよ!」
これは決して照れているわけではない。急激に頭に血が上っているだけだ。
血が上っているから、怒鳴るだけだ!
「ぼんくらよりマシってことだ! 別に好きとかそんな意味はねえよ!」
また電話越しに笑い声が起こる。
「違いない。伝えておいてやるよ」
張はいたって楽しそうだ。多分、張の横では側近の彪も
口角を上げて張とこちらの様子を伺っているのだろう。
「おい、旦那!!」
「なんだ?」
なにか言ってやろうとさらに声を張り上げたレヴィだったが、相手が悪い。
「……っ。クソ!」
下手に罵倒することも出来ず、にやつく返答に苛立ちはすれど、
言い返すべき適当な言葉がない。仕方なく誰にともない罵倒を吐き捨てる。
それを聞いて、さらにしばらく電話口でくつくつと笑った後、
張はぎりぎりと歯を噛むレヴィの沈黙を拾い上げた。
「さて、と。まあともかく、居場所もつかめたことだし、俺はロックを慰めに行くぜ」
慰めという言葉が、また自分とロックとの関係を揶揄しているように聞こえ、
レヴィは受話器を強く握り締めた。
「路南浦停泊場だったな?」
「……ああ」
「そう怒りなさんな。なに、夜には返してやる。あとはそちらでよろしくやってくれ」
「!」
「じゃあな」
ぷつり、と音を立てて通話が途切れる。
レヴィは音を立てて受話器を投げ出し、怒りのあまり乗り出しかけていたソファーに再び深々と身を横たえた。
やっぱり鳴りつづける電話は面倒ごとの知らせばっかりだ。
心の中でぼやいて目を閉じ、手探りで床から雑誌を拾い上げて顔の上に伏せる。
イライラした時は暴れるか、寝るかだ。事務所に一人きり、暴れようにも相手が居ない。
といって、どこかに暴れに行くのも馬鹿らしい気分になってしまった。となれば、寝るだけだ。
「ああ、クソ。寝る、寝る!寝てやるよ……」
しばらくして、静かになった事務所に、レヴィの声がぽつりとこぼれた。
「……頼むよ、旦那。…ああ、クソ!」
レヴィたん・・・ニヤニヤ
スマートな短編も好きだぜ!
>>834-
>>835 おぉー、GJw
張さんにいいようにからかわれるレヴィたんいいねw
これはヒドイ。SSというより、マンガの文章化・・・
841 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 12:12:18 ID:8C5RbZHh
BLACK LAGOON 〜7本程度の代わりに PT 2〜
本当に色々とあった。童貞扱いされるし、ワトサップって警官にパクられるし
レヴィには銃突き付けられるし。とんだ一日だった。
ダッチが身元引受人として来てくれ、なんとか釈放された。
レヴィは下宿へ、オレはダッチと事務所に戻った。オレは戻るとダッチに殴られるのを覚悟してたが
「なーに、ツケとくさ。これは借りじゃねぇ、ツケだ。」
ようするに給料から引くってことか。
「ロック、この書類をレヴィに届けてくれないか。」
「今日はあんな事もあったし、顔合わせない方がいいんじゃないかな…。」
「ロック、ワトサップの所に戻ってみるか。」
「……分かったよ、…行ってくる。」
ダッチから書類を受け取り事務所を後にした。
さすがに手ぶらはまずいだろう。オレのムカツキが治まってないのと同じぐらい
あいつもイライラしているだろう。オレは酒を何本か買ってからレヴィの下宿先に向かうことにした。
下宿先
ーコンコンー
「おぅ…」
珍しい。扉の向こうからレヴィの返事が聞こえた。
「レヴィ、入るよ。」
ドアを開け部屋の中に入る。ベットの上で壁にもたれ煙草を吸うレヴィがいた。
部屋着ではなく、いつものスタイルだ。
「レヴィ、これダッチから。」
茶封筒に入った書類をベットのレヴィに渡した。中の書類を目にしたレヴィが
「…………マジかよ。」
「?」
「請求書だ……」
クシャクシャ、と丸めて部屋の隅に投げた。機嫌が悪くなる予兆を感じたオレは、
「レヴィ、酒買ってきたんだけどさ一緒に飲まないか?」
ビニール袋の中を見せた
「しけてんなあ、ビールかよ。」
「無いより……マシだろ?」
「貰ってやるよ…。」
「オレの分もあるから。」
レヴィの機嫌次第と思ってたら案外よさそうなので、木箱をテーブル代わりに
酒樽を椅子代わりして座って飲む事にした。缶ビール6本ではあるが。
842 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 12:34:46 ID:8C5RbZHh
「なあ、レヴィ……。」
「あん?」
「すまなかったと思ってる…………。」
「………。」
「今日のこと………………。」
別に酒がまわった訳じゃなければ、センチメントになった訳でもない。
ただ言うなら今かな、って気になったからな訳で。
「むし返す気か!?」
「いや、……ただ謝っておきたかったから。」
「…………………………。」
「すまない………。」
「…………………………………。」
レヴィは何も言わない。元々人に謝ったり他人の言葉にじっくりと耳を傾けるのが苦手な奴だ。
獣の口から「ゴメンなさい」なんて言葉ハナっから期待してないよ。想定内のリアクションだよ。
「オレからは、これだけ………。」
「…………………。」
オレはこれだけを言い、黙りこむレヴィの相手をするように自分の手前の缶ビールを手に取った。
「チッ……イラつく。どうしてお前はそんなみっともねぇセリフ吐けんだ?」
「……?」
「…………………クッ。」
レヴィはクシャっと手に持った缶を潰した。
「ヤルか。」
「え…?」
「てめぇが謝って、あたしだけ何もしないってのも癪だしな。
いいよ、一回お前と寝てやる。」
「え?ちょっと、…レヴィ?」
想定外の言葉だ。……どういう事?
「こんぐらいしか思いつかない……。こっち来いよ。少しこのベット硬いけどな。」
「え…マジで?」
「マジで。」
843 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 12:39:25 ID:8C5RbZHh
こんな展開になるなんて思ってもいなかった。オレが軽く頭下げて適当なジョークで笑って
ほどよく酔って、今夜はサヨナラってのを思ってたけど。
「うわっ!」
レヴィはオレの手を引っ張りベットに座らせた。レヴィは最後の一吸いをしてから
手の煙草の火を灰皿でもみ消した。
「ダッチとベニーには、あたしと寝たって言うんじゃねぇぞ、いいな。」
「い…言わないよ!」
これってOKした事になるのか?戸惑ってるとレヴィの手がオレのシャツのボタンを
上から一つずつ外していく。スルッとレヴィの誘導でシャツの袖から腕を抜き
オレは上半身裸の状態にさせられた。今オレはベットに腰かけ、ベットに座るレヴィと
対面した姿勢になっている。そして、レヴィ自信が両肘を上げて待つ。
「?」
「世話焼けるやつだなぁ。」
レヴィは自分でタンクトップの裾を掴み一気に捲り上げた。
どうやら脱がせの合図だったみたいだ。ホットパンツも脱ぎレヴィはTバックに黒のブラジャー姿。
飾りっ気無い無地で黒のブラジャー。変に花柄でも似合わない。
かえって無地の方が似合ってると思う。レヴィは背中に手を廻し
後ろ手でフォックを外し、ブラジャーを取ると胸が露わになった。
「レヴィ…」
いつか見たレヴィの胸。レヴィの乳首をこんなまじかで見れるなんて思ってもいなかった。
オレは恐る恐るレヴィの胸に手を伸ばし、ゆっくりと。急に気が変られてはこまるから。
直接乳首じゃなくその乳房に手を当て、微かに揉んでみた。
柔らかい……当然だがオッパイの感触だ。
「ロック、お前マジでヴァージンなんだな。」
「いや、………。」
いや、このスチュエーションが信じられないだけだよ。まさかこうして
レヴィと向き合って、お前の胸を揉んでるなんてな…。
何度か肘が胸に当たったり、背中に感じたりはしたげど…まさか直に。
いきなりキレるってこともなさそうだ。オレは人差し指の背でそっと
レヴィの乳首に触れてみた。まだ柔らかい。レヴィの反応を気にしつつ
人差し指と親指で摘まんでみては、ほんの気持ち乳首を引っ張ってみた。
「あたしは何をすればいい?」
「ビックリした!急に喋るなよ」
「ハァ……情けねぇ奴でなあ。セックスもろくに出来ねぇのかよ。」
「!!」
オレ、今からレヴィとセックスするんだ………。
いつもすぐキレる超ウルトラ短気なこいつと。
レヴィの言葉で火が付いた。
844 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 13:37:57 ID:8C5RbZHh
「キスしていいか?」
「………照れ臭ぇな、他は何かねぇか?」
「レヴィがイヤじゃなかったら、……口で…。」
「?」
「レヴィにフェラチオしてもらいたい。」
「ハハッ。」
「………………?」
「じゃあ、脱ぎな。」
レヴィがフェラチオしてくれるって事!?
オレは高鳴る胸を押さえきれない。レヴィがオレのペニスを舐めるって考えただけで。
キスは出来ないけどチンチンなら咥えれるってのもおかしい話だな。
オレは絶対マゾではない。むしろSのような気がする。
さっきは謝りたいだとか、すまないことをしたとか言ったがオレの中の怒りが
収まったわけじゃ決してない。お前はオレに謝ってないからな。
セックスさせてくれるって言われたから今日は引いただけだ。レヴィとセックス出来るなんてまだ半信半疑だ。
早くレヴィに舐めさせたい。慌ててベルトを外しズボンを脱いだ。
今オレとレヴィはパンツ一枚同士だ。そのパンツを脱ぐ為に立ち上がると
「ロック、掛けたままでいろ。」
845 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 14:56:41 ID:8C5RbZHh
オレはレヴィに言われた通りベットに腰か掛けたままでいると、立ち上がったレヴィが
ベットを降り俺の股の間に入って床に座った。
「あたしに、やらせろ。」
そう言ってパンツに手を掛けてきたのでオレは脱がしやすいように腰を浮かせてやった。
スーッと脱がされると、ビンっと勃起したペニスが剥き出しになった。
「元気いいじゃねぇか。」
「レヴィ、フェラチオして…。」
今更冗談でしたとかいわないよな、マジでレヴィがフェラしてくれるのか!?
オレはレヴィの口唇とオレのペニスのファーストコンタクトを見逃すまいと
その瞬間をじっと見つめていた。
「まぁ、焦んな。」
「舐めてくれるの…!?」
レヴィがオレのペニスを握る。その手は冷んやりとしていた。
「お願いだ……チンチン、舐めてくれ。」
「いいぜ……。」
レヴィが亀頭にチュッとキスをした。
「オッ!」
そのすぐ後、鈴口をチロッと舐めると
「うおっ!」
「いちいち反応するな。」
「ゴメン…。」
「フッ……………。」
次の瞬間、レヴィはオレのペニスごと口の中に入れた。
「(うっ、マジかよ!?)」
口の中で裏筋をなぞる様にして舐めてくれている。たまに鈴口の割れ目に舌先を入れたりして。
見下ろすと、オレの股の間でレヴィがフェラチオしている。横を見ると部屋の壁際に姿鏡があった。
その鏡の中のレヴィは、男の股の間に入り込み熱心に男性器を舐めている。
鏡を見てオレは、あのトゥーハンドのレヴィにフェラチオさせているんだと実感した。
「。。。。。。。。。」
レヴィは上目使いでオレの方を見上げた。
「レヴィ、気持ちいよ…。」
そう言ってやるとペニスを咥えたまま頭を前後に動かして刺激を加え始めた。
異性の性器を舐める行為は服従の証と聞いたことがある。
女にフェラチオさせると征服感が湧いてくる。現に今あの恐犬のレヴィを征服した気分だ。
レヴィにフェラチオさせたって言うと、羨ましがる男共がロアナプラで何人いると思う?
少なくても昨日までのオレは羨ましがるはずだ。
オレは今まで女に生で咥えさせたことは無い。どうしても彼女には汚い事を
させたくないからだ。その気持ちが欲望より勝っていたから経験がなかった。
ナマフェラがこんなに気持ちいいなんて。でも、これからも自分の彼女にはさせられないだろう。
846 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 14:58:15 ID:8C5RbZHh
最近ずっと自分の手でしていた事をレヴィに口でさせている。
「レヴィ、…そろそろイキそう…。」
そう言うと口を離そうとはせず、レヴィの前後する速さが速くなり、
「ウッ!」
ビュッ……ビュ……………イッてしまった。レヴィの口の中で射精してしまった。
いわゆる口内射精ってやつだ。
「レヴィ……ごめん。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
レヴィは口の中でオレの射精を受け止めると尿道に残った精液も吸い出してから
口を離した。
「レヴィ………大丈夫?」
無言のレヴィがティッシュを3枚4枚取り、その中にオレの精液を吐き出した。
「…………飲んでくれないの?」
ここまでしてくれたんだ。テッキリ飲んでくれるものとばっかり思ってたのに。
「先に言っとけ。」
口の周りをティッシュで拭いている。
ゴックンはNGじゃないって事か。
もちろん、自分の精子を女に飲ませたいって願望はある。
こういう成り行きでセックスした相手ならなおさらだ。
「なあ、レヴィ。」
「あん?」
「もう一つ、お願いしていいか?」
「何だ?言えよ…。」
「アナル……舐めてもらえるかな。」
「調子に乗るな……。」
847 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:10:00 ID:8C5RbZHh
「レヴィ……。」
「何だ、言ってみろ。」
「頼めるかな……」
「アナル以外ならな。」
「お前のアソコ、………見たいんだけどさ。」
「?」
今、レヴィは黒のショーツ姿。
「悪ぃ、ロックだけマッパだったな。」
そう言ってショーツに手を掛け一気に下ろすと髪と同じ黒いヘアーが見えた。
「待ってろ。」
レヴィがベットに上がり膝を抱え座る。そしてゆっくり足を開いていった。
「あ…………。」
想像してたよりヘアーが薄い。丘に摘まむ程度の恥毛が生えている。
「ねぇ、…指で広げて……見せて。」
「てめぇなぁ…………。」
と、言いつつも呆れた表情のレヴィが自分の指で大陰部を広げて見せてくれた。
「うわぁっ………。これがレヴィの、オマンコ……。」
「まさかお前に、広げて見せるなんて思ってもいなかったぜ。」
オレが見たかったのはレヴィのオマンコなんかじゃない。
オマンコを自分の指で広げて見せてるレヴィの姿が見たかったんだ。
「おーロック。回復か?」
オレのペニスは復活していた。
「レヴィ、…そろそろ入れたいんだけど。」
「……………オーケィ、じゃあスキンを用意しな。」
「分かった。」
たしか財布に一つ入ってるはずだ。入れっぱなしのコンドームが。
何かって時の為に会社の先輩がくれたんだっけ。捨てずによかった。
今思い出せば笑えるな、…営業で使うかもだって?あの先輩、ジョークが面白い。
オレは立ち上がり脱いだズボンから財布を取りだした。まさかこれをレヴィに使うとはな。
「………………………。」
待てよ・・・、コンドーム着けずにした方が気持ちいいんじゃないのか?
学生時代、彼女としてた時は当然毎回避妊してたが・・・。
別にレヴィに対して避妊なんてする必要あるのか?
「なあ、レヴィ。」
「あん?」
「コンドーム、着けなきゃダメ?」
「はあ?」
「その……。」
「ナマでしたい、って言ってるのか?」
「イキそうになったら手前の方で射精するから……お願い」
「ハァ………仕方ねえなぁ。今日は特別だぞ。」
「ありがとう、レヴィ」
怖いのは性病だ。レヴィはどうだろか。
そんな考えはすぐに吹っ飛んだ。生でしてみたいって願望が勝ったからだ。
避妊しなくてもいいセックスフレンドなんて、そういるものじゃない。
848 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:18:24 ID:8C5RbZHh
「……………!?」
レヴィはオレを押し倒し上に跨った。
「レヴィ、オレ始めは正常位でやりたいんだ。」
「はいはい・・・。」
呆れたように笑いながらオレの下で仰向けになってくれた。
覆いかぶさるようにして重なり自分のペニスをレヴィのヴァギナにあてがう。
ペニスの先端がレヴィの割れ目を感じた。
「(あんだけ吠えても、やっぱこいつ女なんだな)」
なかなか入らないフリをして、ペニスでレヴィの秘裂の感触を味わった。
「違う、もう少し上………。」
「(わかってるよ)」
ペニスでレヴィの割れ目をなぞる。
「ごめん、…すまないがレヴィ、入れやすいように広げてくれないか?」
「チッ、ホント世話のやける坊ちゃんだぜ……。」
腕の下で仰向けになっているレヴィが、オレの為に両手で自分のオマンコを広げてくれた。
今、オレのチンチンとレヴィのマンコがキスをしている。
本人同士は照れくさくて出来なかったキスを。お互いの性器同士の口付け。
進入させることを許してくれたレヴィの秘裂がオレ自身を導くかのようにゆっくり、ゆっくりと挿入していく。
「は、半分ぐらい入ったよレヴィ…。」
オレは残りの半分をレヴィの中に入れた。
「全部、入ったよ…………動くよ。」
「いちいち聞くな、冷めるだろっ…。」
レヴィの中に入れたまま腰を動かした。レヴィの局部の締め付けで
オレのチンチンが刺激されるようにピストンを続けた。
オレの腰の動きに合わせてレヴィの大きな胸が卑猥に揺れている。その揺れを起こさせているのは
オレなんだと思うと興奮してくる。手を伸ばして揺れるレヴィの胸を両手いっぱいに揉んだ。
「レヴィの…オッパイ……。」
「フッ…。」
オレの気持ちを察してかレヴィが下からオレの頭を抱き寄せてくる。
そのおかげでこの大きな胸に顔を埋める事が出来た。
昔、何かの漫画でパフパフってのがあったが、それが出来る大きさだ。パイズリだって出来るだろう。
…パイズリかぁ、後でやってみようか。今のレヴィなら大概の事ならやらせてもらえる。
もっと頼み込めばアナルだって舐めてもらえるような気がする。
おそらくレヴィとのセックスなんてこれっきなんだろうからなんとしてでもアナルは舐めさせたい。
すればこの先何度かこいつと喧嘩しても優越感で耐えれるような気がする。
オレは目の前の乳首をチロッと舐めると
「くすぐってぇ。」
パクッと口に含んだ。あの日、船内で初めて見たレヴィの乳首。
乳首を吸いながら、もう片方の乳首を指で摘まんだりして転がす。だんだんコリコリしてきた。
両方に触れていると口に含んだ方の乳首の方が硬くなってきたのが分かる。
「腰、止まってるぞ。」
「あ、ゴメン…。」
名残惜しい乳首と別れピストンに集中することにした。
「アッ…」
「!?」
微かにレヴィが喘ぎ声を出した。オレは腰の動きを速くする。
オレにとってもそれは快感な事だ。レヴィの膣の締め付けがたまらなく気持ちいい。
「アッ…アッ……。」
気持ちいい。オレも同じだ、ただ喘ぎ声を出したりはしないが。
オレにとって久々のセックス。恋人以外でセックスするのはこれが初めてだ。
だけど缶ビール6本分でレヴィとセックス出来るなんて。
たしかに始める前言ったよな、ビールの代わりに寝るって。
安いぜ、まったく
849 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:21:25 ID:8C5RbZHh
オレの腕の下で腰に合わせて大きな胸を揺らすレヴィ。
たしかにレヴィはいい女だと思う。本当は出会ったあの日から
そう思っていたのかもな。
「アッ…アッ…!」
両手でレヴィのオッパイ鷲掴みして、荒々しく揉んだ。柔らかい。
だんだん硬くなってきた乳首を指の間に挟みながら胸を揉みしだき感触を堪能する。
胸に当てた手を腰に移動させた。そろそろオレにも限界が近ずいてきたようだ。
挿入する前は絶対顔射しようと思ってたが予定変更。中出しする事にする。
別に外に出すって約束もしてなければ、レヴィも膣内は駄目だとは言ってない。
「レヴィ、…いい?」
「アッ…アッ、な、何が?」
腰の突きをどんどん激しくしていく。
膣奥を突いた時ペニスの先がレヴィの子宮口に当たるのが分かる。
別に構わないよな、中に出しても
「い…いくよっ……出すからな!」
ドクッドクッ、………ドクッ、
無責任にもレヴィの膣内で射精した。
その後、少し間をあけてから二回戦目をした。
二回戦目はレヴィが上になり主導権を取った。
どうやらレヴィは騎上位が好みのようだ。
850 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:23:39 ID:8C5RbZHh
主導権がオレに戻ったのは四回戦目の事だった。
嫌がるレヴィを無理やりパイズリさせながら咥えさせた。
どうしてもアナルを舐める事を嫌がるレヴィに、それだったらせめて
パイズリぐらいしてよと言って。
男のペニスを舐めるのには、さほど抵抗が無いらしい。
口の中でイクのは一度やったし、もういいか。
オレはレヴィによつんばの体勢になるように指示しオレの方にケツを向けさせた。
レヴィのアナルが見える。逆に自分勝手と言われるかもしれないが
オレは女の尻なんか舐めたいとは思わない。舐めさせたいだけ。
レヴィの腰をガッチリ掴みバックで挿入した。
さっきから三度も中出ししたせいか膣の中がグチョグチョしてる気がする。
中にあるのは全部自分の精液だから我慢出来るものの気持ちいいものではない。
だけどおかげで滑りがいい。もともとレヴィは締り、膣圧って言うのか、
キツイ方じゃないから激しくしすぎるとすぐに抜けてしまう。
多分オレが気持ちいいって感じるのは膣の快感よりも
いつもムカついてたレヴィの肢体を自由に扱っている快感の方が大半だろう。
「アッ、アッ、アッ!」
正常位の時よりも激しい喘ぎ声。だんだん包み隠さなくなってきた。
バックで突くパンパンと卑猥な音が部屋中に響いている。部屋隅の姿鏡に目をやった。
オレの突く腰の動きに合わせて、よつんばのレヴィの胸が下で揺れているのが
オレのサディスティックな気持ちに火をつけた。
「アッ、アッ、アーッ!」
背中の方から腕を廻し卑猥に揺れるレヴィの胸を揉みしだいた。
押さえきれない声、荒々し息、まるで獣同士の交尾みたいだな。
「レヴィ…ッ。」
「ロック、アッ、アッ!」
「クッ、…いく!」
もう膣内はいい。3回も出した。
オレはペニスを引き抜き、レヴィの身体を乱暴に仰向けにさせ顔をまたぎ
「はぁはぁはぁ…!」
ビュッ!……レヴィの顔に射精した。やっと念願の顔射が出来たのだと思うと
ぐったりし、そのままレヴィに覆いかぶさり………
眠りについた。
851 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:25:27 ID:8C5RbZHh
「……………………うーっん。」
眩しい………。光が目に入る。重い目蓋を憂鬱にも開けながら陽射しの無い反対側に
寝返りをうつ。目の前には女の背中。トライバルタトゥー。
「…………レヴィ。」
肩のタトゥーをなぞろうと手を伸ばした時
「んっ、ロック………………。」
こっちに寝返りをうってきたレヴィ
「!?……………寝言か……。」
「んっ、、、」
「!?」
レヴィがぎゅっとオレの体を抱き寄せる。
「(お、おいっ!)」
足まで絡ませてきた。オレはお前の抱き枕なんかじゃねぇんだ。
昨夜散々もてあそんだレヴィの大きな胸がオレの胸板で柔らかく押し潰され、
絡められたせいでオレの太腿にレヴィの毛が当たっている。
「う、……やばい。」
そんな程度の刺激なのにまた勃起してしまった。
「やっぱこいつ、いい身体してるよなぁ……。」
オレはゆっくり股の方へ手を忍ばせ恥毛をかき分けレヴィの割れ目を触った。
小さな突起をみつけ刺激した。もう片方の手は胸を揉み乳首をいじった。
……まだ舐めて無かったよな。オレはクンニするためレヴィを起こさないように
シーツの中へ潜ろうとした……が
「………………………。」
すやすやと眠るレヴィ。…………もし途中で起きたら……。
昨夜の事は酒の勢いってのも多少あったろうし、シラフで目を覚ました時
オレがクンニしてたら………。羞恥にかられオレを撃ち殺しかねない。
やめよう。
一晩でもこんないい女とセックス出来たって思えばいいか。
名残惜しいが。
眠るレヴィの唇に昨夜やらせてもらえなかったキスをした。
そっとベットから出てレヴィの身体にシーツをかけてあげた。
脱がされたトランクスをみつけ履く。ズボン……まだいいか。汗で身体中ベトベトする。
ズボンとシャツを適当な棚にかけていると
852 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:27:44 ID:8C5RbZHh
「うー…………だりぃ。」
レヴィが目を覚ました。
「あ、………おはようレヴィ。」
上半身だけを起こし露わになった胸も隠さず憂鬱そうに髪をかいてる。
まー今更胸を隠すってのも変だが。
「はぁ……。」
レヴィが大きなため息とともにクスッとベットから立ち上がる。
オレが掛けてあげたシーツが肩から落ち裸のまま自分のショーツを探している。
「………………。」
オレから昨夜の話をするのはやめよう。
「それ、とってくれ。」
「え?」
「そこの。」
レヴィはオレの足元に落ちていた黒いショーツを指差した。
「あ、………はい。」
拾って渡す。
「うー、だるい。…………昨日何回したっけ。」
「え……。」
以外にもその話を切り出したのはレヴィの方からだった。
「よ、4回…だったかな。」
「ハァ……もっとしてたような気がするが。………シャワーあびてぇな。」
レヴィはショーツを履き、床を見渡しブラジャーを探している。
「レヴィ……。」
「ん?」
「昨日は……大丈夫な…………………………日?」
「は?」
「いや………いいんだ。」
「?」
中出しした手前、安全日かどうか聞きたかったのだが本人が気にしてないのなら
それでいい。オレだけビビッててもな。お互い気持ちいい思いしたんだ、そう思うだろレヴィ。
例えレヴィがオレの精子で孕んでたとしても
産むって言いだすような奴でもなけりゃ、堕ろした時の慰謝料を請求してくるような奴でもない。
するとすれば中絶費をたかってくるぐらいだろうな。レヴィはそういう女だ。
きっと今までにオレ以外の男にも、お願いされりゃあ簡単に中出しさせてたろうしな。特別でもない。
ブラジャーを半裸で探すレヴィのお腹に視線をやった。
あの中には昨日オレが出した精子がまだ残ってるのかと考えると再び優越感が湧いてくる。
男にとって印をつけたみたいなもんだからな。
「何見てんだ…。」
「いや、別に………。」
853 :
大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:30:01 ID:8C5RbZHh
「なあロック、ダッチ達にはヤッたとか言うなよ。」
「ん?」
「あたしとセックスしたろ、その事だ。」
「ああ、…言わないよ。」
「変にギクシャクした態度とかもな。」
「わ、分かってるって…。」
少し動揺したオレは適当な酒樽に座った。こんな時煙草があればいいが
あいにく昨日全部吸っちまった。じゃあビールは。
部屋の冷蔵庫から一本缶ビールを取り
「あった。」
自分のブラジャーを見つけたようだ。これでレヴィの胸も見納めだろうから
よく目に焼き付けとこうと横目で見た。
それにしてもいい身体してやがる。一晩だけってのがおしいぐらいだ。
一つ心残りがあるとすれば、レヴィにアナルを舐めさせれなかった事だ。
レヴィがブラジャーに腕を通すと、とうとう乳首が隠れてしまった。
プシャーーーー!
「うわっ!」
プルタブを開けたらビールが噴出した。
「はははははははははははは!」
「レヴィ、笑うなよな!」
「だってよ、ぷっ、…はははははははは!」
「…………。」
「ロック、怒んなよな。……プッ。」
「…………………………。」
怒ってなんかいない。むしろ……。
レヴィの笑顔のそれは、確かに友人に向けられているものだった。
仕事の同僚でもなく、ましてや一晩だけの身体の相手でもなく。
小学生の時、友達はみんなこんな笑い方をしてた。オレもそうだった。
今のレヴィはその時の、友達の様な笑顔だ。
「…………。」
「あん?」
「レヴィ………。」
「?」
「ゴメンな…………………………。」
「なんだよ、急に。」
何なんだろうな、自分でも分からないよ。
何で謝ったんだろう、オレ。
BLACK LAGOON 〜7本程度の代わりに PT 2〜
END
ひさびさの長作乙です
熱い想いが伝わったぜ! GJ
完結乙パイGJ!
やはり主導権握ったときが岡島(犯島)さんの真骨頂ですなw
ぶっちゃけPT1がなくても通じるなw
辛口ですまんが期待してるぞ
乙でした
857 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 00:10:25 ID:HB1neHYP
バラ姉って、もののけのエボシにクリソツだよな
乙
力作の投下で容量が残り僅かとなって参りました。
次スレタイそろそろ考えてみないか
「なぁロック、日本語で『love』ってどう言うんだ?」
「ん?どうしたんだ急に。えーと・・・『だいしゅきぃ』、かな」
「へーなるほどなー、まぁ別に意味があって聞いたわけじゃねーけど。
んじゃあたしは帰る。ちゃんと帳簿終わらせろよ、ホワイトカラー」
レヴィ下宿
「ロック・・・だいしゅきぃ・・・//////
くはぁーーーッ!バカかあたしは・・・
・・・・・・/////あーーーーーー」
バン、バン、バン、バン、バン
「あっつ、またエアコン撃っちまったッ!クソッ!ファック!ロックのアホンダラッ!」
仕込みは上々だなロックw
ピノコかと思ったぜ…
>>859 レヴィたんカワユスw
んで、ぶっ壊したエアコン代はロック持ちなんかな?
もうそんな時期ですか<スレタイ案
とりあえず、3案。
【命をベット】ブラックラグーンVOL.11【する気分】
【死人と】ブラックラグーンVOL.11【舞踏を】
【旨いのは】ブラックラグーンVOL.11【一口目】
>>835-836 9巻のP.261の前にハメこんで、楽しませてもらってます。イイワー
にしても、黒島さんモードのロックの色っぽさは異常。
ストイックな男の色気垂れ流し状態で、普段とのギャップがたまりません。
>>841-843 ハードボイルドっぽい文体が好みです。
>自分の指で広げて見せてるレヴィの姿が見たかった
同感です。全力で同感です。
ソレそのものより、自分のためにそうしてくれる姿にイロイロ満たされます。
そして、身体だけじゃ済まなくなるヨカーン。
>>859 それでイイのか?それがイイのか?<オカジマサン
もーまとめてGJ!
最近豊作なだけじゃなく、個性豊でホント幸せ。
>>859 アホスwwwwwwww
だが死ぬほどカワユスwww (*´Д`)
♪レヴィたん 甘えん坊
♪レヴィたん とてもーかーわーいーいー
「ロックだいしゅきぃ〜〜」
そんなぬいぐるみが浮かんだ
エロい
GJ!
神作品の間にこっそりと。
覚えているひとがいるかどうかわかりませんが、9スレのにゃんこなレヴィたんの完結編です。
床を無意味に転がりたくなるくらい、私的には甘いです。
それでもいいひとはどうぞ。
行為の後。少し眠ってからロックが起き上った。
シャワーを浴びに行こうとするヤツにあたしも連れてけ、とばかりに腰に抱きついた。
ロックはあたしの腕をやんわりと外そうとしたが、その前にさらにきつくしがみついた。
ふぅ、と小さくため息をつくとロックはあたしを抱きかかえてシャワー室に向かった。
シャワー室は二人入れば狭いことこの上ない。
ロックがあたしを膝にのせて髪を洗う。
コイツに髪を洗ってもらうのがいつの間にか習慣になってしまった。
強すぎもせず、弱くもなく、丁寧に洗ってもらえるのでこのところあたしの髪はいつもサラサラだ。
こないだエダに「いい専属美容師がついたみたいじゃねーか」とからかわれた。
おまけにヨランダのババアにまで「いい恋をしてるみたいだね、お嬢ちゃん」ともいわれた。
……恋だなんて、あたしがそんなものをするはずがないと思ってた。
っでも今のあたしは確かにどうしようもないほどコイツに溺れている。
コイツがあたしの前から突如いなくなったらと想像しただけで震えが止まらない。
いっちゃイヤだ。いなくならないで。
振り向いて、ロックに抱きつく。
泡だらけの頭を胸に擦りつける。
「レヴィ?」
困惑したようなロックの声が降ってくる。
あたしはそれに応えるかわりにかみつくようにキスをする。
ずっとお前のそばに置いてくれ。
――猫でいいから。
再び激しく絡みあうのに時間は掛らなかった。
いつの間にかベッドの上にあたしは寝かされていた。
さっき二人分の汗を吸い取ったシーツではなく、清潔なものにかわっている。
つくづくマメなやつだ。
少なくともあたしが今まで寝た男たちの中でここまでしてくれた奴はいない。
身体にかかっているタオルケットも随分と手触りのいいもので。
自分がアイツにバカみたいに大事にされていることがわかる。
嬉しいと素直に思うけど、また不安が頭を過ぎる。
アイツが優しくしてくれるのは、ただの気まぐれなんじゃないかと。
今まで付き合った女と少しばかり毛色が違うから珍しいだけなんじゃないかと。
いやな想像ばかりが次々と溢れ出す。
アイツがまだ帰ってこないからか。
それとも今日が雨だからか。
あの時みたいにもう二度と――
不意に足音が聞こえてくる。
規則正しいこの音は間違えようがない。
ドアが開く。
「ただいま、レヴィ。色々買ってきた――」
そのセリフは最後まで続かなかった。
ギョッとした顔で、あたしを見つめるロック。
何故か視界がぼやけてくる。
ロックが帰ってきてから頬を何かが伝ってくる。
こんなものはあの街を出る時に捨ててきたはずなのに。
「レヴィ? どうしたんだ?」
荷物を置いて、すぐにロックはあたしのそばにくる。
「何かあったのか?」
何も答えず、あたしはロックにしがみついた。
あとからあとから涙が零れてくる。
ロックのシャツが涙でグチャグチャになっても、それでもあたしは泣きやまなかった。
抱き寄せられて、ガキにやるみたいに背中をぽんぽんと軽く叩かれる。
その一定のリズムが高ぶったあたしの感情を鎮めていく。
しばらくしてからあたしはようやく口を開いた。
「……昔な……」
「うん?」
雨の音が強くなっている。
「……こんな雨の日に母さんが出て行ったんだ」
「…………」
「……だけど、出ていく前の日に普段じゃ考えられないくらい優しかったんだ」
ガキのあたしは戸惑いながらも、それが純粋にうれしくて……
「……その夜は同じベッドに寝ることも許してくれた」
でも目が覚めた時には母さんはいなくて……
あの行為があたしを置いていくことへの罪悪感からでたことにあたしはやっと気づいた。
それから親父が母さんに向けていた暴力もあたしに向かうことになり、あたしの地獄はさらに深まった。
いなくなるなら、結局消えてしまうならあんな希望は見せないで欲しかった。
――あの時のあたしの絶望を母は考えたことがあるのか。
自分の中の罪悪感を軽減させるために見せた夢はガキのあたしをさらに傷つけたことを知っているのか。
――だからあたしは時々不安になる。
こいつもまた母さんみたいにいなくなってしまうんじゃないかと。
ひどく抱かれると安心する。
それはまだコイツに必要とされていると思うから。
「……猫でいい……」
「……え?」
「……置いてかないで……」
震える声で小さく鳴く。
ロックが抱きしめる腕の力を強める。
温かい腕の中。
このぬくもりをしってしまった今では離れることなんてできない。
ロックが首筋に顔を埋めてくる。
「置いてくなんてできないよ。こんなにレヴィが好きなのに」
クサすぎる台詞。
いつものあたしならせせら笑っている。
だけど今日はダメだった。
ロックの腕の中であたしはまた少し泣いた。
今度は嬉しくて。
あたしが泣きやんだころを見計らって、ロックの指が涙を拭う。
「――ねえ、レヴィはそんなに不安なの?」
言葉だけじゃだめなのか?
問われてあたしは考える。
猫なら首輪でもつければ飼い主がわかるのに……。
あたしがロックにつけられるのはせいぜいキスマークか歯形くらいだ。
「――さすがに首輪はごめんだけど……」
ロックの手があたしの左手をとる。
「ここに銀色の輪でもつける? おそろいの」
その指があたしの薬指をなぞった。
その意味を理解するのにたっぷり十秒はかかった。
「……?☆◆○◎※※▲♨〒☆◆!!」
わかったところででてくるのは意味不明な言葉だけで。
面白そうな顔でロックがそんなあたしを眺めている。
それがあたしには嬉しくて少し悔しい。
だからあたしはこう返してやる。
「ウエディングドレスはお前が着るんだよな?」
余裕のあった表情が一転して情けなく曇る。
「――ひどいな。俺にレヴィのウエディングドレス姿を見せてくれないつもりかい?」
本気で訊くコイツが心底愛しい。
返事の代わりにあたしは噛みつくようなキスをした。
これでようやく終わりです。
このあと暴力教会に頼みにいったところで、三人にお茶を吹かせたり、ダッチにヴァージンロード父親代わりに歩いてもらうのを頼んだりするのだろうけど、それはまた次の話で。
あーやっぱ、ロクレヴィ好きだ。
ほかに書きたいのは
・おっぱい温泉編の裏話
・男女逆転のレヴィ視点
・イロモノでロックの女装話
ネタは山ほどあるので、またきます。読んでくれた人ありがとー
GJ。甘々で砂糖が出て来るかと思ったぜ。猫さん可愛すぎる。
なんだか最近、神さんが多いなあ…眼福だ。
甘甘ロクレヴィGJ過ぎる…
その後
>>796に繋がると勝手に解釈し更に悶えた
次回作楽しみにしてます
GJ!
やはりレヴィは猫属性なんですねぇw
グッジョブすぎる。
大学のラウンジで読んで一人でニヤニヤしてしまったじゃないか!
875 :
続きません:2009/10/26(月) 15:12:35 ID:23LhP3Vb
その夜は相変わらず暑かったが、室内は寒いくらいの空調がしっかりと効いていた。
その国の首都の豪奢なホテルで、『ハッカー』と『贋作師』は、静かに眠りに就いていた。
いつもの悪徳の都からこの街までわざわざ『ハッカー』が出てくることは、滅多になかった。
半刻前、二人は初めてのそれを迎えた。
単にその相手との行為は初めてだったというだけでなく、その行為をすること自体、
二人とも今夜が初めてのことだった。
キスの後『贋作師』は、服を脱ぐその瞬間、『ハッカー』に反対側を向くことを要求した。
自らも黒いボクサー一枚になった『ハッカー』が次にそちらを向いたとき、そこには、
飾り気のない白の下着を纏った『贋作師』が、褐色の肌を上気させて佇んでいた。
『ハッカー』の手つきはぎこちなくはあったが、チェリーならではの執着的なその動きに、
異性に触られるのが初めての『贋作師』も、思わず甘い声を漏らす。
生まれてから今まで知らなかった衝撃が、脊髄を、その上の脳を、痺れさせる。
『ハッカー』の体に触れたくても動かせない手が、空を掴む。
荒削りな、けれど懸命なその愛撫に、好きでたまらない相手のそれに、『贋作師』はのめり込む。
暗い中、手探りで、しとどに濡れた『贋作師』のそこに、『ハッカー』のそれが押し当てられる。
男を迎え入れたことのないそこに、『ハッカー』のそれが、無理やりに押し入る。
処女の証の鮮血と、悲痛な『贋作師』の叫び。
けれども、『ハッカー』も、当の『贋作師』も、もう後戻りはできなかった。
温かくて狭い、まるでそれを握られているかのように締め付ける『贋作師』のそこの感触を、
『ハッカー』は無我夢中で追い求めた。
二人とも、もうわけがわからなかった。
いつもの自分では、いられなかった。
腰の動かし方もわからぬまま、『ハッカー』のそれが、青筋を立てて『贋作師』の中を
蹂躙するそれが、ひときわ大きく、硬くなっていく。
『贋作師』を、内側から押し開いていく。
やわらかい粘膜で覆われたそこを凶悪なそれで拡張される痛みと、『贋作師』は必死に戦う。
刹那、『ハッカー』のそれは大きく脈打つと、『贋作師』の中に、熱い、白い精を
大量に、断続的に注ぎこむ。
内側から何かが浸透していく感覚に、痛みと混ざったその感覚に、『贋作師』は支配される。
『ハッカー』の背中を、『贋作師』の爪がガリッと傷を作る。
いま二人は、生まれたままの姿で毛布にくるまりながら、安らかに寝息を立てている。
互いの温かさを感じながら、高級ホテルの清潔なベッドの中で、夢にまどろんでいる。
その顔は、どちらも達成感に満ち満ちた、互いの愛の深さを確認した、そんな顔で。
『贋作師』のそこはおそらく明日もまだ痛みがひかないだろうが、そんなことなどは
本人にも気にならないほどで。
『贋作師』の頬を伝う涙のことを知っていたのは、たまたま部屋に迷い込んだ
一匹のヤモリだけだっただろう。
横で寝息を立てる『ハッカー』も、いやそれどころか『贋作師』本人も、その存在を
きっと知らなかっただろう。
夜は、まだまだ明けそうになかった。
二人は、きつく抱き合いながら、眠り続けた。
安らかに、眠り続けた。
<続きません>
>>870 ぐはァーーーーーーーーッッッあまぁ───(゚∀゚)─( ゚∀)─( ゚)─( )─(。 )─(A。 )─(。A。)───い!!!!
甘党なのに!ガムなのにスウィ〜ツ!なのに_| ̄|○ノシ
砂糖どころかザラメ噴射もんだぜ!にゃんこめ!GJ!
にゃんこたんかわい杉だ(;´Д`)/ヽァ/ヽァ
もう岡島さんのネクタイでじゃれて遊んでたらこんがらがって解けなくなっちまえばいいよ!
……スマソちょっとゴーヤとウコン丸かじりしてくる。
あ、次回作はおっぱい温泉裏話に一票で。
>>845 GJでした
相変わらず表現とか構成とか神すぐるw
アンカーミス…orz
>>875でした、すいません
罰として大尉殿にチブリグの具にされてきます…
もっと張さんの話が読みたい
張さんのエロっていまいち妄想できないなあ…
雑談できる=規制されてないor携帯だよな?
規制外か●持ち誰かスレ立ててくれよ、因みに俺は携帯だから無理。
ロクレヴィの非エロはよくて張さんの非エロはダメという理屈はあるまい
あのさー、レス数じゃなく容量見ようよ。
あと8キロバイト弱しか無いんだわ。
アニキを語りたければ新スレでやってくれないか
>>870 にゃんこGJかわゆすぎるぜ!
読んでて顔が熱くなっちまったぜw
I have a big gun I took it from my Lord
(あたしが持ってるでっかい銃は、神様から奪い取ったものさ)
Sick with Justice I just wanna feel you
(正義なんて吐き気がする あんたさえいればそれでいい)
I’m your angel Only a ring away
(頭に輪っかはないけれど あたしはあんたの(告死)天使様)
You make me violate you No matter who you are
(あんたがどんな野郎でも 今はあんたをやっちまいたくなるよ)
It’s all up to you No one lives forever
(全てはあんた次第だよ 死なないヤツなんて居やしないんだから)
Been burn in the hell By all those pigs out there
(地獄の業火よ ブタどもを焼き尽くせ、ってな)
It’s always been hell From when I was born
(生まれ落ちてからというもの、あたしにとってこの世は常に地獄だったよ)
They make me violate them No matter who they are
(例え奴らがどんな人間だろうと あたしは全部やっちまいたくなるのさ)
※
Get down on your knees Get a good head on your shoulders
(跪きな、デキのいいオツムが乗っかってんだろ)
If it’s for your guys Go to the end of the earth
(仲間の為を謳うなら、地の果てを目指してみなよ)
Do what you think Give it with dedication
(全部差し出して、思うがままにやってみな)
I’ll put out your misery
(あたしがあんたの苦痛を消し去ってやるからさ)
Have no prayer So, I keep the gun with me
(神に祈るなんて無駄なのさ だからあたしは銃を手放さない)
For my safety I’ll do it with no sweat
(自分自身の為に、躊躇無く引き金を引けるぜ)
They mean business No time for sissy pig
(これは単なるビジネス 女々しいブタに割く時間なんてないよ)
Queen of ocean Sing "the Volga" to you
(セイレーンが死の歌をあんたに歌ってくれるだろうさ)
No need to think about it You do it or you die
(考える必要なんてないだろ? やるかやられるか、だぜ)
Those aren’t tears Don’t let it trick on you
(泣こうがどうしようが、現実は変わらないのさ )
I am hard as steel Get out of my way
(あたしには鋼の意志がある あたしの行く手を邪魔するなよ)
Pay back all at once Suck away the tender part
(人生の貸し分は全部返してもらうのさ 弱さなんてしゃぶって捨てちまえ)
☆
You made a mess For Christ sake, this rotten world
(キリスト様の後光が差す、この腐った世界で あんたは下手を打ったんだ)
Shit out of luck Go with my vision
(運の無い野郎だね あたしの側から見てごらん)
Light up the fire
Right on the power
Weapon… I have it all
(燃える炎が照らし出す、力と武器が真実さ・・・それが全てだよ)
Someday I want to run away
To the World of Midnight
Where the darkness fill the air
Where it'sicy cold
Where nobody has a name
Where living is not a game
There, I can hide my broken heart
Dying to survive
There, no one can see mo cry
The tears of my lonely soul
I'll find peace of mind
In the dark and cold world of midnight
いつか、逃げたい
真夜中の世界へ
そこは暗闇が空気を満たしている
そこは氷のように寒い
そこでは誰も名前を持っていない
そこでの生活はゲームではない
そこでは私は私の壊れた心を隠すことができる
生き延びるため、死んでしまいそう
そこでは誰も私が泣く(叫ぶ)のを見ることができない
私の孤独な魂の涙(叫び)
私は心の平和を見つける
暗くて寒い真夜中の世界で
昨日のハロウィン、レヴィたんはちゃんとお菓子貰えたかな?
それとも悪戯されちゃったのかな
むしろロックがレヴィにイタズラされてそうだ
Nothing is over! Nothing! You just don't turn it off!
It wasn't my war! You asked me I didn't ask you!
And I did what I had to do to win, for somebody who wouldn't let us win!
Then I come back to the world, and I see all those maggots at the airport,
protestin' me, spittin', callin' me a baby killer and all kinds of vile crap!
Who are they to protest me?! Huh?! Who are they?!
Unless they been me and been there and know what the hell they yellin' about!
For you! For me civilian life is nothin'! In the field we had a code of honor.
You watch my back I watch yours. Back here there's nothin'!
Back there I could fly a gunship, I could drive a tank,
I was in charge of million dollar equipment.
Back here I can't even hold a job PARKING CARS!!!! UUHHHH!!!!!
Wha... I can't... oh, I just--oh my God. Where is everybody?
Oh God... I... I had a friend, who was Danforth. Wha--I had all these guys man.
Back there I had all these fucking guys. Who were my friends.
Cause back here there's nothin'.
Remember Danforth? He wore this black head band and
I took one of those magic markers and I said to Feron,
'Hey mail us to Las Vegas cause we were always talkin' about Vegas, and this fucking car.
This uh red '58 Chevy convertible, he was talkin' about this car,
he said we were gonna cruise till the tires fall off.
We were in this bar in Saigon. And this kid comes up, this kid carryin' a shoe shine box,
and eh he says uh 'shine please, shine.' I said no, eh an' uh, he kept askin' yeah and
Joey said 'yeah,' and I went to get a couple beers and the ki--the box was wired,
and he opened up the box, fuckin' blew his body all over the place.
And he's layin' there and he's fuckin' screamin', there's pieces of him all over me,
just like--! like this. And I'm tryin' to pull em off you know?
And he.. MY FRIEND IT'S ALL OVER ME! IT'S GOT BLOOD AND EVERYTHING!
And I'm tryin' to hold him together I put him together his fucking insides keep coming out,
AND NOBODY WOULD HELP!! Nobody help me.
He sayin' please I wanna go home I wanna go home. He keeps callin' my name,
I wanna go home Johnny, I wanna drive my Chevy. I said well
WHY I can't find your fucking legs. I can't find you legs.
I can't get it out of my head. I fuck--I dream of seven years.
Everyday I have this. And sometimes I wake up and I dunno where I am. I don't talk to anybody.
Sometimes a day--a week. I can't put it out of my mind... fucking... I can't.......
何も終わっちゃいねえ! 何も! 言葉だけじゃ終わらねえんだよ!
俺の戦争じゃなかった、あんたにやれって言われたんだ!
俺は勝つためにベストを尽くした。だが誰かがそれを邪魔した!
シャバに戻ってみると、空港に蛆虫どもがぞろぞろいて抗議しやがるんだ!
俺のこと赤ん坊殺したとかなんとか言いたい放題だ。やつらに何が言えるんだ!
奴等はなんだ俺と同じあっちにいてあの思いをして喚いてんのか! 俺にはシャバの人生なんか空っぽだ!
戦場じゃ礼節ってもんがあった。助け合い支えあっていた。ここじゃ何もねえ…
あっちじゃヘリも飛ばした。戦車にも乗れたよ! 100万ドルもする武器を自由に使えた!
それが国に戻ってみれば、駐車場の係員にもなれないんだ!!
畜生…みんなどこ行ったんだ…クソ…
空軍にも友達がいた。みんないい奴だった。あっちじゃ友達はごまんといた。
それなのにどうだ? ここには何もねえ…
ダンフォース…憶えてる。俺いつかマジックペン一本とって拾い物ってラスベガスに送ったんだ。
俺たちいつもベガスのこと、車のこと喋ってたから、あいつはいつも赤いシェビーのコンパーチブルのこと喋ってた。
帰ったらタイヤが擦り切れるまで走ろうって…
俺たちがいたあの納屋に子供がやってきて、靴磨きの箱を持って『お願い磨かせて』
そう言ったんだ…俺は断ったが、しつこくせがむんでジョーイは承知したんだ。
俺、ビールを取りに出た。箱に仕掛けがあって、箱を開けるとあいつの体は吹っ飛ばされちまった!
すごい悲鳴だった! あいつの血や肉が俺の体にべっとりついてこんなに!!
引っぺがさなきゃならなかった! 友達が、俺の体中に飛び散って! 俺、なんとかあいつを抑えようとした!
けど、どうしても内臓がどんどん出てくるんだ! どうにもできなかった! あいつ言うんだ『俺うちへ帰りてぇー帰りてぇー』
そればっかりだ『国へ帰りてぇー帰ってシェビー乗り回してえよー』
でも…あいつの足がみつからねえんだ…足がみつからねえんだ…
あれが頭にこびりついてる。もう7年にもなるのに…毎日思い出すんだ…
目が覚めて、どこにいるのか分かんねえ時もある。誰とも喋れねえ…時には一日…一週間も…忘れられねえ…あれが…