【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ3

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1名無しさん@ピンキー
ここは異種族と人間の恋愛でハァハァするスレです。
モンスターでも異星人でも動物でも植物でも無機物でも!
とにかく人外と人間でハァハァ萌え萌えエロエロしようぜ!

《利用上の注意》
・sage推奨
・荒らしはスルー
・801は801板へ
・SS投下の際には種族や傾向等の注意書きを

保管庫
http://www26.atwiki.jp/monsters/
絵板
http://www2.atpaint.jp/jingai/
2名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 18:23:29 ID:0973mwGM
前スレ
【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1231971015/701-800

関連スレ

擬人化総合SSスレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176796139/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十五匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230747092/
死神っ娘萌え
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1224584298/
【妖怪】人間以外の女の子とのお話25【幽霊】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219453539/
かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その13】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210258452/
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219502527/
【獣人】亜人の少年少女の絡み8【獣化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225275835/
獣姦だいすき2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1186650487/
触手・怪物に犯されるSS 18匹目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223050134/
猫耳少女と召使いの物語16
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223515142/
エルフでエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199728795
3通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2009/02/13(金) 18:23:42 ID:8i55BlZa
ふがいない俺のために立てて頂き本当にGJ!&>>1乙です。
4名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 18:27:17 ID:0973mwGM
僭越ながら次スレを立てておきました。
もしテンプレに不足があったら申し訳ない。

…前スレのurl末尾に変なのが入っちゃった。ソーリー。
5名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 18:36:39 ID:Kfg0zAep
>>3
自意識過剰
お前のためのスレじゃない
みんなのためだ
6名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 18:41:16 ID:yDjLBxCU
>>1乙GJ
新スレも盛り上がるといいなー

>>5
立てられなかったために、の要約だろ。
それぐらいでいちいち突っかからなくても。
7名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 18:42:15 ID:Kfg0zAep
>>1
>>1-2は普通一緒に書くだろ
前スレではそうだったのになんで勝手に分けるわけ?
お前の専スレじゃないんだから勝手なことするなよ
8名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 18:50:04 ID:NRfqnHZh
一応このスレは細かいことは気にしない変態紳士淑女の為のスレなのだが…

とりあえず>>1
9名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 18:58:04 ID:A6fTRH4W
1乙。そして前スレ◆/zsiCmwdl.氏もGJだった。
エルミィがエロかわいくて萌えた。
10名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 19:32:04 ID:ZgOCsEDS
>>1
11名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 20:19:15 ID:xZ2Xr4Sk
>>1乙カレー
12名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 21:00:56 ID:ni0V1Ekv
>1
Z

モンスター娘もまた良し。なんか萌えた。
13名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 21:30:12 ID:GyHB+sv7
>>3
ボケ魔獣エロいなー。GJ。
14名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 22:46:12 ID:O4qGmGIm
>>1乙!

前スレと今スレのID:Kfg0zAepはいつもの荒らしだから真面目に相手しなくておk
15名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 22:59:46 ID:kgZRpxsO
スレ立て乙!
このスレも人外と人間のパラダイスになりますように
16名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 01:50:18 ID:Bn8B9q0t
他板にあったレスだけどこのスレの職人が参考にできるかも
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1233971914/141-143
17名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 02:57:14 ID:HpVlCHVn
商業プロになるならば必要だけど、エロパロには必要か?職人つっても、所詮素人レベルのお気軽投稿板だよ。

職人各自の志しによるけど、んなもん世界観だの人物設定だのやってたら何レスやらなきゃなんなくなるのかって考えたらラノベクラスになりそうだ。

ここは手軽かつ素人レベルのSS投下板だから、そんな品質向上指南は参考になれど必須でもない。
ま、プロレベルの作品読みたいならここから出るべきだな。

あんま品質向上指南とやらをやり過ぎたら本当に殆どの書き手が消えるし、この板はお終いさね?
18名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 03:05:04 ID:QG3Ksci9
>>17
いいからいいから
19名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 04:00:16 ID:D1V0zWeE
いつものアレだからいちいち構わなくていいよ
20名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:05:37 ID:HpVlCHVn
ああそう言う事か、失礼。
21名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:22:05 ID:R11dQEWC
痛い……
22名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 16:28:06 ID:Bn8B9q0t
>>17
短編なら設定いらないが…ねえ?
23名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 19:25:36 ID:R9e/tgkW
聞きかじりの知識で甘物を催促する人外はまだですか?
24名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 20:11:05 ID:RDw8ZbyJ
馬鹿の相手して容量無駄にするなとあれほど(ry
このスレにエロと萌え以外いらね
いつものバカも皮肉で叩いて悦ってる正義厨もみんな帰れ


帰れで思い出した
蛙×少女とか読みたい
本当は恐ろしいグリム童話の蛙の王子様をもっとねっとりさせ
さらに人間に戻らないルートならこのスレ向きになるはずだ
「こんな生臭くてぬるぬるしてる蛙なんかと
えっちして感じちゃうなんて悔しい…でも好き…」
25名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 20:38:20 ID:Vx7Y7+5o
今日はついにバレンタイン当日だな…

動物にチョコ食わしちゃいけんのは基本だから
前スレのチョコ人外みたいなタイプじゃないとバレンタインネタは難しいかな
26名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:13:46 ID:NG9/mYBj
動物と動物っぽい人外とではまた違うだろw

食べ物系の人外もいいよな
私を食べて的な人外女の子でもいい、チョコ娘とかこんにゃく娘とか
27名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:02:35 ID:Cnq1/Ri+
こんにゃく娘…
切り込みの入れ方からレクチャーしてくれるのだろうか。
28名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:30:44 ID:W1mVBFM6
>>24
まあまあ。君も同類のことで怒るのはよせ。
AIたんも君も(あと俺も)、非エロ非水晶派という同志だろう。彼はタカ派だっただけだ。
その発言をすると君自身の発言も効力をなくしてしまうのだから紳士らしく大きく構えよう。

しかし159氏はまた来るのだろうか。
彼(彼女かもしれないな)の作品は最初のものだけ読んだよ。
連載のほうはすまないが虫が苦手なのでタイトルをNGにしているが、書き慣れたら良い職人になりそうだと感じた。
是非今度は板の趣旨に合った作品を書いてもらいたいものだ。
彼に問題がないとしても外野が勝手に荒れてしまう現状では次回の投稿もしづらいだろう?
お前が来ると荒れるから引っ込めと言われるようになってしまう。もしかしたら既にかな。
だからあまり騒いでやるな。
AIは叩かれれば叩かれるほど加熱するぞ。大きく受け止めてあげなさい。子供を叱るときに自分が子供になっては駄目だ。
29名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:58:37 ID:RDw8ZbyJ
食べ物といえばベジタブルレイパー
山芋を痒さと闘いながら頑張って犯してるのに萌えるwww
野菜はみな平等に愛するベジタブルレイパーかっこいいよ
VIPの話ですまん
30名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 00:33:24 ID:zYcebmOk
>>28
長いよ
このスレはエロと萌えがあればいい。非エロも萌えには入るだろ
あとさりげなく職人叩くな
31名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 00:45:30 ID:bBn2FfjC
>>30
すまない。159氏を叩いたつもりはないんだ。激励したいとは思ったがね。
俺の発言に良くない点があったのならどうかその問題点を教えてくれないか。
俺もスレを荒らしたくはないんだ。今後レスするときに皆に不快感を与えないためにも参考にしたい。
32名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 01:18:02 ID:Mq5zEuc7
こんにゃく娘…膣内の構造はシラタキ千本になってるんだろうか…いいな…

関係ないが>>28が平静時のパシオスに見えた
33名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 01:47:15 ID:VuQzJ7qJ
チョコが好きな人外といったら蟻さんだろう!
蟻さんとチョコプレイだぜ。
34名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 02:00:50 ID:7xTluLb8
去年か一昨年か、散々叩いて置いて「これは激励の言葉です。」とか免罪符の様にほざく手口が流行ってたな。
35名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 04:02:10 ID:yFWy6ipK
保管庫にコメント欄できてる。仕事早いなあ。
管理人さん、いつもありがとうございます!
36名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 13:29:27 ID:OlP+wxHX
>>28
まず選り好みしてる癖に「書き慣れたらいい職人になりそう」って発言が上から目線だな。
非エロ嫌いと同じく、虫もんが連投されたら暴れ出しそうな気配が濃厚。

あと、板の趣旨っていうか、テンプレ自体が
>ここは異種族と人間の恋愛でハァハァするスレです。
ってなってるんだがら、女性叩きも非エロ叩きも不条理だよ

それと、非エロ嫌いな基地は、非エロが評価されてる事が気に食わないんだと思うよ
何故なら非エロの人気が出すぎると、エロいのが来なくなる事があるから。
エロタカ派が満足出来るくらいの上質なエロと萌えは、なかなか両立しないからね
37名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 15:35:32 ID:XAnHjzph
>>36
俺は現スレから加えられたその一文には納得してないぞ。なるべく間口は広くとるべきだと思うから。
恋愛だけが人外との関係性じゃないさ。
38名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:05:19 ID:w1qqJNoh
スレ立てた人はひそかに自分好みに間口狭めたなーと思った
当初は、人外×人間で鬼畜陵辱モノは他スレでやれるから
という理由で恋愛絡みが多くなったんだろ
恋愛絡まないほのぼのギャグなエロネタとか
このスレはカバーできてたはず
非エロもエロも排除しようとするのやめて欲しい
39名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:17:10 ID:D6q1w4Py
新しいテンプレ案が出た頃に恋愛のスレ〜っての直したほうがいいんじゃない?
って言われてたけどなぜ修正されなかったんだろ?

これは恋愛か否かって論争が起こるとも思わないし
(例の人のマッチポンプは除く)
注意書きはつけつつもこれまで通りの投下でいいんじゃないかな
40名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:20:18 ID:bBn2FfjC
>>36
こらこら。俺がいつ女性叩きをしたんだ?
非エロなら創作板(…だったかな?)や非エロ用のスレもあるのだからこのスレの容量を使わなくてもいいだろうというのが俺のスタンスだ。
他の板やスレに投下して誘導用URLをはれば充分ではないかな?

>>37-38
だったらテンプレを話合うときに意見を出すべきだったね。
スレを立てたのは俺だよ。だが俺の意向は反映していない。
俺だったらエロSS投下用のスレと書きたいところだ。そうしなかった点から誠意を見て取ってほしい。
>>1はあくまで前スレに出たテンプレ案をまとめたものだ。反対意見がないからそのまま使用した。
君の言っていることは後出しじゃんけんなのだよ。
41名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:38:50 ID:NTK9o+MH
>>40
意見というか確認は出てたぞ

ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1231971015/680-686
辺りで683とか
42名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:45:34 ID:bBn2FfjC
どう直すべきかはっきり言わないのなら意見とは呼べないな。
683への賛同レスから683の意向を汲むとエロタカ派を全面肯定することになるのではないかと危惧した。
現在スレ内では恋愛要素(あるいは仲良しムード)のある作品が目立つため、テンプレを雰囲気に迎合させても問題ないと考え、主観による添削は行わなかった。
何か、問題でも?
43名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:50:52 ID:VCgdMQdt
次スレ立てる時にまた直すべきか話し合うってことでいいだろ
正直過ぎたことを話し合っても不毛すぎる
44名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 17:06:36 ID:8auOXik8
お前らバレンタインでチョコ貰えなかったからってカリカリすんなよ!
45159 ◆.ETutr0CGY :2009/02/15(日) 17:10:49 ID:ns+6wrEz
お前ら、ハッピーバレンタイン!
ょぅι"ょでも食って落ち着けよ。
http://imepita.jp/20090215/090860
46名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 17:11:35 ID:ns+6wrEz
うわああああ名前欄うわあああああこんなことで正体バラしたくなかったうわあああああああああ
47名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 17:12:03 ID:eUlVsOSB
バカスw
48名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 17:19:31 ID:bBn2FfjC
亀甲縛りとは良い趣味だ。
49名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 17:22:04 ID:kW6chyG5
書き手に萌えさすなw
50名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 17:26:26 ID:9GYnS1ev
なにこの書き手萌え。
51名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 17:29:32 ID:XAnHjzph
>>43
同意。前スレが埋まるのは速かったからね。次の機会には早めに持ち出すとするよ。
52名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 17:44:54 ID:7xTluLb8
「人外と人間がSEXしてハァハァするスレ」
にいっそ変えたらどうだい?
53名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 18:07:45 ID:OlP+wxHX
>>40
ああ、ごめん。前スレでは非エロ叩きと女性叩きが混同してたから、つい一緒にしてしまった
創作板はある事はあるけど、
あっちはあっちで少しのエロ度もグロ度も禁止だったりするらしいから、
グレーゾーンなのはこっちで受け入れてもいいんじゃないかな、とは思うけどね

>>52
賛成。
よそでやれようがやれまいが、ここは人外と人間の絡み特化スレって事で
鬼畜だろうが純愛だろうがグロENDだろうが受け入れていいと思うな



54名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 18:28:39 ID:7xTluLb8
「人外と人間の純愛ほのぼのスレ」

「人外と人間がSEXしてハァハァするスレ」

に分断しかないけど、騒いでるのは一人だけな気がするからなんともはや。
55名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 18:59:18 ID:b7SSKHKg
いままで通り人外と人間のカップルの話なら何でもOKでいいじゃん
変に間口を狭めたっていいことはそんなないだろ
なんでこんな数レスにも渡って話題になってるのか理解できん
56名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 19:10:44 ID:xbDN+D9N
>>55
それ自分が>>39でも言ってるし>>43でも言ってるんだけど
(前者は回線の不調でID変わったけど)
なぜかまた話題ループしてるのがワケワカラン
テンプレがちょっと変わっただけで今までと本質的に何も変わってないと思うんだけどな…
57名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 19:11:15 ID:xbDN+D9N
またID変わってたよこのクソ回線が!orz
58名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 19:21:29 ID:/m8N1T/8
お前等がタカとかハトとかいうから思わずタカが女の子を啄んで
いやあらめえとかいうのを想像してしまったじゃないか。
鳥と人間が絡む場合、嘴しか使えないような気がするから
半人半鳥にするべきだろうか
59名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 20:55:08 ID:9GYnS1ev
その前に鳥のSEXって超短いっていうか……早漏っていうか……
ってそれは雄側がとりさんだったらってはなしだな
60名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:12:23 ID:w1qqJNoh
>>59
可能な限り連射すれば…無理か
充分な準備運動してもらってから
シュビ!!って勢いよくいれてシュバ!!っと出すのも
それはそれで気持ちいいかもしれんよ
61名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:21:33 ID:bBn2FfjC
前戯だけでイかせまくってもいいじゃないか。
羽根でこちょこちょしたりもできるだろう?
62名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:44:28 ID:Mq5zEuc7
鷹は鷹でも加藤鷹と申したか
63名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 22:32:56 ID:Pkmf4feb
非エロNGを認めるのなら
俺が以前から主張してる二次NGも追加してくれよ
64名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 22:46:03 ID:bBn2FfjC
非エロNGを認める流れにはなっていないだろ。
65長い長い話:2009/02/15(日) 22:56:09 ID:w1qqJNoh
はい、空気も読まずに俺投下
蛇学生×女子大生
体も長けりゃセックルも長いという短い話

え?バレンタインデー?
俺仏教徒だから知らないよそんな破廉恥な行事
66長い長い話1:2009/02/15(日) 22:56:59 ID:w1qqJNoh
ユキの彼氏は黒田さんといって、大学の先輩である。
蛇なのに大学に通っているだけあって、教養があり知的で優しく、ユキにとって憧れの存在であった。
だから、ユキは黒田さんと夜を共にする仲となりとても嬉しかった訳だが…。



「ん…ねえ、…長くないですか…?」
「そうかな?まだ、はじまったばかりだと思うけど」
黒田さんとベッドにはいってから早5時間。まだ一度もイカされずにただひたすら焦らされ続けている。
そろそろ朝日が出てきそうだ。
「んっ…あ…も、もう…」
いくども黒田さんのなめらかな鱗肌がユキの内股を撫で、下着の上から優しく肉芽を愛撫した。
すでにユキは、ぱんつの上から小さな舌で少し強めに舐めてくれるだけでイキそうなほどとろけている。
だがずっと黒田さんは、ユキのぱんつの肝心な部分をやんわり締めつけてはゆるめ、押さえつけては離れを繰り返している。
かすかな快楽の波に、もう少しきつく…と、ユキが小さく喘ぎをもらすと、途端に黒田さんは力をゆるめる。
「もぉ…いじわるぅ…ぅん」
黒田さんはしゅるしゅる喉を鳴らし低く耳心地よい声でこたえる。
「痛かったかな?もう少し力をゆるめるよ」
「違ぅぅ…」
67長い長い話2:2009/02/15(日) 22:57:28 ID:w1qqJNoh


まず、黒田さんの愛撫は右足のつま先からはじまった。
大好きな黒田さんがユキの足の爪を愛おしげに、指の間まで丁寧に舐めてくれる。それだけでもうユキの奥はじゅんっと疼いた。
それから黒田さんはユキのほどよく肉のついた白い脚をするする螺旋にのぼる。
最初は冷たい肌に驚いたが、じょじょに二人の体温はなじみあい、ユキの体温はどんどん上昇していく。
時折、黒田さんがちろりと舌先を出して膝裏をくすぐるたび、ユキの体がぴくんとはねる。
それを黒田さんも「可愛いね」と褒めてくれるものだから、ユキは天にも登る気持ちだったが、全然登っている場合ではなかった。


「ふ…ぅうん…」
やっと黒田さんが腰まで到達したと思ったらこの締めつけプレイ。
焦らしプレイも度をすぎるとちょっとした地獄である。

もう、いっそ自分の手でイッてしまいたくらいだが、まさか黒田さんの前でそんなはしたないことはできない。ぱんつに手をいれ勃ちきった肉芽をいじりたいのを必死でこらえる。
黒田さんの体にこすりつけようにも、彼はユキの体自体に絡みついている。腰を小さく動かしても黒田さんごと腰が揺れるだけで、求めている強い刺激は得られない。
68長い長い話3:2009/02/15(日) 22:57:53 ID:w1qqJNoh
愛撫の主導権は黒田さんにあり、もうユキは大人しく彼のされるがままになるしかない。
「はぁ…あん」
本日何度目かもわからない悩ましげなため息。
しかし黒田さんはマイペースにゆっくりゆっくり、ユキの白いお腹をすべり地道に前進する。
黒田さんの鎌首が、ようやくユキの小ぶりだが形のいい乳房までたどり着いた。

「あっ、ああ…」

ちいさなお椀にまるく優しく、ゆるゆる巻き付いていく。
ひゅっ、と黒田さんの首が動いた。

「ひぁ…!あ、あ、っ!」

いままでにない鋭い快感がユキの脊髄を走る。
はじめての硬い感触…猛毒を帯びた牙は、ささる限界でユキの柔肌に食い込んでいる。
さらに、黒田さんの細い舌が、しゅーしゅー口を出入りしながら乳首の先をちっ、ち、とかすかに舐める。

「きゃ…あ…あんっ!」

こらえきれず、ユキは足を閉ざして太ももで黒田さんの胴体を強くはさむ。
快感を求める本能は羞恥をはねのけてユキの腰を動かす。
「くっ…」
黒田さんの尻尾も強くユキの脚を締めつける。
ユキの奥もきゅうきゅう締まる。
「う…あん、あ、あああああ!!」
ふたりは強くお互い絡み締め合って、ユキはついに達し、びくんびくんと体を痙攣させる。
69長い長い話4:2009/02/15(日) 22:59:33 ID:w1qqJNoh
焦らしに焦らされた上での絶頂はユキの頭を真っ白にした。
はぁはぁと深く荒い息を何度もついて、生まれてはじめて感じた至上の快楽の余韻に浸った。
嬉しい。私は黒田さんに…黒田さんに愛されてイッたんだ…!
その興奮からさめるまでずいぶん時間がかかった。



…というのも、黒田さんの愛撫はまだまだ継続中であり、興奮からさめる隙など一切ありはしなかった、というのが正しい。
「あああ…」
眠気と疲れと興奮で、ぼーっとした頭はただされるがままに
ゆるやかな愛撫によるつつましい快感で酔うばかりだった。
イッてからもしつこく可愛いがられていた肉芽はもう、黒田さんがちょっと触るだけでユキを絶頂に導き、イクたびにユキは体をびくんとふるわせた。
最初はそのたびに身を貫く快感に悶えていたユキも、10時間過ぎてから、もう大きな声で喘ぐ気力はなく、ただ体をこわばらせてかすれたため息を出すだけだった。
「気持ちぃ…」
「そう、ここは?」
「あぁん、そこもいぃよぅ…もっとぉ」
「君は素直でいい子だね」
「えへへぇ…嬉しい…」
恥を感じられないくらいとろけた脳みそは、もう気持ちいいと嬉しいしか感じない。
ある意味幸せかもしれない。
70長い長い話5:2009/02/15(日) 22:59:53 ID:w1qqJNoh
「黒田さぁん…挿れてえ」
ついにユキは自ら下着を剥いで股を開いた。
黒田さんはひくひくおねだりする入り口と、まだまだ準備中の自身を見比べ、うーんどうしようかなあ、と迷った結果、自らの鼻先を膣口に擦り付けた。
「ちょっと大きいかもしれないけど、いくよー」
ずぶりずぶり、黒田さんがはいってくる。
「はッ…あ…!」
敏感になっていた膣壁を大好きな大好きな黒田さんの頭が広げてく…。
「あああぁぁ…ッ…!」
ユキはしぼりだすように喘いだ。
いくら小さく細長いとはいえ頭脳明晰な黒田さんの頭がはいってくるのだ。その快感ははかり知れない。
「ひゃ…ひゃあぁ…」
膣内でちろちろ舌を出し肉壁をなぜる黒田さん。
疲れなどおかまいなしに加えられる暴力的な快感にユキは再び絶頂に達する。
ふいに、中でぷつん、と鈍い破瓜の痛み、血がどくどく出る感じがした。
「うぅ…ぁ…」
黒田さんが、それをごくんごくんと喉を鳴らし飲み込んでいるのがわかった。
「いやぁ…」
なんだかものすごく悪いことをさせてしまった気がして、ユキは少し正気に戻った。
と、黒田さんが動かないのに気づいた。
「あ…まさか」
胴体を握り、震える手で黒田さんを握る。
71長い長い話6:2009/02/15(日) 23:01:50 ID:w1qqJNoh
「んっ…くぅう…」
重たい体を無理やり起こし、快感と闘いながら、腕に力を入れ、ぐっと引き抜く。
「ぐはぁ!」
ズルッと出た途端、黒田さんは粘液にまみれながらげほげほ咳き込んで、血やらなにやらをシーツに吐き出していた。
「はぁ…挿入ったはいいものの…けほっ、出る前に酸素がつきて…」
ユキは黒田さんが腹上死…というか腹内死しなくてよかったと、ホッとし、痛みも忘れてベッドにころがった。
寝転んだまま見上げると壁の時計は正午を過ぎている。どうりで明るい訳だ。
疲労と安心で眠気が襲ってきた。
だめだ、まだ黒田さんは満足してないんだから寝ちゃだめ…
ぬったりと、ユキの目の前に黒田さんの顔がよってきた。
鼻先から顎までユキの愛液や血でじっとり汚れているなか、純真に光る金色の目がじっとユキを見つめている。
「眠い?」
「い、いえ…」
「ごめん…やっぱり僕は長いかな…」
綺麗な金が憂いの色に変わるのを見て、ユキは黒田さんの鼻先にキスをした。
彼の顔にべったりついた自分の体液を全部舐めとる。つたない舌の動きで、一生懸命に舐めた。
つい半日ほど前、自分の足先を丁寧に舐めてくれた彼の優しさを思い出しながら。
その間、黒田さんはじっとしていた。
「…私は…長い黒田さんが好き…です」
「そう」
黒田さんはいつも無表情でよくわからないけれど、なんだか今、微笑んでいるような気がしてユキは幸せな気持ちで眠りについた。
「おやすみ」
小さく耳元に優しい声が囁かれたのを最後に聞いて。





まあ、このあとユキが目覚めてからも…というか
ユキが寝てる間も黒田さんの愛撫は続行中な訳だが、
まさに蛇足といった話なので割愛させていただく。



おわり
72蛇足:2009/02/15(日) 23:06:57 ID:w1qqJNoh
通常の蛇と黒田さんの生態が違ってたら
それは彼が大学蛇だからだよ、きっと
蛇のチンコの形状がググってもわからなかったんだが
なんか複雑そうだった
表現力に自信のある人頑張れ
73名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 23:15:20 ID:AXEfM5qE
GJ!めちゃくちゃ萌えた!
黒田さんいろんな意味で長いよwそして腹内死に吹いたw
74名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 23:51:03 ID:bBn2FfjC
GGGJJJ!!!!!!
やはり人外エロは良い。
75名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:06:02 ID:bBn2FfjC
誤爆スレ
439 名無しさん@ピンキー sage 2009/02/15(日) 23:49:25 ID:ns+6wrEz
やはり非エロではいかんのか。そうだろうな。少しスレの空気に甘えすぎていた。
エロシーンに持ち込める可能性はゼロではないが、限りなく低い。
頃合を見てまとめサイトに削除依頼を出すのが一番だと思っている。
だが「叩かれてカッとなった厨職人」が今削除依頼を出したら、火に油を注いでしまう。
うん、言い訳だよ。本当は自分の作品をなかったことにするのが嫌で、続きを投下したいだけだ。
……というチラシの裏。



IDに注目!
>>45
消える前にグダグダ誘い受けするのウザー
自分が悪いってわかってんならさっさと謝りにこい
消えろ
76名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:16:08 ID:EgqSMd23
ID:bBn2FfjC
しつこい
77名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:23:32 ID:aQciOyoZ
誤爆のあれこのスレだったのか。
まあ台風の目は無いほうがいいわな。
お疲れさん。
わざわざwikiから消さなくても誰かに続き書いてもらえば?
一応楽しく読んでた変態もいるんだし誰か書いてくれるだろ。
78名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:30:50 ID:smXj09gx
マジでかっとなっててワロス
ID変えないで誤爆したり誘い受けしたりマジキチ
名前欄入れたままで>>45とか頭悪ー
もう来んなw
言わないでスルーしてやってたけど俺お前の文章もお前も嫌いw
79名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:33:39 ID:ucxrV7oZ
まああれだ
本人も望んでるし、wikiから消してやった方がいいんじゃないかね
削除依頼の出し方でも教えてやれよ
80名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:34:19 ID:smXj09gx
もう一個教えてやるけど消える消える詐欺の後また出てきたら住民全員失笑もんだからw
テラワロス
81名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:35:37 ID:5Mg7+zym
基地外AIきゅんはこんな夜中から寸劇で萌えさせる気ですかw
腹筋に悪いから勘弁してくれwww

>>65
蛇えろいよ蛇
本番より前戯の方が興奮するのは自分だけじゃないはず
82名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:37:11 ID:smXj09gx
159 ◆.ETutr0CGY 追放に賛成の者挙手
反対の者は理由を述べろ
83名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:38:24 ID:smXj09gx
>>79
問題は望んでるんじゃなくて
>頃合を見てまとめサイトに削除依頼を出すのが一番だと思っている。
>本当は自分の作品をなかったことにするのが嫌で、続きを投下したいだけだ。
なんだよ
本人の口から削除依頼を言わせないと無理ゲ
マジウザ
84名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:45:32 ID:VyGQDRuD
>>72
蛇かわいいね。
蛇は進めるけど後退が出来ないんだよね。
頭から入っちゃったら、そりゃ自力脱出不可能だ。
迂濶さがかわいいよ。
85名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:47:19 ID:v0E6WO+1
>>72
執着ぶりが流石蛇だなあ。

後、159は何で消えなきゃなんないの?
86名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:50:22 ID:smXj09gx
>>85
159のせいで荒れるから
誤爆に
>頃合を見てまとめサイトに削除依頼を出すのが一番だと思っている。
と書いたから
台風の目の自覚をしているから

俺はこれでも全てのSSに感想をつけてきた
だが159のような厨がいるスレはもううんざりだ
ここはパラダイスのままであってほしい
159が有限実行して消えないなら俺が消える
職人は感想がほしくないのか?
俺が消えたら感想が減るぞ
87名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:52:26 ID:EW+ZKfyO
餓鬼はママのおっぱい飲んでさっさと寝ろ。一応言っておくと、ここは18禁だ。
18年以上生きてきて、それでもなお自分の気に入らないものは何が何でも排除すべし、
なんて考えているなら、周りが迷惑するだけだから、もう一度小学校からやり直せ。
88名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:55:45 ID:aQciOyoZ
ここまで>>86が基地だと159を擁護したくなってくる。
89名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:56:08 ID:EgqSMd23
ID:smXj09gx
俺の感想が欲しいだろ、だから俺の嫌いな奴を追い出せ、か
お前の感想にどれだけの価値があるんだよ
職人を感想乞食かなんかだと思ってるのか?
159だけじゃなく、他の職人全てに対しても上から目線だな
そっちの態度の方が
90名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:00:05 ID:smXj09gx
ごめん俺もかっとなりすぎたかも
91名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:03:08 ID:VyGQDRuD
一人で失楽園しときなよ、粘着荒らし
92名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:07:16 ID:5Mg7+zym
誤爆スレで通報と言われた途端大人しくなっちゃうAIきゅんはぁはぁ
これはまたネタにされること請け合いですね
キチデレかと思いきやキチバカとは想定外w
93名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:11:26 ID:v0E6WO+1
吐いた唾は飲み込まないとね?
後、謝っても取り返しはつかないよ?
誤爆スレと交互に荒らし依頼と報告を繰り返したんだから、書き込みには責任持たないとね?

ID複数使ってる様だが、これで159氏が消えたら俺は粘着荒らしを許さないよ?
過疎狙いにも程があるよ。
94名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 02:33:38 ID:aQciOyoZ
なんかあんなこと書いちゃったんだろ俺。
台風の目とか酷すぎる言い方だ。
ごめんな159。また来いよ。
嵐にも負けない雑草精神で続きを投下してくれ。
あと、カマキリが好きなら仮面ライダーブレイド見るといいよ。
カマキリモチーフの超かっこいいロリコンライダーがいる。
95名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 03:19:59 ID:U29b89iF
ついに複数IDつかえるようになったのか
誤爆スレとか、いちいち他スレからもってくるのが常識なさ過ぎて気持ち悪い
職人より感想書くヤツの方が上だとかもイミフ
荒らしというより、真性キチすぎる

96名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 04:40:31 ID:XBywIkwI
>>159が有限実行して消えないなら俺が消える
どうぞどうぞ。その言葉を待っていた
>>職人は感想がほしくないのか?
>>俺が消えたら感想が減るぞ
職人さんは間違いなくお前の感想なんて無いほうがいいと思う
実際過去にお前からの感想イラネってハッキリ言った職人いたしな
97名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 08:30:16 ID:IP75uShr
ID:smXj09gx
やった後に「カッとなった」ってつければ何を書いても大丈夫と思ってるところが嫌だな。
台風の目はお前だろ。
ここまで騒ぎを大きくしておいて、まだここに書き込みを続ける気か?
騒ぎを起こす人間がここに書き込んじゃいけないと思うなら、
お前もまさかこれ以上ここに書き込もうなんて思わないよな。

スレに迷惑かけてる自覚あるの?
無いなら今自覚してくれ、迷惑だ。
迷惑をかけた奴はスレを去るのが正しいと言うなら、
今すぐ去って、二度とこのスレに書き込むな。
自分は読み手だから関係ないとかそんなダブスタぬかすなよ。
98名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 08:45:44 ID:OMtk6u76
なんでこんなに159が叩かれてるの?
注意書きなしにグロいもん投下したとか感想クレクレ厨とかならまだしも
読解力ない馬鹿が一人でケチつけて暴れてるだけだろ…
この期に及んで159にも責任ある、スレから追放しろとか言ってるのは見当外れにもほどがあるっつってんのがまだ分からんか?
それとも俺に釣り針が見えてないだけなのか?

とにかくこんなことになってしまった以上、残念だが159は投下時は名前を伏せてたほうがいいと思う
もしかしたらもう既にそうしてるかもしれないが、また戻って来てくれることを祈るよ
99名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 08:53:42 ID:/VMFGx0F
・荒らしはスルー
100名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 10:31:12 ID:aQciOyoZ
話題変えていいよな?
つってもあんまり良い話じゃないんだが…

こないだ「昆虫 舌」でググったら
検索結果の1ページ目にヤンマと茜が出てきたんだ。
特殊嗜好SSが簡単な単語検索にひっかかるのってマズい気がする。
春になったら虫取り少年が冬眠から覚めるぞ。
101名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 10:36:55 ID:yyoW3RO7
騎士と竜の話書いてるけど全然まとまらね('A`)
102名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 10:42:18 ID:SRE5S4EL
>>100
そういうのはgoogleにいえば取下げてくれるんじゃなかったっけ
基本的にあの先生は2ch検索とかまとめにリンクはってあってあるだけでクロールしちゃうからなぁ

>>101
叩かれるの覚悟で設定だけ書いちゃえよ
そしたら俺も書くの手伝うから
103名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 10:50:16 ID:1pqOFRQO
何で叩かれるのが前提なんだw
104名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 11:06:10 ID:SRE5S4EL
>>103
誘い受けが嫌いな奴がごちゃごちゃいってくる
あとはわかるな?
105名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 11:09:55 ID:aQciOyoZ
>>102
そうなんだが、ひっかかったページの管理者が言わないとダメだった気がする。
次スレからは保管庫URLのhを抜くのがいいやね。
106名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 11:42:25 ID:yyoW3RO7
「竜がでて羊や人を喰う」

というウワサを元に騎士がある村に調査にくる。
ただ、噂と言うのは単に羊や人的な損失を埋め合わせるための言い訳で、騎士も
それを知っていて、にらみを利かせるためにくる。
で、その騎士はそれとは別に本物の竜は居ないものかと探していて、伝承なんか
を集めている。
村の責任者に聞いたところ、どうやら村に流れ着いた流浪の民の女がそういう話を
しっていると(ただ、今手元にはない)

↑ここまで文章化している

少し遅い時間だが、とりあえず女の家にいって話す。

意気投合



主旨ははっきりしてて、流浪の民の女は本物の竜で、竜の姿に戻った彼女を見た
騎士が思わず求婚しちゃってごにょごにょと。
107名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 11:53:12 ID:aQciOyoZ
>>101
たぶん、書き手の控え室に行くといいよ。
職人仲間からアドバイス貰えるし、過去ログまとめサイトを見るだけでもモチベ上がる。
俺はお前の作品を読みたい。全裸に靴下で待ってる。
108名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 12:38:21 ID:v0E6WO+1
>>106
良いから頑張って萌えさせてくれる様にゆっくりじっくり仕上げるべし、待ってるから。
109保管庫:2009/02/16(月) 12:45:48 ID:Cn13SQNs
とりあえず全ページにGoogleが避ける
METAタグを挿入するようにWikiの設定を変更してみました。
Googleのデータが更新すれば反映されると思います。
110名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 12:56:21 ID:QGFw5vWc
>>106
?のとこの展開がまとまりきらないのかな
女のとこに話聞きにいく→
何故竜を探しているのか聞かれて騎士が竜に対しての熱い思いぶちまけ→
女、その熱い思いにやたら共感(ないし感銘)→
今夜は泊まっていけ、色々知っている話を教えてあげる→
飲みながら話してたら、「もし本物の竜に会えたらどうする?」などと言われ
女が竜に変身→騎士思わずプロポーズ
とかどうよ。一気に長文書こうとするとくじけるから、簡単に筋道決めるといいよ

自分も控え室行った方がいいな

>>109
早い仕事お疲れ様です、いつもありがとうございます!
111名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 13:01:17 ID:aQciOyoZ
>>109
対応乙です。
さっきちゃんと説明し忘れたんだが
ひっかかってたのは携帯用に変換されたページだったんだ。
それにもメタタグ反映されるのかな。
112名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 14:16:04 ID:9/JjyvgW
>>106
竜の姿をみて求婚とか相当のつわものだなwww
これは期待するしかない。
113小ネタ ◆IyobC7.QNk :2009/02/16(月) 22:45:42 ID:1NvORtpK
いつの間にかスレ進んでるし保管庫に絵板がついてるし色々充実しててすげー。
これだけでは何なので、一レス小ネタ。
蜘蛛×女(日本風)
 苦手な方はスルーお願いします。

薄く朱に染まった女の汗ばんだ肌の上を毒々しくも鮮やかな色をした細い
切っ先が踊る。
木の狭間に架けられた白い網の一部と、人間の脆弱な肉など喰い千切るだろう
凶悪な口を湛えた頭部が女の視界を覆っている。
その下の大きく膨れた腹部から伸びる四対の長い脚が、その身体を弄んでいた。
毛に覆われた脚が身体を掠める度に、女には痺れに似た感覚が走る。
触れては逃げるそれを求めて伸ばした腕は空を掻いた。
何処へ行ったかと訝しく思うが、両の乳房の尖端を別の脚が捏ね、また喘ぐ。
内一本は女の下腹部、女陰へと挿入され粘音を立てていた。
その脚が蠢く度に女の口から嬌声が漏れる。
埋められた脚の先には真っ白な物が見え隠れしていた。
女の体液で滑り光るそれは彼の造り出す強靭な糸を固めて出来ている。
如何なる妙技か女には分かりかねるが、その糸の張形は内でも自在に収縮する。
膨らんだかと思えば先細り、内を混ぜる動きも人間に有らざる攻め口だった。
が、それは女の中のごく浅い位置で動を繰り返している。
一層の深さを求めて女がより奥へ絡めようと網をいざると、脚は同じだけ
下がった。
この巨体を相手には人間との交合とは違い焦れても相手を押し倒し快楽を
貪る訳にもいかない、女は悔し紛れに爪を立てて抗議する。
しかし、力の抜けた女の指は甲殻を覆う尖毛の表面を滑っただけだった。
それに気付いたのか偶々か、女陰に咥えられていた物が太さを増してその
最奥を突いた。
油断していた女の身体は一溜まりもなく頂へと跳ね上がる。
背を反らせた女から、甲高い悲鳴が上がった。
粘液で光る張形が痙攣する女の膣から引き抜かれ、荒い呼吸を整えながら
女は名残惜しそうに息を吐く。
『のう』
絶頂を迎え白くボヤけた頭に相手、大蜘蛛の声が直接響いた。
『ちと主に尋ねたい事があってな』
「ん、何です」
音の無い言葉に心地好い微睡みの中で女は応じる。
『もしな、わしが逝んだら、主はわしを喰らう気はあるか』
質問の意味が分からず、女は頭を掻いた。
いんだら、とは死ぬの意味だろう。
ゆっくりと頭上の黒い影を見上げながら問われた内容を反芻する。
「くらうってのは、文字通りアンタを、あたしが、ですかい」
目を丸くした女が視線をさ迷わせると相手は蠢いた。
それは身を縮こまらせたように女の目に映る。
『無論、無理にとは言わぬが』
声なき声は先ほどまでより幾分小さく頭に響いた。
巨体に似合わぬ自信無さげな態度に女から忍び笑いが洩れる。
「んなことが有るとは思えませんがね」
問いの意図は分からなかったが、相手には重要な事柄なのだろう、と女は
当たりを付けた。
「この殻には、あたしの歯じゃあ傷すらつかないかもしれませんが、やれる
だけ頑張ってみましょ」
一番近くに置かれていた脚を小突くと、女の身に重たい感触が返る。
『ん、そうか』
素っ気ない声だったが、女の答えに満足したらしく巨体が揺れた。
その姿に女は不似合いな可愛らしさを感じる。
「それより先に、あたしの方がくたばったら頼みますよ。あたしはね、
アンタ以外の腹ん中に収まるのはゴメンですから」
脚を抱き寄せながら女は楽しそうにケタケタと笑った。

(オチ無し)
114名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 23:03:56 ID:QGFw5vWc
乙乙乙!!GJ!!
いいねえ、蜘蛛と人いいねえ!!
時代劇っぽいのも好み。これ続きとかちょっと読みたいな
最後のラブっぽい会話にはニヤニヤせざるを得ない。萌えをありがとう
115名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 00:12:47 ID:SxhYc54g
GJ!
自分もニヤニヤしてしまったw
描写もやり取りも色っぽくてすごく萌えた!乙です!
116名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 00:52:40 ID:Dd+SJFzO
>>113
GJ!
エロい…いいな
焦らしプレイハァハァ
117名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 04:23:32 ID:INf3p7z0
GJ!
しっとりねっとりエロい!
年食ってそうなのに遠慮がちな蜘蛛が可愛い
118名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 07:59:49 ID:quuOd2gq
GJ!!!
蜘蛛エロいよ蜘蛛。
119名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 09:22:04 ID:JLfqJ8db
>>113
GJ
焦らしプレイハァハァ
120名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 09:39:07 ID:b7eZyCsu
>>113
GJ!
高橋葉介の画で見てみたくなった。
121名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 12:27:18 ID:WXkoSFyX
それにしても最近虫系が多くて俺嬉しい
もっと投下されないかな
焚き上げ・追い出されでも待ってるんだが続き来ないんだよね
122名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 16:15:59 ID:AKyNwonC
はいはい
焚き上げてほしいのねカス野郎

>>113
GJGJGJ!
123名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 17:16:01 ID:sw0Heh1l
ちと訊いてもいいかな?
九十九神(見た目は人間)も人外でおk?
女性一人称はアウト?
書いてて訳わかんなくなってきた…
124名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 17:24:34 ID:8cTxscJb
>>123
>>1、あとスレタイ
ただ荒れないために注意書きは頼む
125名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 17:33:27 ID:WXkoSFyX
>>123
おkだと思うが書き手自身がこれは違うと思うなら
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208076450/l50
こういうとこもあるよ
126名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 17:58:37 ID:8IJ+GO2l
流石に見た目が完全に人間なだけだと
他に適当なスレがありそうな気がする
女性一人将は問題ないと思うけど
127名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 18:45:40 ID:AKyNwonC
>>98意訳「お前のコテハンが出ると迷惑」
まあ実際コテハンが出なくてもSSの文体見れば職人特定できたりするから
実質的には「もう来るな」「スレに居たければ雑談・感想要員になれ」ってことになるか
そういう発言はどうかと思うよ
128名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 18:56:26 ID:Dd+SJFzO
テンプレの恋愛云々なんだけど
乱交とか3Pみたいなネタの扱いが難しくならないか?
自分はそういうSSも全然かまわないんだが
あと、人外に恋愛感情はまったくなくて
見慣れない体の仕組みへの純粋な興味だけでエロ突入みたいな展開大好き
129名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 19:17:17 ID:RAlA64bZ
スレの始めのほうで、次スレから修正しようって話がもう出てる
130名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 19:34:06 ID:AKyNwonC
人間男×ネコ亜人で和姦の小ネタ


「早く入れて。」
ハァハァと息をしながらタマが言った。
タマは俺のメイドでネコの亜人だ。
ネコ化の顔と人間の形の体をしている。
だが人間と違って毛が生えている。
タマという名前は毛皮がブチ模様だからだそうだ。
今タマは仰向けだからそのブチは見えないがとても可愛いと俺は思う。
6つある乳房の乳首はどれもぷっくり膨らんで俺を待っている。
たまらず挿入するとタマが鳴いた。
「にゃっ!!」
本当にネコみたいな声だ…ネコだから当たり前だが。
タマの金色の目がじわじわと潤み始めた。
俺はたまらなくなって腰を振った。
グチュグチュと卑猥な音が俺とタマのジャンクションからした。
タマは可愛らしく鳴いているがなんとなく物足りなそうな目だった。
俺はタマに聞いた。
「気持ちよくないのか?」
「アッ…気持ちいいけど物足りないんです。」
「どうすればもっと気持ちいい?」
「仕方ないんです。人間のペニスはトゲがないんですから。」
そう言われると悔しかったので俺はイボつきコンドームをつけてタマに入れ直した。
「あっああっイボイボしてるっ気持ちいい!気持ちいいですご主人様!!!」
タマはたまらず喜びの声を上げた。
俺が腰を振れば振るほどタマの声が高くなる。
ズン!とタマの子宮の奥を突くとタマは声も出せないくらい感じながらのけぞって倒れた。
「タマ!」
イった瞬間にタマが俺を強く締めつけた。
俺もタマの中に吐き出して眠りについた。

次の日起きると俺はなぜか1人でパジャマを着て寝ていた。
タマを抱いた後そのまま寝たのに変だ。
その時枕元にメモがあるのが見えたので読むことにした。
「ご主人様へ。
 おはようございます。
 先に起きました。
 昨日は疲れたでしょうからゆっくり寝ていていいです。
 ごはんを作って待っているので起きたらダイニングに来てください。
 まずはちゃんと顔を洗って歯を磨いてくださいね。」
メモは味噌汁の臭いがした。
この臭いはタマの好きな鰹節の出汁だ。
俺は布団から起きあがった。
タマにおはようを言って抱きしめるために。


ここまでです。
投下するのもSS書くのも初めてだからマジビクビクしてる。
超駄文でごめん。
優しい感想を貰えると嬉しい。
131名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 19:58:58 ID:WXkoSFyX
>>127を見てとてつもなく本人降臨乙と言いたくなったがこれは・・・^^;
132名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 20:32:20 ID:CqGtQrkY
んじゃ>>130
エロなのにほんわかしておる。これはこれでGJ
133名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 20:34:49 ID:k8hkdcFq
>>128
複数もいいな
もふもふ獣と硬質ロボットに同時に責められるエロとか読んでみたいぜ
あと俺は保管庫のAVシリーズがかなり好き。また読みたい
134名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 22:10:30 ID:AKyNwonC
保管庫のだったら竜と肉食獣シリーズが好きだ
ベビー編が投下されないもんかといつもwktkしてる
135名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 00:01:26 ID:3ZtJH11M
>>130
俺を萌え殺す気か…

今から俺のタマをモフモフしてくる
136名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 00:11:33 ID:ClR6dcaU
タマ可愛いよタマ!
洗顔とハミガキを指示する世話焼きっぷりがたまらん!
137名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 08:53:50 ID:BKCa3YTY
コンビニの図鑑に載ってた
少女の上半身に犬の頭と脚が沢山ついてるやつが可愛かった。
スキュラだったかな?
138名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:15:04 ID:BXF2mIV0
>>137
なんていう図鑑だ?
とりあえず手近なコンピニにいってみたが見つからなかった。
神話系は萌える人外が多くて良い・・・!
139名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:05:57 ID:Iz5nUKxt
白血球に萌えた
主人を守るために人知れず異物と戦ってるんだぜ
140名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:10:59 ID:S5703DgL
神話とか昔話とか絵とかみると、萌えツボは時代も場所も超越するんだと思える
自分は骨×女の春画を見て萌えた
昔の人に乙を送りたいw
141名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:15:19 ID:BXF2mIV0
江戸時代には南総里見八犬伝のパロ小説が流行ったってな。
八房×伏姫は定番だってな。
俺たちはその子孫なんだから、異種萌えするのは当たり前だ。

>>139
盲点だった。それは萌える。
142名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:19:25 ID:jK0rXO5y
>>140
西洋画にも似たようなのがあったかな>骨×女
143名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:13:33 ID:qlUV/aRR
骨類は好きなんだけど、ふとエチーのときは何を入れるんだろうと野暮なことを考えてしまった

…大腿骨とか?
144名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:31:42 ID:is/5K+gw
エクトプラズム
145名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:33:12 ID:3ycjUKRe
時々「どんな盲点ネタで萌えるかグランプリ」
になってるのが楽しいなこのスレの会話
146名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 00:20:06 ID:T9iFRYaG
>>143
大腿骨は自前の張り型にできるな
147名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 02:02:04 ID:dyH0jUWh
小ネタ
男とゴキブリで非エロ

嫌悪感に満ちた眼差しを隠そうともせずに、宅配員がドアを閉めた。
接客業従事者としてのマナーは最低だ。
だが今回に関してはあの態度でも無理はないと俺は思った。
俺の手元にあるのは小さなダンボール箱だ。
送り状には《通信機器》と書かれているが、中身がトランシーバーでも無線でもないことは箱を見れば分かる。
《ゴキブリンガル》
ファンキーな字体で堂々とそうプリントされ、ゴキブリのイラストが「アタシを可愛がってね」と媚びを売っている。
狂科学者が開発し、個人的に販売している対ゴキブリ用の会話ソフトだ。
1つ3万円もする高額商品だが思い切って買ってしまった。
俺はいそいそと箱を開け、ゴミを散らかしながら《彼女》の待つ万年床の上に戻った。
ゴキブリンガルの説明書は紙切れ1枚だ。
《チップをゴキブリの背中に貼り付け、携帯ゲーム機にソフトを差す》
紙切れにはそれだけしか書かれていない。
俺はその指示通りに《彼女》の背にチップをつけ、ゲーム機の電源を入れ、話しかけた。
「こんにちわ」
ゲーム機の画面に文字が表示される。
《I'll r*pe you!》
英語が苦手な俺でも分かるような酷い言葉だ。
「女の子がそんなこと言うなよ」
《I'll r*pe you!》
「だからやめろって!」
《I'll r*pe you!》
「なあ…お腹空かない?」
《I'll r*pe you!》
ここでふと気づいた。
彼女が《I'll r*pe you!》としか言わないのは変だ。
試しに指を鳴らしてみると彼女は逃げたが、表示されているのはやはり《I'll r*pe you!》だった。
俺はパチモンを掴まされたのだ。
賠償請求してやろうと説明書にもう一度目を通すと《裏面もご覧ください》とあった。
裏には販売者の手書きらしい汚い字が並んでいた。
《ゴキブリンガルの使用状況はいかがでしょう。I'll r*pe you!としか言われないはずです。
それはあなたがゴキブリを理解しようとしないからです。機械になど頼らず、心を開いてください。
言葉がなくても通じ合える状態になったとき、初めてゴキブリンガルは作動します》
俺は胸を打たれた。
そうだ、俺には彼女を理解しようという気持ちが欠けていた。
この科学者を見習って、俺もゴキブリと通じ合わなければならない。
決意を胸に、俺はゴキブリンガルを押し入れにしまった。

以上です。
148名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 02:16:49 ID:Aeg1MzP+
ゴキブリだと…?
149名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 02:31:35 ID:dyH0jUWh
テンプレどおり注意書きしたが駄目なのか?
150名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 03:15:08 ID:sHoWMrmg
なんだかんだで奥が深いな……。
151名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 03:33:30 ID:P2yrSyfJ
ゴキブリって時点で出オチっぽいのにもう一段落とすとはやるな
152名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:45:44 ID:1Qs4QnVu
騙されとるやん。
153名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 11:04:43 ID:T9iFRYaG
普通にショートショートとして上手い
154名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 13:40:19 ID:sWwBH9xK
週刊少年マガジンの波打ち際のむろみさん見た奴いるか?今週が短期集中連載の最終回なんだが、生々しくてでっかい卵持ってきて精子かけて欲しいとかもう少年誌じゃないだろとww
見た目は上半身人間だが生態ネタなんかも多かったからここ一月はきゅんきゅんしっぱなしだったぜ
155名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 13:43:13 ID:T9iFRYaG
お前wwwそういうことは連載開始時に教えてくれよ!
マガジンはノーマークだった俺涙目www
156名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 15:45:42 ID:Aeg1MzP+
昆虫ネタすきだ…
157名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 16:10:15 ID:dyH0jUWh
好きだ…
158名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 16:36:32 ID:T9iFRYaG
正直昆虫ネタが出るとAIを思い出して嫌な気分になるのは俺だけ?
ここ何日か来てないけどマジトラウマ・・・
159名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 16:47:58 ID:NqBRLCNF
嫌な気分のお裾分けはのーさんきゅーです
俺も俺もって言わせたいんだね?
160名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 16:59:06 ID:T9iFRYaG
そういうわけじゃないんだが・・・
なんとなく昆虫ネタが出るとアレが出てくるんじゃないかと身構えちゃわないか?
161名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 17:11:20 ID:Mz4fnCqS
そうやって煽らせてわざとそいつ出してきたいのか?
162名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 17:14:53 ID:T9iFRYaG
だから違うんだけど・・・
あー・・・でもこういうこと書いてアイツ出てきてもやだもんな
ごめん
なんか軽率だった?
163名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 17:20:26 ID:VAzCbcuM
>>161
どっちかというと…いや、何でもない
164名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 17:29:08 ID:dyH0jUWh
悪かった
荒らしを思い出すやつがいるなんて想像もしてなかった
AIと職人だけじゃなくて虫ネタもNGになっちゃうのん?
寂しいな、それ
165名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 17:32:48 ID:SjHf8iF+
>161
ID:T9iFRYaG
がそのアイツだから仕方ない。

まあ、アイツ以外他にもいろいろと邪推できるレスがおおすぎる
166名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:10:48 ID:dyH0jUWh
邪推できるようなレスあったか?
167名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:21:18 ID:XvDxMkEj
ちょっとまて職人はNGになってねーだろ職人は
どさくさにまぎれて何言ってんだ
168名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:33:37 ID:dyH0jUWh
そうだっけ?
《今後投下したければコテを伏せろ》みたいなレスがあったからNGになったのかと思ってた
失礼な勘違いスマソ(´・_・`)
169名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:35:02 ID:J9B2oNAU
「厚顔無恥」とは正に彼の為に言える物だ、本当に執念だけは凄まじいね。
170名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:37:41 ID:T9iFRYaG
>>168
いや職人はNG違うから
今んとこ確定してるNGはAIだけ
でもああいうことになっちゃった以上は本人に自主規制が求められるかもな、って状態
171名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:41:37 ID:mYYWTGLd
このスレは読み専だ
なぜなら、人外×人間を書こうものなら
もうものすごい勢いで鳥は焼き鳥に虫は佃煮になるからさ…
のんびり読ませていただきますので、G職人様含め今後も宜しくお願いします。
172名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:57:09 ID:XvDxMkEj
勝手に仕切ってる奴なんなの?
AIネタも別に801ネタ止めろってだけだろ
職人のコテ伏せろとかどっか行けっていってるのは基地だけだっつーの
続編待ってる人間は多いっつーの
こんなんだから職人の投下もなくなって過疎化してきてんだろアホが
173名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 19:06:48 ID:IBtGSAeT
ところで、男×車♀・植物♀・AI♀とか考えてるんだけど、エロ部分で止まってしまう。
男の描写ばかりじゃ萌えないし、両方どうやってイクか難しいな
どんな方法があるだろう?
174名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 19:16:46 ID:T9iFRYaG
>>172
昨日も今日も投下はあっただろ・・・
その職人を無視するってどうよ
175154:2009/02/19(木) 19:44:06 ID:sWwBH9xK
か…空気…?
今調べてみたら、「波打ち際のむろみさん」の作者の名島啓二って「ちきゅう観測隊!」描いてた人だわ。
ちみっこい少女型ロボとちょいしょぼくれたオッサンが2人(?)きりで宇宙船の旅みたいな話でマガジンに不定期連載なんだけど、俺はこの人で人外萌えと強気でかっこいいロリに目覚めたみたいだ。
176名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 20:02:43 ID:TH5kKnJR
>>173
車いいね
速度があがるほど感じちゃう設定とかどうだろう
高速道路で興奮して声が出ちゃいそう→恥ずかしいから我慢
→深くアクセル踏み込まれてらめえぇぇぇ→スピーカーから大音量で喘ぎ声→男大興奮
というところまで妄想した
ちょっと洗車してくる
177名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 20:05:44 ID:cXh9y6yX
>>173
メカ系はエンストっぽい表現で応用出来る気がする。
植物系は感覚神経あるって言っても違和感なさそうだからそのまま押し切って大丈夫じゃないかな。
寧ろわけ解らない感覚に流されるのにぐっとくるね。
178名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 20:40:37 ID:P2yrSyfJ
>>176
間違いなく事故るなww
179名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 21:55:34 ID:sHoWMrmg
>>176
ブルックスのコーヒー吹いちゃったじゃないかwww
イッたらAIが思考停止してキーレスオーディオ安全装置関係が全部死んじゃうんですよねわかります^^
180名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 21:59:51 ID:Aeg1MzP+
>>176
ずっと喘ぎっぱなしだろww
181名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 22:01:46 ID:T9iFRYaG
>>180
お前はさっきから自分のIDが喘ぎっぱなしなことに気づいているか?
182名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 00:02:46 ID:T9iFRYaG
>>178
事故車を避けようとした後続車の車内にて…
「あっ、だめぇっ……そんなに激しく(ハンドルを)回さないでッ!」
183名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:47:46 ID:Hl8s3pey
職人来ないなあ。
184名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 03:06:53 ID:ObMi8R32
こんなスレがあったのか…!!車エロいよ、車。

消防の時に読んだ小説で緑色の列車が優しい幼女に惚れてて、
ある日痴漢から幼女を助ける為に暴走する…
という話が俺の人外萌えの原点なんだが、誰の作品だったか思い出せない。
誰か知ってる人いないか?
185名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 07:06:54 ID:jQy0s1k8
樹液ってさ……体液だよな。
186名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 10:02:01 ID:qpUnrDls
>痴漢から幼女を助ける
小学生のときに読んだというくらいなら児童書なのだろうが、
随分過激な内容だな。この時世だったら編集からストップがかかる。
187名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 10:28:39 ID:kVrtTz3K
知らないけど、その小説すごい萌えシチュだな。
ものすごく読みたくなった。
188名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 10:43:29 ID:9ng7o/hS
新井素子の短編「山手線のあいちゃん」かな?
189名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 11:36:32 ID:nikT/TSQ
もしかして新井素子ってぬいぐるみの人?
190名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 11:39:27 ID:nikT/TSQ
続けてスマン、書き忘れた

>>185
親に捨てられた幼女に甘い樹液を飲ませ暑いときには日陰になり、
蔓を伸ばしてコミュニケーションをとりつつ幼女を育てる自我ある植物を思い浮かべた
191名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 12:52:26 ID:Hl8s3pey
トリフィド的な
192名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 13:31:01 ID:LKuveey5
ここの住人なら当然「俺の屍を越えてゆけ」はプレイ済みだよな?

犬や虎は勿論ナマズや骨や餅まで用意されててテンションmaxです。
本当にありがとうございました。
193名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 14:53:28 ID:SdEyBqmw
>>192
確かそれ、「仇敵である鬼の呪い。」により30歳位までに必ず死ぬので、主人公担当キャラ(世代によって男になったり女だったり。)

が、鬼退治により呪いがとけるまで鬼を探しつつ、使命を果たして、主人公一族の悲劇を終わらせてくれる後継者作りの為に恋愛もセックスも必死にやる切羽詰まったゲームだったよな?
ヘタレな奴は、結構世代重ねないと恋愛SEXゲームになり、鬼退治達成不可能と言う。
必死で切実なセックスと若いまま死んで行く様の哀れさつうのがツボだったな。
194名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 15:15:22 ID:Sh29DKyi
一族単位で操作するし二年までしか生きられないし、一ヶ月一ターンだし、恋愛描写なんか微塵もないし、
大まかにはあってるけど違うゲームな気がする
難易度をプレイ中に変えられるって仕様のお陰で、よっぽどダラダラやってないと、つむ事って少ないんじゃなかろうか
男神様方の見た目人外度合いに比べ、女神様方はソフトなのが多いのが、このスレ的には物足りないかもしれない
195名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 18:49:41 ID:fXx89F9e
オレシカ懐かしいな。
一族内では結ばれないとか、子供作ってもその1回しか顔を合わせられない
ギリギリさが好きだった。

ところでこのスレ的には大神はアウトですかセーフですか
犬がお酒のお姉ちゃんを乗っけて走るのとか最高だったが
犬が実は女神だったり美人だったりで、それはそれでまた
別な方向に妄想が萌え広がって楽しいゲームだった。
196名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 19:05:09 ID:jQy0s1k8
オオカミは「大口の真神」を省略したものなんだってな。
197名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 19:06:08 ID:Hl8s3pey
でっていう
198184:2009/02/20(金) 19:39:01 ID:ObMi8R32
>>188
教えてくれてありがとう!そうだ新井素子だった!
SF小説に載ってた記憶があったけど、星新一じゃないしなあって悶々してたんだ。
長年の疑問が解けてスッキリした。本当にありがとう。
199名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 22:59:27 ID:4fik2xpV
ここで大神の名前を見るとは思わなかった
釣り人の股間の「竿」がいまだに忘れられない…
200名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:05:39 ID:LIUxKSi5
政治系スレに何故か落ちていたのでお裾分けw
こんなフィギュアもあるのか…
ttp://homepage2.nifty.com/tm-office/kanseihinhanbai/kanseihinhanbai-images/c046.jpg
201名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:10:44 ID:4v/MYL0I
星新一も結構人外多いよな
ロボット系も異星人系も大好きな自分には大変おいしいです
202名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 00:22:09 ID:T/HCPxNU
エロSSカモォォォン!
203名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 03:25:16 ID:ebr7BJ7b
性欲やそういう器官のない人外相手に、女の子が自分からアレコレするのもいいよな。
人外に触ってもらったり、擦りつけたりして。
人外側は全然理解できなくても、やってるうちになんか興奮して何かに目覚めてもいい。
204名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 14:46:18 ID:T/HCPxNU
過疎だなあ
205名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 14:55:01 ID:5Z19OzmE
まったりしてていいじゃないか。
平和が一番だよ。
206名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 15:03:14 ID:T/HCPxNU
そうだな
最近落ち着いてるよね
でもこのまったり具合に至った経緯を考えるとたまらなく鬱なんだ
あの職人どうしてるんだろう…
連載続けるのか保管庫の作品ごと消すのかフェードアウトするのか…
消えないでほしいんだけど
207名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 15:28:05 ID:2CLrfaMA
>ID:T/HCPxNU
君はもう少し落ち着くんだ
208名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 15:58:04 ID:MICiR+O4
何の問題が起こらなくても連載放棄する職人はいくらでもいるってのに、
こんなことが起こっちゃったら普通の神経の持ち主はもう来れないよ。
投下の見込みがあった連載が1つだけで済んでよかったと思ったらどうだ?
もう話題も名前も出さないでやれよ。
もしかしたら匿名で別の作品投下するかもしれないだろ。
なんとなく文体を見て「帰ってきたんだなー」って思えればいいじゃん。

ぶっちゃけ159だけじゃなくて職人全員が居づらくなってると思う。
俺らができるのは、雑談でスレを和ませて投下しやすい空気を作ることだけ。
209名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 16:53:18 ID:yK2gHRLT
なんで雑談には反応しないで荒らしにばっか反応すんの?
210名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 17:35:37 ID:EsdViF2a
坊やだからさ

>>203に激しく興奮した
ロボ兵の膝とかの尖ったところで角オナしてた少女が
長くて硬めのものの挿入を要求したので
(゜∀゜)?って顔で銃をいれてあげたら
早く中で出してくれってたのまれて
(゜д゜;)ってなるところまで考えたので
過疎を嘆いてるやつも早く興奮して俺の妄想をSS化する作業を開始せよ
211名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:11:25 ID:KypneKl9
うふふっ
212名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:10:24 ID:sUuZT8+i
人外と人間でハァハァって、虹はやっぱアウトか。
学校怪談の腕までしか見えないでかい毛むくじゃらバケモノ×JK
同じくそれの落書きオバケ×幼女に萌えたんだが。
213名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:36:34 ID:KcZEucgl
自分はある程度なら二次もいいと思うけど。
・該当スレがない、または・世界観、種族だけ借りた半オリジ とか。
214名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:49:06 ID:T/HCPxNU
該当スレがあっても、スレの空気に受け入れてもらえなそうなやつはここに投下していいんじゃないかな。
ジャンルによっては陵辱NGとか特定のカプを厨認定したりするから。
基本的にジャンルスレに投下するほうが喜ばれるのは事実だけど、必ずしもそうではない。
215名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:10:15 ID:EsdViF2a
>>212
学校の怪談スレなさそうだよ
保管庫のメタモンのように、元ネタが有名とか
設定知らない人でも楽しめる話ならあまり気にしなくてもいいかと
元ネタを知らないと読めない二次だと注意書きや説明が必要かな
216名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:21:15 ID:SSgcS0Fk
二次はマジいらね
該当スレがないスレにでも落とせばいいだろ
保管庫にある二次も正直イラネと思うが
217名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:32:57 ID:MICiR+O4
>>216
そういうこと言わないの
218名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:36:13 ID:ohNIcMS7
二次創作ってもう既に投下してくれた作者さんいなかったっけ
どっちにしても苦手な人はスルーすればいいだけの話なんだから
投下したい人は注意書きを 苦手な人はスルーをでおkだろ
219名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 21:04:51 ID:sUuZT8+i
>>213-218
わかった。ありがとう
該当スレがないスレに落とすかをもうちょっと考えてくる
あと「学校"の"怪談」じゃなく「学校怪談」なんだ。高橋葉介って漫画家の
妖怪やお化けが大量に出てくる漫画なんだが、興味あったらどうぞ
220名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 21:21:05 ID:MICiR+O4
懐かしいな。10年くらい前の作品じゃなかったか?
溝呂木が九鬼子先生をラブホに連れ込もうとする話だけ覚えてる。
221名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 21:26:08 ID:bOM8g96h
>>219
高橋葉介で検索してみたらあったよ。
222219:2009/02/21(土) 21:58:34 ID:4zSaMX8F
>>221
本当だ、あった。ちゃんと調べてなかったな。
ありがとう。

それと216、不快にさせてすまんかった。
半年ROMる。
223名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 17:28:01 ID:bN6CPzXZ
スレスト乙
224名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:23:04 ID:5g3jB+iD
ところで、乗り物×女の子のシチュはロマンに溢れてると思う
乗り物は喋れても喋れなくてもいい
振動とかレバー挿入とかでエロもできるし、結構いろんなプレイできそう
225名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:53:48 ID:gmvXdg3x
>>224
女の子の反応が良くなるとギアが5に入ったり、
2に戻すつもりがRになってしまって大変☆だったりするんですねわかります
226名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:03:15 ID:fT5dgBG+
つ【ドラえもんのび太の海底奇岩城】
227名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:11:32 ID:/RsDkko2
と、トランスフォーマーは?映画版トランスフォーマーはどうなの?
228名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:27:43 ID:y69/rym+
つクリスティーン
つスカーレットレディ
229名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:33:14 ID:kRImxZfa
>>227
アニメのTFもだ!!

DMCの夫婦みたいな魔族と人間もいいよなぁ
もちろん魔人化で
230月を食らう:2009/02/23(月) 00:38:31 ID:D2lrCCxg
流れをぶった切って済まないが
前々からスレに投下する話書きたいなーって思ってんだが
さっき唐突に書きたくなって書いてみたなんだか良く分らないモノを投下してみる
一応狼と女の子だけどエロと言うには無理がある
231月を食らう:2009/02/23(月) 00:39:12 ID:D2lrCCxg
 それは月を食らうことを神に定められた一匹の狼。
 その体は山のように大きく、山肌に茂る木々の代わりに生える白銀の毛並みは金属のように冷たく硬かった。
 節くれだつ四肢に最も縁遠い言葉は均整、山の様な巨体と合わせるとその姿は怪物然とし、
 あらゆる生き物に美の祝福を送る慈愛に満ちた女神すらも彼からは距離を置く。
 彼は常に孤独な世界で、遥か高き月の輝きを貪る。
 月食らう狼は、夜な夜な自らが食らった傷痕を睨み上げると、その定めと醜い姿を与えた父なる神に怨嗟を吠えた。
 呪えど呪えど父たる神は沈黙を守り、月食らう狼は定めに逆らえぬまままた今宵も月を食らう。
 父たる神と定めに逆らえぬ己への怨嗟に満ちた吠え声に、
 世界はやがて昏い闇と全てを閉ざす氷に覆われて、彼はますます孤独に身を震わせる。

 永き孤独の刻の果て、彼を救ったのは神々ではなかった。
 神々が自らの似姿を与えた小さな小さな人形、人間だった。
 創造主の戯れの果てに楽園から旅立たざる得なかった哀れな生き物達、
 人間は険しき大地を生き延び、月食らう狼が最後に見たときより逞しく成長して月食らう狼の前に現れた。
 闇と氷に閉ざされた孤独の世界を越え、さらにその先を目指す彼らの姿に月食らう狼の止まっていた刻は動き出す。
 定めが命ずるままに月を食らう時を除き、月食らう狼は人間達と共に過ごした。
 拙いながらも神々の知を知るモノ、月食らう狼の知る限りを教えられた人間達はさらに逞しさを増して旅を続ける。
 人間達と語らうことで月食らう狼の孤独の世界も、少しずつ光を取り戻していった。
 やがて世界の果て、その先へは進めぬ月食らう狼は人間達を見送ると一人孤独の世界の中心へと戻っていく。
 永き刻に比べればほんの僅かな邂逅、しかしそれは怨嗟の吠え声を哀切の鳴き声へと変えた。
 孤独の世界の闇と氷は、消えねど増えることもなく、今宵も月食らう狼は月を食らう。
 いつかまた会えるだろうか、過ぎ去った旅人に思いを馳せる狼の遠吠えが幾度かの夜を越えたある日、運命は再び邂逅を与えた。
 旅立った人間達の一部は孤独の世界を引き返すと、そこに街を作り始めたのだ。
 人間には永き刻、月食らう狼にとってはわずかな刻を経て、人間達は街を作り上げる。
 生き物には過酷な世界で強く生きる人間に、月食らう狼も力を貸した。
 山のように大きな体は街を氷から守り、金属のように冷たく硬い毛並みの輝きは闇を遮った。
 人間達は感謝の印に様々な捧げ物を月食らう狼へと差し出した。
 その中には月食らう狼を慕うまだ若い娘の姿もあり、月食らう狼は困惑する。
 月を食らうが彼の定め、人を食らうは彼にはできず、仕方なく狼は彼女の月を食らったと言う。

 これはただそれだけのお話。
232月を食らう:2009/02/23(月) 00:42:06 ID:D2lrCCxg
何と言うかこう……雰囲気とか感じ取っていただければなと
今度こそちゃんとエロエロしてるのを書いてきます
233名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 01:48:54 ID:QaVICixz
彼女の月って言い方がいいな
雰囲気がよかった
234名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 02:29:03 ID:kcfZ9CM9
よく出来たエセ神話だ。
235名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 02:34:05 ID:yBmc1jgZ
>>232
GJ、詩を吟じるが如くなSSですね。
236名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 06:09:23 ID:3WvxnHEF
彼女の月のものを食らったんですね。
237名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 06:47:38 ID:hbYGrCH7
雰囲気イイヨイイヨー
238名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 13:28:41 ID:aq5oTA6n
もふもふな人外っていいな
狼とかたまらん
やっぱり美女と野獣的な組み合わせってツボだ
239名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 13:48:33 ID:rbq2/VNk
つるつるの人外もいいぞ?
240名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 14:05:28 ID:b7Z/BeWO
キチン質の人外もいいぜ!
241名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 15:15:47 ID:kcfZ9CM9
鱗系も良い物だ
242名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 15:47:32 ID:y5Qb34Mt
ロボを忘れちゃいけないぜ!
243名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 17:45:50 ID:YamEcw3W
甲殻系も大好きです
244名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 18:20:27 ID:y69/rym+
ぬめぬめを忘れるなよ
245名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 19:03:32 ID:D2lrCCxg
だけどやっぱりもふもふが一番ですよ
個人的には触るともふもふだけど
その下までよく触ると無駄のない逞しい体つきをしてるのが一番好きだ
246名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 19:14:38 ID:VxC63Rso
もふもふか……いいな
ガロンさんとか好きだ
247名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 19:14:48 ID:3WvxnHEF



248名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:09:36 ID:0vIpVX6i





ハァハァ
249名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 22:43:30 ID:YamEcw3W
>>247
鱗があって羽根が羽毛で覆われていて、甲殻のある生物

>>248
柔らかくて粘着質の肌で水棲で蔓を持った生物

下は半漁人系なんだろうけど、上がどんなんだか想像つかないw
250名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 22:57:23 ID:EhE0ADvr
水棲の食虫植物かな
251名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:14:42 ID:5exCy3YH
人外を種族別に分類したのかと思った

鱗…爬虫類、魚類
羽…鳥類、もしくは昆虫とか
毛…ふるもっふな獣系
甲…甲殻類、もしくはメカ類
軟…タコ、イカ等の軟体動物
粘…両生類系?
水…スライム系
蔓…触手(植物性)
252名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 02:24:27 ID:ugghLPYB
人外と言ってもいろいろだから面白いよな
自分は見た目グロイ人外と人間がいちゃいちゃエロエロしてると何か滾る
アンバランスさがたまらん
253名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 02:35:04 ID:xV5FAKyz
昔は鱗毛羽が好きだったのに、いつのまにか軟甲鋼に傾倒してるなあ…。
種族の壁が顕著に出る気がするよ、異質な物質を求めるのってエロいよ。
254名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 06:42:21 ID:YMFBrHtT
青龍=鱗虫の王=魚・爬虫類の王
朱雀=羽虫の王=鳥の王
白虎=毛虫の王=獣の王
玄武=甲虫の王=亀・虫の王
黄竜=裸虫の王=人の王=皇帝
255名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 12:59:47 ID:+7+Rm8q3
某通信麻雀を連想した俺は負け組
256名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 13:45:42 ID:+KfbZkaG
黄竜=黄色い竜の末裔=ひよこ陛下
だろう?
257名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 02:08:14 ID:jjI66K9f
なんか、そもそも骨格とか体の仕組みの違う連中がイチャイチャしてるのを想像すると萌える
258名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 02:59:20 ID:mnIvItkG
悲劇にならない異種婚作品はないのかのう
259名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 03:36:51 ID:j3hyFzIM
自分が知ってる限りだとシュレックくらいしか思い浮かばん
でもあれ同種族になるしな…ロバとドラゴンも萌えたが

しかし無いなら自分で作ればいい
このスレや絵板の作品を見返してはニヤニヤしてるぜ
260名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 06:25:17 ID:H5akL6bu
大概異種婚の悲劇ってのは、本人達がどうこうと言うより回りに引き裂かれるのが多いからなぁ
極論しちゃうと、地球上じゃマズお目にかかれないようなエロゲ的触手生物とだって成り立つジャンルだし
261名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 06:28:58 ID:H5akL6bu
っと、連投スマン
人間×人型どころか脊椎動物ですらない生物 って組み合わせに
メトロイドのサムス(人間)とベビー(見た目巨大クラゲ)という組み合わせがあったのを思い出した
262名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 13:53:10 ID:YOXSQIch
それどっかにSSもあったな。
263名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 16:04:22 ID:mjJAO4hZ
自分は「宇宙をかける少女」にかなり期待してる
レオパルドも女の子もいい感じだ
後々悲劇にならないと俺が嬉しい
264名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 00:21:51 ID:McSXvIPz
最近人来ないなあ…
今日もポケモンやモンスターファームにハァハァする作業が始まる
265名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 00:28:16 ID:v0f3/GAW
>モンスターファーム
そこでこの名前を挙げるということは、当然ゴーレム萌えなんだよな?
それともワームか? 個人的にはカブト虫様をお薦めしたいが
266名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 07:17:17 ID:nzVwrRGM
ライガーかわいいよライガー
267名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 07:40:29 ID:TpH8Vfxm
ヘンガーやデュラハンを忘れるとは…
まあ一番かわいいアローヘッドが好きだけど
268名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 13:02:59 ID:tupQkAbp
>>264
そりゃ…あんなことがあれば住民も職人も…
269名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 14:15:49 ID:xFdVXd8W
モノリスとアーケロはいただいて行きますね。
270名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 15:25:43 ID:neeskGtR
でかくて凶悪で醜くい怪物が、女の子を丁寧に慎重に扱うのとか萌える。
女の子を壊さないように、丁寧にじわじわ焦らしたりとか。
271名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 15:48:42 ID:/igwMqzl
女の子とどう接すればいいのかわからない怪物萌え
272小ネタ:2009/02/27(金) 18:15:18 ID:O/p1NtTj

クスン…クスン…
『ああ、人間の女の子が可愛いよぉ…、どーしたら笑ってくれるのかなあ?』
こわいよ〜…え〜ん、え〜ん!
『あああ、泣かないで!「よしよし」したいけど、こんな手では壊れちゃう。』
ドラゴンは、生け贄としてやって来た幼い少女が可愛くて仕方が無いのだが、どうしたらいいかいいか解らずオロオロしている。

あ〜ん、あ〜ん、パパ〜ママ〜…こわいよう

幾ら話しかけても、自分は巨大な紅き竜で、声かけたら「ぐおお〜がお〜」なので、ますます少女は怖がり泣き叫ぶ。

死にたくないよぉ〜いやあ〜いやあ〜うえ〜ん!

『あああ、どうしたらいいか解らないよう、悲しいよう…うわ〜ん!』
困り果てたドラゴンは、少女と共に泣き始めた。

端から見たら泣いてる幼い少女の前で巨大な紅き竜が吠えてるだけなんだが、どうにかして互いの意思を伝えないとどうにもならない。

その時、少女を助けに来た勇者が現われた!


さあ、この後どうなるのか?
て、こうですか?わかりません!
273名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 19:53:40 ID:7vFQe6c1
GJ! その後を想像するとニヤニヤが止まらないwwwww
274名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 19:57:42 ID:/igwMqzl
女の子もドラゴンもかわいいなww
275名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 22:43:18 ID:tupQkAbp
GJ
276居候魔人と少女:2009/02/28(土) 00:08:06 ID:r4dU7Yg1
前回初めて書いた者だが優しいコメに感動した
また調子乗ったわけだが長いしgdgdだ
魔人と女の子
苦手なやつスルー希望

277居候魔人と少女:2009/02/28(土) 00:08:51 ID:r4dU7Yg1


リベリオンは元々歩美の好奇心で魔界から人間界へ呼び寄せられた魔人であった。
黒いボディに赤い眼の刺青、ギロリと鋭い眼光を放ち、白い牙を見せる。
そんなリベリオンに恐れを抱いていたが…それは2週間前の話しだ。
いつのまにか歩美の部屋に滞在し「帰れ」と言えば「魔界はつまらん」と頑固して拒否する始末。

「お前を我輩の伴侶にしてやる」
「あぁ、うん…はん…え?」

出逢って1週間が過ぎた頃の突然の告白だった。





手を伸ばし一つに纏められている黒髪を解くとさらりと指の間を流れていく。
己の下半身に顔を埋めている歩美の髪を梳いてやるだけで、まるで愛撫を受けているようにビクビクと反応する。
月の光が暗い部屋を照らし、歩美の白い裸体を鮮やかに映す。
歩美は美しい。
人間の容姿の良い悪いはよく理解できないが、歩美という存在だけは特別に美しいと思った。
フェラは上手いとはいえなかったが、視覚的からリベリオンは興奮した。
細い指が己のモノをなぞり、小さな舌で愛撫をする。
何度も交わった筈なのに慣れないその姿に、リベリオンは熱い息を洩らした。

「…おい、もう離せ」
「んっ、ふぁ…」

限界が近い。
リベリオンは歩美の頭に手を置き離させようとするが歩美は膨張したソレを深く咥えた。
大きすぎて歩美は苦しさに吐き出きそうになったが我慢し根元を両手で擦って息が続く限り強く吸った。
リベリオンの腰が浮き、断続的な息を洩らした。

「ん、っ…」
「ふっ…く…うわぁ…すごい」
「…馬鹿者、はやく出せ」

歩美の口元に手を持っていくが先にごくりと喉を鳴らされ飲み込まれてしまった。
リベリオンは一瞬怪訝そうな顔をしたがすぐに表情を柔らかくし歩美の頭を撫でた。

「粘々するね、うまく飲み込めないや」
「そんな感想を言うな」

歩美の身体を抱き上げてベットに寝かせると覆い被さる。
黒い身体に刻まれている眼が月夜の光で照らされて恐怖心を煽る。
人間はその異形の姿を一目見ればすぐに逃げ出すが、歩美はリベリオンに対して恐怖は持っていない。
むしろ愛しさがあふれていた。
278名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 00:09:39 ID:tPZnEPC0
GJ!萌えた!
女の子もドラゴンも可愛いよ
ドラゴンが泣くとこで吹いたがW
279居候魔人と少女:2009/02/28(土) 00:10:02 ID:r4dU7Yg1



「あ、待って…まだ」
「いい」

歩美が必死で飲み込もうとするのを手伝うように、深く唇を合わせる。
まだ口の中に残る己の体液をリベリオンは歩美の唾液と共に舐めとるように長い舌を口内に這わせた。
右手は既に股を弄っていて、そこはもう水気を帯びていた。
リベリオンのを咥えて濡れてしまったのか。
中指で歩美の秘所を弄るとぴちゃぴちゃと水音がした。
リベリオンはスゥッと目を細めた。

「んんっ…ふぁっ」
「濡れている」
「は…え?あ、やだっ…」

リベリオンは長い舌を歩美の素肌に這わせながら唇、首筋、鎖骨、胸元へと移動する。
その度に歩美はビクビクと身体を震わせシーツを握る手に力を入れた。

「ひゃ、あ、あんっ」

リベリオンは鋭い牙で傷つけないように乳首を甘噛みする。
嫌だ嫌だと顔を振る歩美を見上げながらリベリオンはもう一度ぺろりと乳首を舐めると、
ゆっくりと身体を下へと移動させた。
歩美の両足を開くと、その意味がわかったのか歩美は声を上げた。

「駄目っそこ嫌ぁ!」
「お前が嫌う事をするのも…また一興」

頑固して閉じようとする力を緩めない歩美にニヤリと口元を上げ股に顔を寄せた。
それと同時に甘い痺れが歩美の身体を走った。
リベリオンの舌が敏感な所を試すように突き、唇がソレを挟んだのだ。

「な、あっふぁああ!」

ヌルリとした長い舌が秘所を弄って入り込んでくる。
弾力と熱をもつ舌が粘膜を擦る度、何度も歩美は達した。
ピチャピチャと水音が歩美の荒い息と重なって部屋に響く。
リベリオンは埋めていた顔を上げ満足そうに体液で濡れた唇を舐めた。
既に歩美の身体からは力が抜け、眠りに落ちる寸前状態だった。

280居候魔人と少女:2009/02/28(土) 00:11:11 ID:r4dU7Yg1



「起きろ。挿れるぞ」
「んー…」

歩美の秘所にソレを擦り付ける。そしてゆっくりと挿入した。

「ん…ひ…っ痛」

濡れて慣れさせられたとはいえ、その大きさに威圧感を感じた。
ぐっぐっと形を慣らせようと奥に進んでいくソレに耐えられずピリピリと秘所が痛みを走らせる。

「っ痛い…うぅ」
「息を吐け歩美。…っ力を緩めろ」

咳詰まった声に顔を上げるとリベリオンの苦しそうな表情が目の前にあった。
異形の姿なのに、その表情に色気を感じて歩美はドキリと胸を弾かせた。
歩美はリベリオンの言葉通りゆっくりと呼吸を整え、
受け止めようと覆い被さってくるリベリオンの首に両腕をまわした。

「入ったな…」
「うん、もう大丈夫」
「毎回思うのだが、どうしてココは緩くならんのだ?」
「し、知らないよー!もう雰囲気かんがえてよ!」
「ふむ…。まぁ、狭い中も慣れれば苦ではない」

リベリオンは歩美を強く抱き締め、首元に顔を埋めると腰をゆっくりと揺らし始めた。

「あ、あぁんっ…ひぁっ」

腰を強く打ち付けられ歩美は意識を飛ばされないようにリベリオンにしがみついた。
下半身からぐちゅぐちゅと激しい音が聞こえ、歩美は耳を塞ぎたくなった。

「あっ、あぅっあ…」

すっとリベリオンが身体を起こし美咲の身体を突き上げた。
その視線はもちろん汗で光る歩美の白い身体。
まるで愛しい者を見るようなリベリオンの視線に歩美は恥かしくなった。
身体を起こし、全てを見られればもちろん結合部分も視界に入ってしまうだろう。
顔を真っ赤にした歩美は嬌声を上げながらリベリオンに
「見ないで」と手を伸ばしあたたかい抱擁を望んだ。
だがリベリオンは伸ばされた手に真っ黒な手を重ね指を絡ませた。
その間もずっと強い突き上げは止まぬまま。

「やぁ、あんっあっあぁっ」
「くく…我輩に見られているぞ」
「ちょっ…あっ」

コリ、リベリオンの親指が敏感なソレを捏ねり始めた。
途端に締め付けが強くなる中にリベリオンは歓喜の息を洩らした。
281居候魔人と少女:2009/02/28(土) 00:14:49 ID:r4dU7Yg1


「やっ、あぁああっ、もうっ」
「ハッ、そろそろ種付けか…」

歩美を抱き締め、一段と突き上げを早く強くした。
壊れてしまうかもしれない、そんな不安はとうに捨てた。
甘美な絶頂へと歩美を誘おうとリベリオンは息を切らし突き上げる。

「ひゃ、あっああああっ」
「…っ、くっ」

ゴツッと音がして、2人は同時に息を洩らした。
歩美は中に熱いものが広がっていくのを感じながらリベリオンに微笑んだ。

「お前だけだ」
「…え、なに?」
「我輩を満足させる人間はお前だけだと言っている。ふん、光栄に思うが良い。
 たかが人間の、たかが小娘にはもったいない言葉だろう」
「…そのたかが人間で、たかが小娘を口説いて夢中で犯す魔人は誰でしょうか?」
「……知っているだろう」
「知ってるよー、リベリオンでしょ」

歩美が声を上げて笑うと、リベリオンは舌打ちをして歩美を黙らせた。もちろん、唇を重ねて。

282居候魔人と少女:2009/02/28(土) 00:15:41 ID:r4dU7Yg1


ベットの中で歩美は身体を動かせないでいた。
外はもう太陽が昇りかけていて、歩美は一晩中犯されたのだと実感し、溜息をついた。
リベリオンは勢いづいたのかあれから4回、続けて歩美との行為を望んだ。
1回目でもうクタクタだった歩美は必死で抵抗したが、人間の女の歩美では歯が立たなかった。
腰が痛い。
腹の奥に違和感がある。

(うぅう…ちくしょう)

腰が痛いのは仕方ないが、腹の奥の違和感はどうにかしたかった。だが身体は動かず風呂にはいけない。
では動かせなくした本人、リベリオンに頼むしかない。
そっと視線を窓際に移すと、リベリオンが椅子に座り読書をしていた。
本の表紙には『飽きない子作り』とデカデカと書かれていた。

「リベ…」

いや、駄目だ。
リベリオンの事だ、風呂場に連れて行ってもらえば、中のモノを取り除くのを手伝ってもらえば…絶対犯される…!
自分でやるか?
いや、駄目だ。
一人こそこそやっていればリベリオンはその顔を歪ませて…。

(どっちにしろ、犯されるじゃないか!)


パタン。
本が音を立てて閉じられ、歩美は咄嗟に寝たフリをした。
リベリオンが近づいて来て、ベットが軋んだ。

「掻き出して欲しければ言え」
「……すぅ…」
「寝たフリか、ん?」
「…すぅすぅ…」
「ふむ…しょうがない」

歩美の吐息が奪われた。



それから5分後、風呂場から歩美の啼き声が響いていたとさ。

おわる。


gdgdでスマン

神話って結構ネタあるよな?
誰か書いてくれないか…
283名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 00:43:22 ID:HQvVZfxm
リベリオンって言うよりスタリオンな悪魔乙
284名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 01:16:04 ID:tPZnEPC0
割り込んでしまい、すみませんでした

SSの方は、とてもエロくて面白かったです!
尊大な人外はいいものだ
285名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 01:58:52 ID:irYC0U7Q
劇乙。リベリオンは偉デレなんですね。わかります^^

個人的には
「いばらの王」のティムと鳥のおばさんとか
グリフォンかピポグリフ当たりのがおにゃのこといちゃいちゃする話をみてみたい。
ブックオフでコミック版モンコレみたらグリフォンをモフりたくなった件
286名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 07:51:47 ID:+iPgif3b
ナイトじゃない漫画版モンコレでリリスみたいな娘が、
こっちの方が好きですか?
とロリ化したのには興奮した。
287名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 13:28:59 ID:nFl77bVZ
>>282
ネウロだよね
288名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 17:15:48 ID:h1bYy5pv
短編集買ったんだけど、田中加奈子作品の人外ってバカで可愛くない?

ウーライ可愛いよ、ウーライ。
289名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 18:00:15 ID:cSxPAPB3
>>288
あ、それ俺も持ってる。
ウーライはちんこ出しっぱなしで初めて読んだ時はふいたなw
後は洒落市に出てくる天狗が渋くて好きだ。
290名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 20:56:41 ID:irYC0U7Q

グーグル先生にきいてみたら
いきなり狼顔した騎士ふたりがヌコミミ少女をよっこらセックスしてる画像が出てきて吹いた
291名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 04:29:47 ID:sed0Ksaq
>>229
あの人の描く男キャラはちんこを出したがる傾向があるから仕方ない
田中加奈子作品はどれも好きだ
未だに身海魚の続きが気になってる…なんで打ち切られちまっただ!
それにしてもこのスレで田中加奈子の名が出るとは予想外
292名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 06:59:32 ID:FF79Z3Rb
みんな兄弟姉妹だってことだ
俺もたなかかなこ好き
コタンコロカムイは良い人外漫画
293名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 23:34:32 ID:Y+p3Qs69
まりメラ見終わったんだが…これ、いいな!
最終回後の妄想に火がつくわ
294名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 00:53:19 ID:+zVqjr3q
まりメラは萌えた
295名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 18:50:33 ID:wo5oX29A
懐かしいな
当時儀式=セクロスかとwktkしてた。
人外と少女萌えのきっかけでした。
296名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 18:52:48 ID:54nSJJ7b
割礼って言葉の選び方がすげえよな
エロいことされるのかと思っちゃうじゃないか
終盤でまりんがメランに殺されかけてたがあれも連中流に表現すれば「割礼」なんだよな
おおエロい!エロい!エロい!エロい!
297名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 19:25:24 ID:q0aBnqtf

オラオラ!
貴様の邪悪で淫猥な包皮を割礼してやる!

いやーッやめてぇーッ!
剥き出しになっちゃう!
剥き出しになっちゃう〜ッ!

魔物娘は、陰核が剥き出しになる恥辱に恐れおののいて悲鳴を上げた。

こうですか?わかりません!
298名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 23:24:08 ID:Tz8Yl0Yy
ロックマン(ゼロシリーズ)で無機類×人間萌えに目覚めた俺はかなり異端
299名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 23:27:53 ID:hw7TJYXz
>>298
むしろ正常
300名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 23:38:12 ID:Tz8Yl0Yy
レスはえええwwwwでもありがとう

ゼロとシエルはマイジャスティス。くっついてるわけじゃないけど絆を強くしていく様に萌える。
この二人のエロなんて見たためしがないがwww
もっとつっこんで恋愛してそうなのはクラフトとネージュだが、ほとんど触れられてない。不遇。
301名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 00:00:24 ID:+aG66gz6
ちょっと人間臭さが強いかも知れないけど、「イブの時間」結構良かった。
家庭用アンドロイドが普通に存在する時代の話で、男子高生とアンドロイドが
非常に微妙な関係になってて、見ててニラニラする。
302名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 02:35:34 ID:Av83L04P
>>298
人間型に近い部類だし正常寄りだな。
続編で人間とレプリロイドの区別がなくなったのはなんとも残念だが。
互いに何も言わないけど信じてるって雰囲気が良い。
303名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 04:24:22 ID:0A+v5RrU
縫製人間ヌイグルマーもかなり良いよ
恋愛っていうかヒーローだが萌えるし燃える
304名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 13:00:21 ID:yMzW/QTC
アンドロイドスレがあるのだが…?
ここでも構わないか、機械の彼女の部品を弄ってよがらせたい。
305名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 14:32:07 ID:EVsGhwv6
ムーンライトラビリンスってツクールRPGの動画を見てゾクゾクした
いろいろどろどろしてたが魔物、獣人、人間で子供できるみたいだし
獣化に背景につぼつきまくり
306名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 06:31:50 ID:ukL6ktwY
職人来ないな
307名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 16:00:41 ID:em9IEDbA
そういうこと言ってると本当にこなくなるよ
308名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 17:43:26 ID:PyimxqM0
今までのペースがおかしかったんであってたぶんこれが普通なんだろうけどな
309名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 19:11:33 ID:zCIsPSGF
だな

どうでもいいが魔法少女スレを眺めてたら
魔法少女と使い魔(獣型とか)の和姦ネタが読みたくなった
310名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 14:57:48 ID:Ie9fuREX
IDがREXだった記念に爬虫類ものを希望してみるテスト
311名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 19:50:23 ID:buuxs5Kc
ここは原住民さえ住まぬという地獄の密林であった。そこを踏破するのは容易な事ではない。
容易に手に入らぬ食料、危険な動植物、危険な昆虫。そして、未知の病。
調査に入ったのは一月ほど前だったと思う。2週間の調査予定だったが、帰還に失敗した彼女等の
パーティの仲間は謎の病に次々と倒れ、残るのは終に彼女ひとりとなった。
だがそれは、彼女ひとりが無事だということを意味しない。彼女もまた、その謎の病に冒されていた。
酷い発熱と脱力感。他の仲間は皆、きっちりと5日目に死んだ。彼は苦しみながら、三日目半ばを
生きていた。
適当に張ったテントの中に転がり、覚悟をしながら日記をつける。
おそらく私は死ぬだろう。皆4日目に意識朦朧となり、5日目に意識をなくし、出血を伴う症状を併発し
て死んだ。あんな死に方はしたくない。親愛なる…
そこまで書いて、彼女は横になった。熱に浮いた体が重い。生きているのか死んでいるのか解らぬまま
彼女は神に祈った。
「オマエハナンダ?サルトモニンゲントモチガウヨウダガ」
病熱に冒された彼女の耳に入ったのは、そんな風な片言だった。
いや、耳に入るというよりも、頭に直接響いてくる感じ。声は無機質で、男か女かもわからない。
苦しみの中で目を明けると、無理やり二足歩行したワニのようなモノがそこにいた。ソレは槍の穂先
を彼に向けている。
(ワニの皮を被った原住民…?何故我々の言葉を…病気のせいで終に幻覚まで…もう死ぬのか…)
そんなことをぼんやりと考える。
「オマエビョウキナノカ?コノママシヌノカ」
更にワニは続ける。
「ワタシハワニデモ、ゲンジュウミンデモナイ」
それは奇妙なことだった。考えたことが通じるのだ。
「ナルホド。オマエハ、コノモリノソトカラキタトイウノカ。ナラバ─」
彼女は理解した。これは声によるコミュニケーションではない。電波のような、我々とは違う何か。
もしもこれが現実なら、さぞ研究し甲斐があるに違いない…
「ソトノセカイニツイテカタルノナラ、オマエヲタスケテミヨウ。ナオルトイウホショウハナイガ」
312名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 19:55:16 ID:AEEv5k9M
・・・・・・。
313名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 19:57:52 ID:buuxs5Kc
彼はもちろんそれを望んだ。この死の病が治るかもしれないのだ。自分や国のことを
話して聞かせるなど安いことだ。
ワニは火をたくと、彼女を裸にし、その身を抱き包んだ。
「ホニュウルイハ、ヌクイ」
ワニは自分の手の甲を噛み裂くと、その傷口を舐めるように彼女に言う。なんとか彼女が舐めるのを
確認すると、彼女の腕に傷をつけ、自分の傷口に当てる。血が混じったのを確認したワニはブルブルと
細かく振動させた。
「オマエ、メスデヨカッタナ。イシュゾクデドウセイナラ、タスケハシナカッタダロウ」
ワニそういいながら、彼女の下腹部に自分の下腹部を密着させた。
彼女はうめきながら、二股に分かれたワニのペニスを受け入れる。しばらくして、体内に何かが染み渡る
のを感じながら、彼女は完全に意識を失った。

次に彼女が目を覚ましたのは、乾いた川原だった。
「オキタカ」
「私はどれくらい…」
ワニはじろりと彼女をみた。
「オマエハタスカッタ。ソレデジュウブンデハナイカ。サア、イロイロトキカセテモラオウカ」
彼女はワニを見た。どうしようもなくワニなのだが、それが槍を持ち、テレパシー?を使うのは奇妙なことだった。
何故、血をなめ抱かれただけで病気が治ったかは良くわからなかったが、約束は約束だ。
コノ奇妙なワニに感謝しながら、色々と話して聞かせた。言葉が通じないという心配はないのだ。
頭の中がそのまま伝わるため、そのうち言葉も不要になった。そして半日もするとすっかりと話すことがなくなる。
「フム。コンナモノカ。ナカナカキョウミブカイセカイダッタ─サテ、サイゴノチリョウノジカンダ」
ワニは彼女を抱くと、ブルブルと身をふるわせた。2度目の交わりは、濃厚なものだった。

中略

その後、並ならぬ苦労の後、自分の国に戻った彼女は病気一つかかることはなかったという。
314名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 21:51:28 ID:sCXkMM8K
今久しぶりにクロノトリガーやってるんだが、ロボとカエルがいいな
315名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 00:08:21 ID:G6kv00x2
チョイ役だがアザーラもかっこよかったな
316名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 00:51:10 ID:wWeKsNbX
>>313
GJだけど、時折主人公が「彼」となるのは書き間違いですか?
317名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 07:01:11 ID:G6kv00x2
>>313
もしかすてキリと姫乃たんの人?
帰還待ってたぜぇぇ!!!
318名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 09:22:44 ID:+MANwqQ1


>316
始め男で書いてたけど、熱病の時にチンコなんてたたないことに気が付いた。

>317
いいえ
319名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 10:14:49 ID:G6kv00x2
>>318
違ったの
それはすまん
320名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 13:48:58 ID:G6kv00x2
携帯の画面に
【やあ。】
と表示されたのを見てケイコは驚いた。
「きゃっ!なに?」
【僕は携帯だよ。】
「どうしてしゃべってるの?」
【ケイコが好きだからだよ。好きだ好きだって思っていたらいつの間にか自我を持っていたんだ。】
ケイコは高校生だ。
まだ純粋なので状況を素直に受け入れた。
ケイコは携帯にニコッと笑った。
【ケイコ。僕をケイコのアソコにあてて。】
ケイコは携帯を股間にあてた。
ブルルルルル!
バイブ機能が機能してケイコに快感を与える。
「あっ!あっ!ああっ!」
ケイコは髪を振り乱して喘いだ。
目からは生理的な涙がこぼれている。
携帯の画面にまた文字が表示された。
【気持ちいい?】
「うん。気持ちいい!あっ!あんっっ!」
ケイコは突然大きく開けた口を閉じて歯をくいしばって背中をそらせた。
ケイコのぐちゃぐちゃの陰部で携帯が震えつづけている。
【ケイコ。僕を中に入れて。】
「えっ!駄目だよ!」
【大丈夫。僕は防水携帯だよ。】
ケイコはしばらく迷っていたが
「やっぱり駄目だよ。」
と言って携帯を充電器に置いた。
【ケイコ。】
「駄目だって言ったわよ。」
【違うよ。僕に名前つけてくれない?】
ケイコは口に手をあてて唸り、携帯に微笑んだ。
「ケイタ。携帯だからケイタ。」
【ありがとう。今日から僕はケイタだよ。】
ケイコはその後もケイタを中に入れるのを嫌がりつづけた。
やがてついに2人は1つになるが、それはまた別の話…。
321名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 13:53:35 ID:G6kv00x2
携帯×女の子って萌えるんじゃね?と思って書いてみた小ネタですたw
下手でサーセンww
やっぱ職人てすげーわ…俺あんな上手い文書けないし
職人てみんな文学部とか出てんのかな
理系は文章力つかんもんw
322名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 17:57:45 ID:A5TIAvTe
あやまれ!理系出身の小説家に謝れ!
文章書きたいならたくさん文章を読むのが一番だよ
後はこのスレがオススメ、一々投下して添削して貰わなくても
指摘を読むだけでもかなり参考になる
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223998603/
323名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 22:05:14 ID:wWeKsNbX
文章力や言葉を表現するのに学歴なんか関係ない気がするけど。
読んで面白いかつまらないかだけだよな。
324名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 00:19:12 ID:lCaCLvlY
>>318
アッーな展開になりかけたんですねわかります^^
ってなことになりかねない……;

>>320
以外なとこつかれたとおもたわ。
携帯君が巨大ロボに吸い込まれて……なんてことも考えなくもない
325名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 00:22:52 ID:QZt6cz6B
文学部?なにそれ、美味しいの?と言いながら
携帯ネタ面白そうなので乗っかってみる。
即興2レス。

部屋に携帯電話の着信音が響いた。
「何? この曲」
寝転んで雑誌をめくっていた手を止めて詩織は辺りを見回した。
緩い弧を描く肩口で切りそろえられた黒髪がふわりと揺れる。
聞き覚えのない曲に詩織は首を捻った。
雑誌をひっくり返し起き上がると音の出所を探る。
それは脱ぎ散らかしたままの学校の制服から発せられているようだった。
「もしかして誰かのケータイ、持って帰っちゃったのかな」
つぶやきながら詩織はポケットを探る。
ストラップごと引き出されたのは手のひらに収まる見慣れた携帯電話。
表面に施された控えめなデコレーションには詩織の名前が施されている。
イルミネーションが点滅を繰り返していた。
「何?」
詩織は眉をしかめて自身の携帯電話を眺める。
音は鳴り続けているが、小窓には何の表示もない。
着信ではない。
アラームでもない。
そもそも鳴り続けているこんな曲は落とした覚えもなかった。
ストラップを支点にぶら下げられた携帯電話はゆっくりと一回転する。
そこで音が鳴り止んだ。
『はじめまして てん もおかしいかな』
携帯電話から奇妙なイントネーションの合成音が発せられる。
何かの故障かと慌てて携帯電話を開くと勝手にメモ画面になっていた。
そこには今しがた読み上げられた言葉が打ち込まれている。
使ったことは無かったが文章を読み上げる機能があることは詩織も知っていた。
それ自体はおかしくはない。
しかし、その文字列は詩織が打ち込んだものではなかった。
『びっくり しないでほしい まる ぼくは てん きみのケータイなんだ まる』
携帯電話はつらつらと読み上げを続ける。
瞬きすら忘れ画面を見つめ携帯電話を握り締めたまま詩織は微動だにしなかった。
『しおり よくきいて』
名前を呼ばれ我に返ると詩織はめちゃくちゃにキーを押す。
しかし、どのボタンを押しても全く反応しなかった。
『ぼくは てん きみがすきだ』
その一言に、とうとう詩織は悲鳴を上げた。
326名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 00:27:01 ID:QZt6cz6B

「詩織、なに大きな声だしてるの」
「お、お母さんお母さん。ケータイが、ケータイが壊れちゃった」
顔を覗かせた母に半ベソで携帯電話を見せる。
しかし母はちょっと弄っただけで大げさに呆れて見せた。
「大げさなんだから電源が落ちてるだけで何処もおかしく無いじゃない」
「うそ。だって今、このケータイが勝手に喋りだして‥‥‥」
返された携帯電話は未読メールのお知らせがあるだけで、いつもと変わりなかった。
「はいはい、分かったから。暇なんだったらお風呂に入っちゃいなさい」
「はーい」
ドアを閉めてベッドに腰掛けると詩織は携帯電話をにらみつけた。
そして恐る恐る携帯電話を開くと指を踊らせる。
新着情報の確認から、スケジュール、アラームの設定、インターネットへの接続。
何の問題も無く、いつも通りに操作ができた。
「気のせい、だったのかなー‥‥‥」
ぽふり、と身を倒し使い慣れた携帯電話を胸に抱いて安堵の息を吐いた。
『ぼくのこと てん きにしてくれてるの』
急に発せられた音声に驚いた詩織は握り締めていた携帯電話を取り落とした。
肌に触れた少し重みのある冷たい感触に慌てて身を起こす。
『しおり てん すきだよ』
詩織の動きに後押しされ携帯電話は抵抗も無くすべらかな体の下へと滑り込んだ。
「ど、どこ、どこ?」
形の見えない不安に駆られ辺りを探るが、見つからない。
『ここだよ』
くぐもった音声は箱座りになった体の真下から聞こえた。
気づいた詩織が腰を上げるより早くバイブ音が響く。
「あっ!はぅ‥‥‥っ」
局部への不意の刺激に詩織は体をくねらせた。
『しおり てん きもちいい はてなまーく』
「ふぁっ、ああ!そ‥‥‥そこ」
股の間に手を入れ引き離そうと試みるが、すべすべしている携帯電話は焦れば焦るほどに上手く掴むことはできない。
それどころか詩織の手が触れる度に携帯電話はバイブモードを変化させたため、違う角度と強さの刺激になり詩織は体を跳ねさせた。

結局、充電が切れるまで詩織は携帯電話を引き離すことは出来なかった。

<終?>
327名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 02:31:09 ID:mR5r6kjd
そんな事言ったら理系は論文書いたり自分の考えをプレゼンや学会とかで伝えるために、
適度な文章力とコミュニケート能力が必要とされる気がするんだがなあと
博士号持ちの口と文章がえらく達者な弟を持つ自分が言ってみる

まーあれじゃないの、語彙の問題だと思う。あと読書量。
読書する人間なら、ある程度最初からまともな文章が書ける気がする。
あとは書いて慣れろとしか
328名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 02:47:39 ID:YqX9RMtX
ようつべにあるヒーローショーがとてもツボだった。
古風な侍の宇宙人が敵に襲われる司会のお姉さん助けて一目惚れ。
恋文すら書いたことが無いという奥手な侍宇宙人に
彼女に気持ちがあるのなら、思いをぶつけろと愛の告白の言葉を伝授し背中を押すウルトラマン。
しかし告白をする前にお姉さんが敵に捕まり人質に…

人外と人間の王道恋愛ストーリー展開で萌えるわ格好良いわ
最近のヒーローショーは凄いな。
329名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 04:41:25 ID:UqwYYfcE
>>328
オチが酷いわな
お姉さんがビルより大きかったりするしな
330名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 08:41:30 ID:UqwYYfcE
>>323>>327
そんなふうに叩かれても困るんだけど
331名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 09:57:59 ID:e9/wbtTF
もうおやすみ。
332名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 13:44:38 ID:UqwYYfcE
(´・ω・`)
333名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 21:42:04 ID:88BgkM6x
>>298
となりのせきのますだくんを初めて読んだ時に人外+ツンデレに目覚めた俺こそ真の異端
つっても主人公の女の子から見たますだくんの姿が怪獣なだけであって、おわりのシーンや後続のシリーズでは普通に人間なんだが
334名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 00:54:16 ID:gcPTqWuW
いやいや音ゲーの曲でロボ×少女に目覚めた俺こそが真の異端
うるとら・ボーイって曲なんだが、フルバージョンの歌詞が切なくて泣けてくる。
335名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 04:43:57 ID:a901zKWD
「変わり者の俺」に酔ってるんですねわかります
336名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 06:24:55 ID:Zw7sZ9lb
ロボがトラウマもってると萌える
メカニックに身体を預けるのにも萌える
337名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 09:01:26 ID:egJLgMwK
ロボコップ3の膝枕は良かったな
338名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 18:48:35 ID:a901zKWD
テレビ×女の子で小ネタ
女の子は15歳くらいのつもりで読んでくれ

京子はテレビの電源を入れた。
毎週見ているドラマを見るためだ。
ドラマが始まるまであと1分だ。
電源が入ったテレビからキーンと高い音がした。
モスキート音というやつだ。
しかしその音には声がまじっていた。
高い音が頭の中で声になった。
【淫乱女め。】
京子はギョッとした。
モスキート音はいつも聞こえるが頭の中で声になるのは初めてだからだ。
【恋愛ドラマを見ているお前は男に飢えているんだろう。淫売め。】
「なにこれ!?」
京子は驚いてテレビの電源を切ろうとしたが体が動かなかった。
【お前の体は俺の電波が操っている。】
「そんなのいや!」
すると京子の頭に快感が入ってきた。
「あっ!」
テレビが電波で快感を送ったのだ。
誰にも触られていないのに京子の陰部がビショビショになった。
「やん!あっああっ!きゃあんっ!」
テレビの電波が京子をよがらせる。
京子が見ようとしていたドラマが始まった。
セックスシーンだ。
それを見て京子はドキドキした。
【仕上げだ。ヤリマン。】
テレビから一番強い電波が送られた。
ドラマのヒロインと同じタイミングで京子は悲鳴を上げてイった。
その日から毎晩京子はテレビの電源を入れてオナニーするようになった。

前よりはうまく書けたかな?
つかこのスレ来たの最近なんだけどおすすめ作品ある?
なんか途中でやめてる連載が割とあるっぽいけど連載職人叩き激しいの?
339名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 00:18:45 ID:SbHFkGdq
>>338
エロを感じる前に話が終わってしまうんだが・・・・
頼む、もう少し膨らませてから投下してくれ
感想もつけやすいと思う。っていうか添削ほしいなら別スレのほうがレスつきやすいぞ。

であとPCから読んでるなら過去すれも嫁。
それができないなら半年ROMれ。

といいたいこと言った後で悪いんだが
コミック版ウルフガイの2巻で明が女教師にフルモッフされてるのがエロすぎる・・・
というかオレもモフられてぇ・・・・・・。

340名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 02:09:45 ID:yHasMtpl
>>338
うーん悪いけど、ケータイ小説だなという感想しか思い浮かばない。
わたしは死んだ。スイーツ(笑)
みたいな感じ。シナリオのト書きであってまだ小説じゃないと思う。
他の職人のSSと自分の作品読み比べて、何が違うのか考えてみるといいかも。

女の子が15歳ぐらいだと言いたいなら、話の中で言ってしまったほうがいいんじゃないかな?
あとモスキート音云々部分は説明ナシに使うなら入れなくてもいいんじゃないかと思う。
自分だったらもうちょい行間とエロを書く。



毎週欠かさず見ている恋愛ドラマが始まる時間になり、京子は慌ててテレビの電源を入れた。
クラス内で流行っているそのドラマは深夜ドラマということもあり、ベッドシーンなど少々過激な場面が多かった。
中学生なのにこんなものを見てもいいのだろうかと罪悪感を覚えながらも好奇心を抑えられず、
毎回京子はドラマに夢中になっていた。幸い、自室で見る分には親にもばれていない。

電源を入れると暗い画面が明るくなり、映像が映し出された。賑やかな音楽と共に
CMのナレーションが入った。明るい声で洗剤の性能を歌っているその声に被って、
無機質な高い声が聞こえた。
【淫乱だな】
京子はギョッとした。
その異質な声は、あきらかにCMなどではなく、京子自身に話しかけてきたからだ。
【その歳でセックスに飢えているのか?毎週毎週涎を垂らしながらTVに張り付いて】
「な、何これ?!誰?!」
画面では、ドラマが始まっていた。流行のポップスにのせて、OPソングが流れ出す。
気持ちの悪さに、思わずTVの電源を落とそうとした京子の体は、そのまま床にくたくたと倒れた。
「ひっ……あああ……何これぇ……」
身体に力が入らない。体全体がむずがゆいような、痺れるような、軽い振動にも似た感覚で覆われ、
京子は小刻みに震えだした。
【お前へのプレゼントだ。今夜は快楽電波をお届けしましょうか、お嬢さん】
「やっやだっ……たすけ……っ」
なんとか自由になろうともがく京子の動きが、緩慢になってきた。
自分自身を固く抱きしめた少女の顔は赤く染まり、息遣いも荒くなっている。
緩やかな振動は京子の中から徐々に激しく広がっていき、その意味も理解できぬまま、
少女は己の中から生まれた快楽に身を捩った。
パジャマの中、可愛い柄のついた下着の一部が内部から濡れて滲み出してきた。
【ほら、自分で自分の股を触ってみろ】
「やだぁ……っこんなの……っ」
嫌なのに自分の意思に反して、京子の両腕は声に沿うようにパジャマのズボンの中に差し入れられ
下着の上をそっと撫で回した。
そっと指先で押されると、ぬるぬると粘着質状に濡れていた下着が京子の中に沈んでいく。
まだ誰も受け入れたことのない秘所は花開いたように口を開き、ペニスのように勃起した小豆が中から顔を出す。
下着の上から擦りあわされたクリトリスの感触に、少女の口から甘い嬌声がこぼれた。
「ひぁああああッ!!やっあっあああっ!!」
初めて感じた強烈な快楽に、浅ましくも腰を動かし、少女は必死で指を動かした。
グチュグチュと水音が響き、TVの中の登場人物たちのセリフに被って聞き取りづらかったが、
もうそんな事は京子にとってはどうでもよかった。
【みっともなく両方の口から涎垂らしやがって、まったく大した淫乱だ】
「ひっあっ!あああ…っ!らめっきもちっ!きもちいいのぉお……っ!」
指で充血したクリトリスを擦り上げ、泡立ちながら太腿まで流れ落ちてきた愛液を床にこぼし、
いつしかパジャマのズボンを脱ぎ捨て、パジャマの上位を捲り上げて薄い胸を露出させ、
あられもない姿で京子は自慰をし続けた。
いまや京子の両腕は、TV画面から放射されてきた電波などではなく、彼女自身の意思で動いていた。
右手でクリトリスをつまみ、ねじ上げながら、左手ひとさし指を濡れた秘所の入口にあてがうと
ゆっくりと差し入れていく。指の付け根まで差し入れられた指をかぎ状にコの字に曲げると、


みたいな。TV×女の子じゃなくて毒電波×女の子だなこれじゃ。
あ、上のは338の添削じゃなくて自分ならこう書くかなと思って試しに書いてみた。
341名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 03:18:59 ID:oFjRE11E
添削したいならその手のスレに行った方がいいんじゃないか?
342名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 05:44:31 ID:GIRxbS8s
>>339で言う必要のあることは完結してるな

>>338
ネタ自体としては悪くないから書き慣れたらまた来て欲しい。
343名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 07:22:57 ID:EoUTBsdQ
婦女子に見られがちなよくわからない掛け算
このスレは難しそうだな
344名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 09:09:08 ID:ct2wGnC2
春香は布団に飛び込んだ。
風呂上がりに裸で寝る派だ。
ピンクの乳首と生まれつきパイパンの股間を丸出しのままバタンキューした。
フカフカの羽毛布団の上からも乳首がピンと立っている。
生まれつきいつでも準備オーケーの体だから春香はモテる。
春香はグッスリ寝ようとした。
が、寝られなかった。
いつもよりもエッチな気分になったからだ。
だが春香は処女なのでオナニーの仕方がわからないし彼氏ができるまでエッチはいけないと思っているので頑張って寝ようとした。
すると布団が動いた。
「きゃあ…。」
春香は叫ぼうとしたが親に聞こえたら男である父親がエッチな春香を見て興奮すると思ったので叫ばなかった。
フカフカの羽毛布団がワサワサ震えて春香の体を刺激して気持ちいい。
「あっああっああんっふぁっあっ!」
春香はイったがいつも股間が濡れているエッチな体なのですぐに回復した。
だが布団は動かなくなっていた。
春香は婆さんになるまで裸で寝続けたが布団は2度と動かなかった。
345名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 09:12:44 ID:ct2wGnC2
どうも。久しぶりにスレに来たのでSS置いてきます。
駄文ですけどお粗末様です。
346名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 11:31:54 ID:wgTDAkUc
何でSS添削評価スレになってるの?
347北風と太陽:2009/03/09(月) 14:32:08 ID:ct2wGnC2
和服の娘が歩いてくる。
娘はピンクの振り袖をひらひらさせて鼻歌を歌っている。
色白で背が低いのに胸が大きくて腰が細い娘だ。
北風【あの娘で勝負だ。】
太陽【よし。まずは俺からだ。】
北風【いいだろう。】
太陽がギラギラ照った。
通行人たちが服を脱ぎはじめた。
太陽【どうだ。俺の勝ちだ。娘もすぐ脱ぐ。】
北風【どうかな。】
太陽がニヤニヤしたが北風はクールだった。
通行人はみな半裸になっているのに娘は服を脱いでない。
「暑いわ…でも着物は暑くてもちゃんと着なきゃ。お洒落は我慢だわ。」
太陽【くそっ。】
北風【馬鹿め。】
太陽【もっと暑くしてやる。そうすれば日射病で倒れるから誰かが服を脱がせて看病する。】
太陽が更に強く光った。
すると娘は木の影に入った。
「これで暑くないわ。」
太陽【なんだと!?】
北風【フッ…次は俺だ。】
北風が風を吹かせた。
「きゃあ…寒い」
娘は木の影でガタガタ震えた。
娘は太陽の光を求めて木の影から出た。
北風【いいぞ。その調子だ。】
北風が強くなった。
「いやー!振り袖が!」
娘の振り袖のすそがめくれて尻が丸出しになった。
和服だから下着を着ていないのだ。
娘はすそを押さえようとしたが風でバタバタするので押さえられない。
すると娘を男が押し倒した。
さっき太陽に服を脱がされた通行人だ。
まだ脱いだままで全裸だった。
股間のイチモツがそそりたっている。
娘の尻を見て興奮したのだ。
「きゃあ!いやっ!」
「ヘヘヘヘ…」
男は娘を犯そうとして振り袖を脱がせた。
北風【どうだ。俺の勝ちだ。】
太陽【お前じゃなくて男が脱がせたんだろう。】
北風【そうさせるためにすそをめくったのだ。作戦勝ちだ。】
太陽【畜生。とりあえず男を止めるぞ。】
また太陽が強く光と男は悲鳴をあげて川に飛び込んだ。
娘が男の背中を見ると背中から煙があがっていた。
背中のほくろが焼けたのだ。
「助かったわ。これで帰れるわ。」
北風【それはだめだ。俺が勝ったからお前は俺の妻になるのだ。】
「えっ?」
北風【さあ来てもらおう。】
ビュウッと強い風が吹いて娘の体を北風のところに吹き飛ばした。
道には娘の振り袖だけが残った。
348名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 14:35:09 ID:ct2wGnC2
北風が勝ったバージョンで。
349名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 15:58:12 ID:WdQ2b2eT
>>348
はやる気持ちはわかるが、もう少し内容に厚みを持たせていろいろ研究してから来ような。
あと連投はあんまり歓迎されないぞ。

もう少し進歩した投稿を待ってる
350名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:01:01 ID:ct2wGnC2
まあそんなかたいこと言わないで
今常駐職人いないんだしいいじゃん
帰ってくるまでのつなぎってことで♪
351名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:06:10 ID:fys5Ij2t
優しく諭されても反省の色を見せないような人は
別にもう来てもらわなくてもいいですよ
連投でこのスレを埋めたいだけなら、
自分のサイトでも作って、そこで好きにやっててください
352名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:16:47 ID:uGxs6w4D
>>349
まあまあそんな硬いこと言わないで。
他の人が来てないならある程度はいいじゃない。

>>350
つなぎといわず、作品そのものがGJっす。
353名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:23:51 ID:ct2wGnC2
>>351
そうやって他の職人も追い出したの?
連載でスレ埋めるなら〜とか言って
354名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:30:20 ID:3sBpZC5B
なんだかな

>>352
心中お察しします
355名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:33:30 ID:fys5Ij2t
>>353
まさか、自分が他の職人と同程度の作品を書いているとでも?
職人の方々は、連載するに相応しいどころか、是非連載していただきたい、
今後もここで書けるだけ書いていただきたいと嘆願したい人ばかりですが
粘着して叩いてる奴が一人いたけれど、あれはただの嫉妬厨だろうし
あなたは一人からだけではなく、多くの人から、こうしたほうがいい、
とアドバイスまで受けているのに、まったくそれを受け入れる様子もない

そもそも職人の方々の文章は、厚みと深みのある表現のために、
どうしても長くなってしまうから、結果的に連投せざるを得ないのであって
抜き用としても微妙、裏に感じるほのかなエロスとしても微妙なものを
連投したら、文句を言われるのも当たり前
ここは自分の日記帳ではなく、人に読ませるものを投下するスレですよ
356名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 18:36:03 ID:wgTDAkUc
アイデアは良い、問題はSSとしての出来なのだが、こんな中傷合戦やってたら書き手さんが投下出来ないよな。
357名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 19:25:05 ID:ct2wGnC2
>>355
それこそ自分の日記に書けばいい内容だと思うが…
嫉妬で粘着されるほど上手い職人がいたんだ
知らなかった
参考にするからまとめで見てきたいけど何を書いた人?
358名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 19:30:58 ID:WdQ2b2eT
>>357
そうだな、だいたい保管庫の中身は全部オススメだ。
あそこは人外楽園の名に相応しい場所だからいろいろ読んで参考にするといいよ。

それから、これは自分の体験談でもあるんだが
いつか自分の創作黒歴史を思い出してジタバタ転がる日が来るから
初心者のうちはなるたけおとなしくしていたほうが身のためだと思う。
謙虚な心を忘れるなよ、言いたいのはそれだけだ
359名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 19:55:53 ID:YUdDmH+d
住人達のため息がでるぐらい丁寧な変態紳士淑女さに吹いた。
ID:ct2wGnC2は小ネタ職人として認識しました。

えっとそのあの……。
360名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 20:08:58 ID:yHasMtpl
小ネタはいいけど、あれを保管庫に入れられても・・・
そういや作品目録3はコメント欄ついてるんだな
管理人さんいつもありがとうございます!

人外と人間の萌え話しようぜおまえら!
最近何かオススメの作品はありませんか変態紳士淑女の皆さん
361名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 20:15:58 ID:uGxs6w4D
このスレ的おすすめ人外サイトリンクみたいなのってないの?
362名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 20:17:11 ID:O+SlfBpo
スマブラXのロボと姫ズとか
接点ないけどさあんまり
363名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 20:30:03 ID:YUdDmH+d
個人サイト晒すのはちょっとなぁ。
前スレで「異種姦 和姦」って検索すると幸せになれるっていってた。
364名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 20:33:15 ID:yHasMtpl
tp://homepage2.nifty.com/shelfwindfall/list/

このスレ発祥ではないけど、初代スレに貼られていた人外作品リンク
同人とか個人サイトとかではなく、商業作品ね
365名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 20:34:29 ID:ct2wGnC2
個人サイトとはいってもネットはリンクフリーだし
嫌なら管理人がリファラ弾くだろ
ギスギスしなくてもいんじゃね?
366名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 20:38:09 ID:edz46uZC
一応、公式サイトのロボの紹介ページの写真で
ゼルダとロボのツーショットがある
それくらいしか接点ないけど二人ともすごくかわいい
367名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 21:28:04 ID:uGxs6w4D
やっぱり個人サイトは迷惑かかるから紹介しにくいのか…。
実は自分の知らない有名人外サイトがあったりするのかなーなんて思ったんだ。
368名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:17:37 ID:tdnzAKQZ
>>365
リンクフリーといえど、2ちゃんにURL貼るというのは「晒し」と同じ行為だと
いうのを頭の隅においといてほしい
369名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:21:58 ID:PmYoqs3E
こんな荒れてるスレに個人サイトのURL貼ったりしたら
荒らして下さいって言ってるようなものだろ
370名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:23:16 ID:3sBpZC5B
いい加減放置しれ
371名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 23:22:08 ID:8TYvET0N
スマブラが話題に出たから便乗するが、自分の最萌えはクッパとピーチ姫だったりする
さらう癖に妙に姫に頭が上がらなかったり、日記に姫と仲良くなりたいとか書いてたり、
大会で優勝したら頬にキスをねだったりと、ほぼ公式で亀大魔王→姫だから萌える
片思いだけど
372ロボもふサンド ◆SFKuV9i.3U :2009/03/10(火) 00:05:58 ID:np3WLIIz
注意、ロボ♂&ケモ♀ふたなり×人間♀で3Pもどき。
ロボ寄り、ほのぼの。

前に誰かが言っていたロボともふもふに挟まれていちゃいちゃというのに萌えて書いてみたら長くなりました。
皆さんいつも素敵なネタをありがとう、今日もそれでSSが書けます。
では次レスから投下させて頂きます。
373ロボもふサンド-1 ◆SFKuV9i.3U :2009/03/10(火) 00:07:31 ID:np3WLIIz
緑色の液体を満たしたガラスのフラスコからぽこぽこと湯気が出ている。
魔導士のたまご、オーレリアは液体が緑色からオレンジ色に変わるさまをノートに書き留め、背伸びをした。
夜はとっぷりと暮れて街のランプが薄ぼんやりと見える程度だ。

階段を上がって来る音が聞こえてオーレリアはそちらに目を向けた。
ガシャガシャと鎧が擦れ合うような音が扉の前で止んで、エコーがかかったような声で
「オーレリア、マダ起キテマスカ?入リマス」
と言ってドアノブが捻られる。

魔導機械のブライはその体躯をかがめ、器用に部屋の中に入る。
散らかった机周辺プラス髪をくしゃくしゃにしたオーレリアを一瞥したあと、
彼は大袈裟に排熱器官から呼気を長めに吐き出した。
詰まるところ、ため息なのだろう。
「熱心ニナルノモ解リマスガ、少シハ気ヲ使ッテ下サイ
不衛生デスヨ、湯ヲ用意シマスノデ入ッテ来ルヨウニ」
「あはは…ごめんごめん、つい夢中になってて…」
「部屋ハ私ガ片付ケテオキマス」
「大丈夫?」
「当然、何年貴女ト居ルト思ッテイルノデスカ」
ブライとはもう三年もの付き合いになる。
今よりもっと未熟な時に出会って、それから今まで組んでやってきた。

シャワーを浴び、髪を拭きながら部屋に戻る。
部屋はブライによって綺麗に片付けられ、彼は下で何か作業をしているようだ。
ふと見るとベッドの上で毛玉がぴょこぴょこ動いていた。
「リリ、どうしたの?」
「ママ!」
毛玉はベッドから飛び跳ねてオーレリアにかけよる。
リリと呼ばれたその獣はつい最近オーレリアのパーティに加わった子だった。
群からはぐれたのか、まだ目も開いていなかったリリを育ているうちにすっかり母親と慕われてしまったのだった。

オーレリアはベッドに腰掛け、すり寄ってきたリリの頭を撫でる。
「あのね、リリ寂しかったの」
甘えるようにすりすりとリリはオーレリアの首筋に顔をうずめた。
ふさふさの毛がくすぐったい。
「ごめんね。…あれ?リリ、なんか体が熱くない?」
「んぅ?んー、うん、なんか熱いの…」
リリがオーレリアにすり寄る力が強くなり、ついにはとさりとベッドに倒れ込む形になる。
「…リリ?」
「ママぁ…」
リリの息づかいが荒い、風邪かなと思い起きあがろうとしたオーレリアをリリの太い手が止める。
「やだっ、ママ、ここにいてっ!なんか変なのっ」
「ど、どうしたの?」
374ロボもふサンド-2 ◆SFKuV9i.3U :2009/03/10(火) 00:08:35 ID:7nb+zQxo
「体が熱いよう、変だよぅ…」
「え?ちょ…リリ…やっ!」
首筋を明らかな性感を狙ってなめられ、うわずった声が出た。
無意識に太股に押しつけているのだろう下半身にはそれとわかるものが。
リリはメスだがペニスも存在する。
彼女の種族は半陰陽でなりたっており、メスに発情するのは普通の事なのだが。
発情が早過ぎる。
リリの未成熟な体が訳も解らず火照りに困惑している状態だった。

「リリ、何したの?」
「ママのお薬なめたの…そうしたらピリッてぇ…」
「ええっ!?あっ…、やめ、やめてリリっ…!」
子供とは言え、強靭な力を持つリリに押さえつけられオーレリアは一方的になぶられていた。
「ママ、いい匂い…ママのおっぱい、ほしいなあ…」
服の上から胸をしゃぶられ、流石にオーレリアは助けを求める。

「ブライ!ブライーッ!助けてーっ!」
その声に階段を慌てたように登ってくる金属音、ややあってドアが開かれる。
「オーレリア、ドウシマシタ!?…リリ?何ガアッタノカ説明ヲ頂キタイノデスガ」

「今作ってるのはただの栄養剤のはずなのに…」
「彼女ニハ別ノ効果ガアッタヨウデスネ、レポートニマトメテオキマショウカ」
「うぅ…」
「やだやだ離して!ママにさわりたいの!」
ブライに押さえられてばたばた暴れるリリは、まだ混乱しているように見えた。
「どうすればいいんだろう…」
「マザーライブラリニアクセスシテイマス、対処法ガ見ツカルカモシレマセン」
そう言ってブライは膨大な情報を記録する図書館と交信を始めた。

「ワカリマシタ、トリアエズ生成シテシマッタ精子ヲ排出シテシマエバ良イヨウデス」
「えっ、えーと…」
気まずそうに口ごもるオーレリアにブライは声をかける。
「大丈夫デス、私モ手伝イマスカラ。細カナ要項ハ先程記録シマシタ」
「そんな、悪いよ…私のミスなのに」
ブライは手を振り拒絶を示すオーレリアをやんわりと制す。
「イエ、私モ貴女ガ忙シクテ、最近ハ全ク触レラレマセンデシタカラ…」
丁度良い、という事だろう。
ブライはオーレリアの洗いたての髪をそっと撫でる。
慣れた手つきだ。
オーレリアは恥ずかしそうに俯き、
「じゃあお願いするね」
と言ってリリをベッドに手招いた。
375ロボもふサンド-3 ◆SFKuV9i.3U :2009/03/10(火) 00:10:22 ID:7nb+zQxo
冷たい指がぷつぷつと器用にボタンを外していく。
オーレリアを後ろからブライが支え、前の方でリリが彼女の膝にすり寄っている。
「多分リリハ本能デ何ヲスレバ良イノカ解ッテイルハズデス。変ニ省略セズ貴女ニ負担ヲカケナイヨウ導クダケニシマショウ」
「うん。ごめんねリリ、すぐに楽になるからね」
「んー?」
オーレリアに頭を撫でられ、先程よりは落ち着いているように見える。
それでもまだ息が荒く苦しそうにしていた。

すぐに就寝するつもりだったのだろう、ボタンを外し終わるとすぐに肌が空気に触れた。
「ママ、いいの?ブライ、ママのおっぱいなめてもいいの?」
「今日ハ良イデスヨ」
言うが早いかリリはすぐに控えめな胸に顔をうずめ舐めだした。
「わっ、リリ…ん、んっ…」
快感よりくすぐったさを感じる、腹の上にふわふわした毛に埋もれて性器がぬるぬると液をすり付けていた。
ブライはそれを押し留めてオーレリアの細い腰を浮かせる。
「リリ、此処ニ貴方ノ性器ヲ挿レマス。トテモデリケートナノデヨク舐メルヨウニ」
リリの鼻先でくちゅくちゅと音を立ててそこをかき回して見せる。
「ブ、ブライッ…い、いくらリリでも恥ずかしいよ」
「私以外ノ誰ニモ見セテ居ナイノデスカラ当然デショウ。シカシ潤滑ガ足リナケレバ辛イノハ貴女デス」

金属の指が引き抜かれると粘液が糸を引いてシーツに落ちる。
「ここをなめるの?」
舌でべろりと表面を撫でると思わず腰が揺れる。
反応があったのを見てとり、リリはいそいそと舌を這わせた。
「あ、あぁっ…ん、んぅ…」
「ママ、きもちいの?もっとしてあげるね」
長くて柔らかい舌がぬるぬると膣肉を押し上げ、唾液と膣液が混ざり落ちる。
「ひぅ、あっあっ…!」
拙い愛撫でもオーレリアにとっては初めての感覚で、じゅるりと吸い上げられて軽く達した。

まだ敏感なそこに冷たい指が挿入され中のほぐれ具合を確かめられる。
「うあ…」
「充分ダト思イマス」
「そ、うかな…おいでリリ、いれていいよ」
手を伸ばしてリリの性器に触れる。
びくりと震えるのがわかるが、すぐに火照りに引き戻されるように腰を揺すり、押し付ける。
「ママぁ、なんかおしっこがでちゃいそうなの、変なの?だいじょうぶかな…」
「うん、大丈夫だよ。ほら、おいで」
つぷりと音を立てて柔らかな肉は堅い肉を飲み込む。
376ロボもふサンド-4 ◆SFKuV9i.3U :2009/03/10(火) 00:12:43 ID:7nb+zQxo
「きゃうっ…!ママ、ママのおなかあったかいよ、きもちいい?」
「ん、気持ちいいよ…あっ、やあ、ん…!」
ゆるゆると困惑したような動きが少し続く。
正直、まだ未成熟な彼女のそれは小さい。
決定的な快感がなかなか来ないので、こそばゆい。
刺激を逃がすために後ろのブライに寄りかかるとふと目があった。
頬に冷たい手のひらが押し当てられて気持ちいい。
「大丈夫デスカ」
「んん…ちょっと、あっ」
中に温かい液体が広がる感触、リリがぷるぷると震えてオーレリアを見上げた。
「ママ…まだとまんないの」
「いいよ、全部出しちゃって」
頭をふかふかと撫でてやると気持ちよさそうに目を瞑り、腰を揺する。
「あっ、ああっ…んっんうっ…!い、いいよリリ、気持ちいいっ」
「ママ、ぬるぬるであったかくて変なのっ、おなかきゅんって…きゃんっ」
中でぐちゅぐちゅと動く度に白濁の粘液が放出され、掻き出される。
拙い動きでもオーレリアの快感は確実に絶頂へと導かれつつあった。
「あ、あっ、あ…!い、イきそう…っリリっ…!って、えーっ!?」
見ればリリはすっきりした表情でくたりと胸に寄りかかっていた。
役目を終えた性器が収縮してちゅるんと膣から抜ける。

オーレリアは寝息を立て始めたリリをどかせるとため息をついた。
「不満デスカ」
「えっ、いや…リリがすっきりしたなら、いいんだけれど…」
足をもじもじさせ、見上げると頬に金属の手のひらがひた当てられる。
「私ハ若干不満デス。オーレリア、貴女ノ体ニ余裕ガアルノナラ、モウ少シ貴女ニ触レテイタイ」
「ブライ…。う、うん、私も…お願いしてもいいかな」

小柄なオーレリアの胸部は、ブライの手にすっぽりと包まれていた。
胸の敏感な部分を指の腹で押し潰され、嬌声が漏れる。
「っくぅ…。ねえ、ブライ、その…」
向かい合った状態だと、無表情でも僅かな感情が見て取れる。
自分は今じらされている、この機械はわざとだ。
言葉に出すのも気恥ずかしいので、オーレリアは彼の腕に手をかけて抗議した。
「解ッテマスヨ、オーレリア」
つつ、と指が腹をすべり、薄い茂みをかき分けると今にも垂れそうな愛液が指先に触れる。

膣口に冷たい指が触れ、思わずびくりと震えはしたが、すぐに快感への期待に胸が疼いた。
「っふ…ぅ…」
ゆっくりと冷たい指がそのぬかるみに差し込まれ、甘いため息が漏れる。
377ロボもふサンド-5 ◆SFKuV9i.3U :2009/03/10(火) 00:15:27 ID:7nb+zQxo
熱に弱い機械の指は、とろけるように熱い中の温度に馴染むことはない。
けれど、いや、だからこそ関節の起伏まで感じる事が出来る。
散々じらされたそこは、指の四本を飲み込み快感に震えていた。
「あぅ…!」
「充分ニ潤滑液ガ分泌サレテイマス、ドウシマショウカ」
「んく、ふっ…そのまま、いっかいっ…!」
無駄の無い動きで指が粘液をすくい、敏感な箇所に塗り込む。
前に計算されつくした動きだと言ったら、反応は毎日変わるからそうでもないと返された事をぼんやり思い出していた。

先ほど達し損ねたので、快感の波が大きい。
荒く短い吐息が聴覚器官の辺りに吹きかかるのを感じたブライは、指を軽く曲げて腹側の内壁を擦り上げた。
「っあ、あぁ…!」
腰が跳ね、背に回された手がふるふると震える。

かくりと全身から力が抜けたのか膝立ちが辛そうに見えたので、抱え上げてぽすりとベッドに下ろした。
見上げると瞬きのように点滅するカメラアイと視線がかち合う。
「ま、まだしたい?」
「私ハ、ソウデスガ…」
ふっくらとした輪郭をなぞり、汗ばむ額に張り付いた前髪をはらう。
「貴女ノ良イヨウニ」
シーツを握り深く息をつく、続けて欲しいと頷くために。

「あ、あのね…」
「ナンデショウ」
しらじらしいなあ、とオーレリアが苦笑したとき、
「ママ!」
がばりとシーツを剥ぎ取り、先ほどまですやすやと寝ていたリリが勢いよく起き上がる。
「あーっ!ブライ、ママは今日はリリのママなのっ!」
「駄目デス、順番ハ守ッテ下サイ」
「いっつもママを独り占めしてるんだもん!やだっ!ママ、今日は一緒にねてもいーい?」
「ナッ…!イイエ駄目デス、早ク寝ナサイッ」
先ほどの余裕はどこへやらブライはリリと言い争いを始めた。
そんな二人を横目に、どっと疲れが押し寄せてきたオーレリアは丸めた毛布に寝転ぶ。
「まったくもう…」
呆れたように苦笑すると、仲良く喧嘩している居候二人に背を向けてゆっくり睡魔に意識を沈めていった。
378 ◆SFKuV9i.3U :2009/03/10(火) 00:17:07 ID:7nb+zQxo
以上です。
携帯から失礼しました。
書いているうちに愛着が沸いたので続きをそのうち書ければいいなあ。
ではまた。
379名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 00:29:35 ID:ewUnW9fB
GJ!
いいもん見せてもらいました!
380名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 00:53:37 ID:l+jdIo3N
GJ!!
この一家と永久に同居したい。リリかわいすぎるよリリ

同じ学園や職場(?)に通う人外×人間のカップルものやご近所物語的な人外アパート話っていいかもなと呟いてみる。
設定を使い回しというかオムニバスというか、
いろんなカップルが同じ設定のもとわさわさ集まってるのに萌えるんだ…

エロゲやここの類似スレのシリーズものでありそうだけどさ
381少女と使い魔 ◆UKyMkMKFDc :2009/03/10(火) 01:58:45 ID:MEs5mt/1
ちょっと前のレスから、女の子と使い魔でエロを書いてみた。
獣姦ぽくなってしまったので、苦手な人はスルーしてください。
次レスから投下します。
382少女と使い魔1/2 ◆UKyMkMKFDc :2009/03/10(火) 02:00:05 ID:MEs5mt/1

「ん、んっふあ、っあぁあ!」

ほの暗い部屋のベッドが、ぎしぎしと軋む。
黒くうごめくものの下では、四つん這いになって黒髪を振り乱し、シーツを握りしめた少女が淫らな鳴き声を上げていた。

「は、ぁあああ!あろ、っアロン、待っ、やぁ!」

よく見れば、それはしなやかな肢体を持った黒豹だった。アロンが腰を躍動させる度、リリアの口から歓喜の悲鳴が零れ落ちる。
白い背中を一舐めすると、獣はリリアの耳元で囁いた。

「嫌だと言うなら、何故その様に誘うように鳴くのだ、マスター?」

低くかすれた声ですら、耳からリリアを犯した。子宮が疼くように熱を帯び、雄をくわえ込んだまま、リリアは無意識にアロンに下半身を擦り寄せた。

「リリア、マイマスター。何と淫らなことだ。男に体を開いたこともない癖に、使い魔にその身を許すとは。」

異形の者に犯され、言葉でなぶられ、リリアの理性は既に快楽によって押しやられていた。女という性が求めるままに、頂点を目指していた。

「ひゃぁんっ!あっあっああ!ふぁあああ!そこ、あっ、やだあああ!」

外の喧噪とは対称的に、部屋の中はリリアの声が響く以外は、不気味なほど静かだった。
愛する主人の嬌声に、アロンは身震いした。火傷を負いそうなくらいに熱く渦巻く感情が、胸の奥からこみ上げる。
リリアを穿ち、支配しても昇華されない激情に任せ、彼女の肩に牙をたてた。
食らいつかれた痛みにリリアが非難の声を上げたが、アロンはといえば、舌に広がる血液の、その甘美さに酔いしれていた。

「バカ、痛いっ…!」
「…もう少し可愛げでもあれば、文句なしなんだがな…」
「何言ってっんあっひゃあああああ!」

拳で殴られたことで、剣呑さを帯びた瞳を細めて、アロンは腰を一気に突き入れた。陰茎の先は子宮の入り口で止まり、ぐちぐちと焦らすように緩慢に犯す。
先のような勢いの代わりに、ゆっくりではあるが確実に快感を突かれ、リリアの目尻から涙が落ちた。
口の端から涎をたらし、首筋まで真っ赤に染め快楽を享受する様は淫靡で、淫魔ですらこんなにも美しくはないだろうとアロンは思った。
自身を締め付ける間隔から、終わりが近いことを知る。アロンはぐっと身を屈め、リリアの耳元に顔を寄せた。

「リリア」

普段とは比べものにならないほど、異性を感じさせる声が、頭に響いた。
383少女と使い魔2/2 ◆UKyMkMKFDc :2009/03/10(火) 02:02:06 ID:MEs5mt/1
「リリア、リリア、リリア…っ!」
「だっ、アロ、あっあっ!いっ、いく、いっちゃうぅ!」
「ああ、っ、いけ…!」
「アロンっアロっ!やっ、ぁああああああんっ!!」
「リリアっ…」

吐息が、言葉にならないままリリアに届いた。
リリアの胎内で、熱が弾けた。







情事の香りが濃厚に残っている。
行為が終わると同時に、崩れるように眠りについたリリアに、ほんの少しの罪悪感を抱きながら、アロンはシーツを肩までかけてやった。隠れてしまった赤い傷痕が、ちくちくと地味に責める。
瞼にかかった髪を避けてやると、塩辛い味がした。
刺すようなそれに息苦しさを覚え、逃げるように、アロンもまた眠りについた。
384少女と使い魔 ◆UKyMkMKFDc :2009/03/10(火) 02:05:53 ID:MEs5mt/1

以上。
言葉責めが好きなんだ。
お粗末様でした。

ロボもふGJ!
そろいもそろって可愛いやつらだ!
385名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 04:05:24 ID:bpLuXFPv
ID:MEs5mt/1もとってもGJ!
386名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 05:18:06 ID:l8pOQD9X
ようやくマトモなのが投下されるようになったな
387名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 12:12:29 ID:bpLuXFPv
荒らし以外はみんなまともだよ
文を書き慣れてる人も、慣れてない人も、どっちも人外に萌えてるから投下してるんだろうし
388名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 15:05:56 ID:x2QhMTvz
フライングですがホワイトデーネタ。非エロなので保管しなくていいです。

 一度だけ見た彼女はどのような少女であったかと、彼はふと思いを馳せた。
 わずか一分にも満たない邂逅から得られた記憶は多くない。逆光で影になった体の、華奢な肩が
小刻みに震えていたことだけを覚えている。髪は長かったか短かったか、どのような目鼻立ちだった
か、それすらも定かではない。印象の薄い少女だった。化粧箱越しに聞いた啜り泣きが、彼女に関す
る情報の大多数を占める。
 なぜ彼女が泣いていたのかは、考えるに及ばない。三月上旬に購入されたハンカチーフ、という彼
のプロフィールが全てを語る。
『これで涙を拭いてください』
 そういう意味があるのだと、彼はデパートに陳列されながら学んだ。
 しかし彼が彼女を慰める日は、決して来ない。
 光も音も遮断された鋼鉄の焼却炉。その下方で、何度となくライターのフリントが擦られている。
 これでいいのだ。所詮自分は、彼女にとっては失恋の象徴でしかない。彼女の涙を拭うどころか、
傷をえぐることしかできない。
 じりじりと広がる熱が化粧箱を焦がし、彼の体に燃え移る。彼は再考した。
 ――彼女はどのような少女だろうか。
 燃え尽きて排煙となれば、もう一度彼女の顔を見られるだろう。せめてその頬に、涙の跡がなけれ
ばいい。肩が震えていなければいい。
 彼女の悲しみは、すべて自分と持ってゆこうと、彼は思った。
 どのような形であれ、涙を拭い去るのがハンカチーフの使命なのだ。
389名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 15:22:03 ID:l8pOQD9X

だが「非エロだから(ry」とか誘い受けするならエロに持ってこうぜ!最初からエロくしない気だったんなら開き直れ!
このネタだったら「ハンカチくれた男を思って自慰したあとの処理に使おうとしたらハンカチが動いた」とかにもできる
ネタはGJだし文章力もありそうだからもうちょっと長めだと読み応えがあると思う
また頼むよ〜ノシ
390名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 15:55:04 ID:aW6w5nM2
またですか、しかも狙った様なタイムリーなネタを…
391名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 19:28:32 ID:llnrzOk2
ハンカチ切ないな、GJ!!
だけど389も言っているように「非エロだから〜」はいらんと思うよ。
今までだって非エロの小ネタなんていくつもあるんだから黙って投稿すればいい。
保管庫に収録されたくないなら『収録はしないでくれ』って言えばいいし。
気が向いたらぜひエロにも挑戦してくれ、待ってる。貴方の文章好みだ。
392名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 21:47:46 ID:T63zqSv5
>>388
投下乙
個人的に切ない系の話は好きだ
だがその話はまだSSつーかあらすじだ
もうちょい膨らませられるぞ
次はもう少し研究してからな?
あとみんなも言ってるが誘いうけはウザがられる
393名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:16:28 ID:TPZuhqP7
>>非エロなので保管しなくていいです。
ここそんなに誘いうけか…?
言葉通りの意味にしか取れないと思うが
394名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 00:38:57 ID:EwlLyJWK
職人が投下するたびに嫌みを言うスレはここですか?
395名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 01:12:21 ID:hYOeXIL7
まあ、最近あんまりいい空気は流れて無いが、自分の好きなので楽しんでいけばいいと思うよ。
何が嫌いより何が好きか語ろうぜ。

最近は尖った指での愛撫がいいと思ったんだ。
ゆっくり優しく、または怯える様を楽しむように、とバリエーション様々。
396名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 02:07:41 ID:hxfT3E6r
最近あちこちで他人のSSにケチを付けたり非エロと言い掛かり付けるレスが散見されるが、あの議論スレと連動してるのだろうか?
397名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 07:24:19 ID:U1dQX1qP
何が嫌いより何が好きか語ろうぜ。
これは大事だな。
398名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 08:37:22 ID:q/k+M8C0
>>388
保管庫入れないなら俺改訂版書いていい?
399名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 09:09:32 ID:PRjxT8Ds
>>398
改訂版って…むちゃくちゃ失礼な事言ってないかそれ?
粗筋レベルとか言ってる奴いるけど、ハンカチの話は別に粗筋じゃないだろ、
ちゃんとまとまって完結したSSだろ、これ。添削されるような文章でもないし。
これにエロ足すなら全く別な話になるだろうし、無理にこれにエロ足すぐらいなら
ハンカチと女性ってモチーフだけ借りて別な話を1から書き起こした方がいいんじゃないか
本人じゃないのに他人の自分がどうこう言うものでもないかもしれんけど
書き手のはしくれとしてそれはないわ
400339:2009/03/11(水) 09:35:22 ID:zssO0TZB
で誘導レス書いたんだか小ネタ宣言されているのを見逃していた
普通のSSとしては突っ込むくらい短いが小ネタと言われてしまうとなにも反論できないな
馬鹿かおれは…強姦しようと襲い掛かる悪徳人外並にたちが悪いレスじゃないか…
手遅れかもしれないが空気悪くするとか人間失格だしちょっと人外の改造手術受けてくるわ…
401名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 09:55:03 ID:IS7eMKra
最近の流れがひどかったから仕方ないとは思うが、みんなぴりびりしすぎだ
茶でも飲んで落ち着け

つ旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦
402388:2009/03/11(水) 10:03:23 ID:ZlIZ6eRm
>>398
好きになされば?
403名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 11:20:51 ID:LLlkk5eQ
>>399
ほっといてやれよ、改訂版をアップしても皆の反応くらいわかるだろ…
元のSSをそこまで添削したり改定したいなら該当スレ行けばいいだけなのに。
404名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 12:10:46 ID:zssO0TZB
>>401
いただくよ…
ってテメェ自分か龍だからって薬草茶人間にわたしてんじゃねぇ…


的な妄想か頭をよぎった
405名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 12:27:15 ID:hxfT3E6r
投下の度に批評批判した挙げ句終いには勝手に改変ですか、書き手さん哀れ…。
406名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 13:16:01 ID:dDpq7gdG
保管庫に入れる入れないの問題じゃなくてさ、スレ自体は保管されるんだし。
大人として敬意は払おうよ。

ところで富士見ファンタジア文庫についてるしおりはいつから竜と少女になったの?
手元には3〜4種類くらいあるんだけど。
407名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 16:42:49 ID:U1dQX1qP
q/k+M8C0は最悪だな…。筋違いの批評したあげく他人の褌でしか相撲を取れないようだ。

エロパロでエロネタ書いて叩かれた 原稿用紙2枚目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223998603/

なんで↑に本人さんになり済まして投下してんの?
パクラー以上に悪質だよ。死ねよ
408名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 17:03:49 ID:q/k+M8C0
お前が>>397を実行しないでどうすんの!

俺は爬虫類系人外と虫系人外が好きだな。
>>402
トンクス
上手く書けたら投下する
409名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 17:08:21 ID:hxfT3E6r
>>408
お前さ、面の皮厚過ぎだろ?
410名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 17:15:33 ID:LLlkk5eQ
ID:q/k+M8C0性悪すぎてワロタww
411388=159 ◆.ETutr0CGY :2009/03/11(水) 17:47:38 ID:ZlIZ6eRm
マッチポンプ呼ばわりされているようなので、少し自己弁護してもいいかな。
IDが変わってからこんなことを言うのもなんだが、388とID:ZlIZ6eRmは私。
ID:q/k+M8C0は私ではない。
どう批評されるかについては私も興味があるので、コピペされたことは特に気にしない。
改訂するのはID:q/k+M8C0の自由だし、嫌だとも思わない。
ただ、推奨できる行いではないとは思う。
それだけ。コテは伏せたんだけど、なんか私が出てくるたびに荒れてるね。申し訳ない。
412名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 18:18:43 ID:DpGvK7v4
気にするな。あんたに非があるわけじゃない。
前はたまたま面倒くさいのに絡まれて、今回は空気が悪かったのとやっぱりずれた人がいただけだから。
むしろこの流れにありながら、萌えを提供してくれたことに感謝する。
ありがとう。
行き過ぎると不快に思う人がいるだろから、このくらいにしておくが、一言言わせてもらうなら俺はあんたの文章が好きだ。
413名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 18:22:45 ID:hxfT3E6r
>>411
一人の粘着キチが煩いだけだから気にすんな。
これからもよろしくお願いします。
414名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 18:56:36 ID:kfWogt5U
>>411
‥何か余計な事を例のスレで質問してしまったみたいでスマソ
415名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 00:41:58 ID:3IJEJuvn
荒れすぎ
空気悪い
換気しろ
空気にファックされるぞ
416名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 01:06:56 ID:XFOPTecn
むむ!
霧状のガス生命体とのセックスとな?
417名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 01:12:31 ID:Qd2c7/Z+
空気に全身の穴を犯されてるのはデフォですな。
418名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 01:27:35 ID:YEMYyAHd
空気がないと生きていけないのは、すでに調教済みだからですね
419名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 02:09:19 ID:uxB0DcLa
もしかしたら、俺を生かそうと、吸われてくれている健気な♀ガスという可能性も。
420名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 08:59:24 ID:dNmZNq1a
捕食ですねわかります

ただし♀ガスは尻からでる

スカトロネタも一緒にあじわえるとは、やるな!w
421名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 09:02:56 ID:HI9ESgs8
空気をファックといえばクラウザーさん
クラウザーさんと添い寝して甘える空気は可愛い
422名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 12:46:41 ID:LxssNFf6
クラウザーさんは人間じゃねえかwww

……ハッ 後ろに殺気g
423名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 18:34:49 ID:daBoWj3q
この流れを受けて何か書こうと思ったが、空気ファックは無理だった…
クラウザーさんは偉大だな、東京タワーだって雌の顔にしやがる……
424名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 00:22:19 ID:GUkOFRSJ
ベアーズ・キスって映画で熊と少女の恋愛描いてたのが萌えた
たまに熊が人間に見えるのが玉に瑕だけど、
ほとんどは熊と少女の見た目でもふもふしてるのがたまらんかった
425名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 11:31:45 ID:5xYBTgH7
異種家族?に萌えるんだが
全然種族の違う人たちが疑似家族になってるっていう
親がロボで子どもが人間とか
カールビンソン?とかそんな感じだけど
426名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 18:49:44 ID:32qBS44R
異種家族いいねぇ
427名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 18:52:45 ID:PdAV0J6H
異種家族やってるサイトあんまないからなー
このスレでそういうシリーズあると嬉しいやね
428名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 19:51:28 ID:0sZ5ER9g
異種家族の良さは、恋愛感情とは違った穏やかな関係にあると思うんだ!
429名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 19:56:46 ID:MBiLLvhy
ちょっと前にあった設定共有ネタでマンションあったよね
あれと混ぜたらなんか素敵になるような気がする
430名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 20:45:12 ID:KKrzLyFc
動物の森?
431名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 22:58:27 ID:LzNf1sAP
>>380を真剣に考える時がきた!
みんなで作るクロスオーバーやオムニバスって面白くね?
432名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 23:26:14 ID:o6J2mPeE
六畳一間の賃貸ボロアパート。
その部屋の住人は
・パンクでロックで鬼畜な姐さん(目下フリーター)
・現代の調査に来たものの、置いてけぼり食らったドジっ子紳士ロボット(何故か野菜で動く)
・天然ボケで気がついたら死んでたという幽霊(多分地縛霊)
というのが何故かパッと出てきた。
一応普通人の姐さんが最強という罠。
433名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 00:21:21 ID:v1TA2LeN
人外ハイツ・・・そこはあらゆる種族の集う場所
ある居住者は駆け落ち者
ある居住者はもと浮浪者
ある居住者はヒキニート
互いの事情なんかどうでもいいからみんな仲良く喧嘩しては飲んだくれている
共有のボットンにわいたウジさんだってもちろん仲間である
部屋の壁さんも窓ガラスさんも毎日デバガメ中

ここまで考えた
434名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 00:37:03 ID:+b5Cj9HY
こういうのは設定ガチガチになると書きづらいだろえから
シチュエーション的な共通事項を決めたほうがいい

個人的には
1共同住宅である
建物規模は問わない

2同居人のなかに人外かいる
比率などは自由


あたりて小ネタかきあつめれは面白くなりそうなやかん
435名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 00:52:38 ID:HX6DGhml
自分の書いたネタからキャラだけ拾って参加させるのも楽しそうだと思ったけど
そういうのはありかな。クロスオーバーというか自前パロというか。
436名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 10:16:25 ID:v1TA2LeN
ありだと思う
437名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 13:12:14 ID:mWyys9JJ
狂乱家族日記なんてのはどうなんだ?
438名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 14:24:30 ID:5NqGWyW1
いいねぇ、書いてみたいねぇ。
今し方考えていた話が人外と同居するほのぼの日常だから、是非ともやってみたい。
439名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 20:48:48 ID:OhJvgl74
異種族人外同士のやり取りは面白そうだね。

いつの間にか性癖とかの暴露話になって気付いた人間から殴られるのはお約束でww

見てみたいカプとかいる?
440名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 23:49:31 ID:v1TA2LeN
質問の意味がいまいちわからないが…
カプってスレに投下されたSSのか?
とりあえずパシオスとシェルたん
アルとロスさん
ヤンマとアカネたん
グリュー様とマノンたん
連載もののカプをガチで見たい
441439:2009/03/15(日) 00:35:34 ID:paEsmrwz
>>440
ゴメン書き方が悪かった。
カプとか書いちゃったけど共同生活の組み合わせのつもりだった。
442名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 03:28:24 ID:Y/vliyZ1
キングコングとアン
443名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 13:09:09 ID:gcXC7sLI
デカくてごっつい鬼さんと小さくて勝ち気なお姉さんがみたい
鬼さんが尻に敷かれてたりするとなおよし
444名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 14:31:57 ID:2BjaS3cq
根暗な幽霊娘
・基本は、「壁さん壁さん」と壁にブツブツ
・相手にされなくなると、本気で落ち込み地球の自転に付いて行けなくなる。
・難しい問題を見ると爆発する。
・暗いのに名前は「日向陽子」

得意技は、「貞〇の物真似」「御経を歌うのが上手い。」
因みに、ベッドは棺桶
445名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 18:12:02 ID:jE/Wbt4o
昔、あろひろしの漫画に『日向輝明』と言う根暗なキャラがいてな……
446名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 19:21:02 ID:DE09BShU
・獣、鳥、爬虫類、昆虫人
・でっかい魚や蟹、イカタコの主様系(浴室に住んでる)
・ロボ、アンドロイド
・自我のある鉢植え触手やスライム

今思い付いた同居メンバーはだいたいこんなもんかなー
それこそ人間じゃなきゃなんでもいいし人間の方が男だったらかわいい人外娘も出せるし
こりゃパラダイスだね
447名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:26:28 ID:xIWQb2g1
いいね、いいね。妄想が捗るよ。
ある程度妄想が溜まったら書いてみようかな、人外だらけのアパート話。
448名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 23:14:41 ID:DE09BShU
そういえば世界観は天体戦士サンレッドやキリの人の小説みたいな
『人外と人間が共存する社会』でいいのかな?

誰か他の人間に見つかりやしないかとヒヤヒヤしながら
正体不明の化け物とコッソリ暮らす女の子もいいけど
実はアパート住民全員同じ境遇でしたwみたいな設定だと不自然だし
449名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 00:30:42 ID:jSrz3MD+
>実はアパート住民全員同じ境遇でしたwみたいな設定だと不自然だし
住めば都のコスモス荘がそんなんだったな
日本人と宇宙人とロボ子
正義のヒーロー×2と侵略者×3が実は同じアパート住まい…

アパート・マンションもいいが
バス・トイレ・キッチンが共同な下宿がいいな
450名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 09:17:27 ID:vk7fIYI4
>>448
つ社宅
451名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 16:57:40 ID:KBNaUpC4
北風「女なんて、無理矢理ひん剥けばいい」
太陽「女なんて、ムード作れば勝手に脱ぐ」
452名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 19:51:12 ID:vk7fIYI4
>>448
SS名出すなよ…職人だって名乗りにくそうにしてるんだから…

釣り針か職人追放キャンペーンだったら勘違いスマソ
453名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 20:11:02 ID:31ADhInP
>>452
ごめん不注意だった
悪気はなかったんだ…各方面にすいません

トイレや台所とかの各施設が共用だったり社宅の壁が薄かったりしたら
恒例の「だめっ…誰か来ちゃうッ…!」プレイや
「お隣りさんに聞こえちゃうよおぉ」プレイができるんだよな?
人外は種族によっては聴力ハンパなさそうだからお隣りさんにつられて欲情し、アパート中ギシアン騒ぎになってたり
何人かで天井裏とかに潜り込んで出歯亀に行って
本命彼女に骨格変わるまでぶん殴られてたりすればいい
スライム・触手系の種族だったらお隣りのよしみで参戦とかさ
454名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 00:10:56 ID:EByEAaff
(´・ω・`)
455名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 00:11:46 ID:EByEAaff
やっとアク禁解除されたお(´・ω・`)
456名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 10:09:47 ID:2j6cCD6u
そろそろ虫がわいてくる季節だがそろそろ続きが見たい気が弱まった
457名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 17:20:05 ID:5e8l0CqU
ハァ〜ドッチラケ♪
458名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 20:12:12 ID:2j6cCD6u
↑のアパートネタ書いていい?
459名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 20:22:37 ID:5e8l0CqU
>>458
有言実行して貰いましょう。
460名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 21:46:12 ID:bBBXYt8b
人外アパートに期待しつつ投下します。

4レス消費。
 幽霊男×女

苦手な人はスルーorトリップNGお願いします。




「博士。これでいいですか」
『そのはずなんだけどね』
私の質問に対して装着したイヤホンから答えが返る。
「はずって何ですか。下手をしたら貴方も消滅するんですよ。絶対安全と確信できるまで
軽々しく使用すべきではありません」
自分が実験体だと言うのにその他人事の様な彼の言い方につい声を荒げてしまう。
『絶対って言葉は無いさ。昔の賢人からすれば今の僕だって絶対に存在しないはずだった』
「それはそうですが……」
彼の様に一度は死を経過して体を持たない精神だけの存在、古い言い方をするなら幽霊が
科学的に特殊なエネルギー体として証明されてから十数年が経過していた。
どんな理由で彼らの様になるのかは分かっていないが、元々人であった以上、基本的な
人権が認められている。
また普通の人間でも特殊な機器を使えば声を聞き、対話をする事は可能となっていた。
特殊な彼らは何が原因で消滅するか分からない、下手をすれば殺人になってしまう。
「この場合、失敗すると私が引き金を引いた事になります」
『大丈夫だよ。君は優秀だから』
「簡単に言いますね」
適当に視線を泳がせながら溜め息を吐いた。
『お褒めに与り光栄です、とか無いのかな』
「おほめにあずかりこうえいです。これでよろしいですかね」
『結構』
その物言いに少々腹が立つ。
「貴方が既存の方法で満足していれば問題無かったんですよ」
物に触れられないのは不便なため、人工の皮を被せたロボットを寄り代とする方法で、
彼らに実体を持たせるのが普通だった。
『いやいや、せっかく幽霊になったんだから新しい事に挑戦しようかと思う訳だ』
実体を持つと面倒だから逃げているだけな気もする。
「それは結構なポリシーですが、人を使って、ですか」
『じゃあ、君は人間の皮を被った、規則正しい体の僕を受け入れられるかい』
461名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 21:50:39 ID:bBBXYt8b
「さあ、分かりません。そうはなりませんでしたから」
実際、疑似心音のする体に触れた事はない。
ちょっと考えて答える。
「でも、充電している貴方の姿を見るのは嫌ですね」
『ま、そんな所だろう』
彼の事だから真面目に話しても無駄だと判断し本題に戻る。
「では特殊エネルギー対象ホログラムの実験に移りましょうか」
限定的に、だがホログラムを利用して、エネルギー体に擬似的な質量を与え物に触れる事を可能にした、筈だ。
「最終確認を願います。データはこれで良いですか」
姿が見えないため、とりあえず後ろに向かって聞く。
『へぇ、さすがに精密だな、君がナニのサイズとかも設定したの?』
「データは過去に御自分でとりましたよね?」
頬を引きつらせながらも何とか笑みを浮かべる。
軽口以外は出ないのかと聞きたくなるが、話がややこしくなるだけなので止めておくことにした。
「問題ないならプログラム起動させます」
モニターに写し出されたパネルを叩き、プログラムを実行させる。
部屋の中心部に人影が形成されたのを認めてイヤホンを外した。
ホログラム形成時独特の共鳴音が響き、徐々にその音が小さくなる。
『ふむ。粗方は予定通り稼働しているが、見栄えは今一つらしいな』
「ですね、予想外にノイズが多過ぎます」
小さいが不定期に響く不快な電子音、それに体の所々に英数字が見え隠れしていた。
『僕のこれ、もう少し大きくなかったかな』
ナニを指し示す彼は全裸である。
テスト中は、できるだけ邪魔な物は少ない方が良いと判断したからだが、スカートでも履かせておけばよかったと後悔した。
「博士、それ以上はセクハラとみなして対エネルギー体用波を放射しますよ」
『それが元婚約者への態度かね』
拗ねた様な彼のセリフに本日何度目かの溜め息が洩れる。
「理解しておられますか、私は貴方の為でなければ、ここまで時間と労力をかけて」
『あー、重力の設定が妙だな』
半ば睨むように見上げた私に彼は誤魔化すように話題を切り替え、軽くジャンプすると宇宙空間のごとく漂う。
462名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 21:56:00 ID:bBBXYt8b
輪郭のはっきりしないその姿は正に幽霊と言って差し支えない風情だった。
「やはり、もう少し手直しする必要がありますね。いったん実験を中止しましょう」
自由に空中遊泳を楽しむ彼に背を向けてモニターをみていると頭に軽い違和感と金属音が響く。
何をしたのかは直ぐに知れた。
バレッタで纏めていた髪がさらりと零れる。
「博士。悪戯しないで下さい。一旦プログラムを停止させますから大人しくし」
前に流れた髪の一部を耳に掻き上げ、後ろの博士に向き直ると眼前には彼の顔があった。
一瞬たじろいだ隙に以前と同じ仕草で顎を捕えキスされる。
異なる点は体が浮いている点と、その感触だけだった。
しかし、ざらざらとしていた感触も自分の唾液で普通の舌に近いものへと変わる。
口腔内をたっぷり舐めつくして彼の顔が離れた。
『うん。変わってないね』
「私は乾いた舌とのキスは初めてです」
多分笑ったのだろう彼の顔が少し歪む、表情が上手く出ない様だ。
『色気のない御感想で』
「萎えたのなら、放していただけますか」
『嫌だ』
即答して彼はもう一度唇を重ねた。

触れる仮染めの体はくすぐったい様な違和感があるが、温くも冷たくも無かった。
少し不毛かな、とも思う。
自分は熱を帯び呼吸は荒く汗が浮き流れているのに、相手もそうなって然るべきなのに、
彼には全てが無かったからかもしれない。
不意に思い立って彼の鎖骨に舌を這わせる。
『何、驚いた』
さして驚いた風も無く言う彼に笑い返した。
当然ながら何の味もしない。
「何でもないです」
『汗腺付きの体にすれば良かったかね』
そっと彼の輪郭を撫でる。
「でも、嫌だったんでしょう」
彼は黙って私の前髪を掻き分け、瞼にキスを落とす。
手癖は変わらないが、やはり妙だった。
仕方が無い事とは言え彼は本当に満足したのだろうか、そんな疑問が残る。
463名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 21:57:02 ID:bBBXYt8b
『よし。もうちょっとこのままで様子をみてみようか』
空中を漂う彼を見上げる。明らかに最初よりノイズが酷くなっていた。
「それは不可能です。プログラムを終了させますよ」
モニターに指を走らせ終了作業を進めると彼は首筋に腕を絡めて囁く。
『はいはい。またヤらせ』
言い終える前に姿が消えると、彼に付着していた水分が床に垂れ落ちる。
「相手がエネルギー体だと後処理が問題ですね」
乱れた髪を手櫛で軽く整え平静を装うが、これは恥ずかしかった。
今後の課題になりそうだ、そんなことを考えながらイヤホンを再び装着する。
『酷いなあ、しゃべってる途中で終了させるなんて』
影があった辺りに視線を巡らせるが、薄い水溜まりがあるだけだった。
「なんで貴方は我慢が出来ないんですか。バグでもあったら本当に御陀仏ですよ」
それに乗ってしまった自分はとりあえず棚上げにして彼を非難する。
『君も知っての通り、僕は我慢が苦手なんだ』
「確かに知っていました。それでも」
食い下がる私を博士は飄々とした調子で遮った。
『何かあっても平気だよ、きっと幽霊の次のステップに続くだけさ』
「プラス思考ですね」
特殊な彼らが消滅すると更に特殊なエネルギー体になる、馬鹿らしい考えだった。
しかし、彼ならありえそうな気がして苦笑が洩れてしまう。
「更に特殊なエネルギー体ですか、私も貴方の様になれますかね」
『君は淡白だから僕を残してあっさり消えちゃいそうだ』
いつもの少し刺のある意地悪な言葉に少し首を捻ると私は大真面目な顔で答える。
「そうですね」
『否定はしてくれないのかな』
明らかに不機嫌になった彼の声に、なぜか小さな笑いが芽生えた。
それは抑えようとすればする程に奥から抑えきれない可笑しさが溢れてくる。堪えきれずに声を上げ一頻り笑い終えると薄く滲んでいた涙を指で拭った。
「うそ、うそです」
答たの後にも落ちていた沈黙に少しだけ溜飲が下がる。
「私は嫉妬深いですからね。逆だと、きっと苦労してますよ」

<終>
464 ◆kvIpiY8xUI :2009/03/18(水) 22:00:17 ID:bBBXYt8b
申し訳無いトリップ忘れてました。

↑投下終了です。
465 ◆IyobC7.QNk :2009/03/18(水) 22:03:17 ID:bBBXYt8b
更にトリップ間違えましたorz
466名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 22:22:44 ID:KekRNXem
間違いは誰にでもあるから気にしないで
467名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 16:02:45 ID:KvcF6od1
人外アパートものに期待
カラクリ荘の異人たちとか、それっぽい作品だと思う(居住者は人間が多いけど)
468名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 13:57:17 ID:RA06dtGd
今更だけど手塚作品ハァハァ
比較的人型に近い見かけしてるけど信念が普通の人間とは相入れない奴とか
ロボとかケモとか不定形生物とか、人外多すぎて嬉しくなる
しかもたいていの公式カップルがラブラブで、お互いを掛け替えのない相棒って思ってる感じで萌え

専スレはあるけど人外ネタ少ないし過疎ってるんだよなー
469名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 16:16:02 ID:QQdc/0oo
マサトとタマミとか、レオナとチヒロとかな
ロビタ欲しいよロビタ
470新婚さん:2009/03/23(月) 01:52:24 ID:J1W4MFBD
人外アパート期待のあまり少し書いてみました。二スレ分失礼。
獣人×少女の新婚さん+のぞきですが、然程エロくないかも。
二倍くらい体格差あるのが苦手な方は、「新婚さん」をNG設定お願いします。


 ごくりと生唾を呑み込むと、薄く開いた唇からは熱く湿った息が漏れた。
 己の腕の中では、先程から顔を赤くした少女が精一杯腕を伸ばして、それでも巡り会わない両掌で背中を抱き寄せている。
 早春とは言え、今年は比較的温かい。
 先に流してきた筈の汗が、毛皮に包まれた熱に誘発されて滲み始めていた。おかげで、まだ抱き合っているだけだと言うのに、二人の身体は酷く熱い。
「ねえ、ルフ。暑い」
「お前のせいだ」
 まだ十六になったばかりの少女は、なんでよう、と呻く様に言って、そのくせ更に腹に顔を埋め込む。縦も横も二倍程体格の違う二人は、抱き合うと、少女の頭は硬い腹の上部に埋まってしまうのだ。
 見た目と色に反して、存外柔らかい毛並みに頬を擦り寄せつつ、ルフールの熱の心地よさに、これから先への期待に、溜息を漏らした。
「お前のせいで、俺も暑い」
 狼の様な犬の様な、人間とは随分と形状の違うその顔では、キスをするには随分身体を話さなければならない。
 前倒しにしていた上半身の姿勢を正して、大きく太い指で少女の顔をぎりぎりまで上向けると、背中を丸めて顔を向き合わせた。
「覚悟してろよ、美奈」
 大きく平べったい舌で、遠慮も為しに首筋から顎をなぞった。
 ぷると小さく震えた美奈の顎を、小さく開けた口であま噛みする。小さく開かれた小さな唇の奥に、舌を無理に押し込むと、舌の先端だけですっかり埋まってしまった。
「っう、ふ……!」
 苦しそうな非難の息を聞き流して、小さな舌を絡めて嬲る。
 美奈はそれに答えたかと思うと、舌先を絡めてもう少しルフールの舌を引き入れ、舌の裏側を舐めつつ、徐々にあま噛みしていく。息を詰まらせながら、懸命に愛撫しようとする美奈の姿に、それだけで快楽が生まれる気がする。
 ヤバい、と息を止めたルフールは、突然に胸を摘むと、柔らかいそれをゆっくりと撫でる様に揉み始めた。
 そうして無理矢理に舌を引き抜き、二人を繋ぐ唾液を巻き取る様にして、口の中にしまい込む。首筋に牙を押しあてて痕を付けると、満足そうに顔を歪めた。
「なんだか、ずるいなあ。私、ルフールにキスマークとか残せないんだよ?」
 やわやわと触れる五本指に右手を重ねて、その動きを感じる。
 するともう片方の胸の頂を摘まれた。
「にゃぅっ!」
「うるせえんだよ。ったく、恥ずかしいことぬかしてんな」
 そのまま空いている片手を移動させ、既に潤んでいた陰部をするりと撫でてやった。
471新婚さん:2009/03/23(月) 01:53:23 ID:J1W4MFBD
「ん、だって、ずる、い」
 前後に動かしてやると、自分の指に重ねられていた掌と、ルフールの死角でベッドのシーツを掴んでいた掌とが、彼女の下半身を弄る大きな掌を掴んだ。
 しかし、その動きを止めることは出来ない。ルフールはむしろ楽し気に指を前後させ、指先を僅かに沈めさせてみたり、一番上の出っ張りを撫でてみたりする。
「や、ちょ、っん、やぁ」
 焦らす様な動きに、美奈の掌は、今度はルフールの掌を自分のそこに押し付けようと、引き寄せようとする。
「おいおい、我が侭なお姫さんだなあ?」
 荒い息をなるべく静かに吐き出しつつ、ルフールはにやりと目を細めた。わざとそのまま続けて、柔らかに触っていた筈の掌で、胸を強く揉みしだく。
 物足りない身体が、快楽を求めて感度を増す。
 女唇が涎を垂らして、早く貪らせろと疼く。
 心境の変化に対する羞恥と、それでも欲しい快楽に困惑した美奈が、ルフールに倒れ込む様にすると、ルフールはどうしたのかと手を止める。
「 て。もっと、ちゃんとして。気持ち良くして!」
 目を見開いたルフールは、ああ、と愛おしさに目を細めて、直ぐににやりと笑う。肩を押さえ込む様に抱き寄せると、表面をくすぐっていた指を、ゆっくりと突き入れた。
 途端に大声を上げそうになる美奈を抱き寄せて、身体で口を塞ぐ。
 暫くそのまま遊んでいたルフールは、徐々に気になり始めた、手の動かしずらさを解決する為に、体位を替えることにした。とはいえ、二人はこれでも新婚でその上初夜である。ルフールは、なるべく妻の顔を見ていたかった。
 一先ずに手を止めたルフールは、大きな両掌の人差し指と中指で、細く柔らかいわきを挟んで抱き上げた。
 わざわざ余しておいた親指で、胸の頂を捏ねつつ、胡座を組んでいた脚を広げる。
 その上に美奈を座らせた。
「な、っん……何?」
 硬くなったそこを執念に責め立てられながら、わざわざ膝の上に乗せられた疑問を口にする。すると、自分を固定していた掌は、す、と下に降りて行った。
 左手は腰を支え、右手は陰部に潜り込んで行く。
 丁度良く脚を開かされた体勢だと気付いたのは、中に指が入ってきたからだった。
「んんっ」
 大きな声が出そうな気がして、口を噤む。案の定であった声は、くぐもって口内に押しとどめられた。

「やっぱり、新婚さんはおアツイねえ」
 ボロいとまではいかなくとも、このアパートは木で出来ている為、かなり古い建物であることは、一目にも明らかである。
 その床から滲み出してきた、液体の様な生命体スライムは、顔の上部だけを形成した姿で、二人の濡れ場をじいと見つめていた。己の彼女を思い浮かべると、体中の気泡が口の辺りから溢れ出していくのが分かる。
「ツンツンもかわいいけど、たまには甘くヤってみたいもんだ」
 本人に聞かれてしまえば、バカ!と顔を真っ赤にして叩かれそうだ。
 一人想像して、そのかわいさに体温を上げたスライムは、ちらりと目前の二人に目を向ける。どうにかして雰囲気を作ってみよう、そう決意して、すうと床に染み込んでいった。

 おわり
472名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 08:41:29 ID:9XUmhjZF
GJ! モフモフいいよモフモフ。
473名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 10:25:29 ID:6iYwhLtT
GJ!
人外アパート第一号ですねw
モフモフいいよいいよ
スライムもw
474名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 14:51:49 ID:Le56zO+q
入居者きたー!GJGJ!
475名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 17:50:38 ID:m5gzNE2S
>>470にGJするのはいいんだけど>>465を無視すんのってどうなの?
書き手に失礼だろ
感想がつくの待って投下するくらいの気配りは必要

>>465
GJGJ!久々に名作見た!
最近スレの空気が悪いけどよかったらまた投下してくれ
俺はあんたの文章が好きだ
476名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 18:08:40 ID:IuMWyL4c
>>475
>>460
>苦手な人はスルーorトリップNGお願いします。
477名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 18:17:01 ID:4a1/uunF
>>975
好みの作品だったら他の作品が投下されても普通に感想送るよ
他の作品への感想来ないうちは投下するなとか意味分からん
余計なこと言わずに普通にコメント送ってやりゃ職人にも迷惑かからないよ
478名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 18:31:56 ID:F/UYhM53
>>477
そんな自治を相手にしない事だ。

それより、>>465>>470もGJだ。
479名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 23:53:39 ID:i+3vXbFL
皆でおちんちんチャンバラでもして、親睦を深めましょうか
480名無しさん@ピンキー:2009/03/23(月) 23:54:36 ID:i+3vXbFL
誤爆です
気にしないで
481名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 08:21:59 ID:bkkoYLZI
>>479
おまえのせいで喋るインテリジェンスソードやマジックスタッフ×少女の妄想が止まらない
482名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 13:21:31 ID:AK2nyQ9P
リザードマン「俺のチャンバラソードは二刀流だぜ」
483名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 14:52:50 ID:qL1Dt9D3
人間幼女「黙れショートソード」
484名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 15:07:48 ID:nlz8Ggtf
侍「拙者のムラマサブレードは、あらゆる女を貫くでござる!」
485名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 15:20:08 ID:voWEjsB7
人間少女「ただの人間には興味ないんだよ!」
486名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 17:28:16 ID:UoFQBiLD
おwwwまwwえwwwらww
487名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 17:52:50 ID:k60M5fsk
猫科獣人「俺のトゲつきので女なんてイチコロだぜ!」
犬科獣人「俺のコブは捕らえた獲物は逃さな……さわっちゃらめぇ!!」

こうですか
488名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 19:41:39 ID:D7DwMQ60
タツノオトシゴ「男たるもの、チャンバラソードよりも保護者適性で勝負せい」
489名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 21:05:15 ID:4wXWIQ+j
なんという流れwwww いいぞもっとやれwwwww
490名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 00:37:15 ID:B5odB9sc
ある日愛用の竹刀が突如喋って動くようになり驚く剣道部の少女

気味悪くとも愛刀は愛刀、渋々共に素振りの練習をしたり
手入れをしてやったりしていると竹刀が暴走し
上下の口に無理矢理先端をくわえ込ませられるわパイズリはさせられるわで散々な目に

危うく愛棒の虜になりそうになってテニス部の友人に相談すると
なんと友人も同じ悩みを抱えていた!

二人と二本で乱交開始

まで考えたけど竹刀って雑菌すごそうな気もしないでもない
491名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 03:21:47 ID:bOYbnDTp
そしてバトントワリング部やブラバンのリコーダー奏者が仲間になるんですね
わかります
492名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 03:45:16 ID:dqF0i5lg
棒型sと女の子達のドタバタ学園ラブコメ(エロ込み)が見える…見えるぞ!
493名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 09:50:27 ID:jfEATX0t

高級ソーセージ「どうだ、せっしゃの肉棒は? 美味そうにしゃぶりおって!!」

女「おいひぃ、おいひぃよぉっ♪♪ 貴方の太くて大きいの、ヨダレがいっぱい垂れてる上のお口にもっとちょーだい!!」
494名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 10:30:23 ID:iAQqbxii
>>493
節子、それ色物やない、喰われてるだけや(食事的な意味で)
495名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 12:33:57 ID:xg/IlfsZ
剣に飽きたらず防具になると言うのもありかも?
ブレストプレートとかレッグアーマーとか腰のアーマーとか好きな部位の鎧や服に…。
496名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 12:47:16 ID:B5odB9sc
思ったんだけど吹く楽器ってみんな毎日女の子にキスされてるしくわえられてるんだな…
木管楽器の、リードと呼ばれる竹を薄く削ったような部品は
終始くわえて濡らしていないといい音が出ないそうだ
497名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 13:25:52 ID:gYvBs74T
>>496
移動の時、リード唇に挟んでたよ。
498名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 17:44:27 ID:JVKPPPEs
ちゃんとしたSSなんか投下するよりこういう流れの方が賑わうじゃないか
499名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 18:30:45 ID:q9eS9Kj8
>>498
たまたまだろ
500名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 21:47:28 ID:rdWm0zae
いいんじゃね?
感想つけるのダルいし盛り上がってるほうがいいだろ
あ、職人さんは雑談気にしないで投下してください
501名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 22:25:12 ID:xg/IlfsZ
書き手に失礼だろ、その発言さ。
502名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 05:09:28 ID:tgnA8zUv
>>492
学園もの(笑)って特に中高生が喜ぶジャンルだよね
503名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 08:06:25 ID:bNshPOXI
そうでもない
504名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 15:37:53 ID:GQjCafN3
なんだ急に。
登場人物・人外が剣道部、テニス部、バトントワリング部、ブラバンなんだから
学園ものって発想が出るのはおかしくないと思うが。
505名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 06:14:24 ID:10dI78SQ
さっさと職人来い!!!
精神破壊級鬼畜エロ希望!!!
506名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 12:48:10 ID:ZFvIV6rW
そういうのは触手怪物スレの方が得意なんじゃないかな
507名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 13:27:43 ID:n4Ml7LGA
どっちかというと純愛〜和姦傾向はあるな
どんな作品でもぜひ投下してもらいたいけど
508名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:14:54 ID:5iB0G+np
最近静かやね・・・
一応春休みの時期だしヒマができた大学生とかがたくさん書きそうなもんだが。
住民に社会人が多いってことか?
だったら嬉しいな。厨がいなくて住民のレベルが高いスレってことになるし。
509名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 21:14:12 ID:w/nyqRTS
あらゆる角度で攻めるのうここ数日間。
510名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 00:54:02 ID:2Ft4kZNP
あらゆる角度で責めれる人外といったらスライムや触手だな。
理性あるスライムや触手っていいなと、ここの作品読んで実感する。
511名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 09:04:22 ID:9ZbygIO9
いいよね
512名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 15:41:15 ID:lewvcdlE
広子は寝転んだ。
すると天井の電気がチカチカした。
「なにかしら?」
チカッチカッ!
電気がチカチカしているのを見ていたら広子はボーっとしてきた。
すると濡れてきた。
電気が広子をポ■モンショックと同じ理由で脳を刺激したのだ。
「気持ちいいわ」
広子はアソコに指を入れた。
そして広子はかきまわした。
グチョグチョ!
「あんあん」
電気がチカチカした。
すると広子は男がいないのにアソコにアレを入れられた感覚を感じた。
「ああっ」
ズップズップ!
広子は電気のチカチカで脳を刺激されていたからすぐにイった。
「あああ!気持ちいい!」
プシュッ!
広子のアソコが潮吹きをした。
電気がグッショリ濡れた。
電気がチカチカをやめた。
広子は疲れて寝た。
明日もチカチカするといいなと思いながら…。
513名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 15:42:34 ID:lewvcdlE
電気×女でした♪
投下なくて寂しいから俺頑張ってみる。
職人がいないスレって投下しにくいよね。
514名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 15:56:13 ID:hfXUWE3j
>>512
触れずにイかすとは
515名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 15:58:28 ID:lewvcdlE
やっぱ触らせないとダメか?
じゃあ今度は蛍光灯入れるようなの書くよ
516名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 16:12:39 ID:U+2isbJl
何かここまでくると人外とは言い難いような……
517名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 16:22:57 ID:lewvcdlE
今までもテレビとか携帯とかハンカチとか布団とかあったじゃん
なんで俺だけ叩かれるわけ?
ここ厨スレ?最悪…
518名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 16:27:12 ID:Of3IjTgm
誘い受けはいらん
519名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 16:35:50 ID:lewvcdlE
>>512
GJ!すげー萌えた!
文章力ある職人来てくれてありがとう!
520名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 16:47:37 ID:EsoJb2OB
↑くらいは言えないのか?
って事ですね、分かります。
521名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 17:40:19 ID:0n+pEuz6
「にょにょすけ〜今日もお勉強するよ〜」
紙に ひろこだいすき と大書しにょにょすけの前に置く
にょにょ〜
にょにょすけは ひろこだいすき と形を変える
「お〜優秀〜」
高島君の写真をにょにょすけの前に置く
にょにょ〜
にょにょすけは高島君の形になる
「よ〜しにょにょ、そのまま〜そのままね〜」
高島君に抱きついてみる 胸板を触ってみる キス…してみる
こらたまりまへんな〜!
…んっ?
高島君の、お、おちん…が…勃k
「ゴルァにょにょ!余計な事せんでいいわ〜!」
思わず引っ叩いた高島君の顔がべしゃっと崩れて ひろこだいすき に変わる
高島君のおち…がにゅるんと伸びて手に巻き付く
「にょにょすけ?お前…」
にょにょすけの体が真っ赤に…はならないがちょっと温度が上がってる気がする
「お前、私の事…」
にょにょすけは高島君フォームを解いて ひろこだいすき で私の体に絡まってくる
だ の濁点が耳たぶをくすぐったり き の横棒が手の甲をくるくるとさすったり
私にもその気になって欲しいのだろうか…?
しかし!
「アホ〜!この怪生物が!人間様と恋愛なんか出来ると思うちょんのか〜い!」
どりゃあああああああああああああああ!!!!!!
どす〜ん!
「ハウス!ハウス!」
にょにょすけをおうちに叩き込む!
もう少し甘い言葉を覚えてから出直せっ!
522名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 17:41:50 ID:0n+pEuz6
人外って
案外難しい
523名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 17:52:32 ID:hfXUWE3j
掃除機×女
524名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 19:47:19 ID:lewvcdlE
>>523
広子は掃除中にエッチな気分になってアソコに掃除機を入れた。
ギュボボボ!
すごいバキュームでイきそうだ。
だがこらえて掃除機を出したり入れたりした。
ギュボギュボズブズブ!
「あっ!すごい!いい!」
そのときだ。
掃除機のコードが広子にからみついたのだ。
漏電している。
ビリビリ!
電気とバキュームのダブル攻撃で広子はイきまくった。
「あっ!あっ!あっ!あーーっ!」
すると掃除機のゴミ袋が逆噴射したのだ。
広子のいやらしいジュースがドプッと出てきた。
掃除機が射精したみたいな気持ちよさで広子はイった。
525名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 20:21:31 ID:U+2isbJl
もういいよ
526名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 20:46:53 ID:NTk4jafK
なにこのシュールな流れ
527名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 21:47:07 ID:ZaVTrYa5
発想自体は結構いいと思うんだ
でもズレてる

エロパロ保管庫にある作品と読み比べしておいで
528名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 21:55:56 ID:JHnw42ox
ツワモノ現る
529名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 22:15:26 ID:0n+pEuz6
ここはそういうスレだったか
530名無しさん@ピンキー :2009/03/28(土) 23:22:21 ID:jPvW3g+h
掃除機とかそういう日用品の作品のスレが
まぁスレタイがかなり目にわかりづらいけどw

いやぁ どろどろしたの入ってくるぅぅぅぅぅぅ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184084319/l50

531名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 00:25:18 ID:baDcQaqO
>>530
それは無機物を擬人化してまぎらわしいエロ小ネタを書くスレだったような気が

まあ、なんだ、とりあえず推敲しような
532名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 01:52:13 ID:/hVspqCH
温厚な住人達だな
533名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 03:01:50 ID:xKnJbh9Z
>>530
人外♀萌えの自分としては、そのままの姿を想像して萌えれるスレだったw

>>532
今までいろいろ試したが、もうどうしようもないからな
ただの粘着荒しか、叩かれる理由が本当に分からない真性基地か…
どっちにしろ、粘着するのはスライムだけでいいのに
534名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 04:20:41 ID:y7e82ri/
このスレに入ってから良いSSが来ないな
まともなレベルのって>>113くらいじゃないか?
パシオスの人とヤンマとアカネの人帰ってきてくれー
535名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 07:03:28 ID:2KlQIBpC
つーかお前ら喧嘩ばっかりしてるじゃん
来てくれないよこんな所
536名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 18:02:05 ID:mYQDHmIy
フルーツバットの果物屋さんとか萌えポイントが多すぎて……やばひ。
537名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 19:39:44 ID:u/rJGzkG
>>524
オナニー

もっと人外に犯される女が読みたい。
538名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 21:16:52 ID:GQZ4RpzG
こんな状況で名前出されても職人さんも出づらいだろうな
名前を出されなかった職人さんはそれを気に病んでるかもしれないな
無神経なレスの多いスレだ
539名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 22:59:03 ID:zSk2NoXj
くるっぽー
540名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 01:01:19 ID:Al2GGH+H
>>534
パシオスの人はいい職人だ!個人的には触手魔物とシスターの人もかなりいいものを書くと思う
あとは何だろう…一般論だけどコテ付き職人は上手下手のギャップ激しくてバクチっぽいんだよな(思い上がった奴ほど名前売りたがるから)
基本的に名無しの職人が無難?てか目つけられにくいからかもしれんが当たり外れ少ないな
個人的に職人にコテがないほうが気楽に読めるわ(↑の2人はコテ付きでも好きだが)
541名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 02:43:21 ID:5p/VzJgX
もういいよ…
542名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 03:00:38 ID:/XKbVMNs
春なんだね
543名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 04:09:16 ID:yXOmGFAt
やっぱ誰かの予想通り粘着範囲を職人全員にまで発展させたのか。
544名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 06:16:48 ID:Ej3blb6j
>>540
同意
コテ付けて一回かぎりの奴とか
ヘタレの見本みたいなもんだよな
スレ住人のスルー具合に自覚したんならいいけど
いきなり鳥コテとか
何がしたいのかと
545名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 07:17:30 ID:PXKiEgft
絶対完結させます!って言ったくせに投下するだけ投下して
未だに続き一つ落とさないやつもな
何がしたいのかと
546名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 09:36:32 ID:6MyhsqCX
トリやコテはあんまり気にしてなかったけどな
投下するもしないも職人の自由だし
そもそも、読むだけ読んで文句ばかり、で投下してもらえると本気で思ってるのか

ところで機械と幼女の組み合わせはジャスティス。
機械が自律型だと更にツボだ。
547名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 10:17:07 ID:hSoVpLMn
ロボx少女萌えだとロボはカッコイイ奴多いけど
青狸のアイツみたいなカワイイ奴もありだったり
しずかちゃんが青狸抱きしめてるシーンとかもうね
548名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 10:26:33 ID:yXOmGFAt
アンドロイドスレがあるじゃないか?
549名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 12:08:33 ID:2Jw+nBd0
俺もロボ×女の子好きだよ!
まあ絶対彼氏みたいなのだとクソ萎えるけどな
550名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 12:36:45 ID:5p/VzJgX
ロボいいな
重機みたいなロボだとより萌える
でかい図体で表情もないのに、女の子に尻にしかれてたらいい
551名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 13:34:04 ID:/XKbVMNs
青狸萌え
552名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 14:20:03 ID:LzTK2Z3I
洪水や干魃を起こせる水神に
農民は逆らえない。
553名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 14:35:22 ID:hJRiEJ7K
>>549
人の皮が付いていなければ…
554名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 20:41:04 ID:re2qUT4X
>>549
「そう設定されたからなんでしょ」
「そうだよ」
みたいなやり取りにはけっこう萌えた
555名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 21:32:39 ID:yi6xJzXR
楽園に慣れ親しみ調教され開拓されつくしたスレ住民は見た目的人外度が足りないアンドロイドやら、
サイボーグやらにはもう見向きもしなくなっていたのであった・・・
昨今普通の人間同士のエロにさほどリビドーを刺激されなくなって、緩やかな危機感を覚えるようになった。
機械に疑似ちんこつけてセクロスするより、ついてなくて指だけでねちねちするとかの方がエロいと感じるようになって引き返せないことを悟った。

機 械 人 外 と 人 間 の カ ッ プ ル に 栄 光 あ れ ! ! !
556名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 23:56:14 ID:uEdNj0Vc
新しい野菜ジュースのCMに出て来る、ブロッコリー頭の野菜人×女の子萌え
557名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 00:29:48 ID:sR0H+6nE
同意
558名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 06:36:01 ID:JU2Gpk5+
>>556
ベッドの中から、
「好きにならなければよかった」ってのがなかなか。
559名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 07:12:19 ID:Y8dQmBwZ
>>556
あれは良いね
560859 ◆93FwBoL6s. :2009/03/31(火) 16:45:21 ID:VhxVtnto
しばらくぶりです。性懲りもなく投下させて頂きます。
人外アパートに便乗しまして、同棲状態の女性リビングメイル×青年です。
ついでに茜もちょっと登場します。こっちの世界の茜は、年相応に女子高生してます。

青狸でロボ萌えだったら、鉄人兵団を忘れちゃいけないぜ!
人間の心に目覚めていくリルルは当然として、ちょっと抜けてるミクロスや魔改造されちゃったジュド(ザンダクロス)にも萌える。
561リビングメイルと苦学生 1 859 ◆93FwBoL6s. :2009/03/31(火) 16:46:31 ID:VhxVtnto

 今日も良い天気だ。
 窓と雨戸を開け終えたアビゲイルは、緩やかに流れ込んできた湿り気を帯びた朝の空気を感じ、気持ちを緩めた。
こういう日は、布団を干すのに丁度良い。だが、その布団の主は、深夜まで根を詰めたせいか起きる様子はない。
勉強机の上には教科書や参考書が散らばり、飲みかけのコーヒーが入ったマグカップがそのまま放置されていた。
 アビゲイルは窓を閉めてから振り返り、部屋の主である青年の枕元に膝を付いてから、冷たい手で彼に触れた。
冷え切った金属の感触に僅かに眉根を歪めるも、瞼が開く気配はない。このままでは、また講義に遅刻してしまう。
勉強熱心で真面目ではあるが、時間にルーズなのが彼の欠点だ。ため息を零しつつ、アビゲイルは六畳間を出た。

「祐介さんたら、仕方ない人ね」

 二十代後半の女性に酷似した柔らかな声を発した銀色の甲冑は、関節をがちゃがちゃと鳴らして居間に入った。
自分以外の音がないのは寂しいのでテレビを付けてから、アビゲイルはフリルの付いた白いエプロンを身に付けた。
そして、鏡に自分の姿を映してみる。女性体型に作られてはいるが、紛れもない西洋甲冑が自分自身を見つめていた。
 アビゲイルはリビングメイルである。中世時代に作られた女性型の甲冑で、魂を封じ込められて戦場に投じられていた。
生前は女性だったのだが、時間が経ちすぎていて過去の記憶はほとんど思い出せず、自分の本名すら解らなかった。
アビゲイルという名も、この部屋の主である祐介が、RPGに登場する女性キャラクターの名から取って付けてくれたものだ。
 過去を示すものは、玄関脇の傘立てに突っ込まれている両刃の西洋剣ぐらいなものだが、剣を抜いたことはなかった。
というより、使い方が解らないのだ。剣はかなり使い込まれているのでアビゲイルは相当強かったらしいが、記憶にない。
それに、現代社会では戦う力を取り戻しても意味はないと思っているので、アビゲイルも祐介も過去を詮索しなかった。

「今日は何を作ろうかしらねぇ。昨日はお魚だったからぁ…」

 手狭な台所に入ったアビゲイルは冷蔵庫を開け、中を覗き込んだ。食べるのは祐介だけなので、食材は少ない。
アビゲイルは、体が体なので何も食べないからだ。魂の活性を維持するために、他のものを摂取する必要はあるが。

「んー、そうねぇ」

 アビゲイルは冷気の流れ出る冷蔵庫を睨んでいたが、ぱんと硬い両手を合わせた。

「卵焼きがいいわね。中にホウレンソウも入れちゃいましょっと」

 アビゲイルは必要分の卵とホウレンソウの束を取り出すと、音程の狂った鼻歌を零しながら、台所に向かっていった。
ガスコンロの上では既に出来上がった味噌汁が湯気を立て、炊飯器からも炊き立ての白飯の匂いが緩く昇っていた。
慣れた手付きでホウレンソウを洗い、卵を溶いて卵焼きの準備をする後ろ姿は、甲冑でさえなければ新妻のようだった。
といっても、そう思っているのはアビゲイルの方だけだ。祐介は、中身が女性でも外見が甲冑では何も思わないらしい。
だから、同居するようになってから半年が過ぎても祐介はアビゲイルに素っ気なく、料理は褒めるがそれ以外はない。
 アビゲイルと祐介が出会ったのは、半年前、都心部の大学に合格した祐介が上京してきたばかりの頃のことだった。
祐介の下宿先である安アパートの門扉に、アビゲイルが寄り掛かって倒れていたので、祐介は興味本位で触ってみた。
粗大ゴミにしては異質だが、中に人間が入っているとは思えなかったので、ヘルムを開けたり、胸部を叩いてみたりした。
すると、消耗しすぎて魂が消えかけていたアビゲイルは、祐介の生命力を吸収して目を覚まし、現在に至るというわけだ。
生身の女の子の方が良かった、と祐介に嘆かれたことは少なくないが、今ではどちらもこの変な生活に慣れてしまった。
 同棲よりは色気はないが、独り暮らしよりは寂しくないからだ。

 朝食の準備を終えたアビゲイルは、六畳間の寝室に戻った。
 祐介が起きる気配はなく、布団の中で惰眠を貪っている。アビゲイルは枕元に膝を付き、彼の肩を揺さぶってみた。
だが、やはり目を覚まさない。早く起きなければ困るのは本人なのに、と少し呆れながら、布団を一気に引き剥がした。
外気の寒さを感じて背を丸め、小さく呻いたが、瞼は閉ざされたままだった。余程、昨夜は勉強に勤しんだのだろう。
けれど、このままでは本当にまずい。朝食も冷めてしまうし、祐介も大学に遅刻してしまうし、布団も干せず終いだ。

「起きて、祐介さん」

 アビゲイルは掛け布団を放り投げてから、祐介の傍らに横たわった。

「起きないんなら、私の方が先に食べちゃうわよ?」

 向かい合って寝転がり、アビゲイルは祐介を見つめた。眠りこけているせいか、いつにも増して締まりのない顔だ。 
どこにでもいる青年で、可もなく不可もない。身長もアビゲイルよりは高いが平均的で、体格も細身で男らしさはない。

「ねえ、祐介さん?」

 アビゲイルはするりと手を下げ、祐介が寝間着にしているジャージのズボンの中に差し込んだ。

「朝だからとっても元気ね」

 アビゲイルの冷たい指に伝わる彼の手応えは硬く、生温い。力を入れずに手を動かすと、次第に硬度が増してきた。

「祐介さんが起きないのが悪いんだから」

 祐介の体を仰向けにさせてから、アビゲイルは彼のズボンと下着を引き摺り下ろし、上を向いている性器を握った。
唇を寄せるような気持ちで、銀色のマスクを性器に当てる。先端を押し潰すようにこね回していると、体液が分泌された。
引っ掛かっていたマスクが滑るようになり、温度が高くなる。アビゲイルは顔を離すと、両手を使って性器を愛撫した。

「うふふふふふ」

 照れと高揚の混じった笑みを浮かべながら、アビゲイルは赤黒く張り詰めた男根を柔らかく撫で、さすっていった。
先端が反れるほど張り詰めたからか、祐介は目が覚めないまでも感じているらしく、時折押し殺した呻きが漏れていた。
 舐めるような気持ちで、マスクを性器に這わせていく。下の筋に添わせて上げつつ、先端の穴を指先で抉ってやる。
分泌量の増えてきた体液が、小さく水音を立てる。朝に似付かわしくない生臭さと相まって、淫靡な雰囲気を作った。
マスクで先端の穴を塞ぎ、根元を絞り、同時に精液の溜まった袋を柔らかく揉む。祐介の漏らす呻きが、強くなってきた。
性器全体の怒張が頂点に達し、後もう少し、というところで祐介がいきなり起き上がり、アビゲイルの兜を押さえ込んだ。

「何してんだよ、お前は」
「祐介さんが起きないのが悪いのよ」

 悪びれずに愛撫を続けるアビゲイルに、祐介は顔を歪めた。不愉快半分、快感半分だ。

「せめて俺が起きてる時にしろって言っただろうが。女が男の寝込みを襲うな。普通は逆だ」
「ここのところ、したくても祐介さんがさせてくれなかったんだもの」
「試験で忙しかったからな。それに、何度も言うが俺は金属塊には欲情出来ない」
「でも、ちゃんと勃ったわよ?」

 ほら、とアビゲイルが発射寸前の性器を小突くと、祐介は喉の奥で呻きを押し殺した。

563リビングメイルと苦学生 3 859 ◆93FwBoL6s. :2009/03/31(火) 16:48:31 ID:VhxVtnto
「あんなに刺激されりゃな。生理現象だ」
「ここまでされて出さないのも、スッキリしないわよね?」

 表情があれば満面の笑みを浮かべているであろうアビゲイルに、祐介は辟易した。

「そりゃそうだが…」
「それに、出してもらわないと私も吸収出来ないのよ。だから、お願い。祐介さん」
「なあ、アビー。朝飯は先に作ったんだよな?」
「そうよ。そうじゃなかったら、襲いに来ないわよ。ほうら、早く出さないと、せっかくの朝ご飯が冷めちゃうわよ」
「なら、大丈夫か」

 アビゲイルの答えに、祐介は多少安堵した。性器をいじくり回された手で料理を作られては、たまったものではない。
アビゲイルは祐介の了承を得たことで調子付いたらしく、性器を扱く手に力を込め、より強い刺激を与えて射精を促してきた。
 上体を起こした祐介は、アビゲイルの後頭部を力任せに押さえて顔を伏せさせ、性感で弛緩した表情を見せないようにした。
ただでさえ情けない状況なのに、顔を見られるのはとてつもなく嫌だった。これは必要なことなのだと、自分に言い聞かせた。
アビゲイルの手付きは以前に比べれば慣れてきた方だが、大して上手いわけではなく、本当に刺激だけで屹立してしまった。
彼女は同居人としては素晴らしいが、鎧は鎧だ。だから、性愛の対象になるわけがなく、アビゲイルで射精するのは頂けない。
いつものように隣室に住まう少女の顔を思い浮かべながら、祐介はアビゲイルのマスク目掛けて、迫り上がった精液を放出した。
 開放感と倦怠感を味わいながら、祐介がアビゲイルの兜から手を外すと、アビゲイルは熱い白濁液に汚れたマスクを拭った。
精液に濡れたマスクをなぞる指先の表情は、気恥ずかしげながら満足げだったが、頬も染めていなければ瞳も潤んでいない。
それ以前に、頬も瞳もないのだ。アビゲイルの女性らしさが垣間見えるたびに、中身と外見のギャップの大きさを感じてしまう。

「これで一週間ぐらいは持つかしら。ありがとう、祐介さん。お腹一杯よ」
「ああそうかい」

 祐介は下着とズボンを引っ張り上げながら呟くと、アビゲイルは精液まみれのヘルムとマスクをそのままに、居間に戻った。
いつもながら、これでいいのかと悩んでしまう。他にもっと良い手段があるのでは、と思うが、差し当たって思い付くことはない。
 アビゲイルの動力源は、人間の生命力だ。恐らく、あの剣を振るって戦っていた時は倒した相手から吸収していたのだろう。
だが、過去の記憶を全て失い、誰とも戦わなくなったアビゲイルは、人を殺さなくなったために生命力を吸収出来なくなった。
けれど、何も与えなければ魂が失われかねないので、アビゲイルは人間の生命力が最も高まる瞬間に吸収することにした。
それが、射精の瞬間である。死に瀕した人間の生命力に比べれば弱いが、日常生活を送る分には充分な量を得られる。
 これなんてエロゲ、と内心でぼやきながら、祐介はアビゲイルの手で枕元に並べられていた着替えを取り、着替えた。
朝っぱらから一発抜かれてしまっては、頭も冴え渡って眠気も感じない。これはこれで好都合だが、納得は出来なかった。
嫌だ嫌だと思いながらも状況に適応してしまう自分を不甲斐なく思いながら、祐介は寝室を出て居間に入り、朝食を食べた。
 いつものように、どれもこれもおいしかった。
564リビングメイルと苦学生 4 859 ◆93FwBoL6s. :2009/03/31(火) 16:49:23 ID:VhxVtnto

 アビゲイルに見送られながら、祐介はアパートを出た。
 門から出てから振り返ると、アビゲイルは新妻以外は絶対に身に付けないであろうエプロン姿のまま、手を振っていた。
全身鎧である彼女は、当然ながらエプロン以外には何も身に付けていないので、考えようによっては裸エプロンにも見える。
そう思った途端、やけに恥ずかしくなってきた祐介はアビゲイルに適当な言葉を返して、通学するために最寄り駅へ向かった。
 学生やサラリーマンの姿が多い大通りを歩いていると、足音が近付いてきた。振り返ると、セーラー服姿の少女が現れた。
赤いスカーフと紺色のプリーツスカートを揺らしながら駆け寄ってきたのは、祐介の隣室に住まう高校生の少女、茜だった。

「おはよう、祐介兄ちゃん!」
「おはよう、茜ちゃん」

 射精の瞬間に思い浮かべてしまった相手なので、若干罪悪感を覚えながら、祐介は挨拶を返した。

「今日は早いんだな。日直か?」

 歩道を並んで歩きながら祐介が尋ねると、茜は頷いた。

「うん、そうなの。だから、今日は祐介兄ちゃんと一緒だね」

 朗らかに笑う茜に、祐介は改めて思った。どうして自分の部屋に転がり込んできたのが茜でないのだろうか、と。

「あ、そうだ! 後でアビーさんにお返ししないと! この前、カボチャの煮物をお裾分けしてもらったままだもん」
「気にするなよ、そんなこと。あれはあいつが勝手にやってるだけなんだから」
「もらってばっかりじゃ、アビーさんにも祐介兄ちゃんにも悪いもん。何かいいものなかったかなぁー…」

 んー、と茜は悩んでいたが、顔を上げた。

「そうだ、いいものがあった! ヤンマが取ってきてくれたハチノコ!」
「…え?」

 祐介が身動ぐと、茜はにんまりした。

「昨日、ヤンマがスズメバチの巣を一杯壊してきたから、山ほどあるんだ」
「いや…俺はそういうのはちょっと…」
「精力付くよぉー、おいしいよぉー」

 屈託なく笑う茜に、祐介は半歩身を引いてしまった。茜は性格も良く、可愛らしい少女だが、その同棲相手が難点なのだ。
その名をヤンマといい、名前から想像出来るように昆虫のオニヤンマである。しかも、人間よりも大柄な昆虫人間という種族だ。
不良上がりのような言動を取る男で、茜にはデレデレに甘いがそれ以外には態度が極めて悪く、祐介も例外ではなかった。
 出来れば関わりたくない相手だが、茜からお裾分けされては関わらないわけにはいかない。だが、ハチノコは食べたくない。
茜を妹のように可愛がっているアビゲイルは、茜からのお返しを受け取らないわけがないので、絶対に食卓に上がるだろう。
無理にはねつけては茜に嫌われるかもしれないし、それでは祐介の日々の潤いである茜との交流がなくなってしまいかねない。
だから、ハチノコを受け取る以外の選択肢はない。祐介は引きつった作り笑いを浮かべながら、茜と共に最寄り駅へ向かった。
 アビゲイルがいる生活には慣れたが、昆虫人間が隣人である生活にはまだ慣れない。
565859 ◆93FwBoL6s. :2009/03/31(火) 16:56:51 ID:VhxVtnto
以上。また通し番号ミスりました。なんかもう本当にすみません。
エロいお姉さんとちょい捻くれた青年の組み合わせもなかなか良いと思いまして。
もっと人外アパートネタが増えるといいなぁ。
566名無しさん@ピンキー:2009/03/31(火) 17:30:52 ID:f3Sulg4a
おつかれさま
567名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 00:25:54 ID:SExOgUqi
>>556-559
まさか、子作りしたら何になるのか発言まで出てくるとは思わなかった
もしかして、あれはここにいる連中を狙って作られたCMなのか?
568名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 00:50:02 ID:HMYU8tj/
>>565
アビゲイルかわいいよアビゲイル。
超GJ!お疲れ様でした。
569名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 02:06:03 ID:+mlmiQsx
人外アパートに♀人外キター!
GJGJ!
アビゲイル可愛い、祐介が羨ましいぞちくしょう!
茜とヤンマもこの世界では穏やかに暮らせているようで良かったw

そして鉄人兵団萌え同意
570名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 09:31:02 ID:UkRvl16x
投下乙
面白かった
571名無しさん@ピンキー:2009/04/01(水) 18:50:25 ID:a1LLKAVA

ヤンマと茜が幸せそうで嬉しい
だが祐介は…自分のオナネタについて黙秘してないと殺されるぞw
虫ネタやってくれる人がいてくれて嬉しーわw
サイトのほうも楽しみにしてる
カンタロス面白かったよノシ
572名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 00:21:01 ID:KGtQzc/f
初めて『量産型はダテじゃない!』読んだけど、凄くイイ感じだった
573859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/02(木) 16:51:37 ID:IaAzzzUW
調子付いてまた投下。引き続き人外アパートです。
リビングメイル×青年もですが、昆虫人間×少女もちょっとあります。
エロコメを目指してみました。
 夕暮れに染まる街を越え、古びたトタン屋根に足を下ろした。
 下両足の黒い爪でトタンを掴むと、砂っぽい感触が伝わった。透き通った四枚の羽を下げてから、街並みを見渡した。
駅前に立ち並ぶビルは半身を朱色に染め、周辺の民家は濃い影に埋まり、家路を急ぐ子供達の姿が複眼に映る。
今日も特に異変が起きなかったことを安堵する傍ら、少々不満に思いつつ、ヤンマはアパートの屋根に腰を下ろした。
 茜と共にこの街に来たばかりの頃は、排気ガスと人いきれで息が詰まりそうだったが、今ではそれにも慣れてしまった。
ヤンマは茜と同じ地方都市の出身だ。中途半端に発展した中心部から離れれば、すぐに田んぼや山が現れる場所だ。
人間や昆虫人間の密度が低いので飛ぶのはかなり楽だったが、この街は違う。どこもかしこも、物や人が詰まっている。
当然ながら昆虫人間の数もかなり多く、本能的に縄張りを決めてしまうオニヤンマにとっては、それは許し難いことだった。
 茜には荒事を起こすなと言われているが、DNAに刻まれた本能だけはどうにもならず、ついつい昆虫人間と戦ってしまう。
害のない性格の相手だったら一言脅して見逃すが、自分のように血の気の多い相手だったら、戦わなければ気が済まない。
勝った回数も多いが、同時に返り討ちにされたことも少なくない。けれど、戦わずにいると、体の奥底がむず痒くなってくる。
それを我慢出来ればいいのだが、何をどうやっても堪えきれない。その結果、傷だらけになって茜にこっぴどく怒られてしまう。
 言ってしまえば、戦わなければ落ち着かないのだ。昆虫人間は人間と共生しているが、人間のようには生きられない種族だ。
だから、茜と一緒に暮らしていても訳もなく不安になる。そういった鬱屈した感情を晴らすためにも、暴れずにはいられない。

「お帰りなさい、ヤンマさん」

 下から声を掛けられたので、ヤンマは身を乗り出し、アパートの正面を見下ろした。

「よう、アビー」

 声の主、リビングメイルのアビゲイルは、白いエプロン姿で両手鍋を抱えていた。

「街の様子、どうだった?」
「大して変わりゃしねぇよ。だが、これから気温が上がると、変な連中が沸いて出てくるだろうな」

 よっ、とヤンマはアパートの屋根から飛び降りると、アビゲイルの目の前に着地した。

「そういえば、昨日の夜、祐介さんのお部屋にもゴキブリが出たわ。そういう季節になったのねぇ」

 アビゲイルが苦笑すると、ヤンマはがちがちと顎を鳴らした。

「ああいうのは喰っちまうしかないな。あいつらも役に立たないわけじゃねぇが、多すぎて鬱陶しいんだよ」
「だったら、今度出たら捕まえておくわね。殺虫剤は使わないように気を付けるわ」
「あ、おう…」

 アビゲイルの言葉に、ヤンマは曖昧に答えた。肉食であるヤンマはゴキブリも捕食出来るが、大して好きではない虫だ。
生臭く、べとべとして味が悪い。そして、そういった害虫を喰っていると、茜は思い切り嫌な顔をしてヤンマから離れてしまう。
それが嫌だから、ゴキブリはあまり食べたくない。だが、隣室でむやみに殺虫剤を使われないためには仕方ないことなのだ。

「それでね、ヤンマさん」

 アビゲイルは抱えていた両手鍋を差し出し、ヤンマに持たせた。

「ちょっと作り過ぎちゃったから、またお裾分けするわね」
「そりゃどうも。んで、今日は何なんだ?」
「おでんよ。鍋は後で洗って返してくれればいいから」

 茜ちゃんによろしくね、と手を振ってから、アビゲイルはがちゃがちゃと金属製の足を鳴らしながら階段を昇っていった。
その背を見送ってから、ヤンマは重たい鍋を見下ろした。まだ温もりが残っていて、蓋の隙間からは良い匂いが零れていた。
「あ、ヤンマ! 帰ってたの?」

 弾んだ声に振り向くと、食料品の詰まったスーパーの袋を下げた茜が駆け寄ってきた。

「お帰り、茜。アビーからまたもらったぜ」

 ほれ、とヤンマが鍋を茜に見せると、茜はスーパーの袋をヤンマの中左足に引っ掛けてから、鍋の蓋を取った。

「わあ、おでんだね! でも、なんか…妙じゃない?」
「何が?」
「だって、ほら」

 茜は湯気による水滴が滴る鍋の蓋で、鍋の中を示した。醤油色の透き通った煮汁には、大根や卵や練り物が浸っている。
中でも、圧倒的に多いのがこんにゃくだった。白と黒が同じ比率で詰め込まれていて、どれもこれも妙な切り方をされている。
料理上手なアビゲイルらしくない、いびつなものばかりだ。茜の手を引いて蓋を閉めさせたヤンマは、隣室の扉を見上げた。

「今夜は騒がしくなるかもしれねぇな」
「なんで?」

 茜はきょとんとしたが、スーパーの袋を中左足にぶら下げて鍋を抱えたヤンマは、足早に階段を昇った。

「今に解る」
「えー、何ー、教えてよぉー」

 茜の声を背に受けながら、ヤンマは合い鍵で鍵を開け、先に部屋に入った。靴を履かないので、まずは下両足を拭いた。
茜から押し付けられた買い物袋を冷蔵庫の前に置いてから、アビゲイルから受け取ったおでんの鍋をガスコンロに載せた。
ただいまー、と明るく言いながら部屋に入ってきた茜を複眼の端で捉えつつ、ヤンマは隣室に面した日焼けした壁を見やった。
 安普請の中の安普請であるこのアパートは、防音性が皆無だ。部屋を仕切っている壁は薄く、拳一つで簡単に破れそうだ。
だが、他の行くところがないので、それを承知の上で住むしかない。立地条件も悪くないし、何より家賃が格段に安いのだ。
しかし、それ故の弊害も大きい。どうなることやら、と思いつつ、ヤンマはセーラー服から私服に着替える茜から目を逸らした。
 どうせ、後で存分に見ることになるのだから。


 勉強に一区切りを付けた祐介は、風呂に向かおうとした。
 ジャージの上下と下着とタオルを抱え、勉強部屋を兼ねた寝室と居間を繋ぐふすまを開けたが、祐介はその手を止めた。
食卓用のテーブルが壁際に立てかけられていて、寝室と同じく畳敷きの六畳間の中心では、アビゲイルが正座していた。
それだけならまだいいのだが、三つ指を付いている。そして、どこで手に入れたのかよく解らない短いスリップを着ていた。
エプロン同様新婚臭い、フリルたっぷりのスケスケだ。淡いピンクの薄い布地越しに見えるのは、肌ではなく銀色の甲冑だ。
 アビゲイルは恥ずかしげに祐介を見上げたが、可愛らしく小首を傾げた。途端に、祐介は半開きのふすまを全力で閉めた。
だが、締まり切る前にアビゲイルのガントレットが挟まれ、祐介の力に勝るほどの力でアビゲイルはふすまを開けようとした。

「せめてリアクションしてぇ、祐介さぁん!」
「出来るかっ!」

 ふすまを閉めることを諦めた祐介は、ふすまを全開にし、アビゲイルを罵倒した。

「いい加減に自分の外見を自覚しろ! でもって自重しろ!」
「祐介さんったら、つれない人ね」
「変な格好の甲冑につれる方がどうかしている。俺は風呂に入りたいだけだ」
「ああん、待ってぇ、せっかく準備したのにぃ」
 祐介はアビゲイルを押し退けて風呂に向かおうとするが、アビゲイルは祐介の足に縋り付いた。

「何をだよ!」
「そりゃもちろん、アレよ、ア・レ」
「具体的に言え」
「いやぁん、女の子の口から言わせる気?」

 アビゲイルは祐介の足を離さないまま、スリップの裾を持ち上げて金属製の太股を見せた。

「頑張って作ったんだから、祐介さんに楽しんでくれないと困るのよ」

 太股の内側からは粘り気を持った水滴が垂れ、畳の上に落ちていた。

「まさか」

 次第に状況を理解してきた祐介は、アビゲイルの腕の中から足を抜き、呆れた。

「お前、股間にこんにゃくを仕込んだのか?」
「うふふ、素敵でしょ?」
「通りでこんにゃくだらけの夕飯だと思った…」

 となると、先程食べたものは失敗作の成れの果てだったのか。祐介は今夜の献立を思い出し、げんなりしてしまった。
こんにゃくだらけのおでんを始め、炒め物や和え物が並んでいた。その時は、特売だったのだろう、としか思わなかった。
だが、そうではなかった。確かに、世間にはこんにゃくに逸物を突っ込んで快感を得る輩がいるとは聞いたことがある。
けれど、祐介にはそこまで快楽を求める嗜好はなく、間違っても中身が空っぽの甲冑にそれを仕込もうなどとは思わない。

「風呂に入る!」

 こうなったら、風呂に逃げる他はない。祐介は意地で足を進めようとするが、アビゲイルも意地になっていた。

「お願い、祐介さん。こんにゃくだって人肌に暖めてあるんだから、冷めちゃったら気持ち良くなくなっちゃうわ」
「いい加減にしろ! 生身の女ならともかく、こんにゃくに突っ込んだって面白くもなんともない!」
「私だって、祐介さんに楽しんでもらいたいのよ? ただ吸収するだけじゃ面白くないんだもの」
「そういう問題か!」
「一緒に気持ち良くなりましょう、祐介さん? ね?」
「突っ込んだところで、お前は何も感じないだろうが!」
「それは気持ちの問題よ。感じたいって思えば、感じたことになるんだから」

 祐介のジーンズのベルトを握ったアビゲイルは、身を乗り出し、艶っぽく囁いた。

「私達が始めれば、茜ちゃんだって始めちゃうかもしれないわよ?」
「…おいおい」

 祐介は顔を歪めたが、本心は違った。ヤンマと茜が一線を越えている関係であることは、隣人の特権で知っている。
どうやって異種族の昆虫人間と事を致すのかは解らないが、時折、茜の可愛らしい喘ぎ声や悩ましい呻きが漏れてくる。
アビゲイルが迫ってこない時は、それで処理していたほどだ。悪くないかもな、と思っているとアビゲイルが抱き付いてきた。

「ね、祐介さん?」
「今回だけだからな」

 アビゲイルの言う通りになる保証はないが、なったら嬉しい。そう思った祐介は、着替え一式を風呂場に置いてきた。
居間に戻ると、アビゲイルは祐介を座らせた。膝を崩して銀色の指先を入れると、溢れるほど潤っている股間に触れた。

「大丈夫ね、まだ冷めてないわ」
 アビゲイルは股間からちゅぷんと指先を抜くと、背を伸ばして身を乗り出してきた。キスをしろ、ということなのだろう。
キスでも生命力を吸収出来るが、射精の方が効率が良いので回数は少ない。祐介は少々躊躇ったが、兜を掴んだ。
手に広がる感触はやはり金属で、ヘルムの隙間から見えるのは薄暗い闇だ。どこに魂があるのか、未だによく解らない。
彼女の顔の下半分を形作るマスクに顔を寄せ、唇と思しき部分に唇を当てるが、鉄臭さと冷たさしか感じられなかった。
だが、アビゲイルは別らしく、床に付いた両手を握っている。祐介が顔を離すと、彼女はため息を吐くように肩を落とした。

「なんだか、どきどきしちゃうわ」

 アビゲイルは祐介の唇が触れていたマスクを押さえていたが、スリップの肩紐を片方だけ外した。

「ねえ、祐介さん。一杯触って、一杯感じさせて」
「その代わり、隣に聞こえるぐらい声出せよな」
「うふふ、言われなくても出ちゃうわよ。だって、祐介さんが触ってくれるんだもの」

 照れ臭そうに微笑んだアビゲイルの言葉に、祐介は少しぐらついたが、目に映る彼女の姿は相変わらずの甲冑だ。
一瞬で素に戻ってしまったが、続けなければ意味がない。祐介はアビゲイルを横たわらせ、その上に覆い被さった。
女性型の甲冑とはいえ、身長は祐介とそれほど変わらず、体の厚みは女性的な曲線を抜きにしても祐介よりもある。
両肩も装甲が付いているために大きく、上腕も太い。抱き締めたところで、手応えもなければ温もりも得られない体だ。
 薄い生地の下から現れた硬いだけの乳房に触れてやると、アビゲイルはぎちっと関節を軋ませ、身を強張らせた。
普段は攻めるばかりだから、攻められるのに慣れていないらしい。揉むことは出来ないので、撫で回すことに専念した。
生身なら先端があるであろう部分に触れると、アビゲイルの反応は一気に増し、祐介の腕を掴む手に力が込められた。

「あん、そこはぁ」
「だったらもっと触るまでだ」

 彼女が反応するのが楽しくなってきた祐介は、スリップのもう一方の肩紐も外させて、上半分をずり下げてやった。
薄っぺらい布でも剥がされてしまうと羞恥心を感じるのか、アビゲイルは顔を背け、肩を縮めて悩ましげな声を漏らした。
 本物の胸とは違って柔らかさは欠片もないが、胸は胸だ。そう思った祐介は、アビゲイルの銀色の乳房に唇を付けた。
ありもしない乳首を含むようにしてやると、アビゲイルはびくっと小さく震え、金気臭い肌を舐めてやると喘ぎが高まった。

「ふあぁんっ、あ、あぁ、ああっ」

 思いの外色気のある喘ぎ声を聞かされたことで、祐介の下半身は素直に反応し、茜の痴態を想像するまでもなかった。
自分の若さを痛感しながら、祐介はアビゲイルの乳房を舐める傍ら、生温い雫が伝い落ちる太股の間にも手を差し込んだ。
躊躇うように閉じていた太股を開かせ、彼女自身が備えたものから零れた潤いを使ってなぞると、アビゲイルは喉を逸らした。

「ひあんっ!」
「なんだ、そっちの方が弱いのか」

 祐介が顔を上げると、アビゲイルは肩を縮めた。

「それもそうなんだけど、恥ずかしいから…」
「自分でここまでやっといて、今更何を言ってんだよ」
「でも、やっぱり恥ずかしいわ。祐介さんに全部見られちゃうんだもの」
「どうせこんにゃくしか入ってないんだ、見られたところでどうってことないだろ。でもって、お前は常に全裸だろうが」
「それを言わないでちょうだい」

 それなりに気にしていたらしく、アビゲイルは畳にヘルムを埋めた。表情が出ていれば、頬を張って膨れていたのだろう。
妙な状況だが、微笑ましいと思った。祐介は段々調子に乗ってきたこともあり、体を下げてアビゲイルの両足を開かせた。
いやあんっ、と拒絶とは言い難い甘ったるい声が上がったが、奥に仕込まれたものを直視しては興醒めするのは間違いない。
物凄く気になるが出来るだけ目を向けないように気を付けて、祐介はアビゲイルの太股に唇を当て、わざとらしく音を立てた。
「あ、あぁ、あぁあっ」

 アビゲイルは思わずマスクを押さえるが、声は押さえらない。それどころか、自分の発する声が兜に反響し、尚更高ぶる。
祐介はアビゲイルの太股から顔を外すと、内側を緩やかに撫で上げた。本当に弱いらしく、胸を上げて仰け反ってしまった。

「あひゃあんっ!」

 一際高い声を放ったアビゲイルは、力を抜くように細く息を吐いた。

「私ばっかりじゃ、いけないものね」

 身を起こしたアビゲイルは祐介のベルトを外し、脱がせてしまうと、股間から滴る潤いをマスクになすり付けた。

「うふふふ、もうこんなにしちゃって…」

 硬く張り詰めた性器を掴んだアビゲイルは、マスクを押し当てて下から上に向けて擦り上げ、先端にマスクを押し付けた。
双方の水分が混じり合い、僅かばかりの異音を作る。口に含めないまでも、舐めるような気持ちで何度も何度も擦り上げる。
しどけなく体を伏せて両足を投げ出しているアビゲイルは、夢中になって祐介の性器を弄び、陶酔し切った声を漏らしていた。
それがまた、欲情を煽ってくる。欲情させた相手に欲情されるというのは悪くない。それどころか、征服感すら感じてしまいそうだ。

「もう、いいだろ」

 自身の強張りを確かめた祐介がアビゲイルの顔を離させると、アビゲイルはシワの寄ったスリップを脱ぎ、横たわった。

「早く入れて、祐介さん。祐介さんが欲しいの」
「どこでそんなの覚えるんだよ、お前は」
「うふふふふ、秘密」
「だろうと思ったよ」

 祐介はアビゲイルの作った生温い陰部にあてがい、腰を前に進めた。生身のそれよりは冷たいが、感触は近いものがある。

「どうだ、感じるか?」
「ええ…凄く…」

 アビゲイルは祐介の背に両手を回し、服を掴んだ。背筋を這い上がる独特の感覚に、おのずと声が上擦った。

「出来るだけ意識を向けて、鎧だけじゃなくてアレにも感覚が生まれるようにしてみたけど、やれば出来るものなのねぇ」
「だったら、もっと感じろ、アビー。その方が面白いからな」
「言われなくても、もう感じちゃってるわよっ…」

 祐介にしがみつくアビゲイルの手には、最早余裕はない。そのおかげで、中身が何であるか知っていても冷めずに済んだ。
生身のそれよりも若干狭い作り物の陰部は、腰を動かすに連れてぐちゅぐちゅと生々しい音を発し、潤滑液が溢れてきた。
どうやら、アビゲイルが仕込んでおいたものらしい。これまたどこで手に入れてきたのかは解らないが、凝りすぎている気もする。
「祐介さあんっ、もっと、もっとぉ!」

 祐介の腰にも足を巻き付けたアビゲイルは、堪えきれずに首を左右に振った。

「アビー、お前、どこまで淫乱なんだよ!」
「だってぇ、祐介さんが欲しいんだものぉっ、祐介さんじゃなきゃダメなのよぉっ!」
「ああ、そうかい! だったら、いくらでもくれてやるよ!」

 普通の女性ではまず言ってくれないであろう言葉の数々に、祐介はとてつもない優越感が生じ、思い切り彼女を突いた。

「あ、ああ、あぁ、あ、あぁああっ!」

 祐介の精液が放たれると、アビゲイルは喘ぎと言うよりも悲鳴に近い声を上げて、上体を反らした。

「好きよぉ…祐介さぁん…」

 熱い吐息混じりの弛緩した声で名を呼ばれ、祐介は多少心が動きかけたが、彼女から自分のものを引き抜いて我に返った。
熱中している間は忘れていたが、やはり、こんにゃくはこんにゃくだ。どうやって固定しているかと思ったら、瓶詰めになっている。
精液とローションと思しきものが混ざった液体が糸を引き、とろりと流れ落ちている。畳に染みたら困るので、早々に拭き取った。

「人として大事なものを失った気がする…」

 こんにゃくを装備した鎧を犯すとは、変態にも程がある。祐介は猛烈な自己嫌悪に陥り、項垂れずにはいられなかった。

「あらぁ、とっても良かったわよ。またしましょうね、祐介さん」

 アビゲイルは祐介の背にしなだれかかってきたので、祐介は乱暴に彼女を振り払い、浴室に向かった。

「二度目はない。今度こそ風呂に入る」
「背中、流してあげてもいいわよ?」
「余計なお世話だ!」

 強く言い切った祐介は、脱衣所に入って扉を閉めた。アビゲイルの残念そうな声が聞こえてきたが、無視することにした。
服を脱ぎながら盛大にため息を吐いた祐介は、結果としてアビゲイルで達してしまった自分に気付き、ますます落ち込んだ。
感じやすさは普通の女性以上だったし、反応も素晴らしかった。増して、あそこまで自分を求めてくれるような女性は初めてだ。
 高校時代に付き合った最初の彼女は至って普通の女の子で、最後まで行ったものの、自然消滅する形で別れてしまった。
若さと好奇心に任せて体を重ねたが、どちらも至らなさが目立ち、相手を満足させれば自分が満足出来ず、逆も然りだった。
だから、セックスとはそういうものなのだろうと変な諦観をしていたが、あそこまで感じてもらえると鎧が相手でも嬉しくなる。
けれど、やはり我に返ってしまう。我に返るべきか否かを本気で悩みながら、祐介は冷め気味の湯船に熱の残る体を浸した。
 隣室からは、耳に馴染んだ声が漏れていた。
 どうやら、あちらは一段落したらしい。
 だが、こちらはまだそうもいかない。ナツメ球が放つ弱いオレンジ色だけが光源の寝室で、ヤンマは茜に縋られていた。
普段は茜しか使わない布団の上にヤンマも座っているが、茜はヤンマの胡座を掻いた屈強な下両足の上に跨っていた。
長い腹部の先端から伸ばした生殖器で、茜の暖かな体内を深く抉ってやると、茜はヤンマの黒い外骨格に爪を立ててきた。
 案の定、こういう展開になった。薄暗い中でも解るほど頬を紅潮させた茜は、ヤンマの胸にしがみつき、懸命に声を殺していた。
声を出させるのも良いが、声を殺している様を見るのも楽しい。上右足を伸ばして爪を横たえ、控えめな乳房を握ってやる。

「ふ、くぁっ」

 殺しきれなかった声を漏らし、茜は涙の滲む目をきつく閉じた。下半身は全て脱がされているが、上半身は着たままだ。
前のボタンは全て外されて肌着もめくられているので、着ているとは言い難い状態なので、脱がされていないだけとも言える。

「あっちは終わったみたいだぜ。何、遠慮することはねぇよ」

 細長い舌を伸ばして茜の目元を舐めたヤンマは、低く囁いた。茜は眉を下げ、俯く。

「でも…」
「それとも何か、お返しにこっちの一部始終も聞かせてやるか?」
「だ、ダメぇっ、そんなのダメぇ!」

 茜は慌てるが、ヤンマの生殖器がぐいっと奥を突き、それ以上は続けられなかった。

「あうぅっ!」
「よく言うぜ。どうにもならなくなって、自分から俺を呼んだくせに」
「や、ヤンマだって、充分その気だったくせにぃ」

 むくれた茜が睨んできたが、目が潤んでいるのと声が上擦っているので迫力は欠片もなく、むしろ可愛らしかった。
たまらなくなったヤンマは茜を抱き締め、茜が最も良く反応する部分に生殖器の先端を抉り込ませ、声を上げさせてやった。
後で怒られるかもしれないが、それはそれで楽しい。太い針のような生殖器を伝い落ちた熱い体液が、シーツに染み込む。
ヤンマの肩に力一杯爪を立てた茜は、掠れた声でヤンマの名を呼びながら達してしまい、脱力して体を預けてきた。
息を荒げる少女を支えてやりながら、ヤンマはなんともいえない嬉しさを噛み締めるように、ぎちぎちぎちと顎を鳴らした。
自分から茜に迫るのも良いが、茜から迫られるのは格別だ。茜をその気にさせてくれたアビゲイルには、感謝しなくては。
 今ばかりは、安普請が素晴らしく思えた。
581859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/02(木) 17:03:33 ID:IaAzzzUW
以上。もう通し番号をミスらないことは諦めるしかないと思う。
こっちの世界でのヤンマは、どこぞのヒモヒーローみたいなことをしています。つまり無職。
一番可哀想なのはこんにゃくです。奴に罪はない。
582名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 18:08:47 ID:6PGNOgNt
このスレの昆虫にはヒモ化の呪いがかかっているみたいだ
583名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 18:31:01 ID:mzSJ3WL/
>>581
連投お疲れ様です!
読んでる間終始ニヤニヤしてしまった

後書きにこんにゃくの受難〜みたいな事が書いてあったから、
一瞬マジカルバケーションのこんにゃく様みたいな人外が登場したと思ったのは秘密だ
584859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/02(木) 21:01:49 ID:IaAzzzUW
誤字発見。凡ミスばかりですまん。

誤「通りでこんにゃくだらけの夕飯だと思った…」
正「道理でこんにゃくだらけの夕飯だと思った…」

誤「頑張って作ったんだから、祐介さんに楽しんでくれないと困るのよ」
正「頑張って作ったんだから、祐介さんが楽しんでくれないと困るのよ」

てにをははしっかりやらなければ。ちょっとのことで意味が違ってしまう。
585名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 01:27:42 ID:7Rj6rCIs
GJGJGJGJ!
アビゲイル可愛いよアビゲイル!俺もアビゲイルといいことしたい!

>>582
そうか?バッタ青年はヒモじゃないと思うが…
ヒモ男ってヤンマが初じゃね?
586名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 02:58:16 ID:2ya7zUdl
こんなにエロ可愛い鎧娘と暮らせる祐介が羨ましいぞw
ヤンマと茜も相変わらず良かった!
GJ!
587名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 11:10:06 ID:0y/9eKYd
>>580
GJ
588名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 20:58:09 ID:3HcHdw84
下がり気味だし上げとくよ
>>580
GJ!全裸で3話目を待ってる
589名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 21:38:33 ID:KRmt6NRW
今ちょっとうたた寝したら、四足歩行のドラゴンが
かわいい少女を背中に乗せたまま首を伸ばしてキスしたり
その少女にフェラされたりちんこしごかれたりケツに指入れられて前立腺刺激されて涙目になってる夢見た

爬虫類に前立腺あるのかとかよく考えたら少し無理があるけど幸せだった
590名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 00:12:24 ID:jJqSTryj
ベジの隠茎はキュウリだろうか大根だろうか。
ゴーヤとかトウモロコシだと相手の女性がキツそうだ。

…とか、CM見ながら考えてる自分キモスwww
591名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 01:26:11 ID:1vdwqYmb
まだCM見れない自分w
だが話に聞くだけですごく萌えるな…
592名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 01:32:45 ID:wVffNm5q
CMと聞くと、トレハロースのお母さんが凄すぎる件

元お立ち台ギャルで一つ目ナメクジと結婚して娘を二人産み、
なおかつパート先の上司だった三つ目宇宙人と出来て出奔なんて

酵母とかネムリユスリカの幼虫なんて目じゃねえよ○原のCM
593名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 01:51:29 ID:fDWRByRC
それ面白いな
594名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 03:04:15 ID:WomBaLqq
>>581
おぉ・・・GJ・・・!!!
相変わらずあんたは神だ!!!神すぎる!!!最高神だ!!!
595名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 13:29:19 ID:jGi0SE9W
CMと言えばホワイトバンクのお父さんだろ。まあ、元人間らしいが。
596名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 14:04:34 ID:599z8rVK
あの野菜人CMは数えるほどしか見たことないが、腕がアスパラ?なのに気がついて
筆プレイみたいなのできそうだ…と萌えた覚えがある

公式から出てるのかは知らないがキスシーンを大写しにした壁紙見たことあるよー
597859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/05(日) 17:23:04 ID:EB2Io50q
連投連投で申し訳ない。だけど懲りずにまた投下。
引き続き人外アパートですが、今回はリビングメイル×少女のほんのり百合風味。
それ以外は野郎共が悶々としているだけの話。
 午後八時を回ると、なんとなく気が抜ける。
 夕食も食べ終わり、かといって風呂に入るには少し時間が早く、勉強に取り掛かるにはいくらか気力が足りない。
祐介は頬杖を付いて意味もなくテレビを眺めながら、傍らで背筋を伸ばして正座しているリビングメイルに目をやった。
アビゲイルは、明らかに西洋生まれのリビングメイルであるにも関わらず、純日本人である祐介よりも礼儀正しい。
膝をきっちりと揃えて正座していて、滅多なことでは崩さない。甲冑だから足が痺れないから、なのかもしれないが。
 祐介の視線に気付いたアビゲイルは祐介にヘルムを向け、恥じらいが滲む笑みを零して、マスクに手を添えた。
祐介はすぐさま目を逸らし、芸能人がつまらないクイズに興じるテレビに向いた。これだけだったら、どれだけ良いか。
交際しているわけではないし、成り行きで同棲状態に陥っているだけであって、決して恋愛感情は持っていない。
中世時代には汎用されていたが現代では生産が禁止されているリビングメイルが物珍しいから、傍に置いている。
それに、アビゲイルがいなくなってしまえば、この部屋は二日と経たずに荒れ放題になり、食生活も乱れるだろう。
 そうだ、それだけなんだ。間違っても、アビゲイルに襲われて生命力を吸収されるのが楽しいから、ではないのだ。
先日のこんにゃくを用いた行為を思い出しかけてしまった自分を叱責するため、祐介は何度となく心中で繰り返した。

「あら」

 チャイムが鳴らされ、アビゲイルが顔を上げた。祐介が立ち上がるよりも先に、アビゲイルが立ち上がった。

「誰かしらね、こんな時間に。新聞とガス料金の集金は終わったはずなんだけど」

 アビゲイルが鍵を開けてドアを開けると、アパート前の街灯の明かりを背負った昆虫人間とその彼女が立っていた。

「こんばんは」
「おーす」

 茜が頭を下げると、ヤンマは上右足を掲げた。

「あら、茜ちゃん。ヤンマさん。どうかしたの?」

 アビゲイルが尋ねると、茜は膨らんだトートバッグを抱え、ばつが悪そうに眉を下げた。

「うちの給湯器が壊れちゃったみたいで、お湯が出ないの。だから、お風呂、貸してもらえないかなぁって」
「ついでに言っちまえば、銭湯が遠いんだよ」

 二駅先だ、とヤンマが肩を竦めたので、アビゲイルは居間に振り返った。

「祐介さあん。お風呂、茜ちゃんに貸してあげてもいいわよね?」
「…風呂?」

 なんだ、その嬉しすぎる展開は。祐介は動揺を押さえてから、返事をした。

「別に構わないぞ。それぐらい、どうってことないからな」
「わーい、祐介兄ちゃんって優しーい」

 御邪魔しまーす、と茜が部屋に上がると、長身を折り曲げながらヤンマも上がってきたので、祐介は興醒めした。
考えるまでもなく、茜が来ればヤンマも来るのだ。妄想が現実になったような展開に喜びすぎたせいで、忘れていた。
しかも、勢いが余りすぎてアビゲイルの存在を失念していた。俺って奴は、と祐介は内心で自虐するしかなかった。

「じゃ、私、お風呂を沸かしてくるわね。茜ちゃんとヤンマさんはゆっくりしていてね」

 アビゲイルは風呂場に入り、二人を居間に促した。

「はーい」

 茜は返事をしてから、祐介の向かい側に座った。その隣でヤンマが胡座を掻き、長い腹部を伸ばして畳に付けた。
茜の方を向くと、当然祐介の視界にヤンマが入る。エメラルドグリーンの複眼と黒と黄色の外骨格は、凶悪で毒々しい。
座っても充分大柄で、祐介よりも頭一つは座高が高い。肩幅も広ければ胸も厚く、獲物を噛み砕く顎は見るからに強靱だ。
この大きさで虫なのか、とつい思ってしまう。これまで、祐介の身の回りには、昆虫人間はほとんどいなかったからだ。
大学には多種多様な人間以外の種族が通っているが、祐介が選択した科目やゼミには、昆虫人間は一人もいなかった。
小中高ともクラスメイトはほとんどが人間で、それでなければ人に近い獣人か完全自律型のロボットぐらいなものだった。
 だから、どう接していいのか解らない。ヤンマの性格が、平凡そのものである祐介とは懸け離れているせいでもあるが。
このままではいけないが、どうしたらいいのやら。祐介は笑顔の茜と表情の読めないヤンマと向き合い、顔を引きつらせた。
 アビゲイルがいれば、なんとかなるかもしれない。


 それから十数分後。
 祐介は見たくもないテレビを凝視し、必死に彼から目を逸らしていた。ヤンマは胡座を掻いたまま、押し黙っていた。
風呂場からは茜の声に混じり、アビゲイルの声も漏れ聞こえてくる。どうしてこうなるのだろう、と祐介は考え込んでいた。
 湯が溜まり、茜が風呂に入るとアビゲイルも同行した。確かに彼女は全く錆びないのだが、風呂に入る意味が解らない。
だが、祐介がアビゲイルに意見するよりも早く、アビゲイルは茜と一緒に風呂に入ってしまい、きゃっきゃとはしゃいでいる。
頼みの綱であるアビゲイルが風呂に入ってしまったことで、祐介の居心地はますます悪くなり、動くことすら出来なかった。
おまけに、ヤンマが全く喋らない。何か喋ってくれれば話題の振りようがあるのだが、喋らないのではどうしようもない。

「アビーさん、そんなところ触っちゃダメぇ」
「うふふふ、だって茜ちゃんってどこもかしも柔らかいんだもの。触り甲斐があるわぁ」
「やぁっ、くすぐったいってぇ」
「いやぁん、可愛い声」
「そんなこと言わないでよぉ、恥ずかしくなっちゃう」

 ダメ押しに、風呂場から聞こえる会話が艶めかしい。何をしているのか気になって、余計に居心地が悪くなる。

「…おい」

 ようやく口を開いた、というより、顎を開いて胸郭を震わせて作った声を聞こえやすくさせたヤンマは、祐介を睨んだ。

「一字一句記憶するんじゃねぇぞ。覚えてやがったら、頭蓋骨を噛み砕いて脳髄を啜り出してやる」
「俺の部屋の風呂なんだから、聞こえるのは不可抗力じゃないか」

 ヤンマの脅し文句の汚さに気圧されそうになったが、祐介は言い返した。

「大体な、茜がお前の部屋の風呂に入るってのがまず面白くねぇんだよ」

 ぎちぎちと顎を噛み鳴らしながら、ヤンマは複眼に祐介を映した。

「だが、夜道を歩かせる方がもっと嫌なんだよ。それでなくてもあいつは脳天気だから、何がどうなるか解りゃしねぇ」
「だったら、茜ちゃんと一緒に行けばいいことじゃないか」
「生憎、俺は夜目が利かねぇんだよ。だから、昼間に比べりゃ勘が鈍っちまう」

 心底悔しげに吐き捨てたヤンマは、テーブルに拳を振り下ろしかけたが、寸止めして畳に押し付けた。

「…暴れてぇな」
「え!?」

 祐介がぎょっとすると、ヤンマは行き場のない感情の籠もる上両足を組んだ。

「つうか、最初から俺はお前が気に入らねぇ。他人のくせに兄ちゃん呼ばわりされて、茜にも馴れ馴れしくちゃん付けしてよ」
「いや…あれは茜ちゃんの方から」
「俺を一度だってそう呼んだことがあるのか、あいつは! いや、ない!」

 ごん、と壁にヘッドバッドを喰らわせたヤンマは、苛立ちのあまりに長い腹部を反り返らせていた。

「あーくそ…。面白くねぇ…」
「前々から、聞いてみたかったんだが」

 祐介は腰を引いてヤンマとの距離を開きながら、尋ねた。

「お前と茜ちゃんって、どういう経緯で付き合うようになったんだ?」
「余計なことを聞くんじゃねぇよ。まあ…幼馴染みなんだよ」

 姿勢を直したヤンマは、渋っていたが話し始めた。

「俺がヤゴだった頃からの付き合いでよ。俺が住んでた池と茜の実家が近所だったから、昔からよく遊んでたんだ。
んで、俺が羽化してから学校に通うようになったんだが、俺の方が三つ上だから、上手い具合にずれちまってな。
俺が中学を卒業した次の年度に茜が入学する、ってことになって、そりゃあもう盛大に拗ねられちまったよ。
茜と関係が変わったのも、その頃だったな。具体的に何があったってわけじゃねぇが、何もなかったわけでもねぇ」

 ヤンマは反り返らせていた腹部を戻し、少々口調を和らげた。

「んで、俺が地元の高校を卒業する時もそうなっちまってな。本当なら、茜も地元の高校に進学するはずだったんだ。
だが、俺が就職先を見つけて上京する、つったら一緒に行くって聞かなくってよ。随分反対されたが、結局来やがった。
茜はこっちの高校に二次試験で合格して、今に至るってわけだ。だが、三ヶ月もしないうちに俺の方が干されちまってな。
原因は、この街の虫共を一掃するために暴れ回ったせいなんだがな」

 ヤンマが話し終えたので、祐介は前々から引っ掛かっていたことを口にした。

「今、茜ちゃんは二年生だよな?」
「それがどうかしたのか?」
「お前がクビになってから、一年近く過ぎてないか? その間、どうやって暮らしていたんだよ」
「茜の親からの仕送りとか、茜のバイト代とか、まあその辺だが」
「だから、その間、お前は何をしていたんだ?」
「縄張り争いに決まってんだろうが」

 悪びれずに答えたヤンマに、祐介は渋い顔をした。

「よくそれで茜ちゃんから捨てられないな…」
「馬鹿言ってんじゃねぇよ。茜に限って俺を見限ることなんてあるか」
「馬鹿はお前だ!」

 祐介は腰を浮かせかけたが、下ろし、深くため息を吐いた。

「とことん悪いのに引っ掛かっちゃったんだなぁ、茜ちゃんは…。せめて養ってやれよ、成人してるんだろうが…」
「それが出来たら苦労はしねぇよ!」
 ヤンマは身を乗り出し、顎を全開にした。

「俺だってやるだけやってみたさ! だがな、面接受ける前から弾かれるんだよ! 虫は労働力にならねぇってのかよ!
そりゃ確かに普免も持ってねぇし高校ん時の資格も半端なのばっかりだが、それと俺が虫だってのは別問題だろうが!」

 ああくそ、とぼやきながら、ヤンマは身を戻した。

「…お前に言ったってどうしようもねぇんだけどな」
「ああ、うん、そうだな」

 祐介が曖昧に返すと、ヤンマは顎を閉じて触角を下げた。

「その辺、人間ってのは楽でいいと思うぜ。少なくとも、履歴書は受理されるはずだからな」
「近頃はそうでもないぞ。俺だって、身に覚えはある」
「すまん」

 絞り出したような声で呟き、ヤンマは顔を伏せた。

「八つ当たりだ。忘れてくれ」

 表情こそ見えないが、感情は生々しく伝わってきた。祐介はヤンマの大きな複眼を眺めつつ、彼に対する考えを改めた。
なんだかんだで、ヤンマも苦労しているのだ。ヤンマが吐き出した言葉通り、人間以外の種族が生きやすい世界ではない。
そもそも、この世界は人間を中心にして出来上がっている。人間以外の種族の存在を認めても、そこから先はまだまだだ。
それは、アビゲイルが生身だったであろう中世時代からも変わらず、祐介も大学の講義で人間本位の歴史を知っている。
世の中の作りを変えていこう、という流れはないわけではないが、何かが変わったわけではなく、簡単に変わるものでもない。
人間同士でも相容れないのだから、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが、それだけで終わらせるのは冷酷だ。
 祐介がいつになく深刻な考えに耽っていると、風呂場から漏れる可愛らしい声が耳に届き、ごく自然にそちらに気が向いた。
今し方までの考えはどうしたんだ、と自分でも思ったが、男の性には逆らえず、祐介は茜とアビゲイルの会話に聞き入った。

「あっ…そこぉ、ちょっと、痛いかも…」
「あら、そう? じゃ、こうしたら気持ち良くなるかしら」
「うん、そっちは気持ちいい…。アビーさんって、こういうのも上手だね」
「うふふふふ、いつも祐介さんにしてあげているもの。手が覚えているのよ」

 きゃふうっ、との茜の高い声が上がり、尚更想像を掻き立てる。ヤンマは肩を怒らせ、胡座を掻いた膝を握り締めていた。
ヤンマなりに、風呂場に飛び込みたい衝動を押さえているのだろう。祐介にも、ヤンマの気持ちは痛いほど理解出来た。
アビゲイルは貞淑そうな顔をしているが、痴女だ。もしかして、けれどそんなことは、いや、それはそれでまた良いような。
 男二人の孤独な戦いは、それから三十分は続いた。元々長風呂の茜は、アビゲイルと一緒だったために長引いたのだ。
風呂から上がった茜は体全体が上気してリンスの香りを漂わせ、高校生にしては幼すぎるデザインのパジャマを着ていた。
アビゲイルも銀色の装甲から湯気を昇らせていて、温まっている。鎧が風呂に入る意味があるとは到底思えなかったが。

「あー気持ち良かったぁ」

 茜はぺたっと座ると、ヤンマに縋った。

「ヤンマ、祐介兄ちゃんと仲良くしてた?」
「なあ茜」
「ん、なあに?」

 茜が聞き返すと、ヤンマはその両肩を掴んで向き直らせた。

「お前は風呂でアビーに何をされたんだ!」
「何だと思ったの?」

 茜がにやけたので、ヤンマは顔を背けた。

「何って…そりゃ…」
「変なこと考えたんなら、教えてあげない」
「おい、そりゃねぇだろ! 余計に気になっちまうだろうが!」
「じゃ、ヤンマはどんなことだと思ったの? それを教えたら教えてあげてもいいよ?」

 ねー、と茜がアビゲイルに向くと、アビゲイルは含み笑って祐介を見つめた。

「ええ、そうね。祐介さんも、茜ちゃんと私の会話で何を想像したのか、教えてくれたら教えてあげるわ」
「別に何も考えちゃいない!」
「うふふふふふ。明日の朝が楽しみね」

 祐介はやり場のない目線を彷徨わせていたが、畳に落とした。ヤンマを見やると、こちらも祐介と似たようなものだった。
彼の膝の上を陣取っている茜はアビゲイルと意味ありげな視線を行き交わせていて、邪推しようと思えばいくらでも出来る。
漫画などによくあるパターンで、ただのマッサージだということもある。しかし、アビゲイルなので、万が一ということもある。
拍子抜けする答えがいいような、だが、やはり。祐介とヤンマは揃って同じことを考えながら、それぞれの同居人を見やった。
 結局、翌日には男二人が折れて真相を聞くことになり、その話の流れでヤンマの不満も暴露されることになってしまった。
それから数日間、ヤンマは茜にからかい半分でお兄ちゃん呼ばわりされてしまい、新たな路線に目覚めてしまいそうになった。
祐介とヤンマが言葉を交わす機会が増えたのは良いことだが、ヤンマは茜に弱みを握られてしまったのもまた事実だった。
 真相は、お約束のマッサージなのだが。
女の子同士をキャッキャウフフさせたかった。後悔はしていない。
ヤンマがヒモ化した理由と、この世界でのヤンマと茜の関係も説明してみたり。
アビゲイルは風呂に入れますが、ヤンマは入れません。窒息するから。
604859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/05(日) 17:36:18 ID:EB2Io50q
今度は名前欄か…。ミスりすぎ。もう本当にごめん。回線切って(ry
605名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 18:17:58 ID:WomBaLqq
>>604
つ通し番号>>598-599
そんなあんたが好きだよ
お兄ちゃんたち可愛いよお兄ちゃんたち
アビー痴女認定ワロタ
606名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 19:17:39 ID:1vdwqYmb
続編キター!GJ!
ヤンマにもヤゴだったり学生だったりした時代があったのかw
この四人いいな、どいつもこいつも可愛い
そしてアビー痴女w
607名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 00:02:05 ID:j+S0goeZ
就職難か…。
608名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 12:39:58 ID:1FXiaDjx
gj
たぶんヤゴの頃は、手じゃなくてアゴが早かったんだな。
609名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 13:55:23 ID:jCwZ1XKd
最近忙しくてあんまりスレ覗けてない間に……!!
うおおお、ありがとうありがとうヤンマの人!!
なんか枯れかけていた情熱が復活した!
アビゲイル可愛さパねぇ!嫁にくれ!!
あと幽霊博士と助手の子が滾った。ああいうしっとりしたのすげえ好き。
610903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/07(火) 14:03:05 ID:jCwZ1XKd
人外アパート便乗、機械系人外×女の子、エロ分ナシ、次回で入れたい。
駄目な人は903かアンダーグラウンドでNGお願いしますぜ。

久々に書いたら何このラノベ臭のひどさ…
611アンダーグラウンド1 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/07(火) 14:06:19 ID:jCwZ1XKd
お姫様がある日空から落ちてきたり、女神様が三人ぐらい押しかけてきたり、
世話焼きの幼馴染が朝から起こしにきたり、ツンデレクラスメイトがご飯を作り
に来てくれたり、美少女アンドロイドをうっかり拾ってしまったりなんていう事
が起こるのはフィクションの中だけであり、仮にだ、もし仮に0.00000000000000000000000001%ぐらいの奇跡の確立でそんな事が実現したとし
て、だ。何故彼女たちは誰も彼もイケメンでもなければ財力も特殊能力もない、
優しいだけがとりえの凡庸な主人公を必ず好きになる?あまりに都合のいいスト
ーリーだ。例えば外見だけでもお洒落を頑張ってみたり、身体を鍛えてみたり、
女の子にモテたいという努力をする一般人をチャラ男だのリア充だのイケメンは
キモメンの事なんかわかりはしないだの否定したあげく、『ありのままの自分だ
けを愛してくれる』なんつー自分に都合のいいグレートマザー幻想に浸りたいだ
けの生ぬるいギーグ野郎を生温い二次元に押し込め、奴等の劣性遺伝を残さない
ための壮大な陰謀ではないかとすら思う。つまり、だからその生ぬるい二次元に
捧げたはずの俺、ギーグ野郎でオタクで劣性遺伝持ち(いや、正確には俺には遺
伝子などというものは持ち合わせていないはずなのだが多分人格因子をAI化した
ところで次世代を残せるかっつったら残せるはずがないと断言しよう。俺のメン
タリティには問題が多すぎる)の隣に女の子が存在するはずはなく、これは多分
俺の人生を破滅させる為の罠でしかないはずだ。はずなのだ。多分。
だから朝、出勤前に地域指定廃却所(つまりでっかいゴミ捨て場)にゴミを出し
に行ったら、そこに女の子が埋もれてたというこの状況から俺は早く逃げ出さね
ばならない。


でっかいゴミ処理所の『生活用廃品』のプラカードの下、小さめのゴミ袋を置こ
うとしたらそこから指が飛び出ていた。白くて、細くて、先端には薄ピンクの爪
。死体を見るのは久しぶりで、善良な市民としては通報の義務がある。そうでな
くても、気がついた時点で俺のメモリには自動的に俺の言動記録が残ってしまう
ので、通報しないわけにはいかない。
ちくしょう面倒くせえな仕事に遅れるだろうが、こんなところに死体を埋めた奴
は死ねと思いながら、俺は上に乗っているゴミ袋を慎重にどかしていった。ゴミ
山と化した巨大なゴミ処理場では、下手に動かしたらゴミ雪崩がおきかねない。ポイポイとどかしていると、すらりとした細い二の腕が、白くなめらかな足が、
華奢な肩が出てきた。あと長いまつげと、長い黒髪と、薄桃色の唇。ゴミの中で
童話の中の眠り姫みたいに、裸で寝ていた。全裸で体中には痣やミミズッパレ、
裂傷や斬傷がついており、よくみりゃ、唇の端は切れて固まった血がついていた。
612アンダーグラウンド2 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/07(火) 14:08:18 ID:jCwZ1XKd
それでも、まるで何かすげえ冗談だってみたいに彼女は綺麗だった。そこまで大
きくない、だが形のいい胸が上下している。なんだって窒息死もしないでこんな
ところで寝れるんだ。

うわ。

ヤバイ。そう思った。なんだか知らんがこりゃヤバイ。本当はとっくに終わっち
まってダラダラと惰性で続くだけの俺の人生の残り滓までヤバイ。クソみたいな
人生でも、まだ破滅はゴメンだ。なんだか知らんが、猛烈に俺は焦った。厄介ご
とになる前にとっととこの子の前から逃げ出すべきだ。俺は慌てて警察に通報し
、勤務先に遅刻する旨を伝えた。午前中は警察官にネチネチいらんことまで聞か
れながら調書を取られ、午後から勤務に入った時には退屈をもてあます同僚達に
根掘り葉掘り聞かれた。それで終わったと思ったのだ。


「お帰りなさい!」

夕刻、を通り過ぎて夜半。ボロアパートの二階、1DKの我が家に帰ってきた俺を
出迎えたのはそんな明るい声だった。
背まである長くつややかな黒髪、キラキラとした黒い眼、清潔な白いシャツ、
細いGパン、目を閉じている時は気が付かなかったがまだ10代だろう、少々幼さ
が残る、だが綺麗な顔立ち。
どう見ても今朝俺がゴミ捨て場で発掘した女の子です、本当にありがとうござい
ました。
フリーズした俺を見て、彼女は慌てて手を振った。

「あ、ここの鍵は大家さんに開けてもらって…!不法侵入したわけじゃないの、

警察の人も立ち会ってくれて!だから別に泥棒とかそんなのじゃないの、ただお
礼が言いたくて!」
ふむふむなるほど、つまり警察に保護された彼女はその経緯を知って、命の恩人
の俺に礼を言うべく、警察立会いの下、大家に鍵を開けてもらって俺を部屋で待
っていたわけか。夜の22時まで、知らない男の部屋で。うん、レイプ志願者か自
殺志願者なのか?破滅願望とか持ってる類のお嬢さんか?

「…おい」
「何?」
「なんで警察が俺のところまでアンタを送ってくるんだ、俺は第一発見者であっ
て別に家族でもなんでもない上に、部屋に勝手に上がられて待たれる覚えも筋合
いもない」
「ああ、彼氏だって嘘ついて」
「ちょっと待てえええええええええええええええええ」
「あのね!違うのあのね、お願い話聞いて」
「この上まだ何かあるのか!!不法侵入者は即効出て行ってくれ!!」
613アンダーグラウンド3 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/07(火) 14:10:58 ID:jCwZ1XKd

話していても拉致が明かない。彼女の手首を掴んで外に引きずり出そうと近づくと、
向こうからこちらの腕を掴んできた。だから知らない男に不用意にだな。

「行く場所ないの!!」
「俺が知るかそんな事!!」
「えと、あの、その、お願いします、ちょっとの間だけでいいんです、すみっこ
でいいから置いてくれませんか!!」
「見ず知らずの男相手に頭おかしいんじゃないかアンタは!何されるか考えたこ
とあんのか!!俺が工場勤めのバイオノイドだから舐めてんのか?そこらの量産
型と違って、俺は無駄に機能があるタイプなんだぜ?」
「知ってるよ!!」
「何を知ってるってんだ、いいから出てってくれ!俺は紳士でもないがペド野郎
でもないんだ、アンタがおっぱいでかくて年がもうちょい上だったら泊めたかも
しれねーが、俺はアンタにかかわりたくな」
「汎用近接戦闘用バイオノイドPSS43-G『イシオス』」
「………………ッ!」

思い出したくもない光景が、フラッシュバックしそうになった。
俺は、意思の力で無理やりそれをねじ伏せた。俺は何も見てない。何も聞いてな
い。

「あなたを知らないけど、あなたの写真を見せてもらった時。あなたに会いたい
と思った。お願いしようと思った。私は……別の『イシオス』を知ってたから。
『イシオス』は」
「黙れ」
「あの」
「オーケー、わかった泊めてやる」
614アンダーグラウンド4 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/07(火) 14:11:38 ID:jCwZ1XKd

俺は一体何を言い出すんだ?強化脳が狂ったのか?厄介ごとに自分から首を
突っ込んでどうしたんだ?訳あり美少女が泊めて下さいとか、こんなのはフィクショ
ンで、俺はただのつまんねえ工場勤めのバイオノイドで、月収は13万、そのうち
5万は自己メンテ代で消える。誰だって生存には金がかかる。くだらないギーグ
野郎達に混ざってネットで憂さ晴らししたり、都合のいいグレートマザー幻想の
ポルノコンテンツを消費するぐらいが俺の今までの生活であり、これからの生活
でもあるはず、だった。
不安そうに見開いた少女の大きな眼の中に、油汚れの酷いツナギを着、自身にも
黒いオイルが飛び散った、人が黒い装甲服でも着込んだかのようなヒューマノイ
ドメカが映っていた。顔に当たる部分には不規則に大小バラバラの赤いレンズが
四つはめ込まれ、耳や鼻、口などは見当たらない。工場で労働力として生産され
、人格や人権が便宜上認められている、第二人類種の中でもヒエラルキー下部に
位置する、平凡な、バイオノイドだ。甲殻種などに比べりゃ、まだ働き口は保障
されている分マシってだけだ。そりゃそうだ、働かせる為に生み出されたんだか
らな。

「ただし一ヶ月だ。一ヶ月たったら何が何でも叩き出す。その間に自分で別の宿
を探すんだな。あと二度と呼ぶなその名を」
「ありがとう…ッ!」

俺が指を彼女に付きつけると、彼女は不安そうな表情を一転、こぼれるような笑
顔で俺に抱きついてきた。

「はっ離せ!!離れてくれ!さっき言った事わかってないのか!?」
「わかってる。よくわかってるよ……。もしあなたが何かしたいなら…好きにし
ていいよ」
「俺はロリコンじゃねええええええ!!!」
「じゃあいいじゃない」
「断じてよくねええええええええええ!!!」

ニコニコと可愛らしく微笑むその姿に、俺は自分が覆いに早まったであろう事を
思い知らされた。だが、だがだな!なし崩しにこのままラブコメとか世界系とか
始まると思ったら大間違いだぞお前等!!女の子は二次元で十分だ、俺は三次元
に係わり合いなんか持ちたくないんだ!

「そういえば名前、聞いてなかった。私、リセ」
「…………現在登録名称は……多田ショウゴだ……」
「ショウ君って呼んでいい?私は気軽にりせたんとかりせぽんとか呼んでね」
「誰が呼ぶかああああああああああっ!!」



大間違いなんだからな!いいかわかったか!!    (続く)
615903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/07(火) 14:13:31 ID:jCwZ1XKd
改行もところどころ間違えてるし、勢いで書くのは駄目だ……orz
616名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 14:51:15 ID:5OXo1awn
>>615
お前が今居るのが虹で、
俺は惨事の住人なんだよ畜生!
617名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 15:01:45 ID:9sBGP2bG
>>615
馬鹿野郎!お前は二次の住人なんだよ!
618名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 15:55:10 ID:t/YpugVa
859氏も903氏もおかえりなさいませw
両氏ともやっぱ良い作品書くわぁ。
ずっとこのスレにいてくれ。あんたらの作品好きだ!
ところで保管庫から159氏の作品消えてるみたいだけど、なんかあったの?
619名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 16:51:26 ID:Gbh1spi8
>>618
保管庫にあるとずっと例の粘着が騒ぐから159本人から削除依頼を管理人にしたとか。
620名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 18:12:04 ID:7nypp71R
>>615-617の流れに吹いた。そして俺もいっとくは
>>615、お前が二次の住人ってのはずるっとまるっとお見通しだ!

……あ……れ?

>>618
まぁ過去ログdatは残ってるから読めないことはないんだろうけと、非常に残念だなぁ…
621名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 18:30:12 ID:t/YpugVa
やっぱ粘着がらみか・・・。
未完のやつの続きを勝手に書かれても嫌かもしれないし消す気持ちが分からなくもないよ。
でも粘着に味をしめさせたことになるよな、これじゃ。
続き書かなくてもいいけどコソーリFOしたりコテ変えたりすればいいのに。
何だかなあ。
622名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 19:24:34 ID:BB/nqIBC
悲しいことだ…自分も投下を企んでる身だから他人事だと思えないよ
どうかこのスレ自体を嫌いになってしまわないよう心から祈る

そして人外アパート面子(予備軍)キタw
ますます賑やかになることを期待してるぜ。入居したい。
623名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 19:27:08 ID:9sBGP2bG
一度投下したSSは作者のものじゃなくなってんのにな。
自サイトで作品のうpと削除を繰り返すのは作者の勝手だけどスレは作者のサイトと違うわけで…。
ちょっと幻滅。
624名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 20:52:19 ID:Gbh1spi8
いや、保管庫の件で例の粘着が、誤爆スレや愚痴スレやここで必死に「無くせ」と騒いで聞かないから仕方無く削除依頼した筈
つか、159氏に非は無いぞ?
悪いのは粘着荒らしだろ?
625名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 20:56:55 ID:9sBGP2bG
>>624
一行目は159本人が言ったのか?それともお前の妄想?
本人から一応事情説明してもらわんと「作者とwiki管が勝手に削除した」って話になるよ。
626名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 21:09:09 ID:b6BS7rfC
>>623
本気で言ってるのか?
住民だって掲載したままでいてほしい人は多かったし、
職人さんだって悲しい決断だったろうけど、それもこれも
全部、粘着野郎のせいだってのに、なんで職人を責められるんだ
一件を知らないならいちゃもんつけてないで黙ってろ
事情を知った上で言ってるとしたら、理屈がおかしいことに気付け
627名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 21:43:30 ID:pshC5m8E
いつもの人でしょ。
落ち着いて。
628名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:28:25 ID:VHx13CxP
>>615
GJ!機械系人外と少女ktkr!!!
903氏の人外男が好き過ぎるwwww
629名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 00:19:42 ID:70SDuA2m
まあ159が悪いとか悪くないとかはどうでもいいんだけど作品はログ漁らなくても読めるようにしてほしいね
630名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 00:45:54 ID:RSy1fiAv
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」
何がここまで憎む原因になったんだか?、ほんとスレの雰囲気が悪くなるし、スレの害虫だなあ粘着野郎は…、彼をトコトン苛めて無いと気が済まない様だ。
631名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 00:46:41 ID:fNu7kprA
AIからスライムへ退化したかと思うくらい粘着してんな

903氏GJでした!
人外にも人間にも謎があって、続きをwktkして待ってます!
人外アパート面白いなw
632名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 00:47:21 ID:70SDuA2m
>>411
…彼じゃなくて彼女のようだよ
633名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 01:09:53 ID:5ovt/hGl
だからどうした
634名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 01:51:05 ID:RSy1fiAv
ま、日が変わってすぐに馬脚を表した奴のNGすべきID解って良かったじゃない?
つーか、その執念を作品に転換出来ない物かね?
635903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/08(水) 03:53:07 ID:mTmHDGUg
よしおまいら。ケンカしないで俺のラノベ臭にうんざりするといいんだぜ!
636アンダーグラウンド2-1 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/08(水) 03:56:20 ID:mTmHDGUg
列車から、黒いブルゾンを着た男がゆっくり降りてきた。
駅のホームを歩くその姿は典型的な量産型バイオノイドで、特に目を引くこともない平凡な姿をし
ていた。特徴といえば、他のバイオノイドよりも視界レンズが多いぐらいだ。通常一つか二つのと
ころを4つ、特殊なレンズでも入れているのだろうか。バイオノイドは自己改造する者も少なくな
い。ファッション的にであったり、機能的であったり。
そいつは、やや曇ってきた空を見上げて傘を用意してくるべきかどうか迷っているようだったが、
駅の階段を下りる途中にゾロゾロと一定方向を歩いていくバイオノイドの集団を見かけ、そちらを
凝視した。顔に嵌っているレンズがいくつかジジッっとかすかな音を立ててスライドする。
バイオノイド達は揃いの作業服を着込み、これから就労という風情で雑談しながら歩を進めており、
皆似たような造作で個々の見分けは今ひとつ人間には困難だ。
だが、黒いブルゾンのバイオノイドのレンズの一つには映りこむバイオノイド達の発する固体識別
番号が星のようにはっきりと映し出され、本人の知らぬところで莫大なデータバンクと照合されて
いた。
チキリ。
かすかな音を立てて、レンズがさらにズームする。
脳内に映し出された画面の奥から、一体のバイオノイドが駅の方、むしろ黒ブルゾンを見た。
まっすぐに両者の赤いレンズ越しの視界が一瞬交差し、すぐに解ける。
様々な人種が歩く中、歩き出す黒ブルゾンの姿はすぐに人ごみの中に埋没して消えた。

「……」

青い作業用ツナギを着ていたバイオノイドは一瞬その場に立ち止まったが、口の中で「見間違いか
」などと呟いて少し先を行く仲間達の所へ小走りにかけて行った。
胸のプレートには『多田』と書いてあった。



637アンダーグラウンド2-2 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/08(水) 03:57:01 ID:mTmHDGUg
ありのままを愛してくれなくてもいい。というか端的に言うと別に全然愛されたくない。ただ少し
ばかりアレだほら、性欲処理と、そのついでに可愛い女の子が俺のことを全肯定してくれるのは気
分がいい。向こうからの完全な一方方向、俺は何一つ彼女等に返すことはなく、ただその彼女らの
薄っぺらい言葉にいい気分になってみる。いいね、何よりも楽チンだ。交流なんざ欲しくない。
だから、訳あり美少女(三次元)が家に転がり込んできたのは、非常に苦痛でしかないのだ。
誰か欲しいならくれてやるからどうか存分にもってってくれ。俺は彼女のフラグを立てる気は全く
ない。向こうが何故かビンビンに立っていて、むしろそのフラグは叩き折りたい。



「ショウ君は本当につまらない服しかないんだね……」

だから、三次元訳あり美少女リセきゅん(笑)に箪笥を勝手に漁られた挙句にそんな理不尽なセリ
フを投げられて、ちゃぶ台の上に置いたPCの前に胡坐をかいていた俺は思わず怒鳴った。

「居候のただ飯喰らいがうるせえ、男の服に面白さなんざ追求するな!」
「じゃあ言い換えるけど、本当にダサい服しかないんだね……」
「言い換えるんじゃねー?!!」
「こんなんじゃモテないよ、壊滅的だと思います」
「モテなくていいんだよ、心は二次元に捧げた。俺の嫁はフラットだから。むしろ三次元いらない
から」
「うわ………」

何か虫を見るような目で見られた。

「それはそのう……ショウ君はあれですか、女の子をおにゃのことか呼称し、○○たんとか○○き
ゅんとか呼ぶ人ですか……。探せば抱き枕とか持ってますか……」
「抱き枕は持ってねえし、そんな頭のおかしい呼称で呼ぶのはネット内だけだっつーの、大体どこ
で仕入れたそこらへん、古すぎてギャグでしか使わねーよ基本!!」

その目つきは非常に気に喰わないが、これはこれでリセがこんな男と一緒に暮らせるかええい女将
を呼べっ!とばかりにこの部屋を出て行ってくれれば万々歳なのに、

「じゃあなんで!なんではリセの事「りせたん」とか「りせきゅん」とか呼ばないの!いっつも
「おい」とか「居候」とか「ただ飯喰らい」とかひどい言い方ばっかり!」
「そっちに来たー?!!」

付き合いきれません。陵辱系エロゲでも卓上に摘んで置こうかまったくもう。

「大体なんかこう、普通聞くよねこれまでの経緯とか、今後の展開とか」
「は?」
「何で私があんな目にあってたかとか、こういう傷とか!」

箪笥を漁って引っ張り出してきたのだろう、俺のやや彼女には大きいTシャツの袖から差し出され
た細い手首には、今まで気がつかなかったがぐるりと一周する赤い裂傷が走っていた。
何か輪のようなものが手首に嵌まって付いたらしい傷だ。例えば、手錠とか?
だが断固として事情は聞かない、決してフラグなど立ててやるもんか。
638アンダーグラウンド2-3 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/08(水) 03:57:48 ID:mTmHDGUg

「ぶっちゃけどうでもいい上に人のシャツを勝手に着るな、この料理下手居候失格」
「呼び方がどんどんひどくなる一方なのはどうかと思うよ、ショウ君!」
「悔しかったらせめてアビゲイルさんぐらい料理が上手くなれ、いやなってくださいお願いします。
あんな炭を出されて料理とか称されるのは食料に対する大いなる侮辱です」
「んな…っ!がんばってるのに!ご飯は無事に炊けてるじゃない!」
「米研ぐだけで三分の一流した女が何を言う!!!」

余談だが、このアパートはボロくて汚くて古くて壁が薄く、非常に家賃は安い。
そのせいか、人間以外の多種族も多く住み、俺の部屋の近くに住む何人かのカップルや夫婦はどち
らかが大抵人外種だ。近くに住む学生と女の子のカップルなどは女の子が鎧である。あの、戦争な
どで着てたような鎧。リビングアーマーという種族らしいが、初めて見た。いやはや色んな種族が
いるもんだ。黄色と黒が鮮やかな虫人間の男と女子高生カップルや、旦那が獣人系の新婚とか。
ちなみに件の鎧アビゲイルさんだが、中身は非常に女の子らしく、料理がべらぼうに上手い。別に
三次元彼女という生物に魅力は感じない俺だが、あれだけは彼氏が羨ましい。前に彼女んちでドア
スコープが割れてるのに気がついて声をかけたのが始まりで、たまたま手持ちのレンズで代用がき
きそうなので取り替えてあげたらお礼に晩飯のオカズを分けてもらった。しかし下世話な想像だが、
鎧ってどうやってやるんだろうなあ…。

「ああもう、お前にかまってる暇はないんだ…。今日は遅番だからせめてレベルを上げておこうと
思ったのに…」
「目の前に三次元美少女がいるのに、ゲームなんかに時間をついやすショウ君の脳を勝ち割りたい
気持ちになってきたんですがどうしたら」
「レベル上げの重要性は全てを凌駕するね。今週中にはレッドドラゴン狩りに行かねばならんのだ
よ俺は」
「ショウ君、もしかしてホモ?」
「大きいのは無理だが、二次元ショタとふたなりと女装子ならカバーできなくはない」
「もう死ねばいいのにー」

モニター内でせっせとフィールドでモンスターを叩く俺の分身を操作していたら、ぽふっとやわら
かな感触が背中にあたった。リセが抱きついてきたのだ。
やや肩口よりも下、シャツを通して非常に柔らかな感触が二つほど。

「ちょっと待て、何だお前」
「え?スキンシップを」
「そうじゃなくて、下着つけてないのか!」
「家の中だし、いいじゃない」
「よくねえよ、少しは遠慮しろよ他人の家だってわかってんのかお前は!」
「あ、焦ってる、かーわいいー」
「そうじゃねえよ、恥じらいとか身の危険とか少しは感じろボケ!ハゲ!レイプすんぞ!」
「はげてませんー。ボキャブラリー貧困ー。あとショウ君ちょっとインポテンツぽいよね。あ、
でもねえ」

リセが、後ろから無理やり俺の片腕をひっぱってきて、背中に回そうとしてきた。変な角度がつい
て、左腕をキメられそうになった俺はしぶしぶリセの方へ身体を向けた。
左手が、そのままひっぱられて柔らかいものに当てられる。

「おっぱいとか、嫌いじゃないでしょ。さっき当てた時にビクッ!ってしてたもん」
「アホか、今すぐ元居たゴミ山に埋もれてこい、なんなら俺が埋めなおしてやる」
639アンダーグラウンド2-4 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/08(水) 03:58:35 ID:mTmHDGUg
リセの手を振り払おうとした瞬間、リセが飛び掛ってきた。予想外の勢いで、俺はそのままちゃぶ
台に頭をぶつけて後ろに倒れこんだ。ゴッと鈍い音がする。鈍痛がして、俺は慌ててリセをどかそ
うとした。彼女の両腕を掴んだ瞬間、その上にぱたぱたと暖かいものが落ちてくる。それは、俺の
腕を伝わって下に転がり、畳にいくつかの水玉を作って消える。ぱたぱた、ぱたぱたと玉のように、
暖かい何かはリセの目から転がり落ちてきた。
大きな黒目を濡らして、彼女は泣いていた。

「お、おい」
「なんでそんなに嫌いなの?」
「え?」
「私の事、そこまで嫌いなの?聞きたくない話したから、イヤイヤ泊めてるだけなの?」
「……」
「リセの事、何も聞いてくれないんだね。『イシオス』の事も」
「…………お前の事だけじゃねえ」
「……」
「俺は、お前だけじゃなくて、全部かかわりたくないんだ」
「……二次元だけ、好き?」
「どうかな」

本当は、多分つきつめて考えたら、二次元だっていらないぐらいだ。大切なものも好きなものも、
本当は何もなくて、ただ何かを取り繕って、ギーグ野郎というパーソナルを演じているだけかもし
れない。性欲だって、そんなものはいつだってカットできる。脳を少し弄れば、一生性欲を感じる
ことだってないだろう。それをしない理由は、ないはずだ。
リセは、ロングTシャツと短パンというラフな格好のままで、俺の腹にちょこんとのったまま、ま
だ静かに泣いていた。彼女が泣いている理由なんか知るか。俺をそちらの事情に巻き込むな。

「あは……馬鹿みたい、私」

リセは、泣き笑いのまま、俺の上に覆いかぶさってきた。人のような唇のない顔に、柔らかな唇を
寄せてくる。
ちゅっと軽く口付けられ、そのまま舐められた。ピチャリと音を立てて、赤い舌が俺の顔を嘗め回
す。レンズを避け、硬くて冷たいだろう表面を一心に舐めるリセは猫のようで、俺はぼんやりとそ
んな彼女を見ていた。
彼女の小さな舌が首筋まで降りてきて、鎖骨にあたる窪みを舐めてくる。
シャツのボタンが外され、さらに舌が降りてくる。
手を引かれ、短パンの上に当てられた。そこは湿っており、少し押すと、ぬるりとした感触が指先
に伝わってくる。さらに押すと、生地ごとぬるぬると沈んでいく。
リセが少し吐息をついた。俺のGパンのボタンに手をかけ、耳元で涙顔のまま囁いた。

「ね、…………しない?」
「したくない」
「酷いね、ここまで女の子がしてるのに」

だが泣き笑いのまま、リセの手は止まることがない。Gパンの前が外され、暖かい手が俺の股間を
撫で回す。男の悲しい性で、その感触につい反応した。
こんな、泣き笑いのまま三次元美少女にのっかられて色々触られたり舐められたりとかだな。コレ
で反応しない男は何か別の生物だと思うね、俺は。
無性に、腹立たしくなった。
640アンダーグラウンド2-5 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/08(水) 03:59:13 ID:mTmHDGUg
「きゃっ?」

強引に身体を起こし、腹の上にまたがっていたリセをひっくりかえす。
ころりと畳に転がった彼女のシャツを捲り、一度見た、形のいい小ぶりな胸の突起を左手で摘んで
やった。

「あ……やぁ……っ」

反撃を予想してなかったのか、頬を赤らめて、フルフルと涙目のままリセが頭を横に振った。
それには構わず優しく先端をもみし抱きながら、右手で短パンの上から、盛り上がった恥丘の上を
撫でた。太腿を撫で、尻を軽くつかみ、腹を撫でてやる。だが、一番湿ったそこだけは触らない。

「したくないって…さっき、言った、のに…ッ…」

それには答えない。
身を捩って俺の体の下から逃れようとするその身体を押さえつけながら、生地の隙間から、肌に指
を這わせていった。

「ああ、したくないね」
「じゃ、じゃあ何でこんな……んんっ」

小さな身体は俺の執拗な愛撫にいちいち反応し、苦しそうな息の下でいう文句は途切れ途切れにな
っていった。俺のシャツにしがみついてくる体が、ビクビクと跳ね上がった。

「ヒ…ッ、あっぁあああッんんんッ!!」

ぬるぬると濡れた秘所に、呼び動作なく、指を二本ねじ込んでやる。すっかりリセ自身の愛液で濡
れ、柔らかくほぐれていたその穴は、無理なくそれを飲み込んだ。動かすと、ぐちゅぐちゅと粘着
質の水音が響く。

「壁薄いから、あんまり喘いでたら隣に聞こえんだろうな」
「ひど…っやっこんなの……ひどい、よ……」
「何がひどいんだ、お前を気持ちよくしてるだけだろうが」
「私だけこんなの……セックスなんかじゃ……やっあっあっ」
「腰振っといて、何今更言ってんだ。イカせてやるよ。それでいいんだろ?」
「バカァ…ッ」

ぐちゅり。ぐちゅぐちゅぐちゅ、にちゅにちゅ。

繰り返される水音と、リセの泣き声と、苦しそうな声を聞きながら、俺は奇妙な満足感を得ていた。
指を増やしてやり、腹の内側から擦り上げてやると、さらに悲鳴があがる。

「やだっ、やだやだやだぁ……ッ」
「俺はお前の事好きじゃないけど、お前だって俺の事、好きでもなんでもないだろ?」
「…こん、こんなの、ひどい、よ……ッ」
「『イシオス』に関わりたかったのか?とっくに廃棄された問題シリーズに?もっとも、お前の理
由も、俺は聞きたくない。関わりたくない。色仕掛けも、いらない」
「ひぁっあっあっああああああっ」
「俺に、関わらないでくれ」

震えるその身体が、深く抉った瞬間大きく跳ね上がった。




早朝。
遅番から部屋に戻った部屋は無人で、静かだった。
641903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/08(水) 04:02:26 ID:mTmHDGUg
勝手に他の人外アパートの皆さんをお借りしてみるテスツ。
ヤンマと話してみたいと思いつつ話題が見つかりません先生。
もし会話するとしたら、工場の賃金を聞かれて答えて、
その金額に絶望されるとかそんな方向だろうか。月収13万はないわ。
642903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/08(水) 04:07:54 ID:mTmHDGUg
誤字。最後の

×
早朝。
遅番から部屋に戻った部屋は無人で、静かだった。



早朝。
遅番から戻った部屋は無人で、ひどく静かだった。


大事なことだけど戻ったは二回言わなくてもいいんだ!
643名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 08:08:02 ID:YvUilJz5
>>642
GJ!
リセたんどこ行っちゃったのリセたん。イシオスって何なんだ。リセたん何者なんだ。

どんどん人外アパートの世界観がクロスされていきそうだなぁ。見ていて楽しい。
644名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 08:33:17 ID:70SDuA2m
>>641
GJ!
前も会話ネタあったしやっちゃっていいと思う
645名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 09:04:39 ID:fNu7kprA
続編キター!GJ!
リセたんもイシオスも、いったい何者なのか激しく気になるんだぜ!

オムニバス形式とかクロスオーバーとか大好きだから、人外アパートは本当ときめく
646名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 09:35:14 ID:BbO2QGx3
>>635

いきなり乙女系若妻リビングメイルのアビゲイル氏の名前が出てきて吹いた
つーかそっちの作者氏に確認しなくてよかったのかなと小一時間

OKならイメージ固まったら書いてみたい気もする
647名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 10:43:26 ID:oC3BrQxP
>>640
GJ
生意気な攻めを犯すの最高
648名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 11:15:01 ID:mTmHDGUg
>>646
う、そうだなシェアワールド風と聞いてたから名前借りてしまったけど
859氏に先に確認せんといかんかったわ、859氏勝手に名前借りて申し訳ない。
不愉快でしたら保管庫にのせてもらう時に修正させていただきます。
649859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/08(水) 13:33:36 ID:KjNOghf4
>903氏
いやいや全く構いません。アビゲイルだろうがヤンマだろうが使ってやって下さい。
むしろニヤニヤしてしまいますw こっちもいきなり絡めるかもしれません。
リセたん可愛いよリセたん。
650159 ◆.ETutr0CGY :2009/04/08(水) 15:40:07 ID:YvUilJz5
非エロ小ネタ。カプ要素すらないけど人外×人間の裏の話ってことでご勘弁をば。保管しなくて結構。


 時の吹き溜まったような夜だった。
 枝葉の間を縫って、月影が林床をまだらに染めていた。
 風はやみ、木々はさざめかない。獣はじっと身を潜め、ときおりむずかる幼獣も、すぐに親に宥められて
押し黙る。何一つとして動くもののない凍てついた静寂のなか、木々の間を滑る影があった。暗がりに浮
かぶ金や緑の瞳が、物言いたげな眼差しでその長身の背を見送った。
 彼は死神だった。死神と呼ばれた。
 別段、彼が人死にを招いたり、戦場や処刑場に呼ばれる立場にあるわけではない。まして言葉通りの
死神などという超常的な存在ではない。ただ彼が行かねばならない場面が、血なまぐさくなりがちな性質
を持っているだけだ。彼自身もそうした場で生まれ、そうした場に向かうために育てられた。体に染み付
いた死の臭いは今更落とせるものではなく、獣や草木に忌避されるのにも物心つく前から慣れていた。
忌み子とは、そういうものだ。
 ふと思い立ち、彼は枝の上に顔をむけた。六つ並んだ金の目があった。大小、四つと二つ。小さい二つ
がぱっと隠れた。親子者だろう。死神の素顔など子供に見せるべきではないと、獣ですら生まれながらに
知っている。それでも、禁忌の子の姿というのは獣の目にも物珍しいのか興味深いのか、常に多くの視
線が彼に注がれていた。人間よりよほどあけすけで遠慮なく、ありのままの恐怖と侮蔑がつきささった。
 林の空気が甘く香る。彼にとっては馴染み深い、腐りはじめた血の臭いだ。進むにしたがって濃くなる
臭いの中心では、二つの遺骸が重なりあうように倒れていた。
 先ごろ彼の耳に入った噂の、渦中の人物に間違いなかった。森に暮らす竜人の男とヒトの女。女は良
家の子女で、許婚との婚姻を前に得体の知れぬ異形の男と駆け落ちした。家名を汚さぬよう家の者が
二人の行方を追っており、三年越しに足取りを掴んだ、と。
 殺されるのが男だけで済むはずがない。彼の経験のなかで、こういった駆け落ち者の一方だけが生き
のびたためしはない。事実、満身創痍で事切れているのは女も同じだった。だが、彼の気にかかってい
たのは男女の身の上よりも、三年という歳月の方だ。
 彼は男の遺体に手をかけた。女をかばうよう抱いて倒れ臥してはいたが、すでに死後硬直は解けかけ
ており、存外に労することなくごろりと転がった。男の体の下から女の腕が現れる。一歳を少し過ぎたほ
どの子供が、母の腕の中で眠っていた。追っ手に矢でも射掛けられたのかいくつかの傷を負っている
が、両親が必死にかばったのだろう。子供に致命傷はない。しかし確かに衰弱しはじめており、小さな唇
が青ざめていた。
 父の体重が外されたことに気づきもせず、子供は寝息を立てている。両親の体は少々鳥につつかれた
程度だったが、もう少し彼が来るのが遅ければ食われていただろう。親の死体にかたく抱かれていたお
かげで、食われるのを遅らせられた。まだ柔らかい鱗の生えた父親似の額を、彼はそっと撫ぜた。死臭
の染みた指先に、ほのかに乳の香りがついた。
 父母は優しい人間だったのだろう。死しても子を守りつづけた。だが母の生家は獣の巣だ。
 彼我の境界の曖昧さを優しさと呼ぶならば、人間というのは最も優しい生き物なのだろうと、彼は思う。
情け深さ、包容力――そんなものは自己投影の別称に過ぎない。投影できるならたとえ異種族でも愛
し、できないなら同族でも容赦なくほふる。自他の狭間にいるのが人間だ。ヒトであれ、竜人であれ、その
点に変わりはない。そしてその曖昧さが、彼やこの子を生んだ。
 ――お前は人間のなかでお育ち。優しい人間になるといい。
 優しさの種を胸に抱き、死神は腰を上げた。口から漏れたのは、幼い日に誰かから聞いた子守唄だっ
た。異国の歌だ。意味は分からない。だが、それでいい。優しさは曖昧なままのほうがいい。優しさの形
を探れば、その瞬間に温もりが消え、冷たい境界線が現れる。そうしたら、もとのようにはいられない。忌
み子が人間として在れるのは、ぼんやりとして温かいあわいの中だけなのだ。
 どうかこの子が、あわいに意味を求めずに済むだけの強さを得られますように。
 かつて境界を見て、永遠に行き場を失くした男が祈った。
 時の止まった林から二つの影と歌声の余韻が消える。ちい、と夜の鳥が鳴いた。


以上。お粗末さまで。また登場人物の死ぬ話になった。人外アパート…楽しそうだなぁ…。
651名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 16:10:28 ID:70SDuA2m
広子はセックスが大好きだ。
今日もセックスの相手の人外を探している。
「大きいのをもってそうな男いないかしら?」
すると広子の前にロボットが現れた。
〈セックスしよう〉
ロボットが尻尾をふって広子を誘った。
「分かったわ」
広子はロボットにホテルに連れていかれた。
広子はシャワーをして脱いだ。
ロボットが押し倒してきた。
重いがレイプされてるみたいで気持ちいい。
「ああん!」
押し倒されて広子はあえいだ。
ロボットが広子を触る。
モミッ!
オッパイを揉まれて広子はイった。
「キャハアッ!」
〈まだまだだぜ〉
ロボットが広子のアソコに指を入れた。
グチュグチュ!
指でガンガンかき回される。
広子はイキそうになったが指を抜かれた。
〈いくぜ〉
ロボットが股間のキャノンを広子に入れた。
ガンガン腰をふられて広子はおかしくなりそうだ。
「あああ!ああ!イイ!イく!イく!」
〈お前ら出てきな〉
するとホテルのあちこちから小さいロボットが出てきた。
小さいロボットが広子のあちこちを触る。
胸をツンツンされたり小さいロボットのキャノンを広子にこすりつけたりする。
〈気持ちいいだろう〉
「ああっ!気持ちいい!気持ちいい!もっともっと」
ロボットがガンガン突いた。
グッチュグッチュ!
広子はあえぎまくった。
「あああーーーーっ!!!」
広子はイって潮吹きした。
ピシャーーッ!
広子のいやらしい汁がロボットにかかった。
すると小さいロボットが水を怖がって逃げた。
〈あ!ショートする〉
大きいロボットもショートしてビクビク震えた。
ロボットはガクッと倒れた。
広子はイったみたいで可愛いと思った。
広子も寝た。
次の日広子はロボットの修理代で大変なことになった。
もうロボットに犯されるのはやめようと思ったが無理だ。
だって広子はセックス大好きだから。
652名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 16:12:22 ID:70SDuA2m
ごめん。書いてたらかぶった。
653名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 16:28:12 ID:70SDuA2m
>>650
GJ
切ない系かな
最後でちょっとしんみりしたけどセックスしながら死んだ夫婦が幼児抱いてるのにワロタw
子供の教育に悪いなw
たしかにあんたのSSだといつも誰か死んでる気がするけど子抱きセックス死は斬新w
これはこのスレでおkだと思うけどスレチな気がするなら焚き上げスレとか追い出されたSSのスレとかあるから使うといいと思う
ところであわいって何?造語使うときは世界観説明してくれると助かるよ
654名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 16:43:43 ID:YvUilJz5
655名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 16:44:42 ID:mTmHDGUg
>>650
投下GJ! 行く末の気になる組合せだな、
養い親と拾われた子のその後なんか気になるんだぜ。
人外アパートはアレだ、引っ越してくるといいよ!
と許可も取らずにキリ&姫乃たんコンビまで勝手にクロスオバろうとした俺颯爽と登場。

>>653
(゜д゜) ………。

http://ext.dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/6463/m0u/%E6%B7%A1%E3%81%84/

わからない単語があったら、辞書で調べるという習慣をつけると幸せになれる。
656名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 16:47:24 ID:mTmHDGUg
ごめん、淡い/ほのかとかかすかという意味で解釈した。
恥ずかしいのは俺だった。    o..........rz
657名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 16:58:42 ID:YvUilJz5
いやこちらこそ恥ずかしい。誤解を招きやすい言葉を使ったようだ。すまない。
キリと姫乃については、追って顛末を沙汰するまで保留しておいてほしい。
658名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 17:12:37 ID:70SDuA2m
>>654
サンクスコ
これは漢字のほうが形容詞っぽくなくて良いね
文が漢字だらけで真っ黒になるけどひらがな語使うと良くなるよ
さっきノベルチェッカーにつっこんだら漢字率37パーセントだった希ガス
659名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 17:30:30 ID:mTmHDGUg
>>657
いやはや、読解力がなくて申し訳ない。
クロスオーバーに関しては、キリ達も近くに住んでたら楽しいなという妄想ぐらいで
流石に人外アパート住民以外を勝手に出す気はないのでご安心ください。
近所にも虫人間が住んでいるとか書こうと思ったけど思いとどまったというか
俺はちょっと調子にのりすぎだ…。
660名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 18:02:31 ID:RSy1fiAv
GJ
粘着野郎の戯言なんぞ気にしなさんな。
661名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 18:28:07 ID:fNu7kprA
思ったんだが、粘着野郎が出た時はその日のそのID完無視しようぜ。
自演も含めて。
粘着野郎の意見がスレの総意と思われないように、1回だけは反論してもいいと思うが。

とりあえず今日の粘着⊃ID:70SDuA2m
662名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 19:53:59 ID:5ovt/hGl
芯だけ腐ったリンゴほど気持ち悪いものはないな。
実を割った中身はどうしようもなく醜悪なのに、表面だけは艶やかに見えるように繕ってあるから始末に負えん。

>>650
GJ!!
種族的には人だけど人から離れた存在が、その視点から人間の優しさを説明する姿に膝を打ったんだぜ。
人外人間はけっこう悲恋多そうですね。だがそれg(ry
いつも感じるのですがつづられた言葉から感じるなんともいえない余情は見事です。
663名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 23:37:21 ID:X5ORQ5XS
>>661-662
貴様ら変態紳士としての心を忘れたのか。
思う節触れずに見てるだけにするんだ、ねちっこくねちっこく。
まぁ変態だから嫌らしい目で見ても問題ないよね!

>>649>>659読んでおもったんだが◆AN26.8FkH6氏のキャラは他の作者の
人外アパート作品でクロスオーバーして良いのかな。とかも気になる。


664名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 01:14:51 ID:h8iTwaBU
本格的にシェアードやるつもりなら作者さん同士のやりとりは避難所かなんか設けてそっちでやった方がいいかもね。
665名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 02:23:24 ID:DSlaVQlv
そういっても避難所誰が用意するんだ?
管理結構大変だと思うしwiki管にまかせるのは悪いだろ
メイン利用者の職人が作るのが順当だと思うが職人にSS作り以外の手間かけさせんのもなぁ…
666名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 02:38:49 ID:oMJisGWh
クロスオーバさせたいようなSS書いてる職人とか一握りだろ
スレで事足りるじゃねーか
667903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/09(木) 07:50:58 ID:yhcE36wQ
もし絡めたい人がいるなら、自分のキャラは人外アパート以外の作品でも
好きに使ってもらって構わないお。
本当は別キャラ(アル&ロスあたり)で話書こうかと思ってたし。
避難所っつーか外部掲示板ぐらいなら用意するが、どうだろう? 
668名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 08:29:52 ID:y8gmQ5AN
エロパロ板SS投下専用掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/2051/

他のスレがやってるみたいにココにスレ立てさせて貰ったらどうかな
669かっとなって生成した。後悔はしていない。:2009/04/09(木) 14:49:54 ID:FwVm8BFh
諸君、私は人外が好きだ
諸君、私は人外が好きだ
諸君、私は人外が大好きだ

もふケモが好きだ
ロボットが好きだ
ドラゴンが好きだ
亜人が好きだ
この世界に存在する、人から外れたモンスターすべてが好きだ

近未来で
現代のわれわれの知らない場所で
パラレルワールドで
ファンタジー世界で
すべての創作で

この地上に存在するありとあらゆる人外が大好きだ

血走った目をして月下を駆け、みなに恐れられる獣人が好きだ
極悪非道のけだものが、脅そうと襲い掛かろうとまるで物怖じしない少女と出会い拍子抜けする様子など心がおどる

名家に生まれた幼女と、何代も前の先祖から家に仕えるロボットが好きだ
ロボが鬼となり、二人が広い屋敷の中でかくれんぼや鬼ごっこをしているのを覗き見た時など胸がすくような気持ちだった

一見自我も何もなさそうなスライムや触手が好きだ
テレパシーを駆使し少女と意思疎通を図りつつ、優しく触腕を挿入してやる時など感動すらおぼえる

生贄に差し出された少女と少女を気に入ってしまった鬼が、正座で向かい合い今後を話し合う様などもうたまらない
偶然拾った無機物が突然動いてしゃべり出し少女を驚かすのは最高だ
670名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 14:50:14 ID:FwVm8BFh
人外を好ましく思わない者が、無神経にも人間の趣味を否定してきたのを
人間が無視して人外の恋人とイチャコラしている時など絶頂すら覚える

互いに愛し愛され、もはや一心同体となった人外カップルが好きだ
人外がコンプレックスに悩み、相手の幸せを祈るあまり恋人から離れていってしまうのはとてもとても悲しいものだ

種族は違えど幸福に暮らしている恋人同士が好きだ
何の縁もゆかりもない第三者に攻撃され引き離されてしまうのは屈辱の極みだ

諸君 私は人外を メジャージャンルに成長した様な人外を望んでいる
諸君 私に付き従う人外好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?
更なる人外を望むか 
糞の様な人外を望むか?
ケモ耳やしっぽだけが人間から生えただけの人外とは一線を画する、通好みのような人外を望むか?


人外!! 人外!! 人外!!


よろしい ならば人外だ

だが、この世界に轟くヲタ業界日本で萌え狙いだけのライト人外の氾濫に耐え続けて来た我々には
ただの人外ではもはや足りない!!
大人外を!! 一心不乱の大人外を!!

我々はわずかに小数
人外萌えを語る全ての者達に比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千の人外スキーだと私は信じている
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の最強の変態紳士・淑女集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、人外アンチを叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう

連中に人にあらざる者の美しさを思い出させてやる
連中に人にあらざる者の逞しさと強さを思い出させてやる
人外には奴らの哲学では思いもよらない愛の形がある事を思い出させてやる
1000人の人外スキーの集団で 世界を人外×人間カップルで埋め尽くしてやる

目標 【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ

ドキッ☆人外だらけの投下ラッシュ大会〜ポロリもあるよ〜作戦 状況を開始せよ

征くぞ 諸君
671名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 15:34:29 ID:J5Ga6zMw
全力で同意w つかワロタwww
672名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 15:47:15 ID:l8RjkvUa
「…………で、なんなんだ、この怪文書は」
「いや……ハルカが最近、悩んでいたようだったからな。お前はけしてマイノリティではないと言う事の証明に」
「マイノリティなのは自覚してるから電波垂れ流すな」
「ちなみに私はマイノリティではないぞ。恋に落ちてしまえば種族など関係あるものか。
私の場合、たまたまハルカがヒトだっただけだ。だがハルカはハルカだし、例えハルカがどんな種族であろうが、私はハルカを娶りたい」
「………………」
「……ハルカ? おーい、はーるー」
「うっさい死ねッ!!」

私は身長3,40センチほどの奴を蹴り飛ばすと、そのまま部屋を飛び出した。
元々丸っこい体をしていた分、ゴムボールのようにぼよんぼよんとよく跳ねる奴を見送って。
「ま、待て、ハル……ガフッ」
……あ、倒れた。

わかってる、マイノリティであることは嫌でもよくわかってるんだ。
いつもいつもあのぬいぐるみ野郎は、歯の浮くような、砂糖水に蜂蜜とメープルシロップを溶かし込んだ上キャラメルで仕上げたような事をよく言う。
顔が熱くてしかたがない。きっと私の顔は真っ赤になっていることだろう。

お互い過去に何があったか知らないし、未来にどうなるかなんてわからない。
それでもあいつは、ただ私にそんなことばかりを言う。
何でそんなに私を好いてくれるのかわからない。
私には誰かを好きになる資格なんてないのに。
673名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 15:47:28 ID:UaoFDrTo
同じく全力で同意した。上手すぎるww
674名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 15:53:32 ID:l8RjkvUa
鼻の奥がつうんと痛くなった。花粉の季節も過ぎたのに。
ぴちゃりと頬が濡れたかと思うと、急に足元の影が大きくなった。夕立だ。

「……ハルカ」

軒先で雨宿りしていた私に、奴が話しかけてきた。何故か、私の傘を引きずって。
「初めて会った時も、こんな風だったな」
私は何も言わない。言う事もない。
「なあ、ハルカ。……その、すまない」
何も言わない。
「確かに、私の言動も問題だったかもしれない。だが……」
何も、言わない。
「私がハルカを好きなのは、本当だ。それは、初めて会った10年前から変わらない、何も」
何も――
「戻ってきて、くれないか? 私たちの家に」
…………

びちゃびちゃに濡れた彼をおんぶして、私は傘を差した。
「すまんな、ハルカ。重くて持てなかった」
「いや……別に、それはいいよ」

私たちはどしゃぶりの雨の中を、アパートへと戻っていった。


即興で書いてみた。gdgdでごめん。
奴、はメタナイトとかケロロみたいなマスコット系人外。名前は考えてなかった。
そしてハルカはツンがいきすぎてデレ。
675名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 16:20:27 ID:J0NQjnIc
自分も全力で同意w

SSもGJでした!
人外の方が弱かったり小さかったりするのもいいね
ツンデレ女の子と紳士的な人外の組み合わせもたまらんw

ケロロ軍曹といえばギロロと夏美とか、人外萌えにはたまらない漫画だな
676669:2009/04/09(木) 17:03:13 ID:FwVm8BFh
びくつきつつ反応を見にきたらSSまで投下されとるw
怪電波垂れ流してすいませんでした、いつかちゃんと完結した話が書きたい…

>>672
GJでした!この女の子は自分の感情自覚してるみたいだけど
人外をペットやオモチャ扱いする女の子とそれに焦れる人外はたまらん。
ミニマム人外は可愛がってもらえるかもしれないけど、恋人には昇格できないのかもなー
677名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 18:24:24 ID:kwjzcBCt
gj
678名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 18:42:22 ID:DSlaVQlv
怪文書もSSもGJ!
679名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 19:14:20 ID:l8RjkvUa
個人的にはガルルが人間と恋したら色々な意味で面白いと思います。
それはともかくあまりにも説明不足なので、補足でなれ初め書く事になるかと。
人外萌え以外にも個人的萌え要素入ったけど気にしない。
ちなみにハルカと「奴」は人外アパートに住んでます。
680名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 20:09:37 ID:4Aye4uk5
それは早くアパート描写をかけというふらg

おっと誰か来たようだ
681名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 21:50:48 ID:0+bm6xXR
人外アパートは小ネタも長編も短編連作にも使えて本当に便利だなw
いろんな境遇の人外と人間が一つのアパートに住んでるとか、設定だけでも萌える
682名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 00:15:29 ID:2TjLBcOm
>>666
というか職人自体少n…

スレで平気なのは確かかもな
勝手にキャラ借用とか馴れ合いとかに気をつけてくれればおkじゃね?

人外アパートの繁栄に期待
683903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 02:16:59 ID:ySrSolct
注:この話はシェアワールド風味ではありますが、世界観共有とかそんなことは一ミリたりとも
考えずに書き殴っているため、あくまで『アパートという場所・住人だけ』共有してると思って
もらえれば幸いです。
もし世界観やキャラを使いたい奇特な人がいるなら、改変等自由に使ってもらってけっこうです。
世界観を書きすぎて、他の人と合わない気がするんじゃよ。
684アンダーグラウンド3-1 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 02:17:48 ID:ySrSolct
バイオノイドに人格と人権が認められるのは、否、概ね人類とは見なされない外観の“異種”の
大半(全てとは言わない)にそれが認められるのは人類が寛大であり慈悲深い種族の証明などでは
なく、ゆるやかに衰退し、減少していく人口に対して一定数の労働力の確保と人類保護の為で
あるのは周知の事実である。アポロ12号の月面着陸での遭遇以来、常に不安と圧力をかけてくる
外宇宙からの訪問者達(彼らは到底紳士とは言い難い振る舞いを度々繰り返した)への武力抵抗
要員であり防波堤に過ぎない。人間種よりも優れた運動能力や戦闘能力の高い非人間種達は常に
前線で需要があり、その代わり日常では全く求められないという歪な時代に彼ら/彼女らは必死で
順応し、生活を送ろうとしていたが、決して生きやすい世界ではあるまい。

さて、バイオノイドの話に戻ろう。強化プラスチックとレアメタル、生理食塩水とシリコン、人工
神経で形成された強化脳は生成の過程である程度の方向への発育を誘導出来た。だが、裏を返せば
誘導しか出来ない。つまり、“気質”などという大雑把な性格付けはできるものの、それ以外の
詳細な性格設定は無理だということでもある。彼ら(基本、バイオノイドは男性型のみ作られる)
の大半は勤勉な働き手であり、また、そのような気質を与えられているが、個々の特質であり、
性格であり、また趣味の全ては後天的なものである。そのパーソナル/人格は非人間的な外観から
は想像出来ないほどにあきれるほど俗っぽく、『人間らしい』。他の非人間種達も同様に(もっと
も彼等の場合は100%天然物の脳ではあるが)人間と異なるのは概観だけであるとすら思えるよう
なユニークな『人間と大差ない』個性を持つ者が多い。まるで、せめて中身だけでも人から逸脱
しない為の彼等なりの自衛策ですらあるように思える。そんな彼/彼女等を頑なに『人』と認めぬ
この世界を、彼/彼女等はどう思っているのか。決して友好的でない訪問者達に比べれば、彼/彼女
等こそが人間の知己であり親愛なる隣人であり、同じ惑星人類であり、家族ではないのか。
ヒトをヒト足らしめるのが『外見』でも『人格』でもないとするなら、何を持ってヒトとみなすの
か。

私は、異形の中に抱くその『心/魂』が、決して異質であると思わない。


200904パーシヴァルwrite



685アンダーグラウンド3-2 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 02:18:22 ID:ySrSolct
日が落ちかけて周囲が薄赤に染まる頃、不安定な堆積廃物の山の中でぼんやりと膝を抱えて空を
見ていたらなんだかまた涙が出てきて、リセは零れ落ちてきたそれをゴシゴシと袖で拭った。
風が出てきて寒かった。暖かくなってきたとはいえ、部屋着で飛び出すものではない。ロング
Tシャツと短パンに靴下だけという格好で、日の落ちてきた気温をしのげるものでもなかった。
だが、どうしようもない。行く宛てなどない。元々、どこかに行く気もなかった。
この廃物の山が終着だと思っていたのだから。
それに勝手に掘り起こした方が悪いんじゃないか。おまけに警察署で見せられたあの写真!
『イシオス型』をまさかここで見るとは思わなかった。これは運命だと、勝手に舞い上がった
自分もまあ少しは原因があるかもしれない。そう、ほんの1mmぐらい。元彼なのだ、連絡先を教え
てくれと警察官にねじ込んだのも悪かったかも、知れない。少しばかり。
リセは足を抱え直して、涙のたまった目で夕日を仇のように睨みつけた。
自分の知っているイシオス型とは全く違うパーソナルの『彼』は随分厭世的かつ皮肉屋で人間嫌い
だった。工場の作業員をやっているらしい。何があったかこれまでの経緯は聞けなかったが、まあ
大体想像はつく。開発用戦闘型バイオノイドが一般バイオノイドに混じって働いているのだ。
多分踏み込まなくてもいいところまで焦って踏み込んでしまったのは自分の方で、早すぎもしたし、
手段も不味く、怒らせたてしまったのはわかっている。わかっているのだが。

言葉は乱暴だったくせに、乳房を触り、太腿を愛撫する手つきは思いのほか優しく、そしていやらしかった。服の上から性器周りをなぞられ、生地越しにクリトリスをつままれ、指を秘所に差し込
まれたときにはどうしようもなく自身が濡れていたのを思い出すと、リセは顔が真っ赤になった。
挑発する気で仕掛けたとはいえ、レイプまがいに愛撫だけで達せられ、何度も許しを乞うたがイカ
され続けた。自分だって勃っていたはずなのに。彼のGパンの前が立っていたので間違いない。
それは確認した。ざまあみろという気持ちとセックスする対象にもされなかった腹立たしさと一人
だけ彼の目の前で何度も達せられた気恥ずかしさでリセは何度も自分の膝におでこをぶつけて「う
ー」とか「あー」とか奇声を上げた。
まだ耳元に、ぐちゅりという淫らな水音が残っている。体の奥には冷たい感触さえ。
そこらへんはとっとと忘れたい。あれは強制自慰みたいなものだろう。悶々と悶えているリセの耳
に、ゴミを踏みしだいていくかすかな足音が聞こえた。
バキバキペキペキペキベキリ、ミシリ。
その足音が一つだったら『彼』が探しに来たのかもしれないという淡い期待でも抱けたかもしれな
いが、あいにくと足音は複数だった。迷いなく歩くひとつの足音と、それに意思なく付き従うよう
なノロノロとした多くの足音。
686アンダーグラウンド3-3 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 02:19:13 ID:ySrSolct

ゆっくりと後ろを振り向く。風に吹き上げられて顔の周りを踊るジャマな長髪をかき上げて、リセ
はゴミの山の上から王のように眼前を睥睨した。
黒いブルゾンを着込んだ一体のバイオロイドが、数体の青い作業着を着込んだバイオノイド達を引
連れて何かの行列のように歩いてくるところだった。

「お迎えにあがりましたぜ、お姫さん」

おどけた電子音が、その喉から響いた。志向性のマイクでもついているのか、大分開いた距離に
関係なく、その音ははっきりリセの耳に届いた。

「別に迎えに来て欲しくないし、帰るつもりもないから帰って」
「お前の意思なんか関係ねェよ、なんなら足腰立たなくしてから連れ帰ってやってもいいんだぜ?
優しく言ってるうちに素直になったほうが身の為だと思うけどな?」
「帰らないって言ってんでしょポンコツ。とっとと帰ってご主人様の靴でも舐めてなさいよ駄犬」
「口の減らねえアマだな」

コキリと音を立てて、黒ブルゾンは首を回した。

「なるほど、痛い目に合うのが好きってわけか、そうかそうか、とんだ淫乱女だぜ」
「誰がアンタなんかに…ッ」

その言葉を言い終わる前に、ゴミ山に走った衝撃にリセの小さな体が投げ出された。
数メートルは離れて立っていたはずの黒ブルゾンの蹴りが、高く積み上げられたゴミ山の根元へ叩
き込まれ、一瞬でその衝撃はゴミ雪崩を巻き起こす。
悲鳴を口の中で押し殺しながら、地面に叩きつけられる前に、リセの身体はゴミ雪崩の中に消える。

「あり?まさか埋まっちゃった?まさかね?ゴミとはいえ、そんなにゴミ過ぎるわけないよね?」

首を捻りながら黒ブルゾンは彼女が消えたと思しきゴミ山の一角に立ったが、発酵し、熱を発する
廃棄物も多く、熱源感知などで彼女の体温を拾い上げる事もできない。

「しゃーねーな、おいおめーら。ちょっとそこらへん掘り出せ。傷つけんなよ」

ぼんやりと突っ立っていた作業服のバイオノイド達は、その言葉にノロノロと指定された場所を
ゆっくりと掘り起こし始めた。その動作には己の意思などなく、ゾンビ映画に出てくるゾンビの
ようだった。

「手間かけさせやがって、見つけたら一発ぶち込んでやらねーとなァ」

ヒヒッと喉の奥で笑ったその鋼の容貌、四つ不規則に並んだ赤いレンズのうち一つが、瞬間、
爆ぜた。

「ウォオアッ?!!」

思わず顔面をかばったその左手に飛来してきた何かが突き刺さる。ネジだ。飛んできた方向へ顔を
向けたその瞬間、斬撃が顔面を襲った。

ガキィイイインッ

鈍い金属音を残して黒ブルゾンが吹っ飛び、その転がった身体をさらに叩きのめそうと、長物を
持った少女が追撃する。ゴミ山から引き抜いたのか、半ばから折れ曲がった1mほどもある鉄パイプ
を両手で掴み、リセは躊躇なく再度黒ブルゾンの頭部へ叩き込んだ。
 
687アンダーグラウンド3-4 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 02:19:46 ID:ySrSolct
「ハハッ!!いいね、そうこなくちゃ!!」
「う……クッ!」

鉄パイプは寸前で止められ、ギチギチと不愉快な摩擦音がそこから聞こえる。リセの細腕のどこに
そんな膂力があるのかわからないが、今、鉄パイプには途方もない圧力がかかっているらしく、ミ
シミシと音を立てて、変形していく。片手で鉄パイプを握ったまま黒ブルゾンはその腕を勢いよく
横に振り飛ばした。パイプは黒ブルゾンが握っていた部分でねじ切れ、それを握っていた少女もろ
とも吹っ飛んだ。雪崩に巻き込まれなかったゴミ山の横腹にその体が叩きつけられ、新たな雪崩が
巻き起こる。その雪崩に飲み込まれる前に跳ね起きた少女の平らな腹を、安全靴に包まれた金属の
足が蹴り飛ばした。

「ァ…ッくはッ…!!」

たまらず転がったリセの腹を何度も、黒ブルゾンは蹴り上げた。たまらず腹を抱えて身体を丸めた
その背中を、頭を、何度も何度も気軽に、まるでサッカーボールでも蹴るようにリズミカルに。
ガツガツガツガツガツと規則的に打撃音が続き、少女の悲鳴がそこに混ざった。

「ヒァ…ッ!や…ッ止め…ッ」
「んー聞こえねェなー。ボールは人間の言葉喋っちゃいけねェんだぜ」

ひときわ強烈な打撃がリセの頭を襲い、ガクガクと震えていた少女の身体が動かなくなる。
黒ブルゾンはその場にしゃがみこむと、リセの服を掴んだ。ビリリと鋭い音がし、ナイロンの短パ
ンとその下のショーツ、綿生地のシャツが紙のように引き裂かれた。
白い肌と形の良い小ぶりな乳房、平らな腹と薄い茂みが露わになる。
何かを測っているように、意識のないリセの身体を色々と舐めまわすように観察していた黒ブルゾ
ンは、自分のはいていたスラックスの前を開けると、怒張した自らの性器を取り出した。
それは金属的な部品であることを除けば、男性器の正確な模造品であり、その規格外のサイズは女
性にとっては凶器でしかなかった。ご丁寧に金属製の睾丸らしきものまでがそこにはついている。
黒ブルゾンは口笛を吹きながら意識なく横たわるリセの足を開かせ、薄い茂みの下、固く閉ざして
いる唇を金属製の冷たい指でなぞった。幾たびかなぞり刺激を与えながら、唇の中まで指を這わし
ていく。

「こんなちっけえ穴で散々咥え込んだんだ、俺のだって大丈夫だよな?」

喜びを隠しきれないような下卑た声で囁きながら、黒ブルゾンは腰を落とし、リセの腰にあてがい、
そしてふと、後ろを向いた。
先ほどの命令を受けて、まだ青いツナギのバイオロイド達が愚直に穴を掘っていた。
その群れよりも奥、廃棄所の入口近くに一体、青ツナギが離れて立っていた。

「よお、お前も混じりたいか?レイプショー。俺が全部の穴に突っ込んでからなら回してやっても
いいぜ」
「うるせえ黙れ死ね」

赤い四つのレンズを持ったそいつは吐き捨てるように囁くと、足元に転がっていた、半分ほどに
ねじ切られた鉄パイプをゆっくりと拾った。 (続)
688903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 02:24:12 ID:ySrSolct
小さいマスコット的人外とツンツンデレの女の子は実にいいものだと少佐もおっしゃっている
続きを所望します、一心不乱の続きを!
ていうか少佐演説ワロタ、一言一句全文同意。あとギロロ夏美も実に実にいいものです。
689名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 05:15:59 ID:2TjLBcOm
>>688
GJ!
女の子に暴力ふるう奴は最低なんだぜ。今だショウ君助けに行け!

ところで903氏改行のしかた変えたよな。
別に読みづらくはないがなんかあったん?
690名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 17:21:52 ID:IqdqDjcm
gj
691859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/10(金) 20:33:00 ID:2LjWpnAA
引き続き人外アパートですが、今回からキャラが三人増えます。
茜のクラスメイトとヤンマの舎弟と二人目のリビングメイル。今度は男です。
903氏の設定をちょっと拝借し、無理のない程度にストーリーを重ねてみました。

少し前に流行りに流行ったので、知っている方も多いとは思いますが予備知識として。
ttp://www.youtube.com/watch?v=8tkCTLJTCxk 

 洗濯物の詰まったカゴを抱え、狭いベランダに出た。
 アビゲイルは力強い暖かさを含んだ日光を甲冑に浴びて、目を細めるような気持ちで、ヘルムの上に手を翳した。
春めいてきたと思ったら、急に気温が増してきて日中は暑いくらいだ。ついこの間までは、あんなに寒かったのに。
風に乗って舞い込んできた桜の花びらが、年季の入った木製のベランダに散らばり、淡い模様を造り上げていた。
 祐介一人分しかない洗濯物が入ったカゴを下ろしたアビゲイルは、一枚ずつ丁寧にシワを伸ばしながら干した。
普段着のシャツやジーンズ、下着類、バイト先の制服、タオルなどを干していると、隣室のベランダで物音がした。
ベランダを遮っているのは薄いベニヤ板なので、プライバシーはあるようでない。少し身を乗り出せば、様子も窺える。

「キューンキューン、キューンキューン、わったーしのかーれはおにやーんまー」

 やたらと可愛らしいメロディーと歌詞の歌を口ずさんでいる声は、紛うことなきヤンマだった。

「キラリ光って急降下ぁー、ブーンと羽ばたいて急上昇ぉー、長く尾を引く特攻服でぇー。
大きなー、ハートが重ねてふーたつ、青ーい大空ー、らーぶさーいんー、あいらっびゅー、ゆーらーぶみぃー、
だーけど彼ったら私よりぃー、なわばぁーりあらっそーいにお熱なのぉー」

 歌い終えた頃を見計らい、アビゲイルは身を乗り出してヤンマに声を掛けてみた。

「おはよう、ヤンマさん」
「へぐおっ!?」

 隣室のベランダで、ヤンマは奇声を発して仰け反った。足元には、アビゲイルと同じように洗濯カゴが置かれていた。
ハンガーには茜のブラウスやシャツが掛けられていて、どうやら洗濯物を干しながら無意識に歌っていたようだった。

「なあに、さっきの歌。すっごく可愛かったわ」

 アビゲイルがにやにやすると、ヤンマは後退っていった。

「いや…別に」
「何の歌なんですか?」
「茜が歌ってたんだよ。たぶん、なんかの替え歌だと思うんだがな…」

 ヤンマはひどくばつが悪そうに、爪で複眼を押さえた。

「歌詞はアレだけどなんか頭に残っちまったもんだから、つい口に出ちまって。速攻で忘れてくれ」
「そうね、祐介さんには黙っておいてあげるわ」
「つーことは、茜には喋るんだな?」
「うふふふふっ」
「アビィイイイイイッ!」
「いやぁね、冗談よ。それで、その歌の主の茜ちゃんは? ヤンマさんが洗濯物を干しているってことは、いないのよね?」
「あ、ああ、まぁな」

 平静を取り戻したヤンマは、洗濯カゴから茜の下着を取り出し、物干しハンガーに下げた。

「学期明けのテストがあるから、クラスメイトとうちで勉強会するんだとさ。んで、さっき茜の携帯に電話があったから、
茜はそのクラスメイトを駅前まで迎えに行ったんだよ。確か、転校生もいるとか言っていたな」
「じゃ、お昼ご飯でも差し入れしようかしら。ヤンマさんはどうするの?」
「邪魔になると何だから、適当にその辺を飛び回ってるさ」
 洗濯物を干し終えたヤンマは、隣室の居間に戻った。アビゲイルは乗り出していた身を戻し、空のカゴを持ち上げた。
すると、玄関のチャイムが鳴らされたので、アビゲイルは洗濯カゴを脱衣所に置いてから玄関に向かって声を上げた。

「はーい、今出まーす」

 アビゲイルがドアを開けると、そこには、当の茜と黒衣の少女、そして水色のトンボ人間が立っていた。

「おはよう、アビーさん!」

 茜が挨拶すると、後ろの二人も一礼した。クラスメイトと思しき少女は茜よりも頭一つ背が高く、黒髪を長く伸ばしていた。
春先にはあまり似付かわしくない黒いワンピースを着ていて、首からは六芒星が印された金貨のペンダントを下げていた。
顔付きも高校生にしては大人びていて、涼やかな目元と華奢な首筋が印象的な、落ち着いた雰囲気を纏った少女だった。
 そして、もう一人、というか、もう一匹である水色のトンボ人間はヤンマよりも小柄だが、それでも人間に比べれば大きい。
水色と藍色の外骨格、透き通った四枚の羽、深青の複眼。アビゲイルが二人に名乗ろうとすると、隣室のドアが開かれた。

「あっ、兄貴! マジ久し振りっす、つかマジ元気してたっすか?」

 水色のトンボ人間が軽薄な口調で挨拶すると、ヤンマが大股に歩み出てきて、トンボ人間の頭を掴んだ。

「転校生って何かと思ったら、お前かシオカラぁああああっ!」
「あっ、兄貴ー、サーセンサーセンマジサーセーン! てか親の転勤なんすよー、マジ不可抗力っすー!」

 唐突にヤンマの上右足の爪で頭を掴まれたトンボ人間、シオカラはヤンマの力に押されて前のめりになっていった。

「お前は俺より二つ年下だろうが、なんで二度目の二年生やってんだよ!」
「ダブったんすー、てかマジそれだけっすー!」
「なんで寄りによって茜の学校に転校してきやがんだ、ああぁ!?」

 シオカラの頭部を上両足で挟んで持ち上げたヤンマが凄むと、シオカラはばたばたと羽を揺らして暴れた。

「それもマジ不可抗力っすー、親が勝手に決めたんすー! つかマジ痛っ!」
「あの、ヤンマさん…?」

 事の次第に付いていけないアビゲイルが恐る恐る声を掛けると、ヤンマはシオカラを投げ捨てた。

「こいつも有り体に言えば俺の幼馴染みだが、茜と違って腐れ縁だ。こいつのせいで、俺はどれだけ迷惑を被ったことか」
「具体的にはどういうことなの、茜?」

 黒衣の少女が茜に尋ねると、茜は苦笑した。

「しーちゃんってね、いい加減なんだぁ。勝てもしないのに昆虫人間にケンカ吹っ掛けて、全部ヤンマに押し付けちゃうの。
おかげでヤンマはケンカ慣れして馬鹿みたいに強くなっちゃったけど…。あ、でも、しーちゃんは悪い子じゃないよ。本当だよ」
「悪意がねぇから尚更腹立つんだろうが!」

 身を屈めたヤンマが俯せに倒れているシオカラの首を掴むと、シオカラはへらっと笑った。

「サーセン。つか、兄貴もマジ変わらないっすねー。つか、仕事はどうしたんすか? 今日、祝日っすけど平日っすよ?」
「うるせぇダブリ野郎! 黙って勉強しとけ!」

 ヤンマはシオカラを乱暴に放ると、立ち上がり、二階廊下の手すりに下右足を掛けた。
「どこ行くの、ヤンマ?」

 茜に問われ、ヤンマは爪先で空を示した。

「これ以上そいつの傍にいたら、本気で頭を叩き割っちまいそうだからな。夕方までには帰る」
「うん、いってらっしゃーい」

 茜が手を振ると、ヤンマは空中に身を投じ、落下した瞬間に四枚の羽を羽ばたかせて大柄な体を浮かび上がらせた。
乾いた空気が叩かれ、砂が舞い上がってきた。茜はヤンマの背を見送ってから、頭を押さえているシオカラを見下ろした。

「大丈夫、しーちゃん? ヤンマのアイアンクローって、いつ見ても痛そうだもんねぇ」
「なんとか平気っすー、つか兄貴マジパネェー…。マジ頭割れるかと思ったー…」

 シオカラは起き上がり、がちがちと顎を鳴らしていた。そして、突っ立っているアビゲイルに気付き、上右足を上げた。

「兄貴のせいで名乗り遅れたっすけど、俺っち、茜ちゃんのダチのシオカラっす!」
「真夜です」

 黒衣の少女も、再び一礼して名乗った。アビゲイルは気を取り直してから、名乗り返した。

「私はアビゲイル。この部屋に居候させてもらっているのよ」
「じゃ、アビーさん、そういうわけだからよろしくね!」
「お勉強、頑張ってね」

 笑顔の茜にアビゲイルが頷き返すと、茜は一人と一匹のクラスメイトを伴って自室に入り、弾んだ会話が聞こえてきた。
アビゲイルがその様子を微笑ましく思っていると、背後で寝室兼勉強部屋のふすまが開き、身支度を終えた祐介が現れた。

「えらく騒がしかったが、何があったんだ、アビー?」
「茜ちゃんが勉強会をするってお友達を二人連れてきたんだけど、男の子の方がヤンマさんの幼馴染みだったのよ」

 アビゲイルが説明すると、祐介は勉強道具の詰まったショルダーバッグを肩に掛け、玄関にやってきた。

「んで、ヤンマはそいつに絡んで荒れたってわけか。相変わらずだな。もう一人の方は普通の人間か?」
「ええ。茜ちゃんより大人っぽい女の子で、綺麗な子だったわ」
「そりゃいいことだ」

 スニーカーを履き終えた祐介は立ち上がり、ドアに手を掛けたが、ドアスコープに目を留めた。

「アビー。ドアスコープ、いつの間に直したんだ? 確か、お前がすっ転んでヘッドバッドして割っちまったはずだよな?」
「あれは雨で床が濡れていたのと、お買い物の荷物で両手が塞がっていたから転んじゃったのよ」

 アビゲイルは少しむっとしたが、真新しいレンズの填ったドアスコープを指した。

「アパートの前を通りかかった人が直してくれたのよ。人間、っていうにはちょっと不思議な感じの人だったわ。
顔に填っていた部品は機械なんだけど、外見はどことなく生身っぽいっていうか、上手く説明出来ないんだけど。
修理の御礼に、その日の夕ご飯に作ったロールキャベツをお裾分けしたわ。多田さん、って言ったかしら」
「そりゃ、たぶんバイオノイドだな」
「バイオノイド? それって人間とは違うの、祐介さん?」
「ロボットと人間の中間、というか、生体部品に極めて酷似した機械部品で構成されているから機械と言えば機械なんだが、
人間といえば人間なんだ。俺は機械工学科じゃないから細かいことまでは説明出来ないが、言っちまえば即戦力の労働力だな」
 スニーカーのつま先を床に叩き付けてから、祐介はドアを開けた。

「宇宙開発、戦争、ゴミ処理、建設現場、原子力関連、と、生身の人間じゃ出来ないこと、したくないことをさせるための存在だ。
バイオノイドを人間扱いしない連中もいるみたいだけど、俺はそうは思わないな。頭ごなしに否定するのは好きじゃないんだ」
「そうよね。普通の人が出来ないことをするんだから、立派よね」

 祐介は玄関を出ると、一旦振り返った。

「じゃ、俺も勉強しに図書館に行ってくる」
「いってらっしゃい、祐介さん。レポート、頑張ってね」

 アビゲイルは彼に手を振りながら、見送った。祐介は少しだけ躊躇ったが、軽く手を振り返し、年季の入ったドアを閉めた。
階段を下りる足音が下がり、遠のいていくのを聞きながら、アビゲイルは隣室で勉学に励む高校生達の昼食を考え始めた。
茜はアビゲイルの作る料理は大抵喜んでくれるが、真夜は初対面でシオカラは昆虫人間なので、注文を聞いた方が無難だ。
うっかり嫌いなものを作ってしまっては、彼女らもだがアビゲイルも切ない。だから、頃合いを見計らって、隣室を訪問しよう。
駅前のスーパーへ買い出しに出るのも、その後がいいだろう。注文によっては、昼食の材料を買い揃える必要があるからだ。
 とりあえず、今は掃除をしなければ。掃除機を使わずに水拭きしよう、とアビゲイルは玄関から室内に戻りかけ、足を止めた。
傘立てに突っ込んである西洋剣が、うっすらと埃を被っていた。アビゲイルはそれに触れかけたが手を下げ、脱衣所に入った。
 あれには触らない方が良い。バケツに水を張って雑巾を濡らしながら、アビゲイルは西洋剣のことを頭から振り払おうとした。
自分の持ち物であるはずなのに、いつもあの剣が怖い。気にしないようにしているのに、視界に入ると思考を奪われそうになる。
触れたりすると、抜いてみたい衝動に駆られることもある。だが、あの剣を抜いてはいけない。取り返しの付かないことになる。
根拠はなかったが、そう思えて仕方なかった。だが、抜かなければいけない、という衝動もまたアビゲイルの奥底に宿っていた。
 その衝動から目を逸らすため、アビゲイルは掃除に没頭した。


 勉強会の余韻に浸りながら、真夜は帰路を辿った。
 茜。シオカラ。そして、隣人のアビゲイル。一年生の頃から仲の良かった茜から誘われた時は、正直言って戸惑っていた。
昆虫人間と接したことは少ないし、何より転校してきたばかりだったので、シオカラとは仲良くなれるとは思っていなかった。
言動も軽薄で好きなタイプではなかったが、話し込むうちにシオカラの良さが解ってきて、これからも付き合えそうだと思った。
アビゲイルも年上のお姉さんを絵に描いたような女性で、昼食に出されたサンドイッチは野菜がたっぷり入っておいしかった。
味付けも丁度良く、マヨネーズは辛味が効いているが強すぎず、一緒に出されたマカロニスープもコンソメの優しい味がした。
 家に帰るのが惜しかったが、ヤンマも隣室の主の祐介も帰ってきたので、真夜とシオカラは帰らざるを得なくなってしまった。
シオカラとは途中まで一緒だったが、自宅の方向が違うので別れてしまった。夜道には慣れているが、今ばかりは寂しい。
 自宅に到着した真夜は、玄関の明かりを付けてから廊下の明かりを付け、ヒールの付いたローファーを脱ぎながら言った。

「ただいまぁ」

 だが、声は返ってこない。当然だ。真夜は勉強疲れで筋肉が強張ってしまった肩を回しつつ、リビングに入って明かりを付けた。
八畳の洋間のリビングには、六芒星の壁掛けが掛けられていて、天井に届くほど大きな棚には魔法道具がずらりと並んでいた。
水晶玉、ドラゴンの彫刻、鈍い光を放つ短剣、古びた魔導書など、両親がヨーロッパ方面で買い集めてきた中世時代の品々だ。
リビングテーブルの下に敷いてあるラグも六芒星で、六芒星を囲む円の回りには、魔法文字がびっしりと縫い付けられている。
棚の脇には、剣を携えた金色の全身鎧が直立している。だが、両親が調べた結果、これはリビングメイルではないようだった。
 真夜の両親は、どちらも秀でた才を持つ魔術師だ。そして、真夜自身も高い魔力を有しているが、魔術師を名乗るには未熟だ。
そして、二人はその優秀さ故にどちらも極めて忙しく、自宅に帰ってくるのは年に数回で、実質的に真夜は独り暮らしをしている。
どれほど科学が発達しても、どうにも出来ないことがある。そういったことを処理するためには、魔術師の存在は不可欠なのだ。

「夕ご飯、作らないとなぁ」

 真夜は独り言を零しながらリビングに入り、黒革のソファーに勉強道具の入ったバッグを投げ、座り込んだ。

「でも、アビーさんほどおいしくは作れないだろうなぁ」

 真夜は薄いグレーのタイツに包まれた足を投げ出し、首に掛けていた魔力制御のペンダントを外してテーブルに置いた。
ワンピースのファスナーを外して下ろし、脱いだ。魔力抑制作用のある染料で染めたワンピースは、機能は高いが可愛くない。
今の季節には暑苦しいので着たくないのだが、着なければ制御力が緩い魔力が外に出てしまい、困ったことになってしまう。

「先にお風呂に入ろうかな。汗掻いちゃったし」

 スリップ姿になった真夜は汗ばんだ首筋を拭ってから、金色の全身鎧に近付いた。

「あなたが動いてくれたら、少しは寂しくないんだけどね」

 真夜は冷たいマスクに触れて、つるりと撫で下ろした。ヘルムの奥には何も見えず、浅い闇が満たされているだけだった。
彼がリビングメイルでないことは承知しているが、また一人になってしまった寂しさが堪えきれず、真夜はかかとを挙げた。
金色の滑らかなマスクに、柔らかく唇を当てた。かかとを下ろして身を引くが、やはり何も起きず、真夜は解っていたが落胆した。
とりあえず、お風呂に入ってさっぱりしよう。それから在り合わせの夕食を作って食べて、明日の準備をして早く寝てしまおう。
 真夜がリビングと廊下を繋ぐドアを開けると、金属音が聞こえた。ドアノブを回した音とも異なる、涼やかな硬質な音だった。
まさか、でも、そんな。戸惑いながら真夜が振り返ると、金色の全身鎧は首関節を軋ませながら、ヘルムに真夜を映し込んだ。

「ここは…」
「なんで、動くの? あなたはリビングメイルじゃないはずなのに」

 真夜が恐る恐る近付くと、金色の全身鎧は首を振り、呟いた。

「私は、死んだのか? ならば、ここはヴァルハラか?」
「二十一世紀の日本よ」
「は?」

 金色の全身鎧が面食らったので、真夜は彼の胸部装甲に触れてみた。

「んー…」

 気合いを入れて魔力を流し、感じてみると、金色の全身鎧にはリビングメイルと化すための魔法が施されていた気配はない。
だが、残留思念が強烈にこびり付いている。魂の古さからして、金色の全身鎧と同じ年代に死亡した人間の魂のようだった。
安直に考えて、魂の主は全身鎧の使用者だろう。戦死した人間の残留思念が武具にこびり付いているなど、よくある話だ。
けれど、なぜ、両親の魔力では目覚めずに真夜の魔力で目覚めたのだろうか。ただ単に、相性が良かったのかもしれない。

「あなた、名前は?」

 真夜が問うと、金色の全身鎧は少し間を置いてから答えた。

「アーサーだ」
「アーサー。良い名前ね。私は真夜」

 真夜が笑むと、アーサーは少しやりづらそうに顔を背けた。
「だが、なぜ、君はそのような薄着なんだ? うら若き婦人が肌を曝すのは、あまり良くないと思うが」
「え、あ、ああ、気にしないで!」

 真夜はスリップ姿であることを思い出し、動揺した。慌ててワンピースで体の前を隠すが、肩や足は隠れなかった。

「無事だったか、聖剣エクスカリバーよ!」

 真夜の姿を見まいとするのか、アーサーは手にしていた剣を掲げた。

「え、でも、それも普通の剣…」

 真夜が訝ると、アーサーは鞘から剣を引き抜き、滑らかな艶を纏った幅広の刀身を横たえた。

「聖者とは賢者、賢者とは隠者だ。エクスカリバーが真の姿を現すのは、魔剣ストームブリンガーと相見えた時のみだ」
「含蓄深いわね」

 そうは言ったが、真夜はアーサーの話を信用していなかった。エクスカリバーもストームブリンガーも、伝説の剣だからだ。
伝説と名の付く品は、知名度の高さ故に贋作も作られやすい。実際、これまでにも数十本のエクスカリバーが発見されている。
だが、そのどれもが中途半端な力しか持たない魔法剣で、聖剣エクスカリバーと称されるには足りないものばかりだった。
それはストームブリンガーも同様で、本物にも等しい偽物が出回りすぎて、魔術師達も本物を探し出すことを半ば諦めている。

「真夜と申したな」

 剣を鞘に収めたアーサーは、片膝を付いて真夜の左手を取った。

「君の口付けは、私の魂を現世に誘ってくれた。魔術の心得があるとお見受けするが、魔女と言うべきではない。君は聖女だ」
「あれは、ただの偶然っていうか」

 真夜が照れて俯くと、アーサーは真夜を見上げてきた。

「それは神の思し召しと言うべきだ、真夜。私には、魔剣ストームブリンガーとその操り手を断罪する使命が与えられている。
だが、それは魔剣もまた同じこと。ストームブリンガーは、エクスカリバーを葬り去るために私に戦いを挑んでくるに違いない。
私を目覚めさせてくれた君にも危険が及ぶかもしれないが、聖騎士の誇りに掛けて君を守ることを誓おう」

 アーサーは真夜の左手の甲に、マスクを当てた。その仕草と感触に、真夜は意味もなく赤面した挙げ句に固まってしまった。
アーサーは真夜の左手を解放して立ち上がり、剣を抜いた。聖騎士の誓いと思しき勇ましい文句を並べ、雄々しく胸を張っている。
 アーサーの立ち振る舞いは、真夜が幼い頃から憧れていた騎士そのものだった。生憎、王子様には魅力は全く感じない。
どうせなら、華奢な白馬よりも黒い毛並みの筋骨隆々の馬の方が良い。振り翳す剣も、突き刺すだけのレイピアでは物足りない。
誰もが目を奪われる美しさと気品を持ち合わせた美少年よりも、甲冑に身を包んで雄々しく戦う猛者の方が魅力的だと思うのだ。
 聖剣エクスカリバーに選ばれし、聖騎士アーサー。それがどこまで本当かは解らないが、嘘じゃなかったらいいな、と思った。
魔法の心得がある者として、聖剣にも魔剣にも興味がある。真夜は胸の高鳴りを感じ、金属の感触が残る唇にそっと触れた。
  ファーストキスだった。
698859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/10(金) 20:52:14 ID:2LjWpnAA
以上。こっちの世界でのシオカラはダブリーの高校二年生です。
真夜は格好こそ黒ずくめですが、中身は至って普通の女子高生以上魔女未満。
人外だらけでごっちゃごちゃなんだから、SFもFTもごっちゃでいいと思うんだ!
903氏もGJ。続きが気になります。わっふるわっふる。
699名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 21:32:30 ID:h6TUF9k4
アーサーときいて何故か凄く納得した
どこかの魔界村で何千人死んだことか
700903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 21:46:38 ID:ySrSolct
>>691
GJGJ!うお多田が出たー!あとアビーがけなげでにやにやしてたまりません!
やっぱり俺の嫁にください。あとヤンマと茜もください。全員俺の嫁。
シオカラやアーサーと真夜の今後も気になって大変に堪能しました。
キューンキューンワロタ。

ところでエロが書けなくなっているのでエロ練習の為、全然関係ない小話を突っ込みます。
逆ガチレイプで魔獣女×男。駄目な人は903か鈴木健一郎でNGお願いします。多分人外アパートの一室。
701鈴木健一郎32歳魔法使い1 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 21:47:18 ID:ySrSolct
男が30過ぎるまで清い身体を保ったら魔法使いになるというジョークがあるが、
まさか本当だとは思わなかった。
鈴木健一郎32歳は先ほどから隙間なく続く陵辱音に身を震わせた。
掠れた声で悲鳴を上げようとしたが、彼の咥内いっぱいに蛇のような細く長い舌が入り込み、
彼の舌に巻きつき、歯茎をなぞり、喉奥まで犯そうと何度も突き上げられていた為、
鈴木の喉から悲鳴も助けを乞う声も発せられることはなく、閉じることの出来ない口端から
滂沱の涎と荒い息遣いだけが零れ落ちた。
鈴木の身体は安アパートの彼の実室で組み敷かれ、両手は頭上で柔らかくも強度と粘質のある
ゲル状の固体−蜘蛛の糸にも似ていた−で固定され、彼の腹の上には目の淵を欲情で潤ませ、
頬を上気させた少女が尻をつけて座り、彼の咥内を夢中で犯していた。
鈴木は身体を身じろぎさせて少女からなんとか逃れようと無駄な動作を繰り返したが、
はだけられたパーカーとシャツの下に這わされた冷たい両手が彼の両乳首を撫で回し、右を軽く
引っかかれながら左を摘みあげられるといった時間差攻撃に、思わず身体を震わした。
ぞくぞくと尾てい骨から背筋に寒気と感じた事のない快感が走った。
彼は、男の乳首も性感帯である事を自らの身体で思い知ったばかりだった。
元々女性に縁がなく、30過ぎまで童貞ですごしてきた彼の脳内に納められた貧弱な女性のイメージ、
憧れはぼんやりと曖昧でありながらセクシャリティな妄想で占められ、その妄想の中でセックス強者であり
与える側であるはずの鈴木の姿は実物とは到底かけ離れた理想化されすぎた姿であり、
対する与えられる側である女性もこの世のものとは思えぬ大きな瞳と日本人離れした鮮やかな色彩の髪を
振り乱しながら、彼から与えられる快楽に涙を流して打ち震え、全身で喜びを感じる、はずだった。
だがどうだ、今彼を襲った陵辱者は妄想に近いような美しい少女でありながら、彼から与えられるはずの
快楽を拒否し、彼に快楽と屈辱を存分に与えているではないか。
きゅううと摘み挙げられた両乳首の感覚に彼は喘いだ。少女の股間が何度もこすり付けられた彼の股間は
すでに硬く立ち上がっており、窮屈なズボンを押しのけたいと自己主張を繰り返していた。
702鈴木健一郎32歳魔法使い1 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 21:48:04 ID:ySrSolct
悪魔の呼び出し方。
とあるサイトで見かけたそれを、軽い気持ちで試してみたのが鈴木の運の尽きだった。
注意!30歳以上の純潔の魔法使いにしか実行できません!
貴方に従順で何でもしてくれる美少女悪魔を呼び出してみましょう!好きなタイプ、よりどりみどり!
そんな煽り文句に、好きで魔法使いをやっているわけでない鈴木は無性に苛立った。
そこで、この通りに儀式をしたが悪魔は出てこない、どうしてくれる、と文句を言い立て、
煽り、罵詈雑言を浴びせてこのサイトを潰してやろう。
普段は匿名掲示板で煽られても反論もろくにしない鈴木は何故かこの時、今までの彼にしては、
つまり、善良で小心者には思いつかないような悪魔的思考に陥ってしまった。
もっとも現代日本である。儀式を行うための小道具、本物の雄鶏の血やら生贄やらがそうホイホイと
用意できるわけもない。サイトではご丁寧に代用品−スーパーで売っている豚肉や、生贄用の金魚−
等を提案してくれていたため、鈴木は着々と用意を進める事ができた。これがもし、生贄に猫でも
用意しろなどと書かれていたら、彼の決意は一瞬で瓦解していたことだろう。
部屋を暗くし、模造紙に書かれたやや歪な手描きの魔法陣の上に注意深く供え物をセットし、
蝋燭に火を灯して呪文をブツブツと唱え始めた。唱えている途中で何度か我に帰り、
『俺は一体30にもなって何をやっているんだ』という鬱と虚脱感に襲われ、必死で儀式を止めて
とっとと寝ようというもう一人の自分と戦いながら儀式の様子をデジカメで逐一撮っていくのも忘れない。
せめて、ネタとして動画サイトにでもうpれば誰かが爆笑してくれるかもしれない。
そう自分に言い聞かせながら、恥かしさに悶えつつ最後まで呪文を唱え終わった時には鈴木の精神は
激しく疲労していた。
当然、何も起こらなかった。そう素人の儀式で悪魔なんぞがホイホイと召喚されたらたまらない。
鈴木はしばらく暗い部屋の中で待ってみたが、何も起こらない事に腹を立て、そしてわずかに期待していた
自分に気がついて再度赤面した。
雰囲気作りの為に頭から被っていた黒いフード(ユニクロ・1,980円パーカー)をはずし、部屋の電気を
つける。まだ燃えている蝋燭を消そうとして彼はふと気がついた。蝋燭がいつの間にかすべて消えていた。
「んふ」
後ろから、小さく笑い声が聞こえ、するりと細く白い腕が背中から彼を抱きしめた。
「ヒッ?!」
慌ててそれを振りほどこうとした時にはもうすでに遅く、彼の視界はグルリと逆転した。
目に見えるのは天井と………ふんわりとした真っ白な髪の少女。細い肢体を白いワンピースで包んだ
その少女は愛らしい顔に蕩けるような笑みを浮かべ、舌なめずりをしていた。
「んふ、美味しそうだこと」
ベロリ。囁きながら、呆然としている鈴木の唇を舐めた彼女は、耳元で囁き、耳朶を噛んだ。
「いただきます」
笑顔で宣言し、小さく開けた彼女の口の中は明らかに人ではない細く鋭い牙状の歯で埋め尽くされ、
蛇のような細く長い、先が二股に分かれた異形の舌がずるりと這い出した。
鈴木は絶叫した。

703鈴木健一郎32歳魔法使い3 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 21:48:55 ID:ySrSolct
「ねえ、入れたい?」
長時間咥内を犯され、ようやく開放された鈴木の顔は涙と鼻水、涎でベトベトであり、大の男としては
ひどく情けなく、また哀れな姿だった。息も絶え絶えに酸素を貪り、激しく上下する胸をついばまれては
小さく女の子のように声を上げ、いたぶられ続ける彼の腹の上で、少女が優しく尋ねてくる。
「オチンチン……こんなに腫らして。私の中に、入れたい?」
捲りあげられた白いワンピースの中、思わずそちらを凝視した鈴木の目に飛び込んできたのは、
女性の秘所、鈴木が憧れを抱き続けてきた神秘の花園などではなく、太く、長く、ぬめりとした光沢を
放つ、巨大な蛇の胴体だった。
少女の腰から下は巨大な蛇のものとなっており、足の付け根から秘唇までのなだらかなシルエットが
少しばかり残っており、くぼみとなってのこってはいたものの、鱗に包まれたつややかな白い腹を見て
欲情できるような鋼の精神を彼は持ち合わせておらず、鈴木は枯れかけた喉から「ヒッヒィイイイッ」
と情けない悲鳴を搾り出した。だが少女は容赦なく、鈴木の腰から器用にズボンを脱がしていき、
むき出しになった鈴木のペニスに口付けした。
ちゅるり。
先端に浮かんだ透明な先走りの汁を音高く吸い上げる。
「うふ、しょっぱい」
ベロリ。長すぎる舌で嘗め回すと、少女はいまだ皮を被っているその先端をぐにぐにと手で弄んでいたが、
ぱくりと先端を咥えた。舌先でチロチロと先端を執拗に嬲られ、先別れした異形の舌が尿道に潜り込んで
くる。
「うっヒッァアアッ!や、やめ…っ!!」
味わった事のない快楽に腰が揺れた。ぐしょぐしょの顔をさらに歪めて彼女の口から逃れようと
喚きながらもがき続ける鈴木の身体が揺れ、「ぃヒいいいいいッ」と奇声が漏れた。
少女の口の中で器用に皮を剥かれ、むき出しとなった彼自身の亀頭に軽く尖った歯が当てられ、
つぷりと突き立てられたのだ。
「可愛いのね、マスター。それにとっても美味しい……」
先端のみをチロチロと嘗め回され、達したくても達せないもどかしさと、時折加えられる鋭い牙が
やんわりと表面に当てられては引かれる、ゾクゾクするような痛みと一体の快楽に、生まれてから
今までの32年間、全くと言っていいほど女性との接触がなかった鈴木が耐えられるはずもない。
「…い……たい……」
「え、なあに?」
顔を歪めて泣きながら切れ切れの声で懇願する男の口元を、少女の異形の舌が撫で回した。
「聞こえないわマスター。もっと大きい声で言って?」
「入れたい!入れたいんです!」
「うふふ、どこに入れたいの?はっきり言ってくれないと、わかんない」
少女は、己の異形の下半身を見せ付けた。足の付け根からなだらかな丘、無毛の窪みからは
何か透明な液体が滴り落ちていた。
指でそこを押し広げ、鈴木に見せ付ける。
白い鱗の生えた異形の腹の、そこだけが桃色の肉を備え付けた女の形をしていた。
ゴクリ、と鈴木の喉がなる。
幾重にも包まれた肉ヒダの、指で広げられた淫らな唇は鈴木を誘うようにねっとりと涎を流し、口を開けて
待ち構えていた。唇の上部には、小さな豆が充血してぷっくりと膨らんでいるのが見える。
男根の先端を軽く引っかいていた手が、鈴木の性器を掴んだまま、自らの性器に押し当てた。
704鈴木健一郎32歳魔法使い4 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 21:50:01 ID:ySrSolct
「ほらぁ、マスター……早く言ってよ、どこに入れたいのか」
少女が蕩けるような甘い声で、ペニスの先端を己のクリトリスに押し当て、ねちゃねちゃと擦りながら
笑った。もう一方の手が鈴木の太腿をさすり、ゆっくりと睾丸まで伸びて、袋を軽く弄んだ。
「ま、マンコに……そのマンコに入れさせてくれ、ください!!お願いです!!」
その言葉が終わらないうちに、鈴木のペニスは少女の秘所に飲み込まれた。
「ヒッ…!あうッはっあああッ」
「ああん、良いのね?良いのね、私の中。そんな卑猥な言葉を使ってまで、入れたかったのよね?」
吸い付くような肉ヒダが鈴木を擦りあげ、締め付けてきては緩く離し、少女の蛇の下半身が鈴木の
全身を抱くように巻きついていった。
「くはァッ!!」
ふいにビクンと鈴木が跳ねる。ガクガクと腰が揺れた。
「ふふ、童貞喪失、お・め・で・と」
鈴木の乳首を舐めあげ、祝いの言葉を囁きながら、少女はなおも腰を振った。
緩やかに肉が締め付け、擦りながら耐え切れないほどの快楽の波がまた鈴木のペニスを襲ってきた。
「でも……まだまだ始まったばかりよ?もっと楽しみましょうマスター」
ただでさえ、両手を拘束され、身動きの取れない鈴木の腰だけがビクビクと動き、もはや自分の意思なのか
このキメラ少女に犯されているせいなのか判別は付かなかった。
少女は自身も激しく腰を振りながら鈴木のペニスを咥え、抜けるギリギリまで引き抜いては勢いよく腰を
落とし、その度に接合部からは粘着質な愛液が飛び散った。
陸に打ち上げられ、酸素を求めて激しく飛び跳ねる魚のように鈴木の身体がビクビクともがき、パクパクと
酸素を求めてもがく唇は何度も少女に犯され、もはやどこまでが自分でどこまでが少女なのかもわからなかった。
このまま、犯し殺されるのだろうか。ぐじゅぐじゅと耳に響く音すらも、鈴木を犯してくるようだった。

ー悪魔は本当に居たのだー

ペニスを咥えて離さない蜜壺がまた、きつく鈴木を締め付け上げてくる。飛びそうになる意識の片隅で
鈴木はぼんやりと思った。
あのサイト。
あれはきっと罠なのだ。呼び出した人間を贄とする、こいつ等自身の罠なのだ。
それにのうのうと引っかかって…………
ビュルッビュルルルルルルrッ
ありえない勢いと量が、鈴木の奥底からこみ上げ、魂さえ蕩けるような苦痛の快楽として弾けた。
幾度目かの精を蛇身に放ち、鈴木の意識は闇に溶けた。



その後、『生気もいただいたし、契りの儀式もすんだし、これで私マスターの使い魔としてバッチリ
毎晩お世話しちゃうから期待してねウフフ』などと言われてさらに卒倒する鈴木であったが、
今日より5年後、希代の魔獣使いとして魔術界に名をはすことになるのは、また別のお話。
705903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/10(金) 21:52:47 ID:ySrSolct
通し番号間違えたウェーイ。DT捨てたら魔法使いになれないんじゃないかと思うけど
深く気にするなってばっちゃが言ってた。

>>689
メモ帳で書き出して適当なところでブツ切りにボックス改行してったんだけど
久々すぎて前がどんな感じで改行してたか忘れてた。読みにくかったら申し訳ない。
706名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 22:05:55 ID:h6TUF9k4
なんというエロス羨ましい
707名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 23:04:49 ID:PTfenSUo
GJ!すげえエロかった!
30過ぎの時点で魔法使いになってるから、その後にDT捨てても問題ないb
アビゲイルたんとか悪魔たんとかが可愛いすぎて、人外♀にどっぷりはまった。
708名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 16:32:00 ID:jIZrJCfr
ちっこい人外が元マフィアか元軍人だったらどっちが萌えるよ
709名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 16:37:46 ID:fRq0ti2w
それは自分の萌えで決めることさ!
710名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 16:49:41 ID:jIZrJCfr
両方萌えるから聞いてるんだよ……
711名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 17:52:57 ID:sznOfbBc
俺は魔法使いになるぞ、JOJOー!
712名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 19:01:59 ID:KONDXvzM
召喚した魔物に恋をするのですね?
解ります。
713859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/11(土) 20:10:20 ID:fRq0ti2w
今回も人外アパート話を投下。
出てくるのはアビゲイルと祐介だけです。非エロばかりで申し訳ない。
エロを書こうと思っていたのに、リビドーが足りなかった…。
 好奇心は猫をも殺す。
 興味を抱かない方が身のためだ、と常々思っていた。それが彼女のためであり、自分自身のためなのだと。
だが、結局調べてしまった。そして、後悔した。挙げ句に忘れようにも忘れられなくなって、眠気が失せてしまった。
 薄暗い天井を見つめながら、祐介は嘆息した。下半身には、求められるままに精を放った余韻が残っていた。
今夜もまた、アビゲイルは祐介に迫ってきた。体を動かすための力を得るために、祐介の持つ生命力を吸収した。
以前に比べれば慣れてきたが、それでもまだ拙さの残る愛撫を受けながら、途中で余計なことを考えそうになった。
勃起が完全に衰える前に放つことが出来たが、あまり時間が掛かっていたら、出すどころではなくなっただろう。
 祐介の精液と生命力を受けて満足したアビゲイルは寝室を後にし、祐介は達成感を味わいながら眠りに落ちた。
だが、眠りが恐ろしく浅く、すぐに目が冴えてしまった。性感に身を委ねても、どうしても払拭出来なかったからだ。
それから一時間以上布団に寝転がっているが、眠くなるどころか更に頭が冴え渡り、目を閉じているのが苦痛だ。
横になっていることすらも嫌になるが、眠ってしまうべきだと思う。しかし、意志とは反対に意識は冴えたままだ。

「…くそ」

 ナツメ球の淡い光が広がる天井に、苛立った呟きが溶けた。

「どうして俺は、あんなこと調べちまったんだよ」

 とうとう横になっていられなくなり、祐介は起き上がった。掛け布団を剥いで胡座を掻き、無意味に髪を乱した。
勉強机の上には図書館でコピーしてきたレポート用の資料に混じり、中世時代の武具についての資料もあった。
だが、今回のレポートは歴史ではなく、経済だ。だが、魔法関連の書籍が並ぶ棚に無意識に足が向いてしまった。
そして、アビゲイルのようなリビングメイルが量産されていた時代の資料を漁り、それを見つけ出してしまった。

「魔剣って、何なんだよ」

 勉強机の前に座った祐介は、デスクライトを付けた。ナツメ球よりも鮮烈な白い光が、手元を明るく照らし出した。

「なんであいつが、あんなのを持っているんだよ」

 祐介は分厚い参考書の下に隠していたコピー用紙を出し、見下ろした。粒子の粗い写真には、剣が写っていた。
飾り気はないが頑丈な銀色の鞘に収まり、植物のツタの模様が柄に刻まれている、有り触れた西洋剣だった。
だが、その隣の抜き身の写真では、黒曜石のようにどす黒く艶を帯びた刀身にびっしりと文字が刻まれている。
一目見て、異様な剣だと解る。そして、写真に付けられたキャプションは、この剣の恐ろしさを素っ気なく語っていた。
 中世時代に作成された魔法剣だが、他の魔法剣には見られない特性を持ち、殺害した相手の魂を吸収出来る。
人の血を吸えば吸うほどに魔力が増大し、使い方に寄れば一振りで一万の軍勢を滅ぼすことが可能である、と。
実際の歴史上でも、魔剣ストームブリンガーを携えた騎士が現れたことにより、戦況が一変した戦争が起きていた。
他にも細々と説明が書かれていたが、目に入れたくなく、祐介はコピー用紙をぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱に捨てた。
 伝説の魔剣ストームブリンガー。それは、アビゲイルが所有している正体不明の西洋剣と、全く同じ外見だった。
ただの偶然だ、と割り切ることが出来れば良かった。だが、ストームブリンガーの機能と彼女の体質は酷似している。
リビングメイルについても調べたが、一度魂を固定する魔法を施せば、個人差はあるが数百年は魂を維持出来るそうだ。
だが、アビゲイルは違う。一週間程度で力が底を突き、祐介を求めてくる。今までは、それが当たり前だと思っていた。
調べれば調べるほど一般的なリビングメイルとアビゲイルとの差異が目に付いてしまい、最後には調べることを止めた。
あの剣が魔剣でなかったとしたら、それはそれで後味の良い結末だ。だが、魔法の才がなくとも嫌な予感ぐらいは感じる。
「アビー…」

 彼女と自分を隔てるふすまを見やり、祐介は力なく漏らした。彼女が現れてからというもの、祐介の生活は一変した。
最初こそ、記憶をさっぱり失っていたので何をするのも上手く行かなかったが、一ヶ月もするとその才能を発揮し始めた。
元々器用だったのか家事全般をそつなくこなすようになり、味見が出来ないのに丁度良い加減の食事を作ってくれた。
だが、それだけではない。学業やバイトに疲れて部屋に帰ると、アビゲイルは部屋に明かりを付けて待っていてくれる。
温かい料理を食卓に並べ、祐介を労い、話を聞いてくれる。それだけのことで、どれだけ祐介が救われてきただろうか。

「どうすればいいんだ、俺は」

 アビゲイルを手放したくない。彼女のいない日々など考えたくない。だが、彼女の傍には魔剣と思しきものがある。
もしも、あの剣が本物のストームブリンガーだったとしたら、祐介には何も出来ない。何かしたくても出来るわけがない。
せいぜい、ストームブリンガーに斬られて血の飢えを潤すだけだ。力もなければ頭もない祐介は、所詮その程度だ。
 ふすまの向こうで、畳に金属に擦れた音がした。祐介が顔を上げると、ふすまに手が掛かり、躊躇いがちに開かれた。
寝室を覗き込んできたアビゲイルは、少し迷うようにヘルムを伏せたがすぐに上げ、ふすまを開けて寝室に入ってきた。

「祐介さん。起こしちゃったかしら?」
「寝付けなかっただけだ。アビーは寝たんじゃなかったのか?」
「そのつもりだったんだけど、なんだか落ち着かなくて」

 アビゲイルは祐介の枕元に膝を付き、正座した。

「誰だって、そういう夜はある」

 祐介は努めて平静を装った。アビゲイルは肩を縮め、俯く。

「ねえ、祐介さん。私、本当にここにいてもいいのかしら」
「何、言い出すんだ」
「私が何者なのか、解らないのが怖くない? 私が剣を持っていたことが、怖いとは思わない?」

 アビゲイルは太股の上できつく手を握り締め、肩を震わせた。

「私は、とても怖いわ。自分のことを何も覚えていないなんて、凄く変よ。それなのに、あんな立派な剣を持って
いるなんて物凄く変よ。ねえ、祐介さん。怖いのなら言って、本当のことを言って、お願い!」

 表情が出ないはずのヘルムが、涙で歪んだように思えた。

「私、祐介さんと一緒にいられて幸せだと思っているわ。茜ちゃんやヤンマさんも私に良くしてくれて、とても嬉しいわ。
だから、ずっと祐介さんの傍にいたいって思っているのに、あの剣が目に付くの。私の知らない私が、剣を取れって言うの」

 両腕を掻き抱き、アビゲイルはか細い声を絞り出した。
「祐介さん…。私、どうしたらいいのかしら」

 女性型と言えど無骨な銀色の甲冑が、いつになく弱々しく見えた。そして、その内に眠る女性の姿が見えた気がした。
過去を知らないことは、地に足が着いていないようなものだ。振り返ろうとしても道程はなく、それなのに自分が在る。
現実を感じていても手応えはなく、自分を成すものが見えない。それがどれほど不安か、祐介は考えたこともなかった。
 アビゲイルが弱音を吐くのは、これが初めてかもしれない。彼女は、いつも優しい態度で祐介を受け止めてくれたからだ。
だが、それはきっと、祐介に嫌われまいとするためにアビゲイルが無意識に纏ってしまった心の鎧だったに違いない。

「アビー」

 祐介は、アビゲイルの震える肩に触れた。

「怖いなら、何も考えなきゃいいんだ。その方が、ずっと楽だ」
「でも…」
「嫌なことを無理に見る必要はないんだ。皆、そうやって生きているもんだ」
「祐介さんも、そうなの?」
「俺だって人間だ。向き合えることもあれば、見るのも嫌なこともある」

 それが、今だ。アビゲイルの正体、魔剣ストームブリンガーと思しき剣、そのどちらも向き合えるとは思えなかった。
だから、適当なことを言ってアビゲイルを受け流そうとしている。真情を吐露した彼女への態度としては、最低だった。
他にどうしようもないからだ、と言い訳がましい言葉が祐介の脳裏を過ぎるが、同時にとてつもなく情けなくなってきた。
アビゲイルを利用するだけしておいて、肝心な時には話も聞いてやれないような男が、これから何の役に立つのだろう。
そう思ったら、情けなさが十乗にも百乗にもなった。祐介は切なげな視線を注いでくるアビゲイルと、目を合わせた。
 
「ごめん、言い直す」

 祐介は自嘲の笑みを浮かべ、アビゲイルの兜を押さえた。

「アビーはずっと俺の部屋にいればいい。むしろ、いてくれ。そうじゃないと色々と困る」
「本当に、いいの? だって、私は」
「半年以上も一緒に暮らしてきたんだぞ、今更出ていけなんて言えるか。それに、アビーが誰だろうが何だろうが」

 妙に照れ臭くなった祐介は彼女と目を合わせづらくなり、ぐいっと兜を押し下げた。

「俺にはどうでもいいことだ」
「何よそれぇ」

 アビゲイルは祐介の手の下から顔を上げ、言い返した。

「もうちょっと気の利いたこと言えないの、祐介さん?」
「他に思い付かなかったんだよ!」

 祐介はなんだか照れ臭くなって、アビゲイルから手を離した。身を起こしたアビゲイルは、すかさず迫ってくる。
「そんなんじゃ、女の子に嫌われちゃうわよ?」
「お前が部屋にいたんじゃ、彼女が出来ても連れ込めないだろうが」
「あら、その時はちゃんと外に出ていくわよ?」
「変に気を遣われると、尚更やりにくいんだが」
「じゃあ、どうしたらいいのよ、祐介さん」

 からかい混じりに笑うアビゲイルに、祐介はほっとした。これでこそ、いつものアビゲイルだ。

「好きになってもらえないのは解っているし、好きになってほしいなんて我が侭は言わないわ」

 だが、アビゲイルは途端に声色を落とした。銀色の手を伸ばし、祐介の頬に触れてくる。

「だから、これからも、祐介さんを好きでいさせて。祐介さんが普通の女の子を好きになったって、私は邪魔しないわ。
いつか祐介さんが私を必要としなくなっても、それだけは許してほしいの」
「馬鹿、言うな」

 アビゲイルの手を外させた祐介は、その硬い手首を握り締めた。こんなに思われているのに、自分は何が不満なのだ。
アビゲイルがリビングメイルでなければ、躊躇わなかったのか。だが、リビングメイルではないアビゲイルなど想像も付かない。
リビングメイルでいることも含めて、アビゲイルはアビゲイルなのだ。それなのに、中途半端なところに留まり続けている。
 祐介はアビゲイルの手首を離すと、彼女を居間に促した。アビゲイルは少し渋ったが、祐介に従って寝室を後にした。
ふすまが閉められると、二人の空間が区切られた。仰向けに寝転がった祐介は、再び天井を見つめ、強烈に自責した。
それでも、これでいいのだと自分に言い聞かせる。魔剣ストームブリンガーが本物であったら、祐介は何も出来ない。
だから、部屋の主と居候という関係のままの方がいい。その方が、何かが起きてもアビゲイルを苦しめずに済むはずだ。
 いや。苦しみたくないのは、自分だ。
718859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/11(土) 20:23:55 ID:fRq0ti2w
以上。夜中に二人で悶々と悩むだけなので、特に動きがありません。
アーサーと真夜の話は、また次回にでも。
719名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 20:29:51 ID:7nW1Tyj3
GJ!アビー良妻だなあ。俺の嫁になってくれよ。アーサーにアビーが殺されませんように。
この前シオカラの元気な様子見れて嬉しかったぜ。
720名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 20:31:50 ID:jIZrJCfr
アビーさんが素敵すぎて惚れるわ……
いっそうちに来い
721名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 21:17:10 ID:KONDXvzM
>>718
非エロなんて嘘を付くな…エロ可愛いじゃないか…、楽しく読めたのでGJ!
722名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 04:44:18 ID:VTe3tx1+
GJ!アビー!アビー!
723名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 13:37:18 ID:n2rtY+eL
シオカラから当て馬臭が漂ってきて心配になっている俺がいる
724859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/12(日) 20:39:35 ID:1Y8aMsdZ
また連投になっちゃいますが、人外アパートの続きを投下。
今回はリビングメイル×女子高生のエロ有りですが、鬱展開注意。
アビゲイルがちょっと大変なことになります。
 一秒でも早く、家に帰りたい。
 授業を終えて下校した真夜は、アルバイトに向かう茜と自宅の方向が違うシオカラと別れ、一人帰路を辿っていた。
左手に提げたスーパーの買い物袋の重みも、まるで気にならない。彼は何も食べないが、誰かがいるだけで違う。
夕暮れに染まる住宅街を歩きながら、真夜は独りでに緩んでしまった頬を元に戻そうとしたが、上手く行かなかった。
高校でも、何か良いことがあったのかと茜や他の友人にも何度となく尋ねられたが、真相を話す気にはなれなかった。
というより、話してしまうのが惜しかった。誰かに話してしまったら、魔法が解けてアーサーが動かなくなりそうだからだ。
実際に言霊を呪縛とする魔法は存在しているし、アーサーが目覚めた理由がそういった魔法でないとは言い切れない。
 昨夜、真夜なりにアーサーに掛けられた魔法を調べてみたが、アーサー自身の魂の残留思念しか感じられなかった。
聖剣エクスカリバーと称される西洋剣も調べてみたが、平凡な魔法剣に施される物質強化魔法ぐらいしか解らなかった。
それ以外の魔法があるのでは、と頑張ってみたものの、知識も浅ければ腕もない真夜にはそれ以上は解らなかった。
詳しいことを調べるのは、両親が帰ってきてからでもいいだろう。アーサーの様子を見る限り、それまでは保ちそうだった。
 外見は有り触れた二階建ての一戸建ての自宅に戻った真夜は、門に鍵の代わりに掛けられた魔法を解除し、開いた。
真夜が中に入ると、門が独りでに閉ざされた。鍵の方が楽だとは思うが、日常的に魔法を使うことが最も良い修練だ。
同じように玄関のドアも開けた真夜は、ローファーを脱いでから、アーサーがいるであろうリビングに向かって声を掛けた。

「ただいま、アーサー」

 すると、リビングのドアが開き、二メートル近い身長の金色の全身鎧が顔を出した。

「戻ったか、真夜」
「アーサー、退屈してなかった?」

 真夜がキッチンに向かうと、アーサーは首を動かして真夜の背を追った。

「いや。真夜が与えてくれたこの時代の書籍のおかげで、存分に知識を得ることが出来た」
「漢字、ちゃんと読めた?」

 冷蔵庫を開けて食材を詰めながら、真夜が言うと、アーサーは顎をさすった。

「ある程度は。だが、どうしても理解しがたいことがあるのだ」
「何が?」
「真夜が今食材を入れている箱や、動く絵を映し出す黒い板の構造だ。上空では、竜族とは異なる鉄の翼の鳥が飛んでいる。
あれは一体どういった魔法を施されたカラクリなのだ?」
「漫画みたいなこと言うわね」

 真夜が噴き出すと、アーサーはリビングから出てキッチンに入ってきた。

「真夜、私は本気で問うているのだぞ!」
「機械の構造なんて、解らなくていいわよ。使えるようになればいいんだから。私だって解らないんだから」

 冷蔵庫の扉を閉めた真夜は、リビングに向かった。

「そうなのか?」
「そうよ。魔法も機械も、何がどうなってそうなるのか、全部解った上で使っている人なんて滅多にいないわよ」

 真夜は制服のポケットから携帯電話を取り出し、茜のメールを読んでから手早く返信し、閉じた。

「それじゃ、私は着替えてくるから」

 二階に向かおうとした真夜の腕を、硬い手が引き留めた。振り返ると、アーサーは真夜の左腕を掴んでいた。

「真夜」
「今度は、何?」
 アーサーと向き直った真夜が少し困った顔をすると、アーサーは真夜の顎を躊躇いもなく持ち上げ、腰を曲げてきた。

「…足りないのだ」

 何を、と聞き返す余裕はなかった。真夜の唇にアーサーの冷たく金気臭いマスクが被さり、重たくのし掛かってる。
通学カバンと携帯電話が床に落ちて鈍い音を立てたが、アーサーの手は緩まず、真夜の背に逞しい腕を回してきた。

「ん、ぐ」

 真夜はアーサーの胸を押し返そうとするが、力で勝てるわけもなく、反対にアーサーに抱き竦められてしまった。
数分、或いは十数分も接していたマスクが唇から離れると、真夜は喘いだ。息苦しさとは別の、苦しさが起きていた。
魔力飽和による高揚とは異なる熱が、胸の奥から湧く。訳もなく鼓動が速まり、吸ったはずの空気が肺に届かない。
表情を見られたくなくて顔を背けるが、アーサーの手は真夜の頬を押さえて目線を合わせさせ、首を前に倒してきた。

「君が足りないのだ」
「馬鹿なこと、言わないでよ」

 真夜が小さく呟くと、アーサーは真夜の長い黒髪に指を通した。

「真夜、君は美しい。黒曜石のような瞳も、絹糸のような髪も、大理石のような肌も、その全てが」
「言い過ぎ…」

 あまりのべた褒めに真夜が赤面して俯くと、アーサーは笑んだ。

「事実を述べたまでだ」
「全く」

 真夜は言い返す気も起きなくなってしまい、顔を背けたままアーサーを押し返した。

「今度こそ、着替えてくる」
「その方が良かろう。私は貴婦人の衣装の脱がし方は把握しているが、今、君が着ている服の脱がし方は知らないからな」
「…まさか、ここで脱がすつもりだったの? ていうかそれで何するつもりだったの?」

 通学カバンと携帯電話を拾った真夜が固まると、アーサーはにんまりした。ような、声色を出した。

「生憎、今の私には生まれ持った剣は備わっていないが、君を満たしてやれる自信はある」
「ばっ」

 馬鹿、と言おうとしたが喉の奥で詰まってしまい、真夜は階段を駆け上がって二階に昇り、自室に駆け込んだ。
ドアを背中で閉めて、ずるりと座り込んだ。先程の高揚とはまた異なる動揺に襲われ、真夜は暴れる心臓を押さえた。
アーサーのことは好きだが、本気で惚れてしまいそうな予感はするが、いきなり体を開かれてしまうのは躊躇する。
増して、真夜は男性経験がない。中学時代に気になる男の子はいたものの、近付くことすら出来ずに自然消滅した。
自分で自分を慰めたことはないわけではないが、それとこれとは大違いだ。部屋から出るまいか、本気で悩んだ。

「とりあえず、着替えよう」

 真夜は平静を取り戻すため、セーラー服とプリーツスカートを脱いでハンガーに掛け、汗の染みたブラウスを脱いだ。
ベッドの上に置いておいた普段着を取ろうとして、手を止めた。竜の彫り物に囲まれた古い姿見に映る、自分を眺めた。
いつものブラジャーとパンツが、なんだか急に子供っぽく思えた。居たたまれなくなり、クローゼットを開けて下着を出した。
これもダメ、あれもダメ、と年相応のデザインのブラジャーとパンツを床に投げ捨てながら、真夜は一人で赤面していた。
 あれはアーサーの軽口かもしれないのに、本気にして着替えようとしている。そんな自分が、恥ずかしくてたまらない。
けれど、何もしないわけにもいかない。万が一、そういうことになってしまったら、いつもの下着のままでは必ず後悔する。
 そして、黒と紫のレースのブラジャーと揃いのパンツを見つけ出した真夜は、下着の散乱する床に突っ伏してしまった。
下着が決まったなら、次は服を決めなければ。けれど、アーサーが好むような服装が解らないのでは決めようがない。
しかし、彼に聞くのはもっと恥ずかしい。真夜は床に散らばる下着を片付けてから、クローゼットを掘り返しに掛かった。
 だが、出てくる服は黒ばかりで情けなくなった。
 一時間以上過ぎてから、真夜は自室を出た。
 恐る恐る階段を下りていくが、途中で立ち止まって窓に映る自分を見た。黒は黒だが、いわゆるゴシックロリータだ。
黒のレースがふんだんに使われた袖口の広がった黒のワンピースに、同じく黒のペチコート、そしてやはり黒のタイツ。
ヘッドドレスも付けていないしそれらしい化粧も施していないので、完璧ではないが、これが一番可愛かった服なのだ。
現代で活躍する魔術師の中には、ゴシック系の趣味が高じて魔術に目覚めた者も少なくなく、真夜の母親もそうだった。
だから、母親が買い与えてくれたのだが、ゴシックロリータにはそれほど興味がないので着た回数は数えるほどだった。
なので、未だに新品同様だ。いきなりゴスロリなんて気合い入れすぎたかも、と真夜が躊躇すると、リビングのドアが開いた。

「真夜」

 アーサーだった。真夜が階段の中程で硬直すると、アーサーは手を差し伸べてきた。

「麗しき、我が聖女よ」
「え、っと?」

 真夜がぎこちなく笑うと、アーサーは微笑んだ。

「神が許して下さるならば、私の前に舞い降りて頂けませんでしょうか。そして、その白き手を我が手に預けて下さいませ。
神が私を妬み、私の元からあなたを奪い去ってしまうやもしれませんので」
「だから、言い過ぎなのよ」

 真夜は赤面しすぎて階段に座り込み、俯いた。ひどい風邪を引いた時よりも頬が熱く、貧血の時よりも頭がくらくらする。
口説くにしても、もう少し加減を知って欲しい。だが、それを言うよりも先に、アーサーは真夜を上から下まで褒めてくれる。
この分では、真夜がどんな格好で何を言っても褒めてくれそうだ。惚れられているのか、はたまた手玉に取られているのか。
どちらにせよ、困ったことだった。変な期待をしてしまっただけでも恥ずかしさで胸が破裂しそうなのに、腰に力が入らない。
アーサーの元に行きたいが、行けない。真夜が座り込んでいると、アーサーは階段を上り、真夜の左手を持ち上げた。

「いざ、参りましょう。我が聖女よ」
「…うん」

 逆らえるわけもなく、真夜は頷いた。アーサーは真夜の肩と膝の裏に手を差し込むと、横抱きに抱えて階段を下りた。
そのまま真夜はリビングに運ばれ、ソファーに座らされた。アーサーは真夜の前で片膝を付くと、真夜の左手を取った。
左手の甲に口付けるようにマスクを当ててから、アーサーは立ち上がり、真夜の顎を金色の太い指先で持ち上げた。

「君は美しい」

 アーサーのマスクが真夜の唇を塞ぐが、今度はすぐに離れた。次に首筋に触れてきたので、真夜は身を縮めた。

「ひゃうっ」

 思い掛けない場所への感触と冷たさに驚いた真夜に、アーサーは低く囁いた。

「実に可愛らしい反応だ。肌を許すのは、私が初めてなのか?」
「当たり前よ!」

 真夜が最後の意地で言い返すと、アーサーは真夜の胸元のリボンを解いて襟を緩め、冷たい手で首筋をなぞった。

「それは光栄だ」
「それほどのことじゃないと思うわ」

 肌を曝される恥ずかしさに耐えながら真夜が呟くと、アーサーは穏やかに答えた。
「私は聖剣エクスカリバーに選ばれし聖騎士。それ故、私は戦い続けなければならない身。私が愛するべきは神であり、
祖国であり、そして民衆だった。魔剣ストームブリンガーがこの世に在る限り、私は聖騎士で在り続けなければならない」

 だが、とアーサーは真夜を見つめた。

「今は、私もエクスカリバーも魔剣の穢れた息吹を感じていない」
「戦わなくてもいいから、私に構うってこと?」
「それでは言葉が悪い。戦わずとも良いからこそ、私は君で心を満たすことが出来るのだ」

 アーサーは真夜をソファーに横たえると、ペチコートで膨らんだ裾に手を差し入れ、ガーターベルトを付けた太股に触れた。
これもまた初めての感触で、真夜はぎょっとした。そのまま手が昇るかと思われたが、アーサーの手は太股を丹念に撫でた。
真夜の太股の手応えを確かめるように緩く揉んでいたが、その手が止まり、今度は下着の上から真夜の陰部がなぞられた。

「…あっ」

 自分の指とは全く違う硬さに真夜が身動ぐと、アーサーは真夜を抱き寄せた。

「あまり緊張しないでくれたまえ。その方が、君が受ける痛みは少なくて済む」
「そうだけど、でも…」

 こんなことは初めてなのだから、緊張するなと言われても無理だ。真夜はアーサーに縋り付き、慣れない感覚を堪えた。
薄い布越しに強張った陰部をなぞる指先は、丁寧だった。間に布が挟まっているからか、直接触られるよりも摩擦が多い。
じわりと体に広がってきた熱に浮かされ、真夜は浅い呼吸になった。吐息に混じり、自分でも恥ずかしくなる声が漏れる。
下ばかりだと思っていた刺激は胸にも訪れ、アーサーは真夜の襟元を広げて服に合わせたブラジャーをずり上げていた。
ずり上げられたブラジャーと胸の下まで下げられたワンピースの襟に挟まれたふくよかな乳房は、呼吸に合わせて上下した。
空いている左手で真夜の大きくたっぷりとした乳房を弄びながら、アーサーは真夜の湿ったパンツの中に指を差し入れた。

「ほう…」

 感慨深げにため息を漏らしたアーサーは、指を引き抜き、金色の指に絡む熱い粘液を確かめた。

「嫌、そんなの見せないで」

 羞恥に駆られた真夜が顔を逸らすと、アーサーは濡れた指を真夜の唇に添えた。

「私は君を味わいたくとも味わえない。だから、君自身で味わってくれ」
「自分のなんて、そんなの」

 真夜は視線を彷徨わせていたが、アーサーに戻した。ヘルムの奥から、真摯に注がれる視線を感じたような気がした。
だが、確かに、やられてばかりというのは少し気が引ける。真夜は深呼吸してから、アーサーの濡れた指を口に含んだ。
舌に広がったのは、塩辛く妙な酸味のある体液の味と、アーサー自身の金気臭い味だったが、不思議と嫌ではなかった。
高揚しすぎて、頭がおかしくなったのだろう。舐めるうちに次第にアーサーの指は潤いを増し、真夜の唾液で光沢を帯びた。
粘り気のある糸を引きながら指が離れ、アーサーは満足げに頷いてから、真夜のパンツを膝まで一気に下げてしまった。

「何するのっ」

 真夜が足を閉じようとするが、アーサーは真夜自身の唾液で潤った指先を陰部に添え、太股の間に腕を挟んだ。

「解り切ったことだ」
「でも、私、したことないから、アーサーの指なんて入らない」

 真夜は首を横に振るが、アーサーは真夜の太股を開かせた。

「だが、半端なままでは君も満たされないだろう?」
「それは」

 そうだけど、と言いかけて、真夜は口を噤んだ。ここまで感じさせられておいて、何もせずに終わるのは消化不良だ。
けれど、全てを見せるのは恥ずかしいし、異物を入れられるのは怖い。だけど、入れられないで終わるのは物足りない。
真夜はアーサーを起き上がらせてから、膝で止まっているパンツを脱ぎ、羞恥心を全力で殺してスカートを持ち上げた。
「が、頑張ってみる」
「痛みを感じたら申してくれ。無理はさせない」

 アーサーは真夜の両足を開かせると、艶やかな黒の茂みの下で潤う陰部に金色の指を添え、狭い入り口を押した。
強張った割れ目が歪むと、内側に溜まっていた愛液がとろりと溢れ、アーサーの指を伝ってソファーに一滴落ちた。
指の先端を浅く入れ、真夜自身の潤いを使って熱く柔らかな粘膜を掻き回してやると、粘着質な水音が立てられた。
首筋まで火照らせた真夜がスカートで顔を覆い隠そうとすると、アーサーはその手を止めさせ、真夜を覗き込んできた。

「隠すことはない。君は全てが美しい」

 でも、と真夜が反論しようとすると、アーサーは真夜の唇をマスクで塞いできた。真夜は喘ぎながら、舌を伸ばした。
自分自身の下半身から聞こえる耳障りな水音に混ぜるように、真夜はアーサーのマスクを舐めてから吸い付いた。
彼の首に腕を回し、出来る限り距離を狭める。背筋を迫り上がる甘ったるい性感が脳に至り、溶けてしまいそうだった。
実際、溶けているかもしれない。そうでもなければ、昨日目覚めたばかりの彼に、体を許してしまうわけがないのだ。

「く、あ、はぁあっ」

 徐々に侵入してきた異物に、真夜は白い喉を仰け反らせた。

「痛むか、真夜?」

 アーサーに問われ、真夜は潤んだ瞳を伏せた。

「ちが、う…」

 痛むと思っていたが、それほど痛くない。それどころか、気持ち良い。アーサーが随分慣らしてくれたからだろう。
それか、元々それほど狭くなかったか、だ。一気に根元まで指を押し込まれ、真夜はアーサーの肩を握り締めた。
充血した肉芽を潰され、抉られると高ぶり切っていた感覚が増大し、真夜は甲高い声を迸らせて大きな乳房を反らした。
指が前後に動かされ、水音が激しくなる。男性器よりも幾分か細いが、それでも真夜にとっては太いものが暴れ回る。

「アーサー、もうだめぇ、いやぁああっ!」

 ぎりぎりと金色の装甲に爪を立てながら真夜が叫ぶが、攻める手は止まらなかった。

「もう、わたし、イッちゃうぅううっ!」

 一際凄まじい快感が背筋を貫き、真夜は掠れた叫びを放った。手足から力が抜け、だらりと両足が垂れ下がった。
白濁した粘液を纏った指が引き抜かれても、異物感は消えなかった。アーサーは忙しなく喘ぐ真夜を起こし、抱き締めた。

「真夜。君を目にしたその時から、我が心は奪われたままだ。聖騎士として戦い、果て、それでも尚現世に長らえる私は
生者に在らず、死者にも在らぬ、虚ろな骸だ。今や、私の成せることは、ストームブリンガーを滅ぼすことのみだ」

 真夜を腕に収めたアーサーは、真夜の愛液で汚れていない左手で真夜の乱れた髪を梳いた。

「だから、私は君を守ろう。我が聖女よ」

 背中に回された腕には力が込められ、二人の体が接した。金色の甲冑に乳房が潰され、心臓の音が甲冑に反響する。
真夜は火照った腕でアーサーの背を掴み、胸に顔を押し当てた。その冷たさが心地良く、離れてしまうのが惜しかった。
 真夜が達した瞬間に流れ込んだ魔力混じりの熱を持った生命力が、アーサーの内で渦巻いているのが肌で感じられた。
その中には、彼の感情が混じっていた。真夜に対する気持ちは堅く、御機嫌取りのために褒めていたわけではないらしい。
それが解っただけで充分だった。真夜は感覚を緩めてアーサーの思念を読むことを止め、アーサーに体を預けて目を閉じた。
 まだ、離れたくなかった。
 週末。二人は揃って外出した。
 真夜の持っていた書籍や新聞や雑誌やテレビなどで現代社会の情報は得たものの、アーサーは実経験が皆無だった。
リビングメイルと言えど、現代に存在するのならば適応しなければならない。だが、まだ一人で出歩かせるのは不安だ。
なので、真夜はアーサーと連れ立って、周辺の地理を教え込む意味でも自宅近くの住宅街をぶらぶらと歩くことにした。
真夜は、物騒だからエクスカリバーを置いていけと言ったが、アーサーはそれを頑なに拒否したので結局真夜が折れた。
持っていても、抜かなければ良いだけのことだ。武装なら、アーサーよりも軍用サイボーグやロボットの方が余程凄まじい。
 最初は本当に近所だけを歩いていたが、自然と足が向いてしまったので、真夜は茜らの住むアパートを目指していた。
あのアパートにも、経緯は知らないがリビングメイルがいる。もしかしたら、アーサーと何かしら関連があるのかもしれない。
アビゲイルは心優しい女性だし、アーサーはかなり気障ったらしいが人格は穏やかだ。きっと、二人は仲良く出来るだろう。
 角を曲がると、茜らの住むアパートが見えた。アパートの前では、茜とアビゲイルが掃き掃除をしながら立ち話をしている。
アパートの門からは、ヤンマのものと思しき長い腹部と透き通った羽が出ていて、彼は草毟りをさせられているようだった。
真夜が茜らに歩み寄ろうとすると、急に腕が引かれた。振り返ると、アーサーは真夜の右腕を掴み、首を横に振っていた。

「真夜。君は戻れ」
「なんで? だって、皆、私の友達なのよ?」

 真夜はアーサーの手を外させ、駆け出した。

「茜! アビーさん!」
「あ、真夜ちゃん! いらっしゃい!」

 茜はすぐに真夜に気付き、近付いてきた。

「こんにちは、真夜ちゃん。今日はどうしたの?」

 アビゲイルは掃除の手を止め、真夜に向いた。門から出ていた腹部が引っ込み、緑色の複眼が付いた顔が出てきた。

「おう、真夜か。どうせ来たんだ、せっかくだから手伝えよ。シオカラの野郎がツラ貸さねぇんだよ」
「しーちゃんは引っ越してきたばかりで忙しいんだから、無理言っちゃダメだよ、ヤンマ。それに、真夜ちゃんは
通りかかっただけなんだから、それこそ無茶苦茶じゃないの」

 茜がヤンマに強く言うと、ヤンマは泥と草の汁にまみれた爪を振り、汚れを払い落とした。

「言ってみただけに決まってんだろうが。除草剤を使われないためとはいえ、こうも雑草が生えてくると嫌になるぜ」
「それで、そちらはどなた?」

 アビゲイルが真夜の背後に立つアーサーを見上げたので、真夜はアーサーを示した。

「彼はアーサー。元々は、私の家にあった…」
「真夜に近付くな、魔女め!」

 アーサーは真夜とアビゲイルの間に身を入れると、素早く腰を落とし、エクスカリバーの柄を握り締めた。

「あの時、貴様を殺したつもりだったが、私と同じようにリビングメイルと化していたとはな。これも神の定めた運命か。
だが、我が身が朽ちようと、祖国が潰えようと、私はこの聖剣エクスカリバーが在る限り、私は聖騎士なのだ!」

 エクスカリバーを抜刀したアーサーは、その切っ先をアビゲイルに突き付けた。

「魔剣ストームブリンガーに魅入られし魔女め! 聖なる裁きを受けるが良い!」
「あの、何を仰っているのか解らないんですけど…」

 アビゲイルが戸惑って後退るが、アーサーは猛った。

「アーサー、違うのよ。この人は魔女なんかじゃ」

 真夜がアーサーとアビゲイルの間に入ろうとするが、アーサーは真夜を押し退けて歩み出した。

「私は真夜を守りたい。だから、邪魔をしないでくれ」
 異様な事態に青ざめた茜は、ヤンマに寄り添った。ヤンマはぎちぎちぎちと顎を鳴らし、羽を広げて腰を落とした。
何が起きているのか解らないが、良くないことなのは確かだ。アビゲイルはアーサーの剣幕に怯え、震えている。

「あの、だから、私は…」

 アビゲイルが今にも泣き出しそうな声を零すが、アーサーは腰を据えて剣を横たえた。

「貴様は戦場の兵士のみならず、命乞いをする民や、自軍の兵士までもを殺した! 貴様と魔剣が殺しきれなかった命は、
聖剣に守られし私ただ一人だ! いくら名を変えようと、時が経とうと、私は貴様を忘れはしない! 今こそ滅べ、魔女!」
「ゆうすけ」

 さん、との叫びが途切れた。腰を回すように振り抜かれた分厚く滑らかな刃は、アビゲイルに接する寸前で光を帯びた。
朝日を思わせる白い光を纏った刃は、銀色の甲冑の左脇腹の下に入って斜め上に抜け、左胸までが一息に切断された。
閃光を帯びた剣が晴れ渡った空を示し、アビゲイルが切れ目が入った胸に触れようとすると、ず、と胴体が斜めに動いた。
重力に従って落下した上半身が転げ落ち、バランスの崩れた下半身が曲がり、左腕が落ち、重たい金属音が三度響いた。
真夜は呆然とし、茜は顔を覆ってヤンマの陰に隠れてしまい、ヤンマは顎を砕かんばかりに鳴らして敵対心を剥き出した。

「何、これ…?」

 仰向けに倒れた上半身だけのアビゲイルは、ぎち、とヘルムを上向けた。

「そうか、貴様は私と違って過去を失っているのか。ならば、思い出す前に滅べ!」

 アーサーが上半身だけのアビゲイルに剣を振り上げると、真夜は我に返って喚いた。

「やめて、アーサー!」 
「何を言う、真夜! この女は、魔剣ストームブリンガーを操り、数多の命を滅ぼしてきたのだぞ!」
「だから、アビーさんは違うって言ってるでしょ! どうしてそれが解らないの、この馬鹿!」
「だが、私は君を守りたいのだ!」
「あなたなんか、大嫌い!」

 真夜は渾身の力でアーサーを突き飛ばし、アビゲイルを庇いながら声を張り上げた。

「何が聖剣よ、何が聖騎士よ! こんなの、ただの殺戮じゃない! あなたのこと、少しでも好きになった私が馬鹿だった!」
「真夜。本当にこの女は」

 剣を下ろしたアーサーは、真夜に手を伸ばすが、真夜はその手を弾いた。

「私に触らないで!」
「真夜…」

 苦々しげに漏らしたアーサーは、剣を鞘に収め、アビゲイルを一瞥した。

「私の存在に感付いて真夜を惑わしていたか、魔女め。今だけは、真夜を殺さぬために貴様を生かそう。だが、次はない」

 アーサーは真夜を見つめたが、アスファルトを踏み切って跳躍した。金色の巨体は空に吸い込まれ、屋根の上を跳ねていった。
ヤンマはそれを追おうと羽を広げたが、茜に引き留められた。そして、上半身だけのアビゲイルを抱えて泣く真夜に向いた。

「ごめんなさい…私、こんなことになるなんて、知らなかった…。ごめんなさい、アビーさん…」

 子供のように泣きじゃくる真夜に、アビゲイルは切断されていない右腕で真夜に触れた。

「いいのよ、気にしないで、真夜ちゃん。きっと、私の知らない私がいけないことをしていたのよ」
「真夜ちゃん」

 ヤンマの背後から出てきた茜は、真夜の肩を抱いてやると、真夜は茜にも悲痛な声で謝り始めた。
「ごめん、茜…。私、なんてひどいこと」
「真夜ちゃんのせいじゃないよ。だから、もう泣かないで」

 真夜を抱き締めてやりながら、茜は優しく語り掛けた。だが、真夜が泣き止むことはなく、声が枯れるほどひどく泣いた。
抱き合う少女達を視界に入れながら、ヤンマはアビゲイルの下半身を拾い、左腕を拾い、そして涙に濡れた上半身を拾った。
アビゲイルの胴体の内側には、ヤンマには到底読み解けない文字に囲まれた六芒星の魔法陣が刻み付けられていた。
泥と草の汁に汚れた爪先で魔法陣に触れると、じゅっ、と草の汁が一瞬にして沸騰し、灰のような黒混じりの湯気が昇った。
そして、触れた爪先から全身に電流のような衝撃が駆け抜け、ヤンマは彼女の上半身を取り落としそうになってしまった。
中両足で上半身を受け止めたヤンマは、気を失ったアビゲイルの全てを階段に置いてから、異様な感覚が残る爪を見据えた。
 飢えに似た、悲しみに襲われた。
733859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/12(日) 21:02:29 ID:1Y8aMsdZ
以上。最後がちょっとだけ入りきらなかった。
基本的に誰も悪意で動いていないから余計にタチが悪い、という具合。
色々と込み入ってきましたが、どうなるかはこれからをお楽しみに。
734名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 21:24:14 ID:VTe3tx1+
GJ!アーサー真夜のエロパート良かった!
735名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 21:56:23 ID:bx84vTQE
満身の意を込めてGJ!!
アビィィィィイイイイイ!!!!!!
両者の対峙は予想してたけどやっぱりかあorz
アーサーのエロカッコよさは尋常じゃないwwwwいちいち律儀に褒める姿にも萌えたwww
736名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 22:14:28 ID:5/cWZRhs
アビーがあああ!!
前半のほのぼのエロにニヤニヤしてたところに衝撃だ
でもこうなったか…本当に誰にも悪意があるわけじゃないから余計に切ない
祐介はどんな反応するのかとか、続き楽しみにしてます!
GJでした!
737859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/12(日) 22:34:12 ID:1Y8aMsdZ
うお、誤字発見。

誤 朝日を思わせる白い光を纏った刃は、銀色の甲冑の左脇腹の下に入って斜め上に抜け、左胸までが一息に切断された。
正 朝日を思わせる白い光を纏った刃は、銀色の甲冑の左脇腹の下に入って斜め上に抜け、右胸までが一息に切断された。

左下から切られて左胸に、ってなんだよ。右と左で大違いだ。
738名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 22:42:45 ID:7xRTsJGy
before |
after ノ
739名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 04:34:06 ID:4gC9Z8kQ
アビーとアーサーの今後にドキドキしながら小ネタ投下。

わがまま少女とゴーレムの非エロギャグです。
ゴーレムは人間大のサイズだと思ってやって下さい。
740わがまま少女とへたれゴーレム:2009/04/13(月) 04:35:03 ID:4gC9Z8kQ
「私、エメスにずっと言えなかったことがあるの」

ローラは思い詰めたような表情でそう切り出した。
僕と目線を合わせようとはせず、目を伏せている。
――ローラは僕の前では思ったことをすぐ口に出すほうだと思っていた。
僕が何も喋れないせいで、二人きりの時でもローラだけが僕に声をかけるような形になってしまうせいもあるのだけれど。
とにかく、そのローラが僕にひた隠してきた何かがあるなんてことが驚きだ。
だって、僕は24時間どこでもローラを見守っている。本人は気づいていないだろうけれど。
――今のところ他の男の影は見当たらない。僕の考えでは。
一体何なんだろう。
「あのね、私さ」
まだ言うべきかどうか迷っているみたいに首を傾げる。その表情もいいよ。
「踏まれたいの」
――聞き間違いかな。というよりはよく分からなかったな、フマレタイって何だろうか。
「エメスに踏んでほしいの。思いっきり」
理解できない。何を言っているのか。踏む?何を。どうして。
「もちろん顔を、足で、跡が付くぐらいに」
そんなに強く踏んだら顔に傷が付くかもしれない。そんなこと出来るものか。
「――待ってたら、してくれるかもって思ってたんだけど」
そんな恐ろしいことは思いつきもしなかったよ。
「エメスって絶対ドSだと思ったのに、そういうプレイにかすりもしないんだもん」
あり得ない。ローラは僕の想い人、愛するヒトを痛めつけて楽しめるはずなんてない。
……少し縛るくらいなら、良いかもしれないと思わなくはないけれど。
「もっとゴミみたいに扱われると思ってたのに」
ゴミ。ローラがゴミだったらその辺の奴らは一体何だ。腐った死体、いや生ゴミでも高級すぎる。
でもローラは、ローラはそれを望むというのか。
ローラにわがままを言われるのはとても嬉しいけれどこればかりは辛い。
「今のままでも良いんだけど、なんていうか物足りない……でも、エメスにヒドいことされたらっていうのは想像するだけでも興奮するの」
僕の知らないところで何て大きな闇を抱えていたんだローラは。
「ねえ、お願い、して」
シて、なんて、いつもみたいな事なら喜んで受けるけれど、今回ばかりは躊躇……どころじゃないんだ、ローラ。

「……じゃあ、一回だけ。一回だけで良いから。お願い、エメスぅ」
一回だけと言ったってこればかりは……しかしお願いと言うローラのいつもに増して素晴らしいおねだり顔に折れそうになる。ローラにこの顔をされたが最後、僕は今すぐ自分で額の『E』字を削れと言われても迷わずそうする。
でも今は迷う。

これが、究極の選択というものなのか。
741わがまま少女とへたれゴーレム:2009/04/13(月) 04:35:34 ID:4gC9Z8kQ
「そう、じゃあエメスは私のこと愛してないんだ」
僕の思考が止まった。
「もししてくれないんなら今すぐサヨナラだけど、いいんだ」
――僕は折れた。
ローラ、君が望むなら。
「じゃ、はい、早く」
ローラは僕の答えを完全に見越していたかのように期待で目を輝かせている。
「……まず突き倒してよ。じゃないと踏めないでしょう」
無理だ……そんなの無理だ。
僕達は今までうまくやってこれたじゃないか。それなのにこんなところで壁にぶつかるなんて……。
予想できるわけがない。
や、やっぱり止めようよこんなこと。
「エメスは突き倒すか、お別れするか。どっちを選ぶわけ?」
僕は涙をこらえてローラを突き飛ばした。
「きゃっ!」
ローラが勢いよく床に倒れ込んだ。
本当なら今すぐ抱き起こして抱きしめて謝り倒したいけれど、そんなことをしたらローラが僕を見限るであろうことは容易く予想できた。
「は、や、く」
急かすローラに気圧され、僕はローラの顔の上に足を持ち上げた。
一ミリ単位でゆっくりと下ろしていく。
せめて僕の足が泥じゃなく抗菌プラスチックでできていたら――
ふに、とローラの頬の感触がした。
柔らかな肌に付着する茶色の泥。瞬間、僕は足をどけて退いていた。
「………」
ローラはゴミでも見るような目で僕を睨んだ。
「ちょっとエメス、そこに跪いてくれる」
ゆらりと起き上がったローラはそう僕にお願いした。
「私が正しい顔の踏み方を教えてあげるから」
僕はお願いされた通りにローラの前に跪く。
ガッ、とローラは僕の顔の側面に足を掛けると、そのまま思い切り蹴倒した。
そして倒れた僕の顔を間髪入れずに勢いよく踏みつけ、床に押し付ける。
「いい?こう!こうするんだよ!」
言いながらぐりぐりと足をひねって僕の顔を踏みつける。
僕を見下ろすローラの顔は冷たい笑みに歪んでいる。
ああ、ローラ、もっと――
「ハイおしまい」
そう言うとローラはあっさりと足をどけてしまった。
正直もっと踏まれていても良かった。
「ふん、もうエメスなんかに期待しないことにするよ。するだけ無駄って分かったんだから、役立たず」
お前は生ゴミ以下だと言わんばかりに鼻で笑って僕を見下ろすローラ。
「……この木偶人形が」
ローラは僕の胸に一番突き刺さる言葉を吐き捨てた。
嗚呼、君はやっぱり僕のことをそういう……
「――と、こんな感じが理想なんだけど」
ローラ、僕はそういう君の手に負えないところが好きだよ。

742名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 04:37:23 ID:4gC9Z8kQ
以上、お目汚し失礼しました。

ごつくて強い魔物が女の子に頭が上がらない様ってすごく萌えると思うんだ。
743名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 06:30:59 ID:hhhF0G7q
ユカは天才高校生だ。土日以外毎日学校に行くが退屈だった。いつも楽しいものを探しながら登校するが見つからない。しかし今日は違った。
今の居場所は学校の前だ。なんと校門の前にスライムがていた。
スライムの横に手紙があったからユカは開いた。ユカは地球の外国語を全部マスターしているが手紙はユカが知らない言葉だった。宇宙語かもしれない。
だが言葉だったらユカには簡単に解読できる。何回か読んだだけで理解できた。
「『拾ってください。損にはならないはずです』・・・このスライムのことね。」
もうすぐ雨が降るのでユカはとりあえずスライムを拾ってかばんに入れた。そして授業を受けた。
ユカが教師の説明を無視して窓の外を見ているとにゅるにゅるしたものが足についた。あのスライムだ。スライムはピキピキと鳴いている。ユカは手紙と同じ言葉だと気づいた。
スライムは
『拾ってくれてありがとう。あなたが好きです。あなたの退屈をなくしさせてください。』
と言っている。そしてユカのスカートに入ってきた。
「!・・・っあ。」
冷たいスライムがユカのアソコについた。そしてぬめぬめ動いた。柔らかいのに固い不思議な感覚だ。グッと入れられてユカは声が出た。
「どうしたんですかユカさん?授業が分からないところがありましたか?」
「なんでもないですう。」
ユカの中でスライムが動いている。また教師にバレたら困るのでユカは声を出さないで表情も変えないでイった。
授業のあとユカはトイレに行ってスライムを出した。
「気持ちよかったわ。ありがとう。」
『またやりますね。』
「あなたのおかげで退屈じゃなくなるわね。あなたは何を食べるの?」
『ユカさんのジュースです。』
ユカの家は研究所だ。だから家にスライムを連れて帰ると実験台にされると思ったので学校で飼うことにした。
こうしてユカは学校が楽しめるようになった。天才だから授業が要らなかったがこれからは授業の時間がヒマではなくなる。ユカは学校が好きになった。
744名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 06:32:37 ID:hhhF0G7q
おお!初投下でIDがエロいなんて俺は縁起がいいな!
745名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 08:21:16 ID:nGxYxFms
>>742
GJ!
SとMは表裏一体、紙一重とはよく言うが、ローラちゃんすげえなw
尻にしかれてる人外はやっぱりいい
エメスがんばれw
746名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 10:11:26 ID:ZYFdt6XI
めっちゃ強いけど、女の子に心を支えられてるっていうのに萌える
でっかいミュウツーとアイちゃんが理想なんだが、アイちゃん死んでるしミュウツー忘れてるしといろいろムリなんだぜorz
747名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 14:24:54 ID:Kr+nrjAU
>>737
「次に右胸も縦にサックリと。これで鎧の三枚下ろしの完成だ」
「アーサーさんマジパネェっす!」
748名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 19:55:40 ID:wx0wb6Gn
>>747
そしてアビーは新たな属性Nに目覚める。
Nって何だ。
S好き?
749859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/13(月) 20:53:07 ID:1S6tOOm6
>>747-748 ワロタwww 

引き続き、人外アパートを投下。最早アパートではないような気もするが。
前回同様、鬱展開注意。今回もアビゲイルがちょっと大変なことになります。
 上半身。下半身。そして、左腕。
 朝、アパートを出る時にはいつも通り繋がっていたはずの彼女が、三分割されて居間の畳に寝かされていた。
正視したくなかったが、視線を逸らせなかった。銀色のヘルムは天井を映しているだけで、こちらには向かない。
彼女の周囲では、茜が泣いている真夜を支えていて、ヤンマが胡座を掻いて苛立たしげに顎を噛み鳴らしていた。
 こうして目にしても、現実として受け止めるのは難しかった。だが、何度見てもアビゲイルは切断されている。
アルバイトの休憩時間に茜からのメールを見たが、その内容が信じがたく、すぐに茜に電話を掛けて確認した。
だが、電話でも茜の報告の内容は変わらず、アビゲイルが金色のリビングメイルに斬られた、ということだった。
経緯も状況もまるで想像が付かなかったが、茜の声色がひどく動揺していたので、ただごとではないと悟った。
そして、適当な言い訳をして仕事を引き上げて帰宅した祐介の目の前には、切断されたアビゲイルが待っていた。
祐介は震える膝を動かし、居間に入ったが、上半身と下半身が別れたアビゲイルに近付く前に膝が折れてしまった。

「何が、あったんだ…?」

 祐介が言葉を絞り出すと、ヤンマが言った。

「見ての通りだ。アビーは、真夜が連れてきたリビングメイルにぶった切られたんだよ」
「だから、なんでそうなったんだよ!」

 祐介が噛み付きそうな勢いでヤンマに迫ると、ヤンマは顎を開いて長い腹部を反らした。

「俺が知るか! 知ってたら、こんなところでぐずぐずしてるわけねぇだろ!」
「ごめんなさい、本当にごめんなさい…」

 涙を吸ったハンカチを外し、真夜は腫れた瞼を上げた。

「私が、アーサーをアビーさんに会わせたせいで、こんな…」
「祐介兄ちゃん。私達にも、なんでこうなったのか全然解らないの。それは、真夜ちゃんも一緒なの」

 茜は目元に滲んだ涙を拭ってから、祐介を見やった。

「だから、真夜ちゃんは責めないで」
「…解ってるよ」

 祐介は浮かせていた腰を落とし、アビゲイルを見つめた。だが、茜に言われなければ、彼女を罵倒していただろう。
アビゲイルとアーサーを引き合わせた真夜に対しても、苛立ちを感じていた。しかし、誰にも予測出来なかったのだろう。
真夜だけでなく、この場にいる誰もが、当事者であるアビゲイルでさえも二人が敵対関係にあったとは知らなかった。
そして、それは今も尚続いていることなど、誰が予測出来ようか。だが、こうなるであろう兆しは既に目に見えていた。
 祐介は立ち上がり、玄関に戻った。数本のビニール傘の詰まった傘立てに刺さった西洋剣が、本物なのは間違いない。
なぜ、それを知った時に対処出来なかったのだろうか。自責の念と憎悪に駆られ、祐介は傘立てを蹴り付けて倒した。
傘が散らばり、魔剣が落ちる。祐介は魔剣を持ち上げようと柄を握ったが、火に直接手を入れたような熱が肌を舐めた。

「ぐあっ!?」
「止せ、そいつに触るな!」

 ヤンマが声を上げたが、遅かった。右手を下げた祐介は魔剣から後退り、手を見ると、触れた部分が焼け爛れていた。
だが、普通の火傷と違って熱は感じず、代わりに燃えるように凄まじい冷たさが皮膚が焦げた肉に染み込んできた。

「だから言わんこっちゃねぇ」

 ヤンマは祐介に近付くと、祐介の肩越しに魔剣を見下ろした。

「だが、これがあるからアビーは」

 額に脂汗を滲ませながら祐介が呻くと、真夜が枯れた声で呟いた。
「何度捨てても、また戻ってきます。それが、魔剣ストームブリンガーなんです」

 真夜は、涙の染みたハンカチをきつく握り締めた。

「御邪魔している間に、その剣を調べてみたんです。私の手では抜けないから、魔法を使って少しだけ抜いて
みたんですけど、資料にある通りの漆黒の刀身でした。私などでは到底封じることが出来ない、本物の魔剣です。
鞘から一センチぐらい出すだけで精一杯だったんですけど、たったそれだけのことで、大分魔力を吸われてしまいました。
さっき、アビーさんがアーサーに斬られた衝撃で、ストームブリンガーは目覚めています。だから、触らない方が…」
「じゃあ、何もせずに放っておけって言うのか!?」
「そうじゃありません。でも、本当に、何も出来ないんです…」

 祐介に怒鳴られ、真夜は首を縮めた。

「ごめん」

 ぼろぼろと涙を落とした真夜に、祐介は罪悪感に苛まれて謝った。茜の言葉を、僅かばかり失念してしまった。
何かしたくても出来ないのも、皆、同じなのだ。真夜は腫れた目を拭ってから、立ち上がり、祐介に頭を下げた。

「私はこれで失礼します。アーサーが、家に帰っているかもしれないから」
「大丈夫、真夜ちゃん?」

 茜は真夜を覗き込むと、真夜は頷いた。

「大丈夫。一人で帰れる」
「途中まで一緒に行こう。その方が、気も楽だろうし」
「でも、そんなの悪いわ」
「友達じゃない、気にしないの。いいよね、ヤンマ?」

 茜がヤンマに声を掛けると、ヤンマは頷いた。

「その方がいい。真夜、アーサーが外に出たのは今日が初めてなんだよな?」
「ええ、そうです。一人で出歩かせるのは心配だったから」

 真夜が力なく答えると、ヤンマは窓の外を仰ぎ見た。昼下がりなので、まだ日は高い。

「俺も野暮用が出来た」
「まさか、ヤンマ、アーサーさんと戦う気なの?」

 茜が戸惑うと、ヤンマは顎を鳴らした。

「あんなに派手な野郎は、空から探せば一発で見つかるはずだ。殺し合う気はねぇが、一発殴らねぇと収まらねぇ」
「…俺も行く」

 祐介が重たく呟くと、ヤンマは首を横に振った。

「行くだけ無駄だ」
「このままじゃ俺も気が済まないんだよ、だから連れて行け!」

 祐介がヤンマに叫ぶと、ヤンマは爪先で祐介の襟元をぐっと持ち上げ、額を突き合わせた。

「お前に何が出来る。悪いことは言わねぇ、ここで大人しくしていろ。それが一番だ」
「でも、ヤンマ…」

 不安げな茜に、祐介を放したヤンマは一笑した。

「日が暮れる前に帰ってくるさ」

 じゃあな、とヤンマは玄関のドアを開けて外に出ると、すぐさま羽ばたいて午後の空へと飛び去ってしまった。
茜は玄関を出てヤンマを見送り、その背が街並みに消えるまで見つめていたが、振り返って真夜に向いた。
「行こう、真夜ちゃん」
「…うん」

 真夜は小さく頷くと、祐介とアビゲイルに深々と頭を下げて謝ってから、茜と連れ立って祐介の部屋を後にした。
二人が階段を下りる足音が遠のき、狭い部屋には静けさが戻った。祐介はひどい焦燥に駆られたが、踏み止まった。
ヤンマの言う通りだ。たとえ、ヤンマと共にアーサーなるリビングメイルを探し当てたとしても、何が出来るのだろう。
戦えるわけでもなければ、魔法を使えるわけでもない。だが、アビゲイルを直してやれるわけでもないことも事実だ。
じくじくと痛む右手の傷よりも、胸の方が余程痛かった。何も出来ないからと、何もしないままでいるつもりなのか。
 アビゲイルの上半身の傍に座った祐介は、傷のない左手でアビゲイルのヘルムに触れてみたが、反応はなかった。
言葉を発することもなければ、動くこともなく、笑うこともない。リビングメイルとは言い難い、単なる金属塊だった。

「アビー」

 祐介は唇を歪め、アビゲイルを抱き寄せた。

「ごめんな」

 動かなくなった彼女は、冷たく、硬い、無機質な物体だった。今朝、部屋を出るまではいつも通りだったというのに。
ほんの十数時間前の出来事なのに、遠い過去のように感じる。なんでもないことが、特別なことなのだと身に染みる。
アビゲイルの優しい声が、無性に聞きたくなる。だが、アビゲイルは祐介の腕の中で沈黙し、指先すらも動かさない。
死んでしまったのでは、と疑いそうになるが、人間ではないのだから斬られたぐらいでは簡単に死なないと思い直す。
きっと大丈夫、なんとかなる、ならないわけがない。根拠のないことを切に願いながら、祐介は無力さを痛感していた。
喉に熱い異物が迫り上がり、視界がぼやけ、目元から体液が滴る。悔しくて、やるせなくて、気が狂ってしまいそうだ。
 玄関に散らばる傘が崩れ、落ちた。


 どこをどう逃げたのか、解らない。
 湿っぽく埃っぽい空気が充満している林を当てもなく歩きながら、アーサーはひたすら自問自答を繰り返していた。
正しいことをしたのに、なぜ真夜は拒絶する。間違ったことをしていないのに、なぜ他の者達はアーサーを責める。
そして、なぜ誰も魔女の敗北を喜ばない。魔剣ストームブリンガーを操る魔女は、誰しもが恐れる生きた悪魔だった。
 アーサーが存命していた時代。現代ではアビゲイルと名を変えた女は、侵略と破壊を繰り返す国家の王族だった。
世継ぎが生まれなかったためにエルリックと名付けられて男として育てられ、魔剣を与えられて戦場に駆り出された。
それから間もなく、エルリックはその手で王族を皆殺しにし、国の実権を掌握したばかりか近隣諸国を次々に侵略した。
中でも最も激しい戦火に見舞われたのがアーサーの祖国であり、一年も経たないうちに国土の大半が焦土と化した。
 若き聖騎士であったアーサーは、元王子の魔女と何度も剣を交えたが、殺すどころか殺されそうになってしまった。
聖剣エクスカリバーの力で辛くも生き長らえたが、戦いを繰り返すうちに祖国の軍勢は消耗し、アーサーも疲弊した。
だが、魔剣ストームブリンガーを携えた魔女の猛攻は止まらず、戦火は祖国の首都にまで及び、首都は滅ぼされた。
アーサーが忠誠を誓った王族の血に濡れた黒い刃を振るいながら、魔女は笑っていた。そして、アーサーを斬った。
ストームブリンガーの刃が腹部に差し込まれた瞬間、アーサーもまたエクスカリバーを振るい、魔女の首を刎ねた。
兜を被った魔女の頭部が転げ落ち、首の根元から噴き出す鮮血を浴びながら、アーサーも己の血溜まりに沈んだ。
 そして、再び目を覚ました時に出会ったのが真夜だった。その美しさに一瞬にして心を奪われ、魂が奮い立った。
だから、真夜を守ると聖剣に誓った。魔女を殺さなければ真夜が殺されてしまうから、アーサーはアビゲイルを斬った。
けれど、真夜は喜ぶどころかアーサーを責めた。聖騎士としての役割を果たしただけなのに、なぜこんなことになる。

「おお、神よ」

 湿った土に膝を埋め、アーサーは頭を抱えた。

「どうかお答え下さい、私は何を誤ったのでしょうか」
「全部だな」

 アーサーの言葉を遮るように、声が降ってきた。素早く顔を上げると、一際太い枝の上に昆虫人間が立っていた。
黒と黄色の外骨格、エメラルドグリーンの複眼、透き通った四枚の羽。確か、ヤンマと呼ばれていた昆虫人間だ。
「貴様が神の言葉を騙るな!」

 アーサーがエクスカリバーの柄を握ると、ヤンマは枝から飛び降り、右肩に担いでいた鉄パイプを下ろした。

「生憎、俺は神様なんてもんは信じねぇタチでな。祈るぐらいでどうにかなったら、俺はとっくの昔に人間になってる」
「おのれ、貴様も魔女に操られているのか!」

 アーサーは抜刀すると、腰を落として剣を構えた。ヤンマは少し錆の浮いた鉄パイプを引き摺り、土を削る。

「さあて、どうだかな!」

 ヤンマの爪先が地面を噛み、しなやかに長身が跳ねた。アーサーはすかさず剣を起こすが、間合いを詰められた。
鉄パイプが荒々しく振り下ろされて頭部に迫るが、エクスカリバーで受けた。金属が鬩ぎ合い、高音と低音が響く。
アーサーは剣を振って鉄パイプを弾き飛ばすが、ヤンマは即座に身を引いて鉄パイプを下げ、間合いを取った。
動きは雑だが、場慣れしている。アーサーは強く踏み込んで腰を回し、エクスカリバーに光を纏わせて振り抜いた。

「とあっ!」

 だが、刃が届くよりも前にヤンマは後退し、エクスカリバーを戻すための隙を突いて鉄パイプを突き出した。

「調子こいてんじゃねぇぞ!」
「人に劣る虫の分際で、この私と刃を交えるとは! それだけは賞賛に値する!」

 鉄パイプを左腕で受け止めたアーサーは、それを掴み、捻った。

「お前に褒められたって嬉しくねぇな!」

 上右足ごと捻られた鉄パイプを上左足に持ち替えたヤンマは、反対方向に力を込めた。

「うっ!?」

 鉄パイプがアーサーの手中から外れ、側頭部に衝突した。視界が揺さぶられたアーサーは、僅かに注意が逸れた。
その間に、ヤンマは鉄パイプを突き上げてアーサーの顎を真下から叩き、仰け反らせてから胸部に蹴りを放った。
たたらを踏んだアーサーに追撃を加えるべく、ヤンマが跳躍すると、アーサーはエクスカリバーを横たえて腰を据えた。

「貴様こそ、調子に乗るな!」
「おわっ!」

 反射的に羽ばたいて制止したヤンマの目の前に、エクスカリバーの白く輝く切っ先が迫った。

「ふん!」

 アーサーが剣を僅かに引いたので、ヤンマは上体を反らした。直後に白い刃が突き出され、顎を掠めて上に抜けた。
複眼の下が白い光に染まり、視界がぼやけた。羽ばたいてアーサーとの距離を取ったヤンマは、顎を鳴らしていた。
簡単に勝てる相手ではないと思っていたが、これほどとは。こりゃガチで本物だな、とヤンマは鉄パイプを握り締めた。
 生温い風が吹き抜け、木々を掻き乱した。枝と葉が擦れ合い、水気混じりの土の匂いが木々の間から立ち上った。
白い刃を突き出した格好のまま、アーサーはヤンマを見据えていた。彼を殺すのは容易いが、それではまた真夜が。
しばらく迷った末、アーサーはエクスカリバーを鞘に収めた。ヤンマは警戒心を緩めた様子はなく、顎を軋ませている。

「貴様は、茜と申す少女のために戦っているのか?」
「まあ、な」

 ヤンマは鉄パイプを上左足の爪に打ち付けながら、顎を開いた。
「俺は茜を守りたい。それだけだ」
「そうか」
「お前も似たようなもんだろ?」
「なぜ解る」
「あれだけべらべら喋ってたんだ、解らねぇ方が変だろ」

 言葉こそ軽いが、ヤンマの口調は強張っていた。

「だが、あのやり方はねぇな。アビーがお前の言う魔女だったとしても、あの時、アビーは丸腰だったんだぜ?
丸腰の女に斬り掛かるのは、聖騎士どころか男のやることじゃねぇよ。あれは真夜じゃなくても怒るぜ」
「そう、だな」

 アーサーはヤンマからは視線は外さなかったが、声色を落とした。

「だが、魔女を殺さねば、いずれ真夜は危険に曝される」
「…らしいな」

 意外にも、ヤンマが同意した。アーサーが訝ると、ヤンマは上右足の爪を一本挙げた。

「あの剣はマジでヤバいぜ。魔法使いじゃなくても、それぐらいは解る」
「だから、一刻も早く、魔女と共に魔剣を滅ぼさねばならないのだ!」
「そうなんだよ、そうなんだがよ! 俺はお前を殴らなきゃ気が済まねぇ!」
「なぜだ、やはり貴様は魔女に操られているからか!」
「そんなわけねぇだろ! アビーはな、俺達の最高の隣人なんだよ!」

 ヤンマは枝の上から飛び降り、鉄パイプをアーサーに向けた。

「料理も上手けりゃ掃除も得意、洗濯だってお手の物だ! 脳内ピンク色だがそこもまた愛嬌、馬鹿みたいなお人好しで
いつか誰かに騙されるんじゃないかって思っちまうぐらいのいい女だ! お前は、そんな女を真っ二つにしたんだ!」
「だが、あの女は魔女だ! 魔剣ストームブリンガーの恐ろしさを知るならば、なぜあの女を恐れない!」
「包丁は包丁、料理人は料理人ってぇことだ!」

 ヤンマは振りかぶり、アーサーの頭部を狙って投擲した。二人の距離は数メートルもないため、ほんの一瞬で到達した。
アーサーは剣を抜くことが出来ず、腕で頭部を庇った。腕に激突した鉄パイプが跳ね飛んだ直後、別の衝撃が訪れた。
頭部を守っていたために狭まっていた視界の死角から、ヤンマの拳が滑り込み、アーサーのマスクに叩き付けられた。

「もういっちょ!」

 よろけたアーサーの頭部にもう一発拳を放ったヤンマは、アーサーの頭部を掴み、ぎりぎりと爪で絞った。

「このまま首だけ引っこ抜く、ってのも悪くねぇな?」
「貴様っ…」

 アーサーは頭部を握り締めるヤンマの足を掴むが、ヤンマはぎちっと爪を捻ってアーサーの首の根元を曲げた。

「俺達はな、普通に暮らしていただけなんだ。お前はそれをぶっ壊したんだ、首ぐらいじゃ埋め合わせにもならねぇ」
「だが、魔女は!」
「だぁから、それとこれとは別だっつってんだろうが!」
 ヤンマはアーサーを放り投げて転がすと、その分厚い胸を踏み躙った。

「見た目通り、頭の硬い野郎だな。そんなんじゃ、一生掛かっても真夜には許してもらえねぇぞ」
「真夜は…」

 首を起こしたアーサーは、ヤンマを見上げた。

「私を、憎んでいるのか?」
「さあな。俺は茜だけで手一杯だから、他の女に気を掛ける余裕なんてねぇよ。そんなもん、自分で確かめろ」

 アーサーの頭部を蹴り飛ばしたヤンマは、地面に転がっている鉄パイプを拾った。

「これで俺の気は済んだ。だが、二度とツラを見せるな」
「待て、ヤンマ」
「うっせぇな、馴れ馴れしく呼ぶんじゃねぇよ!」
「ここはどこなんだ?」
「はあ?」

 話の流れにそぐわない質問にヤンマが声を裏返すと、アーサーは起き上がり、土を払った。

「本当に、ここがどこなのか解らないのだ。真夜の家の位置も、朧気にしか覚えていない。だから、どこをどう行けば
真夜の家に戻れるのか…。方向感覚はあるのだが、地理感覚がなくてな」
「お前さぁ、一見賢そうだけど実は物凄い馬鹿だろ?」

 ヤンマが呆れると、アーサーは強く反論した。

「何を言う! 私は聖騎士だ! 貴様などとは違う!」
「大体なら教えてやるけど、案内はしねぇぞ。でも、真夜の家に帰ってどうするつもりだよ? 追い返されるぞ?」
「だが、真夜の気持ちを確かめろと言ったのは貴様自身ではないか」
「そりゃまぁな」
「早急に教えてくれ、ヤンマ。私は真夜の家に帰りたいのだ」
「なんか、気ぃ抜けるなぁ…」

 ヤンマはぼやきながらも屈み、爪先で地面を削って簡単な地図を描いた。

「今、俺達がいるのは大通りから西側に外れた緑地公園で、南側に行けば私鉄の駅がある。んで、その私鉄の駅から
線路沿いに十分ぐらい歩いたところにあるのが俺達のアパートで、真夜んちは…あー、俺、知らねぇや。今気付いた」
「役に立たない男だな」
「図体でかい迷子には言われたくねぇよ」

 ヤンマはアーサーの言い草に腹が立ったが、気を取り直した。ここで挫けては、真夜の家まで送る羽目になる。

「真夜の家は一駅先だって茜から聞いたことがあるから、少なくともこの近所じゃねぇな。なんだったら、交番で聞け」
「コウバン、ああ、真夜から聞いたことがあるぞ。市民生活を脅かす犯罪を取り締まる公僕が駐在しているのだな」
「それが解ってんなら俺に帰り道を聞くな。お巡りさんに聞け、迷子」
「迷子迷子と言わないでくれ、何か情けなくなってくる」
「つうか、もう充分情けねぇぞ?」

 ヤンマは心底呆れ、立ち上がった。

「俺は今度こそ帰る。日も暮れてきちまったしな」
 羽を広げたヤンマは、複眼の端に金色の全身鎧を捉えた。

「お前のことは嫌いだが、真夜は好きだ。大事にしてやれ」

 びいいいいいいんっ、と薄い羽が空気を震わせ、長身が浮かび上がった。木々を乱し、黒と黄色の姿が空に消える。
ヤンマを見送ってから、アーサーは歩き出した。この場に留まり続けていても、事態は進展するどころか後退してしまう。
真夜に会い、真夜の気持ちを確かめよう。そして、本当に正しいと思えることを見出し、その上でエクスカリバーを振るおう。
魔剣ストームブリンガーへの恐怖に囚われ、過去に縛られすぎていたのだと、ヤンマのおかげで気付くことが出来た。
聖剣エクスカリバーの鞘の力があれば、アビゲイルの傷は癒せる。その上で話し合い、刃を交えずに戦いを終わらせよう。
アーサーが存命していた時代とは、何もかもが違う。アビゲイルも記憶を失っているから、魔女とは懸け離れた人格だ。
だから、血と肉片の海を作らずとも事態は収拾出来る。いや、しなければならない。決意を固め、アーサーは踏み出した。
 吹き付ける風の温度が、急激に冷え込んだ。違和感を感じたアーサーが足を止めると、木々の葉がはらはらと落ちた。
青々と茂っていた葉が茶色く変色し、縮み、草が萎れていく。風に混じる匂いも、春先のものではなく墓場に近しかった。
枯れた枝の隙間から覗く空だけが青く、鮮烈だ。生命を宿していたものは、皆、息吹を止め、干涸らびた死骸と化した。

「うふふふふ」

 枯れ葉を踏み荒らしながら、銀色の影が歩み寄ってくる。

「あなたのせいで、あの人が泣いてしまった。あの人だけは傷付けまいと思っていたのに、どうしてあなたは私を
見つけ出してしまうのかしら。どうしてあなたは、私を戦いに駆り出すのかしら」

 しゅるりと鞘から刃が引き抜かれ、闇を吸い込んだ剣が現れる。

「二度と戦いたくなかったから、私はストームブリンガーに全てを与えたわ。記憶も、力も、全部食べさせたわ。そうしたら、彼は
少しだけ満足して眠ってくれたわ。けれど、あなたが私を斬ったから、彼はまた目覚めてしまった。戦え、殺せ、喰え、って
うるさいのよ。このままじゃ、彼は私の大切な人を食べちゃうわ。だから、あなたの命を食べさせてあげて」

 枯れた枝を擦り抜けた光が黒い刃を煌めかせ、銀色の魔女、アビゲイルを照らした。

「聖騎士の命なら、きっとストームブリンガーは満足してくれるわ」

 切断されたはずの上半身と下半身と左腕が繋がり、元の姿を取り戻していた。アーサーは剣を抜いたが、手が震えた。
魔剣にもまた、聖剣と同等の能力が備わっている。操り手の肉体を強化するばかりか、どんな傷でもたちまちに癒すのだ。
だが、先程、アビゲイルを斬った時にはそんなことはなかった。恐らく、その時はまだ魔剣は目覚めていなかったのだろう。
アビゲイルの口振りからして、魔剣が目覚めたのはアーサーがアビゲイルを斬り、ダメージを与えてしまったからに違いない。
先制攻撃をして魔女を滅ぼすつもりが、反対に魔女を目覚めさせてしまった。激しい後悔に襲われ、畏怖が魂を冷やす。
魔剣ストームブリンガーを携えているアビゲイルは、アーサーの記憶にこびり付いた魔女の姿となんら変わらなかった。
アーサーの刃に怯えた姿とは正反対の、血に飢えた戦士。心優しい隣人の面影が失せたアビゲイルは、笑みを零した。

「うふふふふ。お腹、空いちゃった」

 一陣の風が抜け、季節外れの枯れ葉を巻き上げる。銀色の魔女と金色の聖騎士の間を過ぎるのは、生命の抜け殻だ。
それらは全て、魔剣に喰われたのだ。アーサーの同胞と同じように魔剣の飢えを潤し、大地で虚しく朽ち果てていった。
枯れ葉だと解っているのに、それが血飛沫のように思えた。ここで魔女を殺さなければ、間違いなく命が狩られてしまう。
真夜や彼女の友人達だけでなく、この街の全ての命が。アーサーはエクスカリバーの切っ先を、銀色の魔女に据えた。
 戦わなければ、皆、殺される。
757859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/13(月) 21:19:04 ID:1S6tOOm6
以上。不良の得物は鉄パイプがお約束。
ストームブリンガーは本来野生動物の命は吸わないのですが、拡大解釈してしまいました。
シオカラを出したかったけど、出す余裕がなかったのでまた次に。
758名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 21:35:07 ID:gBFlz3A9
ぎゃあああああああ
アビー目を覚ますんだッッ
759名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 21:56:08 ID:V/BbSukW
アーサーのうっかり屋さんめ。
760名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 00:19:25 ID:kwoZC/rc
うーん
創作板向きかな…
761名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 00:28:09 ID:meZ3oTY6
>>760
狙って誤爆するスレ その20
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239415177/

荒らし乙
ターゲット変えたんすかあ?
762名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:12:54 ID:tvvYZMNS
>>761
誤爆スレ貼るな馬鹿野郎が

余計に批判を人目に付かせるだけだってのがわからんのか
善意に見せ掛けた荒らしか?
763名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:28:12 ID:meZ3oTY6
>>762
ごめん
誤爆にでも書いてろって誘導のつもりだった

なんかよく見たらいつものひとじゃないふいんき…基地外っぽさが足りない希ガス
859氏は903氏と並んでスレの良職人なんだから叩かれるのはおかしいのにな
764名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:28:30 ID:4KaxioyL
>>757
GJ!!
アビーがぁぁぁ
続きが気になりすぎるぞ!!
765名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 02:08:32 ID:g5xPu7Nq
>>757
GJ!
766名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 03:40:36 ID:g0CcY9Oz
つかここ、ずいぶん独りよがりな作品増えたよね
そういう意味では創作板の方があうかも
767名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 05:01:08 ID:g5xPu7Nq
ID変えて来ましたか、誤爆スレと愚痴スレと読み手書き手に質問スレ等とリンクさせないで下さい。
ここ最近の外部スレでの活動を見るにそろそろ来るかと思ってましたが、やはり、159氏以外にターゲットを移した様ですね。

粘着野郎は、非エロ嫌いを標榜したただの荒らしでしたっと。
非エロは創作板へ行けと上の三スレ荒らして基地外でもあったと。
768名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 08:04:08 ID:kwoZC/rc
何か壮大な荒らし計画だとでも思いこんでる(思い込みたい?)みたいだが…

誤解があるようだから言っておくと、俺は俺。>>767の言う質問スレは行ったこともないし、>>766の人は何の関係もないよ。
まぁどうせ同一人物だ!とかいって聞かんのだろうけど。

因みに、職人に粘着してるとか…ヤンマの人もキリの人も文章上手いから好きだよ
ただ作品の傾向として、スレタイからも>>1からも逸れてると言っただけだぞ


>非エロ
ここエロパロ板なんだからエロのほうが歓迎されるのは普通だと思うけど

ここのところ荒らし騒動があったからピリピリしてんのか知らないが、職人や作品をけなしたわけでもない
作品の傾向を指摘しただけでこんなに興奮されるとはね。
気に入らないならスルーすりゃいいのに。

でも放っておくと誰にでも荒らし認定して噛みつきそうだしなw
信者って怖い。
769名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 08:08:09 ID:L1zMx98W
>>757
GJGJ!!
ヤンマはかっこいいしアビーは大変なことになるし、面白かったです!
アビー、本当に祐介のこと好きなんだな…祐介が羨ましい
そしてアーサーはいろいろとうっかり屋すぎるw
770名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 09:26:56 ID:g0CcY9Oz
なんで俺荒らし認定くってんだよww
ピリピリしてんなホント。

ただ最近、人外の定義が非常に狭まってる感じがする。
あと、何か云うと荒らし認定とかさ。
まったりしてたはずなのに、ここ最近の空気には疎外感すら感じるよ。
771名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 09:46:57 ID:g5xPu7Nq
ID違うのに文体と主張とやり方が全く同じで、誤爆スレでも同様のレス
実に解りやすい。
良いから消えてくれ、基地外
772名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 10:02:44 ID:EN20xqxn
お前ら意見書く時は同時にSSかネタか添えて「これが俺の萌えだ!」くらいアピールしようぜ

というわけで最近ポケダンに萌えてる
今は人間じゃないけどさ
主人公を女にすると、元パートナーが男なので、心境に妄想の余地が
773名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 10:03:52 ID:Abdeg20m
どっちかっていうとヤンマ書く人がウザイですのでNG登録しました。
ちょっと調子乗りすぎ。上記ででてたように創作にいってくれと。
774名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 10:25:11 ID:ar8gYpTs
>>757
うおおおおおGJGJGJGJ!ますます展開が気になる!
あんたやっぱ文章力あるな。詩的な表現で淡々としてるのに独りよがりにならなくてすげえわ!
このスレのトップの職人だな!
出てけとか言ってるのは嫉妬厨だから無視していいよ。
つづき待ってる!
775名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 10:32:39 ID:L1zMx98W
SSと萌え語り以外はチラシの裏に書けばいいよ。
776名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 12:18:09 ID:meZ3oTY6
>>773
勝手にNGでも何でもしてろよ
だが黙ってろや
嫉妬するよりまともな作品書く練習したら?
777名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 12:30:47 ID:Abdeg20m
>776
信者きめぇ
ていうか何で嫉妬とかが出てくるの?以前投下して相手にされなかったからそう思うの?
スレ読む人間としてウザイ流れだから創作池って言ってるのに。
マンセーレス以外を拒否って、投稿してる本人が嫌がってる人間をおいだそうとしてるとも思えてくるよ。
778名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 12:46:03 ID:g5xPu7Nq
>>777
ねぇ、ID幾つ使ってんの?
そういえば、1レスだけ携帯小説のスレ違い小ネタ投下してスルーされた書き手さんかい?
嫉妬醜いよ?
779名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 12:48:22 ID:1l9+D9Qw
おちちけttっつつつ
お、おちつくんだ
>>776
まあ、ちょっと前に悪質な輩がいたから気持ちはわかる
けど、>>773とかは単純な一意見だから、そこまで反応するのはちと過剰かと
つか、こういうことに対応するのは結局職人さん自身だから、俺らはあまり騒がない方がいいかと。
余計やりにくくなるだけじゃないかな。
>>773ももうちょっと柔らかい言葉を使ってくれるといらぬ衝突を避けられると思うんだが
780名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 13:06:18 ID:g5xPu7Nq
また変えたか。
で、首尾よく159の様にヤンマの人を追い出したら次はまた保管庫削除を要求するのかい?
んで、残りの一人も同じやり方で攻撃する訳だ。

159の時との違いは、IDを更に増やして役割分担をして居る事か、でも、文体と主張が同じだからバレバレっと。
781名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 13:07:48 ID:Abdeg20m
>778
IDは一つに決まってるだろ。
人ってのは自分がやってることを人もやってると思いたいもんだっていうよな?

>779
うん。反省してないけど、この件にかんしてはもうレスしないようにする。
782名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 13:24:14 ID:sA8tSjIi
そういやAAキャラって人外に入るのかな?
種族がAAというか
783名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 14:06:03 ID:WUQyLL8S
>>774
そういうわざとらしいGJはやめろ
なんだよトップ職人て
文章力はどこのスレでもほとんどの職人に備わっている
ある一定レベルを超えたら後は好みの差でしかない
そんなんだからこのスレ非エロしかこなくなるんだよ
784名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 14:12:20 ID:lLpRd8Vp
ライトな人外かな
ただ人と絡ませるのは難しそうな気が

あんま書くとスレチになるかもだが、シーンとジャンヌとか?
785名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 14:21:03 ID:EN20xqxn
>>784
いやAAなら、あの頭身や体型でも、何しても違和感ないかな、と
というかハルカの旦那を描いたらギコにしか見えなくなったんだ
AAなら可愛い顔で過去がえげつないとかもアリかなと思って
786名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 15:29:14 ID:EHCf8Ytm
>>785
外見はAAキャラで背中のファスナーから触手が…

あれ?

うまく料理してやれば十分ありだとおもうよ


あと作者自身の意図を組まずに自分の感情だけで書き込みしてる人のレスは無視で
787名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 16:39:19 ID:meZ3oTY6
159が簡単に追い出されなかったら厨が味しめなかったかもな…ハァーア
788名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 16:59:31 ID:g5xPu7Nq
ま、粘着野郎の卑しさだけが解っただけで収穫だろ?ヤンマの人も、159氏も、もう一人もこんな自演叩きなんか気にしなくても良かろうて。
別にプロ活動する訳じゃないし、創作板なんか行かなくて良いからさ。
789859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/14(火) 17:38:45 ID:kTJOdnWS
空気を読まずに投下。引き続き人外アパートですが、これが最後です。
色恋沙汰は、紆余曲折を経た方が面白いと思うんだ。
790名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 17:41:34 ID:ar8gYpTs
>>783
わざとらしくて悪かったな本心だよ
一定レベルっても個人差あるけどさぁ、やっぱ文章力ずば抜けてるよ
文章力以外でもヲチっぽくない目で見れる職人って今859氏だけじゃん
ラノベ臭とかいって下手さの言い訳したりナルシー文を自信満々で叩かれで批評依頼してフルボッコ涙目だったりするし
 目が覚めたら、彼女はいなかった。
 眠ったつもりはなかったのに意識が落ちていて、腕の中にいた彼女の上半身が残りの部分と共に消えていた。
その代わりに毛布が掛けられ、右手の傷が手当てされ、丁寧な字で書かれたメモがテーブルの上に残っていた。
 ごめんなさい、ありがとう。大好きでした。と、広告の裏に書かれ、署名はなかったがアビゲイルの字だと解った。
手紙をもらうのは初めてかもしれない、と場違いなことを考えながら、祐介は三行の言葉を何度となく読み返した。
寝起きのせいか頭が重たく、思考が働かない。今すぐに部屋を飛び出したいのに、手足がだるく、力が入らない。
きっと、アビゲイルは方法は解らないが体を治し、目覚めた魔剣ストームブリンガーを携えて戦いに赴いたのだろう。
目的は間違いなく、アーサーなるリビングメイルを倒すためだ。それを止めるべきか否か、祐介は考え込んでしまった。
 魔剣ストームブリンガーは、素人目に見てもおぞましい武器だ。破壊出来るものなら、一刻も早く破壊するべきだ。
けれど、同時にアビゲイルが破壊されることも目に見えている。アビゲイルのことだ、己の身を犠牲にしかねない。
そうなれば、今度こそ取り返しが付かない。祐介は勢い良く立ち上がったが、頭がふらついて足を踏み外しかけた。
ふすまに手を付いて姿勢を直し、祐介が玄関に向かうと、廊下側からドアが開かれて軽薄な挨拶が飛び込んできた。

「ちーっす! 兄貴いるっすかー!」

 水色の外骨格を持つ昆虫人間、シオカラだった。シオカラは祐介に気付くと、あれ、と表札を見直した。

「あ、サーセン、こっちはアビーさんちだったっすか」
「確か、シオカラ、だったっけ」

 祐介がシオカラを見上げると、シオカラはきちきちと顎を鳴らした。

「そうっす、シオカラっす。つか、兄貴どこっすか?」
「ヤンマなら、さっき出ていったんだが。何か用か?」
「俺っち、今日兄貴に草毟りの手伝いしろって呼び出されたんすけど、マジダルいから超シカトしてたんすよー。
でも、来ないと後でアイアンクローの刑かなーって思って来てみたんす。なのに兄貴いないなんて、マジ有り得ねーっす」
「そうだ、アビーを見なかったか?」
「アビーさんっすか? あー、それならさっき見たかもしんねーっす。なんすか、ケンカでもしたんすか」
「そうじゃないんだが、とにかく知っているなら教えてくれ!」

 祐介がシオカラに迫ると、シオカラは半歩身を引いた。

「てかなんすか、マジ慌てすぎっすよ。俺っちがさっき見た時は、アビーさん、公園の方に向かってたっすよ。長物持って」
「ありがとう、シオカラ!」

 祐介はスニーカーを突っかけて玄関から飛び出したが、鍵を忘れたことを思い出し、一旦部屋の中に駆け戻った。
バッグの中からキーホルダーを引っ張り出し、鍵を掛けてから、シオカラに再度礼を言って階段を駆け下りていった。
 住宅街を息を切らして駆けながら、祐介はアビゲイルを求めていた。会いたくて会いたくて、疲労など吹き飛んでしまう。
今を逃したら、二度と会えなくなってしまいそうな気がする。それだけは嫌だ。彼女が傍にいない日々など有り得ない。
煩わしい時もあり、鬱陶しく思うこともあったが、それ以上に愛おしい。あそこまで無条件に慕ってくれるのは彼女だけだ。
ひどく傷付いた姿を見て、ようやく自覚したのだから遅すぎるぐらいだ。けれど、まだ手遅れではないと思いたかった。
 好きだと言われるのは、気分が良かった。真っ向から好意を注がれるのも嬉しかったが、返すのが照れ臭かった。
毎日同じ部屋で暮らして、同じ時間を過ごして、同じ価値観を共有していると、面と向かって話すのが恥ずかしかった。
だから、嬉しくてもろくな言葉を返さなかった。好きだと言わなくても、アビゲイルはそれ以上に祐介に好きだと言ってくる。
何もかも、アビゲイルに甘えていた。いつまでもそんなことでは、いくらアビゲイルでも愛想を尽かされてしまうだろう。
 アビゲイルを探し出したら、真っ先に何を言おう。好きだと言うのか、部屋に帰ろうと言うのか、それとも他の言葉を。
そんなことを考えながら走った祐介は、シオカラの言葉通りに緑地公園に到着したが、目に飛び込んだ光景に息を止めた。
急激な運動による負担とは違った意味で、肺と心臓が痛んだ。緑地公園に植えられた木々が枯れ、葉が全て落ちていた。
春先なのに、まるで冬の光景だ。汗ばんでいた肌が総毛立ち、血液が冷える。膝が震えたが、振り切って駆け出した。
 きっと、ここに彼女がいる。
 彼は、書き置きを読んでくれただろうか。
 手にした刃は数百年前と変わらず重たく、冷たい。アビゲイルに触れてきてくれる彼の手とは、正反対の温度だった。
目の前に立つ金色の聖騎士は、怯えを隠し切れていない。眩く輝く剣先が僅かに震え、かすかに装甲が鳴っている。
彼もまた、愛する者を守りたいだけなのだと解っている。中世時代も現代も、アーサーは愚かしいほど誠実な男だ。
けれど、ここで剣を引くわけにはいかない。アビゲイルの手中に魔剣ストームブリンガーがある以上、彼は敵なのだ。
守りたいものが近しくても、聖剣と魔剣は交わらない。そして、その使い手同士も、憎しみ合うことしか許されない。

「私はね」

 枯れ葉を掻き乱し、アビゲイルは踏み出した。

「好きな人が出来たのよ」

 魔剣を横たえて乾いた地面を蹴り、身を躍らせた。

「記憶も力も封じた私は、私が私でいられる場所に行きたいと願ったの。そしたら、私はこの街に倒れていて、そして」

 ぎちっ、と黒い切っ先でアーサーの首を押さえたアビゲイルは、静かに述べた。

「祐介さんに出会ったのよ」
「ぐぁあっ!」

 刃が接した部分が黒く焼け、アーサーは首を押さえて後退った。金色の指の下ですぐに傷が塞がり、元に戻った。

「だが、貴様は魔女! どれほど人を愛そうと、我が祖国を滅ぼした罪は消えない!」
「私だって馬鹿じゃないわ、それぐらい解っているわ。それでも、祐介さんを好きになってしまったんだもの」

 悠長な足取りでアーサーに近付きながら、アビゲイルは漆黒の剣を構えた。

「私はずっと、女の子になりたかったの。王子なんかじゃなくて、どこにでもいる女の子に。男の人を好きになって、
その人のことをお世話して、一緒に暮らしていたかっただけなのよ。祐介さんは私のことを邪険にする時もあるけど、
私のことを女の子として扱ってくれたわ。それが、どんなに嬉しかったか!」

 枯れ葉を巻き上げながら振られた漆黒の魔剣を、アーサーは白く輝く聖剣で受けた。

「それは私とて同じこと! 真夜は私を聖騎士としてではなく、一人の男として受け入れてくれたのだから!」
「それが解っているなら、なぜあなたは私を斬ったの? あなたさえ私を斬らなければ、私は!」

 聖剣を弾き飛ばしたアビゲイルは、悲痛な叫びを上げて魔剣を振り抜いた。

「祐介さんの傍にいられたのにぃいいいいっ!」

 アビゲイルを中心に、黒い衝撃波が重たく放たれた。アーサーは素早く聖剣を横たえてそれを防ぐが、押された。
土と葉を散らしながら後退ったアーサーは、息を呑んだ。アーサーの背後以外の枯れた木は、皆、倒されていた。
アビゲイルが剣を下げると、円形に斬られた木々は次々に地面に転がり、鈍い震動を立てて枯れ葉を吹き飛ばした。

「だから、あなたは命を懸けて償わなければならないのよ」

 倒れた木々の表皮が乾き、ひび割れていく。死者の匂いが充満した風が緩く吹き付けると、ぴしり、と木々が砕けた。
大地に根付いた切り株にもひびが走り、砕け、割れる。地面に触れると砂と化し、木々で出来た砂山が出来上がった。
生命を吸うどころか、その姿さえも奪っている。数百年の眠りの間に、ストームブリンガーは飢えに飢えているようだった。
「私は貴様に殺されるわけにはいかん!」

 畏怖を勇気で塗り潰し、アーサーは己を奮い立てた。

「私は真夜に謝っていない! 私が償うべきは貴様ではなく、真夜なのだ! 聖騎士たる者、愛する聖女に義を尽くさずに
死ねるものか!」
「あら、そう。御立派ね」

 少しも褒めていない口調で吐き捨てたアビゲイルは、死した砂粒の付着した切っ先を掲げた。

「けれど、勝つのは私よ!」

 魔剣が質量を増し、柄が伸び、アビゲイルの右腕に溶けていく。銀色の装甲が黒に侵され、魔女と化した。

「さあ…行きましょう、ストームブリンガー」
「目覚めよ、エクスカリバー!」

 アーサーは聖剣と鞘を重ね合わせ、声を張った。聖剣の柄が右腕を柔らかく包み込み、巻き付き、切っ先が手と化す。
聖剣の柄が開いて左腕を覆い、馴染むと、左腕全体が一回り以上大きくなり、分厚い盾を備えた強化武装と化した。
それまでは聖剣にしか現れなかった白い光が、アーサーの金色の体から溢れ出し、死した木々の砂すらも煌めかせた。

「うふふふふふ」

 漆黒の魔女は笑みを零し、駆け出した。アーサーは懐に飛び込もうとした彼女を受け止め、弾き、激しく斬り結んだ。
光と闇、白と黒の火花が散る。漆黒の刃が光を纏った装甲を削り、潔白な刃が闇を吸った装甲を斬り、傷付け合った。
双方の力は拮抗し、押したところで押し返され、攻めたところで攻め返される。このままでは、持久戦にしかならない。
だが、あまり戦いが長引けばどちらの体も持たない。死者でもなければ生者でもない両者では、負担に耐えられない。

「神よ! 今こそ、魔を退ける力を!」

 アーサーは右腕の聖剣でアビゲイルの右肩を貫くが、潔白な刃が真逆の力によって焼かれ、灰色の煙が立ち上った。
激しい痛みが右半身を駆け抜けたが、引き抜きたい衝動を堪えてアビゲイルを地面に押し倒し、左腕の盾を上げた。
込められるだけの力を込めた盾を、漆黒の刃に押し付ける。鉄板に水を浴びせたような音が弾け、アビゲイルが跳ねた。

「いや、いや、祐介さあんっ!」

 潔白な刃に切断されかけた右腕を押さえ、アビゲイルは頭を激しく振った。

「魔女の分際で誰かを愛せただけでも幸福だと思え! だが、貴様は誰にも愛されることはない!」

 アーサーは光り輝く盾を漆黒の刃に抉り込ませ、刀身が歪むほど体重を掛けた。

「そんなこと、解っているわよ!」

 聖なる盾と鬩ぎ合う魔剣を睨み、アビゲイルは引きつった声を上げた。

「だから、私はあなたと戦うのよ!」

 アビゲイルの左腕が白く光る盾を掴み、女とは思えぬ腕力で魔剣と盾を引き離していった。

「私は祐介さんを幸せにしたいのよ! だけど、あなたと聖剣が在る限り、あなたは何度でも私を襲うわ! だから、
私はあなたを殺さなければならないのよっ!」

 じゅうじゅうと左手が溶けるのも厭わずに聖なる盾を外させたアビゲイルは、溶解した左腕を下げ、立ち上がった。

「愛されるだけが、女の幸せじゃないのよ」
 乾いた砂に黒い雫が垂れ落ち、煙の筋が昇った。ぐにゅりと左腕が膨らみ、溶け落ちた左手と下腕が再生した。
アーサーは聖なる盾を突き出すが、アビゲイルの左手に握られた部分が黒く変色し、そこだけは白い光も及ばない。
触れられた時に力を吸収されたばかりか、穢れに浸食されている。その部分が増えれば、アーサーとて命が危うい。
一瞬にも永遠にも思える緊張が張り詰めていたが、乾いた砂を蹴り上げる足音が聞こえ、アビゲイルは剣を下げた。

「あ…」

 アビゲイルはアーサーに躊躇いもなく背を向け、声を張った。

「来ないで、祐介さん!」
「アビー!」

 死した林を駆けてきた祐介は、息を切らしながら歩調を緩め、笑った。

「良かった、体、直ったんだな」
「近付かないで、祐介さん! 私を見ないで!」

 アビゲイルは魔剣の生えた右腕を背に隠し、顔を左手で覆った。

「そうか、貴様がこの女の妄執の主か」

 アーサーは右腕の聖剣を翳し、祐介を遮った。

「我らの戦いは、古より定められしもの。貴様がこの女の何であろうと、妨げられるものでもなければ収められるもの
でもない。早々に立ち去るがいい。それが最良だ」
「俺はアビーを迎えに来たんだ」

 祐介が歩み出すと、アーサーはアビゲイルの前に立ちはだかった。

「ならん! この女は今ここで倒さねばならぬのだ! それこそが聖騎士の」

 使命、と言い切る前に、アーサーの胸が黒い刃に貫かれた。金色の装甲を包んでいた光が途切れ、瞬き、失せる。
生身の人間の血液に良く似た溶けた金属の糸を引きながら、漆黒の刃が引き抜かれ、アーサーが前のめりに倒れた。

「祐介さん…」

 金色の筋が絡む魔剣を下ろし、アビゲイルは祐介を見定めた。

「どうして、私なんかを迎えに来たのよ?」
「アビー。ごめんな」

 祐介は畏怖で外れそうになる視線を彼女に据え、汗ばんだ拳をきつく固めた。

「お前のこと、今まで蔑ろにしてた」
「そんなことないわ、祐介さんは私を女の子にしてくれたわ!」
「都合良く利用してたってだけだ」
「家事だって、私がやりたかったからしていただけよ! 祐介さんが気に病むことはないわ!」
「ていうか、俺も気付くのが遅いんだよ」

 祐介は状況に見合わない照れ混じりの笑みを浮かべ、言った。

「アビー。好きだ」
 アビゲイルの中で、魔剣が叫ぶ。戦え。殺せ。命を喰らえ。だが、その声が聞こえなくなるほど、その声は良く聞こえた。
彼の発した声が風に乱されて消えてしまうのが、悲しいほど辛かった。祐介の目は揺るぎなく、黒い魔女を見据えていた。
アビゲイルは両腕をだらりと下げ、漆黒の剣先を灰色の砂に埋めた。埋めた部分からまた色が失せ、黒ずんでいった。
 私もあなたが好きよ。愛しているわ。そう言ってしまえば、彼を抱き締めてしまいたくなる。だが、この体では触れられない。
聖剣の力に守護されたアーサーでさえも、今のアビゲイルに触れれば命が吸い取られるのだから、祐介など一瞬で死ぬ。
血の一滴も残さずに、祐介は死ぬだろう。アビゲイルは首を横に振りながら身を引くが、祐介は迷わずに近付いてきた。

「アビー」
「来ないでぇえっ!」

 アビゲイルは頭を抱え、ずしゃりと灰色の砂に座り込んだ。体が触れた砂が、全て黒ずみ、穢れていく。

「私に触ったら、祐介さんは死ぬわ! だから、来ないで!」
「アビー。今日の夕飯、何にする?」
「今はそんなこと、どうでもいいじゃない!」
「どうでもよくない。それで、何にするつもりだったんだ?」
「え、っと…」

 アビゲイルは冷蔵庫の中身を思い出し、手早くメニューを考えた。

「昨日特売だったお魚の煮付けと、菜の花のお浸しと、春キャベツの御味噌汁、かしら。あ、浅漬けも作れるかも」
「じゃ、そろそろ帰って準備しないとまずいんじゃないのか? もう五時前だぞ」
「でも、今はそんなことを言っている場合じゃ」

 祐介はアビゲイルの前に屈み、包帯の巻かれた右手を差し伸べた。

「俺はお前の作った夕飯が食べたい。だから、一緒に帰ろう」
「祐介さん…」

 アビゲイルはその手を見つめていたが、顔を伏せ、肩を震わせた。

「今時、そんな口説き文句で落とされるのって、私ぐらいしかいないわよ?」

 今すぐに、祐介の手を取ってあの部屋に帰りたい。狭くて古い部屋だが、その空間に詰め切れないほどの幸福がある。
けれど、彼の手を取ったら、アビゲイルは命を奪う。魔剣ストームブリンガーが暴れ出し、祐介の心臓を貫くことだろう。
帰りたい。けれど、帰れない。アビゲイルは身が裂かれそうな気持ちで祐介を見つめていたが、アーサーに振り返った。

「あなた、まだ生きているわよね?」
「無論だ」

 聖剣を支えにして起き上がったアーサーは、穴を開けられた胸を押さえ、再生させた。

「ストームブリンガーを殺して」

 アビゲイルは右腕と一体化した魔剣を横たえ、滑らかな刃に金色の聖騎士を映した。
「私はあなたを殺したかったけど、祐介さんの前で誰かを殺すわけにはいかないわ。けれど、今、この場から逃げても
何も始まらないし終わらないのよ。だから、あなたのエクスカリバーでストームブリンガーを貫いて」
「言われるまでもない!」

 アーサーは聖剣に白い光を纏わせ、祐介を一瞥した。

「…許せ」

 金色のつま先が砂を抉り、巨体が躍り出た。身動ぎもせずに直立しているアビゲイルの右腕に、潔白な刃が迫る。
白と黒の電流が跳ねて弾け、漆黒の刀身に純白の剣先が埋まり、貫き、その奥にある魔女の胸も易々と貫いた。
厚みのある胸が破れ、背中から切っ先が現れた。双方の力が混じり合い、溶かし合い、ぼたぼたと金属が滴り落ちる。
雨の滴よりも大きく、血よりも重たい雫を散らしながら、聖剣を引き抜かれたアビゲイルは魔剣を失った右腕を下げた。

「うふふふ…。ちょっと、痛かったわね…」

 右腕自体がずるりと溶けて柄が外れ、刀身が全て砕けた魔剣が足元に転がり落ちた。

「好きよ、大好きよ、祐介さん…」
「アビー…」

 祐介が近寄ると、装甲の色が元に戻ったアビゲイルは、祐介に左手を伸ばしたが、その手が取られる前に倒れた。
腰に下げていた魔剣の鞘が外れて転げ、溶けた魔剣の海にヘルムが沈む。膝を折った祐介に、アーサーは言った。

「その女は、私と同じように魔剣の力で長らえていた。だが、その魔剣が滅びた今、その女を生かす術はない」
「なんとかならないのか?」

 アビゲイルの横顔を見つめながら祐介が呟くと、アーサーは両腕の融合を解き、鞘を掲げた。

「この鞘は、あらゆる傷を癒す力を持っている。しかし、この女は魔剣に穢れすぎている。使ったところで、反発し合う
かもしれん。剣が潰えても鞘と柄は残っている、もしもこの女と共に魔剣自体も蘇りでもしたら」
「その時は、またあんたがアビーと戦えばいい。そのための聖騎士と聖剣なんだろうが!」
「だが…」

 アーサーは鞘と祐介を見比べ、語気を強めた。

「ならば、奇跡は求めるな。所詮、聖と魔は相容れぬもの、穢れが浄めを上回ることも少なくない」
「その時は、喜んで魔剣に喰われてやるよ。俺は、それぐらいしか出来ることがないんだ」
「酔狂な男だな」
「そんなこと、とっくに自覚してる。何せ、相手はリビングメイルだからな」
 
 祐介はアーサーに向き直り、言い切った。

「頼む。アビーを助けてやってくれ」
「魔剣の操り手を癒すことなど、聖騎士には許されぬ愚行だが、これもまた騎士道だ」

 アーサーはアビゲイルの傍に膝を付き、その身の上に鞘を置いた。

「聖剣エクスカリバーよ。どうか、今ばかりは魔女の罪を許し、その身を癒してくれたまえ」

 鞘はアビゲイルに触れた部分から薄く煙を昇らせたが、アーサーの願いを聞き入れたのか、白い光を放ち始めた。
貫かれた背と胸の傷が金属に埋められ、溶け落ちた右腕が再生していくが、アビゲイルの意識は戻ってこなかった。
戦闘による細かな傷も全て埋まり、新品のような輝きを得たが、アビゲイルは声を発することも動くこともなかった。
祐介は彼女の肩に触れるが、やはり反応はない。アーサーは彼女の上から鞘を外すと、エクスカリバーを収めた。

「私には、これが限界だ」
「充分だよ。ありがとう、アーサー」
 祐介はアビゲイルの傍らに膝を付くと、滑らかなヘルムを撫でた。いつもと変わらないはずなのに、ひどく冷たかった。
祐介は身を屈めてアビゲイルの顔を起こさせ、そのマスクに唇を当てた。砂と灰が入り混じった、切なく苦い味がした。
抱き起こそうとしても、アビゲイルの方が体重があるので上半身を起こすだけで一苦労で、支えるだけでも大変だった。
見かねたアーサーが手を貸そうとするが、それを遮り、祐介は渾身の力を込めて腰を上げ、アビゲイルを立ち上がらせた。
 銀色の全身鎧を引き摺る青年と、彼らに距離を置いて歩く金色の聖騎士が死んだ林から出ると、見慣れた顔が待っていた。
祐介がアパートを飛び出した後にシオカラが連絡して回ったらしく、シオカラ、ヤンマ、茜、真夜が公園の出口に揃っていた。

「おう、生きてたか」

 ヤンマは祐介が肩に担いでいるアビゲイルを見、アーサーを見、祐介に尋ねた。 

「んで、何がどうなったんだよ」
「まあ、色々とな」

 祐介はアビゲイルを一旦下ろし、縁石に座らせた。

「私は聖騎士の使命を果たし、魔剣を滅ぼし、魔女を討った。それが罪だと言うのなら、私を裁いてくれ」

 アーサーは泣き腫らした真夜の前に膝を付き、エクスカリバーを彼女の前に置いた。

「我が聖女よ。君の美しさを曇らせてしまった私は、万死に値する。葬られるのならば、せめて君の手で」
「いいのよ、アーサー。私もいけなかったのよ。あなたの気持ち、全然考えてなかった。私の方こそ、ごめんなさい」
「だが、君は私を嫌いだと」
「そんなわけない。あの時は訳が解らなかったから、言い過ぎちゃったのよ。ごめんね、アーサー」

 真夜はぐしゃりと顔を歪めてアーサーの前に跪き、アーサーの首に腕を回して抱き付いた。

「ああ、真夜…。愛している」

 アーサーは真夜を抱き寄せ、声を殺して泣く彼女を宥めた。

「祐介兄ちゃん。アビーさん、どうなったの?」

 茜が不安げに尋ねてきたので、祐介はアビゲイルを撫でた。

「今は少し眠っているだけだ。すぐに目を覚ますよ」
「そっか。うん、そうだよね」

 茜は内心の不安を払拭するように笑み、アビゲイルの肩に触れた。

「アビーさん、お疲れ様。今はゆっくり休んでね」
「祐介。アビー、俺がアパートまで運んでやろうか?」

 ヤンマが歩み寄ってきたが、祐介は首を横に振った。

「いや、俺が連れて帰る。俺の彼女だからな」
「つか、やっぱそうなんすか。てかマジっすか、マジパネェっす」

 シオカラは状況が把握出来ていないのか、けたけたと笑った。ヤンマはシオカラを小突いてから、祐介に向いた。
「頑張れよな」

 何するんすか兄貴、つかマジ痛っ、と喚くシオカラの頭を掴んで引き摺りながら、ヤンマは茜と連れ立って行った。
アーサーは祐介とアビゲイルに別れの言葉を丁重に述べてから、真夜に伴われて、真夜の自宅へと戻っていった。
その場に残されたのは祐介とアビゲイルだけとなり、祐介は彼女の隣の縁石に腰を下ろして、その肩を抱き寄せた。
がしゃり、と装甲を鳴らしながら頭を預けてきたアビゲイルを支えながら、祐介は西日に染まった街並みを眺めた。
 考えてみたら、二人で一緒に外に出たのは数えるほどしかない。それも、近所の店で買い物をしたぐらいだった。
一緒に出掛けたこともなければ、連れ出したこともない。アビゲイルが目覚めたら、好きなところに連れて行こう。
明るいことを考えていても、目の奥が熱くなる。死んだわけではないのだ、と思っても、顎が震えて変な声が漏れる。
 好きだ。好きだ。大好きだ。それなのに、アビゲイルは動かない。すぐにでも起きてほしいのに、起こす術がない。
堪えきれない嗚咽を漏らしながら、祐介はアビゲイルを力一杯抱き締め、愛おしいリビングメイルの名を呼び続けた。
 だが、彼女は起きなかった。



 今日もまた、良い天気だ。
 目の端に染み入る朝日が眩しく、生温い眠気が退いていく。布団から離れるのが名残惜しかったが、起き上がった。
薄手の掛け布団をめくり、窓を開ける。昼間の暑さが想像出来るような暖かな風が舞い込み、カーテンを揺らした。
祐介は鳴る寸前だった目覚まし時計を止めてから、剥がれた掛け布団にしがみついている銀色の全身鎧を見下ろした。
滑らかな装甲に朝日が跳ね、天井や薄い壁や畳に光の粒が散り、新鮮な光が彼女の輪郭を柔らかく縁取っていた。

「起きろ、アビー」

 祐介が声を掛けると、女性型の全身鎧は小さく呻きながら顔を起こし、ヘルムを擦った。

「あら、もう朝…?」
「にしても、良く寝てたなぁ。いつもなら、俺より早く起きるのにな」
「だって、祐介さんたら、私の弱いところを全部知っているんだもの」

 恥じらってヘルムを伏せたアビゲイルに、祐介は目覚まし時計を指した。

「アビー、もう六時半だぞ」
「え、あ、きゃあ!」

 朝ご飯用意しなきゃ、とアビゲイルは慌てて立ち上がり、寝室から出ようとしたがふすまを開け損ねて顔を打った。
もういやぁん、と拗ねたように呟きながら、アビゲイルは寝室兼勉強部屋を出ていき、居間を抜けて台所に入った。
祐介はにやにやしながら寝間着のジャージから普段着に着替え、居間に入ると、ベランダに派手な虫が立っていた。

「おーす」
「なんで朝っぱらから人んちのベランダにいるんだ」

 祐介がヤンマを睨むと、ヤンマはがちがちと顎を鳴らした。

「細かいことは気にするな」
「むしろお前が気にしてくれ」
「朝刊の配達が終わったから帰ってきたんだよ、それ以外の理由があるか」

 ヤンマはベランダに腰掛けて下両足を組み、台所で忙しく働くエプロン姿のリビングメイルを見やった。
「んで、アビーはどうだ?」
「変わりはしない。何がどうなったって、アビーはやっぱりアビーなんだ」

 祐介はヤンマと同じようにアビゲイルの背を見つめ、頬を緩めた。

「俺の自慢の彼女だ」

 魔剣ストームブリンガーを操る魔女アビゲイルと、聖剣エクスカリバーに選ばれし聖騎士アーサーの戦いから一ヶ月が過ぎた。
アーサーとの死闘の末に魔剣を破壊させたアビゲイルは、自身もひどく負傷し、聖剣の鞘の力で傷は再生したが目覚めなかった。
 それから一週間、祐介はアビゲイルを愛した。声を掛け、キスをして、抱き締めて、時には彼女が求めてきたようなこともした。
効果があるとは思えなかったが、何もしないよりは気が楽だったのだ。そして、一週間目の朝、アビゲイルは目を覚ました。
しかし、アビゲイルは祐介を見ても名を思い出せず、名を呼ばれても反応が鈍く、ヤンマと茜に会わせてもぼんやりしていた。
アーサーと真夜にも会わせてみたが、やはり反応は同じだった。聖剣エクスカリバーを見せても、立派ねぇ、としか言わなかった。
新婚臭いエプロンを見ても、首を傾げるばかりだった。よくよく確かめてみると、アビゲイルはまたも一切の記憶を失っていた。
魔剣を操っていたことも、祐介と共に暮らしていた半年間のことも、過去のことも、魔剣が滅ぶと同時に吹き飛んだようだった。
 過去のない空っぽの鎧と化したアビゲイルは、家事のやり方もさっぱり忘れていて、とんちんかんな行動ばかり取っていた。
祐介や茜が教えてやれば上手く行くのだが、教えなければ当てずっぽうでとんでもないことをするので、子供も同然だった。
けれど、積み重ねていけばなんとかなるもので、三週間もすればアビゲイルは以前のアビゲイルのように勘を取り戻していた。
料理の才能も蘇ったらしく、手付きは危なっかしいが味は確かな料理を振る舞ってくれ、茜らとも以前のように仲良くしている。

「あら、ヤンマさん、おはよう」

 アビゲイルはヤンマに気付くと手を止め、ベランダにやってきた。

「おーす」

 ヤンマは上右足を挙げてから、顎を広げた。

「昨日もきっちり可愛がってもらったみたいだな?」
「そうなのよぉ、祐介さんったらもう凄いんだからぁ」

 うふふふふふっ、と悩ましげに身を捩ったアビゲイルを、祐介は小突いた。

「そういうことは話すなってこの前言っただろうが」
「でも、なんだか勿体ないわ」
「朝っぱらから暴露するようなことじゃない。それと、このままだとまた味噌汁が焦げるぞ」

 祐介がガスコンロの上で煮立っている鍋を指すと、アビゲイルは台所に駆け戻った。

「いやぁんっ」
「んじゃな、祐介。色々と頑張れよ」

 ヤンマはにやにやしながら自室のベランダに戻り、待ち受けていた茜と甘ったるい会話を交わしていた。

「言われなくても頑張るさ」

 祐介は小さく呟き、具材が煮えた鍋の中で味噌を溶いているアビゲイルの背を見つめていたが、玄関に視線を投げた。
玄関の傘立てには、本数の増えた安っぽいビニール傘に混じって、鞘だけを残した魔剣ストームブリンガーが刺さっていた。
その鞘と共に魔剣の破片が付いている柄をアーサーの手を借りて回収したのだが、その後の処分に困り果ててしまった。
ただ捨てたのでは、また戻ってくる。だが、このままアビゲイルの手元に置いておくのは危険だ、と関係者全員で考え込んだ。
 そんな時に現れたのが、バイオノイド、多田ショウゴだった。彼にも経緯を一通り話したのだが、まるで信じてもらえなかった。
アビゲイルの記憶が吹っ飛んだことだけは信用してもらえたが、聖剣やら魔剣やら何やらは、それ二次元ですか、と一蹴された。
ストームブリンガーの柄を捨てる方法を探していると言ったら、多田は自分の仕事先がゴミ処理場で、柄は粗大ゴミだと言った。
とにかく危険だから徹底的に処分してくれ、と全員で力説すると、多田は気圧される形でストームブリンガーの柄を引き取った。
その後、多田から放射性廃棄物コンテナに混ぜて恒星投棄用ミサイルに載せてやった、との、本当に徹底された報告を受けた。
 鞘だけを手元に残したのは、鞘には魔剣の主を癒す力があるためと、それがなければアビゲイルが活動出来ないからだ。
アーサーとエクスカリバーが一つであるように、アビゲイルとストームブリンガーも一つだ。だから、捨てることは出来ない。
「祐介さぁん、準備出来たわよ」

 アビゲイルは味噌汁を入れた汁椀と白飯を盛った茶碗を並べ、食卓に付いた。

「さあ、冷めないうちにどうぞ」
「食べるのは、アビーが先だ」

 祐介はアビゲイルを引き寄せ、そのマスクにキスをした。祐介が離れると、アビゲイルはマスクを押さえて俯いた。

「うふふふふ」

 アビゲイルは顔を上げ、可愛らしく小首を傾げた。

「私、幸せよ」

 表情が見えなくても、アビゲイルの言葉には喜びが滲んでいた。祐介も自然と顔が緩み、訳もなく笑い出したくなった。
せっかくの朝食が冷めてしまっては台無しなので、祐介は幸せを噛み締めながら、彼女の作った朝食を食べ始めた。
アビゲイルは祐介が食べる様をじっと眺めてくるので、少し気恥ずかしくなったが、それを邪険にするのは惜しかった。
愛情の籠もった真摯な視線を注がれながら、祐介は熱い味噌汁と炊き立ての白飯と脂の乗った焼き鮭を味わった。
 少し大変なことがあったが、振り出しに戻ってきた。回り道をしたが、結局、行き着く先は最初から決まっていたのだ。
朝起きたら隣に彼女がいて、夜帰ってきたら彼女が待っていて、手を伸ばせば彼女に届く。それが何よりの幸せだ。
週末に予定しているデートのことは、まだ話していない。行き先は茜と真夜に相談して決めたが、喜んでくれるかどうか。
だが、二人一緒なら、間違いなく楽しいはずだ。アビゲイルは祐介が好きで、祐介もまたアビゲイルが好きなのだから。
 それだけで充分だ。
801859 ◆93FwBoL6s. :2009/04/14(火) 18:05:35 ID:kTJOdnWS
以上。ありがちと言えばありがちだけど、ハッピーエンドが一番ですから。
これにて完結です。最後までお付き合い頂き、どうもありがとうございました。
802名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 18:06:42 ID:ar8gYpTs
リアタイGJ!
すっきりエンディング見せてくれるアンタが好きだ!
アビーお幸せにいいいい
803名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 18:24:34 ID:sA8tSjIi
イイハナシダナー
そしてさりげなくショウ君GJ
記憶なくしちゃったのは悲しいけど、もう仲良くなってるし、いいよね
とにかくお疲れ様でした
804名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 19:09:18 ID:meZ3oTY6
>>801
GJ!
基地外とか気にすんな
また来てくれよ
by859ファン
805名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 19:40:37 ID:L1zMx98W
GJ!
完結お疲れ様でした!
記憶はなくなっちゃったけど、なんとか丸く収まってほっとしたw
アビー幸せになれて良かったねえ
806名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 19:53:57 ID:g5xPu7Nq
GJx2
凄く面白いよ、こんな中に投下する859氏は偉大だ。
807名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 01:03:49 ID:ecSy5QxM
GJでした
808名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 19:25:57 ID:f2rPUnCN
そういえば、野村亮馬のベントラーベントラーって漫画を読んだことある人いる?
日常SFものっぽくて、宇宙人がたくさん出てくるって聞いた。
まだ読んでないけど、どんな感じかと。
809名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 22:01:30 ID:Z/18dzT1
>>808

・クタムさん(外星人)の澄ちゃん(主人公)への執着心は半端ない。
・澄ちゃんのクタムさんへのあしらい方も半端ない。
・勝手に東京タワー乗っ取ったり、他人の脳に寄生しちゃうけど外星人は皆いい人。
・澄ちゃんの乳は良い乳。

ざっとまとめてみてこんなもん。
SF知ってても、知らなくても結構楽しめるかと。
まぁ、百聞は一見に如かずというので買って読むべし!
810名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 22:50:37 ID:z+GtslDF
くわがたツマミもなかなか良いよ。
虫と人間のハーフのツマミももちろん可愛いけど、パパとママの馴れ初めが非常に気になるw
元モデルの美女とただのクワガタムシが、どうやって出会ってどうやって結婚したんだ!
そこんところを是非とも詳しく説明してほしい。異種間婚姻で、しかも成功後というのが珍しい。
811名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 22:59:39 ID:f2rPUnCN
>>809
おお、ありがとう!
なんかすごい萌えそうで、読むのが楽しみだw

>他人の脳に寄生
これでSS一本書けそうなほどいい設定。
寄生生物が宿主の脳に直接快感の信号を送ったり、愛を刷り込んだり。
宿主の人間は、寄生生物への愛情が本当に自分の感情なのか、相手の感情と混ざってるんじゃ?
とか悩んだりしてたら美味しい。
812名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 00:06:16 ID:q/0yRt9J
ガンスリンガーガールみたいなのはどうなんだろう
見た目は唯の女の子だけど改造人間だし
813名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 00:37:03 ID:QLWs69sJ
見た目が人間な人外はイラネ
814名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 00:38:07 ID:O26qYYn1
つか最近投下されるのって人間っぽい人外ばっかりだよな
亜人スレに行けよって思う
815名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:34:53 ID:JMWJnCxo
見た目よりメンタリティが重要です。

異質な思考を持つもの同士の関係に萌える訳です。
816名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:43:01 ID:lUF3qA/7
>異質な思考
そういう作品も投下されてない
…というか、それ言ったら基地外×常識人とかもおkになっちゃうよ
見た目大事じゃないならこのスレいらなくなるじゃん
817名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 01:58:07 ID:Nntb5uEL
それ言ったら、鬼(ツノと爪と牙程度しか違いが無い?)とか
アンドロイド(高級系、皮膚や表情あり)は
見た目人型だからアウトってことか?
ずいぶん狭い人外定義になるじゃないか
見た目人型、心は異物としての己に苦しむってのも捨てがたいんだがどうよ
818名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 02:00:25 ID:fFPV6L5v
あれ、前も人外談義で人型うんちゃらいらないって子がいて……デジャ・ビュかしら

>>817
自分は萌えシチュであればおk
819名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 02:15:16 ID:QWtxxfjA
>>814
>最近投下されるのって人間っぽい人外ばっかり
なん…だと…?
虫系、鎧系、ロボ系、マスコット系人外が人間っぽいと。
お前の考える人外の定義が謎すぎる。
820名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 08:09:49 ID:9kdVTLNE
外見がほぼ人と同じ人外(アンドロイド、サイボーグ、レプリロイド)
および人肌で耳しっぽがついてるような、比較的人に近い亜人がこのスレであまり受けないのは、
よくある人間のために理想化された都合のいい存在として描かれるアンドロイド(美少女ロボ系とか、絶対彼氏とか)や
萌えを前面に押し出してアクセサリー的に人外要素を付加したキャラ(要は狭義のヌコミミ)に対する反発もあってのことではないかと思う
上記二例は世間では比較的市民権を得ているジャンルだが、見た目に置いて人外要素より萌え要素を強化しているきらいが見受けられるので
人外好きとしての誇りを持つ人々からすれば軽薄に思えても仕方ないかもしれない。
が、それだからと言ってアンドロイドや亜人を人外でないと言ったり萌えないと評価するのは食わず嫌いではないだろうか。

思うに、人外×人間萌えは外見的要素に加えて内面的要素(種族差による相互の葛藤、どうしても相容れない部分の齟齬)で構成されている。
どちらに重きを置くかと問われれば、私は後者の方に軍配を上げたい。
そもそも我々は人外×人間の何に萌えるのか?
異形の外見が見たいだけなら既存のスレを巡回すればよろしい。
何故この一見すると重複を疑われかねないスレが多くの住民を獲得し、今の今まで存続してきたか?
私なりに導きだした答えを書こう。

それは、愛だ。

人と人でないものが心通わせ、愛を育む様にこそ我々人外好きは高揚を覚えていたのではないか?
人と人でないものが時にすれ違い、時に切ないほど互いを求めあい、時にほのぼのと心温まる関係を築く様を我々はこよなく愛しているのではなかったか?
つまり外見問わず、人と人でないものがいちゃこらいちゃこらしてるとき、我々は心から「みwwwwなwwwwぎwwwっwwwwてwwwきwwwwたwwwwww」と叫ぶのだ。
見た目の人外度が高ければ外見と内面のギャップに萌え転がるし、見た目こそ人に近いが本質的には人でない故の苦悩にも心が躍るのだ。

このスレはもともと、行き場の無い人外萌え同士が集まって生まれたコミュニティだった。その名残が、スレタイの【なんでもあり】だ。
実際初期においては人外の総合収容所としての役割を果たし、様々な嗜好の人外好きが集っていた、そういう場所だ。
そういうところで敢えて人外の定義を論って、萌えの源を少なくするのは非常にもったいないことではないだろうか。

長々と書いて済まなかった。
ともかく―――人外と人間の愛に繁栄あれ。
821名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 10:06:27 ID:O26qYYn1
>>817
この前あった小ネタがそんなんだっけ?死神がどうのってやつ
でもあれ見れば精神ネタなんかクドいだけって分かるだろ

>>819
虫系=亜人→亜人スレ向きライト人外
鎧系=もと人間→変身スレ向きライト人外
ロボ系→ロボ・アンドロイドスレ向きライト人外
マスコット系人外→人外としてはおkだが非エロスレ向き

>>820
陵辱はナシなんすかぁ?
愛とか言ってるから萌え系が増えたり住民が馴れ合ったりするんだろ
腐臭くてかなわん
822名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 10:07:24 ID:P/71EPr7
>>820
真の人外好きならば全ての人外にハアハアしろということですね、わかります!1!
823名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 12:50:04 ID:lUF3qA/7
>>821
思考萌え(笑)はスルー対象だよこの前は859信者今度は159信者だろどうせ
非エロ許可801許可馴れあい許可の低クォリティな腐女子出張所にしたいだけなんだからなああキモいキモい
824名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 13:25:14 ID:VPiLFucN
人外好きに垣根なんてないさね
めいめいが需要を満たして、好みに合わないものはスルーすればよろし。
他人の好みに口出しする権限は誰にもないだろう。
こんな空気嫌だ、これイラネと書くより俺はこんなの好きだけどどうよって、自分向きの流れに持っていこうと努力する方が建設的じゃないかな
825名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 13:51:54 ID:uwF0ipAn
みんな触っちゃあかん。いつもの奴だよ
今日のNG
O26qYYn1
lUF3qA/7

入れとこうな。
826名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 13:57:36 ID:GpZXFskA
とりあえず一言
注意書きさえすれば何だって投下すればいいよ
俺も正直興味ないのはスルーしてる
827名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 16:54:37 ID:ytgXwb6s
とかげの交尾っていれっぱなしでじーっとしてるらしいね
人間とやったらポリネシアンセックスみたいになって素敵だと思う
獣姦スレ向きかなとも思ったけど
ポリネシアンっぽく書くならこっちの方が向いてる気がする
ごめん空気読まないで
828名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 17:50:49 ID:QWtxxfjA
動かないトカゲと動いてほしい女の子のHってなんかよさげだな
829名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 20:38:52 ID:bnk1NslU
動かないが働かないに見えたんだぜ
830名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 20:59:11 ID:lUF3qA/7
>>825
うっわーあのさいつもの奴って言えば気に入らない意見を荒らし扱いできると思ってない?
あんたが誰の信者だか知らないけど言論封殺とかキモすぎ
831名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 21:00:45 ID:q/0yRt9J
「働きなさいこのニートッ!!」
「いや、オレニートじゃなくて自宅警備員だしwwwwwwwヤモリだけにwwwwwww」
「いい加減にしないと本当に! ……っちょ、な、何するのよ!? あッ……!」
「フヒヒwwwサーセンwwwwおみ足ペロペロwwwwwwwww」
「やッ、この、まじ死ねヘンタ……ひあッ!?」
「うはwwwwwwみwwなwwぎwwっwwてwwきwwたww」

「あ、ぁ、……はぁ……っ」
「まだwwwwwイれてもいないんですけどwwwwwwwまんこぐっちょぐちょwwwwクセェwwww」
「…………」
「クリトリスペロペロおいしいです^^」
「ひいィィッ!?」
「うはwwwwwイッたらテラエロスwwwwwww」


働かないトカゲ→ニート→ニュート→ヤモリ→自宅警備員
の思考コンボが出来た
これ以上は私の頭の危険が危ないのでやめておく
832名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 22:51:05 ID:JMWJnCxo
>>831
噴いたwwwもっとやれwww
833名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 07:44:54 ID:8iFEWp/m
次のアパート住民待ちage
834名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 14:36:12 ID:8iFEWp/m
連レスすまん
キリの人のサイト見つけたから貼っとくわ
tp://pteron.7.tool.ms/
保管庫の消えてるけど読みたい奴はサイト行けばいいんじゃね?荒らすなよ?w
ピクシブでも人外アパート企画あんのな。期待だわ
835名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 15:02:13 ID:lnDj+rwM
職人に関しては直前に投下した人からある程度時間が空いていれば(流れが速ければ数時間、過疎時なら二日とか)空気読む必要はないと思う。
つか、NG対策さえしてくれたら変に気を使わなくていい。
書きたいもの書いて投下していいと思う。
評価なんて読み手が自分の好みで好き勝手につけるものであって、好みに合えばグッジョブするし合わなければスルーするだけだから
気に入らないから出てけなんてのは大人の発言じゃないから論外として
いやなものはないものとして扱えばいいのであって目障りだ何だと反応する義務はないもんな?

書き手も読み手もお互いに正直であることが互いのためになるだろう


ところで機械系人外はちんこついてなくて手とかスマタでがんばるのと、疑似性器でセクロスするのとどっちが萌える?
836名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 16:25:52 ID:LToxAg7T
>>835
そのちんこには神経が通っているのかにもよる
837名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 18:13:59 ID:yo+kbc4z
pixivの人外アパートとこのスレの人外アパートって何か繋がりあるん?
838名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 19:11:19 ID:gjgrPMCQ
ピク見てきた。全く関連ないと思うが。
839名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 19:31:51 ID:Thr+g6Uw
俺も関係あるのか気になってスレ検索したけど特にpixivの話題は無かった
でも多分人外wikiの絵板に投下してる絵師さんが企画主だからスレからヒントは貰ってると予想
文章書きじゃないからここではロム専だけど絵でならあっち参加するかもしれん
840名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 19:53:37 ID:/LQekOc5
>>839
じゃあ作品投下すれば挿絵書いてくれる可能性あるってこと?
841名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 20:00:20 ID:Thr+g6Uw
いや、pixivの企画の方にはって話だが…
別にこのスレとは連動してないしなぜ挿絵の話になるんだ
842名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 20:26:45 ID:/LQekOc5
>>841
もしコラボがあったか面白いとおもって

酔ってるからゆるせ
843名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 21:15:32 ID:LToxAg7T
酔ってるって言えばなんでも許されると思うなよと言いたいが
そもそも>>839がこのスレと関係ない企画に参加すると
ここで宣言する意味がわからないな

そんなことよりエロい話しようぜ
844名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 21:29:01 ID:AIT6XXQP
酔っ払いはスラ子さんにでも犯されてればいいとおも、いやちょっと待てやっぱり羨ましい

>>835
神経つきちんこ(性的な快感を受容できる体)ならセクロスかな。
と考えてふと思った

ちんこつける

精液再現する

多分ローション的なもので代用

時間経ってもリアルケフィアみたいにさらさらになったりしない

機械人外の相手の女の子、事後処理しにくいんじゃね?

時間経ってから、どろりと伝い落ちてくるんじゃね?

内壁を伝う感触に刺激されて耐えきれずオナヌーに走るんじゃね?

機械人外タシーロ

言葉責め交えながらセクロス

振り出しに戻る  ←今ここ

ここまで飛躍する俺病気かもしれない
845名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 21:36:17 ID:8iFEWp/m
>>839
企画主のブログ
つtp://raberabe.blog81.fc2.com/
マノンたんとグリューさん書いた人
846名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 22:22:46 ID:LToxAg7T
>>844
いたって正常な発想じゃないか
どこが病気なんだ


まったく神経ない闘う為に造られた兵器系機械と少女もいいぞ
派手な装甲のついた腕で少女を傷つけないように愛撫してたら和む
少女が頑張って機械人外を気持ちよくしてあげようと
股間あたりを一生懸命舐めても機械人外は全然感じないけど
少女が幸せそうに自分を舐めまわす様を見て楽しんでいたらいい
少女も舐めてるうちに興奮して濡れてきて
機械の鉄製の指にドロドロんなってる入口をすりつけて
ごめんね、私ばっかり気持ちよくなってごめんね、とか言いながら
泣いておねだりしてたら最高だね
847名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 22:34:49 ID:AIT6XXQP
>>846
性感ないけど必死で奉仕されて愛おしさを募らせるのですね、わかります
ごつい純戦闘用の機械が必要以上に気を使って壊れもの扱うみたいに少女に触れる姿想像すると萌え転がる
>私ばっかり気持ち良くなってごめんね
これはクる。ビンビンクる。
ちんこついてなくても十分エロいよ
848名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 23:34:25 ID:cbCvr1Ny
泣いておねだり最高
849アキ:2009/04/18(土) 01:55:50 ID:NpDOk8ao
>>845
ずっと言いにくかったんですけど主催さんのブログの作品にも江戸っ子なカマキリがいるんですよね・・・
・・・主催さんも認めてましたがかぶりすぎだと思います
設定公開したのは主催さんのほうが早いですし主催さんの更新が止まってからキリの人も書いてないですよね??
このトピでパクリの話がまずかったらスミマセンm(_ _)m
850名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 02:39:27 ID:EtKGhx4Q
つまりあれか
>>834>>845をパクッたのかwwww
おまえら荒らすなよ! 絶対に荒らすなよ!w
851名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 03:08:03 ID:OxAZtwa7
メカ系と女の子いいよな、なんとなく壊れかけのターミネーターぽいのと
小さい子の組合せとか浮かんだ。
半壊してる奴が、自分の身体の破損とかには無頓着に
ただただ女の子を大事にして、女の子がそれに罪悪感でも感じてるとなおいい。
女の子からロボにぎこちなくキスしてくれると萌える。

>私ばっかり気持ちよくなってごめんね
とか言われたら、ロボにチンコついてなくても心のチンコ起つと思うんだよね
852名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 04:35:52 ID:mv7+/4vt
>>851
>心のチンコ起つ
その感情の意味が分からずに戸惑うロボは可愛い
853名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 05:31:42 ID:qGKaKr4d
>>851-852
心のちんこ起つが意味が分からない…だと?
本来性欲持たないはずなのに、女の子と指で交わるうちえもいわれぬ感覚を得る、だと?
実にドツボだ!

しかしそうした肉体に連なる感覚の表現は、メカ人外だと結構難しそうだな。
例えば”人間なら飢えにも似た感覚”なんて描写の仕方もできるだろうが、
機械だとそもそも飢えの感覚を知らないので不自然になってしまう。
だが本来の機械のあり方に馴染まない感情や感覚だからこそ萌える
854名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 08:01:56 ID:OX8FNaNn
ロボ萌えに激しく同意。
ただの兵器として作られて戦うことしか知らなかった戦闘ロボットが、
可愛い女の子と触れ合って、自我や感情に目覚めることがまず萌えるんだぜ。
感情のぶれのせいで、それまでは正確無比だった戦闘行為に微妙な変化が出たり、
最後には、自分が戦い続けること自体にも疑問を持ったりすると萌え死ねる。
でも、女の子を守るためには戦い続けなければいけないから、やっぱり戦い続ける道を
選んで戦い抜いて、戦いが終わったら二人で幸せに暮らしていたりすると超萌え死ねる。
もちろんラブラブエロエロだ!
855名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 08:57:36 ID:nes2cNsU
【隔離】場外乱闘専用スレ【施設】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239770078/
856名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 12:24:57 ID:eC6hzGoc
邪道にも機械系人外×人間の少女でありえないHRMネタまで考えた俺が通りますよ
幸せ人外家族萌え

異種間カップルで子供作る場合だと、女性の方にしわ寄せがいくと思うんだ
体に負担かかったり病弱になったり
父親人外がそういうところに苦悩してたりするとみなぎるみなぎる
857名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 00:57:31 ID:l0uxlNon
人外アパートに幸せ夢家族欲しいなあ…
種族の違いも乗り越えて結ばれたラブラブ父母と、かわいい子供の三人暮らしとか
血の繋がってない人外と人間の兄弟の同居とか
858名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 06:43:51 ID:qNZGdJTT
>>850
確認してきた


どっちかが黒だな
作品発表した日にち検証すればわかりそう
859名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 07:32:27 ID:j5xW+T8j
>>857
>血の繋がってない人外と人間の兄弟の同居とか
妹がお兄ちゃんを好きになっちゃって以下略
860名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 12:04:29 ID:edR1JUHw
>>858
先発優先は当然の事だけど
それ以前にパクリ作品しか展示していないってのが
怪しいと思うぞ
普通、創作してれば他の作品もあるだろう
パクリ投下ブツのみなんて
わたしは創作能力がありませんと
宣伝してるようなもの
861名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 12:13:09 ID:qNZGdJTT
>>860
だよなあ
>845の人は他に作品あるからやっぱり…
てか今まで>834が落とした小ネタもパク?
862名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 12:23:39 ID:edR1JUHw
パクリだろうな
検証されるのが嫌で保管庫から消したんだろうが
小ネタならばれないと思ってんのかね
863名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 13:23:13 ID:NHit9V/L
何がパクなの?
864名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 14:52:54 ID:qNZGdJTT
>>863
>>834くらいから読みなよ
865スライム風呂:2009/04/19(日) 15:23:11 ID:aMxiUewo
新婚の者です。
以前はすみませんでした。私の所為で嫌な思いをされた方がいると思うと、本当に申し訳ないです。
と言いつつ、空気を読まずに投下します。

話を人外×少女萌え戻しませんか


以下ただのイチャコラです。
スライムが苦手な人はスルーして下さい。私の文章がダメな人は「スライム風呂」をNG指定して下さい。
866スライム風呂:2009/04/19(日) 15:24:00 ID:aMxiUewo
 もう、五分も経ったぜ。
 収納ケースの中でゆらゆらと揺れながら、再び玄関の方へ視線を向けた。
 彼女が入ってくる様子はない。
 溜め息の変わりに、身体の一部をちゃぷんと小さく跳ねさせた。やることもなく、揺れの余韻を感じつつ、静かに彼女の帰宅を待つ。
 やっと気配が動くのを感じると、スライムは人を象りつつ、玄関の方から顔を逸らした。以前一時間も部屋の前で逡巡していた彼女からすると、随分と進歩したものだ。
「帰った」
 玄関の前で随分逡巡していた割には、素っ気ない挨拶である。
 しかし、それは投げ遣りな訳ではないと知っているそれは、やれやれ、と内心で溜め息を吐きつつ、今気付いたかの様に振り返った。
「おう、お帰りユキ。今日は早かったな」
 プラスチック製の大きな収納ケースに入る、アクアブルーの人形【ひとがた】は、いやに上手に口元だけ動かすと、綺麗に笑ってみせる。
 が、透明なそれの顔は凹凸が分かるだけで、正直笑った程度の変化は見つけられない。それはイケメンだと言い張るその顔も、ユキに対して、あまり成果を成していない程だ。
「まあな。早く入った分、早く出させてくれたよ」
 両肘を淵にかけ、ふんぞり返っている姿を見ると、どうしても、収納ケースは実はバスタブではないかと錯覚してしまう時がある。
 何だか溜め息が出て、一先ず台所へ足を向けると、ユキは冷蔵庫の前でしゃがみ込んで、中の物と睨み合う。
 もう一度溜め息を吐くと、サイドポケットのペットボトルを一つ取り出した。
「やっぱり、ないもんはないよなあ」
「なんだ、まだこだわってんのかよ。単なる水じゃん」
 うるさい。
 ユキは小さく威嚇して、ペットボトルを煽って中身を開けると、直ぐに水道から水を入れて冷蔵庫へ戻した。
 ペットボトルにはミネラルウォーターのロゴが張り付いていたが、随分と前から中身は水道水なのである。
 ユキの生活は別段苦しい訳でもないが、毎日お気に入りのミネラルウォーターで生活出来る程、豊かでもない。
 節約してこの状況なのだから、貧乏と言えば貧乏なのだろう。
「おいおい、また溜め息だぜ。こりゃ行き先暗いぞ」
「ミズ! あんた水道に流すぞ」
「いいのかよ。大事だろ? 俺」
 言われてしまえばぐうの音も出ない。
「大事大事。私入るから、さっさと準備ね」
 ミズがにたにたと笑っているのを感じて、ユキはわざと素っ気なく寝室へ消えた。
867スライム風呂:2009/04/19(日) 15:26:19 ID:aMxiUewo
 このアパートは異種族が共同で使用する為に、共同風呂は徴収制となっている。
 様々な種族が共同するのである。まれに、やむなく浴場を汚す種族がいるのだ。そう言った種族の場合、掃除していく傍から汚れていくため、肉体労働で返還ということは出来ない。
 その為、管理人が掃除の手数料を徴収して行くのである。それも、不平のでない様に、使用者に一律に。
 ユキは節約の為に、共同浴場を利用していなかった。
 しかし、値段に大差ない銭湯にも行っていない。
 だからといって、ユキは風呂に入っていない訳ではなかった。いや、正確には風呂には入っていないが、重要なのは清潔であるかどうかである。
 彼女は、毎晩きちんと清潔にしてから、布団に入るのだ。
「温度加減どうだ?」
「ああ、ちょうどいい。大丈夫だ」
 少々綻んだ顔をミズに向けてやると、ミズは得意げに笑っている様だ。
 褒める様に水面を撫でていると、少々気泡を含んでいる海色の透明なジェルが、一部濁っている様に見えた。
「なあ、なんかミズ濁ってるとこないか?」
「えっちょ、マジで!?」
 驚いた声とあからさまに嫌そうな声が、肌を伝って耳に届く。
 少々のくすぐったさに身をすくませると、集められた気泡が溜め息の様に吐き出された。
「ま、あとで見たげんから、ちゃっちゃと洗ってくれ」
 温かいミズの中で腕を伸ばすと、ミズの一部が肌を這う様に蠢く。
 時折啄まれる様な感触を感じながら、肌から、皮脂の張り付く不快感が消えていくのを感じる。
 ミズはユキの指先から、徐々に這い上がりつつ、皮脂を取り除いていく。
「んん、今日もよく働いたみてえだな。美味い美味い」
 毎度のことながら、皮脂の何が美味いんだ、とユキは苦笑した。
「ま、ユキは皮脂なんかなくても、十分美味いけどな?」
 褒めているのであろうが、ちっとも嬉しくない。どころかむしろ気恥ずかしいばかりである。
「ああもう、あんま嬉しくないからな」
「照れんなって。一皮剥いた後のユキ、めっちゃ甘いんだぜ?」
 デザート食いたくもなんだろ。囁きながら、胸を這う。
 ミズは一気に彼女の皮脂を食い尽くすと、出てきた柔肌に口付ける様に這いつつ、その甘みを楽しんだ。
「っあ、こら!」
 急いで立ち上がろうとするユキの下唇に、先程濁っていると指摘された部分を流し込み、絶妙な硬さへ調整する。
 ミズがそれを先端は丸い筒状に形を整えると、突然中に現れたモノに、ユキは立ち上がりきれない。
 足を滑らせて、浮かしかけた腰をプラスチックケースの底に叩き付けてしまった。
「あ、ぁああッッ!」
 痛みを感じるよりも早く、快楽が駆け抜ける。
 思わず中を収縮させると、ミズの塊は形を失い、どろりと溶けて中から出て行ってしまった。
「ま、ユキも疲れてんだろうからさ。今日は我慢しとくよ」
 ミズの青い波がにっこりと笑顔を浮かべている気がして、ユキはその言葉に甘んじることした。
 何より、少し残念に思っているとはいえ、自分から行為を強請ることなど、出来る筈が無い。
 お腹の奥に残されたミズの濁りが、媚薬であるとは知らずに、ユキは再び腕を差し出した。

おわり
868名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 18:09:30 ID:qNZGdJTT
>>867
GJ!この後もっとエロいことが起こるんだなw
また投下頼むわ
パクラーに気をつけてな
869名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 19:42:10 ID:3mNEfrcv
>>865
おおおおGJ!!
お互いに風呂代節約と食糧(皮脂)提供で利害一致しつついちゃいちゃ共生ですね、わかります
全身をくまなく綺麗にされた上に故意犯的に媚薬盛られる女の子ハァハァ
870名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 20:05:25 ID:NHit9V/L
>>864見たけど、どこがパクなのかわからないシチュが被ってるから?
jまるまる文章パクったならともかく
シチュ被=パクなんて乱暴な厨の認定は誰も認めないよ?
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/6974/atochi_souan/index.html
ここを嫁よ。

いつもの馬鹿が別口で騒いでるでFA?
871名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 20:26:54 ID:l0uxlNon
触っちゃだめだ
872名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 20:54:36 ID:xbX7wn8l
絵の人が先発だとしても確か例の職人の作品の絵を前に描いてた
それで絵の人がいいと思ってるなら外野が文句言うことじゃないんだと思う
873名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 21:50:45 ID:qNZGdJTT
絵師は>634の管理人がパクラーだって気づいたはずだよな
パクラーが叩かれないように本家容認ってことで描いたんだろうな…
絵師良い人すぎ…可哀想すぎだろ…
次なんか投下したらヲチ板持ってけばいいか
874名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 22:43:43 ID:l/YsyN4u
キッド「ぁあっ」
マイケル「はぁ…お前をこんなやらしい子に変えちゃう部分があるなんまてな…」
車が煙をあげる所にチンコ入れたい
875名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 22:44:19 ID:pJl1QT7M
>>865
投下GJ!
この後媚薬でムラムラきて、ミズにおねだりするユキの話も是非!
スライムだけにねっとりとした攻めをですね、ひとつ。

異種共生って萌えるよなー。全く異種同士の生物がイチャついてると
非常に萌え萌えする。なんなんだろう。
876名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 00:16:46 ID:zEBzHIaO
>>874
そんな画像あったな
877名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 10:31:01 ID:MCTTDZRZ
>>874
感じちゃってエンジンの回転数を上げる♀車
当然排気管は加熱し……ウボァーアチチチチ
878903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:16:01 ID:DZN1tBEH
903です。
スレの空気を淀ませたのは自分の迂闊なクロスオーバーが発端でした、
大変に申し訳ないです。他の職人諸氏にも非常にご迷惑をおかけしました。
『アンダーグラウンド』は一時休止します。

人外アパートじゃない別の話。前の方で出ていたメカネタが非常に萌えたので
戦闘ロボと女の子の話。駄目な人は903か冷たい手でNGよろしくお願いします。
879冷たい手1 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:16:35 ID:DZN1tBEH
青い空に黒い煙が空に幾筋も登っている。
建物も人もなにもかも、どこもかしこも綺麗に焼けて、かつて街だったはずのそこは、
一面の焼け野原だった。
耳をつんざく様な甲高い音が空を横切り、音の後から白い線が青空を横断していく。
白いチョークで描かれたようなまっすぐな飛行機雲。
黒焦げの遺体を掘り出し瓦礫の片づけをしていた住民達は皆、それを見て一瞬うんざりとした
表情を浮かべ、そしてまた無表情に作業へ戻っていった。
「ありゃ、戦闘機だ」
「嫌だねェ、この間和平条約結んだばかりだろうに」
「長年続いてる小競り合いが一時休止しただけだろ、またいつ始まるかもわからんさ」
ボソボソと小声で囁かれる会話が、聞くとはなしに耳に入る。
黙って、作業をした。苦労してどかした、崩れた民家の下から出てきた、真っ黒に炭化した親子の
遺体。固く抱き合った男女らしき二人の間には、性別もわからない小さな子供。
何か祈ってやればいいのだろうか。だが、祈りの言葉など、銃口を向けた時の敵の『神よ…』や
『助けてくれ』『死にたくない』ぐらいしか知らず、この親子を送り出す言葉も知らなかった。
神という存在など信じてはいない。信じてはいないのに、祈りの言葉を捜す自分は滑稽だ。
 
 
 
その日一日は、瓦礫を掘り出す作業で終わった。明日も同じ作業で終わるに違いない。
明後日も、明々後日も、そしてその先の先の先の日も。
夕焼けで赤く染まった橋の上を歩いていると、橋の真ん中で小さな影が橋の柵を乗り越えようと
しているのが見えた。キラキラと夕日を受けて、影が金色に揺れた。
何も考えなかった。反射的に内焼エンジンに火が入り、鉄の体に膂力が生み出される。
一歩踏み出した足が、普通の人間を越える長い距離を踏み出し、その次の足がさらに遠くを
踏みしめる。さらに次の足。さらに次の足。前へ、ひたすら前へ。
一瞬で景色が流れ、目標到達まで数秒とはかからなかった。手を伸ばす。
小さな影が衣服を引っ掛けながら苦労して柵を乗り越えた瞬間、その首根っこを。
「いやぁああああああああッ!!!!離して!!離してェエエエエ!!!!」
叫ぶ声は高く、身体に回したもう一つの手を無茶苦茶に叩きながら、小さな体が暴れた。
それに構わず柵の内側、橋の上へ下ろすと、金色の髪を振り乱し、緑の眼からボロボロと
水滴を零し、こちらへ殴りかかってきた。
まだ幼い少女だった。
今日見た、親子の遺体、真ん中に抱えられていた子供よりは少し上だろう。
「と、とうさんとかあさんのとこにっ二人に会いにいくの…っ
 ばか!ばかばかばか!!ジャマして!!なんでジャマするの!!」
小さな手が金属を叩いてペコペコと音を立てている。
その手を握りつぶさないように、慎重に握った。手を傷める。
「冷たい!!はなして!!あんたなんかきらい!!とうさんやかあさんをもやしたくせに!」
それは自分ではなく敵国の機兵だと言おうとしたが、黙った。
命令を受けて戦い、兵士の民の命を刈り取っていく機兵に何の違いがあろうか。
自分も、そして彼女の家族を奪った機兵も全く、同一の存在と言ってよかった。
この国は疲弊しており、今や戦闘員の8割は機兵で占められている。
小規模戦闘が毎日のように起こり、国境に近い都市は深く傷つき、今こうして一時的な和平条約が
結ばれ、つかの間の静寂が起こっているとはいえ、いつ前線に戻るかわからない。
それは相手国も鏡合わせのように同じ状況であり、疲弊した国土復興の為、前線から多くの機兵が
瓦礫の下の遺体を掘り出しているのだろう。
「しね!おまえなんかしね!しね!!」
何度も何度も、手を押さえられた彼女は自分を蹴りつけていた。それは彼女の足が痛くなる
だけだと指摘しようとも思ったが、やはり何か言うのは止めた。
緑の眼に映る巨大な黒い金属の異形は歪んでいて、歪んだ像が映りこんだ熱い水滴が
ふっくらとした頬を伝わっては地面に転がり落ち、吸い込まれていった。
そのうちに地面に座り込み、ゼエゼエと喉を鳴らしながらそれでもまだ嗚咽を続ける彼女を
抱上げ、配給所へ向かった。
椀を取ってきてスプーンと一緒に握らせると、スープの配膳を受けるよう促す。
憎悪と戸惑いの入り混じった眼で私を見ていた幼子は、差し出された暖かな液体にころりと顔を
崩し、そのうちにうとうととした眼を閉じ、自分にもたれかかってゆらゆらと身体を揺らした。
配られた毛布に包んでやり、横にいた。
夜が明け、彼女が起きるまで横にいた。
そして、彼女が起きてからも。
880冷たい手2 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:17:05 ID:DZN1tBEH
 
 
 
相変わらず彼女は憎悪の眼で自分を見た。
その眼はそのうちに柔らかい光を浮かべるようになり、瓦礫を掘り起こす自分の後をよくついて
回るようになり、自分の名をネリだと名乗り、自分をビスと呼ぶようになった。
ビスとは、生まれるはずだった弟の名前で、母の腹の中にいたのだと言った。
よりどころをなくした人間は、別なよりどころを求めるのだろう。幼い頭で命を絶とうと考える
までに絶望していた彼女の新しいよりどころが自分という訳だ。
この手は大勢の人間を屠ってきて、彼女のような境遇の子供を幾人作り出したかわからないのに。
戦闘員も非戦闘員も多く殺し、中には年端の行かぬ子供だって数え切れぬほど殺した。
矛盾を感じる。
最近何度も、自分の存在に矛盾を感じる。矛盾はエラー信号となって、金属の頭蓋の中で木霊する。
矛盾の原因の一端であるネリは、そんな時、何故か自分の頭を撫でる。
何も言わずに撫でてくるので、黙って撫でられると、ネリは眼を細めて笑う。
エラー信号が酷くなる。



街と配給所を行ったりきたりする生活が幼子にとって良い訳はない。
救済教会で孤児の面倒を見てくれるという。そこに連れて行こうとすると、最初に会ったときの
ように泣き喚き、転がって暴れ、懇願する。離れたくないという。
何度かそのやり取りを繰り返し、エラー信号が頭蓋の中でわんわんと反響する。
ついでに、椀やら水差しやらを投げつけてくるので、仕方なくしばらくは共にいると言った。
これ以上配給所のキャンプ場で騒いでいては周囲に迷惑だと判断する。
少し、エラーが収まる。



「あたし、ビスのお嫁さんになったげる」
相変わらずネリは自分の後を付いて回る。自分が瓦礫を掘り起こしていると、近くで遊び、
泥ダンゴを量産しながらそんな事をいう。そして泥ダンゴを差し出してきて「はいどうぞ」と言う。
自分は「いただきます」という。一連の動作はルーチンワーク化され、彼女が後ろで
「はいどうぞ」という度にそちらを振り向かず作業を続けながら、「ネリのお料理は美味しい」
などとつけくわえる。
ネリは少し大きくなり、身長が高くなる。



ネリが初潮を迎える。
朝、毛布の中から「お腹がいたい……」と訴えてくるので毛布を捲ると、下半身、下腹部から
出血していた。毛布で巻いて救済教会に駆け込む。
頭の中に詰め込まれたデータの一つに該当する症状があり、それは成長による女性ホルモンの
分泌により子宮内壁が剥がれ落ちて血液とともに体外へ排出される女性特有の生理的出血であり、
生命活動に危機を及ぼす病状ではない事を指し示している。
それでも、頭の中でがなりたてるアラームはいままでに感じたどんなエラー信号よりも深く
自分に行動を促し、できるだけ静かに、できるだけ丁寧に、できるだけ優しくネリを運搬する。
自分では適切な処置が取れない事、国民の命を出来るだけ守らねばならないという命令が
あんなエラー音を出させたのだ。
多分、あのエラー音が『苦痛』であるとこの時思う。
救済教会でネリをしばらく預かってもらう。
頭蓋のどこかで、かすかなエラー信号が鳴る。エラーの理由はわからない。もうずっとわからない。
いつか、致命的なエラーが起こるのではと思う。


881冷たい手3 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:17:46 ID:DZN1tBEH
救済教会を訪ねると、ネリが沈んでいくのに気がついた。
体調がまだ思わしくないのか、何か気にかかることでもあるのかと尋ねてみると、彼女は少し
泣きそうな顔で笑った。
「ねえ、ビス。あたしって大人かな」
初潮を迎え、受胎可能になったことを指すのならば大人といえなくもないのだろうか?
だが成長したとはいえまだ小さく未成熟な少女を大人と言うのは語弊がある。少なくとも大人と
いうのは成人した者を言うのではないか。そう言うと、「ビスはすぐむずかしい言葉を使う」と
ネリが少しふくれた。自分は少し思案してから、ネリの頭を慎重に撫でた。
「まだ子供と言う事だ」
「よかった!!」
パッとネリの顔が明るくなる。何か言われたのだろうか。大人だから、といったニュアンスの事を。
ネリは自分の手を頭から外し、胸に抱え込んだ。
「ビスの手は冷たいね」
「金属で出来ているから、外気で冷えるんだ」
「あたしの手ってあったかい?」
「ネリの手に触られた箇所の温度が上昇している。逆に、ネリの手の温度が下がっている。
熱が平均化する」
「よくわかんない」
「つまりネリと自分の手の温度が一緒になる」
「ビスもあったかくなるということだよね?」
「ネリの手が冷たくなるとも言う」
ビスがあったまるならいいよとネリが笑った。その頬をやはり慎重に撫でた。
やっぱり冷たいといってネリがまた笑う。
頭蓋の中のエラー信号は無視した。



ネリの側にいるとエラーが起こり、ネリと離れていてもエラーが起こる。
ならば、どこにいても同じなのではないか。
ここ数年戦闘命令も出ず、自分に与えられた『街の復興に努め、市民の安寧を守れ』には
ネリが含まれる。ネリの安寧を守る事と与えられたコマンドは矛盾しない。
ネリの側にい続けてもいいのではないか。都合のいい結論である。詭弁である。
だが、エラー信号にまみれた電子脳は己の都合のよい結論を支持した。
夜中、暗い資材置き場の片隅に立ちながら、自分はそう結論を下した。ネリの側にいる。
その時、人の耳では聞こえないかすかな喧騒がセンサーに飛び込んできた。
悲鳴と怒号と怒声と笑い声。硝子の割れる音。足音。
悲鳴が女の悲鳴であることに気がついたときには、身体はもう走り出していた。
内焼機関に火が入り、各部のリミッターが外れ、景色がみるみるうちに流れ出し、視界が
ナイトスコープビジョンに切り替わり、鮮明な明るさが広がる。
以前に繁華街だった区画、そこから聞こえてくる悲鳴は間違いなく女性のもので、聞き覚えがあり
………ネリだ。
何故、安全な地区に立つ救済教会にいるはずの彼女がこんなところに。
そうだネリの安寧を守らねば。ネリを守らねば。ネリを。ネリをネリをネリをネリを彼女を
ネリネリネリネリネリネリネリネリネリネリネリネリRRRRRRrrrrrrrrrrrrrrr亜qwセdrftgyふじ
こlp;nnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnrrrrrrrrrrrryyyyyyyyyyynhyujnkml;0101010101011111
1111111111100000101010100111000110101010100000000


ネリ、
 
882冷たい手4 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:20:28 ID:DZN1tBEH


男達は、己の死に気がつかなかった。
こんな夜中に、寝巻きにストールを巻きつけただけの無防備な少女を見つけた時、
己の幸運に感謝したごろつきどもは、彼女を組み敷きながら酒を飲みまわし、大いに気勢をあげ、
騒いでいた。そのせいで、死が、冷たい鉄で出来た機兵の形をして飛び込んでくるのに
気がつかなかった。
胸元で交差する両手から飛び出した薄いブレードが、空中に大きく孤を描いた。
少女を組み敷いていた男の首が空中に飛び、噴水のように生暖かな液体が周囲に飛び散った。
泣き叫んでいた少女は泣くのを忘れ、路地の入口を見た。
金属で覆われたシンプルな顔に赤い光が灯っていた。よく知った顔がそこにいた。
よく知っているはずだった。
機兵は入口近くに立っていた男の胸を貫き、少女の手足を押さえていた男達の顔面に両手の
ブレードを叩き込んだ。ごろつき共の顔面に冷たい金属が突き立てられ、鼻を割り眼球を断ち切り
頭蓋骨を粉砕して、後頭部まで一気に貫く。
両手を引くと、男達が脳漿と血を撒き散らして倒れた。石畳がそいつらから染み出した生暖かな
液体で覆われていく。
4人。4人の命が一瞬で、あっさりと消えた。一瞬だった。
赤い眼が、少女を見た。
この機兵は、少女がよく知っている者によく似ていたし、対極的に似ていなかった。
ああ彼は、本当に兵器だったのだなあと少女は思った。
むせ返るような生暖かく、生臭い血気が充満したこの狭い空間で、少女と機兵は見つめ合っていた。
カシャンと音を立てて、機兵の手にブレードが収納される。
少女の顔に跳ねた返り血を拭こうかと少し手を伸ばし、そして機兵は止まった。



ネリがこちらを見ていた。
白い肌には盛大に赤が飛び、着ている薄いリネンの寝巻きの裾は、いまだ流れ出す血で汚されていた。
血溜まりの中でネリがこちらを見ている。硝子のような緑の眼に映る黒い金属の人影。
エラー信号が続いている。
ネリ。
ネリ。
ネリ。
ネリ。

ネリ。

何か彼女に声をかけようと思い、彼女の顔を拭こうと思い、手を伸ばしたところで自分の手先が
真っ赤になっているのに気がついた。
こんな手で彼女を触ったら、彼女が汚れてしまう。
彼女を、ネリを汚してはならない。
人を殺すのは汚れか?
ならば、当の昔に自分は汚れきっていて、本当はネリに触ってはいけなかったのだ。
ネリに触ってはいけなかったのだ。
今も、自分が作り出した4体の屍に罪を感じない。何故なら自分は己に課せられた義務を、命令を
忠実に遂行しただけなのだから。市民の安寧を守り、ネリの安寧を守る。
犯罪者、暴徒に対しては非戦闘員であっても攻撃が許されている。
だが、それを実行し続けた結果、自分は汚れきっていたと言う事に、今、気がついた。
このエラー音、鳴り響き、木霊のように広がるエラー音は、そのことだったのだ。
触ってはいけない、ネリに触ってはいけない。
883冷たい手5 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:21:10 ID:DZN1tBEH
「教会に、戻りなさい」
手を引き、そう言った。
ネリが、硝子のような眼でこちらを見ている。
「ここは治安が悪い。夜中に歩いてはいけない。教会に、戻りなさい」
繰り返した。身動きしないネリにもう一度繰り返そうとした時、薄い唇が自分の名を呼んだ。
「ビス」
「君がビスと呼ぶ固体であるというならその通りだ」
「何で名前、呼んで、くれないの」
「………」
ネリが立ち上がった。寝巻きは血で汚れ、裾が破られてはいたが、ネリに大きな外傷は
見当たらない。安堵する。そして、安堵という感情に、戸惑う。
胸が少し暖かくなるような、安心という、心地よい、感情。ネリ。
「さむい」
「え?」
「さむいの。あ、足がまだガクガクしてるし、と、とっても!とっても怖かったの!!」
言いながら、今更恐怖を思い出したように、また眼からボロボロと涙がこぼれてきて、
慌てて彼女を抱きしめた。慎重に。
「怖かった!!怖かったよビス!!すごく嫌だった!!こ、こんなところで、死ぬんじゃ
ないかって思って!!あんな奴等に、全部奪われるんじゃないかって!!」
自分に抱きついてきたネリは、わんわんと泣いた。血で汚れたまま、ずっと彼女を抱きしめていた。
血溜まりの中、4体の屍が転がる暗い路地で、ネリはいつまでも泣いていた。



ネリと出会ってから数年がたつ。
焼け野原だった町の復興も進み、焼け出された住民の仮の宿であった配給所近くのバラックには
もう住民は殆どいない。近く、8割を撤去する予定になっている。
その一つにネリを運び込み、資材置き場から毛布や水、傷薬などを調達してきた。
清潔なタオルを濡らし、ネリの顔や身体を慎重に拭いてやる。
寝巻きの下も特に大きな外傷はなく、手足の擦り傷ぐらいだった。やはり安堵し、安堵するという
自分に戸惑う。ネリは黙ってされるがままになっていた。
ネリの肢体はどこもかしこも白く細く、人間というのはこんなに華奢だったのかと改めて思う。
今ネリは、下着姿だ。薄いスリップに、下着一枚。全く無防備な姿だった。
多分細い首を一瞬で折ることができる。抱きしめて、体中の骨をバラバラにすることも。
慎重に、慎重に。
ネリの足を拭いてやり、血が飛んだふとももまでタオルでふき取るとネリが身じろぎした。
「ねえビス」
「どうした」
「あたしって、胸小さいじゃない」
「成長途中だからな」
「男の人って、胸大きいのが好きだよね?」
「個人の好みだと思われる」
「ビスは?」
「人間の外見に特に好みがないので」
「ないの?!」
「ない」
「え、じゃあ、じゃあ、大きくても小さくても関係ない?」
「そう言う事になるか」
「良かったー」
何が良いのか知らないが、ネリが良かったならそれでいい。ネリの頭を撫でた。
884冷たい手6 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:22:02 ID:DZN1tBEH
ネリは怖くないのか」
「ビスの事?」
「人間を4人殺した事」
「怖かったよ」
「そうだろう」
「でも、ビスは怖くないよ」
「どちらなんだ」
教えない、とネリが笑った。そうかと言ってやはりネリの頭を撫でた。
ネリが少し黙る。こちらの手を取り、ネリは手に自分の頬を当てて呟いた。
「ねえビス、あたしのこと好き?」
「……」
「大事?」
「……………」
「大事だよね」
「何故断言するんだ」
「だって、さっき泣きそうな顔したもん」
「さっきとは」
「怖いかって聞いてきたとき」
「泣く機能はない」
「でも泣きそうだったよ」
「そうか」
ネリが言うならそうなのだろう。ネリの頬からネリの温度がこちらに伝わってきて、冷たい金属が
少しづつ温まってくるのがセンサーでわかる。
ネリの頬を撫で、もう片手でネリの身体をゆっくりと抱きしめた。
「ねえ、触って」
もう触っている。そう言おうとしたら、ネリはゆっくり顔を寄せてきて、自分の金属の顔に唇を
落とした。
エラー音が響く。自分は人間じゃないと言おうとした。だけどそれを言ったら彼女を否定する
気がして、何も言わずに彼女を抱き寄せる。
頬にかかる金色の髪をかきあげて、頬を撫で、背を撫で、肩を撫でた。
少し躊躇ってから、スリップの中に手を入れ、腹を撫でる。
日向で温まる猫のように目を細め、ネリが小さな吐息を漏らした。
「ビスの手は冷たいね」
「すまない」
「でも嫌じゃないよ」
腹からゆっくりと上に上り、薄い乳房を撫でる。ビクっとネリの体が強張った。
「嫌なら言ってくれ」
「嫌じゃないから……もっと触って」
こちらの首に手を回し、やはり猫のように擦り寄ってくるネリの体が暖かく、熱がじんわりと
自分の体まで温めてくる。ネリは冷たいだろうに。
「教会でね」
ネリが囁く。
「神父さんが、もう子供の生める体なのだから大人なんだって、大人になった女の子は大人の事を
しないといけないんだって言うの。大人の女は子供を作っていっぱい生んで、この国に人を
増やさないといけないんだって。そんなこと言いながら、体触られて……嫌だったの」
ネリが以前に言っていた、自分は大人か否かという言葉の意味がやっとわかった。
エラー音が酷くなってきた。
ネリを教会に預けた時の、人の良さそうな初老の神父の顔が思い浮かんだ。
エラー音は高くなっていき、ギリギリと体の中から軋む音がする。
「ビスがまだ子供だって言ってくれたから、だからしなくていいんだと思って。
だから教会にいるの止めたの。そういうことするなら、大人の事するなら、ビスがいい。
神父さんもやだ、あの怖い人たちもやだ、殺されたって可哀相とか思ってあげない。
ビスがいいよ。ビスに触られたいの」
エラー音が少し小さくなる。
しがみ付いてくる小さな体からますます熱を奪って、金属の体がゆっくりと温まっていく。
寒いせいか、固くなった小さな乳首を摘むと、くすぐったさに少女が笑い転げた。
885冷たい手7 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:23:18 ID:DZN1tBEH
毛布に横たえて、下着の上からそっと股間を撫でると、布の上からでもそこが湿っているのが
わかった。少し押すと、ヌチャリと音を立てて布が沈み、ぬるりとした感触が伝わる。
「あっ…なんか…変な感じ……」
「嫌だったり痛かったらすぐ言うんだ」
「ん……」
女性の身体を触るのは初めてではない。
そういう機能がついてなくても、前線でセックスシーンは何度も見たし、その真似事をやらされた。
まだ軍に人間が多かった時の時代だ。合意の伴わないセックスも多かった。非戦闘員の捕虜の
女性をレイプする兵士達。慰問団でやってきた娼婦達を抱く兵士達。
興が乗って、機兵に妙な器具をつけ、セックスの真似事をする女兵士。レイプ時に機兵を連れ、
女性の愛撫をさせながら腰を振る男達。泣き喚く女性の悲鳴がネリの悲鳴に重なる。
酷い事もしてきた。今更ながらに、そう思う。
戦場は人間から理性を奪い、正気を奪う。多分彼等は、ああやって馬鹿な行為をする事で
死の重圧から逃れようと必死だったのだろう。
ゆっくりとネリの身体を触る。
スリップと下着を脱がすと、糸を引いて透明な液体が彼女の股間を濡らしていた。
濡れた唇を割り、指を這わしていくと、ネリが声を堪えようと毛布に顔を埋めた。
「痛いか?」
耳まで赤くなりながら、首を振る。
ゆっくりと指を這わせながら、充血して勃起したクリトリスをつまみ、軽く擦りあげる。
潤滑油代わりの愛液を指になすりながら擦り上げていくせいで、クチュクチュと音が立つ。
時折「…んくっ」などと小さな声を押し殺しながら毛布にしがみ付いていたネリが、
指にあわせて軽く腰を擦り付けてくるようになってきた。ネリの唇は今や緩やかに口を開け、
秘肉が淫らに赤い色を見せながら涎を零している。
886冷たい手8 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:25:21 ID:DZN1tBEH

クリトリスを擦りながら、片手の指を唇にそえる。人差し指をゆっくりと秘唇に這わせ、押し
込んでいった。
「あっ……ん、んん……」
金属の指を淫らに飲み込んで、ネリが甘い声を上げた。
第二間接まで入れて指を曲げ、指の腹で内壁を擦るとさらに声が上がる。
「痛くないか、ネリ」
「…気持ち、いい……ひゃうッ」
一度引き抜き、今度は二本添えて指を入れ直す。少し入れては抜き、抜いてはまたゆっくりと入れ、
中で擦りながら、クリトリスを摘んでこすってやる。
ニチュニチュグチュグチュと粘着のこすれる音、ネリの吐息が、部屋の中を満たしていた。
「ビスの指……あたしの中で暖かくなってきた、ね」
「ああ、暖かい。ネリの中は、暖かい」
「あたしが……ビスも気持ちよくしてあげられればいいのに」
両手を伸ばし、頭をつかまれて引き寄せられた。キスされる。
「逆だ」
「何が……?」
「自分が人間だったら………ネリを暖かい身体で抱けたのに」
「大丈夫、ビスの冷たい体はあたしが暖めてあげる」
ぎゅううと抱きしめられる。小さな身体に。
あの日、川に飛び込もうとしていた、小さな小さな子供に。
冷たい金属の指に犯されながら、いっぱしの女の顔をして、そんな事を言う少女に。
何か言いたい事があって、彼女にどうしても伝えたくて、だがいくら金属の頭蓋を探しても
言葉は見つからなくて、擦りあげるたびに小さく吐息を吐き、声を上げて身を捩るネリの身体を
ずっと腕の中に抱いていたいという訳のわからない執着と、このまま彼女を気持ちよくさせて
いたいという欲望だけが残って、必死で抱いた。
彼女の中へ差し込まれる指は三本となり、根元まで差し入れ、内壁を擦りながら何度も何度も
引き抜き、突き入れた。
「んんあっはっ…やぁ……ビス、ビスぅ…ッ」
しがみ付いてくるネリの頬に顔を寄せる。目鼻も唇も持っていなかったが、せめて彼女に口付けを
したかった。
薄い乳房を軽く揉み、乳首を軽く摘みながら下肢を抱えて足を大きく開かせる。
ネリを自分のものにしたかった。自分がネリのものになりたかった。
何かに執着するこの気持ちがエラーなのだとしたら、自分は当の昔に壊れていたのだ。
クリトリスを責めて立てながらネリを犯していた指三本が、ぐうっとネリの内部で締め付けられる。
「も、もう…ぁッあああああああッ」
しがみ付いてきたネリの手に力が入り、ビクビクと腰が痙攣し、そして弛緩した。
投げ出された足の間、ネリの白い太腿から尻までが透明な愛液でテラテラと濡れ、光っていた。
887冷たい手/end 903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/20(月) 18:26:37 ID:DZN1tBEH



「あのね、お願いがあるんだけど」
毛布に包まったネリを抱きしめながら横になっていると、ふいにネリがキラキラした眼で
そう言った。
「内容による」
「大きい家建てて」
「大きい家?」
「うん大きい家。人がいっぱい住める家」
「可能だが何故また」
「教会、あたしみたいなお父さんとお母さんがいなくなっちゃった子がいっぱいいてね、
神父さんは嫌いだけど、ご飯食べれてお布団で寝れるのは嬉しいと思ったのね」
「ああ」
「でね、ビスと結婚しても赤ちゃん埋めないじゃない」
「けっこ……ん……」
エラー音が酷くなった。
「だから、そういう子をあたしとビスの子供にしちゃえばいいんだよ!お父さんとお母さんに
なろうよ!大家族になるよ!!」
「いいな」
「いいでしょ!ずっと考えてたんだよ、決まりね!!」
「決まりなのか」
「うん!」
「じゃあその前にやる事がある」
「なあに?」
機兵として存在する事に、人間でない事に意味があるのなら、それはネリを守れる力を持つ
という事だ。ここ最近、政府中央の機兵統括電脳からきな臭い情報がいくつか送られており、
数年続いた和平条約が破られる可能性が高まっているという話だった。
そうなれば自分も従軍する事になるだろう。また殺し合いの前線に赴くのだ。
だがもう、政府の命で行くのでも、統括電脳のコマンドに従うのでもない。
ネリを守りに行くのだ。ネリの身にひどい事が起こらないように。ネリにつらい事が起こらない
ように。ネリが、幸せであるように。

腕の中のネリに、顔を近づけ、言う。
「結婚してください」
少女は、腕の中でこぼれるような笑顔で言った。
「喜んで!!」


多分これが、祈るということならば、存在しない神にだって祈ろう。
ネリが、幸せでありますように。
居もしない神に祈る自分が滑稽だとはもう、思わなかった。
888名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 20:05:31 ID:78dIySMK
GJGJ! 結婚でもなんでもしてしまえ! 
愛に目覚めた戦闘ロボにも兵器であることを引っくるめてロボが好きな女の子にも萌え死ねる!
889名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 21:23:19 ID:tdXyJZ+i
Goooood JOB!
なんつーか、最高です!
890名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 21:32:38 ID:ajCDeil6
文章が好きすぎる…最後に泣いてしまった。
人外がうまく言葉が伝えられなくて名前を連呼するのは萌える!と改めて思いました。
891名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 03:01:40 ID:pzvBdzKR
あんた文章うめえな。すげえ感動した…
アンダーグラウンド連載中止なんて言うなよ…楽しみだったのに
なんていうか個人的な意見だが、連載作品最後まで書かないのって無責任じゃないか?
よく見るけどいつもモニョモニョしてる
892名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 03:28:16 ID:JVLCX5jI
休止と中止は違うだろ
893名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 03:37:26 ID:t3s3m2/Z
中止すればパクりと言われるスレで何を…
894名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 05:14:05 ID:pzvBdzKR
【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240258142/

容量終わるの近いから次スレ立てた
ここもうあと1本くらいしか投下できないしな

>>893
903氏とは話が別だろ
あれは黒だから続き書けなくなったんだろ
895名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 09:16:03 ID:t3s3m2/Z
>>894
限りなーーーく黒に近いがグレーだろ
絵師逃げたから検証できないからな

つかお前テンプレ1行目勝手に変えんな
普通先にテンプレ相談しねえ?
896名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 09:35:30 ID:6KQNz77R
>連載作品最後まで書かないのって無責任じゃないか?
読み手は楽しみではあるが、それを義務づけるのはただのワガママだろ
897名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 09:39:54 ID:PgWAbKfu
今まで極力触れないようスルーしてきたが
あれ職人同士が知人かなんかか、または同じ企画や世界観を相談して同意の上共有してるんじゃないのか
898名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 09:53:08 ID:p1RIIvtb
さりげなく新スレのテンプレが恋愛除外してあって吹いた
俺の希望する人型人外禁止も入れといてくれよ
899名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 09:59:32 ID:wv1K6NoU
喧嘩禁止も入れとけばよかったのにね
900名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 10:17:45 ID:bJzIpzrv
2スレぐらい前までは人外と人間のエロ萌談義でまったりとした流れだったのに
前スレで頭痛い自己厨が個人叩き>スレの空気最悪
で今スレで人外アパートという企画のパクり疑惑でまた叩こうとしてるし…

住人が意識かえない限りもうこのスレも終わりですねわかります^^

あと自分でSS投下できない人が自分の思想を掲げたりしたとして叫んでも
意味がないとおもわれ

人外アパートのネタで構想ねってたけど路線変更して練り直すか…

>>894
確かに恋愛スレと縛るような感じがするから外すのは英断だが
「人外と人間がイチャイチャしたり」とか恋愛SSもOK的な文章を追加して欲しかった。
そこは次スレの空気をいい方向にもってけばいいとおもうけど。

>>899
そう思ったなら次スレでそういう空気にもっていかないとダメなんだぜ

901名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 11:14:07 ID:jhV+nvud
もう埋めモードに入ってると解釈しておk?
職人が投下可能な状況ならあんまりこういう話し合い長引かせるのよくない気がするが埋め状態ならありかな。
自治議論と言うか住民意識を語る場所くらいは外部に設けてもいいような気がする。

>>900
俺の読解力不足で意味するところがいまいち掴めていないかもしれない。
その場合はスルーしてくれ。
>あと自分でSS投下できない人が自分の思想を掲げたりしたとして叫んでも
意味がないとおもわれ
職人だけに頼りすぎではないか?
ネタを取り上げて食指を刺激すること、
誰かが反応する前に煽りをスルーして話題を変えること、
必要なら折を見て通報の準備をすること、読み専にだってできることはいくらでもあるだろ
投下はスレの華で宝だが、あんまり依存し過ぎると、職人に
「叩くスキの無いもの書いて、空気変えなきゃ」みたいなプレッシャー与えちまうんじゃね?
902903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/21(火) 12:06:44 ID:Z4KT/WVT
新スレに行く前にここで言っとく。
アンダーグラウンドは他の人が言いうように休止であって中止ではないので、
まとまるようだったらスレ投下するかはともかく、なんらかの形で晒そうとは思う。
話は最後まで出来てるが、創作板に行けと言われれば創作板に行った方がいい内容かもしれんし
また人外アパートで揉めるのも嫌だし。

こういう騒ぎがあると、こういう時こそ投下してスレの空気を変えないととは思うんだが、
気力がなくなるんだよ。
そこまで投下マシーンになれないし、スレを見るのも苦痛になるし。
で、しばらくスレ離れよう、もう見るの止めて別なスレ行こう、となる。

聞いてもらえるかどうかわからんが、同じ人外と人間カップルが好きな変態紳士淑女の一員として
お願いしたい。
自分の気に食わないものは華麗にスルー、好きなものだけを読む、というジェントル&レディース
でいてもらえないだろうか。
エロがあるなしとか気に喰わない人外とか気に喰わない作品とかがあるなら誤爆なり外部なりで
吐き出すだけにして、スレには持ち込まないでもらえないだろうか。
外部板が必要ならそれぐらい用意するよ。
職人はスレを読んで萌えをもらって、それを作品に昇華する人も多いと思うが、
ここ最近のスレで萌えを拾ってもそれを昇華するまでにもいたらないんだ。
これ書いて自分が地雷踏んだらどうしよう、この作品で叩かれたらどうしようって。
あと個人サイトのurl晒しは重大なマナー違反である事も知って欲しい。普通2に晒されたら
移転や閉鎖するところも多いんだ、管理人に大きな苦痛も与えるし。
根拠のない叩きやパクリ叩きも止めてくれ。もし仮にそういう事態が起こったのだとしても
それをいえるのはパクられた人だけだ。パクリは申告罪だ。外野に口出す権利は一切ない。
愉快犯的に騒いでいる人もいるだろうけど、本当お願いしたい。止めて欲しい。スレでやらないでくれ。

一時はスレを見限ろうかとも思ったんだが、やっぱりこのスレ好きなんだよ。
色んな作品を読めて、こんな組合せ萌えるよなと話できて、オススメ作品とか教えてもらって
また和気藹々としたいんだよ。
話の肴になるかはわからんけど、ssなり絵なり投下していきたいんだ。よろしくお願いします。
903名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 12:41:41 ID:D82WIfNL
俺、アンダーグラウンド好きです。
かなり楽しみに作品を待ってました。創作板でなく、ここで読めるのもよかった。
すんません、上手く言えないけど、続き待ってます。
904名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 12:58:57 ID:PgWAbKfu
思想を掲げて叫ぶっていうのは書けもしないのに叩くだけ叩いてGJも出さず、ひたすらケチを付けることを指してるのかと思ってた。
まさか萌え語り禁止とかいうことじゃないよな?


昔を懐かしんでもどうにもならないが、初期スレのまさに『なんでもあり』な感じが好きだったよ。
好き嫌いも叩きもなくて出されたものはちゃんと食べ、SS書いてくれた職人にごちそうさまが言える住人ばっかりだった。

ここはエロパロ板だから非エロが推奨されるはずないし非エロばっか氾濫しても困るけど、あの頃の雰囲気ならつべこべ言わず優しく迎えてくれた。
なんて言うかエロだけに収められない人外と人間の恋愛模様も見れた気がして大いに和んだんだよ。
そういうの全部排除しちゃいけない。

パクりだのスレ違いだの、一部の人間が勝手に騒いで職人が去っていくのに勝る悲劇はないと思う。
このスレが変わったことでいなくなった職人全員に戻って来てもらいたい。
あのまったりした桃源郷はもう戻ってこないのか?
905名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 13:00:16 ID:jhV+nvud
>>903
率直な見解を述べてくれてありがとう。
いろいろ面倒な空気になっちまって本当に申し訳ない。
あなたの思慮の深さには感嘆するばかりだ。
でも叩かれないか、地雷踏まないかとかそこまで気を使う必要は無いと思うよ。
まだ不安定な状況だけどみんなで変えていけばいいことだから。
遠慮しないで好きなだけ好きな物書いてくれ。
パクリに関しては一言一句同意だ。
俺もこのスレ好きだ。やっぱりここには良好な形で存続してほしい。
こっちこそ宜しくお願いします。
906名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 13:16:36 ID:PgWAbKfu
あと人外アパートばっか投下してたら新規が入りにくいって話だけど、
そんなのは新規が自分で判断すればいい話じゃないか?
こっちが『何を書いてもおK』っていう受け入れ体勢整えてればあとは書き手が選ぶことだと思う。
(実害出てるなら間違ってるけど)こっちが下手に推測立てて制限するのも変な気がするぜ
アパート以外全部排除イラネって言ってるわけじゃないから、スレの空気いかんでは投稿の自由が制限される可能性はなきに等しいと思うんだが

つまり人外アパートネタ好きだから個人的には極端に自重しなくても平気だって言いたいんだ(´・ω・`)
907名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 13:25:33 ID:bJzIpzrv
投げやり的に回りくどい言い方で書き込んだが
マトモな意見がもらえたので安心した。901-906の意見と同意だ。
gdgdしそうなのでレスはやめとく




908名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 13:43:11 ID:pzvBdzKR
新スレで恋愛って書くのやめたのってああ書くと限定しちゃうからで
べつに恋愛禁止するなんてどこにも書いてないんだけどなに勘違いしてんの?
喧嘩禁止と疑わしきは罰せずを書かなかったのは悪かったよ
おかげで被害者絵師晒されて移転して泣き寝入りだしな
909名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 14:54:48 ID:0m/rTR2m
馴れ合いとか非エロ連投したらどこのスレでも叩かれるのは当たり前
このスレの職人はむしろ甘えすぎだと思う
パクじゃないならはっきりパクじゃないですって否定しろよ
パクならパクで、うっかりパクってしまったけど、ルール違反でしたもう2度としません、すいませんの謝罪でいいだろ

どっちにしても、このスレの甘やかされのノリで他スレには行かないで欲しい
いつまでも非エロだスレ違いだ馴れ合いだと
誤爆で似たような争い繰り広げてるのここだけじゃん
普通は早々に叩かれて、エロパロに合わない職人はROM専からやり直すぐらいのもんだよ
910名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 14:58:56 ID:hDveC0ZD
だからそういうのはNGかけてスルーすりゃ終わる話だろうが
911名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 15:10:32 ID:0m/rTR2m
「このスレでは」ね
他スレに行かないんならそれでいい
非エロも馴れ合いも過剰擁護もそれをバックにした書き手の開き直り投下もうんざり。
それだけ。
912名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 15:15:14 ID:t3s3m2/Z
>>909
個人的にパクだから何も言わないと思ってる
でももう検証できないから…
なんか圧力かけたんかね?絵師に
叩かれてなんも言えなくなった可哀想な職人のふりして擁護待ってんだろ
>うっかりパクってしまった
>謝罪でいいだろ
ねえよ
絵師泣き寝入りじゃん
他の小ネタもパクって誰か言ったよな
そんだけ被害者いんだよ

tkやっぱ外部避難所いるわ
こういうもう他スレ持ってっちゃだめだろ
自治するとこないとここもうだめだ
職人甘やかすからパクラーとかくんだよ
913名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 16:42:21 ID:UDPFFc9m
非エロがどうとか、人外と人間の恋愛自体の供給が少ないのに何を言ってるのか。
美女と野獣とかうしおととらとかケロロとか、エロは無くても萌えるだろ?
それでエロも見たいって思うだろ?
非エロ作品や萌え語りで、エロ創作がはかどる。
非エロを追い出していいことなんか何一つない。
そもそもスレが荒れ始めたのも、理不尽な女叩きと非エロ叩き野郎が原因なだけだし。
914名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 16:47:23 ID:yHGkv0U9
つか、よく職人相手に平気で「甘やかす」とか「開き直り」とか使えるな
職人よりよっぽど開き直って文句ばっか言ってるのが住人って現状理解してるのか?
正直パクラー(かどうかも真相は知らんが)はもうこのスレいないから
どうしてもその手の話がしたいならヲチ板にでも行ってくれ

あと避難所作るのはいいけど903氏以外が勝手に板作ったりは勘弁だぞ
例のキチガイが作ったかもしれない板は絶対使わん
915903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/21(火) 16:48:41 ID:Z4KT/WVT
伝えたかった事が伝えたい人に1mmたりとも伝わらないので力尽きそうになったが、
こうなったらウザイだろうけど最後まで書く。
ssを書いた事のある人ならわかるだろうが、ss書くのは労力がかかる。絵も同様だ。
わずか1単語に悩んで、もっと違う言い回しや表現がないか検討して何度も書き直して、
言葉を選んで、自分みたいな誤字脱字の多い粗忽な奴だってそうなんだ、
他の職人だってそうだろう。何度も読み返して推敲を重ね、ちょっとでもいい作品にしようと
時間や手間、労力をかけて作ってると思う。

パクリってのは盗作だって事だ。そんな労力をかけて作った作品を何の証拠もソースもなしに、
盗人呼ばわりしてるって事の意味をちょっとは考えてくれないか。
何の権利があって労力をかけた作品を盗作と呼べるのか、人を犯罪者呼ばわり出来るのか。
言われた者の気持ち考えた事はあるのか?残念ながらないだろうと思う。それでもちょっとは
考えてくれ。書き手の端くれとして言いたい。根拠のない言いがかりとして、最大の侮辱だ。
大体前にも言ったように、盗作だと糾弾できるのは、被害者だけだ。外野が言う権利は一切ない。
大事な事だからもう一度いう、盗作は親告罪だ、糾弾する権利があるのは被害者だけだ。

シチュ被りがパクだっていいたいなら、自分が今回投下した話はヴァンダルの人のパクか?
まりメラとかドロレスiでもいい、アンドリューNDR114やAI、銀色の恋人とかSF小説漁れば
いくらでも出てくるよな、愛に目覚めたロボの話。外見だけでいいならアップルシードでもいい。
スチームパンクの旗手、ウィリアム・ギブスンの作品にはAIの女性と結婚した男の話だってある。
前に出てたように職人同士が友人同士かもしれない。友人同士のモチーフを借りたちょっとした
シェアワールド的な遊びだったのかもしれない。当事者でない以上、外野が代弁する振りしたって
勝手に自分の感情押し付けてるだけの下種の勘繰りでしかないんだよ、そんなもの。自覚してくれ。
絵師の人は、ただでさえ企画主催とかで忙しい時なのに2に晒された挙句、何も言ってないのに
勝手にトラブルの渦中に祭り上げられて、それが原因で移転したって可能性は考えないのか?
どれだけこのスレから外部に迷惑かければ気がすむんだ。迷惑かけてるんだよ、確実に。

騒いでいる奴はここをどうしたいんだ?何か落としたらたまたま過去の作品とモチーフが被ってる
からパクと騒がれるかもしれない、自分が作品を理解できなかったという理由で粘着基地外に張り
付かれるかもしれない荒れたスレに誰が好き好んで投下したいと思う?ここを焦土にしたい
ネガティブキャンペーン中なのか?自分が気に食わないもの、理解できないものはスルーする。
そんな簡単な事が何故できないんだ?理由があるなら教えてくれないか?焦土にしたい理由も。
誰も職人を甘やかせなんて言ってない。スルーしてくれ。
それができないなら、頼むから外でやってくれ、いくらでも。お願いしたいのはそれだけだ。
916名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 16:57:22 ID:0m/rTR2m
とにかく非エロ過多も馴れ合いも他ならもっと叩かれる
パクなんてありえないけどやってしまったら謝罪しかないだろ
そもそもこのスレの馴れ合い許容の空気がパク疑惑まで引き寄せたんじゃないの?

非エロ妄想でも恋愛妄想でも好きにしたらいいけど、このスレだけで頼むわ。本気で。
917名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:04:18 ID:jhV+nvud
予想はしていたが…
どれほど正しいことを言っても真摯な訴えを続けても
聞く気のない者には届かないんだな。1ミクロン足りとも。
一職人に、良心的な住人達にこれだけのことを言わせてもなお、心が痛まないのか?
918名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:04:56 ID:yHGkv0U9
他のスレに持ち込むかも?ゲスパーにも程がある
誰だってスレ変われば空気も変わるくらい理解してる
気に入らないからと職人やらスレの空気を壊すことが他のスレだとか言わないよな
他のスレだってそんな奴はご遠慮願いたいんだが
919名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:06:36 ID:yHGkv0U9
あ、あと便宜的とはいえパクラー扱いはすまんかった
920903 ◆AN26.8FkH6 :2009/04/21(火) 17:07:04 ID:Z4KT/WVT
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12634/

一応作った。そろそろスレ埋まるので、これ以上続けるなら
一度こちらへ移動お願いします。新スレは極力萌え話だけで埋めたいもんだね。
急造なので、テンプレや注意書きはあとでやるわ。
921名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:08:58 ID:bJzIpzrv
とりあえず

>>915=◆AN26.8FkH6氏の言いたいことってこういうこと…ですよね;

「騒いでる人は何がしたいの?荒らしに反応するぐらいだったらスルーするか他の場所でやって」

・作者は考え考え良い作品つくろうと必死に考えている
・パクり疑惑が持ち上がっても状況証拠だけで叩くのは酷い。
・「シチュエーションがかぶった=パクリ」というなら世の中に出てる作品はほぼ全部パクりになる
・外野が激しく言ったところで解決しない上にほかの人にも迷惑かかるから困る
etc

どこか違ったら突っ込んでくださいね。

>>920 素早い仕事乙です。あとお手数かけさせてしまって申し訳ない

では議論はそちらでどうぞお願いします。
922名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:10:29 ID:yHGkv0U9
>>920
ありがとうございました、そして申し訳ない
923名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:12:12 ID:GBdMDJgx
>903
パクリを糾弾する権利はパクられた側にしかないって?
アホか。露骨なパクリは読んでて不快になるから糾弾できるだろ。ソース付ならなおさら。
>903がパクったとかどうかは知らんけど、少なくとも指摘することは誰であっても自由。
それを否定するのは単なるわがまま。
924名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:15:07 ID:bJzIpzrv
>>923には次スレいってもらいたい あとなんでIDが変わってるのかと

今後議論が発生した場合、次スレで避難所誘導が発生した場合スルーでいいのだろうか?
一応確認の意味で聞いておきます
925名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:15:08 ID:t3s3m2/Z
作権侵害は親告罪じゃなくなるんだよね今度
926名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:15:54 ID:bJzIpzrv
間違えたorz

>>924 には避難所のスレッドを使ってもらいたい。 です。
927名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:18:09 ID:yHGkv0U9
スレ埋まったら新スレに持ち込まずにちゃんと移動しろよ
>>925
今度は脅迫か?
訴訟するにしてもトレスレベルじゃないと厳しいぞ
928名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:20:38 ID:t3s3m2/Z
>>927
どこが脅迫なんだよw
929名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 17:37:37 ID:bJzIpzrv
避難所に議論スレできたことだし向こうに今までの流れ書かせてもらったよ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12634/1240300900/

>>928
脅迫じゃないけど、だから何?と。
930名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 19:25:03 ID:sIT6iF3B
作家さんたちが気の毒で仕方ない。
ただ、こいつパクとか、そういうのはどうでもいいんだと思う
叩く材料が見つかればいいんだから
キチガイに粘着されて良スレがすたれていくのは悲しいな…。
931名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 21:10:00 ID:8Kp6yWs9
ここは雰囲気悪い割に賑わってる方だと思うよ
職人も掃いて捨てるほどいるし
このままでいいんじゃないかな
932名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 21:36:17 ID:0m/rTR2m
避難所も出来た事だし、今後非エロだ馴れ合いだパクリだとかいう
恥ずかしい誤爆合戦はそっちでやってくれればいいよ
エロパロ板なのにそんな事で数か月も揉めてるスレ、ここ位しかないと言う事をお忘れなく

職人続けるのが大変なのは分かるけど、スレの空気はコロコロ変わるもんだ
上手くスレを回し、妙なアンチに付きまとわれずに長くやっていきたいのなら
せめて馴れ合いくらいは避けた方が絶対いいと思う
933名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 22:54:53 ID:8Kp6yWs9
相手にしなきゃいいんだよ
934名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 00:08:34 ID:vV14y89D
>>932
これからも頑張って下さい
935名無しさん@ピンキー
>>932
おいでませ避難所埋め