499 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 10:54:44 ID:zzA2lFkg
さてあげるか
俺は12
>497
そんなことどうでもいいから投票しなよ、さあ!
13で
501 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 10:47:19 ID:RAAQkpLC
6に一票
選択肢多いな
503 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 18:39:09 ID:E2L5cgHU
あげ
投票期間を日付で区切った方が良かったな
今さらだけどね
13に1票
で、part4からは【元・追い出され】は無くていいとオモ
16にPart3を付けるに一票
7かな。
13で、次スレから【元・追い出され】を取るでもいいけど。
13は次次スレで【】を取るという前提込みの案だ。
一番妥当だと思うんで13に一票。
16かな
名前変えなくていいでしょ
16
512 :
488:2009/05/10(日) 22:02:36 ID:w3UKq4zB
>>504 そっちのがよかったかもありがとう
>>509 付き合ってくれてる人もいるので盛り下がってる人には悪いけど集計は出す
485KB行かなそうならとりあえず12日で〆にする
集計するのはいいけど、
>>488の中には「スレの趣旨が分かり辛い」と
言われてたのもあるよね。
そういうのが選ばれちゃった場合はどうするの?
514 :
488:2009/05/10(日) 23:23:34 ID:w3UKq4zB
多数の人が入れたのかよほど気に入った人がいたのか判らないけど
判り辛くても最多数の票が入ったらそのタイトルにしたらいい思う
515 :
488:2009/05/10(日) 23:28:34 ID:w3UKq4zB
としか言えない
うんそんなたいそうな事じゃないでしょ
いんじゃないかな
それに今のところ平気だし
名前に尻込みしてた人間なんで13に一票
とりあえず13かな
13。
う〜ん13かな
やはり元追い出されたスレだったというアナウンスはほしい
で、定着した次次スレでとる、と
521 :
488:2009/05/13(水) 00:54:22 ID:NO/4bGD6
12日終わったので票まとめ
13 スレに投下し辛い/迷うSS【元・追い出され】が多数なよう
(周知が済んだら次の次のスレでは【元・追い出され】部分を外す案あり)
1 迷子のSSを預かるスレ…………… 0票
2 スレに投下し辛いSSを投下するスレ…………… 3票
3 ジャンル横断SSスレッド…………… 0票
4 迷えるSS投下スレ…………… 0票
5 【迷】スレに投下し辛いSSを投下するスレ【追】…………… 0票
6 【元】迷えるSS投下スレ【追い出されたスレ】…………… 1票
7 どこにするか迷う&投下し難いSSスレ…………… 1票
8 迷った時に投下するスレ…………… 0票
9 スレに投下し辛いSSを投下するスレ【元追いスレ】…………… 0票
10 行き場のないSSお預かりします…………… 0票
11 お察しくださいスレ…………… 0票
12 ちょいと訳あり職人の吹き溜まりスレ…………… 1票
13 スレに投下し辛い/迷うSS【元・追い出され】…………… 10票
14 行き場のないSSお預かりします【元追い出され】…………… 0票
15 【迷う】既存スレには投下しづらいSS・3【遠慮】…………… 2票
16 スレから追い出されたSSを投下するスレ…………… 3票
他 追が入ってればなんでも…………… 1票
集計乙です
13強いな
集計乙ー!やっぱな結果だなw
つか、ここでの話し合いが全く無駄になるような新スレが立ってるんだけど
これだけ住人が議論して期日決めて投票してる事実があるんだから
アレは普通に削除依頼出せるだろう。証拠(こちらのレス)あるし通ると思うよ。
気にせず13のタイトルで立てればいい。
526 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 06:45:56 ID:kZNAfbzS
結局多数決なんか不要
>気にせず13のタイトルで立てればいい。
この理屈でどんなスレでも立てられる
527 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 06:49:47 ID:iyjUOcM6
テスト
似た感じで立ったスレでも
重複かそうでないかとか、必要、不必要で議論していたので
ちゃんと実のある議論しているからと削除されなかった事があったようだから
...言わずもがなか...
他に 2、3作品まで投下されたが結局続かず圧縮されたこともあるし
結局は、鳥の巣箱のように住人が居付くか居付かないかにかかると思う
投下待ちの書き手さんも居るようだから
そろそろお茶とお茶菓子を用意しないと...
要するに
>>526のような自分の立案が通らなくて不満を抱いてる人が先手をうったと…
> 結局多数決なんか不要
ですよねー
でもアレでは話し合ったものがなにも取り入れられていないから
削除依頼に一票
そんなのがまかり通ったらしようがないよ
>>528 そうだな、あっちのスレもこのスレの次スレだとは主張していないわけで
逆にいえばこのまま13のタイトルでもう1つスレを立ててもかまわない
後は書き手さんが居着くかどうかに任せる手もある
そんな心配しなくてもあんな感じで勝手に立てちゃったスレの末路なんてわかりきってるだろ
しばらくは一人で保守がんばるだろうけどな
こっちはこっちでテンプレ案考えて早くスレ立てしようよ
GW中にまとめたかったところ
今更ぐちぐち言うなら自分で動いてまとめりゃ良かったのに
>>535 元・スレから追い出されたSSを投下するスレです、も周知事項として追加して欲しい
注意しなきゃならないものしか投下されないし、注意事項は自己判断でいいんじゃないか
タイトルは3とか付けずそのままで大丈夫だろう
投げるつもりだったのを無理矢理完成させた分、投下しても良い?
良いけどここ直ぐ落ちちゃうから継ぎすれたって殻が良いんじゃないかな
もったいないよ
んで、上のテンプレで良かったら今夜立てるけど!
パートは正規継続スレなんだから一応つけておこうよ
541 :
1:2009/05/14(木) 21:54:06 ID:OBw13klS
ボクの名前は月河繭(つきかわまゆ)。
斎賀第三学園の教頭にして、義父の越村秋貴(こしむらあきたか)にある任務を受けた。
この石ヶ見大付属高校に保管されている”校務禁録”を持ち帰ること。
これを使い、義父はこの学校を乗っ取るらしいが、その手段まではよく分からない。
そして釘木野春賀と名を変え潜入していたボクは、そこで先行し行方不明になっていた卜部雪鳴(うらべゆきめ)――篠原明日子が粛清されたことを知る。
遺書はボクたちが任務に携帯し、処分を受けた際に第三者から詮索を受けるのを避ける為。
けど、ボクは怖くなった。まさかに本当に殺すなんて――転入するまで全くそんな話は聞いていなかった。
義父との連絡は任務中は取れないことになっている。特定される可能性はゼロに近い方が良い。
そして監視役が誰なのか、ボクには知らされていない。任務完了――つまり連絡許可が下りた段階で初めて合流し、二人で学園に戻る。
しかしそうしてこの場所に隔離されることで、混乱と疑惑を生む。雪鳴は一つ上だがボクの友だちだった。殺した奴が仲間だなんて、思いたくない。
ただ任務を放棄すればボクだって同様に命を奪われかねない。だから由馬にわざと接触し、固い関係を培った。
元学園組は四人。内三人は元々特定されるリスクを軽減する為の人形役で、こちらの事情は一切知らない。
とりあえずこうしてポーズをとることで、由馬がそれならその気を散らし、それ以外であっても見えない場所からボクを監視する奴の目を誤魔化すことは出来る。
そしてボクが記憶喪失中に覚えた違和感は、義父に抱かれた時のもの……もう身体を使うことなんて慣れたけど。
記憶を消したのはあいつの提言だった。
『こんな夜中に……誰だよ』
『もしもし、釘木野春賀――いや、月河繭……か』
ボクは戦慄した。訊けば義父でも監視役でもない、第三者だと言う。いつの間に情報が漏れたんだ?
彼の話によると、ボクが今回の任務に不信感を抱いているのを理解し、謀反の手助けをしたい、と。
その為に校内で密かに行っている実験の設備を借りて記憶を消し、一回マークを緩める。
『心配はいらない。監視役は標的が決定的な言動を見せない限り、行動には出ない』
監視役が油断した頃合に記憶を戻し、そして即任務遂行。自分と合流し、学校を脱出する。
このまま躊躇していても良くない。ボクは義父を裏切ることに決めた。
学校には二つの情報入手手段がある。一つは生徒会資料室、もう一つは誰も行き方すら知らない、地下資料室。
約一ヶ月に渡る調査と、この第三者のタレコミによって、その場所と進入方法は分かった。後はタイミングだったが、確かに今が一番かもしれない。
そう思ったボクは密かに保健室を抜け出し、3F図書室へと向かう。
人はいない。図書委員長――久実岬(くみみさき)を除いて。
「何か御用ですかぁ?」
ボクは彼女に近寄ると、そっと耳打ちする。
「昨日持ち込まれた資料の一部が必要になったんだ。A9J64Mへの進入を許可してほしい」
表情がやや引き締まる。
「……あなたが、ですかぁ? ……でも、それだけ知っていたら……分かりましたぁ。上段へどうぞ」
そう言うと、奥へと引っ込む。
がちゃ、と物音がしたと思うと入り口に鍵がかかり、上から梯子が下りてくる。
「黒之木先生に確認しておかないで良いかなぁ……?」
「代わりに後で元副会長が来るよ」
「! ……だったら、大丈夫ですかねぇ」
梯子を上り、蔵書扱いの本棚の間を抜けて行くと、目の前にはエレベーターがあった。3・・・B2の直通。
こんな誰も使わないような場所にエレベーター。おかしな話だけど、一般に触れない場所ではある。
元副会長――交橋岳人。あの日電話をくれたのは確かに彼だ。そして記憶喪失中にも一回ボクを訪ねてきた。ちょうどその時は教室にいなかったが……。
地下二階。出て早々暗証番号入力ときた。
「59697238」
扉が開いた。
確か公務禁録の在処は左から三番目の書庫。
ボクは懐中電灯を取ると、暗い地下を進む。
「……」
由馬はこの件とは無関係だ。出来れば巻き込みたくない。元々身体に刻んだ絆は偽り。
これでもう、会うことはない。連れて来なくて良かったのだ。不安なんて、ない。
倉庫に辿り着いた。
542 :
2:2009/05/14(木) 21:55:57 ID:OBw13klS
中に入り、少し周囲を見渡すとすぐに分かった。鍵のかかったガラス戸の中に、それはあると。
ボクは予め作っておいたスペアキーを取り出し、それを開けた。
実物を持ち出せば警戒される。だから形状を記憶し、作ることにした。勿論、そこまでには忍び込む作業を要したが。
しかし、そういった斥候にも、ボクはそれなりに都合が良い。こうした人格になりきることによって、不必要に警戒されなくなるからだ。
学園ではテニスをやっていたのも、その一環だ。元々生徒同士の繋がりは強い方ではないが、表向きには普通を演じる必要があった。
戸を開け、中からそれらしき分厚い冊子を取り出す。
「これが……校務禁録――」
ずっしりと重い。力に自信はあるが、片腕は完全に塞がる。
ボクは戸を閉め、鍵を閉め、何事もなかったかのように倉庫を出る。出来るだけ、発覚は遅らせた方が都合が良いから。
来た道を戻ると、エレベーターに乗る。
図書室上段。エレベーターを出た先に、誰かが立っていた。
交橋岳人だ。
「……態々迎えに?」
「ああ」
彼はそう言うと、何やら外を気にする素振を見せた。
「行くか。外に乱駒が車を付けている」
「?」
「――言ってなかったが、彼女も俺の仲間だ」
そうだったのか。ボクは少し、妙な気分になった。だけど、細かいことを気にしている余裕はない。
「平然と持ち歩いていたらヤバい。俺のバッグの中に」
そう言うと、彼は中に禁録を入れる。
下に降り、彼が図書委員長に目配せをし、入り口のロックを解除してもらう。
と、人の気配がした。
室外に立っていたのは――現副会長?
「見つけましたよ……交橋先輩」
「ちっ――撒くぞ!!」
そう言ってバッグを投げ渡す。ボクはそれを受け取り、目前の第三者、有須井副会長の横を走り抜ける。
「俺のことは気にすんな! 真っ先に駐車場まで突っ走れ!」
後は見ない。予期せぬ展開だけど、ある意味好都合だ。彼の目的も分からない今、その手を離れられるならそれが良い。
乱駒先生も決して、全面に信用出来る相手ではないのだ。途中で車を下り、一旦姿を眩ます――走りながらボクは考えた。
階段を降り、廊下を走り、そして外に出る。
駐車場には計画通り、乱駒先生が立っていた。
「学校側に途中で! 交橋先輩は自分が囮になるから、先に行けと」
「そうか分かった。乗りな、すぐ出る」
返事は意外と呆気なかった。
今は車の中。やや煙草臭い助手席の後に、ボクは座っている。
もっと警戒されるかと思った。例えばボクが、禁録を独占する為に彼らを利用する可能性だって考え付くはずだ。
合流の予定が狂ったにしては、無風過ぎるような……。
「……最初から分かっていて、ボクに接していたんですか?」
自然と問いかけてしまう。変な軋轢を生みかねないとしても、訊きたくなるのが人の性。
ボクはこんな任務を受けるべきじゃなかったのかもしれない。
「……50/50(フィフティフィフティ)。騙すつもりはなかったんだけど、悪かったね」
と、突然携帯が鳴る。
「はい――交橋か? どうなった? ……ああ、分かった。話はしておく」
相手が何を話していたのかはよく聞こえなかったけど、明らかに声のトーンが下がった。まさか?
「あんたの言う通りだね。囮となって、捕まったらしい」
「そんな――!」
「今は監禁されているそうだ。幸いにも携帯は取られなかったらしいが、暫くは学校から出られそうもない――だと」
543 :
3:2009/05/14(木) 21:56:56 ID:OBw13klS
絶好のチャンスだ。上手く行き過ぎているかもしれないけど、動かない手はない。
「計画の主導は交橋だったんだ……何たら言う情報を盗み出す、ってのは聞いたんだが、私じゃどうしようもないな。とりあえず家まで行こうか」
「……」
監視役の目を欺いた遂行を取った今、これを持ってボク一人で学園に帰ったとしても何らかの罰は免れない。
しかし、このまま彼らに従っていてもボク自身の立場が危うい。
ボクの目的は……。
「……やれやれ、交橋が言っていた『篠原明日子から続く負の鎖を断ち切る』――なんて本当に出来るんだか」
――そう。雪鳴の無念を晴らすこと。
校務禁録と引き換えにしても、監視役と指示した人物に、奪った命の償いを。
ボクはやっぱり、任務なんて受けるべきじゃなかったのかな。
「ボクはここで降ります」
信号待ちの車の中で、そう言った。
「スマートじゃないね、本気かい? 今この車を出れば、私たちとも敵同士になるよ?」
「これはボクが、ボク自身の為に使いたいんだ。ごめん」
「……」
慌てる訳でもなく、ボクをじっと睨む乱駒先生。その顔を一瞥して車を下り、そしてドアを閉める。
走り出す。追って来るとは思えなかったが、それでも何処か、人目の付かない場所まで。
走りながら、ふとバッグが交橋先輩のものであることに気付く。
発信機でも付けられていたら――そう思ったボクは迷わずバッグを投げ捨て、禁録を脇に抱えてまた走った。
途中、警察車が何台も横切っていくのを見た。
何か、普通じゃない。このまま、逃げ切れるのかな……。
どれほど走って来たのだろう。持久力にはそれなりに自信があるボクも、さすがに疲れてきた。
見知らぬ町。辺りはすっかり日が暮れて、暗くなっていた。
ここは駅の近くだろうか。ビジネスホテルを見つけた。今日はここに泊まることに決めた。
ボクは部屋に入ると、そのままベッドに横たわる。
疲れた――いろいろとありすぎた。
そして不意に思い出すのは、毎晩の盛り。由馬と何度も……したこと。
今思えば、睦まじく見せる為と心を誤魔化してはいたが、身体は何らかの繋がりを求めていたのかもしれない。
記憶のずれを頭の中で繋ぎ合わせると、錯覚が頭を巡り、心を乱す。
本当は違う――のに、由馬のことを、ボクは好きだったんじゃないかと。
気持ちの高ぶりが、眠りを妨げる。物足りなさが、下からこみ上げてくる。
でもダメだ。少なくとも明日までは制服も下着も一張羅。
……シャワー浴びよう。
何を考えるでもなく、自己満足の快楽に溺れよう。
そして全て洗い流す。そう、もう今日まで過ごしてきたボクには戻れない。
覚悟は一度決めた。そして記憶を消すまでした。今更、何も怖れることはないんだ。
今日だけは、最後の――。
水圧が下腹部を、気持ち良いほどに刺激する。
息が荒くなる。一層の力が欲しいと、水勢を強める。
「はぁっ……んっ」
つい、口から恥ずかしい声が漏れる。
でも良いんだ、我慢しなくて。
これからは、ボクの身体はボクのものだ。何度抱かれた過去を追憶しようとも、それは変わらないんだ。
涙が出てきた。悲しいのか嬉しいのか、分からない。
「あぁ……はぁ……っ!」
胸を自らの手で揉む。いつ以来だろう、こんなことするのって。
544 :
4:2009/05/14(木) 21:58:30 ID:OBw13klS
「はぁ……はぁ……」
慰みの行為は本能に伴い、エスカレートする。
ボクの両手は上と下、どちらも身体で最も感度が高いであろう部位を、激しく掻き回す。
誰かに抱かれたい? 秋貴? 由馬? それとも誰でも良い?
触れられる感触を、入れられる悦びを、求めたい?
「んんっ……あはぁっ……!」
ボクは……本当に好きな人と、こうやって――。
「あぁんっ……はあっ……!!」
こうやって――!
「――んんっ!!」
ぴしゃ、という音とともに、下から何かが流れ落ちていく。
そして身体から、一気に力が抜けていく。
その夜、ボクは何度も自慰を繰り返した。
自問自答――なんて澄ました意味はない。ただ欲求を発散させ、気持ちとともに外へ出した。
全て終わって、もし人並に生きることが出来るようなら……それから探せば良いんだ。
今のボクに欠けているもの――それを。
その為に、ボクは逃げることを選んだ。ある意味、半分自由を掴んだと言って良いのかもしれない。
しかし残り半分を手に出来るかは、明日以降にかかっている。
初めは死ぬ覚悟だった。でも、ボクは生きてる。そして生きたい。
深い眠りに誘われて、ベッドへと沈み込んだボクは、暫く空白の時間を描いていた。
夢なんて見れたものじゃないし、一々思い出そうとも思わない。
目が覚めた。違和感。
思わず身体を起こすと、目の前には絶望の影。
「――そ、そんなことって……!!」
「よお」
頭に浮かんだのは、”はめられた”の一言だった。
交橋岳人。一番会いたくない奴が、そこにいる。
「希望と決意に満ちた朝をぶち壊してすまんが、チェックメイトだ」
炙り出し、とでも言うのだろうか。
ボクに謀反を起こさせるようにわざと仕向けた。交橋は学園側の人間だった。
そして犯人を突き出した上で、誠意を示す。
ボクは両手を縛られて、車に乗せられていた。隣にはそいつが座っている。
「第三者の癖に……何でっ!?」
「手柄が欲しいからだ……そして何故見つかったか、だろ? ったく、俺のバッグ放棄しやがって。あれには何も付いてなかったっつの」
「?」
「乱駒にお前が寝ている間、制服の胸ポケットへ発信機を仕込ませた。気付かないんだもんな――おかげ様で場所を特定出来たんだけどよ」
そうか……ボクが迂闊だったんだ。
「仮にお前が気付いていたとしても、足取りは大方分かったんだけどな。どうしてか、知りたいか?」
何だって言うんだ? そんな嬉しそうな顔をして。
「……お義父さん、もう――」
「もう良いでしょう。予定は狂いましたが、出て来られてはどうです?」
男と、そして釘木野春賀の声が重なった。
「――ったく、とんだ邪魔が入っちまったもんだ」
部屋の影から現れた、一人の青年。
それは聞き覚えのある声。翔も灯子も、耳を疑った。
「交橋先輩!?」
翔は思わず声を上げていた。
死んだはずの人物がその場にいて、驚かないはずがない。
「今朝の朝刊に出ていましたね。おたくの男子生徒が自殺――上手くやったものです」
「……一体、どういうことなの?」
困惑したまま岳人を見つめる灯子。
>>538 練習スレ行けレベルの殴り書きですから、それでも良いです
いやね、色々話していたんで容量も…
まいいや、もう容量無いから
>>539で立てるよ
あと2レスぐらいでかけなくなるかも…
547 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 22:24:27 ID:PLTZKc9S
埋め立て荒し乙
548 :
名無しさん@ピンキー:
>>546 プギャプギャ━━━m9(^Д^≡^Д^)9m━━━━ !!!!!!!
プギャプギャ━━━m9(^Д^≡^Д^)9m━━━━ !!!!!!!
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