不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part11

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952名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:03:17 ID:UTE1NeaI
>>951

投下乙。
次スレは立てるから続きをはるんだ。
953952:2009/08/17(月) 21:07:12 ID:UTE1NeaI
ERROR:新このホストでは、しばらくスレッドが立てられません。

たのんだぜ>>955!
954名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:21:27 ID:Or5Eda17
次スレ用テンプレ貼っときます
変更はSSまとめブログアド追加だけでいいんだよね?

不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part12

スレタイの通り、不気味なモノに寄生されて虜になる娘などを語ったり、小説をうpするスレです。
ネタは、版権物・オリジナルなど問いません。(版権物SS投下の際には元ネタの表記をお願いします。)
Web上のSSやOVA・ゲーム・コミック・同人などの情報も歓迎します。
雑談は書き手さんの投下と被らないようにまたーりどうぞ。

▽注意事項
◆共通
  sage進行推奨。dat落ち判定はスレの位置ではなく最終書き込み時刻が基準なので、
  全てのレスがsageでも問題ありません。レス数950過ぎか、スレ容量480KBを超で次スレ立て。
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◆書き手さんへ
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  一回の投稿の最大行数は60行、最大バイト数4096バイトです。
  また、数値参照文字(unicode)が使用できます
◆読み手さんへ
  作者が望んだ場合を除き、感想の範疇を越えた批評・批判は御遠慮ください。
  感想、アドバイスには作者さんへの配慮をお願いします。

【前スレ】
不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part11
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230553347/


【過去ログ】
Part10 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1222269111/
Part9 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207923194/
Part8 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197591223/
Part7 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1175912341/
Part6 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155650032/
Part5 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127058327/
Part4 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116162946/
Part3(再建) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087629013/
    (即死) ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087136480/
Part2 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068536826/
Part1 ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1000/10002/1000205453.html

【関連サイト】@迷惑行為厳禁!!
月光蝶さんのログ保管サイト(html化されていない過去ログも閲覧できます)
 ttp://www.geocities.jp/obbs0036/log/torituki/torituki.html
SSまとめブログ版
 ttp://bukimitoriko.blog41.fc2.com/
955名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:48:20 ID:bFqir+bo
やってみるか。
956名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:50:21 ID:bFqir+bo
957名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 22:14:35 ID:3cq302N6
>>956
乙!
958FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 22:47:18 ID:C4m4zeYv
ぐじゅり、という粘液質の物が擦れる音。
その音が聞こえた瞬間、>>999の股間から何かが現れた。
>>999の異常な姿に激しくおびえる>>1000

「ほら・・・>>1000、見てよ。生えちゃった。
あなたのことが大好きなの。私、あなたと一緒になりたいの」

>>1000>>999の本音を聞くが、しかしその身体を見た以上は恐怖しか覚えなかった。
じりじりと後ずさる>>1000
しかし、それを追うかのように近づいてくる>>999

「はぁ、はぁ、おびえてる? 怖い? ねぇ、>>1000・・・」
959FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 22:51:29 ID:C4m4zeYv
「こ、怖いに決まってるよ・・・ ねぇ、一体どうしちゃったのよ>>999!」
「簡単な話だよ。あたし、>>998先生に貴女が大好きだって相談したんだよ。
大好き・・・、友達としてじゃなくて、Hとかする相手としても大好きだって」
「・・・!」

>>1000>>999の告白を聞き、その異常性が深刻な物であると確信した。
だが、ここは校内でも最も人通りも少ない、地下1階の資料室。
おまけに広さも無い。
>>1000は逃げたくて仕方ないが、しかしそのチャンスは訪れそうにない。

「ね、ねぇ・・・、考え直すからさ! こないだの『嫌い』は冗談なの」
「もう、遅いよ>>1000。あたし、あなたを愛するためだけの身体になったから」
「え・・・!?」

>>999はなおも近づいてくる。
そこで>>1000は気づいてしまった。
>>999が近づくその一歩一歩こどに、彼女の股間から生えるものが脈打つことに。

「あは・・・、気づいた? これはただのち○こじゃないんだよ?」
960FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 22:56:26 ID:C4m4zeYv
「ち、ち○こって・・・」
「知らないわけないよね? 男の子のアレだって」

>>999はそんなことを言いつつも、更に距離を詰めてくる。
先ほどから同じように後ずさる>>1000だったが、いよいよそれも最後の時が来た。
ついに>>1000の背後は壁しか無い状態となったのだ。

「こうやって、>>1000に近づいてる間もね。あたし、>>1000を愛してるとこをイメージしちゃうんだ。
そうすると、なんだか本当に愛してるみたいな感じになっちゃってさ・・・
ま○こもち○こも、両方とっても気持ちよくなれちゃうの」
「ひっ・・・」

逃げる場所を失った>>1000は、あと2メートル程度に近づいた>>999の姿を見ることしか出来ない。

>>998先生はね・・・、愛するのは良いことだって教えてくれたんだよ。・・・んんぅ」

くぐもった声と同時に、>>999の股間は更に凶悪な物へと進化していく。
最初に生えた物の周囲から、細い管のような触手が現れたのだ。
961FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 23:01:51 ID:C4m4zeYv
「ふふ、どうかな? >>998先生がくれた子。>>1000を愛するためだけの子なんだよ」

言うと、>>999は股間の中心にあるそれを両手で包むように握った。
そして・・・

「こう、やって・・・、擦るとね、あっ、どん、どん、気持ちよく・・・、なる、の」
「え・・・、それって」

>>1000の頭の中では「自慰行為」という語が浮かぶ。
しかし・・・、男性が行うような行為を>>999が行っている現実はおかしかった。

「ね、ねぇ! 今から病院行こう? ね? きっと治るからさ」

>>1000>>999が何か悪性の病に冒されていると勝手な判断をした。
だが、その発言と姿は結果として・・・

「あん、あたし、病気なんだ、よ? でね、そのまんま>>1000を愛しちゃうと、>>1000にも、
伝染っちゃうか、ら、>>998先生、に、この子をもらった、んだよ・・・あ、出る、出ちゃう!!」

>>999が股間のそれを擦る速度は、どんどん速まっていた。
やがて股間のそれは硬度を増し、また膨張していき・・・、

「ああああっ!」

びくん、と大きくそれははねると、先端からは黒く濁ったゲル状の液体が大量に放たれた。
962FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 23:05:38 ID:C4m4zeYv
液体はそのまま、>>1000の全身に浴びせられる。

「だめ、止まらないぃぃいいいい! >>998先生の、言う通り、だぁああ!」
>>999、やめて、やめてぇぇええ!」

>>1000はパニック状態に陥るが、もはや>>999を止めることは出来ない。

「あぁ、>>1000、犯す、犯すうううう」
「いやああああ!」

壁際に追い詰められていた>>1000は、瞬くまま>>999の股間の触手に捕らわれる。
そしてそのまま・・・

「入れるよ、入れちゃうよぉ」
「だめ、やめてぇ!!」

ずぶずぶと音が聞こえるかのように、>>999の股間のそれは>>1000の中へと侵略していく。
勿論、先ほどから黒く濁った液体は止まらないままだ。

「あったかい、あったかいよぉお・・・、もっとも出すの、>>1000の中に出すのぉ」
「あっ、あっ・・・」

その凄まじいまでの性愛を全身で受け止めることしか出来ない>>1000
もはや言葉を発することすら不可能なまでに、彼女は>>999の愛を享受していた。
963FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 23:09:28 ID:C4m4zeYv
「・・・」

別室では白衣の人影が立っていた。
その耳にはカナル式のイヤホン。

「ふふ・・・、>>999は本当に>>1000が大好きなのね」

呟くと、傍らに設置されているコンピュータを操作し始める。

「すぐに>>1000の子宮は黒精で満たされる。二人はこの校舎に無限の性愛をもたらす」

イヤホンからは、別室の>>999>>1000の声。
コンピュータにはその別室の映像と何らかの計算結果。

「もうじきお盆だしね。くく・・・」

満足そうな笑みを浮かべ、白衣の人影はキーボードを操作し始めた。
964FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 23:13:39 ID:C4m4zeYv
「も、だ、め、ゆる、し・・・」
「大好きだよ、大好きぃ、>>1000、だいすきぃ、はぁ、いい、だいすき」

自らの愛を言葉で、身体で、性愛で表現する>>999
もはや>>1000はそれに耐えられないのか、まともな声は出ない。
しかし。

「たす、け、・・・ ああ、あああ・・・」

救助を求めるような声をわずかに上げていた>>1000だったが、様子が変化した。
虚ろな目つきで、か細いうめき声を上げはじめたのだ。
だが>>999はそんなことを感じさえもせず、ひたすらに>>1000を突き上げ、腰を打ち付け、
そして自らの黒い欲望を>>1000の中へはき出し続ける。

「あああ・・・」

>>1000は自分の中に放たれた液体が、自分を変えていることを感じた。
身体の様々な部分が、至る場所の細胞が、自分の思考が。
全てが別な物に変わっていく・・・
965FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 23:18:11 ID:C4m4zeYv
>>999。離して」

突然、はっきりとした声を>>1000を上げたかと思うと、>>999を吹き飛ばした。
どけたのではなく、部屋の反対側へ吹き飛ばしたのだ。

>>999。あたしを仲間にして、愛するつもりだったんでしょ」
「う・・・」
「それは無理。だって」

そこまで言うと、>>1000の身体が変化しはじめた。
美しい黒髪は青く微細な触手に。
肌には妖しい模様が浮かび、秘所はまるで食虫植物のような形状の触手。

「あたし・・・、適性があるから」

突如として>>1000>>999の目前へと移動した。
既に人外である>>999の目にも見えなかったのだ。

「さぁ、あたしの僕に」

>>1000の口から太い触手が現れると、>>999の口内へと入り込んでいく。
966FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 23:22:07 ID:C4m4zeYv
>>999は抵抗しない。
むしろ、抵抗出来ない様子であった。
>>999の口内に突入した触手は先端が分かれ、彼女を>>1000の僕とするべく活動する。
脳に入り込んだ物は>>999の脳を溶かし、再構築を行う。
各種の臓器に入り込んだ物は、>>1000の種族として相応しいものへと作り替える。
性器に入り込んだ物は、その性器を>>999と同様のものへと作り替えた。

「立って」
「・・・」

>>1000の命令に従い、>>999は立ち上がる。
その姿は>>1000と同じような物であった。

「行こう。あたし達が永遠に愛し合える世界を作るの」

>>999>>1000は部屋を出る。
残されたのは、二人の激しい性愛の後であった・・・
967FBX ◆4gA1RyNyf. :2009/08/17(月) 23:22:47 ID:C4m4zeYv
投下しておられた方がいたので、埋め側でやってみました。
久々に早く帰れたので・・・

まだしばらくちゃんと時間作れそうにないですOTL
968名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 23:58:38 ID:eoTp0hKU
>>951
>>955
お疲れ様でした。そしてありがとう御座いました。
951を書いた後、正直新スレを立ててもらえるか不安で一杯でしたので、
本当に安心しました。
本当にありがとうございました。


FBX様
お初にお会いさせていただきますが、いつも楽しく作品を拝見させてもらっています。
そして私のことを考慮して作品を書いていただけたらしく、本当に恐縮する次第で御座います。
短時間ながらに素晴らしい作品に、いつも以上に脱帽してしまいました。
お心遣い本当にありがとう御座いました。
そして、これからも素晴らしい作品を期待しております。


明日から明後日頃まで少々都合がつかないため、これから一気に投稿させていただこうと思うのですが、
「投下しておられた方がいたので、埋め側でやってみました」
という部分の埋め側というのは、つまり新しいスレッドの方で続きを投稿したほうが良いとのことなのでしょうか?
まったくの勘違いでありましたら、本当に申し訳ありません。
969名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:08:11 ID:mjhTmqTH
さっさと投下しなさい
970名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:26:47 ID:WA9DI9va
>>969
了解しました。ご助言ありがとう御座いました。

(1−13)
 私は台所に向かうゆうに付いて行き、そして彼女の料理のお手伝いをした。とは言っても、硬化させた身体で冷蔵庫からお肉や野菜を取り出して彼女に手渡すぐらいしかできないのだが、
ゆうは私がそうするたびに「ありがとう」と声を掛けて私を撫でてくれた。
 それからあっという間に料理は終わり、茶の間には綺麗に盛り付けをされた料理が並んでいた。
「はい、じゃあいただきます」
「いただきます」
 それぞれのお皿にゆうがおかずを取り分けてから、ゆうの音頭に合わせて私もそう言った。
「あー、そんな無理しないで」
 ゆうが苦笑いしながら私に言った。私が何をしようとしていたかと言うと、ゆうと同じようにお箸で料理をつまもうとしていたのだ。
しかし、いくら身体を硬化させてもこの2本の棒を上手く操るのはとても難しかった。
「けど、私みたいな食べ方は行儀が悪いって今日のテレビで言ってたから」
 私の言葉にゆうは目を丸くして、それから少しの間を空けて楽しそうに笑った。
「あはははは、そんな番組見たんだ。勉強熱心なことだね。私なんかそんなの見てたらすぐに寝ちゃうよ」
 そうは言うものの、ゆうは今日の番組でやっていたお箸の持ち方はしっかりと出来ている。流石、ゆう。
「けど、気にしなくてもいいよ。かおるはかおるなりの食べ方で食べていいよ」
「でも……」
 私が反論しようとすると、ゆうはさっと私の前に掌をかざしそれを制した。
「じゃあ、こうしようか」
 そう言ってゆうは、私のお皿の料理をお箸でつまむと、なんとそれを私の身体の上に優しく置いてくれたのだ。……優しすぎるよ、ゆう。
「ありがとう、ゆう」
「いえいえ、どうぞ」
 そう言って私にそれを食べるように彼女は言った。私は身体の中心に料理を入り込ませると、それを溶解させて味わった。
「美味しい!」
 言うまでもなかったが、言わずにはいれなかった。ゆうが作ってくれた野菜炒めは、お手製のソースが牛の肉にも野菜にもうまく絡んでいて、とても美味しかった。
「へっへ〜ん。ありがと」
 少し恥ずかしそうにはにかんで彼女は自分でもそれを口にし、そして満足そうに笑った。


971名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:29:28 ID:WA9DI9va
「んっん〜、おはよー」
「おはよう、ゆう」
 窓から差し込む朝日でゆうが目を覚ました。その胸に抱きしめられたままの私も挨拶を返した。
 ゆうは目覚まし時計もないのにきっちりと起きる。この数日間彼女を見ていると……こう言ってはなんだが、意外としっかりとした人間であるように感じる。
「さぁさぁ、朝のお通じ〜」
 そう言ってゆうは私をテーブルに置くと、トイレに消えていった。程なくしてトイレからこんな声が聞こえた。
「あぁ、紙がない!?」
 私はいそいそと冷蔵庫の中身を覗いた。よかった、間違えてここに入れたわけではないらしい。
「こらぁ〜! いくらなんでもそんなところに入れないってば!」
 冷蔵庫を開ける音でゆうも私がどこを確認したのか気付いたのだろう。トイレの中から反論する声が聞こえた。
 そこで私はあることを思い出して家の窓に近づいて下を覗いた。すると、彼女の自転車のカゴにおそらくゆうが探しているものであろうそれがあった。
 ……しっかりしてる……しっかり、してる……しっかり、して……。


「じゃあ気をつけて人捜ししてきてね。明日は土曜日で休みだから一緒に探してあげるからね」
「うん、ありがとう。ゆうも気をつけてね」
「りょーかいしました! 行ってきま〜す!」
 そしてゆうは元気よく家の外へと飛び出して行った。
「行ってらっしゃ〜い」
 ……見事に家の鍵を閉め忘れていった。
 私はそれを閉めようとしたが、ゆうが家の鍵さえも忘れてしまっている可能性を考えやっぱり鍵は閉めないままにしておくことにした。
 部屋を見渡した。綺麗に整頓されたゆうの大切なぬいぐるみの数々。一緒に食事をした茶の間のテーブル。そして一緒に寝たベッド。
 決して広いとは言えない部屋にそうしたものが詰まっている。しかし掃除はしっかりと欠かさずしている綺麗な部屋。
 私は今日の夜、ここを立つ予定だ。
 明日までに寄生できればいいのだが、明日はゆうの仕事の休みの日と言うこともあって、彼女と私が一日をずっと一緒に過ごさなければならなくなる可能性もあったから、
今日の夜にお別れを言うことに決めたのだ。
 それまで私はどう過ごそうか考えていたが、この6日目を迎えたこの身体で動き回れるのは今日で最後になるということで、もう一度だけ街を見て回ることにした。
 別に人間の身体に寄生するようになれば嫌というほどこの街で過ごすことになるのだろうが、それでもやはりそれからでは見えなくなってしまうようなものがあるような気がして、私はそう決めた。
 最後にガスなどの元栓が締まっているかどうかだけ確認すると、私はこの身体での最後の見聞を始めるため、ドアの隙間から街へと繰り出した。

972名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:38:08 ID:WA9DI9va
>>971
またしても番号を忘れてしまいました……。申し訳ありません。
一応 (1−14) となりになります。


(1−15)
 さて、その見聞はさしていつもと変わらないものだった。特別何か新しい発見をしたわけでもなければ、当然ながらゆう以上の素晴らしい人間もいなかった。そんな人間が存在しているとも思えないが。
 それでもこの身体で最後になるということだけで、随分と見えるものが違った。空の色も、太陽の照りつけも、風が通り抜ける音も、
寄生したらきっと違うものに見えたり聞こえたり感じたりするんだろうな、と思うと嬉しくもあり哀しくもあった。
 しかし、全ての人間に寄生し終わってしまったらどうするのだろうか? それから2週間経ってしまえばその最後に寄生した宿主の身体は腐り始め、そのままだと私も新しい宿主を見つけられずに一緒に腐ってしまうはずだが……。
 まぁ、細かいこと考えても仕方ないか。それより、これからドンドンと産まれる事になる卵について考えるべきことがある。それはまずその私の子供たちの寄生対象だ。それに対して一つの制約を子供達に私は出す決意をしていた。
 私の子供達はこれから宿主になった後からその宿主から私が抜け出した後もずっと、昼間はそれまでと同じように社会に溶け込ませ、夜になったら卵を産んでもらうことになっている。これは一応、生殖能力が高いことが望ましい。つまり若い人間だ。
あまりに年老いた人間だと、身体に私たちの種がなじむ前に腐敗が始まる可能性が高く、卵の数もあまり望めない。だから年齢が高めの個体は基本的にチャンスだと「食べる」ことにする。
これは私が制約を出す以前の問題で、基本的に種の本能としてそう命じられている。
そうでなければ、雄でも雌でも卵を産むことは可能だ。
 しかし、私はゆうが嫌いな雄にそんなことをさせるつもりはない。なぜなら、卵を産むときにはその産む個体がそれを拒まないようにかなり快感が伴うようにされているからだ。そんな素敵なものをゆうが嫌いな雄に味あわせるつもりはない。
 だからこうすることにした。子供達がチャンスだと思ったときがあれば、人間の雄を「食べなさい」ということに。年老いた個体と同じようにね。
 私はつまり、人間の雄の絶滅を図ることにしたのだ。
 しかしそれでも雌の人間も生殖相手が居なくなってしまって絶滅することになるのではないか? そうも考えたが、その不安を抹消する方法も考えた。おそらくその方法なら雌の人間が子を宿すことも可能だろう。もちろん人間の子供を、雌だけで、だ。
 うん、これならうまくいくでしょ。我ながらグッドなアイディアだ。
 さてと、後はゆうとお別れにどういう言葉を言うか考えようと思ったんだけど……。
「ゆう、遅いなぁ」
 私は壁に掛かっている時計を見た。長針が12を指し、短針が5を指している。外を見てももう辺りは真っ赤に染まっている。昨日なら一緒にご飯を作り始めている時間だ。これからお別れの言葉を考えるなら、
ゆうがまだ帰ってこないのは好都合なのだが、ゆうに何かがあったのではないかと不安がよぎる。
 その時、玄関の近くの電話機が電子音を鳴らし始めた。私はすぐにそれに近寄るものの、果たしてこれに出ていいものなのかどうか迷った。一応、人間が使っている様子を何度が見たことはあるから使えるとは思うのだが。
 そう迷っていると、電子音が鳴り止み機械的な女性の声がこう話し始めた。
「ただいま留守にしております。ご用件がある方は、ピーッという発信音の後にメッセージをお願いします」
 そしてピーッ、という発信音が鳴った。
「あ、私。ゆうです。かおる、まだ帰ってないかな?」
 そこから聞こえてきたゆうの声に私はすぐに見よう見真似で受話器を持ち上げ、身体に近づけてこう言った。
「こちらかおる、こちらかおる、聞こえますか?」
「あはははは! またテレビで覚えたのかな?」
 ゆうが楽しそうに笑った。まさに彼女の言うとおり、今日帰ってきてから見ていたテレビでなにやら緑色のヘルメットを被った人間の雄がそう喋っていたのを見たため、
あまり人間の雄が喋っていたことを真似したくなかったが、それ以外の言葉が思いつかずそう言ってしまった。 
「そういう時はね、もしもし、って言えばいいんだよ」
 そうだ。そう言えばこれを使う人間は皆そう言っていた。あまりに焦ってしまってそんなことさえ忘れてしまっていた。
973名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:40:37 ID:WA9DI9va
(1−16)

「でね、ちょっと今日オーナーがちょっとだけ仕事を手伝って欲しいって言うからちょっと遅くなるね。あ、男の人に会わなきゃいけない仕事じゃないから安心してね。ちょっと会計の整理を手伝って欲しいんだって」
「あっ、そうなんだ。大変そうだけど、大丈夫?」
「うん。ゴメンね。オーナーが私にそんな頼みごとをするなんて本当に珍しいから、できるだけ力になりたいんだ。本当にごめん。終わったらすぐに帰るからね」
「そんな、私のことは心配しなくていいから。とにかく気をつけてね?」
「ふふ、ありがとう。お腹すいたら、冷蔵庫の中に果物とかあるからそれ食べていいからね?」
「りょーかいしました!」
 私は朝のゆうの調子をまねてそう言った。電話口からまた笑い声が聞こえる。
「じゃあね、かおる。また後で!」
「うん、頑張ってね!」
 私がそう言うと電話機の画面に「通話終了」という文字が浮かび上がり、私は受話器を元の場所に戻した。そういえば忙しそうにしてたもんね、あのオーナーさん。
 さて、じゃあ私は別れの挨拶をゆっくりと考えることにしますか。なにせあの優しいゆうに伝える感謝の気持ちを全て言葉にしていれば、何時間あっても足りないだろうから。
 ゆうも疲れて帰ってくるだろうから、できるだけ短くそして納得のいく言葉が思いつくように、私は頭を働かせ始めた。


 ……それを考え始めてから、もう5時間が経とうとしている。いまだ鍵が掛かっていないドアをゆうが開けて帰ってくる様子はない。
 あの電話から3時間ほど過ぎたあたりから私は不安になり始めたのだが、そのたびに大丈夫だろうと、ゆうとあのオーナーを信じて待っていた。
 しかしそれにしてももう遅すぎるのでないのだろうか? 時計を見れば既に10時を回っている。私にはよく会計の整理と言う仕事が分からないが、
ゆうにとって5時間と言うのが「ちょっとだけ」という言葉の範囲に入るのだろうか。
 いや、その可能性はあるかもしれない。だってあのゆうのことだから、オーナーに気を使ってそう言ったのかもしれないし、ただ単に彼女にとっては5時間はあっという間の時間なのかもしれない。
 でも……でも、とてつもない不安が私を襲っている。まるでこの夜の暗闇がゆうのことを包み込み、二度と私の元にあの太陽のような笑顔を見せてくれないのではないかという不安が。
 私はたまらず窓を開けて、外を見た。道の街灯と付近の家からのわずかな明かりだけが暗闇を照らしているが、そのどこにもゆうの姿は無い。
 その時だった。玄関を荒々しく開ける音が私の身体を揺らした。どうやらすれ違いだったらしい。
 とにかく私は玄関へと急いだ。そこには、肩で息をしながら俯くゆうがいた。
「ゆう!」
 私は靴箱の上に移動して、それを出迎えた。しかし、明らかに様子がおかしいことにすぐに気付いた。
 ふと彼女が背にしているドアを見ると、鍵もドアのチェーンもしっかりと閉まっているのが見えた。帰ってきてすぐに閉めたのだろう。
 しかしそんな動作が出来たのに、なぜ彼女は靴も脱がず、そして私に声を掛けてもくれないのだろう。
 そう思っていた矢先だった。
974名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:42:13 ID:WA9DI9va
(1−17)

「あああああああああああああああああああ!」
 まるで獣のような咆哮でゆうは私の位置と逆にあった電話機を、その電話台ごと蹴り飛ばした。
 そして靴のまま部屋に上がり込むと、テーブルを蹴り飛ばして、持っていたバックも私が開けたままの窓から外に投げ飛ばした。ピンクの可愛いお財布、可愛い絵柄のハンカチ、点滅する小さなぬいぐるみが付いた携帯電話機が下へと落ちていった。
「うわああああああああああああ! ああああああああああああああ!」
 その様子に、私は彼女に近づきながらもただの一言も声を発することが出来なかった。ただその部屋が崩壊していく様子をまるでテレビの映像を見ているかのように、ただただ、それを見ていた。
「はぁ、はぁ、はぁ……はぁ」
 とても先ほどの同じ部屋とは思えなくなってしまったときに、彼女はへたりと床に座り込んだ。
 箪笥の上で硬直していた私もそれでやっとこれが現実であることを理解した。ふと隣を見ればこの箪笥に乗っていたぬいぐるみなどは、まるで何もなかったかのように少しも被害を受けていなかった。
 私はそこから降りると、ゆっくりと彼女の背後から近づき始めた。その肩は帰ってきてから今もまだ震え続けている。
 そして私は彼女の目の前に回りこむと、ゆっくりと俯いている彼女の視線に入るように彼女のスカートに昇って、その顔を見上げた。
 その時、暗闇が包んだその顔から私に向かって雫が落ちた。身体の中に入り込んだそれを、無意識のうちに私は溶解して身体に取り込んだ。
 味は、いつかゆうに食べさせてもらった塩という調味料に似ていた。そして温かい温度だった。
 ただ、温かいはずなのにそれはとても冷たかった。矛盾しているのに、どう考え直してもそれは温かく冷たいものだった。
「ううっ……うっ……うわあああああ!」
 彼女はまた咆哮した。しかしそれは怒りの咆哮ではなく、悲しみの咆哮だった。私を胸に抱えてそのまま彼女は大声で泣き出したのだ。私が触れている胸から感じるのは、いつものような温かさ。
 しかし、そのもっと奥の方から、先ほどの涙のような冷たさを私は確かに感じた。

975名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:43:23 ID:WA9DI9va
(1−18)

「ゆう……」
 それから暫くして私は落ち着いてきたゆうに、そっと声を掛けた。
「……だめ。もう、だめ」
 ゆうがこぼすように言葉を発し、その真っ赤な目で私を見た。
「私、もうだめだよ……。何も、何もかも、もうやだよ……」
 そして再び目を閉じると、また小さな雫がいくつか落ちた。
「一体……何があったの?」
 私は思わず聞いてしまった。しかし、ゆうは暫く目を閉じたまま、苦しそうに唇を噛んでいるだけで何も話してくれなかった。
 しかし、やがてゆっくりと唇から歯を引き離すと、私に語り始めた。
「私は本当はお客さんが使う個室に行った。……手伝いに集中するために。オーナーがいつも居る場所、従業員の人が控え室で使うから。……オーナーは誰も来ないようにするから安心してね、って言ってた。
それからは、書類見ながら数字を足したり引いたりしてたの。そしたら……ううっ」
 そこでまたゆうは唇を噛み締めた。
「ゆう、もういいから。お願いだから、それ以上思い出さないで」
 私はそれを見てたまらずそう言った。自分で聞き出したのに何と言う勝手なことを、と思ったが、それ以上にもうゆうに悲しい思い出を掘り返させたくなかった。なんて酷なことを彼女に聞いてしまったのだろう。
 しかしゆうは首を小さく振ると、話を続け始めてしまった。まるで怯えを抑えるように私を一層強く抱きしめて。
「酔っ払った男の人が来て、私を見て『オーナーの言う通りだ』って言って……私を……押し倒して……。私はその人の事、何とか蹴り飛ばして……後はもうひたすらに走って、走って……」
 そう言うと彼女は私を抱きしめる力を少しだけ弱めた。
「ごめんなさい。ごめんなさい、ゆい」
「……なんでかおるが謝るの?」
 ゆうは力なく笑って私を見て、そして顔を上げると天井の明かりを見ながら呟いた。
「私、みんな嫌い。だいっきらい。男も女もみんな、みんなだいだいだいっ嫌い。もう……死にたいよ」
 ……なんで……なんでよ。なんでゆうばっかりこんな目に……。酷いよ。やめてよ。もうお願いだから傷つけないであげてよ!
 ……いや、もう無理だよ。だってゆうが無理だって言ってるんだもん。それなのにこれ以上頑張れなんて彼女に言えるわけがないよ。
「……もう私には君だけしかいないよ。ねぇ、お願い。かおるだけは私と一緒に居て。私を好きになって。私を……愛して」
 私はそれを聞いて、とても嬉しかった。私が彼女に愛されていることが分かったから。
「うん」
 だから私は、彼女と一緒になることにした。

976名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:44:48 ID:WA9DI9va
(1−19)

「本当に、後悔しない?」
 私は目の前の「穴」を前にして、改めてゆうに聞いた。
「もちろん。君と一緒になれるんだから」
 ゆうは私に優しく微笑みかけ、私が入りやすいように、自らの両手でその穴を開いてくれた。綺麗なゆうの中に私はすぐにでも飛び込みたくなった。
 しかし、それでもやはり不安に思ってしまう。彼女に私が寄生体であることだけを話し、最初に人間に寄生できるという事を教えるいなや、それから先の話も聞かずにすぐに「じゃあ一緒になろう」と言い出したからだ。
「ねぇ、話だけでも最後まで」
「もぉ〜、心配性だなぁ。……ふふっ、ほらほら」
 不敵に笑ったゆうが、私を持ち上げるとなんと自ら自分の穴に私を静かに押し付け始めた。
「んっ、気持ちいい。気持ちいいよぉ、かおる」
「ゆ、ゆう……」
 私はゆうが光悦とした表情でよがる姿を見て、段々と今すぐにゆうと一緒になりたいという気持ちが湧き上がってきてしまった。ゆうは私を無理矢理自らの穴に入れ込もうとせず、私自身が自ら入るのを待っててくれている。
「じゃ、じゃあ……入るよ?」
「んんっ、あっ、い、いいよぉ」
 私はそんなゆうを見ていてついに我慢の限界に達し、ゆっくりと彼女の中へと入っていった。
「ふぁあああ! はぁ……んっ、気持ちいいよぉ」
 私が少し入っただけで、ゆうは甘い声を上げた。ゆうの中は暗闇に包まれているが、その中はゆうの優しい温かさで包まれていて、私自身もすごく心地よい……そう、つまり気持ちよかった。
「ゆうが……絡みついて、くるぅう」
 私もゆうの中の感触に思わずそんな声を上げてしまう。
「くぅうんん……ああっ!」
 ゆっくりとゆうの身体を味わいながら、私の身体の半分ほどが彼女の中に入りきろうとしたとき、ゆうが甘く吼えた。
「だ、大丈夫? ゆう」
「んんっ、ごめん。ちょっとそこが、その気持ちよかったから……」
 ゆうが恥ずかしげに私にそう告げた。少しだけ赤く染まった頬が何とも可愛らしい。
 それを見て私は少しだけ悪戯することにした。
977名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:45:54 ID:WA9DI9va
(1−20)

「えっ?! んあっ、っくふぅう! ちょ、ちょっと!?」
「んはぁああ。ねぇ、どう?」
 私はそのゆうが気持ちよくなれる場所を素早く何度も行き来して刺激をした。とたんに、ゆうが身体を仰け反らせて身悶え始めた。
「やあぁん、す、すごぃい、すごいよかおるぅううう!」
「んんっ?! ゆ、ゆう!?」
 突然、ゆうが液体を放ち、私の身体にそれが入り込んだ。その液体がゆうの体液であることに私は気付くと、すぐに溶解を始めた。
「美味しい……美味しいよぉ、ゆう」
「だ、だめっ、恥ずかしい! んんっ、恥ずかしい……けど、気持ちいい」
 ゆうの顔はもう真っ赤で、肩で息をし始めている。
「ねぇ、もういいでしょ? そろそろ、来て?」
 ゆうが優しく、そして妖しい微笑みで私を誘った。私はその微笑みに吸い込まれるように、ゆうへの浸入を再開した。
「かおるぅ、そう、そのまま来てぇ。どんどん、あっ、私の中に来てぇええ!」
 吸い込まれるように私はゆうの中へと進んでいく。私の視界にもう、ゆうの顔は見えなくなっていた。
「くぅん、ゆう、もう少しだよ。もう少しで、一緒になれる、一緒になれるぅう、あぁああ!」
「ふぁああああん! かおるぅううううううう!」
 ゆうが最後に甘美なる鳴き声を上げて、首をもたげた。それは私の身体が完全にゆうの中に入り、もう身体に根付き始めている結果だった。
「ゆう……ゆう……一緒だよ……一緒……」
 私の意識も少しずつ途切れ始めてきた。おそらく始めての寄生の為に、身体が変化しているからだろう。
 私の身体が宙に浮いているような感覚に包まれる。
 薄れ行く意識の中で私が感じ続けていたのは、やはりこんな感覚だった。
「ゆう……気持ちいい……よぉ……」
978名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:47:32 ID:WA9DI9va
(1−21)



「んっ……んっんー」
 私は自分の声としては聞きなれない声を上げた。身体が少し重い。意識もまだぼやけたままだ。
 それから数分掛けて身体の各部の動きを確かめながら、なんとか身体を起こすことが出来た。
 そしてまず自分の手を私の視界の範囲に移動させ、それが私を優しく突いてくれた白くて綺麗な指であることを確認した。
 次に頭を動かして私を何度も抱きしめてくれたあの柔らかい胸を視界に入れる。そこには確かに二つの山があった。
 私はその上に手を当てて、私が以前のように胸の上から感じていたのと同じ鼓動なのかを確かめた。確かめるまでもなかったが、やはりそれは私を愛してくれたゆうの鼓動で間違いなかった。
そして今は、手を当てなくてもそれを自らの身体の中から感じることが出来る。
 そして私はゆっくりと立ちあがり、傾いた鏡の前に立った。そこに居たのは……私が愛して止まない「ゆう」の姿そのものだ。私は、一緒になれたのだ。愛しのゆうと。
 思わず身体を抱きしめて、そして顔が自然と笑顔になってしまう。それも当然、私が大好きなゆうの笑顔である。それがまた嬉しくて私はもっと笑う。
 しかし、そのとき頭が重くなり、そして多くの映像がテレビのように私の目の前を電光石火で駆け抜けていった。
 私は思わず壁に左手を当てて、倒れそうになった身体を支える。右手で自分の右目の視界を少し遮るようにして今の映像と記憶を思い出してみた。
 そこには鮮明にゆうの思い出があった。裏切られた友達の顔、いや荒瀬昇の顔。ゆうをレイプした中年の親父の顔が狂気の笑いを浮かべている。優しくしてくれたオーナーとの多くの思い出と私との出会いの記憶。そして……昨日の裏切りの映像も。
 私は鏡をちらりと見た。そこに映る私の瞳は、いつかのゆうが輝きを失った目そのものだった。今ならゆうの気持ちが痛いほど分かる。
 ゆうが私を愛していたことが真実だといま分かったのと同じように、ゆうが裏切られて本当に悲しかったこともまた本当に理解したからだ。今の私以上にゆうの怒りを分かる人物など居ないだろう。
 何故なら私とゆうは一緒になれたのだから。彼女の喜びも、彼女の痛みも、彼女の悲しみも、彼女の……怒りも全て私のものでもあるのだ。
 私は右手を思い切り握ると、鏡に向かってストレートパンチを繰り出した。鏡の砕ける音と共に私の拳に痛みが伝わってきた。ゆうも同じように汚されても汚されてもそのたびに綺麗にしてきたガラスのハートを、そのたびに誰かに割られてきたのだ。
しかし、彼女の受けた痛みはこの拳の痛みの何十倍以上のものだ。
「ごめんね、ゆう」
 私はゆうに拳を傷つけてしまったことを謝り、手の甲を伝う血を吸って、傷を舐めてすぐに治癒を完了させた。そこにはしっかりと綺麗なゆうの右手が何事もなかったかのように存在している。
 私は時計を見た。ゆうとの甘い時間を過ごしてから、私が意識を失っていたのは7時間ほどらしい。開け放たれた窓から外を見ると夜の暗闇が太陽の光によって切り裂かれ始めている。
 私はひび割れた鏡に映るゆうに笑いながらこう言った。
「行こっか、ゆう」
 私はいつものように笑ったはずなのに、鏡の向こうの私が随分恐ろしく笑っているように見えたのは、おそらく鏡が割れてしまったからなのだろう。


979名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:51:06 ID:WA9DI9va
(1−22)


 私は唯一の無傷の生還者である箪笥君から代わりのお気に入りである服を引っ張り出して、すぐに着替えると随分と変わってしまった部屋を後にした。帰ってきたら掃除しよう。
 部屋の鍵をしっかりと閉めて、街に繰り出した私が向かうのはもちろんあのお店。オーナーは居るかなぁ?
 自転車をここにそのまま置いて帰ってしまったため、いつもより時間が掛かってしまったが、私が店の近くに来たときにちょうど従業員の子が一人、店から出てくるところだった。
 私はわざと彼女に見つかるようにして、店へと近づいた。すると予想通り彼女が私を見て驚いたように目を見開くと、こちらに駆け寄って来てこう言った。
「ねぇ、あなた確か昼間ここで清掃してくれてる人だよね?! 何かオーナーが昨日大騒ぎしてたわよ、あなたを捜してって」
「そうなんですか。それで、オーナーはまだ店の中に居ます?」
「あ、うん。まだ居るよ。ほら、今日と明日は月に二回のお休みだから私が最後にお店を閉めることになってたんだけど、なんかまだオーナーは仕事があるらしいから残るって」
「あ、良かったぁ」
 私は安心した素振りを見せてその女の子に笑いかけた。彼女はそれからあわせるように笑いかけてくる。確か彼女はこの店に入ったばかりの新人だが、20歳になりたての女の子らしい。
一応、オーナーの方針でお酒が飲めて、親に迷惑を掛けずに済む歳になってからということで、ここで働く従業員は20歳が最低雇用条件だといっていた。
昨日までは従業員のことを考えた決まりのように思えたが、今となってはそれもおそらく警察に検挙されないために仕方なくそうしたのだろう。
 しかし私の場合は違う。昼間のお仕事と言うことで私を雇い、そして最初からこうして私をだましてお金をもうけるための算段をしておいたからあんな昼間の仕事でも多くのお金をくれていたのだ。
「あの、ちょっといいですか?」
 私はその新人の女の子を路地の方へと誘った。彼女は首を傾げて私を見ながらも頷いて着いて来てくれた。
「どうかしたの? オーナーに会いづらいのなら私が伝言だけでもしてあげるけど」
 路地の中ほどまで進んだ辺りで私が立ち止まると、彼女が私の背中に向けてそう声を掛けた。そんな面倒な手間は必要ないですよ。
「いいえ、大丈夫です。あ、服にゴミが付いてますよ」
 私は振り返って彼女にそう告げると、少しずつ彼女との距離を縮めた。彼女は驚いたように、服を確認し始める。
 そしてそのまま私がすぐ目の前まで来たところで、やっとこちらに顔を戻した。
 私は彼女に笑いかけて、そしてその唇に自らの唇を押し当てた。と、同時に身体に腕を回して彼女の動きを封じる。ゆうより年下なのに華奢な身体つきなのは、やはり生き方の辛さが違うからだろうか? 
というより彼女の胸はゆうのものより貧相で、身体に密着している分余計にそう感じてしまうのだろう。
「んんんっ!? んんっ! んんんんっ!」
 彼女が必死に私から離れようとするが、逃がしてあげるつもりはない。私は彼女をあやすように笑うと、ゆっくりと浸入を始めた。
「んんっ?! んんんんんっ!」
 彼女の口の中に浸入した寄生体の私を彼女は拒もうと必死になっている。そんな必死になっちゃってもだ〜め。
980名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:53:39 ID:WA9DI9va
(1−23)


「んぐっ!? んんんんんんんっ!」
 私はそんな彼女の抵抗をあっさりと通過すると、彼女の口から本格的に体内へと浸入を始めた。曲がりくねった彼女の中をどんどん私が支配していく。
「ん……んんっ……んぁっ」
 そして段々と彼女の顔が光悦としたものになっていき、しまいには私を自ら体内に招きいれようと私を美味しそうに飲み始めている。
私はそれを見て彼女の身体を拘束する目的のものから、抱きしめることが目的のものへと変化させて、ひたすらに私を飲んでいるその頭を優しく撫でた。
いつかゆうが私にそうしてくれたように。すると彼女も私を抱きしめてくれた。
 そして彼女の身体に私の寄生体が十分に浸透したところで、私は彼女を「食べはじめた」。
「んんっ? ……んんっ……んっ」
 彼女は溶解が始まった自分の身体に少し驚いたようだったが、それもすぐに消え失せたようで私の舌に自分の舌を絡めたり、唾液を美味しそうに飲んだりしていた。
細胞をいじることによる変化なので、痛みを伴うことはない。それと同時になるべく快楽を感じるように神経に信号を送ったりしている。
 そして彼女の身体が段々と私の寄生体と同じように緑色の身体に変化していく。顔は私に絡めていた舌も、だらだらと解け始めてきた。
 私はそれを見計らって、彼女の身体を今の宿主であるゆうの身体に口から取り込み始めた。吸い込まなくても口から勝手に浸入してくるそれを私は気持ちよく迎え入れていた。
 やがて私を抱きしめていた腕の部分の感触もなくなり、履き手がいなくなった黒いニーソックスがへたりとハイヒール居の上に落ちた。
 そして最後に白と黒のワンピースがその上に落ちた。
「んぁ。……あはははは、美味しかったよ。ごちそう様」
 私は唇を人差し指で拭うと、そこに付いた彼女の身体のわずかな残り部分と彼女の唾液を、ぺろりと舐めて彼女を一滴残らず「食べ終えた」。



「すいませんオーナー、忘れ物しちゃいました!」
 私は頭を掻きながら店の中へと入った。カウンター席に座っていたオーナーはケータイをいじりながら忙しそうな顔をしていたが、
私がそう言うと少しだけ笑って、ウィスキーが入ったグラスを傾けた。カランとグラスの中の氷が音を立てる。
 私は頭を下げながらその後ろを通り、控え室に入って目的のものを捜した。
 うん、こんなものでいいでしょ。
 私はそれを見つけると、片手に持ち上げて身体の後ろに隠すように持って控え室を出た。
981名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:55:19 ID:WA9DI9va
(1−24)

「忘れ物はちゃんとあった?」
「あ、はい。ありました」
 私は空いている手を頭に当てて、そのまま頭を軽く何度か下げた。オーナーは少しだけ安心したように笑って、再びケータイをいじりはじめた。
 それを見た私はゆっくりとオーナーに近づく。彼女には私がその先のドアに近づいているように思えるだろうが、そこを私が再びくぐるのは少しだけ先になるかな。
 オーナーはそのまま私に気付かないままケータイをいじくり回し、私はもうその身体の横までやって来た。見ようとすればケータイの文字すらも見えそうだが、それはまだ先だ。先に、やることがある。
 そして私はオーナーの背後でピタリと足を止め、彼女の方へと向き直って顔だけ元に戻った。
 私が持っていたものを振り上げ始めたそのとき、オーナーがこちらを振り向きながらこんな間抜けなことを言っていた。
「あれ……その服って、ゆうちゃんがよく着てたやつじゃ」
 言い終える前に高そうな赤ワインのビンが彼女の頭を直撃し、破片が赤い雫を反射させながら四散していく。
 彼女は体勢を崩して椅子から転げ落ちながら悲鳴を上げた。カウンターのへりの向こうへと携帯電話機が消えていく。後でしっかりと回収しよっと。
「くあああああああっ! ちょ……っと、ううっ、どう……したの……?」
 頭を抑えながらゆっくりとした動作で彼女は私を見た。先ほどとは顔が違う私を、視界に捉えた瞬間、彼女の目がどんどん大きく開かれていく。
「ゆ、ゆう……ちゃん?! なんで……? さっきまで……そこには……」
 私はにっこりと笑うと、今度は身体を元に戻して、顔をさっきの新人、つまり源氏名で「あやか」ちゃんと呼ばれる子のものに変化させた。余裕があったシャツの服の部分が、大きくなった胸に押されてに苦しそうに膨らんでいく。
「なん……なの? いえ……今は……そんなことより」
 オーナーは頭を振るうとゆっくりと身体を動かして頭を地面にピタリとつけた。そう、それはいわゆる土下座という体勢だ。さてさて、一体どんなつもりでしょうか。
いや、分かってる。そうやって命乞いをするんでしょ。昼間のドラマでそういうのよくやってますよねー、そういうの。
 私は肩をすくめながら顔を元に戻して、ゆうの身体と顔でその腹を蹴り飛ばした。
「ぐぅう! うげぇ、げぇ……ごめ……んなさい、ごめんなさい」
 蛙のようにひっくり返ったのに先ほどの土下座体勢をしようとしているのか、身体を起き上がらせようとしながら今度は言葉までつけてきた。なんていう外道なんだろう。
あそこまでゆうを傷つけておいて、あなたはまだ謝れば自分を殺さずにいてくれると思っているんだ。
 私はその強欲さに呆れながらもあまりに見苦しいので、手っ取り早く終わらせようと、手の指紋をあやかのものに変えてから彼女が転がった椅子を持ち上げて、オーナーの胸の少し上辺りを片足で踏みつけて動けないようにした。
「ごめん……なさい。ごめ……んなさい」
 その間も彼女は私に向かって謝り続ける。目には涙まで浮かべて、まったく持ってあなたは演技派なお方だ。その特技で私もゆうも騙したんですね。
 私はもうため息を吐くほどあきれ返り、そして一思いに持っていた椅子をオーナーの頭に向かって振り下ろした。彼女は目を見開く間も、悲鳴を上げることさえ出来ずに息絶えた。
982名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:58:46 ID:WA9DI9va
(1−24)

 達成感に浸るまでもなくその椅子を床に放り投げ、私はカウンターの向こう側へと回りこみ、携帯電話機が落ちていったであろう場所に移動した。
 そこで私が目にしたのは、シンクの中に置いてあったアイスペールの中で浮かぶ携帯電話機だった。……どうやら氷が溶けてしまって中身がほとんど水になってしまっていたようだ。
 私はそれをゆっくりと持ち上げると真っ黒な液晶を目に入り、何度か起動方法を試してみたが、その液晶画面に光ることはなかった。
 拳を握り締めながらも、どうしようもないことは私自身がよく分かっていた。ゆうとあやかの記憶にパソコンを忙しくいじくるオーナーの姿もあるが、残念なことにゆうもあやかもパソコンの動かし方を知らないようだった。
これではあの中にゆうを襲った者の手掛かりが存在していても意味がない。
 背に腹は変えられずとも、床に倒れている外道の身体を「たべる」ことは絶対にしたくなかった。こんな奴の姿かたちと記憶が残ると思ったら虫唾が走る。
 私は大きなため息を一つ吐いて、なんとかふんぎりを付けるとカウンターを乗り越えて裏口へと顔を向けた。
 その途中目に入ったウィスキーが注がれているグラスを私はオーナー投げつけた。
 バラバラに割れていく破片がオーナーの死体に降りかかる様を見ても心が晴れることはなかったが、それでもなんとかふんぎりをつけて私はオーナーの屍を踏み越え、裏口から店を後にした。


 真っ暗な部屋のベッドの上で、私は自分の身体を抱いていた。ゆう、やっぱりあなたの身体は温かいね。
 顔を上げると、しっかりと整頓された部屋が私の視界に入ってくる。ゆう、やっぱりあなたの部屋は綺麗だね。
 近くに置いてあった手鏡を手に取る。ゆう、やっぱりあなたは可愛いね。
 電話線を抜いた電話機のボタンを押して、あの日のゆうの僅かな言葉を聞く。ゆう、やっぱりあなたは優しいね。
「……だめ。もう、だめ」
 私の頬から流せなかった涙が流れる。この2週間、ずっと流し続けた温かい涙が、また流れ始めた。
「私、もうだめだよ……。何も、何もかも、もうやだよ……。ゆう……」
 抱えた膝に目頭をつけた。一人でこの部屋を見ていたら、涙が止まらなくなってしまうから。
 一体私はこれからどうすればいいのだろうか、あれからずっと私は頭を悩ませ続けた。
 もうゆうは私しか愛してくれない。人間の雄も雌もゆうはだいっきらいになってしまった。
 じゃあ、私が人間に寄生したら……彼女は私をだいっきらいになってしまうのではないか? いや……優しい彼女のことだ。きっと本心は嫌いでも私の前では笑ってくれるかもしれない。
 しかし、そんなの私には耐えられない。それに私が見たいのはそんな彼女が無理した笑いではない。
 ただ純粋で、綺麗で、可愛く、そして優しい笑顔なのだ。無理をした笑顔には、無理をした優しさしかない。
 でもこのままではゆうの身体は腐り始めてしまう。もちろん、私も一緒に。だから私はまず、彼女の身体から出て行こうと思った。
 つまり、ゆうに身体を返して私は死のうと。彼女なら私の子供を産むことに自体は、おそらく喜んでくれるはず。
 しかしだからと言って一体何が彼女に残るのだろうか? 結局、彼女が産んだ子供達も人間に寄生をしなければ生きていけない。
そんな子供達に向かって、無理矢理な笑顔を強制させ続ける人生を送らせようと言うのか? そうなったらおそらく彼女は自らの優しさに縛られ、私の子供を産み続けるために自ら死ぬことも許されない人生を送るだろう。
だからと言って、彼女に私の子供を産ませないようにして私だけが死んでも、もう何も信じられない彼女はおそらくすぐに自殺をするだろう。
 そう、なにより私の今の宿主が他ならぬゆう自身だからこそ、これらの予想は全て外れることがないだろうと確信を持ててしまった。
 そして……結局、ゆうの笑いを取り戻し、私とゆうが共に生きる手段はなかった。
983名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 00:59:53 ID:WA9DI9va
(1−26)

 だから私は決めた。
 一緒に天国に行こうと。
 私は身体をベットに横たえた。もう、実際のところ身体が重くなり始めていた。正直、ここまで早く腐敗が進むとは予想外だったが、いい踏ん切りになっただろう。
 なるべく身体が見えないように私は天井を向いて首を動かそうとはしなかった。目も閉じて視界を完全に遮る。ゆうの綺麗な指が腐り行く過程など絶対に見たくなかった。
 ……ねぇ、ゆう。私たち、天国に行ってもずっと一緒だよ? ず〜っと、ずっと。きっと、ゆうだってもう悲しい涙は流さなくてすむと思う。だって天国なんだもん。流すとしたらそれは嬉しい涙だけだと思うよ。
 あはははは、やっぱりゆうも楽しみだよね。分かるよ、分かる。だって私はあなたの痛みも、悲しみも全て知ってるんだもん。
 えっ? あまりに楽しみで眠れないって? あはは、気が早いなぁ。でもきっと天国は面白くて寝るのも惜しいぐらいな世界だと思うよ。
 だから今のうちに思う存分寝て、起きたら思う存分楽しもうよ。ねっ?
 あ、うん、ありがとう。やっぱりやさしいなゆうは。ゆうもいい夢見てね。
 じゃあおやすみ、ゆう。
984名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 01:04:12 ID:WA9DI9va
これで、以上です
何とも分かりづらいので、最後に「終」ぐらいの文字を入れればよかったのですが、
すいません。忘れてしまいました。
更にまたしても番号の割り振りミスが……。
982は本来(1−25)となります。申し訳ありませんでした。

最後に投稿するに当たって、多くの方にご迷惑をお掛けしてしまったことを心よりお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
985名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 01:20:52 ID:aSlAi305
>>984さん
新しい職人さんが降臨されたと思えば、これだけの量の新作を投下してくださるとは・・・ありがたや、ありがたや。

寄生スレで目から汗が出るとは思ってなかったです。GJ!!
これからのご活躍に期待してます。
986名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 08:00:23 ID:NDW2DEDC
>>984
投下お疲れ様でした。

なんだか、エロパロ板で久々に丁寧な言葉遣いの方を見かけた気がします。
作者さん、素でゆうちゃんに近くない?w
987名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 11:14:06 ID:LvKaCCxe
まさかこのスレで切ない気持ちになるとは…(´;ω;`)
988名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 14:01:20 ID:zoNE7Sir
長すぎて読む気しないんだが読むべき?
989名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 15:31:49 ID:z9cILScM
GJ! 感動した、なんて宿主想いなんだ…
番号は名前欄に書くと忘れにくいかも、と世話焼いてみる
990名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 15:54:57 ID:GDZO7X2d
>>988
見た方がいい、という訳ではないが、少なくとも俺にとっては良作だと言っておく
991名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 17:51:10 ID:hj5nmgCj
>>990
触らないほうがい
文面から見るとあのスレの住民みたいだから
992名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 18:19:26 ID:2UnJW9/2
あのスレ?
993名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 20:55:11 ID:Lkc/UsBr
FBX氏の魔女伝説の続き読みたいなぁ
994名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 21:41:31 ID:2Hz7rVQ/
>>984
なんだかしんみりした気持ちになった……
たまにはこういう寄生ものもいいな……
995名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 01:15:16 ID:bbR6GFZe
でもこれ多分、オーナーが男に襲わせたわけじゃないんだろうなぁ
オーナーが自慢げに可愛らしい従業員のことを話したら、ド外道が襲ったってイメージ
オーナーの「こめんなさい」とかが切なかったように感じた
996名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 02:59:11 ID:2rs8N7qN
たしかに何か裏がありそうだったな
もしかしたらオーナーを殺さなければ別の可能性があったかも・・・・・
それに雄無しで雌を作る方法・・・・・

これで終わるのは惜しいな
997名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 08:21:47 ID:jvCedzP7
>>967
エロくてGJですっ!!
998988:2009/08/19(水) 10:56:39 ID:zebrnV5s
>>991
エロパロ板はこことめだかボックスのスレにしか行ってないけど、俺どのスレの住人なの?
999名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 11:08:17 ID:jvCedzP7
栗と栗鼠かもね
1000名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 11:09:49 ID:jvCedzP7
新たな職人に寄生されて虜になる住人!!
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。