2 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 19:57:55 ID:4Vg7JK4x
これは乙では無いでありんす
、, _ /`、
|:ヽ、ー-.,_ _./:∧:ヘ
l:: ヽ_-‐'"::::::|:::,. ヘ:::ヘ
ヘ_/::::: : :..:::へ!、、_l:::::l\
. //:::::::i:::..:::i:::::::::::::\l::::}:::ヘ __
/ i::/::::-‐-|:::l:ハ:-‐-ヘ:::ヘ:::::::ヘ _,-‐'"-‐''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"7
!´lイ/i´Xー´ヽy' 7'ヘ'ヽ{:::::::::ヘ /:::::::::::::: : : : : / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄フ /
! lル l::::} ! l::::::}/::::i::::::::へ ./::::::::::::::::::: : : : : :l / /
{、`ー' :::::: ー '///!:::::::::::::ヘ l::::::::::::::::::::::: : : : | / /
`丶,ー-‐', -‐イ//;;l:::::::::::::::i:ヘ .l:::::::::::::::::::::::::: : : | / /
ヽ/ヘ// l/ へ::::::::i::::i::ハ::y::::::::::::::::::::::::::: : : :/ / /
__/ ,l ヘ┤|/\ ソr‐、i::ハ:ハ/::::::::::::::::::::::::: : : / / /
(__X_/.l {__}! X、Χ:ハA/::!:::::::::::::::::::::::: : / / / 、、.
}ー--‐t´ <>::::Vv:::::::::::::::::::::::::: : __,-' / (_ ヽ`ヽ、
_,,,_/` ̄二-X〆〉_>-.,,,____,,,,-‐'" (  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ )
\_ヘX.__./ヽ,__>-、ヘ ` ー‐‐----.....,,,__,,,......-----'''""´
" `´
尻尾にペンキつけて歩いてるだけじゃから勘違いをするでない!
これは
>>1乙ではなくて、わっちの自慢のしっぽじゃから勘違いをするでないぞ!
|\ |\
l lヽ`-‐ '´ ̄ `ヾゝヽ つ
シ~ /" `ヽ ヽ `、l つ
//, '///|! !‖ ヽハ 、_ヽ つ
〃 {_{\」」 L|l|/リ l │ |ヽ つ
____. レ!小l● ● 从 |、| )
く ノ::::::;;;;;;\. ヽ|l⊃ r‐‐v ⊂⊃ |ノハ´
 ̄ ̄フ;;;;;/ /⌒ヽ__|ヘ ヽ ノ j /⌒i !ヽ
/;;;;/ . \ /ヽ.| l>,、 __, イァ/ ///ハ
/;;;;∠___ /ヽ./| | ヽヾ、 /,{ヘ、__∧/ハ !
く:::::::::;'::::::;':::::::;'::::::7ヽ< } / l丶× / ヾ l l''ハ∨
1>>乙!
で、質問だが第1作目は誰が・・・・書くんだ!?
>>1乙
そうだなぁ…狐好きの人かなぁ、やっぱり。
ただし大穴で狼の人も有り得る。
6 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 23:39:51 ID:7o7lD4kM
前スレ998のgjっぷりに泣いたw
>>5 あ〜、そうだな。
実は俺あのエロくない感じのも好きだったりする。
狐好きの人かな?
でも、狼の人もみたいな。
8 :
狐好き:2008/11/24(月) 07:20:34 ID:11WnVNcj
>>5 >>7 ありがとうございます!
でも実はまだネタが無くて・・・・・・・・
どんなシチュエーションにしようか思い浮かばないですorz
すいません;;
そろそろ即死が怖い季節なので保守
10 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 00:23:34 ID:Nv2fSYt/
age
保守
∩∩
( ・ x ・)
, -、
((|∵|
ト- |))
>>狐好き
それは、シチュエーションをこっちが考えたら書いてくれるということか?
できたら、狐のが読みたいんだが?
ノーラが教会の神父に夜な夜な慰み者にされてる作品はまだですか?
保守
17 :
狐好き:2008/12/03(水) 16:28:08 ID:k/mNOOrR
>>14 ありがとうございます!
えっと、できる範囲のものなら書かせていただきます^^
保守
19 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 13:41:58 ID:Ich8LEGo
ほ
ろ
ろ
す
と
>>19-23 わっちはどこにも消えはせん
ぬし様よ、ちょっとは心配してくれたかや・・・?
___
,..イ,r / __
/ / }/__,イr'"´}
,. ´/ /‐''"' {"、 i}
/ ' / ヾ}
/ / / ,/ | | } ,ハ
. / / ,′ ,' / |l| | | l| | ||
,′! ′ f' /! _|」 | L」_| l!
| | l7テ_」ノノ}ノ _」|! /′
| | lr升(`` ハ)ノイ
,'│ |ヾzク マ { ',
/ ,ハ. | xxx. '丿 ヽ
. / / ム, ', -='''"""''''ヽn ヽ
/r'": :'. ヾー 、 |ノ`!、 '.
//: : : : :ヽ ヽ_......___ し'ノ': ,'.
. rく__: : : : : :.\ \-‐く ':,
′ `ヽ : : : : :\ ヾつ、 , ,',',',':,
イ`ヘ
/: :| ヽ
/ : :/ ヽ ___ _,,,:. .-: :´彡フ
_ノ\_∠: : : : : : : : :`: :-: :,:_:/彡 /
( : : : : : : : : : : : : : : `ゝ /
マ r::/: /: : | : : : : : : : : ::\ /
//: /: : : |: : | |: : |: _: : : :ヽ
ジ {/ 7|`\/i: /|:|/|´: : : : :|ヽ
〉 ,‐-‐、`|7 || |_::|,_|: : :|:::|: |
で / r:oヽ` /.:oヽヽ: :|: | :|
{ {o:::::::} {:::::0 }/: :|N
っ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ /|: : |
!? ヽ::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ::| r--ッ
-tヽ/´|`::::::::::;/ `、 ::::::::::: /: i } >
::∧: : :|: |J \ / /::i: | /_ゝ
. \ヾ: |::|` - ,, ___`-´_ ,, - ´|: : :|:::|
ヽ: |::|\  ̄/ /| |: : :|: |
創作発表にも同じスレ立てていい?
ただし向こうはエロ抜きで
それで同じSS保管庫にエロありと無しで分けて収納して欲しいんだ
どうかな?
>>26 いや、それ俺立てたんだけどさ……一緒にするの不評だったし
独立したスレ立てようかなって
ただ立てても過疎るのは目に見えてるからこことのコラボで
両方のスレが活性化したりしないかなって思ったんだけど
>>28 すでに立ってるスレのを分けるかどうかをここでされてもな
しかも他板の話しだし
>ID:q2hnNt6P
そもそも何故作者も違うような作品をまとめてスレを立てたのか理解できん
お前アホだろ、ひょっとしなくてもアホだろ
2chはお前の遊び場じゃないんだ半年と言わず4〜5年ROMってろ
>>29 他板だけど同じ狼と香辛料関連じゃないか 商会ようなの横のつながり
をスレにも……と思ったけど厳しいのかな
>>30 二次元にまでエロを求めるとは相当飢えてるなw
リアじゃまったく女に相手にされんのだろう?
フロイトの防衛機制で言えばお前みたいにエロパロに張り付く
人間は全員「代償」を二次元に求めてるんだろうなw
あーキモいキモいw
>>31 うわぁ・・・俺おかしい事言って無いよな?
作者が違う上に出版されてるレーベルも違う作品の二次創作をどうして1つのスレでやろうと思ったのかな?
ねえねえ?どうして?^^
大体お前もここのみならず創作発表板にまで張り付いてるじゃないか
エロが絡もうと絡むまいとお前も同じ穴の狢だろう?
フロイト御大の言葉を借りるまでもなくお前はアホだよ・・・いや、池沼?
なんだか酷い自演荒らしを見ている気がする
>>32 ハルヒスレもひぐらしスレも過疎ってるんだよ 人気作品のはずなのに。
だから二つ合同なら少しは人集まるかなと思ったんだ。
二つとも俺の大好きな作品だし。
ちなみに俺はここに来たのは今日初めてだよ。
三次元で性欲発散は間に合ってますから『あなたとは違うんですよっ!』
ラノベ板かどこかにSS投下スレあるかなと思って検索してたら
ここを見つけたってだけw
>同じ穴の狢
『むじな』か『ムジナ』でいいだろw 常用漢字外をネットで用いる
人間はほとんどが低学歴w
正直見苦しいからもう帰ってくりゃれ?
横繋がりとか言われても過疎ってるから、好きだからという理由でスレを立てるような人は信用できませぬ。
普通過疎ってるなら電撃総合とかファミ通文庫総合とかで立てると思うのじゃが。
煽りに反応してる時点でただの荒らしなのかもしれんがの。
>>35 > 信用できませぬ。
本物のホロなら「信用できんせん」と言うはずだ。
偽者め!正体をみせてみろ!
相談じゃなくてただの構って荒らしチャンだな、これは
>>36 わ、わざとなんだからね!
ちょっぴり猫被ったホロを表現しようとしただけなんだからぁ><
>>34 ハルヒスレは昔は凄かったんだよ昔はな……
>>40 まあ、このスレがどこの板にあるかって考えれば、
創作発表のことなんて言ってないことくらいは解るだろ。
ほんと、帰れ。
ハハハハハハ!!!!
俺の正体は神戌様さ!!!!!!!
エヴァ板では生粋の嵐として嫌われ者だぜ!!!
ここに寄生しちゃおっかな〜ウケケw
┐(´ー`)┌
じゃあNGって事で
俺は犬であり神であり帝王だ
名前など無限にあるしIDだって変幻自在だ
46 :
ブルドッグ:2008/12/10(水) 00:15:30 ID:jDZOcq2W
こんなふうになw
それは荒らす宣言と受け取ってよろしいですかな?
冗談ですよwアメリカンジョークw
荒らすわけないじゃないですかw それじゃあみなさんさようならん☆
なんというかすごいものを見たって感じだ
昔本工場に現れた「戦士」だろ
狼の人といい痛い奴の集まるスレだな
ホロはKYに好かれるオーラでも放ってるのか
狐好きにシチュプレ〜
つ ロレはホロとであってなくて、行商人。
まぁ、いろいろあって今はエーブと仲がいい感じ。
で、エーブはロレを好きだけどロレは何にも考えてない。
エーブが必死にロレを自分のほうに向けようとする。
その後は考えてない。がんばれ!
53にならって狐好きにシチュ
エロいのを書けるかわからんが、ノーラがあの手この手でロレンスを追い詰め逆レイプってのが読みたいな。
事後にホロが気づいて嫉妬するんですね、わかります
エロいのは狼少女に。
ほのぼの系は狐好きに。
今までの例からするとこうか?
「いやー助かりましたよ、ノーラさん。さすが羊飼いというだけあって、なかなかの目利きだ」
ロレンスは買ったばかりの山羊の乳に口をつけるや否やそう言った。
口にまろやかに広がる甘味は、まさに絶品だ。
「いえ、そんな……」
ノーラは恥ずかしそうに、うつむきがちに言った。
「おかげで新鮮な山羊の乳が買えました。これを飲めばホロもきっとすぐに元気になるでしょう」
「そうだといいですね……。突然倒れたからびっくりしちゃいましたけど、今は静かに寝れているでしょうか……」
「大丈夫でしょう。部屋を出るときには既に安らかな寝息をたてていましたし」
「そうですか……」
安心したような、それでいて切ないような口ぶりでノーラは相槌を打った。
「あっ」ノーラが声を漏らした。商人らしき男の肩がノーラにわずかに接触したらしい。
「おっと、ごめんよ」
特に悪びれた様子もなく男はそう言うと旋風のごとく駆け抜けていった。
「全く困ったものですね。ただでさえ人が多いのに走り回る者がいては通行の迷惑だ」
「でも仕方ないんじゃないでしょうか?商人の方にも色々と都合があるんでしょうし……それより……」
言葉尻を濁してノーラが顔を下げる。身長差があるのに加えてノーラはローブを身にまとっているため顔がまるで見えない。
「ロレンスさん……」
うつむいたまま、ノーラは消え入りそうな声で言った。
「もう少し近づいて並んで歩いてもいいですか?」
思わず少しドキリとする。それでもロレンスは平静を装って言った。
「もちろんですよ。道幅も狭いですしね、なんでしたら私の後ろを歩いても……」
「ロレンスさんの隣がいいんです」
ロレンスの言葉を遮ると、ノーラは数歩、歩み寄って来た。
ちょうど、肩と肩が触れ合う位置。他人から見れば完全に恋仲だろう。ノーラの衣服の柔らかさが伝わる。
後ろめたくなるような感情が湧いてくるのを感じたロレンスは慌てて口を開いた。
「ところで何歳くらいの山羊の出す乳が一番おいしいんでしょうか?」
雰囲気を壊すには、食べ物の話がいい。
「どうでしょう……3、4歳でしょうか。あまり変わらない気がしますけど……。ロレンスさんは山羊の乳がお好きなんですか?」
ノーラが顔を上げた。透明な瞳に、真昼の太陽の光が差している。
「はい、好きですね。栄養もありますし」
「では他の動物の乳は……?」
「ああ、牛乳もおいしいですよね」
「他のは……?」
ノーラは目線をそらすと、賑やかな市場の方に目をやった。
「他に……ですか。例えば、他にどんな動物が?」
ノーラは口をぎゅっと結び、ロレンスを見つめている。頬が微かに朱で染まっている。
ノーラは何かを言いかけ、口を閉じ、それからまた口を開いた。
「……人間の……とか……」
58 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 00:58:17 ID:pKktv8Eb
(゜Д゜)
(^ε^)-☆Chu!!
タイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ!!
いや、マテ!落ち着くんだ!!
これは母乳の事だろ
わっふるわっふる
な・・・何の防御もできぬまに急にきた!
ホロのほろ酔い
ごめん…何でもない…
ホローできないよ
すまん…忘れてくれ…
銃弾にはホローポイントというのがあってな…
…お願いだからその銃を下してくr
エナメル加工なんですね、わかります
それは琺瑯やがな
そのギャグ、さホロおもしろくはないな
……俺が一番つまんないな
スレも序盤なのにもうホロびに至る病が……
ホロッときた
昔々、開拓時代のアメリカ
夢と希望をもった人達はホロ馬車で延々と続く荒野や森を…
…その開拓精神はついに月へと到着した。
それが、あホロ11号
実はその月はホログラムだった・・・
そして地球はホロびた
・・・目覚めよ・・・ホホロット・・・・・
へっ、ホロい商売だぜ
>>57 ひんぬーのノーラたんから母乳だなんて認めんぞ!!!
でもかまわん!続けたまえ!!1!!!
78 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 19:52:54 ID:XyA9fD7l
みんなの発言にホロホロしてきた。
(・ω・`=´・ω・)
Z^ヾ、 Zヾ
N ヽヘ ん'い ♪
|:j rヘ : \ ____ _/ :ハ;、i わ
ぐ^⌒>=ミ´: : : :": : :`<ヘ∧N: :| し っ
∠/ : : ヘ: : : : : : : : : : : `ヽ. j: :| l ち
/ /: : /: /: : : /: : : : ^\: : :∨: :| て わ
/ //: : ∧/: : : :ハ : : \/:ヽ : ',: :ハ や っ
/:イ: |: : :|:/|\: / : :_/|ヽ: :|: : :l: : l ろ ち
. /´ !: :l: : l代ラ心 ヽ:ィ勺千下 : | : :| う に
|: :|: : |l∧ト::イ| |ト::::イr'|ノ゙: | : :| l
|: :l: :小 弋少 :. ゞ=‐'/: : ;リ : :| ♪
|: :|: : 八"" r‐― V)"/: : /: : ;.;' />
Y : : : |>ーゝ _____,.イ⌒^`ーi : :八 </
ヽ{: : !: /: : /IW ,(|_;i_;|_j__j: : : : \ に二}
, 人: ∨: :/{_幺幺 廴二二ノ: : : : : : ヽ
_b≒==く: : ヾ:{__;'ノ∠ムム>‐弋 : : : : : : j: : : : '.
_b≒/竺≧=巛_>''7 | >、!: : : ハ: : : }
レ'´|/く二>{__,|x-</}: / } /∨
/;∠.___ノレ<〕__'´ ´
__厂X/XX{ ) ヾ! \ \ヘヘヘ、_
{{Zんヘ/XXXXじ |! `くxべべイ }
_∧/ん<Xx厶 |! r' ̄〈ヽ_!〈
\ L 辷ヒ二二/ |! _/\「 r┘ーヽ`} ノ}
`ヘ_`¬ヘxヘxヘxヘル^ xヘ厂: :=-: :(◯)'′
~^∀ヘxヘxヘxヘ/∀ー=-一'^ ̄´ ̄
過去スレみれん・・・・・
誰か、保管庫に狐好きのをいれてくれ!
お気にだったのにOTZ
アンケート
君は狼少女の中の人と狐好きどっち派?
ちなみに俺は狼少女派w
別に職人個人に対して特殊な感情は持ってない
保管庫においてあった作品が最萌え
ギリシャ神話のオルフェウスの小話挟んだやつは面白かった
×やつは ○やつが
投下マダー
「ぬしよ、何をのぞいておるのかや?」
「ホロ!いいとこにきた!みろ、あんなとこにお前の人形が・・・・」
「誰が作ったのかはわかりんせんが、わっちはもっと美人じゃ」」
アキバでの出来事?
確かにそこまでぺたんこではna
まだか〜
わっちわっち
狐好きにシチュがでてるけど無理せず自分の力のだせるのをだしてくれよ
応援してるわ
92 :
狐好き:2008/12/29(月) 16:22:56 ID:dSj47zmn
シチュくれた方、
>>91 ありがとうございます^^
できるだけがんばって見ますね!
93 :
狼の人:2008/12/29(月) 18:30:33 ID:Ijjkfk3B
こんばんわ。お久しぶりです。
狼の中の人です。ようやっと身辺が片付いたので、投下しに来ました。
間が空いたので、忘れてしまった方も多いと思いますので、
需要があれば、現在のシリーズを最初から投下いたします。
ま、ごちゃごちゃ言わずに投下しろって話ですよね。
エロは今回はありません。
ではどうぞ。
94 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:32:12 ID:Ijjkfk3B
森を出た時に降り始めた雨と、
日差しが傾いていたこともあって、
今はすっかり夜の帳が町に覆いかぶさっている。
そんな町をロレンスとその連れホロ、
さらにハクツラという女性が乗った馬車は、
夫が営むと言う宿を目指し、
雨でぬかるみ始めた道を進んでいく。
ロレンスは荷馬車の上で一人にやけ顔を浮かべている。
自分の常識外の建築様式の家々と、
この町の住人の服。
まさに別世界であり、そんな異国の“空気”に当てられたロレンスは、
その商人魂の慟哭を抑えられずにいた。
この町の服や物、装飾品を外に持ち出すことが出来たら、
どの程度の儲けになるか―――
様々な算段が頭をよぎる。
目立ちたがりの貴族に見せれば、
間違いなく連中の足元を見る事が出来る。
あの連中は『他に誰も持ってはいない』の謳い文句に酷く弱い。
その上この独特の風貌なら、よりしっかりと彼らの心を鷲掴みに出来る。
そうなれば、それこそ濡れ手に粟のぼろもうけどころでは無く、
望む場所に、望む大きさの店を持つことですら容易い、
“うまい”話しなのだ。
今積んでいる香辛料を、
この町の南東にある森の中の村に売り、
稼ぎを出したらいったんここまで戻ってくるのもいいかも知れない。
そう考えると、口元がだらしなく緩む。
『“うまい”物はなんだって人の口を無防備にさせてしまいんす』
ホロがいつだったかに言ったセリフが頭をよぎる。
余計に口元が緩んでしまうのをロレンスは、
ただ一人楽しんでいた。
95 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:33:01 ID:Ijjkfk3B
商売一色に染まった頭を切り替えるために、
ロレンスは何気なく、ホロのいる後ろの荷台に、
横向きで上品に座る女性を見る。
行きずりで出会ったこのハクツラという女性は、
ホロにどこか似た、神秘的な美しさを持っていた。
腰ほどまである白銀の髪。
言うまでもなく白い肌は、
空の雲をそのまま貼り付けたようだ。
白く小さい顔に浮かぶのは、
淡く紅に色着く唇、切れ目の美しい黒色の瞳。
端から端まで整った顔立ちは、
右の眼もとにある泣き黒子よってその完全なシンメトリーを崩され、
それがかえって、見事な自然の造形“美”を作り出していた。
体の方はと言うと、
見慣れぬ服によってラインこそはっきりとは見えないものの、
腹に巻いてある帯によりかかる膨らみが、
何よりピシッと閉じてあるはずの胸元を押し開き、
激しい自己主張をしている谷間が、
容易に豊満な体つきを想像させる。
もう一度ロレンスは荷台を振り返った。
横を向いていたはずのハクツラがこちらを向き、
にっこりと笑みを向けている。
これが何を意味するかが分からないロレンスでは無い。
慌てて視線をそらすが、
すかさず追撃が飛んでくる。
「ふふふ。別に好きなだけ眺めていていいのよ?
お姉さんこれでも、こう言う事は慣れっこなの」
頬に右手を当て恥ずかしそうに、
でもどこか楽しそうに見える表情。
一つ一つの挙動がいちいち妖艶なハクツラの振る舞いを見て、
ロレンスは確信した。
人をドギマギさせ、その相手の反応を楽しむ。
“間違いなくホロと同じような人種である”と。
であるならば、ロレンスにも多少はやりようがある。
経験はかくも偉大なのだ。
ロレンスは前を見たままやりとりを続ける。
96 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:37:00 ID:Ijjkfk3B
「あ、これはすみません。
ついまじまじとその“服”に見入ってしまいました。
成程。慣れっこ、と言う事はその柄は、
ここでは大変人気のある柄なのですね」
余裕の表情を見せ、応えるロレンス。
ロレンスの言葉を聞きほんの一瞬驚きの表情を浮かべたハクツラだが、
すぐにそれを押し殺すと、
静かに元の落ち着いた表情に顔を戻した。
「そうなのよ。町の男の人は大抵私の着物を見るのだけれど、
私が目を向けると、とたんに皆目を背けるのよねぇ。
丁度今のロレンスさんと同じように。
何かやましい事でもあるのかしら?」
「私は物珍しさに眺めていたので、
この町の男の人がどんな目的で眺めるかは分かりません。
が、目を背ける理由は何となくわかります」
「それ、興味あるわね。
一回でいいから男の人の口から聞いてみたかったのよ。
ねぇ、どうして目を背けるのかしら?」
「それはハクツラさんがあまりにも美しいからです。
目を向けられた人間はみんな照れて、
つい目を背けてしまうんですよ。
誰だって昂揚してしまった赤い顔なんて見て欲しくないですからね。
それが昂揚の対象ならなおの事です」
「うふふ、嬉しい事を言ってくれるわぁ。
成程、男って随分かわいいのねぇ。
でも、おだてても何も出ないわよ?」
「ええ、もちろんです。
私もこれで商人のはしくれですからね。
この町へ来て右も左も分からない私達に宿を案内して下さる方に、
これ以上何かを望んでしまっては、
それこそ無礼に他なりません」
「あらぁ、見た目通り真面目なのね。
でもおねぇさん、真面目過ぎるのは関心しないわ。
この着物位はじっくり眺めさせてあげないこともなくってよ?」
97 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:40:19 ID:Ijjkfk3B
首筋に感じる、ぞわぞわとした感覚。
すぐにでも振り向いてしまいたい衝動が、
ロレンスの中に突き上げてくる。
普段ホロの色香に中てられているロレンスでも、
一瞬だけ惑わされてしまいそうになる。
それほどこのハクツラという女性は色気の使い方がうまいのだ。
「それとも…」
少しの布ずれ音と共に近づく気配。
「…それとも、あなたも照れて顔が見れない口なのかしらね?」
突如耳元で囁かれる、今まで全く違った類の声。
だが、ロレンスは全く動じずに、
前を見たまま言葉を返す
「いいえ、貴女には少し失礼ですが、
残念ながら私の場合はそうではありません。
本当はその服をもっと眺めていたかったのですが、
ふと、ある噂を思い出しまして。
それで、慌てて目を逸らしてしまったのです」
「噂?…へんねぇ、私何か噂されるようなことしたかしら?」
「いえいえ、ハクツラさんではなく服に関する噂です。
随分前に酒屋の看板娘から、
こんな話を聞いたことがあったんですよ。
『お店に来る男の人が皆、私の前掛けを穴が開くほど見るから、
穴が空いてしまって、繕うのが大変でしょうがない』と。」
完全に不意を打たれ、ハクツラは開いた口が塞がらない。
それを尻目にロレンスは続ける。
「もし、ハクツラさんの服にも穴が開いてしまうとすれば一大事です。
人気のある柄だそうなので、いくらするのか市井の商人である私には、
皆目見当がつきません。
ですので、万難を排するために「目をそらした」」
ハクツラが割って入る。
話に割って入ったと言う行為の意味―――
それを理解したロレンスはすぐに後ろを向き、
ハクツラの表情を確認する。
案の定俯いて長い髪を力なく垂らし、
肩を静かに震わせていた。
ロレンスの口を、なにか苦いものが広がる感覚が襲った。
そして『やりすぎた』ことを詫びようとした、その瞬間。
98 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:41:03 ID:Ijjkfk3B
「っぷ、あはははははははははははははっ!」
腹を押さえ、片手で荷台をドンドンとグーで叩き、
大きな笑い声を上げる。
「あ、あははははっ!く、くるしい――っ!」
「だ、大丈夫ですか?」
「へ、へいき!も、もう大丈夫よ。
あー可笑しかった!久々ね、こんなに笑ったのは。
良いわねあなた達、気に入ったわ。
特に貴方、私の言葉に動じるどころか、
そんなヨタで返されるなんて思ってもみなかったわ。
ホントびっくりしちゃった。
これでますますあなた達を、
宿に泊めないわけにはいかなくなったわね」
眦に溜まった涙を袖で拭き取るハクツラの後ろで、
毛布がブルブルと小刻みに震えているのがロレンスの目に映る。
町に入ってからロクに構ってやれなかったので、
性欲面で少し心配だったが、どうやら笑う位の余裕は有るようだ。
それでもやはり、早く楽にさせてやりたいと願うのは、
“夫”としての責任感や義務感では無く、
単純に“旅の連れホロ”への思いやりに他ならない。
「ではハクツラさん、せっかくですので、
貴女の好意に甘えさせて頂きます。
この町に居る間はずっとあなたのご主人の宿でお世話になる事にします。
そこで、早速ですが着いたらすぐに寝床と、
あと何か食べやすい料理をお願いします。
最後に、大きい桶を貸して頂ければ幸いです」
「任せといて。どれもお易い御用よ。
…ねぇ、毛布にくるまっている所や、
今の話を聞くと、お連れさん具合悪いみたいだけど、大丈夫なの?
何なら医家の方でも、お呼びした方がいいかしら?」
「いえいえ、そこまでしてもらっては悪いですよ。
ですがお心遣い、ありがとうございます。
連れに今、一過性のモノが来ていまして。
もう少しで終わるのですが、
少し慎重になっても悪い事は無いかな、と」
「あー、そう言う事だったの。
確かにあれは厄介だわ。
それなら、尚更腕によりをかけて体に良いものを、
作ってあげちゃうわ。
それにしても、
よっぽどお連れさんの事、大事なのね。
なんだかちょっと妬けちゃうわ」
99 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:42:19 ID:Ijjkfk3B
「ええ、この世で一番大事な女性ですからね。
昔、自分の夢と天秤に掛けた事がありましたが、
私はこの連れと共に在る事を選びました。
私にとっては、それほどに大きな、
本当に大きな存在です。
ただ、私自身が、がめつい商人なんて職業ですから、
やはり『類は友を呼ぶ』と言いますか、
多少図々しさで手を焼く事はありますね」
言葉の直後ロレンスの後頭部に視線が刺さる。
間違いない。数え切れないほど浴びたこの視線。
ホロだ。おおかた自分の事を肴に会話が進んでいるので、
面白くないのだろう。
『多少の無茶は覚悟しないとな…』
ロレンスは心の中で自分に言い聞かせ、頭を話に戻す。
「んー、もうっ!わかってないわねぇ。
図々しいって事は、
『この人はここまで言ってもちゃんと応えてくれる』
って信頼されてるって事なのよ?
大げさにいえば甘えてくれてるんじゃない。
貴方に甲斐性がなきゃ絶対してくれないんだから、
むしろ喜ぶべきよ」
「そう割り切れればいいのですが…
何分、何年も数字とお金が恋人でしたから。
それに、お金と気持ちの相場は、
ある日突然変わることもあるので難しいところですね。
まぁ、今の話はありがたい助言として受け取らせていただきます」
「うーん、なーんか最初に会った時から引っかかるのよね。
その余裕。どうしてかしら?
腹が立つと言うか、気に入らないと言うか…
ま、いいわ気にしないでおきましょう。
あ、そこの角左ね。
あともう少し行ったところにある別の角を曲がれば宿はすぐよ」
「え?ハクツラさんさっきここ通りましたよ?」
「嘘よ、そこの角を曲がれば…あれ?
……ごめんなさいね。
道、分からなくなっちゃったみたい」
遠くから『ゴーン』と重い音が鳴り響く。
悪びれる様子もなくしれっとそんな事を言うその姿は、
先ほどのロレンスの見解通り、誰かさんにそっくりであった。
100 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:43:17 ID:Ijjkfk3B
■ □ ■ □ ■
ハクツラの案内によって“少し”よりも、
大幅に遅れて一行は目的地に着いた。
その宿は城壁を背にひっそりと佇む二階建ての立派な造りだった。
どっしりとした印象の宿は横幅が広く、
右側に隣接する建物との間に馬車が通れる程の門があり、
おそらく奥は簡素な荷揚げ場のような場所へ続いているのだろう。
それにしても、正面からみると随分風情のある趣だ。
この町特有の三角の屋根と、
その上にびっしりと敷き詰められた“タイル”の様なものが特徴的。
入口の上には看板が飾ってあり、しっかりとした字で文字が書かれている。
が、異国の文字で書いてあり、読む事が出来ない。
その広く開いた入口の両脇には動物のひげのように、
背丈の長い草が括り付けてあった。
さらに何か切れ目の入ったカーテンのような物が垂れ下がっており、
中が見えにくくなっている。
そんな不思議な建物が今回の宿だった。
宿に着くとすぐにハクツラは二人に
「夫に話を通してすぐに右の門を開けてもらうから、
右の入口から裏の荷揚げ場に馬車を停めて待っていて頂戴。
そこに夫が来たら、
馬車から宿に運びたい荷物を遠慮なく言ってあげて。
言えば、みんな部屋に運んでくれるから。
じゃあ、またあとでね」
と言うと、白銀の髪をなびかせて宿の中に駆けて行った。
ハクツラが宿の中に消えてから、
少しも経たないうちに右の門が重い音を立てて開いた。
言われたとおりに馬車を右手の小路から、
宿の裏手に進める。
正面からでは分らなかったが、
この宿は縦も結構長い。
裏手に着くと馬車一台は余裕を持って停めておけそうな、
屋根つきの荷揚げ場があった。
馬車を荷揚げ場に止め、
なかなか立派なものだ、と
髭をなぞりながら眺めるロレンス。
101 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:43:55 ID:Ijjkfk3B
『いつか自分もこんな立派な店を…』
頭の中でついついぼやいてしまう。
後ろで鳴った門が閉まる音が、妄想ロレンスを現実に引き戻し、
それと同時に足音が近づいてくる。
足音の主は馬車の横を通りすぎ、
荷揚げ台によじ登るとこちらを向いて一言。
「よく来たな」
無愛想で、寡黙な顔つきの40代の男がぺこりと頭を垂れた。
男の背はロレンスよりも頭半分高く、
体はがっしりしている。
宿の主人ではなく、
どちらかと言うと用心棒の方が似合いだ。
だが、そんなホロで言う所の『良い雄』であるだろう印象は、
身に纏った桃色の半被が全て台無しにしてしまっている。
あんまりにも不似合いなので、
自然と顔が綻んでしまう。
そんなロレンスの顔を面白くなさそうに男は睨み、
軽く拗ねる様に鼻息を吐いた。
「ふん…紹介が遅れたな。
俺がこの宿、“春風館”の持ち主だ。
名はゴンゾ。呼ぶときはゴンでいい。
お前たちの事は家内から聞いた。
確かお前が…」
「ロレンス。こっちの毛布の中で丸くなっているのは、
連れのホロです」
「そうか。
では、よろしくロレンス」
「こちらこそ、お世話になります。ゴンさん」
挨拶代わりの握手を交わす。
握ったゴンゾの手は、厚くゴツゴツしていた。
これだけで、どれだけの苦労があったのかが簡単に読み取れる。
「早速だが俺は何を運べばいい?
先に言っておくが、
馬車の荷物の盗難の心配はしなくていい。
この町の人間で盗みのリスクを知らない人間は居ない。
外から来る人間に関しても、
入る時に自分たちが持っていたもの以外で、
外に持ち出せるものは限られている。
だから安心して置いておいて貰っていい。
まぁ心配なら部屋まで運んでやるがな。
どうする?」
102 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:44:36 ID:Ijjkfk3B
荷馬車の行者台と馬の間に板を掛け、
荷揚げの準備に入る。
馬の方は奥のスペースがそのまま納屋になる仕組みだ。
無駄が無く、よく考えて作ってある。
「そうですね、
ではここは貴方を信用して商売道具は置いていきましょう。
持っていくのはそこの袋3つだけでお願いします」
「わかった。運んでおこう。
何、心配するな。宿を開いて8年になるが、
一回も盗難にあった事は無い。
大船に乗った気でいてくれ。
あんたらの部屋は二階の通り沿い、
ウチで一番の部屋だ。
母屋に入れば家内が案内してくれるだろう」
「わかりました。
ですが先に代金の方を「それには及ばん」」
「後でいい。
家内があれだけ他人を買うのは珍しい事だからな。
あんたらの事は信用している。
部屋に入ってひと段落したら、
一階の番頭台に来てくれ。
代金についてはその時だ」
「そうですか、ではお言葉に甘えて先に失礼させて貰います。
ホロ、行こうか?」
毛布に話しかけると、
ホロは毛布をローブのようにかぶり、
幽霊のような恰好で顔を隠したまま立ち上がった。
毛布の隙間から一本腕を生やし、
何もいわずロレンスの手を握る。
ロレンスはため息を1つ吐くと、
ホロの手を引き馬車から荷揚げ台に移った。
「む、そうか…言ってなかったか。
ロレンス、すまないがここでは靴を脱いでくれ。
この町では家の中は基本的に土足厳禁だ。
慣れないだろうがここのルールなんでな」
「あ、それはすみませんでした!
すぐに脱ぎます!」
慌てて靴を脱ぐロレンス。
ホロも、うずくまってもぞもぞ動き、
再度立ち上がる。
毛布と地面の間に白い足と、
チョンと並べられた革のブーツが見えた。
103 :
兆しの街2章:2008/12/29(月) 18:55:16 ID:Ijjkfk3B
「靴は正面玄関の方で預かっておく。
外に出たかったら、いつでも言ってくれ」
言われる通りに靴と荷物をそのままにし、
ホロの手を引きながら短い渡り廊下を歩く。
廊下の先にある木製のドアを開けると、
見慣れた女性が目の前で座っている。
先ほど馬車で話していた人物とは、
まるで別人のようなハクツラがにっこり笑ってそこに居るのだ。
服は赤を基調とした艶やかな物に変わり、
腹の帯は黒と白の模様が入り腰のくびれを意識させる。
長い白銀の髪は髪飾りで留められ、
馬の尻尾の様に後ろに垂れている。
「いらっしゃいませ!
ようこそ、春風館へ!」
とびっきりの笑顔での出迎え。
あまりの豹変ぶりに思わず立ち止っていると、
後ろからゲシゲシと、
ホロが蹴ってくる。
それをいなしながら、ハクツラの後に追いていく。
ロレンスはこの宿が大きくなった理由が、
なんとなく分かった気がしたのだった。
□ ■ □ ■ □ ■ □
投下終了です。
これから二章程会話が増えてきます。
エロも無しですので、興味が無い方はスルーして下さい。
トリップを付けると荒れるようなので外しました。
NG登録は兆しの街でお願いします。
マジでオリジナルキャラの扱いが激しく難しくて、
ちょっと後悔してます。
明日にも続きはうp出来そうなのでまた来ます。
支離滅裂な内容ですが、この辺で失礼します。
ではまたノシ
和風?ですか とりあえず乙
105 :
狐好き:2008/12/29(月) 21:18:17 ID:wwJxuTgd
狼少女さん乙でした!
とてもおもしろかったです^^
106 :
狐好き:2008/12/29(月) 21:39:57 ID:wwJxuTgd
「はぁ、ぜんぜん儲からなかったなぁ。今回の商売………
まだ、宿をとっていないが今日は馬車で寝ることになるかもしらんな」
行商人ロレンス、今日もまた全然儲からなく困っていた。
「昔どこかで聞いた話では人は信じれば救われると言っていたが、あれはうそだな。
次は儲かると信じているのにまったく儲からないじゃないか。」
「おい、今日の仕事は終わりだ。」
「あぃよ〜」
「毎日毎日仕事ばかりで疲れるな。たまにはいいことでもあればいいのに」
ふと窓の外を見たエーブの目にあるものが目に入った。
「あれは・・・・ふ。神様ってのはほんとにいるのかもしれないな。
会いたいと願えば本当に合えるとは。たまには感謝しないといけないかもな。」
女商人エーブ現在片思い中。
>>53さんのシチュを少しやらせていただこうかと思いましたがなかなか難しいです--;
出だしはこんなものでいかがでしょうか・・・・?
>>103 乙です、続きを期待してますよ
>>106 このあと速攻でエーブとエチして、ラブラブ行商に入ってはどうでしょうか
原作のような描写を2ちゃんでやると長すぎるし嵐を呼びやすいので
108 :
狼の人:2008/12/31(水) 00:07:57 ID:CWinfv4e
こんばんわ〜。
続きを投下しに来ました〜。
ここからしばらくエロは無いです。
また、レスに頂いた通り、
和風の街が今回のテーマです。
なので、受け付けないと言う方は、
スルーしてやって下さい。
では投下します。
二人は表の通りが見える、
窓付きの部屋に通された。
廊下から部屋に入ると色々なものを置く小さな部屋が一つあり、
その奥が客間になっていた。
それぞれが“ふすま”と呼ばれる引き戸で遮られている。
客間の隅には木の大きなたらいが一つと、
白いサラシが山のように積み上げられてある。
反対側の隅では、紙で四方を囲まれた炎が、
仄かで、優しい灯りを部屋に灯している。
その隣には丸いテーブルの台が立てかけられてあった。
部屋の真ん中にはベッドの上の部分だけ切り取ったような、
“布団”が二組敷いてあり、その片方の上では、
すでにホロが丸くなっている。
びっくりなのは部屋の床だ。
青草の匂いのする板状の物が敷き詰められ、
部屋の中に居る感じがしない。
が、最近は馬車で寝ることが多かったので、
むしろこの方が不思議と落ち着く。
少し開いた窓から流れてくる雨の音が部屋の温度を下げる。
これから暑くなり始める今の季節には、
少し肌寒い位だ。
荷物も無事部屋に運び込まれた。
荷物を運び終えたゴンゾが部屋を去る時に、
夕食について説明してくれた。
「基本的に食べたくなったら、
言ってくれればいい。
ここに泊まる客の中には、
この町の珍しい食い物を食べたがる奴も多いから、
外で済ます連中もいるんでな。
この宿で食いたい奴の分しか作らない事にしてるんだ。
全く、俺から言わせればもったいない。
家内の料理はこの町一番の旨さだ。
あんたにもぜひお勧めさせて貰うよ。
それとな、夕食の出せる門限がある。
すでに聞こえたと思うが、
この町には時間ごとに鐘が鳴る。
あと少しでまた鳴る筈だから、
そこから数えて3つ以内に言ってくれないと飯は出ない。
以上だ。じゃあな、ごゆっくりどうぞ」
そう言ってゴンゾは部屋を出て行った。
外では雨が地面を打つ音が続いている。
その音を聞きながら動かなくなったホロの“塊”の側に腰を下ろす。
「ホロ?具合はどうだ?」
返事が無い。疲れて眠ったのだろうか?
発情期は平常時からあれだけ興奮しっぱなしなのだ、
疲れない方がおかしい。
ましてここは揺れる馬車の上では無く、宿の中。
ロレンスとしては、
頼んででもホロには休んでいて欲しかった。
「そっか、疲れたもんな。
よく頑張ったな、ホロ」
塊を上から一撫でする。
「俺はちょっとゴンさんと話すことがあるから、
一階に行ってくる。
すぐ戻るから、待っていてくれ」
立ち上がってふすまの方へ行き、
ホロの方へ振り返る。
すると、今の今まで出ていなかったのに、
布団から尻尾が毛布からはみ出していた。
ロレンスは今日何度吐いたか分からない溜息をまた一つ吐いた。
「相変わらず綺麗な毛並みだ。
そういえば、
これから毛の生え変わりの季節だな。
戻ってきたらゆっくり手入れをしようか。
いいだろ?ホロ?」
構って欲しいなら、
狸寝入りなんかしなければいい。
なんて言葉は当然出る訳もなく、
ホロのして欲しい事を実行する。
すると、尻尾は引っ込み、
代わりに手が一本にゅっと生え、
ひらひらと手を振り『いってらっしゃい』
と合図を送る。
それを見ながらロレンスは
『俺もまだまだだな』
と、ガシガシと頭を掻きながら部屋を後にした。
□ ■ □ ■ □
勾配のきつい階段を降り、
一階の玄関にある番頭台に向かう。
着くとそこにはゴンゾが座り、
台帳にさらさらと何かを書いているところだった。
「お仕事中すみません。
先程のお代の事で話に来ました」
「そうか…部屋は気に入ったか?」
「ええ、文句無しです。
部屋も青草の良い匂いが気に入りました」
「ほう、あんた畳の良さがわかるのか。
嬉しいねぇ。
服装から察するにあんたらは、
西の方から来たんだろう?
なら、お代はトレニー銀貨で23枚分。本来なら30枚取るところだが、
負ける代わりに一個条件がある。
5泊する事。これだけだ」
銀貨23枚はちょっと高いが、
今のロレンスには何の問題もない。
馬車を買い替えたとはいえ、
ローエン商会の方にはまだトレニー銀貨にして4000枚ほど預けてある。
それよりも、条件の内容がロレンスにはピンとこない。
「お代の方は大丈夫ですが、
5泊の意味が分かりません。
なにかあるのですか?」
「なんだ?
“天狐祭”を見に来たんじゃないのか?
二日後から、二日二晩に掛けてこの町では毎年恒例の祭りがある。
当然、外からも人が沢山流れてくるんだがな、
どうも連中は信用が出来ない。
それに、ガラの悪いのが泊まりに来てもつまらん。
そこへ偶然あんたらが来た。
ウチに泊まれる客はあんたらで埋まったからな。
祭りの最中に良客に出て行かれると、
部屋があまって馬鹿どもへの言い訳に、チト困る。
それだけだ」
「ほう、祭りですか。それは知りませんでした。
私達は荷物をこの先のパンチャの村へ売りに行く所でしたので。
ですが、急ぎという訳でも無いですから、
5泊程度なら全く問題になりません。
私もこの町をじっくり見て回りたいと思っていたところですし。」
ロレンスは持ってきた袋からトレニー銀貨を24枚払った。
「おい、一枚多いぞ」
「これは、こんな良い宿へ案内していただいた、
ハクツラさんへのお礼です」
「そうか…家内への礼か。
それなら仕方が無い。受け取るとしよう」
その時丁度遠くの方から、
重い金属音が鳴り響いて来た。
「あれがさっき言った鐘だ。
夕食の門限まではあと二つだからな」
「ええ、分かりました。
肝に…いえ、腹に銘じておきます」
ゴンゾがそのいかつい肩を揺らし、
クックと不器用に笑う。
「じゃ、今度こそごゆっくり。
ああ、そうだ明日食料を仕入れにこの町の市場に行くが、
ついてくるか?」
「それは願ってもないチャンスですね、
是非お願いします。
何なら私の馬車を使ってもらっても結構ですよ」
「いや、悪いがそれは断る。
あんたの馬車には大事な荷が積んであるんだろう?
それに俺も商人のはしくれだからな、
客の商売道具を使って商売はできない。
行く時は歩きだ。
荷物の運び方については明日のお楽しみだ。
市場に行けば、馬鹿でも分かる」
「ほう、それは興味深い話ですね。
楽しみにしておきます。
では、連れの事もありますので、
この辺で失礼させてもらいます」
「そうか。まぁ、何か入用があったらここに来い。
寝るまで俺はここに居る」
ロレンスはそれに会釈で応えると部屋に戻った。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □
部屋に戻り、小部屋を抜け、客間のふすまを
慣れない手つきで開ける。
「……!?ホロ?」
ホロがいない。
布団の上にいた毛布の塊がなくなっていた。
体中からいやな汗が噴き出す。
そして次の瞬間、ロレンスは何かを後ろから被せられ、
押し倒された。
ロレンスはじたばたと足掻き、
やっとのことで毛布を捲ると、
目の端を釣り上げ、牙を見せて睨むホロが、
陣取る様にロレンスの上に乗っていた。
耳がいきり立っているので、
怒っているのだと簡単に判る。
「ホロ?なんだってこんな…んむ!?」
ロレンスの抗議は口付けによって1秒足らずで、
終了してしまった。
長く、乱暴で、どこか投げやりなキス。
やっとのことでその口を離したホロが、
急ににっこりとほほ笑む。
そして、その表情のまま右手をスッと構え、
ロレンスの左の頬に振り下ろした。
「いたっ!」
快音と共にロレンスの頬に衝撃が走る。
状況が分からないままのロレンスに、
さも当然と言わんばかりのホロが迫る。
「この裏切り者!」
「裏切り?…ああ、ハクツラさんとの事か?
待ってくれよ、あれは「黙りんす!」」
「全く、本当にたわけた旦那様じゃ。
ぬしの髪に対する歪んだ癖には、
わっちも呆れてものも言えなくなってしまいんす。
金髪だけかと思っておったら、次は銀かや!?
そうじゃよな、ぬしは“がめつい”商人じゃから、
金の色が大好きなんじゃろ?
この分じゃと、当分わっちの銅の様な色の髪は、
見向きもしてもらえ無さそうじゃな」
それだけ言うとホロは毛布を巻き上げ、
さっさとロレンスの上から退き、
布団の中に潜っていってしまった。
わざとらしい文句に、態度。
分かっている。ホロの構ってのサイン。
おそらく誰もがめんどくさいと言うだろう、
この仕草とやりとり。
それを楽しいと感じているのだから、
「仕方ないか……」
そう呟いてホロの側に腰を下ろす。
「不安にさせて、すまん」
謝りながら布団の上から撫でる。
布団の下ではホロがもぞもぞ動いていたが、
やがて、撫でる手の下に触り慣れた感触の物が来る。
小さくて形のいいホロの頭。
全く、肝心なところではちゃっかり甘えてくるから、
可愛くて仕方が無い。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □
遠くでまた一つゴーンと鐘の音が響く。
ホロの塊と共に一人布団の上に佇むロレンス。
無言の時が過ぎていく。
部屋の仄かな灯りとここ最近気を張っていた疲れからか、
ロレンスがうとうとと夢に誘われ始める頃に、
ようやくホロが言葉を発した。
「……ぬし?」
「…んあ?……ああ、悪い、うとうとして、
聞いてなかった。今、何か言ったか?」
「んむ。どうやら宴も酣らしくての。ほれ」
布団から上半身だけを出してきたホロが、
俯いて表情を隠したまま、
ロレンスの手に布を手渡す。
それは町に入る前に、
服の汚れ防止にホロの下着の中に入れておいた物だった。
その布に付着した少しの黄色い染みと赤黒い染み、
そして鼻を突く腐臭がホロに生理が来た事を告げていた。
「すまぬ。…実らんかった」
声と同時に顕わになったホロの表情は、
悔しそうで、
そして…とてもすまなそうだった。
実っていないという事実は、
発情期が来た時点ですでに9割がた分かっている。
それにあと少しすれば、またチャンスは訪れる。
これが最後、と言う訳でも無い。
それでも、やはりホロは最後の最後まで諦めたくは無かったのだ。
自分の寿命に比べ、人間の寿命は遥かに短い。
ホロが自分の1生の道で大股で一歩、踏み出さないうちに、
人間はその道を歩き切ってしまう。
だから、ホロは出来るだけ早く残したい。
自分とここまで深く愛を交わした人間がいた証を。
「ホロの所為じゃない。
…タイミングと運が悪かったんだ。
本当にただそれだけだよ」
ホロを両手でしっかり抱きしめる。
そしておとがいにキスをし、頭を撫でる。
ただ撫でるだけでなく、耳の中に指を少し入れ、
抜けた毛や、ゴミを丁寧に穿る。
ホロは目を細め、ロレンスが弄りやすいように耳を大きく立てる。
さっきまでの空気がウソのように、
甘く、濃厚な二人の時間。
そんなホロの頭を胸に抱き寄せて、
「だから、ゆっくり焦らずに行こう?な?
俺の知り合いに、一人目に6年かかった奴だって居るんだ。
それに比べたら俺たちなんて、全然まだまだだろ?」
抱擁に応えて、ホロもその手をロレンスの背中に回し、
顔を胸に押し当て深く、大きく呼吸をする。
ちょっと汗臭く、でもとても慣れた匂いが鼻腔をつつく。
「んむ…そうじゃな。わかってはおる。
分かってはおるのじゃがな…」
『ぐうぅーーーーーーー!』
話をさえぎる腹の音。
出所は分かっている。
ロレンスはにやつき、胸下のホロへ視線を落とす。
そこには案の定、耳まで真っ赤に染めたホロが、
必死で目を泳がせていた。
「…言いたい事があるなら早く言ったらどうかや?」
「俺はまだ何もいって無いけどな。
ホロこそ何か言いたい事でもあるんじゃないか?」
「む。ん、ま、まぁ話が無いわけではありんせんが、
それよりぬしの方はどうなのじゃ?
ほれ、何かあるならわっちが聞いてやるぞ?」
「いや俺の方は特には無いな。
お互い無いみたいだし、もういいだろ?」
「ぐ…うぅ……」
ロレンスのわざと鈍感な態度。
しかし、始めたのはホロの方なのだ。
噛み付くに噛み付けず、ついに、
「…なぁ、ぬしよ?」
「ん?まだなんかあるのか?」
「……その………腹………」
「腹?腹がどうかしたのか?痛いのか?」
確かにホロはひどい生理痛持ちだが、
出始めの今はほとんどその痛みを感じてはいない。
「…………腹が……………ぬかや?」
「腹がどうしたって?」
「あー、もう、本当に女心に疎い奴じゃ!
もう良い!わっちは腹が減りんす!
じゃから、夕食を早く頼んでくりゃれ?」
『これで満足じゃろ?』
そっぽを向くホロの態度が、
その言葉を正確にロレンスに届ける。
「ホロがそこまで言うんなら仕方が無いな。
じゃ早速頼みに行ってくるか」
部屋を出る際に、後頭部に枕が飛んできたが、
ロレンスが大げさに当たってずっこけて見せると、
ホロに半分あきれ顔でしっしと、
手でまくし立てられた。
『餌を捕ってくるのは雄の役目』
ホロのそんな言葉をふと思い出したロレンスだった。
119 :
狼の人:2008/12/31(水) 00:26:46 ID:CWinfv4e
これにて投下終了です。
駄文ですが、目を通してもらえると助かります。
なかなか展開が進まなくてすみません。
次は結構動く予定ですので、
まぁ少しは楽しみして下さるとうれしいです。
あ、次は微エロが入ります。
ではまた会いましょう。
さよなら、さよなら、さよならノシ
ロレンス&ホロへ。
次はもっと濃厚なので挑戦じゃ!
121 :
狐好き:2008/12/31(水) 14:45:23 ID:entREWCP
>>107 アドバイスありがとうございます。
エチですか・・・・・
エチシーン苦手なんですが、どなたか続きをお願いできませんか?
ほんとにすいません!
エチシーンはどうも苦手で;;
素晴らしいの
GJ
123 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 08:46:11 ID:wrGcSxT/
誰か投下しれくれ
放っておいても狼やら、狐やら、名無しやらが投下してくれるんだから、行儀良く待ってようぜ!
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
126 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 20:40:55 ID:v9TbiGFw
>>121 狐好きのこの台詞にちょっと萌えたのは俺だけか・・・・
誰かかいてやってくれ。
127 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 12:03:23 ID:TT6FmVtC
Z^ヾ、 Zヾ
N ヽヘ ん'い ♪
|:j rヘ : \ ____ _/ :ハ;、i わ
ぐ^⌒>=ミ´: : : :": : :`<ヘ∧N: :| し っ
∠/ : : ヘ: : : : : : : : : : : `ヽ. j: :| l ち
/ /: : /: /: : : /: : : : ^\: : :∨: :| て わ
/ //: : ∧/: : : :ハ : : \/:ヽ : ',: :ハ や っ
/:イ: |: : :|:/|\: / : :_/|ヽ: :|: : :l: : l ろ ち
. /´ !: :l: : l代ラ心 ヽ:ィ勺千下 : | : :| う に
|: :|: : |l∧ト::イ| |ト::::イr'|ノ゙: | : :| l
|: :l: :小 弋少 :. ゞ=‐'/: : ;リ : :| ♪
|: :|: : 八"" r‐― V)"/: : /: : ;.;' />
Y : : : |>ーゝ _____,.イ⌒^`ーi : :八 </
ヽ{: : !: /: : /IW ,(|_;i_;|_j__j: : : : \ に二}
, 人: ∨: :/{_幺幺 廴二二ノ: : : : : : ヽ
_b≒==く: : ヾ:{__;'ノ∠ムム>‐弋 : : : : : : j: : : : '.
_b≒/竺≧=巛_>''7 | >、!: : : ハ: : : }
レ'´|/く二>{__,|x-</}: / } /∨
/;∠.___ノレ<〕__'´ ´
__厂X/XX{ ) ヾ! \ \ヘヘヘ、_
{{Zんヘ/XXXXじ |! `くxべべイ }
_∧/ん<Xx厶 |! r' ̄〈ヽ_!〈
\ L 辷ヒ二二/ |! _/\「 r┘ーヽ`} ノ}
`ヘ_`¬ヘxヘxヘxヘル^ xヘ厂: :=-: :(◯)'′
~^∀ヘxヘxヘxヘ/∀ー=-一'^ ̄´ ̄
130 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 12:38:34 ID:86Cs/L6y
>>130 何が分からんがドット絵だとしたらコレが妥当だろ
ホロ「うぅ〜。最近は暖かくなってきたと思ったのに、やはり夜になると冷えるの〜。」
ロレンス『そうだな。結構北のほうへ来ているし、夜になると冷えるのは当たり前だな。』
ホロ「のう、ぬし様。」
ロレンス『なんだホロ??』
ホロ「こんな寒い夜、群れでいるのにたった1匹で寝るなんて馬鹿なこと野性の狼でもしなさんす。
ましてはわっちらは思いが通じた、云わば恋人同士という愛柄じゃ。」
ロレンス『・・・。あぁ、そうだな。(汗)』
ホロ「野生の狼でもお互いを暖めあっているというのに、どうしてわっちらは今日はダメとぬし様は言うのじゃ?」
ロレンス『いやホロ。お前昨日もそう言って俺の毛布の中に潜りこんでいただろ(汗)』
ホロ「そうじゃ。恋人同士が同じ毛布の中で寝るのは人の世では普通だと聞いたぞよ。」
ロレンス『あぁ。俺の毛布の中で一緒に寝るのは別にいいんだ。ただ・・・』
ホロ「ただ・・・?」
ロレンス『お前、昨晩は俺の腹に抱きついて寝ただろ?』
ホロ「(ギクッ!)ぅん?そうじゃったかの??」
ロレンス『そうだ。そして昨日の真夜中、お前が寝たあと俺にした仕打ちを覚えているか?』
ホロ「いや、全く何も記憶にありんせん。わっちは何もしりんせん!(汗)」
ロレンス『そうか。だったら俺が思い出しやすい様に教えてやる。』
(すぅ〜〜〜〜)←息を思いっきり吸う音。
『昨日の真夜中!俺のナニをソーセージと間違ってかぶりつき、暫くの間再起不能にしたのはどこのどいつだと思っていやがるんだーー!!!この馬鹿狼==!!(怒)!』
以上じゃ。馬鹿ですまぬ・・・orz{もう駄目...
www
だがそれがイイwww
137 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 04:29:13 ID:E6Chzo7i
落ちてきたからageるか
コミックス2巻でとっつかまってるホロに萌えたのは俺だけではあるまい?
まだ買ってないけど同意しておく
え!?二巻出てたの!?
こりゃ今すぐ書店にいかねば!!
あー早く続き読みたいなぁ
詰まった……orz
中途半端でも投下したら誰か続き書いてくれんかの?
楽しみに麦畑でゴロゴロしてる。
楽しみにしてるぜ
「のぅ、ぬしよ」
「わっち、ここに書かれているように乱れているかや?」
「ためしてみるか?」
おや、熊が来たようだ…
147 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 20:34:18 ID:mJStuF2p
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | クマ──!!
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
誰かやると思った
職人は消え去ってしまったか
150 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 19:14:42 ID:2M39CmYI
祝10巻!
ネタバレが怖いのでしばらく来ないけど
職人さんの降臨楽しみに待ってます!
ロレンスは字がヘタという萌え要素付加案を述べてみる
152 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 06:08:17 ID:dDXJSlpf
「意外だな。ロレンス、字が下手だったのか」
エーブにいわれしょげるロレンス
「だれにだって、得て不得手がありますよ。」
「これから商売をちゃんとするのに字がうまいととくだぞ?
しかたない、教えてやる」
そういって、ロレンスの背中から覆いかぶさるように手を持ち書き方を教えようとしたエーブだったが、大きさ的にまず無理だった。
そして、少し考え突然思いついたようにロレンスにいった。
「ロレンスが後ろになれ。ん?ちょっとちがうな、まぁこうするんだよ」
そういうと、エーブはロレンスの腕の間にもぐりこみ手をつかんだ。
「よし、これでどうだ?」
151>>
こういうことか・・・?
下手ですまん。
>>152 字がうまくなる通販グッズとか売りつけられるかとおもた
エーブ乙女杉
154 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 11:23:20 ID:c/QEWvvC
155 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 23:19:17 ID:c/QEWvvC
>>152を俺がすると
「意外だな。ロレンス、字が下手だったのか」
エーブにいわれしょげるロレンス
「だれにだって、得て不得手がありますよ。」
「これから商売をちゃんとするのに字がうまいととくだぞ?しかたない、教えてやる」
そういうと1枚の紙を出したエーブ
「まずはここに字を書いてみろ」
ロレンスはいわれるままに書く
「こうですか?」
「ちがう、ここはもうすこしこうだな」
その紙を埋め尽くすほど書き次の紙がきた
「次は自分の名前を書いてみろ」
またもいわれるがままに書くロレンス
「ふ、ロレンス。商売人はちゃんと何に何を書いてるのかを気にしたほうがいいぞ?」
そういってエーブはなんと書いてあるのかを簡単に読み上げた。
「この書類に指名したものは、エーブ・ボランの奴隷・・・・だな。
今日からよろしくな?」
そういうと笑ってエーブは部屋を出て行った。
だめだ、むりだった
胸肉1ポンドって契約書書く香具師が居るなら精液1ガロン(分割納入に決まっている)とかw
157 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 16:40:57 ID:NV8nlQq2
156>>
いいなそれw
終わったと思ったら妊娠した場合は永久滞在てきなのが書いてたりかw?
>>156 ヴェニスの商人だったっけ?
あれは血を流してはいけないってことでケリがついたが
精液の場合は純粋にそれだけ摘出できるからな……
無粋な取引には気をつけなきゃな。
159 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:57:02 ID:7K0pHpqR
ほーしゅー
カウパー腺液を出してはいけない、とすればセーフ!
職人まってるぜ
いつまでも職人降臨をお待ちしております
ジョジョオタは本当にどこにでもいるな
んなモン探しても見つかんねェーってのよォ〜
166 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 23:37:01 ID:J55KcsNZ
ほ
ろ
168 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 19:19:07 ID:4cUEK/WI
エーブは店の者にたずねた。
「なぁ、あの時狼の骨を俺がもっててロレンスにただでやるっていったら俺を好きになったと思うか?」
「いや、ないと思いますよ。」
「そ・・・そうか。なら、ロレンスがうちにくるならやるっていったら来たと思うか?」
「あの隣にいた女の人が許さないでしょう。ほら、そんなこといってないで働いてくださいよ!」
「あ・・あぁそうだな・・・」
ってことになってることを妄想して悶えていたんだが、おかしいか?
おかしい
だが、気持ちは理解出来る。
俺も同類かorz
フルールたんは1人で切り盛りしてる筈
171 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 21:18:21 ID:4cUEK/WI
172 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 08:28:25 ID:qIWPEobH
ノーラは思いついた
「エネク!これのにおいをかいで!」
そういって、布切れのにおいをエネクにかがした
「いい?このにおいのするほうへ行くのよ?」
エネクは思った
(これは、ロレンスさんのにおいですね。だけど、探せるわけがないですよ!どんだけ体臭すごいんですかロレンスさんは!)
だが、ノーラの期待にみちたまなざしに負けてなんとかしようとして動き出す
(たぶん、こっちです!)
「わかったのね?えらいわよ!さぁ、いこ!」
そういって、二人(?)は南へと歩いていった。
続きなんかねえよ!
173 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 11:12:53 ID:AZK/X6OB
エーブ→ロレンス×ホロ(ヤンデレ)
という構図が頭から離れない・・・
174 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 11:37:50 ID:qIWPEobH
>>173 俺もだよ。
本読んでるときはそうでもなかったんだけどこの板みてからやばい。
狐好き最近来ないがはやくなんか更新汁!
>>172 心から無意味な一人と一匹であった
モエモエとメソ思い出した
下手したらホロの鼻が曲がる位の体臭か
177 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 17:21:01 ID:qIWPEobH
ヤンデレエーブとか最強www
あらゆる方法で見つけ出され愛し殺されるw
178 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 21:48:06 ID:qIWPEobH
>>177 ツン期
「あんたに首を絞められたことは忘れないよ」
弱デレ期
「うちにこないか?」
デレ期
「アビの草か?」
ヤンデレ期
「ロレンス、お前はもう行商をするな。おまえは私だけをみていればいいんだ。
もしも、ほかの女と話していたりしたら私はどうにかなってしまう。ずっとそばにいてくれ・・・・」
文才ある人羨ましいです><
もうホロはヤンデレ期に位置するな
「たわけー、いっしょにおねんねしよー」
「む、あの者をたわけと呼んで良いのはわっちだけじゃ」
「たわけー、たわけー」
「こら待たんか、こらっ」
「おいホロ、子供と一緒になって走り回るのはやめろ。
お前も父のことをたわけなどと呼んではいけないぞ」
「たわけーたわけーたわけー」
「むぅ、こら待たんか!」
手のかかる者が一人増えたが、幸せとはこういうものなのかも知れない
そう思いながらロレンスは肩をすくめた
続き?何それ?わっふる?
182 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 05:50:47 ID:zdaz0+oG
>>178 作家求む
誰かこれのヤンデレねたでかけないか?
183 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 05:58:14 ID:g5R5Y6PS
184 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 06:28:56 ID:zdaz0+oG
僕には2人に知られてはならない秘密がある。
もし知られたらこの関係を壊してしまうから。
「コル、出かけるけどお前もいくか?」
この人はロレンスさん
ある事情から旅にお供させていただいています。
「はい!」
いつも、ロレンスさんについていっていろいろなことを教えてもらってます。
それは、とても楽しくて貴重な時間です。
「じゃ、はやく準備をしろよ?ホロ、お前はどうだ?」
そういうと、宿の布団から頭だけがでてきた。
「わっちは、寝ておく。二人で行ってきてくりゃれ。」
この人はホロさん。
ホロさんはロレンスさんと旅をしていて自分の故郷を探しています。
この人にもある秘密があるのですが、ロレンスさんと僕はそれを知っていて一緒に旅をしています。
ほかにも1人だけホロさんの秘密を知っている羊飼いの女の人がいるそうです。
「用意できました!」
「よし、じゃ行くか。」
そういって、ロレンスとホロは外にでた。
コル物書いてみました。
続きは書いてないんですが、わっふるいただけますか?
>>184 わっふるじゃけえ、早う続き書かんか!!
って、うちの爺ちゃんが言ってました。
途中で人物が入れ替わってるがな
ひょっとして釣られた?
口調はそろえないの?
実は黒いんじゃね
189 :
184:2009/02/24(火) 16:58:11 ID:zdaz0+oG
184です。
名前をつけときました。
続き書く早さちょっと遅くなったらすいません--;
ロレンスさんについていっているんですが、やっぱり大きいので足が速いです。
僕も早く大きくなりたいです・・・・
でも、そうすると秘密がばれる可能性が増えてしまうんです。
「コル?」
「あ、はい!なんですか?」
「いや、ずっと下をみたまま歩いてるから何かあったのかと思ってな」
どうやら、考え事していたら心配してくれたようです。
僕が心配はないというように微笑むとロレンスさんはわしゃわしゃと頭をなでてくれました。
「もう少しでつくからな。」
そういってロレンスさんとついたところは服屋さんでした。
「いつもおまえにはいろいろと助けてもらってるからな。服を買ってやろうと思うんだが」
「え、あ!あの!服はこれで大丈夫です!」
本当はとてもほしいです。
ロレンスさんからもらえるものなら何でも・・・・・・・
でも、これはだめなんです。今はまだ・・・
「え?いらないのか?ん〜、まあほかにもいろいろ店はあるしな。いろいろみてまわろう。」
僕はこのあと、ロレンスさんとお店をみてまわり、帽子を買ってもらいました。
そして、ホロさんにもおいしいものを買って宿に帰りました。
コル女体化かぁ
コルが月を狩る熊だったなんて・・・
実は毛深かったなんて・・・
イ`ヘ
/: :| ヽ
/ : :/ ヽ ___ _,,,:. .-: :´彡フ
_ノ\_∠: : : : : : : : :`: :-: :,:_:/彡 /
( : : : : : : : : : : : : : : `ゝ /
マ r::/: /: : | : : : : : : : : ::\ /
//: /: : : |: : | |: : |: _: : : :ヽ
ジ {/ 7|`\/i: /|:|/|´: : : : :|ヽ
〉 ,‐-‐、`|7 || |_::|,_|: : :|:::|: |
で / r:oヽ` /.:oヽヽ: :|: | :|
{ {o:::::::} {:::::0 }/: :|N
っ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ /|: : |
!? ヽ::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ::| r--ッ
-tヽ/´|`::::::::::;/ `、 ::::::::::: /: i } >
::∧: : :|: |J \ / /::i: | /_ゝ
. \ヾ: |::|` - ,, ___`-´_ ,, - ´|: : :|:::|
ヽ: |::|\  ̄/ /| |: : :|: |
193 :
184:2009/02/25(水) 06:30:57 ID:QS2XUbjl
夜そろそろ寝ようかと思い布団にもぐりこみました。
隣にはロレンスさんです。
これがうれしくて仕方がないです。
ロレンスさんもホロさんも僕を男だと思っています。
でも、実は女なんです。
もしばれたらこうやって寝ることもきっとなくなるでしょう。
だから、僕はそのことを黙っておきます。
そして、いつかそのことを話せる日にはロレンスさんに・・・・・・
さぁ、そろそろ寝ないと明日がしんどくなりそうです。
では、おやすみなさい。
194 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 21:13:50 ID:w6jUlnac
つっこんだらだめなとこかもしんないけど
エーブを一瞬で女だとわかったホロが女であることを
見破れないはずがない。
・・・すいません。楽しみにしてるんで気を悪くしないで
続きをよろしくお願いします。
195 :
184:2009/02/25(水) 22:39:39 ID:QS2XUbjl
>>194 すいません!
突発的に思いついたんでそこまで考えがおよばなんだorz
このとおりあやまるんで許してください。
ふぅ・・・・・
賢者time
ホロはロレンスが自分にぞっこんだと信じて疑ってなかった。
道中、故郷ヨイツで挙式をあげるようとの嘘を真に受けて幸せの絶頂であった。
だがしかし、ヨイツで待ってたのは教会の教主とその騎士団。
ホロはこのとき初めて鬼畜ロレンスにその身を売られていたを知り絶望する。
賢者タイム?違うな賢狼タイムだ!
199 :
184:2009/02/26(木) 18:40:38 ID:HpG4ilRJ
目が覚めた。
怖い夢を見たわけでも寒いわけでもなく目が覚めた。
なぜかというと、隣でロレンスさんがうなされているからです。
どうしたのかと思い見ていると寝言をいっていました。
「ホ・・・ロ・・・」
・・・・・・
最近、ホロさんの名前をロレンスさんがいっているのを聞くだけで無性に心が痛くなってしまいます。
ほんとうに、憎いくらいに。
でも、そんなことを考えていても仕方ないです。
僕はいつもの日課をこなす。
ズボンとパンツをそっとぬいで、自分の秘部を撫で自分を慰めます。
「ん・・・・・くぅ・・・」
自分の指をみると糸を引いていてとてもいやらしい気分になりました。
こんなことをしていると、だめな気もするんですがやめられません。
そして、ロレンスさんの手をもって秘部にあてがいロレンスさんの指をお借りします。
今はこうするしかロレンスさんを感じることはできないから。
「ふぁ・・・ん・・・ん!はぁ・・・」
絶頂をむかえすごい脱力感を感じます。
ロレンスさんにばれるといけないので指をふいてもう一度眠りにつきました。
眠る前すこし罪悪感を感じます。
これも毎日のことですがなかなか慣れないものですね。
200 :
184:2009/02/28(土) 05:31:30 ID:pOQYnNv4
さっき触ったとき少し熱いなと思ったらロレンスさんは風邪を引いていたようです。
ロレンスさんには悪いと思いますが、この街では病気になってほしくなかったです・・・・
この街、ケルーベだけでは・・・・
さっきも、1度ロレンスさんはエーブさんに挨拶にいって留守だったので僕は少し安心していました。
ですが、よく考えるとこれはここにエーブさんが来てしまうかも知れないという事です。
コンコンとドアをノックした音がしました。
「はい、今行きます。」
僕はいやな予感とともにドアをそっとあけると案の定エーブさんでした。
「ロレンスはいるか?さっきは来てくれたのに留守ですまなかったな。」
「ロレンスさんは今寝ているのですいませんが、またにしてもらえませんか?」
そこで、タイミング悪くロレンスさんが目を覚ましてしまいました。
「ごほ・・コル、誰か来てるのか?」
「その、エーブさんが来ています。」
そういうとエーブさんはすこし驚いた顔をしてからにやりと笑い僕に問いました。
「ロレンスは病気なのか?」
「はい、ですから今日はすみません。」
「いや、少しお見舞いをさせてくれ。あいつには世話になったからな。」
言ってエーブさんは勝手にすっと入っていってしまいました。
「よう、久しぶりだな。」
「どうも、こんな体勢ですみません。」
「いや、いいよ。それよりも大丈夫か?」
中では二人がもう話し始めてしまいました。
「はい、席が出るだけでそれほど悪くは・・ごほっごほ・・」
「大丈夫には見えないがな。」
そういうとエーブさんは笑ってまた後で来るといって出て行きました。
ホロさん以外にもライバルは多そうです・・・・
それに、北へついたらホロさんはいなくなるけどエ−ブさんやほかの人はいなくなりません。
嫉妬に似た重い気持ちがぐるぐるとして、とても変な気持ちになってしまいます。
そして少ししたときに、エーブさんが何かを持って帰ってきました。
「ロレンス、少し待ってろよ。」
そういうとまた下のほうに行ってしまいました。
何かと思い見に行くとエーブさんは宿のキッチンをかりて料理していました。
そして、それをもってこっちに歩いてきました。
「あ、お前もこれもつの手伝ってくれないか?」
そういうと、僕に料理を渡してきました。
「ロレンス、ほらこれを食べろよ。体にいいものを使ってある。」
「え・・エーブさん、わざわざ作ってくれたんですか?」
「あぁ、前に約束していたろ?」
そんな約束をいつの間にしていたんでしょう・・・・
「ほんとにありがとうございます。」
「気にするな、お礼ならまた今度別のことで・・・な。」
201 :
184:2009/02/28(土) 05:44:10 ID:pOQYnNv4
そして、ロレンスさんが食べようと起きようとしたところ
「あ、起きなくてもいいぞ。ほら」
そういってエーブさんは自分のスプーンでその料理をすくってロレンスさんの口にもっていった。
「だ・・大丈夫ですよ!そのくらいできます!」
「ほら、遠慮するな。」
そして、ロレンスさんは照れながら口をあけました。
「あ、おいしいです!」
「そんなに、ほめなくていいよ。ほら」
そういってまた、食べさせようとしました。
ですが、そんなことはこれ以上させません。
それは、僕がするんです!
「エーブさん、後は僕がやります。ありがとうございました。」
スプーンを奪ってやりました。
そのままロレンスさんの口に運びます。
エーブさんは少し目を細めながらこちらを横目でにらんできました。
ですが、そんなことは気づかないふりです。
そのとき、隣から声がしました。
「ふぁぁ〜、もう朝かや。む?いいにおいじゃな」
そういって、ホロさんがこちらをみました。
「き・・狐!なにをしに来たんじゃ!」
「あぁ、ホロ起きたのか。エーブさんがお見舞いに来てくれたんだ。」
「ふん、いらぬことを。」
「おや、あんたはロレンスのことはどうでもいいようだな。」
そういってさりげなくロレンスさんの手を触ってきました。
この人はほんとに・・・!
そこで、僕は気づきました。
もしかして、このまま二人がけんかしたら体に悪いからと体よく追い出せるのではと。
案の定喧嘩は始まりました。
そして、僕はここぞとばかりにいい子のふりをして追い出してやりましたよ。
「コル、すまないな。」
「いえ!早く直ってほしいですしね。」
そういうと、ロレンスさんは少し笑って頭をそっと撫でてくれました。
作戦は成功のようです。
はぁ〜、幸せです!
202 :
184:2009/02/28(土) 05:56:32 ID:pOQYnNv4
ロレンスさんが食べようと起き上がろうとしました。
「あ、起き上がらなくてもいいぞ。ほら」
そういって、ロレンスさんの口まで料理を運んでいきました。
「そ・・それくらいのこと自分でできますよ!」
「遠慮をするな、ほら」
そして、にこりと笑いながらもう一度口の前まで運びました。
するとロレンスさんは照れながら口をあけました。
「あ、おいしいです!」
「そう、ほめるな。」
そういって、またロレンスさんの口に運ぼうとしました。
でも、もうそんなことはさせません。
それは僕がやることです!
「エーブさん、後は僕がやりますので。ありがとうございました。」
そういって、スプーンを奪ってやりました。
エーブさんが少し細めになり横目でこちらをにらんできましたが、気づかないふりをします。
そのとき、隣から声がしました。
「ふぁぁ〜〜、もう朝かや。ん?なにかいいにおいが」
そういってこちらをみました。
「き、狐!なんでここにいるんじゃ!」
「ホロ、起きたのか。エーブさんがお見舞いに来てくれたんだ。」
「ふん、いらぬことを!」
「おや、あんたはロレンスの風邪なんかどうでもいいっていうのかい?」
そういって、さりげなくロレンスさんの手を触ってきました。
この人はほんとになんてことを・・・・!
そこで僕はあることに気づきました。
この二人がここで喧嘩を始めたら体に悪いからと体よく追い出せるのではと。
案の定喧嘩は始まりました。
僕はここぞとばかりに良い子のふりをして追い出してやりました!
「コル、すまないな。」
「いえ!こんなことぐらいなんとも!」
そういうと、ロレンスさんは笑い僕の頭を撫でてくれました。
はぁ〜・・・幸せです!
203 :
184:2009/02/28(土) 06:00:34 ID:pOQYnNv4
すいません!
少しミスをしてしまいました!
書いた後に書き込み押した瞬間に戻るを押してしまって更新ボタンを押したら見えなくて、できてないとおもって何回も書き込んでしまいました!
ほんとにすいません!
みたら、所々変わってるし・・・
同じののなかで一番新しいのを見てくださいませ。
乙
205 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 00:16:17 ID:UoZ0KWXB
咳が席になっとる。でも乙です。
>>184 + +
∧_∧ +
(0゚・∀・) わっふるわっふる
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
+ 。 * ワクワクテカテカ +
ツヤツヤ ∧_∧ +
+ _(u☆∀☆) ギトギトヌルヌル
⊂ (0゚ ∪ ∪。⊃ +
⊂ ゚̄ と_u _)__)゚  ̄⊃ + ワクワクキラキラ
⊂_。+ ゚+_⊃
⊂__⊃. + * + ワクテカ +
208 :
184:2009/03/01(日) 21:58:23 ID:nsKUhboi
ロレンスが来ていてくれたらしい。
この街に来ていたのかと思い顔がにやける。
そして今ロレンスの泊まっているという宿の部屋の前にいる。
コンコン
「はい、今行きます。」
中からロレンスのものではない声がする。
たぶん、あいつだろう。
ドアが開く。
やっぱりな。
「ロレンスはいるか?さっきは来てくれたのに留守ですまなかったな。」
「ロレンスさんは今寝ているのですいませんが、またにしてもらえませんか?」
寝ているのか。
よく見てみるとドアから見える。
はぁ、ロレンス・・・・
こいつに気づかれないように起こそう。
そう思い、自然とあたったように見せてドアをたたいた。
「ごほ・・コル、誰か来てるのか?」
成功。
「その、エーブさんが来ています。」
少し驚いた。
こんなにすぐに言ってくれるとは。
「ロレンスは病気なのか?」
一応聞いておく。
「はい、ですから今日はすみません。」
こいつはどうしても私に帰ってほしいな。
だがこれは、ロレンスの体を心配しているのではないだろう。
私がロレンスと仲良くしてるのがいやなのか?
子供だな。
「いや、少しお見舞いをさせてくれ。あいつには世話になったからな。」
きっと、すいませんと断られるだろう。
答えを聞く前にさっと入ってやるよ。
「よう、久しぶりだな。」
「どうも、こんな体勢ですみません。」
久しぶりに見たロレンス。
相変わらずだ。
心が躍るのを感じた。
「いや、いいよ。それよりも大丈夫か?」
「はい、席が出るだけでそれほど悪くは・・ごほっごほ・・」
私に気をつかってくれるのはいいが、無理してるのがばればれだ。
「大丈夫には見えないがな。」
ここで気づいた。
今料理のできるところを見せ付けていろいろとアピールしておこう。
今なら病気だから余計ありがたく思えたりすることがある。
そうなれば私とロレンスの距離が縮まること間違いなしだ。
209 :
184:2009/03/01(日) 22:22:27 ID:nsKUhboi
外に急いで行き買い物を済ませる。
ロレンスの喜ぶ顔が見たくて仕方がない。
「ロレンス、少し待ってろよ。」
急いで料理を作る。
これを食べたときのロレンスの顔がうかぶよ。
ふふ・・・ふふふ・・・・・
おっと、ぼ〜っとしていたらまずくなっちゃうな。
料理をしているとさっきのロレンスのところのガキがきた。
こっそり見張っているつもりか?
ちょうどいい使ってやる。
気づかなかったふりをして部屋のほうに行く。
ガキのまえで今気づいたふりをして頼む。
「あ、お前もこれもつの手伝ってくれないか?」
渡して部屋に急ぐ。
210 :
184:2009/03/01(日) 22:25:25 ID:nsKUhboi
外に急いで行き買い物を済ませる。
ロレンスの喜ぶ顔が見たくて仕方がない。
「ロレンス、少し待ってろよ。」
急いで料理を作る。
これを食べたときのロレンスの顔がうかぶよ。
ふふ・・・ふふふ・・・・・
おっと、ぼ〜っとしていたらまずくなっちゃうな。
料理をしているとさっきのロレンスのところのガキがきた。
こっそり見張っているつもりか?
ちょうどいい使ってやる。
気づかなかったふりをして部屋のほうに行く。
ガキのまえで今気づいたふりをして頼む。
「あ、お前もこれもつの手伝ってくれないか?」
渡して部屋に急ぐ。
ドアを開けるとロレンスがこちらを見てくる。
そんなに見つめるなよ・・・・・
心臓が壊れてしまうだろ。
「ロレンス、ほらこれを食べろよ。体にいいものを使ってある。」
「え・・エーブさん、わざわざ作ってくれたんですか?」
お前のためならいくらでもするよ。
「あぁ、前に約束していたろ?」
ロレンスはやっぱり約束を覚えていてくれたようだ。
すこしはっとした顔をしてから微笑んだ。
となりでガキが私をにらんでいる。
「ほんとにありがとうございます。」
笑顔もやっぱりいいな。
律儀なロレンスのことだ。お礼をしてくれるんだろうな。
「気にするな、お礼ならまた今度別のことで・・・な。」
体で払ってくれ、とはまだいえないな。
211 :
184:2009/03/01(日) 22:26:18 ID:nsKUhboi
ロレンスが起きようとした。
「あ、起きなくてもいいぞ。ほら」
すこしアピールしておこう。
そこで思いついた。
食べさせてあげよう。
スプーンをもちロレンスの口の前までもっていく。
「だ・・大丈夫ですよ!そのくらいできます!」
「ほら、遠慮するな。」
そういうと、ロレンスさんは照れながら口をあけた。
うっ・・・眩しすぎる。
こんな可愛い面もあったのか・・・!
「あ、おいしいです!」
「そんなに、ほめなくていいよ。ほら」
最後までしっかり食べさせてやるよ。
そう思いスプーンでよそった瞬間。
隣のガキが急に立ち上がった。
「エーブさん、後は僕がやります。ありがとうございました。」
は?何を言っているんだこのガキは。
ばかなのか?私が出している幸せオーラに気づかないのか?
気づいていて邪魔してるのか?
スプーンをぱっとうばわれた。
何なんだこいつは本当に。
ホモなのか?男の癖に。
「ふぁぁ〜〜、もう朝かや。ん?なにかいいにおいが」
この声は・・・・・
「き、狐!なんでここにいるんじゃ!」
向こうも私に気づいたようだ。
それよりもなんだ狐って。
私はそんな風に呼ばれていたのか。
「ホロ、起きたのか。エーブさんがお見舞いに来てくれたんだ。」
「ふん、いらぬことを!」
ふ、嫉妬の塊だな。
「おや、あんたはロレンスの風邪なんかどうでもいいっていうのかい?」
さりげなくロレンスの手を触った。
この手が私を救ってくれたのか。
温かい。
まぁ、今はこの女をあしらわなければならない。
さあ来い。相手をするよ。ロレンスは誰にも渡さない。
エーブsideも書いてみた。
あ、はい。需要ないですよね。
しかも、またみすっちゃってすいません。
ではでは
ところでsageは使えないのか?
誘いうけと分割投下の時点で察してやれ
214 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/02(月) 02:36:43 ID:uAL6vqy2
もしコルが女ならホロは会った時点で気付きお供にさせなかったと思われる。
鼻が麻痺してなければそれに臭いで気付くはず
正しい生命の輪から外れてる奴らのことだって分かるくらいだし
コルは月を狩る熊だからその辺は隠せるんだよ
イ`ヘ
/: :| ヽ
/ : :/ ヽ ___ _,,,:. .-: :´彡フ
_ノ\_∠: : : : : : : : :`: :-: :,:_:/彡 /
( : : : : : : : : : : : : : : `ゝ /
マ r::/: /: : | : : : : : : : : ::\ /
//: /: : : |: : | |: : |: _: : : :ヽ
ジ {/ 7|`\/i: /|:|/|´: : : : :|ヽ
〉 ,‐-‐、`|7 || |_::|,_|: : :|:::|: |
で / r:oヽ` /.:oヽヽ: :|: | :|
{ {o:::::::} {:::::0 }/: :|N
っ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ /|: : |
!? ヽ::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ::| r--ッ
-tヽ/´|`::::::::::;/ `、 ::::::::::: /: i } >
::∧: : :|: |J \ / /::i: | /_ゝ
. \ヾ: |::|` - ,, ___`-´_ ,, - ´|: : :|:::|
ヽ: |::|\  ̄/ /| |: : :|: |
「ほんとうに、ありがとうございます」
「いえ、いいんですよ。お礼なんですから」
神に祈るように手を組むノーラに、ロレンスが軽く手を振る。
リュビンハイゲンの、商店が立ち並ぶ路地の一角を、ノーラとロレンスの二人は連れ立って歩いていた。
ノーラの背には、大きな背嚢が背負われている。その中には、ロレンスが多いに値切って買った荷物が入っていた。
いずれ町を出るノーラは、その準備に必要なものをロレンスと共に買いに来ていた。
「でも、本当に何から何までお世話になって……」
「気にしないでください。私のほうこそ、あなたがいなければ今頃破産して、真っ黒な日々を過ごしていましたからね」
もしノーラと出遭っていなかったらと思うと、ロレンスは背筋に冷たいものが走る。
リュビンハイゲンで背負った借金は、ノーラの協力無しでは返済することはできなかったはずだ。
裏切りにも遭い、怪我もしたが、借金を返済できなかった時のことを思えば天国と地獄の差ほどある。
「商館で預かった証書は無くさないようにしてくださいね。その証書があれば、ノーラさんが向かった先で、必要な分だけのお金を引き出せます」
金貨で報酬を受け取ったところで、ノーラはそれを持ったまま他の町へ行くだけの度胸は無かった。
どこかで奪われてしまえば、命を賭けてまで臨んだ仕事の結果が水泡に帰す。
ロレンスはまとまったお金を商会に預け、路銀や咄嗟の時に必要になる貨幣を両替してノーラに渡した。
そして、旅に必要な知識と、他の町へ行った際の注意事項、店を開く時に必要な知識をノーラに話した。
「組合に加盟したとしても、すぐに商売を始められるわけではありません。製品の質が、その組合が認める水準を満たしていないといけませんしね。
それと、その組合の聖人の加護を受けるという名目でまたいくらかお金が必要になったり、会合に出なければならなかったりと色々面倒なこともあります」
ロレンスの言葉に真剣に頷きながら、ノーラは焦るように少しだけ目を細め、唇を噛んだ。
その様子を見たロレンスが、話題を明るいほうへ持っていこうとする。
「とはいえ、組合に加盟することで、資金の調達が容易になったり、売りつけ先が回ってきたりと良いこともありますから、あまり不安にならなくても大丈夫ですよ」
「え、あ、はい。そうですね……」
重たい荷物を背負ってなお、ノーラの足取りはしっかりしたものだった。ロレンスはゆっくり歩いてノーラの歩調に合わせるつもりだったが、その必要もなかったらしい。
健脚は商人の宝だと、いつか誰かに言われた言葉を思い出す。
たとえ良い儲け話が思いついたとしても、その足で歩まなければ機会を得ることは出来ないというのだった。
証文さえあれば商売ができる大きな商人には、あまり縁の無い言葉なのかもしれないが。
リュビンハイゲンの空は、真っ青に晴れ渡り、行き交う人の数も多い。
二人は、広場の前に来て軽い昼食を食べることにした。油で揚げたウナギと、温いビールを前にして、ロレンスはさらに他の町へ行った時の注意事項を話し続けた。
「と、まぁ大体そんなところでしょうか。ああ、そうだ。もし上手く行ったなら是非連絡をください」
ロレンスは胸元のポケットから、連絡先になる商会の住所を書いた紙をノーラに渡した。
おずおずとそれを受け取ったノーラが、紙面を眺めてから、紙を畳んで背嚢の中へ仕舞う。
ノーラが紙面をまじまじと眺めているのを見て、もしかして字が読めないのではないかとロレンスは危惧したが、ノーラの言葉でその心配を払った。
「必ず連絡します。その、いつになるかはわかりませんけれど……。上手く行くかどうか不安で」
「いえ、上手く行かなくても連絡してください。いや、こんなことを言うべきじゃないんでしょうけど」
少し和ませようとロレンスが軽く笑う、それに釣られてノーラも微笑んだ。
昼過ぎの町に、強い日差しが降り注ぐ。冬を叩いた季節にしては、陽気な日だった。
これから先の行商でも、こんな良い天気が続けばいいのに、とロレンスはひとつ息を吐いた。
ビールを口に含み、それからノーラの顔を伺う。
ノーラの表情は、暗かった。今日、ノーラの買い物に付き合っている時からずっとそうだった。
おそらく、違う町へ行った時のことを思って不安になっているのだと、ロレンスは色々と話したりしたのだが、不安が晴れる気配は無いらしい。
「お店を持ったら、私にも是非商品を扱わせてください」
「ロレンスさん、値切りませんか?」
「……まぁ、多少はそういう方向へ持っていくかもしれませんが」
「ふふ、安く買い叩かれないように気をつけないとダメですね」
口元に手を添えてノーラが微笑む。少しは前向きになってくれただろうかと、ロレンスは安心した。
「あの、ほんとうにありがとうございます。お世話になりっぱなしで、私は」
「気にしないでください。お互い様ですよ」
それはロレンスの本心だった。ノーラが商売に成功してくれれば、そこからまた利益を取れるだろうという算段はある。
もちろん、ノーラが他の町に行って成功するのかどうかはまだわからない。
昼食を終えて再び町を歩き出す。向かう先は、ノーラが住む家だった。
小さな石造りの小屋に、大きな木の扉がついている。その扉の向こうには、藁束を敷き詰めた部屋があり、部屋の端に羊が飲むためか水桶が置いてあった。
馬を繋ぐ厩舎にも同じようなものがあったが、羊にも使うものだとは知らなかった。
ノーラは羊のいない部屋を少しだけ寂しそうに眺め、藁束の中で眠っていたエネクに気を遣うように隣の部屋へとロレンスを促した。
「ロレンスさんに渡したいものがあるんです」
そう言ってノーラは、自宅にロレンスを呼び寄せたのだった。
何を渡したいのかは尋ねても答えてもらえない。何をくれるのかは、ロレンスにはわからなかった。
ノーラは再びその顔に翳りを宿し、不安げに親指の爪を噛んでいた。
おかげで、ロクに話も弾まない。このところ、一緒に祝宴をしたり、ホロのお見舞いに来てくれたり、羊乳の目利きをしてくれたりと、随分仲は良くなったというのに、ここに来てこの態度だった。
明日にはもう会えなくなるだろうという時にこれでは、少しだけ気が滅入る。
何か悪いことをしたというわけでもないだろうし。
隣の部屋は、ノーラがこの町にいる時に寝泊りしている部屋のようだった。
簡素な木組みのベッドに、羊毛で作られたと思しき毛布が数枚かけてある。
机と箪笥があり、普段使うものはその引き出しの中に仕舞ってあるのだろう。狭い部屋の中央にはテーブルと、座ればすぐに軋みをあげそうな椅子が一脚だけ置いてあった。
「そ、それでですね、あの、えっと……」
「どうしました?」
「是非、お礼がしたいんです」
「お礼?」
ノーラは、ロレンスを部屋へ促した後、そっと後ろ手に扉を閉めた。
扉を背にして、少し上目にロレンスに数回視線を送る。
「どうしました?」
そう声をかけると、突然ノーラがロレンスの前で膝をつく。
急に倒れこむようにノーラの体が沈んだのを見て、ロレンスが慌てて手を差し伸べようとした。
だが、その手がノーラに触れることはなかった。
「え、ちょっと?」
ノーラの手が、ロレンスの股間に伸びていた。その白い手が、ロレンスの股間を撫でる。
「あ、あの……。お礼がしたいんです」
「お礼ってちょっと、それはまずい」
ロレンスは飛びのこうとすると、背後にあった机にぶつかり、思わず倒れそうになる。
ノーラはなおもロレンスの股間に手を添えたままだった。そして、上目にロレンスに視線を送る。
躊躇うような、恐々とした視線。何度もその視線が泳ぎ、小さな口から困惑の混じった呟きがふつふつと漏れる。
するとノーラが、真剣な表情で訴えた。
「あの、私の体で、気持ちよくなって欲しいんです」
そんなことを突然言われても困る。
「落ち着いてください。どうしたんですか?」
おろおろしながら、ロレンスがノーラの手を振り払う。
振り払われた途端に、ノーラの表情が曇った。その様は、迷える子羊のようで、思わず手を差し伸べたくなる。
「つまり、その、私を、好きにしてください……」
最後は消え入りそうな声で、ノーラが呟く。そんなことを言われても、ロレンスはすぐさま目の前の少女を押し倒すようなことはできなかった。
普段あまり良いものを食べていないのか、歩き詰めだからなのか、ノーラの体は細かった。
その細い肩が震えている。
「ちょっと待ってくださいノーラさん。そんなお礼だなんて!」
「わ、私に出来ることなんてこれくらいしかありませんから、だから、ロレンスさんの好きなようにしてください。決して、逆らったりしませんから」
ノーラが体を寄せる。目前に、光輝くような金髪が迫っていた。ふわっとした体温が、ロレンスの鼻腔をくすぐる。
好きにして、などと言われて、ロレンスも嬉しくないわけではなかった。今までこんなセリフを言われたことはなかったし、ここまで女に迫られたこともない。
「いや、だから、その……」
しどろもどろになって、ロレンスが視線を泳がせる。
「ロレンスさんは、私に明日をくれました。それが私にとって、どれほど嬉しいことだったか、わかりませんか?」
視線をあげて、ノーラが潤んだ瞳でロレンスを見つめる。その視線を外すことができなくて、ロレンスは一度唾を飲み込んだ。
密着した体から、染み込むように熱が伝わってくる。
「エネクは、病気に冒されていて、もう長くないんです……」
その言葉に、ロレンスの目が細くなる。
エネクの調子が悪いようには思えなかったが、常に傍にいるノーラが言うのだったらそうなのだろう。
ノーラが優秀な羊飼いでいられるのは、エネクの力によるところが大きかった。羊飼いは、良い牧羊犬を持ってこそ成り立つ部分がある。
そして、エネク自体はホロも認めるほど頭の良い犬だ。エネクの代わりなど、そう見つかるものではない。
では、エネクを失ったらノーラはどうなるのか?
薄給で羊を預かり、そして危険な地域に追いやられていたノーラ。
今までやってこれたのは、優秀な牧羊犬のエネクの力も大きい。
エネク無しでは到底羊を守りきることなどできない。
これから先、羊飼いとして生きていくことはできないだろう。
「私は、言いましたよね。どちらにしても、羊飼いを辞めるつもりだったと」
「ええ……」
羊飼いの仕事が無くなれば、元々貧民救済院にいたというノーラに、まっとうな仕事が見つかるとは思えない。
「少しでもお金を稼いで、先のことをなんとかしようとしていた時に、ロレンスさんが声をかけてくれたんです」
その後のことは、ロレンスもよく知っている。金の密輸の手伝いをし、それによって大きな収入を得ることが出来た。
浪費しなければ、十年以上も暮らしていけるだけの金額だった。
「もう、先が無いと思っていた私を、あなたは助けてくれたんです」
ノーラがさらに体を寄せて、ロレンスの胸元に顔を埋めた。
「い、いやでも、お互いさまですよ」
無言のまま、ノーラがロレンスの背に手を回す。抱きつかれていることに気づいたロレンスの心臓が、大量の血液を全身に巡らせる。
こんなに近い場所に、抱き締めれば折れそうな、細い体の少女がいる。
「ロレンスさん、私はまだ言葉を続けなきゃいけないんですか? 男の人に、私の体を求めてくださいだなんて、もっと言わなきゃいけないんですか?
そんな恥ずかしい思いをしなきゃいけないほど、私には魅力がありませんか?」
小さな呟きに、ロレンスの頭がぐらぐらと揺れる。喉が渇き、ありもしない唾を飲み込んだ。
好きにしていい、というその言葉の通りに自分の劣情をこの無垢な娘にぶつけてもいいのかどうか、ロレンスは悩んだ。
ノーラの体がわずかに沈み、ロレンスの股間に顔を近づけた。そして、ベルトを不慣れな手つきで外す。
その行為を、ロレンスは咎めることは出来なかった。こうしたいというのは、ノーラの望みだという。それに応えることの何が悪いというのか。
ズボンをずり下げて、ノーラがロレンスのペニスを外気に晒した。
目を丸くして、ロレンスの股間に視線を送る。
目の前で、細く儚げな少女が傅いて自分の股間を見つめている。その事実に、ロレンスのペニスに血液が集まり始めた。
「あ……」
硬度と体積を増すロレンス自身に、ノーラが声を漏らす。逡巡した後、おずおずと手で触れた。
ノーラの指は細かった。白磁のようで、細長く冷たい。熱を帯びたペニスに、ノーラの指が絡められる。
「あ、あの、上手くできるかどうかわかりませんけど……」
不安げに揺れる瞳を頭上のロレンスへ向ける。両手で、優しくペニスを包みこみ、膝をついて、ノーラは薄い唇から言葉を紡いだ。
ロレンスは、ノーラの食事風景を思い出していた。その小さな口に、ゆっくりと食べ物を運んでいる様子。
ホロのように齧り付くのではなく、おずおずといった様子で食べ物を唇の奥へと運ぶ仕草。
その唇が、ロレンスのペニスの先端に口付けられた。
柔らかくて、食べ物を詰め込むことでさえ苦労するような、その小さな唇に、ロレンスのペニスが押し当てられている。
思わずロレンスが声を漏らす。妖精ノーラが自分のペニスに口付けをしていることが、あまりに非現実的な光景に感じられた。
まるで商売女のように男の前で跪き、男のペニスに口をつけている。
清純なノーラが、自分のモノに唇を合わせていることに、ロレンスの血が熱くなる。
唇を開いたノーラが、ペニスを口腔に送り込む。吸い付くように、ロレンスのモノを口に含んだ。
口内の熱で、自分のモノが溶けていったのではないかと錯覚さえした。儚げで、報われない仕事に追われていたノーラ。
そのノーラが自分のモノを口に含み、そして舌を這わせてきた。唇でロレンスのペニスを刺激する。
両手でロレンスのモノを掴み、ゆっくりと喉の奥へと押し込んでいく。苦しげな呻き声がノーラの喉で鳴った。
そしてノーラは首を振りながらロレンスのモノを唇で扱く。ロレンスの背中で、快感が爆ぜた。
舌の腹で、ロレンスのペニスの裏筋を舐めとりながら、唇で何度も扱いていく。
「う、……ああ」
ロレンスの声が漏れたのをきっかけに、ノーラが口を離す。
「あの、気持ちよくなかったですか?」
今度はロレンスのものを手で扱きながら、ノーラが尋ねる。
優しく、ほとんど力のこもっていないような握り方で、ロレンスのペニスをさすっていた。
「いえ、気持ちよすぎて……」
「よかった」
そう言って、ノーラが可憐に微笑む。その緩やかに引かれた口角と、淡い唇。そこに、自分のペニスが今の今まで突き刺さっていた。
ロレンスの心臓が何度も縮む。
すぐに、ノーラはロレンスのペニスを舐め始めた。両手で優しく包み、唇から小さく舌を出して這わせていく。
先端を何度も舌先でつつき、それから裏からつぅっと下がって根元まで舌を降ろす。睾丸の付け根にキスをして、その皺を伸ばすかのように舌で舐めた。
商売女だって、ここまで丁寧にはやらない。金を積めばどうなのかは知らないが、ロレンスはここまでしてもらったことはなかった。
そんな行為を商売女でもないノーラがしている。目を閉じて、一心不乱にロレンスの股間を舐めまわしていた。
こんなことをする理由が、自分へのお礼だという。ここまでして貰う義理など無いように思えたが、止めてくれなどということは言えなかった。
襲い来る快感に、ロレンスが天井を仰ぐ。手持ち無沙汰だった右手を、ノーラの頭の上に乗せた。
手を頭に置かれてもノーラは嫌がることもなく、むしろ動きを激しくしていく。再び口内にロレンスのモノを咥え込み、動きを早めながら唇で扱いた。
「うっ……」
刺激を受けて、ロレンスの睾丸が縮みはじめる。限界が近いことがわかった。
女の相手をするのは本当に久しぶりだった。よほど金に余裕が無い限り、娼館へ足を運ぶことはない。
もはや何年という単位で、ロレンスは女と性行為に及んでいなかった。
血が頭に昇って視界がくらくらする。ロレンスは自分のモノを咥えこむノーラを見下ろした。
一生懸命に、喉の奥までロレンスのモノを押し込み、舌を這わせている。
出会った時は儚げで美しい少女だと思っていた。
しかし、足元に跪いてロレンスのペニスを咥え込んだノーラは、確かな存在感に満ちていた。
頬を赤らめ、瞳を潤ませている。白い肌に浮かぶ朱色は顔を覆い、細い指先はロレンスのペニスに絡み付いて離れない。
ノーラが肩を上げながら、腰をくねらせている。太ももを擦り合わせ、暖かな息を喉の奥から吐き出して胸を収縮させていた。
「ノ、ノーラさん、もう……」
限界だった。
ノーラの頭に手を置いて、離れるようにと促したつもりだった。
だが、ノーラは、一瞬だけロレンスを見上げて目元に笑みを浮かべる。
ノーラが自覚して笑みを浮かべたのか、ロレンスには判別がつかなかった。
妖精の見せた微笑が、ロレンスの心臓を穿ち、動悸を激しくさせた。
「いっぱい、出してください」
そう言ったノーラが、ロレンスのペニスを口の中に深く咥え込んだ。腰が溶けていくかのような感覚に襲われて、ロレンスがわずかによろめく。
ノーラはロレンスを逃がさぬようにぎゅっとペニスを強く握り、さらに深く喉にロレンスのペニスを押し付けた。
舌が絡みつく。軟口蓋の柔らかさが、先端の敏感な場所を包んだ。
強く吸い付かれて、ロレンスは目を強く閉じた。
「くっ、うう」
腰の奥から、すべてが放たれる。びくびくと跳ね回るペニスは、ノーラの舌に押さえつけられ、その喉に精液を放った。
律動が止まらない。何度も何度も、脈動した。そのたびに、ノーラの口内に白濁液を注ぎ込む。
呆然と口を開いたままだったロレンスが、慌ててノーラの口からペニスを引き抜いた。ノーラはペニスを掴んだまま、離そうとしない。
口の中から引き抜いても、睾丸の奥で生まれた精液は底を突くことを知らず、ノーラの顔面にもその白い液体を注いでいた。
ノーラは顔面にかけられた精液に、指先を伸ばす。
「はぁ……あ、あふい」
鼻梁に、頬骨の上に、ロレンスの精液が付着していた。それを指先で、掬う。
確かな熱に覆われて、ノーラは瞳をとろんと伏せた。
そして、口内に放たれた大量の精液に、自らの唾液を混ぜ合わせる。顔面にかけられた精液を指先に集め、それを唇の中へと指しこんだ。
ロレンスは、浅い呼吸を繰り返し、視界が真っ白に染まった中でノーラを見下ろしていた。
娼婦のように男の股間に顔を埋めて跪く妖精。ノーラが身悶えていたせいで、その服はわずかに乱れ、細い首筋から鎖骨が覗いていた。
すべてを、吐き出したと思った。だが、それでもまだ足りない。ロレンスは、満足よりも次の行為に対しての欲望がむくむくと溢れていくのを感じていた。
「……全部、飲むんだ」
自分で言った言葉が、ロレンスには信じられなかった。精液を飲むなど、娼婦でさえしない。
そんなことをする女が、市井にいるはずがない。ましてや、目の前にいるのは敬虔な神の僕であり、儚く微笑む妖精だった。
それを、自分が犯した。その口の中に、己の中でもっとも汚い欲望を吐き出した。
ノーラの唇が、わずかに横に引かれた。目をわずかに細めて、ロレンスを上目に見上げる。
それから、指先を小さく唇に当てて、俯く。目を閉じて、わずかに躊躇うように舌を唇の間から小さく見せた。
顎を小さく上げる。ノーラが、精液を飲み込んだ。細い首に浮かぶ軟骨が、上下した。一度で飲みきれず、ノーラは何度も喉を震わせる。
飲み込んでいる。目の前の少女が、自分の精液を飲み込んでいる。
ロレンスは、顔面の血液が沸騰しているのではないかとさえ思った。
こくこくと、ノーラは口内に残っていた精液を、自らの唾液と混ぜ合わせて、飲み込んだ。
「ぜんぶ、飲みました……」
そう言って、犬がやるように舌を大きく出してロレンスに見せる。そこに、ロレンスの精液は無かった。
「あ、ああ……。見えてる」
「……ロレンスさん、私のお礼は、まだ、終わりじゃ、ないんです」
ノーラが微笑む。その意味をロレンスが理解するのと同時に、ノーラの細い肩に手を置いていた。
壁に両手をつかせて、ノーラにその尻を突き出させていた。本当に細い腰だった。
肉付きがよくないせいもあって、子どものように薄い尻だった。そこからさらに細い足が伸びている。
スカートをたくしあげて、腰の上に置いた。下着を足首まで一気にずり下げる。
「あっ……」
「綺麗だ」
ノーラの下半身が、外気に晒される。誰にもそこを見せたことが無いのだろう。
股間に引かれた割れ目はぴっちりと閉じていて、本当に子どものそれのようだった。
しかし、その腹側には柔らかな陰毛が若草のように生え揃っている。髪の色と同じ金色の陰毛に、ロレンスは手を伸ばした。
ノーラの体が小さく震えた。怯えるように目を閉じて、壁についた手に力を込める。
さわさわとした陰毛の感触に、ロレンスは満足した。それから、割れ目に指を滑らせて行く。
「あぅ……」
ノーラの喉から、声が生まれる。その声は、ロレンスの鼓膜を甘く叩いた。
指先で、その閉じた股間の唇をそっと開く。すると、とろりと粘ついた液体が流れ出してきた。
それを指で掬って、割れ目の周りに塗ってみる。その行為に反応して、ノーラが声を漏らした。
はしたない声が出るのを防ごうと、ノーラは唇を閉じるが、音は鼻に抜けて余計に甘くなる。
ロレンスは下半身にそそり立つペニスの先端を、ノーラの股間に当てた。
「これが、中に入るんです。わかりますか?」
「……はい、ロレンスさんの、したいように、してください」
「ええ、もちろんそうさせてもらいます。さっきまで、あなたが口に含んで舐めまわしていたものですよ」
「ああっ」
ノーラの太ももを撫でながら、ロレンスはゆっくりとノーラの耳元に唇を近づけた。
「ほら、あんなに熱心に舐めてくださったから、こんなに硬くなってるんですよ」
さっきの行為を思い出して、ノーラは頬を染めた。ロレンスの唇から逃れるように、首を傾げる。
「本当に美味しそうに舐めていただきました。舌でぺろぺろと、唇でぱっくりと」
「いやっ、言わないで」
「これが、欲しいんですよね」
ペニスで、ノーラの股間を何度か叩いた。そして、手でそっと膣の前に当てがう。
「どうですか? これを、入れて欲しいのでは?」
「あっ、それは……、ロレンスさんが好きなように……」
娼婦のようにロレンスのモノを咥え込んでいたノーラだったが、言葉に出して責めると生娘のように恥ずかしがった。
その差が、ロレンスにはたまらない。純粋な妖精ノーラと、妖艶な魔女のようなノーラ。
「是非とも、あなたの願いを聞かせてください」
「……ロ、ロレンスさんが、好きなようにして、くれたら」
「そうではないのです。あなたの希望を聞きたいんですよ。入れて欲しいんですか?」
耳元で囁く。金色の髪から、牧草の乾いた匂いが漂う。背けた顔を覗き込むと、目を閉じ、眉を寄せて耐えているのが見えた。
ロレンスはノーラの腿を撫で、そして服の上から胸を優しく揉んだ。それだけでも、ノーラの体が震える。
「おや、随分とあなたのここから恥ずかしい液体が流れてきますね」
「ああっ、だめです、それは」
ペニスの先端に、膣から溢れ出た液体をまぶせる。
今の行為が、予定調和の上にあるような気がした。ノーラがこうやって恥ずかしがっているのも、自分を喜ばせるためではないのか。
けれど、ロレンスにとってはどちらでも良かった。妖精を辱めて、娼婦に落とし込む。快楽の虜にさせて、自らの奴隷のように扱う。
そんな行為を思い描くだけで、頭が砕けてしまいそうだった。
「ほら、正直に仰ってください」
「……入れて、ください。ロレンスさんの、その硬いそれを」
「ええ、喜んで。ノーラさんが、このはしたなく濡れた場所は、私のこれを所望ということですから」
「そ、そんな、私は」
羞恥に声をあげたノーラを無視して、ロレンスはその細い腰に両手をかけた。
そして、ゆっくりとペニスをノーラの細い穴に差し込んでいく。強烈な抵抗感だった。
処女だというのが、入れた瞬間に理解できる。だが、止める気にはならない。
ロレンス自身にさえ痛みが訪れるような狭さに、ノーラは目を閉じて耐えていた。
「入りました……。動きますよ」
苦痛に呻いているノーラを、犯してやりたかった。
見下ろせば、ノーラが突き出した尻。そしてきゅっと閉じた菊門。
その下に、自分のモノが深く突き刺さっている。白い肌に、幾条もの青い血管が浮き上がっていた。
ゆっくりと腰を動かしていく。引き抜いて、深く差し込む。
その繰り返しを続けた。
「ああっ、あぅ」
ノーラは両手を壁についたまま、首をもたげた。ぼんやりと目を開けて、唇の端から唾液をこぼす。
唾液はノーラの細い顎を伝って床へ落ちる。うっすらと浮かび上がった汗が、ノーラの肌を覆っていた。
ロレンスは、腰を突き入れながら、自分の理性が壊れていくような感覚に襲われていた。
快感が腰を伝う度に、尾骨をハンマーで叩かれたかのような衝撃が頭へと駆け登る。快楽の槌に打たれて、ロレンスはさらに速度を上げた。
ぶつかり合う腰から音が生まれ、腰を打ちつけるたびにノーラの尻肉に波が立つ。もっと強く、強く打ち付けたいと思った。
腰の動きが増す度に、ロレンスは呼吸が苦しくなって浅い息を繰り返す。
喉を限界まで開いて空気を取り込もうとするが、間に合わない。視界が狭くなる。
理性の綱が焼け落ちた。今は、目の前の少女を犯すことしか頭になかった。
次第に、ノーラの口から溢れ出ている声が音量を増していることに気づいた。
その声は快楽を告げる喘ぎだった。妖精の喘ぎ声は高く澄み、ロレンスの耳の一番奥を震わせる。
ノーラの腰が、動いている。自分の動きにあわせて、ノーラは腰を振っていた。
これが処女の所業なのかと、ロレンスは上手く働かない理性で考える。自分は今、魔女か何かに囚われてしまっているのではないかと、錯覚する。
だが、今更この行為を止めることなどできるわけがなかった。
腰を打ちつけるたびに、ノーラが喘ぐ。その表情は、さきほどの苦悶ではなく、快楽に憑かれた恍惚だった。
ノーラの表情に笑みが灯る。蝋燭の炎のように淡いものだったが、それは確かな悦びの証だった。
腰を掴んでいた両手で、ロレンスはノーラのスカートを掴んだ。御者が馬の手綱を引くように、強く引っ張る。
その勢いで、深くペニスをノーラの一番奥へと突き入れた。
普段からよく歩いているノーラだからか、その体はよく締まっていた。無駄な贅肉が無く、細い体だった。
しかし、その体の中、膣は熱くロレンスのペニスに絡みつく。体温のすべてが、柔らかさのすべてが膣に凝縮されているのではないかとさえ思えた。
ロレンスは自らの腰が溶けていくような気がした。溶けてどうなるのかはわからない。
今まで抱いたどんな女よりも、自分を興奮させてくれる。何よりも気持ちがいい。
「はあっ、ノーラさん、もうっ」
耐えられないと思った。辛いなら、途中で腰の動きを止めて、しばらく回復を待てばよかった。
だがそれは出来なかった。動きを止めることなど、ロレンスの頭の中には浮かばなかった。
自分でも驚くほど早い限界の訪れに、尻の筋肉を硬くさせてもう少し耐えようと思った。
この熱く火照った体を、まだ味わっていたい。けれど、最高の酒を前に、どうして手を止めることができるだろう。
どんな熱い酒よりもボロボロに酔わせてくれるこの体。どれだけ味わえば満たされるのか底が知れない。
果てることが快楽であるはずなのに、今はそれが快楽の終焉のように思えて、達したくないと思ってしまう。
「はぅっ、わ、私の、中にっ、一番奥に」
ノーラの声はソプラノの極みに達し、ロレンスを快感の果てへ誘う。
「くそっ、出すぞっ」
掴んだスカートを強く引っ張る。動物の交尾のような姿勢で、動物を御する手綱を握るかのようにノーラの体を支配していた。
一番奥に、出してやる。
ロレンスの膝が、がくがくと笑い声を上げる。激しい動きに、体がついていかない。
もっと強く打ち付けたいのに、それが叶わなかった。
ノーラの尻が震える。膣から溢れた液体が、二人の腿を塗らす。加速する。頭の先から爪先までが、快感に打ち震える。
ロレンスが、ノーラの体を叩き折るかのようにその腰へ最後の一突きを放つ。
「うああっ」
口からこぼれた声と同じくして、ロレンスのペニスから精液が放たれた。精液はノーラの膣の最も奥で吐き出され、子宮への入り口を叩いた。
「ああっ、あ、熱いのが、中で」
びくびくと、体が震える。ペニスはノーラの膣の中で震えて刺激し、清純なノーラに快楽を送り込んだ。
藁敷きのベッドの上で、ロレンスは天井を仰いでいた。
仰向けに転がって、大の字に寝転がる。腕や足がベッドからはみ出ていたが、それも気にならない。
情事の後に訪れた気だるさに、ロレンスは目を細めた。今は、指先ひとつ動かすことさえ億劫に感じられる。
全裸のロレンスの胸の上には、全裸のノーラがその体を乗せていた。ノーラは穏やかに微笑みながら、ロレンスの腹を撫でている。
二度出しただけでは飽き足らず、あれからまたノーラの細い体を正面からも犯した。
何をしても、ノーラは喜んでロレンスの求めに応じ、ロレンスの求め以上に快楽をもたらした。
ノーラは太ももでロレンスのペニスをゆっくりとさすりながら、ロレンスの胸にキスを浴びせる。
すでにロレンスのペニスは萎えていて、硬さを取り戻す気配は無い。だが、ノーラは手でそっと撫でて、ロレンスを刺激している。
「さすがに、もう……」
ようやく冷静になってきたロレンスは、情けなさを感じながらもそう告げた。
「……そうですか、すみません。そういう加減、わからなくて」
わからなくて当然だろうとロレンスは思った。ノーラは、処女だった。
ノーラの口ぶりからも、ノーラの股間から流れた血液もそれを証明している。
だが、行った事は娼婦も驚くような淫靡なもので、とても処女が持ち合わせているものではなかった。
「本当に、気持ちよすぎて」
「喜んで貰えて、よかったです」
可憐に微笑むノーラを直視できずに、ロレンスは視線を彷徨わせて自分の頬を掻いた。
「ロレンスさんさえよければ……、私はいつでも」
ノーラがロレンスの腹部を撫でながら、うっとりと目を細めて囁いた。
「いえいえ、もう十分なお礼は頂きましたよ。これ以上貰ったら、神罰が降ります」
「そう、ですか……」
ロレンスの腹部を撫でる手を止めて、ノーラがぽつりと呟いた。
ノーラは毛布で自分の肌を隠すように包み、服を着ているロレンスを眺めていた。
ベッドの端に腰掛けて、ロレンスの背中を見る。
「ああそうだ、ノーラさん」
「はい」
「羊乳の目利きをして頂いて、ありがとうございます。ホロも、色々と喜んでいましたし」
「いえ、たいしたことじゃありませんよ」
服を着終えたロレンスが振り向いてノーラを見ていた。ロレンスの表情には、仕事で使う時の微笑が宿っていた。
その顔を、ノーラは見ることができないでいる。
天井近くに空いた窓から、夕方の赤色が部屋を覗き込んでいた。横に差し込む深い赤色が、壁に四角い額縁を飾る。
冷たい空気が足元から忍び寄り、ノーラは毛布を抱き寄せるようにぎゅっと密着させた。
「本当に色々と大変でしたけど、この街に来てよかった。ノーラさんも、これからのお仕事頑張ってください」
「ええ……。きっと、店を持ちます。一人では寂しいと思うような、広い店を」
「ははは、私のような零細行商人や、孤独に生きる羊飼いではないんですから、人を雇えばいいんですよ」
ロレンスの言葉に、ノーラは唇を噛んだ。目を伏せて、床に散らばった藁を数えるように視線を落とす。
「そうですね、いつかは、そうなりたいです」
「ノーラさんなら大丈夫ですよ。一番よくないのは、臆病で何も決められないことです。けど、ノーラさんはリスクを承知の上、自分で決めて今を掴んだんですから、これからだって」
励ましの言葉に、ノーラは顔を曇らせる。自分の体を抱き締めるように、膝を閉じて腕を組んだ。
そして、何もかもが上手く行かなかったのだと、ノーラは自分の腕に爪を立てた。
麦の収穫期も終わり、空気がやがて訪れる冬の匂いをわずかに漂わせる。
リュビンハイゲンの外には、枯れ始めた草木の擦れる音がが錚々と響いていた。
肌を撫でる冷たい風に晒されながら、ノーラはリュビンハイゲンの城壁を臨んだ。長く住んだ場所だった。
これからは、違う街で生きていく。自分を長く引き止めたあの大きな街が、今では心なしか小さく見えた。
エネクを隣に従えて、ノーラはわずかに吹いた風にはためく髪を片手で押さえた。
別れの時だった。あの街で起こった最後の騒動も終わり、その騒動に絡んだ二人ともこれでお別れ。
恋人のように戯れて、からかい合う二人に、つい笑みがこぼれた。
「お幸せに」
ホロとロレンスに、そう告げた。二人は頬を染めて、わずかな間だけ黙った。
リュビンハイゲンに背を向けた。歩き出す。
やがて二人を乗せた馬車も轍を残して、ノーラとは別の場所へと向かった。
いつものように、足を前へ前へと進めていく。
歩くのには慣れていた。だから辛いはずはなかった。
けれど、ほんのわずかに歩いた後で、歩みが止まる。
振り返れば、まだリュビンハイゲンの大きな壁が遠くに見えた。
疲れたわけではなかった。けれど、歩き出せなかった。
草原の向こうに見えた城壁が、滲み出す。雨の向こう側のように、すべてが見えなくなっていった。
「あれ?」
呟いてから、ノーラは自分の頬に手を当てた。そこには、瞳から流れ出た涙が伝っていた。
「どうして……」
涙が次から次へと溢れて止まらない。両手で顔を覆う。
振り返り見た城壁に向かったまま、膝を道の途中についた。
肩が震える。意思を無視して、何度も何度も呼吸が乱れる。その度に嗚咽が溢れた。
喉が詰まり、ノーラは口を両手で覆った。それでも、自分から溢れる声を抑えることができない。
涙が道にぽたぽたと流れ落ちる。手を伝い、肘を濡らし、顎を伝い、落ちていった。
ノーラは口元を覆ったまま、自分を抱いた人を思った。
結局、何も言うことは出来なかった。
一緒にいてほしいと、告げることが出来なかった。
ロレンスに言われた言葉が耳に甦る。一番よくないのは、臆病で何も決められないことだと。
その言葉が、今は何よりも痛くてノーラは耳を塞いだ。
ようやく涙が枯れ果てた頃になって、ノーラは立ち上がった。
旅の前途でこれほどまでに疲弊していては、この後の旅路が辛くなる。
ずっと隣で黙っていたエネクが、ノーラを励ますように吼えた。
エネクの頭をそっと撫でてから、リュビンハイゲンに背を向ける。
もう、振り返ることはないだろうと思った。
「さようなら」
呟いた声が冷たい風にさらわれた。
終わり
>>235 GJ!!
数年後立派な店を持ったノーラとその子供の姿を脳内補完しておく
でも、そんなのホロが許さんだろ・・・
ノーらは嫌いじゃないけど、やっぱり店を持ったロレンスの隣にはホロがいてほしい(涙)
何の話だ?
>>235 乙!
文章がハセクラさんっぽいね。うまい。
240 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 19:59:57 ID:iP76QQQx
乙
ノーラの話もっとみたいです。
なんというベッドヤクザw
だがGJ
狼の人さんの『兆しの街』シリーズを全部みたいんだけど保管庫にUPとかもうされないのかな・・・・
干す
adeceャヒュ
ホロホロ
246 :
、:2009/03/08(日) 07:53:30 ID:MYLYmr37
素晴らしい!エロくて切ない…超GJ!!
ほしゅ
☆
作品待ちage
作家かもん保守
251 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 20:03:36 ID:367zKuCE
とりあえず保守
252 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 13:33:58 ID:OwUe8UhE
ほす
来月からAT-Xで未放映話込で再放送はじまるね。
保守ついでに小ネタ ロレンスの師匠の話
これは、ホロとロレンスが旅をする30年も前の話。
とある街の商館に集った男たちが、いくつかのテーブルに分かれて酒を酌み交わしていた。
あちらこちらの席から大きな笑い声や、歓声が聞こえてくる。
孤独な行商の寂しさや、本音を出せぬ商談のうさを晴らすように、誰もが饒舌になってしまう。
そして男どもが集まれば、下ネタが出てくるのも仕方が無い事。
部屋の一角にあるテーブルでも、5人の男たちが『今までにした事がある、トンデモ自慰』の
話題で盛り上がっていた。
「俺は小高い丘のてっぺんで、素っ裸になってしたことがあるぞ!」
「俺なんて川の流れにこの、でかいタマを撫でさせながらやった!」
どうしようもない武勇伝の一つ一つに、皆が肩を叩いたりしながらげらげらと笑いあう。
「お前はどうだ?何かスゲェの持ってないのか?」
そんな中、話を振られた年の頃20代半ばといった若い男は、一度考え込んでから笑みを浮かべた。
「空に雲ひとつ無い、月明かりがまぶしい夜に……」
男が語り始めると、テーブルを囲っていた男たちが身を乗り出してうんうんと頷く。
若い男は話を続ける。
「その夜は、自分でも分からないくらいにムラムラとキましてね。
そんな時、月明かりに照らされた……」
一旦切って、ぶどう酒を一口含むと、それを飲み下すのに合わせるように、周りの者たちも
ごくりと唾を飲み込むのが分かる。
「汗がきらきらと輝いていて、その毛艶が……妙に色っぽかったんですよ。
それで、気がついたら荷馬のケツを撫でながら……」
部屋中の雑音が一気に引いていった気がした。
囲っていた男たちの表情は、どれも信じられないモノを見る目だった。
「そ、そうか……うん……いや」
一人の男が声を出すと、堰を切ったように声があふれ出す。
「いや、それはないわ」
「お前のそれには人としての知性が感じられん。この動物が!」
「さすがの俺もそれは引くわ」
罵声が飛び交う中、若い男は呆然と座ったまま動けなかった。
そこからの記憶はぷつりと途切れていた。
その日から、行商人の間では『牝の荷馬が人になって、行商人と恋に落ちた』なんて噂話が
まことしやかに語られるようになったという。
_________________________
「ねえ伯父さん、どうして伯父さんは徒歩の行商をしているの?」
「ん?ああ、昔は馬車も持っていたのだが、それで大失敗をしてしまってな」
あご髭に白髪を混ぜた、初老の男は弟子となった少年に優しく語る。
「ふぅん」
恐らくは両手で抱えきれないほどの不良在庫でも出してしまったのだろう。話を聞けば10人が10人そう思う
その語り口に、少年は特に疑うこともなく納得した。
男は少年の頭を撫でると、笑ったまま力強く話す。
「クラフトよ、人には自分で歩く脚がある。馬に乗るのは足腰が立たなくなってからで良い」
それから少年の一歩前を歩き出すと、遠くを見ながらぽつりとつぶやいた。
「たたなくなってからで、十分だ……」
終わり
死ぬほどワロタwwwww
257 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 03:50:07 ID:CVhgzrej
GJアゲ
☆
保守ついでに小ネタ エロくないけど
「苦い……」
ホロは舌を出して顔をしかめた。
「あのなぁ、お前が飲んでみたいって言い出したんだぞ?」
冷たい目線で一瞥するロレンス。しかし、心の中ではホロのこの反応は正に予想通りであり、その笑いを
隠すためにわざとこのような反応をしたのだ。
うえっとえずきながら、恐らくフードの下で耳を垂れさせているだろうホロは、その視線から逃れるように
ぷいと顔を背けた。
「大体、この匂いからして駄目じゃ……とても口にするものとは思えん」
口を尖らせて子供みたいに拗ねるホロは、実に可愛らしい。
ロレンスは肩をすくめて見せ、ちらりとこちらを伺うホロに手を差し伸べる。
ホロの手から受け取ったそれを一口含むと、ついには堪えきれずに苦笑いを浮かべた。
「まぁ確かに苦いし、香りも独特だな」
飲み下してからそう言うと、ロレンスは口直しにテーブルの上のクッキーを一つ頬張った。
「だが、こうして甘い菓子には良く合う。りんごの果汁じゃ甘さがケンカするからな」
言葉を実践するように、カップに口をつける。それを見つめるホロにカップを差し出してみるが、首を横に振った。
まだまだ世には珍しい、カフェの中。普段はなかなか口にする機会が無い飲み物をねだったホロだったが、
どうやらコーヒーは口に合わなかったようだ。
腹いせとばかりに、ホロはクッキーだけをボリボリとむさぼっていた。
「まぁ俺も最初に飲んだ時は、砂糖とミルクを入れてもらっていたからな。これは確かにちと苦い」
フォローするロレンスをじろりと睨む。余裕ぶっているのが気に食わないのだろう。
ホロは鼻を鳴らすと、また顔を背けるのだった。
しかし、今度は鼻をひくりと動かすと、すぐに機嫌を直して向き直る。その視線はロレンスを通り越して、
少し遠くを見ていた。
それから数瞬おいて、ロレンスにも分かるくらいに紅茶の良い香りが漂い始めた。
注文を取る際、コーヒーと紅茶のどちらが良いかホロに聞くと、迷わずにコーヒーと答えた。
おそらく、コーヒーの方が高かったからだろう。
その事を思い出して、ロレンスは必死に笑いを堪える。ホロが見ていたら、また口を尖らせるかもしれないが、
そんな事に気づかない程、ホロの視線は紅茶に釘付けになっていた。
ポットから、いかにも高級そうな白い陶器のカップに紅茶が注がれると、目を爛々と輝かせる。
コーヒーと違い、透明なそれがカップの中でゆらゆらと揺れると、底に描かれた小さな絵を歪ませた。
運んできたウェイターが一礼してその場を離れると、ホロはそのカップに顔を近づけていき、胸いっぱいに
その香りを吸い込むのだった。
先ほどとは対照的な反応である。
「うーむ、実に良い匂いじゃ!」
ホロは嬉々としてそれを手に取ると、垂れそうになっていた涎とともに、ごくりと飲み込んだ。
しかし、次の瞬間には目を白黒させ、高級そうなカップを乱暴に戻すホロの姿があった。
舌を出しけんけんと咳き込むと、思わず中腰になったその尻の先が、明らかに膨れ上がっていたので
よほど意表をつかれたのだろう。
ロレンスは慌ててその膨れた尻尾を隠すように近寄ると、背中をさすってやった。
目尻に涙を浮かべたホロがこちらを見る。
「ぬしよ……コレ、渋いんじゃが……」
_______________________________
結局、追加でホットミルクを頼み、それで紅茶を割ってやった。
ウェイターはその行為に頬を吊り上げてひくひくと動かしていたが、ホロは気にせずそれを舌先で味わうと
満足げに微笑んだ。
「うむ、これなら香りも味も存分に楽しめる」
これが、後のロイヤルミルクティの原型になるとは、その場の誰も思わなかっただろう。
終わり
ロイヤルミルクティーは牛乳で煮出ししたものだがキニシナイ!
乙!
おつかれさまんさ
いいよいいよー
保守ついでに小ネタ つかこんな2レスネタばっかですまんこ
町へ向かう街道を闊歩する、一頭の荷馬車。
前の町を発ってから3日が過ぎ、それまで視界の片側をさえぎっていた森がようやく途切れたのが昨日の事。
御者台の上で手綱を握るロレンスは、目の前の平原にある緩やかな丘をあと5つも越えれば次の町に着く、と
大分先が見えてきた旅路に一つ安堵の溜息をついた。
「なぁぬしよ、次の町はもう近いのかや?」
そんなロレンスに声をかけるホロは、先刻からやけにそわそわとして落ち着きが無い。
糧食に持ったライ麦のパンに、初日から文句をつけていたホロの事だ、町への到着を待ちわびているのは
ロレンスにもよく分かる。しかし、今日のホロの様子はどうもそれだけでは無い気がした。
そこで、ロレンスは残念ながらという言葉を頭につけてから答えた。
「あと、丸1日はかかるな。着くのは明日の夜か、その次の日の朝になると思う。」
「そうかや……」
ホロは心底残念そうにうつむき、それからしばらく押し黙ってしまった。
体調でも優れないのだろうか?ロレンスが横目に見るホロは、うつむき唇を真一文字に結び、両の手は
太ももの上で固く握られていた。
ロレンスは思考をめぐらせる。朝方は特にこんな調子では無かった。そして、ついさっきまでもホロは
気分良く酒を飲んでいたはずだ。
となると、酒を飲んで揺られたせいで気持ち悪くなったとか?
しかし今までの経験からすれば、この程度の……いや、むしろ良く舗装されている方であるこの道で、
乗り物酔いするというのは考えにくかった。
ロレンスはあごに手をやり、他に原因を探す。しかし、程無くして袖が引っ張られて視線を移すと、そこには
切実な表情で何かを指差すホロの姿があった。
「すまぬが、ちょっと川べりの方に行ってくれんかや?」
ホロは街道の外れに流れる川を指差していた。
「具合でも悪いのか?」
ロレンスの不安はどんどんと増していく。慌ててうつむくホロの顔を覗き込むと、
恥ずかしそうに眉尻を下げ、顔を赤く染めていた。
その姿にようやく一つの可能性が頭をよぎり、小さく「あっ」と声を漏らした。
そして、それが正解である事をホロが告げる。
「すまぬ……もよおしてきた……」
森の中や、平原でも多少の木や背の高い草むらがあれば、用を足す事に不自由しない狼の娘も、
さすがに八方見通し全開の平原のど真ん中では恥ずかしいのだろう。男のロレンスだって気が引けるくらいだ。
ロレンスは「分かった」と頷き、馬車を急いで、慎重に川に向かって走らせた。
※
川のほとりにしゃがみ込み、ふさふさの尻尾がふわりと持ち上がると、ホロの小さな尻があらわになる。
「後ろを向いておれ!」
見ていたのがばれているかのように、ホロはこちらを見るでもなく叫んだ。
ロレンスは慌てて体の向きを変え、空を見上げてその残像を振り払う。
それから数瞬おいて川のせせらぎに混じる、別の水音が耳に入った。
見てはいけない。そう言われれば、見てしまうのが人の常というもの。
そんな言い訳を頭に浮かべつつ、ホロの方をちらりと伺った。
するとそこには、大方を出し切ったのであろう、勢いの弱まったそれがホロの可愛らしい尻を伝い、
草むらへと染み込んでいく光景があった。
日に照らされ、きらきらと光るその一筋に、ロレンスの目は釘付けとなっていた。
「ふぅ、ぬしよ……手ぬぐいを取ってくれんかの」
そんな事とは露知らず、一度身を震わせてから放たれたその言葉に、ロレンスの足音がホロの背後へと近づく。
ホロは照れ笑いを浮かべながら、礼を言って振り向いた。そしてその顔を瞬く間に青くするのだった。
そこには、獣の目をしたロレンスが立っていたからだ。
「ホロォォーーーー!!」
叫びながらホロを一気に押し倒し、正面から両足を抱え込むように股を開かせると、先程出していた尿で
テラテラと光るなんとも美しい秘部があらわになった。
ロレンスは躊躇無くそこにむしゃぶりつき、舌を這わせる。
「こらぬしだめじゃ!きたなっ、ひゃぅん!!」
無遠慮で、それでいて丁寧に余すところなく味わう姿は、蜂蜜をしゃぶる熊の姿にも見える程だった。
秘所を隠すために伸ばされた手は、ロレンスの顔を引き剥がそうと力を込めるが、それもすぐに諦めたのか
自らの口にあてがい、抵抗をやめるのだった。
________________________________
「まったく、雌の小便に欲情するなど……ぬしは本物のヘンタイじゃ!」
そう語気を荒げながら、唾液やらなにやらでベトベトになった股間を拭うホロ。
とりあえず2発殴られたが、どうやらこの程度では収まらないらしく、正座をしたロレンスは
その赤くなった頬をさすりながら、あとどれくらい罵声を投げつけられるのかと大きく溜息をついた。
しかしその予想は裏切られ、川ですすいだ冷たい手ぬぐいが投げつけられると、思わずホロを見た。
「ヘンタイはそれで、よーく頭を冷やしんす!」
語気は変わらず、顔はそっぽを向いているが、この優しさには思わず口元が緩む。
ひんやりとしたそれが頬の熱を奪うと、同時に川の冷気をまとった冷たい風が、心地良くかけぬけていった。
しかし、その風は下半身をいまだあらわにしていたホロには、少しばかり冷た過ぎたかもしれない。
ホロはぶるりと身を震わせて、顔をしかめた。
「むう、またもよおしてきた……」
※ (気が済むまでループ)
終わり
獣なロレンス・・・惚れたw
268 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 20:22:54 ID:nL7dngUK
保守
兆しの街の続きはもう来ないのかなぁ
270 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 22:13:28 ID:bHirQFrL
静かな部屋の中、エーブは一人考えにふけっていた。
来週ロレンスが来る。そのときにさりげなく会いに行こう。
そうだな、街の情報を集めるふりでもしながら。
ロレンスの前を通る。
ロレンスのことだ、きっと声をかけてくるだろう。
返事はどうすれば?
久しぶり。そっけないか?
おお!久しぶり! おかしいか。
やぁ、久しぶりだね。 誰なんだ。
少し嬉しいというのをかもしだしつつ、待っていたと思わせないよう偶然をよそおえる風に・・・・・
久しぶりじゃないか。元気にしてたか?
おお、こんなの何てそれっぽいな。
いや、女言葉を使って自分は女だとアピールするのはどうだろう。
あら、ロレンス。久しぶりじゃない!元気にしてたかしら♪
露骨だな。
気持ちが悪い。
さて、どうしたもんか・・・・・・
エーブの一日は過ぎていく。
暇すぎて書いちまったよ。っへ。
結局当日になってロレンスに後ろから肩を叩かれてテンパったエーブが
「おかえりなさい」とか言っちゃって顔真っ赤にしてあわわあわわするんですね?
続きを可及的速やかに頼む
272 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 15:28:58 ID:XJHuKRvl
>>271 えっと、270なんだが続きを書くつもりが無かったから予想外の依頼に現在てんぱっている。
続きを書ける気がしないんだがw
誘い受けですね、わかります
274 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 23:44:28 ID:XJHuKRvl
翌週 ロレンスの来る日。
今日だ。
もちろん、ロレンスがどの道から来るかはつかんでいる。
ここで待っていればかならず会える!
うちの商会のやつらが仕事にならん、なんてほざいてたけど知るものか。
やめたきゃみんなやめろ。
それで、ロレンスをうちの商会にいれて二人きりでがんばってくから。
ロレンスは優しいからな。
俺がちょっと困った態度をとればうちにくるだろう。
いろいろと作戦をメモしておこう。
エーブは一人妄想にふけっている。
とんとん。
なんだ?誰か肩をたたいたな。
どうせうちの商会のあほどもがよびにきたんだろう。
無視。
とんとん。
しつこいな!
「今忙しいんだ!俺とロレンスのこ・・・と・・・を・・・・・・」
空気が凍った。
「あの、エーブさん・・お久しぶりです・・ね。 俺がどうかしましたか・・?」
・・・・・・
早くないか?
来るのはまだまだだろう。かなり早く来たのに。
!?
太陽が真上に昇っている。
そんなに長い間考えてたのか・・・
手元の紙を見るエーブ。
真っ黒だ・・・・・
いや、それよりもロレンスがいるんだ!
早く挨拶をしないと!
「あ、お・・おかえりなさい!」
「・・・・えと、ただいま・・・」
やってしまった!
くそ!せっかく考えた可愛い挨拶も緊張ですべて水の泡だ!
恥ずかしい・・・・今どんな顔になっているのか鏡を見なくてもわかる・・・・
ロレンスが困った顔をしている。
ど・・どうごまかすべきか・・・
「冗談だ。」
「え?あ・・あぁ!そうですよね!びっくりしましたよ〜、いきなりおかえりなさいなんていうから。」
どうにか、ごまかせた・・・のか?
ま、笑ってるし大丈夫だろう。
さて、この後どうしようかね。
>>271に言われたのにしようと一応続きを書いてみたが、無理っぽい。
アラビアのロレンス。
短編挟んで最初の描写がロレンスの死で
なぜ死に至ったかを追っていくんですね
わかります
ロレにケツの毛を抜く趣味があったとは初耳だ
278 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 19:09:07 ID:2MpQ2X7E
ヤンデレエーブが読みたいんだが誰かあるとこ知らんか?
>>275 ああ、とうとうガレー船交易に行ったんですね、漕ぎ手で。
昔っから山っ気の多い人だとは思ってたが。
保守ついd(ry
狼と犬の違いは、森の中だけで暮らしたものと、一度人の下に暮らしたものとの違いだ。
そんな言葉を人と共に旅する狼から聞いた事がある。
それなら、人と旅するその狼はもはや犬では無いのだろうか?
もしその疑問を口にすれば、たちまちその鋭い牙と爪の餌食となっていただろう。
それどころか、こんな疑問を頭に浮かべている事さえ危ういかもしれない。
今、隣に寄り添う狼は実に耳も、鼻も、そして勘も鋭いのだから。
真偽の程はとにかく、そんな人に慣れた狼は、時に犬のように甘えてくるのだった。
移動中の野宿から久しぶりに解放され、宿でたらふくうまい飯と酒をかっ喰らったホロは、
実に気分よさげだった。
ロレンスはベッドに腰かけ、そんな上機嫌のホロに「寝入る前に服くらいは脱いでおけ」とだけ言って、
商館から渡されたいくつかの手紙を読み始めていた。
それからどれくらいの時間が経っただろうか。獣脂の明かりに照らされていた手紙が突然影に覆われて
ロレンスが見上げると、いつの間にか先程まで反対側のベッドで枕と戯れていたホロの姿があった。
その表情は影のせいもあって、先程までのそれと違い、少々機嫌が悪いようにも見受けられる。
ホロはそのまま黙って隣に腰掛け、寄りかかるようにロレンスの肩に頭を預けた。
撫でろ、という合図だ。
むすっとした表情のまま、その狼の凛々しい耳が生えた頭を撫でられるのを待っているのだ。
溜息混じりに笑みを浮かべ、さらなる催促が来る前にホロの肩をそっと抱き寄せる。
ぴくりと動かした耳をそっと触れてから、髪をすくように撫でてやると、ようやく満足気に目を細めた。
光沢のある亜麻色の髪は、まるで絹糸と間違うほど滑らかで触り心地が良く、ロレンス自身も
この時間は実に魅力的だった。
しばらくその手触りを堪能した後、不意にホロの甘い声が耳元でささやかれた。
「なあ、ぬしよ……アレも随分とご無沙汰なのじゃが……」
ホロの指が耳の裏から首筋をくすぐり、ロレンスは思わず身を振るわせる。
「わっちゃあ、もうそろそろ我慢しきれなくなってしまいんす」
ゆっくりと向き直り、そっと手を重ねられるその仕草に思わず息を飲み、そこにホロがとどめを刺す。
「して、くれんかや?」
ほんのりと頬を染めるその表情は実に巧い。
ロレンスはいつ頃からこんな風に求めてくるようになったのか、ぼんやりと考えながら頷くのだった。
ロレンスの固いものがあてがわれ、ホロは小さく吐息をこぼす。尻尾を左右に揺らしながらその瞬間を
今か今かと待ちわびていた。
「動かすぞ、いいか?」
「う、うむ、じゃが最初は優しくじゃぞ?」
そんなホロの可愛いおねだりに、ロレンスは笑いを堪えて一度頷いてから、ゆっくりと動き始めた。
ずっずっと擦りながら慎重に押し込み、ゆっくりと引いてはそれを繰り返していく。
「あっ、ああ……」
擦れる度に歓喜の声を上げるホロの姿に、次第に速度を上げ、自然と力も込められる。
「ん、ああっ!ぬしよ、上手じゃ……」
「痛くはないか?」
「くふっ…大丈夫じゃ、うぅ……くぅっ!」
その言葉とはためく耳に気を良くして、ロレンスの動きはどんどんと大きくなっていく。
ゴリゴリとホロの身を削っていく感覚に、無心になって動かし続けた。
「ああ!ぬしよ!ふかっ、深すぎじゃ!」
「もう少しだから……我慢してくれ」
「そんなにされたら、わっちは……わっちゃあ狼に戻れなくなってしまいんす!」
悲痛なまでの叫びが耳に入るが、己の欲を止める術も無くロレンスはホロの震える手を力強く握った。
_____________________________
「30点じゃ」
後始末をする後ろからかけられた言葉は実に辛らつな評価だったが、満足気に緩みきった顔を
隠し切れないロレンスは振り向くことが出来なかった。
そんな態度に、ぐにゃりと頬に爪を立てられる。
「聞いておるのかや!?」
綺麗に研がれた爪は肌に食い込むには至らず、つるつると頬を撫でてロレンスをくすぐる。
固いヤスリについた爪の粉を丁寧にふき取ってからようやく向き直り、むくれるホロの頭を撫でた。
「こっちの方が綺麗だし、可愛いと思うけどな」
「ふん!こんなに深ヅメされては、ぬしの顔を引っ掻く事もできん」
ぷいと顔を背けるが、揺れる尻尾は隠さないところを見れば、まんざらでも無いのだろう。
それから実に不機嫌な声で「寝る」とだけ言って布団へともぐり込んだ。
ロレンスはそれを見届けてから、だいぶ短くなったロウソクの火を吹き消し、床に着いて天井を見上げる。
耳と爪、そして尻尾はホロの狼としての誇りであり、その手入れを任せる事がどれだけの信頼なのか、
ロレンスには想像もつかない。だが、それが重大な事であるのは十分に分かる。
それを求めるホロの甘えは、ロレンスにとっても『雄』としての誇りなのだ。
ロレンスはいつの日かさせられるであろう、尻尾の手入れを思いながらまぶたを閉じるのだった。
終わり
及第点じゃ
なあ、今朝起きたらベッドにホロが寝てたんだがどうすればいい?
いいからさっさと梱包作業にもどれ
286 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 18:00:26 ID:NScZvpdK
乙でした
>>3 ___
| |
| |
| |
| |
|___|
|::::::::  ̄|
|::::::: |
・∵ |:::::::: | :・
∴・ |::::::: |∵
|\∴・ |::::::: |\
l lヽ`-‐ '´ ̄ `ヾゝヽ
シ~ /" `ヽ ヽ `、l
//, '///|! !‖ ヽハ 、_ヽ
〃 {_{\」」 L|l|/リ l │ |ヽ
____. レ!小l▽ u △ 从 |、| )
く ノ::::::;;;;;;\. ヽ|lilililil ililililililil |ノハ´
 ̄ ̄フ;;;;;/ /⌒ヽ__|ヘ 、_,、_, u j /⌒i !ヽ
/;;;;/ . \ /ヽ.| l>,、 __, イァ/ ///ハ
/;;;;∠___ /ヽ./| | ヽヾ、 /,{ヘ、__∧/ハ !
く:::::::::;'::::::;':::::::;'::::::7ヽ< } / l丶× / ヾ l l''ハ∨
街に入る際の検問を安全に通る策を考えてみた。
1.麦の中に宿った状態で検問を通る
2.全裸に首輪と鎖をつけて四つんばいにさせて、珍しい犬だと言い張る
3.髪を昇天ペガサスMIX盛にして耳を隠す
ホロが来たら相談してみよう。
職人の降臨はまだか
292 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 05:19:08 ID:vS5thWNY
ばき!
何かを鈍器で殴ったような音が響き渡る。
「ぐは・・・・え・・エーブさん・・・どうして・・こんなこと・・・・」
縛られた一人の男が自分を殴る女に話しかける。
「ロレンス、俺はお前を助けてやるんだよ。あの女から。」
エーブと呼ばれた女はいつもとは違うきれいな服をきて、いつもとは違う恐ろしいことをしていた。
ロレンス、お前が俺を食事に誘ってくれたんだ。
だから、いつもはしないこんな格好をしていったのにほかの女を連れてきてどこかへいくだと?
お前は俺のことを・・・私のことを好きなんじゃないのか?
口付けあった中じゃないか。
・・・・・
そうか、あの女に何か弱みを握られてるのか。
ならお前をここから動けなくして女から助けてやるよ。
すべて俺にまかせてくれないか?
私があなたを守るから。
あなたは私だけをみて?
夜の町に足の骨が折れる音が響いた。
ツンで霊?
やんで礼だろう
私羊飼いですけど、ロレンスさんには純朴そうな女の子が似合うと思います!
本人乙
297 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 19:01:00 ID:vS5thWNY
やん∂な。
3レス小ネタ
のどかな昼下がりの、人もまばらな街路に蹄の音が響く。
その一定のリズムに乗せ、手綱を握る商人の男は鼻歌を口ずさんでいた。
「ふ〜んふ〜ん、ふ〜んふんふふ〜ん」
それは巷で子供達に大人気の、『ゲリラの歌』という実にノリの良い歌だ。
こんな風にロレンスが上機嫌なのは、つい先程まで荷馬車に積まれていた商品が、思いのほか高く
売りさばけたからに他ならない。
町の特徴や季節から予想して仕入れをし、それがピタリと当たる。さらにそれが予想以上の値で
売れたとなれば、商人としてこれ程嬉しいことはそうそう無いだろう。
手渡された金貨の輝きを思い返し、それの入った財布を一撫ですれば、いくらでも口元がつり上がる気がした。
しかし、ロレンスがその顔を緩ませていられるのも、次の路地を曲がるまでだ。
その先の宿で待つ、旅の連れのホロに今回の売り上げを知られれば、何をねだられるか分かったものではない。
それでもロレンスは嘘をつく訳にはいかなかった。
なぜならホロは、その幼さの残る見た目からは想像しがたいものの、その実齢千歳を越える賢狼であり、
人のつく嘘などいとも簡単に見破ってしまうからだ。
そこでロレンスは先手を取り、予定よりも高く売れたと正直に話してしまい、土産に買ったリンゴを渡す事で
機嫌を取ると共に、いくら儲けたかなどと言う具体的な部分はごまかそうと考えていた。
つい先程まで歌のこぼれていた鼻をすすり、一度気合いを入れる。
本当の意味での『儲け』が決まる戦いに、今ロレンスは立ち向かおうとしていた。
木製の扉が開かれ、わずかに軋む音が響く。
部屋の奥にあるベッドでくつろぐホロがこちらを見ていた。恐らくは部屋に向かう足音で気づいていたのだろう。
しかし待っていたのはロレンスではなく、どうやらその手に持たれた土産のようで、ホロの視線はまっすぐに
そちらへ向けられていた。
やはり一時たりとも気が抜けない。そう思いながらも、表情を明るいものに変えられたのは上出来だと思う。
「予定より高く物が売れたからな」
ロレンスはそう言ってリンゴを一つ、ホロに向かって投げた。
それを受け取ったホロは尻尾で喜びを表現しながら、シャクシャクと小気味の良い音を立てて頬張る。
ロレンスは、予定通りに事が進んだ事を確信して、溜息と共に胸を撫で下ろした。そしてもう既に一つ目のリンゴを
食べ終えようとしているホロに、残りのリンゴが入った袋を手渡した。
「まだあるからな、落ち着いてゆっくり食え」
返事をすればこぼれ落ちそうな程、口いっぱいに詰め込むホロに言ってから頭を撫でてやる。
寝ているときと食べている時だけは、子供っぽい見た目通りに可愛らしい表情をしている。
いつでもこんな風なら、気を揉む事も無いのだが……ロレンスは思わず苦笑いをこぼした。
そんなロレンスをいぶかしげに伺うホロが、口の中のリンゴを何度もそしゃくしてから、ようやく口を開く。
「ぬしよ、何か良い匂いがせんかや?」
「……は?」
言われて反射的に鼻を利かせるが、かすかにリンゴが香る以外に特に何も感じない。
ホロは首をかしげるロレンスの手を取り、一度鼻を鳴らして口元に牙を晒していた。
「ぬしの手から、随分と甘い良い匂いがするのじゃが?」
その言葉に思い当たる節がすぐに見つかった。取引先でご馳走になった甘いパンケーキだ。
ロレンスの背筋にぞくりと悪寒が走り、今までに幾度と無く味わわされた辛酸が口いっぱいに広がっていった。
「ああ、いや……取引先でお茶請けに出された菓子、かな?」
しどろもどろに答えるロレンスにうんうんと大きく頷き、まるで現場を見ていたように言葉を付け加えた。
「うむ、バターたっぷりのパン生地に、これは……リンゴを糖蜜で煮たジャムかや?あとはなんじゃ……
甘ーいミルクの匂いもするのう!」
匂いからここまで分かるのは、ただ嗅覚が鋭い狼の業だけではないだろう。ホロのその、並々ならぬ
食い意地にはさすがのロレンスも驚きを隠しきれなかった。
確かにそのパンケーキには、リンゴのジャムとミルクから作ったクリームがたっぷりと乗せられていたのだ。
眼下のホロは舌なめずりをして、甘えた声でねだる。
「実にうまそうじゃ〜ぬし様よ〜わっちもそれを食べてみたいんじゃが〜」
匂いがするロレンスの指にしゃぶりつこうかというホロ。その姿に思わず身を引こうとするが、逆に
力強く引っ張り戻されて、ベッドへ倒れこんでしまった。
慌てて体を起こそうとするロレンスの腹に、ずしんと衝撃が走ったのは一瞬の事だった。
馬乗りになったホロが顔と顔とを近づけてくる。
ロレンスはいつかの地下水路以来の、ホロに喰われる恐怖に身を震わせるのだった。
「クンクン、スンスンスンスン、ンフーっ!」
ホロの大きな鼻息が口元をくすぐり、ロレンスは思わず顔を背けるが、それを追うように熱く湿ったものが
唇を這っていった。
「うわっぷ!ちょ、おまっ!」
わずかに残る、匂いと味を堪能しようとしたのか、ざり、ざりと獣特有のざらついた舌で無遠慮に舐め回されて、
ロレンスは悲鳴にも近い声を上げた。
「ぬしよ〜わっちも食べたい。買ってくりゃれ?」
唾液まみれになった口を一旦離し、再度ホロがおねだりをする。しかしあれだけ豪華なパンケーキとなると、
ロレンスが食べた1片でも、銀貨1枚取られる程に値が張るのだ。
しかもそんな量でホロが満足する訳がない。
「あれはとても高いんだ、そう気軽に口に出来るものじゃ……むぐっ!」
ロレンスは断固として拒否しなければならないと思った。しかし、抗議をするロレンスの口内に
甘酸っぱいリンゴの味が広がったのは、間もなくの事だった。
舌と舌とが絡み合い、体の中から水音が響く。鼻と鼻とが擦れ合って、無心にむさぼるホロの鼻息が
ロレンスの顔を撫でていった。
「は、んむぅ……ぴちゃ、ぢゅるる」
予期せぬ応酬に頭の中は真っ白になり、気が付けば成すすべも無くホロの口づけに身を委ねていた。
口の中を余すところ無く舐め取られ、溢れる唾液を舌ごと吸い取られるそれは、ロレンスに体感したことの無い
未知の快楽を味わわせた。
ロレンスの頭が甘いキスに支配されていく。そして無意識にホロの肩を抱き寄せようと手を伸ばした刹那、
その体はすっと離れていき、名残惜しそうに伸ばしたロレンスの舌が、所在無さげに口からこぼれていた。
ホロは互いの口にかかる水糸を指先で拭い、情けない表情のロレンスに静かに問いただした。
「ぬしよ、それほど豪華なもてなしを受けた交渉は、いったいいくら儲かったのかや?」
___________________________________
「あぐ、もふもふ……うむ!うまい!」
テーブルの上に置かれた、大きなパンケーキを頬張るホロは、実に満足気だ。
その姿に、頬杖をついた手にかかる重みが、いっそう増していく気がした。
戦いに敗れたロレンスは、昨日に引き続き取引先へと出向いていた。
店主は連日訪れるロレンスの姿に、最初は驚いていたものの、それからずっと顔を緩ませたままだ。
それはそうだろう、金を儲けに来た商人が、次の日に金を落としに来てくれたのだから、店にとっては
これ程嬉しい事はそうそうないだろう。
好意で差し出したもてなしが、即座に儲けに繋がったとなれば、いくらでも口元がつり上がるというものだ。
二人の満面の笑みに挟まれ、ロレンスは大きな溜息をついた。
あっという間に大きなケーキを食べ終えて、ホロは名残惜しそうに指先を舐める。
その頬には、がっついて食べた時についたのか、生クリームがちょこんと乗せられていた。
それを拭おうと手を伸ばしてから、ふとロレンスは思いついた。
昨日のお返しをしてやろう、と。
伸ばした手をホロのあごに添え、頬についたそれを舐めとる。ホロは一瞬きょとんとした表情でこちらを見て
それからくすりと笑った。それにつられてようやくロレンスも笑みをこぼした。
しかし、それはどうやらとんでもない失敗だったようだ。牙を見せるほどの笑みを浮かべたホロの口から、
信じられない言葉が飛び出して気づいた。
「ぬしよ、おかわりじゃ!」
ホロとのキスは、どうやら高くつくようだ……ロレンスは二度目にしてようやくそれを理解したのだった。
終わり
その作戦があったか!
いいよいいよ
303 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 07:08:30 ID:FM+kRbmB
ロレンスは荷馬車から飛び降り、地面に倒れて動かないその人影へと駆け寄った。
「エーブさん・・・」
盗賊にでもやられたのだろうか、荷馬車はひっくり返され、エーブの物であろう品物が辺りに散らばっている。
「ロ、ロレンスか・・・」
名を呼ばれ、エーブは薄く目を開いたが体中を襲う痛みに顔をしかめた。
「ロレンス、どうしてそんな悲しそうな顔をしているんだ?」
「ええと・・・」
エーブの傷が致命傷である事は誰の目にも明らかだった。近くに村は無く、治療するのは不可能だった。
ロレンスの反応を見てエーブは小さくため息をついた。
「俺は、死ぬのか?」
「・・・まだ分かりませんよ」
「ふ、お前は正直者だよ」
エーブはそう言うと今まで別の方向にあった視線を真っ直ぐロレンスへと向けた。
「なあ、お前は悲しいか?」
「・・・当たり前です」
悲痛そうなロレンスの声。
「そうか」
エーブは口元をわずかに歪めた。もしかすると微笑もうとしたのかもしれない。だがしかし、その表情は悲壮過ぎた。
「・・・お前は俺の事をどう思ってる?」
息を切らしながら、ゆっくりとエーブは尋ねた。
質問の意味が分からずキョトンとするロレンス。
304 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 08:12:59 ID:FM+kRbmB
その反応を見てエーブは自嘲気味に笑った。
「そうだろうと思ったよ」
それからエーブは散らばった品物の方を指さした。
「あの箱を、取ってくれないか」
ロレンスは言われるがままそれを手に取る。
「何ですか、これは?」
「開けてみろ」
とまどいながらロレンスは箱を開けた。中身は、
「指輪、ですか」
「ああ。盗賊ども、小さかったから見落としたのか。三流だな」
こんな状況でもあくまで冷静なエーブ。それをロレンスは静かに見守る。
「それをはめてくれないか、俺の指に」
「ええと」
そこでようやくその意味を理解するロレンス。
「頼む、俺の持ち物は全部やるから、お前は一言こう言ってくれればいいんだ。『愛してる』ってな」
「え、エーブさん、そんなーーー」
ロレンスは動揺を隠しきれない。
「もう、敬語なんて使うな。呼び捨てでいい」
「は、はい!あ、済みません」
「ははは、やっばりお前はお前だな」
そこまで言うとエーブは大きくせき込んだ。
「さあ、早くしてくれ。もう時間がない」
決意してロレンスは口を開く。
「エーブ、愛してる」
うっとりとその言葉をかみしめるエーブ。
ロレンスは指輪を華奢なエーブの指にはめた。
305 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 08:39:35 ID:FM+kRbmB
「わたしもずっと好きでした。さよなら、ロレンス」
最後に今度こそ本当に幸せそうに微笑んで、エーブは目を閉じた。ロレンスの腕の中で。
ぽつぽつと雨が降ってきた。それはまるでエーブの悲しみを表すかのようだった。
「貴方が、泣いているんでしょうか」
呟くロレンス。その時ロレンスの腕の中でエーブが小さくくしゃみをした。
「え?」
唖然とするロレンス。
「エーブさん、もしかして」
「・・・皆聞いたか!ロレンスは俺の事を愛していると言った。言ったよな!」
辺りのしげみから次々に姿を現すエーブに雇われたであろう商人達。
「言いました!言いました!」
「こ、これは?」状況が飲み込めないロレンス。
「全部仕掛けだったんだよ、ロレンス。全財産をお前にやるんだ。言葉のしっかり責任をとってもらおうか」
「やられた・・・」
そんなこんなでホロも騒ぎに加わって大変な事になったらしい。
チャンチャン
書いてたら悲しくなったのでラストを無理矢理変えました(汗
ちょっとまてw
わろたwwGJ!!
GJ!!
素敵なオチ(*´Д`)
311 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 01:25:22 ID:gE9Km3+m
よかったよ!
ほしゅ
みんなの希望の
狼と香辛料の結末はどんな感じ??
ちなみに俺は、羊が人間になれるなら、人間であるロレンスもデカイ狼になれるかも?
とかそんなのに夢みているw
ホロが教会勢力に正体がバレて
北の廃墟ヨイツ跡地で射殺される
最後はロレンスの腕の中で死ぬ
本編終了からかなり時間が経った後日譚がなかったっけ
最後はホロに喰われて、記憶と共にホロの血と肉になる事を望むロレンス。
困惑するホロ。
BGMは第九。
「ありがとう。ホロと出会えて、嬉しかったよ」
首が落ちる描写。
そっから多分学園モノ夢オチみたいなのになると予想
キャラがもう誰だか分からんw
ロレンスがC.C.ぬっころして不老不死になれば
ホロと何時までも一緒にいられるし
万事解決じゃね?
ギアスは恋愛要素が足りなかったから
狼と香辛料のラストは愛のカタチを示して欲しいな
不老不死になったロレンスがホロと子供らで現代流通経済を牛耳ってるラストでもいいや。
それでもまだ痴話喧嘩ばっかりしてるんだろなこの二人。
その可能性はなくなってた気が……
宅配ピザのソロプレイはS2枚までなら余裕
うん
ホ
ッ
シ
ュ
ー
ク
ラストはボケ老人となったロレンスと暮らすホロ
ホロがロレンスを看取った後あの絵本に続く
そういやセイバーマリオネット好きだったらしいから
その路線はなさそう、と思いたい
ラストは火の鳥太陽編みたく
生まれ変わって再会
そういや火の鳥で土着の神のひとりに狼耳の少女なのが出てくる話なかったっけ?
>>336 太陽編か?
狼の皮を顔に貼られた男の話
最終話はダンバインよろしくコル以外全員死亡。
>>337 週末、二十数年ぶりぐらいに火の鳥、マン喫で読み直してきた。
確かに太陽編だった。ありがとう。
異種族のラブストーリーは手塚治虫でよく読んで育ったので
それで狼と香辛料に惹かれるのかもしれないなあ。
「ロレンス〜ほれ」
「・・・・チョコレートか?」
「うむ、今日はばれんたいんでーとかいう日らしいのでな、
聞いた話じゃと好きな男性にチョコレートをあげる日だと」
「で、俺がその好きな男性と」
「か、勘違いするでない。義理じゃ。義理。」
「なぜそっちも覚えてくるんだ・・・」
「なんじゃ、いらぬのか?」
「いらないも何もお前チョコレート食えないだろう」
「ふん!!そこらへんの犬っころと同じにするでない!!そんなことより・・・」
「?」
「男性にチョコレートをあげた女性はほわいとでーにその男性から3倍返しされるとも聞いたのでな・・・」
「!!・・・いや・・・それは初耳だなぁ」
「ペロッ・・・これは嘘を付いている味じゃな」
「変なこと覚えてくるなよ・・・」
「とにかくあげたのじゃから、ほわいとでーとやらに甘いもの3倍返し・・・してくりゃるよな?」
「・・・・分割払いでいいか?」
「やじゃ」
まだ未熟ですねつかネタが時期的に遅い・・・。
既出臭いし・・・。
ホロはもうデレデレだから無理にツンデレにしないほうが雰囲気出るかも
あと、読みづらいから行間空けないほうがいいよ
くりゃるって使い方広まっちゃってるのかな
>>340 塩味だったり胡椒風味だったりする代物を送る訳だ。
(当時のチョコとはそういうものだw)
ああ、胡椒風味とは恐ろしく高くつくなぁw
344 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 01:32:22 ID:DiLmQf+a
ロレンスがモテ期に突入したのってホロと出会ってから?
>>345 いや、きっとロレンスはホロの出会う前から結構モテいたと思われ。
でも相変わらずの鈍感さで気づかなかっただけかと。
まぁ、ロレンスみないな奴はホロくらい口上手で、知識のある人(狼か?)がピッタリなんだよ。
ホロと出会う前からそれなりにモテてたと思うけど、ホロと出会ってからは更にモテだしたのは確か
ホロがいなかったらエーブもデレ期突入しなかっただろうし
出会う前は人情って金になりますかみたいな面白みのない奴だったようだから大してモテてもなかった気がする
人情家なのはたしかでしょ
じゃなけりゃ、パスロエの村の窮状なんて無視するだろうし
あの手の窮状は金になるので見過ごす奴のほうが変だって11巻でロレンスが言ってた
ヒント:ロレはホロとどっこいどっこいのツンデレ
来月コミック3巻発売
まふぃふぇ?!
蛇の村ってアニメ化されないのか?
2期で5巻のキャラ出るとか。
もしくは3話分に纏められるとか?
4巻やるならエヴァンとかのキャスト発表とか出るはずだが全くでてこないし
3巻と5巻だけだと思うぞ
各6話ずつで1話は黄金色の約束じゃないかね
いや第一期と同じく隠しエピソードになる可能性も・・・
でもよー4巻での地下室と森のの会話なしでホロ迎えに行っても、なんだかなーって感じにしかならんぞ
ぶっちゃけ四巻て人気が・・・
三巻と五巻に挟まれてるからなー、しかも結構長いし
告白で締めの方が良いと制作サイドが考えたんだろう
商売マスターロレンス最終回で
「アビの草か?」の映像化はまだなの?
3期に期待
ホ
イ
ミ
zzz・・・
ゴソゴソ
「わっちが寝てる時に襲ったら尻尾でナニがもげるぞ」
「・・・尻尾コキで掏り取られつくされるんですねわかrオウン!!」
「たわけ」
368 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 12:24:15 ID:EIevcfjm
流石に下がりすぎだわ
すごい過疎w
アニメ2期で盛り上がるといいね・・・
甘茶ネタだらけになりそうで困る
誰得?
そんなんなら過疎のままで良いよ
やっぱりわっちは可愛いのぅ。
ナルシシストが正しいんじゃないかと揉めたことを思い出した
兆しの人はもう来ないのかね・・・
「ふいんき」
「ふんいきだ」
「バスガス莫大発」
「バスガス大爆発じゃなかったか?w」
ガスッ
「オウン」
「すもももももももものうち!!」
「・・・・多くないか?もが」
「いや、これであっとる。言えたから李と桃買ってくりゃれ?『も』の数だけ」
「すもももももものうち・・・あれ?すもももももももももものうち・・・!?;」
「すもももももももものうち!!李と桃を各4個ずつじゃ!!」
377 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 10:36:25 ID:iH9eLXhS
久しぶりに甘茶について語れると聞いて
あの時のうざがられぶりは本当に面白かったよな
さすがに最近見ないけど何か変なAAキャラにされてたな
\ ヽ | / /
\ 呼 ば れ た 気 が し た /
\ ヽ | / /
\ ヽ / /
‐、、 \ / _,,−''
`−、、 ┌─────────┐ _,,−''
`−、、 | | _,,−''
` | |
!`ヽ |. ● ● .| i⌒!
───────‐ ヽ、 \|:. ├──┤ .:|ノ ノ ───────‐
\_|:::... ヽ、 ノ ...:::!_/
|::::::::::...  ̄ ...:::::::::::|
_,,−'' |:::::::::::::::........ ......:::::::::::::::::| `−、、
_,,−'' l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! `−、、
,'´\ / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| \ /`i
! \ _,,-┐ \:::::;‐、:::::::::::::::::::::::::::;‐、:::::/ r‐-、、 / !
゙、 `ー--<´ /  ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ゙、 >−一'′ ,'
y' `ヽ/ / | | | | ヽ ヽ '´ イ
カエレ
>>380 ちゃう!!そいつ甘茶ちゃう!!
その隣の湯飲みが甘茶や!!
ちなみにそいつは高宮や!
384 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 18:44:03 ID:gxpo8YWx
にゃ
385 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 18:46:59 ID:gxpo8YWx
わっちには夢がある。
386 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 19:23:31 ID:amCR8ots
2の過去ログ読む気失せたからとりあえず3だけ保管庫更新した
二期始まったのに過疎りすぎage
「わっちを抱いてくりゃれ」キタヨ
ノーラのときに出てきた若い狼は同胞じゃなかったのか?
そこに行けば仲間できるじゃんとか思った
てかノーラって中の人は竜宮レナなんだな
同胞って字を見れば分かるけど別に同族って意味じゃないぜ
別の群れの長ならそれは敵に限りなく近いだろう
391 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 21:13:47 ID:OIZ30+8E
「わっちはもう一人はいやじゃ!わっちを抱いてくりゃれ!!」
「ホロ・・・」
「今のわっちはホレ・・狼じゃ!!」
「・・・無理です」
「ははっ・・ぬしはそうゆう男じゃったな・・」
「だ〜か〜ら〜俺にどうすれと・・」
でかいよ・・・
ロレ「俺本当は獣姦のが萌えるんだ。行商旅で獣相手ばっかりだったから…」
ギシギシアンアン
ギシギシアンアン
ギシギシアンアン
めでたく懐妊しましたとさ。
394 :
宿にて:2009/07/24(金) 23:22:16 ID:OIZ30+8E
「レノスの言い伝えにあったんだ。麦わら帽子のホロウってお前のことだろ?」
「微妙に違うのじゃが・・・」
「あれ、麦飯しっとりトロロだったけ?」
「わっちは、いつから食い物になったんじゃ?」
「すまない。ん〜・・あれだ!麦焼酎‘ほ‘だ!」
「そうそう!仕込みまでこだわった本格麦焼酎・・・って、違うじゃろっ!てゆうか、みんな知らんじゃろ?」
「まっ、しょっちゅう酔っぱらっているお前にお似合いということで」
「・・・次の酒の肴はロレンスに決まりんす」
「うああああっ」
無意味な改行多すぎて読みにくい
しかも意味分からん…
「皆・・・・聞いてくれ・・・。狼辛料巻を呼んでいてわかったことがある・・・。
豚もおだてりゃ木に登る・・・。ホロはこのことわざを使った・・・。
つまりホロは昭和生まれの狼だったんだよ!!」
「な、なんd(ry」
むしゃくしゃしてやった。反省してる。
罰として自主的にホロの尻尾を梳く作業をしてくる。
>>397 残念だったな
その作業は来年まで予約がいっぱいだ
狼辛料巻の巻をXに脳内変換ヨロ
エロパロじゃないしな
大丈夫。今から沢山のエロネ申が到来してくれるはずさ!
エロを狩る時は、群れで狩るのが良いに決まっているから希望を捨てるな(笑
ははは!
初期の頃に投下してた職人さん、帰ってこないかな
406 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 16:26:53 ID:l3I7nSrs
ホロとアマ—ティのことが見たいな
407 :
うう:2009/08/02(日) 16:40:02 ID:+IGenWV5
「ホロ+アマーティ=ほろ甘!!という訳でなんかほろ甘いの買ってきてくりゃれ」
「何がという訳でなんだ・・・」
セリフ難しいよね。
昔勢いでホロ語変換辞書作ったけど細かい応用が利かないんだよな
最終的には脳内ホロの再現度の問題になる
>>408 「買ってきた。」
というが早いか自分で食べるロレンスw
後が相当怖そうだが。
「エンドレスエイトならぬエンドレスイレブンじゃ!!」
「止めてくれ;」
「ちなみにホロがこれを言ったのは5438回中4329回・・・・」
「エーブ!?ていうかもう始まっていたのか!?」
アニメも始まってもうすぐ新刊も出るのにこの過疎っぷりw
しかもエロパロじゃなくてハルヒネタとは…絶句
アニメ放映中で新刊が出るからこそみんな梱包作業で忙しいんだろうよ
抱き枕だけじゃなくてハンドパペットの梱包もあるからなぁ
DMMでBD1巻が半額!
名称:賢狼
生産:中国
>>417 あのハンドパペットむっちゃ怖いんだけどw
421 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 13:50:33 ID:XBrzJQ5P
ロレンスvsアマーティ ホロ争奪3番勝負!
第一戦 水泳(アマーティ提案)
第二戦 シャウト(ロレンス提案)
第三戦 料理(ホロ提案)
というのを考えてみたが、某ヒロシ先生のオマージュ(笑)すぎてやめた
あげちまった・・・ハゲすぎてごめんなさい
"気持ちの良くなる葉巻"を売り歩いて各国から指名手配されるロレンス。
新刊出たのにこの過疎っぷり
425 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 11:17:59 ID:rMF/RQQA
最近、自分の妄想で泣きそうになるんだがどうしよう
なんとなくロレンスにホロがバックドロップしかけてるのを想像して笑った。
ネタが尽きてきた。鬱になってきた。
ホロの髪を梳く作業さえできれば・・・・!!
それか狼時のホロの全身を梳く作業さえできれば・・・!!
角煮でやれ
>>428 「わっちはそんな黒毛ではない!!小麦色じゃたわけが!!#」
431 :
1:2009/08/14(金) 22:24:16 ID:f7npo/PN
純白の羽根が散らばる薄暗い部屋の中、バトスはあの二人が町を出て行った事を告げた。
「そう・・行ったのね。」
ディアナは少し思案顔をしながら、バトスに答える。
「あの二人なら大丈夫でしょう。ロレンスさんは女を知らないが商人としてはしっかりしていますし・・」
「ふうん。あなたは女というものをよくご存知のようね」
バトスは全てを手を見透かされているようで焦った。姐さんはいつもこうだ。
バトスが言葉につまり、冷や汗をかいているとディアナはこう呟いた。
「かわいそうに・・」
「え?」
バトスの問いにディアナは答えなかった。ただ、
「狼って言う生き物はね、生涯つがいの相手は一人きりだそうよ・・おそらく永遠に・・」
そう言って微笑むだけだ。
むろんバトスには意味がわからなかった。だがその意味がわかるのはおそらくディアナだけなのだろう。
ディアナは歪んだ窓の先をみつめると、長い静寂がおとずれた。
432 :
2:2009/08/14(金) 23:09:42 ID:f7npo/PN
ホロが死んだ。
それは正確に言うと死ではない。だが永遠の別れには変わりないのだ。
ホロは事あるごとに狼となってロレンスの危機を救ってきた。
そしてホロの麦が最後の一粒になった時、彼女は選択を迫られる。
狼の姿でいるか、人の姿でいるかだ。
ホロは決心した。かよわき人の姿で生涯を過ごそうと。
人の姿を保つためにご自慢のしっぽや感度の良い耳を失ったが後悔はしなかった。
愚かな狼の化身は、人間との短くもはかなき愛に身を投じたのだ。
なんという切ないエンド
ロレの血を吸えばとかそんなことはどうでもよくなっちまったぜ
狼としてのホロが死んだって事じゃないのか!?
人間になったホロは死ぬまでロレといちゃつくんだろ…
どうなん?
>>432 てか乙です
435 :
3:2009/08/16(日) 23:47:33 ID:T2F4t9F5
いまでは正真正銘人の姿となったホロ、
「こんなわっちでもそばにいてくれるかや?」
不安な赤い瞳がロレンスを見つめる。
「もちろんだとも!ホロ」
そう言ってロレンスはホロを抱きしめた。
けれども、もうホロには嘘を聞き分ける耳はなかった。
徐々にホロの鈍さにきづきはじめたロレンス。
はじめは慎重に、しだいに大胆に注文をつけはじめた。
「ホロ今日のお前の食事だ」
見ると片干し肉ひとかけらだけ。
「たったこれだけ?」
「贅沢言うな!働かないお前が何を言っているんだ!」
人となり嘘を嗅ぎ分けられらくなったホロは無駄飯というのは事実であろう。
まったく煮炊きや、洗濯さえできないのだから。
「・・酒はないのかや・・」
「何だと!もういっぺん言ってみろ!」
「きゃっ」
気付くとロレンスは腹立ち紛れにホロをなぎ倒していた。
ホロは鎧の借金の時の事を思い出していた。
あの時もそうじゃった。こうゆう男じゃったの。ホロは自分の愚かさを呪うのだった。
436 :
4:2009/08/16(日) 23:48:08 ID:T2F4t9F5
町へ着いた。多少は暖かい食べ物と宿に期待したホロだったが、ロレンスは冷たくホロに言った。
「この宿は俺一人が泊まる。お前は馬車の荷台で寝るがいい」
「なん、じゃと?」
ロレンスは汚いものでも見るようにさらに付け加えた
「無駄飯食いの女が宿で休めると思ったのか?」
ホロはじっとロレンスを睨み続けていたがロレンスがいなくなると、覚悟を決めた。
「別れよう」
あてもなく薄ぼんやりとした町の中心に向かってふらふらホロは歩き出した。
栄養不足のせいで足取りもおぼつかない。人間の肉体はなんてか弱いのだろう。
自由に大地を駆け回っていた頃の自分を思い出すと涙であふれ出て止まらなかった。
437 :
5:2009/08/17(月) 00:17:58 ID:peIokoY1
「いたぞあそこだ!」
「捕まえろ」
「借金を踏み倒して逃げようなんてひどい修道女がいたもんだ」
辺りが妙にざわめきだしたとおもうと、
いつのまにかホロは大勢の男たちに取り囲まれていた。商会の人間、教会?
「なにをする!わっちを誰じゃとおも・・ふぐっ」
ホロは必死に抵抗したが、か弱き娘の力ほどではどうすることも出来なかった。
手を縛られ、首輪に鎖をつけらると、何者かと話をしているロレンスの姿があった。
なぜ?こんなことに?
ロレンスは何かの証紙を男に見せながら笑っている。
あれは?アマーティの時の?
「・・これに書いてあるとおり大金を貸しているのですが・・いつかこうなることは・・・」
「・・あの恩知らずの女を罪人として縛り付けることも出来ますが・・」
「いいえ、私はそれでもあの女を大事に思っています・・」
白々しい台詞が聞こえた。反吐がでそうだ。
もしロレンスが近づいてきたら思いっきり噛み付こうとホロは決心した。
つづく。
「ホロー!ホロはどこにいるんだホロー!」
「あっ貴方はホロですね?」
「わっちはホロではありんせん」
「おまえやー!」
ロレンスはそんなヤツではありんせん!!
何を意図してるのか意味が分からん話だった
ぶっちゃけキャラ設定崩壊させ過ぎだなあ。
オリジナルでなら受け入れられる余地はあるが、二次作品としてこの路線はちょっといただけんぞ。
過疎ってたから適当にオナニーしただけっぽいかな
老獪さを失ったらホロじゃないよな
「ホロ…大丈夫か!」
「ふっ…なんて顔してるんじゃ…ぬしには、似合わんの…」
「ホロッ…!」
思いのほか弱弱しい声に俺は思わず叫んでいた。
「そんなに大きな声をださんでも、しっかり聞こえんす……まだの」
「まだって、そんな…!? 嘘だろ? 嘘だよなっ?」
元々白かったホロの顔がさらに白く、見ようによっては透明になっていくのがわかった。まるでホロという存在が
消えいくかのように。
「悪かった。俺が全部悪かったんだ。…欲に負けてお前にあんな危ない橋を渡らせて…それで、それでっ、結果がこんな事に…」
俺は馬鹿だ。いつの間にかホロがいる事が当たり前になっていることに甘えていた。ホロのことを大切に想っている癖に、自分の都合で
勝手に危険な話に乗ってどうにもならなくなり、その挙句ホロに後始末を頼む事ばかり。
そうだ、これは罰が当たったのだ。
「じゃから…そんな顔をするでないと、いっておるじゃろう?」
ホロが自分の頬に零れ落ちた俺の涙を細い指でゆっくりと拭う。その仕草が今にも事切れそうに弱弱しくて、さらに俺の涙がホロの
頬に落ちていった。
「そんなに自分を責めるもんじゃありんせん…ぬしはよくやった…」
「何がよくやっただ!…俺は、俺は何もできない癖に、身の丈に合わないことばかりやって、お前にいつも、いつもっ!」
少しずつ軽くなっていくホロの身体を強く抱きしめた。そうでないと、本当にこのまま消えてしまいそうで不安になる。
あかん、ここまで書いて時間ぎれ。
残りのエロパートを全力でねちねち書いていた。が、ずれすぎやね。
まあ、展開的には鎖につながれたホロが食事もろくに与えられずに
いるところをロレンスの蜂蜜をたっぷりぬった肉棒を舐めさせられる所からはじまり
色々と調教されていく日々を書いていたのだがまあ、つまらんわな。
所詮素人だしエロに時間かけすぎて投稿しなくて良かった。もう書かん。
ナツダナァ
>食事もろくに与えられず〜肉棒を舐めさせられる所
噛み千切られる
>>447 つーかそのまま食われるなw
口枷かまして舌だけ動かせるようにしとけばなんとか・・・
犬の舌も猫ほどじゃないがザラザラしている
ここまで書けばわかるな?
ザラザラが気持ち良いんですね、わかりますん。
動物型のダッチワイフ売ってるサイトがあって吹いた
「ホロ、一番好きな食べ物はなんだ?」
「それは愚問というものじゃ」
「え?」
「それはこれに決まっているじゃろう?」
ホロは獣の俊敏さでロレンスの股間をまさぐったかと思うと、ロレンスの性器をむしり取ってしまった。
「うぎゃぁぁぁ!」
ロレンスが股間を押さえながら地面をはいずりまわっているのをよそ目に、ホロはロレンスの睾丸をブドウの房のように
つまみ口にほおりこむとコリコリっとした食感を目を細めながら味わっていた。
ロレンスの血をたっぷり含んだせいか口は頬まで裂け、鋭い牙がむきだしにしてホロはこう言った。
「わっちはぬし様が一番じゃと思うよ」
いたいです
「ぬし様」の使い方間違えてる人多いな
ホロと別れてから一年近くが経った。
初めから別れるのが前提の旅。
ただホロをヨイツまで送って行くだけの旅。
理解していたとはいえ別れるのはさすがに悲しかった。
しかし二人にはどうしようもなく超えられない大きな問題であり、変えられない未来だった。
『こうなることが当然なんだ』と自分に言い聞かせ、笑顔でホロと別れたロレンスは行商の旅を続けている。
コルは行商で寄った街で運命ともいえる師を見つけ、その人から学ぶことになりロレンスの下を離れていった。
こうしてロレンスの旅はまた一人旅に戻った。
あの後、ホロは仲間たちを拍子抜けするくらい簡単に探し出すことができた。
そして月の熊を探し出し恨みを晴らすことより、新しい故郷を作ることを優先し、人の姿で商売を始め莫大な資産を築くことに成功する。
まずは拠点となる小さな村を作った。
人の姿をした狼たちは情報を集め、ホロの元に持ってくる。
それを整理し、情報を溜めていった。
もともと頭の回転が早く応用が利くホロは、パズロエ村を訪れた商人やロレンスから多くのノウハウを学んでいたようで、資産を築くのはまさにあっという間だったという。
すぐに街へと発展させてしまった。
ヨイツの狼たちが中心にいる街。
将来性を考え、利益を貪るため介入しようとする教会の権力に対してはまだ小さな経済力とよく巡る思考で抗った。
この街の周囲には化物が出るという噂を流し、狼に変身した者たちをわざと行商人たちに目撃させる。
そうすることで傭兵や軍隊を寄せ付けないようにし、『制圧したところでメリットの少ない危険な街』というレッテルを貼った。
しかし実際には行商人たちが襲われることはなく、噂だけが一人歩きをしている。
当初は行商人たちが噂を怖がり、商売をしに来る人間が減るかと危ぶまれていたが、被害がゼロであり、街が出来てから充分な利益を与えていることが功を奏し、問題なく取引を継続していた。
また関税を低く設定し、行商人に対するメリットを大きくしたのも影響が大きかったのだろう。
化物の噂が下火になることはなかった。
街が発展し始めしばらくすると、どこかの国の軍隊に囲まれそうになる。
だがその軍隊は、深夜に突如現れた数匹の巨大な狼に瞬く間に壊滅させられたという。
幸いにも死者は出なかったらしいが、多くの者が恐怖に取り憑かれ、それ以降この街に攻めてくる者はいなくなった。
もしまたどこかの軍隊が攻めてきたとしても狼に変身したヨイツの者たちに蹴散らされるだけであるが、それだけの犠牲を払ってまでこの街に利益があるとは思われなかったのだろう。
それ以降は平和なものだった。
このような逸話がありながらもこの街では狼を守り神として祭り上げることはなく、街の住民たちは毎日楽しく暮らしている。
治安は他の町と比較にならないくらい良く、周囲の街にも平和で裕福な街として認識をされ始めていた。
ロレンスはこの新しいヨイツの街がある程度まで発展したのを見届け、行商の旅へと戻っていった。
とりあえず終わり。
つま
最近作品の投下全然ないね
ヒデェ
459 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 23:06:23 ID:O041+4Gb
エーブ「じー・・・・・」
ロレンス「・・・・・」
エーブ「じー・・・・・」
ロレンス「あの・・」
エーブ「じー・・・・・」
ロレンス「みえてますよ?」
エーブ「んな!」
ロレンス「なんで、ずっとついてきてるんですか・・・?」
エーブ「いや!ついていってなんかないぞ!?ないない!」
ロレンス「ほんとですか?」
エーブ「そうそう!だから気にせずにいけ!な!」
ロレンス「はい。」
とてとて
とてとて
ぴた。
ぴた!
ロレンス「あの、やっぱr」
エーブ「ついてってない!」
作品の投下が無いのは昔からだろう
わっちのうんこは麦の味じゃ食べてくりゃれ!
じゃあ、ホロのうんこでルービーを作ったらトンスルになるな
463 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 19:33:55 ID:8/Ghcp+U
エーブ「ロレンス〜!」
エーブさんがほおずりをしてくる。
・・・・・
なぜ、こうなったんだ・・・・?
考えてみたがわからない。
記憶を思い返していこう。
まず、俺はロレンス。 これは正しい記憶。
エーブさんに飲みに誘われてここにきている。 これも正しい。
エーブさんと俺はほおずりされるような関係。 違うな。
なぜ?
エーブさんと酒を何杯か飲んでいると急にエーブさんが笑い出した。
そして、いすを急に動かしだして、今までは円形の机に向かい合って座っていたのに急に隣にきた。
その後、なぜか俺の腕をぺたぺたと触り始めた。
そして、今に至る。
ロレンス「あの、エーブさん・・・?俺の腕はなめてもおいしくないですよ・・・?」
もしかしたら、エーブさんは本当に狼なのかもしれない。
エーブ「ふふふ♪」
エーブさんは本当にどうしたのか。。。
抱き疲れると飲みにくいんですがね・・・・
抱き疲れるって、どんだけヤったんだよ
この言葉のアヤは面白いなw
狼の人さんの兆しの街の第1章が読みたい
保管庫にアップしてほしいな。一番見たいのは3章の続きだけど
言葉のあや(倉)=平坦な文章??
468 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 20:09:08 ID:6h3zmVH1
>>465の意味がよくわからないのは俺だけか・・・
○抱きつかれる
×抱き疲れる
言葉の綾(ことばのあや)
1.言葉を飾って巧みに言い表わすこと。言葉の巧みな言い回し。
2.現代では、幾通りにも解釈できるような複雑な表現を指して言う。
>>465が
>>464に対してのレスなら問題はなさそうだが
解説すると、
「抱き疲れる」と変換してしまうと「Hしまくってへとへと」
という意味になっちまうぜという言葉遊び。
単なる適当変換がたまたまそうなっただけだと思ってました
アニメ2期までしてこの過疎具合
面白いのになぜだ
本編で満腹になるからです
なんか出来上がりすぎてて下手なこといえない世界観な気がする。
原作はNTR寸止め多いし世界観が中世ヨーロッパなだけにわりと暗黒な方向に妄想が広がりがちで
NTR寸止めなんてあったっけ
エーブ「女ってバラしたらブチ犯す!」
中の人違うw
アニメと原作と漫画じゃ微妙にキャラや口調が違うからどれに合わせても他方から「ビミョー」な印象になっちゃうからじゃね?
コルが出てきたせいでつまらなくなったと思うやつは俺だけじゃないはずだ
何も生まなさそうな話が始まる気がしたがそんなことはなかったぜ!
何も生まない=生殖能力が無い=コルがアッー
こうですか?わかりかねません
コルのキャラって弱いよな、ひ弱な神学生、その割に神学について語る描写もないし
出身が異端だから教会には否定的だが権力だけ欲しいとか
正直こいつはいついなくなるんだろう、始末に困る
もしかして権力と引き換えに
ホロを教会に売り渡すダークホース的な落ちなのか?
ダークホースって言葉の使い方として合ってる無いんじゃないかソレ
もしかして身体と引き換えに
ロレンスをホロから奪い取るダークホース的な落ちなのか?
これなら意味だけは通るな
コルは男の娘だったんですね。わかります。
コルのが黒くて馬並みって事だろ
本体は勃起したら貧血で倒れそうだけど
490 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 07:55:00 ID:fKRkQFks
ココンココン
ドアがノックされる。
ロレンス「誰だ?」
ガチャ
ん?
エーブ「よう。」
エーブさん・・・・だよな?
なんていうか、ちっちゃくないか?なんか、いつもの半分くらいなんだが。
てか、二人・・・?
エーブ「お〜い。おきてるか?」
ロレンス「え・・あぁ!どうも。お久しぶりです。」
エーブ「いや。昨日もあったんだが。」
ロレンス「あ、そ・・そうですね!それで・・・その・・どうしたんですか?」
エーブ「なにがだ?」
ロレンス「二人に・・・なってません?」
エーブ「ふ。早速気づいたか。流石目ざといなあんたは。」
ロレンス「いや!普通にきづくでしょ!何で増えたんですか?てか、ちっちゃくないですか!?」
エーブ「なんか、朝起きたらなってた。」
なんでそんな落ち着いてるんですか・・・・・
なんかあほっぽくなってるし。
ん?なんだ?さっきまで一人目の後ろに隠れてたのが出てきた。
ぎゅ・・・
え?なんで足に抱きついて・・
ロレンス「エーブさん!なにしてるんですか!?」
エーブ「大好き。」
は・・?
意味不明orz
491 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 08:10:44 ID:fKRkQFks
1時間後
よし、少し落ち着いてきた。
一人目の、いや、めんどくさいから一人目はエーブさん二人目はボランさんという風にしよう。
エーブさんがいうには、なぜかはわからないが朝起きたら分裂してた。
性格は正反対のようだ。
ややこしいけど、簡単にすると大きいエーブさんがもっていた1つの心を2つにわけて1こずつはいっているようだ。
今わかったのはこんなところか。
あ、もうひとつ。
エーブさんは怖い。ボランさんは怖くない。
いや、ずっと抱きついてくるしある意味怖い。
さ、どうしようか・・・・
エーブ「おい!聞いてるか?」
ロレンス「あ、聞いてます。はい。」
エーブ「じゃあ、今言ったこといってみろよ。」
ロレンス「あ・・とその・・・・すいません・・・」
エーブ「嘘言うんじゃねぇ。殴るぞ?」
殴ってから言うのはやめてください・・・・
エーブ「だから、治るまで一緒にいさせろっていってんだよ。」
ロレンス「え?あ、はい。私はいいですけど・・・」
エーブ「けど・・?」
ロレンス「いや、いいです!睨まないでください!」
エーブ「なら、よし。旅にはついてくが自分の飯くらいなんとかする。安心しろ。」
ロレンス「わかりました・・・あの、ボランさんそろそろ離れてくれませんか?」
ボラン「嫌。」
ロレンス「うぅ・・・」
相変わらず作品投下されないね
目が覚めると体が動かない。
「なんだこれは・・」
ぼんやりとした意識の中ロレンスは呟いた。
鉛のように重い体を動かそうとするが動かない!!この最低の感覚は知っている。
まだ雨でずぶぬれになっていないのがましなくらいだが、両手両足をしっかりと縄で縛られていた。
「よう、やっとお目覚めかい?ロレンス」
声がする。エーブだ。
ロレンスの体をまたいだまま、エーブは冷たく言い放つ。
「さて、どうしたものか?お前の連れが獣憑きの娘だとわかったときは、さすがに俺も自分のまぬけさに笑ったがね」
自嘲しながらエーブは続ける。
「あんたもっと慎重な男だと思っていたが・・いささか間抜けすぎじゃないか?貴族の娘として金を引き出すのにあの格好のままで済むと思ったのか?」
「これで貴族の信用も、教会のつても全て失ったよっ!」
エーブはそういい捨てざまに、ロレンスのあご目がけて蹴りを入れた。
ボゴっ鈍い音と小さなうめき声が聞こえる。口が切れ血がじわじわにじんでいる。ロレンスは反論出来なかった。
「ぼ、・・ボロは・・」うまく言葉にできない
「さあ?人のっ!・・心配をする余裕がっ!・・あるとは驚きだ!」
エーブはこたえながらロレンスの体を蹴り続けた。
体をよじらせ痛みに耐えるロレンスを見てエーブは快感で体の芯が熱くなるのがわかった。
「はぁ、はぁ、こんなとき女であることが嫌になる。男一人蹴り殺せないんだからな」
エーブは蹴りを手加減しながら、本気をみせたつもりで息を切らせてみせた。それは自らの発情を隠すためでもあった。
「さて、獣憑きの娘との夜はいい声だったじゃないか?化け物の類を満足させられるとはいったいどんな物してるんだ?」
おもむろにロレンスのズボンをひきずり降ろすとロレンスのペニスは見事に反り返っていた。なぶられて興奮していたのだ。
「おい、いい度胸だな。凶悪なものもってんじゃないか。」
エーブは思わずロレンスの物をぎゅっと握り締めペニスに顔を近づけるとふぅーと深く呼吸した。
「ロレンス、お前のせいで俺は終わりだ。このまま殺そうと思ったが・・気が変わった。もし、俺をイかすことが出来れば助けてやる。
お前の連れも一緒にな・・ただし、俺より先にお前がイった時はその場で殺してやる」
そういうとエーブは自分のズボンだけ脱ぎ下半身だけさらけ出すとロレンスの顔にゆっくり腰を落とす。
「しっかり塗らせよ」
けれどもエーブの秘所はすでにぬらぬらとした粘液がヒダを包みこんでいた。
うわー0時過ぎてる
続きはもうかけない。多分ロレンスが先にイっちゃって
エーブが俺は今までイッたことないんだとかいってやられちゃうBADエンドか。
496 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 19:41:02 ID:VcaHK4Cn
>>493 すまん。
忙しくてなかなかかけなくて・・・w
たぶんもうすぐかく
俺もかいていい?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふぅ。
498 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 18:02:19 ID:oqGJ60pl
ロレンス「あの、旅のついてくるのはいいんですが・・・・」
エーブ「ん?なんだ?」
ロレンス「決まりごとを作っておきましょう。あとで、もめるのはちょっと・・・あれなんで・・」
エーブ「なんだ、そんなことか。作るならさっさと作ろうぜ。」
ロレンス「まずは、食べるぶんは自分で稼いでください。あ、どうしてものときはすこしくらいなら頼ってくださって結構です。」
エーブ「それは最初からそのつもりだ。」
ボラン「大丈夫だ。頼る。」
そのつもり・・・か。てか、ボランさん・・・頼る・・・?ちょっとはがんばってくださいよ・・
ロレンス「次は、寝るところなんですが、野宿の場合はお二人は馬車で寝てください。私は外で寝ますので。
宿の場合は、もちろん部屋はべつべつにしますから安心してください。」
エーブ「わかった。馬車だな。」
ボラン「一緒に寝ないのか・・・?」
ロレンス「え・・・?」
ボラン「だから・・ロレンスは俺と一緒に寝ないのか?」
ロレンス「あ・・当たり前じゃないですか!!」
ボラン「ロレンスに嫌われた。。きらわれた。。キラワレタ....キラワレタ.....」
ロレンス「あの?ボランさん?嫌いとかじゃなくてですね。その、色々とあるじゃないですか。ね!」
ボラン「嫌ってないのか・・?」
ロレンス「もちろんですよ!」
ボラン「そうか!よかった。。」
そうだよな、今から旅をするやつといきなり嫌いあってたらしんどいもんな。
無駄な心配をかけさせてすまない気分だ。
ロレンス「あと、できればどの街で何が人気、なんていう情報を交換していきたいんですが。。」
エーブ「あぁ、構わないぞ。」
ロレンス「ありがとうございます!じゃ、こんなもんですかね。」
エーブ「わかった。」
ボラン「よろしく!」
ロレンス「はい、よろしくお願いします!」
499 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 17:18:42 ID:o0fe2HyZ
こうして始まった誰かと一緒の旅。
ホロがいたときを少し思い出す。
今どうしているんだろうか。仲間とはうまくやれてるかな。
おっと、感傷に浸っている場合じゃなかったな。
食事の時間だ。
ボラン「ロレンス、早く食べよう。」
ロレンス「あ、はい。いただきます。」
エーブ「この店は、なかなかうまいな。」
ロレンス「そうですね。この焼き魚なんてもうたまりませんね。」
エーブ「ロレンス、これもらうぞ!」
ひょい
ロレンス「あ!俺の魚!」
エーブ「ふ、食事も戦いだ。」
ロレンス「うぅ・・・ひどいですよ〜。食事くらいゆっくり食べませんか?」
ぱくぱくぱく
エーブ「ほんなこといっへるとまたとふぞ。」
ロレンス「食べながらしゃべらないでくださいよ。」
つんつん
ロレンス「ん?あ、ボランさんどうしましたか?」
ボラン「魚、分けてやる。ほら。」
ロレンス「え、いいんですか?」
ボラン「いいから。」
ロレンス「ありがとうございます!」
ボラン「あ〜ん」
ロレンス「え・・?」
ボラン「あ〜ん。」
ロレンス「いや、あの・・・自分で食べれ・・」
ボラン「あーん!!」
ロレンス「あ、はい・・・あ〜ん・・」
ボラン「おいしいか・・・?」
ロレンス「はい、おいしいです」ニコッ
ボラン「そうか!じゃ、あ〜」
ロレンス「あ、も!もう大丈夫です!自分で食べますから!」
ボラン「ちぇ・・・」
エーブの声は予想通り朴だったけどいまいち萌えないんだよなぁ
501 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 07:46:47 ID:O4HpSXd9
ボラン「なぁ」
ロレンス「はい?」
ボラン「俺のことどう思う?」
ロレンス「分裂してますね。」
ボラン「・・・・・」
エーブを家ごと買いてー。
成金野郎の奴隷妻なエーブとか最高だな。
下種野郎に処女を奪われ、
成金が自分の家系に箔をつけるための道具として種付けされる日々・・・・
>>501 エーブ・ボランの分裂ですね。わかります。
ホロ「わっちがぬしを一番上手く扱えるんでありんす」
私賢狼だけどツレの財布がマジックテープ式だった 死にたい。。
∧_∧
( ゚ω゚ ) 支払いは任せろー
バリバリC□l丶l丶
/ ( ) やめてくりゃれ!
(ノ ̄と、 i
しーJ
マジックテープで何が悪い!! (俺の財布もマジックテープだ!(涙))
/~)_/~)
/. ヽ
(´ .))_)ノ )_)ノ)
| |´・ .〈・ リ
| | .r、_) || ロレンスはわっちが育てた
| | `ニニ' /|
| |`ー―i |
ノーラ分が足りない
>>505 昔は皆PORTERの財布買ってバリバリ言わせてたけどもう流行ってないのか
ぽーたーは学生ブランドってイメージ
めけーも
512 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 19:17:22 ID:w167lbr6
保守
ほしゅ
アマーティとの絡みがみたいな
ちょっと前の最新刊が予想以上につまらなくてガッカリした
あらすじだけで十分
さっさと本筋進めろよな
本筋って
これ以上イチャイチャを過激にしたら人死にが出るぞ!?
萌え死ぬのなら本望です
ホローーーうんこ食わせろ==3
. ___
ヽ|・∀・|ゝ
. |虫唾| =三
< \ タタタタタ・・・・
. ___
ヽ|・∀・|ゝ
. |甘茶| =三
< \ タタタタタ・・・・
賢狼怪奇ファイル
♪天使の様なわっちの笑顔
>>522 「わっちに不可能はありんせん」
こうですか?(ry
賢狼伝説
ヌミディアの賢狼
そう言えば最近
>>シカやイノシシによる農作物の食害防止用に
>>オオカミの尿を使った米国製商品「ウルフピー」の販売が好調だ。
なんてニュースを見たけど、ホロの黄金水をロレンスがこういう商売に
>>525 ここがサウスタウンかえ?なかなか良いところじゃないかの
かえ?ってw
ヨイーツパンチ
かえ?
ロレンス「こいつの使い方はまだあるぜー!(武具)」
ホロとロレンスのグルメ話が見たい
グルメって例えばどんなのがキボンなの?
>>535 せっかく美味そうな酒の肴や料理が出てもすぐいちゃついたり商売の話題に移っちゃうから、物欲性欲も良いけどたまにはスローフードに戻ってくれよwと思うので
スローライフだったwゴメン
一期はよかったけど二期は全体的に色使いが地味じゃなかった?
背景とか食事とかあんまり綺麗でもなかったような
1巻のアニメではクロエだった人とクロエシチュ・・・。
ねーよ
色?
小説なのに?
サイドカラーのことだろ
…だろ?
古狼のグルメ
このわざとらしい燕麦味!
ロレンスと井之頭五郎って何気に近い物があるな…
俺みたいな個人商人と賢狼と同じくらいに…
ふふっ…
13巻読んだ。
けしからんエネク。
ほんとけしからんエネク。
正直エネクが強すぎて、あれじゃあまるでノーラが魔獣使いだったよね
そりゃ異端視されるわ
ガチ勝負になったら、成人男性でも柴犬サイズ位ですら
危ないんだから体の大きな牧羊犬なんて敵うわけないだが
実はノーラの左腕にはアームターm(ry
エネクに鼻ピン余裕でした
552 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/11(月) 21:46:02 ID:kHV053N4
ageましておめでとうございます
今年はもっともっとスレが活性化しますように
553 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 23:27:47 ID:8qZbj7mO
ホロとキャッキャウフフしたいよおおおおおおおおおおおおおおおお
554 :
blackbird:2010/01/23(土) 21:17:30 ID:b5Dy82dV
ホロを抱きて〜w
気持ちよくなりてえなぁ!
「人肉は腐りかけが美味いそうだ」
「ほう・・・」
>>525 黒ずくめのわっちがマシンガン撃ちまくるのか。
557 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 23:04:45 ID:GB2UBF/1
保守age
ネタバレ解禁は1時間後だったっけ?
2日と1時間だねー
うおこのスレ1年以上経ってるのか…
∧∧
(^∇^) 雪がしんしん積もりんす♪
..∧∧
ヽ('ー'#)/-なのに主様は愚かよの、こんなに美しい白銀世界がありんす。
∧∧
(*'-^)-お願いじゃ、主様よ、わっちと踊ってくりゃれ、詩を吟ずるが如くに歌ってくりゃれ。
∧∧
( ^-^)_旦"" 取り敢えずわっちが淹れたAppleteeでも飲んむでありんす。
∧∧
(*'-^)-のう、主様よ、はよ起きてくりゃれ、わっちと踊ってくりゃれ、いつもの様に叱ってくりゃれ、愛する主様よ…
きゃ、主様はわっちとベッドの上で踊るのが好きかや?
なら、少し待つが良い、こ、こらッ、せっかちじゃぞ?
脱がすでない、今わっちが…
はう、いきなり何処を…
ひあああ〜ふあッ!
もうよい、主様の好きに―むぐっ、んんッ…
何となく完
本来の発売日っていつ?
明日
>>563 そうなん?
もう山口県でも出回ってるけど?
で、もうネタバレてもいいの?
青姦未遂ktkr
未遂なのかね?
お預けとウナギ…
この二つの符合が示す答えは一つ!
569 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 05:53:24 ID:/DSC2Bw1
捕手
触手?
571 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:45:05 ID:8Y4Mhtkf
ぬるぬる?
コル×看板娘きぼんぬ
こんなところまでレス乞食が…
ロレンスって溜まりっぱなしじゃね?
だから青姦しようとしたんだろう
溜めすぎて溢れそうになってたな
コルは俺がもらっていきますね。
コルきゅんを抱きしめながら寝るベッド最高だわ・・・
コルもそろそろオナヌーを覚える年頃だが
旅の途中でどうやってしてるのかな?
結局コル坊は男の子でオナヌするのかな?女の子でオナヌするのかな?
そういえば生ソーセージがどうのこうのというレスが過去に会ったような…
コル坊の生ソーセージだと!?
あった
2わっち目の436からのホロしんぼだ
わっちにフィストファックしたい
おい! ガルガルむすめ と いいひつじかい どっちがすきだ?
わっちのマンコにリンゴを詰め込んだまま
アナルファックしてやりたい
589 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 21:28:49 ID:uPLDBquF
>587
ガルガルむすめ !!
ワッチ オマエ マルカジリ
ガルガルむすめ ってエーブのこと?
ホロ、ノーラ、エーブって貧乳が揃ってるけどロレンスって貧乳派?
クロエと酒場娘のおっぱいも忘れないで下さい
595 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 19:41:11 ID:lSg2uPL9
エーブはそれほどヒンヌーじゃない気がするが、ちがうのか?
>クロエと酒場娘のおっぱい
こっちはでかいと思う
596 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 20:05:35 ID:lSg2uPL9
エーブはそれほどヒンヌーじゃない気がするが、ちがうのか?
>クロエと酒場娘のおっぱい
こっちはでかいと思う
エーブが化粧して着飾ったらホイホイついていくんだろうな
>>595 エーブは最初の頃顔隠して男に間違われてなかったか?
ターバン巻いてダボダボの服着てた気がする
600 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 10:51:28 ID:2dl7IVyZ
>598
というより男に見えるようにしてた!
女とわかればなめられた挙句襲われかねない。
美人だし!
俺なら匂いかいで
602 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 18:21:23 ID:GG8WJxii
最近ここに来たもんだけど、兆しの街面白い!第1章が読みてー!
ハクツラさんってひょっとして狐の妖怪白面のこと?うしとらで出てた?
俺、男商人なのにエーブの匂い嗅いだら勃起しちゃう不思議!
604 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 01:11:01 ID:vTKH74lM
そういやコミックス4巻、一昨日発売日だったんだな!
まじでっ(AA略
デジラバの同人誌買ったらロレンスがホロにパイズリして達してたw
人間には神の想像を超えた無限の挑戦心があるんだなw
あの貧乳でどうやったらパイズリができるんだ?
それ売り物じゃなくて会場頒布だけじゃね
>>606 >ロレンスがホロにパイズリして
え…?
イ`ヘ
/: :| ヽ
/ : :/ ヽ ___ _,,,:. .-: :´彡フ
_ノ\_∠: : : : : : : : :`: :-: :,:_:/彡 /
( : : : : : : : : : : : : : : `ゝ /
マ r::/: /: : | : : : : : : : : ::\ /
//: /: : : |: : | |: : |: _: : : :ヽ
ジ {/ 7|`\/i: /|:|/|´: : : : :|ヽ
〉 ,‐-‐、`|7 || |_::|,_|: : :|:::|: |
で / r:oヽ` /.:oヽヽ: :|: | :|
{ {o:::::::} {:::::0 }/: :|N
っ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ /|: : |
!? ヽ::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ::| r--ッ
-tヽ/´|`::::::::::;/ `、 ::::::::::: /: i } >
::∧: : :|: |J \ / /::i: | /_ゝ
. \ヾ: |::|` - ,, ___`-´_ ,, - ´|: : :|:::|
ヽ: |::|\  ̄/ /| |: : :|: |
>>607 ロレンスは実はバスト100cmの大台を超えるガチムチだったんだよ!
612 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 15:20:37 ID:cQ0883Bj
保守
昨日ウチの犬と寝たら今朝女の子になってたんだけど
これってホロかな?
>>593 1.ハセ・クライスナーが貧乳派。
2.アヤ・クラジューが貧乳派。
3.担当が貧乳派。
>>613 それは他の人には犬にしか見えませんから@犬姫様
>>614 きっとBカップで巨乳扱いされるような世界なんだよ
株価崩壊www
精神も崩壊www
人生崩壊させた奴大量発生だぞ、どうすんだよ……株やってる原作者が崩壊してませんように……
619 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 03:18:53 ID:TVG/2bur
ところでいまさらだが、狼の中の人さんはもう来ないのかや?
わっちは続きが読みたくて1年半も待っておるのじゃが
ヒント:自給自足
Z^ヾ、 Zヾ
N ヽヘ ん'い ♪
|:j rヘ : \ ____ _/ :ハ;、i わ
ぐ^⌒>=ミ´: : : :": : :`<ヘ∧N: :| し っ
∠/ : : ヘ: : : : : : : : : : : `ヽ. j: :| l ち
/ /: : /: /: : : /: : : : ^\: : :∨: :| て わ
/ //: : ∧/: : : :ハ : : \/:ヽ : ',: :ハ や っ
/:イ: |: : :|:/|\: / : :_/|ヽ: :|: : :l: : l ん ち
. /´ !: :l: : l代ラ心 ヽ:ィ勺千下 : | : :| よ に
|: :|: : |l∧ト::イ| |ト::::イr'|ノ゙: | : :| l
|: :l: :小 弋少 :. ゞ=‐'/: : ;リ : :| ♪
|: :|: : 八"" r‐― V)"/: : /: : ;.;' />
Y : : : |>ーゝ _____,.イ⌒^`ーi : :八 </
ヽ{: : !: /: : /IW ,(|_;i_;|_j__j: : : : \ に二}
, 人: ∨: :/{_幺幺 廴二二ノ: : : : : : ヽ
_b≒==く: : ヾ:{__;'ノ∠ムム>‐弋 : : : : : : j: : : : '.
_b≒/竺≧=巛_>''7 | >、!: : : ハ: : : }
レ'´|/く二>{__,|x-</}: / } /∨
/;∠.___ノレ<〕__'´ ´
__厂X/XX{ ) ヾ! \ \ヘヘヘ、_
{{Zんヘ/XXXXじ |! `くxべべイ }
_∧/ん<Xx厶 |! r' ̄〈ヽ_!〈
\ L 辷ヒ二二/ |! _/\「 r┘ーヽ`} ノ}
`ヘ_`¬ヘxヘxヘxヘル^ xヘ厂: :=-: :(◯)'′
~^∀ヘxヘxヘxヘ/∀ー=-一'^ ̄´ ̄
いすなっちとヒカルが沖縄でイチャイチャする話はまだですか?
とおもったら既に原作であったな
ホロを無理矢理に服従させたいが合意の上でイチャイチャも捨てがたい…
バカな!!
本当は尻尾振って甘えたいのに、姉さん女房のプライドが邪魔して「仕方ないからお前の我儘に付き合ってるんだぞ」風を装うのがいいんじゃないか!!!11
625 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 11:13:13 ID:4mAKgaTL
朝起きたらコルが隣で寝てたんだけど掘って良いかな?
目を(ry
梱包(ry
それは大切なコルの出世道具だ
くふ
げふ
ホロは哀れ胸
ホロの胸が哀れなんじゃない、ホロの胸が哀れだと思うお前の心が哀れなんだ
632 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 23:53:00 ID:6Z+f92Az
支倉に電撃のラジオ出て欲しい
633 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 00:05:13 ID:nQnboG+q
ほしゅ
634 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 01:19:29 ID:YFKut7FO
わっちわっちな保守
635 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 07:50:24 ID:uFyywoDN
「この、こんな……ところ、で」
だが、さらにギュッと抱きすくめられて力が抜けた。
「この、た…わ」
け、という言葉は出すことができなかった。
男の舌が首筋を這ってくる。
その感覚に身体の芯がゾクリと痺れた。
「や、やめて…くりゃ…ヒァッ」
男の手が、その狼の鼻先のような感覚が服の隙間からわっちの胸を撫でる。
こ、こんなところで…わっちが…
「ンッ」
口を塞がれ、入り込んだ舌がわっちの舌を弄り始める。
男の唾液と女の唾液が攪拌される。
ニチャ、ニチャという音が脳に響き身体が蕩けた。
いかん、こんな…場所、で
も、もう…我慢でき…ん。
瞬間、わっちの身体が爆発したような感覚に、全てが白く塗りつぶされた。
数日後。
レノスの街に巨大な狼が出現し、街が半壊したとの報が周辺諸国にもたらされたのであった。
三人称表現なのにわっちですか
637 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 02:12:57 ID:S5sxcd34
投稿しただけよしとしよう
ネタバレ回避!
ラノベ板が死んでるからな…
板と言うより鯖かもめ♪
一応代替鯖はできてるが…明日の24時にスレたてしようか?
来月までdat死に続けるし
なぜ明日の24時?
すまん1日ずれてた
じゃあもう今から立ててこようか?
そだねー
ギリギリになって乱立するよかマシか
646 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 16:29:25 ID:ehSxMIin
いよいよ最終章か・・・感慨深いな・・・
647 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 16:49:18 ID:4K4DOsQV
15巻のラスト誰なんだよ・・・
ホロのことを狼と知っていて、なおかつ「賢狼」をつけるような奴
ヤレイぐらいじゃないのか?
あれ?
もう発売日過ぎたの?
649 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:54:14 ID:I6W3UFaN
10日だよ。
650 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 00:10:25 ID:Zrd3W/q6
ほす
大穴でハトポッポとか
うわああああわっちいいいいい大好きだああああああ
どんだけナルシストなんだよ
個人的にはエーブがいいなぁ
いよう
ここってロレxコルみたいな腐ったSSは受け付けているかね?
俺男だが少しチャレンジしてみたいと思った
コルxロレだろjk
>>657 おkそうする
これから書くから投下はまた今度
前スレ
>>586の続き。
過去の文章を漁ったら出てきた。随分前のだがこのまま日の目を見ないのも寂しいから投下する。
エロ無し。キャラ崩壊気味。
前作は過去ログを見てくれ。
結局、今夜俺は別室を借りて寝ることにした。
ホロの怒りの原因が分からぬままに話し合いをしても、不用意な発言を重ねて怒りを増幅させるのは明白だからだ。
夜が遅かった事もあり、就寝中のところを起こされた宿主の接客態度はお世辞にもいいとは言えなかった。
「夫婦喧嘩なら人に迷惑がかからないようにやれ」などと小声で文句を垂れる宿主は、俺たちの関係を勘違いしているらしい。いちいち説明をするのも面倒で、それには苦笑を返すことしかできなかった。
不足の事態とはいえ、二部屋分の宿泊費を払う事になってしまった。
こんな事なら、もう少し粗末な宿にしておけば良かったと思ってしまう。
通された部屋はさっきまでいた部屋よりも一回り程狭かった。それは宿主の嫌がらせというわけではない。ただ単純に一人用の部屋だからという理由だ。
ホロと旅を供にするようになってからは当然いつも二人部屋を借りていたから、久々の一人部屋には違和感を感じた。
服を着たままベッドに横になる。寝やすさを考えると服を脱いだ方がいいのは百も承知だが、今はこれでいい。
そういえば、ホロは服を着たままだった。ホロも服を着たまま寝ているのだろうか。
服を脱いでいても、脱いだ服はベッドの下に散乱している気がする。
畳まれずに投げ出されたホロの服を畳む事さえも、今の俺の日常には組み込まれていた。
いつの間にか、ホロが傍に居るのを当たり前と思うようになっていた自分に気がつく。
二人部屋を借りるのも、ビールを一度に二人分頼むのも、顔馴染みにホロを紹介するのも、最早生活の一部分となっていた。
ベッドに寝転がりながらホロの不機嫌の理由を考えたが、ホロの言動や行動を振り返り見い出した答えは、あまりにもホロらしくないものだった。
ホロの怒りの原因は、女性の胸の大きさに関しての問いに対する俺の答えに対して。
これが一応の結論だ。
つまり、あの自信家の、自分の事を美少女と平気で言ってしまうような(それがあながち間違いではないから始末に終えない)ホロが自分の体にコンプレックスを抱いているという事になる。
それがどうしても解せなくて、他の可能性を考えてもみたのだが、時系列を考えるとその可能性が一番高いのだ。
いつからホロの様子がおかしくなったのかを考えると、それにはすぐに思い至った。
今日の商談相手の婦人は類い稀に見る美人だった。その見目麗しさに目を奪われ、一瞬言葉を失う程だったのでよく覚えている。
思えばあの時からホロの様子はおかしかった。
「お美しい奥様ですね」
商談中に俺が商談相手に言った言葉だ。
お決まりの社交辞令のつもりだったのだが、ホロはあの様な女性が俺の好みなのかと思ったらしい。
まあ、本当に美しいと思っていての発言だったから、ホロの耳をもってしても判別できない程に真実に近い言葉だったのだろう。
宿で俺の女性の好みを気にして質問したが、俺が期待に沿う発言をしなかったから怒ったと考えたなら合点がいく。
なにしろ、ホロの胸は極めて一般的な大きさ――決して大きくはないということ――だ。
それにしてもあの時、ホロが俺の好みを聞いていたとは思わなかった。
だからこそ、己の好みを語らずにその体型によってもたらされる可能性のある利益を優先して考えたのだ。
それがホロの怒りの要因だったとは。
ホロにも人間の娘らしい考えをする思考回路はあったのか、と驚きを通り越して感心する。
しかし、どうやら気にしているのは胸の事だけらしい。つまり、他の部分は劣っていないとでも思っているのだろうか。
確かにあの婦人の乳は豊かであったし、そこに目が行かなかったといえば嘘になるが。
そんなところがホロらしいと微笑ましく思い、くすりと笑みを零した。
そういえば、とある疑問が脳裏を掠める。
結局自分はどちらが好みなのだろうか。自分の好みが考えなければ分からないとは、俺も年だろうかと苦笑を浮かべる。
やがて出た自分の好みに対する解答に、ロレンスは更に苦笑を深めた。
希少価値のあるものに惹かれるのは商人の性なのかもしれない。
例え、対象がなんであろうと。
この答えを聞かせた後のホロの反応が気になる。
今頃ホロはどうしているのだろうか。怒りの原因が分かった今、ホロが相当ご立腹だろうとは容易に察する事ができる。
怒りのあまり部屋の備品を壊していなければいいが。弁償代も馬鹿にならないのだ。
とりあえず、明日は金銭面、精神面共にろくな日にならないだろうなと覚悟して、ロレンスはその瞼をおろしたのだった。
――※――
ホロの怒りの原因が分かったからといってホロの機嫌が治るわけではない。
今日は当分話しかけてはくれないだろう、部屋から一歩も出ないかもしれないと不安に思っていたのだが、意外な事にホロの方から俺に話しかけてきた。
しかし、その内容は謝罪などではなく「腹がへった」のただ一言。昨日の事などまるでなかった事のように接してくる。
ホロにしてはらしくない行動だと訝るが、その原因にはすぐに思い至った。今全財産はホロが俺に昨日投げてよこしたおかげで俺の手にあるではないか。
背に腹はかえられないといったところか。背と腹がくっつく思いをするくらいなら、昨日のいざこざを忘れた方がましだという結論に至ったのだろうか。
下手に昨日の事を問い詰めたところでホロの気分を損ねるだけだ。どちらにしてもマイナスにしかならない結末よりは、昨日の事をなかった事として処理する方がいいのかもしれない。
俺もいつも通りの対応で、腹ごしらえに行く事を了承したのだった。
ロレンスとホロの二人は、広場に立ち並ぶ露店の一角で昼食をとっていた。
先程から目の前で行われるホロの奇行と周囲の視線に、せっかくの料理の味すら分からない。
わざとらしくオホン、と咳払いをし、隣の机でビールを手にしたままこちらの席を凝視していた男を一瞥する。するとその男は罰の悪そうな表情を浮かべ、その視線を逸らした。失態をごまかすかのように、ぐいっと一気に酒をあおる。
その顔にさす赤みは、酒によるものだけではないだろう。こんな事を、相手を替えてかれこれ五回は繰り返してきた。
理由は簡単。目の前にいる少女の行動だ。今までも何度か、ホロに視線が向けられる事はあった。
しかしそれは、ホロの見た目にそぐわぬ大食漢ぶりに驚く者達の視線で、居心地は悪くとも追い払う程のものでもなかった。
ホロが気にしていないのだからいい。そう思い、そういった視線は極力気にしないようにしていた。
しかし、ものには何事も限度というものがある。
いくら注目される本人が気にしていなくとも、俺が気にすることはある。
「おい、公衆の面前で堂々と自分の胸を揉むのは止めろ」
さっきからずっと、ホロは自分の胸を揉んでいるのだ。何故そんなことをするのかと問うと、胸を大きくするためだという。
いったいどこからの情報だ。
「別にいいじゃろ。わっちは気にせん」
「お前がそれをするのは勝手だが、いたたまれない俺の身にもなってみろ」
そんな会話をしている間にも、ホロは自分の胸を揉む手を止めない。ただでさえ今は昼時で、ここは広場なのだ。露店の客のみに限らず通行人も多い。当然この奇妙な光景を目にする人も多い。
その度に変な視線を向けられる俺の身にもなってほしい。全く、こいつには羞恥心というものがないのだろうか。
いや、しかし、ホロの本来の姿は狼だ。人間の事などこれっぽっちも視野には入れていないからこそ、この様な行動をとれているのだろう。
どちらにしろ、今は人間の姿をとっているのだ。変な行動はつつしんで欲しいと思う。
「じゃあの……、そうじゃ」
一瞬何やら考えこんだと思うと、すぐに何やら思いついたらしく、俺ににんまりといった表現が最も似合った小生意気な笑顔を向けてきた。
ホロは俺の腕を掴み、自分の胸元まで持っていく。
「ぬしが揉んでくりゃれ?」
「は?」
ホロに掴まれた手がホロの胸に触れた時、そこに確かに柔らかいものの存在を感じた。直に見た事は何度かあったが、服の上からでも触れたのはこれが初めて。
顔に熱が集まるのが分かる。きっと耳までもが十二分に熟れたりんごの様に紅くなっているだろう。
「どうした?揉んでくりゃれ」
「ふっ、ふざけるな!そんな事ができるか!」
広場全体に響き渡る怒声。比較的騒がしかった広場だが、その怒声には皆驚いたようだ。今まで談笑していた客が、料理を運ぶウェイターが、通行人が、料理人までもがその忙しなく動かしていた手を止め俺達を見る。
その目に映るのは、顔を熟した林檎の様に真っ赤に染めた男が少女の胸を触っている姿。端から見れば、人生経験の豊富そうな壮年の男性が人生の酸いも甘いも知らなそうな妙齢の少女にやりこめられている姿にでも見えるかもしれない。
しかし、それは一解釈。人の数程解釈の数もあるが、この状況だ。決して壮年の男性を好意的に見てくれる者はいないだろう。
それはロレンスもすぐに悟ったようで、ただでさえ赤い顔をこれ以上赤くなるのかという程熱く火照らせ、胸に触れていた腕でホロの腕を掴んだ。
「いっ、行くぞ!」
言い放ったその声は、羞恥のあまりか上擦っていた。酒を何杯煽っても、こんなに真っ赤にはなるまい。 広場から逃げるように立ち去る際に横目で見たホロは、いたずらが成功した子どものようにあどけない笑顔を浮かべていた。
――※――
「まったく、とんだ生き恥をかいた」
所変わって、ここはガタゴトと絶え間なく揺れる馬車の上。目の前には彩りなど全くない砂利道だけが広がっている。本当はもう一日程ゆっくりしていく予定だったのだが、あの事件の後、ロレンスはすぐに村を出ていく支度を済ませ馬車に乗り込んだのだ。
この村には嫌な思い出ができた。もう当分、この村を訪れる事はないだろう。
それもこれも、全ては今隣で尻尾の毛並みを整えているこいつのせいだ。
「胸が小さいからといって悲観する事はなかろう?胸の小ささもわっちの魅力の一つじゃ」
さっきまでと言い分がまるで違う。その言動には負け惜しみのような響きはなくて、心から自分の容姿に誇りを持っている、といった様子だ。
今までの行動も、ほとんどは計算だったのではないかと疑念をもつ。それはどこまでも確信に近かった。
「ぬしだって、こんなわっちが好きなんじゃろ?」
そう言って、俺の方に身を乗り出してくるホロ。その手は優しく俺の手綱を握る手に重ねられ、その声色は艶やかな色に染まっていた。
本当にこいつにはかなわない。一度気分を損ねたとあれば、後に数倍にも、数十倍にもして返される。
「さぁな」
「そうだな」などと言ってやるものか。そんなことを言ってしまったが最後、当分それを肴にからかわれ続けるに違いない。
ホロの狙いは分かっている。ホロも、もうロレンスがこの手にはかからないと感づいたのか、「つまらん」とぼやいたが最後、それ以上言葉を重ねようとはしなかった。
その代わり、いつものように尻尾の手入れに没頭し始める。その様子を見て、やはりホロはホロだと思った。胸の大きさを気にするより、尻尾の毛並みや艶を気にしている方が何倍も彼女らしい。
ホロの言動の一体どちらが真実なのか、結局真相は分からなかった。しかし、もう気にするのは止めた。
見た目など関係ない。
耳や尻尾があろうと、胸が小さかろうと、ホロはホロだ。
ホロが本来の狼の姿に戻っても態度を変えないように、いきなり耳や尻尾がなくなっても、胸が大きくなっても、目にしてすぐは驚きこそすれ、俺は態度を変えない自信がある。
何があろうと、ホロは賢く食い意地がはっていて、どこまでも生意気な少女には変わりないからだ。
そして俺は、そんなありのままのホロが好きなのだから。
〜End〜
乙でした。
665 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 23:27:28 ID:Y5BMxy1l
面白い!
乙でしたww
666 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 03:16:29 ID:EUs3kRCJ
おつでした!
エーブxロレンスのSSが読みたくて死にそう助けて
乙
久しぶりのSSだな
669 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 22:23:54 ID:1UKLhj2A
UP
>>660のオマケ
「して、結局ぬしはどちらが好みなのじゃ?」
馬車に揺られて数時間の頃だっただろうか。突拍子もなくそう聞かれた。ロレンスはすぐさまその意味に気付いたが、聞き返す。
「何がだ?」
「その……、胸の大きさの好みの話じゃ」
「なんだ、気になるのか」
「べっ、べつに気になるという程ではありんせん。ただ……一応の」
尻尾を撫でる手は止めないまま「大して興味はないが、一応聞いておく」といった雰囲気を演出しているが、ピンと立った耳の意味を理解するのは今のロレンスには容易い。
「ふむ、そうだな。俺の好みは……」
そこで言葉を一旦止め、思案の時間に入る。隣のホロの真剣な顔が面白い。そもそも、ホロの問いに思案の時間など必要ないのだ。
答えは昨夜既に出ている。しかし、ただ答えを言うだけでは面白くない。
「商人というものは、希少価値のあるものに惹かれるものだ」
その答えらしからぬ答えに、ホロは不思議そうな目で俺を見上げる。俺は横目にそんなホロの行動を察したが、真っ直ぐ前を見据えたまま、ホロに視線を向ける事はしなかった。
それは、その問いには答えないという合図。自分で考えろという無言の挑戦状。ホロはそれを察したらしく、腕を組んで考えこむ。
ホロのことだ。あと数分、いや、数秒もしない内にこの言葉の意味を理解するだろう。そして間違いなく耳を尖らせ、尻尾を毛羽立たせて怒るだろう。
機嫌を治すのにはまた相当の労力を費やすことになる。そしたら今度は、こう言ってやればいい。
『お前ほど希少価値の高い存在はいないだろう』と。
〜fin〜
今度こそ本当に終わり。
671 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 19:53:27 ID:hn2ZWJdp
乙でした!!よろしければ次回作まってます!
672 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 21:18:37 ID:dLHmNgor
乙!楽しかった&面白かった!!
次回も是非!
乙
最近投下が多くて嬉しい
Z^ヾ、 Zヾ
N ヽヘ ん'い ♪
|:j rヘ : \ ____ _/ :ハ;、i わ
ぐ^⌒>=ミ´: : : :": : :`<ヘ∧N: :| し っ
∠/ : : ヘ: : : : : : : : : : : `ヽ. j: :| l ち
/ /: : /: /: : : /: : : : ^\: : :∨: :| て わ
/ //: : ∧/: : : :ハ : : \/:ヽ : ',: :ハ や っ
/:イ: |: : :|:/|\: / : :_/|ヽ: :|: : :l: : l ん ち
. /´ !: :l: : l代ラ心 ヽ:ィ勺千下 : | : :| よ に
|: :|: : |l∧ト::イ| |ト::::イr'|ノ゙: | : :| l
|: :l: :小 弋少 :. ゞ=‐'/: : ;リ : :| ♪
|: :|: : 八"" r‐― V)"/: : /: : ;.;' />
Y : : : |>ーゝ _____,.イ⌒^`ーi : :八 </
ヽ{: : !: /: : /IW ,(|_;i_;|_j__j: : : : \ に二}
, 人: ∨: :/{_幺幺 廴二二ノ: : : : : : ヽ
_b≒==く: : ヾ:{__;'ノ∠ムム>‐弋 : : : : : : j: : : : '.
_b≒/竺≧=巛_>''7 | >、!: : : ハ: : : }
レ'´|/く二>{__,|x-</}: / } /∨
/;∠.___ノレ<〕__'´ ´
__厂X/XX{ ) ヾ! \ \ヘヘヘ、_
{{Zんヘ/XXXXじ |! `くxべべイ }
_∧/ん<Xx厶 |! r' ̄〈ヽ_!〈
\ L 辷ヒ二二/ |! _/\「 r┘ーヽ`} ノ}
`ヘ_`¬ヘxヘxヘxヘル^ xヘ厂: :=-: :(◯)'′
~^∀ヘxヘxヘxヘ/∀ー=-一'^ ̄´ ̄
675 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 23:27:34 ID:TFSsM7xb
物語の終わりまで後少しとか嫌だうあー
676 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 07:41:06 ID:87s3z0Kj
ここまで原作が残ってないと逆に清々しいな
678 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 00:20:36 ID:l+5y0xsG
コミックの5巻が出たな
小梅さんの絵が相変わらずイイ
679 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 17:57:59 ID:POTS3g17
>678
工場長もツイッタで大絶賛だな
しかし巻末おまけ漫画けもおんワロタ
ロレンス興業失敗でタイーホww
なんか本編の結末が不安になりそう
680 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 16:42:26 ID:dVjgzENW
Z^ヾ、 Zヾ
N ヽヘ ん'い ♪
|:j rヘ : \ ____ _/ :ハ;、i ホ
ぐ^⌒>=ミ´: : : :": : :`<ヘ∧N: :| し ッ
∠/ : : ヘ: : : : : : : : : : : `ヽ. j: :| l ロ
/ /: : /: /: : : /: : : : ^\: : :∨: :| て ホ
/ //: : ∧/: : : :ハ : : \/:ヽ : ',: :ハ や ロ
/:イ: |: : :|:/|\: / : :_/|ヽ: :|: : :l: : l ん に
. /´ !: :l: : l代ラ心 ヽ:ィ勺千下 : | : :| よ
|: :|: : |l∧ト::イ| |ト::::イr'|ノ゙: | : :| l
|: :l: :小 弋少 :. ゞ=‐'/: : ;リ : :| ♪
|: :|: : 八"" r‐― V)"/: : /: : ;.;' />
Y : : : |>ーゝ _____,.イ⌒^`ーi : :八 </
ヽ{: : !: /: : /IW ,(|_;i_;|_j__j: : : : \ に二}
, 人: ∨: :/{_幺幺 廴二二ノ: : : : : : ヽ
_b≒==く: : ヾ:{__;'ノ∠ムム>‐弋 : : : : : : j: : : : '.
_b≒/竺≧=巛_>''7 | >、!: : : ハ: : : }
レ'´|/く二>{__,|x-</}: / } /∨
/;∠.___ノレ<〕__'´ ´
__厂X/XX{ ) ヾ! \ \ヘヘヘ、_
{{Zんヘ/XXXXじ |! `くxべべイ }
_∧/ん<Xx厶 |! r' ̄〈ヽ_!〈
\ L 辷ヒ二二/ |! _/\「 r┘ーヽ`} ノ}
`ヘ_`¬ヘxヘxヘxヘル^ xヘ厂: :=-: :(◯)'′
~^∀ヘxヘxヘxヘ/∀ー=-一'^ ̄´ ̄
5巻巻末漫画を見てしまったら
こう改変せざるを得ない
狼と香辛料…あったのか。
また書いてみようかな
+ 。 * ワクワクテカテカ +
ツヤツヤ ∧_∧ +
+ _(u☆∀☆) ギトギトヌルヌル
⊂ (0゚ ∪ ∪。⊃ +
⊂ ゚̄ と_u _)__)゚  ̄⊃ + ワクワクキラキラ
⊂_。+ ゚+_⊃
⊂__⊃. + * + ワクテカ +
ちょ、期待しすぎ。
初めてのスレの敷居の高さ、尋常じゃねーですよ、おいらみたいな新参にとって。
ジャンルとか傾向とか禁否とか全然把握できてないし。
684 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 14:19:37 ID:zbBJ0l5s
とりあえず期待ww
あんまり考えすぎずに書いてみたら?
とりあえず年内目指してがんばります。
ちなみに原作は対立の町でストップしてるんで、こっちも
続き読み出そうかいなと。
687 :
685:2010/11/17(水) 21:50:56 ID:Z+TijN5I
その昔書きかけていたファイルをやっと発見した。
今から推敲とエロシーンの追加という難事業がまっている
+ 。 * ワクワクテカテカ +
ツヤツヤ ∧_∧ +
+ _(u☆∀☆) ギトギトヌルヌル
⊂ (0゚ ∪ ∪。⊃ +
⊂ ゚̄ と_u _)__)゚  ̄⊃ + ワクワクキラキラ
⊂_。+ ゚+_⊃
⊂__⊃. + * + ワクテカ +
689 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 17:34:54 ID:Vc76py7X
保守
明日でこのスレ2周年だ
イ`ヘ
/: :| ヽ
/ : :/ ヽ ___ _,,,:. .-: :´彡フ
_ノ\_∠: : : : : : : : :`: :-: :,:_:/彡 /
( : : : : : : : : : : : : : : `ゝ /
マ r::/: /: : | : : : : : : : : ::\ /
//: /: : : |: : | |: : |: _: : : :ヽ
ジ {/ 7|`\/i: /|:|/|´: : : : :|ヽ
〉 ,‐-‐、`|7 || |_::|,_|: : :|:::|: |
で / r:oヽ` /.:oヽヽ: :|: | :|
{ {o:::::::} {:::::0 }/: :|N
っ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ /|: : |
!? ヽ::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ::| r--ッ
-tヽ/´|`::::::::::;/ `、 ::::::::::: /: i } >
::∧: : :|: |J \ / /::i: | /_ゝ
. \ヾ: |::|` - ,, ___`-´_ ,, - ´|: : :|:::|
ヽ: |::|\  ̄/ /| |: : :|: |
692 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 18:42:19 ID:0UtEQS7f
最近は誰だれも来ないなfalloutでもやってんのかな
うん、昨日2週目をハウスルートで終えたところさ。
そろそろハードコアにチャレンジしてみようかと。
694 :
SS:2010/11/30(火) 20:09:39 ID:U9yvMsY7
はじめましてです。以前に予告していたSSができましたので
投下させていただきます。
何分新参者ゆえ、いろいろ突っ込みどころは多々ありましょうが
どうか寛大なお気持ちでごらんいただければと思います。
とりあえず4レスお借りしまして。
695 :
1/4:2010/11/30(火) 20:10:01 ID:U9yvMsY7
1 湯治場
交易ルートを離れること2日、山々に抱かれるような盆地にその村はあった。
一目見ただけでは、商いの匂いの欠片も感じ取れないこの僻地に立ち寄ることを主張した
張本人は、悪路と食料不足がたたり、昨日から荷台ですっかりへばっている。
それでも村が見えたと声をかけると、もそもそと起き上がってきた。
「どうだ、ホロ?」
「……うむ、腹がもう限界じゃ」
「そうじゃない、この村で間違いないかと聞いている」
「ぬしは厳しいのぉ。か弱い乙女がこうも苦しんでおるというのに」
そういいながらも風上に鼻をたて、何かを確かめる素振りを見せる。
「ここで間違いない。わっちの鼻にかけての」
村の中心と思われるあたりに荷馬車を進めてみれば、山間の寒村にありがちな閉塞感はなく
数こそ少ないが、行きかう村人の表情に暗さは無く身だしなみも行き届いている。
「ふむ……この様子を見ればやはり間違いないか」
「さっきわっちが言ったじゃろうが。それより宿屋じゃ、いや飯屋でもよい」
見渡すほど広くも無いのだが、宿屋も飯屋も見当たらないどころか、教会すらない。
仕方無しに、このあたりで一番構えの大きい家を訪ねてみることにした。
「ふむふむ。見かけは古いが居心地は上々じゃの。ここなら何日おっても苦しゅうない」
料理を綺麗に片付け、早々に藁布団に横になったホロが満足そうに呟く。
そう何日も商売に穴を開けていられるか、偉そうに……などとは思っても口には出せない。
高価な薬草を産する山村の話を聞き込んできたのはホロであり、つい今しがたここに間違いない
ことも確認できたのである。
ぼろ儲けとまでは行かなくとも、ここ数日分の稼ぎくらいはなんとかなるだろう。
訪ねた家はやはり村の名主であり、そこで薬草の話を持ち出したところ、この湯治宿を紹介
されたというわけである。宿というよりは小さな小屋だが、僻地故に訪れる者は少ないらしく
山のとっかかりに数軒ある小屋に入ったのは俺たちだけだった。
まだ日は高いが、取り立ててすることもない。そうなれば、することはひとつ。
「さて。まだ日も高いが、どうするホロ?」
返事がない。見れば、そのまま後ろにひっくり返り、藁布団に頭を乗せて眠っていた。
(全く……満腹したら今度は昼寝。世話の焼けるお姫様だな、こいつは)
華奢な体を抱き上げて藁布団の上にそっと横たえる。
眠くないといって一人で湯を使えば、また文句をいわれるだろう。
慌てて温泉に飛び込まなくても、まだまだ日数に余裕はある。
そう思い、ホロのとなりに俺も身を横たえた。
軽く肩に腕を回すと、無意識であろうが、ホロが胸元に顔を埋めてくる。
目を閉じ、その髪の匂いを感じながら、いつしか俺も眠りに落ちていった。
696 :
2/4:2010/11/30(火) 20:10:27 ID:U9yvMsY7
2 湯浴み
こじんまりとはしていても、窮屈ではない。それに人目を気にする必要がない。
脱衣場所まで濃厚に漂っている温泉の匂いに満足そうに微笑んだホロは
いつものようにローブを脱ぎ散らし、その裸身を晒した。
もう何度も見慣れた姿だが、それでも見るたびに心がざわめいてしまう。
ホロはそんな俺をふふん、と鼻で哂いさっさと湯のほうにむかう。
白濁した湯がホロの裸身を隠しているのを見てほっとする。意識をそこに向けてしまえば
いつものようにホロの思う壺に落ちてしまう。男として、それは構わないとしても
いつもそうならやはり沽券にも関わる。まあ、無駄な抗いともわかっているが。
「まさにいい湯じゃ。ぬしにやられた体の痛みが癒えてゆくようじゃ……」
「すまん、ホロ。だが、その……そんな風に言わないでもらいたいのだが」
「せ、責めておるのではない。わっちにも責任はあるからのう」
はじめにホロが誘ったことである。だから責められる所以は無いのだが。
「じゃが……ぬしがあのように猛々しい雄であるとは、ちと計算外じゃった」
湯の中ではホロの手が俺の太ももに伸び、軽くつねられている。
確かにホロの言うとおり、責められているのではないとわかっている。
いや、実際ホロの真意は分かっているが、それを口にせず姫君の言うとおりにしたほうが
いいということも分かっている。
ストレートに求めればいいものを。女というのはわからないものだが、ホロの気がすむよう
恐縮しながらも大人しく聞き従うのが一番だ。
「どうじゃな? 今のわっちは無防備じゃ。ぬしの腕力なら簡単に押さえ込めるのぉ」
ホロの指先は足から腹を上り、胸から腕へとさまよい続ける。
「ほれ……あのときのように、可愛いわっちに我を忘れて……襲い掛からぬのかや?」
「ううっ、力づくで襲うのは……もうしない」
「ふふん……しおらしいことじゃが……ぬしのここはそうはいうておらんのではないかや?」
濁った湯の中、ホロの華奢な指先がまっすぐにそれを掴み取る。
俺が既に、もう限界近くまで来ていることを分かった上で。
「ほれ……大人しい顔をしてからに……ぬしさまのここはケモノじゃな?」
ホロはひらりと浮かび上がるとゆるやかに身を翻し、俺に向かい合うよう膝の上にまたがり降りた。
「それともこれは……見掛け倒しなのかや?」
その体を抱き寄せて、唇を奪うように重ねあわせると、ホロの忍び笑いが聞こえるようだ。
くびれた腰を掴み、あてがうとそのまま一気に体を引き寄せる。
熱めの湯の中にいてなお、ホロの中はより熱く俺自身を包み、絡みつく。
「……んっ、ぬし様がわっちの中に……」
ホロは俺の肩に手をおき、ゆるやかに体を上下させていく。
湯の中をゆるやかに漂う尻尾が、時折跳ねては湯を叩いてしぶきをあげる。
俺は目を閉じ、ホロに包まれた部分からもたらされる快感に意識を集中させた。
697 :
3/4:2010/11/30(火) 20:11:25 ID:U9yvMsY7
3 回想
月に照らされた野営の夜。
俺の懐に潜り込んできたホロに触れた時、その柔らかさ、肌の熱さに我を忘れ抱き寄せた。
ただそれなら、抱き合って体温を分かち合いながら夜を明かしただけだったろうが
間近にホロの瞳を覗き込んだそのとき、確かにホロの意思が伝わったように感じた俺は
それに応える手段として、無言で唇を重ね合わせた。
ホロは驚きもせず、閉じていた唇を軽く開き俺を迎え入れた。
あのときホロが浮かべた苦痛の表情。噛み締めた唇からこぼれ落ちる悲鳴。
つながったまま、ホロの体の奥深くに精を注ぎ込んだこと。両の目からこぼれ落ちた涙。
内股にこびりついた生娘であったしるし。幻なんかではない、全てが現実にあったことだ。
破瓜を済ませたのち、夜毎に寝台に忍び込んできては俺を求めてくるようになった。
褥の中でホロが見せる、華奢でいたいけな少女の姿に抗えるわけもない。
もはやホロが狼の化身であることなど、俺には関係がなくなっていた。
彼女の求めに応じた俺はその華奢な体を寝台に押さえつける。
ローブの胸元を押し広げると、立ち上るかぐわしくも艶かしい肌の匂い。
もっと。もっとだ。
本能の求めるまま、雌のその部分を俺は目指し、早急に、強引に足を押し開き
ホロの泉に唇を押し当てる。
唇で存分に嬲ったすえ、舌をその狭い雌穴にねじ込む。
俺自身を求める悲鳴のようなホロの喘ぎを無視し、湧き出す愛液をすすり上げ、飲み下す。
「だ、駄目じゃ、ぬし様……はよう……はよう、頼む」
「ホロ。どうしてほしいのか言ってみろ」
「んあ……ぬ、ぬし様に、ぬし様の雄でわっちを雌にしてくりゃれ……はよう……」
「俺にしてほしいのだな」
「そうじゃ……わっちはぬし様のものじゃ……はようつごうて、ほしいのじゃ」
「それなら、こうだ」
立ち上がり、力任せにホロの体をひっくり返す。
「四つんばいになれ」
普段は触れることすら許されない、その艶やかな毛並みに覆われた見事な尻尾。
それを無造作に押しのけ、むき出しになったホロの雌にあてがい、そのまま腰を押し出す。
「んくぅ……、うううっ、ぬ、ぬし様ぁ」
狭い、というよりはまだ慣れ拡がっていないはずのホロの内部を
己の剛直に合わせていくように、強引に腰を前後させる。
「うぅあぁぁ、いっ、つぅぅ……」
698 :
4/4:2010/11/30(火) 20:11:55 ID:U9yvMsY7
4 後背
後ろから犯す、この顔が見えない獣の姿勢が都合よかった。
顔をしかめて痛みをこらえ、そして涙も流してあろうホロの顔が見えないこの姿勢が。
ただその耳だけを、小さく震えながら折れ曲がっているその耳をみつめながら、
俺はか細いホロの腰骨のあたりをしっかり掴み、ひたすら腰を打ち込み続ける。
しおれた耳が徐々に震えながら立ち上がり、そして苦痛混じりの喘ぎに雌特有の甘やかな
響が混じってくる頃。
一度引き抜くと、ホロの体を丁寧に抱き上げると仰向けに横たえて。
ことさら優しくその肩を抱き、唇を重ねながらもう一度。
今度はゆるゆると、ホロに体を重ねていく。
髪を、そして柔らかな毛に覆われた耳を撫で上げながら
涙にかすんだ、その赤い瞳を見つめ、耳元でその名を囁きながら。
その温かい胎内で、俺は果てていく。
◇
「ぬし様は強引じゃな……」
「痛かったか?」
「慣れれば、あれでちょうどよい。それにの」
「…………?」
「雌はな、ぬしさまのような逞しい雄のほうが好みなのじゃ……」
湯の中で交わったあと、すぐにのぼせそうになり、ホロとつながったまま
板敷きの間にその身を横たえ貪り、体が冷えると湯につかり温まる。
それを何度も繰り返した。
普段なら、とっくに達しているはずであったが
達する直前に何度も中断したため、交わりは長引いた。
普段、達して終わるよりも長く、そして高い場所に行き着いた二人は
同時に達したあと、しばらくは抱き合ったまま身動きもままならないほど消耗していた。
「ホロ……お前は、その、俺の……」
「ん?なんじゃ」
「俺と交わって、ひとの子を身篭るということは……」
「………さぁの。わっちにもわかりんせん」
「わからない?」
「なにせ人の雄に身を任せるのは初めてでの。じゃが、そうなれば……」
「…………?」
「うふふ。まあよいわ。ぬし様に限っては……」
おしまい
699 :
SS:2010/11/30(火) 20:12:23 ID:U9yvMsY7
以上です。スレ汚し、失礼いたしました。
わっちバージン疑惑キタ!!
ハ ,,ハ
(;゚◇゚)z マジでっ!?
激しくGJでした
ほ、ほんとにキターー! GJ!!
手馴れた投下の手口とか、どこぞの職人!?
ほ、ほんとにキターー! GJ!!
手馴れた投下の手口とか、どこぞの職人!?
過疎スレだと自演も大変だね
705 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 16:29:22 ID:K5s0wk/Q
僕プロのライトノベル作家みたいでしょ? ほめてほめてwww
過疎スレに粘着してGJに嫉妬して嵐か。
過疎るわけだわ
ホントぬし様って多いよなw
708 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 03:09:19 ID:f0Y2tdUq
とりあえず乙でした!
何この流れ
新刊キター
新刊ペロペロ
712 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 12:34:00 ID:IAg2lf0f
新刊アオーーーーーーーーーーン
ヤレイ女体化SS希望
嫌ってたホロにロレンス盗られそうになって教会に突き出す感じで
クロエか
715 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 03:20:08 ID:NvM4jLXW
まさにクロエ!ww
「お前にうちの麦の買い付けを認める位造作もない。それに・・・・・・私とお前の仲じゃないか。商人なら損得勘定くらい出来るだろう?」
「ああ、もちろん出来るとも」
「(ロレンス///)」
「だが俺にはホロとの契約がうんぬんかんぬん」
「・・・・・・ロレンス。これから長い付き合いになるぞ」
「えっ」
「娘は殺していい。男は必ず生け捕りにしろ」
717 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 19:46:34 ID:NvM4jLXW
>716
で、結局オオカミ化したホロにしっちゃかめっちゃかにされるんですね
わかりますww
718 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 11:01:16 ID:twa2zOSt
age
719 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 11:57:01 ID:sPzlNwGA
age
720 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 18:23:26 ID:ZBgJVo8e
hage
721 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 01:32:50 ID:5WMzeh3y
age
722 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 15:52:09 ID:62UetF1B
今年ももう終わりか
来年は兎年。オオカミにとっては羊と並ぶご馳走じゃ。
キットよい年になるに違いない。
っとわっちは思うのじゃが。
と保守
保守
ロレンス「なぁホロ、知ってるか。東洋では干支って云って
毎年決まった動物の年になるんだそうだ。ちなみに今年はウサギらしい。
おれも今年はウサギのように跳ね上がる商売の結果出したいもんだな」
ホロ「ほう、ウサギかや?わっちのケープと同じじゃの!
わっちら狼にとっては羊と並ぶご馳走じゃ!ではぬしよ!
商売がうまくいくよう験担ぎにさっそくウサギを食べに行こうではないか?」
ロレンス「やれやれ、結局これか」
いそいそと出かける支度を始めるホロにため息をつきながら、
それでもどことなく楽しそうに自分も支度を始めるロレンスであった。
どうやらロレンスにとっては今年もホロに振り回される
しかし幸せな1年になりそうである。
あけおめ!
お目汚し失礼!新年初SS
723にのカキコ見てたらふと浮かんだ駄作を書きこんでしまいました。
どなたか上手な方、口直しに1本書きこんでくださいまし(^_^;)
726 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 13:02:46 ID:Btgb3/h7
新年ageおめ
727 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 02:19:39 ID:M5FzXSJH
狼と牛丼
保守
狼と香辛料 太陽の金貨<下>発売したぞ!最終巻だぞ(泣)
誰かこれにかこつけて書いてくりゃれ。
最終巻と言ってもまだ後日談とか短編とか載せたやつが初夏に発売するよ
まだ新刊買ってない人のためにネタバレは避けての感想
古い契約が終わったらすぐに新しい契約が入るんだろうなあ
後日談でそれが載れば俺としては嬉しいが・・・・・
まったくssなんて書かない俺が書いてもいいなら書くけど・・・・・
よろしく
「・・・・ぬしよ」
ロレンスの膝から見上げながらつぶやくのは賢狼ホロ
「なんだ」
「今日が何の日かわかるかや?」
手綱を握りなおして考えるがすぐには思いつかない
「葡萄の収穫にはまだ早いし・・・・思いつかないな。何の日だ?」
ロレンスの答えを聞いて顔を上げながら溜め息をつくホロ
「はぁ・・・・まあぬしには今まで縁がなかったじゃろうからな。これも仕方がないといえば仕方がないか・・・・・」
「なんだ?そんなに大切な日だったか?」
ホロの反応を見て少しまじめに考えるがそれでも思いつかない
「まあわっちもつい最近聞いたのじゃからあまり浸透しておらぬのかもしれぬが・・・・」
「バレンタインデーという日らしい」
「バレンタインデー・・・・・」
聖職者が処刑された日すら人は儲けを見出し
聖職者を侮辱しないように取り計らっているというのは商人としては知名度が高い成功した商法であろう
商人の中では知らない方が少ない
「そうか、もうそんな時期か・・・・・」
しかし行商人であるロレンスにとってはいつもと変わらない日である
「そういや次の町は花が有名だったな、あまり保存が利かないからそう遠くには持ち運べないが・・・・」
隣でにやにやとするホロ
「ぬしよ・・・・隠し事をするのが下手でありんせん?」
その笑顔はまるでウサギを見つけたケモノのようだ
ロレンスは言い返そうと思ったが言い返せば言い返すほど傷を広げるだけである
そしてロレンスはやれやれといった風に手を振る
「さすが賢狼様、私はその賢狼様から何か頂けたらと」
これでいいかという風にホロを見る
「うむ、ぬしに渡したいものがある。少しだけ目をとじててくりゃれ?」
言われたとおりに目をとじるロレンス
何度かホロに対して金を渡したことはあったが、果たして自分に物を買うほど余裕があっただろうかと考えていると
急に頬に熱く、柔らかいものが触れた
「なっ・・・・・」
驚いて目を開けると、隣では目をそむけて顔を隠すようにしているホロがいた
「商人は損得に聡いらしいからの、一月後に5倍返しじゃ」
ロレンスはやれやれと思いながらホロの頭をなでた
「そんなに利子を求める商人はいない」
「じゃあわっちは相当希少な商人じゃな?」
そう言ってその賢い狼は笑ったのであった
無粋だというのは判ってるが、中点がすごく見づらい
どこかで改行しようとは思ったが
改行する場所が見つからなかったんだよorz
以後精進します
三点リーダって知ってる?
物は言いようって知ってる?
おまいら忘れてることがあるだろ
>>733 gjだ!また書いてくれw
>>736 三点リーダ使ったほうがいいのか……
てっきりどっちでもいいのかと……
>>737 自分の語彙が少ないせいです
すみません
>>738 ありがとう
本当にありがとう
741 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 01:23:20 ID:4QV5Qen6
書いてくれただけでok
乙乙
1ヵ月後には5倍返しってことは
ホワイトデーにはわっちを主のものにしてくりゃれ
ってことですね!わかります
>>743 「ぬしの甘い言葉など腹の足しにならぬ」
「だから食えるものをよこせと?」
「たわけ。今のうちにわっちが満足する雄になれということじゃ」
「そりゃ難しい条件だな」
「なに、ぬしはわっちの騎士様なのじゃろう?ならばそのくらい簡単じゃろう?」
「……そうでございますね」
ほす
747 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 10:11:44.30 ID:Cl6xMmU3
保守
保守
749 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 16:34:53.02 ID:+hJEDV4u
来月はコミックス6巻が発売ですな
やっと最終巻読み終わった。
14日にホワイトデーの話を書こうと思ったら
地震のせいで忙しくて書けなかったorz
季節ものだしさすがに今あげるのはどうかと……
そして忙しいせいかプロットすら忘れてしまった
最終巻出るまでに違う話をあげりんす
それで許してくりゃれ?
出たやん
ちくしょおぉぉぉぉぉぉぉ!!
ロレは一体いつホロを抱くんだろうか?と思って最終刊よんだら最後までオアズケ...
こんなことってないぜ...
756 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 00:24:04.41 ID:tgeEOSN6
>>755 いや待て!まだ17巻がある。
ヨイツに着くまでって言ってるんだからヨイツでハネムーン!を期待してる俺がいる
でなきゃニョッヒラでハネムーン?
16巻の続きって設定でロレホロと東洋から来た人と人外夫婦が知り合って
と言う話のプロット作ってるんだが話の肝をどう作るかで筆が止まってる。
>>754 まだ17巻があったはずだが……
たしかにあれで本編は終わったけども最終巻ではないんじゃ?
と思って書いたのだが誤解があったようなので謝っておく
すまない
きっと17巻出てもヨイツ後の話は書かないだろうと思って今そこらへんを構想中……
17巻はエピローグで短編集のもよう
登場した各キャラのその後だと思われ
ホロとロレンスの「その後」も書かれる可能性は否定しない
16巻で子供が出来たらしっぽと獣耳きっちゃおうとかロレが妄想していたが、おい、そこは耳と尻尾残しておこうよぉって思ったの俺だけじゃないはず...
尻尾切るってドラゴンボールかよw
尻尾はともかく耳切ったらヤバいだろw
762 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 22:39:26.37 ID:z236EAsp
759に1票ww
耳は別にあるんじゃない?
描写はないけどさ…
764 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 01:16:26.97 ID:9L+xhWdC
期待あげ
娘「わあ……海だー!父ー!ひろいぞー!!」
男「あんまりはしゃぎすぎるとあとで倒れるぞ」
娘「海だーーー!!」
男「やれやれ……ちゃんと聞いてるといいが……」
女「主に似て冒険心を抑えられぬじゃろう」
男「楽しそうなときに尻尾と耳を揺らすところはお前と変わらないな」
女「わっちの可愛いところもちゃんと引き継いでおるしの?」
男「……確かに可愛いが、引き継いだかはどうかはわからないな」
女「わっちは主のためにここまで尽くしておるというのに………」
男「………悪かった、だから演技でもそんな顔をするな」
女「ふむ、わっちは主のそういうところが好きじゃ」
男「俺もお前のそういう……」
娘「父ー!母ー!泳がないのかえー!!」
女「今行くー!!……さて、呼ばれたことだしわっちらも泳ごうかえ?」
男「話の途中だったんだがな………」
女「なに、娘が寝たらたくさん囁いてくれるのじゃろう?」
男「そんな予定はないな」
女「なんじゃ、この意地っ張り」
男「まさかお前の口からそんな言葉を聞くとはな」
女「根が冷たくなっておるからじゃろう」
男「じゃあ俺が暖めてやろう」
女「これだから主はたわけと言うんじゃ、このたわけっ」
766 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 23:52:13.62 ID:qwpCBYrC
わっちにえっちいのを書くのは無理でありんす
もしそれを望むのなら誰かわっちの代わりに書いてくりゃれ
768 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 11:56:24.06 ID:pVlMH8JH
6巻激萌だぜ♪
5巻で「ホロの力を当然のように頼りにしたら怒られる」と明言してるのに6巻でもう忘れてるロレンス萌え
770 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 22:41:17.63 ID:meh6yM+8
いや待て
あれはホロが怒りに燃えて自分から狼になって復讐しに行ったんであって
ロレンスが頼んわけじゃない
ロレンスは泊めてもホロの怒りが納まらないと思ったから
ノーラを助けるほうを頼んだだけだろ
すまない流れ的に間違う訳ないんだが、漫画版のはちゃんと漫画版と言ってくれ
一瞬毒麦の話にノーラ出てきたかと思わず読み返しちゃったじゃないか
772 :
769:2011/04/08(金) 17:40:05.79 ID:zdzG4TkJ
すまん
俺のレスは小説版だw
773 :
770:2011/04/08(金) 22:31:07.82 ID:c5iLanBl
>>771 おれはてっきりコミックの5・6巻だと思ってレスしちまった。
時期的に
発売したばかりのコミックス版6巻だよなー
ノーラ激萌
体調崩したホロ超萌
!ninja
婬者!
「ぬしはわっちよりあの小娘のほうがいいのかえ?」
「ん?いったい何の話だ?」
「なに、たわけた羊が羊飼いにほいほいとついていかんか心配しただけじゃ」
「その羊は相当な猛毒にかかってるからな、羊飼いのほうにはいかないだろうな」
「じゃがそんな猛毒の羊が好きな狼もいるということも忘れんでくりゃれ?」
「わかってるよ、一生忘れることはないからな、だからそんなに心配するな」
「うむ……今日の夕飯は羊の肉じゃ!」
「俺の財布の心配ぐらいはしてもいいんだぞ?」
「幸福で腹を満たせば少しは食べる量も減るかもしれぬな?」
「……善処するよ」
「うむ♪」
んー
あんまり支倉文っぽくない
>>778 読んだの一月ほど前だ
ちょっと原作読み直してくる
780 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 14:14:58.55 ID:o/RnxrRD
age
いつも職人乙!
文章書ける人本当尊敬する
本スレ埋めた基地外しねばいいのに
アニメから入り、コミック6巻を通して小説を読み始めた俺が来ました!
オリジナル展開で
アマーティ×ノーラというネタで少量ほどを、書いてみたいと思います
ノーラ可愛すぎる天使か
期待
785 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 12:32:26.45 ID:7SRGg0RV
>>783 おお、期待!
でも甘茶とノーラじゃノーラは仕立て屋になれるのか?
野良は世の中の酸いも甘いも噛み締めてる子だから、世間知らずの甘茶とどうにかなる絵が思い浮かばんなぁ
787 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 02:11:59.75 ID:kpsuZSrg
>>786 うーん、甘茶がもっと人のいうこと聞く性格なら
ノーラが角立たないようやんわり教えてくってパターンも
あるかも知れんが今の彼の性格ではむずかしいかな?
もうちっと枯れたらありか
788 :
769:2011/05/04(水) 22:05:04.25 ID:DRYAh7aB
ピアスキーくらいまで行かないと厳しそうだなw
ありゃ、名前が残ってたか
そういえばもう少しで最終巻だな
そのついでにアニメの二期とかやらないのだろうか………
>>790 アニメの二期なんてなかった、なかったんだよ・・・(血涙
狼と香辛料はアニメ化された電撃作品の中ではまだマシな部類に入ると思うがの
>>791 すまない間違えた
× 二期
○ 三期
一期と二期はまとめて見たものだから勘違いした
コル坊とかまだ出てなどおらん!
きっと出るんじゃ!!
>>792 『まだマシ』ではなく『立派』とは言えんのかえ?
わっちの尻尾と耳を見てそれすら言えんとはぬしもまだまだじゃな………
アニメから入った俺がいる!
んで漫画から漫画作者を調べて
その漫画作者のコミックを一気買いした。
漫画の魔力は恐ろしいぜ……
796 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 00:35:30.09 ID:mfLXha0Z
>>794 漫画のホロは原作・アニメと比べて1番セクシー度が高いぜ
工場長もお気に入り
>>796 もともとがエロ漫画家だしな
だがあの起用は正解だと思うよ
実に原作にマッチした絵を描いてくれる
連載が始まる前はどんな物が出てくるのか戦々恐々だったがな
ここで言う議論とはちとズレてる気もするが
エロ漫画家はきゃわゆいおにゃの娘を描いてナンボ、だから画力は一定レベルが期待できる
一方で抜ければおけ、なのでストーリー構成はろくに考えない、つかそんなのこだわっても売れない=食ってけないことがほとんど
細かなアイデアは他者との差別化のために必要だがあまり外れ過ぎると客も離れるので一定の「お約束」から大きく踏み出せないしそれは求められてもいない
そんなエロ漫画家は、きちんとしたストーリーを構成できる原作者と組むと成功することが多いんだよね
昨今のラノベやゲームの作風がマッチしてきたためでもあるが
つか電撃系や角川系の漫画家をよく見てみると、まあいるわいるわ
エロ漫画やエロ同人の出身がごろごろと・・・
そりゃあ引き抜いた元が元だからな
801 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 17:00:22.22 ID:mfLXha0Z
>>799 うん、なかなかいい分析だと思う
でもエロ漫画家の寿命って短い場合が多いそうだから
彼らにとっても新しい活躍の場所が出来たのはありがたいんじゃないか?
もちろん、一定以上のレベルの画力や表現力があっての話だが
俺がイイと思うエロ漫画家全員に共通するのが
男をちゃんと描けてるってことだな。
だから漫画でのミローネ商会の皆さんとかとっても観ていて飽きないw
と、ここでふと思った
皆が甘茶甘茶言うから、アマーティの名前を完璧に忘れてたorz
アマーティには『フェルミ』という立派な……立派な……立派?
ロレ「フェルミ!フェルミィィーーー!!」
……アニメの中の人効果ってスゴイね!!
803 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 23:58:02.58 ID:L/v9iVH0
>>802 男をちゃんと描けてる
なるほど!女以外のものもちゃんと描けるってのは大事だと思う
ミローネ軍団はおれも好きだ。味のある連中がそろってるし
あいつらもう一回出して欲しいくらい
>フェルミ
よく考えると女みたいな名前だな
甘茶は子供の頃いじめられてたりしないだろうな
>>802 お前さんに言われるまできれいさっぱり忘れてたよ
獣と魚の尻尾亭の看板娘の名前ってあったかな?
アニメではそれらしき名前が一つあったはずだけど原作のほうは書いてあったかどうか覚えてない……
フェルミと言われるとエンリコを思い出すんだが、あっちは名字なんだよな。
806 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 01:46:52.55 ID:UmeUMnR5
>>804 >看板娘の名前
原作に書いてなくてアニメでヘレナってつけられてたな
807 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 02:16:04.55 ID:fRhuliCg
なん……だと
アニメ未視聴の俺は初耳だったぜ
あの子ってちゃんと名前があったんだ
809 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 13:43:29.62 ID:UmeUMnR5
>>807,808
多分、アニメでけっこうインパクトあって人気出た
名前なんての?
つけてない
んじゃヘレナでどう?
的な流れと予想
アニメと言えば性転換まで果たしたヤレイとクロエ・・・
クロエはあの後どうなったんだろう?
取引失敗の責任を取らされるって事は無いかな?
ロレンスも気まずくてあの村には近寄れないだろうし
>>806 やっぱり書いてないのか……
教えてくれてありがと
>>811 ロレンスが「後ろ足で砂をかけてやれ」的なこと言ってたから
きっとホロが自分のつがいを見せびらかしに行くんじゃないかな?ww
ホロの正体知ってる教会関係者もいることだから
そいつら連れて行けば問題起きてもなんとかうやむやにできると思う
欧米では獣人萌えは最下層として忌み嫌われているらしいね。
>>810 え、アニメだとヤレイって女になってんの?
クロエってのはどこで出てきたかちょっと思い出せんけど
クロエがヤレイです
816 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:56:50.21 ID:UtYmzIT7
>>811 まぁ、村に帰ってからしくじってごめんなさいくらいは言うだろうけど
それ以上は特にないんじゃない?
村でただ一人の値段交渉人だから彼女いなくなると麦取引に不利になるだろうし
処罰するよか許して使った方が今まで以上に村のために働くと村長たちは計算するはず
>>814 原作のヤレイがアニメでクロエになったんだよ
原作にクロエはでてない
♪狼ガールが、キミを困らせに行くよ
わっちと契約して街商人になってくりゃれ?
わっちと契約して魔法商人になってくりゃれ!
>>816 関税設定権だかの権利そのものはミローネ商会から買い上げたし、そのままメディオ商会との窓口やってんじゃね
822 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 01:16:52.70 ID:5wXfk1TI
>>821 うん、多分そんな感じでやってると思う
原作では商会とつるんで甘い汁吸ってるような書き方もされてたし
原作スレなのに「原作では」とか言われるとなんだかすごいもにょるな
アニメとの区別に必要なんだからしょうがない
825 :
822:2011/05/14(土) 14:03:39.12 ID:ywBANi7Y
>>823 いや原作とアニメと話が交互に出るから一応
断っといたほうが混乱しないだろうと思ったのさ
いまさらかも知れんがアニメではその辺は一切触れられてないが
原作では地下水道で追い詰められたとき村でまじめに働いてるだけじゃ
とても変えないような服着て出てきたってなこと書いてあっただろう
>>825 そこら辺、読み飛ばしていた……
都市と農村の経済・生活レベルの格差って昔も今も深刻だよな……
アマーティの口調を掴む為に3巻読んでます。
827 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 17:54:04.19 ID:N4iKI/ft
おれはパソでDVD見ながら原作と読み比べてる
これ、両方の違いがわかってけっこう面白い
お、その方法もいいな!
原作、漫画、アニメ、どれも味があっていい
829 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 18:05:54.72 ID:CsxUGouZ
>>828 同意!
原作は工場長お得意の時に細かく時に複雑な心理描写がいい
アニメはなんと言っても生き生きと動くホロと小清水の声がベストマッチング
そして漫画ホロはあのセクシーさがたまらん
小梅さんの超絶クォリテイがなんとも言えんぜ
漫画のロレンスが良い体すぎる
掘りてー
>>829 レボルドが裏切ってルワードを尋問するのを「今にも死にそうな戦友を励ますように」と表現してたのは素晴らしかった
僕も今にも死にそうな戦友を励ますようなエロSSを書きたいと思います
レボネト「そういや俺って生きてるのかな」
>>829 > 原作は工場長お得意の時に細かく時に複雑な心理描写がいい
なんか煽るようなこと書くけど、むしろそういう複雑な心理描写とか苦手なのでは?
ストレートに紋切型の描写してくるから受けた部分が大きいと思う。
オサーンとババアの恋愛にラノベ的なテンプレ心理描写は当てはまらなくね?
835 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 13:05:17.64 ID:70nKNcVA
>>833 文に衒いがないのと紋切り型とは違うぞ
定型パターンしか書けないなら
>>831みたいな感想は出てこないだろうし、ホロとの会話に関しては捻りすぎだろという
境地にあると思う
人間関係そのものはステレオタイプだけども
描写はちょっと普通と違う観点でやってるとは思う
そういや次回作も獣耳だそうだなwww
出てくる人間とかは割とみんな素直というか、悪く言うと単純というか、たいてい思った通りの
動き方をするし、意外性を感じることはほとんどないな。
藤林丈司
エーブのどのへんが単純なんだろう
ここ最近忙しすぎてssのストーリー考える暇がない(´・ω・`)
まったく落ちが思いつかねえ……orz
ロレ介が墓穴掘って「たわけ」って言われて終わりで良いと思うよ
それじゃ原作のまんまじゃないかw
まんまで変換キー押したら飯って変換された
IMEのおバカ!
>>843 それが思いつかねえんだよぉ……(´・ω・`)
初めのほうは出来ているのだが落ちがないww
>>842 実はオレも16巻読んだあとSSのアイデア思いついてプロットまがいのものは
書いてみたんだが落ちが思いつかなくてパソに眠ってる
落ち?
俺は可愛い子供が出来てハッピーエンドになる。
うん、ヤッパリ孕ませはスバラシいね。
こう、なんというか、ホロの卵子にロレンスの遺伝子が挿入され
愛情たっぷり込められた、遺伝子レベルでの陵辱というのを想像するとね……。
こなってしまう。
・あれから数年が経った。行商人は最後の旅に、二頭の馬が引く大きい馬車を買った。
・なぜなら、行商人とこれまで連れ添った賢狼の少女、この二人の間に小さな子を座らせるためだ。
・夫と同じ髪の色をした、母親譲りの軟らかい髪が美しい女の子だ。
・これから向かう街には商業組合を通じて小さいがシッカリした店が待っている。
・三人が……ひょっとしたらもっと増えるかもしれない家族が住むための『家』だ。
ホロは子供を1度で複数産むかも
そういやダミアンはジャッカルの子だったよね。
>>848 いや、それは確定なんだけどもその前にどんなエピソード(事件)があって
どんな風に解決してどういう人間関係が出来てと考えるとけっこう大変w
>>851 それって終わりが思いつかないんじゃなくて
何にも考えてないって言わないか?
>>852 いや考えてはいるんだ。ただうまいネタが思いつかないんだ
まあ、実際に書ける状態になってないんだから
考えてないのと同じって言われればそれまでだが
ネタはある、プロットは書いた
ただ時間がない orz
まあなんでもそうだけど、形にしないことにはいくら言っても最初からないのと変わりはないよね。
>>855 ばけらのの登場人物は全員同じこと言ってる
>>857 そう言いつつ遊びの時間はあったりするw
新刊出る前にss書こうとしたけど無理だったよ(´・ω・`)
プロットは出来てたけど地の文が考え付かずにタイムオーバー
ssは後日書くとして今日は桃の蜂蜜漬け作るとするよ
ほくろの位置を確認するSSきぼん
妊娠おめ
アニメなんか序の口もいいところの甘さだったんや
863 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 12:27:53.70 ID:OGHv5ChV
最新巻のコル挿し絵可愛すぎワロタ
ラ板のほうは次スレ立てずに埋まったね
このまましばらく放置でいいか
読み終えた…
もう続き読めないという喪失感で死にそうだ
ホロが子を産むときに狼の姿だったらどうなるのっと
古事記だったかに子を産むとき本来の姿に戻る話あったよね
トヨタマヒメだっけ?
ワニの姿になって子を生むやつ
狼だと普通一度に3〜6匹ぐらい生まれるんだよな。
「おとたま、わちしとあそぶでありんすー」「ありんすー」「ありんすー」「ありんすー」「でやんすー」「ありんすー」
と大変にぎやかになること請け合い。
うん、俺と一緒に卓ゲ版へ帰ろうかw
>>869 「ざんす〜」と「フンガ〜」がセットでついてきそうだなwww
むしろ本物は1匹だけで、残りは笑点の黄色い着物の人の可能性が高い
さりげに三下混ぜんなww
今思い出したが怪物君の狼男は「でやんす」じゃなく
「でがんす」だったはずだぞw
で、ホロは蚤と虱はきちんと駆除したのか?
頭と尻尾に巣食ってて、ロレンスに投げてたろ?
下手すりゃ毛虱も居そう
ロレンスも大変な嫁を貰ったなあ
蚤や虱が常駐してるヒロインって、初めて読んで衝撃だったなw
あの世界の衛生観念からすると、そこまで特筆するような事態じゃないんじゃねぇか
まあ、犬と寝床共にしてる野良は当然として、エーブなやエルサにも当然蚤虱は居るだろうな
そもそもフリマってのは蚤が住んでそうな古着を売ってるからフリーマーケットって言うんだぜ?
中世ファンタジーでそのへん明記することはあんまないからな
でも温泉入りまくってるから少なくとも頭や尻尾にいる
蚤虱は退治できるんじゃね?
服に付いてるやつは洗濯しなきゃ無理だろうが
そんなわっちもかわいいじゃろ?
>>871 ガンス・フンガーガール
名前はリコとヘンリエッタとトリエラとクラエスと名付けよう
884 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 01:51:47.14 ID:yvDxsXUi
ほしゅ
はっしゅ
ほしゅー。
ほしゅ
888 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 00:22:08.43 ID:oefFrfP+
かじだーっ!!!
お、おう…
891 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 12:04:51.76 ID:IXfguCAf
はるかとおくの地に、リューゲン(うそをつく)という、むぎの大産地としられるむらがあります。
そこはオイレンシュピーゲルという大ペテン師の生まれ故郷としてもしられているのですが、それはまた、ベつのはなし。
ホロじゃなくてヒゴがいそうな名前の村だな
>>892自作。狼と香辛料の翻案(童話形式)。
>>893ホロが中心のはなしなんだけどね、途中で書くのやめた
テスト
テスト
テスト
clampってなんなん
全裸のホロに手綱をつけて乗り物代わりにしたい
>>901 いや、活かさず殺さずだろw
相方が破産してはホロが美味いものを食えないではないかwww
自分の食い道楽を満足できる程度の稼ぎを相方に保証するのがホロのやり口であろうよwwwww
>>902 確かに!賢狼だけに堅牢な商売とか言って
審議に及ばず
はいはい
はいはいはい
あるある探検隊!
なかった
まだ1巻しか読んでないけどシリーズ通じて香辛料という商品は大きな役割があるの?
大してない
狼とインチキ商人
ヒロインが主人公になかなかデレないと言う意味で香辛料
クッキー食ってからはデレデレだけどな
狼と更新料
一期再放送age
915 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 00:32:50.93 ID:cXXmvIAN
ageてねえwww
しかし二期の再放送は・・・どうしても一期と比べると・・・
>>912 ホロがあまりデレてないのって全体の1/3くらいじゃねw
5巻で折れた感
というか、一巻の時点で
別に物品としての香辛料の話はしていない事は分かるだろw
金と香辛料がタイトルの元ネタなんだっけ
三期まだー
保守
921 :
1/5:2011/12/10(土) 00:50:17.84 ID:LapxSjn8
注 獣姦 キャラ改変
あの二人に子供が生まれた……
ロレンスさんとホロさんの子供?
もちろん温泉に浸かりながらホロに妊娠の事実を告げられた際も驚いたが、あの時には、たいして実感が湧かなかったのだ。
今こうしてエネクに躯中を舐められ、もとい愛撫され、はしたなく喘いでいる自分。
せめてホロが完全な人間体型だったら、こんな事態にならなかったかもしれない、しかしあの耳に尻尾なのだ。
彼女とて年頃の娘であり、卑猥で艶かしい想像をしてしまったのも無理もない。
『獣姦』
もっとも禁忌とされた行為。
ロレンスさん、ホロさん……
彼女は、すがりつくように囁いた。
私も、きっと貴方と変わりはない、と……
だから許されるに違いない。
それほどまでに、あの二人に子供が生まれたという事実は、
彼女にとって、思っていた以上に衝撃だった。
でなければ、こうして全裸になってエネクと抱き合ってはいない。
「あっ」
彼女は小さな悦びの声をあげる。
まるでエネクは彼女が望んでいることが判るように生暖かい舌で、彼女の股間を舐め回している。
あぁ、エネク!
彼女が小さく叫ぶと、
固い舌先が秘裂の中に侵入してくる。
あっ、あっ、あぁあああー
彼女は細い躯をヒクヒク痙攣させ法悦に怯えたように眼を見開き耳まで羞恥心に真っ赤に染める。
やだぁ、エネクのバカぁ
エネクは確実に彼女の弱点をついて来る。
かつて妖精と言われていた頃、辛く厳しい生活を慰めるために自慰に逃避することもあり、エネクは全てを見通していたのに違いない。
922 :
2/5:2011/12/10(土) 00:53:16.12 ID:LapxSjn8
己が、ここまで貪欲で敏感だとは思いもしなかったのだ。
はぁはぁ、ああ、エネクのモノが……
聖堂の硬い床の上で仰向けに寝転ぶ彼女の目には、彼女の股間に鼻面を埋めているエネクの下半身が眼前に迫っている。
そこには、もう見慣れたエネクの長いペニスが揺れている。
彼女は期待に震える手でピンクの抜き身をそっと握った。
するとエネクの躯がブルっと震え、ハフハフと湿った鼻先をグイグィ、彼女の股間に押し付け、彼女は唇から熱い吐息を漏らした。
「んんぁ、はぁ、はぁ、エネクゥ」
彼女の艶かしい息が静かな聖堂に充満していくようだ。
私は、なんって恥知らずで罰当たりなことを、
とは思うもの、今更熱くなっている躯を諌めることは出来ないのだ。
あ、ああ、私の騎士様、
彼女は、そっとエネク、いや彼のペニスを口に含んだ。
脳裏にディアナと名乗った女との会話が蘇る。
『じゃぁ、やっぱり、そこの彼?』
対して彼女は、
『エネクが人であればよかったのに、とは、思わないんです』
と答えた。
今となってはなんと危うい会話だろう、だが自分がどんな思いで答えたのか、もはや覚えていない。
あれ以来、彼女にとっての人と獣の境界線が曖昧になってしまい、あの二人に子供が出来たという事実が境界線をたやすく破壊してしまった。
もしディアナが、この秘事を知ったとしても別に驚きもしないだろう。
「あら、やっぱり」
と意味深でありながら、少しだけ羨ましいそうに笑い。
「良かったわね」
とエネクに微笑んだことだろう。
きっとディアナにとって人と犬の差など些細なことなのに違いない。
923 :
3/5:2011/12/10(土) 00:56:46.78 ID:LapxSjn8
ロレンスとホロの子供は女の子だろうか男の子だろうか?
便りには面白そうな近況報告の後、小さく子供が生まれとだけしか書いていない。
彼女は喘ぎながらぴちゃぴちゃと猥雑な音を立てて美味しそうにエネクのペニスをしゃぶる。
あの二人の子供は、人の姿で生まれたのだろうか、それとも狼の姿で……?
「ク〜ンン」
エネクが我慢出来ないというように鼻をならす。
彼女は唾液とエネクの粘液で唇を濡らして
「ま、まだ、ダ、メ……」
と焦らすように答えた。
だがエネクは、
もう彼女は十分に濡れている、と抗議をするように鼻を鳴らすと舌でもてあそぶかのように彼女の弱点を舐め回す。
「ひぃっ!」
エネクのペニスを深く喰わえていた彼女の痩せた躯がピクンと弓なりに反る。
エネクが密やかに勃つ小さな突起を愛撫しているのだ。
あ、あ、ぁああっ
彼女はガクガクと躯を痙攣させ、ささやかに盛り上がった乳房が弾むように揺れた。
この町で祭司として生活し始めてからも、相変わらず痩身ではあるが、胸にも尻にもソコソコに肉がつき、本人にとっても意外ながらも貧弱だった乳房は、決して大きくはないが小さくはないと言えるくらいには育った。
「はっ、んんっ」
彼女は顎をビクンとあげる。
エネクが向きを変え彼女の可愛らしい乳首を執拗に舐め始めたのだ。
透明感のある可愛らしい乳首は捩れ、涎にまみれ、
「ひぃっ」
エネクに甘噛みされ彼女の背は折れんばかりに反った。
924 :
4/5:2011/12/10(土) 00:59:42.07 ID:LapxSjn8
「はっ、はっ、ぁふ、はぁ、わ、判ったから、あぁ、まって、まってぇ」
小さな絶頂を味わった彼女は、愛しげにエネクのフサフサした首に抱きつき彼の鼻に口づけをして、彼の長い舌に小さな舌を絡み付かせて誘い込み、口の中を犯させる。
「んんむぅ、あは、エネクぅう、アナタが、んんぬゅ 人じゃなくて、はっ、ん、良かっ、た」
甘えるように囁くと口を離して微かに乳房を揺らし犬のように四つん這いになりエネクに白く丸みを帯びた淫らな尻を向けた。
すると興奮したエネクが尻の穴に舌を這わせ彼女の乳房がプルプルと誘うように揺れる。
「エ、エネク、は、早く、き、来てぇ」
彼女はエネクの力強い挿入に耐えるべく拳を強く握りしめ歯を噛み締める。
エネクは顎を突き出すように彼女の背に乗り前足で彼女の腹を強く抱え込み、彼女は目を閉じ局部を突き出すようにプリプリした尻をあげ挿入に身構えた。
「ふっ、ぁ、あぁ、くっ、はっくぁああああー」
彼女の壮絶までの絶叫が聖堂に木霊する。
あっ、あっ、やぁ、お、奥まで、ぁ、ああ、ひぃ、激しい!
エネクの目にも止まらない腰の動きに、彼女の前足、いや両手は躯を支えきれなくなり、ついに肘をつき頬を冷たい床に押し付ける。
はっ、ひぃ、ぁ、んん!
もし相手が人間だったら、この恍惚とした快楽は味わえなかったに違いない。
「あぁ、エ、エネク、わ、私の、き、騎、士、様、んんっ、ああっ」
彼女が何度目かの絶頂を味わった後、
エネクの躯がブルブル震え後ろ足が足踏みをするような動作をして、彼女は生暖かく充満する液体が子宮にたっぷりと注ぎ込まれるのを感じ乱れ狂いながらも、
すかさず彼のペニスの根元を押さえる。
もちろん抜けないようにするためだ。
やはり人間と犬とでは体型に無理があり、ともすれば抜けてしまうのだ。
925 :
5/5:2011/12/10(土) 01:03:17.13 ID:LapxSjn8
そして、
「くぅ、ああ、ひぃっぁあ、おお、大きくなるぅ」
涙を溢れさせる彼女は食いしばる歯の間から涎を垂らし、エネクの性器の一部が膣の中だ大きくなりコブになるのを堪えた。
「ハッ、フッ、ンンッ、ハッ、フッ、ァ、アアァー」
こうなると、もう安心だ、小一時間は抜けない、
この卑猥で淫媚な姿でたっぷりエネクのモノを味わうのだ。
「はっ、はっ」
彼女は痩せた躯をピクンと痙攣させて細い腰を艶かしくよがらせながらエネクのペニスを味わう。
ふと気が付けばエネクは躯を180度回転させ、彼女は繋がったまま彼と尻をぴったりと張り合わせていた。
ああ、堕ちる、奈落の底へ堕ちる、
くっぅ、つ、繋がっている、わ、私は今、獣なのだ、肉欲に飢えた卑しい雌犬なのだ。
彼女は膣の中に広がる巨大な充満感に口から涎をたたして蕩けるような目で祭壇を見上げた。
神様、
快楽に浸る私をお許しください。
「あ、ああ、ひぃ! エネク、の、くぅ、あ、いい、意地悪ー」
彼女の悦びの悲鳴が響く。
エネクがゆっくりと聖堂の中を歩き始め、貪欲な肉筒の鋭敏である部分が捩じれるような感覚を味わう。
もちろん繋がったままなので四肢に力の入らない彼女は引きずられるように後ずさりしていく。
畜生と同じように低く四つん這いになり乳房を床に擦り付けながら……
ロレンスさん、なんで、貴方がホロさんを選んだか、今なら判る。
蕩けるような喘ぎを漏らして彼女は快楽に、のた打ち涙を流した。
おしまい
gj!
927 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 17:57:38.48 ID:dVzVSVHC
ほしゅ
928 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 06:34:30.24 ID:O4yAZGUQ
リンゴ買ってくりゃれ
本スレじゃ散々ヘタレンスとか言われてたけどしっかりヤることはヤってたんだなw
アフィ
あけおめ
あっちの世界では新年のお祝いはどうするんだろうね?
やっぱり、家族で教会にお参り行ってありがたいお説教聴くのかね?
村単位でなんか祭りとかやってそう
まるちしね
937 :
名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 00:25:53.55 ID:B1K7JAKQ
来月コミック版の7巻が発売だ
お、ようやく7巻出るのか
はいはい
はい
はいはいはい
あるある探検隊!
はいはい
わっち(^ω^)ペロペロ
946 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 19:11:11.44 ID:togJuW6E
ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
自分を舐めてたのしいか?
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
、i、_ 、!、
`i.ヽ,`ヽ、 |.,ヘ\
.| ; ヘ: : `ヽ__j .; ヘ: :ヽ
.|; ,,>':'´: : : : : | ; ヘ: : :ヽヽ、
,!"´: : : : : : : : : ヽ、. ヘ: : : : ヽヽ、
./: : : : :/: : : : : : : : : :\ ヘ: : : : : i: :ヽ
/::/: : : ,〃: : : : : : : :ヽ: : : :ヽi : : : : : : : :ヽ
./i :{ : : :/ll.|: :i : : : :| : : :l : : : : : i : : : : : : : : i
〃: i 、: ハ:ハ: i、: : : l: : : :|: : : : : : i : : : : : : : : i
i! ! : !ヽ!! ! `-ヽ从A , : ||: : : : : : :i : : : : : : : :|
.ヽλヽ 、 `!ル'| : : : : : : :|: : : : : : : : :|
}'}‐=i .j,,,___,,` j : : : : i : : :| : : : : : : l ありんす
j::| <  ̄´ | : : : : l : : | : : : : : :/
i:::! `,._ |: : : : :l : : |: : : : : :/
i::::::`i、\7¬フ |: : : : l : :/: : :/ : /
i::::::::|;;;ヽ、 __,,,.-‐¬ : : : /: :/:/ : i : /
!:::::::|;;;;;l;;;;;;;;;} / : : : /: イ: :| : i :/|
/`ヽ、i;;;;l;;;;;;;;;;}.ノ : : /_'_l : :l__L/_|
'-、 ヽ;l;;;;;;/ : /  ̄___ ̄``丶、``‐、
/ `ヽ、 } {/ _,-‐'" __ ̄`ヽ、 `\ !、
./ .丶__i j/ / /´  ̄ ̄``ヽ、 `、
| { || ̄`ll-i '" `ヽ、 ,}
| `7}ーi--|!_! l `
| /i i ハ l |
| / i l l .| .| |
わっち(^ω^)ペロペロ
いくら待っても職人なんて現れないわよ
わっち(^ω^)ペロペロ
夏に新作出るらしいからペロペロして待ってればいいだろ
えっ、マジで?(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
久しぶりに1話から見直してみるとあらためて出来のいい作品だなあ。
ホロ可愛すぎる。
ホロ、ノーラ=萌 エーブ=官能
ホロは狼に変身(元に戻る?)能力はあるが、姿を消す能力はあるだろうか。
そりゃあるだろうが、たぶん麦畑限定
なる。麦畑か。1話見てたらロレンスがホロの正体見たいといって左腕を見せてもらって驚愕してる間に
ホロは姿消して、そのあと村へ戻った時のベッドにいきなり現れたのを見て原作にはなかったなと思ったんで。
麦の中に溶け込んでいたわけね。たしかに麦畑限定能力っすな。
わっち(^ω^)ペロペロ
別に畑でなくとも麦束があればできるけどね
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
荒らすなよ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わかったわかった
わかったわかった
わかったわかった
わかったわかった
わかったわかった
わかったわかった
わかったわかった
わかったわかった
わかったわかった
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
わっち(^ω^)ペロペロ
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。