身体を起こしたベアトリーチェの上気した頬は、まだ落ち着いていない。しかし翻弄されまくった事が悔しいのか、
「そなたの方も、準備をせねばなるまいな」
そう言ったベアトリーチェは、戦人の下半身へと手を伸ばし、ズボンのチャックを引き下ろすと器用に戦人自身を取り出した。
「……お。何だ何だァ? 妾がわざわざ準備せずとも、もう充分のようだなァ」
「う、うるせえよ」
いつもの調子を取り戻したように見えるベアトリーチェの手に握られたそれは、既に猛々しく反り返っていた。
先程まであんな痴態を見せられていたのだ。男ならば当然の生理現象だろう。
その先端に軽く息を吹きかけてから、ちゅ、と優しく口付ける。そんな動作に戦人はびくりと腰を震わせた。
「ん……準備万端のようだが、少しだけ……」
付け根の辺りから亀頭に向かい、ゆっくりと舌を這わせていく。やがてその舌が先端に辿り着くと、上からすっぽりと包むように深く咥えこむ。
「んんっ……ん、ふ」
「ッ……ベア、ト……っ」
ベアトリーチェの唇と咥内と、そして舌のヌルヌルとした動きに、戦人はびくびくと腰を跳ねさせる。今までに感じた事の無い刺激に、大人しくしているしかないが――。
「ベアト、ちょっと待て……! あんまりすると、ヤバいからッ!」
「ん……? そうか、残念だ」
かぽ、と口から離される。
一度出してもまたすぐに元気になるだろう、とベアトリーチェに言われたが、戦人はそれを丁重に拒否した。何しろこちらは初めてなのだ。どうなるか分かったものではない。
「邪魔……だよな、ドレス……」
しかしどうやって脱がせばいいのか。悩み始めた戦人を見て、ベアトリーチェは自ら後ろのファスナーを下げ、そのままドレスを脱ぎ捨てた。
ベアトリーチェの白い肌が晒される。仄かな明かりに照らされて、それでも尚抜けるように白い肌は、とても美しかった。
「…………」
思わず言葉を呑んだ戦人に、ベアトリーチェは何処か気まずそうな顔で、視線を彷徨わせる。
「……戦人。そなたも脱がんか。妾だけが脱いでいるのは不公平だ」
「え? あ、ああ……」
戦人が返事をするよりも前に、ベアトリーチェは戦人のシャツのボタンを外しにかかっていた。
「ほらほらァ、そのエロい肉体をとっとと妾に晒せよォ」
とか何とか言っているが、先程までの翻弄されまくっていた姿を見た後では、それも何だか照れ隠しの一部にしか見えなかった。
「しかし、今更ではあるが、お前、初めてなのであろう?」
「何だよ、藪から棒に」
「良いのか? 初めての相手が妾でも」
やけに神妙な顔で問いかける。戦人は怪訝な表情をするが、ベアトリーチェは真剣だった。
ずるずるとここまで来てしまったが、何だかんだで初めての相手というのは思い出に残るものだろう。
ベアトリーチェにとって、戦人のその相手が自分である事は嬉しいが、しかし本当に自分でいいものかという不安もあった。
けれど、戦人はそんな彼女の胸中を知ってか知らずか、あっけらかんと言った。
「……馬鹿だな、お前」
「ば、馬鹿とは何だ!」
「惚れる女が居る時に、別の女を抱くほど、俺は愚かじゃねぇよ」
「…………」
それは、どういう意味なのか。
そのままの意味で捉えていいのか。
(そういう事を言うな……)
(そりゃあ確かにさっきの妾も言ったさ……だが……)
(妾たちは敵同士だというのに)
(そなたにそう言われると……敵同士という事実を、忘れてしまいそうになるではないか……)
胸が切なく甘く疼く。
そんな疼きを消すかのように、ベアトリーチェは仰向けに寝転がり、優しく戦人を導いた。
「ここ、か?」
「そう……ッ、そこだ……ぁっ」
出入り口を確認するように、戦人は何度もその場所に自身を擦り付ける。先走りのそれとベアトリーチェの蜜とが混じり合い、戦人のそれはぬらぬらと妖しく光っていた。
「挿入れるぞ……?」
「ん――」
ゆっくりと肉壁をかきわけて入ってくる感触に、ベアトリーチェは息を呑む。行為が暫くぶりな上に、その相手が戦人なのだ。多少の緊張は否めない。
やがて最奥まで行きつくと、二人とも小さく息を吐いた。
――熱い。
最奥まで埋めた戦人はそう思った。ベアトリーチェの中はやっぱり熱く、そして先程指を締め付けてきたのとは比べ物にならないほどきつい。
「ベアト……ッ!」
戦人は緩やかに腰を動かし始める。本当はすぐにでも激しく打ち付けたいが、しかしベアトリーチェの内部はきつくて、まだあまり自由に動けないのだ。
「ひぁっ……あ、戦人ぁっ、あ、凄いぞっ、そなたの……硬くて、熱い……ッ!」
膣内をぐりぐりと抉るような動作に、ベアトリーチェもたまらず腰を動かす。戦人の動きに合わせたスピードで、上下左右にくねらせたり円を描いたり、まるで戦人自身を引きちぎってしまうかのように。
「あぁンッ、あっ……戦人ッ、妾の中は、気持ち良いか……っ?」
「ッ、ああ……すげー気持ち良いぜッ」
戦人の方も慣れてきたのか、動きにバリエーションが出てきた。
抜く時は遅めに、突く時は速めに。こうするとベアトリーチェの反応が好くなる事に気付いたのだ。そんな動作を繰り返し、そして段々速めていくいく。
「あッ、あぁっ、戦人、もっと……ッ!」
戦人の動きが激しくなるのと呼応するように、ベアトリーチェは腰を淫猥にくねらせる。もっと奥へ奥へと誘い込むように。
「戦人ぁっ、もっと、奥……ぁあっ、突いて、擦って……!」
「く……ッ。こう、か」
「ひあぁっ! そうっ、それ、いい……っ。もっとぉ、あっ、あぁん――ッ」
あまりにも奥を突かれると正直なところ少し苦しい。けれど、その苦しさがベアトリーチェは好きだった。男に支配される事を感じるから、その苦しさが好きだった。
じゅぷじゅぷと卑猥な音が部屋中に響き渡る。
「あッ、戦人っ! わ、妾は、もうっ、ああっ……」
「俺、も……そろそろ……っ」
「戦人、中に――妾の中に……あっ、ひぁっ……出して、くれっ!」
ベアトリーチェの要望に、戦人は一瞬身を固くする。
そんな戦人の腰に、ベアトリーチェは白く細い脚をしっかりと絡ませ、更に奥へと戦人自身を欲した。
「っ、な、中とか、大丈夫なのかよっ」
「平気……妾は魔女、だから……だからっ! あぁっ、あんッ、戦人っ……妾、もう、イッちゃ――!」
「くッ――、ベアト、いくぞ……!」
「来て、戦人、あ、あ、あぁ、ぁ、あぁぁ――ッ!!」
戦人がベアトリーチェの中へと欲望を吐き出し、それと同時に彼女も一際高く甘い声を上げて絶頂に上り詰めた。
その後もどちらともなく互いを求め、結局何回しただろうか。
疲れてしまったのだろう、戦人はふかふかの枕に顔を埋め、熟睡している。ベアトリーチェはそんな戦人の寝顔をひたすら見つめながら、それでも己は眠る事が出来ずにいた。
求めてしまった。結ばれてしまった。
この部屋へ来た時は、そんなつもりは無かったのに。
ただ、起きているなら話がしたいと、寝ているなら顔だけでも見たいと、そう思っていただけだったのに。
「戦人……」
眠る男の髪を撫でる。セットされていない前髪はさらさらとベアトリーチェの指を滑り落ちた。
こんな風に接していても、自分とこの男は、紛れもなく敵同士なのだ。次のゲーム盤で、また次のゲーム盤で、自分はいずれこの男に殺される運命なのだ。
だから、きっとこれは夢。
長い夜が見せた、或いは悪魔が見せた、或いは魔女が見せた、とても気紛れな夢。
「戦人、妾は……」
だけど、だからこそ、今だけは――。
「妾は……そなたを……」
この夢を、もう少しだけ――。
―― End ――
以上です。
ep4ラストの弱々しいベアトが好きだったので書いてみました。
それでは失礼しました。
あんた…
なんてGJなんだ!!
ベアト可愛いよベアト
久々の純愛を堪能させていただきました!!よければまたお願いします
できればバトラ受けの杭で
次はひぐらしのターン
826 :
823:2009/03/22(日) 17:03:57 ID:ON6Tljga
誤字だとか、817の上から三行コピペミスだとか
最初の注意書きではベアトが金蔵だなんて関係無いと書きたかったとか
割とどうでもいいけれども、色々と気になる点がありました
申し訳ない。もしも次があったら眠い時の投稿は控えようと思う
楼座愛してる
>>823 GJ! 解でどうなるんだろうな、うみねこ…
>>828 君の言っている専用スレはキチガイが暴走して立てたスレだよ。だから、うみねこはもちろん
ひぐらしもこのスレで投下が正解だよ。
>>830 まぁこっちは総合で仲良くやりましょう派…ってことだよな?
投下します。
少しダークですので、苦手な方は飛ばしてください。
ひぐらしのなく頃に…永遠廻し編
目を開ける園崎魅音。
あたりは真っ暗である、ここはどこなのだろうか?
なぜ自分は此処にいるのだろうか?
魅音は記憶を手繰り寄せながら自分が今、どのような状況にあるのか、身体を起こそうとする。
だが、身体は持ち上がらない。
よく見ていると自分の手や足には、ベットの柱に鎖が取り付けられている。
そして限られた視線を動かしていくと、そこはどこか見覚えのある場所だと気がつく。
「…ここは、うちの、園崎の拷問部屋?」
「お、お姉?」
「その声は、詩音?どこ、詩音!」
「ここです、お姉!私…お姉の足元に」
魅音が首を動かし、なんとか自分の足元を見ると、そこには詩音がいる。
詩音は、自分の双子の姉妹である。見た目ではほとんど区別はつかないほどにそっくりであった。
「詩音、これは一体…」
「私にも分からないんです、なんでこんなことになっているのか…気がついたら、こんなことになっていて」
「ちょっと!誰よ、こんなことをするのは!?さっさと姿を現しなさい!」
魅音は鎖をがちゃがちゃと音を立てながら、その閉じ込められた暗闇の中で怒鳴る。
だが、暗闇の中、声はむなしく響くだけ……。
そこに誰がいるのか、いないのかさえ理解できない。
「お、お姉……ここに連れてこられた記憶あります?」
足元から聞こえてくる詩音の声だけが、唯一、魅音を安心させた。
それは詩音も同じだろう。声を二人で掛け合いながら、この恐怖と戦っている。
「わ、私は……家の前だったかな?急に意識がなくなっちゃって」
「私もです!エンジェルモートからの帰りで、お姉に用事があって…」
「私に?なにかあったの?」
「最近…なんだかつけられている感じがして」
詩音の言葉に魅音は、不思議に感じる。
園崎家を狙うなんて、そんなことができるのは、よほどの奴だろう。
しかも詩音が気づいているということは、他の村のみんなも気がついているはずだ。
怪しければ、すぐに情報が入ってくるはず。
「……気のせいじゃないの?」
「そんなことないですよ!足音がして立ち止まったら、足音が1つ多く聞こえてきたりして……私、なんだか怖くて。お姉に相談しようとしてたんです」
「そうだったの……ごめん、私時間がなかなかとれなくて」
魅音は、詩音と早く連絡が取れていればこんなことになることはなかったかもしれないと後悔した。
詩音は、自分の大切な半身だ。
そこには姉妹以上の絆がある。
「「!?」」
急に魅音と詩音の寝かせられているベットが動いた。
二人は暗闇の中、身を捩ることしかできない。
「誰!?何をするつもりよ!」
「そうです!悪戯ならはやく、やめてください!」
二人が叫んでいる間も、二人の寝かせられているベットは動き、詩音の足と重なる。
どうやら、自分たちは対称に位置しており、足を互いに向ける形となっているようだ。
「きゃあ!」「いやあぁ!」
突如二人のスカートと下着が剥ぎ取られる。
二人は自分たちがいままさに絶体絶命である状況に恐怖を感じていた。
露になった女性器につめたい風を感じる。
「こ、こんなことをして、園崎の私達を敵に回したらどうなるかわかっているんでしょうね!?」
魅音はあくまでも強気にでる。
ここで敵に弱さを見せることが出来ない。
だからこその行動だ。
詩音も魅音に元気付けられながら、抵抗をする意志を見せる。
二人は、揺るぎない決意の元で、この絶対的な不利な状況を乗り越えようとしていた。
「ふああぁ!」
「お姉!?どうしたんですか?お姉!」
「む、胸…胸が舐められ……ぇ」
魅音は服も剥ぎ取られ、大きな胸を誰かに舐められている。
片方の乳首を引っ張ったり潰されたり弄られながら、弄ばれている。
魅音は思わず声を上げてしまいながら、首を振り、なんとか抵抗をしようとしているが、それも今の魅音の状態ではどうすることも出来ない。
詩音は、そんな魅音の状況下に、嫌な予感を感じる。
それはものの見事に的中した。
魅音と同じように、詩音も責めたてられる。
「「いやああぁん!」」
同じ声と喘ぎ声を吐きながら、二人はその責めを長時間にわたって受け続ける。
ようやく解放されたときには、二人の露になった秘所は濡れ始めていた。
二人は、肩で息をつきながら、なぜ自分たちがこんな目に合わなければいけないのか皆目見当がつかない。
「少しは、自分たちの罪を味わっているかしら?」
その声はどこかで聞いたことがある…梨花ちゃん?!
「り、梨花ちゃん?梨花ちゃんなの?なんで、どうしてこんなことをするの?」
「そうなんですか?お姉!?ひ、酷いです。私達をこんな目に合わせて、一体なんで」
二人は暗闇から聞こえてくる梨花の声に怒声をあげながら、告げる。
「…呆れた。まだわからないのね。それとも、貴方達の中では、自分たちの行なった行動が正しいものであると信じているのかしら?」
ため息混じりの梨花の声は響く。
「どういうこと!?」
「はっきりいってください!」
すると、拷問部屋の電気がつけられる。
そこには、古手梨花の姿があった。
ようやっと認識できた梨花の表情を見て魅音と詩音は、闇という恐怖から解放され、
今度はこんなことをした梨花に対する怒りがこみ上げてくる。
だが、梨花はそんな二人の目を哀しそうに見返しながら、周りを見渡す。
「…これを見てなんとも思わない?」
魅音と詩音が、なんとか自由に動く範囲で首を動かす。
そこには、様々な拷問器具で、無残で凄惨な姿を示す、
部活メンバー、そして学校に通う子供達、さらには園崎家のものたちまで…。
皆、並大抵の拷問ではなかったのだろう。
血が流れ落ち、その表情は絶望と苦痛に満ちている。
竜宮レナ、前原圭一、北条沙都子…涙と、目を見開いたままで朽ち果てている。
それはあまりにも無残としか言いようがない。
「「……しょうがないじゃない」」
魅音と詩音が同時に声をだす。その声には何の温度も感じられない。
「私が、詩音と一緒にいるためには、邪魔だったんだから」
「そうですよ。私はお姉と二人で一緒にいたかったんです。
身も心も昔は一緒だったんですから、元に戻ろうとする行為はあたりまえでしょう?」
「おかしいな、梨花ちゃんもしっかりと殺したと思ったのに……」
「ダメじゃないですか?お姉、全部しっかりとやらなきゃ……」
二人はそういって笑い合う。
梨花はうつむいたまま、その二人の濡れた秘所に太いバイブを無理矢理、挿入する。
「ひぎっ!?」
「あぁっ!!」
そして、梨花は、再びベットを捜査して、二人の秘所に挿入されたバイブが互いの中にしっかりと入り込むまで近づける。
「あぐっ、ふああぁ…あぁっ!?」
「はあぁっ…あ、ふ、太いっ!んあぁ!」
梨花は、二人の秘所で濡れながらも少しだけ見せるそのコンセントの穴に、コンセントを突き刺す。
すると、二人の間に挿入されたバイブがギュルルルと音を鳴らして動き始める。
「きゃあぁ!?な、なんですかこれぇ!?あ、あぁ…かきまぜぇ、ふあぁ!?」
「とめぇ、とめてぇ!あひぃ、あぁ…んはあぁ!!ああぁ、んぐぅ…へやぁ…」
激しい喘ぎ声が聞こえてくる中、梨花は二人を見下す。
「この世界は、貴方達の狂った姉妹愛に全員が巻き込まれるという世界だった。
なかなか見たことのない世界だったから、それなりに楽しめたけど、この世界のあなた達はやり過ぎたわ。
だから、私が罰を与えてあげる。オヤシロサマの祟りってところかしら?」
「な、なにいっへぇ…ひぎぃぃ、あふぅ、あああぁっ!?」
「とめ、とめてぇ、ひゃあぁ!あぁ、広がるぅ、広がっちゃウゥ!!」
二人は身を捩りながら、バイブの快楽から逃れようとするが鎖でつながれている以上は、
そのバイブの刺激を受け続けるしかない。
「罰は、貴方達にとっても嬉しいことでしょう?これを永遠に、死ぬまで行なうことよ」
「「!?」」
梨花は微笑みながら二人を見下し続ける。
「このバイブは、電動式なの。見ての通り…コンセントを通して電気が通り続ける限り、貴方達の中を刺激し続けるわ。
ここは、もう少しで綿流しの祭りにあわせてダイナマイトで爆発させて、閉じ込めてしまうわ。
そうなったら最後、貴方たちは助けられることもなく、永遠に二人で楽しめるわ。
よかったじゃない?」
「ひ、酷いっ!そんなのぉぉぉぉ!!あぁっ!」
「いや、いやだぁあああああああ!!あはぁ…はぁああ」
二人は涙を浮かべながら顔を横に振りながら達した。
愛液が互いの身体にと振りかかる中、古手梨花は、電気を消して、その場からたちさる。
発電機の音だけが拷問部屋には聞こえてくる。
何時間あれが回り続けるのか?
あれが一個だけとは限らない……だとしたら、それは。
魅音と詩音は絶望を感じる。
だが、もはやどうすることも出来ない。
警察に…警察が早く見つけてくれることだけを願って。
-――――どれほどの時間がたったかもわからない。
「ひゃあぁあああ!!もういやぁ、い、イキたくない、いきたくぅぅぅうぅ!!!」
「あっ、ふああぁあぁああ!!いやぁ、いやぁあああああ!!」
二人は、腰を浮かすほどの勢いで何度も達してしまう。
バイブを止めるためになんとかしなくてはいけないと考えるのだが、
その次には意識を飛ばすほどの激しい衝撃に身を震わせ、頭が白くなるのだ。
もう疲労は限界にきている。
眠い…寝させて欲しい。
だけど、バイブの動きは寝ることさえ許してはくれない。
達する間隔は徐々に狭まっていく。
そして、それが0になったとき、二人にとって本当の地獄が始まることとなる。
それは、どんな拷問よりも恐ろしい。
古手梨花は、様々な世界にわたり、失望をしてきた。
その中で、この世界はそんな失望を発散するための一部となったのかもしれない。
「さようなら、もうこの世界に未練はないわ」
拷問部屋は、土の中に埋まり、その後の雛見沢大災害により発見させることはなかったという。
投下終了
すいません、こういうのを書きたかったんです!orz
ひぐらしものキター!
GJです
そろそろ次スレかな
>>842 乙と言いたいところだが、ちょっと早すぎでは?荒れてるわけでもないから490Kぐらいでも大丈夫だと思う。
では埋めますか……小ネタで羽入×シュークリーム投下します。
― 禁断の味 ―
梨花と沙都子が二人だけで遊びに行った、今日はまたとないチャンスだった。
己の他に誰もいない倉庫の家の中、内緒の買い物から帰った羽入はすり足で台所へと移動する。
右手に提げた白い紙袋のささやかな重みを感じる度に、唇が緩んでしまう。
大好きな二人と一緒にプールへ遊びに行くのも、それはとてもとても楽しそうではあったが、彼女にはかねてより一度は叶えたい野望があった。
流し台を背もたれにするようにして、羽入は床にぺたんと腰を下ろす。
買ったばかりの白い紙袋を制服の赤いスカートを纏った膝に乗せて、震える指先で、ゆっくりとそれを紙袋の中から取り出した。
薄い紙をフリルのように幾重にも重ね、リボンでまとめられた巾着袋型のラッピング。そのリボンに括られたタグには【Angel mort】の金文字。
丁寧にリボンを解いて、薄布のような衣をはがし、羽入の指先はその中を弄り、好きで好きでたまらない目当てのものを探り当てた。
――大きい……それに、柔らかい……
くすりと笑みを零し、彼女は舌なめずりをする。唾液に濡れた唇が光る。
そう、コレを独り占めすることが、羽入の大いなる野望だった。
もちろん、梨花や沙都子と一緒に卓を囲んで楽しむのも得難い幸せだと思うけれど……時には、一人欲望のままに貪り尽くしたい。そんなことを思ってしまう日もあるものだ。
標準を遥かに上回る大きさを誇るそれを、いとおしそうに両手で抱え込み、陶然とした表情で口を開いて、羽入は欲望と唾液で赤く濡れた舌を伸ばす。
「あっ……」
舌先が柔らかく甘い表皮に触れて、思わず吐息が零れた。
じんわりと繊細な甘味が舌の上に染み込んでくる。
……この味、この感触、この舌触り、全部、全部僕だけのもの……
じっくりと味わうように舌を這わせ、時折甘く歯を立てていると、そのうち表面の皮がふやけて、そこから滲み出たとろりとした白いものが舌に絡みついてくる。
その味が口腔いっぱいに広がって、羽入は頬を紅潮させてぞくりと身を震わせた。
――共に暮らす梨花と沙都子に内緒で、こんなことを。
羽入は好物を口にしている悦楽と優越感、そして娘のようにすら思っている友人たちに隠れてこのような真似をしている罪悪感もまたスパイスに変えて、更なる甘い誘惑に満ちた一時を味わう。
「はあ、はあ……」
甘美で不埒な味わいに、自然と息が荒くなる。脳みそが芯までとろけてしまいそう。
千年にも及ぶ長い時を生きた中でも、こんなの、味わったことが無い……!
「あっ……!」
捕食に夢中になるあまり、うっかり、それを持つ手に余計な力を込めてしまった。つぷり、と柔らかな表面に指先が潜り込む。
指と表皮の隙間から、とろとろと黄味の混ざった白いものが溢れ出る。
「ああっ、駄目なのです……零れちゃうのですぅ……っ!」
なんて勿体ない……!
思わず悲痛ですらある驚きの声を上げた羽入の唇の端からも、それが零れて顎を伝い落ちた。
ぽたぽたと垂れる白いゲル状のものが、羽入の着る制服の胸元を汚していく。
……ああ、何ということだろう。顎と手がこんなになってしまった。
万が一、予定よりも梨花と沙都子が早く帰ってきたらどうしよう。欲望の赴くままに白いものに塗れたこんな姿を見られたら。
そう思いを巡らせると、今にも玄関の扉が開いて、ただいまー、という沙都子の元気な声と、梨花の気だるげな、或いは猫を被った甘えた声が聞こえてくるような気がしてならない。
このような姿の自分を発見した時に見せるであろう、梨花の蔑んだ眼と沙都子の怒った顔を夢想し、羽入は打ち震える。
――みーみー。くいしんぼネコさんがひとりじめなのです。ずるいのですー。
――(訳:あんたって、何て駄目な神なの? 呆れるわ。)
梨花はとりあえず沙都子の前では猫を被り――長年の友でありトラップマスタ―たる少女は、梨花の本性などとっくの間にお見通しであろうに――その実、他の人の前では絶対に見せない、あの皮肉った目で見下してくるだろう。
そう言う梨花だって、まだ子供の貴方には早いと何度も注意しているのに、自分と沙都子に内緒で苦いものを味わって酔い痴れているくせに……
――ずるいですわ、羽入さん! 一人だけで楽しむだなんて……どうして私にもお声をかけて下さら、い、いえ……何でもございませんわ!
沙都子は可愛らしい八重歯を見せながら、顔を赤くして憤るだろう。でも甘い甘いコレが大好きで素直な彼女は、羨ましそうな眼差しを隠せないのだ。
……混ざりたいだなんて、沙都子は何ていけない子なのでしょう。
羽入はくすりと唇を緩める。己の預かり知らぬところで欲を満たすための足しにされているなど、当の沙都子はまさか夢にも思うまい。
改めて見れば、手の中にあるものの皮が、穴から漏れ出た白いものですっかりふやけてしまっている。それを持っていた両の手のひらも、もうぐちゃぐちゃだ。
もっとゆっくりじっくり丹念に時間をかけて味わっていたかったけれど、仕方がない。
心の底から残念そうな表情を浮かべ、羽入は覚悟を決める。溜め息と共に未練を体内から追い出す。
ああ……本当に、とても、とても名残惜しいけれど――
……一気に、イってしまおう。
両手に持ったソレを、羽入は一思いに口の中へと押し入れる。
「あぅ、ん……んぶっ……」
それなりに大きさのあるものを無理に押し込んだ息苦しさに、羽入は吐息を漏らす。
皮の内側からどろりと溢れ出てくる白い液体が、彼女の口腔を蹂躙するように満たしていく。
「ん……! んふ、う……!」
とろとろと舌に纏わりついてくるような白と黄色の甘味と、それとは違う表皮を覆う白い粉状のもののふわりとした甘味。
そして、それらを吸い取った表皮の鼻腔を突き抜ける味わいを一身に感じ、羽入は至福に喘ぐ。
「んっ……」
更にベストに垂れた白いクリームを指ですくい取り、恍惚の表情で汚れた己の指を口に入れ、音をたてんばかりにしゃぶりついた。
喉を鳴らして口の中のもの全てを飲み干し、彼女は短くはない間、その余韻に浸っていた。
「あぁ……幸せなのです……」
汚してしまった制服はきれいに洗ったし、例のものを包み込んでいたものはあらかた処分した。
全ては彼女のお腹の中にある。
――証拠隠滅、完了。
何気なく窓の外に目をやると、水着やタオルの入ったビニールのバッグを手にした梨花と沙都子が見えた。
素晴らしい勘で羽入の視線に気付いた沙都子が元気に両手を振り、走りだした。やれやれという表情で、梨花が彼女の後について駆け出す。
何も知らない二人の姿を見て、お帰りなさいという気持ちを込めて手を振り返す羽入の胸に、ちくりと針を刺すような痛みが走る。
「僕だけ、こんなことをしてしまって……ごめんなさいなのです、梨花、沙都子」
……一人でこっそり楽しむのも良いけれど、やっぱりこういうことは皆でした方がいい。
魅音詩音、レナや、圭一を誘っても良いかもしれない。きっと何事も、人数は多い方が楽しいから。
「次は皆で一緒に、楽しみましょうなのです」
……それでもたまに、独占したい誘惑に駆られちゃうんだろうなぁ、と業の深きオヤシロ様はぺろりと小さく舌を出した。
(了)
こんなのにお付き合い頂いて誠にありがとうございました。では埋め。
シュークリーム食べてるだけなのになんてエロいんだ!
GJ!
やっぱりひぐらしはイイ
心が洗われる
>>850 なぜわざわざそういう言い方をするのか理解できない
別にスレあるんだから共存できないならそっちに帰れ
やっぱ次スレはうみねこ専用板にすればよかったんじゃまいか
うみねこの話も心癒されるぜw
ひぐらしはほんわか うみねこはじんわり
もう次スレ立ってるのか
はやくね?
>>853 経緯を知っているのかいないのか。知っているような口ぶりではあるが。
自演か。随分なタイムラグですこと。
いい加減しつこいよ。
オマエモナー
850程度の発言でいちゃもんつけるとか、どんだけ狭量なんだよ
スレ分割反対派の書き込みがいつも雰囲気を険悪にするからな
巣に帰れ
結局分割したのに今更ここで何を言ってるんだ…
作品が投下されない分割派のひがみとしか見えません
ストーカー
ひぐらし最高ですね!
そんなこと言ってるあんたらも
朱志香に「苦しいんだろ?抜いてあげるぜ」って言われたら即OKするんだろ?
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ノ;;彡;;;;;;;;;;ミ;;;;ミ彡
ィ;;;;ノノ;;;;;;;;;ミ;;;;;;;;;;;;;;ヾ
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i`Y''へ、、丿,,ノ` レ'!
!(,l r''。i,ヽ j''r'。'j lノ
``i `^´ l ,'''" ノ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ
_ゝ`i くニ,. i"イ__ _,,,,、
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,r'"´ ノ" )=、.,_ゝニノ,,..ィ'"´i ヽ、
( ノ ´ ̄ `Y"´ i
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r''ヽ. ,.ィ'''i" J ,,.ィ'"~ `'ヲ''ー-、ノ、 ヽ、
/ ,,.イ')'" 人 ,,l、 ノt ) `ヽヽ
/ / / `ゝ、 人 ,,イ jt、 ヽ i
f , ノ /、 `ー--;::-ニ"_,ゝ=---‐''" ノ ヽ、 ヽ t、、
)' f ノ ヽ、 r 、 f" `i´ ̄` Y `ヽ / ゝ-,ヲ''' )
. ( ,.ィ''ーr"~ ヽj ミi ! j' | / ,r" ft
ノ、,ノ ヽ, `i 、〉、.__,人,___,..イ、,i" j'' ( ,ノ j
( t、 l i ヽf Y ,j,. ,/ ) ,.イ´ ノ
fヽ ヽ、 l l ヽ、 .| ノ ,. / ,.イ '"ノ ノ
t i l、. t l 、j`ー‐‐'`ー="レ' j' // / ,/
ヽ、 i、 i l ヽ -ニ- ノ l /,,,,ノ ,ィ/
ヽ、`i `i、 l `i / ,l /-,=、ヽv
′ ヽ ヽ、 'i, 人 ヽ / ノヽ ノ''"Y,..ト-、
`i、,,..=,i、 / ヽ、 /=ィ''i'i''j" .`=(i-/、
ヽ ,f`i-、 / ヽ /.`ー=''''"t.___ (,,ノ=、
r-l =f,,ノゝ-''`=''フ i、:' " ゛ ` ,i' :. .l、 `ー=''=t_,i
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fヽ-''ー'" ,i' / : : l i
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