【ひぐらし】07th総合part22【うみねこ】

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658名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 10:57:56 ID:gmNwpG0N
素晴らしいネタとそれに見合った作家さんのテンションに惚れたぜ
GJ!
659名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 10:59:15 ID:DWcp3Wwq
変態ロリビッチヱリカktkr!!
鬼畜ベルンでM的に美味しい
変態ヱリカでS的にも美味しい
ハァハァもっとやってくれ
660名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 21:27:30 ID:wdHc+Eqb
最高です。それしか言葉が出ない。
661名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 21:57:58 ID:6KttGVxy
ベルンもヱリカもはぁはぁ
GJです。
662名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 13:50:45 ID:vJRdWNuL
ヱリカはベルンに虐められるか、戦人を甚振る以外のシチュエーションはありえないのか?
663名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 19:00:44 ID:5SuswmcW
「譲治にもっとアピールしなさい」
「把握」
(ry
「ごめんね、貧乳は女として見られないんだ」
「もっと言って!」
664名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 19:53:12 ID:AH5s/Qa6
ドラちゃんと絡んだら何か純愛系のシチュエーションになりそう
665名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 20:31:31 ID:rtouPSpY
癒し系常識人がヱリカの言動に注意
自己紹介乙wwネグレストモンペババァwww
うぉおおおお
第一の晩、鍵の(ry
ベルン「やっべ探偵宣言してなかったにぱー」
を、妄想したことはある。卑しい系非常識人(笑)。
666名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 00:17:35 ID:KWq6EyIE
金蔵に年甲斐もなく頑張ってもらいました
ということで金蔵×ベアトです
ep3九羽鳥庵のif的なものです
>>526-527からネタを拝借した割には若金蔵じゃねぇ!という批判は素直に受け取ります、ゴメンナサイ

宣言通り陵辱、無理矢理
且つ、無意味にバトベア設定アリです
そんなゲロカス妄想いらねぇ、という方は「きんぞー☆の頑張り物語」をNGにお願いします
667きんぞー☆の頑張り物語:2009/10/01(木) 00:18:29 ID:KWq6EyIE
「……………んっ……」
陰を落としていた睫毛が震えると黄金の頭がふらりと揺れ、ゆっくりと目を覚ます。
よく手入れされたチェアにもたれ掛かりながらぼぅっと瞳に映った流れ行く雲を見つめると、ゆっくりと周りを見渡す。
「…………夢、か………」
寝惚け眼に映るいつもの変わらぬ光景になにを確かめたのか、肩を落としながらぽつりと残念そうにベアトリーチェは呟いた。


今でも脳裏に浮かぶ―――。
随分と楽しい夢だった。今まで生きてきた中であれほど楽しい夢はなかった気がする。
楽しい…楽しい……。


「…目が覚めたか、ベアトリーチェ」
深い年齢を感じさせる良く響く声に視線を移せば見知った顔がそこにあった。
「…金蔵…来ておったか」
久方ぶりの来客に頬を緩めて歓迎するようにベアトリーチェは微笑を向ける。
その微笑を金蔵は身内の誰にも見せぬような柔らかな笑みで見つめ続ける。愛しそうに、心の底から愛しげに。
未だ夢から覚めやらぬ頭ではあったが、唯一の来客に失礼であろうとベアトリーチェは身を正し――テーブルに紅茶のカップが置いてあることに気付いた。
金蔵が淹れてくれたのだろうとカップに手を伸ばせば、指先に触れるそれはひんやりと冷えていて
この場に置かれた時は暖かな湯気を立ち上らせていたであろう紅茶が放置され、どれ程の時間の経過と共に冷やされていったのか
それは金蔵がずっとこの場に居た事の証しでもあり、己が友人をどれ程待たせてしまったのか
触れた指先だけで充分すぎるほどに伝わり、緩やかにベアトリーチェは頭を振る。
「……妾は随分とそなたを放って寝ておったようだな。すまぬ金蔵」
「良い。私は好きでここに座っていただけの事だ。
 …それにお前の寝顔を見るなど随分と久々でな、起こすのが勿体無かったのだよ」
申し訳なさ気に頭を垂れるベアトに金蔵は軽く笑ってその金の髪を撫でた。
大きくて暖かな手はまるで父親のよう…。2人は親子ではなかったが、その様は宛ら仲の良い父と娘であった。
思えば金蔵とは不思議な関係だと、ベアトリーチェは思考する。
こうして頭を撫でられ、優しい言葉をかけられれば心がほわっと温かくなるのを感じる。
雪解けの冷たい水を暖めてくれる日差しのように…。
きっとこの気持ちは父に向けるそれなのだろうと、親の記憶を持たぬベアトリーチェは愛しげに見つめる金蔵にはにかむような笑みを向けた。
「…して、どんな夢を見ていた? 目が覚めた時、随分と寂しそうであったぞ」
その問いにベアトリーチェは一瞬言葉に詰まる。けれどそれは決して言い難いという類のものではなく
ただほんの少し…恥ずかしく、照れてしまう…そんな印象を受ける表情だった。
「…金蔵からしたら大した夢ではないかも知れぬが…」
ベアトリーチェは髪を飾る薔薇のように頬に朱を混じらせて染めながら、脳裏に焼きついている夢の話を語り始める。
668きんぞー☆の頑張り物語:2009/10/01(木) 00:19:01 ID:KWq6EyIE


「―――そこは、どこかの一室のようでな…妾はチェス盤を指しておった。
 目の前には、白いスーツの男――どうも妾の対戦相手らしい。
 その男は様々な手を打っては妾に切り返され、それでも手を緩めることなく妾を打ち負かそうとしていた。
 無能と嘲笑っても、大切な者達を失っていっても、あの力強い輝きを失わずに…真っ直ぐに…」


どこか遠い場所を見るように、懐かしそうに…待ち遠しそうに…ベアトリーチェはあの瞳を思い出す。
その様はどこか恋焦がれるようでもあり、子供の頃に見た絵本の登場人物…「王子様」と呼ばれるものに憧れるようでもあった。

けれど夢中に話していたベアトリーチェは気付かなかった、金蔵の一瞬浮かべた表情に。
まるで身内を前にするかのように冷え冷えとした、全てを凍らせるような表情に――。
「…所詮夢は夢。ベアトリーチェ、大事なのは今、であろう」
「む…それは…そうだが…」
金蔵が思ったほど食いつかなかったのが面白くないのか、ベアトリーチェは口を尖らせて声にはならない不満を訴えた。
金蔵はその心の内を知りながら何も語らず、視線すら合わせようとしない。
何故そんな態度を取るのかベアトリーチェには皆目見当もつかず、心の内の不満は益々強くなっていく。
「…確かに今も大切であるが、妾はもう一度あの夢が見たい…。
 …もう一度、あの男に……」
ベアトリーチェはそっと目を閉じて恋する乙女が夢想するかのように、自分に立ち向かってくる夢で出会った男を思い返す。
何も知らない、ただ魔女であると…それだけを課せられ、そんな自分に疑問を抱く日々を送るベアトリーチェにとって
自由に、強い意思を持ったあの男が、とても眩しく思えたのだ。
蛹は太陽を知らない。きっとそれは、太陽を知ってしまえば蛹はその眩しさに魅せられ
恋しさのあまり不完全な変体を遂げて飛び立ってしまうであろうから。
けれどその蛹の変体を今か今かと待ち続けていた捕食者は、自分以外の元へ飛び立とうとする蛹を…
完全な蝶と成り、己が全てを奪えると思っていた蛹の想いを――決して許しはしないのだ。
669きんぞー☆の頑張り物語:2009/10/01(木) 00:20:03 ID:KWq6EyIE
「ベアトリーチェ…」
金蔵は、その変体を成しえようとする蛹の肩を掴む。両の手で、決して逃がさぬと言うかのような強い力で。
「…金蔵? ………ん…痛い…。どうかしたか?」
「…ベアトリーチェ、お前は私の物だ」
「…? 金蔵、妾はそなたのものではないぞ? 妾は誰の物でも…」
「いいや、私の物だ! お前は私だけの…私だけの黄金の魔女ベアトリーチェ!!」
ベアトリーチェのその華奢な身体が太い腕に捕縛され、強く、強く抱きしめられた。
「…痛い…金蔵、痛い…」
ギリギリと身体を強く抱きしめられ、羞恥よりも先に痛みが勝って形の良い眉を寄せて訴える。
けれどもちろんそんな抵抗は金蔵には届かない。
「ベアトリーチェ…お前は私だけの物…私の全て…
 誰にも渡さぬ、渡してなるものか…! 例え夢であっても同義よ、お前の目に映るのは私だけでなくてはならん!!
 おお…ベアトリーチェ…何故私の思いを受け入れない…何故こうまでしてお前を愛しているのに受け入れない…!!!
 愛してる!愛しているベアトリーチェ! お前が私を受け入れないのならば…お前が私以外を見ると言うのなら…
 その目も、耳も、五感全てを私が支配しようぞ!!! そしてお前を永遠に私の物へと…!!!!!」
金蔵の慟哭とも呼ばれる言の葉はベアトの胸の内に黒くモヤモヤとした不安を植えつける。
何を言っているのか、何をしようとしているのか、ベアトリーチェは知らない。わからない。
けれど本能では理解していた…何か、とても悲しい事が身のうちに起きると―――。

「な、なァ…金蔵? 妾の夢の話が不快だったんなら謝るよ…だから…さ…、離してくれぬか…?」
胸に巣食った不安からか、爆弾を前にしたようにそぉっと伺うように、その爆弾に衝撃を与えないよう恐る恐る口を開く。
けれど変わらない。金蔵はもう既に、その爆弾を爆発させているのだから。
「き、きんぞ………―――ヒッ…ぐ?!?!」
白く滑らかな曲線を描く首筋に、金蔵は歯を突き立てて噛み付く。
それはさながら美女の生き血を吸う吸血鬼――けれどこの吸血鬼は美女を愛していた、狂おしい程に。
だから、こんな物では足りなかった。
肌理細やかな肌に食い込んだ歯は痛々しく、小さな悲鳴がベアトの口から漏れると白い首筋にじわりと血が滲んでいく。
それを味わうかのように吸い付き、舌で傷を舐めながら恍惚に満ちた笑みを金蔵は浮かべる。
「い…たい……うくッ…」
「…ベアトリーチェ…ベアトリーチェ…!」
金蔵はうわ言のように愛しい人の名を呼び、やがて首筋から唇を離す。
皮膚の下を流れる血管が見えるほどに透き通った白い肌に…痛々しい、印が咲いている。
赤く、紅く、咲いた、逃げられない証。
670きんぞー☆の頑張り物語:2009/10/01(木) 00:20:50 ID:KWq6EyIE
動揺に揺れるベアトリーチェの蒼の瞳を金蔵は真っ直ぐに見据え、言葉を紡げないでいる唇に指を這わせる。
形を確かめるように柔らかな感触を指先で伝い、愛しげに瞳を細めた。
「この小鳥が囀るような麗しい声を聞かせる唇も
 この滑らかでふとした事で薔薇のように華やかな色を咲かせる頬も
 このお前の真っ直ぐな心を思わすようなすぅっと通った鼻も
 この海を見たことのないお前が見せる深い蒼の色をした瞳も
 この形よく揃った眉や、瞬きする度に揺れて美しい影を作る長い睫毛も
 この日の光に浴びれば朝露のように光り輝き、散りばめた硝子の破片のような彩りを見せる髪も
 この私を離して止まぬお前の心も――全てが、私の物
 誰にも渡さぬ。…ああ…今こそお前は私の物だ……ベアトリーチェ…愛している…!!」
その言葉はまるで呪い。黄金の蝶を永遠の檻へと縛り付ける為の呪い。
ベアトリーチェは温厚な面しか見せない金蔵の、今まで隠し通してきた奥底にある狂気に初めて触れた。
小さく手が震え、どうしたらいいのかもわからず、突然塞がれた唇に声を上げる間も無く瞼をぎゅっと閉じて耐える他なかった。
金蔵の唇はベアトリーチェの震える小さな唇を啄ばむように貪り、チェアに腰を下ろしたベアトリーチェの細腕を力を籠めて引っ張り上げる。
チェアと同様、よく手入れされたテーブルの上に華奢な身体が乗り上げ、頭の上で交差するように細腕は1つの手で押さえつけられ
その拍子に冷えた紅茶の入ったカップはテーブルから揺れ落ちると地面へと吸い寄せられ、けたたましい音を立てて琥珀色の液体が飛び散った。
小さく呻いたベアトリーチェの唇を開放し、豊かに育った胸へと手を這わせて力任せに胸元からドレスを破り裂く。
「――ッ…?! や…ぅぅ……っなに、を…?!」
ふるっと白い乳房が晒されるとカァとベアトリーチェの頬が羞恥に染まる。
金蔵は形の良い、豊満と呼んで差し支えのない乳房を掌で揉みしだく。
「…んっ、ふ……ァ…」
ベアトリーチェは自身の唇から漏れた声に戸惑い、ぞくりと身を震わすような刺激を感じてしまう自分自身が恥ずかしく思え
困惑と羞恥で唇を噛んでは声を漏らさぬように務める。
「ベアトリーチェ、声を聞かせておくれ…
 お前の快楽に濡れた声が聞きたい…さぁ私の黄金の魔女、どんな声を聞かせてくれるのだ?」
口元に加虐的な笑みを浮かべながら金蔵は白い乳房の頂上を指で摘み上げた。
「…ッ、ひゃんんんッ!」
ピクンッと背筋が伸びて薔薇のように鮮やかな唇から甲高い声が響くと金蔵は更に笑みを深くする。
くにくにと親指と中指で擦り合わせるように弄れば、頂上に色付いた桜色は硬く主張をし始めていく。
初めて経験する刺激の数々にベアトリーチェは身震いする。ふるっと白い乳房が震えると淫らに勃起した突起も揺れ
上気した顔と、悲しげに金蔵を見つめる潤んだ瞳――肌蹴た両の胸とも相まり、金蔵は劣情の炎を更に灯らせた。
満たされる支配欲に心は歓喜に震え、桜色のそれを口に含む。
「ふぁあッ…アァ! ん…く…ひぅぁ…あ…ッ……ンんん!」
硬く勃起した突起をころころと舌で転がして弄びながら吸い付き、金蔵は慣れた手つきで生娘には強すぎる快楽を与えていく。
ベアトリーチェは思考も定まらず、ただ与えられるままに嬌声を漏らす。
けれど霞んだ思考の欠片は疑問を投げかける。 何故? どうしてこんな目に合うのか、と…。
671きんぞー☆の頑張り物語:2009/10/01(木) 00:21:26 ID:KWq6EyIE
「…ベアトリーチェ…なんという可愛らしい声なのだ…。
 おおぉ…やはりお前は素晴らしい…!! 私の黄金の魔女、ベアトリーチェよ!!」
乳房から唇を離しベアトリーチェの瞳を見据えた金蔵の瞳には、目の前の怯える女は映っていなかった。
この少女ではない誰かを見つめるような、どこか距離を感じるような視線。
その中に映る狂気と情愛にベアトリーチェは恐ろしさと共に、そんな目をする金蔵を哀れに思うのだった。
「くくくッ…ははははははははははははは!!
 逃さぬ。 決して逃さぬぞベアトリーチェよ…」
「…ッひ…い…うぐぅぅっ…ぁあぁああッ!」
金蔵の爪が、掌が、ふくよかな乳房にきりきりと食い込む。
締め上げるような力に柔肉は形を歪め、食い込んだ爪は白い皮膚に紅い痕を刻む。
痛い、痛い痛い痛い痛い痛い! 胸を捻り潰されてしまう!
目尻から雫がぽろぽろと零れる。唇を噛んで、拘束されたままの腕を動かそうともがく。
だが金蔵の拘束はぴくりともしない。
ベアトリーチェの抵抗は全くの無駄なのだ。
「い……やめッ……ひぃっ?!」
漸く胸を締め付けていた手が解かれると
下腹部に、違和感。
そう、金蔵の手によって分厚いドレスがたくし上げられ、宙に浮いた細い足とレースの施された下着が晒されたのだ。
ベアトリーチェは何をされるのかわからなかった。
そんな知識は与えられていなかったのだ。
だがわかる。雌の本能が訴える。逃げなければいけない、この人じゃない…望むべき人はこの人ではない、と――。
「やだぁっ…。 やめて…金蔵……いやだ……妾は、こんな事…こんなの……」
「まだ…私を拒むというのか…」
「………う…ひっ…………ぇぅ……ぐす…」
ベアトリーチェは遂には泣き出してしまった。
その美貌をぐしゃぐしゃに濡らしながら、子供のように泣きじゃくった。
いやだいやだと、首を振って髪が乱れるのも厭わずに。
672きんぞー☆の頑張り物語:2009/10/01(木) 00:22:06 ID:KWq6EyIE
「………ああ駄目だ…全然駄目だ……。
 …お前は私の物だと何度言えば分かるのだッ!!!」
「ヒッ……!」
「私の物を私がどうしようと、どう扱おうと、お前が泣こうが喚こうが事実は変わらぬ!!
 私を誰だと思っている。 右代宮を復興させ、栄光を築き上げた右代宮金蔵よ!!!
 手に入れたい物は全て手に入れてきた!!
 金も!地位も!快楽も!友も!そしてお前もだ…ベアトリーチェ!!
 そう…云わばお前は家具よ。
 家具が主人に意見しようなどとおこがましいにも程があるわッ!!
 後悔するならばお前が私と契約し、私に見初められたのが運の尽きと思うがいい!
 お前に与える痛みも、悲しみも、悦びも、後悔も、懺悔も、悔しさも、憤怒も、全て…全て私が与えるものなのだ!!
 くはははははははははッ!!! ぁああぁぁああははははははははッ!!!」
愛に溺れ、愛に狂い、それでも報われぬ男。
天を仰ぐその双眸からは涙が零れ、怯えた娘のように身を縮こませるベアトリーチェの紅く痛々しい爪痕にぽたりと降る。
「…………ベアトリーチェ、愛している。お前の為ならば全てを犠牲に出来よう。
 さあ…私の愛を今こそ受け入れるのだ…!」
金蔵はベアトリーチェの上品な下着を乱暴に引き摺り下ろす。
何も受け入れたことのないそこは先程の刺激で湿り気を帯び、秘裂に指を這わせればとろりと蜜が指に絡みついた。
自分でこんな風に触れたことすらない場所…そこを他人に弄られる。
羞恥と嫌悪に唇を噛み締め、まるで現実を受け止めたくないかのように…ベアトリーチェは顔を逸らした。
「くッくくくくくッ……ベアトリーチェ…淫らなお前もまた美しいぞォ?」
喉を鳴らしながら低く笑う金蔵。
カチャカチャと慣れた手つきでベルトを外し、よく仕立てられたズボンと下着を下ろした。
片足を掴まれて開かれるとベアトリーチェは身を硬くし、恐る恐る下腹部へ視線を向ける。
「…ひぃっ……」
思わず小さく飲み込むような悲鳴が唇から漏れた。
無理もないだろう。初めて見る男のソレは、グロテスクな異物にしか見えないのだから。
亀頭が秘裂を撫で、ぬちょと互いの愛液が混ざった音が立ち、それが更にベアトリーチェの羞恥を煽った。
「や…だ……ひぅっく…や………やだぁあぁ…!
 ……―――ぅ…ぃあぁァアアッ…アァぁあああああああああぅぁぁぁぁああ――!!」
金蔵が自身をベアトリーチェの秘所に埋没させていく。
ミチ、メリ、と股が裂けるような激痛が苛み、唇からは悲鳴が漏れ出す。
破瓜による血が地面にぽたりぽたりと広がり、真っ赤な薔薇を咲かせた。
673きんぞー☆の頑張り物語:2009/10/01(木) 00:23:04 ID:KWq6EyIE
「痛い痛い痛い痛いぃぃいいぃいいいぃぃぃ!!!
 ひぐぅぅうぅぅッ!! ぁあぁあうぅぅぅぃぃいっ――!!!」
ベアトリーチェの肉を裂く悦びに金蔵は笑みを零しながら一気に突き入れる。
細い身体が背を弓形に反らし、青い瞳は見開かれぽろぽろと涙が零れた。
呼吸が出来ないほどの痛み。身体の内側が焼けているような、肉を裂かれる痛み。
けれど血を滴らせるそこは金蔵のモノをしっかりと包み込み、きつく締め上げては悦ばせてしまうのだった。
「くくくくくくっ…痛いか? 痛いかベアトリーチェ!
 ああ…もっとだもっと。もっと痛みを感じよ…もっと私を感じるのだぁぁああぁああ!!」
休む間も無く突き入れた肉茎をずりゅと引き抜き突き入れる。
遠慮もなにもなく、ただ貪るだけにそれを繰り返す。
「ひぁ…!い、た……ぐぅぁあッ!
 …や…らぁあぁっ! ぬ…ッいてぇぇえぇぇええっ!!」
既に涙でぐしゃぐしゃにした顔が更に涙で濡れ、痛みのあまり表情を歪ませ
ベアトリーチェは泣き叫びながら懇願する。
「くはははははははははッ!!
 誰が止めるものか! お前は私の物!私の物なのだぁぁぁああああぁあああああああ!!!」
金蔵の下で跳ねるように翻弄される身体。豊かな胸は誘うように揺れ
紅い痕は逃れられぬ証のように白に映える。
「ぅあ…ァアッ…ン! ひぃぃぁあ…ッ!んくぅぅぅあっあ!」
誰か助けて。誰でもいい、この悪夢から助けてくれるなら誰でもいい!
痛い痛い痛い痛い痛い痛い嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!こんなの嫌だ!!
助けて…助けて……!夢の中の…あの人……―――そう、名前は………

………………ああ………もう、こんな汚れた妾では名前すら、思い出せない―――。

「ベアトリーチェ…受け止めてくれ、私の想いを、愛を!全て、全てぇぇええぇぇえ!!!」
絡みつく肉壁と締め付けに金蔵も遂に果てようとする。
ベアトリーチェはこれ以上何をされるのか、もう考えられる余裕もなく――。
「ベアトリーチェ…ベアトリーチェ…ベアトリーチェぇぇぇえええぇぇええ!!!」
「あぁああ…ンッ、ひぅっ! んくぁあ…ぁあぁあああぁあああひっぃいゃぁあぁぁあああ―――!!」
ドクンドクン――、金蔵の肉茎が膣内で跳ねると最奥目掛けて精を吐き出した。
ベアトリーチェは自分の体内に熱く流れてくるものに
今の自分の状況が、取り返しのつかないことになったのを、理解した。
「………うぅう……ぅく…ぅぇえぇっ……」
ベアトリーチェは嗚咽を漏らし、静かに泣いた。
己の運命に、己の不甲斐なさに。
674きんぞー☆の頑張り物語:2009/10/01(木) 00:23:40 ID:KWq6EyIE

そして理解する。
あの夢は過ぎた奇跡だったのだ、と
こんな自分が見てもいい夢ではなかったのだ
もし見なければ、こんな事にはならなかった
今まで通り、自分に疑問を持ちながらも穏やかな生活が送れた筈

あの奇跡は、あってはならない奇跡だったのだ―――。

もう、名前も思い出せない、朧げとなってしまった“彼”の姿を追い求めながら
ベアトリーチェはただひたすらに、頬を涙で濡らした。


「くすくすくすくすッ…」
カケラの海に、魔女が1人――。
金蔵の狂乱と、悲しみに暮れる女を写したカケラを指で弄びながら
下卑た笑みを浮かべ、やがて塵を捨てるかのようにそのカケラから手を離す。
「中々面白い余興だったわ、ベアト。
 ニンゲンの時のアナタとはいえ、高慢な顔が涙で濡れる様は本当に素敵だったわよぉ!」
様々なカケラを映し出す海で、青髪を靡かせた魔女は愉快そうに高笑いを木霊させる。
「ふふふふふふ………次のアナタのゲームはどんなものなのかしら?
 精々私を退屈させないでね?
 あははははははははははははははははッ!!」
奇跡の魔女はその笑いを最後に、このカケラの海から姿を消す。
魔女が見ていたカケラは、どんな物語をこれから紡ぐのか。
それは、とてもとても悲しい結末――。
きっとこのカケラも、同じ。
不完全な蝶が己を弁えずに飛び立とうとして、ぐしゃぐしゃにべちゃりと堕ちて潰れてしまう
救いの無い結末しか用意されていないのだろう。
675名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 00:28:08 ID:KWq6EyIE
以上です

ベルンさんマジ便利
ということでオチに使わせていただきました。ベルンさん踏んでください罵ってください
ベアト好きの人達、ベアト連続で泣かせちゃってごめんね
でもこれは愛なんだ!ベアトを愛してるから泣かせたいんだ!

次こそはひたすらにいちゃついてるのを書きたい…
でもベルンさんに罵られたくなったら違うのを書いてしまうかもしれません
では駄文失礼致しました
676名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 00:59:51 ID:jwAz4Qxb
>>675
乙!歪んだ感じがたまらん!
いちゃいちゃも見たいから、期待してるぜ!
677名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 13:45:41 ID:3zbfRcWI
痛い痛い言うベアトがかぁいいよぅ
金蔵が狂ってて良い
GJ!最高です!
いちゃついてるのも見たいですぅうう
678名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 15:13:37 ID:G1UT1NoA
GJGJ!!
狂ったきんぞー☆もいいな。生娘ベアトもかわゆす
蝶とか蛹の例えも上手い
トドメのベルン怖いよはぁはぁ
679名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 15:35:39 ID:5WOHH4pA
ベアト愛してるよベアト!!
好きだからこそ苛めたくなるあの理由ですね!
やべえ・・・もえた
きんぞーも猟奇的でいいな
狂ってる感じがGJ!!!

可愛いいちゃいちゃベアトも楽しみですだ!全裸で待ってます!
680名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 16:59:38 ID:ksEccRa+
少し前もう一つのスレにひぐらし作品を投稿した者なんだけど、こっちが本スレだった?
681名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 17:54:09 ID:4zqpabpX
どうせこっちにはもううみねこしか投稿されないからいいんじゃね?
682名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 18:16:41 ID:5n9kdx/8
>>675
最高だ、GJッ!
愛しているから泣かせたい、その気持ちすごくわかります

>>680
うみねこひぐらし総合だからこっちでもいいと……思う
確かにどっちに投下していいのか迷うよな
683680:2009/10/01(木) 19:08:24 ID:ksEccRa+
それでは、こっちにも投稿するね。一応追加修正も行ってみた。
684680:2009/10/01(木) 19:13:13 ID:ksEccRa+
 ひぐらしのなく頃に 口移し編

 あの運命の昭和58年を乗り越えて、何年かが過ぎたある年の夏の夕暮れ……。
 ここは普段人気のないダム建設現場跡地。
 そこにある専用の秘密基地に、竜宮レナは独り閉じ篭っていた。
「この村には奴らが潜んでいる……。もう奴らは鷹野さんや梨花ちゃん、そして、私にも成りすましていて……」
 レナがこの考えに取り憑かれる発端となったのは、数週間ほど前に見た恐ろしい悪夢であった。
 父を騙そうとする悪い女の出現。鷹野が見せてくれたスクラップブック。そこに書かれてあった恐るべき陰謀。
 宇宙人の襲来とウイルス。そして雛見沢の滅亡……。
 もちろん、これまで鷹野からスクラップブックなど見せてもらったことは一度もない。
 しかし、夢が妙に生々しく現実的で、さらに毎夜見続けたこともあり、とても普通の夢だとは思えなかったのだ。
 次第に、あれはオヤシロさまからの警告なのではないかと考えるようになり、そして一週間前に決定的な出来事が起きた。
 父親が夢に出てきたのと全く同じ愛人を家に連れてきたのだ。
 夢で見たとおり、女が金目当てで近づいてきたことを示す証拠を掴んだため、被害が出ないうちに追い出すことができたが、これで予感は確信へと変わった。
―――私が雛見沢を守るんだ……!
 
 それから数日間。レナは来るべき事態に備えて、密かに準備を進めていった。
 大規模な事件を起こして、奴らを表舞台に引きずり出す計画。
 夢の中では思ったほど警察の協力が得られなかったため、今回は自分一人で事を進めることに決めた。
 第一、夢で見たことを警察がそのまま信じてくれるわけがない。
 仲間たちに相談することも考えたが、全て夢のとおりなら、すでに自分以外の多くが宇宙人に支配されていることになり、とてもそんな危険は冒せなかった。
 せめて、あの人にだけは……という迷いもあったが。
「もしかしたら、もう残っているのは私だけなのかもしれない……。でも、私には逆転の一手がある!」
 自らを奮い立たせるように叫ぶと、レナは愛用の鉈を力強く掴み、必要な備品が入ったバッグを携えて秘密基地の外に足を踏み出す。
……その時、彼女は見てしまった。
 数メートル先の茂みに、異様に膨れた頭に、化物のような醜い顔、そして巨大かつ黒い目玉でギョロリとこちらを窺っている、青白い体をした明らかに人間ではない者の姿を……。
「ひっ……!」
 一瞬恐怖の声が漏れてしまうが、レナはすぐさま鉈を構えて叫ぶ。
「あ…あっははははは! 出たなぁ、宇宙人!!」
 これでもう疑いようがない。宇宙人は今まさに目の前に存在しているのだから。
 オヤシロさまのお告げは正しかったのだ。
685680:2009/10/01(木) 19:15:31 ID:ksEccRa+
「どうした、かかって来なさいよ! 私はお前達なんか怖くないんだからねぇ!!」
 レナのこの挑発に対し、宇宙人は全く微動だにしなかった。まるでレナの言葉など意に介しないといった風に。
 その態度がレナを若干苛立たせた。相手がこちらを嘗めていると解釈したのだ。
「あっはははははは! 来ないなら、こっちから行くよぉぉぉーーーっ!!」
 レナは宇宙人目掛けて突進し、大きく鉈を振りかぶる。
 しかし、次の瞬間、宇宙人はレナに手をかざしたかと思うと、そこから顔目掛けて煙を噴射した。
「きゃあっ! なに、これ……? ゲホッ! ゴホッ!」
 不意に喉に煙を吸い込んでしまい、レナは苦しそうに咳き込む。
 さらに両目に走った激痛に堪え切れずに鉈を手放してしまった。
 その隙を見逃す相手ではなかった。
 いきなりレナに襲い掛かり羽交い絞めにすると、そのまま地面に押し倒して圧し掛かる。
「あっ……!」
 一瞬の出来事で起き上がる暇も無く、続けて両手までも押さえつけられ、レナは完全に身動きを封じられてしまう。
―――しまった……!
 レナは何とか起き上がろうと身をよじり、両手を動かそうともがく。
「くっ…………放せっ! 卑怯者! 殺してやるから!」
 最悪なことに宇宙人は体臭もかなり酷く、鼻につく臭いがレナの抵抗を更に煽る。
 しかし、見かけによらず相手の身体はどっしりと重く、腕の力も物凄いものでびくともしない。
 それでもレナは諦めずもがき続けるが、無駄に体力を消耗していく一方だった。
 やがて疲労が溜まったのか、荒々しい抵抗も次第に弱々しいものになっていく。
「はぁ……はぁ……」
 まだ強気に相手を睨みつけているが、息はかなり上がっており、全身に力が入らないようだった。
 それを見て抵抗を諦めたと判断したのか、宇宙人はレナの両腕を片手だけで拘束しようとする。
 だが、相手の注意が自分から一瞬逸れたのをレナは見逃さなかった。
 両腕に精一杯の力を込めて拘束を解くと、そのまま宇宙人の鳩尾におもいっきり打撃を与えたのだ。
 下から突き上げる形のためそれほど威力は無いが、それでも相手は呻き声を上げて横に倒れこむ。
―――やった!
 すぐさま立ち上がると、近くに落ちているはずの鉈を探し始める。
―――早く! 今のうちに殺さないと……! 
 もう辺りは薄暗くなってはいるが、ここは自分の庭同然の場所のため鉈はすぐに見つかった。
 そして、宇宙人にとどめを刺そうと振り返る。
 ガキィンッ!!
 次の瞬間、金属同士がぶつかる衝撃音がしたかと思うと、レナの掌から鉈が回転しながら飛んでいった。
―――えっ……?
 レナは突然のことに呆然とするが、見ると目の前に見たこともない棒状の武器を持った宇宙人が立っていた。
 それで彼女は理解した。あの武器の一撃で鉈を弾き飛ばしたのだと。
 そして……それから我に返るのに一瞬の間を作ってしまったことが、レナの命取りとなった。
 気付いた時には、武器を放り捨てた宇宙人が再び掴みかかってきていたのだ。
686680:2009/10/01(木) 19:16:58 ID:ksEccRa+
 レナは慌てて身を翻して逃げ出そうとするが、すでに相手の腕が触手のように腰に巻きついており離さない。
「あっ……! いやっ! 離して、汚らわしいっ!」
 今度押さえ込まれたら確実に命は無いだろう。
 レナは身をよじらせ、腕を振り回すなどして必死で抗うが、相手の強い力には逆らえず、またしても地面に押し倒されてしまった。
 そして、再び両手首を一纏めに拘束され、身体には全体重で圧し掛かられ、今度こそ身動き一つ取れない状態にされてしまうと、レナの瞳に初めて恐怖の色が宿った。
「うっ……く……」
 先程までの強気な態度は失せ、輝きも消えかけている両の瞳にも涙が浮かんでおり、細い肩も震え始めている。
 それを見た宇宙人は、着ている宇宙服のようなものの中から、得体の知れない透明な液体の入った小瓶を取り出した。
―――こ、殺される!
 レナは身を震わせながらその様子を眺めていた。
 中身は毒なのか、酸なのか知らないが、きっとあれを使って殺すつもりなのだ……。
 だが、次の相手の動作がレナに更なる恐怖を与えることになった。
 宇宙人はいきなり口にその液体を含むと、そのまま顔を近づけてきたのだ。
―――う、嘘だ……。そんなこと……。
 レナは理解した。相手は液体を口移しで無理やり飲ませるつもりなのだ。
「い、いや…いやぁぁぁぁぁっ! 放して、放してぇぇぇぇぇっ!!」
 一度は失った気力を取り戻し、必死になって再度抵抗を試みる。
 涙が零れ落ちるほどに顔を震わせ、肉付きの良い太ももや、その奥にある白い布地がスリットの間から覗くのも構わず両脚をばたつかせて暴れに暴れる。
 ずっと決めていたのだ。自分の初めてのキスは大好きなあの人に捧げるのだと。
 それがあんな醜い顔の、しかも人間ですらない奴に奪われようとしているのだ。
 たとえこの場で殺されることになるとしても、このささやかな誓いだけは守り抜きたかったのに……。
687680:2009/10/01(木) 19:22:18 ID:ksEccRa+
「圭一くんっ! 圭一くぅぅぅんっ!!」
 思わずここにはいない想い人に助けを求めるが、相手の獣のような顔はそれに構わずに徐々に接近してくる。
 それに連れて、汚らわしく不快な吐息も顔に浴びせられていく。
―――うぅ……。
 もはやレナにできることは、身を強ばらせ、唇を引き結び、顔を背けて拒絶の意思を示すことだけだった。
 しかし、それも今や儚い抵抗でしかなかった。
 宇宙人は空いているほうの腕でレナの細い顎を強引に掴むと、いとも簡単に真正面を向かせる。
―――いやだ。こんなのいやだよぉ……。
 怯える表情が嗜虐心をそそったのか、宇宙人が青い舌でベロリと舌なめずりするのが見えると、彼女の恐怖は頂点に達した。
―――助けて、助け……。
 レナの悲痛な願いは誰にも届かなかった。
 そして、声にならない悲鳴の中、無情にも相手の脂ぎった唇が貪るようにレナに重ね合わされる。
「んっ! む…うぅぅぅん!!」
 息苦しさと気持ち悪さから逃れようとレナは首を動かすが、相手の腕がしっかりと抑えているためピクリとも動かない。
―――やめて…やめてぇ……っ!
 せめて、これ以上の侵入だけは許すまいと、唇を固く閉じるが、すぐに限界が訪れた。
 息苦しさに堪え切れなくなり、レナが酸素を求めて口を僅かに開けると、
 相手がすかさず液体を流し込み、太い舌を侵入させて巧みに口内を蹂躙し、嚥下させようとする。
―――んぐっ! うっ! うあ…ぁ……!
 喉から漏れる嚥下音と共に、とうとうレナは液体を飲み込まされた。
 舌を絡ませられることだけは免れたが、とてもそんなことで安心などできるわけがない。
 ただこれから訪れる死よりも、ファーストキスを奪われた絶望と悲しみに胸が張り裂けんばかりだった。
 何よりも悔しかったのは、相手の口付けに微かな気持ちよさを感じてしまったことだった。
―――うぅ…嘘だ……。こんなに…嫌なのに……。
 その後も、宇宙人はしばらくレナと唇を重ねていたが、やがておもむろに唇を離し、同時に彼女の身体を解放して立ち上がる。
 レナはほんの僅かな間だけぐったりとしていたが、間もなく身を横たえたまま腹ばいになって動き始めた。
 こんな目に遭わされながらも、宇宙人に立ち向かう気力までは失っておらず、先程飛ばされた鉈を拾おうとしているのだ。
―――赦さない、絶対に赦さないから……!!
 瞳からは涙が溢れ続け、口の中には吐き気が広がりながらも、手を伸ばせば鉈を掴める場所まであと少しというところに辿り着く。
 しかし、進むことができたのはそこまでだった。
 頭と身体に、急激に安らぎが訪れてきたのを感じたのだ。
 おそらく液体の効果なのだろう。伸ばしていた腕が力なく落ち、瞼も重くなる。
―――だめ……。眠ったら、そのまま……。
 強烈な眠気から何とか抗おうとするが、とても堪えられるものではなかった。
―――悔しい……。このまま死んじゃうなんて……。
 あれほどの辱めを受けたのだ。どうせならもっとひと思いに殺して欲しかった。
―――でも……。こんな惨めな最期になるんなら……キスしとくんだったなぁ……。
 意識を手放そうとした時、レナはその人の顔を思い浮かべて名を呟く。
―――けい…い…ち…く……ん。
 今際の際の幻なのだろうか、瞼を閉じる寸前にこちらを心配そうに見下ろす彼の姿を見たような気がした……。


 To Be Continued……
688680:2009/10/01(木) 19:24:22 ID:ksEccRa+
 ひぐらしのなく頃に 口接し編

 それからどのくらいの時間が経ったのだろうか……。
「―――ナッ! レナッ!」
 遠くから誰かが呼んでいるような声が耳に届き、竜宮レナは目を覚ました。
「ん……ここ…は……?」
「レナ? よかった、やっと気が付いたんだな!」
「け、圭一くん?」
 レナに呼びかけていたのは、前原圭一その人だった。
「安心しろ。もう大丈夫だからな?」
 圭一の助けを借りながら、ゆっくりと上体を起こして周りを見渡すと、外は暗いながらも、自分の秘密基地の中だということが見て取れた。
……同時に、先程自分の身に降りかかった出来事をはっきりと思い出す。
―――あぁ…そうだった。私は……。
 レナの脳裏に、宇宙人を倒そうとして逆に組み伏せられ、抵抗も空しく無理やり唇を奪われながら液体を飲まされるという、死にも等しい屈辱を味わわされた記憶がフラッシュバックする。
 今のところ身体の表面に変調は見られないようだが、いつどんな症状が現れるか判らず不安が波のように押し寄せる。
―――まさか、あれには宇宙人の卵か何かが入っていて、私のお腹の中で……。そういえば、さっきからお腹に違和感が……。
 途端に全身が恐怖でガクガクと震えだし、喉から嗚咽が漏れ出してくる。
「う……あぁ………うわあぁぁぁぁぁぁん!!」
「おい、レナ? 大丈夫かよ!?」
 圭一はいきなり抱きついてきて泣き喚くレナを何とか落ち着かせようとするが、彼女は極度のパニックを起こしていた。
「いやだっ! レナのお腹の中に奴らが、奴らがぁ……っ!」
「落ち着けっ! 俺がついてるから!」
 放っておけば、自分自身で本来の意味での綿流しをやりかねない勢いだ。
 仕方なく、圭一が半ば強引に抱き締めて懸命に宥めると、レナは何とか泣きじゃくる程度にまで落ち着いた。
「ご、ごめ、ごめんね……。で、でも…、レナ…は、……もうすぐっ、し、死んじゃうの……っ!」
 そして、自分が宇宙人から謎の液体を飲まされたことを涙ながらに訴える。
 しかし、それに対する圭一の返事は意外なものだった。
「あ……。それは違うんだ。あれを飲ませたのは俺なんだ」
「……えっ? ど、どういう…意味?」
 レナは思わず圭一の顔を見上げる。
「か、勘違いするなよ? レナに飲ませたのはちゃんとした薬だし、非常時だったんだからな!」
 圭一は、近頃のレナの様子がおかしいことに気付いていた。
 ふとした事からそれを梨花に話すと、彼女は極めて深刻な表情でレナが雛見沢症候群を発症しかけている可能性を告げた。
 そして、二人で一緒に入江診療所に出向き、入江に事情を説明すると、彼は快く治療薬を渡してくれた。
 幸いなことに、あれから研究を進めた結果、注射ではなく、暴れるような患者に摂取させやすい飲み薬としての治療薬が新たに開発されており、それさえ飲ませれば一応は大丈夫とのことだった。
 しかし、飲み薬になったとはいえ、L5になりかけている相手に薬を摂取させることは、下手をすれば返り討ちに遭いかねないことを、梨花はこれまでの経験から充分承知していた。
 そのため、あまり気は進まないものの、レナと互いに信頼しあっている圭一に全てを託したのだった。
 最初は何とか口車に乗せて飲ませるか、持ってきた飲料水に混ぜて飲ませる作戦だったのだが、予想に反していきなりレナが襲い掛かってきたため、
 万一に備えて梨花から預かった目潰しスプレーと、護身用の金属バットを使い、やむを得ず口移しで飲ませることになってしまったというわけである。
689680:2009/10/01(木) 19:25:32 ID:ksEccRa+
「だからさ、レナ。宇宙人なんていな」
「嘘だッ!!」
 説明を終えようとする圭一に浴びせられたのは、耳を劈くようなレナの怒声だった。
「レナは病気になんかなってない! あれは間違いなく奴らだったんだから!」
 症状が一応は治まったはずのレナがここまで圭一を否定するのは、好きな人を化け物顔の宇宙人と見間違えてしまったことを認めたくなかったからだった。
 しかも、見間違えるだけでなく、必死になって自分を助けようとしてくれた彼を口汚く罵ってしまったのだから……。
 圭一は再び興奮状態となったレナを何とか宥めようとするが、彼女は頑として譲らなかった。
「レナ、落ち着けよ。なっ?」
「信じない、レナは絶対信じないから! どうしても信じさせたいなら、あれが圭一くんだったってことを証明してみせてよ!」
 これにはさすがの圭一も困り果ててしまうが、しばらくして、レナを信じさせる一つの方法を考え付く。
 少しばかり犯罪な気もするが、これも好きな女の子を助けるためだと自らを無理やり納得させる。
 そして、押し黙っているレナのほうに向き直ると、真剣な表情で話しかけた。
「……レナ、もし証明することができたら、俺の話を信じてくれるんだな?」
「あはは! いいよ、信じてあげる。証明なんて、できるわけないけど!」
「……できるさ。それも、今すぐにな」
 言うなり圭一は、いきなりレナを床に敷かれてあるシーツの上に組み伏せ、無理やり唇を重ね合わせる。
「なっ!? んっ、ちょっと、圭一く……」
 レナは不意の出来事に面食らいながらも、彼を押し退けようと両手で力一杯胸を押し、膝で腹部を蹴るなどの抵抗を試みるが、如何せん弱った身体ではどうにもならず、彼にされるがままとなる。
 やがて、レナの呼吸が苦しくなってきた頃、圭一はようやく唇を離した。
「……どうだ。信じる気になったか?」
 圭一の問いに対し、レナは息を切らせつつも無言のまま顔を背ける。
 ただし、嫌悪の表情は見せず否定もしなかった。
 唇から中には入ってこなかったものの、あの時、宇宙人にされたのと同じ口付けの感触だったことをレナは思い出したのだ。
 それと同時に、奪われる形だったとはいえ、ファーストキスの相手が圭一だったという事実はもはや疑いようがなく、彼女を心の底から安堵させるのだった。
690680:2009/10/01(木) 19:27:58 ID:ksEccRa+
 そんなレナの様子を見て、彼女が内心では自分の話を信じてくれたことに気付きながら、圭一はわざと意地悪な笑みを浮かべる。
「しょうがねぇ。こうなったら、信じてくれるまでとことんやるしかねえな」
「えっ―――? んんっ!」
 驚きの表情でこちらに顔を向けるレナの唇を、圭一は自分のそれで再び塞ぎ始める。
 今度は優しくゆったりとした動作で……。
「んーーーーっ! う…んっ……!」
 抗議の呻き声が漏れているが、今度は手足をばたつかせることなく、レナは大人しくそれを受け入れていた。
 それを確認すると、圭一は一旦唇を離し、そっとレナの耳元で囁く。
「信じたならはっきり言えよ。だけど、言わないなら俺も今度は容赦しないぞ?」
「ふぅ…ぁ……」
 レナは紅潮した虚ろな表情で呻くのみだった。
 まともな返事などできるわけがない。二度のキスで脳内を甘く刺激され、すっかり脱力させられてしまったのだから。
 そんなレナに、再び圭一がニヤリと笑みを浮かべる。
「ったく強情だよなぁ。……じゃあ、覚悟はいいな?」
「…う…待っ…て、レナ…信じるよ。信じるからぁ……。んぅ―――」
 やっとの思いで紡ぎだした言葉を圭一は敢えて聞き流す。
 そして予告どおり、今度はやや強引にレナの唇を奪い、抉じ開け、舌をじわりと中へ侵入させ、
 怯えたように逃げ回るレナの舌を緩やかに捕らえて絡ませることで、これ以上の発言を封じてしまう。
―――あっ……やっ…圭一…くん…の…うそつ…きぃ……あぁ……う…。
 さらに、ちゃっかりとレナの程よい大きさの胸の膨らみをお触りするのも忘れはしなかった。
 衣服と下着越しながら、柔らかな感触が掌一杯に広がっていくのを感じる。
―――ひゃ…う……ぅ…うあ……いやぁ……えっ…ちぃ……うぅ…んっ…。
 口を塞がれていなければ、とっくに喘ぎ声が漏れていただろう。
 普通ならこうなる前に圭一の顔面に光速パンチをお見舞いするのだが、全身の力が抜け落ちている今となっては、彼の胸を弱々しくポカリと叩くのがやっとだった。
 すると、叩いたお返しだと言わんばかりに、圭一はレナの肩や腰に手を回して完璧に捕獲し、身体をぎゅうっと密着させて、彼女の艶かしい肢体がうごめくのを全身の肌で感じ取り始める。
 すでに彼の唇はレナの口から離れ、頬や首筋を沿うように舐め回していた。
 それにより、今まで漏れることのなかった彼女の喘ぎ声が徐々に解放され始める。
 声を聞かれる恥ずかしさに耐えられず、何とか喉の奥に押し込めようとするものの、それ以上に圭一の愛撫が堂に入っており、とても抗えるものではなかった。
「……ふぁ……んぅ…そん…な……もぅ……っ…やめ……てぇ……やぁ…ぅ…」
 そして、そんな声の一つ一つが圭一の脳をさらに蕩けさせていく。
 もはやレナは、舌なめずりする貪欲な狼に捕らわれ、弄ばれる哀れな子羊でしかなかった。
 理性までも削ぎ落とされかけている彼女の脳内を占めているのが、食べられる恐怖ではなく、くすぐったさを伴う快感という点が異なってはいたが。
―――はぁ…う。
 せめてもの抵抗として―――いや、彼に屈服した意味が大なのかもしれないが―――レナも圭一の背中に腕を回し、自らの身体、特に胸をきゅっと押し付ける。
 どうやら効果はあったらしく、圭一の抱き締めてくる力が俄然強くなるのを感じる。
 やがて、腰に回されていた腕がスリットの間から静かに侵入して柔らかな肌を這い回り、肩を抱いていた腕が着ている服を器用に剥ぎ取り始め、
 同時に首筋をなぞっていた頭が胸元の膨らみへと滑り落ちていくのを、彼女は何一つ抗おうともせず従容と受け入れる。
 レナがその身の全てで圭一を求め、彼が痛みを伴う行為でそれに応えたのは、それから間もなくのことだった。


 To Be Continued……
691680:2009/10/01(木) 19:29:02 ID:ksEccRa+
 ひぐらしのなく頃に 肌合し編
 
 月明かりだけが幻想的に世界を照らし、蜩の鳴き声のみが不思議と響き渡る夜。
 工事現場にある秘密基地の中で、竜宮レナはぼんやりと目を覚ました。
 未だ辺りが真っ暗のため、電灯を点けようと寝返りを打つが、その瞬間、眠気が一気に吹き飛んでしまった。
 目の前に前原圭一の寝顔があったのと、つい先程まで彼にされていた事を思い出したからだ。
 何度も重ねられ、声も喘ぎも完全に封じてしまった唇。肌を這い回り、衣服も理性も全部剥ぎ取っていった腕。
 すっぽりと、レナの全てを包み込んでいった広い胸。頬から首筋へ、さらに胸へと何もかも舐め取っていった舌。
 そして、最後に彼から与えられた痛み……。
 次々と脳裏に浮かんでくる映像を必死に払いのけようとするが、却って身体が火照ってしまう。
「はう……」
 羞恥のあまり毛布の中に潜り込むが、ゴソゴソ動いたせいか、隣で眠る圭一が目を覚ましてしまった。
「ん……レナ?」
「あ……。ごめん、圭一くん……」
 寝ぼけ眼の圭一だったが、彼もまたレナのあられもない姿を見て、昨夜の出来事を思い出す。
 サクランボのような可愛い唇。マシュマロのような柔らかな肌。蜜のような甘い香り。
 ショートケーキのような純白の布地。そして、それを取り除くと現れたプリンのように揺れる胸。
 それらをスイーツと同じように味わい尽くしたはずなのに、何故かまだまだ物足りなさを感じていた。
 それは食事に喩えるなら、空腹を満たすのに夢中で、味を楽しむ余裕がなかったといったところかもしれない。
 できることなら、もう一度最初からやり直したい……とも思うが、圭一はばつが悪そうな顔でかぶりを振る。
 少し彼女の身体に負担をかけ過ぎてしまったこともあるが、薬を飲ませるだけのつもりが、まさかここまでやってしまうとは我ながら思いもしなかったからだ。
 襲い掛かってきたレナを逆に押し倒し、抵抗して暴れるのを押さえつけて身動きを封じ、泣き喚いて怯えきっているところを無理やり……。
 おかげでレナの心も身体も征服する喜びを味わえたが、正直、これはかなりやばいかもしれない。
 うちの両親は例によって東京出張中だし、レナの親父さんにも、レナはうちに泊まりに来ていることにしているから、まぁ何とか誤魔化せるとは思うが……。
692680:2009/10/01(木) 19:30:10 ID:ksEccRa+
 そんな圭一の悩みなど露ほども知らないレナは、そっと彼に擦り寄ると頬に手を添えてくる。
「レナ?」
「……夢じゃないよね?」
「ん?」
「いま、レナが触れている圭一くんは夢じゃないよね、ないよね?」
 そう囁いてくるレナは何故か涙目で、圭一がここに存在していることに感謝しているようだった。
 おそらく、症候群に罹っていた時に何か恐ろしい夢でも見たのかもしれない。
 頬を撫でるレナの手と、押し付けられた胸の感触が何とも心地よく、圭一の脳内が再び活性化されていく。
「……夢でも幻でもないさ、ほら…」
 これが証拠だと言わんばかりに、圭一はレナの額に静かに口付けた。
 そして、冗談っぽく耳元で囁く。
「なんだったら、夢じゃないってことを解らせてやってもいいんだぜ?」
 それが何を意味するか、レナにはもう解っているはずだ。
 恥ずかしさで今度こそムキになって文句を言ってくるか、拳が飛んでくるかと思ったのだが、圭一の予想に反して彼女の反応は意外なものだった。
 少しの間を置いた後、何も言わずに圭一の胸に顔をうずめると、肩の力を抜いたのである。
 それが彼女の答えだった。
―――マジかよ……。
 あの薬の副作用なのだろうか、レナがここまで大胆になっていることに圭一は驚きを隠せなかった。
 思わず欲望の赴くままに、もう一度我を忘れてむしゃぶりついてしまいたい衝動に駆られるが、今度こそじっくり味を堪能しようと何とか自制する。
 何となく、先程からレナのペースに乗せられているのが気に入らないが……。
 ともあれ、圭一はゆっくりと片腕を回し、レナの細い身体をあっさりと抱き寄せると、まずはそっと唇を重ねあう。
 同時に他のところも攻略したいところだが、そこは我慢して、両腕はレナを抱き締めるような形で腰に回したままにしておく。
 スイーツを食す時の原則は、上から焦らずじっくりとだ。
 どんなに硬く冷たいアイスでも、熱を伝えれば次第に溶け出し、自分から相手に味わってもらおうとしてくれる。
 その証拠に、レナの身体も圭一から与えられた熱を帯び始めたことで、閉じられていた唇や、胸を隠していた両腕が徐々に開かれていった。
 こうなれば、あとは食べる側の好き放題だ。
 とはいえ、このまま完全に溶けきってしまっては面白くない。多少は歯応えを残すことも重要だ。
693680:2009/10/01(木) 19:31:25 ID:ksEccRa+
 圭一は、自分の背中に回されようとするレナの両腕をわざと掴むと、それぞれを床に押し付けると彼女を仰向けの状態にさせる。
「えっ? あっ……!」
 これで上半身が全て圭一の眼前に曝される形となり、レナは羞恥で全身が真っ赤となる。
「な、何をするのかな、かな……?」
 両腕を動かそうと僅かにもがき始めるが、それは曝された胸を隠したいからなのか、それとも圭一を抱き締めたくて堪らないからなのか……。
 どちらにせよ、レナはそのままの体勢で上体を起こそうとするため、自然と胸が突き出る格好となり、たわわに実った二つの果実が圭一の目の前で上下に震える。
 それを至福の表情で眺める圭一。
「だめ…見ないでぇ……」
 訳が解らず、レナの瞳に僅かながら怯えの色が宿る。
 そんな様子に、圭一は心から満足する。
 これでいい。スイーツの分際で食べる側と対等になろうとは笑止千万。
 自分は所詮食べられる側、征服される側、蹂躙される側であることを自覚するがいい。
 そして、身動きの取れないレナに上体を近づけると、再び唇を重ねて今度は隅々まで貪り始める。
―――ん、むぅ……。
 素直に圭一のされるままになっているが、レナの全身に宿る熱は、徐々に温度を上げ始めていた。
―――や…手を…放してぇ………。
 やがて、圭一の頭が唇を離れ、頬を辿り、首筋をなぞって、胸へと到達する。
 自分からも圭一を求めたいのだろう、場所が移るたびに押さえつけられたレナの両腕に力が込められるが、それ以上はどうにもできなかった。
「あ…ふぅ……う…ん…圭一…くん…だけ…ずるい…よぉ……」
 今の圭一にレナの抗議など届くわけがなかった。
 一度目の時のお返しとして、今度はレナも圭一に甘えることで自分のペースに乗せるつもりだった。
 ところが、今度は両腕を押さえられていて身動きが取れず、完全に圭一の攻める一方となっている。
 これでは、レナにはもうどうにもならず、大人しく彼専用のスイーツとなるしかなかった。
694680:2009/10/01(木) 19:32:39 ID:ksEccRa+
 その圭一は、程よく実った二つの果実をいよいよ味わい始めていた。
 一度目の時は夢中でよく憶えていなかったが、今度こそはと五感を研ぎ澄ませ、その形、色、艶、香り、感触、弾力、舌触りをじっくりと堪能する。
 掌に包み込むだけでなく、口に含むにも丁度良い大きさであることを、彼はこの時初めて知るのだった。
 そして、圭一に触れられ、舐められ、吸われる度に、レナの全身には痺れるような快感が押し寄せてくる。
 反撃に回りたくても回れないのが堪らなく悔しかった。
「……ぅ……あっ…けい…いち……くんの…いじわるぅ……ふぁ…う……」
「なに…いってんだよ……っ。こうして…ほしいって……答えたのは…レナ…だろ?」
「…はぁ…う……ぁ…そんな…こと…言って……ない…もん……」
 そして、今にも意識が飛んでしまいそうなレナに、圭一はさらに追い討ちをかける。
「これ…くらいで…参るんじゃ……ねぇぞ。まだ…半分も…終わって……ないんだからな?」
「ん…あぁっ……うそ…だぁっ……」
 それが今宵二人の間で交わされた最後の会話だった。
 次第にレナの声が意味を成さない喘ぎへと変わり始め、それとともに圭一の攻めもエスカレートしていったからだ。
 その頃にようやく押さえつけられていたレナの両腕が解放されるが、もはや力なく床に横たわるのみで、一方の圭一の関心は彼女の胸よりも下のほうへと移り、無防備な両脚、そして太ももの間へじわりと入り込み始める。
 やがて、彼はまたしても本能に支配された獣と化していき、レナの意識が果てるまで彼女を味わい尽くすのであった。


 END
695680:2009/10/01(木) 19:37:17 ID:ksEccRa+
投稿終了。実は某レナスレの379を見て思いついた話。
微妙に長くなったのと、本番が書けなくて申し訳ない。
696名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 20:49:17 ID:OZMaFikb

投下前にカップリング明記しておくと親切かも
697680:2009/10/01(木) 21:24:10 ID:ksEccRa+
忘れてたorz 今更だけど一応解説しておくね。
口移し編(>>684-687)=宇宙人?を倒そうとして逆に襲われてしまうレナ。
口接し編(>>688-690)=口移し編の続編。圭一×レナ。
肌合し編(>>691-694)=口接し編の続編。圭一×レナ。

いずれのテーマもレナを屈服させること。
698名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 22:44:55 ID:Z8ZDpslY
乙おつ

レナがかぁいいなおい
699名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 22:53:48 ID:siUl26Vw
残り5kだ…そろそろ次スレ立てた方がいいかな
700名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 22:02:37 ID:EG4qZW2r
エロパロ板総合質問スレッドにてスレ立て代行を依頼しました。
701名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 00:08:19 ID:S1DdMb8Y
ここにもレナメインのSSがwwGJ!ウマー
702名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 00:31:08 ID:X7POHblJ
久しぶりにひぐらしエロみた!GJ
レナかわいいよレナ

うみねこのバトベアもっと増えないかね〜
あとがプベア

ベアト受けが見たいだけなんだがなwノンケも百合もどんとこーい!!!
703名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 21:38:51 ID:O5ZIqnUr
新スレ立ったな!ありがたい!

【ひぐらし】07th総合part23【うみねこ】
http://www.domo2.net/ri/r.cgi/eroparo/1254489801/
704名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 21:57:36 ID:NaAZqgch
【ひぐらし】07th総合part23【うみねこ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254489801/
705名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 22:24:59 ID:xlNjP83a
ここは埋める?
706壊れた奇跡・1/?:2009/10/04(日) 00:56:48 ID:z/djIZo9
では埋めにベルン×ヱリカで没ネタを投下してみます。
これはひどいブツなので保管庫への収録はご辞退申し上げます…

― 壊れた奇跡 ―

(前略)
 ヱリカの色んな意味で苦渋に満ちた返答に対し、ベルンカステルは自分で喋ることを促しておきながら、実に
つまらなさそうに視線を流しただけだった。
「そうね。あんたには期待しているわ。まさか、長々と5ゲームも費やしてようやく核心に至った無能におめおめ
と敗北して、忘却の海に沈まなければいたたまれなくてやっていられないような、間抜けで惨めで無様な姿を晒す
わけがないって……」
 ……これでも、信用しているのよ? とベルンカステルは静かに微笑む。相変わらず瞳に光は無くとも、その
表情は優しささえ感じさせ、それがかえって例えようもなく不気味だった。
「は、はい……! 必ずっ、ご期待に添えてみせます、我が主よ……!」
 それでもヱリカは喜びに破顔しながら何度も頷く。最も残酷な魔女たる奇跡のベルンカステル――自身の存在
意義である主に。そんな彼女に、ベルンカステルは微笑みを浮かべたまま一つ頷き返す。
 そして、言った。
「そう、それは頼もしいわね。じゃあ立ちなさい、ヱリカ。片足で」
「……は……っ?」
 何の脈絡もない命令に、ヱリカは思わずぽかんと口を開く。それに対するベルンカステルの返答は至ってシン
プルだった。
「私の言うことが、聞けるの、聞けないの?」
「は、はい……我が主……」
 ヱリカは主の命令に忠実かつ従順に、両腕を腰の後ろで組んで左膝を曲げ、いつか彼女自身がアイゼルネ・ユ
ングフラウの少女にそうしたように、片足立ちの姿勢を取った。
 ベルンカステルが白い靴下と紺色の靴を履いたしなやかな足を、スッと上げる。
 ――ああ、蹴られる。
 腹を蹴られて真後ろに床に転倒する衝撃と痛みを予測し、ヱリカはぎゅっと目を閉じた。せめて後頭部を打ち
つけないように肩を縮こませる。
 だが何時まで経っても、想像していたような衝撃は無い。その代わりに感じた、何かが腹部を這い回る異様な
感触に、恐る恐る眼を開ける。そこにあったのは、肘掛けに片頬杖をついて椅子に腰かけたまま、まるで靴の泥
を擦り付けるかのように彼女を足蹴にするベルンカステルの姿。
「……特別に、踏んばるのを許してあげるわ。だからヱリカ、立ち続けなさい。片足で」
 恩着せがましく告げるベルンカステルの靴の爪先が、擽るように脇腹を突き、控えめな胸を滑り、靴底を押し
つけるように腹を撫でる。それはヱリカがぎりぎり立っていられる絶妙な力加減で、その度に小柄な彼女の体が
ちゃちな玩具のヤジロべえみたいに不格好にバランスを崩す。長いツインテールがゆらゆらと揺れた。
 片足で自らの身体の重みを支え続ける疲労で、次第にヱリカの頬が赤く上気し、呼吸も荒く上がっていく。
時折その表情が痛ましく歪む。まだ奥に芯を残す発育途上の胸に硬い靴が触れて、ひどく痛むのだ。
「っ、ふ、はぁ……うう、ぉ、あ……っ、はあ、はぁ……」
 長く緩慢に続く責め苦に、ヱリカは苦悶の表情を浮かべながらも辛抱強く耐えた。だが、己の分身を見据える
ベルンカステルの眼差しには、あくまで何の光も感情も無い。
「けっこう頑張るのね……嫌いじゃないわ、そういうの」
 淡々とした声音で労いと言っても良い言葉をかけた後、ベルンカステルはぐりぐりと胸の先端を押し潰すよう
にヱリカの胸を踏み躙った。硬い靴底に腫れたように硬くなった乳首を転がされ、乳房を乱暴に捏ね回されて
ヱリカは更に表情を歪める。
「ひぐっ……!」
 刺すような刺激と痛みに額に玉の汗を浮かべ、固く目を瞑り、歯を食い縛るヱリカ、それでも彼女は倒れない。
それが主の命令だったからだ。己と同じ色の髪を持つ分身であるはずの少女を玩具のように弄びながら、ベルン
カステルは悪びれた風もなく小首を傾げた。
「……ゲームをしていた時も思ってたけど。必死なあんたの顔、なかなか悪くないわよ? 飼い主の投げたボール
を咥えてきて、褒めて褒めてって尻尾ブンブン振って媚びてる犬畜生みたいで」
「いっ……ぐ、くぅ……」
「褒めているのよ。もっと喜びなさい」
707壊れた奇跡・2/?
 己の知性を誇るヱリカにとって、獣と同列に語られるのは侮辱以外の何物でもない。それを知らないわけがない
だろうに、というか、そもそも褒め言葉ですらない科白に対して、ベルンカステルは感謝を促す。
「は、はい……あ、ありがとう……ございます、わが……主……っ」
 どこまでも辛辣な主に、喉から絞り出したような声音で、どこまでも従順にヱリカは答えた。そして、目を細め
るベルンカステルの表情に込められた、わずか爪の先程の――これだけの屈辱と労力を費やして尚、たったそれっ
ぽっちの――満足を汲み取って、ヱリカはそれでも疲労と苦痛で一杯の表情に喜びを溢れさせる。
 痛みよりも辱めよりも、忘却の海に沈められる方が恐ろしかった。
「いい子ね、ヱリカ。素直な子には、御褒美をあげるわ」
 光を宿さぬ目。口元だけに歪めるような笑みを張り付けたベルンカステルのスカートの下から、水色のリボンに
飾られた紺色の尻尾が伸びる。尻尾の先端が、蛇が鎌首をもたげるように持ち上がり、それこそ蛇蝎のような動き
で……ヱリカに向かって、文字通りの意味で伸びているのだ。触手が絡みつくようにヱリカの体に辿り着き、その
まま纏わりつくそれは、どう見てもベルンカステルとは別個の意思を持つ何かの生物だった。
 ビロードのような毛に覆われた、柔らかいものが身体を這い回る感覚。それが背筋や脇腹、首筋といった敏感な
部位を通り過ぎる度に、ヱリカは二つに結った長い髪やひらひらしたドレスを揺らしながら、面妖なくすぐったさ
に堪らず身を捩る。
 やがて、踏み躙られて痛い程に立ちあがった胸の先端に触れられて、ヱリカは一際大きくバランスを崩す。
 それ――弱点を感じ取った魔女のとる行動は、一つしかない。
「……っ、あ……っ……? わっ……我がっ、ある、じっ……! そこっ、そこはっあぁぁあっ、ふ……あぁっ!」
 柔らかい尻尾の先が、腫れるように硬くなった乳首を服の上から包み込み、押しこむように転がし始める。止まる
ことを知らない執拗な責めに、嬌声を上げるヱリカの全身は何度も何度も電気を流されたように跳ねた。
「そこは? そこが、どうしたの。言って御覧なさい」
「ひぅぅぅ……っ、くふぅ、ひ……んんーっ……」
 ベルンカステルは言うが、ヱリカにはそんなものを説明する余裕は、色んな意味で、無い。
 わずかに窪んだ乳頭の先端をくすぐるように撫で、硬くなった乳首に巻きついて摘み上げ、くりくりと根元から
上下左右に捏ね回す。性感の塊のような敏感な突起を弄ばれて、彼女の全体重を支える片膝をガクガクと痙攣じみ
た震えが襲う。律儀に片足立ちの姿勢を崩さぬまま、ヱリカは歯を食い縛り、時には激しく頭を振って、全身の力
を奪う刺激と快楽に耐えたが、それも長くはもたない。
「ふわぁ……う、わぁあうああぁっ!」
 やがて彼女はみっともなく尻餅をついて、柔らかな絨毯の上に崩れ落ちて横っ面を叩きつける。初めのうちに
見せていた忍耐が嘘みたいな、あっけない陥落だった。
「無様ね」
 鋭利な刃物で切って捨てるような声色。ベルンカステルは足と尾でヱリカの肉体を蹂躙し、更に言葉で精神に
追い打ちをかける。
「胸を弄られて屈するなんて……なんて恥ずかしい子なの。いやらしいわね、ヱリカ。変態よ、あんたは」
「うぅ……申し訳、ありまッ」
 主の理不尽かつ非情な詰りに、ヱリカはびくんと一度大きく身を震わせた。床に伏した彼女は、許しを請う言葉
と共に顔を上げるが、その声は頭を強く床に押し付けられることで遮られる。
「……誰に許しを得て頭を上げようとしているの? 私の言いつけを守れない出来損ないの分際で」
 ヱリカの横っ面を再び絨毯に縫い付けているのは、他ならぬベルンカステルの靴底だった。
「お、おゆるひ、くらさ……わ、わぁ、るひ……ッ」
 絨毯と靴に滑らかな頬を挟まれ、可愛らしい顔が無残にひしゃげ、満足に言葉を発することすら許されない。
それでも、くぐもった声で懸命に慈悲を訴えようとしていたヱリカが、唐突に押し黙る。
 さっきまで彼女の上半身を責め立てていた紺色の尻尾が、今度はピンク色のスカートの中に侵入して、薔薇の
タイツに包まれた太腿を舐めるように這いずり回っていた。猛烈に感じる嫌な予感に、ヱリカは色を失って自らを
足の下に置く主を懸命に見上げたが、彼女は床に這いつくばっていたから、その姿を視界に捉えることは叶わない。
 ベルンカステルは何も言葉を発さない。だが、ヱリカの下肢を責め始めた尻尾の強引な動きが、役に立たない
駄目な駒へのお仕置きを本格的に開始すると雄弁に語っていたあqswでrftgyふじこlp;@:「」   (続かない)