【ヴォルドセイバー】悪の女とH 第6期目【ザーラ様】
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくりしね!!! <
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_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
1乙です
絵板が過疎ってますねえ
スレ立て乙です。
このスレでもよろしおま。
7 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 15:39:28 ID:4ksOU3F1
アクセル
アクセル…?
ビバリーヒルズコップ?
まああれにも悪の女は出ていたよな
萌え萌え妖女辞典 と言う本が本屋に置いてた
怪人になって悪の女幹部に足コキされてえ
もしくは首領になって女幹部に電気あんまかけて屈辱的な顔を覗き込みてえ
足コキは悪の女幹部に捕まったヒーローがされることだろ
ヒーローになりたい
12 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 11:02:22 ID:66ynBP94
即落ちしないように
13 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 14:30:01 ID:4eVYveqK
スレの即死判定ってあるんだっけ?
レスいくつだろ
>>11 じゃあ、オレは靴磨き係になってクロッチブーツの中に精液入れておいて
後でしばかれる
>>14 「アタシのブーツにザーメン仕込んだのはオマエかい?
それじゃあ、溢れるくらい出してもらおうかね」
(一時間経過)
「まだ半分も溜まってないじゃないか。
それならアタシが直接扱いてやろう」
(そこから一分後)
「そうそう、射精ってのはこれくらい威勢よくなくっちゃね。
さっきまで玩具の水鉄砲だったのがウソみたいじゃないか。
やっぱりアタシに握られると違うだろう?」
(一時間後)
「約束通り溢れるくらい出したって?
もう一滴も出ないって?
ダメだね。まだブーツの片方が空だよ。
こっちも溢れさせるまで射精するのがオマエの役目さ」
(更に一時間後)
「ありゃ、もうくたばっちまったのかい?
これっきしの射精で衰弱死しちまうなんて戦闘員失格だね。
…おい、採用担当呼んで来い。
こいつの代わりに搾ってやる」
こうですかわかりません><
メタルプリンセスの主人公がヒーローと悪の首領に同時になるって設定は良かった
ホント設定だけはだがw
>>15 クロッチブーツだから太ももまであるブーツだよな
何?のザーメンだwwwwwwwwwwwwwwww
文字化けした
何リットルね
もっとピッチリ感がほしいが、それじゃ歩けんな
マージョ様の頃からこういうブーツは悪女とは切っても切り離せない存在なんだな
ガーターとかタイツ派。
某サンレッド的な"ゆるい"悪の組織の女幹部もたまにはいいかもしれない
対決の時以外は普通にご近所付き合いしてたり、エロコスなまま買い物に出かけたり
>>23 「よいこのしごと」のダークレディはそんな感じかも
昔の漫画で
敵の美女が、オッサン顔の主人公を倒して「ついにやったぞ!ワハハハ…」と言ってるそばから、
瓦礫の山とかから現れた主人公にがっこんがっこん犯られてしまう
というのが毎回のオチというやつがありました
そういや、仮面ライダーキバのおとーやんはどうなったの?
とりあえず 現代主人公の母親と判明しました
悪の女とヒーローの愛とかってよりも
平日昼に放送してそうな感じなのがちょっとなあ
>>25じゃないけど、山本貴嗣の「ムサシNo.1(それか大怪盗ムサシ)」じゃないかな?
どっちかっていうと、主人公が悪役だけど
山本貴嗣が好きだったから古本で見つけて即買いしたけど、毎回同じオチで途中から辛くなった…
これじゃなかったら、自分も
>>25のタイトル知りたいです
>>30 ATARIです。入手の動機も経路も、感想まで同じでワロタ
絵板 過疎ってますねえ
猛烈な勢いで悪の女幹部との百合が書くなってきた
>>書くなってきた
>>書くなってきた
>>書くなってきた
書きたくなってきた、だ。ごめん
36 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 20:04:37 ID:re7Ty14h
百合板池粕
ガンガンONLINEの「悪魔と俺」読みきりなのは惜しい
>>33 ピクシブのは全体的なストーリーがないので
あんまり「悪」という感じがしない気がする。
>>19 ブーツより黒ぱんつにハァハァしてしまった
でもぴく悪みたいにキャラや組織の設定とか妄想するのって
楽しいと思います
元々ここもそういうスレだしなあ
財産目当てで夫や子供を堕とす後妻なんかもこのスレ?
色仕掛けスレでもいいかも知れん。
こっちでも文句は出ないと思う。
クーデター起こす女幹部対組織の死闘とか、軍 対 女テロリストとか
そう言ったネタに飢えた俺がこのスレに来ました。
>>42 前スレに後妻だか愛人だかのネタがあったなぁ。
>>44 >軍 対 女テロリスト
特殊部隊を歯牙にもかけない悪女とか?
初期スレみたいに悪の女を捕まえてオモチャにするSSも読みたいです
言われてみれば初代は「つかまえて」スレだったんだよなw
絵板って3ヶ月何も無いと消えるんだっけ?
ってことはあと3日で消えちゃう?
絵心のある人があんまりいないのかね、このスレ。
まあ、ここ最近はSSもあんまり投下されんからなー
2年前の賑わいは異常だったかもしれん
書きたいけど書けないなんてこともあるもんで
そうそう定期的にとはいかんからな
絵板 保守られてた GOOD JOB
ショタと悪女の組み合わせが好きだ
ちっちちっちおっぱーい
>>54 「ショタが悪女に攻められる」もしくは「悪女に手ほどきをされる」ってのは好きだが、
そういうのってたまに「ショタの方が攻められる」のが多くてな…
いや、攻められるのは良いんだが、攻められ方が立場が完全に男女逆になってるのが多いんだな。
ペニパンつけた悪女がショタをアナルレイプとか
ショタに騎乗位ってのは難しいとは思うけど、そっちの方がいいなぁ。
なんという怪人
超外道勇者 買った人いますか?
買おうかどうか迷ってる
一見すると悪女っぽく見えるんだけどキャラ設定見ると主人公のが
むしろ悪っぽい
童貞食いする悪女が見たい
エロおしおき系のSS読みたいです
「ああっ、首領…お許しをぉっ!あぁぁっ!?」とかそんなのか
サッキュバスとかじゃね?
SなフリをしてドMな悪の女がエロおしおき受けたいために
わざと失敗するとか
>>66 ファンタジー系の魔女とか妖女とかイイよな
それはそうと絵板のおにゃのこ戦闘員、人のキャラって名前付けにくいなw
71 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 22:20:39 ID:aaGDXJ5R
あげておくか
まとめブログの人、頑張ってるね。
応援してます。
73 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 03:35:19 ID:3/tM21sq
半熟忍法帳のサギリさんは良かった
74 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 04:16:45 ID:wqEzhd/g
まとめブログの人、いつもありがとう、自分のペースでね
>>73 あれは最初だけプチ悪女
すぐにただの乳キャラになって最後にニヤ死させるからここで語るにはちと違うかと
エロおしおきじゃなくてエロいたずらとか
良いかも
悪の女幹部と悪のマッドサイエンティストという組み合わせは?
ヒーローならぬエーローが。
悪の女帝と悪の技術者と悪の軍医とその他兵士を最終的にハーレムにする。
そんなネタが朝一で入ってきた。
今から投下します。
『官能の暗殺者2』
窓から射し込む日差しが頬をくすぐり、心地良さと気だるい睡眠への欲求に、私は小さ
く喘ぎながら寝返りを打つ。
「ああ…ん……はう…」
扇情的に響くであろう吐息を隠す必要も特にない。ベッドの暖かい毛布に包まりながら、
もう一度眠りの世界に落ちようと思ったが――部屋のドアをノックする音がした。
「ん…どう、ぞ……」
寝起きのぼやけた声を隠さず、身体を横たえたままで重い瞼をこじ開ける。それでも薄
く開くのがやっと。全開するにはまだ光が眩しかった。
だからドアを開けて入ってきた男の顔も少し霞んで見える。がっちりとした肩幅のある
長身の男性で、深い色のスーツも見事に決まっている。サングラスをかけているその目か
ら視線をうかがうことはできない。要人警護の任務が似合いそうな風貌だ。
まあ、私が要人かといえば――そう思う人もいる、くらいの立場ではあるが。
だから、この男も私には敬語になる。
「リューシア様、おはようございます。仕事の依頼が入りました」
「……は、ん…?」
部屋の真ん中に直立した彼は、私の何個目かの偽名を呼んでから用件を告げた。
私は辛うじて目を開け、上半身を起こして誘惑の毛布を払う。伸ばした脚を布団から引
き抜き、腰を回して彼の正面を向く。ベッドの端に腰掛けるような体勢だ。
今、私が身につけているのは、ほとんどシースルーの青いネグリジェのみ。下半身には
申し訳程度に局部を覆うショーツとガーターストッキングを身につけているが、むしろそ
れは肌を隠すというより、男の情欲を更に煽る方へと動かすだろう。
だがほとんど半裸の私を見ても、彼は鼻の下を伸ばそうとすらしない。使者だから彼の
その態度も妥当だけど――男と寝ることを生業の1つとしている私にとっては、ちょっと
した悔しさも覚えてしまう。
せめて「隣室で待っております。服を着ましたらお呼び下さい」などと言ってくれれば、
この朝も少しは気分が変わるのだけど。
「依頼……?」
リューシアの名で依頼が来るということは、暗殺のほうだろう。
「はい。隣国ネーディア市の貴族、ガイヤー・シュベルン議員が標的です。依頼主は同市
マフィア傘下の事件師グループです。有力政治家の彼が企業舎弟の不正を告発し、その後
の利権漁りのためにシマを脅かそうとしていると。報酬については……」
彼は事務的に書類を読み上げていく。隣国のネーディア市といえば国境を越えればすぐ
そこだ。それほど遠い土地でもない。
報酬がいつもより安いのが気になるが、引き受けるのにやぶさかではない。快諾という
ほどではないが、断る理由もなかった。
「いいわ、引き受けましょう。でも、どうして私なの? 他にも凄腕はいるでしょうに」
男はやはり無表情のままだ。読み上げた書類をこちらに渡しながら問いに答える。
「そこまでは分かりません。リューシア様が信頼されているということでは? あなたの
任務成功率の高さは闇の世界でも話題になりますよ」
「そう? でも、任務成功率なんかより、私を抱きたいとかモノにしたいとか、そんな話
題のほうが多いんじゃないの?」
ニヤッと笑い、そんな話題へと切り替えてみる。
「ええ、こちらの仕事より本業の話題のほうが多いのは事実です」
本業――そう、暗殺は副業だ。裏社会での私は暗殺者としての顔よりも、高級娼婦とし
ての顔のほうが有名だ。
売春だの娼婦だのはこの国でも隣国でも禁じられている。されど世に原初の職業絶えた
例なし。歓楽街には夜鷹などいくらでもいるし、官憲の目を盗んだり、あるいは癒着した
りで経営している娼館なども珍しくはない。
「ふふっ、やっぱり? それじゃあね……お願いがあるの」
私は妖しく瞳を潤ませながら、科を作って上目遣いに彼を見上げた。脚を組み替えなが
ら姿勢を崩し、ベッドに横たわりそうな身体を肘で支える。残りの片腕を胸の下へと動か
し、さり気なく乳房の谷間を強調しながら――誘惑してみた。
「昨日の男が薄くってさ……身体が物足りないの」
切なげな甘ったるい声で誘いかける。
「ねえ、一緒に寝てくれない…?」
この鉄仮面がどんな反応を見せるのか、好奇心を媚態の裏に潜ませて、注意深く彼を観
察した。ちょっとでも下半身なんかに動きがあれば面白いんだけど――
「大変申し訳ありませんが、お断りします」
鉄仮面は鉄仮面のままだった。下半身どころか心に細波が起こったような雰囲気すらも
感じられない。顔をピクリともさせず、即座に拒否されてしまった。
「もう……そう言うとは思ったけど。どうして?」
私の負けだとは分かっていたが、まだ声に甘さを残しながら問い返す。この私が抱いて
くれと迫っているのだ。これほど都合の良い話は滅多にないですよ?
「リューシア様は大変魅力的な方ですし、とても光栄だと思います。ですが――」
彼はそこで背中を向け、出口のドアへと向かい始めてしまった。
「"私を暗殺しろ"と何者かに依頼されている可能性も否定できませんので」
彼はそれだけ言い残すと、入り口で一礼して部屋を出ていってしまった。
「……ふふっ」
私は肩を竦めて起き上がった。苦笑を浮かべながら小さくつぶやく。
「そう言われたら何も反論できないわ……」
別にそんな依頼はされていないが、確かに暗殺者と交わることほど危険なことはない。
私は男が完全な無防備の時に命を狙う。夜伽で二人きりの時に牙を剥くのだ。
暗殺や謀略が閨で達成されるのは歴史の常。私の手法もその例からは漏れない。最も昂
ぶる時に命を狙われることほど恐ろしい罠はあるまい。
「あ、ふ……」
あくびをしながらベッドから立ち上がり、眠気を払うように伸びをする。手足が伸び切
る感覚が心地いい。
頭を振って髪を振り乱し、私は浴室へと向かった。
シャワーの湯に身を委ね、夜に蓄積した汚れを洗い流す。昨夜の男が大したこともなか
ったのは事実だった。彼と関係を結ぶことはもうないだろう。
私のような高級娼婦とは、男がただ金を払えば抱ける女ではない。美貌と知性と男を喜
ばせる能力が認められ、政財界の重要人物や貴族など上流階級ばかりが買うことができる
娼婦のことだ。
しかし、すぐに夜の関係を結べるわけではない。それでは金さえ出せば済んでしまう娼
婦と何も変わらないからだ。
選ぶ権利は娼婦側にもある。仕事の予約を受け、まずはデートから始まり、お互いを見
定めるところから始まるのだ。
そこでお互いが気に入らなければ関係は終わる。好感触ならば次の予約も受け入れ、再
び相手を見定めることとなり、より親密な仲となってから同衾が許される――のが普通で
ある。相手が気に入ればその日のうちに夜を共にすることだってあるから、結局は本人の
気持ち次第だが。
高級娼婦はみな美しく、男の扱いにも慣れているから、相手から気持ちが冷めることも
少ない。故にほとんど主導権は娼婦側が握ることになる。勿論、私たちと会うのに必要な
金額も相当なものだ。
並の男が大枚をはたいた程度では、高級娼婦に声すらかけられない。そのくらい手の届
かない存在である。
上流社会では貴族と同じ扱いを受ける。売春も娼婦も法律では禁じられているが、実際
には私たちのような高級娼婦は、上流階級にとってのステータスシンボルになっている。
それが声高に語れぬ上流社会の現実だった。
加えて私には暗殺者・テロリストという更なる裏の顔がある。これはもう高級娼婦の存
在以上に秘匿されねばならぬ事項であり、私自身のトップシークレットだ。
(気持ちいいな……)
肌理の細かい肌が湯の熱で桜色に染まる。身体を伝って流れ落ちる湯の感覚が心地よく、
思わず溜息が漏れてしまう。
浴室内の鏡が湯気に曇る。シャワーの湯をかければ鏡面の曇りが洗い流された。
そこに映る私の裸身は――ただ、ひたすらに美しく、扇情的だ。
量感に溢れる乳房は重力を無視するかのように上向きの実りを見せている。膨らみが大
きいからと言って垂れてしまうような無様さは微塵もない。バストの形そのものが理想的
で、「ツンッ」と音がしそうなほど張りのある美乳は、これまで数多の男を狂わせ、そし
て女の羨望と嫉妬の対象になってきた。
頂点にある敏感な突起も男好きのする薄桃色に染まっている。特徴的なのは乳首が常に
勃っているように見えることだろう。平均より微かに高さのある乳首というだけだが、そ
れだけでもう先端が欲情済みのように見えるのだ。
しかも周囲の乳輪は小さく窄まっていて、バストの美しさを更に秀でたものに仕上げて
いる。ただ膨らみが豊かなだけではなく、形も張りも、そしてパーツのバランスも完璧な
造形美を誇る乳房……私自身も思わず見入ってしまうほどだ。
視線を下に移せば、くびれたウエストがまた自己愛をそそる。
ただ痩せさらばえて肋骨を浮かび上がらせるような、病的なくびれではない。絶妙な引
き締まりとしなやかさを維持した肉が、元から細身の身体を適度に覆っているのだ。
この健康的な柳腰は私の骨格の造りがなければ形成されない。最早こういう身体をくれ
た神様に感謝するしかない、というレベルにまで達している。誰にも真似できない天性の
くびれが生み出されているのだ。
くるりと後ろを振り向いて背と臀部を鏡に映す。ウエストから下へと連なる曲線は、す
ぐに美しく丸みを帯びたヒップラインを描くことになる。
乳房と同様に上向きで、張り詰めた肌の引き締まりは今にも弾けそうなほどに瑞々しい。
形よくハート型に発育したヒップは、男の劣情をかき立てる芳香を後方へ漂わせているよ
うなものだ。腰のくびれと対照的な盛り上がりの落差は、バストラインから続く私の曲線
美をより完璧なものとする。
勿論、そのボディから伸びる脚だって……完璧だ。
再び振り向いて腰に手を当て、モデル気取りのポーズをとる。
私の長身を支える2本の脚はすらりと伸びやかで、とにかく長い。常人には考えられな
いような高い位置に私の腰がある。私より脚の長い女など今まで見たことがない――いや、
脚の長さでは男でも私にかなわないのがほとんどだ。
足首はかなり細いが、上に行くにつれて適度に魅惑的な肉付きに彩られ、しかも肌その
ものが非常にきめ細かい。誰が見ても美しいと感じ、そして自らの欲望を爆発させたくな
る美脚なのだ。
「何度、見ても……完璧よね、私って」
自分のスタイルに酔い痴れているうちに、鏡がまた曇り始めた。陶酔の高揚感は身体の
中に名残惜しそうに残っていて、いつまでも自分を見ていたくなったが――ふっと苦笑し
て、私はまたシャワーを浴びるのだった。
この通りナルシストの私だが、それくらい自分の身体には自信がある。
通常なら自意識過剰で見苦しいと笑われる心情だろうが、男心を惑わせることで頂点に
上り詰めた高級娼婦なんて多かれ少なかれこんなものだ。いかに貧相な精神と笑おうとも、
私を目の前にすれば男は皆、そうした下らぬ演技をやめてしまう。好色な視線を私の身体
へと絡みつかせ、そのまま目を離せなくなるのだ。
「脆いものよね……」
だから私は私のままでいい。私は私自身が大好きなのだ。
頭から湯を浴びて、濡れ烏の髪が更に艶を帯びる。脱衣所で髪と身体についた水を拭き
取ると、火照った体から熱を逃がすように、深く熱い溜息が漏れた。
玉の肌が弾いた水滴をタオルで拭き、身体に巻きつける。もう1枚で濡れた髪からも水
気を拭き取った。湿りはもうしばらく残るが、これで髪から水が垂れることはない。
(今回の標的は有力貴族か……)
さて、どうやって相手を殺害しようか。遠方からの狙撃技術など私にはないし、何とか
本人と接近しなければならない。怪しまれずに近づくにはどうすべきか。
標的のガイヤー・シュベルンとは面識もある。以前に政財界の要人を集めるパーティで
顔を合わせた。彼も私のことは知っているし、突破口はこの辺だろうか。
思案しながら下着を身につけた。高級ランジェリー・デザイナーによるオーダーメイド
のブラジャーとショーツだ。
私の身体から採寸して製作した、私のためだけの下着である。職人芸のような細かい
レースが施されたブラとショーツはそれだけで充分にセクシーだが、一流のデザイナーに
よる手が入っているため決して下品にはならない。色は私の髪と同じブラックで、私の肌
の白さをより引き立たせ、美と艶の相乗効果を生み出している。
この上下セットだけで並の男の給金1ヶ月分など軽く吹っ飛んでしまう。これに社交の
場に出ていくドレスや宝飾なども加えれば、それこそ私は「歩く宝石」と化す。
下着の上からゆったりとしたバスローブを羽織り、1時間ほどかけて髪の手入れを済ま
せて脱衣所を出る。身体の火照りが緩やかに冷めるのを待ちながら、朝に届いた郵便物を
開封して中身を読む。
その中の1通を見て、何かの間違いではないかと疑ってしまった。何度も内容と名前を
見直し、間違いないことを確認すると……思わず苦笑が漏れた。
「なるほど、そういうことか」
道理で私に依頼が来るわけね。耳の早い者もいるものだ。
いや、むしろ情報を掴んだ者の先回りというべきか。先ほどの大男もそこからの使者と
考えるべきだろう。
ガイヤー・シュベルン氏から、私と「会いたい」という手紙が入っていたのである。
私の任務成功率が高いといっても扱う案件が少ないだけだ。しかし、実績がものを言う
世界では、そんなハッタリに近い誇張も意味を持つことがある。数字を聞いただけで相手
が勝手に想像を巡らせてしまうのだ。
私の評判を知る闇社会の男たちは「驚異の任務成功率を誇る女アサシン」と「一番人気
の高級娼婦」という、全く接点のなさそうな側面を結びつけようと、さぞや想像を逞しく
することだろう。
そんな妄想はやがて私の神秘性を高めていく。周囲が勝手にミステリアスな私の像を作
り上げてしまうのだ。実態はどうあれ、男たちが勝手に用意してくれたイメージは利用さ
せてもらうに限る。
ガイヤー・シュベルンは私が暗殺者だとは知らない。彼のように「貴族の政治家」など
と、表に顔を持つ者に私の正体を知る者はいない。それこそ頭のてっぺんから足の先まで
闇の社会に浸かっている者しか知らないのだ。だからこそ私に依頼が来たのだ。
隣国に行くときは国境の町を抜ければいいが、ガイヤーからは隠れた通行ルートを使う
ように指示されていた。
山越えの国境だ。警備は薄く、地元の村人がいるだけだという。その先に使いの者を出
しているとのこと。誰にも知られず入国して欲しいらしい。
山越えの国境は裏社会で「ネズミの道」と呼ばれている。「ネズミ(侵入者)はいつも
同じ道を通る」ことが由来である。不法入国も侵入には違いない。
準備を整えて国境の町に一泊。翌日は街道を引き返し、岐路から「ネズミの道」へ入る。
誰もいない道を進み、検問が見えてきたところで道から外れ、木陰に隠れた。そこで肌
の露出度の高いブラックドレスに着替え、靴も高いヒールに履き替える。こうして娼婦と
しての"武装"を整え、国境検問所へ向かう。
山小屋のように粗末な建物だ。近づいただけで中から警備兵が姿を現した。偶然か、そ
れとも私の足音が聞こえたのか。
兵と言ってもまだ子供に近い少年だ。背も私より低く、なかなか可愛らしい顔立ちをし
ている。磨けば光るタイプの少年というところか。
通行証の有無を確かめようと私に話しかけてくるが――紅潮した頬と私の身体に向けら
れる視線は、やはりこの子もオスであることを示していた。
こちらを見ながら私の乳房や露出した脚にチラチラと視線を送り、理性と本能の狭間で
葛藤しているのが手に取るようにわかる。所詮は男、か。
多くがそうであるように、もう彼も私を抱きたい気持ちでいっぱいだろう。ヤリたい盛
りの年頃だし、服の中でもう股間を屹立させているに違いない。
軍服の袖から出た少年の指がふと目に入る。今度は私の視線が引きつけられる番だった。
思わずごくりと唾を飲む。線の細い姿に似合わぬ長い指。普段は力仕事でもしているの
か、歳の割に太さも適度にある。
だが入念な手入れをしているかのようにきれいで、しなやかな指だった。肌も健康的に
焼けた色をしており、手の甲からは少年の柔軟さと男の逞しさを兼ね備えた色気が感じら
れた。
(いい手ね……)
男の指や手にフェティシズムを感じる女は多い。私もその一人だった。
しかしそれにしてもこれは――極上の指である。
こんな指に優しく愛撫されたら、どれだけ気持ち良くなれるだろう……想像するだけで
体の力が抜けてしまいそうだ。
磨けば光りそうな、将来性を感じさせる外見も悪くない。私の心に「モノにしたい」と
いう気持ちが湧き上がる。
警備兵を籠絡してここを通り抜けようと思っていたが、どうやら予想外の価値が付加さ
れそうだ。存分に楽しませてもらおう。
体を屈ませ、少年と顔を近づける。甘い言葉を囁きながら抱き締め、右手をとる。
「可愛い顔してるわね、坊や……」
余りに魅力的なその手を眺めた後、指と指の間を舌で舐め回した。
彼にはどうせ未知の快感だろう。いい顔と声で喘ぐ少年の耳朶や首筋を舐め、更に攻め
立てていく。ウブな坊やなど、これだけで興奮を高みに導ける。
「うぁっ……!」
まるで女のような声で彼は悶えた。まだ声変わりもしていないのだろうか。声までもが
可愛らしく、私のサディズムにちょっとした火が灯った。
まるでキスするかのように顔と体を密着させ、目をどこに動かしても私の肢体が視界に
留まり続ける位置取りで男を抱き寄せた。
私は通行証を持っていないことを彼に告げつつ、彼が今まで味わったことのないような
快感を与え続け、理性と本能の葛藤を更に煽る。
……思った通りのいい顔だ。
「坊やなら通してくれるでしょう…?」
せめぎ合う2つの感情の葛藤が表情に現れる。彼をコントロールするために、秘密を告
げる度に愛撫の刺激を強い方向へと導く。
秘密を告げる度に、彼は私を止めねばならないという理性の方向に針が振れるだろう。
しかし同時に私に与えられる快感も強くなり、本能の求める欲望もより深められていく。
こうして男は理性と欲望の間で激しく揺れ動くのだ。どちらを選べばいいのか悩むもの
の、見返りのない理性に対し、それを断ち切るような悦楽だけが主張を強めていく。
「あっ……ああっ、はあっ……」
「可愛いわね、ボク……まるで女の子みたい」
私はその間、誘惑に屈伏していく表情の変化をじっくりと見させてもらう。これだけで
も男には屈辱的なはずだ。けれども何故か、彼らは決して、私を突き飛ばしてでも逃れよ
うとはしない。
私が女のようだ、と形容したその瞬間こそ、少年は身体を固くした。
男のプライドがもたらす意地だろう。ふるふると震える手が伸びてきて、微かな抵抗の
意図が感じられるが――私はそこでまた、耳朶を甘く噛みながら耳元で囁くのだ。
「実はね――私、悪い人なの。暗殺者なの。テロリスト」
瞬間、快感に浸る余りに半ば閉じていた少年の目が驚きに見開かれた。
「嘘、でしょ……!」
私は答えず、首筋へと舌を這わせ、背筋へと手を回して緊張をほぐすように撫で回す。
これだけで痙攣のようにがくがくと全身を震わせ、男の身体は少しずつ弛緩へと向かって
しまうのだ。
未だに言葉だけは理性の領域から絞り出されたもので、私を通さないと言ってはいるが
――沈みゆく船を止める術はもうない。
「もう…強情なのね?」
くす……自然と含み笑いが漏れる。男を翻弄する楽しさが私に火をつけ、サディスティ
ックな快感が脳の中に満ち始めた。こうなった私はもう止められない。目の前に可愛らし
く悶える獲物がいるなら尚更だ。
快感に乱れる女を見たがる男の心理とはこんなものなのだろうか…。私の欲望はそろそ
ろ本命を落とす方向に動き出していた。
これまでの愛撫でこの男の子の欲望は相当に高まっている。理性と本能の葛藤もまだ続
いていようが、今ではすっかりその天秤も本能のほうへと傾いているだろう。
人間、苦痛には耐えることができても快感には耐えられないのだ。こうなった男はもう、
ちょっとしたきっかけで堕ちていく。
この坊やを攻めることで脳から染み出し始めた優位の快楽を味わいながら、用意してい
た甘ったるい声を彼の耳元で囁く。
「ねぇん…通してくれるでしょ?」
まるで嬌声のように、鼻にかかった声を響かせる。脳を蕩けさせるような甘い声だけで、
男は獣へと化けてしまう。もう理性の抵抗など口から出る言葉にしか残らない。
だが男を獣へと変えるだけではまだ二流だ。手練手管を駆使して目の前のケダモノをお
となしくさせてこその調教だろう。そのまま「食われて終わり」では、男がSEXを味わ
えただけであり、彼らが得したことにしかならない。
あくまで欲望を主導するのは私なのだ――そのことを自覚しなさい、と心の中でつぶや
きながら、私は勃起し切ったペニスに服の上から手を絡ませる。
指で輪を作り、肉棒をその中に収める。軽く握り締めながら布地の摩擦なども計算に入
れ、男が最も興奮する圧力で、ゆっくりとペニスをしごく……。
「だ、駄目……! ああっ!」
途端に少年は甲高く喘ぎ、身体を硬直させておとがいを反らした。もう彼に耐える術は
ない。口から出た「駄目」は理性の断末魔だろう。私と許されざる関係を迫られた男によ
く見られる反応である。
数え切れぬほどの男を、それこそ星の数だけ果てさせてきた私だ。服の上からだろうと、
快楽のポイントは実にたやすく探り当てられる。ましてや相手は夜の自慰をやっと覚えた
程度であろうウブな少年――まあ、持って15秒でしょ。
「あああああっ……!」
性器の感触でわかる。股間の玉がぐーっとせり上がり、身体をより一層固くして逃げる
ように腰を引いた。男がイッてしまうシグナルだ。これに例外はない。
もう何もしなくても射精するが、布地越しに棒を包む私の指先は愛撫と快楽の協奏を止
めようとしない。そのほうが男をよがらせることができるからだ。
手だけはペニスを愛撫し続け、顔を真っ赤にして悶える少年の顔に私の目は向けられて
いる。口を半開きにしながら射精への欲求に耐える様は、私の脳内にも独特の快楽をもた
らしてくれる。相手からの愛撫で得られる性感とはまた違うチャンネルの快感だ。身体で
はなく頭の中で弾ける気持ち良さ。
可能な限りの快感を一撃でもたらしてやりたい。そうすることで私の存在は男の頭の中
で絶対のものとなる。優位を見せつければ自然と互いの位置は決まるのだ。
(だから、いい顔で鳴いてね……?)
少年が一際強く喘いだ瞬間、服越しにもペニスがひくひくと震えるのがわかった。
二度、三度、四度、五度……まるで衰えを知らぬかのように激しく痙攣し、その度に股
間の布地がじんわりと生温かく濡れていった。ふふふ、15秒ぴったり。
さすがはオスに目覚めたばかりの欲望だ。噴き出される白い情熱の量も凄い。恍惚とし
た表情で射精する少年は非常に可愛く、想像以上にいい反応を見せてくれた。
(ますますモノにしたくなるわね……)
私の存在を更に強く刷り込んでおかねば。
射精が止んでも私は愛撫を続けた。イカせるときより力は弱く、軽く撫でさするだけで
いい。絶頂の余韻が残る男の身体はたったそれだけで、射精並みの愉悦を味わうことがで
きるのだ。
「うああああ……!」
イク瞬間にも劣らぬような反応が私をゾクゾクさせる。
この少年もどうせ童貞だろうが、それでも私が男を知り尽くし、並外れたテクの持ち主
だというのは充分に理解できるだろう。
あなたの村の女の子にこんな真似ができると思う? 勿論、早熟で色気づいた娘もいる
でしょうけど、所詮はセックスしたことがあるかどうかのレベルでしょう? 私が男に与
えてあげられる快感は、そんな子供の比じゃないのよ……?
余りに楽しくて、くすくすと含み笑いが自然と漏れてしまう。
荒い息で天を仰ぐ坊やの視界へ強引に私の顔を割り込ませ、目をじっと見つめる。彼の
視線はぐらぐらと揺れていた。焦点の合わぬ瞳が虚空を泳いでいる。女に屈服させられた
悔しさと気恥ずかしさを、どう受け止めたらいいのか分からないのだろう。
視線のみならず、ふらつく彼の胸板を人差し指で軽く突いた。射精直後で骨を抜かれた
男など、これだけで腰砕けになる。尻餅をついた坊やの前に立ちはだかって見下せば、そ
れはそのまま私と彼の力関係を現していた。
際限なく湧き上がるサディズムの満足への欲求を堪えきれず、私は挑発的な笑みを浮か
べて勝ち誇り、更に男を嬲った。
「あっはははははは! なあに、そんなに気持ちよかったわけ?」
ウエストに手を当て、腰を曲げて見下ろしながら男の不甲斐なさを罵った。性の劣位と
能力の低さを言葉攻めで刺激すれば、マゾの扉は少しずつ開く。
同時に右足を前に突き出し、ドレスのスリットから美脚を覗かせた。案の定、ふらつい
た男の視線は私の顔から乳房の谷間へ、そして舐め回すように下半身へと移動し、下まで
行き着いたところでまた上へと戻ってくる。そんな目の動きすらも私の掌の上なのだ。
「坊やがイッちゃう瞬間の顔、最後まで見逃さなかったからね。とっても可愛かったよ?
目を閉じて気持ち良さそうにあんあん喘いじゃってさ。ほんと、情けない男ね」
優位に立つことの高揚感は私の身体に走る快感と一緒に堰を切っていた。もうエクスタ
シーの領域である。
更なる快楽を求めて私の欲望が仕上げに入った。M字に脚を開いて腰を抜かし、無様な
姿を晒す少年の真ん中へと足を伸ばし――ヒールの踵で未だ硬直したままのペニスを踏み
つけたのだ。
「うああっ!」
痛みの叫びではない。快感の呻きである。
私が踏んだのは肉棒の裏筋だ。巧みに片足をコントロールし、くにくにと動かしながら、
カリや筋をこすり上げる。踏まれる痛みどころか、男が気持ち良くなるような力加減で攻
め立てるのだ。
この程度、私にとっては造作もないテクニックだ。このまま続けて男を再び射精に至ら
しめることもできる。
踏まれることなど屈辱でしかないのに、それでなお感じてしまったら――男の抱える理
性と本能の葛藤はより深くなっていく。
「あっ、あっ、あああっ!」
ヒールの踵が服の上から肉棒を這い回る。刺激を得る度に喘ぐ少年は、私の思惑通りに
その葛藤を存分に味わっているようだ。
けれども、とろんとした瞳はもう焦点が合っておらず、彼が私に求めるものの答えはも
う既に出ているのが見て取れた。
落ちたわね……。
ほくそ笑んだ私は、男を惑わす傾城の笑みから暗殺者のそれへと顔色を変える。声の
トーンを落とし、要求を突きつけるのだ。
「通して……くれるでしょう?」。
少年は死んだ魚のような、けれども私への陶酔だけはしっかりと残った瞳を私に向け、
「……は、…はい……」とうなずくだけだった。
私は口の端を持ち上げ、柔らかく微笑むと「じゃあね、坊や」とだけ告げて検問所を通
り抜けた。
その後は決して後ろを振り向こうとはしない。こうして去っていく背中を見せつけるだ
けでいいのだ。それだけでMに目覚めた男は胸を高鳴らせるのだから。
10分ほど道を進んだところで歩くのが辛くなってきた。このカーブを曲がったら靴だ
けでも履き替えよう――と思っていたら、そのすぐ先に馬車が止まっていた。
私を見つけた御者の男は深々と頭を下げ、止まっている馬車を発進させて私の前までや
ってきた。馬から降りるとまた頭を下げてくる。
「ラセリア・リュンベル様、ですね?」
主に高級娼婦として私が表で使う名前だった。
間違いない。この人がガイヤー・シャベルンの使いの者だろう。
「ええ、ラセリアです。あなたがガイヤー様の?」
澄ました態度で笑顔を作り、御者に訊ね返す。
「ガイヤー様からラセリア様のお迎えを仰せつかりました。どうぞお乗りください」
彼は手慣れた手つきで馬車の扉を開けた。室内の座席には柔らかそうな敷布が敷いてあ
る。添えつけられた小棚には、小さなティーセットと菓子が並べてあった。
「中の座席は寝台にもなりますので、お休みになっていただいても構いません。山道を抜
けるまでは何もありませんし、是非おくつろぎください」
「ええ、ありがとう。そうさせてもらうわ」
座席の敷布は長時間座っていても腰に疲れの来ないような柔らかさだ。まるでソファの
クッションである。
座席側面、足元の扉を開けると中から毛布が出てきた。それを引っ張り出し、膝の上に
置いて背を壁に寄りかからせ、ほっと一息。壁についている小窓から御者と会話もできる
ようだ。
「お言葉通り、ちょっと休ませてもらうわ……何かあったら声をかけてね」
「かしこまりました。おやすみなさいませ」
事務的な声が返ってくるのを聞いた後、私はヒールを脱いで横たわり、足を伸ばして毛
布を肩まで引き上げた。
あの検問所の少年は予想以上の獲物だった。戻ってくるときもまたこの道を通ろう。
彼を手懐ければ国越えのフリーパスを手に入れたも同然だし、何しろあの魅力的な指の
持ち主だ。夜のパートナーとしても最高の素材になる。女のA-to-Zを教え込んで、私好み
の色に染めてしまうのも面白そうだ。
やがて少年の若い反応からこの後の暗殺について思考を移しながら、私は次第にまどろ
みの中へと落ちていくのだった。
THE END
支援
以上です。
こちらには前スレの終わり頃にも投下しました。
その当時にレスくださった方、ありがとう。
また書きたくなったらお邪魔します。
ちょっと出遅れたが…
リアルタイムGJ!!!!
グッジョブ!
久々のSS、堪能致しました
GJ!!
前作が好きだったので、別視点はメチャメチャ嬉しいです!
お姉さんの情報が増えた上で、前作読み返すのも格別な予感。
久しぶりにいいものが見れた
少し遅れましたがグッドジョブです
>>93 ひたすら上手いなぁ。徹頭徹尾官能的だった。
できればフェチ指で乳首触るシーンとか欲しかったかな。
両方ともいいパーツだったからもったいない気が。
やば、それとGJ!! 堪能しました。
複数ヒロインでルート別展開も見てみたい
エロゲーじゃないんだからww
外道勇者のライラみたいに最初は無理矢理ヤルんだけど
最後には自分から求めてくるみたいな展開見たいです
悪の女は
好色で乱交とかしまくりなのと
「ふん、汚らわしい」といった感じでサドだけど若干、潔癖っぽいのなら
どっちがいいんだろう
まあ、どっちにしても高慢そうなのがいいんだろうが
なんかアイサイガーの新しいヤツ出てる
結構悪の女ともやれるようにしてくれって意見多いみたいだ
>>104 好色でセックスの達人だけど、
「私にお触りするのは厳禁。偶に手コキか足コキしてやる」
「ご褒美にアナルセックス。前は本当に限られた人にしか使わせない」
とかが俺の好み。
で、本性ドMで、操立てるタイプなのな。
先刻、三億円事件を題材にした映画を見た。
三億円事件の実行犯の女の子の物語だった。
ネタになりそうだったのでこのスレに書いておく。
108 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 02:48:09 ID:0xRkf1Ir
惨殺スレのほうが最近盛り上がってるな
>>109 >>1にある関連スレ「屠るスレ」の事でしょ。
・・・と該当スレから誘導された人間が言ってみる。
「壊し尽くせ!焼き払え!恐れおののけ人間ども!
くっくっくっ、さあヒーローよ、来るがいい!
今日この日この場所が!貴様の墓場となるのだ!!」
「…何故だ!ヒーローよ、何故来ない!
今、こうして街が破壊されているというのに、何故来ないのだ!
……くっくっくっ、そうだろうそうだろう…
ヒーローよ、貴様は来んのだろうな!
去年のクリスマスは一晩中激しく愛し合ったにもかかわらず!
来年もこうして一緒に過ごそうねと約束したにもかかわらず!
私が妊娠したと知るや否や光の速度で逃げ出して!
他の女の元に転がり込んだ貴様は来んのだろうな!
くっくっくっ……くっ…うくっ…ぐすっ……
くっ…クリスマスなんて…クリスマスなんて…
クリスマスなんてェェェェェェ!!!」
クリスマスということでなんとなく
むしろヒーローが来なくなったから悪に転じたのではないかww
BGM: ラストクリスマス by ワム!
って、そのままやないか
にわのまことのボンバーガールシリーズに出てくる里鎖・ミンクスが好きだった
まあ、あれは主人公自体が悪の女チックではあるんだがw
天野由梨さんのサンプルボイスで
給料カットされたので夜のお仕事するという妄想が浮かんだ
120 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:38:47 ID:B3FRyF3R
本当にお久しぶりの、ガンレンジャー投下。
今回はエロシーンあり。
121 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:42:21 ID:B3FRyF3R
先に仕掛けたのはブラックだった。
一気に引き金を引き、数十発の弾丸を乱射。しかしヨロイはその全てを跳躍
によって回避し、そのまま降りる勢いに乗って腰の刀を抜き斬りかかる。
それに対してブラックはバックステップで回避。着地と同時にリボルバーを
乱射。そして再びバックステップ。
弾幕が晴れた時、ヨロイは最初にブラックが着地した場所に刀を突き立てて
いた。引き抜いた刀をブラックに向け、誇らしげに胸を反らす。
「どうだ、ちゃんと避けられるだろう?」
「そうだな、練習じゃあ当たってばっかだったのに」
「馬鹿にするなよ。変身による身体能力の強化は、最初から計算に入れてい
る」
「そりゃどう……もっと!」
ブラックは再び向かってきたヨロイの刀を銃身で受け止める。押し合いが数
秒間続いたが、ブラックは体を斜めに倒すように移動させ、刀をやり過ご
す。そのまま背後へ回り、ゼロ距離射撃を二発。深追いはせずに、距離をと
った。
「教えた事はちゃんと守ってくれているようだな」
「……当たった……な」
「ああ、それも二発ともだ。さすがにあの距離ではな」
ヨロイの背中には先ほどのゼロ距離射撃の弾痕がはっきりと残っている。
122 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:44:13 ID:B3FRyF3R
「正直、一発くらいは外れるかと思ったんだがな」
「お前が思っている以上に、自分が成長していたという事だろう。
だが……」
三度、今度は今までとは比べものにならないスピードで、ヨロイが接近す
る。ガードすら間に合わず、逆袈裟斬りを喰らってしまう。スーツが火花を
上げ、大きく飛ばされたブラックは体育用具室の扉に背中から激突した。
強化繊維で出来ているはずのスーツには後が残り、ヘルメットにまで傷が付
いている。ぶつかった際の衝撃で、頭もクラクラしている。たった一撃で、
すでに強烈なダメージを与えられてしまっていた。
余裕の現れだろうか。ヨロイの方はゆっくりとこちらに向かってくる。ブラ
ックは何とか立ち上がり、再び二丁拳銃を構えた。
「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
雄叫びと共に乱射、乱射、乱射。しかし相手は冷静に刀を振り、次々と弾を
はじき返していく。跳弾の一つが左手首に当たり、ブラックは銃を取り落と
してしまった。
「しまっ……」
「私に挑むには、まだ早かったな」
一瞬、落とした銃に目を向けた、その間に。
敵は目の前に立っていた。
123 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:47:26 ID:B3FRyF3R
ガギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!
残った右手のリボルバーで何とか受け止め、再び押し合いとなる。
ブラックは先ほどのように回避しようとするが、体を左右に動かしても体勢
を崩せない。
相手もこちらに合わせて体を動かして、回避を阻止しているのだ。
そうする間にも銃身はガリガリと悲鳴を上げ、どんどんブラックの方が押さ
れていく。
「無駄だ。前にも言ったが、力押しなら私が勝つ」
その言葉通り、ぐいぐいと押し込まれていく。これ以上下がれないブラック
は、しゃがみ込んで背を反り返らせた不格好な体勢でヨロイの剣を受け止め
ていた。
「……確かに、な」
と、ここでブラックは突然力を抜く。
バランスを崩したヨロイは前につんのめる様に倒れ、一方のブラックは
するり
「なっ」
何と、ヨロイの股をくぐり、後ろに回ってしまった。
人間は力を込めるとき、自然と両足を開く。だから、その間をくぐるという
回避法は存在する。当然ヨロイとて知らなかった訳ではない。
ただし、それは体格差が激しい相手、例えば大人と子どもの戦い等の場合で
ある。
この二人の様に、同程度の背丈同士の戦いで、こんな事が起きるなどめった
にない。そもそも、普通狭すぎて、足の間などくぐる事ができない。
124 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:48:54 ID:B3FRyF3R
「知らなかったぞ。お前、そんな特技があったのか」
「子供の頃、狭い穴をくぐり抜ける芸を親戚に見せて、小遣い稼いだ事があ
ってさ。その事を思い出して、こっそり練習してた」
「それを使えば、私の攻撃が避けられる時もあったんじゃないか?」
「女相手にそうそうこんな事できるかよ。失敗したら……その……に頭から……」
後半になって急にどもり始めるブラック。まあ結果的には、この青少年らし
い恥じらいが、共に特訓した燕も知らない奥の手を生み出した事になる。
「それで? 次はどうする。壁際から抜けたはいいが……その後は悠長にお
しゃべりか?」
ヨロイはスラリと、ブラックの喉に剣を突き付けた。
「私の後ろに回った時点で、そのまま不意打ち……が正解だったな。上手く
いけばここで『決着』だったろうに、これでは精々『仕切り直し』と言った
ところだ」
さて、と一呼吸おき、ヨロイが声を低める。
「お前の銃が私を撃つのと、私の剣がお前の喉を切り裂くのと。この体勢で
はどちらが早いだろうな?」
「……はっ」
それに対して、ブラックは意外にも馬鹿にしたような……自嘲にも聞こえる
ような笑いで返した。
「大前提が間違ってるぜ。もう終わり、これで『決着』だ」
そのとき、突然。
がらりと音を立て、ヨロイの背後にあった用具室の扉が開いた。
125 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:51:33 ID:B3FRyF3R
がちゃり。
大小様々な金属音が、四つ、背後から響く。
素早く反応し、振り返ろうとしたヨロイだったが、それよりもほんのコンマ
数秒の差で、背中に銃口を突き付けられた。
気配からして、すぐ後ろに三人。さすがにきつい数だ。上手く全員倒せたと
しても、さらに後方に控えているスナイパーライフルの餌食だろう。それに
その間、目の前のブラックが黙って見ている訳もない。
つまり、完全に手詰まりだった。
「で、この体勢だとどっちが早いんだ?」
「虐めてくれるな、完敗だよ」
ヨロイはゆっくりと刀を下ろし、完全に警戒を解いた構えになった。降参、
と見ていいだろう。
「まさか伏兵とはな」
「悪いな。正直、一対一でお前に勝てるなんて、ハナっから思ってなかった
んだ」
「しかしどうやってそんな所に隠れていたんだ?」
「これよ」
グリーンが手に持ったものを突き出す。振り返ったヨロイが見ると、それは
大きさこそ違えど、見覚えのあるものだった。
「以前我々が製作した、催眠誘導装置じゃないか」
126 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:53:39 ID:B3FRyF3R
「正確には、うちの技術者がそれを解析、改良したものだ。催眠機能は取っ
たから、『催眠誘導装置』というのは的確じゃあない」
ヨロイの言葉にレッドが注釈を入れ、
「その代わり、接触すれば我々のスーツにも透明化の機能を付加してくれま
す。その状態でじっとしていれば、そうそう気付かれはしません」
ホワイトが続いた。
「ははっ」
それを聞いたヨロイは、その様子を想像したのか、笑いを漏らす。
「それじゃあずっと、そこでじっとしていたのか? 今日の昼間から、ずっ
と?」
「エエ、ずっとですヨ。オカゲでlunchもdinnerも食べ損ねまシタ」
そうぼやくブルーの台詞に合わせて、グーと腹の虫が鳴く。ヨロイは今度こ
そ我慢できないとばかりに、あははははっと盛大に笑い声を上げた。
「そうかそうか、それはすまなかった」
そう言いながらとうとう剣を放り出すヨロイ。ブラックが剣の柄を撃つと、
バチッと火花が弾け、同時にヨロイが燕の姿に戻った。
「いや、オレの方こそ本当にすまない。もっとオレが強ければ、正真正銘、
一対一で決着をつけたんだが」
ブラックも変身を解き、心底申し訳なさそうな顔の大介が姿を現す。しかし
そんな大介の姿を、未だ笑いの収まらぬ燕は
「なぜ謝る?」
と、文字通り一笑に付した。
127 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:56:24 ID:B3FRyF3R
大介の顔が、怪訝なものへと変わる。
「確かに、今のお前が私に挑むのは無謀だと、さっきは言ったがな。別にそ
れが間違った判断だとは思わない。私の正体に気付いた以上、自分が強くな
るのを悠長に待ってなどいられない、と思ったのだろう?」
そう語る彼女の瞳は、どこか誇らしげにも見える。
「伏兵だってそうだ。そもそもお前達はなぜ五人いる? 一人で勝てない相
手に、五人で勝つためだろう」
今度は目を細め、まるで眩しい物を見るような表情を見せた。
「たった一人で私に挑んできた時とは、比べ物にならないくらい成長したじ
ゃないか。鍛えれば伸びるとは思ったが、まさかここまでとは……な」
「ならお前のお陰だな、ありがとう」
「どういたしまして」
そう言って二人は、くすりと笑い合った。
「さて、これから私はどうなる? 法の事は正直良く知らないが、国家騒乱
罪あたりになるのか?」
「いや、それなんだけどさ、どうも司法取引ってやつになるみたいだ」
爽やかな顔で自分の処遇について尋ねる燕だったが、返ってきたのは予想と
は違う返事だった。
「司法取引だと?」
「ほら、お前、昔警察に表彰されただろ? そんな人が逮捕されたら警察の
威信に関わるって、上の人がゴネてるんだってさ。一応うちも警察の下部組
織だからな」
「いやになる話だな」
いかにもな大人の都合に、19才の大学生、佐々木燕はため息をつく。犯罪
者にあきれられる警察。それこそいやになる話である。
「いや、オレとしてはそうでもないぜ」
一方種子島大介は、どことなくわくわくした顔をしていた。
「お前はさっき、一人でダメなら五人っていったけどな。
これからは六人になるんだ」
「どうした? ぼーっとして」
「いや、少し昔の事を思い返していた」
薄暗い寝室。ベッドの上から呼びかける大介に、燕は微笑みを返した。
「昔の事?」
「私たちの馴れ初めだよ」
128 :
XXXR:2009/01/01(木) 04:58:57 ID:B3FRyF3R
「馴れ初めって、思い返すってほど昔じゃないだろ」
そう、それはまだほんの二ヶ月ほど前の話だった。
「それでもな、思い返したくなるのさ。私の人生の中でも、特に色々あった
頃だからな」
そういいながら大介に近づいた燕は、おもむろに大介のズボンに手を添え、
ジーと音を立てながらジッパーを下ろしていく。
股間に顔を近付けてイチモツを取り出すと、まだ硬くないそれをちゅうっと
可愛い音を立てて吸った。
「んっ!……しっかし、お前とこんな仲になるとはね。あの頃は思いもしな
かったな」
いきなりの刺激に大介の背は震えるが、男の沽券というやつだろうか、声に
は出すまいとしながら言葉を続けた。
「わらひはにゃんほにゃくほ」
「あー、話すときは口から出して、お願いだから」
切実な大介の頼みに、名残惜しげに一際強く吸い、ちゅぽんと口を離す燕。
喋ったときの舌の動きが効いたのか、彼のそれは少し大きくなっていた。
「私は何となくこうなる気がしていた、と言ったのだ。戻っていいか?」
「……どうぞ?」
129 :
XXXR:2009/01/01(木) 05:01:19 ID:B3FRyF3R
なぜ疑問形なのだと大介は心中で自分の言葉にツッコむが、燕はそんな事は
気にせずフェラチオを再開し、熱心に肉棒に舌を這わせる。まさかここまで
「こういうこと」に積極的な女だったとは。これもあの頃には想像もできな
かっただろう。
「いつも熱心にしゃぶってくれるけどさ、何、それおいしいの?」
何となく言った軽口だったのだが、燕は何やら思うところあったらしい。律
儀に先ほどの言いつけを守り、イチモツを口から出してしゃべり始めた。
「正直に言えば……
まずい」
大介は絶句した。
そりゃあそうだろう。そこは口に入れるようにはできていないのだから。だ
が「まずい」の一言だけとはあんまりである。けっこうショックだった。
「まず、顔に近付けた時点で、汗の蒸れた臭いがくさい。口に入れると濃い
塩味ときつい苦みで吐きそうになる。排泄器官を口に入れるのだから気分も
良いものではないし、特にまだ柔らかい時など、食べ物にはない感触がして
気色が悪い」
訂正。
一言だけの方がまだマシだった。
「……じゃあなんでするの?」
130 :
XXXR:2009/01/01(木) 05:05:14 ID:B3FRyF3R
絞り出すような声で当然の疑問を訴えると、燕の方はきょとんとした表情で
こう返した。
「私のフェラチオは気持ちよくないのか?」
「……いや、とっても気持ちいいです」
「なら問題ないな。私がこれをする理由も、それで十分だ」
そう言いながら大介のそれに頬擦りをして、ぺろりと舐める。わざとらしく
「ああまずい」と呟いた。
「だが慣れてくると悪いものでもないぞ。臭いも、味も、感触も、お前のも
のだと思えば至上のそれに変わるというものだ」
一転して淫猥な笑みを浮かべた燕が、顔を大介に近付けながら手でイチモツ
を扱いていく。
「口に出してくれた精液を飲む時など格別だぞ。この精液が私の腹の中で吸
収されて、血管に乗って全身を駈け巡り、やがて私を構成する細胞の一つに
なるのかと思うと……」
どぴゅっ。びちゃっ。
燕の過激な発言と、手による刺激に耐えられなくなったのか、大介があっけ
なく射精してしまった。何だか音まで情けなく聞こえてくる。
「……相変わらず堪え性がない男だな」
「しょ、しょうがないだろ! やりたい盛りの十代なんだから!」
「まあいいさ。まだやれるだろう?」
燕は自身の腹に手を這わせ、そこにかかってしまった精液をゆっくりと塗り
広げていく。大介の視線を意識してか、手の動きに合わせて艶めかしく腰を
動かしていた。
131 :
XXXR:2009/01/01(木) 05:07:55 ID:B3FRyF3R
「これだってこうしておけばな、やがて私の毛穴から吸収されて……」
「いや、それはやめてくれ。ほんとやめて」
慌てて止めに入る大介。本当に、見かけからは想像できないほど積極的な女
性だ。
「フフッ。ここはもう元気そうだな」
そう笑いながら、手に付いた分をねっとりと舐め取る燕。何だかその積極性
も、回を重ねるごとに激しくなっている気がする。このままではいつか、言
葉だけでイかされる日が来るのではないか。大介は本気でそんな心配をし
た。その想像を現実にしないためにも、もうちょっと「堪え性」を身につけ
るべきかもしれない。
そんな事を考えている間にも、燕はゆっくりと彼の上にのしかかって来る。
精液が付いていない方の手だけで器用にTシャツやズボンを脱がせると、そ
のまま大介の頬に添えた。
「腹はこの通りだが……抱きついてもかまわないか?」
「いいよ。それくらい我慢する」
「ありがとう。そういう所が好きだぞ」
お互いの腰に腕を回し、密着させていく。大介のそれが燕の股間に擦れて、
はうっという色っぽい吐息が聞こえた。
「そっちも十分濡れてるな」
「ああ、思いっきり突いて、掻き回してくれ……」
そして燕の手がイチモツに添えられ、亀頭と淫裂が触れ合おうとしていた。
ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ
と、そこに無機質な電子音が水を差す。
「だぁぁぁっ! 誰だこんな時間に!」
鳴っているのは大介の携帯だ。文句を言いつつも彼が電話に出ようとする
と、横からするりと手が伸びてきた。
132 :
XXXR:2009/01/01(木) 05:10:11 ID:B3FRyF3R
「何だ、あの女か……もしもし、こんな時間に何の用だ? 私? 私はいい
ところだったんだ。だから邪魔しないでくれないか」
大介の上に跨ったままの燕が、おもむろに発信者を確認し、さも自分の携帯
のように電話に出てしまった。
「大介? ああ、あいつなら今……」
ちらり、と視線を下へ向けると、
「お前のせいで行き場を失った欲望を抑えるのに必死だ。もうちょっと待っ
てやってくれないか……どうしても? そうか。ほれ、大筒からだぞ」
何でもないことのように会話を終えると、携帯を大介に渡してきた。慌てて
ひったくった大介が、今度こそ電話に出る。
「しれっと何言ってるんだよお前! ……もしもし、ハナビか? 悪いな、
変な話聞かせて……ハナビ?」
「い、いや、その、全然、全然気にしてないよ。いい、いいの。こっちこそ
邪魔したみたいで、ごめんね」
何だかハナビの声がおかしい。いきなりあんな話を聞かされて、混乱してい
るのだろうか?
「あ、あのね。招……集が、かかってるんだ……けど……」
「招集? NOMか?」
「いや、そうなんだけど、その、緊急? って訳じゃあないみたい。ほ、ほ
ら、時間も時間だし、強制じゃないって……言ってるから……いざって時
も、私たちだけで何とかする……から……その……ごゆっくりっ!!」
いきなりぶつんっと電話が切れた。
「招集だな、ならば行くか」
いつの間にか燕はすっかり服を着込んでいた。汚れを拭いたらしきティッシ
ュを捨て、壁に掛けてあった銀色のジャケットを羽織る。
133 :
XXXR:2009/01/01(木) 05:13:56 ID:B3FRyF3R
「おい燕、なんかハナビの奴混乱してたぞ? ああ見えて純情なんだから、
もっと扱いには気をつけてくれよな」
「……純情だけの問題ではないと思うがな……」
「何か言ったか?」
「何でもない。さあ、お前もさっさと服を着ろ」
散らばった大介の服を拾い上げ、次々と投げつける。いきなり顔に向かって
ジーパンが降ってきた大介は妙な声を上げたが、それ以外はさほど慌てる風
でもなく、衣服を着用していく。
「緊急招集じゃないって言ってたぞ。そんなに急がなくてもいいんじゃない
か?」
「馬鹿者が」
大介の発言に、燕はデコピン付きで返した。
「いたっ」
「あの女の言葉なら全部聞こえていたがな、あれはほとんど出鱈目だ。緊急
招集じゃない? 緊急招集意外で私たちにお呼びがかかる訳がないだろう。
時間が時間だから? 夜中だから待ってくれと言ったら、シャドウビースト
が待ってくれるのか?」
「はい、すいませんでした……」
すっかりあの淫猥な空気はなりを潜めた燕の叱責に、大介は小さくなった。
134 :
XXXR:2009/01/01(木) 05:14:53 ID:B3FRyF3R
「そう思うのならさっさとしろ。あいつらと戦うという姿勢をしっかり上に
見せないと、お前はともかく私が困るんだ。お前とセックスもできなくなる
しな」
「了解!」
とどめとばかりに投げつけられたジャケットを、今度はしっかりとキャッチ
する。燕のものとは違い、こちらの色は黒。しかし、デザインは共通だ。
それらの背中には、「GUN RANGERS」と書かれていた。
「じゃあ行きますか!!」
「ああ!!」
FIN
135 :
XXXR:2009/01/01(木) 05:19:53 ID:B3FRyF3R
ガンレンジャーネタは、これで一段落。
後は何とかカメレオン女を生き返らせようと構想中。
燕のキャラはクーデレならぬクーエロ……みたいなのを目指してみたんだが、
上手くいったかはかなり疑問。
人気があるガーネット少佐のエロシーンまでには、もっと文章が上手くなりたい。
最後に、皆さん、あけましておめでとう。
今年もこのスレの皆さんが、素敵な悪女に出会えますように。
グッドジョブアンドあけおめ〜
あけおめ〜。
今年も悪女スレが盛り上がりますように。
あけおめGJ
素直クールを思わせる燕さんが良いですな
GJ
素敵なお年玉いただきますた
ショボクレた事して世界征服狙う組織(バカなのか?)対
自称サラリーマンの味方の対決…なんてバカな物を考えついた。
頭に浮かんだ日常の一コマ
「待てッ!おまえどう考えても52歳、男、三並春男じゃないだろ!」
灰色の背広の青年が叫ぶ。黒いスーツの女はひったくられた定期券を奪い走り出した!
女はどこかに携帯電話を掛けながら住宅地に駆け込む。
男が十字路に差し掛かったとき、四方から黒服の女達が現れた。
「お前は何者だ!警官ではないな…」スーツ…今はボンテージ姿の女が叫ぶ。
男は笑った後腹に力を入れて叫んだ!
「私の名は、サラリーマン金太郎ッ!役職はヒラだ!」
周りに重苦しい雰囲気が流れた。
「………あのね、あんたバカ?●●マンと名乗った自称ヒーロー居たけどそれはないわ…」
女王様な女性がこめかみを押さえる。
「カッコいい…自分の職分に誇りを持てるなんて…」戦闘員の一人がポソっと一言。
それがきっかけとなったのかほかの戦闘員も口々に喋り出す。
「お前達は何故キセル乗車や飲食店の灰皿盗んだり…パチンコ屋で叫んだりするんだ!」
サラリーマンは叫んだ。
「だって…安月給でお金ないし…」黒髪で長髪の娘が律儀に答える。
「社長…じゃなくてドンは世界征服の夢からさめないし…」ショートカットの娘が次に答える。
「資金源だった人材派遣は切られたし…」泣きながら眼鏡のポニーテール娘が答える。
「アナタ達!内情バラしてどうすんの!こうなったらシメてやるわ!」
女王様(仮)はバラムチ片手にリーマン金太郎に躍り掛かった!
「必殺!リーマンブラザーズ!!」男はSM雑誌でムチ白刃取りを行った後右手を腰に回す。
部下と思わしき女性達が呆然としている間に金太郎は女王様を抱えてラブホテルに一直線。
「ちょっと!離してよ!何なのよ!イヤアアア〜!」
幹部長岡ミサキは金太郎のお仕置き棒を三カ所に差し込まれた…
「正義(性技)は必ず勝つ!ハッハッハ!」
「抜いて!赤ちゃんできちゃう!」
悪の組織は二月後倒産した。
技紹介
【リーマンブラザーズ】相手を捕獲しBダッシュ。お仕置きに移行する
ジンクスとしてこの技を構成員が受けた組織は二月後、倒産する。
【お仕置き棒】別名ディック。女性の穴に入れるもの
幾たびの夜を越えて不敗、ただの一度の性病もない がウリ。
すごくバカなものを書いてしまった…
GOOD JOB
うははははwww
お馬鹿で結構www
俺にはツボだったwwwダメダハライテー
赤ちゃんできちゃうwww
部下?と思わしき女の子達放置とはもったいないと書いた後、自分でも思ったので、
サラリーマン金太郎第二弾つー事で女の子喰わせます。
私の自己満足にどうかお付き合いください。
「オジサン、はい、お代。」女の子が焼き鳥店の主人にお金を渡して店を出た。
店から離れようとした時、高笑いと共に声が聞こえた。
「ハッハッハッ!お嬢さん、袖口のタレは何かな?」彼女は変質者?から逃げ出した。
「串数を十本ごまかすとはッ!お仕置きだ!」隣の座席に座っていた男だ。
「エリ!ユカ!助けて!不審者に追われているの!」携帯で叫ぶ彼女。
事務所ビル前に彼女が着いたとき、二人が武器を構えていた。
彼女達はさすがにバットとさすまた持っている奴には向かってこないだろう…と思っていた。
「む、ここは坂本重工業。裏で人型兵器を作っているらしいな…」男はそう呟いた。
「ここがどこだか分かってるの!武装課レディーゴースト部の事務所よ!」
浦賀エリは叫んだ。やっとの思いで再就職したのを変質者にぶち壊されたくない。
「お前は何者だ!後で私刑にしてやるわ!」美穂ユカは禁断の問いをしてしまった。
「よくぞ聞いてくれたッ!私の名はサラリーマン金太郎ッ!!」
男は息切れ一つせずに叫んだ。
「あ…金太郎さん…私あの時から自分の役職に誇りを持てたんです!」
美穂ユカがそう言った。まるで恩人に再会したような感じで。
「ちょっとユカ!アイツ不審者なのよ!」エリが言う。
「そうよ!アタシを追い回してくれたのよ!」志木リサも言った。
リサとエリは金太郎に同時攻撃をした。
エリはソフトボールの元選手でリサは元日本拳法部の主将だった。しかし…
「秘技!浣腸!縞工作ッ!」男はリサとエリのスカートの中に高速で手を入れ抜いた。
「エロオヤジッ!うっおなか痛い…」リサがうずくまった。
「何したの…最低っ!」エリもうずくまった。
「婦人を冷たい地面で寝かせる訳にもいかない、そこの建物で寝かせるか…手伝ってくれるね?」
ユカと金太郎は事務所のトイレにエリとリサを運んだ。
そして出し終えた二人は、金太郎めがけて拳銃を向けた。
「やはり密輸の噂は誠だったか…お仕置きだな。」金太郎は余裕そうだった。
「あんた!怖くないの!」エリがこめかみをつつく。しかし引き金には指を掛けていない。
リサも同様だ。殺人を犯すのには抵抗があるのだろう。
「秘技!コッキングパパ!!」金太郎が叫ぶ。高速で腕を動かした。
二人は思わず引き金を引いたが弾が出なかった。
「お茶が入ったよ〜みんな何してるの?」ユカが給湯室から帰ってきた。
「アクション映画ごっこはオフィスでしてはいけません!」
固まっていた三人は復活した。
「いや、遊ぼうかと思ってね悪い悪い」金太郎はそう言い放った。
ちょいと一杯のつもりで飲んで〜♪
「イカン!嫁と娘が待ってる!じゃあ今日は帰るぞ!さらばっ!」
金太郎は夜の闇へと消えていった。
翌朝、エリとリサはキセル乗車して駅で捕まり、金太郎お仕置きスペシャルを味わった。
お昼頃出社した彼女達の体には縄目とキスマークが残っていた。
ユカは金太郎と二人がどんな事をしていたのか気になった。
彼女は金太郎に反抗しなかったため分からなかった。
「金太郎!またお仕置きしたの!まさか中はしてないわよね!避妊しなさいよ。」
自宅に帰ってきた金太郎を出迎えた妻の一言である。
やけに理解がある…彼女は、(旧姓長岡)ミサキだからだ。
こうして正義の味方のサラリーマン金太郎は二歳の娘と戯れるのである。
おしまい
技紹介
【浣腸縞工作】あるマンガの名前をもじった技。
高速でイチジク浣腸二個を注入する技。
【コッキングパパ】薬室からの強制排夾を利用した技。
オートマチック拳銃専用の技。
【スペシャル】主に二回目に悪行を働いた者に執行される。二回目はSMレベル
三回目が済んだ時、その女は雌奴隷になっているだろう
_ ∩
( ゚∀゚)彡 三回目!三回目!
⊂彡
GOOD JOB
このSSなんなの?バカなの?
一向に構わないけどww
続き期待してますw
はげわろたww技名wwwwwwwwしかも長岡ミサキ嫁になったんかよwwwwwwwwwwwwwwww
OKもっとやれ
保守の女とH
「くっくっくっ、ヒーローよ、今日は貴様に
私の部下を紹介してやろう。
出でよ!キャットレディ!!」
「………はい」
「どうした。いつもなら『ハ〜イ☆』と
必要以上に元気よく現れるというのに」
「……すみません」
「何があった」
「…………できたんです」
「何?」
「…実は先月から生理がきてなかったんです。
それで今朝調べてもらったら……
『おめでたです』と…」
「ほほう。で、相手は誰だ?」
「……わからないんです」
「何?」
「わからないんです。
思い当たることといえば…2ヶ月ぐらい前に
お店で1人で呑んでいたら声をかけられたんです。
『可愛い猫耳だね』って。でもその後
出てきたお酒を呑んでから意識がなくて。
気がついたらホテルのベッドで寝ていて…
裸で…ぐずっ…体中に白いのが…ひぐっ…
あそこから血が…うっ…うわあぁぁぁん!」
「そうか…わかった。今日は帰るがいい。
その男は我々の力でなんとしても見つけ出し、
死より恐ろしい苦痛を味わわせてやろう」
「ぐずっ…すみません…」
「ふぅ…待たせたな、ヒーローよ。
……?ヒーローよ、何故後ろを向いているのだ?」
保守
最近サイテーヒーロー流行ってんの?wwwwww
むしろこのスレに出てくるヒーローは
程度の差はあっても大なり小なり最低だと思うw
正義のヒーローは、プライベートでも清い。
そう思ってた時期が俺にもありました(AAry
というかお前らのヒーロー像と悪の女像がダメなだけではないのかww
そうは言うがな、
「ヒーロー×悪女」という組み合わせでセックスとなると.
1.悪女をレイプ→人間として最低
2.悪女に誘惑されて→仲間・大義を裏切ってる→道義的に最低
3.悪女に逆レイプ→弁解の余地はあるが、魅了されたら2と同じ
4.悪女と相愛→そもそもヒーローなのか?w
5.悪女をセックスで改心させて仲間に
があるじゃない
悪同士でやればOK
6.逆レイプだが、悪女がヒーローの逞しさに魅了されて仲間に
悪堕ちスレみたく ヒーローの方が悪に堕ちるってのもあり?
期待せざるを得ない
といいたいが、調教か…
>>162 無理やり考えてみた。
悪女(テロ組織の現場指揮官)×ヒーロー(国家警察の捜査官)
悪女を逮捕するがそのまま地元警察に引き渡すとリンチで殺されかねない。
そこで悪女を妊娠させて地元の法律を掻い潜り国家警察で保護しようとする。
だが、そう都合よく相手がいる訳はなく……。
渋々を互いを相手にすることを選択する二人。
企みは成功し、妊娠する悪女。
だが、同時にそれは二人の永久の別れを意味していた。
どうよ!w
最低人間の枠内じゃないかwwwww
172 :
170:2009/01/15(木) 19:31:51 ID:8027KhhN
>>171 合法的に悪女を確保しようと苦闘するヒーローだと思ったんだけどなあ…。
じゃあ、ヒーローは地元警察のリンチでテロ組織の情報を失ってもよかったのか?
よくあるスパイものみたいに
悪女を悪性組織の幹部と知ったヒーローが情報を得るため(あるいは味方に引き込むため)接近する…。
こっちの方が最低な感じがするw
ダークヒーロー対悪の女とか…
ダークレッド…元殺人犯。仮出所中にスカウトされる。
ダークブルー…詐欺師。話術を買われた。
ダークグリーン…元性犯罪者、同業者?を断罪している時にスカウトされる。
田代博士…覗きアイテムから大人の武器まで作れる博士。
上草教授…ダークヒーローを結成した。役職は司令。
池田老師…年齢不詳の仙人。覗きの伝説で悪を発見…すると思いたい。
うん…こいつらの方が絶対悪役だ…普通は。
174 :
162:2009/01/15(木) 19:59:40 ID:31BaJEND
あんまり>162にこだわらないでくれw
道義的最低ってのは気持ちの擦れ違いや意地の張り合いに繋がるわけで
そういう葛藤とかがある方が悪女との愛も燃えると思う
ラットマンという漫画はどうであろうか。
ヒロインは悪の組織に所属しているけど、悪の女という程ではないが……
ヒーローを堕落させてやろうとエロエロ光線(効果:女と見れば見境無しにレイプ)を
命中させたはいいが、気付くとその場に女は自分一人
結局バーサク状態のヒーローにとっ捕まりハメにハメ倒されてしまう、そんな女幹部
177 :
170:2009/01/15(木) 23:12:57 ID:8027KhhN
悪乗りして…。
>>170からの続き…。
悪女は国家警察の収監施設(に付随した医療機関)で出産。養育施設へ。
ヒーローは辺境地域に飛ばされて、地元の有力者の娘と結婚した。
それから時は流れ、とある辺境地域に広域警察の新人捜査官が配属される。
養育施設に預けられた児童の成長した姿だった。
何の因果か、彼もまた広域警察に就職していた。
彼は、苦労して高等教育を受け(奨学金目当てに予備役将校訓練課程を受講する)。
予備役将校訓練課程(ROTC)では、授業を受けながら、同時に軍事訓練を積み軍人教育を受ける。大学在学中も非常事態時
には召集される可能性がある。在学中は学費全額支給に加え奨学金を受け取り、卒業後は士官レベルで入隊することができる。
平和な地域だったのでよほどの貧乏人か好き者しか受講したがらなかった。
彼(新ヒーロー)の任地で起こる連続テロ事件。
誰も聞いたことがない新興のテロ組織が地域の独立を要求に掲げ、人間爆弾による無差別大量殺人を予告してきた。
爆弾はセキュリティシステムを欺瞞するため生物工学的な加工を施され、人体と一体化している。
爆弾起爆装置解除するためにはある種のたんぱく質。彼の精液を直接起爆装置に注入する以外ない。
テロ組織の野望を砕くため、テロ組織の実働部隊を一つまた一つ制圧していく新ヒーロー。
人間爆弾である新悪女達と様々な手管を用いて性交し、爆弾を無効化する新ヒーロー。
新興テロ組織の背後にはどの様な陰謀が隠されているのか。
何故、新ヒーローの精液なのか。
その答えを求めて新ヒーローの戦いは続く!w
続きどうなるんだろ?w
なんか、並のエロゲ企画よりおもしろそうなんだが。
>>177 >人間爆弾
静かなる中条?
それはともかく、普通こういう鉄砲玉には、組織の人間ではない女子供を使うのでは?
起爆装置を取り除けないのなら、定期的に精液が必要となって、ハーレムになるんだね。
181 :
170:2009/01/17(土) 12:42:32 ID:xTEVkFew
>>180 実際のテロ組織は罪も無い女性や子供を世間から隔離させて(その際には唾棄するような噂からレイプまで何でもござれ)
鉄砲玉に仕立て上げるからシャレにならないよねー。
このあたりも広げた風呂敷のうちですね。
新興のテロ組織だからそこまで組織化されていないだけかもしれない。と最初はみんな考えるんじゃないかな。
起爆装置が無効化されたと確認されるまで新ヒーローが解除動作を続けることになるから。結果はあるだろうね。
1シーズン(クール)が終わるころにはその結果でサッカーチームができるほどになるんじゃないかな。
ナノテクノロジーやピコテクノロジーで精液よりも的確な解除コードを作ることはできるけど時間がかかっちゃうからー。
ガンレンジャーの大介と燕のはじめてが読んでみたいです。
あげておくかな
おっぱい
ふともも
断然尻で。
187 :
XXXR:2009/01/26(月) 14:13:30 ID:tKUfh8lQ
うなじ、とか言ってみる。
>>182さん
・・・が、がんばってみます。
屠るスレ落ちたな
保守
新スレに無事移行してるよ。
ほしゅセイバー
白土三平の忍者武芸帳読んだんだけど、蛍火に萌えた。
おおお・・・こんなとこに同士が・・・
いいよな蛍火、あれはいい悪の女だ。
フレッシュプリキュアのイースはいいっす
何をもって悪にするか。それが問題だ
皮素材の服を着てるか着てないか
>>196 エナメル素材のボンテージスーツとかはダメかな?
じゃあ、卑猥な色のルージュをしてるかしてないか
黄金の鉄の塊を
顔がケバ…もとい、派手かどうか
点数加算制にするべきかな。
ツリ目 +1
ボンテージ +2
軍服 +1
着衣にトゲやツノなど無意味に突起がある +2
露出が多い(具体的には乳房の半分以上が露出) +6
得物がムチ +5
人質・毒物などの卑怯な技を多用 +10
ドS(リバーシブルMも可) +10
などなどの要素を足して、何点以上あったら悪と認定とか
主人公に刃向かう勢力→悪
主人公に味方する者→善
武器 短剣、細剣、爪、鞭、大鎌、杖、狙撃銃
防具 主に軽装
>>203 そうとも限らんだろう
ガンダムのララァとか、FFTのミルウーダとかは
敵対するキャラだけど悪の女とは違うし
>>202 「ゴスロリ」「わがまま」「幼く無邪気であるが故の残酷さ」等のロリ系部門も設けてくれ
「悪の女」像がちと狭い気がするけどなあ
行き着くところは内面が悪かどうかだからなあ。
とはいえ外面も大事だ。
前に阿刀田高が、「美しくなければ悪女ではない」というような主旨を書いてたことを思い出した。
「美しく、自分でもその美貌を意識し、美しさを武器として自覚的に使う」ってのは
割と大事な気がする。
(下手すると「小悪魔メイクでモテカワ」みたいなスイーツになりかねないがw)
>>202 バトルエンジェルRPGってのがあったの思い出したよ。
もう15年前か…
210 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 07:01:56 ID:X/vUR+CK
結局、シーマ様ってことだな!うん
>>208 聖剣伝説3の美獣とかか?
あれは色仕掛けで乗っ取るのに、
主には純愛なのが良い。
212 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 17:13:50 ID:CHK1pHdq
ほしゅあげ
今から投下します
『官能の暗殺者3』
がたん、と馬車が揺れた拍子に目が覚めた。小窓から差し込む光の弱さを見る限り、も
う夕方も遅いだろうと推測できる。
どのくらい寝ていたのかはわからない。国境検問所の少年をいたぶってこの馬車に乗っ
たのも夕方に近かった。となると余り時間は経っていないのだろう。
あふ、と小さな欠伸を漏らしながら手鏡で自分の姿をチェックする。寝返りなどで化粧
や着衣の乱れがないかを確かめた。
「お目覚めですか、ラセリア様」
馬車の御者が小窓から声をかけてきた。
「ええ、いい休みが取れたわ。ありがとう」
「それは何よりです。間もなくネーディア市に入りますので、そろそろ声をかけねば、と
思っていたところです。急いで通過する場所がございますので」
御者の男の年齢は30ほどか。物腰の穏やかな召使いという風情ではあるが、目立たな
いながらも上質な服に身を包むのを見ると、それなりに稼ぎはあると思われる。シュベル
ン家に代々仕えている家系と言ったところだろうか。
備え付けの簡素なティーセットを小机に並べ、紅茶を注ぎながら私は問い返した。
「急いで通過する場所?」
「はい。この道はネーディア市の中でも……まあ、申し上げにくいのですが、治安の乱れ
た地区に繋がっております。端的に言えば貧民街でして。故にこそ馬を速く走らせようと
思っておりまして」
暗殺依頼の話がここで繋がった。
依頼人曰く「有力政治家の彼が企業舎弟の不正を告発し、その後の利権漁りのためにシ
マを脅かそうとしている」――恐らくは、その貧民街の開発を巡る話なのだろう。
この道は確かにネーディア市のスラム地区へと繋がっている。ネズミの道を使うように
指定された時点でスラムを通らねばならない。そのように指示された理由も、その開発と
関係があるのだろうか。
ガラガラと車輪の音が大きくなる。馬の速度が上がったのだ。
それでも小机のカップに注がれた紅茶はこぼれない。馬車の揺れもそれほど激しくなら
ない。けれども小窓から覗ける風景は、かなりの速度で後方へと飛び退っていく。
「……お見事、ね」
この御者、馬車を操る技術はかなり高い。有力な貴族に雇われた運転士だけはあった。
外に広がるスラムを小窓から眺めた。なるほど、確かにひどいものだ。
建物らしい建物は散見される程度。屋根に穴の開いた廃屋や壊れかけの小屋、バラック
などが遠方にまで並び、日焼けした貧民が破れた服を身につけ、しかも引きずって歩いて
いた。土埃に塗れた姿は決して清潔とは言えないし、最早男か女かの区別もつかぬほどに
髪も伸び放題で、体格も貧相に痩せさらばえていた。
道端には打ち捨てられたクズ鉄やゴミ、廃棄物が山を築き、年端も行かぬ子供がそこに
這い上がってこちらをじっと見ていた。馬車に乗って道を走り抜ける私たちなど、ここで
は招かれざる客なのだろう。
確かにこの状況はひどい。私の知るネーディア市の平均的な住宅街と比較しても格差が
余りに激しい。しかしそれが故に政治家が目をつけるのもわかる気がした。
この地区はその分だけ開発の余地が残されている。ここに公金を投入して居住設備・労
働環境を向上させれば、地区住民を票田として抱え込むことができよう。
それに対し、この貧民層だからこそ需要の生まれる仕事がある。スラムの数少ない権益
であろう。開発によってその利権が脅かされるとなれば、スラム住人の反発を招く。それ
が私への暗殺依頼という形になったのだろう。
スラム街を駆け抜け、馬車はネーディア市の中心街へと入る。滑るように街中を駆け抜
け、官庁街のすぐ近くにある高層ホテルの前で馬車は停止した。
「ラセリア様、大変お待たせいたしました。キングダムホテルでございます」
大層なところに連れてこられたものだ。ネーディア市のキングダムホテルといったら、
100年を超える歴史を持つ屈指の高級ホテルである。
現在でもその名が意味する格式は高い。国境に近い街でもあるため、国際会議や条約の
調印式なども行われるが、「ネーディアで開催」と言った場合、会場は必ずキングダムホ
テルを意味する。すなわちここは国家元首の宿泊するホテルなのである。
「ではラセリア様、わたしはここで失礼いたします。明日またお迎えに参りますので」
御者の男は馬から降り、私の前で丁重に頭を下げた。彼にチップの紙幣数枚を渡したと
ころで尋ねてみた。
迎えに来てくれるのはいいが、彼の主人は今夜ここで死ぬのだ。主人が死んだ日に私と
会っていたことが漏れるのは不都合だ。
「私の送り迎えについては、ガイヤー様の他に知っている人はいるの?」
「いえ、おりません。この度の送迎は密命ですので」
安心した。まあ、ガイヤーも娼婦を買うなんて人には言えまい。妻子ある立場では隠そ
うとするのも当然だろう。となると、この男は口の堅さを買われたのか。
「ありがとう。それじゃあ、また明日に会いましょう」
私は御者に礼を言い、キングダムホテルの中へと入っていった。
ガイヤーに渡された手紙の中に入っていた招待状をロビーに提出。見事に決まったタキ
シードに身を包んだスタッフがこれまた恭しく受け取ると、中身を確認してすぐに電話を
かけた。ガイヤーが宿泊している部屋に連絡しているのだろう。
何事かを話して電話を切った後、そのホテルマンは私へ向き直った。
「ラセリア様、お待たせいたしました。ガイヤー様のお部屋へご案内いたします」
ガイヤーはどうやらホテルマンに私を連れてくるよう頼んだようだ。本来ならば本人が
出迎えに来るのが筋であろうに――とも思うが、まあ、私も一介の娼婦だ。大したことで
はあるまいが、男を立てておこう。
共にエレベーターに乗る。彼が押したのは16階のボタンだ。どうやらガイヤーは随分
と私を誘うのに力を入れているようだ。
キングダムホテルの16階といえばプレジデンシャル・スイートルームだ。その名の通
り、国家元首など貴賓の宿泊する最高級の部屋である。
案内されるままエレベーターを降り、とある部屋の前まで案内される。ホテルマンがイ
ンターフォンを鳴らす。程なくして「はい」と聞こえた。
「大変お待たせいたしました。ガイヤー・シュベルン様。ご招待のラセリア様をお連れい
たしました」
「ああ、今すぐ開けるよ」
機器を通した独特の、くぐもったような声がした。数秒と経たずに部屋のロック解除音、
そしてドアが開き、中から正装した男が現れた。
年齢は40代中盤と聞いているが、以前にパーティで挨拶を交わした時と同様、その容
姿の若々しさには驚かされる。
身長は私とほぼ同等で、スタイルも悪くはない。ウエスト周りに中年太りなどは微塵も
感じられず、健康的に引き締まった肉体は額面通りの年齢をまず感じさせない。肌も精悍
さに満ちた艶があり、名門貴族・政治家一門の後継ぎが保障されているからといって、自
堕落で放漫な生活をしているわけではないようだ。
今、このプレジデンシャル・スイートの入り口で披露している高級ブランドのスーツも
見事に決まっている。選挙ではこの外見だけで女性票の数パーセントは稼げそうだ。
「お久しぶりです、ガイヤー様」
微笑みながら頭を下げる。彼も私の前で頭を下げるのが気配でわかった。姿勢を正して
顔を合わせたとき、ここまで案内してくれたホテルマンが話しかけてきた。
「それでは、わたくしはここで失礼いたします。専任のスタッフが控えておりますので、
ご用命の時は室内電話でお申し付けください」
いいタイミングだった。世界のどこに出しても通じそうな礼を残し、ホテルマンは踵を
返して去っていった。
ようやく私とガイヤーだけの空間が完成する。社交辞令に握手を交わし、彼に促される
まま、私はその豪華な部屋へと入っていった。
既に夕闇の迫る時刻となっていた。最上階のプレジデンシャル・スイートは壁面の半分
が硬質ガラスの窓となっており、ネーディア市をそこから一望できる。オレンジから青、
紺、そして黒へと続く空のグラデーションが実に美しい。
「改めて……久しぶりですね、ラセリア君」
強い意志を感じる声は相変わらずだった。彼に限らず、地位のある政治家のプライベー
トは傲然とも言える態度と自信に溢れている。選挙の時以外は他人に頭を下げる必要のな
い政治家とはこういうものなのだろう。
「ええ、お久しぶりです。初めてお会いした時から、ガイヤー様は気になるお方でした。
ですので、この度のお誘いは嬉しかったです」
微笑みながら都合のいい返事を述べる。この程度で顔色を変える男ではあるまい。
「ありがとう。それならば誘った甲斐があるというもの。ですがその前に」
淀みなく言いながら、彼はまた頭を下げた。
「今回はわざわざ遠回りの国境線から回っていただきました。まずはそのことを詫びなけ
ればなりませんね。本来ならば平地沿いにこの街に入るところだと思いますが……ご面倒
をおかけしました」
「いえ、そのような……私は気にしておりません」
むしろあの少年と出会えたのだから感謝したいくらいだけど、と心の中でちょっとした
苦笑を浮かべる。
「少々硬い話だが、ラセリア君に意見が聞けたらと思いましてね。ここに来るまでに貧民
街を見たでしょう?」
ガイヤーは背を向けながら、その大きな窓のそばにあるチェアに腰を下ろした。彼の手
招きに応じ、私もそのすぐ向かい側の席へと座る。窓の外を眺めるガイヤーの顔は、これ
から娼婦を口説こうというはずなのに、政治家の色彩を帯びていた。
「私の意見ですか?」
「ええ。あなたは頭脳も明晰な方だと聞いていますのでね。僕はあの地区の再開発計画を
立てています。あのスラム街の生活水準向上を目的にね」
それは理解している。だからあなたは狙われるのだ。
「いいのですか、私に話してしまって。どこから情報が漏れるかわかりませんよ? まし
てや私はこの国の者ではありません。更に私の言葉を政治に反映させようものなら、名門
貴族の政治家が女に操られた――などという風評が立ちますわよ?」
高級娼婦には上流階級と渡り合うだけの気品と知性も求められる。ここが並の娼婦との
一番の違いだ。一般市民よりは高く、貴族や政治家よりは低い立場にある私たちが、彼ら
との交流の中で様々な話を聞くこともある。中にはこうして意見を求めてくる者もいるの
である。
……本当は危険だと思うのだが。優秀な教養を身につけた高級娼婦や貴族の女が、並の
政治家より有能な場合だってあり得るのだ。
豊かな知性と美貌の女性に入れ込んでしまい、彼女らの望むがままに政治を動かし、国
を破滅に導いた話であるとか、いわゆる「傾城の美女」とかは、そんな過程から生まれる
と思うのだけど。
だがガイヤーはそこで笑ってみせた。
「はっはっはっ、なかなか怖いことを。ですが、まあ、話を聞くだけならば問題はないで
しょう。それを議会に反映させるかどうかはまた別の問題です」
私もそこでにっこりと笑う。お互いに目だけは笑っていない。「お互いの知性や教養、
資質を見定めましょう」――という宣言でもあるのだから。
「では、お聞かせ願いますか。あの地区のことを」
私が乗ってきたことを知り、ガイヤーは安堵した顔で話し始めた。
彼の話をまとめると、こうだ。
あの貧民街は、歴史的に差別されてきたアシミラ族の居住区になっていた。
人種的には通常のネーディア市民と何も変わらないため、外見では区別できない。
歴史の潮流の中でアシミラ族は文化的にもネーディア市民と同化してしまっている。
人口の流入出で混住が進み、今では混血・アシミラ族・ネーディア市民の差はほぼなく
なってしまっている。
しかし差別されてきた歴史の経緯から社会的に低い地位に置かれ、現在でも経済的な格
差が大きいままである。
現在の劣悪な生活環境を改善するため、公金を投入して区画整備・都市計画を推進し、
教育・経済面で優遇する政策を練っている。
「一見しただけでもその惨状は理解できたと思うが、現状は余りにひどい。バラック内の
部屋とも呼べないような狭い部屋に一家五人が寝泊まりし、しかも食事は一日一食だけ。
生活保護のために戸籍上は離婚していたり、年端も行かぬ子供が口減らしとして人身売買
に出されることも珍しくない……政治が動かなければならないと考えている」
「なるほど……」
私は神妙な顔でうなずいてみせた。
「以上が再開発計画の簡単な概要です」
状況が呑み込めた私は直感的に思った――これは金になりそうだ、と。
「いい計画だと思います。反対する人もいないのではないでしょうか。あの地を差別から
救ったとなれば、ガイヤー様は"差別解消の闘士"という称号を手に入れられましょう。
直接的な利益も大きいですね。あの地の住民を票田として抱え込めたら……、今後もガ
イヤー様の議席は安泰でしょう」
褒められて悪い気のする男はいない。目の前の政治家は満更でもなさそうな笑みを浮か
べた。
「敢えて私から意見を申し上げますならば、あのアシミラ地区住民に差別解消を目的とし
た団体を設立させ、政財界の皆様方との窓口にしてはいかがでしょうか。民意を吸い上げ
る際にも便利だと思われますが」
「なるほど、それはいい。政治・行政が主導するより、地区住民の声を反映する形であれ
ばより民主的だ。その方向で動いてみよう。経済対策も税の減免やアシミラ地区住民によ
る起業の推進、地区住民を雇用する企業にも優遇対策は可能だろう」
ガイヤーは上機嫌で施策のアイディアを口にしていく。彼の若々しい容姿も相俟って、
こういうときはまるで宝物を見つけた子供のようにも見える。
そんな姿を微笑ましく見守りながら、私はガイヤーの崇高な理想とはまったく逆方向の
計画を思い描き、心の中でほくそ笑んでいた。これは金になる。
「そうだ、ラセリア君。今日はこのホテルのホールで演劇が開かれることになっている。
もうそろそろ開演だ。一緒に見に行ってはくれないか?」
思惑も知らず、ガイヤーは私を口説きにかかるつもりのようだ。
それこそ望むところ。儲け話のアイディアを分けてくれた例もせねばなるまい。
私は最高の笑顔を作り、「はい」とうなずいた。
演劇はなかなか面白かった。対立する2国がリンゴの皮の剥き方を巡って戦争を始める
――という風刺演劇だった。
観劇後、ホールにまだざわめきが残る中、ガイヤーが苦笑しながら声をかけてきた。
「社会風刺にしては皮肉が利き過ぎていたが、なかなか面白かったね。政治家という立場
でなければ、もっと楽しめたのかもしれないが……」
軽口を混ぜながらガイヤーの感想に適当な相槌を打っておいた。
「うふふふ、そうかもしれません。となれば私の方が楽しめたことになりましょうか?」
「ラセリア君、そろそろ食事の時間だからレストランに行きましょう。窓際のいい席が取
れてね、眺めも……」
「ガイヤー様」
私は彼の言葉を制し、静かな声で囁いた。
「私、今夜はあなた様に抱かれるために参りましたの……」
媚を含んだ艶を台詞にまとわせ、耳元で甘い声を漏らす。
「今からのお食事では、精のつく物をたくさんお摂りになって……」
驚きとともに期待を顔に満たしたガイヤーの顔を正面から見据え、私はくすり、と妖艶
な笑みを浮かべるのだった。
「今宵は果て尽きるまで愛し合いましょう……ね?」
そう――文字通りに果て尽きるまで、ね。
扉の向こうから水の流れる音が聞こえる。ガイヤーも上機嫌でシャワーを浴びているだ
ろう。もしかしたら1回くらい抜いているかもね。
私は先に体を清めて頭髪も乾かし終えた。甘い香りの香水も薄く吹きつけた。身体を重
ねる準備はもうできている。
豪奢だけれども品を失わぬ下着を身につけ、その上からゆったりとしたバスローブを羽
織っただけの格好で、ガイヤーが出てくるのを待っていた。
窓際のチェアに座り、ワインを飲みながらネーディア市の夜景を眺める。
この国第3の都市だけあって街の広がりはかなり大きい。このキングダムホテルのある
中央部こそ街の明かりが色とりどりに美しいが、国境の山岳方面だけが真っ暗闇で不気味
なほどだ。ネーディア市の中でそのアシミラ居住区だけが漆黒に染まり、逆にその存在を
より強く景色に浮かび上がらせている。
私が構想を練った闇はこれよりもずっと深い。この仕事が終わったら、このアイディア
を知己の政治家や組織に売り込みに行こう。勿論、その人々の立場にとって不利益なこと
は黙ったままで。
そんなことを考えていたらシャワーの音が止まった。いよいよだ。
かちゃりと乾いた音がしてドアが開く。出てきたのはナイトガウンに身を包んだガイ
ヤーだった。
「ラセリア君?」
「はい、お待ちしておりました」
彼に背中を向けたまま、私はネーディア市の一角に広がる闇を見つめ続けた。
足音と気配で背後にガイヤーが近づいてくるのが分かる。彼は私の座るチェアの後ろで
止まった。すぐにもう1つのグラスにワインを注ぎ、それをこの政治家に渡した。
「何を見ていたんだい?」
赤紫の液体をあおりながら訊ねてくる。夜景や星空――とでも答えれば乗ってくるだろ
うけど、敢えてそこで私は切り出した。
「闇……ですわ」
立ち上がりながら答える。
「闇?」
「ええ、この街の闇です」
静々と歩き、ガイヤーに寄り添う。ワイングラスのない腕に私のそれを絡ませる。彼の
肩に頭を任せ、しなだれかかるように体重を預けた。
「御覧下さい、あの地区を。あの辺りがアシミラの地区…ですよね?」
そのまま残った片腕で、街の真っ暗な一角を指差した。
「他の地区が夜景や活動の明かりで光が目立ちますのに、あの一角だけ真っ暗闇だという
ことに気がついたのです。ちょうどあのアシミラ居住地でしょう?」
「ああ、そうだね」
ガイヤーも黒に染まるその地区を眺めながらワインを口に運んだ。
「この先、あの地にも明るい光がつくことになるのかと思いまして……この美しい夜景が
ガイヤー様の手によって更に映えるようになるのかと思うと楽しみなのです」
私は彼の腕を抱く力を強め、乳房を押しつけた。体を更に密着させて私の存在を強く意
識させる。
「ああ、そうしてみせる。その時はまた君をここに呼ぼう。生まれ変わったネーディアの
夜景をまたお見せすることを約束するよ」
残念ながらそんな日は来ないのだけど――とつぶやくのは心の中でだけだ。感激したか
のような表情を顔に貼りつけ、「ガイヤー様……」などと吐息混じりに囁き、瞳をとろん
と潤ませて陶酔の面差しを浮かべた。
コト、とグラスをテーブルに置く音の直後、ガイヤーは私を抱き締めてきた。
一瞬、瞳を合わせたかと思った途端に彼の顔が私に迫り、互いの唇を重ね合った。
薄暗い明かりだけが映し出す部屋の中、私は抵抗もせず、そっと目を閉じて彼を受け入
れる意志を示すのだった。
「…んっ、はぁっ、んん……」
唇を重ねたのはわずかな間だった。既に準備を整えていた私たちだ、唇の触れ合いなど
すぐに濃厚な舌の絡め合いへと変貌する。唇から口腔を貪り合う情熱的な刺激が心も身体
も蕩かしてしまいそうになる。
(なかなか上手ね……)
優れた外見に名門貴族の肩書、そして政治家……女性経験も豊富であろう。キスだけで
この先も期待できそうだった。
ガイヤーは唇と舌を絡めながら私をぎゅっと抱き締め、まるで押すように少しずつ後ろ
へと追いやってくる。彼の圧力を感じる度に私は足を後ろへと運ばざるを得ず、更にそこ
でガイヤーが前へと迫ってくる……その繰り返しだった。
そうしているうちに膝の裏が硬いものにぶつかった。思わずバランスを崩して後ろに倒
れてしまいそうになる。支えになるのはガイヤーの身体だけで、私は倒れまいと彼にしが
みつくが――そこで私を支えようとするどころか、そのまま押し倒してきた。
「きゃっ……!」
思わず唇も離れる。抱き竦められ、身動きの取れない中で倒れ込む浮遊感、そして一瞬
の恐怖感。だが、私とガイヤーを抱き止めてくれたのは、信じ難いほどに柔らかな布の感
触だった。
ベッドの上である。キスでいつしか誘導され、そのまま倒れ込んだのだ。
ガイヤーは私を押し倒した姿勢のまま見つめてくる。私も目を潤ませながら見つめ返す。
「初めて会ったときから、あなたを抱きたいと思っていた」
ガイヤーはそんな言葉を囁き、再び私の唇を奪い、同時に舌まで入れてきた。私も応じ
て舌を彼のそれに絡ませ、滑りを帯びた口の交合を楽しませてもらう。
「ん、んん……あん…んぁっ…んん……む…」
乱れゆく吐息と喘ぎ声が混じり、そして自然に漏れる。唇が離れた時に薄目を開ければ、
ガイヤーも私の反応に満足気だった。「はぁっ…」という互いの呼気が、私と彼の唇の間
で銀の橋を架ける。薄暗い中でも光をとらえ、妖しく反射してきらめいた。
このキスは良い……身体の力まで抜けていきそうな――などと表現してもおかしくない
くらいに気持ちいい。
ガイヤーは私を抱き締めたまま、腰に手を伸ばしてバスローブの結び目を解く。特に抵
抗する気配も見せず、私はその行為を受け入れた。体を捩らせながら巧みに協力し、気づ
けば私はもう、ローブに袖を通しただけの状態になっていた。
服の合わせ目をめくれば、私はもう下着しか身につけていない姿を曝け出す。
ガイヤーは胸元の布地を掴み、バスローブの合わせ目を左右に開いた。ひんやりとした
外気が肌に触れ、私の白い肌が男の前に晒される。
「あっ……!」
甲高い喘ぎが私の口から放たれた。同時に快感が身体に走る。
彼がブラの上から私の乳房に触れたのだ。ガイヤーは更にその手で円を描き、ゆっくり
と私の胸を揉む。
「綺麗な下着だね。可愛いよ、ラセリア」
私は代わりに快感の反応を返事代わりに紡ぎ続けた。胸から伝わる快楽が、人の意志を
反映した声を許さないのだ。
娼婦として数え切れぬほどの男と交わってきた私の身体は、既にあらゆる性感帯が開発
し尽くされている。そのため、この身体は男の愛撫で敏感に反応してしまうのだ。
絶頂に至るハードルも低く、言わば「極めて感じやすい」肉体だ。この完璧なスタイル
のみならず、どこまでも男にとって都合のいい身体だと思う。
「ああんっ…ガイ、ヤー…さ、ま……はぁっ、んぅ…気持ち、いい……」
途切れ途切れ、か細く喘ぐ。鼻にかかったかすれ声は男の劣情をより刺激するだろう。
ガイヤーも乗ってきたのか、強弱をつけながら私のバストを揉み続け、ついにはブラの
内側にも手を差し入れてきた。
そこには当然、私の上半身で最も鋭敏な突起が潜んでいるわけで――
「あああんっ!!!」
ひく、と全身が震えた。身体を捩じらせながら身体に流れる電流を受け止める。
そこでガイヤーが耳元で囁いてくるから堪らない。
「君の胸は凄いな……大きいから揉み甲斐もあるし、かなり感度も良い。ずっと触ってい
たくなるよ」
ガイヤーの指も悪くない…手や指のフェチから見ても標準以上で、男の色気を感じさせ
てくれる。指の出来こそあの少年にはとても及ばないが、この性の技巧は決して並の男が
持ち得るものではなかった。本気で悶えてしまう。
ベッドに横たわる私を抱き上げ、ガイヤーはバスローブの袖から私の腕を抜いた。これ
で私はもう、本当に下着しか身につけていないことになる。
再び彼に押し倒され、もの欲しそうな表情で見上げた。すぐにでも覆い被さってきそう
なものだが、ガイヤーはまるで私の下着姿を鑑賞するように、視線で私の身体を舐め回し
てきた。
「今の状態が一番綺麗だ。脱がすのが勿体ないくらいにね」
「ガイヤー…様……」
興奮し始めた身体を持て余し、私は半ば潤んだ目でガイヤーの視線を追う。顔から下へ
と目線が漂い、ブラに覆われた乳房や股間を覆う薄衣で彼は目を止める。
「君の身体は本当に素晴らしい……」
目で私を愛でながら、ガイヤーは私のスタイルを褒めそやしてくる。
「前から胸は凄いと思っていたが……」
ガイヤー自身が今度はナイトガウンを脱ぐ。彼も下着だけになり、私を抱き締めてきた。
直接触れ合う肌の感触が温かい。意外とがっちりした体つきも悪くない。
「この腰の細さや脚の長さも凄いな」
抱き締めたまま、ガイヤーはその指先を私の肌に這わせてきた。
「ああん…ふぅっ…いい……!」
唇を重ね、舌を絡めながらガイヤーの左手が背筋をスーッと撫で下ろしていく。反射的
に震えた体は染み入るような悦楽を感じ取り、更なる欲情を煽った。
「んんっ、んぅ……あん…」
そうして腰のラインをたどり、脇腹からへそを通過した左手は肌を撫でさすりながら上
へと動き始め……再び背に戻ると、無造作に私のブラのホックを外した。
ぷち、と微かな音が鳴り、私の乳房を覆う拘束が解かれる。濃厚なキスを交わしたまま
ガイヤーの手だけが動き、肩紐も外された。これでもう、私の乳房を覆い隠すものはなく
なる。
はらりと乳房を覆う布が私の身体に沿って落ちる。その中に隠されていたものを見て、
目の前の男は感嘆の域を漏らした。
そうせざるを得ないだろう。今、重力に従って落ちたブラジャーとはまったく対照的に、
理想的な形のまま前面に突き出た2つの乳房。重力などまるで知らぬかのようにツンッと
上向きに保たれ、左右対称の美しい半球と、その真ん中で既に固く勃起した桃色の乳首を
男に晒して――いや、見せつけているのだ。
「どうです、ガイヤー様?」
それまで喘いでいただけの顔に、ちょっとした挑発と余裕の笑みを浮かべてみせる。
「私もこの胸には自信があります……綺麗でしょう?」
ガイヤーが息を呑む音が聞こえた。唾でも飲みこんだのだろうか。
「この胸が、今夜はあなただけのものなのです」
私はそうして自慢の美乳を手で支え、そっと持ち上げる。
「もっと激しく求めてもいいのよ……」
その先端に咲き誇る乳首を口へと近づけていき――自分の舌でちろちろと艶めかしく舐
めてみせた。相当に乳房が豊かでなければ不可能な技だ。
乳首の先から弱い電流が走り、巧まざる快感が私の身体を刺激する。
「ああんっ……!」
口の端から堪らず漏れた喘ぎ声が何よりも興奮させたのか、それまでこの光景を眺めて
いたガイヤーが、どうやら理性を失ってしまったようだ。
「ああっ!!」
この小さな叫びは私だ。ガイヤーは力任せにいきなり私を押し倒し、唇を奪うと両手で
私の乳房を揉み始めた。
それまでの紳士的な対応はどこへやら、オスの本性を露わにして私に貪りついてくる。
揉みしだかれる乳房からはそれでも快感が紡ぎ出され、激しい反応を呼び起こした。
「あっ! ああっ! はぁん、感じちゃうっ……! あぁん、ふあっ……!」
ガイヤーは胸を触りながら唇を耳朶、首筋と縦断させてくる。バストへの愛撫も巧みな
もので、指と指の間に乳首を挟みながら揉みしだき、同時に複数の個所を攻め立ててくる。
私の肉体はもたらされる性感を受けて面白いように跳ね、声にならない声を放ち続けた。
紳士的な男に優しく愛されるのも好きだが、こうして獣の欲望のまま、激しく求められ続
けるのも悪くない。
「ああああっ!!!」
私の声が一段と高くなった。ガイヤーが乳首を口に含み、舌先で転がしてきたのだ。
体にほとばしる快楽の奔流が太くなる。私は仰け反りながら身体全体を伸ばし、そうし
て快感の信号を受け止めようとするが――脳から巡る快楽物質は逆に体の隅々へと悦楽を
運んでいってしまう。身体の中で行き場のない悦楽が反射・反復するように肉体を走り巡
り、私は男の欲望をかき立てる嬌声を口から止めどなく放っていた。
「ああんっ! 駄目、駄目ぇ……っ! 気持ちいいのっ、気持ち……良すぎて…ふうっ、
ああん…あはぁっ!!」
私のその媚態が更に男の欲望をかき立てるのか、ガイヤーの愛撫は激しさを増していく。
私の喘ぎを満足そうに眺めながら、その源となった利き手を下半身へと伸ばしてきた。
「はぁんっ…ああぁっ!」
秘所を覆う布の内側に水準以上の指が侵入してきた。その事実だけで、私は期待と興奮
が高まるのを抑えられない。元より鋭敏な神経の集まった部位を優しく撫でられたら、確
実に私は絶頂を迎える。
そんな私を見透かしていたのかどうか、ガイヤーは既に濡れそぼった私の股間――豪奢
なレースの黒いショーツを脱がせることもなく――に手を入れてきた。
「あっ、あっ、あっ……! やん…ああんっ、もう駄目、もう…だ、め…」
くちゅりくちゅりと淫らな水の音を立てながら、ガイヤーは巧みに女の最も敏感な突起
を探り当て、絶妙な優しさで撫でてきた。
痺れるような快感が、度を外れた稲妻が身体の芯を突き抜ける。
「そんなに、あんっ…されたら、私、私、もう……イクッ…イッちゃうっ……!」
堪らず私の身体は激しく震え、あっという間に昇り詰めてしまう。脳からほとばしる快
楽物質の奔流が、まるで崖から放り出されたような浮遊感を生み出し――
「あああああああ――――――……っっっ!!!!」
私は一際激しく身体を仰け反らせ、最高の快楽に体を硬直させた。
四肢をぴんと伸ばして硬直するけれども、身体の内側だけは確かにビクビクと痙攣して
いる。頭の中が真っ白に染まり、思考も感情も何もかもを奪い去っていく。
女の悦びの威力はいつ味わっても凄まじい…まるで肉体が快感に覆い尽くされ、頭の中
がすべて悦楽で染め上げられ、それ以外のものはすべて吹き飛ばされるような空白感をも
たらしてくる……。
「はあっ、はぁっ、はぁっ……あん……」
絶頂の空白感が少しずつ失われ、脳がようやく光を認識し始めた後も、身体に残るオル
ガスムスはしばらく快感を手放してくれない。絶頂の余韻は体の芯からたゆたうような気
持ち良さで、私の身体に根を下ろしている。
何度味わっても飽きることがない……頂点の快感にわななくような震えが、身体から少
しずつ快感を抜いていった。
「ラセリア……」
意識がしっかりした直後、私が乱れる姿をたっぷりと堪能したであろうガイヤーが声を
かけてきた。
「は、はい……気持ち、良かったです……」
快楽に陶酔した表情のまま、ガイヤーが喜ぶような返事を口から漏らす。
「あんなに早くイッちゃうなんて…ああ……」
喘ぎの息を深く吸い込んでは吐き、呼吸を整えながらガイヤーを見上げる。寝転んだま
まの私の上で、彼もいつの間にか全裸になり、屹立した男根を晒していた。
「ああ…ガイヤー様の…素敵です……」
エクスタシーの陶酔以上に私は恍惚としてみせた。まだ快感に揺れる身を起こし、ガイ
ヤーの身体にしがみつく。
手を伸ばしてガイヤーの性器に触れ、男が喜びそうな台詞を口にした。
「これが……、これが、今から私の中に……入ってくるんですね…?」
入れて欲しくて堪らない。どれだけ乱れることになるのか分からない。
言葉の端々にそんな匂いを潜ませつつ、私は彼に抱きつくために立ち上がろうとした。
「あっ……」
「おっと!」
昇り詰めた悦びの余韻に足をもつれさせ、私はまるで転ぶようにガイヤーの身体に全体
重を預けた。彼を押し倒すような形で、私たち二人はベッドに倒れ込んだ。
仰向けに横たわるガイヤーの上に私の身体が重なる。私が起き上がろうとしてベッドに
手をつけば――私が彼の上に乗ろうとしているかのようだ。これは都合がいい。
「ガイヤー様……うふふふ……」
私はそこで妖艶に笑う。男を弄ぶ魔女のような表情だろう。
やはりこういうタイプの方が私には似合うと思う。その方が絵になる容姿だという自覚
もあるし、性癖も元々Sの気が強いのだ。
「今度はあなたを気持ち良くしてあげますね……」
男に快感を約束しながら、私は頭の中でスイッチを静かに切り替えた。
(続く)
今回はここまでです。長くなり過ぎてしまうので。
前にレスくれた人、ありがとう。
続きはまた後日。
GJ!!やはり悪の女の暗躍は萌えますな。標的の男がわりと善良だからなおさら。
次回も期待
久々にSSきたあああああああ
GJ!
>>223 GJ
されるがままというのは良いなあ。
>>226 うおお、すげえGJ!! なんという官能SSか。
上手いわエロいわ大変なことですよ。
GOOD JOBです
ほ
「くっくっくっ、もう逃げられんぞヒーロー。
貴様に残された道は人生の墓場だけだ!」
「お待ちなさい!」
「誰だ!」
「どんなに女がいようとも!
本妻の座は渡さない!
愛と正義のスーパーヒロイン、
認知してもらうため只今見参!!
私絶対……産むからね!(決め台詞)」
「ほほぅ…もしや貴様、クリスマスの…
…面白い。ならばヒーローよ……
二人まとめて認知するがいい!!」
保守
全裸のガイヤーの上に乗り、私はするするとショーツを脱ぎ払う。
薄く面積も小さい布地から片足を抜き、残りの脚に引っ掛けたまま男の身体に腰を下ろ
した。今や私が身につけているのはガーターベルトに吊るされたストッキングだけだが、
これから行うことに外す必要はない……むしろ男の興奮を刺激するだろう。
挑発的な笑みを浮かべながら腰を浮かせ、硬く勃起した男性器にまたがる。静かにあて
がいながら自分の膣口を丁寧に調整し、「男」の先端を下の口にくわえ――そのままゆっ
くりと腰を前後に振る。
騎乗位の姿勢だ。上から見下ろし、ぺろりと舌舐めずりをしながら挑発する。
「ふふ……すぐには入れさせてあげませんわ」
余裕の笑みを浮かべる。前後の動きに曲線を加え、腰には楕円を描かせる。
私を見上げるガイヤーの目が期待に満ちてきた。私を味わえているのは亀頭だけ。いや
らしく蠢動するこの腰が、いつになったら降りてくるのか楽しみなのだろう。
こうして焦らせば、男は私の中への興味と昂りを抑えられなくなる。「入れたい、早く
入れたい」と願うようになり、挿入と女の膣を何よりも高みに置いてしまうのだ。
ガイヤーの顔は予想通りだった。早く挿入させて欲しいとその目で訴えてくる。恵まれ
た容姿を持つ男もすっかり形無しだ。私に鼻の下を伸ばす男と何も変わらない。
彼はいよいよ下から腰を使い、肉棒で私をノックしてきた。私はこれを「もう我慢でき
ない」という意志表示だと解釈している。
これ以上焦らすと力任せに体位を変えられ、挿入させられてしまう恐れがあるというこ
とでもある。それではつまらない。このアクションが来たら頃合いだろう。
「そんなに焦っちゃ駄目ですよ……今から入れさせてあげますわ」
私は挑発と余裕の微笑は崩さず、男を見透かしたように応えた。図星を突かれれば多少
なりとも男は気恥ずかしさを感じるもので、ガイヤーもわずかに視線を反らした。
「ガイヤー様、私がどうして一番人気の娼婦なのか…今から教えてあげる……」
鼻にかかったかすれ声で囁きながら、私は挿入を開始した。
くねくねと腰を振るのを止め、下の口にくわえたペニスへゆっくり、ゆっくりと臀部を
降下させていく。少しずつ奥へと呑み込み、私の中を満たしていく感覚が心地いい。
「ん、ん……」
自然と小さな喘ぎ声も漏れる。未だ昇り詰めた余韻が残る身体がこうして反応してしま
うのだ。快感はエクスタシーには程遠いけれど、気持ちいいのは事実である。
けれど――気持ち良くなっているのは私だけではない。むしろ男の方が衝撃だろう。
「こ…れは……!」
ガイヤーが私の下で呻いた。
既に男は硬直している。全身の筋肉を張り詰めさせ、快感を堪えているのだ。
こうして身体を硬くした男は――もう限界だということを、私はよく知っている。
ゆっくりと腰を落とす速度は変えず、1分以上かけて焦らしながら、ペニスを根元まで
入れたその時だった。
「ラセリア、も、もうっ……!」
瞬間、私の中で肉棒が震えた。
激しい痙攣が2回、3回、4回……膣内での感触だけで男が何度出したかわかる。それ
くらい勢いがある白濁の放出だった。
激しい射精を終え、硬直が一気に解けて男は脱力する。肉体を弛緩させて快感の余韻に
浸るところで、私は男を翻弄した楽しみに震えた。
「うふふふふ……入れただけで出してしまうなんて、まるで童貞みたいね?」
一度目の絶頂を迎え、荒い息を吐くガイヤーに嘲りを浴びせた。屈辱的な言葉だろう、
ガイヤーは快感に喘ぎながらも顔を歪めた。
私に入れただけで果ててしまうのは恥ではないよ、などと思っているのだが。私と交わ
るのが初めての男は、いかに百戦錬磨の経験があろうと、このガイヤーと同じように、入
れただけで果てるのだから。
今まで一度も例外はないし、これからもないだろう。それくらいの自信はある。
「すぐにイッてしまって申し訳ない…だが、これは…凄すぎる……!」
入れたままのガイヤーは驚きを隠そうともしない。今もなお、断続的に続く快感に耐え
ているのだ。
「おわかりいただけました? 私がナンバーワン娼婦の理由……」
「あ、ああ…こんなのは初めてだ。噂には聞いていたが、想像以上だ……こんな名器、今
まで、一度もっ……!」
そう、名器なのだ。男にしかわからない感覚だが、私はもう自分の膣がそうだと信じて
疑わない。
「私の中は…どんな感触ですか?」
数は圧倒的に少ないが、名器の女性など他にもいる。それこそ娼婦でなくても、市井の
女にもいるだろう。ミミズ千匹、巾着、俵締め、蛸壺……。
「信じられない……何か所も締まったり緩んだり、襞が包み込んでは吸いついてきて……
中がくねくね動いて、まるでっ、奥に引きずり込むみたいにっ……腰も振ってないのに、
どうして中がこんなに動くんだっ……!」
けれども私の膣は、そんな巷間伝えられるような通り一遍の名器とはわけが違う。男た
ちの感想はどれを聞いても似たようなものだが、それらを総合すると、どうやら私の中は
一度として同じ感触がなく、常に蠢いて違う快感をもたらすらしい。
そして射精する瞬間、私の中はくねり、くねりとまるで搾り取るように激しい蠕動を繰
り返す。その感触と射精は並の絶頂などとは比較にならぬほど凄まじい快感で、誰もが忘
我の淵に追い落とされ、頭の中が真っ白になる――という。
男にとって余りに都合が良すぎる自分が怖くなるくらいだ。
「ふふ…いい顔ね、ガイヤー様。萎えるなんて許しませんよ…?」
一度目の射精が終わったばかりだが、ガイヤーの男根は再び硬く勃起していた。
「おおお……」
彼は声にならない声を出してしまう。私はただ入れたまま座っているだけだ。特に何も
していないが、男を貪欲に求める私の膣が強制的に男を奮い立たせてしまうのだ。
これだけでも驚異的なことなのだが、そうかと思った頃には、もう既に男は次の射精に
向けての危険水域に突入している。柔らかな媚肉が肉棒という獲物に貪りつき、痕跡すら
残さず食い漁ろうとしているのだ。
「ラセ…リア……これでは、また出してしまう…」
再びガイヤーが我慢しようと身体を踏ん張り始めた。
どうせ耐えられないくせに無茶するのね、などと思いつつ、私は優しい言葉をかける。
「我慢できなくなったら、いつ出してもいいのよ……」
言いながら私は腰で円を描いた。その瞬間、ガイヤーはまたしても私の中で肉棒を痙攣
させ、どくどくと精液を射ち放つ――二度目の絶頂。
快感に喘いでいるのか、それとも苦しいのか、その表情からはもう判別できない。
ただ一つ言えるのは、そんな顔は私のSっ気に火をつけてしまうということだけだ。
「一度しかグラインドしてないのにイッちゃうなんて、早いのね……?」
私に言わせれば、男なんてみんな早漏だけどね。
短時間に二度も出してしまい、私の言葉攻めにも煽られ、ガイヤーの「男のプライド」
はもう粉々だ。それでも私は容赦しない。
「まだまだデキるでしょう……?」
繰り返すが、私はペニスを挿入したまま座っているだけだ。けれどもガイヤーは得体の
知れない私の名器に翻弄され、快感に喘ぎ、射精し続けるばかりだった。
私が座ったまま、男が勃起と射精だけを繰り返す奇妙なセックスはしばらく続いた。
ガイヤーは激しい吐息で悶え、快感に打ち震えては射精し、五度目の射精の頃から子供
のように涙を浮かべ始めた。六度目のときにはもう呂律が回らず、七度目の時には許しを
乞い始めた。凛々しい政治家の姿はもう、そこにはない。
男の悶える姿を楽しみ、私のサディズムも満たされていく。男をイカせることで私自身
も快楽を味わい、貪り、肉体のオルガスムスとは違う悦楽が脳内から湧き出ていた。
私は肉棒を中から抜き、また亀頭だけをくわえた状態に戻した。ガイヤーはようやく解
放されたことに安堵したのか、快感の途切れたことに喜悦の表情を浮かべる――もう、普
通は逆でしょうに。
けれども私は凄艶な表情を崩さない。
「何を喜んでいるの? ガイヤー様」
言い放った私にビクッと男は震えた。無理もない、どう考えたって許しを得られる方向
性の発言ではない。声も例えようもなく冷酷だ。
「私は座っていただけなのに、七度もイッちゃうなんてダメな男ね……こんなことじゃ、
私が本気を出したらどうなると思う?」
私は上から男を見下しながら酷薄な微笑を見せた。ガイヤーの目が一瞬だけ見開かれ、
直後から震え始めた。ガチガチと歯が鳴り、怯えがありありとうかがえる。
まさにこの表情が私のSっ気を満たすのだが――男は恐れざるを得まい。
「覚悟してね……究極の快楽で天国に連れて行ってあげるわ」
私はためらいなく腰を落とし、七度も出したのに未だ萎えぬ――というより私の膣が萎
えることなど許さない――男根を挿入した。途端に喘ぎ始めるガイヤーと掌を合わせて自
由を奪い、数字のゼロを描くように、腰のくびれから下だけを高速でグラインドさせつつ、
膣を強く締め上げた。
「ああああああっっ!!!」
今までにない声を上げて、ガイヤーの身体が苦悶と快楽に跳ねた。絶叫、そう言っても
いいような声は、どこかしら女が昇り詰めるときの反応にも似ていた。股間の反応はそれ
でも正直だ。衰えを知らぬ勢いでガイヤーはビクンビクンと射精してしまう。
「ほらほら、どう? 今までよりずっと気持ちいいでしょう?」
完全に見下し切った口調で、あっさりと精を放つガイヤーを嘲笑う。
この尋常ならざる名器を私はコントロールできるのだ。力の入れ具合で膣内がどう反応
するのか、幾多の経験の中でもう覚えてしまっている。
締めつける、ひくつかせる、絡みつかせる……締め具合を変える度に男の反応が変わり、
彼らのエクスタシーすらも調節してしまえる。
「あぐっ、うあっ、がふぁ……もう駄目、もう駄目、やめてくれっ……!」
まるで別の生き物のように蠢動する私の腰は、そんな制止の声を聞いたところで止まり
やしない。もう私のスイッチはS系の痴女から暗殺者へと切り替わっているのだ。
手を振り解こうにも、ガイヤーはもう力が入らないようだ。私と繋がれた手には生気が
もう感じられない。残った体力すべてを下半身に向けるしかなくなっているようだ。
ガイヤーは辛うじて目を開けた――が、彼の視界に飛び込んでくるのは、私の腰と同様、
まるで別の生き物のように揺れる乳房の膨らみだ。グラインドとの連動でプルンプルンと
不規則に震えるバストは視覚からも男の欲望を刺激し、更に興奮させてしまう。
「うあああああああっ……!」
悶える声すらも裏返る。それでも結合部の感触から伝わる射精と痙攣の勢いは衰えるこ
とを知らない。ガイヤーは確実に体力を奪われているのに、ペニスだけは元気なのだ。
「あっははははっ! いい顔よ、可愛いわね! まだまだこれからよ!」
私は酷薄で残酷で凄艶な高笑いを続けた。私の下で嬲られる男は白い精液を肉壺に注ぎ
続け、今ではもう射精する人形に過ぎなくなっている。
「当分は終わらないからね……言ったでしょう? 果て尽きるまで愛し合うってね」
もう何度目の射精かなんて覚えていない。男はもう答えず、ただ白い液体を垂らすだけ
の肉塊となりつつあった。
勿論、男が青ざめることなどお構いなし。私は巧みな腰使いで男に格の違いを見せつけ、
肉体と精神を蜜壺の快楽で果てさせ、その悶える姿を楽しませてもらうのだ……。
「ああぁぁあああぁああんっ……!」
二度目の絶頂だった。
上に乗ったまま背を反らし、顔を仰け反らせて身体を硬直させる。
喘ぎ声の主は私である。オルガスムスに達し、ついに私が果てたのだ。
「はあっ、はあっ……ああん…気持ち、いい……」
どうっと私はそのままベッドに倒れ込んだ。エクスタシー直後はとにかく呼吸が乱れる。
海に浮かんでいるときのような快感に浸りつつ、私は身体の火照りが冷めるのを待った。
数分ほどして余韻の根が抜け、いつもの冷静な思考が戻ってくる。
寝転がった私の視界には、キングダムホテルのプレジデンシャル・スイートルーム、そ
の天井が飛び込んできた。
むくりと身体を起こし、室内のクローゼットを開け、バスタオルを手に取る。
今の私が身につけているのはガーターベルトとストッキングだけだ。その半裸の上半身
に取り出したバスタオルを巻きつける。
私は胸が大きいから、上は谷間がはみ出るが、まあこのくらいはやむを得ない。
男が見たら扇情極まりない恰好のまま、私は部屋の端に歩み寄り、壁一面の窓からネー
ディア市を見渡した。
東の空が微かに白み始めているが、まだまだ夜の闇は深い。ガイヤーと寝る前に眺めた
街並みは相変わらず夜景が美しく、思わず見惚れてしまうほどだ。
変わらないのはアシミラ地区の深い闇のみだった。
そして、そんな闇の中に私はいる。
私の二度目のオルガスムスは、正直、セックスというより自慰に近いものだった。
騎乗位で挿入角度を調整し、肉棒が私のGスポットをこする状態に合わせながら、自分
の味わう快楽に調子に合わせて腰を振った。自分で快感が分かるから、たちまちのうちに
私は昇り詰めることができる。
男の意志はそこにはなく、故にこそ、これは男の身体を使った自慰でしかない。
窓際からベッドへ戻り、力なく横たわったガイヤーを一瞥する。
腕の脈をとり、閉じた瞼を開け、胸元に耳を当てる――いずれも生気ある反応はない。
今でこそ身体に温もりが残っているが、すぐに冷たくなるだろう。
もう彼に若々しい肉体は残っていない。まるで体の水分が失われたように、肌の張りも
艶も消えてしまい、ガイヤーはげっそりと痩せこけていた。
唯一男らしいのは、延々と精子を出し続けた肉棒付近くらいなものだ。下半身に水分が
吸い取られたか、あるいは何らかの理由で水分を放ち続けて死んだように見えるかもしれ
ない。
私の膣壁が織り成し、男を狂わせる悦楽は、ひょっとしたら「女がイク」時と同じ快感
を男に与えているのではないか――と思うこともある。
男の味わう快感がどんなものかなんて、女の私には永遠にわからない。
だが「男が女の快感を与えられたらショックで死ぬ」とか「女は男よりはるかに強い快
感を味わっている」なんて俗説は、こうして私が男を快感漬けにして殺してきたことを考
えると、真実だと思う。
話を聞こうにも、ガイヤーはもう答えることすらできない身体になっている。
「暗殺完了……ね」
私は変わり果てた男を上から見下し、にやりと笑うのだった。
さて、今日からは忙しくなる。
まずはこの暗殺で私に足がつかぬように工作し、その上でガイヤーの計画に忍び込んだ
利権漁りのため、様々な方面にあの政策を売り込む必要があるからだ。
アシミラ開発計画で私が練った構想は以下のようなものだ。
まずは差別解消を目的とする団体を設立させる。その組織は目的達成の手段として差別
者の弾劾を運動の生命線と位置づける。
その「弾劾」は長時間の監禁・恫喝を利用した暴力的で執拗な攻撃とする。被差別者に
恐怖を植え付け、差別解消の教育や反省などよりも、団体に屈伏させることを真の目的と
するのだ。
このような行為と圧力を背景として、ガイヤーの提唱した起業の推進に乗じ、差別・格
差解消事業やアシミラ優先雇用の採用枠、課税優遇の手続きをその差別解消団体に独占さ
せる。勿論それ以外にも果てのない要求を行政に突きつけるのだ。
例えば――この団体を通しての税務申告は事実上フリーパスとすることを要求し、合法
的な脱税をアシミラの企業群にのみ認めさせる密約を結ぶ、などだ。
差別解消団体に事業を優先させ、しかもこうして減税・無税を許せば、そこに所属する
企業は際限なく潤っていく。一般の企業などより儲かるようになるだろう。
そこでそれらの企業から差別解消団体に利益の一部を「上納」させる。団体自体も肥え
太り、差別闘争に名を借りた利権漁りはさらに過熱していく。
ガイヤーは生活環境の向上が達成された時点でこれらの特別措置を止めるつもりでいる
かもしれないが、その頃にはもう誰にも言い出せなくしてしまえばいい。
この差別解消団体を政・官・財・警察・暴力団・報道機関と癒着させるのだ。
合法的な減税・脱税・優遇が認められるとなれば、特に工作などしなくても勝手に暴力
団のほうから寄ってくる。彼らが寄ってくれば情報欲しさに警察も接触してくるだろう。
そこで癒着構造の中に引きずり込む。
政界には票を、官界・財界にはカネを、マフィアには企業舎弟を差別解消団体に所属さ
せ、優先的な差別改善事業の獲得や課税の優遇措置を提供するのだ。マフィアの関係者を
団体幹部に据えるのもいい。弾劾闘争は更に暴力的な性格を帯び、行政に対する要求を通
す効率も上がるだろう。
多少厄介なのは警察だが、彼らも暴力組織の情報は欲しがっている。ならば闇社会の情
報や黒いカネを小出しにして流し、その代わりに警察の情報を要求する。癒着構造を徐々
に強めるのだ。
癒着した警察幹部は引退後、アシミラの企業(舎弟)の顧問などに天下りさせてやれば
いい。彼らから警察の情報を手に入れ、利権を巡る不正の捜査に大きな影響を与えさせ、
司直の手を水際で食い止めさせることも可能だろう。
警察とてマフィアや団体との癒着で脛に傷を持つ身体になるのだ。返り血を浴びてまで
捜査する度胸などあるはずもない。官憲とはそういう組織なのである。
余りの優遇ぶりに反対する者も現れるだろう。だが、そのような輩は「差別者」と断定
し、強硬な圧力を加えて弾劾し、屈服させてしまえばいい。
「お前たちに差別されてきた者の苦しみが分かるか!」と叫んでしまえば、誰もが黙らざ
るを得ない。もしこの優遇策の見直しを主張しようものなら、逆にこちらの要求を呑むま
で弾劾し続けるのだ。
特に小うるさいマスコミには徹底した闘争方針が必要となる。そこではマフィアが大い
に役立つだろう。暴力闘争のプロに「人権の盾」を持たせ、反論など許さずに屈服させて
しまうのだ。
あるいは彼らの持つジャーナリズムの良心・使命を利用して「報道すれば差別を助長し
かねない」という抵抗感で押し潰すほうが得策だろうか。
さもなくば警察と同様、地下社会の様々な情報を流し、記者どもと癒着することで黙ら
せる手もある。肥大化したアシミラの企業群を各報道機関の広告主に据えたりすれば……
面白い事態になってくる。
こうして政・官・財・暴・警・報を結ぶ「鉄の六角形」が生まれる。その中心で鍵とな
るのは差別解消団体――我ながらこの「人権シンジケート」構想の幅広さは先が読めない
くらいだ。
こうなってしまうと誰にも止められない。差別や格差がなくなっても、事業自体が既得
権益と化し、メスを入れることもタブー視されるようになるのだ。
私はそこで暗躍し、投入される公金を思いのままに貪らせてもらおう。
アシミラ開発事業も名目は都市開発になろう。ならば私に心酔する男たちにペーパーカ
ンパニーの建設会社を設立させ、事業を受注しては下請けに丸投げして利鞘を稼いだり、
差別解消団体の威光を利用して談合を仕切ったり、あるいは仲介料や手数料などと称して
莫大な金をとることもできるだろう。
だが、こんな利権漁りは一例に過ぎない。本当に価値があるのは私の人脈だろう。
この政・官・財・暴・警・報の六角形だが、私は高級娼婦として各界の要人と繋がりが
ある。政・官・財は勿論、警察幹部も組織のトップに近い人物が幾人も私を買っている。
更に私は暗殺者という顔も持つため、マフィアとも深い関わりがある。
つまり、六角形の全方向にコネクションを持つ数少ない人物が私だということだ。これ
では黙っていても私に利権が転がり込んでくる。頬が緩むのも当然だろう。
それでいて私の命を狙う者などいるはずもない。これら六角形が私のバックについてい
るのだ。スズメバチの巣を叩き壊せばどうなるか、考えるまでもなかろう。
「ふふふ……あはははは……」
考えれば考えるほど含み笑いを抑えられない。
政策を売り込む相手を納得させるために、男にはできない「肉弾戦」を挑むこともある
だろうか。
だったら尚更、身体は綺麗にしておかなければならない――などと思案しながら、私は
バスルームへと向かい、シャワーで身を清めるのだった。
THE END
以上です。規制されていたので少し遅くなりました。
前のにレスしてくれた方、いつもありがとう。
書きたくなったらまた来ますね。
おおおお、まさに悪の女って感じですな
GJ!!
きたああああああああ
こういう悪女はやっぱりいい
保守
246 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 13:28:57 ID:O6vrLXIK
保守(先ほどミスしたので…二度目です)
>>242 GJです。凄いです。一気に読みました。
ってか、この差別解消を掲げる利権漁りって
やっぱあの団体がモデルだよね・・・。
政・官・財・暴・警・報 で検索したら3番目にこのスレが出てきたw
なんでそんな検索をしようと思い立ったんだよw
まだまだ母親が恋しい年頃のショタ勇者をその母性やらおっぱいやらで篭絡する魔女の話( ゚Д゚)ホスィ
それ見たいかもw
悪の女に童貞奪われるショタはいいな
ショタ戦士と魔法使いが妖艶な魔女に捕まって弄られるのか、良いねえ。
実写ヤッターマンの深田ドロンジョ様ってかなり評判いいみたいね
255 :
何となく…:2009/03/26(木) 14:43:12 ID:S50ILZiQ
悪の組織である淫花教国の淫獣アリストスその淫蕩過ぎる容姿と絶妙なる様々な淫蕩技により、性技の使者「バイアグラン」を苦しめて来たが、バイアグランの股間からそそり立つ超絶ブレイドにより、淫花を散らさせる危機に陥った為遂に
切り札である「淫美時空」へと引き込む装置を発動させて、その時空を発生させて、バイアグランを引き込む事に性交もとい、成功した。
淫美時空とは、淫獣の淫乱さやイッも果てにくいスタミナを倍加させる効果があるのだ!
そして、激しさを増すアリストスのやらしい絶技に苦しむバイアグランだったが。
遂に伝家の宝刀必殺技「超絶絶倫レイザーブレード」を発動させた。
バイアグランの股間の怒張が更に大きくなって蒼白い光を纏う。
震える巨大な乳房を抱き抱え、淫猥なる淫花をわななかせアリストスは、恐怖に震える。
馬鹿な…そんな物がわたしの秘め所を貫いたら…貫いたら…いやああああ!
いやいやをして乳房をブルブル乱舞させて逃れようとするが、愛蜜を垂らしてわななく彼女の秘穴は、彼女の意に反して物欲しそうに喜悦を表し、受け入れた。
ズブズブズフリュ〜!
バイアグランのレイザーブレードが、彼女の淫花を貫き、彼女の淫洞や子宮がエクスタシーの絶頂により喜悦の収縮を始める。
彼女はのけぞり、乳房が乱舞する。
彼女は、レイザーブレードにより胎内から浄化され喜悦の絶頂により嬌声をあげつつ、乳房を掴んで果てた。
「成敗!」
と叫ぶと彼のレイザーブレードの先端から白濁液が噴出して、彼女を完全浄化する。
彼女は、白目を剥いて痙攣し、浄化により淫獣からただの女になったのだ。
淫美時空が消えて元の世界に戻ったバイアグランは、裸体姿で気絶しているただの女になったアリストスを保護すべくベースへ帰還したのだった。
完
GJ!
濃厚でエロいなあ!
ドジっ娘悪女
長棒を得意げに分舞わしたは良いが、調子に乗り過ぎて自分の後頭部に当たってしまい自滅すると?
高い所に上って名乗りを上げた直後足を踏み外し転落。
ヒーローに助けられ恋に落ちたとか…
わたしは、魔淫兵の戦闘員蘭花よッ!
いざッ!
ザッ、ズル…あっ…
魔淫兵士蘭花は、名乗りを上げて四階立ての建物の屋根の上から勇ましくポーズを決めたは良いが、足元に注意を払うのを忘れて、足を踏み外して落ちてしまう。
あ…いやああああッ!
蘭花は、4階からフワリといきなり落ちる落下の恐怖により少女らしい絶叫を上げて死を覚悟した、走馬燈らしき物が一瞬流れて、「死にたくないよ…」と発達途上の乳房を抱えて抱いて涙するが、ガッシリとした腕に抱かれて着地する衝撃を感じた。
え…何?
何が起きたの?
彼女が目を開けると、逞しい胸に抱かれ、逞しい腕により身体を抱かれてる自分、いわゆるお姫様ダッコをされてる自分が居た。
最初は、状況が解らずキョロキョロオドオドしてたが、ヒーローを涙目で見上げて把握し瞬間、今度はカァ〜と両手で口許を隠し、ふるふると震えて顔から足の先まで恥ずかしさに朱に染まる。
ヒーローは、彼女の悲鳴に思わず咄嗟に行動してしまい、得意のずば抜けた運動能力や反射神経の動作で、つい彼女を抱き抱えて助けたとは言え、敵で或る筈の彼女の少女可愛らしい仕種に思わず看取れてしまい、自分の甘さに苦笑する。
他の戦闘員も、そんな光景に見とれて居る、蘭花は助かったと安心したのか、つい相手が敵である事を忘れて思わず
「ふえーん…怖かったよぅ…」
とか細く震えて泣き出すが、ヒーローが彼女に
「ははは…お前みたいな奴が敵何てな、…可愛らしいじゃないか。」
言うと彼女は、ビクッとなって我に帰り、恐怖で失禁しながら身体を震わせて
「あ…い、いや…殺さないで…」
と言うと、ヒーローは
「ははは…興が殺がれたから殺さないよ。」
「その代わりお前を保護したいから連れ帰る事にするよ。」
彼女は、ヒーローの優しくて暖かいまなざしに頬を染めて話しかけた。
「え…?殺さないんですか?こんな悪い子なのに…?」
「ああ…お前は、悪い子じゃない気がするのでな、だから殺そうとは思わんよ。」
「優しいんですね…助けてくれるの?有り難う…」
彼女は、ヒーローを見つめて顔が真っ赤になりながら礼を述べた後、キャッと顔を手で覆い隠して、更に
「保護して下さい…こんな失態を犯したわたしに居場所はありません…貴方に助けられた命です、私をお好きな様にして下さい…」
「おう、じゃあお前は、俺のアジトで使ってやる。」「ああ…有り難う…わたしに居場所が出来たわ…」
彼女は涙を流して緊張が解けたのか、幸せそうな顔をして気絶した。
その場に居た、他の3名の戦闘員は、その様子を呆然と眺めてて、羨望と安堵の表情を浮かべて居る、彼女達は蘭花の親友でもあるのだ。
ヒーローは、そんな彼女達を見て言う
「お前達もついていくか?それとも、ここで成敗されたいか?」
彼女達は、ついていくか?にうんうんと首を縦に振り成敗されたいか?に対して、いやいやと首を降るので、こいつらも可愛いなとヒーローは微笑んで、
「好きにしろ。」と気絶した蘭花を抱えて歩き出すと、彼女は「わーい♪」と各自それぞれ可愛らしい仕種をして頬を染めて付いて行く…。
こうして、また一つの悪が消えて、ハーレムこのやろう!な毎日が始まるのであった…
〜完〜
こうですか?わかりません!
ギャグ調も良いが、妖艶な悪女や魔女のねっとり感がね?
>>260 個人的には凄くツボだった…!
GJです!
アイレムのサイトが面白いことやってる
>>263 サイトのどこを見ればいいのか教えてくれ…
もしかして2日になったから終わってる?
エイプリルフール企画だから、もうないかもなあ…
267 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 17:13:38 ID:s8Nk3e0M
>267
>264はアイレム(ゲーム会社)のサイトのことを言っているんだろ?
エイプリルフール当日に、アイレムが悪の秘密結社に乗っ取られた、みたいな企画ページを公開していたんだよ
そこには一応女幹部もいたんだよ
今年分のページは、おそらく来年になったらまた公開すると思う
269 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 20:23:00 ID:s8Nk3e0M
すまんな。はやとちりをしてしまったわ
まああれもいいとこだったんで是非見てくれ
保管庫ブログの人、スパムコメントも消さないままなんだなあ。
もうこのスレ見てないんだろうか。忙しいだけならいいんだけど。
見てるとは信じたいが。
271 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 18:55:31 ID:DnsBfVD7
ブルーの新作がみたい
陵辱派?
憎しみ・敵対→相思相愛派?
逆レイプ派?
逆レイプ派?
かな
陵辱派
逆レイプされる→後で逆襲して陵辱→後に色々あって相思相愛
いや 正義の鉄槌で陵辱する→仕返しに逆レイプされる→色々あって相思相愛でしょう
正義の味方が陵辱している段階で、それは正義の味方と呼べるのか?
死闘の末エロエロビームをやっとヒーローに命中させたダークレディ
「これでお前は目につく女を片っ端からレイプ&レイプ!たちまち名声は地に落ちるって
わけよ!お〜っほっほっほっほ!!」
だがGカップを揺らすその高笑いも、この廃工場にいる女性が自分一人だと言う事実に
気付いた途端尻すぼみとなっていく。
ヒーローが目を血走らせユラリと立ち上がった…
GOOD JOB
ヒーロー以外とのHもありうるわけだしな
オレは正義の味方を辞めるぞJOJO!
待て早まるな。
正義の味方じゃなかったら悪の女は見向きもしてくれないぞ。
俺の研究開発した超技術を狙って悪の女工作員が!
とか
僕の乗った修学旅行のバスに悪の女怪人が!
とか
いくらでもバリエーションは考えられるだろう
>>285 弟に内緒で女幹部やってるキモ姉が、もう辛抱たまらんって感じで
修学旅行中の弟が乗っているバスを襲って、ついでに弟も襲うとか。
アニメのBLEACH
エロい女幹部アランカルが出てきて変態スーパーヒロイン千鶴にレイプされかかっていたのが笑えたww
メガレンジャーでメガシルバーがシボレナに捕まったとき
シボレナ「ここから見るお前は最高だなあ」
シルバー「こっから見るあんたも最高だぜ」
のようなことを言うシーンがあって
確かにと納得してしまったw
保守
シンケンジャーの薄皮太夫は幹部っていうよりボスの愛人って
言葉の方が似合う気がする
るろ剣の志々雄に対する由美みたいなもんか
保守
『鬼人疾る』 第21話 「フェルトーネの誘惑」(b)
真夜中の、本来なら誰もいないはずの市営プール場……
そこの競泳用プールの中で、男と女が何やら言葉を交わしていた。
「ねぇ、いいだろぅ。このカラダ好きにしていいから……見逃しておくれよぉ」
扇情的なビキニを押し上げるKカップの爆乳を、男の胸板にグニュリ押し潰し、上目遣いで命乞いをする妙齢の女。
ブロンドの髪についたトリートメントと塩素の入った水の混ざった匂いが男の鼻腔をくすぐる。
水に浸かり、濡れ光る彼女の肉体は月明かりに映え、いつにもまして妖しく美しい魅力を漂わせていた。
彼女の名はフェルトーネ。暗黒組織レクルリーザの「戦闘部隊長」である…が、
対峙する男との圧倒的なまでの強さに追い詰められ、己の肉体を使っての命乞いに出たのだ。
フェルトーネに正攻法での勝利を諦めさせた男の名はショウゴ。
両親と妹を惨殺された復讐のため、レクルリーザを壊滅させんと、孤独に戦う戦士である。
「イイ女だ……むしゃぶりつきたくなるってのは……こういうことをいうんだろうな……」
ショウゴはつぶやくと同時に、フェルトーネの唇を激しく吸う。
「ンンッ……チュパッ……ンンァッ…」鼻から漏れるいやらしい媚声。
フェルトーネは心の中で男はやっぱりバカだと嘲りながらも、
この筋骨たくましいショウゴとのキスも意外に悪くないと思い、瞳を閉じる。
左腕で女の細い腰を優しく抱き、右手の中指でフェルトーネのビキニごしに股間部をクイクイと擦るように触れた。
「ンゥ……ハァンッ」
キスだけで、淫液がプール中に垂れ流されつつあったフェルトーネはその刺激に激しく反応し身をよじった。
「ファァッ、ハァハァッ……なんて男なんだいっ。キスだけで……
ああ、お願い……あたしの胸を、この大きなウシ乳も揉んでおくれよぉっ」
ディープキスからやっと解放されたフェルトーネは、息も絶え絶えになりながらさらなる刺激を求める。
すっかりと「その気」になってしまったようで、先ほどまであった死の恐怖は遠ざかっている。
「……わかった」
ショウゴはそういうなり、フェルトーネを半回転させる。
そして、彼女の背後からグニュゥゥゥとゆっくり力強く、彼女の主張してやまない爆乳を揉みしだいた。
「あ……アハァッ……イイ、よぉっ。胸すごく……感じ…るぅ………」
恍惚の表情で満月を見上げるフェルトーネはまさに淫蕩の極みであり、
その顔だけでイってしまう男は何人もいることは想像に難くない。
水の冷たさとショウゴの胸を揉みしだく暖かい手の温度差が、フェルトーネをより興奮させていた。
その胸への執拗な責めは、赤いビキニからあまりにも大きな両乳房をまろびださせることになり……、
ツンと勃った桃色の乳首が露わになる。まわりの乳輪も胸の大きさとは対照的に控えめであり、
男の股間を直撃するにふさわしい、絶妙のバランスを保っている。
乳房を揉みつつもその乳首を親指と人差し指でコロコロと転がすショウゴ。
「フヒィィィ、こんなの……ああっ……あ……ハァァァンっ」
胸への責めだけで、フェルトーネは軽くイッてしまう。
「ハァハァッ……ハァッ……あ、あんた、最高だよ。あたしが簡単に……こんな風になっちゃうんだからねぇ」
フェルトーネは振り向くと、ショウゴにいかにそのテクがすごいかを感心したようにいう。
「それは……どうも。おまえも、顔と肉体だけは……ホントに惜しいくらいイイ女だよ」
ショウゴは特に表情を変えずにそういう。
「なんだか、ひっかかる言い方だねぇ……フフ、まあ、いいさ。
じゃあ次はこっちの番だよ。この胸であんたを天国に連れて行ってあ・げ・る」
重量感のあるお椀型の乳房を持ち上げ、深い谷間をつくりながらフェルトーネはいう。
「さぁ、プールサイドに座りな、面倒だから、そのパンツも脱いでさ」
ショウゴはいわれるまま、競泳パンツを脱ぐとプールサイドに座り、水中には足だけをいれる。
「フフフ、やっぱりだよぉっ。さっき戦ってる時から思ってはいたんだ。
こいつぁ、すごいんじゃないかなってね。想像通りだよ、これで……まだ全然勃っちゃいないってんだからねぇ」
フェルトーネの興味をひいたのはショウゴのイチモツの大きさであった。
常人の倍はあろうかという特大の男根である。
「これは……フフッ、しごきがいがありそうだねぇ。もしかすると……もしかするかもねぇ」
フェルトーネは嬉しそうに邪な笑みを浮かべると、
慣れた手つきで巨大な乳房にショウゴのイチモツをすくい上げるように挟み込んだ。
Kカップという、それだけでグラビアアイドルの条件を満たすような特大の胸は、
スッポリとショウゴのイチモツを包み込み、その存在を隠す。
「まあ、最初は誰でもそうさ……普通な最後までそうだけど……あんたには期待しているよ」
そういうなり、フェルトーネはフニュフニュと天然100%の巨大オッパイを内に内にとグイグイと寄せる。
形を卑猥変えつづける乳房の視覚効果と、柔らかくも芯のある乳圧が、
ショウゴのイチモツをムクムクと起き上がらせていく……
「ああっ、あんたのが硬くなってくのがわかるよ……フフッ、大きい、ホント大きいよぉっ」
激しく、グニュグニュ、グニュグニュと乳房を揉みしだくかのようにイチモを擦るフェルトーネ。
淫蕩な眼で見上げる、いやらしい彼女の顔が余計にショウゴの性的興奮を促す。
ピョコリと、ショウゴのずる剥けの亀頭の先がフェルトーネの爆乳の谷間から飛び出した。
「アハッ、アハハハッ、出た、出たよぉっ」
「何が愉しい……?」
驚き悦ぶフェルトーネにショウゴは疑問を投げかける。
「フフッ、あんたのが、とんでもなく大きいってことさ。
あたしはねぇ、気に入った男はパイズリさせて昇天させてから殺すってのが、どうにもやめられなくてね。
粗チン、巨チンも構わずにしごいてやるんだが、この大きな胸だろ。チンポが飛び出すなんてのはなかったのさ」
……さらりと自分の変態性癖と殺しの遍歴を何の気負いもなく、むしろ自慢げに話すフェルトーネ。
その言動でショウゴの表情に翳がさしたことにも気づかず、悦びをあらわになおも喋りつづける。
「ああっ、舐めていいかい、いいよねぇ。
ああっ、あんた強いだけじゃなく、こっちもスゴイなんて最高だよ。
イかしたげるからね、うん、イかしたげるよぉっ……」
痴女じみた興奮をみせるフェルトーネは愛おしそうに、
まるでアイスクリームを舐めるかのように赤い舌でチロチロと亀頭を舐め上げる。
もちろん、その間も極上の乳房が揉みあげる昇天パイズリもつづけている。
「くぅぅっ」
ショウゴは少し醒めはじめていたが、最近セックスやマスタベーションから遠ざかっていたこともあり、
我慢もきかず、その巨大なイチモツから大量の白濁液をビュビュッと勢いよく飛び散らせた。
その濃いドロドロの精液がフェルトーネの顔面を汚していく。
「ああっ、熱い、熱いよぉっ……イったんだねぇ、イっちゃったねぇ。
いいだろう、あたしの胸は、ウフフッ、ホント殺さなくてよかったねぇ」
勝ち誇ったようにいうフェルトーネ。それをただ、静かにみつめるショウゴ。
「さぁさぁっ……次はお楽しみのファックだ。思う存分犯しとくれ。
ここはプールの水と違って、すっごく暖かいんだから、ドロドロに溶かしてあげるよぉっ」
フェルトーネは紐ビキニを外し、綺麗に切り揃えられた陰毛を晒すと喜悦に満ちた表情でショウゴを誘う。
その時だった……
「あちらから何か声が聞こえるぞっ」
「フェルトーネ様かもしれんっ」
「急ぐぞ」
遠くの方から男たちの声が聞こえた。その言葉からして暗黒組織レクルリーザの戦闘員だろう。
「チッ、邪魔が入ったねぇ……。
あんたの特大チンポを味わってみたかったけど……さぁて、どうしようか」
「どうするも何もないだろう……形勢逆転じゃないか……さっきの発信機はこのためだろう?」
ショウゴは戦闘中にフェルトーネが深い胸の谷間から取り出した発信機が作動したことを知っていたのだ。
「やれやれ、すべてお見通しってわけかい。危険を冒してまで……あたしの肉体が魅力的だったってことかい」
「……さぁな」
ショウゴは答えない。
「気に入らない態度だね。でも、まあいいさ。そうだね、あたしを人質にとるってのはどうだい?」
フェルトーネはさきほどまでのいやらしい表情からは考えがたい真面目な表情をつくる。
「いやに殊勝だな」
意外な提案にショウゴは驚く。
「フフフ、あんたとのファックを想像するとねぇ。
あたしをホントにイかせてくれるかもしんない奴は大事にしないと。
あたしを連れて逃げて……そんで何度も何度もファックしてくれよぉっ」
「……やれやれ、とんだビッチだよ、おまえは。
まあ、人質にとるまでもない。ここは一時退くとしよう」
ショウゴはフェルトーネの肉体を一瞥したあと、脱ぎ捨てていた競泳パンツを拾い手に持った。
「今回は気まぐれを起こしたが、次はない。まあ、おまえのいやらしい肉体には感謝しておくんだな」
「ま、待って……待ちなさい、あ、あたしのこの火照った身体どうしてくれんのよっ!」
淡々とショウゴはそう言い放つと、フェルトーネの言葉を無視し、驚異的な跳躍力で何処かへ姿をくらませた。
……レクルリーザの戦闘員たちが競泳プール場に駆けつけた時、
彼らの眼に飛び込んできたのは、Kカップの爆乳を揉みしだき、股間をまさぐるフェルトーネの姿だった。
「ンンァ……ハァァッ……ショウゴぉぉ、覚えて……いなさ……い。ハァッ、ハアァァァァァァン……」
フェルトーネの喘ぎ声が真夜中のプールに響きわたる。
ショウゴに犯される想像をすることで快感が身体中を駆け巡ったのだ、彼女は強烈なまでにイった……
つづく。
爆乳淫乱戦闘隊長の誘惑もの?
「つづく」かどうかはわかりませんが、以上です。
よろしければ、感想お願いします。
GOOD JOBです
ナイスビッチ! ナイスビッチ!!
高圧的な物言いなのにデレデレでナイス!
こりゃ続きも期待してしまいます。
ある意味、悪女に感情移入しまくりww
つ、続けてくれぇぇぇぇぇぇえええ!
グッドジョブです
ぜひ続きが見たいです
( ゚∀゚)o彡°続き!続き!
結果的に本番を邪魔した戦闘員たちはどうなるのかな?
前半のイチャイチャエロエロだけでご飯三杯は食えるw
女幹部「保守怪人ホッシュガー! DATマンを殺してしまいなさい!」
ブルーの続きが読みたいけど作者様はもうこのスレ見てないんですかね?
目が覚めたらヒーロー、もしくは悪の首領になって
目の前に悪の女幹部がいました
どうしますか?
オパイサワル
愛人にするでFAでしょう
悪の女首領になって女幹部をフタナリ化させて逆レイプ
ふと王子兼勇者が魔王の娘と和平のために結婚するというのが思い浮かんだ
勇者「争いはやめようじゃないか」
魔王「私もそう思ったところだ」
二人「これからは仲良く暮らそう」
二人が仲良くなったので、これでお終いです。
ほしゅ
ブルーの新作読みたいけど
作者さんこのスレ読んでないようだ
まとめサイトの管理人さんもうここ見てないのかな?
随分更新されてないけど
百合で爆乳傭兵×女王+女兵士のSS書いてみたんだが、投下OK?
320 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 00:30:07 ID:AcTJs3SY
それフタある?
爆乳傭兵が「悪の女」かな?
wktk
悪の女ならば何の問題もない
女王が悪の娘的キャラかもしれん
何にしろ楽しみだ
*百合注意。爆乳傭兵×女王+女兵士の話。
快楽悪姫〜国王陥落編〜
「ふぅ、何なの?このふ抜けた兵士は!皆、女で乳首触っただけで腰抜かすんだもの。城主の顔をみてみたいものだわ。」
私は、アノン。22歳。金のためなら何でもする、傭兵をやってる。
故郷も家族も傭兵だったから、自然と傭兵になった。主に、私は女スパイとして、いろんな男と寝て、情報を聞き出すのが私の任務。
さて、今回の依頼は増税や強制労働など圧政を敷いている国主・チャールズ・ゴードンの暗殺。
旅芸人に紛れて、城下町を抜け、彼がいる城内に忍び込んでみたものの、驚くべきは城内の兵士や親衛隊がみんな女。それも、処女。
恥ずかしげもなく、ビキニアーマーで身を包んでいるが、やはり同じ女として、感じる場所は一緒。
胸を一揉みし、乳首をギュッと指で摘むと、あられもない声を出し、身悶える。
殺さずとも、その胸の快感だけで床に倒れ、股間を抑え出してしまうので、手間が省けた。
今、情報を聞き出し、城内を案内させるために連れている国王付きの親衛部隊のキャロルも私にしてほしくてたまらないらしい。
「ぁん!アノン様っ、私にご慈悲を下さいませ!」
「何言ってのよ!私はね、チャールズんとこ行って、やることがあるの!
どんな男なのかしらね!処女だらけのお城を牛耳ってんのは。確かここよねぇ?!そのチャールズがいる部屋は。」
「そうでございます…。で、でも、ぉ」
チャールズがいるという部屋の前。
こじゃれたジャズ音楽が部屋から漏れている。
開けて、依頼を果たさなければ。少し緊張している。私の身にまとっているレオタードの股間が少し濡れている。
「なんじゃ、誰ぞ。」
そこにいるのは、想像していた中年男でも、見目麗しい青年でもなかった。
ピンクを基調にしたフリルのドレスを着た可愛らしい少女であった。
「お、お前が、チャールズ・ゴードンかっ!」
驚きのあまり、声が上ずる。
「そうじゃ、わし、否、わたくしが45代目チャールズ・ゴードンじゃ。
しかしのぉ、お主のような女の狼藉はいささか気に食わぬ。それになんじゃぁ、わたくしの兵どもよりお主いい体しておる。」
敵に褒められる。それも、年下の少女にだ。私の顔は赤くなる。
そりゃあ、Jカップの巨乳で桃尻と同郷の男どもにからかわれることもあったさ。
でも、こんな女に褒められるなんて初めてだ。
「いやよ!誰が、あんなはしたない胸と股間だけ隠しただけの布っきれ、着るもんですか!」
「いやぁ、あれはわたくしの趣味での。ここの国では30歳までの女は兵役があるのじゃ。
壮観であったろう?たゆんたゆんな胸を震わせて、可愛いお尻を振る姿は。」
とことん、オヤジ趣味。それも、少女は目を輝かせて力説している。
「もーどうでもいいわ。私は、あなたを殺しに来たの。依頼でね、あなたが国民に圧政をしいてるって。
でも、そんなこと、あなた見てたらどうでもよくなってきたわ。あなた、歳は?」
「これでも、18じゃ。ああ、言うとくがの、チャールズ・ゴードンってのは、わたくしの本当の名ではない。
わたくしの名前は、ユリアンヌ・ゴードン。それにのぉ、圧政を敷いておるのは、わたくしではない。
宰相のマクシミリアンじゃ。もう牢に幽閉しておいたわ。あやつ、わたくしの許可もなく、城の可愛い兵士を勝手セクハラしておった。
それも、わたくしのお気に入り。あ〜もぅ、あ奴の顔を思い出すだけで腹が立つわい!!」
あどけない少女_ユリアンヌは、まるで自分のお気に入りのおもちゃを取られた子供のような顔で怒っていた。
あのぉ、陛下…。」
案内をさせていたキャロルが我慢しきれない顔で私たちを見ていた。
「なんじゃ、キャロルではないか。お主、キャロルに何をしたのじゃ?」
ユリアンヌは不敵の笑みを浮かべていた。
「ただ、おっぱい揉んで、乳首吸っただけよ。」
「ほほぅ、それで、キャロルをこんな遊女のような顔にしたのじゃな。
よし。わたくしにも同じようにしてくれはしないか?わたくしは男より女が好きだ。それも、お主のような妖艶で美しい女がの。」
何?私はよくわからなくなってきた。
とりあえず、彼女はレズということはわかった。私もバイですもの。同じような性癖を持ってる者の雰囲気くらいわかる。
彼女はゴスロリのドレスを脱ぎ始める。
その下は、豊満なバストの先にある乳頭だけを隠すニップレスとハイレグの小さな黒いバタフライショーツ。
極めつけは、ニーソックスを止めてあるガーターベルト。
あどけない、童顔のくせして私より色香がある。
化粧はそれほど濃くはないが、私は彼女の、ユリアンヌのグロスを塗ったピンクの唇がどうしようもなく欲しかった。
そして、この少女をあらゆる手段で辱めてみたいとサディスティックな感情が私の心に入ってくる。
「お主、抱いてくれ。」
彼女の扇動的な体が私に近づき、彼女は囁く。
「あのぅ、私もぉ!」
キャロルも我慢の限界なのか、私に懇願する。
「はいはい。わかりましたよ。お嬢様方!
でもね、どんなことしても怒らないでよ!」
「ああ、ひどくされても構わん。抱け。わたくしはもとより先代の父親や家来衆どもに凌辱されておる。」
「嬉しい…兵士になってよかった…。素敵なアノン様ぁ…。」
二人とも、どうしてこんなに嬉しそうな顔をするのか。
キャロルのビキニを剥ぐ。やっぱり、おいしそうな胸だ。17歳と聞いたが、私の両手でつかみきれない。
「ひやぁん!…汚いとこばかり見てる!」
「汚くない、きれいだ。」
ユリアンヌのニップレスも一気に剥いだ。
「きゃあっ!痛い…はぅ、ジンジンしてきたぁ…。」
「どれ、王様のおっぱいはどんな味か?」
「ああん!気持ちイイ!もっと吸って、きつく吸ってくださいまし!」
お嬢様言葉で喘がれる、こっちも初めての経験で興奮している。だが、二人同時に抱くのは、しんどいものがある。
「あのさ、王様、キャロルはお気に入りなんだろ?だったら、王様が処女いただいてしまえ。
なあに、自分が感じるところを同じように感じさせるんだよ。キャロルに乗っかって、互いのおっぱいを擦るんだ。」
「う、うむ。こうか?…あん、ひぃっ!!」
「やん…。」
国王と兵士_その睦み合いがこんなにみだらだったとは。
私は、互いの胸を欲のままに貪りあうユリアンヌとキャロル、その光景に加虐心を滾らせていた。
そうして、彼女たちの性器を指でなぞる。
「ああっ!んぁあっ…。そのまま、中をっ…」
ユリアンヌの尿道を指でなぞる。
「中を?どうしてほしいの?ん?言ってくれなきゃ、アノンわかんなぁ〜いv」
頬を紅に染めて懇願するユリアンヌの痴態に私はちょっといじわるをした。
「んんうっ!子宮の、中をめちゃくちゃに…してくださいませっ!わたくしは…ぁ、悪い女の子だから!」
「よく言えました。家臣がしていた悪いことを止めなかった、結果、民草を苦しめた。そのお仕置きしてあげるわ。」
私は銃や刀、男女使える大人のおもちゃが入った大きめのリュックサックを肩からおろした。
その中から、男性器を模した大きいバイブレータを取り出し、ユリアンヌの子宮に一気に押し込んだ。
「違っ…!きゃあぁぁああ!痛いっ、あん、でもぉ、気持ちイイ。」
ユリアンヌの悲鳴とともに涙があふれ出す。バイブの電源を最高にしておく。気持ちいいことがお仕置きになるのか、わからなかったけれど。
上下に組み合っていたユリアンヌとキャロルは、横に崩れてしまった。
「ねぇ、王様。何が違うのよ?」
どうやらユリアンヌにも言い分があるらしい。
「あん、マクシミリアンが、言う通りにしないと…わたくし、男にレイプされちゃうの!
脂ぎった男の汚らしい肉棒でわたくしを貫かれるなんて、もう嫌!で、いいなりにしなかったから…あなたが来た。」
そういう経緯だったの。でも、こっちも引き下がれない。お仕置きをしてあげなければいけない。
「王様って、兵士の面倒を見るのも勤めの一つよね。
王様だけ気持よがって、兵士を放置…なんて、非道な真似できないわよ。
王様、あんた、使ってるバイブあるわよね?どこ?言わないと、バイブじゃなくて、ここ、銃で撃ちぬいて殺しちゃうんだから。」
そう、快感を感じているのは、初めてじゃない顔をしていた。
「いやっ!…殺さないで。まだ…死にたくないっ!!
わたくしの…あのピンクの、あふっ、ロッカーの中…。」
殺す、と口にしたとたん、可愛らしい顔が恐怖に歪む。それでも、笑みを浮かべて、私のお仕置きを待っているようだ。
一旦、その二人から離れ、歩いて3歩のピンク色のロッカーを開ける。
中には、鞭やらローション、バイブがぎっしりときれいに揃えてあった。
ひょっとしたら、ユリアンヌは根はいい娘なのかもしれない。ただ、可哀想なことに生まれた境遇が悪かっただけ。
私はユリアンヌに同情してしまった。
傭兵に生まれていなかったら、いつぞやの私や私の家族や親戚が焼き払った町の娘のように笑顔でいられた。
このユリアンヌやキャロルもそうだ。
感慨にふけって、3本の大きさの違うバイブと乳首クリップを1組、鞭を取り出した。
「何を、お仕置き、してくださいますの?…わたくし、胸がときめきますわ…。
あなたの子でしたら、何人でも孕んで、産み育てても、よろしいのに。」
おしとやかな口調に変わった。これが、本来のユリアンヌの性格なのだろう。目が輝きに満ちている。
「なぁに、私の子供が欲しいだって?
なんだったら、私そっくりの兄がいるけど。まあ、兄貴は王様みたいな女は嫌いでね。第一、兄貴は男が好きなんだ。
さっきのことは、寝言か聞かなかったことにするわ。
それより、王様、兵士に恵んであげなさい。クリップ、乳首につけて。バイブ入れて。さっさとしなさいよ!淫乱女王さ・ま!」
「あん、罵るのも、素敵…。」
ユリアンヌは、息も絶え絶えに、キャロルの乳首にクリップをつける。
「ひぎぃ!あああぁ、こんな、おっぱい、感じちゃ、ダメぇ!」
キャロルはクリップをしたまま、たわわに実ったリンゴのような胸を自分で慰めながら、腰を突き出す。
「おっぱい、だなんて、幼児語使って、精鋭部隊のキャロルちゃん。
下っ端のコたちに見せてあげたいわぁ。兵たるものこーんなはしたないだなんて、笑わせたいの?
それ、王様、次、バイブ突っ込んであげなさい。あんたと同じ淫乱ではしたない兵士をお仕置きするのよ。」
快感で限界のユリアンヌは尻を突き上げて、中くらいのバイブをキャロルにねじこむ。
「はぁ、は、これでいい?わたくし、あなたのその格好の下の裸体を見たいわ。きっと、綺麗なはず。キャロルも見たいわよね?」
「ああん、んぅ、見たい、素敵なアノン様の裸。」
扇情的な瞳で私の裸体を見たいと言っている。
グローブを脱ぎ、ウエストまで切り込んであるハイレグのレオタードを脱ぐ。
「はぁ、いい。あなたの胸、いじらせてくれますか?」
「なに、言ってんの!きゃっ、アン!いや!そんな、吸わないで、キャロルもぉ、下脱がせちゃ、嫌!」
ウエストのあたりまで脱ぎかけたところで二人に足を掬われ、私は尻餅をつく状態になった。
そこに、まずユリアンヌの顔が近づき、私の乳首を吸ってきた。次に、キャロルの腕がレオタードを脱がせる。羞恥心で心がいっぱいになる。
「あれぇ〜、アノン様、生えてないの。」
そう、私は、陰毛が非常に薄く、産毛のような恥部だ。
他の傭兵仲間の女どもにからかわれたり、男どもには凌辱された際に股間を蹴られたりした。
「あん、もう〜、お二人さん。だめっ…そんなに見ないでちょうだい!
それとも、もっとお仕置きされたいの?それに、ユリアンヌ、私は母乳なんて出ないんだから、乳首吸わないで!」
「あなた、やっと、わたくしを名前で呼んでくれましたね。わたくし、嬉しい。
わたくし、大きいあなたのおっぱいが好き…。どう?傭兵なんてやめて、わたくしの宰相、いえ、妻となってくださいまし。」
私は女だ。傭兵だ。それを承知でこの王様は娶るのかしら。
「私は、女よ。それに、あなたを殺しに来たわけ。妻になんてなれないわ。」
「わかってる。だから、いつでもあなたはわたくしを殺してくれても、結構。わたくし、好きな御仁になら、命なんて、いらないわ。
それに、わたくしの暗殺の依頼主なんて、マクシミリアンの狂信者です。ねぇ、キャロル。」
「そうです、アリーシャに決まってますわ。アノン様、ここでお暮しになって。私やその他の兵士も凌辱してください。」
もう、しょうがない。この二人の女に私は深く気に入られてしまった。
傭兵の里に戻っても、また汚らしい男に抱かれるだけの任務を任され、男どもに凌辱され、女どもにいじめぬかれるだけ。
ここなら、いい女を抱き放題。殺しや凌辱の日々ともおさらばできる。
「あはははっ、いいわよ!
でもね、覚悟しなさい。あなたの妻になっても、もっとひどいことして、ユリアンヌが私なしではいられない体にしてあげるわ。
キャロル、あなたも、あなたたちも私がきちんと調教してあげるから。」
「ほんと…?わたくしの妻、わたくしの体…。嬉しいわ。ああん、もぉ、嬉しすぎて、イク、イッちゃいます!」
ユリアンヌのからは海老ぞりになり、恥部の入口から淫液が漏れる。
「私も限界…許して!」
キャロルも股間を抑え、ショートカットの髪を揺らし、果てた。
「じゃあ、私はここにいるけれど、まだやんなきゃならなことがあるの、ユリアンヌ、わかってるでしょう。」
「マクシミリアンの処刑?」
「そうよ、そのマクシミリアンをあなたと同じ私がいなきゃ体が疼いてたまんないほどに調教するの。
男の名前だけど、女でしょ。あなたの国のやり方くらいセックスしてる時にわかってるわ。」
私は指をポキポキと鳴らし、やる気を出す。
さあ、マクシミリアン。あなたがどんな女なのかしら。せいぜい私を絶望させないでちょうだい。
「ああ、あなた、アノン。聡明なわたくしのアノン。強くて美しいわたくしのアノン。
マクシミリアンはわたくしができる限り拷問してありますの。今、木馬に縛り付けてあります。」
_私は、女を得た。代わりに、里を捨てた。_
まだまだ私の女漁りは終わりそうも無い。
決意を新たに、その後、ユリアンヌがあつらえた、胸を締め付ける金色の鎧と股間が前より食い込んでいる黒革のボンテージを身にまとい、
ユリアンヌの妻となり、宰相となった。
_家臣・マクシミリアン編に続く_
お目汚し失礼しました。
家臣・マクシミリアン編は希望があれば、加筆して、近いうちにあげます。
GOOD JOB
グッジョヴ
悪なのはお姫様のほうだったかw
善哉善哉
激しく次に期待
*百合注意。爆乳傭兵×年上極悪女の話。
上の続きです。
快楽悪臣〜マクシミリアンの受難〜
「アウッ…。陛下は…死んだか?…殺し屋さん。」
苦しみに顔を歪めながらも、不敵な笑みで一人牢獄で放置されているプラチナブロンドの女が艶めかしい声で呟く。
私は、アノン。10日前まで傭兵をやっていた。最近は、女将軍、なんて呼ばれている。
その正体は、宰相として腐った国家を5日で建て直し、ユリアンヌ・ゴードンの妻として毎日夜伽を申しつかっている正室だ。
国家の立て直しなんて、これまで傭兵をやってて、腐敗しきった国のシステムの逆のことをすればいいのだ。
今年、20歳になる親衛隊長のミホに、この国の悪逆を働いていたマクシミリアンのところに案内させた。
ミホは、育ちも優秀なこの国の三大貴族とも呼ばれるハナムラ家の長女で当主の座に就く予定だ。
もちろん、美貌も劣っていない。黒く長い髪を左右少しだけ三つ編みにしてるのが、チャームポイントだ。胸も美乳のDカップ。
しかし、彼女は凛とした雰囲気で親衛部隊を統べている。私がいた傭兵軍団の長より統率に関しては卓越している。
「さっきから、私をいやらしい目で見てませんか?アノン様。アノン様といえど、私の貞操はあげませんよ!まったくもう。
あの、一番奥の独房があるでしょう。あそこに、マクシミリアンはいます。」
「ああ、ごめんなさいね。思わず、あなたの美味しそうなお尻に見とれちゃった。
あそこかぁ。ミホは下がっていいよ。可愛い子を危ない目にあわすのは私の信念じゃないからね。」
そう謝ると、ミホは私の金色の胸あての付いた鎧を後ろで縛りなおしてくれた。
「アノン様、相手はいささか厄介です。私、心配です。」
少し涙目ながらに顔を伏せていた。
そんなにマクシミリアンってのは、いい女なのか、と少し期待してしまう。
「じゃあ、独房の扉を開けておくから、そこにいるといい。」
「はいっ!…アノン様に死なれてしまっては、国の存亡にも関わるんですからね!」
ツンケンした態度で接してくる、こういう女も食べてしまいたい。こういうのをツンデレっていうんだっけ。
♪〜
『マクシミリアンの処刑は今日でしたね。わたくしもそちらに行くので、先に拷問をしてくださいませ。』
ユリアンヌからメールが来た。返信として、
『あいよ。でも、危なっかしいから、キャロルを共に来てちょうだい。一人で来たら、フィストファックよ。』
と送信した。
牢獄と言っても、収容されているのは5人と少ない。
「ねぇちゃん、いい体してんなぁ。」
「俺に抱かせてくれ。」
「…出して!私はママを殺してなんかない!」
「…」
「新しい宰相さん、可愛いなぁ!」
収容されている囚人の声にいらだつ。ここいるのは、強盗、強姦、殺人、人身売買の罪で捕らえられているものばかりだ。
「うるさいわよ!!なんだったら、ここで殺してあげてもいいんだけど?」
持っていた鞭を床に叩きつけ、静かにさせる。
最奥の独房のカギをミホが開けてくれた。
そこで、三角木馬に乗せられ、足と手首に重しを架せられ、体全体に傷を負っていたのは、私と同じか年上の色艶やかな女性だった。
「ハァッ…ちっ、殺し損ねたか。まあいい。
察しの通り、私がマクシミリアンだ。本当の名は、ライラ・ファーッテクス。ライラと気軽に呼んで欲しい。…くぁっ、膣が痛い!」
マクシミリアン_ライラは、全裸で、裸のGカップくらいの胸には焼き鏝が押されていた。
股も、出血があり、傷が痛々しく浮き出ていた。股の間からは、血の他に白く濁った淫液も垂れている。
「あなたが為政者?依頼主だっていうの。聞いておきたいんだけど、歳は?」
「25よ。ああん、宰相様ぁ〜私をここから出してくれないかしら。
この木馬に一か月も乗せられて…全身棍棒で叩かれて、子宮を壊され…私、赤ちゃんできない体になっちゃったわ。」
出産できない体にしたのは、自分のせい、ということに気づいていないらしい。
はっきり断罪しなければならない。
「あら、そんな幸せな結婚をお望みだったの?でもね、あなたがしてきたこと、思い出しなさい!!
子宮が壊れてるんだったら、この際、こんなだらしない胸いらないわよねぇ?!」
右手に先の割れた鞭を持ち、ライラの胸を目がけて思いっきり振り下ろした。
「きゃあ〜っ!いや、おっぱいは勘弁して!自慢なの。ああっ!」
「じゃあ、何で圧政をしたの?」
「贅沢したいからよ!毎日、違うドレス、違うアクセサリーでいたいのよ!男娼もね!あの…厚い胸板で私を情熱的に抱いてくれる。
男のくれる快感、あなただったら、わかるでしょう?」
ライラは国家予算を自分の食い物にしていた。
着衣から男まで。当然、許せはしない。こんな傭兵崩れの私でも正義という概念はある。なければ、傭兵などやってこれなかったと思う。
「ああ、知っていますとも!8歳の時に無理矢理強姦されて、処女を失ったんですもの。男の味はよく知ってる。
けどね、あんたと私は違う!私は、あなたを今すごく殺してあげたい。」
悪は裁かねばならない。その悪が私の目の前にいる。
「この…クソアマ!私を殺すだと?…馬鹿も休み休み言え!!」
悪の本性が出てきた。鞭でくびれた胴体を何度も叩く。ライラは悲鳴をあげて、遂には血を吐いた。
「私を本気にさせたいようね。いいでしょう!ミホ、マクシミリアンを木馬から降ろして、吊るしあげなさい。」
加虐心に炎がついた。
ミホは、手慣れた手つきでライラを木馬から降ろし、天井から吊るすための手錠をライラに着け、ライラを宙吊りにした。
そこへ、キャロルとユリアンヌが見物に来た。
「やっておるのぉ。どうじゃ、気分は?」
満面の笑みでライラに問う。
「どうもこーもないわ!赤ん坊産めない体にしておいて!!アグッ!」
一発、拳を壊れた子宮近くに命中させる。
「さぁ、綺麗なアクセサリーもついたから、ドレスを着せてあげなきゃね!」
後ろに回り、背中から尻にかけて何度も鞭を振り下ろす。
「ああっ、ア、ひぃっ!…許してぇ…。奴隷市場に売っていいから!臓器だって売ってもいい!」
「ユリアンヌ、どうします?許してほしいそうですが。」
「ダメじゃ。許さん。そ〜じゃ、アノンの性奴隷にしてしまえ。
この国は一夫多妻も認められておるのじゃ。30代目が認めざるを得なかったらしいが。」
この国の歴史を正確に把握しておくのも、帝王学。18歳にして、国を治めることは、そう簡単なことではないのだろう。
「いいんですか。でもなぁ、年上なんですよ。こんな年上相手にできるか不安なんですが。まあ、そこは考えておきますよ。
ああ、ミホ、そこの荒縄とバイブ全部持ってきてちょうだい。」
ミホは荒縄と拷問用のバイブセットを床に置くと、またドアの前、ユリアンヌの後ろに控えた。
キャロルは、拷問されたライラを見て、ひどく興奮している。
それもそうだ。
ユリアンヌは白銀のストレートで髪が腰まである。ミホは黒髪を後ろでハナムラ家の簪を挿したポニーテールにしている。
私はミホより赤みがかった、赤銅色の髪が尻が隠れるまで伸ばしたのをピンク色のリボンで結んでいる。
ライラは見事なプラチナブロンドだ。それも、陰毛も髪と同じ色である。
そんな茶髪のショートにしたキャロルを尻目に、ライラをきつく亀甲縛りにし、足を腕につかみ、バイブを挿入する。
「離しなさい!…んぅ…はぁ…離して!…や、きゃあん!
そんな…大きい機械…入れないで!!あああーん!オシッコ、出ちゃう!出ます、あひぃっ!」
淫らな声。それが、牢獄中に響き渡る。
ライラの淫唇は、まだひくついて、もう一本くらい挿入できそうだ。挿入した衝撃で失禁した尿道にも入る、二股のバイブを手にする。
「いやぁ!もう、入らない…許してくださ、い。ぐああっ!!」
だから、絶対にあなたを許さないことをわかってよね。
二股のバイブはいとも簡単に侵入を許した。
「ライラさん、ま〜だ処刑はあるんですよね。
女って、男と違って、穴がもうひとつあるでしょ。そこは、普段は、排泄しか機能はないわ。
で、そこに入れちゃうわよ。私の兄直伝だから、せめて痛くしないようにしてあげる。」
そう、私の兄・ラブロは、真性のゲイである。とある一緒の任務の際、私の目の前で美少年皇帝を犯したことのある変態兄貴だ。
気を利かせたユリアンヌがアヌス用のディルドーと乳白色の媚薬入りローションを持ってきてくれた。
「ありがとさん。ライラさん、これが、あなたへの国王からのお仕置きです。きちんと受けていただきます。容赦しませんからね。」
まず、尻をこちらに向けなければ、ローションも濡れないし、ディルドーも挿入できない。
鞭を棍棒に変え、ライラの尻を10回ほどたたくと、弓なりに体がしなる。叩くたびに、ライラは艶めいた悲鳴をあげるが、それも一興だ。
そうして、ローションをアヌスに塗る。媚薬の効き目を完全にしてから、ディルドーを挿入しなければ、興ざめだ。
「ああっ、お尻が、気持ちよくなってきた、わ…。あん、宰相様ぁ〜、入れて…ください!めちゃくちゃにしてくださいませ!」
「誰をめちゃくちゃにしてほしいの?うん?言ってごらんなさい。誰なの?」
「私、贅沢好きで国をダメにした…私。」
「よくできました。ご褒美よ。」
そこにいる三人が笑い、私の処刑を恍惚の目で見つめている。お堅い貴族のミホでさえも自慰にふける始末だ。
ライラのアヌスにディルドーを挿入する。
「あん、あっ!いいっ、死んでしまいそう!宰相様、私、この城の拷問部屋に幽閉していいから、肉奴隷にしてくださ…。」
そういえば、この城には拷問部屋があるのだった。
北棟の塔の地下の男のための拷問部屋と城の東の門を抜けた女のための拷問部屋。私たちがいるここは、ただの城に併設された牢だ。
城の南側にきちんとした刑務所と拘置所がある。そちらは警備隊の管轄のため、ここに来て一回しか案内されてない。
「いいわよ、私が飼ってあげる、あなたを。家畜のように、人間扱いしないわ。
私のいた傭兵の里でもね、戦利品で肉奴隷がいたわ。
その肉奴隷は、傭兵の中には殺すのが趣味って言う人もいる。屠られた肉奴隷は数知れず…。
でも、特別に、あなたが死ぬまで私の肉奴隷にしてあげる。自殺しようなんて、考えないでちょうだいね。
毎日、媚薬入りのお水しか飲んじゃダメだから。
オナニーも禁止よ。貞操帯着けて、そのでかい胸も南京錠付きのブラで隠してあげる。それが、あなたの新しいドレスとアクセサリーよ。
守れないようなら、そこの強姦罪で捕まっているデミトリーにレイプさせるから。」
「ご慈悲ありがとうございます…。きゃっ、あなたがた、何…?」
キャロルとミホ。二人がかりでライラの勃起した乳首を噛む。
キャロルはやさしい吸い方だが、ミホは乳輪まで口に含んでいる。
「んんっ、やぁん、千切れる!優しく吸って…ああっ、いやぁん!」
ライラは顔を真っ赤にしているが、下からは淫液が滴り落ちている。
「今までの悪行を詫びる気になったか!この拷問はの、初めから城下町の公園のスクリーンに中継されておる。
これも、ハナムラ家当主・ミホ・ハナムラのおかげじゃ。」
ハナムラ家、恐るべし。当主のミホは絶対、怒らせてはならない。
「そんな…陛下。私、もうお嫁に行けない!」
なかなかどうして、このライラさん、頭がいいんだかわるいんだか、わからないわ。
「嫁になんか行けないの、わかってる?ライラさん、私の肉奴隷になるの。キャロル、ミホちょっとどいて。」
「ああんっ、こんな目にあうんだったら、あんなことしなきゃよかった…。ひぃっ、捩じらないで!」
ライラの乳首を思いっきり、引っ張りねじる。
「これから、あなたのしてきたことで苦しんだ民の分、たっぷりと味わっていただくわ。」
「素敵で優美な宰相様、イッちゃう!そんな、胸ばかりいじられると、ああん、ダメェ!イク…。」
下半身から漏れだす淫液が噴き出した。バイブはつけたまま。
「そのまま、バイブを自分で抜けるでしょ。出産したいんだったら、それくらいできなくちゃ。」
「…許してください…。抜いて、また、イッっちゃいそう!」
「アヌスのディルドーと一本は抜いてあげる。慈悲だと思って感謝しなさい!!」
一本淫唇から抜く。アヌスのディルドーも体温であったまっている。
「んんっ、抜けてっ!」
ライラは股間を力む。そうすると、少しずつバイブが抜けてくる。
何分か経て、ライラの淫唇からバイブが抜ける。コトンとバイブが落ちる音がする。
「すごいのう、わしをレイプで脅しておったマクシミリアンはほんにすごい。」
ユリアンヌは驚きというか、呆れかえっていた。
ブルーのミニドレスに合わせた紫の鉄扇でライラの胸を突いていた。
「のぅ、アノン。わしは、公務で戻る。後は頼むぞ〜。」
お腹を抱えながら、ユリアンヌは一人で公務へと戻っていった。
「さぁ、ライラさん、拷問部屋行きましょうね〜。」
手錠を外し、キャロルとミホに裸の体を抱えられ、私に後ろで尻に鞭を振り下され、何時間もかかって東の拷問部屋にまたライラは宙吊りになった。
この国に悪はこれで当分はびこることはないだろう。
季節は、春。これから、この国の防衛の将来を担う人物を迎える時期だ。
女漁りの真っ盛りがやってくる。どんな少女が来るのか楽しみである。
_番外・エリナ、16歳の春、豊満なおっぱいの持ち主来る。に続く?_
これで本編はおしまいです。
番外はギャグ中心です。
ぐっどじょぶ!
GOOD JOB
G.J.!
342 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:32:13 ID:saH0FJLB
本屋に行ったらパート怪人悪キューレ というマンガがあった
「さぁ、どこからでもかかってきなさい」
フフンと、鼻を鳴らしながら相手を挑発するのは、全世界的な犯罪武術組織ドエルガギアの戦闘隊長レスカ。
彼女は乳首と股間を極小の下着で隠すだけで、その鍛え上げられた肉体を惜しげもなく晒している。
特徴的なのは、脂肪分の少ない肉体に不似合いなほど大きい胸である。
少なく見積もっても、その胸囲は95cm、Gカップ以上はあるに違いない。
両手にたっぷりとつけたローションを褐色の肉体に塗りたくっている。
いままで、おのれの性技によって何十人もの男たちを喰いまくってきた。
「……」
対峙する青年の名はセイジ。彼も性経験は豊富で数十人の女たちと交わってきた。
彼女の正体は知らず、逆ナンされた挙句、ラブホでベッドインというシチュエーションである。
彼の心の中は、極上の褐色美人とSEXできるという悦びに満ち溢れていた。
セイジは二人の間にある1mほどの距離を欲望に突き動かされるままに詰め寄ると、レスカの唇を奪った。
「ンンァァッ」
あまりに突然のキスに、身構えていなかったレスカは思わず、眼を見開いた。
その隙をセイジは見逃さず、キスだけでなく、巨乳をグニュグニュと揉みしだいたかと思うと、
乳首を優しくつまんだり、尻をグイグイ鷲掴みにしたり、股間に指を挿れ弄ったりと、数多くの愛撫をくわえていく。
「ハァァンッ、す……すごい。あ、あたしに責めさせないなんてぇっ……」
相手に一切の反撃を許さず、レスカの肉体を堪能しながら、ひたすら責めていくセイジ。
「ハァン……ン……ンヒィィィィッ」
レスカが性技を使う暇などまったくない。
圧倒的なまでのセイジの責めに、その美しい顔を悦びと快楽に歪ませつつ、嬌声をあげる。
セイジの永遠に続くと思われた――実際には20分にも満たない怒涛の愛撫が小休止したとき、
レスカはやっと、責めに転じることができると思った……
すでに、股間から流れ出る淫汁はベッドのシーツを濡らしきっている。
下着は既に脱がされており、形のよい乳首と陰毛の切り揃えられた股間部をさらけだしていた。
「す、すごいよぉっ、タ、タマんないよぉっ。こ、今度はあたしが責める番だよ」
ビクビクと、快感に痙攣しつつもセイジにいうレスカ。
セイジはなおも間髪をいれず、レスカの膣に自らの勃起した巨根を突き入れた。
「クヒィィィィィッ」意識が飛びそうになるほど、まるで天高く舞い上がるような快感がレスカを襲う。
細く引き締まった腰を持ち、挿入を繰り返すセイジ、ブルンブルンと揺れ動くレスカの巨乳。
「ああっ、すっごい、ンヒィィィッ、お、おっきい、の奥まで、奥までズンズンってくるぅぅっ!」
膣内をセイジの巨根でかきまわされ、絶頂へと突き進むレスカ。
セイジも鍛え上げられた彼女の膣は締まりがよく、まったく前戯がなかったにもかかわらずイキそうになる。
セイジは両手の人差し指と中指――二本の指で、
レスカの柔らかく大きな乳房のうえにツンと勃っている乳首をキュゥゥッとつまむ。
「あ、あひぃぃぃぃぃっ……、イッちまう、あたし、イっちまうよぉぉぉっ」
「……ううっ」
その美しい顔に快絶の悦びをたたえると、レスカの肉体が波打つように大きく跳ねた。
同時にセイジもイく。ドクドクと流し込まれる精液。その量も多く、白濁液が膣外にドロリと流れ出した……
数分間、その余韻を楽しんだレスカは、セイジをジっとみつめつつ微笑む。
その微笑みは毒々しいもので、純粋な喜びの表現とは程遠いものであった。
「フフッ、よかっただろ。まだまだこれからだぜ……足腰立たなくしてやるよ」
気障っぽくいうセイジ。彼は何もわかっていなかった。
「ああ、ホントに最高だったよ。やっぱり、あたしの眼に間違いはないってことかねぇ」
そういうなり、レスカはセイジをうながして、背中をむけさせる。
つづけて、彼の大きい背中にムニュウとその巨乳を押し当てた。
「どうだい、柔らかくて気持ちがいいだろう?」
腕をセイジの首にからませつつ、レスカは問う。
「あ、ああ。こんな胸が大きくて、美人の外国人を抱けるなんてはじめてだよ。思わずハッスルしちまった」
「フフ、嬉しいこといってくれるねぇ。じゃあ、つづきはアジトでよろしく」
そういうなり彼女の腕がセイジの首をギュッと締め上げる。
「アフゥッ!」
あまりの突然のことに、男は抵抗もほとんどできないまま締め落とされた。
「ここまであたしがイっちまうなんてことは初めてだったからねぇ。顔はイマイチだが性技はホンモノだね。
フフフ、アジトに帰ったら、あたしの性奴隷として、飽きるまでたっぷり可愛がってあげるよ……」
レスカはそうつぶやくと、ベッドの脇においた携帯電話を使い、組織の戦闘員にセイジを連れ去るように命じた。
了
1レスの短編にしようと思ったら、長くて2レスになってしまいました。
序章っぽい感じですが、続きがあるかはわかりません。
よければ感想お願いします。
GJ・・・(*´ω`)
GJ
一週間ぶりのレスに御馳走様
GOOD JOBです
あちらのスレとは分岐で続きを見たいです。
向こうのスレでなぜ作者氏が「こっちでだけアナウンスする」と書いたのか
少しは推し量ろうよ…
>>343 GJ!
最初の余裕綽々な態度とのギャップが最高です。
アジトで攻めに転じるパターンも見たいですね。
>>349 >>350 察しはつくけど、趣味嗜好的に全然方向性が違うんだ。勘弁してください。
例え素材が同じでも、味付けがスウィートとビターじゃ大違いなんだよ。
さすがに全部OKとはいかない層もいることを理解して欲しい。
353 :
いー君のパパ:2009/05/23(土) 02:28:06 ID:Xzkxndhy
いー君のパパに怨みがあるとか?
あ、嫉妬?
356 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 02:51:44 ID:mRkC7sI3
あげておく
プリキュアのイースさん来週で寝返りそうだ
ほしゅ
359 :
総統の日記:2009/06/02(火) 22:57:01 ID:P0buh1yi
・○月×日
明日は、いよいよ我輩の総統就任日である
長年の夢が叶う時がついに来るのだ
どうしようか、楽しみで眠れぬ
・○月▽日
待っていたぞ、この時を!
最初の命令だ! これは我が野望の第一歩である
我輩は傍にいる女幹部のAに命令を下した
手始めに彼女にフェラとパイズリを強要させる
当然、ズボンを下ろさせナニを取り出すところから、お掃除フェラまでキッチリとである
悪の総統になったら一度はやってみたい事、第3位「悪の女幹部が御奉仕」を叶えた
これで我が野望の3割くらいは達成したと言ってよい
・△月◇日
アジト内の女子更衣室のドアが空いていたので入ってみる
誰も居ないとはいえ堂々と入れる所は、総統の特権だ
女幹部Aのロッカーを調べてみると、中には大量のボンデージがギッシリ
ヒーローに負けた時、ボロボロになってオッパイポロリとかしてるのに
次週になると何事もなかったかのように元に戻ったりするので気になってはいたが……
せっかくだから一着借りて着てみる事にする
正直パッツンパッツンでキツい
てか、ハイレグ過ぎてタマがはみ出てしまうんだが、どうしたものか
その後、改造人間や怪人どもの生みの親であるG博士が、たまたま更衣室前を通りがかったのだが
( ゚д゚ )←こんな顔でこっちを見た後、猛ダッシュで逃げていった
普段、杖をつきながら歩いているのに、あのスピードは一体どこから出るのか
・■月□日
女幹部Aがヒーローに負けて帰ってきた
怪人を失ったそうだが、ヒーローの力を計るために造られた捨て駒怪人だったし
別に負けてくれても、まったく構わなかったんだけど
何度も「総統、お許しをっ」と許しを請う彼女が可愛いので、ついイジめたくなってしまう
せっかくだから、お仕置きと称して鞭打ちにかけてみる
悪の総統になったら一度はやってみたい事、第5位「女幹部へのお仕置き」である
Aも、よく拷問室で捕虜を尋問という名目で拷問にかけたり、任務に失敗した部下を
お仕置きという名目でイジメて楽しんだり、なかなかアレな趣味をしているんだが
まさか、愛用の鞭を自分自身の身体で味わうハメになるとは思わなかっただろう
あ、でも何だか少し悦んでるwwwwww
・×月×日
昼休み、Aがアジトの屋上で寝ていた
なんだか気持ちよさそうに寝ていたけど、この幸せそうな寝顔を見ると
ちょっかいを出したくなるのは、我輩が根っからの悪であるからだろう
彼女の美しい顔に馬乗りになり、紅い口紅が塗られた小さな口にいきなりナニをねじ込んでみる
俗に言うイラマチオというやつだ
Aも突然の出来事にビックリして目を覚ましたが、我輩だと知ると
苦しそうな顔をしながらも、抵抗しないばかりか、無言で自分から舌を動かしてくれる所は
さすが我が従順な部下である♪
・◎月●日
副総裁のヤツに「ちゃんと仕事してください……」と怒られた(´・ω・`)
終わり
グッドジョブ
博士ワロタ
GJ!
悪の組織の総統になりたいんだが、
どうすればなれるの?
圧倒的な資本金とコネクション。
自分にとって都合の悪い物を上記で何度も対応すれば、
自他ともに認められる悪の首領になれるよ!
あとは悪の組織認定・首領資格のエンペラークラスを取得すればなんとか
じゃあ俺は悪の女首領になりたい
そういや悪の女首領って聞いたことないなぁ。単に知識が無いだけだが……いるのか?
恐竜帝国の女帝ジャテーゴだな。
ジャwテーwゴw
まさかその名をここで聞くとは。
まぁ女首領には違いないが。
ジーグ、ゴッドマジンガー、ライガーとか昔のダイナミック作品には
よく見掛けたがシーネスレ向けだな
幹部も総統も女王さま系統だが前者はSMの女王で
後者は文字通りという感じ
>>359 女幹部にHなことする場面をSSで具体的に書いてほすぃ
>>370 SS書けないから、こういう小ネタの駄文にした
スマソ
SS書ける人は基本的に尊敬
女幹部のボンデージは
ワンピース型であるべきか、ビスチェとパンツが別々になってるタイプであるべきか
ドジッ子タイプと出来る女タイプと軍人タイプ、三人いれば解決。
>>372 ハイレグワンピースもハイレグビキニショーツも大好きだから甲乙つけられない…
いっそ「ワンピースのパワータイプとセパレートのスピードタイプを自由にチェンジできる」とか折衷案を脳内で繰り広げるしかない
チェンジ中に邪魔されて半脱げ状態になるとか妄想したい
ごめん逆ですた
ワンピースタイプのが好きだ
セパレートの上半身剥き出し感が好き
もちろんワンピースもイイけど
ワンピ型が好きだけど
セパレのがHシーンやりやすそう
久々にムチ・ボンテージ・巨乳・高慢・淫乱・卑怯なコテコテな
悪の女幹部モノが見たい
ほ
いつの間にか、屠るスレにレス数抜かれてるのぉ
住人は激しく重なっていると思うが、色仕掛けスレに悪女ネタきたよ
}! ,
, -――-ノレリ
/ ィ≠≡≡≦´\
/ 〃 /l \ ヽ
/ /' / ヽ l ハ
,' / ヽ l
l l ,≧、 ィ≦l l
| l 仏ソ ヒソ:l ,'
l l | l l l/
い. l、 , - l / _,、_
|人 l:\ /lレ'´. -‐z-- `ヽ,
__ヽ:| : : >- ヶ'´ /.:.:/ `¨
/ ハ {: : :レ┘/ーァ' ̄`ヽ
/,ィ-宀/ _y' /´.:/ / \
r〃´-‐冖‐{人_しレく:.:.:.:.:{ { _ , -- 、
[ -┘ /ノ^l:.:/__ ):.:.:、ハ ヽ \ /{ _ )
, -「-‐//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::i:::、 ヽイ(::::/ ノ⌒ー┐
,:´)::| /:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::l:::::\ノ| ヘj⌒ l _」]
l.:.::::::j/ヘ::、:::::::::::::::::::::ノ:::::::::::::/ { y'´:.:.:.:.\
rくクヘ:::::::/ li:.:.:.:ー--‐.:个:.:.:::::::/ └―\\:.:.:.:.ヽ
h└t._ゝ/ l|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:./ /厂:.:.:.:./
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/. /.:.:.:.:./ 〈´l ̄/.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.l /∧:\ ーリ
イース (フレッシュプリキュア!)
イースのAAでも張っておくか
悪女の上官になるなら
「閣下」
「総統」
「○○様」
「御主人様」
なんて言われたいよ?
ツンデレな女幹部に
「……んぐ…ちゅぷ…私は戦う為に生まれてきたのです……
…じゅぷ…ちゅぱ……閣下の性処理の為にあるのではありませんよ……
…じゅぶ……はぁ…閣下のこんなに大きくなって……
…ちゅ…ぺろ……わかりましたか、閣下、組織の為を思うなら早く次の任務を…
え?……仕方ありませんね、私の胎内にたっぷり出して下さい。
…………『お前の中に出したい』なんて言われて断れるわけないじゃないですか……」
という感じで説教プレイされたい
大ボスキャラの肉奴隷だったり
ライバルキャラをお慕いしてたり
主人公サイドのキャラと戦いの中で愛が芽生えたり
特に恋愛対象はないが性に奔放だったり
忙しいな
いいな
昔、シムシティのCMで「今日からあなたが市長です」とかいうのがあったが
「今日からあなたがラスボスです」なシム悪女やりたいぜ
ヒーローのくせに生意気だ
的な
⊃「AZITO」
>>391 アジト2で正義側と悪役側選んで、正義側はヒーロー・ヒロイン・巨大ヒーローを開発して、悪役側は怪人・怪獣を開発できたが
正義サイドだと和姦系で、悪役サイドだと陵辱系?
シムシティは支持率が低迷しすぎるとゲームオーバーになって市長辞任になるが
悪女にエロいことばかりして侵略そっちのけだと総統辞任とか
>>392 2であるか解らないが、AZITO3だと
捕獲罠が後半重宝してた。
敵の戦力を減らしつつ情報を得る手が中々えぐい。
拷問で力つきたヒーローヒロインはぼろ雑巾のように捨てられてしまう。
実写+劇画調だったのが余計に妄想力を駆り立てた。
ちなみに組織内でセクハラが発生するのを鎮圧したり、
ストレスが溜まった職員をリフレッシュさせたり、
ロード時間を除けば名作だった。
イースといえば、
こういう悪堕ちヒロインならぬ善落ち悪女は
このスレ的にはどうなの?
(厳密にいえば、イースはちょっと違うが)
訂正 厳密にいえば、確定したのかよくわからんが
いいんじゃないかな
>>395 悪だった部分が残ってるとか、ふとした拍子に悪女思考が出てしまうとか、
あるいは内面は全然改心してないとか、そういうのだと俺は嬉しい<善堕ち
>内面は全然改心してない
組織から足抜けしただけの言わばフリーの悪女になっただけ、ってのがいいなw
カツアゲされてる子供を助けるために、カツアゲしてる方を平気で半殺しとかそういうの。
女ベジータみたいな感じ?
ベジータは所帯持ってから完全に丸くなっちゃったからなあ……
どっちかといえば18号か
ほしゅ
hosyu
ヒーローと悪の組織のメンバーが実はお隣さんというネタで妄想しようとしてるんだが、
粉飾決算が上位組織にばれて組織は倒産。家賃が払えなくなった悪女は(互いに正体は知らない)
ヒーローの家に転がり込む……とかいくらなんでも欲望に正直すぎるなあ。
保守
>>405 正体を知っているという形なら
サンレッド世界のどっかの地域でありそうなシチュだ
住めば都のコスモス荘は隣人が悪の女だっけ?
ヒヤシンスか
シェルセイバーっていうエロゲーに、似たような感じのいたな
悪女と結婚!
「どうかいたしましたか…?」
上目遣いに俺の顔色を伺う彼女。香坂春華、23歳。
上から98・58・87のナイスバディで身長も俺より20cm下の162cm。
笑顔の可愛い童顔で今は胸を強調するような紫のキャミソールに美脚をさらけ出すようなミニスカで、
白地にピンクのラインが入ったニーソックスがたまらない。リボン付きのサンダルも(彼女曰く、みゅーる、というらしい…)可愛い。
しかし、だ。
俺は彼女が一体何者か、何をしてきたのかを全部知っている。
なぜなら、俺は元警察官で今は約35名を抱える弁護士事務所の弁護士・如月顕一だからだ。
そう、彼女は結婚詐欺、マルチ商法、援助交際のあっせん…普通なら警察に捕まって当然なのだが、
警視庁のお偉いさんたちに色を使って、逮捕の手からかいくぐってきた。ちなみに、彼女に俺の職業は広告代理店の平社員と話してある。
「な、なんでもないよ。さ、ホテル予約したんだ。おいしいお店いっぱい入ってるから、迷ったけど、君の好きなフレンチのフルコース、
予約入れちゃった。君と出会って、半年のお祝い…嫌ならいいんだ。はっきり言って!」
俺は、下手に好青年を演じる。
「そんな、私のためにありがとうございます!で、でもぉ、私、初めてだから…」
んな、初めてなことあるかっての!脂ぎった中年オヤジでもアソコが萎えた老人でも見境なくやったくせに。
「じゃあ、行きましょう。タクシー拾いますね。」
そうして、この悪女・春華と30分タクシーの中、他愛もないことを話した。どうやって、この女を折檻してくれようか、と考えつつ。
ホテルのフレンチのフルコースも食べきって、いざ、スイートルームにぎこちない空気で向かった。彼女は、スイートの窓から見える夜景に
目を輝かやせていた。
「ふぅ、食べたね。…てか、もういいだろう。香坂春華。俺は、女を殴るのは趣味じゃあないが!」
俺は、彼女のみぞおちめがけて平手打ちをかました。普通の女なら、気絶して当たり前。
「きゃんっ!何を…」
彼女の腹部に連打した。
「ぐはあぁっ、うぐ、てめぇ!」
紫のキャミソールとミニスカートを脱ぎ、こっちに猛進してくる。俺は、2、3歩間合いを取る。
彼女のハイレグ食い込みボンテージの体は床に無様に倒れる。
そんなエロティックな尻を思いきり何度も叩く。
「あん、あん、やめぇ!」
412 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 23:16:05 ID:+1uQLhdC
「おうおう、天下の悪女さまはもう降参するのか?
ちったぁ、俺に蹴りの一発でも食らわせてみろよォ!それとも、そんなハイレグでおっぱい揺らすような恰好で誘ってんのか?」
うつ伏せになった彼女の体を足で蹴って仰向けにさせる。
「誘ってなんかない!…いきなり女を殴ってくるなんてっ、ひどい。」
顔を真っ赤に染めて、立ちあがろうとする。もちろん、片手を足で踏みつけにしているので、立ち上がることはできない。
「ひでぇのは、どっちだよ。俺じゃないよな。じゃあ、質問!なんで俺に近づいた?」
スーツの裏ポケットからスタンガンを取り出し、乳首に近づける。
「顕一っていう弁護士を雇うためよ!私の組織の顧問弁護士になってほしかったの!だから、電流は嫌ぁ、なんでもするからぁ!!」
「なんでもか…。てめぇの素性は大方わかってるんだよね。てめぇが、香坂会の女会長ってことも。
じゃあ、俺をそんなに欲しいんだったら、春華の体で払え。それによっては、顧問弁護士のこと、考えてあげなくもないぜ。」
電流を目の前に怖じ気づき、彼女の可愛らしい雰囲気は消え、妖艶な遊女のような雰囲気になった。
まず、俺は、踏みつけにした片手を離し、彼女を自由にした。
彼女は、俺の唇にキスをし、舌を絡めつつ、俺のスーツの上着、ネクタイ、Yシャツを上手に脱がしていった。
彼女の纏うボンテージの上着を自分で脱ごうとしたが、
「だめだ、春華。俺様にはがせろ。」
「は、はいっ。きゃっ、そんなに見ないで。ああん、だめぇ!下まで覗かないで。」
一気にボンテージを脱がせてしまうと、彼女の、春華の全裸が露わになる。
巨乳の先端の薄ピンク色の乳首、綺麗に剃毛してある股間、赤く熟した尿道からアヌスの恥部。
あまつさえ、子宮の入り口が生き物のようにひくついている。まるで、雄の竿を欲しがっているかのようだった。
「綺麗なもんだな。そんでもって、淫乱!よお、せいぜい俺を満足させてくれよ。」
春華は全裸のまま、俺のスーツのチャックを口で開けた。
「いい加減にしなさい!誰が淫乱ですって…?このひとでなし!」
俺は、裸の春華の股間を全力で蹴った。蹴った勢いでベッドから落ちて、見事なM字開脚を見せてくれた。
「うあああああああんっ……!蹴ったわね!大切な場所なのにぃ…。ひぎぃ、あんまりだわ…。いいわ、満足させてあげる。」
蹴られた場所を手で擦って、ベッドに戻る。
そして、俺も全裸になった。
俺の竿を子宮口にくわえこみ、騎乗位で乳を激しく揺らし、嬌声をあげる。
俺は、危うくイかされそうになったが、こいつが悪女ということを自分に言い聞かせ、なんとか息子を落ち着かせることに成功。
「もぉ、ああん、あっ、んんっ、中に出しなさいってばぁ…、インポなのっ?」
息も絶え絶えに、汗が俺の体やベッドに飛び散る。
「誰がインポだ!お前のマンコがゆるゆるで、締りがねェの間違いじゃねーの?!ふははっ。」
腰に左手を回し、右手で乳を掴む。乳を掴んで、乳首を指先で弄る。
「やあん!乳首はダメェッ!!駄目だって…やん!はあ、ぁあんっ!」
彼女の顔は快感そのものであった。乳首を弄り、つねり、吸うだけでいやらしく、艶めいた声を出す。
彼女の股間もびしょ濡れで、俺の体に彼女の淫液が垂れている。
ああ、もう、息子が限界なようだ。情けなし、俺の息子!
「うっ、春華出すぜ。」
「やぁん、私…安全日じゃない!やだっ、抜いて…抜けてっ…お願いよ!あっ、や…孕んじゃう!やだっ、あん、ああっ…ひゃあぁん!!!」
俺の息子は簡単に抜けない。そうして、俺は彼女の膣内にスペルマを放った。
彼女が孕んでも、俺の知ったことじゃない。のこのこと付いてきた自分を呪えと言いたい。
「はぁ、はぁっ、もぉ、満足したでしょ?抜いてもいい?」
疲れ切った様子で荒く呼吸をしている。
「まだだ。」
鬼畜な顔をして、俺の息子は彼女の中のまま、彼女の体を組み敷く。
俺としては、普通の女だったら、許しているところだ。だが、彼女は悪女だ。そう簡単に許してはいけない。
「じゃあ、命令だ。俺の言うこと全てに言いなりになれ。
まずはだな…、お前の体は俺のものだ。俺の子供を産め。そして、会長として、会を解散させろ。つまりは、俺の嫁になれ。」
「嫌よ!きゃあ、ぶたないで。」
彼女の乳房を右から殴打する。
「ああん!…死んじゃう!いや、自慢なのよ!くあっ!」
「命令って言ったよな?命令に従事しないヤツが死んでも構わんが?」
「わ、わかったわ…。ふん、好きなだけ抱いて、好きなだけ産んでやるわ。」
痣が生々しい乳を労わるように彼女は片手で揉む。
「でも、あんたの嫁になっていいの?んんっ、あっ!」
涙目になりながら、俺に問う。俺は、このどうしようもなく無邪気そうな顔が好きだ。
「いい。そんなことは関係ない。
俺はとてつもなく淫乱でエロいお前が欲しいんだよ。
お前は俺にこうやって貫かれて、組み敷かれることだけ考えろ、監禁して、調教もしてやるがな。
男が欲しくて欲しくてたまんね〜今より淫乱にしてやるって言ってんだ。ありがたく思え!」
「じゃあ、ぶたないで、殴らないで、ね?
でもぉ、さっきのお尻叩きは、もっとして…!
あなただけ、教えてあげる。私は、この自慢の胸と〜マンコとお尻が感じるの。だから、もっとエッチしたい。だめ?」
ひぃ、女とは恐ろしいもんだ。上目遣いに赤らめた頬、甘くねだる声で息子を再生できちまう。
「歓迎するぜ!今日も明日も寝かせてやらねぇ。いいな?」
「はい!ああン…んふっ、もっと強く、ああっ…きつく吸ってぇ…。あっ、ああああん〜!いい、気持ちいいっ…!」
俺は彼女_春華の豊満な胸の飾りを吸いつつ、彼女の淫猥な魅力に自分が勝てるかどうか、自信を喪失しつつあった。
そのホテルの件から半年。結婚式という名の輪姦で俺の知人や上司と彼女を頂いた。
そして、今、春華と俺の子供を授かった。淫乱さは変わらないものの、出会った時の悪女ぶりは、今はもう、ない。
GJ
こういうのも善落ち?
GJ!!
男の悪さの方が目立つせいか女があまり悪に見えないなぁ…
イリュージョンの新作ゲーム
「勇者からは逃げられない」でご褒美に悪の女幹部とHできるっぽいな
ただ、肌の色が人外系なんで好み分かれそうだが
(もっともイリュゲーは職人の改造がデフォだから、あまり問題なさそうだけど)
むしろ俺は、あの肌の色を待っていた!
そんな俺はもちろん人外系のスレにも常駐しています
悪魔っ娘な女幹部というのも見かけはするけど
最近はただ翼と尻尾と角が生えてるだけってのばっかりで
ああいう肌の色まで悪魔っぽい女幹部って(国産では)珍しいくなってきたよね
人外系サイトの幻妖閣が更新されてたんで読もうとしたんだけど
まさかザーラ様の作者さんだったなんて
ホントだw
また番外編、書いてほしいのう
他にも色々な作品書いてた作者さん達も
また書いてくれないかなあ
最強怪人を産み出すため、日夜子作りに励む首領と女幹部、
という電波を受信した。
「憎きヒーローめを倒すには、もはや通常の怪人では力不足、
かくなる上は、一刻も早く子をつくらねばならぬ。
我が力を受け継ぐ子ならば、ヒーローごときを倒すなど
造作もないことよ」
「陛下、恐れながら陛下のお相手はこの私にお任せを。
必ずや強き子を孕んでみせましょう」
「うむ、軍団最強のお前ならば、大幹部の母となる資質は十分、
さっそく我が寝室に来るがよい」
「あああああんっ!…陛下っ、へいかぁっ!…もっとお情けをぉ!」
こんな感じでどうだろう。
ところでこの場合、女幹部の内心はどっちがいいんだぜ?
@(ふふふ…妊娠してしまえばこっちのもの。子供を操って
あの老いぼれを倒し、いずれ私が首領になってやるわ)
A(愛する陛下から授かった子、私の命に代えてでも
憎きヒーローから守ってみせる!)
>>421 @に決まってます。
子供が生まれてから、もう1人とか言って子作りしつつ
首領を骨抜きにして、狂い死にさせちゃうとか最高。
>>421 2がいいなぁ
最初は1だけど、いつのまにか2ってパターンが好きな甘々派
じゃあ正義陣営が悪の力に対抗する手段を得るために捕えた悪の女を孕ませまくる方向で。
バンパイアと人間のハーフがバンパイア倒せる力を得る法則的な意味で。
悪の女(弱々)を攫って孕ませ、ちょっとだけ魔力耐性のある子が生まれる
その子供が悪の女(弱)攫って孕ませ、もう少し魔力耐性のある子が生まれる
中略
その子供が悪の女(強)攫って孕ませ、もう少し魔力耐性のある子が生まれる
悪の首領を打倒して孕ませる
>>421 でも、そのパターンだと怪人がヒーローに倒されるたびに
二人の子供が死んじゃうよ ><;
話が進むたびに手塩にかけて育てた子供たちが死んで
いき狂気に堕ちていく女幹部が……。><; ブワッ
>>425 むしろ怪人が二人の子だと知られ、ヒーローたちの人質に……
ヒーロー赤「こいつがどうなってもいいのか? ん?」
女幹部「や、やめろーっ! その子を、その子をはなせぇー!」
ヒーロー青「ああん? 人にものを頼む態度がそれかぁ?」
女幹部「くっ……」
子供怪人「い、いいんだママ! ボクと一緒にこいつらをやっつけて!」
女幹部「そ、そんなこと……」
お約束というか当然この後捕まってヒーローズに正義の陵辱を受けることになる女幹部。
>>426 >正義の陵辱
正義やない、正義やないww
やっぱ悪女とヒーローの間には愛が必要ですな。
つまりヒーローと悪のハイブリッドを作る為に一方がもう一方を攫って
レイプor逆レイプの果てに愛が生まれ、ラストは出産して二人で笑顔ですね
431 :
421:2009/08/08(土) 03:11:39 ID:FpGPtvdb
>>425 怪人が毎週一体しか出てこないのは、女幹部が週に一体しか
産めないからだと妄想してみたり。
「シルバークラッシャァァァッ!」
「ま、魔獣帝国に栄光あれ〜っ!」
激闘の末、光の戦士シルバーシャインの必殺技を受け、魔獣戦士が断末魔の
叫び声をあげて爆発した。
その光景を亜空間に浮かぶ機動要塞から見つめ、怒りに震える影が二つ。
一方は全身を重厚な鎧とローブで固めた壮年の男。体格こそ屈強な部下達に
見劣りするものの、全身から発散する威厳はそれを補って余りある。
もう一方は、鎧というよりボディースーツに近い戦闘装甲に身を包んだ若い女。
体に密着した戦闘服が抜群のプロポーションを強調し、妖艶な美貌と合わせ
全身から色香を漂わせる一方で、目には人を殺し慣れた者だけが持つ
鋭い光をたたえている。
この二人こそ皇帝ヴァルギリウスとその妾妃にして女将軍のセシリアであり
――先ほど爆死した魔獣戦士の両親だった。
「おのれシルバーシャイン、またしても我らの子を……この恨み、何倍にもして
必ず返してくれる!それにしても、こうも我が子達が奴を倒せぬとは…」
皇帝のその言葉を聞くや、それまで沈黙を守っていたセシリアが顔色を変え、
必死の形相で夫にすがりついた。
「陛下、どうかお許しを! 罪はあの子を強き魔獣として孕めなかった
私にのみございます。いかなる罰も受けますゆえ、どうか、どうか
子供達を責めることだけはおやめ下さいませ!」
戦場での彼女を知る地球人なら驚愕するだろうが、セシリアの叫びは
紛れもなく本心からのものだった。他星人を虫けらのように殺戮してきた
からといって、魔獣戦士が身内に対しても冷酷非情だと言うわけではない。
地球侵略を目論む専制国家の住人とはいえ、魔獣人も感情を持った
知的生命体であり、家族に対する愛情は存在する。まして血を分けた子と
なればなおさらのことだった。
432 :
421:2009/08/08(土) 03:13:08 ID:FpGPtvdb
「何を勘違いしておるのやら」
黙って妾妃の嘆願を聞き続けた皇帝は、静かに口を開いた。
「余は事実のみを口にしたに過ぎぬ。我が子を辱め、お前を罰しても詮無きこと、
真に憎いのはシルバーシャインよ」
完全にとり乱していた女将軍の顔が、徐々に平静さを取り戻してゆく。
「で、では……」
「それほど罰を受けたければ、今度こそ余の力を完全に受け継ぐ子を孕み、
余と死んだ子等への償いとせよ。
……泣きそうな顔をしていたと思えば、今度は嬉しがりおって。
いいだろう、そこまで罰が好きなら、余もそれ相応の考えがある。
今すぐにでもこの場で折檻を加えてやるが、準備は良いか?」
セシリアは返事の代わりに戦闘装甲のロックを外し、ゆっくりと脱ぎ始めた。
乳首が堅くなった豊かな胸が、子をなすのに適した腰つきが、すらりと伸びた
見事な肢体が、そしてじっとりと濡れぼそった秘所が、露わになっていく…
生けれたままの姿になった女将軍は、艶やかな笑みを浮かべて答えた。
「もちろんですわ、陛下」
というわけで、電波を再受信して書いてみた。
後編に続く…かも。
>>431 物語途中で次々に女幹部を乗り換える皇帝と捨てられた女幹部達で泥沼化とか。
幹部ごとに産まれるタイプが違うとか……
最後には幹部全員で生んだ怪人がまとめて正義の味方を襲うとか。
なんか、いろいろ妄想してまう。
レベルジャスティス思い出したお
男幹部と女幹部の子が怪人だけどな!(首領はロリ)
共倒れの名目で手に手を取って駆け落ちとか
>>431 一週間で妊娠から出産、成長までやると母体が大変だw
ここは
1シーズン目、女幹部による情報収集。
総集編回その1、怪人を妊娠
2シーズン目、時間稼ぎ
総集編回その2、怪人を出産
3シーズン目、時間稼ぎ
総集編回その3、怪人の成長
4シーズン目、ヒーローとの死闘
最終回、エピローグ。逃亡した怪人が新たな組織を打ち立ててる。
何、この完璧なスケジュールww。
先月からアニメ始まったニードレスに見た目もポジションも悪の女幹部なキャラがいるな
投下しますよ。
ヒーローたちが双子の悪の女幹部を孕ませる描写あり。
少し百合成分ありなので、注意!
悪の女幹部、双子の夢魔の場合
「お姉さまぁ〜私たち、死んじゃうの?」
「そんなこと、ありませんわ。諦めないで!」
世界において悪名高い組織の女幹部の双子はヒーローたちに包囲され、絶体絶命のピンチであった。
ヒーローたちと一戦交わし、姉妹揃って殺されるところで、この埃くさく湿気の多い倉庫跡に逃げ延びた。
だが、ヒーローたちの追手はしつこく、彼女たちを追い詰めた。
その彼女たち_篠崎佳織は姉、理紗は妹で、19歳、どちらも女としては魅力的であった。
スリーサイズも姉が104・67・95、妹が94・58・89と、胸も尻もと非の打ちどころがないプロポーションだ。
顔つきも麗しい、美人な双子である。
彼女たちが纏っているのは、ワンピース型のボンテージだけで、色が違うだけの露出度の高い、股布部分の食い込みがきつく激しい着衣のみ。胸を覆うのも、1/4しか隠せずに、ニプレスも貼っていない。谷間や乳輪、
乳首の形も丸わかりだ。股間も、恥丘や筋がわかるいやらしい恰好だ。なぜなら、彼女たちは夢魔だからである。
「あっ、理紗ッ…だめぇ、おっぱい、触るのぉ…ああん!!」
「ひひっ、お姉さまったら、罪作り。この下の階には、男がわんさかいらっしゃるのですよ。」
理紗は、わざと佳織の胸を革越しに揉みこむ。実は、理紗は頭のいい姉・佳織に憧れているのである。
自分とは違い、考えて攻撃を仕掛けること、そして、なにより、発達のよい体がひどく綺麗であるから。
自分たちのいる倉庫跡の2階の階段で、ヒーローたちを待つ。そうして、現れたのは、自分たちと同じくらいの年のヒーロー5人であった。
「なっ、篠崎姉妹!お前ら、何をしているのだ!」
ヒーローブルーが顔を赤らめる。
「なんですの?早くお仕置きし・て?」
「こらぁ…あっ。んん、理紗だめぇ…、はんっ、死にたくありません!許してぇ、ね?あんっ、だめだってばぁ…。」
倉庫跡に響く淫乱な声。そして、佳織の乳首は勃起して、5人のヒーローを欲情させる。
「ええい!やめんか!!」
ヒーローブラックは顔を真っ赤に、前かがみになって、叱りつける。
「え〜、ひょっとして、ひょっとしちゃうけど、あんたら、童貞なの?」
理紗はヒーローたちの顔をじろじろ笑みを浮かべて見ている。
「はぁ、はぁ、ねぇ、あなたたち、いいことしない?」
佳織の乳のあられもない勃起を目の前に、普段、冷静沈着で紳士的なブルーも息をのむ。
「う〜、いいのかっ?!俺は、妹頂き!」
堪え切れない顔をしたイエローは理紗を押し倒し、キスをする。
「じゃあ、俺様の本命のおねーさま!」
レッドも鼻息を荒くして、佳織に乗りかかる。
「ま、ま、待て!俺も、佳織さんがいい!」
冷静沈着なブルーも佳織に甘いキスをする。
「うむ、それがしも佳織殿じゃぁ!」
ブラックもレッドとは反対方向に佳織にのしかかる。
「僕は、妹さん、理紗さん…。理紗さん…好き…。」
無口な朴念仁グリーンは、理紗の片方のロングブーツ脱がしにかかる。
「やだ…、3人もなんて相手にでき…ない!でもぉ、筆おろしが私たち、悪の女幹部でいいの?あんんっ!」
佳織はレッドに尻を弄られ、快感が電流のように全身に流れる。
「おねぇ、さまぁ!ここは、インキュバス姉妹の大舞台よ。あはっ、グリーンの坊や、おっぱいは…きゃあああん!
丁寧に扱いなさい…。イエローも!脱がせちゃ、いやぁ。ああん、入れないで…」
グリーンの胸への執着はひどいものであった。揉んで、搾乳するかのように理紗の乳を掴む。
イエローもボンテージを脱がせようと必死であった。ボンテージの股布をずらして、理紗の陰部にイエローの息子は挿入された。
「ひぃっ、切り裂くなんて…おうち帰れない…。ああ、だめ!入れないで…。」
ブラックは佳織のボンテージをただの布の切れはしにしてしまった。レッドも佳織の陰部に息子を強引に挿入する。
「あうんっ、お姉さま…、今こそあの技…あああっ、使うときです!」
快感を感じつつ、理紗は閃いた。
「でもぉ、はああん!恥ずかしい…ブラックさん、優しくして?んんっ、もぉ、やるしか…ないっ!
みなさん、ごめんなさい!はっ、最高な気分で…あぁ、殺してあげるわ。あああああぁっ!!やぁああん!」
「ここでっ、ぁつ、くたばるがよい!…きゃああん!あっ、はっ、ああああん!!」
2人は嬌声をあられもなく出し、ヒーローたちに必殺技・生気吸引をかけた。
その名の通り、人間の生命力を奪い、果てには殺してしまう技だが、夢魔に生まれ、まだ習得もままならない。
双子だからこそ、一人前の生気吸引ができるのだ。
「なあ、俺、すんげぇ、気持ちいいんだけど。急に締まり良くなって、出ちまうよ!佳織さん!!」
「えっ、ダメ!!!理紗ちゃん、締め付けないでよ。」
レッドの顔に余裕がなくなる。イエローに至っては、完全パニック。
「やだぁ、間違えちゃったぁ…。理紗、おねぇちゃん、生気吸引じゃなくてぇ…、精子吸引しちゃったみたい。
ごめんなさい…きゃああん、赤ちゃんできちゃう!妊娠しちゃいます!」
夢魔の本来の秘儀・精子吸引をしてしまったのだ。
精子吸引をしてしまうと、膣の締りが良くなり、男にとっては、楽園の気分を味わえる、夢魔の独自の技だ。
「ああっ、やだぁ、おねぇちゃんのドジ!抜いてよ!ああん、ヒーローの子供なんて…妊娠したくない!
あんっ、あったかい…、やだぁ、何っ、抜いてってばぁ!」
「んんっ、理紗ちゃん…僕と君の赤ちゃん生んでくれる?…うぐっ!」
理紗もイエローもパニックでお互いの接続部分が自分の意志とは関係なく求め合って、果てた。
「ああああっ、だめぇ!んんっ、レッドさぁん…気持ち、は、いい?」
「おうよ!でもっ…!レッドじゃなくて、俺の名前呼んでくれ、サトシって。」
「サトシさん、サト…シさぁ〜ん!はぁっ、あああっ!」
「そうだ、佳織さん。たまんない…、うっ!」
レッド_サトシは、佳織の中に愛液を流しこんだ。
「理紗さん…大丈夫?」
理紗は、果てたのち、立つことも座ることもできずにイエローとグリーンに介抱されていた。
「お姉さまがドジなせいでっ、ゴムもつけないで、中出しされちゃった…。
ねぇ、イエローさん、責任とって下さいね。」
理紗は顔を赤らめて、イエローの顔を見ることもできない。
「なあ、イエローじゃない。カズマ、平和の和に真剣の真って書いて、カズマ。呼んでみ。理紗ちゃんの未来の旦那だよ。」
「か、カズマさん!私、一応、夢魔だけど、処女だったの。赤ちゃん、堕ろしませんからね!」
理紗はイエロー_和真の精悍な顔つきのたれ目を見つめる。和真もそんな理紗を見つめる。
「平気じゃろうか?佳織殿。」「佳織さん…サトシてめぇ!!」
ブラックは心配そうにぐったりした佳織を見ているが、ブルーはレッド_サトシが許せなかった。
ブルーも佳織と結婚し、子供を作りたかったからである。サトシの胸倉をつかみ、怒ると、
「サトシさん、ブルーさん、や…やめて。ブルーさんの子供も産んでさしあげます…。
ブラックさんもお望みなら…はぁ…夢魔の後継ぎの私で、赤子を孕むのは容易いこと。だからっ…諍いは…。」
「呼ぶんなら、ブルーではなく、レイジって呼んでほしい。そうだよ、サトシの子供が産まれたら、今度は、俺の子供産んでくれ。」
「それがしも、マサムネっていう名があるんじゃ。での、佳織殿とそれがしの子、ぜひ、お頼み申す!」
もともと、佳織は戦いが嫌いであった。嫌々、悪の女幹部になって、彼ら、ヒーローたちと戦ってきたのであった。
夢も、お嫁さんになって、子供をたくさん持つことである。たとえ、相手がヒーローたちであっても構わない、懐の大きい女性だ。
「待て。じゃあ、佳織さまも理紗たんも、貰っちまっていいのかよ!」
サトシは、嬉しそうにはしゃいで、佳織の体を軽々とお姫様抱っこして、倉庫跡の階段を降りた。
「やだっ、外に人いる…。私、真っ裸…。」
佳織にレッドは自分の真っ赤なマントを巻きつける。
「お姉さま、いっぱい愛されて、大変そう。」
和真に抱えられ、姉の体を案じる。
「でも、これでよいのです。私の夢、理紗なら知ってると思いますが、叶ったんですもの。」
幸せそうに微笑んでいる佳織は悪の女幹部ではなく、既に母の雰囲気を漂わせていた。
後日談。
佳織はヒーローピンクとして、理紗はヒーローパープルとして、妊婦ながら悪の組織の壊滅作戦に参加・成功した。
佳織は、サトシ_赤城悟司、ブルー_清水麗史、ブラック_黒澤政宗の妻として、おのおのの子供を産み、二男一女を設けた。
理紗もカズマ_金森和真とちゃっかりグリーンことシズカ_緑川静の妻となって、姉に負けない、二男二女を設けた。
佳織と理紗の子供たちは父親に倣い、正義のヒーローになるべく日々精進の道を重ねている。
彼女たちは幸せを感じる、彼女たち、26歳の春。今夜も激しいセックスを彼女たちはするであろう。
ヒーローたちの司令官の私としては、複雑な気分だ。
ぐっじょぶ(・∀・)
ぐっどじょぶ!です
ぐっじょぶ!
悪の女なんか皆イチャイチャして幸せになっちゃえばいいんだよ!
グッドジョブ
……なんだけど「インキュバス姉妹」と「愛液を流し込んだ」がちょっと気になったかな
スレ違いな上に板違い
エロい悪魔娘の女幹部に搾り取られたいお
悪の女というには少し遠いかもしれないが、某ヴァルキュリアなおっぱい大佐大好きです。
劣化ルル山がもう少しまともならなあ…。
あれは…いいおっぱいだ
悪の司令官と情の厚い女幹部…理想なんだけどなあ(なかなかないんだよねー。)。
自分で書けば問題なし。
……なんだけど、ある意味ただの
職場恋愛物になりそうな気も
大抵のお話は悪の組織→会社と読み替えられるから職場恋愛ものこそ王道なんだよ。
誰かとの恋愛でのHと、
あくまで欲望に忠実な快楽の為のHと、
特定の目的のためのH(組織内で有力な者の愛人となり伸上る、尋問・拷問、女の武器を使った誘惑、等)
どれが一番、悪の女にはピッタリなんだろうねぇ
全部兼ね備えていれば完璧!
屠るスレで見つけた悪の女戦士、風の騎士団の氷牙の剣が可愛かったので
とことんHで書こうと思ったが挫折、普通に純愛物になってしまった。
投下
風の騎士団 ゼファ×氷牙の剣
一人旅を続けていたゼファはギート王国にいた。そのギート王国に侵攻してきたニヴラス帝国のミンデル将軍に「悪い奴はやっつけてやる!」
とばかりに単身挑みかかったが、将軍の身辺を守る氷牙の盾という護衛の三人に阻まれて、将軍に近づくことも出来ずに撤退することになってしまった。
しかし、何か情報を持っているかもしれないと思った将軍は、捕らえるように命じた。
「あの小僧を逃がすな、捉えろ」
「はッ、この氷牙の斧を預かる私にお任せを」
と氷牙の斧を持った大男が追いかけようとしたが、それを氷牙の剣を携えた女剣士が制止した。(以下、氷牙の剣)
「いや、あの小僧は見かけどおりに俊敏だったからね。ここはあたしが適任だよ」
将軍は氷牙の剣が適任と判断した。
「では、お前に命じる」
「はッ、氷牙の剣の名にかけて!」
少し離れた森まで逃げてきたゼファだったが、ついに追いつかれた。
振り返ったゼファが見ると追手は一人、腰下まで届く長い髪に、胸の下まで届く長さのもみ上げは先端の方で括っている、
腰の目いっぱいまでスリットが入り、綺麗な太腿が除いている特徴的な服を着た十八か十九歳くらいの女剣士。
「あいつは、たしか氷牙の剣って奴だな」
そして、すぐさま追いつかれた。
「中々足が速いようだけど、あたしからは逃げられないよ」
「へん!お前一人だったらオレだって負けないやい!」
「言うね……ならば、くらえ!!氷牙の舞!!」
高速で突き出される剣を紙一重でかわすゼファ、
「何!?よけた…?あたしの突きを…!?」
あせる氷牙の剣にゼファは一気に距離を詰めた。
「おのれ…ならば次は氷牙の稲妻!」
次の攻撃を繰り出そうとした氷牙の剣だったが、一歩遅かった。
「次なんてないぜッ!」
全体重をかけたゼファの拳が氷牙の剣の腹に叩き込まれた。
「ううっ!?……」
氷牙の剣は気を失って崩れ落ちた。
「ふーっ、危なかったなー」
気を失って倒れている氷牙の剣をそのまま放っておくわけにも往かず、ゼファは彼女を横抱きにすると休憩できそうな場所を探した。
幸いにもすぐに見つかった。森のさらに奥で洞窟のような横穴が見つかったのだ。以外にも地面は乾燥していたので
そこに氷牙の剣を横たえて、暖をとるための薪を集めて火をつけた。
ゼファはまだ目を覚まさない氷牙の剣が少し心配になって彼女の胸に耳をあててみた。
とくんとくん、と心臓の音が聞こえて安心して、今度は呼吸を確認、「すぅー…すぅー…」ほっ、と一息をついて
彼女の顔を見る。
「…………」
(ドキンっ!)と、一瞬ゼファの鼓動が高鳴った。
ゼファは美少女と言ってもいい氷牙の剣に見惚れてしまった。
そして良く考えると、今ゼファの唇と彼女の唇の間はほんの数センチだった。
ゼファの心は揺れていた、このままキスするべきか否か、悶々としていたゼファだったが、
(コイツは悪い奴なんだ、だから良いんだ、)と正当化して、まだ気を失ったままの氷牙の剣の唇にゼファは自分の唇を重ねた。
「…ん…」
彼女の唇は柔らかくて、湿っていた。そして甘い感じがした。少しの間唇を重ねたままでいたが、
やがてゆっくりと唇を離した。次に彼女の服のスリットから見えている太腿を触ってみた。
きめ細やかな肌の触り心地は最高のもので、しばらく触っている内にゼファの心に火が付いてしまい、理性は吹き飛び、
もう止められなくなってしまった。依然氷牙の剣は目を覚まさないのでゼファは「かまうもんか」と彼女の服を脱がせて裸にすると、
自分も手早く服を脱いで裸になり、彼女の足を開いて股間を見つめた、
「うわぁ、女の人のここ初めて見るけど……綺麗だな」
ゼファは好奇心の赴くままに氷牙の剣の秘所に顔を近づけて、その女性器を舐めてみた。
「ん……ぴちゅ…なんか…ちょっとしょっぱいけど…おいしい…」
ゼファは続けてぴちゃぴちゃと音を立てて舐め続けた。
しばらく舐めていると中から愛液が溢れだしてきたので、それをずずっ、と吸い上げた。
「あれ?なんか出てきたな……まあいいや」
夢中で性器を舐め続けていたゼファは気づいていなかったが、氷牙の剣はもう目を覚ましていた。
性器を刺激され続けたので目を覚まさないはずがない、抵抗しようにも剣は目の届く所にはなかった上に、
文字通りゼファは自分の懐に入り込んでいる状態だった。ゼファの素早さを考えると迂闊に手を出せなかった。
そのため、気絶したままを装ったがゼファはやりたい放題だ
(あぁっ!…くっ、この小僧、やりたい放題してくれるねっ、あぅっ!)
心の中で罵倒するものの、経験したことのない快楽にどうすることも出来ない。
氷牙の剣は今まで剣一筋で生きてきた。来る日も来る日も戦った。
そして今では氷魔将軍ミンデルの護衛であり側近にまでなった。
当然、そういう生き方をしてきた彼女は男性経験どころか男と付き合ったことすらない。
だから、まさか自分が男にこんなことをされるとは考えてもいなかったのだ。
それゆえに女としての部分が熱くうずいている、それに戸惑ってもいた。
(こ、このあたしが……あぁぁっ!)
思考は突如中断された、刺激され続けて訪れた快楽の絶頂に
「っぁ!ああぁぁぁーーっっ!」
出すまいと抑えていた声も絶頂による快感には逆らえなかった。
舐め続けていた膣が ぷしッ と潮を吹くと同時に「っぁ!ああぁぁぁーーっっ!」と気絶していると思っていた氷牙の剣が
声を上げた。
「うわっ、気がついてたんだっ、」
パッ、と彼女から離れてゼファは様子を見る、少しの間息を整えてから彼女は起き上がった。まだ息は荒い。
「はあ、はあ、……ふぅ…やってくれたね小僧」
彼女は全裸にされている自分の体を見てから、ゼファを睨んだ。
「小僧じゃねえやいっ!こちとら「つむじ風のゼファ」って立派な名前があるんだッ!」
「ふん、生意気にも二つ名があるんだね」
しばし睨み合う二人だったが、沈黙を破ったのは氷牙の剣だった。
「で、あたしの体を好きにしていた「つむじ風のゼファ」様はどんな言い訳をしてくれるんだい?」
う、と言葉に詰まるゼファだったが開き直って言った。
「う、うるせーッ、悪い奴におしおきしてたんだい!」
「……悪い奴、ね……一つ教えておいてやるよ、戦いに、戦争に正義も悪もないんだよ」
「し、侵略する方が悪いに決まってるだろ!」
「確かにね……何か理由でもあるんだろうけど戦場で戦ってるあたしには関係ないね、そもそもあたしだって好きで殺し合いをしている訳じゃないよ」
むずかしい話しは好きではなかったが、真剣な話しだからゼファは黙って聞いた。
「生きるためには金が要る、金がなきゃ食い物も買えない、あたしは剣で生きてきたからそれ以外の道なんてないからね、傭兵か軍人として糧を得ているって訳だよ」
氷牙の剣の言ってることは何となく理解できたが、頭では理解しても心が理解しない。
「そうなると、あんたはあたしが生きていくのを邪魔する悪い奴って訳だよ」
「お、オレが悪い奴だって!?」
「視点を変えりゃそうなるんだよ、自分で冷静に考えてみれば分かるよ」
ゼファは考えた、考えるよりも先に手が出るゼファが悩んで悩んで、悩み抜いた末に出した答えは
頭を下げることだった。
「ごめん、あんたのこと何も知らないのに…悪い奴だからってあんなことして…」
ゼファは自分がした行為を謝罪した。
「でも、ニヴラスはオレにとって悪い国で、あんたはその軍人だから……でもだからって氷牙の剣が悪いっていうんじゃなくて」
「いいよ、割り切って考えたら……少なくとも今はあたしはゼファの敵で悪い奴、同じようにゼファもあたしの敵で悪い奴…そういうことだよ」
歯切れの悪くなったゼファに割り切った考えを示した氷牙の剣は自分とゼファが未だ全裸で向き合っているのを思い出し、
また女としての自分がうずき出した。
「……でも、責任は取ってもらうよ…」
「ど、どう責任取ればいいんだ…」
「そうだね……今からあたしと交わってもらおうか」
意外なことを言われたゼファは慌てた。
「え、ええッ!?で、でもオレがさっきあんなことして、それなのに、」
「そうだったね、さっきあたしの股間を舐め回してくれたね」
「…………」
「あたしはね、あんなことされたの初めてなんだよ」
「ご、ごめん」
「だからね……だからうずいてうずいてしかたがないんだよ…あんたに抱かれてしまえってね」
「で、でも……そのいいのか?」
「今更何を言ってるんだい、あたしを犯そうとしてた奴が……抱きたいんだろ、交わりたいんだろ……あたしと」
「……お、オレ、氷牙の剣と交わりたい!」
「いいよ……今のあたしはあんたに捕まった捕虜だからね、あたしに拒否権はないんだよ……もっともあたしも交わりたいからそんなものに意味はないけどね」
そこまで言うと氷牙の剣は脚を広げて性器をさらし、ゼファを誘う。
ゼファは氷牙の剣の脚を抱えて、彼女の割れ目に陰茎を宛がう
「い、入れるからなっ」
「……早く入れなよ」
つぷッ、っと愛液の溢れる膣口にゼファは挿入した。
「っあ……ほ、ほら……もっと奥に…」
「分かった、」
腰に力を入れて一気に氷牙の剣の膣内を貫いた。
ズブゥッ
「ッッああぁッ!!」
甲高い声を上げて彼女は破瓜の痛みを堪えるために奥まで挿入して密着しているゼファの体を力いっぱい抱き締めた。
ゼファと氷牙の剣の結合部からは ツーっ と赤い血が垂れていた。
「だ、大丈夫なのか?」
「あ…っはぁ………だ、大丈夫だよ……好きなようにっ……動いていいよ…」
ゼファはまだ痛そうな彼女を気遣って、ゆっくりと腰を動かすことにした。
「あっ……んっ……んっ……はぁっ……あぁ…」
ゼファが優しく動いてくれているので、氷牙の剣が想像していたほどの痛みは感じなかった。
それよりも膣内を擦り上げられるたびに来る快感の方が圧倒的に強かった。
そして、もう一つ驚いたのは、自分の口から出ている甘い声だった。
「…あぁっ……っあ……んっ……いいっ……いいよゼファッ…!」
氷牙の剣にとって痛みがなかったことよりも、むしろこんな声を出すことの方が想像できないことだ、
戦いの中で出るのはいつも荒い声、剣の修行をしていた頃も同じだった。そもそも自分の生きて来た道では出るはずのないものだ、それが、
(それが、こんな十二・三歳くらいのガキんちょに抱かれて…………あたしも女ってことだね……それとも、あたしに女を思い出させたゼファがすごいのか…)
そんな考えの中、未だ自分を気遣い優しく抱き続けているゼファを見た。
(ほんとに甘い奴だね、あたしのことなんか気にせず好きに抱けば、いや犯せばいいのに………でも…ほんと、気持ちいいよ……ゼファ…)
あまりにも気持ちがいいゼファは、もっと深く氷牙の剣と繋がりたくなり、一度陰茎全体を彼女の膣内に入れて、
その深い場所で抽挿を繰り返した。
「ぁあっ……あぅっ…」
ゼファは夢中になって抽挿をしながら、チラっと氷牙の剣を見た。
甘い声を上げて髪を振り乱しながら喘いでいる、肌には汗が浮かびあがりすぐ横で炊いている火の明かりで、その艶やかな長い髪と浮き出ている玉のような汗が、
キラキラと宝石のように輝いていた。
(……キスする時も思ったけど氷牙の剣って……すごく綺麗だな…)
生まれて初めて異性との交わりを体験しているゼファは行為に夢中で、先程彼女に見惚れてしまっていたことを意識していなかったが、
一度意識しだすと、ゼファの頭の中は氷牙の剣のことでいっぱいになってしまった。
(…へ…?…う、嘘だろ……オレ…)
そんな氷牙の剣のこと以外考えられなくなってしまったゼファの心の中を読んでいるかのようなタイミングで
喘ぎ続けていた彼女に話しかけられ、ゼファは一度思考を中断した。
「ゼっ、ゼファ、あ、あたっ、あたし…ッ!…も、もうッ…いッ、イきそうッ、だよッ、」
氷牙の剣の様子と、その声から限界が近いのは分かった。
実の所、ゼファも限界が近かった。というよりもゼファの歳で、おまけに初めての交わりでこんなに持ったのはたいしたものだ。
しかしゼファはこのままもっと、無茶を言うならずっと氷牙の剣と交わり合っていたかった。
自分の中のある事に気づいてしまったから、このまま彼女との交わりが終わってしまえば
自分にとっての悪、という敵同士の関係に戻ってしまうから……
だが、無常にもゼファの体の中からは熱いものが込み上げてきている。
それならと、より深い所でと、陰茎が根元まで入ってもまだ押し込むということをした。
「あ、ああッ!ふ、深いッ!、お、奥にッ、当たってッ!」
こつん こつん とゼファの陰茎の先端は、氷牙の剣の子宮口に当たっている。
氷牙の剣は自分の子宮を何度も何度も必死になって小突いてくるゼファを見て思う
(嬉しい…ね……こんなに必死にあたしを求めてくれるなんて………今だけは…あたしもただの女になるよ…ゼファ……)
既に限界を超えていた彼女だったが、我慢した。すぐにイクのは分かっていたがとにかく無理できるだけ無理をして
僅かでも長く、この熱くも甘いひと時を送っていたかったから。
そして数分の間、二人は共に我慢をして、熱く、深く、甘く、互いを想い合って交わり合った。
やがて、我慢するのにも限界がきた二人は最後に力いっぱい抱き締め合い、腰をこれでもかと打ちつけ合った。
氷牙の剣の膣内、もうこれ以上は入らないとばかりに奥の奥まで入りきったゼファの陰茎は、その氷牙の剣の子宮に優しくキスをして、
口でするキスで相手に唾液を飲ませるかのように、精液を子宮に飲ませた。
「ああぁぁ……熱い、あたしの中に、ゼファの熱いのが…っ!」
「くッ、うあぁッ、」
ゼファは最後の一滴に至るまで出し尽くすつもりで歯を食いしばって振り絞る、
陰茎から吐き出される熱い精液を、氷牙の剣の子宮は最後の一滴まで飲み込んだ。
全てを出し尽くしたゼファはゆっくりと氷牙の剣の膣から陰茎を抜いていく、
抜いた瞬間、名残惜しそうに二人の混ざり合った体液が糸を引いて繋がり合っていた。
横穴の外はもう真っ暗だった。ゼファはどこをどうきたか分からなくなっていたため二人はここで一夜を明かして
明日、森を抜け出すことにした。
夜はずいぶんと寒くなってきたので、二人は焚き火の前で体を寄せ合う
「……あのさ」
「なんだい?」
「やっぱり、オレと氷牙の剣は……森を抜けたら敵同士になるのか?」
「………そう、なるだろうね……」
そう言われても、ある事に気づいてしまったゼファには納得がいかない
「けどッ!」
声を上げて立ち上がりかけたゼファの肩を抑えて、氷牙の剣はその唇に自分の唇を重ねて黙らせた。
「…んん!?」
数十秒キスを続けてゼファが落ち着くとゆっくりと離れる
「落ち着いたかい?」
「……うん…」
少し間を置いて再び氷牙の剣は口を開く
「はぁ…厄介だね」
「………何が厄介だってんだ…」
「何でもないよ」
(まったく……こんなガキんちょに…このあたしが…)
結局この後、二人は一言も発せずに朝を向かえ森を脱出することになった。
一ヵ月後、南カルタグラ王国の王都カナーンの比較的安い宿屋の端の部屋
十二・三歳くらいの少年と、十八・九歳くらいの女が睦み合っていた。
「ッあ……んッ……あぁ……あぁん…もっと……もっと奥にッ…!」
腰下まで届く長い髪を振り乱して喘いでいるのはニヴラス帝国 氷魔将軍ミンデルの護衛「元」氷牙の盾の一人、氷牙の剣だった。
その彼女の膣に優しくも必死に抽挿をしている少年は「つむじ風のゼファ」だった。
この二人がここで抱き合っているのは、運命のいたずらの結果だ
あの日森を抜けた時、二人が出会ってから十日程経っていた。迷ったのとゼファが風邪をひいて高熱を出してしまい、回復するのに時間が掛かったせいだ。
氷牙の剣はあれほど深く肌を重ね合ったゼファを放って一人で行くことは出来なかった。
熱に魘されながら氷牙の剣の名を呼ぶゼファの手を握り「あたしはここに居るよ」と声をかけてゼファの傍から離れずに看病を続けた。
ようやくゼファが回復して二人が森を出た頃にはもう戦いは終わっていた。ウインディア竜騎士団の活躍でギート王国は勝利し、ニヴラス軍は壊滅、氷魔将軍ミンデルも戦死していた。
氷牙の剣は今更ニヴラスに戻る訳にもいかず、行き場が無くなってしまった。
そんな彼女に「だったら、オレと一緒に旅をしようぜッ」とゼファが誘い、「それもいいね」と答えて、二人は共に旅をすることになった。
そして今日、二人の中で燻っていたある想い、恋心とも愛情とも好意とも言う想い、それを伝え合い、そのまま交わったのだ
この時から二人の交わりは、愛を育み合うものになっていた。
「ううッ、出るッ、」
「な、中はッ、ッッああぁぁぁ……」
ゼファは氷牙の剣に怒られていた。
「こんのバカッ、あれほど言っただろ中には出すなって、子供が出来たらどうするんだよ!」
「だ、だって、中で出す方が気持ちいいし……それに子供が出来てもいいじゃねえか!」
「………あのね、あたしはいつかはゼファの子を生むつもりだよ、ただ、今はあんたと二人旅を続けていたいんだ…」
「うう………けど、その…」
「絶対に出すな、とは言わないよ…ほんとに出したいときは交わる前に言ってくれたらいいよ…ただし、週に二回までだよ、いいね?」
「分かったよ……」
「それと、明日は早朝に出発するよ」
「じゃあ、もう寝ないとな……おやすみ…氷牙の剣」
「おやすみ、ゼファ…」
翌朝二人は次の目的地アレクソニアに向けて出発した。
氷牙の剣は隣を歩くゼファを見て思う
(それにしても、このガキんちょのおかげで何もかも失ったね……祖国も地位も…得たのは女としての自分と………ゼファ…)
「ゼファ、あたしはあんたのおかげで全てを失ったからね……あんたには責任取って絶対にあたしを幸せにしてもらうよっ」
「うぐっ、わ、分かってらぁ、惚れた女一人幸せに出来なかったら男じゃねえやい!」
「言ったね、忘れないよその言葉」
この日、昼のやりとりで熱くなってしまったゼファは、また氷牙の剣の中に出してしまうことになる。
(こんなんじゃ、いつまで二人っきりで旅をしていられるか……まあ、もしもの時は親子三人でっていうのもいいかもしれないね…)
氷牙の剣が近い内に妊娠するかどうかは、まだ誰にも分からない…………
氷牙の剣は総ページ数にして十ページ出ていない上に、名前も出てないという
怪人Aとかと同じような扱いなので難しかった。
やっぱ愛だよ愛。
乙でした。
GJ
この娘、一見するとヒロイン系な容姿なんだよな
氷河の稲妻って・・・
オーロラサンダーアタックだろ?
GJ!ゼファのこの感じだと氷牙の剣は近く妊娠だな。
このバカップルめ、もっと愛し合ってしまえ!
472 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 17:52:09 ID:dKcDxB3W
氷牙の剣乙!
是非ともこの続き希望!
新しい仮面ライダーに、いい感じの悪女が出てましたな。
>>474 結婚したいって相手が主人公だったら萌えるな。
薄皮太夫さんが何かを言いたそうに睨んでいます
薄皮太夫可愛いよ薄皮太夫。
本人はめっちゃプライド高そうなツンなのに、
組織内ヒエラルキー最下層に居そうな見下されっぷりとか、
囲われてる感ありありな所とか、
周りの男に振り回されて右往左往してる所とか。
甚振ってやりたくてゾクゾクする。
ただ悪女と言う視点で見ると弱い気がする。
積極的に悪さしようというタイプでもないし、
自分が悪だということに対してのプライドが無さそう。
しかし薄皮太夫ってすげえ名前だな。
どんな意味があるんだろうか。
持っている三味線の男の薄皮と、遊女の最高位・太夫だと思われ。
まんじゅう
>>479 あとはまあ、敵側の重要な連中には体の部位を入れることで
ネーミングを揃えてるっていう作劇上の都合もあるな
身体の部位で薄皮ってのも凄いな。
お前が凍らせたのはこのキグナスの薄皮一枚よ!
星矢ナツカシス
シャイナさんみたいなのは悪の女に入るかね
入らんと思うけどねえ。
星矢で悪の女ってあんまりいないんじゃないかね。
パンドラあたり?
パンドラ様はドジっ娘っぷりが可愛い
パンタソスには騙された
>>485 今チャンピオンで連載してるやつなら結構出てくるけど
保守
保守
悪の総統になって悪の女幹部ハーレムを作りたい
>>490 ようこそ女たちの王国へ の冒頭で面白いシーンがある。
一家の大切な財産(!)である主人公を守るために姉妹が総出で農場を要塞化するシーン。
姉妹を悪女に変換するだけで、こう、すばらしいものになるんじゃないかと思う。
それはもうキモ姉妹スレの領域なんじゃねーかな。
493 :
491:2009/09/23(水) 13:45:39 ID:M2rVj3EA
>>492 確かに素直に読んでしまうと、ハーレムスレか近親相姦スレにご招待となってしまう。
が、そうではなくて。戦闘準備を整える悪の秘密基地と捉えるのだ。
同士、考えてみてほしい。
我々が目にする琴田できる悪の組織は、戦闘準備となるとさっさとヒーローの描写に
移ってしまいその様子を見ることができない(あるいはそんな描写すらない)。
これまではただなんとなく、そうなんだろうで済ましていた部分ではあるがその様子を
補完する情報が必要だ。この描写はそれに該当すると判断したので紹介した。
女オンリーの悪の組織がいい人もいれば
男だらけの中に女が一人か二人いるから輝くって人もいるのう
特戦騎士セイザリオン 第×話 メレクシア、愛の行方 <前編>
1.
邪騎帝国ガリジンによって従業員全員が残酷に殺しつくされた製材工場。
そこに特戦騎士セイザリオンに騎装甲身した岸岡トキヤはいた。
彼と対峙しているのは邪騎帝国ガリジンの女幹部メレクシアである。
彼女の胸の大きさ、腰のくびれ、形のいいお尻、スラリと伸びた足……プロポーションは抜群。
その姿態を強調するような露出度が高くエロティックなエナメル質の赤いコスチューム。
特にこぼれんばかりの爆乳をギチギチに締め上げ、深い谷間をつくる胸元はあまりにもいやらしい。
すでに邪騎怪人や戦闘員はセイザリオンによって倒されていた。この場に残るガリジンはメレクシアのみ。
ただ、圧倒的な強さを誇るセイザリオンも、メレクシアにはかすり傷ひとつ負わせられない。
メレクシアが強いからではない、セイザリオン――岸岡トキヤには彼女を傷つけられぬ理由があったのだ。
「ウフフッ、敵ならば容赦なく叩き斬る、いつもの貴方はどこにいったのでしょうか。
まさか、私があまりにも美しすぎて攻撃できないのですか」
そういいながらも、メレクシアはビームウィップを振り回す。
「クソッ、ミルカッ、目を覚ますんだミルカッ」
ミルカ、それはセイザリオンの恋人の名前である。
ガリジンの女幹部であるメレクシアは、かつてのセイザリオンの恋人、安城ミルカであった。
邪騎帝国ガリジンが卑怯にもミルカを拉致、記憶を消去し冷酷な女幹部としての脳改造を施したのだ。
何度もメレクシアが記憶を甦らせるようにセイザリオンは努力した。しかし、すべてが徒労だった。
ガリジンの脳改造は二度と元には戻らない。もはや、彼女はどうしてもトキヤの知るミルカにはならない。
そのことをセイザリオンが知ったときは絶望した、だがそれは彼に一つの覚悟をうながした。
(ミルカが大きな罪を重ねる前に殺すしかない……)
そんな悲壮な決意を胸に、セイザリオンはメレクシアに最後の説得を試みていたのだ。
「毎度毎度、戯れ言を……ミルカなど知りません。私は邪騎帝国ガリジンの将軍メレクシアです。
さぁ、今日こそ、あの世に送ってさしあげますわ。はやくお逝きなさいっ」
ビームウィップがセイザリオンをとらえた。
「ガハァッ」
痛みに声をあげるセイザリオン。
(やはり、仕方ないのか。ミルカ……ミルカッ……)
(もうトキヤを傷つけたくない、はやく私を楽にして)
(えっ)
どこからともなく、セイザリオンの心に語りかける言葉があった。
(ミルカ、ミルカなのかい)
(そう、そうよ。もうイヤなの。こんななんの罪もない人を殺しつづける日々は、お願い……私を殺して)
(……そんな僕にはやっぱりできないよ。ミルカをミルカを倒すなんてこと)
「何をボーッとしているのかしら」
「グアァッ」
勢いよく振るわれるビームウィップによって頭部装甲が破壊され、左頭部から左眼にかけてがむきだしとなる。
(ああ、トキヤ、トキヤ。お願い、もうこんなの耐えられない)
トキヤの生身の左眼がとらえた、メレクシアは真赤な血の涙を流していたのだ。
「ああ、ミルカ。辛いんだね。心のなかで涙を流すキミがみえるよ」
セイザリオンは悟ったようにつぶやいた。
「もう、迷わないよ。ミルカ、今キミを楽にしてあげるからね」
「セイザリオン・ソードッ」
トキヤが叫ぶと虚空に青白く輝く光の剣が浮かび上がった。騎空次元よりの召喚である。
「フフフ、やっと本気になってくれましたわね。さぁ、いきますよ」
二人の死闘がはじまった。いや、死闘にもならなかった。
セイザリオンが真剣に戦えば、メレクシアなど相手ではなかったのだ。
「キャアァァッ」
メレクシアのビームウィップが弾き飛ばされた。衝撃で爆乳がブルブルと揺れる。
「トドメだ。ミルカ……キミを救ってあげるよ」
「イ、イヤァッ………」
セイザリオン・ソードを振りかぶり、今にもおのれの身体を切り裂こうとするセイザリオンに恐怖し、
首を小さく振りながらメレクシアは小さく叫ぶ。無駄とわかりつつ自然に両腕が身体の前に出た。
しかし、セイザリオンには「ありがとう、トキヤ愛してるわ」そんなミルカの心の声しか聞こえなかった。
「セイザリオン・スラッシュ」
あまりの恐怖にギュッと目をつぶるメレクシア。
2.
「そこまでだ」
セイザリオンがメレクシアを袈裟懸けに斬り倒そうとしたその時、
まさに彗星のごとき勢いで、弧を描く強烈な回し蹴りがセイザリオンを吹き飛ばした。
「グォォォッ」
勢いよく20mは吹っ飛ぶセイザリオン。
ドガーンというけたたましい音とともに、クレーン車にぶつかる。
クレーン車はその衝撃に耐えられず轟音をあげて、横倒しとなった。
そろーりと目を開けたメレクシアはまず自分が生きていることに安堵し、
状況を把握しようとあたりをキョロキョロとみた。
「え、あれ、どうなったのですか」
遠くで呻きつつ動かないセイザリオン、
そして今さっきまでセイザリオンがいた場所には、黒く細身の騎装の男。
「あ、貴方は」
「危ないところでしたね、お怪我はありませんか、レディ」
演技がかったうやうやしい礼をしつつ、男はいった。
「あ、はい」
メレクシアは状況が飲み込めず、いつもの高慢さもなりをひそめている。
「よかった、わたくしは黒騎士カリオーザ、美しき女性の味方です」
「わ、私は、邪騎帝国ガリジンのメレクシア……ですわ。えっと……」
「おっと、少しお待ちを。ちょっと、あそこの馬鹿な男と話をつけて参りますので」
そういってカリオーザと名乗った男はスタスタとセイザリオンのもとへと歩いていく。
「た、助かったのでしょうか」
そう自問自答しつつ、腰が抜けたのかメレクシアはその場にヘナヘナと座り込んでしまった。
「やれやれ、少しは頭が冷えたかセイザリオン」
カリオーザはさっきとはあまりにも違う、いかにもダルそうな口調でセイザリオンを見下ろしつつ言った。
「ど、どういうわけだ……おまえ、僕たちの味方じゃなかったのか」
セイザリオンはダメージが酷いのかいまだ立ち上がれずにいる。
「馬鹿かお前。俺は美女の味方だ。あの時はお前のとこの女博士がピンチだったから助けてやったまでだ」
セイザリオンがその時の記憶を辿ると……確かにそうだった。
昭島博士というセイザリオンの開発に携わった、三十路を過ぎたばかりの美人の女性がいる。
彼女が邪騎怪人に攫われた時、このカリオーザが救ってくれたのだ。
「し、しかしあいつは邪騎帝国の女幹部だぞ。数え切れない地球人を殺してる、あの……」
「まあ、邪騎帝国のせいで美しい女や美しくなりそうだった少女が命を落としていることは確かに許せんな」
「だったら……」
「いや、だからおまえたちが邪騎帝国を壊滅させようと躍起になっているのは止めないさ。
ただし、女に手をかけるとなれば話は別。女は殺るもんじゃなくて、犯る……これだと卑猥だな。
ああ、そうだ、うん。愛でるもんだ」
飄々と答えるカリオーザ。そこに嘘はなくまったくの本気であることがセイザリオンにはみてとれた。
「それでも、ミルカは……メレクシアは僕の恋人だったんだ。それが、脳をイジられて……
彼女は僕に救いを求めていたんだ。殺してくれって僕に……」
「……へー、そんなことを。いつ、言ったんだ」
黒い仮面でカリオーザの表情は読み取れない。しかし、その言葉には怒りが確かに含まれていた。
しかし、セイザリオンは気付かない。自分の言葉に酔っているかのように話しはじめる。
「さっきだよ、彼女の心の声が聞こえたんだ。『もうトキヤを傷つけたくない、はやく私を楽にして』って、
『お願い……私を殺して』って、血の涙まで流して。
僕が彼女を倒そうとした時には、『ありがとう、トキヤ愛してるわ』って感謝までしてくれたのに。
おまえが邪魔したから……ミルカを救ってあげられなかったんだぞ」
そういってカリオーザを睨みつけるセイザリオン。その腹部に強烈な蹴りが叩き込まれる。
「グヴァッ……」
息ができず、のたうちまわるセイザリオン。もし騎装がなければ内臓はグチャグチャだったろう。
「心の声だぁっ、おまえは何だ、エスパーか何かか。
黙って聞いてりゃ、てめぇの都合のいいように言いやがって。
自分に振り向いてくれないから殺すってのを正当化してるだけじゃねえか。彼女がいつ血の涙を流したってんだ。
てめぇが斬り殺そうとしたとき、あの子がどんだけ怯えていたか知ってるか。
それを『ありがとう、トキヤ愛してるわ』ってか。最悪だよ、どこまで自分勝手なんだ。
ストーカーの妄想と変わらねぇぞ。
あと救うってあれか。殺すことが救いなんだとかいう理屈か。
ハハッ、正義の味方様はやはり言うことが違いますねっと」
そういいながらも、カリオーザはセイザリオンに何度となく重い蹴りを放つ。
美しき女性の味方である彼にとってセイザリオン――岸岡トキヤの妄想は許せなかったのだ。
そう、すべては岸岡トキヤがメレクシアをミルカに戻せない焦りから生じた幻聴であり幻視であった。
メレクシアを倒すのはミルカ自身が望んでいることであると、自分を正当化するために創造の産物である。
「本当に、好きだってのなら……今の彼女も愛してやるくらいの気概を持てよ、ゴミクズ」
さんざんに罵りながら、カリオーザは瀕死になるまでセイザリオンに暴行をくわえた。
「まっ、もう一度考えるんだな。正義の味方さん。命まではとらないでおいてやるよ。
おまえのその腐った性根は許せんが、邪騎帝国ガリジンをぶちのめすためはおまえの力が必要だからな」
騎装がほとんど破壊され、ピクピクと痙攣しているセイザリオンを尻目に、カリオーザは再びメレクシアの元にもどる。
「どうやら、だいぶ落ち着きをとりもどしたようですね」
優しく語りかえるカリオーザ。さっきセイザリオンにみせた怒りなど微塵も感じさせない。
「あの……その、セイザリオンは死んだのですか」
憎き敵にもかかわらず、少し心配そうに問いかけるメレクシア。
「いえ、あまりに女性に対して失礼だったので制裁をくわえましたが生きてはいます……気になりますか」
「そ、そんな。いえ、そのそれは死んだら我が帝国の勝利は決まったようなものですから。
死んでたら嬉しい、そ、そう思っただけですわ」
焦ったようにメレクシアは答える。
「そうですか。では今からでも遅くありません。トドメを刺しますか。憎いのでしょう」
とぼけたような口調でカリオーザは言う。もちろん、仮面に隠された表情は読めない。
「い、いえ。それはプライドが許しません。
汚い手でも何でも使いますが、貴方のような見知らぬ方の手を借りてまで倒したなんて嫌ですの」
取り繕うように言うメレクシアに耐えかねたのか、カリオーザは苦笑いする。
「な、何がおかしいんですの」
「いえいえ、失礼。あなたの純情と……あそこでぶっ倒れているセイザリオンの鈍感さにね」
綺麗に整った顔が真っ赤になり、メレクシアが怒ったようにいう。
「貴方が何を思っているか知りませんが、下手な勘繰りはなさいませんように」
「はいはい、わかりましたよ。さてこれからどうしますか」
「城に帰ります。けれど、その前に何かしら助けてくれたお礼がしたのですけれど」
「それはそれは、光栄です。そうですねぇ、あなたを抱かせてはくれませんか」
カリオーザはメレクシアが持つ本当の想いを察した。そして、彼は女性の前では紳士たらんとしていた。
だから、この願いは断るであろうことをみこした冗談であったのだ。
「それは、私とセックスがしたいと受け取って構わないのでしょうか」
「ええ、イヤその、まああけすけに言えば……」
メレクシアからまさかそんな言葉が飛び出すと思っていなかったカリオーザはしどろもどろになる。
「いいですわ……そうですわね、では私のプライベートなアジトがありますから……そこにでも行きましょうか」
カリオーザは呆気にとられつつも、セックスをしたいという欲望がムクムクとわきあがるのを抑えきれなかった。
頭の後ろに手をやり、少し面喰らいながらも彼女の言葉に従うことにした。
3.
「私はね、すごくセックスが好きですの。こんなに気持ちいいことはなかなかありませんわ。
まあ、私のそういうところも嫌いみたいですけど」
誰が嫌いなのか、カリオーザには見当がついたが、答えることはしない。
汗と砂埃がすごいので、二人ともシャワーを浴び、今はベッドの上だ。
メレクシアはバスローブを着ていると思ったが、もう一度エロティックなコスチュームを着てカリオーザの前に現れた。
カリオーザも騎装甲身を解いて人の姿である。長身で短い髪の整った顔立ちの優男だ。
「気に入った人間や部下がいれば、こんな風に連れ込むのですけれど……
こちらの格好だと皆さんとても興奮するらしくて、どうですか」
「貴方ならどんな格好でも素敵です……」
「フフ、嬉しいですわ。そうですわよね、この顔も身体も変わりはありませんものね、変わらないはずですのにね」
メレクシアは少し淋しそうに笑うと、カリオーザのバスローブをゆっくりと脱がしていく。
「細いのに逞しい身体。見ているだけで興奮してきますわ。
いつもなら、何時間でも奉仕させるのですけれど、今日は特別にこの私が貴方を悦ばして差し上げます」
メレクシアは膝立ちになるとカリオーザの萎えたままのイチモツを躊躇なく咥えこんだ。
美しい顔がおのれのモノを咥えたことことに興奮を覚えつつカリオーザは自らは動かない
メレクシアは指でつくった輪で男根の根元にクイクイと刺激をくわえつつ、咥えたまま舌で亀頭を舐め回していく。
チュパチュパと卑猥な音をたたせつつ、頬をすぼませて男根を吸い込むように弄ぶ。
だんだんと固く大きくなっていくカリオーザの男根は喉の奥にまで達する。しかし、彼女はむせない。
美味しそうに呑み込み、頭を前後に動かしている。あまりにも慣れた手つきだ。
恋人であった女が不特定多数の男のイチモツを咥えこむってのはあの坊やには耐えられんだろうな……
カリオーザは最初はそう冷静に考えていたが、あまりの気持ちよさに思考が停まる。
「ンン……チュバ、チュム……チュパッ」
完全に勃起したカリオーザの息子を責めたてるメレクシアの小さな口。
シャワーを浴びたばかりだというのに、その厚い唇には真っ赤なルージュがひかれていることに、今さらながらカリオーザは気付いた。
「で、出るっ」
我慢の限界にきたカリオーザはおのれのイチモツを彼女の口から引き抜こうとするが、
メレクシアはそれに抵抗する。息子がドクンドクンと彼女の口の中に精液を放っていく。
あまりの量に、メレクシアのいやらしい唇からドロリと精液が垂れた。
しかし、そのほとんどをゴクンゴクンと嚥下していく。
やっと飲み終わったかと思った時に、メレクシアはやっとカリオーザのイチモツを解放した。
「気持ち、よかったですか。まあイッちゃいましたから、気持ちよくない……なんていいませんわよねぇ」
「ええ、すごかったです。こんなのは今までも、あったかどうか……」正直な感想であった。
こんな極上のフェラを持つ女をセイザリオンは殺そうとしたのかと思うとカリオーザは憤りを覚えるしかなかった。
(やれやれ、他の女ならともかく、あの馬鹿野郎を思い出しながらのセックスとは最悪だな)
などと、心の中でため息をつくカリオーザである。
「フフフ、まだまだですわよ。次はこの胸でご奉仕させていただきますわ」
そういって赤く光るエナメルの革で締め上げた爆乳に手をあてる。
女の象徴である胸をカリオーザは好きだった。
前に助けた昭島博士の巨乳も素晴らしかったが、メレクシアの爆乳は形といい張りといいそれ以上だった。
100センチを越えんばかりのメレクシアの乳房を初めてこの眼にしたときは、興奮で眠れなかった。
それが、眼の前にある。それもそれで奉仕してくれるということは……
しかし、あくまで女の前ではクールを装うカリオーザは顔にはその悦びを出さない。
「少し……その前に触ってみてもいいですか」
「ええ、いいですわ。お好きになさって」
どこか物寂しげな表情のまま、いやらしく微笑むメレクシア。
カリオーザはゆっくりとその深い谷間に手を入れた。
わ、わっふる!わっふるうううううう!
ご無沙汰しています。
>>293、
>>343以来の投下になります。
生殺しっぽいですが後編につづきます。
次回の投下は少し時間がかかりそうなので、SS職人の皆様は気にせずご投下ください。
テーマは「脳改造されたくらいでなんだ。むしろ悪女になったんだから萌えろ」です。
いや、マンガや小説でこういうシチュみるたびに「なんだかな」と思っていたので書いてみました。
よければ感想お願いします。
>>506 >よければ感想お願いします。
わっふる
大事なことなので2回言ったけど勘弁な
558さんお久し&GJ!
こういうエナメル系身につけた正統派女幹部モノSSって
意外に久々な気がしまする
後編楽しみにしてるであります!
GJ!
メレクシアたんはミルカとしての記憶はないけど
自分を救おうと必死だったセイザリオンにいつしか愛が芽生えちまってるのか……?
そんなにミルカ、ミルカって
私だってミルカと顔も身体も変わらないのに何よ! みたいな……(^^;
>>506 自己陶酔な「正義の味方」に対する制裁に共感しましたw
かつての恋人(記憶無いけど)に対して微妙な恋心を抱きつつ、
それでもエロエロに生きるメレクシア様萌え。
ヴォルドセイバーといいカリオーザといい、いい味出してるなあw
ほ
なんかいい感じの悪女が出てくるエロゲーある?
保
守
イエス!
フォーリン・ラブ!
大抵、女のボスキャラの口調が
姉御型(一人称・あたし 語尾・〜さ、〜よ 笑い声・アッハハハハ)
妖艶型(一人称・私 語尾・〜わね、〜のよ 笑い声・ウフフフ……)
貴族型(一人称・わらわ 語尾・〜じゃ 笑い声・ホホホホ)
高飛車型(一人称・わたくし 語尾・〜ですわね 笑い声・オーホッホッホッホッ)
の4パターンなのは何でなんだぜ?
悪の女に限らんべ。
とりあえず、今期待の新人はノーザさん
保守
今までの面白かったSSでも語っていこうよ
>>516 エロゲーはともかく
特撮見てみると、意外とそういう口調より
硬質な男言葉っぽいのが多いと思う
>>520 ヴォルドセイバーが好きだった
俺たちの気持ちを代弁してくれるような台詞がなんとも
オレは男口調が一番好きかな。
>>512 戦う変身ヒロインスレより
●レベル・ジャスティス(ソフトハウスキャラ)通称LJ
ジャンル:SLG 属性:悪の女幹部萌え 注意:気軽にエロが見たい人には不向き
らしいw
524 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 20:23:01 ID:WRlfCpt9
特撮の女幹部は
セクシーな衣装なのに男勝りな喋り方多いよな
声すら男なヤツもいたくらいだし
実在の特撮の女幹部って
『誰だ、お前は!』
『なに・・・!?』
『おのれ、○○め・・・』
ばかり言ってるイメージが強いのだが
よく考えたら
SSで見るようなお嬢様喋りな女幹部って実際の特撮ではあんまり見ないよな
漫画アニメ由来だからか
どっちかというとガチ悪女より、コミカル悪女系が多いかも>お嬢様喋り
ロリババアな悪女も、おっぱいばいんばいんな悪女もみんな素晴らしい。
だが個人的にはババア口調が好きだったりする。
ロリ悪女に大人の悦びを叩き込みたい。
首領と愛人の女幹部というシチュエーションが好みだなぁ。
作戦に成功したらご褒美としてセックス、失敗してもお仕置きとしてセックス。
首領も女幹部も怪人化するなどして常人の枠を外れちゃってるので、
並みの相手とでは得られない快楽にズブズブとはまっていく。
首領は女幹部などいつでも切り捨てられると思い、女幹部の方も
隙あらば首領の寝首を掻いてやろうと思ってはいるが、
もう少し楽しんでもいいだろうと、結局互いを裏切れない。
そういう愛憎半ばしたドロドロの関係とか。
唐突に貼られてもなんの作品かわからないのだが。
needless(ニードレス)じゃね?
ニードレスのアルカ姉さんだね
実質的な主人公であるクルス(通称・山田)の姉
弟の山田とともにレジスタンスに参加して物語の冒頭で死んだと思われたが
実は敵組織の幹部でスパイとしてレジスタンスに潜入していた
再登場時は本気で山田を殺しにかかり片腕をもぎ取る
実の弟である山田の知らないうちに
どういう経緯で敵の幹部になったのかは原作漫画でも謎のまま
ちなみにパンツを穿いてるかどうかも謎
このスレ的にはもう一人の四天王の方が人気高いんじゃね?
高慢、巨乳、露出度高し、と確かに条件は揃っているな
俺は美少女部隊の三枚目ぶりが大好きだが
>>536 ああいう生意気なロリ悪女を犯すの興奮する。
死体のまま放置された挙句、散々辱められて最後は遺伝子は使えるとかで
冷凍保存された三つ編みの娘も良い。
>>537 > 生意気なロリ悪女
誰のこと?
ロリに生意気なのはいなかった気が……
このスレも明日で一歳か…
あちらのスレは落ちたようだ
あちら?
屠るスレ
落ちたというか、荒らされて非難してる模様
あーそこね、サンクス
模様っていうか俺もその一人
こちらにも何かあったとき用の場所はあるかな?
>>1にまとめブログと絵描き掲示板があるが、
どっちもほとんど動いてないね。
避難先としてはちょっとアレだな。
>>548 絵掲の方は、無関係だと言ってこちらとの関わりを嫌がってるからもしもの時はこちらで独自に作るべきかな。
まとめブログのコメ欄とかお絵かき掲示板とかでいいんじゃないの。
…って、荒らされる前から避難所の心配はしなくてもいいんじゃないのかという気もw
まあ、確かにその通りなんだがw
管理人がいないとこは避難所の意味を為さんよ。
まとめブログのコメント欄が妥当だが
管理人が毎日見てるかどうか、もうわからないしな。
色仕掛けしてきた悪女が、逆に男の体の虜になる。
ポケモンは悪の女キャラ満載だな。
昨日出てたJって敵キャラ良かったw
>>553 ポケスペのカガリ様もオススメだぞ
主人公の少年を誘惑するシーンも有る
何よりスリットがたまらん
ポケスペの悪女は改心したり丸くなっちゃうのが難点。
悪女のまま犯したい。
スンナ派スレだけど、敵の女幹部・女戦闘員・女怪人のキャラは
味方になってほしいって人と、生存するにしても味方にはなってほしくないって人どっちが多いのかな
敵だからこそ魅力的なのであり、味方になったら、それはもう一ヒロインであり悪女ではないって
人も居そうだな
>>556 逆に考えるんだ、主人公も悪なら問題ない、そう考えるんだ。
>>556 内面がほとんど変わらないまま、恋愛感情や性欲に引かれて寝返って欲しい。
「大義無き裏切り」もまた悪女の醍醐味だ!と力説。
悪女って、主には忠実だったりするのもいいよね。
聖剣伝説3の美獣とか最高だった。
主人公を好きになっただけで、正義に目覚めたわけでも、悪事が嫌になったわけでも無いとかも好き。
どきんちゃんのことかー
食パンマン様〜!
ドロンジョさまやドキンちゃんみたいな
コミカル系悪女は、敵女っていうより
裏ヒロイン的な存在かも
ラムネ&40のレスカとかもそんな感じ
どきんちゃん可愛い
>>562 エロ担当ですね。
表ヒロインは、ラブラブ担当。
昔のギャグ風作品の敵女は
おしおきシーンでポロリしちゃったりとか
お約束だったなw
まとめサイト管理人さん復帰してる!
567 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 15:43:05 ID:8jVSan5v
もうあきらめかけていただけにすごいサプライズ
ありがとう!
ヒーローになって悪女と恋愛したい
組織のボスになって悪女を従えさせたい
手下になって悪女に虐められたい
人によって色々違うが……
俺は女幹部が着ているボンデージになりたいお(`・ω・´)
(・´ω`・)
ヒーローの攻撃でボロボロに破かれる可能性ありますがな
悪女を犯したい。
悪女が、今までの悪事を後悔するくらいおもいっきり。
悪女に犯されたい。
自分が、今までの抵抗を後悔するくらいおもいっきり。
悪女と犯されたい。
突然現れた第3勢力。
その幹部はフタナリで、両軍の情報を得るために、
ヒーローを女性部分に収めつつ、自らの男性器で悪女を責めているのだった。
ヒーローの嫁は悪の組織(ヒーロー側視点)の元、幹部だった…
そういうのって週刊誌にバレたらヤバいよな。
>>574 ふたなりのゴスロリ幼女悪女に犯される
ムチ・ボンデージ・高飛車・爆乳のお姉さん悪女キボン
保守怪人参上
ハッタリ仕事しろ。
ハッタリ?
戦隊シリーズで女幹部が一番エロかったのは
ギンガマン
初めて来たんだが、逆レイプ物が少ないなー。
ちょっとガッカリ。
>>583 悪女が逆レイプ。
ディオのキスみたいに仲間割れ目的?
>581
かつて、ここや卓ゲ板で粋に暴れまくった、『忍者ハッタリ君』というコテハンのこと。
ポーランドとフタナリをこよなく愛し、プロデビュー。
このスレにそんなコテハン来てたっけ…
仮面ライダーWのタブードーパント
フレッシュプリキュアのノーザはGOOD
ノーザさん、でしょう?
>>584 というより、ヒーローの悪堕ちとかが好物。
ショタ系ヒーロー犯す悪女とかは自分も好きだな
「女の子同士なのに」な悪堕ちが好き。
>586
ああごめん、「この板(エロパロ板)」って意味。
去勢兵器を用いて日本少子化を企てる組織『シャトウミーン』とヒーローが戦い、
ボスの「産まない選択」に洗脳された女兵士、指揮官を犯し、喜びに目覚めさせるヒーロー
そしてラスボスの『ズミポ=シフクマ』を倒した(ボコした)とき大ハーレムになっていた…
と言うネタを夢で見た。
またお前か
ズミポ=シフクマといえば
ああいう、偽善者系の悪の女って
あまり見ないな
>>593 君の政治的信条などどうでもいいが
リアル政治ネタは萎えるので
よそに行ってやってくれ
リアルの悪の女はエロくないというか
むしろブスが多い品
マフィアの愛人がミス・メキシコやミス・ラテンアメリカになって
麻薬の密輸を図る(空港での荷物検査がないらしい)、という事件はあったらしいね。
身体検査のときに、わざと胸とか触らせて、他の場所に隠しとくとか。
リアル政治ネタの悪女といえば、トマス・ハリスの小説「ブラック・サンデー」に出てくる
アラブの女テロリストがエロかったなぁ。
元軍用機パイロットの主人公を色仕掛けで仲間に引き込むんだけど、
昼はベトナム戦争のトラウマで廃人同然の男を献身的に看病し、
夜は人肌に温めたオリーブ油を口に含んで、男にフェラチオする。
あまりの気持ちよさに男が射精すると、女は出されたものを美味しそうに飲み込んで、
今度は騎乗位で奉仕。これを毎晩繰り返して男を洗脳していく。
そのうち男が回復してくると、お互いにフェラとクンニを繰り返し、
そのまま本番に突入お互いイカせ合いながらテロ計画を相談する…的な流れだったような。
>>600 すごく……エロいです
しかしそのタイトルを真似したのかね「ブラッディマンデー」は
血塗れの月曜日と黒の日曜日…なんか敵役とかに居そうな名前だな…
世界恐慌
期待していいのだろうか?
これは駄目だと思ってしもうたww
期待できるのかできないのかすげー微妙だw
特に「おしおき」というあたりが。
構想は悪くないが、肝心のボンデージ&ムチ&爆乳の
ビザール系女幹部がいねーじゃねえか
BADエンドか和姦エンドが充実してるならこのスレ的には及第点?w
牢獄のミスリートは和エンドは無かったな
せめて、真ん中の子の衣装
白でなく黒にしてくれ
白のせいで単なるヒロインに見える
そういやこういうのにしては珍しく黒ボンデージっていないな。
悪魔っ子はどっちかというと軍服系だし
悪堕ちすると、大抵衣装が黒くなるよね。
あと、ヒロインの偽物も衣装が黒い。
>>611 新趣向で善堕ちすると衣装が黒くなるのかもしれんw
615 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:10:19 ID:U12iFZFA
>>188さんのリクエストによる、ガンレンジャー。
まだ途中までだけれど、続きも必ず投下する。
616 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:11:13 ID:U12iFZFA
「え〜と、じゃ、読み上げますよ……
佐々木燕はナイトメア・ワンス・モア(以降NOM)対策課職員として以下の規則を遵守すべし。
1.NOMとの戦闘には必ず参加する。例外は認められない。
2.招集には必ず応じる事。例外は認められない。
3.大鷲大学の講義、行事等を欠席してはならない。例外は認められない。
4.週に100時間、自宅にいるか、もしくはNOM対策課職員と共に行動すること。例外は認められない。
5.上記四つの義務の内、NOMとの戦闘を最優先事項とする。例外は認められない。
尚、以上五つの項目を遵守している場合に限り、佐々木燕に巡査長相当の警察権の行使を認める……だとさ」
「何だ、意外に緩いな」
あっけない幕切れを迎えた決闘から一夜明け、佐々木燕は自身の処遇について、種子島大介から説明を受けていた。
「……いや、これ緩いか?」
平気な顔で返事を返してきた燕に、大介は疑問を投げかける。彼の目から見て、この規則はあまりにも無茶苦茶なものに感じた。
617 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:12:18 ID:U12iFZFA
「仕事はきちんとしろ、学校は休むな、規則正しく生活しろ……という事だろう? 別に特別な事が書いてある訳ではない」
「いや、そう言えば聞こえはいいけどさ。オレ等にはこんな規則無いぞ。多分、お前を監視し易くするために、お前用に作ったんだ」
「当然の判断だな。私は司法取引で仮初めの自由を得た凶悪なテロリストだぞ?」
「じゃあ、コレはどうなんだよ」
大介は持っていた書類を燕に向け、何度も繰り返される一文を指差した。
「最後にくっついてる『例外は認められない』ってやつは?」
「それも含めて、だ」
「本当にいいのか? 何があっても戦闘には出なきゃいけないし、大学も休めないって事だぞ? 病気になったり、怪我したり……親が死んだりしても」
「不毛だ」
突然、燕がぴしゃりと言い放つ。
「この話題は不毛だ、大介。それは確かに就業規則としては異様なものだろう。だが、だったらどうした? お前が待遇の改善を上に掛け合ってくれるのか?」
「それは……うぅ……」
燕の言葉を聞き、大介は返事に窮する。
彼女の言う通り、自分はただ文句を言うだけで、別にこれを改善しようなどとは考えていなかった。それに、もし誰かがそうした所で、彼女への待遇が変わる事などない、ともわかっている。
そもそも、燕がこうやって大学に通い、自宅に寝泊まりする現在の生活を続けられる事自体、破格の待遇と言っていいものなのだ。
「とにかく私は気にしていない。それでいいじゃないか。それに……」
燕はふと目を逸らし、窓の外を、その先の、どこか遠くを見る目をした。
「たとえ親が死んだとしても、私が葬式に出る事はないよ……向こうもそれは望まないだろうしな」
618 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:13:09 ID:U12iFZFA
その後の細々とした手続きも終わり、燕は一度帰宅することになった。「監視役」として大介も同行する事となり、彼女の家に向かう。
「立派な家だねえ」
着いた場所は威厳ある門構えの、和風住宅だった。正に剣術道場に相応しい邸宅と言えるだろう。
燕は門の横にある小さな戸を開け、大介も後に続く。石畳の道を途中で左に曲がり、玄関らしき戸を開けると
「ただいま」
と軽く言って、さっさと靴を脱いでいく。一方で大介は「え〜と、おじゃましま〜す」と何故か申し訳なさげに体を小さくしながら、玄関で立ち往生していた。
と、そこに奥から女性が現れる。
「お帰りなさい、燕。あら、そちらは……」
現れたのは着物を着た、落ち着いた雰囲気の女性である。そこかしこから重ねた年月を感じさせるものの、しゃんとした背筋と凛とした顔立ちの美女であった。
「母さん、大介だ。以前にも話しただろう?」
燕の紹介に合わせて、大介もぺこりと頭を下げる。話を聞いた燕の母は、嬉しそうに破顔した。
「あら、貴方が大介さん? 良く来てくれましたね。さ、上がって下さいな。今夕食の支度を……」
「母さん」
母の言葉を、燕が突然遮る。
「夕食は外で食べてきたからいい。父さんに挨拶したらすぐに部屋に行く」
「……そう、残念だわ。ゆっくりしていって下さいね」
笑顔を少し曇らせて、燕の母は奥の部屋……居間らしき所へと戻っていく。燕の方はさっさと大介に背を向け、さらに廊下を進んでいった。
「え、あ、ちょっと待てってば!」
ここに来てようやく靴を脱いだ大介は、慌てて後を追う。廊下の突き当たりの部屋に燕が入ったのを見ると、ノックをしてから襖を開ける。
そこから聞こえてきたのは、悲しげに響く金属音。漂ってきたのは、どこか懐かしい、鼻につんとくる香り。
「ただいま、父さん」
部屋の中で佐々木燕は、仏壇にむかって挨拶をしていた。
619 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:15:39 ID:U12iFZFA
渡り廊下を渡って道場……正確には「元」道場に入ると、以前は事務室だったと思われる部屋に通された。今はここが、燕の私室だと言う。
見回せば味気ないデスクの他にも、簡素なキッチンや冷蔵庫等がある。奥には畳が敷かれ、型の古い小さなテレビや、畳んだ寝具が置かれていた。
「ほとんどのものは父が生前に設置したものだ。稽古の後の子供達に、料理を振る舞ってやりたい、汗を流させてやりたい、と言ってな。ああ、向こうにシャワーもあるぞ。大体の事はここで何とかなるから、住み易くていい」
そう語りながら燕は布団を敷き、ぴしっと伸ばしたシーツを被せると、その上に腰を降ろす。しばらくの間沈黙が続いたが、やがてどこか寂しげに語り始めた。
「私が初めて竹刀を握ったのは、もう随分幼い時の事でな。6才辺りからは記憶にもはっきり残っているが、その頃にはもうあまり負けた覚えがない。唯一勝てないのが、父さんだった」
手を伸ばして本棚からアルバムを取り出すと、附箋の付いたページを開いて見せる。一応許可を取ってから大介が覗き込むと、そこには一組の男女が写っていた。
悔しそうな顔の涙目の少女と、対照的に豪快な笑顔を浮かべた男性。互いに剣道着に身を包んでいる。これが当時の燕と、彼女の父なのか。
「涙目とか……正直意外だな」
「それだけ悔しかったのさ。何しろ他の奴には負けた事が無かったからな」
そう言って少しだけ笑う。今ではすっかり良い思い出のようだ。
「この頃は何とかして父に勝とう、とそればかり考えていたな。挑んでは負けて、また挑んではまた負けて……そうしてあっというまに六年過ぎたが、とても楽しい日々だったよ。……あの頃はまだ、な」
その顔が、再び陰る。
「突然、本当にある日突然だった。何の前触れも無く、私は父に……勝ってしまったんだ」
620 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:18:56 ID:U12iFZFA
「いつも通りの日だった。いつも通りに起きて、ランニングがてら登校し、授業を受け、友人達と談笑しながら下校して、そして父に勝負を挑み、父はいつも通りそれを受けて……。
そうしたら負けた。あっさりと、昨日もそうだったようにな」
そう言いながら、燕はアルバムのページを捲っていく。次に見せられたのは、成長した燕と、彼女の父の写真。
しかしそこに写っていたのは、茫然自失といった目をした彼女と、どこか困ったような笑みを浮かべた父親だった。
「今思えば、成長期というやつだったのだろうな。今までの練習の成果と、身体の成長が合わさって、その日偶然父に勝てた。それだけの事だった。
だが当時私は、父を遙かな高みにいる絶対的な存在の様に考えていてな。信じられなかったんだ。一生涯をかけても登れないと思っていたその高みに、それだけの事で辿り着けるなんて」
はらり、はらりとページを捲る燕。それ以降どこにも、二人が一緒に写っている写真は無かった。
「父さんは数日間道場を休んだが、復帰すると修行に打ち込むようになった。門下生達が帰っても、ずっと道場で竹刀を振り続けていたよ。
いつの間にか事務室に布団を持ち込んで、そこで寝る事も多くなった。その内無理がたたって身体を壊し、そして……」
最後のページにあったのは、竹刀を肩に乗せ、笑みを浮かべた燕の父。大介にも、何となくわかる。この写真は、恐らく。
「父の遺影だ」
燕がゆっくり写真を撫でる。まるで、写真を通して父親に触れようとしているように見えた。
「父が死んだ日も、私は外でくだらない諍いの最中でな。結局、葬式にも行かず終い。親不孝な娘だよ」
アルバムをぱたり、と閉じて本棚に戻した。
「父の最後の言葉、何だったと思う?」
「……?」
「また、アイツに勝ちたかった……だ、そうだ。年端もいかぬ小娘に負けたのが、よっぽど悔しかったと見える。……そうだ。私が勝たなければ、あんな事にはならなかったんだ」
621 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:20:30 ID:U12iFZFA
「私が勝たなければ、私が強くなければ、父はあんな最後を迎えることもなかったのではないか。そんな事をつらつらと考えていたら、いつの間にか葬式は終わっていたよ。気付いたときに私がいたのは暴力団の事務所で、組員達は皆気絶していた」
それが初めて、彼女が「裏社会」と関わった瞬間だった。
当時はもう既に道場、格闘家、不良と一通り勝負してしまっていたため、恐らく不良の次、一段階上のステップとして単純に暴力団を選んだのだろう。
しかしそれ以降、彼女の勝負はどんどん過激なものとなる。より大きく、より悪名の高い組織を襲い、本物の生きるか死ぬかの戦いを行う。
やがてドクトル・シャドウによってNOMに迎えられ、粛正係として様々な化け物どもとすら死闘を演じた。
それでも素人のはずの彼女は、常に勝利し続けたのだ。
「多分、負けたかったんだ、私は。誰かに、私は強くなどないと否定して欲しかったのだと思う。でも勝ってしまうんだ。戦っても戦っても、私を負かす奴は現れてくれない。
……そして誰かを倒すたびに思うんだ。良かった。父はこんな奴よりも弱い男ではなかった、とな」
父を死なせた自分の強さを、誰かに否定して欲しいという思い。そして、自分に負けた父の名誉を守るため、誰にも負けたくないという思い。相反する二つの気持ちのせめぎ合いを、大介は感じたような気がした。
「ひょっとしてさ、オレを鍛えたのは……その、自分で作ろうって思ったのか?」
燕はこくり、と頷いた。
622 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:22:18 ID:U12iFZFA
なるほど、と大介も頷く。
敵である自分を強くするような行為を、何故行ったのか。彼女の正体に気付いてからずっと疑問だったが、やっと答えが出た。
相反する二つの気持ちを両方解消する方法は一つ、「負けても父の名誉を傷つけない相手と本気で討ち合って負ける」事だ。
それには不良ややくざ者の類ではだめだし、ましてや化け物どもなど以ての外だ。かといって今更自分の相手をしてくれる道場もジムもない。よしんば相手が現れたとしても、その相手が自分に勝てるかは疑わしい。
「そんな奴をただ待つよりは……という訳さ。それに、父も弟子だった私に負けた。その私が自分が育てた男に負けるなら、因果と言うものだろうしな」
「期待には応えられたか?」
「期待以上だったよ」
大介の質問に答え、燕は寂しそうに笑う。
「まあ、父がどう思うかは……やはりわからないがな」
そして再び、沈んだ顔になってしまった。
そのまま沈黙が続く。そんな中で、大介は大介なりに、先ほどの話を理解しようとしていた。
どうやら、彼女がひたすら戦いを求め、テロリストにまでなったそもそもの原因は、亡き父親との微妙な不和にあるらしい。いや、不和というのも何か違う気がする。
どうにも、彼女が父親を語るときの言葉に、納得のいかないもやもやとしたものを感じる。家族の事情に立ち入るのは失礼とも思ったが、思い切って口を開いた。
「なあ、お前はオレに負けたんだよな?」
「ああ」
「それで、負けた気分は?」
「実に清々しい」
「だろ? オレもそうだ。前にお前にボロ負けした時だって、なにくそ! とは思ったけどさ、別にお前のことを恨んだりはしてない」
そう、むしろあの時間は、かなり充実していたと言っていい。確かに多少無理をしたかもしれないし、その事でハナビに心配もかけてしまった。しかし、あの頃の自分を突き動かしていた気持ちは、決して恨みや憎しみのようなものではなかった。
「……お前のお父さんだってさ、そうだったとは思わないのか?」
「………」
「お前に勝ちたいって言ってたのだってさ、もっとこう、男の意地っていうか、親の沽券っていうか……」
「………」
「……あ〜上手く言えない! とにかく!」
大介は燕の両肩を掴み、ぐいっと自分の方を向かせる。
「あの言葉はお前が思ってるような意味じゃないし、お前のお父さんはお前を嫌ってなんかいなかったし、お前がお父さんのこと気にする必要もないの! ……だと、思います」
623 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:45:31 ID:Mi5EMX1v
「………」
「………」
「………」
「………」
「……もしかして私は、励まされたのか?」
「……多分、そうだと思う」
「そうか」
燕はそう言って大介の背中に手を回し、ゆっくりと胸に頭を埋める。大介も少し戸惑ったものの、そのまま彼女を受け止めた。
よく聞こえなかったが、ありがとう、と言われた気がした。
「……しかし」
おもむろに顔を寄せ、燕が口を開く。
「女の傷心につけ込むとは、お前もなかなかだな」
「えっ!?」
びっくりして、思わず燕から離れてしまう。
「しかしまあ、中々悪い気はしないな。それで、どうするんだ? 大介」
「いや、どうするって?」
「わからないのか? 鈍いな……」
いつの間にやらにやりとした笑みを浮かべ、何故か四つん這いで燕が近づいてくる。
そして大介の耳元で、殊更声を低くして囁いた。
「こんな時間に男が女の部屋に上がり込んでいるんだぞ? 私の方は覚悟は決めてあったんだがな。……さあ、どうする。据え膳食わぬは男の恥、だぞ?」
624 :
XXXR:2010/01/01(金) 07:53:47 ID:Mi5EMX1v
今回はここまで。
一年も待たせた上に、さらに待たせるような事になってしまって、
>>188さんには本当に申し訳ない。
でもリクエストをくれたのは本当に嬉しかったです。こんなものでよろしければ、読んでやって下さい。
またリクエスト何かくれたりすると嬉しいです。
それでは皆さん、あけましておめでとう。
久々にSSGJ!
正月早々、いいお年玉だ
失敗続きで上司にも部下にも見捨てられて最後はヤケクソで放った自作の怪物に襲われる
行き遅れ気味の黒髪メガネ女科学者を助けて嫁にする初夢
が見たかった
>>624 GJ!
627 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 22:48:17 ID:WuZJZ8Dh
カクレンジャーの花のくノ一組で書いてくれる人いないかなあ。
話題が無いので
>>604のネタを振ってみる。
真ん中から時計回りに、
1:白色露出鎧女王様
2:アスタロット風軍服悪魔っ娘
3:露出チャイナドレス系中華娘
4:くノ一風短髪娘
5:巫女風兎娘
6:軽薄淫乱風金髪娘
悪の女のテンプレっぽいのはわざと避けてるのかな。
特に6はシナリオライター泣かせな気がする
発売まで10週切ったのだから、
そろそろ少しくらいは更新して欲しいわw
初頭から
なのに、もう初頭は過ぎそうな
昔やったアンケートの理想の悪女
・年齢は20代(後半派がやや多い)
・顔立ちの印象は妖艶
・身長は高め
・髪はロング
・むっちり巨乳
・衣装はボンデージ
・武器はムチ、もしくは超能力・魔法など
・立場は「組織の幹部」
・性格は高慢
・好色
こういうのが入ってないな
エロゲ購入層に対するウケを狙ったんだろうけど、
そもそもそういう層に悪女ってあんまりウケない気がするなあ…。
つか悪の女が全員処女だったりしたら俺はキレる。
対象範囲を絞り込んで、特定タイトルの特定キャラスレにしても
ろくに伸びないんだけどね。何度か見てきたけど。
>>624 GJ!
面白かったです、次回も期待してます
あと個人的に、燕がブラックをのしてしまう前の、ヨロイとしての燕の活動を見てみたかったり
(やっぱり悪の女は、悪業の描写があってこそかなーと思うので……もちろん、そういうキャラじゃなくてもそれはそれでw)
635 :
XXXR:2010/01/27(水) 23:19:46 ID:mDH2AX0k
>>634 おお! またもリクエストが。楽しんでいただけたなら何よりです。
NOM時代の燕ですか。確かに私もいつかは書きたい・・・というか書かなきゃいかんだろうと思っていた話ですね。
まあ、悪行といっても身内の粛正ばっかりなんで、どうやって悪いことっぽく描くかが困りものですが。
腑破十臓女バージョン・・・みたいな感じでいきますかね。
>>625 腑破十臓という悪役を知らなかったのでググり、
「悪の粛正者」というのを考えてみて、
「とある組織からの依頼により、要人とその家族の抹殺を遂行しようとするNOMの女怪人。
しかし彼女は、それが可能な能力を持ちながら、虫一匹殺せないような性格の『欠陥品』だった。
そして燕に、任務代行、および粛正命令が下される……」
というあらすじが思い浮かびましたが、話の流れがギャグとかいうのは置いておいて、
一読者から見た燕の性格として「ねーなwww」と思いました
……怪人は放置した上、意図的に任務も失敗(というか不遂行)し、
文句をつけてきた依頼元の組織は単身で壊滅させる(我が身を棚に上げて、というところが悪?)
そして、今までの話から察するに、立場的には幹部クラスのようなので、
そもそもそんな依頼は受けない、もしくはあえて『欠陥品』を送り出し、「失敗」するよう仕向ける……
ってくらいは、しそうだなと思ったのでw
(というか普段の活動においてすら、一般市民に人死にを出そうとする怪人は斬ってそうな……学校の件から見て)
そしてこれはやはり、おそらくはごく少数派な個人の意見ですが、
たまには「人命を気にもかけない、欲望のまま動く美女が、欲望のまま正義の味方を籠絡する」話でなく
「弱者を虐げることを嫌う、たまたま悪の組織にいた女武人が、望みを果たした上で天職につく」
という話でも、いーんじゃね?とは思います、スレチギリギリの異色という意味でもw
長くなって申し訳ないですが、つまるところ、次の投下を全力で待ってます
637 :
636:2010/01/28(木) 08:17:49 ID:Sg7FAEJ5
十臓って特撮本スレでもSMを極めたド変態扱いだから
女にするとどういう感じか想像できないw
>>604 悪の女幹部を罠にはめておしおき
ぜひ発売前にこのスレでもこんなSSを希望w
おしおき受けるのは、いかにもって感じの
高慢ちきな女幹部ほど良い
高慢サディストでHでも常に攻めで余裕たっぷりな
女幹部がヒィヒィ言いながら許し乞う姿が最高
>>638 強者を殺したい、強者に殺されたい
でも真っ当に強い奴はちょっと嫌、歪みを糧に強くなったタイプが好み
望みは、そんな相手と骨の髄まで響くような殺し愛を、心ゆくまで愉しむことです
得物は嫁の魂で作られた刀、素性は隠されてたけど一目見た時から素材は見抜いてました
これで家族も一蓮托生で外道だぜ、ヒャッホウ!
……これを女にか
ちょっとした冒険だな
>>641 なんか武装司書のハミュッツ・メセタみたいだな
あの人も一応悪女か?w
得物は兄とかで年齢をかなり下げてロリババア的な風情を出したら面白いかもしれないが…
>>635 まとめブログにて、ガンレンジャーの第四話および第五話を読んでいて
気になったことがあるので質問させていただきたいのですが、
結局、学校襲撃の被害はどのくらいだったんでしょうか?
(具体的には、死者とか出たのかなー、と)
些細なことかもしれませんが、答えていただけると助かります
645 :
XXXR:2010/01/31(日) 10:55:14 ID:mC84Pa4y
校舎はいくつか全壊しましたが、死者の方は出ていません。
まあ「お約束」ですね。本編では緊張感を出すためにこの辺ちょっとぼかしました。
ただし職員に多数の怪我人が出て、何名かは今年度中には復帰できないであろう重傷を負っています。
>>631 うーむ、そう考えてみるとむしろ逆だな。
強者云々はその通りですが、まっとうな奴以外はお断り、家族に至ってはむしろファザコンだし。
燕の「悪」は、自分が負けるに相応しい相手を求めて、
それ以外の全てを二の次三の次にしてひたすらぶった切る所だと思ってます。
(例えるなら「町の人間を皆殺しにしろ」はいやだけど、
「軍の基地を一つ潰してこい」だったら嬉々として引き受けて一人で行っちゃうタイプ)
646 :
644:2010/01/31(日) 14:08:14 ID:q78u4zwG
>>645 お答えくださってありがとうございます!
正直燕には(悪の女スレでこんなこと言うのもなんですがw)
役柄的にもキャラ的にも、「殺人」に関わっていてほしくはないなぁ、などと思っていたので、
ちょっと安心?しました(まあ、すでに経験ずみっぽいですが……案外そうでもなかったり?w)
それと、大介をぶった斬ったことについて、華美と燕の間に
確執が生まれなかったのか、ちょっと気になりました
大介がとりなしたりしたんでしょうか?w
またも質問ばかりですが、お答えいただければありがたいです
647 :
644:2010/02/01(月) 04:29:26 ID:kRnw564e
連投の上、横レスで申し訳ありませんが、何故か気になったのでもう一つだけ
> 強者云々はその通り
「勝ちたい負けたい」「闘いたい」「殺したい殺されたい」「殺し合いたい」のうち、
燕は「勝ちたい負けたい」だけに思えました
(刀を使って闘っている以上、結果的にはどれも大差ないのかもしれませんがw)
それでどーしたという事もないのですが
一応、読者の一人にはこう見えてましたよ、とだけ
流れを読まずにすまない・・・
ファミリーコンピューター用RPGゲーム SD刑事ブレイダーより
宇宙刑事ブレイダー×悪の組織ジャドーのエルメス将軍
投下
地球征服を企む悪の秘密結社ジャドーは、宇宙植物を使った作戦を展開していた。
パートナーのミリーを攫われた宇宙刑事ブレイダーは、惑星ベムラスの宇宙人、ポプリンと共に
この作戦の指揮官、エルメス将軍を倒し、ミリーを助け出すために東京ドームへと潜入。
襲い来る怪人達を倒しながら、遂にエルメスと彼女に操られている最強の宇宙植物ベムレシアンのところまで辿り着く。
ミリーが人質に取られて身動きができなくなったところを、謎のヒーローサスライマンが彼女を助け出す。
サスライマンが助け出してくれたミリーを、彼に任せて先に脱出させ
「グヒョヒョヒョ、コンドハニガサンゾ」
と言って、毒ガスを吐き出しながら襲い掛かってきた宇宙植物ベムレシアンを倒したブレイダーは
ジャドーの大幹部、ジャドー四将軍の紅一点、エルメス将軍と対峙する。
「ええい、この役たたずめッ! いいわ、私が相手になるわ…ブレイダー勝負よッ!」
熾烈を極めた激闘の末にブレイダーはエルメスを倒した。
ポプリンが弱っているベムレシアンに近づき、「故郷のの星に帰ろう、ここはお前の住める星じゃないんだよ」と
ベムレシアンを説得する。
ポプリンの説得を受け入れたベムレシアンは、「ベムラス、ワレワレノホシ…ワカッタ、オレフルサトニカエル」
そう言うと、ポプリンとベムレシアンは惑星ベムラスへと帰って行った…
残されたのはブレイダーとエルメスだけ…彼は地に倒れ伏す彼女を見る。
ブレイダーは最後の一撃のとき、僅かに手を抜いた為に彼女はまだ生きていた。
しかし大人しく逮捕されずに、従わず抵抗した彼女には、銀河連邦刑法第2条による処分…処刑が待っている。
執行者は自分…ブレイダー自身である。だが、先に処刑した同じくジャドーの幹部、テッケンダー将軍とは違いエルメスは女…
何も考えずに刑を執行するべきなのだが…非情になりきれないブレイダーは、せめて女としての最後を与えてから処刑することにした。
もう体力も気力も底を突き、グッタリしている彼女を抱き起こして、ブレイダーはこれからすることをエルメスに告げる。
「…エルメス、俺は今からお前を……君を抱く」
「………どう…して…」
訳がわからない…どうして自分を抱くのか?弱々しく疑問を口にする彼女に、非情な宣告をするブレイダー。
「……俺は、銀河連邦刑法第2条により…君を処刑しなければならない」
「…………」
彼女も分かっているのだろう、それには答えず黙って聴く。
「だが君は女だ……俺は、君をただの悪人として裁くのではなく……女として逝かせてやりたい」
そこまで聴くと、エルメスは渇いた笑い声を上げてから口を開く。
「…何を…言うかと…思えば……とんだ…偽善者ね…」
侮蔑するかのように、エルメスは続ける。
「…それは…贖罪のつもり?…罪悪感を……軽く…するための…」
「………」
今度はブレイダーが黙って聴く。
「…それとも……ただ…私を…欲望のままに…抱きたいだけ…なのかしら?……どちらに…しても……お笑いね…」
男が女を抱くなど、愛以外ではそんな理由しかないだろう…正義の宇宙刑事といっても所詮はそんなもの…
そう考えながらもエルメスは思う。
もし、彼の口にしたことが本当ならば…それこそ偽善者だ、と…
「………君は、俺が出逢った中で一番美しい女性だ。欲望のままに、と取られても仕方がない…」
冷たい印象を与える整った容姿に、太腿まで届いている艶のある長い髪、手に納まらないだろう豊かな胸に括れた腰。
そんな彼女はとても色っぽく、こんな状況と立場でさえなかったら良き出会いだっただろう。
「…あら…一番は……貴方の…パートナー……では…なくて?…」
彼女が嫉妬した相手…ミリー。
自分よりも美しいと自身で認めてしまい、それ故に(自分よりも美しい者は許せない)と思い、殺そうとしたブレイダーのパートナーの女。
「……ミリーは確かに綺麗だけど、そういう目で見たことはない。…あくまで同僚だ」
「………………いい…わ…冥土の…土産に……気持ちよく…して…もらおう…かしら……偽善者…さん…」
それなのに彼は…ブレイダーは私を一番美しいと言った…ならば、人生の最後に…この偽善者に抱かれるのも良い…
そんな思いが過ぎるエルメス。
「……偽善なのは分かってる……それでも…俺は……君を抱く」
息も絶え絶えに話す彼女の命を心配するブレイダーだったが、命に別状はないようだ。
だが、念のために回復アイテムを使い、僅かにだが彼女の体力を回復させる。
最後まで彼女を抱いてあげたい…いや、抱きたいブレイダーは
安心と同時に矛盾していると思う。抱くのは自分だが…処刑をするのも自分なのだから…
そんな考えを振り払い、ブレイダーはエルメスの服を脱がせていく。
エルメスはただ上を見ている。もはや体を動かす力も残っていなかったので、何も言わずにブレイダーにまかせている。
やがて最後に残っていた彼女の黒の下着を脱がせながら、黒い下着は彼女に良く似合っていると、ブレイダーは思った。
エルメスを裸にすると、今度は自分の服を脱いでいくブレイダー。
先程までただボーっと上を見上げているだけだったエルメスは、服の上からでは分からなかった、華奢に見えて意外と鍛えられた体を見ながら
あの逞しい体でこれから抱かれることを想像すると、自然と体の芯から熱くなってきた。
服を脱ぎ捨てたブレイダーは、そんな彼女の傍に腰を下ろすと閉じていた股を開かせて、そっと股間に指で触れる。
「…っふぅッ!…」
エルメスの口から小さく息が洩れる。彼女の膣は少しだけ濡れていたが、ブレイダーはより確実にセックスをしやすくするために、
膣に指を入れて膣内をほぐしていく。
「……あ…うっ……ん…」
ほぐし続けていると彼女の息が次第に荒くなる。体力のない今の彼女は愛撫されるだけでも息が上がるようだ。
これ以上愛撫し続けて余計に消耗させては抱くことが出来なくなってしまう。そう思ったブレイダーは指を引き抜く。
「あッ……はぁっ…はぁっ……はぁっ…」
エルメスの息が整うのを待ってブレイダーは彼女の脚を開いて、自分の太腿に跨らせるような体制にし、愛液の溢れている膣口に肉棒を宛がう。
「エルメス……今から、君の中に入れるぞ」
「………来て……」
彼女の返答を合図に、ブレイダーはゆっくりと腰を進めて行く。
「…あ、あぁぁぁぁ……ッ」
エルメスの口から洩れる甘い声と、初めて味わう女の温もりと気持ちよさに、思わず一気に突き込みたい衝動に駆られる。
しかし、そんなことをすれば今の彼女では体が持たない。何とか自分を押さえ込んだブレイダーは、ゆっくりと少しずつだが
確実に腰を進め挿入していき、最奥へと辿り着くと動きを止めた。
「…ん…ブレイ…ダー…?…」
動きを止めたブレイダーを不思議に思い声を掛けるエルメスに、少し微笑んで答えるブレイダー。
「…全部入ったよ…君の…一番奥まで…」
ブレイダーの言葉を聴いたエルメスは、無理に体を起こして結合部を見ようとする。
だが、ブレイダーは彼女に無理をさせないように、自分から彼女を抱き起こす。
「………繋がって…いるの?…」
「ああ、俺と君は…今一つになっている…」
根元まで肉棒が入っているので、見た目は股間をくっ付けているようにしか見えない。ブレイダーは彼女に見せるために少しだけ腰を引く。
「あっ…」
膣内を擦られる感触にエルメスは小さく喘ぐ。だが腰を引いてくれたので、自分の膣に深々と肉棒が挿入されているのが見えた。
彼女が結合部を確認すると、ブレイダーはもう一度根元まで挿入し直す。
「あぁっ…」
ブレイダーは抱き起こしていた彼女の体を寝かせて
「…今から動かすけど…君はじっとしていて」
「………分かった…わ…」
そう言うと、抽挿を開始。
「あっ……んっ……あぁ………あぁ…」
あくまでゆっくりと優しい抽挿をするブレイダーに、甘く切ない声で喘ぐエルメス。
つい先程までの命を掛けた戦いの空気は、もうどこにも残ってはいない……しかし、ブレイダーの心の中は葛藤に苛まされている。
今自分が抱いている彼女を、この後自分の手で処刑しなければ…殺さなければならないのだから……
見逃す……そんな考えが一瞬過ぎるものの、それは出来ない……自分は宇宙刑事なのだから…法の執行者が、悪を見逃すなど有ってはならない。
「ん…ん……ふ……あぁっ…あ…」
そんな心の葛藤に苦しむブレイダーの耳に、エルメスの切ない喘ぎが聞こえる。
その声を聞いていると、まるで心に直接清涼剤でも流されるかのように、落ち着き癒されていく。
もうブレイダーは考えることを止めた。ただ彼女を抱く、それだけに集中する。
奥まで挿れて、ギリギリまで引き、また奥まで挿れる。
繰り返し繰り返し続けながらブレイダーは思う。
今、自分とエルメスを外から見たらどう見えるのだろうか?
男が女を強姦している?単純にセックスをしているだけ?
それとも……恋人同士が愛し合っている…
「ああッ…あんッ…はっ…あぅッ」
思考は彼女の喘ぎに遮られる。
その声を聴きながら…もっと深く、もっと奥まで繋がりたくなったブレイダーは
腰に力を入れて前に突きだし、彼女の腰を引き寄せる。
「ああッッ!」
彼女の声を聴きながら、この心地良い一時の時間を過ごしていく…
やがて抽挿を続けているのも限界に達したブレイダーは、一度大きく腰を引いてから
最後に力いっぱい突き込んで、肉棒全体をエルメスの膣に挿入した。
「あぁぁぁッああーー…ッッ!!」
どくん どく どく どく…
ブレイダーは込み上げてくる精液をエルメスの子宮に注ぎ込む。
彼女を抱き締め、最後の一滴まで…
「あ…うぅ……ブレイ…ダー…」
甘えるような声を出して自分の名を口にする彼女…
「エルメス…」
それに応えるように彼女の名を呼び、優しく口づける…
「ん…んん…」
甘い時間は、人生で初めての甘く切ないキスの味で幕を下ろした…
剣を構えるブレイダー。その剣を突き立てている場所は……エルメスの胸の上…
既に彼女には服を着せている。
さすがに全裸のまま刑の執行はできないし、したくない…
彼女は一切の抵抗を見せず、ただ黙ってその剣に自分の体が貫かれるのを待っている。
「……何か、言い残すことは…ないか…」
「……」
何も言わずに暫し沈黙している彼女。
「……………そうね…特に……ないわ…」
「……そうか」
手に力を入れるブレイダー…そのとき…
「ああ…一つだけ…有ったわね…」
「………何だ?」
………貴方に…出会えて………よかった……
彼女と自分が恋人同士だったら…どんな感じだったのだろう…
ブランド物を好みそうな彼女は、無茶なプレゼントを要求してくるのだろうか?
それで俺の財布は空っぽになって、次の給料日までひもじい思いをしているのかもしれない。
いや、彼女はそんな俺を見て「しょうがないわね…」などと言って、食事を作りに来てくれるのかな?
そして給料日には「食べさせてあげたのだから、これぐらいは当然よね?」とまた我が侭を言うに違いない。
嫉妬深い彼女は、俺がちょっとでも他の女を見ていたら機嫌が悪くなるだろうな。
機嫌が悪くなった彼女のご機嫌取りは大変だ…また一つ、彼女の我が侭を聴かなければならない…
だから同僚に「彼女は美人だけど、我が侭で嫉妬深いだろ?お前、よく続いてるなぁ…」と呆れられる。
だけど俺はこう答えているだろう…
……それでも俺は、エルメスのことが……好きだからな……
「銀河…連邦、刑法第2条に、2条に…従って…け、刑を…刑を…」
震える声で死刑執行を告げる彼…目を瞑ってそのまま死を受け入れようとしていた私は…彼の震える声に目を開ける…
「何を……泣いているの…?」
彼は目から大粒の涙を流して頬を濡らしている。
「……」
私の胸の上で構えるブレードが震えている……
バカな男……たった一度抱いただけの私に…情でも湧いたのかしらね…
「私は…」
だから言ってやる…この…偽善者で…泣き虫で…バカな男が……
「私は…生きて帰ったら…悪の限りを尽くすわ…」
……立ち止まったりしないように…
「殺して、奪って、陵辱して、苦しめて、それを延々繰り返し…そして、全銀河を恐怖で支配してやるわ!」
「……そんなことは…させない」
私の言葉を聴いた彼は、ブレードを高く掲げ、宣告する…
そう…それでいい……貴方と私は……正義と悪なのだから…
「刑を……執行するッッ!!」
高く掲げられたブレードが…エルメスの体に向かって……振り下ろされた…
……ジャドーベース……
ジャドーの前線基地にして、様々な違法研究がなされている巨大な施設。
その最上階にて、壮絶な戦いが繰り広げられていた。
強力な敵の攻撃に倒れ伏したブレイダーは、地に足を付き立ち上がろうとするも、思うように力が入らない。
必死に立ち上がろうとする彼を嘲笑うかのように、硬い機械の脚が横から彼を蹴り飛ばす。
「ぐぁぁッ…!」
圧倒的な力の前に、為す術もなく倒れるブレイダー。
ガシャッ ガシャッ ガシャッ ガシャッ
彼に近づいてくる機械の足音。
「…大した物だな…この儂を相手にここまで闘えるとは……少々貴様を見くびっていたようだ」
見上げる巨体は機械の体…まるで全身が兵器で出来ているかのようなその体の持ち主
ジャドーの最高幹部にして、首領キングジャドーの参謀…ウエポーンは自分と激闘を繰り広げたブレイダーを賞賛する。
「さすがは、我がジャドーの四人の将軍達を倒しただけのことはある」
よく見ればわかるが、ウエポーンの体にも多数の傷が付いている。ブレイダーの攻撃による傷だ。
ウエポーンは参謀として、また科学者として常に後方に控えて普段は戦いとは無縁である。
かといって戦闘が出来ない訳ではなく、その力はジャドーのbQとして自他共に認められるものであり
仮に四将軍が四人がかりでウエポーンに挑んだとしても、返り討ちにされるだろう。
首領キングジャドーも彼には一目置いている。
「儂が復活させた将軍達の合体したショウグンダーを倒したこと、そして儂を相手にここまで闘ったことには素直に敬意を表そう」
そのウエポーンの前に、何とか立ち上がるブレイダー。
「光栄だな……悪名高いジャドーのウエポーン博士に…そこまで言われるとは…」
ウエポーンを見上げてそう言いながらも、自身の体がもはや限界であることはわかる。
「だが……ここまでのようだな」
奴の言う通りだろう…どう足掻いても、もはや勝ち目はない…
体力は底を付き、アイテムも何一つ残ってはいない…
あの機械の腕で、ゴミのように吹き飛ばされて終わりだ。
「……ここまで…か…」
口にしたくなかった言葉。大きすぎる力に…俺は今屈する…
「死ねッ!ブレイダーッ!!」
覚悟を決めたブレイダーは、それでも悪には屈しない!と、ウエポーンの顔を睨み付ける。
そんなブレイダーを、顔を歪めて笑いながら腕を振り下ろそうとしたウエポーン。
……だが。
「…!?」
いつまで立っても来ない攻撃に、あらためてウエポーンを見るブレイダー。
先程まで醜悪な笑いを浮かべていた顔は、驚愕の表情に変わっている。
「か…体が、動かん、」
ホーッホッホッホッホッ…改良型電磁ムチのお味は如何でしょうか?ウエポーン博士。
カツーン カツーン と響く足音。その足音はウエポーンのすぐ後ろで止まった。
そこに現れたのは…冷たい印象の整った容姿に、太腿まで届く薄い紫の長い髪、大きく豊かな胸。
手に電磁ムチを握っているピンク色のマントを着た色っぽい女性…
「き、貴様はッ!」
「お久しぶりですわ、ウエポーン博士」
「エルメスッ!!」
現れたのはジャドー四将軍の紅一点、エルメス将軍。
「………将軍達を復活させた時、貴様だけが居なかったので妙に思っていたが……やはり生きていたのか」
先程、ウエポーンが四将軍を復活させた時、エルメスだけが復活しなかった。
それもそのはず…彼女は生きていたのだから…
だが、ウエポーンにとってはそんなことはどうでもいい…問題は…彼女が自分に攻撃をしていることだ。
「貴様、一体どういうつもりだ?儂を攻撃するなど…ジャドーを裏切る気か!」
怒りを露わにして吠えるウエポーン。
「ホホホホ…裏切るなどと、とんでもありません。……ただ、」
「ただ、何だ?」
訝しむウエポーンに不敵な笑みを浮かべて彼女は言い放つ。
「頂くだけですわ…ジャドーの全てを…そして、キングジャドー様…いえ、キングジャドーに成り代わって全てを支配する!」
「ク、クククク…何を言うかと思えば、愚か者めがッ!貴様如きがキングジャドー様に叶うとでも思っているのか!!」
自分の前でボロボロになっているブレイダーに破れたエルメスが、あの圧倒的な力を持つキングジャドー様に勝てるものか!
キングジャドー様どころか、この儂にすら遠く及ばぬ!
そう思い、目の前に居る愚かな女を見下すウエポーン。
しかし彼女は全く態度を変えない。
「さあ…それはどうかしら?少なくとも貴方「如き」には負けないわね」
「貴様〜ッ!いいだろう…ブレイダー共々始末してくれるわッ!!」
ウエポーンはエルメス、そしてブレイダーに襲い掛かっていった。
だが、エルメスは彼の本気の一撃を見切り、あっさりと躱す。
「何…!?ば、バカな、貴様如きに躱せるはずがッ!?」
もっとも、その後に繰り出した彼女の攻撃も受け止められてしまったが。
「くッ!重いッ!」
エルメスは明らかに強くなっている。
以前の彼女ならば彼の最初の一撃で地に伏していたことだろう。
「以前の彼女」ならば…
「何故ここまで…!」
「何の勝算もなく貴方に挑むほどバカじゃないわ。私がブレイダーに敗れてからどれだけ時間が経ったと思っているのかしら?」
ブレイダーに敗れた後、彼女は自分の技を磨いていたのだ。
もう二度と、敗北を喫したりしないように…それだけの時間は十二分に有った。
「その程度のことに考えが到らないなんて……怪人の研究開発ばかりしていて、惚けたんじゃありませんこと?ウエポーン参謀」
遙かに格下の筈だったエルメスにバカにされ、激怒するウエポーン。
「黙れェッ!」
エルメスは確かに強くなった。それでも互角では勝てない…だが、此処にはもう一人居る。
「ブレイダー!これを使いなさい!」
彼女はブレイダーに回復アイテムを投げる。
すかさず受け取り使用、みるみる体力の回復したブレイダーは、彼女とウエポーンの間に割ってはいる。
「第二ラウンドだウエポーン!!」
エルメスの電磁ムチで痺れさせ、ブレイダーが攻撃。
二人の連携に手を焼きながらも、必死で反撃するウエポーン。
いつ果てるともない激闘は続いた…
「ブ、ブレイダーよ、ネオドクロンガーのバリアーは儂が切っておいた…これで貴様のジェット機で乗り込めるはずだ…」
激闘の果て、ブレイダーとエルメスはウエポーンを倒した。
彼にとって誤算だったのは、エルメスが以前に比べて遙かに強くなっていたことだ。
今の彼女は、単独でもウエポーンと互角の闘いが出来るほどに強くなっていた。
その彼女とブレイダー…二人を相手に闘えば彼が敗れるのも無理からぬ事…
「これも、キングジャドー様の…ご命令だ…どのみち貴様は……死ぬのだ…」
瀕死のウエポーンはエルメスを見て言葉を続ける。
「す、すばらしい進歩だ、だが、儂を倒したくらいで、いい気になるなよエルメス、貴様など、き、キングジャドー様の、足下にも、及ばぬ、わ……」
そこまで言って、ウエポーンは息絶えた……
「ありがとうエルメス。君のおかげで助かったよ」
絶体絶命のところを彼女に助けられたブレイダー。
「勘違いしないで…私は借りを返しただけよ」
命を助けられた借りを、命を助ける事で返した。
そう言うエルメスを複雑な思いで見るブレイダー……結局、彼はエルメスを処刑することは出来なかったのだ。
「君は、これからどうするんだ…?」
「言ったはずよ、キングジャドーを倒して私がジャドーの首領になるって」
悪の秘密結社ジャドーは潰さなければならない…全銀河の平和のためにも。
だから彼女の発言を、行動を見逃すことはできない。
たとえキングジャドーを倒しても、彼女がジャドーを支配して地球を、銀河を征服しようとするのならば意味がない…
「させないぞ、そんなこと」
「だったらどうするのかしら?「君を…」逮捕する…できないわね。……自ら法を破った貴方には」
言い掛けた言葉を遮って、エルメスは彼の罪を口にする。
彼女を見逃してしまったブレイダーは銀河連邦刑法第2条違反に該当する。
発覚すれば即懲戒免職、場合によっては彼が罪人として裁きを受ける立場になってしまう。
「ほら、どうするのかしら?バカで泣き虫の偽善者さん」
そう言って彼に近づくと、彼女は固まって何も言えないブレイダーの頬を優しく撫でる。
「エ、エルメス…き、君は、」
「ホホホホ…貴方に私を捕まえることはできないわ……んっ…」
「んむっ…!」
そのまま彼の唇に、自分の唇を重ねるエルメス。
舌を彼の口の中へと割り込ませて、彼の舌を探り絡みつかせる。
「ん…ちゅ…ふっ…んんっ…」
深く深く口付けてゆっくりと唇を離すと…自分を抱き、法を曲げて命を助けた偽善者の男は、ゆでだこのように顔を真っ赤にしていた。
「今度は……私が貴方を抱く番かしら…?」
ウエポーンの死体がすぐ横にあるというのに、気にも止めずにエルメスは俺を抱いた。
俺は抱かれてしまった……彼女の言うように、俺は彼女を逮捕することはできそうにない…
…俺は、エルメスに惚れてしまったから……
エピローグ
その後、ブレイダーとエルメスは共闘してキングジャドーを倒し、秘密結社ジャドーは一度滅びる…
しかし七年後、ジャドーは復活した。新たな首領、クイーンエルメスの下で。
その頃から妙な噂が銀河中で囁かれ始めた。
曰くクイーンエルメスの娘と、ジャドー関連の捜査を行う特別捜査官…宇宙刑事ブレイダーの娘は双子である、と。
双方の娘を見たことがあるという人の話では、二人の娘は鏡写しのように瓜二つなのだという。
宇宙刑事ブレイダーは既婚者で、七年前に結婚したらしいのだが、その奥さんは経歴その他一切謎に包まれていて、見た者は一人もいないらしい。
ただ本人曰く「ええ、妻とは一緒に住んでいません。でも、月に数回は合っていますよ。お互いに仕事が忙しいもので…」だそうだ。
憶測の域を出ないが、その妻がジャドー首領のクイーンエルメスなのでは?とも言われている。
それ故に銀河連邦警察とジャドーの争いは、二人の壮大な夫婦喧嘩だと、まことしやかに囁かれている。
だが、どれほど調べたところで二人が夫婦であるという確定的な証拠は出ない上に、銀河連邦警察も動かないので都市伝説的な物なのかもしれない…
しかし、都市伝説というものは一過性のもの…にも関わらず、宇宙刑事ブレイダーとクイーンエルメスの噂は
いつまで経っても消えることはなかった……
ある母と娘の会話
「ママー」
「なーに?」
「ママとパパは、どうしていつもケンカをしているのー?」
「それはね、ママが悪者で、パパが正義の味方…じゃなくて、偽善者だからよ」
「ぎぜんしゃー?」
「いい人ぶっている人よ」
「おねえちゃんとおんなじなんだー。ママはパパがキライなのー?」
「ママはパパが大好きよ…お姉ちゃんのこと嫌いなの?」
とても二児の母には見えない母親は娘の疑問に答えながらも、「姉と同じ」の後に「パパのことが嫌いか?」
と聞いてきたので、娘はもう一人の娘…双子の姉が嫌いなのかと思い、心配そうに聞いた。
「ん〜ん、おねえちゃん大好きー」
「そう、良かった……」
娘の答えを聴いて安心した母親は、「もう遅いから寝なさい」と娘を寝かしつけると。
自分も娘の寝顔を見ながら、「お休みなさい」と明かりを消して、今夜もバカで泣き虫で偽善者な夫の夢を見るのだった……
今日もバカで泣き虫で偽善者な正義の味方と、高飛車で我が侭で女王様な悪の首魁は、宇宙のどこかで闘っているのかもしれない……
終わりです
もう19年も前のマイナーRPGソフトです・・・
ブレイダーなつかしいwwwwwwwwwwwwwww
意外と難易度高いというか雑魚敵も攻撃力がやたら高かった覚えが
661 :
XXXR:2010/02/01(月) 21:02:47 ID:H+H3UcUb
>>659 GJ!!やっぱこういうのもいいなあ・・・。
>>647 そうですね、確かに彼女にとって大事なのは「勝ち負け」ですが、
「生き死に」がそれに付随するのは当然の事、とも考えています。彼女なりの「けじめ」ですかね。
ただ相手によっては、闘うことが純粋に楽しい、という時もあるでしょう。その筆頭が大介かな。
燕と華美の関係は、表面化していませんがちょっとギクシャクしてます。
大介の腹をザックリやっちゃった一件に関して「あれは勝負の結果だから」と全く悪びれない燕が、
大介至上主義者の華美としては面白くない訳です。
大介本人は何となくそんな空気を察して、「オレは気にしてないのに・・・」とちょっぴり悩んでいます。
・・・というか、こんな事書くよりSS一本作った方が、もっといい答えを返せる気がしてきた。
662 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 08:35:54 ID:kJ7Gt5i1
>>659 グッジョブ!
成長したら姉妹喧嘩も起こりそうな予感w
>>661 ご返答ありがとうございます
……後日談も含めて華美が報われないw
けじめですか、なるほど……
……燕は、(大介や怪人を除いて)人を斬った経験が、
というか(結果的に)斬殺した経験があるんでしょうか?
一応、こちらとしても最後の質問にするつもりですので
ご返答いただければありがたいです
663 :
644:2010/02/02(火) 09:25:57 ID:kJ7Gt5i1
すまん、最後とかいったが……ありゃウソだった
一応、ホントに最後にするつもりなので……こらえていただければ……
燕は一応、幹部という立場でもあったようですが、
実際どの程度、組織の活動に関わっていたんでしょう?
誘拐計画や開発した兵器について、事前に把握していたような口振りではあったけれど……?
連投申し訳ない
664 :
659:2010/02/04(木) 19:27:23 ID:MDFbjmzs
>>660 おお! まさか知っている人が居るとは! このゲームは強烈だった…
雑魚敵の特殊攻撃数回で死亡とか、普通に有りましたよw
>>661 普通に悪の女幹部と恋愛でした。 しかし、悪は悪のままにしてみました。
本人たちは幸せになれたけど、でも正義と悪ということで。
>>662 確実に起こりますw お互いに将来は、ジャドー首領(妹) 宇宙刑事(姉)
を目指しているので。 本当は仲良しだけど、素直になれない、みたいな感じですねw
スーパーファミコン用RPGゲーム ライブ・ア・ライブより
名無しさん×幕末編の中ボスの一人 淀君
名無しさん=このスレを見ている人、ということでお願いします。
665 :
659:2010/02/04(木) 19:28:37 ID:MDFbjmzs
名無しさん×淀君
自宅で「悪の女とH第6期目」というスレを見ていた筈の俺は、気がつくとライブ・ア・ライブの世界に入ってしまっていた。
一体何が起こったかのか分からない……よく二次創作SSで有る、現実から転移ってやつか?
でも何で俺が? 俺は現実の人間で、二次創作の登場人物じゃない…
それ以前にこんな状況だというのに冷静でいられる自分もおかしい…
今俺が居る場所は幕末編の淀君の部屋だ。
何故かご都合主義的に最強レベルになっていた俺は、とりあえず淀君を取り囲んでいた忍者を瞬殺。
いきなり襲い掛かって来たので仕方がないし、理不尽な出来事に対する八つ当たりとも言える…
とにかく現状の確認だ。
目の前に居る女は間違いなく幕末編の中ボスの一人…淀君。
ということは、本来おぼろ丸が通るべき道…イベントを、俺が通ってしまった訳か…
じゃあ、この後……
「ああ……危うきところを助けていただき、なんとお礼を申してよいか……」
「あ、いや……男は女を守るものだからな」
やっぱり……分かりきっていたが淀君に誘惑された。
考え込んでいる俺に、近づいてくる彼女。
「たくましい 御方……どうじゃ、妾と契らぬかえ?」
当然したいに決まっているが、そこは耐える。
ライブ・ア・ライブは何度もプレイしているので、彼女の正体も知っている…
「いや、それは…」
「これほど頼んでも、妾と結ばれるのは嫌かえ?」
嫌な訳がないだろ、個人的には今すぐにでも押し倒したい。
こんな美人とお近づきになるチャンスなど二度と無いだろう。
しかし、それが俺の魂と…命と引き替えなのはゴメンだ。
「もちろん結ばれたいとは、思ってる」
「おお! やはり妾が恋しいかえ?」
見え透いた芝居をしている淀君に、俺は言い放つ。
「ただし、あんたが俺の魂を喰わないのならな!」
ビシッと指を突きつけて言う俺に、淀君は一度俯いた後、明らかに空気を変えて笑いながら…本性を現した。
青白い炎に包まれた後に現れたのは、ゆったりと脱ぎかけの着物を纏い、大胆に胸をさらけ出している地に着くほどの長い黒髪の
美しく妖艶な姿の淀君。
「フ……アハハハハ!! 一目で妾の正体を見破るとは、大した男よなあ……しかし、愚かな殿方…素直に妾の申し出を………受け入れておれば良いものを!!」
そう言って淀君は俺に襲い掛かってきた……
666 :
659:2010/02/04(木) 19:31:27 ID:MDFbjmzs
淀君との戦いはあっさりと俺が勝った。いくら人間よりも遙かに強い妖怪である淀君とはいえ最強レベルの俺の敵ではない。
俺は傷つき横たわる淀君に近づくと、手持ちの回復アイテムを使い彼女の傷を治す。
傷が治り、完全回復した彼女は、戸惑いながら俺を見て口を開く。
「……何故じゃ、何故妾にとどめを刺さぬ? 何故妾を助けた?」
「そうだなぁ、何となく……かな」
特に考えが有った訳じゃない、ただ妖怪って言っても見た目人間と変わらない女を殺すのはな…
良くも悪くも現代日本人の俺には出来ない…
「……理解出来ぬ…妾はそなたを殺そうとしたのじゃぞ…それにまた妾がそなたに襲い掛かるとは思わぬのかえ?」
「まあ、来るなら来いってところだな。 その時は、また返り討ちにしてやるよ」
実際負ける訳がない。
さて、とりあえず色々と見て回るか。幸い今の俺なら危険は無いだろうし。
元の世界に帰る方法も探さないと…
そう考えて部屋を出ようとすると、淀君に呼び止められた。
「…待つのじゃ」
「何だよ、早速リベンジか?」
一応身構える俺に、淀君は首を横に振る。
「…違う」
「じゃあ何だよ?」
淀君は顔を上げ、俺を見つめて言った。
「そなたと…契りを交わしたいのじゃ」
何だ? 振り出しに戻るのか? ゲームの展開では良くあるな。
特定のイベントにおいて先に進むためには、倒さなければいけない敵がいたり。
選択肢が二つ有っても一方しか選べず、もう一方を選ぶと延々選択肢がループするっていう…
ただ、いくらイベント通り事が起こるといってもこれは現実でもあるし、淀君の台詞でこんなのは無かったし…
「俺の魂喰おうったって、そうはいかないぞ」
「そなたの魂を喰ろうたりはせぬ。……妾はただそなたと契りたいのじゃ…嫌かえ?」
そ、それなら、嫌な訳がない! こんな美人とのエッチを断るなんて有り得ないだろ!
というか、何でいきなりそんなことを言い出すんだ?
667 :
659:2010/02/04(木) 19:31:48 ID:MDFbjmzs
「い、嫌じゃないけど…何でまた」
「妾は、そなたの様な強い殿方は見たことがない…それに妾が妖と知った上で助けるなどと…」
そりゃあ見たこと無いだろうな。何と言っても俺は本来この世界には存在しない奴だしな。
だけど、強いって言うのは違う気がする。
今の俺の状態は、ゲーム改造機でも使ったような状態なのだから…
もっとも、そのことを彼女に言うつもりはない。
好意的に見てくれているのに、わざわざよけいなことを言う必要はないだろうし…
「それ故に、妾はそなたと結ばれたいのじゃ。………受け入れてもらえるかえ?」
それに加えて妖怪だからといって差別をしない俺が珍しいと。
「もちろんだ。魂を喰ったりしないのならば……俺もあんたと結ばれたい」
「そなたも妾が恋しいかえ?」
「…そうなるな」
「そうかえ!………それでは…妾と婚姻の契りを交わしてくれるのじゃな?」
いきなり結婚かよッ!……けど、まあ…いいか…さすがにこの世界で一人は嫌だしな。
元の世界に戻る方法は探すけど、最悪ライブ・ア・ライブの世界に永住の可能性も考えたら、とても一人では生きていけない。
淀君は長い黒髪に着物っていう現代ではほぼ絶滅した大和撫子な美人だし…それに俺、悪の女が好きだからな。
断る理由を探す方が難しい。
「ああ、俺で良かったら」
「おお!……それでは 妾とそなたは今宵…この時より夫婦じゃ……では、契りを交わそうぞ……」
あ、でもちょっとまて!
「淀君、その…俺…初めてなんだ……。だから下手かもしれない……」
正直、全く自信がない……女とした事は疎か、付き合った事もないのだから…
それに対して、魂を喰らうためにおそらくだが、男と何度も寝た事が有る彼女は経験豊富だろう。
彼女を満足させてやれる自身なんて俺にはない。
「そうなのかえ?…では妾が初めてという事じゃな………初いやつじゃ……」
そんなことは気にしていないのか、淀君は俺の体を抱き締めてキスをする。
「ん…くちゅ……んむ…ふぅッ…んっ…」
初めてのキスは俺が想像していたような唇を重ね合わせるようなものではなく、舌を絡ませて口の中を蹂躙されるという深い口付け。
気持ち良い……キスがこんなに気持ち良いとは……よし、俺も…。
「んんッ…」
今度は俺の方からも舌を絡ませていく。淀君の口の中に舌を入れ、さっき彼女にされたように彼女の口の中を蹂躙する。
しばらくの間そうして舌を絡ませ合う…
668 :
659:2010/02/04(木) 19:33:37 ID:MDFbjmzs
「ん……ふうっ………のう、そなた初めてというのは真かえ?……妾は…このような気持ちの良い接吻は初めてじゃ…妾に虚偽を申すと承知せぬぞ?」
唇を離して訝しげに、しかし頬を紅く染めて言う淀君。
どうやら俺が精一杯返したキスは相当上手くできたみたいだ。
しかし妖艶な女がこんな表情をすると、ギャップも有るせいか可愛い…
{美女=美しい}の、俺の定義が{美女=可愛い}に変えられそうだ。
「本当だって……」
でも疑われるのは嫌なので俺は彼女に信じてくれと言う。
「ホホホホッ、冗談じゃ。そなたは妾の夫…信用しておる」
……何だか手玉に取られそうだな…
「真に初いやつじゃ……」
そのまま俺は布団に倒されてしまう。淀君は俺を見下ろしている。
「…どうすればいいんだ?」
何もかもが初めてで分からない。
「何もせずともよい…そなたは妾にその身を委ねておればそれで良いのじゃ…」
言って、俺の着ている服を次々と剥ぎ取っていく彼女。
合意の上とはいえ、何だか逆レイプをされているみたいだ。
「それにしても…そなた、変わった着物を着ておるのう」
俺が着ている服は、普通のパジャマだ。
夜遅くに「悪の女とH第6期目」を見ていたから…終わったらすぐに寝るつもりだった。
別に珍しくもなんともない筈だが、この時代には無い物でもある。
外国の方は知らないが、日本には無いだろう。
「これはアメリカ…メリケンで手に入れた就寝時に着る服だ」
「ほう、メリケンで。……そなたメリケンに行ったことが有るのじゃな?」
「まあな」
異世界とか未来の服というよりは、余程説得力が有る。
というより、俺が異世界から来たとか言っても信用されないと思うし。
けど…俺のこと信用してるとも言ってるしな……時期を見て言うか…
669 :
659:2010/02/04(木) 19:35:05 ID:MDFbjmzs
そうこう考えている間に、素っ裸にされてしまった。
「うむ、ずいぶんと元気じゃな」
彼女の目は俺の下半身に向いている。恥ずかしい…
我が愚息は、既にカチカチに固まっているのだ。
これからされることを思えば、無理もないのだが…
「あ、あんまり見るなよ…恥ずかしいだろ…」
「ホホホ…恥じらうそなたを見るのも、妻たる妾の特権じゃ」
完全に遊ばれているような気がする…
「じゃが、それほどに恥ずかしいと言うのならば…」
言い掛けて、中途半端に纏っている脱ぎかけの着物を脱いでいく淀君。
シュルシュルと鳴る衣擦れの音が艶めかしくてエロい…
完全に服を脱ぎ捨てた彼女の裸体で、一番目を引いたのは、やはり胸。大きい…
「早々に妾の中へ迎え入れるとしようぞ…」
淀君は俺の腰の上に跨ると、ゆっくりと腰を下ろしてくる。
先端が彼女の膣口に触れたとき、思わず声を上げてしまう。
「あッ…」
俺の声を聴いた彼女は、一度俺を見てから言う。
「そなたが喘いでどうする…喘ぐのは妾じゃ」
無理言うなッ! 俺だって情けないとは思うけど、初めてなんだからそれぐらい見逃せッ!!
と、心の中で抗議するが、彼女の言う通りなので何も言えない…
「…では」
言うと、彼女は腰を下ろし、俺の肉棒が彼女の膣内へと咥え込まれていく。
ずぶずぶずぶ…
「…ッ…ッ!」
「あ…あぁぁ……わ、かる…かえ…?」
さっきみたいに情けない声を出さないように歯を食い縛って堪えている俺に
囁くように言う淀君。
「そなたの…一物が…妾の中に……入って…おる…のじゃぞ…」
完全に腰を落とした彼女。
言われなくてもわかっている…温かい…とても温かく湿っている彼女の膣内に、俺の肉棒が全て入っていることは…
「妾が……心地良くしてしんぜる故…そなたは、じっと、しておれ…」
淀君は俺の状態がわかっているみたいだ。
正直なところ…油断するとやばい。
「あ、はぁッ…あふッ…あぁッ…」
彼女は腰を上下させて、俺の肉棒をしごいていく。
じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、と水音が耳に届いてくる。
こんなに気持ちが良いなんて、予想外も良い所だ。
ぬるぬるとした膣壁と擦れ合うたびに射精感が込み上げてきて、それを必死で我慢する。
「うッ…淀君ッ…」
「な、なん、じゃ、?」
「俺、そんなに、持たない、」
言ってて情けなくなる…けど淀君は
「我慢、せずとも、良い、」
と言ってくれる。その言葉に甘えたくなるものの、もう少し堪えて、彼女の腰の動きに合わせ力を振り絞って突き上げる。
「ああ…ッ!」
その突き上げに背を仰け反らせて喘ぐ淀君。
一方的に快楽を与えられるのではなく、俺も彼女に快楽を与えてあげたい…
彼女の喘ぎを聴いて俺はそんなことを考える。
だが現実には厳しい。今の俺には無理だ。
「あッ、あッ、あぅッ、んんッ、」
「よ、淀君ッ、俺、もう…ッ」
俺の肉棒を優しく包み込んでくれている彼女の膣…もっとここに居たい…
そう思っても、限界が来ているのでどうすることもできない…
「わ、妾の、中に、出すのじゃッ、」
そう言って彼女が腰を下ろして来たと同時に、俺は腰を思いっ切り突き上げる。
ビュクッ ビュク ビュクビュク…
同時にイった俺は、迷わず淀君の子宮の中に精液を注ぎ込んだ…
「あ…あぁぁ…ああぁぁっ…! …中に…そなたの……熱いものが…入ってきておる…」
670 :
659:2010/02/04(木) 19:36:19 ID:MDFbjmzs
暫くして、射精が収まったことを確認した彼女は、繋がったまま俺の体の上に
自分の体を倒してきた。
視界に映る彼女の地に着くほどの長い黒髪…
そういえば、彼女の技で「えんようの黒かみ」っていうのが有ったな。
黒くて艶やかな髪が、燭台の蝋燭の明かりに照らされてとても綺麗だ。
触ってみたい…
俺はそっと彼女の髪に触れて、そのまま梳くように撫でる。
指を擦り抜けていく髪は細く滑らかで、とても触り心地の良い感触だ。
「どうしたのじゃ…? 妾の髪など触って…」
「いや、淀君の髪が凄く綺麗だから…つい…」
「髪は女の命じゃ…手入れは欠かさぬ」
確かにそう言うな。にしてもこんな地に着くほど長いと、その手入れも大変だろうな…
「大変じゃないのか? ここまで長いと…」
「もう、何百年もの間この長さじゃ…慣れればどうと言うこともない」
そんなものなのかな…
汗と体液を拭き取って、お互いに服を着た後、淀君は疑問に思っていたことを口にした。
「そういえば…そなたは何をしに此処へ来たのじゃ…?」
「へ…? あ、えっと、それは、」
「初めは妖怪退治にでも来たのかとも思うたが…妾と夫婦の契りを交わしたことを思えばそうではないのじゃろう?」
いきなりの質問に何と答えたら良いのか分からない。
正直に言えば何もすることは無い。
だが、「別に何も」と言って、それで彼女が納得するとは思えない。
「何を隠しておる? 正直に申せ。妾はそなたの妻なのじゃぞ。隠し事をするでない」
しびれを切らした彼女は、催促してくる。
時期を見て言おうと考えていたけど…下手な言い逃れはできそうもない…
ここは、正直に話そう…
「……実は…」
俺は洗いざらい話した。
(ネットって言っても分からないだろうから)本を読んでいて、気がついたら淀君の部屋に居たこと。
此処とは違う、異世界から来たことなど。
さすがに、「この世界はゲームの世界」とは言わない。
それに、俺が此処にいる時点で、もうゲームの世界とは言えない気がする。
俺と淀君が結婚なんて本来有り得ないのだから…
「異世界…とな」
「信じてくれなくてもいい…」
「否、妾はそなたを信じると申した筈。 荒唐無稽な話ではあるが、妾は信じよう」
671 :
659:2010/02/04(木) 19:37:14 ID:MDFbjmzs
彼女が信じてくれたことは、本気で嬉しかった。
普通ならば信じないだろう…
で、帰る方法は有るのか? と聞かれたので、予想の範囲でだが答える。
それは…尾手院王を倒すこと…
「何じゃとッ!? 院王様を…ッ!?」
尾手院王…幕末編のボスだ。
こいつを倒すことで幕末編は終了する。
だから可能性が有るとすれば、院王を倒すことぐらいしかないだろう…
「い、院王様は妾の主君じゃ! 如何にそなたと言えどそれは許さぬッ!」
だろうな…実際、おぼろ丸がこの部屋とは違う別ルートを通っても、「院王様の元へは行かせぬよ」と言って待ち伏せしている程
尾手院王に対する忠誠心は厚い。
だが、俺もここは引き下がれない。
「淀君…お前は夫よりも、主君を取るのか?」
「そ、それは、」
かなり卑怯な言い方だけど、仕方がない。
悩む彼女に、俺は駄目押しとばかりに抱き締めて言う。
「…淀君…俺と一緒に来てくれるんだろ…?」
彼女は少し間を開けてから、同じように背中に腕を回して俺の体を抱き締めてくれた。
「……そなたは…そなたは卑怯じゃ、卑怯者じゃ…」
「そんなことはわかってる…でも俺は…ん…ッ」
話の途中で彼女は俺の唇に口づけてきた。
「ん、んんッ、」
そんなに長いキスじゃなかったけど…うん、気持ちいい…
「…ん…………言わずとも…よい……妾も、そなたと共に行こう」
672 :
659:2010/02/04(木) 19:38:20 ID:MDFbjmzs
こうして俺と淀君は、尾手院王のところに向かったのだが、いざ来てみると最上階の院王の部屋には誰もいなかった。
「奇妙じゃな…。院王はいつも此処に居るのじゃが…」
この部屋に居るとの確信を持っていた淀君は、顎に手を当てて考え込む。
しかし、俺には此処に居ない理由に思い当たるところが有る。
「淀君、この上だッ」
「この上じゃと? 此処は最上階故、この上には屋根しか…」
「その屋根の上だよ!」
そう、おぼろ丸と囚われの男…こと、坂本竜馬の二人が別ルートを通って、先に院王のところに来ていた場合
この部屋での戦闘の後、院王は屋根の上に上る。
それを追っておぼろ丸と竜馬も屋根に上って、そこで{ガマ蛇変化}に変身した院王と最後の闘いを繰り広げるのだ。
俺たちは急ぎ、屋根の上に上ったが…もう既に戦闘は終わっていた。
「えいかげんにしちょけや……おんしゃあ一人の欲のために、人であることもやめてしまうような奴に…・この日の本が治められてたまるかよ…・!!」
屋根の上には、おぼろ丸と坂本竜馬…二人しかいない。尾手院王は屋根から落ちて死んだのだろう。
「お? おんしら誰じゃ?」
こちらに気づいた竜馬が話しかけてきた。
「ああ、あんたらと同じく尾手院王を倒しに来たんだが…遅かったみたいだな」
彼は俺たちを怪しむ所か、朗らかに笑みを浮かべて言葉を返してきた。
「はははッ、そうかそうか…偉い別嬪さん連れとるきに、ワシぁてっきり秘め事の後に、夜明けのお天道様でも拝みに来たのかと思うたぜよ!」
「あはは…」
思わず乾いた笑いが出てしまう。
半分当たってる…竜馬って鋭いんだな…
「そなたらが院王を倒したのかえ?」
状況から察してはいるようだけど、一応、竜馬たちに聞く淀君。
「おお、あんバカたれはワシらが成敗したぜよ」
「……そうかえ…」
にこやかに言う竜馬に淀君は複雑そうな表情を浮かべている。
無理もないか…いくら裏切ったとはいえ、先程まで主君と仰いでいたのだから…
そんな彼女に話し掛けようとしたときだった。
673 :
659:2010/02/04(木) 19:39:22 ID:MDFbjmzs
ドーンッ!
もの凄い音が海の方から聞こえてきた。
その音は続け様にドーンドーンと鳴り響いている。
「おッ! おお、おお、ずいぶんとハデにやりゆうにゃあ……そこまでせんでもワシは無事やに」
「むう、そういえば拙者、まだ名を聞いていなかった…」
今まで一言も喋らなかったおぼろ丸が、大砲に対する竜馬の反応に口を開く。
「あ? ワシかよ…? なんな知っちゅうと思うちょったぜよ…」
よく考えたら俺は竜馬のことを知っていても、おぼろ丸は知らないんだったな。
隣に居る淀君も知らないかも…
「ワシは、日本人……坂本竜馬じゃ! あの黒船はワシの仲間じゃきに!」
竜馬は両手を広げて自己紹介した後に、大砲を撃っている船を指差して言った。
彼の正体に驚いているおぼろ丸。
隣を見ると淀君は平静だ。知ってたのか…
「なあ、淀君は知ってたのか? 竜馬さんの正体…」
「妾は院王の口より聴かされておった……もっとも、あのような黒船までもを従えておるとは思わなんだが…」
漸く止んだ砲声……そして、海を見ていた竜馬が語り始める。
「今は誰が日の本を治めるがからぁて…そんなちんまいことで争いゆう場合じゃないぜよ」
確かにそうだろうと思う。
時代は少しづつだが、確実に歩みを進めているのだから…
そんな小さなことに拘っていては、日本は時代に取り残されてしまう。
それは歴史が証明している…
「ちんまいにゃ…ほんまにちんまいぜよ、人間は……」
だからこそ、竜馬のような人間は時代を開こうと、追いつこうと駆け抜けたのだろう…
日本を愛して居るからこそ…
「けんど、ワシらぁはどうしたち人間じゃあき…それは変えれん…」
人間はそんな簡単に交われるものでもなければ、変わらないものだ。
永い時間を掛けて漸く変わって行くものなのだから…
「けんど、これからの日の本はどれっぱぁでも変えれると……ワシは信じちゅうぜよ!」
そこまで話すと、竜馬はおぼろ丸に歩み寄る。
「けんどもったいないのにゃあ。おんしのような奴が忍びをやりゆうがは……どうな?ワシらぁとお天道様の下で一緒にやらんかよ?」
「むう…」
おぼろ丸は暫し俯いて考え込む。
「どうじゃ?」
再度竜馬が聞いたとき、おぼろ丸は顔を上げると彼に握手を求めて手を差し出した。
「………面白い」
「おお、そうか!」
おぼろ丸の手を握って破顔する竜馬、そして今度は俺たちの方に向いて想定外のことを言ってきた。
「おんしらも共にどうじゃ? ワシらぁと一緒にやらんか?」
674 :
659:2010/02/04(木) 19:40:33 ID:MDFbjmzs
いきなり話を振られた俺は、どう答えて良いのか分からない…
「わ、妾たちもかえ?」
「そうじゃ!」
「しかし、妾は……妾は妖なのじゃぞ…」
返事ができない俺の横で、淀君と竜馬が遣り取りをしている。
「そうかぁ、人間離れしとる別嬪さんじゃあ思うとったら、妖かぁ……けんど、妖ぃ言うても同じ日本人じゃき!」
淀君が妖怪だということを、全く気にしていない竜馬は、人間だろうと妖怪だろうと同じ日本人だと笑う。
院王については、自分一人の欲のために行動していたから、たとえ人間をやめていなかったとしても受け入れられなかっただろう…
「………少し、待ってはくれぬか? 夫にも聞かぬと…」
竜馬の話を聴いた淀君は、そう言って俺を見てくる。
「ほぉ! おんしらぁ夫婦かぁ!」
「そうなのじゃ……のう、そなたの考えを聴かせてはくれぬか? 妾はそなたに従う」
俺の…意見……………尾手院王を倒しても…未だ何も起こらない。
俺が倒したんじゃなくて、おぼろ丸たちが倒したんだけど、それは同じことだろう…
じゃあ……元の世界には………帰れない…ってことなのか…?
永住するのなら、一人では生きていけない…いや、どこでもそうだ。
人は一人では生きていけないのだから…
「俺は…」
だから俺は……永住する覚悟を…決める。
おぼろ丸や竜馬、そして…
「俺も…竜馬さんたちと共に…歩きたい!」
淀君と共に、この世界で生きていく。
「では、妾も夫と二人、そなたたちと共に行こう」
「おお それじゃあワシらぁは今日から、共に歩く仲間じゃきに!」
俺と淀君、竜馬とおぼろ丸、四人でしっかりと握手を交わす。
「そいたら今夜は、あの黒船の連中と祝いの宴じゃあ!」
夜が白み始めて、海の向こうから光が差してきた。
「……夜が明けるか……この日の本も、いつかは素晴らしい夜明けを迎えられると……ワシは信じちゅうぜよ……!!」
675 :
659:2010/02/04(木) 19:41:44 ID:MDFbjmzs
淀君と手を繋いで、ゆっくりと登ってくる朝日を見ながらこれからのことを考えている…そのときだった。
明るくなり始めていた空が急に暗くなって、時間が止まったかのように世界が静寂に包まれる…いや、事実止まっている…
そして、全てを憎悪しているかのような、体の芯から震え上がるほどの恐怖を覚える声が、どこからともなく響き渡ってきた…
「来たれよ……人の道に目覚めし者……人間に未だ幻想を抱く者よ……誘おう……真実を知らしめんがために……」
これはっ! ……魔王オディオ!!
ふと、おぼろ丸を見ると体が光に包まれていた。
忘れていた! 魔王オディオのことをッ!
俺の知っている通りに事が動くのならば…七つの時代、世界から…七人が召喚される筈…その一人がおぼろ丸だ。
考えている間にも、おぼろ丸の体は薄れていき、やがて消えてしまった。
頼むぞおぼろ丸、俺には何も出来ないが…彼の無事、そして勝利を祈ろう。
そのときだ……本来ない筈の言葉が聞こえてきた……もちろん相手は…魔王オディオ。
「異世界より訪れし観測者よ……」
俺の…事か…?
「この世界はお前の居る場所ではない……」
オディオの言葉が終わると、おぼろ丸がそうだったように俺の体も光だした。
くそッ、何でだ?…少しづつ薄れていく俺の体。
オディオは世界の異物である俺を弾き出そうって言うのか!?
つまり………元の世界に帰れる…
……これは…喜ぶべき、ことなんだよな…?
だけどそれは……彼女との別れを意味する…
俺は手を繋いでいる淀君を見る。
時間が、世界が止まっているので全く反応を示していない。
「……ごめん…俺は」
俺が帰る場所は、あの世界…
一緒に来てくれって言っておいて勝手だけど…
「俺は…帰るよ…」
彼女とは急展開だったから、まだ恋という程の感情を抱いていなかったのは幸いだ。
もし、本気で恋愛感情を抱いていたら…とても辛かっただろう…
でも、俺は忘れない…彼女との一時を…
ほんの僅かな時だったけど…俺、楽しかった。
そして、ゆっくりと俺の体が消えていく…
最後にもう一度淀君を見てお別れの言葉を告げる。
「……さようなら……淀君…」
意識が薄れていく…まるで夢から覚めるかのように…
そうして…俺の体は消えていった……
……妾も一緒じゃ……
676 :
659:2010/02/04(木) 19:42:54 ID:MDFbjmzs
エピローグ
ん…? あれ? 此処は……
気がつくと俺は元の自分の部屋に居た。目の前にはPCが有る。
いつの間にか電源が切れていた。
時計の時刻を見ると、30分程しか時間が経っていなかった。
間違いなくそれ以上の時間、あの世界に居た筈なのに…
「……夢…だったのか…」
だとすれば、とてつもなくリアルな夢だったな。
「そういえば…」
ふと、思い出した。{明晰夢}と呼ばれる夢が有るということを。
何でもその夢は現実と全く変わらないらしく、怪我をすれば痛みを感じ、食べ物を食べれば味がする。
水をかぶれば本当に冷たいらしい…
しかも明晰夢を見ているときにそれが夢だと気がつけば、夢を完全にコントロールすることが出来ると聴いたことが有る。
つまり…俺の場合、夢だと気づかずに明晰夢を見ていたのか……
考えていても仕方がない……リアルすぎる夢を見たせいか、30分しか寝ていないにも関わらず目がさえて眠れそうもない。
とりあえず、夜食のラーメンでも食べようかと近くのコンビニに買いに行って、家に戻ると
早速カップラーメンに湯を注いで待つ。
三分経ってふたを開け、いただきますを言って食べ始めたときだった。
「良い匂いがするのう…」
隣の部屋から声がした。
「一人で食事とは…非道いではないか、妾にも食べさせてはくれぬかえ?」
聞き覚えの有る声だ。いや、さっきまで聴いていた声…
俺は後ろを振り返らずにその誰かに聞いた。
「な、何で此処に、」
「申した筈…妾とそなたは……ずっと一緒じゃ」
その声は、さも当然とばかりに答えるのだった……
677 :
659:2010/02/04(木) 19:46:09 ID:MDFbjmzs
終わりです。
魔王オディオの境遇は、何度プレイしても報われないの一言です。
GOOD
JOB
超GJ
680 :
XXXR:2010/02/05(金) 11:35:49 ID:KZyTzCSo
>>677 またもGJ!! ググってビジュアルを確認してしまいました。
私・・・というか我が家のゲーム史はGBCからですが、
当然ながらそれ以前にも素敵な悪女がいるんですねえ・・・。
>>662 斬った相手は恐らく相当いますが、そのうち死んだのは怪人だけです。
これは燕が手加減したとかではなく、以前にも書いた「お約束」が適用されているためです。
しかしもし仮に死んだとしても、彼女にとってそれは当然の結果であり、背負うべき業です。
彼女はNOMに入った時点で、「人殺しになる覚悟」も、「いつか殺される覚悟」も決めているからです。
そんな燕のNOM時代の立場ですが、幹部と言うよりは「一人独立愚連隊」と言った方が的確な感じです。
身内殺しという嫌な仕事を引き受けている代わりに、「最低限言うことを聞いていれば、後は何をしても良い」というお墨付きを貰ってる感じですね。
他の幹部と同じ待遇を受けていますが、しがらみを無くして仕事をし易くするために、派閥などには全く所属していません。
部下やシンパも一人もいません。
ただし今はどんな怪人が何を目的に活動しているか、ドクトル・シャドウが次はどんなものを開発しているのか、といった点については、
常に通知が行きますし、彼女自身把握するように心がけています。これも仕事をし易くするため、
つまり誰を倒さなければならない状況になっても、すぐに対処できるようにするためですね。
こんな感じでよろしかったでしょうか?
何だか書き込むタイミングが悪かったようで、遅くなってしまってすみません。
こういった質問は話のタネにもなるので、むしろどんどん歓迎ですよ。
>>677 GJ!!
ネタとしてゲーム名とかキャラ名とかセリフとかを見たことあったけど、
僅かでも内容に触れたのは始めてかも。そういう意味でも楽しかったです。
そして『初いやつ』はかなりキた。萌えた。ナイスエロス!
ライブアライブといえばスクウェア三大悪女の一人アリシアさんがいるわけだが
あれは悪女というよりも(頭が)悪い女だからなあ・・・
女性型モンスターは魅力的なのがいっぱいいるのにどうしてこうなった!
旧スクウェアでエロい悪女といえば
バルバリシアとビューネイ
684 :
644:2010/02/07(日) 21:38:34 ID:n7MgdoCV
>>677 グッジョブ!
こういう純に惚れちゃう悪女もいい感じです
>>680 (自分で言うのも何ですが)妙な質問にお答えいただきありがとうございます
なるほど、燕の敗北への渇望は、それほど凄まじいものだったんですね
たくさんの質問に答えていただき、ありがとうございました
聞きたいことも尽きましたので、名無しに戻ります
GJ
お見事
悪の女幹部の新情報来てた
期待出来そうな感じかな
>>642 最近武装司書を見る機会があったのだが……ハミュッツ・メセタは
異常な戦闘力、中身の歪み方、乳の大きさ全てが素晴らしいな
味方側の悪女もアリ?
今から投稿します。
『官能の暗殺者4』
モーニングサービスや朝食のルームサービスなどはすべて断った。部屋には見られては
ならないものがあるのだから止むを得ない。
宿泊客用のレストランで朝食バイキングなどを終え、部屋に戻ってホテルを出る用意を
整える。自分の、そしてガイヤーの荷物もチェックしたところで思い出した。
(そういえば娼婦分の報酬、まだもらってないわね)
ガイヤーのバッグの中を引っ繰り返すと――高額紙幣が何十枚か出てきた。あれだけ
サービスして何度も抜いてあげたのだから、もっと高い金を取りたいが……まあ、死者に
そこまで要求するのは酷というものか。
紙幣の束を荷物に入れて一階に降り、ロビーで適当なホテルマンに声をかけた。
「ねえ、このホテルの支配人を呼んでくれない?」
「は? お客様? 支配人……でございますか?」
「ええ、ディメルオ・ラングロットでしょう? 彼に"リューシアが来ている"って伝えて
欲しいの。半端なところで伝えるのを止めたら、あなたのクビが飛ぶわよ?」
私がこう脅しても、そのホテルマンが動じたのは一瞬だけだった。すぐに「かしこまり
ました」と頭を下げ、バックヤードのスタッフルームへと消えていく。
ロビーのソファに座ってしばらく待っていたら、支配人の中年男性が血相を変えてやっ
てきた。あのホテルマンもよくあの程度の通告を上に取り次いだものだ。
「大変お久しぶりです、リューシア様」
その名は私が暗殺の時に使う偽名だ。
「こちらこそお久しぶりね、ディメルオさん。私がその名前で来たってことは――どうい
うことか分かってるわね?」
「は、はい。同室の方が"お眠りになったまま"、ということですね?」
その答えに満足した私は蠱惑的に笑ってみせる。
「ええ、その通りよ。後始末は任せるわね」
「かしこまりました。宿泊記録と痕跡の整理、お引き受けいたします」
私はディメルオに礼を言い、その足でホテルを出た。
キングダムホテルはこれから警察の捜査が入る。犯人の私が留まり続けるのは愚策だ。
市内の別のホテルに移り、そこを起点に各界への工作を仕掛けようか――などと思いつつ、
ホテル前のロータリーに出ると、すぐに声をかけられた。
「お待ちしておりました。おはようございます、ラセリア様」
振り返った視線の先にいたのは、私がここまで乗ってきた馬車の御者だった。私と目を
合わせると、頭を下げてきた。
「本日もよろしくお願いいたします。今日はいかがなさいますか? ガイヤー様からはラ
セリア様の望む場所に案内せよ、とのお達しです。隣国にお戻りになられるのでしたら、
昨日の国境までご案内いたしますが」
「ガイヤー様も根回しが良くて嬉しいわ…あなたも立派ね。本国に戻るのはしばらく先に
なるわ。今日は北部の十四番通りにまで連れて行って欲しいのだけど――」
「十四番通り……と申されますと、ホテル・グランスターですか?」
「さすがに知ってるみたいね。ええ、そこに行きたいの」
ホテル・グランスター。ネーディア市ではキングダムホテルに次ぐ名門ホテルである。
キングダムホテルよりも官庁街・議会場に近いため、政財界の要人が密会するのによく利
用されるという。
「かしこまりました。ご案内いたします。申し遅れました、わたくしの名はライゼンです。
ご用件は気軽にお申し付けくださいませ」
御者ライゼンは恭しく頭を下げ、馬車の扉を開けて私を車内へと誘った。
舗装された道は振動も少ない。快適な馬車の中で紅茶などを飲みつつ、私は市街地の様
子をうかがった。十四番通りのホテル・グランスターまではまだ距離があるようだ。
当初は自分でそこまで向かおうと思っていたが、こんなに手際よく迎えに来られては、
もう少しの工作が必要となりそうだった。
「ねえ、ライゼンさん。昨晩のことはあなた以外に知っている人はいるの?」
「いえ、わたくしだけです。極秘任務と聞いております。昨夜のお二人のことを知ってい
るのはわたくしのみ。奥様を始め、ガイヤー様のご家族やマスコミにも情報が漏れぬよう、
わたくしが選ばれました」
私に暗殺依頼が来ている限り、どこかから情報は漏れているはずだ。しかし彼が嘘を言
っているようにも思えない。やはりこれは盗聴か何かと考えるべきだろう。
「へえ……どうしてあなただったの?」
「推測ですが、わたくしはシュベルン家の御者を十年勤めております。わたくしだけでは
なく、父親も四十年にわたりシュベルン家にお仕えいたしました。もう家族ぐるみでの忠
臣と言っても過言ではありません。恐らくはその故かと」
「それは凄いわね…やっぱりお給料も高いの?」
からかうように聞くと、ライゼンは苦笑しながら答えた。
「幸いにも。少なくとも、辞めたいと思えるような額でも仕事でもございません」
彼の返答からは生真面目で優秀な使用人という人物像が浮かんでくる。品行方正で口も
堅いのだろう。召使いとしては理想的だ。
さて、どうやってこの男の口を封じるべきか。
今しばらくの時間が経てば、キングダムホテルから彼の主人が変わり果てた姿となって
発見される。私とガイヤー・シュベルンが会っていたのを知っているのは、この御者のラ
イゼンくらいだ。主人の暗殺ともなれば、この密会のことを警察にも包み隠さず話してし
まうだろう。それこそ私が逮捕されることを敵討ちと捉え、義憤のままに行動するかもし
れない。
(しょうがないわね)
これからいろんな男と会うために身を清めてきたんだけどね――などと思いつつ、私は
腹を括るのだった。
「ごめんなさい、馬車を止めて……」
ホテル・グランスターの十四番通りに入った直後、声の調子を弱め、室内から御者席へ
声をかける。程なくして馬車の振動が止まった。
「どうなさいました? お気分が優れませんか?」
ライゼンは慌てたように振り返る。彼の背後に設けられた窓を開け、私は苦しげな顔を
作って懇願した。
「ごめんなさい、調子がおかしいみたいなの……少し馬車を止めて下さる? 少し待てば
元に戻ると思うから」
「かしこまりました。何かありましたら声をおかけください。近くには病院もありますの
で、必要とあらばすぐにご案内いたします」
よく気の利く男だと思いながら、私は弱々しく言葉を返す。
「ううん、そこまでしてくれなくても大丈夫よ。でも、お願いがあるの」
「はい、何でございましょうか」
「ごめんなさいね…背中をさすってくださる?」
苦しげな声の中に微かな甘ったるさを交え、御者にそう頼んでみた。
「背中……でございますか。かしこまりました、今すぐ参ります」
微かに車が揺れた。道の端に馬を動かしたのだろう。
すぐにかちゃりと音がして、馬車のドアが開く。
「大丈夫ですか、ラセリア様」
「ええ、大丈夫よ…病気なんかとは違うから」
私は科を作って呼吸を乱れさせる。座席の隣にスペースを空けて御者を誘った。
「それでは失礼いたします」
ライゼンは戸惑う風でもなく私の隣に座り、一礼してから私の背中をさすり始めた。
「ああん……はぁ…」
私はまるでセックスで喘ぐような吐息を漏らす。勿論わざと、だ。
背筋を撫でさすられる度に甘い響きを呼吸に含ませ、嬌声のような息に熱を込めながら
ライゼンの様子を横目でうかがえば――案の定だ。私の姿に顔を赤らめている。
自分の体をかき抱くように、胸の下で腕を組む。するとバストが内側に寄せ上げられ、
二つの膨らみが刻む谷間が、より深く強調される。
着ている服も元々、胸元の大きく開いた黒いドレスだ。ライゼンからも乳房の谷間は丸
見えのはず。体を捩らせるようにしてドレスのスリットから巧みに太股も覗かせ、同時に
ガーターベルトなどもチラつかせる――さぁて、彼の視線は奈辺にありや、と思いながら
男の目線を探ってみた。
ライゼンは顔を真っ赤にしながら私の背中をさすり続ける。が、もう心はそれどころで
はないらしい。顔を上げれば艶めかしく悶える私の顔。視線を外せば豊かに育った乳房の
谷間。目を逸らしても魅惑的な太股とガーターベルト。そして先にはストッキングに包ま
れた長い美脚……彼がどこを見ようとも、私の体が男の性欲とフェティシズムに強烈な主
張を繰り返すことになる。
おかげで彼の視線は上下あたふたと行ったり来たりだ。もう内面では私の背をさするど
ころではないのだろう。目のやり場に困っている。下半身もさぞや熱くなっていることだ
ろう。
「これ以上いじめたら可哀想ね」と心中で笑い、私は下準備から籠絡へと段階を移すこと
にした。
ライゼンにしなだれかかり、肩を預けて顔を伏せ、苦しげに囁く。
「ありがとう、楽になったわ……ごめんなさいね。やっぱり私、調子が変なの……」
「だ、大丈夫ですか? 病院にご案内を……」
「ううん、それには及ばないわ……だって」
私はそこで伏せた顔を上げる。それまでの苦悶の表情が一変しているはずだ。
男に媚を売り、誘惑し、籠絡せんと狙うメスの獣――
「だって私……あなたに発情しちゃったんだもの」
言うが早いか、私はライゼンの首に抱きつき、一気に顔を接近させて唇を重ねた。
男の脳は目の前の現象を認識しているだろうか? 二つの唇が触れてなお呆然としたま
まの御者を絡め取るため、私は間髪入れず、舌で彼の唇を割った。
「んんぅ……ん、んん……」
未だ男の抵抗はない。大水が渓谷の隅々までを埋め尽くすかのように、私の分身と化し
た舌はライゼンの口内を生々しく埋め尽くす。
本人同様、愕然としたまま意思のない男の舌に、獰猛な私のそれが吸い付き、絡まり、
張り付き……男が獣の本能に従うよう、理性へ亀裂を入れていく。
舌先でライゼンの唇をなぞり、吸い、舌先を男の口内に送り込み、互いの粘膜を通い合
わせて男を刺激した。更に奥へと潜り込ませ、すぐにも触れる男の舌を、私のそれでノッ
クするようにツンツンと突っつき、誘う。
「……! んぐ、んんぅ……!」
ようやくライゼンの頭が事態を理解したようだ。しかしもう遅い。主導権は私が完全に
握っている。こうなった男を落とし損ねたことは一度もない。
その証拠にライゼンがようやく反応した――たっぷりと私の舌は男を蹂躙し、今もなお
気力を奪おうとライゼンの舌に絡みついている。
男の体に力が入った。これは抵抗の意志を示そうという動きだ。私の体から逃れようと
するのか、それとも私から主導権を奪い返すためかどうかは、まだ定かではない。
だがこの反応を見せた後、私は後者の意志を削ぎ落とすために、第二波を男に浴びせる
ことにしている。
「ううっ……く、ぬ…」
男が小さく震え、硬くした体からさらに力が抜けていった。代わりにのしかかるのが私
の体だ。強引に顔を男に迫らせ、まるで上から唇を奪いとるようなキスへ移る。舌使いは
今までよりも激しい緩急を見せ、唇から男の理性を粉砕しにかかる。
抵抗力を失い、力のなくなった男の膝の間に私は太股を滑り込ませた。今やこの上なく
勃起しているであろう肉棒と脚が服越しにこすれ合い、快感でオスを目覚めさせる。
肉体の密着度は先ほどより下げた。圧迫するような接触から距離を空け、二人の間に空
間も設けられるほどにだ。
けれどそれで誘惑の手を緩めるわけではない。唇を重ねながら男の胸板に乳房だけを押
し付け、上下に這わせる。前面に突出した私の豊乳だからこそ可能な芸当だ。
顔と顔が接しているために満足な視界が得られぬ男にとって、この胸だけの接触は強い
密着よりも想像をかき立てられ、激しい興奮を呼び起こす。いつでも野獣になっていいの
よ、とメスの肉体で主張することは忘れないのだ。
この間もずっと、私の舌先は男の口内を這い回り続けている。もし立って唇を合わせて
いれば、男の膝はガクンと落ちる。余りの刺激に力が抜けてしまうキスというものは存在
する。
こうして口唇の接合で圧倒し、男から抵抗する気力も失わせたところで、私はようやく
唇をもぎ離した。途端に互いの口から熱い吐息が漏れ、艶めかしい唾液の橋が私とライゼ
ンとを結んでいた。
まるでライゼンは息も絶え絶えだ。目の焦点が一向に定まらない。私がその瞳を覗き込
んでも、蕩けたように意志の光は感じられなかった。
「ふふふ……」
私は満足気に笑い、今度はだらんと垂れたライゼンの腕をとる。彼の指は……まあ可も
なく不可もなく、か。興奮を呼び起こさせるパーツではないのが残念だ。
腕を取られても未だに茫然自失としたままのライゼンだったが、その掌が私の胸元の膨
らみに導かれるに至り、ようやく正気を取り戻したようだ。
「おやめ、ください……!」
喉の奥から絞り出すような声だった。
「ふふ……どうして?」
ライゼンの手は誘導されるまま、私の乳房の上にある。服越しではあるが、男には夢の
ような瞬間だろうに。
「あなたの好きなようにしていいのよ……」
できるだけ甘ったるい声を作ってライゼンの耳元で囁いた。ライゼンは慌てて私の胸か
ら手を離し、頑張って理性を発揮してみせる。
「ラセリア様のお仕事は察しております。わたくしも生活に困るほどの薄給ではありませ
んがっ……断じてあなた様を買えるような立場ではございません」
なかなか可愛いことを言ってくれる。確かに貴族の使用人ごときが高級娼婦を買うこと
などまず考えられまい。だが、問題はそんなことではないのだ。
「お金の問題じゃないわ……」
私は口調を変えずにねっとりとそう囁き、片手を男の股間に滑り込ませていく。
「あなたとしたくなっちゃったの。素敵だったわよ、さっきのキス……ただでさえ発情し
てるときにあんな風にされたら、もう火がついちゃう……」
吐息の端々からも熱を滲ませながら、私は男の欲望に油を注いでいく。男の股間を愛撫
する手を巧みに翻らせ、スラックスのファスナーをゆっくりと降ろしていく。ちりちりと
小さく鳴る金具が、馬車の中でやけに大きく聞こえた。
「や、やめてくださいっ……」
ライゼンの声が必死さを帯びた。だが、その目の奥に期待の色があることも私は見抜い
ている。
「だぁめ。あなたがその気になるまでやめないわ……」
くす、と口の端から笑いをこぼしつつ宣言する。口では抵抗しているが、私をはねのけ
てまで拒絶することもない。誘導した手は今もそのまま、胸の膨らみの上にある。
こういう男は仕掛けてしまえばすぐに落ちる。引き下ろしたファスナーの中に手を差し
込み、慣れた手つきでその内側を撫でさすり、「男」の硬さを確認する。案の定、もう完
全に屹立している。このまま服の中に閉じ込めておいては可哀想なほどにだ。
「本当は私を抱きたいと思ってるんでしょう……?」
「とんでも、ない、です……!」
言葉ではそう言うが、彼の体には力がまったく入ってない。ライゼンからキスで力を奪
い去ったのは事実だが、女一人を弾き飛ばそうと思えばできるだろうに。
「嘘は言わなくていいのよ。あなた、さっき薄給じゃないけど私を買えるほどじゃないっ
て言ったでしょう?」
声の調子は相変わらずだ。欲望に絡みついて離れぬような囁きを続け、今度は男と体を
密着させていく。特に互いに接触した胸の感触からは、どうあがいても私の双丘を意識せ
ざるを得ないだろう。
「それって、つまり…んん……お金さえあれば、私を買うってことよね…?」
あれは咄嗟に出た言葉だろうが、恐らくはライゼンの本音が無意識のうちに出てしまっ
たというところだろう。私を見た男はその気になるに決まっている。
「じゃあ、私がお金なんかいらないって言ったら? ねえ、どうするの…?」
私にそう言われてやっと自分の本心に気づいたというところか。ライゼンは目を見開い
て愕然としていた。
下着とスラックスの前開きから、男の硬くなった肉棒を手の感触だけで引きずり出す。
同時に私は唇を男の首筋に這い回らせ、少しずつ頬を上へ上へと辿り、やがては耳にま
で達する。そこでこう刺激してやった。
「私にあなたの欲望を刻みつけてみたいと思わない……?」
その言葉と同時にライゼンの耳朶を甘く噛む。その瞬間ぴくっと震える男の体に、私の
精神がゾクゾクとした高揚感を覚えてしまう。
「私もね……あなたに私の欲望を刻みつけたいの。どうしてだと思う……?」
男の双眸と強引に視線を合わせる。この時、私と目を合わせ続けられる男などいない。
案の定ライゼンは視線を泳がせ、瞳もとろんと蕩けていく。
これで私の優位は決定づけられた。男が主導権を握り返すことは、もうない。
「あなたが私とガイヤー様の関係を知っているからよ……でも、このことは秘密にしなけ
ればいけないの。誰にも、ね」
スラックスを引き下ろしにかかっても、ライゼンは抵抗しなかった。かといって協力的
なわけでもないが、もうこの男は落ちている。すぐに下半身に何もつけていない状態にま
で脱がせばいい。後はもう私の思うがままだ。
「やめてください! 誰にも話しません! わたくしはこれでもシュベルン家に代々仕え
てきた使用人です。ですから決して……」
そんな言葉とは裏腹に、股間から生えた肉棒は硬く勃起していた。準備はできているか
らもっと快感を与えてくれと訴えている。
男の象徴は指と同様、並そのものだった。巨根でも短小でもないが、カリの張り出し方
はなかなか良い。女を絶頂に至らせるには充分だろう。
「政治家に代々仕えているのなら、わかるでしょう…?」
私は指先で男の亀頭を包んだ。ライゼンはビクッと怯えるように震え、顔色を変えた。
「政治の世界は謀略と裏切りが当たり前……」
指先でくりっと円を描かせ、一回り、亀頭のくびれをなぞる。
「だからこそ娼婦を呼ぶときも、あなたのような忠臣だけを使うのだけど……」
今度はゆっくりと二回転。ライゼンが小さく呻いた。
「そういう人物から主人が寝首をかかれたら……?」
今度は逆回しに一回転。早くも透明な液が滲み始めた。
「わかるでしょう? あなたがいくらガイヤー様に忠誠を誓っていても、政敵が彼を追い
落とすために、あなたに接触してくる可能性もあるのよ…?」
しみ出した粘液を亀頭で滑らせる。最早ライゼンの目と口は半開きのままだ。意識はあ
るようだが、まるで糸が切れた人形のよう。
「巨額のカネを掴ませて裏切らせる――考えられない話じゃないわね」
今度は焦らしながら三回転。「うっ……」というライゼンの喘ぎが、私の耳にだけ響く。
「秘密を知った人を黙らせるにはどうすればいいか……わかる?」
にぃっと口の端が持ち上がり、邪な笑みの形に歪んだのが自分でもわかる。
ぺろ……と唇を舌で湿らせ、熱のこもった言葉を繋ぐ。
「秘密をバラすことが不利益に繋がればいいのよ……」
私は半ばライゼンにのしかかり、上から黒い笑みで見下ろした。
「あなたは私とガイヤー様の秘密を知ってしまったの。だったら黙らせるにはどうすれば
いいか……」
もう自分の利益を守るためにこの男を籠絡しようとしているのか、それとも籠絡を目的
としているのかわからなくなってきた。
けれどそんな状態になったときほど、私の妖しさは最高に艶を帯びたものとなる。面白
いことに、男も私の計略に一番落とされやすくなる。
背筋と脳を痺れさせるような快感がぐんぐん強まってくる。男を掌の上で転がすことは、
それほどに楽しい。
「ふふふふ……あなたと私の間にも秘密を作っちゃえばいいのよね?」
情熱的な行動とは対極の、冷酷な双眸で男の眼を射抜きつつ――私はライゼンを取り込
みにかかった。
片手で巧みにドレスのファスナーを引き下ろし、軽く体を捩らせる。上半身の衣服はこ
れだけで重力に従い、するすると衣擦れの音を残して滑り落ちる。すると黒のブラに覆わ
れた乳房の膨らみと、対照的な白い肌が否応なく男の網膜に映し出される。
「どう? 興奮する?」
花や蝶を思わせる丁寧な刺繍で演出されたブラジャーの下で腕を組み、乳房の谷間を強
調しながら男を挑発する。あごを上げて見下すような視線を作りながら、男の目がどこに
向けられているかを見極める。
「ふふふ……案の定ね。そんなに胸が好き?」
ライゼンはそれまで胸元の膨らみと谷間を凝視していたが、私のこの一言で顔を背けた。
目も閉じてしまっている姿が、悪事を咎められた子供のようで可愛かった。
「この胸を好きなだけ触ってもいいのよ……?」
私は後ろ手にブラのホックを外した。後はこの魅惑的な膨らみの全容をライゼンに見せ
つけ、彼をケダモノに変えて骨抜きにするだけだ。
だが、ここで男の理性が最後の抵抗を見せてしまう。
「や、やめてください、ラセリア様!」
いや、その理性が見せたのは抵抗ではなく、"弱点"だったというべきだろう。
「わたしにはもう妻と子供がっ……!」
その言を聞いた私は更に興奮するだけだった。
信じられない。昇り詰めてしまいそうなほど激しい高揚感が快感となって私を痺れさせ
てしまう。途端に下半身が熱を帯び、どっと潤みを増すのがはっきりと自覚できた。
「くすくすくす……うふふふふふ……」
ライゼンの懇願は火に油を注ぐだけだった。隠した笑いをもう抑えられない。
これでもう思い通りにこの男を操れる。そう確信すると、私の微笑はどんどん悪魔的に
なっていく。
「だったら尚更、好都合ね……」
ライゼンのその抵抗は、灯火が消える寸前の輝きに過ぎない。ならば突風で消し飛ばす
のが礼儀というものだろう。
想定以上に良い条件が揃ってしまった。私と関係を結んで負い目を作ろうと思っていた
が、男が妻子持ちとなればその口をより堅固にさせられる。
不義、密通、背信、裏切り。そんな鎖によって私と彼は繋ぎ止められてしまうのだ。
「さっきよりずっと、あなたを可愛がってあげたくなったわ……」
相手に家庭がある程度で留まるはずもない。下半身にだけ残ったドレスを脱ぎ捨てる。
ブラと上下揃ったデザインの下着姿を見せつけるようなこともせず、私はそそり立った男
の肉棒をすぐ口にくわえた。
「あっ……」
声を上げたのはライゼンだ。
口の中に入ったペニスを巧みに愛撫する。唇、舌、口内の粘膜を男根に吸い付かせ、呼
吸の吐息と絡ませながら強弱、緩急をつけるように快感を生み出させていく。
「ラセリア様……っ!」
ライゼンの言葉にはもう諦念すら含まれているように思えた。私がこれほどの行為を続
けても抵抗を見せてこない。この男はもうここまでだ。
「ほら、どう…?」
上目使いにフェラを続けながら、挑発するように訊ねる。
ライゼンからの返事はない――が、その表情を見れば、感想など聞くまでもないことが
よくわかる。十数秒と経っていないのにもう溺れかけている。
今まで数え切れぬほど多くの男が、けれど一人の例外もなく私の口で果ててきた。耐え
られる男などいるはずがない。
それでも歯を食い縛って耐えるライゼンの姿を見ていると――彼の化けの皮を剥がした
くなってきた。
理性で抵抗する男を本能に屈服させ、自分の精神がこの私に屈服したのだということを
思い知らせたくなってきたのだ。
男のプライドをくすぐりながら理性と本能の葛藤を煽り立て、この真面目な男を手玉に
取ったら、どんな風に楽しませてくれるだろうか。
「ふふふ……ライゼン、あなたはどんな男なの…?」
強く吸いついて絶頂に至らしめるのはたやすい。が、ここではそれを控えて焦らした。
舌先を亀頭に這わせ、オーガズムの壁を限界で超えない程度に留めおきながら――男の
精神へと忍び入っていく。
「ガイヤー様みたいな…早漏とは違うでしょう?」
途端にライゼンの顔が歪む。そこにあるのは男の意地…だけではない。
生まれも育ちも立場もガイヤーには決してかなわぬライゼンが、唯一主人よりも上回る
ことのできる可能性を、その言葉から感じたのだろう。
「ガイヤー様は早かったわよ……昨夜なんか私に入れた途端にイッちゃったの。まるで童
貞みたいだったわ」
にやにやと笑いながらガイヤーの劣位性を召使いの頭に刷り込んでいく。まあ私に言わ
せれば男なんてみんな早漏だが。
むしろガイヤーより女性経験があるとも思えないし、この召使いが彼よりセックスが上
手いということもなかろう。
けれどもこういう言葉を投げかけることで、男の価値の根源にある性的な能力を私に誇
示したくなるはずなのだ。
「主人より優れた男だと証明してみたくない?」――私の言葉の端々から、そんな問いを
浴びせられているように感じているだろう。
そんな彼を葛藤させるのが妻子の存在だが、このオスの鼻先には極上の美女が釣り下げ
られている。果たしてどこまで耐えられるか見物だ。
「私の口や舌…気持ちいいみたいね?」
押さえていた手を離しても、男の性器は天に向かってそそり立ったままだ。
理性と本能の戦いを見抜いた上で、私は色っぽく囁いてみせる。
「発情してるんでしょう? この私に……ね?」
もう認めちゃいなさいよ。そんな口調で落としにかかる。
やはり舌先をペニスの先端に絡め、けれども裏筋やカリを刺激しないで焦らし続ける。
射精に至る寸前に留め続けることなど、私にとっては朝飯前だ。
「いいのよ、たっぷり葛藤してね。そのほうが気持ち良くなれるわ。あなたが私を押し倒
したくなるまで続けてあげる……」
舐める度に唾液を絡め、ぬるぬるとした感触を強くしながら肉棒の先を愛撫し続ける。
上目使いに見上げて男の表情をうかがう。圧倒的な快楽を与え、葛藤の天秤がどちらに
傾こうとしているのかを読み取りつつ、ライゼンに屈辱的な挑発を加えた。
「くすくすくす……なかなか強情なのね? ほとんどの男はここまででもう落ちちゃうん
だけど……」
男が耐えれば耐えるほど、私は楽しくて仕方がなくなるのだ。
「どこまで奥さんに操を立てていられるか見物だわ……こんなに勃起してるくせにね」
ペニスを握る手つきで男をバカにしながら、指先で軽く肉棒を弾く。この程度の侮蔑で
逆上してくれれば楽だが、どうやらそんな気配はまだない。
男の気持ちなど手に取るように分かる。私を振り切らなければならないのに、肉体に走
る快感が圧倒的で離れられないのだ。
「ら、ラセリア様、もう、もう、おやめください……っ!」
主に忠実な御者はうわ言のようなセリフで私を制しようとするが、その声もか細く、説
得力が余り感じられなかった。
だから、私は余裕を持って反撃するのだ。
「本当に嫌なら…もっと本気で抵抗してみたら?」
唇の端が持ち上がり、艶然とした雰囲気を作りながら言い放つ。
「力で弾き飛ばしてもいいのに、どうしてそうしないの? 男の力なら簡単でしょう?」
実際そうしてきても構わないのだが――答えのわかり切った問いを逆に返すのだ。
できるはずがないのだ。もうライゼンは私を抱きたくて抱きたくて仕方ないのだから。
「嫌だというなら、あなたはどうしてこんなに興奮してるの……?」
フェラを続けながらの上目使いで問う。この視線の角度に男は弱い。
顔を上げてライゼンの首筋をツツ……と舐める。情熱的な吐息を男の首筋から耳元へと
塗りたくり、更に情欲を駆り立てていく。勿論、この間は指先でくにくにと男の肉柱をし
ごき続ける。
「……今頃、奥さんはどうしてるんでしょうね?」
瞬間、ライゼンの体がまたもビクンと震えた。
この一言で男の頭の中には家族のことが走り巡るはずだ。
いつものように仕事に向かった夫の帰りを待って食事などを作り、子供を育てて家庭を
預かる妻の姿でも浮かぶことだろう。
なのにその夫と言えば、私のような娼婦に籠絡されつつある。一時の感情に流されて、
家族の思いや絆などを振り切ってしまいそうなのだ。しかも妻にすら見せられぬであろう
暗い欲望に火をつけて、だ。
一念発起したのか、ライゼンは私への抵抗を強めてきた。ぐっと強い力を込めて、覆い
被さる私の体を起き上がらせた。なかなか理性の強い男だ。
「いけません、ラセリア様。私は妻を裏切れない……」
……そろそろ持ち上げてから落とそうか。
「優しい旦那様なのね……奥さんが羨ましいわ」
性器をしごく手を止め、私はライゼンの顔を見据えた。この仕草から愛撫が止まるのか
と思ったのか、彼からは安堵の色がうかがえる。
勿論、やめるはずなどない。
「ふふふ……ねえ、ここから白いのを噴き出しても、まだそんなことが言える?」
言えないよね? 言外に有無を言わさぬ挑発を交え、肉棒を握る手の圧力を強めた。
「おかしいと思わない? こんなに私で勃起してるくせに妻のことを考えるなんて…無様
としか言いようがないけど?」
絶頂にはギリギリで至らない程度に裏筋を撫で上げ、亀頭を這い回る舌で、じわじわと
染み出す透明な液を広げていった。
「ほら…今までとは違うでしょう?」
愛撫の性質を変える。男を焦らす、ぬるま湯的な愛撫から一転。昇り詰めさせるための
攻めへと技を披露していく。
「男の感じるところなんて……もう知り尽くしてるんだから」
亀頭、カリ、裏筋……一擦りする度、醜く充血したペニスに浮き出た血管の上を這い回
る私の白い指先が、男の理性を破壊しにかかる。
「うわ、あっ、ぐ……」
声にならない声で男が喘いだ。ビクンと腰を引いて体が硬くなる。肉棒下部の玉がせり
上がって射精への準備を整え――
「駄目よ……まだイかせてあげない」
今回はここまでです。読んで下さった方、ありがとう。
このスレもほぼ1年ぶりですね。前にレスしてくださった方、感謝してます。
それでは、続きはまた後日にでも。
おちかれさんでーす
続き期待してます
おお、GJ
相変わらず描写がエロいしまさに悪の女って感じでイイね
それにしても随分久しぶりだからちょっと懐かしさを感じてしまったw
704 :
659:2010/02/11(木) 16:15:07 ID:Knd3Sw4T
>>680 SFCは良い悪女が結構居ますよ
>>681 悪のお姉さんに「初いやつ」って言われてみたいものです
>>682 同感です、アリシアさんは悪女というより残念な方です
>>683 バルバリシアとビューネイも良いですね。後、ロックブーケも
>>684 悪女と純は意外と相性いい気がします。純な男が周りに居ないから逆に新鮮なのかもしれません
>>701 GJ! これぞ悪の女ですね。ライゼンさん、どこまで耐えられるのか?
トレジャーハンターGのヘルとドラクルでしょう
悪い女に拷問されたいです
後は出すだけ、というところで私は手を離した。
「あ…う……」
妻への気持ちを守り切れた安堵と、射精できなかった不満が入り混じった顔だった。
あと一擦りもすれば果てたであろう。今は懸命に耐えようとする下半身が、体の芯から
噴き上げようとする精液を抑え込もうと奮闘している。
こういうのを見ていると、出してしまったほうがずっと楽になれると思うのだけど――
男にとって、裏切らずに済んだかどうかは射精の有無によって決まるものらしい。馬鹿げ
た話だと思うけど。
「ふふふ…私と奥さん、どっちのことを考えてたの?」
再び豊かな乳房の膨らみだけを男の胸板に押し付け、指先を亀頭の上だけで滑らせてい
く。無論、イキそうでイけない――そんな絶妙さは崩さない。
ライゼンは問いに答えない。もう自分でもわからなくなっているのだろう。精液を出し
てしまいたい、けれども出したら一瞬で快感が失われてしまう。家族を裏切るわけにもい
かない――これらの感情が交錯し過ぎ、けれど極上の快感を送り込まれ……もうまともに
順序立ててものを考えることもできまい。
「もっと家族のことを考えなきゃ……駄目よ?」
男の耳元でねっとりと囁き、真っ赤になったライゼンの顔と戸惑いの瞳をじっくりと堪
能してから、更に男の性欲を煽動していく。
「頭の中を、妻と子供でいっぱいにしてね……」
体をずり降ろしながら乳房を男の胸板に這わせていく。先ほどの抵抗が最後の気力を振
り絞ったものだったのか、それとも射精を耐えることで精一杯なのか、ライゼンはもうさ
れるがままだった。
〈落ちたわね……〉
私の双眸もすっと目尻が下がる――もう少しこの男の心を料理してやろう。
「こんなこと、経験ないでしょ……?」
ライゼンの顔に微かな疑問符が浮かぶ。何が未経験だと言っているのかわからない、と
いったところか。
「駄目だとわかっていても、興奮して勃起してしまうなんて……ね?」
侮蔑のニュアンスを込めて囁くと、ライゼンはその瞬間だけ歯を食い縛る。悔しいけれ
ども、私に絡めとられて抵抗できなくなっているのだ。
「もうわかってるでしょうけど…あなたをイかせるなんて造作もないの。男を満足させる
テクなんてもう全部知ってるからね……」
掌で肉棒を包み、するすると上下の往復を繰り返す。指先がカリのくびれを通り過ぎる
度、忠臣の御者は体を硬くして我慢してみせる。
しかし、もうこれは抵抗と言えるだろうか? 射精したら快感も絶頂に達するものの、
その瞬間に男の快感は消失してしまう。私にはそれを嫌がる男の悲しい葛藤のようにしか
思えなかった。
そんな悲しい葛藤はもっとある。それをキーワードにして男を嬲る。
「口先ではどんなにカッコつけても、ペニスをこんなに硬く勃起させてたら説得力なんか
全然ないわね。本当、男って悲しい生き物だと思わない?」
今度はぎゅっと欲望の柱を握り締めてみた。軽く痛みさえ覚えてしまうほどに強くだ。
「認めなさいよ、私で勃起したことを……ね?」
男の目に恐怖の色彩がさっと走った。認めてしまうことが妻への背信だと思い込んで疑
わないその表情……ゾクゾクする。
「昨夜のガイヤー様、早い上にテクも薄くってさ……物足りないの」
ホックを外したままブラは体にまとわりつかせていたが――いよいよ肩紐からするりと
落とす。途端に釘づけになるライゼンの視線を意識しながら、私はゆっくりと見せつける
ように、ブラを外して乳房を晒してみせた。
「どう? 完璧でしょう…?」
並み外れた豊かさを誇りながら、決して垂れていない極上の膨らみ。左右対称の見事な
造形美は、この美しい形をそのまま保ちたいと思わせるが、同時に男を暴走させ、自分の
モノにしてメチャクチャにしてやりたいと思わせる魔力も持っている。
上向きで張りのある膨らみの先端にある敏感な突起も、まるで欲情済みであるかのよう
に微かに勃起しているように見えよう。
別に興奮して勃っているわけではない。私の乳首は平均より微かに高さがあるだけで、
男に触られればもっと扇情的な姿を見せるようになる。
男の好みに適合する薄桃色の乳輪も、乳房全体のバランスを崩すような大きさはない。
むしろ小さく控えめな花を咲かせているように見えるだろう。まさに男の偶像を体現した
乳房だという自信がある。男が釘付けになるのも当然だ。
言葉で男を嬲るのだから、口での愛撫は差し控えたい。
だから私は――男の眼前でぷるぷると震える二つの乳房で、ライゼンの興奮し切った勃
起を挟み込んだ。
「う…あ…ああっ!」
途端にまたライゼンの体が硬直し、射精の兆候を見せる――が、まだイカせない。
挟んだだけで愛撫には至らない。寸前で彼も我慢してくれた。もっと胸の谷間と言葉で
男を弄ぶのだ。
「今頃、奥さんと子供…心配してるかもしれないわね。帰りが遅いお父さん、どうしたの
かなって……」
ペニスを挟んだ乳房の膨らみを左右交互に上下させる。心なしか更に肉棒が硬度を増し
たように思えた。
「そのお父さんはこうして今……妻とは違う女を相手に、射精したくて仕方がない……」
乳房の谷間からはみ出した亀頭を舌先でからかい、更に心の裏側を呼び覚ましていく。
女のように喘いでしまうライゼンの苦しみと快感が手に取るようにわかった。
「ふふふふ……男なんてみんな同じね。妻子がいると言っても所詮は口だけ……こうして
コレを勃起させてるのがあなたの本性なのよ」
私はそう男を罵りながら、ペニスを挟んだ胸をくねらせた。ぬるりとした先走りの液が、
もっと大きな快感を求めて分泌されてくる。
ライゼンの顔はもう、生きた人間のものではなかった。
「お……おやめ、ください、ラセリア様……っ!」
最早彼が意識の中でそう制しているのかも怪しい。崩れかけた堤防を直すために決壊さ
せるしかない矛盾がそうさせている。
「もう破裂しそうね…もっと気持ち良くなりたいでしょう?」
そろそろフィニッシュを迎えさせてあげよう。これ以上いじめるのも可哀想だ。
男の本能と理性の間での戦いに、決着をつけさせるための快楽を彼に送り込む。
「気を失うくらい気持ち良くしてあげる……」
鼻にかかったかすれ声で囁き、私は欲望の柱を包む豊乳を激しく交互に動かした。快感
が途切れぬように、合間に埋まった肉棒へと悦楽の奔流を流し込む。
「うっ!」
途端にライゼンが体を仰け反らせ、身を硬直させて腰を引こうとした。男が限界を迎え、
本気で射精を回避しようとする反応だった。
勿論狭い馬車の中で私に密着されているから、離れることもままならない。これでもう
抵抗はできないのだ。
男の肉棒の先端を乳房で圧迫しつつ、谷間深くに埋めたその瞬間――
「うああっ!」
哀れな獲物が呻いた。今までよりも激しく肉体を硬直させ、身をピンと張って全身に快
楽の絶頂がほとばしるのを受け止めている。
その快楽の反応が現れるのは下半身だ。私の柔らかな胸元で、ペニスが激しく痙攣しな
がら白い情熱を射ち放ち、乳房の峡谷に熱くて粘る流れを作り出した。
二度、三度、四度……肉棒がビクビクする度に、谷間に流れる白濁の量は増していく。
吐き出される量はやはり並みというところだが、谷間に打ちつけられる精液の勢いは凄い。
私のパイズリが男をそれだけ狂わせたということだ。
「ふふ……ついに出しちゃったわね? 家族を裏切ってしまった気分はどう?」
胸元を這い下りる精液を指先ですくい取り、ゆっくりと口元へ運んで舐め取ってみせる。
私自身も恍惚とした表情を浮かべ、男の理性を打ち砕いた自分の魅力に酔い痴れた。
「背徳感すらも快感だったでしょう……?」
未だ収まる気配のない勃起を掌で愛撫しながら、絶望でいっぱいの男の顔を覗き込み、
私は優位に立った者の持つ冷笑を見せつけた。
「しかも妻の中より、私の胸の谷間のほうがずっと気持ち良い…と思っちゃったでしょ?
あっははははっ!」
谷間に残る白い精液をライゼンの前に晒しながら嘲笑う。こんな屈辱的な経験などした
ことがあるまい。このとき、男の目は虚空を泳ぐだけと相場が決まっている。
あれだけ激しい射精ならば、男にも並み外れた快楽が与えられている。ましてや私の卓
越した技巧に並の女の膣ごときがかなうはずもない。一瞬でも妻より気持ちいいと思って
しまったのならば、それだけで男は罪悪感を覚えずにはいられないのだ。
「でもよく耐えたわね…あなたなら余りの快感に気絶しちゃうと思ったんだけど。そんな
に経験豊富でもなさそうだったしさ」
私は座席の体面に座ってライゼンを見据え、余裕の微笑を浮かべて挑発してみる。
「ふふふ、坊や……これでもう終わりじゃないでしょ?」
言うまでもなくライゼンのほうが私よりも年上だ。が、私に手玉に取られる男なんて、
みな子供と変わらない。敢えて「坊や」と呼んで優劣の位置を強調する狙いがある。
ブラジャーと同様に豪奢なレースの下着の腰紐を解く。局部を覆う布切れは手を離すだ
けで、ファサッと小さな音を残して床に落ちた。ガーターベルトとストッキングだけが残
された姿態は、全裸よりも艶めかしく映ることだろう。
そうして私は横たわったままのライゼンにまたがった。激しい射精の後に弛緩した男の
肉体で、唯一硬直したままのペニスを下の口へとあてがった。
「あなたを弄んでるうちに興奮してきてね……もう溢れるくらい濡れてるの。前戯なんか
もう必要ないわ。今から中に入れさせてあげる……」
ガイヤーの命を奪った私の膣の快楽……同様にこの男の口を封じることもできようが、
そこまでする必要もない。私の肉体で黙らせれば充分だろう。
この男は妻への背信行為を共有することで、私と繋ぎ止められるのだから。
ゆっくりと腰を落としていくが、ライゼンはもう逆らわなかった。たった一度の射精だ
が、彼にとってそれはただの射精ではなかったのだ。守らなければならない最後の一線を
破壊された衝撃と罪悪感は計り知れないダメージだったのだろう。
だとすればもう、この男はもう落ちていくだけである。
抵抗などほとんど感じない。それほど滑らかに男の欲望が私の下半身へと浸透していく。
ぬるぬるとした愛液の潤滑に導かれるように、私の中へと男根が潜っていった。
「いつでも好きな時にイっちゃいなさい……」
邪悪な笑みを浮かべて腰を落とし切る。肉棒が内側の粘膜をえぐるのが心地いい。
根元まで挿入し、中が埋まった感覚にふるふるっと体を痙攣させ、男を上から見下す。
「が…う、あ……」
耐えている耐えている。沈没寸前のようだがなかなか見上げた根性だ。並の男などこの
時点で果てる。が、妻への思いと執念がここまで堪えさせているのだろう。
「くすくすくす……おめでとう。ガイヤー様より長持ちするみたいね。あなたの主人はも
うこの時点でイッちゃったんだから」
といっても私が少しでも膣を締めるか、腰を振れば一瞬で果ててしまうだろう。
「この世界でも、私の中は飛びっ切りの男泣かせだからね……こんなの初めてでしょ?」
果たして彼にこの言葉は聞こえているだろうか。絶頂に至るのを我慢するだけで精一杯
といった風だが。
「中が…動いて……うあああっ……」
辛うじて聞こえていたようだ。いや、もしかしたら快感の余り、無意識に漏れたうわ言
かもしれない。なかなか好ましい反応だ。
「ふふふ……そろそろ楽にしてあげるわね」
上から冷たく言い放ち、軽く腰を浮かせる。男がその動きを目で追っているのを確認し
つつ――ウエストから下だけをくねくねと前後させる。
「ぐ、あああああっ!」
そのアクションと同時にライゼンの下半身が弾けた。一度射精した後なのに衰えを知ら
ない肉棒が、即座に女を求めて白い液を噴き出した。膣内で棒がびくびくと震え、じんわ
りと生温かいものが満ちていく。
「あっははははっ! 主人も早漏なら召使いも早漏なのねぇ? 手加減してあげてるのに
五秒と持たないなんてね。情けないと思わないの?」
腰を振りながらライゼンを言葉で攻め立てる。あごを仰け反らせながら喘ぎ声を上げ、
我慢しようと身体を突っ張らせながら抵抗するライゼンの表情は、まさにSの私にとって
理想の表情を見せてくれていた。
妻以外の女との性交なんて許されないのに、体が快感を求めて悶えてしまうことへの罪
悪感、妻を裏切ってしまったことへの背徳感、女にあっさりイカされてしまう敗北感、し
かも年下の女に理性を破壊し尽くされる屈辱感――それらがすべて混じり合い、眉根を寄
せながらの苦悩と葛藤、けれども圧倒的でリアルな悦楽に身を焦がされて気持ち良くなれ
る悦び……最高の顔だった。
そんなものを見せられたら私も興奮してしまう。結合部を湿らせる淫らな液は、絶え間
なく分泌されて私とライゼンとのセックスを歓迎していた。私の腰の動きもまるで衰える
ことを知らず、男根を悦ばせては絶頂へと導いていく。
「あっ、あっ…あああ! もう駄目、出る、出るっ……!」
再びライゼンが歓喜と絶望の混じった声を上げて果てた。男の欲望がどくどくと震えな
がら、また私の膣に注ぎ込まれていく。
「ふふふ、いいわよ、いいわよライゼン! もう中で二度も出しちゃったんだから、後は
もう何回ヤッても同じことよ!」
私の勢いは止まらない。上半身は反動で揺れる乳房が、そして男を悦ばせるよう巧みに
動く下半身が、私という女に棲みつく魔獣のように男根へと絡みついて搾りとる。
「このまま私の虜になりなさい……妻とのセックスごときで満足していた過去の自分が、
馬鹿らしくなるような快感を教えてあげるわ…!」
直後にまたライゼンは絶頂を迎え、激しい悦楽に喘ぎながら私の中で白濁を射ち放った。
膣口の感触でわかる……もう入れてから三度目の射精だというのに、出る勢いと回数が
まったく衰えない。ライゼンが必死に耐えるからこそ、決壊は激しくなるのだ。
こうして男を都合四度の昇天へと導いた後、腰使いを静かに止めた。膣内の締め付けも
少しずつ緩め、ただ男のモノを中に収めただけの状態に戻していく。
〈ふふふ……このくらいやればもう充分でしょうね〉
私が男を抱いたような状態だが、まあいいだろう。本当はライゼンが能動的に私に手を
出してくるのが理想だったが、短時間で四度も射精したなら言い訳の許される余地などあ
るまい。
男の理性も粉々にしてやれたし、サディストとして結構楽しめたセックスだったな――
などと振り返る余裕すらあったのだが。
「あんっ……!」
突然の快感。反射的に私の口から色気を帯びた声が漏れた。
「え…な、に……?」
胸元から脳へと走る快感のシグナル……私の意図したものではない。
となると考えられるのは――
「ライ…ゼン……?」
私の乳房はライゼンが伸ばした両手に握られていた。
男は無表情の中に悲壮な決意と暗い欲望を潜ませ……いや、そんな葛藤に満ちた心境で
はない。これはただの自暴自棄だ。
後はもう何度出しても同じ――ついさっき私がライゼンに言い放った言葉だ。今になっ
てようやく肉体と欲望に火がついたのだろうか。
ならば私もライゼンと同様、自分の表情と内面に違う顔を浮かべればいい。
「……ああん……ん、はぁっ…」
男の手が私の胸を弄ぶ。体の中を流れる電流に身を任せ、女の悦びへと身を浸す。
まるで未知の快感を味わう乙女のような戸惑いと快感に悶える表情を浮かべつつ、しか
し心の中で私は笑う。余裕と挑発と嘲笑と、そして物事が思い通りに運んでいくことへの
歓喜に笑うのだ。
オスの本能を悦ばせ、狂わせる嬌声を上げ、欲望をさらに刺激しながら、今度は私が快
感の渦へ飛び込んでいく。
娼婦として、あるいは女として数多の男に磨き抜かれた私の身体は、オスの欲に晒され
ようと決めてしまえば、簡単に忘我の淵へと落ちていける。男の愛撫に極めて鋭敏に反応
する、とても感じやすい肉体へのスイッチが入ってしまうのだ。
そしてこのとき男の理想通りに、面白いように悶える私の痴態は、彼らを私に溺れさせ
る切り札にもなる。
「あっ、ああっ、あああっ……あぁん…!」
男がこれまで味わったことのない快感を私で味わうのと同様に、「今までこんなに激し
く感じてくれる女など見たことがない」――そんな姿を男に見せるのだ。
喜ばない男はいない。どんなに仲睦まじい夫婦や恋人同士であろうと、私のような悶え
方のできる女などいやしない。そしてそんな私を見たら、もう男はこれまでの女で満足す
ることなどできなくなるのだ。
ライゼンが身を起こした。騎乗位から対面座位へと移り、私の乳首を口に含んだ。
「あああっ!!」
ぶるっと身を激しく震わせた私の口から、一際甲高い喘ぎ声が上がる。
身を走り抜ける快楽は本物だ。決して演技ではない。
いや、演技ではないけれど――こんな職業を続けていると、どこまでが演技で、どこか
らが自然な反応なのか自分でもわからなくなってくる。
私自身が把握し切れないのだから、男に見抜けるはずもない。
「やん、ああん…気持ちいい……胸、感じるの…続けて……」
たとえようもなく甘ったるい声が自然と漏れる。理性をかなぐり捨て、はあはあと息を
荒げ、ケダモノとなったライゼンの舌先が私の乳首を舐めていく。
「ああっ……! はあん……あああっ…!」
稚拙とまでは言わないが、やはりセックスも並というところだ。特筆すべき快感もない
が、まったくのテクなしというほどでもない。
だが、それでも私の肉体はオーガズムへ至る道筋へと入っていた。求められる肉体と反
応を返す感度は、男のみならず自分自身をも昇らせていく。
「んんっ……あんっ…んう……」
私の反応を気に入ったのか、ライゼンは一心不乱に私の乳房を揉みしだき、舌先を激し
く動かして私の乳首を転がし続けた。
「ああんっ……いい! はああん……あっ、あああああ!」
更に跳ね上がる私の喘ぎ。並の女ならこの反応は絶頂に至った時にしか見せられまい。
それでもまだ道半ばに過ぎない私の悶えは、このあたりから男を驚愕させ、更なる興奮の
予感へと導いていくのだ。
「この程度の愛撫でこれほど凄い反応を見せるのならば、この女をイかせたらどんな風に
乱れるのだろう」――男はそのような思考を心に浮かべるのである。
となれば彼らは意地でも私をイかせずにはいられない心境となる。こんな最高の美女が
乱れ狂う姿を見ることができなかったら一生後悔してしまう――そう思ってしまうのだ。
たとえそれが、妻への裏切りや背信という枷を嵌められていたとしても、だ。
今度は私がライゼンに翻弄される番のように見えるだろう。もしそこに観測者がいるな
らば、だが。
対面座位で乳首を舌先で撫でられ、もう片方の乳房を余りの手で揉みしだかれ、下半身
を下から突き上げられ、動物のような声で男から与えられる快感に溺れている女――外形
的にはそんな状況にしか見えまい。
しかし実情はまったく正反対だ。私は悪魔のような笑いを浮かべて男を嘲弄し、対する
男はもう退路を失ったがために自暴自棄になり、己を更なる窮地へと追い込んでしまって
いるのである。
欲望に負けた男が自分の意志で私との不義を求め、妻との信頼の鎖を断ち切ってしまう
――そんな状況を作り出すのが理想だった。裏切りの鎖だけではなく、罪悪感と良心の呵
責が更に男を縛りつけるからだ。
ライゼンはやけになって私に欲望をぶつけてくる。まさに私が望んだ展開だった。
余りにも思い通りで、心中での高笑いを抑えることができない。激しい高揚感が性的な
興奮をもたらし、私の局部は湿りを決して失わなかった。ほぼ勢いだけで突いてくるライ
ゼンの腰使いと、身体に流れる性感に喘げばいいのだから楽なものだった。
満足するまで射精した後、男がどんな顔になるのか容易に想像がつく。出し尽くして性
欲が急激に冷めたライゼンは頭を抱えるに違いない。
「自分はなんということをしてしまったのだ」と後悔するのだ。究極的には自分から激し
く私を求め、やることだけはやっておきながら、数秒前までの自分を嘆くのである。
「あああっ……! もう駄目…こんなにされたらもう駄目っ! んんぅっ!」
ほとばしる快感に悦楽の反応を返していたら、唇が急に塞がれた。ライゼンの口唇が私
のと重なっていた。間を置かず男の舌が割って入って私のそれへと絡みつき、劣情のまま
に貪ってくる。
「んん……ん、んああん……あ……あ、あ、ん…はあああんっ!」
私を昇らせようとする快感が途切れない。濃厚なキス、そして下から突き上げられる対
面座位の上下運動もさることながら、仰け反って快感を受け止める私の顔を追い詰めるよ
うに追いすがられ、ライゼンに唇まで奪われる……気持ち良かった。
これが欲望に身を委ねた男の末路だ。理性を盾にして抵抗する男は少なくない――が、
私には欲に塗れた醜さを隠そうとするためのポーズにしか思えない。
私を前にした男たちはそんな演技などすぐにやめてしまう。欲望に狂って堕ちていくそ
の姿こそが、男たちの本性――剥がされた仮面の裏側なのだ。
だが、心の中でライゼンを嘲弄するのもここまでだった。
欲望に火がついたのは男だけではない。私の肉体も十二分に燃え盛っていた。
濃厚なキスを交わしながら乳首を舌先で転がされ、豊かな乳房を揉まれ、肉棒で膣内を
えぐられる――複数の性感帯を同時に攻められ、私の体もぐんぐんと昇り詰めようとして
いたからだ。
こうなると脳は神経に絶頂の快楽だけを送り届けるための回路と化す。頭の中にはまと
もな思考の余地すら残せない。
男の理性を破壊した後、今度は私の理性が破壊されるのだ。
〈もう駄目……イッちゃう、イッちゃう……!〉
きっとライゼンの妻もこんな対面座位でイかされているのだろうな、などと思った直後。
「もう、イク……イッちゃう! あぁあぁぁぁあぁああああーっ!」
一瞬の浮遊感の後、私の頭の中は究極の悦楽で真っ白になるのだった。
「はあっ……はあっ……ん、はう…」
息が乱れ、呼吸が整うのには時間がかかった。絶頂の余韻はなかなか抜けない。適温の
湯船にたゆたうような快感はゆっくりと引いていく。
〈何度経験しても……オーガズムって飽きないわね……〉
性の絶頂は神様からの贈り物だろうか。これほどの快感をいくらでも味わえるなんて、
女に生まれてよかったとさえ思ってしまう。
次第に快感が抜けていき、さて、男はどうしているかと思うまでに戻る。
私が昇り詰めたのとほぼ同時に、また射精したことは間違いないだろう。今もなお男の
ペニスは私の中に挿入されたままだが、イッた私を更に攻めてくるような気配はない。
〈……あれ?〉
男の体から力が抜けている。ライゼンは後ろに倒れ込んでぐったりとしている。対面座
位はいつの間にか騎乗位になっていた。
「おかしいわね」
まだ男の肉体を破壊してしまうような快感は与えていない。ガイヤーを殺した時とは違
うのだ。今回のセックスでは私がただ絶頂を迎えただけである。
なのにもう男の体に力がない。普通は今後、何度も私に果てさせられるのだから、耐え
るために全身を硬直させて我慢する、というレベルのはずだ。
まさかと思って確認をとってみた。けれど心臓が止まっているようなこともなく、手首
からは脈も感じられる。けれど白目を剥いて口を半開きにしたその姿は、明らかに意識を
喪失していて……。
「ったく、これだから女慣れしてない男は……」
ライゼンは快感の余りに気絶していた。まだ一桁しか射精してないくせに。やれやれ。
しばらくしてライゼンが呻いた。ようやく意識を取り戻したようだ。
「ねえ、大丈夫?」
努めて優しい声をかけ、彼の顔を覗き込む。
「あ、う……ぐ…?」
ライゼンは目を白黒させて頭を押さえた。快感で気絶したことなどないのだろう。
とはいえ彼も記憶は残っていよう。だから、どんな状況だったのかはよく覚えているは
ずだ。私の顔を見て、さっと怯えのような表情が走る。
だが、ここで私が顔に貼り付けるのは、先ほどまでとは一変した情愛の笑顔だ。男をた
ぶらかし、悪魔のような嘲笑を絶やさなかった魔女とはもう違う。
男が意識を失っている間、下着や服をきちんと身につけ、乱れた髪なども身綺麗に整え
ておいた。今の今まで男の上に脚を広げてまたがり、淫らに腰を振っていた女と同じ人物
だなんて信じられなくなる男もいるだろう。
もっとも、薄絹を内側から押し上げる乳房の自己主張や、スリットから覗ける長い脚の
艶めかしさに私の真実があるのは変わらないのだが。
男の体から半ば剥ぎ取ったかのように脱がせた服も畳んでおいた。彼の意識がはっきり
としたところで、たおやかな笑顔を作って渡してやる。
「はい、忘れちゃ駄目よ。今のあなた、だらしない格好なんだから」
手渡しながらクスクスと笑ってみせる。そこに不穏な気配は感じさせない。それどころ
か仲睦まじい恋人や夫婦のやり取りのように感じるだろう。
「あ……ありがとう、ございます…」
だからこそライゼンはこんな抜けた返事までしてしまうのだ。
男が服を身につけ、そこそこの格好になったところで、私は魔女に戻る。
「ライゼン、こっちを見なさい」
それまでの優しい声から一転、突き放すような命令調で宣告する。
「は――はいっ…!」
ようやく思い出したのか、トーンを落とした私の声にライゼンはビクンと反応した。
振り返った男の視界には、先ほどまで自分を翻弄した悪魔のような女の姿が映る。容易
には信じられまい、一人の女の雰囲気がこれほど変わることなど。
「あなたと私は会わなかった」
「……え?」
「聞こえなかった? あなたと私は会わなかった。そうよね?」
私は声のトーンを少しずつ沈めて宣言していく。
だが、それでもライゼンは意味がわからなかったようだ。昨日は国境から馬車に乗せ、
今日は目の前に私がいる。なのに「会わなかった」とはどういう意味だろう、と。
「いい? 何があっても――繰り返すけど、"何があっても"、よ? ――私とあなたは会
っていない。それを貫きなさい。
国境まで私を迎えに来てもいない。私をこうして十四番通りまで送り届けた事実もない。
ガイヤー様から命令も受けていない。だから私の存在すら知らない。それでどう?」
そこまで言うと、ようやくライゼンも事態を呑み込めたようだ。
「わ…わかり、ました……」
「もう一度だけ言うけど――"何があっても"、よ?」
ライゼンは私に気圧されたのか、うなずくのみだった。私はその反応に満足し、腕と脚
を組み替える。そうして深くなった乳房の谷間と、組み直される美脚の付け根へとライゼ
ンの視線が一瞬だけ泳ぐのを確認し――私はこう言った。
「奥さんには言わないから」
その瞬間――ビクッとライゼンの体が、確実に震えた。
「ふふふ…そんなに恐がらなくていいのよ? 誰にも言わないから。ね?」
性戯で翻弄した時よりも、ライゼンの顔は激しい苦悶に満ちていた。
この男とて理解はできよう。額面通りに信じられる言葉ではない。私はライゼンの心に
くさびを打ち込んだのだ――「裏切るな」と。
もし裏切ってしまったならば、私はライゼンとの肉体関係を暴露し、彼の家庭を崩壊さ
せてやる。そういう脅しなのだ。
不義の秘密を共有することで私とライゼンは繋ぎ止められる。いや、私が一方的に縛り
つけたと言ってもいい。
嫌でも思い出すに違いない。妻のことを考えながらも激しく私に興奮し、何度も果てさ
せられた性交のことを。次々と沸き上がるであろう罪悪感と背徳感に駆られ、ただでさえ
重くなる口を、更に私の脅しが縫いつけるのだ。
本当に黙っているかどうか、もうしばらくこの男を監視する必要もある。だから、再び
会ったときに私の体を求めたくなるような魔法をかけておく。
「あなたの身体、なかなか良かったわよ。ガイヤー様との夜よりずっと気持ち良かったわ。
次はもっと激しく愛し合いましょう……ね?」
私はライゼンに抱きつき、またも耳元で妖しく囁き、その頬に唇を軽く押しつけた。
唖然としたままのライゼンの瞳を覗き込む。警戒の中に確かな陶酔の色を確認し、私は
笑ってみせた。
「あと二時間は帰っちゃ駄目よ? 香水の匂い、残ってるからね?」
ライゼンはかぁっと頬を赤くして、私から目を反らした。
そうして男を懐柔して馬車を降り、十四番通りをホテル・グランスターへ向けて歩き出
した。
勿論、背後は振り返らない。もう用はないと背中で見せつけながら、私は唇の端を持ち
上げて笑った。
最後の言葉で「次」があることも匂わせておいた。魔法はこれで充分だろう。
何しろ真面目な男の背信だ。今日のことを思い出す度に興奮と勃起と罪悪感が抑えられ
まい。帰宅して妻と子供を見た瞬間に、その三つが大挙して押し寄せてくるだろう。
だからこそ今夜は妻を懸命に抱くのではなかろうか。申し訳ないという思いで、まるで
罪滅ぼしであるかのように。
だが、すぐに気づくだろう。そのとき、自分が妻に挿入しているモノは、彼女にではな
く私に対して勃起しているのだと。気づけばもっと罪悪感が募り、ますます激しく妻を求
めるようになる。
けれどもそこでまたも愕然とするはずだ。どんなに妻を思っても、味わう快感は私との
セックスのほうがはるかに上だということに。
もし彼が多少なりともMの気質を備えていたらもっと深刻だ。年下の女に翻弄された屈
辱や、セックスでまったく及ばず、ただ一方的にイカされた敗北感が快感となってライゼ
ンを襲う。
もしそうでなかったとしても、主のガイヤーより優れているとされた自分のセックスで
私を満足させたくなるはずだ。
社会的な立場、収入、評価、経歴、抱いた女の数――どれをとってもライゼンはガイ
ヤーにかなわない。それでも男として主人より何かひとつくらいは上回っていたいと思っ
ているはずだ。
それがセックスともなれば最高だろう。本当は性戯など価値の一面に過ぎないのだが、
男にとっては違う。彼らにとって何よりも高い価値が置かれているのは、セックスの能力
なのである。
意外なところで男の意地に火をつけられたことに彼は気づくだろうか? 気づいたとし
ても、実は私によって思考が操られているに過ぎない……というところまで悟り切れるか
どうかは極めて怪しいが。
余りにも強烈な性感を与えてくれる美女が、自分のセックスを大いに激賞して自分のプ
ライドを満たしてくれる――ともなれば、男はすぐ夢中になる。
そんな中で彼は私との関係を続けながら、いずれは自分を正当化し始めるだろう――
「俺はこの女に脅されて、仕方なく肉体関係を結ぶのだ」と。
自分の意志で私との関係を求めるようになればなるほど、そんな正当化を強くしていく
だろう。他者に納得されない関係が深まるほどに、人は自分自身への言い訳を欲するよう
になるのだから。
これだけ魔法をかけておけば、「何があっても」今日のことは黙して語るまい。そして
その「何があっても」の本当の意味を、彼は帰宅後すぐに知ることになるだろう。
ネーディア市の有力議員ガイヤー・シュベルン、突然の死――その報とともに、暗殺の
噂もすぐに流れ出す。
誰が犯人なのかすぐ気づくのはライゼンだ。側近の彼も警察から事情聴取を求められる
かもしれない。だが、その度に「何があっても」の意味を思い出すのだ。
肉体で繋ぎ止められたこと以上におののくだろう。私が殺人を厭わぬような人種である
ということに。
となれば迂闊に真相を話せば、自分と家族の命が危機に晒されることも悟るはずだ。
もし彼がそれでも勇気、いや、蛮勇を振り絞り、主人の仇討ちとばかりにすべてを話し
てしまうようなことがあれば――
「そのときは……別の手段で黙ってもらえばいいのよね」
秘密を知った人間を黙らせるには、処罰の恐ろしさで繋ぎ止める他に、もうひとつの方
法がある。
私は戯れに手刀を首筋に置き、それをスッと横に滑らせた。
死人に口なし。余計なことをしゃべるのは生きているモノだけだからね――と心の中で
つぶやき、私はニヤリと笑ってホテル・グランスターへと入っていった。
THE END
ここまで読んで下さった方、お疲れ様でした。
また書きたくなったときにお邪魔しようかと思います。
それでは、またいつか。
乙でしたー。
毎回涎垂らしながら読ませていただいています。
ラセリア様最高です。
なんだ
ただの神か
>>718 読むのとって置いたら見失ってしまったw
このスレだったか。
超GJ! 最高に素晴らしかったです。
GJ
最高だった!
今週のヤングアニマルは
寝返ったけどオレたまが最終回で
ゲッターはエロ乳姉ちゃんがよがり死ぬ寸前で親玉に助けられる展開で良かったw(あのエロ乳はあちらスレに行きそうだけどw
悪の女幹部 体験版来た
>>724 コミカル調が好きでお仕置きしたい派には割といい…のかな?
エファナティカさんの乳首が青系だったのは個人的に良かった
>>725 レビューがたまらんw
「珍妙なシチュエーション」って言うな!w
悪の女幹部は設定が(・∀・)イイ!!
最初は幹部達に苛められてたのを苛め返すなんてカタルシスある!w
そこに愛はあった?
愛は後付けで良いんじゃないw
あとは妄想力か。
悪の女幹部 もうすぐ発売だけど
明日にはフラゲ者出そうかしら?
メーカースレではぼちぼちフラゲ報告上がってきてるね<悪の
悪の女幹部スレまで立ってるし
初回限定のテレカが売り切れてるってことは
まあまあ売れてるってことかあ
このゲームを期にこっちのスレに住人が増えたりするかしら?
734 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 11:42:10 ID:Gkuba/NE
下がり過ぎ
ほ
ゲームが出て活性化するかと思いきや
沈静化するとはなぜだろ?
タイトルはあれだけど、この板の住人が求める悪の女幹部像とは
ちょっと違う気がする
それにどっちかといえば、「悪の女幹部風のヒロイン」だしな
ナムカプのプレイ動画を見たんだが、わや姫が仲間になって東風とキャロル&ブレンダが
仲間にならんのが納得いかん俺は善堕ち悪女萌え派
ポイズンとかも出てきてほしかったが、ヒューゴーとペアで
出てきても攻撃するのも受けるのもヒューゴーになってそうだな
ムゲフロ2だと沙夜が使えるんだっけ
テロスもいるぜ
やっぱ、このスレの住人的には
近年のエロ業界の処女マンセー傾向は
肌にあわない?
俺は好きじゃないなあ<処女マンセー
性経験豊富ってのは、女としてある種の格好良さだと思う。
悪女たる者、快楽の味わい方ぐらいは知ってるべきだと思うんだ…エロスな悪女さんは特に。
さんざんエロく挑発しておきながら実は処女でした、なんてのはちょっと萎える。
(以上、完全に俺の主観)
まあ、忠誠一徹な仕事人間的悪女さんなら処女でも良いかも試練が。
>悪女たる者、快楽の味わい方ぐらいは知ってるべきだと思うんだ…エロスな悪女さんは特に。
>さんざんエロく挑発しておきながら実は処女でした、なんてのはちょっと萎える。
バスタードのポルノ・ディアノか
武林クロスロードってラノベが面白いですよ
悪の女も多数出てきてはエロ武道技で
エロペットになるw
746 :
659:2010/04/13(火) 23:23:05 ID:uDOpZKi2
遅ればせながら
>>718GJ! お疲れ様でした。
ラセリア様、エロ過ぎ&悪い女過ぎですね。
ライゼンさんは、相当揺れ動いたことでしょう。
SS投下。
747 :
659:2010/04/13(火) 23:24:22 ID:uDOpZKi2
バーンナップエクセス&ダブリュー 光芒の絆より
定年間際の平社員(オリキャラ)×メル=キャリー
「おはようございます」
次々と出社してくる社員に頭を下げて挨拶をする清掃員の男。
小太りで頭髪は薄く、決して若いとは言えない。
というよりも中年若しくは初老と言った方が正しいと言える。
モップと雑巾を持って今日も一日作業をするために持ち場へと向かう。
男の名は佐藤正。
今年で63歳を迎えるI・E・M日本支社に勤める勤続40年の“平”社員だった。
私はいつも通り午前のトイレ掃除をしていた。
この歳になるとデッキブラシで床を擦るのも中々に疲れるもので、正直なところ腰が痛い…
と言っても、仕事なので遣らざるを得ない。
まあ、この歳で他の身体を使う仕事よりかは幾分マシだろうと思うが。
同時に勤続40年になるというのに 学がない 技術がない、で出世もない。
仕方のないことなのだが、後2年で定年…我慢だ我慢。
この会社に入った切っ掛けは、当時知り合いだった友人に「楽な仕事がある」と言われたことだった。
私は昔から物覚えが悪く、勉強も出来ない落ちこぼれだった。
おまけに人とコミュニケーションを取るのが苦手なので、どこに勤めても長続きせず
(このままのたれ死にするのだろうか…)などと考えて、日々怠惰に過ごしていたところにそんな話を持ち掛けられたのだ。
友人の話を聴いてみると、私でも知っているような世界的に大きな企業の清掃員の仕事。
作業内容は何も出来ない私でも出来るものだ。
更にこれだけ大きな会社ならば、倒産の心配もないだろうと思い一も二もなく飛び付いた。
とまあこんな感じだ。
ただ…不安なところもある。
40年も勤めていると嫌なものまで見えてしまうものだ…
株式会社I・E・M……この会社では違法研究、人体実験などが平然と行われている。
秘密を守るためならば、人殺しも破壊工作も平気でやるような会社だ。
知ってはいるものの、知らない振りをしている。
触らぬ神に祟りなしだ。
そもそも一清掃員でしかない自分には関係ないと言えば関係ないこと。
見たくもなければ知りたくも、関わり合いになりたくもない。
私が望むのは、ただ無事平穏に定年を迎えて年金生活を送ることだけだ。
「ふぅ〜、後はサーっと水を流して終わりだな」
考えていても仕方がない。さっさと終わらせて次は階段掃除だ。
そう考え勢い良く水を出したとき、偶然入ってきた人に水が掛かってしまった。
748 :
659:2010/04/13(火) 23:25:20 ID:uDOpZKi2
「キャアッ!」
しまった!
「す、すみません、」
入ってきたのはレザー製の黒い上下一体のスーツを着た腰下まで届く長い金髪の女性。
胸元が大胆に開いているスーツの襟と、頭に付けているカチューシャはデザインを揃えているのかヒョウ柄だ。
スカートの部分は太股の上までしかなく
太股の真ん中まである黒っぽいストッキングを止めている黒のガーターベルトが妙にいやらしく感じる。
男ならば誰しもが見惚れてしまうような色っぽい服装の金髪美女だが
私にはそんなことを考えている余裕など欠片ほども無い。
この女性の名はメル=キャリー。
本日付でI・E・Mを解雇された今田俊明 元開発部本部長に代わって、暫定的ながら日本支社開発部責任者になったI・E・M本社監査部長だ。
そんな相手に不注意で水を掛けてしまった…
あまり濡れてはいないようだがそんなことは関係ない……相手が悪すぎる…
一介の平社員の首など簡単に跳ばせてしまうような立場にいる人だ。
とにかく私は持っていたタオルで部長の水が掛かったところを大慌てで拭いた。
「まったく……入り口に清掃中の看板は立てていないし、どこを見て仕事をしているのかしらね?」
「ま、真に申し訳御座いませんッ、」
完璧に自分のミスだ。
まさか清掃中の看板を立てるのを忘れるなんて…
私はキャリー部長にひたすら謝った。
「………貴方、名前は…?」
「さ、佐藤正です…」
「そう……いいわ、次からは気をつけなさいMr.サトウ……使えない人間は清掃員だろうとなんだろうとI・E・Mには必要ないの」
「は、はい…」
その後キャリー部長は「下の階のお化粧室を利用するわ」と言い、出て行った。
不味い…不味すぎる。目を付けられたかもしれない。
もちろんリストラの対象ということでだ。
日本支社は当然のことながら、本社の方も最近は軍縮傾向で売り上げが落ちている。
米国政府にさえ意見出来る程凄い会社なのでどうとでもなるようだが、使えない者は「最近不景気だから」
と言って、切るための理由として使うだろう。
(あと二年で定年だというのに、クビになどされたら…)
そう考えると、いつものようにのんびりと仕事をする気持ちにはなれず
終業時間まで暗澹たる思いでいっぱいになってしまった……
749 :
659:2010/04/13(火) 23:27:50 ID:uDOpZKi2
夜遅く、私は繁華街の裏通りを歩いていた。
いつもは普通に表通りを通って帰宅の途についているのだが、何故だか今日は表通りを歩く気にはなれないのだ。
理由は当然メル=キャリー監査部長に水を掛けてしまったこと…
「やっぱり、クビにされる可能性は……有るだろうな…はぁ〜っ…」
思わず溜め息が出てしまう。
手に持っていた缶ビールを一気飲みする。
酒など碌に飲めないくせに、逃避するように飲んでしまう。
「自棄酒を飲んだところで…何にも変わらないんだがなぁ〜」
そうやってふらふらと裏通りを歩き続けていると、少し先の曲がり角から何やら音が聞こえた。
ドンッ!!
「ぐぶっ!!」
(な、なんだっ?)
何かを叩き付けるような音だ。
私は急いで曲がり角まで行くと、そっと顔を出して覗いてみる。
するとそこには、今田俊明 前開発部本部長と
「かっ、はッ、」
彼の前で蹲って苦しそうに咳き込みながら血を吐いている メル=キャリー監査部長の姿があった。
「本社のヤンキー共のバカさかげんには辟易していたが、今日は感謝せねばならんね」
(こ、これは…今田元部長が、キャリー部長に暴力を振るっているのか!?)
状況的に間違いない。
尚も苦しそうに膝を付いて、目から涙を流して咳をしているキャリー部長。
そんな彼女を見下すように今田は言葉を続ける。
「これ程やすやすと由加里を取り戻せるとは思っていなかったよ」
由加里というのは…確か今田の娘だったはずだが
何故その娘の名前が出るのかは分からない。
おそらく、I・E・Mの裏の部分と何か関係があるのだろう。
「せめてものお礼だ。お見せしよう……記念すべき試運転だよ」
「な…何…!?」
何をしようとしているか分からないといったような声を上げるキャリー部長。
(い、いかん、このままでは彼女が殺される!)
今田の性格は良く知っている。
自分の障害になる相手や、自分のプライドを傷つけた相手を生かしておくような奴ではない。
それに、一度だけだが見たことがある……彼が人を殺した現場を…
あの時も今彼女に向けているのと同じような、ゴミでも見るような目をしていた。
「幸いな事に、君は私好みのいい女だ。 夜はまだ長い……たっぷりつきあってもらうぞ」
本当は怖いし、関わり合いにはなりたくない。
だが、このままではキャリー部長が殺されてしまう。
知っている人を見殺しにするなど、私にはできない。
私は一か八かハッタリをかますことにした。
「お巡りさーんッ!!! こっちで人が襲われてるぞーッ!!!」
今田は自分の体をサイボーグに改造している筈だから
生身の私では助けに入ったところで、殺されてしまうのは目に見えている。
(上手く行ってくれ!!)
「ッッ!? クソッ!! ……今警察に見つかるのはまずい………試運転を見せられなくて残念だよ」
引っ掛かった!
よし、駄目押しだ!
「コッチだ、コッチだーッ!!」
「チッ! もう来たか!」
どうやら上手く行ったみたいだ。
今田は全力でその場を走り去って行ったが、私は内心殺されることを覚悟していたので
一生分の運を使い果たしたような気さえしていた……
私は蹲っているキャリー部長に近づいて彼女を助け起こす。
「大丈夫ですか部長ッ!?」
「あ…貴方、Mr.サトウ…けほッ!」
「無理しないでください。とにかく移動しましょう」
無いとは思うが、万一今田が戻ってきたら行けないので、私は彼女に肩を貸すと急いでその場を離れることにした。
750 :
659:2010/04/13(火) 23:28:52 ID:uDOpZKi2
現在、私とキャリー部長は先程の場所から離れた、所謂ラブホテルに来ていた。
一度社に戻った方が良いのではないかとも提案したのだが、彼女が「警官が張ってるだろうから戻れない」と言ったので
身体を休めることが出来て、身を隠すことが出来る場所を考えた末、ホテルに入ることにしたのだ。
ここならば年齢差のある男女が入っても怪しまれることはないだろうし。
しかし、大体予想は付いていたのだが……やっぱり裏関係のことだったか…
幸い、今田に蹴られたらしい腹部は大したことはなかったようだ。
吐血していたから内臓が傷ついたのかも知れないと思ったのだが、ホテルに着いて少ししたら「大分楽になったわ」と言っていたので
大丈夫だろう。
ただ、彼女の呼吸がいつまでも落ち着かないのが気になる…
「部長…大丈夫ですか? 息苦しそうですけど…」
「ええ…大丈夫よ…。サトウ、貴方M・Dプロジェクトは知っているわね…?」
「はい、もちろん知っています」
I・E・Mの社員でM・Dプロジェクトを知らない者はいない。
I・E・Mが全力を挙げて開発している兵器だ。
人工生体脳を極限まで凝縮し、チタンで外殻の装甲を施し、念動力(サイコキネシス)で自らを動かす。
超伝導技術を組み込むことによってプラズマを自在に操る力を持つ兵器。
聴いた話だとM・Dで破壊出来ない物など地球上に存在しないと言われている程強力な兵器だ。
確かキャリー部長もそのM・Dの数少ないホルダー(保持者)だった筈。
だけど、それがどうかしたのか?
「私の呼吸が落ち着かないのは、その損傷したM・Dが生体エネルギーを大量に吸いとっているからよ…」
「え、M・Dが損傷って、何が有ったんですか!?」
その後、彼女は今夜何が有ったのかを話してくれた。
今田元部長の娘がM・Dのホルダーであること。
警察に保護されたその娘を取り返すために警察署を襲撃したこと。
しかしウォーリアーという警察の特殊部隊に阻止され、失敗してしまったこと。
M・Dの損傷はウォーリアーの隊員と戦闘した時のものらしい。
そして、何とかあの裏通りの路地まで逃げてきたところを今田に襲われ
部下として使っていたサイボーグを破壊されたとのことだ。
(やっぱりとんでもない会社だな…)
「サトウ、貴方のおかげで助かったわ。貴方がきてくれなければ今頃どうなっていたか…」
笑顔で私にお礼を言うキャリー部長。
こんな美人に笑いかけられたことなど初めてであった為に、私は思わず照れてしまう。
「い、いえ、部長が無事で何よりです。それより、これからどうしましょう?」
手配とかされているんじゃないかと言う私に対して、それは大丈夫だと彼女は言う。
「知っていると思うけどI・E・M本社は米国政府に圧力を掛けることも出来るわ……もちろん、米国政府を通じて日本政府にも……ね♪」
現行犯逮捕か今此処で捕まらない限りは大丈夫。一度アメリカ本社と連絡が取れれば何も問題はないと自身たっぷりな彼女。
確実にバレている犯罪でも揉み消すことが出来るなんて……つくづく怖ろしい会社だ。
が、逆に言えば内側に居る人間に取っては心強くもある。
有能な者限定だろうが…
同時に未だアメリカに頭が上がらない日本に、日本人として情けなくなってくる。
751 :
659:2010/04/13(火) 23:30:00 ID:uDOpZKi2
「とにかく、早く本社と連絡を取らないといけないわね…」
そう言うと彼女は私の身体を頭から足下までジロジロと見回して溜め息をついた。
一体何なのだろう?
「貴方年齢は?」
「は? な、何ですかいきなり、」
「いいから答える」
突然のことに訳が分からなかったが、彼女の命令口調に反射的に答えた。
「ろ、63です…」
何なんだ? 私の年齢など聞いて…
私の年齢が今のこの状況と何の関係があるんだ?
「63…か、それならまだ大丈夫…かしらね?」
すると部長は腰掛けていたベッドから立ち上がり、スカートをたくし上げると下着を脱ぎ始めた。
いきなりのことに私は慌ててしまう。
「ぶ、部長っ、何をしてるんですか…っ!」
彼女は下着を脱いでベッドの脇に置くと、私に向かって言う。
「貴方には今から私とセックスをしてもらうわ。これは命令よ」
彼女の話はこうだ。
損傷したM・Dの修復には大量の生体エネルギーが必要で、その間、生体エネルギーを吸い取られ続ける彼女は体力的に動けず
このまま何もしなければ修復に時間が掛かり行動に遅れが出る。
一分一秒でも早く本社と連絡を取らなければならない現状で、この遅れは痛い。
だが、M・Dの修復スピードを加速させる方法もある。
その方法とは、体外からの生体エネルギーの供給。
通常時は保持者の子宮内で生体維持に必要なエネルギーや酸素を補給するのだが
それは女性が生まれながらにして“別の生物を体内で養育する器官”(子宮)を持っているからであって
生体エネルギーの補給だけならば男性にも出来るとのこと。
生体エネルギーの塊とも言える精子をM・Dが吸収することによって修復を早めるというものだ。
「つまりサトウ、私と貴方がセックスをすることで私の胎内に収納されているM・Dに、より多くのエネルギー補給が出来るということね」
「し、しかし、部長はよろしいのですか? その、私などと…」
自分的にはいいのだが…それよりも何の御褒美? というぐらいの役得だ。
気になっているのは彼女との圧倒的な差の方。
私は小太りで頭髪は薄い、容姿も悪く自分で言うのもあれだが…醜男だ。
おまけに歳も63と老人に片足を突っ込んでいる。更に言えばただの平社員。
女性からしてみれば性の対象として見られるなど、絶対に無いと自身を持って言い切ることができる。
752 :
659:2010/04/13(火) 23:31:02 ID:uDOpZKi2
それに対して、キャリー部長はとても若く美しい(前に23歳のエリートキャリアウーマンだと聴いたことがある)
腰下まで届くさらさらの長い金髪。
シミ一つ無い綺麗な白い肌。
はち切れんばかりの大きな胸。
ムッチリとした尻と太股。
腰も細く括れていて、女優やモデルをやっていてもおかしくはない。
というよりも、やるべきだろうと思ってしまう。
絵に描いたような美女だ。
その上、I・E・M本社の監査部長という超エリート。
これでは月とスッポン所か、太陽と石ころだ。それなのに…
「100%好みじゃないけど、緊急時だからこの際仕方がないわ……まあ、命の恩人でもある訳だし……それで良しとしましょうか」
などと言う彼女。
臨時ボーナスをもらえるのと、キャリー部長と抱き合うの。
どちらか選べと言われれば、間違いなく彼女とのセックスを取る。
「ぶ、部長がよろしいのでしたら、私としては願ってもないことです」
今年で63とはいえ私も男だ。
こんな、若くて美しい女性と一度は抱き合ってみたいと思うのは至極当然のこと。
「だったら早くズボンを脱ぎなさい」
「わ、分かりました、」
部長に急かされて素早くズボンを脱いだ私は、緊張気味に次の指示を待つ。
「何ボーッと突っ立ってるのよ」
「は、いえ、勝手に行動して以前上司に怒られたことがあるので…」
これは本当だ。昔、仕事中に自分で判断して怒鳴り散らされたことが有った。
勝手なことをするなッ! と…
それ以来、指示無く行動しないようにしている。
「………サトウ、これは仕事じゃないの。だから自分でどうするかを考えてもらえない?」
「す、すみません、」
確かにそうだ。役職がとんでもなく上の人なので、必要以上に考えすぎていた。
私はとりあえずベッドに腰掛けてみた。
「それでいいの…」
ベッドに腰掛けている私の膝を跨いで膝立ちになるキャリー部長。
服は脱がないようだ。
服を着たままするのもいいが、彼女の裸を見てみたかった…
こんな機会は二度とないだろう…仕方がないか。
「年は取ってもきちんと反応するのね」
意外な物を見たと言わんばかりに彼女は目を丸めている。
その視線は私の股間にそそり立つ肉棒に向けられていた。
「部長のような美しい女性が相手なら、誰だってこうなると思いますよ。枯れた老人でも奮い立ちます」
「上手いことを言うわね」
本心から言ったのだが、冗談だと受け止められてしまったようだ。
そもそも彼女は自分の容姿など気にしていないのだろう。
年を重ねていく内にどうでもよくなったが、若い頃は自分の顔が嫌で仕方なかった私としては羨ましい限りだ。
753 :
659:2010/04/13(火) 23:32:02 ID:uDOpZKi2
彼女はスカートを腰の辺りまで上げて膣をさらけ出す。
私はあまりに綺麗なその金色の陰毛が生えている部分に思わず触れてしまう。
「あっ…」
呟くような小さな声を上げる部長。
「あ、あの、宜しいでしょうか…?」
まだ彼女に了解を取っていないのに勝手に触ってしまった私は、そのことに気づき聞いてみる。
まあ、無理もないと言えばそうなのだが。
こんな綺麗なものを見せられたのだから…
「いいわ…触って…………あっ…」
了承を得た私は、続けて陰毛の下に隠されている秘所に触れて優しく擦ってみた。
「あ…うぅ……ふぁ…」
部長は吐息を吐きながら、感じている声を出す。
自分は男だから分からないが、そもそもどのような感じがするのだろうか?
気持ちが良い、というのは彼女の反応を見ていれば分かるが…
「ん……はっ…あ…」
やはり彼女にしか分からないことか。
そんなことを考えていると、彼女に突然頭を掴まれてそのまま胸に押し付けられた。
「わぷっ…んん…っ」
丁度、膝立ちになっている部長の胸の谷間が、私の顔の高さくらいにあったので
顔に押さえつけられている柔らかい物は、部長のおっぱい以外にはない。
柔らかい弾力と甘い香りが漂ってきて私を魅了する。
何をどうやったらこんなに大きな胸に育つのだろう?
アメリカ人とか白人とか、そういうことを考慮しても大きい…
「んぐ…っ、ふぐ…っ、」
感触は気持ち良いのだが、段々苦しくなってきた。
良い匂いがするし、こんな巨乳に顔を押し付けられて贅沢極まりないが、窒息してしまう…
「あっ……くぅっ……ん」
それが分かっているのかいないのか、部長は私の頭を撫で回している。
子供の頃に近所に住んでいたお姉さんになでなでされたことを思い出すな…
あのお姉さんも今の部長と同じくらいの歳だった筈だ……しかし、苦しい……
流石に逃れようとした私は、部長の秘所を触っている指でクリトリスを探り当てると、少し強めに摘んでみた。
「ッッ…あッ! サ、サトウ、そこは…っ、あぁぁ…ッ!」
いきなりそんなところを触られるとは思っていなかったのか、
彼女の体がビクッと震えて、私の頭を押さえつけていた腕の力が抜けていく。
「あ……は……」
「部長……イったんですか?」
そう聞いた私を見下ろしながら、彼女は相も変わらず頭をなでなでしている。
私の禿げた頭を撫でて何が楽しいのだろうか?
「少し、ね……それより、部長は余計よ。今は名前だけで呼びなさい……」
「し、しかし、」
「いいから」
「…………キ、キャリーさん」
私がそう呼ぶと彼女は目を細めて睨んできた。
「私の話を聴いてる? 名前って言ったでしょう? ファーストネームよ」
ファーストネームって……自慢じゃないが女性を下の名前で呼んだのは子供の時だけだ。
正直なところ抵抗が…
「メルよ…」
そんな私に急かすようにそう言ってくる部長。
だから私は呼ぶしかない。
「……メ、メル…さん」
「さんは余計だけど、まぁ良しとするわ」
そう言って笑みを浮かべると、彼女はゆっくりと腰を下ろしてくる。
くちゅっと肉棒の先端が部長の、メルさんの愛液溢れる膣口に触れた。
754 :
659:2010/04/13(火) 23:32:52 ID:uDOpZKi2
「挿れるわ…………ん…っ、」
「うう…っ、」
メルさんの膣が、私の肉棒を飲み込んでいく。
中に挿れられた瞬間、あまりの気持ち良さと心地良さに呻き声を上げてしまう。
一体いつ以来だろうか? こうして女性と体を重ねるなんて…
ズブズブッ!
「ッ…ああぁ…ッ!」
そんなことを考えている間に、メルさんは腰を落として私の肉棒を全て飲み込んでしまった。
ぐうッ、なんて気持ちが良いんだ。
「はあっ、はあっ、……ん…全部…入ったわね……」
彼女は確認するように聞いてくる。
頬を紅潮させて微笑みを浮かべる彼女は、とても色っぽい。
彼女のこんな顔を見たことのある社員はあまりいないだろう。
「ええ…全部入ってますよ……しかし、気持ちが良い…」
「ふふっ……動いてもいいかしら…?」
ズ…っ、ずぷ…っ、
私が返事をする間もなく、メルさんは言った側から腰を上下させ始めた。
同時に久しく忘れていた性の快感が私の中で呼び起こされて、肉棒から伝わってくる刺激を脳へと伝え、
更に体の隅々まで伝えていく。
「あ…っ、あぁ…っ、んん…っ、」
喘ぎながら腰を動かし、私を抱き続ける彼女に暫し見惚れていた。
与えられる快感は、およそ今まで感じたことのないもので、
それを与えてくれているのがこんな若く美しい女性であることに、思わず“これは夢なのでは?”と考えてしまう。
けど彼女だけが動き続けて、自分はただ気持ち良くさせられているのは男として情けない。
で、動こうとしたのだが
「いい、から…っ、じっと…してなさい、……ん…っ」
と制止されてしまった。
おまけに、下手に動いたりしないようにするためか、メルさんは私の体を強く抱き締めて動きを封じてくるのだ。
元々力が弱い上に年のせいで筋力が更に衰えている私には、彼女に抵抗することが出来ない。
仕方がないので動くことを諦め、彼女の思うままに抱かれることにした……
755 :
659:2010/04/13(火) 23:33:37 ID:uDOpZKi2
「んっ、ああっ…! あん…っ、はぅん…っ!」
喘ぎ続けるメルさんの口から熱い吐息が漏れて耳に掛かり、
私の頬をくすぐる髪からはシャンプーの香が漂い、良い匂いがしている。
いや、良い匂いがするのは髪からだけではなく、彼女の全身から漂ってきていた。
女性特有の香か、香水の香か、蕩けるように茹だってしまった頭では判別が出来ない。
はっきりと分かるのは、そろそろ限界がきているということだ。
“もうすぐイク”そう考えると少し無理をしたくなってきた。
私を抱き締めている彼女の腕が緩んできているのが分かっていたので、
彼女が腰を下ろすのに合わせ、下から腰を突き上げた。
ジュブウッ!
「…ッッ!? ああぁッッ…ッ!!」
全くの予想外だったようで、メルさんは喘ぎと驚きが混じった大きな声を上げる。
彼女の子宮口に先が当たって、肉棒を完全に飲み込む。
「は……ああ…ッ、………ああ……ッ…!!」
メルさんは腰の動きを止めて口を震えさせながら目を見開き背を仰け反らせる。
それを切っ掛けに、私は残った体力を全部使い切るつもりで、彼女の体の奥深くで暴れ回り、
何度も何度も子宮口を突き上げた。
「ひあぁッ! ああッ! んんんッーッ!」
「メルさん…ッ、メル…ッ!」
興奮のままに彼女の体を貪り、犯していく。
膣壁に、子宮口に、彼女の膣内を隈無く蹂躙し、擦りつける。
「ああッ……はあああッ…ッ!! タダシ…ッ……タダシィーっ!!」
「メルっっ!!」
私は確実に子宮に精子を届けるため、最後に強く腰を突き上げ、肉棒を深く深く挿入すると
込み上げてきた勢いのまま、彼女の子宮に全てを注ぎ込んだ。
どくんっっ! どくんっ どく…
「あッ……んんッ! はう…ッ! ああッ、ああああーーーッッ!!」
精液を注ぎ込むと同時にメルさんは今までで一番強く私を抱き締め、一際大きな声を上げながら果てた。
756 :
659:2010/04/13(火) 23:35:16 ID:uDOpZKi2
「全く…、じっとしてなさいと言ったでしょう」
「す、すみません……」
呆れたように言ってくるメルさんに、私は何も言えなかった。
勝手に動いたことを怒られてしまったのだ。
何故か?
それは私が腰を痛めてしまったから……
情けない……
「ま、いいわ。 生体エネルギーも確保出来たことだし、もう少し時間を置けばM・Dの損傷も治るから、その後で本社に連絡を取ることにしましょうか」
それだけ言うと彼女はゆっくりと腰を上げて肉棒を抜いていく。
「んん…」
メルさんの膣からは、精液と愛液の混ざり合った白い液体が、つーっと糸を引きながら滴り落ちている。
いつまでもボーッとしている訳にもいかないので、私は部屋を見渡し、鏡台の横に置いてあったティッシュを発見すると
それを取りに行こうとしたのだが…
ジーッ、パサッ、
「ぶ、部長、あの…何をされているのですか…?」
彼女は脱いだ下着を履く所か、服を脱ぎ始めたのだ。
「何って……服を脱いでいるんじゃない」
いや、それは分かっているけど…どうして…?
服を全部脱いでしまったメルさん。
お前も脱げ、と言うような空気に私も上だけ着ていた服を脱いで裸になる。
服を盛り上げていたこれでもかと言わんばかりの彼女の大きな胸を見て、私の萎んでいた肉棒が再び硬く硬直し始めた。
メルさんはアホみたいに彼女の体を見ている私に近づき、ベッドに腰掛けたままだった私の膝を先程のように跨ぐと、
腰を下ろしてきた。
ジュブウっ…
「あ…っ、あはぁぁぁ…っ」
一度離れてもまた繋がることが決まっていたかのように、私の肉棒とメルさんの膣は抵抗もなく、すんなりと二度目の結合を果たす。
「う、うう、部長…何でまた…っ、」
「はあぁ……っ…………ん、気持ち良かったからね……もう一回したくなったのよ……嫌なの…?」
腰を落としきり、肉棒を根元まで飲み込んだ彼女は、私の体を抱き締めて頭をなでなでしながら言った。
「い、いえ…、もちろん私も…」
一回目と違いお互い全裸なので、抱き締められるとメルさんの胸が私の体に押し付けられて…
「ぶ、部長! 私の禿げた頭など撫でて、何がいいのですか?」
自分の体で直接感じる彼女の温かく大きなおっぱいの感触を楽しみながら、そんなことを聞いていた。
「……つるつるざらざらしてて、触り心地が良いのよ……それにしても……思った以上にぶよぶよね…」
彼女の腹部に当たっている自分のお腹のことだ。
最近更に出てきているから…
「私の胸より柔らかいんじゃないの…?」
「と、とんでもないっ! 部長の美しい胸と、私のメタボ腹を比べるなどと…っ!」
部長の胸が穢れます! と続けようとした私を彼女が遮る。
「………名前」
「は…?」
「役職名に戻っているわ…」
「す、すみません……メルさん…」
いかん……謝ってばかりだ。
「プライベートでは名前で呼ぶこと。いいわね?」
ず…っ、ズチュ、
「は…っ、あぅ…、あ…ん…っ、んっ!」
それだけ言って、もう話は終わりだとでも言うように、彼女が腰を上下させて二度目のセックスが始まった……
結局二回では終わらず、更にもう一回してからホテルを出て、その足で本社に連絡を取り事なきを得た。
事件そのものは部長とホテルで抱き合った日から一か月が過ぎた頃、
今田俊明 I・E・M元日本支社開発部部長が警察の特殊部隊との闘いの末に死亡したことで終幕を迎えた。
ただ、今回の事件の報告などで、キャリー部長はアメリカの本社に帰ることになり、
その後の最高幹部会議で一度日本支社は無期限営業停止になってしまう。
おまけに、その間リストラ候補に挙がっていた社員はここぞとばかりに一斉にクビにされてしまう。
無論、私がその対象の中に含まれていたことは言うまでもない……
757 :
659:2010/04/13(火) 23:36:10 ID:uDOpZKi2
そして三ヶ月後…
「よォ、オッサン。ちーとばかり恵まれない俺たちにお金恵んでくれねーかなー」
私は日本支社営業再開の報を聴き、バイトでもいいから何とか会社に復帰させてもらえないかと会社に向かっていた所、
三人組のガラの悪そうな若者達に絡まれ、近くの路地裏に引っ張り込まれてしまったのだ。
「い、今、急いでいる所なんだ、ど、どいてくれないかね、」
怖い、怖いけど、とにかく急いでいるし、今財布に入っているお金を取られたら明日から生活が出来ない…
「ッせーんだよッッ!! 大人しく金出しゃいいんだよッッ!!」
“ガンッ”
怒鳴り散らしながら壁を思い切り蹴りつける若者。
「ひい…ッ、」
一瞬、表を歩いている通行人と目が合うのだが、目をそらして足早に通り過ぎてしまう。
「なあなあオッサン。コイツ切れたら何するか分かんねーから」
「そうそう、それにジジイが金持ってても意味ねーし、俺らが有効に使ってやるから」
見ていた二人が勝手なことを言い始める。
すると凄んでいた若者がナイフをちらつかせ始めたので、流石に恐怖に駆られて財布を渡す。
「んだよ、しけてんなー。ま、有り難くもらっとくわ」
言いながら空の財布を私に投げると、若者達は表通りの方に出て行く。
“こんなガキにカツアゲされてるなんて…”
え…?
声のした方を見ると、路地から出て行く若者達とは逆に路地に入ってくる、レザー製の黒い上下一体のスーツを着て、
ヒョウ柄のカチューシャを頭に付けた長い金髪の女性。
「キャリー…部長…?」
「おおッ!スゲーイイ女!」
「お姉さん、あんなジジイなんか放っといて俺らと遊びに行こうぜ!」
若者達は部長を見るや取り囲んだ。
危ない…ッ!
部長じゃなくて…
「……ブンブンうるさいハエね」
“ゴキィッ!”
彼らの方がだ……
先程凄んでいた若者が、部長の蹴りで吹っ飛ばされる。
その首はおかしな角度で曲がっていた。
M・Dなど無くても部長は強い。彼女は達人クラスのテコンドーの使い手なのだから。
そしてやはり…
「明日の朝刊の片隅に載るわね。若者三人の変死体が発見された…ってね」
人を殺すことなど何とも思っていないのだから…
758 :
659:2010/04/13(火) 23:37:10 ID:uDOpZKi2
「た、助かりました…」
表通りに出た私は、すぐさま部長に礼を言う。
後の二人がどうなったかは言うまい…
「別にいいわよ……それにしても終わってるわね…孫ほども年下のガキにカツアゲって……」
絶対的強者のラインに立っている部長には分からないだろう…
力もない、金もない、頭も悪いし顔も悪い、おまけにリストラされた私の気持ちなど…
そんなことをグチグチと言ってしまった私に、彼女は一枚の紙を差し出してきた。
「じ、辞令って……私はリストラされたんですよ!」
「手違いよそれ。人事の方に声を掛けていたんだけどね…」
な、何だそれは、部長が口利きしてくれていたのか?
しかし、どうして私などを…辞令に目を通していると疑問に行き当たった。
雑用…?
「部長……何ですかこの、雑用って?」
「書いて字のごとく雑用よ。I・E・M日本支社 支社長兼、I・E・Mグループ取締役常務である私専属のね」
「部長、出世されていたのですか!?」
「この間の最高幹部会議でね。そう言う訳だから、これから宜しくお願いするわ」
じ、じゃあ、定年まで安泰ってことか?
内心飛び上がりたい程嬉しかったが、続いて差し出された紙を見て、私は固まってしまった。
「それと……此方にも判子押してもらえるかしら?」
「…………………婚姻届…? 誰の…ですか…?」
「決まっているでしょう。私と貴方のよ」
………………………何故?
疑問に思い、固まったままの私を無視して彼女は自身のお腹に手を当てて撫でながら続けて言った。
「考えてもみなかったわ……子供が出来るなんてね」
「ち、ち、ち、ちょっと待って下さいッ! 精子はM・Dに吸収されるんじゃなかったのですか!?」
「許容量を超えれば吸収されないに決まっているじゃない。普通に考えたら分かるでしょう?」
た、確かに、二回目三回目も中に出したが…
「私のことは好みじゃないって…」
「好みの男と、好きになる男はイコールじゃないわ……そういうことだから…」
メルさんは私に抱き付いて、また頭を撫でてくる。
優しく優しく撫でてくる。
「公私共によろしく……ア・ナ・タ♪」
最後に私の唇に唇を重ねてきたメルさん。
彼女のキスを受け入れながら、色々有ってパンク寸前の頭で考える。
これが愛のあるキスかとか、子供の名前はどうしようとか、初婚だとか。
こうして私は定年前に孫ほども年の離れた、美しい上司と結婚することになった。
もっとも、メルさんはセックスのときなど、抱き合うような状況で良く頭を撫でてくるので
私の方が年下のように感じるのだが……
年の瀬には子供も生まれた。
メルさん似の可愛い女の子だ。醜男の私に似なくて一安心。
759 :
659:2010/04/13(火) 23:38:16 ID:uDOpZKi2
「あ…っ、あう…っ、ああ…っ…んんっ……い、いい…っ、いいわ、タダシ…っ!」
長い金髪が私の頬を撫でている。
しっかりと結ばれている私とメルさんの陰部。
「あっ! はああぁぁ…ッッ!!」
込み上げてくる熱いものを、彼女の中へと解き放つ。
子宮内が精子で満たされて、入りきらない分が逆流し、絡み合う私達の脚を白く染めていく。
此処は社長室。オフィスラブになるのだろうか?
仕事の合間を見つけては、こうしてセックスをする日々…
もちろん家でも子供を寝かせると良くしているのだが、全然足りないのだ。
まあ、何れにせよ一つだけはっきりしていることがある。
私は今、幸せだということだ。
760 :
659:2010/04/13(火) 23:43:42 ID:uDOpZKi2
終わりです。
定年間際の平凡なおじさんと 殺人、破壊工作何でもござれの美しくも怖い上司とのお話でした。
good job
GJ
これは懐かしいOVAを
当時はまだ普通にヒロイン萌えだったけど
今見直したらどうなるやら…
763 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 13:52:03 ID:G4b+RXNE
GJです
ついでにアゲ
悪の女幹部に一番似合うHは
やっぱ足コキとパイズリフェラだよな?
前戯だけならそうだが、膣も使うとなればやっぱ騎乗位でしょ。
そういや昔07シリーズの悪役に、ゼニア・オナトップという女スパイがいたな。
標的に色仕掛けで接近してベッドに誘い、騎乗位で責め立てて
鍛え抜かれた肢体で絞め殺す、というスゲェおねいさんだった。
>>764 基本的に何やっても似合うのが悪の女…と思っているw
でも奉仕感の強いプレイはあんまり似合わないかな。マットプレイとか。
>>765 「ゴールデンアイ」はマジ名作。悪女的にw
どう考えても正ヒロインのねーちゃんよりもインパクト強かったよな
絞め技もすごいし、序盤にマシンガンで虐殺しながら興奮してハァハァ言ってたりw
>>766 サウナでジェームズ・ボンドを逆レイプするシーンも良かったな。
気持ちよさと骨を締められる苦痛でうめくボンドの上で、
腰を振りたくりながら絶叫しまくりだもんなぁ。
まさに悪の女スパイの鑑w
>>766 組織のトップとなら奉仕的なプレイもありかなーとは思う
逆レイプするなら、やっぱり騎乗か
ゼニア・オナトップとジーン・グレイで印象が全く違うなぁ
770 :
659:2010/05/03(月) 23:39:13 ID:8hQ5GOyY
>>762 メル=キャリー監査部長はコミック版に登場していますよ。
エロい女性です。
007ってそんなに良い悪の女が登場しているのですね。
そして、色んなプレイもw
SS投下
大分前に書いた風の騎士団 ゼファ×氷牙の剣の続きです。
風の騎士団より
ゼファ×氷牙の剣 2
アレクソニアの街中を、腰下まで届く長い髪に胸の下まで伸ばしている長いもみあげ。
そして、腰までスリットの入った服を着て魔力を帯びた剣を携えている
年の頃は18か19くらいの女剣士が歩いていた。
女剣士の名は氷牙の剣。
数ヶ月前までニヴラス帝国ミンデル将軍の護衛を勤めていた程の腕を持つ剣士だ。
現在は軍人を辞め、相棒であり恋人でもある少年と旅をしている。
彼女はその相棒の少年を捜していた。
このアレクソニアに到着して宿に荷物を置いた後、買い物に出掛けたのだが
氷牙の剣が少し目を離している内にいなくなってしまったのだ。
「はぁー…っ、何処に行ったんだろうね……ゼファは…」
彼女の相棒兼恋人の少年ゼファは好奇心が強い。
その上やたらと正義感が強いので、一人にしているとよくトラブルに巻き込まれる。
彼と旅を初めて半年以上になるが、その間何度も厄介事に合ったので身にしみて分かっていた。
「さっさと見つけないとまた…「何だこのガキィ!?」ああ……やっぱりね…」
通りの向こうから聞こえてくる男の怒号に、氷牙の剣は何となくだがゼファがその中心に居るような気がして思わず溜息を付く。
*
「俺たちカルタグラ海軍に楯突こうってのか!?」
「へん! カルタグラがなんでい!! こちとら“つむじ風のゼファ”様よ!!」
騒ぎで人が集まっている所に近づいていくと、彼女の予想通りゼファの声が聞こえてきた。
(ったく、あのバカは…っ)
外れて欲しい予感が当たってしまったようだ。
彼の正義感が強く向こう見ずな所を否定するつもりはない。
それら全てを引っくるめてゼファを愛しているのだから…
だが、こう毎回厄介事を起こすのは頂けない。
「たたんじまえ!!」
とても正規軍の軍人には見えない荒くれ者達がゼファに飛び掛かっていくが、持ち前の身の軽さで次々と躱している。
そうそう簡単には捉えられないだろう。
「へへーん、どしたい水兵さんよ?」
「……んのヤロぅ…」
(流石だね、やるじゃないか。)
以前、一度だけだが氷牙の剣はゼファに敗れている。
もっとも、それ以降彼と闘うことは無いとは言え、動きを見ている限りではあの時自分に勝ったのはまぐれのような物だったのだろう。
(今のゼファの動きなら、闘えばあたしが勝つだろうね)
それでも負けは負けで、その事実は覆せないが。
それに負けて良かったとも思っていたりと、氷牙の剣の中ではゼファとの最初で最後となったあの出会った時の死闘は
特別な物になっていた。
あのとき負けたから今がある。考えれば考えるほど負けたのは必然だったように思う。
一方ゼファは順調に躱せたので調子に乗ってしまい、油断したところを別の男に脚を掴まれ逆さに持ち上げられてしまう。
いつもの事だが詰めが甘い…
彼女がそう思ってしまうのも仕方がない。
油断さえしなければあの程度の連中、ゼファ一人で十分な筈だ。
「わっ、わっ、わわっ、」
ゼファは手をバタバタと動かして逃れようとするのだが、屈強な男の腕からは逃れられそうもない。
素早さでは誰にも負けないと自負していても、腕力という部分ではそれほど強くないはないのだから。
「手こずらせやがって、二度と生意気な口たたけねえように足の一本もへし折ってやる!」
「ここまで…だね」
それまで見ているだけだった彼女はゼファがピンチに陥ったのを機に
一言呟き腰の鞘から愛用の剣を抜くと人混みを擦り抜けて割って入り、他の荒くれ者達を瞬時に倒してしまう。
“ドカッ、バキンッ”
彼女の動きはゼファと同じく素早い上に的確な打ち込みであった為、荒くれ者達は攻撃を受けた事も分からずその場に倒れ伏す。
そして仲間が倒されたことに気づき、後ろを振り返ったゼファを持ち上げている男に、彼女は剣を構えて言った。
「悪いね、そいつはあたしの相棒なんだ 離してもらうよ」
「氷牙の剣…!」
自分を助けに入ってくれた相棒に、ゼファは嬉しくて笑顔を浮かべながら名を呼ぶ。
「……何だ姉ちゃん、やろうってのか…まあいいぜ、たっぷりと可愛がってやる」
逆に男は“良い獲物”を見つけたと言わんばかりの反応を示す。
実際、見かけからは彼女は強いようには見えない。
筋骨隆々な男が簡単に組み伏せられると考えるのも詮無き事…
更に彼女は容姿の整った美人だ。男が氷牙の剣をどうしようとしているかは誰の目から見ても分かる。
(生意気なガキを痛めつけるよりも、この女を叩き潰してその体を堪能してやる方がよっぽど良い)と男は思う。
但し、それが出来ればの話だ…
ニヤニヤしながら氷牙の剣を見る男をゼファは殴りたくなった。
(そんないやらしい目で氷牙の剣を見るな!!)
自分の恋人が下心の有る目で見られているのは嫌なもの。
一発でも殴ってやると逆さ吊りのまま拳を握り締め、男の股間目掛けて拳を繰り出した。
“スカッ”
「あ、あれ…うわわ…っ、」
だが男が邪魔なゼファをポイッと後ろに放り投げたので空振りに終わってしまう。
下心いっぱいの男は転がるゼファには目もくれず、氷牙の剣に飛び掛かる。
が、男が彼女に飛び掛かった瞬間、もう決着は付いていた。
剣の達人である彼女から見れば、男は無防備で隙だらけなのだから。
一瞬だ、その一瞬で男の体に目にも止まらぬ早さで彼女の突きが打ち込まれた。
足、腕、腹部など、体の数カ所が凍り付く。
「う…!? いぎぎ、な、何だ…!?」
自分の体が何故凍っているのか男には理解出来ていない。
直接斬らずとも剣を触れ合わせただけで相手に凍傷になる程の冷気を浴びせる事が出来る。
これこそ彼女が持つ“氷牙の剣”の力。まして急所を外したとはいえ男は直接剣を打ち込まれたのだ。
体が凍り付くのは当然の事。
「“氷牙の舞い”……と言っても、手は抜いたけどね」
「ひっ、ひいい…ッ!」
死の恐怖で震え上がる男に、彼女は目を細めて睨み付けながら止めを刺すように言う。
「まだやるつもりなら……次は…ないよ」
これだけ力の差を見せつけてもまだやると言うのなら、今度はその体が砕ける…
例え相手が自分の足下にも及ばないとしても、敵である以上容赦はしない。
彼女の脅しに荒くれ者達は体が凍った男を引きずって、脱兎の如く逃げて行った。
“お年寄りに暴力を振るっていた荒くれ者を見て我慢が出来ず、自分から跳び蹴りをお見舞いして喧嘩を売った”
喧嘩の原因は何なのかと聞くあたしに、ゼファは自信たっぷりに言う。そんな事だろうと思ったよ…
「……事情は分かった。けど、あたしが此処に居たから良いようなものの、下手すると足を折られていたかもしれないんだよ……」
「う…っ、それは……ゴメン…」
心配掛けさせないでほしいね。
間違っている事や弱い者いじめを許せないっていうゼファらしいけど、それで自分が調子に乗ってやられそうになっていれば
世話はない。
大体ゼファの足が折られていたら、あたしは間違いなく手加減無しで彼奴らを殺していた。
剣士として常に冷静で有るよう心掛けてはいるが、ゼファの身に何か有ってそれでも冷静で居られるか?
と言われたら自信が無い。
もし、そうなっていたら厄介な事になっていたかも……今回は相手が悪い。
その後あたしは手早く買い物を済ませると、まだ「街を見て回りたい」って言うゼファに「明日だよ明日っ、」と
強引に手を引っ張ってさっさ宿へ帰ることにした。
本当は時間も有るから見て回りたいけどね…
*
で、案の定あたし達が泊まっている宿の部屋に戻るとゼファが不満を漏らし始めた。
「まだ日は高いし……氷牙の剣と……その、デートしたいし…」
「う、嬉しいけど、それはまた明日だよ、」
あー、ダメだね……あたしとゼファはいくところまでいってるって言うのに…
デートとか言われたら恥ずかしくなるなんて……ゼファはまだしも、あたしは初心なガキじゃあるまいし…
「でも、何で明日じゃないとダメなんだよ」
アンタのせいだよアンタの! あたしだって今日はアンタと色々見て回りたかったんだよ!
「アンタが喧嘩を売った相手が不味いんだよ」
そう、ゼファが喧嘩を売った相手……南カルタグラ海軍の軍人だ。
あんな海賊上がりのような奴らでも、軍人であるだけで国では正義を名乗れる。
そんな奴らに喧嘩を売った以上、たとえ向こうが悪くとも此方が悪いということにされてしまう。
アレクソニアはどこの国にも属さず自治を保っているとはいえ、南カルタグラの勢力圏であることに変わりはない。
だから揉め事となれば、奴らの意見の方が通りやすいだろう。
おまけにあたしの祖国、ニヴラス帝国と南カルタグラ王国は戦争状態だ。
「アンタも知っての通り、あたしはそのニヴラスのミンデル将軍の側近だった」
「…? それがオレの喧嘩と関係あるの…?」
「分からないのかい? あたしは奴らにとって敵国の軍人だ。つまり倒すべき悪だよ…前に言っただろ? 国や立場で正義も悪も変わるって」
ニヴラスの軍人だったあたしは、南カルタグラから見て悪になる。
まして少し前に有ったニヴラス軍の侵攻で、かなりの犠牲者が出ているしね。
幾ら今のあたしがニヴラスと関係ないとは言え、ニヴラス人に対する憎悪は相当な物だろう…
その相棒であるゼファが揉めたのだから余計に立場が悪い。
「けど、氷牙の剣はもう軍人じゃないんだぜ?」
「敵国の、ニヴラスの軍人だったで充分なんだよ……ま、明日の昼までに奴らの船は出航するらしいし、それまでの我慢だよ」
ゼファを捜し歩いている時に聴いたから間違いない。
「ということで、今日はもう宿から出ないこと。いいね?」
「分かったって、」
本当に分かっているのかね?
さて、やることは無いけどこのまま寝るには早過ぎる。
……剣の手入れでもしておくか…
あたしの剣は魔力がこもっているから、多少放って置いても大丈夫だけど剣である以上切れ味は鈍る。
定期的に手入れをしておかないと、いざと言う時に使えないでは話にならない。
この剣は長年愛用しているから、体の一部と言っても過言じゃない。
あたしは剣を抜いて手入れを始めた。
ひんやりとした刀身に注意しながら手入れをしていく。一歩間違えればあたしの手も凍るからね。
強力な力を持つこの剣は、それだけに取り扱いは要注意だ。
ゼファの方はやる事がなくて落ち着かないのか、部屋の中をひとしきり歩き回ると「宿の中を歩いてくる」と部屋を出て行ってしまう。
*
念入りに剣の手入れをして一時間くらい過ぎた頃、漸くゼファが部屋に戻ってきた。
「随分と長かったね」
外を出歩いてきたのかも、と思ったけど
どうやらこの宿に泊まっている客と話をしていたらしい。
「レイフとユーリアって言うんだけど、二人で旅をしているんだってさ」
レイフという少年はあたしより一つ二つ年下くらいで、ユーリアはゼファと同い年の少女だそうだ。
「へぇ、あたし達と逆だね」
あたし達の場合、あたしが年上でゼファが年下だ。まあ一々言わなくても分かるけどね。
誰がどう見てもあたしの首までしか背が届かないゼファが年上だと考える奴はいない。
その二人もいい仲みたいだけど、ゼファの話を聴く限りではキスもまだだとか。
本当、とことんまでいったあたし達とは真逆だ。
で、そんな話をしていると、段々そっちの話になってきてしまう。
「氷牙の剣、オレ……したくなってきちゃった…」
幾ら何でもこんな真っ昼間からってのは抵抗があるけど……
ゼファの方はすっかりやる気になっているようだ。
あたしはまだ「やる」なんて言ってないのに勝手に服を脱いでいくし、既に肉棒もそそり立っている。
「なあ……良いだろ…?」
「……仕方ないね…」
良いも何も全裸になってから言うんじゃないよ。やる気満々じゃないか。
こんなに肉棒を硬くして……どうやらあたしが鎮めてあげなきゃならないようだ。
とりあえずあたしは、ゼファの前に跪いてさらけ出されている肉棒を口で咥え、
そのまま首を前後に動かしながら、舌を絡め扱いていく。
「んぐ、んうっ、むぐぅ、」
「うあ…っ、気持ち良い…っ、」
あたし以外触れた事のない肉棒は、あたしの口の中でより硬度を増していて
敏感に感じているのがはっきりと分かる程、ビクビクと動いている。
鈴口からは早くも先走りの液体が出てきた。
舌先をカリ首に絡め、つつき、なぞり丹念に舐める。
ちゅぱ、ぴちゅ、と響く淫らな水音に反応したかのように、ゼファがあたしの頭を抑えてきて腰を少し前に出し
イクのを堪えているのか、震えながら頭に置いた手であたしの髪を撫で回して弄ぶ。
「うぐっ、ふぐっ、んんっ、」
ちょっと…苦しいね。
より深くあたしの口の奥まで入れたいんだろうけど、喉にコツコツと当たってきて咽せそうになる。
何とか堪えて再び舌を絡みつかせ、刺激を与えていくと…
「うう…ッ!」
ゼファが呻き声を上げて、あたしの頭を抱き竦めるように抱え込み、勢い良く精液を出した。
「うぶッ!? んんーッッ!!」
ビュクビュクと口の中に吐き出され溜まっていく精液を、あたしはゴクゴクと飲み干す。
水のようにサラッとはしてないから、喉に絡みついて飲み込みにくい。
苦いような、しょっぱいような、良く分からない味だ。
美味しくはない筈だというのに、ゼファの味だと思うと美味しいような気がするから不思議だね。
「ゴクっ、ゴクっ、ゴクン…っ………ぷはァ…ッ! はぁッ、はぁッ、はぁッ……いっぱい…出したね…」
何とか全て飲み干すとあたしは肉棒から口を離した。
「す、すッげェー気持ち良かったぜ氷牙の剣ッ!」
嬉しい感想を口にしてくれるゼファ。
どうやら満足してくれたようだね。
「それはどうも……さ、綺麗にしなきゃね」
あたしはもう一度口を近づけて、肉棒に付着している精液を舐め取る。
ぴちゃ、ぴちゅ…
いっぱい出てくるね。舌ですくってもすくっても滲み出てくるよ。
そうやって舐めていると、ゼファがビクッと体を震わせた。
「うああ…っ、ひ、氷牙の剣…っ、すげぇ……いい…さらさらって…」
?? さらさら? 変だね…あたしは舌で残り滓を舐め取っているだけなんだけど…
舌の感触が気持ち良いなら分かる。実際感じているしね。
ゼファもよくあたしの膣を舐めてくれるけど、凄く気持ち良いから………でも、さらさら?
暫くゼファの肉棒を綺麗にしていると理由が分かった。あたしの髪の感触だ。
綺麗に舐め取るため首の角度を変えるたびに、あたしのもみあげが肉棒を撫でている。
どうもそれが気持ち良いらしい。確かにココを髪で擦られたら気持ちが良いのかも知れない。
ふふふ、良いことを思い付いたよ。
肉棒に付いていた残り滓を一通り舐め終わると、あたしは左右のもみあげの先の方、丁度胸の辺りで髪留めで括っているんだけど
右のもみあげの髪留め部分をペンで持つような感じで持ち、肉棒の先端をさらさらと撫でてみた。
「うあ…ッ!」
ゼファは悲鳴のような声を上げる。
「気持ち良いかい?」
「い、良い…ッ」
「じゃあ、もっとしてあげるよ」
続けてさらさらと紙にペンを走らせるように撫で、敏感に反応する部分は念入りに撫でる。
グッと押し付けてごしごしと擦ってみたり、竿に巻き付かせて扱いてみたり色々と試す。
すると今イったばかりなのに、そそり立つ肉棒は、はち切れそうにビクビクと痙攣を初めた。
「うあ…ッうあぁ…ッ、ううぅ…ッ!」
呻き声…いや喘ぎ声を上げるゼファ。
普段はあたしが喘いでゼファが聴く方が多いから、偶にこうしてあたしがゼファの喘ぎを聴く立場になると何だか新鮮だね。
更に裏筋、根元、陰嚢などを撫で回した後、再度先端を擽り、次に亀頭の割れ目、尿道に続く小さな穴に毛先を進入させてみた。
「イッ、痛てェッ! ひ、氷牙の剣ッ、それ痛ェッ! そ、それはやめてくれーッ!」
へぇー、ココは痛いんだ。苦悶に顔を歪めるゼファ。
正直…そそられる。あたしはそんないたぶる趣味なんてないんだけど
好きな奴ほど虐めたくなる…ってヤツかね?
奥の方まで入れてみたかったけど、あまりに痛そうだから抜いてあげるよ。
けど、この次髪でする時は容赦せずに虐め倒してみようか…それもまたあたしのゼファに対する愛情だよ。
自分に都合良く考えながら尿道から毛先を抜くと、緊張が解けたせいかゼファは「い、イク…ッ!」と言って肉棒から精液を噴き出し
あたしの顔にぶっかけてくれた……ネバネバの精液が顔にこびり付いて、うう、ベトベトするね…
「うう……痛かった…」
「ごめんごめん…、」
あたしは顔に掛かった体液を拭き取りながら、痛かったと訴えてくるゼファに謝る。
あんなに痛がるとは思ってなかったよ……でも次にする時は謝らないよ。
とことんまでやるって決めたからね。
「でも、満足出来たみたいだね」
「いや、まだだって」
「まだって、二回も出しただろ? まだ足りないのかい?」
子供のくせに呆れる程の性欲だね。
ゼファが大人になったら、あたし毎晩足腰立たなくされるかも知れない…
「だってまだ本番してねーもん」
確かに本番はしてない……あたしはチラッと窓の方を見る、カーテン越しに西日が差し込んでいるけど
まだ夕暮れと呼べる程でもない。
しかし……ゼファはやる気満々のようだし…
「……分かったよ……あたしとしては夜の方が良かったんだけどね」
「そうこなくっちゃな!」
あたしは服を脱いでベッドに寝ようとしたけど、ゼファに「ベッドに手を付いてお尻を突き出して」と言われたからそのようにする。
「あ…っ、」
ゼファの指があたしの膣をなぞる感触に、小さな声が口から漏れた。
ソコを触られただけなのに何でこんなに感じるんだろうね?
「あれ? 氷牙の剣の膣……もう濡れてる」
それはそうだ、ゼファの肉棒を舐めたり扱いたりしていたんだから
途中で感じて濡れていたんだよ。
「アンタにしてあげた時に、あたしも感じてたからね」
「じゃあさ、このまま挿れてもいい?」
聞いてくるゼファに、あたしは後ろを振り向いて返事を返す。
「いいよ」
濡れてなかったら愛撫してから挿れるつもりだったようだ。
でもそれだとアンタが我慢出来そうもないだろ?
気を遣ってくれるのは嬉しいけど、あたし相手に遠慮する事はないよ。
よっぽどしたかったみたいだしね。
ゼファはあたしの尻を掴むと、肉棒を膣に押し当ててきて、そのままゆっくりとあたしの中に挿入してきた。
ずぷッ、
「あッ!」
ずぶずぶずぶ…
「ああぁぁ…はぁあぁぁんッ…っ! うっ、んん…っ、」
遠慮無くあたしの膣内を押し広げて奥へと入ってくる。
肉棒が膣壁に擦れて体がゾクゾクするような感じだよ…全く痛くなくて、感じるのは体を貫く快感だけだ。
初めてした頃が懐かしい。
あの時は快感も有ったけど、同時に痛みも有って結構大変だった。
現在は唯々気持ちが良い。
「あ、ぁぁ…っ、…ん……あぅん…ッ」
竿の部分がどんどん挿入されてきて、一番深い所に先端がコツンと当たったのが分かる。
ゼファの腰もあたしの尻に密着していた。
「氷牙の剣……全部入ったぜ」
「ああ…分かるよ……あたしの奥に、ゼファが当たってるね…」
肉棒全体をあたしの膣内に挿入したゼファは、数回深呼吸をした後、腰を前後に動かし抽挿を始める。
「あ…っ……ああっ……あぅ…っ…んはぁ…ッ」
あたしは身を貫く快感に喘ぎながら、ベッドに付いている手に力を入れた。
ゼファに思うがままに中を掻き混ぜられ
抉るように出し入れされる肉棒に、膣肉が引っ張られ擦られて、言葉に出来ない気持ち良さを与えてくれる。
いつも思うけど、どうしてこんなに気持ち良いんだろうね。
簡単に言えば、肉と肉が擦れ合っているだけだというのに。
ゼファが突いてくるリズムに合わせて、あたしの体も押される。
呼吸も自然と荒くなり、口からは唾液がこぼれ落ち、頬からは汗が流れ落ちベッドのシーツを濡らす。
視界に入るあたしのもみあげが腰を突き込まれるたびに揺れ動く。
ゼファが背中に抱き付き、腕を回して手の平であたしの胸を掴むと捏ねくり回すように揉んできた。
腰を前後に動かし、あたしの一番奥まで突き込みながら、胸を一生懸命揉んでいる。
けど小さな手の平ではあたしの胸は掴みにくいようで、上手く揉めてない。
自慢じゃないけど胸は大きい方だからね。
あたしとしては十分気持ち良いから別に良いけど…
「はあ…っ……あぅぅぅ…っ…ゼ、ゼファっ……!」
「氷牙の剣っ……!」
名前を呼び合ったのが切っ掛けとなったのか、ゼファは動きを速くして叩き付けるような抽挿に変えてきた。
膣壁に激しく擦りつけられ、感じる快楽がより強いものになっていく。
「ああ…ッ、あたし…ッ!」
ぐちゅッ、じゅぽッ、じゅぶッ、
結合部から聞こえる水音も大きくなる。
あたしに自分の全てを刻みつけるかのように、必死に突いてくるゼファ。
コツンコツンと子宮口をノックし続ける肉棒。
気持ち良い…ッ、気持ち良いよゼファ…ッ!
「あぅッ、んん…ッ! ああッ、ひぁぁ…ッ!」
その動きに体が勝手に反応し、射精を促すかのように膣が絞まり、肉棒を締め上げ始めた。
「氷牙の剣…ッ、オレもう…ッ!」
かなりきつくなってきたあたしの膣内を、それでも力いっぱい突き続けていたゼファも流石に限界のようだ。
あたし自身もう持ちそうにない…
「い、一緒に…ッ……一緒にイクよッ、ゼファ…ッ!」
「ああッ、一緒に…ッ」
あたしの呼びかけにゼファは応じ、数回大きく腰を前後させると、最後に思い切り前に突き出しあたしの尻にぶつけてきた。
「アアッ!!」
ゼファの肉棒が根元まで膣内に入り、亀頭が子宮口をこじ開け、それを待っていたかのように膣がギュッと締め上げる。
「あっ、氷牙の剣、出る、出すぜ…っ……あ……く…ッ!」
ドクンッ!!
「い、イク、い…イクゥッ……あッ…あッ…ああぁぁぁぁ―――ッッ!!」
射精されたと同時にあたしもイった。
ベッドに手を付いたまま顔だけ上にあげて、絶頂の声を上げながらゼファの精液を受け入れる。
熱い…ッ! 熱いよ…ッ!
「く…ぅぅぅ…ッ」
ドクッ…ドク、ドク…
背中からあたしの腹部に手を回して腰を尻に密着させたまま、子宮に精液を注ぎ込むゼファ。
肉棒がビクビクと震えるたびに先端から精液が吐き出され、あたしの胎内に流れ込んでくる。
ゼファの…精子……ああ…子宮が喜んでるよ……嬉しい…
「あ…っ……んんっ……熱い…っ」
温かいを通り越して熱い。
それにしても多いね……口でイかせて、髪でイかせて……これで三回目の射精だって言うのに…
けど…いいよ……もっと…もっと出して……
*
あたしの子宮が精液で満たされると、射精を終えたゼファはゆっくりと肉棒を膣から引き抜いた。
「んんっ…………はぁっ、ふう……いっぱい出したね……流石に満足したかい?」
聞きながら体を起こす。
股間はぐしょぐしょに濡れていて、膣からは収まり切らずに逆流した精液が糸を引きながらポタポタと床に落ち
白いシミを作っている。この分だと子宮はもう精液で一杯だろうね。
「ああッ、気持ち良かったし大満足! 氷牙の剣はどうだったんだ?」
手を広げて答えたゼファは、あたしの感想も聞いてくる。
まあ、言わなくても分かってる事だけど。
「聞くまでもないだろ? 気持ち良かったよ」
あたしは自分の股間をタオルで拭いながら返事をして、ゼファの股間も拭いてあげた。
恥ずかしがっていたけど今更だよ。
毎晩毎晩こうして抱き合っているってのに、変なとこで恥ずかしがるね。
あたしも同じだからゼファをどうこう言えないけど……
夜、夕食後あたしはこの宿の風呂に入っていた。
先客が居たようで、独り占めは出来なかった。
入っていたのはゼファと同じぐらいの年頃の少女。
ショートの髪がとても似合っていて、可愛らしい。
「こんばんは」
少女が挨拶してきたから、あたしも挨拶をする。
「こんばんは…一人かい?」
「いえ、連れと二人で旅をしているんです」
風呂に入っているのは一人かって意味で聞いたんだけどね…
「そう、あたしと同じだね。あたしも相棒と二人で旅をしているよ」
態々会話をぶった切る必要もないから、そのまま話を続けた。
「え…? えっと、ひょっとして氷河の剣さん…ですか?」
「え? ああ、そうだけど……何であたしの名前を…?」
この娘と会うのは初めてだと思うけど。
「昼にお連れのゼファに聴いた話と同じだったので……あ、あたしはユーリアです」
「アンタがゼファの言ってた…」
少女…ユーリアは自己紹介をしてきた。そこからは話が結構弾んだね。
ユーリアの連れのレイフとの出会い話や、今までどういう所を旅してきたとか
あたしもゼファとの出会い、今までの旅の話とかをした。
「そう言えばユーリアとレイフも恋人同士らしいね」
ここからはそう言う話になったんだけど、まさかあたしが何気なく振った話で
自分が恥ずかしい思いをする事になるとは思わなかった…
延々とレイフとの惚気話を話すユーリア。
当然ユーリア達の話だけでは終わらず、あたしとゼファの話にもなる。
甘さとか惚気とか言う話では負けないよ。
で、あたし達の話をしている時、途中からユーリアの頬が紅くなってきたから、どうしたのかを聞くと…
「で、でも、凄いですよね、氷牙の剣さんとゼファ……ひ、昼にあんな…ど、どんな感じがするんですか…?」
あたしは一瞬固まった。
「えっと……聴いてた…?」
………こくん、と頷くユーリア……
「へ、部屋が、隣で……その、よく聴こえて……」
話を聴いて分かったんだけど、あたしとゼファの情事が全部筒抜けになっていたようだ。
幸い泊まっている部屋は一番端だったから、聴いていたのはユーリアとレイフだけらしいけど
ユーリア達はまだした事がないみたいだから、余計に気になって集中して聴いていたんだとか…
女同士だからこういう話をする事にはあまり抵抗を感じないけど
している声を直接聴かれていたとなると話が違う。
うう……恥ずかしいね……
その後、暫く話を続けてからユーリアが「あたし、そろそろ出ますね」と言ったので、
「あたしは、もうちょっと入ってから出るよ」と返事をして、ユーリアが出て行くのを見送った。
「それにしても、ちょっと残念だね…」
この宿、町外れの高台に立っているから、昼ならアレリア海が見えて絶景なんだけど。
暫くボーッと何も見えない海の方を見ていると、誰かが入って来た。
こんな時間に誰だろうね? と入り口の方を振り向くと……
入って来たのは顔を真っ赤に染めてフラフラと千鳥足になっている、あたしの相棒であり恋人でもあるガキんちょだった…
晩飯食った後、氷牙の剣が風呂に入りに行ったから、オレは部屋で一人ベッドの上でごろごろしていた。
そしたらレイフが「一緒に飲もうぜ」と飲み物を持ってきたから飲んでみる。
な、何だコレ!?
顔がカーって熱くなって、喉がすーすーして…
「こっ…これお酒!?」
「ワインだよ、水みたいなものだろ? 子供にはキツかったか?」
て、笑いながら言うから頭にきてドンドン飲んだ。
何でみんな直ぐにオレの事、「子供」って言うんだ!
氷牙の剣もよく「ガキんちょ」とか「子供の癖に」って言ってくる。
「オレは子供じゃねえやい!! 氷牙の剣と“あんなこと”や“こんなこと”だってしてるんだぞ!!」
だからオレは言ってやった。
大人な事をしてるからオレは大人なんだ。
してなくったって大人だい!!
「じ、じゃ、やっぱり昼間のあれは、そうだったのか!?」
あれ? あれってなんだ?
「ゴクゴク……ぷはぁッー」
よくわかんねーや。ワインを喉に流し込んだら喉の奥とか体がどんどん熱くなってきた。
*
飲みながら話を続けていたら、何だかレイフが
「先越された…ゼファに……こんなガキんちょに先越された…」
て、言ったから
「レイフとユーリアって、まだなんだ? オレは氷牙の剣と半年前に出会った時から何回も何回もしてるんだからな! レイフはガキんちょだな!」
と言ってやったら、レイフは床に頭を擦りつけて謝ってきた。
なんだ、レイフはまだエッチした事ないんだ。
散々オレの事、子供子供って言ってた癖にレイフの方が子供じゃねーかっ!
「す、すみませんでしたーッ! ゼファ先輩!!」
うん、分かればいいんだ、分かれば。うんうん。
オレは頷きながらワインを飲もうとコップを傾けたんだけど…
あれ? コップが空になっちまった。あれ、瓶も空っぽだ、あれれ?
「レイフぅ、もうないの?」
「オレももう、空っぽです先輩!!」
ということで、お開きになってしまった。全部飲んじまったからどうしようもねーし。
それにしてもレイフがなんかおかしくなってる。
オレもなんか変だなー……なんでだ?
オレは風呂に入るため、レイフは部屋に戻るために廊下に出ると、レイフがオレを振り返り肩に手を置く。
「ゼファ、オレ……オレ頑張るぜッ!」
「頑張れよッ!」
何を頑張るのかわかんねーけど、頑張れよレイフ。
風呂に到着したら手早く服を脱いで中に入ったんだけど……何だか体がふわふわしてるな。
揺れる視界の中、氷牙の剣を見つけた。
何か外を見ながら立っていたけど、夜だから何も見えないと思う。
「氷牙の剣ーっ、オレも一緒に入るぜーっ、」
ふらふら体が揺れる…オレは氷牙の剣に近づいていくと、その胸に飛び込んだ。
「ち、ちょっ、ゼファ…っ、」
「おっぱい、おっぱいーっ」
オレは氷牙の剣のおっぱいを揉んでやった。
むにゅむにゅでぽよぽよでやわやわで、触り心地がすっげーいいんだ。
何でおっぱいってこんなに柔らかいんだろ。
手の平で捏ねくり回したり、強く揉んだりしながらその柔らかさを楽しむ。
「あぅっ、ひゃあ…っ、こ、こら…っ…ゼファ……いいかげんにしないと…んっ!」
なんか言ってるけど気にしない。怖くないもんね。
続いてピンク色の乳首を音を立ててちゅうちゅう吸ってみる。
「やっ、ちょっ、やあぁん…っ…ん…」
氷牙の剣は段々暴れなくなってきた。赤ちゃんってみんなここから出てくるお乳を飲んで大きくなるんだよなぁ。
お乳って言うぐらいだから、ミルクみたいな味がすんのかな?
「あ…っ、ちょっ…待っ…んーッッ!……ッッ!!」
出ないなぁ、大きいおっぱいはお乳が出るって聴いたことがあったから出ると思ったのに
氷牙の剣のおっぱいは大きいし……あ、よく考えたらオレいつも吸ってるんだった。
それで出ないって知ってたんだった。でも…なんかおいしい感じが…“ごっちーんッ!”
「痛っでェェッ! 何すんだよ痛てェな!」
考えてたら殴られた。グーで拳骨された。
「それはこっちのセリフだよバカッ! いきなり胸揉んだり吸ったりするんじゃないッ! 待てって言ってるのに…」
「そこに胸が有るから揉んだんだいッ!」
あ、顔が紅くなってる。息も荒いし。
「有るからって揉むなっ! それに……アンタ酒飲んでるね?」
氷牙の剣はオレに顔を近付けてきて言った。
「子供の癖に酒なんか飲むんじゃないよ全く…っ、」
むかっ! また子供扱いしてくる。
「子供子供ってうるせえなっ!! レイフだって最初は子供って言ってたけど謝ったんだぞっ!!」
「アンタ、酒グセ悪いね…。レイフと飲んでたのかい?」
「そうだよっ! それとオレは子供じゃねえからなっ!!」
「ハイハイ、分かった分かった」
む〜〜〜っ、絶対に子供扱いしてんな。
「そう言えばレイフで思い出したけど…全部聞かれてたみたいだよ」
「何が…?」
聞いてみたら、昼にエッチしてたのユーリア達に全部聞かれてたみたいだった。
ってことはレイフの言ってた昼間のあれって、エッチの事だったんだ。
「だから今夜は子供らしく早く寝た方が良さそうだよ」
また言った子供って! だんだん腹が立ってきたぞ。
「じゃあ、オレは大人だからエッチしてから寝るっ!」
「隣に筒抜けだって言ってるだろ? あたしは嫌だよ恥ずかしい…」
でも、オレはエッチしてから寝るって決めたんだからな!
氷牙の剣は立ち上がって湯から出ると縁に座った。
オレも氷牙の剣の側に移動する。お湯には浸かったままだ。
オレは海の方を見ている氷牙の剣の足を手で開かせて体を割り込ませる。
「ゼ、ゼファ、アンタ何を…ッ、」
それに対して氷牙の剣が焦りながら顔を向けてくる。
「部屋じゃ出来ねーって言ってたけど…」
いつもオレの肉棒が入るところが目の前にある。
男には無い女の割れ目が。これを目の前にどうするかなんて決まってるだろ?
「だったら代わりに此処でする!」
毛の生えているソコに鼻を近付けてクンクンと匂いを嗅ぐ。
氷牙の剣の匂い…いい匂いだなぁ…
「バ、バカ…っ、匂うな!」
恥ずかしがってるけど、別にいいだろ。いつもの事だし。
続けて毛の中に見えている割れ目にキスをして吸い付いた。
ちゅっ、じゅる…っ
「ひゃあんっ! やっ、やめっ…やぁぁん…っ!」
やめねーっての、オレの事子供扱いして謝ってねーもん。
それに今更謝ってもやめない。やめたくない。
じゅるっ、ずずーっ…
氷牙の剣は足を閉じてきて抵抗するけど無駄だって。
思いっ切り膣を吸ってやった。
「ひゃぅぅ! ひぁぁぁ…っ!」
氷牙の剣はよがり狂うように可愛い声を出してる。
可愛い…可愛いぜ氷牙の剣…
ネバネバした液が染み出してきた。
氷牙の剣の蜜…おいしいなー。よしっ、もっともっと出させてやる。
その方が氷牙の剣も気持ち良いだろうしな。オレもいっぱい飲めるし。
だんだん滲み出るっていうのが、溢れ出すっていうくらいになってくる。
舐め続けるオレの舌にぬるぬるした蜜が絡みつく。いつもと違ってお湯の味が混じってるな。
「ふぁ、あふぅ、ゼファっ…あたし、あたし変にっ、」
氷牙の剣の膣から溢れ出る愛液の量が増えてきて口の中に入ってくる。
こんなにおいしかったら、どれだけ出てきても全部飲めるぜ。
そして、オレが思い切り吸い上げたら…
「ひぁぁぁぁーッッ…ああ…っ…ッ………ん……うう……あふぅ…っ」
氷牙の剣はオレの頭を挟んでいた足をピンっ、と伸ばして大きな声を上げながらピクピクと痙攣した後
そのまま体を後ろに倒して風呂の床に仰向けになってしまった。
オレは最後に割れ目の中に舌を差し入れて、掻き出すように動かし愛液を舐め取ってしまう。
「……っ…っ…」
またピクピクって動いて小っちゃい声が口から漏れてる。気持ち良かったのかな? オレはおいしかったけど。
それにしても次から次へと溢れ出てくるなー。
ふと自分の肉棒を見ると大きくなってそそり立っていた。
うう…すげービンビンになってる。
なんか強く握られて曲げられたら折れそうなくらいに硬い。
早く氷牙の剣の中に入れなきゃ…
「よいしょっ…と」
オレは仰向けになってる氷牙の剣の足の間に入って、膝を抱えて割れ目に肉棒を押し当てる。
ちゅぷっ…
うわぁ、あんなに吸ってやったのにもう愛液でベトベトだ。
やめてって言ってたけど、説得力がないな。
滑りやすいからこの方が良いんだけど。
「あぅ…ゼファ……ちょっと休憩を…」
「やだね。だって氷牙の剣さっきオレの事、子供扱いしただろ? オレ子供じゃねーもん」
「事実だろ…それに、そういうところが子供だって言って…“じゅぶっ”あぁっ!」
先っぽがぬるりと氷牙の剣の割れ目に飲み込まれる。まだ言うから少し挿れてやった。
それになんか熱いんだよ。温泉の熱さじゃなくて…何て言うか熱があるみたいな…
「体が熱くて我慢出来ねーんだ」
「ンン…っ、酔ってるんだよ…それは…っ……“ずぶずぶぅッ”…ッッあはぁぁぁぁ…っ!!」
我慢出来なかったから全部中に挿れた。
「入った…温かいな〜っ」
中に満たされている愛液が絡みついてくる。
次いでざらざらした膣壁がオレの肉棒を優しく包み込んでくれてすげー気持ち良い。
「はっ……あ……ゼファ…っ……ホント、少しだけ…休憩を…」
「やだ」
休憩させてって言ってくるけど、容赦なく動かすことにした。
子供扱いするから言うこと聞いてやらないってのもあるけど、それ以上にジッとしてるのが我慢出来ない。
こんなに気持ち良いのにジッとしているなんて無理だ。
ずぶ…ずっ…
「あっ…、ああっ…っ……あはっ…んん…っ」
奥まで挿れてから早速腰を動かす。中が愛液でいっぱいになっているから、滑りが良くて動きやすい。
温かい。温かくてぬるぬる、ざらざらした肉壁が擦れて体中がぞわぞわする。
この感覚、好きなんだよな。言葉にしにくいけど凄い良い感じなんだ。
エッチ以外じゃ味わえないと思う…少なくとも自分で触っているときには味わえない。
男に生まれて良かった。だって好きな女の子とこうやって気持ち良くなれるんだからな。
氷牙の剣も気持ち良さそうな声出してるから、このペースで行こうかな?
腰を前に出して一番奥まで挿れると“ぐちゅっ”って音がして液が隙間から出てくる。
いや、隙間なんてないのと同じだから、出てくるって言うよりも無理矢理押し出されるって感じかな。
「あっ、あはッ…お、奥に……当たって…っ…んっ……ああっ、」
「ココ、気持ち良い?」
一番奥まで挿れてるから当然先っぽが子宮口に当たってる。
氷牙の剣が気持ち良さそうだから、オレはソコを押し込むようにしてグリグリと捏ねてみた。
「あッ、あああ…っ、んぁぁっ……いい…っ、いいよ…っ…気持ち良い…っ!」
「ううっ、奥が吸い付いてくるっ、」
肉棒の先に子宮口が吸い付いてきて気持ち良い。
なんか子宮がオレの肉棒に食い付いて、精子を吸い出そうとしてるみたいになってる。
うわっ…ゾクゾクして……出そう…
そう思いながらグッ、グッ、と腰に力を入れて子宮口を捏ねたとき…ドク…ビュクビュク…ッ…
「あっ、あはあぁぁっ!? ゼ、ゼファっ、あたしっ…まだ…っ!」
「うう、くぅぅ…っ…!」
と、止まらねェ…ッ!
氷牙の剣がまだだって言うから力を入れて我慢しようとしたけど、勢い良く出て行く精液は止まらなくて
射精が自然に収まるまで出し続ける事になった。
「はぁ…っ、んん…っ……あ、あたし、まだイってないよ…」
オレはイったからいいけど、氷牙の剣はまだイってないから仰向けに寝たまま不満げに言ってくる。
けど心配しなくても大丈夫だぜ! オレもまだ満足してねーもん。
それにしてもさっきより頭がスッキリしてるなー。体は熱いままだけど、もうふらつかない感じだ。
これならしっかりエッチ出来そうだな。
「大丈夫だって、次はイかせてやる! オレもまだしたいからこのまま続けるぜっ!」
氷牙の剣の一番深いところまで入ったままのオレの肉棒は、依然硬いままだ。
体を起こしていたオレは仰向けになっている氷牙の剣の体の上に、自分の体を重ねる。
オレの上半身が氷牙の剣のおっぱいに乗っかる。
大きくて張りのあるおっぱいが“むにゅ”って当たって……やっぱ柔らかい…
そのまま精一杯首を伸ばして氷牙の剣の唇にキスをした。
「んちゅ…っ……ん…っ」
オレの身長は氷牙の剣の首辺りまでしかないんだ。
エッチしてる時は体勢的に腰が同じ位置にくるから、その分だけ身長差が埋まって何とか唇を重ねる事が出来るけど、
普段は背伸びをしても下を向いて貰わないと届かない。キスする時はちょっと屈んで貰う事が多い。
こういう時、よく考えるのは“早く大きくなりたい”だ
最低でも氷牙の剣と同じくらいの背が欲しいな。
けど…まだずっと先になるんだろうなぁー。
「んっ、ちゅっ…ふ…んんっ、んむっ」
舌を差し入れると、応えるように氷牙の剣もオレの口の中に舌を入れてきて絡めてくる。
オレも負けないように舌を絡みつけた。
唾を送り込んだり送り込まれたり…深く深く口づけ合う。
気持ち良いな……オレは唇を触れ合わせるだけの軽いキスも、舌を絡ませ合う深いキスも、氷牙の剣が初めてだ。
それまでキスって見た事は有ったけど、唇を重ね合うだけのものだって考えてた。
こうやって舌を絡ませ合ったり、唾を飲ませ合ったりするようなキスも有るなんて考えもしなかったな。
今じゃ当たり前のようにキスしてるけど、“好き”って気持ちを伝え合う大切な事なんだ。
「ふむっ、んん…っ、くちゅ…」
瞑っていた目を開けると目の前に氷牙の剣の顔がある。氷牙の剣も目を開けていた。
見つめ合ってるとなんか照れ臭くなる…
お互い裸だし、体は繋がったままだし、唇だって重ねて貪り合ってるのに。
それが伝わっているのかいないのか、氷牙の剣の目は笑っている。
嬉しくて笑っているのかな? オレは嬉しい気持ちでいっぱいだけど…
どうしてかって言うと、こうしている時が一番幸せを感じられるからだ。
「んむ…っ、…ん………」
氷牙の剣とたっぷりキスを堪能したオレは、ゆっくりと唇を離す。
ねっとりとした唾が伸びてオレ達の唇を繋いでる。
「………動いてもいい?」
「……ほんと…性欲旺盛だね」
「仕方ねーだろ気持ち良いんだから……それにエッチしてたら幸せな気持ちになれるんだ」
オレ、気持ち良いっていい事だと思うんだ。
けどオレだけが気持ち良いんじゃ意味がなくて、氷牙の剣だけが気持ち良くても意味がない…
二人一緒に気持ちが良いからいいんだ。
じゅぷ…っ
「あはぁっ……あぅ……あ、あたしも…っ、幸せ…だよっ……」
腰を動かし肉棒を出し入れし始めたオレに、喘ぎながら話す氷牙の剣。
「女って…っ、好きな男に…っ、…あん…っ…抱かれたら……幸せを…感じるんだね…っ」
「オレだって同じだぜっ、好きな女の子だからっ、氷牙の剣だから幸せなんだっ、」
「あ、あたしはっ…っ…女の“子”って……歳じゃっ…っっ……ないけど…っっ…ね……っ」
オレも氷牙の剣も同じなんだ。お互いに好きだから幸せを感じるんだ。
けど、気持ち良いから何度でもしたいってのもあるぜ。
じゅっ、じゅぶっ、じゅっ……突き入れるたびに聞こえる結合部からの水音。
そこからは絶えず愛液と精液が混ざり合った液が溢れ出す。
オレの目の前では大きなおっぱいが揺れている。
さっきみたいにおっぱいを掴んで揉んでみたら、氷牙の剣の喘ぐ声が大きくなった。
「ひ…っ、あぁ…ッ……あッ、いぁ…ッ、ゼファ…ッ……は、あ……!」
月明かりに照らされている氷牙の剣。
長い髪が石畳に広がり、大きく口を開けて喘ぎ、頬は紅く染まっている。
氷牙の剣を見てると胸がドキドキしてくる。
もっとしたい。もっといっぱい…
おっぱいを揉む手に力を入れて、腰の突き込みを深く抉るような動きに変えていく。
「んんッ、あッ、そん、な…ッ、あはぁぁ…ッ、あ、あたしぃ……」
奥まで入ったらグリグリと捏ねて、出して、また挿れて
全然腰が止まらない。心も体も何もかもが氷牙の剣を貪欲に求めてる。
オレ…こんなに氷牙の剣が好きなんだ…
初めて出会ったその日に…お互いに初めてのキスとエッチをして、その時から“氷牙の剣とずっと一緒にいたい”って思って
いっぱいいっぱいエッチして、いっぱいいっぱいキスして、“好きだ”って言ったり言われたりして
でも…まだ足りないんだ。だからもっと突いて…もっと擦りつけて
二人で一緒に気持ち良い時間を過ごしたい。
じゅぶッ、じゅぶッ、じゅぷぅッ、
「あふぅ…ッ、はあ、あッ、あッ……お、奥に……刺さるぅ…ッ…あはぁ…ッ、ゼファが、あたしの、んあぁ…ッ……奥に…ッ」
「氷牙の剣…ッ、オ、オレ、すげェ、いい、」
腰を大きく動かして肉棒全体を出し入れしていると、ちょっとずつ膣の中が狭くなってきた。
締め上げてきてるみてーだな。動きづらくなってきた…それでもオレは一生懸命に突く。
「ああッ、ひぁん…ッ、あぁん…ッ、ゼ、ゼファぁ……あ、あたし……あたし、もう、あぁあ……ッ、」
氷牙の剣…もうイきそうなんだ。オレもそろそろヤバいかも…
ギュッて強く締め付けてきてるから、力いっぱい突き込むとビリビリって痺れるような快感が
身体全体を貫いて行ってる。
じゅぶぅッ、ずぶぅッ、
「ゼファ…ッ…ゼファッ…ッ」
「氷牙の剣! 氷牙の剣…ッ!」
気持ち良いのと一緒に体の中から湧き上がってくる。
で、出てきた……も、もうダメだ! 我慢出来ないッ!
「あッ、あッ、はあッ……んッ、んッ、ゼファ、ゼファッ! ああッ、あ…ッ、あはぁぁぁぁッ―――ッッ!!」
大きな声を上げて全身をビクビク震わせてイった氷牙の剣。
腰を引いた瞬間、精子が先っぽまで一気に駆け上がってきた。
ダ、ダメだ、奥まで挿れてから出すんだッ、ココで出したくねェ!
オレはギリギリまで引いたところで一度止まってグッと堪え、奥まで挿入するため収縮してしまった膣内を
力で無理矢理押し割る。
「ひぎィ…ッ! あぐぅぅぅ…ッッ!!」
痛そうな声を上げた氷牙の剣に、心の中で(ゴメンッ!)って謝りながら
肉棒を全部氷牙の剣の中に埋め込んだ。
「うう…ッッ!!」
ドクンッ! どくどくどく…ッ
ビュッ、びゅ―ッ、びゅるびゅるびゅる…
「ッぁぁぁぁぁ――ッ、熱い…ッ…熱いよゼファッッ!!」
「す、すげェ…ッ、こんなに出るなんて…うう、うく…ッ」
ドクドクッ、ビュクビュクビュクッ…ッ
絶対子宮の中に入りきらないよなぁ…うう、気持ち良い…
「あ、ぁ…は……ん…………いっぱい…出したね……」
「はぁ、はぁ、こんなに出るなんて、ん…思ってなかったけど……最後…痛かった…?」
「ちょっとだけ…痛かったよ」
「ゴメン…」
「いいよ、どうしてもあたしの中に…出したかったんだろ?」
「うん………あのさ、氷牙の剣」
「…何だい?」
「もうちょっと、このまま中に入れててもいい…?」
「ほんと、ゼファはあたしの中が好きだね…」
「氷牙の剣の中って、気持ち良いし……それに落ち着くんだ」
「………いいよ、好きなだけ入れてたら…」
床に寝ている氷牙の剣の体の上に繋がったまま抱き合うような形で寝るゼファ。
暫くの間そのままで居た二人は、その後もう一度温泉に浸かって汗を流すと部屋に戻った。
*
二人が部屋に戻ると
“あ…っ…レイフ……いい…っ、いい…っもっと…ッ”
“くっ…ユーリア…っ…ユーリアッ”
壁の向こう…隣の部屋から絡み合う男女の嬌声が聞こえてきた。
「……昼間してた時、あたし達の声もこんな風に聞こえていたんだろうね……」
「………な、何か、そう考えたら……すげー恥ずかしい…」
数十分の間聞こえていたレイフとユーリアの情事による声は、ユーリアの上げた一際大きな声を最後にぱたん止まる。
「………終わったね」
「……うん」
「…………寝るよ」
「……うん、おやすみ…」
翌朝、早くに目が覚めてしまったゼファと氷牙の剣は、宿の外でアレリア海を眺めていた。
氷牙の剣はいつもは下ろしている長い髪をポニーテールに括っている。
海から吹く風がその長いポニーテールを靡かせていた。
「いい風だなぁー」
嬉しそうに言うゼファに、彼女は以前、彼が言っいた事を思い出す。
「そう言えばゼファ…アンタ前に風になるのが夢とか言ってたね」
「うん! 風!! 小さい頃からの夢なんだ! 風のように世界中を駆け巡るのが!!」
育ての親が死ぬ時に言った“本当の親を捜しに行くんだ”という言葉から一年間あてのない旅をしていたゼファ。
そんな彼は氷牙の剣と出会い結ばれてから言った。
「なんの手掛かりもないのに、本当の親なんて見つけようがないよな」と、しかしそれはもっと大切なものを見つけてしまったからだ。
育ての親が言ったもう一つの言葉“てめえの人生は、てめえで探せ”
その人生を夢に見出し、何よりも大切な氷牙の剣と共に、その夢を歩きたいと思ったからだ。
だから今ゼファは夢を、人生の真っ只中を歩いている。
自分の人生は見つけた。後はただ、前に進んで行くだけ。
「だから世界中を旅する…か…」
「氷牙の剣と二人で、だぜッ!」
「当然だよ…言われるまでもないね」
氷牙の剣もまた同じ、ニヴラスの軍人として戦う事しか考えずに生きてきた自分は
ゼファと出会い、人を愛する事の素晴らしさを知った。
自分にも夢は有る……技を磨き、今よりも強くなり…いつか最強の剣士になるという夢が。
だが、ゼファとの…愛する人との出会いは、新たな夢を抱かせた。
一人の女としての幸せ……しかし、この新たな夢はもう叶ってしまっている。
ゼファと出会ったその瞬間から……だから彼女は今、叶えられた夢を、幸せな現在を
そして訪れる幸せな未来を、大切にしながら生きていこうと誓う。
ゼファと氷牙の剣はもう離れる事など出来ない。
まるで運命の糸で繋がっていたかのように、出会い結ばれたのだから…
いや、自分達が結ばれるのは…きっと生まれた時から決まっていたのだ。
「ゼファ…」
「氷牙の剣…」
やがて見つめ合っていた二人のシルエットが重なり、熱い口づけを交わすのだった……
「氷牙の剣……オレ、またしたくなってきた…」
「はぁ〜…、アンタねぇ…………ま、いいよ。どうせ昼までは南カルタグラ海軍の連中がうろついているだろうからね…」
独特の匂いと空気が充満している二人の部屋。
「あッ、ひぁんッ、はあッ、ああッ、あぁぁッッ、」
氷牙の剣の長いポニーテールが、振り子のように左右に大きく揺れる。
彼女と抱き合いながらゼファは必死に突き上げ抽挿を繰り返す。
汗を飛び散らせ、愛の情事に熱中するゼファと氷牙の剣……
昼まで目一杯した二人は、宿屋の店主に「お盛んですな」と言われてしまう。
レイフとユーリアに会った時は「ゼファ、オレ男になったぜ!」とレイフが溌剌としていた。
昨日今日と、独り身の店主は二組の甘い恋人達…一方は甘すぎる…の愛に溢れる声を散々聴かされ、寝不足でまいっていた。
宿屋の店主「剣士さんと坊主もそうだけど…あの客の隣に入っている客も昨日の夜やってたな……勘弁してくれ、こちとら独り身なんだから…」
暫くして、アレクソニアの高台に有る一軒の宿には、注意書きが貼られるようになった。
“男女の情事…お断り”
終わりです。
グッジョブ!!
まさか続きが読めるとは思わなかった!!
グッジョブ
原作もこうなら…
スレ容量が500KBに到達した模様。
スレ立て可能な人、次スレお願いします。