不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part10

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無し型寄生生物
スレタイの通り、不気味なモノに寄生されて虜になる娘などを語ったり、小説をうpするスレです。
ネタは、版権物・オリジナルなど問いません。(版権物SS投下の際には元ネタの表記をお願いします。)
Web上のSSやOVA・ゲーム・コミック・同人などの情報も歓迎します。
雑談は書き手さんの投下と被らないようにまたーりどうぞ。

▽注意事項
◆共通
  sage進行推奨。dat落ち判定はスレの位置ではなく最終書き込み時刻が基準なので、
  全てのレスがsageでも問題ありません。レス数950過ぎか、スレ容量480KBを超で次スレ立て。
  荒らし、煽り、広告は無視して頂くようお願いします。
◆書き手さんへ
  人を選ぶ要素がある場合、嫌いな人がスルーできるように注意書きをお願いします。
  一回の投稿の最大行数は60行、最大バイト数4096バイトです。
  また、数値参照文字(unicode)が使用できます
◆読み手さんへ
  作者が望んだ場合を除き、感想の範疇を越えた批評・批判は御遠慮ください。
  感想、アドバイスには作者さんへの配慮をお願いします。

【前スレ】
不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part9
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207923194/

【過去ログ】
Part8 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197591223/
Part7 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1175912341/
Part6 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155650032/
Part5 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127058327/
Part4 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116162946/
Part3(再建) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087629013/
    (即死) ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087136480/
Part2 ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068536826/
Part1 ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1000/10002/1000205453.html

【関連サイト】@迷惑行為厳禁!!
月光蝶さんのログ保管サイト(html化されていない過去ログも閲覧できます)
 ttp://www.geocities.jp/obbs0036/log/torituki/torituki.html
ログより抜粋版
 ttp://nakaama.web.infoseek.co.jp/log/kisei_log.htm
2名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 00:37:12 ID:1x6/Q8yT
>>1様、乙です・・・
3名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 00:38:32 ID:1PtNlX1Z
4名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 02:52:12 ID:YXA3Jue2
>>1
ふ、ふんっ
誰も乙だなんて思ってないんだから!


ツンな娘が寄生されたら、さぞかし可愛かろうな
5名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 21:46:31 ID:0ydqOLKE
ツンデレに寄生する…こうですか?


奇「どう?気持ちいい?」

ツ「う…うるさい!別に気持ちよくなんか無いんだから!
  毎晩毎晩変な触手出して悪戯しないでよね!」

奇「またまたそうやって意地張っちゃってw
  でも宿主になってくれてありがとー」

ツ「べ…別に道で干からびてたあんたが可哀想だから
  宿主になってあげたんじゃないんだからね!
  寄生虫ダイエットしたかっただけなんだからね!」

奇「チュルチュル」

ツ「ちょっとあんた何してんの?」

奇「寄生言うからには宿主から栄養をもらってるんですが何か?
  ダイエットですよダイエット」

ツ「そ…そうね、ちゃんと働いてもらわなくちゃね
  おかげで最近体が軽くなったような気がするわ」

奇「チュルチュル…美味しいわ
  ツンデレちゃんは体つきいいしオッパイも大きいし栄養満点ね」

ツ(でも変ね…確かに以前より細くなったような気はするけど
  なんだかオッパイも小さくなったような気が…
  幼馴染のアイツも最近大きく見えるし
  アイツ成長期なのかしら?)

奇(ツンデレちゃんそれはね、軽くなったんじゃなくて縮んでいるのよ
  やっぱりツンデレは短身痩躯よねw釘宮萌え〜)
6名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 07:48:49 ID:HA6i2nym
>>5
そこでなぜ釘宮なのかを詳しく聞かせて貰おうか・・・?



ツンデレだったら他にもいるだろう、JK
7名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 12:54:10 ID:cGOvoPvw
ロリ要素を重視したツンデレですね、わかります
8名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:56:50 ID:UxNUpJYG
ツン娘+デレ蟲=ツンデレ
デレ娘+ツン蟲=ツンデレ
ツレ娘+デンデン蟲-デン=ツンデレ
9名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 21:26:18 ID:HA6i2nym
>>8
待て、最後はおかしい。



というか、ツレ娘って何だ
10名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 22:33:25 ID:6ev36Cde
>>9
そりゃ出会いカフェで釣れたおにゃのこに決まっとろうがw
11名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 22:54:23 ID:U9QRQu9/
いちおつ
12名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 00:46:33 ID:nI6kMDje
じゃあでんこちゃん+ツレ蟲でもツンデレになるんだな?
13名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 02:50:30 ID:qZiJEdlw
FBX氏の魔女伝説はまだですか
14名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 11:39:41 ID:QKnjn7+p
前スレに投下しようと思ったらもう落ちてやんのwwwwくやしいのうwwくやしいのうwww

「ふふふ…このスレもあと少しで寄生完了ね」
一人の女が暗い部屋の中で唯一の光源であるPCの前で笑っていた。
「これで私の仲間がたくさん増える。今から楽しくてアツくなってくるわぁ…」

ガチャコツガタガタ

「なに?だれかいるの!?」
部屋の中と外から物音がすると女は立ち上がり、股間からだんご虫の足のような触手を出し、臨戦態勢に入る。
女が言葉を発した瞬間、女の視界の中にあったドアが勢いよく開いた。
同時に、廊下から植物の蔓が何本も部屋の中に侵入してくる。

「くっ、まさかここで貴方がやってくるとはね…」
女の触手が蔓を全て防ぐと予想外のことが起こった。

パリン!

女の後ろの窓が割れ、外からたくさんの電気コードが伸びてくる。
女も急な攻撃に耐えられず、コードに四肢を絡めとられてしまう。
「何で貴方たちまでいるの!?放しなさい!!」
女が大の字の体勢で叫んでもコードが緩む気配は無く、前面の蔓も女の触手をかいくぐり、女の体に触れ始める。
蔓は女の秘部を目指し、体をうねらせる。
「や、やめろ!そこには私の虫がいるんだ!」
15名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 11:43:27 ID:QKnjn7+p

ゴトッ
しゃらり

女が秘部への侵入を許しながらも強気に振舞っているとまた新しい侵入者が現れた。
それは、空中にふわふわと浮かぶ玉と禍々しいオーラを持つ日本刀であった。

だが、女は新しい侵入者にかまう余裕はなかった。
後ろのコードが女の尻を犯し始めたのだ。前方の蔓も女の中に入り、前後運動を始める。

「いや…やめて…ぅん、はぁ…」
女が感じ始めると日本刀がボォーっと淡く光り始めた。
「我らは宿主を求める。女、貴様は宿主になれるのだ。喜べ」
言い終わると日本刀は女の心臓の上に切っ先を埋め、
玉は女の頭上でゆっくりと回転し始めた。

「感じちゃ…ダメなのに。私は…虫に忠誠を誓った…んだ…」
感じながらも自分で励ましていると植物の蔦に変化が現れた。
蔓の中を通り、小さいこぶのようなものがこちらに移動してきた。
コードにも同じような変化が現れた。

「はぁっ…くぅん…」
女は快楽に耐えるので精一杯であった。
「ダメ…!もう…いっちゃぅぅぅ!!」

女が果てると同時に変化が起こった。
蔓を通じてこぶ…植物の種子が女の子宮へ侵入し、コードも女の腸内へ自分たちの情報を詰め込んだチップを植えつけた。
日本刀は女の心臓を貫き、中に刀身を埋め、玉は女の額から何の抵抗も無いように頭の中に入っていった。

女の意識はここで途切れた。



ピコン!
PCから女が設定しておいたタイマーが鳴った。スレが埋まった…スレへの寄生が終了したのだ。
その音と同時に女はムクリと上半身だけを起こした。女の下腹部は新しい主を見つけ、ビクッ…ビクッ…と拍動し、腸内ではチップの周辺に
電気回路が設計されつつあり、胸には日本刀が侵入したときに出来た傷が残り、額には玉の怪しい光が灯っている。


「寄セイ完りょう…」


単発ですいません。


スレへの寄生は始まっているんだぁーっ!!

最後に、>>1様、お疲れ様です…
16名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 10:59:41 ID:T9iIhkdX
寄生主はまだ目覚めぬのか!?
17名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 19:08:28 ID:Beoo/ShO
すこしかいてみたのだが。

導入みたいな感じで寄生側しか出てこない。
つまり、人間でてこない。セリフなし。
ほのぼのとしながら殺伐とした純愛、よてい。
なかなか寄生完了しないもどかしい作品を。

みて見たいという方はいるでしょーか
18名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 19:34:11 ID:ZZ95eO9v
>>17
ここにーいますよー
19名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 19:41:06 ID:Beoo/ShO
エチなにそれ?なかんじですが、どうぞ。


其のものは眠っていた。 長い眠りだ、人の時間にして6666日。
その数字に意味はない、ただ、其のものにとっては寝て起きただけ。
一度目を覚ませば、その生を終えるまで起きている。そういうものなのだ。
自分にとっては寝て起きただけの気楽な時。
しかし、その間宿主は一人だった。孤独を味あわせてしまったかもしれない。
そう思うと、すこしだけ悲しい気持ちになる。
寄生とは、本来、持ちつ持たれつの関係なのだ。
だが自分は毎回、毎回、彼女に与えてもらってばかりいるような気さえする。
しかしながら、そんな憂憐な気さえも。しばらくの間は彼女と共にいられるのだと思うと。
溢れ出す愛おしい気持ちに、打ち消された。



其のものの歴史を語ろう。
其のものが現れたのは、この世界の時間軸ではないし、この星の位置座標内でもない。違う時空、いわゆる異世界の人の住む星に落ちていった、一つの石だっ た。
そのまた違う世界から飛び出してきた一つの意思。宇宙空間に爆発を起こしながら吐き出され。
とても長い間……そう、いくつかの星の寿命ほどの時を彷徨い。
ようやく、ヒトの住む星に落ち着いた。

其の意思には、知能も知恵もまだ無かった。
また、長い旅をしてきた其の石は、ひどく歪んでいた。 外見も中身も。
もともとあった力も何も消え、すでに無い。 長い旅の間で、風化して失われてしまった。
だが、その程度のことは、其れを生み出したもの(創造主)には理解できていたこ とである。
其のものは、曲がりなしにも神の細工であった。
20名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 19:42:29 ID:Beoo/ShO
其の石は神の子であり、神に仕える意思。 それなりに上等な存在である。
つまり何の問題もなかった。想定範囲内の出来事でしかない。
其の意思は最寄りの生命反応を乗っ取るため行動する。

意思を拡散させ、疑似体積を肥大化、本体たる石を中心に森一つ、とまでは行かないが。
だいたい6割5分ほどを掌握する。 無機物を即座に管理下 にしき、水に浸透。そこからありとあらゆる物質に意思を広げ。 植物へ と寄生、一日かけて完了させた。
その間、数人のヒトの存在を感知する。
意思 を飛ばし後を追いかけたところ、集落を発見することができた。

ただ、今はまだ寄生、その時ではない。
本体が弱体化している今、人に 寄生することなどできなかった。
万全の状態ですら、全ての意思を本体に集めなければ、目標とする精神の搾取はできないのだ。
今は、体を作らねばならない。
長い時の間に失った力を取り戻さなければ、どうしようもないただの石だ。
時なんていくらでもあるのだから気楽なものだ った。 もっとも其のものに時という概念など無いのだが。

水に浸透した意思から、植物や魚を通り、地上を謳歌する動物へと寄生を進めていく。 なるべく進化した脊椎動物、哺乳類をおおく取り込まなければいけない。
神を創り出す精神力を持つような人間に寄生しなければならないのだ。 確固とした本体を作りあげなければ、返り討ちにあいはじめからやり直さなければいけなくなってしまう。
高度な脳も持たない生き物に寄生するのは何の問題もなかった。
無機物にさえ寄生できる。

ただ、知的生命体と呼べるもの持つ、条件づけされたある種の感情の移り変わり。
其のものが自らの神に献上するものはそれだけであった。
精神存在でしかない神が食すのは、精神であるのだ。
つまり其のものは神の食事の使い走りでしかない。
ただし、いまだに神が食事をする必要があるのかが理解できないが。
其のものはそのために生きている。 其のものには食事は必要なかった。

精神を刈り取る。 そのためには、たゆまない努力が必要である。
其のものは努力家であった。ヒトの常識と比較して、だが。
成功の可能性を少しづつあげていくことに余念がないのだ。
凝り性とも言う。少しばかり神経質でもある。

神がそう作られた。
21名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 19:43:21 ID:Beoo/ShO
少し、時を飛ばそう。
幾多もの下等生物に同時寄生し、乗っ取り、融合をしたことにより。
其のものは、ある程度の体を得、ようやく元の力を使えるようにまでな った。
すなわち、知的生命ヒトへの寄生を十分にできうる力。
つまり、すでにiヒトに匹敵するだけの能力値を持っていた。

膨大な量の時間を共に旅した石を核にし。 周囲を覆うように脳、その周りを骨が覆い、さらに筋肉皮と続く。
効率のため基盤は球体、それは少し宙に浮いている。手足などの移動や自衛、行動のための肢は取り込んだ生物、そのままの流用であった。 効率などあったものではない。
『とりあえずよくわかんないから何となく動くように した』 そんな感じだ。
そのさまざまな部位に口や目や何から何やらがある。 内蔵の重複など数えきれない。
これも 『とりあえず多いにこしたことはないよね』 という設計理念だ。
ただ、空間把握能力だけは生まれながら高いので、肢(生物)を絡ませたり躓いたりもせず、
数多くの視界もすべて把握していた。
神の細工などというものは、人の技巧、もしくは自然界の法則、式などの様式美や完全性を差す言葉であるからして。
神が、其のものを見た目はただの石としてしか作れなかったように。
神の子たる、其のものは……美的センスなんてもの持ってなかった。
まさにカオス、混沌である。コスモスってなにそれ栄養価高い?
22名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 19:44:48 ID:Beoo/ShO

ただ、当の其のものは、歓喜していた。
一度、一人の知的生命の魂への寄生に成功してしまえば。用無しとなるもので あったが。
其のものは、目標への道が手に届くようなったことへの充足感や、
生まれて初めての能動的行動の成功。その証拠としての肉体への愛着。
五感をもって自主的に動くことのできることの開放感。
それらの感情を 手に入れた肉体、脳で感じ取り。
神の子は自然を生命を謳歌していた。

そんなウキウキ気分で、其のものは歩き出す、腕やら脚やら触手やら鰭やらをわきわきわらわらさせながら。大行進である、たった一つのものでしかないが。



この後、其のものは何の考えも無く人の集落に向けて進み。
発見され、村人に切られ殴られ射られ火をつけられ、さらに魔法の追撃に追い立てられ、
ほうほうの体で森深くへと逃げだした。
この世界には魔法使いがいる。

さらに後日、魔物討伐に騎士団が派遣されてきた。
村に起こった異変を国がかぎつけたらしい。 この国の王は無能ではなかった。
其のものは騎士団にバラバラにされ、さらに火葬にされる。抵抗する暇もなかった。
手も足も出ず、解体作業は半刻で完了した。
其のものに集団戦のプロを倒す戦闘力はなかった。
作り上げた体は灰にされ、燃えずに後に残った核石は魔石として王都まで持ち帰られることになる。
魔力を持つ物体は貴重品であり、高値で取引されるのだ。

ヒトは強く、貪欲で強欲でしたたかであり、世界の支配者だった。



以上 プロローグ的なものでした。
23名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 20:04:25 ID:1EmvatUf
こいつは・・・続編希望
とてもGJです!
その日、久方ぶりに王立魔導研究塔地下2階は忙しかった。
新種の魔物が発見されたのだ。とはいっても、危険性の判断がされない新種は見敵必殺。
すでに討伐が完了され、今となっては残るものは、核とおもわれる魔石が一つだけ。危険性は少なかった。いや、なかった。
其の魔物が発見されたのは、王都より東にひとつ山を越えた麓の森。村と森の境目。

 昼過ぎ、村の畑に、のっそりと無防備に現れた其の魔物は、
球体の本体からおそらく森で喰ったであろう生体の脚を自らの足として代用して動いていた。一見するとみこしに担がれるような

格好だ。
隠れもせずに現れた魔物は、当たり前のように発見され、数十秒後には村の警鐘が鳴りひびいた。
発見から5分もしないうちに腕の立つ村人たちに囲まれる。
その時は肢の2割ほどを犠牲にしての逃亡を許してしまう。 森の奥深くまで隠れ、新しい肢。新しい生物を補充していたと思われ

る。
2日後に騎士団が立ち会った時には、事前の村人の証言よりも遥かに多くの肢が生え、肢から肢が出ていたほどらしい。
戦闘能力の評価としては、討伐にあたった騎士は『解体作業』とだけ答えた。
事実、無傷とはいかないが。戦死者なし重傷者1名ほか軽傷者数名という、魔物討伐にしては快挙である。
1名の重傷者は、お約束の如く事故であった。馬に蹴られたらしい。

攻撃能力といったものはないに等しく、爪牙角など野生生物にみられる武器も確認されたが、特に注意するほどのものでもなかっ

た。
肢として奪ったときに、体ごとついてきたものであろうということ。
移動能力は巨体に似合わずにそれなりに俊敏。あくまでもそれなりに。
その体躯を生かした体当たり(質量攻撃)さえしてこなかった。と報告されている。
おそらくではあるが、他の生命によって危険に瀕したことがなかったのであろう。当然、戦闘などしたことはなかった、ただの一

度も。
野生生物に対しての何かしらの手段により、戦闘を回避、それ以上に肢として捕食してきた。ひたすら一方的に。
人に見つかるまでの僅かな間だけ不敗だったのだろう。失敗をしたことすらなかったのなら、弱いはずである。
騎士団所属の魔導士によると強大な魔力を保持していたことが分かっている。
しかし戦闘用の魔法を使用した形跡は一切無い。生物の肢としての使役、そのために融合魔法を使用しているかと思われたが。
本体(核)から切り離された部位には、魔力が一切宿らずに霧散していまっていた。
肢は完全に使い捨てのものなのであろう。取り換え可能な消耗品といったところか。

ひとつ、驚くべきことに、行き当たりばったりの知能のかけらも感じさせない行動をしていたのに対して、
球状の本体には脳がみっちりと詰まっていた。 大きさだけで言うなら人の三倍はある脳髄が。皮と筋肉と骨に包まれてである。
いずれも使い込まれた形跡もなく、新生細胞であろうということ。
騎士団員いわく「実にうまそうな色をしていた」らしい。そういえば、このごろ肉を食べていない。蛇が食べたい。研究員の腹が盛大に鳴る。
毒物の検出ができる魔導士も医師もいなかったので、誰一人口に入れていないらしが。
青二才の新兵が馬鹿をやらかしてでもくれれば、実験材料が増えたのに。と、研究員は惜しげに軽口を言う。

とりあえず、以上のことから、魔物は幼生体であったのだと推測ができる。 経験が圧倒的に無かったための無考慮の行動、警戒心の欠如。
足を手にいれて調子に乗って、行動範囲を広げようとしたところで村に行き着いたというわけだ。
自己回復力が優れていたための新鮮な細胞、だとも考えることができるが。其の様子もない。
騎士団は念を入れて、灰塵になるまで燃やし尽くしてきてくれたが。できれば、生け捕りにしてもらいたかったものだ。
もしも、この魔物の持っていたとおもわれる、『動植物に対しての何かしらの力』が人間にたいしても効果を持っていた場合、
面倒なことになっていたのだから正しいことであるのだが。
とてもとても悲しいことに、国の意思は 研究<民心 なのだ、こればかりは覆しようもない。

ただ一つの遺品についてだが。本体は、魔物にしては軟弱な構造であるのに対し、
逆に核はいかなる干渉も受け付けないほどの防御能力を持っていた。
斬撃 突撃 打撃 圧力 引力 熱気 冷気 雷気 研磨 腐食 酸化 音波、果ては最高位魔導士による精神波、空間断裂、概念干渉、自壊式注入、
何をしても無反応。
つまりそこから導き出される結論は
『何を実験しても壊れないからだいじょうブイ』 研究員の優秀な脳が出した法則であった。


「じゃあ、とーりあえずっ、手っ始めにぃ〜人・体・実・験♪い〜っえい!!」 「「「いえーい!!!」」」


いついかなる時代・世界でも、天才という存在は、常人とは一線を画しているものであった。
国はこの者たち、この者たちの研究にに多くの資金を投じている。
曲がりなしに様々な分野においての最先端の技術を発見、応用してきているのだ。
今この国の王が生きていることすら、最先端医療のたまものでもある。
ヒトにとって魔物はまさしく金の生る木である。

この日、哀れな被験者として選ばれ、つれてこられたのは、一人の捕虜だった。
隣国のある戦闘部隊の副団長……付きの侍女である。

後に救国の英雄として崇められ。 世界の崩壊の時まで賞賛され続けた聖女。
不幸続きの、其のものにとっては珍しく運のよいことに。 清く正しい魂を持つ者である。
創造主に献上するに相応しい、高潔な精神であった。
……もっとも、始まりの石に戻ってしまった其のものにとっては、いささか荷が重すぎる相手のようだが。

運命の出会いはどこにでも転がっている。

現に、このような研究所の所長ですらも。熱烈な恋愛の上に結婚していて、こどもが3人いるのだ。



変なところで改行が入ってしまったことを深くお詫びします

すまない……まだ、寄生の時間じゃないんだ。たぶん4話から本編







気がつけば、明るい牢獄の中で足枷を嵌められて。わたしは、幽閉されていた。
……ああ、負けたのか、と。ひとりごちる。何も感じない。
戦にかかわるものとして、武芸の稽古だけは怠らずに行っていたのだが。
完全に力不足だったわけではなかった。相手が悪かった、場所が悪かった、時間が悪かった。
そして、何よりも……油断していた自分が悪かったのだ。

わたしの位置づけは副団長の侍女ということになっているが。
実際は、団長の影武者である。旅団のなかでも背格好、髪、声色が似ていたためだ。
わたし以外に適したものがいなかった、だから影武者という大役を演じていた。仕事であったからだと思っている。
わたしが旅団に入団したのは、なりゆきである。愛国心なんてもの有る無いかもわからない。
ただの、生きていくための、成り行きでしかなかったんだ。

親もわからず、国営孤児院の前に捨てられていた私は、物心ついたときから剣を握っていた。
孤児院では、養子としての迎え入れなどがなければ、孤児は皆、兵士として育てられていく。男女分け隔てなく。
魔法の素養が無かった、わたしには戦士しかなかった。

わたしの国では、孤児院は慈善事業でもなんでもない。大人になり、働けるようになるまで、その間の養育費を代替えしている状態なのだ。
わたし達のような孤児に職業選択という自由は、ほとんど無い。というのも、借金全額を返済しなければ、兵役から逃れられないのだから。
逃げ出す者もいる。弱い者や、優しいものが、「もうヤダ」そういう愚痴をこぼす。
実際に逃げ出すものは少ない。逃亡に成功する者も、また、少ない。兵士の逃亡罪は極刑である。

不思議と、わたしは逃げ出したいとは思わなかった。ただの一度も。
勇気があるとか、そういうのじゃないと思う。
無謀や、怖いもの知らず、蛮勇、そして勇猛果敢。そういうふうに称された。
でも、わたしが私自身を、勇気があるなんて感じたことはない。ただ、わたしは、怖くなかっただけなのだ、ただ単に。
ただ、生きることに必死だった。でも、生き残ることに必死にはなれなかった。
仕事をしていることに必死だった。向上心はあった、だけど、欲望はない。

そうだ、わたしは仕事だから働いていただけなのだ。仕事だから戦った。
そして……負けたんだ。
奇襲だった。暗殺者は音もなく入り込んできていた。



わたしが気づいた時、時計はまだ朝の6時を回って、いなかった。
わずかな違和感を感じる。……時計の、いや、時間の進みが、遅い。
時空系の魔法を使われていると気づいた時には、荷物を放り、誰もいない廊下を駆け抜けていた。
よりによって本拠地に侵入された。全体が油断しているところを、それゆえに一番守りが厳重なはずな場所に。
こちらの警戒をすべて抜けてきた相手が、警戒していないわたし達を狙っている。
速く、もっと、早く、気付くべきだった。致命的に後れを取っている。
扉を蹴破って執務室に押し入った時には、わたしの守るべき副団長は赤いの水たまりに首以外があって。首は見当たらない。
団長は3人相手に切り結んでいた。護衛の姿は一人もない。殺されたか、気付けないでいるか。
わたしは、全力で疾走したため、抜剣すらしていない。息は乱れていないのが救いだ。
部屋に踏みった瞬間、足下の扉の残骸が爆発。残骸が吹き飛ぶ一瞬で、前に跳ぶ。
刹那の間に暗殺者の一人に肉薄、短刀を叩き、おとせずに、また爆発。爆心地は背中、服だ。
爆風でさらに吹き飛ばされる先には、副団長の遺体。爆音で耳がへんになっている。
視線が留まらず、いましがた自分が入ってきた扉跡には一人の暗殺者。
魔法の詠唱がかすかに聞こえたと思うと、団長の髪が揺らめき、宙を舞った。首ごと。
団長の金髪が床に触れる前に、首は跡かたもなくかき消える。
首を飛ばされた、どこかへと。
団長も、おそらく副団長も。もうあの二人が横柄に笑うことも、眼鏡の奥で鋭い眼光を走らせることもないのだろう。
さらに一度、詠唱が耳を打つ。
必死になって仕事を全うしていたのに。
いざ、失敗してみても、なにもない。何も感じることが出来ない。すこし、呆然としていると。
そこで意識が消えた。

「死んで……無い?」

死んでいなかった。殺されていない。首はまだ繋がっている。
何のために生きているのだろう、なんていう問いも。答えは決まっている。生きるためでしかないのだ。
何のために殺されていないのか、誰一人気づいていなかったあの状態で、助けが入ったとも思わない。
団長(殺害目標)を三人で囲んでいて時点ですら、伏兵をしていたのだ。あの状況で手を抜く必要はない。
おそらくは、捕らえられた、ということなんだろうな。
おそらくは、『団長』を捕虜として捕らえたということにするつもりなのだろう。
こういった状況では、自害が命じられている。影武者として。

気づけば全裸にシーツ一枚という格好。あとは足かせのみ。
暗器なんて全て奪われている。咥内の毒薬も無い。念のため下も確認したが、無い。
そこで、舌を噛み切ろうとしたが……出来ない。
古代魔法か何かなのであろう。古臭い王城にはあるものだ。魔法の知識なんて有りもしない自分に、どうこうできるものでもない。
することがなくなると、とたん暇になる。

牢獄の中はまだ明るい、遥か高みから光が差し込んでいる。天井が高く、閉鎖感が感じられない。
壁際にあるベッドしか物はなく、しかも、広い分余計に簡素だ。扉も壁にはない。
天窓からは陽光が差し込み円形の日当を創っている。
白布をまといそこまで丸い足枷を引きずり、仰向けに寝転がる。床は大理石だろうか、冷たい。
いつも、団長はよくこうして空を見上げていて、副団長もそれに付き合わされていた。当然のように、次女であるわたしも。
わたしの失態で、死んだ。
いつものように、(何も)思う事が出来ない。

……いつか、いつもと変わらずに、空は蒼い。
ただ、いつもとは違い小さな青だった。
とても、小さくて、とても、遠い。


3話 了

4話は休日返上で書こうと思う
30名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 00:09:13 ID:ovR+W+8D
たまにはこういう視点切り替え頻繁な作品も面白い。
捕虜が救国の英雄、ってことは寄生で国を滅ぼすんだろうか?

全裸で股間をうねうねさせながら続きを楽しみに待ってるよ〜♪
31そのものそのときせいなるもの の人:2008/10/01(水) 00:30:15 ID:4tXsJHcS
2・3話に寄生の字がタイトルにしか入ってないことに気づく。
つ、次こそは、天然寄生者のほのぼの寄生が入るはず。エチもちょっと。

純愛テーマという寄生としてなんか間違ってる気がしないでもない物語なんで。
長いです、長編です。寄生もとうぜん長丁場に。つまり展開が遅い。

視点もコロコロ変わることになるので。というより、単一視点だと書ききれないので。

どうぞ、触手に溺れて溺死して下さいね。

32名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 00:41:40 ID:UIyvE6ph
>>31
このスレでは少数派かもしれないが…
しかし俺は!そういうのを待っていたッ!
33名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 03:00:29 ID:MCHVsPJo
単純に物語としても面白かったので、はやく続きを書く作業に戻るんだ。
34そのものそのときせいなるもの の人:2008/10/01(水) 22:06:53 ID:4tXsJHcS
ほんとうに、ほんとうに済まない事に。
4話の1/3を書いた時点で、3話程の長さになってしまっている。
まだ寄生してないよ。場面移動しただけだよ。
どうしましょうご主人様。
書き上げると相当な長さになりそうなんです。

書き終わってから投下したほうがいいのでしょうか?
35名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 22:38:06 ID:unwT7F1t
長編を書こうと思うとは勇気あるなぁ…
しかもこのペースだとかなりの量になりそうだ 20話とか

長編って書いてる内に作者本人が飽きて自然消滅になるのが多いよね

確かに寄生スレ向きっぽくは無いけど、文体が落ち着いててユニークな書き方だから
これはこれで最後まで見届けたい気がする


だから>>31
諦めるなっ!絶対、諦めるなよっ!?
36名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 22:41:58 ID:unwT7F1t
完成させて投下するか、もしくは4話Aパート、Bパート、Cパート、〜〜のように小分けして投下するんだ!
37そのものそのときせいなるもの の人:2008/10/01(水) 23:04:33 ID:4tXsJHcS
諦めるなんて選択肢はご主人様に≪検閲≫されていますから。その辺は大丈夫です。
てか、作家志望なので止めるわけにはいかない。

では、今日は書きまくって。24時くらいにAパートだけでも。書き終えれたらBパートまで。
円形の牢獄が、回り、揺れる。
当然の振動に、捕虜は立ち上がり、周囲を確認する。
ガチャギガリギャリガギャギイィグ、ゴン
鉄、石、木、土、そして魔力。様々なものが擦れあい、ぶつかり合い、組み替えられる音。

ネジを回すように、部屋が下降する。
二回転ほどすると、横壁から鉄格子ようなものが見え始める。
さらに一回転して、牢獄の下降は止まった。

鉄格子の奥から響く足音、二つ。スローテンポで牢獄に近づく。
捕虜は、身構えることもなく、立ち続ける。視線と意識だけは、牢獄の出入り口、足音のほうへ向けながら。

天窓からの距離が遠ざかった結果、日向は大きくなっていたが、壁までは届かない。鉄格子の向こうは暗い。
鉄格子が音をたてて外れる、鉄棒一本一本が交互に、上下にわかれて枠に吸い込まれる
薄暗がりを魔力の明かりが照らし出す。



「や〜、おっはお〜」



片手を軽く上げ、汚れた白衣の女性が捕虜に挨拶をする。


ただし……さかさまだ。
白衣の女性と、その後ろに立つ軽装の看守らしき者は、天井に足をつけてそこに立っていた。

看守が口を開き、呪文詠唱。朗々と、魔力が籠もった結果として澄んだ声が牢獄で反射する。
白衣の女性と看守の足もとから、天井(床)がせり出し、1平方メートルほどの足場が出来上がった。
2人が足を踏み出す。2人の足元の床と、牢獄の床が向かい合う形になる。
「出ろ」



看守の呼びかけに、捕虜は。


無視。



「お〜い、聞こえてるか〜い?ちょっと、こっちきてよ〜」



白衣の声にも。


無視。



「せんせー。やっちゃってください」

「言われずとも」



実力行使に出る2人。
今まで、感情の無い声をしていた、看守の声が、少し弾む。嬉しいらしい。
看守の詠唱。中空に、おびただしい数の鎖が現れる。
手を掲げた看守の、指先から、全身に巻きつき。締め上げる。
看守は、全身を固定され、鎖に動かされるように、手を振るう。



「っん♪」



さらに鎖が締め上げ。自縛行為に看守がうめく。恍惚と。……変態だ。
鎖は重力を無視し、蛇のように鎌首をもたげると。首先を捕虜に向け、躍りかかった。
捕虜はシーツを放り、目くらましとする。

助走もつけずに、自らの身長以上に飛び上る。足枷など無いような動きをして見せた。
そのまま音もなく着地、魔法の足場の裏に。
どういった理由かはわからないが。捕虜と、ほかの2人の重力は、反転している。
白衣と看守、2人のいる足場の裏側に、息をひそめて捕虜は機をうかがう。シーツは投げてしまったために、全裸だ。いや、足枷だけ有る。



「あらま……」



緊張感のない、それでいて驚愕したようなつぶやきが聞こえた。瞬間、捕虜は足場のへりを掴み、逆上がりするようにして、2人の背後を取る。
ことができずに、首を掴まれた、と思うと壁に叩きつけられる。捕虜の肺から空気が抜ける。そのまま背中に回られ、伸しかかられる。
取り押さえられた。奇襲が見破られていた。
白衣の女性に、床に(捕虜にとっては天井)押し付けられる。両手を完全に極められている。



「はっはっは、ん〜残念。まぁ私たち二人抜いたくらいで、逃げ出せるような場所でもないけどねぇ。
 って、ちょっと腕疲れてきたんですけど。セルフボンテージに耽ってないで、この娘、押さえといて〜」



重力は反転したままだ。捕虜にとっては、天井に押し付けられている状態で。
白衣の女性にとっては、浮き上がる捕虜を地面に押し付けている状態である。

荒い呼吸とうめき声と共に、鎖が捕虜に群がり。
床を貫通して地面ごと捕虜を縛り付ける。看守自身に比べると手抜きの縛だ。

いつの間にか背中から下りていた白衣の女性が、捕虜の足もとに回る。白衣の汚れは、血痕だった。
足枷周りの足首を、ひとめぐり指先が回ったと思うと。
捕虜の足枷が外されずに。足の裏をくすぐった。



「あれ、無反応?……なんか、悔しいな。負けるか!」



捕虜に効果は無いようだ。が、白衣の女性はむきになった。
看守は、恍惚としている。

白衣の女性は、しばらく足の裏をくすぐり続けていたが、効果がないとわかると、
「にゅっ、っつーーー・・・・・・!!」

「おっ、効果ありだね」



舐めた。

おもむろに口を開き、舌を這わせたのだ。

突然の違和感に、捕虜は思わず声を上げる。すぐに口を閉じ、歯を食いしばるが。一度あげてしまった嬌声は、無かったことにはならない。
二の腕に鳥肌を浮かばせ、動くに動かない足の震えを止めようとするが。止まらない。

白衣の女性は、足の裏から、親指の裏、親指と人差し指の間にと、順に舌を這わせると、親指を口に含み、ねぶる。
逃げようとする指を、ねぶり続ける。親指から他の指へ、指から足の甲へと舌をすすめ。足首に舌を絡ませる。



「いい加減に、仕事をしろ」

「きゃんっ」



そこで頭をはたかれた。いや、鎖がじゃら付いている腕ではたかれたので、かなり強く殴られた感じである。
ついさっきまで、自縛で悦っていた看守だ。少しだけ常識を持っていたらしい。顔は赤く、息も荒い、しかもまだ全身に鎖を絡みつかせているが。

白衣の女性は、大人しく捕虜の足枷に鍵を差し込み、捻る。足枷が今まで天井であった地面に落ちる。
足枷が外れると同時に、捕虜にかかっていた重力が反転した(元に戻った)。
突然のことに、血流が狂い、違和感が捕虜を襲うが、すぐに慣れる。
こちらが本来の世界だ。


「この牢屋はねぇ。さかさまになってるんだよ〜。んで、ベットとシーツにだけ重力反転の魔法が掛かっていて。
 この足枷をつけてる間だけ、重力が反転するってこと。下手に解錠の技術があると、足枷を外したとたん、奈落の底までまっさかさまさかさ(笑)
 天窓に見せかけているのは、空間連結の幻影だね。全部、古代魔法だけど。そうそう、古代魔法といえば……(略)……」


白衣の女性は、聞きもしないことを説明しだした。
自分の知識をひけらかせようとするのは、研究者によくあることだ。捕虜は、その研究者に取り押さえられたのだが。


「研究職だけどね〜、荒事に巻き込まれ無いわけでもないんだな。これがまたさぁ〜。
いやほんと、うっと〜しいのが沸いてくる沸いてくる。いやぁ〜、天才はつらいね。私も影武者ほしいなぁ。
作ろうかな、クロ〜ン。そうだね、いや、私けっこう強いほうなんじゃいかな。たぶん。何で貴女の奇襲が見破れたかというとねぇ。
いや、ただの透視なんだけどね。無詠唱、すごいでしょ〜」


よく回る口である、情報漏洩の危険性を理解してないわけでもあるまいに。
ふと、そこで、捕虜はあることに気づく。前後の文脈と何も関係ない説明。突然の変更。
自分は、疑問を口にしたわけではない。
透『視』程度ではない。 だが、たまたま、という可能性も……


「うんうん、たまたまだよ。たまたま。ほんっと、すっごいぐ〜ぜん」
「……」可能性はなかった。
「あっ! も〜、呆れないでよ、まったく、のりがわるいなぁ。ねぇ、つっこみま、ち……ちょ、なにしてんのさ」


看守は恍惚としている。


「てい」
「ふぇっ!?……えっ、あ、ああ、いや。話が長かったから」
「ぶー、職務た〜いま〜ん。人のこと言えないんじゃないかなぁ」


何時まで漫才をしているつもりだ。などとは捕虜は思わない。
思考を読まれるとわかった時点で、考えるのをやめている。



俵運びに、肩に担がれる、腹部に鎖が食い込む。
白衣の言葉を信じるのなら、地下ということになるが。そうとは思わせない、明るい通路を、捕虜は連れて行かれた。

「ここの光源は(ry)」

ひとつの扉を選び、中に入ると、整然としていながら、散らかされた部屋に入る。
所狭しと物が並んでいる、研究室であろうが。紙が一切ない。


「頭ん中で整理できるからね。ものを書いてると時間かかるじゃんか。
 あ〜〜、ん〜〜。うん、そこの診療台に置いといて〜。あれ?その鎖、取り外し可能だったんだ。
 便利〜、でもないか、自縛しなきゃならないなんて。どんだけ趣味にはしってるんだ〜、って感じだよね。
 はいはい、おつかれさま〜。ん?見てく?ああ、いや、いいや。てか、ダメ〜。仕事しろよ〜、私が今から仕事するのに」


看守は、一礼してその場を去って行った。詰め所に戻って……まぁ、再開するのだろう。
この部屋の主は、その後ろ姿を見送ると。おもむろに、振り向く。


「さあ、はじめようか。大丈夫、こう見えて医者でもあるからね。死にはしないさ……たぶんね」


白衣の女性は、にっこりと最上級の笑顔をみせた。美しい顔だ。だが、それよりも。
あまりにも邪悪な想いが、その場を支配した。世界が、空気が、空間がねじ曲がるほどの悪い顔。
ここまでの、無邪気なような行動とは相反する、邪気。

今まで、その表情と実力で、白衣の女性は最高議会と同等に交渉し、敵対者を下してきた。
悪意の塊を目にして、それでもその瞳を見返してきたものは、数えるほどしかいない。

気の強い者ですら、震え上がるその場において、なお。
捕虜の心は、何も感じないでいた。


4話A 了
いまさらですが、キャラの名前つけてないんですけど。読みにくくないでしょうか。
43名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 16:43:05 ID:3CPM6z19
名前なぞ飾りです!
必要なときにあればいいw

それよりも焦らされっぷりが溜まらんとですww
44そのものそのときせいなるもの の人:2008/10/02(木) 21:54:47 ID:pJ3kl82l
とりあえず、4話B・C書き終えました。
チェック入れてから投下になります。

じらして済まない、もしかすると、さらにじれったいことになっているかも。

「それじゃあ、まずは施術の説明、の前に確認からだね。まず、貴女は自分の体のことを、どれくらい理解しているのか?
 あ〜、そう、はいはい。つまり、自分の特有技能もわかってないのね。んじゃ、そこの説明から入ろうか。」


捕虜は、台の上に大の字に、仰向けに縛り付けられていた。
良心としてシーツが掛けられているが、あいも変わらずの、全裸だ。
この部屋の主は、瓦礫に埋もれていた椅子を引っ張り出し。椅子の背を捕虜に向けながら、捕虜を向いて座っている。
相変わらず、笑顔を浮かべ続けながら、捕虜の目を見て一方的に話し続ける。


「よくいままで解剖されなかったね。いやいや、よく生きていてくれたよ。私に会うまで。
 特異体質だよ。魔力に対する抗体が、うん、なんか変。とっても、変。
 具体的にはね、突発的魔法測からの不干渉能力とでも言うのかな。すごいね。これ
 攻撃系の魔法に関してはかなりの防御能力だ。
 そうだね、報告によると、時空魔法の空間断裂、食らったでしょ。覚えてる?覚えてるね。
 効かなかったんだって。いや、貴女が寝てる時に、三回実験してもらったけど。首狙って。ほんと効かなかったよ。
 ああ、そうそう、貴女が生きてるのは実験材料。別に、団長さんの影武者とか関係ないよ。
 ってか、暗殺者は人攫いなんてしないって、フツー。そういうのは別部隊だね。
 まぁ、戦後交渉するなら、貴女が団長さんの身代わりになるかもしれないけど。もう、国家として飲みこんじゃうつもりだし。
 まあね、よかったよかった。想定外の物事がある場合は、出来ることなら原因究明に努めよ。ってのが暗殺者のガイドブックにあるんだよね。
 んで、わかった?あれ?わかんないか〜。
 えとね、ドカンって感じの魔法が効かなくて。ジワジワ〜て染み込んでくる魔法は効くってこと。
 そんで、魔法によって二次的に発生する自然現象も効く。
 例としては、そうだね、炎熱系。魔力による熱や炎による、燃焼攻撃は無効化できるんだけど。体内熱の活性化なんかの戦闘補助はできる。
 まあ、魔力が馴染むのに時間がかかるから、戦闘中は使えないね。使うなら戦闘前からの事前待機が必須。
 通常の浸透速度だと、だいたい数十分かかるね。
 (解り難い説明のための補足。デス、レイズ、ケアルは無効化。死の宣告、リレイズ、リジェネは×2)
 相称にもよるけど、いい能力だよ、即死魔法は大体無効化できるからね。いいなぁ。あ、でも同調(シンクロ)魔法には無力なのか。やっぱいいや。
 調べたところによるとだね、たぶん突然変異。遺伝もしないみたいだね。生まれもったものじゃなくて、生まれもった性質が変質した感じ」


捕虜、いや被験者は、口を挟もうとは思わなかったが、口を挟む暇もない。
疑問が浮かんだ瞬間には、その説明に入っているのだ。思考を読み取るという能力をフル活用している。
少しの疑問。なぜ、実験体である自分に、無駄な説明をする?
被験者の思考に疑問が浮かんだ。


「だから、ちゃんとした反応がわからないと困るでしょ。実験をして、観察するんだから。
 体感する人が正しい認識をしてないと、思考にぶれが出ちゃうの。読み取れないと実験する意味ないじゃない。
 OK?」


答えは必要ない。


「はい、よろしい。いいね、理解力が高いのは良いことだよね。おもに私に。
 じゃあ、施術の説明に入ろう。ここに一つの石があります。たぶん魔石。
 この石は、ある魔物の核だと思われるんだ。おそらく特質は融合。ただし、こちらからの干渉を、一切合財受け付けてくれない。つれないよね。
 三日三晩ラブコールしたあげくに、音をあげた私たちは。
 向こうから出てきてくれるように、仕向ければいいと思ったんだ。
 天岩戸作戦だね。知ってる?天岩戸。引きこもりの神様を行事に引っ張り出す罠。
 んで、なんで貴女が実験体に選ばれたかというのはだね。実は、特有技能とは直接の関係はないんだ。まあ副産物みたいなものだろうね。
 貴女は、突発的な魔法の効き目が無いのに対して、浸透した魔力による魔法は人一倍効きやすいんだ。
 魔力が入り難く、漏れにくいんだろうね。
 つまり、だ。

                   ちょっとコレと融合してみてくれないかな。

 生命体に対しての融合と改造、だとおもわれる能力だけど、人間に対しての融合は確認されてないんだ。
 危険性の有無が分かんないし、魔法の式も解明できてないから。応用しようがないんだよね。
 猿で実験してみたんだけど。なんていえばいいのかな、微妙だったから。状況がわかりやすい人間でやってみよ〜、ってことになったんだ」


わかってはいたことであるが、研究者は笑顔をさらに深いものとしながら、人道を無視した計画の説明をした。
忌避すべき事を耳にし、自らの身に降りかかろうとしているのが、理解できているはずであるのに。とうの被験者は動じない。
研究者の瞳を見つめ返すだけだ。


「わかってはいたけど、面白い精神もしてるよね。いやあ〜、ほんっと〜に観察のし甲斐があるなぁ。ラッキ〜ラッキ〜。
 さて、それじゃあ、今度こそ始めようか」


研究者は背もたれから手を放し、被験者に近づく。一歩足を踏み出して、つまずいてこける。
気を取り直し、施術台に片手をつき、身を乗り出す。シーツを剥いだ。
魔力光に、被験者の肌が浮かび上がる。白い肌であるが、傷跡が目立つ。そのひとつ、ヘソの上を斜めに裂いた後を、研究者の指先がなぞった。


「今から、貴女の中にコレを埋め込むわけだけど、どうしようか?一番楽ちんなのは、腹掻っ捌けばいいんだけど。回復魔法も効きが悪いよね。
 やっぱり、入口から開けて入れるのでいいか。大きさも手ごろだしね」


拒否も了承も必要としていない。ただ被験者に、理解させるだけが目的の言葉。
理解しないという思考は、人間は意図的に行えない。


「その前に、魔力を浸透させなきゃならないわけなんだよね。あ〜、私、夫も子供もいるんだけどな〜。
 浮気じゃないよね、研究〜研究〜。あっ、子供の写真見る?かあいいんだよ。もう、ワンパク盛りでね。っと、いけないいけない、施術中だね」


軽口を言いながら、研究者は被験者に口づけをする。
唇を舐めあげ、舌を差し込もうとするのを、被験者は拒まない。されるがままに咥内を蹂躙される。
むしろ舌を絡めようとしてさえいる、ように思われた。

実際は、出来なかったのだ。舌を噛み切ってやろうとするも、いつの間にか、体全体から力が抜けていたのだ。
それこそ、口蓋を噛み締めることはおろか、手のひらを握りしめることすらも出来ないほどに。
舌で押し返そうとする、弱弱しい抵抗も意味をなくしていた。

分泌される唾液が混ざりあう。味蕾(みらい)に、相手の味と自分の味が諾々と伝わってくる。
粘膜から、浸漸とした魔力が流し込まれ。弱々しい抗体が無駄なあがきをするも、熱に消えていく。
熱い、被験者の顔が火照る。傍目に見えて耳まで赤くなっている。

唾液の分泌を促すだけだ、と被験者が自らの舌で押し返すことも諦めた時、口付けが終わる。
離れた2人の、わずかな隙間に銀の粘糸が引かれ、垂れ落ちた。
捕虜の息は少しばかり荒い、肺にまで麻痺がおよんだのだろうか。それとも流し込まれた魔力による異物感か。はたまた……興奮か。

魔力の浸透は、栄養と同じように、消化器官からの吸収が一番手っ取り早い。
「いったでしょうに。一回浸透させれば楽なものなんだよ。まあ、これは神経混乱で。元々は貴女が暴れた時の保険だったんだけどね。
 気付かなかったでしょう。昨日、流し込んだやつだし。あと浸透が促進されるのと、催淫も流し込んであるけど、使う?
 まあ、使った方が楽だろうし、使おうか。
 あれ、でも、思考が読み取りにくくなるなあ。ど〜しよ。う〜ん、痛いのは慣れてる?
 あ〜、でも貴女経験少なそうだし。痛みでも読み取りじゃまされるなぁ。
 ちょっと複雑なの流し込もうか。部分麻酔……じゃあ、駄目だね。反応が鈍くなっちゃうし。
 いっそ、私の経験憑依でもしようか?身体に無理やり教え込ませとけばいいよね、うん。
 んで。今しがた流し込んだのが、測定やらの検査、観察用だね。半分くらい。んじゃ、も〜1回。はい、あ〜ん」


研究者は、そこで言葉を切り、またも覆いかぶさる。今度は台に乗り、体ごと被験者に被さり、口を塞ぐと同時に、掌が被験者のからだを弄った。
被験者は、閉じることも出来ない口を開かされ。またも、内臓をさらすことになる。
いつの間にか。研究者の、両手が皮膚を這うごとに、くぐもったうめきが。2人の口に籠るようになっていた。
呼吸が苦しいのかもしれない。被験者は、無理やりに息を吹き込まれてもいる。
再度、口が離れる。両者共に、大きく酸素を取り込んだ。さらに、呼吸が荒くなっている。


「スイッチはいった?や〜、初々しいね。性格からわかってたけど、これほどとは。あっ、もしかしてファーストキス?
 いや、いきなりディープはきつかったかな。って、はい、きにしてな〜い、と。溜まったこと無いのかな?
 なんか、体は反応してるのに、全然乗ってこないね。まったく、こ〜も強情だとちょっと堕としてみたくもあるなぁ。
 でも、けんきゅ〜がなぁ〜。む〜、クローンもあれだしな。まあ、いいや。
 次いこっ。はい、じゃあ。憑依と石との神経結合補助、一辺にいっちゃおうか」


研究者は、説明を口にしながらも、その手は止まらない。
髪を掬い、梳き。耳を弄る。首周りを柔らかくなぞり、鎖骨を叩く。手の甲を擦り付けながら、鎖骨の間から胸の谷間に滑らせる。
触れるか触れないかの瀬戸際で、すり合わせたかとおもうと、優しく包み込む。そこで両手の左右対称が終わる。
左手はそのまま、心臓の鼓動に合わせ、やわやわと開閉。右手は、脇を滑り、右脇腹を幾度か擦ると。臍を掠りながら、さらに下へ。
濃くなった体毛に辿り着くと、引っ張ったり、混ぜたりと、弄る。
そのまま手のひらを、形にあわせたかと思うと。


「ぁ……」
「そういえば、ここに毒針仕込んでたね。本拠地でも気を抜かないのは良いことだと思うけど〜。
 ありゃ、そいえば、別に気負ってるってわけでもなかったね。
 いい人材だなぁ。駒としては最適なんだよね。実力不足と判断能力と、あと詰めが甘い以外は。
 戦闘中に考え事してちゃあ、ダメだよ。ちゃんと切り替えなきゃ」


中指を突き立てた。
被験者の、しめられない口。喉の奥の声帯から、思いもよらずに声が上がる。生理現象である。


「……ぁあ……ぁ、…ヒュ、んぁ……うぁ……っはぁ……」


左手、右手共に律動が激しくなる。肺を圧迫され、感度が鋭敏な部位を刺激され。被験者から断続的に音が発せられる。

左手が胸部から離される。研究者が、被験者の上を後ずさりする。
感度が鋭く上がっている肌の上を、渇いた血まみれの白衣が擦れる。それにさえも、被験者の喉は、そして体は意志とは関係なく反応してしまう。
右手は相も変わらずに動きつづけている。左手を滑らかにすべらせ、内太腿をなぞりあげ、ひざの裏をくすぐる。
少し上に持ち上げたかと思うと。頭が下げられる。
研究者は、陰唇に口唇で口づけ、蓋をした。


「っつ、ふぃ、ぁにっぅ――っひ……ぁ、らぁ……っきゅ……る、ぬ……うぃ、あぁぁ……んっっ、つぁ・・・・・・っは、っひっっ……っ――――」


さらに舌を差し込まれる。研究者の口から流し込まれる唾液が、魔法により、蚯蚓の様にのたうち。膣を奥に進む。魔力が熱い。
何の抵抗もなく、子宮口から内部に侵入を果たし。そのまま内壁にその身を擦り付けるように、螺旋を巻く。
熱が広がる、違和感だけが、被験者の体の中で起こっていることのたよりだ。
研究者には、全てが目に映っていることであるが。

呼吸を許されていないような、声なき嗚咽が尚も鳴る。


「所長ーーーー!!! 大発見ですよ、大発見!! もっかい! 大!発!見!! さあ、ご一緒にもう一声!!!
 だいって、ののわ!! お楽しみちゅー、見事にチュー。チューしてる再中。
 ハイ! すんません、お邪魔さまでっす。馬に蹴られないうちに悪霊退散!!
 じゃなくて、勤務時間ですよ! ズルイ! 1人で、ズリーですよ!! それに、今きづいたが浮気だーーー!!!
 こいつぁ、大発見なんて目じゃねぇ!! さっそく旦那さんと子供さん等へ報告に゛ギャン、一つ目の鎧騎士」


奇才が舞い込んで馬鹿なこと言ったかと思うと、椅子が飛んで黙らせた。唐突過ぎる。空気が読めないとはこういうことを言うのだろう。
勢いよく開かれた扉に空気が流れ、風が被験者の意識を少し取り戻した。

研究者が口を放し、話しだす。


「あとは、突っ込むだけだから、ちょっと待っててよ。あと、家庭に口出したら、アジのひらきにしてやる」
「うぃ、むっしゅムラムラ、ちょっと裸にコーフンしてます」
「じゃあ、入れよっか。一気に入れるのと、少しづつやるのどっちがいい」
「じわじわずるずるぬちゅぬちゅウーパールーパーとエビ反りな感じで、出したり入れたりを繰り返しながら、
 機を見計らって止めてはつづけてをさらに繰り返し、焦らしに焦らしてから、おねだりするまで続けて。
 天☆国入場料子供料金に連れってってあげればいいんじゃないかとおもいま〜す」
「ん、一気に行こうか。これの言う大発見も気になるし」
「無視はひどいですよー。あと、椅子重いです。重力加算しないでください。!?って増やさないで! 増やさんといて!! 圧力釜!!
 マジ! あれ、これマジ!! 色々と出るって! 出ちゃうよ、いロリろ、十二指腸的なものがぁぁあ!!! って、うは、違うものが出た」



終に、被験者の下腹部を激痛が奔った。

  喚き声がなり響いている。

4話B 了
其のものは、突然に降って湧いてきた幸運に小躍りしたくなった。体はないのだが。
最初の体が破壊されてからというもの、成すがままにもてあそばれて。心身……精神が主に大打撃を受けていた。

肢を次々と切り飛ばされて、もう切られる物がなくなったかと一息、本体が真っ二つ。
あまりの出来事、超展開の連続に、しばらくのあいだ呆然と石にひきこもっていたのだが。
突然の温度急上昇。気づいたら灼熱の渦の中に取り残されていた。
さらに呆然自失、唖然、情報収集もおぼつかない状況に追い込まれた。

精神体である其のものは、精神的なショックがそのままダメージとなる。


(えっ?? え? え、炎? 火? ひ? 火ぃ!? な、なに? これ、何? やだ、火ヤダ!? ヤダ、ヤダ、やだぁぁ)



動物を取り入れ、その多重複合とした脳を一度持った其のものは。その経験を、精神として持ち続けていた。
肉体を失い、脳という拠り所を失っても尚、その記憶を存続できる能力があったのだ。

そして、それゆえに。
動物が恐れる、『火』というものを。其のものも、また、同じように恐れるようになっていた。
肉体を失い、石のままでは動くこともままならない其のものは、爆熱のただなかに1人。
石から意識を飛ばすことも、火に阻まれてできず。逃げることが出来ないまま、石の裡に籠ったままに、ただ恐怖に襲われ続けた。

其のものの肉体だったものを、焼却し尽くし。火炎が消え去っても、其のものの意識が平常値に戻ることはなかった。
完全に我を忘れ、逃避のため、防御のため、意識を保つことをやめていた。
其のものが、朧げながらも意識を取り戻した時は。


(いやだ、いやだ、いやだ、いやだいやだい、やだやだやだやだやだぁ。やめて、やだよ、怖い恐いこわいコワイこわいよやだよ。いやだ……)


研究所で実験の真っ最中であった。
すなわち。斬撃 突撃 打撃 圧力 引力 熱気 冷気 雷気 研磨 腐食 酸化 音波、精神波、空間断裂、概念干渉、自壊式注入、その他。

ありとあらゆる手段で、其のものを引きずり出そうとする行為の真っただ中。
それらのほぼすべてが、野生生物には生命の脅威と成り得るもの。其のものに対しては、死の恐怖となった。

始まりの石が頑丈であったことが、救いであった、かどうかは判断できない。

ただ、初っ端から、過激な方法をとっていたわけではない。
はじめは手優しく、手ぬるく、様々な方法での反応を観察していたのだ。リトマス紙とか。
もっともその段階では、其のものは寝ていたのだが。

何をしても無反応であったということが、研究員のニトログリセリンのような研究心に、火をつけてしまった。
1つがだめなら、2つ同時に、2つでもだめなら3つで。4・5がなくて6に禁呪。と、研究員の思考が飛ぶこともあったが。
年間予算を大幅に喰った結果。成果、無し。無駄遣い。その年は、研究塔から三時のおやつが消えた。
最終的には国王が「いいかげんなんかしろよ、魔石のくせにダメダメな落しもの」とのたまったとか。
『落としもの』とは、魔物から手に入る貴重品のことを示す俗語である。

その実験のあいだ中。其のものは、何時この石の殻が割られて、依り辺を亡くした自分が四散霧消するかという。勘違いの恐怖にとらわれていた。
はるか長き旅路の間にあった、風化や星の滅びのこと、それらを乗り越えてきたことなど。
圧倒的なリアルの情動「恐怖」によって、頭の片隅に追いやられた。今の其のものに頭部は無いが。


時たま、生物に埋め込まれたりもしたが。しばらくすると引きずり出される。
其のものには、何がしたいのかさっぱり理解できなかった。


悪夢のような時間が続いた。



   其んなある時


突然の幸福に、其のものは驚いた。喜びに驚嘆した。
其のものが埋め込まれたのは。ヒト胎内であった。
その躯の持ち主に、其のものは、強く、清らかで、気高き、美しい魂の欠片を見た。
其のものの生み出された理由。悪夢の中で薄れていた目的。
創造主足る神に、献上する。尊き精神を、其のものは見つけたのだった。
暗黒に引きずり込まれている最中に、希望の光が差し込んだ。
嬉しかった。光が暖かかった。精神が、力を、想いを、意思を取り戻す。

石が淡く、それでいて強く、光を放つと、子宮内部が照らし出される。


白衣の女性は、その様子を、笑顔で見ている。
彼女の瞳は、其のものの放つ精神の輝きを、魔力発光としてしか視ていなかった。

4話 完了
エチが難しいなんてLVじゃない、だめだ、どうにかしないと。
52名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 23:29:20 ID:AG4uAdCM
いいよいいよー
純粋に続きが気になるな、これは
53名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 02:25:33 ID:PYBl7pvl
寄生とか抜きにしても普通に面白い
ファンタジーな世界観が大好きだ
54名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 02:37:41 ID:k/+pFTPy
もうエッチなんてどうでもよくなってきたよ、己が道を心の赴くままに、さぁ―

  続く
  続きを早く
ニア 続かせる
  コロシテでも続かせる!
55名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 00:43:47 ID:sj9ZZcqv
( ゚∀゚)o彡°続編!続編!
56そのものそのときせいなるもの の人:2008/10/04(土) 01:43:54 ID:7YMygEvj
風呂敷は畳めるんだけど、風呂敷に入れるものが整理されてないような状況に陥っている。

キャラへの愛がありすぎて、中途半端な状態で発表するには。自身の抵抗があるのです。
ですが、基本的に設定厨だと気づいたので。一人一人を書いていると。長くなりすぎる。
4話までの時点での、この横道へのそれ具合。これでも自分の中では削ってるほうなのであります。
PINKチャンネルなのにエチが空気に。

さすがに、自サイト作ってそこでうpしろやカス、って感じになりそうで。
そんな感じで瞑想中なのです。

ご主人さま、どうしましょう。
57名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 04:38:49 ID:bkyEHIKU
自サイトでもある意味ぉk
気持ち的にも内容的にも自分のペースにしても自由にやれるだろうからむしろイイかも

まぁ寄生スレは絶対無くならないし
短編SSとかネタフリとかジャブ程度で思いついたら書き込んでくだしあ


ジャブがクリーンヒットすることもあるし……
58名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 05:13:16 ID:Cnc3llgh
>>57の言う通り、自サイトでもいいかもしれないねー。
せっかくの長編だし、まとめて読めるHTMLページの方が読みやすいと思うし。
自分もサイト(エロだが寄生じゃない)やってるけど、設定とか本編で長くなりそうなのは
サイトで、小ネタや中編は無記名でスレでやったりしてる。
スレもいいけど、読みやすくなるよう行間とか気にしてると細切れになっちゃうし。


まあサイトの宣伝みたいになってもあれだから、サイトで書くなら本編ネタは本スレで
やるなって言われたのも事実。
今の状況なら、整理するためにサイトの方でやってみるってのも良いんじゃないかと思うよ。
59そのものそのときせいなるもの の人:2008/10/04(土) 13:38:36 ID:7YMygEvj
元々の趣旨が『ほのぼの純愛寄生』だということを自分で忘れそうになっていた。
宿主と寄生者が主人公である、ということを第一において、脇役を大幅カットしようと思います。
伏線の回収率が下がると思われますが、まあ書かれてないところで色々あるんだなぁ、とでも妄想していただけると。

脇役が、いつの間にか準主役になってしまっているので。
脇役はあくまで脇役として、自サイト設立したうえで、外伝みたくして補完しようと思います。

とりあえず現在は其のものと宿主の物語を一区切りさせよう、と続きます。
しばらくの間、スレを借りて投下をしていきたいと思う。

具体的には「プロローグ的な2話」のようなものを丸々カットしていき。
主人公2人の時系列に沿ってのみ物語が進む形になります。

2人のコンタクトが始まり、いよいよ寄生の本番という状況で、
自サイト作って逃げ込むというのは、申し訳ないと思ったのです。



実は今まで書かれていたのが、回想シーンでしかないということを覚えている人はいるのだろうか。
小ネタをかくための前置きだとはだれも思うまい。自分でも半分忘れていた。
60名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 18:15:50 ID:VQrdt0Iz
SSも書き手は貴重だけど空虚でだらだら長いのは苦痛なのでパス。
改行ももう少し入れてくれ。過去ログの名作の書かれ方を研究してくれ。
全件ログも保管されているから。今までも長編シリーズものも投下
されているけど、このスレはあまり長いのはどうだかな。できれば
研究してチャレンジしてくれ。すまんが書かれたのは全く読んでない
61名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 18:24:38 ID:VQrdt0Iz
口調がきついようなので謝る。でも読もうという気が
改行無いだけでかなり削がれるのは理解して欲しい。
逆に無駄に改行が使われていてだるい。観察者と
被験者の切り替えが面倒、あまり感情移入できない、
個人的には好みじゃないけど
ファンもいるようだから続きを頑張ってください
62名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 18:48:43 ID:VQrdt0Iz
五行戦隊なんかと比較すると「。」までの一行の長さが長いような。
五行戦隊だとたまに折り返しになる行があるけど7割がたは折り返さない
範囲の文の長さ。もっとも漏れがノートパソコンで見ているせいもあるん
だろうけど。一文が長くて折り返しになる行が多いから、視線がギザギザ
の繰り返しを見るようで落ち着かない。800×600で見てるけどなんで
落ち着かないんだろう?個人の艦橋にからんだ感想だから気にしないで。

63そのものそのときせいなるもの の人:2008/10/04(土) 19:14:54 ID:7YMygEvj
自分としては、きつめに意見をもらったほうが、
より、振り返ることがしやすいので、
気付いたことを言ってもらえるのは助かります。
読みかえすということはしていましたが、
見返すということに慣れていなかったようです。

少し研究をしてみまして。
改行と行間が下手であることに気づけました。
他にも気付くべき点が多いようです。

好みではないものを読んでいただき、
指摘までしてくださり、応援までいただいて。
本当にありがたい限りです。
今少しのあいだ、お付き合いくださることを。
64名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 19:44:31 ID:MPQjJDkt
スレ投下向きの文体ではないのだけれど、これはアリなスタイルです。
ただ投下方法に関しては他のひとを参考にしたほうが良いですね。
ってか一文が長くなるときは改行を挿入してしまえっ。

 何をしても無反応であったということが、研究員のニトログリセリン
のような研究心に、火をつけてしまった。1つがだめなら、2つ同時に、
2つでもだめなら3つで。4・5がなくて6に禁呪。と、研究員の思考
が飛ぶこともあったが。
 年間予算を大幅に喰った結果。成果、無し。無駄遣い。その年は、研究
塔から三時のおやつが消えた。
 最終的には国王が「いいかげんなんかしろよ、魔石のくせにダメダメな
落しもの」とのたまったとか。
 『落としもの』とは、魔物から手に入る貴重品のことを示す俗語である。

> ID:VQrdt0Iz
同じ文ですがこうするとだいぶん読みやすくなってます、よね?
65名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 20:18:06 ID:9KTr4Lvn
>>63
うん、そういう向上的な書き手、好きですよ。
上にも話でてきたが、ちょっと一行に文字を入れ過ぎている。
パソコン設定は人それぞれだろうけど、入れるだけ入れてしまうと、見る環境によって途中で改行されちゃうの。
そうなる前に、自分のほうから見やすく調節したほうがいい。
「。」で次の行に移るとか、>>64みたいにあらかじめ文字数を決めて、それになったら改行するとか。
個人的には「。」「、」改行派だが、これは読む人によって違うから、自分に合った書式を選ぶといいかな。
余裕があれば、>>62が言ったように、このスレの過去作品を眺めてみるといい。何か解決策が見つかるかも。
書式だけで作品を読まないというのには賛同しないが、その一方、実際問題として書き手が大損しているのも事実。
ぜひ>>62が見違うぐらい、もっともっと凄い腕の職人になってください。
66名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 20:24:44 ID:9KTr4Lvn
それと、作品比較で具体名をあげるのは控えたほうがいいじゃないかな。
悪気は無いかもしれないが、ちょっとひやっとした。
自分はいくつものスレを見てきたけど、そういうのは荒らしにつけ込まれやすいのさ。
67名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 21:30:29 ID:KkvQ+guy
>>66
すまん、>作者さんも。意外と端まで文章を書いている作品が
なくてめぼしいので挙げてしまいました。今後気をつけます
68名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 00:09:16 ID:zP6mrct3
小説=ラノベ、類しかいないかのようだ
69名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 15:33:26 ID:lq/bduKS
まあSS書きのマナーとかコツみたいのに関しては「SS書きの控え室」ってのがあるから、
そっちで疑問とか悩みを相談すればまた技術的に上がるのでは。

ところで秋の食欲による体重増加を寄生体のせいにしてるのは私だけですか。
70名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 18:54:26 ID:o9gT6rrV
娘さん、寄生虫ダイエットはいかがかね?
何、体に悪いことは無い
むしろ良いことばかりさ……
71名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 21:04:45 ID:Gp6PcbVn
サナダムシは結構ガチで体にいいぞ。アレルギーが軽くなったりとか

まぁ種類によるけど
72名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 21:15:40 ID:c0/RFNEY
>>71
どっかの大学の先生がそういう主張をしているなぁ
本人?
73名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 21:16:47 ID:91ykyvhf
>>72
昔話題になったんだよ
とマジレスしてみる
74そのものそのときせいなるもの の人:2008/10/05(日) 23:42:39 ID:JJuAj88y
5話 出来たので投下いたします。
すこしばかり痛々しいものになっていますので。ご注意を。
75そのものそのときせいなるもの ヘタレ5話:2008/10/05(日) 23:44:32 ID:JJuAj88y
5

いつの間にか、体の麻痺は消えていた。
掌を握りしめ、歯を食いしばることができるようになっていた。
しかし、体は変わらずに、思うように動きはしない。
無意識に筋肉がしまり、体を引き攣らせる。
ただ、―――痛かった。
「―――ッ! アアァァア!。っは、ッハぁ、ィっ、ギィ、ャアッァァア!!」
奥底に押し込まれた其のものが、ざわめき、存在が広がる。
内側からしみ込んでいこうとする異物。
魂はそれを許しはしない。全力をもって抗うがゆえに、苦痛が広がる。
だが、其のものはあらかじめ耕され楔を打たれていた土壌に、確実に領域を拡大させていく。
下腹部、へその奥、子宮を震源として確実に広がっていく痛苦に、全身が悲鳴を上げる。
「うぎィ、がッ、あぁぁア、ハァあぁアあぁアぁああ!!!!!」
耐え切れずに、喉から悲鳴が奔った。
ヒトの出す言葉ではない、生命としての悲鳴。
だが、それよりも、辛い。意識を保つことが辛い。
やめてくれ、と一瞬思う……搔き消された。
脳が、思考よりも反射を優先して処理していく。
考えを、感情を、ことごとく邪魔され、潰されていく。
今のわたしは人間ではない、思う事が出来ないわたしは……
刹那、彼女に浮かんだ思考も、自らの絶叫に搔き消された。

痛みはさらに四肢へと拡がり、白じむほど握りしめた掌から血がにじむ。
鋼の鎖がきしむ音がする。
「ッダっ、イギィぃガっ、ィァア゛あァ、フぃッ、っアぁあああ、ダぁアァ……」
「予想外だったね、融合に痛みが伴うことは動物実験では無かったんだけど」
生物が本能的に忌避するはずの悲鳴ですら、探究の申し子達は顔色一つ変えない。
うるさがるそぶりすらも見せずに、いつもの様に観察を続けている。
「ァガぁあっ、づぅぅウっ、ギュ、イハぁっ、ァつうっッ、っつあゼぇ、っガぁァ」
魂が傷つけられている痛み。じわりじわりとではなくジリジリとギリギリと広がっていく。
「なかはどーなってんですかー?てかよく気絶しませんね。傍目にヤバげですよ」
「っぎィゃッ、っは、つ、ぅィいィイ゛ぎぃァ、っッっつっギッ!!!……ッっガっゴはッ」
かろうじて途絶えていなかった呼吸が、衝撃により一時的に止まる。胸が灼ける。
「あ、肺に到達。すっごい活発だよ。思考が読めないのがなんか悔しいけどね。
 まあ、明らかに反応が違うよ、シュガーちゃんの時とは比べ物にならない」
「あのときは、『反応があったと思ったら終わってた』って感じでしたっけ。
 うは、エビぞり。熱も上がってますよ。ほんと、壊れるより先に死にそうですね」
シュガーちゃんは実験用の類人猿。研究塔用マスコットの21代目であった。
76そのものそのときせいなるもの ヘタレ5話:2008/10/05(日) 23:45:51 ID:JJuAj88y
叫び呻く声は途絶えていない。さらに痛々しきものへと悪化していく。
「―――アぁあっ、つギぃィイ、シぃいいイィグッ、ガゥギィイッはっ、っっ……」
その、焼けつくすような灼熱の痛みを、白衣の女性は理解出来ている。……だが。
「まだまだ平気だよ。でもこの様子だと、歯が砕けちゃうね。噛み布つけてあげて」
「らっじゃー。コレ、鎖も食い込んじゃってますけどー」
「それは私じゃ外せないからなぁ。って、あれ?」
ついに、押し返そうと抵抗する魂が薄れ、其のものが勝利した。
「っッ!っ!??ィガァああぁぁあぁぁぁぁぁあああああああああああっ!!!―――」
其のものの意思が脳へと行き着いた。瞬間、身を襲うものがはじけ飛ぶ。
一際強い痛みが巡り、五感すべてが激痛に消し飛ばされる。
見開いた瞳には白閃が、悲鳴を拾う耳は爆音による消音、鼻も口も実感がない。
そしてなによりも、激痛。
痛みに体が跳ね躍る。
だが、気絶はしなかった。
耐えきれない波が、全身へと廻っていた辛苦が、前触れもなく鳴りを潜めた。
「ぁ……?…っっんっ、んぁぁあ゛ンっ?? カ、ハぁっ、ハァっ、はぁ、はー、ヒっ、ひゅーー……」
「ありゃ?おさまってますね。完了したんですかー?」
「いや、やっぱりよくわかんね。小休止なのかな? やっぱグダグダだなぁ、この魔石。
 ……お〜い、落ち着いたかい? とりあえず感想のほどは?」
「……ぁー……・・・―――」
「あ、気絶。いや、寝た? んで、どうでした?」
答える意思がないのか、答えることができないのか、返答はなかった。
凄まじい勢いで体力が消耗され。意識はすでに閉じていた。
だがその前に、耳に届き聞こえてはいた、それだけで十分である。
「キモイってさ。激痛以外には高熱、吐き気、頭痛、めまい、寒気、まるで風邪の症状だね」
「それじゃあひと段落したところで。え〜と、大発見なんですよ、たぶん、いやおそらく……」
「飛び込んできたときの勢いはどこ行ったの?」
「おしっこと一緒に飛び出ました」
「ああそう、掃除しといてね」
何も問題はなく、話題は移り変わる。何事もなかったかのように。
77そのものそのときせいなるもの ヘタレ5話:2008/10/05(日) 23:47:29 ID:JJuAj88y
其のものによる干渉は止まり。肉体への意識の浸透を完了させた。
しかし、精神の搾取が完了したわけではない。
脳髄を手中に収めたからと言って、完了するようなことではなかった。
肉体しか手に入れていない。
脳内で神経を弄繰り回して出来ることは、あくまでも肉体的な反応でしかないのだ。
其のものの目的は、肉体の乗っ取りではない、精神の搾取である。
いまだに、精神には直接手を出せてすらいなかった。
―――躊躇したのだ。

お膳立てをされたナカ、サクサクと寄生が進み。当たり前のように成功した。
脳を手中に収めた、身体を手に入れた、とたんに。
其のものは躊躇した。
たった一瞬、新しい身体にはしった激痛に、止められた。
いまや、自分の身体として手に入れてしまった痛み。
すでに名残が残るだけであったが。
それだけで、少しも進めなくなった。
本能的な恐怖や、ただの肉体的な痛みとは違う。
ヒトが感じる痛みに直に触れてしまったのだ。
はじめて作った身体をバラバラにされた時とは違っていた。
あの時は、痛みを『恐怖を引き起こすための電気信号』程度にしか感じていなかった。
だが今は、魂の拒絶反応という性質の違う痛みが、身体に反映されている。
その痛みが、精神体である其のものには、怖かった。
直接的に存在を傷つけられる痛みが。
恐怖を知った其のものには恐ろしかった。

(あ……)
そこで、宿主の意識が落ちてしまう。
其のものがまごまごしているうちに、宿主は寝てしまった。
精神が表に出ていない時に介入はできない。
其のものは器用ではない。
寝てる人に物事を言い聞かせることなんてできない。
無理やり身体を動かすことはできるが、体力も消耗している。
それに、囚われの身ではできることも無い。
(とりあえず、調子の悪い身体を治しておこう)
静かに、魂がざわめくが、痛みはもう無い。
……ほっ。一息身構えたが痛みはない。一応は完遂している。
静かに、静かに、柔らかい光が身体の内を癒してゆく。
78そのものそのときせいなるもの ヘタレ5話:2008/10/05(日) 23:48:18 ID:JJuAj88y
気がつけば、体の中に何かいる。
自分のものではないと確信できる存在が、わたしのナカに。
体の中に巣くっているということを認識した。
―――つまりは、わたしを喰おうということなのか。
勝手に心に思いが拡がっていく。
譲渡を。
差し出すことを思い込んでいるのだ。
わたしの思いじゃない。思うことの少ないわたしには解かる。
望んでなどいないのに、願っている。
いまや、体がそれを望むように作りかえられ、仕向けられてしまった。
自分だけのものでなくなったしまった身体に……吐き気がする。
正直、うっとうしい。腹が立った。

わたしは、目的も何もなく生きてきていた。
考えようによっては、何時死んでも未練はないとさえ思うこともあった。
自殺することに躊躇いなんてなかった。
ただ、それはわたしとしてだ。
わたし自身として、わたしのまま死ぬこと。
そして。わたしが無くなっても生きることを、嫌悪していることに気づけた。

―――させてたまるか……
必死で生きてきた、わたしが生きてきた理由だったのだと。今、気付いた。
必ず、わたしのままに生き、死ぬことが、生きる意味。
ひどく自己中心的な思想である。不毛な信念。だが、かえりみることはないだろう。
この想いは酷くわたしに馴染んでいた。
今までは、わたしが求めるものがなかったから、社会から破錠せず生きてこられた。
今現在も求めるものは無いに等しい。
略奪された体は生きようとしているが。
わたし自身には、今もそんなことは思えない。
生きたいなどとは、いまだ思わない。
だが、今のわたしは。わたしとして在りたい、とだけ想えている。

清々しい気持ちだった。初めての経験だ。
自分の中から、1つの意志を見い出しただけで、幸せになれたような気がする。
その幸せを手放したくない、そう強く想う。
強く、とても強く、始めての想いが、心のなかで息づいた。
鼓動に魔力が目覚める。
79そのものそのときせいなるもの ヘタレ5話:2008/10/05(日) 23:49:44 ID:JJuAj88y
(おきた!)
宿主が目を覚ましたことに、其のものは喜び……ひどく狼狽した。
思わず、宿主の精神へと差し向けようと用意していた分裂意識を引っ込める。
不快感、拒絶心、否定思考。つまりは、怒り。
其のものがコンタクトを取ろうとするより早く。
寝起きとは思えないほどの圧倒的な意志を叩きつけられる。
何一つ認めない怒気。
その威圧感だけで、其のものは完全に竦みあがってしまった。

本能的に、怒りは恐怖を誘う。
其のものの方が圧倒的有利な立場にいるにもかかわらず。
何ひとつすることが出来なかった。
ただ、恐怖で混乱して、動揺してしまい思考が定まらない。何も出来ない。
いつもどおりだ。
いつもの様に、なにひとつ出来ていない。

其のものは勇気を知らない。
いままで、このところずっと、おびえつづけてきた。
恐怖の前で、あえてそれに挑むということを知らなかったのだ。

其のものは、尊いものを手に入れようとするわりに、気高きものを知らなかった。

80そのものそのときせいなるもの ヘタレ5話:2008/10/05(日) 23:51:26 ID:JJuAj88y
5話 了
以上です。
其のものが構想段階よりヘタレ増し増し。
81名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 00:54:04 ID:lHmMe+9V
地獄少女の新しいシリーズで
閻魔あいがある女の子に寄生していてエロい
82名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 07:33:39 ID:bzPuWrIa
>>80
虜になってないのは新鮮だー
奥手寄生物に萌え。
83名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 07:49:14 ID:kDcpCHo3
不気味な石ころに寄生されて虜になるどころか怒る娘
84名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 22:31:30 ID:kRFJEGeq
不足気味なモノに寄生されて虜になる娘

ビタミンとか
85名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 23:18:50 ID:RZVdF2JM
太足気味なモノに寄生されて虜になる娘

ダイコンフェチとか
86名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 19:35:19 ID:TrhcQOqb
よく考えたらパラサイト・イヴって寄生じゃないか。
しかも美人の女だし。
87名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 21:39:21 ID:b35xTCud
パラサイト・イヴの原作はめっちゃエロいよ。このスレ住人に絶対オススメ。

主人公とEVEのセックスシーンで膣の中で幾つもの触手が肉棒に絡み付いてきて精を奪おうとしたり。
女体であるEVEが自分の思うがままに男根を屹立させて、14歳の女の子の子宮に受精卵植え付けたり。
完全体として産まれてきた女の子が、赤ちゃんから美貌の女性へと
急速に成長していく描写やおっぱいが膨らんでいく描写が描かれていたり。
完全体が「性」の主導権争いで、ムチムチな女性⇔ガチムチな男性と女体化⇔男性化を繰り返したり。

俺の変態気質な性癖が確立された原因でもある。
88名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 22:28:11 ID:spASkjrU
ちょっとブックオフ行ってくるわ
89名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 22:53:03 ID:uTLihY61
>>87
研究室で培養したEVEが院生に寄生するシーンもいいよな
エロには発展しなかったけど
90名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 23:04:06 ID:cihDwAOg
いやいや、確かに小説版の直接的エロさはヤバいんだけど
映画版も寄生モノとしてのエロさは負けてないぞ。
宿主→男←寄生物 の三角関係の話だぜ?
私的にEve1のキャラは映画のが好き。
91名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 00:07:45 ID:1xYI4NoT
クッ……!
ゲーム版で完全覚醒した主人公が異形化するスキルで興奮した私は
まだパラサイトエロワールドの片足しか突っ込んでいなかったと言うことか!
まだまだ甘ちゃんだったのか……ッ!
92名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 01:11:31 ID:VnSb7AA7
一度で良いからパラサイト・イヴのSSを見たい
どっちかというと完全体と何かの奇跡で付き合ってくみたいな
93名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 01:43:53 ID:Ryde3x8U
アナザヘブンはどう?
94名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:22:31 ID:+kyiWdj2
よ…ようやく魔天使書き終わった…
2ヶ月って言っておきながらすいません
スレまたいじゃったけど投稿してもokかな?
95名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:31:07 ID:9/TZYPxP
>>94
お待ちしてました!!

超期待
96魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:37:34 ID:+kyiWdj2
悪魔と化したミリアムがフィーリアへと迫ってくる
フィーリアは不自由な身体を後ずさりさせた
「ち、近づくな!!悪魔めッ!!う、失せろっ!」
内心の恐怖を押し込めながら心の中の闘志を搾り出そうとする
悪魔への屈服は彼女の誇りと過去が許さなかった
「どうして?フィーリア、私たち親友じゃない…
仲魔になりましょう、あなたにもこの素晴らしい世界を知って欲しいわ」
「黙れ…悪魔になった時点でお前は私の友でもなんでもない!
悪魔は私の母と妹の仇だ、お前も私の敵に成り下がったにすぎない!」
吐き捨てるようにフィーリアは言い放った
たとえ元は親友だったとしても悪魔は自分にとって敵でしかない…

ミリアムは哀れみのこもった目でフィーリアを見た
「なんだ、何故そんな目で私を見る!」
「フィーリア、私はずっとあなたが気の毒だった
家族を殺された憎しみに囚われ、修羅のように孤独に生きようとするあなたが
友達になろうとしたのはそんなあなたに惹かれたからかもしれない
でも友達だからこそ私はあなたをその恨みから解放してあげたい
悪魔になれば憎しみからも解き放たれるわ…もう自由になっていいのよ…」
「な…なにを言っている!?お前の言いたいことがさっぱり分からない!
や、やめろッ!近づいてくるなっ!!」
ミリアムは素早くフィーリアの顔を捕らえると唇同士を重ね合わせた
逃げようとするフィーリアの肉体を力強く抱きしめると舌を差し込む
抱きしめられた相手が驚愕に身体を麻痺させている内に舌を絡みあわせる
舌の生暖かい感触が、ミリアムに伝わった
生き物のように逃げようとするそれを絡み取り、舌同士を擦り合わせる
それを堪能すると歯茎へと移り、存分に口内を陵辱した

ミリアムは気づくと口内を犯されているフィーリアが涙を浮かべていることに目をとめた
(あら…気丈なあなたが涙を浮かべるなんてよっぽど悔しかったのね…
悪魔の、それも親友に口内レイプされてるんだもの、でも我慢してこれもあなたの為)
心の中でミリアムは笑うと自分の口内で溜めた唾液をゆっくりとあいての口へ流し込んだ
フィーリアは逆らうこともできずに受け入れるしかなかった
喉元がゆっくり上下するのを見届けてミリアムは口を解放した
「ゲフッ!ゲフォ!ゲフッ!…これで満足か…ミリアム!」
目蓋に浮かべた涙を隠さずにフィーリアはミリアムを睨んだ
「ふぅん、まだ叫ぶ気力があるのね、てっきり怯えるかと思ってたけど
初めてでしょう、口内レイプされたのなんて」
フィーリアは口元を拭い、ベッと唾を吐き出した
あたかも自分の受けた穢れを祓うように
「私を犯しているのは悪魔だ、ミリアムじゃない!ただそれだけだ!」
意外そうな顔をするミリアム
「ふふ、じゃあこれはどうかしら」
ミリアムはフィーリアに近づくとその身に纏っていた薄い服を
ビリッビリッと引き裂いた
たちまちフィーリアの全裸の肉体が露になる
無駄のない鍛え上げられた筋肉にところどころにあるいくつもの傷は
フィーリアがこれまで壮絶な戦いを送ってきたことを物語っていた
その肉体を見てミリアムは舌なめずりをする、そそり立った男根が興奮でさらに硬さを増す
「どう?この触手ペニスをあなたのオマ○コの中に入れるのよ
フフッ、早くあなたの中に入りたいってこの子もうずいてるわ…」
醜悪な悪魔のペニスをフィーリアの目の前で見せびらかすように左右に振った
その行為がフィーリアに恐怖を与えると彼女は信じていた
97魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:38:08 ID:+kyiWdj2
フィーリアは醜い男根から目をそむけ、心にありったけの気力を集める
ベッドの上で両手を広げ、ミリアムに捧げだすように身体を開いた
「?…それはどういうつもりフィーリア…私に降参するという意思表示かしら?」
犯せといわんばかりのフィーリアの行動にミリアムは戸惑う
「…これは降参じゃあない…ミリアム…私を犯し悪魔にしたければするがいい、だが覚えておけ
お前が無理に私を悪魔にしたことを、悪魔になった私はフィーリアとは呼べない
それは…私の姿をしているだけのただの悪魔だ、私じゃあない…
天使は自殺を禁じられている、なら私にできるせめてもの抵抗は自分の誇りを守ること
私は悪魔になることは望まなかった…その事実さえあればいい…」
ミリアムはフィーリアの最後の言葉に厭らしく口元を歪める
「へぇ、そういう考え方もあるのね、さすがはフィーリア…偉いわね
でも悪魔になることを望まなかった…なら悪魔になりたいって望むようにすればいいだけよ」
「ふん、やって見るがいい、たとえどのような仕打ちでも私は屈しない
さぁ犯すならさっさと犯すがいい!」
逃げることも死ぬこともできない、ならば自分に出来ることは誇りに殉ずること
それがフィーリアの覚悟だった
彼女の誤算は悪魔が自分の昔に戦ってきた者達よりも進化していたということ
それを知らずにいた、ただそれだけだった
「ふふふッ、ねぇフィーリア…私のような高位の悪魔になれば色んなことができる様になるわ
私にはこんな力もあるのよ…受けとって…私の愛を…あはぁぁぁっん…」
「何っ!?」
ミリアムがそう言い放つと、悪魔の男根が二度三度脈打ち、その先端から白い霧状のものを噴出した
「しまったッ!!」
両手を広げていたせいでフィーリアは一瞬反応が遅れてしまう
フィーリアが両手で口と鼻を塞ぐ前に白い霧を大量に吸い込んでしまった
途端全身から力が抜け彼女はベッドへ仰向けで寝転ぶはめになった
「かはっ…か、体が…動かない…」
「うふ、私のラブ・ミストをたっぷり吸ってしまったようね
もうあなたはお終い…」
「ふ、ふざける……ああぁ…あふ…」
自分の肉体に突然異変が起こったのにフィーリアは気づいた
女陰が発情してしまったように熱くたぎっている
「お…お前…私に何を吸わせた…」
「簡単よ…あなたの吸ったのは、ただの媚薬のようなもの
ただし効果は抜群よ、吸ったらオマ○コが疼いて仕方がなくなっちゃうの
そして最後には疼きの余り気が狂うことになる、それを止められるのは悪魔のペニスで
オマ○コを思う存分掻き回して貰うしかない、さぁ狂死するか悪魔になるか、選ばせてあげる」
「ひ…卑劣な…」
フィーリアは自分の秘所から高まってくる疼きに必死に耐える
(耐えろ…耐えるんだ!フィーリア!誇りか隷属か、選ぶなら一つだろうッ!!
仇の悪魔になるぐらいだったら、私は喜んで狂死してやる!)
そう自分を励ます、そうでもしなければ自分の肉体の渇きに屈してしまいそうだったからだ
98魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:38:49 ID:+kyiWdj2
疼きに耐えようとするフィーリアを生暖かく見守るミリアム
体を動かすことの出来ないフィーリアは、自分の手に堕ちたも同然だった
もはや彼女は陸の上の魚も同然
あとはどんな手を使って彼女を悪魔に引き込むか…

「クスッ、ねぇ……フィーリア…」
呼ばれてつい、チラっとフィーリアはミリアムの方を向いてしまう
そこには秘所から生えた男根を誇らしげに掲げているミリアムがいた
……きゅん……
ミリアムの悪魔のペニスを見た途端、胸の中でなにか切ないようなものが
走るのをフィーリアは感じた
(な、なんだ…今のは…あ…あんな醜悪なモノを見て…胸が…)


「…あなたが今どう思ったのか、手に取るように分かるわよ、フィーリア
欲しいんでしょ、私のペニスが…」
「なっ、ふざけるな!そんな薄汚いもの!!」
「でも、さっきからあなたの目…私のペニスに釘付けじゃない」
言われて初めて自分がずっと悪魔の男根を見つめていたことに気づく
慌てて目を逸らすも脳裏には男根の太さも長さもはっきりと頭に焼き付いてしまっていた
(あ、頭から消えない!あんなおぞましい悪魔の男根を見て…
胸が熱くなるなど…し、信じたくない……ああ…体が…燃えている…)
そう思っている内に体の熱さも耐え難いものになる
いつのまにか秘所からは愛液が太ももを濡らしていた
「フィーリアったら…オマ○コから蜜が垂れてるじゃない
もう我慢できなくなってきたんじゃないの?」
「黙れッ!」
実際フィーリアの肉体の疼きは我慢の限界だった
今すぐにでも秘所に指を突き入れて自慰に耽りたいほど切羽詰っている
しかし肉体は顔以外指一本動かせない、本当に心が狂っていく感覚がフィーリアを襲う


ただ彼女は本望と受け入れるつもりだった、憎い悪魔になるぐらいならば
(ああ…私の心よ、壊れてしまえ…悪魔の手に堕ちぬうちに狂ってしまえ…)
フィーリアは目をつぶり、体の渇きを受け止めようとする
せめて理性が続く限り天使の恥となるような姿は見せたくなかった
だが…

「ああぁっッ!!」
目をつぶったフィーリアにふいに秘所から快感が走った
見れば悪魔と化したミリアムが女陰に指を入れている最中だった
「あっあくぅ!…なにをする…」
「あら、私から何もしないなんて一言もいってないわよ
貴方から悪魔にしてくださいって言葉…引き出してあげる…
うふ…フィーリアのオマ○コったら…すごいわ…私の指に吸い付いてくるんだもの…厭らしい…」
言いながらミリアムは指を秘所から抜き差しさせる
そのたび、全身から痺れるような快楽が噴出していた
99魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:39:19 ID:+kyiWdj2
「くっ!うあぅっ…私は…こんなものには屈しなっ!…ああぁ」
息も荒く、フィーリアはミリアムから与えられる快楽に抗う
普通の天使ならば簡単に陥落するミリアムのラブ・ミストを吸ってなお
フィーリアがここまで正気を保っていられるのは
本人の気力も去ることながら、天使の羽に宿る神霊力のおかげだった
無論、ミリアムも天使であった頃の知識でそれを知っている
だからこそ、フィーリアを悪魔にしようと思えば簡単にできるのだが
彼女はこの状況を楽しんでいた
もっと親友の喘ぎ、悶え、狂う様が見たかったのである
美味しいデザートを少しずつ食べるようにミリアムは
フィーリアを徐々に悪魔に追い込んでいくことを計画していた

「ふふ、強情ね…いいわ、なら今度は搦め手でいきましょうか、アリア」
愛液に濡れた指をしゃぶると、ミリアムはアリアを呼ぶ
「はい、何でしょう、ミリアム様」
「いるんでしょう?もっとこの場所に捕らえられている天使が…
その中でこの場にもっともふさわしい天使を連れてきなさい
それが誰なのか、貴方達ならとっくに調べはついてるんでしょう」
「かしこまりました…」
アリアは一礼すると部屋から去っていく
後に残されたフィーリアは快楽から開放されほっと一息ついた
それでも体を蝕む疼きはいまだ健在だったが
「途中で止められて残念だった?フィーリア」
「ふん、冗談はよせ…お前達がどんな誘惑をしようと私は耐えてみせる…
この身に悪魔への憎しみがある限りな…」
「そんな憎しみも悪魔になればなくなるのに…」
「…悪魔になるくらいなら狂い死になるほうを選ぶさ…」

二人がそんな話をしているとアリアに連れられて裸にされた天使が部屋に入ってきた
「いやッ!はなしなさいよっ!汚らわしい悪魔の分際で!」
栗色の髪のまだ少女の面影を残す天使だった
「メリッサ!?なぜここに!」
フィーリアが戸惑いの声を上げる
メリッサ、つい最近首都の警備部隊に入ったばかりの天使
大戦で武功をあげた自分に対して憧れの感情でもあったのか
暇さえあれば付きまとっていた娘…
最初は鬱陶しかったのにいつのまにか死んだ妹の影を重ねていた娘…
その娘がどうしてここに!?
メリッサの方も気づいたのか驚きを隠せないようだった
「フ、フィーリア様!?そんな…フィーリア様まで捕らえられてたなんて!」
「私のことはいい、なぜお前が悪魔に捕えられている!?」
メリッサは顔を伏せ、か細い声で事の経緯を語った
「呼び出されたんです、住民に…喧嘩が起きてるとか言われて
私と数人でその場所に向かったらいきなり殴られて気づいたらここに
他の仲間は私の…目の前で……お…おぞましいことを…
それ以外にもここに囚われた何十人もの天使達が悪魔に変わっていっています…」
100魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:39:51 ID:+kyiWdj2
「なん…だと!…」
「そう…私達悪魔はね、この都の乗っ取りを計画しているのよ
いずれは世界中の天使を悪魔にする…」
羽交い絞めにされながらもメリッサは悪態をつく
「そ、そんな気色悪い野望が成就するわけないでしょ!!
あんたたち悪魔なんかコーデリア様に八裂きにされちゃえばいいのよ!」
強気な言葉にふっと笑うとミリアムはメリッサに近づく
それに気づいたメリッサがミリアムの顔を見ると凍てついた
「あ…あなたは…ミリアム様、そんな…ミリアム様が悪魔になるなんて…」
「ふふっ、残念だけど、天使だった頃の私はもういないわ
今は堕天使ミリアム…そしてメリッサ…あなたをここに呼んだのも理由があるのよ」
メリッサの前に立ったミリアムは顎を掴んで自分と見つめ合わせると厭らしく微笑んだ
「な、何!」
「かわいいわね、気の強い子は好きよ…ふふ…見てあなたの裸をみてたら
ペニスがこんなに硬くなっちゃった…」
自分のへその辺りに当たるおぞましい感触にメリッサは総毛立つ
「い、いや!!…気持ち悪い!も、元のミリアム様に戻ってください!!」
「お断りするわ、私は今の自分が好きだもの、クスッ、あなたにも
私の味わった快楽を教えてあげる…」
ミリアムのその発言にフィーリアはガバッと顔を向ける
「や…やめろ、ミリアム、その娘には手を出すな!」
「あら、あなたが今、私に命令できる立場かしら?
さぁメリッサ、味わいなさい、理性から本能を開放する快感を…」
ミリアムの言葉が終わるとその男根からさっきと同じように
大量の媚薬となる煙が吹き出した
「イ、イやぁぁァアアーー!!」
煙はほんの一瞬でメリッサの体を包み込む
彼女の頭を口を鼻を羽を女陰をありとあらゆる場所を
媚薬が隅々まで行き渡り、犯していく
フィーリアの目にはミリアムのラブ・ミストを受けて体を震わせる
メリッサの姿がぼんやりと見えた
「メリッサ!大丈夫か!気をしっかり保て!!」
「無駄よ、あなたのような強い天使ならともかく下級天使が私のラブ・ミストを受けて
正気でいられるはずが無いじゃない」
メリッサを包んでいたラブ・ミストが晴れる…
露になったのは、正気を失い涎を垂らしているメリッサの姿だった
「あ、あはン…ミリアムさまぁ…た…助けて…オマ○コがすごくうずいて…
気が狂っちゃいますぅ…」
秘所からは溢れんばかりの愛液を漏らし、頬は赤く染まっている
そこにいるのはもはや天使ではなく発情した雌の姿だった
メリッサの堕落した姿に満足気に微笑むとミリアムはフィーリアを振り返った
「どう?かわいい妹分が厭らしい雌犬になった気分は?
これが私のラブ・ミストの力よ、都の住人に吸わせたらどんな惨状になるかしらね」
フィーリアの心に怒りがこみ上げて来る
他者の心を弄び、蹂躙する悪魔の手口が許せなかった
それを行っているのが、友だった者だということも
101魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:40:18 ID:+kyiWdj2
「ミリアム…お前は救いようの無い外道だ!」
「はっ、褒め言葉よ、私達悪魔にとってはね」

メリッサがすがる様にミリアムに抱きつく
「ハァ、ミリアム様ぁ…お願いですぅ…ミリアム様の極太のチ○ポで
私のオマ○コ、ぐちゃぐちゃにしてください…」
「あら、メリッサったらはしたない子…ふふ、私のチ○ポにたっぷりご奉仕したらいいわよ」
「はい!ありがとう御座います!!」
「メリッサ!耐えるんだ!悪魔になっては…」
そこでフィーリアは言葉を止めた、振り向いたメリッサが泣いている様に見えたからだ
「ごめんなさい、フィーリア様…耐えられないんです…オマ○コが…
どうしようもなく求めてるんです…ごめんなさい…」
フィーリアはメリッサに声を掛けることが出来なかった…

メリッサは身をかがめると聳え立つミリアムの男根を握り締める
初めて握る悪魔のペニスの感触、そこは火箸のように熱く、鉄の硬さを保ちながら
ゴムのように弾力性を持っていた
このペニスを満足させればミリアム様に思いっきり掻き回して貰える!
期待に胸を高鳴らせ、メリッサは大きく口を開けると醜い男根を飲み込んでいった
鼻で息をしながら口内にペニスを収める
口の中で熱い塊が息づいている感触にメリッサは恍惚となった
舌で先端を突付けば、ねっとりとした液体が吐き出され
それを飲み干すたび体中からゾクゾクとした快感が沸いて出る
悪魔の精液によって自分が悪魔に生まれ変わる想像をして
メリッサは股を熱く濡らした

ミリアムにとってはメリッサの稚拙な奉仕などではたいした快楽は得られない
しかしミリアムの目的は別にある
二人の交わりを苦痛の表情で見ながら、なお視線を外すことが出来ずにいるフィーリアだ

(そろそろかしら…)
ミリアムはわざと精液を高上らせるとメリッサの口目掛けて
大量に発射を開始する
「んっ!んグゥゥっ!!」
大量の精液が喉と口内を満たしていく
メリッサは必死の思いでゴクッゴクッと喉を潤おす
数十秒の時間が経ち、射精から開放されると
ミリアムはメリッサの顔を精液に濡れた男根を使って汚していく
(ああ…ミリアム様…嬉しいです…)
メリッサ自身も喜んでそれを受け入れ自分から進んでペニスに顔を擦り付けて行く
やがてそれが終わると顔中がミリアムの精液でテラテラと鈍く光っていた
「なんて汚くていやらしい顔かしら、でも悪魔になるにはふさわしい顔だわ
メリッサ…あなたは今、どんな女よりも美しい」
「そんな…ミリアム様にそう言って頂けるなんて…」
「本当のことよ、覚えておきなさい、淫らなもの、背徳こそが悪魔にとって至上の美よ…」

ミリアムはメリッサの肉体を抱き上げベットの上に横たえる
そのまま覆いかぶさると触手ペニスをメリッサの秘所に据える
「入れるわよ、悪魔になる覚悟はいい?」
「はい、ミリアム様の手で私を立派な悪魔にしてください…」
ミリアムは躊躇いなくメリッサの秘所を刺し貫く
ああぁ…と切ない声を漏らし、メリッサは悪魔の男根を受け入れた
顔には痛みも苦しみも無い
彼女が喜びしか感じていないことをその顔ははっきりと体現していた
102魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:40:51 ID:+kyiWdj2
フィーリアの心を耐え難い痛みが襲う
目の前で起こっている出来事は自分が封印した過去を思いださせたからだ


遠い昔…
幼い頃、天軍の戦士だった母を悪魔に殺されたフィーリアは妹と孤児院で育った
そこは戦災孤児で溢れており、お世辞にもいい環境とは言えなかった
その中で二人は助け合い、ただ一人の血縁としてお互いを慈しんだのである
他人が見れば恋人同士に思えるほどに
やがて二人は大人になりフィーリアは母と同じ天軍の戦士となる道を選んだ
建前は早くこの戦いを終わらせて自分のような孤児をこれ以上出さぬこと
だが本音は母を殺された恨みを悪魔にぶつけたかったのかもしれない
妹はそのまま孤児院に残り、孤児達の世話係となった
彼女にとって長い間過ごした家を離れるのは辛かったのだろう
しかし心優しい妹には、戦いよりも子供に囲まれながら笑っている方が似合っている
二人は別れ、別々の道を歩み始めた
首都へ向かう馬車に乗りながらフィーリアの脳裏には
零れる涙を拭いもせず、いつまでも手を振り続ける妹の姿が焼きついていた


フィーリアの耳に妹がさらわれたと言う話が入ったのは、それから数年の月日が流れていた
孤児院を悪魔達が襲い、孤児たちを殺さぬ代償として妹が身代わりになったという
フィーリアは怒った、よりにもよって自分の一番大切な者を奪うなど
きっと妹は汚らわしい悪魔達にいたぶられ怯えて泣いているだろう
いや、あるいは陵辱され死より辛い目に晒されているのやも…
そう想像するだけでフィーリアの心には烈火の如く憤怒の感情が湧き上がった
許せない…悪魔が、許してなるものか!必ず最愛の妹を取り返して見せる!!

彼女はそれから鬼となった、失われた妹を捜し求め
数え切れぬ悪魔達を薙ぎ払い、味方にすら恐れられるようになった
そしてようやく妹の居場所が分かったのは、さらわれてから一年の時が過ぎていた
ようやく妹に会える、だがその時になってフィーリアは躊躇した
今更どの面を下げて会えるだろう、元通りの仲の良かった姉妹に戻るには
一年という歳月は余りにも長い
悪魔達の捕虜になった天使がどんな目に会うか彼女も噂で知っている
妹はもう身も心もズタズタになっていることは安易に想像できた
だからフィーリアは恐ろしかった、妹が自分を憎んでいるのではないか…
一年もの間救い出せなかった、憎まれても仕方ないだろう
けれど変わり果ててしまった妹に自分はどんな言葉を掛ければいいのか…

(変ってしまったのは自分も同じか)
そうフィーリアは自嘲した
(阿修羅と呼ばれ味方にも恐れられ、両の手は悪魔の血で真っ赤に染まっている…
どうしたらいいのだろう…私たちは…)
フィーリアの心の迷いを消したきっかけは戦友となったミリアムの言葉だった

『いいじゃない、憎まれてても、責められたとしても
私達の一生は長いわ、どんなに心が捻じ曲がってしまっていても
時間を掛けて接していけばきっと元には戻らなくても新しい絆は作れる
それが出来るかどうかはあなたのこれからの努力に掛かっていると思う
なによりも妹さんもずっと願っているはずだわ
あなたに…大切な姉さんにもう一度会いたいって…』
その言葉に動かされフィーリアは決意した
妹を救い、それから軍を引退してずっと妹の側にいて支えよう…もう二度と私は妹を失いたくない…
だが現実はどこまでも…
103魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:41:30 ID:+kyiWdj2
フィーリアは一人で妹の囚われている洞窟に潜入した
仲間に迷惑は掛けられない、自分一人の個人的な理由で周りを危険に晒すわけにはいかない
潜入したことを知っているのもミリアムただ一人だった
悪魔達を密かに殺しながら奥へ進んでいくフィーリア
しばらくして大きく開けた場所に到達すると悪魔達はそこで乱交に興じていた
口々に神を呪う言葉を発しながら嬌声を上げている
吐き気を催す淫臭に耐えながらフィーリアは妹を探すため隠れて奥に進もうとした

ふとフィーリアの目が一匹の悪魔を捕えた
その悪魔は黒山羊の頭を備え、多くいる悪魔達の中でも強大な邪気を放っていた
だがなによりもフィーリアの心を捕らえたのは、黒山羊の悪魔が一人の天使と正上位で交わっていること
黒山羊が腰を動かすと、それにあわせて天使の肉体が震えるのが見えた
おそらく捕虜となった天使のひとりだろう、妹を探すのが最優先だが見捨てるわけにもいかない
あんなふうに異形の化け物の慰みものにされるのは、死よりも辛いことだろうから
足を踏み出したフィーリアを止めたのは、悪魔に抱かれている天使の声だった
それは苦痛の呻きでも悲哀の叫びでもない…はっきりとした快楽の喘ぎであった


天使は膣いっぱいに悪魔の男根を受け止め、彼の精力の逞しさを称えている
「ああッッー…御主人様のチ○ポッ…すごい素敵……
こんなに硬くて太くて…大好き……」
悪魔の剛毛に覆われた肉体にしがみ付きながら天使は体を震わせる
山羊頭の悪魔はそんな天使の頭を優しく撫でると低い声で笑った
「フッ…ソンナニ俺ノ一物ガ気ニ入ッタカ…イイダロウ…オマエガ狂ウマデ
タップリト犯シ悪魔ノ種ヲ仕込ンデヤル…」
「はい、喜んで、御主人様!」
山羊悪魔が腰を突き入れると天使も歓喜の声で迎え
お返しとばかりに自分から腰を動かし悪魔を悦ばせるのだった
「フゥッ!イイゾ…イアラ…ナラバ俺モ…」
そう言うと悪魔は律動を速め、天使の肉体から更なる快楽をひきだそうとする
グチュッ!ニチャッ!グチュリッ!!
激しい速度で膣から肉棒が抜き差しされそれに伴ってたくさんの愛液がかき出される
天使の愛液は悪魔のペニスへ糸を引いて絡みつき醜悪な一物をいっそう淫靡に見せていた
「ふぁっ…ん……や…あっ!アンッ!」
突き入れられるたび悪魔の陰茎からぶら下がった二つの睾丸が天使の尻に当たり
パンッパンッと軽快な音を奏でる
その中に一体どれほどの精子達が溜め込まれているのだろう
人の男とは比較にならぬほどその睾丸は大きく実っていた
ひとたび精子が肉棒から開放されれば、それは必ず女を孕まさずにはいられないだろう
犯されている天使は尻に当たる陰嚢の感触にくすぐったそうに身をよじった
なにしろ黒山羊の悪魔は全身が毛で覆われている、陰嚢も例外ではなかった
「ふふッ、お尻に御主人様のタマタマが当たって、なんだかくすぐったいです」
「嫌カ?嫌ナラバ、オマエガ俺ノ上ニ乗ッテヤルトイウ手モアルガ?」
天使は首を横に振る
「いいえ!嫌なんかじゃないです、私は御主人様に与えられるものだったら
どんなものだって平気、だって御主人様は私に初めて雌としての悦びを教えてくれた人だから…」
両手で黒山羊の頬を撫でながら天使は微笑んだ
「フッ、仔ガ出来レバ、ソノ悦ビハモット増スダロウ…」
悪魔の毛むくじゃらの手が天使のなめらかな腹をさすった
天使の心の中で山羊悪魔に対する言葉に出来ぬ愛しさが込み上げる
「はい…御主人様の赤ちゃん…たくさん産ませてくださいね…」
「アア、タクサン産マセテヤルトモ…俺モ…オマエト俺ノ仔ヲ、早ク見タイ…」
104魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:41:59 ID:+kyiWdj2
フィーリアは目を疑った、悪魔が天使とこのような交配を結ぶとは信じられなかった
噂から聞いた話では悪魔は捕えた天使を道具のように扱い
無理やり犯し、天使が痛みと恐怖に苦しむ様を喜ぶ外道だと
聞いた話とまるで違う悪魔の言動にフィーリアは戸惑った
犯されている天使も悪魔に対して嫌悪の念は感じていなかった
むしろ悪魔と交わることに喜びすら覚えているような…
ふっとフィーリアの目には、天使と悪魔の二人が愛し合う者同士に見えた
我に返ると喉元から吐き気が込み上げてくる、手で口元を押さえグッとフィーリアは堪えた
(お…おぞましい…輝ける神の祝福を受けた清純なる天使が
醜悪な闇の堕し仔である悪魔と愛し合うだと!?
それどころか悪魔との間に子を宿すことすら望むなど、余りに許しがたい大罪だろう!!)

フィーリアの内心などお構いなしに天使と悪魔は交わいを続けた
悪魔の腰の動きは攻め立てる様な激しい動きからゆっくりとした抜き差しに変る
竿をカリの部分まで引き抜きくと、時間を掛けて再び肉棒を膣内に沈めていく
フィーリアの目に天使と交尾をしている悪魔の男根が目に映る
女の愛液に濡れ、天を突かんばかりに屹立し硬さと太さを備えた逞しい肉棒
邪神が悪魔に与えた雌を悦ばせる器官だった
まさにそれは今、天使の女陰を貫き、彼女を天にも昇る心地にさせていた
「ああんっっッ!御主人様…気持ち…い…い…です……
あの…御主人様も気持ちいですか?…私だけ…気持ちいいのは嫌です…」
天使は自分だけ気持ちがいいのが申し訳ないように思った
自分を犯している悪魔が同じように快楽を感じるのが彼女にとって幸せだった
山羊悪魔は天使を強く抱き締めると長い舌で顔中を舐めまわす
「あッ!御主人様!?」
「オマエハ本当ニカワイイナ…気持チイイトモ…オマエノ中デ動クタビ
俺ノ肉棒ニオマエノ襞ガ絡ミツイテクル…最高ノ名器ダ…」
雄山羊は再び腰の律動を速くする
「やぁ、あっ、あ! あッ!アンッッ!!御主人様ッ!!嬉しいです!
ずっと!ずっとッッ!!愛してますッ!!」
大きく実った二つ乳房が振動に合わせてぶるんッぶるんッと揺れる
悪魔が両の手で揉みほぐせば天使は声を震わせて喜んだ
その硬く突起した乳首に悪魔はむしゃぶりつく
「ぃああッ?! ンっ!御主人様!!」
チュル!チュブ!チュチュッ!!音を鳴らし乳房に吸い付く雄山羊
時には舌を使って弄び、時には獣の歯を使って甘噛みする
そうしている間にも腰の動きは留まることを知らず
射精に向かって更に加速する
「ハァッ!ハァッ!!イクゾ、イアラ!オマエノ子宮ノ中ニ
タップリト俺ノ子種ヲ注ギ込ンデヤル!ソシテ悪魔ノ仔ヲ孕ムガイイ!!」
「はい!私、ご主人様の立派な赤ちゃん産んで見せます!!」
「グオォォォオオー!!!」
悪魔が雄たけびを上げると肉棒がブルリと震え子宮に向かって射精を開始した
…ドピュ!!…ドピュ!…ビュク!…ビュクン!…
射精と同時に彼女は絶頂を迎える
「ひやあああぁぁん!あっ!あつ…熱い…赤ちゃんの素がこんなにたくさん…」
天使として女として最も神聖な部分である子宮が悪魔の穢れた精液によって汚される
その背徳感に酔いしれる
余りに大量の精液を子宮に注がれたためか、結合部の隙間から二人の混合液が流れ
水溜りをつくるほどの有様だった
自分の子宮の中で数え切れないくらいの悪魔の子種達が蠢いている
その中から選ばれた数匹の精子たちが自分の卵子に襲い掛かるのが彼女には分かった
105魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:42:29 ID:+kyiWdj2
事が済んで二人の悪魔と天使は性器が繋がったまま、まどろんでいた
「ドウダ?俺達ノ仔ハ出来ソウカ?」
「はい!御主人様の精子、すごく元気だったから一度に
六つ子か七つ子が産まれちゃうかも」
「ハハ、ソレハ楽シミダナ!」
それからどちらともなく互いの身体を抱きしめ温もりを味わう天使と悪魔
愛し合う雄山羊の姿の悪魔と美しい天使、それはアンバランスな光景でありながら
どこか美しいものを感じさせた
悪魔の胸に身体を預けながら天使が言う
「ねぇ、御主人様…前に私に姉がいるのをお話しましたよね」
「アア、ソウダッタナ…」
「もしこの戦いが終わって姉さんが生きていたら
御主人様の赤ちゃんを産ませてあげてくれませんか?」
悪魔は複雑そうな顔をする
「俺ハ構ワンガ、オマエハイイノカ?俺ノ仔ヲ、オマエ以外ノ女ニモ産マセテモ…」
「いいんです、私は御主人様に女の喜びを教えられて初めて充実感を味わいました
だから姉さんにもこの幸せを知って欲しいんです
あの人はいつもいろいろと生きることに悩んでいる人だったから…」
「ソウカ…ナラバイイ…イアラ…オマエ達姉妹ニ10人デモ100人デモ俺ノ仔ヲ産マセテヤロウ」
天使は顔を喜びにほころばせる
「はい!御主人様の子だったら何十人でも産んで見せます!!」



フィーリアはいつのまにか目の前の光景をよく見るために足を踏み出してしまっていた
その拍子に小石を蹴ってしまう
音に気づいた天使と悪魔がフィーリアを見つけてしまう
しかし天使の方は一瞬驚くと喜びの表情を見せた
その唇が4文字の言葉を紡ぐ
ねぇさま…と

そしてフィーリアは理解する
(ああぁ…そうだった…私の妹の名は……)



(……イアラ……)
フィーリアはゆっくりと妹である天使とその妹を孕ませた悪魔に近づいていった
片手に剣を握り締めながら…


フィーリアは洞窟から帰ってきた…
血まみれの剣を手にして、ミリアムは何も聞かなかった
それからフィーリアは何事もなく悪魔と戦いを続け戦争を天軍の勝利に導いた
洞窟にいた天使と悪魔達がどうなったのかは…誰も知らない…
106魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:42:55 ID:+kyiWdj2
「やめろ、もうやめてくれ!!これ以上私を苦しめないでくれぇ!!」
ミリアムの腰が震えると下になっているメリッサの身体がビクンッ!ビクンッ!と痙攣する
射精され、注がれているのだ、悪魔の精液を…
「フゥゥ…すっきりした」
悪魔の汚液を注ぎ終えるとミリアムは身を起こす
「さてと次は貴方の番ね、フィーリア…
悪魔になってもらったメリッサちゃんに貴方をレイプして貰おうと思うんだけど、どう?」
「嫌…だ…なぜ…何故こんなことに…」
身体を苛む疼きよりも友が悪魔になってここまで変ってしまったことが
何よりも辛かった…


ガチャっと音を立てて一人の悪魔が入ってくる
「あら、貴方達、まだ堕とせてなかったの?情けないわね」
「ユ…ユリア様…あなたまで…」
部屋に入ってきたのはユリアだった
漆黒の髪の色に顔立ちは間違いなくユリアである
しかし頭から生えた二本の角、蝙蝠の翼に、尻尾は
彼女が悪魔である証だった
秘所から生えている生殖器はまるで蛇のようにうねり
先端から厭らしい体液を滴り落としていた
「だってユリア様ぁ、フィーリアったらすごく強情なんですもの
私がこんなに頑張っているのに」
ミリアムの言葉にユリアは笑う
「フッ、嘘おっしゃい、あなたが堕とそうと思えばいくらでも出来たでしょう
焦らして遊んでいるからよ、フィーリアは私が悪魔にしてあげるわ…」
「もう…しょうがないですね…」

ユリアはフィーリアの寝ているベッドに座るとその額を撫でた
「ユ…リア様…貴方ほどの方がどうして…」
「フフ、ラケル様よ、あの方が私を本当の自分に目覚めさせてくださったの
凄かったわ…ラケル様の太いチ○ポが私の中に入って…擦り切れちゃうかと思ったもの
それで私の子宮に何億匹もの悪魔の精子が注がれた瞬間といったら…」
その場面を思い出してユリアは恍惚となる
「それでね、新しい能力にも目覚めたの、こうして頭に触れるだけで
その者の記憶や心を読み取れるようになったの
ふふ、フィーリア、あなた妹さんのこと殺したのね」
「そ、それは!!」
自分の中に秘めていた事実を暴かれて狼狽するフィーリア
「しかも悪魔とセックスして気持ちよさそうにしてる妹さんが
羨ましかったのね、それを認めたくなくて殺した…最低ね…あなた…」
「ち、違う!!そんなことはない!!わたし、私は!」
彼女の中で焦りが生まれる、自分の中でずっと隠していた感情
心の中では否定しつつも思い出すだけで過去にフィーリアは、秘所を熱くさせていた
「うふふ、味わいたかったんでしょう、妹さんが味わった快楽を…
いいわ、私がたっぷりとあなたの欲望を満足させてあげる」
107魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:43:26 ID:+kyiWdj2
ビクン、ビクンと脈動する悪魔の男根
ユリアは指を使いフィーリアの秘所を開く
ミリアムのラブ・ミストのせいで動けないフィーリアはなすがままだ
「あはッ、フィーリアのここ…凄い綺麗ね、おまけに汁でトロトロ…」
「や、めろ!見るな」
美しいピンク色をしたフィーリアのオマ○コは厭らしい愛液を垂れながしている
さながら早く肉棒を入れてくれとせがんでいる様だった
その光景を見て肉棒は更に硬く長く膨張していく
ユリアの秘所から生えた肉棒は触手のようにフィーリアの中に入っていく
「はぁんっ!いやだぁぁあああぁぁッー!ユリア様!!」
「あ、ああ!!……いい……すてきよ、あなたのオマ○コ…
フフフ…分かるわ、オナニーもほとんどしてないのね」
ずしっとさらに腰に体重をかけフィーリアを深く貫いていくユリア
「いや、いやぁ!!やめてくれぇぇ!!いやぁぁああっっー!!」
だが拒絶の言葉に反してフィーリアの秘所は悪魔の肉棒を悦びを持って受け入れていた
膣から分泌される愛液は肉棒の侵入を助け、膣内に深く埋没していく
肉棒を離すまいと膣肉はきつく収縮し、絡み付いていった
そんな秘部に合わせてフィーリアの心も変化していく

「くぅっ……あん!くっ!あふっ……あ…あ!…」
「あらぁん、感じてるのね、フィーリア」
「だ、誰が!あンくゥう!!」
ユリアはフィーリアの唇を奪うと舌を絡める
なめくじが這いずるような、ねっとりとした感触がフィーリアを襲う
口内に溜まった唾液を吸い取られその交換とばかりに
ユリアの唾液を舌を伝って注がれる
それを飲み干すたび生暖かい感触がフィーリアの胸に溜まって行く
「はぁっ…はぁっ…ふうぅ!こんな、こんなの!!…」
「クスッ、私の体液、チ○ポから出る先走り、『闇』のエキスが
どんどんあなたを犯していってるわ」
「く!は、ふぁぁ!きゅふんっ!」 
膣内のペニスが縦横無尽に動き回る
その動きに合わせてフィーリアの肉体も跳ね上がる
極太の肉棒に膣を擦られ、絶頂に向かい彼女は意識朦朧となる
(だ、だめだ…これ以上やられたら…私は…壊れ…こわれ…コワレ…レ)
「どう、フィーリア…これが妹さんが味わっていた快楽なのよ」
「イアラが…」
朦朧とする意識の中でフィーリアは応える
「そう、あなたは今どんな気持ち?」
「キ…キモチ…いい…」
「そうでしょう、その悦びをあなたは妹さんから奪ってしまった
おまけにこの世に生まれてくるはずだった赤ちゃん達の命まで…」
ユリアは巧みにフィーリアを誘導する
肉棒は彼女を突き上げるのを止めない
「ア、アァァッン…ど…どうすればいいの…どうすれば償えるの…」
「簡単よ、貴方が悪魔になって他の天使達を悪魔にすればいいの」
「わたしがアクマに…」
「そうよ、悪魔になることは幸せなの、だってこんなに気持ちいいんだもの、ねぇ?」
ユリアが隣にいる者に話しかける、ミリアムと悪魔になったメリッサだった
「はい、フィーリア様、悪魔になるって凄い幸せなんですよ
見てください、私にもこんなりっぱなチ○ポが生えてきたんですよ」
そういって自分の股間を指すメリッサ
そこからはミリアムと似たような触手が生え、うねうねと動いていた
「そうよ、フィーリア、一緒に幸せになりましょう…」
二人はフィーリアの両となりに立つと二本のペニスを差し出した
むせ返るような雄の匂いが滴る生殖器官
フィーリアは無意識の内にペニスを掴んでいた…
途端それはビクンと生き物のように動いた
108魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:43:55 ID:+kyiWdj2
「ひゃあんっ!!」
「んはァあア!!」
「だめよ、フィーリア、もっと優しく掴んで扱いてあげなきゃ…」
「す…すまない…」
ユリアに言われたとおり優しく掴み上下に擦るフィーリア…
「そう、その調子よ…」
それを続けていくとだんだんと先端の部分から透明の液体が流れ始めてきた
その雫は竿を伝ってフィーリアの両手を汚す
「ああ、フィーリア様ぁ…いいですぅ…」
「ふふ…そろそろ出すわね…」
二人がそういうと亀頭部分がブルリと震えると大量の精液を発射した
「きゃぁん!はぁぁあああぁぁー」
二つの肉棒から放射線を書いて精子達が解き放たれ
ユリアとフィーリアの顔を汚した
「ああん、私の精液でフィーリア様が穢れちゃった」
「あらあら、たくさんでちゃったわね」
フィーリアは自然と顔に付いた精液を指ですくい取り口に運ぶ
口の中に甘美な蜜の味が広がった
また精液で汚れた両手を乳房に擦り付ける
「ああぁ…この蜂蜜…すごく甘い…」
もはやフィーリアは味覚自体が変化し始めていた
「クスックスッ…ねぇフィーリア、悪魔になりたい?」
「ああ…私を悪魔にしてくれ…」
「じゃあ、態度で示して…」

一端フィーリアの肉体からペニスを引き抜くと
ユリアは仰向けに寝転んだ
そして勃起した肉棒を指差す
「さぁ、この上にあなたが乗っかるのよ…そしたらしっかりと『種』付けしてあげる」
フィーリアは光の無い瞳で答えた
「はい…悦んで…」

フィーリアはユリアの腰に跨るとそのまま自分の下半身を沈めていった
肉棒が自分の肉壷に沈んでいく感覚がしっかりと分かる
愛液に塗れそれは簡単に飲み込まれていった
途端に電撃が走ったかのような衝撃がフィーリアの肉体を襲う
「あんッ!あんッ!!イイッッ!!気持ちいい!!」
ユリアはフィーリアの腰を掴むといきなりズシンッと下から突き上げた
「ひやぁ、あん、あん…ひぅうっ!」
いっきに根元まで埋まる肉棒、つま先から脳天まで快楽が走りぬける
(キ…キモチいい…こんなの…初めて…)
フィーリアは両手をユリアの乳房に当てると自分から腰を動き始めた
腰を動かしながらも乳房を揉むことも忘れない
「あはふぁああ!いいわよ、フィーリア!凄くいい!!」
フィーリアの腰の動きに合わせて下から突き上げるユリア
愛液と精液が絡み合い極上の混合液を作る
「はんッ!ユリア様とフィーリアのカクテル…凄く美味しいわ」
ミリアムとメリッサは二人の結合部に舌を這わせ、その愛液を啜った

やがて二人の動きが激しくなる
「ああぁ…ユリア様…もうイキそうです…」
「私もよ…一緒にイキましょう、アアァぁぁあンーッ!!!」
ユリアの肉棒が弾け、神聖な子宮に大量の暗黒に染まった子種達を放出する
それを搾り取るようにフィーリアの膣が締まる
やがて全ての精液を放出するとユリアは身体の力を抜く
その体にフィーリアが覆いかぶさってくる
その背に付いている白い翼が灰色に変っていくのをユリアは微笑みながら見届けた
109魔天使 完結編:2008/10/08(水) 20:44:34 ID:+kyiWdj2
フィーリアは気が付くとベッドの上に寝ていた
自分の周りをミリアム、メリッサやアリア等の5人の悪魔が囲んでいる
ふと気づくと自分の翼が蝙蝠のような獣の翼に変っていた
触ってみれば頭から二本の角が生えている
(そうか、私は悪魔になったのか…)
輝かしい天使から醜悪な悪魔に変った自分…
だがその事実にフィーリアはなんの嫌悪感も抱いていなかった
むしろ誇らしいような新しく生まれ変わったような気さえする
「ようやくお目覚めのようね、新しい私達の眷属…」
ひとりの見知らぬ悪魔がフィーリアの前に出ると頭を下げる
フィーリアはその悪魔の強大な邪気から悪魔達の女王だと察した
「始めまして…あなたが…ラケルですね」
「ええ、我らが眷属フィーリアよ、これからは天使達を悪魔に変える為に尽力してくれますね」
「はい、あなたの望むままに…」
ラケルはすっと歩み出るとフィーリアの秘所に口付ける
それを拍子にフィーリアの秘所から何かが産まれ出る感触が出来る
「くああああっ……いっく……はぁあ!……なにか…産まれ…あああああぁァァっッー」
ズビュッ!ジュビュ!!っとそれは音を立ててフィーリアの秘所から出てきた
太く硬く荒々しい悪魔の肉棒…粘液にまみれ、所々に瘤をそなえている…
新しく産まれた生殖器官をフィーリアは愛おしそうに撫でた
近い未来この肉棒は数え切れないほどの天使達の膣を貫き
その子宮に悪魔の『種』を蒔くだろう…
全ての天使が悪魔に変るのはそう遠くない未来…



終わり
110名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:47:22 ID:+kyiWdj2
以上です、駄文失礼しました
エリスとラケルとのことはできたらエピローグでってことで…
読んでくださってありがとうございました!
111名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:48:33 ID:7k2Bbeua
リアルタイムに遭遇できて幸せだわぁ。
乙です乙です。
112名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 21:01:04 ID:VnSb7AA7
エピローグと書いて番外編決定ですね、わかります
とても乙です
113名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 22:57:17 ID:cUUWzuz5
一気にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
お疲れ様でした!
114名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 00:34:09 ID:RlWaI1D9
俺の股間の息子が夜泣きしたじゃないか
ふぅ
115名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 03:20:58 ID:5BVjgu9h
エリスは悪魔にならないように犯し続けられるんだろうか?
乙です。
116名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 10:03:57 ID:xgWbmGos
乙でしたー!
117名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 19:10:52 ID:LFEuG/gD
魔天使、ユリア落してそのあとコーデリアを落とすのが目的だったのに
ユリアもコーデリアもエロシーンないのか・・・その辺は作者さんの都合かなぁ
まぁキャラがどうとか決まってないし、今回ので十分よかったから
全然問題ないけど・・・
118魔天使作者:2008/10/09(木) 22:40:32 ID:N48oqRhA
>>117
ごめんね…本当はユリアやらコーデリアやら
もっとじっくりねっとりと書きたかったんだが…
想像力に反して文才のない俺にはあれが限界だったよ⊃Д`)
119名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 01:34:21 ID:Y6FyleRD
この例えるなら、松坂大輔に僕、野球が苦手なんですって言われたような気分はなんだ?
じぇらしぃー?

>>118
気が向いたら続きを頼みます。
GJでした。
120名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 05:18:08 ID:KCB++OdQ
南部陽一郎に、物理学のことはよくわからない、といわれるようなものか
121名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 08:59:35 ID:KWPKsbim
あえて言おう!神作品だったと!
122名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 09:44:12 ID:j/lVLW3o
( ゚∀゚)o彡°番外編!番外編!
123名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 12:18:16 ID:qrVg0zQn
黒山羊さんと幸せに仔作りしてた妹さんカワイソス( ´ω`)
124名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 13:23:12 ID:2Dwk/jD3
GJJJJJJJ!!!
最高でした。あえて言うなら、悪魔になる過程がもう少しほしかったですが……
それでも本当に面白かったです。
125名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 01:37:45 ID:MY7wVZAU
今期のアニメの喰霊って奴の1シーンがすごくよかった。
詳しくは面白さを裂いちゃうから言わないが、否エロ作品で興奮しない俺が超興奮した。
別段寄生というわけではないし、続くわけではないのが残念だけど、とてもいいぞ。暇な人は見ることをお勧めする
126名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 01:50:25 ID:tfofKeC6
周りが皆悪魔の中で一人だけ純血種の天使が、何かおかしなぁと
思いつつ健気に生きようとするのは生暖かい眼で眺めながら
冷笑する悪魔たち。映画の何とかショーみたいな感じか
あるいは、天国最後の天使って奴
127名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 02:47:18 ID:0LYMuqt9
>>125
じゃあ俺の最近見た映画でお勧めな奴を
ブレインスナッチャー
ボディスナッチャー

>>118
乙でした!!



番外編待ってるよ、ふふ(´ー`)
128名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 08:54:08 ID:OP6IirEF
もう気づいたらってレベルじゃなくてある日起きたら天界が魔界になってて
悪魔になった皆に犯されるって言うのもいいな
でも自分は悪魔にしてもらえないっていうジレンマで発狂するエリスっていう
129名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 12:11:39 ID:SJskC4Z7
結局エリスは最後の天使として幽閉され、長いときを経て悪魔によって解放されるわけですね。
そしてまわりの悪魔を次々と天使に堕とすわけですね。
わかります。
130名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 14:17:06 ID:bqXqnQXS
なんという無限ループ
131名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 20:32:47 ID:8oG9BqeU
ここの住人ってSなんだろうかMなんだろうか?
俺は50:50らしいが
132名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 00:46:56 ID:0N7oVjtz
LもしくはLLという説もある
133名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 02:58:42 ID:Qc//abmk
魔天使の後日談前編投下します
134魔天使 後日談:2008/10/12(日) 02:59:18 ID:Qc//abmk
(どうして、こんなことになったんだろう…)
エリスは暗い牢屋の中で自問自答する
あの日、町から住民がいなくなった後、エリスは必死で町中を探し回った
たった一夜で親も親友もいなくなったのだ
彼女の頭がパニックになったのは言うまでもない
一日中探し回っても誰もいないことが分かり
エリスは他の町へと探しに行った
そしていくつかの町を巡り何日かたった後
昔滅びたはずの悪魔が大量に現れ、彼女を捕えると暗い牢屋へ閉じ込めた
その場所は奇しくもエリスがラケルを救った場所だった


それから10年の月日が流れ今だエリスは囚われの身だった
食料係りとおぼしき悪魔は1週間おきに現れ
牢屋へ食料を渡すだけで口すら聞いてくれなかった
まるで自分を物珍しげに見つめられエリスは度々嫌な気分になった
教科書でしか見たことの無い悪魔が何故現れたのかエリスには分からない
ただふたつだけ願い続けていたのがこの光すら差さぬ牢屋から出たいということ
それと母や友人、なによりラケルが無事でいてくれるように祈っていた

(…いったいいつになったら出られるのかな…母さんやラケルさん…無事かな…)
薄いボロ布のベットの上で寝返りをうつエリス
この牢屋には明かりは壁に立てかけてある燭台ぐらいしかない
彼女の唯一の友は僅かな本と時計くらいだった
いつもどうり11時を過ぎる頃になると眠気が訪れ
エリスはうとうととする


彼女の耳に大地を引き裂くような爆音が聞こえたのはその時だった
135魔天使 後日談:2008/10/12(日) 02:59:41 ID:Qc//abmk
「な、なに!!なにがあったの!!」
耳をつんざくような音に跳ね起き、辺りを見回すエリス
ぎゃぁと悲鳴のようなものが聞こえると
二人の天使が扉を蹴破り牢獄に入ってきた
天使達はいきなりエリスの牢屋の前に立つと腰の剣を引き抜き
牢扉を打ち壊してしまう
「あ、あなた達…一体」
呆然とするエリスに精悍そうな天使が答える
「話は後だ、今はここから抜け出すことだけを考えろ!」
「さぁ捕まって行くわよ!」
もう一人の天使が無理やりエリスの手を掴むと駆け出す
「ちょ、ちょっと待って!!なんで!いきなり!!」
牢獄から抜け出しエリス達3人は走る
途中エリスの目に切り殺された悪魔の死体が見え、目をそむけた
「こ、これは、あなた達がやったんですか…」
走りながら恐る恐る尋ねるエリス
「そうよ、なにか問題でもある?」
なんら悪びれた様子も無い彼女達にエリスは何もいえなかった
だがエリスにとって死体等を見るのは始めての経験であり
まるで自分が夢の中に迷い込んだような現実感の無い感覚だった
走り続けてようやく出口に辿り着く
そこはまるで爆発が起きたかのように吹き飛ばされていた
二人の天使が白い翼を広げるとエリスへ振り向く
「お前、飛べるか」
問われて、エリスはこくんと頷く
「は、はい、長い間飛んでなかったけど、一応…飛べると思います…」
「ならばいい、これから飛ぶぞ」
「え、ええっ?!!」
ぼろぼろになった入り口の扉を突っ切ると3人は翼を広げ空へ飛び立った

空から見下ろす地上の光景にエリスは息を呑む
10年ぶりに見た外の風景、星と月明かりだけでぼんやりとしか見えなかったが
それでも彼女の胸には温かい想いが込み上げてきた
風を切り空を飛ぶこともあの牢獄の中では許されないことだったから…
しばらくその想いに浸っていたかったがエリスはひとまず我慢し
自分の前を飛んでいる二人の天使に話しかけた

「あの、貴方達は一体何者なんですか?どうして滅びたはずの悪魔がいるんですか!?
なんで私を助けたんですか、もう私…わけが分かんないです…」
一度にまくしたてるエリスをもう一人の落ち着いた天使がなだめる
「まって、まずは落ち着いて、いっぺんに尋ねられたら答えられるものも
答えられないわ、まずは気を穏やかにして順々に話しましょう」
「は、はい…ごめんなさい…」
エリスは気が動転していた自分を恥じる
「いいのよ、私達もまだ名乗ってなかったわね、私はミリアム、もう一人のほうがフィーリアよ」
「フィーリアだ、よろしく頼む」
「ミリアム…フィーリアってあの英雄の!?」
フィーリア、ミリアムと言えば、コーデリアとユリアに並んで大戦を勝利に導いた英雄達だ
その英雄達がどうして自分の目の前に!?
136魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:00:11 ID:Qc//abmk
「ふふ、驚くのも無理はないわね、でもあなたを救出するには
私達ぐらいの神霊力を持つものでなければ駄目だったの…
それぐらい悪魔達の力は強大になっているのよ…」
ミリアムは苦々しげに眉をしかめる
「悪魔が…復活したんですか…」
「そう、都の悪魔達に勝利した記念祭の日にどこからともなく悪魔達が大量に現れ
他の天使達を殺し始めたの…私達も抵抗したけれど勝てなかった…
女王も敵の手に堕ち…今は僅かな仲間と一緒にレジスタンスを続けているの
エリス、貴方を救出したのも一人でも人手が欲しかったからよ」
「そうだったんですか…」
聞いてしまった悪魔達の復活と天使達の敗北
自分が悪魔に牢屋に閉じ込められていることで薄々感づいてはいたが
こうして他者から聞かされると途方も無い現実感を持ってエリスの心を襲った
恐怖と不安がない交ぜになり、彼女はただ無心で飛び続けるしかなかった…
どうして自分があの場所に捕えられていることが分かったのか?
何故、名乗ってもいないのに名前を知っていたのか?
今までの出来事のせいか、その質問がエリスの口から上ることは無かった


「そういえば、私たちはどこへ向かっているんですか?」
ふと疑問に想い質問する、なんの目的地もなくただ飛んでいるわけではないだろうけど
それでもどこへ向かっているのかは聞いておきたかった
質問にフィーリアが答える
「私達レジスタンスの本拠地だ、そこにコーデリア様にユリア様、他の仲間達がいる」
「コーデリア様やユリア様がいるんですか!?」
「ああ、きっとお前を歓迎してくれる
ひとまずそこまで行き、コーデリア様と謁見し体を休めるといいだろう
まぁ本拠地に着くまで丸一日飛び続けるがな…」
「そ、そんなにかかるんですか…」
丸一日飛び続けると言う重労働に気が重たくなるエリスだったが
コーデリア様やユリア様が生きているということに僅かな希望が芽生えたのも事実だった
137魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:00:42 ID:Qc//abmk
そして3人の天使は一日掛けてレジスタンスの本拠地に到着する
その入り口は荒野の岩だらけの場所の小さな裂け目にあった
天使一人が入れるような広さしかない
「ここが入り口…なんですか?…なんだか洞窟っぽいですけど」
「そうだ、こんな辺鄙で分かりにくい場所だからこそ今まで悪魔に見つからずにすんでいる
さぁ、行こう」
フィーリアが先頭、ミリアムが一番後ろで二人に挟まれながらエリスは移動する
10分ほど狭い道を歩いていくと広場に似たひらけた場所に出た
その広場から何十本もの道が分かれ迷路のようになっていた
「うわぁっ…すごい…」
「ふふ、初めてここに来た人は皆最初にそう言うわね
さぁ、コーデリア様に会いに行きましょう
あ、いっておくけど私達から離れないようにね、下手すると迷子になるから」
笑顔で言うミリアムにフィーリアはふざけた口調でからかう
「ふんっ、一番最初に迷子になった奴が何を言っているのやら…」
「あら…なんの話かしらフィーリア…覚えてないわね…」

二人の間に触れるもの全てを凍てつかせる空気が流れ始める…
そんな空気の中、恐る恐るエリスが声を掛ける
「あ、あの早くコーデリア様に会いに行きませんか…」
「ああそうだったわね、ごめんなさい、エリス、急ぎましょう」
「そうだな…あの方を長い間待たせるのは得策じゃない…」
二人の間に漂っていた空気は消え、3人はコーデリアの元に向かう
見れば洞窟には扉が付けられており、そこから他の天使達が出入りするのも見た
みな、エリスを見ると嬉しそうに手を振り、彼女を歓迎していた
「あの、他のレジスタンスの皆さんはあの扉のなかで生活しているんですか」
「ええ、壁を丸ごとくりぬいて部屋にしているの、あなたの部屋も後で案内するわね」
「はいっ!よろしくお願いします!」

フィーリアとミリアムの二人から10年間の出来事と天使と悪魔の戦況について
話しているうちに大きな扉の前に着く
その扉だけ他のものと違い重厚な金属で作られており、見るものに畏怖の念を抱かせる物だった
両端に立っている門番と思われる天使と二人は目礼する
エリスも慌ててそれに習う
「この前にコーデリア様とユリア様がいる、心の準備はいいな」
「は、はいっ!!」
「肩の力を抜いて、大丈夫、コーデリア様は厳しい方だけど
本当はとても優しい方だから」
ミリアムにポンっと肩に手を置かれエリスは深呼吸する

扉の前でフィーリアが大きな声を上げた
「フィーリア、ミリアム両名!!!任務を完了しただいま帰還しました!!
お目通りをお願い致します!!」
フィーリアが大声を張り上げしばらく経つと
細いがどこか品のある声が聞こえた
「よくぞ、帰ってきた、入るがいい」
その言葉と同時に門番は扉を開けた
138魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:01:09 ID:Qc//abmk
(ここがコーデリア様の部屋…)
エリスの目の前に映ったのはきらびやかな美しい部屋でも
勇ましく飾り立てられた部屋でもなかった
質素でごく普通の広いだけの部屋だった
その奥のほうで沢山の本棚と二つの玉座があり、そこにコーデリアとユリアが座っていた
二人とも絶世の美女とも呼べるほど美しい容姿をしている
エリスは初めてラケルを見たときを思い出した
だが彼女たちとも比べても失礼な話だが
ラケルのほうが綺麗だと思ってしまうのは友達同士の贔屓目があるからだろうか

フィーリアとミリアムはコーデリアとユリアを前にして膝をつく
エリスもそうしようとするがコーデリアによいと止められる
「まずはフィーリア、ミリアム、任務を果たしよく無事に帰ってきてくれた
たった一人の仲間でも今の我らには得がたいものだ」
二人は深々と頭を下げた
「いえ、この程度のこと、私達にはもったいないお言葉です」
「ええ、コーデリア様やひいては天使達全員に貢献することこそ、私達の使命ですから」
「すまない、お前たちの様な部下を持って私は幸せ者だな」
コーデリアとユリアの視線がエリスに向かう
(ど、どうしよう…な、なにかいわなくちゃ…でも緊張して…口が…)
二人の英雄に見つめられエリスは金縛りに掛かったように汗を流しながら何も喋れずにいた
先に口を開いたのはユリアの方だった
「クスっ、まるで小動物のように怯えて可愛らしいわね
でも取って食べやしないから、どうか体の力を抜いてくれないかしら」
「これがお前の夢に見たエリスと言う少女か」
「ええ、姿かたちも間違いないわ」

「ゆ、夢…ですか…」
エリスはやっとのことで口を開く
「そうだ、ユリアは今だ天使である者を夢に見る力がある
だから、お前を救出するためにフィーリアとミリアムを向かわせたのだ」
『今だ天使である者』との言葉に少し疑問を感じたが話の腰をおるのも
気が引けたので簡単な質問だけをする
「あの、コーデリア様、私はこれからどうすればいいんでしょうか?」
コーデリアは表情の無い顔で答えた
「決まっている、ここで訓練をし、時が来たら悪魔と戦ってもらう
すまないがなんの戦力にもならない者を置いておく余裕はここには無い…」
エリスはうなだれるがすぐに首を上げる
どうせわかっていたことだ、自分だけ何もせずに守られてぬくぬくと暮らしていけるわけがないと
それにここで過ごしていればいつか母やラケル等の行方が分かるだろう
自分はまだ一人になったと決まったわけじゃない

エリスに対してユリアが申し訳なさそうに声をこける
「ごめんなさい、エリス、あなたのような子供まで戦わせなければいけないなんて…
でも…それでもこの戦いは悪魔と天使と生き残りと誇りをかけた戦いでもあるの
どうかあなたも最後まで希望を捨てずに戦って…」
「大丈夫ですユリア様、私、頑張りますから」
「話は以上だ、エリス、新たな天軍の一員として私たちは歓迎する!
後はゆっくりと体を休めて明日に備えるといい
フィーリア、ミリアム、お前たちも下がってよろしい」
「はっ!!」
コーデリアが話を切り上げると会見はそれで終わりになった
明日から新しい生活が始まるんだろうか…
139魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:01:38 ID:Qc//abmk
「ごめんなさい、エリス、ああ見えてコーデリア様も辛いのよ
あの人は生き残った全ての天使達をまとめなければならない立場の人だから」
「いいえ、気になさらないで下さい、私だってただ守られているのは嫌ですから
至らないところもありますけどこれから色々よろしくお願いしますね」
「ええ、こちらこそね」

帰り道の途中でエリスはフィーリア達と話をする
「そういえばエリス、お前はちゃんと風呂に入っているか」
「え、そういえば、10年間ずっと入ってないです…」
牢屋にはトイレやその他雑貨ぐらいしかなかったのを思い出す
「それはいけないと思うわ、いくら神霊力のお陰である程度
不浄なものからは守られると言っても、体や羽を綺麗にすることは大切な事よ」
「そ、そうですよね」
自分の腕を嗅ぎ匂いを気にする、自分ひとりだった頃と比べて
これからは集団生活をするのだから清潔さにも気を配らなければ
「でもこの洞窟にお風呂なんてあるんですか?」
「ちゃんとあるわ、温泉だけどね、せっかくだからみんなで一緒に行きましょうか」
「名案だな、よし行こうっ」
エリスの返事は聞かずにとっとと温泉場に行こうとする二人
それを慌ててエリスは追いかけた
「え、あ、ちょっと、待ってください!置いてかないでぇ!!迷子になっちゃう!!」

温泉のある部屋につくとそこはきちんとガラスで仕切られていたり脱衣所があったりと
ちゃんとした風呂場と比べても見劣りしない物だった
そこでぱっぱと服を脱ぎ全裸になるフィーリアとミリアム
二人の裸があらわになりエリスはゴクっと生唾を飲む
無駄な筋肉は一切ない美しさすら感じられる肉体
体についた傷の数もある種の優美を体現していた
そして恥部に生えている陰毛に目がいってしまうエリス
二人もそこを隠しもせずに誇らしげにさらけ出している
学校ではエッチなのはいけないことだと教わっていたためこうして他人同士で
裸を見せ合うのも気恥ずかしさを感じさせたのだった
エリスもノロノロと服を脱ぎ裸になる、ただし秘所の部分は手で隠してある
そこに目ざとく気づくミリアムとフィーリア
「あら、いけないわね、そんなところを隠しちゃ…」
「そうだな、ついてる物は同じだ、恥ずかしがる必要など無いだろう」
「で、でもやっぱり恥ずかしいですし…」
二人はニヤニヤと笑いながらエリスに近づくと秘所を隠している手を剥がそうとする
「やっ!なにするんですかっ!止めてください!!」
抵抗しても二人掛りの力に到底勝てるはずもなく、あっさりと手を退かされてしまう
二人の前に映るエリスの秘所…そこには金色のうっすらとした陰毛が生え揃っていた
「へぇ、エリス、ちゃんと生えてたのね…ふふっ」
「ああ、立派だな、私達と同じだ…」
両手を二人に掴まれじっくりと秘部を観察されてしまう
エリスはもはや涙目になっていた
「お二人とも酷いです…そんな…無理やり…」
掠れ声で言うエリスにも二人は平然としていた
「まだ子供なのね…エリスも大人になれば分かるわ…こんなの全然恥ずかしいことじゃないって」
140魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:02:03 ID:Qc//abmk
「そうだ、この天軍にも大人になってない天使は大勢いる
私達で子供が大人になる場面をエリスに見せてやらないか
ちょうど今一人子供が風呂に浸かっている…」
フィーリアの提案にナイスなアイデアだわと返すミリアム
「子供が大人に……」
「そう、きっとドキドキすると思うわ」
そういって浴場に入っていく二人、エリスも不安に思いながら後を追う
初めて見る浴場は思いのほか広く何百人入っても大丈夫そうだった
「わぁっ!広いなってこれ洞窟の広場を見たときにも言いましたね…」
「フっ、あそこの広場と浴場の大きさはこの本拠地の自慢だからな」
「誰っ?」
3人の話し声に気づいたのか湯船に浸かっていた一人の天使が振り返った
フィーリアとミリアムの姿を見てほっとしたような表情を見せる
「なんだ、フィーリア様とミリアム様ですか、びっくりした…
後ろの見知らぬお嬢さんは誰ですか?」
「ああ、私新しく天軍に入ったエリスって言います、よろしくです!」
「そうなんですか、私はリンダです、天軍に入って1年の新米ですけど、よろしくエリスさん」
「ふふ、新米にお互い子供同士仲良くなれそうね」
そういいながら湯船に入りリンダの後ろに回るミリアム
「ねぇ、リンダ、あなたに協力してもらいたいことがあるの」
「なんでしょう?、ミリアム様の頼みだったらなんでもかまいませんよ」
「エリスに子供が大人になる場面を見せて欲しいんだ、出来るな?」
そういいながらフィーリアも立ったまま湯船を歩く
エリスはただそのやり取りをボーと眺めていた
これから何かが起こるという密かな期待感を秘めながら
「子供が大人になる場面ですか?…」
「ええ、そうよ、つまり……」
ミリアムはいきなりリンダの両腕を掴む
「な、何するんですか!?」
リンダは必死で逃げようとするが腕を掴む力はまるで万力のようで微動だにしなかった
フィーリアがゆっくりとリンダに近づく
「エリス、よく見るんだ、これが子供を大人にするものだ…」
「は、はい…」
エリスがフィーリアの側によるとその秘所からは奇妙な触手のような物体が二本も生えていた
うねうねと互いに自己主張しながら生き物のように蠢いている
リンダが触手に目を落とし、恐怖に取り付かれる
「そ、それはっ!!あっ!あくッ!!」
リンダが悪魔という単語を口にする前にミリアムは口を塞ぐ
フィーリアのもう一本の触手がズルズルと伸びてリンダの口に向かう
塞がれた口を再びこじ開ける
ヌチョ…と音を立てて触手ペニスがリンダの口に侵入した
141魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:02:31 ID:Qc//abmk
リンダは口の中の触手の感触に耐えながらも目線でエリスに助けを求める
エリスも視線を受けて困った顔をするが、おずおずとフィーリアに話しかけた
「あの…リンダさん嫌がってませんか…無理に大人になる場面なんて」
「エリス…成長することに我慢は必要なんだ」
「そうよ、エリス、大人になるって悲しいことなの…」
触手はリンダの口内をレイプする
舌、歯、歯肉などが触手の出す粘液でべとべとになる
その口の中の不快感にリンダはたまらず触手を噛もうとするが
ぐにゃとゴムのような感触と触手がビクンっと悦ぶだけだった

「さてこのまま銜えさせていても気持ちよくもないしとっとと出すか…」
「ええ、早くエリスに大人になる場面を見せないとね…」
リンダは触手を銜えたまま涙を浮かべ首を横に振る
「何を…出すんですか」
「ふふ、効き目抜群のおクスリよ…」
フィーリアの触手が震えるのがエリスには分かった
リンダに触手を通して何かが送り込まれているということも
ドクンッ…ドクンッ…
リンダは白目を向き触手から与えられる液体を飲む込んでいる


「もう十分じゃない?あんまし飲ませると壊れちゃうわ」
「む、そうだな」
チュポンと音を立てて触手がリンダの口から引き抜かれる
触手はしゅるしゅると膣肉の中に戻り秘所の触手は一本になった
そのかわりに太さと硬さが倍増しているのが見て取れた
リンダは糸の切れた人形のように倒れそうになりミリアムに支えられる
その頬は心なしかとても紅い色をしていた…
ハァハァと荒い息を吐きながらまどろんでいる様に見える
ふっと目を開け虚ろな表情で周りを見渡すリンダ
「あ…あれ、わたしは……なにを」
その両肩をミリアムが掴み後ろから耳元に囁く
「リンダ、これからあなたはフィーリアとセックスして
子供から大人に脱皮しなければならないの、分かるわね?」
「セックス…脱皮…」
その二つの単語が暗示のようにリンダの頭の中で繰り返される
彼女の理性が音を立てて溶けていく
リンダの視線がフィーリアの股間の一物に注がれる
それを見た途端リンダの心の中に言い知れぬ肉欲が沸いてくるのがわかった
早くあの太くて硬くて大きい物で壊されてしまいたい…
「はい…私、フィーリア様とセックスします…」
湯船から出ると石畳の上に寝転がり両手で秘所を広げて見せた
そこはまだ美しいサーモンピンクである
それを横から観察するエリス、秘所と言うのは子供を産むための
もっとも神聖な体のひとつと聞いていたが改めてみるとそこは涎のような厭らしい
粘液が垂れており、まるで生き物のように見えて薄気味悪く思った
「さぁ、ここからが本番だエリス、これをオマ○コにいれて種付けすることで
子供は大人になるんだ」
リンダの上にのしかかり秘部に触手ペニスを添える
歓喜を持って受け入れるリンダ
「ああぁっ…私のオマ○コにフィーリア様の熱い精液下さい…」
「ふふっ、焦るな、すぐに与えてやろう」
142魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:02:56 ID:Qc//abmk
グッと腰に力を入れ触手ペニスがリンダを貫く
太い肉の杭が一気に根元まで入り頭が一瞬で真っ白になる
なんの前戯もうけていない、ただ挿入しただけなのに凄まじい快感だった
さっき大量に飲まされた精液のせいだろうか…
「きゃはぁっん! いい!!気持ちいいよォォおっ!」
触手が膣内の出入りを繰り返し、その度に彼女は体を大げさに悶えさせた
膣肉は簡単に肉棒の侵入を許し、抜き差しされるたび
蜜穴からは愛液が搾り取られた
フィーリアの大きな手がリンダの乳房を揉みしだく、きゅんと心臓を締め付けられる感覚がリンダを襲う
たとえるならばチェリーを舌で転がしているような…
膣に与えられる快楽とは違った甘く切ない感じだった
手のひらの中で乳はまるで餅のようにその形を変える
乳首の先端をつね上げられればピュっとミルクが飛び散り
それを赤ん坊見たく音を立てて飲み干せられればリンダは声を上げて悦んだ
「ああアぁっ…フィーリア様…私…」
「いいんだ、お前はゆっくりとその快楽に身をゆだねろ」
「はい…」
何度も何度も膣内を出入りされたせいかもはやフィーリアの肉棒の
大きさも硬さも太さもリンダには完璧にわかってしまっていた
子宮の疼きは一層強いものとなる
こんな太いモノが自分の中に入っていることに驚きを覚えるとともに
快楽を与えてくれる肉棒に愛しさが芽生えてくるのだった
「英雄のチ○ポを銜えられてるんだ、嬉しいだろう
お前はずっと私に憧れてたんだからなぁ」
「はいッ!!フィーリア様のチンポをオマ○コに銜えさせていただいて
リンダは幸せものですゥゥっー!!」
フィーリアはリンダの尻を掴むとグィっと持ち上げる
二人は対面座位の体勢になり肉棒の挿入がより深くなる
鶴が撃たれたような声でリンダが悲鳴を上げる
膣肉に収まっている肉棒の熱が全身に行き渡り体中から汗を放出する
リンダに与えられているのは快楽だけではない
今まで足りなかったものが埋め合わされたかのような
充足感を彼女は味わっていた

「すごい、あんなに狭いのに…太い物がちゃんと入っていってる…」
女体の神秘にエリスはただただ驚くばかりである
リンダの秘所は大口いっぱいにペニスを飲み込んでいた
隙間から垂れ流される愛液が石畳の水と溶け合う
「ふふ、すごいでしょう、オマ○コはね、あんな太い物でも
ちゃんと受け入れて悦ばせることが出来るのよ」
「…オマ○…コ…」
「そうオマ○コ、そしてあの太くて硬い物がチ○ポって言うのよ…」
淫靡な単語をひとつひとつエリスに教えていくミリアム
「オマ○コ…チ○ポ…」
143魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:03:19 ID:Qc//abmk
手を使ってリンダの乳房を弄びながら、本格的に腰を降り始める
フィーリアの上で翻弄されるリンダは息も絶え絶えだ
「あ、あん…オマ○コ…気持ちいい…も…もう…ヒャメぇっー!!」
「くふっ、一緒にイクか?リンダよ」
「は、はいっー!一緒にイキましょうっー!!あああぁぁぁっっん!」
二人の運動が激しくなり、一瞬停止するとガクっと力が抜け石畳の上に倒れこんだ
それから死んだように浅く息を吐きながら情事後の心地よさに浸る

「い、今のは?」
「あれがセックスの奥義、オーガズムよ、性的快感の絶頂とも言えるわね
まぁ、二人は仲良くイッたってことよ」
「…セックスって凄いんですね…あんな…激しい…」」
エリスはセックスという初めての性行為に驚嘆の意しか表せない
「そう、そしてセックスをすれば皆仲良くなれるのよ、素晴らしいことだと思わない?
きっと醜い争いも苛めも戦争すらなくなるわ…」
ミリアムはうっとりと性行為の素晴らしさについて語る

フィーリアが目覚め、むくりと立ち上がった、その拍子に肉棒も膣から抜ける
リンダの膣からはヨーグルトみたく白濁色の精液がトロトロと零れ落ちていた
「お目覚めのようね、どう?気持ちよかった?フィーリア」
手についた体液を舐め取りながらフィーリアは笑う
「ああ、最高だったよ、ふふふっ、天使共の穢れないマ○コに
我々悪魔の闇の『種』を蒔いてやるのは何度やっても快感だな…」
「え…あく…ま…」
エリスが疑問を呈するのとリンダの体がビクンっと震えたのはほぼ同時だった
リンダの体がのっそりっと立ち上がるとその白い翼に
黒いインクを垂らしたような点々が浮き上がり徐々に広がっていく
それに合わせてニュルリと精液を注がれた膣穴からフィーリアと同じ
肉棒が顔を出した、精液に塗れて生まれたそれはやがて硬さを備えると天を突いて勃起する
頭部から二本の角が生え終えた頃、そこには天使のリンダではなく悪魔に変った者がいた
完全に変態を遂げると悪魔リンダはニヤっと笑った
「リ、リンダさんが悪魔に…フィーリアさん!!ミリアムさん!!」
「クスッ、なぁに?」
慌てて二人の方を振り向けば同じように悪魔に変貌した英雄達の姿があった
144魔天使 後日談:2008/10/12(日) 03:03:44 ID:Qc//abmk
「あ、ああ…そんなフィーリアさん、ミリアムさんも悪魔だったなんて…い、一体なにが」
自分を救ってくれた二人の英雄が悪魔だという事実にエリスは混乱する
いきなりリンダが悪魔になり、もはやなにが起こっているのかもわからない
そんなエリスをよそめにミリアムは淡々と説明する
「そう驚くことはないわエリス、私達元から悪魔だったのよ
そして今この本拠地で生き残っている天使を皆悪魔に変えようと思っているわけ」
「皆って私も悪魔にする気ですか?…」
エリスの言葉にミリアムは首を横に振る
「いいえ、貴方だけは特別、何があろうとあなただけは絶対に悪魔にしない
たとえ頼まれてもしないわ」
「ど、どうして私だけ?」
「そ・れ・は・秘密よ、あとそうそう私達のことばらそうとなんてしない方がいいわ
もしばらそうとしたら貴方の大切な天使が死ぬことになるわ」
「大切な天使って誰ですか!お母さん!?ラケルさん!?答えてください!!」
フィーリアとミリアムはただ薄く笑いながら去っていった
リンダは去り際にウインクする
「今度は私が他の天使に『種』付けするシーン見てね♪じゃあ」

一人残されエリスは呆然とする
頭をよぎっていることは悪魔達が天使達を取り込もうとしているということと
不思議とさっきのフィーリアとリンダのセックスシーンだった
エリスは自然と下腹が熱くなっているのに気づいた


続く
145名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 03:04:35 ID:Qc//abmk
次で魔天使の後日談も終わりです

今更気づいたんですが寄生スレなのに寄生シーンなくてすみません…
スレ住民の皆さんの寛大な心に感謝します!
146名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 03:13:46 ID:6bR4Tonf
リアルタイム遭遇キター
寄生が必ずしもニョロニョロしてるとは限らないんだぜ!
147名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 03:52:30 ID:frKddueQ
実にえろいなぁ。

……続くんだよね?
148名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 05:19:36 ID:PVfSFKL3
10年間ばれなかったのかよw
149名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 05:26:55 ID:Qc//abmk
>>148
そうです、とてつもなく巧妙に隠してたんですw
どうか深く突っ込まないであげてww
150名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 06:05:48 ID:wxXk5iGD
エリスは次で故郷に寄生するんだろう?
ラケルはヤコブの妻でフランスではトランプの
ダイヤのクイーンのモデルとwikiにあったが考えすぎか
ラケルの嘆き これは はてな
最後は皆でオムライス?
151名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 23:15:09 ID:EFCbRkuM
つうか、まだ天軍なんて残ってたんだなって方が不思議。
152名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 23:41:35 ID:Qc//abmk
ぶっちゃけ、設定に無理あったかなぁ?…
もしつまらなかったらつまらなかったとばっさり言ってくだされ

覚悟は出来てるから…
153名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 01:37:03 ID:0CjRY1Za
うるさい。
つまらないなんてことはない。
抜いた。
以上だ。
他に質問は?
154名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 01:41:11 ID:dzayl6pJ
GJ!ここまで来たらとことん書くんだ。
エリスの心の変化も楽しみだな。
155名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 02:39:11 ID:BEfz6MQK
あえていうならエロが少し単調かなって思ったけど
卑屈になられるのもうざいってもんよ
気にせずにどんと思う通りに書いて最後まで投下して欲しい
156名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 03:43:20 ID:mJa+OQaL
>>145
ああ、確かに寄生というよりMCか悪おちSSだな
157名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 06:13:46 ID:lWen6bvH
中編に寄生の描写があったので問題ナシ。
そして抜けたのでOK。
さぁ早く続きを書く作業に入るんだ。いや書いて下さいお願いします。
158名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 11:09:36 ID:GXX8Tv3w
後日談の次は別伝、外伝、異聞、拾遺、新、真、
Season2、読者は続きを待っているんだ、さぁ書け、書くんだ、
お願い、書いてくださぁーーーーーーーーーーーーい!!
159名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 22:24:58 ID:OnQLH1Zz
この高レベルなら、猛将伝商法も大歓迎だぜw
160名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 23:30:46 ID:sMrqsR69
PK商法でも大歓迎なんだぜ!
さらに別の触手に寄生されとかw
161名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 00:46:46 ID:4uqIcS9Y
なんか恋心が芽生えて、何とか会話したくて適当な女の子に寄生したら、
同じ相手を好きになっていたという話を思いついたが、このスレ的に明後日の方向にいってしまう・・・



ちなみに、好きな女の子に寄生したら、実は相思相愛だったというのも・・・





>>魔天使の人
続きを気長に待っています
162名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 03:05:01 ID:ofhPRNna
ひとこと言うならさ…ミリアム…


ヨヨの台詞をいうのはやめてくれる…ほんとマジで
163名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 14:36:19 ID:JWYG726g
最近スリザーって言う映画を見たが、あれも寄生物でしたな。
頭に寄生→乗っ取り→ゾンビ化だけど、ここ風にすると頭に寄生→乗っ取り→人外化→仲間を増やすために人を襲う、か?
まああの映画は最終的に本体と合わさり集合体になるって話だけど、ここ風にすると、大量の女性に寄生し乗っ取った後に本体に集まり犯されて無限快楽地獄に墜ちるとかかな?
164名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 03:47:36 ID:edBwAnJ0
>>162
「サラマンダーよりはやーい」
165名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 10:37:50 ID:yjUZSGP3
>>162
「ううん……思い出の場所なんかじゃない。だって……わたしたち……これからはじまるんですもの」
166名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 11:42:34 ID:s0GzZFdW
みんな、いままで、ありがとう。でもわたし、もう戻れないの。
楽しかったあの頃に。
雑談 ふたば、画像交換 思いもよらなかったあの頃
でも きっとそれはいいことなの。
みんなにとっても わたしにとっても。 わかるかしら?
167名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 16:49:24 ID:jv4IpMWq
>>166
わからないよ
168FBX ◆4gA1RyNyf. :2008/10/15(水) 17:59:11 ID:CrvhMQbc
ご無沙汰です。

色々と考えたり妄想したりしているですが、形に出来ない苦しみを味わっていますOTL
とりあえず手を広げすぎるのも問題なので、途中になっている魔女伝説なんかを
先に書き上げたいとは思ってますけど・・・
まだ暫くは先に進めないかもしれません。
インスピレーションというか、閃きはあるんですがね。
待ってくださっている方には申し訳ないです。

最近のネタ閲覧履歴:キシン流奥義、Zwei2、チルドレン
169名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 22:51:51 ID:8Qm6CQta
俺らは本当にヨヨが好きだな
170名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 23:52:49 ID:N2I0TeZS
不気味な(ヒューベリオンとか)神竜に寄生されて虜になる娘(ヨヨ)

……これはこれで(ジュルリ
よっぽどプレイヤーの方が(召喚の威力の)虜になってる気がするけどな。
171名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 00:03:01 ID:GyBNY4Qo
ダイの大冒険の文庫版立ち読みしてたんだけどさ

21巻ラストから22巻にかけてマァムが乗っ取られて操られるシーンがあったな
思わず興奮しちまったぜ
172名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 00:26:20 ID:cbNGqDq9
>>171見て思ったがここの住人って憑依属性持ってる人も居そうだな
173名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 01:12:20 ID:iSV1U8QW
呼んだ?
マァムが乗っ取られるところには割とお世話になったぜ
174名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 01:21:20 ID:cz6uHGr1
FF5のメリュジーヌとかも良いぜ
175名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 01:31:51 ID:AtsJSWar
>>171-173
そのシーン目当てで通常版34巻をブックオフで買った俺ゲイル(元阪神)
176名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 01:54:08 ID:SZM6J8xG
>>168
FBX様キター
お久しぶりです。
気長に待っていますよ。
177名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 06:29:28 ID:yD+EYnMI
>>166
携帯厨はどっか行け、ですね?











チックショーー!(涙流しながら全力で現実から逃亡
178名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 08:39:35 ID:G817XJse
>>174
メリュジーヌ戦で初めてゲーム中にフル勃起させてた小学生の俺
あの頃は純粋にゲームを楽しんでいたというのになんということをしてくれたんだ!
おかげさまで寄生や憑依属性持ちになってしまったじゃないかありがとうスクウェア!!
179名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 15:17:45 ID:cbNGqDq9
マァムが乗っ取られるシーンだけうpしてみた、明日には消します
パスは「hyoui」

ttp://www1.axfc.net/uploader/H/so/59783
180名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 20:43:59 ID:aVS9aSro
ちょうど立ち読みしてきて先におっきしてきた俺は

勝ち組
ニア 負け組
181名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 11:01:34 ID:qG8ztUbV
ちくしょう消えてやがる・・・・遅すぎたんだ・・・!
182名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 14:18:12 ID:pW0uqhx3
>>174
関係ないけど最近女性型モンスターとか寄生とか憑依のあるRPGって無いよね
寄生とか憑依は…あるやつが元々少ないけど
183名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 20:36:22 ID:orHQ2Faa
(*´ー`)ふぅ・・・
184名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 02:04:43 ID:4hy1uefP
何らかの理由でCEROに引っ掛かるんじゃないかと予想
185名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 05:24:00 ID:uN1BsFe4
悪堕ちとかならよく見かけるけど

規制規制でがんじがらめの世の中だからな
186名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 08:01:37 ID:f1KPpE/8
クソッ!なんて時代だ!
187名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 09:10:15 ID:w8QvFwvU
え?寄生寄生でがんじがらめですって?ゴクリ
188名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 10:58:16 ID:4hy1uefP
長ーいにょろにょろに全身拘束された上でゆっくりと潜り込まれるわけか
189名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 12:15:40 ID:y2JCoT84
寄生や憑依に(ちなみにヒドゥンで)目覚めた時は、自分がとても変態になってしまったとかなり
へこんだものだが、今ではすっかり開き直ってネット小説やらあさってる始末、まぁネットを
知らないままだったら今でも罪悪感にさいなまれてただろうけど
190名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 21:07:48 ID:vYyRMCV+
そろそろ目玉にみつめられたいです
191名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 21:18:33 ID:nPnXqkpu
機械仕掛けの触手モナー
192名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 21:29:21 ID:GdD0fSLE
魔女の伝説も聞きたいです
193名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 22:26:03 ID:4hy1uefP
魔法の騎士殿の活躍も期待
194名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 22:55:54 ID:GdD0fSLE
結論:SS投下しろ
195名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 03:47:15 ID:BkD+QdgH
く、苦しい、え、SS切れの禁断症状が・・・
もうSSがないと生きていけない身体なの、
優しいあなた、ねぇお願い、と、投下して!
このままじゃあたし・・・
196名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 05:46:43 ID:WA9pG5Og
つ SS






↑二匹の寄生虫
197名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 12:25:18 ID:OdOsJd+l
>>195

このままにしたらどうなるんですかね?
ギリギリまで待たせた方がイクのも凄いかも。
198名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 17:20:09 ID:myNOWa+w
……えと、後編未完成の前編のみのSSが出来たのですが……この流れは投下したらマズイのですかね……?
199名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 17:27:26 ID:Q1+0RPpk
……何故そう思うの?
私たちは、いつも全裸で股間を濡らしながらご主人様のお情けを待ち続けているのよ?
200名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 17:34:47 ID:947pFCNr
>>198
いや、餌としては重要だろうw
苗床が無ければ増殖以前に生存ができなくなる
201名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 18:07:55 ID:zhiFu3eL
投下は大歓迎なのだが
前編だけで後編投げっぱなしジャーマンとかされると>>195みたいなことになってしまう
つまり俺達はいつまでも待つからぜひ完成させてくださいお願いしますってことだ!
202名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 20:34:49 ID:7KojT/oz
最後までちゃんと寄生してくださいね
203名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 20:42:00 ID:iV1/Bt5K
>>202
最後まで寄生しなくとも共存という道がある
204198=初ヶ瀬マキナ:2008/10/20(月) 22:50:18 ID:RO9WKQrz
ふぅ。ようやく書き終わりました。

下手をしたらスレ違いかもしれませんが、作品を投下させていただきます。
前編後編言っていたけど面倒なので一気に投下しちゃいます。長かったら済みません。
では。
205『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 22:51:37 ID:RO9WKQrz
「くしゅんっ!」
「ちょっと春南(はるな)!今日何回目よ!」
学校で七回、家で二十四回。合計三十一回。そして今のを合わせて三十二回。流石にこれだけの回数連続で大きなくしゃみをしたら、瑛ちゃんに叫ばれるのも仕方がない。
「ご、ごめ……瑛ちゃ……っくしゅん!」
三十三回。むずむずする鼻をティッシュで押さえながら、私は涙目で瑛ちゃんに本日三回目のごめんを告げた。
今朝から突然始まったくしゃみ。熱は全く無くて気だるさもゼロ。なのにくしゃみだけはやたら出る。一体どういう事なんだろう。
ひとまずお母さんは、学校帰りに耳鼻科に寄るように言ってた(学校の授業は必ず受けなさいって考える人だから)。けど、ねぇ……。
「あぁもう……ほら、私のティッシュ、多分今日は使わないから一袋あげるわよ」
「あ、ありがと……くちっ!」
あぁ……鼻がボロボロになりそうだ……。どうしてこんなにくしゃみが出るの!?って嘆いたところで止まるわけでも無し。
授業中は何とか声が抑えられたけど、そちらに集中しすぎたせいで聞き漏らすし……。学校に行ったけどこれじゃ本末転倒だ。
「いい?学校が終わったら必ず耳鼻科に寄ること。保険の富竹先生は今長期外出中だし、臨時の紅崎先生は今シエスタ中だし」
富竹先生……保険医としてそれはどうなのかとすんごい問い詰めたいけど、当人不在じゃどうしようもないのが実際だしね……。
それに紅崎先生のシエスタを邪魔した人がどうなったか、嫌な噂を聞いてしまっている以上は、選択肢から除外せざるを得なかった。
「はぁい……」
瑛ちゃんの心遣いに済まないという気持ちで一杯になりながら、私は鼻水が止まらない鼻を授業中ずっと押さえるのに必死になっていた……。

学校で口にするのも悲しくなるほど散々な時間を過ごした後、私は近所の耳鼻科に足を運んだ。
アレルギー治療に定評がある事でも有名な耳鼻科で、休日には大挙してアレルギーに悩む人が押し寄せるらしい。
「っくしゅんっ!」
止まらないくしゃみに苦しみながら、ドアノブに手を掛け、中に入る。有名だから相当待つんだろうなとか考えて少しブルーになったけど……。
(………あれ?)
平日の午後だからだろうか。それともたまたまなのか、待合室には誰もいなかった。事実上の待ち人ゼロ。
受付の人は……と少し辺りを見回すと、こう書かれた看板が一つ。
『御用の方は、こちらのインターフォンを押して下さい。すぐにスタッフが参ります』
206『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 22:52:42 ID:RO9WKQrz
……あれれ?前評判と違うぞ?と少し引き返したい衝動に駆られたけど、今の時期は花粉症とは縁遠い。
早々アレルギーでやって来る人は居ないんだろうって考え直して、受付カウンターに置かれているインターフォンを押した。
何ら代わり映えしない音とほぼ同時に、扉の奥から出てきたのは、パッと見20代後半だと思う看護士の女性。
「診察券と保険証の提示をお願いします」
促されるままに、診断書を前に提出する。それを受けとると、看護士さんはそのまま診察室へと入るよう私に言った。
準備の時間が必要ないのかな?そんな疑問もあったけど、
「――くしゅんっ!」
早く診察してもらいたかったから強引に疑問を押し潰して、診察室に入ることにした。

「いつ頃からだい?」
「今朝からで……くしゅん!」
「今までにアレルギーは?」
「ブタクサくらいです。食べ物は全く無いです」
「最近遠出したことは?」
「……無いですね。この町内だけです」
「そうか……ふむ……」
訊かれたことを逐一カルテに書き込んでいく富良野先生。件の名物医師だ。
どんなアレルギーでもたちまちに治してしまうという……噂はわりと誇張されるものである。
ただ噂にはプラシーボ効果なるものがあるから、噂も嘘にはなりづらいものがあるけど。
「ん……そうだな」
富良野先生はカルテに何か書きながら頷くと、机の中から処方箋を取り出して、お茶菓子を出すような気軽な口調で話し始めた。
「この程度のアレルギーなら、これを飲めば二日もあれば治まるよ。富良野診療所特製の薬湯だ」
果たして袋の中から出てきたのは、抹茶のように緑色の粉末が入った薬包紙(密閉されている)が何袋か。
「これをお湯に入れて一日三回飲めば、調合された多数の薬草が、春南さんの持つ体の抵抗力を高めるんだ。味は……ちょっと苦いかもしれないけどね」
そうにこやかに告げながら、先生は私に薬湯のもとを入れた袋を私に優しく手渡す。まるでそれが先生の人生の中で一番大切な物であるかのように。
「………くしゅん」
一連の流れに、私はただ唖然とくしゃみをするしかなかった。軽度のアレルギー?これで!?
……でも名物先生の発言なんだろうからそれが真実なんだろう……多分。人の苦しみなんて他人の目からしたら大したことなかったりするから……。
あとは激流に身を委ねさせられたようにただ流されていく……。
207『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 22:55:37 ID:RO9WKQrz
―――――――――――――

家に帰り、お母さんに事の顛末を説明して、薬湯のもとを見せた。
富良野診療所のネームバリューが凄まじいせいか、あっさりと受け入れたけど……少しは怪しいとか思わないのかな?アレルギーはそんなすぐには治らない、とか。
でもそうお母さんに言ったら、
「世の中には、プラシーボ効果というモノがあってだね……」
……信用していないなら素直にそう言ってよ……。

薬湯の味は……何と言うか、微妙。そこまで苦い、ってわけじゃなくて、寧ろやや甘いような、でも後味は殆ど無くてあっさり体に染み込んでいくような。
二度と飲みたくないというわけでも、もう一度飲みたいとも思えない、そんな、微妙としか表現しようがない味だった。
途中、微かに何か固いものが喉に触れた気がした。けど……触れた瞬間にその感触がなくなった事から、大して気にならなかった。
「………っくしゅん」
まだ、くしゃみは出てる。まぁでも、薬を飲んだからってすぐには効くわけじゃないよね、と思い直して、私は机に向かって出された宿題を進めることにした。
くしゃみで何回も中断させられたけど、何とかすべて書いた(合っているかどうかは別として)。目覚まし時計を確認すると、良い具合に普段の就寝時間。
「……ふぁ……っしゅ」
くしゃみで眠れるかどうか心配ではあったけど、体を布団に横たえ、目を瞑る。そうすれば……意識する間もなく、全身から力がくったりと抜けてしまった。
連続でくしゃみしたことの疲れが出たのか、脳が必死で私を眠らせようとしているみたいだった。
「……しゅん」
小さくくしゃみをした直後、私の意識が一気にブラックアウトした。まるで、眠りの合図をくしゃみがしたみたいに……。

―――――――――――――

うっすらと目を開けると、そこは不思議な場所だった。
地面は全て木の根のようなもので覆われていたけど、硬さはそこまで固くない。
むしろ寝転がったら受け止めてくれそうな、ウォーターベッドのような柔らかさをしている。
周囲の風景はうっすらと木目が入った膜で覆われていて、光を和らげて私に浴びせかけてくれる。
膜は裂けた木の枝の間に張られていて、外の風に揺られて靡いている。
膜越しに私に届いた風は、樹液のほんのりとした甘さを含んで体へと染み渡っていた。その香りが、私には堪らなく愛しく思えたのだった。
208『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 22:59:57 ID:RO9WKQrz
と――頭の後ろで何かが響いた。まるで心臓の音のような――力強い音。その音に合わせるように、私の体が前後に揺れる。
揺りかごの上でうたた寝しているような、何も考えず、全身を他のものに預けている気持ち良さ……。
漏れてくる日の光も、α波を投げ掛けてきて……。
私は、開きかけた瞳を、またゆっくりと閉ざした。暫くして、風の音に混じるように、寝息がすぅ、すぅと木と膜で包まれた空間の中に響く。
その音に混じって、時折しゅるしゅるという音が響いたけど……私は気付かなかった。
ただ……体の中がむずむずした。もどかしいような、でも張り裂けそうな、そんな感じ。
それは私の頭の後ろから、首の方へとゆっくり広がっていく……。

――――――――――――――

「………っしゅん」
くしゃみで始まった夢は、くしゃみがきっかけで終わりを迎えた。
よく考えたら、不思議な夢だったと思う。どこにいるのか分からない場所に閉じ込められていて、ただゆらゆらと日溜まりの中揺られていた夢だったから……。
「………」
時計を確認する。いつもだったら大体ギリギリ間に合う時間に起きるところなんだけど……?
「……6:40?」
学校にいくには余裕すぎ、でも家で何かをするにはあまりにも時間がない。二度寝するほどの時間の余裕もない、そんな中途半端な時間だった。
にしても、くしゃみで起きたというのに、しっかり熟睡していたということだ。案外私も神経が図太いのかもしれない。
どっかの作者は震度四程度の地震じゃ起きなかったっていうから、それよりかはマシなのかもしれないけど……。
「………」
このまま布団にくるまっていてもどうしようもないので、私は起きて学校に行く準備をすることにした。
教科書と筆箱を鞄に放り込んで、制服に着替えて、早々にリビングに入る。
朝のニュースを見ながら、前から気になっていた一部女性共通の悩みをどうにかするために牛乳を飲む。これが時間ギリギリでもいつもやっている習慣だ。
悲しいかな、私のそれはいろはのいだったりするわけで。アベツェのアだったりもラシドのラだったりもするわけで。
そんなわけで、いつものように冷蔵庫を開いて牛乳を手に取ろうとした私だった……けど。
「………あれ?」
私が気になったのは、その隣にあるアルカリイオン水。瓶に入った白濁した液体よりも澄んでいて、見ているだけで心が現れそうな透明。
地下より湧き出した命の源。その味は――?
209『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:03:34 ID:RO9WKQrz
……今、私何を考えていたんだろう。それよりも、今は牛乳を飲もう……そう伸ばした手は、あろうことか2Lのアルカリイオン水のペットボトルを掴んでいた。
漏れてくる光に照らされてキラキラと光るアルカリイオン水。

「………くしゅん」

……あ、そうだ……飲まなきゃ……。
何かに突き動かされるように、そのまま未開封のキャップを開いて、飲み口からそのまま水を私の体の中に流し始めた。
大量の綺麗な水が、私の体の中を流れ、染み渡り、巡っていく。体の底から、自分というものが洗われていく感じがする。
その感覚がたまらなく気持ち良くて、さらに水を飲んでしまう。
気が付けば、2Lの水を全て体に入れてしまっていた。今私の手には、空っぽのペットボトルが一つあるばかり。
「あ……」
何かがおかしかった。そこまで喉が渇いたわけでもない。別に水を飲みたかったわけでもない。
でも――実際、私はアルカリイオン水2Lを手に取り、それを飲み干してしまった。
にも拘らず、水っ腹と言うわけでもなく、寧ろどこか満たされたような、そんな心地好い満腹感にも似た安らぎが私の中を巡っていた。
「………くしゅん」
そうすると、またくしゃみが気分をぶち壊す。どうしてこんなタイミングで出るのか。昨日よりは頻度が少ないとはいえ、辛いことには変わりない。
昨日もらった薬湯を飲もうと、袋を取り出し、水に溶かした。
そのまま、青汁よりも緑緑した、健康に良さげな(……良さげな?)液体を、一気に飲み干した。
心なしか、昨日より苦味が少ない気がした。

――――――――――――――

「……絶対何かおかしいよ……」
朝御飯は喉を通らなかった。と言うより、お腹すら全く減っていなかったのだ。お母さんには「もう自分で食べたから」って事にして朝飯を抜いてもらった。
空のペットボトルをバッグに仕舞い、ストックの水を冷蔵庫の中に入れて、弁当と薬湯の元を鞄に入れて、そのまま学校へと向かった。
「――わぁ……」
空は雲一つない晴天だった。光が真っ直ぐ、私の体を照らすように降り注いでいる。
刺さるような感覚よりも、柔らかく暖めるといった表現の方が似合いそうな日光に、私は気持ち良くて思わず目を細めて大あくびする。
このまま地面にころんと寝転がったら気持ちいいだろうなぁ……なんて、朝の眠気が抜けきっていないような事を頭の片隅で思い浮かべたりして。
210『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:07:27 ID:RO9WKQrz
徐々に涼しくなる風が、太陽で適度に熱った体から、程よく熱を奪って逃げていく。
頬や、半袖から突き出した腕を労るように擦りながら何処かへと向かっていく風に、
私はくすぐったさやもどかしさを感じながらも、何となく楽しいような、嬉しいような気持ちになった。
(……バソウ……ヤソウ……)
ふと、何か声が聞こえた気がした。誰かが呟いたのかと辺りを見回したけど、だれもそんな人はいなくて。
「……」
幻聴だとしたら、耳鼻科にも行かなきゃならないな、と大して何も考えず、爽やかな秋晴れの朝、私はゆっくりと学校へと足を進めていった。

「……っくしゅん」
「随分一気に治まったね、春南」
四時間目が無事に終了し、昼飯時になって小さく一回。これが今日の私の学校でのくしゃみの回数だ。格段に減っている。
瑛ちゃんは治ってきたのに安心するやら回復力に呆れるやらその他諸々の感情を詰め合わせたような一言を私に告げると、箸を手にとって弁当を食べ始めた。
「そうなんだよね〜。やっぱりアレルギーだったらしくて。富良野診療所に行ってお薬をもらって飲んだら……、気付いたら治まってきてたみたいで……」
口を動かしながら、私は弁当箱を開いていく。朝御飯をそのまま昼御飯にした感じのお弁当だった。
肉がやや多めなのは、多分私の――と言うより今の世代の好みに合わせたんだろう。そこまで私に好き嫌いはないからだ。
けど……弁当を目にした私の心に浮かんだのは、得体の知れない嫌悪感だった。
(あれ……?何でだろう……食べたくない……口に入れたくない……?)
切り刻まれ火を通された焦げ茶色の肉。水気を失ってやや萎れた野菜。
逆に水気を吸いすぎてブクブクに膨れた米。その何れもが私の心に表現しようの無いざわついた感触を与えていく……。
無意識のうちに、私の手は弁当箱を閉じ、再び元あったように仕舞おうとしていた。
「あ、あれ?春南、どうして弁当を仕舞うのさ?」
当たり前のように私に訊ねる瑛ちゃんに、私は静かに言った。
「……あまり、お腹が空いてなくって……」
「そんな、食べなきゃ午後持たないよ?」
心底心配そうに私を労る瑛ちゃんに、私は大丈夫と何回か告げて、仕舞い終わった弁当をバッグに入れて、喉が渇いたと一言、水道の在処へと向かった……。

水道には、高校としては珍しくうがい用のコップがあったりする。しかも、わりと大きめのものだ。
211『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:08:35 ID:RO9WKQrz
私はそこにウォータークーラーの水を注ぎ、薬湯の元を入れた。軽くかき混ぜて、一気に飲み込む。コップに少し付着した余り物も水に溶かし直して流し込んだ。
舌に触れる薬湯のさらっとした感触、味蕾から体の中へと浸透していく甘露……。
先程まで感じていた嫌悪感の一切を吹き飛ばす程に、この薬湯は私にとって美味しく感じられた。
最初に飲んだときに感じた苦味は、今は全く感じなかった。
兎に角――甘くて美味しい、まるで砂漠で飲む冷えたミネラルウォーターのように、体の芯まで生き返る心地を味わっていた。
自然と私の体は喜びにふるふると震え、目尻には幽かに涙すら浮かんでいた。
しゅるしゅると、背中の方で音がして、ぐにぐにと何かが体を掘り分けるように進んでいたけど、喜びの野原にいた私はその事に気付かなかった……。
幸せな気分に浸りながら、私の足は自然と日が差す場所へと向かっていく。
日当たりのいい水道前、向日葵のように太陽に向かって立っていた私が我に還ったのは、携帯が体を震わせて自己主張した時だった。相手は瑛ちゃん。
『どこ行ってんの!?あと少しで授業始まるよ!』
最後の文を見終わった直後に、私の視点は右上の時間へと移り――石化。
相当の時間立ち尽くしていたらしい。私は携帯を取り落としそうになりながらも、猛ダッシュで教室へと戻っていった。

「全く……本当にどうしたのよ、春南」
教室に帰ると、早速瑛ちゃんからのお小言。仕方ないけどね。
「ごめんごめん……」
いつも通りの口調で謝る私。瑛ちゃんは呆れ顔。出てから長時間経っているのに、連絡の一つもしないから当然だ、ともう一謝りした。
「まったくもう……まだ本調子じゃないんでしょ?また発作でも起こしたんじゃないかと思ったわよ……ねぇ、聞いてる?」
病み上がりの私を気にかけてくれていた瑛ちゃん。勝手に出ていって日の光を浴びていた私をずっと心配してくれた瑛ちゃん。私は――。

(……バソウ……カソウ……ヤソウ……)

――とくん。
(……?)
何だろう……心の底で、何かがわだかまってる……もどかしいような……切ないような……恥ずかしいような……。
「………」
瑛ちゃんの顔……今まであまり気にしてなかったけど……綺麗だな……。
「――ねぇ、ねぇ!春南!」
「……わっ!」
え?今、私、何を考えてた――!?
「春南……本当に大丈夫なの?」
「え、あ、だ、大丈夫、大丈夫だよ。あは、あはははは……」
212『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:09:22 ID:RO9WKQrz
訝しげな瑛ちゃんの言葉に、私は誤魔化すように笑う事しか出来なかった……。

残りの授業を終えた私は、心なしかいつもより重たい体をもて余しながら、早々に家に帰ることにした。
「ねぇ春南……本当に大丈夫なの?」
隣では瑛ちゃんが私の事を心底心配そうに尋ねてくる。嬉しいけど……何か、申し訳ない気がした。
「大丈夫……だよ」
声の調子から、大丈夫ではないと思われてしまうかもしれないけど、こう言うしかなかった。
案の定、瑛ちゃんはさらに心配そうな顔をして、私に速く帰るよう薦めてくる。これだけ気にかけてくれる親友に、私は何も返してあげられていない……。
――とくん。
同意するように、心臓が音を立てた。そうだよね。何を返せばいいんだろう……。
「……えいちゃん?」
「何?春南」
……今はまだ何も返せない。だから――。

「……ごめんね……ありがとう」

「?当たり前じゃない。友達が友達の心配するなんて当然の行為でしょ?謝る必要も礼を言われる必要も無いわよ」
ぽん、と肩に手を乗せる瑛ちゃん。その手の暖かさ、柔らかさに思わず目を細めてしまう私だったけど、心の中で首をぶんぶんと大きく振って、顔色を元に戻した。
そのうち、いつか……一杯返してあげるから……今は感謝の言葉だけ……。
夕焼け空は、そろそろ濃紺の夜空にバトンタッチしようとしていた。もうすぐ涼しい風が私達の体の隙間を通り抜けていくだろう。
だから……まだ暖かいうちに、私達は別れ、それぞれの家路についた。

――これが、私と瑛ちゃんの、人間として交わした最後の会話だった。

――――――――――――――

「ただ……い……ま……」
家のドアを開けた瞬間――私の視界は反転した。
「――!――!――」
家にいる誰かが、何か私に叫んでる……その声すら遠い……。
背中に……何か固いもの……?これは……床だ……フローリングの廊下……ああ……冷たい……。
腕が……脚が……体が……動かない……まるで……私のもの……じゃない……みたいに……。
「――――」
何かぼそぼそと聞こえる音すら、遠ざかっていく……。
とくん……とくん……。
心臓の音だけが、頭に響いていく……。やがて……。
しゅるしゅるにゅる……。
何かが這い回る音が頭の中に大きく響いて……私の意識は途切れた。
213『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:12:41 ID:RO9WKQrz
――――――――――――――

「(……ん……)」
目を開いたとき、私は昨日の夢で見た場所にいた。
柔らかな木の根の地面に、風にたなびく緑色の薄い膜。天井は緑緑した葉っぱで覆われている場所。
常に日が燦々と照り注ぎ、膜を通した優しい暖かみが肌から体をポカポカと満たすように広がっていく……。
時おり生きているように上下に動く根っこは、うねうねと私の体を揉み解して、体に残った無駄な力を解きほぐしてくれる……。
まるで自分が根っこの一部になってしまったかのように、私は体の全てをうねうね動く根の床に委ねていた……。
……どくん……どくん……
「(……ん……?)」
頭の中に……何かが入ってくる……?ゆっくりと、染み渡るように……。同時に、しゅるしゅると、体の中で音がする。お腹の辺りが、麻酔でも打たれたように鈍く、ほんわりとしてくる……。
見ると、根っこの動きが確かに変わっていた。うねうねとうねる動きは収まり、代わりに管が膨らんでは萎む動きに変化していた。
そして膨らみはどんどん私の方へ進んでいて……。
「……んあっ……」
私の横を膨らみが通り過ぎて数秒経つと、今度は背中から、私の中に何かが注ぎ込まれる感覚がした。仄かに暖かかったそれは、何かを伝って私の体の隅々に行き渡っていく……。
「……んんぅ……ぁっ……」
注がれた場所に向けて、体の中で何かがぐにぐにと動いている……。得体の知れないものが、体の中を蹂躙しているというのに、心がそれをさも当然の事のように受け止めていた。それどころか――、
「んんっ……んはぅ……あふぅ……」
少しずつ、体の中がもどかしさを感じ始めていた。這い回る何かの場所に合わせるように、何か物足りないような、刺激を求める衝動が沸き上がっていく……。
次第に肌が敏感になっていき、そよ風にすらぴりぴりとした刺激を感じるようになった頃――!?

ど  く  ん  っ

「はきゃ――」
体が跳び跳ねてしまうほどの、鈍く、だけど大きな衝撃。それに合わせて、私のお腹が突然大きく膨らんだ!
それも何か、管のような輪郭を幾つもはっきりと見せつけて。
あまりにも強烈な衝撃に、脳の処理は限界値を遥か越え、声を出すための息が一瞬つまってしまった。
息も吸えない衝撃を私に与えた管は、そのまま私のお腹の中を、私自身に見せつけるかのように蠢き始めた!
「ぃはぁっ!ふあっ!ふゆぁっ!ふぁっ!ふぁぁぁぁぁぁっ!」
214『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:13:59 ID:RO9WKQrz
お腹の中で、何かじゅるじゅるする音が聞こえる……管が、中で擦れ合っているんだ……。
にゅぷにゅぷとぬるぬるする液を潤滑剤にして管同士が、管とお腹が触れ合う感触が、私の体に言い様の無い程の快感を刻み込んでいく……!
十万ボルトの電流を流し込まれたかのような、あるいはガソリンを垂らした導火線に着火したような破壊的な衝撃が連鎖的に発生。
意識は手放す寸前のところでとどまってはいたけど、体の方は既に私の手綱から外れていた。
「あはぁっ!はぅあっ!ぁあっ!ああああっ!」
三日月状に仰け反り悶える私の背中は、無数の根っこのようなものが生え、回りの蔦や根に巻き付いて体を固定して、
ある距離より私の体を膜に近付かせないようにしているようだった。
その引っ張られる感触すら、体に張り巡らされたあらゆる快楽神経を直に握られるような快感を誘発して、私は身を縮こまらせて悶える羽目になった。
幾度も重なる神経を焼くような刺激に、私の瞳は涙を垂れ流したまま光を失って、だらしなく開いた口の端からはやけにねっとりとした涎がゆっくりと垂れていった。
時おりお腹の中の管状の何かがもごもごと動くと、スイッチを入れた例の器具のように、体全体がガクガクと痙攣し、それに合わせて何度も私はイッた。
下の唇からは粘っこい液体が押し出されていく。とろとろと、私と根っこの間に小さな滝を作っていく……。
何かがしゅるしゅると私の体の中に伸びていく。そのもどかしくむず痒い感覚すら仄かに気持ちいい。
「あはぁっ!はぅあっ!ぁあ――んごぉっ!」
叫び続けた喉を塞ぐように、何かが伸びてくる。
食道を押し広げて進んでいくそれは、気管支や肺、鼻へと枝分かれをさせながら口の中へ行き着く。そのまま舌に管状の体を巻き付かせ、軽く締め付けていった。
「――ッ!――ッ!――!」
私の絶叫を喉の奥に押し留めたまま、管は口の中でも自由に動き回る。次々と溢れ出る管が口内を満たし、お腹の管と同じようにグネグネと蠢き始めた!
管はぬるぬるした粘液で被われていて、動く度に歯の裏や唾液腺、口内粘膜や舌の表裏関係なくまるでパンに塗るマーガリンのように拡げられていく。
味蕾はその粘液を――甘いと感じていた。まるで花に蓄えられた蜜のように――。
「――ッ!――ッ!」
ハムスターのように膨らんでは萎む頬。それが膨らみ続けている。そろそろ、要領の限界が近付いてきていた。にも拘らず、私が感じていたのは――快楽。
215『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:17:53 ID:RO9WKQrz
痛みが全てそれに置き換えられているような、そんな気さえしてきた。それすら本当に幸せなことのように思えた。
「――ッ!――ッ――」
もごもごと、唇の裏にも管が入り込み、粘液を塗りたくっていく。そして全て塗り終えた瞬間――!

ずぽんっ、と鈍い音を立て、緑色の蔦が、私の口から顔を出した。

「(あ………♪)」
涙でぼやけた視界の先に映る緑色の管は、まるで私を誘うようにくねくねと動いていた。
ぼんやりと手を伸ばして、黄金色に濡れた表面をなぞる。ぬるぬるとすべすべが気持ちよく合わさったような手触りに、私は思わず目を細め、体を震わせた。
まるで、背中でもなぞられているかのように、蔦が感覚を伝えてきたのだ。
蔦はそんな私の腕とじゃれ合うように、体を絡ませてくる。まるで顔のない蛇のように、巻き付いて指の隙間から腕全体にかけて隈無く蜜を塗り込んでいく。
「(あ……あは……♪)」
塗られた場所から、体がじんじんしてくる……。これが全身に広まったら……そう思ったところで、お腹の管が動いて、また私はイッてしまう。
ごぽりと音を立てて、愛液が再び溢れ出す……心なしか、その色が段々黄色に近くなっている気がした。
私の口から出た蔦は、腕全体に蜜を塗りつけた後そのまま体の上を這っていった。
首元に巻き付いてから、肩甲骨、鎖骨、肋骨を締め付けない程度に優しく巻き包んでいく。
私のあまり大きくない胸も、管でぷっくり膨らんだお腹も、全てを蜜と蔦で覆っていく。
優しく肌と擦れ合う度に、静電気にも似た感覚が広がっていく。まるで、体が纏う殻を少しずつ剥がしていくような……。
「(あはぁ……っ♪)」
私の陰唇は蕾のようにぷっくりと膨らんで、花開くときを待っているようだった。時折愛蜜が推し広げるけど、すぐに閉じてしまう。
入り口の向こう側では、大量の管が相変わらずぐにゅぐにゅと動き回っているけど、こちらに出てくることはなかった。
お腹の中が居心地がいいのかもしれない。何となく、暖かい気持ちになった。
お股より上の皮膚を全て覆い尽くした蔦は、何か躊躇するように……あるいは眺めるように、先端を私の淫らな蕾に向けて、蛇のように鎌首をもたげていた。
ぬちゃ……と音を立てて、蔦の先端が開く。花にはなり得ない、栄養豊かで厚い肉が満たされている中身からは、とろりと濃厚な黄金色の蜜が溢れ出していた。
216『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:19:43 ID:RO9WKQrz
それが、私の下の唇に落とされ、微かに開いた隙間からゆっくりと、体の中に流れ込んでいった。
「(――ふぁぁっ!)」
反応は一瞬だった。お腹の中にいた管が、我先にと蜜に押し掛けてきたのだ!ぎゅるぎゅる、ぬぢゅぬぢゅと盛大にこねくり回る音が、お腹の皮膚越しに轟く。
「(ふぁうっ!ぁあうぁあっ!ぃああああっ!)」
飽和していた快感の、さらに上をいく刺激に、私は再び達してしまう。空に吹き出す潮を押さえつけるように、蔦の先端は開いた口を私の陰唇に近付けていき……そのまま覆い隠すようにぴったりとくっついてしまった。
秘部の中へと、濃厚な蜜を送り込んでいく蔦。その蜜はどうやら、私の中から出ているらしい。私を包む蔦の所々が一回り膨らんでは萎んでいく。
その膨らみは私の口から出ているらしく、膨れた蔦が体の内側から触れる度、秘部の蜜に愛蜜がブレンドされていく。
体の水分が、全てそちらに変えられてしまっているかのように……。
お腹の中で動く管は、膣口から微かに顔を出しているらしく、
蜜がぐちょぐちょと撹拌される音と、膣壁を直に擦る刺激が、耳元でクラッシュシンバルと銅鑼を同時に鳴らされるように、私の脳を直撃していた。
もう、私に思考能力はほぼ無くなっていて、与えられる刺激に反応して全身を震わせるだけの存在になっていた。
「(……あ……♪)」
口の端から、トロリと唾液が下に落ちていく。その色は、完全に黄金色をしていた。それに気付かずに私はただ、目の前の蔦をぼんやりと眺めていた。
そのまま――

――ぐちゅ。
お腹の中の管が蔦の中にその身を差し入れた瞬間――

「(――あ――)」

――私の中で何かが反転した。

――――――――――――――

――飛ばそう――
花粉は飛ぶ。土に行き着くまで飛び続ける。やがて土に行き着いた花粉は、雌しべとなる種を求めて待つ。

――咲かそう――
出会った種と花粉は結ばれ、土の中で育ち、体を伸ばし、土の外で花を咲かせる。時を経て、芳しき香りを放つ花を。

――増やそう――
香りは何を呼び寄せるものか。生き物を呼び寄せ、風を呼び寄せるもの。そうしてまた花粉を飛ばす。土に――種に巡り合うために。

ぶりゅ。ぶしゅっ。
後頭部で、皮膚を突き破って私の双葉がぴょこん、と現れた。痛みはなくて、むしろ解放されたように気持ちいい。
217『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:23:01 ID:RO9WKQrz
そのまま周りの皮膚を破るように太く、長く伸びていく蔦。脳に深く深く根を張る感覚が、堪らなく気持ちよかった。
その気持ちに反応したのか、口から出した蔦が蜜を、子宮に根を張った蔦にむけてごぽりと吐き出す。吐き出された蜜は蔦を、根を通り抜けて染み渡っていく……。
後頭部から出た私の蔦は茎になって、先端がぷくっと膨らんで蕾になろうとしている。
その度に、体の中に根を伸ばして栄養を吸い取っていく、自分が奪われていく背徳的な快感を覚え、小刻みに体を震わせる。
まるで吸い取ってしまったものを補充するように、蜜は蔦によって吐き出され、蔦の中に吸収されていく……。

……くちゅっ。

体の前で、人一人入れるほど大きくなった私の蕾は、その先端を体の足元で大きく開き始めた。肉厚の花弁が、濃厚な蜜を纏いながらその姿を露にしていく……。
一分も経たないうちに、そこには薔薇を彷彿とさせる一輪の花が、体を待ち受けているかのように咲いていた。
咳き込んでしまいそうなほどに濃い、そして甘い芳香が全身に浴びせられた。花弁が閉じ込めていた、あらゆる者を寄せ付け魅せる花の香り。
誘われるように、体は花弁の中へ落ちていく。私は他の木へ巻き付けた蔦をほどいて、体をそのまま傾けさせた。
どぶん、と重たい音を立てて、体は蜜の溜め池へとその身を沈めていく。目を瞑り、鼻の穴から残った空気をゆっくりと出していく。
すでに肺は、蔦でびっしり満たされていた。
花の中、私は蔦や根を伸ばしたり、体を包む蜜や分泌する薬液を駆使したりして神経や肉体を繋ぎ変えていった。
血管だったものは水を循環させる管に変える。
表皮の色でごまかしながら、光合成可能なように葉緑体を――それも従来より効果が高いものを皮下細胞の中に組み込む。髪の毛も同じように変化させる。
瞳は下手に誤魔化さず濃い緑色に染め、擬態を解くときだけ鮮やかな緑になるようにする。
手足は蔦で擬態させて、思い通りに解除できるようにする。
胸も少し大きくして、蜜が蓄えられるようにする。
子宮には種袋と蜜腺を形成。さらに種袋からは管を伸ばして、土に直に植え付けられるようにする。
全身からは、他の生き物を魅了する媚香を放てるように汗腺を媚腺に変える。吐息も同じように……。
手や腕からは花粉が出るように――ふふっ、これからは手袋が必須だね。
218『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:26:12 ID:RO9WKQrz
顔を少し綺麗にする。具体的にはそばかすやニキビを少しずつ消して、水分がしっかり行き渡るようにする。
肌触りも相当気持ち良くして、誰もが触りたくなるくらい。原型は変えてないしちょっとずつの変化なら、案外皆は気付かないし……ね。

体を変化させていく度に、私の中で喜びの声が聞こえてくる。変化は気持ち良いから……ね。
証拠に、まだ完全には変化していない子宮がとくん、と甘くない蜜を吐き出している。吐き出された蜜はすぐさま周りを満たす
でもそれももうすぐ……そんな考えを抱きながら、私は花のベッドの中で心地良い眠りについた……。

――――――――――――――

「……ん……んう……」
目をこしこしと擦りながら目が覚めた場所を確認する。
一人用のベッドには桃色のシーツ、ふとん、枕の三点セット。机の上には今日の授業用の勉強道具が散らばっていて、タンスには服やアクセサリーがそれなりに整頓されている。
所々積ん読本が目立つ、見紛うこと無き私の部屋だった。所々布切れが落ちていたけど、大して気にはならなかった。
あれは夢だったのかな、などと少し残念に思い始めた、その時だった。
お尻の辺りで、何かがとく、とくと脈打っている。何だろうと思いながら手を後ろに回すと、尾てい骨辺りから何かが生えているようだった。
ゆっくりと、振り返ってみるとそこには――夢で見た蔦が、部屋の外へと延びていた。
膨張と収縮を繰り返して、私の中に液体を送り込んでいく蔦。昨日、いや、一昨日までの私なら叫びながら蔦を全力で抜いていたかもしれない。
でも、今の私は、蔦の存在を当たり前として受け入れていた。
でもそれは当たり前。人間が手足を持つのが当たり前のように。
「……あははっ♪」
生まれ変われた嬉しさに、思わず体を震わせる。背中からぬっとりとした蔦が何本も現れ、私の肌に粘液の膜を張っていく。
ううん、肌自体が分泌しているの。乾燥は植物の大敵だから。
「……んっ……♪」
子宮だった場所に走る、優しくて暖かい感覚。それに身を委ねるように、私は仰向けに寝転びながら股を大きく開いた。
仄かに緑色が透けて見える指を、閉じた'蕾'に這わせていく。それだけで体全体がピリピリとして気持ち良いのだ。
「いっ……ん……ふぁっ……♪」
くちゅ……と糸を引きながら、交わった蛞蝓が離れていくような音を立てて'蕾'はゆっくりと、そのキツく結ばれた花弁をほどいていく。
219『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:27:48 ID:RO9WKQrz
桃色を纏った強力な媚香が溢れだし、部屋に廊下に充満していく。居心地の良さに思わず目を細め、'花'となった秘部に入れた指の動きをさらに速めた。
にちゃにちゃと、指先に絡み付くものがあった。指を抜いてみると、それは相当粘っこく、指から指へと垂れながらシーツの上へと落ちていく。
黄金色の蜜――口に含むと蕩けるほどに甘いそれは、紛れもなく私の体で生成されているものだ。一口、二口、指に絡む蜜を舐めとる私。
手を口から離したとき、唾液に似た媚薬と蜜の混合物が橋を架けながら、溢れ出す蜜と一緒にシーツを黄金色に染めていく……。
「……あはぁ♪」
すっかり桃色に染まった部屋の中、私は私の望むままに、ゆっくりと快楽を貪っていた……。

――増やそう――

……そうだ、増やさなくちゃ……。だって私は'花'だもの。種を作って、増やさなきゃ……。考えるより先に、体は動いていた。
幸い、媚香がこの家には満ちている。暴れられることはない。それどころか、きっと私に体を委ねてくれる……。
粘液によってくっついていた布切れ――パジャマやパンティだったもの――が、ぺちょりと湿った音を立てて部屋の入り口に落ちていった……。

――――――――――――――

「お、すっかり治ったじゃん」
「えへへぇ♪」
健康そうな私を見て安心したのか、笑顔を見せてくれた瑛ちゃんは、私の髪の毛をわしゃわしゃと乱してくる。
花粉が飛ばないように注意しながら、二人で歩く登校の道。いつも通りの日常が、そこにはあった。
「ん?」
「どうしたの?」
突然不思議そうな顔をした瑛ちゃん。気付かれる筈がないし、もし気付かれても問題ないから特に驚くこと無くリアクションを返す。
瑛ちゃんはわしゃわしゃと髪の毛を弄った手を見つめ直して、私に聞いてきた。
「ねぇ……髪質変わってない?」
「あぁ、お母さんがシャンプーを変えたの。多分手触りが違うのはそのせいだと思うよ」
咄嗟に考えた嘘だけど、上出来でしょ。ちなみにお母さんは、今は家の中でゆっくり眠っている。家に帰る頃には………ふふっ♪
「って春南、昨日あんな調子悪かったのに風呂に入ったの?」
あ、そっか……昨日あんなに心配かけちゃったから……。
「家に帰って暫く休んだら体調が戻ったの。だから入っちゃった♪」
「入っちゃった♪じゃないわよ、全く……病み上がりのようなもんだから、自分の体は大切にしてよ……?」
「えへへぇ……ごめんね、心配させちゃって」
220『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:31:10 ID:RO9WKQrz
昨日と同じ展開に、瑛ちゃんはまた溜め息を吐いた。
「もう、昨日も言った通り私たちは友達なんだから、春南が謝る必要なんてないのよ。さっ、早く学校に行くよ。のんびり歩いてたら遅れるわ」
そう早足で行ってしまった。遅れちゃいけないと、私もやや駆け足気味に歩いた。

――――――――――――――

キーンコーンカーンコーン
いつものようにやや退屈な授業が終わりを迎え、昼食の時間になった。当然私は何も持っていない。
「お母さんが今日は遅くてね……」
少なくとも寝ているのは事実だし。以前にも似たことが何度かあったから、瑛ちゃんはあっさり信じてくれた。
「ふ〜ん。じゃ、私の食べる?」
親切に差し出してくれたけど、私はやんわりと断った。パンを買うから大丈夫、って。勿論嘘。本当は――固体のものは食べられないのだ。
ごめんね。でも有り難う。あとで一杯、お礼をあげるから……♪

アルカリイオン水よりは味が劣るけど、ウォータークーラーの水も中々美味しかった。
ずっと飲んでいたかったけど、流石にそれをしたら変に思われちゃうから適度に飲んだところで、私は日当たりの良いところで軽く伸びをした。
「(んっ……あふっ……)」
隅々にまで水が染み渡っていく感覚に、私の体は喜びに小さく震えた。
同時にむずむずし始めた陰唇が気孔の如くパクパクと開き、蓄えられた蜜がほんのりとパンツを濡らす。
子宮の中ではさらに蜜が作られていき、体のあちこちから媚香が漂い始める。
「(――あっ、いけないいけない)」
今ここで媚香を放っちゃ駄目だ。まだやらなきゃならない事がある。今すぐにでもオ〇ニーして気持ち良くなりたいけど、我慢我慢。
むずむずする体を何とか抑えながら、私は教室へと戻っていった……。

――――――――――――――

キーンコーンカーンコーン
「ん〜っ!」
結局やや退屈以外の何物でもなかった授業が終わって、凝った体を解すように人伸びする。支えがあるからそこまで苦にはならなかったんだけどね。
「春南〜」
教室入り口には瑛ちゃんが、手提げ鞄を持っている。既に帰る準備は出来ているらしい。
「瑛ちゃんちょっと待ってて〜!」
私は慌てて教科書類をバッグに放り込んで、瑛ちゃんの元に駆け足で行った。その調子に媚香と蜜が少し漏れちゃったけど、もう気にしないことにした。
だって――。

「ねぇ……春南」
221『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:32:54 ID:RO9WKQrz
帰り道、少し息の荒くなって、歩きのゆっくりになった私の顔を、心配そうに瑛ちゃんが眺めてくる。
「ん……何……?」
「……まだ体……本調子じゃないんじゃないの?」
昨日の今日で全回復。おとぎ話の世界じゃない限り有り得ないことだから、突然いつものようになった私を心配してくれていたんだろう。
そして今、やっぱり調子悪くなったんだって、気遣ってくれている。
こんな友達を持てて、私は幸せだった。

「……瑛ちゃん……」
だから……。

「何……!?んんっ!」

だから、いっぱいいっぱい返してあげるんだ。

「ん……んむ……ちゅ……」
回りに誰もいないことを確認した私は、顔を覗き込んできた瑛ちゃんの唇を奪い、抱きつきながら舌を口の中に差し入れた。
同時に、抑えていた媚香を解き放つ。肌から、制服を透過して沸き立つ花の香り。
「んむっ!んむむんっ!んん〜っ!」
突然抱きつかれた瑛ちゃんは、当然私を突き離そうとする。でも駄目だよ。瑛ちゃんの力じゃ
「んぅっ……!んむっ……んんっ……ん……」
体を引き離そうとした瑛ちゃんの力が、だんだんと緩んでいく。目を開けば、そこには光がなくなりそうな瞳に、驚きの表情から緩んでいく顔。
それを嬉しく思いながら、私は唾液――蜜を流し込んでいく。舌を舌に絡めて、味蕾に染み込ませるように塗りつけていく。
舌どころか、口の中全てを私の蜜の膜が覆い尽くすように、舌をあちこちに動かしていく……。
「……ん……」
すっかりとろんとしてしまった瑛ちゃん。両手に瑛ちゃんの重みが伝わってくる。力が全て抜けて、今あるのは虚脱感と快感、そして甘味のみ。
舌を唇から抜いた私。蜜と唾液の混合物が橋を架けながら軌跡を描いて私達の服を汚していく。
「……ふふっ……」
私は、そんな瑛ちゃんの耳朶を軽く噛みながら、小声で誘いかけるように呟いた。
「……ねぇ……瑛ちゃん……私の家に来て……」
「……あ……ふぁ……ぃぁぅ……」
ピクピクと細やかに痙攣する瑛ちゃん。どうも刺激が強かったらしい。意識を今にも手放してしまいそうな顔をして、私をじっと見つめている。
息ははぁはぁと荒く、うっすらとかいた汗が制服を斑に染めていた。
ぼやけた視線を私に向ける瑛ちゃん。ぽかんと開いた口の端には、さっき与えた蜜が輝きを放っていた。多分、私のさっきの言葉も聞こえてないだろう。
「ふふふっ……ほら……行こ……?」
222『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:37:24 ID:RO9WKQrz
私は瑛ちゃんの体を支えながら、私の家に向けて歩いていった。微かに媚香の残り香を道路に撒きながら……。

――――――――――――――

瑛ちゃんをベッドに降ろすと、私は服を全部脱いだ。予想通り、内側は粘液でベトベト。もう着れないだろうな。
まぁ……もう着る必要もないのかもしれないけど、ね。
粘液を制服に擬態させても良かったけど、まだ手触りまでは擬態できないからね。どうしても、登下校の時にバレてしまいたくはなかったから……。
下は絶対領域だけちょっと光ってたかもしれないけど、瑛ちゃんはそんなところを見ないから。
瑛ちゃん……私の大切な瑛ちゃん……。
「瑛ちゃん……」
私は、外での擬態を全て解除した。瞳は緑色に変わり、緑色っぽくなった肌を粘液がうっすらと覆う。背中から、尾てい骨の辺りから蔦が生え、伸びていく。
手足は皮膚に擬態した粘膜の下で幾つもの蔦がうねっている。Fカップ近くまで膨らんだ胸の中で、子宮近くのお腹の中で、とぷとぷと蜜が生成されていく……。
見るからに人間から見たら『化物』だろう。きっと瑛ちゃんにもそう言われてしまうかもしれない。でも――。

「……瑛ちゃん……瑛ちゃん……」
私は人形のように大人しい瑛ちゃんの服を全て脱がした。時々体がビクビク震え、切なく喘ぐ声が部屋に響く。
今すぐにでも本当に気持ち良くしてあげたかったけど、我慢我慢。
「……瑛ちゃん……♪」
パンツを下ろしたとき、少し恥ずかしそうにしたけど、すぐに気持ち良さに悶えていた瑛ちゃん。
それもその筈だ。食い込み皺がはっきり目立つ前の部分は、暖かく粘っこい液体で濡れていたのだから。
私で感じてくれている……それだけで、今すぐにでも胸に抱き締めてしまいたかった。背中の蔦がわさわさと動き始める。
いけないいけない。まだ駄目だよ。私は深呼吸して、何とか逸る気持ちを落ち着けた。
全て脱がし終わった私は、瑛ちゃんの裸姿をまじまじと眺める。やっぱり……瑛ちゃんは綺麗だった。
私なんかとは違う。手入れの行き届いた手足は毛穴一つ目立つことなくて、ほんのり括れた腰が目を引き付ける。
胸はあまり無いって瑛ちゃんも気にしてたけど、大丈夫だよ。すぐに大きくなるから。
そうして、最後に額にキスをして――

「……瑛ちゃぁん……」

――媚香の効果を一時的に薄め、正気に戻した。

――――――――――――――

「……ん……春……な――ッ!?」
223『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:39:05 ID:RO9WKQrz
瞳に光を取り戻した瑛ちゃんが、私を見て最初に浮かべた表情は、明らかな驚愕だった。当たり前だ。
見知った友達の声を発するのは、普通なら『有り得ない』生物だったんだから。
「……ど……どうした……の、その……」
何とか冷静に過ごそうとする瑛ちゃん。有り難う。こんな時でも、怖がっていても私の事を考えてくれて。
だから私も――ちゃんと説明しなきゃね。
「富良野診療所、って知ってる?……そうだよね。近所で一番有名な、アレルギーをパパッ!と治しちゃうって言うお医者さん」
ベッドの隣に、少し間を開けて座る私。急に近付いたら、怖がられちゃうだろうし。ううん、今もきっと怖いんだと思う。
春南が得体の知れない何かになってしまった、って怖がって、それでも傷つけちゃいけない、って必死になってるんだと思う。
……大丈夫だよ。私は瑛ちゃんを傷つけないし、襲わないから。ただ――気持ち良くなって欲しいだけだから。
ふわぁ……と、私の体から甘い香りが少しずつ放たれ始める。それは既に部屋に充ち満ちた桃色の媚香の中に混じりながら、瑛ちゃんの中へと入っていく……。
「どうしてそんな事が可能か、って言うとね、あそこ……特製の薬湯があるんだけど、知ってる?」
「……いいえ……」
首を横に振る瑛ちゃん。心なしか、頬が紅くなってきている。
「その薬湯にはね……本来色々な草や花が煎じられたりして入っている筈なんだけど……実は、一種類の花しか入ってないんだ」
え?と聞き返す瑛ちゃん。その手は無意識に、彼女自身の股間に伸びようとしていた。
肌も微かに火照り、息も少し熱っぽくなっている。目も……少しぼやけてきているみたい。
「その花はね……本来は地面に落ちた種に花粉がくっつけば発芽する、そんな花だった。
だけど、その種を磨り潰して飲ませれば、体内のアレルゲンが減少する効果があったの。
特に植物は、花粉を襲わないように抵抗に対して、命令と認識能力を与える効果があるのよ」
瑛ちゃんはまだ耐えている。私の話を聞こうと、体の疼きを耐えている。少し体が震えているのは、もどかしい衝動を必死で抑えているからだろう。
ごめんね、瑛ちゃん。でも、もう少し話しておきたいの。
「富良野診療所はそれを独自に改良して栽培していた。薬効を人体に悪影響が無い程度に強めてね。でもね……」
私は言葉を一度切り、瑛ちゃんの体を私の方に向けて話した。
224『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:42:53 ID:RO9WKQrz
「……でもね、その結果その植物は、どんな場所でも生息できるようになってしまった。土だけじゃない。生き物の中でだって。
さらに、生き延びるために、繁殖できるように、『土』になった生物と混じり合うように成長するのよ。
そして……私の吸った花粉は、その植物のものだった。磨り潰しきれなかった種が私の中に入って……こうなっちゃったの」
私が一言一言話す度に、口から溢れる媚香が瑛ちゃんの中に染み渡っていく。
体全体から放たれる香りのお陰で、瑛ちゃんの中から私への恐怖はもう消えているようだった。ゆっくりと、腕を伸ばして私のそれに絡めてくる。
「……瑛ちゃん、大丈夫?」
もたれ掛かってきた瑛ちゃんに尋ねると、瑛ちゃんは蚊の鳴くような声で答えた。
「……だい……じょぶ……だよ……」
明らかに大丈夫じゃない、無理をしている声だった。既に瑛ちゃんの瞳は光がぼやけ、だらしない笑顔を浮かべながらも涙が目尻から頬を伝って流れている。
本当は辛いんだと思う。わけも分からず体が熱って、それを私の前だからどう処理しようにも出来なくて……。
――これ以上、瑛ちゃんに辛い思いをさせるわけにはいかない。苦しめるために連れてきたんじゃないから……。
私は風邪を引いたように熱った瑛ちゃんを、そのまま胸の谷間に招き入れた。
「!んむっ……!?」
突然のことで驚いた瑛ちゃんが少し暴れたけど、すぐに落ち着いたみたいだった。胸の谷間には濃縮された媚香が満ちていて、瑛ちゃんの心を落ち着かせてくれる。
何より、大きくなった私の胸は格段に柔らかくなっているのだ。感触が気持ち良いのか、どんどんと顔を押し付けて、深く深く埋まろうとしている。
乳に反射させるように、私は瑛ちゃんに向けて優しく語りかけた。
「瑛ちゃん……我慢しなくていいよ……耐えなくていいんだよ……ほらぁ……力を抜いて……私に身を委ねて……気持ち良く……なろ?」
そのまま、さらに押し付けるように、私は瑛ちゃんをぎゅっと抱き締めた。
「――〜〜ッ!」
瑛ちゃんの体が、その瞬間、ぶるるっと震えた。同時に、重みが私にかかる。次の瞬間、ぷしゃっ!と盛大な音を立てて瑛ちゃんは潮を吹いた。
吹き出された愛液は、瑛ちゃんの太股を伝って下へと落ちていったり、私の体にかかったり、シーツへと飛び散ったりした。
肌から染み渡る瑛ちゃんのラブジュースは……ちょっと塩辛くて……でも、暖かくて美味しかった。
225『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:44:37 ID:RO9WKQrz
絶頂を迎えた瑛ちゃんの体が、粘液で滑って落ちていく。力を抜いた私の腕を通り抜けて――'花'の辺りへと。
「……んっ……んはぁ……♪」
私がちょっと力を入れると、'蕾'になっていた私の秘部が、大きくその花弁を広げ始めた。
くちゃぁ……と粘液と蜜の混合物が糸を引く'花'の中から、桃色の香りが沸き立つ。
私が常に纏うそれの何倍も強力な媚香は、瑛ちゃんの腰回りから胴体にかけてを覆っていく……。
「は……はる……なぁ……」
泣き笑いの表情を浮かべた瑛ちゃんが、上目遣いで私を呼んだ。その顔はすっかり紅色に染まって、恐怖の欠片も感じられない。
体はさっきの絶頂で使いきってしまったらしく、私の'花'の上で静かに上下を繰り返している。
私はそんな瑛ちゃんの髪の毛を優しく鋤いた。背中と同じように、産み出された花粉が、髪の毛に彩りを加えていく。
気持ちいいらしくて、にへらと笑みを浮かべる瑛ちゃん。その顔を見るだけで、私は嬉しかった。でも、まだだよ。もっと……もっと幸せにしてあげるから。
瑛ちゃんが今まで気にかけてくれた分、私も返してあげるんだから。

「……はるなぁ……」
瑛ちゃんはお腹の辺りから、私に向かって話してくる。
「どうしたの?瑛ちゃん……?」
膝枕する子供にするように頭を撫でながら、私は優しく返した。瑛ちゃんはすっかりのぼせてしまったようにふわふわした声で呟いた。
「……はるなぁ……いいのぉ……いいかおりなのぉ……あぁぁ…………もっとぉ……もっとぉ……」
すっかり私の香りに夢中になった瑛ちゃんが、すんすんと私の臍の香りを嗅ぎ始めた。そのむず痒い感覚に私は微かに悶え、背中の蔦がピクピクと震え始める。
「あはん……瑛ちゃん……くすぐったいよぉ……んふっ……」
一心不乱で私の体の香りを味わう瑛ちゃん。はじめは嗅いでいただけだったが、次第に猫のように体に顔を擦り寄せるようになった。
粘液が顔にかかり始め、髪の毛までもぬるぬると覆っていく。その様子が堪らなく愛しく感じた。
とぷとぷと、私の中で蜜が作り出されていく。
柔らかかった胸が、徐々に張り出して弾力を持ち始める。蜜腺に貯えられた蜜が、お腹を仄かにぷっくりと膨らませる。
「……ふふふ……瑛ちゃぁん……」
私は少し乳を揉んで、ほんのりと蜜を乳首から絞り出した。出された蜜を人差し指に着けて、顔を擦り付け続ける瑛ちゃんの目の前に出す。
「……?」
226『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:50:10 ID:RO9WKQrz
不思議そうに見つめて、くんくんと嗅ぐ瑛ちゃん。媚香で充ち満ちたこの部屋の中でも、蜜の甘い香りは神経を擽るような素敵なものとして認識されるのだ。
ねっとりと時間をかけて地面へと落ちていく蜜。瑛ちゃんは、落ちる前に舌を出して、蜜を舐め取った。
刹那――!

「――!!!!!!!!」

瑛ちゃんの目が大きく見開かれた。背筋はこれ以上無いほどに伸ばされ、体全体がぷるぷると痙攣する。
取り戻したように見えた瞳の光が、次第にその色を変えていく。狂気ともとれる、一途なそれに。
下半身はもっと凄いことになっていた。愛液が滝のように溢れ出して、私の体に、蔦に大量に降り注いでいく。
太股はねばねばとした液体で覆われて、部屋の床にも淫らな水溜まりが形成されていく。お尻からもおしっこが溢れ出して、地面をさらに濡らしていく……。
私の蔦が自然とそこに群がっていく。表面から貪欲に吸い取っていくのだ。そうして――。

「…………」

私を――私の乳を見つめる瑛ちゃん。その目はギラギラと輝いている。もう、私の蜜以外の事は全く考えられないんだろう。
粘液と蜜で彩られた顔に、いつもの瑛ちゃんらしさは全く無かった。
「ふふっ……」
私は乳を寄せ上げ、ゆらゆらと揺らす。濃密なフェロモンと一緒に、蜜がぷっくりと先端に溢れる。それを目にした瑛ちゃんは……何の躊躇もなくそれにかぶり付いた。
「〜〜ッ!――〜―ッ!」
「あっ!あはっ!いいのっ!もっと!もっとぉっ!」
声になら無い喜びの叫びをあげながら、一心不乱に胸にしゃぶりつく瑛ちゃん。
まるで獣のように力任せにしゃぶり、顔を胸に押し付け、乳首を噛んで、蜜を舐めとり喉に流し込む。
その刺激に私はさらに蜜を産み出して、彼女の中へと流し込んでいく……。
搾乳されてない方の胸からは蜜が垂れ流され、私の体に黄金色の川を作っていく。
時おり激しく噴射して、瑛ちゃんの髪や顔、胸に輝く雨となって降り注いでいく――!
「あはんっ!瑛ちゃん!瑛ちゃあん――ッ!」
搾乳の快感を味わう私の中で、本能とも思える衝動が膨らんでいく。それは私の意識を飲み込んで同化しながら、体を次々に変化させて、支配していく――!
私の両手が、大量の粉に覆われていく。花粉を一気に生成したのだ。そのまま私の右腕は瑛ちゃんの秘所へと向かっていく。左腕でしっかりと体を引き寄せながら。
227『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:51:21 ID:RO9WKQrz
そして既に愛液でびしょびしょになっていた秘所に――私の右手を挿入した。
「〜――ッ!」
微かにぶちぶちと言う音がした。処女膜を破ってしまったらしい。とろとろと流れる愛液に、一筋の血液が混じる。
とても痛かったらしく、瑛ちゃんが強く乳房に噛みつく。
中で溜まっていた蜜が一気に流し込まれる解放感と、じんじんと広がる痛気持ちいい刺激に、私の体はさらに蜜を産み出していく。
「んあ……んあぁあぁあっ♪」
背中の蔦がうねうねと動き、思い思いの行動を始めた。
「――〜ッ!〜ッッ!〜―〜〜ッ!」
あるものは失禁してすっかり濡れてしまっているアナルにその体を潜り込ませ、奥へ奥へと進んでいく。
またあるものは私の乳に巻き付くように進んだ後、瑛ちゃんの胸の、それも乳首の中に体を差し込もうとした。
他の蔦も、今左腕がしているように私と瑛ちゃんを引き付けたり、太股に巻き付いて粘液を擦り付けたり……。
「〜〜〜〜ッ!!!!!」
その度に瑛ちゃんはびくびくと痙攣して、愛液をどばどばと吹き出していく。その間も、私の右手は膣壁の中を擦って、大量の花粉を塗りつけていった。
「んあっ♪んあぁあっ♪あぁああああああんっ♪」
蔦を通じて、私の中に色々な感覚が伝わってくる。
「(あぁっ……瑛ちゃんのアナルの中、とってもあったかいよぉ……。
胸も柔らかいし、乳首がキュウキュウ締め付けてきてぇ……肌もとても柔らかいしぃ……太股もむっちりして素敵……♪)」
あらゆる快感に酔いながら、私はありったけの花粉を瑛ちゃんの膣の中に残した。
抜き取ったとき、手に付いた血は肌から吸収されていく。'初めて'の血は、甘くてほろ苦くて……とても不思議な味がした。
「――!!〜!!〜ッ!」
「んあぁっ♪あぁっ♪あはぁああっ♪あんっ♪(あはっ!耳の穴が、耳の穴ほじほじするのいいのっ!暖かくていいのぉっ!)」
二本の蔦が、瑛ちゃんの両耳の穴にずるりと入り込んで、くちゅくちゅと粘液や蜜を塗り付けていく。
頭に近い場所の刺激に瑛ちゃんはがくがくと震え、花粉が混じった愛液を噴出する。アナルではぐぽぐぽと蔦が動いて、瑛ちゃんの排泄物を呑み込んでいく……。

――どぐんっ……!――

「!!!!」
お腹の中で高鳴る湿った音が、私にその時が来たことを知らせてくれた。言い様の無い喜びに満ちた私は、無意識のうちに静かにお腹を撫で始める。
「あぁ……♪はんっ♪」
228『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:52:43 ID:RO9WKQrz
――あぁ、ようやく瑛ちゃんに幸せを与えられる……♪
子宮の中で、蜜の中を掻き分けるように何かが伸びていく……とくんとくんと、原始の鼓動を響き渡らせながら。
「んっ……♪あっ♪あはっ♪」
子宮の入り口を押し開き、膣壁を蜜の潤滑を利用して滑り降ちていく。桃色の空気を纏いながら、体を通る茎を突き抜け――!

「んはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああんっ♪」

ぶしゅっ、と盛大に蜜を吹き上げながら現れたのは、'花'の中をそのまま満たすような太さを誇る、一本の管だった。
蔦と違って、先端がすぼまっていて、大きく開くことが出来る。
「はぁっ……はぁっ……うふふ♪」
心臓の音に合わせてぴくん、ぴくんと震える管に、私は愛しさを感じていた。中に、種が蓄えられているのが、内側からの圧力で感じられた。
ちゅく……と先端を瑛ちゃんの陰唇に当てる。瞬間、ぴくっと震えた瑛ちゃんが私の蜜をいっぱい飲み込み、同時に股間からはぷしゅっと潮を吹く。
その拍子に、膣壁にこびりついた花粉の一部が管に張り付いた。
それを肌で感じた瞬間――私は瑛ちゃんの中に管を突き挿れた。

「――〜ッあぁあっあぁああぁああっっ!」

あまりの衝撃に乳首から――乳房から口を離し、瑛ちゃんは天に向かって狼のごとく叫んだ。口の端からは飲み込みきれなかった私の蜜が黄金の軌跡を描きながら地面へと落ちていく。
その声に体をふるふると震わせながら、私はさらに差し込んでいく。
「あぁっ!いやぁ!いゃぁあ!こわ、こわれっ!こわれぇぇっ!えああぁぇあっあっあああっ!」
膣壁全体を摩擦あるいは圧迫するように突き進む管の感触に、瑛ちゃんはだだっ子のように激しく首を左右に振りながら体を捩っている。
それが既に体に差し込まれた蔦による刺激を助長してしまい、さらに激しく動くことになる。
結果として、止まらない刺激と快感の螺旋に取り込まれてしまう瑛ちゃん。
その刺激にうまく混ざるようなタイミングで、私は管を挿入していく。奥へ奥へ――そして子宮口を押し開いて、子宮内部への侵入を果たした。
「あぁあはぁはぁああああごほっ!ごほんむんぅぅぅ……」
背中の蔦が瑛ちゃんの頭を私の胸に押し付ける。叫び続けて傷ついた喉を、私の蜜が癒すように覆っていく。
ずっと垂れ流され続けていたもう片方の胸の蜜、それがゆっくりと瑛ちゃんの喉に出来た傷を覆っていく……。
229『花粉症としあわせ』:2008/10/20(月) 23:56:18 ID:RO9WKQrz
子宮に入り込んでからも、私の管はずっとびくん、びくんと震え続けている。
いつでも中に放てる状態なのだ。管の表面には、これでもかと言うほどにこびりついた私の花粉。
――とくんとくんとくん――
「……あ♪」
私の子宮の中にある種袋が、種を一つ管に送り出したのだ。細かなヴァイブレーションを瑛ちゃんに伝えながら、種は管の中をどんどん進んでいく……。
「――ん〜――ッ――!」
瑛ちゃんはもう、ただ体を震わせるだけの人形のようになってしまった。
幸せそうに蕩けた笑顔を浮かべて、目尻に涙を浮かべて蜜をちゅうちゅう吸いながら、弛みきったお尻から吸収しきれなかった蜜や腸液を私の蔦に吸い取られ、ぷるぷると体を震わせる存在。
私はそんな瑛ちゃんを、ただ愛しく思っていた。だって、今の瑛ちゃん――どこまでも幸せな状態だから……。
だから……この幸せがずっと続くように……♪

――どくんどくんどくん――

「――瑛ちゃんっ♪いくよっ♪いくよぉぉぉぉっ♪」
「――んむんぅぅんんんああああああっ!」

――ぐぽぅんっ――
「「ああああああああああああああああっ………♪」」

種が子宮に送り込まれた瞬間、私達の視界は、どちらも白く染まった……。

――――――――――――――

==翌日==

「おはよ〜……あれ?」
「……ぉはょ……ふぁ……」
今日も弁当を持たずに家を飛び出した私が一番最初に目にしたのは、いつになく寝不足そうな瑛ちゃんの姿。今まで全くそんなことは無かったのに……。
「瑛ちゃんどうしたの?すっごく眠そうだけど」
瑛ちゃんは、話しながら眠ってしまうんじゃないかって思えるくらいゆっくりした、らしくない口調で私に返してくる。
「んんふぁ……春南ぁ……それがね……昨日の夜からずっとこんな感じなの……ぁぁ……食欲もなかったし……体も何かだるいし……眠ってもまだ眠いし……」
「風邪じゃない?」
「そう思って計ってみたけど……平熱だったの……」
再び大あくびする瑛ちゃん。その瞳は、本当に微かに緑が入ってきているのが、私には分かった。
「そっかぁ……」
私は内心、幸せな気持ちで一杯だった。瑛ちゃんが、だんだんと幸せになっていくだろう日々が、私が幸せを与えていく日々が近付いてきていると感じられたからだ。
あの日、種を瑛ちゃんへと渡した私は、瑛ちゃんの記憶からこの出来事を消した。流石にやり過ぎたかもしれないしね。
230『花粉症としあわせ』:2008/10/21(火) 00:00:24 ID:RO9WKQrz
子供のような瑛ちゃんも可愛いけど、これから日常に暮らしていく上でも困るもの。瑛ちゃんのお母さんを相手にするには、私はまだ力が足りないしね。
だから私は、少なくとも私がそうであったように急速には体を変えないつもりだ。
少しずつ……少しずつ……私が十分な力を蓄えられるようにしながら瑛ちゃんを『しあわせ』にしていく。
今までのありがとうの分だけ、ありったけの感謝の気持ちを込めて『しあわせ』にしていくんだ。
そして……飛ばそう。『しあわせ』の花粉を。増やそう。『しあわせ』を。
「……ふふふっ♪」
「……?どうしたの?春南……」
「ううんっ、何でもないよ」
笑顔でごまかしながら眺めた空は、雲一つ無い晴天だった。まるで、これから訪れる『しあわせ』な日々を祝福してくれるかのように、それは燦々と輝いていた。

――――――――――――――

放課後。瑛ちゃんは相変わらず眠たそうにしている。でもそれは仕方がなかった。だって……中で種がゆっくりと……ゆっくりと育っているから。
ちいさなちいさな『しあわせのたね』。それが瑛ちゃんの体に混ざって、大きくなっていくから。
本当だったらずっと『しあわせ』な時間を瑛ちゃんには過ごしてもらいたいけど、それは難しいもんね。だから……♪
「……瑛ちゃん……♪」
「ん……?な……に……あれ……この……かお……り……」
私は今日も、微かに擬態を解いて、媚香を瑛ちゃんに嗅いでもらう。首の辺りに移動した瑛ちゃんの種が、媚香を気持ちいい香りとして認識させる。
普通だったら体がむずむずする香りだけど、種のお陰で睡眠香として認識されるのだ。
「ふふふっ……」
甘い甘ぁい香りを吸い込んで眠くなってしまった瑛ちゃんを抱き抱えて、私は今日も家に帰った。
桃色に染まった空気の中、花の中で眠っているお母さんを横目に、私は擬態を完全に解く。そのまま私の部屋に入ると、自分の秘所をぱっくりと開いた。
濃縮されていた桃色の香りが空気中に拡散した次の瞬間、体の中に蓄えられていた蜜がとろとろと溢れ出し、秘所の中にとぷとぷと満ちていった。
蜜の香りを目覚めの香りと認識した瑛ちゃんは、体を軽く震わせ、ゆっくりと瞳を開いていく。
ボンヤリとした瞳は、私を見つめても大して何も変わらなかった。ただ……何かを期待するような、爛れた笑みを私に向けるだけ。
瑛ちゃんの体は覚えているのだ。昨日の快楽を、しあわせのじかんを。そして――甘い甘い世界を。
231『花粉症としあわせ』:2008/10/21(火) 00:01:23 ID:RO9WKQrz
「うふふ……♪」
私は瑛ちゃんに向けて大きく股を開いた。たまっていた蜜が私の蔦や足を伝って流れ落ちていく。
瑛ちゃんは四つん這いになって私に近付くと――そのまま蜜の泉に顔を突っ込んで舐め始めた。
ぺろん……こくっ……ぺろん……こくっ
舐めては飲み込んで、舐めては飲み込んでと、辿々しく飲み干していく瑛ちゃんの頭を、私はゆっくりと撫で始める。
瑛ちゃんは嬉しそうに目を細めると、そのまま一心不乱に蜜を飲み続けた。
私はそんな瑛ちゃんの頭を撫で続けた。
今日与える蜜が尽きるまで、いつまでも……いつまでも。


fin.
232初ヶ瀬マキナ:2008/10/21(火) 00:04:26 ID:SnpToY5G
以上で終了です。
長文、失礼いたしました。

なお、このネタは前スレのこの言葉を参考にさせていただいております。
どうも有り難うございました。

>脊髄とかに根を張って、神経に伝達される情報を改竄したりしそうなイメージがある。
>ランナー延ばして無理矢理割り込んできて増殖しようとしている植物は触手っぽいと思う。
>あとは蜜とか花粉とか香気成分とか、虜にするために使えそうな小道具に事欠かない。

>そんなわけで植物系触手きぼん

では、また発想が浮かんだときにでも。

P.S.『無限の果肉』の続編をずっと待ってます。
233名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 00:05:08 ID:d62tBYtb
なんという濃厚な話を…GJ
234名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 00:07:13 ID:PTYzz6J+
こいつは…、すげえ…。
235名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 00:11:08 ID:UgTwlE/Y
>>232
リアルタイムで拝見いたしました
めちゃくちゃよかったです、gjでした

あと全然話には関係ないかもしれませんが
耳鼻科の客が少なかったのはすでに今までの客が
この植物に寄生されてしまったからなんでしょうか?
236名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 00:14:28 ID:BRsAt5Lm
ハルナの一人称での過程が堪らん。ご馳走様でした。
237名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 00:17:09 ID:C+xuaL1B
GJ!
これは今まで見た中で一番だな
ツボを突いてピンポイントに直撃したよ


・・・っくし!
あっ全裸で待ってたせいで風邪引いたかな〜なんて・・・っくし!
238名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 00:40:46 ID:OPuSll4c
      ∧_,,∧    
      (´・ω・`) _。_         
      /  J つc(__アi! < トポトポ 
      しー-J     旦~  風邪にはショウガ湯をどーぞ
239名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 00:53:34 ID:C+xuaL1B
>>238
ありがとう、貰っておくよ
・・・・・・うん?いま喉に何か当たったような気がっくしゅん!
240名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 01:23:11 ID:d62tBYtb
植物に寄生されて…というと、
コブラのターベージを思い出してしまう。
241名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 02:15:52 ID:rRgPQjXw
>>240
あれもよかったねー

>>232
GJでした。
242名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 02:51:22 ID:4QlOpaPm
>>232_、_
  ( ,_ノ` )      n
  ̄     \    ( E) グッジョブ!!
 フ     /ヽ ヽ_// 俺も耳鼻科に逝ってくる
243名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 03:06:42 ID:ffGGey8b
長いしエロいし文句ないな、GJ
リアルで昨日からくしゃみの止まらない俺にも気持ちいいのください('A`)
244名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 04:02:51 ID:BaMu+uK5
Gじょ…へくちっ!!
む、なんか華がムズムズするな
どうやら風邪ひいてしまったみたいだ
245初ヶ瀬マキナ:2008/10/21(火) 07:58:55 ID:SnpToY5G
皆さん、読んでくださった上にGJまで……本当に有り難うございました!

>>235
ええ。実際に花粉症の季節じゃないのもありますが、わりと患者が寄生されていたりもします。
と言うか寧ろ富良野診療所自体……おや、なんだろ……あまぁ……
246名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 16:37:50 ID:6XbnzikM
おとなりさんちのまゆみちゃんこのごろすこしへんよ。どうしたのかな?
247名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 16:44:40 ID:FKgBJHMh
>>232
なんだこのエロさは…たまげたなぁ
248名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 00:31:22 ID:MXbvSllM
>>232
濃くてエロい。
日常がちょこちょこ変わってる時点で既に期待でふるぼっkしてました。
そして変身も長くていい。一人称はこういうところがいいね。
ただちと、そのシーンで想像しづらいっていうか。ごちゃごちゃした部分は感じる。
まぁエロいからいいや。
ご馳走様でした。
249名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 03:18:56 ID:z6p+Zlla
  __      o  (  Oo  ( )  ⌒)
  | |:::::| :.::..::.:O _ /γ _(  )⌒( )  )
  | |:::::| :..::::..:.:.: (/  / /    o O\\
  っ ̄|っ :..:( |  / /ノ|ノ 〉| ノ ノ ) )
  (3 /    ::..:| |  | ノ ノノ ノ ノ|ノ  /  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  \/ \     |(|  | `ー' `ー' l | / < あぁ……♪はんっ♪
  //\  \    ゝ|| ハ ~  ワ ~ノノ /   \_____
  //  \  \__||_」  「   /
         \     ||         |
           ` ――ヽ  .    . |
                 |         |
             |       |
             |        |
250名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 05:29:34 ID:eM+Dn/1H
アリアハン?
251名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 09:08:53 ID:l5r0Tnnp
宇宙人でも降ってこないかなー
252名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 09:15:08 ID:dS8CB9G7
降ってきたとしてどんな形の宇宙人が良いの?
もしくは能力の
253名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 09:24:23 ID:/tyRGwEF
隕石に付着してニョロニョロが口kら人体に、ってあるで○リザー
254名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 12:17:49 ID:dS8CB9G7
そして寄生されたら卵産んで、卵から生まれたやつに寄生されて主と融合して快感に落ちるのか?
確かに触手系の宇宙人に寄生されて虜になる触手と融合して自分で自分を犯すとかも良さそう
255名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 12:42:20 ID:5b6t4O2M
別に必ずしも絡み無くても良いと思う
とかいうのはこの板じゃナンセンスか。
256名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 13:31:32 ID:aPFXCj62
微エロだっていいじゃないか
文章創作板だもの     ぶきみつを
257名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 14:03:36 ID:KPozK591
こんなところに初ヶ瀬さんが!
世界って狭いな
258名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 18:02:20 ID:srT64Af+
スリザーもいいけどスピーシーズXXXもおすすめ。
XXじゃないよ
259名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 19:53:13 ID:iFLeq/k5
XXX?
よくわからん。
260名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 20:05:20 ID:5b6t4O2M
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA
2か3までは知ってたがX系はしらなんだ
261名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 21:13:42 ID:nBuYovQc
262名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 21:19:02 ID:srT64Af+
263名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 21:19:54 ID:srT64Af+
をまwwwwwwwwwwwww
264名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 23:01:37 ID:5b6t4O2M
クローン化済だ
265名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 14:03:59 ID:wXqWeB7y
そういえばブックマークしてる「不気味なモノに寄生されて虜になる娘!! ログ置き場」見に行ったけど更新ストップしてますね。
前回part9を見れなかったから過去ログで見ようと思ったけど見れなかった。
前の話とか気になるけど更新再開するのかな?
266名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 14:50:34 ID:BuVSWhrR
SSが読みたいだけならSS抜粋の方に行けばいいと思うが
267名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 16:33:49 ID:PRoa3wdJ
SS抜粋なら、なんかどっかからケチつけられたとかで大半が見れない
268名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 16:44:45 ID:sK/Qdbza
SS抜粋は一応復旧済。調べたら使用済み容量は150MBでまだ余裕があるので
Part9全件ログも後で追加しとく
269名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 23:32:52 ID:wXqWeB7y
助かります
270名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 08:05:23 ID:YE4V/7pk
>>268
ありがたい!
ちなみに復旧したのは8スレ目のみ?
7スレ以降の抜粋が読めないみたい。

可能ならば対応してもらえると嬉しい。
271名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 16:06:55 ID:pm/Kryjk
>>268
ちなみに3スレ目の終盤、カナの0話目?が抜けてる。
272乙×風 ◆wfgwLA5WrE :2008/10/24(金) 17:41:11 ID:U3WCMtCo
お久しぶりです皆様。
生存報告に来ました。
暫くこっちには顔を出していませんでしたが、別スレに投下したり、寄生SSの新作を書いたり、ちょこちょこ活動は続けています。またこっちにも投下しようと思いますので、その時には宜しくお願いします。

今回は初心に帰ってシンプルな退魔士ものです。お題は触手服。凝った設定も作らず大体五話前後で終わらせる予定。話が長くなるとテンションが維持出来ず、完結させる事が出来ないのを学びました。

それではまた。
273名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 21:35:45 ID:CDzIVLuO
そういえば本日発売のアレをクリアした人はいるのかな?
できればレポ頼みたいのだが・・・
274名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 23:35:36 ID:7OarkEjA
>>272
お久しぶりです、いつぶりだろう…
とりあえず全裸待機で待ってればいいですね?
275名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 00:16:39 ID:xsv3IqHR
待機で待つ
馬から落馬
276名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 01:16:18 ID:SPWjfzpo
落馬で折れたスティックの代わりにこのニョロニョロをどうぞ
277名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 01:23:25 ID:JrRytofx
寄生虫で触手化すれば足ぐらいすぐ生えてくるよ
278名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 02:04:48 ID:5tuJ2hZz
>>273
今一応クリアした
無論、ありましたよ寄生堕ち
サブがハエトリグサみたいなのに寄生されて、意識そのままで化け物化しとる
279名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 09:46:11 ID:521Ha0fA
24発売のもので期待できそうなのって何だろう・・・
280名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 09:48:12 ID:WbkcRoRW
えっとなんてゲームですか?興味あり
281名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 09:55:31 ID:TETAaeJA
>>278
レポ乙
これは買いかな

>>280
touchableの新作
タイトルは触装天使セリカだったかな?
282名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 23:36:02 ID:/ZJIozPO
ttp://www.touchable.jp/frame/index_new.html

値段のわりにボリュームないらしいけど
283名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 01:12:03 ID:iJefxy/V
ここにある魔天使を読んでから最初から読みたくなったが、SS抜にあったっけ?
あと何スレに他の魔天使あるんでしたっけ?
284名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 02:49:40 ID:UGoFqrFv
魔天使の人のSS
http://www.23ch.info/test/read.cgi/eroparo/1207923194/
174スレあたりから
285名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 02:53:05 ID:UGoFqrFv
ちょいとエロいけど、これってみんなの中でありな方?
http://www.megarotic.com/video/?v=LOIHXFSX
286名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 04:40:22 ID:9kg2LYUl
>>283
SS抜のピンクをどうぞ
287名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 19:14:08 ID:KBcJH9bX
そういや、バイオネタのやつどうなったんだろ?
288乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/10/29(水) 16:11:39 ID:WW3Vi2Bq
 新作持ってきました。
 カナエ? 何ですかそれは? 食べれるんですか?
 嘘ですごめんなさい。そっちもチマチマと書いてはいるんですが、
 シナリオ自体が長くて先が見えてこない。
 プロットを練り直してから話を短縮して書き直すのでまだまだ時間が掛かりそうです。
 待っている方居たら御免なさい。もうちょっと――いやだいぶ? 待って下さいね。

 んでは投下を。


 富士神学園天文部1

「んあぁっ! いい! もっとぉ!」
 甘えるような乙女の嬌声が闇夜に木霊する。
(え? これ、何?)
 少女は悪夢でも見ているのかと思った。
 目の前で、クラスメートが化け物に襲われている。
 ゲームなどで出てくるローパーと呼ばれているモンスターにそっくりなその化け物は、
 少女の友人を粘液滴る触手で拘束し、抱き寄せると気味の悪い触手で秘所を貫いている。
「あぁぁ! 深いぃ! もっとズポズポしてぇ!」
 友人の強姦される姿はショックだったが何より。
 異形の太い触手に刺し貫かれている友人は悲鳴の代わりに雌の喘ぎ声を上げているのが理解出来なかった。
「んっはあ! イッくぅ! ああぁぁああぁ!」
 ビュクン! ドピュドピュっ、ドクドクドク!
「あっはあぁ…! セーエキ、あつうい♪」
 絶頂と同時に無慈悲な膣内射精と全身ぶっかけを受けた友人は、恍惚の表情を浮かべていた。
「…優衣ちゃん…嘘…」
 イカ臭い性臭に現実を認識した少女は、呆然と呟いた。
(どうしてこんな事に…)

 美原静葉〈みはらしずは〉。
 全寮制の富士神学園の高等部に通う彼女は、深夜に友人の加藤優衣〈かとうゆい〉から
 大事な話があると寮の外に呼び出された。
 夜の学園には化け物が出る。と最近噂されている事もあり明日にしようかと提案したのだが、
 どうしても今でなければならないと押し切られ、そして今に至る。

「優衣ちゃん…っ、これ、何なの? どうしてこんな…」
「んんっ…、あはあっ♪ 静ぅ、見て分からない? あたしぃ、この子とエッチしてるのぉ♪
 知らないでしょぉ、この子たちとっても良いんだよ?」
「…この子『達』?」
(こんな化け物、他にも居るの!?)
289乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/10/29(水) 16:13:23 ID:WW3Vi2Bq
「くすくすっ。静も聞いたことあるでしょ。夜の学園に現れる化け物の噂。あれはこの子達の事なの」
 幼いヴァギナからコプコプと精液をこぼしながら、優衣は自分を犯した異形に甘えるように背を預ける。
「あたしだけじゃないんだよ。この子達としてるのは。クラスの中で、
 一日だけ行方不明になって、すぐにふらっと戻って来た子が何人か居るでしょ?
 あれはさ、この子達に捕まって皆、一日中してたんだよ。かく言うあたしもそうだし。
 くすくすっ♪ 本当に気持ち良いんだよ? 誰だって虜になる。静もきっと、気に入るわ♪」
 ずるり。背後から濡れた雑巾を引きずるような音。
「――っ!?」
 振り向いた先に。友を襲う化け物と同じモノが三体も居た。
 ひゅるんっ。
「きゃあ!?」
 内一体が触手を伸ばし、静葉の体を絡め取る。
 少女にそれを振り解くほどの力は無く、あっさりと本体に抱き寄せられた。
 グチョリ。
「いやっ!?」
 粘液滴る肉柱に触れると粘ついた感触と一緒に、青臭い匂いが鼻を突いた。
 生理的嫌悪感が脊椎を走り抜け、全身の皮膚が粟立つ。
「くすくすっ。嫌なのは、最初だけ」
(そんなの有り得ない!)
 だが思ったことを口にする前に。一本の触手が小さな口に滑り込んだ。
「っ!? んんっっ!!」
(いやあ! 気持ち悪い!)
 節くれ立った胴の先端に小型のイソギンチャクが付いたそれは、静葉の咥内でビチビチと暴れ回ると、
 先端の繊毛触手を伸ばし、少女の口の中を得体の知れない粘液を擦り付けていく。
 口内を舐め回される感触に、口から鼻へと通る異臭に、喉元から吐き気がこみ上げてくる。
 だが無慈悲にも触手の動きは更に活発になった。
 ジュポッ、ジュポッ、ジュポッ!
「んぐっ!? んん−っっ!」
 舐め回すような動きから一転、穴を犯すピストン運動に変わる。
 喉を犯す苛烈なイマラチオに、静葉は涙を流した。
(喉、苦しい…! 吐きそう! もういや! 助けて!)
 ドクンっ! ドピュドピュっ、ドピュドピュ!
「ん−っ!?」
 突然喉まで突っ込まれていた触手が脈動し、射精する。
 吐き出す暇もなく、化け物の精液は静葉の胃へと流し込まれる。
 ビチャビチャビチャっ!
 鎌首をもたげていた他の触手も一斉に射精し、静葉の学生服をドロドロに汚す。
「かはっ! げほぉっ!」
 ようやく口内の触手は引き抜かれたが、射精は止まらず、
 えずく静葉の顔にビシャビシャと精液のパックを施した。
290乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/10/29(水) 16:14:52 ID:WW3Vi2Bq
(…出されちゃったっ。化け物の変な汁、飲んじゃった…! いや…いやっ! もういやぁ!)
 身体中にへばり付いた白い粘液が気持ち悪い。
 息をする度にイカ臭い匂いがしてまたえずきそうになる。だが、
 ドクン。
「――あ、」
(体が熱いっ?)
 精液を溜め込んだ腹が急に熱を帯びる。
「はあっ、はあっ」
 心臓が高鳴り。胸が急に切なくなる。呼吸は荒く、だがどこか色っぽい。
 ずるずるっ…。
「きゃっ!?」
 不意に触手が制服の中へと忍び込む。
「あっ!? やめっ! ――ぁん!?」
 触手は次々と衣服の内側へと進入し、うなじや脇、
 乳首やぴたりと閉じ合わされたクレバスにその身を擦り付けてくる。
「あっ!? ダメ! そこ触っちゃ、――あぁ!?」
(うそっ、私、感じてるっ!?)
 信じたくはないが。精液で濡れた肌を触手が這い回る度に、
 ゾワゾワと背筋が快楽に震え、乳首やヴァギナを繊毛触手で舐めあげられる度に甘い嬌声を漏らしてしまう。
「ほーら。静ったら、あんなに嫌がってたのに、もうイヤらしい声を出してる」
「ち、違う優衣ちゃん! これは――ぁあん!?」
 クリトリスを剥かれ、一オクターブ、声が高くなった。
「くすくすっ。抵抗しても無駄よ静。この子達の臭−いザーメンにはね。
 女をスケベにさせる効果があるの。肌だって、とっても敏感になるんだから」
「そ、そんな――はあぁ!?」
 引き出された肉豆が精液を被った下着に擦れて、ジンジンと鋭い快楽を訴える。
 ぐちょぐちょと触手が全身を這い回る度に肌が甘く痺れ、生臭い香りが攪拌される。
(だめっ、気持ちいい! 頭、ぼうってしちゃうっ)
 ずるりっ、下着を引き下ろされる。雌の香りが広がり、下着と幼い割れ目の間で愛液が糸を引く。
 ついさっきまでぴっちりと閉じ合わされていたクレバスは綻び、涎を垂らしていた。
 くちりと、そこに触手があてがわれる。
 生殖用だろうか、ゴーヤのような形状をしたその触手は静の二の腕と同じほどの太さがある。
(こんなの入れられたら、私、壊れちゃうっ)
「いやっ、それだけは許して!?」
「あははっ。何言ってるのよ静? 前戯だけなんてつまらないよ?
 ちゃんとハメてもらわないと――あん♪ こんな風にっ」
 再び異種間の交尾に喘ぐ優衣。それを呆然と見つめながら、
 メリメリメリッ――ぶつんっ。
「イヤあぁあぁぁ!?」
 一息に突き込まれた触手が静葉のバージンを奪う。膣から破瓜の激痛が静を襲い――
(――え!? 嘘!? どうして!? 痛くないっ)
 いや、全く痛くないと言えば嘘になるが、こんな極太の張り型を挿入されたにしては痛みは少ない。
 有るのは熱い肉が腹を圧迫する感覚。そして、
 ぐちょんっ。
「あぁっ!?」
 太く長い触手で子袋を突き上げられると快楽が走った。
(そんなっ。私、感じてるのっ?)
 自分の体が信じられない。
 ぐっちょ、ぐっちょ、ぐっちょっ――
「あっ!? 駄目! あん!? 突き上げないで!」
291乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/10/29(水) 16:15:46 ID:WW3Vi2Bq
 触手の精液に含まれた媚薬成分は、既に静葉の膣を、子宮を、発情させていた。
 性感帯を掘り起こされた膣壁は触手の疣でえぐられる度に官能の波を生み出す。
 欲情の火に炙られ切なく疼く子宮をゴツゴツ付かれると色っぽい喘ぎ声が勝手に出てしまう。
「ああっ! こんなぁ! あん!? 初めてなのにぃ! あっ!? 気持ちいいよぉ!」
 気を良くした化け物が他の触手を操り、精液に汚れた肌を丹念にこね回していく。
 乳首を甘噛みされ、クリトリスに舌を這わされ、塗り薬のようにスペルマを塗り広げられる。
「駄目ぇ! 身体中気持ちよくてぇ! 変になっちゃう!」
「あはん♪ あん♪ すごぉい♪ 静、ズコズコ犯されてる♪
 はあっ♪ あたしもぉ、あたしももっと犯してぇ!」
 ピストンも早くなり、ぐちょぐちょと粘液を掻き回す音が大きくなる。
 触手の先端がぶるりと震えた。
「あっ!? 出しちゃうの!? 私、中出しされちゃうの!?」
「そうよ静! この子達の濃厚ザーメン、今から沢山出されるの!
 あはぁ♪ そしたら子宮がもっと熱くなって、もっとエッチな気分になっちゃうんだから♪」
 そう。化け物の精液は強力な媚薬だ。
 飲んだだけでもこれだけの効果があるというのに、もしこんなものを直接子宮に注がれたら。
(私も、優衣ちゃんみたいに、イヤらしい子になっちゃう!)
「だ、だめ! 外に出して! 中はっ――」
 ぐちょんっ!
「あぁん!?」
 ぐっちょっ、ぐっちょ、ぐっちょ!
「あっ、あっ、ぁん!」
(っ!? き、来ちゃう!? 何か来ちゃう! 嫌っ、怖い!)
 微かな理性も圧倒的な快楽に流される。静の体も絶頂寸前で子宮がうねり、太い触手を更にくわえ込む。
 それが引き金になった。
 どぴゅるっ! ドプドプドプっ!
「ああっ!? ああぁあぁぁっ!!」
「あたしもっ、イッくうぅぅううっっ!」
 二人の少女の絶頂と共に、彼女達の子宮に異形の精液が並々と注がれる。
(ああっ! 凄い! 熱いの! また飛んじゃう!)
 敏感になった子宮壁にビチャビチャと粘ついた白濁液が打ちつけられ、更なるアクメを迎えた。
 静葉と優衣は体を痙攣させると、髪を振り乱しながら涎を飛ばし、獣同然の嬌声を上げる。
 ジョロロ――
 余りの快楽に静葉が失禁するが、二重絶頂の余韻で意識は飛んだまま、それに気づかない。
「――あっ、はあっ、ん…」
(気持ちいい…)
 頭の中はそれしかなかった。価値観が変わってしまうくらいの圧倒的快楽。
 再び周りの触手からザーメンのシャワーを浴びても、その不快感も、その悪臭も、
 官能へと変換させられてしまう。今の静葉は立派なメスの表情を浮かべていた。
 どくん――
「――あっ…」
 急に子宮が熱くなる。全身から汗が吹き出ると、静葉の腰が切なそうにくねった。
 媚薬効果が利き始めたのだ。
292乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/10/29(水) 16:16:55 ID:WW3Vi2Bq
(嘘…どんどんいやらしい気分になってくる…)
 獲物を見つけた獣のように、残された二匹の化け物がこちらに寄ってくる。
 きっと三匹がかりで輪姦するつもりなのだ。
(一回だけでも、あんなに乱れたのに…何回も犯されたら…私…)
 人格が崩壊してしまうほどの快楽を予期し、静葉は恐怖する。
 だが彼女の子宮は、道の快楽に期待し、切なく疼いた。

 その時である。

 ヒュヒュンっ!
 耳慣れない風切り音がすると、近付こうとしていた二匹のローパーもどきが輪切りにされる。
(――え?)
 呆然とする静葉の前に何時の間にか一人の少女が立っていた。
「この化け物め。何度見ても吐き気がするわ」
 突如現れた学生服姿の少女に静葉を犯していたローパーもどきが触手を伸ばす。
 速い。まるで矢でも射るように風切り音を立てながら、複数の触手が学生服の少女に殺到する。

「蛇媚螺<ジャビラ>!」

 少女が叫び、右手に携えていた一振りの刀を翻らせた。
 触手は刀一本では到底捌き切れる量ではない。剣客少女が捕まるのも時間の問題かと思われた。
 だが、振り抜かれた刀は複数の触手を同時に切り落とす。
(――伸びた?)
 静葉の目には、刀身が長くなったように見えた。
 いや、それだけではない。
 薄く、青く輝く刀身はまるで蛇のようにうねり、しなり、触手を絡め取るように切り落とす。
(――綺麗)
 青い刀身が夜の校舎を背景に宙を舞う。縦横無尽に閃く刀の残像が空に幻想的な軌跡を刻んだ。
 二回も精を吐き出した化け物は直ぐに弾切れになる。
 それは優衣を犯していたモノも一緒で哀れな少女達を解放すると、その姿が陽炎のように揺らめいた。
「逃がすと思っているの?」
 刀を突き出す。刀身が青く光ると、二本に分かれ、二匹とも串刺しにした。
「闇に還れ」
 ヒュン!
 刀が上方に振り抜かれ、化け物の体を引き裂いた。
 ブクブクと泡になりながら消滅していく異形をぼんやりと見つめる。
「大丈夫?」
 心配そうな声を掛けてくれたのは剣客少女。
(私、助かったんだ)
「あっ、ちょっと!」
 気が抜けた静葉は、そのまま意識を失った。

 ***


 以上で一話終了です。
 エロに使えそうな妖怪とか日本の神様とかを題材にしたかったんですが
 あんまり懲りすぎると例によって長続きしないと思い、割と適当な設定に。
 どこぞの触手ゲームのようですね。ショックとか引用中とか。
 次回はちょいとエロ薄め。寄生分も四話からしか出てこなかったりします。
 
 駄目じゃん。

 けどまあキャラを立てながらエロイシチュは作っていくつもりなのでそこは頑張ります。
 それではまた。
293名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 23:52:29 ID:Yg58vfDv
>>292
イャッホーウ!!全裸で待ってたかいがあったぜ!

序章なのになんてエロさ、しかもこれでエロ薄めとは…
おかげで触手の良さを思い出せました
とりあえず四話に超期待
294名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 23:57:55 ID:cdtCTY1E
風邪引くぞ、これを着ろ。

っ[靴下][ネクタイ]
295名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 04:46:42 ID:1wnLUyuo
じゃあ俺からはこれを
つ[猫耳][尻尾(アナル用)]
296名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 09:24:27 ID:AjKsmZ0Z
だったらこれも付けないと
つ[ニップレス]
297名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 12:09:00 ID:8wsBwskn
∵ゞ(>д<)ハックシュン!
298名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 13:41:57 ID:qWtg2+iX
寒そうだからもうちょい面積あるのを
つ[エプロン]
299名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 00:41:50 ID:9AGt3uIV
ヽく∵>ノ
  ゝヽ
300名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 07:17:48 ID:3DvW9dlZ
>>268
抜粋管理の方更新乙です
過去SSもアップされててGJです!
301名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 11:06:26 ID:k+av0HoY
保守
302名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 14:32:17 ID:tE0gvYCo
新スレになった事に気づかず、迷子になった俺涙目。

>>87
昔読んだけど、前半と後半は最高だった。ただ、中盤がちょっとタルいかな。
303名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:44:03 ID:ed2jdPDw
304名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 03:15:11 ID:Y3Y6rkiZ
保守
305名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 03:37:51 ID:fEA6eJ24
「も」と書こうかどうか迷ってたのに・・・

SS職人様と保守契約を結んでいただくと
・ SS続編の無償バージョンアップ版のご提供
・ SS不評発生時メール受け付け
・ 保守契約者様向けホームページからの様々なサービス提供  
   が可能になります。24時間365日、SSに浸りたい方にお勧め
306名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 19:54:24 ID:1sHmOyVs
307名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 20:01:34 ID:Xg0jzl/E
308名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 20:04:30 ID:X1uGHAQv
309名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 20:13:03 ID:bHtwEpHk
310名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 02:00:38 ID:QzmThrMV
寄世界か、ふむ。
311名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:05:04 ID:Oyz4dAbY
「着せ替え」という衣装で寄生していくパターンを期待していた漏れは負け組み

寄生物が宿主を取り替えながら乗り移っていく「寄生代え」萌え
淫獣教師実写版2だな
312名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:30:36 ID:ybD1GZG+
ガイバーも一応は寄生なんだよな
313名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 09:18:02 ID:jxdbrmm+
寄裸寄裸世界 ごーお(r
314名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 09:47:07 ID:6+zQTg5x
寄世界は難しいので、寄生替え保守してみます。




ほほう、寄生替え遊びか〜、面白そうだな〜
じゃーオレが最初に寄生するぜっ

ジュブッヌブッゴリゴリッ……

いぎゃあああ!! やだやだ入ってこないでええ!!!
やなのきもちわるいのっ! ぱぱぁ、ままぁ……!!
あ、あああ、やだやだこんな気持ち悪いの私じゃないいっ!!

あー楽しかった。グロ姿にするの最高。次誰いく〜
あ、それじゃ私がいくよ〜。ほーら、新しい快楽を教えてあげるよ〜

ぐにゅっ、ずるるぅぅ〜、びゅるんっ!

ひぎっ! ひやああああ!! これっ、なにっ!?
私のくりとりすが、おちんちんみたいにっ……!
あーっあーっ!! だめえっじゅぽじゅぽしないれええ!!
なにこれええっしらないしらないしらにゃいけどきもぢいいにょおおっ!!

あースッキリした。やっぱふたなり化で射精させまくるのが最高よね〜。
みんなすごいな〜、次はボクが行くよ〜、えへへ、おねーちゃん、遊ぼうね〜。

くちゅ、ぬるる〜っ、ぐぽっ、ごりゅっごりゅっ

うわああああっ! あーっ! ひあああああっ!!
おまんこがぁっ! しきゅうがぁっ! やだやだなにこれぇっ!
やだよう、子宮に入らないでよぉ、勝手に赤ちゃんにならないでよおおっ!
えっ、どうして母乳がっ、やだっやだようっ、私あなたなんか産みたくないっ!
あぎいいっ!! うぎっ、うまっれっ、産まれりゅううううっ!!

はう〜子宮から出てくるの最高だよ〜、ママ〜おっぱいちょうだい〜なんてねっ
ふぉっふぉ、みな腕を上げたのう……次はワシの出番か……どれ

ずぐっ……ずぢゅううう、ぬぢっぬぢぃぃ……

あがあああ!! おあうう、ぎいいいいっ!! ひいいいいいい!!
やだあああ! のうみそぐちゅぐちゅしないれええええええ!!!
やなのきもちわるいのきもちわるいのにイッてるのおおおお!!
やだやだやだやだたすけてえええ!! こわいよおお! やだよおお!!
わたじののうみぞごわざないでええええええええ!!

おうおう、やはり脳に寄生して弄るのは最高じゃわい。
やっぱ爺さんはスゲーな。みんなやるな〜
フフフ、アンタもいい寄生だったわよ
ボクだって頑張ったもんっ!


あひ、あひぃぃ……ゆるひ、れ、でゃれ、ひゃ、たひゅけ……
もうやら……もうやらよぉぉ……




こんな感じでしょうか。ふぅ、保守。
315名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 11:41:33 ID:dbFhTXxd
最初のグロ姿のまま他の変化を受けるのか…まったく想像つかんw
保守レス、ごちそうさまでした
316名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 14:22:47 ID:iQ0qqYAW
保守乙
爺さんタイプが一番ツボだな。
317名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 17:25:33 ID:h9343NEG
グロってどんな姿なんだ・・・?
318名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 00:28:56 ID:84ppTiJJ
http://orz.4chan.org/d/src/1225989467701.jpg
この上の娘みたいなのが好きだ
かなり好きだ
319乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/08(土) 17:26:22 ID:8GsoLCeW
 お待たせしました。新作の続きを投下します。
 今回はキャラ紹介編なのでエロは薄め。



 富士神学園天文部2


 目が覚めると、見知らぬ部屋に居た。
 生活感の薄い、小綺麗な部屋だ。勉強机やテーブル。タンスなど、最低限の物しか無い。
 静葉は体を起こす。二段ベッドの上で寝ていたらしく視界が高い。
 自分の格好も寝間着ではなく何故か私服姿だった。
(校舎が見える)
 窓の向こうに毎日通っている成櫻学園の高等部校舎が見えた。ここは寮らしい。
(あれ? 私、確か昨日――)
 寝起きの頭を無理矢理回転させる。
 昨日は日曜日。友達の優衣と出かける約束をしていたのだが、土曜日の夜から連絡が付かなくなる。
 学園内で噂の失踪事件に巻き込まれてしまったのかと心配しながら週末を過ごし、
 明日の授業に備えて寝ようかと思った時、本人から『合いたい』とメールが届いたのだ。
 その後は、確か、

  化け物に犯される優衣の姿がフラッシュバックした。

(私も、優衣ちゃんも、化け物に、襲われたっ)
 触手を生やした三角錐型の肉柱。あれの白濁液を被り、飲まされ、挙げ句の果てにタップリと中出しされた。
(私の身体、汚れちゃったんだ…!)
 異形の精液は雌の本能を刺激し、化け物が相手の初めてのセックスではしたなく喘いでしまった。
 だがあの圧倒的な快楽。絶頂の余韻は未成熟の精神には刺激が強すぎた。
 そう、媚薬に焦がれた子宮は今にも切なく疼いて、
「あれ?」
(身体、何ともない)
 下腹部からは性交の後を窺わせる、ひきつるような痛みがあるだけ。
 静葉はそっと自分の下着をずらして下腹部を直に確認する。
「――何これ?」
 臍と女性器の間に、紙切れが貼ってあった。
 ミミズがのたくったような文字が書いており、何かのお札に見える。

「目が覚めた?」

「きゃあ!?」
 部屋の視角外から急に声が掛かり、慌ててスカートを下ろす。
「だだだだ、誰ですか!? 人の部屋にノックもせずに入ってっ…」
「ここ私の部屋なんだけど?」
「――え?」
 はたと正気に戻り、二段ベッドの上から顔を出す。
 腰に手を当てながら仏頂面をしている女子生徒が居た。
(――あ、昨日、私達を助けてくれた子だ)
「それだけ元気なら大丈夫ね。降りてきなさいよ。朝ご飯、買ってきたから」
「えと…」
「食べないなら貴方の分も私がもらうわよ?」
 ぎゅるるるぅ、と腹の虫が抗議の声を上げる。
「あの、ごちそうになります」
「素直でよろしい」
 静葉は顔を赤くしながらベッドから降りる。
 件の少女は、テーブルの上に購買で買ってきたらしいパンやお握りを並べ始める。
 デザートにプリンまであるあたり、気を使ってくれているのだろうか。
320乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/08(土) 17:27:19 ID:8GsoLCeW
「どこまで覚えてる?」
「――それって昨日の事ですか?」
「そうよ」
 簡潔に受け答えする少女。じっくりと顔を眺めるのは初めてだが、彼女は美人だった。
 形のいい柳眉、透き通るような黒髪。眼光は鋭く、意志の強さを伺い知れる。
 だが始終浮かべた仏頂面と素っ気ない言葉遣いから、綺麗だが近寄り難い雰囲気を放っていた。
 しかし静葉も自他共に天然で通っているおっとり娘だ。
 化け物相手はともかく、同世代の女の子には遅れはとらない。
「あの、嫌だけど――気持ち良かったです」
 静葉なりの冗談のつもりだった。
「次は助けないわよ」
「いえっ、あのっ、冗談ですから! 御免なさい!」
 青筋を浮かべた少女に頭を下げる。
 ゴツンっ!
「痛!?」
 勢い余ってテーブルに頭突きを食らわしてしまう。
 その様子を見た少女も毒気を抜かれ、もとい、呆れた様子だった。
「貴方それ天然?」
「…はい…不本意ながら…」
「そんなんじゃきっと妖魔も萎えるわね」
「妖魔?」
「富士神学園女子生徒失踪事件の原因。貴方達を犯していた化け物の事よ」
「…妖魔」
 その言葉を噛みしめる。自分を辱め、友の人格をねじ曲げた異形。静葉にとっては恐怖の対象でしかない。
「もう分かっていると思うけど。あいつらは女を犯す事に特化した化け物よ。
 奴らの体液には濃縮された妖気が宿っているわ。妖気は身体も魂も汚して、人間を堕落させる。
 一度や二度なら浄化出来るけど何度も受ければ妖気はどんどん蓄積されて、やがて正気を失うわ」
「――そんな」
「身体が穢れればもう、妖魔と交わることしか考えられなくなる。
 そして妖気の蓄積量が増えれば――妖魔を孕んでしまうわ」
「え…」
 あんな化け物を産むというのか。
(しかもその妖魔の子供が優衣ちゃんや私を襲ったように、他の女の子を襲うって事?)
「安心しなさい。貴方は平気よ」
 少女の言葉に安堵の息が漏れるが、ふと気付いた。
「優衣ちゃんは!?」
 ベッドで寝ている友人は果たして大丈夫なのか?
「その子は、私にはどうしようも出来ないわ。妖気の蓄積量が多すぎる。
 今は無理矢理眠らせる事で誤魔化してるけど、それも応急処置みたいなものよ。
 ――多分何回もあいつ等に――」
 ぎり、と怒りで歯を食いしばる少女。
「そんな、それじゃ優衣ちゃん。もう、戻らないんですか!?」
「大丈夫。安心して。仲間を呼んでいるの。
 すぐには来れないけど、その人は浄化のプロで貴方の友達も治してもらえるわ」
(…そっかぁ、良かったぁ)
「――あの、結局あなたは何なんですか?
 妖魔を知ってたり、浄化とか、昨日は刀まで使って妖魔をやっつけて…」
「そう言えば自己紹介もしてなかったわね」
「あ。はい、そうでした。私は高等部二年三組の美原静葉です」
「私は二年四組の藤間天音。一昨日転校してきた――退魔士よ」
 話はそれで終わりだとばかりに天音と名乗った少女は昆布のお握りを頬張った。
321乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/08(土) 17:28:44 ID:8GsoLCeW
***

「授業はどうするの?」
 ビニール袋にゴミを詰めながら天音が聞いてくる。
 携帯を開くと八時前だ。そろそろ支度をしないと間に合わない。
「え? 学校行くつもりですけど」
「止めて起きなさい」
「え? どうしてですか?」
「貴方には分からないでしょうけど。もう学園の中には妖魔に襲われて、
 奴らの言いなりになっている生徒が何人も居る筈だわ。
 貴方は一度私に助けられているからマークされてる可能性が高いの」
 紙パックのイチゴミルクをストローで啜る。
「それって、また、襲われちゃう、って事ですか?」
「そう。だからここに居なさい。結界も張ってあるから、下級妖魔如きじゃ手も足も出ないわ」
 飲み干したイチゴミルクをビニールへ。
 一瞬、静葉の分のプリンへ視線が揺らいだ気がした。
「…分かりました」
「そうしなさい。ところでどうして敬語を使ってるの? 同い年なのに?」
「何となく、です」
 天音が発するオーラがどうしても同年代のものとは思えず、姉のような気がする――だからだろうか。
「まあ、確かに貴方みたいなチンチクリンと私が同い年と言われても信じられないけどね?」
 ぽんぽん、と頭を軽く叩かれる。
「ああ酷い! 気にしてるのに!」
「それはごめんなさい」
(あ、天音さん。少しだけ笑った)
 天音の笑顔は同性から見ても綺麗で、それに可愛かった。
「さて」
 天音は立ち上がる。笑顔は消えていたが一瞬、視線がプリンに向いた。
「どこに行くんですか?」
「登校するのよ。転校生だもの。初日からサボるわけにはいかないわ。それに、」
「それに?」
「動き回れば、奴らの方から近づいてくれるかも知れないしね?」
 そう言うと、部屋のドアを開ける。
「ああそうそう。お腹に貼った清めの札。もう捨てて良いわよ」
「え?」
「貴方のアソコ、ツルツルで可愛かったわよ?」

「――あ、あっ…!」
(み、見られたんだ!)

「それじゃ」
 ばたん。ドアが閉まる。
 静寂が支配する部屋で静葉の顔が見る見るうちに朱くなっていく。
「天音さんのバカぁっ!」
 隣の部屋に聞こえるくらい大きな声で叫んだ。
322乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/08(土) 17:31:01 ID:8GsoLCeW
 ***

「藤間さん!? 趣味は何ですか!?」
「スリーサイズ教えて下さい!」
「僕を変態と罵ってぇ!」
 転校初日のホームルーム。藤間天音は辟易していた。転校生の登竜門。質問責めである。
 特に男子共は容赦というよりデリカシーがない。下ネタを普通に混ぜてくる。
(切り捨ててやろうか…!)
 天音が妖魔退治に使う『蛇媚螺』は実体を持たない霊刀だ。彼女の意志一つで虚空より顕現する。
 刀身を自在に変質させ、鞭のように振るったり、刀身自体を何本にも増やす事も可能だ。
 無茶をするなら相応の集中力が必要とされるが、下品な男子の制服だけを切り裂いて、裸に剥くくらいは出来る。「止めなさいよこのケダモノ! 藤間さん嫌がってるじゃない!」
 ところが天音の怒りが頂点に達する前に、女子生徒が怒鳴り散らす。
 それで天音の溜飲もいくらか下がった。
「御免なさい藤間さん。内のクラスの男子、猿ばっかりで」
「――」
 だが天音はだんまりを決め込む。
「えっと、あの? 天音さん?」
「――」
 やはり無視。だがその女子も負けずに食い付いた。
「私、富山真子。クラス委員長をしてるから。何か分からないことが遠慮しないで聞いてね?」
 アホ毛が特徴のクラス委員長は精一杯の笑顔を浮かべながら天音に接してくる。
 だが天音は彼女を見返そうともしなかった。まるで眼中に無いとでも言うように。
 他の者も天音の人格をようやく理解したらしく、一人、また一人と彼女から興味を失い離れていく。
(それでいい)
 どうせ妖魔を倒せばまた転校する。交友関係など作るだけ無駄だ。
 静葉を助け、部屋に置いているのも成り行きに過ぎない。少なくとも天音はそう思っていた。
「皆、席に着け−」
 気まずい沈黙を破るように、教師が入って来る。そして退屈な授業が始まった。

 ***

 そして放課後。天音は帰り支度を進めながらある少女を見ていた。
(このクラスにも、もう犠牲者が…)
 退魔の稼業を始めてから三年。実戦で鍛えられた霊感が、一人の女子生徒から強力な妖気を感じ取る。
 彼女はどこかぼんやりとしていて、たまに思い出したかのように熱い吐息を吐き出した。
「藤間さん?」
 と、その少女が突然、天音に話しかけてくる。
 急な接触に僅かに動揺するが、平静を装いながら聞き返した。
「――何?」
「部活動、何をするか、決めましたか?」
「まだよ」
 まさかと思いつつ、一応会話をしてやる。
「だったら是非、天文学部に入りませんか!?」
「天文学部?」
「はい! 夜に皆で集まるんです!」
(夜? ――ああ、そういう事か)
 天音は内心でほくそ笑んだ。なんて事はない。これは『お誘いだ』。
「それは面白そうね」
「はい! とっても楽しいですよ! 藤間さんも絶対に気に入ってくれます!」
 興奮気味に話すクラスメート。彼女の体に充満している妖気が漏れ出し、
 雌の臭いと一緒に周囲に撒き散らす。この娘も、どうやらもう手遅れらしかった。
(すぐに解放してあげる。この学園に巣くう、妖魔を滅ぼしてね)
「そこまで言うなら一度見学してみるわ。どこに集合?」
「体育館です」
「屋外じゃないの?」
「今日は発表会なんです。最初は視聴覚室を借りていたんですが部員が増えてしまって…」
「…そう」
323乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/08(土) 17:32:03 ID:8GsoLCeW
(なる程。今日は『集会』と言うことか。部員の増加はそのまま犠牲者の増加に繋がる)
 今晩、体育館では多人数でのサバトが開かれるのだろう。
 だとすれば、そこにターゲットがいる可能性も高い。
 下級妖魔を従える上級妖魔が。
(転校初日でこれとは、千載一遇のチャンスね)
「天音さん。私が迎えに行きますから。寮のお部屋を教えて下さい」
「ああ。私の部屋は――」
 かくして。天音は、狙い通り学園を支配する妖魔と討つチャンスを得た。

 だがそれが妖魔の仕掛けた罠だと気付く事はない。

「楽しみにして下さいね♪」
 クラスメートの少女は、淫蕩な笑みを浮かべた。

 ***

 その後。天音は校舎内を練り歩き妖魔の気配を探っていた。
(マズいわね。昼は分からなかったど。暗くなるにつれて、学校全体から妖気を感じる。
 思ったよりも奴らの進行が早いわ)
 不可解な点も他にある。これだけの妖気を感じるのに、他の生徒達は何も感じていない事だ。
 普通なら精神に異常をきたし始めるレベルだというのに。
(しかもこれだけの妖気、どこかに発生源が有る筈だ)
だがそれがどこかも分からない。
「お大事に」
「はい。ありがとうございます」
 目の前を通り過ぎようとした保健室からクラス委員長の富山真子が出て来る。
「体の調子でも悪いの?」
「うっひゃあ!?」
(そこまで驚く?)
 確かに後ろから話しかけたが。
「藤間さん!? もう、ビックリさせないでよっ」
 富山の言葉は無視してちらりと保健室の中を覗き見る。
 天音の視線に美人の保険医が気付いて、にこやかに手を振ってた。
(妖気は感じないわね)
 保健室、という単語に退魔士の本能が引っかかったが異常は見あたらない。
「私、あれが重くて」
「――え?」
 いきなりの告白に天音が目を丸くする。
「そのリアクションスッゴイ失礼だと思うんだけど? ひょっとして私独り恥をかいちゃったの!?」
「いえ、そんな事を言われれば誰でも――」
「藤間さんから話を振ったんじゃない! 責任取ってよ!」
「悪いけど急用を思いだしたわ」
 さっさとその場から離れる。
324乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/08(土) 17:33:06 ID:8GsoLCeW
「こらっ、逃げるな!」
 面倒は御免だった。
(しかし妖気の発生源が特定出来ない。こんな事は初めてだわ)
 ひょっとしたら今度の敵は妖気を自由に操る事が出来るのかも知れない。厄介な相手だった。
「けれどそれも、今日までよ」
 新たな犠牲者を出さないためにも。今晩で勝負を決める。そう天音は決意した。

***

「藤間さん行きましたよ?」
 保健室の中へと、委員長の富山が声を掛ける。
 ジュルルル――それに答えるように保健室から妖魔の触手が伸びた。
「あん♪」
 触手に捕まり、保健室へと引き込まれる富山。
「あれが噂の藤間天音ね?」
「もう。どうせ夜になったら皆で相手をしてあげるのに、こんな時まで真面目に退魔士しなくてもいいのに」
「お預け食らったものね」
 保険医がベッドをし切りカーテンを引いた。

「あんっ! イっちゃう! またイっちゃうよぉ!」
「触手、触手好きい!」
「ハラませて! 赤ちゃん産ませてぇ!」

 カーテンの布切れ一枚を隔てた向こう側。
 そこでは、三人の女子が下級妖魔にしがみつきながら、自ら腰を振っていた。
 富山に触手を伸ばしているのは、一匹だけあぶれていた妖魔だ。
「あぁん皆あんなにヨガって…私も我慢出来ない…」
 制服姿のまま妖魔に自ら抱き付く富山。天音に見せた顔とはまるで別人のように彼女の表情は淫靡だった。

***

 天音は放課後、暗くなるまで校内を散策していたが結局成果らしいモノは無かった。
 空腹感が襲い掛かり売店で夕食を買ってから寮に戻る。
「今戻ったわ」
「あ、お帰りなさい天音さん♪」
 人懐っこい笑顔が天音を出迎える。飼い犬が尻尾を振って主人の帰りを迎えるようだった。
「あ、ああ…」
 こう見えても天音は甘いものと可愛いモノに目がない。無邪気な静葉の笑顔に心がぐらついた。
「遅くなって悪かったな。腹が減っただろう」
「はい!」
 昼も食べてないはずだから、空腹な筈だ。
 売店で買ってきたモノをテーブルに並べて質素なディナータイムとなった。
「お手数をおかけします」
「気にしないでいいわ。当然の事をしてるだけだし」
「いえいえ。助けてくれた上にご飯までご馳走になって、私も感謝感激アメアラレ、です!」
325乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/08(土) 17:34:04 ID:8GsoLCeW
「…そう」
「と言うわけで私からささやかな恩返しをさせて下さいっ」
 どん、とテーブルに置かれる平べったい箱。
(こ、これは!?)
「そうです! かの有名洋菓子店『碧』の生菓子セット! 3,880円なり!
 私の取って置きです。一緒に食べましょう♪」
「ごくり――」
 餌付けされているとも知らずに、天音は生唾を飲み込んだ。
「し、しょうがないわね。どうしてもというなら付き合ってもいいわ」
 評判のカステラに遠慮無く手を伸ばし――ふと気付いてしまった。
「ちょっと待って、これを一体どこから持ってきたの?」
「はい? 私の部屋からですけど?」
「ここから出たの!?」
「え? あの、だって下着とかも昨日のままだし、着替えを取りに行きたかったんです」
「何かあれば私に言って、と言ったでしょ!?」
「ふえっ、そんなに怒らなくても…っ」
(う、しまったわ)
 半泣きになっている静葉を見て罪悪感に捕らわれる。
「私っ、天音さんに喜んでもらおうと思っただけなのにっ」
 静葉の気持ちは痛いほど分かったが、それを素直に認める程天音は正直な人間ではない。
「私がいつそんな事を頼んだの? 余計なお世話よ」
(天の邪鬼にもほどがあるわ!)
 生粋の口の悪さがここでも遺憾なく発揮され、天音は内心で頭を抱えた。
「助ける方の身にもなってよ。これ以上、手間を掛けさせないで」
「ご、ごめんなさいっ――ぐずっ」
 静葉はとうとう鼻を鳴らして泣き始める。何の罪もない女の子を泣かせた自分が情けない。
 ――こんこんっ。
 その時、気まずい空気を打ち払うように部屋のドアがノックされた。
『藤間さん? お迎えに来ました』
「待って。すぐに行くわ」
「ぐすっ。天音さん?」
「仕事だ。少し遅くなるかも知れないわ。先に寝ていて」
「あの、私に何か出来ないですか? お手伝い、」
「足手まといよ」
「ふえっ…御免なさい」
 再び静葉の瞳から涙が溢れる。見ていられなくて顔を背け、それから小さく呟いた。
「――あまり、心配を掛けさせないで…」
「…え…?」
「何でもないわ。行ってくる――そうだ、私が戻るまで、絶対部屋を出ないで。
 それに誰か他の人を入れても駄目。約束して?」
326乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/08(土) 17:37:41 ID:8GsoLCeW
「…分かりました」
「そう。じゃあ、行ってくるわ」
「あの!」
「…何?」
「朝のプリン残してありますから。戻ったら食べて下さい」
「……ばか」
 小さく呟くと天音は部屋を出る。その言葉が照れ隠しだと静葉にも分かっていたらしく。
 あどけない顔は涙に塗れながらも微笑んでいた。

 ***

 以上で第二話終了です。

 投下してから気付きました。
 天音を勧誘する生徒の台詞が少しおかしい。
『天文学部』じゃなくて『天文部』ですね。はい。
 お手数をおかけしますが脳内変換を宜しくお願いします。

 ついでにエロ少なめで申し訳ない。
 というか寄生替えの保守レスの方がよっぽどエロスでした。314氏GJです。

 さて話的には次回投下分で折り返し地点となります。
 今回薄かった分次回は濃い目です。
 天音が敵地のど真ん中でニョロニョロされる予定。

 ではまた。
327名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:18:04 ID:r55bOwsI
乙です!
読み終わった瞬間にPCのひゃんが唸り出してびびったw
328名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:37:47 ID:VLO7yxSe
寒くなったけど、コタツの中で全裸で待つ!
329名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 20:15:36 ID:gWlBC5Ru
乙でやんす

>>328
コタツに寄生されてるのかコタツが寄生されてるのかその両方なのかどうなのか?
330名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 23:45:53 ID:Un1LuoBL
『寒くなったけど、コタツの中で全裸で待つ! 』
送信っと。
乙×風さんの新作早くできないかなぁ・・・
あーんな展開やこーんな展開でもぅ・・・ウフフ

あーそれにしてもコタツはあったかくて気持ちいいわぁ・・・
(もっと・・・モチ・・・ない?)
ん?なにか聞こえた?気のせいかな?
(もっと・・・モチ・・・たくない?)
!?違う!気のせいじゃない!どこから・・・!?
(もっとキモチよくなりたくない?)
これは!コタツから声が・・・!
あっ!ダメ!引きずり込まれる!!
イヤァァァァァ!!!
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

ハァ、コタツキモチイイヨォ・・・
ミンナニモ、コノキモチヨサ、ワカッテホシイナァ・・・

>>329のせいで
こんな妄想してしまったじゃないか!!
331名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 05:47:15 ID:306W5auJ
さて、俺もコタツを出してくるか
332名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 08:17:52 ID:BrLRApuO
月刊チャンピオンの新連載のサイレント・ブラッドが
このスレ向きの展開になりそう
333名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 09:06:51 ID:pRT4GxGj
なんぞそれ? 見に行かなくては!
334名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 09:09:11 ID:pRT4GxGj
乙&風氏ありがとうです。 次も大期待。
335名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 09:17:19 ID:BrLRApuO
>>333
詳しい描写はないが何かに寄生されたっぽい女医が同僚の血を吸いつくしていた。
主人公が寄生虫専門の医者なんで、たぶん寄生虫のせいだと思う。
336名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 16:56:31 ID:YsPA9wkR
寄生虫と女医と言われると殺し屋さんの作画の人がやってるエロ漫画しか思い浮かばん
337名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 18:00:17 ID:hDLlS/xc
内容はともかくとして、分裂にハァハァ

 ウリたちはどこででも繁殖できるニダ                         さっそくイルボンに行くニダ
\                     /                  \                     / 
   ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ∧_∧   ∧__∧   ∧_∧_∧    ∧_∧  ∧_∧   ∧_∧   ∧_∧
  <*`∀´>.  <* `∀∀´>  <*`∀´ `∀´>  <*`∀´><*` ∀´>  <* `∀´>  <* `∀´>
  (    )   (      )  (       .)   (    ><    )  (    )  (    )
 .  し―-J    し―-J-J   し―-J―-J    し―-->.<-―-J   し―-J    し―-J
338名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 20:46:36 ID:E0QP4WM2
おまいら的にHUNTER×HUNTERの新しい兵隊アリが生まれるってくだりは
当然いい妄想の種だよな?
339名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 21:18:00 ID:ZISWK8km
>>338
もちろん何が起きたかkwsk教えてくれるよね?
340名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 21:37:40 ID:XOqSEKND
>>338
それは寄生というより改造とか獣化じゃないか・・・?
アリが人間取り込んでロマサガ2のリアルクイーンみたいになるとかは萌えるが
ここの趣向と違うけど
個人的に寄生される側より
寄生する側が肉体支配するほうが好きだったりする
341名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 00:19:10 ID:2+6MNDR5
>>339
今週もうすぐ生まれそうだって言ってたけどどうなるんだろうなー

まぁ蟻にはすでにお世話になってますけどね(性的な意味で
342名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 02:43:28 ID:H6v3HTNC
ああっ、今日も蟻さんが私の蜜を舐めに来てる。この感覚、もう病みつき
今の私は蟻さんの奴隷。もっと気持ちよくしてぇーーーーーーーー!!

こうですか?
343名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 04:59:38 ID:pYvQQ7ue
なにその…屋りびんのw
344名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 06:30:09 ID:leGuJm3n
>>342
ちょっと待て、そのシチュだと蟻も虜になってしまうぞ。
個人的にはそこから平和な日常になれば大歓迎だが。
345名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 13:31:46 ID:+aeBl93K
なめてペロ なめてペロ なめてなめてなめてなめて…♪
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1226543454/

等身大のアリ型エイリアンに地下の巣へと運び込まれ
働きアリから口移しでペロペロと蜜をもらい虜になる娘。
既に身体は人外のものに変化し下半身は大きく膨らんでいる
今の私は蟻さまの母体。もっと飲ませて、産ませてぇーーーーーー!!
ってあのゲームなのか。やったことないけど
346名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 16:13:48 ID:QR7z+1TA
なにそれ、なんてゲーム?すげぇ興味あるんですけど。
347名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 20:26:13 ID:PegUb5mf
ブラックオイルも寄生っちゃ寄生なのか。
最終的にろくなオチにならんけど
348名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 00:10:11 ID:+rLWsFIF
Xファイル…、懐かしいなぁ
あれってオイル自体が生物で操っていたんだったけ?
349名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 21:26:38 ID:Ec+3+Gtk
でも変異した方に感染すると中から貪り食われて新生物に生態改造されちまうけどな
350名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 03:58:49 ID:QXK13d24
G-ウィルスのことか
351名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 09:20:06 ID:88R4CykO
人間の娘に乗り移り工作活動を始める侵略エイリアン
352名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 13:10:59 ID:IzSbsd1p
寄生された女性だからこその特殊?技能
謎の怪物による惨劇で生存者が居たら助けるのは普通だし寄生されてるなんて思いもしないから本部のメディカルセンターに搬送。
そして連鎖する惨劇と壊滅する本部

って感じな潜入と殲滅技能に長ける
353名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 14:58:23 ID:+1YHaqQX
惨劇起こすよりは、同化と増殖メインの方が好みだなぁ……
本部壊滅も物理的に、というよりは丸ごと乗っ取られる感じで。
354名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 15:23:45 ID:50/gaxgR
てっきり同化増殖好きばっかりだと思っていたので
352に軽いカルチャーショック。
なるほど寄生好きにはこういう方向もあるのかー
355名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 19:17:41 ID:usdNuq7S
際限なく寄生と同化を繰り返すのではなく
寄生して破壊しながら少数精鋭の寄生を繰り返すってのもいいね
356ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/11/16(日) 19:21:24 ID:GwDtxuz/
文才も何も無いし、書いたのも初めてだがSSを投下する。
カッとなってやった。後悔している。
357ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/11/16(日) 19:22:09 ID:GwDtxuz/
Devilplant in Sanctuary


――ジュ…ジュプッ、グチュ…チュクッ…ビクビクッ!

「…あぁ…ふあうっ、っくふ…んあっ…ふああぁ!」

暗い部屋の中で、一人の少女が快楽に喘いでいた。
脂肪が程良く付いた肢体は汗に濡れ、白く美しい肌は朱に染まっている。
秘所は止め処なく淫猥な水音を発し、両の腕はその手に収まりきらぬ程の双球を揉みしだき、脳髄に強烈な快楽の信号を送りつける。


――何かがオカシイ。


そう。この少女は『秘所を触っていない』のだ。
だが、触られていないはずの秘所からは水溜りを作るほどの愛液が溢れ、いまだに水音を発している。

良く見れば、秘所の中をナニカが蠢いている。
一言で言えば、『異形』だろうか。
表皮に時折青い液体を滲ませ、赤子の腕程の太さの肉の棒に男根のカリのようなものが不規則に、大量に付いている肌色のナニカ。
これを『異形』と呼ばずしてなんと呼ぶだろうか。

(えっと…どうして、こんなことになったんだっけ)
358ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/11/16(日) 19:22:42 ID:GwDtxuz/
快楽に染まった顔と脳で、辛うじて思考する少女。

「うんっ」
異形が蠢くたび。

「ふあっ」
自らの胸を揉むたび。

その思考は削られていく。
だが不思議なことに、思い出そうとしている事柄だけは鮮明に思い出せた。

(あぁ、そうだ。確か、私の部屋に入ったときに、急に意識が途切れて…)







――そのまま、少女の自我は快楽と回想の混在する混沌へと落ちて行った。
359ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/11/16(日) 19:24:10 ID:GwDtxuz/
『聖域』

大陸中央部に位置するこの「空間」は、その名で呼ばれる。


科学だけでなく、黒魔術、白魔術、聖魔術、呪術、果てには陰陽術や風水術までもを広く教える非公式教育機関。
(とはいえ、上記のものを習うか極める気ならば、ここが大陸で一番充実した環境なので、ほぼ公認であるが)
それがここ、『聖域』である。ちなみに寮施設や各種店舗、100円シ○ップもある。
「空間」と呼ばれる由縁だが、外部と簡単に通行可能であるにも関わらず、幾重にも張り巡らせられた魔術防壁や結界、防御陣等が、一種の「異界」を形成しているからである。

そしてこの『聖域』の寮に住み、陰陽術を専攻している一人の巫女服少女が、足取りも軽く自室に向かって歩いていた。名を弥生と言う。

「すぐに呼びましょ陰陽師♪レッツゴー!」

……言っていることはともかく、上機嫌な様子である。
それもそのはず。今日、彼女が今まで出来なかった術をやっとマスターしたのだ。
記念に和菓子屋で大福を買い込み、こうして自室へ帰宅中、という訳である。


この後、その表情もすぐに変わるということも知らずに。


――ガラッ

自室のドア(凝ったことに引き戸である)を開く。

「えーと。お茶出さな…きゃ……あ〜駄目、眠い…」

自室に入った途端、急に強烈な睡魔が弥生を襲う。
本来なら多少は疑うが、疲れたのだろうという結論に達し、布団に倒れこむ。

――――トサッ

しかし、音は大福の入った袋が落ちた音一つだけ。
布団の上に、弥生の姿は無かった。
360ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/11/16(日) 19:24:50 ID:GwDtxuz/







「ん…ぅ?」

何処とも知れぬ紫や赤の入り乱れる空間の中で弥生は目を覚まし、そして驚愕する。
当たり前だろう。先ほどまで自分がいた場所とは明らかに違うのだから。

「な、何ここ…」
「目ぇ覚めた?」
「誰っ?!」

唐突に、弥生から少し離れた場所に何者かが現れる。
ウェーブのかかった美しい青髪はこの空間の中ではひどく目立つ。
体型はフワフワと揺れる漆黒のドレスでわからない。
スレンダーかもしれないが、グラマラスかもしれない。
両の目は閉じたまま。前が見えているかも怪しい、非常にミステリアスな雰囲気の女性だった。


「こ、ここは何処? あなたは誰?」
「や〜、一度に質問されても困るんやけどなぁ」
「…っく」

だがしかし、その女性の形のいい唇から出た言葉は、意外と訛りを含んでいた。
弥生は知らないが、大陸西部特有の訛りである。

「そ・れ・に。そんな格好で言われても締まらへんのやけど」
「ふぇ? ……きゃあぁぁぁ!!」
「お、意外と可愛い悲鳴♪」

そう。今の弥生は全裸なのである。しかも大の字で空中に磔。



―――しばらくお待ち下さい。



361ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/11/16(日) 19:25:32 ID:GwDtxuz/
「さて、まずはここやけど…悪魔の空間や」
「あく…ま…?」

弥生が落ち着くのを律儀にも待っていてくれた女性から出た言葉は、弥生に困惑の表情をあらわにさせる。
それも当たり前だ。悪魔はもう何百年も昔に封じられたと伝えられている。それこそ、今では御伽噺に出てくる程度のものでしかなく、実在するかどうかすら怪しいものなのだから。

「で、モチのロンで私は悪魔や。ちなみに名前はラプラスっちゅーねん」
「そ…んな」

あっけらかんと喋るラプラスに対し、弥生の表情は重い。
悪魔は、人間よりも圧倒的な力と魔力、寿命を持つ存在だとも言われている。
そんな強大な存在が目の前にいるのだ。恐れないほうがおかしい。

「な、何をするつもり?」
「う〜ん。実験やね。わいの作ったちょっとした寄生生物の」

ヒュ、という音とともにラプラスの右手に肌色の小さな球体が表れる。
アポーツ(引き寄せ)である。テレポート(転移)と並び、かなりの高位術なのだが、目の前のラプラスは詠唱も無しに発動させた。

「寄生…い、嫌…」
「あ。こんなことやっといて言うのも何やけど、わいは別に悪いことするつもりとちゃうで。むしろ、君の術力を上げるうえに、ものっそい気持ち良いっていうオマケつきや」
「う、嘘よ。だって悪魔は」
「世界への反逆者…かな?」
「?!」

言おうとしたことをラプラスが先読みし、それに驚愕する弥生。

「確かに、そう言われる位悪いことはやった」
「……」
「けどな、悪魔だって変わるんや。反省かてするし、思想の変化やて起こる。せやから…信じてくれとは言わへん。けど…これは知って欲しいねん」
「…わかったわ。そこまで言うのなら、信じてみたい」
「…ありがとぉ、なぁ」

普通なら、こんなことを言われても受け入れないだろう。
しかし、弥生は術力が低い。それが低いせいで、術をマスターするのが遅いのだ。
それを高めてくれるというのだから、悪い話ではないのである。
それに「気持ちいい」というのも気になる。
童顔と標準より小さい身長でそうは見られないが、もう17である。「その方面」への興味だってあるし、自慰もしたこともある。
さらに、「普通」なら、である。弥生はお人好しなのだ。しかも…「超ド級」が付くほどの。

「ほんなら、施術を開始しまーす。つぅことで、ほいこれ飲んで」
「…んくっ」

ラプラスの左手に現れたコップに入ったゼリー状の液体。
弥生の口の中に流し込まれたそれは、背徳感とちょっぴりの罪悪感で…甘くて、苦かった。

「さて、後はこれを埋め込むだけなんやけど…」
「えっと…何処に?」
「へ? そりゃもう……お約束的にアソコやけど♪」
「ふぇ? ……えぇぇ?!」
362ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/11/16(日) 19:26:59 ID:GwDtxuz/
ラプラスは驚愕の声にもなはは〜と笑いながら、球体を弥生の秘所にズブズブと入れていく。
驚くのも無理は無い。愛撫も何も無しに秘所にそれなりの大きさ…男根の亀頭ほどの大きさの球体を入れられているのだ。
しかし、弥生の神経を走る電気信号は痛覚のそれではない。

「ふあ…はふっ」

快楽である。

「な、なんで…痛く、無いのぉ?」
「さっき飲ませたやつ。あれの効果やね」
「…あ〜」

快楽で少しずつ削られる思考の中で、弥生は理解した。
そして、本能的に察知する。もう、元には戻れないということに。
だがしかし、一つ懸念があった。

「えと…ぁふ…わたし、処女…ん、なん、だけど」
「あー大丈夫大丈夫。すり抜ける」
「すりっ?!」

そうこう言う内に、体が膜のようなものに当たったことを弥生と球体を指で押していたラプラスは感じ取った。
しかし僅かな抵抗の後、球体は文字通り処女膜をすり抜けたのだ。
細かいことはなにぶん、見えないのでわからない。が、たしかに膜は傷つかず、球体はラプラスの手を離れて自動的に子宮へと向かって動く。
…振動を加えつつ凶悪に回転しながら、だが。

「ふああぁぁん! こ、これすごいいいいぃぃぃ!!」
「あちゅあ。回転速度上げすぎたかぁ」

ただ押し込まれていただけでも感じていたのだ。
それに振動+横回転が加わればどうなるか。答えは弥生を見れば一目瞭然であろう。
そしてーー

――――――ッジュポンッッ!!!

と、いう音を弥生は確かに聞いた。もしかしたらラプラスにも聞こえていたかもしれない。
それほどに大きい音を立てて、球体は弥生のそれほどに大きい音を立てて弥生の子宮口を無理やり開き、侵入したのだ。

「ちゃーくしょう、完了♪」
「は…は、ああぁぁぁ」

快楽に惚けた弥生の顔は、おそらく世界で一番淫靡だろう。
そして、同等の淫靡な笑顔を浮かべていたラプラスには、気づく筈も無く……
363ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/11/16(日) 19:29:54 ID:GwDtxuz/
はい、これにて終了です。

・・・うん。
書いている間は長いつもりだったけど、存外短かったわ。
感想、批評。どっちも受け付けまーす。
続きは…ネタとモチベーションと手首の腱鞘炎がどうにかなったら書くかも知れない。
364名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 20:42:22 ID:nENDQPmZ
>>364
これで…終わり…だと? ハハ…冗談だろ?
まだ導入じゃないか、こっから

ドロドロでグチョグチョ(性的な意味で)な寄生生物大活躍の後に、
強大な術力と引き換えに文字通り悪魔に魂を売り渡した弥生が、
本当は悪い事考えてたラプラスの命令で、学校(?)の親友やら委員長やら風紀委員やら先生を、
与えられた力(もちろん触手)で次々に虜にしていく

というベタだが心ときめく寄生展開が待っていると思ったのに……

手首、出せ…俺がマッサージしてやる…全裸で
365名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 20:44:03 ID:nENDQPmZ
自問自答しとる orz
当然>>363ね スマソ
366名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 23:09:27 ID:2201JF8w
いや、ここは一つ>>364殿にも一本書いていただくと言う増殖過程をだね…(ry
367名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 01:26:17 ID:CU35uusn
SS職人を増殖させるだと?いいぞもっとやれ



え?お、俺は…ちょ、やm
368名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 02:22:13 ID:kidK/Rh9
>>363
GJ! 
読みやすくてスレ内容には合っている。
しかし、虜のあとの変化に住人は期待しているのが多いと思う。
でも書いてくれたことだけは感謝したい。乙!
369名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 07:06:44 ID:yJGLQ5fM
>>363
おっきした息子のやりばに困った。反省しろ。
むしろ増長しろ。
370名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 11:48:44 ID:YYXtF9o2
ウルトラマンメビウスに登場したガディバって怪獣は何気なくこのスレ向きだよね。
ガディバは憑依(寄生)した怪獣を全く別の怪獣に変化させるのもお茶の子さいさいみたいだし
逆を言えば人間の女の子に憑依(寄生)したら女の子に肉棒を生やすとか部分的な変化改造も楽々って事だし

ただ憑依(寄生)された対象の自我があるかは微妙だけど
371名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 13:00:20 ID:Xm2Nd8bN
>>370
それはエースキラーに同化?吸収?された時の状態がどうなっているかというあたりで判断するのがいいかなって思った
もっともウルトラ兄弟から技とかを吸収するシーンというかカラータイマーから何かを吸収しているようなシーンを雑誌とかで見たくらいだから怪しいけど
それだけで考えると吸収になりそうな感じだから、あの話を見てこんなことを考えたっていう科学者か何かがでてくる話ってやったほうがいいのかもしれん
372名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 15:12:32 ID:kidK/Rh9
ウルトラマンシリーズはそういうの宝庫だったな。
今でも見れるウルトラマンは、グレートぐらいだが・・・

最近有名なSS職人さんを見ないんだけど、どこいったの?ww

373乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:11:46 ID:9vE0eXyO
 >>363
 巫女さんがあれやそれを生やしながら一般人を襲うシーンが見たいですね。
 こう、袴の下から、うぞぞぞっ、と。にょろにょろっ、と。
 是非とも続きを。GJでした。

 さて、お待たせしました。新作続きを投下します。
 今回で前半戦終了。全編通してエロシーンなり。
 多分大丈夫だと思いますが苦痛描写とかHR要素とかがあるので苦手な方はスルーを。
 
  ***

 富士神学園天文部3


「ここです」
「案内なんていらないのに」
「いいえ。気が変わられてしまう可能性も合ったので」
「ふぅん。どっちにしろ連れてくる気だった、と言うこと?」
「はい。この楽しみを、藤間さんにも知って欲しいですから。少し強引ですけど」
「全くね」
 天音は妖気を垂れ流している天文部部員と共に高等部体育館を訪れた。
 建物は正面入口以外は施錠されており中の様子は一切窺えない。
 学園の敷地内には薄く引き延ばしたような妖気が漂っており、天音の霊感を下げていた。
(少なくともここからは、強力な妖気は感じないけど)
「…どうかしましたか藤間さん?」
「何でもないわ」
(…どうせ中に入れば分かるわ)
 天音は気を引き締めると金属製の扉を開けた。
「――真っ暗ね」
 照明もついていない夜の体育館。視界はゼロに等しい。

「大丈夫ですよ? ほら!」

 どんっ。いきなり背後から突き押される。
 だたその行動自体は予測済みだったので。バランスを崩す事なく、天音は館内へと侵入した。
 ぐらりと、景色が歪む。
(妖魔の結界?)
 奴らは陵辱する時、邪魔が入らないよう獲物を結界内へと引きずり込む。
 普通の人間には脱出は不能。泣こうが喚こうがその声が結界外に漏れる事はなく、
 犠牲者は妖魔の気が済むまでそこで犯される事になるのだ。

 景色の揺らぎが元に戻り、かくして天音は妖魔の巣へと入り込んだ。
「――っ!?」
 濃厚な妖気が漂う空間だった。
 頭上から垂れ落ちる粘液。肉の壁面。ぬかるむ足下。まるで臓腑の内側のような場所で――
「あっひいぃ!」
374乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:12:38 ID:9vE0eXyO
「ィっくうぅ!」
「もうらめえ!! 死んじゃう!」
「ああぁぁああぁぁっ!!」
 瞳から理性の光は消え。妖魔相手に甘い喘ぎを上げ。いやらしく腰を使いながら。
 女性徒が妖魔と交わっている。

 ここでは妖魔に魅入られた者達の『集会』が行われていた。

 ただし、壇上。トイレ。用具入れ。二階の畳部屋。
 空間を全て利用しながら快楽を貪る生徒の数は三百人以上。
 発情した女を、妖魔が、男子が、盛ったサルのようにひたすら犯している。
 中には教師まで混じっていた。
 高等部の人間の八割以上がこの肉のサバトに参加している事になる。
(そんな…)
 天音は愕然とする。少なくとも教室では犠牲者は一人しか居なかったはずだ。
 他クラスの生徒を含めても、多くて二十人くらいかと思っていたのだが。

「藤間天音さん、ようこそ富士神学園天文部へ♪」

「ふざけないで! これのどこが天文部なのよ!?」
「そういきり立つな。退魔の娘よ」
 目の前の空間が歪むと、そこから更に濃密な妖気を発する妖魔が現れた。
「誰っ!?」
 妖魔は上半身は人型をしているが胸から下は様々な触手が絡まり合ったグロテスクな身体をしている。
(上級妖魔!?)
「貴方ね、この学園をメチャクチャにしてくれたのは!?」
「いかにも。我が名は蛇忌魔〈ジャキマ〉。覚えておくがいい。貴様の主となるものの名だ」
 喉を鳴らしながら、可笑しそうに笑う蛇忌魔。
「じゃ、蛇忌魔様ぁ」
 そこに天音を連れてきた女生徒がねだるような視線を向けた。
「美佳子か。よくこの娘を連れてきたな。褒美をやろう。何がいい?」
「あぁん。もう、分かっておられるのにぃ。ん――」
 美佳子は何の躊躇いもなくスカートを引き上げる。下から現れたのは、
 ヒクヒクと物欲しそうに蠢く肉アケビ。下着は履いていなかった。
「お願いします。ずっと我慢してたんですっ。蛇忌魔様の触手で美佳子のマンコズポズポして下さいぃっ」
 腰をくねらせながらおねだりをする美佳子。
 下の口から白っぽい本気汁を散らしながら、雌の香りを振りまく。その様子を天音は直視出来なかった。
「こうも可愛くねだられればしょうがない。相手をしてやろう」
 じゅるるっ! 粘液をまき散らしながら一本の触手が生え、伸びる。
「あはぁ♪ 太おい♪」
375乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:13:31 ID:9vE0eXyO
 美佳子の上腕よりも一回り更に太い触手に、彼女は熱い視線を注ぐ。
 太く、長い上に、ヴァギナをこそぎ落とすつもりかと思うほど凶悪なエラが張っており、
 しかもそれが何段も連なっているのだ。まるでぺニスを何重にも直列させたように。
(こんなものを入れられたら、壊れるわよ!?)
 更に、蛇忌魔の身体の中心から延びたその触手の根本には半透明の粘膜で覆われた、
 球状の物体が幾つも張り付き、その中でコポコポと何かを噴き出していた。
(――まさかあれが全部精液!?)
 白い粘液はリットル単位で貯蔵されている。
それだけの量を今の美佳子が受け止めれば、高い確率で妖魔を受胎してしまう。
「くっ!」
 女生徒の危機に、反射的に霊刀蛇媚螺を呼び出す。
「動くな。忘れているようだがここに居る人間は、俺の意志一つで殺す事が出来る」
 近くで性交に励む女生徒の首に触手が巻き付くのが見えた。
 人質の数が少なければ、妖魔の数が少なければ蛇媚螺を分裂させ、
 一瞬で下級妖魔を全滅させるつもりだったのだが。
「くっ!」
「飛んで火に入る――とはこの事だな。まんまと罠に掛かりおって」
「黙りなさい!!」
「…口の効き方には気をつけろ」
 ずぽおぉ!
「あぎぃ!?」
 美佳子の剥き出しの肉穴に蛇忌魔の触手が突き込まれる。
 彼女の腹が触手の形に膨れ上がり、踏み潰されたカエルのような無様な声を上げた。
「止めろ!」
「聞こえんな」
 ズッポ! ズッポ!
「おごっ! あがぁ!」
「っ……頼むっ、止めてくれっ」
「それでいい」
 触手の動きが止まる。
(だがどうする? 人質を取られた私に何が出来る? やはり――)
「その子に手を出す前に、私を犯しなさいっ」
「ほう? 興味深い。だが態度がなっていないな」
「あぎっ! ひぎっ! あっがぁ!」
 再び美佳子を陵辱し始める蛇忌魔。
(卑怯よ!)
「この通りよ! お願い!」
 霊刀を消し去り、頭を下げる。
(屈辱だわ! この私が妖魔に犯してくれと頭を下げるなんて!)
 今すぐにでも切り刻みたい衝動を必死で堪える。
「くくくっ。無様だな退魔の娘――良いだろう。先ずは貴様からだ」
 ずるりっ。
376乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:14:18 ID:9vE0eXyO
「はひっ――蛇忌魔さまぁ」
「安心しろ。こいつを堕とした後にゆっくり可愛がってやる」
「あ…はぃ♪」
「さて。では手っ取り早く済ませるか」
 シュルルル!
「くっ!」
 触手に体を拘束される。反撃出来ないのをいい事に、気持ちの悪い肉蛇を服の下へと潜らせ、
 悪臭を放つ粘液を擦り込んでくる。長い舌に全身を舐め回される感触に怖気がした。
 ビリイイィ!
 胸元に潜り込んだ触手が外側へ飛び出し、ブラとセーラー服を破り捨てる。
 発育の良い二つの膨らみが妖魔の視線に晒された。
「ほう。なかなかのものだな。その年でこの大きさ」
「あっ!? 馬鹿触らないで! ――くぅっ!」
 グネグネと触手に胸を揉みしだかれて痛みと微かな快楽に天音は悶えた。
「張りがあり垂れることもない。雄を誘惑するスケベな胸だ」
「――っ! 黙りなさいよ!」
「こっちはどうだ?」
 するり、と呆気なく下着が脱がされ、スカートをめくり上げられた。
「ふむ――」
 値踏みするような目付きに、天音の顔が羞恥に染まる。
「見ないでよぉ!」
「胸は大したモノだがこっちはまだまだ子供だな。
 毛も薄く、割れ目もぴったり閉じて、ビラビラがはみ出ていない。奇麗なものだ。汚したくなる」
 ぴたりと、巨根の先端があてがわれる。天音の二の腕より更に太いそれは、明らかにサイズオーバーだ。
(妖魔に犯される!)
 とうとう自分にもこの時がやってきた。いくら強気な性格でも、女を奪われるともなれば流石に恐ろしい。
 相手が妖魔なら尚更だ。だが、人質を取られ、犯されようとしても心まで屈服するわけにはいかない。
 天音は恐怖心を払拭するように蛇忌魔を睨み付けた。
「くくくっ。そうこなくてはな。さあ、せいぜい俺を楽しませてくれ!」
 ズブブゥ! ブチリ!
「ぎああぁぁっっっ!!」
 一息に極太触手を突き入れられ、天音は絶叫した。
 一切濡れていないヴァギナを、膣を、先端から生えた繊毛触手で無理矢理拡張しながら、本体を送り込む。
 無理な拡張に肉のチューブが裂け、処女膜がズタズタに破り裂かれる。
(死ぬ! 死んでしまう!)
 ぐっちょ! ぐっちょ! ぐっちょ!
「あがっ!? ぎっ! がっ!」
 問答無用のピストンが天音を蹂躙する。突き込まれれば腹が蛙のように醜く膨れ上がり、
 引き抜かれれば凶悪なエラが血にまみれた肉ビラを引きずり出す。
「藤間さん…蛇忌魔様の触手にこんなに激しく突かれて――あぁ羨ましい…」
「ならお前も混ぜてやろう」
(何、ですって!?)
「あぁん…いいんですかぁ?」
「お前には随分と世話を掛けたからな。その褒美だ」
「待って! 話が違っ、」
377乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:17:11 ID:9vE0eXyO
「黙れ」
「んぐふぅ!?」
 別の触手に文字通り口を封じられる。歯を立てても噛み切れそうになかった。
 その間にも蛇忌魔から天音を犯しているものと同じ触手が生え、美佳子の発情しきった女の部分に近付く。
(止めて! その子にはもう手を出さないで!)
 ずりゅりゅりゅっ!
「あはぁぁああぁっ!」
 天音の心の叫びも虚しく、妖魔の虜となった哀れな天文部部員に極太触手が突き込まれる。
 ずりゅりゅっ! ずりゅりゅっ!
「あひっ! あはん! 蛇忌魔様の触手っ、スゴいっ! アソコが広がっちゃいます!」
「何を今更。お前のマンコは何度も俺の触手に突っ込まれてガバガバになっているだろう」
「はいっ! そうなんですぅ! 私のオマンコはもうガバガバでっ、男子のオチンポじゃ満足出来ないんですぅ!」
「くくくっ、そうか。なら今は気が済むまで俺の触手を味わえ」
「ありがとうございます! 美佳子はっ、蛇忌魔様を愛しておりますぅ!
 あはっ! ひぎっ! ああぁ! 触手オチンポのエラエラがスゴい! オマンコ削れちゃう!」
(…そんな)
 有ろう事か美佳子は拡張されたヴァギナで触手をくわえ込んだまま、自ら腰を使い始めた。
 快楽を貪る為の腰使いはいやらしく、だんだん美佳子の声も高く、甘くなってくる。
「貴様も何をぼうっとしている? 動け雌豚め」
 ぐちょっ! ぐちょっ! ぐちょっ!
「おぐっ!? んごぉ!」
 腹が膨らむほど激しく交わるクラスメートに目を奪われていると、天音を犯す触手のペースが上がる。
「はあっ! はひっ! あはあっ! ああん!」
(痛い! 痛い! いやぁぁっ!)
 甘く喘ぎ始めた美佳子と違い、天音は苦痛しか感じない。
 同じ触手を受け入れながらも、反応は正反対だった。
「さあっ、そろそろ出してやろう!」
 ボコボコと透明陰嚢の中の白濁液が泡立ち、射精の準備に入る。その圧倒的な量に流石の天音も顔を青くした。
「あぁん! 蛇忌魔様の濃いザーメンっ、美佳子に沢山注いで下さい!
 注いで、妖魔の赤ちゃんハラませて下さいぃ!」
「くくくっ、どうだ退魔の娘? 貴様も今からこの娘のように俺の精液をねだる淫乱女になるのだ!」
「むう! んむぅぅ!」
(嫌よ! 止めて! 出さないで!)
 触手を頬張りながらイヤイヤをする天音に蛇忌魔は嗜虐的な笑みを浮かべた。
「貴様の喉に! その澄ました面に! スケベな身体に! 子宮に! 俺の精液を注いでやる!
 体の内も外も俺の妖気で汚し尽くしてやる!」
 どびゅるっ!! ビュクビュクッ! ドプドプドプドプ!
「んぐぅっ!?」
「あはぁっ! イっくぅぅ! あぁああぁぁぁん♪♪」
 二人を犯す触手から同時に妖魔の精が放たれる。
 身体を這い回る触手も一斉に射精し、引き裂かれたセーラー服の上から
 ビチャビチャとイカ臭い粘液をぶちまける。
 口を犯して触手も喉奥へと勢い良くスペルマを放つと、食道を通り過ぎあっと言う間に胃に落ちる。
378乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:17:59 ID:9vE0eXyO
 口内射精を終えた触手はすぐに引き抜かれ、目を白黒させている天音の顔に、丹念に精液パックを施した。
「げはっ! ごほぉっ! げぇっ!」
 激しくえずき、気管に入りそうになった白濁液を吐き出す。
 鼻が曲がりそうな精臭に涙を浮かべながら、美佳子の様子を見た。
「あっ…はっ…あひ、っ――」
 美佳子は身体をビクビクと痙攣させながらみっともないアヘ顔を晒していた。
 ズルリ、と触手が抜かれると甘ったるい声を出して反応する。
 ププッ…! 
 派手にアクメを迎えたせいか、潮を噴くと拳大に拡張されて閉まらなくなった性器から、
 ごぽごぽと白濁液を逆流させる。
(なんて事!)
 クラスメートを守れなかった事に罪悪感を覚える。

 だがこれで終わりではないのだ。

 びくんっ!
「――あぎっ!?」
 美佳子の体が震える。
「くくくっ、はははっ! 良かったな美佳子よ! 妖魔を受胎したぞ!」
「…まさか、そんなっ」
 ボコッ、メキメキ!
「あはっ! ホントだ! 私、はらんでるぅ!」
 美佳子の腹は蛇忌魔の言葉を肯定するように見る見るうちに大きく膨らんでいく。
 受胎する可能性が低い分、妖魔を妊娠し、出産するまでの時間は一瞬だ。
 受精直後から妖魔の身体は体積を増し、ものの数十秒で産み落とされる。
 更に、妖気に蝕まれた体は急激な肉体変化すらも甘美な刺激と認識し、女達は嬌声を上げるのだ。
「はあんっ! スゴいぃ! お腹の中で赤ちゃんが暴れてる!」
 既に子宮は妖気に犯され性感の固まり。腹が醜く歪むほど赤ん坊が暴れても快楽しか感じない。
 そして、
 にゅるんっ!
「あひっ! 赤ちゃん生まれる! 私の赤ちゃん!」
 開いたままのヴァギナから細い触手が伸び、美佳子の腰に絡み付く。
「そら美佳子。いきめ。俺の子を生むのだ」
「はい! 美佳子、頑張って蛇忌魔様の子供を産みます! んっ…! …はああっ!」
 顔を真っ赤にしながら腹に力を入れる美佳子。
 ずるっ。
「あぁん!? 赤ちゃんっ、子宮から出て来ました! あん! だめぇ! 内側、擦れてっ、気持ちいいのぉ!」
「妖魔の子を産みながら感じているのか? この変態め」
379乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:18:49 ID:9vE0eXyO
「あぁんっ、ごめんなさい! でもさっきイったばかりでっ――あぁ!?
 あっ、あっ、あっあっ! らめぇ! もう赤ちゃん出ちゃう! 私、妖魔の子供産んじゃうぅぅっ!」
 ずるるるぅっ! ぼとぉ! ぷしゅうぅっ!
「あひっ! んああぁぁぁああぁぁっっ♪」
 美佳子は発育した双房から母乳を噴き出し、更に小水を漏らしながら触手のた打つ異形が産み落とした。
 身体中から触手を生やした肉柱。それはまさしく下級妖魔だった。
「くくくっ、見ろ。生きのいい子が生まれたぞ?」
「あはぁ♪ はあっ♪ はいぃ蛇忌魔様ぁ♪ ――あぁん♪」
 美佳子が甘い声を漏らす。見れば産まれた妖魔が胸へと股間へと触手を伸ばし母の垂れ流す体液を啜っていた。
「はあん♪ 坊や、お母さんのエッチなお汁を一杯あげるから、早く大きくなってね♪」
 美佳子は淫蕩な笑みを浮かべながら、愛おしそうに妖魔の体を抱き締める。
「どうだ退魔の娘よ? 心温まる光景だろう? 貴様も早く俺の子供を孕むといい。くくくっ、はははっ!」
「この下衆め!」
「…何?」
「妖魔の子供を産むぐらいなら、死んだ方がマシよ!」
 天音は蛇忌魔を睨み付ける。
 制服は引き裂かれ、頭から白濁液を被り、全身からオスの臭い放つ彼女の姿は散々なものだが、
 その瞳にはまだ意志の力が宿っていた。
「貴様、俺の妖気をあれだけ受けて正気を保っているのか?」
「ふん。覚えておきなさいっ。私はどんな屈辱を受けようが、貴方に屈服しない!」
「――そうか、体内の霊力を高めて俺の妖気を相殺したか。成る程。腐っても退魔士という事だな? くくくっ」
「何が可笑しいの!?」
「いやなに、予想以上に楽しませてくれる、と思っただけだ」
「何よ。強がり?」
「強がりは貴様だろう? 確かに妖気を相殺されるのは予想外だったが、
 それでも俺が貴様を犯し続ければ、いつか霊力は底をつく」
「…くっ」
(やはり、一筋縄ではいかないわね)
「だが、それでは面白くない。そこでだ――」
 ずるるぅっ。
「ひっ!?」
(何よこれ!?)
 鼻っ面に突きつけられた触手を見て天音は息をのんだ。
 節くれ立った触手の先端にはラグビボールかレモンのような形をした肉塊が付いている。
 握り拳大のそれは肉色の胴体部分から繊毛触手をびっしりと生やして、ウゾウゾと蠕動させていた。
「気に入ったようだな? これは我ら妖魔の牝の子宮だ」
「何?」
(こんな気持ちの悪いものが、子宮?)
「別名を子宮虫。こいつらは人間の牝に寄生する事で、子宮を妖魔のものへと改造するのだ」
「そ、それをどうする気よ!?」
「決まっているだろう? こうするのだ!」
 ずりゅりゅりゅっ!
「ひあぁあっ!?」
380乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:19:53 ID:9vE0eXyO
(入って来る! 妖魔の子宮が私の中に!)
 拡張され、大量の白濁液で汚れた膣の中をおぞましい肉塊が通り過ぎていく。
「嫌! 止めて! そんなものを入れるなえでぇ! ――あがっ!?」
 子宮口に到達した妖魔の肉が、細い触手を次々と子宮の中に差し込み――
 ミリっ、ギチギチギチっ…!
「ぎああぁぁぁっ!?」
 子宮口を無理矢理こじ開けた。想像を絶する激痛が天音を襲う。
(痛いいたいイタイっ! 死ぬぅっ!)
 天音は鼻水と涙で顔をグシャグシャにしながら、激痛にのたうち回る。
 ――ぐぽんっ。
「ひぎっ!?」
(ああっ、入ってしまった! 妖魔の子宮が私の中に!)
 子宮に妖魔が侵入した。女の最も大事な場所を内側から触手で丹念に舐められる。
「あがっ、はひっ、いやあっ」
 子宮壁を触手で耕されるおぞましい感触に天音はイヤイヤと首を振る。
 生理的嫌悪感と余りのショックで心が壊れてしまいそうだった。
 だが、
「――あ? ひあぁっ!?」
 突然、天音を苦しめていた激痛や嫌悪感が、そっくりそのまま快楽へとすり替わった。
「あっ!? あっ、嫌っ、何で!?」
 さっきまで内側から触手に舐め回されていた子宮がジクジクと切なく疼く。
 無理にこじ開けられた入り口はひきつるような感覚が残っているだけで、すでに痛みは無かった。
「くくくっ、同化したな」
「同化っ!?」
「貴様の子宮は既に人間のものではなくなったと言う事だ。どうだ、悪くはあるまい?」
「そんな筈が――んあぁっ!?」
 子宮を内側から舐め回されるような感触に天音は甘い声を上げた。
「意地を張るな。妖魔の子宮はその全てが性感帯。その上、内側にも生えた触手が常に貴様に快楽を与え続ける」
(この状態が、ずっと続くの!?)
「時間と共に子宮虫は成長し貴様の身体を徐々に蝕む。そしていずれは貴様を完全な妖魔へと変えるだ」
「私が、妖魔に、なる?」
 ミイラ取りがミイラになる。その事実に天音は戦慄した。
(私がこの気味の悪い妖魔共の仲間になる? そんなのは御免よ!)
「言ったはずよ! どれだけ体を汚されても、この心だけは屈服しないわ!」
「ほう。それは楽しみだな」
(こいつ、馬鹿にして!)
「そうやって余裕でいられるのも今のうちよ…! 今ここで私を殺さなかった事を後悔させてあげるわ!」
「くくくっ、相変わらず威勢のいい事だ。
 まあ貴様がそうまで言うのなら俺も首を長くしながら待つ事にしよう。おい真子」
「あっ、あんっ――何ですかぁ蛇忌魔様ぁ」
「貴方っ!?」
 下級妖魔に犯されながら蛇忌魔の呼びかけに答えたのは、クラス委員長の富山真子だった。
 彼女は全身から美佳子に負けず劣らず濃厚な妖気を放っており、
 既にもう後戻り出来ないところまで来ていることが分かった。
「そんな、教室でも保健室の前でも妖気を感じなかったのに!?」
381乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/17(月) 18:20:51 ID:9vE0eXyO
 天音の疑問に蛇忌魔が笑いながら答える。
「まだ気付かないのか? この俺は妖気の濃度を自由に操れる事が出来る、という事に」
 一度汚しきった人間の身体から妖気を抜き、尚且つその身体に新たに妖気を吹き込む事が出来る。
 そういう事か。
(くっ、道理で最後までこいつの居場所が特定出来なかったわけね)
 完全に妖魔の策にはめられた。なんという失態。
「あははっ。馬鹿な藤間さん。まんまと騙されて」
「正気に戻って! 貴方は妖気に当てられておかしくなっているだけなの! このままじゃ貴方も、いつか…!」
 妖魔を孕んでしまう。
「…あはっ、もう遅いよ」
「何ですって? ――まさか? もう…っ?」
「そうだよ。私ももう、妖魔の子を産んでるの。さっきの美佳子見たでしょ?
 出産する時、とっても気持ちいいの! だ、か、ら♪
 私達は赤ちゃんがまた生みたくて妖魔のみんなに犯されるの♪
 もう、何人も産んでるよ? 藤間さんが来るのが遅かったせいだね♪」
 クラスメートの言葉に頭を殴られるような衝撃を受ける。
(何もかもが遅すぎたの…?)
「まあ、そういう事だ退魔の娘。それでも抵抗するなら、好きにするんだな?
 ああそれと。まさかそんな事はしないと思うが、逃げたり、助けを求めた場合は――分かっているな?」
 逃げても、助けを呼んでも、人質の命は無い。と言うことか。
「では真子、寮まで連れて行ってやれ。退魔士殿はお疲れのようだ」
「はい♪ ほら藤間さん、肩貸してあげるよ――うわ、蛇忌魔様の精液でドロドロだ♪
 先にシャワー室に行こうか♪ 流すの勿体ないけど」
「い、いいわ! 一人で立てるから! ふあ!? どさくさに紛れて触らないでよ!」
 妖魔の精液に汚された体同士を密着させながら、宴の会場から離脱する。
「次に会う時が楽しみだ」
「く! これで勝ったと思わないでよ!」
 精一杯の強がりは、やはり負け惜しみにしか聞こえない。
 隣の真子が可笑しそうに笑っていた。

 上級妖魔の遭遇戦は、天音の完全敗北に終わったのだ。


 ***

 さて、やっと寄生開始です。ここまで実に長かった。ほんと申し訳ない。
 申し訳ないついでにもう一つ。寄生してから天音が堕ちるまでちょっと時間が掛かります。
 寄生スレの真髄はマッハ堕ちと仲間増やしの連鎖だとは思うのですが、
 個人的にはあっさりヒロインが堕ちるのは味気なかったり。俺だけでしょうか。

 その代わりモブキャラ(一般生徒など)はどんどん堕とします。
 今回も体育館内で妖魔と男子生徒も入り乱れて全員で大乱交とか。
 罪も無い一般人が巣にお持ち帰りされた挙句に理性が飛ぶまでガッツンガッツンやられて
 アンアン喘がせるのが好みだったりします。

 ――なんか珍しく語ってしまった。
 長々と失礼。この辺でお暇します。それではまた。
382名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 19:25:32 ID:6ivew8c3
GJ!
383名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 19:27:27 ID:6ivew8c3
GJ!
384名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 19:28:49 ID:6ivew8c3
多重書き込み、すみません。
385名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 21:31:20 ID:eB0B5f9g
>>381
GJ!
>>384
大事なことなので二回言ったんですね、分かります
386名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 22:44:07 ID:WPX4dzrM
>>381
俺の気持ちはGJ程度では表せない…


でも…GJしちゃうっ!…ビクビクッ
387名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 00:14:20 ID:uM24Hn2g
乙×風氏きたあああ
神降臨
そしてGJ
388名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 01:59:10 ID:nT8yhbl2
>>381
乙でした。
子宮を植え付けられて侵食されるってのは某氏の作品で見たことあるけど、いいね。
孕むのが気持ちよくて、生むのが気持ちよくて、妖魔の精液が欲しくてしかたなくなっちゃう。
堕ちる天音さんが見もの。
389名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 05:09:41 ID:ZumDV81G
>>381
正直、その発想はなかった。子宮そのものに寄生するとは。
素晴らしすぎる。GJ!
390名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 05:18:34 ID:yy5uv6ET
神GJです。
この調子に天音が堕ちていくところを見届けたいですな。
個人的にはヒロインがじっくり堕ちるのがいいですから、良かったですよ。

それと一つ、前日に他の作者が投下しているようだから、もう一日待って投下しても良かったじゃないかなと。
まあ、両氏ともがんばってください。
391名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 05:20:11 ID:hV/DMM8a
>もう一日待って投下しても
そんな連続で投下されると息子が困りますと言う事ですね分かります
392名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 11:25:34 ID:RH0eg4Ll
本人が知らない間に寄生されるってのも面白そうなだよね。
自覚は無いけど夜な夜な眠った後に操られ一人、また一人と犯し仲間を増やし
翌日、お姉様おはようございますとか昨日は激しくて気持ち良かったですとか面識が無い子から身に覚えの無い事を言われたり声をかけられ困惑
393名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 23:48:57 ID:VP7Sv+oT
>>392
舞方氏の所の「戦隊司令理梨子」が近いっちゃ近い……かも。
394名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 00:03:10 ID:CY1XkqtN
まったく同じこと思ったw
意識は残されたままだけど他はそのまんま>>392のシチュだね
395名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 01:15:22 ID:e6hWaL7t
>390
誰の都合だよあほう
396名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 02:04:38 ID:aCPmkux+
>>392
なんと! それはまだ見てなかった。
397名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 02:16:17 ID:aCPmkux+
このスレや悪堕ちスレで、
SSを書いている作家さんがいたら教えて欲しいことがあります。
自分の書いた作品で、欲情したことあります?

自分も2本ぐらいSS投下した者ですけど、
自分の作品じゃまったく欲情しません。
人のSSはすぐに欲情するのに…
398名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 02:54:59 ID:wNsGRhFV
書き手は書いてる最中に欲情するんでない。
描写するために頭ん中でそのシーンを反復するだろうし。
その段階で使い切って、書き上がると使わなくなる。
って感じか?

ってかそういう話は書き手スレでやれ。
399名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 05:25:14 ID:aCPmkux+
>>398
すまぬ
400名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 07:37:46 ID:OmcRJxe4
それにしても妖魔化・・・いや、モンスター化か・・・素晴らしいな
モンスター化だけでスレが一つあっても俺は驚かない
401名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 08:18:46 ID:B5iC7tAk
エイリアンが寄生するタイプは小さい幼い女の子だからって油断して
気を許したら実は、その女の子の正体は寄生エイリアンのマザーで
触手に絡め取られ周りをエイリアンに取り囲まれたヒロインに対し
油断したね、お姉ちゃん。この姿って本当に便利だよね、みんな隙だらけになるんだもん仲間を増やして街一つ乗っ取るのに2日足らずだったし侵入者も一人残らず全滅も容易かったから
とか言った後に、まずはお姉ちゃんには殺した分の仲間を産んでもらって、その後には仲間になってもらうから覚悟してねとか満面の笑みの女の子と響き渡るヒロインの悲鳴
その後、ヒロインの仲間も全滅したのは言うまでもなく
402名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 18:00:24 ID:a8SglVxM
>>398
まったくもってその通り。
忘れたころに自作品を読み返して欲情したりすることもある。

>>400
「人外への変身スレ」というのがあるよ。
403名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 18:11:31 ID:0Nc3PK/P
>>401
ぅゎ ょぅι"ょ っょぃ
404名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 20:55:43 ID:c2pT7fWB
>>397
自分で書いていて欲情できないのでは、同好の他人を欲情させることなど出来はしないと考えて書いています
405名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 21:21:29 ID:1Gy77K6r
>>404
同意…というか自分の趣向丸出しの妄想を文章化しかできん、自分の場合

けどあとで見直すと、文章の稚拙さに見てて恥ずかしくなって抜くどころじゃないんだよな…。
406名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 01:32:28 ID:6K7l5Z7X
色々考えて「商品」にする必要の無いアマチュアなら、自分用の延長でもいいよなー
407名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 08:31:54 ID:rImxvqQg
むしろそういうものこそいいのかと。
408名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 15:08:18 ID:BuVVARjJ
え?色々寄生させて「商品」にするですって?ドキドキ
409名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 22:42:33 ID:kaLGbHOC
寄生堂の看板娘にするわけですね、わかります
410名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 09:42:52 ID:ih0ehrNG
変わり果てた肉体を店先に掲げられる、文字通りの看板娘…
411名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 14:12:13 ID:xKZzQ4F+
強引な客引きが泣き叫んで助けを求める被害者改め新たな看板娘予備軍のお客様に大好評なのですね?
412名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 16:07:33 ID:nikIfajY
お肌がしっとりする乳液と特製シャンプー、サプリメントのセットを
ただいま進呈中です。お一人暮らしの方に優先して配布中。さぁさぁ、
店内でアンケートに答えるだけ。後は試して頂きますと生まれ変わった
気分がしますよ。さぁさぁいらっしゃい、Xmas前に綺麗になりたい
独身のあなた、チャンスですよーーーー!!
413名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 06:14:50 ID:ehoS5TUa
そして寄生後ふたなり化→連鎖だと俺のツボw
414名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 15:27:05 ID:EO1F4q4r
自分はサキュバスやラミアの様な妖魔になって→連鎖が良いなぁ。
skyのみたいな。
415名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 17:57:54 ID:KTKk5m+m
寄生生物との愛を育むという選択肢は・・・?('・ω・`)
416名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 18:15:51 ID:hKH9odZA
もちろんアリだと思うが、それだと意識が融合してない必要があるな。
417名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 22:24:30 ID:LpGEz/WO
>>414
ん?空のどの話?
418名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 23:52:55 ID:IILetu2C
短編の方じゃね?
419名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 00:32:27 ID:5HSjBi9H
まあ寄生ではなくて悪堕ちだけどね。寄生された後にあんな感じの堕ち方が好き
420名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 00:54:37 ID:3ps14rK6
個人的にはロリっ子が寄生後即堕ちふたなり化(でも見た目変わらず)で連鎖堕ちふたなり化がツボ
421名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 06:17:48 ID:K40d98bq
>>414
禿げ上がるほど同意
422名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 12:19:02 ID:KUxMrLkr
>>421
禿げが治るほど同意
423名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 12:23:36 ID:/BFxr/7O
寄生モンスターを事前に仕込まれてるとは気付かずに自由を求め反逆し脱走を企てるヒロインたち
いざ敵組織の首領を暗殺しようとした時に首領が指をパチンと鳴らした途端に
全員が突然、アソコから潮を噴き愛液が滝のように流れ更には母乳を噴射しながら絶頂し
大半が失神するか意識が朦朧としてる状態になり
全員が捕らわれ陵辱されるって展開が面白いと思う

一人にはネタバラしをして、ヒロインが寄生なんて卑怯な事をされなきゃこんな奴に好き勝手させないのにって号泣し
寄生モンスターを介した支配によって逆らえず慰め者にされたり
424名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 13:41:24 ID:fL1f+LRu
寄生じゃないけどゴーリューファイブだったか、そんな展開
GIGAの昔の作品だけど.、基地から脱走するも、後で打たれた催淫剤が
きいてきて逃げる途中にレズしまくりで全員捕まってしまうという代物。
最後は洗脳光線が発射されるが、しょうもないオチでガックリ
425乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:45:03 ID:66Mqw1bN
 前回分では空気を読まずに投下してしまいました。
 直前に他作家さんの投下があった場合は、間を空けるのが同じ作家のマナーです。
 363氏、もし気分を悪くしていられるならこの場を借りて謝罪させてもらいます。
 申し訳ありませんでした。

 さて、気を取り直して。
 天文部続き持って来ました。
 しかし、プロット段階では六話くらいで終わる筈が既に四話…
 このペースだと全九話か十話くらいになりそうです。
 まあ、今回からずっとエロばっかなので中だるみはしないと思いますが。
 
 ちなみに今回の話は天音のオナニー。エロは――緩め? 多分。 
 んではどうぞ。

 ***

 富士神学園天文部4

 妖魔の結界を抜け出した真子と天音の二人は女子寮に向かうと共同浴場で汚れを落とし、自室へと敗退した。
 体を清める前に何人かの女生徒とすれ違ったが、汚れた姿を見ても艶然と微笑むだけで騒ぎ出す事もなかった。
 恐らく正気でいる生徒はもう僅かしか残っていないのだろう。
「それじゃ藤間さん。明日からもちゃんと学校に来るんだよ? さぼったりしたら、分かってるよね?」
「当たり前よ! もとより私は逃げも隠れもしないわ!」
「ふふ。そうよだね? 藤間さんは正義の退魔士だものね? あはっ♪
 それじゃ一日でも早く私達を助けてね? じゃ、また明日♪ 私はまた天文部に戻るから♪」
「ま、待って、それは!」
「いーや。待たない。じゃあね、藤間さん♪」
 嬉しそうに駆け出す真子を力付くでも止めようとするが、
「――んあっ!?」
 変異した子宮の内側で触手が蠢き、体から力が抜けてしまう。
(立っていられない!)
 気のせいかさっきよりも感度が上がっている気がする。
 子宮虫が徐々にだが成長し、天音の体を蝕んでいるのだ。
 霊力を手中させることで、その進行を遅らせる事は出来るが気を抜けばあっと言う間に体を汚染される。
 きっと普通の人間なら数分も持たないだろう。
(まずいわ、このままでは私まで)
 堕ちてしまう。だが現状、胎内に巣食う寄生体を除去する手立てはない。
 子宮虫から発せられる妖気は濃く、清めの符を使っても焼け石に水だ。
 だが仲間と合流すれば浄化する事は出来るだろう。それまでは何とか耐えるしかない。
「あ、そうだ。藤間さん?」
 駆け出した真子が立ち止まり、振り向いた。
「言い忘れてたけど。妖魔の子宮って人間と違って妖魔の精液を受けちゃうと一発で受精するんだって」
426乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:46:40 ID:66Mqw1bN
(何ですって?)
 という事は、何かの間違いで下級妖魔に犯された場合。確実に妖魔の子を孕んでしまう。
「――あぁう…っ」
 想像すると子宮がざわつく。天音にとってはおぞましい事だが、人外の身体はそれを望んでいるのだ。
「うっらやましいなぁ。一発受精だなんて。まあ、無い物はしょうがないか。
 こっちは数撃ちゃ当たる作戦でいこう♪ じゃ、またね♪」
 再び駆け出した真子は、今度こそ天音の前から走り去った。
 ぞろぞろっ…。
「んんっ!」
 子宮が疼く。
 痛みや屈辱なら耐える自信があるが、この快楽は尋常ではない。
 今や子宮は膣よりも敏感になり、その内側を無数の触手が互いに絡まり合い、舐め合っているのだ。
(――私は、耐えられるの?)
 快楽という名の誘惑に耐えながら、妖魔の精を絶対に受けてはいけない。辛い戦いだった。
 とろお――
「っ!」
 肉の園はいやらしく花開き、そこから滾々と妖気を含んだ愛液が垂れ流れる。
 風呂場で真子から貸してもらった下着は既にぐしょぐしょになり、全身からキツいメスの匂いが立ち上っていた。
(こんな体で部屋に入れば、中に居る子達にどんな影響を与えるか分からないわね)
 かと言って自室でなければ学園内は全て妖魔のテリトリーだ。おちおち休む事も出来ない。
「――天音さん? 帰ってきたんですか?」
 どうしょうかと悩んでいると、部屋の扉が開いた。
「っ!? 馬鹿! 勝手に開けないで!」
 顔を出した静葉を反射的に部屋に押し込み、自身も入る。
「え、え? どうしたんですか? まさか、外に妖魔が居るんですか?」
「…似たようなものよ――うっ、くぅっ…」
「天音さん!? どうしたんですか!?」
「気にしないで何でもないからっ」
(妖魔に負けて、子宮をいじられたなんて、言えるわけがない!)
「いい? この学園の生徒はもう殆どが妖魔の出先になっている」
「え? ええ!? で、でもですねっ。今までもクラスの皆、普通だったんですよ…!?」
「そうね。でも――」
『天文部』の事を話す。高等部の殆どの生徒が既に手遅れな事。元凶である上級妖魔は妖気を自在に操れる事。
 蛇忌魔に負け、犯された事は話せなかった。
(私が負けた、と言えばきっとこの子は不安になるわ。だから言わない方がいい)
 それは正論だ。だが本当は大見得を切った静葉に、実は負けたと白状するなどプライドが許さなかったのだ。
 話を聞き終えた静葉は天音の顔を心配そうに覗き込んだ。
「だ、大丈夫なんですか?」
「正直、少しキツいわね。けどそれも仲間が来てくれるまでの間よ」
「でも――」
「心配しすぎよ。私を誰だと思っているの? 無敗の退魔士。千変万化の霊刀使い。藤間天音よ?
 貴方は自分の心配をしていなさい」
「――分かりました」
「それじゃあ私は明日に備えて寝るわ。軟禁しているようで貴方には悪いけど暫くここに居なさい」
427乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:47:52 ID:66Mqw1bN
 一方的に言い放つと天音はソファの上で横になる。
「え? 天音さんっ? そんな所で寝たら風邪引きますよっ? ベッドで寝て下さいっ」
「いいのよここで。妖魔が出てきたらすぐに対応できるから」
「でも――」
「いいから貴方も寝なさい。ベッド使って良いから」
「…はぁい」
 渋々といった感じでベッドを上がる静葉。それを確認すると天音は立ち上がり、部屋の電気を消す。
「――お休みなさい。天音さん」
 頭上から聞こえる静葉の声に、天音は沈黙で答えた。

 ***

「すぅ――すぅ――」
 暗闇の中、規則正しい寝息が聞こえる。静葉のものだ。
「…ねえ、起きてる?」
 確認の為、天音は声を掛けた。
「ん――プリン、食べちゃいますよぉ、えへぇ――」
 要領を得ない言葉を呟くと再び寝息を立てる静葉。
(寝言、か――)
 なら大丈夫だ。天音は着替えを持って、部屋に備え付けられたユニットバス室に入る。
 全寮制だというのに金が掛かっている。まあお陰で食べ物以外には不自由しないが。
「――んっ!」
 室内の灯りを点け、服を脱ぐ。
 ふわりと香るのは甘い女の体臭とは程遠い、メスの発情臭。
「はあっ、はあっ…」
(体の高ぶりが抑えられない!)
 妖魔の子宮は床に就いた後も際限なく性感を高め、深夜3時を過ぎた時点でとうとう天音は根負けしたのだ。
「んっ! ――あっ!?」
 服を脱ぎブラを取ると勃起した乳首が擦れて甘い刺激が突き抜ける。
(体が、敏感になってる!)
 同室の者が寝ている間にこっそり自分を慰めるなんて恥ずかしいし、自己嫌悪で死にたくなる。
 だが子宮だけ妖魔となってしまったこの体は、そんな天音の都合も無視して快楽を欲しているのだ。
 くちゃあ――っ。
 粘液に濡れた下着をずらすと充血し、淫靡に口を開いたヴァギナが目に入る。
 まだ触ってもいないのにそこからダラダラと発情汁が垂れ流れ、ショーツとの間で糸を引いていた。
(…嘘っ、こんなに濡れてっ)
 くちりっ。
「んんっ!」
 割れ目に沿って指を這わすと電気が走った。
(あぁそんな…気持ちいい…)
 子宮虫の侵食が進んでいるのか。見た目は人間のままでも性感帯は開発され、微かな刺激も感じてしまう。
428乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:49:02 ID:66Mqw1bN
(蛇忌魔に犯された時と全然違う!)
 気持ちいい。もっと気持ち良くなりたい。そう簡単だ。
 下級妖魔に体を差し出して、うずいて止まらないアソコを触手で掻き回してもらい、
 グツグツと煮えたぎる子宮に濃厚な妖魔の精液を注いでもらうのだ。
 そうすれば――
(っ!? 私、何を考えて!?)
 天音は頭を振り、狂った妄想を払う。
(きっと私欲求不満なのよっ。だって目の前であんなにアンアン喘がれたのよ?
 あんなに大勢の生徒が、あんなに気持ちよさそうに)
 蛇忌魔の特大触手に犯されていた美佳子は特にそうだった。
(信じられないわ。あんなに大きな、しかも気持ちの悪い触手を受け入れて、感じるなんて…変態よ
 ――ところで、どうやって慰めればいいのかしらこの体?)
 実は天音は自慰をした事がない。興味はあったがいやらしい事だと、プライドが邪魔をした。
(妖魔どもなら――)
 脳内で触手の動きを再現する。女を犯す妖魔なら飽きるほど見てきた。
 天音は腕を二本の触手に見立てて、体に這わせる。
「ああっ」
 無駄に大きな胸を揉みし抱く。
 グネグネと形を歪ませる様は淫靡で、指が乳首に触れる度に切ないような官能に襲われる。
 もう片方の手は引き締まった体を撫で回し、徐々に下腹部を目指す。
(うぅっ、なんていやらしいっ)
 蛇媚螺を使いこなす上で培った想像力は自分の手を触手へと完全にトレースしていた。
 指を二本揃えて大口を開けたヴァギナに突っ込む。
 ぐちゅうっ。
「あぁっ!?」
 ビクリ、と快楽に体が打ち振るえた。
 じゅっぽ、じゅっぽ!
「あっ、あっ!」
(ダメっ、感じすぎる!)
 挿入の際、破瓜の痛みを思い出したが実際には痛みなんて欠片もない。
 肉襞を自らの指が掻き分け、擦られると腰が浮きそうになり、思考が快楽に塗り潰される。
(お、おかしくなる! こんなの止めないと!)
 部屋の中の結界が、子宮虫の侵食を食い止めてくれるがそれにも限度があるのだ。
 だが、天音の手は止まるどころか、その動きを更に早くした。
 じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ!
「あっ!? あぁ! あん!」
(どうして! どうして止まらないの!?)
429乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:50:08 ID:66Mqw1bN
 自分の手がまるで別の生き物のように意志持っている。そんな錯覚に捕らわれる。
 だがこの時点で子宮以外は天音の体は普通の人間だった。しかし同時に彼女の手は、今だけ妖魔の触手なのだ。
「あっ、あっ! ダメェ!」
 気がつけば。自分を犯す指の数は二本から三本へ。三本から四本へと増え――
 じゅぷぷぷっ!
「ひきいっ!?」
 何時の間にか手首で自分を犯していた。
(ああっそんな! 私の手が、入ってる!)
『天文部』に行くまでは自慰もしたことのない綺麗な体だったのに、
 今では自分の手首を嬉しそうにくわえ込んでいる。その光景に天音は愕然とした。
 ぐぽおぉ――
「あ、ああぁっ!?」
(あっ!? ダメェ! ふ、深いぃっ)
 指では限度があったが腕となると今度は際奥まで女芯を貫く事になる。
 敏感になった肉襞を五本の指という名の触手で思う存分掻き回し、本体の極太触手が奥へと進むのだ。
 ピュ、ピュッ――
 拡張された大陰唇と腕の隙間から、白っぽい粘液が逆流した。
 それは天音がセルフフィストファックに感じている証明。発情しきった牝が垂れ流す本気汁だった。
「だ、ダメ! 止まらない! ああっ!」
 哀れな犠牲者と同じように、おぞましい触手で感じてしまう。声が漏れてしまう。
 外で寝ている静葉が起きてしまうかも知れないのに。だが一度火が点けば止まらない。妖魔の性欲は貪欲なのだ。

 ぐぷぷぷぅっ!
「あ!? ダメ、それ以上は――んああぁぁっ!?」
 天音の腹が、腕の形に歪み膨らんだ。手が子宮にまで入り込んだのだ。
(ウソっ、こ、こんな所までぇっ、入ってきているのにぃっ、私、感じてしまっているっ)
 そう。妖魔子宮は自分の手を同族の触手と誤認し、ビチビチと繊毛触手で歓迎する。
「んああん!」
(指がぁ! 触手に絡まれる! しゃぶられる!)
 しかも子宮の中は天音自身も酷く感じやすい。
 触手との神経も繋がっており、自分の指を舐めしゃぶるのをはっきりと感じる。
(指っ気持ちいい! 止まらない!)
 ぐっぽっ! ぐっぽっ!
「はあぁっ! おあぁ!」
(ダメよ! こんなに乱れたら! 子宮虫が成長してしまう! 止めないと!)
 だが。自身を犯す手は、今は妖魔の触手だ。天音の意志とは関係なく、彼女を犯し尽くす。
 その子宮に何度も汚らわしい白濁液を注ぎ込むまで止まらないのだ。
430乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:51:07 ID:66Mqw1bN
「ああっいや! 出さないで! それだけは止めて!」
 完全に被害者になりきった天音は、妄想の中で今まさに触手に射精されようとしている。
(今の私の子宮は妖魔だから! 中に出されれば確実にハラんでしまう!)
「いやぁ! 妖魔の子供なんて産みたくない!」
 ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ!
「あっ! あん! あっ、あっ、ああ!」
 妖魔の子宮から与えられる人外の快楽に思考は蕩ける。
 もう静葉に聞こえてしまうなんて危惧すら頭の中から消えた。
「あああっ! ダメダメダメぇ!  飛んじゃうっっ!」
 ビクビクビクビク!
「ふあぁあぁぁあああぁっっ!?」
 体を痙攣させながら、天音は派手に人生発のアクメを迎えた。
 妄想の中で触手に犯され、汚れた子宮に射精されて。
 妖魔の子宮は初めての性的絶頂に喜び打ち振るえ、子宮全体を強烈に震動させる。
 それは人間の女が達した時とは比べ物にならないほどの快楽だった。
 視界で火花が散り、耳鳴りがする。天音は長い髪を振り乱しながら無様なアヘ顔を晒した。
 ぷしゅっ! ジョロロロっ!
 派手に潮を噴いた後、あまりの快感に失禁する。敏感になった肌は腕を打つ小水すらも心地よく感じた。
「あっ、あはぁ…っ、すごっ…!」
 絶頂の余韻に天音の表情が緩む。
 女の発情臭とアンモニア臭に包まれながら、彼女はこの瞬間だけ立派なメスになっていた。
(凄いっ…自分で慰めるのがこんなに気持ちいいなんて…!)
 否。自分は触手に貫かれ、感じていたのだ。妖魔に犯されながら、それを悦ぶ哀れな犠牲者達と同じように。
(皆の気持ちが分かった気がするわ。妖魔が生み出す快楽に普通の人間が耐えられる筈がない)
 自分もはしたなく喘いでしまったのだから、認めざるを得ない。
(そういえば妖魔を孕んだあの子――美佳子は酷く乱れていたわ。
 妖魔を産むのって、触手に犯されるのよりも感じるのかしら?)
 喘ぎ悶える美佳子の姿が思い出される。どくどくと心臓が早鐘を打つ。
(もし、この腕が本物の触手だったら。妖魔の精をこの子宮で受けていたら――)
 ごくり、と天音は生唾を飲み下す。

 この時彼女は未知への快楽に期待し、また己の中の妖魔を認めてしまった。
 心の中でどうしても越える事の無かった一線を越えてしまった。
431乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:52:00 ID:66Mqw1bN
 どくん!
「あっ!?」
 子宮が脈動する。
(まさか――しまった!?)
 余りの快楽に我を失っていた。霊力を高めなければ子宮虫はすぐに成長してしまうのだ。
 天音の油断が、取り返しの出来ない失敗となる。
「くっ!」
 力の抜けた体に鞭打って。快楽を堪えながら。アソコから腕を引っこ抜く。
 天音の手は愛液と小水でドロドロになっていたがそんな事を気にしている余裕はなかった。
 下腹に両手を添えて、子宮に霊力を集中する。
(あっ!? ダメっ、間に合わ――)
「んあああぁぁっっ!?」
 じゅるるるっ! 湿った音を立てながら、口を開いたヴァギナから触手が溢れ出した。

 ***

「――天音さん、声大きすぎるよぉ」
 二段ベッドの上から漏れる呟き。
『んああん!』
 ユニットバス室からあのクールな天音の喘ぎが聞こえてくる。
(あ、あんなに声を出して…)
 妖魔に犯されていた友人を思い出す。いや、感じていたのだ加藤結衣だけではない。
(妖魔の触手、気持ち良かった…)
 天音には冗談だと言ったが、実際には冗談でもなんでもなかった。
 妖気に蝕まれた体は、処女だろうが淑女だろうが女ならば平等に淫らな牝へと変わってしまう。
「はあ…はあ…」
 体を這い回る触手の感触を思い出しながらパジャマの下にそろりと手を滑り込ませる。
 くちり。
「ひゃん…っ」
 可愛い声を上げると直ぐに空いた手で口を塞ぐ。真下で眠る結衣が起きてしまわないのかと思ったのだ。
 だが、彼女は天音の力によって眠らされている。起きることはない。
『だ、ダメ! 止まらない! ああっ!』
(…天音さん、気持ち良さそう…)
 天音の乱れっぷりに当てられて、もう一度静葉は下着越しに秘裂に触る。
432乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:53:07 ID:66Mqw1bN
「んっ…!」
(濡れてる…)
「もう、天音さんがエッチな声を出すから…っ」
『あっ! あん! あっ、あっ、ああ!』
「はあ…はあっ…天音さんっ…」
(だめ、私も我慢出来ないっ)
 ついに静葉も淫欲に負けて自分の体を慰め始めた。

 皮肉な事に。
 退魔士とそれに助けてもらった少女は、自分を犯す触手をオカズにオナニーに耽るのだった。

***

 しゃっ、とカーテンが引かれる音がした。続けて窓が開く。
「だらしないわね。いつまで寝てるの?」
 爽やかな風が吹き込むと、それとは正反対の不機嫌そうな声が聞こえた。
「んにゅう…寒い」
「もう10月も終わりだからね。当然よ」
「んん…閉めてぇ」
「貴方が起きたら閉めるわ」
「意地悪う…」
「今頃気がついた?」
 どこか不機嫌そうで、でもどこか楽しそう。素っ気ない言葉にも隠れた優しさを感じる。
(…いつもの、天音さんだ)
 昨日はあれだけ乱れていたというのに。
「――天音さん!?」
「きゃっ!? 何よ大声出してっ?」
「え?」
(私そんなに大きな声出したかな?)
 キョトンとした顔で上から天音の顔を見つめる。何が恥ずかしいのか黒髪の少女はすぐに顔を逸らした。
「天音さん? 顔真っ赤ですよ?」
「き、気のせいよっ」
「だったらいいんですけど」
(やっぱり、天音さん、変…)
 よく見ると動きもぎこちない。動作がゆっくりすぎるのだ。そろりそろりと歩いている。
433乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/11/24(月) 19:54:23 ID:66Mqw1bN
 正座をして痺れた足で無理矢理歩く時がこんな感じだろう。気のせいか腰もモジモジさせている。
「天音さんおトイレですか?」
 ここで静葉の天然が炸裂した。デリカシーの欠けた発言にやはり天音は怒りを露わにする。
「違うわよ、この馬――あっ!?」
『馬鹿』と言おうとしたんだろうだがその言葉は途中からやたらと色っぽい声に変わった。
「天音さん? どうかしたんですか!?」
 静葉は心配になって慌ててベッドから降りる。
「何でもないわ…!」
「でも、こんなに汗を掻いて…」
 自分の部屋から持ってきた鞄からハンカチを、取り出すと慌てて天音に駆け寄って、
「ひゃ!?」
 ソファーの角に足を引っかけた。バランスを崩して天音に抱きついてしまう。
「っ!? んぁんっ!」
 天音は甘ったるい声を上げながら何かに耐えるように体を震わせた。
 静葉の鼻が甘酸っぱい、女のフェロモン臭を嗅ぎ取る。
(え――まさか、天音さん…)
 欲情している? こんな朝から? そんなまさか。
「離れて!」
「きゃっ!?」
 天音に突き飛ばされて思考は中断されてしまったが、
 視線を上げればスカートの中から太ももを伝い垂れていく透明な粘液が見えた。
「私、もう行くから! ――んくっ…! いいっ? 絶対部屋から出ないでね!?」
「え? でもまだ七時半…」
 HRまでにまだ一時間もある。だが天音は聞く耳を持たず、すぐに踵を返して部屋から出て行ってしまった。
「天音さん…」
(絶対、変だった)
 天然の自覚がある静葉ですらそう思うのだ。よっぽどの変化だろう。
「大丈夫かな?」
 快晴の空の下に佇む校舎を見上げる。妖魔のせいか、そこはとても禍々しいものに感じられた。

 ***

 以上で四話終了です。
 次回も天音が悶々とする話になります。子宮虫がレベルアップしてエロイ事に。

 最近、寄生→フタナリ化。
 もしくは、寄生→アソコから触手が生える。
 または、寄生→人外化。
 と、どれがいいのか真剣に悩みました。どうしてしまった俺の脳。

 ちなみに結論として、寄生→フタナリになった挙句人外になって触手が生える。
 というので落ち着きました。
 天音の運命やいかに!?
 
 んでは失礼します。 
434名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 21:09:58 ID:L6x4UtD6
GJ! 待っていました!
もっとやっちゃってください
次回作が楽しみです
435名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 21:36:12 ID:BXqJ5DQr
そういやちむちむが生えるのはうんざりするほどありますが、
触手が映えるのはほとんどないんですよね。
ってことで期待。
436名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 21:56:28 ID:qHDSk6ki
GJでした!
437名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 23:03:12 ID:0e9uddKm
すっげ、GJとしかいいようがない。

しかし自家受精ってとても新しい気がするw

438名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 00:25:23 ID:DJbpDjLy
つまりフタと触手で最低でも2本は出てくるってことなんだな!
439名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 02:59:36 ID:ZUkanFQP
GJ でしたー。相変わらず自分のツボにきます。

> 寄生→フタナリになった挙句人外になって触手

ワンステップ増えていますが、
無限の果肉、Pervasioner と同じ方向性にwktk
440名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 07:33:12 ID:fETns3ak
登山していた女達がある池で触手に犯されて謎の液体を飲まされた後気絶、目が覚めると意識はちゃんとしているが、背中から触手(十字に開く口付き)が生えてて驚くがなぜか触手が元々生えていた様な気になってて、触手も自在に使える。
全員が目を覚ますと急に犯しあいたくなり触手を使い乱交を始める。
って夢を見た。(ゲ○ゲみたいな設定で鬼○郎が池に近づくのを止めた様な気がする)

んで二度寝したらその女性に犯される男達の夢を見た。
(最近ペニが蛇で尻尾がペニになっている海外イラストサイトを見たせいかもしれない)
441名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 07:12:30 ID:TvjzuNH6
生前がかなり力も強い巫女さんで、死後は守護霊化してる幽霊少女が
寄生モンスターに襲われ
既に死んで実体が無い私に触れる筈が無いじゃん。幽霊をナメないでよねとか油断したら

カッと足元が光って周りの景色が歪んだ途端。何故か首に触手が巻き付いてメキメキと締め上げ、
幽霊とは言え我らのルールと理が支配する世界。強いて例を上げればマクー空間に相当する世界に引き込めば無力なメスに成り下がる

その後、グチャグチャに犯された幽霊少女に我の一部を授けようと寄生モンスターを仕込み。洗脳完了
薄れゆく意識の中、幽霊少女が思った事はマクー空間なんて危ない発言はヤメなさいよってツッコミたかったと思った
442名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 09:03:02 ID:yBX4aXFl
>>441
巫女さんが力の強さで逆に寄生モンスターを乗っ取り
寄生モンスターを倒すために巫女に寄生して戦うお話が始まるのですね
443名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 15:13:18 ID:/M9uNaKa
>>442
それなんて触装天使セリカ?
あれは個人的にツボだったがえらく短かったなぁ・・・
444名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 00:20:28 ID:csQLgV+0
巫女が寄生で寄生が巫女で?
445名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 00:32:30 ID:0R/hGLN+
あなたとわたしは融合体
446名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 04:33:09 ID:f1SnBUti
もう自意識が「あぁっ、犯したい、寄生したいっ」ってなる巫女さんだったらいいなぁ。
447名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 08:43:07 ID:DaUiFB0a
昔な、金属生命体に寄生された巫女さんがおってな、連鎖堕ちの最中のままなのさw
448名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 09:11:25 ID:wOV/d4iq
お前のせいで思い出して続きが物凄く気になってきたっ!!
せっかく五行とかと一緒に封印して我慢してたのに!どうしてくれる!! (´;ω;`)ウッ…
449名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 09:19:27 ID:Y8jm3KlK
それだったら
帽子型のエイリアン被って
他のエイリアンと戦う話を
思い出してしまうわ。
450名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 09:24:15 ID:YIydJVmX
寄生モンスターが病弱で身体が弱いヒロインの心の隙に付け込んで
お前の純潔と引き換えに健全な肉体を与えようと、そそのかし
ヒロインはヒロインで好きな人に捧げたい純潔を守るか
捨てて健康な肉体を手に入れ好きな人と過ごす事を天秤に掛け
葛藤の末に純潔を捨てて健全な肉体を手に入れる選択を選ぶが

そんな美味しい話には裏がありヒロインは犯されるだけ犯された後に健康になったが
寄生モンスターに身体と精神を乗っ取られヒロインは騙された事に気付かないまま深層意識の奥深くにまで封じられる

ってくらい外道な寄生モンスターが好き
451名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 13:42:12 ID:ZEg+Ider
おまいらが思い出した作品全部ここに貼れ
452名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 15:35:55 ID:UNZk+yKn
>>447ってなんていう作品なんだろう気になる
453名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 15:51:40 ID:DaUiFB0a
>>452
ログ抜粋に機械仕掛けの悪夢とかあるから参照してみて
中断しているから見ない方がw
454454:2008/11/27(木) 16:56:49 ID:0B8ncvzV
なんか俺の駄文の話題が出てたんでPOP
途中まで書いておいて投げ出しておいてすまんです。
構想は完了してたんだが、時間経って振り返ったらあまりの中2っぷりに書く気なくしたんでs・・・orz
エロ小説ってのは振り返らない事が大事ですNE!

あの後の展開は
ひかりと雪が二人で愛華に寄生させる、愛華発育うpで様子見に来た隆介に迫る

さっそうと登場した孝司が隆介と愛華救出、愛華は意識不明状態で孝司が所属する組織に送還

後日、ひかりが新たな犠牲者出す所を孝司と隆介が救出、巫女とっ捕まえて雪の居場所吐かせる

地下の貯水壕(大雨の時に地下に水ためるアレ)で、母体となった雪発見、ドンパチする孝司と隆介

孝司が雪の子宮を撃ち抜いて寄生体消滅、雪は子供産めない体になるが孝司と結婚、寿退社
孝司と共にクリーチャー撲滅の特殊組織入り。
また寄生されるかもしれないね!その時は守ってNE!(えー 終

という展開にする予定でした。
期待させた方にはほんと申し訳ないッス
455名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 17:31:01 ID:/1aK0BUw
>>454
中2だろうが邪気眼だろうが何だってかまわん、早く投下するんだ!
456名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 18:52:55 ID:UNZk+yKn
>>453に読むなと言われたけど読んでみた
よかったので続きを希望と書こうと思ったら
その後の結末が描かれた

しかしあきらめない
いつか投下される日を全裸で待つ!


すいません冬はやっぱり寒いのでできれば早くお願いしますorz
457名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 19:18:08 ID:neNwLFGh
>>454
その気持ちは分かる!
分かるが……案外読む方はその辺り気にしないぜ!
だから待つ!
458454:2008/11/27(木) 20:37:57 ID:0B8ncvzV
それじゃあちょっとずつ、感覚は空くでしょうが投下していきたいと思います。
邪気眼がなんだ、中ニがなんだ!どうせ黒歴史は誰だって持ってるんだ!的な感じでw
459続・機械仕掛けの悪夢 その1:2008/11/27(木) 20:40:35 ID:0B8ncvzV
何分、時間が経ったのだろうか…。
外で待つ二人にも、いい加減飽きが来たようだ。
先にシビレを切らしたのは短気な隆介のほうだった。
「おせぇなぁ…あいつら。愛華もなにやってんだか。」
イライラとした様子で腕時計を何回も確認して落ち着かない隆介。
タバコに火をつけ、また時計を確認する。
「ふむ・・・。」
孝司が羽織っている黒のトレンチコートから携帯電話を取り出す。
「失礼、電話のようです。少し離れますね。」
孝司が携帯のディスプレイを見つめて苦笑いする。
「りょーかい。ちゃちゃっと済ませてこいよ。俺もヒマだからな。」
隆介は片手をヒラヒラとさせながら携帯電話を弄ってる。
早く行ってこい、ということのようだ。
「では。」
コートを翻して孝司が小走りで物陰へと向かう。
「んー、ちょいと様子見て来るかな。」
隆介はタバコの火を消し、建物の中へと向かった。


「あ…はぁ…んッ!!」
体をビクビクと痙攣させて、うずくまる愛華。
「ふふふ…この子はどうなるんでしょうね、マスター。」
ひかりが妖艶な笑みを浮かべて愛華を見下ろす。
その体の周りにはビットのように
着物の背中辺りから線が伸びたピンプラグがフワフワと浮いている。
「そう、ね…雪の親友だものね。手近なところにおいてあげたいわね。」
口元に手を当て、考えこむ雪―はたしてこれが雪の人格と言えるかは…。
ガクガクと震える愛華。
やがてその白い背中、ピンプラグが埋め込まれた辺りを中心として、
ジワジワと赤紫色の回路状の光が彼女の体を侵食する。
「うぁ…熱い…熱いぃ、よぉ…。雪、たすけッ…。」
苦悶と快楽が入り混じった表情を浮かべる愛華。
ズルリ
「あはぁぁんッ!!」
音と共に着物を割って、尻の辺りから、あの銀のミミズ状の物体が飛び出した。
「あ…や…、何これ…」
自らの眼前へと運ばれたそれを彼女は直視し、気を失いそうになる。
「あら、私と同じタイプのようね。嬉しいわ。」
クスクスと笑う雪。
そこにふすまの向こうから、ギシギシと足音が聞こえた。
460続・機械仕掛けの悪夢 その2:2008/11/27(木) 20:41:48 ID:0B8ncvzV


「おーい、愛華、雪。おせーぞ。入っていいか?」
物音は聞こえるが返事が無い。
「・・・?」
ふすまを軽くノックする。
「おい、入るぞー。」
隆介はふすまを開け、中を覗きこんだ。
「なにやって…ガハッ…」
何かが自分の頭のうえから叩きつけられた。
あまりの痛さに頭を抱え込み、そのまま床に突っ伏してしまった。
「あら、隆介じゃない。相変わらず無粋ね、そういうト・コ。」
隆介の頭上をズルリ、と銀のミミズが通り、そのまま雪の近くへと戻って言った。
あまりの痛さと、そしてあられも無い姿になっている愛華と先ほどの巫女、そしていつもと様子の違う雪に
隆介の頭は大混乱へと陥った。
「隆介…だいじょぶ…?」
愛華が床を這いずって隆介へと近づく。
うな垂れる隆介の顔を覗きこんだ瞬間―。
ドクン。
今まで感じた事の無いような心臓の鼓動。
内側から何かが沸き出てくる衝動に駆られる。
「あ…あれっ…」
頭の中に、雪の声が響く。
『それは―』
「それ…は?」
すぐ近くにいる雪の口は微動だにしていない。
ただ紅紫の双眸でこちらを見下ろているだけだ。
愛華は無意識に、雪の言葉を繰り返す
『それは―アナタの獲物よ』
「わたしの、獲物…。」
461名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 00:27:09 ID:2uEkRCZP
おおおおお、ずっと続きを待っていた作品が!
パンツ一丁で続きを待ってる!
462名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 01:08:09 ID:F8QHOsuV
馬鹿な!ここで寸止めだと!?
ワッフルワッフル
463454:2008/11/28(金) 01:24:24 ID:W7ln6TDt
卒論を仕上げなきゃならんので今日はここまでですなぁ・・・(´・ω・`)
2週にいっぺんくらいのペースでかけたらいいけどなぁ。
ちなみに悪堕ちスレ住人なんで属性微妙に違っても勘弁してくださr
464名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 02:01:12 ID:eJ4MexM/
ま さ か の 機 械 触 手 再 降 臨

半ば諦めつつずっと待っていました。
465名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 02:02:11 ID:ezoOAV1E
おおっすごく待ってた人が現れた!!
466454:2008/11/28(金) 02:09:44 ID:W7ln6TDt
そんなに喜ばれると、オッサン・・・(´;ω;`)ブワッ
前回投稿した時もレス番454、今回も454という罠
頑張っちゃうZE
467名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 08:15:11 ID:6tyqzRlL
寄生生物と純愛するネタ
俺が書く事は多分ない


お稲荷様を祭る神社で働く巫女
お稲荷様には息子がいるのに何故か父親がいない
その事を疑問に思いつつも流れ行く日々の中でお稲荷様の息子と愛をはぐぐむ巫女

ある日巫女は妖怪に寄生されてしまう
寄生された子宮を傷つけてしまうことで命を落とす危険性があるので退治出来ない
巫女はお稲荷様に相談した

そこで発覚する事実
なんとお稲荷様は同種の妖怪に寄生されて長い年月を経て相思相愛の関係となっていたのだ
お稲荷様の子宮には元妖怪であり今は神である夫がいたのである

寄生妖怪の血を引く息子を代わりに寄生させて子宮の損傷を内側から治す事で助かるかもしれない
代わりに息子と別れる事はできないし息子との子供しか産めない体になる
そんな選択肢を巫女に与えるお稲荷様

愛し合っていた息子と巫女はその手段を選んで一つになる
巫女は神と同化した事で人ではなくなり長い年月を生きる力を得た
夫婦となった巫女と息子はたくさんの子を作り幸せに暮らしている
468名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 17:38:12 ID:+PsSUmKb
いいぞ もっとやれ!
469名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 22:17:57 ID:0aHIge0R
ずっと戦い漬けの日々で男を知らず肉棒で突かれるたり犯される事に免疫が全く無い戦乙女たち

そんな環境に寄生して肉棒化して、セックスをしながら仲間を増やす異形の生命体が紛れ込んだから戦乙女たちはなす術なく一人、また一人と寄生モンスターの餌食になって最終的には全滅
470名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 22:34:47 ID:4sEFbs4j
寄生というジャンルはどうしてこんな魅力的だろう。
普通寄生生物と言ったら、洋画に出てくるグロテスクな異生物を思い出すけど、
それが可憐な美少女にとりつくことでエロスを感じるなんて。
普通なら考えそうにないことなのに。
このプロセスを解明できれば、ひょっとして俺もSS書けるかも。
471名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 01:21:49 ID:MQvl8zGs
かわいい顔した女の子が普通ではありえない思考で迫ってくるからエロいんじゃね?

…もし寄生生物がペットにできるぐらいかわいかったらどうなるんだろ
472名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 04:12:04 ID:7itnXoPb
私は寄生生物です。
名前などという概念は人間特有のものなので当然あるはずもなく
また、自分が何者なのか、なぜ存在しているのか。
どこから来て、どこへ行くのかなどという哲学的なことも考えたことありません。
私はただ、本能に突き動かされるがまま生きています。

一番最初に述べました通り、私は寄生生物ですので宿主を常に必要とします。
生きている以上、何らかの栄養摂取を行わなければならないですから。
そして私が好んで食するものは、哺乳類の体液。
特に霊長目・真猿亜目・狭鼻下目・ヒト上科・ヒト科・ヒト属・ヒト種のオスの種子を含んだ体液や
同生物メスの性的興奮時に分泌される体液や出来立てホヤホヤの卵細胞などが望ましいです。
とても栄養価が高いんですよ。
貴方もいかがですか?

まあ前置きはともかく、そんなこんなで私は
とある人間の女性…というかまだ『少女』ですね…に寄生したのです。
彼女の名前は高町なのは。
清祥大学付属小学校に通う、9歳の女の子です。
頭の両サイドからひょっこりと生えたミニミニツインテールが可愛いらしい
赤いランドセルと縦笛が似合いそうな、愛らしくて幼い顔だち。
年齢が年齢なので当然赤飯前のお子さまではあるのですが。
ああ言い忘れましたが、私が"食事"をすると人間は性的な快楽を得られるようで。
ですので、自分の食欲を満たすついでに、寄生している相手には
お礼といってはなんですが、快楽を提供させていただいているしだいです。
私は食料を得、母体は快楽を得る。
世の中はギブ&テイク。
とりわけ私が好んで寄生するのは人間の女性の子宮です。
ここならば卵子も愛液もありますし、精液だって簡単に得ることができます。
え?
じゃあ何故、初潮前の幼女に寄生したのかと?
いやあ、それはですね。
あまり大きな声では言えないのですが、そういった幼い少女に色々と教えて差し上げるのが
私の趣味でして。
何も知らない無垢な女の子を、淫らでイヤらしいことしか考えられない"メス"に仕立て上げるのが
密かな愉しみなのです。
・・・・・・やだなぁ、そんな軽蔑の眼差しを向けないで下さいよ。
473名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 04:14:07 ID:7itnXoPb
自室のベッドで眠りに就いている彼女に、ひゅるっと入り込む。
目指すは、固く閉ざされた子宮(ゆりかご)の中。
寄生した私は、さっそく食料の確保に移りました。
まあ子宮内壁にかぶりついて、血液をいただくこともできるのですが
生憎と私は流血沙汰をあまり好みません。
あくまで平和的に、かつ気持ちよくをモットーに。
私は子宮を刺激して、彼女の性の目覚めを促すことにしました。
「―――――っ・・・・んん・・・・・・スウ、スウ」
やはり幼くても女の子。
子宮を直接揺さぶられると、寝ていても感じるようです。
嬉しですね。
さあ、もっともっと感じて下さい。
「すう・・・すう・・・・んっ・・・・・・っ!  ・・・ぁ・・・・・っ」
宿主の少女に愛おしさを感じた私は、子宮内壁に頬ずりし
子宮の出口から膣内へと細い細い触手を伸ばし、内側から彼女をほぐして行きます。
「・・・・あふ!  ・・・・ふぁ・・・っ・・・・!  ンン・・・ッ!」
もぞり、とベッドの中で身じろき。
寝ているのに、意識がないのに
彼女は股間を外から押さえている様子。
ふふふ、安心して下さい。
もっともっと感じさせてあげますよ。
私は子宮内部から伸ばしていた極細触手をさらに伸ばして
子宮口と膣口の中間ぐらいにまで持ってきます。
そしてお腹側を優しく、あくまでソフトに刺激してあげます。
「ひゃ・・!?  あ・・・!!」
女性の性感帯の一つであるGスポットという場所をクニクニされた彼女は
ビクンッ、と一度大きく身体を硬直させた後、弛緩しました。


こんなネタを考えてみた
474名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 04:42:04 ID:5f2VJNb+
よすぎる!続き!続き!
475名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 08:21:43 ID:Zx9I7A1u
これはwktkせざるを得ない
476名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 09:37:59 ID:X8wKbNxB
実はその寄生生物、人間からはリンカーコアと呼ばれてたりしないだろうなw
477名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 14:05:34 ID:MQvl8zGs
あのドS人格はここから生まれたわけか
続きに期待せざるを得ない
478名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 00:16:34 ID:Jdp1Ec+7
若貴せざるをえない
479名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 00:50:33 ID:bKUthl4B
なるほど 三期8話が普段のなのはさんと違ったのは寄生によるものだったのか…
ん? そうなると10年は寄生していることになるが…
480名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 01:29:28 ID:ymxp4ioI
>>479
地球人(なのは)が強すぎて取り込まれました
481名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 03:19:06 ID:xYVz1AhD
ああそうか、俺のなのはがあんな年増になってしまったのも寄生されたからか!
本来のなのはならずっと幼いままでいるはずだからな!
482名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 11:29:49 ID:heDjScez
今、481の方にスターライトブレーカーの光が見えたんだが
483名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 16:36:51 ID:ksZR3wDZ
ディバンバスターも見えた
……ジェノサイドシフト?
484名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 02:03:11 ID:m9IQAGu1
黄色い光と青の光も…
485名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 02:38:24 ID:jb6Tsth/
パンツめくれえええー!!
486名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:08:29 ID:+13mUZno
>>481、キミのことは忘れないよ
487名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 05:33:33 ID:tTKjDVUr
無茶しやがって…
488名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 09:58:20 ID:RIlI3nJc
なのは知らん俺でさえ冥王様に逆らってはならんことくらい知ってるのに…
まぁww年老いた元ロリっ娘に魅力なんて無い点はwww共感できるghッ!………
489名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 12:01:02 ID:jb6Tsth/
なのは「すこし…頭、冷やそうか」

490名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 13:16:34 ID:ul3SjJfo
寄生されるものが不気味なものからなのはさんに変更されてきているし…これも寄生の効果ってやつか
491名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 15:30:09 ID:yVUODHMH
アマゾンとかで欲しいものを単品で買うのもどうかな?と思い寄生→虜系もしくは触手→虜系の本を一緒に買おうと思ったが、タイトルだけじゃあ良いのか良くないのかわからないんですが、何かグッドなものってありますか?
(相手が人間以外のが良いんだけどだいたい少しは入ってるんでなかなか手が出せない)
最後はバッドエンド(助けは来ない)のが良いんですが。
492名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 17:44:54 ID:y70CBK8u
保管庫があれば市販の本なんていらないぜ!
493名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 18:35:15 ID:xz9firmF
>>481
年増っていうかイヤな女だよな。
仮にも十代後半のスバル達に対する口の利き方なんか幼稚園児を諭してるみたいだし。
それで怒らないスバル達もスバル達だが。

なのはと呼べるのはAsまでのなのはかとらハのなのちゃんだけっしょw
494名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 19:02:38 ID:+13mUZno
なのはさんが限定解除を申請してるぞ

>>489
頭じゃなくて肝を冷やしてるんじゃまいか
495乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/01(月) 19:47:11 ID:gIS3bBSn
ストライカーズの時点で既に魔法『少女』じゃないですよね、なのは。
というわけで次回作は『魔法少女リリカルキャロ』が始まります。

とかなったら狂喜乱舞しますよ俺は。キャロ可愛いよキャロ。
十分ヒロイン出来るよ多分。

と、話が大いに脱線したところで軌道修正。
天文部の続きを引っ提げて来ました。ではどうぞ。

 ***

(最悪! 最低!)
 登校し、一直線にトイレに向かいながら、天音は心中毒づいた。
(静葉にいやらしい女だって思われたっ)
 彼女の鈍くささが恨めしい。いや、鈍くさいのは自分だ。
「はあっ! もう、ダメ!」
 手近な女子トイレに入ると切羽詰まった様子で個室に滑り込む。乱暴にドアを閉め、震える指で鍵を掛けた。
 鞄を地面に落とすと自由になった両手で、ゆっくりとスカートを引き上げる。
「うっ…うぅっ…」
 トイレの照明がスカートの下から現れた『それ』を照らし出す。

 天音の下腹部には、下着の代わりに不気味な肉塊が張り付いていた。
 子宮から生え出た触手が腰回りに巻き付き、下着状に変化したのである。

 紐パンツのようにピンク色の触手がフレームとなり、その隙間――股布部分には、
 コンドームのように極薄の透明粘膜が、ぷっくりと膨らみ充血した羞恥の丘に食い込むように張り付いている。
 ぬらぬらと光る透明粘膜越しに、内側から触手を生やすヴァギナを明確に見透かす事が出来て酷く淫猥だった。
 内側に垂れ流し、溜まった愛液のせいで肉膜はぴっちりと吸い付き、ひくつく肛門の動きまでよく見える。

(子宮虫の侵食を許してしまったせいで、こんないやらしくて、気味の悪いものが!)
「このっ――ふあぁ!?」
 触手パンツの縁に指を掛け、引きずり下ろそうとするが甘い痺れが背筋を駆け上がると力が抜けてしまった。
(やっぱりっ…この触手、私の神経と完全に繋がっている!)
 歩く度にスカートの裏生地と擦れて、それだけで感じてしまうのだ。それだけではない。
 肉付きの良い尻とデルタゾーンを覆う肉パンツの隙間では、今もゾワゾワと繊毛触手が蠢き、
 天音に『舐める』感覚と『舐められる』感覚の両方を与え続けているのだ。
「はあっ…はあ! もう、止めてっ…、そんなにクリトリス舐めないでっ」
 子宮虫の侵食を受けたせいで淫核は小指大に勃起し、それを常に触手のブラシで優しく、ゆっくりと磨かれる。
 動きが緩やかなせいでギリギリ達する事はないが性感は徐々に高まり、その内派手に気をやるだろう。
「うっ――はあっ、駄目…!」
 昨日の晩から延々となぶられ続けているため、尿意を催した。
 肉パンツを履いたまま、ゆっくりと便座に腰掛ける。
「あんんっ!?」
 肉パンツが自重で便座に押し付けられると、快楽の波が押し寄せる。
496乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/01(月) 19:48:40 ID:gIS3bBSn
 淫核程ではないものの、欲情し、充血した肉ビラよりもよっぽど感度が高い。
(あ…どうしよう…! これ、脱げない!)
 このまま出したら、大変な事になる。子宮虫が全部飲んでしまうかも知れないが匂いは取れないのだ。
「お願いっ、オシッコ、させて…っ」
 恥ずかしいおねだりをする。快楽で天音の頭は茹だっていた。その時である。
 くぱあぁ…っ。
「んぁあ…っ」
 卑猥な音を立てながら、股間部の肉膜が割開かれた。
 肉パンツの内側に溜まっていた発情汁が糸を引きながら便器の中に垂れ落ちる。
(あぁ…凄い匂い…!)
 牝妖魔のフェロモン臭は香りが強く、妖気も濃厚だ。
 それを嗅いだだけでも天音自身の理性を溶かし、常人ならあっと言う間に発情させてしまう。
「あっ、あっ…! 出るっ」
 じょろろろっ――
「んっ!? あぁぁぁ…っ!?」
 排尿の開放感に期待していた天音の顔が狼狽する。
「いやっ! ウソっ――あぁああぁっ!」
 尿を出しながら天音は肩を震わせた。小水が尿道を通り抜ける度に腰が砕けてしまいそうな快楽が襲う。
 女妖魔の排尿は男の射精に引けを取らないほどの刺激を生み出す。
(オシッコしてるだけなのにい! 気持ちよくなるうっ)
 子宮虫が成長し、ドロドロに発情した膣壁を擦りながら触手が溢れ出した時と感覚が似ているが、
 その時は一瞬だった。だが今は溜まった尿を全てを吐き出すまで続くのだ。
「いやぁっ、飛ぶっ! だめぇ!」
 余りの快楽に妖魔の子宮がうねりざわつき、小水とは別の汁を絞り出す。
 頭の中がどんどん白くなり、体が痙攣し始める。アクメを迎える直前だった。
 だが――
「んああっ!? 何で!? イケない! ――ひあああっ!」
 達する事が出来ない。常人なら間違い無く昇天している官能の嵐。それも昨晩の自慰に比べて強烈だ。
 だが異形の体はまるで絶頂を迎える事を拒んでいた。
「いやああ! 止まってぇ! 狂っちゃうぅ! ああぁああぁぁっ!」
 半分白目を向きながら顔を振り乱す。涎が垂れ落ち、タイル床を濡らす。
 ジョロロ――ジョロ――
「はあ…! はあ…っ!」
 息も絶え絶えになった頃ようやく排尿が終わる。
 辺りにはアンモニア臭をかき消すほど甘酸っぱい雌の臭いが撒き散らされ、天音の発情具合を窺えた。
497乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/01(月) 19:49:57 ID:gIS3bBSn
「最、低…! 出しただけで、あんなに感じるなんて…!」
 しかも性感は高ぶるだけ高ぶっており、切なく疼く子宮はこんこんと愛液を垂れ流し続ける。
 頭は度重なる官能でぼうっとした。
(もう…! 妖魔の体は変態すぎるのよ!)
 心の中で悪態をつくがそうでもしないと正気を保っていられなかった。
(ダメ、アソコが切なくて、変になる!)
 今すぐ妖魔に火照る体を投げ出し、思う存分太い触手で掻き回されたい。
 疼く子宮をゴツゴツ突かれ、その中に濃厚な精を注いで欲しい。
「っ! ダメよ! しっかりしなさい! 私まで堕ちてしまったら誰がこの学園を救うの!?」
(そうよ! 私は退魔士なのよ! これくらいの事で、屈しないわ!)
 なんとか気力を持ち直した天音は、尿道口付近を慎重にトイレットペーパーで拭き取る。
 気が済んだところで自動的に肉パンツの前面が閉じた。
 どうやらこれ自体は天音の意志とも直結しているらしく、気持ち次第で自由に開閉出来るらしかった。
(本当は脱ぎ捨ててしまいたいんだけど)
 それでは子宮を引っこ抜くようなものだ。切り取る事も出来るだろうがまた生えてくるに違いない。
 天音はこのグロテスクな下着の事は諦めて、身支度を整える。
 スカートの内側に貼ってあった清めの符も使い物にならなくなっていたので新品と取り替えた。
 水を流し、個室を出ると手を洗い乱れた衣服と髪を整えた。
「…よし」
 ぱん、と両頬を軽く叩き、気合いを入れる。
 最後に発情臭を誤魔化すために香水を付け、外に出た。
「――んっ!」
 だが数歩進んだだけで足元がふらついてくる。
 ニーソックスとスカートの間を、つつー、と愛液が垂れ落ちていった。
 どれだけ気合いを入れても所詮はその場しのぎ。今も人外の器官は彼女を見えない所でなぶり続けているのだ。
「大丈夫…! 私は藤間天音よっ」
 自分を鼓舞しながら教室へと向かう。その後ろ姿は雄を誘うように切なげで、淫靡だった。

 ***

 結局天音は自分の席に着いてからも、トイレを我慢する娘のように腰をくねらせ、
 太ももを擦り合わせと落ち着きがない。
「はぁっ…はぁっ…」
 眉は八の字に下がり、吐息は色っぽい。顔は紅潮し、全身に玉の汗をかいていた。
「おっはよ−! 藤間さん!」
「ひゃあ!?」
 いきなり肩を叩かれ心臓が跳ね上がった。
498乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/01(月) 19:51:27 ID:gIS3bBSn
 涙目になりながら振り返るとクラス委員長の富山真子が狐に摘まれたような顔をして立っている。
 柄にもなく可愛い声を上げてしまったので驚いているらしかった。
「大丈夫藤間さん? 顔真っ赤だよ? 汗もビッショリだし…」
「だ、大丈夫よっ、ちょっと熱があるだけだからっ」
 苦しい言い訳をしながらふと思い出す。確かこの娘も末期の犠牲者で、昨晩学校に来いと言ったのも彼女だ。
(やはり、妖気は感じられない。それどころか昨日と同様に正気を保っているようにも見える)
「嘘。熱がどうこう、ってレベルじゃないでしょ?」
 ぺたり、と額に手のひらを当てられる。真子自身も額に手を当て熱を測る。
 ふわり、と女の子らしいいい匂いがした。
「んん? あれ? 本当に微熱くらいだ」
 そう言う真子の表情には悪意が無い。純粋にクラスメートを心配しているらしかった。
(もしかして、妖気と一緒に夜の記憶も消されているの?)
「だから言っているでしょっ、私は平気よ…! 放っておいてっ」
 少し大げさに振り払う。良心の呵責に苛まれるが仕方ない。
 清めの符である程度軽減しているとはいえ、天音が生み出す妖気がどんな影響を与えるか分からないのだ。
「えーと…何か困ったことがあったら遠慮無く言ってね?」
 ばつの悪そうな顔をしたが最後にはそう言ってくれた。昨日から甲斐甲斐しく面倒を見てくれるいい子だった。
(御免なさい。でも妖魔を倒すまでの辛抱だから)
 そうだ。こんな彼女をもうあんな目に遭わせるわけにはいかない。
「蛇忌魔…!」

 快楽を憎悪で塗り替える。女を貪り食う痴れ者め、と。だがその憎悪が、決意が再び快楽に染まるのは早かった。

 ***

 チャイムが鳴る。HRが終わり、一時間目の授業が始まった。担任の教師による歴史だ。
「はぁ…っ、はぁ…っ」
 一度は持ち直した天音の性感も再び高まり、彼女は荒い息をしている。
 甘酸っぱいフェロモン臭が、香水と交わりながら広がり教室の中に蔓延し始める。
 天音は気付いていなかったが、この時点でスカートの内側に貼ってあった清めの符は既に効力を失っていた。

「――あの、先生」

 唐突に真子が手を挙げて授業を中断させた。
「あら? どうしたの富山さん?」
499乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/01(月) 19:52:59 ID:gIS3bBSn
「藤間さんの様子が…」
「っ!」
 自分の名前を呼ばれるとクラス一同の視線が集まった。欲情しているのがバレないかと肝が冷める。
「あら本当、顔が真っ赤ね」
「う…っ、っ」
 指摘されて今度は耳まで真っ赤になった。恥ずかしさで心臓がドキドキする。
「藤間さん? 調子が悪いなら保健室で休んでもいいのよ?」
 正直、その言葉で救われた。このまま授業を受け続ける自信が無かったのだ。
(少し、休ませてもらおう)
 登校はしている。さぼる訳じゃない。何もやましい事じゃない、と自分に言い聞かせながら、
 天音は席を立とうとした。だがその時、真子から予想外の言葉が。
「いえ先生、ここでいいじゃないですか?」
「どういう事かしら?」
「だからですね。藤間さん、もう我慢出来ないならここでしてもらおうと」
(何を言っているの?)
 さっきと様子は変わらないが、真子の言ってる事はおかしい。
「というか。私が我慢出来なくなって――」
 そう言うと彼女は自らスカートをつまみ上げた。
 おお、と男子生徒が色めき立ち、女子達はうっとりと顔を緩めた。
 真子は下着を穿いていなかったのだ。健全な学び屋にドロドロに濡れたラビアが晒される。
「貴方何やってるの!?」
「だ、だってさっきから藤間さんの妖気がどんどん体に染み込んでっ。もう我慢出来ないんだもん!」
(――え? 嘘!?)
 真子に指摘されてはっとする。意識を集中させると自分の妖気が教室中に充満しているのが分かった。
 快楽に溶けた頭では気付かなかったのだ。
「もうっ。藤間さんのせいだよっ? 本当は、藤間さんが我慢出来なくなるまで私達からは何もするな、
 って蛇忌魔様から言われていたのにっ、――はあっ、ダメ、切ない! オマンコ寂しいよぅ!」
「あ、あたしも限界…」
「俺もだっ」
 真子を皮切りに学生達が次々と発情していく。
「もう、しょうがないわね。でも先生もさっきから体が疼いてしょうがなかったし、皆もそろそろ限界ね」
(私のせいで、クラスの皆がおかしくなっているの?)
 雄の妖魔はその体液に媚薬成分が含まれている。 これは獲物の抵抗を無くし、速やかに服従させる為だ。
 だが、牝の妖魔は体液よりも体臭の方がそれが強い。より多くの人間を誘惑し、獲物とする為だ。
 さっき天音の熱を計ろうと近付いた真子は、もろにその影響を受けてしまったのだ。
500乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/01(月) 19:54:12 ID:gIS3bBSn
「藤間さん? 責任とって下さいね?」
 先生が天音に淫靡に微笑む。
「え? 責任って…」
 「美佳子さん以外は皆蛇忌魔様に妖気を抜いてもらって正気になっているのに、
 貴方のそのイヤらしい臭いのせいでまた欲情しちゃったのよ? だからその責任を取りなさい」
「それは、だってこの体は蛇忌魔に――」

「蛇忌魔様のせいにするんですか? 昨日晩、あんなによがってたくせに」

 席を立った美佳子が言い放つ。息が荒く、瞳が塗れている。
 彼女だけは妖気を抜いてもらわなかったらしく、目の色が明らかに違った。
(え? 昨晩って…)
 脳裏にフィストファックに耽る自分の姿がよぎる。かあ、と顔が朱くなった。
(まさか、昨日私がしていたのバレてる!?)
「あれ? ひょっとしてオナニーしていたのバレてない、って思っていたんですか? ふふっ、冗談ですよね?
 隣の部屋にまで聞こえてきたんですよ? 『集会』が終わって寝ようと思った矢先にエッチな声が聞こえて、
 また体が高ぶって困ったらしいですから」
(それが本当なら、私の部屋で寝ていたあの子にも、)
 あの恥ずかしい喘ぎ声を聞かれていた。
「さっきも朝一番に登校してトイレでオナニーしていたんですよね? 
 後輩の子から、トイレに入った瞬間発情して大変だった、ってメールがありました。
 ちゃんと換気をしないと駄目じゃないですかぁ」
 美佳子が劣情にギラついた目をしながら近付く。
「今も、我慢出来ないんですよね?」
「そんな事は…!」
「じゃあ見てみましょう?」
「見るって――きゃあ!?」
 椅子から突き落とされる。すんでのところで真子が受け止めてくれた。
「可愛い声、出すんですね藤間さん」
「本当だねぇ――それに椅子もこんなにドロドロにして――
 あぁ、凄いよぅ…藤間さんのエッチな臭い…頭クラクラするぅ」
 天音を羽交い締めにした真子が首筋に顔を押し付け、鼻を鳴らす。
「嫌っ、臭い嗅がないでよ!」
(皆、狂ってしまう。私のせいで!)
「はぁ…はぁ…もう遅いですよっ」
 息を荒げた美佳子が天音のスカートのホックを外した。
501乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/01(月) 19:55:08 ID:gIS3bBSn
「駄目! 見ないでぇっ!」
 天音の下半身がクラスメートの視線に晒される。
「――これは凄いですね」
 肉の下着を目の当たりにして美佳子が生唾を飲み込んだ。
(見られた! どうしよう!?)
「触りますよ…」
 にちりっ。
「あぁっ!?」
「――ネトネトですね――この膨らみは何ですか?」
 尿道口の真上辺りで、肉パンツがテントを張っている。
 それは長い間触手パンツの裏側に舐めしゃぶられ、侵食を受けた淫核だった。
 美佳子はそれをおもむろに押し込む。
「うあぁああぁぁっ!?」
 クリトリスが押しつぶされ、全身に電気が流れる。
 強すぎる堪能に体がガクガクと震え、発情臭が一気に濃くなった。
「――これ、クリトリスですか?」
「うわぁ、天音さんの凄いねぇ! ビンビンに勃って、チンチンみたい♪」
「マジで!?」
「皆も見なよ天音さんのマンコ。エッロいよぉ♪」
(何て事言うのこの娘は!?)
 真子の声で次々と男子達が集まってくる。妖気に犯され欲情した彼らの目はギラギラと輝いていた。
「うっわマジだ! 触手パンツ!」
「きもっ!」
「見ろよ! 膣から延びた触手がアソコを拡張してんだ!」
「すっげぇっ、奥まで丸見えだっ」
「いやぁあぁぁっ! 見ないでぇ!」
 クラスメートに視姦され、天音は余りの恥ずかしさに悲鳴を上げた。

「おっ!? マンコビクビクしてるぞ!」
「分かった! 見られて感じてるんだ!」
「藤間さんってマゾ? こんなパンツ履いてさ」
「エッロいよな? 前全部透けてるし」
「それにマンコの部分、ピチピチだもんな?」
「こんなエロい下着付けて――退魔士? 冗談だろ?」
502乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/01(月) 19:56:06 ID:gIS3bBSn
「くうっ!」
(悔しい!)
 男子に好き放題罵られ天音は唇を噛んだ。屈辱に涙が滲む。
「――もう我慢出来ねえ!」
 突如男子が一人、ベルトを外して逸物を取り出した。
「俺もだ!」
「あっ!? ずるいぞお前ら!」
 次々と自慢の男根を取り出す男子達。全員が天音の妖気の影響を受けて、いつもよりも勃起させている。
(…う、男の子のって、こんなに大きいの?)
 妖魔の触手に比べれば可愛いものだが鼻先に次々とビンビンのぺニスを突きつけられると
 異形の子宮が切なく疼く。肉棒は臭くて汚かったが、意志とは裏腹に胸が怪しく高鳴り、頭がクラクラした。
 天音も発情しているのだ。
(これで犯されたら、私どうなるのかしら?)
 ――くぱぁっ。
「おっ!? 見ろよ!」
「前の部分開いたぞ!」
「えっ!? 嘘っ!?」
 大陰唇を覆う透明粘膜が左右に割り開かれる。愛液が滴り落ち、天音の発情臭が濃くなった。
「うっわ、生マンコエッロっ」
「何だよやっぱり藤間さんもやりたかったんだな?」
「ち、違うわ! これは勝手に!」
「藤間さんの嘘吐き」
「えっ?」
「蛇忌魔様が言ってた。子宮虫は宿主を強制的に発情させるけどそれだけ。
 体の一部にすぎないものが、宿主の意志を裏切って勝手な行動はしない――ってね?」
 そうだ用を足す時だってコイツは素直に従った。
 だとしたら、これは、
「もう、素直に認めちゃいなよ藤間さん? 本当はそのドロドロのオマンコに、
 男子達の勃起ペニスズコズコ突っ込んで欲しいんでしょ?」
「違う! 違うの! 私は…!」
「うふふ♪ 藤間さんってば天の邪鬼なんですね? 分かりました。
 だったらもう自分がどれだけスケベな女の子か、試してみましょう♪」
「皆ぁ♪ 藤間さんを犯っちゃえ♪」
 真子と美佳子の号令で、男子達が一斉に天音に群がった。

 ***

 触手スーツの第一段階、触手パンツ。今回のお題です。
 一回やってみたかったんですねこれ。寄生生物は普段見えない所に居ますが、今回は外に出してみました。
 エッロイデザイン。歩くだけで感じてしまい、座るなんてもってのほか。
 常時内側から与えられる快楽にたまらず脱ごうとするんだけど脱げない。
 下手に意識するせいでかえって感してしまったり。もんもんとする天音が大変よろしい。
 しかし、俺の稚拙な表現で形状とかちゃんと伝わっているかどうか。

 話的にもそろそろ佳境に差し掛かります。もうエロシーンばっかりなんでどうしたものやら。

 寄生コミックと言えば『秘密の花園』の下巻が出たとか出ないとか。
 誰か買ってませんか? 上巻はスレ的にも素晴らしい作品だったので是非チェックしなければ。
503名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 20:09:36 ID:+mH4dL/g
ここで止めるとかマジ拷問
504名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 22:30:55 ID:jb6Tsth/
>もうエロシーンばっかりなんでどうしたものやら。

確かにエロシーンは妄想できても、
文章にしにくいのが難点ですよねー。

そして乙×風さん GJです!
天音さんもそろそろ降参しちゃえばいいのにww
505名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 22:35:23 ID:niYN0J7B
GJ!やっぱりこういう服系の寄生も良いね。
普段通りの外見とエロエロな内部とのギャップがたまらん。


ところで今晩辺りに書き上げたSSを投下しようと思ったんだが、もう少し待った方が良いんだろうか?
前編・後編に分かれてるし後編が仕上がってから同時にうpしても良いんだが……皆の意見を聞きたい

ちなみに内容は以前に告知済み、相当間が空いてしまいましたが……orz
506名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 22:42:41 ID:ObtvRsTI
うpしちゃいなよ
507名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 22:43:41 ID:jb6Tsth/
確かにもうちょっと待った方がいいかもね。
508名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 23:53:09 ID:kWI0LVtU
GJ!待ってました!
>>505
前作者へのGJレスを空けるためにも、投下間隔をあけるのがエロパロ板のエチケットみたいです。
それに投下直後だと、見比べられられる感があるかもしれないし。
もしそれほど長くなければ、ぜひ全編まとめて見てみたいです。
509名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 00:17:55 ID:oXQu2O5Y
>>502
貴ッ様ァァァァァッ
寸止めしやがって…許さんぞ!
しかし神経の通った肉パンツえろす。
you早く堕としちゃいなYO!

ふぅ…。支離滅裂でスマン。
510名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 02:10:40 ID:heDLpYN5
男向けブラジャーで女体化するなんてのもいいな
511名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 02:44:43 ID:2I1dmGKS
五行のあれといい、肉スーツはたまらんな…
512505:2008/12/02(火) 07:40:54 ID:toIOv/Yq
とりあえず、後編の方をもう少し書き上げてから投下したいと思います。
恐らく早くても今日の夜中になると思います。
513名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 12:51:54 ID:yp1hF2Vp
超期待
514名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 21:21:02 ID:do8zPIUp
全裸待機中
515505=前スレ697:2008/12/02(火) 21:38:42 ID:toIOv/Yq
ログ抜粋でようやく前スレでの自分のレス番号を確認、予想していた方もいるかも知れませんが、某ほのぼのの人です。

投下前に注意です。

・基本的にハッピーエンド主義です。「寄生はバットエンドだろJK」という人はスルー推奨です。
・エロ分が全体的に不足気味です。ご理解ください。
・全裸の人、とりあえず服着てください。
516魔剣・前編:2008/12/02(火) 21:41:20 ID:toIOv/Yq
「ふぁ、あぁ…あはぁ、あひぃ!あひぃぃぃ!…」
秘所とアナルに入り込んだ触手が蠢く度に私は悶え狂った。

《ふふ、貴方の中凄く気持ち良いわ…私の主に選んで正解だったみたいね》
頭の中に『彼女』の声が響く。その間にも二つの敏感な穴に入り込んだ太いイボ付触手がのた打ち回り、細い触手が充血したクリトリスと両の乳首をしごきあげる。

「あひぃ、だ…めっ!わらひぃ、おかしくなっちゃうぅぅ!!」

《いいのよ?貴方が耐えようと屈しようと、私はちゃんと契約は守るわ……まぁ、屈した時には屈したときの契約内容に貴方も従ってもらうけど》

「だめ!……それだけは……だめ…ひぃぁぁぁぁ!!」
圧倒的な快楽に飲み込まれそうになりながらも、それでも私は歯を食いしばって耐える。私がこの快楽に屈してしまえば、「私」という存在が消えてしまうだけではなく、この帝国も危機に陥れてしまうことになる。それだけは絶対に嫌だった。


私、リーネ・シュバイツァーはこの帝国を治める皇家に仕える侍女長の娘として生まれた。
丁度、この国の第一皇女、マリーア・ロードヴェンテと同い年であったこともあり、私が物心がつくかつかない頃から母は私を皇女の遊び相手として城へと頻繁に連れて行っていた。幸い私達はすぐに打ち解け、お互いにとって良い友人となることができた。
活発で何にでも積極的な私とは対照的に、彼女はおとなしくて余り積極的ではないが、気配りができ、誰にでも優しかった。
子供心にも、私はそんな彼女の性格が羨ましかった(もっとも、彼女は私の活動的な性格が羨ましいといっていたが)。そして誰よりもそばに居て彼女を守りたい、と強く思うようになった。それはひょっとすると恋心に近いものだったのかもしれない。

だから私は剣を学び、親の反対を押し切って騎士になった。親の後を追って侍女になるという選択肢もあったのだが、私は彼女を力で守りたかった。
騎士として順調に出世すれば皇族直属の近衛騎士団に任命される可能性だってある、そうすれば彼女を守ることが出来る。何年、ひょっとすると十数年かかるかもしれないが、それでもいつかは彼女を守る騎士になりたい、年を経るにつれて私はそう強く願うようになった。

でも、戦乱という時代の波が私から時間の猶予を奪い去った。
きっかけは些細なことだった、でもそれは瞬く間に多くの命を巻き込みながら大陸全体に広がった。そしてこの国にとっての不幸はそれだけではなかった。
この国の長である皇帝が流行り病で亡くなってしまったのだ。
さらに悪いことに彼には息子が居なかった、つまり第一皇女である彼女が若くして皇帝の位につかなくてはならなくなってしまったのだ。

確かに彼女は聡明であり、気品もあり、国を背負えるだけの器量もあった。
だが、彼女がその座につくのはあまりに早すぎたのだ。
既に一部の貴族達は諸外国の支援を受け、反乱の機会を伺っているとも聞く。
「小娘の治める帝国など恐れるに足らず」、諸外国にとっても、現状に不満を持つ貴族たちにとっても、これは帝国を奪い取る絶好の機会だった。
でも例えそれがわかっていても、皇帝になったばかりの今の彼女にも、混乱が続くこの国にも、そしてもちろん一人前になったばかりの私にも、この危機を全て打破できるだけの力など、なかった。

憎かった。この国を――彼女を奪おうとする全ての者が。
悲しかった。彼女が、この国が、消えてしまうことが。
悔しかった。何一つ守れない、一人前になっただけで浮かれていた自分自身が。

そんな時、私は城の宝物庫に封印されているという『魔剣』の話を耳にした。

517魔剣・前編:2008/12/02(火) 21:42:43 ID:toIOv/Yq
『魔剣』はその所有者に絶大な力を与え、その力は一国を一人で滅ぼせるのだという。
その力があれば、全てを守れる、全てを蹴散らせる。私が、この国を、彼女を守ることができる、私の胸は高鳴った。

恐らく私はその時から『魔剣』につけ込まれていたのだと思う。
私は気がつけば、その噂話をしていた者達から知っている話を根掘り葉掘り聞きだし、宝物庫の鍵を勝手に持ち出して暗い宝物庫の中に『魔剣』を求めてふらふらと歩を進め……。

―――そして私は魔剣の封印を解いてしまった―――

封印自体は簡単に解けた。恐らく外部からの力で解かれることを想定していなかったのだろう。私が剣に触れるだけで魔剣の戒めは解かれた。
封印が解けた魔剣は、まず私に封印を解いたことについての謝辞を述べ、何を望むのかを問うた。
魔剣に意思があることには大して驚かなかった。伝説を紐解いてみても、意思を持つ武具はいくらでもある。意思を持っている、という事実は逆に私に魔剣の力が本物であると確信を深めさせただけだった。

そして私は願った。――この国を、彼女を守りたい――と

そう願った私に魔剣は一つの契約を提示した。
即ち[自分の試練に耐えられれば私が魔剣を、屈すれば魔剣が私を自由に扱うことが出来る]という単純な契約。
力への誘惑に完全囚われていた私はその条件を疑うことも、試練の内容を問うこともなく簡単に飲んでしまった。

――考えるべきだったのだ。魔剣が「封印」されていた意味を――

そして《彼女》[魔剣の人格が女性だったためこう呼称する]が掲示した試練の内容は単純なものであり、私にとっては想像を絶するものだった。

[自分が与える快楽に屈すれば負け]

その時には私は既に魔剣から飛び出して来た触手に服を全て剥ぎ取られ、全身を拘束され、発情作用のある触手の体液を噴きかけられていた。

魔剣の口車にまんまと乗せられた――そう気づいた時には全てが遅すぎた。

518魔剣・前編:2008/12/02(火) 21:44:56 ID:toIOv/Yq
そして、今に至る。

「あぁ!!も、もう……やめてぇぇぇ!!」

ほんの少し前まで男を知らなかった私の秘所と排泄物を出すだけだったはずのアナルは太いイボ付の触手に掻き回されてる。
突き破られた当初は痛みもあったはずなのだが、執拗に媚薬を塗りたくられ、今では一突きされるごとにいやらしく愛液を噴出しながら快楽を発生させる器官となっていた。もう試練が始まってどれぐらい経ったのかもわからない。
激しい淫獄の宴は、私から正常な時間感覚を奪い去っていた。

だが、それでも、私は――

《やめても良いけど、それは貴方の負けってことで良いかしら?》

「だ…め……わたしは……みんなを……ふぁ!!」

《もぅ、ホントに強情な娘ね、さっさと溺れちゃいなさいよ》

自分の目標を見失っては居なかった。

「嫌……それだけは……絶対に嫌……」
私は守ると決めたのだ。この国を、絶対に。
それなのに、ここで私が屈してしまったら、私の身体を奪った《彼女》はきっと好き勝手に淫虐・暴虐の限りを尽くすだろう。
自分がこの国に、マリーアに迷惑をかけてしまう、それだけは許せなかった。

《いい加減にしたら?このままじゃ貴方、発狂して死んじゃうわよ?》

「貴方に……身体を……奪われるぐらいなら…死んだほうが……マシよ……ひぁ!!」
どうせ、一人騎士が居なくなったところで大勢は変わらないだろう。
それにこれは自業自得なのだ。ここで魔剣を再び封じられるなら、自分の身が犠牲になっても構わない、と思う。
それが魔剣の危険性も考えずに封印を解いてしまう、という愚を犯してしまった私にできる唯一の罪滅ぼしだ。

「私は……絶対に……貴方の思い通りに……なんか……くっ、あぁぁぁぁ!!」
言葉の途中で充血したクリトリスを扱き上げられ、情けない喘ぎ声を上げてしまったが、それでも私は、私の上に浮かぶ魔剣をキッと睨み付けた。

《……そう……解ったわ………ホントに見上げた忠誠心と責任感ね》

「…?……ひぁぁぁ!!」
すると、私の態度に何か思うところがあったのか、《彼女》は私を責めていた触手を全て引き抜いた。ズボッという音と共に秘所とアナルから触手が引き抜かれ、二つの穴からは大量の白濁液が流れ出した。

「……はぁはぁ…なんのつもり…?」
《彼女》の目的は私を屈服させて身体を奪うことだったはず。なのにどうして責めを止めたのか、私は解らなかった。
519魔剣・前編:2008/12/02(火) 21:46:23 ID:toIOv/Yq
《彼女》の目的は私を屈服させて身体を奪うことだったはず。なのにどうして責めを止めたのか、私は解らなかった。

《……正直、貴方を舐めてたわ。簡単に堕とせると思ったんだけど》

「それは……負けを認めるってこと?」
先ほどの淫虐の余韻のせいで体に力が入らないが、私はそう強がった。
それにひょっとすると、私は試練に勝ったのかもしれない、そんな淡い希望もあった。

《そうね……貴方は今までの主とは違う、それは認めるわ……だから…》

次の瞬間
「ひゃぁ!な、何をするつもり!?」
私の両耳に細い触手が入り込み、媚薬を分泌しながら奥へと進んでいく。
そして耳の最奥に辿り着くと、更に細い触手が鼓膜を突き破って頭の中へと入り込んでいくのが、何故かはっきりと知覚できた。
(頭の中、犯されてる!?……いやぁ、気持ち悪い……)
頭の中を掻き回される感覚に私ははっきりと不快感を感じていた、感じていたはずだった。

だが――

《……だから、一思いに壊してあげるわ》

「ひ、ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
次の瞬間、全身を今までとは比べ物にならない程の快楽が駆け抜け、私は絶叫を上げながら大きく仰け反った。
(なに!?身体が、熱くて、おかしくなりそうっ!!)

《触覚を全部快感に置き換えてあげたわ……さぁ、さっさと壊れちゃいなさい》

「あぁ、駄目!わたし……わたし……壊れちゃうよぉぉぉ!!」
手足を拘束している触手が擦れるだけで軽く達してしまう、先ほどのような責めを受けているわけでもないもかかわらず。
それでもまだ、私はなんとか耐えることが出来た。だが身体を燃やし尽くすような快楽の前に、少しづつわたしの心は先ほど以上に追い込まれていく。もはや、私の理性が陥落するのは時間の問題だった。

「んっ!……あぁ!……私、私は!!……ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
それでも、私は嵐の中に舞う木の葉のように快楽に翻弄される心をつなぎとめるかのように、淫虐の宴を必死に耐え続けた。

自分の心の弱さを露呈したくなかったから。
せめてあの魔剣に一矢報いたかったから。
そしてなにより、皆に――マリーアに迷惑をかけたくなかったから

だから私はもう一度、魔剣を睨み付けた。

520魔剣・前編:2008/12/02(火) 21:47:10 ID:toIOv/Yq
《……まだ……意地を張るのね……いいわ、止めを刺してあげる》
すると、魔剣本体に変化が生じ始めた。刀身がまるで高熱にさらされたように溶けると、太い円柱のような形に再構成される。表面にはさっき私を犯し続けていた触手とおなじようなイボが無数についており、イボの先端には小さな穴がついていた。
そしてそれはゆっくりと私の股付近まで降りてくると、向きを変え、愛液が溢れ出ている私の秘所に狙いを定めた。

「ひぁ!!……そんなの……入るわけが……」
太さだけでも私の二の腕以上なのに、その上表面には無数のイボが付いているのだ。
いくら先程まで太い触手を咥えこんでいたとはいえ、自分の秘所にあんな巨大な物が入るとは思えなかった。

《大丈夫よ。今の貴方のアソコなら簡単に入っちゃうわ》
しかし《彼女》は私の抗議を無視し、一度その本体を後ろに引くと――一気に最奥まで貫いた。

「あぁ!あひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
先ほど固めた覚悟なんて、なんの役にも立たなかった
貫かれた瞬間、全身を焼き尽くすかのような快感が駆け抜け、私は絶叫を上げた。
頭を弄られたせいか痛みや不快感はまったくなく、その純然だる快楽に私は一瞬で達してしまった。

《ふふっ、もうイっちったのね?……でも、本番はこ・れ・か・ら♪》

「……えっ?……っ!あひぃ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
責めは更に加速していく。私が達したのを確認すると、《彼女》はその凶器をゆっくりと前後させ始めた。最初の一撃で真っ白になりかけていた頭が徐々に快楽に染められていく。

《……さぁ、何もかも忘れて快楽に身をゆだねなさい》

「あぁ!!ダメェ!!私は……わた、ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
最初はゆっくりだった責めがだんだんと激しくなるにつれて、私は何も考えられなくなっていっていた。
思考は快楽に塗りつぶされ、固めた決意はおろか、自分の目的さえも次第にわからなくなっていきそうになる。

《……ふふふっ、やっと素直になって来たわね……》

「はひぃ!……わらひぃ……わらひぃはぁ……らめぇ…らめぇなのに……」
一突きごとに、頭の中が悦楽で白く染まっていく。自我を保たなければならないはずなのに、凄まじい快感が業火のように私の意識を、覚悟を、決意をまるで紙を燃やすように簡単に焼き尽くしていく。
(もう……私、駄目かも……)
最早、私はそれを悔しいとも思えなくなっていた。突きこまれる白銀の杭の動きに合わせて、いやらしく腰を振る。それが今の私だった。

《……ようやく堕ちたかしら?……今の気分はどう?》

「はひぃ!…あぁ!いやぁぁぁ!」
そういいながら《彼女》は更に激しくその刀身を出し入れする。
もう私は、それに対して答えることもできない。

《……もう答える気力も無いのね……ふふふっ、いいわ……》
《彼女》は私の痴態に満足したかのか、嬉しそうに声を上げると、ゆっくりと刀身を大きく引き抜き――

《じゃあ、これで……ラ・ス・ト♪》

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
――刀身を捻り込みながら、一気に最奥まで貫いた。

と、同時に表面のイボから白濁した液体が噴出し、膣内を容赦なく叩き、入りきらない分が結合部からいやらしい音を立てて噴出していく。
その想像を絶する刺激に、私は絶叫を上げながら達した。
521魔剣・前編:2008/12/02(火) 21:48:04 ID:toIOv/Yq
《……ふふっ、これで私の勝ち。約束どおり、貴方の身体は自由にさせてもらうわね》
(…私……負けちゃったんだ………)
私の中に絶望感と敗北感が広がっていく。
結局何もできなかった。それどころか、危険な魔剣の封印を解き、自由に動き回れる体まで与えてしまった。その事実が私の心に重くのしかかる。
(…私の……私のせいで、みんなが……マリーアが…)
できることなら、今ここで自ら命を絶ってしまいたい。だが快楽に蹂躙された身体はまったく動かず、意識すらもあまりの快楽の為に脳の神経がオーバーフローを起こしたのか、急速に遠のいていく。

《自我は消させてもらうから、心配しなくていいわ……最期に言い残すことはある?》
《彼女》が楽しそうに聞いてくるが、もう私には何を言っているのかもわからない。
ただ、遠のく意識に一瞬だけ、守りたいと誓った皇女の顔が浮かび――

「…はぁはぁ…マリーア……ごめん…ね…」
罪悪感を吐き出すように呟くと、私の意識は闇の中に消えていった。
522名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 21:55:43 ID:YRUCni1i
支援
さあ続きを! 一心不乱の続編を!
523魔剣・前編 あとがき:2008/12/02(火) 21:56:05 ID:toIOv/Yq
………あれ?寄生分はどこだ?(汗)


どうも、ご無沙汰しておりました。前スレ697です。
今回はとりあえず前編のみとなります。寄生およびほのぼの分は後編で補充していただきたいと思います。
一応ハッピーエンド+笑えるオチを用意しておりますので、後編も何卒お願いします。



ちなみにこれが初エロ小説です……我ながら酷いクオリティだorz




おまけ

寄生蟲(姉)「服ぐらい着なさいよ……べ、別にあんたの為に言ってるんじゃないからね!?」


ホント申し訳ない。ちょっくら吊ってきますorz

524名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:44:15 ID:iQQviDpV
ほのぼのとかハッピーとかはいらん
525名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:45:33 ID:3XuGevcC
いやいる
>>516
GJ!!続き待ってる
526名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:57:56 ID:pH6NmB0K
GJ!
そしてほのぼのの必要成分だと思っている
527名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 00:27:04 ID:0E3wpTK9
ほのぼのを期待した結果がこれだよ!

いや、これはこれでGJなんだが
528名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 00:40:41 ID:rG2DmGPv
ぼのぼのを期待してた結果がけれだよ!
529名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 01:12:27 ID:Jlxha5Zc
>>524 まあまあ 

まずほのぼのの人、GJです。

始めて書いたにしては、上手いほうだと思う。
普通におっきしたし。
空の心霊研究部だって、ハッピーエンドあったから何の問題もないよ。
だから続きにも期待。
530名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 03:15:54 ID:4dhhj9P1
>>528
俺は昔ぼのぼのだとアライグマくんだねといわれていてだな
突っ込んでも突っ込んでもそのあと周りに
お前空気読めよと言われるところがそう見えたらしい

何が言いたいかというとほのぼののひとgj
531名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 03:20:52 ID:sfjzOb1e
ボリボリボリ・・・
  ヘ    /i
  |>ヽ――-<〈|
  7 r―、r―-、ヽ
  / / \、リノ ヽ ヽ
 |(-=・=- -=・=-) |
 / < / ▼ ヽ > ヽ お前空気読めよ
く彡彡 _/\_ ミミヾ
 `< | u/  ミ彳ヘ
   >|/||_/ \
  / // || 7
  | U U/
532名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 08:33:54 ID:G2nMvX6f
>>528
とりあえず閉まっちゃおっか?
533名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 00:37:11 ID:tcC5StGZ
>>523
乙です
後編は服を着て待ちます
534名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 00:48:59 ID:rcxMM2t+
>>523
出勤途中でおっきして困った。
535名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 10:48:06 ID:rTGPVlz3
>>523
GJ
前編なのでとりあえず上半身だけ服着ますね

ん? どうりで寒いと思ったら…ハハ、窓全開で寝てたよ
536ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/12/04(木) 15:32:35 ID:Aeu2H0Md
>425、乙×風氏
大丈夫です。むしろGJ!
むしろ知らなかったので、自分でも気をつけたいです。

さて。腱鞘炎治りかけですがDpS(Devilplant in Sanctuaryが長いから略した)の続きをば。
アク禁に巻き込まれてずいぶん遅くなりました。
途中でついつい読みたい小説を呼んでしまったので、なんか文体が変わっている気もしますが…エロは難しい、ということでお見逃しください。

Devilplant in Sanctuary



「さて。無事に着床したわけやけど…ご感想の程は?」
「は…ぁ…良、いよぉ」
「お〜。そら良かった。んじゃ最後の仕上げ、いっとくぅ?」
「お、おねが…い、しましゅぅ」

先ほどの快感の余韻でで呂律がうまく回らない弥生。
それでも快楽を求める姿は、ひどく淫靡である。

「ではご開帳〜♪ あ、いっぺん開花したら、後は結構自由に操れるから…って、もう聞こえとらんかな?」
「あああぁあああああおおおぉあああぁぁ!!!!!!」

ラプラスがパチンと指を鳴らした瞬間、球体…「seed」と名づけられた球体から、一体どこにそんな質量が入っていたのか分からないほどに巨大なナニカが生え、弥生の膣壁を無理やり押し開いていく。
堪らないのは弥生だ。腹の上からでもわかるほどに「それ」は大きく、赤子の腕程はあるだろう。しかも、所々が妙に盛り上がっている。
グチュブチュと水音を立てて媚肉が削られるたび、喘ぎ声が漏れる。
膜が嫌な音を立てて破られ、ソレが秘所から出てきた瞬間、弥生はあまりの快楽にエクスタシーの階段を三段飛ばしで駆け上がり、ラプラスは寄生物がうまく機能したことに喜んで笑みを浮かべ……
そこで、弥生の意識は途切れた。

537ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/12/04(木) 15:34:53 ID:Aeu2H0Md





「う…ん……あれ?」

弥生が意識を取り戻したのは、自室の布団の上だった。
窓から入る外の光はまだ明るく、うたた寝していたのかと錯覚しそうなほどだった。

「夢…だったのかなぁ……んあっ!」

可愛げに首を傾げる弥生。
しかし、夢ではなかったことの証明のように、己の存在を示すように子宮内で蠢く「seed」。

「夢じゃ…ないんだ」

試しに、巫女服を肌蹴て心なしか大きくなったような気がする胸。その先端を摘むと、電流に似た刺激が脳に伝わる。
seedはただ寄生し、開花しただけではない。弥生の性感も上げたのだ。
しかし、若さゆえかseedのおかげか? その異常ともいえる快楽に脳はすぐに適応し、弥生はそれに溺れていった。

「ふ、あ…はぁ♪」
(胸でこんなに気持ち良いなら…アソコは、どうなのかなぁ?)

滝のように愛液が滴る秘所にそろりそろりと手を伸ばす。
胸の先端を通過し、臍を通り越す。これから己が身を蹂躙する快楽に期待で胸を高鳴らせ、秘所へと指がたどり着こうとした瞬間!


―――ピンポンピンポンピンポーン!!


「っひゃあ?!」
538ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/12/04(木) 15:36:12 ID:Aeu2H0Md
凶悪とも言えるチャイム音にそれまでの淫靡な雰囲気は吹き飛ばされる。
来客を放って自慰に集中したいが、いかんせん、チャイム音はまだ鳴っている。これでは没頭なんて出来やしない。
音の主を恨めしく思いながら弥生は服装を直し、布団に落ちたお漏らしの後のような愛液の跡を消臭と幻覚の術で誤魔化すと、多少気だるげに引き戸を開ける。

「はーい。どなたで…あ、アリサ!」
「よっ。術が成功したって聞いたからお祝い持って来た。虎馬屋のきな粉餅、好きだろ?」
「好き〜♪ あ…でも、それなりに高いはずじゃあ…」
「バイト代入ったばっかりだから平気だって。気にすんなよ」

引き戸を開けて弥生の視界に入ってきたのは、目立つ黒の三角帽子に、肩の辺りでざっくばらんに切られている金髪。万人に「活発そう」という印象を与える雰囲気。
そして、彼女の雰囲気とは合わないはずなのに不思議と違和感の無い、大量にフリルの付いたゴスロリ服。
弥生の友人。アリサである。
手には和菓子店のロゴの入った紙袋を下げていた。

「ところで、誰に聞いたの? アリサは黒魔術が専攻だったはずだけど…」
「ん? あ、ああ…陰陽術科に知り合いが居るからさ。そいつに聞いたんだよ」
「あ、そっかぁ」

弥生が術を成功させたのは、ラプラスの悪魔空間に居た時間も含めて、実は一時間程度しか経っていない。
なのに、アリサはもう情報を手に入れている。それなりに速い速度で情報を手に入れたことを不思議がるが、理由を説明されて納得する。
…だが、真相は異なる。

(ふ〜、危ねぇ危ねぇ。まさか術が上手く行くかどうか気になって、使い魔を使って見張らせてた…なーんて言えねぇからな)

小動物のような可愛さを持ち仕草も愛くるしい弥生は、実は年齢無差別でマスコットのような目で見られている。百合っ気のある女子の一部には自慰ネタに使われる程(無論、弥生が受け)だが、当の本人は知らない。
知らぬが仏である。
…まぁ、今はその話はどうでもいい。
問題は、アリサが、「百合っ気がある一部の女子」だったことである。

(う〜。やっぱ何時見ても弥生は可愛いよなぁ。お持ち帰りしてぇ…って、今俺と弥生で二人っきりじゃん! うっわ! 理性保つかな…?)

アリサは出された皿の上にきなこ餅ときな粉を広げ、弥生はお茶を入れにキッチンへと引っ込む。
それを見届けたアリサは、ポシェットからあるものを取り出そうとして…何かに気づいた。

―――クチュ…チュプ…

水音。一言で形容するならばこれに尽きる。お茶を入れるときの音かとも思ったが、この多少粘着性のある水音は、まるで…

(そう。まるで…)

自慰のときのような音。
まさか、と思う。こんなときに自慰をするような少女ではないことをアリサは知っている。
だが、現にピチャピチャと音はしている。
どうせ、己の妄想から生まれた幻聴だろうと思ったが、やはり気になるのでキッチンを覗き込んだら…

「ふ、う、う、うぁ、ひゅ、あ」
「なん…だよ。これ」

緋袴の上からでも分かるほどに太く、凶悪な大きさのイボやらエラやらが付いた触手。それが何本も何本も弥生の秘所に群がり恥辱している光景。
それが、アリサが見た光景だった。

「んひぃ! イク! またイク! 止まって。おねが…いいいぃぃ!!」

アリサに見られてしまったからだろう。声が漏れないように血が出るほどに噛み付いていた指をその口から放し、叫んでいるような喘ぎ声を出す。

「うわっ?! こら! 放せっ!」

539ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/12/04(木) 15:37:20 ID:Aeu2H0Md
当然、触手たちが新たな獲物を見逃すはずが無い。あっという間にアリサを拘束する。

「あ…ア、リサぁ。ねぇ、これ…ひくぁ…気持ちいいよぉ?」

触手に犯され、フラフラしながらアリサに近づく弥生。
そして、何かを言おうとしてアリサが口を開いた瞬間、有無を言わせず弥生がその柔らかい唇を押し付けるように口づけする。

「んんんーっ?!!」
「ふぁむ…………ピチュ…ジュル…」

アリサの唇の中に舌を割り入れる。アリサはそれに驚いて抵抗するが、触手に拘束されている状態ではまともな抵抗が出来るはずも無く、淫靡な音を立てて舌と舌が絡み合う音が部屋に響くようになる。
あのゼリー媚薬も、アリサの口の中にトロトロと流し込まれていく。

(何…だ、これ。頭が……ぼーっとして…あ〜、もう気持ちいいからいいや)

…ジュル…ピチュ…プチュ…ジュプリ…チュプ

先ほどまでの恐慌はどこへやら。
あっという間に魔女と巫女が熱烈に舌を絡めあう淫靡な光景に成り果てる。

「ん、ふ…う…」
「ふむ…ん…んく…」

あえて口腔内に残した媚薬ゼリーを内部で唾液と混ぜ、それを弥生に返す。
アリサの唾液と大福の味が混ざったソレを弥生は半分を飲み込み、もう半分は自分の唾液ともう一度混ぜてアリサに送り返す。
その間にアリサの秘所に触手たちがシュルシュルと静かに秘所に忍び寄り…

「んむぁっ! な、なにこれぇっ?!」
「うふふ…気持ちいいでしょ? その触手から出る青い液体はね、触った物凄く気持ち良くしてくれるんだよ?」
「でも…これぇ…凄…いひいぃぃいぃぃ!」

触手が秘所をこする度にエラやイボが液体と愛液を混ぜ、演奏でもしているかのようにグチュグチュと水音を奏でる。
その間にほかの触手はゴスロリ服の中に入り込み、その微乳の上を這い回り、液体を身体にたっぷりと塗していく。
服のボタンが弥生の手で外されていくが、それを気にする余裕はアリサにはない。
全てのボタンが外されれば、触手が絡みつき、何処もかしこもが液体で青くなっている素肌が露になる。

「んちゅ…ペロ…はむっ」
「はひいいぃぃ! うああぁぁん! ぁぁぁあああ!!」

アリサの微乳に舌を這わせたり、胸を舌で押し込んだり、先端を軽く噛んだりと、執拗な愛撫を繰り返す。
それだけで、魔性の快楽に囚われ始めたアリサは嬌声を上げる。

「ねぇアリサ…もっと、気持ちよくなりたい?」
「気持ち、よく…? してぇ…おねがいぃ…」
「うん♪」

快楽で惚けきったアリサの表情を見ただけで、背筋を寒気に似た快感が走る。
その豊満な胸を押し付けながら耳元で囁くように言った言葉はアリサの頭にやけに響き、その口からは了承の意の言の葉が紡がれる。

「待っててね♪ …う、んあぁっ!」

弥生が秘所に手を突っ込み水音を立てながらかき回す。その度に、何かが媚肉を削りながら膣内を出口に向かって突き進んでいるのだろう。
その快感に耐え切れず、絶頂しながらも秘所をかき回し続け…馬鹿みたいに大きな触手が姿を現した。
大人の腕程の大きさはありそうな太さに、今液体を擦り付けている触手とは比べようも無い程にサイズ差がある亀頭やエラ、イボを備え付けたソレは、ビクンビクンと時折痙攣している。
触手たちもそうなのだが、この男根を模した触手は弥生と神経が繋がっているらしく、アリサの腹部にちょっと当たっただけで弥生が快感にその身を震わす。

540ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/12/04(木) 15:41:06 ID:Aeu2H0Md
その先端を、既に愛液を垂れ流しにして床に水溜りを作っているアリサの秘所にあてがい…

「…いくよ?」
「うん…」

―――グジュプゥ…

明らかにサイズオーバーなはずのソレは、思ったよりも少な目の抵抗でアリサの中への進入を果たす。
ゼリー媚薬の効果だろう。
そして怒張を押し進め…

「うあああぁぁぁぁぁ!!! っっはああああああぁぁ!!!!!」
「良いよおおおぉぉ! アリサの中ああぁ!!」

膜を突き破りながら一気に最奥まで貫くと、二人を脳が破裂しそうな快楽が襲う!
あまりの快楽に、イきながら腰を動かす弥生。
パン! パン! と肉同士がぶつかり合う音が、部屋の防音結界に吸い込まれては消えていく。

「ひきぃ! だ、ダメエエェェ! 死ぬ! 死んじゃううぅぅ!!」
「だって! 気持ちいいから!! 止まんないんだもん!!」

叫びながらもしっかりと快楽を感じ…むしろ、感じすぎて辛そうなアリサ。
止めるように嘆願するが、弥生の腰は止まらない。

「うあぁ! ひくぅゥ! アァゥ!」
(こ、壊れるぅ!)
「はぁ、はぁ…んあっ♪」
(良いよぉ! これ気持ち良いよぉ!!)

最奥を突かれ、カリで膣肉を抉られ、イボで引っかかれるたびに雷のような快楽がアリサの脳を蹂躙する。
だが、責めはそれで終わらない。
「ひきぃ! お、おっぱい噛まないでぇ!」
「あ、アリサのおっぱい美味しいから無理ぃ!!」

アリサの胸の先端。そこに触手が一本ずつくっ付き、クパァ、とあの青い液体を涎のように糸を引かせながら口らしき部分を開き、苦痛にならない程度の強さで噛み付く。
そして自分の胸にも、同じように触手を噛み付かせる弥生。

「ひきゅあぁ! いきぃ! うああぁ!」
「いいぃ! しゅごいぃ!! ッ気持ち良いよぉ!!」

容赦なく弥生の腰が叩きつけられるたび、グチュブチョと淫猥な水音が響く。
その時、弥生の子宮内でseedが変化を起こす。

(な、何?)

Seedから小さな触手が二本、細い毛をウゾウゾと揺らしながら生えてきたのだ。
アリサを拘束したり、二人の胸に噛み付いている触手達。更に今の二人の最大の快楽源の擬似男根。
一体、どれほどの体積を内蔵しているのだろうか? それを弥生が考える暇も無く、小さな触手が潜り込む。
子宮の更に奥。卵管を通過し……卵巣へと。
541ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/12/04(木) 15:42:20 ID:Aeu2H0Md

(ええぇぇ??!! そんなところまで入ってくの?!)

そのまま、卵子が出てくる出口に、その触手が覆うように噛み付き、その正に人外の快楽に絶叫すら上げながら、もう先は無いと思われたように思われていた絶頂への階段を、更に駆け上がっていく。

「イクぅ!! イっちゃうよぉ!!!」
「中でぇ! 中でイってぇ!! アリサの子宮弥生の精子で真っ白にしてぇぇ!!!」
「「ぁぁぁぁああああああ!!!!!!」」

二人とも、もうこの快楽の虜であることを本能的に自覚しながら壊れそうなほどの絶頂を迎える。
その瞬間、弥生の股間の触手から大量の白濁液が噴出しアリサの子宮を白く染め上げていく。
そして、卵巣に接続された触手を通り、seedを通過した卵子はその形と大きさをビー玉サイズまで変化する。
そのまま、触手の尿道を刺激しながら出口へと向かい…

――チュポンッ

アリサの、子宮へと……
542ドーベルマソ ◆3jWFlBT2lw :2008/12/04(木) 15:45:08 ID:Aeu2H0Md
後書きっぽい何か。


さて皆様。DpS如何でしたか?
正直、かなりエロが難しくて色々苦労しましたが、少しはうまくいったと思います。
感想、批評。諸々受け付けます。
543名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 18:56:23 ID:2ZDttrD7
おおおおお 久しぶりにktkr
まずドーベルマソ氏、GJ!!
さりげなく弥生が堕ちてるのが良かった。
このあとがかなり気になりますがお疲れ様です。
544名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 19:21:32 ID:m72s731x
GJ!
545名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 20:23:52 ID:g9r3NjiC
なんでこのスレは(本来の意味とは別の)寸止めが多いんだ!w
546名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 02:12:25 ID:mNYL9ufr
五行の続編を今か今かと待ち望んでる俺
547名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 02:30:41 ID:V1+VoCKI
つまり六行目が見たいって事ですよね?
548名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 08:08:52 ID:9/HZHnYJ
乙!このあと二人がどうやって寄生連鎖起こすのかすごく気になる

>>546
投下直後に他の作者を持ち出すのは、投下した者にはもちろん、持ち出された作者だって困惑する
荒らしじゃなければ、もっと気配りを考慮してから発言せよ
549名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:25:24 ID:PZjPAHvr
>>542
GJ! 数週間前の過疎ぶりが嘘のようなラッシュだなw


というか、何故作者様たちはそんな簡単にエロエロなSSが書けるのかわからんな。
俺なんか妄想だけでおっきして、まったく書ける気がしないんだがorz
550名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 02:54:25 ID:BYl3QvVz
>>549
簡単?
たやすいことではない
551名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 06:44:33 ID:lv0heIhW
書くのは簡単じゃないよ
時間かかるし
まあ商業じゃないのでここでは無理に書くことはないから
本業の作家さんたちよりはましだろうけど
好きなときに好きなことを書けるのは同人や職人の楽なところかな
552名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 08:28:23 ID:eBQD/drL
>>549
さぁ箇条書きでいいからその妄想をうpする作業に戻るんだ
553名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 13:49:35 ID:4Sj3oaPI
>>551
売り上げとか気にしなくていいしな
554名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 15:43:51 ID:HFa5n+aB
そこは同人と職人の差だな
オンとオフの差ともいえるが

商業でも同人でもない職人のいいところは、自分の趣味に突っ走れるところだと思う
555名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 16:23:53 ID:/5VtCdF8
あと同好の士しか見てないから、多少稚拙でも叩かれないしな

俺も妄想して書きなぐって投げっぱなしジャーマンなのが1つあるな
半年ぐらい経ってるが完成の兆しが見えねーぜw
556名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 18:19:55 ID:t61gWS/0
半年どころか1年以上投げっぱなしなんだぜ
557名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 18:38:34 ID:eMoJQ66Q
>>555-556
ずっとずっと待ってるお!


自分も未完成作品抱えてます……時期ネタゆえ、外すと続きが書きにくくて。
あぁ…この寄生虫をあそこに入れたら、インスピレーション湧かないかなぁ?
558名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 19:10:46 ID:08uhJG9G
>>557
インスピレーション沸く前に仲間増やそうとして作品が完成しなくなりそうなのでやめて下さい><
559名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 23:46:25 ID:sGdfnZF1
箇条書き?

娘がいた、不気味なモノがいた、寄生した、娘はいなくなった、代わりに虜になった娘が産まれた、不思議!?
560名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 03:34:00 ID:MQi1Xqyq
かゆい
うまい
561名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 04:25:20 ID:lUMonBHP
不娘
562名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 04:41:54 ID:tqr9zjJO
寄生娘
563名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 04:48:53 ID:hy6iRHDY
パラサイト姫
564名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 07:24:56 ID:sd1H5GMC
空が穏やかに動き出している模様
とりあえず、文章だけ先に公開してくれると絵師が名乗り出るんじゃないか、とここで呟いてみる
565名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 08:27:18 ID:POo0Iuao
空が・・・落ちる・・・
566名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 19:52:18 ID:YVO2I5yn
杞憂ですね、わかります。
567名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:38:31 ID:eHdCaB7l
赤い空が迫り来るんですね、わかります。
568名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 01:05:05 ID:pqSYP9iG
通常の三倍のボリュームで襲いかかってくるのか…それは怖いな
569名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 01:47:16 ID:uOSrN8TR
いやこれはニュータイプだろ
570名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 05:24:47 ID:nvqS1VFv
黒い月が迫り来るんですね、わか・・・まさか!?
571名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 08:27:05 ID:pR1bNNVC
>>567
ポルノか…懐かしいな
572名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 23:04:39 ID:IIuyAALC
言われてやっと思い出したわ
573名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 00:40:00 ID:htu7Io9G
>>570
強力若本か
574乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 17:49:34 ID:+iETLMIv
 魔剣の人もドーベルマソ氏もGJです。
 しかし皆文章上手いなぁ。俺なんかもう何年もエロSS書いてるのに上達している気配が…。
 
 うん、あんまり深く考えないようにします。

 さて、少し遅くなりましたが天文部の続きを投下します。
 全編エロシーンでしかもやたら長いです。全裸で待機している方は風邪を引かないように注意を。


 富士神学園天文部6

「ああっ!? いやっ! やめてぇ!」
 机の上に股を開いたまま座らされる。
 後ろからは、逃がさないとばかりに真子に羽交い締めにされ、脱出は不可能となった。
「富山さん! 離して! 正気に戻って!」
 真子は答えず、荒い息を吐きながら今まさに輪姦されようとしている天音をうっとりとした表情で見つめた。
「いくぞ! まずは俺だ!」
 にちぃっ――ずりゅりゅりゅ!
「あぁああぁぁ!?」
 熱い肉棒が突っ込まれる。
(ああっ、私犯されてる! 妖魔じゃなくて、クラスの男子に犯されてる!)
 しかもそれは、妖魔となった自分の体が男達を誘惑したからだ。何という屈辱。
 だが、高ぶった体は人間のペニスを容易に受け入れる。
「うっわすっげぇ! 藤間さんの中、ドロドロだ!」
 ぐっちょっ! ぐっちょ! ぐっちょ!
「あっ!? あっ! ダメっ! 突かないで!」
(男子とセックスしてるのに、私感じてる!)
 内側から舐めほぐされ、切なく疼く子宮をゴツゴツと突き上げられると全身に官能の波が広がり、
 喉の奥から甘ったるい喘ぎが漏れてしまう。
 昨晩から常に発情し、イク事も出来ずに高まり続ける性感が満たされつつあった。
「すげぇ! マンコの中で触手が動いて…うぉっ! 絡まってきやがる!」
 雄の生殖器に飢えた子宮は新たな触手を伸ばすと、絡み付き、肉ヒダを抉るペニスをしごきたてるのだ。
 しかもその触手の性感は天音と繋がってる。
「あっ! あっ! だめっ太いぃ!」
 犯されながら同時に触手から送られる男根の逞しさ、熱さに天音の声が甘えるようなものへと変わる。
「はぁ…っ、はぁっ…! 天音さん、いやらしいよぅっ」
 その様子に興奮した真子が天音の服に手をかける。セーラー服のボタンを外し、
 前を開けるとブラをずらし、豊満なバストを露出させた。
「ば、馬鹿ぁ!? 脱がさ――あん!?」
 後ろから真子に胸を愛撫される。乳輪にそってクルクルと指を這わされた後に乳首を抓られたのだ。
「あは♪ 天音さん、乳首もビンビンだぁ♪」
「クリちゃんも、まだまだ勃起しますよぉ?」
「ひゃああっ!?」
 ぐちょぐちょ、と結合している女性器の真上、肉パンツを押し上げる淫核が更に巨大化している。
 美佳子にそれをグリグリと押しつぶされ天音は涎を垂らしながら悶えた。
「おおっ!? そんなに締め付けたら…!」
 びゅくん! ドピュドピュッ!
「ふあぁ!?」
(出されてる! 私、クラスの男子に中出しされてる!)
 だが汚らわしいイメージは無い。むしろ雄のエキスに飢えた人外の子宮は歓喜に打ち振るえ、猛烈に痙攣した。
「あっ! あん!? だめ! 何か来ちゃいそう! んああぁっっ!?」
 軽く達してしまった天音は、ヒューヒューと息を荒げながら脱力した。
(私、達したの?)
 いや。自室でオナニーした時と比べると緩やかだった。
 お陰で霊力が途切れず、子宮虫の進行を何とか食い止めている。
 だが、それは同時に彼女の性欲が未だに満たされていない事を意味していた。
「おい! いつまでぼさっとしてんだ! 後がつかえてんだよ!」
「くそっ分かったよ!」
 ずるるっ。
575乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 17:51:33 ID:+iETLMIv
「あっ、ん…っ」
(あ、抜ける……抜けてしまう…)
 名残惜しそうに抜けていく男子のペニスを見つめてしまう。
 肉棒に絡み付いていた触手が天音の意志を代弁するように最後まで離れなかった。
「うぉ!? 何じゃこりゃ!?」
「チンコに触手が絡み付いてやがる!」
(嘘!? いやぁ!)
 口々にはやし立てる男子。自分が実は淫らな女だと白状してしまった気がして天音は顔を両手で覆った。
「見ないで! お願いよぉ!」
「もう遅いよ藤間さん…! あは♪ 凄いよねぇっ。外にまで触手がでろーん、で引きずられて。
 チンチンがそんなに恋しいんだ?」
「違う! そうじゃない! そうじゃないの!」
「あんなに感じて、あんなに喘いでよくそんな事が言えますよね? いい加減に認めましょうよ?
 藤間さんはもう私達と同じ――いえ違いますね。藤間さんはもう身も心も妖魔なんですよ」
 ずるぅっ。
「あっ!? だめえぇっっ!!」
 美佳子がペニスに絡み付いた触手の束を引っこ抜く。
 だが底を知らないように、触手は子宮からずるずると引き出された。
 子宮から伸びる触手は相当感度が高く、天音はそれだけで意識が飛びそうになっている。
「うわぁグロっ」
「これはちょっとキモいよね?」
「何が退魔士だよ? 妖魔そのものじゃねえか!?」
「この化け物!」
「違う! ちがうのぉっ」
 クラスメートの言葉が天音の心を、プライドを打ち壊す。強靭な意志は今にも折れそうだ。
「ほら次は俺だ!」
 ずぷうっ!
「あぁん!?」
 女唇に肉棒を突っ込まれて天音は甘い声を上げる。
「はあっ、はあっ! クソもう我慢出来ねえ!」
「むぐう!?」咥内に逸物を突き込まれ、天音は目を白黒させた。鼻を突く生臭さに頭がくらくらする。
(あったかい…)
「あっ! ずるいぞ! 俺も!」
「抜け駆けさせねえ!」
「ほら握れよ! エロ妖魔!」
 次々と突き出されるペニス。蔓延する男と女のフェロモン臭に天音の理性も失われつつある。
 天音は綺麗な指を肉竿に絡ませると、片手で一本ずつ、壊れ物でも扱うように丁寧にしごく。
 おぉっ、と男子が快楽に呻いた。
(私の指で感じてくれてる? 可愛い…)
 この瞬間、えもいわれぬ優越感に満たされる。
 子宮を通して妖魔としての本能が目覚め始めたのだ。
 男も女も発情させ、誘惑し、堕落させる牝妖魔として。
(もっと、感じて)
 じゅるるっ。
「うお!?」
「何だ!? 触手が絡み付いて…!」
 男子生徒に犯されながらも子宮から伸びる触手が更にその量を増やし、あぶれた男達のペニスに巻き付く。
 触手の神経を通して肉棒の熱さ太さに天音はうっとりとした顔をすると、それらを容赦無しにしごき始めた。
「うおぉ!?」
「触手すげ!」
 口々に快楽を訴える男子。だが十八人の飢えたオスを全員満足させるまでは至らない。
「富山ぁ…さっきからいやらしくケツ振ってんなぁ?」
「え…?」
「そんなにしたいんなら相手をしてやるよ!」
 ずぽぽっ!
「あぁっ!?」
「あぁ…私もぉ…私もしたぁい…」
「はあ…はあ…、先生も、もうダメ…誰か、おちんちん頂戴…」
「私も、私もしてぇっ」
576乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 17:53:54 ID:+iETLMIv
 美佳子が女教師が、クラスの女子が、腰をくねらせ男子を誘惑する。
 天音輪姦に参加できなかった男子達が喜んで女子を貫く。
 全員が下着を履いておらず、すぐにアンアンと喘ぎ始めた。

(…あれ? 今、授業中じゃあ…?)

 蕩けた頭でそんな事を考える。
 自分が輪姦されている。
 真子が後ろから犯され雌の声を上げていた。美佳子も同様だ。
 担任の先生も上と下の口で美味そうに男子のペニスをくわえている。
 あぶれた女子達は疼く体を密着させ、キスをし、レズプレイに励んでいた。

(いつから保健体育の授業になったのかしら…?)
 そんな考えも肉ビラを掻き分けられる官能に、ペニスをしごく触手の性感に流され、消される。
「はあっ! はあっ! もう駄目だ! 出るぞぉっ!」
 どぴゅ!
「俺もだ!」
「うぁぁっ!?」
 どぴゅっ、どぴゅ! どぷどぷどぷん! ビュクビュク…!
「んん…っ!?」
(あぁっ!? 熱いのいっぱい、出されてる!)
 膣に、口に、手に、白濁液がぶちまけられる。
 天音の妖気に汚染された男子達は二回分の射精量を一回で出し、天音の体には二十人分の精液が吐き出された。
「んあぁ!? そんなに出しちゃダメぇ! わたしっ、わたし飛んじゃうっ! あはああぁぁっ!」
 人外の子宮が若々しい精を大量に感じ取ると、歓喜して痙攣する。
 牝妖魔の絶頂を再び味わい、天音の意識が空白に染まる。
 体をガクガクと痙攣させながら、クラスメートにだらしないアヘ顔を披露した。
「あっ! あっ! あっ、あっ、あ、あ、あっ! 私もイックぅ!」
「あん! あん! 私もぉ! あはあぁぁん♪」
 真子と美佳子の二人も男子とのセックス果て、アクメを迎えた。
 ドピュドピュとそこら中から射精音が聞こえ、女を、教室を汚す。
「はあぁっ…! はあぁっ…!」
 荒い息を吐きながら天音は絶頂の余韻を感じていた。
 呼吸をする度に強烈なスペルマ臭がしてうっとりとした表情になる。

 その時だった。

『派手にやったものだな?』
「っ!?」
(この声は…!? まさか!)
 快楽に混濁した思考が再び冴えてくる。そう、忘れはしない。
 学園を汚し、女達を犯し、あまつさえ天音の体をこんな淫らな生き物へと変えてしまった――憎き敵。
「蛇忌魔ぁ!」
 快楽に蕩けた体に喝を入れる。天音の声に答えるように、教室の一角が揺らぎ、妖魔が現れた。
「どうだ子宮虫の具合は? まあ、その様子なら聞くまでもないだろうが」
「今すぐこの気持ち悪い虫を私から取り出しなさい!」
「取り出すのは構わんが、それは貴様の子宮を引っこ抜くのと同義だぞ? 死にたいのか?」
「こんな屈辱を受けるくらいなら…っ!」
「死んだ方がマシ――か? まあ、それでも構わん。貴様が死んだ後にでもこの美佳子に寄生させるだけだ。
 元々そのつもりだったからな」
 蛇忌魔はおかしそうに笑う。
「だったら…っ――蛇媚螺!」
 霊刀を顕現させ、周囲の生徒達を弾き飛ばす。
「きゃっ!?」
「ぐげっ!?」
577乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 17:55:46 ID:+iETLMIv
 悲鳴と共にクラスメートが気を失う。戦いになれば邪魔になるだけだと思って手荒くしてしまった。
「ほう…」
 天音の潔さに蛇忌魔が感嘆の声を漏らす。
(いや違うわ、私の妖気を感じ取ったんだわ)
 自分でも分かる。
 生徒達の精を吸収した妖魔の体は、その内側から下級妖魔とは比べものにならないほどの妖気を生み出している。(力が溢れてくるっ!)
例えそれが汚れた力だとしても。いつしかその魂もが妖魔と同化しても。今目の前にいる敵だけは倒す。
「蛇媚螺!」
 刀身が禍々しい赤い光を放つと、瞬時に七つに分裂した。蛇忌魔が人質を取る間も無い。
 人間の時には考えられなかった圧倒的な力に天音は勝利を確信した。

 だが、 蛇忌魔を貫く七つの刃は、その寸前でピタリと動きを止めた。

「…馬鹿な!? どうして!?」
「くくっ。簡単な事だ」
 蛇忌魔は突き付けられた七本の赤い光りをまるで気にしないように、天音へと近付く。
 分裂した刃は、妖魔の進む道を空けるようにその刀身を引いた。そうまるで主にひれ伏すように。
「霊刀蛇媚螺は貴様の妖気を受け妖刀邪媚羅へと生まれ変わった。
 そしてそれはお前も同じだ――そら。最終変異が始まるぞ?」
 ドクン!
「んああっ!?」
(子宮が疼いて…! あああっ!)
 子宮から肉パンツを形成した時と同じ脈動を感じる。
 今や天音の霊力は完全に妖力へとすり替わっており、子宮虫の成長を妨げる枷はなくなったのだ。
 胎内で触手が暴れ、天音の腹がボコボコと波打つ。
 ぶしゅりっ、と開いたままの淫裂からスペルマを吐き出し、そして、
 ズルズルズルズルっ!
「あひいいっっ!?」
 膣から更に触手が溢れ出し、天音の体を覆っていく。

 ペチコートのように肉ヒダが蠢く肉のスカート。
 裏生地に繊毛触手をびっしりと這わした肉パンツが面積を広げ、乳房の真下まで肌を覆う。
 元々Dカップ近くあったバストは更に膨らんだ。

「あっ、あぁあぁっ!」
 妖魔化は天音に官能的な刺激を与え、悩ましい声を上げさせた。
 瞳孔が獣のように細まり、デロリと舌が延びる。眉根を八の字に寄せながら恍惚とした表情を浮かべた。
(あぁっ、変わる…! 妖魔になってしまう…! でもっ、)

 それが気持ちいい。

 じゅるん!
「あん!」
 尾てい骨から尻尾――の代わりに二本の触手が生える。
 ズルルルッ!
「あっ! あっ! あっはあ♪」
 まるで羽でも生えたかのように肩甲骨の辺りから計六本の触手が生えた。
 ブツンっ、ずぽぉっ!
「あっひいぃっっ!?」
 そして最後に、肉パンツを内側から破り貫きながら肥大化したクリトリスがふたなりペニスへと成長する。
 ビュルッ! ビュクビュクッ!
「あっはああぁっ♪」
 妖魔への完全同化を果たした体は歓喜に打ち振るえ、派手に射精した。
「ふあぁ…スゴい…っ♪」
 男の快楽に天音は淫蕩な表情を浮かべる。
「どうだ? 完全な妖魔になった気分は?」
「――え…?」
 言われて初めて気付いたように変わり果てた自分の体を見下ろした。
578乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 17:58:01 ID:+iETLMIv
「いやあああっ!?」
(私の体…! こんなに醜くなってる…!)
 フタなりペニスを生やし、触手スーツを纏った姿は最早人間とは程遠い。
 しかも未だに胎内触手は蠢き、子宮を官能の炎で炙るのだ。
「いやあ! こんなの、私じゃない!」
「ほう。これは興味深い。まだ人間の魂を保っているのか?」
「っ…! 蛇忌魔ぁ、よくもぉ、こんな体にぃ…っ」
 だが天音の声に力は無い。与えられ続ける快楽に、変貌した肉体へのショックに今にもその心は砕けそうだった。
「くくっ。時間の問題だな? ――そら遠慮するな。妖魔となった体、存分に味わえ」
 再び空間が歪む。それもこの教室だけではない。
 高等部敷地内、その全てが妖魔の結界に覆われ、世界が反転する。
 じゅるるるっ。
「あっ、…下級妖魔…っ」
 昨晩の体育館内のようになってしまった教室。その、肉の地面から。壁から。下級妖魔が何匹も湧き出る。
「あっ!? あんんっ!」
「触手ぅ! 私の大好きな触手っ!」
「あぁん! さっきイったばかりなのにぃ!」
 女に飢えた妖魔共は目の前のご馳走に遠慮無く触手を伸ばした。
 一時は静かになっていた教室に再び女達の喘ぎが響き渡る。
(助けないと…っ)
 妖刀と化した愛剣を振るう。だが下級妖魔に対しても攻撃が中断されてしまう。
 まるで敵と認識していないように。
 しゅるるるっ!
「あん!?」
 下級妖魔の一体が天音に触手を絡ませ、引き寄せた。
(ん…っ、どうしてっ? 抵抗できないっ)
 今の天音なら触手を引きちぎる事も可能だというのに。
「この、調子にっ――んぶっ!?」
 咥内に触手を突っ込まれる。むわりと口いっぱいに広がる妖魔の性臭に頭に靄が掛かり、胸が高鳴る。
(ああ生臭い…最低だわ…でも…)
 グロテスクな触手に対しても嫌悪感を抱けない。それどこら妖気を放つそれに親愛に近い感情を覚える。
 ジュプッ! ジュプッ! ジュプッ!
「ん! んむぅ!」
 それは乱暴なイマラチオを受けても変わらない。天音はなすがまま触手に口姦され、
 ドピュっ! ビュルビュルっ!
「んぐぅ!?」
 喉奥に濃いスペルマを流し込まれる。
 ビシャビシャと他の触手にも白濁液を身体中に掛けられ、天音の体は中も外も汚された。
「げほっ! がはっ!」
(悔しいっ、こんな下級妖魔に手も足も出ないなんてっ)
「覚えて、なさいっ――んあっ」
 憎まれ口を叩いた所で体が淫熱に浮かされる。
 吐き出された妖魔の体液が同じく妖魔となった天音の体を刺激した。
(あぁっ、だめっ、子宮が疼く!)
 下腹部から強烈な飢餓感に襲われる。
 身体中にへばり付いたこの臭いザーメンを、子宮に溢れるほど注いで欲しいと思ってしまう。

 その証拠に肉スカートの前面が縦に割開き、天音の女性器が剥き出しになった。
 妖魔となってもヴァギナの形は余り変わっていなかったが、内側から溢れる触手の本数は増え、
 膣は更に拡張され、口を開いた陰唇は男子生徒のスペルマを垂れ流しながら、
 触手をねだるようにヒクヒクと動いている。

 余りにも淫靡な光景に下級妖魔も劣情が刺激された。
 本体から生殖用の触手ペニスが生え、天音のヴァギナにあてがわれる。
「あっ、あぁ…っ」
 震えた声は恐怖か期待か。天音は熱い瞳で挿入されていく触手を見詰めた。
 ズルルルっ!
「んあぁぁん!」
 男子のそれよりも二周りは大きい極太の触手をあっさりと飲み込み、嬌声を上げる。
579乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 18:00:00 ID:+iETLMIv
 じゅっぽっ、じゅっぽっ、じゅっぽっ!
「あっ!? あん! だめぇ! そんなに突かないでぇ!」
 イボイボに子宮から伸びる触手を掻き分けられる度に、その先端で子宮をゴツゴツと突き上げられる度に、
 余りに甘美な官能が突き抜け、色っぽい喘ぎが漏れてしまう。
「あん! あん! だめっ、エッチな声、勝手に出るぅ!」
(相手は下級の妖魔なのにぃ! どうしてこんなに感じるのぉ!?)
 子宮が歓喜している。男子達に犯された時と感度が全然違った。人間の雄よりも同族の方がいいのだ。
「あん! あん! あん! あ!? あっ、あっ、あ、あ、あ! らめぇっ! 来ちゃう! また飛んじゃうっ!」
 あっという間に体は高まり、子宮が痙攣し始める。人外のアクメは凄まじい。
 天音は絶頂の予感に淫らな期待を膨らませ――
 そこで触手の動きが止まった。
「…えぇっ…!?」
 明らかに不服の声だった。
(どうして止まるのっ?)
 すでに体は出来上がっている。
 挿入された膣の隙間から色の付いた本気汁がダラダラと垂れ流れ、
 男子達のスペルマよりもキツいメスの香りを放っている。顔は快楽に蕩け、涎を拭おうともしない。

「あっ、あっ、あ! もうだめっ! イックぅ!」
「あはあぁぁああっっ♪」
「触手に中出しされてイっちゃう!」

 ドピュドピュっ、ドピュドピュ!
 一方で妖魔に犯されている女生徒達は、問答無用の中出しを受けて、派手に達していた。
(ああぁっ、気持ちよさそうっ)
 人間の女は最後まで犯されてるのに、どうして妖魔である自分は寸止めなのか。
「う、動きなさいよぉっ」
 触手が挿入されたまま、切なげに腰を動かす。求めるように妖魔の体に抱き付いた。それでも妖魔は動かない。
 いや、ゆっくりと天音の拘束を解き、その身を離す。
 無意識に自分の触手を妖魔の触手に絡み付けようとするが、それすらも振り解かれた。
「あんっ、そんなぁっ」
 とうとう膣を貫く触手も引き抜かれる。肉の空洞が寂しい。腹の中を埋めて欲しい。
 熱い精液を子宮に注いで欲しい。
「思い知っただろう? 貴様はもう、人間ではない。淫乱なメス妖魔なのだ」
「蛇忌魔…っ」
 敵を見る瞳に最早敵意は無い。それどころか、男を誘う娼婦のように熱い視線を送る。
「我慢など無駄だ。妖魔の本能には逆らえない――そら」
「ぁんっ」
 顔面に複数のペニス型触手を押し付けられる。雄々しい匂いに魂が蕩けた。
(あぁ…スゴい……みんなビクビクしてっ……とってもいい匂いがする)
「――ちゅっ――ぺろっ」
 気が付けば、天音はくわえ込んだ触手に対して積極的に奉仕をしていた。
(私、何をしてるの?)
「そうだ。それでいい。我等は妖魔だ。本能に逆らうな」
 ドピュ! ビュルビュル!
「あぁんっ」
 急な射精に驚いてくわえていた触手を離してしまう。
 ビチャビチャと顔面にザーメンパックが施され、むせかえりそうな性臭に恍惚とした表情を浮かべた。
(あん…勿体無い…)
 触手の先端から垂れ落ちるスペルマを指で引っ掛け、音を立てながらそれをしゃぶる。
(男子達のより臭くて、とっても濃厚だわ――美味しい)
「くくっ。美味そうに俺のをしゃぶりおって。どうだ? それだけではもの足りんだろう?」
 ずるるぅっ。
「あ…っ」
 目の前に生殖用の極太触手をチラつかされる。
 子宮がざわついて、大量に雌汁を絞り出した。パブロフの犬のように。
「欲しいか?」
 誘惑の声。いつもの天音なら難なく振り払えただろう。
 だが今の彼女はもう人の心を失い、完全に妖魔と化していた。
580乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 18:02:07 ID:+iETLMIv
「――欲しいっ。欲しいんです! お願いしますっ、私を、この天音を犯して下さい!」
「この俺に忠誠を誓うか?」
「はい! 誓います!」
「自分が妖魔だと認めるか?」
「はい! 私は退魔士ではなく、淫らな雌妖魔です! だから、どうか私に慈悲を下さいぃ!
 もう気が狂いそうなんですぅ!」
「くくっ。ようやく素直になったな! いいぞ! 貴様を犯してやる!
 そしてその魂に妖魔の快楽を刻みつけてやろう!」
 ずぼぼぼぼっ!
「あっひいぃっ!」
 一息に肉壷を埋められる。
(ああん、スゴい! 太くて! 熱くて! アソコが満たされるぅっ)
 淫らな充足感に満たされ、天音はメスの表情を浮かべる。
 ジュポポッ! ジュポポッ!
「あっは! あぁん! いいのぉ!」
 長く深いストローク。触手のエラが、子宮から伸びた触手を巻き込み、揉みほぐす。
 お預けを食らいドロドロに蕩けた子宮を突き上げられ、甘ったるい声を出した。
「どうだ? 俺の触手は?」
「あん! あん! 最高です蛇忌魔様ぁ!」
「男達のペニスとどっちがいい?」
「あぁん! そんなの蛇忌魔様の触手の方がいいに決まってます!」
「そうだ。貴様は妖魔だ。もう妖魔相手でなければ満足出来ないのだ」
「あん! あん! あん! それでもいいです! あん! だって触手、こんなに気持ちいいんですからぁ!」
 自分を妖魔と認めた瞬間から、天音は快楽に貪欲になった。
 横に縦に、グラインドし、捻りを加え、腰を使って極太触手を味わう。
 Eカップまで膨らんだバストが腰使いに合わせて揺れ、乳首が虚空に残像を残す。
 突き混みを受ける度に腹が不気味に膨らみ、引き抜かれるといやらしい音を立てながら泡の愛液を掻き出された。
「さあ、そろそろ出してやろう!」
「あん! 精液出してくれるんですかぁっ? あん! あん! だったら中に、子宮に出して下さい!」
「くくっ、いいのか? 妖魔となったお前の子宮は人間の頃とは違う。
同族の種子を受ければ絶対に孕んでしまうぞ?」
「あぁん! それでもいいです! 子宮で、蛇忌間様の精液飲ませて下さい!」
「くくっ! いいだろう! 貴様のコブクロが破裂するくらい俺の精液を注いでやる!」
 ずるるるぅっ!
「んああっ!? 触手が奥までぇ!」
 子宮の入り口をこじ開け、触手の先がねじ込まれる。
 まるでそうするのが当たり前のように子宮口が開いたのだ。
 触手を受け入れた腹が不気味に膨らみ、触手とヴァギナの隙間から大量の本気汁が逆流して淫靡な泡となる。
「あっ! あはあ…っ♪ これ、スゴいぃ♪」
 蛇忌魔の触手の先端が十字に割れ、中から繊毛触手が生え出す。
 それらは子宮の内側から生えた天音の触手に絡み付くと、お互いにしごき合うのだ。
「あっ♪ あっ♪ あっ♪ あっ♪ いいのぉ♪ 子宮、もっとくちゃくちゃしれくらはいっ♪」
 天音は妖魔同士の異常な交わりに溺れ、舌っ足らずな声を上げた。
「くくっ。素晴らしい。俺の触手にも絡み付いてくるな。人間のメスを犯すのも悪くないが、
 やはり同族相手でないとな。お前もどうだ? 子宮を直接犯される気分は? 人間では味わえない快楽だろう?」
「はいぃ! 子宮、ズコズコクチュクチュされて、スゴいんれすう!」
 じゅっぷ! じゅっぷ! じゅっぷ!
「あん♪ あん♪ あんっ♪ あぁんっ♪ もっとぉ、もっと動いてくらさいぃっ♪」
 人外の快楽の虜となった天音は自ら快楽を貪った。捻り、動きを合わせ、いやらしく腰を使う。
 天音の動きに合わせて剥き出しの巨乳とフタなりペニスがブルンブルンと揺れ動き、
 その先から汗と精液を飛ばして自分の顔と体を汚す。
 舌を垂らしながら淫蕩な表情を浮かべる天音は、今やその魂までもが完全に妖魔となっていた。
「くくっ。さあ、子宮を犯しながら射精してやろう!」
「あん! あん! あん! 出してくらはい! 子宮の内側からぁ、蛇忌魔様のザーメンらしてくらはい!」
 どぴゅるっ! ビュクビュク! ドプドプドプッ!
 繊毛触手から多量の精液が吐き出される。
(ふああぁっ♪ 熱いぃ♪ 子宮全体に、ザーメンビチャビチャ当たってるう♪)
 子宮触手が繊毛触手に絡み付き、絞り取るようにしごきたてる。
 お預けを受け、同族の精に飢えていた子宮が悦びのあまり、強烈なバイブレーションを起こす。
581乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 18:03:56 ID:+iETLMIv
「あっ、あっ、あっ、あ、あ、あ、あっ! イっちゃうイっちゃうイっちゃう!
 中出しされてイッちゃぅ! あああぁぁんっ♪」
 びくんっ、びくんっ――人外同士の交わりの果てのアクメに、天音は髪を振り乱し、涎を飛び散らす。
 逆流する精液と一緒に大量の潮を噴き出した。
(妖魔のセックス、気持ちよすぎるぅ…)
「くくっ。派手にイったな? だがこれからが本番だぞ?」
 ずるり!
「ああんっ♪」
 子宮触手に絡まれていた触手を引き抜く。
 極太触手を型代わりに、天音の膣から子宮がぽっかりと大口を開けていた。
 白濁液の沼で子宮触手が跳ね回っている光景はおぞましく、だがどこか淫靡だ。
 どくんっ!
「あん!?」
 子宮が脈動する。
(あ…そうか…私…孕んだのね…)
 妖魔の子宮は同族と交わる事で確実に受精し、子を孕む。
 どくん! どくん!
「あっ!? んっ!? あぁんっ、赤ちゃん、成長してるぅ!」
 脈動する子宮に合わせ、腹の子が徐々に大きくなる。
 触手を引き抜かれスレンダーになったボディが再び膨らむ。と同時に妖魔の体に更なる変化が起きる。
「あっ、んんっ! 胸がぁ、苦しいっ!」
 学生に不釣り合いな巨乳が張りを増し、更に膨らんだ。
(胸がっ、どんどん張って、ああっ!? 何かが溢れてくるぅ!? 止められない! ああぁっっ!)
 ぶしゅっ! ピュルピュルっ――
「んああっ!? オッパイ、オッパイ出てるぅ!」
(んあぁ…! 母乳、出すの気持ちいい!)
「くくっ。妊娠したせいで母乳が出たな。しかし妖魔の母乳は人間のとは違って――臭うな?
 雄を誘惑する牝の匂いだ」
「あぁん本当だぁ。私のオッパイ、いやらしい匂いしますう♪」
 巨乳から噴き出したメス妖魔のミルクは雌妖魔の発情臭がした。
 びちびちびちっ。
「あっ、あぁん! 赤ちゃん、動いてるぅ!」
 急に腹の子が暴れ、ボテ腹の表面がのたうち回る触手の形に歪む。
 子宮触手が慈しむように赤子の触手と絡まり合い優しく撫で回すと快楽で下半身がジワリと痺れた。
 ずるるるっ!
「あんっ!? 赤ちゃん、子宮かられていくのぉ!」
 赤子の細い触手が三本、産道を抜けてヴァギナから飛び出した。
 それらはぬめる肉パンツの表面を撫で回した挙げ句、フタなりペニスにしっかりと巻き付く。
「ひゃひぃ!? そんなところに巻き付かないれぇ!」
 妖魔の子は逞しい母の肉棒を使い自力で胎内から外に出ようとしているのだ。
「そら、お前も子供に任してないで力を入れろ。子宮の触手で押し出してやるんだ」
「あっ…はいぃ――んんっ」
 妖魔として完全覚醒した天音は体の触手を自在に操れるようになっている。
 子宮触手から送られる甘い愉悦に色っぽい声を漏らすと、それらを束ねて我が子をそっと胎内から押し出す。
 ずずっ…! ずるずる!
「んああ! 子宮からっ、赤ちゃん出るぅ!」
 赤子が子宮口を通り抜けると背筋に電気が走る。天音は勢いに任せ、我が子を一気に押し出した。
 ずるるるっ!
「あぁっ! スゴい! 膣の中ぁ、赤ちゃんで擦れてっ、あぁん! らめらめらめらめぇ! イくぅ!」
 ずるずるずるっ――ぶちゅり…っ!
「ああぁぁぁんっ♪」
 妖魔出産の快楽に甘い声を上げる。
 ビュル! どぴゅどぴゅっ! ぷしゅうっ――
「はっひい! わらひ、赤ちゃん産みながらぁ、射精してるぅっ、あぁんっ、オッパイもぉ、止まらなひぃ♪」
(赤ちゃん産むのスゴいぃ♪ おマンコもオッパイもおチンチンも全部気持ちいいのぉ♪)
 アヘ顔を晒しながら自分の精液と母乳を身体で受け止める。
 もう全身があらゆる体液でベトベトに汚れ、チーズのような濃厚な性臭を放っていた。
「妖魔の子を産んだ気分はどうだ?」
「あはぁ…もう気持ち良くてぇ、何にも考えられないれすぅ♪」
582乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/11(木) 18:05:33 ID:+iETLMIv
「くくっ。それは良かった。天音よ。これからも妖魔として、我等の子を産んでくれるな?」
「はい♪ 蛇忌魔様ぁ♪」
 下級妖魔が群がる。産まれたばかりの妖魔が触手を伸ばし、母にミルクをねだる。
「ああん♪ いいわよぉ。私のチンポミルク、沢山飲んで、立派な妖魔に育って頂戴♪」
 妖魔の母となった天音は慈愛と淫靡に満ちた表情で我が子を抱き締めた。

 ***

 天音寄生編終了。次回投下分から天音妖魔編をお届けする予定。
 まあ、静葉を堕とすのに一話、後日談で一話。ですから後二回の投稿で終了する予定です。多分。

 さて、今回のお題。『人と人外の境界』。
 寄生後の変異や人外化は萌えシチュの一つですが、だったらどこまで人外化させていいものか。
 と考えてしまいました。

 この天文部なら、妖魔化した女の子は、基本触手スーツを着ているだけでそれを剥ぎ取れば普通の
 女の子とあまり変わりません。
 ところがこれを、『下半身が全部触手の束になる』だとか『口の中とか乳首から触手を生やす』
 とかになるとエロイよりグロい、という印象の方が強くなるわけです。
 まあ、Pervasionerなんかは普通に女の子がエイリアン化してますが、
 あれは女のプロポーションを維持しつつ心身共に化け物になっていくのが萌えるわけですね。
 これが顔もボディも完全にエイリアン化したらやはり萌えられない、と。

 猫娘になった女の子には欲情出来るけど、猫になった女の子には欲情出来ない。
 
 ってな感じですか。
 うん。やっぱり人外化は部分的な変異や、触手等のパーツを付け足すくらいがしっくりきますね。
 あと精神の変化。悪堕ち。淫乱化は外せません。まあ、これは俺の意見ですが。
 皆さんはどれくらいの人外化が好みなんでしょうか?
583名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 19:13:20 ID:fwBjhcMs
GJ!!!!!!!!
584名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 19:14:40 ID:fwBjhcMs
俺は女の子になった猫が好きです
585名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:25:06 ID:DGN1mChc
エロが上達しない…とな…?
俺なんか貴方のおかげで“ヌルヌル”や“グチョグチョ”っていう単語を聴き見するたびに
触手とか寄生生物に侵される女の子を
想像してしまうようになっちまったっていうのに……あんたって人はァアアアア!!



もっとお願いします
586名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:47:04 ID:mgRlT3Wc
じゃあ「ぐちゃぐちゃ〜♪」とか言ってる某ワックスCMにも反応するってことか

乙風氏GJ!!
587名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 23:29:15 ID:z4dpP1G+
乙風さんGJです!!
すごく読みやすいですよ♪
自分に自信を持ってください!!

猫と聞くと、セーラームーンのネコンネルあたりがいいかと。
紫の肌で猫耳なんてもう最高じゃないですか!
ぜひ描写してほしいです。
まあ、どういった経緯で猫なのかは乙風さんの腕次第ですよね。

とにかくGJ!!
588名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 00:15:34 ID:J3Q/KEG8
GJJJJJ!
しかしあと一人で閉幕するのが本島っに惜しい!

>あと精神の変化。悪堕ち。淫乱化は外せません。
すんばらしいw

私は変異は全面的な変異や顔の変化があるのも好きです。
もう戻れない感がより強くなるので。
589名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 00:38:14 ID:rhE4yRiQ
街とかの社会にまで拡大してって欲しいな
590名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 03:08:37 ID:WimublYQ
変異に関しては人それぞれ好みも違いますからのう。

人型を残してるのが好きな人、猫に変わるまで楽しめる人、猫まで愛せる人……。
私は1番目かなあ。精神はイク所までイクのが好きですがw

触手スーツはかなりマイノリティなジャンルだと思っていたので、
そのジャンルで素晴らしいSSが読めるのは感激の至りです。GJ
591名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 03:15:13 ID:4exGzMvS
濃いのに画を浮かべやすい文で、なんつーか、その、助かる…
592名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 08:10:51 ID:jl65Sp6d
今回もまた良いですねぇ。遂に墜ちて妖魔編が楽しみです。
自分は人外と言うと人+動物までが好きですね、さらに変化中もイッてて変化終了=精神崩壊するくらいイクのが好きです。
ちなみに、今回みたいな異形の人外の方が良いです。なので触手とかエイリアンとかみたいに変化する姿は大好きですね。(贅沢言えば妖魔化した姿も見てみたいくらいです。)
593名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 10:13:57 ID:ofYD3yoH
人の姿残しして一部人外化がいいね。
人間形態から触手はやせたりするのはもちろん、サキュバスみたいに翼や尻尾尖がり耳くらいの変化だったり、ラミアや人魚みたいに下半身が人外だったり。

ただ全身毛だらけになっちり、面影なくなるのは勘弁。
594名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 11:18:03 ID:ohjMRNLZ
多分その辺りが異形化スレとこことの線引きにもなるんだろうなぁ、と。

ちなみに自分も593さんと同意見。
595名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 17:32:18 ID:b/oYg8Do
>>593
貴方とは美味い酒が飲めそうだ。

ちなみに俺は変化した身体を見て、絶望したり葛藤したりするのも好きだな。
596名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 20:40:34 ID:7CpjxXEK
>>593
自分も外面変化は人面疽みたいに身体の一部分に寄生するタイプが好みで
内臓(内面)が作り替えられるのがど真ん中。

普段隠されてる部分がジワジワ浸蝕されんのが好きなんだろうな。
だから淫乱化とかNTR等にも食指が動くのかもしれん。
597名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 20:44:07 ID:AnANc13m
女性のプロポーションを保っていれば、かなりの部分が異形化してても大丈夫だな
スピーシーズのアレの首から上が生身くらいまではいける
598名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:15:21 ID:QTZjQOeg
服を着ていれば普通に見えるが、ひとたび脱げば半透明の皮膚の下で、よく判らない
ブツがうごめくのが透けて見える…
599名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:25:37 ID:adGAKmFm
サンブラ茶思い出した
600名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:56:31 ID:hn2QHA+D
触手スーツは素晴らしいなあ
触手を着せい!なんつって
601名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:58:29 ID:M0dJnROx
俺はむしろ人面疽の話が読みたい
602名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:50:06 ID:bjt2DNfM
人面疽が乳首やクリを巨大・敏感にしていくシチュが浮かんだ
603名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 18:18:32 ID:optmCLwi
>>574
そういえば富士神学園天文部4と5はどこにあるの?
3の後に6になってますが。
604名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 19:09:48 ID:lfOi4XH2
>>425-433
第4話

>>495-502
第5話
605名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 19:46:17 ID:bjt2DNfM
そこまで見つけてるなら酉で検索かけりゃわかるがなw
606名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 21:33:16 ID:9mGMZMef
巨乳淫乱化して仲間を直接的接触で増やしてほしい
607名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 22:51:17 ID:TRA14TWW
妄想を文章化したいんだけどエロくないのでどっか練習場所ってないですかねぇ
608名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 23:15:44 ID:HquNtAvL
>>607
練習用殴り書きスレッド4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1218717327/
あるいは
エロくない作品はこのスレに9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199377879/
609名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 23:19:04 ID:TRA14TWW
ありがと、年末休みに練習してみる
610名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 00:20:42 ID:r/MFdCPC
その後、>>609の姿を見た者はいない・・・
                                第一部・完
611名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 01:31:27 ID:z0rd+Xql
        -―- r―-
     . ´         `ヽ
 o゚ /              丶
  // //      ヽ  `ヽ  ∧
. l l // / / /∧ .ト、 !\\ヽ  i
. ! {///////  ヽ! ヽl  丶.ヽ!. l
  ∨!/  /  _ノ  ヽ、_     ∨! l は、はいぃ〜〜修行してきますぅぅ〜
.   | !    >:::::::::::<   u l l l
.   l | .:::::.  (__人__) ..:::::. ! l /
.   l !\    ` ⌒´    /l l/ ゚o
. ゚。 レ´/\ _____/\.リ
   /! /  /!\  \ .l\
   | | \_/  |  \_/ | |
612名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 12:28:30 ID:qmHuRbkH
>>606
ここで意表をついてロリ化ってのはだめか?
「かわいい〜♪」とだっこしたがるお姉さま方を片っ端から感染させて…

……世界がロリに埋め尽くされるしエロスが足りんな…
613名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 12:39:40 ID:atUftQjp
淫乱思考と大人の精神を残したまま体だけロリにすればいいじゃん
「おねーちゃん手ぇつないでー」から密着して感染・ロリ化させつつ全身愛撫へと…

いかん、よだれが出てきた
614名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 12:41:52 ID:7t/9wijt
それはそれで形となったものを見てみたいと思うな
・・・ゴクリ
615名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 13:23:37 ID:H6qE6nba
ロリ化と聞いて飛んで来ました
これは全裸待機しかないな……

もしくは全裸の自分が書くか…
616名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 16:03:41 ID:A7B9OisS
ttp://www.kajisoku.com/archives/eid194.html

これを貼れとおつげがあった気がする。
VIPネタだがなッ。
617名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:24:47 ID:1ptKuwyb
>>616

[>>294
た、たすかった]

まで読んだ
618名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 21:00:45 ID:atUftQjp
2年前…だと…?
619名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 23:56:33 ID:sdZ3hDAA
>>616
懐かしくて涙がでたわw
620名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 01:51:48 ID:1ue5zCts
>>616
今最初の方のレス見て思った。



 何 こ の 妹 ハ ザ ー ド ?
621名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 02:18:56 ID:Drmy24JZ
>>613
つかソウルイーターのメデューサだな
622名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 05:51:42 ID:qejQa12I
>>616
なにこれ
面白すぎ!
参加したかったな
623名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 10:42:29 ID:rNjxkbvs
>>622
今ここでやればいいじゃないか

噛むとか、つめでひっかくとかだと本当にバイオになるから、
寄生で妹に変わるってことで。
スレ違いになるかもしれないがすまない

12/18 9:00
俺には妹はいない。しかし弟がいた。
今日も朝方までバイトをして、家に帰ると誰もいなかった。
親は働きに、弟は学校だ。そして疲れた体を休ませるためにベッドに入ったんだ。
まさかあんなことが起きるなんて誰が思っていただろう。

12/18 16:00
夕方、外が祭りでもやってるかのように騒がしいので、
俺は起きてベランダから外をのぞいてみた。
するとどういうことか、小学生ぐらいの幼女があちらこちらで男どもを追いかけているではないか。
面白そうなので、もうちょっと様子見てみると、1人の男子が幼女の大群に捕まった。

その男子は幼女の大群に押し倒され、見えなくなってしまう。
ちょっと様子が変だと思いつつ、もうちょっと様子を見てみると、幼女たちは急に男子から離れだした。
すると、そこには男子はおらず1人の倒れた幼女がいた。
その幼女はむくりと起き上がると、幼女の群れへと入っていく。

よく見渡せば、あらゆるところで男達が幼女に襲われ、幼女に変えられているのが分かった。
俺はすぐにドアの鍵を2重ロックし、テレビをつけてみると、
どこのテレビも、深夜の放送は終わりました状態(横線のやつ)になっており
そのあとすぐに砂嵐状態になった。
と、ふいに玄関のドアノブの音がした。

がちゃがちゃ ピンポーン ピンポーン どんどん

俺はインターホンの受話器をとって、おそるおそる耳にあてると、
「おい! なんで鍵なんてかけてるんだよ! はやくあけろよバカ兄」
俺はほっとした。
弟の声だったので、すぐさま玄関まで行って鍵に手を掛けると・・・

「な、なんだよお前! 離せよ! 」

それは弟の声だった。
俺はのぞき窓から外を見てみると、1人の幼女に体を掴まれている弟が見えた。
弟はいつも俺とケンカするぐらいの力で振り払おうとしているが、いっこうに幼女は離れない。
それは本当に一瞬の出来事だった。
幼女は弟と無理やり口付けをすると、口から何かを送り込んでいた。
すると弟の胸は膨らみ、髪は伸びて、女の子ような体つきになっていく。
「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!! 」
俺はすぐさまドアから離れてこたつにもぐった。

12/19 10:30
俺は深夜からあるバイトを休み、ずっとこたつにもぐっている。
玄関からは、弟だったと思われる幼女の声が定期的に聞こえてくるので眠れなかった。
「おにいちゃ〜ん 開けてよ〜 寒いよ〜 私だよ〜 妹の○○○だよ〜 」
俺に妹はいない! 弟だけだ!

親はもちろん帰ってきてない。
俺はいったいこれからどうすればいいのか?
もしこれを読んでくれてる生き残りがいたら、誰か返事をしてくれ!
624名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 11:32:34 ID:RvvhOthb
寄生モンスターに寄生された影響と副作用で縮んで子供の姿になるってのは面白そうだよね。

天界の女神さまや大天使の場合は
抗う女神さまと主導権を握ろうとする寄生モンスター。つまり光と闇の力が衝突し合う際の対消滅の反動と余波で
一時的に聖なる力も邪悪な力が消失し、その影響で女神さまは幼い女の子の姿に変貌

その後、一時的とは言え力を失った女神さまは反撃できずに再調教も兼ねた陵辱で幼い身体に快楽を仕込まれ堕ちる
625名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 20:55:18 ID:KmQrpJx+
ロリ化で力を奪われるって妙にエロスを誘われるんだが。

赤ずきんチャチャに赤ん坊に変えられる回があって
それにわけもわからず興奮した覚えがある。
あとGS美神とか。
626名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 22:12:51 ID:ABxB0/VP
>>625
おみゃーはこっちの住人のようだみゃ

若返る女・成長する少女5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1202361049/
627名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:20:57 ID:RvvhOthb
エイリアン的な寄生モンスターの場合。寄生モンスターのマザーが化けた人間がヒロインが大切に思ってる奴や親友で

対峙した時してトドメ!の瞬間に楽しかった思い出や笑顔がフラッシュバックして「やっぱり私には・・・・」って躊躇した一瞬の隙を付かれ
腹部に強烈な一撃と壁に叩き付けられる衝撃が走りカハッって血を吐きながら飛びそうな意識を何とか保つヒロインに

危ない危ない。本当に詰めが甘いって言うかお人好しって言うか。アンタのそう言う所、嫌いじゃなかったから今まで手を出さずにいたのに・・・って言葉の後に擬態を解き本来の姿になり

ヒロインを襲う無数の触手と響き渡る悲鳴。翌日には忠実なる僕と化した目が虚ろで無表情のヒロインが傍らで座っていた
628ν賢狼ホロν:2008/12/20(土) 01:00:07 ID:lFXV/ILG
まさに王道
629名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 02:27:19 ID:prmOaCmY
>>626
その名前欄は消し忘れかい?
てかやっぱりこっちも見てたかお前さんはw
630名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 02:27:42 ID:prmOaCmY
安価ミス
>>626じゃなくて>>628
631名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 04:54:30 ID:lFXV/ILG
>>629
普通にミスった 
スルーしてww
632名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 07:05:16 ID:/m4AJSdI
>>623
GJ!!!
ちょっと怖かった

つーか続けてほしいな、
 お 兄 ち ゃ ん
633名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 12:03:34 ID:lh17N6T4
寄生モンスターの十八番。閉鎖空間での疑心暗鬼に陥らせた上で犯人候補から外れ信頼を得る

下手したら怪物の仲間な奴らと一緒に居られないと疑心暗鬼に駆られバラバラなるチームや生き残り住人。
その後に別れた勢力の一つで「お前、お前が怪物の正体だっのか畜生。これでも喰らえ化け物」って怒号と銃声にギャアアアアと言う悲鳴が響き渡り駆けつけると
襲われた人物に無理矢理、連れて行かれていた幼い女の子が壊滅したキャンプの隅っこで隠れビクビクしていて
主人公またはヒロインを見た瞬間に「お兄ちゃん(お姉ちゃん)。怖かった!怖かったよ!急に変な化け物が化け物が」って泣きじゃくり主人公またはヒロインに抱き付きヨシヨシ怖かっただろって慰めるが
ニヤリと嫌な笑みも浮かべていのには気付かず、
この子は力が無いから化け物が来たら、一番に殺されるから守らないと無意識に犯人候補から除外してしまい惨劇は止められず
幼い女の子の不審な行動と言動にアレ?って疑問を感じ始めた頃には主人公またはヒロインに
絶体絶命の危機が迫る
634名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 13:04:43 ID:i7is7FBg
????
635名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 19:31:19 ID:CpPGfv1V
>>633
言いたいことはわかるがまとめようぜw
636名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 06:54:40 ID:mVUAqpy5
ええと、それは小さな女の子に寄生しているということかな
637名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 16:17:04 ID:FshZue+P
そこまで考えられるんならSSにしようよ笑
638名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 17:46:02 ID:BurAL59j
もちろん最初に幼女を疑い始めたキャラは最初の犠牲者で
ある時を境に疑うどころか庇いだしたりし始めるわけですね
そしてどんどん幼女の味方が増えていき…
639乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:15:48 ID:FVojHAzl
>>616
 素晴らしいシスターハザードぶりに目から変な汁が出ました。とってもバカスw

 ちなみに個人的には――
 色っぽいサキュバスに精気を搾り取られて女の子になったショタキャラ。
 失って精気を求めてふらふらと彷徨う彼(女)はふと見つけた友達の男の子を本能のまま逆レイプし、
 友達の精気を吸った彼(女)は見る見るいやらしい肉体へと変化し心も立派なサキュバスへ。
 以下エンドレス。
 ――みたいなものが好きですね。うん。

 さて、少し間が開きましたが天文部の続きが出来ましたので投下します。


 富士神学園天文部7

「ん――ふわ、あ…」
 大きなアクビをしたのは静葉だった。トロンとした目で目の前のテーブルを見つめる。
 教科書とノートが広げられていた。
 天音が登校した後、暇を持て余していた静葉は勉強をしようと思い立ち昼前まで頑張っていたのだ。
「あわわ、涎付いてるっ」
 ノートの真ん中に見事な唾液の塊を見付けた。拭き取ろうとハンカチを探して、
「――え…?」
 窓の外を見て絶句する。ケバい色のした霧。昼間だというのに視界は夕闇のように仄かに薄暗い。
 地面は小綺麗なタイルから臓器のような肉の粘膜へと変わっている。それだけではない。
 辺りには下級妖魔が我が物顔で闊歩し、至る所で女子達と交わっていた。
『あん♪ あん♪ 触手、好きぃっ♪』
『早くぅ♪ ザーメン一杯出してぇ♪』
『あぁん! 感じちゃうのぉ!』
「…ど、どうなってるのこれぇ?」
 喘ぎ声は窓の外からだけでなく隣の部屋から、真下、或いは真上の部屋からも聞こえてくる。
(あ、ははっ…そうだ。これ、夢だよきっと)
 こんこんっ。
『静葉? 今戻ったわ。悪いけどドアを開けてくれる?』
「天音さん!」
 知り合いの声に、静葉は入り口に向かって飛んでいく。そして深く考えもせずに、ドアを開けた。
「ただ今。静葉」
「お帰りなさい、天音さんっ」
(あれ? 天音さん、私の事、名前で呼んでくれた?)
 制服を着た天音は頬を上気させながら穏やかな――どこか色っぽい笑顔を浮かべている。
 何かおかしい。いつもの仏頂面はどこに行ってしまったのか。
640乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:17:02 ID:FVojHAzl
「やっぱり、この部屋は無事だったのね」
 天音はやけにゆっくりとした動作で、土足のまま部屋へと入る。
「天音さん、靴、」
「…いいのよ。面倒だし…」
 会話をしながらすれ違う。ふわり、と香るのは女のフェロモン臭だった。
 更に、くちっくちっ、と水に濡れた何かをほじるような音が聞こえる。
(…やっぱり、天音さん何か変だ…っ)
 だがそれに気付くのが遅すぎた。
「…邪媚羅」
 おもむろに霊刀を顕現させる。何をするのか、静葉が疑問に思った瞬間。

 赤い光を放つ刀身は部屋の四隅に貼り付けていた結界符を貫通。その効果を無力化した。

「天音さんっ? 何をしてるんですか!?」
「何って…この部屋の結界を壊したの」
「どうしてそんな事するんですかっ」
「もう必要ないからよ」
「え?」 
この部屋の結界はひ弱な静葉が妖魔から逃れる為に必要だ。
 それが要らないという事は、既にこの学園の妖魔を退治したのか。
(でも、まだ妖魔が居る!)
 それもウジャウジャと沸くようにどこからともなく現れる。
 だが、だとしたら天音が結界を自ら壊す理由は――
「――まさか」
 静葉は息を呑む。天音が淫靡な笑みを浮かべた。
「そのまさか、よ」
 じゅるるるっ。
「きゃっ!?」
 天音のスカートの内側から触手が生える。いや、スカートだけでなく、制服の下、
 あちこちで触手が這い回っていた。そのグロテスクな肉紐はまさしく妖魔の触手だ。
「あ、天音さんから、どうしてそんなのが!? 」
「決まってるでしょ?」
 妖気で擬態していた制服が徐々にその質感、色を変え、淫猥な触手スーツへとすり替わった。

「私が妖魔だからよ」
641乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:18:46 ID:FVojHAzl
 触手の尻尾。赤く光る瞳は爬虫類のように切れ長になっており、
 妖艶さを演出するように顔中に紋様が浮かんでいる。
 形のいい唇は肉付きがよくなり、小さな牙まで生えていた。
 スラリとした肢体はくびれが目立つ、グラマラスな体型へと変わっていて、
 肉スーツから剥き出しになった豊満なバストがそれを強調していた。

「そんな…嘘ですっ」
「へえ? これを見てもそんな事が言えるかしら? ――んんっ…!」
 ずるるうっ!
「ああぁぁんっ♪」
「ひゃっ!?」
 股間部分の肉スーツの一部が隆起したかと思うと、粘液にまみれながら何かが生えだした。
「ああ…、っそんな、天音さんから…っ、」
「どう立派なペニスでしょ? ――あんっ、それだけじゃないのよ? ほら見て♪」
 腰を抜かした天音の前で仁王立ちになると、見せびらかすように腰を突き出した。
 くぱあ…♪ とろぉ…っ。
 フタなりペニスのすぐ真下。大陰唇を覆う肉幕が左右に割開き、内側から女の汁が溢れ零れる。
 これだけでも十分刺激的な光景だが、肉パンツの内側は更に淫猥だった。
 ずちっ、ずちっ!
「んっ、あんっ♪」
 膣から伸びる極太の触手が肛門に入り込み、激しくピストンしているのだ。
(さっきの音って、これ!?)
「どう、凄いでしょっ? んっ、静葉と合う前から、私、自分の触手に内側から犯され続けているのよ?
 はあっ、あっ…ふふ、歩いただけでイっちゃいそうになるわっ」
「そんな…天音さんっ、正気に戻って下さい! 天音さん言ってたじゃないですか、自分は無敵の退魔士だって!」
「そうね。そう思って――いたわ。蛇忌魔様に犯されるまでは」
「え?」
「蛇忌魔様はねこの学園の支配者で、私はあの方のツガイとかなったの」
「…ツガイって?」
「人間の言葉でいうなら花嫁、配偶者、と言ったところかしら? 
 まあ、妖魔の場合そんな上品なものじゃないけどね?」
「ど、どういう意味ですか?」
642乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:19:51 ID:FVojHAzl
「ふふ。私は――妖魔の女はね。同族と交わる度に子を孕むの。絶対にね?」
「――え?」
「だからね? 女妖魔の仕事は妖魔を産む事なの。ポコポコポコポコ、ハツカネズミみたいに」
 うっとりと喜悦の表情を浮かべながら喋る天音に人間だった頃の精悍さ、意志の強さは微塵も見当たらない。
(そんな、まさか本当に天音さんが妖魔に…っ)
「そうそう。女妖魔は子供を産むのが仕事だけど。
 このフタなりペニスでちゃぁんと、孕ませる事も出来るんだから」
 天音の目つきが変わる。快楽に溺れる淫婦から、獲物を狩るハンターへと。
 危険を感じた静葉は反射的に天音から離れようとするが、
 しゅるるっ!
「きゃあ!?」
「逃がさないわ。静葉にはねぇ。私の子供を産んでもらうんだからぁ♪」
「い、嫌です。離して下さい! 私は、私は――っ!」
 拘束されながらも静葉は懸命にもがき、暴れる。だがその背中で鎌首をもたげる一本の触手に気付かなかった。
 ちくりっ。
 「痛っ――」
 首筋に花弁のような触手の先端が張り付き、何かを注射される。
(あ…? 何…? 急に眠たく、なって――)
 目蓋が重い。全身から力が抜けていく。
「ここじゃ場所が悪いわ。天文部に連れて行ってあげる。そこで――皆の前で静葉には私の子を産んでもらうわ♪」 そんな天音の声を最後に、静葉の意識は途切れた。

 ***

「あん♪ あん♪ あん♪」
 女性の喘ぎ声が聞こえる。どこかで聞いた声だ。どこだったか――(――バスルームで、シちゃってる時の天音さんの声に似てる…)
「あん♪ こら、がっつかないの。ちゃんとしてあげるから♪」
 女の声は穏やかだ。色っぽいが、母のような優しさを感じる。
(やっぱり天音さんの声だ)
 徐々に意識が覚醒する。
(――そうだ! 天音さん!)
 人外へと堕ちてしまった友人に自分は襲われてしまったのだ。一体どれだけの時間眠らされていたのだろう。
 それにここは何処なのか。静葉は辺りを見回して、

 下級妖魔に輪姦されている天音を見つけた。
643乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:21:52 ID:FVojHAzl
「あん♪ 君の、太いわぁ♪」
 背中から抱き上げられた彼女は開脚し、結合部を静葉に見せびらかすように犯されている。
 否。犯されているのではなく交わっている。妖魔の極太触手を子宮まで受け入れ、腹を歪ませながら、
 それでも自ら腰を使う。周りから伸ばされた数十本の触手を二本の手で、はちきれそうな胸で、
 彼女の触手で奉仕する。
「んっ…ちゅっ、ペロペロっ――君の触手はカチカチね? 
中に濃い精液が詰まってるのが分かるわ♪ 早く出してね♪」
 疣付きの触手に舌を這わせ、淫靡に微笑んだ。手は休むことなく別の触手をしごいている。
 誰が見ても分かる。天音は下級妖魔達と交わる事を愉しんでいた。
「そんな、天音さん…」
 華麗に妖魔を斬り伏せる孤高の退魔士。それが今やその妖魔と嬉しそうに交わる淫乱な牝へと堕ちていた。
 そのギャップに静葉は衝撃を受ける。
「あんっ? ふふふ…、私の中で触手チンチン、大きくなってるわ。んっ、んっ!
 ――もうすぐ…あんっ、あんっ――射精するのねっ? 良いわ…! 早く出して頂戴!
 その子に、妖魔のセックスを、見せてあげましょう!」
 チラリと、天音が静葉を見る。淫蕩な微笑みを向けられ、静葉はドキリとした。
 ジュポ、ジュポ、ジュポ、ジュポ!
「あん! あん、あん、あん!」
 腰使いが、天音を突き上げる触手のピッチが上がる。一突き毎に子宮の奥まで触手が入り込み、
 天音の体を押し上げる。まるでロデオでもしているかのような強烈な上下運動に、
 爆乳がタプンタプンと揺れ、勃起した乳首が宙に残像を残す。
 しゅるるっ。シコシコシコ…!
「あんっ!? いいっ、クリペニス、触手でシコシコされてる!」
 ぶるんぶるんと上下に揺れていたフタなりペニスに触手が巻き付き、しごかれる。
 ずるるるぅ!
「んああぁっ!? お尻にも入ってくるぅ! んあぁ、オッパイもぉっ…オッパイも感じるのぉ!」
 二穴とクリペニス、更には巨乳も同時に攻められ、人外となった体はあっと言う間に高まっていく。
「あん! あん! あん! スゴいぃ! 全部感じちゃうぅ!
 もっとぉ! もっとしてぇ! 私を犯してぇ!」
「…ごくっ」
 天音の乱れっぷりに静葉は生唾を飲み込む。
(天音さん、あんなに乱れて、エッチな声出して…気持ちよさそう…)
 辺りには天音が垂れ流した、妖気が多量に含まれた発情汁の香りが撒き散らされ、
 徐々に静葉の心身を淫らに変えていく。
644乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:23:24 ID:FVojHAzl
(そうだ。私も知ってる。妖魔とエッチするのは、信じられないくらい気持ちいいって)
「はあ…はあ…」
 気が付けば息が荒くなっている。心臓が高鳴り、欲情した子宮がジクジクと疼いた。
「あんっ、あんっ! あはっ! もうらめぇ! あん、あん、あん、あんっ! あっ!?
 あ、あ、ああ、あ、ああん! イクゥ! イクイクイクイクイク! ああぁああぁあっ!!」
 ドクン、ドクドクン! ドピュドピュドピュっ! びゅるるるっ!
「あっはあっ♪ 射精されて! んあぁ! 子宮っ、ザーメンが当たって、ああぁぁあぁ…♪
 アツい♪ 中出しいいのぉ♪ あっ、あっあ、あっ、あ、あ、あぁん♪ イっちゃう!
 連続できちゃう! 中出しされてイクのお! ああああぁぁぁんっっ♪」
 ビクビクビクっ…!
 内と外から下級妖魔達の射精の洗礼を受けた天音は全身を痙攣させながらアヘ顔を晒した。
 触手絡み付く体にびちゃびちゃとザーメンパックされ、淫靡さに磨きが掛かる。
(…天音さん、イっちゃったんだ…っ、妖魔とエッチして、中に、出されて…)
 ずるずるぅ…っ、
「ぁあん…、抜けてしまうわぁ…♪ ――あんっ!」
 触手を引き抜かれた途端に、再び天音が声を上げた。
 同時にその腹が、触手を突き込まれていた時か、それ以上に膨らむ。
「あはぁ♪ ねえ見て静葉♪ 私、また孕んだわ♪」
「あ、ああ…!? そんな…天音さんっ」
 触手スーツに包まれた腹部が、空気入れに膨らまされるようにその体積を増していく。
「んっはぁ! 駄目ぇっ、フタなりペニスもぉ、オッパイも張っちゃうっ!」
 子の出産と同調し、クリペニスが勃起し、乳房が張りを増す。
 天音は淫欲のままに勃起ペニスを両手で掴み、自らしごき始めた。
 にゅちっ、にゅちっ!
「ぁあん! いいの! フタなりペニス感じちゃうの!
 あっ、あっ、あっああっ! 手、止まらないのぉっ♪」
 ズルズルっ!
「んはああぁぁっ!? ああっ、赤ちゃんの触手、出てきたぁっ♪ あっ♪ あっ♪ あっ♪ 気持ちいい♪
 アソコ、赤ちゃんで擦れるぅ♪ あっ!? あっ、あっ、あ、あ、あ、あっ! もうダメっ!
 イっちゃうイっちゃう! 赤ちゃん産みながらイっちゃうのっ、射精しながらイっちゃうのっ!
 イクイクイクイクっ、あっはあぁぁあぁっっ♪」
 ずるるるぅ! ――びちゃぁっ!
 どぴゅうっ! ビュクビュクビュク!
645乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:24:27 ID:FVojHAzl
 天音は出産アクメで再びアヘ顔を晒すと、その淫蕩な鼻っ面に自ら射精した。
 勃起乳首からも、ぴゅるぴゅると雌臭いミルクが吹き出し、自分と赤子の体を白く染める。
「あはあ♪ あぁん…♪ 出産、気持ちいいのぉ♪ 射精も、オッパイ出すのも、全部いいのぉ♪」

「――はっ、…ぁ…!」

 人外の交わり、出産を見届けた後、静葉は大きく息を吸い込んだ。
 余りにも過激で淫らな交配を、息を呑んで見つめていたのだ。
(エッチ、すぎるよぉっ)
「あらぁ? どうしたの静葉ぁ? そんなに腰をもじもじさせて?」
「だ、だってっ…天音さんが、エッチだからっ」
「ふふふ♪ そうよ? 分かってるじゃない? 雌妖魔の私が感じれば感じるほど、周りに妖気を撒き散らすの♪」
(え? ――そ、それで私の体、こんなに疼くの?)
「もう、我慢できないんでしょう?」
「そ、それはっ」
 目の前で何本も触手が揺れている。
 一度射精したフタなりぺニスは未だに衰えておらず、それらを熱い瞳で見つめてしまう。
 一度妖魔に犯された静葉は知っている。それらが、女に最高の快楽を与えてくれる事を。
(ああっ、どうしよう! エッチな気持ち、止まらないよぉ! 天音さんに、シてもらいたいよぉ…っ)
「ふふふ…っ、我慢する必要なんてないのよ?」
 しゅるるっ…。
「きゃんっ」
 肉スーツから伸びる触手に絡み取られ、体が密着するまで引き寄せられる。
 べちゃあ、と制服に妖魔のダマが張り付き、汚された。
(天音さんから…凄いやらしい匂いがするぅ…頭クラクラするよぅ…っ)
「ふふふ、静葉ぁ♪ 私の香りで、出来上がってきたわね?」
 抵抗する暇も無く、するりと下着を脱がされる。
「あっ!? やだぁ! 見ないで下さい!」
「嫌よ♪ あら何よ、もうベチャベチャじゃない? 一回やりました、って言われても不思議じゃないわよ?」
「そんな事…っ、言わないで下さい!」
「私が何も言わなくても静葉がエッチな娘だっていう事には変わりないわよ?
 ――ねぇ? 私がこの子達とセックスところを見て、興奮してたんでしょう?」
646乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:25:53 ID:FVojHAzl
「…っ、ち、違います!」
「この子達の触手にズコズコ突かれてアンアン喘いでいる私を見て、
 自分が妖魔に犯された時の事、思い出してたんでしょう?」
「…っ、…! …!」
 天音に見事なまでに言い当てられて、静葉の顔は羞恥で真っ赤になった。
「顔真っ赤にしちゃって、可愛いんだから♪ ねえ静葉? 何も恥ずかしがる事なんてないのよ?
 妖魔に犯されれば誰だってそうなるんだから――そう。思い出させてあげるわ♪ 気が狂うほどの快楽をね♪」
 天音に優しく押し倒される。静葉は再び可愛らしい悲鳴を上げて、触手に股を開かされた。
 丸見えになったヴァギナにフタなりペニスがあてがわれる。大きな男根で、静葉の腕と同じくらいの直径だ。
「さあ静葉っ、犯してあげるわ!」
 ずりゅりゅりゅっ!
「んやあぁぁっ!?」
(天音さんのおちんちん、入ってくるぅ!)
 だが明らかにオーバーサイズの逸物を受け入れながらも、静葉は痛みを感じる事はなかった。
 天音も初めて同性を犯す快楽に顔を蕩けさせている。
「ああぁんっ♪ 凄いわぁ♪ 静葉のオマンコ、トロットロで、私のクリペニスをキュウキュウ締め付けるのぉ♪
 ああっ、駄目っ、こんなの我慢出来ないわっ」
 ずちょっ、ずちょっ、ずちょっ!
「きゃぁん!? ひゃんっ! きゃん! そんなっ、いきなり突かないで下さいぃ!」
「だって、静葉の中、気持ちよすぎてっ――はあっ♪ あはあっ♪ ――腰、勝手に動いちゃうのっ」
 膣内で肉棒がグラインドする。疣付きの極太ペニスに肉襞をゴリゴリと拡張されると、
 甘美すぎる刺激が突き抜けて、腰砕けになってしまう。
「ひゃああん!? それだめぇ! グリグリしないで下さいぃっ、お股ひろがっちゃいます!」
「いーや♪ 止めてあげない♪ 静葉の穴はねえ、
 私のデカチンポか妖魔の触手じゃないと満足出来ないような変態ガバガバマンコにしてあげるんだから♪
 ほーらグリグリー♪」
「きゃぁん! ひゃうぅん!」

 ――こりっ――

「んっきゃあああっっ!?」
「あんっ!? 静葉ったら急に締め付けが…!」
(何今の…っ?)
647乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:26:54 ID:FVojHAzl
 膣壁の上部、丁度クリトリスと尿道の真下辺りにシコリのようなものが出来ている。
 ザラザラとした感触のその場所を男根の疣に抉られた瞬間、腰が抜けそうな快楽に襲われたのだ。
「ふうん――成る程ね? 今の場所が、静葉の弱い所なんだ♪」
「えぇっ?」
 妖気の影響で、静葉のGスポットが浮き彫りになっているのだった。
 体育館内の妖気は高濃度で、犯される前から静葉の体を変質させている。
「い、いやあっ、やめて下さいっ、こんな事続けられたら、私おかしくなっちゃいますっ」
「あら、おかしくなっちゃえばいいのよ♪」
 びきびきっ。
「んきゃあ!? 天音さんのっ、また大きくなってぇ!」
「それだけじゃないわよ? ねえ分かる? クリペニスの胴体に生えていたイボイボ。
 あれを更に増やして、上面に密集させたの♪」
「え、え、ええっ!?」
 僅かに身じろぎすると、膣内上面にブツブツとした感触が集中している。
(いやっ、天音さんのおちんちんに、イボイボのブラシが生えてるっ。こんなのでされたら、私っ)
 ジュッポ! ジュッポ! ジュッポ!
「ひゃああん!? いきゃあ! ダメェ!」
 問答無用のピストンに静葉が嬌声を上げた。
(ツブツブがぁっ、こ、擦れてぇっ、ああんっ! 気持ちよすぎるぅ!)
「はあっ、はあっ♪ いいわっ、静葉のオマンコっ、キュウキュウ締め付けてくる!
 あはぁんっ♪ フタなりおチンチン溶けちゃいそうっ」
 パンッ、パンッ、パンッ!
 恥骨同士がぶつかり合い、汗や愛液、様々な体液が飛び散る。
「はあ! はあ! 静葉ぁっ♪」
 天音が体を密着させてくる。精液に濡れた肉スーツを押し付け、肥大化した乳房を擦り付けてくる。
「んきゃあぁっ、…乳首ぃ、擦れちゃいますぅっ」
「はあ! はあ! ホントねっ、勃起乳首、コリコリ擦れてっ、あはっ――、んっ…!
 はあ! いいわ! 静葉の体っ、スゴく気持ちいい!」

「――んむぅ!?」

 いきなり唇を奪われた。背中に手を回され、ギュッと抱き締められる。
(私、天音さんキスしてる! 女同士なのにぃっ)
 だが口内を触手のように這い回る舌に舐められるのが気持ちいい。
648乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:28:13 ID:FVojHAzl
 甘酸っぱい香りのする唾液を口の中に送り込まれると頭がフワフワとした感じに包まれる。
 密着し、押し付けられた計四つの膨らみからムズ痒いような刺激が送られる。正直堪らなかった。
(こんな、おかしいのにっ、だめぇ、エッチな気持ち止まらないよぉっ)
 気が付くと、静葉も積極的に天音に舌を絡ませ、粘膜同士を擦り合わせる。
 チュプチュプと卑猥な音が頭の近くで聞こえて、それだけで気分が高揚した。
「――んんっ、ぷあっ――はあ、はあ! 静葉、静葉あ!」
 パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!
「はああっ! ああん! んひゃあっ! きゃぁん! 天音さんっ! 天音さぁん!」
 いつしか、二人は呼吸を合わせ、互いの腰をぶつけ合う。
 触手ブラシでGスポットをザリザリと擦られながら、子宮口を何度も小突かれる。
「天音さっ――んああ!? あ! あっ! やうぅっ! だめっ、ダメですぅ!
 クリちゃんが、擦れっ――あっ、あっ!」
 静葉の淫核が血を集め勃起すると、ぬめる肉パンツに押し潰され、刺すような痺れに襲われる。
「ああんっ!? 静葉ぁっ、そんなに締め付けたらっ! はあ、はあっ! んっ! ああ…!?
 来たぁ! 来たわ来たわ! 精液でそう! はあっ、はあっ、はあっ!」
「あっ、あっ、あっ! ダメですぅ! 射精、しないで下さいっ! 
 あん!? あん! ――私、もっと変になっちゃいます!」
「む、無理よ! がまっ、我慢なんて出来ない!」
 ビクン! 天音の肉棒が脈動する。
「あん!? あっ、はあっはあ、はあっ! ああ♪ 出るわっ、もう出るぅっ、
 静葉の子宮にザーメンドピュドピュ出しちゃうのぉ! あはああぁぁっっ♪」
 ドクン! ビュルビュルビュル!
「んっきゃあぁぁっ!? 中出しされてるぅ!? 天音さんのセーエキ、お腹に入ってくるぅ!
 あっ!? いやっ! 気持ちいい! ダメダメダメダメダメダメぇ! 中出しでイっちゃうイっちゃう!
 あっ!? あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああぁぁっっ!!」
 ビクビクビクビクっ♪
 子宮に妖魔の精を注がれる感触は妖気に犯された体にとって、これ以上ないくらい甘美なものだった。
(はぁっ、すごいぃ♪ 子宮で、ビューっ、ビューっ、って鳴ってるのが分かるぅ♪)
「んはぁ♪ 射精、気持ち良すぎるのぉ♪ あっはぁ…♪」
 一方天音も雄としての快楽に酔いしれ、静葉の顔にダラダラと涎を垂らして悦んでいた。
 静葉を拘束していた天音の触手も次々と射精し、アクメを迎えた静葉は目を細めながらそれら受け止めている。
「――あぁん、静葉ぁ♪」
「天音さぁん♪」
 射精が終わると二人は絶頂の余韻をディープキスをしながら愉しんだ。
649乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/22(月) 18:29:15 ID:FVojHAzl
 ***

 静葉陵辱、前半終了。後半は更にディープな陵辱に。
 静葉陵辱はエロ描写に不思議と気合が入ってしまって結局二分割する羽目になってしまった。

 さて今回のお題――はありません。ネタが尽きました。
 あえて言うなら堕ちた後の女の子の性格変化。
 天音のキャラが大分変わって見返してみると冷や汗もの。ダレナンダコイツイッタイ。
 ♪マークとか乱舞しまくってるし。
 まあでもこの富士神学園天文部自体。『プライドの高い退魔士を触手でメロメロにして人外化させる』
 というコンセプトで書き始めたので試み自体は成功しているのかな?
 下級妖魔達に輪姦(乱交?)されている時がとっても輝いています。

 今回はこれで失礼します。それではまた次回。
650名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 18:49:36 ID:6nf/czxE
GJ!でした。
651名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 20:38:44 ID:aNAS8NWP
く、くやしい・・・・
この私が文章だけでイかされるなんて!・・・・・・
652名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 21:46:15 ID:kblezfjJ
ああん♪GJすぎてビクビクが止まらないのぉっ
653名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 22:21:17 ID:uQU4TvuV
ちょwwwwwwおまwwwwwwww
これから夜勤の俺になんて攻撃だwwwwwwww
654名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:56:30 ID:EkGkrLBT
乙×風様 本気でGJ!
いや前の作品もGJでしたよ!

やっぱり乙×風さんのSSは最高ですよ♪
655名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:20:51 ID:1YSIOQft
乙×風さんGJ

超関係ない上にSS感想の流れぶった切るけど
仮面ライダーキバのキャッスルドラン寄生されてたな…
雌雄どっちかわかんねえ上にでかいからどうでもいいけど、
触手の伸び具合は寄生的な参考になるので一見の価値有りw

656名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 02:16:26 ID:AumSHGVe
GJ過ぎ。

次回がwktk
657名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 08:51:10 ID:JMHcbQxa
俺が言いたい言葉はひとつしかない

658名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 01:15:49 ID:daEB3I/h
とりあえず自分の触手と牡の触手を絡めあうのはいやらしいと思うんだ。
天音さんがしっかり妖魔しててムァッハァー。
659名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 02:44:57 ID:gbB4lreD
女の子同士で子作りとか、最高です…
660名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 03:42:43 ID:IFtvbNcY
_    ∩
( ゚∀゚)彡 触手スーツ!触手スーツ!
 ⊂彡
661名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 09:38:11 ID:BAwAhGJF
つぼにハマリ過ぎた・・・・
次回にも超期待。
662魔剣の人:2008/12/25(木) 17:40:29 ID:V9zIxBze
皆さん、メリークリスマスです。
残念ながら季節モノではありませんが、後編を投下したいと思います。


投下前に注意です。

・基本的にハッピーエンド主義です。「寄生はバットエンドだろJK」という人はスルー推奨です。
・エロ分が全体的に不足気味です。ご理解ください。
・寄生分すら不足気味です。妄想エンジンを全開にしてお楽しみください
・全裸の人、とりあえず服着てください。
663魔剣・後編:2008/12/25(木) 17:41:36 ID:V9zIxBze
《まったく……手こずらせてくれたわね》
先ほどまで嬲っていた少女が気を失うのを確認すると、私は身体(というより刀身)をゆっくりと少女の胎内から引き抜き、すぅっと少女の真上へと移動した。
無意識に快楽に反応しているのか、少女の膣は未だにヒクヒクと蠢いていて、時折小気味の良い音を立てて潮を吹いている。
(さすがにちょっとやりすぎたかしら?)
久々の宿主だったので、少しハメを外しすぎたのかもしれない、と少し反省した。
宿主が発狂したり、精神を病んだりしたりするぐらいならまだ良いのだが、下手をすると本当に発狂死していたかもしれない。
死体を乗っ取って動かすこともできなくはない。
だが、そうすると乗っ取った身体を動かすのに余分な力を割いてしまい、全体的な能力が低下してしまう。
そしてそれは再封印の危険性が高まることを意味している。
逆に生きたまま意識を乗っ取ることができれば、無理やり心臓などの内臓を動かすために力を割く必要はなくなる。
そうすれば全体的な能力の向上に繋がり、結果的に生存率の向上に繋がる。。
(とにかく生きているから問題ないか……)
とりあえず、宿主は生きているようだし余分な力云々の心配はしなくてよさそうだ。
折角、久々に外界に出られるというのに即再封印などでは目も当てられない。
何のために封印中にちびちびと集めた魔力を使って彼女をここに呼び込んだのか、わからなくなってしまう。
(まぁ、『私』のことを詳しく伝え聞いているような奴が居ないことを願うばかりね)
できれば、誰も知らないと良いのだが、そればかりはどうしようもない。そう考えながら私は新たな宿主となる少女を見下ろした。
664魔剣・後編:2008/12/25(木) 17:42:29 ID:V9zIxBze
《……にしても、珍しい宿主よね》
横たわる少女の肢体を眺めながら、私は一人呟いた
別に女の宿主が珍しいというわけではない。
確かに男女比なら圧倒的に男の宿主が多かったが、女の宿主も相当数いた。しかし、そのほとんどが筋肉ムチムチの熟女だったり、如何にも経験豊富そうな騎士だったりで、大半がそれなりに成熟した成人女性だった。
人格を持つ以前はわからないが、覚えている限りでは今回のような少女の宿主は皆無だったのだ。
しかし少女とはいえ、剣士としての技量が十分なのは体つきを見れば判るし、来ていた服から判断すると地位もそれなりにあるのだろう。
年齢を考えれば、非常に将来性があると言えるだろう。
(それに顔も結構可愛いし、久々に大当たりかしら)
別段、容姿が良し悪しで宿主を選ぶ訳ではないが、できるならば顔立ちの良い宿主の方が色々と都合が良い。
その点ならば、この少女は整った顔立ちに、日の光を溶かし込んだような蜂蜜色の髪、深い海の底を写したようなマリンブルーの瞳とかなりの美少女だ。
まだ、少しあどけなさが残るものの、後数年もすれば大人の魅力を持った美しい女性になるのではないかと推測できる。
そういう意味でも将来が非常に楽しみであるといえる――ただ一点を除いて
(でも、こっちは絶望的よね……)
少女の臍から少し上、女性の母性の象徴とも言える胸部を見て、私は横たわる少女にそう哀悼の意を表した。
――そこは、一切の希望が存在していなかった――

そこは丘ですらなかった。まさに草原、断崖絶壁と呼ぶにふさわしいものだった。
膨らみの類は一切なく、下手をすれば少年だと思われかねない胸。ここまでペッタンコだと逆に清々しく思えてくる。
というより、これを胸と評していいのかどうか。
性行為の直後で未だ勃起したままの乳首が淫靡さよりも、妙な哀愁を醸し出している辺り、色々な意味で凄い。
ひょっとすると、ここに費やすはずの希望が全て他の部分に行ってしまったのだろうか。
あまりに悲惨すぎて、冗談だと一蹴できない。
(とりあえず、こっちの方は後でどうにかするとして……)
とにかく、いつまでもじろじろと胸を見ている訳にもいかない。
なけなしの魔力を使って久々に手にいれた宿主だ、また抵抗でもされると厄介である。
意識が戻ることはない筈だが、散々梃子摺らせてくれたことを加味すると、あながち無いとも言い切れない。
厄介ごとが起こる前に私はさっさと寄生を済ませることにした。
膣内から引き抜いた刀身の先を宿主の心臓の辺りに当てると、私はゆっくりと刀身を宿主の中に沈めていく。
大振りな剣が刺さっているにも関わらず、宿主の身体からはまったく血が流ることはない。傍目には剣が少女に刺さっているように見えるかもしれないが、実際は『融合』している、と評した方が正しいだろう。
そして身体の中に入り込んだ刀身は細く長い触手となり、宿主の身体を作り変えていく。


665魔剣・後編:2008/12/25(木) 17:43:59 ID:V9zIxBze
筋肉を作り変え、より強靭な肉体を形成し
神経を書き換え、より鋭敏な感覚を持たせ
骨の構造を作り変え、より頑強な骨組みを作り上げ
脳の構造を弄り、より的確な判断能力を持たせる
快楽を感じているのか少女の身体が時折小さく跳ねるが、ほとんど抵抗はない。私は私はそれに満足すると、少女の身体をより自分に都合の良いものに作り変えていく。
しばらくすると変化は外面にも現れ始めた。下腹部から金色の光の筋が糸のように伸びると首から下の身体全体に魔方陣のような幾何学的な文様を描き始める。
そして全身に広がると淡い金色の光を放出し始めた。

《ふふ、どうやらホントに大当たりだったみたいね》
この金色の紋様は、寄生した宿主全員に出るわけではない。
適正が高くない者の場合は魔剣との融合自体に魔力を費やすので、全体的に身体スペックが落ちてしまう。
統計を取ったわけではないが、1割以上魔力を融合に費やすと紋様は出ないと思われる上に、紋様が出る者でも大抵は黒や青紫で発光もしない。
一応、感覚的に鮮やかな色の方がスペックが高いことは知っていたが、私自身ここまで鮮やかな者は始めて見る。
つまりこの少女は、今までの中でも最高峰の逸材と言えるのだ。それを考えればこの薄暗い宝物庫で埃を被っていた甲斐があったというものだ。
(さて、そろそろ終わりかしら。これでやっとこんな薄暗い所ともさよならね)
そうこうしている内に寄生は最終段階に進んでいた。1m弱程あった刀身はすべて少女の身体の中に納まり、後は大きな赤い宝石(私の意識の本体でもある)が誂えられた柄の部分を残すのみとなった。
これを宿主の心臓に埋め込めば、寄生の最終段階が完了する。
身体は魔剣の物となり、宿主の精神は消去される、今まで何十回、何百回と繰り返されてきた新しい身体を得るための儀式。
宿主への罪悪感などない。そもそもこれは自業自得だ、力への渇望を押さえられなかった自分自身の業、そのツケを自らの身体で払うだけのことだ。
それのどこに自分が罪悪感を持たなければならないのか?
少なくても、今まではそう考えていた。

だが――
(「ごめんね」か……)
何故か彼女の最後の言葉が頭の中から離れなかった。
それは守りたいと願った者への懺悔だったのだろうか?私には判りかねた。
少なくても今までの宿主はそんな言葉を吐かなかった、答えのほとんどが現実や私への呪詛ばかりであり、中は既に精神を病んでいた者もいた。
だが、この少女は違った。幾度となく快楽の嵐に耐え、そして自分の死の間際になっても他人の事を気遣うそぶりさえみせた。正直信じられなかった。
(考えてみれば、この子は別に自分の為に私を手に入れようとした訳じゃないのよね)
今までの宿主はそのほぼ全てが自分の欲望――富や権力、名声――のために私を手に入れ、利用しようと企んでいた。だから私もそいつ等の身体を奪うことに躊躇いはなかった。
だが彼女は違う。彼女は自分の故郷、そして愛すべき主君を守りたかったから、私を手に入れようとしたのだ。
そこに邪な欲望はなかった。彼女はただ守りたかっただけだ。
もし別に良い手段があれば彼女はそれを選んだだろうし、祖国に危機が訪れなければ、きっと平穏な暮らしを続けていただろう。
666魔剣・後編:2008/12/25(木) 17:45:12 ID:V9zIxBze
彼女は私を手に入れたかったのではない、手に入れざるを得なかったのだ。
(……私も馬鹿ね、余計なこと考えるんじゃなかったわ)
さっさと寄生を済ませばよかったのかもしれない。彼女の呟いた事など無視して精神を塗り替え、身体を奪い、久々の自由を謳歌すべきだったのかもしれない。
そうすれば、彼女に――哀れみなど感じなかったかもしれないのに。
でも、もう遅過ぎた。
同情の念を抱いてしまった以上、何食わぬ顔をして精神を書き換えるなど、できそうもない。
一体何時の間にこんなに情に脆くなってしまったのか。
あるいは、長年の孤独が人の温もりを欲したのか。
どちらにせよ、昔の自分では考えられないことだった。

(……私も焼きが回ったかしら、ね)

もし今の私を昔の仲間が見ていたら、鼻で笑われるだろう。
「何を血迷ったのじゃ、とうとう頭が御花畑なったか?このナマクラ剣が!」などと軽蔑されるかもしれない。
だが、不思議と不快な気分ではなかった。
とはいえ、やっと見つけた貴重な宿主、それもこの上無いほどの上物だ。
心を奪う気は失せてしまったが、見逃すつもりは毛頭ない。
そうなると、もう解決策は1つしか残されていない。
正直こんなことは初めてだし、どうなるかは判らない。いくらか不自由も出てくるだろう。
それでも、何故か私の心は不思議な高揚感に包まれていた。
(まぁ、良い暇つぶしになるかもしれないし、この子に付き合ってあげようかしら)。
柄もなくそんなことを考えながら、私はゆっくりと柄を宿主の身体へと沈めていった。


この決断が後の私の将来を大きく左右するなど、この時の私は知る由もない。


667魔剣・後編:2008/12/25(木) 17:46:25 ID:V9zIxBze


それから1ヶ月余りの時が流れた。
一時、国家崩壊の危機にあった帝国だったが、即位した新皇帝マリーア・ロートヴェンデが周囲の予想以上の巧みな政治的、外交的手腕を発揮。
更には、その配下にある騎士団が驚異的な活躍を見せ、反乱の機を窺っていた諸侯たちを次々と討ち取ることに成功、土壇場で国家としての命脈を保つことに成功した。
国は――私が守りたかった国は救われた。


そして、私は――――――






「ひぁ、あふっ、あひぃぃぃ!」

《ほらほら、どうかしら? 私の刀身、太くてとっても気持ち良いでしょう?》
近衛騎士団の寮にある自室のベッドで、私はあられもない声をあげて喘いでいた。
膣には魔剣の刀身が根元まで刺さっており、動かされる度に、脳髄を焼き尽くすような快感が駆け抜けていく。

「い、いや、ちょっと、少し……少し、だけ休ませて…」

《フフフ、ダメ♪ 今日も朝までたっぷり可愛がって上げる♪》

「ちょ、ひゃあ!…私の胎内、掻き混ぜないでぇぇ!」

《ほらほら、さっさとイッちゃいなさい♪ そうすれば楽になれるわよぉ?》
脳内に楽しそうな《彼女》の声が響く。
それに呼応して《彼女》の支配下にある刀身が、
まるで身体の中に杭を射ち込まれるような、強烈なストローク。
それに加えて、刀身を捻り込むようにして送り込まれる強引な横回転。
一つ一つだけでも強烈な快感をもたらす二つの責めが融合し、膣壁を抉り取るのような螺旋運動へと昇華され、私を更なる高みへと導いていく。

「らめぇ!…オマ○コが!オマ○コが!ゴリュゴリュってしてるぅぅぅぅ!!」
頭の中が真っ白になるような快感。
それに耐えられず、私は堪らず絶頂を迎えてしまった。

「ひゃぁ、らめぇぇ!…イクッ!イッちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
プシァァァァァァァ!!
そんな小気味の良い音と共に、私は刀身と膣の結合部から盛大に潮を噴き上げた――


あの後、何故か《彼女》は私の身体を奪わなかった。
それどころか、私に魔剣を自由に使って良い、とまで言ってきたのだ。
私は正直、信じられなかった。あれほど身体を奪うことに執着していたのだ。
どうして今更になって態度を翻したのか、それが腑に落ちなかった。
そのことを《彼女》に問いただすと――

《別に貴方の為じゃないわ。気が変わっただけ。珍しいタイプの契約者だったから、ちょっと付き合ってやろうと思っただけよ。》
と一蹴された。
心なしか拗ねている様にも聞こえたが、きっと気のせいだろう。
もっとも、[自分の試練に耐えられれば私が魔剣を、屈すれば魔剣が私を自由に扱うことが出来る]というのが契約内容だったから、別に身体を奪うか奪わないかは《彼女》の自由だ。
実際に、私の身体の中に魔剣は埋め込まれていたし(情事の際に使っていたのは、私の元々使っていた剣を魔剣の力で変質させたものだ)、そういう意味では別におかしいことは無い。
腑に落ちないことは幾つかあったが、とりあえず力が借りられるなら、それに越したことはない。
そういうわけで私と《彼女》の奇妙な同居生活が始まったのだった。


668魔剣・後編:2008/12/25(木) 17:47:29 ID:V9zIxBze

《フフフ、今日は随分と感じてたわね。そんなに良かったかしら?》

「……はぁ、はぁ、あんなことされたら誰だって……」
からかってくる《彼女》にそう返すと、私はぐったりとベッドに倒れこんだ。
太い刀身に散々に抉られた膣からは、未だゴボゴボと音を立てながら愛液を噴き出していており、その感覚でまた軽くイッてしまいそうなる。

《でも、気持ちよかったんでしょう? 最近は喜んで喘ぎ声をあげているじゃない》

「そ、それは……」
そう言われると言い返せない。気持ちよかったのは事実だし。
あれ以来、夜の情事はすっかり日課になってしまった。
最初こそ初対面の時の記憶のせいか、行為に嫌悪感がいくらかあったが、今ではすっかり消え去り、夜な夜な情けない喘ぎ声を上げるようになってしまった。
(…でも、気持ちいいから別にいいかも……)

《さて……もう一回しましょうか?》

「えっ!?ちょ、ちょっと少し休ませ…ひゃあ!!」

《ダメよ。今日は朝までシテあげる♪》
そう言うと、《彼女》はゆっくりと浮かび上がると、だらしなく口を開けたままの私の胎内に、その身を沈めていった――



ひょっとすると、私はすっかり虜になってしまっているのかもしれない。
でも、不思議と嫌な気分じゃない。
周辺国はまだ帝国を攻め落とそうと画策しているし、危機が完全に去ったわけでもない。
先のことは、まだ何もわからない。
でも、それでも――

《彼女》と一緒なら、どんな苦難でも乗り越えられる、そんな気がした。


少しだけ開いたカーテンの間から見える山々。
その隙間から漏れ出した朝日が、私達の未来を祝福するように思えた。



FIN



669魔剣・後編:2008/12/25(木) 17:48:37 ID:V9zIxBze



おまけ

(それにしても……)
《彼女》の刀身に膣口を愛撫されながら、私は自分の胸を見下ろした。
そこには、大きな山がダブルで鎮座していた。
その様は正に熟れたスイカ。それでいて水風船のような張り、マシュマロのような感触を併せ持つ、正に完璧な胸。パーフェクトおっぱいだった。

(私の胸……私だけの胸……うふふふふふふふ)
降り注ぐ朝日が私の(スタイル的な)未来も祝福しているような気がした。




あとがき

というわけで、魔剣後編でした。どうみても力量不足……
最初書き上げた時は、エロ分皆無でした。ついでに寄生分もほぼ皆無でしたorz
もっとも、今もエロ&寄生分あるのか甚だ疑問ですが……
とりあえず、「魔剣」はこれで完結です。
この後、騎士団の同僚とか他国の暗殺者とかとエロエロしたり、皇女さまが他の魔道具に寄生されちゃったりとか、一応構想はありますが多分無理だと思いますorz

にしても他の方々のエロエロ描写が本当に羨ましいです。所詮俺はこの程度か……

それでは、もし機会があればまたお会いしましょう。
こんな駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。


後、寄生でおっぱいが大きくなるのは、最高だと思います。
670名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:02:23 ID:hzssBL+w
GJJJ!
バッドエンド派だけど楽しめますた!

おまけ吹いたw
671名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 18:13:04 ID:KAr4UJUb
クリスマスに(気持ちの)いい仕事をしやがって変態め
あれ……これっておまけがメインだよな?
672名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 02:28:08 ID:/LB/m5JE
これはほんの気持ちです
   ∩___∩         /゙ミヽ、,,___,,/゙ヽ
   | 丿     ヽ        i ノ       `ヽ'〜゚。゚
  /  ●   ● |        / `(●)  (●)´i、  
  |    ( _●_)  ミ_____彡,  ミ(__,▼_)彡ミ  
 彡、    |∪| ,,/|\諭\\吉\、,   |∪|  /゙ 
 /  ヽ  ヽノ  ヾ|ミ|≡≡|__|≡≡| ,'  ヽノ `/´ ヽ
 |      ヽ    |ミ|≡≡|__|≡≡|    /     |
│   ヾ    ヾ .|ミ|≡≡| |≡≡|  ソ      │
│    \,,__`'ー-⊃ ̄ ̄ ̄⊂'''''"__,,,ノ   
673名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 03:33:00 ID:P1486c5h
G J

そういえば前ほのぼのの人がシリアス書きたいって魔剣ネタをこねくり回してたみたいだけど
ひょっとしてあなた?
674名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 14:19:51 ID:PYRI9ltd
ものすごくGJ!
こういうハッピエンドもものすごくいい!
675名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 11:05:54 ID:5WWKXYEn
age
676名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 11:19:09 ID:VGfKV7ar
寄生和姦イイヨーイイヨー
677名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 21:08:45 ID:pB3Na4TS
>>676の発言で思い出したが

規制緩和って聞くたびに“寄生姦和(輪)”を最初に想像する
これって普通だよね?
678名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 21:23:46 ID:apIHM83J
>>677
このスレではよくあること
679名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 22:15:08 ID:j01+YVmQ
折しも寄生ラッシュの時期ですし…
680魔剣の人:2008/12/28(日) 23:24:23 ID:IXqvYT3q
>>673
その通り、以前「シリアス書きたい」と愚痴を零していた某ほのぼの人です。
一応この話自体は書くつもりだったのですが、リアル等の諸事情でまったく手をつけられず、ここまで遅れてしまいましたorz
……ひょっとすると、もう忘れ去られてるんじゃないか、等と思っていたので覚えていてくださって正直うれしいです。
681名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 15:28:13 ID:52XDOw7h
全裸の人へ注意するのもほのぼのさんならでは
682乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/29(月) 18:15:09 ID:GY6M7wnp
ほのぼのの人GJでした!
しかしよく考えれば寄生ものってジャンル事態が、

嫌ぁ気持ち悪い!
   ↓
そんな!? 感じちゃう!
   ↓
私もうこれ無しじゃ生きていけない…
   ↓
もっと頂戴♪

こんな流れですから寄生生物と寄生主で和姦するのも当たり前なのか?
と、ふと思いました。なんというツンデレな流れ。

さて、んでは今日も張り切って投下したいと思います。
静葉陵辱後編。今回はノンストップエロですよ?




 富士神学園天文部8

 天音と静葉は涎とスペルマでドロドロになった体をニチャニチャと音を立てて擦り付け、
 再び濃厚なレズプレイに突入した。
「――はあっ…はぁっ、天音さぁんっ、私、また、いやらしい気分になってきましたぁ…」
「沢山中出ししてあげたから、当然ね♪ またシてあげるわ。ただし、今度はこっちで、ね?」
 ずるるぅっ…! 
 天音のヴァギナから一本の触手が生え出す。
 先端から柔毛触手を生やし、半透明の胴体には凹凸の激しいエラが多重に張っていた。
「さあ、静葉? 来なさい♪」
「ふあ――あっ!?」
 ずりゅりゅぅっ。
「んあぁぁんっ…! 深いぃっ」
 触手に体を操られ、仰向けに寝転んだ天音の上に腰を下ろされる。
 騎乗位の体勢は重力のせいで結合が深く、触手の先端が子宮に食い込んだ。
「やあっ、これぇっ、クリがコツコツ当たってるぅ!」
 透明触手の胴体からは枝分かれのように別の触手が生えてている。人の指を曲げたような形状のそれは、
 本体が深く挿入されればされるほど勃起した静葉の肉豆にその身を強く押しつけるのだ。
「ひゃあぅ…っ、んひゃぁ…! この触手、すごすぎますぅ!」
 じゅっぷっ…! じゅっぷっ…!
 イったばかりで敏感だというのに、妖気に汚染された体は快楽を求めて腰を使う。
「ああんっ♪ 静葉ったら嬉しそうに腰振っちゃって♪ そんなんじゃ私、またすぐに出しちゃうわよ?」
「ああん! 出しちゃうんですかっ? また私、中出しされちゃうんですかあ?」
683乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/29(月) 18:15:55 ID:GY6M7wnp
「ええそうよっ、静葉の中に沢山出してあげるわっ♪ 妖魔の卵をね♪」

(――え?)

 静葉の動きが停止する。
「天音さん…? 今なんて?」
「だからあ、卵よ卵♪ 雌妖魔はね? 妖魔の赤ちゃんを産む以外にも、妖魔の卵を産みつけるのが仕事なの♪」
「え? じゃ、じゃあこの触手って、もしかしてっ」
「そう♪ 産卵管よ♪」
「い、いやあっ」
「あら。さっきまであんなに気持ちよさそうに喘いでいたのに?」
「だ、だって…!」
(妖魔とエッチしても、赤ちゃん、すぐに出来ない、って聞いてたから…っ)
 だが、今子宮の中にはさっき大量に中出しされた新鮮な精液が残っている。
「もし、今、卵なんて出されたらっ――」
「そうよ♪ 静葉の子宮の中で、一斉に孵化するわ♪ しかもねこれ、子宮虫の卵なの♪」
「え…何ですか、それ…?」
「子宮虫はね、人間の子宮に寄生して、妖魔へと作り替える、とっても素敵な寄生虫なの♪」
「――まさか、それ、天音さんも…!」
「当たり♪ 子宮虫のせいで私はこーんないやらしい、妖魔になっちゃったの♪」
「そ、そんな…」
「さあ静葉も妖魔になるのよ♪」
「い、嫌ですっ。私妖魔になんかっ――んっひゃあ!?」
 腹の触手が蠢く。先端の繊毛触手が子宮口をこじ開けて、その身を潜り込ませたのだ。
(いやぁ! 触手、中まで入ってきてるう! 子宮に卵、出されちゃう!)
「や、やぁあっ…!」
「ほーら、卵出しちゃうわよ? 嫌なら自分で抜きなさい?」
「そ、そんなぁっ」
 触手を引き抜こうにも、いつの間にか両手は後ろ手に拘束されている。
 ただ足や体の拘束は緩いので、自力で立ち上がれば脱出出来そうだった。
「ん…っ…、…っ!」
 快楽で脱力した体に鞭打って下半身に力を込める。粘液に濡れる地面を踏みしめ、腰を――
「ふあぁっ…!?」
 だが、うぞうぞと蠕動する触手を思いっきり締め付けてしまい、感じてしまう。
 力が抜けた体は踏ん張りが効かず、再び産卵管を奥深くまで飲み込んだ。
 ずるるぅっ…!
「んあぁぁんっ!?」
(いやあ、触手っ、深い…! 子宮に食い込んでくるぅ!)
「ああん♪ はあ♪ 産卵管の先っぽ、静葉の子宮に入ったわ♪ ああん…いい♪
 キュウキュウ締め付けて、卵出ちゃいそう♪」
「だ、だめですっ、卵、出さないで下さいぃっ」
「そんな事言っても静葉の中気持ち良すぎてぇ――あはぁ♪ もう出ちゃいそう♪」
「だ、ダメです!」
 再び下半身に喝を入れる。きつく触手を締め付けないように徐々に力を込めれば、さっきのようにはならない。
「ああっ…んっ」
684乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/29(月) 18:17:04 ID:GY6M7wnp
(それでも、はあっ、ぁあんっ、気持ちいいよおっ)
 だが快楽に流されてしまえば卵を産みつけられ、自分まで妖魔になってしまう。
(そんなのダメぇっ)
 静葉は快楽に耐えながら、ゆっくりと腰を引き上げた。
 コリっ――コリっ、コリコリっ――
「あっ!? あああぁっ…!」
(あっ、あっ! 敏感な所、エラエラが擦れるぅっ)
 産卵管を引き抜こうとすると、胴体の多重エラがGスポットを擦り、抉っていく。
「ふあぁ…っ、らっ、らめぇっ…っ!」
 体中にピンク色の電撃が走り抜け、頭の中が真っ白になっていく。余りの快楽に一瞬で体が腑抜けた。
 ずるるぅっ!
「んきゃああぁっ!?」
 持ち上がった体が勢いをつけて落下する。
 産卵管の先端部分が子宮に食い込み、ひきつるような快楽に襲われた。
(ああっ、どうしようっ、産卵管に突き上げられるの、気持ちいいよぉっ)
「ふふふっ…静葉ったら、『駄目』とか『いや』とかばっかり言っているのに、
 自分から腰を使って愉しんでるんじゃない?」
「違いっ、違いますぅっ…産卵管を抜こうと思って――あんっ」
 軽く突き上げられると子宮が蕩けて、甘い声が出てしまった。
「何よエッチな声出して? 子宮だって大分ほぐれて、トロトロなのよ?
 なのに私の産卵管はくわえて離さない……本当は、私の卵が欲しいんでしょ?」
「そんな事ありません! んっ! はぁっ、んきゅう…っ、見ていて下さい! 今度こそ、抜くんですから!」
 三度目の正直。
「んっ! ――はあっ! はあっ!」
 下半身に徐々に力を入れてゆっくりと腰を上げる。
 ゴリゴリと裏雁がGスポットに擦れて目の前で火花が散った。
「まだぁっ、まだなのぉっ」
 快楽に膝が笑っている。頭の中は茹だって意識が朦朧とした。
 だが静葉の努力の甲斐あって、産卵管が徐々に引き抜かれていく。
(あと、もうちょっと…!)
「静葉♪ これなーんだ♪」
「んっ…はぁっ――ふぇっ?」
 目の前でちらつかされるのは一本の触手。
 張り型のそれは、先端に十時の切り込みが入ると、花でも開くように口を開ける。
 小指が一本入るか入らないかくらいの肉の穴にはびっしりと柔毛触手が生え揃い、蠢いていた。
「ひっ…」
「可愛いでしょう? これね、乳首とかをイジってもらうのとってもいいのよ?」
「えっ、え、えっ!? や、止めて下さい! 胸までイジられたら私…!」
「大丈夫よ♪ 乳首には付けないから。付けるのは――こっち♪」
 ぱくん。
「んきゃぁああっ! クリトリスだめぇ!」
 淫猥な触手にピンク色の肉真珠をくわえ込まれ静葉は身悶えした。
「ふやああ!? クリ、ペロペロされてっ、はあぁ…っぁ、ああっ!
 やあっ! 痺れる! 痺れるぅ! んあぁあっ、あぁ、ああっ!」
 産卵管の肉突起に散々小突かれて勃起した淫核を、優しく丁寧に舐めしゃぶられる。
(駄目ぇっ、気持ち良すぎてっ、と、溶けちゃいそう!)
「や、やらぁ! これとって! とってくらさい!」
 舌っ足らずにも訴える。下半身から力が抜けていく。膝が笑い、立っていられない。だが天音は、
「んん? なあに、聞こえない♪ ああそうっ。もっと激しくして欲しいのね?」
 違う、と言う暇も無く。
 ちゅうぅぅぅっっ…!
「あ、あっ! 吸っちゃ、らメっ、ああ、ああ…っ、あぁっ…!」
 静葉は軽くアクメを迎えてしまう。直後に全身から力が抜けた。
 ずりゅりゅりゅうっ!
「んああぁぁ!?」
685乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/29(月) 18:17:59 ID:GY6M7wnp
(子宮に、入っちゃうぅ!)
 三回目の自由落下の末、とうとう産卵管は子宮の中へと侵入する。
 枝分かれした肉突起がグリグリとクリトリスに擦れ、それだけで達してしまいそうになった。
「ほおら。もお全部入っちゃったわよ? 私の産卵管。どう? 気持ちいいでしょ?」
 ぐちょんっ。
「ひゃあんっ」
 子宮の奥を軽く突き上げられ、喘いでしまう。
「ほらほらぁ♪」
「あっ!? ふあ…あっ…、ああっ!」
(やらあ…っ、ちっちゃい触手、子宮の中ペロペロしてるぅっ)
 精液を注がれた子宮は性感帯だ。産卵管に奥を小突かれる度に、触手に舐められる度に感じてしまう。だが、
「――ぁあ…?」
 天音が動きを止めた。
「あ…っ、なんでぇっ…?」
 思わず不満の声を漏らしてしまうが静葉はその事に気付かない。
 ただ、今もゾロゾロと子宮内を触手に舐め回され蕩けるような、
 だがもどかしいような快楽に理性を蝕まれていく。
「んぅん…っ、こんなの、やだぁ…っ」
「あらあら静葉ったらイヤらしく腰をくねらせて。そんなにもどかしいなら自分で動けばいいじゃない?
 さっきまでやってたでしょ?」
(さっきまで…?)
 天音の言葉が麻薬のように浸透する。
(たしか、こうやって…)
 ずっ、ず、ず、ずっ。
「あっ!? あぁっ、ひゃぅんっ…」
 産卵管を子宮でキツくくわえ込んだまま、徐々に腰を浮かし――落とす。
 ずりゅりゅうっ!
「んっきゃあぁぁん!」
 抜けかけた産卵管を一息子宮奥まで受け入れる。
(ふ、深いよぉ…っ)
 多重エラが、強く深いストロークによりGスポットをこそぎ取るように抉る。
 突起物が淫核に食い込み、刺すような官能に襲われた。余りの快楽に視界が白み、息も絶え絶えになる。
「んはあっ…っ、あはあっ…」
(こんなの続けたら、気持ち良すぎて壊れちゃうよぉっ)

 ず、ず、ずずっ。
「はあっ! はあっ! ああん!」
 ずりゅりゅうっ!
「んはあぁぁっ!」

 だが。

 ずず、ずずずっ!
「ぁあん! はあぁっ!」
 ずりゅりゅうっ!
「ああぁああんっ!」

 止まらない。止められない。

「んあぁあっ! どうしてぇ!? 腰、勝手に動いちゃうのぉ!」
 猿がマスを掻くように。腰の動きが止まらない。
「ふふふっ。エッチな静葉♪ でもそれでいいのよっ。快楽に溺れなさい!
 そして私にもっとイヤらしい声を聴かせて!」
 じゅぅっ、ぷ! じゅぅっ、ぽ!
「んっきゃああん!? あひゃあん!」
686乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/29(月) 18:19:00 ID:GY6M7wnp
 天音が腰を使い始める。静葉が腰を浮かせば自身も腰を引き、静葉が腰を落とせば産卵管を突き上げる。
 激しい交わりに、静葉の下腹部がボコボコと歪み、結合部から泡立った静葉の本気汁が産卵管に掻き出される。
「はあ! はあ! はあ! いいわぁ! 静葉の子宮っ、締め付けてくるっ♪
 ああん♪ もうちょっとで卵出そう!」
「いやあ! 卵出されちゃう! 出されちゃうのに、腰が止まらないのぉ! ああん!」
「あ!? はあ、はあっ、はあ、はあっ! 出る! もう出る! ほんとに出るのぉ!
  静葉の子宮にっ、卵産みつけちゃうのぉ!」
「んやぁぁ! だめだめだめ! 卵出さないでぇ!」
「無理っ、ムリムリムリ! 出ちゃ、はあん! あっ!? はあぁっ! はあ、はあ!
  あっ、あ、あ、あ、あ、あ、ああぁぁっ! 出るう! 卵出るうううっ!!」
「だめええぇぇ!!」

 ぶりゅっ! ――ボコボコボコボコっ!

「あっはあああぁぁっっ♪♪」
「いやぁ! 卵、れてるぅ! 子宮にぃっ、ああん! いっぱい入って来るう! んやあ!?
 卵擦れてぇっ、気持ちいいよぉ! ああっ、…! はああっ…っ! んあぁあぁあっ! 
 卵でイっちゃうぅ! んきゃあああぁぁん!」
 ビクビクビクビクっ!
 天野も静葉も、妖魔の産卵行為に酔いしれ、アクメを迎える。
 静葉はぶしゅっ、と潮を噴いた後、天音の体に倒れ込んだ。
 密着した下腹部に挟まれて、フタなりペニスがびゅるびゅると射精する。
(あっ…はあ…妖魔の卵、天音さんに産みつけられちゃったぁ)
 子宮が張っている。一体何個入っているのだろう。
「はあ…っ、はあっ…! お腹、一杯だよぉっ」
「はあっ、ん…あは…んっ――ふふふっ、本当ねっ、静葉のお腹、パンパンで私のおチンチンが潰されそうだわ♪」
 ずるずるずるっ…!
「あっ!? ああん! 抜けちゃう…!」
「すぐ産まれるんだから。産卵管、抜かないとね?」
 静葉の体は天音の上から退かされ、肉床へと仰向けに寝かされる。
 暴れるのを防ぐ為か地面から触手が伸びて、静葉を拘束すると、股を開かせる。

 どくん!

「あん!?」
 言ったそばから子宮の中で新たな生命が鼓動した。
 どくん! どくん! どくん!
「ああ!? んおおっ! お腹、膨れてっ――ひきゃああぁっ!」
「ああ♪ 受精してるんだわ♪ 静葉の中の子宮虫卵が一斉に孵化してるのよ♪ もう直ぐ産まれるわ♪」
 ボコボコと静葉の腹が膨らんでいく。
(んああっ! どうしてぇ!? お腹、妊婦さんみたいに膨れてるのにぃっ、子宮がっ、気持ちいいようっ!)
 一瞬で孵化した子宮虫は触手を生やし、敏感な子宮壁を一斉に舐め回しているのだ。
 静葉は堪えるように肉床に爪を立てる。
 ぶしゃあっ、と破水したように大穴が開いたままのヴァギナから、精液が音を立てながら逆流した。

  そして。一匹目が、子宮から滑り落ちてくる。
687乙×風 ◆./0xgeyM2k :2008/12/29(月) 18:20:25 ID:GY6M7wnp
「んあぁあぁあっ!? 出てきちゃう! 妖魔の赤ちゃん産んじゃうぅ! ああ!? あ、あ、あっ…ああ!
 らめぇぇ! アソコ擦れるのぉ! ああん! いいよぉ! 気持ちいいよお!」
 ずりりりっ! ――ぼとっ…!
「んっきゃぁ、イっちゃうぅぅっ!」
 体を痙攣させながら、再び人外のエクスタシーを迎える。子宮虫は肉床の上でびちびちと跳ねた。
(ああっ! いいのぉ! 赤ちゃん産むの、気持ちいいの!)
 出産の際、子宮虫が産道を滑り落ちる時に生じる快楽。それは静葉を虜にした。
「はあっ、静葉ったら、エッチな顔して、子宮虫を産むのが、とっても気持ちいいんでしょう?
 ふふふっ♪ いいわよ♪ 貴方のお腹の中にはまだまだ沢山居るから、いくらでも楽しみなさいっ♪」
「う、うんっ、わらしっ、一杯産むのっ――ひはあっ! あひゃん! まら、まらうまれりゅぅ!」
 ズルズルズルズル――ぼとっ!
「んっきゃあああぁん!」
「はあっ! はあっ! 静葉っ、そうよ! もっと産んで! イって! そして貴方も妖魔になるのよ!」
 静葉の痴態に刺激された天音は、静葉の出産シーンをおかずにフタなりペニスでオナニーしている。
「んきゃぁぁ! なりますぅ! わらし、妖魔になっれぇ――んああっ、まりゃ産まれりゅう!
 イくのろまりゃない! んあぁあぁあ!」
「はあっ! はあっ! 静葉、静葉が、子宮虫生んでイってる! はあはあはあっ!
 あっ!? あん! 私もイっちゃう! フタナリチンポでオナニーしながらいっちゃうのぉ!
 んあああぁぁぁぁあぁっっっっ♪」

 どぴゅるっ! びゅくびゅくびゅく!

 ズルズル――! ずりゅりゅりゅりゅっ――! 
 ――ボトボトっ! ビチャビチャビチャ!

「いきゃああぁぁぁっっっ!?」
 連続で何十匹も子宮虫を出産し、無限絶頂を味わう。
 正面でマスを掻いていた天音が射精し、イキ顔にべちゃべちゃとスペルマが降りかかる。
(きもちいい! 死んじゃう! もっと産むのおおぉ!)
 静葉の精神はついに壊れ、アヘ顔が白目を剥く。
 快楽に思考も視界も真っ白に染まって、

 ――彼女は意識を失った。


 ***






 今週のお題、『卵産みつけ』。

 多くは語りません。本来なら触手スレ向きのテーマですが、
 孵化してくる生物が寄生虫となると意味合いも変わってきます。
『卵を産み付けられる』=『妖魔になってしまう』
 という背徳感がたまりません。

 子宮虫を出産している静葉をオカズにオナっている天音も見所ですか。
 ――うん? この時の天音もうちょっとちゃんと書けばよかったな。勿体無い。

 あと寄生とも産卵とも関係ありませんが。
 快楽に蕩けそうになるのを必死に絶えながら、現状を打開しようと頑張る女の子が妙に萌えます。
 だから子宮虫を大量出産するシーンよりも、産卵管を腰から引き抜こうとしているシーンの方が好きだったり。
 我ながらいい趣味をしています。

 では今回はこの辺で。二ヶ月に渡って続いた天文部も次回で終わりの予定です。
 宜しければ最後までお付き合い下さい。
688名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 18:40:32 ID:hTQi7bO0
まだ続くだと?堕ち後の話が大好きな俺には堪らない一品だ…
689名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 19:41:11 ID:9QkxfRGv
乙×風氏は化け物ですか?
この2ヶ月、本当にお疲れ様です!
これで挿絵があったら商品化できそうな勢いですよw
いや〜本当にGJ!!
690名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 20:56:21 ID:MdP0A1T3
GJ!
読んでいたら突然鼻血が・・・
691名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:16:22 ID:cbEYdmdv
妖魔になっちゃう背徳感とか……最高です^^

こいつぁ一年間お世話になった職人and閲覧者皆々様に
年越しそばならぬ年越しうどんをプレゼントするっきゃねぇなぁ!
よし、今からうどん粉踏む作業に入るか!………全裸で
692名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:25:32 ID:ym0wNO11
力作投下GJです。残りの女の子も順次雌妖魔化させていくのを想像するだけで…
それと容量が490k超えたので次スレです

不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part11
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230553347/
693名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:56:47 ID:2oTxp0S2
豊作だったPart10スレに敬礼のココロ
694名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 22:20:48 ID:52XDOw7h
スレ埋まるのはやすぐるwww
神無月ちゃんは本人の気づかないうちに寄生完了ですね、わかります

乙×風氏GJ!
695名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 22:54:38 ID:jvPx4nEO
年末のこの投下ラッシュ……
この煩悩、除夜の鐘ごときではもう止められそうにないなw
696名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 00:16:17 ID:bWNwqgF+
SS抜粋を更新しました。
大作の富士神学園天文部、1〜8話合体しちゃったけど別々の方が良かったかしらん?
697名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 00:59:29 ID:rLxyQMj7
>>696
どこに更新したの?
698名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 01:43:51 ID:FjeFU8Uh
>1も読めずに2ちゃんとな(AA略
699名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 03:02:26 ID:adDlfqtC
>>696
合体させると小さいスクロールバー見ただけで読む気なくなったりするから
分割のほうがいいな。
700名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 03:51:22 ID:G9JXouCa
2分割とかチャプター分割(?)でいいんじゃないのかね
ミニノートでもない限りは8分割まで必要ない気が
701名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 10:54:33 ID:j5Rt+4X/
SS自体には優劣はあるだろうが
個人が上から目線で「俺に選ばれたSSです」みたいに選んでいるサイトについて
スレとしてどうこういうことじゃないんじゃない
(個人的にはテンプレに載せるのもどうかと思ってる)
個人の選集なんだから、勝手にやってる、ぐらいに扱って口を挟むべきじゃないんじゃね。
702名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 11:12:25 ID:bWNwqgF+
寄生スレのはなるべく拾ってますけど、今回はちと迷ったので。
wikiはよく判らないけど誰かやれば?
全件ログの保管は止めて上から目線に徹することにするよ
703名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 11:15:03 ID:bWNwqgF+
やっぱり全削除にする
704名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 13:50:36 ID:8bjn1JL8
拗ねてやんのw
705名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 17:33:34 ID:bWNwqgF+
それなりの誠意をもってやってきたからこういう言われ方すると参るよ。
前倒しでサイトも閉めた。もうかかわらんよ
706名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 18:46:58 ID:iIs1nemy
自治厨のせいでまた一つ貴重な触手が・・・・

707名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 19:03:53 ID:XXtuyMBb
これだから自治厨は・・・・
708名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 19:37:19 ID:G9JXouCa
今まで誰も>>1に異論なかったのに、次スレ立ってから自治議論とかないわ
709名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:06:47 ID:NCBKhovk
「みーんな、なかーま」消滅確認。

あれだけの材料が集まってたサイトを、心無い馬鹿者のために失うとは・・・・・

結局、他人がちょっとでも目立ったら、どんなに益になる事をしてくれても
踏んづけて消し去りたいわけだ、自治厨は。

ハラワタ腐ってるね。
710名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:11:54 ID:gEX7J4HF
荒しをスルーできないのも荒し

それと同じことじゃねーの
スルー出来なかった管理人(とスレ住人の)負け
711名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:44:36 ID:/iNklMFE
悔しいが荒らしの完全勝利だな
何でもない一言で貴重なサイト潰して住人にこれ以上無い嫌がらせが出来たんだから
712名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:54:22 ID:NCBKhovk
そこで勝ちだ負けだ言うのは、脳が勝負蟲に寄生されているわけだね。
何でも勝ちと負けにしてしまえば、今日も俺様ビクトリー、俺様以外は全部負け犬と。

それはともかく、ログがないと悲しいので新たに出たブログの人には感謝しなければ。
713名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:06:40 ID:ZtOjM41v
正直管理人も大人気ないと思うけどな、
荒らしに対して耐性なさすぎというか、その程度の相手に腹立ててどうするんだというか。

まぁ善意でやっててくれたんだから、止めることに対して俺らがアレコレいう資格もないけどな。
とりあえず今までお疲れさんとだけ言っておく。
714名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:07:35 ID:/QxobsbG
「サイト主が読み返したいSSを選んで載せる抜粋であって、保管庫ではない」だっけ?
以前から明示されていた趣旨、スタンスだし
住人の要望とは切り離されたサイトだったんじゃないの?
それならそれで意見なんて求めないで
「俺」が読みやすいようにやるのが筋が通っている、というだけなんだけどね。
それでも便利だから恩恵にあずかりたい人は使えばいいんであってさ。

テンプレサイトが選集であることに対しては否定的な人間なので毒のある書き方はしたが
テンプレについてはあくまで俺個人が「思ってる」と書いただけで
そう変えるべきという要求なぞはしていないし、>>704も俺のレスではない
勝ちだなんて考えていないよ、やめるのを武器にされたらとても話がなりたたないし

スルーというか、俺がいうのもなんだけど、皆にとってそこまでの恩人なのに
便利だったのにどうしてくれんだ、な叩きだけで
今までありがとうございました、お疲れ様でしたといった労いや感謝が全くないのね
715名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:08:33 ID:/QxobsbG
書いている間に>>713があったのね、これはすまなかった。
716名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:24:37 ID:bWNwqgF+
建前と本音というのもあってさ、寄生スレで載せてないSSはスレ違いの
九条氏以外はないと思ったよ。
普通じゃ入れない雑談まで拾ってたし。実際見てないだろう、あんた。

悪落ちスレは違和感があるのもあるので選んでたけどさ。
ま、楽しくやってください。
717名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:30:01 ID:bWNwqgF+
あ、異形化で未完ので載せてないのがあったかな?
上から目線ってそんなに感じられた?スレ違いを載せない保険の意もあったんだけどさ
まとめブログ氏も悩むことになるかもね。
718名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:32:51 ID:/iNklMFE
まあ、今までお疲れ様
正直、スレのログよりアニメとかのデータベースの方が痛いなあ
結構ちょくちょく利用してたからね
719名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:34:02 ID:Q++Z8hXr
よく分からないけれど抜粋の人がこれ以上運営するのがつらいというなら
無理にやる必要もないしなくなるのは悲しいけれども仕方ないと思う
とりあえず何もできない自分にはお疲れさまでしたとか言えない・・・
720名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:36:35 ID:ZtOjM41v
>>716
色々物言いたいのは分かるんだが、ちょっと頭の熱冷ましてから書きこもうぜ、
なんか痛々しくて見ていられないんだ…。
721名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:51:55 ID:vgz81Go2
>>716
SSに挑戦してみても個人の判断でハねられた結果が
スレ公認で「保存するのに値しない」扱いにまで繋がったら
そのままやる気なくしかねない危険がある。
だからあのスタンスのままで、色がついたものなら
公式的なものではなく個人のもの、と線びいた方がいいというのが元

建前なら建前で、尚更通すべきものじゃないのかな?
一方では建前を使ってはねて、片方ではやっぱり、というのもどうかと思うんだ
上から、というのは「選ぶ」という行為がある以上どうしても附随するもの
ただスルーされないよう煽りも入れた部分は確かにあった。
これについては謝罪する、申し訳ありませんでした。
722名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 22:10:38 ID:9EETmPgR
もう…神無月を触手様の虜にしようと思って来てみたのに……呆れた。
貴方達、すっかり触手様の虜になった私たちの様子を見に来てるんじゃないの?
同じ虜同士で仲たがいだなんて……情けないわね。
そんなことじゃ神無月も心地よくイけないじゃない?

ふふ…それでもわからないと言うのなら、私がじっくりわからせてあげるわ。
幸い触手様は貴方を貴女に変えてみたいようだしぃ…あぁん、私も貴女を味わってみたいの。
この特製チンポでびゅるびゅる射精してぇ……ふふっ、楽しみだわぁ♥
723名無しさん@ピンキー
そういうことだからね、神無月…貴女を触手様の虜にした後で、
一緒にこのスレの住人を犯しちゃいましょうねぇ♥

……ふふっ、ようやく触手様のお考えを理解してくれたのね、嬉しいわ♪
本能に身を委ねることは素晴らしいでしょう…?
無限の、そして永遠の快楽が、あなたの前には広がっているのよ。

さあ……私と一緒に、触手様にお仕えしましょうねぇ……♥