501 :
CRR:
ミッドチルダ首都、クラナガンの中央地区。
時空管理局・地上本部の中枢機能を一挙に引き受けるこの区画の中に、ビルのテナントとして店を構えるカフェがあった。
店自体は、ミッド各地区にチェーン展開をしているごくごく普通の店構え。
しかし、テーブルを一つ陣取り、腕を組んでそわそわとしている男性がいるその店内は、
普段とは違うちょっと変な空気が流れていた。
「予定より30分遅れてやがる。何かあったんじゃねぇだろうな?」
『もう少し落ち着いてください、相棒』
「まぁ、そりゃそわそわしたって始まらねぇのは分かってるけどよ」
地上本部からのヤボ用の帰りということで、陸士の制服に身を包んだヴァイス・グランセニックが、
首からアクセサリーのようにぶら下げているインテリジェントデバイスに諭される。
『彼女の仕事内容を考えてください。少し長引く可能性も無い訳では』
「あー!! わーってるよ!! 少し黙ってろストームレイダー」
『……了解。でも、周りのことも気にかけないと』
「ん……?」
いつの間にか、店の中の客がじろじろとヴァイスを見ている。
苛立ちを隠せない大声を上げている男性がいるとあれば、無理も無いだろう。
ヴァイスは頭を掻きながら苦笑いをして、照れ隠しをするしかなかった。
「あ、あははははは……お?」
ふと、ヴァイスが窓の外を見る。
目印にとヴァイスが路上に駐めておいた真っ赤なバイクをしばし見た後、店内に入ってくる女性が見えた。
「やーっと来やがったか」
ヴァイスの肩の力がすっと抜けた。
カフェのドアに付けられたベルがカランカランと音を立て、先ほどの女性が入ってきた事を告げる。
オレンジ色の長い髪をなびかせながら颯爽と歩く姿のみならず、
時空管理局・執務官である事を示す黒い制服が、周囲の客の目を釘付けにしていた。
「すみません、ちょっと長引いてしまって……」
「あのな、いい加減に敬語止めろっていつまで言ってればいいんだよ」
ヴァイスの座る席の前で止まり、やや切れた息をゆっくりと整えながら謝る。
機動六課卒業から4年。凛々しく自信に満ちた眼と、女性らしさを増した佇まい。
502 :
CRR:2008/09/09(火) 02:36:14 ID:us7Y+Dpe
「あ、つい……ごめんなさいヴァイスさん。ただいま」
「……おう。おかえり、ティアナ」
執務官としてはまだ新人、結婚は半年前。
新たな人生を歩みだしたティアナ・グランセニックが、満面の笑みでヴァイスに挨拶した。
Blessing to "TEANA" 外伝 〜Blessing at Daybreak〜
マンションの窓から、沈み始めた夕日の光が入ってくる。
クラナガン郊外の住宅地に建つ、マンションの一室が二人の住居である。
しかしティアナもヴァイスも仕事で家を空ける事が多く、入居して半年経ってもまだ部屋から感じられる生活感は薄い。
「んぅーっ!! このベッドってこんなに広かったんだ」
「おう、幾ら俺が立派な成人男性でも、このベッドはちぃーっと広すぎたくらいだからな」
先日ハウスキーパーを入れたばかりの、二人用の寝室。
きれいな真っ白いシーツが映えるダブルベッドに、ティアナが思い切り背中からダイブする。
久しぶりの我が家に羽をめいっぱい伸ばすティアナの横に、ヴァイスも仰向けに倒れこんだ。
「……ごめんなさい、分かってたとは思うけど」
ティアナは天井を見上げたまま、不意にヴァイスに切り出した。
仕事とプライベート、どちらを重視するのかはずっと悩みどころだったのだが、
『お前の夢の邪魔するつもりは無ぇ』というかつてのヴァイスの言葉を受け、日夜執務官として奔走している。
「なーに、夢は夢、新婚生活は新婚生活。欲張っちまおうぜ」
「……うん」
天井を見たままで、どちらとも無く手を探り出す。
お互いを求め合いさまよっていた、ティアナの左手とヴァイスの右手がぎゅっと繋がる。
そのまましばらく何も語らず、温もりをゆっくりと味わっていた。
「……………」
お互いに顔だけを見合わせる。
今のティアナは執務官としての任務から解放され、任務中は忘れていた熱が体の芯からこみ上げて来ていた。
まるで付き合い始めた頃のような、不安と期待の混じった顔を見せてはいるが、
ティアナは自分からはアクションを起こさない。
一方ヴァイスはと言えば、ティアナと離れていた間の欝憤が沸点に達しようとしていた。
どうせなら……と自慰すら自制し、ティアナが帰ってくるのをずっと待っていたのだ。
露骨には態度に出してこなかったものの、正直言って我慢の限界に達していた。
503 :
CRR:2008/09/09(火) 02:38:38 ID:us7Y+Dpe
「……シてぇ」
「え? ヴァイスさん、今何て……っ!?!?」
手を繋いだまま、ヴァイスはごそごそとベッドの上を動き、ティアナとの距離を一気に縮める。
きょとんとしたままのティアナの顔と、やや息が荒いヴァイスの顔が近づき、
そのままヴァイスはティアナの唇に自分の唇を重ねた。
「ん……っ!? うぁ……っ、あ……」
「んっ、ん……」
唇だけを合わせる動きから、やがて口内に舌を入れ始める。
始めはややぎこちなく、拒否するようなしぐささえ見せていたティアナだが、
ねっとりと舌を弄ぶヴァイスのキスが続けられるうちに、頭が熱っぽくなりだした。
相手の唾液さえ自分の体液になってしまうのではないかと思えるほど、
ヴァイスの口とティアナの口の間で唾液の交換がなされていた。
「っ、ぷは……ぁ……な、いきなり過ぎる……」
「ん? だってお前がこういう時に『本当にして欲しい事』をなかなか口に出さないのは昔からだしな。結婚してからも」
「う……だって……っ、ん……っ!?」
くたっとベッドに体を預けるティアナと、むくっと体を起こしたヴァイス。
力の抜けたティアナの体をヴァイスは抱えるように起こし、背中側からティアナの首筋をついばんでいく。
片手でティアナの体を支え、空いた手で器用にティアナの制服の中をまさぐっていた。
「あの、ヴァイスさん……脱がせて、んっ……帰ってから、着替えてないし……っ」
「待った、このままでいい」
「え、何で……っうあぁっ!?」
ヴァイスがティアナの黒い制服のボタンを外し、首元のタイも外してしまう。。
シャツから見える胸元をさらにはだけさせ、薄い黄色のブラジャーに包まれた乳房だけを出すような格好になった。
形の良い乳を、下からブラジャーごと持ち上げるように愛撫していく。
「執務官の制服のままで……なーんてシチュエーション味わえる人間、そういねぇからな」
「んうっ、は、ぁ……ヘンタイ」
その間も、ティアナの顔を中心にキスを繰り返すヴァイス。
時折唇を重ね、手と舌の二段構えでティアナの性感を高めていく。
ティアナとヴァイスが機動六課時代に付き合い始めてかれこれ4年が経つが、
いつまで経ってもセックスの主導権はヴァイスががっちり握って離さないのであった。
「変態で結構。それに……」
ヴァイスがティアナの後ろへ回り込む。
ヴァイスの手が上半身から下へ降りていき、ティアナのスカートの中へと消えていく。
黒いストッキングの中の下着へとするりと入り込んだ手が、火が点いたように心が昂ぶっているティアナの秘部を探る。
ごつごつしたヴァイスの手が下腹部を這い回る感覚に、ティアナは思わずビクンと体を震わせた。
「あ、ひぁ、あぁあっ……!! っあぁああっ……」
504 :
CRR:2008/09/09(火) 02:41:36 ID:us7Y+Dpe
手のひらでティアナの秘部を被うように捕えたヴァイス。
人差し指と中指だけ曲げて、ティアナの花芯への侵入を試みる。
意外とすんなりとヴァイスの指を受け入れたティアナの秘部は、触らずともすでにじんわり濡れていた。
「……その変態な俺を受け入れるのはどこのどいつだ?」
ヴァイスは手を抜き取り、やや粘り気のある愛液を人差し指と親指の間で転がす。
その手は、顔をすっかり赤くしたティアナの目の前に持っていかれた。
意地悪な成分が含まれた声で、ヴァイスに囁かれながら自分の痴態を見せられたティアナは、
いい様に弄ばれる悔しさを少し涙目になりながら頬を膨らませる事で表現していた。
「……相変わらず、バカ……」
「お前も相変わらず素直じゃねぇな」
「ひ……っ!? んぁ、ぅ……!!」
ティアナをベッドに寝かせ、ヴァイスが本格的に攻めを開始した。
はだけた制服から出ている、胸の先の突起にしゃぶりつく。
口を付けていない方の突起は、指先でコリコリと転がす。
空いたもう片方の手は、太腿の内側をゆっくりと這わせていった。
ヴァイスの動作一つ一つが、じわじわと、しかし確実にティアナの体を刺激していく。
「ん、ひっ、あ、ぁあぁっ……んぅぅうっ」
始めはヴァイスの舐めた所だけ唾液で濡れていたティアナの肌に、直にティアナ自身がかく汗で濡れる部分が現れてきた。
へそ周辺のラインにはうっすらと玉の汗が浮かび始め、夕日と部屋の明かりに照らされる。
赤く染まった顔にも汗が浮かび、段々とティアナの声に余裕が無くなっていく。
「ん、そろそろ……」
「え……っあ!! はあぁぅぅっ!? あぁあぁぁああぅあっ!!」
不意にピリッと全身を走った快感に、ピクンとティアナの体が少し跳ねた。
チュポンと音を立ててヴァイスは乳首から唇を離し、黒いストッキングと黄色いパンツを脱がせる動きに入る。
ヴァイスが器用に手を使うことで、スルスルとティアナのなめらかな脚を滑っていくストッキングと下着。
最後はティアナも少し脚を動かしながら手伝い、上手く抜き取られた。
「ん、くぅうぅっっ……っは、あぁぁっ!!」
「……すんなり入っちまったな」
ヴァイスは改めて二本の指をティアナの秘部へと忍ばせる。
先ほどから続けられている愛撫で、すっかり体の筋肉が弛みきっているティアナ。
それは秘部も例外ではなく、愛液による潤滑も相まって二本の指をすんなり受け入れた。
「あ、っ……!! くぁ、あぁああうあぅぅっ……!!」
ゆるゆると蕩けるような力加減で、ティアナの膣の肉がヴァイスの無骨なシルエットの手を締め付ける。
ヴァイスの人差し指と中指がじわじわと焦らすような動きで、ティアナの最も感じる所を探り当てようと膣壁を擦りあげる。
ティアナは喘ぎ声をなるべく出さないように歯を食いしばるが、
その努力がまったく感じられないほど、ティアナの口から頻繁に漏れる喘ぎ声は大きかった。
「う、ぁ……っ!! あああんぅっ……!! っあ!!」
ティアナの体がピクンと跳ねる。
そのままガクッと体をベッドに預けたティアナからは、明らかに絶頂を迎えた事を示す興奮した息遣いが感じられる。
少し目に涙を溜めながら、頭を力なく横たえていた。
505 :
CRR:2008/09/09(火) 02:44:41 ID:us7Y+Dpe
「は、ぁ……っはー……はー……ぅ……」
「よし、そろそろか」
そんなティアナの光景を見て、ヴァイスは準備万端な事を確信した。
自分の手に付いたティアナの愛液を少し舐め、ヴァイスは下半身に身に着けているものを脱ぐ。
すでにスタンバイ状態のモノで、ヴァイスはぬるぬるとしたティアナの秘唇を直接擦り上げる。
たまにクリトリスに触れると、小さな喘ぎ声と共にティアナの体がピクンと跳ねた。
「く、ぁぁあっ……!! んぅぅっ、あ……んっ……!!」
十分に愛液がまぶされた肉棒が、ゆっくりと秘唇に飲み込まれていく。
すっかり出来上がった膣はあっさりとヴァイスを受け入れ、さらにちょうどよく締め付けてくる。
受け入れる側のティアナにも、挿入によって与えられる快感が大きな波のように襲って来ていた。
「ん、ああぁぁああああぁぁっ……!! っあぁあぁあぁ……」
ティアナの口から漏れる喘ぎ声は、明らかに蕩けていた。
心の奥で待ち望んでいたモノをしっかりとくわえ込み、ピクピクと痙攣する膣内。
軽く絶頂を迎えた膣の感触を、ヴァイスはしっかりと味わっていた。
「うぉ、お前……さすがに敏感すぎるだろ……っ!!」
「あ……だって、ぇ……」
玉の汗が浮かぶティアナの顔に、普段のきりっとした表情など微塵も見られない。
口をだらしなく半開きにし、歓喜のあまり紅潮した頬に涙の筋を作るその光景を見ながら、
ヴァイスはティアナに『ある提案』をした。
「……なぁ、ティアナ」
「ぅあぁ……な、に……? ヴァイス、さん……」
「子供、欲しくねぇか?」
「……へ!?」
あまりに唐突なヴァイスの言葉に、快楽に緩んでいたティアナの意識が一気に覚めた。
ベッドに預けていた頭をガバッと起こし、やや混乱しながら話を続ける。
「な、こ、こここここっこっこ、子供っ!?」
「そろそろじゃねぇかなって思ってよ、家族が増えて、家庭を作っていく……そんな頃合」
子供が欲しいと思った時が、まさに子作りのちょうどいいタイミング。
最近のヴァイスの意識の中には、必ず子供の事があった。
特に街中で楽しそうに歩く親子を見たときなど、嫉妬の感情すら覚えるほどであった。
「か……ぞ、く?」
「おう。俺と、お前と、俺とお前の子供」
「……………」
506 :
CRR:2008/09/09(火) 02:47:34 ID:us7Y+Dpe
一方のティアナは、ヴァイスの言葉の中の『家族』『家庭』という単語に敏感に反応していた。
唯一の肉親である兄・ティーダを亡くしてから、だいぶ時間が経った。
兄の夢を追っていた少女はすでに夢を叶え、さらに失った物を自ら作り出せる立場にあるのだ。
「家族、か……」
「……どうだ?」
それを意識すると、ティアナの心の中にも子供に対する強い願望が現れてきた。
ヴァイスがさっき言い放った提案に、ティアナが了解を出す。
「欲しい……かも。私と、ヴァイスさんの血を引いた、私達の子供……」
「よし、そうと決まれば……!!」
「え、っああぁぁぁうああっ!?!? あぁあああっ!! ちょ、ああぁっっ!!」
それを聞くや否や、ヴァイスは早速腰を使い始めた。
腰を掴み、パンパンと音を立てながらヴァイスのピストン運動が続く。
軽い絶頂を迎えていたティアナの膣壁を擦り上げ、翻弄する。
あっあっ、とピストン運動にあわせて小さく喘ぐティアナの耳に、ヴァイスが口元を近づけた。
「お前、確かそろそろ危険な日じゃなかったか?」
「え、そんなこと言ったって、ぇえっ!! 最近不規則だからそんなの信用できないっっ!!」
セックスは幾度と無く行ってきた二人。しかしそれはあくまで『恋人同士の愛情確認』としての行為であった。
『生殖行為』という本来の目的に沿ったセックスは、これが初めてかも知れない。
「いや……何となく、今日なら種付け出来そうな気がする」
「種付け、ってそんな……あぁぁああっ!! ろこ、つ……過ぎる、ぅううっ!!」
妊娠の心配が無い……言い換えれば妊娠させる事が目的の今日は、ヴァイス・ティアナ共に心構えがいつもと違っていた。
ヴァイスにしてみれば、ティアナの子宮目がけて思いっきり射精が出来る。
ティアナにしてみれば、ヴァイスの精液を一滴残らず体に吸収出来る……?
「露骨って言っても、っ……ホントのことだから仕方ねぇだろ、っ!!」
「うぁぁあぁっ、ああぁぁっ!! ひぅぅっ、あああぁあんっ!!」
コツコツと子宮口をノックするような動きが、ティアナを確実に捕えていた。
しわくちゃになった執務官の制服から覗くティアナの脚や胸に、汗が滲む。
「うっ、行くぞティアナ……一発目だ、っ……!!」
「うぁぁあぁあ゛あぁっ!? あぁあ゛ぁぁぁ……っ!!」
ピッチを限界まで上げたヴァイスの腰の動きが、ヴァイスの呻きと共に止まる。
力強く打ち付けた腰を震わせ、精嚢から湧き上がる欲望をティアナの子宮に注ぎこむ。
その感触に、ティアナは口をパクパクさせて体を震わせ、全身で快感を表現していた。
「あぁぁあああぁ……はあぁぁっ……うあぁあぁぁぁ……」
「ふー……、流石に結構出たな……」
507 :
CRR:2008/09/09(火) 02:50:18 ID:us7Y+Dpe
「あ……はぁ……ぁ、ヴァイスさん……『一発目』、って?」
「ん? いや、これ一発で妊娠するとは到底思えねぇからな」
ガクガクと震えるティアナの太腿に、力は入らない。
霧がかかったかのように頭がボーっとするティアナにも、しっかりとヴァイスの言葉は入ってくる。
「正直溜ってるし、今日はとことん行くぜ?」
「え、あ、えぇええぇぇぇっ!?」
いつまで経っても、慣れた手つきのヴァイスからの愛撫も、するセックスも慣れないまま。
おまけに今日は『子作りモード』とでも言えばいいのか、いつもとオーガズムの感触が違う。
そんな体に、さらに肉棒を突きたてられたら一体どうなってしまうのか。
ティアナはこれから起こるであろう二回目の生殖行為に、恐怖さえ感じていた。
「さて、やっぱり種を子宮に溜めないとな」
「え、ちょっと……きゃあぁぁああっ!?」
力の入っていない体を持ち上げるのは少々辛かったが、
それでも比較的あっさりとヴァイスはティアナの体をひっくり返した。
まんぐり返しの体勢にすれば、ぐちょぐちょに濡れて物欲しそうにヒクつく女性器と、
快感で何も考えられなさそうな緩んだティアナの顔を同時に拝むことができる。
「や、っ!! こんな体勢、っ……やだ……」
「ほぅ? なら……」
ティアナの哀願を遮るように、ヴァイスは自らのモノをティアナに改めて突き刺した。
さっき一発放った精液と、ティアナ自体の愛液が混ざり合った潤滑液がアシストして、
既に硬さと大きさを取り戻した肉棒はぬるりとティアナの膣の中に飲み込まれていった。
「は、あぁぁっ……あぁぁぁああぅぅっ!?」
「うっ、これは……いい具合だぜ、ティアナ……っ!!」
膣内をカリで擦りあげながら一気に子宮口まで亀頭を届かせると、それだけでティアナの意識が軽く飛んだ。
膣壁のぬるぬる加減とキツイ締め付けが、絶妙な快感をヴァイスに与える。
ひっくり返らないようにティアナの脚をしっかりと持ち、ヴァイスがピストン運動を再開した。
「ひ、はぁぁああぅっ!! んぁああっ!! ひゃああぁっ!!」
愛液と精液でヌラヌラと光り、泡だった液を糸を引いて巻き込む肉棒を、秘唇が飲み込んでは吐き出す。
ぐちゅぐちゅと淫らな音を立てながら出入りするヴァイスのモノを、目の前ではっきりと捕えざるを得ないティアナ。
窮屈な姿勢に折りたたまれ、顔に愛液が飛び散ってくるのではないかと思うくらいの距離で挿入シーンを見せ付けられる。
「ひ、ぃいいっ!! 激しく、っ!! しないでぇえっっ!! 壊れちゃうぅぅっ!!」
いやらしい音、いやらしい光景、部屋に充満する雄と雌の匂い、ゾクゾクする快感。
それら全てが、ティアナの理性を少しづつ剥がしていく。
「壊れりゃいいさ……っ!!」
「っくあぁぁっ!! や、だあぁぁあっ!! ひあぁぁああっ!!」
歯からガチガチと音を立てて快楽に耐える、ティアナの蕩けた顔を見下ろしながら、ヴァイスは上から腰を突きこむ。
自分の精液がティアナの子宮にたっぷり溜まるように、それがやがてきっちり受精できるように。
快感に流され訳が分からなくなっている伴侶のあられもない姿が、ヴァイスの射精衝動をさらに高めていた。
508 :
CRR:2008/09/09(火) 02:52:15 ID:us7Y+Dpe
「うぉぉっ……行くぞ二発目、っ!!」
限界まで精子を我慢し、ヴァイスが最後の一突き。
パチンと腰同士が当たり、そのままぴったりと固定される。
一回目の射精とほぼ変わらない量の精液が先から発射され、またティアナの膣内を白く犯していく。
「っはぁぁぁあっっ!? イ、くぅぅぅううぅぅっ!!」
足の先をまるで足が吊ったかのようにピンと伸ばし、ティアナも絶頂を迎える。
口からは断続的な声を漏らし、オレンジ色の長い髪はすっかり乱れている。
強烈な快感にティアナの目は虚ろになり、意識をふと手放しそうになる。しかし。
「「は、あ゛あぁあ゛ぁぁぁ……ぁ……ん、ぅうぅううっ!?」
ヴァイスがいきなり、ティアナの口内に舌の侵入を試みる。
口を性器に見立てたかのような、ヴァイスによる執拗な愛撫がティアナの意識をたたき起こす。
そのまま二人とも余韻に浸りながらしばらくの間ディープキスを続け、やがて口が離れる。
「……っぷは、なーに寝ようとしてんだ」
「んはっ、あ、そんな……別に私は……っ」
「ほれ、尻上げろ」
「ひゃぁぁっ!? こんな、ぁ……っ!!」
まだ覚めたばかりで思考が固まらないティアナに、うつ伏せになって尻を掲げるように指示するヴァイス。
犬のような体勢にされたティアナの秘部に、ヴァイスのモノが本日三回目の侵入を果たした。
―――――数時間後。
ベッドに仰向けに寝るヴァイスの体の上に、ティアナがこれまたぐったりと仰向けになって体を預ける。
二人の性器はしっかりと繋がったままで、激しくは無いもののピストン運動は続けられている。
既に二人とも生まれたままの姿になり、汗で少し滑りやすくなった体同士をくっつけ合っていた。
「あ……ぁぅ、あ……っ、あんっ……」
汗が滑るティアナの下腹部の中には、すでに何回もヴァイスの精が放たれた。
まるで、キュンキュンと子宮が動くかのような感覚を感じるティアナ。
「ひぅっ!? や、ヴァイスさんっ、お腹……撫でないで……っ!!」
ピストン運動を止め、下腹部をヴァイスが手のひらでさするだけでビクンと体が痙攣する。
四肢に力は入らず、おまけに汗やいろいろな汁が肌を伝うティアナ。
ヴァイスのたくましい体に全てを預け、されるがままにピストン運動を受け付け、
精液が放たれるたびに軽く意識を飛ばす事を繰り返していた。
「ほーう? なら……」
「ひっ!?!? あ……っく、イ……くぅ、っ……!! でて、るぅ……」
射精する時の男性器のピクピクした動きも、全てティアナの意識に快感として送り続ける膣壁。
ティアナ本人の意識とは裏腹に蠢き、ヴァイスの精を根こそぎ搾り取ろうとする。
509 :
CRR:2008/09/09(火) 02:54:48 ID:us7Y+Dpe
「相当キマってるな……」
「あっ、くぅ……だって、っえ……ひゃぁぁっ!?」
ティアナの体を持ち上げ、ヴァイスが姿勢を変える。
ちょうど向かい合って繋がる形、いわゆる対面座位の姿勢をとった。
ベッドに座るヴァイスの上に膝をついて跨り、腕を背中までまわす。
独特の密着感で安心できるらしく、ティアナお気に入りの体位の一つである。
「こんなに挿されっぱなしじゃ……体、熱くて……止まらなくて……」
「……そうか」
ヴァイスの体にしがみ付き、ティアナが荒い息に混ぜて言葉を発する。
無意識の内に腰をグリグリと押し付け気持ちいい場所を探すティアナの動きを感じ、
ヴァイスのモノはさっき出したばかりにもかかわらず、ティアナの膣内でまた硬さを取り戻す。
「え、ヴァイスさん、あの……もしかして、まだ元気?」
「おう、どっかのエロい嫁さん見てたら、尚の事今日で孕ませたくなったんでな」
心のヴェールを全て剥ぎ取り、本能のまま快楽に身を任せているティアナの姿が、ヴァイスを一番興奮させる。
昔からそうであったし、もちろん今でもそうである。
いつもは真面目で少々とっつきにくそうなティアナが、惚けた顔をして自分の腰の上で踊る。
そんなギャップが、ヴァイスにたまらなく愛しい気持ちをもたらしていた。
「えっ、ちょ!! あぁあぅっ!! あはぁぁああんっ!!」
ヴァイスはティアナの腰に手を回し、ティアナの腰使いの手助けをした。
肉棒が敏感な膣内をこすりあげ、さらにティアナの体を追い詰める。
「ひはぁぁぁぁあああっ!? あたって、る、ぅうぅうっ!! ゴツゴツって、えぇぇぇっ!!」
上手い具合に敏感な部分を捉えたのか、ティアナの媚声が一段と大きくなった。
ヴァイスの頭を自らの胸に抱え込み、断続的に声を上げる。
「やぁああぁっっ!! あんっ!! あぅぅぁあああっっ!!」
「ティアナ、どうだ……っ!! イイか……!?」
「っはぁぁあああっ!! イイでぅ、っ……イイですっ!! 気持ちいいですっ!!」
子宮の中に留まっていた精液が、重力に従って奥から逆流してくる。
それはピストン運動の潤滑剤となり、膣の中でグチュグチュとかき混ぜられる。
すでにぬるぬるの膣内がさらにぬめり、ヴァイスのモノに飽きることの無い快感を送っていた。
「ひゃめ、イくっ!! イきっぱなし、にぃいっっ!! なっちゃ、うぅぅぅ……っ!!」
「垂れてるぞ……っ、もっと締めろ……!!」
「え、っあ、そんなことっ、言ったって、ぇえぇっ!!」
ヴァイスからのやや無茶な注文に文句を言いながらも、ティアナは下腹部に力を込める。
膣の肉がきゅっと締まり、結果的にヴァイスの射精を促す動きになる。
ティアナの白い臀部にヴァイスの手が伸び、がっちりと掴まれる。
「ひぐぅぅっ!? あっく、ぅぅうっっ!!」
510 :
CRR:2008/09/09(火) 02:58:08 ID:us7Y+Dpe
「よし、っ……!! もう一発イクぞ……!! 膣内に……っ!!」
「ん、ぅううぅっ!! 来てっ、きて、っああぁああ゛あ゛あっ!!」
逃げ場が無くなったティアナの腰がぐりぐりと押し付けられ、同時にヴァイスが果てた。
子宮口とピッタリと繋がった肉棒の先からの、何億という数の子種を含んだ白濁液のゼロ距離砲撃。
「ひぁぁああっ……!! あはあぁっっ……んあ……ぁ……」
「う、ぉおおっ……搾り取られて……っ」
ティアナの体に刻まれ生殖本能が、精液を吸い尽くそうとする。
子宮口は亀頭に吸い付き、最後の一滴までキュンと吸い取る。
その感覚に、ティアナはまた絶頂を迎えた。
「はー……は、ぁ……はー……たまってる、びゅーって……でてる……とまらない……」
ヴァイスの耳元に熱い息をかけながら、口元を快感でガクガクさせながらティアナが感想を漏らす。
自分の膣の中がさらに白くなっていく様子を想像しながら、もう一度軽く果てる。
「おなか……ちゃぽちゃぽ……孕んじゃう、ぁ……はぁ、っ……」
7回、いや8回分だったか。
妊娠させるべく放たれた精液が溜っているのを意識しながら、
ティアナはボーっとした頭から辛うじてそんな言葉を紡ぎだした。
それからさらに数時間。あと2時間ほどで朝日すら拝めそうだ。
ベッドの上には、未だに繋がりあったままの二人が寝転がっていた。
「……立てない」
「俺もだ」
あれから、二人はの行為はさらにヒートアップ。
『シャワーを浴びてなかった』と言うことで一緒に浴室に入り、二人でシャワーを浴びながら立位で一発。
さらにバスタブにティアナの両手をつかせて、
『突っ込んでるだけじゃ芸が無ぇ』
というヴァイスの訳が分からない意見により、ティアナの秘部を激しく指で攻め、潮を盛大に吹かせた。
あまりに弄りすぎたのか、ヴァイスが二本の指を勢いよく抜いた瞬間、ティアナは黄金色の液体まで噴き出した。
イきすぎて、ヒューヒュー息をしながらぐったりとしたティアナの体をひっくり返し、バスマットの上で正常位でさらに一発。
ベッドに戻ってからは思いつくままに体位を変え、試し、その都度しっかりと膣内射精。
最後には二人とも腰が立たなくなり、今はティアナの後ろからヴァイスが挿したままでゆるゆるとしたセックスを味わっていた。
「腹減ったけど、これじゃデリバリーすら呼べねぇなぁ」
「うーん、こんな姿見られたくない……」
「下っ腹には溜まってるがな」
「あっ、くぅぅっ……!! んぁ、触ったら……っ!!」
511 :
CRR:2008/09/09(火) 03:00:46 ID:us7Y+Dpe
ぴったりと肉の棒で子宮口に蓋をされ、精液は一滴も外へ出ようとしない。
ティアナは、下腹部にヴァイスから放たれた子種が蠢いているような感覚を感じっぱなし。
たまにヴァイスが腹をなでると、先程ほどでは無いがピクッと体を反応させる。
「んは、っ……ねぇ、ヴァイスさん……」
「ん? どうした」
段々と落ち着いてきて、ティアナが話題を振る。
後ろから抱きしめ、顔を合わせないままで、ヴァイスはその話題に耳を傾けた。
「もし本当に子供ができたとして……大丈夫かな」
「何がだよ」
「私、本当に母親としてやっていけるのかどうかって」
「……………」
そのまま黙ってしまうティアナ。
母から受けた愛は、幼い頃のわずかな記憶の中にしか無い。
兄から、友から、そして夫からの愛情とは質が違う母の愛情を発揮できるのかどうか。
ティアナは不安で仕方なかった。
「ティアナ、悪い癖出てるぞ」
「へっ!?」
そんな不安を抱くティアナを、ヴァイスは後ろから抱きしめる。
―――――もう劣等感や余計な不安を抱かなくてもいいくらい、お前はデキる奴だ。
そんな思いを込めて、回した腕に少し力を込めた。
「俺もちゃんと力貸すぜ? もっと肩の力抜けよ」
「あ……」
初めから優れた人間なんてそうそういないのだ。
ふとティアナは、かつて六課時代になのはがヴィヴィオとの接し方に苦戦していたのを思い出す。
誰だってきっと最初は手探りで、徐々に慣れてくるはず。
「まぁ、俺も『父親』初体験だし、どうなるかはやってみねぇと分からんがな」
「……うん」
ゆっくりでも確実に成長できればいい。周りに助けてくれる人がいればさらに心強い。
そのための人生の伴侶なのだろうから。
ティアナは背中にヴァイスの温もりを感じ、とても穏やかな気持ちに包まれながら、
いつのまにか疲れも手伝って、繋がったまま目を閉じてしまった。
512 :
CRR:2008/09/09(火) 03:03:21 ID:us7Y+Dpe
―――――それから2ヶ月後。
ポートフォール・メモリアルガーデンを覆う空は若干明るんできたものの、まだ肝試しができそうなほどの暗さだ。
そんな朝も早いうちから、墓石に向かってしゃがむ人影があった。断じて幽霊の類ではない。
その人影の後ろへ、もう一つの人影が近づいてくる。
「……誰?」
「……えへへ、流石にバレちゃったか」
「バレたも何も無いでしょ? 足音で気配なんかバレバレよ」
近づいてきたのは、銀色の管理局の制服を纏った、紫がかった青色の髪の女性だった。
しゃがんでいた方の女性に近づき、パートナーとの再会を喜んでいた。
「まさかこんな所でこんな時間に、ティアと会えるなんて思わなかったよ」
「スバルこそ、何でこんな朝早く……と言うか夜が明けないうちにここに来たのよ?」
どこで買ったのかは分からないが、ちょっとした花束を抱えたスバル・ナカジマが、
ティアナのいるランスター家の区画にやってきた。
「昨日がちょうど母さんの命日だったんだけど、急に出動になっちゃって。今任務から上がって来たとこなんだ」
「なるほど、できるだけ早くお母さんと話がしたい……と」
「えへへ、まぁそんな感じ。で、ティアこそ何でこんな朝早くから?」
特別救助隊の激務に追われながらも、疲れ一つ顔に出さず笑みを浮かべるスバルを見ると、
ティアナまで釣られて自然と笑みがこぼれる。
共に訓練校や機動六課での日々を過ごした大切な友が、充実した日々を送っているようで何よりだった。
「……ん、ちょっと早めに報告したい事があってね。今日朝イチでミッド離れて、しばらく別次元で長期任務だから」
ティアナは改めてしゃがみこみ、手を合わせ墓石に向かう。
しばらく目を閉じた後スクッと立ち上がると、スバルの質問が飛んできた。
「……ねぇ、報告っていい話?」
「まぁ……いい話よ」
ティアナが無意識のうちに、自分の下腹部に目をやったのをスバルは見逃さなかった。
ずずいっとティアナに寄り、目をキラキラさせたままティアナと向かい合った。
「もしかして、妊娠……した、とか?」
「えっ!? な、なななななななな……!?」
問い詰めると慌てたティアナのリアクションだけで、スバルは全てを把握した。
あの日、散々ヴァイスから精液を注がれたティアナは見事に懐妊。
つい先日、仕事中に急に気分が悪くなり、検査を受けた時に発覚したばかりである。
「そっか!! ティアがお母さんになるんだ!! やっほ―――――!!」
513 :
CRR:2008/09/09(火) 03:07:37 ID:us7Y+Dpe
まるで自分のことのように喜び興奮したスバルは、思わずティアナの両手を握り、自分を軸にしてぐるぐると回り始めた。
当然、ティアナはスバルに振り回される格好になる。
「あはははっ!! やった!! やったねティア!!」
「ちょっ……いいから降ろしなさいこのバカスバルっ!!」
豪快に空中高くティアナを振り回すスバル。
吹っ飛ばされそうなほど勢いよく振り回されてはたまらない。
ティアナの切実な訴えを聞いて、慌ててスバルはティアナを降ろした。
「ったく、アンタねぇ……」
「はは、ゴメンゴメン」
ふと、辺りが明るくなる。
日の出の時刻を迎えたミッドチルダを照らす、明るい太陽が顔を出した。
暗い空と朝の日の光がもたらすコントラストに、スバルもティアナも暫し心を奪われる。
「うわ、ぁ……」
「綺麗だねー……」
しばらく朝日が昇る様を見ていたスバルが、横に立つティアナの方を向き、
昔のちょっとした思い出を語りだした。
「……ねぇ、ティア」
「何よ」
「六課時代にさ、八神部隊長に『私たちの名前』の第97管理外世界での意味、教えてもらった事覚えてる?」
「えーっと……『スバル』は有名な星団の名前で、『ティアナ』はどこかの言語で『夜明け』……だっけ?」
「そう! この朝日見てたら、なんかその話思い出しちゃって」
徐々に太陽が顔を出す。
長い夜を超え、今日もミッドを明るく照らすだろう。
その朝の光を見ながら、スバルはさっきの『名前の意味』と自分達を当てはめてみた。
―――――自分は、暗い闇の中でさえ、負けないくらい明るい光を放つ星に。
―――――ティアナは、長い闇を乗り越え、今日の朝日のように次元世界を明るく照らす存在に。
「……なーんてね」
「スバル、アンタ何独り言しゃべってるの?」
「ん〜? なーいしょ♪」
死炎
515 :
CRR:2008/09/09(火) 03:10:09 ID:us7Y+Dpe
そんな名に恥じない人物になれている……のかな? などと思いながら、
スバルはすっかり一人前となった親友の顔を見て笑った。
お互いに帰る時間がやってきた。
エルセアからクラナガンまではかなり距離があるが、転移魔法があれば一発だ。
別れる前に、スバルがティアナに一つ質問をした。
「……ねぇティア」
「何よ?」
「今、幸せ?」
「……なっ、何聞いてんのよ!?」
「いいからいいから〜!! どう?」
いきなりと言えばいきなりな質問に、顔を赤く染めながら驚くティアナ。
それでも、スバルにせがまれては敵わない。
ティアナは、ずいずい迫るスバルを『ちょっと離れなさい』と一喝し、
「―――――決まってるでしょ?」
口ではっきり返答する代わりに、満面の笑みをスバルに見せた。
おわり。
516 :
CRR:2008/09/09(火) 03:11:29 ID:us7Y+Dpe
以上です。長くなる旨を予告し忘れてしまいすみません。
いろいろ詰め込んだものの、とにかくティアで孕ませ物がやりたい一心で書いた。
やっぱりティアは翻弄されてもてあそばれているのが萌え(ファントムブr
ではさようなら!
追伸 司書長の方々へお願いがあります。
@私のヴァイ×ティアSSで共通世界の作品を全て絡めたいと思うので、
・〜ティアナの課題〜
・〜努力の少女〜
・〜初恋の味は塩味〜(アルトメインですが同一世界観なので)
・〜ストームレイダーより愛をこめて〜
・〜あなたが目を覚ますまで〜
・〜Tear's night〜
をまとめて「Blessing to "TEANA"」(かぎカッコ無し)と言うタイトルの長編扱いにしてください。
A【スバル02式はダッチワイフなの!】を「スバル02式」(かぎカッコ無し)に変更してください。
わがままで面倒なお願いではありますが、時間がある時によろしくお願いします。
いつも保管ありがとうございます。
>CRR氏
お疲れ様でした。GJ!
やはりラブラブ孕ませエロは良いものだ…
なのユー孕ませエロ電波が1回降って来たが
続きの電波が来ない…
エロい!エロすぐるぅ!
B・A氏GJ!!
そして本当にお疲れ様です
今回の戦いは色んな意味でヴィヴィオにとっての試練だったと思います
でもその試練を乗り越えたからこそ、きっと本当の意味での聖王になれるんじゃないかと思います
そしてエリオ夫婦の初々しかったころの初体験話がものすごく見てみたいです!
GJ!
GK!
さてと乙するか
>>516 CRR氏だ!
総員ティッシュを準備!
対孕ませエロ態勢!!!
いや〜〜、
エロイは幸せそうだわで俺の股間も大変だw
あとヴァイス溜めすぎに吹いた。
ティアナも子宮に注がれて溜まっているのを感じる様はほんとに幸せそうだ。
ラグナもお姉ちゃんになれて嬉しそうな感じがするぜ!
うんナニが言いたいかと言うと、『ラヴラヴ孕ませエロ最高』
これに尽きる。
あの孕ませ大災害も、次世代ネタも大好きだ。
三人娘+ユーノ・クロノが夏祭りに行ったり
車でスキー行ったりする電波を受信したが、件名だけど本文がなかった。
いわゆる五人組によるリア充生活です。スケベな方向じゃないぞ!
>>524 日常を描くならアリすずも入れてやってと思ったり
カプっていうか管理局勤め組だろう
さっき電波を受信したんだ。
ある人物が病んでエリオを独占するためにフェイトとキャロを殺してエリオが復讐の鬼になるという話。
犯人はエリオが自分を追ってくる動機を増やすためにスカも脱獄させて、エリオはもしかしたらスカなら2人を蘇生させられるかもと思って
犯人を追いかけるんだが、犯人はエリオの目の前でスカも殺してエリオの心を全部独占するって話なんだ。
これどうすれば良いんだ? 今まで、救いのない話なんてこれっぽっちも書いたことないんだけど。
>>528 ここで聞くぐらいなら書け。そして自分で確かめろ。需要ならある
というかいちいち電波受信したとか報告しなくていいから
>>531 あ、でも結構ネタになるから重宝してます。すいません。
>>483 完成お疲れ様です。
改めてルーテシアの騎士編から未来への遺産編までの奥深さに感動。
そこにアリシアの話も入るので更に奥深さが…
エリオの成長から始まって、悲しみと過ちを乗り越えて大人になってルーテシアとの間に子供ができて
ヴィヴィオはただ、今の自分さえ幸せならそれで世界がそのままでもいいと思ってたけど、苦しい思いや葛藤の果てに考えて成長して
本当に皆の歩んできた人生、未来への遺産が見れて良かったと思いました。
そしてエリルーのラブラブ話が見たいと思うのもごく当然の反応だと思うんだ……
>>528 レッツチャレンジ!
需要ならあるぞ!
>>516 修正しました。
あと質問ですがこの外伝で一応完結なんでしょうか?
>>531 その意見は間違っていないと思うけど、続く
>>532が作家さんのようだから
面目がw
こんなのってあったら面白いね。とかどう?聞いたりするのも場合によるけど役に立つみたいだ。
某所の雑談場所で会話している時のネタで短編を書く作家さんもいたし。
>>535 そういうのならわかるけど、自分が書くことを前提にして需要とか反応とかを探る人はちょっとどうかと思う
警告さえすればほとんどが許されるんだから態々「需要があるから」なんて言い訳せずに書きたい物を恐れずに書いて欲しい
自分が書くことを前提にしちゃったら他の人が同じネタを使いづらくなるしね
確かに、ここはどんなジャンルだって、需要がないことなんてない気がするよ。
何せ、レジアスと触手とか最低主人公となのは達が一時期流行になるカオスの殿堂だものなぁw
ともかく、どんなダークモノだって最初の注意書きと文章自体が面白ければ受け入れられるだろうし。
ただ、書くなら需要があるのが書きたいと思うのかも。需要云々の質問はこれから書こうとする書き手の不安の具現なのかもしれない。
538 :
CRR:2008/09/10(水) 01:56:45 ID:rkHWms0v
>>534 確認しました。
もしかしたら今後別の外伝ネタが浮かぶ可能性もありますが、
一応これで完結扱いにしてください。
素早い対応、ありがとうございました。
たった今思いついたんだが、はやてがユーノを拾う話って無かったよね?
……レイジングハートと闇の書の同時運用……鬼だ。
初期のはやては、
魔法使えなさそうだけど。
>>539 ちなみに、ここにないだけで同人誌化はされているが。
>>540 リンカーコアが闇の書内部に格納されてるからな。
たぶん実際はRHと闇の書は択一なんじゃないかと思う。
どうせなら闇の書はなのはが持てばいいと思うんだけどな。
そうすりゃ家族から気にかけてもらえてなのちゃんのままでいられるし
闇の書繋がりで関連性もできてはやユーフェイはそれはそれで任せて
万事劇的ななのクロが(ry
>>542 リリカルフェイトならぬリリカルはやてですねわかります
>>542 アイデアは良いが、最後の1行がな。
ここの職人でクロなのって言ゃぁ、ほら・・まぁ、あのお察しな方だし・・
何が言いたいかというとそこまで考えたんならぜひ本格的に書いてくれ
>>543 リリカルはやてという同人小説が実際にあるぞ
というかなのはとはやての立場が逆なssとかはエロパロには無いが探せば結構ある
このスレでも誰かが書くってんなら歓迎するけども
でも、大阪弁は
基本サブキャラだからな……。
メインは厳しい。
>RH、闇の書が逆に
なるほど、つまりこういうことか
●はやて
家族生存、足の障害無し
ユーノを拾ってフェイトとバトル
●なのは
父親死亡のうえ、兄と姉本当は実兄と実姉じゃない
兄のヒザ故障
アルバイトの拳法家と空手家は注意しないとしょっちゅう屋内バトル
こりゃ〜闇の書の守護騎士たちも大変だわ!!
翠屋の手伝いにおおわらわだな。
とりあえず5人も“お手伝い”がいればだいぶ助かることだろう。
だが、一回はシャマルを調理場に立たせて地獄を見せてみるのも良いw
548 :
547:2008/09/10(水) 19:23:45 ID:jS00e9Wx
五人じゃねえ!
四人だったorz
リィンフォース引っ張り出すのは序盤ではイロイロマズイか!?
そう言えば、
何で終盤しか出れなかったんだっけ?
忘れた。
>>549 実体化には400ページと主の承認がいるから。
はやてが蒐集の事実を知らない以上出てこられるわけがない。
551 :
サイヒ:2008/09/10(水) 20:41:22 ID:x4aZa3Mm
生存報告がてら、書きかけのソープナンバーズなど。
ソープナンバーズメインはセイン。
前後編で前半部分はエロ無し。後編はエロばっか(の予定)。
他の姉妹ではドゥーエ姉さまの出番多目ですが、こちらもエロはございません。
ソープナンバーズの休憩室では、今日も戦闘機人姉妹の元気な声が響いていた。
「ん? ノーヴェなに持ってるんスか?」
「な、なんでもねえよ。あっち行けってば。……こらっ! 見るなっつってんだろっ!」
「ほほう、映画のチケットッスか。しかも二枚。誰といつ行くんスか?」
「そ、それはだなぁ……。ディエチとだよ! 今度の休みに行こうって決めてて……」
「ディエチならその日はお客さんとデートのはずッスけど?」
「ま、間違えたセインだセイン!」
「ノーヴェはこう言ってるッスけど、本当ッスか?」
話を振られたセインは、飲んでいたピーチジュースを口から離して答えた。
「いんや。私ノーヴェと休み被ってないし、ノーヴェが映画行くなんて今初めて聞いたけど」
「くっ……。別に誰と映画に行こうがウェンディには関係ないだろ!」
開き直るノーヴェの鼻の頭を、ウェンディは楽しそうに小突く。ノーヴェは邪険に振り払うが、その程
度で追求を止めるウェンディではない。
「ふふ〜ん。そろそろ白状した方がいいッスよ。陸士隊隊長さんと一緒に行くって」
「なっ、なんで分かる!?」
怒鳴ったノーヴェが我に返って口を押さえるも、もう遅すぎた。
「いや〜、だってあのお客さん来た時はたいていノーヴェを指名して朝までコースだし、ノーヴェはノー
ヴェですごく嬉しそうな顔してプレイルーム行くんスから」
「嬉しそうな顔なんてしてねえ!」
「映画見に行った後は、レストランからホテルのコースとかッスか? それとも先方の家族にご紹介?い
やあ、次にあのお客さんが来たらお義兄さんって呼ばないといけないかもしれないッスね」
「黙れ、あたしだって知ってんだぞ! お前が最近陸士隊の兄ちゃんとデートしてんのは!」
「別にカルタスさんとは二回食事に誘われただけッスよ?」
「そういうのをデートだってんだよ!」
やいのやいのとじゃれ合う妹達を特に止めようとも思わずジュースをすすっていたセインだったが、少々
いぶかしむことがあった。
(……あたしって、馴染みのお客さんいないよね)
デートに誘われるとまでは行かなくても、名前を覚えて二回に一回は指名される客というのが、こうい
う商売をやってれば出来るものである。
だがセインがこれまで相手してきた相手を思い出しても、自分にはそういう客の心当たりが無かった。
たいていの客は一度きり。
セインだけ客の付きが悪いというわけではないだろう。各姉妹の売り上げは、高額な特殊プレイを専門
にしているドゥーエやクアットロを除けばほぼ同じぐらいのはずだ。
(なんでだろ? 接客のコツとかによるのかな)
自分の客に対する態度を思い返してみるが、落ち度があったとは思えない。
多少言葉使いが馴れ馴れしかったかもしれないが、それも愛嬌のうち。だいたいこんな場所で堅苦しい
しゃべり方をする方が客も嫌だろう。
(分かんないなあ……)
首を捻れど答えは出ない。こうなれば誰か身近な相手に訊くしかないと思うセインだったが、そこでは
たと適任者がいないことに気づいた。
ウーノは、店の拡張工事に伴う土建屋との交渉で不在。
メガネは論外。間違いなく、散々からかわれておもちゃにされるだけだろう。
トーレとチンクなら親身になって相談に乗ってくれるだろうが、だからといって具体的な解決策が出て
くるかといえば、二人の姉の性格からしてそうでもなさそうである。トーレもチンクも接客で愛想を言う
のは苦手らしく、時たまウーノに注意を受けていたりする。
妹達に訊くのは、姉の沽券に関わりそうで嫌だった。ただでさえ妹達の誰からも尊敬されていないのだ
から「あたし馴染みのお客さんいないんだけどどうすればいい?」などと訊ねて株を落とすのは避けたい。
ドクターは新型接客ガジェットの開発中とやらで、研究室に籠りっぱなし。研究に熱中している時のス
カリエッティは邪魔をされると激しく不機嫌になるので、相談してもまともに答えてくれないだろう。
(となると、あとはドゥーエ姉か)
二番目の姉のことを、セインはよく知らない。セインの稼動前にはスカリエッティのラボを出ており、
戻ってきたのはごくごく最近である。その間何をしていたのか訊ねても「ボケ老人どもの介護してたのよ」
と心底嫌そうな顔で吐き捨てるだけなので、詳しくは知らない。
しかし一緒に暮らすようになって日が浅いとはいえ、トーレやチンクをからかっている姿やあのクアッ
トロが完全に信服しているとこからして、性格にだいぶ癖があることは知れている。正しいアドバイスが
もらえるかは、一抹の不安があった。
ドゥーエに訊くよりも今晩ウーノが帰ってきてからにしようかとも思ったセインだが、結局はまだ言い
合いをしている妹二人を残して、休憩室のさらに奥の部屋へと足を運んだ。
肌触れ合うも多少の縁
ナンバーズの間では「事務所」と呼ばれている、プレイルームとは違う意味での仕事部屋。帳簿つけを
やっているウーノ以外はめったに入る者がいない部屋でもある。
ローションやバスタオルなどにかかった経費などの資料が収まったロッカーの間で、二番の姉はガジェッ
トに持たせる店の看板のレイアウトをしていた。本来はウーノの仕事だが、彼女がいないので代理として
指名されたらしい。
ひたすらかったるそうな様子でマウスを動かしているドゥーエに、セインは声をかける。
「ドゥーエ姉、ちょっと相談したいことがあるんだけどさ……」
かくかくしかじかと疑問を打ち明けると、黙って聞いていたドゥーエはさほど意外なことを聞いたとい
う顔も見せずに口を開いた。
「あら、あなたやっぱり馴染みのお客さんいなかったのね」
「やっぱりって……あたしそんな風に見られてたの?」
「まあね。言葉で説明するよりデータで見せた方がいいかしら。ちょっとこれを見て」
ドゥーエは椅子をずらして、セインにもパソコン画面が見えるようにする。
ウーノ程ではないにせよ流暢な手つきでパネルを叩くドゥーエの指が、フォルダの中から一つの表を呼
び出した。
「これは客の嗜好調査用に、十回以上来店したお客さんがどんなプレイをどれだけしたかをまとめた表よ」
「こういうのまずいんじゃない? 本名までばっちり出してるし。最近、個人情報保護がどうたらってう
るさいけど……」
「そんなこと言い出したら、風俗店事態が違法よ。だいたいこんなもの、他所に漏らさず警察にばれなかっ
たら、情報を保管しようが改竄しようがいいのよ」
なんか、この姉の性格が一発で知れる一言だった。さすがはクアットロが尊敬しているだけはある。相
談したことを早くも後悔し始めたセインだった。
その間にもドゥーエは表を色々と操作し、最終的には三人の客のプレイ内容だけが画面に表示された。
「これってあの……」
「三変態よ」
三変態。
身も蓋もないドゥーエの呼び方から知れるように、この三人はやたらとマニアックなプレイを要求して
くることが多く、姉妹の間でたいへん評判は悪い。「こいつらが無限書庫司書長や提督やってる管理局な
んて、潰れちゃった方が世のため人のため私たちのためよねえ。あ〜あ、ドクターがまた管理局転覆計画
とか立ててくれないかしら」とはクアットロの言葉である。
「そんなに悪い人達にも見えないけどなぁ。回数は多いけど、あたしはそんなにすごいプレイをされたこ
とないし」
「そこがまさに問題なのよ」
「え?」
「いいかしら。ここ最近三人があなたを指名した前後のプレイを出すと、こうなるわけ」
再びドゥーエの指が動いて、表の一部分だけを画面に表示した。
『クアットロ→SMプレイ ドゥーエ→マタニティプレイ セイン→ノーマルプレイ
トーレ→体操着プレイ チンク→メイドプレイ』
『セッテ→アナルプレイ トーレ→アナルプレイ セイン→ノーマルプレイ
オットー&ディード→アナルプレイ ウェンディ→アナルプレイ』
『ディエチ→バター犬プレイ ノーヴェ→プロレスプレイ セイン→ノーマルプレイ
ドゥーエ→教師プレイ ウーノ→ウォータープレイ』
「この意味、分かるかしら?」
「あたしだけ、マニアックなことされてない……?」
「つまりね、あなたは言うなればお粥なのよ」
「お、お粥ぅ!?」
脈絡の無い例えに驚くセインの顔に、びしりと指が突きつけられる。
「豪勢な料理を食べまくって胃もたれした人間がたまーに朝食のメニューにして、ああ久しぶりに食べる
とシンプルで美味しいな、けど二回連続は飽きるから明日はまた焼肉にしよう。……そんな感じのポジショ
ンなのよ、あなたは。一言でまとめると、華が無い」
「ちょ、ちょっとドゥーエ姉、それはひどいんじゃ……」
「でもあなたすごく地味でしょ」
「どこが!?」
「胸も尻も小さめ。かといって貧乳系としてはオットーに遠く及ばない。ロリというには背が高すぎる。
元気な性格にしても、ノーヴェやウェンディと比べたらインパクトが足りない。とにかく何もかもが中途
半端」
反論したいセインだったが、言われたことを思い返してみればけっこう当てはまっている。
身体にめりはりがあるとは言い難いし、騒がしい妹達と比べてみれば自分の性格を薄い気がした。あの
二人が無駄に濃いという気もしたが。
「……そんなにあたし駄目な女?」
「そういうわけじゃないわよ」
多少テンション落としたドゥーエはいつもの理知的な顔に戻り、突きつけていた指をくるくる回しなが
ら言った。
「世間見回したら、顔も性格も十分に上玉の部類ね。だけどここは風俗店。所詮は一晩だけの付き合いな
んだから、身体や性格にぱっと分かる特徴がある方が人気あって当然よ。外見は無理として、あなた何か
はっきりとした特徴を身につけないと」
「特徴、特徴…………そうだ! ディープダイバー使って手とか頭だけ壁から出して奉仕するのはどう?」
「部屋に入ったら生首が壁から生えてる店にあなた行きたい?」
「…………無理だね。えーっと、えーっと、だったら……」
何かないかと悩むセインに、今度はにやにやと表情を崩したドゥーエがまたキーボードを叩く。今度も
何かデータを見せてくれるのかと思ったら、単純にシャットダウンしただけだった。
モニターの電源も切って椅子から立ち上がるドゥーエ。けっこう小柄なのでセインよりも背は低いが、
下から見上げてくる視線になにやら良からぬものを感じて無意識に一歩下がるセイン。
どこかで見た眼だと思ったら、クアットロが悪だくみをしている時の眼にたいそう似ていた。
やや戸惑っているセインの様子にますます笑みを深めながら、ドゥーエは口を開いた。
「手っ取り早いのは、エッチなことする時のテクニックかしらね。男なんて単純馬鹿ばっかりなんだから、
気持ちよかったらまた指名しようって気になるわ。そうして何回もしてるうちに、あなたの良さに気づい
て馴染みのお客になってくれると思うわよ。…………だからね、個別レッスンしてあ・げ・る」
個別レッスンってなに、と聞き返す暇さえ与えられず、頭と腰に回った手によりセインの身体は強引に
引き寄せられる。
「!? んんっ!?」
一瞬で口が塞がれ、舌が入ってくる。反射的にセインは舌を引っ込めるが狭い口腔の中に逃げ場がある
はずがなく、あっという間に追い詰められて舌が犯される。
身体の中でも特に神経の集まっている部位同士が、くっついてはぬめり合う。
絡まったまま今度はドゥーエの口の中に引っ張り込まれたかと思うと、歯を立てられさっき以上に巧み
な刺激を受ける。
最後にぺろりと唇を舐め、突き出たままひくひくと動いている震える舌を押し戻されてようやくドゥー
エのキスは終わった。
「どうかしら。キスだけでもこれだけ気持ちよくなれるでしょ」
「あ……」
まだぼんやりしているセインの頭だったが、身体の方はしっかり反応しており乳首が軽く勃っていた。
頬にも血が上ってるのが、自分でも分かる。
「ちゃんと感じたみたいね。じゃあ次はもっと直接的なとこいくわよ」
「ちょっ、そこはっ!? な、なんでいきなりお尻からなのさーーー!!!!」
※
ノーヴェとウェンディと入れ替わりで休憩室に入ったトーレの耳に、壁の向こうのかすれ声が聞こえて
きた。
『あ……うぅ……もうお尻、勘弁してよぉ……』
「あれは、セインの声ですね」
一緒に休憩時間となったセッテにも聞こえたのらしい。いつもの無表情のまま奥の扉に眼を向ける。
「何かあったのでしょうか」
「気にするな。すぐ……かどうかは分からないが、そのうち開放されるはずだ」
今現在、事務所にいるはずの人物が誰なのか思い出したトーレには、だいたいの見当がついた。姉の悪
癖に小さくため息をつく。
「そういえばセッテ、お前はドゥーエと親しくしているか?」
「いえ、帰還された時に軽く挨拶した程度ですが」
「ならいいが、ドゥーエには気をつけろ。あれは機会を見つけると、妹だろうがノンケだろうが構わず食っ
て暇つぶしをする癖がある」
「のんけ、とは何でしょうか?」
「分からないならいい。とにかく、ドゥーエと二人きりになるのは極力避けることだ」
「了解しました」
(お前まで陥落されてクアットロのようになったら大変だからな……)
妹の中では一番眼をかけているセッテに心の中でだけつけ加え、トーレは冷蔵庫から出したスポーツド
リンクに口をつけた。
そのままセッテと二人、特に会話するでもなく椅子に腰掛け身体を休め、やがて休憩時間の終わりを迎
える。
二人が部屋を出る時にも、奥から聞こえてくる声は止まなかった。
続く
557 :
サイヒ:2008/09/10(水) 20:49:12 ID:x4aZa3Mm
以上です。
後半の展開を三通りほど考案中に加えて、ちょいとリアルが忙しいんで気長にお待ちください。
そういや俺がナンバーズ中心話書いた時は、ドゥーエ姉様皆勤賞ですね。
そのうちちゃんとエロも書きたい。
GJ!
久しぶりのソープでしかもセインがメインとは嬉しい限りです!
GJ!
しかし、本気でデンパってのはあるんじゃないかと思う今日この頃。
うん、セイン書いてる途中なんだぜ。
久しぶりのソープ・ナンバーズきたああああ!!!
じゃなかった、
サイヒ氏
お久しぶりでありますw
561 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 22:24:44 ID:O1gOD8TH
カオスな名作が多いこのスレでも今まで多分なかったジャンルの作品を投下してみたいと思います。
・やおいでユーノ監禁陵辱
・一応ストーリー重視のシリアス長編(一応ダーク・アンハッピーエンド要素はないです)
・ユーノ以外のリリなのキャラは回想と最後辺りにしか出てきません。
・オリキャラ・オリ設定多数
・カップリングは秘密(なのユー・ユーなのではありません)
とりあえず投下はこの条件を見た各々方の反応を伺ってからにしたいかと(小心者)
スレ住人の反応など気にするな耳を貸すな! 天の定めた
>>1に反さぬ限りここは無限なる自由の荒野ぞ!
っていうか、他に投下したい人もいるかもしれねえんだから、投下するならさっさと、一分一秒でも早くしてくれ!!
少なくとも俺は半裸で待ってる!!
563 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 22:35:08 ID:O1gOD8TH
(尻込みすいませんでした、では投下してみようかと……)
ボンヤリとした意識が、複数の足音の遠ざかっていく音を捉えた。
どれ位気を失っていたのか。窓も何もない、ただ照明の明かりが眩しく目につくその部屋の中では、昼夜すら判然としない。
口の中に滴る苦い液体の味と、鉄枷に嵌められた両手首の擦過傷の痛みが、今この時間が夢幻でないことを嫌でも突きつけてくる。
―――白という色を、こんなにも煩わしく思う日が来るなんて思わなかった。
それはあの子の象徴。いつだって全身を賭して目の前の苦難を打ち破り、天高く駆ける彼女の翼を思い起こさせるその色は、
自分にとって確かに、温かく胸に残る色の筈なのに。
―――覆い隠す雲もなく残酷に全てを照らし出している、どこまでも白い部屋の照明が―――今はただ、憎らしくてしょうがない。
「―――もう少し暗い方が良いのか?」
真上から降りかかる男の声に、瞬間意識が引き締められる。『見えた』のかも知れない―――その可能性を考えるやいなや、
それまで無防備な緩められていた神経が、瞬間的に引き絞られていく感覚を覚えた。
「……意識して覗かなくてもわかる、それだけ目一杯照明睨んでりゃな」
むしろすぐに読みてぇ
565 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 22:39:27 ID:O1gOD8TH
世間話でもするかのような口調のまま、太く長い指が容赦なく後孔に触れ、ゆっくり押し広げられる感覚。大勢の男に
辱められた直後の肉体であろうと、この男は気にしないらしかった。
―――同時に、前の連中の吐き出したものの残滓が、つぅっ、と腿を伝う感触。
それまでもがハッキリと男の目に映っていると悟った瞬間、頬が急激に熱くなるのを感じた。
(―――穴がついてるのはお前だって同じなのに、何が楽しいんだ)
唇を噛み締めながら、そう悪態をつくだけで精一杯だった。
明るい空間で裸を晒されることには、不本意ながらいい加減慣れてしまったが、それでもこんな風に自分でも見たことのない奥の奥まで
無造作に暴かれる度、火のような羞恥が込み上げてくるのは否めない。やがてその指は器用に内部を探って、時に唾液を塗りこめながら
クチュクチュと後孔をほぐしていく。敏感な内壁を直に触れられるむず痒さと、それ以上にゾクゾクと背筋を這い上がってくるような―――
快感、と呼ぶのであろうその感覚に、半開きになった口から細い吐息が漏れる。
自らの意思とは関係なく、自身の先端からジワジワと滲み出していく先走りに歯噛みしたくなった。
ロクに触れることもないまま捻じ込むだけだった先程までの行為と比較してみれば、男の指先は実にしっかりと身体を昂ぶらせていく。
とりあえず負担が軽減されるだろうということはわかっていても、正直それを幸いだとは思えなかった。
566 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 22:42:32 ID:O1gOD8TH
極力視線を意識しないよう顔を思いっきりそむけていると、不意に胸部を走る電撃のような痺れ。
「っんあ!」
桜色の胸の尖りが、空いた方の手の指で軽く引っ掻かれる。
あからさまな反応が喉から零れ落ち、ユーノは己の不覚を羞恥と共に呪った。
胸と後孔を弄る両手はそのままに、次いで男は突き出した舌を白い下腹部へと這わす。己の不浄の穴で立てられるそれと合わせて、
合わせて、不快な水音が増していく。脳の酸素が汚染されて毒素となり、身体の芯を得体の知れない何かに塗り替えていくようだ。
幾度めかの行為にさえ容易く蕩けていく体を呪いながらも、ユーノは横たわっている硬質の床に肩甲骨を力いっぱい押しつける。
手も足も出せずに嬲られる中、せめて気をやらないように痛みで身体の熱を逃がそうと始めた悪足掻きに過ぎない。
それでもほんの少し、肩の痛みと入れ替わるように快楽の波が引いていく感覚に安堵を覚えた。
―――そして、そんな子供の浅知恵はあっさりと打ち破られた。
「――――っ……!」
白い背中が弓なりにしなう。手足の指先がピンと張り詰め、陸に揚がった魚のように激しい痙攣に襲われる。
ヒクヒクと震えたまま、放置されていたはずの自分の分身。それが何か、滑りを帯びた生暖かい温もりにすっぽりと包み込まれ、
なぞられている。
(―――嘘、だろ……!)
567 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 22:46:18 ID:O1gOD8TH
―――今されている事が何を意味しているのか、わからない訳じゃない。むしろ、ここに連れて来られて幾度となく強いられてきた、
屈辱的な行為のひとつだった。苦い精液の味を、知りたくもないのに味あわされてきただけだったユーノにしてみれば、一体何が
良いのかまるで理解出来なかった『それ』の齎す快楽が―――今、現在進行形で身体を蝕んでいく。
男の表情は情事の最中とは思えないほど事務的でありながら、舌先で先端を弾くようになぞったり、時にふぐりを引っ掻いたりと、実に
巧みな刺激を与えてくる。
己の未熟な男の徴を咥えこまれている恥辱に加え、今まで以上の激しすぎる快感に晒された身体が、一連の行為によって蓄積された疲労など
まるで感じさせない、激しい抵抗を見せ始める。しかし、足の間に身体を割り込ませている男にしてみれば何の抵抗にもならない。
心臓の鼓動が痛いほどに加速し、頭の中が得体の知れない感覚に掻き回されていく。
「っあ」「…う」と、必死で声をこらえながら目を瞑っていたユーノは、下半身に生じた感覚にビクリと肩先を震わせた。
ドクドクと脈打ち、震える自身に集中していく熱。出してしまう、と悟った瞬間、身を捩ってどうにか気をそらそうとする。
嫌だ何で恥ずかしい怖い嘘だこんな奴の口で―――嫌悪感と屈辱で頭が満たされる中、それでも身体の昂ぶりは鎮まってくれなくて。
「うぐっ、ふっ……ぅああぁっ……!」
―――引き攣るような咆哮が零れた後、頭の中が真っ白にスパークしたような衝撃を覚えた。
下肢に広がる、熱くぬるぬるとした液体の感触。途方もない虚脱感がねっとりと身体を侵食し、汗に濡れた薄い胸がゆるやかに上下する。
目の端には、吐き出された自分の精を口内で受け止め、口元を白く汚した男の顔。
(……出した、のか?)
―――この男に触れられ、その口の中に。
快感に身を任せ、浅ましく自らの欲望を吐き出した。あいつらと同じように―――
568 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 22:49:51 ID:O1gOD8TH
男は、打ちのめされたユーノの顔など見向きもしないかのように、次いで再び後孔に指を突き入れて、慣らし具合を確認してくる。
そして男が脇の下に手を差し込むと同時に―――ユーノの身体は、弾かれたように硬直した。
―――また始まる。
―――自分の、男としての矜持を一瞬で突き崩した、あの瞬間が―――
自分の両足を持ち上げながら、男が下衣をくつろげて己の剛直を露出させる。後孔に近づいていくそれを見ても、ユーノは指先ひとつ
ロクに動かそうとしない。
動かさないで、それでも感じない、何でもないフリを通すことが、あの日から張れる唯一の虚勢だった。
顔に掛かった髪が一房、サラリと頬を滑る感触がやけに鮮明に感じられる。
『入り口』に触れた一瞬の冷たい感触は―――ずぶりと容赦なく差し込まれたその時、灼熱に変わった。
「―――っ!」
上げかけて、必死にこらえた声が喉の奥に消えていく。
引き裂くような痛みは大分和らいだけれど、内臓を引き絞られるようなこの圧迫感はどうしても消えてはくれない。
男の方にしてみても内部の締め付けが相当キツイはずだが、それでもなおペースを緩めることなく着実に奥へと突き進んでいく。
息も苦しくなる程の圧倒的な質量と熱さに、意識が眩む。その全てが後孔を埋め尽くした時は、最早マトモに目も開けていられなかった。
息を喘がせ、汗に濡れた胸を上下させるユーノとは裏腹に、完全に己をその後孔へと埋没させた男は、平然とした様子で
ゆっくりとした律動を始める。
微かな水音さえ嫌でも耳に入ってしまう静寂の中で、狭苦しい内部をゆっくりとかき回す熱塊が、時に敏感な箇所と擦れあって
身体を昂ぶらせていく。挿入時の衝撃で一旦は萎えていた筈の自らの徴が、また浅ましく首をもたげてきたのを見ていられなくて、
ユーノは瞼を硬く閉ざした。
しかし、見計らったように男の動きが変化したのは、その時だった。
569 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 22:54:05 ID:O1gOD8TH
「……あっ!」
内部で蠢く熱塊の抽送が、性急にそのスピードを増して粘膜を蹂躙し、津波のような悦楽を身体に叩きつけてくる。
余すところなく内壁を激しく突き上げられる衝撃と快楽に、頭の中で無数の火花が飛び、自分を保っていたなけなしの意地や矜持が
たちどころに吹き飛ばされていく恐怖を覚えた。
「あ―――あぅっ、あっ!くっ……や、あ、ああぁぁぁっ!!」
あられもない声を上げて、汗に濡れた髪を振り乱すユーノの表情から、苦悶と陶酔が綯い交ぜになったような色が滲む。
後孔と一緒に頭の中までもをかき回されるような感覚の中、最早羞恥心や理性は根こそぎ奪われ、身体を襲う快楽の波を
享受することしか考えられなくなる。
やがて後孔を突き上げる楔が熱と硬度を増していくのと同時に、己もまた、膨れ上がった官能が爆発しようしている気配を
感じた。
息苦しさも痛みも巻き込んで、渦を巻く快感に押し上げられるように白い肩がビクッ、と硬直し―――
―――冷たいのに熱い、そんな矛盾した温度のマグマが、身体の奥に注ぎ込まれたようだった。
昂ぶった身体にはそれすらも絶頂を促す刺激となり、数秒の痙攣の後、屹立して白い迸りを吐き出した分身を、ユーノは息せき切らしながら
虚ろに見つめている。
ヌルリ、と白く生暖かい欲望の残滓を纏わりつかせたまま、熱い楔が身体から引き抜かれて、我知らず気だるげな吐息が口から漏れた。
男は血の滲んだユーノの手首を覆う手枷に指を伸ばし、カチャリとした音を立てて腕の拘束を解いた。
少しだけ顔に汗を浮かべただけで、行為を始める前と後とでは何も変わらない。
―――その姿が、ユーノの熱をゆっくりと冷やしていくようだった。
『―――流石に疲れたかね』
570 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 22:58:05 ID:O1gOD8TH
耳でなく、頭に直接響いてくる意思の声。ここからは見えないどこかで、今も自分を高みから眺めて嬲っている者の声。
『もし立てないようなら人をやろうか?後始末をするだけの体力が残っているかも怪しいものだが』
―――その申し出への返答を、ユーノは念話ではなく行動で示した。
はだけられていた前開きの上衣をすぐさま羽織り直し、顔や下半身の汚れを拭うこともせず立ち上がる。
腰や後孔の痛みによろけそうになるのを堪えて部屋の出口まで辿り着くと、見張りの人間に伴われ宛がわれた部屋へと向かう。
―――男の欲望を受け入れたばかりにも関わらず、白濁に濡れた後孔が物欲しげに疼いたようなその気配を、ユーノは無理やり
振り払った。
濃い湯気の立ち込める浴室の中、残されていた体内の精がドロリと滑り出て、お湯と一緒に排水溝へ流されていく。
放射される熱めのシャワーを浴びながら、光のない碧眼は鏡に映る自分の姿を無心に見つめていた。
線が細くてまだ丸みの強い、少女じみた柔らかさの残っている顔。少し伸びてきた麦色の髪はシャワーに濡れて肩先まで下がり、
手枷の後もまだ赤く残ってはいるが、長時間の拘束による痺れも引いて来た。
流石に別板でやれよ
572 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 23:02:35 ID:O1gOD8TH
―――痕跡を洗い流しさえすれば、呆れるぐらい以前と変わらない姿のように思えてしまう。
なす術なく身体を引き裂かれた最初の行為を、忘れた訳じゃない。
壮絶な痛みにみっともなく泣き叫ぼうと、捻じ込まれた後孔から出血しようと、現実は無情なほど微動だにしなかった。
最初はこうされる事の理由も意味も考えられない程放心していた筈が、一日二日と経つ内に順応していって、三日目には
行為の終了後に現在展開出来る限りの探査魔法を施設内に仕掛ける算段を考え始めていたのだから、人間というものは案外図太いものだ。
脱衣場に戻ってザッと身体を拭いてから、用意されていた着替えに袖を通す。外に出られる訳でもないのに変化を求めたところで
仕方ないが、用意される服は大体、先程と似たような白を基調とした病院着のような衣服ばかりだった。
監禁部屋のパイプベッドに身を投げ出して、照明の光が強い天井を見つめる。生乾きの髪から滴る水滴が顔へと零れ落ち、
ゆっくりと頬のラインを伝ってから、やがて唇へと到達した。それを何気なく舐め取った時―――
一瞬、あの熱い白濁が舌の上を滑り、喉の奥にまで届いた時の感触が、脳裏でリフレインする。
「―――……っ!」
途端、心臓がバクバクと痛いほどに拍動し、喉の奥から込み上げる吐き気にユーノは咄嗟に口元を手で覆う。
駄目だ、吐くな。落ち着け。もういい加減慣れた癖に、今更こんな事ぐらいで揺さぶられるな。
冷徹なまでの理性の呼びかけが、胸の内の嫌悪感を無理矢理打ち消そうとする。
―――けれど。
この状況下だけでなく、自分自身も確かに変わりつつあることは、最早自覚せざるを得ない。
犬のような体勢を強いられながら間断なく突き上げられ、失神するまで白濁色の熱を注ぎ込まれた。鼻を摘まれながら男達の
欲望を口に突き入れられ、嫌悪感に涙を流しながら口内で爆発した精を受け入れさせられた。
どれだけ痛くて苦しくても、それでも最初の内は、行為に悦楽を感じなければ、流されなければ、まだ自分は自分でいられているという
ちっぽけな矜持が確かにあった。まだ大丈夫なのだと確信出来た。
573 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 23:06:14 ID:O1gOD8TH
―――でも。
そんな強がりも意地も、先程の行為で粉々に打ち砕かれた。
自分の身体は、確かに変わってしまった。突き入れられ、奥をぐちゃぐちゃにかき回され―――
気づけば無意識の内に男の楔を求め、自ら最奥へと促すかのように、はしたなく腰を振り動かしていた。
「・・・・・・何、やってるんだろうなぁ・・・・・・」
慣れてしまえば、この前まで知識でしか知らなかったあんな快楽をも、浅ましく求められるようになってしまうのか。
人間としての尊厳も何もかも叩き潰すようなあの行為に溺れるような、そんな自分になってしまうのか。
諦めた訳では決してない。何ひとつ成せぬまま状況に流され続けるなんて、許せる訳がない。
けど―――
(―――何もかも、なかった事に出来るのか?)
ここへ来る前の自分に戻って、帰ることが出来るのか。
―――出来る訳ないと、頭のどこかで囁く声が聞こえた。
毒にあてられたかのように快楽を貪り、注がれる精液の熱さに陶酔すら覚えた、さっきの瞬間を鮮明に思い出す。
痛みも恐怖も、そして快楽も、忘れ去るにはその身体にも心にも深く影を落としている。
果てない陵辱を通し、自分自身が自分じゃない何者かとして新たに作り変えられてしまったような―――そんなユーノ・スクライアのまま、
あの光差す穏やかな輪の中へ戻れるのか。
574 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 23:10:50 ID:O1gOD8TH
(……しっかりしろ)
わかっている。そもそもの前提である脱出の目処すら立っていないのに、今からこんな事で悩んでどうするのか。
静寂の中で胸いっぱいに息を吸い込んで、溜まった呼吸を薄い唇から静かに吐き出す。心拍は段々落ち着いて来た。
拘束されてはいても、こうして休憩の為に一人きりになれる時間が用意されていれば、どうとでもなる―――いや、してみせる。
使える魔法に限りがあるのが現状といっても、スクライア一族の探査能力は魔法だけに特化したような代物ではないのだ。
―――と、そういえば。
ふと、ユーノはガバリとベッドから起き上がって周囲を見渡す。
樫作りの机に、黒いパイプベッド、浴室もトイレも備え付けられているものの、殺風景としか言いようのない意匠の監禁部屋。
(―――まさかこの部屋、ヘンな仕掛けとかされてないよな?)
まさか向こうだって、ここ最近の行為だけで自分が屈服したとは思っていない筈だ。何かしら仕掛けるかも知れないことを見越して、
部屋に盗聴器の類でも忍ばせる位のことはするかも知れない。
早々に見つかるような場所に置いておく訳もないだろうが、手近にあった枕元を探っていると、
「……あ」
575 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 23:21:29 ID:O1gOD8TH
別に、目当てのものがいきなり見つかった訳じゃない。―――ただ、そこに隠しておいたのを思い出しただけ。
白いリネンの上で鮮やかにその色彩が映える、緑色のリボン。あいつらに取り上げられたくなくて、なけなしの魔力で
簡易結界を張ってまで隠していたもの。任務に向かう前の彼女が、苦笑しながら渡してくれた―――
―――ユーノ君、髪伸びてるのに全然切りに行かないんだから―――
「―――」
ここで監禁されている以上、容態を確認しようなど望むべくもない。
それでもハッキリわかるのは、彼女は―――きっとまだ闘っているのだということ。
集中治療室の中、生命維持装置から伸びる無数のチューブに繋がれたまま、意識はなくとも自らの生を繋ごうと足掻いている。
―――いつだって、そうだから。どれだけボロボロになっても、決して目の前の難題を投げ出さず、諦めない―――彼女の在り方を、
自分はよく知っているから。
一瞬、ベッドの上が鈍い音と共に揺れた。壁に叩きつけた拳が鈍い痛みを訴えるが、気にならなかった。
大怪我もしていない五体満足の身で、進んで行動出来る足もちゃんとある。なのに馬鹿な心配に引きずられて、何を考えているんだ。
自分はちゃんと動けるじゃないか。頭というちっぽけな武器を使い、やらなければならないことがハッキリしているじゃないか。
あそこへ、帰る。帰る為に闘う。振り上げる剣も拳も、何も持たない者のやり方で、無様に足掻いてみせる。
―――そして、そう。
彼女の目覚めるその時を、笑顔で迎える為に。
576 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 23:24:54 ID:O1gOD8TH
肩先まで伸びて来た髪を、手早くリボンで結わえる。首筋にひやりとした空気がかかる。
彼女と出会った頃はもう少し短かったのに、ここまで伸びるのにもう何年ぐらい経ったのだろう。
あの時とは違う。あの時の自分の声に応えてくれた彼女は、今生きる為に必死で抗っている。
ここには、「助けて」という言葉に応える者はいない。
―――彼女のような、救いの手を差し伸べる者はいない。
―――だからこそ。
今は独りで、闘うんだ。
―――それは、後の管理局武装隊・戦技教導官高町なのは。当時11歳だった彼女が、ベッドの上で生死の境を彷徨いながらも、
生をもぎとる為に必死で闘っていた新暦67年時まで遡る。
彼女の魔法の師であるユーノ・スクライアが巻き込まれたこの事件は、その性質上公式の記録に残ることはなかった。
幾度かの命の危険に晒されたものの、彼自身は大事に至ることなく愛すべき友人達の輪の中へと帰還した、最終的にはそれだけの話であり、
とりあえず彼や周囲の人間の未来に大きく作用するような結果にはならなかった、とだけ言っておこう。
ただ彼は、弟子にして友人たる高町なのはのリハビリ期間が終了した年より、秋から冬へ移り変わる境目の季節を迎える度、
その事件をふと思い返す事が多くなった。
そんな少しだけの、些細な変化を後々に残すことになる戦いの舞台の名は―――第66管理外世界『ダオ』。
その時は待ち受ける激戦など知る由もなく、世界はただシンと静まり返るのみだった―――。
577 :
タイトル未定:2008/09/10(水) 23:28:27 ID:O1gOD8TH
板違いと言われようと一度勢いに乗ってしまえば止められず、ここまで来てしまいました……(戦々恐々)
濡れ場を書くのは実は初めてなので緊張しました。なのであんまり濃ゆいエロ要素は期待しない方がよろしいかと。
とりあえず今言えるのは―――『続きは皆さんの頭の中で補完して下さい』みたいな事にはならないよう頑張りたいと思っています(ぉい)。
これは流石に別板でやれと言いたい
いいじゃないか別に
ホモ禁止なわけじゃないんだし
ショタ強姦GJだ。
線の細い美少年が無理矢理犯される、良いじゃないか、実に良いじゃないか。
俺はオッパイでもロリでもショタでもレジアスでもOKだ。
奇しくも同じユーノネタ?!
いや、ショタじゃないけれど。
11KBのやつがあるのですが・・次スレを待った方が無難ですかな?
83スレのライフは残り12kB
次スレは立てられませんでした・・・誰かお願いします
>>577氏
GJでした。何だか見てはいけない類の、新しい地平が見えたような気がしますよ
>>571 >>578 このスレは過去、レジアス触手陵辱すらやり遂げたスレじゃないか
今更ショタユーノ陵辱くらいで目くじら立てなくても良いじゃない
ユーレジかクロレジマダー?
リバ不可な
>>586 ちょっと待て! レジアス受けなのか!?
ユーレジ・・・バインドによるSMプレイですね、わかります。
ゆ「へー、男の子にこんな事されるのが嬉しいんだ・・・」
レ「はぁ・・・はぁ・・・アー!はぁ・・・はぁ・・・」
だめだ、こんなものが浮かんでしまった・・・ちょっとSLB貰ってくるわ!!
つまり、死んだレジアスの奥様が、ものごっそ責めキャラなんだ……
オーリス「……知りませんでした。母が、まさか……」
フェイト「ええと……はじめまして、ですか?オーリス姉さん……」
ドMなレジアスとな!!
休み時間になるたびに、オーリスにヒールで踏まれて喜んでいる姿想像しちまったwww
さ〜〜
ありあまっているナンバーズの婿になるチャンスだ!
で、こういうときにかぎってナンオレSSて少ないんだよな〜。
トーレにアタックした職人氏、がんばれ〜
>>ナンオレSS
ナンバーズ
オーリス
レジアス となっ!?
なんというカオス……
…大丈夫かな?
埋め用に超小ネタ行きます
70スレ562氏のモフモフを見て書きたくなったんで書いてたもんです
注意書き
・3人娘とモフモフ3匹によるモフモフです
・全体的にゆるゆるです
・絵的にはたぶん10代前半くらいで思い浮かべるといい感じ
・ザッフィーだけじゃなくて大きいアルフもモフモフだと思うんだ、というだけの話
・他の守護騎士はきっとフレーム外にいるんだよ
・当然エロ無しです
・一応NGワードは「たとえばこんなモフモフ日和」で
それはなんでもない、とある休日の昼下がり。
「はやて、どうしたの? いきなり呼んで……」
「しっ!」
背中から掛かった声に振り向いて、口の前に人差し指を立てる八神家の主。
その表情に浮かんでいるのは悪戯っぽい笑み。
促されるままに彼女の前方を見れば、そこには朱と蒼の二匹の狼が。
急いで来て、などと人を呼び出して何事かと思えば――――。
思わず肩を落として息を吐くフェイト。
まぁ、平和な用事で何よりだ。
「そっか、アルフ……ザフィーラに会いに来てたんだ」
「うん、私も出かけててさっき帰ってきたとこなんやけど、なんや気持ちよさそーに寝ててなー」
なんていうか、あれだ。
モフりたいと思うのは当然じゃなかろうか。人として。
「せっかくやし、なのはちゃんも呼ばへん?」
「そうだね」
『……というわけで、なのはちゃんもおいでー』
『それは別にいいけど……』
『あ、ついでにユーノも連れて来て、なのは!』
『ふぇっ?』
「……それで、なんで僕まで?」
「ごめんねユーノくん……」
「いや……別になのはが謝らなくてもいいけどさ」
「うん、とりあえずな」
「フェレットに変身してくれる? ユーノ」
「…………はい?」
まぁいいけど、と怪訝そうに呟きながらもフェレットに。
もふ。
もふ。
はやては蒼の、フェイトは朱の毛に顔を埋めた。
「ほら、なのはも早く!」
「え、えええ?」
「んで、ユーノくんは上に乗ってな!」
(ええー!?)
もふ。
……もふ。
「おおおおおおおおおお」
なにこのモフモフ天国超しあわせ。
ノリノリ状態だった二人は恍惚と、
最初は戸惑い気味だったなのはもモフモフしているうちになんだか気持ち良く、
そのまましばらくモフモフを愉しんだ。
それはなんでもない、とある休日の昼下がり。
(……僕の存在価値って……)
寝転がる三人娘の上に乗って、代わる代わる抱きかかえられているフェレットだけが、
ちょっぴり遠い目になっていたのは気にしない。
以上です
お粗末さまでしたー
1レスで収まるかと思ってたら収まらなかった…
モフモフGJ〜♪
埋めAAー!