_n n_
_、_ .( ll ) _、_
( ,_ノ` ) `/ /ヽ ( <_,` )
(  ̄ ̄___/ ヽ___ ̄ ̄ )
\ 丶 / / good job!!
聞きたいんだが妖怪の師匠と人間の弟子というシチュに需要はあるか?
あるなら今書いてるSSが片付いたら書いてみようと思うんだが。
テラモエス!テラモエス!
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
>>556 >妖怪の師匠と人間の弟子
それなんて住み込み弟子?
次は誰が投下するかな?
そろそろ逆恵方のシーズンである
おまいら準備はいいですとも?
投下します
,、_ __,....,_ _,...、 ■ ■
■ ■■■ ,} {`i;:r,;'ニ (;;;;、` , r' ■ ■
■■■■ ■ ■ {i' i:.'ー<.・)}:ム ヾi, ■ ■
■ ■ ■ ■■■■■ノ// -r /:::ミ ('ーヽ■■■■■ ■ ■
.■■■■ ■■■ i゙ i:/ /二./ /',=、__ノi/ ■ ■
■ ■ ヽヽ! {:::} //::::''´`'7!/
■ ■ ヽ、__ヽ!l::i:::::ii;;;;;;;|,ノ ● ●
`ヽ、`ー""ヽ
`'ー-'''
>>547-551 の続き
「ご主人様、起きて下さい」
そう声をかけれから、正博はぼんやりと目を開けた。
窓から差し込む明るい日の光。視線の先に座っている尻尾が二本ある白い猫。ぺたぺ
たと正博の頬に触れている。ほんのり冷たい肉球の感触。
「あー。おはよう……」
「もうお昼ですよ」
正博は寝ぼけ眼でシロを見つめた。
シロの帰りを待ちつつ窓辺に寝転がっていたら、そのまま眠ってしまったらしい。元々、
薄い敷き布団を敷いて、折り畳んだ座布団を枕にしていたのだ。眠ってしまうのも当然だ
ろう。窓の外には晴れた空と、小春日和の暖かな空気。
窓は少し開けられている。シロが入れるように十センチほど開けておいたのだ。
「どうだった?」
シロを両手で抱え上げて、胸の上に乗せる。
背中を撫でると柔らかな毛並み。もう二度と触れることはないと思っていた、肌に慣れ
た手触り。シロが戻ってきたということが実感できる。
「おめでとうと褒められました。でも、これから色々とやることあるとも言われました。猫か
ら人間になるのは大変ですから」
胸の上に乗ったまま、シロは二本の尻尾を動かしていた。
正博が寝転がっていると、よくシロがやってきて胸の上に乗っかる。シロにとって居心
地がいいらしい。先日尋ねたら、そう答えた。
正博はシロの首元を指でくすぐりながら、何となく口にしてみる。
「人間から猫になるヤツっているのかな?」
「ほとんどいないみたいですね」
シロが答える。
正博は左手で自分の頭を撫でた。
人間から猫になろうとする物好きはいないだろう。しかし、ほとんどいないということは、
少しはいるということだ。猫になりたい、と言う人がいるが、そのまま本当に猫になってし
まうのだろう。多分。
「人間も化生化できるのか?」
そんな疑問を口にする。人が妖怪や神になる。今まで考えたことすらなかった話。天神
様の菅原道真や首塚で有名な平将門。そういうものはあくまで伝承の中の話であって、
実在の話ではない。――と思っていた。
「できるみたいですよ」
しかし、シロはあっさりと頷いてみせた。
「生きてるうちに、神様と知り合いになって化生化する方法を教えて貰えばなれると思い
ます。死んでからなる人もいるようですけど」
「じゃあ、シロは何で?」
話の流れとして自然に質問する。
シロは右前足で自分のヒゲを撫で、黄色い瞳をぐるりと動かした。その動作の意味は
分からない。何かを言うのを躊躇うような仕草。
それでも普通に答えてくる。
「私は十年くらい前に猫の神様に会いました。その時に人間になりたいとお願いしたら、
猫又になる方法を教えて貰いました」
そこで口を閉じた。話し終えるのではなく、口を閉じる。
言いたくないのは、猫又になる方法らしい。猫が猫でなくなる方法。人間が人間でなくな
る方法とも共通するはずだ。それは感単に口外していいものではないだろう。興味が無
いと言えば嘘になるが、無理に訊くことでもない。
正博はシロを両手で抱え上げて、床に下ろした。
両腕を真上に持ち上げて思い切り背伸びをして、その場に起き上がる。部屋を見回し
てから、テレビの横に置いてあるデジタル時計を見やった。
「さて、これからどうしよう? 午後二時半、と」
「散歩に行きましょう。二人でその辺りをぐるっと」
シロが挙手するように右前足を上げていた。どこか招き猫を思わせるような仕草。
しかし、正博は眉を寄せた。
「それはマズくないか? シロは猫耳メイドにしか変化できないんだろ……? さすがに
危ない人間に見られるのは嫌だぞ」
「何言ってるですか。私は猫のままですよぉ」
笑いながら、言ってくるシロ。最近はいつも人の姿をしていたので、散歩に出かける問
いも人の姿をしていると勘違いしてしまった。
「それなら……」
と言いかけて、視線を斜め上に向ける。
「尻尾二本の猫と一緒に歩くってのも、微妙にマズくないか?」
頬を引きつらせつつ、シロの尻尾を見つめる。
猫と散歩というのは不自然ではない。滅多に見かけるものではないが、猫と一緒に歩
いている人を見たことがないわけではない。しかし、尻尾が二本の猫と一緒に歩く人間は
いないだろう。
「大丈夫ですよ」
シロは気楽に答えた。
「猫又って普通の人間には普通の猫にしか見えませんから。こっちから猫又だと自己紹
介した人、ご主人様のような人には猫又に見えますけど」
「ほう」
何だかよく分からないが、頷いておく。
ようするに、普通の人間にはただの猫にしか見えないらしい。それならば、奇異な目で
見られることもないだろう。
「じゃ、散歩行くか」
-------
午後八時半頃だろうか。
「ご主人様」
シロがふと口を開いた。
猫ではなく人の姿である。いつもの猫耳メイド姿。こたつに向かい合ったまま、お互いに
教科書を開いていた。シロが日頃から熱心に勉強する姿を見ていると、自分も真面目に
勉強したいという気持ちになる。
参考書から目を離し、正博はシロを見つめた。
「どうかしたのか?」
「いえ、ひとつお願いがありまして」
勇気を振り絞るように、その言葉を口にする。重要なことを口にしようとしているようだ
った。人間になる話の関係だろう。
「私が人間になるために、ちょっと必要なことがありまして。それを、ご主人様にお願いし
たいのですが……。よろしいでしょうか?」
「まあ、できることなら」
シロの口振りに戸惑いつつも、正博は頷く。
言いにくいことを言おうとしているらしい。口元を引き締めつつ、黄色い瞳をゆらゆらと
動かしていた。頬がほんのりと赤く染まっている。
しばらくしてから、覚悟を決めたように頷いた。
「私と交わって下さい」
「………」
意味を理解するのには数秒を要した。想像していなかった台詞ではない。だが、実際
にそれをシロの口から告げられると思考は止まる。
恥ずかしそうに頬を赤くしたまま、目を伏せるシロ。
一度深呼吸をしてから、
「何で?」
それだけを訊く。
シロは再び視線を彷徨わせてから、
「猫の神様に言われたんです。人間になるには、人間の身体の一部を自分の身体に取
り込む必要がある、と。人間という要素を取り込むんです。それには、生き肝が理想的な
んですけど……。心臓とか肝臓とか脳髄とか。でも、さすがに無理なんで」
「物騒だな……」
息を呑みながら、正博は囁いた。人間になるために人間の要素を取り込む。内臓や脳
髄などの重要器官には、人間の要素が沢山詰まっているのだろう。
猫又が人を食い殺す姿が頭に浮かぶ。
正博の思考を読んだように、シロが続けた。
「稀に人を襲っちゃう猫又もいるみたいなんですけど、大抵退魔師に退治されてしまい、
人間になることはできません。でも、私にはご主人様がいますから、大丈夫です」
照れたように笑ってみせる。
退魔師、という単語が引っかかる。名前からして、妖怪退治などを生業とする人間だろ
う。下手なことをすれば退治屋に襲われるため、正博の協力が必要となる。
「シロには俺がいるってのはどういう意味だ?」
この場で食い殺されるということはない――と思う。そこで正博の協力が必要となって
いるらしい。協力の内容は何となく想像は付いているのだが。
シロは頷いた。
「男女は問わずに人間の身体の一部なら何でもいいんですけど、若い人のものがいいみ
たいです。髪と毛とか爪でも大丈夫なんですけど、それだと物凄く沢山必要なんです。で
も、血や精液とか生きている組織ならある程度の量で大丈夫ですので、お願いします」
そう言いながら、こたつから出てくる。四つんばいでこたつの縁を回り込み、正博の真
横まで移動した。くねくねと動く尻尾と、ぴこぴこと動く猫耳。頬を染めながらも、黄色い瞳
に映る期待のきらめき。
「でも、血を採るのは痛いと思いますので、精液を頂こうと思いました」
何となく言いたいことを理解する。というか、確信する。
数度首を動かしてから、正博はジト目でシロを見つめた。
「お前……実はそっちの事にかなり興味あるだろ?」
固まる。
数秒の沈黙。図星らしい。
白は小さく頷いてから、シロは目を逸らした。
「えっと、はい……。人間同士の交わりは物凄く気持ちがいいと描いてあったので……。
お恥ずかしながら、うぅ……一度その気持ちよさを味わってみたいと思いまして。あの、
えっと……すみません。私、はしたなくて……」
頬を真っ赤に染めて、顔を伏せる。
何と言うべきか言葉を選んでから、正博は口を閉じた。隠してあった本を盗み読みして
いたのだろう。知識としては間違っているのだが、訂正する度胸はない。
(俺もシロが来てから処理に困ってったのは事実だし……。俺の趣味ど真ん中の猫耳メ
イド少女と毎日一緒にいるってのは、精神衛生上よくないと思う。元が猫だから、動きが
無防備だし……。据え膳食わねば男の恥ってか? ハハ……)
そう自分を納得させてから、正博はこたつから両足を出した。既に身体は臨戦態勢へ
と移行している。喉の奥が熱い。シロに向き直り、やや困ったような苦笑いを見せた。
「俺は女性経験ないから、上手くできるかは分からんけど。出来るだけ気持ちよくなるよ
うに頑張るから。痛いとか辛いとか思ったら言ってくれ、すぐ止めるから」
「ありがとうございます」
シロはそう答えてから、そっとその場に腰を下ろす。
今までとは違う、ほんのりと染まった頬。微かに下ろされた目蓋。憂いを帯びた黄色い
瞳。そして、口元に浮かぶ淡い微笑み。期待と不安に揺れる二本の尻尾。
身体の熱をはき出すように吐息し、正博は両手を差し出す。
「おいで、シロ」
「よろしくお願いします、ご主人様」
一度頭を下げてから、シロが腕の中に身体を預けてきた。
以上です
続きは金曜日の夜を予定しています。
/j^i
./ ;!
/ /__,,..
/ `(_t_,__〕
/ '(_t_,__〕 GoodJob!!!
/ {_i_,__〕
/ ノ {_i__〉
/ _,..-'"
/
生殺しwwwww
金曜が待ち遠しいぜ
今週もサバイバルするモチベーションができた!
ぐはっ…寸止め('A`)
いいところで止めてくれる…期待してますぜ
ところで今日って節分だっけ?
鬼っ娘が来てくれるなら逆恵方するけどなぁ…
鬼っ娘SSマダーチンチン
最近は恵方巻きやら豆まきする人が少ないから鬼ッ子もてんてこ舞いだろうな
さて化け猫は今日か。
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
580 :
猫が恩返し:2009/02/06(金) 18:08:00 ID:OCVF48ap
投下します
>>566-571の続き
お互いに顔を見合わせてから、ゆっくりと唇を合わせる。
「ん」
シロの喉から細い息が漏れた。
滑らかで柔らかな唇の感触を味わいつつ、正博はシロの背中に左腕を回し、右手でそっ
と頭を撫でた。きれいな髪の毛の手触り。白い猫耳が動いているのが分かる。
お互いに何度か舌を絡ませ、どちらからとなく唇を放した。
「ご主人様とのキス……」
口元を緩ませ、シロが呟く。
正博は自分の唇を嘗めてから、笑って見せた。
「俺のファーストキスだったな」
「そういうことは女の子が言うものですよ」
苦笑いをしながら、シロが指摘してくる。
正博は視線を逸らした。そうかもしれない。そうだろう。緊張のためか、口の中が乾い
ている。胸の奥が焼けるような熱を持っていた。
正博は頭を掻いてから、そっと右手を下ろした。一応、訊く。
「さわるぞ?」
「はい」
恥ずかしそうに俯いて、シロが頷く。
数拍の躊躇を挟んでから、正博はの胸に右手を触れさせた。絹のように滑らかな生地
と、丸みを帯びた控えめな膨らみ。そっと押すと、柔らかな感触が手に返ってくる。
女の子の胸を触るのは、生まれて初めてだった。予想通りのものなのか予想とは違う
ものなのか、それは分からない。手の動きに合わせ、柔らかく形を変えている。
「何だか、くすぐったい……。頭がふわふわします……」
目を閉じたまま、シロが呟いた。両手でワンピースの裾を強く握り締めている。くすぐっ
たそうにしているが、嫌がっている素振りは見られない。顔を真っ赤にして目を閉じて、
顔を背けている。
正博は何も言わぬまま右手を放し、シロの両腋に両手を差し込んだ。
「え?」
思いの外軽いその身体を持ち上げて、前後を入れ替える。ぴこりと跳ねる猫耳。
正博は後ろからエプロンの下に両手を差し込み、シロの胸を包み込んだ。乱暴に揉む
のではなく、両手で揺らすように撫でる。小柄ながらも存在感のある膨らみを、両手でじ
っくりと丁寧に味わう。
「ん、くすぐったいです……」
正博の手に自分の手を触れさせるシロ。しかし、嫌がっているわけではなく、正博の手
の動きを自分で確かめているようだった。
「んん……ぁ……」
シロの鼻から悩ましげな息が漏れる。
自分の愛撫にシロが感じているのだと、正博は焼け付くような興奮を味わっていた。頭
が熱い。だが、妙に冷静な部分も残っている。手の平に感じる小さな突起。
「シロ、気持ちいい?」
「はい……。人間って凄く、熱いです……」
口元を抑えながら、シロが頷く。人間の性欲は他の動物に比べて非常に強いと聞いた
ことがある。猫であるシロが人間の性に触れるのは初めてだった。
正博は指先で服の上から胸の突起を摘んだ。
「んッ!」
シロが微かに顎を持ち上げる。猫耳と尻尾がぴんと立った。
痛くないように、正博は優しく両手の指を動かす。小さなグミを弄っているような手触り
だった。両手で転がしたり、撫でたりつ、軽く潰してみたり。
「ん……! っ……」
シロは声が漏れないように、自分の両手で口を押えた。
その耐える姿に言いようのない興奮を覚える。正博は手の動きに緩急を付けながら、
つんと立った乳首のみを攻めていく。ただ、欲求の赴くままに。
「くぅ……。んんん」
口を押えたまま、顎を上げ、背筋を反らせるシロ。両足を擦り合わせて、逃げるように
肩を動かしている。尻尾と猫耳が跳ねるように震えていた。
しかし、正博は指の動きを緩めることもしない。
両手で口を押えながら、シロが何とか口を動かす。
「ご主人、様……っ! んぁ、そんなに、胸ばっかり……」
「シロ、気持ちよさそうにしてるし。このままもう少し続けてもいいんじゃないかな? あと、
多分大声出すと隣の人に聞こえちゃうから静かにね」
囁くような正博の言葉に、シロが慌てて口を塞ぐ。このアパートはそこそこ防音対策が
してあるので、よほどの大声でない限り隣には聞こえないだろう。ついでに、現在は外出
中のようだが、シロはそれを考える余裕もないらしい。
「胸だけ弄るのもワンパターンだし……」
自分で確認するように呟き、正博はそっとシロの猫耳を舐めた。薄い毛に覆われた三
角形の白い耳。薄い獣毛の感触を舌先に感じる。人間に化けた時は普通に人間の耳が
あり、猫耳は飾りのようなものになってしまうらしい。
「ヒッ……」
びくっと音がしそうなほどに、シロは身体を強張らせる。
正博は右の猫耳をそっと口に含み、甘噛みを始めた。胸を弄る手の動きはそのままに、
猫耳への攻めを開始する。
「あっ、っ――。んんん……!」
両手で必死に口を押え、シロは声を呑み込んでいた。それでも、喉から漏れ出る声を
完全に抑えることはできない。ぴんと伸びた二本の尻尾がぴくぴくと跳ねて、気持ちよさ
を主張している。
「思いの外凄いな」
右の猫耳から口を放し、左の猫耳への甘噛みを始める。乳首を弄っていた左手を放し、
おなかや腕や首筋などを丁寧に愛撫しはじめた。
「んんッ! くぅぅ――! ご、ご主人、さま……っ!」
引きつるような、どこか苦しげな声。
正博はすぐに手と口を放した。
「すまん、大丈夫か……?」
「はひ……」
呂律の回っていない口調で答え、シロが振り向いてくる。既に目の焦点は曖昧で、呼吸
も荒い。頬は赤く染まり、うっすらと汗が滲んでいた。
「大丈夫、です……。でも、もう身体が熱くて、熱くて……。何だか、私が私じゃなくなっち
ゃうみたいな……。人間って、凄い……ですね……」
切なげな声で、そう言ってくる。
正博は一度大きく息を吸い込み、そっとシロの右頬に自分の右手を添えた。顔を左側
に向けさせ、自分の身体を少し前に出す。そのまま、シロの唇に自分の唇を重ねた。
「んっ!」
黄色い目が大きく見開かれる。
正博はシロの咥内へと自分の舌を差し入れた。そして、シロの舌を優しく撫でる。紙ヤ
スリのような猫舌であることも予想していたのだが、幸い人間の舌とさほど変わらないも
のだった。
「ん……」
シロが舌を舐め返してくる。
それから、お互いに舌を絡ませ合うような、濃厚なキスへと移っていった。シロの瞳から
はほとんど理性の色が抜け落ちている。
同時、正博は紺色のスカートの中に左手を差し入れ、太股を撫で始めた。柔らかく、弾
力のある筋肉。どこかぎこちなく、それでいてイヤらしい手付きに、シロが太股を閉じよう
としている。だが、足を閉じることはできない。
正博は一度唇を放した。
「ふぁ、ご主人様……、もっとお願いします……。私を可愛がって……」
唇を震わせ、泣きそうな声を口にする。その言葉に込められた真意までは、分からな
い。ただ、正博は再びシロと自分との唇を重ね合わせた。
シロは両手を正博の首に回し、貪るように吸い付いてくる。
太股を撫でていた正博の手が、さらに奥のショーツへと触れた。
「ん!」
その感触に、シロの動きが止まる。
その反応には構わず、正博はシロの大事な部分をショーツ越しに撫でた。指先が柔ら
かな生地と、微かに粘り気を帯びた液体に触れる。指をゆっくりと上下に動かすと、ショ
ーツに染みた液体が少しずつ増えていくように感じた。
唇を放し、シロは瞳から涙を流しながら、懇願してくる。
「ふあ。ああ……ご主人、さま……。早く、お願いします……。早く、私の中にお願いしま
す。このままだと、私……おかしくなっちゃいますよ……!」
「分かった」
正博は頷き、シロを抱え上げた。
そのままこたつの上へとうつ伏せに下ろす。四肢に力が入らず、身体を起すこともでき
ない。猫耳と尻尾も力なく垂れている。
「失礼……」
そう一言断ってから、紺色のスカートの裾を持ち上げた。
きれいな太股と、丸く小さなお尻。三角形のショーツのクロッチ部分は、しっとりと濡れ
ていた。さほど前技はしていないのだが、シロは既に我慢の限界に達しているようだった。
これ以上じらしても、苦しいだけだろう。
「ご主人様……」
「大丈夫、力を抜いて」
不安げに呟くシロに声を掛けてから、正博はズボンのチャックを開けて、自分のものを
取り出した。熱いくらいに張り詰めている男性器。
ショーツのクロッチを指で横にずらす。
露わになるシロの女性器部分。ピンク色をした、綺麗でグロテスクな肉の割れ目。見た
目は人間とほぼ変わらない――と思う。シロは子供を産んだことがないが、処女なのか
どうかは不明だった。
「行くぞ?」
「はい。来て下さい……」
振り向かぬまま、シロが答える。こたつの上にうつ伏せになったまま、両手で顔を押え
ていた。恥ずかしさに耐えるような仕草に、嗜虐心が微かにうずく。
正博の先端が、膣口に触れた。
ゾクリ、と背筋を走る寒気。
息を呑み、覚悟を決め、正博はシロの中へと挿っていく。
「んん……。あぁ……。ご主人さまぁ……」
シロが甘く切ない声を上げていた。
柔らかな濡れた肉を先ながら、奥へと進む。絡みつくような肉の感触に、歯を食いしば
って射精を耐える。そうして、根本までシロの中へと呑み込まれた。
「入ったぞ……」
シロの頭を撫でながら、正博は擦れ声を口にする。
「はい。ご主人様が、私の中に……。ありがとうございます」
シロが満足げに頷いていた。
正博は息を呑み込む、全身が重い。性行為というものが異様に体力を消耗するもので
あると、思い知らされていた。だが、今更止めるわけにはいかない。
シロのお腹に右手を差し入れ、少し腰を持ち上げる。
「動くぞ」
そう言うなり、返事も聞かずに正博は腰を前後に動かし始めた。決して速い動きではな
いが、丁寧にシロの膣内を刺激している。
「ああっ……、んんん……、何だか、身体が痺れます……!」
両手でこたつの縁を握り締め、シロが必死に声を噛み潰している。さきほどの言葉が
頭に残っているのだろう。
「こっちも、かなり限界近い」
あくまで丁寧に動きながら、正博は正直に呟いた。
「できれば一緒に行きたいんだけど……」
「っ、私の、尻尾……。付け根……、触って下さい」
シロが何とか声を絞り出す。
何度かイタズラでやったことがあるから分かる。痙攣するように跳ねる二本の尻尾。そ
の付け根を、左手の指先で軽く叩く。
「にッ!」
鋭い吐息とともに、シロの身体が跳ねた。膣内が一気に締まる。
猫にとって尻尾の付け根は一種の性感帯らしい。敏感な部分だけに、触られるのを嫌
がることも多い。何度か引っかかれた経験もある。だが、このような状況下なら、簡単に
絶頂を調整できる部位として使えるだろう。
「なら、そうさせてもらう」
正博は腰の動きを早めつつ、人差し指で尻尾の付け根を軽く叩き始めた。
「にっ、にゃぁ、なぁぁ……、ふあぁ……」
シロの喘ぎ声が人間のものから猫のものへと変わっていく。付け根を指で叩くたびに、
身体が震えて膣内が締め付けられた。リズムを取るように付け根を指で叩き、シロの快
感を調整しながら、ともに絶頂へと上り詰めていく。
「なぁぁぁ、うぅぅぅぅ……」
沸き上がる性感を受け止めるように、シロはこたつの縁を両手で掴み、歯を突き立て
ていた。十八年間も猫として生きてきたシロにとって、人間の性感は許容量を遙かに超
えたものなのだろう。
こたつの縁から口を放し、シロが振り返ってきた。両目から涙を流し、口元から涎を垂
らした、恍惚とした表情。黄色い瞳は焦点も合っていない。
「ご主人様……。もう、私、限界です……!」
「なら、一緒に行くぞ」
そう告げるなり、正博は尻尾の付け根を指で強く押した。さらに、身体を前に傾けること
により、今までよりも奥深くまで挿入。駄目押しとばかりに、シロの猫耳に軽く噛み付いた。
シロの動きが一瞬止まる。
「っ! なあああぁぁぁぁ、んにゃああああぁぁぁぁぁ!」
発情期の猫のような嬌声とともに、シロが一気に絶頂を迎えた。跳ねるような大きな痙
攣とともに、全身の筋肉収縮させ背中を大きく仰け反らせる。
強く締め付けられた膣肉に、正博は溜まらず精を放っていた。
今まで溜まっていた分を一気に出し切るような、痛みすら伴った強烈な快感とともに、
十秒近い射精感を味わう。それは、今まで感じたこともない強さだった。
思考の空白から戻り、自分のものを膣内から引き抜く。勢いはまだ残っているが、二回
目は無理だろう。シロはこたつの上に突っ伏したまま、荒い呼吸を繰り返していた。既に
体力を使い切ってしまっている。
「シロ、大丈夫か?」
「だ、だいようふでス……」
呂律の回っていない回答。
「でも、とっても気持ちよかった……です……。私が、人間になるには、まだ足りないので
……またお願いしますね、ご主人様」
肩越しに振り向いて、嬉れしそうに微笑んでみせる。しかし、ぐったりとしていて身体は
まともに動かないようだった。しばらくは動けないだろう。
正博は右手でシロの頭を優しく撫でながら、気の抜けた笑みを向ける。
「分かってる。でも、毎日は無理だぞ。俺としても」
「はい」
頷くシロ。本当に満足そうに微笑んで見せた。
「ありがとうございました。ご主人様……」
一人用の布団に二人が入るのはやや窮屈だが、苦痛というほどでもない。
シロは正博の身体にぴったりと寄り添っていた。服装は水玉模様のパジャマである。術
で作ったものではなく、シロに着せようと買っておいたものだ。紺色のメイド服はシロが脱
いだ途端に消えてしまった。そういうものらしい。
正博の腕を枕にしたまま、シロが楽しそうに呟く。
「ご主人様のお布団暖かいですね」
「二人で入れば暖かいよ」
左手でシロの頭を撫でながら、正博はそう答えた。二人分の体温で、布団の中は多少
熱いくらいである。体温だけが原因でもないだろうが。
気恥ずかしさを誤魔化すように、正博は頷いた。
「そういえば、シロの名前決めないとな。いつまでもシロじゃまいずいだろ。シロなんて名
前の人間はまずいないんだから。あと戸籍もどうしよう?」
今まで特に気にせずシロと呼んでいたが、人前でシロをそのまま呼ぶわけにはいかな
い。相応しい名前も決めておかないといけない。それに、猫に戸籍があるわけでもなく、
その辺りも何とかしなければいけないだろう。
「戸籍とかの公的手続きの方は神様が何とかしてくれるそうです」
そう答えてから、シロは首を左右に動かした。
「あと、名前はまだいりません。まだ人間としての名前を貰っちゃいけないんです」
「よく分からないな……」
正直な感想を口にする。
シロは困ったような顔をして、自分の頬を撫でる。
「決まりなんです。猫が人間になるって、生き物が別の生き物になるってことですから。そ
の手順も色々沢山ありますし、その手順も間違ってはいけないんですよ。たとえば、私が
人間として問題なく動けるようになるまで、ご主人様のことはご主人様と呼ぶとか、色色
々あるんです」
詳しいことはよく分からないが、本当に大変らしい。
好奇心のままに、正博は尋ねてみた。
「もし間違えたら?」
「人と猫又の間の中途半端な妖怪になってしまう、と神様は言っていました。それがどう
いうことなのかは、私も分かりません」
明後日の方向に視線を向けながら、シロが答える。
しかし、その状態を恐れているようには見えなかった。そうなることがないと確信してい
るのか、そうなっても平気なのかは分からない。ただ、滅多に起こることではないことは
理解できた。
「前にも言いましたけど、私が人間になれるまでは、七年くらいかかると思います。それま
で、色々とご主人様にも協力して頂きたいこともありますが、いいでしょうか?」
シロがふっと不安げな顔色を見せる。
やはり、まだ自分が受け入れられないかもしれないという不安を持っているようだった。
シロは元々猫である。それが人間に姿を似せ、思考や言葉を覚えても、結局は人間では
ない。それは仮に人間になっても、一生つきまとうことだった。
「大丈夫だよ。安心してくれ」
正博は両手でシロの身体を抱き締め、そっと背中を撫でる。それで少しは安心したよう
だった。少し緊張していた身体から力が抜ける。
「未来の妻に協力しないほど、俺は薄情じゃないって」
「ありがとうございます……」
その声は少しだけ震えていた。
以上です。
メイド服着せる必然性はなかった気がしますが、
そこはご容赦下さい。
\ _n グッジョブ /
\ ( l _、_ /
\ \ \ ( <_,` ) /
\ ヽ___ ̄ ̄ ) /
_、_ グッジョブ \ / / / _、_ グッジョブ
( ,_ノ` ) n \∧∧∧∧/ ( <_,` ) n
 ̄ \ ( E) < の グ >  ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_// < ッ > フ /ヽ ヽ_//
─────────────< 予 ジ >───────────────
∩ < ョ >
( ⌒) ∩ グッジョブ < 感 ブ > |┃三 話は聞かせて
/,. ノ l 'uu /∨∨∨∨\ |┃ ガラッ もらった
/ / / /" / \ |┃ ≡ _、_ グッジョブ
/ / _、_ / ノ / グッジョブ \ |ミ\__( <_,` )
/ / ,_ノ` )/ / /| _、_ _、_ \ =___ \
( / /\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/\≡ ) 人 \
ヽ | / \(uu / uu)/ \
これはGJ!
続くんだよね?というか続いてくれ。いや、ください。お願いします。
> 人と猫又の間の中途半端な妖怪になってしまう
つまり半獣?おk
大好物だ
GJとしか言いようが無いこのラブラブぶり……!
GJ!
続きがきになる…
シロがかわいくて萌える。
595 :
コマネコの人:2009/02/07(土) 21:41:17 ID:cv4Iwh/x
文章力と猫のレベル差を思い知らされまryご馳走様です。
余裕が出来たらコマネコの続き書きたいなぁ。
創作意欲とネタ帳ばかりが膨れていくorz
596 :
若旦那:2009/02/08(日) 21:45:25 ID:79kvOspS
時期外れですが、これ以上立つとさらに時期外れになるなので、前半投下します。
「人外旅館シリーズ」
597 :
1:2009/02/08(日) 21:46:24 ID:79kvOspS
『其の四 〜旅館の役目と恵方鬼〜』
「これは堺様、遠いところへわざわざ、相変らずお元気そうで」
「若旦那さんも……って、年がそう変わらないのに様付けはやめてください」
「いや、一応客商売だし、うちの両親もうるさいんだよ」
「そうかぁ、大変そうだな、お互いに」
「そうだな、お互いに……」
幸一にグイと顔を寄せ、ニヤリと微笑むお客に合わせ、幸一も怪しい微笑を返す。
陣甲斐旅館には珍しい人間の、それも男性客。
男の名は『堺 修平(25)』一端の社会人であるが、彼の背後から巨大な影が近づくと、
影の主が修平に声をかけた。
「シュウ、何をゴチャゴチャ言うとる、うちは疲れとるんや、ちゃっちゃと済ませてんか」
妙にトーンの高い変な大阪弁、スレンダーな体、冬だというのにヘソだしの半裸姿、
さらに、身長が2メートルを超えていそうな大女である。
鋭い視線は玉に瑕であるが、絶世の美女であることは言うを待たない。
「ああ、またアンタに責苛まれるかと思っただけで、アソコがジュンとなってまうわぁ」
「馬鹿、ここでおきな声を出すなって、他のお客も居るだろうが」
「そんなんかまへん、あたいらの仲の良さを、見せつけたるだけや」
自分より体の大きな女性に後ろから抱きしめられ、修平の後頭部は豊満な両胸の間に
沈められてしまい、思わず顔を赤らめる。
そんな修平の姿を見下ろして満面の笑みを見せるこの女性は、もちろん人間ではない。
種族は『鬼』名は『恵方 真鬼(えほう まき)』年齢に関しては伏せておこう。
数ある鬼の中でも『恵方鬼』と呼ばれる特殊な種族で、普段は一般人に化けているが、
本性を現せば、角を生やした怪力自慢の鬼となる。
秀平が真鬼と出合った経緯は以前お話した事がある通りだ。
帰宅途中に立ち寄ったコンビニで売れ残った恵方巻を手にしたのが運の尽き。
帰りに丸齧りしながら歩いた結果、それが偶然にも『逆恵方』と呼ばれる古の儀式となり、
恵方鬼と呼ばれる鬼の真鬼が姿を現し、たっぷりと犯された。
その後は、一年おきの逆恵方を続け、奇妙な共同生活を行っている。
さて、2月3日の節分に、人間の男である修平が鬼の女を連れてやってきた理由。
人間の男が人外女性から性的に“喰われる”事が明確なこの旅館に足を運んだ理由。
まずは、彼らが最初に旅館にやってきた、その経緯からお話しなければなるまい。
598 :
2:2009/02/08(日) 21:47:16 ID:79kvOspS
△▽△
「たっ、助けてください、こっ、殺されるぅ」
その男、秀平が旅館に駆け込んできたのは、秋も深い11月も過ぎた頃であった。
最初に対応に出た若旦那の幸一も、息を切らしながら話をする修平の話が理解できず、
父親に相談を持ちかけていた。
「はいっ、実は、かくかくしかじかで……うううっ」
かくかくしかじかでは分からない。
数時間前の秀平と真鬼のやりとりを盗み聞きしてみると、
「きぃぃっ、あたいというものがありながら、他の女の匂いを付けてくるやなんて」
「落ち着けっ、俺は先輩とキャバクラで飲んできただけであってだな」
「キャバクラやて? あたいというものがありながら、他の女と酒を飲むやなんてぇ」
「落ち着けって、そもそも俺達は契約で一緒にいるだけだろ?」
「うるさい、他の女に劣ると思っただけで悔しうて悔しうて、殺すっ!」
「ぎゃーーす」
これだけ聞いていただければ、大体の事情は理解いただけるだろう。
秀平は、これより逃走の道を辿るわけだが、どこへ行っても必ず居場所へ現れる真鬼から
逃げるために、秀平の苦労は並々ならぬものがあったようだ。
なんでも、真鬼は秀平の臭いを追うらしい。まさに獣の所業といえよう。
「ほぉ、しかし、なんでこの旅館に、よく辿りつけましたね」
「ええ、大阪の駅で出会った、見知らぬ少女に紹介されましてね」
「見知らぬ、少女?」
「ええと、『国有 鉄子(くにあり てつこ)』とか言ってたな」
「もしかして、小学生ぐらいの身長で、でかい時刻表を抱いてませんでしたか」
「そうです、よく、ご存知ですね」
「以前、ここに泊まりにきたこともあるものですから」
どこか遠い所を見ながら、思い出に浸るかのごとく話をする幸一。
ちなみに、鉄子という人外は、長年使われた鉄道車両に宿る『ツクモガミ』の一種である。機会があればお話しすることもあるだろう。
そんな感じに世間話を続けていると、親父が手招きをしながら幸一を呼び寄せた。
「おい、準備が出来たぞ、このお客さんを、例の部屋にご案内しろ」
「例の部屋? あぁ、『新月の間』の事か」
「そうだ、ちゃんと布団も敷き延べておいたぞ」
疲れ果て、訳のわからぬまま二人のやり取りを聞いていた秀平であったが、
幸一に案内されるまま、旅館の長い廊下の突き当たりにある部屋へと案内された。
秀平を追う真鬼が旅館に姿を現したのは、秀平が部屋に入るのと、ほぼ同時であった。
「ここやなぁ、秀平の臭いがするんは、ここやなぁ」
秀平を追う真鬼の姿は、胸と腰を虎縞の布で覆い隠しただけの簡素な姿。
鬼の正装とでも言えばよいだろうか。
頭には鬼らしく尖った角を生やし、肩には重そうな金棒を担いでいる。
殺気に満ちた目で旅館を見渡す彼女の対応に出たのは、若女将のハクであった。
人間の幸一では迫力負けしていただろうが、人外で蛇女のハクは、真鬼程度の迫力で
遅れをとることは無い。
599 :
3:2009/02/08(日) 21:48:19 ID:79kvOspS
「秀平はどこや、ここに居るんは、お天道様もお見通しやでぇ」
「お客様、ご案内します、どうぞこちらへ」
「ほぉ、やけに正直やないか」
ズンズンと勝手に上がってくる真鬼に対し、正面から向き合う形で対峙した
二人であったが、ハクは他のお客様に対する時と同じような笑顔で対応した。
「あっ、お客様」
「あん?」
「その、得物はこちらでお預かりしてもよろしいでしょうか?」
「ええで、秀平を仕留めるんにコイツはいらんからなぁ、ほらっ」
重量数百キロの金棒を放る真鬼。
ハクを普通の人間と見た真鬼が、わざと重量物の金棒を投げたわけだが、
「それでは、ご案内します。」
「なっ……」
何事も無かったかのように金棒を受け取り、真鬼の先に立って廊下を進むハク。
愛想を見せつつも、チロリと蛇舌を見せ、自分が人外であることを真鬼に知らせると、
驚きを見せていた真鬼も、納得したような表情を見せる。
「お客様、こちらでございます」
導かれるまま部屋に入ると、布団が敷かれ、秀平がその上にちょこんと座っていた。
真鬼が入ってきた瞬間にビクッと身体を反応させるが、逃げようとしない。
秀平は、幸一に言われた通りにしていた。
「ここに真鬼さんが入ってきても部屋から出てはいけません」
「えぇ、俺、殺されますよ」
「大丈夫、あなたの相方が部屋に入ったら、そのまま押し倒して、やっちゃって下さい」
「え?」
「ですから、犯っちゃうんです」
「なっ、何言ってるんですか、無理に決まってますよ、相手は本物の鬼なんですから」
だが、幸一は何も言わず、笑顔のまま、秀平をその場に残して部屋を後にした。
秀平には、言葉の真意を考える余裕すら与えられず、部屋にはハクに案内された真鬼が
姿を見せた。
筋骨隆々の真鬼に鋭い瞳で睨みつけられた秀平は、身体全体を震わせ、
その頭では、今まで歩んだ人生の思い出が、走馬灯のように流れていた。
「ほぉ、布団を敷いて永眠の準備までしとるとは、殊勝な心がけやな」
「いや、これは旅館の人が準備してくれていただけで、俺がやったわけじゃないぞ」
パキポキと指を鳴らしながら秀平に近づく真鬼。
鬼の形相を見せる真鬼の迫力に、後ずさりを見せる秀平であったが、
あっという間に壁際まで追い詰められると、壁に寄りながら立ち上がる。
「さぁてシュウ、覚悟はできてるんやろなぁ?」
「待て、話せば分かる」
「問答無用! 必殺、シャイニングゥ」
「ひえぇぇぇえ」
「フィンガァー!」
Z^ヾ、 Zヾ
N ヽヘ ん'い ♪
|:j rヘ : \ ____ _/ :ハ;、i わ
ぐ^⌒>=ミ´: : : :": : :`<ヘ∧N: :| し っ
∠/ : : ヘ: : : : : : : : : : : `ヽ. j: :| l ち
/ /: : /: /: : : /: : : : ^\: : :∨: :| て わ
/ //: : ∧/: : : :ハ : : \/:ヽ : ',: :ハ や っ
/:イ: |: : :|:/|\: / : :_/|ヽ: :|: : :l: : l ん ち
. /´ !: :l: : l代ラ心 ヽ:ィ勺千下 : | : :| よ に
|: :|: : |l∧ト::イ| |ト::::イr'|ノ゙: | : :| l
|: :l: :小 弋少 :. ゞ=‐'/: : ;リ : :| ♪
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Y : : : |>ーゝ _____,.イ⌒^`ーi : :八 </
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レ'´|/く二>{__,|x-</}: / } /∨
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`ヘ_`¬ヘxヘxヘxヘル^ xヘ厂: :=-: :(◯)'′
~^∀ヘxヘxヘxヘ/∀ー=-一'^ ̄´ ̄
保守
海
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
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|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/ = 完 =
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人./ノ_ら~ | ・・・と見せかけて!
从 iヽ_)// ∠ 再 開 !!!!
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)::::/∠Λ てノし)' ,.-―-、 _
______人/ :/´Д`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
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|_|__|_人):/:・:::∵ヽ | )r' ー'/⌒ ̄ て_)~ ̄__ イ
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|_|_| 从.从从:/ |__|::レ:/ ___/ヽ、_/
|__|| 从人人从 ..|__L_/ .( ヽ ::|
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巛ノi
ノ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ')/ノ_ら ∧_∧ | いきなり出てくんな!!
、)/:./、 ( ´Д`) | ビックリしたぞゴラァ!!!
)/:./.:.(,. ノ) `';~"`'~,. \ ________
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_____ 从\、,. ,; .,、∴';. ・ ( _ノ~ヾ、ヽ
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