「…ちっ、司馬か。」
「か、隠れよ!」
周りを見渡してみても、家の塀で並んだ1本道。
隠れる場所などありはせず、あえなく見つかった。ちなみに今日は5人組、あのユキちゃんはいなかった。
「急げ、横穴公園で、みんなが俺たち援軍を待ってる…あ、土生!」
「…なんだよ。早く援軍に行くんだろ?」
「え?でも、戦争はもう西の勝利に終わったよ?」
(この馬鹿…)
援軍に駆け付けるため急いでいる司馬。土生に構っている暇がない以上、
戦争が終わっていることがばれなければ何もされないはずだったのだが。
理奈がまた余計なひと言。
「なにい!?くそ、手遅れだったか…」
「だったらせめて、こいつらをメタメタにしちまおう!ついでに女の方は後でまたたっぷりと…」
「え…た、たっぷりって…」
何となく理奈にその意味はつかめていた。
セクハラを数多く受け、ましてや強姦されかけたことすらあったのだ。恐怖心がよみがえる。
「さあて、今日は負けねえぞ、おまえら、ボールさえよければ、こいつは怖くねえ!」
「ちい。しゃあない。
…なあ、さっきから俺たちの帰り道、ずっとついてきてるんだろ?
怖いのは分かるけど、助けてくれないか?」
「はあ?お前、何いってるんだ?やっちまえ!」
5体2。数で圧倒的に優勢の状態で、襲って…
…いや、襲われた。
「ぐはっ!」
「お、おまえはユキ!ぐほっ!」
「えいっ、たあ!」
(まったく、さっきからこいつ、俺たちの後をついてきてよお…
あんまりいい気分はしなかったが、ストーカーを許してやったんだからこれくらいはしてもらわねえとな。)
「しょ、翔…この子がいるの、知ってたの?知っててああ言ったの?」
「ああ、最初から気付いてた。ったく…」
当然理奈は気づいていなかったらしい。
おっと、その間にも格さんと助さんが敵をばったばったと…って、1人しかいないか。
「に、逃げろ!」
「覚えてろよこの裏切りもの!」
横穴公園の後に行われたミニ戦争は、東小援軍が散々な敗北を喫した。
「…ちっ、司馬か。」
「か、隠れよ!」
周りを見渡してみても、家の塀で並んだ1本道。
隠れる場所などありはせず、あえなく見つかった。ちなみに今日は5人組、あのユキちゃんはいなかった。
「急げ、横穴公園で、みんなが俺たち援軍を待ってる…あ、土生!」
「…なんだよ。早く援軍に行くんだろ?」
「え?でも、戦争はもう西の勝利に終わったよ?」
(この馬鹿…)
援軍に駆け付けるため急いでいる司馬。土生に構っている暇がない以上、
戦争が終わっていることがばれなければ何もされないはずだったのだが。
理奈がまた余計なひと言。
「なにい!?くそ、手遅れだったか…」
「だったらせめて、こいつらをメタメタにしちまおう!ついでに女の方は後でまたたっぷりと…」
「え…た、たっぷりって…」
何となく理奈にその意味はつかめていた。
セクハラを数多く受け、ましてや強姦されかけたことすらあったのだ。恐怖心がよみがえる。
「さあて、今日は負けねえぞ、おまえら、ボールさえよければ、こいつは怖くねえ!」
「ちい。しゃあない。
…なあ、さっきから俺たちの帰り道、ずっとついてきてるんだろ?
怖いのは分かるけど、助けてくれないか?」
「はあ?お前、何いってるんだ?やっちまえ!」
5体2。数で圧倒的に優勢の状態で、襲って…
…いや、襲われた。
「ぐはっ!」
「お、おまえはユキ!ぐほっ!」
「えいっ、たあ!」
(まったく、さっきからこいつ、俺たちの後をついてきてよお…
あんまりいい気分はしなかったが、ストーカーを許してやったんだからこれくらいはしてもらわねえとな。)
「しょ、翔…この子がいるの、知ってたの?知っててああ言ったの?」
「ああ、最初から気付いてた。ったく…」
当然理奈は気づいていなかったらしい。
おっと、その間にも格さんと助さんが敵をばったばったと…って、1人しかいないか。
「に、逃げろ!」
「覚えてろよこの裏切りもの!」
横穴公園の後に行われたミニ戦争は、東小援軍が散々な敗北を喫した。
「まあ、…何と言うか、助かったんだが…なんでついてきた?」
「そうよ、ストーカーなんて…」
「いや、あの…ばれないと思ったんで…」
「えっと、そうじゃなくて、理由を聞きたいんだけど。
助けてもらった身としては、今更ストーカーがどうのこうの言うつもりはないから。」
うつむいたまま、何も話さない。
土生には見えていなかったが、頬が鮮やかな紅に染まっていた。
「お、おふたりは、その…」
「ん?」
「あ、えっと、その…」
「何がなんだって?」
「ご、ごめんなさいっ!」
すたこらさっさと逃げて行く。結局、何が何だか分からなかった…
…と、土生の肩に何か命中する。
「…なんだ?」
「もしかして、雨?」
「まずいな、空が…ひと雨きそうだ、大急ぎで帰ろう。」
その頃、明や千晶、そして先ほどのカップルもずぶぬれになっていた。
明や千晶がこの時裸の関係になったのは周知のとおりである。
そしてこの2人はと言うと。
「どうにか間に合ったか…」
「そだね。」
家の中からどしゃ降りの外を眺めている。
こんな状態で出前を出すのも気が引けるが、そうなると飯はどうしよう。
「何か冷凍庫になかったかなあ…ねえ、翔、何か作ってよ。」
「ん?ああ、じゃあ風呂を沸かしておいてくれ。」
「はーい。」
慣れた手つきで料理を作っていく土生。
それを楽しみにしながら、風呂の準備を進めて行く理奈。
「出来たぜ。」
「速いねー、相変わらず。」
「3時間くらい煮込まなければならない料理の方が良かったか?」
「…そういう意味じゃないから。」
食事を済ませると、風呂に入る。
今日は練習が厳しかった。一段と気持ちいいはずである。
「先入ってるね。」
「ああ。…。…?」
「どしたの?」
「いや、別に。」
体のどこかが、変な感じがする。
何と言うか…変に軽い。
「ふー…気持ちいいなあ!」
「入るぜ。」
「うん。」
分身はすっかり勃っているものの、理奈の裸を見るのもすっかり慣れた。
だが、理奈の方はというと。
「…どうした?」
「なんか、また傷が増えている気がする。」
「そうか?怪我しやすい体質なのかもな。」
そんなわけない。理由はただ1つ。
土生は誰よりも練習に全力を出し、妥協や甘えがない。それだけである。
心のどこかで甘えのある選手は、体に傷を負ったりはしない。
スポンジにボディソープをつけて、洗っていく。
…その時、異変が起きた。
「…あ。」
スポンジを落としてしまった。
やれやれと思いつつ拾い上げるためにスポンジに手を伸ばす。
…だが、腕が持ち上がらない。
「…く、なんだよ…」
「ど、どうしたの!?」
「…腕が上がらない、曲がらない…」
「そ、そんな…」
「気にするな、感覚がなくなっているだけだ、すぐに元に戻る。…うっ。」
「だ、大丈夫?」
「なあに…しびれる感覚が、多少つらいだけだ…」
水音とともに、理奈が浴槽を出て、スポンジを拾い上げる。
そして、優しく土生の背中を洗い始めた。
「り、理奈!?」
「あたしが、洗ってあげるね。」
「いや、いいって!すぐに腕は元通りに…」
「我慢しないの!もっとあたしを頼っていいんだから…」
そう言われると言い返せない。
理奈の想い、そしてその声が愛しい。
「翔が疲れてることにも気を配らずに、料理を作らせたあたしにだって…
だから、せめてこれくらいはさせてよ!」
「…。ああ、わかった…。」
沈むような声の土生。
…どこか理奈の心遣いを嫌っているようにも見える。
「いつもいいように意地悪されてるからね、だから何となくこうしてあげるのは嬉しいな。」
(…もう充分、普段からしてるじゃねえか…)
「何か言った?」
「いや。」
「そう。…そういえば、翔は今、腕が動かせない。」
体をほぼすべて洗い終わったとき、彼女はまだ洗っていない部分がある事に気がついた。
その凶器ともいえるものに対し、無意識のうちに避けていたからであろう。
「な、なんだ?(声が…何か企んでるような…)」
「すなわち…あたしに、反抗できない!」
「…。お、おい…」
理奈が土生の真正面に座った時に、そのたくらみに気がついた。
理奈が軽くスポンジで胸を洗い、ボディソープをつけて滑りを良くする。
「いただきまーす!はむっ!」
「や、やめろっ!」
「やめないよーん!」
おっぱいで土生のモノを一口で飲みこんだ。
そのまま上下に動かしていく。
普段からおっぱいを見せたりと巨乳においては積極的にエッチをするが、下半身ではほとんどエッチをしない。
パイズリも最初に風呂に一緒に入った時以来だったし、理奈の秘所はいまだ土生には見られていない。
さすがの理奈も下半身には、ある程度の抵抗感があり、いつもいつも、とはいかなかった。
「あ…」
腕だけでなく、下半身もしびれてきた。
もはや土生は左腕以外完全に封じられたも同然。
「そろそろいきそうかな?それじゃ…」
「あっ!」
お湯を陰茎にかけてあげる。
すでにカチカチに固まり温度もあがっていた陰茎が、熱いお湯をかけられさらに反応する。
「り…理奈…だ、出したい…」
「うん、わかってるよ。んむ…」
口の中に入れて出し入れする。
さほど激しくはないものの、既にさっきからのパイズリのおかげで効果抜群。
それでも速度がゆっくりなのでなかなか出ない。
「理奈…も、もう…」
「ん!」
理奈が土生を楽にするために、スピードを上げる。
その緩急をつけた攻撃に、土生はあっさり陥落した。
「んんっ!んぐ!んんっ!」
「…っ!」
2度目の射精の味も、理奈にはやっぱり苦く感じた。
理奈の助けを借りながら浴槽に入る。
腕はまだ治らない。
「腕、大丈夫?」
「…。」
「顔、真っ赤だね。」
「…うるせえ。」
体を浴槽にしっかりと沈めて落ち着きたかったが、腕がまともに動かないので気を抜けない。
その様子を理奈が察知して、
「!」
「これで沈まないよ。」
理奈が抱きしめる。
ふかふかのおっぱいに包まれる。
だが、土生はその柔らかい感触に気持ちよさを感じることはなかった。
…ただただ、自分が情けなかった。そして、涙した。
「しょ、翔!?」
「…なんでだよ…」
「な、何が?」
「…俺はさ、…仲間に慕われてはいたけど、ずっと孤独だった。
でも、理奈が来てくれて、180度変わった。」
「ありがと。」
「…でも、今までチームで一番だった俺の前に、急に強い奴が現れて、
今までにない、感覚を味わわされた。」
「それって、やっぱり…」
土生に突き飛ばされた。
その理由を、ついに知る事が出来る。そう思った。
土生の苦しみを、分かってあげられる、と。
「…やっぱり、俺より野球のうまいやつがチーム内にいる事を、心のどこかで憎んでいた。
ずっと俺が一番だったから、だから憎んでいた。…こんな事思ってちゃいけないんだけど。」
(な…なんて言えばいいんだろ、あたし…)
「…でも、自分の本当の心に気付かせたのは、…それも理奈、お前だ。」
「ど、どういう事?」
ドキッとした。やばいと思った。
土生に怒られる、叱られる…何か悪い事したっけ。理奈の記憶の引き出しを目まぐるしい勢いで開けていった。
「…あの時。理奈に心を救ってもらって。
心の底から、思い切り泣けるように、おっぱいで受け止めてくれて。」
「翔…」
「いつも、風呂に入る時も、寝るときも、おっぱい飲ませてくれて、甘えさせてくれて。
どんな時でも、包み込んでくれて。」
(…親と早くに生き別れたから、甘えんぼさんなんだよね…)
「そのうえ、野球の腕でも負けてて…俺は…」
土生が苦しんでいたその理由。
「ずっと、理奈に対して劣等感を抱いて、これからやって行かなきゃならないのかって…」
「!」
「いつもお前に意地悪していたのはそのせい。すこしでもその劣等感から抜け出すためにやってたこと。
…でも、所詮何の効果もない。そんな事をしても、理奈に勝っていることにはならない。」
「翔だって、十分すごいって、あれだけ打てて、守備もうまくて…」
「理奈と比べたら、全然だ!俺なんか…」
県内のリトルでもかなり評価の高い土生。
なのだが、土生は全く理奈には野球の腕では敵わない…そう感じていた。
いくら理奈がそれを否定しても、効果はない。
「俺なんか、全然だ!」
「…。」
「ずっと、理奈に、守られて、その苦しみが、女のお前なんかに…わかってたまるかよ!
…こんな腕…こんな動かなくなった役立たずの腕…」
「しょ、翔!?まさか!」
右腕を振り上げる。もう感覚は元に戻っていた。
そして土生が目を向けた先は、…浴槽の淵。
「要らねえんだよ!」
自分への怒り、そして悔しさ。
野球選手の資本ともいえる体を、自らの手で壊す。
「…!」
「や…やめて…」
理奈が両手で右手首をつかみ、辛うじて最悪の事態は避けた。
…そして、思わず理奈も手が出た。
「つっ!」
「馬鹿!」
パシンという音。
土生は、ただ呆然としていた。
「…俺は…俺はどうすりゃいいんだよ…」
「そんなの知らないわよ!少なくとも、大事な手を、壊すべきじゃない!」
「…そうだけど…そうだけど…」
土生がまた涙を流す。
…そしてついに理奈がキレた。
「ぐあっ!」
「…。」
さっきの平手打ちじゃない。
平手打ちも少し痛かったが、土生が心配ゆえの平手打ち、大した威力はない。
…だが、今度は本気で殴った。叩いたのではなく、殴った。
土生への怒り、いらつき。豪速球を生み出すその左腕からの一撃の威力は、生半可なものではない。
「…つっ…く、口の中切れたじゃねえか、いきなり」
「何がいきなりよ。
自分の弱さを人のせいにして押しつけて。本当にそれでもプライドがあるの?」
「う、うるせえ!」
先ほど平手打ちをした、翔の心配をしていた理奈とは違う。
心の底から怒り、土生に対して冷徹に当たる理奈。今まで誰にも見せた事のない、凍り付くような表情。
そのあまりに背中を凍りつかせる表情に、三度涙を流す。
…だが、理奈は容赦ない。
「はっ、そんなんなら、別のもっと弱いリトル、いや、子供会の野球チームにでも入ったら?
そんなんで泣くなんて、片腹痛いわね!」
「な、なんだと!?」
「呆れた!そんな事で涙流すのが、優勝目指してる奴のやる事!?」
「ぐ…」
以前土生がチームメイトに言った言葉、それをお返しされた。
「そんなにあたしに負けているのが悔しいなら、あたしに勝てるように強くなりなさいよ!
その程度の強さしか無くて、優勝なんてできると思ってんの!?…いや、優勝する気があるの、の方がいいか。」
「この…!」
理奈を殴ろうとした。だが、手が動かない。
痺れているからではない。理奈の圧倒的な何かに、完全に怯まされる。
「ふうん、翔でも、悔しいと思う事があるんだ。
そうね。悔しいのなら、今から野球で勝負しない?」
「…しょ、勝負…」
「逃げる?」
「ああいいだろう、やってやろうじゃねえか!」
土生が勢いよく浴槽を出て、体を拭くのもそこそこに風呂場を出て行った。
「…さあて、あたしも行かなきゃ。」
投下完了
朝っぱらからこんなもの投下するのもなんとも言えない気はするが
リアルタイム投下!!
朝からGJです。(^O^)/
506 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 11:21:32 ID:1MWy1zgL
GJ!!賑やかでいい。
一ヶ月ぶりに書き上がりましたので、決闘少女空間の第三回を投下します。
今回はとうとう微エロすらなくなってしまいました。
申し訳ありません。苦手な方はスルーしてください。
それではテキストで16KBほどで、次から投下を開始します。
○5
黒板を叩くチョークの音だけが、授業中の教室に反響している。
担任教師・藤原通子を再び迎えた六年三組は、簡単なホームルームの後、何事もなかったかのように通常通りの授業に復帰していた。
その過程で通子は一度だけ谷川千晶の件に触れ、皆に事情を確認するとともに念を押したが、朝一番にはクラスメイトたちと朗らかな笑みを交わしあった千晶も、今の通子とは目を合わせようとすることはなかった。
それに気づいた真琴が気遣うような視線を千晶と通子の間に往復させる中、通子は何気ない風を装い、いつも通りに授業を進行させていく。
自習課題の確認、不明点の質疑応答に始まり、淡々と進んでいく授業の中で、谷川千晶は窓際の席に掛けたまま頬杖を突いてただぼうっとしたまま、窓の外に広がる青空の下の風景だけを見ていた。
「千晶……」
そんな相棒の姿を、隣席の明がじっと見つめている。
今朝のあの突然の抱擁のあと、教室に戻ってから、千晶は明とさえも視線を交わそうとしていなかった。この授業中、小声で何度か呼びかけても答えようとしない。
教科書とノートだけは机上に開いてはいるが、千晶がそこにシャーペンを走らせた形跡は全くない。ノートの今日の日付のページはまっさらなままだ。
頬杖をつく千晶はいつもと違って背筋をしゃんと伸ばしておらず、半ばその上体を机にもたれ掛からせるような格好になっている。
それでTシャツの厚手の布地を押し上げる乳房は二つとも机に載せられて、その重量を千晶の肩や背中に掛けるブラジャーのバンドとストラップから、机の上へと移していた。
平たい机上で柔らかそうにいくぶん潰れ、Gカップの器の中で形を崩されている千晶の胸に気を取られながらも、明はその外向きの横顔の方に視線を釘付けにされていた。
「じゃあ、この問題を解いてもらいます。たにが――」
千晶一人を除いて、次第に授業がいつも通りのリズムを取り戻していく中、黒板から振り向いた通子は、そのままの自然な流れに乗ったかたちで千晶を指そうとした。
「…………」
だが頬杖を突いたまま、うつろな瞳で窓の外を見つめ続ける彼女の気配に直面すると、通子は途中まで出かけたその名を呑んだ。
「えっと、じゃあ……八坂くん!」
「――へっ? お、……俺!? えっ、ええと――」
慌てて明が教科書とプリントをめくり、授業内容を追いかける。千晶にすっかり気を取られていた明は授業内容などほぼ完全に上の空で、とうてい答えられるような状態ではなかった。
両拳を腰に当てつつ、通子が胡散臭そうに眉をひそめる。
「……八坂くん。先生の授業、ちゃんと聞いてましたか……?」
「えっ……え、いや、ええと、……その……」
「…………」
口をもごもごと動かしながら、通子の視線に押されてじりじりと下がる明。こういうとき、普段なら陰に陽にと真っ先に助け船を出してくれるはずの千晶は相変わらず虚ろなままで、親友の窮地にもぴくりとも動こうとしない。
さすがの明もこのときばかりは機転を利かせ切れず、ただ泡を食いながら担任教師からの次の一手を待ち受けていたとき、通子は不意に矛先を転じた。
「……ふう……しょうがないですね。それじゃあここのところ、国東さん!」
「はいっ」
淀みない返事とともに教室の向こう側で真琴の長身が立ち上がり、すらすらと明快に答えを述べた。通子がふむ、と頷き、朗らかな笑みとともに彼女を讃える。
そのまま授業の焦点は二人を離れ、再び淡々と進行していった。
助かった……。
いつも明たちの悪童グループをマークしている通子にしては妙に引き際が鮮やかだったのは、明に釘を刺しつつも、今の千晶にはまだ触れたくないという通子の意識の現れなのだろうか。
ちらりと一瞥くれた真琴に向かって、明が片手で拝むようにして謝意を伝える。真琴は軽くため息をつき、授業へ意識を戻していく。
そして明は、また千晶をじっと見つめる。一連の事件にもほとんど反応を示さないまま、千晶はただ外の世界だけを見つめ続けていた。
○6
「ふぅ……」
牛乳パックを開いて小さく折り畳みながら、給食を採り終えた明は息をついた。
給食の内容に不満があったわけではない。六人前後で構成される班ごとに机を合わせながら取る西小学校の給食でも、千晶はほとんど無言のままだったからだ。明のみならず、誰もまともに声などかけられなかった。
結局午前中の間、千晶はずっとこんな感じで過ごした。明も手は尽くしたし、通子の方でも何とか千晶との接触を図ろうとしたようだが、それらもすべて不発に終わっていた。
「千晶ー。俺、便所行ってくるわ」
「……ん」
いたたまれない気分になって、明は席を外すことにした。やはり気のない返事を寄越されながらトイレへ向かう明の背後で、数人の男子が目配せを交わしあう。
そして意を決したその一人が教室を出て明を追い、朝顔小便器の隣に並んだ。
「……よお、明」
「……あんだ、カンチ?」
その男子生徒――昨日の朝は大っぴらに公園戦争の自慢話をしすぎて真っ先に国東真琴に鎮圧され、その後の体育倉庫でも千晶の人間酸素魚雷でやはり真っ先に制圧された、
六年三組の切り込みバカ一号・カンチこと高橋貫一は、周りに誰もいないことを一応確認すると、何気ない風を装って話しかけてきた。
「谷川さー……どうしちゃったの、あいつ? 何があったのか知らんけど、今日……沈みすぎじゃね?」
「…………」
「そりゃああいつも、胸のこととかでいろいろあんのかもしんないけど……昨日とか今日の朝とかはさ、まだあんな風じゃあなかったよな。なあ。……やっぱりあいつ今朝、通子先生となんかあったのか?」
「…………」
「なあ……」
しかしいくら話しかけてもまるで答えようとしない明に、カンチも嘆息する。馬鹿も馬鹿なりに途方に暮れるのだ。
「なあ、明。昨日の朝のこととかは、やっぱ俺らもアホだったって思うよ。でもな、それはそれとして……やっぱりお前も谷川も、俺らの仲間なんだよ。
だから、その……同じクラスでああやってずっと凹んでられると、俺らもだんだん気が滅入ってくるっつうか……。ああ、とにかく。何か俺らに、出来ることとかってねえの!?」
「……悪ィな、カンチ。今は、まだ……そういうの、何にも無ぇんだ」
「あ……明っ」
目も合わせずにボタンを押して便器を流すと、明はものをしまい込んでチャックを上げる。洗面台へ向かう明をカンチも追った。
「……、ん……?」
洗った手から水滴を払い落としながら教室へ戻る途中、明は六年三組へ向かう長身の女子の後ろ姿を見た。
健康的に焼けた素肌をTシャツと、ジーンズを腿の上の方で短く切ったホットパンツから伸びる四肢に晒しながら、周囲を圧する偉そうな大股でずかずかと歩いていく彼女は、忘れたくても忘れられない。
「何しに来たんだ、あいつ……?」
怪訝に呟く明をよそに、ガラリと大きく戸を引いて、大西真理は四時間ぶりに六年三組へ侵入した。
○7
「…………」
大西真理はその長身で威風堂々と闊歩しながら、しかし同時に鋭い目つきで素早く教室じゅうを見渡して、脅威の有無を確認した。すなわち担任教師の藤原通子と、それに学級委員長の国東真琴である。
真理はあらかじめ、その二人が廊下から職員室の方向へ向かったことを確認してはいた。
だが真理にとって最大の脅威となる二人が不在であることを肉眼で実際に確認すると、彼女は満足げに鼻を鳴らしながら目的とする相手の元へ向かった。
幼馴染みの宿敵、谷川千晶の元へと。
あまりにも迷いのないその堂々とした直進に、周囲の連中も果たしてこれを止めるべきか迷うも果たせず、真理はあっさりと窓際の千晶の席へと到達した。
「げえーっ! 鬼マリ!?」
「あの女、今度は何しに来やがった……!?」
同級生たちが固唾を呑んで事の成り行きを見守る中、真理は肩に掛かるストレートの黒髪を手でさっと払いのけながら、いつもの不遜な邪悪さで言葉を投げた。
「ふふっ、千晶ぃ。今朝はずいぶん危ないところを、余計な邪魔に助けられたね?」
「…………」
その長身からのし掛かるように影を落として、標的を捉えた真理は得意げに笑みを浮かべてみせる。
しかし当の千晶は相変わらず、目の前に迫る真理にもまるで頓着しようとしないまま頬杖をついて、まるで彼女の存在などないかのように窓の外の風景だけを眺めていた。
真理の方もそんな千晶の態度に全くお構いなく、突如として左の掌へ右の拳を鋭く打ち込み、鮮やかな破裂音を教室中へ響きわたらせてみせた。
「さあ、今回は邪魔する余計な取り巻きどもも無しだ! 仕切り直して西小学校最強生物決定戦、今度こそ本格的におっぱじめるとしようか!」
真理の啖呵におおッ、と教室中の観衆がどよめく。
そのざわめきを背中へ受けながら、早くも盛り上がり最高潮へ達しつつある真理をよそに、千晶は不機嫌そうに頬杖をついたまま、ぼそり、と明後日の方角へ呟いた。
「……るさい」
「何?」
「……うるさい、真理。邪魔だ。ボクは真理なんかに構ってられるほど暇じゃないんだ、あっち行け」
「ハァ……? あんたに無くても、こっちにあるんだっつーの!」
不意に跳ね返ってきた挑発に青筋を立てて言いながら、真理が近くの椅子の足を蹴飛ばす。乱暴な音に喧噪が高まり、二人を取り巻く空気の険悪さがいっそう増していく。
「ちょっ、ちょっと……何でこんな時に、藤原先生も国東さんもいないわけ!?」
「職員室の方に用事があるって言ってたから……二人とも、しばらく戻らないかも……」
教室のあちこちで悲痛なうめきが飛び交う中、それすら燃料にするかのように、二人の殺気が燃え上がっていく。
「…………」
教室の扉に背中を当てながら、明はそんな二人の姿をただ黙って見守っていた。室内で急激に高まっていく緊迫をよそに、自分自身はまったく動こうとしていない。
「よっ」
「?」
そんな明が、肩を叩かれて振り向いた。
「岸? それに――」
「へへっ」
「押忍」
「俺らもいるぜ、明!」
明は目を丸くする。そこに集まっていたのは岸武志をはじめとして、西小学校の悪童たちの主力をなす精鋭のメンバーたちだったからだ。
六年一組や二組の連中から五年生まで、戦力的にみて西小学校の上位十傑に入るであろう連中が、岸を含めて五人も揃っている。
「……なんだなんだ、雁首そろえて。お前ら、いったいどうしたんだ?」
「あのバカ女が今朝のままじゃあ収まらないのは見えてたからな。仕掛けるとしたら放課後まで待たずに昼休みに来ると踏んで、あらかじめ援軍を根回ししといたのさ」
「今朝はまた、ずいぶん難儀だったらしいな明」
「だがいくら谷川と大西でも、このメンツで一斉にかかればさすがにおとなしくさせられるだろうよ!」
「岸……。ったく、お前って奴は……」
大きく息をつきながら、明は岸の洞察力と行動力、そして人望に半ば呆れ、半ば改めて感嘆した。
真理の性格と状況からその行動を予測し、そのうえで予期される最悪の事態を回避するため、自らの力不足までも認めながら、最善の布石を打つことができる。そしてその方針に、皆を賛同させて動かすことまでもできるのだ。
まったく、大した奴だよ――思わず苦笑しながら、明は自らの参謀格をしげしげと眺めなおした。
「それじゃあ、明。いい加減、連中熱くなって来ちまってるみたいだし――そろそろ行くか?」
率いてきた四人からも頼もしげに頷かれながら、岸が明に突入のタイミングを問いかける。
しかし明は難しそうに眉をしかめて、彼らの動きを制した。
「いや……待て、岸。お前らも、ここを動くな」
「……は?」
「な……なんだそりゃ? 明、真理に堂々と好き勝手させる気かよ?」
豆鉄砲でも食らったようだった悪童たちが、不平を並べながら明に喰ってかかる。
「勘違いすんな。別に奴らに好き勝手させようってわけじゃねえ。ただ――」
明は扉の陰からわずかに顔を出して、二人の様子を窺い続けている。
暴君の本領を発揮して燃え上がる真理を相手にまずは口喧嘩で火花を散らしながら、千晶の口元に、ひどく攻撃的ではあってもいつもの精気を感じさせる気配が蘇りつつあるのを。
「…………。お前らは来るな。ここで待ってろ」
「な――」
「あ、明……!?」
戸惑い続ける岸たちを置いて、明は教室へ足を踏み入れた。
個々の戦闘力だけで言えば、千晶も真理も明と互角以上のものがある。ましてやただ正面からぶつかって相手に勝つだけが目的でなく、あくまで穏便に両者を引き離さなければならないというこの種の任務ならば、さらに困難さは激増する。
だからこそ、岸も多勢の卑怯を承知でこの精鋭部隊を編成してきたのだが、明はそうして岸が入念に築いた優位をすべてなげうち、ただ単身でその鎮圧に向かおうとしていた。少なくとも、彼らからはそう見えた。
遠慮もなしに、身構えるでもないままに明は二人の元へ近づき、そしてぶっきらぼうに呼びかけた。
「よう、真理。お前、そんなに千晶とやりたいのか?」
「ああん……?」
声をかけられて、初めて真理が振り向いた。切れ長な瞳は燃えさかる怒りの炎を宿し、攻撃的な犬歯と合わせて、その大人びた美貌は何とも剣呑な光を放っていた。
しかしそんな真理にも臆すことなく、明はしゃあしゃあと言ってのける。
「だが、今は止めとけ。バカ正直にこんなところで真っ向勝負されたんじゃみんな迷惑するし、三組も四組もまとめて説教HRじゃたまったもんじゃねえだろう」
「やかましい! ンなもん私が知るかッ!!」
「…………」
明の分かり切った正論に真理が怒鳴り散らし、千晶の方も口元に昇りかけた熱をゆっくりと冷まして、元の無気力な無表情へ戻りはじめる。
「話は最後まで聞けよ、真理。何も千晶とやるな、たぁ一言も俺は言ってねぇぞ」
「何……?」
そんな二人を前に、明は不敵に破顔した。
「千晶の相棒の俺が公認する。真理と千晶、お前ら決闘しろ。そして、他の奴らは誰もそいつを邪魔しない。この俺がそうさせない。委員長も先生も、俺が責任持ってうまいことあしらってやるからよ」
「…………!?」
自信たっぷりに言い切ってのけた明に、真理も千晶も、岸が連れてきた鎮圧部隊も、早くも避難を始めていた同級生たちも、教室の皆が目を白黒させて明の顔面を注視した。
「よく考えてみろよ、真理。このままここで半端におっ始めたって、いい感じに盛り上がってきたところで、どうせ委員長や先生たちに止められちまうんだぞ。
……それだったら邪魔の入らないところで、徹底的にやりあってみたほうがいいんじゃねえのか?」
「…………。それは、……まあ……、確かに……」
「…………」
真理がいったん下がったのを見届けて、明は次のカードを切る。
「だがな、真理。決闘というからには、やはり準備期間が必要だ」
「はぁ……!? ふざけんな! 私は何日も待つ気なんざねえぞ!」
「人の話は最後まで聞けよ、真理」
あくまで真摯な瞳のまま、明は真理に説いた。
「別に明日明後日にしようって話じゃない。ちゃんと今日じゅうにやらせてやるよ。そいつは責任持って俺が仕切るし、立ち会う。だからな、真理。ここは俺に免じて、いったん下がっといてくれや」
「…………」
そのTシャツを大きく押し上げる胸の真ん前に両腕を組みながら、真理は押し黙る。千晶も横目で真理と明を見つめている。
明を数秒睨み続けた後、真理はようやく答えを出した。
「……最大限譲ってやって、今日の放課後までだからな。それまでに、明。ちゃんと段取りしとけよ」
「おう。任せとけ」
「……ふん。ちょっとだけ命拾いしたね、千晶」
「帰れ、バカ真理」
お互い目線もろくに合わせないままの、その軽口の応酬が昼休み最後の小競り合いとなった。
真理は長い脚で大股に歩いて三組を出、なぜか廊下で雁首を揃えたまま腑に落ちない表情をしている鎮圧部隊の連中をギロリと眺めると、どこかへ階段を下りていった。
そして六年三組に、再び平和が戻った。
「明……」
姿を現した岸が、困惑気味に明を呼ぶ。明は無言のまま、自分に対しても視線を向けようとしない千晶を置いて教室を出て、外の連中と顔を合わせた。
誰もが納得できないという顔をして、明を一心に見つめている。大きく息を吐き出しながら、明は若干疲れ気味に説明した。
「……というわけで、真理は千晶と決闘させる。当の本人がやる気なんだ、周りが迷惑被らないようにだけしとけばやらせない意味もないだろ。後は俺が責任持つよ。んじゃ、そういうことだから。はい、解散」
明は一方的にそう言い切って、ぱん、と両掌を鳴らしてみせる。これでおしまい、とでも言うかのように。
しかし、それだけで納得させられる面々でもなかった。
「な……」
「なんだそりゃ!?」
「結局真理の好きにさせるってのかよ!?」
対千晶・真理戦という過酷な、しかし同時に心躍る任務に備えていた緊張とわき上がる興奮の双方に肩すかしを食らわされて、四人が明に食ってかかる。
しかしそれに対しても、明はあくまで木で鼻を括るような態度を崩さなかった。
「くどい! やつらの処遇は俺が決めた! 文句がある奴は俺んとこへ来い! いつでも相手になってやる!」
「…………」
西小最精鋭の面々を前にしても、明の態度には一片の揺るぎもなく、終始堂々としたものだった。そのあまりの開き直りに、一度は詰め寄ろうとした面々も次第に言葉を失い、やがて所在なさげに互いの間で視線をさまよわせはじめた。
「……分かった。明」
そんな沈黙を破ったのは、やはり岸武志だった。
「とにかくもう、やっちまったもんはどうしようもないからな。千晶と真理は今日決闘する。そして明が、そいつに対して全部の責任を負う。そうなんだな、明?」
「ああ。その通りだ」
「そうか。――だそうだ、みんな」
自ら召集した鎮圧部隊に向き直り、岸はリーダーに代わって皆に詫びた。
「せっかく集まってもらったのに、済まなかったな。また今度頼む、みんな」
「岸……」
「武っちゃん……」
旗揚げ人が真っ先に矛を収めたのを見て、鎮圧部隊も渋々の体でそれに続いた。
まだ十分以上の残り時間がある昼休みに、一人が消え、また一人が消えて鎮圧部隊が姿を消すと、その廊下に残るのは岸と明の二人になった。
「……悪かったな、岸」
「ああ、お前は悪いな、明」
今度は堂々と明を非難してみせながら、しかし岸は鮮やかに微笑んでみせた。
「で、それがお前の判断なんだろ? 俺たちのその場のメンツより、あいつら二人をぶつけ合わせることを、今、それで得られるものを優先するって」
「…………」
「悪党だな、お前は」
掲示板にそっと背中を預けながら、明は答えようともせずに、千晶が今も見つめているはずのそれとは反対側の風景を眺めていた。
「ふん……。お前のそういう理詰めじゃないところ、俺はそんなに嫌いじゃないぜ」
そして岸は踵を返し、背中越しにその手を振った。
「また今度、埋め合わせろよ、明」
「――おう」
岸の気配が四組へ消え、教室や廊下や校庭のそこいらじゅうで遊び、騒ぎ散らしている児童たちの喧噪の中で、明はずっとそこで一人立ったまま、外の風景を眺めていた。
「……よし」
しかし、やがて意を決する。
明は敢然と身を翻し、教室へ戻ると、相変わらず一人のままの千晶の席へ詰め寄った。頬杖の手指で顔の下半分を隠し、無感情な目だけで見上げてくる千晶の、その右腕をはっしと掴む。
「行くぞ、千晶」
まだ昼休みは十五分以上残っている。力強く、八坂明は宣言した。
「特訓だ!」
今回は以上です。
最初に今回の決闘少女空間は四回程度と宣言しましたが、
また例によって、さらに一回か二回程度は延びてしまいそうです。
エロ場面兼最終回は、おそらく次々回の第五回、
あるいは、下手をすると第六回にまでずれ込んでしまうかもしれません。
申し訳ありません。
>>暴走ボートさん
申し訳ありません、HN誤認、たいへん失礼しました。
通しタイトルはまだ未定ですが、夕立はゆうだちって読むんだな……というのを外国人が、
夕立→ユウダチ→友達
という妙な誤解をしていた、というのを見てはっとするものがあったので、
やっぱりこの方向で行くかもしれません。
迷わずストレート!のほうにも、うちの連中を出していただいてありがとうございます。
土生やラリナと話す明が大人びていてびっくりしました。
アホなあいつも下級生が相手だと、こういう風になるのでしょうか。
私の中では、明や千晶は東小との戦争もその他のことも、
敵意というよりは基本的に遊び優先、面白いからやっている、というイメージでした。
戦争自体、どっちかというとお祭り感覚というか……
新鮮な切り口を提供していただいて、ありがとうございました。
>>SDSさん
宮田桜については、次回でお借りする予定……です。
ひょっとしたら、やっぱり出番が吹っ飛んじゃうかもしれませんが……。
あと、真理のスポブラGJでした。
決闘少女空間のラストでも、真理にはスポブラで活躍してもらう、
というのがエロネタのコアでしたので……。
それでは、来月の今頃までには次回をお持ちしたいと思っております。
GJ!!
千晶復活&爆乳バトル、とりあえず半裸で待つ!!
GJ!! エロお預けでも面白い!
>>◆selJPZyjjYさん
お疲れ様です。
>敵意というよりは基本的に遊び優先、面白いからやっている、というイメージでした。
え、マジ!?
次以降は軌道修正しておきます。
楽しんでいる、と言うのはある程度感づいていましたが、
いろいろなごたごたがあったんで敵意もあったと思ってました。
でなければこんなに対立することはない…とも思ってたのですが…
>アホなあいつも下級生が相手だと、こういう風になるのでしょうか。
そこまでアホですかね?明。千晶ならともかく。
そちらの物語の主人公を持ち上げるのを意識したからかな?
どちらにせよ作者が明をアホと言うのならアホなんでしょう。
せっかく物語の登場人物を使わせてもらう以上、
性格設定は極力そちらに合わせねばなりませんね。
518 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 10:55:03 ID:HT19gl78
GJ!!
GJ!!ですが
岸×明という電波が止まりません
スレ違承知で
是非
腐れババァども巣から出てくんな。
GJ!!
>>518 普段なら大好物だが
ここでは明×千晶が見たい
523 :
522:2008/11/26(水) 01:43:48 ID:0yE1GAdJ
>>521 >>522 釣られ杉w
しかし、こんな学校の設定充実して来ると、女教師や、ショタ系シチュへ、転用しやすいのは事実。
保管庫更新!!
GJおもしろいですね
自分も敵意をもって戦争してたと思ってましたね
初めはおもしろ半分でもだんだんマジになってくるし仲間がやられたり縄張り争いが絡んでくるなら尚更だと
本スレ最後の投下開始
脈絡なく時系列とキャラクターを散りばめ過ぎた前作を反省。当分紗英の話と『リスキー・ゲーム』に集中しようと思います。
『東小シリーズ』タイトルまだ浮かばず、本作も暫定タイトルになっています…
食欲の秋。
コンビニの肉まんを求めてわざわざ西小エリアまで遠征に行く健太達を見送り、ダイエット中でぐう、と鳴るお腹を抱えて家に帰ると、ポストに一通の私宛ての手紙が投函されていた。
見覚えのない几帳面な文字。差出人の懐かしい名前に、しばらく我を忘れて立ちすくむ。
芹沢綾女
芹沢綾女。『驚異のEカップ小学生!!』として青年誌のグラビアを飾っていた彼女は、かつての私の友達と呼べる、数少ないジュニアモデルの一人だった。
同い年だが、私とは正反対の明るく天真爛漫なキャラクターと驚異的なバストが売りだった綾女。胸を締め付ける複雑な想いに封筒をぎゅっと握りしめたまま、私の心は東小に転校するずっと前、彼女と過ごした短い春の日々に帰っていた。
初めて彼女と出会ったのは、まだ五年生になったばかり、と言っても、仕事で殆ど登校できない私が、皮肉にも文芸雑誌のグラビア撮影の為、山奥の廃校に何時間も車に揺られてたどり着いた時だ。
まだ肌寒い春の空気の中でスタッフと離れ、寂しげに佇む木造の校舎を、たまらなく切ない気持ちで見上げていた私に、後ろから大きな声で挨拶してきたのが綾女だった。
『おはよーございまーす!!』
色白で健康的な肉付きに人懐っこい童顔。
いささか子供っぽいボブカットは発育のよい彼女には少しちぐはぐで、それがかえって彼女の暖かい魅力を引き立てていた。
確か二人での撮影と聞いていたのを思い出し、挨拶を返してそそくさ立ち去ろうとした、あの頃の人見知りな私を彼女は逃がさなかった。
『待ってよお!! B級まっしぐら!! だけど、私、いい仕事するよ!? 芹沢綾女、十歳 本名同じ 身長…』
容姿から所属事務所まで、ちらちらと値踏みし合うジュニアモデル同士の関係に慣れていた私は、彼女の身も蓋もない自己紹介に戸惑ったが、
仕方なく彼女と並んでブランコに腰掛け、彼女の陽気なお喋りを聴いているうちに、ふとなぜか、長い間眠っていた空想癖が、春風に運ばれたように、ふと蘇っていた。
…山奥の分校のたった二人の同級生。仲良しで、ライバルで…好きになる男の子は…
気ままに想像の翼を広げられなくなって、どれくらい経っていただろう。
『…こんな学校に、通えたらなあ…』
屈託のない笑顔でブランコを漕ぎながら、彼女は私と同じ夢想を、しんみりした口調で呟いた。
『…綾女ちゃん、小学校行ってる?』
仕事以外のことで人に質問するのは、その時本当に久し振りだったと思う。
『全然。行っても浮いてるし、周りは陰口ばっかり。』
あの頃は私も同じように思っていた。与えられるだけの仕事、軋みを上げる家庭。そして友達のいない学校。
その真ん中で、自ら作った垣根の高さに気付いていなかった私。
でも、あの花曇りの午後、確かに私は知り合ったばかりの綾女と友達になって、こんな小さな分校で思いっきり遊び、勉強できればいいと、心の底から願っていた。
そして、そんなささやかな希いは、時として叶えられることもある。
スケジュールのトラブルで、カメラマンの到着が大幅に遅れると連絡が入り、私と綾女は歓声を上げた。
車で仮眠を始めたスタッフに鍵を借りて校舎に入り、埃っぽい廊下をバタバタ走って階段を駆け上がると、すぐにずっとこの学校の生徒のような気分になった。
『…一時間目!! とりあえずホームルーム!!』
『遅刻でーす!!』
適当に飛び込んだ教室には、机がたった三つ。綾女は笑って言った。
『あはは。一人欠席。先生も休みだね。』
二人で黒板に『日直 白瀬紗英 芹沢綾女』、そして大きな字で『自習』と書いた。
それから私達は、日が落ちるまで学校中を探検して遊んだ。
古ぼけた講堂の床を軋ませてドッジボールをして、黴っぽい図書室で、空想の男の子にラブレターを書いた。
そのときの出鱈目なボーイフレンドの名前は、たしか『遼』だったと思う。健太、ごめんなさい。
それにしても、友情の芽生えは、どこか恋に似ているのだろうか。間近で微笑む綾女を見ている私の胸は、ずっとドキドキ高鳴り続けていた。
『…それでね、その子が機材の下敷きになったスタジオでね…』
うす暗い音楽室で、綾女が語る業界の怪談に息を殺して聞き入っていると、ぎしぎしとドアが開いて、私のマネージャーの真田さんが現れた。
『わっ!?』
飛び上がった私たちに真田さんは、カメラマンの到着が明日に延びたこと、今晩は近くに宿を手配したことを告げた。
『…じゃ、すぐ出るからね。』
再び私は心の中で歓声を上げ、ウキウキと綾女を見たが、彼女は少し不安げに眉を曇らせていた。後で聞いたことだが、綾女の撮影延長と宿泊に関して、金銭的な問題が出たのだという。
民宿までの車中、綾女は目を伏せて、じっと大人の話を聞いていた。
そういう事に関わりを持たなかったあの頃の私は、窓の外を流れる山の夕暮れを少し眠たげに、ぼんやりと眺めていた。
『川でも撮影? 地蔵橋から下流は深いから、行っちゃいけないよ。』
人の好さそうな宿のおじさんと、他にお客さんもいないのんびりした雰囲気。自習の後は修学旅行気分だ。
食事と、明日の打ち合わせが終わり、真田さんとスタッフ達は、囲炉裏を囲んで賑やかにお酒を呑み始めた。
『綾ちゃん、温泉、温泉!!』
私たちはばたばたと食事を終え、上の空で段取りを聞き流して、一目散に駆け出した。目的は民宿に着いた時から気になっていた『露天岩風呂』だった。
『…うわあ、紗英ちゃん、川が見える!!』
『明日、あの川へ裸足で入るんだよね…』
鬱蒼とした山々と夜空に包まれ、ひんやりと澄んだ空気のなか、もうもうと湯気を上げる岩風呂はは確かに風情たっぷりだった。
でも、私がもっと驚いたのは、厚手のパーカーに隠されていた綾女の巨大な胸だった。
ほんのりと朱に染まった、駝鳥の卵のような見事な乳房は、形よく並んで谷間を作り上げ、熱い湯の流れの中で柔らかく揺れていた。
声もなく呆然と眺めていると、綾女はぷるん、と胸を突き出して笑った。
『…商売モンだからね。凄いでしょ!?』
その頃から少し膨らみつつあった私の胸など、比べものにならない圧倒的な迫力にため息をついていると、綾女はぽつりと、寂しい眼差しで私に言った。
『…今日はほんとにありがとう。紗英ちゃんのお陰で、こんな楽しい一日を過ごせた。』
『何言ってるの。お互い仕事でしょ!?』
『…結局、私の宿泊費ね、紗英ちゃんの事務所が出してくれたんだ…』
契約。事務所。そんな言葉に関わることなく、自分が一番不幸だと思っていた傲慢な私。
周りを見て、聞き、学ぶべきことは沢山あったのだ
『…この仕事で、私は紗英ちゃんのオマケなんだよ。しかも補欠の補欠。ほんとはもっと格上の子が来るはずだった…』
綾女は寂しげに微笑んで呟きながら、ずっと握っていた紐のようなものを私に見せた。
『…水着だよ。ほら、こんなに細い… いつもの、私の撮影衣装。』
彼女の大き過ぎる胸を覆うには、余りにも小さい、まるで眼帯のようなビキニ。
何も言えず、ただ差し出した私の手にすがりつき、優しい瞳を潤ませた綾女は声を殺して泣いた。
『…私がこんな水着でヘンな雑誌に出なきゃ、みんな食べていけないって… でも、恥ずかしい… 恥ずかしいんだよぅ…」
遠い山の杉並木がざわざわと鳴る。
暗く、深い深い山奥の夜、裸のまましくしくと泣く二人の少女はちっぽけかもしれなかった。
一人じゃない。一緒に苦しみ、支え合える友達ができた… あのとき、綾女を膨らみ始めた胸にギュッと抱き締めながら、私は無邪気にもそう信じた…
湯上がりの火照った体を浴衣に包み、私たちが枕を並べた部屋からは、まだ咲かぬ桜の大木が見えた。
『…桜、見たかったね…』
綾女の柔らかな胸に居心地よく凭れ、忘れていた深い安堵の中で私は呟いた。闇に映える満開の桜が瞼に浮かぶ。
『咲いたら、きっと見にこよう。同窓会だね。』
私の髪を撫でながら綾女は静かに答える。きっと彼女の瞼にも、私と同じ眩しい桜色が広がっていたと思う。
『約束ね…』
いつか桜舞い散る春、あらゆる苦しみから自由になった私たちが再会する日を心に描き、綾女と私は約束の唇を、そっと重ね合った。
遠い春の夜から戻った私は、震えつつ手にした封筒を見つめる。
…もうひとつ、苦い思い出を封じ込めた心の封筒を開かなければ、まだ私は、綾女からの手紙を読むことは出来なかった。
あの仕事が終わった後、再会を固く誓って別れた私たちは、時々電話で励まし合いながら、再び日常に戻っていた。作られた『白瀬紗英』と『芹沢綾女』の息苦しい日常に。
時々、コンビニの本棚の成人誌のコーナーで、扇情的なコピーと並んでいる綾女の水着姿を目にしたが、彼女と私が、電話でその話題に触れることは一度もなかった。
心なしか明るさを失っていく綾女の声を案じても、なかなか顔を合わす機会は持てず、やがて、彼女からの連絡は途絶えがちになっていった。
私もますます過酷になる仕事に疲れ果てて、あの夜、胸に描いた満開の桜をいつしか見失ってしまっていた。
厳しくても楽しかった服飾関係の仕事は次々と父に取り上げられ、替わりに押し付けられる、騒がしく脈絡のないテレビやイベントの仕事がバリバリと魂を削ってゆく。
あの頃、もはや私は迫り来る限界に向かって、機械仕掛けのようにギクシャクと稼働している人形に過ぎなかった。
暑苦しいネルシャツ、蒼白い顔を隠すニットキャップと眼鏡。
最後に綾女と会ったとき、とぼとぼと大型書店の中を歩いていた私の姿だ。
壁一面のコミックや文学書に囲まれていると、ほんの少しだけ不安やめまいから解放される。
だから私は、僅かな時間があれば、よく本屋に逃げ込んでいた。
「リッター×リッター」の新刊を見つけ、その病的に繊細な筆致にしばし見入っていると、突然、店内放送が芹沢綾女の名前と、写真集発売記念握手会の開始を告げた。
『こんにちわぁ!! 綾女でぇーす!!』
聞き覚えのある声に、急いで書店の片隅のイベントスペースに急ぐ。
久しぶりに見る綾女が愛想よくサインや握手を求める客に対応する姿が見えた。少し痩せたようだった。
…綾女、頑張ってたんだ…
にわかに弾んだ心のままに握手会の行列に並んで綾女と話す順番を待ち、やがて私は大胆過ぎる衣装を着けた綾女の前にたどり着いた。
『綾女!! 久しぶり!!』
上気した笑顔が私を見つめる。彼女はただニコニコと、感情を映さぬ瞳を私に向け、荒い吐息で手を差し出した。
『…綾女?』
営業用の笑顔。せわしない呼吸と汗。私を忘れたのだろうか?
慌てて帽子と眼鏡を外した。
『綾女、紗英だよ!?』
『…サエ?…サエ…』
虚ろな瞳で私の名前を呟いた綾女は、やっと不気味な違和感を感じ取った私の手首をグイと掴み、耳をつんざく金切り声を張り上げた。
『みんなぁー!! 私の友達のサエだよー!! 白瀬紗英ちゃんだぁー!!」
彼女の冷たい手が、驚く私を無理やり引き寄せ、アクシデントに驚いた客がざわめく。
『白瀬紗英!?』 『何!?スペシャルゲスト!?』 『握手できんの!?』
騒然となった一角で、どっと押し寄せる観衆に揉みくちゃにされながら、綾女はケラケラと耳障りな声で笑い続け、
やがて従業員に引きずられて行った私が、事務室で厳しい叱責を受け始めても、何事もなかったかのように、写真集のセールストークを甲高い声で続けていた。
ようやく私が我に返ったのは、駆けつけてくれたマネージャーの真田さんの車の中だった。
『…綾女が…綾女が…』
憔悴し、涙ぐむ私に、真田さんは慎重に言葉を選びながら答えた。
『これは…憶測だけどね…スポーツ選手のドーピング、は知ってるね?合法的な薬物でも…』
憶測など決して口にしない真田さんの話を、後部座席で虚脱した私は半分も聞いていなかった。
『…とにかく、綾女ちゃんとは、しばらく距離を取ったほうがいい。あの様子じゃ、もう…』
私の知っている綾女はもういなかった。二人だけの分校も、桜の下の同窓会も、全てが儚い春の夢だった。
仕事も、綾女も、そして自分自身もどうでもよくなって、涙すら枯れた。いっそ壊れてしまえば、父が愛想を尽かして放り出したくなる程に壊れてしまえば楽になれる…
私の虚ろな笑い声に、真田さんが車のハンドルを指が真っ白になるほど握りしめたのを、ぼんやりと覚えている。
…どれくらい経ったのだろう。
静かな車内に、携帯電話がの着信音が響いていた。
のろのろと耳元に運ぶと、綾女の取り乱した声が聞こえた。
『紗英ちゃん!? 私!! 話があるの!! さっきは…』
疲労感で唇すら重い。
『…ごめん…とても…疲れてるから…』
もはや全ては、何の脈絡も持たず崩れてゆく。
『逢いたいの!! 紗英ちゃん!! 紗英…』
力の入らない右手から、携帯電話がするりと滑り落ちた…
綾女と私の繋がりは、これを最後に途切れた。
ずっとしまい込んで鍵を掛けていた、棘のような苦い記憶。
そして今、瞬く間に過去と向き合った私は、綾女の現在と向き合う決意をして、静かに封筒を開いた。
何枚かのしわくちゃの便箋に殴り書かれた、幼稚園児の戯れ書きのような読み取れない記号の羅列に首を傾げる。
はっきり読めるのは、便箋に青く印刷された、『青少年こころの医療センター』の文字だけだった。
不安に震える手で便箋の束から皺のない、封筒と同じ筆跡の一枚を見つけた。
『拝啓 突然手紙を差し上げる失礼をお許し下さい…』
読み進むうち、震えは全身に広がってゆく。心療内科医からの手紙は、心を病んで入院中だという綾女の現在を淡々と綴っていた。
『…同封したのは、貴女に宛てた彼女の手紙です。ご返信をお待ちしています。』
もう一度、しわくちゃの便箋をじっと見つめる。そして、弱々しく、あちこちに記された『サえ』『さヱチゃン』の文字を見つけた私は崩れるように座り込み、顔を覆って泣いた。
…最後の電話。他人に拒絶される事を何より恐れていた私が、他ならぬ綾女の、唯一の友人が必死に伸ばした手を、邪険に振り払っていた…
身を灼くような後悔の激痛と、今、笑顔と温もりに溢れ暮らす自分の後ろめたさに、涙はいつまでも止まらなかった。
(…ごめんなさい…綾女…ごめんなさい…)
週末の健太の試合。明日の調理実習。決まりそうな『サンベリーナ』の仕事。
あたふたと幸せな暮らしを送る私が、どんなに泣いても悔やんでも過去は何ひとつ変わらない。
でも、現在は?そして、未来は…
まだ終わってはいない。何ひとつ、終わってはいない。
(…綾女、すぐ行くからね。 待ってるんだよ…)
躊躇している時間など無かった。あの日の約束はまだ果たされていないのだから。
先日フリーマーケットで見つけ、健太達に笑われながら買ってしまった大きな革のトランクに身の回りのものを詰める。
急いで明日のスケジュールを白紙にしたら、すぐに出発だ。
突然私に降り注いだ、暖かく眩しい夏の光のように、四季は誰にでも喜びと痛みを運んで巡る。
あの大きな桜の木は、きっと穏やかな春の日差しの下で、私と綾女の同窓会を待っていてくれている筈だ。
END
投下終了
遅ればせながら、新スレ立て乙です!!
>>541 いいですねえ、深いですねえ。
同窓会ですか、いい響きです。
俺は小学校の同窓会に唯一出席しなかったらしく(ドウデモイイ)
あれだ。
SDSさんと◆selJPZyjjYさんは深くて趣のある話。
俺のは文章の拙さをにぎやかさとエロっぽさでカバーした、
無味乾燥な話。
まあどうしても登場人物の設定を語る上でそうせざるを得ないのですが。
俺のはお話で、お二人のはどちらかって言うとエピソードですね。
エピソードは、なかなか作って書けるものじゃないです。
…さて、俺はどっちのスレッドに投下しよう。
GJ
ていうかすごい
なんかこういう文章がSDSさんらしさが出てるというか
よかったです
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
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|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
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────────(~〜ヽ::::::::::::|/ = 完 =
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人./ノ_ら~ | ・・・と見せかけて!
从 iヽ_)// ∠ 再 開 !!!!
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______人/ :/´Д`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
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|__|| 从人人从 ..|__L_/ .( ヽ ::|
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巛ノi
ノ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ')/ノ_ら ∧_∧ | いきなり出てくんな!!
、)/:./、 ( ´Д`) | ビックリしたぞゴラァ!!!
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_____ 从\、,. ,; .,、∴';. ・ ( _ノ~ヾ、ヽ
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