剣と魔法と学園モノ。でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
遂に発売した[剣と魔法と学園モノ。]通称[ととモノ。]でエロパロです。
喧嘩・荒らしは華麗にスルーでいきまっしょい。
2名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 14:18:17 ID:HeEFHqsW
>>1 乙

厨設定でよけりゃいくつか脳内ストックあるけど
ちゃっちゃと書いて投下するノリでおk?
3名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 14:37:02 ID:JoB7D0Hd
剣と魔法と学園モノとぬるぽ
4名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 14:57:51 ID:jxI/AAj7
ガッ
5名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 15:24:51 ID:p9WH+W/9
ウィザードリィのエロパロに剣と魔法と学園モノの話がすでに投下されてるんだが。
6名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 17:40:18 ID:uYf3wdzt
まあ、どっちでもいいだろ〜
他のウィズのネタをバリバリ混ぜてパロディーにするならあっちの方が向いてるかも知れんけども
7名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:25:59 ID:FJHQCjX2
健気なノームのロリっ娘がパーティーの仲を取り持とうとしてディアボロスとセレスティアにヒギィされるスレはここですか?
8名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 01:32:15 ID:b10OiNth
獣っ娘ドワーフたんを膝に乗せてモフモフするのはここですよ!
9名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 12:48:55 ID:khD73/YZ
高等種だからって高飛車な、バハムー娘を回してヒィヒィ言わせるのも此処ですよ。
10名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 16:25:17 ID:7Xf4D8H4
まだアンロック覚えてない時にスタンガス解除に失敗して全滅こいたんだが
それ以来スタンガスの罠が出るたびにガス食らって動けないヒューマン娘やエルフ娘やセレスティア娘が
魔物に輪姦されるとかの妄想が浮かんで困るぜ

まぁ今じゃスタンガスとか出たら即アンロックするようになっちまったけど
11名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 21:24:32 ID:NNGYhBSq
み、皆さん!もっとNPCも愛してあげないと!

空腹のあまり男子生徒からタンパク質をいただくはらぺこ先生とか

めー娘。(地下迷宮の娘たち)フルコンプとか!
12名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 22:17:47 ID:uXwHlzu2
保健室で飲んだくれオヤジに経験値増やしてもらう話なら今から書くぜ
13名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 22:46:00 ID:7Rez7pMA
勝手に「無口でクールだけど本当は優しい、可愛いもの好きの女性」と勘違いされ、
百合っ子クラッズに追い掛け回されるディアボロスもここですか
14名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 18:53:46 ID:JWG4KU8A
地下迷宮の地図が作れない…と悩んでる最中に浮かんだ、暗闇&回転床によってパーティー分散。
孤立したエルフ娘が、多数のオーガにヒギィされるのは…どうだろう?
15名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 21:48:24 ID:oyxorcLc
輪姦強姦異種姦はエロパロの花形だぜ
16名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 23:19:10 ID:60R9UPng
王道的恋愛も悪くないと思ふぜ陵辱も好きだがナー。

人見知りなフェルパー♂がクラッズ♀を好きになるのに少しずつ近づいていくとか…。
途中で別な♂に取られそうだがな!
17名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 23:35:40 ID:+waQauVX
触手の罠ぐらい用意してくれれば良かったのに
18名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 00:55:42 ID:HZ/UqOd0
>>13
クラッズ♀に妙に懐かれて困るバハムーン♀とかなら妄想した事あるぜ。
19名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 07:58:34 ID:ryaeWD4O
王道恋愛ならととモノifのサラとエストレッタとアイラで決まりだろう
アイラとかゲーム内と性格違いすぎだがw
20名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 08:00:21 ID:nYvNCcuK
一番別人なのはマクスターだろ。性格違いすぎて吹いた
21名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 15:04:32 ID:BvEU5yW5
ドワーフ♂を抱き締めてモフモフする可愛いモノ好きなバハムーン♀
クラッズ♀を抱き締めてハァハァする可愛いモノ好きなバハムーン♀
性格・悪のセレスティア♀に調教される性格・善のディアボロス♂
ディアボロス♂に一目惚れするけど告白できなくて自分で慰めるフェルパー♀
ドワーフ♂を抱き締めてモフモフする可愛いモノ好きなディアボロス♂アッー


今のパーティメンバーでの妄想
22名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 15:11:19 ID:aFCoZR93
クラッズ♀を抱きしめて御満悦のフェルパー♀なら妄想した事がある
23名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 19:53:08 ID:1bahVsCp
パーティーが壊滅してしまい怪物共からの激しい陵辱の最中、
ついに限界に達してふう…っと瞳から輝きが消えて文字通り人形のようになるノーム♀とか妄想した




さてまともなパーティーバランスを考えたチームを作り直して再開しようか
24名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 22:52:14 ID:MSg84G5l
>21
色んな意味で凄いパーティだなw

自分のパーティなら
クラッズ♀に懐かれて困惑しつつもまんざらでもないフェルパー♂
フェルパー♂が大好きだけど冷たく当たってしまうディアボロス♀
ディアボロス♀が好きなのでフェルパー♂を苛めまくるバハムーン♂
そんなバハムーン♂が大好きだけど怖くて言えないフェアリー♀
そしてそんな関係を眺めるだけの蚊帳の外なディアボロス♂

…今からフェルパー♂とクラッズ♀のSSを書くことにする。
しばし日数かかるかも知れんが待て。
25名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:05:29 ID:K3be1YiG
 そこを満たしていた闇を、強力な光の呪文が齧り取る。
 照明によって露わとなっているのは、湿気によって天井から
床までじっとりと濡れた石組みの通路だった。

 足を滑らせぬよう、注意を払って進む六人のグループがいた。
 光を受けて、握り締めた剣の刃が、金色の頭髪がきらめいた。
 ほとんどの者が、バルタクスなる冒険者を育成する学園の黒い
制服に身を包んでいる。

 それは、六人がそこに在学する生徒であることを雄弁に物語っ
ていた。
 そして、全員が女生徒で構成されていた。
 けれど、もう幾度も死線をくぐり抜けてきたのだろう、彼女た
ちの態度には緊張はあっても臆している様子は微塵も見受けられ
ない。動作にもぎこちなさはなく、不意の襲撃にも冷静に対処で
きると思われた。

 先頭をゆくのは、猫の耳と尻尾を持つフェルパーの少女だった。
 長剣と盾を構え、前方の暗黒淵を睨み、その猫の血を引く種に
相応しい、とてもしなやかな体の運びで音も立てずに危険な露払
いを務めていた。

 その後ろから、ショートカットの人間の娘が悠然とした顔で続
く。肩に、どちらかといえば小柄な彼女の体格に似合わぬ長大な
両手剣を軽々とかついでいた。

 三番手は、頭や背に翼のある、非常に上品な容貌をそなえた女
生徒だった。
 セレスティア、と呼ばれる天界に住まう種族の末裔だ。
 フェルパー同様、長剣と盾を携え、翼の魔力による浮揚で完全な
無音の移動を行っていた。

「……」
 セレスティアの顔に刻まれているのは、前のふたりのような警戒
や余裕ではなく、何かの厳しい状況にさらされている者の苦悶だっ
た。

 一行が進むうちに、彼女はわなわなと体を震わせはじめ、あると
き急に限界に達して叫んだ。
「わたくし、もう耐えられませんわ!」

 すぐ前の人間が振り返って、
「ん、トイレいきたいの?」

 セレスティアはさらにいきり立って、より大きく叫ぶ。
「違いますわっ!! この恰好ですわよ、恰好!!」

 前のふたりと後続のエルフ、フェアリー、ノームが学園の制服であ
るのに対し、彼女だけが衣装が異なり――というよりも身につけてい
なかった。
 太腿から下は女子生徒が着用する白のニーソックスとブーツのまま
だが、そこから上は下着のみで素肌の大部分が露出していた。
26名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:06:32 ID:K3be1YiG
すいません、続きは明日にorz
27名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:43:56 ID:c27Rk6Wn
ともかくディアボロ♂とセレス♀のネタがあるのでいっちょ投下しとく
28名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:44:54 ID:c27Rk6Wn
【星空の下。(ディア♂×セレス♀)】

昼間は生徒と教師が忙しく動き回る学園も、夜遅くにもなればすっかり人気は無くなる。
特に昼間は生徒達が入れ替わり立ち替わりで現れる屋上は月と星の明かり以外何も無くなるせいだろう。
俺はその夜の屋上を気に入っている。静かで、それで一人になれるからかも知れないが。

俺はそんな事を考えながら、空を見上げてみる。星は瞬いているが、流れ星は流れていない。
「流れ星を見たら何回祈ればいいんだっけな……」
昔、聞いた事のある話だった気がするが、俺はよく覚えていない。祈るとかそういう事をあまりしないからかも知れない。
自力本願、というより独りよがりなのはディアボロスの種族としての特徴なのだろうか。
「ま、祈ったところでさして変化はないしな……」
俺がそうため息をつきかけた時、背後から声がした。
「そうですか? 祈る事は、大事だと思いますよ?」
「………そうか?」
その誰かにそう返答する。すると、その誰かは不満そうな声をあげた。
「こっちを向いて話して下さい」
「やだ。俺は星を見てるんだし」
「むー……これだからディアボロスは………」
その誰かは不満そうに呟くと、背後から俺の顔をしっかり掴んで強引に半回転させる。
無理矢理捻じ曲げられた視界の中に、セレスティアの少女が不満げな顔を向けていた。
「何をするんだよ。痛いだろうが」
「貴方がこっちを見てくれないからです。それよし、こんな深夜にどうしたんです?」
「お前もだろう」
俺がそう答えると、彼女は困ったように視線を落とした。
学科もパーティも違うが、同じパーティを組んでいるセレスティアの男が彼女と知りあいだった気がする。
顔は覚えているが話したことはあまり無かった筈。せいぜい、挨拶をするかしないか程度の関係だ。
「と、ともかくですね……こんな深夜に出かけるなんて感心できませんよ」
「お前も起きてるだろうが。それに、俺は単に夜の屋上ってのが好きなんだ」
「変わってますね」
「……そうかもな」
まぁ、確かにそうかも知れない。授業やダンジョン潜りで疲弊した身体を回復させるには寝るのが一番いい。
その睡眠時間を削って夜中に起きだす奴もそうそういないだろう。此処に二人ほどいるが。
「昔は…」
「え?」
彼女が驚いた声をあげるのにも構わずに、俺はふと昔の事を呟いた。
「昔は、夜が嫌いだった。夜の闇が怖かったというか………故郷が、北の果てみたいな所でさ。隣りの家まで行くのにも何時間も歩かなきゃいけないんだよ。
 それで、冬にもなれば毎日のように吹雪がやってきて、家が凄く寒くてさ。家の中に雪が積もった事もあったな。そんなんだから、ちょっとでも気を抜いた
 ら死んじまいそうな場所で、だから俺、冬や夜はずっと震えてばっかだった。そんな時な、姉さんや母さんが優しく抱き留めてくれた」
他の生徒に、昔の事を話すのは初めてだった。話す必要が無かったというか、聞かれなかったからかも知れない。
俺からも特別話す事も無かったから、これが初めて。
29名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:45:34 ID:c27Rk6Wn
「……お父様の方は?」
「親父は冒険者だったんだよ。もっとも、ディアボロスだからパーティを組んでいくよりは単独で行ってたんだけど。ただ……何だろうな。
 そんな親父を見ていたから、俺もこの学校に入ろうと思ったのかも知れない。親父は、実際強かったから」
「良いお父様だったのですね」
「いや。親父は家にいる時は酒飲んで寝てばっかりだったからなーんも教えてくれなかった」
俺の返事に彼女はあんぐりと口を開け、その直後小さく首を振ってから再び口を開いた。
「それで、今、家族の人達は……?」
「親父は知らない。母さんと姉さんは家の事で忙しいだろうし……弟や妹達は多分腹空かしてるだろうし。あいつらが一番腹減ってるのに俺が一番メシ喰ってるってのも酷いけどよ」
「学校にいる間は食堂で食べられますものね………」
彼女はそう言うと、俺の肩に手を回し、身体を少しだけ近づけてきた。
何だか温かい感じがするがそれは置いておこう。
「ところで……寒くないですか?」
「……寒いのか?」
正直な話、俺自身は特に寒いという程ではないのだが。
「寒いですよ。こんな夜遅くですし。あまり上着も着てませんし」
見ると、彼女は寝巻きの上に制服の上を羽織っただけだ。そりゃ確かに寒いに決まっている。
俺はため息をつくと、羽織っていた制服をひょいとかぶせてみる。
「あらっ?」
「いいから、着とけ。寒いってんなら」
「……………」
彼女は恥ずかしそうに俺を見上げた後、第一ボタンを勝手に留める。
「……優しいんですね」
「誰が?」
「貴方がです」
いきなりそんな事を言われたので俺は思わず自分の顔が赤くなったのが解った。
待てい、落ち着け俺。何を考えているんだ。
「いきなり何を言いやがるんだ、お前は!」
「え? だ、だって……その……見掛けに寄らずに優しい人なんだなって」
「………そうなのか?」
ようやく落ち着いてきたので顔を見ないようにしながらそう答える。
彼女は「ええ」と頷きながら返すと、再び俺の顔を掴んで強引に回転させて目を合わさせた。
正直な話、凄く痛い。
「痛いんだが」
「人と話をする時はこっちを向いて下さい」
ああ、やはりそういう事なのか。
俺は諦めてため息をつくと、身体の向きを彼女の方向に向ける。
30名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:46:22 ID:c27Rk6Wn
すると、彼女は彼女で俺が先ほどかぶせた制服の一部分に顔を埋めかけていた。
あのポケットには確か……!
「甘い匂いがしますね」
「そりゃそうだろ。てか、フレンチトーストは好物なんだから食べたりするなよ。俺のだぞ」
「甘いの好きなんですか?」
「ディアボロスはカロリーを求める生き物だ。ディアボロスは皆甘党なんだよ」
もっとも、俺の故郷の地域は皆甘党だらけだったが……。寒い地域だと消費するエネルギー量も多いに違いない。
「でも、頂きます」
彼女はそう言って勝手にフレンチトーストをポケットから取り出し、勝手に食べ始めた。
「だから喰うなって言ってるだろ」
「返して欲しければ取り返せばいいです」
彼女はそう言って笑うとフレンチトーストを口に銜えながら笑った。
ふむ、そこまで言うなら取り返してやろう。
俺は彼女の両肩に手を置くと、彼女が銜えたままのフレンチトーストの反対側を俺が加え、強引に引っ張った。
微かに唇が触れた気がするが、気のせいの筈だ。
「………!」
「よし、奪還成功……甘いのは、いいな。やっぱり」
「いえ………今、その………!」
「ん? ああ、悪かったよ。でも、お前も取り返せばいいとか言ったのも悪いんだぞ」
「いえ、そうじゃなくて! その………」
彼女は顔を赤くしたまま困ったように呟くと、視線を逸らした。
微かに見える首筋と、少し赤くなっているとはいえ、白い肌も。髮も。

月と星しか明かりの無い中でも、それでも美しいと思える。
その、恥ずかしそうな表情が。

「………んっ……」
接吻ると、仄かに甘い香りがした。
生温い唇を塞ぎ、俺は手をそっと彼女の背中から首筋へと回す。
柔らかい。もう少し力強かったら千切れてしまうかも知れないと思う位に。

俺は手を首からそっと、制服と肌の隙間へと滑らせると、その下にある彼女の下着の上からそっと胸に触れた。
「……ここは随分と柔らかいな……」
「っ、どこ触って……やめて………」
「悪いな」
俺はそう呟くと、制服の間の、下着をそっと外した。

「俺、抑えきれないかも知れない………だから、先に謝っとく。悪い」
31名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:47:04 ID:c27Rk6Wn
そう、言い放ってから彼女の返事を聞く前に。
俺の両手はもう、彼女を押し倒していた。

ブラを外した後、制服のボタンを一つずつ外していくと、小ぶりだが、形の整った胸が露になった。
先ほどまでは抵抗していたが、もう抵抗も無く、彼女は恥ずかしそうに視線を逸らしていた。
「……ひゃっ…………」
胸を少しだけ揉むと可愛い悲鳴をあげる。何となく、可愛いと思った。
「可愛い声出すな、結構」
屋上に横たわった彼女の上に覆いかぶさるように、俺は彼女の胸の先端を少しだけ舐める。
尖った乳首が少しだけ揺れた後、下半身も同じように揺れた。そう言えば、スカートの下はどうなっているのだろうか。
俺はスカートの中へと手を伸ばすと、手探りで秘所を探り当てた。微かに濡れているのが解る。
「濡れてる?」
「……ええ…………そこは……触らないで」
「嫌だと言ったら?」
「………嫌です」
彼女の答えに、俺は秘所を覆うショーツに手をかけると、そっとズラして引き剥がした。
彼女が股を閉じるより先に秘所へと手を伸ばし、指で少しだけ弄る。
「いやっ……やだ、やめて…………お願いっ……」
指を動かす度に彼女がそう声をあげ、その後、瞳に涙が溜まってきているのが解った。
「………お願い……」
そう言う彼女は、セレスティアで。俺は、ディアボロスで。

このまま彼女を手にかけるのか、それともそれを辞めるのか。
手を掛けて、彼女を壊すのか。それともそのままでいるのか。

決めるのは、俺でしかない。


「………やめた」
押し倒していた彼女から両手を放すと彼女は涙目のまま俺を見ていた。
「………えっちなのは……良くないですよ……」
「そいつは悪かったよ」
俺はそう答えると、開いたままの彼女の上着のボタンを閉じようとしたが止められた。
「……止めないのか?」
「まだ下着付けてません!」
そう言えば俺が脱がしたんだった、すっかり忘れてた。
彼女が下着を付けている間、俺は強引に背後を向かされていた。一度半裸を見てるんだから別にどうでもいい気がするのだけれど。
「………ああ、もうそろそろ朝か……」
空を見上げると、空の星も殆ど消えて月はとっくに沈んでいた。いつの間に時間が経ったのか。
「……もうそんな時間なんですか?」
「ああ、そうだな」
「……………次にエッチなことをしたら怒りますよ」
「解ってるよ」
彼女の言葉に、そう返す。流石にこれ以上やったらアレな事になるかも知れないし。
「でも、責任はとって下さい」
「……へ?」

ああ、解っていたさ。
まさかここからそんな関係になるのであれば問題無いって事はね。
何、今どうしてるかって?
彼女は俺の彼女。ただ、それだけの話さ。
32名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:47:49 ID:c27Rk6Wn
投下完了。
もうちょいと長くしても良かったかと反省。
33名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 01:14:55 ID:HL4ozOE9
乙!
良いぞお
活気づいてきた
34名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 01:27:11 ID:v0KAVOlK
GJです。
こういう文を起こせる人は羨ましいな……
35名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 01:56:43 ID:YkiXuMcb
>>32
なんか良いね。
本来ならば仲の悪い種族同士が学園というゆるやかな場所で自然な恋の始まりを迎えたって感じが伝わってきた。
いがみ合うツンデレカップルも良いけど、ととモノ。の絵柄に相応しい雰囲気だった。
良かったらまた次の投下を楽しみにしてるよ。GJ!
36名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 11:20:13 ID:mC0l7lTc
なんかダンジョン潜ってるとPTの♀キャラが陵辱されたり敵の人型ユニットを倒した後陵辱したりと
つい思考がそっち方面に行っちゃうから、こういう純愛モノは癒されるわ
37名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 14:20:49 ID:cMEYqb6U
>>25の残りをいきまつ。
いちおう完成させてあったんだけど……といいわけ
しつつ、コソコソと


38名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 14:21:37 ID:cMEYqb6U
「うんうん、よっく似合ってるよ」
 顎に指をやってにやりとする人間の娘。
「清楚な顔の○○ちゃんに、すごく大胆なデザインのブラとぱんつが
なんとも」

「ちょっと、変な目で見ないでくれませんこと」
 盾で前を隠すセレスティアに、人間は肩をすくめて見せた。
「ま、それだって立派な防具なんだし、ハダカよりずっとマシでしょ?」

 前の戦闘で、セレスティアの衣服は下着までぼろぼろにされていた。
その戦いでいま彼女がつけているものを入手したのは幸いというべき
なのかもしれない。が、

「だからって、せめて上着を貸してくれるぐらいの友達がいを見せては
くれませんの!?」
 ジロリと仲間を見回すセレスティアに、五人は一様にそっぽを向いた。

 怒りを溜めこむ彼女の背後から、不意にエルフが腕を回して胸を掴ん
できた。
「ちょっ、ちょっと何をなさいますの!?」

「生憎とあたしたちの上着じゃ、こんなけしからんおっぱいを隠せるほ
どのサイズはないのよね……大したことなさそうに見えて実は着やせし
てたなんて、すっげームカツク(怒)」
 仲間たちの本音を代弁しつつ、エルフは手に余る大きさのそれをやわ
やわと揉みしだいた。
39名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 14:23:37 ID:cMEYqb6U
「そ、そんなこと言われても、わたくし、だって好きで、お、大きく
……って、揉まないでぇ!」

 振りほどこうとしても、エルフはしっかりと張りついて彼女を逃が
さない。
「ぬっふっふ……。あたし、そっちの趣味はないつもりだったけど、
何だか興奮してきちゃった。ほぅれ、ここがええのんか〜♪」
「あっ……はぅ……やっ、いやぁっ……!!」

 エルフに襲われるセレスティアの痴態など関心の外といった風に、
後衛のフェアリーははからずも小休止になったのを機にとある生徒か
らもらった古雑誌を読みだした。ふと、ポケットにチョコバーがあっ
たのを思い出し、フェアリーは二本あった片方をこちらも魔術の教科
書を開いていたノームに差し出した。

「××ちゃんも、一本どうかな?」
「……いただきます」
 無表情に礼をいって、もぐもぐとチョコバーを咀嚼するノーム。
美味かったにせよそうでないにせよ、感情が表面に出ることは決して
なかった。

 エルフの責めはなおも続き、
「こんなにかわいい声で啼く○○のあられもない姿をもし男子が見たら、
きっと今夜は五分くらい悟りをひらくんじゃない?」

「そ、そんな……ぁ、ぃやっ、見られ、たらわたくし、もう、わたくし
……はぅ、お嫁に、いけなくなって……しまいますわぁ!」
「……って、いってるそばから男子のパーティが来たんだけど?」
「いっ……! いやぁぁぁぁぁぁ――――――!! 見ないでぇぇぇ
ぇぇ――――――っ!!」

 物凄い力でエルフから身を振りほどき、迷宮の隅々まで聞こえそう
な大絶叫をあげてセレスティアは床にしゃがみこんだ。ひっくひっく
としゃくりあげる声が彼女から上がる。

「なんてね♪ いまのは嘘だったりして」
「………………」
 ちろりと舌を出していたずらっぽく笑うエルフに、天使の血が流れ
ている種族とは思えぬ禍々しいオーラを発して、セレスティアがゆら
りと立ち上がる。

40名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 14:24:32 ID:cMEYqb6U
「おまえたち、余興はそこまでだ」
 エルフがセレスティアの剣の錆になる前にフェルパーが硬い声で
言い放った。
「いまのバカ騒ぎを聞きつけたようだ。態勢を整えろ」
 尻尾を逆立て、前方の闇から目を離さずに命じる。

 熟練のパーティらしく、瞬時に臨戦態勢に移行した彼女たちが見
つめる通路の深奥に、徐々に高まる足音とともに迷宮の住人の目を
示す光点がいくつも現れた。ふたつで一匹だったとしても、かなり
の数が迫ってきている。

「わお。いっぱい」
 人間の娘が少し不安そうに洩らす。

「ふん、あの程度、いまのわたくしの憤激の前には何程でもありま
せんわ」
 怒りのやり場を発見したセレスティアは顔に穏やかそうでどこか
怖い微笑をたたえ、流麗な動作で得物を構えた。
「こんな破廉恥な恰好で命を落としでもしては、到底浮かばれませ
んわ。あなたたち、絶対に勝ちますわよ!」

 下着姿だったにせよ、そのときの堂々たる彼女の態度は感嘆の念
を抱くに値するものだった。
41名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 14:26:31 ID:cMEYqb6U
おわり! セレ子+あぶない下着xぱんつで思いついた
お話ですた。

みなさま、投下のお約束を守れなくてごめんね
あと、えろくもなくてごめんねorz
42名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 14:29:41 ID:uqjkBSlH
GJ
43名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 20:31:41 ID:8siIrNKr
誰かこの絵からSS一本頼む

http://imepita.jp/20080703/734960


って別のスレに誤爆したorz
4412:2008/07/05(土) 00:37:17 ID:UfdZ+diP
出来たから投下するぜ。
ヒューマン♀が保健室の先生に経験値増やしてもらうSS


 一人のヒューマンの少女が、暗い廊下を歩いている。すでに夜も更けて、パーティの他のメンバーは学生寮で睡眠をとっていたし、廊下で誰かとすれ違うような事もない。
 少女は高鳴る胸に右手を当て、微かに震えると、肩まで伸びるセミロングヘアを撫でつけ、保健室のドアを、コン、コン、と二度ノックした。
 返事が帰ってくるまでの間、小脇に抱えて持ってきた酒瓶を見つめる。昼間購買部で買った“やさぐれ淑女”だ。
 仲間たちは、普段酒の類いに全く興味を見せない彼女が、そんなものを買っている事にきょとんとしていたが、何て事はない。単なるプレゼントだ。
 少女がそわそわしながらドアの前に控えていると、足音が近寄ってきて、ドアの前で止まる。
 そして、ぎぃーっと音を立ててドアが開くと、ドワーフの中年が顔を出した。
「待ってたの。珍しく本気を出して、昼間のうちに仕事は終わらせたし、今夜は邪魔も入らないのね」
「あ、はい…、ジョルー先生。あの、これどうぞ……」
 落ち着かない口調で、酒瓶を手渡そうとする少女に、ジョルーはタレ目を閉じて、ふふん、と笑った。
 あまり喋るのが得意ではないと知っているが、こういう仕草はやはり微笑ましい。
 彼はその酒瓶を受け取ると、少し大袈裟に嬉しがって見せ、保健室へ少女を招き入れる。やはり、彼女はまだ緊張した表情を浮かべていた。
 ジョルーは、さっき貰った酒の栓を抜きながら、「そこに座って待ってるのね」とベッドを指差して見せた。それだけで、少女は頬を紅く染めながら、口をパクパクと動かす。
 こういう初々しい反応は、中年に差し掛かる彼にとって、随分と好ましいものだ。酒をらっぱ飲みしながら、少女より先にベッドへ腰掛け、軽く手招きする。
「手取り足取り教えてあげるから、安心するのね。
こういうのも、大人の階段を上るための大切な経験なわけね」
 奇妙な説得をされながら、少女はおずおずとジョルーの横に座った。ヒューマンの彼女は、ジョルーの横に座ると頭一つぐらい背が高い。
 ぎこちなく首を動かして、隣を見ると、以前ここに運び込まれてきたとき、目を開けて最初に見たのと同じ顔が飛び込んでくる。
 ジョルーから直接、自分がここに来たときの話を聞いたが、蘇生に失敗して灰になってしまった所を、同じパーティの僧侶が半泣きで運び込んできたらしい。
「ほらほら、早く横になるのね。服は脱がしてあげるから、任せてくれていいの」
「……は、はい」
 言われるがまま、ベッドに横になると、毛むくじゃらの手が胸元を掴み、リボンの結び目を解いて、するすると外す。
 その下の服も、器用にボタンを外して胸元を肌蹴させた。壁に掛けられたランプが、その胸のきめ細かな肌を照らしている。
 少女は視線を伏せて、傍目にはあまり乗り気でないようにも見えるが、それが単に照れているだけだと、ジョルーは知っていた。
 好きだと伝えてきたのは少女の方だ。患者と医者の縁が発展して、と言うのもそう珍しい話ではない。
 若い娘からそんな風に思いを寄せられて、断るほど彼も枯れていなかったと言うことだ。
 こうしてちょくちょく酒の差し入れもしてくれるし、照れ屋で口下手で引っ込み思案で、最初こそ扱いに苦労したが、それも慣れてきて、今回はとうとう夜に来てくれた。
 ジョルーは達成感にニヤリと笑いながら、先ほど肌蹴させた胸元に、右手を突っ込んでみる。羞恥心に少女の肩がビクンと振るえ、顔が真っ赤になった。
「そんなで大丈夫なの? 先行き不安なのね」
「あ、……その、頑張ります…」
 ジョルーは「まあ、任せてればいいのね」と言って少女の頭を撫でた。真面目で教師の期待に応えようとしてくれる生徒と言うのは、褒めなければ。
 教師が生徒の頭を撫でるのに、背伸びをしなければ届かないのは少々辛いところだが、そこは種族の差として仕方のないところだった。
 突っ込んだtで、乳首をくりくりと弄ってやると、少女「うっ」と声をあげて、力なく震え、少しずつ息を荒くしていく。
 瞳を覗き込むと、不安と興奮と期待と、色々な感情が入り混じった色をしていた。目は口以上に物を語るとは、よく言ったものだ。
 彼女に限って言えば、恥ずかしがり屋で引っ込み思案な口よりも、遥かに雄弁に感情を語る。
「乳首立っちゃってるの。気持ち良いわけね?」
「……ッ」
4512:2008/07/05(土) 00:38:24 ID:UfdZ+diP
 ジョルーが笑いながらそんなことを言ってみると、ついに恥ずかしさも頂点まで達したのか、息を詰まらせて、瞳を潤ませながら視線を逸らした。
 同時に、ただでさえ緊張によって硬くなっていた体が、さらに強張っていく。これは、本番までに時間が掛かりそうな雰囲気だ。
「そんな緊張しても意味ないのね。性教育の授業だと思って、気楽にしとくのね」
 そう言うと、ジョルーは少女の唇にそっとキスをして、舌を捩じ込む。キス程度なら、何度かした事があったので、緊張を解きほぐす意味は充分にあった。
 酒臭い息がどっと流れ込んでくると同時に、少女の体から力が抜けていく。こういう前座をしてもらうと、いくらか安心感が湧いた。
 上着のボタンを全て外し、ブラも取り去ると、その下の胸が重力に逆らったように、ぷるんと揺れる。
 ジョルーはその胸を目で追いながら、「おーっ」と感嘆の声をあげ、舌なめずりした。
「最近の娘は発育いいのね」
 そんな事を言いながら、右胸を口に含み、乳首を軽く噛んだり、舌を押し付けたりしてみると、少女は体をビクビクさせ、ベッドのシーツを握り締めながら耐えている。
 両胸の先端をぴちゃぴちゃと舐めて、唾液塗れにしながら、くんくんと鼻を鳴らすと、犬の鼻がさっきまでとは違う匂いを拾った。
 その匂いを辿って、胸から下腹部、そしてスカートの中までを、濡れた鼻でなぞっていく。
 流石にスカートの中に顔を突っ込もうとしたときは、頭を押さえられてしまったが、太股をぺろりと舐め上げてやると、その力も抜けた。
「気持ちよかったのね。良い感じで濡れてるの」
「い、言わないで、…くださいっ」
 羞恥心に震えた声が帰ってくるが、そういう反応は男を燃え上がらせるものだ。なんだ、素で充分心得ているじゃないかと、ジョルーは一人頷いた。
 恥部から愛液が染み出して、パンツを濡らしている。その女の香りに釣られて、その部分を布の上からペロペロと舐めると、
 「ひゃっ」とか「う、あっ」とか、か細い悲鳴が上がり、同時に引き締まった太股が、顔を挟んで締め付けてくる。
 第一線を退いてしまった彼とは違い、現役で冒険を続けている彼女の体は、細身の割りに引き締まっていて、胸や尻以外は余分な脂肪も少ない。
 愛撫を続けると、ビクビク震えながら汗ばんできて、喘ぎ声にもだんだんと熱が篭って、かなり扇情的だ。
 気がつけば、少女のパンツは唾液と愛液でべとべとになって、その二つの混ざった液体が、シーツにまで垂れている。
 少女がひときわ大きく体を跳ねさせ、恐らく絶頂に達しただろうところで、ジョルーもある程度気が済んだようで、愛撫を中断した。
 口を離すと、唾液と愛液の混合液がパンツと口の間に糸を引いた。
 愛液の染み込んだ、口周りの毛皮をぺろりと舐めると、酸っぱいような甘いような、興奮させられる味がする。
「イッちゃったのね。じゃ、次はそっちの番なの」
「え、…あ……?」
 絶頂の余韻に浸っていた少女は、その言葉を上手く聞き取れず、疑問符を浮かべながらそう返した。
 ジョルーは苦笑しながら、自分の服を脱ぎ始める。服と言っても、毛皮の上に直接羽織った白衣と、ズボンだけだ。
 少女の目の前でトランクス一枚になりながら、彼は自分の腹の肉を摘んでみる。彼女と違い、随分たるんできていた。毛皮のお陰でそれが目立たないのは幸いだ。
「ほら、今度は君が舐める番なのね」
 トランクスをずらして、勃起したペニスを見せ付ける。体格と同じように、ヒューマンの物に比べればやや小振りだが、相手は比べる対象をマトモに見た事はない。
 ぼんやりした瞳でそれを捉え、「ひっ」と声を漏らし、口をパクパクさせて、中々美味しいリアクションをしてくれた。
「え…あの、な、舐めるんですか……?」
「人と付き合う上で、奉仕の気持ちは大切なのね。下手でも良いから頑張るのね」
4612:2008/07/05(土) 00:40:03 ID:UfdZ+diP
妙な説得をしながら、少女を抱き寄せると、もふもふした胸に顔を埋めさせる。ドワーフの毛皮は肌触りが良く、彼女は躊躇いがちに、その毛皮に頬擦りをした。
 ジョルーはその頭を撫でながら、少しずつ下の方へずらしていき、自分の股間まで持って行く。反り立ったペニスが、頬にぺちぺちと当たり、少女の肌が一気に赤みを帯びた。
「まぁ、まずは慣れるところからなのね」
「は、はい……」
 少女は、恐る恐ると言った様子で、チロチロとそれに舌を這わせ、やがて全体を口に含む。
 勝手などまるで分からず、闇雲に舌を動かすだけだが、ジョルーにしてみればフェラチオをしてもらうのなど久しぶりで、充分過ぎるほどの快感を感じていた。
 「凄く上手いのね…っ」と呟きながら、少女の頭を何度も撫でる。褒めて育てるのは、教育の基本だ。
 最初は何処か遠慮がちで、戸惑いの感じられた舌の動きも、時間をかけるにつれて、徐々に大胆な物へ変わっていく。
 同時に、鈴口からは先走りが漏れ出て、塩辛い味が少女の口内に広がる。正直、不味かったが、だからと言って中断する理由には足らなかった。
 頭上から聞こえてくる、ジョルーからの賞賛の声や、快感の印である荒い息遣い、可愛らしく振られる尻尾の動き、
それらは少々不快な思いをしようが、関係ないほどの達成感を与えてくれる。 それを続けていると、ついにジョルーも限界に近づいたか、少女の肩をぽんぽんと叩き、「もう充分なのね」と次げた。
 彼とてもう若くはないのだし、一晩にそう何回も出来るなどと、自分の精力を過信してはいない。イくのは本番でと決めていた。
 少女の口からペニスを抜くと、先走りがつーっと糸を引いて、ぷつんと切れる。彼女の瞳を覗き込んでみると、何処となくとろんとしていた。
 顔を上げさせて唇を塞ぐと、今度はあちらから舌を入れてくる。やはり、さっきみたいに恥ずかしい行動をさせると、こういうところで大胆になってくれるのだ。
 その舌に応えて、絡ませたりしながら、少女のスカートの中に右手を入れて、パンツをずり下ろす。
 片手での作業だったので、ニーソックスに引っ掛かったりと、多少手間は掛かったが、すぐに彼女のパンツを投げ捨てることが出来た。
 そのままスカートをめくり上げようとするが、そこは流石に抵抗された。ジョルーは仕方なく立ち上がると、壁に掛けられたランプの灯をを吹き消して、戻ってくる。
 明るい中で恥部を丸見えにさせるのは、少々配慮に欠いた行動だったらしい。
「もう暗くなったから大丈夫なのね」
「は、はい。…い、いつ…でも…」
 問いに答える、その震えた声色に、ジョルーは再度苦笑した。さっきまでの前座で、少しぐらい慣れが出てきたと思いきや、本番が近づくと直ぐにこれだ。
 こればっかりは、恥ずかしがりやな性格が原因なので、ゆっくり慣らしていくしかない。
 ジョルーは彼女の上に覆いかぶさると、外すのが面倒そうなニーソックス以外、衣服を全て剥がし、ドワーフの獣の目が、薄暗い中で捉えた恥部に、指を這わせる。
 舌での愛撫で、ある程度入り口は広がっていたが、まだ一度も使っていないそこに、ペニスを突き入れるには、もう少し慣らしておく必要がありそうだった。
「指一本から始めるのね。慣れてきたら本番ってわけね」
 言いながら、割れ目に人差し指を這わせ、小刻みに動かしながら、少しずつ埋没させていく。指一本でも締め付けてきて、ああやはり処女なのかと実感が湧く。
 少しずつ指の本数を増やしながら、奥へ奥へと突き入れ、指先で膣内を掻き回す。こちらにきつく抱きつきながら、ぶるぶると震える姿は、かなり可愛い。
 毛皮に指を絡めて抱きついているため、引っ張られて痛い感じもするが、まあ黙殺できる程度だった。
 胸の谷間に顔を埋めて、思う様嘗め回したり、太股に勃起したペニスを擦り付けて見たり、様々なことを試しながら、ついに少女の膣を掻き回す指は、3本になっていた。
 その指を引き抜き、絡みついた愛液を舐めとると、「そろそろ頃合なのね」と呟いて、少女の両太股を掴んで、股を開かせる。
 さながらM字開脚のような体勢にさせると、これまでの愛撫によって、愛液を垂れ流し、物欲しそうにヒクつく恥部に、ペニスをあてがった。
「なるだけ優しくしてあげるから、安心するのね」
「あ、はい……ッ」
 それだけで、少女の体が小刻みに震え、声が熱っぽくつっかえる。ジョルーは満足そうに笑うと、期待に尻尾をぶんぶんと振りながら、挿入を開始した。
「あっ…く…ッ」
4712:2008/07/05(土) 00:41:23 ID:UfdZ+diP
 やはり、指よりも太い物の挿入は、ある程度の抵抗があったが、無理ではない。ジョルーのペニスは、少しずつ少女の中に進入していき、ついには根元までが膣内に収まった。
 当然ながら、かなり痛い様子で歯を食いしばっていたので、彼は一旦動きを止めると、さっきのように、もふもふの胸に少女の顔を埋めるように抱きしめる。
 体格差のため、少女が猫背になっていて、少々無理のある体勢だったが、
彼女はある程度の安心感を得る事は出来たようで、いくらか落ち着いて、深呼吸するように息を吐いた。
「よく頑張ったのね。教師として鼻が高いのね」
「…ッ、ありがとう、ごがいます……」
 ジョルーは「礼儀正しい娘なのね」と苦笑しながら、ゆるいピストンを開始した。突き上げに反応して、膣はビクビク脈動して締め上げてくる。
 やはり処女なだけあって、よく締まった。これまで、あくまで教師らしく少女をリードしてきたが、
そろそろ余裕もなくなり、こころなしか、眠そうなタレ目がキリリとなっているようにも見えた。
 腰を抱えてズンズンと突き上げながら、痛みに引き攣る頬を、ぺろぺろと舐める。こういう柔肌も、触り心地が良くて中々気持ち良い。
 最初のうちは、突き上げのたびに苦しそうな声が上がっていたが、慣れると共に、それもなくなっていく。
 腰にまわした腕を解いて、今度は両太股に腕をまわす体勢で突き上げてみると、違った角度からの挿入に、少女の反応もまた変わる。
「う…胸、物凄い、揺れてるのね…ッ
 ピストンのたび、ぶるんと揺れる少女の胸を目で追いながら、そんな風に話しかけると、返事は帰ってこなかったが、代わりにビクビクと膣が締め付けてきた。
 この手の言葉攻めに弱いようだ。性行為の高揚感もあって、ジョルーは少々調子に乗ったようで、その胸を舌や指で弄りながら、似たような言葉攻めを繰り返す。
 初めての割りに感度が良いだの、こんなエッチな生徒は他にいないだの、このお○んこはお○んちん大好きなのね、だの。
 そうやって恥情を煽るほど、少女の感度が増しているようだった。涙目でこちらを見上げながら、感じまくって喘いでいる姿は、もう堪らない。
 ジョルーは軽く舌なめずりをすると、そろそろ限界も迫っていた事もあって、最後のスパートにと、ピストンの動きを早める。
 事前に生理周期も聞き出していたから、今夜は中出しも問題ない筈だ。まだ卒業してもいない生徒を、孕ませるようなドジを踏むつもりはない。
「こっちは、そろそろイきそうなのね……ッ。そっちは…ッ?」
「う…くぅ……ッ」
 少女も何か言おうと、口をパクパクさせていたが、突き上げと快感に邪魔されて、呂律が回らないようだった。
 だがそんな調子なら、あちらだって直ぐにでも絶頂に達してしまいそうなのだろう。そう考えながら、
最後の仕上げに、ピストンに合わせて揺れる胸にかぶりつき、乳首を吸い上げてやると、ついに少女も絶頂に達したようで、
その体がビクンと跳ね、膣は痙攣を起こしてペニスを締め付ける。
「ひゃっ、あぁあ……ッ!」
「イっちゃったのね…ッ、じゃあ、次はこっちの番なわけね……!」
 ジョルーは、少女の胸から口を離して言うと、ひときわ大きく突き上げ、根元までを彼女の膣へ挿入し、一気に絶頂に達する。
――どぴゅっ、ぴゅるっ!
「くぅ……ッ、凄いのね…!」
「あっ…ぁ…せんせ……」
4812:2008/07/05(土) 00:42:08 ID:UfdZ+diP
 絶頂の余韻に浸る体に、大量の精液を流し込まれ、少女はか細い嬌声を上げ、荒い呼吸に胸を弾ませる。
 その息が整っていくのと同時に、強張ったように締め付けていた膣から力が抜け、にゅぽんっ、と萎え始めたジョルーのペニスが抜ける。
 初めての行為で拡張され、半開きになった膣口からは、先ほどの精液が流れ出て、シーツに垂れている。そのシーツをよく見てみると、小さな紅い染みが出来ていた。
 ジョルーはそれが血だと気付いて、思い出したように自分の股間を見る。
思ったとおり、少量の血が毛皮に染み込んでいた。まあ、初めてで随分激しくしたのだから、しょうがない。
 このまま乾いてしまったら、血の染みを落とすのに時間が掛かりそうだ。しかし、今から体を洗うのも面倒臭い。
 ジョルーは少し考え込んだが、直ぐに少女の隣に寝転がり、一緒になって布団を被ると、胸の谷間に顔を埋めて目をつぶった。
 今のところ、見せる相手は彼女くらいの物だから、悩む必要も無いだろうと思ってのことだ。
 彼はリラックスした様子で、緩やかに尻尾を振りながら、少女に話しかける。
「今日は疲れた筈だから、明日は思いっきり寝坊するといいの。
パーティのみんなには、ダンジョンで採った食べ物に当たったとでも伝えておくのね」
「……明日までに、もうちょっと良い言い訳を考えてます」
 少女はくすりと笑いながら答えると、未だに熱を持った自分の下腹部を撫でる。まだ残留感が残っていた。
 ジョルーの体を抱き返すと、もふもふの毛並みがとても気持ち良くて、犬のような外見は、歳不相応に可愛らしい。
「先生、おやすみなさい」
「おやすみなのね。また明日」
 どちらともなくそう言って、眠りに就く。もっとも、直ぐにジョルーがいびきをかいて寝始め、その煩さの所為で、少女が眠れたのは明け方になってからだった。



49名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 11:45:57 ID:H70wyjxc
良い妄想だなw
学園内の経験値稼ぎは当然こういうの想像するよなw
GJ!
50名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 16:09:52 ID:/5zoM9TT
あー、俺も今夜あたり何か書こう
リクあったらドゾ
51名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 17:43:38 ID:WMTLwEHr
ここで俺がまさかのエルフ♀×ドワ♂をリクエストしてみる
52名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:14:58 ID:TAq5Ed8V
ランツレートの保健の先生に経験値増やしてもらうメガネフェアリー♂キボン。
53名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:36:58 ID:ljP36vGr
>>52
いいシチュだ
しかしそれだとバルタスクの場合はまさか
54名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:46:18 ID:N9GftRhD
>>44-48か。
もしくはウホッ
55名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:48:53 ID:2ik+2aRT
>>52
青汁飲まされそう
56名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 19:07:42 ID:4XWtbn2r
>>55
フェア♂の青汁を飲むんだろ
57名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 21:12:53 ID:20S4ecWx
健康診断と称して朝立具合と濃度を自らの舌で確かめにいく保険の先生
…誰ですかととモノじゃなくても良いって言ったのは

元ネタだとあの先生、男でしかもノームだったような
5850:2008/07/06(日) 01:02:51 ID:Jh0D9lek
そろそろ書きますか・・・
保健室と女教師のコンボは定番っぽいので
ここはあえてエルフ♀×ドワーフ♂で行きます
相性最悪の二人組をぜひ御賞味下さいませ
5950:2008/07/06(日) 01:30:21 ID:Jh0D9lek
何処にでも毛色の合わない種族はいる。
バハムーンがヒューマンの話をまともに聞く訳が無いし、
ディアボロスとセレスティアを並べたら、魔法やブレスをぶつけかねない。
今回の二人組は、そんな劣悪な関係を持つ、少年と少女のお話。

「ちょっと、何であそこで勝手に宝箱を開けようとするワケ?」
「ウッセー!目当てのアイテム出て来ないんだから、別にいいだろ!」
喧々囂々、チーム内部の言い争いが、もう十分は続いている。
険悪ムード全開のドワーフ男子とエルフ女子の小競り合いを、止めようとする者すら現れない。
今回、とあるアイテムを探しに深い迷宮に潜っているが、三回目になってもまるで見つからない。
散々探して回復も底を付き、帰ろうかという時に宝箱目掛けて突撃。
彼女の説教と彼の言い訳は、ぐるぐる回ってキリがない。
「あなた、この間もそれで毒になっちゃったじゃない!獣のオツムは反省も出来ないの?!」
「ばっ、ざっけんなこの野郎!ドワーフ馬鹿にしてんのか?!」
「え〜そうよ。あなたは大バカ者の墓穴掘りよ!」
しまいには屁理屈と悪口が終始する醜い口喧嘩になっている。
なまじ口が上手いエルフの口調は、命令嫌いのドワーフを苛立たせる。
「死ぬのはあなたの勝手だけど、わたしの取り分まで治療に回さないでよね」
思いつく限りの悪たれを突いて勝った気になったのか、彼女は長髪を揺らしてそっぽを向いてしまう。
「こいつ・・・見てろよ・・・」
彼女の気がすんだ後、ドワーフ少年は歯ぎしり交じりに言い放った。
6050:2008/07/06(日) 01:52:11 ID:Jh0D9lek
「ん?何かしら・・・手紙?」
夕暮れ時の学生寮、彼女の部屋の扉には、下に潜らせるベタな送り方の手紙が置き去りにされていた。
ラブレターにしては色気が無く、かと言って普通の手紙とも思えない白の便箋。
封を切ってみると、激烈に粗末なペン字で短い文章が書かれている。
「みずぼらしい字ね・・・えーと・・・果たし状?」
同封された紙切れには、
【今日こそ目にモノ見せてやる 日付が変わったら屋上に来い】
などと記入されていた。
「ふ〜ん。恨まれる覚えは無いから、たぶんあいつね・・・上等じゃない」
小のつかない憎らしい相手の顔が浮かぶ。
時間はまだまだ先なのだが、今直ぐにでもぶん殴ってやりたい程の熱が入る。
そして待ちに待った深夜の屋上。得物を担いで時間通りに来てみたが、誰もいない。
「決闘でも遅刻する気かしら?今度こそ性根を叩きのめしてやらないと――」
独り言の途中で、首回りに激しい痛み。
斧の柄で殴ったら、丁度こんな感じであろうか。
薄れゆく意識を保とうにも、目が回って如何しようも無い。
「う・・・何て、事・・・」
横目に見た犯人は、獣の様な姿だった。
6150:2008/07/06(日) 02:18:03 ID:Jh0D9lek
「ん、んん・・・きゃあ!何よこれえ!」
暗い夜景を眺めていると、エルフの高い声が聞こえた。
くるりと回れ右をして、ドワーフは彼女に向き直る。
彼の眼前には、身ぐるみ剥がされた素っ裸のエルフが両手足だけ柵に縛りつけてあった。
「よお、やっと起きたか」
「このお、くっ、放しなさい!」
「ムリムリ。そんな体制で大きなタオル引き剥がせる奴なんて、バハムーンぐらいだろ」
勝ち誇った感じのドワーフ。暗闇でも声と気配で分かる。
曇った夜空は星すら見えないが、お互いの顔を隠す程の深い闇は生み出さなかった。
「こんな事して何のつもりよ?人が来たら大変よ!」
「知るか。そしたらオマエの裸がよそ様に見られるだろ」
常日頃から侮辱してきた相手に、今度は自分が辱められる。
それを悟ったのか否か、彼女は口を閉ざしてしまう。
「わたしを・・・犯すつもり?」
「おっ、理解が早いな。流石優等生」
「バカ言わないで。誰があんたなんかに・・・っひゃあ?!」
何時もの小賢しい口を黙らせようと、素早く股下に手を突っ込む。
「おいおい、もうちょびっと濡れてんじゃん。脱がされただけで欲情したか?」
「な、何を・・・ふぁん!ひあっ!」
指で軽く擦るだけで、良好な反応が返ってくる。
「けっ、イイ声で鳴きやがるぜ」
もっと乱れさせようと、指を一本挿入した。
6250:2008/07/06(日) 02:42:06 ID:Jh0D9lek
「はあ、はあんっ、お願い、止めて・・・」
「ああ?いつもの命令口調は如何した?」
紅潮した顔を反らし、消え入りそうな声で訴える。
が、当然此処で止めるつもりは無い。
必死に快楽と戦っているらしいが、堕ちるのも時間の問題だろう。
「あ、謝るから、んっ、お願い、よぉ・・・」
「ヤだね。もっと狂わせてやる」
「いや、あはあっ!そんな、ああっ」
二本目の指を入れただけでこの喘ぎ。
ほとほとエルフは刺激に弱い。
「こ、こんなの、嫌ぁ・・・こんなコトって・・・」
「ふん、いつも俺のこと言いなじっといて、都合のいいエルフだなオイ」
「許して、もう・・・ひああ!そこ、だめぇ・・・」
「奥がイイのか?ったくエロいなあ」
「やん、言わないで・・・はあっ」
言葉責めでも充分まいっている。
凛々しく揺らめいていた瞳はとろみを帯び、快楽に溺れていた。
「さてと、そろそろ頃合いだな」
「んはあっ、え・・・?」
彼女の余裕をあらかた消し去ると、指を引き抜いて自分の服を脱ぎ始める。
全ての着衣を脱ぎ棄てると、勇猛な分身が露わになった。
6350:2008/07/06(日) 03:01:16 ID:Jh0D9lek
学生でこれを見ても驚かない輩はそうはいない。
獣の血を引いている彼のそれは、経験者でも唸るサイズだ。
「わたしにそれを・・・舐めさせるつもり?」
「何だ、そうして欲しいのか?」
そのセリフを聞いた直後、恨めしく睨みつける彼女。
怒りの他に、恥じらいの色が見て取れる。
清楚な身体のエルフにこんな表情をされては、口元のにやけが治らない。
「今やらせると、噛みつかれそうだからな。まっ、勘弁しといてやるよ」
言いながら大きなタオルを解き、彼女の肢体を自由にしてやる。
「別に抵抗したって良いんだぜ。ドワーフの力に勝てるんならな」
そう言って牽制してみたが、蹴りの一つも飛んで来ない。
観念して受け入れるのか、それとも更なる悦びを望むか。
「このまま、挿入てやるぜ」
「ちょ、待って、それだけは!」
「うるせえ!黙って挿入させろ!」
「っつあ、くはぁああっ!」
往生際の悪さに腹が立ち、そのまま巨大なモノをねじ込む。
たっぷり濡れていた筈だったが、彼女の中は相当きつかった。
6450:2008/07/06(日) 03:38:41 ID:Jh0D9lek
「嫌・・・酷い・・・こんな、こんなのって・・・」
女らしく泣きじゃくる彼女。
彼が初めて見る表情だが、今は怒りの材料でしか無い。
「いい加減にしろよ。今までどれだけ俺を怒らせて来た?考えた事があったか!」
「だからって酷すぎるよ。本当の彼女みたく優しくしてくれたら、もっと素直になれるのに・・・」
この一言を聞いた瞬間、彼の中で何かが変わった。
彼女は嘘をついていない。そんな余裕も許していない。
ふと気が付いた時、彼は知らぬ間に乳房に顔を埋めていた。
「馬鹿野郎」
「ふぇ?」
「そんなこと言われたら・・・可愛がってやりたくなるだろ」
そう言って右側に顔を、左の胸には手を近付ける。
犬が子をあやす様に、ぺろぺろと乳首を舐め回す。
「あっ、んあ、それ、気持ちイイ・・・」
緩やかに舌を操り、時々甘噛みしてみたりする。
「ひぁあん!それ、凄くイイ・・・やっぱり、初めてだから激しいのダメみたい・・・っふぁ」
甘ったるい喘ぎ声を聞かせてくれるほど酔いしれている。
そろそろいいだろうかと、ゆっくり腰を動かしてみた。
6550:2008/07/06(日) 03:56:27 ID:Jh0D9lek
始めはあれほど抵抗していたのに、腰の動きに気づいても大した抵抗はしなかった。
まだ肉の壁はきつかったが、先程よりは幾分マシである。
「あはぁっ・・・んんっ、おっきい・・・」
「あんまり文句言うなよ。俺だって初めてなんだ」
片手で胸を弄りつつ、慎重に腰を落とす。
「あうっ、はんっ、イイよお、んあっ」
改めて彼女の顔を見ると、とてもだらしなくなっていた。
口元から涎を垂らし、うわごとの様に鳴き声を上げる。
はしたない痴態をさらけ出し、一心不乱に抱きついてくる。
「はあ、はあ、どうだ、これでちっとは素直になれたかあ?」
「あんっ、ああっ、イイよぉ、気持ちイイ。たまらなく凄いのぉ〜」
そう言えば、彼女の方から腰を振り始めた様な気がしていた。
いよいよこっちにも快感が堪り、絶頂が見えてくる。
「うはっ、ヤバい、そろそろ、出る・・・っ!」
「ああっ、ふあ、わたしも、もうダメぇ!」
6650:2008/07/06(日) 04:14:19 ID:Jh0D9lek
最初は、もっと惨めにしてやるつもりだった。
もう二度と人前に出れないくらいに。
でも、最後はなぜか素直に悦ばせてやりたくなった。
俺ってけっこうワルだったのに、どっかで情が引っ掛かったかな。

「ああ、出る!このまま・・・うわああっ!」
「あっはあ、イイっ!イク、イク!ひあぁーーんっ!」
彼が達したと同時に、彼女の身体も大きく跳ねて、びくびくと痙攣を起こす。
正直な話、ここまで彼女が乱れるとは思わ何だ。
立ち上る快楽も含めて、彼はすっかり満足していた。
「オマエ、やっぱ淫乱だな」
「・・・え?」
「俺が出しそうになった時、少しでも嫌がってみたか?」
「・・・・・・」
「おまけに、かなり出したみたいだ。ドワーフの俺がここまで疲れるなんてな」
しばらく深呼吸していると、彼女がそっと抱きしめて来た。
「またバカみたいな失敗したら、今度はわたしの番だからね」
「へっ、少しは悪口直せよ」
「それと、今日は大丈夫だから良いけど、子供出来たら後ヨロシク」
「育児放棄かよ、ひでー母親だな」
すでに薄明かりの空の元、エルフとドワーフのささやかな笑いが聞こえる。
二人は思ってもみなかっただろう。相性を覆すくらい、お互いを気に掛けていた事を。
6750:2008/07/06(日) 04:23:10 ID:Jh0D9lek
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

エルフ♀×ドワーフ♂、これにて終了です。いかがでしたか?
実はもっとキティ外な展開も考えていたのですが、
ドワーフ少年がまだまだウブだったって事で和姦になってしまいました。
強姦マニアの方々には失礼をいたしました。
こんな駄作に夜明けまで付き合ってくれた住民の皆様に感謝です。
それではノシ

   アトガキモドキは挨拶をして立ち去った
68名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 10:26:41 ID:mRi/WNZ7
>>67
まあ相性が悪くったって憎いと思える程に長くパーティ組んでりゃあこうなるわなw
本当の嫌いは無関心な訳で、相手をどうこう思うってのはそれだけ相手を気にしてるって事だもんな
一度互いに良いと思ったら転げるのも速ぇよな
レイプから始まる関係で既に恋愛すっ飛ばして夫婦漫才になってるしw
作者さんお疲れ様!
69フェルパー♀×クラッズ♀:2008/07/06(日) 18:41:48 ID:zK9tRfPX
投下します。
注意書き:女性同士の絡みあり
70フェルパー♀×クラッズ♀1/12:2008/07/06(日) 18:43:58 ID:zK9tRfPX
 夕刻、学生寮の食堂は毎日、ちょっとした騒ぎになる。
 食事はきちんと人数分用意されている上に、パンやパスタはおかわり自由なのだが、
育ち盛りの生徒たちにかかれば、イナゴに襲われた畑よろしく、瞬く間に食い尽くさ
れてしまう。
 所持金に余裕のある生徒は、物足りなければ購買部を利用することになるが、そう
でない生徒にとっては、ここで腹を満たしておかねば、空き腹を抱えて眠ることに
なるのだ。
 当然、配膳台付近では熾烈な争いが繰り広げられることになる。
 そんな喧騒をよそに、食堂の片隅で、一人の少女が静かに食事をしていた。フェル
パーの侍。獣人族として生存本能は人一倍だが、武人としての誇りも重んじている。
(一口一口味わって食べれば、規定の量でも満足感は得られるものだ。みっともなく
早食いする者たちには分かるまい)
 半ば自分に言い聞かせるように、ボリューム不足の魚フライにナイフを入れ、一切
れ口に運ぶ。数を揚げている割には程よい火の通り。ハーブの効いたソース。
 肉が出ないと落胆する生徒は多いが、魚だって、寮母がしっかり料理してくれるお
かげで充分なご馳走なのだ。
 おだやかな心で食事を続ける彼女。その向かいに、つつましさとは無縁とも言える
大盛りの皿が置かれた。
「ここ空いてるよね?座るね!」
 返事を待たずに席に着いたのは、同室に住む、クラッズの少女。盗賊学科の彼女は、
戦術系学科のような肉体派ではないのだが、とにかくよく食べる。他のおかずが隠れ
るぐらい、山盛りにされたパスタ。その横の小さなトレイの上には、どこからか買っ
てきたであろうおかずが3品。金儲けが得意な盗賊の食糧事情は、錬金術師に次いで
恵まれている。
71フェルパー♀×クラッズ♀2/12:2008/07/06(日) 18:45:56 ID:zK9tRfPX
「また、意地汚い盛りだな。少しは食材に敬意を払え」
「食べることが敬意だもん。あ、お魚あるけど、食べる?」
「ん?ああ……ありがとう……」
 フェルパーの少女は口をもごもごさせた。ドカ食いする相手を嗜めておきながら、
貰える物は貰ってしまうのだ。
 だったら最初から、偉そうに非難しなければ良かった。
(彼女のほうがよほど大人だな)
 クラッズの少女は自分の分のおかずを一品、あっという間に平らげると、空いた皿
の上に一尾の魚を置いた。
 袋から取り出した、生魚を。
「はい、召し上がれ」
「いや、生で出されても困る」
「なんで?ネコなのに」
「私はネコではない!」
 机を叩いて抗議する。フェルパーは獣人族であり、本能の面では猫に近い部分があ
るのかも知れないが、文明社会の一員として生活している以上、食文化は他種族とそ
う変わるものではない。
「まあまあ、何も、口にくわえて走れって言ってるんじゃないし」
「いくら乱心しても、そんな事はせん。魚は嬉しいが、あまりからかわないでくれ」
「ゴメンゴメン」
 あまり反省した様子もなく、クラッズの少女は、目の前の大盛りパスタを掻き込み始めた。
72フェルパー♀×クラッズ♀3/12:2008/07/06(日) 18:48:06 ID:zK9tRfPX
 二人はほぼ同時に食事を終える。フェルパーの少女が一息ついていると、クラッズ
の少女が身を乗り出してきた。
「ねえ、食後の運動しようよ」
「元気だな。私は腹八分だからすぐに動けるが、お前は大丈夫か?」
「私もハラハチブだよ?ごはんお腹いっぱい食べたら、おやつ食べられないもん」
「寝る前にも菓子を食すのか」
「おやつパーティはコミュニケーションだよ。同じ学科の子達と情報交換」
「そうか、お前の情報網には助けられているからな。わかった、運動につきあおう。
お前が太ったら大変だからな」
 笑みを浮かべたフェルパー少女に、クラッズ少女は顔をかがやかせた。
「わーい!じゃあ、これで遊ぼ!」
 彼女が懐から取り出したのは、先端に、なにやらふさふさした物がついている、細
長く撓り易い棒状の物体。
「なんだ、これは……」
「ねこじゃらしだよ」
 屈託の無い笑顔で、クラッズ少女は、フェルパー少女の目前で猫じゃらしを振る。
「やめんか!」
 フェルパー少女が左手で猫じゃらしを払いのけようとするが、クラッズ少女は素早
くかわす。逃げた先に、今度はフェルパーの右手が襲い掛かる。クラッズは、椅子に
座ったまま、体を横に一回転する。
「あはは、気に入ってくれたんだね」
「目の前でそんなものを振られたら、鼻がむずがゆくなるだろう!ネコじゃ有るまい
し、気に入るものか!」
「だったら後ろ向いたら良かったのに?」
「う……か、からかうのなら私は部屋に戻るぞ!」
「ごめんごめん。おわびに牛乳おごるよ」
「牛乳?」
 フェルパーの耳が動いた。
 クラッズは懐から牛乳瓶を取り出し、手早く皿にあけた。
73フェルパー♀×クラッズ♀4/12:2008/07/06(日) 18:49:49 ID:zK9tRfPX
「はい、人肌だよ」
「いいかげんにしないか!」

 腹を立てたフェルパーは、洗濯も入浴も一人で済ませた。座学の課題も終わらせ、
ベッドに入っても、まだ苛々していた。
 その原因となったクラッズは今頃、同じ学科の友人たちと楽しくおやつパーティ
だろう。からかわれた自分がこれだけ悔しい思いをしているのに、からかった本人
は覚えてさえいまい。
 声に出して罵れば、少しは心も落ち着くのだろうか。
 そう思って、クラッズの少女の名を口に出そうとしたとき、扉が開いた。
「ただいま〜。おみやげ持って帰ってきたよ〜」
 クラッズの少女は、いつもより早く帰ってきた。だが、フェルパーは答えない。
 少し間をおいて、またフェルパーが呼びかける。今度はかなり、静かな声だ。
「お誕生日のプレゼントもあるよ〜」
 もしかしたら、耳が動いてしまったかも知れない。
(どうせ鈴か首輪だ、くだらん……)
 意地を張って黙ったまま、フェルパーはなお強く目を閉じた。
 クラッズは荷物を机の上に置くと、そっと、フェルパーのベッドに近づいた。
 ゆっくりと、両手でフェルパーの頭を持ち上げ、その下に膝を滑り込ませて来た。
 暖かい太ももの上で、不思議な安らぎをおぼえた。もやもやが解けてどこかへ流れ
てゆくような感覚に包まれる。
「すまない、本当は起きていた」
「分かってたよ」
「重くないか?だったら、もう少しこうしていたい」
「いいよ」
 クラッズの手が頬に添えられた。
 そこから心が通うような気がして、フェルパーは少しおしゃべりになった。
「どうだ、猫だったら、膝枕なんかされて喜ばないぞ」
「猫は膝の上好きだよ?」
74フェルパー♀×クラッズ♀5/12:2008/07/06(日) 18:52:11 ID:zK9tRfPX
「あ……」
 墓穴を掘ったフェルパーに、クラッズは追い討ちをかける。
「あと、おまたの匂いって、お母さん猫の乳腺の匂いに似てるから、子猫は落ち着く
んだよ」
「私はネコじゃないと、今日何度目だ!」
 飛び起きたフェルパーに対し、クラッズは余裕綽々といった様子で、なぜか服の前
をはだけた。
「あはは、ネコじゃないんだったら、証明してみる?」
 体格だけではなく、体型もまた子供のようだ。下着は下半身だけ。明かりがどれだ
け弱くたって、フェルパーには、クラッズの裸体が、肌の色まではっきり見えた。
(話の脈絡はよくわからないが……この性的な誘いを拒むことで、またネコ呼ばわり
されるのだな。まあいい、いつもからかってくるこいつに対し、少し優位に立ってみ
るのも…)
 要するに意表をついてみようということで考えをまとめてみた瞬間、既に相手を組
み敷いていたことに気づく。考えるより先に体が動いてしまったということだろうか。
本能に打ち克つ精神を尊ぶ”侍”の彼女はどこかへ消えていた。意外と狼狽したクラ
ッズの表情が嗜虐心をそそる。
「え、なんで?!ちょっと冗談……」
 唇を重ねて黙らせる。右手をクラッズの頭の下に敷き、首の動きを封じる。
 左手をクラッズの薄い胸に重ねる。先端の突起がほんの少し、手のひらに触れるぐ
らいの強さで、ゆっくり回すように撫でる。
 クラッズは両手で抵抗する。筋力に格段の差があるとはいえ女の子同士、さすがに
片手と両手では勝負にならない。だが、がっちり防備を固めるべく胸の前で重ねられ
たクラッズの両手をあざ笑うかのように、フェルパーは尻尾を筆のように使って、相
手のわき腹をくすぐる。遊撃の左手は、腹部の肌の感触を楽しみながら、上下どちら
にも展開する気配を見せる。歯を食いしばるクラッズを見て、もっと嬲りたくなる。
そして不意に唇を離す。抗議の声を上げようとクラッズが口を開いたところを狙い、
ふたたび口を寄せて、細い舌を滑り込ませる。クラッズは舌で押し返そうとする。強
く押し付け合いながら幾度かすれ違い、たまに絡み合う。だだ漏れになった唾液はク
ラッズの喉へと落ちてゆく。
75フェルパー♀×クラッズ♀6/12:2008/07/06(日) 18:53:47 ID:zK9tRfPX
 その攻防を打ち切ったのは、ついにクラッズの秘所にたどりついたフェルパーの左
手。クラッズの体は、抵抗をあきらめたかのように弛緩する。
(得意のだまし討ちか?だが、ここでひっかかっておくほうがいいか。このままでは
泣かせてしまいそうだ)
 下腹部の中央を堂々と抜けるように、下着の中に差し込まれた手は、無毛の地を抜
けて、肉の芽が出る裂け目へたどり着く。指で直接粘膜に触ったところで、クラッズ
の口を自由にしてやる。
「懲りたか?二度と私をネコだと言わないな?約束したら、やめてやってもいいぞ」
「それが……よく分からないよ……もし本当に嫌だったら、私、舌を噛み切ってたか
も知れないよ?」
「お、おい……」
 気の迷いだと否定しようとして、やめた。もっと彼女を嬲っていたい。自由にしたい。
 それだけ彼女を可愛いと思っている。
 だって、抜こうとした左手が、彼女から離れることを拒んでいるのだ。
(これではネコと呼ばれても仕方ないのかもしれんな)
 フェルパーは、クラッズの首の下に敷いていた右腕を抜き、帽子を脱がせて脇に置
き、頭をなでる。左手は、両太ももの圧力を楽しむように、もぞもぞと股間に食い込
んでゆく。
「あの……胸も……」
 クラッズは抵抗をやめ、胸の防備を解除している。フェルパーは最初、尻尾でそこ
を攻めようとしたがうまく届かない。
「顔が見れなくなるが、仕方あるまい」
 フェルパーは体の角度を変えて、クラッズの胸辺りに自分の顔を持っていく。上下
の唇で、胸の突起を挟んでみる。硬さや大きさがつかめてくると、咥えたまま先端を
舌で刺激できるようになった。だが、これは気持ちいいのだろうか。舌を伸ばしつつ、
上目遣いでクラッズの顔を確認すると、硬く目を閉じている。
 彼女のほうから要求してくるぐらいだから、胸の感度は悪くないのだろう。自分が
下手なのか、相手が緊張しているのか。
(下手だから緊張をほぐせないのか)
76フェルパー♀×クラッズ♀7/12:2008/07/06(日) 18:55:53 ID:zK9tRfPX
 手法を切り替えようとして、ふと気づく。先ほどまで左手を阻んでいた「壁」が、
心なしか柔らかくなっている。湿り気も増しているようだ。
「自分でするとき、指は入れているのか?」
 クラッズは真っ赤になって首を横に振った。真偽のほどは定かでないが、どうやら
入れないで欲しいようだ。そう考えると入れたくなる。
 だが、思いとどまる。自分は服を着たままで裸の相手を責めるというのは、優位に
立っているようで非常に気持ちがいい。もし指技で遅れをとっているとなれば、気後
れが生じ、精神的な立ち位置が逆転してしまうかも知れない。場合によっては逆に攻
め込まれてしまう可能性もある。
(それはそれで……)
 盗賊の指というものについての妄想にとらわれそうになる。だが、日常生活では完
全に主導権を握られているのだ。こういう所でまで頭が上がらなくなっては面白くない。
 勝負を避けることにしたフェルパーは、いったん身体を離した。
 そして、子供のおむつを取り替えるときのように、クラッズの両足を持ち上げた。
意図を察し、クラッズのほうも腰を上げて協力する。
 もとから大きめの下着は、するすると簡単に抜き取れた。
 素直になったクラッズに対し、フェルパーはますます調子に乗る。
「できるだけ脚を開け」
 クラッズは仰向けになり、少しだけ……フェルパーの頭がなんとか入る程度だけ、
脚を開いた。彼女の柔軟性ならばもっと開きそうなものだが、恥ずかしいのを我慢さ
せているのだと思うと、フェルパーは支配欲が満たされるのを感じた。
 目標の正面に位置し、唇を舐めて湿らせるフェルパー。ふと目が合ったとき、クラ
ッズが微笑した。
「ミルク塗ってなくて、ごめんね」
「ん?……………………こらぁあああああああああああ!」
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!……あ、いけない」
 クラッズはあわててうつ伏せになって、フェルパーを巻き込んで毛布を被り、動き
を止め、息をひそめた。そして聞き耳を立ててみる。いつものじゃれあいだと思った
のだろうか、人が駆けつけてくる気配はない。
77フェルパー♀×クラッズ♀8/12:2008/07/06(日) 18:58:01 ID:zK9tRfPX
 あるいは隣の部屋の住人も、事情を察しているのだろうか。すべて声が筒抜けだと
したら。意識を集中し、気配をさぐってみるクラッズ。その集中を乱すように、違和感。
 意地悪のつもりなのだろうか、フェルパーの舌が攻撃を開始していた。
 だが、その箇所たるや。
 フェルパーの舌の先端は、よりにもよってクラッズの後ろの穴をこじあけようとしていた。
「そ、そこ違う!」
「ん?」
 フェルパーは毛布を持ち上げてみた。薄明かりが照らした事実に、頬を紅潮させた。
「お、お前が悪いんだ、前も後ろも分からない体型をしてるから!」
「お尻の形で普通分かるでしょう?!信じられない、キスしないでね!」
「く…………いや、今のは私が悪かった」
 フェルパーが耳をたらす。
「ど、どうしたのよ?」
「私たちはもともと、こういうことをする仲ではなかっただろう?お前のほうから誘
うのには、相当の勇気が必要だったはずだ」
「誘った?……あ、えっとね、あれは」
「誘った、だと、みだらな印象があるか?とにかく、私はもっと、お前を労わってや
らなければ……そうではないな。素直にならなければいけなかったんだ」
「えっと、えっとね……」
「可愛いぞ」
 フェルパーは、いとおしむようにクラッズを抱きしめた。
 クラッズは黙り込んだ。そして、何故か泣いた。
「私は続きがしたい。いいか?」
 フェルパーの胸の中で、クラッズの頭が縦に動いた。うなずいたのだ。
 クラッズを仰向けに寝かせて、フェルパーは衣服を脱いだ。対等の立場になって、
キスのかわりに、まずは頬を寄せた。
「好きだ」
 クラッズがどう動いたか、頬を通して伝わってきた。
 あらためてクラッズの脚を開かせ、股間に顔を近づける。
78フェルパー♀×クラッズ♀9/12:2008/07/06(日) 18:59:08 ID:zK9tRfPX
 そして、好きだと言ってから初めてのキスを、下腹部に。
 ついばむように細かいキスを繰り返しながら、徐々に下にずれて行く。敏感な箇所を
前にして、舌で触れる前に、まず息をふきかける。拒否されないのを確認すると、外堀
を埋めるように、秘芯を唇で包み込む。反応が伝わってこないと、どうも不安になる。
「手、どこにある?」
 そう言ってフェルパーは、クラッズの腹の上に左手を置いた。その手の甲に、クラッズ
の両手が重ねられた。これで、痛がっているかどうかは確認できる。
 フェルパーは唾液をたっぷり流し、クラッズの肉芽を濡らす。そして、包皮の上から
前歯を軽く当てる。痛がらないのを確認して、今度は前歯と舌で挟んでみる。
 うまくできたと思ったが、声の一つも出ない。
「もしかして、眠いのか?続きは今度にでもするか」
「違うの、髪の毛が……くすぐったくて」
 夢中になって気づかなかったが、見ると、フェルパー自慢の長い黒髪が、クラッズの
内腿や尻の谷間などにぱらぱら貼り付いている。さっき自分で流した唾液なのか、クラッズ
の愛液なのか、汗なのか、その全てなのか、見分けはつかないがとにかく、髪にいろいろ
と付着している。
「す、すまぬ、気づかなかったから……」
 フェルパーは慌てて髪をかき上げ、上で束ねる。そこで手がふさがったのを見て、
クラッズがまた笑った。
「私のを貸してあげるね」
 そう言って、髪留めを片方ほどいて手渡す。フェルパーは、教科書で見た侍のように、
髪を頭の後ろで縛った。
「似合っているか?」
「微妙。ツインでお揃いとかどう?」
「遠慮しておく」
 クラッズの笑顔を見て、フェルパー自身も気づかないうちに、気負いが抜けていた。
 筒状にすぼめた舌を伸ばし、クラッズの膣口をつつく。そこから頭自体を動かし、割れ目を
なぞる様に舐め上げる。上下運動の往路は花弁の内側、復路は外側を通過。それを繰り返し
つつ、右手の指の腹で、秘芯を撫でる。液体を絡めながら、円を描きながら。その半径を少
しずつ縮め、ついには突き立てた指を小刻みに振るわせる。
79フェルパー♀×クラッズ♀10/12:2008/07/06(日) 19:02:05 ID:zK9tRfPX
「あ」
 クラッズの身体がのけぞった。
「気持ちいいのか?続けるぞ」
「演技だって」
「…………こ、こらぁ!」
「でも、嬉しそうだったよ。その……私を気持ちよくしようってしてくれてるんだよね」
「当たり前のことではないのか?」
「だったら……えっと、あのね…………お尻……舐めてほしいな…………」
「そ、それは、気持ちいいのか?そうしてほしいのか?」
「さっきは、恥ずかしい気持ちが先に立って……その、一瞬だけだったけど……」
「そうか、うん。四つんばいになって、尻を持ち上げるんだ」
 太ももを支えて手伝ってやると、クラッズの身体は簡単に反転した。
(尻、というのは、尻たぶではなく穴の事を言っているのだろうな?)
 つい、その箇所を注視する。汚いものが出てくる穴なのに、何やら、意思を持って開こう
としている蕾の様で愛しい。両手で、まだまだ肉薄の尻をかきわけ、顔を近づける。
「え、えっと、汚い?」
「どうだろうな、後で鏡で見てみるといいぞ」
 焦らして不安にさせるのもいいが、フェルパーの彼女自身、さほど気は長くない。
 その舌は周囲からほぐすのではなく、いきなり中心部に宛がわれた。押し付けたまま、
根元のほうから舌をくねらせる。
「はぁ……はぁ……そこ、いいよ……」
 クラッズの、控えめな喘ぎ声が聞こえた。これもまた演技かも知れない。だが、自分の
行為に相手が反応してくれるのは、とても嬉しいことだ。
「あ……そう、続けて……もっと……」
 中央を基点として、放射状に伸びる皺に沿って、舌先を動かす。その繰り返し。狭い箇所、
それも突起ではなく窄まりなので、攻めに変化をつけにくい。
「いい、いいよ……あふ……はぁ……」
 クラッズは満足しているようだが、尻の穴まで舐めた身としては、もう一つ上の反応が
欲しい。ふと思い立ったフェルパーは、先ほど束ねた自分の髪の先端を寄せ集め、刷毛状
にした。それをこっそり前に回し、クラッズの敏感な箇所を突付いた。
80フェルパー♀×クラッズ♀11/12:2008/07/06(日) 19:05:41 ID:zK9tRfPX
「ひゃあん!だめ、ひぃっ!」
「本物の喘ぎはずいぶん激しいじゃないか、ん?」
「さっきのだって本物だよ、やぁん」
 薬指で陰唇を引っ張りつつ、毛の先端で尿道口を攻める。腰砕けになったところで、菊座
に押し当てた舌を、更に深くへとこじ入れる。のけぞったクラッズの乳首の位置を想像し、
そこに刷毛の一撃を繰り出す。
「やっ、あ、あああああああ!」
 クラッズが一際大きく全身を震わせ、ぐったりした。強く刺激しすぎた箇所を、手のひら
でやさしく撫でてやる。
「おしっこ、漏れるかと思ったよ、もう……」
「そんなに気持ちよかったのか?」
「それは、そうだけど……普通のやり方で、じっくりしてもらう方が好きだと思う」
「してやろうか?」
「もういいよ、それより、今日は横で寝る?」
「その……服は、着ないままでか?」
「私だけ気持ちよくなったから。寝た頃に、お礼をするね」
「楽しみにしている」
 不敵に笑うフェルパーの唇を、クラッズの唇がかすめた。
「あ……」
「おやすみなさい!」
 さっき、もうキスしないでと言われてから、フェルパーはずっと我慢してきた。これは、
解禁の合図なのだろうか。しかし、その後いくら誘ってもクラッズは答えず、やがてフェ
ルパーも眠りに落ちた。

 翌日、フェルパーが目覚めると、クラッズは既にベッドから出ていた。
「早くごはん行こうよ!」
 普段と変わらない様子に若干のもやもやを抱えつつ、フェルパーは下着をつける。
「おはよう」
「うん、おはよう?」
81フェルパー♀×クラッズ♀12/12:2008/07/06(日) 19:07:32 ID:zK9tRfPX
 クラッズはきょとんとしていた。期待をはぐらかされ、フェルパーは少し拗ねる。
 その様子をみてクラッズはハッとした。
「ご、ごめん、誕生日プレゼント忘れてた!」
(そういうことではないのだが、まあ、いいか……)
 くしゃくしゃのままのパジャマを放置し、制服を身にまとうフェルパー。その脇から割り
込んでクラッズが取り出したのは、東洋風の曲刀。フェルパーが普段使っているものより、
5割増し長い。
「はい、これ」
「ありがとう、大事に使うぞ。お前からもらった物なら、命だって預けられる。これの名前
は何と言うのだ?」
「太刀だよ」
「そうか、太刀か。腰に差すより、背負ったほうが使いやすそうだ」
 フェルパーは髪を解き、髪留めを返すついでに、クラッズの髪を結んでやる。
 そのころクラッズの頭の中はというと。
(ネコがタチ持って、これが本当のリバーシブル!)

 ― 完 ―
82名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:08:37 ID:zK9tRfPX
以上です。お付き合いありがとうございました。
ちなみに投下中にスタンガス作動してパーティ全滅しました。
83名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:17:25 ID:mRi/WNZ7
>>82
おいwwww良いエロ話の後にいやな話するなよwwww
こんな時なんて言ってやっていいのかわかんねーwwwwww
84名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:32:29 ID:7Rvu85m5
笑えばいいと思うよ
85名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 02:26:45 ID:6pTjPyaX
>>82
百合も悪くないね
俺のパーティ女二人しかいなし、しかもセレとディアだし少し増やすか…
あと、全滅乙
86名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 08:14:47 ID:kSjscq39
何と言うか…自分が立てたスレで盛り上がってくれると、素直に嬉しいな。
と、二軍が地下迷宮で迷子になった俺が言ってみる。
87名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 08:19:02 ID:Y/laz8Lk
そういえば角煮のスレは無いんだな
建てないのか?
88アトガキモドキ:2008/07/07(月) 16:37:12 ID:lMjgt5sX
ドモ、>>50でお世話になったアトガキモドキです
また書きたくなったのでお邪魔しました
今日か明日になりますがリクあったらドゾ
89名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:16:39 ID:c0teXnMQ
>>88
空気読まずに、魔物orトラップで陵辱モノ。
をリクエストだ!!
90名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:19:26 ID:K7GogD5f
極寒バナナ!極寒バナナ!
91名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:21:22 ID:0F0jkR3v
ユーノ姉妹で百合

>>87
スレ立てにポイントが必要だからじゃないかい
92アトガキモドキ:2008/07/07(月) 22:20:25 ID:lMjgt5sX
本日の夕食はお魚。モグムグ。
さて、上半身の食事が終了した所で、下半身のオカズを提供します。
今回は魔物をスポンサーに陵辱モノというリクで書きましょうか。
一気に何人も投入する乱交プレイで、優等生をヒィヒィ言わせましょう。
93アトガキモドキ:2008/07/07(月) 22:48:02 ID:lMjgt5sX
人間が一番従い易いモノ、ですか?
一般には、金銭・恐怖・愛情、と言われているそうです。
え?分かりにくい?そうですね・・・では良い事例を紹介しましょう。

「うわっ!?おいこれ毒ガスチガウ!」
「ウソ?あっ、スタンガス?!」
宝箱と言えば盗賊。クラッズ以外にもフェアリーが罠の解読と窃盗に優れる。
しかし盗賊にも鍵の誤り。熟練の盗賊でも罠の解除を間違う事はある。
そんなトラップはえてして悪質で、最悪でなくても生死に関わる。
「うう・・・そんな・・・」
「畜生ぉ、立ってらんね・・・」
掠れる様な断末魔を上げて、セレスティアやバハムーンが床に伏せる。
残されたのはフェアリーとフェルパーのみ。ちなみに全員女学生である。
後の二人は逸れてしまい、とりあえず盗賊が居るからと宝箱を開けたが最後。
こうして二人のエースが麻痺し、これではまともに戦えもしない。
「うう〜。どうしよ、どうしよぉ〜」
「落ち着いて。此処で待っていれば二人が来るはず。それまで待機して・・・」
そんな危険と会話の間にも容赦なく敵が現れる。
大量の悪夢使いが、動けないパーティに立ち塞がる。
「はわわ、敵さんが来ちゃったよ〜」
「あれは霊族・・・刃物では倒し難いか」
うろたえながらも武器を構える二人。
ところが相手は微動だにせず、あっけにとられて様子を見てしまう。
やがて悪夢使い達は、一斉に魔法を放つ。
『・・・スリプズ・・・!』
たちまち瞼が重くなり、とろんとまどろみに包まれる。
「ふぁ〜・・・ねむいよぉ〜」
「うう・・・私も、ダメ・・・」
武器を落とし、眠らされる少女達。
麻痺していた者までも、いつしか眠りに落ちていた。

94アトガキモドキ:2008/07/07(月) 23:12:51 ID:lMjgt5sX
「ん・・・あれ・・・きゃあ!」
「これ、は・・・何なの?!」
女学生達は一同に目を覚まし、ほぼ同時に悲鳴を上げる。
年頃の女子が裸で床に転がされれば、確かに叫びたくなるものだ。
「何だよ、さっきから何なんだよ!」
「あ・・・武器もありませんわ!」
ついさっきまで麻痺していた二人も眠りから覚めたらしい。
勿論、身ぐるみ剥がされて。
「寝てる間に、盗賊が来た・・・とか?」
「盗賊なら身体も売るのでは?」
「じゃあ、何で皆裸に?」
「なこと知るかよ。ったく、道具まで失せてやがる」
全裸でブツブツと話しあっていると、身の回りに霧が出始めた。
「ああ?今度はなんだあ?」
「これも・・・やっぱり!幽霊さんだよ!」
それは気体状の霊族。雲の身体の持ち主である。
防具ばかりか下着すらない彼女達は、適当に追い散らすしかない。
「このっ、離れて!離れなさい!」
「何故?!魔法も使えませんわ!」
最初はただうろつくだけだった霧は、そのうち下半身を擦り始める。
「ちょっ、やだ!どこ触って・・・ふぁんっ!」
「くっ、ま、待て!そ、そこは・・・っ」
あまり時間をかけずに立っていられなくなり、力無くその場にしゃがみ込む。
「ああう!く、くすぐったいよぉ〜!」
「はうう・・・こんな、こんな感覚・・・」
気が付けばそれぞれが四つん這いになり、自らの胸や陰部を弄る。
甘く響く快楽の歌が、迷宮に響き渡った。
95アトガキモドキ:2008/07/07(月) 23:38:56 ID:lMjgt5sX
「・・・い、おい、君た・・・ょうぶか?」
次に目が覚めたのは、今まで皆で探索していた迷宮の一角だった。
慌てて辺りを見回すと、四人そろっていて服も着ている。
「そんな・・・あれは、夢?」
「う〜ん、とんでもない悪夢だったな・・・」
四人とも記憶、意識共にしっかりしている。
いつの間にか敵も居なくなり、多くの男達が心配そうに覗いている。
外見だけで言うならば、彼らは盗賊と判断できるだろう。
「悪夢、ねえ・・・どんな夢だった?」
「君等どっかの優等生でしょ?ぜひ内容を聞きたいね」
盗賊の衆はこぞって夢の話をせがんでくる。
彼女達の制服は青。これは幾多の冒険を乗り越えた冒険者の学生服である。
新しい話題が大好きな盗賊にとっては、良い噂にもなりえるだろう。
「それは、その・・・何と言うか・・・」
「あの、悪夢使いに眠らされてしまって・・・」
恥じらう彼女達の表情に見合った意味で。
「ん〜?この娘達のアソコ、なんかジットリしてない?」
盗賊の一人が、いやらしい言葉使いでスカートの中を覗き込む。
そう言えば、彼等の股間は僅かながら膨らんでいる。
「きゃ、あの、これはその」
「はは〜ん。成程、その手の夢ね」
「可哀そうに。夢オチで感じたって、満足出来やしないだろう」
待ってましたとばかりに、盗賊連中がまくし立てる。
「え、えと、あの・・・」
「大丈夫だよ。俺等がきちんと良くしてやるから」
何十人もの盗賊共は、言葉とは裏腹に彼女達に襲いかかる。
夢の余韻である脳の痺れに、何処かで望んでいた展開。
冷静かつ適切な抵抗は、秘部を濡らした少女達には出来ようもなかった。
96アトガキモドキ:2008/07/08(火) 00:01:15 ID:fYUVR3WH
「うひょ〜!久々に上玉だな」
「や、止めてください!こんな、いけませんわ!」
「お?これってお嬢様言葉ってヤツ?うは、萌え〜!」
セレスティアに群がる盗賊達は、しばらく視姦を楽しんでいた。
彼女の上品な言葉使いと発達したボディラインは、男達を楽しませる。
「こんな事して、ただで済むと・・・んむぅ?!」
「まずは口から黙らせるか」
痺れを切らした盗賊の一人が、口に男根を咥えさせる。
「んん、むふぅ・・・ふぐ、むうっ・・・」
「ほら、こっちはしごいて貰おうか」
「早く終わりにしたいだろ?」
そう言って差し出された二人分を、彼女は拒もうとしなかった。
「うはぁ、羽コキ!こそばゆくてイイ感じだぜ・・・」
「ほらほら、もっと舌使えよ!」
見えない位置で、翼を擦って高まっている男がいる。
いつの間にか服を脱がされ、半裸の格好にされていた。
「へへ、ココもこんなになってやがる。そろそろぶっ込んでやろう」
股下で陰核を舐めていた男が、向きを変えて分身を突き刺す。
「んん〜?!んむっ、ふうぅ!」
「おお、予想以上だぜ」
「すげえな。次、俺に挿入させろ」
最早オスの匂いにつつまれ、頭はほとんど機能していない。
その間にも口と子宮、種族特有の翼を犯されている。
「うを、やべ、もうイキそ・・・」
「よっしゃ、たっぷり出してやるぜ〜」
「んん〜!ぷはあっ!ああん、ダメェ〜!」
舞飛ぶ精液に、美少女の喘ぎ。
オスの象徴にまみれたセレスティアは、次のモノを咥え始める。
97アトガキモドキ:2008/07/08(火) 00:26:55 ID:nCQECoRd
「くはっ!この、よせ・・・ああっ!」
「っせーな!ちったあ抵抗やめろ!」
「ほんと、バハムーンは高飛車だよな」
四つん這いの格好にさせられ、引き締まった身体を遊ばれている。
背後からいきり立った男を挿入され、それでも必死に抵抗を試みるも殆ど無意味だ。
「はあ、はあ、うああっ!くうっ!」
「よしよし、だんだん感じて来たぞ〜」
「な、あたしがそんなモノで感じ・・・ぐむぅ!」
「しゃーねーな。歯ぁ立てんなよ!」
無様な体制で犯されたまま、口にまで肉塊が入り込む。
男達は腰と頭を押さえ、容赦なくピストンして来る。
「ぐっ、うう、むうん、ううっ」
「おお〜意外にイイ感じ」
「アソコも上等な肉付きだ。全く、やらしいメス竜だなあ!」
その内快楽が溜まって来たのか、更に激しく動き始めた。
いつしか胸にも男が攻め入り、突起の周りを捏ね繰り回す。
「お、イイぞぉ、そろそろだ・・・」
「ああ、俺も・・・良し、飲み込め!」
「んん、むう!ぐむ・・・〜〜っ!」
男達は突き刺したまま、ドクドクと白濁を吐き出す。
下腹部に溜まる液量と熱、喉を溶かす濃さと苦さ。
学生の彼女には、到底受け入れられるモノでは無い。
「げほ、げほっ、かはっ、ぐうっ・・・」
「あ〜あ〜、飲み込めって言ったのに」
「ほらほらどけよ。さっさと代われって」
「どん位ヤッたらおねだりするか、チャレンジしようぜ」
休む間もなく次の男が襲い来るが、なす総べもなくされるがままのバハムーン。
今の彼女は、プライドなんて欠片も残らず精液を受けるのみであった。
98アトガキモドキ:2008/07/08(火) 00:57:53 ID:nCQECoRd
「ねえ、やめて。こんなの、酷いよぉ・・・」
「ふぇ〜。焦らすのが上手いね〜」
「平気だって。直ぐに良くなるからさ」
フェアリーはとても小さい。人間の半分程度だ。
そう見えるだけとの説もあるが、実際触れられる質量たるやその程度である。
だからにして、幼女大好きの野郎にはこれ程そそられる相手もいない。
「で、でもでも、ボクは小さいし・・・ひゃう?!」
「ん〜、感度イイね!」
やわやわとくすぐる様な力加減で下着の筋を触って行く。
初々しい敏感な動きに、男達の息が荒くなる。
「うんうん、イイ声だ。可愛いよ〜」
「あん、ふぁ、何か熱い・・・はひっ!そこ、らめぇ!」
「すっげ、貧乳ってホントに感じやすいのな」
胸と股、どちらも盗賊の指には小さすぎるサイズ。
しかし彼等は執拗に擦り、やがて陰部が液に濡れる。
「もう我慢できね。奪ってやる」
「え、ダメ!それ・・・ひあぁああんっ!」
不相応な規模の肉棒が、騎乗位の姿勢で極小のアソコに突き刺さる。
痛みや苦しみ等で表現できるモノでは毛頭無い。
「うっは!キッツ〜!こりゃ持たないな」
「ひあんっ!きゃふ、やぁ、ふあぁ・・・」
「ほら、こっちも先っぽ舐めて・・・」
「はあ、んっ・・・ちろちろ・・・んちゅ・・・」
ふと見回してみると、様々な位置で自らを高める男達が目立つ。
興奮する筈だ。羽さえなければ人間の幼女と同じだから。
「ああ、出る!このキツキツにイクうっ!」
「俺もイクぜぇ・・・ぶっかけてやる!」
「ひゃあ〜ん!熱い、熱いよぉ〜!」
様々な角度、位置から、一斉に精が飛び掛かる。
それでも彼等は収まらず、直ぐに次の男が歩み寄る。
「はうぅ・・・もう許してぇ・・・」
「いやいや、まだまだこれからだよ〜?」
激しい悲痛を伴う彼女の悪夢は、まだまだ終わってくれなかった。
99アトガキモドキ:2008/07/08(火) 01:22:20 ID:nCQECoRd
「お〜お〜、イイ眺めだぜ。子分にも久々の餌だからなぁ」
「お気に召して頂けましたか」
「まったくだ。にしても悪夢で濡らして強姦とはえげつないねぇ〜」
「どう見ても毒ガスにしか見えないスタンガスを仕掛けたのは誰でしたっけ?」
酒池肉林より少し遠くに、青年と霊族がいる。
彼等はそれぞれが集団の親分で、盗賊の頭に透明なピエロ。
お頭の腰元には、膝を付いて奉仕するフェルパーがいる。
「俺様もご満悦だぜ。うおっ、こいつヤバいくらい上手い・・・」
「ぺろりっ、くぷ・・・はぁん、あんむ・・・」
このフェルパーはお頭のストライクだそうで、子分には手出しさせていない。
彼女は一番淫らな娘で、当たりで無くとも手元に置きたくなるほど。
「所で、報酬の方をそろそろ」
「ん?ああ、これで如何だ?」
お頭が放り渡した革袋には、魔力のこもった金貨に銀貨。
「助かります。これでしばらくは困らない」
「へへ、そうかよ。うぅ、イクぞ!」
「むんぐ、んむ・・・ちゅうぅ・・・」
フェルパーの頭部を押さえ付け、お頭は咥内に射精する。
「んん・・・っくん、はあん、おいし。飼い主様ぁ〜。もっと下さぁ〜い」
「お?そうかそうか。よっしゃ、天まで登らせてやるぜ」
お頭が言い終わった直後、霊が何体か騒ぎ出した。
「ん?騒がしいぞ、何事だ?」
「ああ、おそらく肉の追加でしょう。残りの二人と思われます」
「そうか。じゃあそっちに任せる」
「飼い主様ぁ、早くわたしに挿入れてぇ〜」
「おうおう、今行くぜ!」
彼女を押し倒すお頭を見た後、ピエロは後ろに向き直る。
「さて、どうやって料理したものか。追加料金も頂こうかな・・・」
足音も聞こえないため、まだ近くには迫っていないだろう。
報酬を懐にしまい込むと、ピエロは悪霊に突撃を命じた。
100アトガキモドキ:2008/07/08(火) 01:37:37 ID:nCQECoRd
>>100ゲット記念おまけ:アトガキモドキの最優秀生徒紹介

フェルパー♂ 「俺的脳内主人公。泥棒猫と武器が爪ってだけでフェルパーに盗賊やらせる俺外道」
バハムーン♀ 「前線一のパワーファイター。鬼神切りが強いが、何故かしょっちゅう気絶する」
クラッズ♂  「もう一人の盗賊。攻撃は弱い。二人がかりで箱を調べると、罠の被害が激減する」
ヒューマン♀ 「弓手の魔術士。主にマプルとフロトルで探索補助。性格が悪なのは仕様です」
ノーム♀   「ぱちんこ僧侶は唯一の回復役。シャイガンとゴーストキラーのぱちんこTUEE」
ディアボロス♂「第二の魔術士。火力最強。ブレスで雑魚に、魔法で強敵に強いが技の覚えが悪い」

・・・・・・・・・・・・
これなんて「剣と魔法の盗賊団」w
あ、鑑定ができないや
101アトガキモドキ:2008/07/08(火) 01:51:15 ID:nCQECoRd
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

という訳で魔物と罠とで陵辱モノです。いかがでしょう。
え?後の二人を出さないのが気に入らない?お気に入りの娘がいない?
知りません。こうなっちゃったんです。勝手に妄想してて下さい。
きゃーっ、怖い怖い!ダガーを投げつけないで!
へ?魔物が少ししかない?しかもこいつら雑魚すぎる?
知りません。盗賊キャラも魔物扱いです。これが一番好都合な連中だったのです。
わぁーっ、痛い痛い!ぱちんこをぶつけないで!
は?>>100を勝手に取るな?俺が最初に見つけたですって?
知りません。早い者勝ちは盗賊の基本です。次から名前でも書きなさい。
ひゃーっ酷い酷い・・・ってこれビッグブァームッ!
打たないで!お願いします杖しまって!また何か書くから勘弁してぇーっ!
言い訳がましい長文ですいません。早く逃げよう・・・それではノシ

    アトガキモドキは挨拶をして立ち去った
102名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 02:04:00 ID:uHxU26fq
乙。陵辱モノはプライド破壊プレイが好き。セレスティアの羽とかもうありえないぐらい穢したい。
あと、錬金術師は金で育てるのがオススメ。司祭は…お好みで。
103名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 02:52:57 ID:T7geo9zp
乙〜
こういうゆる系の陵辱も有りだけど
こってり戦闘描写有りの二次元ドリームテイストな陵辱モノも有りだよね
104名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 03:26:52 ID:Ycr1EjoR

作品自体はGJを上げたい出来なんだが、二つほど言いたい事がある

まずsageてくれ
あと「ながら投下」はやめた方が良い
スレを独占しかねないし、支援や感想もいつ入れれば良いのか判らなくなる
書き溜めをして一気に投下するのがマナーだ

厳しい言い方をしたけどスレと作者の為でもあるんだ
作品自体は素晴らしいからこれからも期待してる
105名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 14:55:38 ID:da1XP6n1
ねるぽ
106名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 15:39:49 ID:sqhVn1TD

ありそうでなかったんだよな陵辱モノ。
次回作にも期待。
107名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 16:34:11 ID:hOlJEElA
>>101
マワされまくって堕ちたところで全員首をもがれて
学園の前に晒されるなんて想像したのは俺だけでいい、GJ!
108アトガキモドキ:2008/07/08(火) 17:51:15 ID:nCQECoRd
どうも。アトガキモドキです。
>>104にて指摘された事について軽く。
sage忘れは完全に作者のうっかりです。晒しage申し訳無い。
「ながら投下」について、実は作者は本番に強いタイプでして、
そのせいでぶっつけてた訳ですが・・・何かこれも言い訳ですね。
多くのレスに感謝の意を込めて、次からは焦らさずだらけず、
出来たての短時間でオカズを調理させていただきます。
これからも期待に応えられるよう心機一転頑張りますので、
どうかひとつ・・・アトガキモドキでした。
109名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 07:46:58 ID:rzhLYxFG
特待生バハ娘がランツィートに行っても他者を見下しツンツンしてたら
青服の男子学生に囲まれて……
って夢を見たぜ!


そこで目が覚めちゃったんだけどな…
ふて寝してくる
110名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 11:49:14 ID:QGIDbgbJ
このスレ的にふたなりはどうなんだ。
111名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 13:55:03 ID:g+DkkaKF
俺はふたなりだろうが一切構わん

というか大好物です(^p^)
112名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 13:55:04 ID:8koWzLBG
好みによるんじゃない?
俺はホモショタ並に大嫌いだけど、全然オッケーむしろカモンって人も当然いるだろうし
注意書きでも書いときゃ何も問題はないと思うぞ
113名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 15:50:52 ID:wAgnSjh3
ポセイドンやホーリーナイト、鉄の剣の狩人、デーモンズの錬金術師あたりも
陵辱にはちょうどいい素材だしね。

自キャラは消費せず、なおかつ、senkaっぽいシチュエーションにはうってつけ♪
114名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 15:54:35 ID:8GbxbNFX
ノームってどうやって繁殖してるんだろう。
115名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 16:47:42 ID:Bj9hKCwK
霊体みたいな種族だからね謎だ…
説明にはどの種族とも相性が良いとあるし、誰とでも種族繁栄出来るというのもアリかな
もしくは俺設定で勝手に決めちゃえばいい
116名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 16:50:18 ID:g+DkkaKF
魂的な物に直接ぶっかけるんじゃね?
117名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 17:49:29 ID:cHBJYK/9
ノーム=鮭
118名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 17:58:41 ID:C3pQrpsa
そりゃ精神体というのだから、
目をつけた相手の夢枕に立ち極彩色にも似た名状しがたき麻薬的悦楽で精気をだね

恋する召喚士はせつなくて神瓶精のことを想うとすぐHしちゃうの
って何ですかこの電波
119名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 22:03:52 ID:pm7IKDrj
>118窓に外宇宙からの来客ですねわかります
120名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 01:33:30 ID:jQ2hbxDx
ふたなりなんぞなくてもバハムーンとフェルパーには尻尾があるではないか
121名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 01:38:00 ID:qp+cTbFB
尻尾から白濁液ですねわかります
122名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 01:50:40 ID:Tt3wFrCM
フェル男「アッー!!」
123アトガキモドキ:2008/07/10(木) 02:26:56 ID:WLEgoDuG
ととモノ。♀キャラ板が盛り上がってますね。アトガキモドキです。
複数のネ申に一匹のザコが立ち向かうお!
という訳でリク募集です。作者の属性上可能な限りノーマルでヨロ。
なんか無能でスマソ・・・でも学生はイイですよね。
書くの明日あたりになりますが、御容赦を。それではドゾ
124名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 02:29:46 ID:Tt3wFrCM
ワーイ。偶然にも一番乗りだぜ。…多分。
セレ子×バハ男をリクしてみる。
125名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 05:46:08 ID:qp+cTbFB
折角だから、俺はヒュマ子×フェル男をリクするぜ
126名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 07:45:03 ID:PQKxnlLb
バハ子に責められるMシチュが見てみたいです!
127名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 07:45:16 ID:t0xk7e7z
なら俺は61固定要員として送り込まれた戦士の悲哀をバックボーンとして提示してみるぜ
128名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 09:04:15 ID:cPjrUaeT
やっと今日ととモノ。買えるから、
頑張ってこのスレの内容をさらに楽しめるようになります。

リーダーに天然入ったエルフ♀
突っ込み&サポート役のフェアリー♀
冷静キャラのノーム♀
実は強制女装させられた男のコのドワーフ♀
リーダーのエルフが大好きなクラッズ♀

な感じでパーティー夢想してます。
で、あとひとりにツンデレな人間♀を、と思ってたけど、
尻尾を駆使するお姉さまキャラなバハムーン♀も捨て難い……。
ていうか、バハムーンの脚に巻きついてるのって尻尾だったんですね。
129名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 10:31:19 ID:C0pFQltc
エロいのでは無いが投下させて貰う。
ディア♂×バハム♀のネタ。あくまでもネタであってエロくはない。

それでも良ければどぞ。
130名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 10:33:19 ID:C0pFQltc
 フライパンの上で炒められるベーコンとジャガイモの上にハーブとチーズが乗っかり、実に美味しそうな匂いを部屋中に漂わせる。
 テーブルの前に座ってフライパンの様子を眺めていたバハムーンの少女がごくっと唾を飲むと、料理をしている人影に向かって口を開いた。
「なぁ、まだか?」
「まだだ。もう少し位待て。バハムーンは我慢という言葉を知らんのか?」
 料理をしていたこの部屋の主―――――ディアボロスの少年はそう答えるとフライパンの隣りにある鍋の中身を塩コショウで味を整える。
 鍋の中身はキャベツとニンジンとソーセージがスープの中でぐつぐつ揺れていた。
 パルタクス学園の学生寮は基本的には複数人の相部屋だが、希望者には個室が割り当てられる事があり、この部屋もその個室の一つで、簡素ながら調理場がついている。
 ディアボロスが晩ご飯の支度をしているのも食堂で食べるよりも作った方が安上がりだからだ。
「だいたい、お前にはルームメイトがいるんだから一緒に食堂で喰えばいいだろう」
「やだ。同じ部屋のセレスティアとかエルフがうるさいから」
 ディアボロスの問いに、バハムーンは大きく首を横に振ってからナイフとフォークを掴んだ。
「で、まだなのか? そろそろあたしは待ちきれないんだけど」
「今、出来た。……人の所に晩飯をたかりに来るぐらいだから皿と飲み物ぐらい用意してくれるんだろうな」
「VIPに皿の用意をさせるんか? トンでもない男だな」
「誰がVIPだ………。もういい、わかった。俺が用意しとく」
 バハムーンという種族は基本的にプライドが高い者が多い。その為、その高圧的な態度が日常生活に出ている者も少なくない。
 彼女のそんな言動にため息をつきながらも、ディアボロスは諦めて皿に料理を盛りつけ、二人分の食卓を調える。
 今日の献立はベーコンとジャガイモのハーブチーズ焼きにポトフー。そしてパンを添える。飲み物は保健室から失敬してきたワインだったりするのだが二人ともいつも校則を守るほど真面目ではないので流す。
「今日も今日とて美味そうなんだけどさ……あたし、ニンジンは嫌いなんだよな」
「好き嫌いばっかするな。てか、ケチを付けるなら喰うな。帰れ」
「わかったよ、ちゃんと残さず食べるよ」
 バハムーンはそう答えるとフォークを手に取り、メインのジャガイモ料理を口に運んで嬉しそうな顔を向ける。
 ディアボロスもそれを見て大きく頷くと、お互いに少しだけ微笑んだ。
「そう言えば、あたしいつも思うけどお前って何で料理上手なんだ?」
「ん? 大した理由じゃない。親から料理覚えておけば便利だからって聞いて習っただけだ」
 ディアボロスがそう答えた時、ちょうどバハムーンはテーブルの上に乗った保健室から失敬したワインの栓を抜くべく、格闘し始めた。
 力強いバハムーンとはいえ、ワインの栓を抜くには割と力が要る。栓抜き無しで栓を抜こうとするのがそうそう無いように、ワインの栓を抜くには栓抜きが必要だ。
 だがしかし栓抜きなど学生寮に常備してある筈が無いので、手で開けるしかない。そして、ディアボロスである彼よりもバハムーンの彼女の方が力強いのである。
「堅い……!」
「大丈夫か? 手伝ってやりたいがお前の方が筋力あるしな……」
「うるさい、黙れ! くそ、あたしの力で抜けない栓なんてある筈無いんだ!」
「頑張れ。期待してる」
「他の部屋から栓抜き借りに行くとかそういう気配りは出来ないのか、お前は……これだからディアボロスは」
「それは種族関係ないだろう」
「あたしがそう思うだけだ。あ、抜けた」
 ちょうどワインの栓が抜けたので、二つ並べたコップそれぞれになみなみとワインを注ぐ。そして―――――コップがカチンと鳴った。
131名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 10:34:08 ID:C0pFQltc
 ワインを飲んだ後、アルコールが入った勢いもあってだろうか、ディアボロスもバハムーンも先ほどより冗舌になった。
「ドークス先生の授業が今日休講だったんだが」
「ユーノ先生が酔っ払った挙げ句ドークス先生の集めてたマジックアイテム壊した事に激怒して大げんかしたんだってさ。バカな話だよな。ユーノ先生に酒飲ましたジョルー先生も酷いと思うけど」
「俺らはその先生の所からワインを頂いたんだが?」
「あたしもお前も悪くない」
「どんな理論だ」
 ディアボロスがそう突っ込みを入れた時、バハムーンがふと思いだしたように口を開いた。
「あのさ……図書委員のサラ先輩に彼氏が出来た話って聞いた?」
「聞いた。あれだろ? 副生徒会長のギルガメシュ先輩だっけか?」
「ホラー小説の殺人鬼にラブレター書いたあのサラ先輩がリアルの人を好きになるとは思わなかったぜ、あたしも。あ、ソーセージ旨い」
「よく味が染みてるからな。ああ、確かにな。サラ先輩、長続きすればいいんだが」
「そう、それなんだけどさ。なぁ、あたしらって……付き合ってるのか?」
 バハムーンの問いに、ディアボロスはフォークの手を止めた。
「………………突きの鍛練ならよくやってるけどな」
「その突きあうじゃねぇよ、バカ!」
「バカはないだろ。冗談だ………どうなんだろうな。俺はそんな実感湧かないんだが」
「そりゃそうだろうね。あたしもそう思う……でも、部屋の連中はお前の事をあたしの彼氏だと思ってるらしくてこの前『貴方みたいな人が実は彼氏持ちだなんて信じられませんわ!』とか言われたよ」
「…………外から見れば俺達はそういう関係なのか? そもそもキスの一つも無いのに……」
「だよねー……」
 ディアボロスの言葉にバハムーンはそう頷いてお互いに「ハァ」とため息をつく。
 お互いに残った料理を片付けようと手を動かしていたが、じきに止まった。
「で、一つ聞きたいんだけど。お前は誰が好きなんだ?」
「ぶっ!? いきなり何を言いだすんだお前?」
 バハムーンの急な問いにディアボロスがちょうど飲みかけのワインを口から文字通り噴き出してからそう答える。
 そこまでストレートな聞き方もそうそう無いと思うだろうが。
「気になるんだよ、何となく」
「何となく気になるってなんだ、何となくって」
「あー、それじゃ何? 盗賊学科のクラッズの娘? それとも、僧侶学科のノームか? あ、まさかマシュレニアの生徒会長とか……」
「会長には悪いが俺はあの人は嫌いなんだよ。高飛車だからな」
「意外だな。あたしはお前らってああいうのがタイプだと思ってたけど」
「外見だけだ。ディアボロスは見てくれを重視する奴らばっかりだからな」
「ふぅん………外見なぁ」
 バハムーンが顎に手を充ててそう考え込みかけた時、ディアボロスは更に言葉を続けた。
「ま、俺は別に見掛けは気にしないけどな……おい、何を言わせる気だ」
「お前が勝手にあたしに喋っただけだろ!」
「話振ってきたのはお前だろーが!」
 お互いに既に椅子を蹴飛ばして立ち上がり、文字通り怒鳴りあう寸前になった所で視界に飛び込んできた時計に注目。
 もう既に、就寝時間直前である。
132名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 10:34:51 ID:C0pFQltc
「あー! もう、お前のせいでもう寝る時間じゃないか!」
「何で俺のせいになるんだ! いいから部屋帰れ!」
 バハムーンにディアボロスはそう言い放つと、彼女は部屋のドアを開けて即座に出ていった。
「明日覚えとけよ!」
 という言葉を残して女子寮の方へと走っていくバハムーンの後ろ姿を眺めた後、ディアボロスは背後を振り向いて一人、呟いた。
「………後片づけしなきゃ寝れないじゃないか、俺……」
 しかし、バハムーンが最後に言った『明日覚えとけよ!』という言葉が耳に残っている。
「明日、何をする気なんだあの女……?」
 ディアボロスはそう呟いたが、諦めて眠る事にしたのだった。

 パルタクス学園の生徒は基本的に早起きな生徒か遅めに起きる生徒で二分される。
 男子は大抵遅めに起きるのが普通だが、この部屋の住人であるディアボロスはいつも早起きで、日が上ってしばらくのウチに起きてしまう。
 その理由の一つに、自分と毎晩のようにやってくるバハムーンの為の弁当を作らねばならないという理由がある。
「ああ、朝か……」
 朝はいい。鳥の囀る音、窓から差し込む太陽の光、規則正しく響く包丁の音……。包丁?
「ん? 起きたか? お前いつも早起きなんだな」
 部屋の隅の簡素な調理場に、バハムーンの少女が包丁とトマトを片手に立っているが見えた。
 制服の上からエプロンを付けていると何とも奇妙な感じに陥るが可愛い。バハムーンだけど、可愛い。
「………色々と言いたい事がある。何時からいた、あとどうやって入った」
「一時間ぐらい前かな。ドアは開いてなかったからな。隣りの部屋の人に言って窓伝いに入ったんだよ」
 一時間前というと夜明けの頃ぐらいだろう。そんな朝早くから叩き起こされた隣りの部屋の住人には後で謝っておこう。
 そもそも隣りの住人が誰なのかディアボロスは見た事が無いので知らなかったが。
「とりあえず後で隣りの部屋の奴に謝っておこう。よく入れてくれたな」
「生徒会長は話が解っていいよ。いつも食事を用意してくれる相棒に今日はあたしが料理するって言ったら『僕は応援してるぞ! 何か困った事があったら裏番長に言え!』って指まで立ててくれたからな」
「次の生徒会役員選挙であの男には絶対投票しねぇ。てか、隣りの部屋の住人は生徒会長だったのか!?」
 ディアボロスが驚いた声をあげると、バハムーンは笑いながら答えた。
「まぁなー。いやー、あたしもびっくりしたんだけど」
「そりゃそうだろ……。この前窓からネコミミグッズが溢れて外に落ちてたからどんな奴がいるんだと思ってたんだが……」
「ああ、あいつネコミミ好きだからなー。生徒会長」
 生徒会長マクスターのネコミミ好きは有名だ。ネコミミを見て電撃を浴びたように麻痺する様子を何度か目撃されている。
 ある者に至ってはネコミミを付けたニャオミン先生を押し倒した挙げ句ハグしてキスした様子を見たとまで言っていたが。これは別の話。
「で、何を作ってるんだ?」
「ラザニア。それしか知らない」
 バハムーンはそう答えると巨大なパスタの塊を器に盛る。ミートソースは長く煮込んでいたのか、既に美味しそうな匂いを出していた。
「料理、意外と出来るんだな……」
「あたし、ばっちゃんの作ってくれたラザニアが好きだった。でもそれしか出来ない」
「ばっちゃん直伝か。歴史があって旨そうだな」
「実際旨いんだよ。喰えば解るっての」
 ディアボロスの問いにバハムーンはそう返して笑うと、口を開いた。
133名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 10:35:29 ID:C0pFQltc
「ま、あれだよ。たまにはさ、あたしが料理してもいいかなって思ったんだけど……」
「ん? いいと思うぞ。旨そうだし」
「不味かったらどうするんだよ」
「怒る。そして料理を教えてやる」
 ディアボロスはそう答えてからテーブルの前に座った。昨日とは逆で、今度はバハムーンが調理場に立っている。
 バハムーンの料理を食べるのは初めてだな、とディアボロスは思った。
「………昨日の」
「何か言ったか?」
「昨日の明日覚えてろってのはこれの事か?」
「うん」
 バハムーンは恥ずかしそうに答えると、料理が出来上がったのかやたらと巨大サイズのラザニアが乗った皿をテーブルの上に置く。
 待て。弁当じゃないのか。
「…………朝から、ラザニア?」
「そう、朝から、ラザニア」
「喰いきれるのか? 美味そうだから残すと勿体ない気がする」
「喰え。残さずに全部喰え。残したらあたしが許さん」
「悪魔かお前は」
「悪魔はお前だ」
 確かにバハムーンとディアボロスならディアボロスの方が悪魔だが。
 ディアボロスはため息をつくと、フォークを手に取った。

 巨大なラザニアは、確かに美味しかったが二人の間で会話が交わされる事は殆ど無かった。
 バハムーンの少女は味に関して気にして緊張しているのか喋らず、ディアボロスの方はそんな彼女に話しかけづらい。
 ラザニアがどんどん小さくなっていく中で会話が殆ど無い。

 その静寂を破ったのは、ラザニアの最後の一口がディアボロスの腹へと収まった時だった。
「御馳走様。美味かった………意外と料理上手なんだな。お前も」
「そ、そうか……? あたしの料理を美味いって言う人、あんまいなかったからな……ていうか! 今日のラザニアがたまたま成功しただけであって普段決して料理ばっかしてる訳じゃなくて!」
「ああ、解った。作りたい料理があるなら言え。作り方教えるか調べてやるから」
「あ、ありがと………」
 バハムーンがそう呟いた時、ディアボロスはふっと笑って口を開いた。
「なるほど。確かに勘違いされてもおかしくないな」
「は? 何がよ?」
「俺達が付き合ってるという話に関して、さ。確かにここまで息が合ってれば付き合ってると思われても過言じゃないか」
「あんたなぁ!」
 バハムーンがそう怒鳴り声をあげかけた時、ディアボロスは悪戯っぽく笑った。
「だけど、俺もお前もお互いの事を嫌いじゃない、そうだろ?」
「まぁ、そうだけどな…………はぁ。とにかくあたしは恋人だなんて認めないからな、あたしはお前にメシをたかるだけだ」
「はいはい」
 料理を作るディアボロスと、料理が好きなバハムーン。こんな二人の関係が今一度、変わるのはまた別の話。
 ただ、不器用な二人が一歩前進した、ただそれだけの事。
134129俺:2008/07/10(木) 10:38:42 ID:C0pFQltc
投下完了。このディアボとバハ子のネタは他にも考えてたりします。
今回はエロネタじゃなかったけど一応エロネタもあるんで……やはり今後も精進します、自分!


アトガキモドキ氏、毎作品実にGJ!
見習いたいであります。

自分はバハ男とディア子を希望!
135名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 17:38:46 ID:xKV5XMM2
罪も無いのに退学させられたデフォルト2Lv3Lvキャラクターたちが
在校生1Lvキャラに復讐するとか。
136名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 20:54:06 ID:mKL6fQmD
>>135
「3Lv君はね…“退学”したの…。あ君はしないよね?“退学”?」
あ「“退学”ってなんだよ!?”退学”ってなんなんだよ!」
「クスクス…」
137名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 21:23:00 ID:Ft40znjU
ととモノ。は名前入力する前にボーナスが分かる仕様だが、
改名が出来なくなっているので、「名前考えるのメンドーだからとりあえず編成だけ作っとけ」みたいな性格で、
且つウッカリものの創造神によって生み出された「あ」君の運命は悲観的。
138名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 21:43:12 ID:Tt3wFrCM
>>134
誰もしないから俺がGJするぜ!

>>136
「3Lv君、"退学"する少し前からあ君みたいに素振りを始めて…
あ「それで…その3Lvはどうなったんだよ!?
「言ったでしょ?3Lv君は"退学"しちゃったの

で、うちの釘バット持ち君主「けいいち」はどうすれば?
139名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 22:45:27 ID:/Q/y7Nut
うちの黒ヒュム子はレナですよ。
ほら・・・なんか刃物も持ってるし・・・。
140名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 22:55:37 ID:6K2wHucG
俺ももふ子に真・二刀流とか覚えさせて両手持ちの斧を二個装備させて剛力番長とかやるなぁ
141アトガキモドキ:2008/07/11(金) 00:55:33 ID:YP9kq04C
日付も変わってこんばんわ。アトガキモドキです。
今回は♀セレ×♂バハのリクで、先輩後輩モノを書きます。
セレ子が猛烈に堕天使です。ついでにバハ君がちょいと悲惨です。
私的に高濃度なため、イメージ壊れても責任は負いかねます。
胃もたれしそうな濃厚仕立、自己責任で味わって下さい。
142アトガキモドキ:2008/07/11(金) 00:59:45 ID:YP9kq04C
絶対的な善悪はあり得ないとよく言われる。
心優しいディアボロスもいれば、腹黒いクラッズもいる。
性格と見た目の違いは、時に凄まじい威力を放つ。
・・・・・・事もある。

「あー、今日の仕事はそりゃあもう大変なのね。皆倒れない程度に気合入れてね」
『ハイッ!』
学園祭翌日の保健室。室内には保険医のジョルーと、保健委員の面々が集まっている。
当日の午後、学園の生徒と学院の生徒が乱闘騒ぎを起こし、保健室はてんやわんやだった。
傷は魔法で簡単に治るが、消毒液はきっちり消費する。
魔法は決して万能では無く、病原菌相手には薬の方が効果を示す。
計数十人のケガ人を出した騒動で、薬品が素寒貧なのだった。
「今日の仕事は薬運びと、出費の計算をやってもらうの。委員長、分担よろしくね」
「はい先生。お任せ下さい!」
意気込んで返事をするのは、保健委員長のセレスティアである。
彼女は入学して以来、保健委員一筋の最上級生。
容姿端麗な僧侶学科の優等生で、現在は司祭。
しばしば男子の憧れになっていて、恋人にしたい人ランキングの上位に挙がるのも珍しくない。
「じゃあ、ここからここまでの皆は薬を取って来て。後は会計をお願いします!」
『ハイ!』
決断力にも優れ、何かと世話焼き。図らずも男共の要所を良く捉えている。
それ故、保健委員という退屈なイメージを我慢してまで、彼女に尽くす男子もいるのだ。
「ちょっと君、そんなに抱えて大丈夫?」
「あ、センパイ。こんなんどってこと無いッスよ。俺戦士学科だし、別に心配要らないッス!」
彼女にそう言い返したバハムーンは、新入生の男子だった。
委員会説明の時に登場した彼女に一目惚れし、勢いで保健委員に加入。
当初は若干ながら後悔の念があったが、次第に仕事にも慣れ馴染んでいった。
何より、彼女の励ましとねぎらいが一番の活力となり得るのである。
「そう?無理しちゃダメよ?」
「ウ〜ス!」
こうして声をかけて貰える事が、彼の喜びに直結する。
彼女がいる事こそ、彼の救いであり原動力だった。
「っしゃあ!運搬終わりいっ!」
そんな彼の頑張りもあってか、薬品運搬は早々に結着を見た。
「あ、そう。それじゃお使いを頼みたいのね」
「へ?何スか?」
「買付けといた薬の中に、間違って学府に届いた物があるのね」
「それって・・・まさか・・・」
「取って来て貰おうかな、なんてね」
「ま・・・マジすかー!」
それでも、彼の労働は終わらない。
遠くで少しだけ、彼女が笑った様な気がした。
143アトガキモドキ:2008/07/11(金) 01:04:34 ID:YP9kq04C
「お届け物ですよ、っと・・・だあー!疲れたー!」
「はいはい。御苦労さんだったね」
彼が使いを終えた時には、既に日が落ちた後だった。
今宵の空は良く晴れていて、月や星が瞬いている。
放課後の出発だったため、帰りに魔法球を頼らなければもっと遅くなっていただろう。
「しばらくここで休んで行くと良いよ。鍵と戸締り、任せたからね」
「へーい。少し寝てま〜す」
ジョルーは机に鍵を置き去りにすると、晩酌用の酒瓶を手に部屋を出る。
先生と入れ違いで、委員長のセレスティアがやって来た。
「お帰りなさい。大丈夫?怪我とか無い?」
「あーはい平気ッス。モンスターはダチに任せてあったッスから」
「お疲れ様。これは奢りよ」
「わあお!ゴチッス、センパイ!」
疲労を癒す凛とした声と、手渡された瓶入りジュース。
栓を抜くなり首を傾け、一気飲みの体制で喉の渇きを潤して行く。
「フフ、良い飲みっぷりね」
「あ、そッスか?」
「ええ、男らしいわ」
理想の女子から伝わった言葉は、彼の顔を瞬時に赤く染める。
考えてみれば、学生の男女が夜の保健室に二人きり。
これは何ともいやらしいと言うか、妙に狙ったようなシチュエーション。
出来る事なら、あんなことこんなこと・・・。
「・・・って何妄想してんだ俺はあー!」
思わず叫び声を上げて正気を保つ。
剣を振るより速く頭を左右させ、後頭部を掻きむしる。
「ふ〜ん・・・成程ね」
「うぇ?!」
その次に彼の身体に触れたのは、背中に抱きついた彼女だった。
肩甲骨の下辺りに、柔らかい感触が二つ。
それは間違い無く彼女の胸部、色っぽく突き出た乳房であった。
「ねえ・・・エッチなコト、しない?」
「え・・・えぇーー!?」
心臓が破裂しそうな程に、刺激の強い耳打ちだった。
144アトガキモドキ:2008/07/11(金) 01:10:14 ID:YP9kq04C
「ちょ、どういう事ッスかあ?」
「どうも何も、言った通りの意味よ」
聞き間違いでは無い事だけは、とりあえず理解出来た。
しかし、余りに突発的且つ衝撃的な台詞のため、未だに脳が追い付かない。
「いや、だから・・・ッ?!」
彼の困惑に拍車をかける様に、彼女は顎を持ち上げキスを強いる。
温かくて柔らかい、理性を崩す口付けの感触。
さらに追加された混乱に、眼を見張って固まってしまう。
「んんっ・・・むふ・・・っちゅ・・・」
その内に彼女の舌が唇を越え、彼の咥内を舐め回して来る。
当惑する彼の表情を覗き込む蒼い眼は、艶っぽく潤んでいた。
「ん・・・んん・・・」
「んむ・・・っはあ」
やがて彼の方が息苦しくなった頃、ようやく彼女は口を離した。
口元からは、舌が絡み合った時の唾液が糸を引いている。
「せ・・・センパイ?」
「フフ・・・こういうの、初めてでしょ?」
「いや、て言うか・・・っあ!?」
彼が反論するよりも早く、彼女の手が股へと伸びる。
「へえ・・・バハムーンって、こんな声出すんだ」
そんな事を言いながら、手際よく制服のズボンを下ろす。
下着ごと着衣をずり下ろすと、既にいきり立ったモノが露出する。
「わあ、おっきい・・・じゃあ、いただきまあす」
「センパイ、待って・・・おああっ!」
間髪入れずに、彼女はそのまま肉棒を咥え始めた。
「んむ、ちゅぷっ、はむ、くぷっ」
保健室中に淫靡な音を響かせて、彼女は口を上下させている。
全身の神経が唾液に包まれたと錯覚させる程の強烈な快楽が伝わって行く。
彼女が駆使する舌攻めは、とても長くは耐えられない。
「うは、くあっ!センパイ、もう・・・っ」
「んちゅ、っはあ、出してもいいわよ。我慢しないで私に頂戴・・・」
「あ、で、出る!イクう!」
呻き声が終わるより早くに、彼の精は飛び出していた。
145アトガキモドキ:2008/07/11(金) 01:15:54 ID:YP9kq04C
「ん〜、ちゅうぅ・・・ぷはっ、凄ぉい」
「はあ、はあ、せ、センパイ・・・」
溢れんばかりに吐き出された白濁を飲み込む彼女は、満面の笑みを浮かべていた。
一方の彼はと言うと、絶頂の余韻に息を切らし、ベッドに倒れて消耗している。
そのまま動けないでいると、服を外し、下着を脱いだ半裸の彼女が上乗りになって来た。
「やあん、まだこんなにおっきい・・・自分でしたりしないの?」
「え、いや、あんまり・・・」
いつの間にか逆らえない流れが出来てしまっている。
痺れる身体は抵抗も出来ず、ただ彼女にされるがままだ。
「この様子じゃ、まだまだ出せそうね。今度はコレで私を良くして」
「あの、いいんスか?その、イロイロ・・・」
「バハムーンの精液って濃いのね。ダメな日にあんなの出されたら、もう絶対妊娠よ」
彼女はそう言って空き瓶をどかすと、未だ勃起している彼の分身を自らの陰部にあてがう。
「こういうコト、したかったんでしょ?今夜だけの秘密にしてあげる・・・」
窓の外から差し込む月明かりに、妖しく陰るセレスティアの翼。
惚れこむまでに憧れた、妖艶で美麗な女体。
行為の舞台となった保健室に、彼は快楽の堕天使を見た。
「んんっ・・・あはあっ!入ったぁ」
「あ、ああっ!やべぇ、熔ける・・・っ」
興奮で脈打つ巨根が、そのまま秘裂に吸い込まれて行く。
すでに熱く濡れていた子宮。溢れる蜜に絡み付かれる。
熔けるという表現の通り、このまま消滅しそうな程の熱と液に包まれていた。
「あん。おっきいの、丸ごと中に入っちゃった」
「センパイ、これ、凄すぎッス・・・」
「どう?私の中、気持ちイイでしょ?またすぐにイカせてあげるからね」
そう言ったかと思うと、彼女はいきなり腰を振り始める。
身体が上下する度に、電撃並の刺激が襲い来る。
「うあっ、くぅ、はあ、わあっ!」
「あん!はあっ!凄い!凄いのお!」
彼をリードしていた彼女の方も、いつしか巨大なモノに酔っていた。
146アトガキモドキ:2008/07/11(金) 01:19:19 ID:YP9kq04C
「あうっ!んはあっ!君のコレ、凄くイイよぉ!」
「うはっ、センパイ最高ッス!」
「ひゃあん!あふう!気持ちイイの、たまらないのお〜!」
彼の股間に乗り上げて、思う存分に乱れる彼女。
スカートを履いたままなので、見えない部分が情欲を掻き立てる。
ピストンの度にはためく布地は、チラリズムを炊き付けた。
「あはっ!イイっ!バハムーンがこんなに凄いなんてぇ!」
完全に心酔している彼女は、最早目線が座っていない。
もちろん種族柄もあるが、他にも大きな要因がある。
あれほど追い求めた少女を、自分自身で狂わせている。
理想のひとを姦通している現実が、彼の情欲を燃え上がらせていた。
「センパイ。俺・・・俺っ!」
「え、何・・・ひあっ!くはあっ!」
ついには更なる高みを求め、下からの突き上げが始まる。
「うは、これ最高・・・センパイのが吸い付いてくる・・・」
「はうぅ!んはあ!もっと、もっと激しくぅ!」
「うう、こうッスかセンパイ?」
「ひゃうぅ!そうソコ凄い感じちゃう!もっと好きなようにしてイイよぉ!」
もうとめどなく肉欲を貪り、お互いに他の事等は何も考えられない。
保健室だけを切り取って、その空間に永遠が欲しいと願うほど求め合う。
どんどん勢いを増す上下運動に合わせ、薄暗い空間に汗が光り出す。
「はあ、ううっ!センパイ、俺もう・・・」
「ああん!イイよぉ!たっぷり注いでえっ!」
両者共に絶頂を予感し、一気に動きが加速した。
147アトガキモドキ:2008/07/11(金) 01:21:59 ID:YP9kq04C
「うっ、センパイ、俺もう・・・イクっ!」
「ああん!来てっ!中にイッパイ濃いの出してえっ!」
彼女も既に果てそうなのか、はしたない言葉を撒き散らして懇願する。
己の限界を感じ取り、ひと際強く突き上げる。
「あっ、ああ!出る、イク!」
「ひゃあぁ!あはぁん!私も、らめぇ〜!」
内部に大量を吐き出すと、彼女の身体も大きく反り返る。
それでも精気を吸い尽くそうと、中で激しく吸引された。
「ああ、うは・・・これ、吸われる・・・」
感覚としては異常な規模で達した彼は、ベッドに肢体を投げ出している。
上で跳ねていた彼女は、やがて彼の胸板に倒れこんだ。
身長の割に軽く思える彼女は、間近で息を乱れさせていた。
「ああ・・・こんなに・・・気持ちイイよぉ」
「俺もメッチャ気持ち良かったッスよ、センパイ」
「フフ・・・まだまだ物足りないなあ」
瞬間、耳の故障を真剣に疑った。
「え、え?ちょ、センパイ?」
「だって、君のコレ、全然小さくならないよ?」
「・・・マジすか」
「それに私、もっと乱れたいの・・・ね、いいでしょ?」
「あは、あはは・・・さ、流石にヤバくないスか?」
「もう私ね、虜になっちゃったの。朝になるまで絞り取ってあげる・・・」
「・・・・・・絶対、死ぬッス・・・」
快感に飢えたセレスティアの眼は、バハムーンさえ恐怖を覚える。
堕落した彼女の性欲は、絶倫と言う他無かった。
148アトガキモドキ:2008/07/11(金) 01:43:56 ID:YP9kq04C
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

以上、♀セレ×♂バハ、高濃度(当社比)先輩後輩モノでした。お楽しみ頂けましたか?
中立じゃないと神女になれないから、善の司祭が悪になったら
とんでもないセレスティアになるだろうなぁと思い、今回のネタを思いつきますた。
前振りの割にエロ少なくてスマソ。
以前のご指摘を受け、温かいうちにオカズを提供出来た様なら嬉しいです。
さて、次回のリクについてですが、>>125にあったヒュム子×フェル男のCP、
作者の大好物だったりします。
ですのでリク待ちの皆様には恐縮ですが、まさかの連続リクで行きます。
いくばくかの気合を込めてそれなり書きあげますので、どうかご理解下さいませ。
どうも濃いめが続いたので、あっさり仕立の純愛モノを予定しています。

>>134さん
イイですねその二人!料理で始まる恋愛モノ、陰ながら応援させて頂きます。
今度ウチの盗賊たちに食材でも盗ませましょうか(何
お褒めの言葉ありがとうございますた。学園に通う皆様の息子のため精進します。

長ったらしくてドウモスイマセン。
近隣住人の皆様とその息子様方、長文失礼。それではノシ

    アトガキモドキは挨拶をして立ち去った。
149名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 07:44:25 ID:/+iWTmq2
ここってSS中のキャラは種族名で区別してるみたいだけど、
オリジナルのキャラ名を出すのは非推奨だったりしますか?
150名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 08:59:46 ID:wj2okiLk
>>149
少々デリケートな問題なので俺の見解は控えさせてもらうが、とりあえず、
「公式設定で主人公に名前が付いてないゲーム」のスレッドをいくつか
覗いてみればいいんじゃないだろうか。
151名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 14:03:23 ID:OnYy13BJ
まあ作者の自由って事だな
152名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 15:14:58 ID:+Vh4pS6I
公式キャラと絡めるとドリーム臭漂ってくるけど俺はあんまり気にしないなぁ

人間男を使いたいときはハチにしとくと揉めないとかなんとか
153名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 17:14:15 ID:RhoYFLAj
>>152
ここは「あ」だろ。
154名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 18:55:04 ID:xz6y3VnL
ハーレム系なら内須防斗だな
155名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 05:15:59 ID:TJqg2rR2
ネタはあるのに書いても練ってもしっくりこない。
156名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 15:31:57 ID:SMnTqvQB
ヤマジュン作品のパロディしか思いつかん
157名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:37:52 ID:gSJPKQgn
もふ子がダンジョンで魔物に陵辱されるの投下。孕ませとか入ってるし気をつけてくれ
前振りが長いのは、途中まで臆病もふ子とツンデレヒュー太の純愛の予定だったから、
一週間粘っても特待生の称号が取れないのでむしゃくしゃしてストーリー捻じ曲げた。反省はしていない
158名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:38:29 ID:gSJPKQgn
「ねぇ、怖いよぉ。地図忘れちゃったしもう帰ろう」
 僧侶らしきドワーフの少女が、目の前に広がる暗闇を見つめながら、消え入りそうな声でそう呟いた。
 目の前を歩く、ヒューマンの青年の服の裾を掴んで、ぐいぐいと引っ張りながら、瞳に涙を溜めて、引き返そうと繰り返す。
「俺がマプル使ってるし、ここのモンスターは大して強くもないし、怖がる必要もないだろ」
「で、でもぉ……」
 ドワーフの少女は、ビクビクしながら、後ろに続くパーティのメンバーへ視線を向けた。みんなは「また始まった……」とでも言いたそうに視線をそらす。
 彼女は中々優秀な僧侶だったが、その利益を打ち消してしまうほど、臆病でもあった。尻尾を両脚の間に挟みこんで、恐ろしそうに毛皮を逆立てながら、再度暗闇を見つめる。
「じゃあ、さっさと行くぞー」
『おーっ』
 リーダー役を努めている、先ほどの青年が号令をかけると、メンバー達は一斉にそう返し、歩き出す。少女は「ま、待ってよぉ〜!」と慌ててながら、それを追いかけた。
 暗闇は怖いが、こんな場所で一人になってしまうのは、もっと怖い。すぐにリーダーの側まで駆け寄って、服の裾を掴んだ。
 彼は振り返って、少女の顔を見つめる。何かを言おうとしたのだが、今にも泣きそうな顔を見ていると、喉がつっかえる。
「敵が出たら離せよ」
 それだけ言うと、そのまま暗闇へと入っていく。泣かれると思うと、突き放すような事はいえなかった。
 ドワーフの少女は、獣の耳をピクピクと動かしながら、「ありがとう……」と呟いて、後に続く。いつもの光景に、後ろに続く他のメンバーは、“見せ付けんなや”と呆れ顔を浮かべた。
 先頭の二人に続いて、溜息がちに暗闇へと入っていく。このパーティは男4人に対し、女性は先ほどのドワーフの少女と、司祭をしているヒューマンの少女だけだ。
 パーティ内でカップルでも出来てしまえば、あぶれた二人は居心地が悪くて堪らない事が簡単に想像できて、気が気でない。
 先頭からは、暗闇で何かに躓いたのか、「ひゃっ」とか「うわぁん」とか「待ってよぉ!」とかの声が聞こえてくる。
 何となくその二人に近寄るのが憚られる空気の中、そういう訳にもいかず、後に続くメンバーは俯き加減に歩を進めた。
 マプルの魔法で描いた地図で、現在地を細かく確認しながら、暗闇を抜けようと歩き続ける。
 暗いというだけで、別にそれ以外の支障はなく、マップさえあれば、魔法を使用出来ない区域の方が、よっぽど脅威だ。
 それはパーティの中でも共通の認識な用で、あのドワーフの少女以外、暗闇に入るのを恐れている者は一人もいなかった。
 本来、ドワーフは大らかでどっしりと構えた性格の者が多いのだが、特別臆病な彼女は、同族の仲でも珍しいだろう。
 周囲のちょっとした物音に驚いて、びくびく震えながら、目の前の青年の背中に抱きつく。
「おい、離れろってっ」
「だってぇ…!」
 そうやって、仲の良さを見せ付けるような会話をしながら、暗闇を歩いていると、マップから目も離れてしまい、壁の接近に気付かず、頭からぶつかってしまう。
「いってぇ……!」
「だ、大丈夫…?」
159名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:39:33 ID:gSJPKQgn
 額を片手で擦りながら尻餅をつく青年の横で、少女は不安げに尻尾を縮こまらせながら、彼の表情を覗き込む。
 もっとも、暗闇の所為で表情などほとんど分からないが、確かめないと不安でたまらないのだ。
 青年は「平気だ」と返すが、少女はそれでも不安な様子で、ヒールを一回使ってから彼の後に続いた。
 ヒールをかけられた方は、「無駄遣いするな」と言うが、歩いているうちにMPが回復するのが僧侶の利点だ。
 少女は「これぐらい、すぐに回復するから」と返し、青年に寄り添って腕を組むと、相変わらずおっかなびっくりの足取りで、暗闇を歩き始める。
 ただでさえ暗くて足元がよく見えないのに、こんなに寄り添われてしまえば、歩きにくくて堪らない。だが、腕を通して伝わってくる震えを感じていると、振り払う気にもなれない。
 彼は、掴まれている腕を持ち上げて、自分の胸までの高さしかない、少女の頭の上に置くと、髪の毛をわしゃわしゃと撫で付ける。体を覆う毛皮とは、そこだけ質感が違った。
「世話が焼けるな。そのうち何とかしろよ」
「……うん」
 少女は恥ずかしそうに尻尾を揺らし、耳を垂れさせ、頬を染めつつ返した。小言は言っても、最後には優しい言葉を掛けてくれる。それが嬉しかった。
 えへへ、と笑って青年に頬擦りすると、腕を引いて歩き始める。彼は仕方ないとばかりに微笑むが、頬に摺り寄せられた毛皮の感覚に、その頬は紅潮していた。
 彼は周りが暗闇で良かったと思いながら、照れたように頭を掻くが、それも束の間、パーティから鋭い声が掛けられた。
「いちゃつくのはそこまで。モンスターが来た」
 凛と響く、事務的な女性の声。同じパーティのヒューマンの司祭だ。その声に応じて二人は走り出し、パーティで陣形を作る。
 すでに、四方からどたばたと足音が聞こえ、敵の頭数が多いこと、
 この際、いちゃつくだなんて言われた事は無視して、二人は陣形の先頭に立つ。横にはもう一人、ドワーフの戦士が斧を構えていた。
 ヒューマンの青年は青年は侍の見せる独特の構えで、腰にさげた二本の刀を抜刀し、ドワーフの少女は多少ビクビクしながらも、手に持った杖を敵に向ける。
 後ろでもパーティのメンバーが、それぞれの武器を手にしてモンスターへと向けていた。
 暗闇の所為で敵がいったいどのモンスターなのかは分からないが、ぼんやりと輪郭が浮かんでいる。
 ヒューマンの青年は、その輪郭へ向けて、刀を構えながら突進する。ドワーフの戦士も同様だ。
「行くぞッ!」
 刀の一閃、そして斧の一撃が、確実にその影を捉えた。だが、妙に手応えが薄い。となると、可能性は一つだった。
「おい!」
「分かってる」
 青年がパーティの後衛へ向けて叫ぶと、司祭はまたも事務的に返すと、目をつぶって精神の集中を始めた。
 彼女の周囲が微かに光を放ち、辺りには聴く者に安らぎを与えるような、穏やかな旋律が鳴り響いた。
 同時に、パーティの目前に位置する影の群れが、一斉に消え失せる。不死生物や霊魂を浄化させる、レクイエムの音色だ。
 しかし、前列の敵が消えたところで、すぐに別の敵がパーティへと向かって来る。他のメンバーに牽制を任せながら、司祭は再度レクイエムの旋律を刻み始めた。
 彼女以外の後列は、大した効果は得られないと知りつつも、後列から弓を放ち、前衛も同じような状態だ。
160名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:40:11 ID:gSJPKQgn
 唯一違うのは、僧侶であるドワーフの少女だが、いかんせん敵の数は多い。彼女が多少敵を減らしたところで、全体としてあまり効果はなかった。
 やはりレクイエムを用いてまとめて浄化するのが、最も効率的な戦術だ。
 だが、その旋律を刻み終えるかと言う間際、モンスターたちの方からパーティへ向けて火炎が放たれる。初歩の攻撃呪文、“ファイア”だ。
 その火炎は司祭へと向かって直進していく。初歩の魔法とは言え、純粋な破壊の力を持つ炎を侮る事は出来ない。
 彼女は詠唱を中断して、その攻撃から身を護る以外手はなかった。
「だ、大丈夫……?」
「平気」
 不安そうに尋ねてくる僧侶に、衣服に纏わりつく熱気を払いながら素っ気無く答えると、司祭は詠唱を再開する。だが、同時に魔物たちが次の魔法を放つ。
 フィアズの呪文だ。パーティのメンバーに、言いようの無い不安感が襲い掛かった。その不安感が背筋を震えさせる。
 もっとも、戦闘時と言うのは戦意によって意識が高揚しているため、その魔法で恐慌状態に陥る確立はあまり高くはない。
 パーティのメンバー達は、すぐにその不安感を振り払い、攻防を再開する。その中で、ただ独り足を止めたのが、僧侶の少女だった。
 激しい恐怖が体を駆け巡り、足を震えさせながら、その場で立ち尽くす。戦闘時、棒立ちになっているのを、敵が見逃すはずもなく、すぐに彼女の元へファイアの魔法が飛んだ。
「バッカやろう……ッ!」
 自分へ迫る魔法に目を見開きながら、恐怖で体が動かない。少女が身を護ることすら出来ず、ファイアを正面から受ける間際、ヒューマンの青年が彼女を突き飛ばした。
 その初撃は何とか交わすことが出来た。だが、尻餅をついて震えている姿は、先ほどよりも無防備だった。次は攻撃を避けられるとも限らない。
 その背中に青年が叫ぶ「さっさと逃げろっ」と。恐怖に支配された頭の中に、その言葉が深く染み入っていく。直後、彼女は既に走り出していた。
 中間達の位置など頭にはなく、その場から逃げ出すことだけを考えて。彼女の仲間がそれを追おうとするが、モンスターたちの追撃が、それをさせてくれなかった。
 一瞬気を抜くことが死に繋がる、この戦闘の中、少女を追って暗闇の向こうへ消える魔物の集団の存在に、彼らは気付く事はない。
 一刻も早く戦闘を終わらせ、少女を追うために、その攻撃はいっそう鋭さを増していたが、視野は必要最低限まで狭まっていたのだ。
 そして、彼らが戦闘を終わらせたとき、少女の姿は既にそのフロアにはなかった。
 
×××

 すでにフィアズの効果は解けていたが、少女の頭は恐怖に支配されていた。薄暗い洞窟の中、モンスターに両腕を捕まれて、何処かへと連れ去られている。
 武器は奪われ、反撃の手段もない。彼女は恐怖に耳を垂れさせながら、再度自分の周囲を取り囲むモンスターたちを眺めた。
 数匹のゴブリンにオーク。どちらも体の形状こそ人に近いが、醜悪な外見と低劣な頭を持ち合わせるモンスターだ。
 獣から剥ぎ取っただろう毛皮で、申し訳程度に体を包み、鍛冶の技術の低さを物語る、刃こぼれした武器が、その文明の程度の低さを表していた。
 だが、それ故に交渉も命乞いも通用しない。彼女の命は彼らの手の内に握られている。震える以外、彼女に出来る事はなかった。
 抵抗すらして見せず、彼女はモンスターたちの誘導のままに、付き従うように歩いていく。やがて辿り着いたのは、ダンジョンの壁にぽっかりと開いた洞穴だ。
 少女がその前で戸惑っていると、一匹のオークが“さっさとしろ”と言わんばかりに、彼女の背を蹴りつけた。
161名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:40:56 ID:gSJPKQgn
「きゃっ…!」
 そう悲鳴を上げながら、彼女は前のめりに倒れ込む。体を震わせながら立ち上がり、振り返ると、一本角に巨大な牙、生理的な嫌悪感を抱かせる緑色の肌の持ち主が、その様子を見て笑っていた。
 そのオークの横で、彼女の無様な姿を一緒に眺めていたゴブリンまでも笑い出し、結局その下卑た笑い声は、モンスターの群れ全員に伝染する。
 自分が酷く惨めに思えた。醜悪なモンスターにすら指を差して笑われ、そのモンスターに従うしかない。彼女は立ち上がれずに、その場で大粒の涙を零した。
 さっきまで、恐怖の所為で泣くことが出来なかったが、恐怖以外の感情――屈辱感、虚無感、悲しみが、涙を零させる。
 だが、いつまでも立ち上がらず泣き続ける姿にじれったくなったのか、今度は一匹のゴブリンが彼女に近寄り、不自然に大きな手で彼女の髪の毛を掴むと、無理矢理持ち上げる。
「ひっ、痛い! 痛いぃ…ッ!」
 当然の激痛に彼女は悲鳴を上げるが、だからと言って相手が手を放してくれる訳でもない。「はなして、はなして!」と叫ぶ彼女の姿を意地悪く見つめ、不意に放して地面に倒れる様子を楽しんだ。
 そのゴブリンは倒れ込む少女の脇腹を蹴り上げると、低く鳴いて“さっさと行け”と急かす。これ以上殴られるのはごめんだった。少女は蹴られた脇腹を押さえながら、何とか立ち上がると、洞穴の奥へと歩いていく。
 恐怖に耳は伏せられ、尻尾は両脚の間に挟み込まれ、全身の毛皮がぞわぞわと逆立つ。それ以上進みたくない。歩みを止めて引き返したかった。
 だが、モンスターたちはいつの間にか彼女の側まで来て、その行動を監視している。立ち止まれば、きっとまた蹴り飛ばされるだろう。
 喉の奥から溢れ出そうになる、嗚咽を飲み込んで、少女は歩いていく。洞穴の奥から流れてくる生温かい風は、モンスターたちが唸り声を上げているかのような、不気味な音色を奏でる。
 薄暗い洞穴の中を、彼らに付き従って歩くうちに、ホール状の場所に辿り着いた。そこは壁にたいまつがかけられ、内部を照らしている。
 酷い汚臭がした。犬の鼻がどうしてもその臭いを拾ってしまう。肩を掴まれて立ち止まらされ、俯いていた視線を上げた。
『グォオウ……』
 目の前のそいつが、低く太い声で鳴いた。囚われた少女を見つめながら、醜い顔を更に醜く歪めて笑う。
 そのモンスターが何なのか、少女も知っていた。巨人に属する大柄な魔物、トロールだ。
 でっぷりと太った体と、巨大な腕、不釣合いに小さな脚、肩と手の甲だけ毛皮で包まれている。
 そして、体を洗うことなどまったくないのだろう。垢が溜まり薄汚れた体は、酷い臭いを放っていた。
 そのトロールはどうやら、彼女をここに運んできたモンスターたちの、ボスのような存在らしく、そいつが少女に向けて歩き出すと、魔物たちはトロールの方へ突き飛ばす。
「い、嫌ぁ……」
 なす術もなく地面に倒れ込む彼女に、トロールがゆっくりと近づいてくる。逃げ出そうとしても、恐怖に体が引き攣って、上手く動かない。
 巨大な手が彼女の胴を掴む瞬間、もしや生きたまま喰われるのでは、などと凄惨な想像が脳裏を過ぎった。
 だが、トロールの考えは彼女が想像していた物とは違っていた。少女の衣服に牙を立てて、強引に引き裂くと、その下の毛皮を、悪臭を放つ唾液を滴らせた舌で嘗め回す。
 恐怖に全身の毛皮を逆立たせながら、彼女は悲鳴を上げる事すら出来なかった。そのねっとりとした舌遣いが終わるまで、恐怖に引き攣った顔で耐えた。
 ようやく舌が離れたかと思うと、彼女の全身はトロールの唾液で濡れ、べったりと体に貼り付く毛皮は、トロールと同様の汚臭を放っていた。
 まるで、野生の動物が自分の縄張りにマーキングするようだ。それと同じように、自分の所有物に自分の臭いを付けたのだった
162名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:41:35 ID:gSJPKQgn
「うぅ……おぅぅ…ッ」
 その強烈な臭いに、少女は溜まらず胃の内容物を逆流させた。彼女の胴体を掴む、トロールの腕にそれを吐き出すが、トロールは気にする様子もなく、それを舐めとった。
 少女は自分の嘔吐で噎せ返って、ゴホゴホと咳をする。トロールはそれを無視して、少女のスパッツを指で千切った。
 薄茶色の毛皮の中、ピンク色の割れ目が露になる。まだ使われたことのないようで、入り口はびったりと閉じ、最後の抵抗か尻尾を使ってそこを隠していた。
 まったく濡れてはいなかったが、それでも僅かばかりの雌の匂いが発せられていたのだろう。トロールは、少女の股間に鼻面を埋めて、大きく息を吸い込む。
 そうすると、粗末なズボンの股間部分にテントが張り、布越しでも、その狂気じみた太さが一目で分かった。
 それを目の端で捉えた少女は、「ひっ」と声を漏らし、手足を動かしてトロールの手から脱出しようとする。ここに連れて来られて、彼女が初めて見せた抵抗だった。
 こんな知性の欠片もない化け物に、自分の体を犯されて、いいようにされるだなんて、死ぬよりも恐ろしい事だ。
 いや、この状況から抜け出す最も手っ取り早い方法は、死ぬことかもしれない。きっと仲間がその遺体を捜し出して、蘇生してくれる筈だ。
 そう思考を巡らせるが、この土壇場にあっても、彼女に自害する勇気はなかった。蘇生できるかもしれないと知りながら、死ぬことも怖かった。
 それを本能で感じ取っているのか、トロールは彼女が自害する心配などまったくせず、彼女の両腕を押さえ、股座を舌で嘗め回す。
 太い舌が恥部を這いずり回る感触に、彼女はぞわりと寒気を感じて、小さく呻く。それでも愛撫と言うのもおこがましい、強引な舌遣いが彼女を責め、いつの間にか彼女の恥部は、トロールの唾液でべとべとになり、まるで愛液が溢れ出しているようだった。
 実際には彼女はまったく興奮などしておらず、体を強張らせるばかりだったが、トロールの舌で割れ目はほぐれ、いつの間にかぱっくりと入り口を開かせている。
 トロールはその割れ目を見ながら、満足気に低く鳴くと、片手で自分のズボンをずり降ろす。
 少女の腕よりも巨大なペニスが、真っ直ぐ天井を向いており、その先端に向けて、少女の腰を降ろしていく。赤黒く血管が浮き出たペニスは、持ち主と同様に醜悪且つ凶悪だった。
 彼女も身をよじって抵抗するが、あまりに力が違いすぎた。なす術もなく組み伏せられ、巨根の先端を、膣口へとあてがわれる。
「や、やめ……、やめ…てぇ…ッ!!」
 少女はもはや半狂乱で、両手を滅茶苦茶に振り回して抵抗する。まるで大人に抵抗する駄々っ子だ。まさに、大人が幼子を嬲りものにするような光景だった。
 泣き叫ぶ少女の膣へと、トロールは亀頭を挿入する。それだけでも、未経験の恥部に握り拳を捩じ込まれたようなものだった。
 感じたことのないほどの激痛に、少女は白目を剥いて、意識を失うかと思うほど絶叫する。意識を失うことが出来たら良かったのだろうが、それには彼女の体は強靭すぎた。
 ドワーフと言う体の丈夫な種族と言うのもあるが、それ以上に、探検を生業としてきた彼女の体は、強靭に成長していたのだ。
 意識を失うことも、抵抗も出来ず、巨大なペニスがミチミチと音を立てて秘肉を押し広げ、挿入してくる痛みを感じ続けなければならない。
 もう処女だとかは関係なかった。膣は大きさに耐えられず出血し、それでも巨大な栓を嵌められたせいで、膣口から溢れてくることもない。
 やがて、トロールのペニスが3分の1ほど挿入されたところで、もうそれ以上入らないようになった。
 それ以上無理に挿入しようとしたところで、硬く閉じた子宮口に当たって、彼女の内臓を圧迫する以外の成果は得られなかった。
 トロールは仕方なしに、その上体でピストンを始める。少女は突き上げられる度に「ひぃんッ」やら「ぐぇぇ…ッ」やらと、カエルが潰れたような、くぐもった悲鳴をあげる。
 挿入されるだけでも地獄だったと言うのに、トロールの強靭な体力のもたらすピストンは、激しい苦痛以外の何も与えなかった。
 少女の下腹部は、トロールのペニスの圧倒的な質量に、傍目にも膨らみを確認できるほどだ。トロールのピストンに合わせて、その膨らみが上下し、膣が裂ける寸前まで痛めつけた。
 強すぎる締め付けに、トロールも予想外感じてしまったのか、時が経つほど腰の動きは強くなっていく。
 未だに隙間などなかったが、ペニスから溢れる先走りが膣内を埋め尽くし、少女の恥部からは、押し出されるように鮮血が漏れ出た。
163名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:42:18 ID:gSJPKQgn
「お、おねがひぃ……も、う、ゆる…ッひてぇ……ッ」
 涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら、少女が掠れた声で叫ぼうと、トロールはまるで意に介さず、「ぶぐっ、ぐふっ……」と下品な笑い声を上げながらピストンを続ける。
 トロールの口から吐き出される生温かい息が、少女の首筋に掛かる。強烈な悪臭を放つその息に、もう吐けるものなど残っていない筈なのに、喉の奥から嘔吐感が込み上げた。
「ひぃっ…ぐぅ…、いたひぃ……うぅ、あぁぅ……んむ…んぐぅ…ッ」
 怯えた悲鳴を上げ続ける、少女の口へ、トロールは太い舌を捩じ込むと、口内までも自分の臭いを擦り付けていく。
 ねっとりと口内を嘗め回すと、少女の手足がビクビクと震え、力んでいた尻尾はだらりと垂れ下がる。
 その蹂躙を終えて口を離すと、少女は激しく咳き込み、胃液を逆流させる。胃液だけではなく、涙と鼻水もとめどなく溢れ、思考することさえ放棄して泣き叫んだ。
 苦痛と屈辱の中、彼女はここにいるモンスターと同等の所まで落ちていた。そしてトロールは、ようやく堕ちきった少女へ、種付けの準備を始める。
 少女の頭ほどもある大きさの玉袋を震わせ、ひときわ大きく突き上げた。これまでのピストンで緩んだ子宮口へ亀頭を捩じ込み、ついにトロールは、少女の体の最も奥までも貫いた。
 それでも巨根の半分ほどしか少女の中へは入っていない。だが、その程度の事は気にならないようで、少女の体を押さえつけながら、一気に絶頂へと上り詰める。
「ぐがぁ、がぁぅううっ!」
――どぴゅっ、びゅるるるっ!
「あがっ…ッ…ひぃああぅ……ッ」
 人とは比べ物にならない量と勢いを持った精液が、少女の胎内へと流れ込む。少女の下腹部はみるみるうちに膨らみ、トロールが射精を終える頃には、まるで妊婦のようになっていた。
 彼女はその衝撃に悲鳴を上げると、白目を剥いて気を失った。急に動かなくなった少女に、
トロールは“つまらないな”とでも言いたげな唸り声を上げると、柔らかくなったペニスを引き抜く。
 それと同時に、こぽりと音を立てて、血と精液の混じった淡い桃色の液体が、少女の恥部から滝のように溢れ出す。
 トロールは、気を失った少女を興味なさげに投げ捨てると、大きな欠伸を一つして、地面に寝転がった。
 それと同時に、地面に打ち捨てられた少女へと、魔物たちが一斉に群がる。気を失っていようが関係ない。
 拡がりきった恥部には、二匹の魔物がペニスを挿入した。恥部から溢れてくる精液を、アナルに持っていき、未改築のそこへも挿入する。
 また、別の一匹は少女の顎に手を添えると、気を失っているのを良い事に、ペニスを口の中へと突き入れる。
 あぶれた者は、少女の犯される姿を眺めながら自慰にふけり、彼女の毛並みはたちまち白濁色に汚れていった。
 群がる魔物たち全てを満足させ、一端の休憩を得られたのは、それから3日後の事だ。その間、魔物たちの精液で飢えと渇きをしのぎ、あのトロールにも数回犯された。
 彼女の体からは、魔物たちと同じ汚臭が漂っている。虚ろな目で宙を見上げながら、彼女はもう涸れたと思っていた涙を流した。
 仲間に見つけてもらおうと言う希望など、もう持っていない。ここはマップにも映らない魔物の巣だ。それに、今の自分を見られたくなかった。
 精液に塗れ、ピンク色だった膣口と肛門は、黒ずんでぱっくりと開いている。体から醜悪な魔物たちと同じ臭いを発し、随分とみすぼらしい姿になってしまった。
 それから、さらに数週間経つ頃には、少女の腹は膨れ上がり、あのトロールの仔が彼女の胎内で暴れていた。
164名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:43:01 ID:gSJPKQgn

 魔物たちは繁殖力が高く、例え母体が人だろうとも、1ヶ月ほどで出産に至る。彼女もすでに臨月に達していた。
 日に日に大きくなっていく自分の腹を見るたび、絶望感が身を包んでいく。申し訳程度の膨らみしか持たなかった胸も、いつの間にか母乳が溜まり、人並みの大きさになっていた。
「たす……けてぇ…」
 仲間に会いたくなどない筈なのに、今の自分を見られてまで助けられたくなどない筈なのに、彼女はそう呟いた。
 それと同時に、腹部へと激痛が走る。陣痛だろうか。化け物を産む覚悟も、その事実を許容できるほどの余裕も、彼女には全くなかった。
 少女が陣痛に苦しむ姿を見たオークが、彼女の元へとやってきて、拡がりきった膣口に腕を突っ込み、子宮口を小突く。
 胎内の脈動がいっそう激しくなり、その苦痛に彼女は呻いた。トロールの仔を押し出そうとしている。
「嫌だぁ! いやぁっ、いやぁっ!」
 産みたくない。その一心から、少女はそう叫んで手足を振り回す。これほど暴れたのは、ここに運ばれた時以来だった。
 だが、叫んだところで現実が変わるわけでもない。少女の叫びに見物が集まり、魔物たちの眺める中で、膣口がめくりあがって、トロールの赤仔の頭が出てくる。
 父と同じ、醜く見るものに嫌悪感を与える顔だ。オークたちがその頭を掴んで引っ張ると、ずずっとその胴体までもが引っ張り出される。
 生まれたのは、確かにトロールだった。外見的には、ドワーフの形質などまったく受け継いでなどいない。
 彼女が産んだなどとは、誰も思うはずがないだろう。だが、その魔物と自分を繋ぐ臍の緒は、少女にその実感を与える。
 もう嫌だ。嫌だ。目をつぶり、歯を食いしばり、目の前の全てを否定しようとする。だが、その間にも、さっき産んだトロールが腹をよじ登り、胸に吸い付く。
 同時に、魔物たちの1匹が、出産の後で拡がりきった膣口へ、ペニスを挿入する。現実は容赦なく彼女を襲った。
 腹が大きくなるにつれて、魔物たちに輪姦される回数も減っていたが、これでそれも元に戻る。そしてまた別の仔を孕まされ、産まされる。
 彼女に残された道は、自己を喪失することしかなかった。それから後、彼女が抵抗を示す事もなくなった。
 仲間たちと冒険をしていたときの面影など、全くない、薄汚れて疲弊しきった姿で、魔物たちの性欲を発散させるためだけに生かされていた。
 そして彼女にも、快感以外の感情は残っておらず、冒険者の成れの果てとして、過労で命を落とすまで、魔物を産み続けた。


終わり
165名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:44:02 ID:gSJPKQgn
少しやり過ぎた感あるが、これは特待生の称号の取りにくさに対する俺の苛立ちと思ってくれ
166名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:59:42 ID:aeWyO7T6
……ふぅ
GJ!
確かに特待生は取りにくいが鬼畜すぐるwww
167名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 03:12:24 ID:Gb07ouoE
孤高のバハムーン男とピクミン(古いけど気にしない)みたいなノーム娘の絡みを書きたいが、ネタが思い付かん。
@バハムーンがノームに迫る。
 ↓
例:ついついノーム娘のエロいワンシーンを見てムラッと来てその場で襲う。
Aノームがバハムーンに迫る。
 ↓
例:バハムーンに何故かムラッときてノーム娘が夜這い。
ではどっちがいい?
168名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 03:35:41 ID:P4KUhzB0
純愛がここまで捻じ曲がるとは………特待生って恐いね。でもうちの特待生からGJを贈らせて頂きます。

俺もなんか書こうかなぁ。
169名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 03:40:53 ID:P4KUhzB0
てリロしろよ俺orz

>>167
個人的にバハ×ノムがいいかな。
つか設定がうちのヒュム男&ノム子と被ってる\(^O^)/
170名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 09:36:38 ID:IZCCicZ0
>>165
鬼畜だ!だがそれがいい
171名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 11:31:58 ID:H/sk1lph
>>165
     _   ∩   _   ∩ 
   ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 エロい!酷い!加虐的!
  ─+⊂彡 ─+⊂彡

172名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 12:27:51 ID:uHcVSjQp
     _   ∩   _   ∩ 
   ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 エンジョイ&エキサイティング!
  ─+⊂彡 ─+⊂彡
173名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 19:46:12 ID:cSpAUAoY
       |      |
       +      +
     _   ∩   _   ∩
   ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 エンジョイ&エロス!
  ─+⊂彡 ─+⊂彡
174名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 20:12:28 ID:avkCUGli
       |      |
       +      +
     _   ∩   _   ∩
   ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 エビデヤンライジュッネッス!
  ─+⊂彡 ─+⊂彡
175名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:20:49 ID:xcPAwuEW
>>155

オーケー、良くあることだ
しっかりまとめて良い作品を投下してくれ
176名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:37:18 ID:94jH1km6
サラも色々とネタにはなるけど文章に起こせない
実験体にされたり、酒のつまみや、折檻指導とか豊富だがいまいちかけねー時間がねぇ…
177名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:40:00 ID:ALh6KJNV
古雑誌プレイ希望
178名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:56:29 ID:g6VtOIXy
**「サラ、君からもらったこの古雑誌に挟まってたメモ帳のことなんだけど
サラ「……! お願い! 返して!」
**「じゃあさ、このメモ帳に書かれてることと同じこと、やってくれない?」
179名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 05:46:00 ID:xcPAwuEW
>>164

GJ
180名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 06:10:08 ID:8BzAlGrH
>>178
サラ「……脅迫する気?」
**「返さなくていいのかな? それに、これをみんなに見られても?」
サラ「くっ、最低……!」
**「ほら、つべこべ言わずにやりな」
サラ「……わかったわ」

サラ「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!」
181名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 07:05:20 ID:94jH1km6
>>180
てめぇw
寸止めかと思いきやネタにいったな、てか古雑誌プレイってなに?
182名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 09:53:56 ID:1LHzuJku
>>180
「……わかったわ」


そう言うと彼女は、胸元のリボンを解き、制服のボタンを外して上着を脱ぎ去った。
拘束を解かれたことで露になるのは、慎ましやかな丸みを覆う下着と瑞々しい肌。
急な外気に触れた身体が小さく震えた。
同時に顔の紅潮を自覚して、サラは呼吸を整える。
制服に包まれた小柄な身体が、緊張と羞恥の両方に抗うように震えている様が、**の嗜虐心をくすぐった。

**のにやついた視線が外気と同様、彼女に纏わり付いているが、サラはそれを無視してスカートを脱ぐ。
綺麗な脚を伝うスカートとその衣擦れの音が、少なからぬ淫靡さを醸し出している。
脱ぎ去られた後に露になった、シンプルな下着に包まれた臀部のラインは、
控え目な胸に比べれば、幾分かボリュームを称えていると言える。

次に靴を脱ぎ、ニーソックスに手を掛けたところで、**はそれを制止した。
サラはそれに従って、残る下着を脱がんと、まずはブラに手を掛ける。
流石に抵抗があるのか、そこで一旦動きが止まったが、**がメモを用いて脅迫を掛ければ、
瞳に涙を浮かべながら、ブラのホックを外していった。

胸を器用に手で隠しながら、肩紐を腕から抜いて、ブラを取り去る。
そのまま身を屈めて地面にブラを置き、次にショーツに両手を掛けた。
両手をショーツにあてがった為、サラのバストが露になった。
小振りだが形の良い双丘と、その先端の桜色の突起がなんとも愛らしい。
外気の作用と、何よりこの異様とも言える状況も相まって、通常より少し充血し、隆起しているようだった。

**は、ショーツの両端に手を当てたまま固まってしまったサラに、
笑顔で追い討ちを掛けた。
観念したのか、彼女は遂にショーツを下ろしていく。
全体的に細い身体のラインの割にはやや大きめな臀部が、ショーツからいち早く零れる。
次いで薄い恥毛が露見し……その茂みでは隠し切れない秘所が露になった。
なだらかな恥丘のラインに連なる、ぴったりと閉じた秘裂。
恐らく異性に見せるのは初めてであろう箇所が、**の前に無防備に晒されていた。
僅かにはみ出す襞は、綺麗な色素を保っていた。

そのまま右足、左足とショーツを抜いて、とうとうサラは一糸纏わぬ姿を**の前に晒す。
恥辱に耐え兼ねて、陰部や胸を腕で隠そうとするが、**はそれを制止した。


存分に彼女の肢体を堪能した**は、顔を紅潮させ、震えながら固まってしまったサラに、
ただ笑顔で、古雑誌に挟まれていたメモを彼女に見せ、本題へ進むように促した。
サラは顔を臥せった後に、「行為」に必要なアイテム…座薬型のどくけしだ…を手渡して、
**に背を向けた。
183名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 10:00:54 ID:1LHzuJku
締まった腰のラインから、他の箇所に比べてやや大きめなカーブを描く臀部を眺めていると、
サラは**に見せ付けるように腰を突き出して、尻を両手で掴み、押し広げた。
秘所と同時に、サラの不浄の門が**の前に姿を見せる。
皺を伴った排泄の穴が、無理やり曝け出されたことでヒクヒクと小さく蠢動しているのが見て取れる。

サラは今にも泣き出しそうな、恥辱に塗れた声色で、
先ほどのアイテムを肛門に半分だけ入れるように懇願してきた。
**は肯定の意思を告げ、サラの肛門にどくけしを宛がった。

肛門にやや抵抗を感じた**は、まずサラの肛門の周辺を指で押し、こね回し、マッサージを行った。
次に人差し指をゆっくりと挿入し、内部からもこね、ほぐす。
サラは嬌声を必死に押し殺していたが、第二関節辺りまで入って居た指を一気に引き抜くと、
悲鳴にも似た声を上げた。
秘所からは隠しようもなく蜜が溢れていたが、**はそれを無視して、
サラの肛門に再びどくけしを宛がった。

良くほぐされたサラの肛門は、先ほどより抵抗も少なく、どくけしを受け入れていく。
どくけしがその半分を肛門からはみ出させたまま、その状態を維持出来る絶妙な位置に到達する。
異物の残る感触に息を荒げ、尻から手を離したサラを数瞬眺めた後、**は最後の仕上げに取り掛かる。
サラに最後の指示を与えながら、菊座から顔を覗かせるどくけしを、奥に進まない程度に指で回す。
サラは泣きじゃくりながら、しかし、確かに性的な興奮も感じながら、言葉を紡ぎ始めた。


サラは腰を更に突き出し、両手で自らの尻を叩きながら、泣き声交じりに叫んだ。


「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」


行為を繰り返すたびに、捩じ込まれたどくけしがサラの肛門から押し出されていく。
遂には押し出されたどくけしが、どくけしロケットとなって**を襲った!
どくけしロケットが 1回ヒット!
**に200のダメージを与えた!
**は死んだ!



>>182の制服に〜はミス
184名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 11:51:28 ID:NgtdaxMA
オチはかわらねぇのかよwww
185129俺:2008/07/14(月) 11:53:30 ID:xUSiTVG8
>>182
GJ! ネ申ですなw
なるほど、そうおう古雑誌プレイがありましたか。
………てか、死んでるー!?

>>148アトガキモドキ氏
いえいえ、こちらこそありがとうございますw
剣と魔法の盗賊団が食材盗みに襲いかかってくる訳ですな。
うむ、それはそれで実に楽しそうなシチュw
今後ともお互いに頑張りましょうw
186名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 17:32:47 ID:LS2N5h7z
何故かどくけしがどくびしに見えてくるから困る。あいての サラの しおh(赤黒い液体がこびりついている)
187名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 20:03:17 ID:aj1Gw7hd
髪型変更可能とか、
装備したものがステータスの立ち絵に反映されればいいのに
188名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 20:21:40 ID:0xyT9Nfy
ブーメラン型の武器アイスラッガー装備でモヒカンとかにだな
189名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 20:36:41 ID:94jH1km6
あぶないパンツが見えません><
190名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 00:37:02 ID:s9H/Dr+E
>>187
せめて職業と種族でパターンがあればいいのだけど
191名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 00:40:37 ID:mvxQ19Tx
>>189
たぶん、著作権がらみがアレなプリントが付いてるパンツじゃないかなあ。
192アトガキモドキ:2008/07/15(火) 01:24:37 ID:8UtJRcFD
落し物は晩御飯。アトガキモドキです。
なんか前作からだいぶ間が開きましたが、ヒュム子×フェル男です。
流れも無視して純愛モノ、らしきものを走り書きます。
作者なりに気合が入っていますが、はたしてこれは純愛かどうか・・・。
久々のくせになぜか曖昧ですが、どうぞお楽しみ下さいませ。
193アトガキモドキ:2008/07/15(火) 01:28:29 ID:8UtJRcFD
恋愛に必要なのは、何をおいても相手を想う事。
後は知恵と勇気と決断力。それにお金とユーモアがあれば最高かな。
行動力はお任せします。くれぐれも、ムードや好感度に注意して。

「ハーッハッハァ!もっと歌え、踊れぇ!」
「ウマウマ〜!って俺の肉取るなYO!」
「ジュース足りないよ!もっと持って来て〜!」
御馳走を食い漁り、大瓶のジュースをラッパ飲みする少年少女。
暴走気味な彼等の正体は、パルタスクの生徒達である。
特級カリキュラム合格の打ち上げと称して、宿屋に押し入っての大騒動。
本来ならば教師が止めに入るべき状態なのだが、
「うをしゃー!もっと食え食えガキ共ー!」
「先生、ちょっと飲み過ぎでは」
「あぁ〜ん?何も聞こへんぬぁ〜」
「・・・ああそうですか」
当の担任がこれではどうしようもない。
事実、宿を貸し切った(乗っ取った)のも、この酒乱教師である。
他にも教師の方々は見られるが、誰しも後先構わず飲んだくれていた。
「はは・・・こりゃ明日には廃墟かな?」
優等生の彼で無くとも、その結論に辿り着く。
今更ながらに呟いたフェルパーの少年は、コップのジュースを飲み干した。
「あれ?こいつ寝てる?」
テーブルの上を眺めると、顔を伏せて眼を瞑るヒューマンの少女が映る。
寝息を立てて熟睡しているらしく、この喧騒にも微動だにしない。
いつから落ちていたのだろう、飲みかけのジュースを握ったままだ。
「もしかして疲れたのか?よくまあこの馬鹿騒ぎの中で寝てられるな・・・」
「ん〜?この娘寝ちゃってるよ〜?しゃーないなぁ。君、二階まで連れてって」
「え?だってこいつ女子でしょ?一応オレ男子ですよ?」
「気ぃにしない気にしなぁい!しぇんしぇいの命令を聞くぅ!」
すでにろれつが回っていない。
何故か「指示」では無く「命令」と言っている辺り、最早理性は皆無だろう。
「あー・・・ハイハイ解りましたよ。しっかり寝かせてあげましょうか」
「あぁ〜、ついでに襲っちゃえばぁ?」
何か聞こえた気がしたが、無視して彼女を抱き上げる。
ちゃっかりお姫様抱っこで、彼は二階へと上って行った。
194アトガキモドキ:2008/07/15(火) 01:32:16 ID:8UtJRcFD
「よっ、と・・・これでよし」
宿舎の布団に彼女を寝かせ、彼は軽く肩を回す。
下の階では、未だに喧しい宴会組の騒ぎ声が響いていた。
「しかし・・・何だな」
もっとも、今の彼にとっては、そんな事はどうでもよかった。
「改めて見てると、こう・・・普通の、可愛い女の子だな・・・」
目の前に仰向けで横たわる彼女が、頭の中を占拠していた。
彼女の学科は錬金術士。剣と魔法を使い分け、道具鑑定までお茶の子さいさい。
実践でもそれなりで、迷宮でも頼りになり、はっきり言ってこの子は強い。
そんな優等生の彼女だが、今は目下に無防備な寝顔を晒している。
先刻の教師の無茶苦茶な言葉が、ぐるぐると頭をループする。
「・・・いや、だめだろ。いくら何でも、襲うってのは・・・」
正直な話、彼女はちょっと気に掛けていた。
明るくて社交的で、友達も多く、見た目も悪くない。
その上強くて頭脳明晰。錬金術士は財布も温かい。
種族柄の相性もあってか、ひそかに恋い焦がれていたのだ。
「はあ・・・さっさと戻って続きしよ・・・」
これ以上寝顔を見ながらもやもやしていると本当に襲いかねない。
後頭部を掻きながら、背を向けて歩き出す。
「ん・・・う〜ん」
なのに彼女は絶妙なタイミングで眼を覚ます。
「あれ?如何して布団の上?」
「よお、起きたか」
「ひょっとして私、寝ちゃってた?」
「ああ。下じゃまだ大宴会だ」
そこまで喋ってから、彼は回れ右で振り向く。
眠気眼を向ける彼女は、さらに可愛らしく映った。
「あっと・・・じゃ、オレ戻るから」
「あ、ねえ、行っちゃうの?」
「ん?」
「えと・・・一人じゃ寂しいの」
「・・・・・・え?」
彼女が上目使いで訴えれば、彼に逆らう意思は生まれない。
か弱い印象を与える女の子らしい仕草は、充分に彼を引きとめた。
195アトガキモドキ:2008/07/15(火) 01:35:40 ID:8UtJRcFD
引きとめられてはいたものの、彼は間が持たなかった。
彼女の隣に腰を下ろすが、如何して良いものか解らない。
お互いに何も話せず、ただ時間だけが流れ行く。
「皆、まだ騒いでるね」
「ああ。まだまだ終わらないだろ」
「ほんと・・・よくお腹に入るよね」
「まったくだ。モンスター並だな」
他愛も無い会話でさえも、目線すら合わせられない。
「あのね、私・・・ずっと、あなたに言いたかったコトがあるの」
「え?・・・君が、オレに?」
先に沈黙を破ったのは、彼女の方からだった。
彼は少々困惑しながらも、やっと彼女に向き直る。
「私ね、その、あなたのコト・・・ずっと、片思いだったの」
頬を桜色に染めて、彼女が放った言の葉は、彼の思考回路をショートさせた。
「ほら、私って錬金術士でしょ?あなたと違って、撃たれ弱くて・・・」
違う。前線で活躍すれば、普通は相手の的になるだろう。
「けど、あなたは何時も綺麗に戦ってて、それに、侍ってかっこいいから・・・」
違う。逃げ脚が速いだけだ。侍のイメージも思い込みだ。
「だから、ずっとあなたのコト・・・勝手に、好きになってたの・・・」
勝手に?まさか。大間違いだ。
恋なんてそんなもので、ましてや一目惚れ何て名前も付いている。
いや、そんなのどうだって良い。オレだって、君の事――。
「なあ、あのさ」
「な、何?」
「その・・・先に謝っとく」
「え?何言って・・・んんっ!」
ふと気が付いた時には、彼は彼女を押し倒す。
手加減せずに押さえつけ、強引に唇を奪っていた。
196アトガキモドキ:2008/07/15(火) 01:39:22 ID:8UtJRcFD
「んふっ、んむ、うんっ・・・」
衝動的としか言い表せない、攻撃にも似た力加減。
唇を押し潰す勢いで、頭を押さえてキスを強いる。
「んん、ん〜・・・」
「ん・・・はぁ」
息苦しくなり顔を離す。彼女は不意打ちに驚き眼をパチクリさせている。
ここまでやったら、流石に引き下がれない。
意識する感覚も無く、彼女の身体に手を伸ばす。
「ま、待って、聞いて!」
悲鳴じみた彼女の声で、彼はようやく我に帰る。
襲い来る罪悪感と、気が狂いそうな失望感に、彼は潰されそうになる。
「わ、悪い・・・でも、オレだって君の事・・・」
「そうじゃなくて・・・・・・私は、いいよ」
「え?」
「あなたがそう望むなら、私の身体・・・あなたにあげる」
優しげなその言葉が、麻薬のごとく耳に染み付く。
「だから・・・乱暴にしないで・・・」
赤面した表情と、僅かに潤んだ山吹の瞳。
この上なく愛おしい彼女を、彼は目にした事が無かった。
「そうか・・・さっきは、ごめんな」
「うん・・・優しくして」
穏やかな顔つきで心ばかりの謝罪を述べ、もう一度口付ける。
壊さない様ゆっくりと、いたわる様に唇を重ねた。
「んふっ、ふぅ・・・はむっ、くちゅ・・・」
少しずつ舌を絡ませ、彼女の咥内を愛撫する。
最初はされるがままだった彼女も、次第に舌を絡ませて来る。
甘い吐息と唾液の音が、部屋中に響き渡った。
197アトガキモドキ:2008/07/15(火) 01:44:27 ID:8UtJRcFD
「ふぅん、っは、んぅ・・・」
甘美な声が緩い間隔で耳に届く。
接吻しながら器用にリボンを外し、上の服を脱がしにかかる。
「んはあっ、やぁ・・・」
「んく・・・ふぅ」
抵抗とも取れる肢体の動きを見せるが、構わず腰から上を裸にする。
控え目と言うには大きめの整った膨らみが露わになった。
それに合わせて舌を引き抜くと、混ざり合った唾液が糸を引く。
「へえ、結構イイ身体してるじゃん」
「もうっ、茶化さないで・・・ひぁ!?」
すでに硬くなり始めている果実の突起を軽くつまむ。
やや強い刺激を受け、甲高い声が唐突に喉を突く。
おそらく初めてと思われる感覚に、彼女の身体が少しだけ跳ねた。
「敏感だな。ココ、良いんだろ?」
「やん、えっちぃ・・・はあん、あはあっ」
「はっ、可愛いな。気持ち良くしてやる」
指先で捏ね繰り回すと、良好な反応を示す。
もっと喘ぎを聞きたくなり、片方の先端を咥える。
「んあっ、はんっ、やだ、上手・・・っ」
「そりゃ猫だからな。舐めるのは得意だぜ」
ざらざらした猫の舌は、肉の凹凸が荒い攻めを生む。
桃色の周辺をなぞり、時々吸い付いてみたりする。
もう片方は掌で揉みしだき、触り心地と変形を楽しんだ。
「あん、はうん、ふぁ、やぁん」
彼女のうわごとにも熱が入り、猫の本能を興奮させる。
色白で清潔な肌は、微かに石鹸の香りがした。
198アトガキモドキ:2008/07/15(火) 01:49:11 ID:8UtJRcFD
「ひゃん!凄い・・・そこ、だめぇ・・・」
下着の上から彼女の秘所に指を当てると、そんな声で返して来た。
もう充分に潤っているそこは、触れただけで指を濡らす。
「感度いいね。いじったことある?」
「だ、だって、好きな人がいたら、その人想ってしたくなるでしょ?」
さっきの告白からすると、彼の事を想像してやるのか。
どうりで感度が良い訳である。彼の方が紅くなる。
彼女は一層と紅潮した頬で、眼元もとろみを帯びていた。
「そうか。じゃあ、良くしてやるからな」
そう言って彼は指を這わせる。
筋に沿ってゆっくりと撫でるだけでも、彼女はしっかりと感じていた。
「はあん、んんっ、はふっ、ふぁん」
しばらくは擦るだけだったが、その内に手を差し込み指をうずめる。
「ひゃん!それ凄い!凄くイイのお!」
指一本でも敏感な動きと、窮屈な襞の熱気を覚える。
熱い液がとめどなく溢れ出し、更なる興奮が沸き上がる。
二本目の指を入れた時には、より大きく身体が飛び上がった。
「あふっ、はあんっ!イイよぉ、感じちゃう・・・」
穴の中をかき回せば、より淫靡な声が聞こえる。
彼女の顔を見てみると、快楽に酔っていやらしく、はしたなくなっていた。
「はは、感じやすいんだな。ほら、指がべとべとだぜ?」
「やぁ・・・言わないでぇ・・・」
引き抜いた指を見せて羞恥心を挑発すると、予想どうりの返答があった。
もっと乱れた姿が見たい。これはもうオスの性だろう。
下にさがって下着を脱がせ、脚の間に顔を寄せる。
割れ目から漏れる淫らな汁は、太ももを伝って足先に垂れていた。
「もうこんなになってるな。そんなにオレが良かったか?」
「言わないでってば。恥ずかしいよぉ・・・」
「恥ずかしいんじゃない。可愛らしいんだ」
「何言って・・・ひゃあ!ふぁん!」
秘裂を舌で舐め上げると、さっきより高い声を響かせた。
溢れる蜜をすくい上げながら、猫の舌を侵入させる。
指の動きを受けたそこは、良い具合に解れている様だ。
199アトガキモドキ:2008/07/15(火) 01:55:04 ID:8UtJRcFD
「ひゃあん!凄い!これ気持ちイイっ!」
聞いた事の無い声で喘ぐ彼女は、快感に溺れているのだろうか。
何時の間にか両手で彼の頭を押さえつけ、小刻みに痙攣していた。
「ちゅぴ、ちゅぷ、ちょぷ、ぴちゃ・・・」
「やあ、音立てないで、いやらしいからぁ・・・」
もちろん、これは故意にやっている。
わざと音が出る様に吸い上げ、零れる愛液で口を湿らせる。
「ふぁっ、ダメぇ!来るっ、きちゃう!あぁーっ!」
やがて彼女は絶頂を迎え、秘部からは甘露が湧き出す。
彼が想いを寄せていた彼女が、彼の指と舌で果てた。
彼女も想い人に快楽を尽くされ、やがて力無く布団に倒れる。
「はあ、はあ、ふぁ、はう・・・」
「ふー・・・派手にイったな」
「だって、あなた意外に上手・・・こんなに凄いなんて、知らなかったよ?」
「そうだろうな。オレだって君の事、自分でするほど想ってたから」
そう言ってズボンを下ろすと、彼の性器が露わになった。
「きゃ!」
「オレもそろそろ欲しくなってさ・・・駄目か?」
ここでダメだと言われても、彼はそれを拒否するだろう。
あくまでも形式だけの許可を求めた彼は、良い返事を期待していた。
「・・・いいよ・・・奪って」
眼を閉じて首に手を回し、そっと抱きついて彼女はのたまう。
それがもう耐えがたいほど、淫靡で、妖艶で、魅力的で。
オスの本能がゾクゾクうずくのが、怖いくらい理解出来た。
「解った・・・挿入るぞ」
小言になってしまったが、それでも彼女は相槌を打つ。
そっと自信を陰部にあてがい、一息に打ち付けた。
「んあっ、きゃああぁっ!」
悲痛な乙女の叫び声は、耳を殴打する感触に似ていた。
200アトガキモドキ:2008/07/15(火) 02:01:06 ID:8UtJRcFD
「はあ、あうっ、んんっ、くはぁ・・・っ」
攻め立てて湿らせた筈だったが、流石にこの痛みには耐えきれないらしい。
辛そうに顔をしかめ、彼女は必死にしがみ付く。
「う、動いても、良いよ・・・」
「バカ言うな」
「何でぇ?どうして・・・」
「こんなに辛そうな面見せといて、無視してよがってられるかよ」
詰まる所そう言う訳である。
お互いに高まってこそ、満足してしかりの行為なのだ。
片方だけ求めたところで、暴行と何ら変わらない。
「だいたい、こんなにきついなんて、オレにも解らな・・・っあ?!」
「はふ・・・ちろっ・・・れろれろ・・・ぺろり・・・」
顔を交差させる格好の彼に、予期せぬ快楽が襲い掛かった。
猫耳を熱い何かが、舐める様に這い回る。
「くっ、よせ、そこは、うあぁ・・・っ!」
「うふふ、可愛い・・・尻尾が嬉しそう」
彼女の舌使いは予想以上。彼の動きより艶めかしく感じる。
気づいてみれば、確かに尻尾がせわしなく動いている。
脳髄を溶かす甘い耳打ちに、彼はいつしか魅了されていた。
「このっ、悔しいけどメチャメチャ上手い・・・」
「あははっ、やっと子猫になったね」
「はあ、ったく小悪魔め・・・」
「ねえ・・・そろそろ、来てぇ・・・」
より艶っぽい誘惑に、今度は彼も耐えきれない。
確認変わりに額を口付け、慎重に腰を落とす。
「ん・・・はあっ!イイよお、好きな様にずぽずぽして・・・」
「これも凄いな。あんまり持たないかも、な」
予測を遥かに上回る快感。彼は短時間の勝負に賭けた。
201アトガキモドキ:2008/07/15(火) 02:06:07 ID:8UtJRcFD
「ああんっ!はあっ!凄い、気持ちイイっ!」
「はあ、はあっ、オレも最高だっ!」
「あはぁ!イイ!あなたのホンモノぉ!」
媚声を響かせて欲望のままに快楽を貪る二人。
あれほどの抵抗感も失せ、彼女の子宮は彼そのものを楽しんでいた。
「あふっ、ひゃあん!あなたのモノ、おっきくて熱いいっ!」
「君のアソコも、濡れ濡れで熱々だぞ?」
「はあんっ、もっと、もっと愛して!今夜はイッパイ可愛がってぇ!」
「言われなくても、そうするさ!」
本当に、今回ほど彼女を愛おしく思った事も無い。
全身を持って可愛がって、全霊を持って快感に堕ちる。
猫特有の甘える本能が、彼をより掻き立てる。
「あはあ!ダメえっ!来る、また来ちゃうぅ!」
「くうっ、オレも・・・そろそろ、出る・・・っ」
性的な彼女の喘ぎは、彼の絶頂に拍車をかけた。
「ああっ!イク!あなたのでイッちゃう!」
「うう、オレっ・・・くあっ、イク!出る!」
最後にひと際激しく突き上げて、彼は快楽の頂点に達した。
同時に大量の白濁を彼女の中へドクドクと注ぎ込む。
「ひあぁん!イクっ!いっくぅーーっ!」
彼女も力の限りしがみ付き、一番大きく身体を反らす。
お互い強烈な快感に見舞われ、びくびくと痙攣を起こした。
しばらくして余韻も治まり、脱力した彼の身体がくたりと彼女に倒れこむ。
「うあっ、はあっ!オレ出し過ぎ・・・っ」
「良いじゃない。私は最高だよ?」
「はあ、そうか?なら良いんだけどよ」
「まだ抜いちゃダメ。もう少しこうしていさせて」
「ああ。オレも同感だ」
熱い吐息を肌に感じて、果てた二人は緩く抱き合う。
階段の向こうには、なおも宴の騒ぎが響いた。
202アトガキモドキ:2008/07/15(火) 02:11:08 ID:8UtJRcFD
後日、彼は迷宮の帰りに、彼女を個別に呼び出した。
体育館の裏、なんて色気の無い場所だったのは、もうこの際置いておく。
「ねえ、話って何のコト?」
「ん・・・これ、やるよ」
指で弾くと金属音、彼が投げ渡した物は――、
「これって・・・婚約指輪?」
「おう。一応そう言われてるな」
迷宮に時折落ちている、給料三ヶ月分だった。
銀のリングに輝く宝石は、夕日のおかげだろうか、やけに煌めいて見える。
「えっと・・・何で、私に?」
「だから、その、これからも・・・ずっと、オレの女でいろ」
さり気無く髪を触る指には、銀と宝石の指輪が一つ。
ちょっとたじろいではいたものの、これは彼なりのプロポーズだろう。
彼女の顔がほころぶのに、僅かな時間もかからなかった。
「うん!もちろん!大好きだよっ!」
大手を振って抱き付かれると、彼は物凄く赤面していた。

彼は彼女に憧れて、彼女も彼に一目惚れ。
命がけの冒険者、恋人くらいはいてもイイよね。
どっちもまだまだウブだけど、夜と子猫と恋愛モノ。
203アトガキモドキ:2008/07/15(火) 02:23:21 ID:8UtJRcFD
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

お待たせしました、ヒュム子×フェル男です。いかがでしょうか?
割と長くなりましたが、今回の文章力が作者の限界らしいのです。
すまんブラザー。これがザコキャラの精一杯だ・・・orz
職業が違うのでウチの子達じゃありません。
だってわが校のヒューマン♀は性格が悪だもの!(オイ
純愛学園モノっぽいつもりでしたがどうでしょう。お口に合えば幸いです。
しばらく来ない間にGJな人がたくさんいる・・・修行します。
また気まぐれでここに来ます。今後ともどうかヨロ。それではノシ

    アトガキモドキは挨拶をして立ち去った
204名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 02:24:43 ID:sCHln/S3
リアルタイムでGJ!!
にしても婚約指輪は不意討ちだったぜ。猫男め……
どうでもいいけど猫が飼い主に頬擦りしたりするのは自分の物だとマーキングしてるらしいね。
GJ! 可愛いなぁ、猫男。ウチにもいますよけど体力伸びなくて……(苦笑)。
ところで制服みんなどうしてる? 俺は売っているけど、今さっき気付いたんだ。
女子の制服外す→外した制服を売る→脱ぎたての制服を店の主人に渡す→つーか店の真ん前で着替える→絵的にヤバい。
という厨房的発想に。
206名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 02:36:57 ID:le42i61S
GJ!
ラブラブだにゃぁ
これで猫夫がロストなんかしたらたまらんw
207名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 02:37:25 ID:FXSU6a//
>>205
制服は引き裂いて糸くずにした。
208名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 02:40:22 ID:sCHln/S3
>>205
いくらなんでも試着室くらいはあると信じたいwww
あ、いや、でも無い方がい(ry

>>206
女神の涙があるじゃないか!!
209名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 02:46:11 ID:FXSU6a//
制服の下はブルマなので大丈夫

と思ったがアイテムには体操着も短パンもある罠
210205:2008/07/15(火) 02:50:07 ID:YlfO4Y8C
>>207
文的にはヤバい。男の錬金術師だと尚更w

>>208
試着室の有無もあるが俺が問題視しているのは『制服を買い取る店主』。そして、これが一番問題だ。上はまだいい。脱いでもシャツだろうからな。下の制服=スカートを脱いだら……?
211名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 03:07:48 ID:FXSU6a//
学生寮の男子寮では毎週末の夜になると男子学生たちが集い、闇市が開かれるという
212名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 03:50:32 ID:sCHln/S3
>>211
このブルマは誰にもやらんぞ。
ttp://imepita.jp/20080715/137000
………疲れた。
213名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 12:03:22 ID:aeM1jzXJ
>>212
上げすぎw
214名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 13:09:45 ID:6jSHIYis
ニア ころしてでも うばいとる
215名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 14:55:38 ID:9J7jL91c
落ち着け、ブルマの強化費用はたいした事ないぞw

ところで錬金術師って道具鑑定は司祭に劣るし命中低いし魔法も多く覚えないから
物理も魔法も微妙ではっきり言って役にたたねーんだけど
育てりゃSSの彼女みたいに剣も魔法も鑑定もいけるようになんの?
魔法だけなら他学科経由でどうにでもなるだろうけど
216二軍前衛に錬金術師Lv.16:2008/07/15(火) 16:08:19 ID:aeM1jzXJ
>>215
スキルの「ラッキー」と「錬成」以外魅力がないぜ!
217名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 16:35:59 ID:WHwNcXc+
錬金術師はアイテムを産む機械
218名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 18:48:17 ID:sCHln/S3
>>215
源を集めるのに苦労したんだぜ?エンパ以外誰が落とすか分からなかったから延々と狩ってたらあら不思議、もうこんな時間みたいなw
ブルマ履いてるのは錬金だったりするがな!!
219名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 19:13:26 ID:hF/da44M
「粗末な貝殻」と「糸くず」を合成して「ビキニ」を作るのに、何レベルの錬金術師が必要ですか?
……何レベル必要ですか……何レベル……
220名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 22:39:25 ID:uS0E2yV+
ランツレートVer.もあったのか・・・!
221名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 23:19:43 ID:DAR1Z/Ic
破れたブルマなんて拾った事無いんだが....
222エヌリック:2008/07/16(水) 00:47:12 ID:WYo6ku7I
>>216
ナパーム×99を喰らってみるかい?
223名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 04:19:39 ID:+wlRtbbN
>219
南国なら楽勝です
224名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 10:32:33 ID:sJtZu0B4
>>222
あれ?ウチのは10個づつしか投げないんだが
225名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 15:40:12 ID:1IHEFyR0
新パーティが異界の住人一匹に蹂躙され、沸々とインスピレーションが
226名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 15:49:36 ID:ar93CMVw
破れたブルマはおそらく、そいつが前の着用者から剥ぎ取って引き裂いたもの
227名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 17:15:36 ID:8WhtPWR9
俺のクノイチ(クラ子)が他のメンバーに追いつこうと一人で経験値稼ぎしてた時
後列の悪魔の娘が奇跡の連携でインバリル→ダシルド→ダシルド
前列の闇から生まれた獣王にボコられながらも辛うじて一匹撃退、
被ダメ見てこれなら何とかと思い戦闘続行したら、次ターンの開幕でマヒ喰らった。

ブラックアウトする画面の向こうで何が起きているのかを想像するだけで
もうフルボッキが止まらなかった。
228205:2008/07/16(水) 18:17:48 ID:f8cLPGMZ
一つ聞きたい。ノーム女とバハムーン男の身長はどれくらい?
229205:2008/07/16(水) 18:20:23 ID:f8cLPGMZ
>>228
みんなの想像でもかまわない。ちなみに俺の中では
ノーム女:1m50〜60(人形だから規定されてないんだろうが)
バハムーン男:2m以上
230名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 18:22:34 ID:RoWXIimf
好きな人の身長に合わせたいがために必死で条件に合う体を探すノム娘という電波を受信した
231名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 18:24:56 ID:Q6dDuk+6
学生で成長期なのでバハムーンはまだまだ大きくなります。
232205:2008/07/16(水) 18:27:37 ID:f8cLPGMZ
ちょw不覚にも萌えてしまったww
往来のド真ん中なのにニヤニヤが止まらん。
やべぇ、めっちゃ書きたくなってきた。
233205:2008/07/16(水) 18:28:57 ID:f8cLPGMZ
あ、230な。
>>231
じゃ大人は一体どれぐらいだ?
234名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 18:35:14 ID:Q6dDuk+6
条件に合う依代を使っている他のノームを見つけて
ノム子「ねぇ、あなたの身体、ちょうだい?」というホラー

>>233
大人で2m越えじゃまいか。
235名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 18:37:38 ID:xJ0rPNx3
>>230
「ノム子、お前、その体…どうしたんだ?」
「身長、合うのがこれしかなかったから…」
「で、でも…」
「いいの、貴方のこと…す、好き…だから」
「いや、あの、嬉しいけどさ、さすがにダッチワイフはどうかと思うぜ…」

こうですかわかりません!><
236205:2008/07/16(水) 18:42:19 ID:f8cLPGMZ
フェアリーだったらフィギュアか? フェアリーの身長が分からん。
237205:2008/07/16(水) 18:44:00 ID:f8cLPGMZ
つーかヒューマン以外全然分からん。誰か教えてくれ。
>>234
成る程。参考にする。
238エヌリック:2008/07/16(水) 19:19:06 ID:WYo6ku7I
ヒューマン:160〜180
エルフ:150〜190
ドワーフ:140〜160
クラッズ:120〜150
フェアリー:110〜140
フェルパー:150〜180
バハムーン:170〜210
ディアボロス:160〜190
セレスティア:150〜170

俺の中ではこんなもんかなー
もちろんクラッズに間違えられるような身長に悩むヒュム子っていうのもアリだとは思うw
239名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 19:22:51 ID:1IHEFyR0
人子…140〜170
セレ子…150〜160
エロ子…150〜170
猫子…160〜170
竜子…170〜200
魔子…160〜180
ノム子…140〜160
犬子…130〜150
クラ子…120〜140
妖子…20〜40

位じゃないかなとか
振り幅でかい気がするが気にするな
240205:2008/07/16(水) 19:25:46 ID:f8cLPGMZ
ちょwエロ子www
241名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 19:27:00 ID:AblWaXcM
自分はフェアリーは30センチくらいで考えてますねー

SS書くつもりだったからひとりひとり無駄に詳細に設定考えてるんですが……
ウチの超術士のノームは機械ボディによって、
足からジェットを吹き出して宙に浮き、
ロケットパンチによって後列から格闘攻撃します
そしてシールド類をバリアと言い張る
242205:2008/07/16(水) 19:28:20 ID:f8cLPGMZ
>>238-239
ありがとう。参考に今、バハノム書いている。エロは多分少な目になると思うが、そこは目を瞑って欲しい。
243205:2008/07/16(水) 19:32:41 ID:f8cLPGMZ
>>241
どんだけ改造してんだよw
ちなみにウチのノム子は無垢で無口な無表情少女で押し通す。レベルアップした時のあの顔についてはノーコメント。
244名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 19:49:59 ID:1IHEFyR0
「今笑っただろ」
「いいえ」
「絶対笑った」
「そもそも笑うとはなんですか」
「え〜と……」

こんなイメージ。
245名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 20:04:20 ID:AblWaXcM
>>243
ウチのノームのレベルアップ時

 一行が最後のモンスターにトドメを刺すと、フェアリーの少女が笑顔で小さな体を飛び跳ねさせた。
「ンーッ♪ なんだか前より戦いのコツがつかめた気がする!」
「レベルアップって感じだね♪」
 同じく今回の交戦でなにかをつかめたらしいエルフの少女も、笑顔でぐっと拳を握ってみせる。

「あの子もそろそろレベルアップしたんじゃないかなあ」
「そうだね。いまのモンスターは多かったし……」
 何気なく二人は後列のノームの少女へ振り向いた。

 内心、いつも無表情かつ冷静なノームの少女は、強くなった喜びも顔には出さないだろうと思っていた。
 しかし、そこには――。

「……あはっ」
 自分の手のひらをじっと見つめ、なにかの手応えを得たことに頬を緩ませる無防備な少女の笑顔があった。
「あっ……」
 しかしノームの少女は二人の視線に気付くと、途端にポーカーフェイスに戻る。
「マスターへ戦闘能力向上を報告。関節駆動、反射動作、論理回路の平均4.2369%の効率化に成功」

 取り繕ったような感情のこもらない声に、エルフとフェアリーの少女は顔を見合わせる。
「いつものあの子のキャラって……?」
「演技だったのかな……?」
246名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 20:06:12 ID:AblWaXcM
>>244
わ、しまった
2番煎じになっちゃった
でもやっぱりそう思いますよねw
247名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 20:37:07 ID:8ZJlkINh
ポストの地下迷宮難しすぎワロタ
248名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 23:40:21 ID:dLy+2oVC
寮母さんかわいいよ寮母さん
249名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 10:27:15 ID:5sHdo4TC
>>244
お茶目な感じでいいな
「フフフ…困ってる困ってるw」みたいに影で笑ってそう

そして>>245なノム子も負けず嫌い健気系で良いな

ノームを実体のない霊体種族にしたと聞いてなんだよ正気か!?
って思ったけど、よく考えたら種族文化的にドワーフとかと被るし、ちゃんと感情を持った精神生命体と考えると
なかなか面白いし、人形という設定は萌えと燃えを詰め込めれるから良いよな

ズタボロになりながらも無表情に好きな女の子を庇い続けるノム♂君主とか
250名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 14:24:04 ID:JDj8q2Fy
ドッガァッ!!
「おい!ノームが ま た 一撃でぶっ飛んだぞ!!」
「僧侶!ラグナロク、ラグナロク!!」
「すみません!今回『蘇生と回復』が出ませんでした!!」

ワーワー、ギャーギャー

「ふぅ、なんとか勝利ぃ・・・」
「一々ラグナロクとかに気を使ってなきゃいけないんなら、いっそ使い捨てのカマキリの方がいいんじゃない?」
「キャハハハハ!それマジひどーいwww」
「さぁ甦れー・・・あ゛」
「あーあ、やっちまったなー。いっそロストさせた方が後腐れなくてスッキリするんじゃね?」
「そういうわけにはいかないですよー・・・ハイ、成功」

「おう、今回も災難だったなー」
「次はもう少し頑張って耐えれるようになろうぜ」
「でもいつも盾になってくれるから私たち助かってるよー」
「安心して戦闘できるのはノームさんのおかげですね」
「これからもワタシたちをガンガン守ってねー」


きっと、こんな扱いでも健気にかばってるんだな、ノム君主。
251205:2008/07/17(木) 23:07:49 ID:frixbJ2t
>>250
とりあえず、ノームをイジメる奴は俺が許さん。(男女問わず)
ところでまたまた質問なのだがノームの繁殖ってどうなんの? 実体無いからこう……、フワフワ産まれてくるのか、依代を貰って産まれてくるのか……。まぁ、誰も答えてくれない時は俺の脳内補正で頑張るが、誰か出来れば教えて欲しい。
252名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:16:31 ID:woDSyK4d
テイルズかなんかのせいかノームは精神生命体のって感じじゃないんだよな
こうだって設定があるわけでもないし、けっこう何やっても大丈夫な気がする

俺のイメージではノーム自体は満月の夜にどっかの祠とかから生まれてきて、繁殖では増えない
受肉してるあいだは血液型で言うところのO型で、孕ませたり孕んだりした時は相手に影響を多大に受ける、みたいな
トロル(AA)×ノーム(OO)=トロル(OAorAO)みたいな!
でもOAのトロルからは、何故かAが優先的に選ばれるのでOOのノームが生まれることはないみたいな!みたいな!
253名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:20:04 ID:O+jQV5Ja
>>251
成長>>霊的な分裂>>増える
 
行き続ける限りどんどん双子⇒三つ子⇒四つg(ry
と増えるのだろうと妄想
254名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:34:19 ID:rCFgrUX4
なんか大いなる意思とか母なる大地とかそんなものに
生物の持つ善厨悪の気が馴染んだ部分が切り離されてどうたらこうたら
255名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 01:11:57 ID:G7MSgH0x
最初の方読もうぜ!b
256名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 01:53:39 ID:QDDBxOdJ
>遂に発売した「剣と魔法と(ry
ノームの体は工場で量産でもされてるんだろうか。それとも親や親戚(?)が造るんだろうか。
257名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 02:57:04 ID:1TjfSExj
>>256
フィギュアと同じだよ

完成市販品もあればガレージキットみたいなのもある。もちろんフルスクラッチするヤツだっているだろう。
かと思えば桐箱に入った先祖代々の品もある。

当然ガチャガチャの品で足がくにょってなっててお湯につけて真っ直ぐにしなきゃならんような物だってある。
258名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 08:11:51 ID:U6QuDiTh
魔改造もアリだね
259名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 09:36:13 ID:1TjfSExj
ノームはたまに身体から離れて幽体になってパーティーメンバーを見てるよ
だからあんま陰口叩いてると幽体のまま背後をひたひたと付いて回られ、時々足音が一つ多く聞こえたりする事になる

そしてある日性格が善から悪へと豹変して…


以下>>138へ!
260名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 16:43:26 ID:QDDBxOdJ
それシュークリームが好きなディア子の役目じゃねぇかw
261アトガキモドキ:2008/07/18(金) 17:51:31 ID:nvEuPgbC
お久しぶりです。アトガキモドキです。
スレの流れに便乗して、ノームのSSを書いてみた、のですが・・・
暴力表現満載です。というか戦闘描写全開です。
エロは無くネタとしての作品、ノーム同士の決闘モノです。
機械娘の設定で書きました。早くて今夜の投下になりますが、需要があれば行きます。
262名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 18:16:19 ID:1TjfSExj
さて今日は暑いから全裸で待機するのに何の躊躇いもないな

投下待ってるぜ
263名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 19:46:56 ID:l/5zPrIC
俺は暑かろうが寒かろうがパンツのみだがな

熱帯夜にパンツのみで、窓全開にして「風が気持ちいい〜」と言いながら車運転してた時もあるしな
264名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 19:53:41 ID:R+uKbSpt
>>263
           /、:/:::::;イ::_,、-'´ノ:l し u    l:!';:l ';::::/:l', ';::::::l';::::::';:::
.   ノ──   /、`二//-‐''"´::l|::l       l! ';!u ';/:::l ', ';::::::l ';:::::i::::
    l ̄l ̄l   レ/::/ /:イ:\/l:l l::l   u   !. l / ';:::l ', ';:::::l. ';::::l:::::
  ーl二l二lー  レ  /:l l:::::lヽ|l l:l し      !/  ';:l,、-‐、::::l ';::::l::::
      _|     /::l l:::::l  l\l      ヽ-'  / ';!-ー 、';::ト、';::::l:::
   ┌─┐     /::::l/l::::lニ‐-、``        / /;;;;;;;;;;;;;ヽ!   i::::l:::
   ├─┤ へ  /i::/  l::l;;;;;ヽ \             i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l   l::l:::
   └─┘    /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;',               ';;;;;;;;;;;;;;;;;ノ    l:l::
      _ ん /::::;ィ::l. l;;;;!;;;;;;;;;;;l            `‐--‐'´.....:::::::::!l
   立. l_  /イ//l::l ヽ、;;;;;;;ノ....      し   :::::::::::::::::::::ヽ /!リ;l
    木 ノ |  た  /::::l';!::::::::::::::::::::  u               ', i ノ l
           /イ';::l          ’         し u.  i l  l
    日 日 い  /';:';:!,.イ   し     入              l l U
   | 耳_|   /,、-'´/ し      /  ヽ、   u    し ,' ,'  l
            /l し     _,.ノ     `フ"       ,' ,'  ,ィ::/:
.   __|_``   /::::::ヽ       ヽ    /     し ,' ,' / l::
   │ー    /::::::::::::`‐、 し      ',  /    u   ,、-'´  l,、-
    | ヽー   ``‐-、._::::::::::` ‐ 、     ',/       , -'´`'´ ,-'´
          _,、-‐'"´';:::::::::イ:l';:::` ‐ 、._____,、-‐'"´  u /
     |     \ l::/ l::::::/リ ';:::::lリ:::::l';:::l l:l:::::l\  u /   し
     |       \/  l:::/ ノ  ';::/ ';::::l l::l リ l::l l::/ヽ /
.    o
265名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 21:20:55 ID:rCFgrUX4
エロくないのはキャラスレに落とすといいなと思います
266アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:07:09 ID:nvEuPgbC
満月の夜にこんばんわ、アトガキモドキです。
ノームのSS、男女で決闘してしまいます。
戦闘ものでエロ要素は皆無、スレチとの指摘もありましたが、流れ的に。
このSSには暴力シーンや良い子がマネしてはいけない表現が含まれています。
生暖かい眼で見てやって下さい。
267アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:10:44 ID:nvEuPgbC
機械兵器としての人形に、余計な自我は要らないそうです。
しかし、機械にも心があり、人形が生きていたらどうでしょう?
ましてやそれが少年少女だったら、それには造り物を超える何かが宿るはず。
下手な機械よりも優れ、下手な人間よりも人情にあふれる事でしょうね。

パルタスクの保健室に、何人かの生徒が強張った面持ちで居合わせていた。
ある少年は落ち着きなく足を遊ばせ、隣の少女は眼を瞑って何かを祈っている。
やがて保健室の扉が開き、保険医のジョルーと一人のディアボロスが現れた。
「なんとか蘇生は成功なのね。いやー、灰になっちゃった時はどうなるかと思ったけどね」
笑い事では済まないが、生き返ったならここは良しとしよう。
ディアボロスの少年が出てくると、彼が喋るより早くノームの女子が抱きついて来た。
「お、おい・・・」
「お帰りなさい」
「・・・ああ。ただいま」
二人は以前から交際していて、今では相思相愛のカップルとして自他共に認める存在である。
チームメイト曰く、排他的なディアボロスの彼に最も早く心を開かせたのがノームの彼女だったらしい。
以来彼も他の仲間もお互いを理解するようになり、学内でも有数の実力者組となりつつあった。
「いやーお二人さん、今日も青春真っ盛りだねぃ」
「彼女をいたわってやれよ。お前が死んだ時もそうだけど、灰になった時は泣きそうだったんだぞ?」
ノームの身体は人工物なので改造するか故障しない限り涙腺から水は漏れない。
それでも傍から見た限りでは、もう泣き崩れんばかりだったそうな。
「そうなのか?」
「当然よ。回路がショートしそう」
「もう大丈夫だ。俺はまだ生きてるぞ」
「そうね。身体が温かいもの」
「悪かったな、心配掛けた」
「ええ。でも良かった・・・まだ、隣にいられるのね」
生死の境目から生還した、感動の一場面。
その場にいた全員が、言い知れぬ感動に包まれた。
「フン・・・下らないな」
通りすがりの何者かが、水を差したりしなければ。
268アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:15:24 ID:nvEuPgbC
「そこの貴方。下らないってどう言う事?きちんと説明願おうかしら」
「おや、聞こえてしまったか。聴覚器官が敏感だな」
無関係な通行人でも、自身の感情を否定されるのは許せなかったのだろう。
彼氏の腕を掴んだまま、無神経な相手に食ってかかる。
「良いだろう。解説してやろう」
「おい、よせって。面倒な事になるぞ」
「構わない。既に面倒は起きている」
仲間の静止を振り払う男子の種族は、彼女と同じノームだった。
「僕達は冒険者だ。常在戦場の僕達に、戦闘行為と無関係なメモリーは必要無い」
「どうかしら。戦闘経験だけでは冒険者は務まらないわ」
「その御認識が迷宮での死亡、果てはロストに直接関係する。所属部隊員一人の死で士気最低になりかねない」
「ならその人を想い守ろうとするのはいけない事?好意のある人がいるのはそんなにマイナスな要素なの?」
「どちらも肯定する。思考回路に支障をきたす可能性は極めて高い。従って、そのメモリーはジャンク同然だ」
この一言に彼女は驚愕した。
大好きな、愛していたとまで言える感情を屑同然と否定された。
驚きが頭脳を支配し、やがて嫌悪感が沸き上がる。
「そこまで言うなら試してみる?」
「おい、いい加減にしろ」
「僕と直接対決を望むか?では宣戦布告を受諾しよう」
「お前もそろそろやめとけよ!」
周りの意見ものれんに腕押し。勝手に話が進んでしまう。
「武器防具と装飾品、魔法や各種特技に頼らず、制服装備で一対一だ」
「戦場設定は正方形の平地が良いわ。できれば温度環境も快適な場所が理想的ね」
「火薬類や回復系統のアイテム使用は一切厳禁。素体性能で勝敗を決する」
「ついでに助言は反則にしない?戦場離脱も即敗北で」
「野次馬は望まない。火炎ビン等を投げ込まれない様、観衆はチームメイト限定だ」
すでに戦闘態勢の二人。目線の火花はこういう時に出てくるのだろう。
眼の奥が燃え上がったり、背景に龍や虎なんかが出て来てもおかしくない。
「それならパルタスク中央の小部屋が最適な戦場だね。チミらだけだと危ないから審判をさせてもらうよ」
「先生!止めて下さいよ!」
「ムリムリ。もう近頃は歳でね。それにこういう場合は殴り合うのが一番なのね」
どうしてジョルーは乗り気なんだとか、一応男と女だろとか、そんなツッコミは無駄な気がする。
眼の前にいる当事者が、これ程殺る気満々だから。
関係者となってしまったお互いのチームメイト達は、図らずも同時に溜息を吐いた。
269アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:19:50 ID:nvEuPgbC
パルタスク地下道の中央、狭くも無く広くも無いと言った場所が戦場に選択された。
小部屋の入り口正面にジョルーが審判として立っている。
聖術学科の課外授業という建前で、チームの一行も同席していた。
「両者とも依存は無いね。一応最後の確認をお願いするのね」
審判員を務めるジョルーの声はやけに落ち着き、普段と変わらない様子で口を利く。
「戦場情報解析。各部パーツ接続状況良好。感覚器官及びバランサー正常」
「武器、防具、装飾品、並びに火器、回復アイテム禁止。特技、魔法による特殊攻撃行為禁止」
「勝利条件、敵性体の死亡、気絶、戦闘不能。投了行為と室外逃走は反則事項」
「増援期待値0%。現在士気最大。攻撃目標捕捉、シュミレーションスタート」
だが決闘を目前にした二人は完全に本気でいた。
敵対した二人の視界には、最早他の生徒など映っていないだろう。
チームメイトがたじろぐ中、ジョルーだけが冷静だった。
「じゃあ用意はいいのね・・・始め!」
「バトル・オン」
「コンバット・オープン」
戦闘開始を宣言すると、両者共に突撃を掛ける。
最初に拳をぶつけたのは、ノーム男子の方だった。
「くっ!右下腹部損傷・・・!」
「攻撃が遅い。リーチも短い」
入りが浅かったせいか、彼女はすぐさま反撃に転じる。
種族特有能力は反則にならないため、身体を浮遊させ素早く背後に回る。
再び拳を握りしめ、彼の後頭部を狙う。
「無駄だ」
それでも彼は難なく彼女を弾き飛ばしてしまう。
裏拳で肩を殴られると、反対の壁まで吹き飛ばされた。
「重力無視の浮遊移動は安定性を犠牲にする。白兵戦では推奨しない」
「どうして・・・戦闘経験は、貴方と大差ないはずなのに」
「素体の性能が違うからだ。貴女の素体を歴戦連勝とするなら、僕の素体は最新最強」
彼はゆっくりと向き直り、起き上がる彼女に言う。
「精霊媒体製造企業――G.V.P.Eが社運をかけて造り出したこの身体に、旧式の貴方は勝てない」
270アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:24:17 ID:nvEuPgbC
「そろそろ諦めたらどうだ?各部間接の動作効率が40%低下している。無理をすれば廃品になるぞ」
「まだ・・・まだよ・・・まだ戦える」
先の攻防から一方的な試合が展開されている。
彼女が攻撃を仕掛けると、彼の反撃でダメージを受ける。
この流れが繰り返され、見るも痛ましい状況だった。
「僕には理解不能だ。そんな状態になってまで、あんなメモリーを上位優先で保存する意味が解らない」
「・・・・・・」
「実際状況として僕に明確な損傷は無い。貴女は故障しているか、でなければ思考回路が異常だ」
最新の素体を持った彼は、見下すように結論付ける。
そんな彼の肩越しに、戦況を黙って見守る恋人の姿を見受けた。
「・・・先生、いえ審判員さん。反則なのは『火薬系、回復系の道具を使用する』でしたね?」
「え?確かにそう聞いてるけど」
「補足しておくが、武器防具を道具として使用する事で補助効果を得る事も禁止だ」
「そう。じゃあコレは違反じゃないわね」
彼女はそう言ったかと思うと、腰に手を伸ばし何かを取り出す。
「それは何だ?」
「リミッターの鍵」
言い放った彼女の手には、サイズの大きいガラス瓶。
中には液体が入っているが、見た目やラベルから判断して火薬とも回復とも違う。
「貴方に一言、情報提供」
「何?」
「恋する乙女は、無敵なのよ」
瓶の栓を取り去ると、軽快な音が響いた。
首を上向きに傾けた彼女は、喉を鳴らして中身を飲み干す。
彼の嗅覚反応と、周りの者達の記憶より打ち出される鍵の正体。
「あのさ、あの瓶のラベル・・・『新月酒』って書いてあるよな?」
「肯定する。あれはアルコールだ」
やがて全ての内容量を体内に流し込むと、彼女の身体がふらついた。
271アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:28:52 ID:nvEuPgbC
「・・・・・・ヒック」
紅潮した顔でふらつきながら、空き瓶を放り投げる。
狙ったか適当に放ったかは解らないが、彼女からチームメイトの元に空っぽの瓶が投げ渡された。
「先生、これ大丈夫なんですか?」
「ノームのボディだったら、後で洗浄すれば問題ないのね」
「つーかいつ持ち出したんだ?オレのコレクションだったのに・・・」
仲間内でブツブツと話し声が聞こえてくる。
面と向かった彼にさえ、この行動は不可解だった。
これがリミッターの鍵になるなど、彼は聞いた事も無かったのだ。
「飲酒行為は確かに抑制を解除するが、運動性能や感覚器官に大なり少なりエラーが出る。安定性も失うだろう」
彼の分析もほどほどに、彼女は再び攻撃を仕掛ける。
足下がおぼつかず、踊るような動きになっていた。
「あ〜あ〜、あんなのでまともに戦えるワケ・・・んん〜?」
しかし、彼はなかなか反撃に転じない。
少し距離を取ろうとして、彼女から離れた位置に下がる。
ろくに攻撃を繰り出さないまま、二人の位置に間隔を開ける。
「そうか、運動パターンを初期化したか。だが無意味だな。この素体は学習能力にも優れている」
また彼の素体自慢が始まった。
言い終わったとほぼ同時に、彼女が再び襲いかかる。
彼は特に反撃もせず、動向を探っていた。
ところが、次第に彼女の攻撃が惜しい所をかすめ始める。
かする程度の当たりだが、徐々に彼の余裕がなくなって見えた。
「まさか、馬鹿な。予備動作が測定できない・・・パターン学習が追い付かない!」
あれほど自慢していた最新鋭の性能をもってしても、彼女の動きが読めないというのだ。
やがて彼女は飛び上がり、かかと落としをお見舞いする。
彼も防御せざるを得なかったが、それ以上の驚きが見えた。
「何故だ、何故対応が遅れる?いや、そんな事よりも、女性型がスカートで脚技を!?それは禁則事項の筈だ!」
「何それ?さっきの話聞いてた?」
言葉が終わるよりわずかに速く、彼女は彼の背後を取る。
ついさっきまで見切っていた彼女の浮遊を、今の彼は捉えられなかった。
「恋する乙女と酔っ払いに、リミットなんか無力なのよ」
焦る彼の振り向きざま、彼女の回し蹴りが炸裂した。
272アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:35:01 ID:nvEuPgbC
素体を持った女性系ノームは、あからさまに下半身が無防備になる技は厳禁らしい。
しかし今回の決闘ルールにそんな条項は挙げられていない。
完全に不意をつかれた彼は、みぞおちを綺麗に蹴り飛ばされた。
「うへ・・・あいたたた・・・」
「見てるだけで痛い一撃だな」
観衆でさえこれなのだから、食らった本人はたまらない。
力一杯壁に叩きつけられ、軽い吐血に見舞われる。
「弱点に的中、損傷は重度、バランサー機能不全、内部機関被害甚大・・・」
際限なく打ちのめされ、彼の頭脳、最新のOSが算出した結論。
「ぐっ・・・現時点では戦闘不能・・・っ!」
「あそう。んじゃ勝負あったの――」
だが酔いが周り加減と判断が難しくなった彼女は、倒れた彼に追い打ちを掛ける。
あまりに突然の追撃に、彼も審判も対応ができない。
「待て。もういいだろう」
全員が動けない中そう言って割り込んで来たのは、彼女の交際相手、ディアボロスの男子だった。
彼氏は彼女を押さえつけると、口に手を当て何かを飲ませる。
手の中にあった物は、錠剤の様な形をしていた。
「んん?!んむ、んーっ!」
「我慢しろ、そのまま飲み込め!」
それなりの抵抗を見せた彼女だが、やがて大人しくなった。
「んくっ・・・はぁ、はぁ、ふう・・・強引な酔い覚ましね」
「仕方ないだろ。薬の方が早い」
「それはそうだけど、ちょっと乱暴よ」
「気を悪くしたなら謝る。だが、今のは危険だった」
「そう・・・ありがとう」
倒れたままの彼を尻目に、早くも二人の世界に入っている。
やがて彼女は振り返り、抑揚の付いた声で告げた。
「ジャンクメモリー?否定するわ。あのメモリーも加算して、これが私の実戦力よ」
仰向けに横たわる彼には、返す言葉も計算できなかった。
273アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:41:09 ID:nvEuPgbC
その夜は満月で、雲一つ無い星空だった。
こういう美しい月夜には、菓子を持ち出し屋外で月見をする。
彼氏の昔からの趣味であり、夜の楽しみの一つだった。
彼女が校舎の屋上に行ってみると、案の定彼氏と遭遇した。
「今夜のお供はあんまんかしら?」
「ん、緑茶もある」
彼女はそのまま彼氏の横に腰かける。
昼間の戦闘による損傷は、回復魔法で治っていた。
「後で聞いたの。彼、対迷宮戦特化型の素体だったんですって」
彼が使用していた素体、それは冒険者である事を前提とした兵器としての身体だった。
個人としての強さに特化した、迷宮戦闘用の存在。
戦闘に勝利し、生き残る事だけを保障されるべく造られた者。
「悲しいわね。戦うためだけの身体なんて」
「それは俺達も同じだ。冒険者に求められるのはいつだって強さからな」
「貴方もそんな事を言うの?」
「あくまでも表面上の話だ。人に知れるのはそのくらいだろう」
「・・・そうね。それは否定しないわ」
「でも、他に何かが無いとこの世界はやっていけない。例えば・・・そうだな、相棒とかな」
相棒。その遠回しな表現は、彼氏なりの『大事なひと』だろうか。
「そう言えばお前、あの時本気で壊れるところだったろう」
「そうね、あれは本当に危険だったわ。あそこまで無理したの、久しぶりよ」
「何でそこまで頑張る?ほんとに壊れた後の事を真剣に考えたか?」
彼氏がこれほど露骨に怒る事も滅多にない。
言われてみると、彼女はここまで必死になった覚えもあまりない。
それでも、メモリーを否定された事が、恋心を踏みにじられた事が、彼女にはとても耐え切れなくて。
「ごめんなさい。確かに無茶したわ。けど、私はあのメモリーを、思い出を、諦めたくなかったの」
その全ては、貴方の為に。
「貴方の事・・・好きだから」
耳元で静かに告げて、彼氏の頬に接吻する。
造り物の身体でありながら、同級生に想いを馳せて、愛する人に心を託す。
思い出を守り切った彼女の勝利を称える様に、今宵の月は美しい。
悪魔らしくない笑顔を浮かべ、彼氏はそっと彼女の肩を抱く。
274アトガキモドキ:2008/07/18(金) 23:56:54 ID:nvEuPgbC
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

ということでノーム男女バトルSSです。今回はネタに走りました。
次はエロを務めますんで、この度はご容赦下さい。
個人的な考えですが、ノーム繁殖についての考察を。
彼等には状況に特化したいろいろな素体があると思うのです。
迷宮戦闘用、職人工業用、そして母体用、射精用など・・・
胎児にへその緒はついておらず、出産して間もない魂を小さい素体へと移される。
だんだん慣れていくうちに、脱皮する感覚で徐々に素体を大きくしていく。
これなら説明が付くかな、なんて。
生殖考察、SS内容共に厨房設定でドウモスイマセン。
わが校にもノムとディアがいますが、ウチの二人も多分こんな感じ(爆
しつこいようですが今度はオカズに戻ります。もっと天を目指さにゃ・・・

>>205さん、作品楽しみにしています!
私の少女漫画なノーム♀は気にしないでやって下さい。
機械でもいいじゃない、女の子だもの  by相田みt(ry

長くなってしまった・・・それではノシ

    アトガキモドキは挨拶をして立ち去った
275名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:12:51 ID:huyivxZ/
GJdeath
この男子ノーム、間違いなく野菜王子だwww
276名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:20:01 ID:2AsQ1vsD
なんかロボットみたいで信仰心が厚いような種族には見えないな
277名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:54:53 ID:TtC6hH21
個人的には、ノームはフレッシュゴーレムで妄想してるんだぜ。皆は機械なのか…
278名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 02:49:28 ID:U4IFDaUS
基本的にはマネキンぽいものかなぁ。
機械的なものではなくて木とか布とかだけど。

イラストがいかにもロボ子風だけど
あんまりメカメカしたものは世界観的にどうかとも思う。
279名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 04:26:50 ID:mdoAi+vj
TRPGに詳しい三十代後半の人にととモノのノームについて話してみたんだが
「ノームは奇妙キテレツで用途不明の発明をするから
アンドロイド風の外見(依り代)でも不思議ではない」
と返答してた
280名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 04:44:07 ID:vSO3P9RD
スネアしか思いつかなかった。
281名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 07:49:58 ID:51M/5l8u
そんな泥臭い呪文は使いません
282名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 08:37:03 ID:fAwoKlGq
漏れ的にはローゼンメイデンのドールだな>ノーム
283名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 13:29:18 ID:MWGJquBn
>>282
そ れ だ !
284名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 14:34:29 ID:WlQ6SDzK
公式HPの4コマだと普通に機械っ娘だったけどな
285名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 15:23:13 ID:LuWBaCI0
浮遊できて即死効かなくてブレス吐けるってことは最強じゃね?>ノーム
問題はブレスがLv1ヒュム如きに避けられることか。
286名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 16:11:49 ID:v+7x0+aw
ノームの超術士のバリアがなんとさまになることよ。
287名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 16:58:56 ID:51M/5l8u
ノーム「光子力ばりあー!」
エルフ「それはあかんて、パリンと割れるで、パリンと」

ケセランパサラン「フヒヒwwwサーセンwwwwビッグバム」
   パリーン!
ノーム・エルフ「あ゛ーっ!!」
288205改め桐漱:2008/07/19(土) 17:46:24 ID:igVQjEZi
>>アトガキモドキさん
 どうも桐漱《きりずす》です。由来は俺の本名から。まぁそこは置いて。
 作品は只今エロシーンに入っていますが、
「キスシーン入れ忘れた……」
とやる気が殺がれて……。
何とか頑張ります。○8歳の気力は伊達じゃない!
289名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 00:40:49 ID:KUswCckf
あえて言おう

俺の本名から、○8歳云々はいらぬ、いらぬのだ
290桐漱:2008/07/20(日) 01:10:38 ID:g/ahMr4D
 了解した。俺も蛇足だと思った。反省も後悔もしている。
 そこは置いといて、やっぱりキスシーンっているかな? 純愛ものだけど書いてる途中で微妙なものになってしまって……。率直に問えば「キスシーン読みたい?」
291名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 01:14:05 ID:yG+CPDYG
需要云々よりまずは君の書きたいものを書くといい
292桐漱:2008/07/20(日) 02:36:50 ID:g/ahMr4D
了解した。頑張る。
293名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 10:23:00 ID:YQsMjWTQ
自己主張ウゼぇ

しかし期待している
294名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 15:02:58 ID:3OvGOgsL
宝の地図クエストの保健室でのイベントで発作的にサラにキスしてベッドに押し倒して、
キスだけでイカされて口の端から涎を垂らしてぼんやりとなる
制服半脱ぎサラを想像して抜いたのは俺だけでいい
295名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 21:40:10 ID:vLxqBWiO
俺の中のサラはかなりのヤり手なんでそんな展開には持っていけません。
一瞬で逆転だぜ!
296名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 22:56:37 ID:yG+CPDYG
俺の中のサラは耳年増で良い年こいて経験のないユーノ先生と、
たまたま遊びに来たエストレッタと聞きかじりのエロ談義を初めて
隣で聞いてるライナ先生に呆れられるそんな娘だぜ
297名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 13:51:36 ID:YSPE0cMl
>>294
キス+放心という発言に俺のししゃもが反応したので描いてみたぜ!
絵はスレ違いなんでもし駄目だったら消しますゆえ
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5090.jpg.html
キャラスレにはさすがに落とせないんですよねぇ・・

298名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 15:29:38 ID:xHOOZF/c
ばかなっ!俺のししゃもがコントロールできないだと!?
299名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 15:52:41 ID:HUZww/7W
>>297
ししゃもwは置いといてすばらしいぜ!
SSじゃないけど、大歓迎だよ(ちなみにエロじゃなくても俺は構わん)
300294:2008/07/21(月) 16:18:33 ID:q18G5VXP
>>297
ちょっといいか?





どうやって俺の頭の中のイメージそのままを抜き出したんだよwwwwwwww
301名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 16:28:53 ID:M1PdNRdd
わっちのフェルパー♀とセレスティア♀がディープキスで一撃死・・とな・・・?
302名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 16:44:08 ID:qzRLD+x5
らめええええディープゾーンはいっちゃうううううう!!!
303名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 16:44:43 ID:CBS4xKxj
トんじゃえば大丈夫ニャ!
304名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 20:05:26 ID:qzRLD+x5
おまえらPTのみんなの名前なんにしてる?
305名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 20:08:59 ID:BIeUKITS
キャラスレでやれ
306名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 20:24:40 ID:qzRLD+x5
把握
307名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 23:59:10 ID:RO/qLzcG
キャラスレに持ち込まれても困るw
ネタ度が高かったりするならいいが
普通に付けた名前とかさらされても、その・・・どうすりゃいいんだ?
308名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 00:28:43 ID:wg8HYUa9
後から「おまえらそのPTの設定使ってSS書け」でおk
1つでも投下されたら万々歳。
309名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 00:40:53 ID:AgxcgMLC
推理小説の探偵の名前ばっかり付けてるからなぁ・・・
310名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 07:21:44 ID:e7xDZ2yn
キャラ名はURー14Nとかつけてるよ

ところでPTの女性陣に婦人服上下を強制させられて
セレスティア♂にロックオンされるヒューマン♂が浮かんだんだけど、どうしよう?
311名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 07:41:55 ID:cwgwqXKp
バハ子「ぶち殺すぞヒューマン」
312名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 08:03:17 ID:Vo5XYUR8
ヒュム子「化け物風情がよい度胸だ」
313名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 08:11:35 ID:DjixXuys
>>310
どこぞのマスターオブネクロノミコン想像して余裕でした

存分にやれ
314名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 15:21:47 ID:cwgwqXKp
鬼斬で真っ二つになるおにゃのこたち・・・
315名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 21:17:21 ID:eCrzPl+X
服だけ真っ二つなら大歓迎
316名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 21:47:28 ID:mqaQHAyz
またつまらぬものを斬ってしまった
317名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 00:25:40 ID:R2R7KC/j
そんな感じで装備してる武器や防具が廃品になる攻撃がなくて本当によかった。
エロパロ的にはあったほうが嬉しいけど。
318名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 08:54:49 ID:BbzW6IYJ
ならばエロパロでは有りなんだろう
319名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 09:39:43 ID:QKCnT7B8
ディレモアとかあんなのチートすぎる・・・
320名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 09:51:27 ID:2t5/1H+T
ラグナロク(防御強化)かけて毎ターン魔法障壁張りつつ、誰か死んだらラグナロクで復活&MP補給しながら
侍がダスルドムかけまくり僧侶(超経由済み)と司祭(同じく)がMP切れるまでサイコプロクかけまくったら
後はただの集団レイプでした

ディモレアみたいな自信満々の奴をプライド粉々になるまで延々輪姦しまくって
泣きながら許しを請うまで追い詰めたい
321ディモレア:2008/07/23(水) 11:52:56 ID:GCgkdRr1
ラグナロクさえなければ…
くやしいっ!でも感じちゃう!!

ビクンビクン
322名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 15:14:16 ID:x8NTXfiW
そういえばドワーフって尻尾あるのだろうか?
あったら掴むと感じたり力抜けたりするのだろうか?
323名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:26:07 ID:t7iSwm+l
イラストをよく見るとあるからあるよ
324名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:34:07 ID:9wy/51+K
ドワーフの尻尾しゃぶりたい
325名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:42:13 ID:0X9FLy/j
少しでも職人さんのボルテージを上げれればと思います
うちのわっちはとても優等生なのでおしゃぶり上手ですよ
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org7247.jpg.html

326名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 19:31:22 ID:mCySagfD
もはや死語だけど、100万回保存した
327名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 01:48:59 ID:YJgEo4xG
最近は絵も盛んでいい流れだなぁ
>>325
制服と髪型にこだわりを感じたぜ、あと猫の舌って気持ちいいよね
328名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 12:01:45 ID:VBNhwOXA
マジレスすると猫の舌でこのスピードで舐められたら気持ち良いどころか痛みで悶絶するぞw
329名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 12:18:03 ID:jWJvYAOh
サイコプロトでおk
330アトガキモドキ:2008/07/24(木) 12:54:18 ID:j+FRly3k
>>325さん
それでSSを書けと言うんですねわかります
さて、青フェル♀のシチュは既に妄想済みですが、
男優を誰に任せたものか・・・
331名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 13:07:03 ID:74m7RHzQ
じゃあ、猫耳大好きマクスターでw
332名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 14:04:49 ID:jWJvYAOh
番長の座を下りたマクスターが
新しいモノを探しにランツレートに潜入するんですね
333名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 14:22:06 ID:j+FRly3k
フェラされてるのも青服だぞ
334アトガキモドキ:2008/07/24(木) 14:28:29 ID:j+FRly3k
あれ名前と書き込みがヒギャア

御見苦しい場面失礼
会長だとヌコヌコいって使い難いので
汎用で誰かお願いします
335名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 15:43:47 ID:loOpFTi6
ヒュム男で
普通すぎるけど
336名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 15:49:48 ID:cyOqQhfK
発情期ですね、わかります
337名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 16:24:03 ID:zeE7VHyN
ああ^〜
またしてもヒューマン♂以外全部女の子のパーティーになるぅ〜
338名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 20:29:54 ID:eJeu7Ixf
>>337あるあるwwwwww
339名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 20:38:40 ID:OVmLpil/
一方、マッパーである“俺”のパーティは6人全てが女性であった。
340名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 20:43:18 ID:AQ9WLcBY
>>339
召喚モンスター乙
341名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 20:50:43 ID:jWJvYAOh
俺は1人も男を入学させてないが
342名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 20:54:48 ID:AQ9WLcBY
じょ、女子高……だと
343名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 20:57:18 ID:eJeu7Ixf
    マ ッ パー
>>339真 っ 裸……だと……?
344名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 22:27:27 ID:DGr68QL7
先日買ってきたので早速

バハ子戦士
ヒュー男戦士
♀猫侍
クラ子盗賊
ディア子魔術師
セレス♀僧侶

ではじめたぜ
相性最悪だけど気にしないぜ!
345名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 22:28:07 ID:xK6ZWTVQ
女子高なら男は先生だけですね、わかります。

ちょっと教員募集ないか探してくる
346名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:16:38 ID:kMcoYm0B
セレス♀神女
フェル♀侍
フェル♀く
妖精♀魔
ノーム♀魔
セレス♀司


神女のセレスたんの転科を考えている今日この頃
だって装備できる武器が少ないんですもの(´・ω・`)
戦士にでもしようかしらん
347名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:19:42 ID:QH7VgUpG
余りにも突出したところのない平均的能力のため前衛職として行き詰まりを感じて落ち込んでいるヒュム男を
「発情期などではない!これはお前が好きだからだ!」ってクール系先輩のフェル侍♀が押し倒しちゃうとこまで想像した
348名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:25:36 ID:7CV1VuNQ
エルフ♂君主(女装)
クラ♀くの
フェル♀侍
バハ♀神女
ノーム♀超
セレ♀錬金

うん、女子校なんだすまない
バレるとヤバいってスリルみたいな物を感じてほしいと思ってる
349名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 10:04:44 ID:xImI/UYx
どんな理由があろうとも女装してる時点で吐き気がするほど嫌いな俺
お前らそれでも男かと
350名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 12:22:41 ID:Ef6eIMgf
だってしょうがないじゃん。女装しないと歩くたびダメージ受けるし。(猫侍♂)
351名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 12:34:55 ID:2yDMSpvS
♂声のドワーフ♀は女装と言うことにして納得している
352名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 12:47:31 ID:niRyFVLp
逞しい想像力だな
353名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 14:03:37 ID:hd/RMEat
じゃああえてドワーフはもともと低い声の種族か
ドワーフ♀が男装(ドワーフ♂)してて♂声に慣れてしまった(♀声に戻らなくなった)とか
354名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 17:11:12 ID:FV/uZ0RW
>>351
奇遇だ。ウチのドワ♀も女装した♂なんだ

さて、クリアしたからそろそろ青服で第2パーティー作らないと
次の女装キャラ枠は種族と設定をどうしようかな
355名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 17:54:23 ID:kMcoYm0B
レベル上げ面倒じゃね?
経験値も金もなかなか貰えん
356名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 20:40:43 ID:3tRTvKow
>>355
序盤の内は結構苦しいよね。
マニアにすれば結構楽になるよ。
敵も少し強くなるけど。
・・・でも、なんでここで聞くの?
357名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:37:42 ID:r0jYpA7f
>>356
まぁ、まったりいこうぜ
しかし、うちのパーティーがここに感化されて百合色だ
青服の転校生♂でもいれて楽園でも築くか…
358アトガキモドキ:2008/07/26(土) 00:14:20 ID:FNSqbGvb
>>347さん、そのネタ頂きます。
パクリ?いえいえ、インスパイアd(ry

ティラの娘が倒せない今日この頃、我が校の盗賊共を悩んだ挙句転科させる俺外道
なぜかあの子にだけ勝てないのです。おかげでLVageに忙しくて(言い訳乙
倒したら絶対ネタにしてやる・・・本業SSの方は少々お待ちを
代わりと言っては何ですが、パーティーの内輪ネタを。妄想全開、変質者注意です
359アトガキモドキ:2008/07/26(土) 00:30:47 ID:FNSqbGvb
ヒュム子:後衛:魔術士→超術士
「あ、キセル取らないんだ?やーん、渋キメでカッコイイ〜!」
フェル男:前衛:盗賊→侍(鬼切一刀流)
「うっせーな。コイツは気に入ってんだよ」
バハ子:前衛:戦士→侍(日本刀二刀流)
「クラ坊〜!このこの、相変わらず可愛い奴め〜!」
クラ男:前衛:盗賊→狩人
「わ、ちょ、バハ姉、苦しい・・・っ」
ディア男:後衛:魔術士→司祭
「ノム子・・・ハートのお守り、意外と似合ってるぞ」
ノム子:後衛:僧侶→召喚士
「そう・・・ありがと」


・・・・・・もちろん妄想優先ですよ?(蹴
盗賊技能+のおかげで宝箱には困りません
どうでもいいけどポット系の敵がカップ麺に見えてしまう俺って
360桐漱:2008/07/26(土) 01:15:23 ID:7yn+hVd1
 やぁ、暫くぶりだね。え? 待ってない? まぁいいよ。貶されているのは慣れている。そう、あれは最近の事だ……。え? 別にいい? 聞きたくない? それもそうだね。本題に入ろうか。
 本題というのは小説の投下なんだよ。というのも実はまだ小説は出来てないんだ。でもなんか長くなりそうで携帯のメモ帳が埋め尽くさんばかりなんだよ。(まぁ他のネタやら何やらメモしてあるから仕方ないんだけど)だから前半部分を投稿する。コレばっかりは譲らない。
 では竜男×ノ女です。名前はオリジナルでスマナイ。投下開始。
361無題。(バハムーン×ノーム):2008/07/26(土) 01:17:05 ID:7yn+hVd1
ある晴れた日の午後の事。
「りゅう! リリー!」
 辺りを見回していたバハムーンの男が見かけた自分の仲間である二人組に聞く。
「む。どうしたレウス」
「一体、何?(せっかく今良いところだったのに……)」
 片方は男も見知ったいつも通りのむっつり顔である。しかし、猫耳が生えているせいでイマイチ迫力がでない。(本人自身も悩んでいるらしい)。
 もう片方は見て分かるほど不機嫌な顔をしている。角が生えているせいで睨み付けると迫力が猫男の倍はある。
「すまんな。悪いがアイを知らないか? 昨日の午後解散した後から見てないんだ」
 男――レウスはやや焦ったような口調で話す。
「? アイなら」
 スパンと一発、リリーの『超反応ナイススイング平手打ち』を後頭部に受けて台詞を中断したりゅう。りゅうの腕を引っ張りレウスから離れると、レウスに聞こえないよう声のトーンを落としてりゅうを叱咤する。
(馬鹿! 何で言おうとすんの!?)
(む? 何でって……)
(ったく……兎に角黙ってる! いい!?)
(りょ、了解した)
362無題(バハムーン×ノーム):2008/07/26(土) 01:20:54 ID:7yn+hVd1
 ちなみに、レウスに聞こえないように話しているので勿論聞こえていない。会話が終わり、不思議そうな顔をしているレウスのいる場所へと戻るりゅうとリリー。
「ごめんね、突然。えーとアイなら知らないわ。ね? りゅう」
「う、うむ」
「そうか……。デート中、悪かったな」
レウスは釈然としなかったが急いでいるのだろう、駆け足でその場を去る。
「あ、いや、レウス!? 私達そんなんじゃないだからね!?」
 そんな叫びが聞こえたような気がするが、レウスは無視して次の場所へと走りつづけた。
 
 レウスは様々な場所を走り回った。
 学生寮、購買部、実験室、図書室、保健室、校庭、中庭……。果ては職員室や校長室まで探した。
 しかし、行く場所行く場所「知らない」「分からない」しか言われない。唯一気になることはすれ違う人の殆どがニヤニヤしたような顔をしていた。
 サラやユーノ先生に至っては羨望の眼差しを向けてくる始末である。
 だが恐らく、恋人であるアイを探している行為を茶化しているものだと思いレウスは気にもとめなかった。
363無題(バハムーン×ノーム):2008/07/26(土) 01:23:48 ID:7yn+hVd1
 とうとうアテがなくなったレウスは壁に手を当て、考え込む。
(どこだ……? 何処にいるんだ?)
 徐々にレウスは不安になってきた。日々命を賭して共に戦う友人でもあり、仲間でもあり、何より大事な恋人だ。
 迷宮に行ったのかもしれないと思い、一旦部屋に戻ろうとし、俯いていた顔を上げる。
「ん?」
 その時、彼は気付いた。玄関近くの廊下にあるバハムーンである彼でも全体を移す巨大な鏡。そこに映っている自分。の胴体に後ろから回された見慣れた腕に。
 腕を掴む。ビクリと一瞬反応するがそれ以降ピクリとも動かない。頭を後ろに向ける。これでは見えない。頭を戻し、上半身を捻る。胸より上の部分を更に捻る。
 いた。
 たまに彼女の体が依代――人形であることを忘れてしまいそうな彼女、アイはそこにいた。いつもと変わらぬ表情でこちらを見上げながら。
「……いつからそこにいた?」
「―――昨日の、午後から」
「ずっとそうやってか?」
「―――これは――さっき―――りゅうと、リリーに会う――少し、前から」
 ノームである彼女は浮くことができる。更にバハムーンである彼はやや鈍いので抱きつかれたことに全く気づけなかった。
 レウスは頭を抑えながら質問する。
「風呂は?」
「―――貴方が――あがってから――――入れ替わりに」
「……寝るときは?」
「―――――ポッ」
「いやポッ、じゃねぇーー!」
364無題(バハムーン×ノーム):2008/07/26(土) 01:28:27 ID:7yn+hVd1
 今日はここまでだ。本当はもっとあるんだけど区切りが悪くなるから、止めといたよ。明日辺りにでも続きを投下する。
 
>>アトガキモドキさん
いいパーティーですね〜。GJです。
365名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 20:24:52 ID:pJm9PRIE
>>360
後半も期待している
けど
書きあがってないことをわざわざ主張したり言い訳したり、一人芝居みたいなことを書いたりするのは反感を買うこともあるよ
>まぁいいよ。貶されているのは慣れている
こことか、だれも貶してなんかいないし、失礼だけどなんか不快になる

「ROMの癖に偉そうなこといってんじゃねえよ」って思うかもしれないけど、これも期待してるからだと思ってほしいな
366名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 21:05:11 ID:Bp3qA3y0
偉そうかもしれんが自分を卑下せず自信を持つといいよ!
367名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 00:39:48 ID:kQqo/VAb
お絵かき掲示板等でもマナーとしてあるが
「下手ですが」とか「お目汚しすいません」とか書かない方がいい

どんなコメントが付くか不安なのは分かるが
投下する時は自信を持って投下するんだ
368桐漱:2008/07/27(日) 01:31:58 ID:2FHKlCDW
 了解した。自虐的になったのはちょっと異性関係で言葉のナイフで抉られてばかりで……。俺が言うのもなんだけど誰か癒しをくれぇええ!(泣)
 立ち上がり様の小説投下。一つだけ言いたい。誰かノーム娘を下さい。そーいえば何で俺の携帯は絵が見れないのか? と思う今日この頃。ではどうぞ。
369無題(バハムーン×ノーム):2008/07/27(日) 01:33:39 ID:2FHKlCDW
――学生寮のとある部屋
 同居人のヒューマンであるビューには暫く部屋を空けてもらうことにした。事情を話すとビューはビックリしたような顔をする。
「レウス、君が女の子を連れ込んでくる、とはね……。驚いたよ。ところで脱衣場に彼女らしき髪があるんだけど、まさか僕がいない間に彼女を襲」「誰が襲うかぁああ!」
 話の途中だが有無を言わさず彼はビューを廊下の向こう側までぶっ飛ばした。
 部屋に招き入れて誰も入らないようにドアと窓の鍵を閉め、カーテンをかける。向こう側の椅子にアイを座らせ、自分も座ると質問を再開する。
「何であんなことした?」
「―――一緒にいたかった、から」
「一緒にいたかったら言ってくれればいてやる。今までもそうだったろ?」
「―――だって……。いつも――寝る、時は―――別々の――部屋、だから――――レウスは、私のこと―――嫌い?」
「んなわけねぇだろうが!」
 ドン! と机を叩き身を乗り出す。
「―――じゃあ――何、で?」
「それは……!」
 ガラス玉のような瞳(実際ガラス玉なのかもしれない)に見つめられ、その妙な威圧感の前にレウスは、何も言うことができなかった。
370無題(バハムーン×ノーム):2008/07/27(日) 01:34:34 ID:2FHKlCDW
「―――帰る」
 暫くそうしていた後、アイはカタリと椅子から降りた。レウスが後を追おうとして、椅子から立ち上がろうとする。ガタリと音を立てた瞬間、
「来ないで!」
 普段の彼女とは明らかに違う明確な意思表示にレウスはそれ以上動けなかった。
 アイはこちらを振り向く。その目からは出ないはずの涙が一筋流れていた。
「―――貴方に、告白して――貴方が好きだと、言ってくれて――凄く――――嬉しかった」
 俯き、絞り出すようにして喋るアイ。
「―――いつも――足手まといの――私を、ノームである私を―――好きだと、言って、くれて―――とても―――幸せだった」
 その姿は実に、
「―――私達ノームは――他の種族に、比べて――生命力が――非常に、弱いから――昔からよく、虐められていた」
儚くて、
「―――だから、こんな私でも―――頼りにしてくれる人が、いるのは――嬉しかった」
今にも消えてしまいそうで、
「――でも、本当は私の事――好き、じゃないんだよね? 貴方は――凄く、優しいから」
弱々しくて、それでも――
「――ゴメンなさい。―――貴方の優しさにつけ込んで。――ゴメンなさい。―――貴方を縛ってしまって。―……でもこれで自由にするから」
それでも――
「―――だから、別れよう?」
――何よりも、美しかった。
371無題(バハムーン×ノーム):2008/07/27(日) 01:36:14 ID:2FHKlCDW
 そう言われた瞬間、レウスは体が勝手に動いていた。
 椅子から立ち上がったままの状態から一気に彼女の元まで詰め寄り、堅い床に押し倒す。
 彼女とはキスができる程の間隔しかなかった。だが彼女は目を合わせようとしない。
「……勝手なことばかり言いやがって」
 彼の声には怒気が含まれていた。
「お前を初めて見た時は正直言えばな、そこら辺のノームと大して変わんねーから気にもとめなかった。
 パーティーを組んだ時も似たような感じだ」
その言葉に彼女は更に顔を曇らせる。
「だがな、お前と組んで一週間程した時、知らない間に目で追っていた。
 迷宮にいる間、お前が何処にいるか探した。
モンスターを倒した時、お前が無事か確認した。
 鑑定している時、いつもと変わらねぇ真面目な顔をしているのにずっと見ていた。
 鑑定するのが怖くなったとか言って、どことなく暗い顔をしているからスゴく心配した。
 強くなったと感じた時のお前の笑顔、誰も見てないと思ったのか無邪気に笑っていたろ? ヤバいぐらい可愛かった。
 モンスターの攻撃食らって大怪我した時は俺はもう頭の中が真っ白になった。お前が無事だ、って知った時、俺は『あぁ、こいつの事が好きなんだな』って改めて思ったさ」
372無題(バハムーン×ノーム):2008/07/27(日) 01:37:10 ID:2FHKlCDW
 彼女は話の中程から信じられないといったような顔だった。しかし、まだ目を合わせようとしない。
「そこからはもう泥沼にハマったようにお前の事を想っていた。
 お前から中庭にお前に呼び出されて告白されて、ほぼ条件反射みたいに返事しちまったから、うまくいきすぎたて夢じゃないかと思った。でも夢じゃない、現実なんだと気付いた。
 そして俺は俺自身と天に誓った。『絶対大事にする』と。『絶対護ってやる』と」
 言葉に含まれていた怒気も徐々に優しいモノになってきた。しかし、それでも彼女は目を合わせようとしない。
「なのにお前ときたら、二人きりになるとスグ抱きついてくるか、腕の中に入り込もうとするし、部屋に入れば制服を脱いでシャツのまま寄り添ってくる。
 廊下歩く時でさえ、手を繋ぐか袖を引っ張るかだ。……何が言いたいか分かるか?」
 彼女はゆっくりと口を開く。
「―――やっぱり、迷惑」「んなワケあるか馬鹿野郎」
 彼女の言葉を遮る彼の声に、え? と呟いて彼を見る。
 レウスは笑っていた。その笑顔でアイは見つめ合ったまま、真っ赤になった。レウスは「やっと見たな」とぼやき、また喋り出す。
373無題(バハムーン×ノーム):2008/07/27(日) 01:42:16 ID:2FHKlCDW
 今日はここまで。最近青服バハムーン娘に萌えだした。彼女に合うのは誰かな〜と妄想している。
 今のところ一番有力候補なのはどことなくSっぽい青服ヒューマンか黒服クラッズ。皆さんは誰が会うと思いますか?
 ではまた会いましょう。
374名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 12:27:23 ID:yK5C6T3W
青服ヒューマン♂はM寄りの巻き込まれ型主人公ぽい
375名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:58:20 ID:bASjBIL1
>>374
エストレッタ「私のために変装セットを取って来て頂けますわよね?YESかハイで答えください」
で紅茶飲んでレベルが下がるんだな。わかります
376名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 17:38:43 ID:JzTM482j
>>375
緋袴の似合う相方がいないぜ
青ヒュム子に髪を染めてもらうか?
377名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 20:47:10 ID:kQqo/VAb
>>375
それをやられるのは青バハ夫だぜ
ゲーム中に使われてないグラだとブレザーで腕まくりしてるからよく似てる
得物も大剣だしなw
378名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 08:03:10 ID:k3RhlGfL
マシュレニア・ゼイフェアで入学できないのはおかしい
379名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 10:19:32 ID:QmO6tPtj
マシュレニアには実は生徒は「一人も」いない説
380名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 16:03:10 ID:QTLk66Yq
ババアが一人
381名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 17:41:42 ID:5cW3fJIR
ニーナ校長がマシュレニアに居るのが
382名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 17:52:00 ID:FWJonY7O
君主「エストレッタがヴィーマ校長に化けていたのであって、
    よもやその「はんたい」ではあるまいな?」
エストレッタ「ふふふふふ、なにをおっしゃるかと思えば王子サマ
         そんなものはどちらでも 同 じ ではありませんこと?」
383名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 18:02:52 ID:2KCXheXI
君主「ばばぁに用はない、失せろ」
ヴィーマ「最初は皆さんそうおっしゃいますわ」

一時間後

君主「プリーズ!プリーズロールマイサン!」
384名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 20:39:50 ID:AZ8ygrBi
くそう。もふ子陵辱のトルゥーエンドはまだなのか
歪められてない本当の歴史を渇望するぜ
385名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 01:06:48 ID:3VEgqJB3
神々に影響されて俺も自分のパーティから妄想膨らませて書いてみたが、投下していいものかどうか…
今投下するとせっかくのバハムンXノム子ぶった切ってしまうから、もう少し待った方がよさげかな
386名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 02:03:32 ID:gBBi7eaS
>>385
いますぐ とうか しろ
387名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 16:27:44 ID:SnhQyyXS
同人でないかなー、なかなかネタは豊富だよね
問題は知名度と名前かね…
さて、サイト巡回するか
388名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 18:41:27 ID:/jaT8THd
>>387
見つかったら報告ヨロ
389名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 23:47:28 ID:3VEgqJB3
せっかく投下するならと推敲だの加筆だのしたらやたら長くなっちまった
そのせいで肝心の場面が相対的に短く…orz
しかしテンションが足りずに激走大逃亡が使えなかったんで、頑張って投下するぜ

あ、若干出血表現あるので、苦手な人はごめんなさい
390名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 23:50:37 ID:3VEgqJB3
元々余り者同士で組まれたパーティ。しかし、今では同級生の誰よりも早くカリキュラムを終了させ、既に迷宮探索にまで到達していた。
共に過ごし、戦い、笑いあい、助け合い、幾度となく訪れた危機を何度も乗り切った彼らのパーティは、既に学園一とも言われるほどの息の合ったパーティだった。
が、息が合う、というのと馬が合う、というのは違うものである。誰がどう見ても、最高のパーティだと思われてはいたが。
「だぁかぁらぁ、そういう考えが甘いってんだよね!わかる!?」
迷宮入り口付近に、フェアリーの甲高い声が響き渡る。
「相手に敵意がなかった!?だから逃がす!?冗談じゃない!あたし達だから怖がってただけで、他の奴等には十分な脅威でしょ!?」
「ですが、こちらを恐れて逃げようとしている相手を倒すなんて、あまりに非道です!」
フェアリーに負けず、セレスティアが激しく言い返す。
「非道?はっ!たかがモンスター相手に、人道なんてあるの!?相手がそれを守らないのに、こっちが守ってやる義理がどこにあるってのよ!」
「相手にそれがないからといって、こちらも非道な行いをしていいということはありません!普段の行動から、そういうことは正しくあるよう心がけるべきなんです!」
「正しい!?じゃ、あたしの意見はどうなのさ!?あの逃がしてやったモンスターが、他の奴等襲ったら…!」
「水掛け論ですね。あなた達の議論は、永遠に平行線だと思われます。」
ノームが、さらに激しさを増す二人に向かって静かに声をかける。
「ですが、僕もセレスティアさんの意見に賛成です。もっとも、その理由は違いますが。」
「へ〜。じゃあ何?嫌いな奴が殺されたらいいなーって思ってるから賛成?それだったら頷けるなー。」
一瞬、ノームの顔が曇ったように見えた。が、元々無表情なノームのこと。ふとしたときに暗く見えたり明るく見えたりするのはいつものことだった。
「いえ。あの相手であれば、戦いを避けることによってこちらにも利益があります。こちらも無傷では済まないであろう相手であれば、無闇に戦いを仕掛け…」
「はーいはいはい。御託はいいって。どうせあんただって善人思考なんだから、全面的にセレスティアと同じ意見だって、はっきり言ったらどう?」
唯一、フェアリーの性格が悪かったのだ。特に、後衛であるノームとセレスティアの二人が善人であったため、その相性は最悪である。
これでも、だいぶ打ち解けてはいるのだ。しかしだからといって、善の性格を持つ生徒と悪の性格を持つ生徒の溝を埋めることは出来ない。
391名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 23:53:25 ID:3VEgqJB3
「もう、それぐらいにしとけよな。終わったことをいつまでもグダグダ言ったって、しょうがないだろ?」
たまらず、ドワーフが口を挟む。が、それによってフェアリーのターゲットがそちらに向かう。
「終わったことねえ?あの時殺してたら、それで終わりだっただろうけど。今頃あたし達が逃がしたモンスターが、他の奴等襲ってるかもしれないのに、終わったことって言えるの?」
「私は…別に、そういう意味で言ったんじゃなくて…。」
「だろうねー。どうせ考えの足りないドワーフの言うことだから、その程度だろうね。」
「何だとぉ!?お前、いっつもいっつも…!」
「もうよせって。その話題は、それで終わりにしとけよ。」
フェアリーに殴りかかろうとするドワーフの肩を、フェルパーがしっかりと抑える。それをいいことに、フェアリーがドワーフに向かって舌を出すものだから、ドワーフは余計に暴れだす。
「ああもう…!」
「もー。フェアリー、ドワーフからかうのやめなってばあ。ボク達、もう学園でも結構上のパーティなんだしさ。みっともないよ。」
クラッズが、その小さい体でフェアリーとドワーフの間に割って入る。
「ふん。ま、確かに見た目気にするんなら、やめた方がいいかもね。」
「それだけじゃなくってさ。後輩とかボク達のこと見て学ぶ人達だっているんだから。あまり変なことしてられないよ。」
憎まれ口と悪態と皮肉の塊であるこのフェアリーも、盗賊仲間であるクラッズの言うことは比較的素直に聞いていた。
フェルパーとも本来相性は悪くないのだが、恥ずかしがり屋のこの種族が、最近ドワーフといい感じになっているので、からかい甲斐のある相手という認識になってしまっている。そんなわけで、相性が本当に良いといえるのは中立的なクラッズただ一人であった。
「まったく…あんたって、ほんとこのパーティにヒビ入れてるよね。」
フェルパーに抑えられたドワーフが、精一杯の悪態を吐く。普段なら、それに対して皮肉の十や二十を返す彼女の表情が、グッと引きつった。
「……え?」
「………悪かったね、お邪魔虫でさっ!」
吐き捨てるように言い、凄まじい勢いで飛び去るフェアリー。まさかそこまで気にすると思ってなかったドワーフは、唖然としてその後姿を見送る。
「どうやら、彼女は彼女なりにそれを気にしていたようですね。あなたの発言で、相当に傷ついたと思われます。」
ノームが、極めて無表情に追い討ちを入れる。
「だって…私、別にそんなつもりじゃ………どうしよぉ…。」
耳も尻尾も力なく垂らし、泣きそうな顔になるドワーフ。それをフェルパーが必死でなだめる。
「クラッズさん、すみませんがフェアリーさんの様子を見てきてもらえませんか?本来ならわたくし達も行くべきなのでしょうけど、顔を合わせたらまた喧嘩になってしまいそうで…。」
「いいっていいって。フェアリーはボクが何とかするから、そこのドワっ子何とかしてあげなよ。」
392名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 23:56:36 ID:3VEgqJB3
困り顔のセレスティア達を残し、クラッズはフェアリーの後を追った。どうやら寮の自分の部屋に行ったようだが、ノックしても返事がない。
「フェアリー、いる?ボクだよ、開けてくれない?」
声をかけると、バンッ!と何かがドアに当たる音がした。たぶん、枕か何かをドアに投げつけたのだろう。クラッズは小さくため息をつき、もう一度ドアを叩く。
「話、したいんだけど。ダメかなあ?」
「………帰れ。あたしは話すことなんかない。」
不機嫌そうな声。これはしばらくそっとしておいた方がいいと判断し、クラッズはドアの前を離れた。それでも離れきれず、もう一度ドアに向かって声をかける。
「あのさ…ドワーフはああ言ったけど、弾みだからさ。許してあげてよ。」
「………思ってなきゃ、出ないでしょ…。普段からさ…。」
「でも、本気で思ってたら、もうこのパーティなくなってるって。ボクは、フェルパーもドワーフもノームもセレスティアも、もちろん君も、すごく大切だと思ってるよ。」
「…………。」
「それはみんなも同じだと思う。そりゃ、少しぐらい喧嘩だってあると思うよ。いくら仲のいい友達だって喧嘩するんだから。だけどさ…この程度で壊れちゃうようなパーティじゃないって、ボクは信じてるよ。」
返事はない。
「とりあえず、ボク達荷物の鑑定したあと、ご飯食べるからさ。君も気が向いたら来なよ。」
それだけ言うと、クラッズはまた仲間の下へと戻った。

荷物の鑑定を済ませ、学食で夕飯を食べているときも、フェアリーは姿を見せなかった。
「私が、余計なこと言ったから…。」
ドワーフはかなり気に病んでいるらしいが、テーブルに並ぶてんこ盛りのご飯の前では説得力に欠ける。
「ドワーフさんだけのせいじゃないですよ。わたくしも、必要以上に言い争ってしまいましたし…。」
「明日、会ったらちゃんと謝ればいいよ。あのフェアリーのことだから、また憎まれ口の一つもあるだろうけど。」
フェルパーはそこまで重大に考えていないらしく、焼き魚を実においしそうに頬張っている。
「でもさ、かな〜り気にしてるみたいだったから…逆に、あんまり触れないほうがいいかも。」
「しかし、過ちは償わねばなりません。言ったことを取り消すことが出来ない以上、きちんと謝るのが筋だと思います。」
相変わらず理論的なノーム。人形を依代としているため、唯一何も食べていない。が、気分の問題のため、一応水だけ置いてある。
「とりあえずさ、今日のところはそっとしておいてあげようよ。あんまり刺激しても、いいことないと思うしさ。」
「そうですね。明日の朝にでも、しっかり謝りましょう。ね、ドワーフさん。」
「うん…。」
「んじゃ、今日はさっさと飯食って、早く寝よう。鑑定結果聞いたら、きっとあいつだって元気になるだろうし。」
その後、食事を終えた彼等はそれぞれの部屋に戻った。
クラッズはどうしてもフェアリーのことが気になり、寝るわけでもなくベッドをゴロゴロしていた。
393名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 23:59:32 ID:3VEgqJB3
ふと、何かの気配を感じて窓の外を見る。暗くて見えにくいが、誰かが校舎の方に歩いて…というより、飛んで行く。見間違いでなければ、どうもフェアリーのようだったが…。
クラッズは何となく胸騒ぎを感じ、服を着替えるとすぐにその後を追った。校舎の中に入ると、その姿は見えない。しかし盗賊の勘を働かせ、その気配を探る。どうやら、校長室の方に向かっているらしい。校長室といえば、催眠術で…。
「まさか…!」
それに思い当たると、クラッズは大慌てで校長室に向かった。途中、ライナ先生に走るなといわれた気がするが、そんなの聞いてはいられない。
校長室の前に着くと、中から話し声が聞こえてきた。
「では、本当にいいのだね?」
「いいって言ってるじゃないですか。早くやってください。」
その声は、紛れもなくフェアリーのものだ。
「ちょおっと待ったぁー!」
クラッズはノックもせずに校長室に飛び込んだ。フェアリーは驚いたようにクラッズを見たが、ファインマン校長はまるでわかっていたかのように微動だにしなかった。
「どうやら、お友達のようですね。」
「クラッズ!?どうしてあんた…!」
「あ、ファインマン先生。ノックもしないで入ったのはお詫びします。でも、その…」
喋ろうとするクラッズを、ファインマン校長はそっと手で制した。
「ただのお友達ではなく、パーティの仲間でしたね?パーティの方の承諾なしに、勝手に催眠術を使うわけにはいきません。フェアリーさん、今日のところはお引き取りください。」
「ちょっ…だって、あたしは別にいいって…!」
「よくないって!フェアリー、くノ一目指してるんでしょ!?性格変えちゃ、くノ一なれないんだよ!?」
「………。」
フェアリーは答えない。が、きゅっと結んだ口からは何を考えているか、容易にうかがい知れる。
「とりあえず、ちゃんと話そ?ね?…校長先生、夜中に失礼しました。」
「いいえ。何かあれば、いつでもいらっしゃい。」
それっきり、貝みたいに黙り込んだフェアリーを連れて、クラッズは部屋に戻った。
394名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:01:24 ID:3VEgqJB3
ベッドに座ったまま、お互い何も喋らない。というより、クラッズは何を話していいかわからない。かといって、何も喋らないのはあまりに気まずい。
「えと…さ。ドワーフが言ったこと、そんなに気にしてたの?」
「……なんで、性格変えさせてくれなかったの。」
不貞腐れたような声。でも、その中に微かではあるが、嗚咽が混じっているようだった。
「だって、くノ一になるって…」
「あたしが性格変えれば、全部丸く収まるじゃない!セレスティアとかノームとあんなに衝突することだってないしさ!その方がずっとパーティ全体の利益になるでしょ!違う!?違わないでしょ!?」
涙を浮かべながら叫ぶフェアリー。その姿に、クラッズの胸が痛む。いくら性格が悪いとはいえ、彼女は彼女でパーティのことは真剣に考えていたのだ。
「…いや…違う、違うよ。」
「何が違うの!?こんな性格悪い奴と一緒にいてさ、みんな楽しいわけないよ!だったら、いっそあたしが性格変えるか、抜けた方が…!」
「そんなの、ボクは嫌だよ!!」
突然の大声に、フェアリーはビクッとして言葉を止めた。
「それに、そうじゃないんだよ!パーティって、みんなで作ってくものでしょ!?いくらパーティ全体がよくなるからって、君が無理矢理変えられちゃうとか、夢を諦めるとか、そんなの絶対やだよ!それに…ボクは、君がくノ一になるの、楽しみにしてるんだから!」
フェアリーは拳を硬く握り締め、じっとうつむいている。
「喧嘩だっていっぱいしたけど、ボク達うまくやってきたじゃない。だから…さ、そんなこと考えないでよ。君は君のままだから、いいんじゃない。」
「………ふん…傷ついた女は落としやすいとか、誰かに聞いたの…?ずいぶん…あんたに似合わない、臭い台詞吐いてさ…。」
いつもの憎まれ口。だが、その声は震えていた。
「本心だよ。口に出すの、恥ずかしいけどさ。」
「はっ…それが本心だっての?ずいぶんとまあ……お優…しい……えっく…。」
フェアリーの目に、見る間に涙が溢れてくる。その涙を、クラッズはそっと拭ってやる。
「無理しないでいいよ。みんなだって、君の事大切に思ってるよ。ドワーフなんて、あれからずっと落ち込んじゃってるぐらいだし。」
「…ふん……いい気味…。」
「そう言わないの。大切な仲間なんだから、ね?」
「そう……だね…。」
395名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:04:32 ID:3VEgqJB3
突然、フェアリーはクラッズに飛び掛った。予想だにしない行動に、クラッズはそのまま押し倒されてしまう。
「な、何?何!?」
「ふふん…あんた、いい奴だしさ。こんなに親身になってくれた奴、初めてだし。お礼でもしよっかなーってさ。」
「お、押し倒すのがお礼!?どんなお礼だよ!?」
「そうじゃなくって、こういうのを…ね。」
フェアリーはクラッズに馬乗りになると、強引に唇を重ねた。小さい舌が、クラッズの固まった舌にそっと絡まる。そういうことにまったく無縁だったクラッズは、ついフェアリーの体を押し戻してしまう。
「ぷはっ!フェ、フェアリー、まずいって!こんな…!」
「どーせあんただって男なんだし、嫌じゃないでしょ?」
「いや、それとこれとは…」
「こんなのとか、どう?」
フェアリーは素早くクラッズのズボンを脱がせると、パンツの上からクラッズのモノに自分の秘所をこすり合わせる。
「あっ!フェアリー…んあっ!ダメだって…!」
「ふっふ〜ん、可愛い声出すね〜。気に入ってもらえたかな〜?」
さすがに若いだけあって、クラッズの反応は著しい。それまでまったく目立たなかったそれは、今やパンツの上からでもはっきりわかるぐらいに屹立している。
だんだんクラッズの抵抗が弱まってくると、フェアリーはさらにパンツを脱がせた。小柄な種族のクラッズではあるが、それでもちゃんとそこは存在を主張している。
「ふーん、やっぱ体がお子様サイズなら、こっちもお子様ってとこ?」
「し、知らないよ…比べたことないし…。」
「ま、使えりゃ別にいいけどねー。」
喋りながら、そっとクラッズのものに手をかける。
「あっ!」
「へー、あんたって結構敏感なのね。じゃ、こうしたらどうなるかな?」
フェアリーは小悪魔的な笑みを浮かべると、クラッズのそれに舌を這わせた。
「うあっ!ちょっ…フェアリー、やめっ…あんっ!」
「あんた、声高いし可愛い喘ぎ方だから、レズってる気分になるね。」
言いながら、フェアリーはクラッズのものを丁寧に舐め上げる。フェアリーの舌が這うたびに、クラッズのそれはビクンと震える。
その反応に気を良くし、先端部分を口に含み、全体を手でしごいてやると、クラッズの体が跳ね上がった。
396名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:07:41 ID:3VEgqJB3
「やっ!フェアリー、もうやめっ…んああっ!これ以上したら…出ちゃうよ…!あんっ!」
「ほうへるの?あんは、ほうおー?」
「咥えたまま喋らないでっ!……も…放して…やばいって…!」
シーツを掴むクラッズの手が、ブルブル震えている。本当に限界が近いらしい。が、フェアリーはそれを見ると楽しそうな笑顔を浮かべ、一瞬口を離すと自分の右手の指をペロッと舐めた。
「やーだよ。」
止めとばかりに、フェアリーはクラッズのそれを再び含み、舌で裏筋を舐め上げ、そのまま鈴口をほじるように舐め始める。
「ああんっ!フェア…!」
さらに、フェアリーはクラッズの無防備なお尻に指を押し当てた。
「えっ!?ちょっと何して…!?うあああああ!!!」
腰を引くと指が深く入り込み、かといって腰を浮かせるとフェアリーの口にモノを押し込む形になる。クラッズは身動きすら奪われ、ひたすらに耐えるしかなかった。
が、きつく食いしばった歯の隙間から漏れる荒い息が、限界を物語っていた。
「フェアリっ…ほんとっ……もっ、ダメっ!……うああ!!!」
ビクンっ!とクラッズのモノが動き、その腰が跳ね上がる。同時に、フェアリーの口に熱いものが注ぎ込まれた。
予想以上の勢いと臭いに若干たじろいだが、そんな様子はおくびにも出さず、フェアリーはただじっとクラッズの精液を口の中に受け止めた。
やがて動きが小さくなり、何も出なくなると、フェアリーは軽くクラッズのモノを吸ってから口を離した。
「う〜…べふに、おいひくにゃいね。ネワネワふるひ。」
「ご…ごめん、フェアリー!えっと…これ、使って!」」
ハンカチを差し出されたものの、フェアリーはその手をぐっと押し返す。そして、思いっきり顔をしかめながら、ぎゅっと目を瞑る。
「ん……っく、はあ。いけた。」
「え…飲んじゃったの?」
「なぁに?あんたも飲みたかったとか?」
「いや、それは遠慮するよ!そうじゃなくって…」
「そうそう。これで終わりとか、思ってないよね〜?」
397名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:09:27 ID:G1tn+JHN
体を起こそうとしたクラッズの体を突き飛ばし、再びベッドに寝かせる。そして、既に若干湿ったパンツを脱ぎ捨てる。
「あんただけ気持ちよくなっておしまいとか、そんな都合のいい話あるわけないでしょ。」
「き、君が無理矢理やってきたんじゃない!ボクは別に…って、フェアリーちょっと待った!」
「なぁによ?せっかく盛り上がってきてるのに。」
「盛り上がるのはいいけど、その、君、経験とかあるの?」
いくら自分が小柄とはいえ、フェアリーの体格はそれをさらに下回る。見る限り、クラッズのそれがフェアリーに納まるとは到底思えない。
「ないよ。」
さらっと答えるフェアリー。
「ちょっ…それ、やばいでしょ!?ボクなんかとじゃなくって…!」
「他の男とやれって?」
「あう…そういう意味じゃ…。」
「いいの。それに、あんただからやりたいの。おわかり?」
「いやでも…!」
「ああもう!男だったら据え膳は黙って食う!それに女に恥をかかせない!」
そこまで言われると、クラッズも黙らざるを得ない。それ以上口を開く気配がないのを見て取ると、フェアリーは再びクラッズに馬乗りになり、まだ元気なモノを自分の秘所にあてがった。
「……やっぱ、ちょっと大きいかな…クラッズ、動かないでよ。」
ちょっと、なんてレベルじゃない。どう見てもサイズが違いすぎる。クラッズのそれとフェアリーの腕がいい勝負といったところなのだ。
「ねえ、フェアリー…やっぱり無理じゃ…。」
「うるさいな。黙って寝ててよ。」
フェアリー自身、少し不安そうな顔をしつつ、クラッズのモノに何度か秘所を擦り合わせる。
クラッズとしては生殺しもいいところだが、無理はさせられないのでひたすらそれに耐える。
やがて、ちょっとだけほぐれてきたらしく、フェアリーが体重をかけるとほんのわずかに侵入した。
が、途端にフェアリーは顔をしかめ、腰を浮かす。
「あっ…つつつ…!ふ…んっ…!」
痛みが消えると、フェアリーはまたグッと体重をかける。
今度はさっきより深く入り、同時にクラッズのモノに、肉を引き裂くような感触が伝わる。
「フェアリー、無理しないで。もうやめていいってば。」
「いいの…ここまでしてやめたら、あんたが…満足できない、でしょ?」
そう言うと、フェアリーは軽く目を瞑り、ハッハッと大きく息を整えた。そして次の瞬間、一気に全体重をかけた。
398名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:11:42 ID:G1tn+JHN
「うあっ!」
「痛あぁい!!!……っく…うぁ〜…!」
一気に半分ほども埋まったフェアリーの秘所から、ツツッと破瓜の血が流れ出す。しかし、どう見てもそれは破瓜だけが原因ではない。第一、その出血はかなりひどい。
「フェア…」
「う…うごくなぁ…しゃべるなぁ…!」
フェアリーは歯を食いしばり、涙を流しながら何とかその痛みに耐えている。
普段、小憎らしく感じることもある相手だが、その姿はなんともいじらしく、可愛らしく映る。それゆえに、クラッズの頭にちょっとだけいじめてやろうかという考えが浮かんだ。
ほんの僅か。注意しなければわからないぐらいに腰を動かす。途端に、フェアリーはクラッズのお腹に手をついた。
「いっ、痛っ…!うごくなってばあ…!」
「ん〜、満足させてくれるんじゃなかったの?」
「殺す気か、ばかぁ…!あとでちゃんとしてあげるから、うごかないでよぉ…。」
涙を流し、鼻をグスグス鳴らしながら言うフェアリーに、クラッズはたまらないほどの愛おしさを感じる。クラッズは腰が動かないように、ゆっくりと体を起こした。
「ごめんね。もう意地悪しないから。」
そう言い、優しくフェアリーの頭を撫でるクラッズ。が、フェアリーは涙に濡れた目でキッと睨みつけた。
「最初っからするなぁ!」
思い切りクラッズを突き飛ばすフェアリー。勢いよく倒れるクラッズ。そして上半身が倒れた分、思い切り跳ね上がる下半身。
「痛いぃ〜〜〜!!うう…あんたのせいだぁ…!」
それは違う、と声を大にして言いたかったが、フェアリーに余裕がなさそうだったので黙っていた。
「フェアリー、もう無理しないでいいってば。もう抜いた方が…」
「痛いから抜くなぁ…。いいから、じっとしててよぉ…。」
399名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:16:59 ID:G1tn+JHN
それから延々10分ほど、フェアリーはクラッズの上で荒い息をついていた。
腰の動き自体はまったくなかったが、フェアリーの中はクラッズにとって痛いほどきつく、また幾度となくぎゅうっと締め付けてきた。
また、自分のそれに伝わる血の軌跡、フェアリーの体温、そして膣内の感触すべてが激しい快感となっていたため、動くまでもなく発射寸前だった。
「ん……少しずつ、動く…。あんたは寝てて…。」
ズズッと、僅かにクラッズのモノが抜き出される。そしてまた僅かにフェアリーの中に沈みこむ。ほとんど動きらしい動きではないが、亀頭部分に感じるその感触だけで、もうクラッズは限界だった。
「フェアリー、ごめん…!もう、出そう…!」
「ええ!?せっかく慣れてきたのに……やっぱ早ろ…まあいいよ、さっさと…ん…出しちゃえ…!」
口ではそう言いつつ、むしろホッとした表情を浮かべると、フェアリーはほんのちょっとだけペースを上げた。
「あっ!んうっ!…くっ、フェアリっ!もう、出…!ああああ!!」
甲高い声で叫ぶと、クラッズはフェアリーの中に思い切り精を放った。
「熱っつ!うぅ…傷、沁みる…。」
クラッズの精液が出切って、ずっと屹立していたものが小さくなってくると、フェアリーはクラッズの体にドサッと覆いかぶさった。
「わわっ!フェアリー、大丈夫!?」
荒い息をつき、まさに精も根も尽き果てた状態のフェアリー。もしかしたらこのまま死んでしまうのではないかという不安にとらわれる。
「はぁ…はぁ…う〜、セックス気持ちよくないよ〜。」
「ボクは、その…気持ち、よかったよ。」
「………じゃ、いっか。」
フェアリーは弱々しくも、何とか笑いかける。その顔に、クラッズの胸は再び高鳴る。
「えっとさ…次は、ボクが君のこと、気持ちよくさせてあげるから……その…。」
言いかけるクラッズに、フェアリーはいつものような小悪魔的笑顔を浮かべる。
「へ〜、次もやるつもりなんだ?あたしがこんなんなってるのに?」
「えっ!?いや…その〜…。」
「嘘嘘。期待、してるよ。」
チュッと、クラッズに軽いキスをするフェアリー。
ついドギマギするクラッズだったが、フェアリーはクラッズに体を預けたまま眠ってしまった。
最後まで振り回された感じはするが、それも不快ではない。クラッズはフェアリーの頭を優しく抱くと、そのまま一緒に眠りについた。
400名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:18:41 ID:G1tn+JHN
「うあー、血の跡取れないよ〜。」
翌朝、フェアリーとクラッズは事後処理をしなかったことを激しく後悔していた。
シーツや布団についたそれはまだしも、体と服についた体液各種がすっかり乾いて固まってしまい、それを落とすのには大変な労力を要した。
「もー。次からちゃんとしてよね、まったく。」
「フェアリーだって、ボクの上で寝ちゃったじゃない。」
「あんたは寝てただけだけど、あたしはあんたに怪我させられた上に色々やって疲れてたの。それぐらい大目にみろって。…う〜、まだ変な感じするよぅ…。」
まだだいぶ効いているらしく、フェアリーはほとんど地面に降りない。降りたとしても、ひょこひょこと妙な歩き方になってしまう。
「そーいやさ。」
「ん、どしたの?」
「あんたの楽しみとっちゃうかもしれないけど、あたしくノ一になるのやめよっかなーって思うんだ。」
「ええ〜!?なんで!?気にしないでいいって言ったじゃない!?」
「そりゃ、なりたいかなりたくないかって聞かれたらなりたいよ。でもね…今は、もっとなりたいのがあってさ。」
「…もっとなりたいの?」
「決めた。あたし、錬金術師になる。」
フェアリー自体は、それなりに魔法も得意であるため、別に錬金術師になることに不思議はない。
しかし、今までくノ一を目指し、盗賊を続けてきた彼女にしてはどういう心境の変化なのか。
「錬金術師?…まあ、君には向いてると思うけど、どうして?」
「…ど・う・し・て・ぇ?」
バカにしたような口調で言うと、フェアリーはクラッズの胸元を掴み、顔を付き合わせた。
「わわっ!な、何!?」
「あのね、あんたこの学園卒業したら、どうするつもりよ?」
「え?卒業…したら…?」
「まさか、その後のこと考えてなかったとか言うんじゃないよね?」
「あ…あはは…。」
「い〜い?錬金術師は鑑定だってできるわけよ。だったら、あんたが宝箱を片っ端から開ける!あたしがそれを鑑定して、練成して売る!そしたらあたし達大儲け!いい考えでしょ?ベストだと思わない!?」
「ま、まあねえ。確かにいい考えだけど…ん?」
その時、ふとクラッズは気付いた。
「てことは、何?君、卒業してもボクと一緒にいるつもり?」
「なぁに?嫌なの?あたしの初めて奪っておいて、おまけに中出ししておいて、今更逃げるつもり?」
「え…ええぇ〜〜!?そんな、あれは君から…!」
「それでもヤッた事実は変わらないでしょ〜!とにかくそういうこと!いいよね!?」
もう何と言っても無駄な気がする。クラッズは頷くしかなかった。
「よーし決まり!それじゃ、これからもずっとよろしく!」
何だか、もしかしたら最初から全部仕組まれてたんじゃないかとさえ思えてくる。でも、たぶんそういうわけではない。
単に、この子は愛情表現が下手で、我が道を突き通すだけなんだ。しかも、他人を巻き込みつつ。
何となく自分の未来像が見えた気がして、クラッズは小さくため息をついた。
でも、それもまたいいかもしれないとも思う。少なくともクラッズ自身、フェアリーは嫌いじゃない。むしろ、今までよりずっと大切な相手だとも思い始めている。
401名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:20:51 ID:G1tn+JHN
「おう、クラッズにフェアリー。おはよう。」
寮のロビーには、既にみんな集まっていた。
「おはよー。今日もいい天気だねー。」
「おはよ…あの、さ…フェアリー、昨日は、ごめんな。」
ドワーフが、もじもじしながら喋りだす。
「お前に、ひどいこと言っちゃって…ほんと、ごめん!」
「いやいや、あたしの方こそごめんね〜。」
いきなりのフェアリーの言葉に、全員が呆気に取られた。が、クラッズだけはそこに含まれた皮肉の響きを感じ取っていた。
「な…何が?」
「だってさ〜、あんたにもそういう感情あったんだなってさ〜。どうせ獣なんだから、そういう感情と無縁だと思ってたわけよ〜。ほんとごめんね〜。」
さっきまで暗かったドワーフの顔が、徐々に猛獣の顔つきになり始める。
「……心配した私が馬鹿だった…!」
「あー、ごめんね!知らない方が幸せだったのに、気付かせちゃったねー!ほんとごめ〜ん!」
「こンのバッカ野郎ー!!!あんたなんか叩き潰してやるー!!」
両手斧の一撃を、ひらりとかわすフェアリー。慌てて止めに入るフェルパーとクラッズ。いざという時のために魔法の詠唱準備をするセレスティアにノーム。
いつも通りの光景。でも、気付かないぐらいに変わったこともある。
仲間をからかうフェアリーの顔は、今までほど悪意に満ちたものじゃない。
パーティの和を取り持つクラッズは、以前よりもっと親身になっている。
そしてフェアリーとクラッズは、時々お互いに笑顔を向け合う。
馬の合わない相手だっている。しかし、それすらも乗り越えて、共に過ごす仲間がいる。学園一のパーティとして、また一歩進んだ瞬間だった。
402名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:31:35 ID:G1tn+JHN
大変長くなってしまったけど、これにて投下終了。
正直、前戯部分に気合入れすぎた。本番がちと適当に見えるのはそのせいです。
クラッズをどこまでへたれ受けにするかが、一番悩んだポイント。強気っ子相手にはつい反撃したくなるし、
でもそうなるとへたれっぽくなくなるし、実に悩ましい問題です。
いっそフェラの後、口の中に出されたのを口移しで飲ませようとも思ったんだが、そこまですると苦手な人多そうだったのでやめた

さて、投下クエスト終わったからテンション上がってきた。
[>激走大逃亡 ピッ
403名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:34:56 ID:hRRs/kMA
ひさびさにエロパロな話だったな。とにかくGJ
404名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:36:09 ID:oiJE+wmo
 素 晴 ら し い 
405名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 01:51:54 ID:qqnZz4Tn
乙。
ドワが男っぽいのは声のせいかw
406名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 11:45:35 ID:ibNTnXiG
GJ!




…なんだが、フェア子って今現在の職業はなんなんだろうな?
フェアリーとクラッズを一つの班とか、バハやディアもいないってのは前衛が火力不足気味でブレス無しの凄いマゾパーティーじゃねぇかwwww
407名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 12:10:49 ID:iBTVuwqQ
ド戦・幼盗という予想は結構自信がある。
猫:前衛系
天&ノ:後衛系
盗族仲間ってことからするとクラッズは狩人の線が濃厚か?

戦戦狩/盗僧魔
という構成ならバランスは悪くないと思うが
408名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 18:37:10 ID:ibNTnXiG
sage
409名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 22:06:06 ID:G1tn+JHN
コメントくれたみんなありがとう。大好きだ。うちに来て妹の兄とファックしていいぞ

なんかパーティ考察が出たので解説でも。本来はこの話の前の、パーティ結成時の話も作ったんだけど
出来がいまいち良くない&エロ要素なしだったんでお蔵入りになってたりする。
そんでこのパーティは
猫♂ 戦士、のち侍に転科。
もふもふ♀ 戦士、のち神女に転科。たぶん闘神か戦神に仕えてるんだと思う
クラッズ♂ 生まれたときから盗賊
フェアリー♀ 盗賊、のち錬金術師に転科。唯一相性値89%なのがチャームポイント
ノーム♂ 魔術師から鑑定の都合で司祭に転科し、フェアリーが鑑定習得時点でまた魔術師
天使♀ 僧侶から補助のエキスパートを目指して超術士に転科、マスターしてからまた僧侶
となってます。
なので編成は 戦戦盗/盗魔僧 が正解。罠解除で盗賊の意見が割れるとどっち優先するかドキドキもんでした

>凄いマゾパーティーじゃねぇかwwww
その証拠に、ゲーム初めて最初に出会ったバットン7匹の熱い液体プレイで6人全員逝かされました。
また何かいいの書けたら投下するかもしれませんが、あまり期待せずにどうぞ
[> けむりだま 47 ピッ
410名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 23:12:26 ID:iBTVuwqQ
盗賊2枚か、それはさすがに予想外w
まぁ盗賊でも弓を持たせてればクリアまでは十分戦えるしな
重い装備が付けれないのと成長が早いこともあって
戦士より命中値が高くなることもざらだしw
411名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 14:24:46 ID:QRiehBn7
トロオちゃんの体分解したいよハァハァ
412名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 15:03:30 ID:N5to+VWp
俺はマメーンちゃんと触れ合いぜ
しかし、なんで皆あんなに可愛いんだよ倒しずらいよ
413名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:02:42 ID:W6qIT/sy
待望の特待生ができたんで、さくっと鍛えようとしたらエロいやられ方したんで発作が起きた
勢いで作ったもんだけど、楽しめる人がいるなら幸い

とりあえず、エルフっ子がいじめられるのが我慢ならない人はお勧めしないと言っておきます
414名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:05:37 ID:W6qIT/sy
「おーい、あの特待生とか言う娘、どこ行ったんだ?」
「あん?一人で地下道入ってっちまったよ。『他の奴なんか足手まといだ』なんて言ってさ。」
「そうか、一人でなあ。………ちょっと地下道行ってくる。」
「毎年数人はやるからな。頑張れよ。」

類稀な才能を持ち、バルタクスに優秀な成績で入学したエルフの女の子。誰しもが羨む特待生という存在だったが、その称号は時に本人をも惑わせる。
確かに素晴らしい才能はあった。しかし、一流の冒険者とは数多の経験に裏づけされた力を以って、初めてそう呼ばれる。
才能が一流であっても、彼女は冒険者としては三流以下だった。それを、彼女はすぐに思い知ることとなる。
「くっ!特待生と呼ばれたわたくしが、こんな雑魚相手に…!」
たった一人で地下道に入ったエルフ。なまじ、出だしが快調であったため、過信に引きずられるまま奥へと入り込んだ彼女。その結果、よりにもよって地下道の真ん中でモンスターに囲まれてしまった。
スラミル・バットン・イソギンボール。どれも個々の強さは大したことはないが、それらの群れとなると話は別だ。まして、たった一人では勝てる道理がなかった。
イソギンボールが、エルフの体に絡み付こうとする。
「触るな、汚らわしい!」
素早くダガーを振るうが、イソギンボールはふわりとかわす。その隙に、後ろから別のイソギンボールが襲い掛かる。そちらに気を取られれば、今度はバットンが襲い掛かり、キリがない。
特待生と持て囃され、これまで挫折の一つも味わったことのない彼女であったが、ここにきてようやく、この戦いの勝利が絶望的であることを感じ始めた。
「くぅ…!このわたくしが、敵に背を向けねばならないとは…!」
エルフらしい気位の高い顔を歪ませて、唇を噛み締める。しかし、ここでも彼女は失敗を犯した。
一瞬の間を置いて逃げ出そうとした彼女の足に、何かが絡みついた。
「あっ!?」
たまらず、エルフは転倒する。見れば、いつのまに移動してきたのか、両足にスラミルが絡み付いている。これでは動くどころか、立ち上がることも出来ない。
「このっ…!離せ!離せぇ!!」
何度もダガーを突き刺すが、精霊に属するスラミルには通じない。その間にも、他のモンスターが徐々に自分に迫ってきている。
「うわああぁぁ!!!離せっ!!離せぇぇぇっ!!!」
初めて感じる恐怖。あの時すぐに逃げ出さなかったことを後悔したが、もう遅かった。
415名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:06:25 ID:W6qIT/sy
イソギンボールが、ゆっくりと彼女の前に漂ってくる。そしてその長い触手から、何かの液体が制服に滴り落ちる。
ジュウッ!という音と煙。その液体が触れた部分は、焼け焦げるように溶けていた。
「ひぃっ!?」
あまりの恐怖に、エルフの体が凍りつく。あんなのが、もし体に触れたら…そう思うだけで、エルフの体からは全ての力が失われていった。
「い、いやああぁぁぁ!!!誰かっ…誰か、助けてええぇぇ!!!」
特待生としての誇りやエルフとしてのプライドなど、死の恐怖の前には何の意味も持たなかった。恥も外聞もなく、エルフの少女は助けを求め、泣き叫ぶ。
その間も、イソギンボールはどんどん液体を落とし続けている。見る間に溶けていく制服。やがて、それはもはや原型すらないほどに溶かされ、彼女の体にはいくつかのぼろ布がへばりついているだけだった。
そこに、キイキイと高い鳴き声を出しながらバットンが近寄ってくる。肉体を溶かしにかかっていたイソギンボールは、それを受けてすっと下がった。
「はぁ…はぁ……助……かった…?」
あるいは、いっそここで全身を溶かされていた方が、幸せだったかもしれない。バットンは身動きの取れない彼女の上を飛び回りながら、何かの液体を彼女に落とした。
「っっ!?あっ!!!熱っっつい!!!」
絶叫するエルフ。だが、バットンはそんな声などお構いなしに、次々高温の液体を彼女に落とす。
「熱い!!!やめてぇ!!あ゙あ゙っ!!!熱っつい!!!!!いやああ!!熱いぃーー!!!!」
喉が裂けんばかりに絶叫し、のたうち回るエルフ。その動きを敵対行動ととったのか、新たなスラミルが彼女の腕を抑え込んだ。
「助けて!!!誰か!!!熱い!!!あああやめて助けて!!!!熱い熱い熱いぃぃーーー!!!!」
あまりの苦痛に失禁し、それでも叫び続けるエルフ。身動きすら出来ない体に高温の液体を浴びせられ、もはや息も絶え絶えになった頃、ようやくバットンはいずこともなく去っていった。
416名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:07:22 ID:W6qIT/sy
「あぁ……たす…けて……だれ…か…。」
朦朧とした表情で、もはや呪文のように呟く彼女。しかし、助けてくれる者など居はしない。
ぼんやりした視界の隅で、足元のスラミルが形を変えるのが見えた。ぐにゃりとした不定形だったものが、何か棒状の形に変わる。
―――ああ、殺されるんだ
もう、いっそその方が楽だとすら思い始めていた。しかし、現実はより残酷だった。
槍状になるものだとばかり思っていたそれは、何やら太く先端が丸みを帯びた形状に変わっていく。それは例えるなら、男性器といった方が近かった。そしてそれが、エルフの股間に向かって伸びていく。
「い…いやだぁ!!!いや!!!!お願いそれだけはやめてえぇぇ!!!そんなのやだぁ!!!」
残った力を振り絞り、エルフは暴れ、泣き喚く。だが、そんな哀願が聞き入れられるわけもなかった。
「やめてやめてやめてええぇぇ!!!!やめっ…!」
ずぶりと、スラミルの体が体内に侵入した。
「痛いぃぃーーーー!!!!やめて!!!もうやめて!!!痛い!痛い!痛い!!!」
モンスターに犯された。そのあまりに受け入れがたい現実に、エルフはただ頭を振って泣き喚くしかなかった。スラミルはそんな彼女のことなどお構いなしに、激しく出入りを繰り返す。
「やめて!!抜いて!!!痛いっ痛いよ!!!助けて…誰かぁ!!!」
不意に、ぞっとする気配を感じて目を落とすエルフ。見れば、もう一匹のスラミルも同じように変形し、それは彼女の肛門に向かって伸びる。
「やだ…嘘でしょ!?やめて!!もうやめて!!!!そんなとこ入るわけない!!!ダメやめて!!!死んじゃっ…!」
必死に暴れるエルフ。そんな彼女をいたぶる様に、スラミルはゆっくりとそこに近づいた。そして軽くあてがうと、一気に侵入した。
「あがっ…!?ぎゃあぁーーーー!!!!」
もはや女の子とは思えないような絶叫を上げるエルフ。その姿からは、もうその娘が特待生だったことなど想像もつかない。性器と肛門をスラミルに蹂躙され、白目をむいて泡を吹く姿は、ただの哀れな犠牲者だった。
だが、それで終わったわけではなかった。腕を押さえていたスラミル達も、そこに向けて移動を開始していたのだ。そして、それまでと同じように変形していく。
「も…もう、やめ…!やだ…こんな……死に方…!あ…あ…あが…ひっ…ぎゃあああああああああ!!!!!」
地下道中に、哀れなエルフの悲鳴が響き渡った。

「おい、あのエルフどうなったんだ?」
「さあねえ。お前も助け…つっていいのか知らねえけど、行くのか?」
「相手次第だな。お前、何か知らねえ?」
「もう7人ぐらい行ってる。」
「それならまだまだ楽しめるな。お前も行かねえ?」
「俺はいいって。モンスターと他の男に犯られた奴とやるなんて、俺は遠慮しとくよ。」
417名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:11:01 ID:W6qIT/sy
以上、投下終了。まだ愛着もない子だったから遠慮無用でいじめられるぜ
とりあえず、どう考えてもととモノの戦闘メッセージはエロゲーだと思います。
それじゃ、この辺で
[> ドッグフード 3 ピッ
418名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:30:34 ID:uG7BSBGl
>>417
乙。
俺好みの展開だ

ところで先日、俺の学園にも特待生が入ってきたはずなんだが
どうやら上書きセーブしたらしくいなくなってたことを思い出した。
419名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:34:26 ID:jA9Jxzz9
ふぅ・・・

最高BP30の俺には特待生なんて遠すぎる
420アトガキモドキ:2008/08/03(日) 00:58:17 ID:e6kPKV45
気が付けば一週間、アトガキモドキです。
いつの間にかレアモンスター化してしまっている・・・良くない事です。
桐漱さんの前座として、フェル×ヒュムのエロパロ行きます。
だいぶ〆切が過ぎてますが、どうか新鮮な目で生暖かく。
421アトガキモドキ:2008/08/03(日) 00:59:31 ID:e6kPKV45
エリートって、解らないものです。
時には周りが引くほど厳しく、かと思えばいきなり開けっ広げ。
日頃から、色々溜まってるのでしょうか。
どうか八つ当たりにご用心・・・・・・


「うひゃ〜・・・死亡フラグ立ちましたね」
「流石にこの数が相手ではな・・・」
ランツレートの生徒達が赴いた先は、森の辺境トハス地下道。
多くの悪魔が生息するこの地下道において、少数勢力は危険極まりない。
しかし仲間が4人も麻痺した状況下では、まさに地獄のような場所だ。
「ひい、ふう、みい・・・17匹!ちょっとヤバくないッスか?」
「いちいち恐れるな。奴等め、レベルは低いようだ。この程度ならば、回復も要らぬ」
自信満々で刀の鞘を抜くフェルパーは、現在最高学年にして優等生の名を欲しいままにしている。
新人教育として他の新入生に混じって付いて来たヒューマンは、彼女以外では唯一の生き残りだった。
「へへ・・・先輩、勝負しません?」
だがこんな窮地を楽しむかのように、彼は薄ら笑いを交えて言った。
「ん?何か賭けるのか?」
「撃墜数の多い方が、相手の要求を聞くって事で」
「ふむ・・・良いだろう。私が勝ったら豪華な弁当ししゃも添えを、かき氷付きで奢りたまえ」
「うへ〜・・・お高いお買い物で・・・」
「あ、飲み物は高級緑茶だ」
「この上さらに出費追加ぁー!」
女の子は大抵無茶な買い物を要求してくると聞くが、まさかこれほどの額になるとは。
駆け出し冒険者の彼には、到底支払える領域では無かった。
「あはは・・・まあいいや。んじゃ俺が勝ったら先輩の持ってる一番強い武器を貰いますよ」
「戦士学科のお前がか?もっとも、負けるつもりは無いがな」
その一言を聞いたが最後、二人は一切の話声を打ち切る。
目前に立ち塞がる悪魔の内一匹が、けたたましい咆哮を挙げた。
空気を振動させた雄叫びは、試合開始の合図だった。
「行くぜっ!」
「参る!」
人間の男と雌の猫が、悪魔の群れに突撃する。
422アトガキモドキ:2008/08/03(日) 01:01:06 ID:e6kPKV45
結果として、彼の挑戦は無謀にして残念な結末を迎えた。
戦士が鬼人斬りを繰り出すまでに、侍は群れごと相手を薙いでしまえるからである。
今現在の彼の財布では要求の一つも満たせないが、
「出世払いだ。私が卒業するまでに、全額納めて貰おうか」
などと言われてしまったせいで、途方も無い借金を抱えてしまったのであった。
「はぁ〜・・・にしても二刀流で白刃一閃はひどいッスよ先輩〜」
口を付いた独り言も、気のせいでは無く惨めで虚しい。
トハスに遠征できるほどなので、彼も全くの素人ではなかった。
しかし、出費の額が法外すぎた上に、狙ったように金欠だったのだ。
それを補おうと持ち掛けた勝負だったが、現実は厳しかった。嗚呼無情。
「にしても先輩、何のつもりであんな事・・・」
そんな借金戦士が気にかけていた事、それは彼女が去り際に残した一言だった。
将来を案じてうなだれる彼に対し、彼女は困ったような顔で
「夜になったらドゥケット地下道に一人で来たまえ。魔除けの札を貼っておくから、服だけ着て来る様に」
と言い残していたのである。
何かやらされるのであろうか。だとしたら何をするのか。
借金が返せるまでモンスターを狩り続けるとか、実験材料のバイトなんかをやらされるのは御免だが。
「う〜ん、不安だ。凄く不安だ・・・」
思わず言ってしまった彼だったが、すぐに彼女はそんな人で無いと結論付ける。
善人でおしとやか、それでいて凛々しい迷宮の華。
面倒見が良く後輩好きで、たまにぬいぐるみを見つめていたりする。
そんな姫騎士の様な御方が、非道な真似をするはずがない。
「とりあえず・・・行ってみるか」
考えるより動いてみる。彼はドゥケットに潜り込んだ。
彼女らしく用意が良い事に、道端には点々と木片が置かれている。
それを辿ってしばらく進むと、物影に彼女の姿が見えた。
423アトガキモドキ:2008/08/03(日) 01:02:58 ID:e6kPKV45
「ん、んんっ、ふうっ・・・」
そこでの彼女は、座り込んで股を広げ、自らの秘所を弄っていた。
声を抑えるためだろうか、尻尾の先端を咥えて甘い喘ぎを押し殺している。
顔を紅潮させ、淫らに快楽を求める姿が、瞬間彼の思考を停止させる。
「先輩・・・こんな、事を・・・」
考えるより早く、彼はベルトを外してズボンを下ろす。
彼女に気付かれないように、自分自身を慰め始める。
「んふ、んっ、はぁうっ・・・んん」
漏れ出てくるいやらしい声。あこがれに近い凛とした彼女は、目一杯の痴態をさらけ出していた。
「はあ・・・はあ・・・先輩・・・っ」
その姿に興奮が止まらず、自慰の速度も上がって行く。
やがて膨張と硬度が最大近くになったと思うと、彼女にちらりと流し見られる。
「え?」
眼が合ったと思った直後、彼女は俊敏な速さを見せて彼に覆い被さった。
勢いのまま押し倒され、床の固さに少し悲鳴を上げる。
当然だが彼も彼女も、下を隠す物は何一つ穿いていない。
「ふふ、やっと来たか。待ちくたびれたぞ」
「えっと、その、先輩、これは?」
「か、勘違いするんじゃないぞ。その、別に盛りが付いたわけではない」
「本当に?じゃ何で?」
「若い男が落ち込んでいる時には、こうしてやるのが一番効くのだ」
彼女は言い終わる前に、彼の分身を指でなぞる。
既に雄々しい状態のモノをくすぐるようなタッチで撫でると、電流にも似た快感が襲い来る。
「うあはっ!先輩、まさか・・・」
「そのまま私に任せておけ。悪い様にはしないから・・・」
腰の辺りに下がって整った顔を近づけると、彼女はそれを咥えてしまった。
424アトガキモドキ:2008/08/03(日) 01:04:20 ID:e6kPKV45
「うわあっ!せ、先輩・・・!」
「んちゅ、じゅぷ、くぷ、ちゅぽ」
先程まで尻尾を口に含んでいたせいか、彼女の咥内は唾液が満ちていた。
わざとらしく音を立てるが、その響きがまた快感を呼ぶ。
凹凸の激しい舌と柔らかい唇が強気に攻め立て、彼の射精感を高める。
「ちゅぷ、っは、どうだ、気持ちイイか?」
「は、はい、最高です・・・っ」
「出そうになっても、我慢するな。私の口に、そのまま吐き出せ。んぷっ・・・じゅく、ちょぷっ」
再び肉棒を咥え込むと、彼女は大きく上下し始めた。
もちろん経験など皆無だった彼には、この攻撃に耐えきれるわけも無い。
「あっ、出る!先輩・・・ああっ!」
「んん!んぐっ、むー・・・ちゅうぅ〜・・・」
たまらず彼女の頭を押さえつけ、喉の奥に白濁を撒き散らす。
その間にも彼女は性器を吸い上げ、強烈な快楽をもたらしてくれる。
壊れそうな程に腰が跳ね上がり、身体全体が甘く痺れた。
「ん・・・んく、ふぅ・・・盛大に達したようだな」
「はあ、はあ・・・せんぱ、い・・・」
「う〜む・・・まだまだ元気だな。次は私を楽しませろ」
彼女はそう言ったかと思うと一糸纏わず裸になり、四つん這いの格好でとろりと濡れた陰部を広げる。
「え、もしかして、俺が先輩と・・・」
「そうだぞ。私も欲しいのだ。此処まで来て、焦らさないでくれ」
物欲しそうに尻尾を振り、潤んだ眼で懇願する。
そんないじらしい女としての彼女を、彼は初めて見た気がした。
「解り、ました・・・それじゃ」
「手加減は無用だからな。お前の、その立派なモノを、一気に奥深く突き立てて・・・」
引き締まった尻に手を当てる。触り心地の良い素肌。
割れ目に先端をあてがうと、体重を乗せてそれを打ち付ける。
充分に蜜が沸き出ていた彼女に、予想以上にすんなり挿入られた。
425アトガキモドキ:2008/08/03(日) 01:06:37 ID:e6kPKV45
「うあっ!」
「きゃあん!」
甘い叫び声を響かせ、彼は彼女に侵入する。
だが、恐らく学生にはある筈の手応えが無かった。
「先輩・・・もしかして、初めてじゃない?」
そう、彼女には処女膜が無いのだ。
「・・・昔、私にもな・・・いわゆる彼氏という奴がいたのだ」
彼を中に受け入れたまま、彼女は寂しげに語り出した。
仲間内でも割と秘密主義者の彼女が、自分から過去を語るのは稀な事。
驚きも少なからずあったので、彼は黙って続きを待った。
「私は世話焼きでな。甘えられると男女を問わず、つい可愛がってしまうのだ」
「だから、今夜も俺をこんな事を?」
「馬鹿者!これは特別だ!私との賭けとは言え、お前には借金までさせてしまったから・・・」
「それで、彼氏は今どこに?」
「・・・・・・蘇生に失敗してな。お前は彼によく似ている。だから、その・・・ひゃん!」
言葉の途中だったが見ていられなくなり、投げ出された尻尾を手に取る。
ビクリと身体が跳ねた様に、仕草から性感帯であると解った。
「やっぱり、尻尾ってイイんですか?」
「こ、このっ、話の途中で・・・ひあっ!」
「ぺろっ、はむ・・・さっきのお返しですよ」
「やあんっ、そこは、ダメ・・・ひあん!きゃふ、はあっ!」
自分の手でしおらしくなる彼女は、彼から見ても可愛かった。
ふかふかの尻尾に舌を這わせる。一舐めするごとに痙攣している。
程良く勃起が戻った所で、彼は腰を動かしてみた。
「んあんっ!イイ・・・そのまま犯して・・・」
「先輩・・・失礼します!」
熱く絡み付く子宮の襞と、性的な彼女の台詞がたまらない。
欲望に身を任せ、彼は両手を当てて腰を振り始める。
426アトガキモドキ:2008/08/03(日) 01:07:32 ID:e6kPKV45
「はあっ、ひゃあん!気持ちイイっ!もっと、もっと腰振り激しくぅ!」
「先輩、先輩、先輩っ!」
「あはあっ!イイのお、たまらないのおっ!逞しいコレで私をオンナにしてえっ!」
普段の麗しさはどこへやら、文字通り獣のように快楽を貪り尽くしている。
相当に欲求不満だったようで、彼女の方からも腰を突き出していた。
「はあ、うあっ、先輩、俺もうっ!」
「ああん、ひゃう、平気だから!出す時は、あふっ、中に!この勢いのまま中出ししてぇ〜!」
はしたない言葉を並べ立てて精液をねだる彼女は、舌を出して唾液を漏らしていた。
勢いを付けて彼が突くたび、形の良い胸が揺れ動く。
乱暴に振り回される尻尾や茶髪、動きにより舞飛ぶ汗も、彼の肉欲を駆り立てる。
「ふああっ!先輩!出る、出ます!」
限界を感じ取って力の限り腰を打つと、大量の精が解き放たれた。
「きゃふっ、ひゃああん!らめぇ、イッちゃうぅーー!」
同時に彼女も大きく反り返り、迷宮の隅まで聞こえるであろう絶頂の叫び声と共に果てた。
肉の壁に締めあげられ、残った精子を求める彼女の中へ止めどなくかけ続ける。
やがて完全に射精が終わると、彼は向いの壁に手を付いた。
「うう・・・先輩、俺もう無理です・・・」
「はあう、私も・・・気持ち良かったぞ・・・」
満足そうにへたり込んだ彼女から、ゆっくりと男根を抜き取る。
「ううっ!」
その感覚も強烈な刺激となり、たまらず背中に液を吐き出す。
彼女は特に反応もしなかったが、股から垂れる精液を摘み、指ごと口に含んで舐め取った。
「ふふ・・・お前は、セックスが上手いな」
「ええ?」
「私の彼と初めてした時より・・・激しい快楽を覚えたぞ」
さも美味しそうに子種を味わう彼女は、迷宮の闇と相まってこの上なく淫靡だった。
余りの激しさに腰が抜けた彼は、しばらくへたり込むばかりだった。
夜も更けた地下道の片隅に、秘かな楽園を見た様な気がした。
夢中になって腰を振った結果、合計で三回に及ぶ絶頂で、ようやく彼と彼女は満足していた。
427アトガキモドキ:2008/08/03(日) 01:22:57 ID:e6kPKV45
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

そんな訳でフェル×ヒュム、絵→SS作品です。画像の作者様、遅れてしまい申し訳無い。
昨日、ついにティラの娘を倒したぜ!ついでに調子こいてトロオ姉さんも倒したぜ!
泣く泣く盗賊の身分を捨てたら、仕事人になってワロタw
ポセイドンの魔術士を首で斬り倒した時はもうね・・・
という訳で約束通りに、NPCのリクを募集します。
ライフゴーレムから敵っ娘まで、幅広く構えますので。

>>417さん
いつの間にこのスレに冒険者が?!しかもSSがGJだと・・・?!
自分は鬼畜なお話がなかなかに思いつかないので、お見事だと思いました。
これからも良作を期待しておりますので。

無駄に時間かかってスマソ
またお会いしましょう。それではノシ

    アトガキモドキは挨拶をして立ち去った
428名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 06:15:36 ID:UpZs2pFR
>>427
乙です
先輩可愛いよ先輩
429名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 07:14:33 ID:j93oSaex
てか後輩、撃破数競ってる時に鬼神斬り狙ってちゃ駄目だろwwww
430桐漱:2008/08/03(日) 12:39:07 ID:btMfJV80
 最近Sに目覚めました。おかげで書きかけのバハ男が変な方向へ……。修正するのは断腸の思いでした。これが終わったら書いてみたいと思います。バハS×ノムMかヒュム男S×セレス女Mのどちらかで。

>アトガキモドキさん
 GJです! 散々遅れてすいません。何とか頑張って書きます。
431桐漱:2008/08/03(日) 12:41:11 ID:btMfJV80
「どんだけ我慢してたと思う?
 好きな女が無防備に目の前にいるのに、嫌われたくない一心で必死に我慢していた。
 ……さっきだってな、後ろから抱きついていたお前を襲いそうで危なかったんだからな?」
 そう言われる彼女は真っ赤のまま硬直していた。
「……寂しい想いをさせてすまないと思っている。
 けどな……、別れるなんて、冗談でも言わないでくれ……。
 俺は、お前を……、アイを失いたくない……」
 そこまで言われてアイは嬉しくて、幸せで、抱きつきたかった。
 しかし、押さえつける他でもない彼の腕が、彼女の腕を動かしてくれない。
 だからソッと頭を持ち上げて、キスまで後少しのところまで来ると、レウスは真っ赤になり、体を持ち上げる。
 当然そうすると押さえつけていた手もどくわけなのだから、そのまま彼女は体を起こし、彼に抱きつき今度は逆に押し倒す。
 固い床なのがやや残念そうだ。
「あああぁあアイ!? う、嬉しいが、その! 俺の話聞いていたのか!?」
「―――聞いていた」
「だったら早く!」「嫌だ」
 彼の抗議には拒絶の言葉。しかし、どことなく嬉しそうだった。
432桐漱:2008/08/03(日) 12:44:12 ID:btMfJV80
「―――私は――貴方に――襲われても、いい」
 その瞬間、彼は時が止まるのを感じた。
「―――貴方になら、いい」
 再度告げるアイに彼はゴクリと唾を飲み込み、もう一度確認する。
「……どうなっても知らんからな?」
「―――好きにしていい。――でも、」
 彼女は一旦区切り、頬を更に赤らめぼそりと呟く。
「――――出来れば―――貴方の、ベッドの上がいい」
 それを聞いたレウスはアイをいわゆる《お姫様抱っこ》して、ベッドのある寝室まで落とさぬよう、ゆっくりと且つなるべく急いで歩く。
 その間、アイは無邪気にそして幸せそうに笑っていた。
・・・・・・・・・。
 ベッドの上にトサリとアイを静かに降ろすと自分もベッドに乗り、彼女に覆い被さる。
「優しくできる保証はない」
「―――別にいい」
 いつもの口調のハズだが、心なしか喜んでいた。
「服、脱がすぞ」
 呼吸をやや荒めにして制服のボタンを一個一個外していく。
 途中もどかしくなって引き裂こうとしたが、それは流石に止めといた。
「―――私も……」
 そう言い、アイもレウスの制服を脱がしていく。
 数分後、アイは下着だけ。レウスはズボンを残して上半身裸の状態になり、双方手が止まった。
433桐漱:2008/08/03(日) 12:48:43 ID:btMfJV80
 と、言うのもレウスはここまで来たというのに、まだ躊躇していた。
 雪のような白い肌は見とれるほどの綺麗さ故にレウスは、自分が何か悪いことをしているかのような感じがした。
 そんなレウスにしびれを切らしたアイは自分の下着を外していく。レウスはただそれを眺めていて、顔をひたすら真っ赤にしていた。
 一糸纏わぬ姿になったアイはそのままレウスのに顔へと近づく。そしてやや強引に口付けをする。
「んっ……」
「っ……!」
 始めは触れあうだけのぎこちないものだったが段々と双方熱が入ってきて、やがてレウスはアイの口に舌をいれる。
「んんっ……ふぁ、んっ……」
「んっ…くっ、う……」
 暫くして、レウスの方から口を離す。銀色の糸がプツリと切れたところで、名残惜しそうな顔をしているアイと目があってしまいレウスはどことなく気まずそうな感じになる。そんな事から十分ぐらい、レウスはある理由から先に進むのを戸惑っていた。
(ど、どうする? まず……何をしたら、どうしたらいいんだ?)
「―………?」
 付き合ってからまだひと月しかたっていない。口付けだって数えるぐらいしかしていない。
434桐漱:2008/08/03(日) 12:51:44 ID:btMfJV80
 何より彼はその手の情報に疎かった。
 それらの理由から手が自然と止まる。
 アイが望んだことだからといって、そんな簡単にできるほどレウスは器用ではない。
「――――レウス……?」
「ハッ! い、いやコレはその……別に嫌とかじゃなくてだな!? だ、だからそんな顔すんな、な!?」
 慌て弁解するレウスを見て、アイは愉快に思うと同時にこの普段とは裏腹に純情な彼が益々愛おしく感じ、唐突に彼に抱き付く。
「――…ん〜」
(あわわわわわ! なんかふにふにする! 吐息が直でぇ!
 つーかこの胸の辺りにある柔らかいものはぁああああああ!?)
 その学生ならではの未熟かつどことなく大人びいたアイの身体は、思春期真っ盛りのレウスにとってそれは刺激の強すぎるモノだった。
(い、いかんいかん! 欲望に身を任せたらアイを傷つけてしまう!
 そうだ! 本に確か、落ち着かせる方法は素数を数えるのがいいと!
 え〜と……。素数って何だったかな?)
 そんな甘い誘惑に理性でなんとか立ち向かっていると止めの一撃が来た。
「……レウス、大好き」
435桐漱:2008/08/03(日) 12:58:44 ID:btMfJV80
 えへへと無垢の笑顔と甘い言葉に崩壊寸前であった理性は音を立てて崩れた。
 何故なら健全且つ純情な男の子(今年で17歳)である彼は好きな子からの誘惑にもはや我慢出来ないし、我慢しない。
 理性を心の奥に追いやり、代わりに本能を――バハムーンの祖先である竜族の本能を――目覚めさせる。

「アイ」
「―? キャッ!」
 彼女の名を呼び、顔をこちらに向けた瞬間に彼は彼女を組み敷いていた。
 そして顔を彼女に近づけ今日二度目の口付けをする。
「んんっ……!?」
 いきなりのディープキスに彼女は一瞬戸惑ったが、すぐに受け入れた。
 そしてそのまま下の方へと舌を這わせる。桃色の突起まで舌が来るとそれを口でくわえる。
「あっ……んっ、んあっ……! え? レ、レウス? 何を……ああっ!?
 や、止めてぇ…! 噛まない…んあっ! あっ! はあっ!」
 暫く舐めたり、甘噛みしたりして彼女の反応を楽しんだレウスは乳房からさらに下へ下へと向かう。
 腹部をじっくりとじらす様にしてようやく目的にたどり着いた。
436桐漱:2008/08/03(日) 13:01:02 ID:btMfJV80
 今日はこれまで。また次回会いましょう。
 では私は地元の祭りを後目に私用を頑張ります(泣)。
437名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 15:45:54 ID:WBKrrUTR
ノム子だけでなく読者も焦らしているんですね、わかります
438名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 18:02:06 ID:fE/nJY+9
>>430をろくに読まずに見てレウスとか書いてたからモンハンからの誤爆かと思った
ノム子だのバハ子だのってSSが多いせいか固定名付いてるとなんか違和感あるな
439桐漱:2008/08/03(日) 19:02:26 ID:btMfJV80
440桐漱:2008/08/03(日) 19:05:41 ID:btMfJV80
>>438
 やはりバハ男とか、或いはアトガキモドキさんのように『先輩』とかにした方がいいですかね?
441名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 19:08:40 ID:WBKrrUTR
今更変えちゃうと逆に違和感が増大する予感
固定名でこその良さもあると思うんで、このまま突き通すに一票
442名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 19:59:26 ID:j93oSaex
同じく一票
色んなヤツが色んなままでいられる学園モノなんだし、そのSSを四角定規に規定するのも勿体無い話
自由でいいじゃん

ただ俺が望むのは他のヤツとかにそれを理由に叩かれた時に聞き流せれる柳の強さ
443名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 20:10:02 ID:oeZc1EQF
奇遇だな うちの近所の商店街も今日祭りなんだ

デフォ名が無い以上は種族名だろうが自キャラ名だろうが書き手の自由
444名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 20:41:57 ID:nAJpEHQz
>>435
暑い日に甘いものはええのう。
乙。

名前についての話はこの手のエロパロならよくある悩みだけど、
すでにはじめてしまったものは変えないほうがいいんじゃねの。
名前にありなしについてはどっちにしろ一長一短だし。
445名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 22:31:03 ID:7CfhL6P7
>>414
>「くっ!特待生と呼ばれたわたくしが、こんな雑魚相手に…!」
この一文でオレの中のイロイロがフルチャージ
446アトガキモドキ:2008/08/03(日) 23:22:35 ID:e6kPKV45
先程ヨソのモンスターとの縄張り争いに勝利したところ、
『セクシーな着物』なるアイテムを入手しました。
少なくとも『あぶないパンツ』よりは健全な装備のはずですが、
これって「色っぽい浴衣」みたいなイメージの着物なんでしょうか?
447名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 23:24:22 ID:5Q5RkAfd
戦国無双1の阿国の別コスをはだけた感じとか?
448名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 23:28:16 ID:o9DKf1sf
まさかサラシとはか

おや、こんな時間に来客が
449名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 08:27:56 ID:SAFZa7eD
人耐性に笑ってしまった >あぶない着物
450名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 21:28:03 ID:sv77ZcOK
>>446
種死のラクスの艦長服みたいなミニスカなのは当たり前だと思う
451名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 21:44:10 ID:OJw+/dCM
あぶない着物は、元は色街の着物(ヨシワラローブ)だからなw
アイテムのレベルからしても花魁のように豪華な着物ではなく

胸元が大きく開いてたり、太ももがチラチラ見えたりするような
芸ではなく色を売るような扇情的な着付けをするものなんだろう
452名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 21:50:29 ID:s7O1YSMN
和風バスローブみたいな感じか
453アトガキモドキ:2008/08/04(月) 22:18:37 ID:d9NEjZ90
ナルホドウ・・・参考になりました。
今現在、その着物は侍バハ子が着用しています。
手に入れた時すでに+6で、単体の性能が大名の鎧を上回っている謎
来週末が夏祭りなので、その折にはぜひネタにしましょう。

さて、冒険と仕事が一段落ついた所で、改めてリク募集です。
前々からの提言でしたので、NPCの娘をヨロ。迷宮娘しかり敵っ娘でもおk
エンディング見るまでに90時間かかった俺ノロスw
454名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:29:42 ID:VoUGNfd1
ディモを陵辱、以上
455名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:40:40 ID:prgR2i3I
ユーノ姉妹のレズプレイ
456名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:46:58 ID:/ZcJAIp1
ディレモアにさらわれたアイラ
457名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:50:20 ID:K6Z7UHO1
校長先生のエロエロ催眠術
458名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 01:44:17 ID:DwXyfLI8
自分を倒したPTのヒュム男にマジボレしちゃったディモレアで一つ
459名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 10:27:17 ID:leWpZPq0
ディモ様人気だなw
460名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 12:30:19 ID:jVXuUyFW
>>458
で、そのままヒュム男にお持ち帰りさせるんですね、わかります
461名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 14:21:38 ID:fj0EjXgA
メム先生が青ヒュム男を言葉責めしながらの足コキプレイ

サラとリサが百合同人を書きながら変な雰囲気になってしまい陶然と絡み合う百合
462名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 15:28:45 ID:2NHr5Qfi
>>461
んーまっ
2つもなんて欲張りさんね
463名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 17:22:01 ID:Lr1tbZtx
ニーナ「ディレモアはゼイフェアの肉便器にでもしよう」
464名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 02:01:50 ID:qOZuXRKC
少なくとも学校創るのに必要なモノでは無いなw
465名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 08:04:46 ID:2w7XyJW/
トロオ「肉便器がひとつでは足りませんね。ニーナ様も肉便器になって頂きます。校長は私が務めますので」
466名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 09:10:32 ID:cPQip93P
ユーノ「肉便器が2つだけじゃ足りないわね。トロオも肉便器になりなさい。校長は私がやっておくわ」
ライナ「あら、肉便器が3つだけじゃ足りないのじゃないかしら? ユーノ先生にも肉便器に……」





マクスター「肉便器が72個じゃ足りない気もします。青服ヒューマン♂にも肉便器になって貰いましょう。校長は僕に任せてくれ」
サラ「肉便器が73個じゃ足りないよ! マクスターさんにも肉便器になって貰わなくちゃ。あ、私は校長にはならないよ。もうゼイフェアは天空の公衆便所でいいんじゃない? じゃあ皆、頑張ってね!」
467名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 09:20:52 ID:7/0XjcmM
>466
でれれでれれで〜
テンションゲージ+50
468桐漱:2008/08/07(木) 00:04:16 ID:2iulvkPh
 エロシーンが難しいって十分分かりました。
 読むのと書くのは全然違うとは知っていながらも改めて実感しました。
 では投下する。
469桐漱:2008/08/07(木) 00:06:20 ID:2iulvkPh
 そこは毛一本たりとも生えていなかった。それがより、レウスへ謎の冷や汗を流させる。
「――――あんまり……見な――いで……」
 アイは恥ずかしさのためか、赤面の顔を背けて呟いた。
 そんなアイの様子に自分の奥底に眠っていた嗜虐心を目覚めさせつつあった。
 なんとか抑えたレウスは――本能故か――ゆっくりと秘所へ顔を近づける。
「――? え!? あ、だ、だめ……! だめ!」
 その意図に気づいたのか、羞恥心から焦りつつアイは両手で近づいてくるレウスの頭を抑える。
 しかし、抵抗虚しくもレウスはゆっくりと着実に近づけ、舌を入れる。
「ひあっ!」
 舌を入れた後、ゆっくりと時間をかけて、唾液を塗りたくるように舌を這わせる。
「んっ……! あっ、だめっ! 汚……、はぁん!」
 暫くするとアイの割れ目から、唾液以外の液体が分泌されているのにレウスは気が付き、レウスは口の中に涎が溜まるのを感じた。
 さらに顔を近づけ、舌をより深く挿し入れる。
――ぬちゅり
「ふあぁあ!?」
470桐漱:2008/08/07(木) 00:06:59 ID:2iulvkPh
 外側を舐められる行為とは違う、内側を侵される感覚にアイは敏感に反応した。
 その反応に気を良くしたレウスは、先程のディープキス以上に舌を動かす。
――…ぴちゃ……くちゅ…ぬちゅ
「―――うぁ! ……はぁっ、んっ、だめぇ! それ以上、ひゃあん! 掻き、やぁ! 回さないでっ! んぁああ!」
 舌が膣内を剃る度にその強い刺激に、初めての刺激にシーツにしがみつきながら背を反らす。
(さて、舌はもういいだろう。次は……)
 存分に舌で愛撫したレウスは一旦顔を離した。
「―――んっ、はあぁ……、はぁ、はぁ……、レウス……」
 愛撫が終わたっと思ったアイは、反らした背中をゆっくりとベットに落とす。
 息は荒く、恋人を呼ぶ声も弱々しい。
 そんな姿にレウスはゆっくりと優しく頭を撫でる。
「アイ、うつ伏せに寝てくれないか?」
 頭を撫でながら自分の要求を告げる。
「―――……うん」
 アイはレウスの言葉に素直に従った。
 次は何が起きるのか、アイは興味半分期待半分の気持ちでうつ伏せになる。
「アイ……」
「――レウス……、ひゃあん!?」
 レウスはその上から覆い被さるように抱きしめ、背中から左手を胸へと回す。
471桐漱:2008/08/07(木) 00:09:48 ID:2iulvkPh
 回した左手で揉んだり、突起を転がしたり、摘んだりする。
「んっ……! あっ、レウス……そこだけじゃ、ふぁあ……! いやぁあ……」
「分かってる」
 無論、これはレウスにとってこれから行う行為の前座にすぎない。
 空いた右手を愛撫の最中に秘所へとやる。
 そして、中指を
「んっ……、あっ、はぁっ……! ひぁ……? あ、あぁああん!」
入れる。
(っ! ……キツいな)
 反応はレウスの想像以上だった。
 自分の指はキツく締め付けられ、動かすのはやや難しかった。
「あ、あぁああ……! ゆ、ゆっくり……。ゆっくりぃい!」
 彼女の要望通り、ゆっくりと掻き回すように指を動かす。
 段々と馴れてきたのか、徐々に動かすスピードを上げる。
「ゆっくりぃ! だめぇ! 壊れちゃう! 壊れちゃ、んぁああ!?」
 同時に指の本数を二本、三本と増やしていく。「な、何……? 指が……! 増え、てぇええぇえっ! あ、あああ……! レ、レウス! だ、だめぇ! 壊れちゃう! 本当に、私っ! やぁああ! こわれ、ちゃう、よぉ! レウスぅう!」
「……可愛いな、アイ」
「!? あ! やあっ! だめぇ! いわないで! いわないでぇえ! はぁん! やぁあ! え!? あぁああ! な、なんか! なんかくるよぉ!」
472桐漱:2008/08/07(木) 00:12:04 ID:2iulvkPh
 絶頂が近いのだろう。両手はシーツに必死でしがみつき、腰は指をより深く入れたいかの如く激しく振ってくる。
「アイ……」
 トドメを刺すように左手はより強く胸を愛撫し、右手はより激しく出し入れをしたりクリトリスを摘む。
「ひぃああ! らめ! らめぇえ! あぁん! きちゃうの! きちゃうぅのぉ! レウス! あぁああ! レウスぅ!」
 激しい愛撫にアイはとうとう我慢できなくなった。そして……。
「やあぁあああああ!」 彼女は絶頂に達した。
「―――あ……、あぁ……」
 糸が切れた人形のように(実際人形だが)、どさりとベットに伏す。
 目は疲労のため焦点が定まっておらず、口は半開き。体は呼吸の為の上下運動かたまにピクリと動くのみ。
 正に疲労困憊だった。これ以上動くのは無理だと、誰の目にも明らかだった。
 そこへレウスが力尽きたアイを優しい手つきで仰向けにする。
 アイはどうしたものかとレウスを見る。
「え……?」
 そこにはレウスの形をした一匹いや、一頭の竜がいた。
 確かに愛撫にしては激しかった。
 しかし、所詮前座である『愛撫』に過ぎない。
 そして何より、性欲の塊となった竜が、これだけで満足するハズが無かった。
473桐漱:2008/08/07(木) 00:18:33 ID:2iulvkPh
 今日はここまで。レウスはアイとしか言ってないけど別に(俺は)気にしない。
 そういえばバハムーンの指が青色なのは鱗か……? それとも手袋? どっちなんだろうか。
 ちなみに今回レウスの指は普通の指として書きました。
 最初は鱗でもっと苛めるつもりでしたが、文章力の限界から止めました。
 人外の描写って難しいなぁと、ひぐらしのなく夕方を背景にしみじみ感じました。
 ……さて、ちょっと綿流しを見て来ます。
 ではノシ
474名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:33:36 ID:zR1ah6Qj
超乙
エロ書くの大変かもしれんが頑張れ、期待してる
バハムーンの手は公式の絵だと手袋っぽいかな。しかし脱いだその手が普通の手とは限らな(ry
475名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 02:24:55 ID:iKKaAOGV
フッ…竜の血を持たぬ者にはわかるまい…
476名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 17:10:09 ID:O/gORauy
と言って迷宮の中に消えてゆく
477名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 18:59:30 ID:jHKBUX5q
>>476
>>157のようなことになるんですね、わかります
478名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 21:59:09 ID:xCe44Lp3
>>413の方のが近くね?
479名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:43:56 ID:20HLohfT
二つの作品の共通点は「特待生」…
つまり>>474は「特待生はエロい」と言いたかったんだよ!!1!
480名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:45:47 ID:/IlwVAaR
>>479
ΩΩ Ω<な、なんだってー!
481名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:17:27 ID:/c1KEgeH
先日ようやく、うちの凄いマゾパーティも本編クリアと相成りました。
そんなわけで、クリア記念として普通見ないようなカップリングのSSを書いてみた。
どうしても妄想元がうちのパーティなんで、設定を引きずってるのはご容赦を。
そしてノームの設定も完全に俺設定ですが、まあプレイヤーの数だけノームがいるということで一つ…。
482名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:19:32 ID:/c1KEgeH
だんだんカリキュラムというものから逸脱してくる迷宮探索。
いくら学生であり、バルタクス代表と言われるほどの彼等でも嫌になるときというものはある。
そんなわけで、彼等は一旦探索を放置し、ランツレートを拠点として迷宮探索の名を借りた、トレーニング兼観光の旅に出ていた。

危険な敵を真っ先にフェアリーが射抜き、敵前線をフェルパーの二刀がなぎ払う。
強大な敵はドワーフが捨て身の一撃で打ち倒し、死角から死角へと潜むクラッズが敵の財布と命を狙う。
皆それぞれに腕を上げ、素晴らしい活躍を見せている。だが、その後ろに控えるノームとセレスティアはあまり目立ってはいない。
黙々と弓やスリングで攻撃するものの、ノームの弓は命中率に劣り、セレスティアのスリングは威力の点で致命的に劣る。
肝心の魔法は、いざという時のために温存させられているため、普段はなかなか使えなかった。
おまけにそのいざという時は、これまでにほとんど来た試しがない。
セレスティアはどうしても、自分がパーティのお荷物のように感じてしまう。
超術士学科と僧侶学科を学び、最初に唱える補助魔法が役に立っているとはいえ、ほとんどそれだけなのだ。
それゆえに、宝箱が出てはしゃぐ他の仲間とも、ついつい距離をおいてしまう。
「ちょっと待ってねー。はい、開いたよ。」
「え〜、このガラクタが折れた木刀。この草は…毒消しか。ちぇ、しけてる〜。で、これは…鑑定するまでもないね、あぶないパンツ。」
「こんなの、誰が穿くんだ…。」
「ドワーフ、あんた穿いたら?そしたらフェルパー大喜び…あいたっ!」
言い終える前に、フェルパーがししゃもでフェアリーの頭をぶん殴る。
「痛いな、もー。ししゃもなんてどこから…。」
「とりあえず、道具袋に入れておこうよー。こんなの、あとで考えればいいからさ。」
「それもそっか。よーし、次の宝箱探しに行くぞー!」
「おー!」
483名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:20:43 ID:/c1KEgeH
その夜、一行はザスキア氷河の交易所で宿を取った。
皆それぞれ個別に部屋を取ってはいたが、セレスティアはノームの部屋にお邪魔していた。
「………地味ですよね、わたくし達。」
ノームの淹れてくれたお茶を飲みながら、呟くように言うセレスティア。お茶からは、かすかにカモミールの匂いがする。
「そうですね。」
「戦闘では、皆さんはあんなに頑張っているのに…わたくしは大したことも出来ず、ただ気休め程度の攻撃しかできないなんて。」
「ですが、あなたは僧侶です。僧侶が活躍する場面など、本来ないに越したことはないでしょう。」
「それはそうなのですが…。」
「気に病むことはありません。あなたのような僧侶は、いるだけでパーティに安心感を与えます。
それに、そうしたあなたの優しさは、それだけで十分な価値があるものです。
あなたは自分の仕事を、立派にこなしている。自信を持って、胸を張ってください。」
「はい…ありがとう。」
ノームはどの種族とも相性がいい。それはきっと、この立ち回りのうまさなのだろうとセレスティアは思う。
自己の感情に流されず、その感情と言うものすら理論的に見つめ、相手の心を解きほぐす術を知る存在。
感情的にディアボロスなどを受け入れられない彼女としては、そんなノームが時に羨ましくもある。
何より、こうして共にいる彼。その彼のおかげで、一体どれほど救われただろう。
フェアリーと口論したとき、全滅の危機において誰かを見捨てねばならなかったとき、そして、今。
辛いとき、いつも隣にいてくれた彼に、セレスティアは友情以上のものを感じ始めていた。
しかし、それを言葉にすることは憚られた。
気恥ずかしさももちろんあったが、それを口に出すことで彼との関係が壊れるのではないかという恐怖があった。
ならばいっそ、その気持ちを胸に秘めたままでいる方が、ずっと楽だと思っていた。
「でも、わたくしより…あなたの方が、優しいです。」
「そんなことはありません。決して。」
妙に断定的なノームの言葉。
「でも、こんなわたくしの愚痴にすら、親身に答えてくれます。」
「当然です。あなたは大切な…仲間です。」
それからもついつい雑談に花が咲き、ふと気がつけば既に夜中すら通り越し、夜明けの時間が迫っていた。
「ああっ!いけない!もうこんな時間!」
「体力保持の点から見ても、そろそろ眠った方がいいですね。」
「遅くまでごめんなさい。それじゃ、わたくしはこれで…。」
「部屋まで送りましょうか。いくらあなたでも、学園外での一人歩きは危険です。」
「ありがとう。それじゃ、お願いできますか?」
細かい気遣いも欠かさないノームに、セレスティアはさらなる好感を抱く。
そして自分の部屋まではノームと一緒にいられることに、大きな喜びを感じていた。
484名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:21:38 ID:/c1KEgeH
が、部屋の外に出ると思いがけない光景が展開されていた。
「あ。」
「あっ!」
「あら?」
なぜか、フェアリーの部屋からクラッズとフェアリー。フェルパーの部屋からドワーフとフェルパーが出てきていた。
セレスティアも人のことは言えないが、どうも様子がおかしい。
フェルパーは思いっきり狼狽した顔。ドワーフはフェルパーの影に顔を隠している。
クラッズはいたずらを見つかった子供のように舌をペロッと出し、フェアリーは『あーあ』とでも言いたげな顔である。
「皆さんも、何かお話してたんですか?」
「え……あ………うん…。」
まるで初めて会ったときのようなフェルパー。ドワーフに至ってはフェルパーの影に隠れたまま、出てこようとしない。
「まぁ…ね〜。話もした…かなあ。あははは。」
クラッズも妙に歯切れが悪い。
「?」
セレスティアは状況がまったく飲み込めず、きょとんとした顔で4人を見ている。
が、そこでフェアリーが口を開いた。
「まぁったくさ〜。こんな時間まで男と女が一緒にいるっつったら、やることは一つに決まってんでしょ〜?」
「ちょ、ちょっとフェアリー!」
「???」
その言葉の意味がまったくわからず、セレスティアは首をかしげる。その様子に呆れたのか、フェアリーは大きなため息をついた。
「あーもう!ほんとに純粋な天使ちゃんなんだから!つまり、ヤッてたの!セックス!性行為!わかった!?」
「え…ええええええ!?」
セレスティアにしてみれば、とても信じがたいことだった。この二組がお互い好意を持っているのはわかっていたが、
まさか自分のすぐ側でそのような行為にまで及んでいるとは、とても考えられなかったのだ。
「あーあ、言っちゃった。」
「っ…。」
だが、頭を掻きながらまた舌を出すクラッズ、真っ赤になってうつむくフェルパー、全身の毛が逆立ったドワーフを見る限り、
どうやら本当らしかった。
「確かに、そのようですね。彼等の態度を見る限り、フェアリーさんの言葉通りでしょう。」
「そ、そんな…あぁ…。」
とても受け入れがたい現実に、セレスティアの精神は追いつけなかった。
追い討ちのようなノームの言葉を聞きながら、その意識はすぅっと遠くなっていった。
485名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:22:34 ID:/c1KEgeH
目を開けると、宿屋の天井が見えた。きちんとベッドに寝かされ、布団まで掛けられている。
「気がつきましたか。」
ノームの声。セレスティアは必要以上にビクッとしてしまう。
「ノ…ノームさん、ここは…。」
「僕の部屋です。突然失神したので、みな驚いていました。」
なるほど、驚くだろう。失神した自分自身、驚いている。
「いかがですか。落ち着きますよ。」
そう言って、ティーカップを差し出すノーム。中からはラベンダーのいい香りがする。
「ありがとう…いただきます。」
若干震える手でそれを受け取り、そっと口をつける。一口飲んで息をつくと、心が少しずつ落ち着いていく。
ハーブティーを飲み終える頃には、ようやく事態を正面から見られるだけの落ち着きを取り戻していた。
「わたくし…ちょっとショックです。まさか、みんながあんなことしてたなんて…。」
「歳若い男女です。それに、僕達はずっと一緒で、命を預ける仲間同士です。不思議なことではありません。」
「でもっ!……そうなん…ですけど…。」
「あなたは、彼等を責めたいのですか。」
その質問に、セレスティアは答えられなかった。
「不純異性交遊、という言葉もあります。その言葉を使えば、彼等を責めることもできるでしょう。
だけど、相手を大切に思い、またいとおしく感じ、それらの結果、あるいは確認として、
そのような行為に及んだ彼等には、あまり適さない言葉でもありますね。」
淡々と話すノーム。今のノームからは、いつも当たり前のようにあった身近さを感じることは出来なかった。
「それに生殖は、一般的な生物であれば誰しもが人生の目標の一つとして掲げるでしょう。子孫を残し、育てること。
それは一般的な生物であれば、極当たり前の欲求です。」
「で…ですけど……あんまり軽々しくそういう行為を行うのは、良くないです!」
何とか見つけ出した反論も、ノームは意に介さなかった。
「軽々しく、と言いますが、では軽々しくない行為とは、どんなものですか。」
「え…。」
「まして、僕とあなたを含め、命を預ける仲間同士です。その相手を大切に思うこと。
また、叶わぬとしても子孫を残したいと思うこと。その思いの結果としての行為を、あなたは軽々しいと責められますか。」
諭されてるような、叱られてるような、何だか微妙な気分になるセレスティア。もはや反論などできようもなかった。
「まあ、性的な行為には、大きな快感がつきものです。むしろそちらが目的ということも十分考えられますね。」
「じゃ…やっぱり、軽々しくそういうことしてるってことじゃないですか。」
「そうですね。でも、面と向かって言わない方がいいでしょう。
皆さんを傷つける恐れもありますし、フェアリーさんが黙っていないでしょうからね。」
確かに、そんなこと言ったら猛烈な勢いで言い返されそうだった。しかも、絶対そっち方面でいじられるに決まっている。
「ともかく、もうゆっくり休んだ方がいいでしょう。今日はハウラー湖まで行きますから、体力が持ちませんよ。」
「そう…ですね。そうします。」
「ベッドはそのまま使って結構です。僕は、椅子があれば十分ですから。」
「いえ、そういうわけには…!」
言いかけたものの、不意に振り向いたノームの顔に、セレスティアは言葉を止めた。
相変わらずの、無表情。なのに、なぜかはっきりと感じる悲しみに似た感情。
「セレスティア。あなたがそこまで躍起になる理由、僕には理解できない。
そしてクラッズさんやフェアリーさん、フェルパーさんやドワーフさんの気持ちもまた、理解できない。」
「え…それは、どういう…?」
だが、ノームは答えなかった。胸の上で手を組み、まるで死んでいるかのように眠り始めていた。
セレスティアは追及を諦め、横になる。が、どうもノームの言葉の一つ一つが耳から離れない。特に最後の言葉が、非常に意味深である。
しかし、考えてわかるものでもない。目を瞑っているうちに、いつしかセレスティアも眠りに落ちていた。
486名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:24:00 ID:/c1KEgeH
翌朝、一行は非常に気まずいムードのまま旅を続けることとなった。
フェルパーは借りてきた猫状態だし、ドワーフもいつもの覇気がない。クラッズはそんな二人に話しかけるが、大体空回りに終わる。
フェアリーは大体いつもどおりだったが、口数はやや少ない。セレスティアは話せる気分でもなく、ほとんど無言であった。
が、そのパーティを徐々に引き戻したのは、ノームであった。一体何が気に入ったのか、昨日入手したあぶないパンツを穿いていたのだ。
上は第一ボタンまで留めてある、堅苦しいぐらいの制服。下はとてつもなくきわどいパンツのみ。おまけに無表情。ほとんど変態である。
いくら気まずい雰囲気だとはいえ、どうしてもそれを見ると笑いがこみ上げる。皆最初こそ我慢していたものの、それもすぐに限界がきた。
「…ぶっはっはっはっは!ノームやめてー、お腹痛い!!!」
真っ先に噴き出したのはフェアリーだった。それを合図に、耐えられなくなった他の面々も一斉に笑い出した。
「あっはははは!!やば…ノーム、お前さいこー!だっはっはっはっは!!!」
「ひ〜!お腹苦しいよ〜!」
「あははははっはっゲホッゲホ!!!ノーム…それ……あげる…!あはははははは!!!」
「…どうしました。」
一向に気にする様子のないノームの言葉。そのおかげで、余計にみんな笑い出す。
「お前っ…それ、なんでお前が…あっはははは!!!」
「丈夫さにおいては、今まで穿いていたズボンに劣りますが、回避や命中においてはこちらの方が優れています。」
時に、ノームは理論的過ぎる。なので、決して間が抜けているというわけではないのだが、どこかずれている節がある。
「ひぃ〜!お腹が…!ほっぺたがっ…!」
「だからって………ハァハァ…普通、そんなの穿くぅ!?普通は無理…あはははははは!!」
「あー、おっかし!でもさ、交易所着く前にちゃんとズボンに穿き替えてよね。
じゃないとあたし達まで変態だと思わ…ぶっ!やっぱダメー!まともに見られないー!!!」
「変態と言いますが、別に下を完全に脱いでいるというわけでもなく、そもそも僕の体は依代である人形です。
性器なども元々作られてはいませんし、その言葉は当てはまらないかと思いますが。」
「いや、立派な変態だってば。そんな格好で交易所なんか行ったら…く…ダメだぁ!想像したら…あっははははは!!!」
笑い転げる4人。おまけに、その後出会った駆け抜ける風の盗賊までが、挨拶して立ち去り際に噴き出した。
その辺りになると、もう一行はほとんどいつもの雰囲気を取り戻していた。
ただ唯一、セレスティアだけはやはり無言だった。
結局、セレスティアだけはハウラー湖交易所の宿泊所まで、ろくに喋らないままであった。
487名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:25:03 ID:/c1KEgeH
その夜、セレスティアはまたノームの部屋に向かった。どうしても、昨日の言葉が気になったのだ。
いつものように、無表情に彼女を迎えるノーム。ノームが淹れたお茶を飲みながら、セレスティアは最初の言葉を探した。
「昨日、僕が言ったことが気になるのですか。」
言葉を探し終える前に、ノームが先制した。セレスティアは黙って頷く。
いつもなら、すぐに返答するはずのノーム。だが、ノームはなぜか返事をしない。
「ノーム…さん?」
「僕達ノームは、通常アストラルボディしか持ちません。」
突然関係のない話が始まり、セレスティアは困惑した。だが、ノームは構わず続ける。
「精神だけの存在であり、あなた方のように肉体を持ちません。
人形を依代とすることにより、現世に影響を及ぼせるようにはなります。しかし、だからといってあなた方とは違う。」
話の筋が見えないことに困惑しつつも、セレスティアはじっと耳を傾ける。
「例えば、僕達には痛みがありません。もちろん、概念として、また感覚としてはあります。しかし、あなた方のものとは違う。
痛みそれ自体が魂を殺すことはなく、また痛みが行動を阻害することもありません。
僕達の痛みとは、ただ依代へのダメージを表すだけの感覚。
故に、腕をもがれようと、体を切り裂かれようと、『痛い』それだけなのです。」
そんな違いがあるとは夢にも思わなかったセレスティアは、驚きを隠しきれない。だが、ノームはやはり構わず続ける。
「味の概念もあります。匂いの概念もあります。しかし、それらはやはりあなた方とは大きく違うものなのです。
理論では理解できる。ラベンダーは精神を落ち着け、カモミールは安らかな眠りをもたらす。そういったものはわかります。
しかし、それらを感覚として理解することは出来ない。」
そこで初めて、セレスティアはノームの悲哀を悟った。
パーティとして共に戦ってきたこれまで、彼は何一つ仲間と感覚を共有できなかったのだ。
「僕は彼等が羨ましい。あれほどまでに深く心を共有することは、僕には永遠に望めないことです。もちろん、感覚も。」
そこまで言って、一度ノームは言葉を切った。
「でも、セレスティア。僕が本当に羨ましいのは、彼等が一点の曇りもなく『好き』と言えることです。」
「え?」
「ノームには生殖機能もありません。誰かと連れ添うこともありません。『好き』になる必要など、一切ないのです。
だからこそ、僕達は誰とでも付き合える。だからこそ、『好き』という言葉を出すことが恐ろしい。」
うつむくノーム。無表情であるが故、その行為によって悲哀が強くにじみ出ている。
「例え僕が誰かを『好き』であったとしても、僕の『好き』は同じ『好き』なのでしょうか。
痛みも匂いも何もかも、あなた方とは違う世界にいる。
その僕達が感じる『好き』があなた達と同じ『好き』である保障は、どこにもない。」
抑揚のない声で一気にまくし立てると、ノームは言葉を切った。さすがに、ここまでの話を聞くとセレスティアにも薄々理解は出来た。
488名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:26:36 ID:/c1KEgeH
彼は恐れていたのだ。自分の中に生じた感情が、相手のものと違うかもしれないということに。
だからこそ、こんな回りくどい言い方をしなければ伝えられなかった。
「……わたくしには…きっと、あなた方の哀しみを理解することはできません。」
真っ先にそう言った。しかし、すぐに言葉を続ける。
「だけど、例え人形の体であったとしても、体を魂の器としてみるなら、わたくし達も同じです。
それに本来、あなた方は好きになる必要がないのでしょう?それでも、あなたはその感情を抱いている。」
セレスティアは立ち上がると、そっとノームに抱きついた。
相変わらずのポーカーフェイスだが、困惑しているらしいことはすぐにわかる。
「それならば…その感情が、わたくし達と違うはずはありません。」
ノームはしばらく動かなかった。が、やがておずおずと手を伸ばし、セレスティアの腕に手を触れた。
「その優しさ、その美しさ。あなたの全てが『好き』だった。しかし、この感覚が否定されるのが、何より恐ろしかった。」
「否定なんてしません。それに、わたくしもあなたのこと、好きだったんですよ。」
そう笑いかけると、ノームはしばらく無表情にセレスティアを見つめた。そしていきなり立ち上がると、強くその体を抱きしめた。
しばらくの間、二人はそうしていた。が、やがてノームが口を開いた。
「セレスティア。些か卑怯な願いを聞いてもらえますか。」
「はい?」
ノームは少し体を離すと、セレスティアの顔をまっすぐ見つめた。
「愛情の確認としての性行為があるなら、僕はそれを試してみたい。」
無表情かつ今まで生殖が必要ないと言っていたノームの不意打ちに、セレスティアは思いっきりうろたえた。
「もちろん、あなたが嫌ならそれは求めない。」
「………もう…最初に断ればいいってものじゃないですよ。」
セレスティアは顔を真っ赤にしながら答える。
「先にあんなこと聞かされてたら…断るわけにいかないじゃないですか。」
「すみません。」
「でも、その…あんまり、変なことしないでください…ね?」
「努力します。」
489名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:27:20 ID:/c1KEgeH
ノームはそっと、セレスティアに顔を近づける。セレスティアはそれに目を閉じて応える。
そっと触れあうだけの、優しいキス。それを何度か繰り返し、セレスティアの緊張が多少解れたのを見計らって、ノームは舌を入れた。
セレスティアは少し驚きながらも、その舌に自分の舌を絡ませる。
一切の湿り気のない、異様な感触。舌自体も、柔らかい材質ではあるようだが、いわゆる自分達のような『舌』とは違う。
それでも、それはノームの舌には違いない。今のセレスティアにとっては、それだけが大切だった。
キスの感触にも慣れ始めた頃、ノームはそっとセレスティアの制服に手を掛けた。思わず、そこに自分の手を重ねてしまうセレスティア。
「嫌ですか。」
「う…ううん、びっくりしただけ…です。」
ゆっくりとボタンを外すノーム。一つボタンを外されるたび、セレスティアの鼓動は速くなる。
やがて全てのボタンが外され、制服を脱がされると、赤く染まった白い肌と、下着に包まれた胸が露になる。
「あ…あの…。」
「何でしょう。」
「その……そんなに見られると、恥ずかしいです…。」
「なら、明かりを消しましょうか。」
ランプに手をかざし、出来る限り手加減したアクアを唱えるノーム。
明かりが消えると同時に、ノームは不意にセレスティアの体を抱き上げ、ふわっと宙に浮いた。
そのまま少し後ろに下がると、セレスティアを優しくベッドに横たえる。やはりこんな時でも、細かい気遣いは欠かさない性格らしい。
赤ちゃんのように、両手を口元に当てて握るセレスティア。そんなセレスティアの胸に、そっと手を伸ばすノーム。
「んっ…!」
腕がかなり邪魔そうではあるが、それをどかせることもなく、ノームはただ優しく胸を揉みしだく。
セレスティアは声を出すのが恥ずかしいのか、いっそう小さく縮こまりながら、目と口をぎゅっと閉じ、ひたすら荒い息をついている。
不意に、ノームの手が胸を直に触る。驚いて目を開けると、いつの間にかブラジャーを外されていた。
「ノ…ノームさんっ…!」
「すみません。しかし、あなたを直に感じたかった。」
本音か建前か、ともかくもセレスティアの非難をかわすと、その整った形の胸をそっと口に含んだ。
「あんっ!…ふぅ…ん…!」
右手では胸を優しく揉み、舌で小さな乳首を転がすように舐める。今まで感じたこともない、大きな快感。
「んっ…あっ!はぅ…!」
さすがに我慢しきれず、セレスティアは何度も声を上げる。ノームはさらに続けようとしたが、ふとセレスティアが頭を押してくる。
それにはっきりした抵抗の意を感じると、ノームはすぐに体を離した。
490名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:28:28 ID:/c1KEgeH
「どうしました。」
「その…できれば、ノームさん…も、服脱いでください…。あっ、でも上だけでいいですっ!し…下はそのままでいいので…。」
「なぜです。服を脱いだところで、僕の体は…。」
「いいんですっ!気分の問題なんですっ!」
一瞬躊躇うような素振りを見せたが、ノームは言われた通りボタンを外し、制服を脱ぎ捨てる。
やや細めの、しかしそれなりに整った形の、『よくできた』体。セレスティアは体を起こすと、その胸に手を触れる。
「セレスティア…」
「少し…じっとしててください…。」
そっと、その胸に頬を寄せる。体温もなく、鼓動すら感じられないその体。
しかしそれは、例え依代であるにしても、確かにノームの体だ。
「暖かい…です。」
「血も通わない、この体がですか。」
「例え血が通っていなくても…あなたの暖かい心は、感じられます。」
「…ありがとう。」
ノームはセレスティアを抱きながら、背中に回した手を少しずつ下にずらしていく。
「きゃっ!?」
少し油断していたセレスティアは、つい小さな悲鳴を上げてしまう。
「すみません、驚かせてしまいましたか。」
「あ、いえ…いいんです。その……続け…て……いい…です…。」
ついつい口ごもってしまうセレスティア。
自分から相手に続けていいという意思を伝えることすら、彼女にしてみれば自分からおねだりするほどの羞恥心を覚えさせる。
ノームの手が、また少しずつ下がっていく。背中を撫で、腰をなぞり、そして誰にも触らせたことのない場所を、そっと撫でる。
「あ…あぁぁ…!」
ふと、ノームはセレスティアの異変を感じて手を離した。
セレスティアは耳まで真っ赤にし、ノームの体にしっかりとしがみついてブルブル震えていた。
極度の恥ずかしさと緊張と、これからの行為の不安で、錯乱しかかっているように見える。
「安心してください。僕は、あなたを傷つけはしない。」
抑揚のない声で言うノーム。だが、顔も声も無表情ではあっても、その優しさはしっかりと感じられた。
「…は…はい…。」
ほんの少し落ち着いたセレスティア。ノームはその顔を上げさせると、再びキスを交わした。
491名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:29:51 ID:/c1KEgeH
そのまま、再びセレスティアの秘所に手を伸ばす。ピクンとセレスティアの体が跳ねたが、今度は手を離しはしない。
そしてセレスティアも、それを拒絶しない。
既にそこはこれまでの前戯で熱を帯び、僅かではあるが湿っていた。
「んうっ!…うぅっ!」
キスで口を塞がれたまま、セレスティアは敏感に反応する。ノームは口を離すと、残ったスカートとショーツを脱がせにかかる。
セレスティアは特に抵抗もせず、ただ両手で顔を覆ったまま全身を紅潮させていた。
その姿を見たら、普通の男子なら到底我慢できないだろう。
「きれいですよ、セレスティア。」
そう言われると、セレスティアの体がより一層赤みを増す。それが上辺だけの言葉や手練手管ではなく、本心であればなおさらだ。
ノームはそっと、右手をセレスティアの秘所に伸ばす。
「んんっ…!」
軽くなぞるだけでも、羞恥と快感の入り混じった声を上げるセレスティア。指先をわずかに曲げ、ほんの少しだけ指を挿入してみる。
「痛っ!」
「すみません、乱暴でしたね。」
涙を浮かべ、不安そうな顔でノームを見上げるセレスティア。お詫びの意味を込めて、その不安そうな顔に口付けをする。
また少し落ち着いたのを見計らい、ノームは口を離し、今度はセレスティアの秘所に顔を近づける。
「ノ、ノームさん…!あっ!?」
そっと、傷つけたかもしれない箇所を舐め上げる。途端に、セレスティアの体が跳ね上がる。
「ノームさんっ…そんなところ、汚い…!あん!」
「いえ、清潔ですよ。」
「そういう意味じゃなくて…ひゃう!」
かなり恥ずかしがってはいるものの、快感は非常に大きいらしい。そう判断したノームは、さらに丁寧に舐め始める。
「ああん!ノ…ノームさ…あっあっあっ!!だ…ダメ…ですよぅ…!」
セレスティアは激しく喘ぎ、必死にノームの頭を抑える。快感も確かに大きいが、彼女の中では羞恥心の方が僅かに勝っていた。
ノームもそれを感じ取り、体を起こしてセレスティアを見る。
紅潮した体。荒く切れ切れの呼吸。それらすべてが、セレスティアの限界が近いことを物語っている。
492名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:31:40 ID:/c1KEgeH
「ノーム…さん。」
消え入りそうな声で呼ぶと、セレスティアはおずおずと両手を差し出した。その意図を汲み、ノームはそっとセレスティアと胸を重ねた。
その体に、セレスティアはぎゅっとしがみつく。
胸に伝わる、激しい鼓動。熱い体温。肩にかかる吐息。
その全てに、今まで感じたことのない感情を覚える。
「セレスティア……好き…です。」
「ノームさん…わたくしも……好きです…。」
右手を、そっと秘所に差し込み、左手ではセレスティアの背中をしっかりと抱きしめる。
「んうっ!あっぅっ!」
さっきまでは全ての侵入を拒んでいたところが、今は指を押し当てるだけで吸い込まれるようになっている。
痛みを感じないように、ノームは浅く指を入れる。
それだけでも、セレスティアの体は大きな反応を示す。だが、ノームはさらに親指で小さな突起を撫で始めた。
「あうっ!やだっ…ノームさん!そんなっ!ふあぁっ!」
今までにないほどに跳ね上がる体。それでも、お互い離れまいとするように、しっかりと抱き合う。
「ダメっ!もう、ダメっ!なんかっ!頭っ…ふわってっ!…やだぁっ!」
これまで感じたこともない感覚に怯えるセレスティア。その体を、ノームが痛いほどに抱きしめる。
「大丈夫。僕は、あなたを傷つけない。」
未知の感覚に対する恐怖と、大きすぎる快感。
その渦の中に投じられたノームの言葉にすがりつくように、セレスティアもノームを強く抱き返す。
「離さっ…ないで!怖いのっ…ノーム…あ……あっ!!ああああああっ!!!!」
一際大きな声で叫び、紅潮しきった体を弓なりに反らすセレスティア。
その体がガクガクと痙攣し、苦痛とも快楽とも取れないような表情を浮かべる。
「あああ…あ…ぁ…。」
やがて、今まで強張っていた体がぐったりと弛緩し、セレスティアは吐息と共に絶頂の余韻のような声をこぼす。
負担にならないように、ノームはセレスティアのから離れ、隣に寝る。相変わらず、左手ではセレスティアの体をしっかりと抱いている。
やがて、ぐったりしていたセレスティアが、とろんとした目を開ける。
「大丈夫ですか?」
「…はい。」
「何となくですが、なぜ愛情の確認としてこのような行為をするのか、理解できました。」
余韻もへったくれもないノームの言葉。だが、セレスティアにそれを責める気は起こらない。
「相手を大切にし、なおかつ快感を与える。自分のことだけ考えていては、決して為し得ない行為。
それはまさしく、相手を『好き』でなければできない行為。だからこそ、愛情の確認として性行為が行われるのですね。」
「ん〜…そんなに小難しいことじゃないと思いますけど…でも、そうなのかな。」
少なくとも間違ってはいない気がする。しかし、今のセレスティアにそんなことを考える力は残っていない。
493名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:32:20 ID:/c1KEgeH
「わたくしは…行為そのものより、今こうして、あなたが抱きしめていてくれるのが幸せです。」
「僕も、あなたがこうして隣にいることが嬉しい。」
それ以上、交わすべき言葉はなかった。できることなら、このまま眠りに落ちたかった。だが、そういうわけにもいかなかった。
「…もうすぐ、夜が明けます。このままここにいては、明日の朝慌てることになります。」
「そう…ですね。……あ、あのっ!」
「なんでしょう。」
誰が聞いているわけでもないのに、セレスティアは顔を真っ赤にしつつ、ノームの耳に口を寄せた。
「また……その…こ…こういうこと、してくれますか…?」
言い終えると、セレスティアは両手と背中の翼まで使って顔を覆ってしまった。
「あなたが望むなら。」
「………あり………が…とう…。」
翼の隙間から、か弱い声が響く。
「酷なようですが、そろそろ行った方がいいでしょう。もうじき、宿屋の人が起き始める時間です。」
確かにその通りだった。セレスティアはだるい体を何とか起こし、一つずつ服を身に着けていく。
幸い、ノームがすぐに脱がせていたため、汚れらしい汚れはついていなかった。
部屋から出る前に、まずノームが外に出て周囲を見回した。特に人影はなく、足音も聞こえない。
「誰もいないようです。今のうちに。」
セレスティアは素早く出るが、どうしても離れがたい。とはいえ、行かなければ誰かに見つかってしまう可能性がある。
「それじゃ、ノームさ…」
「あれ、セレスティアとノームじゃない。」
突然の声に、セレスティアの体がビクンと跳ね上がる。
「フェ…フェアリーさん!?」
「なぁによ?そんなにあたしが不潔に見えるわけ?」
セレスティアは思わずノームに非難の眼差しを向ける。
「すみません。足音が聞こえなかったので、油断したようです。」
ノームが、セレスティアにしか聞こえない小さな声で答えた。
「また飽きもせず、朝までお話?ほんと、育ちのいい天使ちゃん…んん?」
いきなり、フェアリーはノームに近づくとその手の匂いを嗅いだ。そして素早く離れると、ニヤーっと意地悪な笑みを浮かべた。
「あら〜?お話してたのかと思ったら、お人形さん遊びしてたんだぁ。あ、お人形さんと遊んでた、の方が正しい…。
いや、遊ばれてた、かな〜?」
「ななななな何の話ですかっ!?」
「隠しても無駄無駄。だってさ〜、ノームの手についた匂い。経験のある女の子なら、知らないわけないもんねー。」
たちまち、セレスティアの顔が真っ赤に染まる。
「うっわー、意外〜。さっそくクラッズに教えてやろーっと。」
「や、やめてくださいっ!!!」
「なぜ、止めるのですか。」
ノームの言葉に、セレスティアは信じられない気持ちで振り向いた。
494名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:33:08 ID:/c1KEgeH
「な、なんでって…!」
「恥ずかしいからですか。」
「あ、当たり前じゃないですかっ!ノノノ、ノームさんは恥ずかしくないんですかっ!?」
「いえ、恥ずかしいです。」
「じゃあなんで聞くんですかっっ!!!」
思わず声を張り上げるセレスティア。だが、ノームは表情を変えずに答えた。
「よかった。やっとあなたと、同じ感覚を共有できた。」
「あ…。」
その時、ノームは確かに笑った。その顔に、セレスティアは気勢を殺がれてしまった。
が、振り向くとフェアリーがいない。
「あっ!フェ、フェアリーさんはどこ行きました!?」
「あっちに飛んで行きました。恐らく、クラッズさんの部屋に向かったものと思われます。」
そう言うと、無表情に戻ったノームはポジショルを唱えた。
「…幸い、まだ到着はしていないようですね。」
二人は、お互いに顔を見合わせた。
「止めに行きますか。」
「当たり前ですっ!」
「では、急ぎましょう。」
その言葉を合図に、凄まじい勢いで廊下を飛んで行くセレスティアとノーム。
その後、なぜか廊下で魔法にでもかけられたように眠りこけているフェアリーが見つかったことと、
なぜか朝からセレスティアが疲労しきっていたことについて、パーティの全員が不思議がった。
だが、フェアリーは何を聞かれても、なぜかノームを困ったように見るだけで何も答えず、セレスティアも何一つ話さなかった。
そしてもう一つ。どことなく、ノームの雰囲気が今までより明るく感じられるようになっていた。
相変わらずの無表情ではあるのだが、なぜかそう感じられるのだ。

変化しないはずの人形の心。人間らしさに憧れ、しかしそれを得ることは決してないはずだった。
天使との出会いが、それを変えた。善き心を持った人形は、善き天使との出会いによってそれを得た。
そんな、どこかで聞いたことのある御伽噺のような、一つの学園での物語だった。
495名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:39:57 ID:/c1KEgeH
以上、投下終了。またもや長くなってしまって本当に申し訳ない。
今までの見返すと、ちょっと文が長くて変に改行されることがあったんで、今回はちょこちょこ改行入れてみました
しかしまあ、この二人の動かないこと…。これだけ動かしにくいのは初めてだ。
もうこいつらは二度と書かないぜっ!
これでパーティ4人書いたし、もし次があるならフェルパーXドワか。あるかどうかわからないけど。
それじゃ、そんなところで。

[>身代わりかかし 5 ピッ!
496名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:49:29 ID:kupYUKWv
>>495
乙!
心温まるお話で良かった。

俺のPTで話を書こうとすると黒猫黒猫青猫黒クラ青天黒天の大乱交スマッシュシスターズになっちまうのはなんでなんだぜ?

♂キャラも一人くらい作ろうかなぁ
497名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 01:07:25 ID:poX3IhVX
>>495
GJ!
ノーム良いヤツだな〜
498名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 01:08:38 ID:xbhSmaks
>>495

…これはPTにノームとセレスを入れなければならないな
499アトガキモドキ:2008/08/09(土) 01:41:17 ID:ZQWC7YrV
夜も遅くにこんばんわ。アトガキモドキです。
さて、多くのリクを出していただいて、大変恐縮なのですが・・・
真っ先に土下座申し上げます。作者、ディモレアが書けません。
あのオb・・・姉さんの魔力には、私の文章力では敵わないのです。
期待に答えられずにすみません。しかもdでも無い設定の話を書きます。
採用リクは催眠術で。校長一回も出て来ませんが・・・ではどうぞ。
500アトガキモドキ:2008/08/09(土) 01:42:48 ID:ZQWC7YrV
錬金術士の夢であり、芸術でもある合成獣。
時には戦闘兵器として、人によっては召使として。
今日も何処かで、産声を上げる。
確かな命を抱え込んで。

「うう・・・軽率でした・・・」
パルタスク学園の教師ライナは、言い知れぬ危機感を感じていた。
彼女には『はらぺこの呪い』なる半ばふざけた名称の魔法が罹っており、常に異様な空腹が襲い来る。
先日、出張先で空腹に耐え切れなかった挙句、小さな食堂を一軒食い潰してしまったのだ。
勘定はどうにかなったが、おかげで金欠のどん底に立たされてしまうのだった。
どうにも困ってしまった彼女は、校長に頼み込んで催眠術を掛けて貰い、空腹を紛わせようとしたのだ。
「食欲の代わりに何か別の欲求が出てくるらしいけど、まさかこれが出てくるなんて・・・」
事実として、彼女の人外な食欲は今や押さえられつつあった。
しかし、もっと厄介な欲望――性欲が出て来てしまったのである。
疼く股間の痺れに耐え、何とか受け持ちの仕事を片付けた。
「おや、ライナ先生。丁度良い所に」
背後からの声に振り返ると、魔術と錬金の教師を務めるドークスの姿が映った。
「あ、あら、ドークス先生。何か御用ですか?」
「ええ。戦闘用のホムンクルスがついさっき出来上がったので、戦闘テストをお願いしようかと」
「生徒達ではダメなのですか?」
「ふっふっふ。私の完璧な合成獣の前に、子供の力では良いデータは採れませんよ」
「はあ・・・」
「ホムンクルスはトレーン中央にいます。是非、戦術教師のライナ先生にお力添えを頂きたい」
ドークスの熱心な要望に、ライナは少し考え込む。
やがて何か思いつくと、僅かに笑顔を浮かべて言った。
「解りました。協力しましょう」
「おお、そうですか。それはありがたい!終わったら感想を頼みますよ!」
嬉しそうにはにかむと、そのままドークスは去って行った。
新しい発明を終えた研究者というものは、どうしてこうも嬉しそうなのか。
さて、一方のライナはと言うと、本当の目的は別の所にあるのであった。
501アトガキモドキ:2008/08/09(土) 01:43:49 ID:ZQWC7YrV
トレーン地下道と言えば、駆け出しの冒険者が最初に足を踏み入れるであろう簡単な迷宮である。
それゆえ、未知数の試作品を隠すのには丁度良いのかも知れない。
普段は弱いモンスターしか現れないこの場所に、今日は太刀のぶつかる音が聞こえる。
「はいっ!」
「!」
ひと際大きい金属音を響かせ、ライナの刀がホムンクルスのそれを弾き飛ばす。
腕がまだ痺れているのか、左の利き腕を抑えつつ、ホムンクルスはライナを睨み上げる。
「ふふ・・・私の勝ちですね」
「・・・・・・」
「大丈夫ですよ。命までは取りません。その代り・・・」
「・・・?」
刀を持ったままホムンクルスに歩み寄るライナ。しかし、すでに敵意は消え失せていた。
「よ〜く熟れた私の身体・・・満足させてもらえますか?」
ホムンクルスの目の前まで迫ると、優しげな口調でそう告げる。
合成獣にも知能があるのか、驚いた様子で立ち尽くしていた。
「・・・!・・・??」
「うずいて仕方無いんです・・・気持ち良くして下さいな」
そのまま刀を落としたライナは、ホムンクルスの唇を奪う。
後頭部と背中に手を回してしっかりと抱き締めて、口をこじ開け舌を差し込む。
困惑したまま動かないホムンクルスは、ただその舌を受け入れた。
「!?・・・ッ・・・ゥ・・・」
「んふっ、んむ、ちゅっ・・・」
唾液の音が耳元に届く。
媚薬を飲んだも同然な今のライナを興奮させるのに、寸分の間違いも無い。
その証拠に、陰部の湿り具合が自分でも相当なものだと解る。
やがて我慢もできなくなり、背中を押さえていた片手をホムンクルスの股に運んだ。
502アトガキモドキ:2008/08/09(土) 01:44:57 ID:ZQWC7YrV
「え?ウソ・・・もしかして・・・」
腰の付け根に伸ばしたライナの手に伝わった感触は、膨らんだ何かだった。
前を隠すホムンクルスの装束をどけると、男性器の形をした肉の棒がそこにあった。
「!!・・・・・・///」
「うわぁ・・・素敵。イイモノを持っていますね」
それは本物にも引けを取らないほどのサイズと形状を誇っていた。
しかし造り物であるせいか、色は素肌と同じく真っ白である。
恥ずかしそうに頬を赤らめるホムンクルス。自然な仕種にとても造作物とは思えない。
「それじゃあ、頂きまぁす・・・」
ようやく欲しかったものにあり付けたライナは、床に膝を着くと立派な分身を口に含む。
咥内に入るだけで敏感に身を震わせるホムンクルスは、人間的な可愛らしさがあった。
「ッ!・・・ァ・・・!」
「むふ、ちゅぷ、じゅぽ、じゅくっ・・・」
ライナの頭に両手を当てて、ホムンクルスは軽い痙攣を起こしている。
経験の無い少年に同じことをやれば、似たような反応をするだろう。
ホムンクルスのそれとは違うが、ライナにもゾクゾクと身震いが襲った。
「んはあっ、あなたの凄いですね・・・舌で舐めるたびにビクンって跳ねて・・・」
「・・・ッ・・・ァ!」
「ああん・・・そんな感じてる顔なんて見せられたら・・・興奮しちゃうじゃないですか」
唾液で滑った状態でしごき上げると、ホムンクルスは一層赤面する。
あまりにも愛らしい表情に、ライナの性欲が燃え上がる。
「・・・ゥ・・・ッ・・・!」
「んぷ、じょく、ちゅぱ、ちょぷ・・・・・・んんっ!?」
口で愛撫している最中、喉元に熱いものが吹き出る。
その正体を知っているライナは、さらに奥まで咥え込むと一気に筋を吸い上げる。
たまらず大げさに身体を反らすと、ホムンクルスは絶頂に達した。
「ァ!ッ・・・ァ・・・」
「んく、はうぅ・・・濃くて、おいしい・・・」
その味と量にも満足したライナは、飲み切れずに顔を汚した白濁を指で舐め取る。
満面の笑みで男の臭いを楽しむ姿は、最早ただのメスにすぎなかった。
503アトガキモドキ:2008/08/09(土) 01:46:01 ID:ZQWC7YrV
「ゥ、ァ!・・・ッ」
「くぷっ、ちゅく・・・あん、元気いっぱい・・・こっちも気持ち良くさせて下さい・・・」
全裸になったライナが横になったホムンクルスに愛液の滴る秘所を向けると、おずおずと舌を這わせて来た。
「んはあっ、そう、そこよ・・・きゃあん!やだ、このコ、上手い・・・」
割れ目をなぞるように舐めていた舌は、あまり間を開けずに中へ入り込む。
ぎこちなさの内面に確かな奉仕の艶めかしさがあり、甘い舌使いにライナの身体が酔う。
「ふぁ、はうぅ、感じちゃいますっ!あ、あなたのモノも、こんなに硬くなって・・・きゃん!」
「ッ、ゥ・・・ィ?」
「あふっ、ひゃあ・・・こっちも、お返しです・・・っ」
うわごとのように呟いて、ライナも咥淫を再開する。
秘裂に顔をうずめたままホムンクルスの身体が振動し、少なからず強い刺激を与える。
合成獣故の生命力か、一度は果てたはずだったが、それは雄々しさを取り戻しつつある。
お互いを貪る淫らな音が、しばらくの間響き渡った。
「ぷはっ!ああん、もう我慢できません!あなたのおっきいのぶち込んで下さい!」
自分でもびっくりするほどのはしたない言葉を撒き散らすと、ホムンクルスに上乗りになる。
驚いて起き上がった時には、もうライナの肉芽が亀頭を捉えていた。
「んん、くっ・・・うああん!」
「!!!」
突然の強烈な快感に、ホムンクルスの表情が強張る。
しかし、ライナの中は溢れるほどの蜜で充分に濡れていたので、すぐに快楽に酔った少年の顔になる。
「ああん・・・こんなの、久しぶり・・・気持ちイイでしょう?私のナカは・・・」
「・・・ッ///」
「せっかくですから、思いっきり楽しみましょう。そのまま突き上げて下さいな」
身を起こしたホムンクルスを甘い言葉で誘惑すると、体制を保ったままライナにしがみ付いて来た。
二人は組み合った時には互いに一切を脱ぎ捨てていたので、人肌の体温が解る。
胡坐を掻くような格好になり、最初の一突きから強気に攻めて来た。
504アトガキモドキ:2008/08/09(土) 01:47:06 ID:ZQWC7YrV
「ッ!ァ!・・・!!」
「あっはあ!凄ぉい、奥まで響くぅ!」
ホムンクルスの突き上げは、力加減もそこそこに狙い所が絶妙だった。
的確に奥深くまで突き抜ける性器の先端。両方から腰を突きだしている事もあってか、凄まじい快楽を及ぼした。
ライナも下腹部の上で激しく腰をピストンさせ、より大きな悦びを求める。
「ひぐっ、ふぁあん!あふっ、んあ、きゃん!」
舌をはみ出し涎を垂れ流す何ともいやらしい顔つきだった。
理性等は完全に吹き飛び、人工の男根によがって身体を上下させる娼婦さながらの様子だったのだ。
「・・・ァ・・・ァ!」
「んあっ、あはぁ!イキそう、なんですねっ!いやらしいアソコにぶっかけて下さいぃ!」
またも欲望に任せた台詞をぶつけて、ひと際強くホムンクルスを抱き締める。
それに呼応するように、下から抉るような一撃が放たれる。
「ァ・・・――――ッ!!!!」
「ひああぁあーん!らめぇええぇ!」
はち切れんばかりに膨張した彼自身から、ドクドクと際限なく打ち出される。
文字通り限界を超えて昇天し、揃って意識が飛んで行った。

「おや、ライナ先生・・・とホムンクルス?何故一緒に帰って来たのです?」
「ん・・・ちょっと、ね?」
「・・・・・・・・・//////」
夕暮れ時も過ぎたころ、不自然に艶の増した肌のライナは、顔を赤くして俯いたホムンクルスを連れて帰って来た。
首をかしげるドークスに、ライナは作品の出来具合を評価する。
「ドークス先生。正直な話、戦闘用としてはまだまだです。でも・・・」
「でも・・・何です?」
「生き物としての彼だったら、最高傑作だと思いますよ?」
ライナが微笑みかけた直後、ドークスはそのまま固ってしまった。
「最高・・・傑作・・・おおお、俺乙キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
『!?』
「わははっ!いいぞ!希望の光だ!合成獣の未来は明るいーーーっ!」
そう叫んだかと思うと、挨拶もせずにドークスは実験室へと一目散。
後には、取り残された二人が、しばし呆然と立っていた。
「ふふ・・・あの先生は面白いですね」
「・・・・・・☆♪」
何気ないライナの問いかけに、ホムンクルスは笑顔で答えた。
505アトガキモドキ:2008/08/09(土) 01:48:17 ID:ZQWC7YrV
自己満足のおまけ

それは、造り物であった。しかし、それはいつしか自己を手に入れた。
「少しだけ、昔話をしようか」
大樹を薙ぎ払う者。女郎蜘蛛を退けし者。
「造られてからしばらくして、強さを求めて旅に出たんだ」
鋏を叩き割りし者。鎧を打ち砕いた者。
「やっぱり戦闘用だからね。喧嘩には強くなくちゃいけない」
霊猿を浄化せし者。悪魔を枯れ逝かせた者。
「ホントは、出来損ないだったんだ。余計な自我を持っちゃったから」
巨人を捻じ伏せし者。支配者を引き裂いた者。
「でも、とても嬉しかった。コトバも覚えて、怒ったり、笑ったり」
口岩を崩壊させた者。獣王を肉塊に還し者。
「造ってくれたヒトが居て、愛してくれるヒトも居たから」
精霊すら手も足も出ず、邪竜さえ歯が立たぬ者。
「13匹の化物も、残り1匹。そう、君で最後だ」
得物に纏いし鋭利な魂は、神をも容易く両断する。
「解き放られた破壊神。僕の刀の、錆になれ!」
彼の者の名は、ホムンクルス。修業中の最高傑作、アイとココロの合成獣。
506アトガキモドキ:2008/08/09(土) 02:01:04 ID:ZQWC7YrV
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

はい、ライナ×ホムンクルス、催眠術による淫語プレイもどきです。
ホムンクルスを乙女と信じて疑わない方、失礼をばいたしました。
おそらくこの子は余裕でドークスの限界(レベル35)超えてますw
地元の祭りまであと一週間。そしたら着物バハ子のエロ書きます。
ディモレアを心待ちにしていた皆様、本当に申し訳無い。

>>495さん
GJです!ノームにあんな使い方が・・・セレ子可愛いよセレ子。
宿屋の休憩or宿泊のメニューはどう見てもエロゲですよね。
フェル×ドワしかり次回作に期待です!

今日はもうこの辺で。それでは・・・あぶないパンツ、ノーム・・・アヒャヒャヒャ!ノシ

    アトガキモドキは挨拶をして立ち去った
507名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 02:40:23 ID:xbhSmaks
乙です
おまけのホムンクルスのレベルがww
508名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 18:32:15 ID:Wg8rKheN
乙ッス
ホムンクルスって男だったんだ。
あと、隠しボスってエンパス意外かっこいいよね。エンパス以外。
509名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 18:46:56 ID:sFvks3T3
エンパスのパンツの色がどうしたって?
510桐漱:2008/08/12(火) 01:27:54 ID:/kMvz1Sb
 皆さんどうもお久しぶりです。
 幾日間鬱な気分から漸く脱したらオリンピックが心配なのか、過疎化していて寂しいです。
(まぁ、常に不在の私が言うのは間違っていますが)
 私は広島の日、長崎の日と相次ぐ悲しい思い出+ひぐらしのなく頃に『目明かし編』&『you』に涙を流しつつ日々を送っています。
 さて、お二方の作品の感想は(すみませんが)後程にして、私のを投下します。
 今回、エロというよりやや鬼畜気味のレウスさんが……。では、どうぞ。
511桐漱:2008/08/12(火) 01:28:58 ID:/kMvz1Sb
 アイは日頃から誘惑している事からすでに受け入れる心の準備はできていた。
 仲間の女性やら雑誌やらで『そういう事』は知っていたのだ。
 最初は痛いこと、愛撫の事、男はどうしたら喜ぶかどうかetc.etc.……。
 彼女は最初のシーンまでは予想通りだった。“最初まで”は。
 予想外なのはレウスの『指』と自分の『身体』であった。
 レウスはバハムーンである。
 竜を祖先に持つ彼ら一族は総じて背が高く、逞しい肉体を持ち、それに比例して腕はもちろん、手や指もヒューマンより太く、大きくなる。
 さらに言えばレウスは戦士の職業から武器を持つ腕などは、より発達している。
 こんな話がある。
 レウスが同級生であるヒューマンやエルフと一緒に浴場へ入った時の事。
 ヒューマンがからかい程度に彼の指と彼らのブツを比較したところ、殆ど変わらない大きさだったと言う。(彼らはその後酷く落ち込み、一週間程スランプ状態だった)
 更にアイはノームの中では身体は小さい方だった。
 制作者の趣味なのか、両親の要望なのか、(彼女にとって)悲しいかなその丈150余p。
512桐漱:2008/08/12(火) 01:29:59 ID:/kMvz1Sb
 とどのつまり、レウスの指での愛撫は、アイにとって見れば予測不可能な動きをするバイブで弄くられるも同じだった。
 しかもヒューマンのペニスと同じ位の大きさで、だ。
 そんな事をされるのが初めてであるアイの身体を限界に達するのは赤子の手を捻るよりも簡単である。
「あ……、レ、レウス……。その、あの、私はもう、限か」「まだだ」
 アイの言葉を遮るようにしてレウスは告げた。まるで有無を言わさないが如く。
「まだ、俺は終わっていない」「――レ、んっ……」
 言うが早いかレウスはアイの口を塞ぐ。
 ディープキスをしながらズボンを脱ぎ捨て、自分のモノを外気へと晒す。
「……アイ」
「ふぁ……? いや、あ、え?」
 アイは自分の下腹部に何か生暖かいモノを感じ、そちらへ目線を向ける。
 そこにはレウスのまさしく『凶悪な』ソレが反り立っていた。
「―――う、そ……」
 アイは信じられなかった。
 本や人から見聞きした情報は『20pもあれば上』だ。
 だが目の前のソレは目測とは言え明らかに20オーバー。もしかしたら30あるかもしれない。
 しかも指とは違う太さと形にこんなの入るはずがない、とアイは確信にも近い事を思った。先程も述べたがアイの身体は平均以外である。
 入ったとしても、無事でいられないのは火を見るよりも明らかだった。
513桐漱:2008/08/12(火) 01:30:29 ID:/kMvz1Sb
「あ、あ……、レ、レウス……、私……」
「無理だ」
 そう告げるとレウスはアイの腰を両手で掴む。これでもはやアイは逃げられない。
「あ、い……、いやっ!」
「いくぞっ……!」
 とっさに拒絶するが既に無駄であった。
――ずぐゅり
「あぁあああああああ!?」
「ぐっ!」
 レウスの先端部分が少しずつ膣内に入っていく。
 アイは自分が二つに引き裂かれそうな痛みに襲われ、絶叫をあげた。
「うあっ! あ、やっ! 痛いっ! レウスっ! 止めてぇ! 止めてぇえええ!」
「ハァ……ハァ……、すまん……。無理、だ……!」
 先端部分が完全に膣内に入る。
 アイは先程までの快楽はどこへやら、自身に襲ってくる痛みに必死に耐えていた。
「ひぐっ! い、嫌ぁ! お願いっ! 止めてぇえええ! 壊れちゃうっ! 壊れちゃうからぁああああ!」
「ハァ! ハァ! ……ぐっ!」
 アイの嘆願を流し、叫びながら本能が求めるのか、一気に突き刺す。
514桐漱:2008/08/12(火) 01:31:06 ID:/kMvz1Sb
「グォオオオオ!」
「あぁあああああああああ! ――あ、あぁ、あぁああ……」
 アイは余りの激痛に意識を半ば失っていた。
 しかし、レウスはまだ満足しない。しかも信じられないことに全て収まっていないのだ。
「ハァ! ハァ! 動くぞっ……!」
 意識が戻らないことを知らないのか腰を上下に動かし始める。
「――っあ!? ひぐっ!」
 痛みで強制的に意識を戻された彼女を待っていたのは、再度の激痛だった。
「ぁあ……! あぁああいっ! 痛いっ! 痛い痛い痛い痛いぃいい!」
「ぐっ……!」
 もはやアイの言葉は届かないのか。レウスは腰を動かすのみ。
「ひっく……、あぐっ! レウスぅ……、あぁっ! お願い……、ひっく……、止めてぇ……」
 アイはとうとう泣いてしまった。彼女から望んだこととは言え、これではレイプも同然だ。
 すると、今まで容赦無用に腰を動かしていたレウスがピタリと止まり、アイと目を合わせる。
「アイ……? あ、あぁああ……! アイ! 大丈夫かっ! アイ!」
 アイの目に流れる水滴の意味をやっとの事で理解し、正気に戻るレウス。
「ひっく……レウスぅ……。怖かった……壊れちゃうかと、ひっく……思った……。ひっく……」
515桐漱:2008/08/12(火) 01:32:22 ID:/kMvz1Sb
「すまない……! 本当にすまないっ……!」
「レウス……、レウス、レウスぅ……。ぎゅっとしてぇ……、思いっきりぎゅっとしてぇ……」
 レウスは言われた通りに強く、優しく壊れ物を扱うように抱きしめた。
 アイも同じく、腕をレウスの腰に回し、抱きしめる。
「……もう、今日は止めに」「! いやっ!」
 レウスが言い終わる前にアイが拒否する。
「だがっ!」
「いやだ! だってレウス、優しいから……。今止めたら二度と抱いてくれないかもしれないから! だから……!」
 アイの抱きしめている腕に力がこもる。
「……私なら大丈夫だから……。だから、お願い……。続きを、して、下さい」
 一度止まった涙を流しつつ、上目遣いにお願いをする。
 当然レウスはこういうのに弱いし、何より未だ繋がったままの愚息を治めることは無理だった。
 レウスは己の中で気を引き締め、アイを見つめる。
「……出来るだけ、優しくするよう、善処する」
「――ありがとう」
「な、何で礼を言うんだ? 寧ろ俺が謝罪を、」
「私の――ワガママを聞いてくれたから」
「そんな事で……」
「うん――でも、そんな事でも――私は、嬉しいから」
 その笑顔に不覚にもドキドキしたレウスは愛しいアイの頭を優しく撫でた。
516名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 01:58:23 ID:t+oX54Oe
やっぱ竜の血をひくと下の方はドラゴン!になるんだなw
でもそうなるとソレを受け入れられるバハ子って…?
517名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 02:01:42 ID:Ewy0488c


バハ子にはそれを受け入れられる精神があるんだよきっと
518桐漱:2008/08/12(火) 02:02:48 ID:/kMvz1Sb
 今日はここまで。いや、出し惜しみしてるんじゃな(ry
 まぁ確かにアトガキモドキさん等に比べたらカタツムリの如く、バハムーン以下の速度ですけどマイペースながら何とか完成させますので暖かい目で見ていて下さい。
 自分の遅滞さに憂鬱。
>>481さん
 被りますね。嘘です。ゴメンナサイ。
 ノームがいい感じで……。食べちゃいたいくらいです。嘘です。ゴメンナサイ。
 それにしても、あぶないパンツとは……。(誰か一枚下さい。見つかりません)
 想像したら……。なぁ、ノーム君。
や ら な い か
……嘘です。ゴメンナサイ。
いい作品でした。good job!

>>アトガキモドキさん
 感想書きたいですけどねぇ……。
 ホムンクルスって何? いや、実はまだクリアしてないんですよ。
 あの人間の部隊にやられたらと思うと怖くて怖くて……。orz ヘタレデスイマセン・・・。
 それともクリアの有無関係無しで私のど忘れなのか……? 誰か教えて下さい。
 今回残念なことに、彼女は守備範囲外なのです。
 更に内容が分からず未把握気味ですが、文章は何時もながらのGJで、(*´Д`)ハァハァさせていただきました。ごちそうさまです。
 私は注文の多い変態ですが、もしよろしければ次回作は青服クラッズ調教で……。
 いえ、何でもありません。ただの妄言です。
 では皆様また会う日までノシ。
519名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 02:18:22 ID:4G/6zhQA
バハ男とノム子の鬼畜風味ラブラブトーク和えおいしいです
フルコースのデザートの完成楽しみにしてるんで、慌てずじっくり書くといいよ
ちなみにホムンクルスはクリア後に出てくる奴だから、未クリアだと確かにわからんなw
520名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 02:20:06 ID:Ewy0488c
>>518
魔術カリキュラム特級だったはず>ホムンクルス
521桐漱:2008/08/12(火) 02:20:23 ID:/kMvz1Sb
>>516
 ちなみに私の懸念事項の一つとして、クラ×バハの子の下はどうなるのかと言うことです。
 まさしく『身体は子供、〇〇〇は大人』になってしまうのかと……。
 つまり↓
「あ、その……、クラッズ……?」
「僕の父さんはバハムーンでね。どうやらこんなとこまで受け継いだみたいなんだ。君なら受け入れてくれるよね? ヒュームちゃん」
「む、無理よ! そんなの入るわけ……」
「僕の母さんがね、こう言ってたよ。
『最初は無理だと思ってたけどいざやったら結構癖になっちゃった♪』って」
「あなたのお母さんと私を一緒にしないでよ!」
「ふふふ、どっちみち押し倒されているヒュームちゃんには選択肢無いんだけどね」
「くっ……!」
「じゃ、ちゃんと濡らしたから入れるよ」
「あっ! 待っ……あぁあああああ! あっ! やっ! おっきいい! おっきいいの! だめぇえ! らめぇええ! こわれちゃう! へんになっちゃうのぉお!」
「くっ! 出すよ! ヒュームちゃん!」
「あぁあああああん!」
こういう事。
522名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 19:48:12 ID:ScWkQ8OE
>>521
実に美しい妄想だなww
523名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 07:41:52 ID:VJPIOac4
>>521
最高すぎて吹いたwww
524名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 19:31:37 ID:aKTNZ0rT
いきなし過疎ったな
525名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 19:36:48 ID:+lmoW7IY
今日からの祭りに忙しいんでしょう
526アトガキモドキ:2008/08/16(土) 01:23:28 ID:H2GA+Uff
今日は土曜日お盆真っ盛り、アトガキモドキです。
夏だ!祭りだ!エロパロだ!着物のおなごの季節だぜ!
過疎化してますが生きてますか?私は暑くて氏にそうです。
だけどもハイに行きますよ。大変長らくお待たせいたしました。
それでは、バハ子の甘〜いひと時を是非、御堪能下さい。
527アトガキモドキ:2008/08/16(土) 01:27:03 ID:H2GA+Uff
いやぁ、夏ですねぇ。開放的な季節。
花火や祭りに、海水浴、旅行やデートも乙ですね。
うんにゃ、これじゃあ学生の季節・・・かな?

「おっそいな〜・・・何やってんだろ?」
パルタスクの夏祭り、縁日の屋台が立ち並び、其処此処で学生の姿を見受ける。
その大多数は私服を身に着け、仲間や恋人を連れて年に一度の行事を楽しむ。
ここで人を待つクラッズも、さっさと出店を満喫したかった。なのに、待ち人が一向に現れない。
「う〜ん、まだかな、まだかな・・・」
「オ〜ッス!クラ坊〜!」
「あ、バハ姉・・・いっ!?」
ようやく駆け付けたバハムーンへ振り返るが、妙な声を出して固まる。
彼女は着物を身に付けていた。紅い布地に楓の模様が、頭髪の色と良く似合う。
問題なのはその着物が、必要以上に胸元が強調され、ちらちらと足が覗く事。
つまるところ非常にセクシーな、刺激の強い着物だったワケで。
「ん?何だよ」
「いや、その、派手なの着てるね・・・」
「ふっふ〜。イイだろう、コレ。ねぇねぇ、あたしって色っぽい?」
「え?ああ、うん。まあ・・・」
曖昧な返事しか出ない。それほど妖艶な美しさだった。
パーティーの中で最もグラマラス。時々他の女子からも尊敬の眼で見られる身体なのだ。
「なぁんだよ、照れちゃってさぁ〜。ホントは嬉しくてしょうがないくせにぃ!」
「わわっ!そのカッコで抱き付かないでっ!」
「イイじゃんかよ〜。お前だってカワイイ浴衣姿のくせして〜!」
確かにそうさ。僕だって浴衣だよ。
けどね、そんな華美なものじゃないね。いたって健全な蒼い浴衣さ。
でもバハ姉のその格好・・・どう見てもやらしいってば!
「キャプテーン!んじゃそう言う事で〜!」
そんな彼の心の声をよそに、彼女は明後日の方向へ手を振る。
視線の先を並んで歩いているのは、キャプテンことフェルパーと、それにくっついて歩く水色の浴衣のヒューマン。
「たまの休みだからな。しっかり楽しめよ!」
「バハ子〜!頑張ってね〜!」
あのヒューマンみたくもっと選びようがあるでしょ。なんて思っていたクラッズに、頑張るの真意が解る余地もなかった。
528アトガキモドキ:2008/08/16(土) 01:31:10 ID:H2GA+Uff
「あー!あれ欲しいなぁ〜。クラ坊、取ってくれないか?」
「取ってって・・・あのぬいぐるみ?」
彼女が指差したそれは射的の景品で、大きなくまの人形だった。
ぱち玉をぱちんこの先端に装填、狙いを定めて撃ち落とす。倒しただけでは景品は貰えず、後ろ側まで落とさねばならない。
こういう店には、いわゆる客引きの景品が少なくない。どうしてもとれないものは必ずあって、ぬいぐるみなどは筆頭候補だ。
大きさ、重さ、加えてスリングの貧弱さ。とても落とせる品には見えない。
「ん〜、ちょっと無理があるでしょ?」
「ええ〜?クラ坊じゃ取れないのか〜?」
「ハッハッハ。確かにこのボウズには、どう考えても無理かもなあ」
ついさっきまでは理屈っぽく乗り気になれなかったが、出店のオヤジが放った一言は、明確にカチンと来た。
ぱち玉は5発300G。懐から小銭を投げ出す。
「おっちゃん、僕にもやらせてよ」
「あいよ。せいを出してくれや」
「クラ坊・・・大丈夫か?」
「まあ見てなよ」
射的台に乗ってぱちんこを撃ち出す。くまの額に命中するも、倒れるだけで獲得はできない。
「駄目だなボウズ。これじゃあゲットできないぞ」
「・・・バハ姉、それから射的のおっちゃん」
だが、この一発で彼には解った。後3発もあれば落とせる。
片手に弾を握りしめ、1発を構えて静かに語る。
「ゼイフェア学園最強の狩人・・・竜殺しのクラッズをなめないでよ!」
気合を吐き出してぱち玉を撃つ。明確な狙いを込める。
1発。くまの肩に命中。絶妙な具合に重心を傾ける。
2発。反対の腕に的中。くるりと一回転する人形。
3発。顎に会心の一撃。棚の奥まで吹き飛ばす。
「あっ!」
「この野郎、やりやがった!」
「やったやった〜!へへん、どんなもんだい!」
得意気に勝ち名乗りを上げる。関心する射的のオヤジと、自分の事の様に喜び彼に抱き付くバハムーンがいた。
悪い感じはしなかった。ちょっとだけ恥ずかしかったけどね。
周りからも拍手喝采を受けて、バハ姉所望のぬいぐるみを勝ち取った。
529アトガキモドキ:2008/08/16(土) 01:36:27 ID:H2GA+Uff
手に入れたそれはかなり大きいぬいぐるみで、バハムーンが「部屋まで置きに行きたい」と言いだすほどの品だった。
学生寮まではあまり遠くない。しばらく歩いていると、戦友のディアボロスとノームの二人に鉢合せる。
「クラ坊にバハ子か。また随分でかい物を抱えているな」
「へへ〜、イイだろう。ついさっきクラ坊が射的で取ってくれたんだぜ」
「これを?だとしたら上等の戦利品ね」
「まあね。射的のおっちゃん、信じられないって顔と、してやられたって顔が半々だったから」
ディアボロスには浴衣が似合う。和服がしっくりくるのは偏見かも知れないが、それでも似合う。
対するノームも可愛らしい。花柄が合う空色と桜色、何となく清楚な印象がある。
やはり彼女が纏う着物は、どこか不自然に大人っぽすぎる。
「これから寮まで持って行くんだ。流石に持って歩けないだろ?」
「そうだな。文字通りのお荷物だ」
「早く戻って来ないと、貴重なひと時を無駄にするわよ?」
ノームが控え目にディアボロスの腕へしがみ付く。ちゃっかりしているのは昔から。
少々照れ臭いようだったが、ディアボロスはそっぽを向いて、ノームと共に人混みの中へ消えて行った。
そのまま寮までたどり着いたバハムーンは、人形を置いて来ると言ってクラッズを彼の部屋に待たせていた。
しばらくベッドに座って待っていると、ノックも無く扉が開く。
「あ、バハ姉。もう行ける?」
その時のバハムーンが普段と違う雰囲気だった事に、あるいは気付いた方が良かったのかも知れない。
「クラ坊・・・・・・抱いて」
両手で着物の肩を下ろし、バハムーンがクラッズ押し倒す。
ベッドの上に押さえ付けられる。その拍子に蒼い浴衣が若干はだけた。
「え、え、ちょ、バハ姉?」
「お前の好きにしていいから、あたしと交わってくれないか?」
「な、何言ってるのさっ!だって僕ら、まだ学生で!」
「クラ坊・・・あたしのコト、嫌いか?」
これが決定打となった。クラッズの理性が消え去って行く。
何だよ・・・嫌いなワケないじゃないか。
僕だって、バハ姉のコト――――。
「・・・・・・ああっ!もうどうにでもなれえっ!」
体制をひっくり返す形で、クラッズは覆い被さった。いや、正確には襲いかかった。
530アトガキモドキ:2008/08/16(土) 01:41:21 ID:H2GA+Uff
「きゃ!」
「バハ姉が、いけないんだからね!僕を誘惑したりしてっ!」
上に飛び乗ってからすぐに、クラッズは豊満な果実を乱暴に揉みしだいた。
力を入れるとたやすく変形する。そして、バハムーンが身をよじる。
「く、クラ坊・・・もっと、優しく・・・」
「嫌だねっ!僕のしたいようにするよ!」
「んあっ!先っぽ、弱いのぉ・・・」
そうは言ってみたものの、やはり彼にも情けがあったのか。
握り潰すのと変わらない加減を少し緩めて、指で穏やかに包み込む。
片方の先端を口に含む。もう一方の突起を摘む。コリコリといじってみる。
「はうっ、あんっ!どうだ、あたしのは・・・」
「ん・・・バハ姉のおっぱい、柔らかくてスベスベで・・・なんか、甘い匂いがする」
夢中になって乳房を貪る。張りのある見事な膨らみを、とりつかれたように味わう。
「はあっ、んっ・・・クラ坊」
クラッズの返事より速く、バハムーンは再び上乗りになった。
軋むベッドのバネが作用し、互いの身体が少しだけ跳ねあがる。
「わわっ!何すんのさ!」
「ん〜?クラ坊も、シテ欲しいだろ?」
慣れた手つきで浴衣を剥ぎ取られる。隠していたモノが表に出た。
「きゃあ〜!クラッズのくせに、おっきい〜!」
何と比べているのかも解らないが、露わになったそれは確かに大きい部類に属するはずだ。
これは家計の遺伝だと、だいぶ前に父から言われたことを思い出す。
「あたしの身体、そんなに興奮した?」
「だ、だってバハ姉がいやらしいから・・・」
「わ〜、ホントに半端じゃないわ・・・じゃ、気持ち良くしてやるからな」
そう言ったかと思うと、バハムーンは胸を寄せ始めた。
動くに動けないクラッズの男根を、立派な房で挟み込む。
さっきまで一心不乱に食い付いていた禁断の果実。反則級の猛烈な刺激だった。
531アトガキモドキ:2008/08/16(土) 01:46:27 ID:H2GA+Uff
「うああっ!凄っ、これ、ヤバい・・・っ」
「大丈夫か?あんまりすぐにイッたらダメだぞ?」
耐えられるほど簡単なレベルではない。初めての行為という事もあって、予想外の感覚は激しすぎた。
「ちょ、ちょっと待ってて。何とかするから・・・」
クラッズは口元を隠し、何やら眼を瞑りブツブツ唸り始める。
やがて薄い光に包まれる。それ自体は一瞬だが。
「な〜る。サイコプロトか」
「こういうのに使った事ないから、効くかどうか解らないけど・・・」
「充分だろ。さ〜て、可愛く喘げよ」
バハムーンが谷間に涎を垂らす。ちょうど亀頭の部分にそれが当たる。
魔法の補助効果が無いさっきまでのクラッズであれば、この瞬間には果てたに違いない。
とはいえ強烈な快楽。抑え切れずに声が漏れる。
「ああっ!バハ姉、それも凄い・・・」
「だろ?こんなのとか、耐えられるか?」
言うが早いか、はさんだままの胸部を大きく上下し始めた。
これまた電流のように激しく、快感が全身を駆け巡る。
「んんっ!うあっ!これ、気持ちイイよ・・・っ!」
「はっ、はあっ、また少しココが大きくなったな、クラ坊」
「バハ姉、ダメっ!もうこれ以上はっ!」
「あっ、あたしもダメだ、欲しくなってきたあっ」
うわごとのように呟いてバハムーンは胸を離すと、仰向けになって着物を開け広げ、下半身をクラッズに晒す。
「クラ坊、解るか?ここにお前のを挿入れて欲しいんだ」
「・・・これが、バハ姉の、アソコ・・・」
「もうたっぷり濡れてるだろ?軽くあてがったら一気に突き刺して・・・」
いきなり見せられた乙女の極部、そこから漏れ出る快楽の蜜、全てがクラッズの本能を誘い出す。
盛大に湿っている。愛液が湧き出る部分を舐め上げると、バハムーンの身体が敏感に反応した。
「ひゃうっ!焦らさないで、早くぅ・・・」
しおらしい彼女の声。見た事も無い淫乱な姿。さらには男を求める陰部。
もはや欲望しか生み出さない状況に、クラッズも覚悟を決めた。
先端で僅かに撫でつけ、自身を深く突き立てる。メスの清純を打ち破る確かな手応えがあった。
532アトガキモドキ:2008/08/16(土) 01:51:18 ID:H2GA+Uff
「っああぁあ!」
「バハ姉!大丈夫?」
「へ・・・平気だ」
「でも、でもココから血が・・・」
「てめぇバハムーンの生命力なめんな。そんなに心配ならキスの一つでもしやがれ・・・っ」
酷な様子で顔をしかめ、喋りが地に戻りかける。
本気で心配だったクラッズは、身体をかがめて唇を重ねた。
それを待っていたかのようにバハムーンが舌を絡める。脳がとろける淫靡な音が、お互いの耳に響き渡った。
「んちゅ、はむっ、んぷ、んむ・・・」
「んく、はあ・・・大丈夫だ、動いてイイぞ・・・」
名残惜しそうに煌めく糸で繋がった唇から、行為の再開が求められた。
ゆっくりと腰を落とす。驚くほど抵抗が緩む。
顔色を窺いつつ、一体になる快感に酔い痴れる。
「あっ、はあうっ、気持ち、イイ?」
「ん、あうっ、イイぞクラ坊。少しずつ速度を上げて・・・」
「うん・・・ちょっとずつ、ね」
あくまで彼女の方に合わせる。これが好きな相手でなかったら、未知の快楽に抑制が効かない。
全力で欲望を加減しつつ、だんだん速く、奥までしゃくりあげるよう腰を振る。
「ああっ、ひゃあん!イイ、気持ちイイっ!」
「ぼ、僕も、最高だよっ、バハ姉!」
「こんなに感じちゃうなんてっ!もっと、もっと激しく犯してぇ!」
はしたなくおねだりするバハムーン。着崩れたセクシーな着物に本能を愛撫され、クラッズも欲に任せ秘部を突く。
「あうっ、ダメぇ、僕もう出ちゃうう!」
「ひゃあん!あたしも、らめえぇっ!」
「うう、出る、イク!バハ姉ー!」
「ああん!イクぅ!あっはあぁーーーっ!」
派手に身体を反らすバハムーンに、大量の精液を吐き出す。
自分も大きく弓なりになって、絶頂の快感に浸る。
量も多く濃厚な子種が、なおも子宮に吸い上げられていった。
533アトガキモドキ:2008/08/16(土) 01:56:07 ID:H2GA+Uff
「あ、うう・・・はあっ」
「はっ、はっ、サイッコー・・・っ」
「バハ姉・・・あのさ」
「え?」
「気持ち良くなったら・・・僕、眠くなって来ちゃった・・・」
「そうか。後はいいから、このまま寝ろ」
「ん・・・ありが、とう・・・オヤスミ・・・・・・」
そのまま気が遠くなり、バハムーンに抱かれたままクラッズは眠りについた。
「・・・・・・ってとこまで覚えてるんだけどな・・・」
朝を迎えたクラッズは全裸で、同じく一糸纏わぬバハムーンに抱き抱えられてベッドの上にいた。
起き上がって下を眺めると、脱ぎ捨てられた服が落ちている。
「でも、まだ夢みたいだなぁ。バハ姉とエッチできたなんて・・・」
無防備に寝顔を晒すバハムーンの横顔を見る。ポニーテールもほどけているすっぴんの彼女は物凄く可愛らしい。
「ちょっとくらい、イイ・・・よね」
おずおずと顔を近づけ、寝ている彼女と口付けを図る。
ただ、この手の接吻は寸止めで終わるのがお約束。
直前で僅かに動いたせいで、クラッズは反射的に飛びのく。
「ん・・・クラ坊・・・愛してるぜ」
寝ぼけているのか寝言なのか、それとも起きていてわざとなのか、バハムーンの一言がこれだ。
クラッズも冷静になる。落ち着いて考えてみれば、別に寝込みを狙わなくてもいいじゃん。
もう一線越えちゃったから。そんな関係になっちゃったから。
でも、一応僕も男だし、姑息な手は使わない。
この女の子は、チームメイトで相棒で――僕の大事な人だから。
彼女は放してくれないだろうけど、そんなに悪くないだろうし・・・・・・ね。
「僕も・・・大好きだよ、バハ姉」
534アトガキモドキ:2008/08/16(土) 02:07:17 ID:H2GA+Uff
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

お待たせしました、着物バハ子×浴衣クラ坊、夏祭りverです。
ちなみに、他のメンバーも今夜はお楽しみでした。バハ子は最初からヤル気でしたが。
それをふまえてフェルパーとノームの台詞を読み返すとシュールですね。
こっちの射的はこんなルールです。出店の主人こそ神であっt(ry
ゴミの様な人のせいで足を怪我して夏の祭典に行けなくなる・・・鬱だしのう←爺くせえ
ベタベタなバハ子と照れ屋のクラ坊を楽しんで頂けたら幸いです。
疲れたよ。俺もう寝る・・・それではノシ

    アトガキモドキは挨拶をして立ち去った
535名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 15:25:50 ID:7/dcX5NM
オイオイ…皆さんお祭りの最中に随分GJ!なモン投下するじゃないの
536名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 16:52:54 ID:qazL4IQx
皆の見て書きたくなってきた メモ帳使って書いてみよ
537名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 17:06:07 ID:TuYTvj0A
バハ子いいなあ。ととモノに着せ替え要素あったら、着物バハ子ぜひ見てみたいぜ
何はともあれ、GJ!
538名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 18:21:56 ID:VPbGFe8w
>>537
馬鹿おめぇ半端な絵面がないぶん心の眼でいくらでもコーディネートできるんだろうが!
ブルマだって紺だろうが青だろうが思いのままだぜ?
539名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 19:20:52 ID:TuYTvj0A
なるほど、それもそうだ。

ちょっとうちの女子連中、靴以外装備剥がしてくる。
540名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:50:03 ID:TPpt/Tmv
>>539
通報した
541名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 23:00:27 ID:+tI+V0jW
>>540
よし、>>539に妄想コーディネートの心髄を教えてやるぞw
542SS保管人:2008/08/18(月) 23:38:40 ID:QD8ZqfiC
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/


スレ住人の皆様、このスレに投稿されたSSを当方の保管庫に収蔵させて貰っても宜しいでしょうか?
543名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 23:38:50 ID:usoMHk2z
脳内ちちくらべ

C        B        A       AA
竜>天>ド>魔≧エ≧人>ノ>猫>妖>ク
544名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:12:59 ID:IeQDw/1d
ドワーフは大胸筋補正でその位置?
545名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:24:10 ID:PVb1Nyfn
>>542
よろしく
546名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:35:21 ID:iRVeLyvL
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
『フェルパーとドワ子の爽やかエロSSを書いていたつもりが、気付いたらセレ子がドワ子をモフモフするSSになっていた』
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、俺自身自分で何してるんだかよくわからな(ry

というわけで根本から設定変えて全部書き直し。それがようやく書き終えたので投下してみようかと。
毎度のことながら、妄想元はうちのパーティなので設定引きずってます。
そして相変わらず長くなっちまいましたが、生暖かい目で一つ、ご容赦を…。
547名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:37:02 ID:iRVeLyvL
ジェデロ砂漠にザスキア氷河、ドゥケット岬にヤムハス大森林と様々な場所を巡る一行。
迷宮を抜けると気温も気候も大違いなどというのはもはや当たり前で、それが原因で体調を崩す生徒も少なくはない。
ただ、体調だけではなく態度もおかしくなる生徒も、極めて稀にいたりする。その原因を知る者は、本人達と一握りの生徒のみ。

一行の前衛を担うフェルパーにドワーフ。前衛同士としても男女としても気の合う二人のはずが、ここ最近は妙によそよそしい。
「ふ〜、今のはきつかったなー!」
「お疲れ様ー。フェルパーが吹っ飛ばされたときはどうしようかと思ったよお、あはは!」
「大丈夫だって。俺、こう見えて丈夫だからさ。」
「……あまり…心配させるな。」
ドワーフが、どことなく不機嫌そうに声をかける。すると、フェルパーも不意に笑いを収めた。
「ああ……ごめん。」
本人達はどうだか知らないが、周りの者としては非常に気まずい。とはいえ、原因がまったくわからないので変に声もかけられない。
ただ一人を除いては。
「あのさー、あんたらこの間っから何なの?見ててすんごく不愉快なんだけど?」
思ったことをずばずば言うフェアリー。パーティ屈指の厄介者である彼女も、こういう時には非常に助かる。
「何って…言われてもなあ。」
「別に、どうでもないよ。」
「ないわけないでしょ〜?この間までベッタベタしてたのに、今は何それ?何なの?倦怠期?それとも浮気でもしてんの?」
「そ、そんなことするかよっ!」
フェルパーがムキになって否定する。ドワーフは困り顔のまま、斧を握る手に力を込めた。
「まあまあ、そう喧嘩しないでください。二人にだって、何か事情があるんですよ。」
「はーいはい、事なかれ主義の天使ちゃんは考えるの放棄するのが好きねえ。」
「そ、そんなことっ!」
「でもさあ、あんたも思ってんじゃないの?訳もわからないまま気まずい空気にされてさ、はっきり迷惑だって…」
「フェアリー、もうやめなってばあ。君の言ってること間違ってはいないけど、やってることは同じじゃない。」
「でもっ…あたしはただ……みんなが思ってること、代弁してやっただけじゃない…!」
さすがにちょっとショックだったらしく、フェアリーの声がわずかに震える。
「あう…ごめん、フェアリー。ちょっと言い過ぎた…。」
「皆さん、ずっと戦い詰めで疲れています。疲れていては、どうしても気分が荒みがちです。一度戻って休みましょう。」
その案に、誰も反対するものはいない。
「そうだな…悪かったよ、俺のせいで…。」
「あんただけでもない…私も謝る、ごめん。」
「そうだよ!あんた達のせいであたしが…!」
「テレポル。」
548名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:37:59 ID:iRVeLyvL
傍から見る限り、ドワーフとフェルパーは決して仲が悪いというわけではない。
むしろ、お互いにかばいあう場面もあるなど、喧嘩しているというわけではないらしいのだ。
だが、顔を付き合わせれば非常にギクシャクした態度。だからこそ、他のメンバーも声をかけにくい。
そして、二人が一緒にいない限りは、二人ともそれぞれまったくの普段通りなのだ。それゆえ、自然と男女に分かれることが多くなる。
「マートさん、カレー一つ〜!」
ランツレートの学食に着くなり、ドワーフは真っ先にご飯を取りに行った。
セレスティアとフェアリーは窓際の席を確保し、男子一行はそこから僅かに離れた場所に席を取る。
「今日も元気だねえ。」
「お腹減らした方が、ご飯がおいしいもん!」
「それじゃ、いっぱい食べるといいよ!大盛り?特盛り?それとも山盛り?」
「そりゃもう!大盛りの特盛りの山盛りで!」
「はいはい。大盛りの特盛りの山盛りって言うと…これぐらいかな?」
「わーい!ありがとうマートさん!」
優に7人分はありそうなカレー。周りにいる他の生徒は、明らかに引いている。
「…何、あれ?30分で食べきったら100Gでももらえるの?」
フェアリーが呆れきった声を出す。それに、セレスティアは笑って答える。
「そんな企画出したら、ここの学食すぐに潰れちゃいますよ。」
「…あんた、たまにさらっと毒吐くよね。」
「そんなことありませんよ。あ、フェルパーさんもカレーですか?」
「うん。やっぱここ、カレーが一番だからね。」
満面の笑みをたたえたドワーフが席に向かってから、フェルパーもカレーを取りに行く。
「おや、あんたも今ぐらいいるかい?」
「い、いやいや。俺はあれ無理。特盛ぐらいで…。」
「はいよ、特盛カレー。」
「ありがと…って、特盛りも多いな!?」
「あんた達若いんだから、それぐらい食べなきゃね!」
「…これは何かのカリキュラムか…?」
ぶつぶつ言いつつ、フェルパーも席に向かう。席では既にノームが水を人数分用意している。
「お、水ありがとな。」
「ずいぶん多いですね。ドワーフさんならまだしも、あなたがそんなに食べるのは初めて見ます。」
「いやー、俺もこんなに食うのは初めてだよ…。マートさん、いい人ではあるんだけどな〜。」
「わーい、ボクもこんなにもらったよー。」
そこに、クラッズもカレーを持って現れる。量自体はフェルパーの半分もないが、それでもクラッズの規格なら優に2人前はある。
「マートさんって、普通盛りってものを知らないのかな…。」
「まあいいじゃない。足りないよりは、多いほうが嬉しいもんね。」
「ところで、この後ちょっと話をしたいのですが。」
珍しく、ノームが話を振ってくる。
「あとで、寮のロビーに集まってもらえませんか。」
「お、珍しいな。俺はいいよ。」
「ボクもいいよー。あ、女の子達は?」
「あとで僕の方から声をかけます。それでは、食事が終わったらお願いします。」
「はいよ。んじゃ、さっさと食べ…」
「マートさーん!カレーお代わりー!」
特大の皿を持ったドワーフが、再びマートさんの方に走っていく。
「……化け物か…?」
「あれ、ボクなら一週間分だよ。あははは。」
「どうぞ、ゆっくり食べてください。たぶん彼女が食べ終わるのと、あなた達が食べ終わるのが同じくらいでしょうから。」
549名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:39:45 ID:iRVeLyvL
食事を終えると、6人は寮のロビーに集まった。特に何を食べていたわけでもないノームは、一足先に到着している。
「わざわざ集まってもらってすみません。」
「珍しいよね、あんたが話あるとかさ…あー、食べてすぐだとお腹重い。」
大儀そうに言うと、フェアリーはすっと地面に降りた。
「で、話って何?」
「いえ、ちょっとしたわがままなのですが、少し休みをもらえないかと。」
「……休み、ですか?」
「ええ。ここ最近、ずっと地下道で戦い詰めでしたので、さすがに疲れがたまってしまったのです。」
「へー、あんたでも疲れとかあるんだ?」
「そりゃ、ノームだって機械じゃないもんね〜。」
「それに、依代の調子も少し悪いようなので。」
言いながら腕を動かすノーム。確かに、少しギリギリと変な音が鳴っている。
「無理することはありませんよ。それでしたら、ゆっくり休んでください。」
「それじゃさ、せっかくだしボク達も休もっか?たまにはのんびりしたいしね。」
「それもそうだね。私達だって、疲れ溜まってるかもしれないし。」
「あんたはあれだけカレー食べてりゃ、疲れも何もないでしょ。」
「お腹が空くのと疲れるのは別問題だ!」
「…そうか…?」
ともかくも、特に反対することもなかったので、二日ほどは地下道探索を休むことになった。
話がまとまったところで、一行はそれぞれ自分の部屋に向かう。
「あ、フェルパーさん。」
「お?どうした?」
同じく部屋に行こうとしていたフェルパーを、ノームが呼び止める。
「大変申し訳ないのですが、良ければ部屋を変わってもらえないかと。」
「え、別にいいけど…なんで?」
「…隣の方がディアボロスの方なのですが、性格が合わない方なので…。この二日だけは、少しゆっくり休みたいのです。」
なるほど、ノームはどんな種族とでも相性がいいとは言うものの、ディアボロスとは仲違いをしないというだけだ。
性格が合わないとなれば、その相性は一気に最悪となる。
「あ〜、そりゃしょうがない。いいよ、俺がそっち行く。」
「すみません。」
「いいっていいって。じゃ、鍵パス。」
お互いの鍵を交換すると、二人もそれぞれの部屋へと向かう。鍵についた番号を見ながら向かうと、不意にドワーフの姿が見えた。
「あれ…ドワーフ?」
呼ばれたドワーフは、ビクッと体を震わせた。
「な…なんであんたがここにいるの?」
「いや、ノームが部屋変わってくれって言うから…お前…は、そこ?」
「…うん…。」
「そっか…角部屋、いいな…。」
「うん…まあ。」
しばらく、どことなく気まずい空気が流れた。が、やがてその雰囲気にわずかな変化が訪れる。
「あんたの部屋…上だっけ?」
「そう。」
「セレスティアは?」
「あいつは下だったっけな。クラッズとフェアリーは…」
「一番上だよ。仲良く隣同士。」
「…そっか。」
「なあ、フェルパー…。」
ドワーフが何か言いかけるのを、フェルパーは手で制した。
「あとで、部屋行っていいか?」
「………。」
もじもじしながらこくんと頷き、ドワーフは恥ずかしそうに部屋に引っ込んだ。フェルパーはそれを見届けてから、無表情に部屋に入る。
が、その手は小さくガッツポーズしていた。
550名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:41:36 ID:iRVeLyvL
それからいくらも経たず、ドワーフの部屋がノックされる。癖のあるノックの仕方で、すぐにフェルパーだとわかる。
「鍵…開いてるから。」
ガチャン、とドアが開き、フェルパーが部屋に入る。そのまま一言も喋らず、ドワーフの隣に座る。
フェルパーの呼吸は荒い。そして何かに耐えるように、時折ひどく苦しげな顔をする。
その尻尾も、どこか苛立たしげにパタンパタンとベッドを叩いている。
だが、それはドワーフも同じだった。こちらは苦しそうとまではいかないが、やはり何かに耐えるような表情で、その目は潤んでいる。
「……すっげえ我慢した。」
フェルパーが呟く。
「うん…。」
「もう無理だ。」
「…私も。」
フェルパーはドワーフの顔を上げさせると、激しいキスを交わした。
ドワーフもまったく嫌がらず、それどころか必死に舌を絡めようとする。
ザラッとしたフェルパーの舌。気をつけねばその舌で自分の舌を傷つける恐れもあるのだが、
今のドワーフはそんなことお構いなしに舌を絡める。そしてフェルパーも、その気遣いなど忘れ去っている。
「ふっ…んっ…!」
「んぅ……ぷはっ!」
唇を離すと、二人の間につぅっと唾液が糸を引く。とろんとした、蕩けるようなドワーフの目。
男勝りの彼女が見せる雌の顔に、フェルパーの理性など簡単に吹っ飛ぶ。
「ドワーフ!」
「あっ!」
ドワーフを突き飛ばすように押し倒し、その腰を持ち上げる。
当然、体を洗う暇もなかったのだろう。スカートの下に穿くスパッツからは、汗の蒸れた匂いと強い体臭がする。
そして、その中に混じる、獣人種族でなければわからないような匂い。
フェルパーはその匂いをしばし楽しんでから、スパッツの上からドワーフの秘所を舐め上げる。
「うあっ!ああっ!」
激しく身悶えるドワーフ。だが衣服を通して伝わるその感触は、今の彼女にとってはあまりに弱く、もどかしい。
「ね…ねえ、フェルパー……もっと強くぅ…!」
「はぁ…はぁ……ああ…!」
フェルパーはスパッツとスカートを鷲掴みにすると、裂けんばかりの勢いで引き剥がす。
そのついでとばかりに上着も脱がすと、フェルパー自身も服を脱ぎ捨てた。
特に前戯らしい前戯をしたわけでもないのに、既にドワーフのそこはじっとりと濡れていた。
それに気付いた瞬間、もう少し前戯を続けようかという考えは一瞬にして消え去った。
「悪い、もうこれ以上待てねえ…!」
「もう、久しぶりなのに、せっかちだなぁ…でも、いいよ。」
蕩けるような目で妖艶に笑うと、ドワーフは四つん這いになって尻尾を上げた。
「フェルパー、来て。」
「ドワーフ!」
フェルパーはドワーフの腰をがっちり掴み、自分のものをあてがうと一気に突き入れた。
「うあぁっ!い…いきなり、深いっ…!」
だが、フェルパーはお構いなしに激しくドワーフを攻め立てる。狭い部屋に、湿った音とお互いの腰がぶつかる音が大きく響く。
「あっ!!あうっ!!んっ!!フェル…パー!もっと…もっと、激しくぅ!!」
最初こそ多少の痛みがあったものの、今ではドワーフ自身も、フェルパーの動きにあわせて腰を動かしている。
それでもなお、さらなる刺激を求めるドワーフ。
551名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:42:38 ID:iRVeLyvL
フェルパーは腰から手を離すと、ドワーフの腕を掴んだ。
「ひゃっ!?フェル…あうっ!」
両腕を掴み、それを思い切り引き付けながら腰を叩きつけるフェルパー。
今までよりもさらに奥深くに突き入れられ、ドワーフは苦しげな息をつく。
「んあっ!あっ…!!フェルパ…!ちょっと…あんっ!激し…すぎるぅ…!」
「でもまだ…足りねえ…だろっ…!」
言うなり、ドワーフの腕を強くひきつけると同時に、思い切り強く腰を打ち付けるフェルパー。
「うあっ!?ひぐっ…!い…いいよぉ…!」
閉じきらない口から涎を垂らしつつ、ドワーフは恍惚とした表情を浮かべる。
もはやお腹の奥に感じる疼痛すら、快感としか受け取れなくなっている。
ふと、フェルパーがドワーフの腕を持ち直し、ベッドに押さえ付ける。
そして、ドワーフに覆い被さるようになると、いきなり首根っこに噛み付いた。
「あうっ!!……フェルパー、もっと強くぅ…!」
その言葉に応えるように、今までよりさらに激しく腰を打ち付けるフェルパー。
ドワーフは力ずくで組み伏せられながらも、その獣そのもののような行為に甘い被虐心を感じていた。
「フー!フー!…ドワーフ……もうっ…!」
首筋に噛み付いたまま、フェルパーは切羽詰った声を出す。そしてドワーフがそれに答える前に、ドワーフの体内に思い切り精を放った。
「んあぁっ!…あ…ぁ……おなか…じわってするぅ…!」
しばし、その余韻を楽しむフェルパーとドワーフ。しかし、まだこの程度で満足できる二人ではなかった。
フェルパーは首を押さえていた口を離すと、ドワーフの右足を持ち上げた。
「きゃん!?フェルパー、待っ…ああう!!」
足を大きく広げさせ、激しく突き上げるフェルパー。今までとはまた違った角度で擦られ、ドワーフの快感は一気に跳ね上がる。
「あっ!あっ!!あっ!!!フェルパーっ!私っ…私、もうっ…ダメっ!イクっ!イッちゃうよぉっ!」
シーツをぎゅっと掴み、必死にその快感に耐えようとするも、あまりに激しい攻めの前に、その抵抗はまったく意味を為さない。
「ダメっ!もうっ!イっ…うあああぁぁぁ!!!」
ドワーフの体がビクビクと震え、同時に膣内が激しく収縮する。
「うあっ…ドワーフ、すっげえ締まる…!」
「ハァ…ハァ…!フェル…きゃあっ!?」
一瞬動きを止めたフェルパーだったが、再びそれまで以上の勢いで突き上げる。
「ちょっ…ひっ!あっ!待って待って待ってぇ!!!うあっ!私っ、今イッたっ!イッたからっ!!まだ動かないでぇ!!!」
しかしそんな訴えが届くはずもなく、フェルパーはより深くドワーフの中を抉る。
「そんなっ!されたら…あぁっ!あっ!またっ…イクっ!やだっ!まだダメぇっ!!やっ…あああぁぁ!!!」
立て続けに達してしまい、飛びそうな意識を必死で繋ぎとめるドワーフ。
だが、ドワーフが達するたびに強く締め上げられたフェルパーも、そう長くはもたなかった。
552名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:44:01 ID:iRVeLyvL
「うっく…!ドワーフ…また…!」
抜けそうなほどに自身のモノを抜き出し、勢いよく突き入れる。突かれる度に、ドワーフの体内に激しい痛みと快感が伝わる。
「んあっ!フェルっ…パーっ!もっとっ…もっと、強くぅっ!」
「ぐぅ…!ドワーフ……もう、イク!」
搾り出すように言うと、フェルパーは一際強く腰を打ちつけた。
しかし、あまりに勢いよく引き抜いたため、不測の事態が起こってしまった。
「うあっ!?」
「きゃんっ!?」
最後に思い切り突き上げようとした時、フェルパーのモノが完全に抜けてしまった。
突き入れようとしたそれは虚しく滑り、ふかふかのお腹に射精してしまった。
「…もう、中に欲しかったのにぃ…。」
「ご、ごめん。」
「あとで体洗わないと、カピカピになっちゃうよ。も〜。」
そう言いながら、お腹についた精液を指で掬い、その指をしゃぶるドワーフ。その行為に、再び燃え上がるフェルパー。
「ドワーフー!」
「わあ!?」
今度は正面から押し倒し、今ドワーフが何をしたかも気にせず、唇を奪うフェルパー。
「んっ…ふぁ…!ちょ、ちょっとフェルパー!私今…!」
「うるさい!どうでもいい!」
「どうでもって…んっ…ふぅ…!」
フェルパーは激しくキスをしつつ、ドワーフの体を抱きしめる。今までよりさらに強く感じる雄の匂いに、ドワーフの体も再び熱くなる。
さっき失敗した分を取り戻そうとするかのように、フェルパーが激しく突き入れる。
それまでとまた違った角度からの刺激に、ドワーフの体がピクンと跳ねた。
「んんっ!あっ!お…お腹の方、あう!擦られるの、いいよぉ!」
「ハァ…ハァ…!こう…か?」
「ふあぁっ!?そ…そう、それぇ!もっと、してぇ!」
浅い角度で擦られ、さらに激しく突き上げられるドワーフ。その嬌声も耳に心地いいが、フェルパーはあえてその口をキスで塞ぐ。
「ふっ…んんん…!ふぅっ!うっ!…んん〜っ!」
嬌声を堪えつつ、必死にそれに応えるドワーフの姿は、何とも愛らしい。
狂おしいほどの愛おしさに、フェルパーはドワーフの体をぎゅっと抱きしめる。
不意に、フェルパーの動きが弱まる。急に物足りなくなったドワーフはおねだりの意味を込めて腰を押し付けてみるが、動きは変わらない


ふと、ドワーフの内股に何かが当たった。何かがしなやかな動きで、内股をなぞるように上がってくる。
まるで何かを探すような、ゆっくりとしたその動き。
すぐにそれが何か気付き、ドワーフは少しだけ腰を浮かせると尻尾でフェルパーの内股を叩く。
ようやく探し物を見つけたフェルパーの尻尾は、その尻尾にするっと巻きついた。
恥ずかしそうな笑顔。そして、再び始まる獣のような激しい動き。
「あっ!あっ!あんっ!ね…ねえ、フェルパー…!今度は…あっ!今度は、一緒にぃ…!」
甘ったるい声。それに応えるように、フェルパーの動きはさらに激しさを増す。
553名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:44:58 ID:iRVeLyvL
「うぅっ!あああぁぁ!!フェルパ…フェルパー!!」
「ドワーフ…!もうちょっと…!もうちょっとだからっ…!」
「んうぅ…!ううぅぅっ!」
耐え切れなくなったのか、ドワーフはフェルパーにしがみつくと、その肩にいきなり噛み付いた。だが、その肩の痛みと、そこにかかる荒

い呼吸の刺激すら、今のフェルパーには快感でしかない。
「ドワーフっ!もう……俺も、イク…!」
「フーッ!フーッ!今度は、中でぇ…!」
肩に噛み付き、背中にはがっちり爪を立て、さらには足でもフェルパーを挟みこむドワーフ。
フェルパーはドワーフの一番奥まで突き入れ、それでもなお子宮の中に出そうかとするように、さらに強く押し付ける。
「ドワーフ…!出る…!うああっ!」
「私…もぉっ!あぅぅ…うあああぁぁぁ!!!」
嬌声と共に、同時に達する二人。弓なりに反ったドワーフの体が落ちると、二人はしばらくの間その余韻に浸っていた。
さすがに、立て続けに三回もやると多少の余裕が出来る。フェルパーはようやく、まともな感覚を取り戻してきた。
「……背中、痛て。」
「あ…ごめん…。血、出ちゃった…?」
さっき達した瞬間、ドワーフは思いっきりフェルパーの背中に爪を立ててしまっていた。
見えないまでも、出血しているらしいことはすぐにわかる。
「どっちかって言うと、肩の方が重傷。」
「ご、ごめん…痛い?」
「すっげえ痛い。」
しかし、その顔は笑っている。言うほど気にしているわけではないらしい。
「ごめんね。…ん。」
ドワーフは噛んでしまった肩に優しく触れると、その傷を舐め始めた。フェルパーは慌てて離れる。
「いや、ちょっと待って。そんなんされたら、またやりたくなっちゃうよ。」
「……嫌?」
「いやあ、嫌じゃないけどさ、さすがにちょっと疲れたから、少し休憩、な?」
「…うん、わかった。」
ドワーフの体から離れると、あらかた小さくなったモノを抜き出すフェルパー。
完全に抜き取られると、今まで繋がっていた部分から精液と愛液の入り混じったものが滴り落ちる。
「……フェルパー?」
小さくなっていたモノが、再び大きさを取り戻していく。その目は、完全に獣に戻っている。
「うおおぉぉ!!ドワーフーーー!!!」
「きゃあ!?ちょ、ちょっとあんた今自分で休憩って!」
「そんなん見て我慢できるか!!」
「そんな勝手な…!きゃうっ!んああ!!フェ、フェルパーってばぁ!!」
554名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:46:24 ID:iRVeLyvL
翌日、久しぶりに一行は盛大に寝坊し、昼過ぎになってから遅い朝食兼昼食を取りに学食へ来ていた。
既に人影は少なく、隅の方にいる一行の会話は誰にも聞こえない。
「発情期ぃ〜!?」
「ちょ、ちょっとフェアリー、声大きいってば!」
慌ててクラッズが声をかけるも、周りに気づかれた様子はない。
「ええ。あの表情や行動から察するに、まず間違いないと思われます。」
「やっぱり、そうだったんですか…。」
「やっぱりって…セレスティア、あんたも気付いてたわけ?」
「あ、いえ!わたくしは、その…もしかしたらそうかな〜ってくらいで…。」
「でもさあ、それだけであんな風になっちゃうものなの?それに二人ともおかしかったし。」
クラッズが言うと、ノームが相変わらずの無表情で答える。
「恐らく、普通に訪れたものであれば、さしたる問題もなかったでしょう。しかし、彼等のそれは明らかに時期を外していますからね。」
「て、いうと?」
「僕達は氷河や砂漠など、気候のまったく違う地域を旅してきました。
それによって、体内のリズムが狂ってしまい、季節外れの発情期が訪れてしまったのでしょう。」
「心の準備がなかったってことね、つまりは。で、今も来てないってことは…つまり、まだヤッてるってわけね?」
「恐らくはそうでしょう。まして、彼等は前衛を務める立場にあり、体力は有り余っているでしょうからね。」
昨日の夕飯の量を思い出し、一同は妙に納得した。
「だけどさあ、フェルパーとドワーフって種族違うでしょ?発情期は一緒なの?」
「いえ。しかし、犬にしろ猫にしろ、雄は雌の発情を以って発情が促されます。
種族こそ違いますが、恐らくはフェルパーさんもドワーフさんのフェロモンの匂いを感じてしまい、発情期に至ったのでしょう。
そしてフェルパーさんからもフェロモンが出され、ドワーフさんの発情が悪化し、あとは悪循環ですね。」
「なんであんた、そんなに詳しいの…?」
「司祭学科を学ぶ際、各種族の特徴などについて学びましたから。僧侶学科でも習うかと思います。」
「……習い…ます……よ…。」
顔を真っ赤にしたセレスティアが、うつむきながら肯定する。
「う〜ん。でも、だからってあんなに態度おかしくなるぐらい、辛いものなのかなあ?」
「例えば、クラッズさんがフェアリーさんから誘いを受けたとして…」
「ちょっと、勝手に人のこと使わないでよ。」
「あなたはその誘いを断る自信がありますか。」
「…ん〜…色んな意味で無理かなあ。」
「まして、彼等の場合は嗅覚に訴えてくるそうです。その感覚は僕にはわかりませんが、かなり直接的な刺激であるとは聞いています。」
「嗅覚…ねえ。」
それぞれの頭に、行為の最中の様子が思い浮かぶ。
「……わかるような、わからないような。」
「てか、もしかしてあんた、それのために休み欲しいって言ったの?」
「ええ。」
「まさかとは思うけど、疲れたとかって嘘?」
「申し訳ありませんが、その通りです。」
「え、でも体の調子おかしいって言うのは?変な音鳴ってたよね?」
「あれも嘘です。あれはこのようにして。」
ノームは腕をまくると、肘の部分に砂を噛ませた。その状態で腕を動かすと、砂が潰れてギリギリと音を立てる。
「少し細工をした結果です。」
「…はぁ〜、なるほどね。あんた、ちょっと見直しちゃった。」
「ありがとうございます。」
「それにしても、二人ともご飯食べないで平気かなあ?」
「夕飯にも姿を見せなかったら、その時考えましょう。」
555名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:47:05 ID:iRVeLyvL
ドワーフの部屋の中は、異様な熱気が漂っていた。
シーツや布団はとっくの昔に皺くちゃになり、ベッドからずり落ちて、脱ぎ捨てられた服と一緒に丸まっている。
枕だけは何かと使われていたため、辛うじてベッドの上に留まっている。
「んっ!んっ!フェルパー、気持ち…いい?」
仰向けに寝たフェルパーに跨り、腰を振るドワーフ。
さすがに攻め続けのフェルパーの体力が持たず、かといって疼きも治まらず、結局攻守交替の妥協案に落ち着いていた。
「ああ…すげえ、いいよ。」
「えへへ、よかった。それじゃ、こんなのとかどうかな?」
ドワーフは腰をグリグリとグラインドさせつつ、尻尾で袋の部分を撫で上げる。
「うあっ!?それ、効く…!」
「あは、フェルパー可愛い。」
「く…この、お返しだ!」
フェルパーはドワーフの腰を押さえつけると、背中から尻尾を回した。そしてドワーフの敏感な突起をくすぐるように撫で始める。
「うああっ!?フェ…フェルパー、あんっ!ダメぇ!!」
ドワーフの体がビクンと跳ね上がる。が、フェルパーがさらに追撃しようとすると、ドワーフはがっちりと尻尾を握ってしまった。
「痛て。おいおい、お前は良くて俺はダメなのか?」
「そ、そうじゃなくてぇ…。」
潤んだ瞳で、ちょっと非難がましく見つめるドワーフ。
「その…また、一緒にイキたいのぉ…。」
「ああ…そういうこと。」
「それされたら、すぐイッちゃうからダメ。」
「わかったよ。でも、俺そろそろイキそうなんだけど…。」
「私もだから、ダメ!」
そう言い、フェルパーの尻尾を握ったままで再び動き出すドワーフ。
「んっ!はぁっ!!あっ!あっ!!」
その動きが徐々に激しくなり、二人の呼吸も荒くなる。どちらからともなく、お互いの手を握り合う二人。
「フェルパー!お願い…!一緒にっ、一緒にぃっ!」
「ドワーフっ…!イク…!出る!」
ドワーフがのけぞり、激しく体を震わせる。フェルパーも同時に達し、ドワーフの中にもはや何度目かもわからない射精をする。
「あああぁぁ…ぁぅ…おなか……あったかぁい…。」
「はぁ…はぁ……ドワーフ…。」
やがて、ドワーフは力尽きたように、ぐったりとフェルパーに体を預ける。その体を、フェルパーは優しく抱きとめる。
「大丈夫か?」
「ん…。平気…。」
「そろそろ、飯でも食う?」
「もう行くの?」
既に、この会話も何度目だかわからない。そして、この後の流れも何度目かわからない。
「でも、その前にもう一回だけ、しない?」
「お前…もう一回が何回あるんだよ?」
「お願いお願い!もう一回だけ、ね?」
「じゃ、今度こそあと一回だけな?」
「やったぁ、フェルパー大好き!」
556名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:48:16 ID:iRVeLyvL
夕飯の後、4人はノームの部屋に集まっていた。もちろん、例の2人は夕飯にも姿を見せていない。
「それで、結局あのバカ二人は来なかったわけだけど。」
もうすっかり、フェアリーは呆れ顔になっている。とはいえ、それはフェアリーだけではなく、クラッズもセレスティアも同じだった。
「猿じゃあるまいし、腹上死なんてオチはないとは思うけどさ。…いや、でもやりかねないか。」
その言葉に違和感がない辺り、かなり問題がある雰囲気である。
「とりあえず明日までは休みです。が、明後日まで響いては困りますからね。場合によっては、強制的にでも止めなければなりません。」
「強制的に…ねえ。少なくとも、セレスティアには絶対任せらんない仕事だね。」
「ボクもさすがに、ちょっと…。食事中の獣に手え出すと噛まれるって言うし、怖いなあ。」
「でも、何とか穏便に済ませたいですよね…。何かいい考えはないでしょうか。」
ふと、フェアリーが動きを止めて何かを考え出した。
「……穏便に…。食事中の獣…。………うーん。」
「フェアリー、どうしたの?何か思いついた?」
クラッズが尋ねると、フェアリーは顔を上げた。その顔は、何かいたずらを考えたときの悪魔的な笑みが浮かんでいた。
「あのさ〜、あんた達に聞くけど、あいつらにかなり迷惑かけられたよねえ?」
「え?いえ、そんな迷惑だなんて言っては…。」
「も〜、これだから天使ちゃんは。あいつらいないんだから、はっきり言ってよ。
発情期だか何だか知らないけど、全っ然誰にもそんな状況教えないでさ。
一言何か言うだけでも済むことなのにそれもしないで、変にパーティの雰囲気悪くしたり。
それで迷惑じゃなかったなんてこと、ないでしょ?」
言われてみればその通りであり、セレスティアもかばいきれるものではなかった。
「そう…だねえ。はっきり言うと、ちょっと感じ悪くなって嫌なことあったかなー。」
「でしょ?だ・か・ら〜、こっちもちょ〜っと仕返ししてあげようかなってさ。」
「そんな、仕返しなんて…!」
「何よ〜。いい子ちゃんぶる必要ないでしょー?あんだけ勝手に迷惑かけておいて何もなしなんて、世の中そんなに甘くないっての。」
「そうですね、それもいいかもしれません。」
「ちょっと、ノームさんまでっ!」
「フェアリーさんの考えることです。そう極端に悪意に満ちたものではないでしょう。
それにセレスティア、正当な理由があれば、怒っていけないなんてことはありませんよ。」
そう言われてしまっては、セレスティアは反論のしようもない。
「さっすがノーム、話がわかるね。」
「で、何、何?どうするの?」
もうすっかりクラッズは乗り気だ。賛同者が出たことで、フェアリーの目は生き生きとどす黒く輝きだす。
「えっとね〜、基本コンセプトはありがた迷惑ってとこかな〜。まあちょっと聞いてよ…。」
557名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:49:20 ID:iRVeLyvL
一体何度交わったのか。それこそ一日中交わり続けた二人もさすがに疲れ果て、今はベッドの上で大人しく寝ていた。
腋に感じる、ドワーフのひんやりと冷たい鼻。くすぐるような吐息。ふさふさの体毛に暖かい体温。
その全てに、フェルパーは幸せを感じていた。
ドワーフも同じく、こうして腕を貸してくれて、でも恥ずかしさに顔は背けているけど、
実は尻尾で体を抱き寄せてくれている人がいることにこの上ない幸せを感じていた。
しかし、今二人がそれと同じか、それ以上に強く感じていることがあった。
「……さすがに…腹減った…。」
「…私も…。」
さすがに飲まず食わずでやっていたため、もう体力は限界を突破しつつあった。
指一本動かすのすら、今の二人にはだるくてしょうがない。かといって、このままでは餓死しかねないほどに空腹を感じる。
「もう、学食も終わっちゃってるよねえ…。」
「ま、購買はやってるだろ…。俺、何か買って来るよ。」
「ごめんね、私も行きたいんだけど……その…腰が抜けちゃって…。」
「大丈夫だよ、ゆっくり寝てて。」
名残惜しいものの、フェルパーはドワーフから離れて体を起こすと、皺くちゃになった制服を身に付ける。
最後に財布をポケットに突っ込むと、部屋のドアを開けた。と、ドアが何かにぶつかる。
「…ん?」
見ると、部屋の外に二つの道具袋が置いてあり、それに貼られた紙にはそれぞれ『フェルパーへ』『ドワーフへ』と書いてある。
「あいつら…か?」
それ以外ありえないだろう。とりあえず二つとも回収し、部屋の中に戻る。
「あれ、どうしたの?」
「いや、こんなのが外にあってさ。」
再びベッドに戻ると、フェルパーはドワーフの隣に座り、名前が書かれた方を渡した。
「…何だろう?」
「開けてみるか。」
中を見ると、まず目に入ったのは大きな箱だった。
取り出してみると、ランツレート名物マートさんの特製弁当で、一緒に何やら手紙が同封されている。
封を切ってみると、きれいな字が並んでいる。
『夕飯にも来ないので心配しました。ご飯はしっかり食べないと、体に毒ですよ。 セレスティア』
「…あ〜、セレスティアか。気使わせちゃって、悪かったな〜。」
ドワーフの方も同じような手紙が入っているらしい。手紙を見て、少し気まずそうにポリポリと頬を掻いている。
「他のは何だろ?」
袋の中にはまだ何やら入っている。次に出てきたのは袋詰めになったおにぎりや焼きそばパンで、やはり手紙が同封されている。
開封すると、堅苦しいまでに整った形の字が連なっている。
『発情期とはいえ、何も食べずに続けるのは問題があります。』
フェルパーは思わず顔を上げ、ドワーフの方を見た。ドワーフも、ものすごく困った顔でフェルパーを見ていた。
『手軽に食べられるものを選んでおきました。行為の合間にでもどうぞ。 ノーム』
「は…ははは、バレてたんだな〜…。しかしあの野郎…妙な気の使い方を…。」
袋の中身はあと二つ。大体予想はつくが、見るのが非常に怖い。とはいえ、好意で贈ってくれたものを見ないわけにもいかない。
558名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:50:11 ID:iRVeLyvL
今度もまた色々なものの袋詰めで、こっちはフレンチトーストや極寒バナナなど甘いものの詰め合わせだった。
そしてやはり同封された手紙を開けると、少し丸みがかった可愛らしい文字が書き連ねてある。
『やりすぎると疲れるよ。どうせまだやると思うけど、甘いの食べておくと体力持つよ〜。 クラッズ』
「………。」
もはや言葉もない。果たして本当に気を使ってくれたのか、それともただの嫌がらせなのか、判断に困るものがある。
そして、最後に残った袋。差出人が確定している分、開けるのが恐ろしい。
しかし気を使ってくれているのだと悪いので、フェルパーは5分ほど悩んでからそれを開けた。
「…あれ?何もないや。」
中は空っぽだった。だがよく見ると、袋の底に小さいメモ用紙みたいな手紙だけが置かれている。
そこには非常にさっぱりした筆跡で、ただ一言だけ書いてあった。
『← デザート』
ドワーフとフェルパーは同時に読み終わり、同時に顔を見合わせた。
二人とも、もはやその顔に表情はない。しかし、目だけは狩りの前の猛獣の目になっていた。
「……とりあえず、腹ごしらえだな…。」
「食べたらフェアリーからやるぞ…。」
話がまとまり、二人は差し入れ品を猛然と食べ始める。結構な量だったにもかかわらず、5分とかけずにその全てが二人の腹に納まる。
慌しい食事を終え、フェルパーは愛用の二刀を腰につけ、ドワーフは皺くちゃになった服を身に着け始める。
「あれ〜、靴下どこ?」
「シーツの下。そこの…そうそれ。」
「ありがと。…スパッツは?」
「手ぇかかる奴だな〜。それはここ。」
言いながら、フェルパーはグシャグシャの布団の中からスパッツを掴み出し、ドワーフに手渡す。
「悪いね、ありがと。」
お礼を言ってそれを受け取ろうとするが、なぜかフェルパーはがっちり握って離さない。
「…フェルパー?」
二人とも、すっかり忘れていた。それは発情期真っ盛りの間に、ずっと穿いたまま動き回っていたことを。
その為ドワーフの、それこそありとあらゆる匂いが染み付いていたことを。
フェルパーの目は獣の目だ。しかし、それは狩りをする猛獣の目から、雌を前にした雄の目になっていた。
「ちょ、ちょっとフェルパー、さすがにダメだよ?せめてフェアリー殴ってから…。」
「いや、そんなのもうどうでもいい。」
腰につけた二刀を、ガッシャンガッシャン放り投げるフェルパー。
「どうでもよくない!ていうか、むざむざフェアリーの言葉通りにする気!?」
「ああ、一向に悪くないな。むしろ大歓迎だ。」
パタンパタンと振られる尻尾が、フェルパーの限界を何よりも語っている。
「待て、待て!大体せっかく服着たのに、即行で脱がす奴が…!」
「もう着たままでいい!!!ドワーフーーー!!!」
「や、やめろやめろ!!私はまだその気じゃ…!ちょ、パンツずらすなぁ!!やめ…きゃあんっ!!」
559名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:50:44 ID:iRVeLyvL
「……絶対ぶち切れてくると思ったんだけどなぁ〜…。」
もう驚きも呆れも通り越したのか、無表情な声で呟くフェアリー。
「発情期って、すごいんだねぇ〜…。」
「あはは。でも、危険な目に遭わないで済んだじゃない。」
「おかげで強制的にでも止める、という目的は失敗してしまいましたが。」
ノームは差し入れに入りきらなかった食料品を皿に盛り付け、人数分のお茶をテーブルに置く。
「でも、食べ物の差し入れはしましたし、無理にわたくし達が何かしなくても大丈夫…じゃ、ないですか?」
「はっきり近づきたくないって言えば?」
「そ、そんな!わたくしはただ…!」
「いや、私だって近づきたくないもん。盛ってる獣に近づくなんて…あーやだやだ。」
黄金桃を頬張るフェアリー。それを見てクラッズも、ハニートーストに手をつける。
「もういいよあいつら、ほっとこほっとこ。どうせ二日もヤリまくれば、すっきりしてんでしょ。」
もう4人とも、それでいいと思い始めていた。というより、これ以上2人に関わるのが阿呆らしくなったという方が近い。
「あ、セレスティアこれあげる。」
「あ、どうもありが…」
フェアリーが投げたそれは、どう見てもタレのついた焼き鳥だった。
それを素手で取るのは是非とも遠慮したかったが、避けると部屋が汚れてしまうし、食べ物を無駄にしてしまう。
一瞬の躊躇いの後、セレスティアはそれをしっかりと受け取った。
「ナイスキャッチ。」
「あり……が…とうっ…!」
「セレスティア、正当な理由があれば怒ってもいいんですよ。」
「そうだ。ねえクラッズ、あとでヤろ。」
いきなりのストレートな誘いに、お茶を飲んでいたクラッズはむせ返る。
「ゲホッゲホッ!い、いきなり何!?」
「だってさあ、あいつらだけ楽しんでてあたし達は無駄に頭悩ませてるとか、バカらしいじゃん。
せっかく休みなんだし、あたし達も楽しまなきゃ。」
「だ…だからって、セレスティアもノームもいるのに…!」
「いいでしょ別に。あたし部屋で待ってるから、後で来てね。あ、ノーム、お茶ごちそうさま。」
言うだけ言って、フェアリーはさっさと飛び去ってしまった。
「クラッズさん、大変ですね。」
セレスティアの声は、心の底からの同情に満ちていた。
「あはは〜、もう慣れちゃったよ。…うう、でも絶対また変なことされるんだろうなあ…。」
慣れているのかいないのか、クラッズの表情はころころ変わる。
「でもまあ、フェアリーの言うことももっともだよね。セレスティアとノームも、せっかく休みなんだから楽しまなきゃ損だよ〜。」
「そうですね。」
「それじゃ、ボクはこの辺で。お茶ありがとうねー。」
「どういたしまして。」
部屋に二人になると、セレスティアは小さくため息をついた。そのため息には、まさに万感の思いが込められている。
「セレスティア、あなたはどうしますか。」
「えっ!?ど、どうって…!」
「いえ、別に他意はありません。彼等の言っていた事とは無関係に、どうしますか。」
「あ…ああ、ごめんなさい。つい、その…。あの…お話だけでも、構いませんか?」
「もちろん。あなたと過ごせるのは、僕も楽しいです。」
560名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:51:33 ID:iRVeLyvL
それからさらに一日が経過した。さすがに二日間交わり続けただけあって、ドワーフもフェルパーも体の疼きはすっかり消えていた。
その代わり、今では凄まじい疲労感と倦怠感に襲われている。
「ドワーフー…動けるー…?」
「無理ー…。」
ベッドに伸びたまま、間延びした口調で話す二人。もう今日は地下道探索を再開する予定のはずだが、これではそれどころではない。
「やっぱり、あの時フェアリー殴りに行くべきだったなー…。」
「もう遅いよ…。どーしよっか…。」
「せめて、みんなが来るまで寝てよう…。ああ、だりぃ…。」
目を瞑るフェルパー。そこに、ドワーフが擦り寄ってくる。
「…おい、まさか…。」
「違うってば…。さすがに私も、もう体力なんてないよ…。」
ドワーフはフェルパーの体を抱きしめ、顔を見上げる。
「フェルパーって、恥ずかしがりで、人見知りで、普段すっごく頼りないのに。」
「お前…地味に来るぞ、その言葉…。」
「でもさ、発情期のときはすごかったよね。私だって、力には結構自信あるのに、簡単に組み伏せられちゃったもんなあ。」
「ああ…あれは、その…。」
「しかも、私がダメって言ってるのに、無理矢理とか…。」
「わ、悪かったよ…。」
「ううん、そうじゃなくってさ。」
ドワーフはニコッと笑い、フェルパーの鼻を指でつんと突付いた。
「ちょっと、惚れ直しちゃったかな〜ってさ。」
「………体力あったら、またぶり返してるところだ。」
「あっはは、だから今言ったんだよ。今なら襲われる心配ないもんね。」
「もっと早く言って欲しかったな、畜生。」
笑いながら言って、ドワーフの体を抱き寄せるフェルパー。
そしてお互いの尻尾を絡めると、今までとは違った、口づけだけの軽いキスを交わす。
「毎回惚れ直されるんなら、発情期も悪くないな。」
「でも毎回こんなんなるんじゃ、やっぱりロクでもないよね。」
「次はもっと体力付けとくよ。」
笑顔を交わし、目を瞑る二人。獣そのもののようなそれまでの交わりとは打って変わって、その姿はただの若い恋人同士でしかない。
外はもう薄明るく、あと数時間もすれば、また戦いと探索の旅が始まる。
例え残り僅かな時間であっても、今はただこの幸せを感じていたかった。

時期外れの体調変化がもたらしたもの。それはほんのちょっとの諍いと、二人の隠された一面。
そして、さらに固く繋がれた、二人の強い強い絆。
獣と人の両面を併せ持つドワーフとフェルパー。その両面で繋がれた二人の絆は、これからもずっと切れることはないだろう。
幸せそうな笑みを浮かべ、腕と尻尾で繋がったまま眠る二人が、離れることがないように。
561名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 01:00:04 ID:iRVeLyvL
以上、投下終了。途中で変な改行入ってしまって申し訳ない。
よくよく考えたら、匂いに言及するのって濃い目の描写だったかな…前書きに入れておくべきだったかと反省。

>>542
お手数でなければよろしくです。つーか俺のは煮るなり焼くなりお好きにどうぞとしかいえないw

返しついでに、今までに感想くれた人マジありがとう。個々に返しちゃうと礼を失するので、こんな形で失礼。
また何かネタがあれば、ひょっこり書きに来るぜ。
562桐漱:2008/08/19(火) 02:25:53 ID:7NFJJDk2
 こんばんは。なかなか繁盛してますね。良いことです。
 さて、一区切り書き終わったので投下します。
 皆さんに比べて遅いと何か罪悪感が生まれるので、早く書き終わらせたいですがなかなか上手くいきません。残念です。憂鬱です。
 ではどうぞ。感想等は後ほど。
563桐漱:2008/08/19(火) 02:27:38 ID:7NFJJDk2
「……行くぞ」
「――うん」
 気を取り直し、再び腰を動かし始めるレウス。 三度痛みがアイを襲う。しかし、彼女の顔は先のような悲しみの顔ではなく、嬉しさが感じられるモノだった。
 レウスはそんなアイがますます愛しくなり、抱きしめる腕をさらに強める。
「アイ、痛かったら爪を立ててもいいからな」
 アイはコクンと頷き、改めて背中へ回した腕を無意識に力を入れる。
 すると、何か堅くてスベスベしたものに腕が当たる。何だろうとソレに触る。
「うぉ!? ってちょ、アイ!?」
 さわった瞬間ビクンと震え、動きを止めるレウス。
「――どうしたの?」
「アイ、翼を弄くるのは止めてくれないか? いや、弱いとかじゃなくてその……ビックリするからさ」
 どうやらこの堅い物は翼らしく、神経が通っているのだろう触られるのをレウスは嫌がってるみたいだ。
 アイはどうしようか迷ったがレウスを困らせるのはまた今度にしようと思い、手を大人しく翼から離す。
 翼から手が離れたのを確認すると腰の動きを再開する。
「ぐっ……」
「いっ……!」
 優しく、しかしなるべく速めに腰を動かす。
「うっ……あっ、……いっ……やぁっ……、はぁ……! んんっ……
564桐漱:2008/08/19(火) 02:30:51 ID:7NFJJDk2

 何回か往復すると、慣れてきたのだろう。徐々にアイの声が苦痛から快楽へと変わっていった。
 それに呼応するかの如くレウスの動きもより激しくなる。
「ハァ! ハァ! ぐっ……!」
「はぁ……! あぁ! んあっ! やぁ! あ、おくっ! おくにっ! おくにあたるよぉ! んあぁっ!」
 収まりきらない肉棒は激しい上下運動により、膣内の奥に突き当たっていく。
「はぁ! はあっ! いたいよぉ! いたいけど! いたいけどぉ! きもちいいよおぉ!」
 痛みが完全に快楽へと変わった事で、先の行為と同じくらい力の入った動きだが顔は苦しさの欠片もなかった。
「ひあぁん! レウス! はげしいっ! はげしいけどぉ! はぁん! けどぉ! きもいちいいのぉ!」
 性の虜と半ば化したアイは口から涎を流しながらレウスへと呼び掛ける。
「アイ……!」
「ぁっ! レウスぅ! あっ! わた、しっ! へん、っ! んあっ! はじめてなの、にぃ! こんな、はしたっ! ないのぉ! やだ、あっ! よぉ!」
 アイはやや涙目でどこか不安そうな声で告げた。
「ハァ! どう、した……! アイっ……!」
「ひっく……、ねぇ、おね、がい……! んっ! わたしっ……! へんっ! だけ、どぉ! こんなっ! わたし、だけぇ! どっ! あぁああ!」
 快楽が強くなったのか、これから言うことに怖くなったのかアイは回した腕をより強く抱きしめる。
「きらいにっ、なら、ないでぇ……!」
 急な彼女のお願いに内心戸惑いながらも彼女が望むであろう答えを出す。
「当たり前、だっ! こんな可愛いのにっ! 誰が嫌うか!」
「ひっく……! レウスぅ……! ありがとうぉ……! あっ! わたしっ、あんな、のっ! みられ、ちゃっ、てっ! うあっ! きらわれ、ちゃったか、とおもったよぉ……! ひあぁっ!」
 レウスは涙を流す彼女にキスをしたかったが何せ身長差がありすぎる。
 体をくの字に曲げても届くかどうかだ。腰を動かしながら考え込み、名案が浮かんだ。
「アイ、ひっくり返すぞ」
「ふぁ? あっ、あぁああ!?」
 上下逆になり、更にレウスは上半身を起き上がりいわゆる対面座位がレウスの名案だった。
 コレならば幾分か身長差は無くなるのでキスができるようになる。が、コレはアイにとって刺激が強かった。
565桐漱:2008/08/19(火) 02:31:44 ID:7NFJJDk2
「ハァ、ハァ……? アイ、どうした?」
「ぁああ……ふ、ふかくて、こわれ、ちゃう、よぉ……」
 只でさえ全部入らないのだ。座位になれば重力で否応なく入ってくる。足腰に度重なる快楽により、力が入らないので中腰さえ出来ない。
 今はレウスが支えているので良いがこの腕を離したら最後、あの裂ける痛みがアイを襲う事になるだろう。
 それに気づいたレウスは離すまい、と腕に力を込めた。
「アイ、首にかけるように腕を回せ」
「うん……」
 言われた通りにしたアイの顔を回した腕を後ろから掴み、自分の唇まで持って来て重ねるレウス。同時に腰の動きを再開する。
「んっ! んんっ! ふぁ、んっ! ハァ、レウ、んあっ!」
 レウスは最初慣れない態勢に戸惑いながらも段々と速くした。
 口内から喘ぎ声が漏れる。
「あっ、んっ、んあぁ! レウス! わたし、もうっ!」
「ハァ! ハァ! もう、何、だ?」
「あっ! きちゃうっ! またきちゃうよぉ!」
「俺も、だっ……!」
「レウス、もっ?」
「あぁ……! 中、はマズい、なっ……抜く、ぞ」
「や、やだぁ!」
 足を絡ませてくるアイ。
「な!? アイ! 駄目だっ! 流石に中は……!」
「いい、よっ! わたしの、からだっ……! にんぎょう、だからっ……! うめない、からっ! レウスの、ハァ! だし、てぇ!」
「ぐっ! 分かっ、たっがっ! アイ! もう、限界、だっ!」
「レウスっ! わたし、もっ! もう!」
「アイっ! アイぃいい!」
「レウスっ! レウスぅうう!」
 互いに互いの名前を叫びながら絶頂へと近づき、そして……。
「グォオオオオオオオ!」
「あぁああああああ!」
 絶頂を迎え、横に倒れるレウスとアイ。
 肩で息をしながらなんとか意識を保つレウスは、疲れたのか絶頂と同時に意識を手放したアイを優しく抱きしめる。
 レウスはしばらく余韻を感じながらアイの寝顔をマジマジと観察し、疲れが溜まっていたようので、仮眠をとることにして目を閉じた。
 アイより早く起きることを考えながら、起きたら何て言おうか考えながら、意識を手放す。
566桐漱:2008/08/19(火) 02:51:17 ID:7NFJJDk2
 以上です。最近Sっ気が抑えきれず、他スレで小ネタ投下で抜いてきました。いつかこのスレで主従関係のネタで書いてみたい。
 って、あぁっ! 書きたいのがたくさんあるぅっ!
 
>>アトガキモドキさん
 あぶない浴衣だとっ! 畜生! 何で俺のには無いんだ! 畜生っ!
 いつもながらのGJですよ! あぁ文才が欲しい……。
 それにしてもクラバハか……。お子さんはきっと逞しい、えぇそれはそれは逞しいお子さんになるん(ry

>>561
 先に言わせて。
ドワーフの魅力に目覚めましたどうもありがとうございます。勿の論でGJ。
 実を言うとドワーフ、フェアリー、クラッズはウチのパーティーにはいません。つーか入れてません。
 なので(クラッズはともかく)フェアリーとドワーフの魅力が分かりませんでした。
 ですが、ドワーフ可愛いですね〜。今なら分かる気がします。
 匂いに関しては私は別に大丈夫かと。

>>542
 煮るなり焼くなり漬けるなりなんなりとどうぞ。
 遅滞の私には何も言えませんけどw

 作品は後少しで終わる気がします。
 ではまた会う日までノシ


 ……青服クラッズ♀調教or陵辱はマダー?
 それとも俺が書くしかないのか……?
567名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 06:24:10 ID:j1pfR1KK
>>542
よろしくお願いします
568SS保管人:2008/08/20(水) 00:55:22 ID:YLcbl7Lu
問題無さそうなので「ゲームの部屋」→「アクワイア作品の部屋」に収蔵させてもらいました。


2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/


569名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:58:11 ID:KEpX6QjC
570名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 05:47:42 ID:tos+ketz
>>562
誰も言わないなら、俺がGJと言っておこう

だが、前の奴から1時間そこそこで投稿とか、
もうちょっと間を空けてやったほうがよかったんじゃないか?
571名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 12:35:01 ID:Z+4aZ7vK
>>561超GJ
種族ごとの設定とか凄く丁寧に練られてて好きだ
尻尾かわいいよ尻尾

>>562も超GJ
続きを楽しみにしてる
ただやっぱり投下のタイミングは気を使ってほしいな
572名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 03:16:25 ID:L3v1q9qA
まあ堅い事は言いっこなしで
一時期のなのはスレなんざ投下投下で有り得ない速度で日替わりで訳わからん事になってても皆狂喜してたし
この程度なら勢いづけってトコじゃね?割り込みした訳でもないしさ

作者さん熱いぜGJ!
573名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:39:15 ID:tnIaUXdt
悪意を持ってなければ気にしない。過疎よりずっとマシw

と、最近青バハ子の可愛さに目覚めた。どう料理しようかと思ったらいいネタ提供がw
そんなわけで、青バハ子×青クラ子やってみた。
注意事項としては、百合あり。若干陵辱あり。おまけにややキャラ崩壊のバハ子あり。
趣味満載なものになりましたが、お口に合えば幸いです。
574名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:40:14 ID:tnIaUXdt
ランツレート学院に新入生が入学して、はや数ヶ月。
当時はまだ新米だった学生達も順調に力をつけ、そろそろ冒険者と呼ばれても違和感のない程にはなってきた。
皆それぞれにパーティを組み、命を預けられる仲間にめぐり合えた者も少なくない。
そんな中、ただ一人で行動するバハムーンの少女がいた。
同級生では比較にならないほど鍛え上げられた肉体。辺りを油断なく窺う視線は、まさに一人前の冒険者のものだ。
しかし、その表情は些か暗い。周りで楽しそうに話すパーティの面々を、どこか羨ましそうに眺めている。
ふと、一人のフェアリーが目に留まる。特にパーティを組んでいるわけでもなく、実に暇そうに見える。
一瞬迷ってから、バハムーンはおずおずとフェアリーに近づいた。
「あ…あの…。」
すると、フェアリーは声をかけてきたのがバハムーンだと知るや否や、あからさまに嫌そうな顔をした。
「バハムーンは嫌い!話しかけないでよ!」
突っぱねるように言うと、フェアリーはさっさと飛んで行ってしまった。残されたバハムーンは、はぁ、と暗いため息をつく。
彼女に友達はいない。バハムーンとは思えないほど内気な性格のせいはもちろんあったが、それ以上に大きな問題があった。
そのおかげで、彼女はパーティどころか、友達一人もいないままに今まで過ごしてきた。
結局、この日も友達を作ることは出来ず、いつものようにたった一人で地下道に向かうこととなった。

これまで一人で戦ってきただけに、戦闘の腕は既に一級品である。
並み居るモンスターをものともせず、たった一人で何十匹ものモンスターをなぎ払い、傷一つもつけずに勝利を重ねた。
が、一人であるが故に大きな悩みもある。
「……う〜〜〜ん…。」
銀の宝箱の前で思案するバハムーン。戦士である彼女に、罠の知識はない。
もしこの罠が死神の鎌やスタンガスなどであれば、その瞬間に永遠の死が訪れる可能性もある。
しかし鑑定も出来ない、宝箱も開けられない彼女の懐事情は厳しい。
そんな状況での銀の宝箱は、彼女を悩ませるのに十分な魅力があった。
結局、その魅力には勝てなかった。毒針だろうと適当に当たりをつけ、宝箱に手をかけた瞬間だった。
575名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:41:44 ID:tnIaUXdt
「ちょっとちょっと、調べもしないで開けちゃっていいの?」
「え…?」
いきなりの声に振り向くと、そこには自分と同じ、青い制服に身を包んだクラッズの少女が立っていた。
少し意地の悪そうな目が、まっすぐにバハムーンを見つめている。
―――あ、クラッズだぁ…。
注意しないとわからないぐらいに、バハムーンの頬が緩む。
「それにそれ、銀の箱でしょ?そんぐらいになると、やばい罠多いよー。」
「………。」
「あの……聞いてる?」
「…え……あ、うん……ごめん…。」
「何かポアッとしたバハムーンだなあ……ほんとに大丈夫?」
クラッズは呆れ顔で宝箱に近づくと、何やら箱を叩いたり擦ったりして調べ始めた。
「……ん〜、これはスタンガスかな。何だと思ってた?」
「全然……わかんないから、毒針辺りかな……って。」
「危ないことするね〜。こんなところで麻痺しちゃったら、生きたままモンスターに食われるよ?」
言いながら、クラッズの少女は慣れた手つきで罠を解除し、勝手に宝箱を開け始めた。
「はいこれ、あなたの。」
「え……あ、ありがとう…。」
「何?私が中身勝手に取ると思った?いくら盗賊だからって、同じ学生同士の物は取らないよ〜。」
そう言って人懐っこい笑顔を見せるクラッズ。その顔に、バハムーンの頬がさらに緩む。
「そうそう、あなたパーティは?」
「パーティ…?」
「そう。全滅でもしちゃった……わけじゃないよねえ?死体いないし。何か笑顔だし。」
「うん……一人…。」
「一人でこんなとこ来たの!?よくやるなあ……って、私も人のこと言えないか!あはは!」
聞いてみると、どうやらクラッズの少女はお金目的の冒険者で、アイテムを独り占めしたいがために、
誰とも組まずにこれまでやってきたのだという。盗賊らしいといえば盗賊らしい性格である。
「でもさ〜、さすがにこれぐらいになると、私一人じゃ厳しくって。ねね、よかったら一緒に行かない?」
「え…?」
「あなた、戦士でしょ?私、宝箱には強いけどさ。モンスター相手は苦手でね〜。だから一緒に来てくれると嬉しいんだけど、嫌かな?」
「う……ううん、私も助かる…。行こう。」
「それじゃ、よろしくね!バハちゃん!」
「バハ…?」
「あだ名で呼ぶくらいいいでしょ?その方が、慣れるのも早いしね!」
心強い味方を得たことで、意気揚々と歩き出すクラッズ。その後ろ姿を、蕩けるような笑顔で見つめるバハムーン。
576名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:42:49 ID:tnIaUXdt
彼女が友達を作れなかった理由。それは、彼女が小さいもの好きだったのだ。
特にフェアリーやクラッズぐらいの大きさの相手が大好きなのだが、フェアリーからはあからさまに嫌われているし、
クラッズにしても向こうがあまりいい目で見てくれない。
そんなわけで、同属からもおかしな目で見られ、好きな相手からは嫌われながら今まで過ごしていた。
このクラッズは、目つきは悪いものの性格は大変良いらしく、あまり喋らないバハムーン相手に根気よく話を振ったりしてくれた。
まさにクラッズらしいクラッズで、それが余計にバハムーンの頬を緩ませる。
―――可愛いなあ…。
「……ね、ねえ、いっつも変な笑顔だけどさ、何か……私、変?」
「え!?い…いや、そうじゃなくて……うん、別に、何でもないんだ…。」
「ならいいけど…振り返るといっつも笑顔だからさ、ちょっと怖かったよ。」
「ご…ごめん。」
「そう暗い顔もしないの。そんな顔されるよりは、変な笑顔の方がずっといいよ!」
「変な…ね。」
初めての二人旅。しかも、相手はクラッズ。バハムーンにとって、こんな夢のような状況はない。
自然と、剣を持つ手にも力が入り、戦闘では普段以上の活躍を見せる。
「うえぇ、私あいつ苦手〜。」
「任せろ…。」
襲い掛かってくる牛魔王を、一太刀で両断するバハムーン。それを見ていたクラッズが感嘆の声を上げる。
「ひゃ〜、私あいつにすっごい苦戦するのに、一発だって!さっすがバハちゃん!」
「…ありがとう。」
たった二人のパーティ。その二人が打ち解けるのに、長い時間はいらない。しかし、バハムーンはどうしても、常に一歩引いている。
とはいえ、別に踏み出す勇気がないのではない。どちらかというと、踏み出してはいけない一線なのだ。
彼女は小さい種族が好きだった。しかし、その好きの意味は、一般的に言われる好き、というだけではなかった。
目の前をちょこちょこする頭。戦闘に開錠にとよく動く手。はしっこく動く足。あまり凹凸のない体。時折見せる人懐っこい笑顔。
それら全てが、バハムーンの劣情を刺激する。それでも、彼女は耐えた。初めて出来た友達を、失いたくはなかった。
しかし、何事にも限界がある。今すぐにでも襲ってしまいたい衝動を何とか抑えてきたものの、それも限界に近かった。
―――抱っこするだけ…抱っこするだけなら…!
「今回なかなかいいの出てるねー。さっきのなんか剣だったし、盾も出たもんね。ん〜、帰って鑑定するのが楽しみ〜!」
相変わらずよく喋りながら、前を歩くクラッズ。
その後ろにそっと近寄ると、バハムーンはクラッズのわきの下から手を通し、ひょいっと抱き上げた。
「ん…何?」
「あ…いや…。」
クラッズの胸の前で組み合わせた手に、僅かな突起を感じた。
一気に限界を振り切りそうになり、バハムーンは必死にその衝動を抑え込む。
「さすがに、私なんかひょいって上がっちゃうんだね〜。やっぱりバハムーンってすごいんだなあ。」
ここまでなら良かった。だが、彼女は無邪気に続けてしまった。
「こ〜んな逞しい腕してるし、バハちゃんにだったら抱かれてもいいかも〜。あはは!」
ぷちんと、彼女の中で何かが切れた。
「…そうか。」
「え、どしたの?」
「帰るぞ。」
「え?ちょ、ちょっと待っ…!え、何!?ちょっと、離してよ!?」
異変を察知したクラッズが暴れだしたが、もう手遅れだった。
常備していた帰還札でランツレートに帰ると、バハムーンはクラッズを抱いたまま自分の部屋に飛び込んだ。
577名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:43:57 ID:tnIaUXdt
乱暴にベッドの上に投げ出すと、クラッズは怒りと怯えの入り混じった視線を向けた。
元の目つきの悪さもあり、その顔にはそれなりの迫力がある。
「な、何なのよ!?いきなりどうして…!?」
「抱かれてもいいって言った!」
「…え?」
「確かに言った!」
「そ…それはまあ、言ったけど…あの、それは冗談っていうか、その…。」
そこまで言って、クラッズはようやく気付いた。
「え、何!?まさかあなた、本気ぃ!?」
ベッドの上をじりじりと後ずさるクラッズ。しかし逃げ場はない。
「や…やめてよ…!ねえ、冗談だよね…!?こ、こんなの変だよ!女の子同士なのに…!」
「変じゃない!」
「やだよぉ!来ないで!来ないでぇ!!!」
クラッズは手元の枕を投げつけたりと必死の抵抗をするが、そんなものは何の意味も為さない。
バハムーンは平気で近づくと、いきなりクラッズの唇を奪い、遠慮なしに舌を入れる。
「むぐっ…むぅ〜!!」
クラッズは必死に離れようとするが、バハムーンはしっかりクラッズを掴んで離さない。
舌に感じる、クラッズの暖かい口内。柔らかい舌と唇。自分から仕掛けたキスだったが、それだけでバハムーンはうっとりしてしまう。
が、一瞬クラッズの顎に力が入った。
それを見逃さず、バハムーンは素早く唇を離す。それとほぼ同時に、クラッズの歯がカチンと鳴った。
「…危ないなあ。」
「ほ…本気で怒るよ!?わ、私だって、本気出したら強いんだから!」
「……怒った顔、可愛い…。」
「ちょっ…私の話ちゃんと聞いてるぅ!?」
クラッズの声にはまったく耳を貸さず、バハムーンはおもむろにクラッズの服を脱がせ始めた。
「やっ…!ダメだってば!やめてよ!もうやめてってばぁ!!」
「あんまり暴れないで…。服、破けちゃう…。」
「服より私に気ぃ使ってよぉ!」
必死に叫んで暴れるクラッズを容易く押さえ、丁寧に服を剥ぎ取る。
少しずつ露になっていく裸体に、何度制服を引き裂こうとしたかわからない。辛うじて残った良心が、ようやくその衝動を抑えていた。
578名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:45:00 ID:tnIaUXdt
やがて下着まで脱がされると、不意にクラッズの動きが止まった。靴を脱がせにかかっていたバハムーンは、ふとクラッズの様子を見る。
「えっく…ひっく…!もう、やめてよぉ…。こんなの、やだよぉ…。ひっく…!」
両手で顔を覆い、嗚咽を漏らすクラッズ。その姿に、バハムーンの胸が締め付けられるように高鳴る。
「…泣き顔、可愛い。でも、泣かないで…。」
「じゃあやめてってばぁ…!もういいでしょぉ…!?」
その泣き声混じりのか細い声に、バハムーンの理性がさらにプチプチと切れていく。
「可愛い声…。もっと聞かせて…。」
バハムーンは制服の前をはだけ、ベッドに仰向けに転がる。そしてクラッズの体を抱きかかえると、左手で膨らみのない胸を触りだした。
「きゃう!や…やめて…!あっ、そ…そこはダメ!」
「敏感なんだ…可愛い。」
まだいくらも触っていないのに、その小さな乳首は既にコリコリと硬くなっている。
お腹に感じる体温も、少しずつ熱くなってくる。
その反応に気を良くし、バハムーンは空いた右手をクラッズのお腹から下腹部へ、内股へと滑らせていく。
「ひゃうっ!だめ…お願いだから、もうやめてぇ…!」
「肌、すべすべ…。柔らかい…。」
「んうぅ…!やめて…よぉ…!」
クラッズの体はさらに赤みを増し、後ろから見ても耳まで真っ赤になっているのがわかる。その耳を、バハムーンは優しく甘噛みする。
「やっ!…はぅ…だめぇ……やめてぇ…。」
少しずつ、クラッズの声に今までとは違う響きが混じり始める。そしてバハムーンの太腿に、つぅっと何かが滴るのを感じる。
―――すごく可愛い…。泣き顔も、怒った顔も…。
でも…と、バハムーンは思う。
―――きっともう、笑顔は見られないかな…。
そう考えると、バハムーンの胸に何とも言えない黒い衝動が湧き起こる。
―――どうしても手に入れられないなら、いっそ…。
普段、自分の足に巻きつけている尻尾。それをゆっくりと外し、クラッズの体を這わせる。
579名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:46:08 ID:tnIaUXdt
「ひっ!?」
異様な感触に、クラッズの体が強張る。尻尾の先、鱗の流れに沿って動くときは、さらっとした感触が。
逆に根元に向かって動くときは、その巨大な鱗が引っかかり、ザリザリと痛みを伴う感触に変わる。
「な…何ぃ…!?何するのぉ…!?」
「………。」
ぶるぶる震えているクラッズ。その体をさらに強く抱き締めると、バハムーンはその尻尾をクラッズの小さな花唇に押し当てた。
「や…やだああぁぁ!!!やめて!!!お願いやめてええぇぇ!!!それだけはやだああぁぁ!!!」
その瞬間、クラッズは激しく泣き叫び、バハムーンの腕をも振り解いて尻尾を掴む。それでもなお、そこに押し入ろうとする尻尾。
「やめてぇ!!!お願いだからそれだけはやめてえぇぇ!!!お願いだからああぁぁ!!!」
何とかその腕を剥がそうとするものの、クラッズとはとても思えないような力で抵抗される。
思い切り握られたところで、強靭な鱗に包まれた尻尾は痛くもない。
だが、その手から伝わる温もり…。クラッズの体内に入れば、もっとずっと温かい感触が味わえる。
バハムーンはさらに尻尾に力を入れる。ズズッと、微かに尻尾が侵入する。
「やだやだやだやだああぁぁ!!!…ううぅぅ…お願いだから…やめてぇ…!」
もう抵抗する力も泣き叫ぶ力もなくなったのか、急に力ない声で哀願するクラッズ。
「お願いだからぁ………やめて、お願いぃ…!」
「………。」
「お願いだよぉ……バハちゃん…!」
「…くっ!」
忌々しげに息を吐き、急に尻尾を戻すバハムーン。だが、その代わりとばかりにクラッズの口をこじ開けると、そこに尻尾を突っ込んだ。
「うぐうぅ!?お…うぅ…ぇ…!」
急に喉の奥まで尻尾を突っ込まれ、激しくえずくクラッズ。
必死に舌で押し返そうとするが、それは単にバハムーンに快感を与えるだけの行為でしかなかった。
尻尾に感じる、クラッズの舌。なまじ押し返そうと動かすせいで、まるで尻尾を丁寧に舐められているようになっている。
口の中の柔らかい感触も相まって、今までに感じたこともないような快感を覚える。
「気持ちいい…。一緒に、気持ちよくなろ…。」
行為とは裏腹に優しい声で言うと、バハムーンはクラッズの花唇を優しく開き、そっと中指を入れた。
「ふぐぅ!?」
「…ん?初めてじゃ、ないんだ?」
何だかホッとしたような、残念なような、複雑な気分。
しかし、おかげで多少は無茶ができるというもの。バハムーンは一気に奥まで指を突っ込んだ。
「ん…ぐうぅぅー!!!」
「大丈夫…すぐ、気持ちよくしてあげる…。」
左手ではがっちりクラッズを押さえつつ、右手では優しくクラッズの中を刺激する。
種族的にかなりの体格差があるため、その指一本だけでもクラッズにとってはかなりきつい。
しかし、男のモノではありえないような動き。そして女同士ゆえの、的確な攻め。
触る場所全てが的確に性感帯を捉え、だんだんとクラッズの声が甘いものに変わり始める。
「うぐ…ふ…うぅ…!」
口に尻尾を突っ込まれたまま、必死に喘ぎ声を我慢するクラッズ。そこに多少の不自然さを感じたバハムーンは、優しく話しかける。
「噛んでも大丈夫だよ…。尻尾、丈夫だから…。」
「ぐぅ……う〜…。」
遠慮がちに、クラッズが口を閉じる。こんな状態でも自分を気遣ってくれるクラッズに、バハムーンの胸はさらに締め上げられる。
「優しいね…。お礼に、すっごく気持ちよくしてあげる…。」
今まで動かしていた指を止め、間接が内側を向くように角度を変える。そして少しだけ抜き出すと、くいっと指を曲げた。
「っ!?っぐうぅぅ!?」
「あは、気に入った?ここ、すっごくいいでしょ…?」
「うっ!!ふぐぅっ!!むうぅぅ!!!」
さっきまでの気遣いはどこへやら。尻尾を思い切り噛み締め、ビクビクと体を痙攣させるクラッズ。
その姿は、淫靡で、哀れで、可愛らしかった。
「やっぱり、すっごく可愛い…。イかせてあげる…。」
さらに刺激を強めるバハムーン。もはやクラッズの体はのけぞったまま、完全に硬直してしまっている。
「…っ!!!っっっ!!!!!」
「ほら…いっちゃえ。」
「ふっ!!!ぐっ!!!!!っっっっ!!!!!!!」
声なき声を上げ、全身を激しく痙攣させるクラッズ。同時に、バハムーンの太腿にじわっと温かい感触が広がっていった。
580名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:47:10 ID:tnIaUXdt
その痙攣が徐々に治まり、弓なりに反った体が落ちてくると、バハムーンはクラッズの口から尻尾を抜き出した。
名残惜しげに糸を引く唾液が、クラッズの表情をより淫靡に見せる。
だが、クラッズの呼吸が整ってくるのに比例して、バハムーンの心に耐え難いほどの罪悪感が広がってくる。
どんな言い訳をしたところで、自分が泣き叫ぶクラッズを強姦したことには変わりないのだ。
クラッズが、体を起こす。その目には、明らかな非難の色が浮かんでいるように見える。
「………ごめん…。」
搾り出すように言葉を繋ぐバハムーン。
「…ほんとに……ごめん…。私のこと…嫌いになったでしょ…。もう……私、二度と姿…見せないから…。」
その言葉を出すのは、体を引き裂かれるより辛かった。しかし、それ以外にどうやって償うことができるのか。
服を直し、再び尻尾を足に巻きつけ、ドアに向かうバハムーン。その背中に、クラッズの声が飛んだ。
「ちょ…ちょっと待ってよ。これだけ好き勝手しておいて、私だけ置いて『はい、さようなら』ってこと?」
その言葉に、ドアにかけた手が止まる。
「大体、ここあなたの部屋でしょ?どこに行こうっていうのよ?」
「…あ。」
「あ、じゃないってば、まったく…ほんとにポアッとしてるんだから…。」
クラッズはベッドから降りようとして、腰が抜けていたため転がり落ちる。バハムーンは慌ててクラッズを抱き上げ、ベッドに戻した。
「あいたたた…。まあ、その…言いたいことは山のようにあるんだけどさあ。」
バハムーンは何も答えず、ただうつむいて話を聞いている。
「まずは、その、ね?あなたはどう思ってんのか知らないけど、このままあなたが姿見せなくなったところで、
それは責任取ってるんじゃなくて、ただのヤリ逃げだよ?ほんと、私の元彼じゃあるまいし…。」
「え?」
「あ。」
つい口を突いて出た言葉に、クラッズは口を両手で覆う。が、すぐに満面の苦笑いを浮かべた。
「いや〜…ま、いいか。ヒューマンの彼氏だったんだけどさ…その…ねえ?」
「………。」
「釣った魚には餌を与えないって奴でさ…。しかも、餌で釣るんじゃなくて、無理矢理鷲掴み、とでも言えばいいのかな…んー、困る。」
「………。」
「む、無言って圧力あるね…。あの…ね、要は…その……無理矢理…さ。しかも、一方的にやるだけやったら、
姿も見せなくなっちゃった。だから、男じゃなくて女の子選んだのに…。うう…私、盗賊なのに男運も女運もなさ過ぎだよぅ…。」
クラッズは多少冗談を言う余裕も出たらしいが、バハムーンはますます暗く落ち込んだ。
581名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:47:53 ID:tnIaUXdt
「…私……同じことした…。」
「そう…だねえ。大筋では同じだね。でもね?」
暗い顔でうつむくバハムーンの顔を、クラッズは優しい笑顔を浮かべながら覗き込む。
「尻尾、入れないでくれたよね。それに、私のこと気持ちよくしてくれたし、まったく同じじゃあないよ。」
「……でも…。」
「ふー、それにね。」
無理矢理バハムーンの顔を上げさせ、クラッズはその目を正面から見つめる。
「そうやって気遣ってくれるあなたのこと、嫌いじゃないよ?」
「………。」
「あ、いや、でもだからって恋人とかは無理ね!?だって、私はノーマルだし、さすがにそれは無理。
だけど…その…仲間としてはさ、うまくやっていけないかな?」
「………。」
「あの、まあ……時々で、そんでもって私の意思も尊重してくれるなら、
たまになら……ほんとたまにならっ!こういうのいいからさっ!…ね?バハちゃん、また一緒に、探検行こうよ。」
そう言って、笑顔で手を差し出すクラッズ。
それまでほとんど表情のなかったバハムーン。その口が、きゅっと真一文字に結ばれる。
「うぅ〜…。」
やがて、それがだんだんとへの字になり、目元に涙が溢れてくる。
「うわあーーーーん!!!」
「うわっ!?」
「やだよぉ…!嫌われたくないよぉ…!うえぇーーーん!!」
「もう…はいはい、嫌いになんてならないから、ね?そう泣かないで?」
まるで子供のように泣きじゃくりながら、クラッズの胸にしがみつくバハムーン。
「ひっく…!ひっく…!ごめんなさい…ごめんなさぁい…!お願いだから、友達のままでいてぇ…!ふえぇーーーーん!!!」
「大丈夫だってば…バハちゃんみたいにポアッとしてて、しかもこんなに泣き虫な子、放っておけるわけないから。」
そんなバハムーンの頭を優しく撫でながら、クラッズは小さくため息を漏らす。
「ほんと……バハムーンらしくない子だなあ…。おっきな妹みたい…。」
「うえぇーーん!!」
「いい子だから、ね?ほんと泣かないで。私がいじめたと思われるから。お願いだから泣き止んで…うぅ、私も泣きたくなってきた…。」

ただの、放っておけない手のかかる相手。ただ単に可愛いだけの相手。そしてただの利害関係。
そんな関係から、お互いの命を預ける仲間になった二人。
過程は間違っていたかもしれない。しかし、奇しくもそのおかげで、二人の友情は固く結ばれた。
色んな出会いがあるのだから、中にはおかしな出会いだって転がってるもの。
そんなものの一つを代表するような、一つの出会いのお話。
582名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:48:49 ID:tnIaUXdt
おまけの後日談

「そうそう。バハちゃん、次のカリキュラム何〜?」
「カリキュラム…。えっと……確か、聖術中級…。」
「………ちょっと待った、今なんて言った?」
「聖術中級…。」
「…他、何やった?」
「えっと…戦術と、総合と、盗術。魔術は、まだ…。」
「あ、あのさ。それ、全部上級まで終わらせてるんだよね?そうだよね?ね?」
「え…違う…けど。全部、中級まで…。」
「……バハちゃん、この学校来たの、いつ?」
「この間……だけど…。」
「……つまり…この間の新入生の一人…?」
「うん…。」
「……ヤリ逃げの彼氏の次が……後輩の女の子に無理矢理………私の運って……私の運って…。」
「……やだぁ…嫌いにならないでぇ…!」
「いやあ、全然大丈夫よっ!?ほら、全然気にしてないっ!大丈夫っ!だから泣かないのっ!ねっ!?」
「…くすん…。よかった…。」
「……はぁ〜〜〜〜〜……運じゃなくて、性格のせいかなぁ…。」
583名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:54:14 ID:tnIaUXdt
以上、投下終了。前の特待生エルフくらいの陵辱期待してた人がいたら申し訳ない。
濃い目のはあの時やっちゃったんで、今回は軽めにしてみた。
さて、少し短い間隔で連投しちゃったんで、少し控えるようにします。

それじゃ、前回逃げ忘れたんで今度こそ。
[> 瞬間離脱 ピッ
584名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:01:29 ID:mtWcwvEY
>>583
GJ!バハ子入れたことが無い俺の胸で赤い実がはじけた
585名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:18:18 ID:wENdC0N9
>>583
GJです 二軍から青バハ引っ張り出してくる
586名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:25:59 ID:p5NUz1SG
うちのバハ子はテンプレ通りの武人肌だからこういうのもいいな!

まぁ、ドワ子2匹をはべらせてるんだけどなw
587名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:58:59 ID:DLaajGaE
可愛いもの好きなバハ子がクラ子を部屋に連れ込むあたりまで俺の妄想と合致
両方黒でクラ子が臆病でもっと和やかという差はあるけど
588名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 10:30:21 ID:gEeZht5T
破れたブルマ見つからない(´・ω・`)

ふんどし作りたいのに・・・ッ!
589名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 13:02:09 ID:kq749inj
どうあがいてもブルマは出ないって聞いたんですが…
590名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 01:41:11 ID:3TkBjlvW
何だか静かだなあ。
嵐の前の静けさ、か?
591名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 06:30:54 ID:nY3sjNOU
ふむ……まるで台風の眼の中だな
592名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 17:14:51 ID:jMIur0TT
あげ
593名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 18:36:17 ID:9gv2COYL
クエスト全部クリアしたが他に何すればよかろうか
594名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 18:56:16 ID:WeHlItwS
マップ埋め、新の三國無双(各種族モンスター1000人頃し)、ぶらり一人旅(キャラ一人のみ)などなど


あと100人全員完全強化

そこまでやりこむ奴はいないか
595名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 19:36:40 ID:kiu44zr0
六人ひらめ二刀
596名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 01:41:43 ID:8Tt1FUfr
えー、舌の根も乾かぬうちに、という気もするけれど。
さすがに一週間、SS投下がないのは些か寂しいものがありますな。
そんなわけで、景気付けになるかどうかわからないけど、一つ投下してみようかと。

が、今回注意事項多め。
戦闘描写=暴力シーンがかなり多く、そして陵辱っつーかド鬼畜な責めもあり。
なので今回番号振ります。性的に鬼畜な責めが苦手な人は、5〜7飛ばすとただのバトルSSになります。
……エロと戦闘の配分間違えた気はしますが、どうかご容赦を…orz
597鬼切 1/11:2008/08/29(金) 01:43:41 ID:8Tt1FUfr
果てしない闇の中。前に伸ばした腕すら見えない、漆黒の闇。響くのは男と女の息遣い。
女のそれは、悲鳴に近い。あるいは、哀願。
男のそれは、笑いのようだった。下卑た、嘲笑。
涙で滲んだ視界に映るのは、その闇の如く黒い肌。男の顔。
押し止めようと手を伸ばしても、その手は何も掴まない。ただただ、欲望のはけ口として、蹂躙される。
女はその男を知っている。誰よりもよく、知っている。
白に近い金の髪。そこから覗く、黒い角。悪魔の如きその姿。
誰よりも恐ろしく、誰よりも強い。
悲鳴を上げても、その声は出ない。そして男はまた笑う。男とよく似た姿の女を見下ろし、笑う。
知らないはずがない。忘れようもない、その顔。
男は、女の、恋人だった。

悲鳴と共に飛び起きると、少女は慌てて周囲を見回す。
椅子とテーブル。ベッド。あまり上等とはいえない部屋の壁。
小さな窓からは新月が覗く。そのか弱い光が、部屋を完全な闇から辛うじて守っている。
「また、悪夢か?」
隣で眠っていた少女が体を起こす。その体は雪のように白く、新月の光ですらもその全身を浮かび上がらせる。
「すまない、大丈夫だ…。」
そう答え、大きく安堵の息をつく少女。隣の少女とは正反対の、浅黒い肌を持つ少女。
その姿は闇があるべき安住の地であるかのように、その中に溶け込んでいる。
ディアボロスの少女はベッドから立ち上がり、テーブルの水を飲む。乾燥して張り付いた喉が、少しずつ剥がれていく。
「まだ気になるのか。」
セレスティアの問いに、ディアボロスは無言で返す。
「お前の悪い癖だ。話したくないことは無言で押し通そうとする。」
凛とした、気高い声。柔和なイメージのあるセレスティアだが、神女として前線で戦う彼女は、
さながら張り詰められた絹の糸のようだ。
「……すまない。」
「いや、いい。話したくないことを、無理に話す必要はない。ただ、それで楽になるのなら、いつでも聞こう。」
そう言って、再び横になるセレスティア。ディアボロスはまた、大きな安堵の息をついた。
598鬼切 2/11:2008/08/29(金) 01:44:33 ID:8Tt1FUfr
夢の中に見た男。その男の影に、彼女はどれだけ悩まされただろう。
確かに、恋人だった。しかし、ある意味では最もディアボロスらしい彼を、彼女は恐れた。
強い男だった。特待生と呼ばれる存在の中でも、飛びぬけた素質を持っていた。
彼女は、彼の陰にいるだけでよかった。その彼から離れて、初めて彼女は自分の無力さを悟った。
戦いに傷つき、逃亡に疲れ、苦痛より死を望み始めたその時、彼女はセレスティアに出会った。
初め、セレスティアは彼女を無視しようとした。当然だ、セレスティアとディアボロスは、互いに相容れない存在なのだから。
だが、全身傷つき、今まさに死を迎えんとしている少女を、彼女は放っておけなかった。
彼女に救われ、寄る辺のないディアボロスは、そのまま彼女と共に旅をすることになった。
ずっと男の陰で育った彼女は、初めはまったくの無能だった。
だが、厳しい旅を乗り越え、その中で己を鍛え上げる。全ては、恩人であるセレスティアに報いるために。
そうして少しずつ、しかし着実に力をつけ、今ではもう彼女の最も信頼できるパートナーとなっている。
セレスティアにしては、彼女は変わっている。
初めこそディアボロスを不審の目で見ていたものの、どちらかといえば彼女の方が先にディアボロスに慣れてしまった。
また、初めて悪夢を見て飛び起きた時。
セレスティアは錯乱するディアボロスの肩を掴むと、いきなり服をはだけ、驚くディアボロスをその胸元に抱き締めた。
安らぎよりも驚きによって、ともかくもその錯乱は治まった。
あとでなぜあんなことをしたのか聞くと、こともなげに「それが一番落ち着くと思ったからだ」と言ってのけた。
今まで会った人物の中で、最も気高く、優しく、信頼できる存在。それが、彼女にとってのセレスティアだ。
しかし、だからこそ恐れている事態がある。
「敵だ。気を抜くな。」
「わかっている。」
セレスティアの傍らで、鬼切を抜き放つディアボロス。その鬼切は、あの男から逃げるときに奪ってきたものだ。
それを抜く度、あるはずのない彼の残り香を感じる。そして、もしも彼がここに来たら、という思いに襲われる。
彼は以前、こう漏らしたことがあった。
『もしお前がどこかに消えても、俺は絶対に探し出す』
彼なら本当にやりかねない。そうなったら恐らく、セレスティアを無事では済まさない。そして、彼には勝てない。
その恐ろしい考えが、当たってしまわないように。
ディアボロスである彼女が神に祈ることがあるとすれば、恐らくそれだけだろう。
だが、全ての願いを叶えてくれるほど、神も暇ではない。
そして、災いは忘れた頃に突然やってくるものだ。
モンスターの群れを蹴散らし、鬼切を納めた瞬間。首筋に伝わる、激しい衝撃。
「ぐあっ!?」
「何っ!?」
驚くセレスティアの顔。それもすぐにぼやけ、視界が一瞬赤く染まる。そして赤が黒になり、彼女の意識は闇に消えた。
599鬼切 3/11:2008/08/29(金) 01:45:17 ID:8Tt1FUfr
突然の襲撃者。セレスティアは用心深く剣と盾を構える。
「何者だ!?なぜそのような真似をする!?」
「おいおいおいおい。こいつと一緒にいるってのに、そんな質問するかよ?」
アロンダイトを持ち、自分が叩き伏せたディアボロスを見つめる男。その男もまた、ディアボロスだ。
制服は自分達と違うが、その姿は彼女と非常によく似ている。
「ったくよぉ。俺から逃げてどっかでくたばったかと思やぁ、まさか……はっはっは、セレスティアなんぞとつるんでるとはな。」
「お前から逃げて、だと?」
その瞬間、セレスティアの脳裏に、悪夢に飛び起きるディアボロスの姿が浮かんだ。
「なるほど、彼女の悪夢とは、お前か。」
「悪夢ぅ?クッハハハハ!あんないい思いをしておいて悪夢とはな!都合のいい女だぜ!」
「善意であろうが好意であろうが、押し付けられれば不快なものだ。」
「……言うじゃねえか、くそアマ。」
口調とは裏腹に、ディアボロスの目が冷酷な笑みに歪む。
「だが、よく見りゃ上玉だ。……キッヒヒヒヒ!悪くねえかもなあ!」
「やはり、ディアボロスは好かんな。お前を見ていると反吐が出そうだ。」
「ああ、吐いてもらおうかい。まずは血反吐をよお!」
狂気を含んだ声で叫び、さらに剣を抜くディアボロス。さすがに、セレスティアの顔に驚愕の色が浮かぶ。
彼が持つ剣は、アロンダイトにベルセルクの剣。両方とも、生半可な腕で扱える代物ではない。
まして、両手でも扱いづらいそれを、彼は両方の手に一つずつ構えているのだ。
「真・二刀龍……厄介な。」
「行くぜ、神女様よぉ?」
そう言いながらも、なぜか仕掛けないディアボロス。
だが、何か意識を集中している事に気付いた瞬間、セレスティアの体に激しい衝撃が走った。
「ぐぅっ!?」
詠唱した気配はなかった。恐らくは念力。ならば超術士かという考えが頭を掠めるが、あの武器は戦士でなければ扱えない。
「やってくれる…!」
「遅せえよ。」
反撃に出ようとした瞬間、ディアボロスは一瞬で距離を詰めてきた。そして、片手で掴まれた両手剣は、彼女の片手剣よりも速かった。
一瞬の差。攻撃を捨て、剣も盾も防御に使ったおかげで、何とかセレスティアは命を落とさずに済んだ。
しかし直撃を免れたというだけで、両手剣の一撃はその衝撃だけでも彼女に十分なダメージを与える。
「く……不覚…!」
「つまんねえな、てめえ。もういい、死に掛けとやるのは面白くねえ。」
剣を納め、何かを詠唱するディアボロス。途端に、セレスティアの体が言うことを聞かなくなっていく。
「ばかな……パラ…………ライズ……!?」
「キヒヒヒヒ!楽しませてもらうぜ、神女様よお。」
立っていることも出来なくなり、その場に倒れこむセレスティア。
ディアボロスはその体を担ぎ上げ、闇の中へ消えていった。
600鬼切 4/11:2008/08/29(金) 01:45:53 ID:8Tt1FUfr
地下道中央にたどり着くと、セレスティアを乱暴に投げ出すディアボロス。
麻痺している彼女は受身も取れず、まともにその衝撃を受ける。
「うっ!」
「ふん……悪かあねえな。」
品定めするように、じっくりとその体を眺めるディアボロス。そしておもむろに手を伸ばすと、彼女が着ている服を引き裂いた。
「や……めろ…!」
「指図するんじゃ、ねえよっ!」
言うなり、腹を思い切り蹴り上げる。
「ぐっ……ぶ、おえぇ…!」
弛緩した腹に直撃を受け、セレスティアはたまらず嘔吐してしまう。
「はっ!てめえで言ってて実際やってりゃ、世話ねえやな。ヒャッハハハ!」
下卑た笑い声を上げ、さらに服を引き裂く。やがて、その白い裸体を完全に晒すと、ふと真顔になった。
「……どうして、てめえなんだ。」
「ぐぅ……。……?」
まだ呼吸が満足に出来ず、聞き返すこともできないセレスティア。その顔を見て、怒りの表情を浮かべるディアボロス。
「他の奴なら、まだわかる…!だが、どうしてあいつが、てめえみてえなセレスティアなんぞと!おまけに、女だと!?
はんっ!笑っちまう……いや、笑えねえぜ!くそがっ……腹の立つ…!」
だが、不意にその表情が、元の冷酷な笑いに戻る。
「……いや、悪くねえ。てめえがずたずたになりゃ……あいつはどう思うだろうな?キヒヒヒヒ!」
セレスティアに手をかざすディアボロス。殺されるかと覚悟を決めたが、意外にも体の麻痺が抜けていく。
「何の……つもりだ?」
「マグロとヤッても、面白くねえんでなあ。」
その意味を理解した瞬間、セレスティアは再び戦闘の構えを取った。
だが、武器も防具も奪われた彼女に、抵抗する力など残ってはいない。かといって、逃げることも出来ない。
「いいぜえ、そうやって思いっきり抵抗してくれよ。そうじゃねえと、こっちも楽しみがねえからな。」
「くっ…!シャイガン!」
ただ一つ、彼女に残された牙。詠唱と同時に巨大な光が現れ、一直線にディアボロス目掛けて襲い掛かる。
彼はそれを受けた。確かに、直撃だった。
「な……何だと…!?」
「いいぜ、いいぜえ。その絶望の顔よぉ。おまけにセレスティアだなんてな。やりがいがありそうだ!」
彼は怯みすら、しなかった。魔法の直撃を受け、なおも平然としているディアボロス。
冷酷な笑みを浮かべるその姿は、まさに悪魔そのものだった。
「や、やめろ!来るなぁ!」
初めて覚えた、恐怖という感情。怯えながら後ずさるセレスティアの姿は、彼の嗜虐心を心地よくくすぐる。
「安心しろ。すぐには殺さねえ。てめえが、死にたがってもなあ!ヒャッハハハハハ!!」
飛んで逃げようとするセレスティアの翼を、素早く捻り上げるディアボロス。
「うっ……ぐっ!」
「変な真似するんじゃねえよ。このままへし折るぞ?」
言いながら、さらに翼を捻る。羽根が数枚抜け落ち、翼の根元がメリメリと音を立てる。
「う……うああぁぁ!!!」
「っと、まだ飛ばすには早えな。ま、どうせすぐだけどよぉ。」
601鬼切 5/11:2008/08/29(金) 01:46:49 ID:8Tt1FUfr
翼から手を離し、代わりに腕をねじ上げる。左手一本でセレスティアの両腕を封じ、右手を彼女の胸に伸ばす。
「や……やめ…!」
「ああ?」
「う…!」
「そうそう。そうやって大人しくしてろ。」
小ぶりながら、形の良い胸。しばし眺めてから、いきなりそれを鷲掴みにする。
「ぐぅっ!」
「ふーん。あいつよりゃでけえのか。しかし、なまっちろい肌だな。気に入らねえ。」
揉む、というよりは握り潰す、の方が近い。ただ自分の思うままに、その胸の感触を楽しむディアボロス。
セレスティアには、ただ胸を潰される痛みしかない。
だが、それはすぐに終わりを告げる。ホッとしたのも束の間。ディアボロスはセレスティアを強引に押し倒し、足を掴んだ。
「前戯はなしだ。いい反応しろよ?」
「え!?や、やめろぉ!私はまだっ…!」
その言葉は最後まで言えなかった。ディアボロスは何の遠慮もなく、セレスティアの穢れを知らない花唇に突き立てた。
「あっ!!!ぐっ!!!」
「へぇー、処女だったかよ。さすがは天使の神女様。キヒヒヒヒヒ!」
今まで何も受け入れたことのないそこに、何の前戯もなしに男のモノを突き入れられる苦痛。
だが皮肉にも、溢れる血がその痛みを少しだけ和らげる。
「うぐっ!!!!ふっ……ぐうぅー!!!」
抑えようとしても、悲鳴は歯の隙間から漏れていき、ディアボロスの嗜虐心を刺激する。
「叫ぶのもいいが、そうしてるのも悪くねえ。けどよ、もう少し声聞かせろよ!」
さらに激しさを増す動き。
「うあっ!うああぁぁ!!!」
「ハハッ!いい声じゃねえか!もっと鳴けぇ!」
溢れる鮮血が、二人の間に赤い血溜りを作っていく。セレスティアの苦痛に比例して、ディアボロスの快感は高まっていく。
「へっ……こんだけきついと、さすがに限界だな…!」
その意味を理解するまで、一瞬の間が空いた。
そして理解した瞬間、セレスティアは自由にならない体を必死に動かし、何とか逃れようと暴れだす。
「や、やめろ!!出すなぁ!!せめて外でぇ!!」
「ヒャッハハハ!そう言われちゃあ……中で出したくなるよなぁ!」
無情にもそう言い放ち、一際強く腰を打ち付ける。その瞬間、彼女の体内に感じたことのない熱さが広がった。
「い……いやああぁぁ!!!ああ……あ…!ディアボロス……なんかにぃ…。」
つうっと、彼女の頬に涙が伝った。それは、悔しさと、悲しみと、絶望。その結晶に他ならない。
「ふ〜っ。さすがに俺もちっと痛かったが、なかなか良かったぜ?キヒヒヒ!」
ディアボロスが、真っ赤に染まったモノを抜き出す。それと共に、血と混じってピンク色になった精液が滴り落ちた。
602鬼切 6/11:2008/08/29(金) 01:47:27 ID:8Tt1FUfr
セレスティアはどこか呆けたような顔でそれを見ていたが、やがてその目に力が戻る。
「……くぅ…!」
「お?」
痛みを堪え、体を起こすセレスティア。そして一瞬躊躇った後、指を自らの秘所に突っ込んだ。
「うっく…!」
痛みに顔をしかめつつ、中の精液を必死に掻き出すセレスティア。当のディアボロスはつまらなそうにそれを見ていたが、
やがて不快そうに顔を歪めた。
「へえ、そうかよ。俺の子種はそんなに気に食わねえか。だったらよぉ!」
セレスティアの腕を押さえ込み、道具袋から砕けて柄だけになったメイスを取り出す。
「俺が取ってやろうじゃねえかよ!!」
怒りを込めた声で叫ぶと、柄の丸みを帯びた末端を向け、思い切りセレスティアの秘所に突き入れる。
「がっ!?あああっ……ぁ…!!」
丸みを帯びているとはいえ、傷ついた膣内にそんな物を突き入れられれば、その苦しみは尋常ではない。
まして、ディアボロスは何の気遣いもなしに、思い切り突き入れたのだ。
子宮の中まで突き破られそうな痛みに、セレスティアの意識は一瞬遠のく。
「嫌なんだろ?俺の精液がよぉ。」
冷酷な笑みを浮かべ、すっと何かを載せるように手を開くディアボロス。
そして何かを詠唱すると、そこにバチバチと激しい音を立てる雷球が現れた。
それを見た瞬間、セレスティアの顔がサッと青ざめた。
「や……やめろ…!」
「安心しろ、ちゃんと避妊してやるからよ。ま、この先ガキなんか産めなくなるかもしれねえけどな!」
「やめろ!やめっ…!」
雷球を掌に作り出したまま、ディアボロスはメイスの柄を掴んだ。
「っぎゃあああぁぁぁ!!!ああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ヒャアッハハハハハ!!いい様だなあ、天使様よぉ!!!」
「あがっがが!!!あああぁぁ!!!!がっ……アァ…!」
激しく痙攣するセレスティアの体。その体が限界になる直前に、ディアボロスは手を離した。
同時に、辺りに血と精液の焼け焦げる嫌な臭いが漂う。
まさに死の直前まで追い込まれ、力なく横たわるセレスティア。だがその体を、ディアボロスは無理矢理引き起こす。
「まだ逝くんじゃねえぞ?ま、死んだって生き返らせてやるけどな。キヒヒヒ!」
「も……もう……やめ…。」
「ふん、半分意識飛んでんじゃねえかよ。にしても、さすがにちぃっと無茶しちまったな。これじゃあもう、こっちは使えねえか。」
だが、その顔はさらなる責め苦を与えられる喜びに、歪んだ笑みを浮かべていた。
603鬼切 7/11:2008/08/29(金) 01:48:45 ID:8Tt1FUfr
「んで、俺のガキは嫌だってんだろ?なら、使う場所は一つだよなあ?」
メイスを引き抜くとセレスティアの腰を持ち上げ、その後ろの穴にあてがうディアボロス。
その感触に、セレスティアの意識は一気に引き戻される。
「ど……どこを…!?」
「こっちなら、中に出そうが関係ねえだろ?」
「よ、よせ!もうやめろ!やめてくれ!」
「指図するなっつった、だろっ!」
「やっ…!ひぎゃああぁぁ!!!」
「へっ、すげえ悲鳴だな、天使様よぉ?さっきまでのお上品な姿はどうしたあ?」
「い……痛い……痛いっ…!こんな……こんなの…!う……うえぇ…!」
今まで、何の穢れもなかったセレスティアの体。
それが今では処女を散らされ、のみならず入れるべきではない場所までを犯されている。
神女たるセレスティアには、とても耐えられることではなかった。気丈な心もついには折れ、目からはただ涙がこぼれ落ちる。
「ハッハハハハ!とうとう泣き出したかよ!お前、いいぜえ!あいつに感謝しねえとなあ!」
ディアボロスが突く度に、ピリッとした痛みが走る。こちらも裂けてしまったことは、確認するまでもない。
「やめろぉ…!どうして、私が…!うぅぅ…!」
「どうして、だと?」
ディアボロスの声が、低く変わった。その声は地獄のそこから響くような、おぞましいものだった。
「俺からあいつを奪っておいて、どうしてだと!?」
「う……奪ってなんか、いない…!あの子は、自分の意思で…!」
「うるせええぇぇ!!!!」
セレスティアの髪を掴み、思い切り引っ張るディアボロス。
「い、痛っ!」
「気に食わねえ!ああ気に食わねえな!今すぐにでも殺してやりてえ!
……ああ、でもそれも惜しいな。こんだけ具合いいしな、ハハハ!」
言いながら、どんどん動きを強めるディアボロス。
「うあぁ……痛い…!痛いっ…!」
「なら、もっと締めろよ…!少しはイクのが、早まるぜ…!くっ!」
思い切り奥に突き入れ、セレスティアの腸内に精を放つ。
さっきとは違って熱さは感じないものの、ディアボロスの動きで再び体内に射精されたのだということは察しがついた。
「うぅぅ……もう、嫌だぁ…。」
「もう音ぇ上げたのかよ?だらしねえ。あいつなら、もうちょっと頑張ったもんだけどなあ。」
ディアボロスは冷酷な笑みを浮かべ、セレスティアに手をかざす。
「だが、悪くねえ。楽しみ甲斐があるぜぇ。」
その手から、優しい光が溢れ出す。その光がセレスティアの体に染み込むように消えると、
今まで感じていた耐え難いほどの疲労や苦痛がきれいに消えていた。
「こ……これは…!?」
「メタヒールぐらい、てめえも使えんだろ?気分はどうだあ?」
最悪だった。彼が回復を施したのは、決して彼女を気遣ったからではない。
全身の痛みは消えていた。もちろん、先程散々に蹂躙された場所も痛みはなく、出血も止まっている。
だが、それが意味するもの。それは彼女にとって、最悪の答えだった。
「や、やめろ!もうあんなのは嫌だ!!いっそ殺せぇ!!」
「ヒャーッハハハハハハ!いいぜいいぜえ!!そうやって、もっともっともっともっともっと泣き叫んでくれよお!!!」
「嫌だあああぁぁぁ!!!」
604鬼切 8/11:2008/08/29(金) 01:49:41 ID:8Tt1FUfr
ズキンと、頭が痛んだ。倒れた拍子に、かなり強打してしまったらしい。
ふらつく頭を押さえ、何とか立ち上がる。
「……っ!?」
セレスティアがいない。慌てて見回しても、その姿はどこにもなかった。
だが、ディアボロスの鋭敏な嗅覚は、一つの匂いを感じた。その微かに残った匂いに、表情が変わった。
「これは……あいつの…!?」
間違いない。あの、かつて彼の腕の中で嗅いだ匂いと同じだ。そして、姿の見えないセレスティア。
事態は最悪。そして絶望的。
しかし、同時に彼女の中で、ある覚悟も固まっていった。震えていた腕が止まり、やがて固く拳を握る。
「終わらない悪夢なら……終わらせてやる!」
匂いを辿り、走り出すディアボロス。ゲートに飛び込み、群がるモンスターを打ち払い、ひたすらに走った。
やがてその匂いが強くなり、血や汗や精液の臭いが混じりだし、そしてとうとう見つけた。
「貴様ぁ!!!」
地下道中央。そこに、二人はいた。
息も絶え絶えになり、虚ろな目を向けるセレスティア。そして冷酷な笑みを浮かべ、こちらを見つめるディアボロスの男。
「案外早かったじゃねえか。まだ四週目だぜ。」
その意味を察し、怒りに目を細める。
「相変わらずだな…!」
「いい顔するようになったじゃねえか。大したもんだ。こいつの……おかげか?」
足元のセレスティアを見つめる男。その顔に、笑いとも怒りとも取れない表情が浮かんだ。
「そうなんだろうなあ、くそが。ほんっと……ほんっとに、あったま来るぜぇ!!」
そう叫ぶと、いきなりアロンダイトを抜き放ち、セレスティアに向かって振り上げた。
「やめろおおぉぉっ!!!」
悲痛な悲鳴が、地下道に吸い込まれていく。彼女の目の前で、セレスティアはその剣によって地面に縫い付けられた。
「ぐぅ…!あっ…!」
「貴様っ…!」
「そう心配するな。急所は外した。んだが、早く助けねえと、出血で死ぬな。キヒヒヒ!
……おおっと、抜こうなんて思うなよ。出血がひどくなるぜ。」
睨み合う二人。
「てめえが選べる道は、そんなに多くねえ。俺のとこに帰ってくるってんなら、そいつもてめえも助けてやる。どうだ?」
「答えなければわからないというほど、浅い付き合いでもなかろう。」
「だろうな。なら、残りは二つだ。このまま、てめえもこいつも殺されるか…。」
喋りながら、ベルセルクの剣を抜く。
「あるいは、俺を殺して、こいつを助けるか。」
「愚問だな。」
鬼切をゆっくりと抜き放つ。
「勝てるつもりか?」
「そればかりは、試してみなければな。」
目を細め、剣を脇に構える男。それによく似た構えを取り、マフラーを口元まで引き上げる。
「しかし、少し見ねえ間に、きれいになった。」
「だからどうしたと言うのだ。」
それだけで十分だった。一瞬、どこか諦めたような笑顔を浮かべると、男は猛然と打ちかかった。
605鬼切 9/11:2008/08/29(金) 01:50:24 ID:8Tt1FUfr
地下道に、激しい撃剣の音が響き渡る。
一打ちごとに火花が散り、両者の顔を白く染める。お互い一歩も引かず、何度も何度も打ち合う。
一合。二合。三合。四合。かつて彼の陰に隠れていただけの少女は、今や彼と互角に渡り合えるまでに成長していた。
が、さすがに片手でも剣を扱える男の方が優勢だった。徐々に押され始め、それでも何とか刀を振り下ろそうとした瞬間。
男の剣が、刀を押さえ込む。そのまま鍔を合わせてグルンと巻き落とし、男の剣が彼女の喉元を狙った。
剣が振り上げられる瞬間、その剣を切り上げるように刀を振り上げる。動きをいなされ、がら空きになる腹部。
だが、その隙を狙った刀を、男は剣の柄で受け止めた。
「なっ!?」
「惜しかったなあ、キヒヒ!」
一転、男が剣を振るう。しかし、これまでに鍛え上げられた彼女の体は素早く反応する。
その場を飛びのき、同時にマフラーを引き下げる。
「燃えろ!」
口から地獄の炎の如きブレスを吐き出す。
「うおっ!?」
追撃に来ていた男は避けきれず、その直撃を食らう。だが、その目にはまだ余裕が浮かんでいる。
「使い方もうまくなったし、強くなったなあ。が、まだまだぬるいぜ!」
男がブレスを吐き返して来る。その炎は、彼女のものより数段大きい。
「くっ!」
あれを食らってはひとたまりもない。素早く身を投げ出した彼女だったが、そこにはさらなる炎が飛んで来ていた。
それはさすがに避けきれず、彼女の体を炎が包む。
「ぐっ!うわああぁぁ!!!」
「忘れたのかぁ?俺は魔法も使えるんだぜぇ?」
地面を転がり、何とか炎を消し止める。しかし顔を上げると、そこに新たな魔法が飛んでくる。
彼女の目の前に集まる光線。それが集まり、これ以上ないほどに輝きだす。
「食らいな!ビッグバム!」
掛け声と共に光が弾け、凄まじい衝撃波が彼女を襲う。辛うじて意識はあったが、もう戦う力などほとんど残ってはいない。
「もう一度聞こう。俺のところに、戻る気はないんだな?」
それには答えず、鬼切を杖にして立ち上がる。その目は、まだ闘志を燃やし続けている。
「ふん、俺からパクッた鬼切か。俺のこと、忘れちゃいねえんだろ?何たって、夢に出るぐらいだもんなあ?」
「……貴様から受けた仕打ち……忘れようはずもない…!」
「そりゃあ光栄だ。けどな、俺だっててめえが忘れられねえんだよ。」
目を細め、薄ら笑いを浮かべる男。
「今まで、そりゃあずいぶんの女とヤッたよ。ヒューマン、エルフ、フェルパー……クラッズにフェアリーもな。
ま、さすがにそいつらは、ヤッた後死んじまったけどな!ハハッ!」
「外道が…!」
「だが、忘れられねえのはてめえだけだ。他の女共なんて、もはや顔も名前も覚えてねえのによ。」
「貴様の心に私が残っているかと思うと……ゾッとする…。記憶共々、切り捨ててやる…!」
「……そうかい、そりゃ残念だ。じゃあ死ね。」
606鬼切 10/11:2008/08/29(金) 01:51:37 ID:8Tt1FUfr
冷たく言い放ち、鬼神切りの構えを取る。ディアボロスの少女はその顔を悲痛に歪め、鬼切を握る手に力を込めた。
―――異国の地獄に住むという、鬼。
「元の男として、せめてもの情けだ。」
―――それを切り払う力があるというのなら。
「せめて、苦しむ間もねえぐらいに」
―――頼む。今だけ力を貸してくれ。
「即行で殺してやるよ。」
―――地獄の魔物が鬼というなら。
「あばよぉ!!」」
―――あの鬼を、打ち倒す力を私に!
鬼神切りを繰り出す瞬間。最後の力を振り絞り、鬼切を構え、思い切り走った。
「うおおおおおおおおああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
「はっ…!?」
裂帛の気合。ドン!と、鈍い衝撃。体を貫く、確かな手応え。驚きに目を見開く男の目を、まっすぐに見据える。
「貴様に教わったことだ。」
突き刺した刀を、グッと回す。
「ぐおあっ!?……がはっ!」
素早く手を離し、間合いを取る。が、さすがに致命傷となったらしく、男に反撃の気配はなかった。
「ぐ……キ、ヒヒヒ…!大した……もんだ…。」
「貴様、まさか、わざと…?」
「ふざけたこと抜かすな…。少し……てめえを、甘く……見ちまったのさ…。」
鬼切に貫かれたまま、その場に座り込む男。
「あ〜あ……どうでもいいものは、いくらでも手に入ったのによぉ……一番欲しかったもんだけが、離れてっちまった…。」
「私を物としてしか見られない貴様には、私は永遠になびかん。」
「ケヒヒヒ……がはっ……力ずくでも……モノには、できなかったしな…。」
大量の血を吐き、うつむく男。それ以上構うのをやめにし、セレスティアに駆け寄る。
「大丈夫か!?動けるか!?」
「何……とか…。」
その声はか弱く、その手は冷たい。ともかくも肩を貸そうと腕を取った瞬間、聞くことのないと思った笑い声が再び響いた。
「キヒヒヒ……せっかく勝ったってのに……そんなチンタラしてたんじゃ、死んじまうぜ…。」
止めでも刺してやろうかと思った瞬間、男は懐から帰還札を取り出し、投げてよこした。
「使えよ……俺にはもう……必要ねえ…。」
帰還札を拾い、男を見つめる。既に呼吸は荒く、もう先は長くないだろう。
「……礼は、言わんぞ。」
「構やしねえ…。さっさと……帰んな…。」
「………。」
男に背を向け、少し躊躇う。が、帰還札を持つ手に力を込めると、彼女はもう一度振り返った。
「……さらばだ。」
そう言い残し、セレスティアの体を抱くと帰還札を使う。二人の姿は一瞬にして光に包まれ、消えた。
二人の姿が消えると、男は小さく笑いを浮かべた。
「おっかしいぜ…。一番近くに置いときたかったもんが消えたってのに……惜しくもねえ…。」
再び、大量の吐血をする男。近くでモンスターの唸り声が聞こえる。
だが、怖いとは思わなかった。不思議と心は安らかで、死ぬ恐怖など微塵もない。
「それにしても……あのセレスティアといた時のあいつ……いい顔、してたなあ…。
もっと、早く……気付いてりゃ……な…。ヒャハハ…!」
床に付いた腕が、ずるずると滑り出す。
「考えても……みなかったな…。優しく、して……やるなんて…。」
地面に横たわり、虚ろな目を宙に向ける。その目はもはや、何も見えてはいない。
ただその脳裏には、かつて恋人同士であった頃の、二人の姿が浮かんでいた。
「そうすりゃあ……俺にも、あんな笑顔……もらえたの……かなぁ…。」
男の目が、静かに閉じられた。
モンスターの唸り声は、すぐ側にまで迫っていた。
607鬼切 11/11:2008/08/29(金) 01:52:16 ID:8Tt1FUfr
岬の先端に立つ、ディアボロスの少女。その前には、手作りの墓が立てられている。
二本の両手剣が墓標代わりの、風変わりで質素な墓だった。
「墓参りか。」
「……もう、いいのか?」
振り返りもせずに尋ねる。
「ああ。確かに言ったとおり、急所は外されていた。傷自体は、そうひどいものではなかったしな。」
「そうか。」
あの後、彼女はセレスティアを治療所に預け、彼を探しに行っていた。
だが、たどり着いたときには彼の姿はなく、ただ鬼切とベルセルクの剣だけが転がっていた。
「私にとってそいつは、消えない傷をつけられ、殺されそうにまでなった、憎い相手だ。」
「………。」
「だが、お前にとっては、そうではないのだろう?詳しいことは知らん。しかし、悼む気持ちがあるのなら、止めはしない。」
「……すまない。」
「構わん。だが、私は祈らんぞ。」
「それでいい。あいつに手向けの祈りを捧げる者など、私一人で十分だ。」
手を合わせ、じっと目を瞑るディアボロス。その姿は、ある種滑稽でもあり、痛ましくもあった。
岬に、風が吹き抜ける。風はディアボロスのマフラーと、セレスティアの翼を揺らし、海の彼方へ飛んでいった。
「さあ、そろそろ行くぞ。いつまでも、こんなところで油を売っているつもりはない。」
「ああ。私とて、いつまでも祈りを捧げるつもりはない。」
墓に背を向け、歩き出そうとしてから、ディアボロスはふと振り返った。そして、腰につけた鬼切を外す。
「……元々、お前のものだ。いつまでも、お前の物を使う気はない。遅くなったが、お前に返そう。」
鞘に納めたまま、剣の墓標に寄り添うように立てかける。
「それに……少しは、私の残り香があるだろう?せめてもの……手向けだ。」
一瞬、目に涙が浮かぶ。しかしすぐにそれを振り払い、セレスティアの後を追う。
「武器はどうした?」
「あんなもの、もう使えるか。」
「確か、忍の刀とやらが交易所にあった。買って来てはどうだ?」
「……金を、貸してはもらえないか?」
「仕方ない、ダガーで我慢しろ。」
「むごいな。」
取りとめのない会話を交わし、再び旅に出る二人。その行き先は、二人にしかわからない。
小さくなっていく、二人の背中。その背中を、岬の墓標だけが静かに見送っていた。
608名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 02:01:48 ID:8Tt1FUfr
以上、投下終了。
うんまあ、一回こういう「キレた」キャラ書いてみたかったんだ。ディア男が嫌いなわけじゃないです。
あとバトル物も実は好きなんだ。これも一度は書いてみたかったんだ。あとディア子書いたことなかったしね。
てか、深く考えずに種族被らせたら、ものすっごく書きにくかった…。いっそ名前付けてしまうべきだったかなあ。

とりあえず、今度何か書くときは、もうちょっとエロ分多めにしますので、今回ほんとご容赦を。
ではいつもの如く、この辺で。
[> 瞬間移動 ピッ
609名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 10:43:12 ID:3M7xxtBA
ししゃもが192匹…だと?
610名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 11:09:26 ID:BaTrxP0X
611名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 20:34:13 ID:a8VXhjSH
>>608
GJ!
俺もエロを前提とするならバトル物は大好きだ!
612名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 22:24:14 ID:zttufyhu
これはいいディア
613名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:15:06 ID:GKVDPFRw
過疎ってるな……
614名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 09:49:28 ID:wKV47OTb
職人も何かと忙しいんだろう。戻ってくるまで気長に待つか。
あるいは今まで読み手だった奴が書き手になってみるとかw
615名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 22:02:21 ID:KAfG+NyV
パルタクス学園にて…

二人の学生が屋上で並んで床に座っている。
「なあノム子」
「何ですか?ヒュム男さん」
「なぜノームはアストラル体のまま活動しないんだ?」
「…きちんとした理由はありますが、私個人の理由でもよろしいですか?」
作られた水色の眼がヒュム男をみつめる。潤んで見えるのは気のせいだろうか。
「え。あ、ああ」
「貴方と、こうして触れ合えるから」
キュッ、とヒュム男の腕を取るノム子。
造られた体とは思えない暖かさと柔らかさが、制服越しに伝わる。
いつもは無表情な顔が僅かに桜色に染まっている。
「…その答え方は卑怯だ」グイ、とノム子の肩を抱き寄せる。
「…お褒めにあずかり光栄です」

携帯だからメモ帳の限界、半端でスマン。しかもエロく無いし。
とりあえず>>614に言われて読み手が書いてみましたよ。皆も続け。
616名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 22:24:05 ID:wKV47OTb
ああ、なんかほのぼのしてていいな。こういうの結構好きだ。
てかほんとに書いてくれる人いたとは感動だw
617名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 00:37:35 ID:G9Yia4Rr
エロパロの線引きが分からない。エロ抜きで単純にパロな奴なら書いてるんだけど、それってここじゃスレチだよな。
キャラスレに書くべきかと思ったら残り少ないから心もとないし。
俺にエロは・・・無理だorz
618名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 00:44:42 ID:+Yk1Ycy5
諦めたらそこで試合終了ですよ。
まあ、エロったって入れるばかりがエロじゃないし、艶っぽいってんでもいいかと。
とりあえず書いてみると、意外にはまるかもしれんぜ。
619アトガキモドキ:2008/09/03(水) 01:37:08 ID:uQhoonVp
呼ばれてないのにジャジャジャジャーン。アトガキモドキです。
今回はせっかくですので、青服クラッズに挑戦しました。
>>583さんがGJな陵辱・強姦を書いているので、私は調教モノをひとつ。
遅刻、行方不明の言い訳は後程・・・ではどうぞ
620アトガキモドキ:2008/09/03(水) 01:38:17 ID:uQhoonVp
教え込むには、子供の頃から。やはりこれが一番でしょう。
なんたって最も敏感に物事を感じる時期ですから。
それは勉強以外でもしかり・・・いやらしい事とか、ね。

「クッソ!全然見つからないぞ!」
「おーい、そっちいたかー?こっちにはいないぜー!」
「野郎、どこに隠れやがった!」
「探せ!今ならまだ間に合うはずだ!」
先程からやかましく続く男達のいらついた声。
怒り狂うのも仕方がない。自分達の宝を横取りされて、現行犯に逃げられたとあっては盗賊にとって末代までの恥。
挙句に盗まれた物が金の箱で、中身が高価となればなおさらだ。
「あ〜あ、ホントみっともないね。いつまでやってるつもりかな?」
当の犯人は宝箱を抱えて余裕の表情。ランツレートの制服を身に付けたクラッズは、完全に勝ち誇っていた。
「野良盗賊が持ってるにはもったいないお宝だよ。むしろボクにこそふさわしい物かな。金の宝箱の中身はね」
というより、彼女がラッキーだったと言えよう。
それなりの優等生だが、まだ銀の箱も拝んでいない新米組の盗賊だった。
暇つぶしに地下道を出歩くと、いきなり金の宝箱を見つけてしまったではないか。
後になって他の盗賊の獲物だと気付かされるが、この業界は早い者勝ちが常識。
せっかく手に入れた煌びやかな金の箱、そう簡単に返すもんか!
「う〜ん、やっぱりキレイな箱だよ〜!激しく財宝のヨカーン」
愛おしく頬擦りなどしてみる。滑らかな箱の表面は特に痛い訳でもない。
罠を調べる。メデューサの瞳だ。慣れた手つきでそれを外す。
「さてさてそれでは・・・ご開帳!」
めちゃんこ強い武器の廃品か、はたまた上質な防具の素材か。
うっとりできそうな美しさの装飾品、貴重な道具でも構わない。
期待をいっぱいにして箱を開けると――白い粉が詰まった袋が出てきた。
「ん〜?何だろ、コレ」
見覚えの無いさらさらした粉。鑑定ができないので詳細は不明のままだ。
しかし金の箱に入っているくらいだから、値打物に違い無い。
「ま、いっか。さ〜て、帰ろうかn」
「残念、そうはいかないな」
「え?!誰・・・ぐっ!」
突然やって来た上からの声と首への衝撃。見事に急所を捉えており、彼女はなす術もなく気を失う。
621アトガキモドキ:2008/09/03(水) 01:39:10 ID:uQhoonVp
「・・・・・・う〜ん・・・」
「気が付いたかな?」
凛々しい声に起こされて眼が覚めたのは見知らぬ場所だった。当て身で気絶させられ、ここまで担ぎ込まれたらしい。
両手足を布で縛られている。軽く辺りを見回すと、どこかの小部屋に転がされていたと悟る。
声の主に向き直ろうとするが、思うように動けない。何とか上体を起こして眼を合せると、人の好さそうなエルフがいた。
「ちょ、ここどこ?て言うかあなた何者?」
「僕は通りがかりの売人さ。君が持ち出した箱の中身は僕の商品だったんだ」
「でもでも、何でこんなコトするの?」
「ちょっとワケありの品物なんだよ。君も見ただろう?あの白い粉を」
エルフはゆっくりと立ちあがり、クラッズの緊縛を解く。
「だからあの粉の事をきちんと聞いてほしくてね。喉渇かない?水ならあるよ」
手首や足首には痕が付いていない。長時間縛られていた様子ではなかった。
腰にさげた水筒をクラッズに差し出すエルフ。正直に水分が欲しくなり、まだ余裕ある容量の革袋を受け取る。
「あ、どうも・・・んく、んく・・・」
「飲みながらでいいや。説明するよ」
心地よく喉を滑る飲み水。エルフは待ち切れなかったようで、早々に話を切り出す。
「例の商品はいわゆる薬の類で、普通の店には売ってない」
「んぐ、んっ・・・はあ、そうなんですか」
「実はその水筒の中に、同じ物が入ってるんだ」
言われて、噴き出しそうになる。しかしもう遅い。全部飲んでしまった。
少し嫌な汗が流れる。得体の知れない物を飲んだらしい。
「え、ちょっと、これ大丈夫ですかあ?!」
「ああ、平気平気。毒薬とか劇薬みたいな殺人的な薬じゃないよ。けど――」
その言葉が終わる前に、妙な感覚に襲われる。股が疼くような、甘い痺れ。
「それって、淫薬ってやつでね。女の子をやらしくする薬さ」
いくばくかの影を帯びたエルフの顔は、いやに凶悪な雰囲気を持っていた。
622アトガキモドキ:2008/09/03(水) 01:40:03 ID:uQhoonVp
「あ、やあ・・・何、コレ・・・っ」
「水に熔け易くて即効性、しかも超強力な特別製だよ」
声が出るよりもずっと早く、自身の秘所を弄るクラッズ。
自慰をした経験はあった。それでも触り始めで湿り気を帯びてくるのは初めてだ。
たまらずその場にしゃがみ込み、激しく指を出し入れする。
「んあっ、ひゃあ、ボク、変だよぉ・・・」
「いつもオナニーとかしてる?すっごく感じ易いと思うけど」
「あう、んんっ、凄い、ダメぇ・・・」
「凄い?ねえ、どこが凄いの?」
「あっ、ぼ、ボクの、アソコが、いつもより、敏感・・・あうっ!」
聞かれても絶対に答えない問いかけも、違和感なく答えてしまう。
それ以前に、このエルフとは面識がないはずなのだ。初対面の異性を前に、とてつもなく恥ずかしい事をしている。
「いやらしい音が聞こえるよ。ほんとは淫乱なんじゃない?」
「そ、そんなコトない・・・はあ、はうっ!」
「でも、さっきからずっとエッチな汁が出てる。ほら、奥の方から溢れてるよ」
「いやあ・・・言わない、でぇ・・・」
おまけに淫らな言葉を受けて、それでも指は止まらない。
むしろそれすらも快楽に代わる。指摘されるたびに身体が熱くなる。
感じた事のない激しさ。ますます加速して陰部をえぐる指に、たっぷりと蜜が付いていた。
「ああっ、はんっ!ボクもうイッちゃ・・・!」
「ダメだよ。そんな簡単にイッたら」
もう少しで絶頂という時に、エルフが指を引き抜いた。
力任せに手首を引っ張られて、滑りの良い股から離される。
「いやあ、ダメ〜。ちゃんとイカせてぇ・・・」
「独り善がりはいけないよ。僕も良くしてもらおうかな」
再び両手を縛り付けて、エルフは自らのズボンを下ろした。
623アトガキモドキ:2008/09/03(水) 01:40:58 ID:uQhoonVp
基本的にエルフの男性器は勃起させても平均より小さい。
ヒューマンと同等か、よくてフェルパーの人並みだそうだ。
ところが眼の前のそれは凶悪な男根だった。長さもそこそこに、太さが凄まじい。
どのくらいかと言われれば、クラッズの片手に収まらない肉の棒と表現できる。
「あ・・・コレって・・・」
「本物を見るのは初めて?じゃあまずは先っぽを舐めてみて」
オスの臭いと脈打つ性器に気押されて、言われた通りに舌を這わせる。
先端を刺激すると、苦く塩辛い味がした。
「んち、れろ、ちろちろ、ぺろっ・・・」
「そうそう。慣れてきたら咥えてみて。歯を立てないように気を付けて」
「ちるっ、くぷ、んちゅっ、あむっ・・・」
「意外に上手だね。本当に淫乱なコだ」
いたずらに頭を撫でられる。淫乱と言われたことより、上手だという褒め言葉が耳に着く。
手を後ろで縛られていなければ、自分を慰めながら熱いモノに食らい付いている。
それほどまで男の臭いに魅了されていた。これも薬のせいだろうか。
「んんっ、んむう・・・ん〜・・・」
「何?その物欲しそうな顔は」
「んはあっ、お願い。ボクにこの熱々のオチンチンちょうだ〜い」
「あは、もうおねだりを覚えたんだ?君は良くできた女の子だなあ」
「もう我慢できないのお、早くう〜」
「まったく、しょうがないな。じゃあシテあげるよ」
果てかけたところを止められたのだ。本気で極部が疼いてたまらない。
エルフは膨張した分身で潤った秘裂を撫でつける。
「やあん、焦らしちゃダメ〜。早く挿入てぇ〜」
「解ってるって。じゃ、挿入るよ」
先端を割れ目に埋め込むと、一息にエルフが侵入してきた。
624アトガキモドキ:2008/09/03(水) 01:41:48 ID:uQhoonVp
「うっ!」
「ああーん!」
極太の肉棒が処女膜を破る。じんわりと血が滲むのが解った。
しかしそれらしい痛みは感じない。この薬はどこまで効いているのか。
欲しかったモノを挿入られて、行為に慣れた売春婦のようにふしだらな喘ぎ声が出る。
「やっぱり初めてか。痛くないでしょ?」
「平気だよ。だから気持良くしてぇ〜」
「ホントにこのコは・・・まあいいや。可愛い声聞かせて!」
最初の一突きから深い攻め。背後から犯されていると、最奥まで亀頭が入り込む。
敏感な子宮に激しい刺激。太ましいペニスに貫かれるたび、小さな身体が痙攣をおこす。
「きゃん!ひゃあ!あはっ、ああん!」
「ああ〜イイ・・・キツキツのグチャグチャだ」
「きゃあんっ!気持ちイイ〜!気持ちイイのお〜!」
「僕もイイよ・・・すぐにイキそうだ」
「ちょうだぁい!中に熱いのちょうだ〜い!」
満面の笑みを浮かべて快楽に堕ちた言葉を並べる。
もはや学院の生徒の肩書は無い。ここにいるのは淫らなメスのクラッズだ。
自分からも腰を突き出し、さらなる一体感を求める。
「そろそろ、イクよ。中に出すよ・・・くうっ!」
「きゃああん!ボクもイク!イッちゃうう〜!」
淫靡な声を張り上げて、大げさに身体を逸らす。
小部屋の外まで聞こえる喘ぎを撒き散らしてクラッズは達した。
「はあ、はあ、もっと、もっと欲しいよお・・・」
「もっとヤリたいの?たくさんのヒトと?」
「それでもいい・・・もっとザーメンちょうだい・・・」
「だってさ。皆、どうする?」
待ち構えたようなエルフの声に合わせて、先程の盗賊達がわらわらと部屋に入って来た。
「さっきから見させてもらったぜ。確かに凄い効き目じゃねえか」
「今度は俺達が相手してやるよ。全員分の溜まった精液、全部おまえにぶっかけてやるぜ」
エルフと男達の密談など、もう今はどうだっていい。
新しい快楽が欲しい。青臭い男を味わいたい。
「わあ〜、みんなおっきい〜・・・ボクのコト、気持ちよくしてぇ・・・」
後のことなんか、どうでもいい。
625アトガキモドキ:2008/09/03(水) 01:50:51 ID:uQhoonVp
アトガキモドキがあらわれた!
  アトガキモドキからは敵意を感じない

おまちどう様でした、青服クラッズ調教モノ、媚薬&隠語プレイです。お口に合いましたか?
というか安易なネタでスマソ。まだまだ修行中の身ゆえ。
さて、ここからは言い訳タイム。
昨今流行りのゲリラ豪雨が私の地域にもやって来ました。以下はその一部始終。
>積乱雲のサンダガン!
>ブレーカーは一撃で倒された!
>パソ子のデータをロストしました・・・
そこから新たに復興して、レベルageの日々でした。しくしく・・・
二週間も開いてしまいましたが、時候で無いことを祈ります。
いつかまたオカズを投下いたします。そう言えば朝食はししゃもでした。
今夜はこれにて失礼。それではノシ

    アトガキモドキは挨拶をして立ち去った
626名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 13:27:21 ID:PGv9BWXO
>625乙
627名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 22:11:22 ID:+Yk1Ycy5
ボクっ子ktkr。俺の好物だ。
しかしまあ、色んな意味で乙w
628名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 23:42:38 ID:DkQv9MTT
>>625乙!
青クラ子かわいいよ青クラ子
629名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 01:12:37 ID:5RsxdBX6
さて、好物も食べたので俺も投下しようかと。

今回は特に言うこともないかな。いつものように、お口に合えば幸いです。
630名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 01:13:52 ID:5RsxdBX6
眠りから徐々に覚醒していく感覚。もう少し寝ていたいという気持ちと、もう起きなきゃいけないという気持ちが交錯する。
今日は二度寝してやろうと思った瞬間、隣の気配がもそりと動く。
「……目、覚めたか?」
返事はない。まあいつものことだ。
大きな欠伸。脳に酸素が行き渡り、ありとあらゆる感覚が覚醒していく。俺の欠伸が移ったのか、隣の彼女も大きな大きな欠伸をする。
続けて、上半身を伏せてグーッと伸び。そのまま流れるように下半身を伏せ、これまたググーッと伸び。
可愛らしい耳がピコピコと動き、尻尾もそれ自体が生き物であるかのように、ゆっくりとのたくっている。
「飯、食うか?」
質問には答えず、まるで俺にキスを迫るように、顔を近づけてくる彼女。
いつものことだ。俺は軽く顔を傾けてやる。
俺の口元の匂いをふんふんと嗅ぎ、それが済むと気持ちよさそうに目を瞑り、頭をするっと摺り寄せる。
別段、変わったことじゃない。ただの朝の挨拶だ。
といっても、こんな地下道の中では、いつが朝でいつが夜かなんて、まったくわからないのだが。
その頭を撫でつつ、俺は道具袋を引き寄せる。
「おにぎりでいいか?」
俺が食料を取り出すと、これまた俺に媚びるように頭を摺り寄せ、さらには尻尾までもまとわりついてくる。
毛がくすぐったいが、まあこれもいつものこと。
物を食べるときだけ、以前のように手を使う彼女。この時だけは、彼女がれっきとしたフェルパーであることを確認できる。
俺もおにぎりを取り出し、一緒に食べる。彼女は先に食べ終えてしまい、俺のおにぎりに顔を近づけてくる。
「ダメだ、これは俺のだ。」
分けてくれる気配がないと悟ると、彼女は俺から離れ、つまらなそうに丸くなった。ただし、場所がちょっと問題だ。
「おい、それは棺桶だ。降りろ。」
俺の言葉がわかっているのかいないのか。彼女は片目だけ開けて俺を一瞥すると、再び目を瞑ってしまった。
631名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 01:14:43 ID:5RsxdBX6
ここで彼女と二人きりになって、もうどれぐらい経つだろう。結構経った気もするし、そんなに経ってない気もする。
あの時は、彼女だってこんなではなかった。様々な超能力で俺達を助けてくれる、れっきとした超術士だった。
でも、故あって仲間はみんな死亡。そしてここからは脱出不能。
そんな状況になって、最初は俺も彼女も必死に脱出しようとあがいた。
しかし帰還札もなく、瞬間移動する魔力も残っておらず、俺はただの戦士だ。どうあがいても、絶望だった。
彼女はあがき、怒り、泣き、そしていつしか精神が耐え切れず、壊れてしまった。
幼児退行、というよりは先祖返りとでも言えばいいのだろうか。人間らしさなどほとんど残っておらず、その動きは猫そのものだ。
最初、俺は戸惑った。しかし、慣れてしまえばなんて事はない。やたらに大きい、ちょっと外見の違う猫と一緒の生活になっただけだ。
それに、彼女自身は言葉を失ったが、俺の言葉はそれなりに理解できているらしい。そんなわけで、普通の猫よりは手もかからない。
ま、わかっているからといって、言ったとおりにしてくれるとも限らないのだが。
「……おい、だからそう虚空を見つめるのはやめてくれ。気味が悪い。」
そう言ったところで、彼女はそれをやめない。俺には何も見えないのだが……まあ、きっと何か見えているのだろう。
あ、何かにじゃれかかった。やばい、何がいるんだ。
もしかしたら、棺桶の中の誰かかもしれない。ノーム辺りなら、元々が霊体みたいなものだし、ありえそうだ。
やがて俺に見えない何かへの興味をなくしたのか、不意に爪とぎを始める。もちろん、何で研ぐのかといえば棺桶だ。
「だから、棺桶を爪とぎにするのは、や・め・ろ。」
一瞬、俺の顔を『心外だ』とでも言いたげな表情で見つめる彼女。そして、再開される爪とぎ。すまん、セレスティア。
もし帰れたら、真っ先に君を生き返らせてあげるよ。そしてギタギタの棺桶は、見られないうちに処分させてもらうよ。
それにしても、退屈だ。それも当然だ。何しろ、俺達はここを動けないのだから。食料品だけバカみたいに持ってきたおかげで、
とりあえず食うには困らない。寝るのにも困らない。しかし、この退屈を紛らわすのは……まあ、実は困らない。
「……フェルパー。」
俺の呼びかけに、ピクッと耳を動かす彼女。微妙な気配の変化を感じてくれるのが、今の彼女のいいところだ。
すぐさま俺の隣に来て、グイッと頭を摺り寄せてくる。そして、尻尾が艶かしく俺に絡みつく。
632名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 01:15:14 ID:5RsxdBX6
別に発情期というわけではないのだろう。これもまた、彼女が元々は俺達と変わらない知能を持っていた名残だろうか。
あるいは、これも現実から逃げるための手段の一つかもしれない。
俺はヒューマンで、彼女はフェルパー。俺は別に何とも思っていなかったのだが、彼女は俺のことを憎からず思ってくれていたらしい。
だからだろう。俺の求めにも、嫌な顔一つせずに応えてくれるのは。その好意を利用することに、若干の罪悪感はある。
しかし、それぐらいするのは当然といえば当然とも言える理由もあったりするが。
ともあれ、彼女自身は嫌がらない。機嫌さえ損ねていなければ、むしろ積極的に応じてくれる。
「……いいか?」
「なうー。」
猫の鳴き声そのものの返事。俺の首元に頭をグイッと擦り付けてくる。
ただの猫なら単に可愛い動きなんだろうが、彼女がやると頭突きに近い。実際、これのせいで口の中を切った事もある。
ひたすらに親愛の情を示す彼女を何とか押し止め、そっと尻尾に手を伸ばす、その付け根に俺の手が触れると、尻尾がピクンと震えた。
付け根をグリグリと刺激してやると、彼女は腰を高く上げ、恍惚とした顔で尻尾をブルブル震わせる。
「にゃっ……にゃっ…!」
声が出始めた瞬間、俺は手を止める。じゃないと、妙に興奮して手を引っ掻かれたり噛みつかれたりする。
俺が手を止めたことで、彼女は不満そうな顔を向けてくる。だが俺がスカートに手を伸ばすと、また嬉しそうな鳴き声を出す。
パンツは既に穿いていない。というか穿かせていない。お互いそんなものを気にする事はなくなっているし、邪魔なだけだ。
とはいえ、いつも丸見えでも困る。むしろ、こう半端に隠れていた方がこう、何というか、こう、グッと来るものがあるしな。
そのスカートを脱がせ、肉付きのいい尻に手を這わせる。再び、ピクンピクンと震える尻尾。
さらに手を伸ばし、割れ目をすっと撫でる。
尻尾のみならず、彼女の腰全体がビクッと震えた。しばらくそうやって焦らしてやるのが、彼女のお気に入りだ。
「んる!にぅ〜…!」
荒い息をつき、可愛らしい鳴き声を上げて腰を震わせる彼女。頃合を見て、俺は彼女の中に指を入れる。
「にっ!……ふるる…!」
刺激への反応と、恐らくは俺に構ってもらえることの喜び。その両方が入り混じった鳴き声は、何とも可愛らしい。
既に中はじっとりと濡れていて、火傷するかと思うほどに熱い。そして、俺の指を離すまいとするかのように、強く締め付けてくる。
「いくぞ。」
指を抜くと、俺もズボンを脱いで彼女の後ろに回る。彼女の尻尾が待ちきれないというように、艶かしく揺らめいている。
633名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 01:15:53 ID:5RsxdBX6
掴むと怒るので、腰を抱きかかえるように手を回す。それと同時に、尻尾の動きがぴたっと止まり、期待に満ちた目が俺を見る。
ゆっくりと、彼女の中に押し入る。尻尾がピクンピクンと震え、彼女は気持ちよさそうな鳴き声をあげる。
膣内は熱く、俺のモノをさらに奥までくわえ込もうというように収縮する。時にはそれに従い、時に抗い、その感触を楽しむ。
一番奥まで入れると、彼女は可愛らしく鼻を鳴らす。それを受けて俺も、少しずつ腰を動かし始める。
パン、パン、と俺の腰が彼女の尻を打つ音が響く。それに時折、彼女の切れ切れの鳴き声。
「どうだ、フェルパー。気持ちいいか?」
聞いても返事はない。だがまあ、表情を見る限りは気持ちいいのだろう。
彼女の中は熱くぬめっているが、意外にきつく、コリコリと固い感触もある。
初めて交わったときから処女ではなかったが、だからといって経験豊富というわけでもないらしい。
その彼女を、俺が好きなように弄んでいる。それが、俺の征服感を心地よく刺激する。
最初こそ反応を見る余裕もあるが、やがては俺も彼女も、欲望のままに腰を動かすだけになっていく。
そうなると、俺もヒューマンではなく、ただの獣になったように感じる。それもまた、心地のいいものではある。
腰をしっかりと掴み、今までよりさらに強く腰を打ち付ける。あまりに強すぎて、彼女の顔は若干苦しそうに歪み、
その呼吸は切れ切れとなる。しかしその顔もまた、可愛らしく感じてしまう。
何度も突き入れるうち、やがてコリコリした感触は消えていき、俺のモノ全体を包み込むような感触に変わっていく。
そこまで馴染んでしまうと、もう長くはもたない。あとはただただ、欲望のままに腰を打ち付ける。
熱くねっとりとした粘液が俺のモノに絡みつき、彼女の襞がさらにそれを擦りあげる。
俺が突き入れれば柔らかく受け止め、引き抜けば引きとめるように締め付ける。
時折あげる鳴き声は鼻にかかり、何とも艶っぽい。いつしか尻尾も、俺に絡み付いてきている。
「フェルパー、そろそろ限界だ…!」
「ふにゃあ…!」
今日は律儀に返事を返してくれた。可愛い奴だ。
さらにペースをあげる。やがて、腰の辺りにぞくぞくとした感触が湧き上がってくる。
「ダメだ、出るっ…!」
最後に思い切り奥に突き入れ、彼女の体内の一番奥に射精する。
彼女はその感覚が気持ちいいのか、尻尾を震わせて鼻にかかった鳴き声を上げた。
最後の一滴まで彼女の中に出してから、俺はモノを引き抜いた。彼女は尻尾をプルンと震わせてから、また俺に頭を摺り寄せてきた。
「んなぁー。」
「はいはい。いい子だ。」
まともな状態であれば、終わった後の余韻を楽しむこともあるだろう。だが、今の彼女にそんなものは望めない。
気持ちよかった行為のお礼のつもりか、とにかくひたすら俺に親愛の情を示す。悪い気はしないんだがな。
「顔舐めるな。痛いって。」
何だか、いつも行為の後は非常に背徳的な事をしたように感じる。が、まあ猫化してはいるが、フェルパーだしな。問題はないだろう。
彼女の頭を撫でながら、そんなことを考える。
634名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 01:17:37 ID:5RsxdBX6
一戦終わって、俺達は昼飯に取り掛かる。俺は豪華な弁当。彼女はステーキ。疲れたし、まあこのくらいの贅沢はいいだろう。
「だから、棺桶からは降りろって。」
そう言っても、彼女は無視を決め込んでいる。どころか、いかにも退屈そうな大欠伸をして見せる始末。
「まったく……誰のせいでこうなったと思ってるんだよ。」
決まっている。この大馬鹿野郎のせいだ。
まさか、こんな場所に敵がいるとは誰も思わなかった。おかげで、俺達は敵の先制を許してしまった。
そして出会い頭の恐怖の雄たけびのせいで、司祭と魔術師の両方が恐怖状態に陥った。
不意打ちというだけでも驚いたのに、その上であんな声を聞かされては仕方ないことではある。
そして追撃のように続く、いくつもの弱化魔法。それで、彼女はすっかり慌ててしまった。
ミアプオフェや絶対壁召喚、あるいはいっそ瞬間離脱など、もっとマシな手はいっぱいあったはずだ。
それが、彼女が使ってくれやがったのは、よりにもよってサイコオフ。
弱化魔法にサイコオフ。
補助魔法にもサイコオフ。
司祭と魔術師の恐怖よりも、数々の弱化魔法よりも、これが一番効いた。
その後の阿鼻叫喚の地獄絵図は思い出したくもない。
結果、パーティの魔術師・司祭・君主・盗賊が死亡。生き残りは魔力のほとんど尽きた超術士に、何の役にも立たない戦士。
「ほんと、お前無責任だよなあ。頭おかしくなりそうなのは、俺だっての。」
俺の声に、耳を別の方向に向ける彼女。なんか腹立つ。
それにしても、もしも俺達が助かったとして。彼女は元に戻ってくれるんだろうか?
そして元に戻ったとして、俺との思い出はどうなるのだろう?俺との関係も、どうなるのだろうか?
ともかくも、それは助かってみなければ知りようもない。だけど、この彼女との関係が続けられるなら、
そして助かることでこの関係が崩れてしまうなら、この状態も悪くない気はする。
とはいえ、食料が尽きて餓死なんてのは嫌なので、やっぱり誰か来て欲しいかな。
「はぁ。誰か、通りがかってくれないもんかなあ?」
「……にゃん。」
ここはトハス地下道中央。マップナンバー9番。座標はX軸5のY軸10。
目下、爛れた生活を送りつつ、救助をのんびりと待っている。
635名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 01:25:11 ID:5RsxdBX6
以上、投下終了。今回はいつもと視点変えてみた。
実は、最初フェル子はあまり注目してなかった。今ではもちろん好きですが、その経緯が
フェル子?何か狙いすぎって感じがなあ…あ、壁が→「にゃっ!」→フェル子?最高に決まってるじゃないか
あの声でやられました。
それはともかく、スレに活気が戻ってきて嬉しいですね。
書くのも好きだけど、読むのも大好きなのでSS投下が増えるのは嬉しい限り。

それでは、そろそろこの辺で。
[> バックドアル ピッ
636名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 01:39:12 ID:bSiqAncq
ちょwwwそんなとこで遭難してるのかよwwww
なんというか・・・魚釣りでもして食い繋げれるといいなw
637名無したん@ピンキー:2008/09/04(木) 23:28:04 ID:qyTfMQVL
発情したフェル子がドワ男を逆レイプなんて話はな…いか
638名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 05:54:58 ID:HpuFNoL+
>>635
激しく乙!超乙!
とんでもない所にいるなw
639桐漱:2008/09/07(日) 00:40:34 ID:zwJyNqF2
 久しぶりだね。一時期の忙しさからタイミングというか何というか失っていて来るのを躊躇っていたが、最近のGJ! な作品に再び制作意欲が出てきたからまず今ある作品を終わらせる。
 では忘れられた作品ですが続きをどうぞ。
640桐漱:2008/09/07(日) 00:43:03 ID:zwJyNqF2
――それからの話。
 最初に起きたのはレウスだった。アイの寝顔を堪能しようと思った彼だが、入り口から気配を感じたので服を着、入り口に近づく。
「なぁ……そっとしといてやらないか?」
「何言ってんだ! アイツが彼女を連れて早五時間! 何しているかわからんがいくら何でも遅すぎる! 何かあったに違いないんだ! もう少しで開くから待ってろよ!」
「そうです! もし間違ってスタンにでもなっていたらどうするんですか!?」
「いや、スタンにはならないだろうに。つーかこれはどう考えても……」
「む……りん。お前何か知っているのか?」
「へ? いや、その、もしかしてだから、ハズレてるよ、きっと」
「それでもいい。何なのか言ってみてくれ」
「いや、だから、そんな事考えてないし、あの……」
「む……?」
「さぁて……そろそろ開くぜ〜♪」
「どうぞ〜♪」
 そんな会話がドアの外から聞こえてくる。声からチームメイトであるのがわかった。レウスはなるべく音を立てないようにドアノブに手を当てる。
「これで……開・zy「アホしてるんじゃねぇ!」――バァン!
「ぐほぉ!」
 鍵が解かれた瞬間ドアノブを回し、勢い良くドアを開ける。
 当然扉を開けようとした盗賊のヒューマンは顔面を強打し、もんどりうった。
「む……元気そうだな」
「お陰様でな」
「む……そうか……」
「わ、私は止めようとしたんだからな!」
「……まぁいい。で、問題は……!」
「私急に用事が」「ちょっと痛いから保健室に」
「待たんか」
「いや本当に心配しただけだから」「うんうん別に覗こうなんて無粋な真似なんてしようとしてないから」
 そういうヒューマンとセレスティアは反省の色が全く見えなかった。
「貴・様・等・はぁ……!」
 まさしく今怒りの鉄拳を振り降ろそうとしたその時。
「れうすぅ……どうしたのぉ……」
 ベットで寝ていた彼女の声がした。レウスが振り向くとそこには……!
――裸に男物のYシャツを羽織るようにして寝ぼけ眼を擦っているアイがいました。つまりほぼ全裸です本当にありがとうござ(ry
「な、なななななななななななぁあああ!?」
「見ちゃ駄目ぇええ!」
「む? どうしたんだ、りん?」
「あら〜♪」
「ボクミテナイヨ」
 各々様々な反応をする。するとアイは
「あ、みなしゃんおはよぉございましゅ……」
トドメの一言。いち早く反応したのはセレスティアだった。
641名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 00:44:28 ID:nSEr38u/
乙です。私も長文が書ければなぁ。
つか、そこは開放的すぎだろwシてる声が響きそうだ。
642桐漱:2008/09/07(日) 00:45:05 ID:zwJyNqF2
「ア〜イちゃん♪ 私といいことしようか〜♪」
「いいことぉ……?」
「はっ! って何する気だぁこんのアマァ!」
 女性だろうが構わず鉄拳を繰り出すレウス。
「身代わり!」
「へ? ぐぼぉ!」
 素早くそれをヒューマンでガードするセレスティア。その隙にアイを奪回する。
「危ないじゃない」
「危ないじゃないじゃねぇ! つーかアイ! 着替えてこい!」
「ん〜? ちゃんときているよぉ……?」
 そう言ってほら見てみろと言わんばかりに万歳する。露出度が上がり、目を背むける。
「っ! だったらまず下を穿いてくれ!」
「した……?」
 漸く目が覚めてきたのかアイはまず自分の格好に気付いた。
「あ……」
 そしてすぐ傍らにレウスがいることに気付いた。
「……!」
 最後に入り口に自分のチームメイト達がいることに気づいて――
「キャアアアアアアア!」
 羞恥心がMAXになった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「――ヒック、もう、お嫁にいけなぃ……」
 アイは先ほどの事で布団を被ったままかなり落ち込んでいた。
「……俺が嫁にもらってやるから気にすんな」
 レウスは全員を締め出した後、ずっとそれを宥めてた。
「――ホント?」
「ホントだ」
「――じゃあ証拠、頂戴?」
「証拠……?」
「――さっきの、続き……駄目?」
「!? ……いいぜ」
 そして彼らはそれから約1日丸ごと愛し続けたとさ。
  ――おしまい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
――おまけ
 ちなみに余談であるが、二人の部屋から三つばかり離れた部屋で――
「りん……?」
「ごめん……あんなの見ちゃったからなのかな……? 止められないの……」
「そうか……」
「嫌っても良い。だけど……お願い、今だけ愛させて……!」
「――りん、これからも、じゃ駄目か?」
「え……?」
「――これからも愛していいか? 付き合ってくれないか? りん」
「いいの……? 私なんかとで……」
「お前じゃなければ俺は嫌だが、お前はどうなんだ?」
「は、はい! 私で良ければ!」
「――ありがとう。……で、すまないがこのままシていいか? 俺も実は、その……発情期なのか……疼くんだ……」
「! ――うん……いいよ……きて……りゅう……」

――こうしてもう一つ新しいカップルが出来た。
643桐漱:2008/09/07(日) 00:59:57 ID:zwJyNqF2
 はい、サクサクっと終わらせちゃいました。空白期間って怖いって事を改めて思い知らされました。
 別に手抜きという訳ではありませんので。稚拙な文章力は今の素です。反省はしている。が、後悔はしていない。

 さて、長き空白期間の最中に投下された作品群。先に言わせて下さい。
青クラ子ぉおおおおお!
キタ━(・∀・)━!!!!

 え〜青クラ子を書いていただいた方々にはお礼の言葉を言いたいです。本当にありがとうございます。GJです!
 
 それ以外のキャラをかいた方も私との文章力の格差を改めて思い知らされました。GJです! つーか俺以外みんなGJですよ! いつかその境地にたどり着きたい……。
 それと、以前してしまった連続投稿なのですが、そのような決まりがあるとはつゆ知らず、やってしまいました。すいません。
 これからはより精進していきたいと思います。
 
 では、青クラ子の作者の方々にもそうでもない方々にも改めてお礼を言います。本当にありがとうございます!
 また会いましょうノシ
644名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 14:41:44 ID:5K/UsSS2
お、完結きてた。超乙
何気に気になってたから、ようやく引っ掛かりが取れた気分だw
645名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 11:17:25 ID:fCEawJOt
容量がそろそろいっぱいだな
次スレはどうする?
646名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 03:07:38 ID:9sLFOm4J
イラネ
647名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 18:30:56 ID:9c6DQiES
イラネなのか…。もうみんな飽き気味なのかな
648名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 18:32:37 ID:DTII1NKs
いやいやいや…
649名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 18:34:32 ID:KYDBVAFQ
レス一個をスレの総意にされても困る
650名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 19:55:32 ID:F8dMa/IK
普通に次スレも需要あるだろうな

>>1のテンプレに入れるとしたら、↓の前スレ(つまりこのスレ)と、保管庫ぐらいと思うがどうだろう。

【前スレ】
剣と魔法と学園モノ。でエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1214711527/

【保管庫】
2chエロパロ板SS保管庫
「ゲームの部屋」→「アクワイア作品の部屋」
http://red.ribbon.to/~eroparo/


あと、検索性を高める為にスレタイに[ととモノ。]も入れたほうが良くね?
651名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 21:32:53 ID:9c6DQiES
すまんすまん。反論がなかったものでつい。
>>650
【通称】剣と魔法と学園モノ【ととモノ】
とか?
652名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 21:36:06 ID:DTII1NKs
>>651
【剣と魔法と】ととモノ。でエロパロ【学園モノ】
653名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 23:08:24 ID:r1gSOoRD
【ととモノ。】剣と魔法と学園モノ。【エロパロ】
こうじゃね?
654名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 23:09:35 ID:DTII1NKs
本スレとかぶらね?
655名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 23:55:25 ID:6LT0ds3z
板が違ってるのに、かぶって何の問題があるんだよ…
656名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 23:56:25 ID:DTII1NKs
全板検索だと引っかかるかと思って
657名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 00:09:36 ID:wYoFKsjB
そこまで気にしないでも大丈夫じゃないか
今のスレタイに近い方が混乱しなくていいかもだし
658名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 00:15:10 ID:qnkMysvR
スレタイは>>653のでいいのかな?
これでいいなら立てちゃうけど。
659名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 08:39:12 ID:5VTNb+AM
660名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 09:25:57 ID:hIUka5zN
>>659
661名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 18:51:11 ID:B+Lcoh1Q
となるとここを埋めにゃあならんな
とりあえずオマイラのパーティーのノム娘の嬉し恥ずかしメンテナンス風景を語って貰おうか

俺んとこのノム娘は無表情にすっげぇ嫌がるディア男にほぼ強引に裸をさらしてメンテナンスさせてるよ

「…アナタが一番器用そうですから」
「おい〜俺は幼女趣味はないっての!俺はこう…バハ娘みたいなバインバインが…」
「そのワキワキとした手つきはいやらしいので止めた方がよいです。…まあ器用そうですが」
「器用ってんならクラ娘の方があるだろ〜。っとおっとここんとこチビてんな」
「……っくぅっ!!やっぱり…上手です…」
「あ?なんか言ったか?っとやべネジが奥行った!」
「!?ふぁっ!……い、いえ…クラ娘はアナタにやって貰えと…」
「ふ〜ん…。くそ指が届かねー」
「〜〜〜〜!!」

みたいな
662名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 22:53:44 ID:yfdl42/4
では埋め支援で。

うちのノム子は自分でしかメンテナンスしない。
基本的に何でも自分でやっちゃうし、ほとんど無表情無感情だけど、司祭だから鑑定を任されるわけだ
そしてたまに失敗すると、無表情かつ無感情に怖がる。

「すみません、失敗しました。もう鑑定はしません。」
「いや、鑑定しませんじゃなくてさ…。ちゃんとやってくれってば。」
「嫌です。拒否します。もうそれは見たくありません。」
「そんなこと言わないで、ちゃんと鑑定してくれよ。」
「断固拒否します。絶対嫌です。私が鑑定しなければならない理由がありません。」
「お前しか鑑定できないのに、理由がないなんてことあるかっ!」
「超術士の方でも連れてくればいいんです。あるいは他の司祭の方を頼ってください。とにかく私は…」
「はいはい、わかったわかった。リフィア。」
「すみません、取り乱しました。これは……何でしょう、わかりませんね。もう鑑定はしまs(ry」

手がかかるのかかからないのか、とっても微妙な子だよ。
663名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 10:57:02 ID:3/kqlUpF
なぜ鑑定に失敗すると恐慌状態になるのか?
別にその対象となる物品に恐怖を覚えるという訳ではない。
鑑定を失敗する事により役立たずとして仲間から見捨てられる事をこそ恐れてしまうのだ。

故に鑑定に失敗をして恐怖に震える司祭を落ち着かせるためのリフィアは通常の使用法ではいけない。
背後からの優しい抱擁、母性満ち溢れる豊かな胸によるパイズリ、突然の口づけ…
それら触媒があってはじめて司祭は自らが認められていると感じて落ち着きを取り戻す事ができるのだ。
664名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:10:29 ID:ibpmiPEX
>>663
それでSS書けというんですねわかります。
つーわけで埋めついでにさらっと書いてみた。本番はないですが、楽しめれば幸いです。
665名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:11:14 ID:ibpmiPEX
彼はただ一人、部屋で頭を抱えていた。
ついさっきまでは、和気藹々と戦利品を仕分けしていた。しかし、今ではセレスティアらしい優しい笑顔も消え、その顔には
ディアボロス以上に暗い影が差している。
どうしても、あの時のみんなの目が脳裏に焼きついて離れない。
司祭学科に所属し、様々なアイテムの専門知識を習った。それを活かし、未知のアイテムを鑑定する役割を任された。
だが、あのアイテムだけはわからなかった。どこをどう見ても、まったくの未知のアイテムだったのだ。
『わからない。』その一言を口にした瞬間の、あの目。蔑むような、あるいはなじるような、その顔。
皆、口にこそ出さないものの、彼を責めているようだった。ただでさえ戦闘ではさしたる活躍も出来ず、魔法の覚えも悪い。
魔法の威力は強烈だが、僧侶と違って自分で魔力の回復はできない。なので長期戦になれば、いずれ役立たずに成り下がる。
その上使える装備も限られているため、戦力としては常に足を引っ張っているも同然だった。
にもかかわらず、彼がここにいる理由。それはすなわち、アイテムの鑑定ができるために他ならない。
その彼が、鑑定できないと言ったのだ。
あの、凍った空気。自分を責める顔。軽蔑しきったような目。その全てが、彼が最も恐れる言葉を突きつけていた。
そしてその場の雰囲気に耐え切れず、彼は部屋に逃げ込んだ。今頃皆は何を言っているのか、想像するだけで恐ろしい。
もう、彼の居場所はあのパーティにないかもしれない。それは彼にとって、ある意味死よりも恐ろしいことだった。
想像ばかりが膨らんでいき、叫びだしたいほどまで恐怖が膨れ上がったとき。
突如、部屋の中にノックの音が飛び込んできた。
「だ……誰、ですか?」
想像は止められたものの、これはこれで別の恐怖が頭をもたげてくる。
たぶん、仲間であるとは思う。しかし、尋ねてくる理由は何なのか。もしも、それがパーティからの追放の通告であったりしたら…。
そう考えるだけで、全身が震えだしそうなほどの恐怖に苛まれる。
「わたくしですわ。入ってもよろしくて?」
その声は、いつも彼の隣にいるエルフのものだった。同じ後衛として仲はそれなりにいいが、こういうときに来るとなると悪い想像しか
浮かばない。
666名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:12:27 ID:ibpmiPEX
セレスティアが返事に迷っている間に、エルフはさっさと部屋の中に入ってきた。
「まったく。いきなり逃げ出すなんて、男らしくありませんわよ。」
口調こそ、いつものように高飛車な感じのする言い方だが、その声は優しかった。
「すみません…。あの……わざわざ、それを言いに?」
「あら。わたくしがそんな風に見られてたなんて、心外ですわ。」
そう言って口を尖らせるエルフ。ただ本気で怒っているというわけではなく、そうやって見せているだけのようだった。
「ただ、あの逃げる直前のあなたの顔。まるで、狩人に追われる兎のようでしたわ。それが気になったから、来てみたのです。」
喋りながらセレスティアの隣に座ると、エルフはその顔を覗き込んだ。
「ほら、やっぱりそんな顔をして。風一つない湖の水面よりも澄んだ、あの笑顔はどこに置いてきたのですか?」
「相変わらず変わった表現をしますね。ですが、どうかお気を使わずに。わたくしはもう…。」
「お待ちになって。今のあなたは、灯火に飛び込む羽虫のようなものですわ。」
「それは……どういう…?」
「自分で自分を追い詰めている、ということですわ。だって、これぐらいも理解できないくらいですもの。」
エルフはその目に呆れたような笑みを浮かべる。が、今のセレスティアの目にはそれすらも、軽蔑の眼差しに映ってしまう。
「申し訳ありません…。いえ、でも、もういいんです…。鑑定すらできないわたくしが…。」
「朝の小鳥のさえずりは、とても気持ちのいいものですわ。でも、同じ翼ある者であっても、あなたの小言は聞くに堪えませんわ。」
「……そう、ですか…。」
「また、悪い方に取ってらっしゃるのね。わたくしが聞くに堪えないと言ったわけは…。」
エルフはそっと、セレスティアにしなだれかかると、その背中に抱きついた。
「ちょっ…!?」
「それを聞いているわたくしも、辛いということですわ。」
背中に当たる、柔らかい感触。それが何であるのかは、容易に想像がつく。そのおかげで、セレスティアは別な意味で平静を失う。
「あ、あの、エルフさん!そ、そ、その……む、胸が…!」
「あら、構いませんことよ?どうぞ、お気になさらず。」
気になさらないなんて出来るわけがない。が、それを振りほどこうとすれば、それはそれで失礼に当たる。
逃げることも出来ず、かといって安らぐことも出来ず、二人はしばらくそうしていた。
エルフの鼓動が、優しくセレスティアの背中に伝わる。その優しい音色と、エルフの体の暖かさ。知らず知らずのうちに、セレスティアの
緊張が解れていく。
「どう?少しは落ち着きまして?」
「え……ええ。ありがとう。」
「でも、まだ不十分ですわね。」
「え?」
667名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:12:57 ID:ibpmiPEX
エルフの手が少しずつ下がり、ズボンに触れる。セレスティアは慌ててその手を押さえた。
「い、いけません!こんなこと!」
「そんなことありませんわ。流れる血を止めたところで、傷が治っていなければ意味がありません。そうでしょう?」
「だ、だからそれはどういう意味が…!」
「あなたの心を癒すのに、上辺だけの付き合いでそれが為せまして?あなたのこと、わたくしはもっと知りたいのです。」
エルフの細い指が、そっとズボンを下ろしていく。そしてパンツの上から、セレスティアのモノに触れる。
「うっ!」
「ふふ。もうこんなになってますわ。やはり、あなたも殿方、ですわね。」
するりと、エルフの指がパンツの中に入り込み、セレスティアのそれに直接触れる。
「うああっ!」
「熱くて……硬い、ですわ。わたくしの手で、こんなになってくれるなんて…。」
白く、細い指が絡みつき、ゆっくりと、いとおしむ様に扱き始める。
「ま、待ってくださ…!くうっ!」
初めての感覚に身悶えるセレスティア。エルフの手が動くたび、セレスティアの体に激しい快感が走る。その姿を、エルフはうっとりした
ような顔で見ている。
「ああ……そんなに感じてくれて、嬉しいですわ。でも、あなたにもわたくしのこと、もっと知って欲しいですわ。」
不意に、エルフの手が離れた。いきなり快感が途切れたことに、セレスティアは半分ホッとし、また半分では残念に思っていた。
が、エルフは彼の前に立つと、制服をはだけ、ブラジャーを外した。
「エ……エルフさん…!」
「お願いですわ、目を背けないで。どんなに美しく咲き誇る花も、見るものがいなければ悲しいだけですわ。」
着衣では小ぶりに見えていたが、意外にその胸は大きい。乳首がツンと上向きなのが、エルフらしいといえばエルフらしく見える。
「……花、より…。彫刻、とでも言った方が、近いと思います。」
少し余裕ができたのか、そんなことを言うセレスティア。すると、エルフは意地悪そうに笑った。
「あら。そんな作り物みたいに見えまして?」
「あ、いえ…!そういうわけでは…!」
「それなら、直接確かめてくださればいいですわ。」
言うなり、セレスティアの頭を胸に抱き寄せる。いきなり胸に顔を挟まれたセレスティアの体は、それこそ彫刻のように固まってしまう。
ふわっと、甘い匂いが鼻をくすぐる。何か香水でもつけているのか、あるいはエルフ自身の匂いなのかはわからない。
しかし、その匂いを嗅ぐと、どこか心が落ち着いていく。
「うふふ。どうです?」
「や……柔らかい、です。」
「気に入っていただけて、何よりですわ。では、仕上げに入りますわよ。」
668名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:13:52 ID:ibpmiPEX
「仕上げ…?うわっ!?」
エルフはセレスティアの体を優しく突き放し、パンツを引き下げた。そしてセレスティアのモノを、その胸の間に挟みこむ。
「ま、待って…うああ!?」
セレスティアの言葉を無視し、その胸で彼のそれを扱き始めるエルフ。
手でされるのとは違い、全体を柔らかく包み込まれるその感触。エルフの胸が、自分のモノを挟み込んでいるという事実。
どれ一つとっても、セレスティアには激しすぎる刺激だった。
それを始めていくらと経たない内に、セレスティアは限界に達してしまう。
「や、やめてください、エルフさん…!も、もう……その…!」
「あら、もう限界でして?いいですわよ、全部受け止めてあげますわ。」
「そ、そんなこと…!うぅっ!エ……エルフさんっ…!」
切羽詰った声。同時に限界に達してしまい、セレスティアはエルフの胸に思い切り射精してしまう。
「きゃっ!?」
さすがに若いだけあり、その勢いはエルフの胸だけに留まらず、顔にまで達してしまう。さすがにそれは驚いたらしく、エルフは
思わずセレスティアから離れてしまう。
「あぁ……すごい匂い。栗の花のよう、と聞いていましたが、本当にその通りなのですね。」
どこかうっとり顔で言うと、エルフは自分の胸にかかった精液を指で掬った。
「それに、とっても熱いですわ…。火傷してしまうかと思ったぐらいですわ。」
「はぁ……はぁ……す、すみません。どうぞ、これを…。」
まだ激しい快感の余韻にボーっとする頭を抱えつつ、セレスティアはハンカチを差し出した。それを受け取ると、エルフはにっこり
微笑んだ。
「優しいんですのね。その優しさ、殿方なら是非にでも持っていてもらいたいものですわ。」
「は……はぁ。」
そもそも、なぜこうなったのかと思い返して、セレスティアは口を開いた。
「ええと、その……結局なぜ、このようなことを…?」
「あら、おわかりにならなかったんですの?ちょっと減点ですわ。」
「す、すみません。ですが、その……あまりに脈絡がなさ過ぎて…。」
体についた精液を拭き取って、エルフはセレスティアに微笑みかけた。
「大切な仲間が落ち込んでいるのに、気にかけない方がいると思いまして?」
「仲間……ですか。」
「そうですわ。落ち込んだ殿方には、こうするのが一番だと聞きましたわ。」
そんなことを吹き込んだのはどこのどいつだと思いつつ、セレスティアは少し呆れたような笑顔を浮かべた。
「では……その、もし他の方が、わたくしと同じように落ち込んでいたら…。」
「もう、野暮なこと言いますのね。女性に恥をかかせては、どんなに素敵な方でも紳士とは言えませんわよ。」
「そ、それはすみません。」
「まあ、いいですわ。この際ですから、はっきり言いましょう。あなただから、ここまでしたんですわ。」
その言葉に、セレスティアは固まってしまう。言葉の意味はわかっても、その本来の意味が体に染み込むまで時間がかかった。
だが、固まったその姿を勘違いしたのか、エルフは頬を膨らませた。
「もう!なら、これなら信じてくれますわよね!?」
言うなり、エルフはセレスティアの頭を抱え込むと、その唇を奪った。固まっていたセレスティアの体が、さらに固まる。
長い口付けの後、エルフは怒ったような、それでいてどこか恥ずかしそうな目でセレスティアを見つめた。
「……例え、パーティの全員があなたを不要としても……花には、水辺が必要ですわ。」
顔を赤らめ、目を伏せるエルフ。そんな彼女に、セレスティアはいつものような笑顔を向けた。
「なら、花を萎れさせるような真似は、できませんね。」
「そ、そうですわ。だから、あまり変なことは考えてはいけませんわ。よろしくって?」
「ええ。ありがとうございます。」
「それじゃ、また鑑定お願いしますわ。まだいくつか、鑑定してないものがありますもの。」
「もちろん。今度は逃げたりしませんよ。」
さっきまでの恐怖などすっかり消え、堂々と歩き出すセレスティア。
だが、もしまた失敗して、恐怖してしまったらどうなるのだろうと、心の隅で考える。
もしも、再びエルフにああして慰めてもらえるのなら、鑑定失敗も悪くないなあ、などと考えてしまうセレスティアだった。
669名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:17:10 ID:ibpmiPEX
以上、投下終了。ギリギリ容量納まったか。
では、もう容量もいっぱいなんでこの辺で。

逃走アイテムの代わりに次スレを つ http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1221435495/l50
670名無しさん@ピンキー
>>669
GJ!オマイ最高の埋め職人だわwwww
いやネタ振りした甲斐があった。サンクス!

それでは皆さんととモノ。エロパロ1スレ目、履修したことを認めます。
キンコーン!