任天堂総合エロパロ

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1名無しさん@ピンキー
古今東西、色々な任天堂のゲームやキャラで萌えたりSSを書いたりするスレです。
ただし単独スレがある作品や男キャラ話はそちらの方が喜ばれるかと思われます。
801話は801板、画像は半角二次元の方へ。
メジャーでもマイナーでも喧嘩せずまったり行きましょう。

関係スレ

任天堂の男キャラはせくすぃーだ part10
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169696284/
マリオキャラでエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195320540/
スマブラのエロパロその9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209525681/
ゼルダの伝説でエロパロ 【7】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204298074/
スターフォックス総合エロパロ 4機目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209824859/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第29章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200019005/
星のカービィ その7 (最終回?)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193220919/

ポケモン:関連スレ多数

抜けがあったらお知らせを。
2名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:20:25 ID:2iegEEYu
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>   ゆっくりしね!!!         <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
3名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:24:36 ID:2EpZ0lOG
スマブラスレでたまに話が出るし需要はあるんじゃないかと思って立てました。

そしていきなり抜け発見。申し訳ない

メトロイドシリーズでエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150955334/
【ぶつ森】どうぶつの森スレ 2夜目【おい森】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1151252812/


とりあえずパネポンの妖精さんたちに性的興奮を覚えざるを得ない
4名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:27:34 ID:2EpZ0lOG
あと、スマブラスレ向きではないクロスオーバーネタも歓迎です。
5名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:37:36 ID:UHF738MH
扱うとすればファミ探とかその辺かしらー

あと最近のだとソーマブリンガーとか。
6名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 16:13:43 ID:HlT3UiFJ
ロコスの時代が来る
7名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:48:43 ID:lOzRiPBR
チンクル×ピンクル
8名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 16:45:38 ID:jn8/yo3O
>>7
ピンクルよりアバの方がよくね?
9名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 19:08:25 ID:vmEVwEYa
アバはおっぱいが足りない
10名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 20:59:43 ID:GYsHg6c7
>>1
関連スレにゼルダスレは入れない方がよかったな
まあ、あっちを隔離スレにすればこっちで普通にゼルダシリーズのエロが書けるようになるからいいか
パネポン分も補給できそうだし
11名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 01:40:17 ID:Bq+8bmZR
応援団と応援団海外版のEBAもここでおk?

おkなら今書いてるやつ週末にも投下したい。
12名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 07:28:30 ID:eUb9wRqL
>>11
ktkr!!!!
13名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 12:49:58 ID:WXm9uIv1
>>10
お前の言ってる事がわからん。
向こうが個人スレ化してるのは例のコテ以外に描く人が居ないからだろ?
流れを断ち切るとか意味不明。あそこは雑談スレじゃないだろ。
何が不満なんだ
14名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 13:49:37 ID:c5iRyRHq
>>13
こっちにまで乗りこんでくんなよ…。
「書く人がいない」ではなく「書く人がいなくなった」が正しい。
一番最初からコテだけでやってるスレだったら問題はなかったよ。
雑談スレではないという主張はわかるけど。
15名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 21:07:24 ID:Ovv51X7+
あのな雑談でもりあがりつつネタや小さい作品の投下が増えるってのは回復の兆しなんだぞ。
それでせっかく育ってきた芽を遮ってことごとく潰しているのがマナーゼロのコテと信者だ。
16名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 22:13:50 ID:c5iRyRHq
>>15
雑談がマジで雑談にしか見えなかったのはやはりコテと信者のせいだったか
そういえばメドリたんトークからメドリたんSS投下とか普通にあったばかりだったな、すまん
この前の大地の神殿の流れをぶった切ったコテは最悪だったな

しかしもうあっちはマジで隔離スレにするしかないと思う
何度も全く同じ論争ループだからやってられん
これが1年半も続いてるんだからもうほとんど人が離れてる
だからいつもアンチコテが少数派になってるわけだ
誰でもウェルカムって人もいるけどそれすら奴らの前では霞む

さて、文句ばっかってのもアレなので近いうちになんか書くわw
でも書いたあとで「こっちに書く方がおすすめ」とかでゼルダスレ出されたらマジでやる気なくすだろうけど
17前書き:2008/05/17(土) 00:03:35 ID:qT0aw0D7
流れ豚切り失礼ます。>>11です。

・応援団海外版Elite Beat Agentsで、カーン司令×フォクスです。
・心理描写大目でそんなにえろくないです。
・5〜6レス程です。
18みつからない 1:2008/05/17(土) 00:04:56 ID:qT0aw0D7
―not found

見つからない。
また見つからなかった。

彼の本名・経歴…その他諸々。
何回も何回も本人に聞いてみたし、自力で探してもみた。
だけどどこにも無かった。

机上のデータだけが全てじゃないと分かってはいる。
それでも少しでもいいから彼の事をもっと知りたかった。


彼の心の渇きを潤してあげたい。
19みつからない 2:2008/05/17(土) 00:06:10 ID:DibH33Q6
『元気にしていますか?
今夜はクリスマスですね。
パパもママも帰るのが遅くなるかもしれません。
だから今夜は先に一人で夕食を食べていてください。
サンタさんが来る頃には眠っていなさいね。
出来るだけ早く帰って来られるように頑張ってお仕事を終わらせますね。

…のパパとママより』


手紙の最後の私の名前の所が濡れて滲んでいた。
そうね、外は雪が降っているんだもの。

『出来るだけ早く帰って…』なんて書いてあっても、その通りになった試しなんて無かった。
私が物心付く前から、ずっとそうだった。


「今日はクリスマスね」
「そうですね、お嬢様。…そうそう、ご主人様と奥様からお手紙が届いて…」
「もう読んだわ。また今年も一緒に過ごせないのね」


ドラマとか、本とか、私が見たフィクションの世界の家族は、誰も彼もが家族揃って幸せな記念日を送っていた。
でも、私にはそんなものは無かった。
沢山の玩具、服、装飾品やお菓子と食べ物。
十分すぎる程の様々な物が与えられ、富豪の娘として大切に大切に育てられた。

でもね、私、そんな空っぽの物よりも、パパとママと一緒にいられる時間が欲しいの。
20みつからない 3:2008/05/17(土) 00:07:32 ID:qT0aw0D7
私はひとりじゃなかった。
そのときまで。

親が事故で亡くなって、後には莫大な財産と地位とからっぽだけが残った。

私を物であやして、本人たちは常に仕事。
そんな両親なんていらないと思った事もあった。
だけど彼らの死に顔を見て、彼らの入った棺が埋葬される時、
『ひとりになっちゃった』
と思った。

私が12歳の時だった。



みんな、私に群がって来て、まるで金の成る木のように扱っていた。
今までは両親がいたから私の家の財産に手を出せなかったけど、もう彼らはいない。
そして誰もが私を偽の愛で可愛がった。


17歳になった。
私は遺産を整理し、自分に必要な分だけを貰った。

残りは全て親戚に譲った。
親戚達は誰も彼もがその莫大な遺産に群がり、争っていた。
そんな彼らとも、縁を切った。


特に目指すものもなく、何も考えずに大学へ進学した。
その間、沢山の人が私の傍を通り抜けていった。
だけど私には何も残らなかった。


心が乾いたから歌った。
心が枯れそうだったから躍った。
一人で歌い、踊り続けた。

そうしたら、少しだけ世界が明るくなった気がした。
21みつからない 4:2008/05/17(土) 00:13:39 ID:DibH33Q6
分岐点は大学に入って3年目の晩秋だった。

私に会いたいと手紙が来た。
差出人の名前は無く、ただ『明日の午後2時に構内のイチョウ並木のところで待っている』とだけ書いてあった。
読んだ時に一瞬怪しいと感じた。
でも何があっても誰も心配しないし、どうせ全部棄ててきた身だったから、物は試しと行く事にした。

2時。
どうやら相手はまだ来ていないようだった。

「なんなのかしら…」

突然、冷たい突風が吹きぬけた。

「っ…」

目を閉じて風に耐えた。
コートを羽織っていてもやはり寒い。
風が弱くなった時、目を開いた。
目の前には深緑のサングラスをかけた見知らぬ黒いコートの初老の男性が立っていた。

「平気か?」

彼は心配そうに聞いた。
私は「ええ」とだけ答えた。

少しの間沈黙が辺りを包んだ。
いつも遠くから聞こえる喧騒が、今日に限って全く聞こえなかった。
22みつからない 5:2008/05/17(土) 00:14:05 ID:DibH33Q6
「あなた、誰ですか?」

至極単純な質問を投げかけた。

「名乗る事は出来ない。…が、君の返事次第だな」
「…何ですか、それ」

奇妙な人だ。
私に手紙をだしてまで呼び出しておいて、名乗れない、何てどういうことだろう。

「何の用で私を…」
「私と一緒に来てみないか?」
「え?」

奇妙な雰囲気。奇妙な言動。
一般的に『怪しい』と言うのだろうが、私にはそれを感じることが出来なかった。
それが『彼』なのだから。

「実は政府の特務機関の者でな、君の噂を聞いて、こうやって呼び出した」

それから彼は私をこの場に呼び出した理由を語った。
彼は私の知識やら何やらと、何故か音楽の才能に目を付けたそうだった。

私が歌えば枯れかかった花が息を吹き返し
私が踊れば冷たい風も、温かな春風になる

「信じられないだろうが、本当だ。だからこうして会いに来た。
君はもう無くすものなど何も無い筈。
私の言った事の真偽を確かめたいと、少しでも思ったなら…一緒に来なさい」
「…嫌、と言ったら?」
「無理にでも連れて行く」
「そんなの人攫いじゃないですか。
…まぁ、断るにしたってどうせ私は誰からも愛されない身。
だから無くすものなんて何も無い」

彼は私に微笑みかけ、こう言った。

「なら、私は君を愛そう。
私の名は、カーン。
他人は私を司令…コマンダーと呼ぶ。」
23みつからない 6:2008/05/17(土) 00:14:52 ID:DibH33Q6
それから私は彼と、国に契約した。

『今までの名、経歴、友、そして家族さえも棄て〈秩序〉の為に全てを捧げる』


そして、私は本当になにもかも、なにもかも、棄てた。
でも、彼は私に名前をくれた。
フォクス、と。

『綺麗な銀色の髪で、獣のような鋭い気配』だからと言って彼がくれた名前。
私の目を見て、優しく微笑んでそう言ってくれた。
微妙な由来だけど、でも嬉しかった。


それから、私の周りには少しずつ仲間が増えていった。
今まで通り過ぎた数多のひとではなく、本当に仲間と言えた。
24みつからない 7:2008/05/17(土) 00:15:41 ID:DibH33Q6
いつか私は、彼―カーンを愛するようになっていた。
彼もまた私を違う意味で愛するようになっていった。

そして、一線を超えた。


気が付いたら私は彼に抱かれていた。
毎晩、彼の腕の中で、彼との体の繋がりに対する喜びの嬌声を上げていた。

彼が行為の最中に私にかける言葉。
優しい微笑み。
きっと限りないであろう、私に対する愛情。

今までそういうことを何一つ知らなかった私に、一つひとつ教えてくれた。


…ただの上司とその部下という関係のはずが、いつしか恋人同士になっていた。




あまりの恥ずかしさに、彼に何度も嫌だと口では言ってみた。
でも、私自身その行為が嫌、と言う訳ではないのかもしれない。
嫌よ嫌よも好きのうち、とはまさにこの事なのか。

「私の何が、いいんですか?」

行為の最中に彼に聞いたのが最初だった。
その時、彼は少しだけ唇の端を歪め、私に笑って見せただけだった。

それから何度か同じ質問をしようと思った。
でも、それは声にならず、言葉にもならず、私の中で一つの想いとして漂い続けていた。
25みつからない 8:2008/05/17(土) 00:16:52 ID:DibH33Q6
「フォクス。お前がいつだったか、私のどこがいいの、何て聞いただろう?」

以前と同じような夜。
急に彼は私が聞いたあの質問に答え始めた。

「フォクス…。私はお前が好きだ。
どこが、では無く、全て私のものにしてしまいたいくらいお前が好きだ。
捕まえて、二度と逃げられないように、鍵のかかった籠に閉じ込めたいくらい愛している」

いつも以上に熱く、狂おしい彼の視線に耐え切れず、目を逸らし喘ぐ私にとって、まるでとどめのような一言だった。


別に私はその質問の答えを求めてはいなかった。
私と彼の関係が、体だけのものだったとしたら。
あの愛情が嘘だったとしたら。

ただ、それを恐れていただけだったのに。


有無を言わさずに押し倒し、全てを味わい尽くすかのように激しく私を犯す今の彼を、私は恐ろしく思った。
だけど、同時に愛おしく想っていた。


「私は…貴方に、答えを求め、て…た訳じゃ…」
「…分かっている。その先は言わなくてもいい…っ…」

そう言って、彼は私にゆっくり、そして深くキスをすると、急に動きを早めた。

現実と恍惚の間に揺られながら、私はいつも以上に高い声で嬌声を上げて達した。
26みつからない 9:2008/05/17(土) 00:17:24 ID:DibH33Q6
達したあと、息を整える私を抱きしめて彼は言った。

「体だけの関係なら…あの時『お前を愛そう』などという訳がないだろう。
心の底からお前を愛しているから、ああ言った…」

至極真面目に、普段少しおちゃらけている人物と同一人物とは思えない表情で話した。
私は何も答えずに、彼の胸に額を寄せて聞いていた。
その声を同じような暖かくて深い、彼の心音を聞きながら。


「愛している。フォクス」


意識が段々と遠ざかり、途切れてしまうぎりぎりの淵で、その一言が聞こえた。
2711:2008/05/17(土) 00:21:40 ID:DibH33Q6
ID変わりましたが>>11です。
改行大杉出てしまったので少し長くなった…。

書き込んでから気付いたんですが、前書きに↓の一文を入れ忘れてました。
・詳しい設定とか何も分からないタイトルなので少しオリジナル要素が入っています。


ちょっと海に沈んでくる。ウッー!



28名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 00:45:52 ID:ooMAu7m1
早速投下キテルー!
やったことないゲームだがかっこいい描写だな、GJ!
29名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 02:21:57 ID:L5+Oj9yw
EBAはもってるんだがフォクスって誰だっけ?
30名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:16:13 ID:L5+Oj9yw
こんな時間にここを見てる人いるかな
ゼルダ、夢を見る島のあまりエロくないSS書いてみたんだけど、投下OK?
31名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:36:04 ID:L5+Oj9yw
こんな時間ですしこっそり投下
あまりエロくないです。

「リンクが助けにきてくれて嬉しかった。」

僕は知らない島で知らない女の子に介抱された。
彼女は僕の知っている、ゼルダ姫によく似ていて
ゼルダ姫より本音を話しているような気がするから、
僕はゼルダ姫の本音をきいているように錯覚してしまう。


僕は今彼女と2人っきりで海辺に座っている。もう辺りは暗い。
月明かりが僕らを照らしている。
「夜の海って綺麗だよね」
そう言って僕は海を見つめた。なるべく遠くを見るようにした。
ハイラルの方向を目を凝らして見た。
彼女、マリンが僕の方を見ていることに気づいて、僕は彼女を見た。
「リンクはいつかこの島を出て行っちゃうんだね・・・。」
そう言ってから彼女は僕の目を見つめた。
すると彼女の目が潤んだような気がした。
僕は驚いたが彼女は顔を直ぐ背けてしまった。
「・・・ふわっ」
「え」
彼女は急にすっくと立ち上がって手を海鳥のように広げて海の方へ走っていった。
「きゅい〜きゅい〜ッ、なんてね♪」
海鳥の真似をして走りながらおどけてみせる彼女。
ゼルダ姫もきっと立場や運命に縛られなければ、マリンのように
明るくおどけてみせたりする女の子なのだろう。
パシャパシャパシャパシャッ
マリンはそのまま海水の中に足を入れて走ってみせた。
「私も、海が好き!」
「よ〜し!」
僕も立ち上がり、マリンを追いかけるようにして走った。
水は少し温かく感じた。気分は悪くない。
32名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:36:30 ID:L5+Oj9yw
僕達は水の中でしばらく戯れた。マリンは活発だ。
「ふ〜、びしょびしょだ」
「ちょっとはしゃぎすぎたかな。・・・よし、ぎゅ〜っと」
ボタボタボタ。
そう言って砂浜の上でスカートを絞る彼女。
ドキッ
一瞬僕はスラリとした綺麗な足に釘付けになった。
彼女の全身を見返してみれば服が体に密着してボディラインがくっきり見える。
それに暗がりでよく見えないし、そう思わないようにしてるからなのか、
若干透けているような気がしない、事も無いような・・・
立ち尽くした僕の目線を気にすることも無く、今度は髪を絞るマリン。

バチっと急に彼女の目線がこっちをむいた。
僕は反射的に目を伏せてしまった。
「どうしたの、・・・リンク?」
すると、なんと彼女は近づいてくるではないか。

「ふふ、テレやさんね。リンクって」
「ええっ?マリン、いや、その…」
彼女は僕のほんの傍、体が触れるぎりぎりのところまできて止まった。
濡れた体にマリンの体温を感じる。

「リンク」
僕の顔を見つめる彼女は少し笑っているような気がする。
濡れてまとわりつく髪も色っぽく見えて、僕は目が離せない。
「リンク、顔が赤いよ」
マリンは僕の左手を両手でギュッと握ってきた。
ドックドックドックドック
僕の心臓は強く脈打っている。手からマリンにこれは伝わっていないだろうか。
「私、リンクの考えてること、なんとなくわかる」
「え」
33名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:37:21 ID:L5+Oj9yw
マリンは僕の手を自分の胸の前まで導いた。
「あ、あ、マリン…僕は」
「さわってもいいよ…」

僕の心臓は爆発しそうだった。近づいてわかった。
マリンの服はやっぱり透けていて下着が見える。
胸の形もわかる。あたたかさもわかる。
自分が憧れた姫と、かわらない姿や心をもった女の子が今自分の前でこんなことを

「マリン!」
僕は反射的に彼女の手を握り返してから、両手で彼女の両肩をつかんだ。
一瞬目が合った彼女は驚いた顔をしていた。
「…リンク」
そして僕は彼女を抱きしめた。暖かい。
「リンク」
しばらくすると彼女もそっと僕の背に手を回した。
何故か僕の目からは涙がこぼれてくる。
「リンク、あったかいね」
そう言うマリンの声も泣き声だった。
「マリンだって」
だが彼女の体が温かいと思えば思うほど、涙が溢れ出してくる。
何故涙が出てくるのか僕にはわからないし、
マリンだってわからないだろう。

僕達はそのまま互いに温もりを堪能した。
「マリン、僕、この島をでることが出来ても、マリンのこと忘れない」
「リンク」
「手紙も書くし」
「うん」
「また遊びにくるよ」
「ありがとう」

「だって僕、またマリンとは会えそうな気がするもの」
34名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:38:14 ID:L5+Oj9yw
終わりです、初SSです。
エロく無くてごめんなさいい
35名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:56:29 ID:yLw+92Sf
ここまでまとめてGJだ!!

>>30
これはいい夢を見る島。
ちょっと懐かしくなったな…。
また夢を見る島やりたくなった。

>>29
ディーヴァの右側の銀髪の人。
ちなみに左の子がミッシィで真ん中がスター。
スマブラに彼女らのシールさえ無かったのが悔やまれる。
36名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 12:47:04 ID:L5+Oj9yw
>>35 d
そうか、銀髪のこがフォクスか!
>>17
グレートGJ!!
EBAのパロガ読めるとは思わなかったよ
37名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 18:44:26 ID:ooMAu7m1
お、夢島キテルー!
なんというヒーローリンク、GJ!
38名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 21:30:59 ID:Sebw2yFk
どっちもやったことないけどeliteも夢島もええなぁ。
ところで、クロスオーバー作品投下してみたいんだ…
ウルフ(スタフォシリーズ)×女主人公(マジカルバケーション5つの星がならぶとき)
最初はスマブラ避難所での投下考えていたんだが、シール(でも女主にシールなし…)までになると任天堂総合になって弾かれるよと言われた。
ここ出来てよかった…
五月末ぐらいに出会い話投下したいと思う。(エロなし、恋愛要素すらなし)
時間軸はスタフォでコマンド後当り、マジバケでエンディング後。
自分はスタフォ未プレイなので曖昧だが、マジバケはネタバレ大いに含んでるな。あとスマブラネタも出す。
あとフォクリ前提だから展開的にパンサー→女主←古代機械とかになりそうだ。

もし好評頂けたら、「狼に逆に飼われる人間」みたいなネタいづれかやりたい…
39名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 00:49:36 ID:LvrpN8M7
どんどん投下かもーん
40名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 11:15:45 ID:M42MDINY
職人が来るまで保守!
41名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 02:37:10 ID:VpBoKDQS
あの、にょたは許されますか?
42名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 08:18:48 ID:qiamoV3C
>>41
いいんじゃないかな。
本文の前に注意書きつければいいと思う。
43名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 17:33:49 ID:tvwlYIe/
44 ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 08:24:30 ID:LI+GbEJg
>>38だ。今回からアクアオーラと名乗らせて頂く。
っていうか6月に入ってた…orz
ウル主出会い話投下するぞ。
「宇宙の彼方の訪問者」
注意!・ウルフ×女主人公(マジカルバケーション5つの星がならぶとき)
   ・エロなし、まだ出会い話。恋愛要素すらない
   ・もしかしたら古代機械→女主←パンサー フォクリ前提
   ・マジバケのネタバレ要素注意
   ・フォクリ前提
・作者はコマンド未プレイ、故色々曖昧。取り敢えずウルフ達はまだ賞金首にかけられてる。
   ・次回作(スタフォシリーズの)が出たらそれに準拠する予定
    ・時系列はマジバケでエンディング後、スタフォでコマンド後。ウルフスマブラに出場中設定。
   ・パンサーにオリジ設定有り
   ・正直、無駄に長い…。台詞大杉 あと改行しまくり
   ・ちょいと唐突展開有り。
   ・女主の名前は“マキアート”。
   ・その他マジバケキャラ登場。詳しくはttp://www.nintendo.co.jp/ds/avcj/index.html
45 ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 08:57:50 ID:LI+GbEJg
「マキアートぉぉ〜、…こっからどこ行くノォ〜〜?」
金髪の女性…マキアートの無線に、元クラスメートのサンショウウオ…チャイの間抜けた声が聞こえる。
「………。お前達こそ何処まで行く。」
「ボクは刺激が欲しかったから乗ったノ! カフェラテがロケットに改造されてタロタロ太陽系の外に行くって…。」
「で、その先は? タロタロ太陽系から出たらどうするつもりだったんだ?…カフェラテ。」
ロケットへと改造された古代機械…カフェラテへ問う。
「…ジャスミンハ、タダ打チ上ゲルコトガ目的ダッタミタイデ…今後ノ事ハ考エテナカッタヨウデスナ…。」
「…ブッ…」
カフェラテをロケットへと変えてしまった張本人であり、彼女の親友であるウサギ…ジャスミンらしいなと思った。
今頃は、夫である、自分の双子の片割れと六人の子供達とでどう過ごしているだろうか。
「…あいつ、遠距離無線すら取り付けてなかったのか。」
「エエ。」
「仕方ない、…後で私が連絡しておくか」
ジャスミンのところには遠距離無線は流石にある筈。
「スミマセン…。」
「ところで話は戻るけど、マキアートは本当に何処まで行くノ?」
「…土の星に居た時、僅かな信号をこっちの方面で感じた。
それを追っている。」
マキアートは、土の星にある遺跡をドワーフ達とともに電波望遠鏡へと変えた。
その時、マキアートは僅かな信号を遠くから受信した。
それを追う為、魔導ロケット・ニウマーナを改造した未完成のロケットに乗ってその信号の元へと発進したのだ。

「…………。」
ライラット系でも辺境の場所。
ウルフはウルフェンの中で、ライラットの外へと信号を送っていた。
「ダンナ、何やってるんだ?」
「見て分からねぇか?…明後日の方向に信号発進してんだ。」
「明後日の方向って…あっちの方向には、何もなかった気が」
「…知ってるわ。 ただ何か…考えたくなるじゃねぇか? もし、…ライラット系以外に銀河系が存在して、他に文明持っていたら…と。」
「…じゃあ、その信号はその他の文明が受け取ってくれる、と?」
「…さぁな。 仮に受け取った所で、会いに来てくれるとは限らねぇけどな。」
らしくない、と一瞬パンサーは思った。
だが何か素敵なsomethingを探し、ランドマスター改を暴れさして某バウンティハンターを轢き殺しかけた人だ。
まぁ“男の浪漫”なのだろう、とパンサーは考える事にした。
「…聞いた事が、あります、ね。」
「ん?」
「あっちの遥か遠くには、“魔法”を操る者達がいる、と。:
「…魔法?」
「……病死したお袋が、よく俺がガキの頃に話してくれたお伽噺ですよ。」
「お伽噺…か。」
「何で今更こんな事思い出すか…。クリスタルに振られた事が今も尾を引いてるんですかね…。」
「振られた以前に、付き合ってすらねぇだろ。」
「付き合ってなくたって振られるって言いますよ?」
「んなこたどうだって良い。 …戻るぞ。」
「はいはい。」
パンサーとレオンはウルフのこの行為に、交代に付き合わされていた。
レオンの場合は“撃ち落とすに値する奴が通るだろう”と口実を付けさせられて。
46アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 09:01:58 ID:LI+GbEJg

「信号が消えた…。」
「ええっ!?信号消えちゃったノ!?どうにか分からないノ!?
マキアート先読んで!」
マキアートには軽く予知能力があった。
但し見たいときに見れることもあってか、あまり本人は意識して使うことは無い。
「なんでもかんでも予知に頼らんでくれ…。
信号が付いたり消えたりってのは毎回あるんだが…。」
「ジャアマキア〜トハ信号ノ合ッタ場所ヲ覚エテズットソコヲ追ッテイタノカ?」
「ああ。 信号の反応はある一定の場所に留まっているから。
…それよりお前達、もうそろそろ宿とるか?」
「うん、そろそろとりたいノ…チャイもう眠いノ……。」

マキアートのロケットにはナビゲーターロボを備え付けていた。
強大なネットワークを持つショウガの力を応用した物で、その辺の情報をすぐ収集するのでマキアートも重宝していた。
『お探しモノですカ?』
「ああ。宿をとりたい。ここら辺に宿のある星はあるか?」
『そうですネ…ここなんてどうでしょウ?少し遠いですガ…治安も良シ。値段も良シ。景色も良シ。』
「…そこにするか。 よしチャイ、カフェラテ。あそこの星へ行くぞ。」
「分かったノ〜…。カフェラテ行こうなノ〜…。」
「モウ声カラシテ半分寝テマスナ チャイ…。」

「…宿を取りたい。二部屋頼む。」
「二部屋!? マキアートボクと別の部屋にするノ!?」
「…お前と私は仮に男と女だろうが。」
「お金もったいないノ! それにボク…一人じゃ恐いノ」
「何言ってんだお前…」
「ダメーなノー!恐ーいノォー!」
「あ、あのぉ…ふ、二部屋でよろしいですね?」
フロント係が恐る恐る聞いてくる。
「ああ。頼む。」
「マキアート酷いノォォ! イケズなノォォォ!」
「何度でも言ってろ…。」

食事をとる為外へ出た。夜独特のひんやりとした空気が鼻腔をくすぐる。
「ふぅん…。」
「あのな…今までもずっとこうして来ただろうが。
いっつもお前は恐がって…。いい加減諦め付かんのか?」
「付かないノ…本当はマキアートは優しいノ…。」
「………。」
「マァマァ二人トモ…。取リ敢エズ、アソコジャナイデスカ?御食事処ハ…。」

47アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 09:59:27 ID:LI+GbEJg
「チャイとカフェラテはこれを頼むノ! マキアートは?」
「じゃぁ私はこれで…。」
一般人がやっているような所だった。店の中には一般人独特の雰囲気が漂う。
「はいはい、分かりました。 お父さんー!野菜丼二つと親子丼お願いー!」
女将さんらしい人が注文に来て、その注文を店の主人らしい人に伝えていた。
「ところで貴方達…見慣れないわねぇ。 何処から来たの?」
「…タロタロ太陽系…って御存知ですか?」
「まぁ!タロタロ太陽系!? 随分と遠くから来たのねぇ。
旅人さんかしら? 何しに来たの?」
「僅かな信号を感じ取って、その信号を発進している所へ行こうと」
「そうなの…その信号はどっち方面?」
「そうですね…この星からすると…あの方向でしょうね。」
マキアートは窓の外へ方面を指差す。
「あそこってなると…ライラット系になるのかしら あっちも此処からじゃ少し遠いけど」
「ライラット系?」
「あら、知らないの? ライラット系というところは獣人達の住む宇宙よ。」
「獣人…。」
「獣人といっても言語を理解しているわ。この星にも獣人の移住者はたくさんいるの。
でも…ライラットに行くには気を付けてね?」
「え?」
「ライラットには多くのならず者集団がいるそうよ…特に有名なのは“スターウルフ”という集団。
かなり暴れ回っているらしいわよ…。最近は事情が違うみたいだけど」
「はぁ…スターウルフ…ね。」

「美味しかったノォ〜あそこの野菜丼!」
「……………。」
「マキア〜ト、ドウシタンデスカ? …マサカ、ライラットノナラズ者集団ノコトデスカ?」
「食べる事に夢中かと思えば…、聞いてたか。」
「チャイも聞いてたノ!…まさか、ならず者集団に出くわす事予知したノ?」
「いや?」
「大丈夫デスヨ!…マキア〜ト、君ノコトハ、オレガ守ルカラ…」
「ああ、そう…か」
その後、いくつか雑談しながら三人は宿に着き、眠りについた。

「ウルフ。」
「…………。」
「ウルフッ。」
「…………あ?なんだレオン」
「本当にここに撃つに値する物が通るのか」
「“かもしれない”の話だけどな?」
「騙したのか。」
「別に良いじゃねぇか…付き合ってくれ」
「その信号を受け取ってくれる奴等いるのか。」
「知らん」
「じゃあ何故発進する」
「…よく分からん。正直言うと。…でも、あっちの向こうには俺達とは違う文明があるかも知れない…と思うといても立ってもいられなくなってな。」
「…柄じゃないな?」
「黙れ」

再びマキアート達は旅路へ戻る事にした。
「信号がついてる…!」
「本当デスカ!?」
「…急がないか? 取り逃したくはない」
「カフェラテは急発進出来るノ?」
「勿論デスヨ! 行キマショウ!」
マキアートとカフェラテは、誰が発進してるともとれぬ信号に向かい急発進を始めた…。
48アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:08:13 ID:LI+GbEJg

「……………。」
「…………………。」
「……もう何時間も経ったぞウルフ。」
「…………賭けないか?」
「何をだ」
「返信が来るかどうか。」
「面白い…受けて立とう」
「俺は信号に返信が来る事に賭ける。」
「じゃあ俺はその逆だ」

マキアートとカフェラテは急発進し続けた。
「この距離だったら…!返信出来る…!」
「返信シタ方ガ良イデショウネ!」
「言われなくたってそうする!」
カタカタカタ…
マキアートはキーボードを叩いた。

「………また何時間も待ったが……。来ないな」
「……………。」
「賭けは俺の勝ちだなウルフ?」
「ちっ…。次こそは勝ってみせ…!?」
ウルフの戦闘機内で電子音が響く。
「どうした」
「来た…! 来たぞ……!」
「何が?」
「返信っ! 信号への返信が来たっ!!」
「…ついにか。」
「フフッ、俺の勝ちだな。」
ウルフの信号の返信にはこう記されていた。
『to見知らぬ誰か
初めまして。貴方の信号を受け取った。返答を宜しくお願いしたい。
fromマキアート』
これだけだったが、ウルフは自らの勝利に酔いしれた。
「…さて、どう返答してやろうかな…。」
カタカタカタ…

「返信来た…」
「来たノ!?」
『toマキアートやらへ
初めましてだな。正直、この信号を受け取ってくれる奴がいるとは思わなかった。
俺はウルフと名乗ろう。
君は何をしに来た?
fromウルフ』
「信号を受け取ってくれる奴がいるとは思わなかった…か。」
確かに、ライラット系とタロタロ太陽系は気が遠くなる程遠い。
カタカタカタ…
49アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:11:27 ID:LI+GbEJg
『toウルフ殿
親善大使と言う訳ではないが、信号を受け取った先での人々と交流を図りたいんだ。
fromマキアート』
「ほう……。交流か………。」
「交流?」
「信号を受け取った奴はライラットでの交流をしたいらしい。」
「ふむ…、我々と交流、か。
それはそれで面白いかも知れん。
…流石に、此処に来ると言ったら我々の事は知られているだろうな…。」
「ん?」
「もし交流したいと言った奴が我々だと知った時…どういう顔をするか…。」
「フッ…。それも面白いかもなぁ…?」

『toマキアート
交流か…、俺や仲間と交流したいのか?
fromウルフ』
「仲間…やっぱり居る…」
そりゃしたい。その為にこっち来たんだし。
誰かかも分からないけど、ずっと探し求めてやって来たのだ。
無性に会いたくなって来た。
「会いたい…。」
─会いたいよ、ウルフ。

「ぶっ………」
「どうした」
「送ってやろうかお前に…。見ろよ。」
『toウルフ殿
そちらが宜しいなら是非したい。
会いたい…。会いたいよウルフ…。
fromマキアート』
最後の文は一歩間違えたら告白文である。
「ほぉ…、相手は切実に我々に会いたいのか」
「レオン…お前後でパンサーと一緒にこいつの迎え出られるか?」
「俺は良いぞ…?」
「そうか。あ、だが間違っても俺達がスターウルフだなんて言うなよ?
アジトに引き入れた時点であいつらがどういう反応をするか見るんだからな?」
「分かってる」

『toマキアート
良いだろう。迎えの者を用意しよう。
このまま信号に向かって進め。
迎えの奴らと合流できる筈だ。
fromウルフ』
「やった…!
お前ら!信号先の人々と交流できるぞ!」
「オオ!遂ニ!」
「だったらレッツゴーなノー!!」
─会える…。遂に…!
彼女の胸は希望に溢れていた。
そして、マシンを信号へと急発進させた…。
50アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:20:28 ID:LI+GbEJg

「このマキアートという奴を探すのか…なんで信号送っていたダンナじゃなくて俺達なんだ…?」
「文句を言うな、これを終えれば最高のショータイムになるんだから。」
「何をするんだ?…引き寄せて攻撃でも?」
「さぁな、奴らの反応次第だ…。
ん?何か来たぞ?」

「マキア〜〜〜〜トォォォォォ!! 待ッテ下サイ追イ付ケマセンヨォォォ!!」
「フン、遅いもんだなカフェラテ!」
「マキアート凄く待ちきれてない感じなノ!」
チャイの言う通りだった。
もう彼女は成人も迎えたが、マキアートは楽しみに待ちきれない子供のようになっていた。
ずっと長い間、旅をして来た。
見知らぬ誰かに会う為に…。

「猛スピードで向かってる…!? これは危険じゃ…!?」
「どうする? 落とすか?」
「いや、レオンこれは避けた方が無難…、!?」

「ヤバいっ、誰かにぶつかる…!」
「ブレーキシテ下サイヨ!?」
「分かってる!」

キキキキキキキッキキキキキキキキキッ!!!

「なぁ!?」
「ハァ…ハァ……ハァ…」
「貴様、俺を何だと思っているんだ!?」
「…す、すまない…、…ん?カメレオン?」
「何をぉぉぉ!? いきなり人にカメレオンだとぉ!?」
マキアートはレオンにぶつかる直前であった。その挙げ句、心に思った事をふと言ってしまった事が更にレオンの怒りを買ってしまった。

ズドォン!
「「っ!?」」
轟音のした方をレオンとマキアートは向いた。
51アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:23:20 ID:LI+GbEJg

「こ、…このポンコツ! 俺の機体とぶつかりやがって…!」
カフェラテとパンサーがぶつかってしまったらしい…。
「ス、スミマセン〜!」
「ごめんなさいなノ〜!」
「この野郎…! 俺の赤い薔薇を見た奴は…」
「ちょっと待ってくれ! すまなかった…私がスピードの出し過ぎでこいつらも出す羽目になったに過ぎない、許してやってくれ…。」
マキアートが割って入って謝罪する。
「ふ、だったらアンタも気を付ける事だ…ん?」
「…? なんだ?」
パンサーはマキアートをまじまじと見つめる。
「…え……?嘘だ…、そんな…そんなこと…! 有り得ない……!!」
「…っ!?」
「馬鹿な…俺は彼女を本気で愛していたのに…! そんな…そんな速く…!」
「…………!」
パンサーは独り言を呟き続ける。
マキアートは思わず身構えた。
「何ダカ一人ノ世界ニ入ッテマスヨ…?」
「イヤ、こう考える事にしよう…。
クリスタル、君にはキツネくんがいる…私達の所を去ったのもキツネくんを愛しているからだろう。
クリスタル、君が幸せならもう躊躇はしない。私も自分の幸せを手にするまでだ…!」
「…! マ、マ サ カ」
カフェラテの嫌な予感は的中する…
「…御機嫌よう、美しいお嬢さん。
貴方は何だか見慣れませんね。まさか道に迷って…?」
「うっ……馬鹿阿呆変態すけこまし消えr」
「マキアート…初対面の人にそれはないノ…」
マキアートは自分の苦手としているある男の事を思い出し、癖でつい暴言を吐いた。
しかしチャイの突っ込みで我を取り戻す。
「…あ、いや、道に迷ったというか…迎えの人を探しているんだ。」
「…迎えの人?」
「ああ。私は信号を受信して…その信号と少し連絡を取り合って…で相手の方が迎えをよこすとか言ってて…」
その台詞で自らの使命の目標を思い出す。
「!! まさか君…“マキアート”!?」
「ん?なんであんた私の名を…
あ、じゃああんた達が…迎えの…?」
「ふふふ、なんという奇遇!なんという運命だ!
まさか此処で出会った美しい人が、迎えるべき相手だったとは!」
「フン!ソンナ運命モコノ俺ガイルト言ウ真実デ脆ク崩レ去リマスヨ!」
「黙れポンコツ。 大体君がいるからとて何が崩れ去ると?」
「ナンダトォォォ!?」

「……取り敢えず、ぶつかりかけた事に関しては謝る。」
「…まあいい。迎える相手だったら手出しはしない…。
ついて来い。案内してやる。」
「そうだった! 喜びから使命を忘れていた…、私の名前はパンサー・カルロッソ。
さぁ、我々の住む場所へと貴方をエスコートして差し上げましょう…。」
マキアートは鳥肌立った。
察せた方もいるだろうが、彼女はこういうタイプの男が苦手である。

52アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:26:13 ID:LI+GbEJg

『ビーッ、ビーッ、ビーッ。』
移動中、ナビロボのサイレンが鳴る。
「…どうした?」
『検索中…分析中…。』
「ん?」
『パンサー・カルロッソ、レオン・ポワルスキー…ライラット系最強のならず者集団スターウルフに所属する、ともに賞金首にかけられている人物でス。』
「ほう、…。」
「へ?スターウルフ…なノ?」
一瞬、チャイ達の時間の流れは止まる。

「イヤァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
「チャ、チャイ!?」
「ど、どどどどどうするノォォォォォ!?」
「ドウシマショウ!ヨリニヨッテアノ気障野郎ガ……!」
「落ち着け! 落ち着けぇっ!」
「どうして落ち着いていられるノォ!
スターウルフなノ! 殺されるノ! 逃げるノ!
マキアートは先が見えるんでショ!?」
「逃げるな!逃げたら事態は酷い事になるぞ!」
「どして!?」
「…私達はライラットに入りたて。で、あいつらはライラット全域に知られるならず者集団…慣れに関してならどっちが有利だ?」
「あ…!」
よくよく考えてみたら、そうだ。
仮に逃げた所で…逃げ切れず追い付かれて撃墜されるがオチ。
「そんなぁ…チャイはまだ死にたくないノ…」
「大丈夫だ…もしかしたら話し合えるかも知れない。」
「イツモノ予知能力デスカ?…何デデスカ!?」
「多分、ウルフと言う奴は私達を攻撃する為に誘き寄せたのでは無いと思う…。」
「何故ソウ思エルンデスカ…?」
「ライラットにタロタロ太陽系の事はあまりに遠すぎて知られてない筈だ。
私自体も信号を受信するまではタロタロ太陽系の外に生命があるなんて信じてなかったからな。」
「ソレデ?」
「”ウルフ“は、信じてたんだと思う…ライラット系のさらに遠くに生命が存在する事を…。」
「ウルフノ奴モ、交流ヲ考エテイタトカ?」
「…まあ、そんなとこだ。兎に角、話し合いの余地はある筈…。
漠然としてるが、読めるよ。私達の今後。」
「デモ、念ノタメもアリマスカラネ…、チャイ!攻撃の操作説明シテオキマス!」
「わ、分かったノ!」

「?……後ろ、騒がしいな。」
「そうか? 単に俺達と会えて意気揚々としているだけじゃないのか?
はぁ、マキアート…麗しの君を出迎えられるなんて、夢のようだ…。」
「…もうあえて突っ込まないからな。」
いえ、貴方は元から突っ込んでませ(ry
53アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:36:43 ID:LI+GbEJg

「そうだ、スターウルフのことについて調べておくか…。
ナビロボ。」
『はイ。スターウルフについてですネ。』
「ああ、頼む。」
『検索中………
スターウルフは、ウルフ・オドネルを中心に結成された、ライラット系に住む者なら知らない者はいない最強のならず者集団でス。
遊撃隊スターフォックスと対立しており、かつてはアンドルフなる狂気の科学者の精鋭部隊でした。
しかしスターフォックスによりアンドルフがやられた事、結成を持ちかけたピグマ・デンガー、アンドルフの甥アンドリュー・オイッコニーを解雇した事により現在では事実上のフリーな組織でス。』
「で、フリーに悪事働いてんのか。」
『ええ、そうみたいですネ。今はサルガッソーを拠点に活動してるとカ』
「っていうか、…ウルフ?」
ウルフは確か連絡を取り合った相手…
「…そのウルフ・オドネルって奴はスターウルフのリーダーなんだな?」
『そうですネ。彼はスターフォックスの現在のリーダーであるフォックス・マクラウドと互いにライバルで…』
「いや、そこまでは良い。」
『畏まりましタ。』
「…奴がリーダーか、話は早いな…。」
54アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:39:31 ID:LI+GbEJg

ウルフがいるらしいサルガッソーへと着いた。
「ヒィィィィィ…ついに来ちゃったノ…!」
「チャイ!悟ラレナイヨウニシテ下サイネ…!」

「ダンナ、連れてきましたよ」
「ウルフ、…いるのか?」
「戻って来たか…ご苦労だ。
で、そこに居るのは…」
「ダンナが会いたかった人達ですよ」
「ほう、…そうか。お前らは下がってろ。」
ウルフはマキアート達の前へと機体を進める。
「………。」
マキアートは近づいて来た機体の人物の姿を見る。
灰色の毛並み、口から覗く牙…マキアートは確信した。
「そこの金髪の女…、ライラットじゃ絶対見ない顔だな?
大乱闘大会じゃお前と同種族らしい奴はよく見かけるが…」
「私の名はマキアート・ナイトホーク…。タロタロ太陽系から来た者だ。」
「お前がマキアートか…。お前の後ろに居る奴は?」
「…たまたま合流した元クラスメートだ。外身はカフェラテという古代機械。中にはチャイというサンショウウオがいる。」
「そうか。 あ、お前らに散々紹介させて済まなかったな。
俺は…」
「あの時通信した人…だろ?ウルフ。」
「ん?よく分かったな。」
「そして、
ならず者集団スターウルフのリーダー、ウルフ・オドネルだろう?」
「…! 知っていたか…。
俺は通信の時はウルフしか名乗ってなかった筈だ。
お前俺達が天下のスターウルフだと知っててここに来たのか?」
「途中までは気付かなかったよ。
私の機体の中にあるナビゲーションロボが迎えに来た二人の顔を見てピンときたようだ。」
「何故逃げなかった?」
「途中で逃げたら追われると思ってね。…ここで言っておく。
私達は戦闘にはしたくない。…その為に話し合いに来た。」
マキアートの言葉に、一瞬ウルフは驚きを表情に浮かべる。
「…話し合いぃ!? 話し合いだぁ? ハハハハハハッ!
俺達に話し合いで決着付けようなんざ随分と豪胆な女だな!?」
「…フンッ、散々選択を迷わされて、その挙げ句太陽一つ生まれ変わらさせられりゃ、豪胆にもなるわ…。」
「で、話し合いとはなんだ? まさか逃がしてくれとでも?」
「いや、…その。信号の件なんだが。」
戦闘にもせずに場を治める、という事は逃がしてくれと言っている様なものだが、信号の件を話さずにはいられなかった。
「信号? 俺様が発進し続けたあれか?」
「いや、発進理由が気になったものでね…。」
「ほう、発進理由が知りたいか?」
ウルフは意地悪くニヤリと笑う。
「当ててみろ。」
55アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:41:19 ID:LI+GbEJg
「………。少なくとも、誘き寄せて攻撃する為に発進し続けたとは思ってない。」
「…。」
「…通信の時、私はあんた達と交流したいと言った。
そしてあんた達も、見知らぬ誰かと会いたかったんじゃないかな…と。」
「…何故そう思う?」
「ライラット系と私達の住んでいたタロタロ太陽系はとてつもなく遠い。
多分互いの存在すら分からないんじゃないか?
で、そんな方向へ信号を発進し続けた…生命が存在するかも分からないのに。
…そういう勘繰りからだ。」
「………。」
「…………なんだ、違うのか。」
「正解だ。」
「っ!」
「まぁ、まさか本当に来てくれるとは思わなかったからな…。
ここに来る時点では俺達の事は知られている筈。
で、少し悪戯心を起こして、このままスターウルフだという事を黙ってお前らをここに呼び寄せたらどういう反応が返ってくるか…、を試した」
「私の後ろに居る奴らはあんた達の予想通りの反応してると思うよ。」
「そうか…。だがお前はどうだ?
スターウルフだと気付いた時点で逃げないどころか怯えもせず話し合いまでしたいと来た…。
必要以上に予想外だ!」
「…気に入らなかったか?」
「逆だ。」
「ん?」
「そんな態度でくる奴等、徒者じゃないな…。
その判断の上で気に入った。」
「気に入ってくれたのか? …私の事?」
「ああ。」
「そうか…ありがとさんと言ったとこだ。」

「ダンナ、少なくとも彼女達に攻撃する訳ではないようだな…。良かった…」
パンサーには出迎えをして連れて来いという話しかされていなかったので、彼自体は話の展開につれヒヤヒヤしていたが、良い方向に話が行ったので内心安心していた。
「……。」
レオンがマキアートの方向を見つめていた。
「レオンどうした?」
「あの女を見てみろ…」
「ん?…!」
マキアートの周りには黒紫色の邪気が漂っている。
「なんだ、あれは…!?」
「タロタロ太陽系…か。
聞いた事あったな、そこは星や精霊の加護を受けた魔法使いが多く居ると。」
「! それって……」
母親から聞いた事がある、お伽噺だ。
「本当に居たのか…魔法使い…。」
56アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:43:20 ID:LI+GbEJg

「今後はどうするつもりだ? お前達。」
「…まさか、ならず者どもと交流する訳にはな〜?」
「やはりな。」
「でも突然他所いったところで受け入れてもらえるかだよな…。」
「連絡を取ったらどうなんだ?
…で、お前…なんか雰囲気変だぞ?」
ウルフもマキアートのオーラに気付き始めた。
「…ああこれ?」
「ああそれだ。なんか邪気…放ってないか?」
「邪気? ああ、邪気か、邪気に見えるか。色的にそうだよな…。
…ここでもオーラ状態はあるんだな。」
「オーラ?」
「私達の住む所では、生き物は星の加護を受けていて…で、星がある一定のエリアに入ると“オーラ状態”っていうのになって…」
「…で、今星がエリアに入ってるからお前はオーラ状態になってるのか?」
「私の場合は属星が闇だから…闇とか光の場合はエリアじゃなくて太陽の活発さ、即ち昼夜で決まるんだ。だから今の太陽系は夜だな…。」
「ほう…。」
………。何だか二人、普通に交流し合えてないk(ry
しかし、二人がこうやって語り合っていた時だった。

チュドン! ビビーッ!
「ヤー! カフェラテが故障したノー!!」
「タ、助ケテクレー!」
「っ!カフェラテ!?」
「カフェラテ?あのロボットか?」
「サッキ急発進シタ時ニあの気障野郎ニブツカッタデショウ!?
恐ラクソノ影響デス!」
「くくっ、いい気味だ。ポンコツのくせして彼女の恋人気取りしてたからだ…」
「黙レ黒豹!」

「な、なぁ、ウルフ?」
「なんだ?」
「あ、あのさ…あんた達に…頼みが…。」
マキアートはばつが悪そうに呟く。
「まさか?あの機械が壊れたから直して欲しいとか?」
「いや、…その、直せる場所貸して欲しいんだが…。私が直すから…。」
「…旅人を襲わなかった挙げ句、修理場所まで貸すならず者集団なんて聞いた事ねぇな〜?」
「う……。」
そう。最強のならず者集団に教われなかっただけでも奇跡だったのだ。
57アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:46:16 ID:LI+GbEJg
悪い、最後のトコ「教われなかった」→「襲われなかった」だった。
スマン…続き

「だったらマキアート、コロニーの下の方へ入ると良い。
そこには工具箱や燃料もあるから自由に使うと…」
というパンサーの言葉を聞き終わったかのうちに、マキアートは鎖でカフェラテを掴むとコロニーへととんで行っていた。
「おいこら!? 勝手に入ってってんじゃねぇぇぇぇ!? パ〜ン〜サ〜ァ〜〜〜〜〜!?」
ウルフはパンサーを睨みつける。
「良いじゃないかダンナ…それに、女の子に意地悪なんて、そんなこと出来る程子供でもないんでね」
「おい!お前ら! 追うぞ!」
ウルフはパンサーの気障台詞を無視してコロニーへと入って行った。

「ったく…遅かったな」
もう既にマキアートはカフェラテを修理している状態だった。
「おやぶ〜ん…良いんですかぁ?」
手下のサル達がまさかの(攻撃の意味でない)侵入者に動揺を隠しきれ無いどころか曝け出している。
「るせぇ…仕方ねぇだろ…。」

パンサーはマキアート達の許へと歩み寄る。
「やぁ、…この機械は直りそうかい?」
「………………どうにか。」
「そうか、そうれは良かったよ…君の御仲間が助かって、ね?」
あんた、さっき「いい気味だ」とか言ってた癖に…
しかし、カフェラテは故障疲れで突っ込む気力は無くなっていた。
「カフェラテ…体動かせるノ?」
「疲れてるのか今は動かせないと思うよ…リハビリ兼ねて少しは動かしてやんないと。それに、一応直ったとてこのまま戻るのは無理だろうな…
また不具合起こすだろうし。それに燃料確認してみたらこのまま戻るのには全然無理な量だ…」
「そんなぁ…」
「まぁ新しいのに修理すりゃ何とかなるだろうな…。燃料タンクも私のロケットのと同じタイプに換えれば良いだろうし」
「新しいのに換えるノ?」
「ああ。魔力作用を使用した“半永久的燃料エンジン”を使ってるから燃料には困らなくなるだろう。」
「そんなの使ってたノ!?」
「な…なんだって? それって…燃料を無限に作り続けるって…ことかい!?」
この話を傍から聞いていたパンサーはチャイ以上に驚いていた。
「ああそうだよ。ドワーフの技術には驚いたさ…」
「ど、ドワーフ?」
「でもここにはそんなの無さそうなノ…」
「…材料が揃えば私でも作れる」
「ホントなノ!?」
「だけど資金ないね…こんなんじゃ戻るのにも一苦労だ」
「チャイもないノ…」
「…………。」
マキアートはウルフを遠くから見る。
「どうしたノ?」
「…ここってさ、新入隊員募集してるかな。」
「…え?」
58アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:47:44 ID:LI+GbEJg

「お、おやぶん! 聞きました!? あの女燃料を無限に作り続ける装置使ってるって…!」
ウルフやサル達にもマキアート達の話が聞こえていた。
「すごい技術力だな…あいつらの文明どうなってるんだ?」
「それにあの二人金持ってないようですよ! こうなったら、金で釣って装置作らせましょうよ!」
「金で釣る? …おい、あのアンドルフの甥っ子やらがいねぇ今じゃそう簡単にいかねぇだろ。大体得体の知れねぇ装置取り付けてお前どう思う?」
「で、でも…」
「あー、お取り込み中済まないが…」
マキアートと後ろにチャイが、ウルフの前へ来る。
「…スターウルフって、新入隊員は募集しているか?」
「…あ? …隊員欲しいことに越したことは無いけどな?なんだ」
「その…なんというか?えーっと…」
新入隊員募集の話を切り出すマキアートに、サルの一人は何かに気付く。
「…お、おやぶんっ、これはまさか…!良いチャンス…!」
「黙ってろ」
「にゅ、入隊したいというか…まぁそういう感じなんだ…」
マキアートが“入隊”の言葉を口にした瞬間、チャイは一瞬止まった。
「にゅ、入隊?…………。
マキアートォォォォォ!? スターウルフに入隊するノォォォォ!?」
「お前もカフェラテも入れ」
「イヤァァァァァ!! ならず者なノ! 悪事加担なノォォォォォ!」
あまりの事態にギャアギャア騒ぐチャイを尻目に、マキアートは言った後はウルフの方を再び向く。
「…という訳でだ。…スターウルフに入隊したい。」
「何故だ?動機を言え」
「…資金集め。」
「それだけか?」
「それに、…信号を受け取ったの、あんただし…」
「後半動機にならんぞ?」
「…だよな…」
レオンを金で雇った経緯があるので、動機よりも能力の質問へ変える事にした。
「パイロットとしての腕は?」
「さぁ?ずっと旅して来たから…運転は出来るんだけど」
「…。」
「チャイ達の方は全く知らない、な…私もあいつも魔法なら使えるんだが」
「…どういう魔法を使うんだ?テレパシーとかか?」
「テレパシー、か…使えないことは無いけど相当近くじゃないと…
私が出来るのは闇で相手を攻撃したりとか、仲間を支えたりとか…
あと薬学が出来るな…」
「じゃあ…そこのサンショウウオは?」
ウルフはチャイへと視線を移す。
「ひ、ひぃぃ…! ちゃ、チャイは木の魔法使うノ! 植物ちゃん達を元気にするノ!
後かべをはれるノ〜! 衝撃から身を守れるノォォォォ…」
「あの機械は?」
「えと、カフェラテは…魔法は岩を飛ばしたりとか、地震を起こして物を動かしたりとか…
あと魔法じゃないけど分析能力が…」
「そうか…まあいい待ってろ」
59アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/01(日) 10:55:11 ID:LI+GbEJg

「レオン、パンサー! こっち来い!」
二人を呼び寄せる。
「なんだ。」
「どうしたんです?」
「この女とサンショウウオと…あと修理中の機械がスターウルフに入隊したいそうだ。」
「それで?」
「お前達はどうだ? こいつらが入る事に異議はあるか?」
「クク…我々へ入隊か…それはそれで良いな。
魔法使いに興味を持った。じっくり観察して料理してやろう…」
「彼女から入隊希望とは…!
嗚呼っ!運命よますます感謝する!」
「………。」

「話はまとまったんだよな?…どうなんだ?」
「あの二人も、入隊に異議はないそうだ…」
「…あんたは?」
「……………………。」
ただ黙ったまま、ウルフはマキアートを見下ろす。
マキアートは手を差し出す。
「…どう?」
「…………押し掛け入隊など、初めてだ。

だが、まあ良いだろう…」
そういうと、差し出された手をウルフは握った。
「…交渉成立、だな。」

その後、マキアート達のせいで、スターウルフはスターフォックスと並ぶ英雄として讃えられる羽目になることはまた別のお話…。
(fin)

…まず謝らせてくれ。 無駄に長く改行し過ぎで、台詞大杉はすまなかった。展開もやや唐突…
次辺り設定話書こうと思う。マジバケ組をそのまま闘わす訳にはイカンので。
その次はやっとこさエロ話だ!
取り敢えず、女主設定知りたい奴いるか?要望があったら書くが。
60名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 23:43:36 ID:nmW3Q9lG
誘い受けイクナイ!
61名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 00:20:54 ID:gvHCReX/
>>3
今さらだけど関連スレ見つけたので貼り

マザー3キャラでエロパロ その2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193048183/l50
62名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 15:43:03 ID:sRaBUsYd
保守
63名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 01:22:28 ID:H/B/iCA3
GJ

しかしマジバケ組達の魔法は白兵戦ではともかく宇宙空間での戦闘で通用するんだろうか?
64名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 20:24:29 ID:jBk5LqjM
ほっしゅ。なんか唐突に罪と罰モノが読みたくなった
65名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 12:04:42 ID:TcUic0go
ほっしゅ!
66名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:12:58 ID:e+pzRzWL
オプーナ×サムスは大人のエロス
67名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 01:34:01 ID:MwwPUkrL
>>66
バカやろうwww吹いたじゃねーかwwwwwww


そろそろ黄金の太陽で何か読みたいな。
68アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/28(土) 21:28:23 ID:WxC1DA6N
レス遅くなってすまなかった、ってか誘い受け良くなかったんだなwスマン次気を付ける。
という訳で自分の女主人公設定は以下
マキアート・ナイトホーク
女 闇属星 21歳 7月22日 蟹座 B型 164cm 45kg
「マジカルバケーション 5つの星がならぶとき」の女主人公。
シュガー以上のクール。しかもドライでべらんめぇ口調。その挙げ句加虐体質気味。(但し、根が優しい為本当に嫌がったらやめる)
以上な性格だが、普段はあまり何も考えておらずボーッとしている。しかしいざという時には頼りになる。
「勇気と探究心の星」闇属星に護られているせいか、好きな事はとことん追求する。その為魔法薬学は得意中の得意。
ついでに非常な恐い物知らず。
結構な美人でスタイルも良さめ。バストは某バウンティハンターより大きい。
しかしそれが原因で、幼い頃気を引こうとした男の子達から好意の裏返しの嫌がらせを受け、男性恐怖症気味。
ポモドーロとも普通に話し合えるまで二年かかった。現在はわりかし良くなって来てはいる?
性格的に合わないのか、シュガーとは不仲気味。
魔力は闇の父と光の母の間に生まれたせいか、異常に強くなっている。
ナイトホーク家の中でも相当強い部類に入る。
驚異的な美声の持ち主で、在学中は「ウィル・オ・ウィスプ一の歌姫」と称されていた。
多くのレコード会社に高額契約付きのデビューを持ちかけられていたが、全て断っている。
理由は「歌いたい時に歌えなくなるから」。
家族構成は、父・母(前作の女主人公)・双子の弟(男主人公・光属星)。
集落が近いウサギのジャスミン、家付きの死神ゼロ・ジョーカーと幼馴染み。
ゲーマー・ブラコン説があるが、本人はブラコンを否定している。

今の所こんな感じ…。現在21歳なのは、エンディング後の設定だからです。
ナイトホーク姓でピンと来た人もいるかな?いずれかは彼女の弟の話や両親の話も書きたい。
じゃ設定話投下。
69アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/28(土) 21:31:28 ID:WxC1DA6N
「スターウルフに入る以上、この戦闘機を使ってもらう。」
ウルフェンの予備がある格納庫。
新人の三人を、ウルフはそこに連れ込んだ。
「これは…」
「ウルフェン。超高性能全領域戦闘機だ。反重力装置のG-ディフューザーシステムが搭載されてんだってよ。」
「…だってよ?」
「…前居た奴とか俺達が所属してた所の雇い主が製作したモンだから…まぁ意識せず使ってる。」
「…ふむ。やっぱこれを制作したのは動物…か?」
ウルフ達はマキアート達の文明に驚いていたが、その一方マキアート自身も驚いていた。
動物が、これ程の技術力を…
マキアート達の世界にも獣人は存在するが、人間に今一歩及ばなかったりする所がある。
「ねぇ〜!これ二つしかないノ〜!」
「ドウスルンデスカ〜?」
「お前ら共同で使え!」
「ソンナ!?ウルフサンソリャ無イデスヨ〜!」
「…設計図とかあるの?」
「あそこに貼ってある。」
「…」
貼られた設計図と睨めっこを開始するマキアート。
「…まさかお前、改造する気か?」
「…ダメ?」
「勝手にしろ。 …だが、変な風にすんなよ?」
格納庫を、ウルフは後にした。

「あいつらは、まだあそこにいるのか。」
抑揚のない、レオンの声が廊下に響く。
新人三人がまだ格納庫に籠っているものだから、ベテラン三人で様子を見に来たのである。
ウルフが扉を開く。
「おいお前らこれ以上籠ってると……ってうぇぇ!!??」
格納庫に、ウルフの絶叫が響いた。ウルフの視界に入って来たのは…
「こぉら!? ウルフェンをこんな色にしやがって!」
「なんだ…あんたこの色嫌か?」
見事赤い部分が茶金色に染められたウルフェン。
「改造は認めたが、…色塗っていいとは言ってねぇ!」
「塗るのも改造のうちだろう…」
「るせぇ! 塗るとしてももっと良い色塗りやがれ!」
それに、この色はどうしてもある親子の色を思い出してしまう。
「…まさか、この色だけにスターフォックスを思い出すのか?」
「知ってんじゃねぇか…って、分かってて塗ったなお前!?」
「狐の色だとは分かっていたが、…私の好きな色だ。」
「スターウルフはなぁ! んな狐の様な色じゃなくって赤だと決まってんだ!
だよなお前ら!?」
「そうだったのか…俺はレインボーデルタの名のとおり虹色にするつもりだったが…」
「別に良いじゃないですかダンナ。」
レオンはどうでもいい、と言ったふうで、パンサーはマキアートに味方するつもりらしい。
「…。この二人の意見はどうだっていい…。リーダーはこの俺だ!この俺の言う事に従え!
マキアート! ウルフェンの色を戻せ!」
「やだ。」
場に沈黙が訪れる。
ウルフの命令に逆らった者等、そうはいないのだ。
かといってウルフはレオンやパンサーに無理難題を押し付けた事は無いが。
「…てめぇ、俺様の命令を『やだ。』の一言で払いやがったな…!?」
「やなもんはやだ。」
「ガキみたいなこと言ってんじゃねぇ!もう一回言うぞ!
ウルフェンの色を戻せ!」
「やだ。」
「………………。もう一回だけチャンスをやる。
ウルフェンの色を」
「やだ。」
70アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/28(土) 22:16:00 ID:WxC1DA6N
あ、設定欄に予知能力あること書くの忘れてた…。
まぁ、立つかどうか分からないけど次スレ立った時に必要なるだろうからその時に書くか
続き
場に沈黙が訪れる。
ウルフの命令に逆らった者等、そうはいないのだ。
かといってウルフはレオンやパンサーに無理難題を押し付けた事は無いが。
「…てめぇ、俺様の命令を『やだ。』の一言で払いやがったな…!?」
「やなもんはやだ。」
「ガキみたいなこと言ってんじゃねぇ!もう一回言うぞ!
ウルフェンの色を戻せ!」
「やだ。」
「………………。もう一回だけチャンスをやる。
ウルフェンの色を」
「やだ。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!! 全部言ってねぇのに悉く逆らいやがって!
女だからって容赦しねぇ! 表出やがれ!」
「ちょっとダンナ!?」
「ええ!? け、ケンカはやなノ〜!」
「引っ込んでろパンサー、サンショウウオ!」
「わざわざ外出んのか…? ここでやれないのか?」
「ここでやるだと…!? 良いだろう! お前もろとも、んな狐色のウルフェンなんて破壊してくれる!
行くぞオラァ!」
そう言ってウルフはマキアートに襲いかかる。瞬時にマキアートは避ける。
乱闘大会で人間と闘う事は限りなく多いが、ウルフの攻撃を簡単に避ける者などはそうそういない。
(「クソっ、こいつ特殊な訓練でも受けてんのか…!」)
ウィルオウィスプ魔法学校や太陽を巡る戦いでマキアートはかなり高い戦闘能力を得ていた。
それはチャイもなのだが。
「…オラッ」
「!?」
攻撃ばかりに気を取られていたせいか、足をすくわれた。
「………。これは本気の戦いととって良いのか?」
「くっそ……なめやがって! そっちこそ本気で来い!」
「なら…」
ボソボソとマキアートは何かを呟き始める…。
「ビ〜ビ〜! カナリ強イ魔力デス! ウルフサン逃ゲテ下サイ!」
「なっ…」
『行けっ! ジョーカー!』
その言葉がマキアートから放たれた瞬間、目の前に異様な程の殺気が凄い勢いで近付いているのが分かる。
キツイ程の、死の匂いと感じ。
何かが、振り下ろされる感覚がする。
「っ!!!!」
ズゥンっ!


71アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/28(土) 22:36:30 ID:WxC1DA6N
「………ハァッ、ハァッ…ハァ…」
ウルフは寸での所を避けていた。
プシャッ。ウルフの頬が軽く切れる。
『この男…オレの鎌を避けやがったなぁ?』
軽い感じの声が聞こえる。
『…まあ殺す気はなかったけど…』
ウルフの目の前には、銀髪で赤い瞳の黒いローブを纏った若い男が立っていた。
否、立ってはいなかった。…浮いていた。
「本気出したら殺す可能性あったから…本気出さなかった」
「…でもっ、マキアートが“ゼロ・ジョーカー”出すなんて…! 本気に違いは無いノ!」
「な…なんだっ? こいつは!?」
「…私の家付きの…死神“ゼロ・ジョーカー”。自称死神界最強の死神。」
『自称じゃねぇよ…。』
「死神か…。本当に存在するとは更に驚きだ。」
レオンが呟く。興味があるのか妙にニヤニヤしている。
「私がここに入る事になる事はこいつも事実上の一員になることだからな…紹介も兼ねて出してみた。」
「変な紹介の仕方すんじゃねぇ…! 死ぬかと思ったぞ!」
「…スターウルフのリーダーも死ぬかと思うのか?」
「思う!」

「ダンナ〜! もう一機の方はもっと凄い事になってますよ〜!」
場の雰囲気を変えようとしたのかパンサーがもう一機の方に注目した。
「あん? っ!!!!!」
今度はごっそりとエンジンが抜かれたウルフェン。
「誰だぁぁ!!んなことやった奴っ!! サンショウウオお前か!?」
「違う、私。」
「お前かよっ! エンジン抜いてどうする気だ!」
「このエンジンを廃棄するつもりは無い。 カフェラテと組み合わす。」
「な!?」
「共同に使うにしても一々交代なんてあれだからな…いっそのことならカフェラテとウルフェンをフュージョンさせようかと。」
「フュージョンって…! どっかのマンガじゃねぇんだから!」
「…あのポンコツと、ウルフェンがアクエリオン…。
すっげぇキモイデザインだな。」
思わずパンサーは呟いてしまっていた。
その瞬間、パンサーの頭に大岩がぶつかるのだった。
「いでぇっ! 誰だ今岩ぶつけた奴っ! あっ…」
マキアートの言っていた言葉が頭をよぎる。
『カフェラテは…魔法は岩を飛ばしたりとか、地震を起こして物を動かしたりとか…』
「こぉのポンコツゥゥゥ! 俺に岩ぶつけるなんて良い度胸してんなおい!」
「ヘッ、初メテ会ッタ時ノ嫌味ッ面潰セテ大満足ダゼ!」
「うのやろ〜! お前なんか握って…じゃなくて解体したる!」
「ヤレルモンナラヤッテミロ!」
ぎゃあぎゃあと古代機械と黒豹の争いが始まっていた。

一方で、レオンはチャイに話しかけていた。
「ところでお前は…」
「? なんなノ?」
「何故裸なのだ?」
「へ? は、裸!? 裸…だ、ダメなノ?」
「正直言うと…結構見てるこっちが恥ずかしい。初めて会ったのが俺達で良かったな〜?
俺達から離れてライラット中転々としてたら、今頃お前は恥曝し者だったぞ〜?」(ニヤニヤ)
「き、…キャアアアァァァ…!」
緑の肌が、恥ずかしさから対色の真っ赤になってしまうチャイ。
「どちらにしろウルフェン操作するのにその格好のままではいかんな…
俺のパイロットスーツを貸してやろうか? Sサイズ。」
「…。御願いしますノ…。」
72アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/06/28(土) 22:42:57 ID:WxC1DA6N
「わーいチャイにピッタリなノ〜!」
「あ? パイロットスーツか?」
「俺のお下がり」
「パイロットスーツ…か…」
ウルフの視線はマキアートへと移る。
「? なんだ?」
「お前のパイロットスーツも用意しないとな。それ普段着か?」
「…そうだが。
お下がりでも良いから、誰かいらないのくれないか?なるべくボロくない奴…」
「あ?」
「…自分の着替えと合わして作ってみる…。仕様的にミニスカになるかもしれんが」
「作れんのか!?」
「裁縫はできる」
「…ハァ、まぁいい作ってみろ… ミニスカな点は…百万歩譲って許してやる」
また抗議して攻撃されたらたまらないし。いつの間にか臆病になっている自分。
「取り敢えず、作業はもう中断しろ。
ウルフェンの改造が出来次第、飛行テストしてその後パイロット免許取りにいけ」
「パイロット免許取るのに何か身分証明とかいるのか?」
「…持ってるか?」
「宇宙旅行者パスポートと戸籍謄本…故郷のだけど」
「あ! チャイも持ってるノ〜!」
「用意良いな…。でも…私らならず者集団の仲間入りってことだから…、身元バレたりし」
「はしねぇ。…もうバレてんだよ、ついでにここに秘密基地があるってことも」
「っ! バレてるのか!? どうして…!」
「……。賞金稼ぎどもも皆追い払って来たからな。それに、世間的には正義のスターフォックスに加担したりしてるからよ…。」
「…。治安を守る団体もその経緯であんた達に手を出さないのか?」
「そうなんじゃねぇのか? 賞金首にかけてる時点で意図は見えねぇけど。
ま、そういうことだ。 今は作業中断、…飯の時間だ。作ってやったから食え。」
「お前はやらなかったけどな…」
「るせぇ」

お互い落ち着いて来たパンサーとカフェラテも戻って来て、夕食へと向かい廊下を歩く。
「ところでサンショウウオ君とマキアートって料理出来る?」
「出来るノ! マキアートも!」
「出来るか〜、それは良かった。 今までダンナったら全然料理に参加してくれなくてさ〜。
君達もやってくれる? 当番制で」
「チャイは大丈夫なノ!」
「…構わん、まぁカフェラテも料理出来るけど」
「ポンコツの料理? まぁ機械だから失敗とか疲れとかはないだろうけど…
変なもの入れそうだな〜」
「…ウルサイ。」

「………………。」
「どうしたウルフ…そんな難しそうな顔をして。」
「…あの女だ。あの女の視線が気になる」
「ん?」
「見下してる様な…というと語弊があるんだが、何かあの女に…下に見られている様な感じだ。
だが、この感覚は初めてじゃない…」
「…?」
「乱闘大会の…あいつと同じ様な種族の奴らも同じ様な視線で見てくる。」
「…ほう。」
「…スターウルフに人間が入ったんだ、この機会にどういうものが正体か探ってみるか…」
ウルフはそう呟いた。

以上、設定話。次がエロネタ…明日辺りかな、投下。分からないけど
>>63
基本的に女主とチャイはウルフ達と同じでウルフェン使う事になるだろう。白兵戦では魔法使うけど。
ただ、惑星で闘う事になった、という場合。
降り立てる状態であれば、女主達はウルフェンから降りて魔法でウルフ達を援護、という形になるかも。
73名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:32:09 ID:f9SOFgpG
hosyu
74名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 01:26:11 ID:KH8jHn/b
ほっしゅほしゅほしゅ
75名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 19:17:55 ID:TEzhQROz
職人待ちあげ
76名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 21:33:23 ID:9Qo1SCm2
そろそろオプーナ×サムスが来る頃か
77名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 19:28:26 ID:75YEOiA3
保守
78アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 22:35:38 ID:8sYkDJSM
オプーナ×サムスじゃなくてごめん…。
ウルフ×女主(マジバケ5星)エロ有りがやっと出来たから投下するわ。
相変わらずの長文許してくれ。

─ウルフ達は、任務で遅くなる…
マキアートはスターウルフのアジトで一人残っていた。
自分を除いた四人(正確に言うとカフェラテもいて五人)で任務へ向かってしまった。
マキアートも行こうとしたのだが、留守中に襲われた時の対策として留守番を言い渡された。
確かに自分は白兵戦得意だし、手下らしいサル達も当てにはならない。
─女だからって、訳じゃないよな?
夕食は自分で済ます事にしたが、ウルフ達の夕食は用意しておく事にした。

「マキアート…君の料理は最高だったよ…!」
「…そう?」
「ああ!」
「んじゃこれからもなんでも食べてくれる?」
「勿論さ!」
「じゃ、どうしてニンジン食ってくれないんだ?」
「っ!!」
パンサーの皿に残る、つやつやと輝く真っ赤なニンジン。
「あ〜〜〜っ…ニンジン、ニンジンかぁ…」
パンサーは俯いて、フォークでニンジンをつつく。
「食ってくれるんだよな? …それとも食えない?」
「ち、違う! 断じて違うよっ! そんな子供みたいなこと…有り得ない!」
「じゃあ食ってみせて?」
「……。うう…」
ウサギの癖にニンジンが嫌いな幼馴染みがいるせいで、こういうことにはわりかし寛容な方ではある。
しかし、いつも気障ったらしいこの男が苦手なものに対しシュンとなる姿が面白く感じてしまう。
(「…私も相当な悪だ…」)
「ヘッ、ニンジン食エナイナンテ、黒豹サンハ案外オ子チャマデスネ〜?」
「なっ…!」
「俺ハモウ食エタゾ〜 マキアート褒メテ褒メテ」
「〜〜〜〜〜〜っ! 馬鹿にしやがって……!
ニンジン食えなくたって…! 生きていけるからなっ!」
「ソンナコトデ開キ直ルナンテカッコワル〜」
「言うなぁぁぁ!!!」
未だに争いが絶えないパンサーとカフェラテを尻目に、ウルフは食べ終わった皿を差し出す。
「ごっそさん。」
「あー、お粗末様…。あれ?」
ウルフの差し出す皿に、ニンジンはおろか野菜の姿自体見当たらない。
不思議そうに皿を凝視する彼女に対し、ウルフは口を開く。
「…。まさか、この俺が狼だからって、野菜食えねぇとでも思ってんじゃねぇだろうな?」
「思った。肉食動物だし」
「………。正直な奴だ。
言っとくが俺は野菜食えるし、多分俺以外の奴だって野菜食えるぜ?
まぁ、こいつもニンジン以外は基本的に食える。…許してやれ」
そう言うとウルフはパンサーの皿のニンジンを食べ始めた。
そんな光景を、内心愛おしく見てしまう自分が居た。

スターウルフに入隊し一ヶ月、マキアートはウルフへの想いに気付いた。
年齢を感じさせない逞しい身体、野性味を溢れさせる気迫、悪党ながら潔く面倒見の良い性…
存在自体だけでも、見とれてしまっている。
しかし、自分は男に対しこんな感情を抱いたことは一度も無かった。それに好きになったきっかけ、理由すら正直覚えていない。
男に対しては、寧ろ嫌悪感を抱く事すら多かった。
…過去、闇の力をネタにされ、男から執拗ないじめを受けた。それ以降男に対するトラウマが心を支配する様になった。
幼馴染み曰く、「わりかしは慣れて来てるよ」とは言われている。
こんな男ばかりの集団に自分から入って、なおかつ男臭い男に多少感情を抱いてしまっている辺り、やはり慣れて来てるのかも知れない。
それでも。…家族とクラスメートは別として、男は信じられない。
だから、彼女自身この感情を持て余してしまっていた。
79アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:28:18 ID:8sYkDJSM
ある日の事。
「マキアート! 中に居る奴らは皆潰したか!?」
「ああ。 皆尻尾巻いて逃げてった」
「ウルフェンに乗れ! 外に居る奴らも潰す!」
アジトは突然の襲撃に見舞われた。
何だかチャイが改造ウルフェンでカフェラテと一緒に散歩をしていたら、他のならず者グループに見つかってしまったらしい。
実力は確かだが、本番に弱いチャイは追われた途端パニックになり、命辛々こっちに戻って来た。
しかし、追われていたらしく敵達を連れ込んで来てしまい今の有様。
相手は天下のスターウルフだと気付いたようだ。
自分達(特に賞金首にかけられている三人)を倒せば、金も入るしスターウルフを超えた存在として崇められる…とでも思ったのか攻撃して来た。
パンサー・レオンはチャイの援助に向かい、ウルフとマキアートはアジトに侵入してきた敵達を、マキアートの魔法もあり白兵戦で倒した。
そしてウルフの指示通りウルフェンに乗り外の敵達を撃つことにした。
「雑魚の分際で…!俺達の居場所に幅を利かすなんて調子乗るなよ!?」
絶叫するウルフ。
絶妙なハンドル裁きで、敵達を圧倒していく。
─ドキッ…!
(「なんで…!なんでこんな時に…!」)
そんなウルフの姿に、激しいときめきを抑えきれない…。
(「なんで…好きなんだ? …この人の事…」)
何故好きになった? その理由すら分からず苛立つ。

「後ろががら空きだぞ〜?異種族の姉ちゃん」
「っ!?」
ボーッとしていたせいだ。敵に後ろを取られていた。
「あんたは殺さんが…後でアジトに入れた後たっぷり遊んでから売り飛ばしてやるよ」
「………っ!!」
「さぁ食らえ!」
チュドーンッ!
「ぐぉっ!?」
「クックック…戦いの最中でボサッとするとは頂けんなマキアート」
「…レオンっ!? す、すまない…助かった」
「俺が撃ちたかったから撃ったんだ。
それより…」

「きゃぁぁぁぁぁ! 助けて〜ノ〜〜〜!!」
「助ケテクレ〜!」
チャイ達の機体が、カモだと判断したらしい複数の戦闘機に追われていた。
「速く助けないとな〜?」
「っ…チャイ! 今行く!」

「チッ…くそ覚えていやがれ!」
「覚えてられねぇな、お前らみてぇな雑魚。」
「るせぇっ!」
仲間を全員全滅させられ、敵は撤退していった。
「にしても…サンショウウオ!」
「………ハイ。」
「お前って奴は…前任務を請け負った時、普通に仕事こなしてたじゃねぇか…
なんで今になって戦えねえんだ?」
「…ごめんなさいノ…」
「突然のことは対処しきれねぇのか?
すーぐパニックに陥るのは良くねぇことだ…
常に臨戦態勢しとかねぇとスターウルフはやってけねぇぞ!」
「ハイ…」
「という訳で、そのカンはレオンに鍛えてもらえ」
「ええっ!?」
「レオン、指導頼んだぞ」
「そうか…じゃあ宜しくなチャイ」
「は、はい……」(ビクビク)
「あ、そうそうウルフ、言っておきたい事がある…」
80アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:29:45 ID:8sYkDJSM
争いが一段落付き、マキアートは自分の仕事へと戻ろうとする。
もう既に仕事を終わらしたパンサーは、ソファで寝転がり女性ファッション誌を見て寛いでいる。
それを見てウルフはちょっかいを出していた。
「ああ?なーに読んでんだお前?」
「え、見て分かりませんか?」
「これ女向け雑誌だろ…」
「ダンナはこんなの好きではないんですかい?」
「…若い女は好きじゃない」
(「っ!!」)

「…………………。」
多くの丸テーブルが並ぶ、多目的室でマキアートは最後の書類の一枚を書き終えた。
「……ハァ」
溜め息。それは仕事終わりの歓喜のものではない。
初めて知る、それでもって認めたくない感情に対する溜め息。
男は愛せない。そんな頑な自分の心を、何故いとも簡単にあの人は破れた?
「バチバチっと火花…」
散らせる自信なんて、ない。
『若い女は好きじゃない…』
その言葉がリフレインする。
それに、自分は異種族。異種間交配に興味はないかもしれない。
でも。
「届かない光じゃ、悔しいから…」
想いを磨くしか無い。あの人に届かない想いじゃ、悲しい。
「はじめて一途にこの胸が熱いよ…」

「綺麗な歌声だ…」
「なに突然歌い出してるんだアイツ…」
いつの間にかやって来たパンサーとレオンが突然歌いだしたマキアートに驚いていた。
「あ、レオンもパンサーも来たノ?」
「お前、俺から離れてはダメだろう…俺が教え無くてはならない事がゴマンとあるのに」
「ギクッ」
「にしても、綺麗な歌声だな〜、あれってマキアートが歌ってるのかい、チャイ?」
「そうなノ。 マキアートは魔法学校に居た頃は魔法学校一の歌姫だと言われてたノ! それに沢山の有名レコード会社からも高額の契約を迫られてたノ!」
「ええっ!? それって相当な才能じゃないか!マキアートは何処と契約したんだい?」
「どの契約も断ったノ」
「え? 何で?」
「『好きな時に歌えなくなるから』だって…」
「…うーん、惜しい事したなマキアート。」
いつの間にやら手下のサル達もマキアートの歌声に引き寄せられ、うっとりと聞き惚れている。
「良いっすね〜この歌…」
「マキアートの姉貴、綺麗な歌してんな〜」
「それになかなかの美人で仕事もできるしな、まさに才色兼備って奴?」
81アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:31:15 ID:8sYkDJSM
「おい、…マキアートは何処だ?」
ウルフが多目的室に入ってくる。顔は何か長い時間待たされて不機嫌そうである。
「親分? 姉貴ならあそこに」
「…………。」
歌っていてウルフの存在に気付かないマキアート。
ウルフはそんな彼女にズンズン近付いてく。
「マキアート。」
「でも素敵に優しくって…」
「マキアートっ」
「息を…止めたよ…」
「マキアーーーーーーートッッッッッ!!!!」
「っ!?」
今日二回目のウルフの絶叫に驚く。
「てめぇ何度も呼んだのにやっと今気付いたとは…!
仕事はどうした!?」
「あ、これ…」
書類の束を掴んでウルフに差し出すと彼はそれをひったくる。
「へっ、出来てんじゃねぇか…出来たらさっさと出しに来いよ全く…
歌なんて歌いやがって。お前はネズミの姫か?ああ?」
「ネズミ? ネズミって…」
ネズミの姫=ディズ…
「ちょっ…、そんな言い方して良いのか? 少なくともN社って、三本ぐらいその会社からソフト出してなかったか?」
「ああ?N社だとぉ? そんなの敵じゃねぇ」
「…干されるよ」
「四角い箱の時代は圧倒的に負けて、新しく出した家計簿ソフトに不具合出しまくり、乱闘大会の始まりに不具合出す会社なんかに干されてたまっかよ」
「んな言い方するなっ! 余計干される!」
「……………………。
だーーーーーーっ! るせぇ黙れ!
仕事は出さないわボーッとするわ、挙げ句の果ては口答えかっ!!
………てめぇ! 後で俺の部屋に来い!」
この台詞で、場は一気に静まり返る。
そしてズンズンと不機嫌そうにウルフは多目的室へと出る。
「え、…親分が、…部屋に呼んだ?」
手下の一人が、ポツリと呟く。
…それが引き金となった。
「エエェェエエエェェええぇ!!!!?親分がっ! 親分がぁぁぁぁっっ!!」
「姉貴っ! よーく聞いて下さいっ! ウルフの親分に呼ばれたが最後っ!
生きて帰れた奴一人もっ!!」
「お前ら静かにしろ!」
レオンが叫ぶ。
「………。取り敢えずお前ら、用は特にないんだろう? さっさと自分の所へ戻れ。」
サル達は興奮が抑えられないままにレオンの命に従いそれぞれの場所へと行く。
「…酷い自体になったな。ウルフは怒るとかなり危険なことになる。」
「…マキアート。…………。」
パンサーの顔には完璧に怯えが浮かんでいる。彼には間違いなく罰が下される筈は無いのに。
チャイに至っては震えている。
「マキアート…君は、ダンナの部屋に呼ばれた……」
「………」
「行く、つもりかい?」
「………。行くしか無い。自業自得だ」
「………そうか………。 マキアート、良く覚えといて。…例えダンナが敵になっても、俺だけは君の味方だ!」
いつの間にか手を掴まれ、パンサーは熱烈にマキアートを見つめる。
その目からつい反らしてしまう彼女であった。
それ言いたかっただけじゃないの。


82アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:32:12 ID:8sYkDJSM
「………ハァ」
『大丈夫か? 俺も行く?』
「行かなくて良い。」
所変わって、入隊の際与えられたマキアートの部屋。
そこには長年の連れ添いである死神が居た。
「死神界戻ってろ…これは私の問題だ。」
『嫌な予感はしないのか?』
「……分からない。」
『………気を付けてな。』
ゼロの姿は消える。
「……………よしっ」
覚悟を決めよう。部屋を出て、ウルフの部屋へ向かう。

「………………。」
ウルフの部屋が目の前。…逃げては行けない。
(「決して少女漫画のようにはいかない人生。…それが私」)
憧れの相手に呼び出される。それは大抵相手に告白されハッピーエンド。
けれど自分が呼び出された理由は、自らの不祥事の怒りを買ったから。
コンコン。
「…マキアートか? 入れ」

「……………。」
「……まず話す事がある。俺はあの時の戦い、サンショウウオにばかり構っていたから気付かなかったが、レオンによるとお前もボーっとしてたらしいな?」
「…。ああ。」
「そして突然歌いだしたり、俺に口答えする…! なんなんだお前は?」
「……。」
「何かあったか?言ってみろ」
「え〜…私自体何が何だか…え?」
「この時点から人の話聞いてねぇな? お前に何かあったのか聞いてんだよ」
「は!? 怒るんじゃないの?」
「…お前の話を聞いてからだ。サンショウウオの言ってた話によると、お前…本当は男嫌いなんだよな?ちょっとしたちょっかいでも気にすると…
もしかしたら、なんか他の奴らにちょっかいでも出されて気を落としてんじゃねぇかと…な。」
説教(なんて悪党がする権利無いと思うけど)とか暴力かと思いきや、意外や意外で相談に乗るというのだ。
…なんて言えば良いか、分からない。
「…それは…言えない。」
「そうか。…じゃあ俺が当ててやる。多分、何らかの意味で気になる奴がいるんだろ?」
「…。まぁそんなとこ…」
「そいつがいると、どうしても気持ちがいつも通りじゃない…鬱陶しいんだな?」
「………。」
マキアートは答えない。だがウルフは話を進める。
「誰なんだ? …パンサーか?」
「違う。」
「レオン?」
「違う。」
「サンショウウオ…チャイか?」
「違う。」
「ポンコツ…カフェラテか?」
「違う。」
「サルの中の奴か?」
「違う。」
「じゃこの俺様だな?」
「ああ。 …げ。」
突然本人の事挙げるからつい傾いてしまった。
「ほほう…この俺様が嫌いか?え?」
肩をガシッと掴まれ、顔をグン、と近付けられる。
赤紫の瞳が、マキアートの夜空の瞳を睨む。
「俺様の、何処が嫌だ? 言ってみろ。」
83アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:33:12 ID:8sYkDJSM
「え、あ、あ…」
「正直に言わねぇと…噛むぞ?」
口の中から鋭利な牙を覗かせる。
ゾクリ………。
鋭利な牙への恐怖もある。しかし、この背筋が凍る様な背徳感。
今まで貫いて来た事を、否定する想い………。
「嫌だ…」
「あ?」
「嫌だ…、認めたくない…」
「何がだ?」
「やだ…やだ…」
「だからなんだ?」
バシッ!!
マキアートはウルフを突き飛ばす。
しかし単純な力勝負では女である彼女に訓練した男を仰け反らすことは出来ない。
暴れる彼女の手首を掴む。
「やめろっ! 放せぇ!!」
「何が嫌なのか、教えr」
「男なんか好きにならんっ!なりたくないっ! 好きでもない女なら散々弄んだ挙げ句捨てる癖に、好きな女相手なら媚びて腑抜けになる野郎なんかっ!
だけどっ! 何故! 何故あんたは私の心を破る!? 認めないっっっ!! 認めねぇぞっっっっ!!!」
「あ…?」
二人の間に沈黙が訪れる。
何故だろう。 動く気がしないのだ。

何かに気付いた様なウルフが、先に行動を起こした。
「…そうか…つまりお前は…
俺の事を好きになったんだな?」
「…」
今度はグイ、と引き寄せられる。
「………男が嫌いだから、俺が好きだと言う事を、否定したかった。
それで、自分の感情を持て余していた。そうなんだな?」
「………」
目を瞑って、顔を背ける。
「背けてんじゃねぇ。 こっち向けこっち」
「…………」
ウルフは、彼女の頬を掴んで自分の方へ向ける。
「だが、お前が今恐れているのは男だということだけじゃねぇ。その芽生えた感情がぶち壊しになる事も、きっと恐れている。
もしその感情を、嘲笑われて踏みにじられたりなんかしたら…多分お前の事だ、男を嫌いになるどころか憎悪すら抱いちまうだろうな。
多分変なドラマとかマンガの影響もあるだろ? そう思うのは」
「…何が言いたい」
「恐れる必要はねぇ。」
「何でだ」
「……。お前だったら、そんな悪くはない。
………こういうことだからだ」
84アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:34:29 ID:8sYkDJSM
時は止まった。 沈黙じゃない。止まったような気がしている。
一瞬何が起きたか理解出来なかったが、数秒経った後やっと分かった。
ウルフは自らの口でマキアートの艶やかな唇を塞いでいたのだ。
「……………」
「…………………。」
信じられない、という目をマキアートはするが、ウルフが次第に体重をかけてきたことに気付く。
ドスッ。
厚手の布に、物が落ちる様な鈍い音。
マキアートは、押し倒された。同時にウルフがしようとする行為は予知出来た。
最も、予知能力がなくてもその先の行為は誰だって想像がつく事だ。
やっとウルフは口を解放する。
「あ?なんだその目は。 まさかファーストキスだったのか?」
「そのまさかだ」
「信じられねぇ〜 男嫌いとか言っておきながら、実はヤリマンだろ
寧ろヤリマンにされたから男が嫌…何じゃないのか?」
「強姦されたって言うのか?…違うよ」
「まぁ兎も角……溜まってるんだ、ヤらせろ」
「やだ。」
「だったらいい。 無理矢理ヤる」
そう言って、ウルフはマキアートの服に手をかける。その行為をさせまいとマキアートは暴れる。
「やめろっ! 放せ! っていうか若い女は嫌じゃないのか」
「暴れんな… 服破れちまうぞ?」
魔法の詠唱をしようとする。が。
「おっと魔法はなし」
「んっ」
再び唇を塞がれる。
途端にマキアートが大人しくなったので、その隙に服を奪い取る。
「あっ……?」
「ヤらしい体してんじゃねぇか… なんかまるで襲って下さいと言ってる様な…」
「違うっ… 余計な脂肪があると気分悪いし動きにくいし…」
「じゃあなんでここには余計な脂肪がたくさん付いてるんだ?」
ウルフはマキアートの豊乳を両手で掴む。
苺色の乳輪と乳首。そこを爪の先でちょんと突く。
「ひぃっ!」
「デケェ…な。 どれくらいだ?」
「知らないっ」
「どーれーくーらーいーだー?」
「うああぁぁっ」
マキアートの乳をギュッと握る。
「た、確かFから…Gの間ぐらいって…」
「FからGだと? 相当でっけぇ」
「るさっ …つーかっ」
「あ?」
「あんただけ服着てるのは…」
「……俺に服脱げってのか? ヤる気満々だな」
「ち、ちがっ!」
「…あんま脱ぐの好きじゃねぇんだけどよ… まあいい」
そういうとウルフは自らの衣服を脱ぎ捨てる。
フサフサとした毛皮に覆われたガタイの良い身体…
「ジロジロ見んなよ。 あんだぁ?見とれてんのか」
「………。」
正直相手は動物なので、見るのに違和感は起きない。
「…そんな目で俺を見んじゃねぇ」
突然ウルフがドスの効いた声で凄む。
85アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:35:13 ID:8sYkDJSM
「っ…」
「あんだ? その目は…少なくともなぁ、俺はお前の上司なんだぜ?」
マキアートの顎を、クイッと上げる。
「俺はその目が気に入らなかった…」
「……。」
「だがその目は初めてではない。乱闘大会の人間の奴らもそんな目で俺を見ている…
俺は調べた。どうしてお前らがそんな目で見るか。
どうやら奴らの世界では…俺達の存在は格下なようだ。
しかも乱闘選手の奴の中には、それの典型的礼な奴が居る…それもまだガキでな」
三色の不思議動物を操る少年…
「……何が言いたいんだ?」
「…奴らの世界では、最も知能が高い者が最も偉大な存在となりそれが基準となる…異形の者はそれ未満の存在となり排斥、若しくは追従を余儀なくされる…
もし俺達の世界で当てはめたとしたら?」
「……。」
「お前、…G-ディフューザーシステムを見た時どう思った?」
「……動物が、これ程までの技術を持っているとは…な、と。」
「…つまり、俺達とお前達は同等の知能…、だが。 見てくれはどうだ?」
「………。」
動物から、徹底的に進化して離れていった人間。見た目が、違う。
「あああっ……!?」
ウルフは手をマキアートの豊乳に当て、搾り上げる。
「…つまり、奴らの世界基準を、この世界で当てはめたら… お前は俺達より格下な存在だ。」
「そんな…っ でもこの世界では…まだそうは…」
「俺達の知能と奴らの知能は大体同じ…いずれそうなるだろうよ。」
「………」
マキアートの瞳が、格下を見る慢から逆らえない者への恐怖と変わる。
─そうだ。その顔が見たかったんだ。
だがそれは、一瞬だけで良い。今はそんな顔をしてる場合じゃない。させない。
「んな顔をするな…すぐそんな顔から変えてやる」
86アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:36:02 ID:8sYkDJSM
「あっ…」
顔から下腹部へと移動する。
太腿を掴み、股を開く。
「っ!」
「うわ…お前すげぇ事になってんぞ…」
激しく濡れる花弁。
「処女はそう簡単には濡れねぇと聞くが…それだとしたらお前経験あるんじゃねぇのか?」
「ないっ!」
「…嘘は良くねぇな〜?」
「あんたに言われたくないし、嘘じゃない」
「まぁいい、こうしてやらぁ」
そう言うとウルフは。
マキアートの花弁に舌を這わせ始めた。
「ギニャァァァァァァ!?」
「やらしい声出すな…?」
ざらりとした舌が秘所を舐め回す。
「ここもやんぞ?」
「なああああっ!?」
マキアートの秘孔にも舌を入れる。ザラザラとした感覚が、中にまで。
そのせいなのか、花弁は蜜をさらに滴らせる。
「ああっ! やめっ…やめ…っ、てっ………!」
マキアートがそう言った瞬間、ウルフは愛撫をやめた。
「!?」
「はい。やめてやったぞ?」
「………」
マキアートは一瞬、物足りなそうな顔をする。
それをウルフは見逃さない。というより、この結果は分かってやった。
マキアートも、結果が見えてはいた。しかし、微かな理性でそう叫んでしまった。
やってはいけない。自分が貫いたものを捨てるのか。
しかし。やめられた途端、快楽を求める欲望は、再び擡げて来た。
「………物足りない、って顔だな」
「…………」
「言えよ? 何して欲しいんだ? 俺に?
…死んでも言わないって、顔すんじゃねぇ」
顔を近付けて、ニヤリ、と不敵に笑う。
「…素直になっちめぇ。 いつまでも過去に固執するなど…俺が拭ってやる。」
「………くださ…」
「あ?」
「もっとやって…下さい。もっと私に…! 気持ちいい事して…っ!」
「おーし、分かった。 じゃあ…もう良いよな?」
ウルフはすっかり膨張した自身を彼女に突きつける。
「っ!」
「これ…お前ん中挿れんぜ?」
「…そ、そんなのっ!」
「大丈夫だ…舐めるよりも気持ち良い…。経験あるんだろ?」
「だからっ!」
「お喋りはもう終わり。…挿れる」
「ま、待てっ! せめて指入れて慣らせ…、!?」
ウルフは自らの指を見せる。
彼の牙にも負けないくらい、鋭利な爪。
「…お前こんなの入れて欲しいのか? グッチャグチャになるぜ? それか相当なマゾだな」
「………。」
「兎も角挿いれんぞ」
「や、やだぁぁぁ! 私はまだ経験なんかっ!」
「んじゃ俺様がこの中挿れて本当にお前が処女なのか証明してやる」
「イヤァァァァァァァァ!!」
87アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:36:59 ID:8sYkDJSM

「んっ、んあああああああっ!!」
破瓜の痛みに絶叫するマキアート。涙が溢れる。しかし、一方ウルフも…
「………。お前、…本当に処女だったんだな…」
まさかこのセクースカムカム女が本当に処女だとは思わなかったのである。性的虐待から男嫌いになるというケースは多々にあるからだ。
(「性的虐待されて、嫌悪したけど…本能的にはその快感が忘れられなくて誘う様な格好していると思っていたが…元々かこいつ」)
「痛い痛い痛い痛い痛いっ! 抜いてくれぇっ!」
中が、ギュウっと締まる。その時だった。
ウルフは急な快感に襲われた。
「ぐおっ!?」
がっちりとモノを掴み、更に貪欲にグイグイ引っ張っていく。
「何だ!? こン中は!?」
「うあああああ!」
「まさか…!これは…!」

………『名器』。 たった一握りの女性が持つとされる女性器…。

「………男嫌いなのに名器持ちとは…! 皮肉なもんだ…!」
「うっうっ…ああ…」
この事実をマキアートが知っていれば、間違いなく彼女のトラウマだっただろう。
男を嫌悪する自分。その身体が、男を喜ばせるものだったなんて…
ウルフは過去に相当場数を踏んでいはいるものの、この名器の前に為す術がない。
「くぉっ…! 出る…っ!!」
「で、出るって…や、やだぁ!」
ドクッドクッドク………
「い、いぎゃあああぁぁぁ!!!」
あっさりと速く達してしまった。
白濁を放たれた嫌悪感にマキアートは身を捩る。
「畜生…! この俺様が速くにやられるとは…!」
絶望感から惚けた顔をしているマキアート。
そんな彼女の中は、更に動きを続ける。
まるで、放たれた白濁を子宮へと引き込もうとする様な動き…
ウルフは一気に硬さを取り戻した。
「そうは…させねぇ!」
「うわぁっ!?」
彼女の腰を掴む。グッ、と動きに逆らいギリギリまで引き抜く。
それさえも快感に感じる。が、今のウルフの目的は彼女自体にも快楽を与える事だった。
ズゥンっ!
突き刺す様にピストンを叩き込む。
「いや゛ぁぁぁぁぁ!?」
「まだまだぁ!」
「うぁぁあぁっ!」
叩き込みを何度も何度も繰り返す。ただの打ち込みではなく、マキアートを攻める様に。
そのうちに、マキアートは自らの異変に気が付く。痛みだけではない、何か…。
(「何か…なんかヘンッ!」)
まるで、奥から込み上げてくる…。
そのうち、マキアートからも動き出していた。
「おっ、お前も動き出してんじゃねぇか…!」
「ち、違っ…」
「違わねぇ! 現に俺が見ている! 現在進行形でな!」
「い、イヤァァァ…」
マキアートも動き出した事により、お互いに与える快感はより激しく。
奥から込み上げてくるものは、更に大きくなる。
彼女の中も、未だ男を子宮へと引きずり込もうとする。
「アッ! アアアアアアアアッ、アアア!」
「グゥゥっ…! 出るっ!」
88アクアオーラ  ◆lZX/LBnOB. :2008/08/01(金) 23:39:31 ID:8sYkDJSM

マキアートの身体が跳ね上がる。
(「何っ、なんなのこれはっ!?」)
跳ね上がった後も、快楽は身体を渦巻く。
グンっ、と中にあるウルフが体積を増し、…更に大量の白濁を放った。
「くはぁぁ!」
子宮内へと流れ込む白濁…。その熱さで、白濁内の精子達が全身にまで行き渡っている感覚まで感じる。
………意識が遠のく。

すっかり気絶したマキアートの身体を、ウルフはペロペロと舐めていた。
「良い女なのに…な。勿体ねぇ奴」
だからと言って、今更他の男に引き渡す気など起きない。
ウルフ自体も、彼女を意識していた所があった。
─レオンに呼び出された時のことが過る。
『ウルフ…あの女、戦闘中にも関わらずボサッとしていたな…。』
『…そうか。』
『奴は俺がすぐ助けた…なんかボサッとしている間、奴はお前のことを見ていた。
…そう言えばお前が確かアイツの視線が気になる…と言っていたからな。お前にその点を言っておこうと思って』
『あんだ?』
『…フフフ。パンサーの考えがやっと理解出来たかも知れん。 ウルフ、まさかお前は奴を』
『ち、違ぇ! そんな意味でアイツを意識していた訳じゃねぇ』
『ま、最初は第一印象最悪で始まるのが少女漫画、だな』
『こら! レオン!』
『若い女が嫌とて、アイツは良いと思うぞ。ハハハハハッ』
不敵に笑ってレオンは去って行く。
恋の始まりとは気付かず、落ちていた。
「若い女は好きじゃねぇ…。 だがお前だと…何でだろうな」
満月色の髪を撫でる。自分達とは違って、とても長い毛。
彼女とどう、今後付き合っていこう。
それこそ、少女漫画の様に甘く愛し合うか。否、そんなのは詰まらない。
すっかり心を支配して、自分専用の女にする?飴と鞭の使い方が重要になる。
いや、反抗的な心をそのままに、身体だけを落とすか。あの反抗的な瞳を、一気に快楽に落とす。
…考えれば考える程、面白くなって来た。
ヒョイ、と彼女に服を着せて抱きかかえる。

彼女の部屋は、幸い鍵がかけられていない。
ベッドに彼女の身体を乗せる。
「愛してるぜ、マキアート。 …俺なりの方法で、愛してやる」
そう呟いて、彼女に軽く口づけて。
狼の男は、部屋を出て行った。
(fin)
女主が歌ってた曲、TOKIO「ハートを磨くっきゃない」。
レオンとの会話の回想の後にもその曲内のフレーズ入れてます。
89名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 15:53:25 ID:FxKl1fI3
保守
90名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 22:26:26 ID:JuokgTJ1
>>67
亀だが、昔スレあったよな?
91名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 00:23:14 ID:+caAYLYk
ついでにあげ
92名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 20:53:39 ID:FAqVHhoT
ほしゅ
93名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 07:54:02 ID:v99Z9Ooi
ウィッシュルームとかこないか期待してる
自分はかけねぇしなぁorz
94名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 10:53:57 ID:Awi6Jh3y
あの宿のおばさんの若い頃か
95名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 04:16:21 ID:t70KqiMj
喋れないミラたんを無理矢理喘がせるんですね!

ああ…ミラの声初めて聞いた…
96名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 00:50:24 ID:ATA3t0XU
保守
97名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 22:13:26 ID:WJLFn368 BE:763826764-2BP(0)
保守
リップたんかーいいよおお
98名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 22:27:58 ID:NSu1dvY2
キャプテンレインボーは夢が広がりんぐ
でもあのリップは少々…w
99名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 21:21:38 ID:rBQpwFSN
過疎保守
100名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 16:28:52 ID:XC1iXUL6
あげ
101名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 04:13:38 ID:VYMOHgP2
age
102名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 07:28:41 ID:x+eigabt
3ヶ月近くもまともな書き込みないんじゃもう需要ないだろこのスレ
103名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 19:33:38 ID:61EZ/P2e
             ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            (・ん・メ)<   >>1
           /⌒ゝ ヽ丶⌒ヽ \____________
          丿   ⌒ ヽ⌒ヽ\
         (  /ゞ  人 丿 |
          \ \\  ヽ ) 丿
           ノ ノ |  ヽ ) ヽ_
           彡 / ヽ  二つ_ミ
            /   丿ω( \
            <   /   ゝ  >
            ヽ  ソ    ゞ 丿
           _) ノ    ヽ  (_
          (__ヽ)    (ゝ__)
104名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 19:34:33 ID:3Q2w3gkU
ここが新たな任スレフロンティアか
105名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 19:35:14 ID:61EZ/P2e
元祖任スレ植民地ですね
106名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 19:37:09 ID:8MANh3Kt
シコるか!
107名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 19:47:47 ID:6WTAgf3m
久々に!
108名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 20:30:50 ID:61EZ/P2e
な!
109名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 12:54:34 ID:z/EG1kVw
ソーマブリンガーはここでいいの?
てかソーマブリンガー少ないな
人気ないのか
110名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 18:48:44 ID:OV8NdyfV
>>109
任天堂ゲームの専用スレがない作品はここで。
ソーマは今のところないようなのでここでOK


スマブラスレも過疎ってるよー。
111名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 21:11:59 ID:mhZdrho7
111
112名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 12:21:43 ID:J7SUg/r/
Q.じゃあWiiで何が遊べるんですか?

A.
10月に遊べるWiiの新作ゲーム1位
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081003/music12.jpg
10月に遊べるWiiの新作ゲーム2位
http://www.famitsu.com/game/coming/__icsFiles/artimage/2008/09/01/pc_fc_n_gs/03_2.jpg
11月に遊べるWiiの新作ゲーム1位
http://japan.gamespot.com/i/product/10295690/b008.jpg
11月に遊べるWiiの新作ゲーム2位
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081201/fs09.jpg

PS3で忍道対戦アクションゲーム
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081031/naru11.jpg
PS3で三国+戦国キャラで無双OROCHI Z
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080326/msr19.jpg
PS3で時代劇を舞台にヒートアクションゲーム
http://japan.gamespot.com/i/product/10291411/b035.jpg
PS3でSRPG+TPSアクションゲーム
http://japan.gamespot.com/i/product/10278796/b212.jpg

     /在日堂\ 
三 .゚・。|・゚・。O-O。|・゚・   PS3は撤退しろ!PS3は撤退しろ!
 三┌|6#)'e'( ::|┘    PS3の撤退はみんなが望んでる!!!!
     `‐-=- '
      /  >
113名無しさん@ピンキー
過疎