アニメも好評のうちに終了し原作も大好評連載中、PS2版も絶賛発売中の「らき☆すた」でエロいの行ってみよ。
☆カップリングは自由
☆基本的に百合マンセー
☆801は禁止(と言っても男キャラあんまいねぇ)
☆投下した作品の保管を希望しない場合、前もってその旨を知らせること
※マナー等※
※割込みを防止するため、書き込みや投下の前等にリロードを。
※荒らしや煽り、気に入らない人・作品等はスルーで。
※グロやSM、鬱モノなどの過激な内容は断りを入れてから投稿する
※読者=主人公の作品(いわゆる俺キャラもの)についてはNGワード指定や断り文を確実に。
※480KBまたは950レスのどちらかに近づいたら、次スレの準備を。
■みゆきさんの一言メモ
・投稿の際に、メール欄に半角英数でsageと入力すると、スレッドを上げずに書き込めます
『sage』では有効になりませんので、全角・半角を確認してください
・スレッドの閲覧・書き込みは、絶対ではありませんが専用ブラウザの使用を推奨します
これにより『人大杉』のエラーが回避できます
・SS投下は、一度メモ帳やワードパッドなどで書き上げてからまとめて投下してください
投下間隔があくと、他の方がレスできなくなってしまいます
マターリはぁはぁしましょうか。
☆まとめサイト(管理人と職人に感謝!)(避難所の行方はここ参照)
ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1.html ☆派生サイト:てけてけかなたさん伺か化計画
ttp://neo-experiment.hp.infoseek.co.jp/index.html ☆前スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ44
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209171600/
かがみがレイプされて泣き叫ぶのがかなり・・・
かがみ本人をレイプするよりも先にかがみの目の前でつかさやこなたを犯すんだよ。
『わたしが身代わりになるからもう止めて!』と泣き叫ぶかがみ萌え。
むしろかがみ⇒こなた、ゆたか⇒こなた前提でつかこなとか見たい
2人から交際していることを告白されて、表面では祝福するけど頭の中がカオスで
こなたorつかさが泊まりに来た夜に隣の部屋からこなたの喘ぎ声が聞こえてきて、耳を塞いでも聞こえてくる現実にどす黒いものが溜まっていき
でも実はつかさが一番こなた依存度が高くて独占欲の塊でもあるという話が見たい
レイプもいいが、
書く場合は「必 ず 前 に 注 意 書 き」
ヤンデレもそうだが、何度「後注意書き」や「注意書き忘れ」に煮え湯を飲まされたことかorz
うおう、昨夜新スレが立っていたとはびっくりだ。
>>1乙じゅしたー。
そして
>>10に同意。自戒も込めて同意。
こなたがかがみに冗談半分でじゃれてたら
かがみが本気モードになってこなたを襲うシチュは宇宙の真理ね
アク禁解除キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
短い話ですが即死避けもかねてこちらでよろしいでしょうか
・非エロ
・こなた&かがみ
・2レス
15 :
オタクサ:2008/05/07(水) 21:04:28 ID:QG2bvuiS
「よくもこんなに散らかせるものね」
かがみの指摘したとおり、こなたの部屋はとても散らかっていた。具体的に表現するならば、
足の踏み場もないほどに。
「いやー、昔のあずまんがものの同人誌を読みたくなって押入れを漁ってたんだよね。それで
いろいろグッズを見つけたりして懐かしんでたらついそのまま寝ちゃって」
そんなわけで、こなたは客であるかがみを半ば放置しながらそれらを片付けていた。
「私が来るってわかってるんだから片付けとけよな」
せっかく二人きりなのに、という言葉を飲み込む。
別にトキメキやらドキドキやらを求めているわけではない。ただ、こなたの方から招待した
のだから自分に構うべきではないかと思っているだけだ。ここにかがみしかいないのはこなた
がつかさやみゆきを呼ばなかったためであって、その意味を多少深読みできなくもないが、
私はあくまで友達の部屋にいるだけなのだから――と自分に言い聞かせる。
「これだけ集める情熱はどこから出てくるんだか」
明らかに他の漫画を題材にしたと思われる同人誌も散乱しているあたり、あずまんがだけ
では済まなかったと思われた。
「あずまんがは当時1、2を争う人気作だったからネ。同人誌もいっぱい出てたよ。その後の
萌え四コマ漫画の基礎になったとも言われてて、きららみたいな四コマ雑誌ができたのも多分
あずまんがの影響だと思うよ。いやあ、私もハマったなぁ。ほら、DVDも一年生編二年生編
三年生編で別れてるやつと全6巻のやつの両方あるよ。あ、こっちはちまこれとスイングだね。
キャラソンとトリビュートアルバムもあるし……これはひめくりで……」
かがみもこなたに勧められて漫画を読んだことがあったが、この関連商品については全く
わからなかった。熱心に萌えを語るこなたを尻目に、ただ呆れていた。
「私も高校生になったらこんな高校生活送りたいと思ったもんだヨ」
「こんなって、普通の生活じゃない」
「でもなんか違うような気がするんだよねー」
「そりゃそうでしょ」
その漫画には飛び級で入学してくる女の子が登場する。こなたがどのレベルまで『こんな
高校生活』を求めているのか、かがみにはわからなかった。
「でもマリみてみたいなのも憧れるよね。『お姉さま……』って」
「あんたね……」
つい三秒前まであんなにもあずまんがが好きだと語っていたのにこれかと突っ込みたくなる。
こなたの整理整頓が進んで、とりあえず歩けるようになったので奥まで入ってベッドに腰
かけさせてもらった。
「私だったらかがみをスールにするね」
「同学年はスールになれねえだろ」
「どうせ妄想なんだからいいじゃん」
あずまんがグッズを片付け終わって、今度はマリみて関連のものを片付け初めていた。
同人誌は段ボールに詰めて、フィギュアはフィギュアでまとめてそっちへ。他の作品の
フィギュアも混ざっていて、かなり混然としていた。
「第一期は深夜で第二期は早朝に放送って珍しいけど、次はいつ放送するんだろうなぁ。そう
いえば第二期のタイトルは『春』だったけど、最後のレイニーブルーとパラソルをさしては
梅雨の時期だよね」
『レイニーブルー』と『パラソルをさして』とは、作品中のエピソードのサブタイトルである。
アニメでは大事なシーンをカットしていたりするから原作も読んでくれ――と、いつもの
かがみなら言っていたかもしれないが、考え事をしていてそれどころではなかった。
(こなたって飽きっぽいの?)
こなたがどんなにあずまんがにハマっていたか、ついさっき語ってみせた。それにも拘らず
今度はマリみての話だ。普段の行動を見る限り、そのマリみても今はそれほど熱心ではない。
そのレイニーブルーの中で紫陽花の花言葉について言及するシーンがある。――移り気。
オタクは移り気だ。熱心に集めていたであろうグッズも、今は押入れの中。
それならば、いつかは――
いつかは、自分も飽きられる?
いつか、当たり前に親友と言える間柄ではなくなるかもしれない。その時、こなたは他の
誰かに……。
16 :
オタクサ:2008/05/07(水) 21:04:59 ID:QG2bvuiS
「――み? かがみ?」
「うわっ!」
いつのまにか、こなたが目の前にいた。
「ごめん。やっぱりかがみがいるのに放っといちゃダメだよね」
「そういうわけじゃないわよ」
いや、本当はそういうわけなのだ。他のことに気が移って欲しくない。
「もう、かがみはツンデレだなぁ。構ってほしかったんだよね」
「こ、こら!」
いきなり抱きつかれて困惑した。このままかがみが後ろに倒れれば、そこはベッドなのだ。
本心をわかってくれているなら、むしろこのまま押し倒――
「な、何やってんのよ!」
それはむしろ自分の妄想への突っ込みだったのだが。
「まだ整理が終わってないからさ、自由に動けるのがベッドの上しかないんだよネ」
そして、かがみの妄想は現実になった。こなたの体重に抑えられて、かがみは自由に動け
はしない。その事実に、心臓が早鐘を打つ。
「オタクだからついついこっちに夢中になっちゃったりするけど、ちゃんとかがみのこと
好きだよ」
「……信用できないわよ」
たった今、移り気なところを見せられたばかりなのだ。それに、こんな展開になるなんて
全く考えていなかったからいきなり好きなどと言われても困る――というポーズをとる。
自分の本心を認めず、こなたのやってることに振り回されているだけと言い訳を続ける。
「信用してほしければ行動で示せと。かがみも大胆なこと言うね」
「言ってないわよそんなこと!」
実質、言ったようなものなのだが。
「じゃあ、マリみて風に」
かがみを押さえつけたまま、こなたの唇がかがみの唇の少し左に近づいてきた。それは、
マリみての作品中で行われたキスである。
「ちょ、ちょっと、何考えてんのよ!」
「……ダメ?」
残念そうな顔で聞いてくるこなた。
「……そのキスって餞別のシーンじゃない」
そのようなキスは作品中で二回行われ、かがみの言うようにそれは二回とも餞別の意味を
込めたものだった。
だから、そのキスは相手を信用させるための行為には成りえない。かがみは――あくまで
表面上は――そういう意味で抗議したつもりだった。
「そっか、そうだよね」
こなたはそれをキスをするならちゃんとやれという意味で解釈したようだった。
「……!」
かがみが再び抗議する暇もなく、二人の唇が重なった。
柔らかかった。暖かかった。
キスをするというたったそれだけのことに、興奮し、息が荒くなり、目眩がした。
不意にこなたの唇が離れる。その唇が言葉を紡ぐ。
「信用してくれた?」
「……信用してあげるわよ」
この期に及んで『しょうがないから』というポーズをとるかがみに、こなたは反撃する。
「私も信用させてよ」
「うっ……」
かがみがキスをし返すまでの十数分間、こなたはかがみに被さったまま無言でせがみ続けた。
後日。
「紫陽花の花言葉なんて考えてたんだ。意外に乙女ちっくだね」
「意外ってなんだ意外って」
「知ってる? 紫陽花って他にも花言葉があるんだよ」
「そうなの?」
「うん……『強い愛情』って」
−終わり−
17 :
3-283:2008/05/07(水) 21:06:24 ID:QG2bvuiS
ちなみにオタクサというのは紫陽花のことです。
いや、厳密にオタクサ=紫陽花というわけではないのですが
説明すると長くなるので。
前作「大切なひと」を書いて思いついた話でした。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
>>12 いい事を言った!!!宇宙の真理誕生の瞬間!!!!!
GJ!
いかにも短編らしい気の利いたお話でした
>>17 や・ら・れ・た・っ!
花言葉に学名に、ダブルトリプルと意味を重ねる手腕に脱帽です。ごちそうさまでした。
で。最後にみwikiさんから一言。
「1824年に鳴滝塾を開き、日本医学の礎を築いたシーボルトにちなんだお話ですね。
彼はお滝という女性との間に娘をもうけているのですが、紫陽花を新種として登録する際に
彼女にちなんで『オタクサ(お滝さん)』と名づけたのではないかといわれているんですよ」
>>12 それってもう、辞典に載せてもいいくらいのレベルで「宇宙の真理」だと思う
>>17 超GJ !
新スレ一発目からこんな良作読めるなんて景気がいい
こなたとかがみが親友以上恋人未満な関係になったら、絶対こんなシチュが二人に訪れると思うw
こなた「ハァハァGJ!」
かがみ「ハァハァGJ!」
みゆき「いや〜王道ってやっぱりいいもんですねだばだば」
つかさ「花言葉は『どんだけ〜』」
>>17 感動した!!
短いのに面白くてGJとしか言えない自分の語彙力の無さに
ちょっと切なくなりつつGJです
>>17 GJ!
なんだかここしばらくスレのおかげで花言葉をいろいろ知ることが増えてきた。
普段はそんなのまるで考えないからなぁ…
でもなんで同じ花で複数の花言葉があったりするんだろ
>>20 みつき(MIYUKI-02)
「あと、オウムに言葉を教える時の『オタケサン』というのも、シーボルトの奥様のお滝さんのことだと言われていますね。
シーボルト事件で彼が国外退去となった二年後、お滝さんは再婚してしまったのですが、その後もオランダから船が来るたび、
その人ごみの中にシーボルトを探したそうです。
再婚した後も、お滝さんがシーボルトを変わらず愛し続けていたとすると……少し、悲しい話ですね」
26 :
42-519:2008/05/08(木) 01:01:51 ID:jAUuTVwl
誰も居なかったら5分後に投稿してみますね
注意事項として
・続き物です。長くなりそうです。
・終始憂鬱な話しです。とくにゆたかとかがみ。
・苦手な方はスルーお願いします。
>>26 とっくに5分以上経っている件
寝ちゃったのかな?
すみません、パソコンがぶっこしてて投稿できそうもないみたいです。
規制されるはぶっこするわであれですが
また後で投稿いたしますね
まさか地震で何か・・・?
>>28 ありゃりゃ。お大事に(?)
またお会いしましょうw
>>29 さっきの地震、最大でも震度2だからそれはなかろうw
>>30 震度2だったのか、見てるスレほぼ全部でみんな地震のこと書いてたから結構大きいのかと思ったw
愛知はいつもと変わらず至って平和でした 東海大震災?なにs(ry
関東で緊急地震速報を見たのなんて初めてだ
>>30 でも以前、BIG-serverが結構大きな地震の前に大規模ダウンしたこともあったからもしや……
どうせこのスレ見てる奴だと思うから一言言わせてくれ。
該当者以外はスルー推奨。俺の相手をしたらこのスレ荒れるぜ。
おい!テメー!らき☆すたでTSモノとか希望してんじゃねーよ!
面白いと思ってやってんのか!だとしたらマジで死ね!!
TSがなんで嫌われてるのかって、てめーみたいな厚かましい奴が居るからなんだよ!!!
ホントに死ね!!リアルで死ね!!!!
「きゃっ!! 地震の揺れのせいでこなたの唇を奪ってしまいそうだわ!!」
「ひゃっ!! 地震の揺れのせいでこなちゃんの制服に手を突っ込んでスポーツブラ越しに胸を揉みしだいちゃうよ!!」
「あぁ!! 地震の揺れのせいで泉さんのスカートの中に手を入れてかき回してしまいます!!」
「うぉ!! 地震の揺れのせいでちびっ子のお尻をおいしくいただいちゃいそうだってば!!」
「きゃっ!! 地震の揺れのせいで泉ちゃんをメレンゲまみれにしてメレンゲごと食べてしまいそう!!」
「ふぁ!! 地震の揺れのせいでこなたお姉ちゃんの足を隅から隅まで、それこそ太ももの付け根とか足の指の間まで舐めちゃう!!」
「あ……地震の揺れのせいで、泉先輩を拉致監禁してしまいそう!!」
「Oh!! ジシンのtremorせいで、コナタの腋の下を舐め回してしまいそうデス!!」
「アッー!! 地震の揺れのせいで泉先輩総受けの同人誌を一冊書き上げてしまいそうッス!!」
「うぁ!! 地震の揺れのせいで泉をお持ち帰りしてあんなことやそんなことをしてしまいそうや!!」
「あっ!! 地震の揺れのせいでこなたちゃんをうちに連れ帰って手錠で束縛プレイしちゃいそうでお姉さんびっくりだ!!」
「きゃっ!! 地震の揺れのせいでこなたとうちのベッドで神聖なる親子の目合をしてしまいそう!!」
「ちょ、ちょっと!! みんな待って……ひゃぁあぁああぁぁあぁぁぁああああん!!」
みんな地震の揺れのせいなのでしかたありません。
地震か……公園じゃソンナノカンケーネーだネェ(=ω=.)
フェチもずいぶん久しぶりのようなきがするヨ
たまりにたまったみんなの分、頑張れこなつー……サササ……
うふふふふ
私がこなつーに反応しない事を忘れたのかしら?
>34
かなたさん自重
>>32 スレ的に重要なエリアだと
震度4:春日部
震度3:東京23区 さいたま大宮 幸手 鷲宮(東北〜関東周辺までの広い範囲)
M6.7 40km 最大震度:5弱
といったところか。
M6.7っていうとかなり強いな。
40 :
本日の覚醒:2008/05/08(木) 11:48:16 ID:nklAV6xb
>>37 やっぱりかがみだけはここにきたんだね……
さすがはわが嫁……そんなかがみに
性欲を持て余す
バルバルバルバルバルバルッ!!
かがみの匂いを……嗅いでやるッ!
かがみの全てを……舐めてヤるッ!!
41 :
ふた☆自重:2008/05/08(木) 20:24:18 ID:nJJNL6/D
キタ━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━ッ!!
こなかがの正常接合キタ━━(゚Д(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━!!!
これでレズの唯一の懸念点であった後継者問題も一挙解決ですね(゚∀゚)b
こなたがこな☆フェチに感染してこなつーに××とかしたら面白いことになりそうだとか考えてるバカヤローですはい。ちなみに書くのは初めてです。ROM専でした。
ここって投下時以外じゃハンネ使わなくていいんですよね?てゆーか携帯から投下って可能ですか?
ここのルールがわからんうちはおちおち投下もできやしないです……投下って言葉も合ってるかどうか……
とにかく、激しくバカヤローなわたくしめにいろいろと教えていただければ幸いです。
>>41 ktkr!!!!!お絵かき掲示板でもおもったけど
絵もUMEEEEEEEEEEE!!その才能に激しく嫉妬ww
>>43 投稿時以外はコテつけなくてもおk
携帯からでもルールさえ守れば大丈夫。かくいう私も最初は携帯からの
投下ですた
>>41ケータイからじゃ上手く見れないっス……
ここって基本はsage進行ですか?
47 :
19-04:2008/05/08(木) 20:58:58 ID:nr8EOW6V
>>46 すいません、まったく読んでませんでした……
とりあえず、お土産といってはなんですが、エロモノ書いてみたので置いていきます。
注釈としては……こなたが究極に受けです。好まない人のが多いかもしれません。
ちなみに初めてのエロモノで、様々な方のSSを参考にさせていただきましたことを先にお詫びさせていただきます。
「あああああ〜〜! うまく描けないっス〜〜〜〜〜!!」
両手で頭を何度も掻きながら、田村ひよりは自分の机に突っ伏していた。
今の彼女はさながら締め切り前の漫画家……いや正にその通りであった。
同人作家の彼女、締め切りは明日。今日中に仕上げなければいけないのだが……いかんせんうまく描けない。
「うぅ〜……どんな感じなんだろ……」
『16歳』であるにも関わらず、ひよりが描いているのはR18指定のアブナイ百合本。
もちろんひよりにそんな知識などなく、上手に表現することは不可能に近い。
「……そうっス!」
何か閃いたひよりはおもむろに携帯電話を取り出した。
☆
「――…ということなんスよ……」
「ふむふむ、なるほどねぇ。それで私を呼んだと」
ひよりが電話で呼び出したのは先輩の泉こなた。
女性でありながらいろいろなエロゲをやり続け、更にはR18同人誌を普通に読み漁っているこなたなら、この現状を打破できると思ったからだ。
アドバイスを頂こうと、自分が陥っている状態を全て話したひよりは、次のこなたの台詞を待った。
「で、どんな描写が描きたいの?」
「ぐ、具体的に言うなら、責めてるところが……ふ、二人でならなんとか描けそうなんスけど……」
ふむと唸り、自分の顎に手をやるこなた。
そして次に彼女が放った言葉は、衝撃的な一言だった。
「やっぱり一度体験した方がいいよ。私が受けやるから、ひよりんは責めて」
「………………は?」
ひよりはきっかり3秒硬直した後、『ボフッ』という音がしそうな勢いで顔を真っ赤にした。
「ななななっ!! 何言ってんスか!?」
「時間がないんでしょ? この方が手っ取り早いじゃん」
ゆっくりと服を、スカートを脱いでいき、あっという間にショーツとブラ姿となる。
ブラのホックに手を掛けたところで、ひよりは後ろを向いた。
「ちょ、先輩!! 早く服着てくださいよ!!」
「ひよりんが描こうとしてるのは裸でしょ? 着たらイメージに合わないじゃん」
「で、でも、先輩……」
「私はいいって、自分でヤり慣れてるし。ほら、こっち向いて」
しばしの沈黙。そしてひよりは、ゆっくりと振り向いた。
「わ……」
こなたはすでにショーツも脱ぎ捨てた後だった。生まれたままの姿で、そこに立っている。
「さ、好きにしていいよ」
そう言って床に身体を投げ出す。こなたの幼い秘裂が、ひよりの目に飛び込んできた。
ごく、と喉を鳴らし、ひよりはこなたにゆっくりと近づいた。
「す、すぐに下から行くっスよ。む、胸はお兄ちゃんにやってもらってるから、なんとか……」
「わかったよ、ひよりん。てか何気に凄いことしてるネ」
こなたの足を左右に開き、秘裂の目の前で正座をする。
そこは綺麗なピンク色で、『ヤり慣れてる』というわりにはキレイすぎで、処女膜もしっかりあった。
「膜は破ってないんスね」
「あ、当り前じゃん。そればっかりは……」
「じゃあ……行くっス」
「あ……」
ひよりはおもむろに手を伸ばし、彼女の幼い秘裂に指を入れた。
「ひゃあ!」
「へ!?」
こなたの身体がぴくんと小さく跳ねた。
思わぬ反応に、ひよりは目をぱちくりさせる。
そして頭をフル回転させ、辿り着いた結論は……
「せっ、先輩……! ヤり慣れてるとかいいながら、ホントは初めてなんじゃないスか!?」
「あ、いや……その……」
ひよりの指摘に顔を真っ赤にして、こなたは申し訳なさそうに胸の前で手を合わせた。
「ご、ごめん……ひ、ひよりんの言う通りだよ……な、なんか怖くて……自分でしたことも、ない……」
こなたの肩が微妙に震えている。未知の領域に足を踏み入れることが、ちょっとだけ怖いのだろう。
まさか、ソッチ方面に精通してるはずのこなたが初めてだとは……信じられなかった。
「で、でも……いいよ? 私の『はじめて』……もらっても」
「――!!」
可愛い。
指先をツンツンさせるこなたに、ひよりは所謂『萌え』を感じた。
それは……ひよりの理性を崩壊させた。
「先輩……!」
「ひ……あひゃあああ!!」
いきなり秘裂に舌をねじ込まれ、エビがごとく身体を仰け反らせる。
もちろんエビのように180度は曲がらず、せいぜい30度くらいか。
いきなり舌をねじ込まれたことにより、慣れているどころか本当の意味で処女だった『そこ』での快感が一気に押し寄せてきた。
こなたの頭はスパーク寸前。何かを考えようとしても、快感で一瞬にして頭の中が真っ白になる。
秘裂からはすでに大量の液体が流れており、それをひよりが音をたてながら味わっていく。
「あああぁぁあぇえああっ! ひっ、ひよ、りぃぃぃぃん!! し、舌!! 舌離してぇぇえぇぇえ!!」
それでも、こなたの両手は股間にあるひよりの頭に果敢に向かっていく。
意識を失いそうになりながらも、先輩としての意地だろうか、それだけは絶対にするまいと思っていた。
だが……その意地も長くはもたなかった。
「ひぎ!?」
ひよりがこなたのクリトリスを軽く噛んだのだ。
その瞬間、こなたの理性はブっ飛んだ。
「ひやああぁぁぁああぁあああああ!!?」
快感という名の洪水が起こり、こなたの脳を駆け巡る。秘裂は大量の液体を吹き出し、ひよりの顔面に直撃。
理性という名の堤防は決壊し、こなたの意識はそこで途切れた。
「……ん……」
カリカリというリズミカルな音で、こなたは意識を取り戻した。
頭がぼんやりとしている。視界も微妙に霞んでいる。
(……えと……なに、が……起きた、ん……だっけ……)
ここで、自分が正常な思考回路を有していないことに気が付いた。
考えている内容であるにも関わらず途切れ途切れ。それでも意識をかき集め、先ほどまで何が起きていたのかを思い出す。
「……あ……///」
だんだんと思い出していくに合わせて、こなたの顔が紅潮していく。
顔をあげ、椅子に座ってペンをはしらせるひよりを見て、こなたの顔はトマトのように真っ赤になった。
「ふ、は……あ、あああ……いいっス……」
空いた右手で自分の秘所をいじるひよりの姿が、目に飛び込んできたのだ。
(……)
薄れゆく頭を必死にフル回転させ、次に自分がすべきことを弾き出していく。
そして……
「デリィィィィィィト!! こんな恥ずかしい記憶、今すぐデリートじゃあああああ!!!」
「ひゃわわわ!?」
某インターネット犯罪集団の如く絶叫した後、またも意識を失ってしまった。
次にこなたが起きた時、先ほどまでの出来事に対する記憶はキレイさっぱり消えていたという……
52 :
19-04:2008/05/08(木) 21:07:03 ID:nr8EOW6V
……なんか、いろいろとすみません。必要レス数も書き忘れてたし、上手く書けた気がしない……
とりあえず、俺が愛するのは『こなた受け』であります。
53 :
ふた☆自重:2008/05/08(木) 21:24:13 ID:nJJNL6/D
>>52 ふふふ……あなたよくわかってるじゃないの……
こなたが受けに転じていく様はGJだったわ……
ただ……不満なのは……私が責めじゃない事くらいかしらね。
>>53 シキュ━━(゚Д(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━!!!
バッチリ中田氏はいりました━━(゚Д(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━!!!
これはもう、愛の結晶フラグ立ったね(・∀・)b
こなた、責任取れよ(゚∀゚)9m
>>53 こ、これは・・・妊娠してしまうw
てか会社でなんちゅー絵を描いてんだあんたはwww
>>57 ・・・まさか彼はエロゲの原画マンだと言いたいのかっ !?
59 :
42-519:2008/05/08(木) 23:18:23 ID:u8nmwSP1
準備している方がいらっしゃらなければ5分後に投稿してみますね。
注意事項として
・憂鬱な話です。特にゆたかとかがみ。黒ゆたか。
・続き物です。長くなりそうです。
・苦手な方はスルーお願いします。
もう何度目だろうと全身に感じる快楽の刺激に服しながら思う。
こうした陰鬱な生活。狂ってしまった生活。日常の小さな綻びから、傷口は修復できようのないまでに広がってしまった。
「どうして…そんな顔をするんですか?」
少女は私を心配そうに、なによりも誇らしげにみつめて来る。その手にはバイブレーターやら、ローター、性感を高めるローションが握られている。
堕天使のように、少女は残酷に微笑む。
「…あんたには、わからないでしょうよ」
私は強い拒絶をする。
少女は残念そうに小さな体躯を屈する。
「まあ、いつかは振り向きますよ」
そんなことは決してない。あるはずがない。どんなに篭絡されようと、心までは奪えまい。どんなに体を弄ばれても、私の気持ちまでは奪えまい。何をされようと、何を尽くされようと彼女に私がなびくことはない。
少女は私のぐちょぐちょとなった秘所に執拗にバイブレーターをあてがる。これえきれず私は喘ぎ声を発する。
でも、気持ちよくなんて決してない。そんなことを思いながら、私は絶頂を感じさせられた。
・
・
・
「かがみ…気分悪いの?」
泉こなたは、柊かがみの親友である。
太陽がさんさんと照りつける9月12日。
登校時につかさが一緒にいない理由を聞いたら「今日は風邪」とそっけなくいわれて、その雰囲気には人を寄せ付けないものがあった。
その話題には極力触れずにかがみと会話をしようとつとめたのが、肝心のかがみが何を話すにも上の空で、五分もたたないうちにこなたは諦めて黙ってしまった。
だから学校に着いたときはとても嬉しかったし、教室でみゆきにあった時はとても安心した。
お昼休みになってもかがみの行動が変わらないので、こなたは思い切って聞いてみた。
「別に…そんなんじゃないけど」
こなたは「ツンデレモード?」という言葉が口元まででかかっていたが、そうした空気でないことも理解していたので、心の奥に引っ込めた。
かがみはそれ以上の言葉を返さない。仕方なく近くにいたみゆきに話しかける。
「みゆきさんはー、あの事件って知ってる?」
「あの事件…とは」
「えっと…桶川市だっけな? 監禁殺人事件」
その言葉にかがみの耳がぴくっと反応したことにこなたは気づかない。
「ああ、テレビでもよく話題になっていましたね」
「そう、それ」
みゆきは今朝の新聞でも読みました、といい、思い出すように付け加えた。
「確か十代の女の子が暴行された上で遺体となって発見されたんでしたっけ。 ……酷い事件でしたよね」
そうだね、とこなたは呟きながら憂鬱そうに、
「それでさ、その男がエロゲーやっててさあ。これでまたギャルゲーエロゲーアニメの風あたりが強くなると思うと、ねえ…」
「確かに昨今のメディアの報道には疑問点がありますね」
「みゆきさんもそう思う?」
「そうですね。私は検証していませんのでゲームやアニメがそうした凶悪犯罪をどの程度誘発しているかについては論じられませんが、どうにも作為的なものを感じてなりません」
「どういう意味?」
みゆきは内ぽけっとから携帯電話を取り出す。
ボタンを押して、メニュー画面を呼び出す。そこからデータフォルダを取り出し「資料」とかかれたフォルダをクリックした。
「例えば、最近話題になっている児童ポルノ禁止法の改正案です。
知っていましたか? あれって世論では賛成が反対を上回っているんですよ」
こなたは愕然と肩と落とす。るーとため息。
「あれかあ……私も某掲示板とかmixiiで見たけど、通ったらオタクの私涙目だよね
――でも賛成の方が多いんだね。私がみたかぎりだと自○党市ね!的な発言が多かったんだけど」
ほんと勘弁してほしいよと呻きながら。
みゆきはあはは……そうですねと相槌を打ち、
「この調査の方法が問題なんです。あれは個別の面接で聞いた結果だそうです。国家機関を名乗る人によったもので、それが個別面接方式であれば当然政府よりの回答になるんでしょうね」
こなたは関心しながら「みゆきさんは反対?」と聞いてみた。もちろん私は反対だけどね! と鼻を鳴らす。それはもう鼻を荒くして高らかに宣言する。われわれは自由だ!
「規制そのものは賛成ですが、改善すべきところも多い…でしょうか」
「さすがみゆきさんは優等生だね」
いえいえそんな、と謙遜する。顔を赤らめる。
昼休みのひと時である。
「…その犯人って、捕まったの」
かがみが俯いていた顔を上げてこなたの方に向けた。
こなたは驚いて振り向く。かがみは笑いもせず真剣な顔でこなたを見た。
「…かがみ、この事件知らないの?」
新聞の一面に出るような事件だ。普段から新聞を読んでいるかがみが知らないなんて、いくらなんでも不自然すぎる。本当に今日のかがみは魔にでも囚われたのではないのか。
「…別に私だって、知らないことはあるでしょ」
「ま、まあ…確かに」
思わぬ失言に口をつぐむ。
「うんとね…一応、まだ捕まっていない、と思う。そうだよね、みゆきさん?」
「ええ、そうですね。桶川市は県北ですから距離はあるとはいえ、気をつけたほうがいいかもしませんね」
「桶川市ってどこ?」
「大宮市から20分ほどです。私の住んでいる東京都からも、泉さん達の場所からも距離はありますが、用心に越したことはないかと。最近なにかとぶっそうですし…」
そうしてみゆきは数日前に話題になった障害未遂事件を挙げた。
まあ私はいざとなったら格闘技で地獄送りだけどね! とファイティングポーズを決めてシュッシュッと風切り音をさせた。
「――でもゆーちゃんは心配だね。あの子気が弱いし、体も弱いし」
「あれ? 泉さんと小早川さんと同居していたと思いますが」
ああ、うん、とこなたは言いにくいように淀み、んー、とか、えっと、とか場繋ぎ。
「ゆい姉さんがいろいろあって学校の近くのアパート借りたんだよ。もちろん一時的なんだけどね。それでまあゆい姉さんには残念だけど、きい兄さんは今も単身赴任中だからさ。
今だけゆーちゃん、ゆい姉さんと一緒なんだよ。なんだかんだいってもゆーちゃんも姉さんと一緒にいたいだろうし」
「みなみさんからも、聞いていませんでした」
「そうなんだ」
かがみはそのこなたを虚ろな目をして見つめていた。その瞳に光はない。
「まあ、気をつけるにこしたことはない…わね」
「かがみ…?」
誰に向けた言葉なのか、かがみはぎりぎり聞き取れるような声でささやいた。
五時間目は黒井の授業だ。かがみは予鈴がなるとすぐに「じゃあ私は、次移動教室だから」と立ち上がり、そのままでていこうとする。こなたが「ちょ、まってよ!」と叫ぶと後ろを振り向かずに留まった。
「つかさ…元気してる?」
えっと、そのと言葉を詰まらせる。特に理由もなく、冷たいかがみが心配で引き止めただけ。
結局朝聞いた言葉を繰り返す。引き止めた以上は何か言葉を発しなければならない。
かがみは扉の前に立ち尽くし固まる。
それから搾り出すように声を落として、
「大丈夫……ただの風邪だから」
抑揚のない、無機質な言葉が響く。他にかける言葉が見つからない。
「そっか…じゃあまた後でね」
それには答えずにかがみは教室の扉を閉めた。
がたんっ。
勢いよく閉めた扉が大音量を立てる。力を入れすぎたのか扉は跳ね返り、ほとんど全開状態にまでだらしなく開きっぱなしだ。その轟音に驚いて、一瞬静まり返った。
かがみは狼狽などせずに歩き出した。クラスはもういつもの賑やかな喧騒になりつつあった。
(へんですね。かがみさんの授業は生物じゃ――)
みゆきは去り行くかがみを目で追った。
一応かがみのクラスの時間割も頭に入っているみゆきは首をかしげる。
(――実験、なのかもしれないですね)
こなたにそのことを言わずに頭の中にしまっておいた。
きっとそれで合っている。嘘を付く必要なんてないはずだから。
それから数分後、あわただしく黒井が現れる。ぜいぜいとせわしなく喘ぎ呼吸を整えようと深呼吸をする。
「ああ〜すまんっ! 遅れた!」
「先生が遅刻するなんて威厳にかかる問題なんじゃ…」
「うるさい泉! うちだって忙しいんやで!」
「それとこれとは違うと思いますよ」
「ほほー…世界史の評定はいらないと」
「ちょっ! それ職権乱用ですよ!」
いつもの風景。見慣れた光景。
こなたは黒井と軽口をたたく。それに付随する哄笑。当たり前の光景だ。
「まあ、とっととはじめるぞ〜今日は210ページ、フランス革命からナポレオンまでや。
…この革命は自分らも知っている通りの有名な革命やが、1789年から1795年の六年が一番重要やから覚えておくよーに!」
黒井の説明をBGMにしながらこなたはノートと教科書を広げたまま机に伏してぼんやりとする。ふとかがみの行動が脳内でリピートされた。
「今日は『あの日』なのかな…かがみんも乙女だからね。別に隠さなくてもいいのに〜」
そりゃあ、いらいらするのもわかるけど、とばっちりはやめてほしい。
ごつん。鈍い音、頭部に感じずきずきとした痛み。こなたは頭を抑えながら顔を上げる。
「先生痛い…」
「次はコークスクリューをお見舞いするで?」
「せめて金龍飛にしてください」
こなたは瞳に涙を浮かべながら抗議をするがもちろん無駄。「いつかは教育委員会に訴えられるんじゃないか」と憤然としながらこなたはヒリヒリする頭を数度擦って右手にペンを持ち、長々と黒板に書かれた用語を板書した。
こなたは両利きだ。とはいえ右と左ではどうしても筆圧に差が出るので右利きが思うような「疲れたら左手」はあまりない。
校内中に定番の鐘音。今日はこれまでや、と歯切れのいい黒井の言葉を合図に学級委員のみゆきが号令をかけ、休み時間になる。
「疲れた〜 みゆきさん巨乳戦隊みかれんじゃーをやってよ」
「そ、それはどういう意味ですか? ……あと一時間ですよ、泉さん。頑張りましょう」
――当たり前や平凡。
脆弱すぎてすぐに弾け、泡のように消え去る。
失って初めて気づいた時には、もう戻れない。
66 :
42-519:2008/05/08(木) 23:32:19 ID:u8nmwSP1
というわけで、序章の1話です。
はじめにテーマありきで書き始めたもので、最初の方はすごくつまらないですが、3話で急展開に入っていきます
一応見通しが付きましたので投稿しましたが、ペンをおかずに投稿するというのは勇気が居るものですね…
もしよろしければ最後までお付き合いください。
67 :
LD:2008/05/09(金) 04:29:44 ID:qU/L1jwu
GW終了しましたね。
仕事が友人だったLDです。
SSが一本書き上がったので投下しようと思います。
5分ほど待って、誰も予定がないようなら注意書きの後に本編投下を開始します。
68 :
LD:2008/05/09(金) 04:39:02 ID:qU/L1jwu
『2人の誓い』
注意書き
・「こなた&ゆたか」シリーズの続きです
・卒業式前夜
・小早川夫妻登場……半ばオリジナルキャラですね。ゆい姉さんとそうじろうが若干背景気味
・4レス&後書き1レス使用予定
・非エロ
では投下開始です。
いよいよ明日は卒業式。
目の前には3年間お世話になったセーラー服が明日の最後の出番を静かに待っている。
この3年という月日を振り返ってみると、あっという間だったと感じると共にとても充実した時間を過ごして来たんだな、とも思う。
目を閉じれば楽しかった日々が簡単に思い出せる……かがみやつかさ、みゆきさんを始めとして、みさきちに峰岸さん、ゆーちゃん達1年組といった親友や後輩に囲まれた、かけがえのない宝物だ。
特に3年になってからは本当に色んな事があったんだよね。
ゆーちゃんと付き合うようになったり、今更ながら勉強に打ち込んでみたり、桜藤祭でチアダンスをやったり……中学までの私からは全く想像が出来ない、大切な思い出の数々を一つ一つ思い出しては心の引き出しにそっとしまっていく。
そんな静かな時間も聞き慣れた車の音に中断させられる。
しばらくするとチャイムが鳴らされ、お父さんが出迎えているみたいだ。
私も顔を見せるべく1階に下りると、居間には見慣れた顔が1つと滅多に見る事のないけどよく知ってる顔が2つ……ゆい姉さんとゆーちゃんの両親が座っていた……
「珍しいですね、おじさん達がうちに顔出すなんて。どうしたんですか?」
「卒業祝いだよ、こなたちゃん。卒業式は明日だけど2、3日は友達と過ごすだろう? だからちょっと早いけど必ずいそうな今日に来た訳さ」
「こなたちゃん、卒業おめでとう。はい、これ。大した物じゃないけど使ってね」
「えっ、いや。そんな気を遣わなくてもいいですよ!」
「いーじゃん、こなた。もらっときなって。ゆたかがお世話になってるんだし、そのお礼も兼ねて、って事でさ」
「それじゃ尚更もらえないよ、ゆい姉さん。こっちこそゆーちゃんには色々手伝ってもらってるんだし」
「こういうのは素直に受け取っておくものよ? こういう言い方はずるいかも知れないけど、こなたちゃんに喜んでもらいたくて色々探したんだからね」
「むー、それは確かにずるいですよ。そこまで言われたらもらうしかないじゃないですか」
「はっはっは。1本取られたな、こなた。3人ともありがとうな、こんな時間にわざわざ来てくれて」
「いいんですよ、義兄さん。なかなか顔を合わせる機会が減ってしまいましたからね。それにこんな時じゃないと気軽にゆたかの顔を見れませんし」
「なんだ、こなたのお祝いはついでだったのか?」
「そんな訳ないでしょう、兄さん。あなたも変な事言わないの」
そんな親同士のやり取りを聞きながら、もらう事が決定した包みを開けると中からオシャレなポーチが出てきた。
「お、可愛いですね、これ。ありがとうございます。大事に使わせてもらいますね」
「無理して使わなくてもいいけど、タンスの肥やしにはしないでね?」
「もちろんですよ、おばさん」
おしゃべりが一区切りついた頃、ゆーちゃんが皆のお茶を淹れて持って来てくれた。
「お、ちゃんとお手伝いしてるな。ゆたか」
「もちろんだよ、お父さん。これでも家事とかお料理とかお家にいた頃より出来るようになったんだからね。こなたお姉ちゃんやおじさんにはまだまだ敵わないけど」
「いやいや、ゆーちゃんには本当に助かってるよ。最近じゃお菓子作りまでしてくれて、仕事の合間に持って来てくれるしな」
「へぇ、随分頑張ってるのね。迷惑掛けっ放しかと心配してたけど、その分なら大丈夫ね?」
「はい、心配しなくても大丈夫ですよ。この頃のゆーちゃんは体調も大分いいみたいですし」
「私もちょくちょく来るけど、確かに最近は風邪引いたとか言わないよね。これもこなたのおかげかな?」
「へ? や、何でそこで私の名前が?」
「あら、違うの? 好きな人に迷惑掛けないように体鍛えたりしてるんじゃないんだ?」
「……はい?」「お……お母、さん?」
「さて、じゃあ今夜来たもう1つの用事を済ませようか」
そう言っておじさん達は居住いを正すと、私とゆーちゃんを静かに、だけど強く射抜くような視線で見つめてくる。
「私達が知ってるって事は気づいたと思うけど。2人とも、私達に言う事があるんじゃない?」
「まだ君達からきちんと聞いてないからね」
ふと2人の後ろのゆい姉さんが目に入る。済まなそうな表情で手を合わせてこちらを拝んでいる……どうやら姉さんがうっかり口を滑らせちゃったみたい。まぁ別に咎めるつもりはこれっぽっちもないけど。
横にいるゆーちゃんが私の手をそっと握ってくる。ぎゅっと握り返して深呼吸を1つ。
「はい。私とゆーちゃんは恋人として付き合ってます。今まで伝えなかった事については謝ります。けど、悪い事をしてるとは思いません。」
「わ、私も本気だよ。お父さん、お母さん」
「同性の恋愛がある事は知ってるよ。まぁ身内から出るとは思いもしなかったけどね。それが悪いとは私達だって言わないさ」
「でもね。本当に2人とも理解出来てるのかしら? 自分達がどれほど大変な事をしてるのか。今は学校という狭い集団だから問題ないのかも知れないけど、実際に社会に出て、関係が周囲に知れた時の反応や対応を甘く見てない?
インターネットで調べた? 本で読んだ? でもそれは他人の話で、実際に自分達が経験した訳じゃないでしょう?」
「もう1つ。こなたちゃん、こんな事を言うのは酷いかも知れないけど敢えて聞こう。バイトで頑張ってるようだけど、それで生活が成り立つのかい? 女性の1人暮らしだって大変なのに、2人分となると相当頑張る必要があるはずだよね」
2人の言葉が胸を貫く。
これでも自分なりに色々考えたつもりだったけど、こうしておじさん達の口から改めて聞かされると、その重みがずっしりと圧し掛かってくる。その表情から、口調から、2人がどれほどゆーちゃんの事を心配してるかが手に取るようにわかったから。
だからこそ、私はきちんと言わないといけないんだと覚悟を決めて。
握っていたゆーちゃんの手を離すと、
「もちろん考えてます。確かに今はまだバイトで、昇格が決定してると言っても会社員とかと比べたら色々見劣りする部分が多いです。
でもメリットもいくつかありますよね。時間の制約や、給料の手取りが多いとか。だからこそ今のうちに資格を取ったり、貯金を蓄えたりするつもりでした。報告が遅れたのはそうした不安材料を少しでも減らしておきたかったからなんです」
「なるほど……」
「それに、このままバイトで終わらせるつもりもないですよ。今いるところで社員待遇されるかもしれないし、今後取れる資格を生かした仕事が見つかるかも知れませんし。
確かに確定してるわけじゃないけど、それでもただ時間を過ごすような、2人を心配させるような生活を送る気は全くないです」
「つまりもう少し様子を見てほしい、そう受け取っていいのね? その結果、私達が納得出来なければ2人は分かれてもらうけど構わない?」
「……はい。そのつもりです」
私の返事を聞いて、それまで静かにしていたゆーちゃんが急に声を荒げた。
「?! お姉ちゃん! それ、本気で言ってるの?! 私、何も聞いてないよ!」
「ゆーちゃん、落ち着い」
「落ち着ける訳ない! なんで一言も相談してくれないの?! そんなに私は頼りない? 1人で背負い込むなんて卑怯だよ!」
「ゆたか、落ち着きなさい」
「いや! だって初めて自分で決めた事だもん! ずっとお姉ちゃんが好きだった! だから少しでも一緒にいたくて、頑張って陵桜に入学したんだよ。
やっと想いが通じて一緒になって、これからも一緒でいられると思ったのに、お姉ちゃんのお仕事が納得出来ないから分かれさせるなんて、それこそ納得出来ないよ!」
一息にそこまで言い切ると、ゆーちゃんは大きく肩で息をする。ここまで激しい感情を見せたのは初めてだったのか、この場の誰もがゆーちゃんを黙って見つめるだけだった。
「いいよ、お金とかお仕事とか、そういうので納得いかないなら私進学しない。ううん、今すぐ学校辞めて、お姉ちゃんと一緒にはたら、っ?!」
パン! と乾いた音がゆーちゃんの言葉を遮った。
「「「ゆたか?!」」」「ゆーちゃん!」
おじさん達とゆい姉さん、お父さんの声が重なる。ゆーちゃんは頬を押さえて私を呆然と見つめて。
私はゆーちゃんの頬を叩いた手で、今度は両手でゆーちゃんの頬を挟んで正面から見つめると、
「言い訳にしかならないけど、ちゃんと聞いてね? 相談しなかったのはね、ゆーちゃんには学校生活を楽しんで欲しかったからなんだよ。中学まではずっと体が弱くて学校生活を楽しめなかったんだよね?
でも今は? 体調を崩してもフォローしてくれる友達もいて、楽しいよね?」
ここでいったん言葉を切る。ゆーちゃんが小さくうなずくのを見て、言葉を続ける。
「だから今までの分をここで取り返して欲しかったんだ、私と同じようにね。私も高校入るまではつまらない日々を送ってたけど、かがみ達に会って、ゆーちゃん達が後輩として入学して、本当に楽しかった。
だからこそ、この高校生活は何も気にしないで楽しんで欲しかったんだよ。その後でゆーちゃんにも一緒に色々考えてもらうつもりだったんだけど……やっぱり先に話した方がよかったみたいね。ごめんね、2人の事なのに勝手に決めて」
涙をポロポロ零しながら何度も頷くゆーちゃんを優しく撫でながら、おじさん達に向き直り、
「今すぐ認めて欲しいなんて言いません。せめてゆーちゃんが卒業するまで、自分の進路をきちんと決めるまで待ってもらえませんか? これなら安心してゆーちゃんを、娘を任せられる、そんな大人になって見せます。
そしておじさん達が心配する必要のない、確かな道をゆーちゃんと一緒に歩いて行きます」
2人は私とゆーちゃんを交互に見比べて、顔を見合わせて頷き合う。
「いや、まさかゆたかがこれほど自分を主張するとは思わなかったな」
「ええ、本当に。家にいた頃はあんなに弱い女の子だったのにね。これは間違いなくこなたちゃんのおかげね」
苦笑交じりにそう言うと、優しい笑顔で私達を見て、
「元々そのつもりだったんだよ、こなたちゃん。今すぐ答えを出す気は全くなかったんだ。あんな事を聞いたのは、2人がどれだけ覚悟があるのか確かめる為だったんだよ」
「ゆいから2人の事を聞いてびっくりしたわ。ゆたかに恋人が出来た、なんて。しかもそれがこなたちゃんだって言うものだから、その場で兄さんに電話しちゃったわよ」
「ああ、あの時は凄かったな。電話越しでもお前の剣幕が目に見えたよ。2人の事を聞き出す様は正にマシンガントークって言うに相応しいものだったよ」
「え?」
「1月の末くらいかな、あれは。その頃にはもうゆき達は全部知ってたんだよ」
「本当はすぐにでも会いに来たかったんだけど、受験はなくても学校の試験はあるでしょ。だからそれが終わって、一番落ち着いてる今日にしたのよ」
「そういう事。まぁこの分なら安心だな」
声を上げて笑う親達3人を私はただ見つめるしか出来なかった……私達を認めてくれた感謝の気持ちで泣きそうだったから。
「それにしても、兄さんから聞いてはいたけど2人ともここまでしっかりした子に育ってたなんて。あの兄さんの下じゃ不安で仕方なかったけど」
「ゆき……それはあまりにひどいぞ? 俺だって大事な娘達はちゃんと育てるさ。じゃなきゃ、かなたに会わす顔がないからな」
「冗談よ。こなたちゃん、これからもゆたかをお願いね?」
「ゆたか。こなたちゃんを心配させたらダメだぞ? 自分をはっきり出せるようになったのはいいが、どうも危なっかしい気がするからな」
「「はい!」」
おじさん達とゆい姉さんはその後すぐに帰ってしまった。
色々と話したい事もあったけど、それはゆーちゃんが春休みに入ってからのお楽しみになった。
お父さんも作業部屋に戻り、居間には私とゆーちゃんの2人っきりだ。
「お姉ちゃん、さっきはごめんね……変な事言って」
「いやいや。私こそちゃんと話さなかったからね。おあいこって事にしておこう?」
「ん……」
「どしたー、元気ないぞ〜? あんな事の後じゃ仕方ないかもしれないけど、ゆーちゃんには笑ってて欲しいな」
「お姉ちゃん、私頑張るね。勉強も学校生活も。お姉ちゃんの気持ちは無駄にしないから」
「うん。一緒の学校生活は終わっちゃうけど、この家にいる限りずっと一緒だよ……その先も、ね?」
「その為にもいっぱい頑張らないとね!」
「そうそう、その調子。明日の卒業式だからね。学校生活の最後の記念に感動して泣いちゃうゆーちゃんの顔でも拝ませてもらいましょーか?」
「むー……お姉ちゃんこそ、寂しくて泣いちゃうのを見てあげるんだから!」
「私は卒業生だから泣いちゃってもいーんです」
「それなら私達だって、先輩達と別れたくないから泣いたっていいんだよね?」
「それもそうだね。ふふふっ」
「あははは」
「さて、卒業式で遅刻したら末代までの恥だね。そろそろ寝よっか?」
「ねぇお姉ちゃん……」
「一緒に寝る?」
「うん!」
「じゃあ着替えておいで〜。待ってるからさ」
「はーい」
ゆーちゃんを送り出してから、私は仏壇に向かう。
「おかーさん。色々心配掛けちゃったけど、明日で学生生活を卒業するよ。大変な事が山積みだけど頑張るからさ、おかーさんも見守っててね。おやすみ……」
お線香を上げて、私も部屋へ戻る。
まだ開いていた窓から風が吹き込んできて、私の髪をわずかになびかせる。
その感じが、頭を撫でられたような気がした……
73 :
LD:2008/05/09(金) 04:45:12 ID:qU/L1jwu
以上でお終いです。
本編に登場しないキャラは実に動かし難い……
でもこのシリーズを書く上で絶対外せない話だと思ったので、敢えて登場させました。
卒業式の話も書く事にしました……が、遅くなります。過度の期待はせず、気長にお待ち下さいませ。
それはそれとして、これまでSSを投下された方々。
まとめてで申し訳ないですがGJです!
多過ぎて読むのが追いつかない時があって困り者ですがw
では寝ます……10時から仕事なんだけどなぁ
74 :
42-115:2008/05/09(金) 07:50:06 ID:nCWkWgRP
私も読むのが追いつかないので、急いで投下のみ。
「葬式に行こう・前編 北関東は葬式でウハウハ」
・8レス
・エロなし
・ご当地ネタ
・葬式なので死人あり
「はわわ、忘れ物〜」
歌うともなしにそんな言葉を漏らしながら、高良みゆきが教室に入ってきたらどう反応すればいいの
だろうか?
「「「……」」」
片や海苔目三角口で大粒の汗を浮かべ、片やつり気味の目を上下に見開いて身を引き、片や点目で微
動だにせず硬直。ごく真っ当な反応だろう。四段評価なら典型的な「良」とすべき反応だ。
そんな三人の動揺もどこ吹くそよ風。それをもたらした当人はいつもよりずっと大きな荷物を机に置
き、近付いてきて朝の挨拶の構えだ。
なお場所は、違う高校の違うナンバリングを持つ教室なので、まあ「可」としても、時刻は夕闇とは
似ても似つかぬ朝日で完全に「不可」。降り注ぐ太陽も爽やかな朝というわけで、英米人ならずともグ
ッドなモーニングと思うだろうし、間違ってグーテンなモルゲンだボンジョールノだなんて抜かしても
笑って許してもらえるだろうて。なお、「朝」に過剰に反応する必要はない。
それでもってもう一つ大切なのは曜日である。爽やかに降り注ぐ太陽となれば日曜を連想したくなる
だろうが、学生が日曜の教室にいて爽やかになれるはずもない。ということで、金曜日である。
「おはようございます、みなさん」
このような言い回しで元ネタに気付いてもらえるのだろうかという作者の心配を他所に、みゆきは朝
の挨拶をかます。一人ひとりの名前を言うなどというまどろっこしさを省略した点を評価して「優」を
あげたい挨拶だが、どうにも表情が冴えない。
「おハロー」
「おーっす」
「おはよ〜」
挨拶の応射の三段射撃も決まったところで、早速事情聴取だ。気になることこの上ないではないか。
「いきなりだけど、みゆきさん。最近セバスチャンと何か接触を持ったかい?」
「セバスちゃん?」
「いや、アルマムーンの大臣じゃなくて……」
「ああ、白石さんですか? いえ、別に……」
「何か伝染されてない?」
「取りようによっては、えらく不穏な内容になりうる聞き方だな」
「いえ、いたって健康そうでしたけど……? 精神面までは分かりかねますが」
「みゆきもみゆきで、何気に辛辣だし」
「じゃあ、どったん?」
「の」が「ん」になる埼玉弁の言い回しで、こなたが尋ねる。
「実は財布を忘れてしまいまして……」
「へえ、そいつは一大事」
「金がないぞ、何とかしろ。ってわけね」
二時方向から新たな敵が出現したといわんばかりのこなたに、かがみはその後方を預かる人物のよう
に応じる。
「荷物の多さに気を取られてしまいまして……」
みゆきの机は、ボストンバッグにまとめられた小山のような荷物に占領されている。
「そんなことだろうと思った。責任とまでは言わないけど、原因の所在ははっきりしたわね、お二人
さん?」
かがみがやれやれと感じいうと、こなたとつかさは極まり悪そうな顔をした。
彼女らは目下、提出期限を来週に控えた宿題を多数抱えていた。そこでこなたは昨日、その一掃を企
図して、泊り込み勉強会作戦を提唱した。まずつかさが乗った。次にかがみが誘われた。
「あんたたちで何とかすれば?」
そう突っぱねるかがみに、
「いいの? 可愛い妹を、魔性の宮のオタク親子の元にやったりして。食べちゃうかもよ」
食い下がるこなた。
「ソードオフ(銃身を切り詰める)したショットガン持たせるから、大丈夫大丈夫。変なマネしたら、
親子揃って挽肉にされて壁に磔になるだけよ」
「またまた、ご冗談を」
こなたは笑い飛ばす。
「つかさに銃が撃てるなんて思ってないくせに」
「笑い飛ばすポイント、そこかよ……」
こんな感じの応酬の末、結局かがみも了承。だが、こうも釘を刺す。
「でも、あんまり期待するんじゃないわよ。こっちだって自分の分で手一杯なんだからね」
「語尾を『だからね』ってすると、無条件にツンデレっぽくなるのはなんでだろうね……あ、おーい、
みゆきさーん」
変なところに感心した舌の根も乾かぬ内に、こなたは即座にみゆきに誘いをかけた。みゆきは即座に
了承した。だが都内在住なので泉家が学校より遠いため、金曜は帰宅せず泉家に直行する事にした。
そのため金曜のみゆきは、その日学校で必要な物、宿題をこなすのに必要な物、泊まりに必要な物な
どを全てを持って登校する事になってしまったのだ。荷物の多さは、さながら一人修学旅行。同じ学校
の生徒たちの視線が痛いったらない。その上財布を忘れてしまったとなれば、歌ともつかぬ歌の三つや
六つ出て来ようというものだ。
「交通機関を定期でやり過ごせたのが良かったというか、良くなかったというか……」
パスケースに入ったそれらをわざわざ示し、みゆきは申し訳なさそうに言う。
「どちらにしても困ったことには変わりないわ」
「それって何てオリオン座、って笑い飛ばせないねえ……」
「それ以前に、分かり難くて笑えんわ……」
オリオン座を構成する恒星に、「サイフ」というのがあるというだけの話である。
ただ泊まって宿題するだけなら、無一文でも何とかなるかもしれない。金曜の昼の分の弁当は持って
きてるし……。
「余り物をいただければ、それでしのぎますよ」
「いやー、ウナギを余らせちゃうような家の人の口に合う余り物、ウチにあったかな??」
「それに、あんたに余り物食べさせておいて、自分たちだけおいしい物を食べておいて、あんたは良
くてもこっちが何とも思わないとでも思ったの?」
「うぅ……その通りです」
口が悪いとはいえ相手を選ぶかがみに、珍しくこんな事言われたみゆきは、泣きそうな顔で謝る。
というのもせっかく四人集まるのだからと、材料買ってきて自炊という格好で、つかさを講師にして
料理講座を開く事になったのである。毒を食わらばではないが、ついでに料理(または家庭科?)も勉
強してしまえという訳だ。
「いや、みゆきが責任を感じるところじゃないわ。宿題の大波に飲まれて、頭だけベーリング海あた
りまで流されそうになってる二人……」
まずこなたを見る。
「いやー、給料日直後なら立て替えるのもやぶさかじゃないんだけどねー」
次につかさを見る。
「私もいろいろ苦しくて。という訳でお姉ちゃん……」
二人がかがみを見る。
「わ、私がお金持ちに見える?」
「そうだよねえ」
「分かればよろしい」
「なけなしのお金が、お菓子に化けてお腹に消えたと思いきや、形を変えて今も残ってるように見え
るよ……」
「……………………うそ」
「いや、その……か、かか、か、かがみ??」
心身喪失モードで滝の涙のかがみと、地雷を踏んでしまったこなたの必死でなだめすかしモードの激
突。
「で、どうする?」
質問者としてのお鉢が回ってきたつかさが尋ねる。
「やはり一旦帰宅するよりありませんね」
「そだねー」
ダイエットメニューを考えながら、つかさが答える。
「ですのでかがみさん」
「んにゃ」
我に帰った声、または音。
「んー、あー、OK。その間、二人の面倒は見ておくわ」
「お願いいたします」
「そのかわり、うんとおいしいダイエットメニュー作ろうね」
「はい、楽しみにしてます」
「ほら、あんたも何か言いなさいよ」
話を振られたこなたは相変わらずの海苔目だったが、その猫口は何かを企んでいた。やおら携帯を取
り出し、何かを確認すると口を開いた。
「実は、手っ取り早く現金を手に入れる方法が―
ガッ
かがみがこなたの肩を掴む。鷲掴みといってもいいくらいの力任せだ。顔が近けりゃ、息も荒い。マ
ジな目線に射抜かれて、気がつきゃギャルゲの主役気分。
うおう、問答無用で告白イベント突入かい? どこでフラグが立ったんだ? あれ? あれ〜?
「巻き込まないでくれ」
「はい?」
「そういう話をするだけで犯罪になりかねない時代なんだよ」
「いやあの、お代官様?」
「なんだ、褌屋」
「それ何て越中屋? そうじゃなくて、実は今日近所で……」
こなたは小声で何か言った。それを聞いてかがみは一気に緊張を解く。
「なんだ、そういうことか。それならそうと、早く言いなさいよ」
「聞こうとしなかった自分を棚に上げて、告白イベントと勘違いさせといて、お代官様も悪ですのぉ」
「まあ、とにかく」
赤面気味のかがみが振り向いて言う。
「こなたの言うとおり、手っ取り早く現金が手に入るけど、それで医者になるのを諦めるようなこと
にはならないから安心して」
「そうですか」
「まあ、油断したら、医者の世話になるけどね」
「ええ〜っ!? 一体何をなさるんですか?」
泣きそうな顔でつかさに尋ねる。
「え、えーと」
こなたとかがみが目配せをする。そこにみゆきをからかう算段の存在をを感知しはした。
―だが。
「何をするの?」
つかさには分かっていなかった。
「……まあいいわ。放課後を楽しみにしてて」
二人は何を企んでいるのか?
放課後。
四人はこなたの地元へと移動した。
何かを探すようにとてとて歩くこなた。かがみが見えない手綱を手繰るように続き、つかさは前の二
人と後ろのみゆきを気遣わしげにしながら行き、重い荷物を持ったみゆきがふうふう言いながらついて
行く。
「こなちゃん、お姉ちゃん。ちょっと待ってよ〜」
「早く早く。遅れをとったらアウトよ」
曲がり角でかがみが手招きする。
「あった、あそこだ」
目的地なり目標なりを見つけたこなたが、指を指している。
「一体どこを目指しているのでしょう?」
みゆきは傍らのつかさに聞く。
「私、分かっちゃった」
つかさはハンカチを取り出すと、手術中の看護師のようにみゆきの額を拭いてやる。
「本当ですか?」
みゆきは驚きを禁じえない。電車を降りるまでは本当に知らないようだったし、降りてから何の情報
を得たというのだろうか?
「こういうのあったよね」
つかさは人差し指を立てた手を横向きにして、みゆきに見せる。確かに途中の電柱に「●●家」とい
う張り紙があって、その下の方にそのような絵で目的地のある方向を示していた。葬儀場の所在を知ら
せる張り紙だ。それも自宅葬のようだ。
ということは、その葬儀が行われる家を目指していることになるのだろうか。葬式といえば香典だが、
それをこっそり……じゃ完全に警察沙汰だ。
「葬儀に参列するのですか?」
「うーん、参列といえるかどうかわかんないけど、お寺までついてくんだよ」
「お寺??」
寺に慈悲を乞うとも考えにくいし、賽銭を……なわけない。
「まだまだへばってる場合じゃないよ、みゆきさん。決戦は金曜日。戦いはこれからだよ」
追いついたみゆきに、こなたは好戦的な表情でそう言った。
「ドリ●ムか」
「ジョン・ポール・ジョーンズですか?」
かがみとみゆきがそれぞれにつっこむ。
「あ、出るみたいだよ」
葬儀が行われていた●●家の前では、いわゆる葬式行列、葬列が組まれていた。
ジャーン
銅鑼が鳴り、喪服・礼服の列がゆっくりと寺に向けて歩み始める。黒衣の群れの中で、骨壷の入った
白い箱だけが不気味なほど白く君臨していた。
「行こう。先回りしなきゃ」
こなたが言い、再び先頭に立つ。
造花の菊と提灯に飾られた●●家の前を過ぎ、なるべく距離を開けて葬列を追い抜く。みゆきはその
際、参列者たちを盗み見た。
若い世代ほどポーカーフェイスで平然としているように見えた。無論、見えただけである。一方、故
人の伴侶であろう。老婆が娘と思しき人に支えられて、列の最後尾をよろよろとついて行く。その顔に
涙はないが、深い皺の刻まれた顔の表情は暗い。悲しんでいるようでもあり、この日を覚悟していたか
のようでもあり、流されまいと必死にしがみついているようでもあり、結局よく分からなかった。
痛々しいものですね……
そう思うのは、参列者内の温度差のようなものであり、それ以上にひどく場違いな自分たちを思えば
であった。前者はあるいは自然なことなのかもしれないが、自分たちはといえば、まるで、というより
まるっきり野次馬ではないか。
先を行く三人は、気にしている様子はない。それどころか、同じ腹づもりでいると思われる人たちが、
葬列の後ろについていったり、追い抜かしたりしている。
やはり、ここは異郷なのですね……
やがて四人は、真の目的地たる寺に着いた。白砂を敷き詰めた境内は、これから始まる何かのために、
人々が終結していた。それは夕刻に自宅にいる確率の高い人達、または時間の融通の聞く人たちといっ
たところか。小・中の学生たち(高校生は彼女ら四人だけだった)、主婦、老後の人生を送っている人、
それに格好からして農家と思われる人たちだ。
葬列はきっとこのあたりで……
あの人数だと、輪の直径は……
飛距離はおそらく……
じゃあ私が左、かがみは……
手早く作戦会議を打ち、配置を決めた……ようだ。圧倒され、呆然とし、見入るようでその実何も見
てなかったみゆきには、頭に入って来なかった。
一体何が……。何を……。
ジャーン……ジャーン……ジャーン
友人たちの言葉が入ってこないみゆきを嘲笑うように、葬列が境内に入ってくる。
ジャーン
銅鑼の音が近い。
一体何が……何を……。
野次馬たちが空けていた社の扉の前で、参列がとぐろを巻く蛇のように円を作る。
一体何が……。何を……。
ジャーン
銅鑼が鳴る。
手空きの参列者たちが布袋を手にしている。おもむろに中に手を入れ、何かを取り出し……撒いた。
鬨の声が上がり、境内に集結した人々がその何かに群がる。まるで鳥の餌付けだ。
一体何が……。何を……。
撒かれたものの一つが、みゆきの足元に転がった。
十円玉だった。
「みゆきさ〜ん、戦意薄いよ、何やってんの?」
こなたの声で我に帰る。見ると彼女は、低い姿勢でつかんだ硬貨を、スカートのポケットに押し込ん
でいるところだった。宙を舞い、降り注いだのは青銅製の10円玉だけではない。大粒の雨となり、反射
光を残して落ちるは1円玉? 50円玉? 100円玉? それとも500円?
明晰な頭脳を持つみゆきにしてはらしくもなく、ここにきてやっと合点が行った。これらを拾って当
座の活動資金にしようというのだ。
「はいっ」
弾かれるように答え、とりあえず足元の10円玉を拾う。そしてすぐさま難題発生。荷物はどうするか。
肩にかけたまま拾うのは邪魔だ。それに、10円玉を白砂ごと掴んでしまった。
えーいままよ、です。
みゆきはにを放り出し、10円玉をスカートのポケットに押し込む。ハンカチと携帯が砂まみれになる
が、そんなの関係ありません。
「そうそう、誰も盗みゃしないよ。一部の衣類以外は」
「親父思考自重!」
輪を挟んで反対から、かがみのツッコミが飛んでくる。地面に散らばる硬貨を拾いながら、である。
みゆきは前進し、戦線に加わる。10円玉一つでは、少量の駄菓子で明かさなければならなくなる。ま
ず100円玉が二つ目に付いたので、それぞれを左右の手でつまみ、左のを右に移すと同時にポケットへ。
その間も空いた左手を50円玉へと伸ばす。初めてにしては手際は悪くない、とこなたは思った。
「きゃ」
頭上から新たな硬貨が降ってきた。参列者はまだ撒くべき硬貨を持っているようだ。二、三枚拾った
ところで、背中に違和感を感じた。
「!?」
上半身を立てて身をよじると、背中から100円玉が出てきた。それも拾う。
「脱いじゃっても、今なら誰も見てないよ」
再びこなたの声。
「あんたが見てるでしょ」
かがみのツッコミもセットでもれなく、である。ここまで来ると、もやは業が深いとでもいうべきか。
こなたの言動に注視しつつも、硬貨を拾う手は止まらない。
が、こなたはその上を行った。その場の狂熱の為せる業かもしれないが、後に三人が口を揃えて言う
ところによると、“手が分裂して見えた”そうである。
その後何回か、硬貨の雨が降り注いだ。そして拾うべき硬貨が目に付かなくなる頃、葬列はいつの間
にか消えていた。納骨のために、社の裏にある墓地の方へ移動したのだろう。
一体なんだというのだろう。拾った硬貨で重くなったスカートを引きずるような感覚で歩いて放り出
した荷物を拾うと、休息を求めベンチに体を預ける。そこへかがみが、ニコニコしながらやってきた。
その顔は、からかいの添加物で味付けされていた。
「おつかれ。すっかり『おくだりさん』ね」
初めての都会に戸惑う地方人のことを「おのぼりさん」というが、まさにその反対の構図だ……。
「って言っても、これから宿題やってもっと疲れるんだけどね」
「かがみさんこそ、お疲れ様です。一番引っ張り回されているのは、かがみさんだと思いますよ」
宿題を自力で片付けられない二人と、財布を忘れたみゆきに。
「それにしても人がお悪い」
「妹と友人の宿題の面倒を見て、あるいはその面倒を見る役目をあんた一人に押し付けない私が、ど
うして人が悪い事になるの?」
「何が起こるか予め知っていれば、あと何枚か拾うことが出来ましたのに……」
「出遅れてたもんね、みゆき」
「やはり見ていらしたんですね?」
「たまにはこなたとグルになって、からかってやろうと思ったのよ。どうせ東京にはないだろうし、
これ」
「人の良い方のなさることではありません」
「反論の余地ないわね」
かがみが笑う。つられてみゆきも笑ったが、心からの笑顔ではない。
「そろそろ教えてください。これは一体何だったのですか?」
つづく
83 :
42-115:2008/05/09(金) 08:00:20 ID:nCWkWgRP
後編をちょっとだけ先取りすると、北関東の撒き銭という習慣です。テレビやらネットでは何故か茨城
の報告例をよく聞くのですが、埼玉のもっと西の方にもあります。それだけ広がりがあれば、埼玉北東
部にも多分あるとは思うのですが、確かなことが分からないので作中では単に「こなたの地元」としました。
こういうわけで後編に続きます。
ありがとうございました。
お三方、GJなのですよ。
>>66 む、これはまた鬱度が高そうな話…。つかさが本当に風邪なのか心配です。
>>73 こなたよー言った(つд`)
次はいよいよ卒業ですか…続きをお待ちしていますね。
>>83 葬式のわりにやけに明るいタイトルだと思ったらそういうことでしたかw
日常感溢れる描写がたまりませんでした。おくだりさんなみゆきさんが可愛らしいです。
86 :
麦笛:2008/05/09(金) 18:07:45 ID:DCzVtSuL
はじめまして。いつもまとめサイトを楽しく見せてもらっています。今回初投稿で、書きなれてない点もありますが、この先よろしくおねがいします。
<After a year>
▽巻一
「おーっす、ちびっこ、遊びに来たぜぇ。」
泉家の玄関に、聞き慣れた声がこだまする。すぐさま2階から大きな音を立てて、一人の女性がおりてくる。
「おお、みさきち、こんなところまでよく来たねぇ。ま、あがってあがって。」
みさおとこなた。高校ではそんなに親しくもなかったし、あんまり一緒にもいなかった二人が、これだけの親密な関係になったのにはある理由があった。
あれは高校3年生の時。文化祭のオープニングでチアダンスをやったとき、こなたとみさおは進路や学力の面でたまたま意気投合した。
お互いスポーツが得意であることや、勉強会でまったく役に立てないところ、その他いろいろと共通点がみつかり、今ではメールも毎日交わすくらいの仲になったのだ。
こなた自身、実力を競い合えるライバルがいるということはとっても有り難いことだったし(かがみとはハードルの高さが違いすぎた)、みさおもクラスという枠を越えた友達を持つなんていいじゃん、という風に思っていた。
それで今回、ゴールデンウィークの休みを使って、一回お泊まり会でもするか、という話になったのである。
みさおの家族は陸上部の活動があるみさおを除いて全員旅行に行ってしまっているし、こなたの家もゆたかは実家に帰っているし、そうじろうは春の大増刊号の執筆で忙しく部屋からほとんど出ていないような状況なので、実質こなたしかいないようなものだった。
み「ふあ〜、疲れた〜。外はもう夏かと思うくらい暑かったんだってヴァ。」
こ「おお、確かに真夏のような格好をしてきたね、みさきち。」
み「ここ数日雨が降って気温の変化がやばかったからさぁ、ラフな服を引っぱり出してくるのにてまどっちゃったし、大変だったんだゼ。」
こ「うーん、確かにこの時期にサンダルとは、また新鮮だねぇ。みさきちの生足萌え。」
み「なんかさぁ、面倒じゃん。暑いときってやる気なくなるしさぁ。」
こ「ああわかる。クーラーかけてるから私の部屋行こ。」
み「おお。」
こう暑いと外に出るわけにも行かず、ましてやゴールデンウィーク、どこかに遊びに行こうとしても人ばかりいて全く面白くない。
といってもこなたとみさおは共通点はあっても共通の趣味とかはあまりないので(ゲームでの対戦もやり飽きた)、しばらくぼーっとしている時間が続いた。
パソコンのイスに腰掛けて画面を見つめるこなたと、人のベッドなのにちゃっかり足を投げ出して占領しているみさお。お泊まり会とはいうものの、寝る前に楽しく雑談する前にそんなにネタがないんじゃないか、とさえ思える瞬間だった。
こ「みさきち、寒くない?そんな格好で。」
み「へーきへーき、これくらいなら。ちょうどいい位だよ。」
こ「寒かったら言ってね、遠慮なく暖めてあげるから。」
み「うん。」
こ「ところでさぁ。」
み「なんだ?」
こ「みさきち体育系の大学に行ったっていってたじゃん?今どんなことしてるか教えて。」
み「・・・まぁ、体育系のことってことで・・・。」
こ「そうじゃなくてさー、ダンスとか、陸上とか・・・」
み「あたしは教員養成クラスだからさぁ、あんまりそういうことはやってなくて、運動会で教えられることくらいしかやってないんだよね。」
こ「例えば?」
み「えっと、いまやってるのが組体操。ちょっと前までは行進の練習もしてたけどな。」
こ「体操着のみさきち萌え。」
み「あ、あたしの大学はそんな体育着じゃないからな・・・。」
こ「わかってるって。」
87 :
麦笛:2008/05/09(金) 18:11:05 ID:DCzVtSuL
<after a year>
▽巻二
ふと、みさおはこなたの本棚に目をやった。みさおには未知の境地・・・すなわち「同人」というジャンルの漫画が並んでいる。そのうちの一冊に目をとめ、本棚から引き出す。
み「あ、この漫画新刊出てたのか?読んでも問題ないよな?」
こ「ああ、それは普段使い用だから読んでも問題ないよ。みさきちもそういうのに興味があるんだね、初めて知った。」
み「あたしは漫画なら基本的になんでもおっけー。最近小遣いが少なくてさ、漫画も簡単に買えなくなったからな。」
こ「ふっ・・・。」
意気揚々と本を開いたみさおだが、ページを読み進めて行くに連れて、段々顔が下を向いてきた。見たくないと頭の中では思っていても、気になって見てしまう2人の人間の絡み合い。
それにつれて、顔が段々赤くなる。あまりにも静かになってしまったので、こなたも心配になってくる。
こ「みさきち何見てる?」
あわてて本を閉じようとするが、こなたのするどい目と反射神経がそれを許さず、こなたはみさおが開いていたページをおさえた。そのページは、一番激しく男の人と女の人が絡み合っているシーンのあるページであった。こなたの目が輝く。
こ「いやぁ、みさきちもやっとここういうエロエロなのがわかってきたんだねぇ。」
み「ち、違うんだってヴァ。あたしはこんなの・・・。」
こ「ふーん。でももうあたし達18歳になったから別に見ても問題はないよ。」
み「そういう問題じゃなくて・・・。」
こ「まぁいいや、ちょっとお茶を持って来るから、待ってて。」
み「お、サンキュー。」
こなたがいなくなると、みさおはこっそりとまた本を読み始めた。本を読み進めていき、女の人が気持ちいい的なセリフを言っているところがあった。
み「う゛―、こういうのって気持ちいいのかなぁ?」
こ「気持ちいいじゃないの、本人がそういってるんだし。」
み「ひゃぁ!い、いつからそこにいたんだ?」
こ「さっきから。エロエロなシーン読んでるみさきちも可愛かったよぉ。」
み「お、お茶くれよ・・・。」
こ「ごまかそうとしてもわかってるからね、みさきち♪。」
み「う゛―。」
みさおは乱暴にこなたの手からお茶をとりあげると、それを一気にがーっと飲んだ。実はこなたは先ほどそのお茶に睡眠薬を混ぜてあり、案の定数分後にはみさおの表情がトロンとなってきた。
睡眠薬といっても一番弱いタイプのものであり、トラック運転手の人などが1時間くらい仮眠を取るために使われているものだった。
こ「みさきち、眠い?」
み「うん。ちびっこも一緒に寝ようよう。」
こ「いや、私は今必死に進めているオンラインRPGをやりたいから。ベッド使っていいから、寝ていいよ。」
み「さんきゅー。」
みさおが眠りにつくと、こなたは安心したように服を脱ぎ、バスローブを一枚まとっただけの姿になった。クーラーの温度を少し上げて、パソコンに向かう。
みさおがいつ起きても計画に迎えるだけの準備はできた。こなたはふとパソコンの時計を見る。14時ちょうど。あと50分くらい。
ためいきを一つつき、一人でモンスターを狩りに行く。いつものメンバーは出かけていたりして揃わないから、それまでの間にすこしでも進めておかなければといろいろなモンスターを倒して行く。
一通り強そうなモンスターを倒し時計を見ると、14時45分。そろそろかと思い、こなたは慣れた手つきで起こさないようにみさおの服をぬがしていく。
みさおがラフな格好だったのを良いことに、こなたは比較的楽にすべてを脱がし終わった。そろそろ起こしてもいいかな、と思い、名前を呼んでみる。
こ「みーさーきーち。」
み「zzz…。」
88 :
麦笛:2008/05/09(金) 18:13:38 ID:DCzVtSuL
<after a year>
▽巻三
何回か呼んでみるが起きそうもない。こなたは考え、はだけてしまっている布団をどかしてみさおの足下に移動し、ニヤッとしながら、みさおの足の裏をくすぐる。
こなたのテクニックをもってして土踏まず、足の指の付け根などを丹念にくすぐっていく。足の裏はくすぐったさから逃げるよう縮こまったり大きく開いたりしている。そのうち、みさおが起きた。
み「おーいちびっこ、お前何を・・・ウォッ、な、なんだ、その格好!」
こ「やだねぇ、自分だって同じ格好しているくせに。あわてるみさきちも萌え♪」
み「あ、あたしは・・・な、何をする気なんだ?」
こ「なにをする気なんだときかれれば!とうっ!」
み「ひゃっ!!ど、どこさわってるんだよ。」
こ「胸。あたしよりあるなー。うらやましいねぇ。」
み「そういう問題でなくて・・・」
こ「こういう胸だと揉みがいがあるねぇ。ゆーちゃん胸小さいからさぁ、あんまり揉みがいがなくて。」
み「あう・・・。」
こ「気持ちいい?」
気持ちいいかと聞かれると、反射的に「違うってヴァ」という言葉が口から出てくる。
しかし、もう何回も経験をしているこなたのテクニックはさらに高度なものになり、みさおを快楽の海へと沈めようとしてくる。みさおも必死に耐えるが、だんだん息づかいが荒くなり、体の力が抜けてくる。
こ「おお、みさきちのここ、もうこんなに濡れちゃってるねぇ。もしかして感じてる?」
み「あたしの、そんなに・・・。」
こなたがその液をすくってなめようと触れると、みさおの体に電撃のような快感が駆けめぐる。思わず情けない声を出してしまい、こなたに遊んで下さい、と言っているようである。
こ「準備運動はおKだね。」
そうして、みさおの秘部を手で直接いじっていく。クチュクチュという液体独特の音を発していきながら、液体で自らの手を汚していく。みさおはもう表情が別の世界にいっているようで、話しかけても喘ぎ声しか返してこない。
こなたはみさおの足を持ち上げ、秘部に顔を近づける。みさおのそこはトロッとした液体が止めどなくあふれており、小刻みに動いている。
こ「出来上がってるね。んじゃそろそろいかしてあげようかな。」
み「え・・・?」
みさおは朦朧とする意識の中で考えた。これがさっきみた漫画の中でやっているようなことなのか。確かにとても気持ちいいけど、これ以上気持ちよくなったらどうしよう・・・という不安。自分が壊れていくんじゃないかという不安。
しかし、今はこなたにすべてを任せるしかなかった。陸上部で引き締めた下半身が、こんな小さな少女の攻撃で崩壊しそうになっている。
☆☆!!!!!
ふと、そんな☆でしか表せないような衝撃が目の前に現れた。こなたが中にある花びらをぺらっとめくったり、その中の実をくりくりいじっているのだ。あまりの快楽に下半身が言うことを聞かなくなって、足が勝手に動く。体の中からなにかがわき上がってくる。
み「あ・・あう・・・体の中から何かが・・・ううっ。」
こ「あ、いきそうだね、じゃあ、心構えだけはしといて。」
み「こ、心構え・・・?」
こ「いくよ、うりゃうりゃうりゃうりゃ!」
み「あぁぁぁん!!!!!!」
その4秒後、体を大きくのけぞらせて、みさおはあっさり絶頂を迎えた。勢いよく溜めていた液が飛び出し、こなたのベッドを汚す。みさおはぐったりして、自分の力では動けないほどである。
こ「大丈夫?気持ちよかったでしょ。また今度一緒にやろうね。」
み「おまえなぁ・・・。やるならやるっていってくれないと困るんだってヴァ。」
こ「まぁまぁ、今日はまだまだ長いんだし、いっぱいいかせてあげるからね。」
み「へっ・・・?」
その晩は、みさおにとってはとてつもなく長い夜だった。何回いかされたか、わからない。しかしそれはそれで、二人の関係を深めるには最高の時間なのであった。
・・・以上かな?ぐっじょぶした。Σd(´ー`)
投下終わったら「以上です」と、その旨を書き込むと吉だよ。次回からはsage進行でヨロ〜
90 :
麦笛:2008/05/09(金) 21:07:19 ID:30lG/LDk
すみませんでした。上のは以上です。
アドバイス、どうもありがとうございました。以下気をつけます。
>>88 受けになって恥ずかしがるみさおいいね。GJ。
そしてこなたは普段ゆーちゃんに何をしてるんだ
92 :
麦笛:2008/05/09(金) 23:25:52 ID:fbToaMih
第2作目が書きあがったので投下しますね。3作目もこの後投下します。
僕は東京生まれ東京育ちなので、関西弁は全然わかりません。間違ってるかもしれませんが、そこはスルーでお願いします。
<お・と・な・の・話>
▽巻一
こなたです。今日は家庭訪問の日でした。なんで高校で家庭訪問をやるかといったら、私たちの担任でRPG仲間の黒井先生が、自宅のどんな環境で勉強しているかを見たいんだって。
んで、お父さんと先生で私の事について話すんだって、暇だねぇ、先生。
ピンポーン!
ななこ「こんにちはー。黒井ですけどー。」
そうじろう「はいはい、お待ちしておりました。」
こなた「先生、いらっしゃい。どうぞ上がって上がって。」
な「お、そうせかすってことは、何か見せたいものでもあるんちゃうか?この前レバ剣拾ったゆーてたし。」
こ「そ、そんなことないですよ。」
本当は早く来て早く帰ってもらいたいんだけど・・・。
先生とお父さんは話をするためにリビングに行きました。私はペットボトルに入っている麦茶を一杯飲んで、先生達のところに行きました。
そ「おお、そうだ。こなた、台所の棚の上に先生にお出しするお菓子があるから、とってきてくれないかな。」
こ「はーい。」
私は台所に行きました。いつも食器がおいてある棚の上に、なんか見覚えのある箱がありました。って、これ、カロリーメイトじゃん!
お父さん、これってお菓子なの?というか、先生にこれでいいの?私はとりあえず紅茶を注いで、カロリーメイトと一緒に持っていきました。
こ「先生、持ってきたよー。」
そ「こら、先生にため口とは何事だ。」
な「いーんですいーんです。普段からこなたさんとは親しくさせていただいてますから。」
こ「で、今何の話をしてたの?」
な「泉の話や。また後で泉の部屋に行くから、待っとき。」
こ「ちょちょちょ、何の話ですか、先生!」
な「お・と・な・の・話って事で、ほなはよ出とき。それとも一発殴られたいんか?」
こ「結構です・・・。」
私はとりあえずリビングを出たんだけど、気になるよー、ドアに耳を当てて、二人の会話を聞きました。
そ「それで、この前なんか、こなたのやつ『お父さん、私とやらない?』って行ってきたんですよ。」
!?
な「そうなんですか。」
そ「そして、原稿も上がったばっかりだったし、私はやることに決めました。」
え、まさかお父さん、私とこの前二人でやっちゃった話してる?
な「こなたさんくらいの年頃だと気持ちよさそうやなぁ。」
え、先生まで?
そ「もう快感で、私なんか・・・。」
バタン!と私はドアを開けて、先生達のところへ駆け寄りました。
93 :
麦笛:2008/05/09(金) 23:28:08 ID:fbToaMih
<お・と・な・の・話>
▽巻二
こ「な、お父さん何の話してるの?」
そ「ひ、日頃の日常だけど、何か問題あるかい?」
な「泉、おまえも結構うまいんやな。」
こ「な、なんでここでお父さんが、私とエッチしている話を先生にしなきゃいけないの?」
そ「へ?エッチな話?」
こ「あれ?」
な「今は泉とお父さんがテレビゲームをよく一緒にやっているって話をしてたんやけど、なんや、エッチな話って。」
こ「え、だって、さっき大人の話って先生いったじゃないですか?」
な「げーむを少し控えて勉強時間を増やして下さい、って、そんなん泉のいる前で直接話しても、聞く耳もたんやろ?お父さんに言って置いた方が効き目がある思うてな。」
そ「そうだぞ。これからお父さんは少しお前のために我慢しないといけないと思っているから。」
こ「何だそりゃ。」
な「で、なんや、エッチな話って。」
こ「え、もしかしてやばいフラグ?」
な「はよ質問に答えな。」
こ「私と、お父さんが、たまに夜に二人で・・・。」
そ「それがこの子面白いんですよ。敏感で、ちょっとクリトリスをいじくるだけですぐにいっちゃうんです。この前も『あぁぁぁぁん』とか言いながら出しちゃって、その後の掃除が大変でした。」
こ「ちょ、お父さん!」
な「へー、そうなんか、泉がいかされる所もみてみたくないわけやないけどな。」
こ「な、何いってるんですか、先生!」
そ「よければ、実演しますよ。」
こ「ちょ、私はやだよ!」
そ「おとなしくしなさい。」
そういうと、先生とお父さんは私を押さえつけて、スカートとパンツを下ろしました。なんで私がこんな目に遭わなくちゃいけないの?
あ、お父さん、そんなに楽しそうな顔しないで、私の一番弱いところに手を近づけないで、あああっ!
こ「ひゃうっ!」
そ「ほらね、敏感でしょ。」
な「おお、泉、お前もええ体しとるな。これなら彼氏もよろこぶかもしれんで?」
そ「じゃ、入れますね。」
こ「ひぃやぁぁ!あっ、あっ、ふあぁぁぁぁん!」
な「我慢しいや。」
こ「あぁぁぁん!ああっ、だめっ!!」
そ「ほら、こんなにトロトロになってるでしょう。」
な「おお、確かに早い。」
こ「ああっ、あっ!」
そ「よければ舐めてみますか?」
な「いーんですか?・・・・・・おお、これが泉の味やな、よく覚えとくわ。」
こ「せんせ・・・。うっ!ああっ!」
そ「じゃぁ、よく見てて下さいね、これがこなたのクリトリスです。これを、やさしく花びらをピロンとやるようになでます。」
こ「ああっ!お父さん、やめてぇ!い、いきそう!」
な「泉、がんばるんや!いけ!」
そ「ああああああああああああ!!!!!!!」
94 :
麦笛:2008/05/09(金) 23:30:15 ID:fbToaMih
<お・と・な・の・話>
▽巻三
こうして、私は先生の前で恥ずかしくも絶頂に達してしまったのです、恥ずかしい。お父さんも躊躇すればいいのに。
その後、体力的に限界に近い私をさしおいて、先生とお父さんは私の部屋を見に行きました。かいだんの上からは、先生とお父さんの笑い声が聞こえてきます。
そして数分経って、ぐったりして動けない私のところに先生達が戻ってきました。
な「泉、お前の部屋は他のクラスのどのやつとも全く違う部屋や。」
こ「先生が来るのできれいにしておいたんです・・・。」
実は、同人誌とかは押入の奧に隠しておいたんです。
な「あんなに押入に本が入ってるなんて思いもしなかったわー。泉って意外と読書家なんやな。」
こ「私は本は好きですけど・・・。」
な「よっしゃ、今度の面談では、男のいかせかたについて教えたる。同人誌だけじゃわからんテクニックとかも教えたるからな。」
そ「よかったな、こなた。」
え・・・もしかして、あれ、見られた?あの、ちょっと、先生、どういうことですか、え、何ですか、そろそろおいとましますって、ちょ、先生―――!!!!!!
その夜、私はお父さんと口さえ聞きたくありませんでした。でも、お父さんが猛烈に謝ったので許してあげました。そして翌日の朝のホームルーム・・・。
な「おはようさん、昨日は泉の部屋を見せてもらったんだけどな、すごかったでー、あんなもんやこんなもんがいっぱいや。な、泉。」
黒井先生、躊躇しようよ〜〜!!!!
恥ずかしいので以上!
95 :
麦笛:2008/05/09(金) 23:33:44 ID:fbToaMih
第3作目。今回は某テレビ番組風にいってみます。
<その時、二人が動いた>
▽巻一
皆さんこんにちは。麦笛です。今回の「その時」は、巫女姉妹の1人、柊かがみと日下部みさおの初めてのHについて。
二人は今宵、どんなHを見せてくれるのでしょうか。では、早速行きましょう。
みさお「はー、疲れたぁ、少し休憩しようよう。」
かがみ「疲れんの早っ!」
とある放課後。みさお、あやの、かがみの3人は図書室で勉強会を開いていた。テストの前って事もあるし、私の勉強にもなるかな、とかがみは思っていたので、あやのからの申し出を承諾したのであった。
み「やっぱりこういうときには、甘いものが必要だゼ!」
あやの「うーん、甘いものねぇ。」
か「そうねぇ、あたしの家にでも来て勉強する?」
み「いいのか!?」
か「あやのの予定は?」
あ「私は遠慮しとく。遅くなる前に帰って家のお手伝いをしなくちゃいけないし・・・。」
み「しけてるなぁ。」
か「しょうがないでしょ。さ、さっさと行きましょ、やるなら早めにやったほうがいいもの。」
み「おっす、じゃ世話になるなー。」
か「言っとくけど、あんたのためにやるんだからね。」
あ「まぁまぁ・・・。」
一緒の電車に乗り、一緒に道をあるく。かがみの家には案外早くつく。こなた以外のやつを家に入れるのも相当ひさしぶりね、と思いながら、みさおを家に入れる。
み「ひいらぎー!甘いものくれよー。勉強を集中してやるには甘いものが必要だゼ!」
か「(それ、さっきも聞いたんだけど・・・)はいはい、今持ってきますからね。」
かがみは、部屋を出て台所へ向かう。ジュースと、甘いお菓子でもあったかなぁと棚の中を探る。
ふと、ある薬が入っているらしきビンが目に留まる。何かしら、と思ってそこに目をやると・・・。
睡眠薬・・・。そうだわ、ちょっといたずらしてやろうかしら、とつぶやき、かがみはジュースの中にその薬を一粒入れた。なぜこんなに都合良く薬があるのか、という点について追求するのはご容赦願いたい。
か「持ってきたわよ。」
み「うひょー、わりーな、ひいらぎ。」
か「悪いと思ってるなら最初から自分で持ってくればいいじゃない。」
み「まぁまぁ。」
みさおは、ぐいっとジュースを飲み干した。プハーとわざわざ声に出して言いながら、みさおは引き締まった表情で机に再び向かい直した。かがみも、ほおづえをついてみさおのやっているところを見る。
すると、薬の効き目が聞き始めたのか、段々みさおの左手の動きが鈍くなってくる。かがみは、にやりと微笑みながら、「ほら、早くやりなさいよ」とせかす。
一方、みさおは感じたことのあるようなその感覚をおもいだそうとしていた。
96 :
麦笛:2008/05/09(金) 23:35:12 ID:fbToaMih
み「(なんだっけな、この感覚、確か前にこれを感じた時は・・・そうだ、ちびっこと一緒にいたんだよ。で、そのあとってどうしたんだっけ・・・ああ・・・段々意識が・・・。)」
みさおの意識が朦朧としているのを確認すると、かがみは「眠いの?じゃ、私が寝かさないようにしてあげる。」と意味深な言葉を発した。
みさおのスカート、パンツを豪快にぬがし、自らも服をすべて脱ぎ捨てる。そして、眠そうにしていて無防備なみさおの足の付け根にしゃぶりついた。
み「ひゃう!!!!!!」
か「ずるいわよ、あんたばっかり甘いものを飲んだりして。」
み「な、何をするんだってヴァ!!」
か「私にも味わわせなさいよ、あんたの甘い蜜を。」
み「あうう!」
ペロ、ペロと部屋の中に淫らな音が響く。みさおは為すすべもなく、自分を失いかけながら、少し昔のことを思い出す。
み「(そうだ、この前の相手はちびっこだった。ちびっこは胸からいってたけど、ひいらぎのやつはいきなりかよ、さすが冷たい女・・・。)」
みさおにしては冷静な分析である。しかし、その冷静さも長くは続かなかった。今回の「その時」まで、あと10分・・・。
み「はぁ、はぁ・・・。」
か「結構出るわねぇ。なんか、同じ味ばっかじゃ飽きちゃうわね・・・。」
み「そんなこと、言わないでくれよ・・・。ひいらぎぃ。」
か「ま、早めにすまして私はテスト勉強でも再開しますか。」
かがみは自らの舌をより速く、より強く動かし、そしてみさおの急所を攻め続ける。みさお城の堤防も決壊寸前。もってい〜け私の精液・・・そんな感じの言葉が頭の中をグルグル回る。
み「あああっ!」
か「どう、私のテクニックは。」
み「ちびっこの方が上手い・・・ゼ・・・。」
か「なんですって?」
み「ちびっこの方が気持ちいいって言ってんだろ。」
か「こなた・・・しばらくやっていないうちに腕を上げたのね。私だって負けないわよ。」
そういうと、かがみはみさおの膣内を丹念にさわり始めた。そのなかで、確実にみさおの弱点を探ってゆく。
そして腸のちょうど裏側だろうか、その辺に触れたとき、みさおの体がびくっと跳ねた。今回の「その時」まで、あと2分40秒・・・。
97 :
麦笛:2008/05/09(金) 23:36:27 ID:fbToaMih
▽巻三
か「Gスポット発見したわ。」
み「ああああああああっつぁぁぁ・・・やめ・・・。」
か「さて、じゃそろそろ最後の仕上げと行きましょうかね。」
するとその時・・・。
つかさ「お姉ちゃん、数学の問題が・・・あれっ、みさちゃん?」
か「ああ、つかさ、ちょうどいいところにきたわ、今からみさおを夢の世界へと誘う(いざなう)ところなのよ。あんたも、一緒にやってみる?」
つ「うん、やるやるー。みさちゃん、私がいかせてあげるね?」
かがみとみさお。「巫女巫女コンビ」の容赦ない攻めによって、みさおの体は完全にコントロールを失っていく。そしてついに、その時を迎えるのであった。
み「ひゃ、ひひひょう、ひひひゃひぃ!!!!!!」
つ「ん?なぁに?みさちゃ・・・」
み「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」
つかさが言い終わる前に、みさおの「そこ」は大噴火を起こした。つかさとかがみを、容赦なくみさおの愛液が襲う。
つ「わわわ、みさちゃん、大丈夫?」
み「・・・ひい・・・らぎ・・・覚えとくん・・・・だ・・・ゼ・・・。」
か「つかさ、お風呂入ってきなさい。私はここを先に掃除しておくから。」
つ「うん。じゃあね、みさちゃん。」
か「みさお、勉強するわよ。」
み「・・・zzzzzz・・・。」
か「今になって睡眠薬が効き始めてきたのかしら。あら、こんな時間、みさおを起こさなきゃ。・・・そうね、また同じようにして起こしてあげようかな。」
み「そ、それだけは・・・!!!」
か「起きるの早っ。」
こうして、二人の初めてのHは終了したのであった。柊かがみ。日下部みさお。この二人の関係は、これからもずっと長く続いていくのであった。
終
ううう……
久しぶりにわたしとひぃらぎのからみを見た気がするZE;;
みさおってよんでくれてるし……
麦笛氏はGJなんだってヴァ
でもよぉ……まだひぃらぎを独占しきれてねぇよな;;
もうこうなったら伝家の宝刀、「名前呼び」でいくっきゃねえか
か…かが……
かがみ「どうかした?(冷たいオーラ)」
みゅううううううう(T△T)
松平アナの声で脳内再生されてしまった・・・orz
麦笛氏のせいでみさお受けに目覚めてしまいそうだ…超GJでした。
なるほど、新しい風は「みさ☆受け」か
そして「みさ☆フェチ」により「みさお総受け」もいいかもしれない(・∀・)ニヨニヨ
ここで考慮
こな☆受けが「にゃあああああああ」なら
みさ☆受けは「みゅううううううううう」かなやっぱり
みさかがもので良いやつないかな
104 :
麦笛:2008/05/10(土) 16:27:58 ID:sWAw4Viw
第4作目。今回もみさおがいかされます。
<秘密の作戦>
▽巻一
ある日の図書室にて。
かがみ「ねぇ、最近のみさおどう思う?」
あやの「え、何で?」
か「最近、あいつ私に性的な話題ばっかり持ちかけてくるのよ。」
あ「確かに、最近のみさちゃんはちょっと変よね。勝手にお尻さわってきたりとか・・・。」
か「・・・あいつそんなことまでしてるのか?」
あ「もうしょっちゅうよ。」
か「それでね、ちょっとみさおにおしおきが必要だと思ったの。」
あ「賛成ね。」
か「決めるの早っ!!」
あ「えへへへへ・・・。」
その次の休日、あやのの家にはかがみとあやのの姿があった。
か「さあ、作戦実行よ。」
あ「ええ。頑張りましょう。」
インターホンが鳴り、外から元気に「みさおだってヴァ」という声が響いてくる。あやのは玄関までいってドアを開け、みさおを出迎えた。
みさお「ふいー、外はすごい雨だゼ。」
あ「相当冷えてたでしょう。暖まるにはストーブがいいかしら?エアコン?」
み「ヴー、個人的にはあやのの体で暖めて欲しいなぁ。」
その会話の様子を、別室でかがみがモニターでチェックする。みさおにはかがみがいることは内緒であり、みさおはあやのしか見えていなかった。
か「何が『あやのの体で暖めて欲しい』よ、全く。」
み「ひー、靴下までびしょびしょだゼ。」
あ「傘さしてこなかったの?」
み「なんかさぁ、面倒くせぇじゃん、傘さすのってさぁ。」
あ「そうかしら・・・。」
み「うー、寒いなぁ。」
あ「そうねぇ。」
今のみさおの「寒いなぁ」は「早くHしたい」という願望を表していたが、あやのはそれに気づかず、スルーした。しょうがないので、みさおは直接あやのに話をもちかける。
105 :
麦笛:2008/05/10(土) 16:30:37 ID:sWAw4Viw
<秘密の作戦>
▽巻二
み「はやくHしようよう。」
あ「そんなにあわてなくても・・・。」
み「いい?今日は絶対やるんだからね!この前は断られたけど、絶対だかんね!」
あ「わかったわよ・・・。」
み「うっひょー!!」
あやのがそういうと、みさおは目を輝かせ、鼻歌を歌いながらに服を脱ぐ。明らかに自分が受けになろうという感じだ。それはモニタールームのかがみにも、しっかり感じ取れた。
か「みさおのやつ・・・。」
あやのは手始めにみさおと熱いキスを交わし、弱点を探りながら胸を揉む。
み「ふぁ・・・あやのは何度やっても胸を揉むテクニックがすげぇなぁ。」
あ「みさちゃんが感じやすいだけよ・・・。ふふっ、相変わらず小さい胸ねぇ。」
み「そ、そんなに見るなよ・・・。ちびっこや柊の方が小さいと思うゼ?」
か「(こ・・・こいつ・・・。)」
み「なぁなぁ、そろそろ股の方をやってくれよぉ。」
あ「はいはい・・・。」
み「・・・うっ・・・うあっ・・・あー、あー。」
あ「あえぐみさちゃんも可愛いわよ。」
み「そんなこというなよぉ、あやのぉ・・・。」
あやのは丁寧な手つきで、みさおのGスポットを探る。手が内壁に触れるたびに、みさおが喘ぎ声を出す。
あ「なかなか見つからないわねぇ・・・。」
み「ヴー、早くしてくれよぉ。」
あ「この辺かしら?」
み「うひゃう!!?」
あやのはGスポットを発見した!みさおの体がビクッと跳ねる。あやのはそこを徹底的に攻める。みさおの意識が段々遠のいていったその時、あやのの家の電話が鳴った。手技を中断し、電話の方へ駆けていくあやの。
実はこれ、かがみが携帯からかけた「作戦」のうちの一つなのだ。当然みさおは不機嫌になる。
み「もう少しでいけそうだったのに・・・。」
か「じゃあ、私が続きをやってあげようじゃないの。」
み「ひ、ひ、ひ、柊ぃ?なんで柊がこんなところにいるんだよう?」
か「よくも私の胸が小さいとかいってくれたわねぇ。」
み「えっ・・・、あたし・・・。」
か「つべこべ言わない!行くわよ!!!」
み「えええええええ!!!!!!」
そういうと、かがみはみさおの秘部に無理矢理手を突っ込み、中をかき回す。みさおのOFFになりかけていたスイッチが再び入り、喘ぎ声が出てくる。
106 :
麦笛:2008/05/10(土) 16:34:28 ID:sWAw4Viw
<秘密の作戦>
▽巻二
み「ああ、ああっ、柊ぃ・・・中に・・・入ってるう!!」
か「どう?気持ちいいでしょ!一気にいかせてあげるから!」
み「あっ、出る、出る、ああああああああああっ!!!!!!!」
そういって、みさおは絶頂を迎えた。一方そのころモニター室では・・・。
あやの「やったわ、成功ね。」
そういうと、部屋を出てみさおたちがいる部屋に行く。中ではみさおがぐったり、かがみがやったわという顔で座っている。
あ「みさちゃん、びっくりした?」
み「・・・柊のばかやろう・・・。言ってくれれば良かったのにさぁ。」
か「あなたが最近変なことばっかり言ってるから、少し懲らしめてやろうと思って。」
あ「みさちゃん、私もお尻さわられるの、ちょっとイヤなの。やめてくれる・・・?」
み「・・・悪かったな、あやの・・・。」
あ「みさちゃんがわかってくれればいいの。」
か「さ、もう終わったことだし、みんなでゲームでもしましょうか。」
み「ひ、柊まだここにいるのか!?」
か「悪い?」
そのあとも、3人はゲームなどで時間をつぶし、結局あやのの家で夕食を食べてから帰ったという。それからみさおがあやのと遊ぶときにはやけにビクビクするようになったとか。
完。
〜次回予告〜
柊姉妹の感動?物語!ただいま草庵にて執筆中、乞うご期待☆
107 :
麦笛:2008/05/10(土) 16:47:35 ID:sWAw4Viw
▽訂正
↑No.106
正:▽巻三
誤:▽巻二
ご迷惑をおかけしました。
乙です。
積極的まぞなみさお萌え
「」の前の名前を、か、とか、み、って一文字で書かないでちゃんとかがみ「」とかみさお「」ってやってくれると助かるです
なんかこう、一文字だけだといちいち脳内で名前を変換しなきゃいけないし見栄えがあんまし良くないと感じたんで
もちろん一般小説みたく「」の前に名前入れずにかつ誰が話したか分かるような書き方が一番良いんだけど
あ、話の内容は大満足です、ごちそうさんっす
110 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 23:09:55 ID:pN+MxW3u
か、とか み、とか書かなくても誰が話したか充分わかると思うんだ。
111 :
麦笛:2008/05/10(土) 23:14:28 ID:AtMv12y+
第5作目。今回は海である事件に巻き込まれた姉妹のお話です。
(<<108さん ご指摘どうもありがとうございました。)
<もう一つのタイタニック>
数年前、タイタニックという映画が公開され、大きな反響を呼んだ。今回は、そんなタイタニック沈没事故の裏で語られなかった物語を書き記そうと思う。
タイタニック号には、かがみとつかさという二人の姉妹が乗っていた。豪華客船のクルージングということで、二人ともおしゃれに気合いが入っている。
つかさ「お姉ちゃん、私のお洋服、変じゃないかなぁ?」
かがみ「ダンスパーティーにはいいんじゃないの?」
「えへへー、高かったんだよ、これ。なんとね、糟日部のココノカドーで・・・」
その時、船をドーーン!という衝撃が襲った。つかさとかがみも、ふっとばされながらお互いが何とか離れないように手を離さなかった。そして床が傾き始め、係のお兄さんの叫ぶ声が聞こえてくる。
係りの人「は、はやく船からとびだしてくれよー、爆発するかもしれないんだってヴァ!!!」
「お姉ちゃん・・・。」
「大丈夫、私がついているから。」
「ふええーーん・・・。」
「泣いてても何も始まらないでしょ。さ、いこ。」
「うん・・・。」
すでに、船のいたる所で火の手が上がり、多くの人が海に向かって飛びだしていった。つかさとかがみもハイヒールを脱ぎ捨てて海へ飛び込む。周りは人々の悲鳴で埋め尽くされ、海は赤く、そして黒く染まっていった。
つかさとかがみも、なるべく船から離れようと必死に泳ぐ。かがみには、自分だけでなくつかさも生きて帰らなくちゃという責任感があった。どんなことがあっても、つかさを守ってやるから。
そう思いながら、船から離れていった。
やがて船が遠く見えなくなるくらいまで泳ぎ、船の破片である板にしがみつくことができた二人は、お互いの状況を確認しあった。
「つかさ、大丈夫?」
「わ、私は平気だよ?でも、とっても寒いの。着るものも全部船と一緒にブクブクブーで、はい、それまでよー。」
「確かに氷山があるくらいだから、どうりで寒いはずよ。私も何にも着るものは持っていないし、どうしたらいいかしら。」
いくら秀才のかがみでもこんな状況は想像もしてなかったことだし、今までに経験もしたことがないものだからどうしていいかわからなくなった。このままじっとしていても体力がなくなっていくだけだし、どうしたらいいかしらと悩んだ。
とりあえずは救助が来るまで我慢だと考え、それまでに何とか暖まることをしないといけない。かといって、泳いだりしてでも体力を消耗するだけだし、あとできることといったら・・・。
ふとかがみの頭の中には、ある考えが浮かんだ。でも、こんなとこで、しかもつかさとなんて・・・でも、十分に暖まるためにはこれしか方法はないと思い、つかさに思い切って告白した。
112 :
麦笛:2008/05/10(土) 23:16:29 ID:AtMv12y+
<もう一つのタイタニック>
▽巻二
「ねぇつかさ、私たちこのままじゃ助からないかもしれない。」
「うん。でもどうすれば・・・。」
「つかさ、ちょっと上半身を出してもらえるかしら?」
「?」
「はやく。」
「う、うん。」
服の上半身だけ出すつかさ。かがみはそのちょうど中心のあたりだろうか、二つの膨らみに手を伸ばした。
「ひゃあっ、お姉ちゃん、何をするの?」
「つかさ、我慢しててね、くすぐったいかもしれないけど・・・。」
「ううん、大丈夫だよ。」
ゆっくりと、かがみはその二つの膨らみを揉み始めた。もじもじと足を動かすつかさはもうかがみを信じるしかなく、かがみの行動にすべてを任せた。
「ふう、ふう・・・。」
「かわいそうに、こんなに冷えちゃって、私があっためてあげるからね。」
「お姉ちゃん、とっても気持ちいいよぉ・・・。」
「つかさ、感じていきそうになったら、必ず言ってね。いっちゃったら、体力を一気に奪われちゃうから。」
「うん・・・。」
「そのうち救助の人がくるから、それまで我慢しててね。」
「うん、私頑張る。やくそくするね、お姉ちゃん。」
「つかさ・・・。」
「絶対、一緒に生きて帰ろうね。」
「当たり前じゃない。」
「お姉ちゃん・・・ううう・・・。」
「ほらほら、泣かないの。寒くなくなった?」
「うん、水は冷たいけど、私はさっきよりは大丈夫だよ。」
「よかった・・・。」
かがみがつかさの胸を揉みはじめて数分。船は、真っ赤な炎に包まれて沈んでいった。
「あ、ああ、お姉ちゃん・・・。」
「なあに、いきそうになっちゃった?」
「ううん、お船、沈んじゃったね。」
「うん。これで救助の人がわかりにくくならなければいいんだけど・・・。」
「お姉ちゃんの・・・はぁっ、持ってきた本も沈んじゃったね。」
「・・・私には、つかさがいればいい。たとえ、何を失おうとも・・・。」
「おねえちゃん、大好き。」
113 :
麦笛:2008/05/10(土) 23:18:08 ID:AtMv12y+
<もう一つのタイタニック>
▽巻三
大好き、という言葉に、かがみは一瞬ドキッとした。つい胸を揉む手に力が入る。そうするとつかさがより大きな声であえぐので、すぐに我に返る。今は、生きることだけに集中しなきゃ。
「あれ、おねえちゃん、なんかお船が近づいてくるよ?」
「!?あ、きっと、救助の船だわ。」
「うわあ、ボートがいっぱい。」
「つかさ、大きな声で叫ぶのよ!」
「うん。スゥ〜〜・・・バルサミコ酢〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
「あ、こっちに向かってくるわ、気づいてくれたみたいね。」
「良かったね、お姉ちゃん。」
「本当に・・・よかった・・・。」
「お姉ちゃん!?」
安心からか、徐々にかがみの体からは力が抜けていき、少しずつ海底に向かって体が吸い込まれていく。
「お姉ちゃん、ここで気を抜いちゃダメだよ!もう少しで生きて帰れるのに、死んじゃダメ!」
「私は・・・つかさ、あんただけでも生きて、こなたやみゆきによろしく言っておいてね・・・。」
「お姉ちゃん、さっき私約束したんだよ、お姉ちゃんと、絶対生きて帰ろうねって、約束したじゃない!!」
「つかさ・・・私はいい妹を持って幸せだった。こなたやみゆきとも会えて、幸せだった。」
「変なこと言わないでよー・・・グスッ・・・お姉ちゃんがいたから、私ここまで頑張れたんだよ!」
「・・・そうよね・・・。もう少し我慢すれば・・・一緒に・・・。」
「お姉ちゃん!!!!」
かがみの意識が徐々に遠のいていく。つかさのためにも死ねないと思いながらも、段々魂の気がしなくなってくる。そしてかがみがようやく目を覚ましたのは、大きな船の中だった。
「私は・・・。」
「お姉ちゃん・・・。助かったんだよ、私たち・・・。つかさ、頑張ったんだよ!」
「よかった・・・。」
「おねえちゃん、さっきも言ったけど、お姉ちゃん大好き。」
「・・・つかさ・・・私も好きよ。つかさのこと。」
「で、お姉ちゃんが元気になったら、さっきの続きをいっぱいして、つかさを沢山いかせてね。」
「・・・・・・は?」
こうして無事に生きて陸地にたどり着いたつかさとかがみは、そのあと二人でいやというほど絶頂をむかえたという。人生的な意味で取るか、性的な意味で取るかはあなた次第だが・・・。
完(エンドロール:「もってけ!セーラー服」)
終わったのかな?
ともかく、お疲れ様でした。
ところで麦笛氏は携帯小説出身なのかな?
読んでみて、作風がそれっぽい感じがしたので。
おおw早速直してくれたのか、仕事早いw
大分読みやすくなってより話に入っていけたよ。つかさ良い子だ…
あと前半は良かったけど、中盤〜後半で会話が続くような場面は
やっぱり誰が喋ってるか混乱する恐れがあるんで、間に地の文を挟むとかすると
読みやすくなるし読者に展開をより分かりやすくさせられると思う
あとは地の文を適度に改行する事と、…をもっと少なくすると良いと思うな
いっちょまえに批評なんかしちゃって恐れ多いけど
話の内容は好きなんでこれからも頑張ってくだしあ、期待してますんで
116 :
麦笛:2008/05/11(日) 00:39:26 ID:oFSBEKXw
<<114さん
僕は、元々はブログ出身で専門分野はエッセイですが、小説やコラム、批評など、中くらいの長さの文章なら大体書けるかなぁというところです。
携帯小説はやったことありません・・・。
<<115さん
いえいえ、こちらこそ、色々な批評やアドバイスをしていただいて本当にありがたく思っています。
文章の投下はスレッドの進み具合を見てこれからも投下して以降と思いますので、この先もよろしくお願いします。
OVA&ドラマCD公式決定したけど、その話題はないのか?
マルチイクナイ
OVAやDCDの内容について話すのは、発売されてからにしないかい?
発売前に予想をしたいだけなら相応の板やスレがありますし
>>117 話しようにも今話せるのは予想くらいでまだほぼ何も内容決まってないんでしょ?
このスレでも話題に出来るとしたら発売後かなあ
まあとりあえず、こう&やまと希望、とだけ
>>116 うわ〜実際に書いてる人なのか、こりゃ失礼しました
お次のショートショートもwktkして待ってます
OVAは個人的につかこな&いのみき展開してくれればありがたい!(`・ω・V)
本当に超個人的で申し訳ないんだけど(´・ω・`)
前スレラスト、思わず懐かしい気分にさせられたじゃねえかwwwww
ツインテール幼女「責任、とってもらうんだからねっ」
「Konata<<前スレの撃墜を確認。>>」
「……エスコンネタか?」
「ハイGターンに頼りすぎて失速墜落するかがみん萌え」
「うっさいわ!」
前スレラストのビューティフルドリーマーネタ吹いたw
123 :
麦笛:2008/05/11(日) 10:29:23 ID:Z1eB9Dmx
第6作目。今回は、アニメ1話&16話を参考に作ってみたものです。外国人がム○カみたいになってますが、その辺はスルーで。
<外国人の逆襲>
▽巻一
「そういえば、どうしてつかさとこなたって仲良くなったんだっけ?」
お昼休みに、ぽつりとかがみがこなたとつかさに問いかける。
つかさ「えーっと、私が外国人の人に話しかけられて困っているときに、こなちゃんが来て助けてくれたんだよ。」
こなた「私も、正拳突きや竜巻旋風脚をお見舞いしてあげたんだよねー。」
かがみ「へえ、やるじゃないの。」
つかさ「というか、道を聞かれてただけなんだけどね・・・。」
かがみ「おい、ダメだろ、それ!」
こなた「てへっ☆」
実はこの日、ある一人の男がこなたを狙っていた。男は情報をあつめ、こなたを必死に探し回っていたのだ。その男とは・・・
皆様もお解りだろうが、そう、あの外国人である。つかさとこなたが仲良くなった日、こなたにぼこぼこにされた外国人である。
この外国人も、こなたの制服などから高校を割り出し、チャンスを狙っていたのだが、運良く今日はこなたがアルバイトの日。学校から遠く離れたところでなら、こなたをねらっても気づく人は少ないだろう・・・と。
「あー、今日は長門ちゃんもパティもいないし、接客とか大変そうだなぁ・・・。」
こなたがつぶやきながら電車に乗る。こなた自身、外国人という忍び寄る魔の手には全く気づいておらず、ただいつもと同じ光景であった。
最寄りの駅に着き、バイト先の方へと足を進める。その後ろから、こなたにみつからないように、一人の外国人がついて行く。よく見られる光景のせいか、大してそれを目に留める人もいなかった。
124 :
麦笛:2008/05/11(日) 10:30:19 ID:Z1eB9Dmx
<外国人の逆襲>
▽巻二
バイト先につき、店の鍵を開ける。まだ誰もいない店内。こなたはとりあえず座席の一つに荷物を置き、厨房の方へ行こうとする。
「店長さんも遅いっていってたしなぁ。まだ時間あるから、ダンスの練習でもしてようかな。」
するとその時、店のドアがキィ〜っと音を立てて開く。こなたはビクッとしてドアの方向を見る。そこに立っていたのは、・・・外国人だった。
こなたは、大して笑顔もない顔で「いらっしゃいませ」と挨拶し、その上でまだ開店時間ではないですよ、ということを伝える。
「あの、まだお店を開ける用意もしてないですし、時間もまだなので・・・。」
「泉こなた、私を覚えてるか。」
「どちらさま・・・でしたっけ?」
「まさか、私を忘れたとでもいうんじゃないだろうな。」
流暢な日本語で話す外国人に言われ、必死に思い出すこなた。3秒ほどして、こなたのなかで何かがつながった。
「あああ、あの、外国人?私が昔ボコボコにした。」
「そうだ。あのときはよくもやってくれたな。」
「また私にやられにきたの?」
「今日はその逆だ。覚悟しろ。」
「竜巻旋風脚!!!」
こなたは技を繰り出す。しかし、外国人はこなたの動きを完全に見切っていた。そして渾身の一撃。
「ソニックブーム!!!!!」
衝撃波が店内を包み、こなたは服を引き裂かれて壁に叩きつけられる。ぐったりしているこなたのもとに歩み寄り、外国人はこなたをじっと見つめる。
「ほう・・・いい体つきだ。」
「・・・見ないで・・・。」
「なんか体がむずむずしてきたなぁ、オレ!」
え?なにするの?とこなたが起きあがろうとするが、壁に打ち付けられた痛みで動く事ができない。そのうち外国人がこなたの上に馬乗りになるような形になり、ディープキスを迫る。
こなたは最初反抗するが、自分に勝ち目がないことを悟ると、自分の身を外国人に任せた。
125 :
麦笛:2008/05/11(日) 10:32:02 ID:Z1eB9Dmx
<外国人の逆襲>
▽巻三
外国人の男は、驚くくらい優れたテクニックを持っていた。今までかがみ、つかさ、みゆき、パティ・・・その他いろいろな人にいかされてきたが、それをも遙かにしのぐテクニックだった。胸を揉まれ、股の間をいじくられ、あっという間にいきそうになる。
「ふ、ふあああああん!!!!!」
「どうだ、気持ちいいのか、ジャパニーズガールはいきやすいんだな。」
「そ、そんなことないよ・・・。」
こなたは、なんとしてもこの人のせいで絶頂に達する、というのが許せなかった。前に蹴散らした外国人にやられるなんて、これこそが下克上というのか、こなたのいままでのプライドが、いくのを阻止していた。
「ふああ、はぁ、はぁ、ううっく・・・。」
「ふふふ、必死で我慢しているな?」
「そ・・・そんなぁこと・・・ないよ・・・。」
「では、そろそろ仕上げに移ろうか。」
こなたの体に電流が流れた。体が反り返り、男がこなたの膣内で指を動かすのに合わせて体をよじる。
こなたは数秒もいかないうちに体が熱くなり、自分の中で絶対に許されないことがすでにもう起ころうとしていた。
「あああ、うああああ、ダメ、私、ダメ、いっちゃううう!!!!!」
「いけ!そしてわめけ!それが私の報復だ!!!」
「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
こなたの頭の中に、「GAME OVER」の文字が浮かんだ。まさか、こんな男のせいで最大級の絶頂を迎えてしまうなんて・・・。
「ふん、また会ったら覚悟しとけ。」
外国人の男はそういうと店を出て、店内にはこなたが一人横たわるだけになった。
こなたはショックと体力的限界のせいで動けず、数十分後に店に来たバイトの男の子によって保護された。この後店はすぐに110番通報したが、未だに犯人は捕まっていないという。
完
>>123 乙です。ものすごい投下ペースにはいつも驚かされてます。
ただ、レイプものは人によっては不快感を受けるので、「はじめに断り書きを入れる」という
>>1のマナーを守っていただけるとありがたいです。
以下、
>>1のルールには書かれていませんが、このスレでの慣習としては、
(1)最初の1レスは前書きとする
・名前欄にコテハンを入れる
・カップリング、レス数、エロ/非エロ、注意書き(レイプものも『過激な内容』に入る)を記載
(2)本文レスでは名前欄にタイトルとレス数を入れる(『外国人の逆襲(1/3)』のように)
(3)最後の1レスは後書きとする
・名前欄にコテハンを入れる
……といったものがあります。
これらのルールは、「作品の衝突回避」や「苦手な人がNGできるようにするor心の準備をする」など、長いスレの歴史の中で生み出されたものです。
他の作品を読んでいただければ、ほとんどがそのルールに即して書かれていることがおわかりいただけると思います。
いろいろうるさくてすみませんが、ご協力のほどよろしくお願いします。
-------------------------------
※自治厨っぽいことは書きたくないんですが……ラストでちょっと鬱入ったので書かせていただきました。すいませんorz
>ソニックブーム
あれやっぱりガイルだよねw
129 :
麦笛:2008/05/11(日) 11:53:27 ID:+b261lHU
<<126さん
了解しました。いろいろ前のスレッドなども見て形式を参考にさせていただきたいと思います。
投下ペースは、最近ちょっと暇があるだけなので、いつ長期休暇になるか・・・。
すみません、調べても見つからなかったのでここで質問させていただきます。
『自分が子供の頃の精神状態に戻る催眠』ってなんて言うんでしょうか?
退行催眠だと思って調べたところ、退行催眠は前世まで戻る催眠でした……
一応、これをテーマにSSを書いていたんですが、どうしても思い出せなくて……
場違いな質問ですみませんが、教えてください!!
逆行催眠とか退行催眠とか・・・詳しくは自分もよく知らんです
調べてみたけど、そのまま「幼児期退行催眠」とか、「インナーチャイルドセラピー」とか
そのぐらいしか見つけられませんでした……
その手のことに詳しい方がいらっしゃればよいのですが
133 :
麦笛:2008/05/11(日) 16:32:27 ID:+b261lHU
文章7「大きくなあれ」
*注意点
★エロ有
★みゆき×ゆたか、巻三までの3レス
★場所:みゆきの家
では、はじめさせていただきます。
「先輩、どうすれば胸って大きくなるんですか?」
ゆたかがみゆきに問いかける。
みゆき「そうですねえ・・・私もあんまりこれをやっているとかいうことはないんですけど・・・。」
ゆたか「じゃあ、大きくならないんですか?」
みゆきはうーんと考え込んだ。無理に大きくなりますよ、とか言えば絶対方法を追求されるだろうし、かといってもう手の施しようがありませんとか言うと、ゆたかを傷つけてしまいかねない。
みゆき自身そんな方法を知らないし、でもせっかく相談に来てくれたのに門前払いというのも申し訳ないような気がしたのだ。
「何でそんなことを聞きにいらっしゃったのですか?」
ゆたかからなんか情報を得れば、なにかつかむことができるかもしれないと考えたみゆきは、まず理由を聞いてみることにした。ゆたかがゆっくりと話し始める。
「昨日こなたお姉ちゃんとHなことをやったんですけど、お姉ちゃんが私の胸を揉むときに、『いやあ、いつもだけどゆーちゃんの胸は揉みがいがないねえ』っていってきたんです。私もお姉ちゃんをがっかりさせたくないし、どうしたらいいかなって・・・。」
「それで、私のところにきたわけですね。」
「はい。」
みゆきは、確かにゆたかの周りに胸がそんなに大きい人がいないですからと思いながらも、いろいろ方法を考えた。みゆきのプライドからしても、「遺伝」という二文字では終わらせたくなかったのだ。
「そうですねえ、最近は胸を大きくする薬とかも売っているみたいですから、そちらを試してみたら・・・。」
「でも、薬って高くて、私そんなお金持ってないから。どうしようって。」
確かに、お金持ちの家に住んでいるみゆきだったら、そういう薬を買うのは容易かもしれない。でも、いそうろうの立場であるゆたかが、高価な薬を買えないのはみゆきも承知している。
「いっつも、こなたさんとやっているんですよね?」
「はい。」
「こなたさんも胸は小さい方ですから、もしかしたら刺激というか、そういう胸を大きくするためのスパイスが足りないんじゃないかと思うんです。」
「スパイス、ですか。」
「もしかしたら、胸の大きい方とHしてみれば刺激になって少しは大きくなるかもしれませんね。」
少し控えめながら、我ながら良いこと言った、とみゆきは少しほっとした。
「例えば、どんな人とですか?」
「力士・・・とか。」
「わ、私の周りにはそういう人はいません!!」
「そうですか・・・。」
みゆきは少し戸惑った。胸が大きい人って、誰が・・・。
すると、ゆたかが恥ずかしそうに口を開いた。
「あの・・・先輩とやらせてもらって、いいですか?」
みゆきは、一瞬困惑したが、ゆたかのうるうる涙目を見ているうちに気持ちがかわり、承諾した。
お互いがゆたかの胸の繁栄を願うようにして、揉む。ゆたかはみゆきのを、みゆきはゆたかのを、愛情込めて揉み続ける。
「せ、先輩、上手いです。」
「そうですか?」
「お姉ちゃん、いっつも荒いから・・・。」
確かに、こなたは勢いでグリグリやってくるからなとみゆきはすこし納得しながら、ゆたかの胸を揉み続けた。
そのうち、ゆたかの息づかいが荒くなってくる。
みゆきは、そっと目的をゆたかの下半身に移して、暴行のあたりを軽く触る。ゆたかが気持ちよさで声を上げると、みゆきは「感じやすいんですね、ゆたかさん」とわざとらしく言い、ゆたかをあおる。
「せ、先輩、私って、感じやすいんですか?」
「こなたさんはもうちょっとやらないと感じてもらえないんですが。」
さすがお姉ちゃんだなぁと感心するゆたかに、みゆきは口調とは全然違う激しいアタックを仕掛ける。ゆたかの体が一瞬のけぞったのかと思うと、体をよじらせ、ただ喘ぐだけのおもちゃと化した。
「ああ・・・先輩、きもちよすぎです、私、すぐにいっちゃいそうです。」
「遠慮なくいってしまってよろしいですよ。これはゆたかさんの胸が大きくなるためのおまじないですから。」
「あ、ありがとうございます・・・ああっ!!」
みゆきは、ゆたかの一番感じやすいところを自由自在の手つきでいじくり、ゆたかを段々追いつめて行く。
「ゆたかさんの胸、おおきくなあれ。」
思わず甘い言葉をかけられて赤面するゆたか。しかし絶頂はもうそこまで来ており、ゆたか城が崩れるのはもはや時間の問題であった。
「先輩、いっちゃいそうです!!!」
「準備は大丈夫ですよ。」
「う、う、あ、あぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!!!!」
数分後―――
「はい、タオルです。これでお体をふいて下さいね。」
「あ、すみません。」
「大きくなるといいですね、ゆたかさんの胸。」
「はい・・・。」
ゆたかは家に帰ると、こなたに今日の出来事をすべて話した。
「お姉ちゃん、今日みゆきさんにおまじないかけてもらったんだー。」
「どんなの?ゆーちゃん。」
「胸が大きくなるおまじないだよ。」
「ぬ、ぬおおおおおお!!!それは是非とも私もかけてもらわないと!!!ゆーちゃん、今から私みゆきさんとこ行ってくるね!!!」
そういうと、こなたは風のように家を出ていった。
そして、ゆたかだけが残された。
完
137 :
麦笛:2008/05/11(日) 16:45:43 ID:+b261lHU
以上で終了です。今回は少し短めですが、楽しんでいただければ幸いです。
一応投稿形式は126さんに教えてもらったとおりにやってみたつもりですが、何か問題があったら言って下さい。
<<130さん
自分が子供のころの精神状態に戻るというのは「自発的退行」とか、普通に「退行」という現象だと思いますが、それの催眠となるとわかりません。
お役に立てず申し訳ありません。
138 :
19-04:2008/05/11(日) 17:02:54 ID:CEhfTf2O
>>137 適度にエロくてGJっス!たまにはディープなやつじゃなくて、こういうのもいいっスねぇ。
とゆうより麦笛さん、あなたの作品ではみんなでエッチなことしてるんですかww
う〜む…『逆行催眠』や『幼児期退行催眠』その他もろもろで調べてきたんですけど、俺が望む内容はなかったです…
仕方ないから、このままで投稿しちゃうっスね。お騒がせしてすいませんでした。
注釈としては、こなたが『こなたであって普段のこなたじゃない』ってところでしょうか?
あと、普通にエロはあります。
「幼児期退行催眠?」
間の抜けた声でこなたが聞き返す。
うんと返事をして、かがみは更に説明しようとした。
「いや、一応は知ってるよ。中身だけ子供に戻るやつでしょ?」
「説明する手間が省けたわ。今からこなたにやってみていいかしら?」
その発言に首をひねるこなた。頭にはでっかいハテナマークが浮かんでいる。
「でもかがみってそういうの信じてなかったよね?」
「き、昨日テレビでやってて……それで、興味持っただけよ!!」
顔を真っ赤にして言い訳をする。
こなたはというと、いつもの通り(≡ω≡.)←こんな顔をしていた。
「じゃ、やるわよ」
「おk、wktk」
「日本語しゃべれっつーの」
数分後……
「くー……すー……」
「……ホントに寝ちゃったわね……」
この眠りから覚めた時には、すでに子供へと戻っているはず。
なのだが、こうも上手くいくとはかがみも思ってはいなかった。
「まさか……寝たフリとかしてるんじゃ……」
「ふにゃ……」
確認のため、少しずつ服を脱がしていく。もし起きていたのなら、抵抗するはずだからだ。
しかし、服を全て脱がしても、こなたは眠ったままである。
「ふーむ……本当に眠ってるみたいね。……それにしても……」
可愛い。
何一つ身に纏っていないこなた。言うなれば素っ裸。
小ぶりな胸、きれいな肌、まだ毛も生えていないアソコ……
「やばい……もう、ダメ……」
かがみの手は、ゆっくりではあるが確実に、静かに眠るこなたの胸へと向かっていく。
と、その時……
「……ふぇ……?」
「!!」
突然目を覚ましたこなたに、かがみは瞬時に身を翻した。
身体を起こし、目をこすりながら、何事もなかったかのようにしている(内心あせりまくっている)かがみを不思議そうに見つめる。
「あれぇ……? おねぇちゃん……だぁれ……?」
子供特有の幼い、そして舌っ足らずな声。そして自分のことを覚えていない……
間違いない、催眠が成功したのだ!!
「私は柊かがみ。あなたは?」
「ふぇ……? こにゃたは……いじゅみ、こにゃた……よんしゃい……」
ぷつんと『何か』が切れそうだったが、それを根性で持ち直す。
てゆーか、いじゅみはわかるが、逆に言い辛くないか? こにゃたって……
「おはよう、こなたちゃん」
「うん……おはよぉ。かがみおねぇちゃん」
『おねぇちゃん』という単語が、かがみの中の、さっきは根性で持ち直した『何か』を切った。
だが、修復は早かった。こなたの身体に飛び掛かろうとした瞬間に『何か』は再び復活した。
「あるぇ? こにゃた、ふくきてないよぉ?」
しまった。
さっき脱がして、結局そのままにしていたのだ。
これじゃあ「自分が脱がしました」って言っているようなものじゃ……
「しょっか。かがみおねぇちゃんも『えっちごっこ』してくれるんだ♪」
「…………………はい?」
数秒間硬直した後、『えっちごっこ』の内容を概ね理解したかがみは顔を真っ赤にした。
「ななななななな!?」
「あれぇ、ちがうの? でも、しゅごくきもちいいから、かがみおねぇちゃんもやろ♪」
これは、願ってもいなかったチャンスかもしれない。
もともと『幼児化して更に可愛くなったこなたを頂こう』と思っていたかがみ。
抵抗されるのは覚悟していたが、まさか自分から「やろ♪」と言ってくれるとは。
「ほらほら、かがみおねぇちゃんもはやくふくにゅいで♪」
「わ、私も脱ぐのね……まあいいわ」
自分の服に手を掛け、ゆっくりと脱いでいく。
その行程を「わくわく♪」と言いながら幼児化こなたが凝視している。恥ずかしいことこの上ない。
「おんなのひととえっちごっこしゅるの、はじめて♪」
「誰としたことならあるの?」
「おとぉしゃん♪」
……そうじろうよ、4歳の娘になんてコトしてたんですか、アナタは。
「よっし、脱いだわよ。何からするの?」
「んとねー、しゃいしょはわたしがかがみおねぇちゃんをきもちよくしたげるっ」
「へ……ひゃ!」
いきなり自分の胸を鷲掴みにされたかがみ。
それから幼児化こなたはかがみの胸を強弱をつけて揉んでいく。
それは、4歳にしてはあり得ないほどに上手すぎるテクニックだった。
「えへへっ。おとぉしゃんにしゃれてるみたいにやってるんだけど、きもちいい?」
「ひゃん! こ、こな……き、気持ち良過ぎ……!!」
「よかった♪」
純真無垢な笑顔を向けられ、かがみは快楽と合わせて有頂天となっていた。
「かがみおねぇちゃん、にゅれてきてるよ」
「あ……」
幼児化こなたがかがみの胸から手を離してトロトロになった花びらをまじまじと見つめる。
『(中身が、だが)4歳児に濡らされる』のはかがみにとってはやはり恥ずかしいのだろう、顔が真っ赤になっていく。
「しゃーて、おちゅぎはこっちだよー」
「んひゃ!!」
かがみの秘裂に幼児化こなたの指がゆっくり入っていく。
すでに出来上がっていたのか、かがみの体が大きく跳ねた。
「う〜んと、『じーしゅぽっと』は……」
「ふあ!」
内壁を幼児化こなたの指がこすっていく。『Gスポット』でなくとも、それはかがみに大いなる快感をもたらした。
「えいっ」
「ひゃあああぁあ!!?」
ある地点を強く押した瞬間、かがみの体が今までよりも大きく跳ねた。
Gスポットを発見した喜びからか、幼児化こなたは笑顔でそこを何度も何度も攻めていく。
その度に秘裂からは愛液が溢れだし、幼児化こなたの指までもがトロトロになる。
「ねえ、かがみおねぇちゃん。きもちい……」
「あっ、あっ、イク! イっちゃ……ひあああああああああああああん!!!」
幼児化こなたが尋ね終わる前にかがみは絶頂。
秘裂からは大量の愛液が溢れだし、床を、幼児化こなたの手を濡らしていく。
「ん……かがみおねぇちゃん、おいしーよ♪」
自分の手にかかったかがみの愛液を舐め、笑顔でかがみに言う幼児化こなた。
二度に渡って耐えてきたかがみの中の『何か』がまたも切れた。
イったばかりだったせいか、今回は修復も不可能。
「はぁ……はぁ……ねぇ、こなたちゃん……」
「なぁに?」
「つ、次は……こなたちゃんの番、よね……?」
「あ、しょーだね。しゅきにしていーよ♪」
足を広げ、かがみに自らの秘裂を向ける。
すると先ほどイったばかりなはずのかがみが飛び起きた。さすがに怖かったのか、幼児化こなたの肩がビクッ! と震えた。
「じゃあこなたちゃん、イクわよ」
「え……あひゃああああああああ!!?」
宣言した直後、ものすごいスピードで中指を幼児化こなたの秘裂に突っ込む。
それだけで、幼児化こなたは絶頂を迎えてしまった。感覚等も幼児に戻っているのだろう。
かがみは指を突っ込んだまま、動かない。幼児化こなたの呼吸が整うのを待っているのだ。
「あ、はふぅ……おねぇ……ちゃあん……」
まさかの不意討ちに、涙目になりながら抗議する。
しかし、それは逆効果にしかならなかった。
「こなたちゃん。こなたちゃんのGスポットってどこかしら?」
「ふぇ……? しょ、しょこのちょーどうえだよぉ……」
素直に答えるあたり、やはり子供なのだろう。
「ふにゃああああ!!」
そこを徹底的にイジられるとも知らずに……
「はひいいいいい!! うにょおおおおおおお!!」
かがみの激しすぎる攻めで、幼児化こなたはすでに何回もイかされていた。
喘ぎ声も、叫び声のようにしか聞こえない。
だが、幼児化こなた自身は今までで最高の快楽を得ているために抵抗せず、かがみに合わせて腰を動かすだけである。
そして30回ほどイかされた後……
「ふぇぇ……あ、はぁ……」
かがみが幼児化こなたの秘裂から指を引き抜いた。
床は愛液でびしょびしょ、かがみの腕や幼児化こなたの股間も同じような状態。そんな愛液を、かがみは必死に舐めまくっていた。
幼児化こなたは現在虫の息。しかもかがみの攻めで完全に目がイっている。
「ひは……あふ、あふ……あ、ふわぁああ……」
我慢できなくなったのだろう、幼児化こなたの股間から黄金色の液体がアーチのように吹き出してくる。
それに気付いたかがみは、重力によって落ちてくる幼児化こなたのおしっこをゴクゴクと飲んでいく。
「ぁあああ……あふぅ……」
チョロロロと可愛らしい音をたてるおしっこ。勢いが弱まってきても尚、落下地点へと顔を動かしていく。
そしておしっこが止まった後、今度は股間を舐めてきれいに洗ってあげる。
「ふわっ!? ……あふぅ……きもひ……いいよぉ……」
最初こそピクッと反応したものの、あとはかがみの舌の動きに合わせて動くだけだった。
「うふふ……おいしいよ、こなた……」
「ふぇ……」
「あ、こなた。起きた?」
目の前には、親友の柊かがみの顔があった。
目を擦りながら起き上がる。窓の外はもうオレンジ掛かっている。
ちなみに服は寝ている間にしっかりと着せている。床もしっかりファブって(ファブ○ーズをかけて)いる。えっちなことをした証拠はない。
そして、昔に戻っている間の記憶はキレイさっぱりなくなっているはず。
「えっと……私……」
「退行催眠、成功したのよ。小さい頃のこなた、可愛かったわよ?」
「むー……小さい頃だけか……」
とりあえず、居場所を変えようと立ち上がるが……
「あ……あれ……?」
「こなた!?」
体に力が入らず、床に倒れてしまった。
「か……かが……みぃ……からだ……が……うごか……ない……よ……ぉ……」
涙目でかがみを見上げるこなたは、そのまますぅすぅと寝息をたて始めた。
「……今のこなたも……かなり可愛かったわね……」
144 :
19-04:2008/05/11(日) 17:17:47 ID:CEhfTf2O
以上です。最初の設定ではかがみが一方的に攻めるだけだったんですがね。
それだと捻りがないなと思い、幼児化こなたにもエロいことさせようとしたら、そうじろうが犯罪者に…
ちなみに、この催眠はおそらく現実にはありません。意識があまりにもはっきりし過ぎてますしね。
>>137 GJ ってかこんなカップリング今までにあったっけって位のマイナーCPじゃないか?
それにしてもどんだけペース速いんだ、ここ3日で7作って……
よっぽどたまってると見えるな
っと、レスのアンカーは“左開きの”半角不等号2個で表しますよ
敬称も付かないことが殆どですね
>>144 ってかなにしてやがるそうじろうww
かなたさんの天罰が下るぞ
ちなみにもちろんですが
>>144と
>>52とは繋がりがありません。次のは多分
>>144と繋がるかと……
ところで、保管所への保管って誰かやってくれる方っているんですか?
家のパソコンがぶっ壊れてて俺じゃできないですし、そもそも俺が保管できるのかもわかんないっス……ケータイからしか来ないんで……
147 :
麦笛:2008/05/11(日) 18:10:30 ID:+b261lHU
>>145 ↑こんな感じで大丈夫ですかね?ご指摘、ありがとうございました。
カップリングを決めちゃえばストーリーがポツンとでてくるようなもので、作品がたまっていたわけではないです。
アニメの方なら大体は見たので、カップリングならリクエストも承りますよ。
>>146 えっと、試行錯誤しながら自分のはできたのですが、作者名がよくわからないので、よくわかってる人にやってもらえると有難いですね。
文章のアップとカップリング別保管ならできますが、作者名保管はちょっとわかりづらいので・・・。
>>147 すみません、わかり辛かったですか?
作者名は『19-04』です。自分は保管ができないので、お願いします
149 :
麦笛:2008/05/11(日) 18:28:34 ID:+b261lHU
150 :
42-415:2008/05/11(日) 18:31:31 ID:bT9o5Aad
どうもお久しぶりです。ふたなりひよりんの続きが降臨しない作者です。
降臨しないので息抜きに別作品書いてみたのですが、
他に投下の方が居ないようであれば18:35から投下致します。
・がが×つか(つか×こな含む)
・後日談アリ
151 :
19-04:2008/05/11(日) 18:31:49 ID:CEhfTf2O
>>149 ありがとうございました!
……ただ、
>>52くらいの「ひよりんのレッスン」も俺のですが……
昔々、あるところに意地悪な姉さんとツンデレな姉さんが暮らしておりました。
意地悪姉さんは”こなた”といい、しょっちゅうツンデレ姉さん…”かがみ”をからかっていました。
いつもからかわれてばかりのツンデレ姉さんですが、そんな彼女の心を癒してくれる存在がおりました。
「つかさー、ごはんよー。何処に行ったのー?」
「くぅ〜〜ん」
その名はつかさ
「あぁ、裏の畑に居たのね。はいごはん」
「わぅ♪」
愛犬のつかさである。
ガツガツ…
つかさは、あっという間に目の前のごはんを食べてしまいました。
「つかさ、食べるの早いわねぇ」
「く〜〜ん……」
しかし、つかさは何処か不満げです。
「何?足りないの?」
「ううん…」
つかさは首を横に振って『違う』とアピールします。
「じゃあどうしたのよ」
「いつもの…――」
つかさはツンデレ姉さんの股間に手を伸ばし、こう続けました。
「お姉ちゃんのあったかいジュースを飲みたいの」
かがみは顔を真っ赤にしてつかさの額を軽く小突き、こう言いました。
「こら、はしたないわよ」
「きゃん」
「朝っぱらから発情してどうすんのよ…おすわり」
「く〜ん…」
耳をうな垂れて、つかさはぺたりとその場に座ります。しつけはしっかりしているようです。
「仕方ないわね、ほら」
そういってかがみは着物のすそを持ち上げました。
「わぁ♪」
つかさはすぐに飛びつこうとしましたが、かがみはそれを制します。
「だ〜め。まてまて」
「わふ♪」
つかさはうずうずと内股をすり合わせながらおすわりの姿勢を崩さず待ちます。
「よし、いいわよ…んひゃぅ…」
『よし』の声が掛かると同時につかさはかがみの秘裂に飛びつき、舐め始めました。
「んっ…あは…行儀がいいわよ…つかさ。ん、もっと…」
つかさは、ヴァギナに舌を差し入れて、壁の一枚一枚を広げて舐め回します。
その舌の動きはそれ自体が別の生き物かと思うほどのものです。
「つかさ…上手くなったわね…」
「お姉ちゃんのジュース…おいひぃ♪」
じゅるっ…んちゅ…ぺちゃ……ちゅぱっ
いやらしい音を立ててつかさはかがみの愛液を吸い取ります。
「吸い付きが激しくて…すぐイっちゃいそう…」
続けてつかさは、舌でクリトリスの皮をめくり、かがみの弱いところをていねいに舐め回します。
「つかさのっ…舌がクリに絡み付いて…んああっ…すご…いいッ!」
「早くでろでろおいしいジュースぅ♪」
そういってつかさはかがみのクリに噛み付きました
「ひあぁぁぁぁぁぁっ…!!」
つかさの噛み付きに耐えられなかったかがみはついに絶頂に達し、つかさの顔をべとべとにします。
つかさは顔に付いた愛液を舐めまわし、再びかがみの股間に口付けます。
「あっ…らめぇ…イったばかりでビンカンだから…」
しかしつかさはかがみの股間の周りをある程度舐めまわすと突然愛撫をやめてしまいました。
「え…?」
かがみが不思議そうな顔でつかさをみつめていると、つかさはかがみにお尻を向けて、こう言いました。
「おねぇちゃぁん…今度は私を…ここほれわんわん♪」
つかさはくぱぁと広げてつるつるの股間をかがみに見せ付けたのです。それは物欲しそうにひくひくと動いています。
「つかさは本当に好きねぇ…それがいいんだけど♪」
かがみは(何処から出したのか)双頭の張り型を取り出し自らに突き入れ、もう一つの先端を
つかさの秘裂にあてがいます。
「ん…わふ…」
「どうしたの?まだ先っちょを当てただけよ?」
そのままかがみは腰に力を入れてつかさに挿入していきます。
「んはっ…くぅぅ…あんっ♪」
「ほぉら…全部入ったわよ…」
じゅぷっ…ぐぷっ…激しく音を立てながらかがみはつかさを犯します。
…しかし、そんな一人と一匹の様子を藪の中から覗き込む小さな影がありました。
(くっそー。毎日毎日人目のつくところでぇ〜!)
意地悪姉さんこと、こなたです。
(私のほうがかがみんをもっと気持ちよくしてあげられるのにぃっ!)
実はこなたはかがみに恋をしており、かがみの気を引くために悪戯をしていたのです。
「おねぇちゃっ…いいよぅ…おっきぃ…♪」
「うふふ…そんなによがっていやらしい犬ね…あはっ…私、も…イキそっ…」
激しいストロークを繰り返しているかがみはもはや限界といった表情です。
「あっ…きゃう…お姉ちゃ…私も…イく…イっちゃうぅぅぅぅ!」
『んぁあああぁぁぁっーーーーーーー!』
かがみとつかさは同時に絶頂に達し、地面にはしたない液を撒き散らします。
「はぁ…はぁ…ふぅ……すっきりしたわね」
繋がったままの張り型を抜き取りかがみが言います。非常に晴れやかな表情です。
「ん…ふぁっ……もっとぉ…」
「こら、もう終わりよ。拭くもの持ってくるから待ってなさい」
なおも続きを要求するつかさを制し、かがみは拭くものを取りにどこかに行ってしまいます。
(チャンス!)
こなたは隠れていた藪から飛び出すと、つかさを担いで自分の家にお持ち帰りしてしまいました。
―――――☆―――――☆―――――☆―――――
「…暴れるかと思ったんだけど、意外と従順だね、つかさ」
「わふ…どうしてこんなことするの?こなちゃん」
こなたに押し倒されたまま、つかさが言います。
「ふっふっふ…それはね、つかさを探しに来たかがみんをごちそうさましようという計画のためだよ」
「きゃう…」
こなたは69の姿勢になり、つかさの股間を舐め回します。先ほどまで行為に励んでいただけあって、
その秘裂はいやらしく濡れそぼっていました。
「ぺろぺろ…そのついでにつかさで予行練習をさせて貰おうと思ってねぇ〜」
「ふぅん…でもそう上手くいかないと思うよ」
「…え?」
こなたは油断していました。自分の計画がうまくいくと。その隙をつかさに突かれたのです。
つかさはこなたを横に転がし、自分もくるりと横に半回転してこなたに覆いかぶさります。
並の力で出来る芸当ではありませんが、こなたの体重が軽かった事もあり、攻守は入れ替わったのです。
「ほぇ?」
当のこなたはというと、状況が理解できないといった様子。
「こなちゃん、ホントに素直じゃないね」
「え…あれ?何で私が下にぃっ…!?」
ぺちゃ…ぴちゃ…んちゅ…つかさはこなたの実年齢より幼い蜜壷を舌で蹂躙していきます。
「ん…やはっ…く…あぁぁぁあぁっ…!」
「もういっちゃったの?こなちゃん、ケイケン無いんだね」
「そっそんな…こと…」
「嘘だよ。見てたら分かるもん。自分でいじった事も無いんでしょ」
「あうぅ…」
図星でした。いつもかがみとつかさの行為を覗いていたこなたですが、自分でいじるのは怖くて、
いつも体を火照らせていたのです。かがみにいたずらをするのもそれが元だったのです。
「わふぅ…こなちゃんが素直になれるようにおまじないしてあげるわん」
そうしてつかさの攻めが始まりました。
「くんくん…こなちゃんのここ、いい匂い」
「か、嗅いじゃだめぇっ」
つかさはこなたの股間に鼻を押し付けて匂いを嗅ぎます。
「ほら、こなちゃんすごく濃い匂いだよ」
「恥ずかしいからやめてって…」
しかしつかさはまったく意に介さず、こなたを攻めて行きます。
「ひあっ…あうっ…んはぁ……」
「あはは…こなちゃん、いっちゃえ♪」
「ひぎぃぃぃぃっ!!?」
つかさがこなたのクリトリスに噛み付き、その強い刺激であっという間にこなたは絶頂に達します。
「こなちゃんのジュースぅ…おいし…♪」
「あ…はぁっ…くはっ……はぁ…」
こなたは始めての絶頂で、もうヘトヘトです。口を鯉のようにパクパクとさせて目の焦点も合っていません。
「だめだよこなちゃん。本番はこれからなんだから」
「…ふぇ?」
こなたがつかさのほうを見ると、つかさの股間にぶっといモノがそそり立っています。
それは少し前にかがみとつかさを繋いでいた張り型でした。
つかさはその一方を既に自身に突き立てており、もう一方をこなたにあてがいます。
「…っ!だ、だめ!初めてはかがみんに…!」
「うん。そういうと思ったよこなちゃん」
そう言ってつかさはこなたをひっくり返し、バックの姿勢にもって行きます。
「だから私はこっちを貰ってあげるね」
「ひぁぁぁあぁぁっぁ…」
そしてこなたのお尻に張り型を突き入れました。
「こなちゃん、すごい力で締め付けてるね。私のが引っこ抜かれちゃいそう」
「あうっ…あ…ぁあああ あぉ…」
「こなちゃん、こなちゃんがお姉ちゃんを振り向かせる方法、教えてあげるね」
「ほ、んと…に?」
「うん。それはね―――」
そしてつかさの出した提案を聞いたこなたは顔を真っ赤にしました。
「本当にそれで…?」
「うん。でもそのためには…」
言いかけてつかさは止めていた腰を再び前後に動かします。
「んあぁああっ…いイ゛イ゛ィ…」
「ここを鍛えておかないとね♪」
―――――☆―――――☆―――――☆―――――
〜つかさが連れ去られて3時間後〜
ドガッ
「つかさ!」
かがみはこなたの家の扉を蹴破りました。
「あぁ遅かったっ」
「あ、お姉ちゃん」
「『あ、お姉ちゃん』じゃないわよ!こなた、しっかりしなさいよこなたぁ!」
こうしてかがみが到着するまでに24回イかされたこなたは、病院に運ばれ命をとりとめました。
それから数日後…
コンコン。
戸を叩く音が聞こえ、かがみは玄関に向かいます。
「はーい。どちら様で…こなた!?なんて格好してるのよ」
そこには猫耳と尻尾を生やし、鈴つきの首輪とスク水を身につけたこなたが立っていました。
「ん。つかさがね、こうしたらかがみんが振り向いてくれるって…」
顔を赤らめ、目線をそらせてもじもじするこなた。
「…」
「それで…えっと…わ、私もかがみのペットにして欲しい…にゃぁ…」
言い切れずにこなたは顔を真っ赤にして俯いてしまいます。
「……」
かがみは体をぷるぷると震わせ、何も言いません。
「かがみん…?」
こなたがかがみの顔を下から覗き込もうとしたその時。
「…!ん…あふ…にゃぁ…」
かがみは無言のままこなたを抱き寄せ、キスをしました。舌を絡めあう、恋人のキス。
そしてこなたをかついで布団に寝かせ、覆いかぶさったのです。
それから、病み上がりの憐れな子猫は一日中理性の消し飛んだかがみに蹂躙され、再び病院に送られましたが、
その顔は非常に幸せそうであったという。
こうして一人と二匹はいやらしくもしあわせにくらしましたとさ。めでたしめでたし
―――――☆―――――☆―――――☆―――――
あとがき
始めまして、作者ことぴよりんっス。
この度は私の本を手に取っていただきありがとうございます。
いつもは同級生をモチーフにしているダメダメな私ですが、
今回の作品は先輩をモチーフにしてみていたり(ヲイ
いやでもホント、こんな感じのチョーらぶりぃな先輩方なんスよ。うん。
ともあれ本人達にこの本が読まれない事を願うばかりです…
そういうなら描くな?それは出来ません。私が腐女子である限り!
それではお後がよろしいようで〜
サークル名:クサレタヒヨコ
発行者 :ぴよりん
印刷所 :凹版印刷株式会社様
発行日 :2008/5/8
連絡先 :
[email protected]
〜新刊発行より三日後〜
…ここは、高良家地下室。部屋の中には三人。
高良みゆきと、柊つかさ。そして裸で磔にされている田村ひよりである。
「ねぇひよちゃん。この本に出てくるの、私とお姉ちゃんとこなちゃんだよね?」
「…」
「黙ってちゃ、分からないよ?」
ヴィィィィン…
「ひあぁっ…あっ…んあぁっ!」
「ほら答えて…これ、ひよちゃんが描いた本なんだよね?」
無邪気な顔で黒いオーラを立ち上らせながら、つかさが問い詰める。
「は、はひぃっ…わたっ…私が…先輩達を…モチーフにして、描いぃイッ…っス」
憔悴しきった顔で、ひよりが答える。
「やっぱりそうなんだぁ…私、ショックだなぁ。ひよちゃんがそんな事するなんてぇ」
「ひよりさん。これは立派な肖像権侵害になるのですよ。ご存知ありませんでしたか?」
「も、申し訳無いっス…です…私が…悪かっ…あっぁぁあぁあああっ……!」
ひよりの謝罪の声は、つかさによって強められたバイブの刺激で打ち消された。
「ひよちゃん、こんな妄想するなんて…よっぱど溜まってるんだね」
そういってつかさはニッコリと微笑み、こう続けた。
「だから、ひよちゃんがもうイケナイ事しなくていいように、私たちで欲求不満を解消させてあげるよ」
「事実は小説より奇なりと言います…オシオキも兼ねて、たっぷりと楽しんでください」
「嫌って言っても止めてあげないからね♪」
「つかささん、後で私も…」
「もちろんだよゆきちゃん。今夜は眠れないね」
「はい。では母に精のつく夜食を用意してもらいましょう」
「だったらおばさんにも楽しんでもらおうよー」
…こうしてひよりは一晩中三人から可愛がられ、夜が明ける頃には足腰が立たなくなっていましたとさ。
愛でたし愛でたし
159 :
42-415:2008/05/11(日) 18:39:59 ID:bT9o5Aad
以上です。必要が無くてもひよりんが出てくるのは仕様です。
それではお後がよろしいようで〜
>>144 「そう君……信じてたのに」
「おじさん……さすがにそれは警察官として聞き捨てならないよ?」
「ぅおっ!? かなた、どうしてここに!それにゆいちゃん、いつの間に!?」
「「(そう君/おじさん) 、覚悟ーーーーーっ!!」」
ティウンティウンティウン……
>>159 愛犬つかさに激しく萌えた。どうしてくれる。
そうか、これはひよりんの同人を買えと言うことだな?よしちょっと買ってくる
……ん!?……な、なんだ!? あ、足音が、3つ多く聞こえr
[事件報告(抜粋)]
現場には、「両者ともGJ」と読めそうな文字が残されていた。詳細は不明
>>144 なんということをw
ちなみに幼児でも感じるところはちゃんと感じるらしく、
正しい意味を理解しないままにオナニーしてしまうということもあるらしく
……いえ、リアル幼児で話を書けなんて言ってるわけじゃないですよ
>>159 つかさ犬いいなぁw
ひよりん総受けもいいなぁ
この後こなたとかがみも参戦、とかw
>>144 GJ
ふとしたきっかけで、こなたの記憶が (全部じゃなくて) ちょっとだけ戻ると面白い続編が出来そうだなw
>>159 最後にひよりん無理やり登場させてて笑ったw
個人的には、かがみの愛玩恋人 (?) になったこなたとのその後が読んでみたいw
えっと、保管所で作品の抜けている箇所を発見した場合、どこに報告するのですか?
自分の『タイコー・サイミン』
>>143のこなたが目を覚ます前の描写が抜けてて……
>>159 とてもえっちくてGJでした。
それにしてもひよりん、何て本をっ…!w
>>163 該当箇所を直しておきました。あと「ひよりんのレッスン」も保管しときました。
ちなみにここは各自で保管しない場合でも、
ありがたいことに保管庫の管理人の方が後で保管してくださるので、
特別な理由がない限りは無理に自分で保管することはないですよ、と。
165 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 20:25:22 ID:lwjKI3Os
44スレに保管庫に入ってない作品がいくつかありますよ。
>>164 ありがとうございます!
管理人さんがしてくれるんですか、勉強になりました
やっぱり攻めつかさは萌えるw
この話の中だけでもこなた、ひよりを食べちゃって、ラストの文から察するにみゆきとゆかりさんも
食べてしまったのかw
168 :
42-519:2008/05/11(日) 21:01:04 ID:KeiujSU0
誰も準備されていなかったら、5分後に投稿いたします。
・二輪の花の続きです。
柊かがみは頬杖をつき、午後の授業を聞いていた。生物の桜庭のやる気のない声が教室中に響いている。ノートを取らなければいけないのだが、かがみはペンを握り、ノートを開いたまま机の幾何学模様をぼんやりと眺め続けた。
「つまり…単細胞生物についてだが――おーい柊姉、聞いているか?」
かがみは教鞭を向けられながら名指しされたが、反応を返さない。桜庭はしかたなく「えっとそこの…」といい、教壇に張られている名簿に顔を向ける。それから「まあいいや、そこのお前、ちょっと柊を起こしてくれ」
そういわれた男子生徒は、どうやって起こそうかと困惑する。男ならばなんの躊躇もなく肩をたたくが、大して親しくない女子生徒、それも寝ている女の子に無断で触れていいものなのかと遠慮するのである。
柊さんと、呼びかけても返事がない。
仕方なしに男子生徒はかがみの肩をぽんぽんとたたく。驚いたようにかがみはその男子生徒を見つめ返す。いや、睨み付けるといったほうが正確だ。その男子生徒が不安にかられる前にかがみは状況を理解し、作り笑顔で、
「…えっと、麻木君…だっけ? 何か用」
「何かじゃなくて授業中だぞ〜、寝るなら家にかえってからにしろ」
桜庭の間の抜けた声でクラスに爆笑が訪れる。かがみは「…あ」と一言発しただけで、それになんら恥辱を感じなかった。
「うん、起こしてくれてありがうね」
「あ、いいよ」
麻木と呼ばれた生徒は答える。顔を赤くする。かがみは何も言わない。右手で付いていた頬杖を左手で付きなおした。
それからかがみは今日のことを考えながら物思いに耽っていた。
どうして今日もお昼休みにこなたのクラスに顔を出したのだろう。つらいだけだ。
こなたが哀れみの、あるいは傷物を扱うような慎重さで私に接していた。私はその扱いにもれなくひどい態度だった。
わざわざ移動教室と嘘をついていまで、一刻も早く離れたかった。一緒にいると胸が苦しい。
何故かと問われれば単純にこなたのことが好きだから。友達としてではなく女の子として、いや恋愛の対象。
だからこそ一緒に居たいのに辛いというアンビヴァレンスを産んでしまう。
――きっと、こんな生活も終わる。もうすぐ終わる。ぜんぶ終わる。何もかも破裂して泡のようにはじけてあとかたもなく消え去る。
明日かもしれないし、明後日かもしれない、そう遠くない日。狂った歯車は回る。
音を立てて軋み、廻りだす。それでもぎしぎしと他の歯車を共鳴させて回転する。
六間目の終わり。かがみが教室を出て行こうとする前にこなた達と鉢合わせになった。
たまたま授業が早く終わったこなたは、教室の外で待ち構えていた。
かがみはきっと何も言わず返ってしまう、そんな焦燥感に囚われたこなたはどうしても自分の教室に居ることができず桜庭の声を聞きながらドア付近に突っ立っていた。
「何よ」
「う、うん、一緒に帰ろうと思って」
こなたは相変わらずのかがみと何とか話を合わせようと躍起になる。かがみはこなたとは顔をあわせず、背けたままだった。
――どうして、かがみはこんなにも冷たいんだろう?
私が何かしたんだろうか。この前のゲームのこと? 確かに完膚なきまでに叩きのめしてパーフェクトまでやっちゃったけど。
それとも、私のことが嫌いになった? ねえかがみん。どうして?
こなたはいい加減泣きたくなってきたがそれでも我慢して、辛抱強く会話を続けようと努める。
「ねえかがみ。一緒に帰ろうよ」
「…まあ、いいけど」
そのそっけない態度がいかにもかがみらしくて、こなたは抱きしめてしまう。やっぱしかがみはかわいいなんてにんまりと笑いながら。
「や、やめてよ」
かがみは否定をしたが、振り解こうとはしなかった。おとなしくこなたに体を預ける。
よかった、やっぱりかがみだ、とこなたはホッとする。どんなに変わってしまっても、奥底ではいつものかがみでいる。私の好きなかがみんでいてくれていたことにこなたは嬉しくてたまらない。
「ねえ、どうして今日はこんなに冷たいのさ」
「別に冷たくしているわけじゃ」
「冷たいよ!」
教室中が静まり返る。抱きついた二人の関係を斟酌しようとヒソヒソと話す声が気こる。
「ごめん」
大声を出したことを素直に謝罪する。かがみはしばらく無言を貫いたが、搾り出すように言った。
「ううん、私の方こそ悪かった…と思う」
「本当にどうしたの? 私でよかったら話に乗るよ?」
「大丈夫だから、今日は放っておいて」
むう…とこなたはうな垂れる。大丈夫ならかがみはこんな態度を取らない。大きな瞳にこなたは暗い暗い影を落とした。
「ま、まあいいや。かがみが大丈夫っていうなら私も信じるよ。それよか外で待っているから、準備ができたら着てね。今日もゲームの新作が出ててさあ! もう今すぐでも故郷に帰りたいくらい!」
「…あんたのふるさとは秋葉原か」
その突っ込みにこなたは顔を綻ばした。空元気でとばした虚勢が報われた気がする。
それから小さな体躯を揺らして、駆けて教室を出た。かがみは妖精を見たときのような不思議な表情を見てこなたの後ろ髪が教室の扉から消え去るのを見つめていた
「なあ柊。今日はどうしたんだよ」
「ほんと。みさちゃん、困ったことがあるの?」
こなたが退出してから間髪入れずに二人の女生徒に話しかけられる。日下部みさおと峰岸あやの。かがみのクラスメートである。
「だから何もないって言ってるでしょ」
朝から散々繰り返した会話だ。
ちょっと一人でいるとすぐに誰かに話しかけられる。正直うざい。心配してくれていることに感謝する、平時のかがみならその程度の気配りは常日頃持っているはずだが、今はそこまで頭を働かせる余裕はなかった。
「私、こなたと待ち合わせているから」
かがみはそういって鞄を持って立ち上がる。
「おい柊ぃ!」と後から呼び止める声がする。かがみは振り返りも、立ち止まりもせずに教室を出た。
「ゆたか」
「なに、みなみちゃん」
小早川ゆたかと岩崎みなみは喫茶店で話をしていた。
みなみが学校帰りに誘ったのである。ひよりには「ごめん」と言って席を外してもらった。
ひよりは「また今度呼んでほしいっス」と殊勝に笑い、一人で帰った。
ストロベリーパフェがゆたかの前に出される。ゆたかは無邪気かのように、それをスプーンで掬って食べた。
「冷たいね」とみなみに話しかけ、白い歯を見せる。
「最近、ゆたか、変…だよ」
「変? 何が?」
ゆたかは小悪魔のような、とぼけた笑顔。みなみは「うん」と呟き、、
「…なんだか最近、人が変わったみたい」
「変わった?」
良くはわからない。しかし高校生になってから初めてできた親友。その親友の些細な変化をみなみは見逃してはいなかった。
この子はどこか変わった。愛らしい仕草はいつもどおりなのに、どこかに影を落としている。正直に言えば少し怖い。
「……どうして引っ越したこと、教えてくれなかったの?」
一時的ではあるが学校にゆいがアパートを借りたのでゆたかは引っ越していた。
そのことを告げたのは、引越しを終えて何週間かたった後だった。
みなみがゆたかの家に遊びに行こうとして電話したとき、初めて知った。
――つまり秘密にされていた。
「忘れていただけだよ」
忘れていただけ?
こんな大切なことを、親友に忘れられるのか。みなみの白皙の表情が不安に歪む。
「でも、大丈夫だよ」
ゆたかはストロベリーパフェを口いっぱいに頬張り、下部にあるコーンフレークをくちゃくちゃと咀嚼する。
「――私は、私だよ? みなみちゃん」
ゆたかはみなみの頬にキスをする。
「そうでしょ?」
ほくそえんだ。
その笑みは黒く、意味深く口元を緩ませた。
みなみは「うん」としか言えなかった。頬に残ったひんやりとした感覚が、いつまでもみなみの心に残っていた。
本当はぜんぶ気づいていたけど、少なくても今はゆたかにいえなかった。
「ただいま」
家に帰ると定番の言葉をかがみは呟いた。誰からも返事は返ってこない。
普段は6人が住んでいる柊家はしかし、静まり返っていた。
つかさを除く柊家は1週間程出かけている。
みきとただおはどうしても外せない神事のために京都に出かけているし、いのりとまつりはそれぞれ社員旅行、大学仲間と旅行だ。
それが偶然の一致で、それぞれが外せない行事で今この家にはほとんど誰もいない。
かがみは玄関んから階段を上り、自室に入る。それからセーラー服を脱ぎ、下着姿になる。
ブラもパンツも白で統一されている。汗ばんだ下着がうっとおしくて、シャワーを浴びようと思う。
「今日、か」
シャワーを浴びた後、かがみは私服に着替えて横になった。目にかかった髪の毛を手で払う。
つかさの部屋に入ろうとしてやめた。待ち合わせは6時00分。そうした間くらいは一人でいたい。
そう思いかがみは携帯を開き、適当にサイトを見て回った。
メールが二件届いていた。かがみはどちらも空けずにしまう。message fromこなたという文字を見て、チクリと良心が痛んだ。
折りたたみ式携帯電話はパタンと閉じてトートバックにしまう。
「さっさと風邪を治しなさいよね」
それでもお姉ちゃんとして、心配せずに入られなかった。
最近はなんだか邪魔者あつかいにされてるみたいっすね〜ってなんなだかんだ言いながら私はいつもみたいに小早川さんと岩崎さんで妄想しているんだけど。
「最近、みなみ達は付きあいワルイデスネ」
オタク仲間であるパトリシア=マーティンが答える。ひよりは「同意!」と叫ぶ。
「でもどうしてだろうね? なんだか私達、仲間はずれみたい、パティはどう思う?」
「ワカリマセン…でも、もしかしたーら!」
「もしかしたら?」
「ガチ百合の誕生デスヨ! ひより!」
キラーン☆と田村ひよりの眼鏡が輝く、いや曇る。
きたあああああああああああああああ!! ネタげっとおおおおおおおおおおおお!!!!11111
「そう、そうして二人は禁断の園へ…」
「『みなみちゃん、私の大切な処女――みなみチャンなら…』」
「『うん…ゆたか。優しくするから』二人の舌が甘く絡み合い、べっとりと糸を引く――岩崎さんが小早川さんを押し倒して、未知の恐怖に震える小早川さんを落ち着かせるように『大丈夫……私にまかせて』と呟き……」
あ、この辺りはこうちゃん先輩の小説からの引用っスけどね、とひより。
「『みなみちゃん、…私、みなみちゃんなら!』ミナミは震える指をオサナイ少女のワレメにあてがり……」
「『わ、私だめだよ、みなみちゃんにあそこ触られたら、感じすぎて、変になっちゃう!』と、小早川さんはもじもじと恥ずかしいそうにするっスね」
「『大丈夫……ぜんぶ私がする。だからゆたか、私にまかせて』くー、やっぱりクーデレはモエマスネ!』
水を得た魚のように生き生きと頭の中の妄想を再現する二人。
そう、そして。
二人は盛大に一呼吸置く。
「「や ら な い か」」
絶妙なハーモニーが喫茶店に轟く。
「「あーーーーーーーーーーーーっ!!!1」」
「もしもし、警察ですか?」
不審に思った店員が通報をする。
「違うッス!」「ソウデース! 萌えはニホンノブンカデース!」
と二人の抑制する声が聞こえる。
「だからパティそれ全然説明になってない!」
大宮のとある喫茶店は、いつも賑やかである。
176 :
42-519:2008/05/11(日) 21:17:15 ID:KeiujSU0
以上です。
どうも私にはこなかがの甘々ssのほうが似合っているような気がしつつも、この話も一応こなかがで終わります。
>>176 GJ
でも視点がコロコロ変わるのがちょっと読みづらくて難かな
些細な事で意地を張ってしまうお年頃の二人だから、どうなってしまうのか・・・
続きも待ってる
178 :
麦笛:2008/05/11(日) 22:30:46 ID:uLGbEGSE
文章8「おいでよ みさおの家」
*注意点
★エロ有
★巻三まで 3レス みさお×あきら×みさお?
★場所:みさおの家
それでは、投下します。
ピンポーン!
みさおの家の玄関チャイムが響き渡る。
あきら「こんにちはー、小神でぇーっす!」
みさお「おー、まあ、あがってあがって!」
小神あきら。少し前まで、「らっきー☆ちゃんねる」という番組の司会をしていたが、それが終了した後は「新らっきー☆ちゃんねる」という番組をみさおといっしょに組み立てていた。
今回は、その打ち合わせに来たわけである。初夏といわれる季節の日曜日は、家での打ち合わせには最高の季節である。
みさお「よくきたなー、こんなとこまで。」
あきら「まーね、で、今度の収録のことなんだけど・・・。」
「どういう風にみのるっちをいじくる、ということなんだろ?」
「今度のテーマが『五月病』について。どう?なんか面白そうなの浮かんでる?」
「そうだなぁ、オープニングで、五月病らしくテンションどん底で始めるのなんかどうかな?」
「そうねぇ、んで、あいつが『テンション低いですねぇ』とか言ってきたら、『おめぇのせいじゃろがぼけぇぇ!!』みたいな感じで?」
「おおお、バッチリなんだってヴァ!!」
「じゃあそれでいこうか。それから後はおたよりコーナーだから軽く、と。」
なんだか適当な打ち合わせだが、これでちゃんと毎回収録ができているんだからすごいものである。普段の打ち合わせはスタジオの楽屋だが、今回は別番組の楽屋として使われていると言うことで、みさおの家に来たという事である。
あきら「それにしても、みさおの部屋ってすごいもんばっかりねぇ。」
みさお「だろ?結構兄貴のお下がりなんかもあって、女の子らしくねぇって言われるんだ。」
「これ、なぁに?」
「あ・・・そ、それは・・・。」
「ふぅん、へぇ。これも、お兄さんのお下がり?」
「ち・・・違う・・ゼ。」
あきらが手にしたものは、みさおがベッドの下に隠して置いた、一般では「成人向け雑誌」と呼ばれているものである。まぁ、皆様には「エロ本」とでも言った方がなじみが深いのかもしれないが。あきらは中身をぺらぺらめくり、みさおに問いかけた。
「ふぅん、みさお、こんなの読んでるの?」
「わ、悪いか?」
「こういう本に書いてあることも、しちゃうわけだ。」
「ヴァ?」
「だから、こういうHな事もしちゃうってこと?」
「そ、それは・・・。」
あきらの目が光る。
あきら「じゃあ、今度の収録の時には、『おはらっきー!今日はみさおのエッチな一部分を紹介しちゃうよ〜!』って感じでいってみよう!」
みさお「そ、それだけはやめてくれよう、何でもするからさぁ、お願い!」
「まあ、あきらがそんなことをするはずはないんだけどね。」
「なんだよう・・・。」
それはそれで見てみたいものだが、日本だと規制が厳しそうなので無理か。
あきら「でも、今『何でもする』って。」
みさお「そ、それは・・・。」
「言っちゃうよ?」
「わ、わかったってヴァ。何をすればいいの?」
「あきらを、気持ちよくさせてみ。」
「へ?でも、読者の皆様はみさお受けを期待してるんじゃ?」
「素直に言うことが聞けねぇのかぁぁぁ!!!」
「みゅうううううん・・・。(本当は私が気持ちよくなりたかったのに)」
みさおは一枚ずつ、あきらの洋服を脱がして行く。みさおが体に触れるだけで、あきらの体から声がもれる。
みさお自身も素っ裸になり、あきらとの一体感を深める。
みさお「わ・・・あきらの裸なんか初めてだ・・・。」
あきら「そんなにじろじろみないでよ・・・。」
あきらを素っ裸にし、甘い口づけをする。二人の体は床の上で一つになり、口の中では柔らかい物体が二人の体をお互い包みあっていた。
あきら「みさお、なんか甘いもの食べたでしょ。」
みさお「へへ、さっきアイス食べたんだ、残ってる?」
「甘い。とっても。」
「あきら・・・」
みさおはディープキスをし終わると、頭をあきらの下半身のほうに移動させる。そして、あきらの股に手をかけようとしたその時・・・。
あきら「みさお、ちょっと待って、動かないで!!!」
急にあきらが声を荒らげる。みさおはびっくりして固まった。あきらは体勢を起こし、みさおの脚の付け根の方に回った。
みさお「ヴァ?」
あきら「今みさおのアソコにね、蚊が入ったの。血を吸われると変な病気移されるかもしれないから、すぐ入れるわね。」
結局みさお受けの展開になるのかようとつぶやきつつ、みさおは自分の命をあきらに預けた。ディープキスで敏感になりつつなるそこは、蚊に刺されてしまうだけでも致命傷である。
あきらは自分の指をみさおのそこに無理矢理入れ、蚊を探る。
みさお「ああっ、ふああ、もっと、もっとやさしくぅぅ!!」
あきら「我慢しろ、かゆみ成分を注入されて翌日学校で『あそこがかゆいんだってヴァ』って叫ぶようにはなりたくないでしょ!?」
「ううう、ああっ、でも、ちょっと、うう、強いんだってヴァ!!」
「見つけた!」
「ふああああっ、いきそう!」
プチッ!!!
あきらが蚊をつぶすと同時にみさおは絶頂を迎え、蚊をみさおの愛液が飲み込んだ。あきらの手もどろどろの愛液だらけになり、呆然とするみさおにあきらは「いくのが早すぎるんだよ、おらぁ」と説教した。
あきら「全く、みさおはいくのがはやすぎるのよ。」
みさお「へへっ、ごめんごめん。体質だからしょうがないけどよう。」
「いや。」
「へっ?」
「こういうのは慣れだから、今度の打ち合わせの時に、・・・またおもいっきりいかせてあげるね!」
「えええっ!?今度の打ち合わせって・・・。」
「白石もいっしょに。」
「みゅううううううううううううううん!!!」
完
182 :
麦笛:2008/05/11(日) 22:38:16 ID:uLGbEGSE
これで終了です。
前回までの投稿でみさお受けの評判がなかなかよかったみたいなので、今回はあきら受けに見せかけて・・・という風にしました。
明日が終わるまでには10作目も投稿したいと思うので、ご期待下さい。
>176
ぐっじょぶなのです。
まだ、大きな動きは起きていませんね。
第3回以降に激しく期待します。
視点の入れ替えについては、気にはなりませんでしたよ。
184 :
麦笛:2008/05/12(月) 01:03:12 ID:IRDuXlqh
文章9「父親の策略」
*注意点
★エロ有
★巻四まで 4レス ただお×こなた
★場所:かがみの家
★もしかしたら微妙な鬱ありかも
それでは、投下します。
「かがみは、今ちょうど買い物に行ってていないんだよ。」
かがみのお父さん、柊ただおがやさしくこなたに言う。そうですか、といいながら上がらせてもらい、一息つく。10時にかがみの家に行くからねって約束していたのに、まぁ買い物だったらしょうがないかな、と気持ちを落ち着かせる。
こなた「かがみの他の人たちはどうしたんですか?」
ただお「今日はなんか温泉に出かけてるみたいだよ。ペアチケットが2組分当たったんだっていうから。」
「そうなんですか・・・。」
つかさもいたらきっと面白かったのにな、とため息をつきながら、庭を見る。ただおが一生懸命草取りをした後があるその庭は、きれいな花が自分を猛烈にアピールしていた。こなたは無意識にぼーっとしながらかがみがくるのをひたすら待つ。
「こなたちゃんは、いつもかがみとどんな遊びをしているのかな?」
えっ、とこなたが思わず声を漏らす。
「えっと、よくやるのはテレビゲーム、漫才ごっこ、あとは・・・。」
「なんか、もっと密接な関係が必要なことをやっていないかい?」
突然のストレートな質問に一瞬戸惑う。そりゃいつもかがみとHなことをして遊んではいるけど、なんでかがみのお父さんがそんなことを聞いて来るんだろう、という感じだ。
ただお「変な質問をしてごめんね。」
こなた「いえいえ、平気です。」
「実は最近のかがみなんだけどね、どうもつかさやまつりがノックせずにかがみの部屋に入っていくと、かがみが一人で自慰をしていることが多いらしいんだ。」
「そう、なんですか。」
「いや、実際のことはわからないんだけどね、あの子もそういうお年頃なのかな、って、父親としては複雑な心境なんだよね。」
「・・・。」
「んで、つかさにかがみになにかあったのか、て聞くと、かがみはこなたちゃんの事が好きみたいなんだよ、って。」
「私のことが、好き・・・?」
こなたの頭の中で回り続ける情報は混乱を生み出し、こなたをますます暗い世界へと引きずり込んでいこうとする。
かがみが私のことを好きなんて考えてもなかった。かがみが、私をおかずにして一人エッチをしているなんて事も知らなかった。かがみのお父さんも心配している。私の存在ってなんだろう、とこなたは考え始めた。
「で、こなたちゃん。」
「な、何ですか?」
「かがみのことはどう思ってる?」
「かがみは・・・私の一番の親友ですし、すべてをうち明けられる自信もあります。」
「そうか。」
「実は私も、一回だけかがみが猛烈にせがんでくるからかがみとエッチなことをしたことがある。もちろん、みんなが寝静まった後に鏡の部屋で。」
「かがみ、そんなことをいったんですか?」
こなたは若干緊張しながらも、一つ一つの事実をしっかりかみしめてゆく。
「私がかがみにやってあげたのだが、かがみのやつ、『お父さんはテクニックもポイントもわかってないから全然つまらない』といって怒ってしまったんだ。」
「そうですか。」
「そこでこなたちゃんにお願いだ、私はかがみの父親だ、できることならかがみをもっと気持ちよくさせてやりたい。頼む、練習台になってくれないか。」
こなたは、もちろんすぐには縦に首を振らない。しかし、ただおの熱い熱意に押され、どうせまだかがみも帰ってきそうにないなぁと思いながら、それを許可した。
上半身だけ服を残し、そこから下はすっぽんぽんの状態でこなたが横たわる。かがみのお父さんは、ゆっくりとこなたの下半身を触り始める。
こなた「・・・確かに、的をはずしてますね、かがみのお父さん。」
ただお「そうかい?色的にいってこの辺だと思ったのだが・・・。一番気持ちよさそうなところを教えてくれないかな?」
「えっと、もっと奥の方に、花のような突起がありますよね。」
「う、うん。」
「そこが、一番気持ちいいところだと思います。」
「わ、わかった。」
ただおは、突起の花びらを一枚ずつ丁寧にめくるようにして、中の蕾までたどり着く。一枚めくるたびに、こなたの湿った喘ぎ声が聞こえてくる。
ただお「だ、大丈夫かな?」
こなた「ふあ、いあっ、かがみのお父さん、手の皮が固くて、とっても感じちゃうますね。」
「そうかな?ここらへんをこすっておけばいいのかな?」
今やザラザラとしたただおの手は、こなたを絶頂まで導くガイドのような存在になっていた。こなたの表情が段々トロンとしてきた。
「あっ、あっ、あっ、らめぇ、もうすぐ、いっちゃううう!!!」
「じゃあ、やめとこうか?」
「えっ?」
ただおが、ふと手を止める。
「だって、後でまたかがみとやるんだよね?ここで出してしまったら、後で困らないかい?」
しかし、こなたは動じなかった。
「私は、かがみでもう一回いく自信はあります。いかせてください。」
「よし、じゃ再開だ。」
「う、う、うわあああ、ふあああああん!!!!!!」
「いいぞ、こなたちゃん!」
「ううあああああああああああ!!!!!!」
こなたは、絶頂に達した。
「で、なんでそんなことになったわけ?」
買い物から帰り、こなたとふたりっきりになったところでかがみがこなたに問いかけた。
こなた「いやあ、かがみんのお父さんが初心者みたいな感じだったから、ついエロゲーマスターの血が騒いで・・・。」
かがみ「初心者なわけないでしょ。」
「え?」
「だって、お父さんはお母さんとの間にこんなに子供作っているのに、どこが初心者なのよ。」
「!?そういえばそうだった、どうしよう、かがみん!?」
「お父さんには後で私が注意しておくから。今は私とやろ、こなた。」
「そういえば、かがみん、最近一人エッチにはまってるんだって?」
こなたが軽く逆襲する。
かがみ「な、なんでそんなこと・・・。」
こなた「かがみんのお父さんが言ってたよー、その他にも・・・。」
「もういい!!!」
こうしてただおの策略にはまったこなたは、この後再度かがみによっていかされるのであった。長き昼はまだまだ続く。
完
189 :
麦笛:2008/05/12(月) 01:08:05 ID:IRDuXlqh
以上で終了です。ただおさんは初登場かな?
アニメではワンポイント的な登場の仕方だったので、今回ただおさんにもチャンスを、と思い執筆しました。
結果的に悪人的になってしまいましたが、楽しんでいただけると幸いです。
44スレの
18-306氏のタイムリミット
チビ氏のつかさとみゆき2、嘘と淡い灯し日、バヤパヤPart.2
kt氏のふたみゆ☆〜実験編〜☆
35-215氏の2人の夜
妄想屋(仮名)えす☆えふ3.1
42-15氏嘘には嘘を涙には涙を
とうか保管庫に入ってないです前後の作品が入ってるのに
>>144 最後の仕上げがいいね。濃くて、イメージが膨らむ。
次回作も期待
>>159 つかさ犬、やりたい放題だなw
ひよりんのは素直に笑えたし、いいんじゃないか?
>>176 緩急のつけかたが上手いな。クオリティの高さは相当だと思う。
GJとしか出ない
>>182 >>189 CPが新鮮でいい。もっとはやく来て欲しかったと思う。これもGJでは言い尽くせない
更新ペースwww
つか、昨日(11日)だけでかなり更新してるな、1日1回閲覧の俺にはきつい
いろいろ言いたいことはあるんだが、まあ乙。
193 :
35-215:2008/05/12(月) 02:09:00 ID:k/0KHWcL
>>190氏
おそらく前後は本人がやってるのではないかと
で、入れてない人は更新人待ちの可能性が
以前某wikiいじってた時ミスでデータ抹消して以来怖くてwiki更新出来ないよ・・・
>>193 すみません、更新人様待ちです……orz
毎度お手数かけてすみませんです>更新人様
いまだに掲載の流れがわかってない俺。投稿がかちあって掲載数がぶれたらどうしようとか不安で。
本当なら、画像掲載も含めて自分でやりたいんですが……
195 :
麦笛:2008/05/12(月) 17:36:05 ID:52kGTsrp
10作目「萌え萌えかがみん」
*注意点
★エロ有り つかさ&こなた×かがみ(バーチャル)
★巻五まで 5レス
★場所:こなたの部屋
それでは、投下を始めます。
つかさ「こなちゃん、こんにちはー。」
こなた「おお、待ってたよ、つかさ。」
つかさはこなたの家に上がり、二人ですぐにこなたの部屋に向かっていく。
つかさ「で、見せたいものって何? 」
こなた「うん。コンピューターの中になかにあるから、今起動するね。」
「・・・わぁ、こなちゃんのパソコン、立ち上がるの早いね。」
「スタンバイモードになってたからね。」
つかさはパソコンのディスプレイを覗き込んで、あることに気付いた。
「あれ?待ち受け画面、お姉ちゃん?」
「デスクトップね、こうして学校から帰ると、かがみに会えないときでもパソコンの画面を開くだけで萌え萌えになれるってわけだよ。」
にやけながら頬を赤らめるこなたに、つかさが質問する。
「いつ、撮ったの?」
「このまえ二人で買い物に行ったときだよー。」
「へー、でも毎回おんなじのじゃ、飽きちゃわ無い?」
「平気平気。私のパソコンにはまだまだかがみの写真がいっぱい入っているから。」
「へぇ。どのくらいあるの?」
「ツンデレしてるのとか、いっちゃってるやつとか、その他もろもろ。」
そんなにいつ撮ったんだろう、とか思いながら、こなたの自由自在なパソコン捌きを見る。かがみの写真をしまい終わると、こなたはゲームのファイルを開く。つかさはなんだろうとか思いながら、画面に集中する。画面には、次のような画面が表示される。
「NOW LORDING ちょっと待ってなさいよ!!
★★☆☆☆☆☆☆☆☆」
「ちょっと待ってなさいよ!!」という言葉にかすかな聞き覚えがあるなぁとか思いながら、つかさが画面を見続けると、突然目の前に「萌え萌えかがみん」という文字がバンと飛び込んできた。
つかさは思わず声を上げる。
「およよ!!!おねえちゃん!?」
「そうそう。作るのに1ヶ月作ったよ。」
「でも、こんなの作ってお姉ちゃんに怒られない?」
「大丈夫、本人には内緒だから。」
そういう問題じゃないんだけどなぁと思いつつ、つかさはこなたの手つきを見る。
こなたは「新しいファイル」というのを選択し、勝手につかさのファイルを作った。
こなた「さぁ、これがつかさのファイルだよ。」
つかさ「え?私がやるの?」
「そうだよ、つかさのために作ったんだもん。」
「こなちゃんは、やってみたの?」
「即行全クリ。」
「へぇ・・・。」
「スタート」というボタンを押して、つかさがはじめる。画面にかがみの姿が映る。
かがみ『こんにちは、私はかがみ。あなたの名前は?』
えっと、といいながら慣れない手つきでつかさは自分の名前を打ち込む。
「つ、か、さっと。」
『まあ、いい名前じゃない。今日は私に一日付き合ってもらうわよ。』
「ほよ?付き合うって、」
『まずは、一緒にどっかにでかけましょう。』
「え、こなちゃん、どれがおすすめ?」
カラオケ、学校、公園の3つの選択肢が表示され、つかさは戸惑ってこなたに助けを求める。
こなた「うーん、私的にはカラオケかなぁ。」
つかさ「わかった。カラオケっと。」
かがみ『わかったわ、じゃあいきましょう。』
つかさ「おねえちゃんにそっくり。」
こなた「そりゃあ、これだけ一緒にいるんだもん。」
画面上の背景がカラオケボックスに変わる。かがみが表示される。
『じゃあ私から歌うわね。何の曲にする?』
選択肢は「もってけ!セーラー服」の一つだけ。つかさは迷うことなくそれを選ぶ。
『い、言っとくけど、あんたのために歌うんじゃないんだからね!』
つかさの隣で、こなたが叫ぶ。
こなた「あー、ツンデレかがみん萌え〜!!!!」
つかさ「じゃあ、誰のために歌うんだろうね。」
「わかってないねぇ、つかさ、そういうのはいちいち気にしないものなのだよ。」
「そっか。」
かがみが歌うシーンが終わる。
『さて、じゃあそろそろ別のところに行きましょうか。』
さて、次は私の番かな、という期待を裏切られてつかさはちょっとがっくりしたが、すぐに画面に集中した。
『次はどこ行く?』
「こなちゃん、どこにする?」
選択肢は公園、学校、家の3つ。こなたは一呼吸おいて、
「つかさの好きなところでいいよ。」
といった。つかさは「家」をクリックする。画面上のかがみが『じゃあ、帰りましょうか』といって、画面は暗転、背景にかがみの部屋が表示される。
つかさ「こなちゃん、こんなのいつ撮ったの?」
こなた「かがみがお茶をとりに行ったときだよ。」
「そうなんだ、お姉ちゃんの部屋、変なにおいがするんだよね。」
「変な香水というか、なんというかね。」
『さて、なにをやりましょうか。』
表示された選択肢は3つ。テレビゲーム、勉強、そして・・・Hの一文字。
「こなちゃん、おすす・・・」
「もちろん、Hだよ!!!」
つかさが言い終わる前に、こなたが返す。
こなた「このゲームをつくるのに1ヶ月かかったけど、そのうち20日はかがみのエッチシーンに費やしたから!研究に時間がかかって。」
つかさ「そ、そうなんだ、おねえちゃん・・・。」
お姉ちゃんっていっつもこんなことをやってたんだ、と思いつつ。つかさはHをクリックする。
『い、いきなり?少しは遠慮ってもんをしなさいよ、ま、いいけど。』
「んーーー!!!!ツンデレかがみん萌えーー!!!」
こなたが再度叫ぶ。そうしたら画面が動かなくなったので、こなたがつかさに手順を教える。
「えっとね、ここをこうしてドラッグすると、かがみの服が脱げるから、全部脱がしてあげて。」
「うん、わかったよ、こなちゃん。」
つかさは慎重に、画面のかがみの服を脱がしてゆく。かがみの素肌があらわになってゆく。
かがみの顔がだんだん赤面してゆき、全部脱がし終わると、恥ずかしがって顔をぷいと背けた。
こなた「恥ずかしがるかがみん萌え〜。」
つかさ「・・・もえ〜。」
全部脱がし終わると、画面上のポインタが手のようなものに変わった。
「ここは、どうやるの?」
「えっとね、こうやって、ドラッグしながらかがみの体を撫で回してごらん。」
「うん。わかった。」
つかさは、こなたに言われたとおりにやってみる。最初は、控えめに胸の先っぽを撫で回す。
つかさ「ほれほれ。」
かがみ『あ、つかさ、気持ちいい・・・。』
つかさ「な、なんで私の名前?」
こなた「だって、さっき入力したじゃん。」
つかさ「あ、そうか・・・。」
つかさは、続けて撫で回す。だんだんかがみの呼吸が速くなり、顔が赤くなる。
こなたは、画面の下のほうにあるかがみの下半身に目をやった。
「うん、大分濡れてきてるね。つかさ、もうそろそろ胸は終わりにして、一番感じやすいところをやってあげな。」
「うん、お姉ちゃん、我慢しててね。」
さすがつかさ、お姉さん思いだなぁとか思いつつ、こなたは画面を見つめる。
つかさはかがみの陰毛をかきわけ、女性の急所を探し当てると、そこをぐりぐりといじくった。
かがみ『あああっ、つ、強いわよぉ!ういいいい!!!』
こなた「かがみ、私がやったときより気持ちよさそうだね。」
つかさ「そんな、こなちゃん、からかわないでよぉ。」
こなた「緩急が大切だから。」
つかさ「うん。」
つかさはこなたに言われたとおりに、緩急をつけながらかがみをいじくっていく。
かがみ『ひぎぁぁぁ!!いやあ!!いきそう!!!!!』
つかさ「全然いやそうじゃないけどね。」
かがみ『あああああああああああああああああ!!!!!!!!』
そういうと、画面はかがみの放出した愛液でいっぱいになった。そしてだんだん画面が暗くなり、「GAME CLEAR」の文字。
つかさ「これでおしまい?」
こなた「そうそう。実はまだまだあって、一ヶ月分だけあるんだけど、今日はつかさ初めてだからこの一番基本的なプログラムでね。」
「とっても楽しかったね、こなちゃん。」
「そういってもらえると、うれしいねぇ。私も昨日徹夜でやって10日分まで終わったから、あと20日分がんばらなくちゃ。」
「へぇ・・・。」
「あ、もしよかったらかがみ用に、『萌え萌えつかさ』でもつくってこうかな。グラフィックとセリフだけ変えればいいから一週間くらいで終わるよ。」
「そ、それはやめてぇぇ!!!!」
その夜、柊家。
つかさ「お姉ちゃん。」
かがみ「なあに?つかさ?」
「もえ〜。」
「ちょ、そんなこと、どこで覚えてきたのよ!!!」
「えへへ〜、やっぱりお姉ちゃんもえ〜。」
また一つ、つかさは大人になったのでした。
201 :
麦笛:2008/05/12(月) 17:42:53 ID:52kGTsrp
以上で終了です。今回は10作目ということで少し長めにしてみました。作成時間1時間。
カップリングもメジャーなものにしました。バーチャルなもので、リアルものではありませんが、楽しんでいただければ幸いです。
つかさが腐ったw
誰かこのゲーム作ってくれ
ところで誰か、ぶーわ氏の行方を知らんかね?
未完物の続きが気になる orz
>>204 ホームページを見る限りなら健在ではあるようだけど……
悪くない…いや、いい!
クオリティもさることながら投下速度がハンパないなw
もしかして結構書き溜めてる?
>>204 行方知らずといえばてけてけの人もどこへ行ったんだ?
ねこねこの初っぱなで逃亡でもしたんだろうか・・・・
>>201 作成時間1時間ってww
自分だったらこれ位の長さのSSだと全部が全部上手くいっても半日はかかるw
>>205 ホームページ吹いたwwww
なんというこなフェチwwwww
ちょっと前に作品数1000超えたすげーとか言ってた気がするのに、もう1500超えてるのか
作者さんがた、ほんとGJ
211 :
麦笛:2008/05/12(月) 22:02:07 ID:52kGTsrp
>>206 書き溜めてはないです、さっきもたまたま空いた時間を使って書いたものなので。
まだ次回もどんなものにするか全く決めてませんし・・・。
>211
GJ
投下ペースが恐ろしく速いですね。
ゲームの中にいるかがみの話はとてもおもしろかったです。
213 :
麦笛:2008/05/12(月) 23:57:58 ID:dJGbWFGr
文章11「ネタのためなら」
*注意点
★エロ有
★ななこ×ひより、巻三までの3レス
★場所:学校
では、はじめさせていただきます。
▽巻一
ある日、ひよりが教室でいつものように同人誌の原稿のネームを書いているとき、廊下をななこが通りかかった。もう下校しなければいけない時間であり、日直であるななこはひよりを下校させるべく、ひよりのもとへ歩み寄った。
ななこ「何してるんや、そんなとこで。」
ひより「せ、先生?」
「ほう、写生かいな、わいも昔は絵がうまくてなぁ、クラスでは『ブラックななこ』と呼ばれてたんやでぇ。」
「ブラックななこって、黒いななこって意味っすか?」
「そや。傑作やろ?」
「ははは・・・。」
「で、何の絵をかいてるん?」
「あ、あんまり見ないでもらいたいっすが。」
「漫画かぁ。わいも子供の頃良く読んだなぁ。」
ななこは笑いながら、その原稿に手を伸ばす。
「どれ、見せてみぃ。」
「え、あんまり見て欲しくない・・・」
「ええやないか。どれどれ?」
「あっ!」
ななこは真剣にその原稿を読んでいく。ひよりは恥ずかしそうに下を向いて動かない。戻ることのない時間が流れて行き、ななこが読み終わる頃にはあたりはますます暗くなっていた。
「ずいぶんと読み応えのある漫画やなぁ。」
「そう・・・っすか?」
「でも、絡みの部分はもう少し勉強した方がええとこもあるねん。」
「はぁ、未成年っすから・・・。」
「よし、じゃあもう校内に誰もおらんし、わいが大人っちゅーもんを教えたる。」
「へ?」
「服をぬぐんや。わいが気持ちよくしたる。漫画を良くするためや。ええやろ?」
「・・・はい。」
「よし、もう時間も遅いから、手短にパッパッと終わらすで。」
「はぁ。」
ひよりは服を脱ぎ始める。いくらななこと顔見知りといっても、そんなに親しいわけでもないんだし、すこしのためらいはあった。しかし、漫画のため漫画のため、という思いがひよりを動かしていった。
「おお、なかなかええ体しとるやないか。これはやりがいがあるっちゅーねん。」
ななこはひよりを床に寝転がすと、まだ経験の少ないひよりの股の間を舐め始めた。その気持ちよさから、ひよりのあそこは段々濡れ始め、床にひよりの液が広がる。
「ずいぶん出すんやな、わいだけじゃ追いつかん。といって、わいしかおらんけどな。」
そのうちひよりは眼鏡をくもらせ、息が荒くなり、見るからにいきそうですよ、というシグナルを見せた。なんや、もういってしまうんか?というななこの問いかけに、ぶんぶん首を振って答える。
ななこ「我慢しなくてもいいんやで?」
ひより「いいえ、何事も我慢が大事ですから。」
ななこ「それとこれとは話が違う。」
「先生、それにしても上手いっすね。」
「そやろ?昔よくやったからな。」
「独身だってのが信じられないっす・・・。」
この一言がななこに火をつけた。ななこは一瞬げんこつをつくるが、いかんいかん、今の相手は泉やない、と心を落ち着かせる。しかしななこのテンションは下がらない。
ひよりをゴロリとうつぶせにすると、机の上に置いてあった太めの筆を手に取る。そして、持ち手の先っぽをひよりのお尻の穴の中にやさしく入れてゆく。
ひより「うお、うおおおおおおっ!!!」
ななこ「どや?こっちも気持ちええやろ?」
「おっ、うおおぁぁぁ!!」
「これが27歳の本気っちゅーもんや。」
「やばいっす、何か出てきそうっす!!!!!」
「これはこういう風に感じるもんなんや。」
ななこは一通り入れ終わると、今度はピストンみたいに、ゆっくりながらも筆を入れたり抜いたりを繰り返す。ひよりもこんな事をされるのは初めてだし、大体こういう行為も漫画の中だけで自身の経験はあまりない。
ゆたかとみなみがしょっちゅう人目に付かないところでHしているのでそれを尾行して漫画のネタにする、というのはあっても、自分がゆたかやみなみとやる、ということはほとんどない。
そういう面からしても、ななことのH、すなわち「大人」というものを教えてもらう、というのはなかなか新鮮であった。それにテクニック的にもかなりななこは優れており、これは漫画のリアリティを高めるのに効果的だなと感じていた。
ひより「おおおおおっ、うああああっ、ううっく、ああっ!!」
ななこ「どや?そろそろいきそうか?」
「い、いくかもしれないです、先生!!!」
「そか。」
そういうと、ななこはひよりの尻の穴から筆を抜いた。そして、軽くひよりの感じやすいところをなでると、
「うおおおおおおお!!!!!!!!!!!きたああああああああ!!!!!!!!」
ひよりは生きる噴水と化した。ひよりは体を小刻みにふるわせながら、ななこを見上げる。
ななこ「どや、ええ勉強になったやろ?」
ひより「・・・。」
「ま、落ち着いたらゆっくり帰ったらええ。」
「ありがとう、ございます。」
一通り道具を片づけ、ななこは教室から出ていった。ひよりは一つ大きなため息をつくと、ゆっくり体を起こす。飛び散った自分の液を雑巾で拭いてから、もう暗くなった廊下を一人歩いて帰る。
たまにはこういうシチュエーションもいいかもな、と思う作者、じゃなかった、ひよりであった。
完
217 :
麦笛:2008/05/13(火) 00:05:01 ID:hVOUzyr9
以上です。黒井先生とひよりって今まであったかなぁと思って作ってみました。
前回より短めですが、楽しんでいただければ幸いです。
218 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 00:19:33 ID:Q+UmGty6
>>217 黒井せんせーの一人称が違う気がするがGJ!どうやったらそんなに大量生産できるんだ!?
俺も書きかけのミニ四駆ネタ仕上げんと・・・
219 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 00:36:48 ID:ZMQCJRpC
>>217氏
すげー、あなたの生産速度はすごすぎます。
もしや、宇宙忍者では?
220 :
ちび:2008/05/13(火) 00:39:05 ID:wgIOr2J3
報告フォームにも送ったのですが、今日の更新で
自作「パヤパヤ Part.2」のCPが間違っています。
どなたか(つかさ×こなた、こなた×つかさ)に修正お願いします。
>>217 最近、大量に色々オカズが増えてて楽しいッス!
色んな需要を高速に潤してくれるなんてホントいい仕事
GJです!!
投下が止まってる自分にその速さとネタと時間を下さいorz
>>ちびさん
あなたの言い方にどうしても反感を覚えるのは自分だけでしょうか。
人に頼み事をするのなら、もう少し柔らかい言い方が有るのではないでしょうか?
保管してくださる人にも敬意を示すべきではないでしょうか…
長々すみません、どうしても気になったので…
222 :
麦笛:2008/05/13(火) 01:12:19 ID:hVOUzyr9
文章12「ゴキブリと人間の狭間で」
*注意点
★エロ有
★かがみ自慰
★場所:かがみの部屋
★極度にゴキブリが嫌いな方はご注意を。
では、はじめさせていただきます。
もしも、自分の一番大切な人が一番嫌いな生物に変わってしまったら、あなたはどうなるだろうか。今回は、そんな二人の友情を描いた物語です。
「はぁ、ここの問題難しいわ。さすが、○大の応用問題ね。」
頬杖をつきながら、かがみがため息をつく。
「でも、絶対あきらめない。たとえどんなことがあっても。」
かがみは黙々と勉強をこなす。夜はさらに更け、もうみんな寝静まってしまった。もう起きているのはかがみだけ。だが逆に、かがみにとっては家の中が静かで、勉強しやすくていいわね、という感じであった。
確かに、うるさいやつ・・・すなわちこなたとかつかさがいるときより勉強ははかどるし、集中しやすい状況ができやすい。受験生にはもってこいの時間帯である。
ふと、かがみの耳はある物音をキャッチした。なにかでごそごそと・・・かがみは表情をこわばらせる。なにかしら、と言いながら、ライトのベルの沢山入った袋を持ち上げてみると・・・そこから茶色の何かが走り去って行く。
かがみの頭の中で、何かがリンクする。
「いやっ・・・ご、ゴキブリ・・・。」
かがみは足がすくんで動けなくなる。なんで、まいにち掃除もして、こんなにきれいにしているのに、ゴキブリなんか・・・。
へなへなと地面にへたれこむかがみだが、耳をすますと、自分を呼ぶ声がかすかに聞こえてくる。何かしら・・・と思って辺りを見回すが、誰もいない。もう一回、その声を聞く。その声にかがみは確かに聞き覚えがあった。
「こ、こなた?どこにいるの?」
「今、かがみんの目の前だよ。」
「って、私の前には、ゴキブリが・・・ん?」
かがみはゴキブリをよく見てみると、ゴキブリのようで顔だけこなた、という生物がそこにちょこんといた。
かがみ「ちょ、こなた、なんであんたそんなんになっちゃったのよお!!!」
こなた「知らないよ、目がさめたときにはこうなってたんだもん。ゴキブリっていいね、足が速いからあっという間にかがみんの家まで来ちゃったよ。」
「足が速いのは元々だろ。でも、なんでこんなことになっちゃったのかしら、ああこなた。」
「困惑するかがみん萌え。」
「うるさい!ちょっと作者!私のこなたになんてことするのよ!!!」
そういわれたって、それが設定だからしょうがないでしょ。
かがみ「とりあえず、戻る方法を考えなきゃね。」
こなた「それなら知ってるよ。」
「どういう設定なのよ。」
「なんかね、ゴキブリになるまえに夢を見て、それによるとね、一番愛する者の精液を飲みなさいって。そうすれば元に戻るんだってさ。」
「それで、もどるのね?」
「うん。」
「じゃあ、こなたうつぶせになって。Hしましょ。」
「ちょちょちょ、ちょっと待って、乗っかられちゃたら私つぶれちゃうよ!」
「じゃあ、こなたが上に乗る?」
「でもかがみ、ゴキブリ嫌いなんでしょ?そんな触れたりしたらかがみん壊れちゃうもん。」
どうしたものかしら、と悩むかがみ。こなたをもとの姿に戻してあげたい。しかし、私はゴキブリが大の苦手だ。
しかし、こなたは「一番愛する者」として私を選んでくれた。こなたを助けられるのは私しかいない。そうかがみは強く感じたが、じゃあどうするの、ということになると、途端に思考が鈍くなる。
こなた「ねぇ、かがみん?」
かがみ「な、何よ。今考えてるんだから。」
「私、いいこと思いついちゃった。」
「何?」
「私が、かがみんとHしなくても精液だけ手に入れられればいいんだよね。」
「そう自分で言ってたじゃないの。」
「そこで、かがみんにあることをしてもらいたいと思って。」
「あることって?」
「お・な・に・ー。」
「ちょ、ちょっと、あんたがいる前で私が何でそんなこと?」
「じゃあ、私がずっとゴキブリのまんまでいいの?」
「それは・・・。」
かがみは悩んだ。でも、こなたに元に戻ってもらいたい、だって私はこなたの「一番愛する者」なんだもん。
「わ、わかったわよ。今回だけだからね、言っとくけど。」
「ヒューヒュー!ツンデレかがみん、萌えーーー!!!」
「うるさい!」
そういうと、かがみは服を脱ぎ、自分の秘部をいじり始めた。
こなた「ううん、いい体だねぇ。私が人間だったら、かがみんのオッパイに吸い付きたいくらいだよ。」
かがみ「人間に戻ってからね。」
次第にかがみの表情が変わって行き、息づかいが変わってくる。準備もなしにいきなりやってしまったから、いつも以上に感じてしまっているのだろう。こなたに見られている、というのも一つの材料かもしれない。
こなた「ねえかがみん、人間でいられることって、とっても幸せなんだね。」
かがみ「と、突然なによ。調子狂うじゃない。」
「私、今回ゴキブリになってわかったんだ。ゴキブリじゃ同人誌も読めないし、エロゲーもできないし、アニメも見られないし、不便なことがいっぱいあるんだ。」
「それで不便なのはあんただけだろ。」
「しかも学校にもいけないからみんなにも会えないし、かがみんやつかさとHもできなくて、本当にストレスでつぶれちゃいそうだよ。」
「こなた・・・。」
「私が人間に戻ったら、絶対二人で朝までHしようね。かがみん。」
「そうね。今は、あんたが人間に戻れるように私が頑張らなくちゃ。」
かがみの秘部から透明な液が出てくる。それは、かがみがもうすぐいってしまいそうだ、ということを表していた。
こなた「かがみん、もう少しだよ。頑張って。」
かがみ「んっ、んっ、んーー!!」
「頑張って、かがみん!!」
「んんんんんんああああああああ!!!!!!!!」
かがみは、絶頂に達した。
すぐにかがみから分泌された愛液を細い手ですくって、こなたがそれを飲む。
かがみ「どう?こなた・・・。」
こなた「ん?きゅ、急に体が・・・あああああ!!!」
こなたの体から白煙が上がり、かがみの前に素っ裸のこなたが現れた。
かがみ「こなた・・・あんた、人間に戻れたのね。」
こなた「かがみのおかげだよ。かがみ、かがみがいなかったら私どうなってたかわからないよ。かがみ、私だけのかがみ。ううう・・・。」
「泣かないの。ほら、もう人間に戻れたんだし、バスローブでもかけてなさい。今、私の着るもの持ってくるから。
「ちょっと待って、かがみん!!」
「何?」
「さっきいった通り、朝までHしよ!」
「え?!!!!」
「逃がさないよ!覚悟!!!!」
「え?え?うわあああああああああ!!!!!」
こうして、ゴキブリから人間にもどったこなたは、無事朝までかがみとHをし続けたのであった。めでたしめでたし。
完
226 :
麦笛:2008/05/13(火) 01:24:13 ID:hVOUzyr9
以上です。今回、かがみの自慰を書いてみようかなと思い、どのようにして自慰まで持っていこうかと悩みました。
こなたを出すと話がいい方向に転がってくれるので、それを利用してみました。
ゴキブリと聞いただけで吐き気がするようなゴキブリ嫌いの方には少々酷かもしれませんが、
かがみの気持ちになって楽しんでもらえるとうれしいです。
>>218 黒井先生はむずかしいですね、次回出演時にはもっと勉強してから投下しようと思います・・・。
スピードは・・・人それぞれなのでなんともいえませんが、書きながら考えるより考えてから書いた方が早く書けると思います。
>>219 確かに存在は忍者みたいに影薄いですが、とりあえず僕は人間のつもりです。周りからはいろいろ言われてますが。
次回更新は今日の夜になる予定。間隔あきますが次回も乞うご期待。
>220
修正しておきました。
>221
注意するくらいだったら修正してあげた方が手っ取り早い。
たしかに
229 :
ちび:2008/05/13(火) 01:33:04 ID:wgIOr2J3
>>221さん
本当にすみません。
保管をして下さっている方と僕のコメントに不快になった方の両方に謝らせて頂きたいです。
本当に反省しております。
>>227 ありがとうございます。
どうも僕は色々な配慮に欠けているようで、
>>221さんの注意も非常にありがたかったです。
「両方」とか「ありがたかった」とか、もう少し言葉を選んだ方がいいんじゃないのかね
>230
最悪ミスっても、変更点の履歴が残るから、その通りになおせばよかったりする。
233 :
ちび:2008/05/13(火) 01:52:39 ID:wgIOr2J3
ごめんなさい
もはや「配慮」では語弊がありますね、「人間性」ということです。
事実として受け止め、反省しております。
あと陰気でごめんなさい。
以降、しばらく僕は消え、爽やかな風がながれます。
そんなに気に病む事ないんだってヴぁ!
この際だから言うが、台本調のSSは
正直それだけで読む気が失せるんだが……。
せっかくセリフだけでも誰がしゃべってるか分かる書き方をしてるんだし、
名前がなくても大丈夫なんじゃないかなぁと思うよ。
236 :
23-49:2008/05/13(火) 07:56:08 ID:jYThlXIc
どうもです
メドレリレー・バースデー第十話、お届けします
被りそうな方がおられないようでしたら五分後ぐらいから投下させてください
・こなた視点
・エロ無し
・11レス使用
・オリキャラ要素あり
【track 10 : 逆転勝利と原点回帰】
「ギャーっス! 刑務所行きー!」
「ちょおー! ナニやってんのひよりーん!!」
岩崎家、というかむしろみなみ家の広い広いリビングに二人分の絶叫がコダマする。
ツイてない。
なんかもう、とことんツイてない。
あのあと。
かがみの……例のアレが一件落着した、そのあと。
ゆーちゃんのモノポリーを早速みんなでやることになった。何故かチーム戦で。
や、何故かってゆーか人数が多すぎたからなんだけどね。
このモノポリーの最大プレイ人数は八人。
しかも、それも同梱されてるコマが八つだってだけで、実際にスムーズにプレイするには
せいぜい六人が限度らしい。By みゆきさん。
というわけでその結果、私はひよりんのカード運のなさに泣かされるハメになってると、そんな感じ。
本当はかがみと組みたかったんだけど、みさきちと取り合いになっちゃって。
すったもんだの末にクジで公平にってことになったってわけ。
いや、でもさ。
方法は公平かも知れないけど、結果が全然不公平だよ。
もともとある程度の不幸属性の持ち主ではあったけど、ひよりん、今のツキのなさは異常だよ。
覚醒前のカイジってレベルですらねぇぞ。
「ゆーちゃん、みゆきさぁん。釈放カード持ってたよね? 売って?」
「えっと……いいですか、先輩?」
「ええ、構いませんよ」
何の特にもならないはずの私の要求に快く応じてくれる最強萌え要素コンビ。
ちなみに現在、ってゆーかほぼ序盤からぶっちぎりで一位独走中。
勝負らしい勝負は仕掛けず、普通に物件を買って手堅くコツコツ育ててるだけなんだけど、
とにかく失敗をしない。気が付いたら全ての陣地がドル箱の超優良物件に化けてしまっている。
この二人が組んだらスゴイコトになりそうだと前から思ってはいたけど、ここまでとはね……
私たちも同じ戦法取ってるはずなのになぁ……
「ええと、ええと……こ、ここはどうしようか?」
「……」
「ど、どっち? 首だけ振られてもわかんないよぅ」
「……パス、しましょう」
そんな感じで、微妙にコミュニケーション不全で不利を強いられているはずの
つかさ・みなみちゃんコンビにすら遅れを取ってるのは何故なんでしょう。
「お! じゃー競売だな! 乗った!」
「ミナサンはドゥしますカ?」
止まったマス目の土地をプレイヤーが買わなかった場合は競売になる。
真っ先に名乗りを上げたみさきち・パティのハイテンションユニットに、誰も続かなかった。
当然といえば当然だ。
だってこの二人、自分たちが勝つまで金額を吊り上げ続けるんだもん。
スタート直後からずっとそんな感じに強引な買い付けと仮破産を繰り返していて、
ずっと底辺を這いずってたのに、今では脅威の追い上げを見せて二位にまで浮上している。
もちろん、運なんかじゃない。
「ここは……買っておくべきよね?」
「待って柊ちゃん。もう少しで向こうの一帯が買い占められるわ。今は資金を温存しましょう」
「でも、それじゃこっちのゾーンが日下部たちに……」
「大丈夫。あんな無茶なやり方、いつまでも続くはずないわ。それにみさちゃんなら、私にならいつでも
止められる」
「……わかった。信じるわ、峰岸」
信じちゃダメだよかがみ。
明らかにみさきちを勝たせるための布石だよ、それ。
たぶん、ゆーちゃんたちには敵わないことを悟って自ら捨石になる道を選んだんだ。
「へっへん。言ってくれんじゃんあやの」
「あら? みさちゃん、本気の私に勝てたこと、一度でもあった?」
「一対一での話だろ。こっちにはパトリシアもついてんだ」
「Yes! Tag match だというコトを忘れてイマセンか?」
「そっちこそ。私を無視しないでよね」
「そういうこと。負けないわよ、みさちゃん」
よくもまあ……
そんなこと言って、さっきからみさきちたちの不利になる動きを一切してないじゃん。
まあ自分たちもしっかり利益を上げてるから、疑ってかからないと気付けないかなぁ……と、
「……」
生温かい視線を送っていると、かがみと目が、
「……」
「……」
一瞬だけ合って、すぐに逸らされた。
思わず眉が寄る。
怒ってる。
たぶん、さっき、手紙の差出人をしつこく訊いたこととかが原因だ。
かがみのことを私がからかうなんてそれこそ日常茶飯事だけど、やっぱ材料がマズかったかなぁ。
空想でないリアルで具体的な色恋沙汰を突くのは初めてだったからサジ加減がわからなかったよ。
ってゆーか。
あのとき私がしたかったのは、本当に「からかうこと」だったんだろうか。
最後の方はそのつもりになってたけど、最初は。
かがみの告白を聞いたその瞬間は、私は何を想ったんだろうか。
「――センパイ。泉センパイ」
「……え?」
我に帰る。
ひよりんが顔を覗き込んできていた。
「なに呆けてるんスか。諦めたらそこで試合終了っスよ」
「ああ、うん」
そしてサイコロを手渡してくる。さすがに懲りちゃったか。
って言ってもねぇ……
ここからたっぷり二十マス近く、激高物件が軒を連ねる逆回復ゾーンが続いているわけで。
気合なんか入るはずもないってもんよ。サイコロよりもサジを投げたいよ。
「あー、もぉ……よっと」
力なく宙を舞ったサイコロは、ボードの上を転がることすらなく、ぺたりと止まった。
ピンゾロ……
よりにもよって最低値ですか……っと?
「みゆきさん。ゾロ目ってもっかい振れるんだっけ?」
「ええ。止まったマスは無視できませんが」
おぉ……!
マスはみゆきさんたち所有の電力会社。公共会社なのでショバ代はサイコロの出目で決まる。
つまり最安値だ。……それでもじゅうぶん高いけど。
「どうやら、まだ完全にツキに見放されたわけじゃないみたいだね」
「せ、センパイ! 行くっス! 今度は六ゾロ出して一気に地雷原を抜けるっス!」
「や、無茶言わないでよ」
でも、確かに。このチャンスを逃すわけにはいかない。
途絶えかけた気合を再燃させ、握り締めたサイコロ――否。
「ダイスっ――」
を、
「――っローーーールっ!!」
解き放つ!
さっきとは打って変わって勢いよくボードの上を転がる二つの六面体。その目は――まず、六。
そして…………六っ!?
「ぉ……」
一瞬、空気が静止して。
次に大きくざわめいた。
「すっ――すごい! ホントに出た!」
「おおおおおっ! グッジョブっス、センパイ!」
思わずひよりんと抱き合う。こめかみにメガネが当たったけど痛くない!
「お姉ちゃん、すごーい」
「あ、ありえねー……」
ゆーちゃんとみさきち、他のみんなも目を丸くしている。
でもたぶん一番驚いてるのは私だね!
止まった場所も比較的安いつかさたちの土地だ。
行ける!
これは、行ける!
「せ、センパイっ、次っ! 次行くっス! でも六だけは――」
「ストップひよりん! 口に出すのは死亡フラグだよ……!」
そう。ここから六つ先は『GO TO JAIL』のマス。問答無用の刑務所行き。
“お約束”としてはじゅうぶんに有り得る。
めんどくさいから計算はしないけど、少なくとも二連続のゾロ目よりはよっぽど高確率のはずだ。
とにかく、こういうときは流れを断ち切らないためにもひたすらポジティブシンキングで行くべし!
「うーっ! やーっ! ったぁーーーーっ!!」
投擲!
三度――いや再びか。盤上を回りだすダイス。
永遠に続くかと思われたその回転も、やがて収まり、示されたその目は――
「「おおおおおおおぉおおぉぉおおおおぉぉぉーーっっ!!」」
天を衝く、八つの黒点。
それすなわち、二つの四。四と四!
これを奇跡と言わずしてなんと言おうか!
まさかのゾロ目、三! 連! 発!
「きたぁああああぁっ! 見事に地雷原を突破! そして!」
「まだまだ私たちのバトルフェイズは終わらないっス!」
「ずっと私のターン! ふははははっ、神だ! 神が降りてきた!」
「最高に“ハイ”ってヤツっスぅーっ!!」
盛り上がりまくる私たち。
と、そこに、
「……あのさぁ」
何やら投げかけられる低い声。かがみだ。
「ん?」
「知らないみたいだから教えてあげるけど、三回連続のゾロ目は、刑務所行きよ」
「「へ?」」
なんですって?
思わず視線を転じる。
みゆきさんは、申し訳なさそうに頷いた。
「ええ……残念ながら、そういうルールになっています」
「あ、ホントだ。書いてある」
ルールブックを眺めながら、つかさ。
「……」
「……」
「そんな馬鹿なああああああああああああああああああああああああ!!」
「何やってんスかあああああああああああああああああああああああ!!」
……で。
地雷原のスタート地点に再び戻された私たちは、今度は突破することなく破産して、
見事にイチ抜けを果たしましたとさ。ああ、こめかみが痛い。
ホント、何やってんだよ私。
……何やってんだ、か。
昨日だってそうだよ。
なんで私は、かがみからの着信を無視しちゃったんだろう。忘れちゃってたんだろう。
いや、違うか。
昨日の時点ではもう手遅れだったんだ。
むしろヘンな疑いを吹っかけられて下手したらケンカになってたんだし、問題は三日前だね。
ちょうど、あの学食遭遇戦があった日になるのか。
その放課後って言ったら、私は……そっか。ゆーちゃんのところに行っちゃってたんだ。
みさきち関係のことを聞くために。
今にしてみれば、ソレってそんなに大事なことだったのかなぁって思うよね。
いや、まあ、ソレ関係のアレコレで結果的にみさきちたちと仲良くなれたわけで。
そのこと自体は純粋に嬉しいけど、ソレとコレとは別のハナシで。
そうすれば、かがみともまた前みたいに毎日一緒にいられるって思ったのに。それなのに……
なにラブレターって?
なんでそんなことになってるの?
彼氏なんかできちゃったら意味ないじゃん! かがみ今度はそっち行っちゃうじゃん!
……いや、まぁ。
まだできるって決まったわけじゃわけじゃないけど。
それにかがみの性格なら、いきなりその相手とベッタリになって私たちのことを見向きもしなくなる、
なんてことはないと思うけど。
……思うけど、でも。
実際はどうなんだろう。
みさきちの件では私たちのこともキッチリと均等に扱ってくれたけど、友達と恋人とじゃ違うだろうし。
真面目系のツンデレは尽くすタイプに化けやすいしねぇ。
実際、ラブレターなくしたってだけで泣いちゃったらしいし、素質は十分か。
……むぅ。
なんか、ヤだな。ヤな気分だ。
かがみが自分じゃない誰かに尽くすなんて。
……って。
何ソレ。別にイーじゃん。かがみが誰とどうしようと。
からかいのネタも増えるってモンだよ。
そりゃ、かがみは私のヨメで、私もかがみのヨメだけど、ソレとコレとは別だよ。
別にそんな真剣な意味で言ってるわけじゃないよ。だって私、リアルで同性趣味はない……ってゆーか、
ナニコレ?
何この思考? これじゃまるで私の方がツンデレみたいじゃん。
あぁもう。
なんだかなぁ。
本当に、何をやっているんだろう。
「……あの、センパイ」
「うん?」
物思いに沈み込んでいた意識が、不意の呼びかけに引き上げられる。
目を向けると、私と並んでソファに腰掛けているひよりんが、再び私の顔を覗き込んできていた。
「どうかしたんスか?」
「ん、ちょっとね。理不尽な運命を嘆いてたトコ」
「あー……」
テキトーにはぐらかしたつもりだったのに、ひよりんは妙に納得したようにうなずいた。
「アレは酷いっスよねぇ」
「……。だねぇ」
違和感を覚えながらも相槌を打つ。
「どうせ五回も六回も続くわけじゃなし、双六じゃないんスからどんだけ進もうが有利になるわけでもなし。
わけわかんないルールっスよ」
「うん……うん?」
「まぁソレがなかったところで――なんスか?」
そか、さっきのモノポリーの話か。
ちょーどいーや。
訂正も説明もなんだか面倒だし、ってゆーか自分でもよくわかんないし。ハナシを合わせとこう。
「なんでもないよ。ってゆーか、ネタにはなったんじゃない?」
「いやぁ、極端すぎる確率ネタは使いどころが難しいんスよ」
「ふぅん」
そんなもんか。やっぱり大変なんだねぇ創作活動って。
「そーいや、みゆきさんのマンガ描いてんだよね? そっちはどんな感じ?」
「ん、高良センパイってゆーか生徒会長モノですけどね。まだ構想段階の序盤も序盤で、どんなとか
言えるコトは何もないっス」
「まぁ、そうなんですか?」
お?
「あまり無理はなさらないでくださいね?」
「ありがとうございますっス」
「あれ? みゆきさん?」
と、ゆーちゃん。それにつかさとみなみちゃん。
その四人がいつの間にかこっちに来ていた。思わず部屋の真ん中に視線を飛ばす。
「しぶといわね、日下部……」
「こっちのセリフだぜ、ひーらぎぃ」
「うふふ」
まだゲームは続いている。ということは……
「え? みゆきさんとゆーちゃん、負けたの?」
「ええ。精一杯がんばってみたのですけど、やっぱりダメでした」
さして悔しがる素振りも見せず、みゆきさんは小首をかしげて微笑んだ。
やっぱりってなにさやっぱりって。めちゃくちゃ番狂わせですよ。いったい何が。
「えっと……なんだかいきなりパティちゃんとかがみさんが協力し始めて、一気に攻められちゃったの」
「私たちも……その煽りを……」
ゆーちゃんとみなみちゃんが、凹んでるというより呆れてる感じで解説してくれる。
ふぅむ、かがみとってゆーか、峰岸さんとだろうね実際は。
パティもなんだかんだで器用な子だし、峰岸さんと二人でならみゆきさんをも上回れるわけか。
いや、ってゆーかむしろ考えてみれば、これはこれで順当な結果なのかも知れない。
もともとモノポリーってのは他者を蹴落としてナンボなゲームだから、
みゆきさんたちはちょっと優しすぎて向いてないんだ。
逆に、
「お姉ちゃん容赦ないよ〜」
つかさの言うとおり、ゲームにおいては容赦のないかがみこそが勝者の条件を備えていると言える。
ま、あくまで対等な条件なら、だけど。
「しっかしこれ……わかんなくなってきたっスねぇ。どうなると思うっスか?」
「え? そんなの――」
ひよりんの言葉に、答えかけて、止める。
そっか。峰岸さんの狙いには気付いてないんだ。たぶん、他のみんなも。
ニヤリ。
「――……そだねぇ。普通に考えたらかがみたちだろうけど、みさきちたちも勢いに乗ってるし」
「そうですね。これは少々、予想がつきませんね」
みゆきさん、そしてゆーちゃんやつかさもうなずく。よし。
「じゃあ――賭けてみる?」
「賭け? ……ですか?」
みゆきさんが驚いたように振り返った。
「別にお金とかモノとかじゃなくって……そだね。勝った人は後片付け免除、とかどうかな?」
軽い調子で人差し指を振ってみる。
「はぁ……」
「いいっスね。じゃぁ、私はかがみセンパイと峰岸センパイの方で」
予想通り、まずひよりんが食いついた。
予想通り、かつ計画通りだ。
「よし、それじゃ私はパティとみさきちだ」
「――ちょっと。何言い出してんのよアンタたち」
っと、かがみが半眼で睨んできた。さすがに声が届いちゃったか。
「だって退屈なんだもん。負け組には負け組の楽しみがあってもいーでしょ?」
「……勝手にしろ」
む……やっぱ、なんか冷たいね。
ま、いーや。今は。
「よぉっし、お許しが出たよ。ゆーちゃんはどうする?」
振り返って尋ねると、ゆーちゃんはかなり迷った末、かがみたちを選んだ。
つかさとみなみちゃんも(それぞれ別の意味で)当然、同じ選択。
「みゆきさんは?」
「う、うぅ〜ん……」
賭けという行為そのものに抵抗を感じていたらしいみゆきさんも場の空気には逆らえず、
最終的に参加してくれた。
「ぶぅ〜、ちびっ子だけかよぉ〜」
「ヒヨリも冷たいデス……」
「あらあら」
「ふん、こりゃますます負けられないわね」
得意げだね、かがみ。
でも無理だよ。
普通なら、公平で対等な勝負ならともかく、裏で峰岸さんがみさきちに味方してる以上はね。
実質的に三対一のこの状況。かがみが勝てるわけがないのだよ。ふふふ、一人勝ちはもらったZE。
や、別にサボりたいわけじゃないんだけどね。
今日はなんかいいトコなしだからさ、ちょっとばかり楽させてもらってもいーじゃん?
「むぅ〜……よし、じゃーひーらぎ」
「何よ」
「こっちも賭けよーぜ。あたしが勝ったら、ラブレターの相手、教えてもらうっ」
「なっ!?」
おお?
「みさちゃん、まだそんなこと……」
「だって気になるじゃん」
「……知ってどうするってのよ」
「どーもしねーよ。ただ知りたいの。ひーらぎのことだから」
ま、まっすぐだね、みさきち。
でも、いい。ますますいいよコレは。
「また恥ずかしいことを……」
「みさきち〜、ダメだよ? かがみが可哀そうじゃん」
「んなっ!?」
大安売りもいいところの挑発に、かがみはわかりやすく顔を紅潮させる。
「……外野は黙ってろ! ――いいわよ、日下部。それで? 私が勝ったら何をしてくれるわけ?」
「柊ちゃんっ?」
「んじゃ、もー二度とこのハナシはしねーよ。それで足りなきゃ土下座でもなんでしてやるっ」
「……オーケー。その言葉、忘れんじゃないわよ」
「い、いいの柊ちゃん?」
「負けなきゃいいんでしょ」
「ワタシに merit がナイのデスが……」
よっしゃ! パティと、あと峰岸さんには悪いけど、よっしゃ!
思わぬ収穫だよ。ナイスみさきちっ。
いや、まぁ、確かに知ってどうするって話なんだけど、そんなことは知ってから考えればいいのサ。
「よぉし、そんじゃがんばれみさきちー。かがみの秘密を暴くんだー」
「おうっ、任せとけ!」
うお。
絶対「うるせー」とか言われると思ったのに、めちゃくちゃ真正面から打ち返されたよ。
……ホントにまっすぐなんだね。
なんか……なんだろう。
なんかヘコむよ。
思えば、みさきちのこのまっすぐさに私は負けたんだよね。
いや、負けることすらできなかったのか。それ以前の問題で、最初から勝負になってなかったんだ。
私のことなんかまるで無視してまっすぐにかがみへと向かったみさきち。
嫌いなはずの勉強まで頑張って。
それに比べて私はどうだろう。
なんて言うか、小ざかしいよね。
峰岸さんを懐柔しようとしたり、イカサマで楽しようとしたり、みさきちの尻馬に乗っかったり。
そんなふうに小ざかしく立ち回って、私は何がしたいんだろう。
……うん。
そりゃもちろん目的はかがみだけどさ。かがみを、私は、どうしたいんだろう。
かがみと、どうなりたいんだろう、私は。
私は、かがみに何を望んでいるんだろう。
ってゆーか。
私にとって、かがみって、何?
……いや、いやいや。
ちょっと、待って。なにそれ。おかしいって。
なんで私がこんな乙女な思考してんのさ。そんな回路なんか組み込まれてないはずだよ。
ああもう、かがみがラブレターなんて乙女なアイテム持ち出すからだ。
ってか、そう。かがみってゆーか、相手が悪い。かがみに渡した、その相手の男子が。
ひとこと文句言ってやんなくちゃ。
キミのおかがで私の乙女回路がきゅいんきゅいんになっちゃったよ……って!
なんか違うし!
告白イベントみたいになってるし! しかも電波系入ってるし!
で、でも僕はかがみさんが――ってなんか主人公がリアクション取り始めた! ってか主人公!?
ちょっと何やってんのよアンタたち! うわぁ、かがみ登場!? お約束すぎる! ちょっと待って!
そうだよ待ってよ誤解だよ。何が誤解なのよ、アンタ私だけじゃなくこなたにまで! 修羅場!?
ちょっと待って落ち着いて、かがみ。私は落ち着いてるわよ! おかしいのはアンタの方でしょ!
うん、まあ。確かに。――違うよ、悪いのは僕なんだ。いたのか主人公。でも二人とも好きなんだ。
なんか凄いこと言い出したし。――二人ともって、そんなの二又じゃない! ちゃんと選んでよ!
いや、かがみも落ち着こう。……選べないよ。うわ、こいつ最低。なんでこんなのが私の脳内に。
もういいよ。こんなの放っとこ。そうね、私にはこなたがいれば十分だわ。かがみ……。こなた……
……って。
ちっがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああうっっ!
なにコレ? 今のなに? なんかすんごい超展開だったんだけど?
いつの間にこんな酷いことになってたの私の脳。エロゲのやりすぎとかそういうレベルじゃないよ。
あぁびっくりした。
ってゆーか、ええっと。
……なに考えてたんだっけ。
思考を遡ろうとした、そのとき。
「「「――おぉっ!?」」」
空気がざわめいた。
意識が引き戻される。
「くっそおぉぉぉ……負けたぁぁぁ……!」
どうやら決着がついたらしい。かがみが頭を抱えて唸っていた。
ということは……
「みゅうぅぅぅ……も少しだったのにぃぃぃ……」
あれ?
みさきちの方も項垂れてる。ということは、ということは……
「あらあら〜、勝っちゃったわねぇ〜」
「ごめんなさいね?」
ゆかりおばさんと、……えっと? そーいや名前知らないけど、とにかくみなみちゃんのおばさん。
その二人が――さっきから「あらあら」とか「うふふ」とかしか喋ってなくているんだかいないんだかすら
曖昧だった二人が、穏やかな、しかし紛れもない勝者の笑みを浮かべていた。
「見事な漁夫の利っスね……」
「ゆきちゃんの一人勝ちだね……」
「まさか本当に勝つとは思いませんでした……」
「お母さん……」
「そんな……」
そんな、馬鹿なァ……!
「――みなさん、今日は本当にありがとうございました」
結局、後片付けは全員でやることになった。
まぁ勝ったのみゆきさんだけだし、そりゃそうだよねって感じ。
で、ソレも無事終わって、名残惜しいけどそろそろ解散しましょうかねといった空気になったところで、
みゆきさんがおもむろに頭を下げた。
「いやいや、礼を言われるほどのコトは何も。ってか私たちも楽しかったしね。――ね?」
なんとなく。
かがみではなく、つかさに同意を求める。
「え? ……あ、う、うん。そうだね」
微妙に反応が鈍かった。
「? どしたの?」
「な、なんでもないよ。ちょっと……眠い、のかな? 疲れちゃったのかも」
「お料理、頑張ってたもんね、妹ちゃん」
峰岸さんが柔らかく割って入った。
「う、うん……」
「そーいやなんだかんだで半分近く作ってたよねぇ。うん、がんばったがんばった」
あと、かがみのこともずっと心配してたみたいだし。そりゃ疲れもするか。
ぺちぺちと肩を叩いてあげると、つかさは照れ笑いを浮かべる。
「ええ、どれもとっても美味しかったです」
「ありがと、ゆきちゃん。私も、ふだん作らないようなのいっぱい作れて楽しかったよ」
「そうよね。改めてお礼なんて言わなくていいわよ、みゆき」
かがみも頷いて、それから自嘲気味に笑った。
「それに私は、どっちかって言ったら迷惑かけちゃったし……」
「い、いえ。そんなことは……私の方こそ、問い詰めるような真似をしてしまって……」
あ……
話が、ソッチの方に流れてしまった。
なんとなく、加わりづらい。目を逸らした。ゆーちゃんたちの方を見ているフリをする。
「――デス――」
「――あははっ――」
「――うん。来年も――」
「――そう――」
「――いーな――」
ゆーちゃんたち一年生、プラスみさきち。
微妙に距離があるから会話の内容は切れ切れにしか聞こえないけど、楽しそうな様子は伝わってくる。
みさきちは、もう気にしてないのかな。かがみのこと。
そんなはずはないとは思うけど、でも、だったらどうしてあんなに普通に楽しそうなんだろう。
割り切ってる、のかな。とりあえず今はって感じで。
それとも、モノポリーで負けちゃったから本当に諦めたのか。
みなみちゃんの陸上部入りを諦めたみたいに。
……ああ、そういえば、ということは、昨日の契約はどうなるんだろう。
果たせなくなっちゃったけど、何もなしってわけにはいかないよね。適当に何かおごればいいかな。
ってゆーか、それよりも。
さっきのモノポリーは、アレはなんだったんだろう。
パティと峰岸さん――最強萌え要素コンビすら押しのけた二人の補助との後押しを受けてなお、
ずっと三位と四位の間をフラフラしてただけのママさんコンビに、なんでみさきちは負けたんだろう。
おかげでかがみのお相手を知る機会も失われてしまった。
思い当たるのは、峰岸さんのこと。
みさきちがかがみから封筒を奪い取ったときに見せた、必死の形相。
あの人があんな顔をするなんて、昨日のアレを見た私ですら、未だに信じられない。
そんなにも、悪いことなのかな、人の色恋沙汰に首を突っ込むのって。
かがみが言ったみたいに、恋人がいるとそんなふうに考えてしまうものなのかな。
ということは、かがみもそうなっちゃうってこと?
私には理解できないことを考えて、私には理解できない行動をとるような人間に。
……やだな。
そんなの、やだよ……
「――えっ? そ、そうだったの……?」
と?
かがみが何か、上ずった声を挙げた。
「ああもう……ごめん、私てっきり……」
「い、いえ。最初にきちんと説明しなかった私も悪いんです」
「私も、お姉ちゃんには言うの忘れてたよ。ごめん」
目を向けると、なにやら頭を抱えて呻くかがみを、みゆきさんとつかさがなだめていた。
なんぞ?
「……かがみ?」
「! ――な、なによっ!」
うお?
なんか睨まれた。
「何か文句あるのっ? 悪かったわねっ。ちょっと勘違いしただけじゃないっ」
そして怒鳴られた。声かけただけなのに。
「えーっとぉ……何が?」
「え?」
お?
止まった?
「……聞いてなかったの?」
「うん。……ってゆーか、何が?」
「な、なんでもないわよ!」
赤くなってそっぽを向くかがみ。
いや、あの、前後の文脈抜きでツンデられても困るんですけど。聞いてなかった私もアレだけど。
「……なんなの?」
「ええと、ですね……」
仕方なくみゆきさんに尋ねると、苦笑いを返された。
「みゆきっ! 言うんじゃないわよっ!」
「は、はい。それは言いません。ですが……」
噛み付いてきていたかがみを振り切って、みゆきさんがこちらに向き直る。
かがみのことは、つかさと峰岸さんが抑えてくれた。
「この間の……木曜日のお昼休みに、わがままを言って抜けさせていただいた件で……」
うん? と一瞬頭を捻って、すぐに思い当たる。
「ああ、ひよりんの」
「ええ。そちらのお詫びとお礼もまだですのに、今日も協力していただいて……といった話です」
お詫びとお礼、か。
みゆきさんらしいね。そんなの必要ないと思うけど。
「そーなんだ。でも、だったら私は関係ないかな。木曜だったら私もいなかったから」
「そうなんですか?」
「うん。学食で峰岸さんと一緒だったんだ」
「……え?」
うん?
かがみの顔が訝しげに固まった。
「……そうなの?」
そして私ではなく峰岸さんに疑問を向ける。
「……、うん。偶然、ばったり合っちゃって。せっかくだから一緒に、って。ごめんね?」
「誘ったのは私の方だけどね」
少し気になったけど、とりあえず話を続ける。
今の言い方だと峰岸さんの方から誘ったみたいじゃん。どっちでもいーっちゃいーんだけど。
「そうだったかしら? 声をかけたのは私の方からだったと思うけど……」
「ん? それは、挨拶だけじゃなかった?」
……と、
ふと視線を感じて振り返ってみると、かがみが変な顔をしていた。
悔しそうな、悲しそうな。
でもそれも、目が合った瞬間に掻き消える。
「……なんで黙ってたのよ」
そして冷たい、とげとげしい視線と声が向けられる。
「そうならそうとちゃんと言いなさいよ。何がおなかが空いて動けない、よ。つかさが心配してたんだからね」
「お、お姉ちゃん。私もう気にしてないから……」
そか、そんなふうに言ったんだった。
えっと……
『――かがみ、もしかしてヤキモチ?』
『――かがみは心配してくれなかったの?』
ピロン、とSEを立てて選択肢が浮かび上がる。ご丁寧に半透明のウインドーと指差しマーク付きだ。
私は……
「……いやぁ、あとで教えておどかすつもりだったんだけど……ゴメン忘れてた♪」
しかし、どちらも選ばなかった。
選べなかった。
怖くて。
またかがみに冷たい反応をされてしまうのが、なぜだか酷く恐ろしくて。
「ごめんね、つかさ」
「う、ううん。いいの」
「みゆきさんも……そんなわけだし、気にすることないと思うよ。どっちかって言ったら私たちの方が
普段からよっぽどお世話になってるんだしさ」
「はぁ……」
私の言葉に、みゆきさんは困ったように頬に手を添える。説得に身が入ってなかったかな。
なら、悪いけど殺し文句を使わせてもらおう。
「もぉ、そんな堅苦しく考えなくていーじゃん。友だちでしょ? そんなんじゃみなみちゃんのこと言えないよ?」
「あ……」
「そうだよ、ゆきちゃん。こなちゃんの言うとおりだよ」
「……そう、ですね。分かりました。それでは、お言葉に甘えさせていただきます」
よし、効いた。
つかさと、三人で笑いあう。
かがみは、
「……」
しかし、何も言わなかった。
“――あんたが言うと胡散臭いけどね”
“――良いこと言うじゃない、たまには”
いつもなら、ちょっとだけ意地悪っぽく笑いながら、そんなふうに言ってくれるのに。
だけど今のかがみは何も言ってくれなかった。目も合わせてくれない。
既に変化は始まっているのだろうか。
だとしたら……
……どうしようもないよね。
もちろんイヤだけど、そんなの絶対イヤだけど、でも。
文句なんか言えない。
私にそんな権利なんてない。
考えてみれば、私はかがみにずっと甘えっぱなしだった。
宿題とか寄り道とかもそうだけど、それだけじゃなく、もっと日常的に、慢性的に。
例えば普段のちょっとした会話なんかでも、
かがみのツッコミが入ることを前提とした言動のなんと多いことかと思う。
今まで当然のようにそうしてきたけど、ダメだよね、それじゃ。
かがみがラブレターの相手と付き合うことになったら……ううん。仮にそうはならなかったとしても。
今のままじゃいけない。自重しないと。
だってかがみは、かがみなんだから。
「私のヨメ」なんていう都合のいい存在なんかじゃなく、一人の生きた人間なんだから。
って、今さらなに言ってんだか。そんなの当たり前じゃん。
とにかく、もっとちゃんと考えなきゃ。かがみだけでなく、つかさやみゆきさんのことも。
天然だとかメガネだとかじゃなく、ちゃんと人格を見て、付き合い方を考えなくちゃ。
……はぁ。
めんどくさいなぁー。
これだから三次元はイヤなんだ。
「おーい、なんのハナシしてんだー?」
みさきちが近寄ってきた。ゆーちゃんたちも後ろに続いている。
何かを感じ取ったのか。それとも単に、向こうで話題が尽きただけか。
「ん、ちょっとユージョーについてアレコレと」
「ふーん」
「……」
「……」
どっちにしても、特に助け舟になってくれるってわけじゃなさそうだ。
や、別に救援を求めるようなシーンじゃないけど。
「……それじゃ、そろそろ解散、かな?」
なんとなく空気が止まったところに、峰岸さんが控えめにつぶやく。
「そーだな。ちょっと名残惜しーけど」
みさきちを始め、みんなもうなずいた。私にも異議はない。みゆきさんがもう一度頭を下げた。
「それでは、みなさん。お疲れ様でした」
「「「お疲れ様でしたー」」」
そうして。
「みなみちゃんの誕生日を祝う会」は、終わった。
――あ。
しまった、みなみちゃんに西校の制服着てもらうの、忘れてた……
248 :
23-49:2008/05/13(火) 08:11:59 ID:jYThlXIc
以上です
ありがとうございました
というわけで
(ママさんズの)逆転勝利と(二次元への)原点回帰
でした
てかモノポリーに尺を使いすぎた
次で終わります
うわぁお…… 何なんですかこの金〜月にかけての圧倒的な投下数……w
ぬうう、風邪で寝込んでる場合じゃなかったぜ orz
とりあえず、あのう〜私見なんですけど……SSを投下される方は自己保管前提、という方が良いんじゃないかな〜と思うんですが……保管の仕方にミスや分からない事ががあったら、そのつど指摘や説明をする、とか。
そうすれば、態度が云々という問題も無くなる、ハズ……。
んん〜。
>>248 うーん、相変わらずすさまじい構成力だこと……。
よくもまあ、それまでの流れを編み込みつつ楽しい誕生日会を
描写するものだと関心しきり。ってかコメントでの「ママさんたち空気」
発言すら叙述トリックだったのか!w
まだまとまるまで随分かかるかな、と思ったけど次でラストですか。
終わるのは寂しいけれど、どう纏めにもっていくか、その力量に期待。
>>248 煮えきらねぇぇぇぇぇぇっ!
ううう、こなたの背中を何かパイルバンカーのようなもので押してかがみに発射したい衝動が。
こなたのぐるぐるっぷりが他人とは思えませんでした。
どうかありのままの二人に帰れますように、と重いながらぐっじょぶ。
>>248 GJ!
ママさんたちすげー…w
しかし…次で終わりですか。
ちゃんと仲直りできるのかどうかが、凄い不安です…
二人とも変なすれ違いしちゃってるし、どうなるんだろう
>>248 あやの最強伝説。
しかし、次で終わってしまうのが名残惜しい程にぐっじょぶ
>>255 絵馬ネタかどうかはともかく、こんなシチュは萌えアニメでは散々使い古されてカビが生えてるネタだよなww
>>248 あああ・・・次回で最終回なのか・・・
大好きな作品だから、続編を別シリーズで始めて欲しい・・・ダメっすか? (泣)
このままだとこなたとかがみの関係が煮え切らなくて逆に鬱憤が溜まってしまいそうw
それに黒あやのシリーズをこのまま読めなくなってしまうのはとっても寂しい
少しぐらい先になってもいいから、続編頼むよー !
258 :
麦笛:2008/05/13(火) 22:28:06 ID:rOSiDuwJ
文章13「緑髪少女のひそかな願望」
*注意点
★エロ有
★みゆき×みなみ
★場所:みゆき家
では、はじめさせていただきます。
「あの、今日はちょっと相談があってきたんですけど・・・。
「なんでしょう?私で良ければ、ご相談にのらせていただきますよ。」
みゆきの家の玄関先で、緑髪とピンク髪の少女が二人、話をしている。岩崎みなみと高良みゆき。どっちも大きな家に住んでおり、家が隣同士ということもあってたまーに話をすることもあったのだが、今回は別件のようだ。
「実は、胸・・・ゆたかに相談したら、みゆきさんになんとかしてもらえるって聞いたので・・・。」
「私はそんな力があるわけではないのですが・・・。前にゆたかさんのご相談にのったときもそうだったのですが、大きくしたいのですか?」
「・・・。」
みなみは恥ずかしそうに顔を赤らめ、顔を背けながら自分の胸のところをさわさわと触ろうとする。しかしその手は空を切り、みなみの胸の小ささを強調していた。
どうしたらいいのでしょう、とみゆきは頭の中で考える。ゆたかのときは「おまじない」とかいって適当なHで終わらせてしまったが、今回もそれじゃあおまじないの意味がない。
みゆきは、必死に考えを巡らす。しかしその最中、みなみが静かに口を開く。
「私・・・豊胸手術とかするのもこわいし・・・お金かかるのもあんまり好きじゃないから・・・あんまり手が掛からないで胸を大きくする方法があれば、教えて・・・くれませんか・・・。」
みなみも、胸をどうにかしたいという気持ちを必死にみゆきに伝えようとする。みゆきももちろんそういうことはわかっているし、将来のことを考えても、ここで私がどうにかしなきゃいけない、という気持ちがわき出てくる。
なんで?なんで私の胸ってこんなに大きいのかしら?とさえ思ってしまう。
ここ最近、本気で胸の大きさのことを悩んでいる人からよく胸のことを相談されるのだが、実際のところ体質の関係でどうにかしようとしても方法はほとんどない。将来大きくなるのを祈るしかないのだ。
でも、それを告げるのにはみゆきの良心はあまりに小さすぎる。なんていうか、自分が人を失望させてしまった、という罪悪感に浸されるのが恐いだけなのかもしれない。
しかし、今まさに自分の目の前に悩める子羊、いや、悩めるみなみがいる以上は、逃避するわけにもいかないのであった。
「そうですねぇ・・・。ゆたかさんの場合とは勝手が違うので、同じ方法よりは違う方法でやったほうがいいと思いますが・・・。」
曖昧な返事をする自分にマイナスな感情を抱く。でも、今のみゆきにはこれが精一杯の解答であり、これよりいい意見って探してもなかなかなかった。
「私、すくなくともゆたかよりは大きくなりたいんです。小さいままでいいから、ゆたかに思いっきり胸でもふもふしてもらいたい。ゆたかとできたら、今度はパティとか、ひよりとか、かがみ先輩とか、仲間を、増やしたいんです。」
「そうなんですか・・・。一体どうしたら・・・。」
みなみのこの場合の「仲間」とは、言うまでもなく「Hできる友達」という意味である。ううん、青春の表現だねぇ。
ふと、みゆきの中にある考えが浮かんだ。
「あの、おそらく、みなみさんの胸には、貧乏神というか、貧乳神というか、そういうものが住み着いていて、それを退治すればきっと胸が大きくなるんじゃないかと・・・。」
こんなこと非科学的だし信じないですよね、という淡い思いが頭の中をぐるぐる回る。しかし、
「あの、それって、どうやって退治すれば・・・。」
「えっ・・・?」
みなみの急な質問に言葉を詰まらせる。みゆきの頭の中で、ものすごいスピードで何かをリンクさせようと脳が働く。そして、出した結論が・・・。
「あの、胸にいる貧乳神を吸い出せば、なんとかなるんじゃないでしょうか。」
「・・・今よりマイナスに働かないなら・・・。お願いします。」
そういうと、みなみは一枚ずつ服を脱ぎ始める。みゆきはもう後にはひけない。
一通り服を脱ぎ終わると、みなみの胸があらわになる。お互い顔を赤らめ下を向いて、そういう時間が続く。しかし、こうしてしまった以上自分が責任をとらないと、とみゆきがみなみの胸に顔を近づける。
「では、はじめますね。」
みゆきは何回か呼吸をし、みなみの胸に吸い付く。ペッタンコのみなみの胸は吸い付きづらい部分もあったが、みなみの体温を肌で感じることがそれのストレスを和らげていった。
「あはんっ・・・んっ・・・。」
「感じやすいんですね、みなみさん。」
「ゆたかにも・・・吸われた事ってないので・・・。」
「そうですか・・・。」
数回チュッ・・・チュッ・・・と吸ったら、顔を上げてプハーと呼吸をする。こう文字で書くと一緒みたいな感じだが、こなたが豪快にプハーと呼吸をするのに比べて、みゆきの呼吸はまだ繊細で、かわいらしいものがあった。
「あ・・・とっても、気持ちいいです。」
「そういってもらえるとうれしいですね。」
「そんなに胸があると、邪魔になる事ってありませんか?」
「そうですね、確かに、車の助手席に乗るときなんか、ちょっと乗りにくいってところはありますけど・・・。」
「くっ・・・うらやましいです・・・。」
チュッ・・・チュッ・・・。そんな行為が繰り返されてどのくらいたっただろうか。段々みゆきも疲れを感じるようになった頃、みなみが急に激しく喘ぐようになった。
「急に来るんですね、みなみさん。」
「はぁ、あはぁ、うはぁん、み、みゆきさん・・・。」
「何でしょうか。」
「私、いくかもしれないです・・・ふぁ、ああっ!」
「貧乳神を、体の外へ出してしまって下さいね。」
「あ、いくっ、いくっ、いくううううううあああああああああ!!!!!!!!!」
普段のみなみからは想像できないような大きな声を出して、みなみは絶頂を迎えた。
「それで、どうなったの?みなみちゃん。」
「それから、みゆきさんがタオルを持ってきてくれて。」
ゆたかが興味深そうにみなみに問いかける。二人がいるのは、ひよりの家。
「でも、みゆきさんって上手いよねー。えへへ、私すぐいっちゃったもん。」
「私も・・・あれだけのテクニックを持ってゆたかを気持ちよくしてあげたい・・・。」
「みなみちゃん・・・。」
よくある恋愛ドラマみたいなシーンの二人を部屋の隅で、ひよりんがスケッチブック片手にメモをとる。
「ふふふ・・・お金持ち同士の絡み・・・これはいい漫画になりそうっすね。」
「え?何か言った?」
「ななななな、何も言ってないっすよ。」
「・・・早く大きくなってほしい・・・。」
みなみは、未来に巨乳を手に入れて微笑む自分を想像しながら、まだ冷め切ってないお茶を一口飲むのであった。
262 :
麦笛:2008/05/13(火) 22:32:53 ID:rOSiDuwJ
以上で終了です。前書きにレス数を書くのを忘れてしまった・・・。次回は気をつけないと。
内容は、
>>134の「大きくなあれ」の続きみたいな感じです。内容は違いますが・・・。
263 :
42-519:2008/05/13(火) 22:41:28 ID:LYsxtly8
二輪の花の1話と2話に感想をいただいたかた、ありがとうございます。
最後までのプロットは決まっているのになかなか書けないとかそんなことはさておき。
>>262 乙です。
貧乳の神様をかがみにたたらせてきますね。
>>262 貧乳神・・・どうやったらそんな発想がw
265 :
190 219のひと:2008/05/14(水) 00:00:37 ID:ZMQCJRpC
>>176久しぶりに古代怪獣ツインテール対決でかがみが勝てるんでしょうか?
>>220、221、他自分が保管を急かしたせいならすいません
>>226 蝉ぽいっていうつもりじやなくていっぱいいそうってつもりでしたが
266 :
42−115:2008/05/14(水) 00:48:01 ID:dxHfNcf1
寝る前に投下します。
「バナナ」
・4レス
・非エロ 未遂というか予定というか
・こなた+かがみ
267 :
バナナ1/4:2008/05/14(水) 00:52:59 ID:dxHfNcf1
例えば506のEと陵桜学園の2-Eに何か共通点があるとすれば、その集団を特徴付ける中心的な人物が、
強者揃いという点を挙げる事ができるのではないか。泉こなたと、その結果として柊かがみにも降りか
かった災難は、2-Eの集団としての性質に起因するものではないにしろ、その中心人物に近いことと、
ほかならぬかがみ自身が、所属が異なるにも拘らず、その中心人物の一人だということが絡んでいると
みて間違いない。
その日、かがみは高良みゆきと楽しく話していた。まぎれもなく2-Eの中心的人物であるみゆきと、
である。「かがみは私の嫁」を自称する(妙なものだが、だからといって「私はかがみの婿」、または
「かがみの婿は私」を自称しているわけではないのである)こなたはというと、少し離れた自分の席で
彼女流の読書に勤しんでいた。
自分の嫁が他の人と話しているからといって、別に醜い嫉妬に駆られたりはしない。なぜならかがみ
は私の嫁だから、放課後になれば「おーっす、帰るわよ」とかなんとか、さも当たり前のように迎えに
来るか、私を待つかするのだろう。何の心配もないのだよ。だって、私の、嫁だから。その当たり前に
している点に突っ込むなり、疑問を呈するなりすると、その時の反応がまた可愛いんだわ、私の嫁は。
とはいえ、視界に入る以上気になるとは言わないまでも、どうしても見てしまうものである。なぜな
ら、私の、嫁だから。何の事を話しているのやら、やけに楽しそうだ。嫁が質問して、みゆきさんが答
えて、そして嫁の顔が豹変する……って、うおい?? 飛び上がり、赤面し、次いで背後に炎が燃え上が
り、腕を伸ばして……突っ込んで来る!?
「こなたぁ〜〜!!」
ボギー・12オクロック・ハイ
(敵戦闘機・12時方向・上方)
剥き出しにした歯はノーズアートのサメのようだ。戦闘機なら主翼か機首に発砲炎が立つところだが、
むしろその口から直接火を吹きそうな勢いだった。
ベイルアウト……。
―ダメだ、射出座席が作動しない。
そもそも、このイスは射出座席じゃないし!
……という訳で。
「みゆきに何を吹き込んだのよぉ〜!」
バシッ
どんがらがっしゃ〜ん
射出座席によらずとも、こなたはかがみのラリアットで吹き飛ぶことに成功し、後ろの席の机の上に
伸びたのだった。
268 :
バナナ2/4:2008/05/14(水) 00:53:46 ID:dxHfNcf1
はは、自慢が一つ増えちゃったな。ウチの嫁はラリアットが上手でね、ってか……。
これを何的と言ったらいいのだろうか? 少なくとも、後頭部の大きなたんこぶから白煙が上がり、
それに白い絆創膏を十字に交差させたものを貼っているあたりは、賭け値なくマンガ的だ。
「……して、みゆきさん」
「……はい」
「私の初飛行の訳を聞かせてもらえるかな?」
自慢じゃないがこなた、飛行機に乗ったことがない。だからして人生年表の上では、これが初飛行だ
った。
200●年 嫁のラリアットで初飛行。飛距離・後ろの席まで
嫁の助力といことは内助の功という事になろうから、それは悪くはないが、ライト兄弟は初飛行で
58メートル飛んだという。21世紀にもなって、だいぶ負けてるあたりはこれいかに?
「それが……よく分からなくて」
「みゆき!」
かがみが目を剥く。目までがサメの様だ。
「あんな卑猥な事、こなたに吹き込まれたと思うじゃない」
「ひ、卑猥でしょうか……?」
「卑猥なみゆきさんに興味がないって言ったら嘘になるけど、まあ、順を追って話してよ」
「は、はい。では……」
みゆきはビクビクしながら話し出す。
「この前カラオケに行きましたよね」
「こなたが暴走しまくったアレね」
「私、知っている曲があまりなくて、皆さんが歌うのを聞いてばかりでしたから……」
「いざ歌ったら、すごいインパクトだったけどね」
「このままではこの先、あまりカラオケを楽しめないのではないかと思いまして、歌の習得を決意し
たのです」
「その方面でも完璧超人を目指すつもりなのよ、この子」
「そこで、たくさん歌をご存知の泉さんに相談したんです」
「ああ、あの事か」
まるで漫才の導入部のような会話に聞き入っていたこなたが、ぽんと手を叩く。
「あんたのことだから、てっきりアニソンとキャラソンとゲームの主題歌ばっかり勧めたもんだと思
ったわ」
「それもよかったんだけどね、新たな萌え、新たなインパクト、新たな世界を切り開くため、敢えて
みゆきさんには私とは違った道を進んでもらおうと思って、クラシックを薦めてみたのだよ」
「あんた、クラシックなんて聴くんだ?」
「んー、まあ、某バイオリン弾きの関連で少々」
269 :
バナナ3/4:2008/05/14(水) 00:54:33 ID:dxHfNcf1
「結局アニメつながりかよ」
「カラオケの機種によっては、オペラのアリアとか、カンツォーネ(イタリア歌曲)やリート(ドイ
ツ歌曲)とかけっこう入っててね。洋楽でも英語ならけっこう歌えるのあるけど、そこを英語以外の外
国語で攻めるのも一興だよってアドバイスしてみたわけよ。それでみゆきさんは、路線的には何を選ん
だの?」
「イタリア語の歌にしました」
「勧めるあんたもあんたなら、それの乗って真面目に取り組むみゆきもみゆきだわ」
「で、それが何で『凶暴神・かがみ様降臨』につながったのカナ?」
こなたは顔をしかめ、白煙の引いた頭をさする。
「私を勝手にアニメのタイトル風にするのはやめてくれ」
「まずカラオケに入っている曲を調べ、聴いてみました。幸いCDは、母が買ってきて聴かないままの
ものが家にありましたもので」
「「さすがセレブ」」
「早速練習してはみたのですが、なんといいますかこう、イタリア語は大変早口で、日本語に慣れた
舌ではとてもついていけなくて……」
「いやー、分かるよそれ。某所で日本のアニメのイタリア語吹き替えを見たけど、早送りみたいだっ
たからね」
「すげーな、某所……どこだか知らないけど」
「そこでまず、日本語の早口言葉で舌を慣らそうとしたんです」
ようやく話が見えてきた。その早口言葉が卑猥だという訳で、かがみが激怒したのだ。
「うんうん、それで?」
こなたは目を輝かせて続きを促す。
「みゆき、言っちゃだめ!」
「ですが……」
「ふっふっふ、情報公開という時代の波に乗ろうよ、みゆきさん」
「都合のいい部分だけ世情に詳しいんだな」
「その早口言葉とは?」
みゆきはためらいながら、その早口言葉を披露した。
またぐらの バナナの謎はまだ謎なのだぞ
「またぐらの〜 ばななのなぞは〜 まだなぞなのだぞ〜」
と、つかさが言った。
「つかさ! 復唱しなくていい。韻を踏まなくていい。ていうか、あんたいたんだ?」
「またぐらの、バナナの謎はまだ謎なのだぞ、か」
こなたも味わうように口にした。
「だから復唱すんな!」
「みゆきさんはこれをどこで?」
「えーと、以前見たDVDに……」
「またぐらのバナナが映ったDVD!?」
「声がでかい! 鼻息が荒い! 目を輝かすな!」
270 :
バナナ4/4:2008/05/14(水) 00:55:15 ID:dxHfNcf1
「いえ、デンマーク王国の王子が、生きるべきか死ぬべきかではなく薄毛に悩むというお話で、王国
の大臣が早口言葉の名人なんです。それでフランスに旅立つ息子との別れ際、その早口言葉を別れの言
葉に……」
「なんていうか、終ったなデンマーク」
「いやー、いい話だね。卑猥でもなんでもない」
「どこがよ!?」
「だってねえ。バナナなら普通に売ってるし、座って食べてたら太腿の上に落っことしちゃったって
事でしょ」
「謎って何よ、謎って」
「そのバナナを見て疑問に思ったんじゃない? バナナの皮って、踏んづけるとなんであんなに滑る
んだろう、って」
「その前にバナナを拾えよ……。ていうか、『またぐら』はなくても早口言葉になるし」
「まあとにかく、純粋な心を持つみゆきさんには、卑猥な意味なんて全然なかったわけだよ。汚れた
誰かさんと違って……」
「うぅ……」
作り手側の意図とか、象徴学を持ち出したところで後の祭りだろう。この場ではみゆきがそうなのだ
から、そうなのだ。
「というわけでががみん、今日はウチにバナナを食べにおいで」
「はぁ? どうしてそうなるの?」
「ちょうどバナナ料理を作ろうと思っててね。カレーに入れたり、餃子に包んだり」
「そんなのあるわけ―」
「あ〜、聞いたことある」
142行目にしてつかさ、2つ目のセリフである。
「普通の黄色いやつじゃなくて、それ用のをみつけてね。今日はおとーさんも取材でいないことだし、
バナナの天ぷらを試してみる」
「その毒見をしろ、と?」
「おー、話が早いねかがみん。まあ、バニラアイスの天ぷらもあることだし、バナナでもいけるんじ
ゃないかな」
「はいはい……。胃薬と整腸剤と解毒剤と抗生物質持参で馳せ参じます。……ラリアットかまして悪
かったわ」
そのお詫びとして、一人の食卓の寂しさを解消しに行ってやるというわけだ。
「さすが私の嫁!」
「誰が嫁だ」
「ライト兄弟に負けたお仕置きとして、バナナをたっぷり食べてもらうよ」
わけが分からない。
そう突っ込もうとするかがみに、こなたはぐいと顔を寄せ、耳元でこう囁いた。
「下のお口で、ね……」
「!!」
おわり
271 :
42-115:2008/05/14(水) 00:56:51 ID:dxHfNcf1
以上となります。
元ネタは「ハゲレット」あたりで。
ありがとうございました。
272 :
麦笛:2008/05/14(水) 01:23:18 ID:D9Dqn5e9
文章14「いっちゃえ!初対面」
*注意点
★エロ有
★ゆい×みさお 巻三まで 3レス
★場所:こなたの家
では、はじめさせていただきます。
「おーっす、ちびっこ、遊びに来たぜー。」
「おお、よう来なすった。まぁ、上がりたまえ。」
日下部みさおがいつものようにこなたの家に押しかける。今日は、こなたが新しい運動器具を手に入れた、といってそれを見に来たのだ。
「ゆい姉さん、この子が友達のみさきち。」
「お〜!いらっしゃーい!!」
「こらこなた、みさきちじゃなくて、みさおだってヴァ。あたしは男か!」
みさおが鋭いつっこみを入れる。てへっとかわいこぶりながら頭をぶたれるこなた。
「仲いいんだねぇ。」
「ねぇ姉さん、いまのって傷害罪だよね?」
「うーん、そんくらいじゃ犯罪にはならないよ。」
「おいちびっこ、この人法律に詳しいのか?」
みさおが口を挟む。
「うん。だってね、ゆい姉さんは警察官だから。」
「えっへん!!」
「(随分気楽な警察官だなぁ・・・。)」
こなたは思いついたように、麦茶麦茶といいながら冷蔵庫のドアを開ける。こなたの背では高いところは届かないので、こなたが使うものは比較的下の方にあるはずなのだが・・・。
「あれ?麦茶がない。」
「あたしはいいよ、おかまいなく。」
「でも、それじゃオタク歴17年の私のプライドが許さないもん。ゆい姉さん、みさきちの相手でもしてて。麦茶買ってくるから。あ、その子Hだから、気をつけてね。」
「ちびっこぉぉぉ!!!!!」
「怒るみさきち萌え。」
こなたが出ていき、家にはゆいとみさおの二人だけが残された。初対面だし、何を話して良いのかお互いよくわからない。しかし、みさおはこなたからの情報を基に、なんとか会話をつなげようとする。
「あの、警察って、どういうことをやってんですか?」
「警察?私の場合はお祭りの警備とか、事務とか、そっち方面が多いかな。」
「(やっぱり随分気楽そうな仕事だゼ)お祭りの警備とかでも、ちびっこ、じゃなかった、こなたと会う事ってあるんですか?」
「それがなんと、100%!!!!」
「ヴァ?100%会わない?」
「そうじゃなくて、こなたとの遭遇率100%なのだ〜。」
「(け、警察って一体・・。)」
みさおの中で警察のイメージがガラガラガラと崩れて行く。あたしはこの人とうまくやっていけるのだろうか、という不安がみさおを包む。所謂ふつーの女の子のみさおにとっては、ゆいの特殊なオーラというのはまた別の生き物みたいなものであった。
「で、でも、ゆいさんは女の方で、屈曲な男の人を捕まえたりってできるんですか?」
待ってました、とばかりに、ゆいの目がキラーンと光る。そして、笑顔で「もちろんだよ」というと、いきなりソファーのみさおにタックルをかました!!
「ヴァ!?(つ、強い!あたしなんかよりずっと力があるんだってヴァ!)」
「容疑者!押さえました!」
みさおを押し倒して、ゆいがマウントポジションを取る。そして一瞬フフッと笑うと、みさおの服を一気に脱がしにかかる。
みさおも最初は抵抗するものの、初対面のゆいにあんまり失礼なことをしてはならないと思い、すぐにやめる。そうすると、ゆいは自分の思うつぼだと思い、みさおのすべての衣服を脱がした。
「今から、取り調べを行います!」
「(と、取り調べ!?)」
そういうと、ゆいはまずみさおの敏感な胸を揉み始める。少し不器用ながらも力のこもったモミモミ攻撃はやはりみさおには有効で、みさおは見る間に紅潮し、荒い呼吸をし出す。ゆいは、もう少し骨があってもいいんだけどな、と思いつつも、みさおへの攻めをやめなかった。
みさおもみさおで、ゆいの力強さに心ひかれたのか、もっと胸を揉まれたいという気持ちが体の奧から段々にじみ出てきた。なんであたし、今こんな人とHしてるんだろう・・・?でも、気持ちいいからいいか・・・。
そんな風にいいように解釈する。最初はすれ違い気味だったみさおとゆいの心が、段々同じ方向に向かって動きだして行く。
「みさおちゃんのここ、こんなに濡れてるねぇ〜。」
みさおははっとしてゆいの方を見る。ゆいも、散歩に行きたくてしょうがないワンコみたいな息づかいでみさおのあそこをのぞく。ゆいは指を濡れているそこに差し込み、みさおをさらに快楽の崖へと追い込んで行く。
時折みさおから流れてくる甘い蜜を指につけてペロリとなめたりする姿は、こなたに見られたらちょっと恥ずかしいなぁとゆいに思わせるくらいのものであった。ゆいが感想を言う。
「は、恥ずかしいんだってヴァ・・・。」
「ううん!!これはなかなか味わえない上質な味だよ〜!タッパーに入れて晩ご飯のおかずにしたい!」
ちょっと言い過ぎだゼ、と心の中で思いながらも、ゆいの攻めを嫌がる理由もなくなすがままにされるみさお。一方のゆいは、次のステップへ移っていこうとしていた。
みさおの脚を上に上げ、赤ちゃんのおむつを買えるときみたいな格好みたいにする。そして自分の顔をそこに近づけて、フッと息を吹き込む。
「ひっ!やあああ、気持ちいいんだってヴァ。」
「今度はもっときもちよくしてあげようかな。ペロリ。」
「ひいああああ!!!みゅうああああ!!!」
一番感じやすいところを舐めると、みさおが小刻みに動く。
「ひゃあああ・・・。うあああ・・・。」
「そろそろいきたいかな?いつでもいかせてあげるよ?」
「早く・・・」
「よーし!!!!」
みさおが言い終わるより前に、ゆいは言葉で表せないくらい壮絶な攻めをみさおに食らわせる。みさおのHPはますます減って行き、段々現実を見失ってしまうくらいまでになってしまった。
「ひゃああああ!!ゆい!!!!気持ちいいのぉ!!!!!」
「いっちゃえ!素っ裸!」
「っっっっっっっっっっっっっっああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みさおは、めでたくゴールに達した。最後のゆいの「いっちゃえ!素っ裸!」というのは「もってけ!セーラー服」を意識したものなのだろうが、似ているようで全く似ていない。
軍隊式といえるほど壮絶な攻めを初体験したみさおは、日本の警察官の力をますます思い知らされたようで、絶頂を迎えた後もしばらくはぐったりしていた。ゆいは水を飲んだりシャワーを浴びたりしたが、みさおはソファーの上でボーゼンとしていた。
そのうち、こなたが帰ってくる。こなたはぐったりしているみさおを見て、こう言い放った。
「あれ?ゆい姉さんとやっちゃったの?ゆい姉さんはかなり強力だからみさきちにはちょっと刺激が強すぎるかな、と思ってあんまりやってもらいたくなかったんだけど、遅かったか。」
「それを・・・・先に言えよ・・・。ちびっこ・・・・・・。」
「それにしても、ゆい姉さんも手が早いねぇ。こんな初対面のみさおに。ま、運動部に入ってるみさおだったからよかったけど、これがつかさだったら命の危険を感じるよ。」
「いやー、おもしろかったよ。ははははは。」
まだ昼になったばかりの泉家には、ゆいの高らかな笑いだけが響き渡っているのであった。
276 :
麦笛:2008/05/14(水) 01:32:18 ID:D9Dqn5e9
以上です。深夜の更新にしようか朝の更新にしようか迷いましたが、とりあえず深夜の更新。
今までまだ一回もみさお攻めを書いていないような気がする、というか書いていないので、そのうち書こうかな。
次回の更新は未定ですが、おそらく今日中に。ではまた。
ここにきてみさ☆受けラッシュ
世はみさ☆フェチ時代なのか?
みんなあれか、「ヴァ」に鼻血るのか?
それとも「みゅううう;;」なのか(゚Д゚)
>>271 私の大好きな作家様じゃないですか。GJです。
最後のほんのりえっちな会話が素敵です。
>>271 ううむ、非の打ち所が無い。
流れるようなネタと構成の妙にぐっじょぶ。
追伸:そうか。バナナプレイか。……バナナプレイ、か。
>>271 何というバナナエロGJ!!!
バナナプレイ・・・
>>271 次はもちろんバナナプレイ編だよな・・・?
282 :
42-519:2008/05/14(水) 19:02:17 ID:uOVDapvT
誰も準備していらっしゃらなければ、5分後に投稿いたします。
「二輪の花 第3話」
注意事項として
・愛のないかがみとゆたかのえっち
・相変わらず憂鬱ぎみ。
・ゆたかはキャラ崩壊していますごめんなさい。
【第三話:feel】
午後5時。
鷹宮神社から鷹宮駅までは徒歩で15分ほどだ。鳥居を出、昭和の面影をのこす商店街をゆっくりと下る。
ちょっとした買い物であれば駅から神社へのくだりで十分に事足りる。
鷹宮駅から東武伊勢崎線で久喜、区間は一駅。
――電車を降りると熱気がつきつける。
少しは休めばいいのにと、照りつける西日に目を覆いながらかがみは改札を出た。
10分ほど歩く。
忌まわしげなアパートが見えてきた。
「……ごめん、こなた」
誰もいない住宅地に、かがみは言葉を刻む。
せめてものの罪滅ぼしに。
・
・
・
「どうして、そんな顔をするんです?」
小早川ゆたかは、きっとにらみつけるかがみを宥めまわしながら言う。
「そんなに、気持ちよかったんですか?」
手にもったバイブレーターを見てくすりと笑った。
さんざんかがみのヴァギナにあてられたそれは湿って、ねっとりとしている。そこから漏れた汁をゆたかは舌でなめる。
「…」
「何か言ってください」
ゆたかは不満げにかがみを見て、それからキスをする。逃げるかがみの舌を執拗に取らえ、絡め合わせる。
かがみの口のなかに侵入したゆたかの舌が歯、歯茎からほっぺの辺りまでなでまわす。
「気持ち、いいんでしょ?」
ディープキスから開放されたかがみは顔を真っ赤にして、とろんとした顔になる。
「―――そんなわけ、ないでしょ」
「だったら、やめましょうか? 別に私は拘束とか、そんなことをしたいわけでないです。現にかがみ先輩は、自分から私の家にきたじゃないですか」
かがみは何も言わず「ふんっ」とそっぽを向いた。
「こなたお姉ちゃんの言う、『ツンデレ』なんですか?」
かがみはにらむ。秘書からだらしなく流れている愛液など気にしなかった。
「あんたがこなたの名前なんていわないで」
「――こなたお姉ちゃんこと、好きなんですか?」
「別に、あんたには関係ないでしょ」
「関係あります。私はかがみ先輩のことが好きです。好きで好きでしかたありません。だからこうして私はかがみ先輩が幸せになるように、イカしてあげているんです」
「これが私のため? そうなら精神病院いったほうがいいわよ。もともと小学生のがきだと思ってたけど、本当に頭まで幼稚なのね。高校生? 小学生の間違いじゃない?」
ふ、とゆたかは余裕の笑みを見せる。
それからよく成長したかがみの胸を思いっきりもみほぐす。「ああ…くふっ」とかがみは甘い声を出す。
そのよがる声にゆたかは満足した。
>>271 ナイスバナナGJ !
続きのバナナ編 (?) をぜひ読んでみたいw
ていうか、この会話からすると二人はもう周りの人たちに内緒で深い関係 (主に肉体的な意味で) になって
いるみたいだなw
「それに、身長のことを言うなら、こなたお姉ちゃんだって一緒だと思います」
「あんたなんかと! あんたなんかと一緒にしないでよ! こなたはあんたなんかと違う!
私のことを大事にしてくれる! あんたはただの最低の女よ!」
思わぬ癇癪を起こしたかがみに、ゆたかはたじろぐ。
――わかっていることだった。
かがみ先輩はこなたお姉ちゃんのことが好き――そう、私じゃなくて。
そんなことはゆたかにもとっくに気づいていた。だからこそ、こなたのことが憎らしくて、かがみのことが愛しい。
「すぐに私のことが好きで好きでたまらなくなりますよ」
「別に、あんたが好きなことをすればいいじゃない。私はあんたには逆らわないわ。それであんたのつまらない欲望を満たせば!?」
ゆたかは無言でかがみを下腹部から割れ目までなめる。
「そう思うなら、私のものになってくださいよ。私だって、できればかがみ先輩の気持ちを振り向かせたいんです。
あれは最後の手段――そう、かがみ先輩が私に振り向いてくれる限りはなんでもありません」
「悪いけど、ごめんだわ」
かがみは精一杯強気で自身を鼓舞しようとした。たとえ陵辱されようとも、罵られようとも。こんな奴を嘘でも好きになるくらいなら、私は名誉を選ぶ。
「いつまでいってられるんでしょうね」
そういってゆたかは指を割れ目のなかに指を這わす。開かれた割れ目を弄ぶよう指先が移動する。クリトリスに触れたとき「ああ!」とたまらずかがみは喘ぐ。
「気持ちいいんでしょう?」
片手で乳房を揉み解しながら、よがるかがみをさらに攻め立てる。ツインテールが激しく揺れる。
割れ目に入った手がより早く動く。その動きにあわせてかがみの肢体がぴくんぴくんっと、ゆれる。
もうすぐイク。かがみの色っぽい艶やかな反応をうっとりと見つめる。
ゆたかは垂直に勃った乳首を押したり倒す。それから慣れた手つきで乳輪をれろれろと撫でる。
「あ、ああ、ああっ……っ!」
ひくひくとかがみの体が揺れる。へとへととベッドに倒れこみ目を手で覆う。ビクンビクンとイった直後の反動が収まる。
(どんなことをされても、私の気持ちまで奪えないんだから……っ!)
屈辱と、怒りが混ざった涙のなかに、かがみは何度も何度も心の中で繰り返した。
ぬおおリアルタイムwktk
・
・
・
「かがみんがこない」
オタクの聖地秋葉原。上野から山手線で二駅というご存知全オタク界の理想郷である。
電気街駅をでると一般人と、ついでに田舎者が圧倒されるようなビルが立ち並ぶ。
駅構内にアダルトゲームのポスターが節操もなく貼られているというのも珍しい。
電気街駅を出ると、でかでかと巨大「時を翔ける男女」をオマージュしたらきすた看板を掲げたGAMERSが聳え立つ。
東京の密集地帯である影響からか店舗の敷地面積が小さく、縦に長い。階段は意外と段差が厳しいので注意が必要だ。
「8時に私の勤めているメイドカフェにきてね(はあと)」とメールを出したのに反応がない。
反応がないということは了承だと都合の良い解釈をしてこなたは故郷に制服のまま向かった。
この町に来ると体がうずく。あの空気! 美少女ゲームのポスター! wktkが止まらないね!
秋葉原といえばメイドでも有名だ。秋葉原駅からでるとメイド服姿に扮した女性が接客にいそしんでいる。
こなたはその全てから広告をもらった。
「ぜひともいらしゃってくださいね、ご主人様!」
(いいねえご主人様!)
久しぶりに訪れた町にこなたは感慨を感じながら、いろいろな店を見て回る。もう何度も訪れたのに秋葉原には何かがある。
そんな気がしてこなたはついついいろいろな店に出入りする。
時刻はまだ6時だ。待ち合わせは勤めているコスプレ喫茶であるから、道順なんて目を粒っても歩ける自信がある。
そりゃもう楽しまないとね♪とこなたは片っ端からアニメショップやらエロゲーショップに嬉々として足を運んだ。
「いらっしゃいませ〜 あ、泉さん」
「はろー」
JR秋葉原駅から中央通りに出る。そこから右折すると中古ゲームでもおなじみのソフマップ秋葉原店。
こなたは趣味にお金を費やすことは厭わないというかむしろ時々は「売りあげに貢献したね!」なんて思うタイプなのであまり中古のものは利用しない。
当たり前だが初回限定品まで付属することを期待できないからだ。
そふまっぷからさらに直進するとアニメイトに隣接しているとらのあなにでる。
こなたは知り合いがいるかもと思い(もういくつもの店に訪れた後だが)とらのあなに意気揚々として入っていった。
「ひなたさん、今日もバイト?」
「ええ、家で妹がひもじい思いをしていいますから」
「ひなたさんが、自重すればいいだけなんだけどね」
「何いっているの泉さん。萌えは文化ですよぅ! エネルギーです! 栄養です! 萌えながかったら泉さんも生きていけないでしょう」
「それは、確かに…」
論理的には破綻しきっているのだが、同じオタク仲間としてこなたは頷かざるを得なかった。
まあ他人であるし、妹のひかげの安否は気になる所だが、口をだすことではない。
「まあそれはともかくとして…ひなたさんはあのアニメどう思う?」
「あれですか? そうですね〜私的には及第点ですね。ああ、DVDもありますので是非!、ですよぅ」
「む、商売根性はさすがだね」
「店員ですから。まあそれはともかくにしても、ゆっくりしていってくださいね」
はいはい〜と、こなたは新作ゲームやら限定品のチェックを始めた。
「むう…8時半になった」
一通り見て周り、7時半にはバイト先のメイド喫茶に入った。優待券を提示し、奥に案内してもらう。
バイト先仲間から「いらっしゃいませ、ご主人様」といわれるのは少し恥ずかしい。
だがそれがいいと定番の文句を頭の中で垂れる。小声で「今日は客?」と話しかけられたのでこなたは「ええ」といった。
かがみは生真面目だから、8時ちょっと前にはきているかもしれないと思い、早めに待ち合わせ場所に着いた。
遅刻癖のあるこなたとはいえ、自分で誘っておきながら遅刻するわけないだろう。
それに定番の「ごめん、待った?」「ううん、私も今北産業♪」なんていうイベントも経験してみたい。
普段は接客する側なのだが、こうして客として入っても新鮮だ。可愛い子がメイドを着ているだけで癒されるし、なんといっても「ご主人様」の響きが好きだ。
コーヒーとケーキを頼む。
そうして、待つこと1時間。待ち合わせの8時はとっくに過ぎていた。
8時になるころには不安に駆られたが、それでも「まあ、かがみんでも遅刻くらいはするよね」と思い、待ち続けた。
クーラーが良く効いた店内は快適だが、そわそわと待ち人が訪れるのを待ち続けるのは思った以上に重労働だった。
メイドさんの「いらっしゃいませ、ご主人様〜」と声が聞こえるたびに入り口を振り向く。そしてすぐに落胆して顔を落とす。
「待つってこんな気持ちなのか」
普段から人を待たす側であるこなたは改めてうなだれる。考えたくはないが、来るとはかぎらないことはわかっていた。
いつ来るかも、本当に来るかもわからないのに待ち続ける。苦痛であることこのうえない。
もう少し、私も時間に厳しくなろうかな、いつもこんな思いをさせていたのかと反省するほどだった。
たまらずこなたはコーヒーを追加注文する。携帯を持ってくればよかったのにいつものように忘れてしまった。
もしかしたら遅れたとか、風邪引いたとか――今日一緒に帰ったのだからありえないのだが――メールがきていたのかもしれない。
3杯もコーヒーを飲めばでるものもでる。せっかくだから、いつものバイト用の赤い扉に入り、バイト仲間に顔を出す。
店長に今日もお願いできないかなと懇願されたが、こなたは丁重に断った。
それから店員用お手洗いで用を足す。
こうしている間にかがみが来て、私がいないものだと勘違いしないかとこなたは不安になる。
誘ったのは私だから多少の遅刻ぐらいは多めに見るのに、かがみのことだから「怒って帰った」と勘違いするだろう、とおろしたパンツを意味もなく眺めながら考えた。
便座に座っている間がもどかしい。
かといってひっかけるようなみっともない真似はしたくないので落ち着け私と思いながら、用を足した。
戻っても、かがみはいなかった。
・
・
・
「まさか…タイミング悪かったのかな」
嫌な予感が頭をかすめる。それを全力で振り解く。かがみが約束をすっぽかすなんてありえない。
どんなに嫌な顔をしても、どんなに難儀なことでも私が精一杯頼めば快く引き受けてくれる。それがかがみ。
そして私はそんなかがみが好きだ。
ついついかがみに頼ってしまい、だらしないとは思うけど、やめられない。
宿題写させてとはいえば口で「嫌」という。
私が「お願いかがみん! 一生のお願い!」と抱きつくと、顔を赤くして「それ何度目の一生だよ!」とごまかすように大声で否定する。
その後精一杯怒った真似をして、悪態をつきながら、
「――仕方ないわね。今度は自分でやりなさいよ」
最後には丁寧にまとめられた宿題を見せてくれる。
「かがみん大好き!」
「馬鹿、声がでかいし変なこと言うな!」
とうとう顔を耳の先っぽまで真っ赤にしてあさっての方向を向くかがみ。
かがみんを私はもう、友達としては見られなかった。
そのかがみが私にメールも返さずに約束を放棄するなんて、おかしい。おかしすぎる。
――おかしいといえば、今日は最初から可笑しかった。
つかさの欠席。みゆきさんがゆーちゃんの引越しを知らなかったこと。
私はもちろん、ゆーちゃんが私の家からでていったんだから知っていたけど、みなみちゃんならみゆきさんに話しているはずなのに。
聞く限りでは家族ぐるみでお付き合いをしているらしい。
会話をする機会は十二分にあったはずなのだ。
「いらっしゃいませー、ご主人様」
もはや条件反射のように私は振り向く。そして条件反射のように落胆する。
こんなんじゃお目当てのかがみが来ても同じような反応を体が間違えてするかもしれない。
携帯を持ってきていないし、普段からmp3プレーヤーなど持ち合わせていない。
そうでなくても店内から聞きなれたアニメソングが流れているが、イヤフォンを通して聞くのとでは遮断率が違い、音楽に集中することもできない。
れっつごーふぃーばーたいむ☆
らぶりーえんじぇる!
大好きだったはずの電波ソングが耳障りに聞こえる。聞こえるのだが、耳を傾けてしまうのがこなたクオリティ。それは直せないし、直す気もない。てゆーか萌えるなこの曲。
いくらバイト先の店で考慮してもらえるとはいえ、長居はできないし閉店時間の問題もある。
私は祈るような気持ちで大好きな人を待ち続けていた。
きっと来る。だってかがみだから。
293 :
42-519:2008/05/14(水) 19:16:30 ID:uOVDapvT
以上です。ごめんなさい、4が抜けていました。
視点が動きすぎているのは直そうと思っているのですが、指摘される前に書いたところで、ちょっとできませんでした。
らきすた看板はps2ゲームのころでしたね。秋葉原には数度しか訪れていませんので、可笑しい所があったらごめんなさいです。
>>293 ……なんだろう、なんとも言えない緊張感がたまらんです。
それでもかがみを信じるこなたの気持ちが、こう、なんというか……
ああああああああ、しやわせになってくれええええ!
そんな空気にも関わらず。42-115氏を受けて、バナナ行きます。
・バナナ注意。
・こな総受け。ガチエロ。3レス。
・スカ(にょ)注意。
------------------------------------------
――前提その壱、一般常識に曰く。皮を剥いたバナナは、常温では非常に柔らかい。
――前提その弐、M●bil1に曰く。零下四十度の世界では、バナナで釘が打てます。
――前提その参、コ■助曰く。うわぁ、ミヨちゃんの中、とてもあったかいナリ。
以上の前提より、導き出される結論は何か答えなさい。(陵桜学園・2007年)
― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ―
「かがみさんっ! ダメですっ、もう持ちませんっ!」
「ヤバヤバヤバっ、折れる折れる折れる……ああっ!!」
ひときわ大きな悲鳴とともに、そろそろと後に引いていたかがみの手が、止まった。
……「やっちまった感」、とでも言うべきか。
こなたのアソコからわずかに覗く、主に脂肪と食物繊維で出来た白い張り型の断面を前にして、三人とも見事に思考停止。
当のこなたはというと……今しがた登りつめたところ。息を荒げ、ぼんやりと天井を見上げている。
ち――――――……ん。
仏前の鐘にも似た、おなじみのSEが脳裏を流れた。
「は、半分ぐらい中に残っちゃったよぉ……お姉ちゃん、ゆきちゃん、どうしよう!?」
非常に説明的でありがたいつかさの発言によって、こなたは絶頂の余韻から引き戻された。
「ふぇ? ……う、うそーーーーッ!?」
―――――――――――――――――
<<家庭に潜む身近な危険シリーズ>>
その26:ばななぷれい
―――――――――――――――――
※注意:<その1>〜<その25>は欠番です。
「ちょ、か、かがみなんとかしてぇぇぇぇ!!」
「わ、わかってるわよっ! ちゃんと抜いたげるから落ち着きなさいって!!」
「困りましたね……これでは、引っ張っても崩れるばかりで……」
わずかにはみ出した部分を指がかりにして、バナナをつまみ出そうとしたみゆきの爪が、こなたの秘裂をうっかりなぞる。
「ふゎんっ!?」
電流に触れたかのように、こなたの身体が跳ねた。
「み……ゆきさんっ、……そこ、イったばっかで、キツイ……」
胎児のように背中を丸め、小さく振るえながら、抗議の声も弱々しい。
「あ、すみませんっ」
慌てて引っ込めたみゆきの指に、バナナの果肉とこなたの愛の雫が、絡まりながらまとわりついてくる。
「…………」
部屋の灯りを反射し、てらてらと艶かしく光る指。
みゆきはしばらくの間、その指をじっと見つめていたが……
……やがてその指は、吸い寄せられるように口元へと向かった。
ほうっ……という吐息とともに、艶のある唇から覗いた舌先が、その指先をとらえる。
「……んっ……」
「……みゆき、味わってる場合じゃないでしょうに」
「はぅっ!?」
――ったく、この緊急事態をちゃんと把握してんのかしら。
かがみは、大げさにため息をついてみせた。
― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ―
……どこで間違えたのか。ある日のお泊り会がきっかけで、一線を越えてしまったいつもの四人。
典型的な耳年増のこなた、好奇心からたまにとんでもないことをしでかすつかさ。
ここまではある意味、かがみの予想通りだったのだが……まさか、みゆきに淫乱のケがあったなんて、ねぇ。
「うぅ……どうしよコレ」
腰を溶かすような刺激から、ようやくこなたが立ち直る。
カッコ開く、大文字のT、正三角形、大文字のT、ピリオド、カッコ閉じる。以上。
「ねぇこなちゃん、これ使ってみていい?」
そう言いながら、つかさが差し出したものは。
「……孫の手?」
お土産品の人形についていた、小さな孫の手であった。
「それじゃいくよー、こなちゃん」
かがみが右脚、みゆきが左。二人に抱えられ、見事なM字開脚を披露させられているこなたの目の前で、黄色いリボンが揺れている。
その視線は、「こなちゃんのえっちなとこ」に注がれているわけで……
……しかし、今のこなたには恥ずかしがっている余裕などないのだった。
なぜなら、
「……ほ、ホントに大丈夫だよねぇ?」
「大丈夫だよ〜、私、耳かきうまいんだよ?」
「耳かきって……まさか、同じ感覚でやんないよね!?」
― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ―
「これで、こなちゃんの中のバナナを掻き出せないかな?」。
つかさの提案は、至極ストレートだった。
細心の注意を払ってうまくやれば……他のところには触れないで、バナナだけを掻き出せれば万々歳。ミッションコンプリート。
……だが、つかさの表現はこともあろうに「耳かき」。
細い器具の先を、内壁に当ててコリコリと……
『快楽悶絶鬼畜調教地獄』
手書きではあまり書きたくない、長ーい単語がこなたの脳裏に浮かんだ。
― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ―
……そんなこなたの緊張とはうらはらに、発案者たる柊つかさはやる気満々であった。
「よいしょっと」
つかさの右手が、こなたの秘裂にあてがわれ、
「ひゃうぅっ!?」
ぽってりと充血したそれを、左右に押し広げる。
淡く色づいた秘唇が開かれ、桃色の肉壁が外気に晒される。
かがみに一服盛られ、燃え上がったところを何度も責められた今のこなたにとっては、それさえも極上の愛撫であった。
「つ、つかさぁ、コレ、長くはムリ……」
「じゃ、いくよ〜」
「つ、つかさ? お願いだから、耳かきと同じ要領だけはやめ……」
「じゃ、入れるよ〜」
柊つかさ、バナナ地雷の除去作業を開始。
「ひっ!? っふひゃわぁぁああぁぁあっ!!!?」
……残念ながら、モロに耳かきの要領であった。
「あぁぁっ、あぁぁぁぁぁっ!! つかひゃ、やめ、たんまっ、やぇっ、つかひゃぁっ!!」
「ちょ、こなた、暴れすぎっ!」
「泉さん、少しの辛抱ですっ!」
プチ孫の手が容赦なく膣壁を掻き、バナナの果肉をそぎ落としていく。
そのたびに、羽交い絞めにされたこなたの身体がぎくぎくと跳ねまわる。
「ひふぁあ! らめっ、らめぇっ! こりこりひちゃらめぇぇ! ぇあぁあ!」
「ふんふんふ〜ん♪」
「あひぃ!! そっそこ、しきゅう・こ……お・ふぁああっ!!」
秘所からあふれ出る粘液の助けも借りて、除去作業はおおむね順調。被害者は連続絶頂。
それほど長い時間ではないはずだが、こなたにとっては永遠にも等しい快楽地獄。
「……・うぁ、・うぁぁ、・うぁ、・うぁ、・うぁぁぅ」
こなたの反応が、次第に弱々しくなってくる。
その視線は宙を泳ぎ、自ら閉じることもできない口元から、銀色の糸を引いて雫が飛ぶ。
きゅっと丸められたつま先が、アホ毛の下の脳髄に叩き込まれる性感の強烈さを物語っている。
「……ふうっ、これぐらいでいいかな、お姉ちゃん?」
「あー……いいんじゃない、こなたもさすがに限界っぽいし」
軽く引きながら、かがみ。無邪気責めにもほどがあるだろうと。
こなたの返事はない。蕩けきったその視線は、部屋を突き抜けて遥か彼方の天国を見ているようでもあった。
「えへへ、こなちゃん、もう大丈夫だよ、」
つかさの操るミニ孫の手が、こなたのアソコを離れ、
「お疲れさま……あっ」
最後に一発。狙い済ましたかのように、こなたのおマメをコリッ、と引っ掻いた。
「ひ・はっ・ぁ・……ふひゃぁあぁああああっ!!」
びくん、びくびくん。
小刻みに痙攣していたこなたの身体が、絶叫とともにひときわ大きく跳ねあがった。
僅かに残ったバナナの果肉を洗い流すかのように、漏れ出した液体がシーツを濡らしていく。
「ご、ごめんねぇ、こなちゃん」
ぽりぽりと頬を掻くつかさの声は、残念ながらこなたの耳には届かなかった。
「………………はぅ…………」
かがみとみゆきの腕に、ついに意識を手放した、こなたの体重がのしかかった。
― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ― ― × ―
以上が、かの有名な『0514ばななぷれい事件』の全貌である。
被害者・泉こなたは、この時の体験について、後にこう語っている。
「秋桜でいっぱいの野原で、お母さんに会ってきた。『あんまりえっちなことばかりしてちゃダメよ?』って怒られたよ」
……んで、つかさはと言うと。
『泉家ハンムラビ法典』に則り、「目には目を」とばかりにすさまじい逆襲(性的な意味で)を食らったのだが、それはまたの機会に譲るとしよう。
― Fin. ―
------------------------------------------
以上。バナナでした。
4レスになってましたスマソ。
俺自重。
2828がとまらないくらいGJなのです
耳かきぷれい・・・・・・つかさ、おそろしい子っ
>>293 GJ !
なんとかして、かがみのピンチにこなたが駆けつけてきて欲しいけど・・・
鬱エンドだけはやめてね orz
>>299 あんたバカだw (いい意味で
GJ !
本家の42-519氏にも、ぜひ頑張ってこなかがバナナプレイを書き上げてもらいたい
投下スピードパねえ!!
303 :
麦笛:2008/05/14(水) 22:50:32 ID:arAlTK7E
文章15「群青少女」
*注意点
★エロ有
★こなた×かがみ 巻三まで 3レス
★場所:かがみの家
では、はじめさせていただきます。
「かがみん、トイレ行ってきていい?」
「ああ、そこのドア出てすぐそこだから。」
かがみの家に遊びに来ていたこなたは、急に尿意をもよおしたらしく、トイレに向かった。そこで、誰もが感動したことがあるだろう現象に、こなたは不思議を見つけた。
「へぇ、かがみんの家、トイレの水が青いんだ。きっと汚れるのが恐いんだな、よしよし、可愛いかがみん♪。」
あの「ブルー○ット」みたいな色がしている水がはってある便器に腰掛け、オシッコをする。ブルブルっと一回ふるえて、トイレットペーパーをガラガラ出した。それで尿出口を拭こうと立ち上がって便器の方を向いたとき・・・。
「あれれ?トイレの水が緑色になってる。なんでかな?かがみんなら何か知ってるかも。」
さっそくジャーっと水を流し、かがみのいる部屋に戻る。
「かがみん、トイレの青い水、オシッコしたら緑色になるよね。それって何でかな?」
「そんなの知らないわよ。何かの変化が起きてるとか。」
「なんでそんな変化が起きるの?」
「お互いがお互いを愛してるからよ。きっと。」
ものはそんなにきれいじゃないが、久々かがみは自分でも良いことを言ったな、と思う。
「じゃあさ、私がかがみんにくっつくと、かがみんの顔が赤くなるのは何でかね?」
「そ、それは・・・!」
「かがみが私を愛しているからよ、てこと?」
「そ、そんなこと・・・。」
「かがみんが私を愛してるって事で、決まり!」
「ちょっ、勝手に決めつけてんじゃないわよ!!」
「じゃあ・・・かがみんは私のこと、好きじゃないの?」
「う・・・。」
完全にこなたのペースにのせられ、困惑するかがみ。直接好きって言うのもなんか恥ずかしいし、だからって好きじゃないわけじゃない。むしろ好きだ。返答に困っているかがみを見てこなたはにやけ、かがみに優しい言葉をかける。
「好きなら好きって言ってごらん。」
「い、いやよ、恥ずかしいわね。」
「恥ずかしがるかがみん萌え。」
「・・・。」
「かがみん、本当に私のこと愛してる?」
やばい、こなたが暴走し始めた、と危機感を募らせるかがみ。ここはとりあえず様子を見ておくか、と思い、それっぽい言葉を返す。
「うん。愛してるわよ、とっても。」
「でも、口だけじゃわかんないな。かがみん、様子見してるかもしれないし。」
鋭いやつ、とかがみは思った。こなたのやつ、そんなとこばっかり鋭くついてきやがって。
「わかったわよ、私がこなたを愛してるって事、証明すればいいんでしょ!」
「おお、わかってるねぇ、かがみんや。」
「で、どう証明すればいいわけ?」
「愛を証明すると言ったら、やっぱり・・・。」
「わ、わかったわよ!やればいいんでしょ!やれば!」
言わなくてもわかるところが、さすがこなたとかがみだなぁという気がする。断らないかがみもかがみだが、やっぱりこの二人はこういう関係でなきゃ。
「まったく、トイレの青い水からこんな展開にしやがって、作者はどういう神経しているのかしら・・・。」
「しょうがないよかがみん、ここはエロパロ板だもん。」
グチグチと不満を漏らしながら、かがみとこなたはお互い服を脱いでいく。かがみは丁寧に一枚ずつ。こなたは勢いよくガバッと。お互い全裸になり、かがみのベッドに横になる。
「じゃあ、始めるわよ。」
「私に愛というものをみせてくれよ、かがみん。」
「わ、わかってるわよ!」
「好きにしなさいよ!!」
最初はキスでも来るかしら、とかがみが思っていたが、こなたはその期待を見事に裏切ってくれた。
ペロリ。
「ひゃっ!あんた、いきなりそこはないでしょ!」
「かがみん、かがみんのここ、こんなに赤くなってるよ?」
「あんまり・・・みないで。」
「これって、かがみんのここが私を愛してるってことだ。」
「だからって、いきなり割れ目を攻めるなんて!」
「まぁまぁ。いい匂いだよ、かがみのここ。」
「で?」
かがみは、顔をプイと背ける。
「いい匂いがするとこって、大体おいしいんだよね。」
「・・・。」
「というわけで、いただきまーす!!!」
「ひゃ!!!」
かがみが力をいれる前に、急に力を抜かされた。
「うん・・・あん・・・こなたぁ・・・。」
「かがみんのここをチュッチュするだけで、喉の渇きが癒されるよ。もっとどんどん出してね!」
「や・・・ああん・・・。」
かがみの体の奥からクリトリスまで丹念に舐め回す。かがみの体がだんだん言うことを聞かなくなってくる。
体の奥からやってくる何か。その何かを制御できない。自分の体が自分のものじゃないような気がする。
「こ、こなたぁ、なんか、なんかくるぅぅぅ!!!!!」
「さて、私に愛の液、略して愛液をぶっかけとくれ。」
「こ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「・・・早いね、いっちゃうの。」
かがみはこなたを抱きしめながら、意識がなくなっていった。
「で、結局、なんでトイレの青い水って緑になるの?」
「オシッコの黄色と青色が混ざったからでしょ!」
「あ、そうかそうか。そんな単純なことか。」
「まったくあんたは・・・。」
ため息をつきながら、こなたから目をそらす。
それは、こなたに十分に愛を伝えきれなかったという物足りなさと、やるべきことが終わったという安心感から来ていた。
「そうそう、私、かがみの愛を確かに受け取ったよ。」
しょんぼりしているかがみを見て、優しい言葉をかけてあげるこなた。
「本当に?」
「うん。」
「こなた・・・。」
「あ、今キュンときたでしょ。」
「な、そんなことはない!!」
「かがみん萌え。」
こうして、また一つ賢くなったこなたであった。
307 :
麦笛:2008/05/14(水) 22:55:23 ID:arAlTK7E
投下終了です。
メジャーなCPでベタな感じですが、なんか違う発想が欲しいと思い、トイレの水が緑色になる、というどうでもいいことを取り扱ってみました。
製作時間27分。毎度お馴染みとなってきた短めの話ですが、楽しんでいただけると幸いです。
平時のかがみ+こなた=真っ赤ですね、わかります。
楽しませていただきました。
独り言の時には「かがみん」とは呼ばないんじゃないかなと思いつつ、GJしたー。
しかしみんなこなたとかがみの組み合わせ好きだな。
みなみとゆたかのも同じぐらいあると思ってたからちょっと驚きだぜ
>>307 そ、それッス!その「どうでもいいこと」をネタにする能力!そしてその
驚異的な執筆速度ッ!ぜひ私にも分けてほしいッス!!
それでもないと、「みかんを食べ過ぎると手が黄色く」なんてとても……
312 :
42-115:2008/05/15(木) 00:27:57 ID:7H6B7eJv
バナナ……じゃなくて、葬式です。
5分後くらいに出棺、いや、投下です。
「葬式に行こう・後編 撒き銭の願い」
・11レス
・エロなし
・明確な恋愛要素なし……ながら、みゆき+こなた的描写あり?
・ご当地ネタ
「撒き銭、というのですか?」
みゆきが確認すると、かがみはツインテールを揺らして肯く。
「うん。長寿を全うした人―一般的には80歳以上―の葬儀で、あんな風にお金を撒くの。本来
は袋じゃなくて、ザルに入れるらしいけどね。撒く金額は故人の享年と、家の財力に比例するの」
「それは想像に難くありませんね」
「お金持ちのところだと、千円札を撒く場合もあるわ」
ここでかがみは小声になり、
「この家は、100円玉が多かったから、まあ普通みたいね。ほとんどが10円玉というとこもあ
るから」
「500円玉もありましたよ」
みゆきも小声になって、一枚だけ拾えたそれを見せた。
「さすがね。寿司は上ネタ、撒き銭は上『玉』か」
潜めた声のまま、みゆきは不安げな顔になる。
「でも、よろしいのでしょうか? お葬式なのに……」
「部外者が盛り上がって不謹慎だと?」
「ええ。はしゃぎすぎでは……」
小中学生が笑って引き上げていったのを思い出す。葬儀に笑顔なんて……。
「いいのいいの。じゃなきゃ銅鑼まで鳴らして目立つ葬列を組んだりしないし、撒く方だって
その辺は承知の上よ。ていうか、撒いた人たちも、地元なら拾いにいった経験ありだと思うわ」
地元でさえないかがみが、あっけらかんとしているのに圧倒される。
「それによく考えてみて。お金を撒くという行為に、日本的な慎ましさとか、近所付き合いの
形が見えてこない?」
「えーと……」
近所付き合い。確かに拾いに来るのは、近所の人が多いだろう。
「おすそ分け、ですか? 香典の」
答えを出してみたみゆきに、かがみは「75点」とでも言いたそうな、ちょっと残念な顔をする。
「おすそ分けってのはいい線だけど、長生きした人の葬儀限定って点を考慮してみて。今でこ
そ平均寿命が延びたけど、昔は80歳以上なんていったら、生きた化石も同然だったんだから」
「長生きできた幸運や、生命力とかいったものですか?」
「そうね。より日本的な捉え方をすると、縁起とか験(げん)てやつかな。だから拾ったお金
の扱いに関しても、塩をかけたり土に埋めたりして清めた後、なるべく早く使うべしとする言い
伝えの他に、長寿のお守りとして大事にとっておくべしとするものもあるわ」
「……とすると、私達はどうしたら?」
「そりゃ……使わないわけにいかないでしょ?」
「ですよね」
「ま、気にすることないわよ。仏教も宗派によっては死を不浄のものと捉えないで、葬儀出席
者同様撒き銭も、塩での清めを行わないところもあるし」
「はあ……」
「第一、お守りにして使わないって決め込んだら、経済学的に好ましくないわ……多分」
「かがみさんはお詳しいのに、対応は現実的でシビアですね」
「ううん。神社の娘で、なおかつその神社の責任者ってわけないからね、都合よく部外者を気
取れるのよ。『そんなの関係ねえ』ってね」
「いえ、それはそれで素敵だと思います。たとえ信じてなくても、いわく因縁があれば人は不
安に駆られるものですから」
「こなたなら、『そこに痺れる憧れる』とでも言うかな」
「お金は、使いたいときに使うのを旨とする方ですからね」
「『オタク』を綺麗に言い替えると、そうなるのかもね」
「で、その泉さんとつかささんは……?」
境内を見回すと、二人はまだ白砂に目を凝らしていた。
「落穂拾いね」
「残敵掃討ですね」
「落穂拾い」は、軍隊のスラングでは「残敵掃討」と同義である。
「まだ探してるの? もうないでしょ」
ベンチを離れ近付いたかがみが訊くと、待ってましたとばかりにこなたは言った。
「甘いなかがみんや。白砂の上だと、5円玉と10円玉以外はけっこう保護色なのだよ。ほら」
こなたはアホ毛をぴょんと跳ね上げしゃがむと、100円玉を拾い上げた。
「掃討段階での狙い目は、参列者の輪の内側。これ宇宙の真理ね」
「撒いている間は拾えませんからね」
そちらはつかさが担当しているようだ。
「あったよ、こなちゃん」
つかさは100円玉と50円玉を一つずつ発見していた。
「掴み投げだから、うっかり内側にポロりなんてやっちゃうんだよね。それと……」
「まだあるのか」
「踏まれて埋まっちゃったのがあるはずなんだけど」
「じゃあ掘り返す? いいわよ。付き合うわよ。宿題する暇がなくなっちゃうけど」
かがみが言うと笑いが起こった。そこでみゆきの提案で横一列に並び、境内を端から端まで移
動することとなった。かがみがさらに100円玉を一つ見つけ、掃討戦も終了となった。
四人はベンチに移動し、それぞれの成果を確かめる。金額・枚数ともこなたが圧倒していた。
「あんた相当場数を踏んでるでしょ」
「うん……まあね」
本当の意味で部外者であるせいか、みゆきはここに言い知れぬ違和感を抱いた。ここに至るま
でを嬉々と語るのが、こなたのこなたたる由縁ではないのか?
「私の恋の遍歴と同じだよ」
「……ほう。さぞかしモテるんでしょうねぇ。あんたのお下がりでいいから、誰か紹介してく
れない?」
「……」
言ってて空しくなったようだ。うまくジョークに丸めたが、果たしてそれだけだろうか?
二位はかがみだった。視界内に50円以上が入ってる場合は移動してでもそれを優先して拾い、
たとえ近くでも5円玉・10円玉は後回しにしたという。
「頭脳プレーですね」
「さすがお姉ちゃん」
「そ、それほどでもないわよ。当たり前でしょ、それくらい」
照れるかがみに、こなたが言う。
「狩りの鉄則だよね。かがみのイメージは、狩られる側のうさちゃんだけど」
「ほっとけ」
三位はみゆきだった。出遅れはしたが、四人の中で唯一500円玉を拾うことが出来たので、つ
かさを上回った。最下位となったつかさだが、ポケットが一番砂まみれにならなかったのもつか
さだだった。
一段落して「さて」と誰が言ってもおかしくない空気になったとき、かがみは自分の拾った撒
き線を全部こなたに渡した。
「じゃあこれ、あんたに預けとくわ」
「え……え……??」
「はい、ゆきちゃん」
戸惑っているこなたの横で、つかさもみゆきに全額渡す。
「神社とはいえウチはわりかし開明的ではあるけど、お金が絡むとなるとさすがに、ね」
「持ち帰るというわけにはいかない、ということですか?」
「持ち帰りないのは山々だけど……」
かがみは渋りきり、つかさも苦笑い。
「では、こうしたらいかがでしょう」
今日だけでなく四人で集まる時、全員のための何がしかに使っては?
「今後も今日みたいな集まりをすることもあるでしょうし、他にも例えば、この中の誰かが病
気になった時の、見舞いの諸費用に当てるとか」
「それがいいわね。じゃあこなた。あんたが管理しなさい」
「ふぉっ!?」
こなたは意外そうな顔をした。
「卒業後まで残ってたら、残金はあんたの物になるってオプションつきでも嫌?」
「信用なさるのはご自由だが、卒業を待たずして魔が刺さないとでもお思いか?」
「でも、みゆきだとまた忘れそうだし」
「信用を一気に失ってしまいましたね……」
みゆき、眉を下げしょんぼり。
「金額の関しては、みゆきが記録しておいて」
「信用を取り戻しました」
みゆき、眉を上げにっこり。
「もし魔が差したときは、あんたの所有するお宝を売り払って補填する。いいわね?」
結局こなたが預かることとなり、そこで一旦解散となる。柊姉妹は帰宅し、荷物を持って泉家
に来る。みゆきはこなたと連れ立って、泉家に向かう。こなたの鞄は、全員分の撒き銭でかなり
重くなっていた。
「医者の世話になるかもしれないというのは、拾ってる最中に他の方と激突するかもしれない
という事だったんですね?」
「そうだよ。もっともみゆきさんの場合、それと関係なく転びそうだけどね」
「そうですね……」
「……否定しないんだ」
「わたしならともかく、それで他の方に怪我をさせなくてよかったです」
「かがみの言う通り、聖人君子だねぇ」
「携帯電話で何かを確認されていたようですが?」
「みゆきさんの推理を伺おうかな」
「六曜を確認、じゃないですか?」
「さすがマスオ君だ」
「マス……?」
「もとい、みゆきさんだ。昨日が友引で、今日が先負。まあたいていは、お金を撒くのは午後
なんだけどね」
泉家では当主のそうじろうが迎えてくれた。みゆきの高スペックぶりを一目で見抜きデレる。
ツンデレのデレではなく、単なるデレデレである。
「おとーさん、ほら。拾いもん」
こなたは拾ってきた撒き銭を見せた。
「お、葬式があったのか。だいぶ取り戻したな」
「みんなが拾った分も預かる事になっただけ。でも、私が一番拾ったよ」
「そうかそうか。父さんも行けばよかったなあ」
「カメラ持って?」
「うぐ……ば、バカ言うな。お寺で写真なんか撮るなんて、そんな心霊趣味は父さんにはない
ぞ」
「そっか。短いスカートでお金を拾ってる女子高生を撮れば、何かいいものが写ると思うけど?」
「それは否定しない。否定しないけどな……」
「……否定しないんだ。あと二人女子高生が泊まる事になるけど、変な事しないでよ。ソード
オフしたショットガンで撃たれちゃうから」
「大丈夫だって。記念撮影するだけだから」
そうじろうは一旦引っ込むと急いで戻ってきた。カメラを手にして……。
「こなた、早速撮ってくれ」
そうじろうとカメラに収まり、こなたのあまりくっつくな、肩に手をやるな、腰はもっとダメ
なんて指示する声を聞きながら、みゆきは思うのだった。
「取り戻した」とは、どういう意味なのでしょう?
「じゃあ、先に入るわよ」
柊姉妹が階下へと姿を消す。
つかさの料理講座もつつがなく終了し、宿題も粗方片付いて、いうなれば掃討戦の段階。誰の
目にも一段落ついた格好となったので、入浴を開始した。時間はもう遅く、四人もいると効率が
悪いということで、姉妹はまとめて入る事になった。なお、なぜかそうじろうは最後に入るとい
って聞かない。
見送ってみゆきと二人きりとなったこなたは、伸びを一つ打つと宿題の卓を離れ、そろそろを
PCに向かいかける。一息一息……。なんて呟きが聞こえてきそうな背中を、みゆきが呼び止めた。
「泉さん……」
「ん?」
振り返ったが、みゆきはそれっきり思いつめたように黙りこくる。
「私たちも一緒に入る?」
「そうしますか……」
答えるみゆきはぎこちなく言い、ぎこちなく笑う。その思い詰めた顔。
「その呼び方だけどさ……」
「『泉さん』ですか?」
「今ここだと、呼んでもいないおとーさんが来ちゃうかもよ」
こなたはわざとらしく声を潜める。
「あ、そうでしたね。お仕事の邪魔になるといけませんね」
「いや、そういう意味でもないんだけど……」
「では…………こなたさん」
何か突拍子もない呼び方を心のどこかで期待していたこなたは、少し拍子抜けした。でも、「
なたちゃん」でもなあ……。
「なあに?」
「……」
不安に慄いたまま、みゆきはまたも黙りこくる。こなたは苦笑すると近付き、さも当たり前の
ようにみゆきの膝に座った。それは猫が、飼い主の膝で丸くなるのに似ていた。
「そのお父様のおしゃった、『取り戻した』という言葉が、気になって仕方なくて」
「ああ、あれ……」
こなたは体を傾け、みゆきの胸を枕にする。
「詮索するのは失礼に当たるのかもしれませんが……」
こなたは内心、自分の体にはない何じゃこりゃ的な感触に驚き、そしてそれを楽しみながら、
みゆきの体から直接響いてくる声を聞く。
「へーきへーき。おとーさんの方が先に失礼があったくらいだからね。気にすることはないと
思うよ。そうだ。やっぱり一緒に入ろう、お風呂。みゆきさんを一人で入れさせるには、危険す
ぎる」
「……」
みゆきは答えない。ただ呼吸し、ゆっくり体を上下させるだけだ。
「じゃあ、みゆきさんの推理を伺おうかな」
「!」
みゆきが緊張したのが分かる。
「失礼だと言うなら、それなりの不埒な結論がみゆきさんの中で出てるんでしょ」
言ってから、しまったと思う。真に受けたみゆきが、余計喋りたがらなくなるかもしれない。
「まあ、その、ね……。不埒な想像は私の専売特許みたいなものだから、たまには人のそれを
聞くのも面白いかなって思ってね」
「……」
これも逆効果だったかもしれない。ならば最後の手段―
「あっ……」
「話してくれるまで離さないよ」
こなたは体の向きを反転させ、みゆきの胸に顔を埋めた。腕を背中に回し、髪ごと抱き締める。
みゆきが震えたのは、こなたの声が真剣で怖いと思ったから。でもその声の主の頭を思わず撫で
てしまったのは、声とはミスマッチで優しい顔をしていたから。自分の不安を半分引き受けてく
れたから。
「では……」
みゆきがおずおずと話し出す。まず言及したのは、何故かこなたの両親の出身地だった。
それはいつだったか、教室でみゆきが埼玉方言について話題にした時の事だった。
「―以上が埼玉東部特有の、『埼玉特殊アクセント』についての概要です。東京系でも東北系
でもない、独自のアクセントということですね。東京系アクセントに飲み込まれつつあり、若い
世代からは聞かれなくなってるそうですが」
「たしかに、私たちはあまり使わないわね」
椅子に座ったかがみが肯いた。
「でもかがみは稀に、すごく訛る事があるよ。つかさもだけど」
潰れたように机に体を引っ付けていたこなたが、見上げながら言う。
「あー、うちは神社だからね。古い世代との付き合いが割りと多いのよ。こなたの場合はなん
と言うか、わざと埼玉言葉を使うようなことあるわよね?」
「おとーさんが石川出身だから、あまり染まってないかもね」
「言葉は親に習いますものね」
「だから石川の言葉が出ちゃうことが、たまーにあるんだよね。喋ってからあれー? ってな
ってさ。誰かが使っているのを聞いたことないのに、何で知ってるんだろうって思って、おとー
さんに聞いてみたらそりゃ石川弁だって言われた。おとーさんもこっちでの暮らしが長くなるに
つれて、使わなくなったっていうから」
「怒る時だけ無意識に方言が出るって人いるけど、似たようなものかもね」
「でも、待てよ……」
こなたは体を起こし、遠くを見つめる目になる。
「お母さんが生きてたら、もっと石川弁に染まってたかな。会話があるとないじゃ全然染まり
方が違うだろうし……。ということは……」
今度はこなたの顔が青ざめる。
「こなた……?」
空気はしんみりとするが、そこでこなたの「突っ込みづらい雰囲気の時に変なことを言う」ぶ
りが遺憾なく発揮された。
「いやね、おとーさんが、最近私がお母さんに似てきたって喜んでたんだけど、時期に言葉遣
いも似るように調教されちゃうかな、なんて思って」
「あんたな……」
「以上のことから、いず……こなたさんのご両親が、石川出身だということが分かります。に
も拘らず、こなたさんは埼玉出身。ということは、従って亡くなったお母様の葬儀は、埼玉で行
われた可能性が高いということになります」
「……」
こなたは沈黙を守る。何も言わなかった事に、みゆきは怯えたようだ。続けたのはだいぶ経っ
てからだった。
「……そしてお父様の『取り戻した』という発言。これは多様な解釈が可能ですが……」
「そうだね〜」
こなたが茶化すように言う。海苔目・猫口はネタを楽しむ時の顔。
「例えばパチンコですっちゃった分を、健気な娘が取り戻したとか、いかにもありそうな話だ
よね〜」
「あぅ……」
真相はそんなもなのかもしれない。得てしてそういうものだという事に思い当たり、みゆきは
ぐうの音ならぬ「あぅ」の音が出てしまった。
「浦和競馬で、ってのもありかな。競艇はこの辺だと―」
「で、ですが、私はこう考えました。こなたさんのお父様は、お母様の葬儀で撒き銭を行った
のではないか、と」
遮り、一気に言い切ると、沈黙が部屋を支配した。聴覚が刺激を失ったせいか、触角の感覚が
生々しく脳に伝わるようになる。あったかいな……。
「ふーむ」
こなたはへの口になり、考える顔。
「推理小説だと完全にアンフェアだけど……」
「……はい?」
「この期に及んで意地悪く、みゆきさんが得てない材料を提示するとだね……」
「はい……」
「わたしの従姉妹、おとーさんの妹の子達なんだけど、その二人も埼玉出身だよ。ていうかそ
の一人がゆい姉さんなんだけど」
「!!」
ということは、泉家はそうじろうだけでなく、他の構成者も石川から埼玉への大規模な移住を
行っていて、そうじろうはこなたが生まれるはるか前に、埼玉で葬儀を経験した可能性があると
いうことになる。ならばその誰かしらの葬儀で、撒き銭を行った可能性だってあるわけで、そこ
で撒いた分を取り戻したというニュアンスかもしれないではないか。
「すみません。やはり、私なんかが立ち入るべきではなかったですね」
みゆきはこなたの肩に手をやって、体を離そうとするが、こなたの方が離そうとしない。
「こなたさん……?」
「いや、材料は材料として、みゆきさんの推理は正解。お母さんの葬式を行う段になって、初
めてその存在を知ったんだって。私は覚えてないけど、お母さんの葬式で撒き銭をやったんだっ
ていうけど、それが顔に似合わず気障な話でね」
「気障、ですか?」
「撒き銭て、本来はお年寄りの葬式でやるもんなんだけど……あ、かがみから聞いた? 何で
若くして死んだお母さんの時もやったのか聞いたらね、こう言ったの。『かなたは俺の心の中で
生き続ける。撒き銭がおすそ分けなら、俺はかなたがくれた幸せを撒き銭に込めて、みんなにお
すそ分けしてやろうじゃないか』」
いい話じゃないです。それを気障と斬って捨てるのはいかがなものかと……。そう思うみゆき
の顔が曇り、こなたはそれを見て取る。
「いや、みゆきさんの言いたいことは分かる。間抜けな後日談がなければ、わたしだってそれ
を信じてあげてもいいと思うんだけどね」
「間抜けな後日談……??」
「まあ……そのせいで今の私が、撒き銭拾いの達人としてあるとでも言うのかな。そういう意
味で間抜けであって……」
「どういうことですか?」
「うん……」
話しづらそうにはぐらかしたりしたのは、あるいはその後日談のせいかもしれない、とみゆき
は思った。
「お母さんの葬式をした頃って、まだ作家として駆け出しで、生活も良くなかったからね。撒
き銭をしたことを後悔するようなところがあったみたいで、私が物心つくと、近所の葬式情報を
熱心に集めて、撒き銭をやるとなると私を連れてよく出陣したの。『撒いた分を取り戻すぞ』と
かなんとか、思えば生まれて初めて見た鼻息の荒い人間て、その時のおとーさんだったな。撒き
銭拾いのための英才教育みたいなものを受けた覚えもあるし……」
こなたは遠くを見る目になる。自嘲含みで。
「そのために適当な理由つけて、私を学校から早退させた事もあるんだよ。そしたらクラスメ
ートの子の家の葬式で、忌引きしてたその子と鉢合わせちゃったこともあって、誤魔化すのに苦
労したなあ……」
「うふふ」
みゆきは一緒に笑う。五月病を欠席の理由にするセンスも、その辺で培われたのかもしれない。
そんな風に気楽に捉えたのだが、次のこなたの言葉に、みゆきは戦慄にも似た強い衝撃を受けた。
「その上、毎回自分で拾った分も全部私に渡してさ、『今月の小遣いこれな』なんて言ったん
だよ」
セコいよねー。
そう言おうとしたこなたの肺腑が、強く圧迫された。みゆきの腕によって。抱き締められたと
いうことに気付くのにさらに一瞬を要する。このまま窒息死も男のロマンだなあ、と思ったがみ
ゆきが迷惑だろうから身をよじり、水から上がりたてのアザラシのように首を振り伸ばして、み
ゆきの肩に頭を乗せた。
「みゆきさん……泣くことないのに」
みゆきの頬を伝う物を、こなたの指が掬う。
「ごめんなさい……取り乱してしまって」
みゆきの中では、限りなく確信に近い仮説として、そうじろうの行為が理由付けられていた。
かがみは言っていた。撒き銭は長寿のお守りとなる、と。
ならば娘に撒き銭を拾わせ、自分で拾った分も渡すというのは、親として娘の長寿を願う行為
そのものではないか?
「なんと言ったらいいか、うまく表現できないのですが」
「Don't think,feel」
「今まで以上に、人の想いの力を信じてもいい……そうfeelしました……だからさっきのあの
瞬間は……そういう想いがあることを知ったから……こなたさんの存在がたまらなく愛しかった……」
みゆきはどうにかこうにか言い終える。紅潮した顔は髪の色に近づいている。この上なく真剣
かつ真面目に言ったのだろうが、こういう場合は誤魔化した方が恥ずかしさは和らぐものだろう。
だからこなたは言った。
「あいにく、黒井先生やかがみに殴られたくらいじゃ、簡単にポックリ逝かない丈夫な子に育
っちゃったよ……お母さんが見たら、別の意味で泣くだろうけど」
「あ、すみません……」
こなたの体を力の限り締め付けていたことに気付き、みゆきは腕の力を抜く。
「苦しかった……ですよね」
「んー、天国逝っちゃうかと思ったよ。触覚的な意味で」
こなたは緩められた腕の中で体を少し離すと、みゆきの顔を見つめる。
「恥ずかしい内輪話がみゆきさんの為になったのなら、私も嬉しいよ」
あれ? そんだけ?
「あ、ありがとね」
何に対しての「ありがと」だろ? うーん、言語化が難しいな。
「あはは……」
「うふふ……」
笑いながら、こなたはもう一度みゆきの頬に手を伸ばそうとするが、眼鏡が邪魔だったので外
してしまった。改めて手を伸ばし、そこで急に何か忘れているような気がしてきた。
「そういえばそろそろ……」
それが合図だったかのように、ドアが開いた。つかさが立っていた。
「お風呂空いt―」
固まる。
踏み出しかけた右足が空中で止まり、そのまま片足とびで後退。ドアが閉まる。
「どうしたのよ?」
かがみの声がする。
「お姉ちゃん、駄目!」
つかさが制止する声も空しくドアが開き……やはり固まる。
こなたはみゆきの腕の中。何が邪魔か眼鏡を外し、空いた片手は頬に伸び。まさにこれからお
楽しみの構図?
「ちょ、こなた! みゆきに何してんのよ!?」
背中に取り付き、引き剥がしにかかる。
「無条件かつ問答無用で、私が悪役かい!?」
こなたの両手は、空中でバタバタ。
「お待ちください、かがみさん。これは私の方からお願いした結果なのです」
かがみは再度固まる。
「そ、そ、目にゴミが入っちゃったんだよね。みゆきさんたら、眼鏡かけたまま取ろうとして
てさ。見るに見かねてね、私が取ってあげようとしてたのだよ……。ああ、みゆきさん。ひょっ
として、眼鏡かけたまま顔洗っちゃうクチでしょ?」
こなた、意味ありげにウィンク。
「は、はい。眼鏡をかけたまま眼鏡を大捜索したこともありますよ。母まで巻き込んで。探す
場所がなくなった頃、母が私の顔を指差して、『あら、見つかったの? 良かったわねえ』って」
頭の回転とは関係なく、みゆきがとっさに嘘をつけるとも思えない。となれば実話だろう。さ
すが高良親子……。誤魔化さなければならないという至上命題を忘れ、こなたは本気で感心した。
「ささ、みゆきさん。お風呂が空いたそうだよ」
「はい、入りましょう……」
階段を下りる二人の背中に、かがみが床にへたり込む音が聞こえてきた。
風呂から上がっても、布団に入り電気を消しても、誤解は解かれないままだった。
かがみは他に空き部屋がないかつかさを通して尋ね、姉妹はそちらに荷物ごと引っ越してしま
った。だから相変わらず、こなたはみゆきと二人きり。ベッドは使わず、床に敷いた布団に隣同
士……。
「ま、一晩寝て起きれば、頭も冷えるよ」
懸念のけの字も表明しないこなたである。そうなった理由の一つには、こなたが二人に本当の
事を話したがらなかった事にある。
「聞かれなきゃ、みゆきさんにだって教えなかったことだし、でも一旦疑問に思われたのなら、
間違った結論を出されるのも嫌だったから。ていうか、私の婿になる物好きな男性以外、人に話
すことはないと思ってたんだよね……。ということはつまり、実に勿体ない」
「勿体ない、ですか?」
「いやだから、みゆきさんが男じゃないのが」
暗くてよく見えないが(明るくても、視力の関係でどっち道見えないかもしれないが)、多分
こなたは口を尖らせているだろうとみゆきは思った。声が拗ねているように聞こえた。
「あんな真摯な態度で攻略を挑まれ、成功させちゃったんだからね。男ならぞっこんだったよ、
わたしゃ……」
照れ隠しか、お婆さんみたいな口調でこなたが言う。
「光栄です」
「ね」
ごろんと、こなたはみゆきの方を向いたようだ。シルエットが変わる。
「いっそ私を嫁にしない?」
「それは……まず法律を変えませんと」
真面目に真っ当な答えを返すとは……そこに痺れる憧れる。だが確かに、実現は困難を極める
だろう。
「むぅ……政界に打って出る必要があるのか。まあそれはそれとして、当面の問題は……」
「どう誤解を解くか、ですか?」
「いや、撒き銭の使い道だよ。魔が刺す前に使い切らないと良くないよ。精神衛生的な意味で。」
「私としては、持っていていただきたいのですが……」
「また拾うよ。生きてる内はそれが出来るし」
「あ……それもそうですね」
その方がポジティブかつこなた的で、より良いとみゆきは思う。
「では、使い道に関して一つ考えがあるのですが」
みゆきもこなたの方を向いてようだ。シルエットが変化する。
「何々?」
「お花とお線香を買うというのはいかがですか?」
「……もう」
溜息をつくように言うと、こなたはみゆきの布団に潜り込み、腕に腕を絡めた。
「どこまでも可愛いんだから……」
かなたの墓参りをしようというのだ。四人のために使うかどうかはさておいても、撒き銭の使
い道としてこれ以上しっくり来るものは、あるいはないかもしれない。
「お母様の好きだった物は何でしょうか?」
「んーと……あ、こっちでは十万石まん●ゅうが好きだったみたい。おとーさんと5個ずつ食
べて、加賀百万石を懐かしんだとかなんとか……」
「では、それもお供えしましょう」
「余ったらかがみが引き受けてくれるもんね」
墓前に立ったら、一番最初にみゆきさんを紹介しよう。
亡き家族まで慈しんでくれる、優しい友達が出来ました、と。
おわり
324 :
42-115:2008/05/15(木) 00:43:33 ID:7H6B7eJv
以上です。
かなたさんの墓前にバナナを供えるべきかどうか、小一時間悩みましたww
ていうか
>>271は、これの最後の数行に詰まって書き始めた与太話がなんですが……。
実は陵桜の生徒になる夢を見ました。
でも彼女らには会えず、物理の授業に出た後撒き銭を拾いに行きました。起きた時の空しさはすごかったです。まあ、ネタになったからいいんですが。
>>299 GJですよ。
正に普通のバナナの場合、ですね。
というのも「それ用」のバナナ(バナナ料理用ですよ)は、例えばカレーに入れる場合、ジャガイモの代わりだったりします。だから普通のバナナより緑色で固くて小さい……。
その特性を考えるに、例えば複数を―
いや、なんでもないッス。
ちょっと悲しくてとてもあったかくて素敵なお話なのですぐっじょぶ
>>324 gj!!
それにしても
>かなたさんの墓前にバナナを(ry
まったくあなたという人はwwwwww
いいはなしだなぁぁぁぁあぁぁぁ!!
撒き銭からこなゆきにもっていく、その力量にぐっじょぶを。
……プチ孫の手でバナナ掻き出したりしてる場合じゃないな、俺もw
そういえば、ずいぶん前のことになるんだけど。
爺さんの葬式をあげた時、菩提寺のお坊さんが言いました。
いわく、
「亡くなった人は、愛する肉親である。それがなぜ祟るなどと考える必要があるのか。ゆえに、清めの塩は必要ないのである」
……いや、こんな堅苦しい言い方じゃないんですけどね。
なんか、ものすごく納得しました。うん。
328 :
眼鏡wiki:2008/05/15(木) 03:11:25 ID:nnJq49ni
風流せい風流せい銭まくど銭まくどだばだば
Σ(=ω=.)「なっ!久しぶりのこなゆきにみゆきさんがこわれたっ!」
それくらい
>>324GJ!!
>>293 GJ!
かがみは…ゆーちゃんの矛先をこなたに向けさせないために、
自分から向かっているんだろうか…
そしてこの事にもし、こなたが気付いたらどうなって…
バナナに全部持ってかれたと思ったら、撒き銭に逆転ホームランを食らった件について。
教習所に遅刻寸前の自室からお送りしました、皆さまぐっじょぶ!
>>311 「つかさー、朝よー。 ……もう、いつまで寝てるの……きゃぁああああっ!?」
朝の静けさを引き裂いて響き渡った、お母さんの悲鳴。
「何!? どうしたのっ!?」
あわてて階段を駆け上がる。
つかさの部屋の前には、腰を抜かしちゃったお母さん。
――ミカンを食べ過ぎると、手が黄色くなっちゃうよね。
ミカンを食べる時、つかさはいつも言っていた。
人間の強い意志は、時にその体調すら左右するとは言うけれど……
「……どぉしたの? 大きな声だして……」
ベッドに寝ていた、巨大な物体が起き上がる。
『バルサミコ酢でつくった おいしいマヨネーズ』
「……あ、お母さん、お姉ちゃん、おふぁよぉ……ふぁ〜〜〜……」
聞き慣れたつかさの声に合わせてキャップが開き、中のマヨネーズが、にゅるっ、と顔を覗かせた。
続かない。
332 :
麦笛:2008/05/15(木) 17:07:10 ID:HGXmfTyw
文章16「Enjoy Studying」
*注意点
★エロ有
★パティ×つかさ 巻四まで 4レス
★場所:かがみの家
では、はじめさせていただきます。
こんにちは。つかさです。今日は、こなちゃんのお友達のパティちゃんが遊びに来てます。パティちゃん、お姉ちゃんとこなちゃんを絶頂へ誘うために話し合いをするんだって。
「パティちゃんは、日本に来て一番嬉しかった事って何?」
「そうですネ・・・。オタク文化にであえたことだと思いますヨ。」
私たちに出会えたよりオタク文化に出会えたほうが嬉しかったのかなぁ。うーん、あんまり話したことがないからちょっと緊張しちゃうかも・・・。
「えへへ、日本のどこが好きなの?」
「第一に文化ですネ。Stateの人々は日本のオタク文化を少し取り違えてるところがあるので、私が肌で感じた正しい日本文化を伝えようとおもうのデース。」
そ、それって、オタク文化のこと?日本文化ってオタク文化と微妙に違うような・・・。でもパティちゃんのその心意気はすごいなぁ。私は外国行ったって巫女文化を教える事なんてできないよ。言葉もわからないし・・・。
「た、正しい日本文化って、向こうの人ってどんな風に勘違いしてるの?」
「Hmm・・・そうですネ・・・例えば・・・。」
「あ、そんな考え込まなくていいよ!」
「やさしいですネ!つかさ!」
そういえば、パティちゃんって名前呼ぶとき先輩でも呼び捨てにするなぁ、やっぱりアメリカだと「ハ〜イ!マイケルさん」とかっていわないからかなぁ・・・。
「そうそう、つかさといえばですネ、この前こなたがこんなことをいってマシタ。」
「ど、どんなこと?」
「『やあパティ、さっきつかさがね、トイレに入ろうとしたら混んでて、もう一つの空いてる方に入ったら男子トイレだったんだって。んでね、もじもじしてるつかさがね、萌えた。』といってマシタ。」
「そ、そんなこと・・・。」
こなちゃん意地悪だなぁ。でもパティちゃんと「萌えた」なんていう会話が普通にできるんだから、やっぱりこなちゃんってすごいなぁ・・・。
「でもですネ、まだ私日本に来て体験してないことがあるんデス。」
「なぁに?」
「日本のHというものを体験したいんですガ、なかなか引き受けてくれなくて、クラスメートに全員断られマシタ。」
うわぁ、パティちゃん、クラスメート全員にそんなこといっちゃってたんだ・・・それはきっとこなちゃんでも恥ずかしいと思うけど・・・。
「で、つかさ、私の相手になってくれませんカ?日本のオナゴがどういう反応をするか見てみたいのデース。」
「で、でも・・・。」
「Stateで鍛えた腕が日本でどこまで通用するか試してみたいのデース。何事も勉強ですネ。」
そ、それ、いう人が違うんじゃないの?
「つかさ?いいんですカ?」
「う・・・うん・・・。」
「そうと決まったらいきますヨ!!」
そういうとパティちゃんは、私を無理矢理押し倒して、服を脱がせたの。ちょっと強引なんだけど、向こうじゃ標準なんだって。ほんとかなぁ・・・。
「つかさの腕、つるつるしてて気持ちいイイですネ♪」
「ちょ・・・。」
「つかさの脚、いい匂いがしますネ♪」
「は・・・はずかしいよ・・・。」
「そしてつかさのマンコ、いい色デース。」
「ちょっとパティちゃん、私恥ずかしいよ・・・。」
「そうデスカ?こなたから『生腕生脚生マンコ』が基本だと教わりマシタ。」
こなちゃん、そんなこと教えちゃだめだよー!!
「じゃ、私つかさに気持ちよくなってもらいたいので、始めますネ。」
パティちゃんは、アメリカらしい豪快さと繊細さで、私の一番気持ちいいところを探し始めたの。ツンツンしてくるから、一回触られるたびに、勝手に体がピクッと動いちゃって・・・。やっぱりお姉ちゃんとは違うなぁ、ちゃんと心得るものは心得てるよー。
「気持ちいイイですカ?つかさ?」
「わわわ、パ、パティちゃんが、私の中に入ってきてる・・・。気持ちいいよ、パティちゃん。」
「本番はこれからですヨ!」
パティちゃんは、激しさとやさしさの両方で私を追いつめていったの。なんか、パティちゃんのちょっと高めの体温と、私の体温がちょうど同じ体温になるみたいな感じで、違和感なくパティちゃんが私の中に入ってくる。そして、だんだん我慢ができなくなってきたの。
「パ、パティちゃん、いっちゃう・・・かも・・・。」
「そうですカ?」
そういうと、パティちゃんは私の体内から指を引き抜いて、弄ぶのをやめたの。
「ほよ?ど、どうして止めちゃったの?」
「いかせて欲しいですカ?それとも自分でいきますカ?」
「・・・パティちゃん、いかせて?」
「よく言えマシタ。」
そういうと、パティちゃんはまた私の一番気持ちいいところを激しくスリスリし始めたの。
「きゃぁ!!パティちゃん、いっちゃいそうだよぉぉ!!!!!」
「つかさ、ここが頑張りどころデス!!」
「ふぁ、ふぁああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
いっちゃった・・・。パティちゃんに私が発射した液がいっぱいかかっちゃって、ううう、なんだか悪いなぁ。
「素晴らしかったですヨ、つかさ・・・本当にGirl Friendかと思っちゃいマシタ。」
意識の朦朧とする私に、パティちゃんは言ったの。そして、その数日後。
「やあつかさ、パティから聞いたよ。パティに気持ちよくされたんだって?」
「およよ!?そんなことパティちゃんが?」
「うん。パティ、いい勉強になったって喜んでたよ。」
「そうなんだ・・・。」
「こう見えて、つかさも結構手が回るの早いんだねぇ。」
「ち、違うの、あれはパティちゃんが・・・。」
「焦るつかさ、やっぱり萌えだね。」
ううう、今度からこの二人には注意しなきゃ・・・。
ちなみに、その夜。こなたとかがみが電話で話す。
「・・・という事があってね。」
「へぇ。どうりで。私がその後行ったときに元気がなかったから。」
「んでね、その話をしたらつかさ慌ててね。萌えた。」
「あっそ。」
「つかさは、今どんな感じ?」
「最近それが部屋からあまり出てこないのよ。」
「そうなんだ。パティに教わって事でも練習してんのかな?」
「たまに部屋に入るとベッドにしみがあるから、自分でやってんじゃないの?」
「かがみんは、本当につかさみたいな萌え萌えな妹を持って幸せだねぇ。勉強熱心だし。」
「あんたにはゆーちゃんがいるでしょ。」
「わかってないねぇ、ゆーちゃんは私の嫁だから。」
「はいはい・・・。」
こうして、夜は更けていくのでした。
337 :
麦笛:2008/05/15(木) 17:12:55 ID:HGXmfTyw
以上で終了です。
パティは難しいなぁとか思いつつ、勉強熱心な性格を利用してここまでなんとか持って行きました。
巻四はおまけみたいな感じです。
乙です。つかさ萌えた。
>>337 またまたレアカップリングGJ!
麦笛さんのSSは今まで中々見なかった組み合わせも多くて新鮮です。
それにしても相変わらず凄いペースだな・・
そこでちと質問。
時々公開してる作成時間を見る限り、手を止めて考え込む時間はほとんど無くて
最初から最後までほとんどタイピング状態?
(自分は手が止まりまくって考え込む時間が10倍以上はあるw)
最初から最後まで書いてから読み直して修正とか何回かしてる?
同じSS書きとして気になるですw
340 :
麦笛:2008/05/15(木) 22:29:08 ID:TXOAhKcf
>>339 最初から最後までほとんどタイピング状態ですね。
というのも最初にカップリングとどういう展開でいくかを決めてから書き始めるので、書き始めると自然と話が転がっていくんです。
上の文章の場合、カップリングを「パティとつかさ」にして、展開は・・・パティが日本とアメリカの文化の違いを試すのにつかさとHしてみよう。
そんな風に決めてからガーッっとかくので、実質パソコンに向かったらノンストップですね。自然に表現とかも出てくる方です。
読み直しは、2回くらいして誤字脱字や文頭と文末のズレがあったら直す、という簡単なことくらいだけです。
後でミスったことに気づくのもたまにあります。上の文章だったら「そーいえばこなたの嫁はかがみだったなぁ」とか。
文章17「スーパーつかさシスターズ」
*注意点
★エロ有
★みさお×かがみ 巻四まで 4レス
★場所:ゲームの中
★視点:つかさ視点
では、はじめさせていただきます。
こんにちは。つかさです。私ね、朝起きたら何か変な世界にいて、私の寝ていたベッドの隣には、こんなお手紙が置いてあったの。
『拝啓 つかさ
おーっす、柊の妹。柊かがみは預かったゼ。返してほしけりゃあたしのとこまで来い!いい?絶対だかんね!あまりに遅かったらかがみにあんなことやこんなことしちゃうからね!
みさおより』
どうしよう、お姉ちゃんがこなちゃんにさらわれちゃった、しかも何か目の前には変なキノコみたいなのがうにょうにょしているし、でも、お姉ちゃんを助けなきゃ。
ん?この看板なんだろ?『敵は踏めば倒せます。キノコを取れば大きくなってパワーアップできます。頑張ってかがみんと私を萌えさせて下さい。こなたより』だって・・・。もしかして、これってゲームの中?
<STAGE 1−1>
とりあえず、進まなきゃ!エイッ!
プイーン!ポコッ!
あ、倒せた。この調子でお姉ちゃんに近づくぞー。
―――その頃、みさお城では・・・。
「ふっふっふ、柊の妹が動き出したようだねぇ。」
「ちょっとあんた、私をこんなところでどうしようっていうのよ!」
「いやぁ、いつも私が受けだからさ、たまには攻めをやりたくってさぁ。」
「一つ聞くけど、ぶっ殺していいか?」
「えー、あたしにそんな口聞いていいとおもってんの?」
「くっ・・・わかったわよ。(つかさ、はやく助けに来て・・・。)」
――― 一方、つかさは・・・。
どうしよう、土管から花が出てきたり引っ込んだり、恐いよぉ、お姉ちゃん・・・。でも、どうにかしないと・・・。
そうだ、さっきこなちゃんの看板に、キノコを取ればパワーアップするって書いてあったよね、キノコキノコ・・・。あ、もしかしてこのブロックを叩けばでてくるのかな?エイッ!
ポポポポポポ!
わ、明らかに毒キノコみたいに鮮やかな色。でも、これしかキノコないもんね。よし、はむはむはむ・・・。
わっ!!!私、おっきくなっちゃった!でもどうしよう、私だけおおきくなっちゃって、服はそのまんまだから、あああ、破れちゃったよ!靴も入らないから脱ぐしか!靴下もビリビリだし・・・。
でも、ここであきらめちゃお姉ちゃんを助けられないよね、頑張れ、私。
あれ、花火があがってるって事は、クリアかな?わーい。
<STAGE 1−3>
え、水のステージなの?泳いでいかないといけないの?私うきわないと泳げないのに、とにかく一度水面に上がらないと・・・。ぷはぁ。お姉ちゃんを助けるのって大変なんだねぇ。
あ、下にいるお魚さんなんだろう。あれ、私をめがけて泳いでくる。お姉ちゃーん、恐いよー!!
――― 一方、みさお城では
「うりうり。柊、お前性格とは違って体は素直なんだな。隠してもむだだからね。もうこんなにオッパイ固くなってるんだってヴァ。」
「や・・・やめなさいよ・・・ハァ、ハァ。」
「やめろっていわれるとますますやめたくなくなるんだよなー。それ!攻撃ぃ!!」
「うはぁぁぁん・・・(つかさはまだなの?)」
<STAGE8−1>
ふう、やっとこここまで来たよ。なんか熱いなぁ、この下にあるのって溶岩・・・だよね。触ったら熱そうだなぁ。触らないようにしなくちゃ。
お姉ちゃん、まっててね、すぐ行くから。あ、向こうに見える二人のシルエットみたいの、お姉ちゃんたちかも。もうじきだから、早く行かなきゃ。
―――その頃・・・
「柊、そろそろいくか?」
「あはぁん・・・うはぁん・・・。あんた・・・私の一番弱いところばっかりぐりぐりするんじゃないわよ・・・。慣れちゃっていけるものもいけなくなるじゃない・・・。」
「素直じゃねーなー、柊は。」
「もうじきつかさがきてくれるはずだから、それまではなんとしても我慢してなきゃいけないのよ・・・。」
「ほう。それまでねぇ・・・。」
「(しまった、余計なことをいってしまったか?)」
「妹がくるならそれまでになんとしてもいってもらって惨めな姿をさらしてもらわないとなー。な、柊。」
「うるさいわね・・・」
「というわけで、再開!!うりゃりゃりゃ!!!!」
「あはぁぁぁ!!うはぁぁぁぁ!!!」
「えっと、ま、待ちなさい!!」
「げ、妹が来たか。」
やっとついた・・・お姉ちゃん、はぁはぁ喘いじゃってる・・・。間に合わなかったのかな。でも、みさお魔王を倒さないとお姉ちゃんは助けられないんだから。
「へへーん、こいつは今からあたしがいかせてやるところだからな。な、いきたいだろ?かがみ?」
あ、お姉ちゃん首を縦に振っちゃった・・・きっと今の状況が理解できてないんだね・・・。
「ふふー、本人がいきたがってるんだから、止められないよな。」
お姉ちゃん、私、どうすれば・・・。
「というわけで、攻撃再開!うらららら!!!!」
「あぁぁぁ!!!!はぁぁぁぁぁ!!!!!う、ふぁぁぁぁん!!み、みさおぉぉぉ!!あはあっ、はぁぁぁぁあ!!!」
どうしよう、お姉ちゃんがやられちゃってる・・・。でも、お姉ちゃんがいきたがってるんだし・・・。あ、おねえちゃんの様子が・・・。
「い、いきそう!!!!はぁぁん!!!」
「遠慮なくいっちゃいな?」
「あはぁぁぁぁぁぁ!!!!んはぁぁぁ!!!!あああああああああああ!!!!!!!!」
あ、お姉ちゃん、いっちゃった・・・。お姉ちゃん、私、ここまで来たのに・・・。おねえちゃんがやられちゃった。ひくひくしてる。こんなお姉ちゃん、見たくなかったかな・・・。
その後私はなんとかみさお魔王を倒してお姉ちゃんを助け出したんだけど、お互い裸のまんまだし、おうちに帰る途中の人々の視線が冷たかったの。ううう、ゲームの中の人って大変なんだね・・・。
おうちに帰る途中、ぐったりしていたお姉ちゃんが私に言ったの。
「つ・・・つかさ・・・・・・。」
「なぁに、お姉ちゃん・・・。」
「ありがとう。」
「お姉ちゃんのためだもん。」
「後で・・・このゲームの制作者をギタギタにしてやるから・・・。」
お姉ちゃん・・・制作者ってこなちゃんだよね?あの看板からして。
―――画面の外では
こなた「うーん、やっとこクリアしたよー。やっぱり自分で作ったゲームって自分が満足するように出来てるから楽しいよね。
素っ裸で冒険するつかさも萌えだし、絶頂のときのかがみの顔もよかったなぁ。今度は私がかがみを助け出すバージョンでも・・・。」
ピンポーン!!
「はーい、今いきまーす!!」
この数十秒後、こなちゃんはお姉ちゃんによってギタギタにされたのでした。
おしまい!
345 :
麦笛:2008/05/15(木) 22:41:19 ID:TXOAhKcf
投下終了です。製作時間は40分くらい。
全部書くと相当長くなりそうだったので、無駄な繰り返しを避ける意味にも途中は略しました。その辺はスルーで。
今回もバーチャルネタ。画面の外にいるこなたの登場機会がほとんどなかったのが反省点かな、と。
楽しんでもらえれば幸いです。
>>345 うむ、こなたが (性的な意味で) かがみにギタギタにされる続編を希望する
凄いな〜 こっちは一行の文章を考え出すのに10分以上かかる場合だってあるってのに……そのスピード、少し分けてください(^^;
と言うわけで、5分後に投下します。
348 :
ふた☆自重:2008/05/15(木) 23:03:38 ID:elVyq67x
お久しぶりのSS投下です。
■注意事項
・エロ有り(みなみ←ふた○り)
・みなゆた
・微スカ○○(聖水的な意味で)
・しーしー
・あるぇ、つかみゆは……?
では、始めます。
「――はい、終わったよ。みなみちゃん♪」
みなみの背中から泡まみれのスポンジを離すと、ゆたかは満足気に微笑んだ。
「ありがとう、ゆたか……」
「えへへ……じゃあ、シャワーで流しちゃうね」
みなみの感謝の言葉に、ゆたかは照れ臭そうに顔をほころばせる。
傍らの床に置いたシャワーヘッドを手に取り、コックをひねってお湯を出す――手のひらに当てて温度を確認すると、早速みなみの背中を洗い流しにかかった。
ふた☆みな 〜ゆたか3〜
ここは、岩崎家のバスルーム。
乳白色のタイルが敷き詰められた広々とした浴室は、照明の柔らかな明かりが満ちあふれ――白緑の浴槽は、両手足を伸ばしてもまだ余裕のある広さだ。
泉家の浴室も、小柄なゆたかにしてみれば十分なスペースであったが、岩崎家のそれは格別だった。
なみなみと張られたお湯は入浴剤によって薄いラベンダー色に染まり、さわやかな香りが立ち込める湯気に含まれ、浴室中に満ちている。
そんな、心地良い時間が流れる中……二人の少女は、たっぷりとした湯量に肩までつかり、お互いの髪を洗い終え、仲睦まじく背中を流し合っていた。
「……熱くない? みなみちゃん」
「うん……大丈夫……」
自分の肌にまみれるボディソープの泡を、ゆたかはシャワーを使って丁寧にすすいでいく……その一生懸命な姿に、みなみは思わず穏やかな笑みがこぼれる。
「んしょ――っと。はい、綺麗になったよ」
「うん……じゃあ今度は、ゆたかの番……」
「うんっ♪ お願いしま〜すっ」
ゆたかは元気良く返事をすると、バスチェアーに座ったまま全身をくるりと半回転させた。
みなみも後ろに向き直り、スポンジにボディソープを継ぎ足しつつ、ゆたかの小さな背中に視線を送る。
「…………」
可憐なゆたかの、いたいけな後ろ姿――ましてや無防備に晒された背中は、それだけで激しく保護欲をかき立てられる。
……ああもう……この子はなんでこんなに――。
「……? みなみちゃん?」
思わず注視していたみなみに、ゆたかは不思議そうに尋ねる。
「……あ。ああ、ごめん……じゃあ、洗うね……」
我に返り、この保護欲の塊のような少女を独り占めしたい気持ちを秘めながら……みなみはゆたかの背中を洗いにかかった。
ごしゅ……ごしゅ……ごしゅ……
「ふんふん……ふ〜んふ……もじぴったん……♪」
ボディーソープをたっぷりと含んだスポンジが柔肌の上を滑る度、ゆたかはうっとりと瞳を閉じ、気持ち良さそうに鼻歌を歌う。
なで肩気味の肩、まっすぐに伸びた背筋、まろやかな曲線のお尻……。
――こんなに小さい身体に、あんなにえっちなお肉が詰まっているんだ……。
『あんっ、ああんっ、あっ、あんっ……みなみちゃん、みなみちゃん……っ!』
『あんっ、はんっ、うんっ、い、いいよ……あんっ、み、みなみちゃんの、好きなように動いて……っ!』
『いい、よぉ……!みなみちゃんのせーしっ、私の、なかにぃ……っ!』
みなみの脳裏に性交の時の、ゆたかのあられもない姿が思い出される。
「……………………」
抑えていた気持ちがむらむらと湧きあがり、淫らな血液を生成していく。
劣情の血が注がれたペニスは浅ましく屹立し……それと同時に、心の奥底に潜り込んでいた悪戯心が、ムクムクと鎌首をもたげる。
「ゆたか……ふふっ……」
薄い笑みを浮かべ、みなみは持っていたスポンジをそっと床に置く。
なめらかなゆたかの太ももにそっと手を這わせると――みなみは彼女の股間に、細い指を滑り込ませた。
「ひゃっ!?」
突然の出来事に、自分のスポンジで二の腕を洗っていたゆたかは、思わず大きな声を出した。
「背中、洗い終わったから……今度は、前……」
「いっ!? ……い、いいよ、みなみちゃん……前は……そ、そこは自分で洗うよぉ……」
「遠慮しないで……私に任せて……」
慌ててひざを閉じるが、みなみはお構いなしに指先を伸ばし、濡れそぼった性毛の生える恥丘をまさぐっていく。
「ほら……ここはちゃんと洗わないと、汚れがたまるから……」
「あん……やぁん……みなみちゃん、ずるぅい……ふゃあああ……」
う〜、私もみなみちゃんのを洗えばよかった〜という、ゆたかの独白を聞かないフリをするみなみ。
その間も、彼女の指はむっちりとした柔肉の感触を楽しみ……ついに、その真ん中を走る一筋の切れ目に指をもぐり込ませた。
本人同様に愛らしい、ゆたかの秘裂。
ぷにゅぷにゅとした恥丘に埋もれた、小さなオアシス……みなみはその源泉を探るように、ゆっくりと指先を沈めていく。
ぬぷ……ぬぷぷぷ……
「ああ……あ、はああ……っ」
ほっそりしたみなみの指が膣口の奥へと潜る度、ゆたかの唇からは切なげなさえずりが漏れる。
「中も……ちゃんと洗わないと……」
みなみは、そうささやくと、ゆるゆると指を抜き差し始める。
ぬりゅ、ぬちゅ、ぬちっ、にゅくっ……ぬちゅちゅ、ぬくっ、にゅぷっ……
みなみの指を食い込ませた小さな裂け目は、膣壁を擦られる度にきゅうきゅうと小刻みにわななき――まるでむせび泣く様に、新鮮な愛液をしとどに漏らし続ける。
「ゆたか……もっと鳴いて……」
にゅ、ぽっ……
ぬめる膣口から愛液まみれの指を抜き取ると、みなみは屹立しきりのクリトリスをつまみ上げた。
「ふゃあ! あ、や、クリちゃんはだめぇ〜っ」
ふるふるっ、とゆたかはかぶりを振るが、みなみは一向に手を休めない。
くりゅっ、くりゅっ、くりゅっ、ぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅ……
指先に挟んでは弾力を楽しむように押し転がし、可愛らしい肉の豆を何度もいじめ抜く。
次いで、開いている右手でささやかに立ち上がる乳首を強く摘むと、ゆたかの喘ぎ声は一層、悦びの色に染まった。
「んああっ! あっ、きゃううっ! ち、乳首も、はっ……感じ、すぎちゃう……!」
肉豆や乳首への激しい愛撫を受け、ゆたかは眉をたわめ、顔中を真っ赤に火照らせる。
「ゆたか…………イッて――!」
鳴きじゃくりながら愛撫に身悶えるゆたかに、すっかり惰欲に支配されたみなみは優しく微笑むと――萎縮したクリトリスに指の腹を強く押し付け、あらん限りの速度で擦りたてた。
「はっ、はっ、あっ、あっ、あ、あ、あああ、あーっ、あーっ、あ、イク、イクイク……あ、あああ、あ、あ――っ!」
びちゅっ! ぶちゅっ! びゅちゅっ――!
甘ったるい悲鳴を上げ、小さな少女は電気を流されたように、びくんっ、とおとがいを反らす。
すぼめた両膝をがくがくと震わせ、ちいさなお尻をぶるぶると痙攣させ――絶頂を迎えたゆたかは、ついに裂け目から勢いよく愛液を噴き出した。
「あーっ、あーっ、はあーっ、はーっ、はー…………」
「……はい、ゆたか。きれいになったよ……」
荒い息をつき、ぐったりとうな垂れたゆたかの身体を、みなみは優しく抱き起こし、バスチェアーにきちんと座らせる。
かたわらのシャワーを手に取ると、ボディーソープの泡を洗い流していった。
「……んあ……ああ……あ、ありがと……」
全身を包む泡を丁寧に落としていくみなみに、ぼんやりとした面持ちで答えるゆたか。
「んぅ……ん…………あ……?」
やがて、心地良い余韻から意識が戻ってくると――突然、不審な動きを見せ始めた。
「……どうしたの?」
「……う……うん……あ、あのね、その……おしっこ……したくなっちゃって……」
小首を傾げてみなみが尋ねると、ゆたかは内股をもじもじとすり合わせながら、消え入りそうに呟いた。
……どうやら、みなみにしつこく秘裂をいじくられ、あまつさえそれで軽く達してしまったせいか……急速に尿意をもよおしてしまったようだ。
「……おしっこ……」
…… ゆ た か の 、 お し っ こ ……
もどかしげに脚を震わせるゆたかをまえに、みなみはしばし考え込むと――うん、と頷き、にこりと微笑んだ。
「うん……いいよ……おしっこ、ここでしちゃっても……」
「え……ええっ!? あ、い、いやあの……で、でもぉ……」
「だって……今からお風呂を出ても、トイレまでガマンできないでしょ……?」
みなみはゆたかの肩に手を掛け、耳たぶを食むほどに唇を寄せると、ふうっと息を吹きかける。
「……だから、いいよ。別に……おしっこしても……」
「……で、でもぉ……お風呂場、汚しちゃうよぅ……」
今にも泣き出しそうな顔で、みなみを見上げるゆたか。
しかし……その頬はうっすらと朱に染まり――声には、わずかに媚びがこもっていた。
「大丈夫……ゆたかのは、汚くなんてないから……だから、気にしないで……」
「き、気にするよぉ……」
困惑しきりのゆたかであったが、みなみに真剣なまなざしを向けられ、何も言い返せなくなる。
それに言われた通り、今から浴場を出ても、トイレには間に合いそうもない。
「あうぅ…………じゃ、じゃあ……」
仕方なくバスチェアーからお尻を上げ、床にしゃがみ込もうとした――その時。
ゆたかは太ももの裏側に手を回され、ひょい、と――みなみに抱きかかえられる体勢になってしまった。
「ひゃああっ!?ちょっ、み、みなみちゃんっ!?」
幼い子が用を足す時の様に、脚をM字に広げられた格好で、抗議の声を上げるゆたか。
「こうすれば……出しやすいでしょ……」
「こ、こんな格好にならなくても、ちゃんと出せるよぅ!」
しかしみなみは、まるで親にでもなったかのように、いたって落ち着いた表情で促す。
「ほら、ゆたか……しーって、して……しー……」
「や、やだぁ……」
「ゆたか……ゆたかのおしっこするところ……私に見せて……」
耳元でささやかれる、みなみの熱っぽい声に、ゆたかはぴくん、と肩を震わせる。
「…………う……うん……」
ゆたかは観念したように小さく頷くと――瞳を閉じ、下唇を軽く噛んだ。
「んふ……」
可愛らしい鼻息を漏らして、下肢の力をそっと抜いていく。
すぐに最初のしずくが、裂け目の奥からちょろっとこぼれる。
と、ほどなく……。
ちょろっ、ちょろろ……ぷしゃあああああ……
透明に近い黄色い液体が、放物線を描いて床のタイルに飛び散った。
「んふぁ……あああ……出てるぅ〜……」
尿意を堪えていた緊張からの開放感に、ゆたかは恍惚の溜息を吐く。
「みなみちゃんに……おしっこするところ、見られてるのに……止まらないよぉ……」
尿道口から止めどなくあふれる小水に、次々と喘ぎ声を漏らしていく。
自分の排泄行為を愛する人に見られ……羞恥で耳まで赤くなったゆたかは、果たして――鎮まった欲情に、ふたたび火を点けていた。
ちょろろろ……ちょろ、ちょろ……
やがて長く続いた放尿も終わり、膀胱にたまっていた小水を全て外に出しきると――ゆたかは大きく息をついて、みなみの胸に体重をあずける。
「はい……良くできました……」
「……んもう……おしっこするのに、こんなえっちな気分になっちゃうなんて……みなみちゃんのせいだよ……」
甘えた声で、みなみをなじるゆたか。
「ふふ……ごめんね……」
みなみは苦笑しながら、ゆたかをバスチェアーに座らせると、内側の脚や床に広がった小水をシャワーで洗い流していく。
「ゆたか……おしっこしながら、感じちゃったんだ……」
「……うん……感じちゃった……」
そう言って微笑むと、おもむろにみなみの首へ腕を回す。
そして照れ隠しのつもりなのか、ゆたかはなかば強引に彼女の唇に口付けた。
「ちゅうっ、ちゅっ、ちゅ……んふ、んぅ……ぷぁ、はぁ……んにゅ……ぢゅるっ、ぢゅ……」
積極的なゆたかのディープキスを、みなみは拒むことなく受け入れる。
「ちゅむ、ちゅうっ、んちゅ……んく、んぁ……はあっ、はむぅ……れる、れろ……ぷぢゅ……」
小さな舌を引き込み、たっぷりと唾液を含ませながら絡めていく――その光景は、まるで唇同士のセックスのようだ。
「んぢゅっ、んにゅっ、ぢゅぐ……こく、こくん……ぷあっ、はあ、は……みなみちゃん……」
「んぐっ、んぢゅっ、ぢゅる……っん、んふ……んん……ふぁ、はあ……ゆたか……」
息継ぎに唾液の啜る音を何度も交え、薄膜を夢中で擦り合わせると――すぐに、焦れったいほどの高揚感が、二人の身体を巡った。
「みなみちゃん……ね、もうここで、しよ……?」
「……ここで……? ふふっ、ゆたかの欲しんぼ……ベッドまで、ガマンできない……?」
「だ、だってぇ……ガマンできなくなったのは、みなみちゃんのせいだもん……」
意地悪くみなみが言うと、ゆたかは拗ねるように唇を尖らせる。
そしてみなみの股間に手を伸ばし、勃起しきりのペニスをそっと掴むと、皮を巻き込みながらにゅるにゅるとしごき始めた。
「お願い、みなみちゃん……ここでいいから、みなみちゃんのおちんぽで、私の事、いっぱい愛してぇ……は、早く、せっくすぅ……おまんこで、せっくすぅ〜……」
普段では決して見られない、上気しきりの媚び顔で甘声をかけるゆたか。
そんな彼女の痴態といじらしいほどの手淫に、みなみはぶるり、とあごを震わせた。
「あん、んふ……ふふ……うん。焦らしてばかりで、ごめんね……ゆたかの事……いっぱい、愛してあげるから……」
みなみは満足気に、ねっとりとした笑みを浮かべると……応えるように、淫靡にあえぐゆたかの唇をキスで塞いだ。
☆
ゆたかを優しく抱き起こすと、みなみは壁際まで連れ立ち、彼女の左脚を持ち上げる。
「え……立ったまま、する、の……?」
「うん……私に任せて」
硬く反り返ったペニスの根元を掴むと、壁に背中を預けたゆたかの、儚げな入り口にあてがう。
くちゅ……っ
ぬかるんだ裂け目に亀頭の先端が触れると、ゆたかは熱い吐息を漏らした。
「ああん、すごぉい……みなみちゃんの、カチカチ……」
嬉しそうに呟くと、ゆたかは欲情に濡れた瞳で、みなみに甘い視線を送る。
とろけそうな表情と桜色に染まった柔肌の感触が、みなみの欲情をますます高ぶらせた。
「入れるね……」
ぷにぷにの縁取りに亀頭を潜り込ませ、柔らかなくぼみを探り当てると、みなみはゆっくりと腰を突き出していく。
ぬぷぷぷ……ぐぬぬ……
「はわぁ、あ、あ〜……おっき、いぃ……」
待ち焦がれた瞬間の到来に、ゆたかは声を上擦らせる。
小さな径のゆたかの穴は、しかし――みなみの大きなペニスをたやすく呑み込んでしまった。
「ああ、あ、あ……は…………えへへ……みなみちゃんの、おまんこの奥まで入っちゃった……♪」
ゆたかは顔をほころばせ、子宮口を押し上げる圧迫感に歓喜の声を上げる。
「ほら……そっちの脚も上げて……」
「ん……こう……?」
「そう……よい、しょ……」
幸せ顔のゆたかを促し、爪先立ちしていた右脚を上げさせると、左脚と同様に太ももの下に腕を回す。
そして首に回された腕を掛け直させ、膝の裏をしっかりと抱えて、小さな尻たぶを掴んで支える――こうして、俗に『駅弁』と呼ばれる体位が出来あがった。
「ふわぁ〜……す、すごい格好だね、これ……」
向かい合った形で、みなみにおんぶされている格好に、ゆたかは顔面を紅潮させる。
だらしなく広げた両脚をぷらぷらと宙に投げ出す姿は、いかに気心の知れたみなみが相手とはいえ、さすがに気恥ずかしくてならなかった。
「さすがに、恥ずかしい……?」
「う、うん……」
「……でも、感じてる……?」
「……ん……」
みなみのささやきに、ゆたかはこっくりと頷く。
満足した反応が得られると、みなみはゆるゆると、ゆたかの身体を揺らし始めた。
「ああん……あん……あふ……あうぅ……ひあ……ああん……」
えぐいほどの亀頭のくびれが膣壁をくじる度、奥からとめどなく湧き出る愛液がむっとりと絡みつき、ペニスの全長を舐めしゃぶる。
丸々とした亀頭の先端が子宮口に当たる度、甘美な衝撃波が水面の波紋のようにじんわりと広がり、愛らしいよがり声となって体外に紡ぎ出されていく。
「あああっ、ひ、ひいいん……あううっ、あっ、あん、んひいい……みなみちゃん、気持ち良い……気持ち良いよぉ……んあああ……っ!」
時間をかけて焦らされたせいか、ゆたかの膣内は想像以上にとろけきっており……その結果、みなみのペニスは、急速に射精欲を高められていった。
「はっ、はふっ、はふ、はふ……ゆたか……ゆたか……っ!」
呆気なく訪れようとしている射精感に耐えながら、みなみは尻たぶを掴む指に力を込めると、小さなゆたかの身体を大きく上下させた。
「あんっ! はんっ! ああっ、あんっ! すごっ、すごいいっ……! ずん、ずん、って、し、子宮に響くのぉ……あうううんっ!」
激しく揺さぶられながらも、ゆたかは振り落とされまいと、みなみの首に回した両腕に力を入れ――すっかり敏感になった膣内は、しがみつくようにペニスをきつく絞り上げる。
ただでさえ狭々の膣内が、抽送もままならなくなる程に狭まる中、みなみはえぐり抜く様にペニスを何度も突き立てていく。
ぐぢゅっ! ぶぢゅっ! ぐぢゅっ! ぶぢゅっ! ぐぢゅっ!
「あああっ! あーっ! あーっ! みなみちゃ、それらめっ、らめええええっ!」
ゆたかはすがる様にみなみに強く抱きつき、甘やかな悲鳴を上げる――閉じることを忘れた唇からは唾液がこぼれ、ペニスをくわえ込む秘裂からは愛液が垂れ続けた。
「ゆたか……もう、イクッ……」
いよいよ堪え切れなくなり、みなみは赤く火照った耳元に限界を告げると、ゆたかはこくこくと頭を振る。
「うん、うんっ! わたっ、わらひもイクからっ! せーえきっ、おっ、おまんこの奥にっ、みなみひゃんのっ、せーえきぃ……っ!」
まるで我を忘れたかのように、はしたない言葉でしきりに射精をねだるゆたか。
みなみはためらう事なく尻肉に爪を食い込ませると、ゆたかの身体をがっちりと固定し、荒々しくピストン運動を加速させていった。
ごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅ……!
群生する膣ひだを散々にかき回し、ゴムのような感触の子宮の入り口を乱打していく。
「ゆたか……ゆたかぁ……っ!」
そして渾身の一突きで、亀頭の先端をゆたかの子宮口に食い込ませた――次の瞬間。
ぶびゅるるるぅぅううううーーーーーーっ!
みなみの赤黒い堤防はついに決壊し――許容量限界まで溜め込んだ白濁液を、ゆたかの最奥に一気に注ぎ込んだ。
「ひああああああああーーーっ! イッくぅぅうううううううーーーーーーっ!」
びゅぐるるっ! ずびゅびゅっ! ぐびゅっ! ぶびゅっ! ぶびゅっ!
力強い脈動と共に、亀頭が膨れては爆ぜ、鈴口から新鮮な精液を次々と噴出していく。
「らめっ、らめらめらめらめらめぇええええっ! まだイク! イク! イクイクイク! イクぅうううっ!」
こってりとした精子の塊が子宮口に叩きつけられる度、ゆたかは小さな腰を激震させ、失神をきたすほどの絶頂に何度も何度も舞い上げられた。
「んああああ……ああ〜〜〜……んああ……あえぇ……」
「はあ……はあ……はあ……っん、あ……はああ……ゆたか……」
いまだ余震を起こす身体をみなみに預け、ぐったりと手足を脱力させると……ゆたかは呆けた表情でよだれを溢しながら、凄まじい絶頂感の余韻に浸る。
みなみは、荒い息で上下するゆたかの背中に手を回すと、うな垂れた頭を優しく撫でた。
ぶぢゅぢゅ、びゅぶぶぶ……っ
膣内に収まりきらなかった精液が、膣口のわずかな隙間から溢れ出し――みなみのペニスの根元を伝い、お尻を流れてタイルの上にこぼれ落ちた。
☆
この後、気を失ったゆたかはみなみに介抱され、ベッドの上で再び美味しく頂かれました、とさ。
〜終〜
はい、以上です。読んで頂いた方、有難うございました。
オチに関しては、後ほど加筆修正するって事で。
そして! ひとつだけ! これだけは言っておく!
ゆ ー ち ゃ ん の 聖 水 は 俺 の エ リ ク サ ー !
ゆたかかわいいよゆたか。さすがは、皆のマスコット。あるぇ、病弱な面影は一体どこに……?
こうしてみなみちゃんとデレてる裏で、かがみをいぢめてると思うと堪りませんなww
………………そんなわけで。
次回こそはつかみゆです。多分(おい)
こなたの誕生日も近いですからね。タイミング的にかが×こなが先になっちゃうかなあ……しかも、ここにきてこな×みゆ株が俺の東証で過去最高値をマーク!
目移りして困っちゃいます・NE☆
…
……
また、うらぎられるの?;;;;;;;;;;;;;;
359 :
42-519:2008/05/16(金) 00:29:34 ID:Vv7LcymT
感想いただいたかた、ありがとうございます。
とりあえず最後の最後は、鬱えんどにならないと思いますので、そこはご安心ください。たぶん。
>>345 マリオ自重wwwwww毒キノコ懐かしいです。
つかさかわいいよつかさ
>>357 おもらしゆーちゃんかわいいなあ。私もそんくらいかわいいゆーちゃんかければいいんですけど。
360 :
麦笛:2008/05/16(金) 00:56:46 ID:2yRH6/DQ
文章18「インベーダーみなみ」
*注意点
★エロ有
★そうじろう×みなみ 巻三まで 3レス
★場所:こなた部屋
★視点:一般視点
では、はじめさせていただきます。
「あの・・・」
「あれ、みなみちゃんじゃないか、ゆたかのお見舞いにきてくれたのかな?」
「はい・・・。」
その日、ゆたかは風邪で学校を休んでいた。それで、みなみがお見舞いに来たわけである。
「ゆーちゃん、みなみちゃんがお見舞いに来たよ。」
「あ、みなみちゃん、ごめんね、わざわざ来てもらっちゃって。」
「いや・・・私保健委員だし・・・。」
「でも、私お休み多いし、毎回毎回みなみちゃんに来てもらうのは悪いし・・・。」
「いや、なの?ゆたか?」
「いや、そういう意味でなくて、こっちもなんか悪いなぁって思っちゃって。」
「そんなこと、ないよ。私、ゆたかに会うの、楽しみだから・・・。」
「みなみちゃん・・・。」
自分はあまり風邪で寝込むことがない。でも、自分の一番大切な人が病弱でよく寝込んでしまう。そういう状況になると、健康な方は健康でない方を余計心配してあげたくなる。守ってあげたくなる。みなみにも、もちろんそんな感情が芽生えていた。
「ゆたか・・・。」
「あ、みなみちゃん、そんなに近づくと風邪移っちゃうよ。」
「そうか。ゆたか、お大事にね。風邪ひいたときにはイチゴを食べるといいから。」
確かに、果物の中で一番ビタミンCが多いのはイチゴである。みなみちゃんは物知りだなぁと思いながら、ゆたかはやがて眠りに落ちていった。
ゆたかの無事を確認すると、みなみは部屋から出る。その向かいには、こなたの部屋が。こなたは学校にいて、今日は補習のある日なのでこの家にはまだ帰ってこない。
みなみはいけないと思いながらも、こなたの部屋にそっと入って行く。こなたの部屋は、みなみが思っていたよりは散らかっていなかった。
しかし、テレビの上に朝比奈みくるのフィギュア、さらに本棚にはたくさんの同人誌・・・。みなみにとって、こなたの部屋は未知の領域だった。
「あ、これ、ひよりの書いた漫画だ・・・。」
みなみは、ひよりの本を開ける。しばらく読んでいくが、何かデジャブみたいに前に何か覚えがあるような展開で話が進んで行く。
そりゃ現に今読んでいる人と風邪で寝込んでる人がモデルなのだから当たり前なのだが、そこから18歳未満読んじゃダメッ!というような内容の話が展開されてゆく。
「ひより・・・。」
ショックは大きかった。普段からひよりはパティと腐ったような話をしているし、でもこういうものを書いているとは思わなかった。しばしボーゼンとして、時間だけが過ぎて行く。そして数分後。
「ここかな?みなみちゃん?」
そうじろうの声でハッと我に返る。
「全然戻ってこないから心配で見に来たんだけど、ここにいたのか。どうだい、こなたの部屋は。俺もよく勝手に入ってこなたの持ってる同人誌とか読んじゃってるんだけどさ。」
「・・・いい、部屋だと思います。」
「ん?その手に持っているのは?」
「あ、これは、友人が書いた同人誌で・・・。」
「おお、それ、俺も結構気に入ってるんだよ。(Hな)内容が濃い本だと思わないかい?」
「ちょっと・・・。でも、大丈夫です。」
みなみは、何とか自分を自分で守ろうとする。
「ん?そんなに拒絶してないのかな?」
「・・・そんなには。」
「そうか。・・・・・・みなみちゃん、俺とやらないか?」
「え?」
予測してなかった言葉に、みなみは思わず変な声で返事をしてしまった。そりゃ、親友の父親とHしようと誘われたら変な声が出てしまうのも納得できる。
「その本に書いてあるだけじゃ、中に書いてあることがどんなことかわからないだろう。」
「・・・そうですね・・・。」
みなみは、心の奥では拒絶を求めていたが、表面的な自分がそれを了承してしまい、そうじろうとHをする事になった。
私って弱いなぁと思いながら、下半身だけスカートとパンツを下ろす。もちろん、そうじろうも、下半身だけHの用意をする。
「みなみちゃん、いやだったら言ってくれ。そこで終わりにするから。」
「・・・はい。」
みなみの急所を、そうじろうがゴツゴツした手で丹念になで回す。さすがに口でやるのはみなみへの刺激が強すぎるだろうな、と思い、手で丁寧になでまわす。
「あ・・・あっ、うっく・・・。」
「気持ちいいだろ?俺も昔はこれでかなたを何回いかせた事か。」
そんなに何回もやってたのかなという思いが、テクニックから来る快楽によってかき消される。ちょっと怖い。
考えてみれば男の人とやるなんて初めてなんだもの。そういう心と快楽と、今のみなみの体はこの二つによって支配されていた。恥ずかしさと、不安。この二つがみなみの頬を赤く染めた。
「ひゃ・・・うう・・・ああ・・・。」
「よし、このくらいかな。」
「な、何をするんですか?」
「ちょっと痛いかもしれんが、我慢しててくれ。」
そういうと、そうじろうは、みなみのお尻の穴に自らの肉棒をずぶずぶと入れて行く。目を細めて、みなみはその痛みと快楽に耐える。
「擦るぞ。」
シュコシュコシュコズボ・・・。淫乱な音がこなたの部屋内に響き渡る。それにあわせるようにして、みなみの喘ぎ声がハーモニーとなる。
「あ、ふあ、ああっ、ぃ・・・。」
「どうだ、出そうか?」
「い、いくかもしれない・・・。」
「じゃ、抜くよ。」
ズボズボ・・・。長くもあり短くもある二人の時間。そうじろうの肉棒が引き抜かれる。緊張状態だったゆたかの体からゆるみはじめる。悪魔は、その瞬間を見逃さなかった。
「い、いく、いく、いくぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!」
「うわあ!!」
みなみは絶頂を迎えた。肉棒が引き抜かれたと同時に、みなみの体から白濁の液体が飛び散る。そうじろうを液で汚し、こなたのへやにはみなみの臭いが充満する。
「はぁ・・・はぁ・・・す、すいません、先輩にも謝っておかないと・・・。」
「大丈夫だよ、俺が始末しとく。」
「すいません・・・。」
今の絶叫でゆたかが起きなかったことを確認すると、ベッドで回復を待つみなみを横目にそうじろうがこなたの部屋の後始末をする。幸い本や機械類は汚れなかったが、床は相当濡れた。これをこなたが見たらどう思うだろう。
そうじろうが丹念に掃除したおかげで、こなたの部屋は相当きれいになった。それを確認すると、みなみを家に帰す。
久しぶりにこなたやゆたか以外の女子高生とHをしたなぁという思いに浸っていると、こなたが学校から帰ってきた。こなたは軽く父親に帰宅確認をすると、2階の自分の部屋に向かう。
しかし1分後、こなたがすぐに降りてきた。
「お父さん、私の部屋から愛液臭がするんだけど、誰かとやったの?」
「ぎくっ!お、俺は何もやってないぞ!」
「ぎくっていった人初めて見たよ。お父さん、誰とやったの?」
「視線怖い・・・。」
「だーれーと?」
「実は・・・。」
その後、泉家では血の花が満開を迎えたとさ。めでたしめでたし。
364 :
麦笛:2008/05/16(金) 01:08:21 ID:2yRH6/DQ
以上で終了です。最初ゆたか×みなみ的な雰囲気から、そうじろう×みなみまでどうやって持ってこうかなぁと悩みました。
泉家でこの後どのような惨劇が行われたかは、皆さんのご想像にお任せします。
それにしても、ひよりの同人誌を読んだみなみとひよりのこの後の関係って一体・・・。
365 :
31-207:2008/05/16(金) 01:38:24 ID:PJKpqTAE
他の方とかぶらないようなら、ひとつ投下させていただきます。
・柊姉妹メイン
・いのり×かがみ、つかさ×かがみ、いのり×まつり、つかさ×まつり
・エロあり
で、6レスほど使用させていただきます。
1.はじまりの夜 長女の誘惑
柊家のある夜、いのりの部屋でのこと。
そこではどういうわけか、三女のかがみが長女のいのりに体を弄りまわされている。
――それも、かがみの方は手錠をはめられた状態で。
「ひゃぁ、あああああっ」
「ふふっ、どう? かがみ」
そんな声がいのりの部屋では聞こえいる。
事の発端は、自室でくつろいでいたかがみをいのりが誘惑したことからである。
いのりが部屋に入ってきて、
「ね、かがみ……私の部屋で、しない?」
艶っぽい声でかがみを誘ういのり。
かがみは、その大人の女性の魅力に惑わされてしまった。
そして誘われるままにいのりの部屋に入り、服を脱がされたところで……
ガシャンッ!
「な、何!?」
いのりはかがみの腕を後ろに回させ、手に枷をはめた。
「いいでしょ、これ。今日はかがみのこと、たっぷりと調教してあげるわ」
手を拘束された状態のかがみにそう言い放ついのり。
かがみ急に手を拘束されて戸惑ってはいるものの
いのりの『調教』という言葉に対し、どこか期待しているかのような表情をしていた。
「かがみの体、可愛いわね」
そう言って、拘束された状態のかがみの身体に軽く舌を這わせる。
「ひゃん!」
「あら、もう感じてるの? 可愛い声ね。もっと聞かせて」
いのりはそう言い、再びかがみの身体に舌を這わせる。
かがみはつかさに比べれば大人びているものの、姉からしてみればまだまだ発育途中の可愛い妹である。
その妹の体を拘束し、好きにしようとしているということ自体がいのりの気を昂らせていた。
「ひ、ひゃう! ね、ねえさん、もっとぉ!」
「気持ち良いでしょ、かがみ。だけど、まだイっちゃだめよ」
先ほどから、たっぷりとかがみへの『調教』を続けているいのり。
押し寄せる快楽の波に耐えられず、かがみの頭はすでに真っ白になっている。
しかし、いのりはそれでもなおかがみに絶頂を迎えさせようとしない。
声をあげるかがみを楽しむかのように、適度にかがみの身体を弄っている。
その『調教』は、かがみの身も心もすっかりいのりのものになってしまうまで続いた。
2.次の夜 双子編
かがみがいのりの部屋でたっぷりと『調教』された次の日の夜のこと。
この日は特に変わったこともなく、かがみは自室のベッドで寝ようとしていたときである。
「お姉ちゃん、入っていい?」
といって、つかさが部屋に入ってきた。
「つかさ、どうかしたの?」
「うん、ちょっと。なんか、一人だと眠れなくて」
そう言ってかがみの方へ近づくつかさ。
甘えん坊のつかさがこうして、かがみに一緒に寝てもらいたがるというのは珍しいことではない。
大抵は怖い映画を見た日などであるが、このような理由で来ることも時々ある。
かがみはそういうとき、いつも一緒に寝てあげていた。
だから今日も、つかさをベッドへ招き入れたのだが――
ガシャンッ!
みると、また手錠。
かがみは昨夜と同じように、手を後ろに回され手を拘束されていた。
「えっと、これでいいのかな?」
「つ、つかさ?」
「えっとね、いのりお姉ちゃんが貸してくれたの。拘束されたかがみお姉ちゃん、可愛いって言ってたから」
そう説明をするつかさ。いのりに一体何を吹きこまれたのだろうか。
「は、はずしてよ、これ!」
「だぁめ。今日は私がお姉ちゃんとするんだもん」
「ちょっと、つかさ……んむ!」
そう言いかけたかがみの唇を、つかさの唇が塞ぐ。
そしてそのままつかさは、舌をかがみの口内に侵入させた。
突然のキスにかがみは戸惑いはしたが、抵抗する様子はない。
それどころか、自分からつかさの舌に自分の舌を絡めている。
「ん……ちゅ……」
「……ぷはぁ」
そのまましばらくキスをしていたかと思うと、やがてつかさは唇を離した。
かがみは今、つかさの前で手を拘束されている。
拘束された状態で、続きを待っているかのような表情をしている。
また、つかさの方も気が昂っていた。
拘束された姉が、自分の行為を待っている。
そのことがつかさを興奮させていた。
「ね、お姉ちゃん」
つかさがかがみに呼びかける。
「続き、してもいい?」
「……その前に、服くらい脱がせてよ」
手を拘束されたままの状態でそう言うかがみ。
――この後かがみは、双子の妹にたっぷりと身体を弄られることになる。
3.次の夜 年長組編
つかさがかがみの部屋にいるのとほぼ同時刻。
壁を挟んで隣のまつりの部屋では、まつりがいのりに押し倒されていた。
「ね、姉さん、なにを……」
「ふふ、今にわかるわ」
まつりは自分の状況に戸惑っていた。
先ほどまで、二人で仲良くお酒を飲んでいただけなのに。
お酒を飲んでいる最中に、いきなりこうしてベッドに押し倒されたのだ。
「まつりも、少し期待してるんじゃない?」
「そ、そんなわけ……」
「どうかしらね。そろそろ効いてくるはずだもの」
「ど、どういうこと? 『効いてくる』って……」
「わかるでしょ。媚薬よ。び・や・く。強力なのやつ。さっきのお酒に入れたのよ」
そう言っていのりはまつりの服の中へ手を入れ、肌に触れてみせる。
「あ……」
「ふふ、少しドキドキしてきた?」
「そ、そんなこと……」
「そう?」
そう言っていのりは、まつりの顔をじっと見つめる。
それは見る者を惑わせる表情。
かがみも惑わされたその表情に見つめられるうちに、まつりもドキドキしてきた。
顔が少し赤いのは、決してアルコールのせいではない。
「ね、ねえさん……その……」
「……してほしいのね」
まつりの言葉を聞き、いのりはまつりの服を脱がせた。
「ね、ねえさぁん、もっとぉ……」
「まつりったら、そんなにしてほしいのね。こんなに可愛い声出しちゃって」
媚薬を飲まされたまつりは顔を上気させて姉を求めている。
まつりはもう、姉への愛欲を抑えることができなかった。
――今夜まつりは、昨夜かがみがされたのと同じことをされることになる。
4.三日目の夜 末っ子の罠
かがみの部屋とまつりの部屋で情事があった日の次の夜。
まつりはベッドでゴロンとしながら、昨夜のことを思い返していた。
いのりに媚薬を飲まされ、姉に対し
しかし、翌朝いのりに言われたのは
「実はね、媚薬なんて入れてないのよ」
という言葉である。
あの時まつりは、確かに身体が火照ってくるのを感じた。
しかしそれは、媚薬のせいではない。
あの時感じた姉への愛欲は、全て自分の本当の気持ちだったのだ。
そう思うと、昨夜狂うように姉を求めた自分が恥ずかしくなる。
そう昨夜のことを思い返していると、
「お姉ちゃん、ちょっといいかな?」
という声と共に、つかさが部屋に入ってきた。
「つかさ、どうかしたの?」
「えっとね、その……昨日のお姉ちゃんたちの声、聞いちゃって……それでね……」
聞かれてた。
そのことにまつりはショックを感じると共に、少しイヤな予感を感じていた。
「お姉ちゃんの声……とても可愛かったから……」
もしかしたらそれは、期待だったのかもしれない。
ゆっくりとまつりに近づくつかさ。
そして
「えいっ」
と言い、つかさはベッドに横になっているまつりにとびかかった。
「つ、つかさ?」
「私もお姉ちゃんの声、聞きたいな」
そう言いながら、つかさはゆっくりとまつりの服を脱がせようとする。
「や、やめてよ」
そう言いながらも抵抗の様子のないまつり。
確かに、年下のつかさを払いのけることは簡単なはずである。
しかしこのとき、まつりにはそれができなかったのだ。
「えへへ、お姉ちゃん可愛い〜」
裸になったまつりに覆いかぶさるようにしながらつかさが言う。
昨夜かがみにした時とは違い、手錠などはない。
しかし、つかさが姉を拘束するのにもともと手錠などはいらなかったのだ。
手錠などなくても、つかさは姉にならなんでも言うことを聞いてもらえるのだから。
「それじゃお姉ちゃん、しよっか」
つかさらしい、とても嬉しそうな表情をしながらつかさはそう言う。
このときまつりは、昨夜媚薬を飲まされたと聞いたときと同じ気分になっていた。
しかしそれは媚薬のせいなどではない。
まつりも分かっていた。
自分が、本当に妹を求めているのだということを。
5.最後の夜 柊四姉妹
まつりが末っ子にさんざん身体をいじくられた次の日の夜。
母親みきからの伝言を伝えようとまつりがつかさの部屋へ行った際、まつりは見てしまった。
部屋ではかがみが裸の状態で手錠をはめられ、つかさの方は満面の笑みを浮かべた状態でいたのだ。
双子のほうもまつりに気づいたようである。
「あ、まつりお姉ちゃんだ〜」
「ね、姉さん!? こ、これは、その……」
気まずい雰囲気。見てはいけないものを見た気がして、まつりはそそくさと部屋を出ようとした。
しかしそのとき
「あら、楽しそうなことしてるじゃない。私も入れてよ」
と言って部屋に入ってきたいのりが、部屋から立ち去ろうとしていたまつりの腕を掴んだのだ。
「ね、姉さん!? わ、私は……」
「いいじゃないの。ね、つかさ」
いのりは逃げようとするまつりを掴んだままそう言い、つかさにウィンクをしてみせた。
そして――
「ひぁぅううっ! ねえさん、つかさっ! だ、だめぇええっ!!」
部屋では服を脱がされてしまったまつりが、いのりとつかさの二人に激しく責められている。
耐えきれないくらいの快楽が押し寄せているはずなのに、二人はまだイかせようとはしない。
かがみはというと、その横で手錠をされたまま放置された状態でいる。
「まつりお姉ちゃん、気持ち良さそうだね」
「こんな声出しちゃってね。かがみ、まつりの声、良いでしょ?」
いのりがかがみに向かってそう言う。
かがみは先ほどから姉の喘ぎ声をずっと聞かされているだけで、ずっと焦らされっぱなしである。
当然かがみは身体が疼いてしかたがないのだが、手錠をされたままでは身体の疼きをどうすることもできないでいた。
まつりがたっぷりと弄られた後。
「そろそろ、かがみお姉ちゃんの方もしよっか」
「そうね。だけど……」
そう言っていのりはあたりを見渡す。
今度はかがみとまつりの立場を逆にしてみたいのだが、このまま放っておくとまつりは一人でしてしまうだろう。
何かないかと思い周りを見渡すと、部屋には手錠がもうひとつ置いてあった。
そこでいのりは、ふと疑問がわいた。
「あれ、私、二個も貸したっけ?」
「ううん、ひとつだけだよ」
「そう? それじゃ、これは私の部屋にあるはずなんだけど……ま、いいか」
そう言っていのりは、かがみと同じようにまつりにも手錠をかける。
今度はまつりが焦らされる番のようだ。
「今度はかがみの声、まつりに聞かせてあげてね」
そう言って二人はまつりの耳元へかがみの身体をもっていき、かがみの身体で楽しみ始めた。
――姉妹の長い夜は、まだまだ終わりそうもない。
6.最後の夜 裏話
「ふふっ。本当に楽しそうにしてるわね」
この日の夜、扉を少し開けてずっと姉妹の行為を見ていた人物がひとり。
母親の柊みきである。
柊姉妹は、どういうわけか少し開いた扉に気付く様子はない。
ここから先は、この日の出来事の裏のはなしである。
柊姉妹は気付いていないが、今夜はずっとみきが裏で手を引いていたのだ。
つかさの部屋へちょうど良いタイミングでまつりを行かせたのもみき。
その後に続けていのりを行かせたのもみき。
それだけではない。
いのりの部屋にあったもうひとつの手錠をつかさの部屋に置いておいたのも、
つかさの部屋であらかじめ人を興奮させる作用のあるお香を焚いておいたのもみきである。
さて、もうひとつ。
ここ数日間の姉妹の行為は父親のただおに気付かれなかったのか。
それは実は全く問題ない。
姉妹は気付いていないが、ただおはここ最近とても早く寝ている。
姉妹の行為に気づかぬよう、みきがぐっすりと眠らせているのだ。
「あの子たち、こんなに仲良くなっちゃって」
まだまだ終わりそうもない姉妹の行為を見ながら、みきはそっと部屋の外でつぶやいた。
372 :
31-207:2008/05/16(金) 01:44:21 ID:PJKpqTAE
以上です。読んでくださった方、ありがとうございます。
自分、どうもエロ描写が苦手なので、そのへんは各自妄想で補完をしておいてください。
それでは、また。
>>373 代行、お疲れ様です。
>>372 みきさん、何をやっているのですかw
乱れた四姉妹を堪能させていただきました。
>>357 石恵さんあたりの絵柄で一枚絵に脳内変換されました。
今朝のおかずはこれで決定!(するな ぐっじょぶでしたー。
こ、これは抜ける・・
攻めつかさ&拘束プレイはこれほどまでに興奮するのかw
>>364 そうじろう「オレとやらないか?」
で盛大に吹いた
阿部さんかよと
>>357 ゆーちゃんエロっ…!!
純粋無垢なイメージはもうカケラもないな…だ が そ れ が い い
ということでGJでした。
379 :
麦笛:2008/05/16(金) 17:41:27 ID:cDMoWlVV
文章19「あっちいってよ〜!」
*注意点
★エロ有
★みなみの飼ってる犬×ゆたか 巻三まで 3レス
★場所:みなみ家の庭
★視点:一般視点
投下開始します。
その日、ゆたかはみなみと遊ぶ約束をしており、みなみの家に向かっていた。ゆたかはもう何回もみなみの家にきているため、みなみの家の人や動物たちとも仲良くなっている。
今日は、一日遊べると言うことで、こなたに選んでもらったワンピースにお気に入りのスカートという格好でみなみの家に向かっていた。似合うかどうかは、服装を見たこなたが「萌え」といってたので間違いはないだろうと思われる。
「ふい〜〜〜、やっとついたぁ。」
みなみの家の門扉の横にあるインターホンを鳴らす。ピンポーン・・・。
「はい。」
「あ、ゆたかですけど・・・。」
「あ、・・・今扉開けるね。」
門がゴゴゴゴゴと音を立てて開く。さすがだなぁと感心しながら、ゆたかは中に入って行く。みなみの家は広い庭があって、そこを通過しないと家にたどり着けないようになっている。
その広い庭には犬がおり、名前はわからないがゆたかが来るといつもしっぽを振って歓迎してくれる。
「ワフワフッ!!!」
「よしよし、今日もおりこうさんだねぇ。」
ゆたかは、犬に近寄って行く。犬の方も、ゆたかがくるとうれしいものだから、興奮してしまう。そして、ゆたかが犬に触ろうとしたとき・・・。
「ワフ〜ン!!!」
「きゃっ!」
突然犬が飛びかかって来たので、ゆたかは尻餅をついてしまった。いつもはおとなしくて頭をなでられるだけの素直な犬なのだが、今回はそうとうゆたかに会いたかったのか知らないが、ハッハッハッと息を荒くしてゆたかに近寄って行く。
「いたたたた・・・。もう、甘えん坊なんだから。プリプリ!」
「ワフ〜ン・・・。」
「心配してくれてるの?」
「ワフワフ。」
ゆたかの匂いをくんくんと嗅ぐ。そして、大丈夫かいと言わんばかりにゆたかをペロペロと舐める。
だが、一つ問題が発生。犬がゆたかを舐めるのは良いのだが、その場所が問題なのだ。
犬が舐めているのは、ゆたかのお気に入りのスカートの中。尻餅をついてうごけないゆたかのスカートの中をガサガサと探り、下着の上から一番感じやすいところをペロペロと舐めているのだ。
犬の舌は人間よりもザラザラしているので、薄い下着一枚くらいでは、それをうち消す効果はほとんどない。
「あっ・・・そんなとこ、だめだよぉ・・・。あっちいけ、あっちいけ。」
「ワフ〜ン♪」
「うあっ、ああっ、あうー・・・。」
完全に犬の方が恍惚状態になってしまい、ゆたかにそれを止めることは出来ない。こんな外で、しかもみなみちゃんの家がある通りって人通りがそんなに少ない方じゃないし・・・。
最悪のシナリオが頭をよぎる。ゆたかは比較的感じやすい方なので、はやく誰かが助けてきてくれないと状況がどんどん悪くなってきてしまう。
「み・・・みなみちゃん、助けて・・・。」
――― 一方その頃、みなみはゆたかが遅いので心配していた。
「ゆたか・・・。なにかあったのかな。」
庭を見回す。いつもと変わった様子はない。さっきインターホンを押してから2分が経つ。いつもはもっとはやくくるはずなのに、なんかおかしいのかな、ゆたか病弱だから。
うちの庭で倒れてたら・・・でも、そんなに長い道ってわけでもないし・・・。そういう思いを押し殺して、ゆたかがやってくるのを待つ。
「そのうち来ればいいんだけど、貧血でゆたかが倒れてたりしたら・・・。」
――― 一方、ゆたかは、執拗な犬の攻めをまだ受けていた。
「ふぁ、ふああっ・・・。あ、あああ・・・。」
「ワフ〜♪」
「ど、どうしよう、ここままじゃ本当に私、いっちゃうかもしれない、みなみちゃんちのお庭でいっちゃうなんて・・・。」
ペロペロ、ピチョピチョ。徐々にゆたかの下着が濡れてくる。それを犬がベロベロと舐めるものだから、唾液のせいでますます下着が湿度を増す。
「あっ、ふぁ、ああん、うああん・・・。」
「ワフ?ワフワフワフ!!!」
犬はゆたかの様子がおかしくなったのを見逃さなかった。ラストスパートといわんばかりに、下着の上から更に激しく舐め続ける。激しさを増した舐め攻撃に、ゆたかの堤防は決壊寸前だった。
「あ、あ、私、このままじゃ、あ、やめて、もうやめて、いっちゃう、いっちゃう、あああああああああ!!!!」
「ワフ〜ン♪」
ゆたかの体がビクッと跳ねた。どうやら、絶頂を迎えたようである。ゆたかの愛液が勢いよく飛び出そうとするが、下着に遮られ、スカートの中でビシャンと爆発する。ゆたかのお気に入りのスカートは愛液まみれになり、ドロドロになってしまった。
時を同じくして、ゆたかが絶頂を迎えた声をみなみは聞き逃さなかった。
「ゆたか?ゆたか、どうしたんだろう。ゆたか・・・。」
すぐに玄関に向かう。素足にサンダルを履いて、ドアを開け放す。庭をグルッと見回してみると、そこにはお座りをしている犬と、倒れているゆたかの姿があった。
すぐにかけより、時折余震のようにビクッと痙攣を起こしながらぐったりしているゆたかを抱きかかえる。
「ゆたか・・・ごめんね、ごめんね・・・。」
「み、みなみ、ちゃん・・・。」
「私がちゃんとしていればこういうことにはならなかったのに・・・。」
みなみは目に涙を浮かべながらゆたかに謝罪する。もう意識がほとんどないゆたかが、一瞬首を縦に振ったように思えた。みなみはすぐに家の中にゆたかを運び込み、汚れた衣服を脱がせてベッドに寝かす。
すぐにゆたかはスースー寝息を立てて寝始めた。その様子を確認したみなみは、一人部屋を後にする。
「ゆたか・・・本当にごめん・・・。」
その夜、こなたの家。
「へぇ。そんなことがあったのか。それは災難だったな、ゆーちゃん。」
「あっちいけって言ったのに行ってくれなかったんだよ。」
そうじろうがゆたかを心配して、栄養ドリンクをゆたかに渡す。
「その犬もゆーちゃんに萌え萌えだったんだねぇ。」
「お、お姉ちゃん!」
「今度行ったときにまたやられちゃうかもよ?」
「じゃあ、今度は私の家にみなみちゃんを呼んであげよっと!」
「そうしたら今度は私がみなみちゃんを襲ってあげようではないか。ね、ゆーちゃん。」
「あのワンちゃんにも悪気はなかったと思うし・・・。」
「私も悪気はないよ。」
「いや、こなたは悪気ありすぎだから。」
今度みなみちゃんとこに行くときにはなるべく犬のそばは通りたくないな、と思ったゆたかなのでした。
383 :
麦笛:2008/05/16(金) 17:51:58 ID:cDMoWlVV
以上です。アニメでみなみの家に犬がいたことを思い出し、その犬をうまく使えないかなと思って今回の話を作りました。
みなみがゆたかを抱きかかえる場面を一人で想像してニヤニヤしてしまって、家族から怪しまれました。
ちなみに、この前カラオケで「もってけ!セーラー服」を歌って96点を叩き出し、友人らから冷たい視線をかけられました。
どんどん仲間が減っていくような気がするこの頃。話を楽しんでいただければ嬉しいです。
>>372 完全に攻め役と受け役が固定されてますなw
マゾみんを堪能させて頂きましたw
うわ、書き込んだらSS投下されてたorz
>>383 とうとう動物との組み合わせまで出してきましたかw
文章にする力もさる事ながらよくもまぁ次々にネタを思いうかべる・・w
わんわんプレイキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>357 つ、つかみゆ分が不足している・・・至急援助を・・・(ガクッ)
388 :
ふた☆自重:2008/05/16(金) 19:30:49 ID:WvPOjj3x
僕のSSにレスをつけて下さった方、有難うございます。
>>358 裏切ったりしませんよう〜
でも、明るいゆたかが(かがゆた)話なんてのも興味ありますね。
生えるのは、多分ゆーちゃんの方でしょうが……ww
>>359 氏の作品を読んで、ミ○リーを思い出しましたわ。ヤンデレ傑作映画の……
鬱エンドは回避されると言う事で、今後の展開を期待してます(^^
>>375 ゆーちゃんのふんわり感が伝わったようで、光栄です。
>>378 (エロに対して)純粋(みなみちゃん以外の相手を知らないという意味で)無垢、という事でひとつ。
389 :
ふた☆自重:2008/05/16(金) 19:32:53 ID:WvPOjj3x
>>387 ごめんなさい。しばしお待ちを〜(^^;
390 :
麦笛:2008/05/16(金) 23:27:39 ID:I+xtvd/0
20作目「萌え萌えみさお」
*注意点
★エロ有り つかさ&こなた×みさお(バーチャル)
★巻五まで 5レス
★場所:こなたの部屋
それでは、投下を始めます。
こなたが「萌え萌えかがみん」をつくって一ヶ月。新たな方面に進みたいと考えていたこなたは、その次の一ヶ月、また新たなゲームづくりに没頭した。授業中はネタを考え、家に帰ったらご飯とお風呂以外は部屋にこもってパソコンに向かう。そして、ついに第2作が完成した。
つかさ「こなちゃん、今度は誰をターゲットにしたの?」
こなた「・・・つかさ。」
「ほえ?わわわわ、私?」
「いやだねぇ、冗談に決まってるじゃん。」
「よかったぁ・・・。」
「実はね、今回のターゲットは、この人!」
画面には「萌え萌えみさお」と表示される。太字のゴシック体。軽快な音楽と共に、みさおがへへーんとやっている画像が出てくる。
「よく作ったね、こなちゃん。」
「まぁね、今回は盗撮とかも結構入ったけど。」
「・・・いいのかなぁ。」
こなたは、つかさのファイルをちゃっちゃっと作り、ゲームスタートを押した。
「つかさ、レベルは『軽め』『ふつう』『ハード』とどれがいい?」
「こなちゃんはどれがおすすめ?」
「ハードでいいか。ポチっとな。」
画面が暗転し、高校の校門のところが背景で表示される。
『おーっす、はじめまして、あんたの名前教えてくれねぇか?』
「えっと、つ・か・さ、よしっと。」
『つかさってのかー、あたし、みさお。これからよろしくな。』
あまりに高いそのクオリティに、つかさは画面に釘付けになる。こなたはどうだ、すごいでしょという感じでつかさの横に立っている。
『ところでつかさ、今日あたしとデートしねぇ?』
「ほよ!?デート?」
『あたしはどこでもいいから、つかさのおすすめスポット教えてくれよー。』
どこに行きますか、と表示され、選択肢が3つ表示される。デパート、電気屋さん、バッティングセンター。つかさは、迷いながらもデパートをクリックする。
「おおつかさ、いいもの選んだねぇ。」
「え?こなちゃん、デパートっていちばんいいの?」
「お楽しみ要素満載だよー。」
背景がデパートに変わる。
『つかさ、こっちこっち。ミートボールの試食コーナー発見だゼ!』
「ミートボールの試食・・・地味、かも。」
『あーむ!ふむふむふむ・・・うひょー、うめぇなぁ、これ。つかさも一つ食べてみるかー?』
みさおがミートボールをおいしそうに食べる場面の後、画面には食べる、食べないの選択肢。つかさはこなたの顔をちら見しながら選ぶふりをする。食べるの上にカーソルを持っていったとき、ちょっと渋い顔。逆に、食べないの上にカーソルを持っていくと、こなたの顔が輝く。
「(きっとこなちゃん、食べないの方をおすすめしてるんだよね。)」
つかさは、食べないのボタンをクリックする。つかさ自身、普段そんなにみさおと親しいとかよく話すというわけでもないから、みさおのいつもと違った一面が見られて楽しんでいた。
『そっか、じゃあたしが遠慮なくいただきまーす、あーむ・・・うぁあ!』
「あ、ミートボールを落っことしちゃった。あ、拾って食べた。」
「・・・さ、三秒ルール三秒るぅるぅ。5秒以内だったら菌がつかないんだってヴァ。」
「んんーーーー!!!!みさきちのたまらないフレーズ!!!このゲームつくって本当によかったー!!」
こなたが絶叫する。しかしつかさはあんまり気にせずお話を進めていく。
『さて、次はどこにいこうか・・・ううっ!!!』
「あれ、みさちゃんどうしたんだろう?」
『し、心配するなよ、ちょっと腹がいてぇだけだから!!うあっ!!』
画面には「大変だ、みさおが腹痛を起こした。どうしますか?」と表示される。選択肢は、トイレと病院の二つ。
「えっと、多分、さっき落っことしたミートボール食べたから・・・病院にしよう。」
つかさは、病院をクリックする。ちょっと処理に時間がかかったみたいだが、背景が病院に変わる。それと同時に、診察台の上でみさおが横になるシーンが表示される。
医者『食あたりでしょう。今即効性の胃腸薬を飲ませましたから、5分くらいでもとに戻りますよ。』
みさお『つかさ、悪いな、お金まで払わせちゃって。今日はもう帰って静かにしてるよ。え、家まで送ってくれるのか、ラッキー!』
「こなちゃん、みさちゃんって具合悪いんじゃなかったの?」
「性格が悪いんだよ。」
こなたが軽くあしらう。こなちゃんってこんなものを作るだけの根性があるんだからすごいなぁとつかさは毎度のように感心するが、これ自体有料配布するわけでもないから(したら犯罪である)得をするわけでもないし、なるとしたらこなたの自慰のおかずになるくらいか。
受験勉強にも役立たず、強いて言えば将来プログラミングの職業につくぐらいしか役にたたなそうな事である。
画面に表示されたのは、みさおの家。つかさは、初めて見るみさおの家を見て、思わず「庶民的」と声を出してしまった。
「こなちゃん、こんなのどうやって撮ったの?」
「下校するみさおの後ろをついていったらここにたどり着いたから、写真をパシャリ。いいねぇ、この日の暮れ具合が。」
「ほえ〜〜〜・・・。よくやるねぇ。」
『今日はごめんな、あたしが欲張ったばっかりに、許してくれよ、つかさ。』
画面に泣きべそをかくみさおの姿。これにはつかさも「かわいい」と言ってしまい、興奮しすぎてわけのわからないこなたをますます煽る。
『で、今日の病院代・・・どうやって払おうか・・・?。』
画面に表示された選択肢は、「明日学校で払ってもらう」「いいよいいよと言ってそのままにする」そして「体で払ってもらう」の3つ。
「こなちゃん、お・・・」
「体で払う!!これが最高なんだにょ!!!!」
「こなちゃんが壊れた・・・。」
つかさは、体で払うをクリック。
『え・・・本当に、それで良いのか・・・?わかったよ、好きに、してくれよ。』
そのセリフの後画面が暗くなり、みさおの体が全画面表示される。左側には、ツールバー。
このツールバーこそがこなたの一番の自信作であり、前回かがみをいじくったときは「揉む」だけだったが、今回はそれに加えて「舐める」「ツンツンする」「擦る」「甘噛みする」といったアクションが行えるようになったのだ。
前回同様、みさおの服を一枚ずつ丁寧にはがして行く。そして、みさおの白い素肌があらわになると・・・。
「つかさ、これはコツがあるから、あたしの言うとおりにしてね。」
「う、うん。」
「最初は、胸のあたりをツンツンしてから、甘噛み。そして、揉みまくるのだ。」
つかさは、言われたとおり最初は胸のあたりをツンツンする。
『つ、つかさ、そんなとこいじくるなよう、あたし、感じちゃうよぅ。』
「感じさせるのがこのゲームの醍醐味だから、しかたないよ、みさきち。」
「こなちゃん、誰に言ってるの・・・?」
その次に、甘噛みをする。
「ふぁぁ!!!つかさの体温がもろに伝わってくるゼ!。」
そして、もみもみ。
『ふ、あああっ、やぁ、うう〜ん、うはぁ・・・。』
「みさちゃん、もみもみ。」
『やはぁ・・・うぇ・・・ああん・・・。』
「もみもみ。」
『ああっ、つかさ、気持ちいいよぉ・・・。』
「つかさ、あんまりやりすぎると、それだけでいっちゃうから。そろそろ膣でも攻めよ。」
「う、うん。」
「ここはね、最初は舐めるを選択して、みさおがいきそうになったら擦るを選択、仕上げにすりすりして終わりだよ。」
「わかった。やってみるね、こなちゃん。」
つかさは、ツールバーの「舐める」ボタンをクリックする。そして、みさおから甘い蜜が垂れているところを、ドラッグする。
『うはああ!!!き、気持ちいいよぉ!!!うわぁ!ヴァー!』
「舐め舐め。」
『わぁあ!!い、いきそう、いきそう、』
「今だ、つかさ、必殺『擦る』!!!!!」
「しこしこ。」
『だ、だめぇ、あああああああああ!!!!!!!!』
画面に、白濁の液体がはりつく。画面には「GAME CLEAR」の文字。
「やったね、つかさ。一日目終了だよ。」
「うん。今日のもとっても面白かった。また今度やらせてね。」
「また今度時間あったら新しいのも作るから、楽しみにしててくれたまえ。」
「うん。」
翌日、学校で。
「みさちゃん。」
「お、柊のいもうとじゃねーか、どうしたんだ?」
「もみも・・・」
「あーたたたたたたっと!!!!みさきち、さっきあやのがよんでたよ!」
「お、サンキュー!」
とっさに、爆弾発言をしてしまいそうなつかさをこなたが取り押さえる。うう、軽率だったなぁと反省するつかさなのでした。
396 :
麦笛:2008/05/16(金) 23:38:24 ID:I+xtvd/0
以上で終了です。No.195の「萌え萌えかがみん」の続編みたいな感じです。
実は「萌え萌えかがみん」を書いた後、次はみさおをいじくろう、と決めていたのですが、あんまり間隔短くなるとつまらないので、時間をおくことにしました。
で、前回のが10作目だったので続編は20作目にしようと思い、今回投下しました。
ちなみに、30作目は何にするか決めてません。楽しんでもらえるとうれしいです。
>>396 乙です
にしても一週間で20作…だと…?
>>396 乙です。
それにしても投下ペース早いですねー
ついつい、携帯電話を買ってもらって間もなくのころのメール魔つかさを思い出してしまいますw
つかさみたいに息切れをしないようにご自愛の程を
>メール魔つかさ
あ、それ上手い例え。
まあアレです、自分のペースを早期に確立すると楽です。8割がた自戒ですがorz
400 :
42-519:2008/05/17(土) 14:42:05 ID:DFnKwqtr
誰も準備していらっしゃらなければ5分後に投稿しますね。
「二輪の花:4話」
・間話的内容
・7レス使用です。
【第4話:喫茶店の二人】
かがみはシャワーを借りた。
愛液やら、唾液やらでべとべとになった体を暖かい温水が洗い流す。
ゆたかの家でシャワーなんて借りたくもなかったが、このまま帰るわけにもいかない。
結局ゆたかに言われた通りにシャワーを浴びて、服を着る。
「9時半くらいにはお姉ちゃんが帰ってきますから、それまでには帰った方がいいですよ」
ゆたかはベッドに倒れているかがみに告げて一人ででていった。
かがみは何も言わずに、ベットに倒れこんでいた。ベットのシーツに隠れた自分の携帯を見つける。
新着メールだったはずの2件は、受信ボックスに開封済みになっていた。
メールがまた一件きていた。メールを見ると高良みゆきからだった。
「…今日、つかささんのお見舞いにいきたいんですがよろしいでしょうか」
送信日時は7時半。今更返しても仕方ないし、そのまま放って置くことにして、かがみはゆたかのアパートから出る。
ゆたかがいないのにゆいと鉢合わせするのも困るし、そうでなくても人にあいたくない。
シャワーでさっぱりした体に外気が吹き付ける。
ピー、カシャンと鍵がかかる音がする。オートロックである。このアパートがオートロック完備というわけではなく、個別につけたものだ。適切な番号を入力して左に回すと鍵が空くしかけ。
女二人だと危ないからって単身赴任中のきよたかの提案の下、オートロックがつけられた。
そんなことはどうでもいい。かがみは蹴っ飛ばしたくなる感情を抑えて、忌まわしげに一瞥して出て行った。
「ただいま」
もちろん返事はないが、それでもかがみは呟いた。安堵と歓喜に、咽かける。
「……まあ泣いていてもしかたないんだけどね」
かがみは玄関に見知らぬ靴が置かれていることに気づいた。
…まさか、泥棒? と一瞬思ったが、泥棒が律儀に玄関に靴を置かないだろうし、その靴が女物であることに気づいたころには警戒もだいぶ解いていた。
おそらく高良みゆきが着ているのだろう。メールを返さないということは了承という意味にもとれる。
つかさの部屋の前に立つとかがみは躊躇する。入ろうか、入らまいか悩んだがそれでも意を決して扉を開いた。
高良みゆきと柊つかさが二人してスースーと音をたてて寝ていた。
かがみは顔を綻ばす。起こさないように近づいて、つかさのおでこに張られた「冷えピタ」に触れる。朝かがみが張ったものだ。
もう12時間以上もたっているのに冷たい。みゆきが張ってくれたのだろうか、かがみはしばらくつかさの寝顔を見つめていた。
「…あ」
みゆきが目を覚ます。
「ああ、寝てしまいました」
ベッドに寄りかかっていた顔をあげ、あわてて眼鏡をかけなおした。かがみがいることに気づいて、狼狽する。
「や、やほ」
かがみは微妙な空気を取り繕うように苦笑し手を開いて挨拶する。
「か、かがみさん。申し訳ありません。そのメールしたのですが反応がありませんでしたので、直接かがみさんの家に寄らせていただきました」
「ううん、いいよ。つかさが入れてあげたんでしょ」
「はい」
「つかさの様子、どう?」
「結構お元気そうでしたよ。その」
「その?」
「『お姉ちゃん大丈夫かな』って心配していらっしゃいました。帰った後、つかささんにお会いにならなかったんですね」
「うん、すぐに出かける用事があったから」
確かに良心の呵責を感じずにはいられなかった。しかし過ぎ去ったことは仕方ない。
「…そうですか」
「それはそうと、何のよう? 単にお見舞い? だったらありがとうね」
みゆきは「それもあります」といった後、つかさの机に置かれているノートを持ってきてかがみに見せる。
それから微笑んで、
「今日のノートです。来月には中間テストですし、授業を休むと大変ですから」
かがみは感心する。みゆきという人間はいつもこうだ。友達が病気で休むといつもノートのコピーやお見舞いの品を持ってくる。
「うん、ありがとう」
素直にかがみは感謝の言葉を述べた。
つかさのことは心配していたし、こうした友情にけちをつけるほどひねくれていない。
「…それと、かがみさんも大丈夫ですか」
「私?」
「はい。なんだか今朝から体調の悪そうでしたから」
そんなところまで見ていたのか。
「……大丈夫。ちょっと疲れているだけだから」
「……そう、ですか」
みゆきはそれ以上は何も言わずつかさの規則的に立てる寝息を見守った。落胆の声だった。
「早く元気になってくださいね」
みゆきはいった。その言葉は二人に向けられていたことにかがみは気づかなかった。
気づく余裕などなかった。
「だからパティ、あれはまずいって」
「ナンデデスカ? 日本はモエのクニなのは平安からのジジツでーす!」
「平安?」
パティは「解説するデスヨ」と、バッグから本を取り出す。「平安貴族あばんちゅーる祭」という常人なら敬遠したくなるタイトルをつけられたそれは、表紙から烏帽子を被った男性が単を着ざった女の股間をまさぐるという、いかにもな本である。
パティは敬遠球をサヨナラヒットする新庄かのごとく嬉々としてそれを手に取りレジに並んだ。
「BLより私は百合のほうがいいッスけどね」
「これはノーマルデスヨひより」
「あ、珍しいね。パティが一般向けの本なんて」
「ワタシはモエならall okデスヨ」
「そっか。それでパティ、平安って?」
「平安時代では夜這いが主流なのデスよ! 和歌で示唆しておーけーをもらったら男の人がよなよな女性のもとに『あふ』これが平安貴族のアバンチュールデス!
あばんちゅーる! 夜這いから始まる恋のモノガタリ……それがワタシの正義デース!」
平安時代の結婚は通い婚である。現在のように婚姻届というものはない。三夜連続で夜這いをかけることをもって結婚と当時は呼んだ。
夜這いといってもたとえば女房が「この娘はすばらしい」と評判を流すこともあるし、場合によっては家族総出で男の夜這いを助けることもある。
「夜這いっスか!それもいいッスね!」
「『みなみちゃん…どうして、みなみちゃんが』、気づくとミナミはユタカのヘヤヘ』」
「『ごめん、ゆたか。もう、私我慢できなくて――』何かをいいかけるゆたかを、みなみはキスで塞ぐ。体格差を活かしてベッドに押し倒す……」
ちなみに、駅のプラットフォーム内のベンチであって喫茶店内ではない。
同じようにベンチに座っている少年Aやら女子高生Bの反応が痛い。しかし二人ともまったく意に返さない。
陵桜学園を出た後ひよりはパティにあった。その後大宮に二人で遊びに行く。大宮西口には徒歩5分程でソフマップがある。
SOGO、代々木ゼミナール、大宮ソニックシティへと続くベデストリアンデッキを通り、代ゼミで左折するとビックカメラが見える。
ビックカメラから直進するとご存知アニメイトへと続く。アニメイトはメロンブックスと隣接している。
二人はてソフマップ、ビックカメラ、アニメイトを渡り歩いた後、螺旋階段を降り、横断歩道を渡ったところにあるスターバックスに寄った。
その喫茶店でちょっとした失態を犯してしまったので、居るに居られず、二人はそそくさと喫茶店をでた。
そこから直進すること300メートル。美容院の二回に建つGAMERSに立ち寄った。
一通り商品物色し、GEMERSをでた頃にはあたりもすっかりと暗くなっていたので、そのまま大宮駅に戻った。
「『みなみちゃん、私、私もうだめだよ! ああ、あああ、あああんん!!!』」
「『まかせてゆたか。私が、リードするから』」
あああああと、二人して淫猥な声を真似る。ぎょっとして少女Aやら少年Bが視線を向ける。
「もしもし警察ですか」
そんお言葉にも気づかずに二人は
「「盛 り 上 が っ て ま い り ま し た」」
**
「…ヒヨリ」
「言わないで…」
それから状況を説明すること数十分。なんとか警察への通報は免れた二人はすっかり憔悴しきっていた。
田村ひよりの眼鏡が曇る。
「…自重しろ自重しろ私。ここはコミケでも自室でもこうちゃん先輩の部屋でもないんだから」
「ツイツイ調子にノッテシマイマシタ…」
「こんなんだから『白の騎士団♪』なんて厨二病まるだしの狂言脅迫なんてしちゃうんだよ私達」
「それはもう思い出したくナイデス。いわゆるブラックヒストリーデスヨ」
二人してorzっとうなだれる。後悔先に立たず。
「…それにしても、TPOくらいはわきまえないといけないッスね。私達は腐女子でここは一般人のすくつ(以下省略)なんだから」
「反省するデスヨ…」
「私も…」
二人はがくりと方を落としたが、その刹那パティが「あ…」と声を漏らした。
「パティ?」
「あれ…ユタカではナイデスカ?」
パティが指差した先――30メートル程先にある階段を下りていく女生徒、それは確かに小早川ゆたかだった。
ひょこひょこと小さな体を懸命に動かして一歩一歩歩いている。
「本当だ、小早川さん。こんな時間にどうしたんだろうね」
ひよりもゆたかを確認して頷く。時刻はとっくに9時を回っている。ひよりもパティももう帰宅しようと駅にいるのである。
距離が遠くてゆたかがどんな表情をしているかはわからないが、ひよりは客観的な事実としてみなみがいないことに気づいた。
この駅ではみなみと一緒のはずだ。そしてみなみとゆたかは一緒に帰ったはず。
ゆたかは私服に着替えていて、一歩一歩足早に階段を下りていた。そのせわしなさに不自然を覚える。
「小早川さー――」
なんにしても、知り合いを見つけたのだ。目があったわけではないが、声をかけないわけにはいかないと思いひよりは声を張る。しかしパティによってそれは遮られた。
「シャラーップ!!」
「ちょ パティ! なんスか!」
「ひよりの目はフシアナデスカ!」
「は、はい?」
「あの顔をミテクダサイ! あのテカテカと光っている顔デス」
「そういえば…なんだか顔が光っているような…」
パティの声も大きかったけれどね、と突っ込むのも忘れずにひよりは、気づかれないように盗み見する。
ほとんど気のせい程度ではあるが、普段の弱々しさが感じられず、どこかしら充足感に浸っているようだった。
「ツマリネ、ひより」
「つまり」
「フタリはついに一線をコエタノデスヨ、ひより!」
「……ごめん、さすがに自重するっス」
「ノリが悪いですねヒヨリは! そんなんじゃベトナムいくまえに戦争がオワッテシマイマスヨ」
「わけわかんないよ…」
「言葉をたれるときは語尾にサーをつけナサイ! アホ!」
「サーイエッサー!」
そうこうしているうちにゆたかは見えなくなる。
「ああ、また遊んでる!」
二人が正気に戻ったとき、ゆたかは既に階段を下りて、別の番線でたっていた。
こなた先輩の家ではないッスね、とひよりは思ったが特に口には出さなかった。
人には人の事情があるし、いちいち口を挟むことでもない。それに今日はさすがに眠い。
ネタ出しの作業が憂鬱だが、それについては今日の出来事が役立つとひよりは思う。
そんなことを思っていたら電車が到着する。快速で降りる駅を通り過ぎてしまうため、二人ともそれには乗らずベンチに座ったままだった。
その電車が突っ切った後、ひよりはゆたかが立っていた方向に顔をむける。すでにゆたかの姿はなかった。
「ネムイデス…ひより」
「寝たら死ぬから寝ないでねパティ」
「ああ、コンナニモ暖かいよルルーシュ…吹雪のジュータンが優しく僕を包み込んでクレル…」
「ルルーシュ! ルルーシュ!」
小声で二人は演技をしあっていた。
条件反射的に返した言葉ともに、ふとゆたかが乗っていた6番線の駅名がかかれた看板に目をやる。大宮駅とでかでかと書かれ、下に―さいたま新都心と書いてある。
これは確か大船行きの――そう私の聖地秋葉原へ通じる――京浜東北線だった。
小早川さんが?
ひよりは不思議に思いながらも、次第に演技に熱が入り、いつものように二人して某アニメの名台詞を再現し、眼鏡をてかてかと光らせた。
408 :
42-519:2008/05/17(土) 14:56:22 ID:DFnKwqtr
以上です。
やっと次でタイトルのなっている花がでてきます。
409 :
麦笛:2008/05/17(土) 15:07:57 ID:c8Ge9XPf
>>408 博学さとボキャブラリーの多さにはいつも頭が下がる思いです。GJとしか言葉が出ません。
次回に期待します。
21作目「抑えられなくて」
*注意点
★エロ有り かがみ自慰
★巻二まで 2レス
★場所:かがみの家
それでは、投下を始めます。
悔しい。その感情だけがいまのかがみを動かしている。
自分の一番大好きな人のことを思いながら、さっきからオナニーをもう10分くらいしているだろうか。
うまくいっていれば、今頃こなたと2人でこの快感を分け合っているところだった。
しかしほんの30分くらい前に、突然かかってきた電話。
「かがみん、本当にごめん、今日ひよりんとパティと秋葉原に行く急用ができちゃったから・・・。今日を逃すと手に入らないフィギュアを買いに行くから、また今度ね!」
決めたのはこなた自身。彼女がオタクであることは1にも2にもわかっている。でもそれが、ひよりとパティにこなたを、一番大好きな人をとられたようで、悔しくてたまらないのだ。
「こなた・・・こなたぁ、どうして私を選ばなかったのよぉ!!」
自然と目には涙。涙を流しながら自分の一番敏感なところを触る。もう自分をとめることができない。悔しいという感情だけが、自分の脳を支配している。
「うっ、うっ、うっ・・・。」
悔しさからくる声なのか。それとも快感から来る声なのかわからない。もし自分の部屋に今つかさやお父さんが入っていても、私は自分を止めることができないだろう。かがみはそういう自分を見失いながらの中で、自分の秘密部分を擦る。
「うっ・・・うはぁ!!?」
オナニーというのはあるポイントを過ぎると急に自分の中で何かが変わる。自然と、動かしている手が早くなる。どうして、どうしてこなたは私を選ばなかったのか。
私にはまだこなたをひきつける何かが足りなかったのかと思うと、自分を高めないといけないという思いがますます強くなってくる。
「うううっ、ああっ、あっ、あはぁっ!」
どんどん、かがみは絶頂に向かっての坂道を上ってゆく。
「こなた・・・ううっ、ああっ・・・。」
今度こなたにあったときは、絶対に私が思いっきりこなたを気持ちよくしてやる、かがこなの需要がなくったって思いっきりこなたを気持ちよくしてやるから。そういう決意が、かがみの手をいっそう早めていた。
「あっ、あっ、ああああああ!!!!!!!」
かがみは、絶頂に達した。合計時間13分・・・かがみのオナニーにしては少し長すぎるくらいの時間であった。
「はぁ、はぁ・・・。こなた、今度あったときは覚えておきなさい・・・。」
そして、数日後。
「やっほー、かがみん、この前の分も遊びに来たよー。」
「待ってたわ、今日は私の思うがままにさせてもらうわよ、こなた。」
「か、かがみ、今日はなんでそんなに女王様キャラなのかな・・・?」
「覚悟しなさい!こなた!」
「お、落ち着いて、かがみ、話せばわかる!!」
「うおりゃーー!!!」
「にょおおおおおおおおお!!!!!!!」
その後、こなたはかがみにいやというほどいかされたという。その壮絶なものたるや、こなたが動けなくなってかがみの家に泊まることになり、その上徹夜でいかされるくらいだったというから、相当なものだったのだろう。
いつだって女子高生の恨みというのはおそろしい。
412 :
麦笛:2008/05/17(土) 15:13:09 ID:c8Ge9XPf
以上で終了です。今回は外出前であまり時間が取れなかったので短めにしました。
更新ペースは、そんなに心配はしてませんが、忙しくなったらピタッととまるかもしれないので、それまでになるべく沢山書きたいと思います。
楽しんでもらえれば幸いです。
>>408 GJ
婦女子コンビの明るさがかがみの痛々しさに拍車をかけるなぁ。
つかさが本当にただの風邪だったのは安心だけど…
続き楽しみに待ってます。
>>408 いいよいいよgj!
みんなかわいいなw
>>408 GJ ! なんだけど・・・かがみ不幸になったりしないよね? それだけが心配で心配で・・・
みゆきさんはかがみの異変に気づいてるのに、こなたは気づいてないのかな?
>>412 だから、そのかが×こなを早く書いて (ry
>>408 大宮駅の京浜東北線て1番線と2番線じゃないか?
418 :
42-519:2008/05/17(土) 20:48:24 ID:DFnKwqtr
お読みいただいたかた、感想いただいたかた、ありがとうございます。
>>416 一応こなかが物ですから、最後はハッピーエンド?になると思います。
>>417 wikiみたら1,2番線でした。ごめんなさい、単純ミスです。
まとめの方で直しますね。
ふと思ったんだがここのみんなはガイドブックとか買ったのかい?
二つか三つでてたよな?こなたの方程式〜とか
>>419 入学案内書(原作のガイドブック)とこなたの方程式(アニメ版)は買った。
ゲーム版は両機種ともノータッチ。
そうかあ……。
まあ相関図みたいなのはある程度対応できるとして、
原作とアニメじゃ学園の構造がわからないから買ったほうがいいのかなって思っただけなんだけどさ
こなたたちの通学方法は、
電車→糟日部駅で乗り換え→スクールバス
で、いいんだっけか。
>418
GJ!
ゆーちゃんの歪んだ愛の描写にぞくぞくさせられますね。
続きを楽しみにしていますよ。
>>419 こなたの方程式は個人的にすごく重宝してるよ。
泉家の間取り(こなた&ゆたかの部屋は一階で、リビングが二階とか)なんかそれで初めて知ったし、
なによりアニメに出てきた服装が全て載ってるから服の描写に大助かり。
>>423 それでいいと思う。家から駅まではどうか分からないけど、
少なくとも泉家→駅からは自転車みたい?(4巻80P)
>>419 こなたの方程式と原作のガイドブックなら持ってる
いろいろ裏話が分かって面白い
かがみの携帯に電話かかってきてかがみがキレてた場面、相手がこなただと判明したり
>>425 意外にも、こなた→かがみの呼称は「かがみん」がデフォで、「たまにかがみと呼び捨てにすることも」なんて書いてあったりするんだよなぁ。
アニメ見ていなくて方程式だけ買って放置してたけど
間取りは便利だなー
しかし適当に書いていた所修正しないと
おお、聞けば聞くほど買わないわけにはあかなくなったな。
レスサンクス
そういや〜いのり姉もまつり姉も髪が短いけど、巫女服の時はどうすんだろ?
確か巫女服って、髪が長くないと着ちゃダメだとか、何かで読んだ事があるんだけど・・・
二人とも付け毛とかするんかな。
????
>>427 泉家の間取りが小さすぎて、文字が読めないのが難点だよな。
大きいのないのかなあ。
一階の突き当たりが空き部屋、という設定でSS書いたけど、あってたのやらどうやら。
>>429 こなたの方程式を見る限り、そのまんま巫女服着てるみたいだ。
433 :
麦笛:2008/05/17(土) 23:39:03 ID:rTpMEjOp
文章22 「Good bye myself」
・エロあり
・みなみ×ゆかり(みゆき母)
・巻三まで 3レス
・場所:みゆきの家/一般視点
投下しますね。
「みなみさんは、学校での評判もとてもいいんですよ。」
みゆきの家で、みゆき、ゆかり(みゆき母)、みなみの3人がテーブルを囲んで話をする。
「あら、そうなの。」
「そんな・・・そんなでもないです。」
「例えば、ゆたかさんなんかは『クールでかっこいい』とか、かがみさんとつかささんは『何でも出来て、失敗しなさそう』とか・・・。」
「そうなの?プププププ・・・。」
そのようなみなみのよい話も、学校外でのみなみのアホさをよく知っているゆかりにとっては笑い話にしかならなかった。
クールでかっこいいねぇ・・・庭で飼い犬と同じポーズをとっていたこともあるみなみちゃんがと思うと、自然に笑いが起きてくる。抑えようとしても、完全には抑えられない。こんなんじゃみなみちゃんに失礼だわ、と思っていても、笑いが止まらない。
「それとですね、こなたさんなんかは・・・。」
どんな事を言い出すのかしら。ゆかりはそう思って、みゆきの言葉に耳を傾ける。
「『みなみちゃんはゆーちゃんが寝込んだときにもよくお見舞いに来てくれるんだよ』って。」
「私、保健委員ですから。」
この一言が、後にみなみをとんでもないことに巻き込むとは、みなみは思っていなかった。みゆきが続ける。
「あ、保健委員といえばですね、こなたさんが言っていたのですが、みなみさんはHもとても上手らしいですよ。」
みなみは飲んでいたお茶をブッと吹き出す。み、みゆきさん、そんなところで私と泉先輩のHをしたことをばらさなくてもいいのに、というか、泉先輩まさか他の人にも私とエッチしたことを話してるんじゃないかしら、こんな時ってどういう言葉を言えばいいのだろう・・・。
みなみはみなみらしくないパニックに陥った。あまりの爆弾発言。みゆきさんのお母さんは笑いをこらえられず上品に笑っているし、みゆきさんも一緒になって笑っている・・・。この状況をどうすればいいのかしらと考える。どんどんみなみが小さくなっているようにも思えた。
「そんなに腕がいいのかしらねぇ。」
「こなたさんが言っているんだから間違いないと思いますよ。あまりウソはつかない方ですから。」
「それにしても、H・・・オホホホホホ。」
「ウフフフフフ。」
「・・・(この状況で私はどうすれば・・・。)」
みなみが心の中でつぶやく。だが、次のゆかりの発言で、みなみはますます追いつめられていく。
「そんなに上手いなら、一回受けてみたいわね。」
「まぁ、グッドアイディアですね。」
「・・・(うそ!?)。」
赤面して下を向くだけのみなみをよそに、二人で盛り上がる高良親子。私がみなみだったら絶対に逃げ出すところだ。
「みなみちゃん、私にしてもらえないかしら。」
「え?」
「ほんのちょっとでいいから、お願いね。」
「・・・はい。」
高良親子も躊躇しろよ、とも思うが、こういう時に断れないのがみなみである。ゆかりは来ていた服を脱ぎ、裸になる。みなみも裸になって、みゆきが見つめるもと、ベッドの上で甘い時間が流れ始める。
「(・・・胸、大きい・・・。やっぱり遺伝なのかな)。」
ゆかりの大きすぎる胸を揉み始める。ゆかりの胸は大きすぎて、こなたやゆたかの胸を揉み慣れているみなみにとっては、少々揉みづらい点があった。しかしきっちりと手のひらで、乳頭を中心に回すように揉んでゆく。
「みなみちゃん、うまいわねぇ。」
「いえ、それほどでも・・・。」
ゆっくりと
受けの気持ちも
考えて
与えるだけよ
至福の時間
みゆきが一句詠む。それは、みなみの頭の中をそのまま言葉に表しただけのような川柳であり、自然にみなみが赤面する。この親子には勝てないな・・・。いつしかみなみはそう思うようになった。
「みなみちゃん、そろそろ下の方もお願いできるかしら。」
「はい。」
体の向きを変え、ゆかりの股の割れ目にそって舌を動かす。ゆかりも少し鈍感な部分があるので、こなたやゆたかでの感じやすさに慣れているみなみにとっては、永遠かと思えるくらいの長いHになった。
「いうぁっ!!みなみちゃん、いいわよ、その調子・・・。」
「・・・。」
ペロ、ペロ・・・と舐めるたびに、淫らな音が鼓膜を震わせる。みゆきに見られていると思うと、ますます恥ずかしくなる。幼なじみの母親とこんな事をするなんて、つい数十分前までは思ってもいなかったのに・・・。
「はぁ!!うう!!あうう!!いいわ、いいわよ!」
「はむ・・・ううん・・・。ペロ・・・んー。」
「みなみちゃん、ああっ!本当に上手いわ、最高ね。」
「あむ・・・くぅ・・・。」
「あ、いいわ、みなみちゃん、いくかも、ああっ!!!」
「あむぅぅ・・・れろ・・・れろ・・・。」
「うううあああああああああああああああ!!!!!!!!!」
ゆかりのそこから、白濁の液体が勢いよく飛び出してくる。みなみはそれをもろにかぶり、飲んでしまう。どうやらゆかりは絶頂を迎えたらしく、激しく喘いでいる。みゆきがティッシュやタオルをもってきて、みなみを拭く。
「みなみさん、ごめんなさいね、こんなにぬらしてしまって。」
「いえ、裸ですから・・・。」
「それにしても、うふふ、お母様がこんなに沢山出してしまうなんて、やっぱりみなみさんは腕がいいのですね。」
「そんな・・・。」
「シーツを取り替えますから、いったん降りて下さいね。あ、疲れが取れてからで構いませんから。」
「私・・・。」
何かを言いかけて止める。私って、なんという人間なのだろう、ゆたかやひよりの前ではクールでかっこいい女性で、裏ではこんな淫乱なことをやってしまっているなんて・・・。いけないことだとわかっていても、周りで人が見ていなかったらやってしまうなんて・・・。
「み、みなみちゃん・・・。」
「なんです、か?」
「とってもよかったわよ。さっき、私は普段のみなみちゃんと違うみなみちゃん・・・お庭で犬と同じポーズをとっていたみなみちゃんを想像していたんだけど、私が誤解していたとわかったの。みなみちゃんは素直でいい子なのよね・・・。」
違う、私は・・・。
そんな苦悩の中で、みなみは苦しむどころか、自分自身を見失うのを楽しんだ。本当の自分ってどこにいるんだろう、と。
完
437 :
麦笛:2008/05/17(土) 23:51:53 ID:rTpMEjOp
以上です。この後みなみがどうなったかはご想像にお任せします。
かがこなは次回お楽しみに。
こなた受け分が不足してきた!
>>439 同感だな
こな☆フェチとか
こな☆フェチとか
こな☆フェチとか
あ、ぶーわ氏のTSものでもいいな
>>372 亀レスだけど柊4姉妹が好きな私には最高の作品でした。
可能ならば是非続編を希望します。
かがみ&まつりの仕返しとかw
442 :
麦笛:2008/05/18(日) 02:08:16 ID:G9WYfEDs
文章23 「思うがまま」
・エロあり
・かがみ×こなた
・巻四まで 4レス
・場所:かがみの家/一般視点
では、投下しますね。
かがみがこなたと遊ぶ約束をドタキャンされた数日後、かがみはこなたを家に呼んだ。もちろん、前回の借りを返すために。
「やっほー、かがみん、この前の分も遊びに来たよー。」
玄関先で、こなたが大きな声を出す。家にはつかさがいるだけだが、今は料理作りで台所にこもっているからあんまり関係ない。
「待ってたわ。こなた。今日は私の思うがままにさせてもらうから。」
この言葉に深い意味を含んでいることをこなたは知っていた。私はかがみの嫁。かがみの親友以上の関係。ドタキャンという行為でそんな関係の人を怒らせたら、どうなるかは誰にだってわかる。
「な、なんで今日はそんなに女王様キャラなのかね、かがみん。」
「覚悟しなさい、こなた!!」
完全に私の言ったことを無視している、とこなたは危機感を強めた。かがみの「覚悟しなさい」は、相当の覚悟を必要とする。かがみん、こわいよ〜と内心引きつりながら、とりあえず自分の出来ることは、と探してみる。ない。
「お、落ち着いて、話せばわかる・・・!!!!」
「まぁ、とりあえずは私の部屋に行きましょ。」
行きたくないなぁと思いながら、階段を一歩一歩登り始める。この先には一体何があるのか、という恐怖心。そして、何をされるのだろうという大きな不安。足が重い。つらい。ただそれだけ。
かがみの部屋にはいると、こなたは逃げられないように部屋の奧側に通される。
「行くわよ、こなた!うおりゃーー!!!!!!」
「にょおおおおおおお!!!!!!」
前振りもなしに、突然かがみがこなたに襲いかかる。こなたの服をあっという間に脱がし、こなたの秘部を激しく擦りあげる。
こなたの下には、洗面器。かがみは、これでこなたがどのくらいの精液を出すのかを計ろうというのだ。といっても一回目以降はどんどん量が減っていくので、最初の数回が肝心となる。
「か、かがみぃ、激しすぎるよぉ、もっとゆっくりやってくれないと、私すぐいっちゃうよぉ・・・。」
「ふん、だれのせいでこの前私は無駄な時間を過ごす羽目になってしまったのかしら?」
「ごめん、かがみぃ、パティ達のにどうしても断れなくて・・・にゃっ!?」
「そんな言い訳は聞きたくないわ。」
かがみがいっそう手を早める。こなたの表情があっという間に変わってゆく。目がトロンとし、腕はガクンと力無く床に「落ちている」だけの状態。
頬は紅潮し、口は半開きになって熱い息が口から漏れる。かがみは本気だ・・・そうこなたに思わせるだけの激しさがかがみの動きにはあった。
「あっ、ああっ、ふぁ、にょおお・・・。」
「どう、気持ちいいでしょ、こなた。人にやってもらうのは。」
「き・・・きもちい・・・あっ、ちゃぁ・・・。」
「自分でやるよりよっぽど気持ちいいわよね。」
「か、かがみは・・・気持ちいい・・・。」
訳のわからない言葉が口から出てくる。こなたの絶頂はもうすぐそこだと感じたかがみは、ゆっくり、しかし力強くこなたの一番敏感なところをピンポイントで刺激する。
「くぁ、はぁ・・・あああっ、いくっ、いくぅ!!!!!!!!」
ビュビュッとこなたの股の割れ目から精液が飛び出す。こなたはぐったりするが、かがみがまだまだ、というように、こなたのそこを攻め続ける。
「かがみぃ・・・いま・・いったばかりなのに・・・。」
「言ったでしょ、今日は私の思うがままにさともせてもらうって。」
「そんなぁ・・・。」
かがみは、執拗な攻めを続ける。いくら時間が経とうとも、何回こなたがいっても。
「あ・・・あっ、うっく・・・。」
「かわいいわ、こなた・・・。」
「ひゃ・・・うう・・・ああ・・・。」
「言っとくけど、これはあんたのためにやっているんじゃないんだからね・・・!私があんたとやりたいだけなんだから・・・。」
「萌・・・え・・・。」
「ほう、そんなことをまだ考える余裕があるのね。」
「え?」
「そんなことを考える余裕がないくらいまでいかせてあげるわ!!!」
「にゃ、にゃああああ!!!」
もうこなたにほとんど意識がない。途切れ途切れである。最初の絶頂から3時間。未だ続けている2人に、つかさがお菓子を焼いて持ってきた。
「お姉ちゃん、こなちゃ・・・こなちゃん?」
「大丈夫よ、つかさ。こなたは今いったばっかりだから。」
「ふーん。こなちゃん、あんまり顔色よくないね。」
「いったばかりだからよ。」
「じゃ、このクッキーとショコラ、ここにおいとくね。」
「サンキュー、つかさ。」
つかさが出ていくと、またかがみはこなたを攻め始める。洗面器には3分の2くらい、こなたの出した精液が入っている。もうこなたが絶頂を迎えても、精液はほとんどでない。
ビクッと跳ねて、崩れ落ちて、そのまんま。かがみは途中つかさのクッキーをつまみながらも、こなたを攻め続ける。
そんなことをしていて5時間経過。だんだんあたりが暗くなってくる。この辺で休憩でも挟もうかしら、と思ったかがみは、ぐったりして動かないこなたから離れる。服を着て、下の階に降りる。
もうただおもみきも帰宅していて、みんなで食事をする用意をする。かがみはそれを横目で見ながら、電話へと向かう。こなたの父、そうじろうに電話をかけるためだ。
「03の、○○○○っと・・・。」
しばらくすると、受話器の向こうでそうじろうの声がする。かがみは、こなたが今日こちらに泊まりたいといっていること、だから晩ご飯もそちらで済まして下さい、ということを伝える。
実際こなたは泊まりたいなどとは言っていないが、消費エネルギーからして、自力で帰るのは無理だろうと判断したためだ。
「さて、これで明日までは一緒だからね。こなた。」
食事を済ませ、こなたのもとへ。こなたは少し回復したのか、空腹感を訴える。簡単なジュースとつかさのお菓子をこなたにあげると、それをおいしそうに食べ始めた。
「ねぇ・・・かがみん。」
「何よ。」
「・・・本当に、ごめんね。」
「今更謝ったって遅いわよ。」
「わかってる。だって、私はかがみの嫁だもん。」
力無く笑顔を見せるこなたを見ると、胸がキュンとする。やりすぎたのかなぁと思うが、いやいや、あのときの孤独感は忘れてはいけないと気を新たにする。
夜10時。だいぶ回復したが、まだこなたは横たわっている。
「こなた、眠いんじゃないの?」
「かがみにいかされすぎて、興奮状態で眠れなさそうなのだよ。」
「じゃ、寝かせないわよ。」
「へ?」
「覚悟!」
「ふぉおおおおお!!!!!!」
かがみは、再度こなたを攻める。お風呂なんか入れさせない。私のそばにいてくれるだけでいい。ただ、それだけ。
「ふ、あああっ、やぁ、うう〜ん、うはぁ・・・。」
「これだけいかされても感じるのね。」
「かがみんが相手だもん・・・。ああ・・・。」
「かわいいやつ。」
「ツンデレかがみん、萌え〜・・・。」
夜はますます更けてゆく。もうかがみの家はみんな寝静まっている。だが、かがみとこなただけは別。
午後3時。こなたの膣が、炎症を起こし始めた。かがみにいじられすぎて、擦り傷みたいになってしまったらしい。
「そうね・・。」
攻めるポイントを、膣からアナルへと移す。しずかに横たわっていただけのこなたの体が、再び活力を取り戻す。身をよじらせ、残り少ない余力でかがみの攻めに耐える。
「こなた、どうかしら?」
「かがみ、もう終わりにしてよ・・・。」
「あと少しだから我慢しなさい。」
「ううう・・・かがみぃ・・・。」
とうとうこなたは泣き始めた。泣かれると、途端に自分が悪者みたいにみえてしまうもので、かがみもこれにはぐらっときた。
時計を見ると、4時半。段々空が明るくなってくる。このままだと、明日こなたが帰るのにも支障が出るかもしれない。そう思ったかがみは、苦渋の決断をした。
「わかったわかった。じゃあ今日はおわりにしよう、ね、こなた。眠いでしょ?私のベッド使う?・・・て、もう寝てるのね。早いやつ。ふぁ〜あ、私も寝ようかな。」
スースー寝息をたてるこなたの横に、かがみは寄り添った。もちろん服など着ていない。数え切れないほど絶頂を迎えたこなたと、そこへ誘ったかがみ。この二人に、服など必要なかった。
―――翌朝。
「お姉ちゃん、朝だよぉ・・・お、お姉ちゃん、なんで裸なの?」
「・・・つ、つかさ?」
「もしかしてお姉ちゃん達、あの後もずっとやりつづけたの?」
時計を見ると、10時。5時間半寝たからいいほうかな。かがみはそう思って、重い体を起こす。服を着替え、朝食を取りに行こうとする。
「そうだ、こなた・・・。」
その存在を思い出し、こなたを起こそうとする。
「こなた、起きなさいよ、こなた。」
「ん・・・かがみん?」
「朝ご飯よ。あんたの分もあるから、ほら、いこ。」
「か、かがみん・・・。」
「何?」
「体が、動かないよ・・・。」
「ちょっと、やりすぎたかしら。まあいいわ。朝食はこっちに持ってきてあげるから、一緒に食べよ。」
「ありがとう、かがみん・・・。さすが私の嫁。」
「誰がだ。」
結局、この日一日こなたの体が動くことはなく、もう一泊泊まる羽目になったという。こなたは、もう二度とドタキャンはしないぞ、と誓ったのであった(当たり前か)。
447 :
麦笛:2008/05/18(日) 02:14:04 ID:G9WYfEDs
以上です。今回は文章21「抑えられなくて」の続編です。
もしも自分が上の文のこなただったら、間違いなく心室細動を起こしているだろうなぁという感じ。
楽しんでいただければうれしいです。
>>437 時に、麦笛氏の書くみゆきさんはこなたを「こなたさん」と呼ぶんだな。
本編では「泉さん」だけど、何か伏線だったりするんだろうか……?
他に投下者が居なければ、5分後に投下開始致します。
「Lucky☆Stars!」
・非エロ
・(強いて言えば)こなた&ゆたか?
・本編7レス+後書き1レス
・某PCゲーム(タイトルからお察し下さい)ネタバレあり
・初書きなのでお目汚し申し訳ありません
→「いい」
「よくない」
「う〜むむむ…」
PCの画面の前で、私は柄にも無く腕組みをして唸っていた。
画面に映し出されているのは、ゲームのとある選択肢。
…夏に18禁版が出るという事で、積みゲー状態だったオリジナル版を
消化しちゃおうと思い立ってプレイして最後のシナリオまで辿り着いたんだけど…
「個別シナリオの出来が今までと比べて少し見劣りしてたからちょっとガックシしてたけど…
やっぱメインライターさんの『引退作品』だからか、このシナリオは凄かったなぁ…」
主人公を含めた男の子4人と、その中の兄貴分の妹を入れた5人の幼馴染グループ。
だけど、メインヒロインである兄貴分の妹は極度の対人恐怖症になってしまい
兄貴分も完全に自分の殻に閉じこもってしまっていた。そんな中で主人公は
何とかしてもう一度5人一緒に遊べるようにと懸命に努力し、ついにそれを実現させる。
…そんな矢先に兄貴分から聞かされた「世界の秘密」。
修学旅行でのバス転落事故で生き残った主人公とメインヒロインを「強くする」ために
作り上げられた「虚構世界」だという事を聞かされ、消え行く3人の思いを汲んで
事故現場から逃げる事で何とか生き延びる事が出来た主人公とメインヒロイン。
2人で生きる事を決意した姿の後に、兄貴分のものと思しき満足げな言葉が出て…
冒頭の選択肢へと続いていくという状況なのである。
「友情かぁ…」
机に突っ伏す姿勢でPCの画面を見ながら、ふと呟く。
このゲームの主人公達程の長い付き合いではないけれど…
あたしとかがみ達、ゆーちゃんとみなみちゃん達…そして少し前から
本格的に友達と言える仲になったと思えるみさきちと峰岸さん。
この10人の友情だって、決して負けてはいないと私は思っている。
でも…
もしもかがみ達が、あたしを助ける為に自分を犠牲にするとしたらあたしはそれを受け入れられるだろうか?
かがみ達がいなかったら、あたしの人生は物凄くつまらない物になってしまう事は想像に難くない。
だけど、かがみ達の思いを無視して自分の命を捨てる事がかがみ達の為になるとも到底思えない。
じゃあ、どうすれば…?
そんな事をぼんやりと考えているうちに、あたしはそのまま机の上で眠ってしまった。
2.
「ん…」
目が覚めて最初に目に飛び込んできたのは、見慣れない天井だった。
顔を左に向けると、点滴の管が見える。
少しづつはっきりしてくる意識の中で、あたしは記憶を遡っていく。
―桜藤祭でのチアダンス無事成功を祝っての、10人+黒井先生での小旅行。
―その時に乗ったバスが急カーブを曲がり切れずに、崖下に転落。
―幸運にも軽症で済んだ黒井先生が、近くにいたあたしとゆーちゃんを救出してくれた。
―事故現場から離れた場所に運んでもらい、再び救出に向かおうとする黒井先生。
―それと同時に聞こえた、爆発音。
「あ…お姉ちゃん、起きたんだ」
ゆーちゃんの声に、あたしは思考を中断させて反対側を向く。
「ゆーちゃん…怪我は?」
「私は、そんなに怪我してなかったみたい」
「そっか…」
「お姉ちゃん、凄く長く寝てたから…心配だったんだよ」
「ごめんね、ゆーちゃん…心配させちゃって」
「ううん、謝らなくていいよ。無事だったんだから…」
私の詫びの言葉に、ゆーちゃんは頭を振ってそう返した。
「お姉ちゃん」
「何?」
「お姉ちゃんが起きる前に、黒井先生とお話したんだ」
「うん」
「他のみんなはどうだったんですかって、聞いたんだ」
「…何て言ってたの?」
「…何も言わなかった」
「…そっか」
ゆーちゃんの言葉と、記憶の中の爆発音が重なる。
そして…あたしは、一つの決意をする。
「ゆーちゃん」
「何? お姉ちゃん」
「あたしは、ゆーちゃんを守って生きるよ」
「え…? いきなり、どうしたの?」
「決意表明…かな」
ゆーちゃんは戸惑っていたけど、あたしは言葉を続けた。
「何が起こっても、あたしはゆーちゃんの傍に居る」
「どんな事があっても、ゆーちゃんの手を引いていく」
「だから、安心していいよ…ゆーちゃん」
さっきの言葉通りに、決意を込めて。
しっかり伝えようと、丁寧に告げた。
「お姉ちゃんなら…いいな」
「お姉ちゃんがいれば、私はこれからも生きていけると思うよ」
「だから…いなくなっちゃ、やだよ?」
「うん、約束するよ」
「だから…強く生きよう、二人で」
「…うん」
ゆーちゃんは小さな声で、だけどしっかりとした返事を返した。
「ねえ、お姉ちゃん」
「どったの? ゆーちゃん」
「…ベッドに入っていい? 一緒に寝たいんだ」
「お安い御用だよ、さぁさぁ入って来たまへー」
まだ完全ではないけれど、いつもの調子に近付けてあたしは言葉を返した。
「…ん」
ふと目が覚めると、病室は闇に包まれていた。
(長いこと寝てたって、ゆーちゃん言ってたしなぁ…)
そんな事を思いつつ、私は隣にいるゆーちゃんに目を向けた。
「…くすん…」
(ゆーちゃん、泣いてるの…?)
「…みなみちゃぁん…会いたいよぅ…寂しいよぅ…」
(…やっぱり、辛いんだね…ゆーちゃん)
そんなゆーちゃんの声を聞いているうちに、
あたしの脳裏にも大事な友人の姿が浮かんで来る。
(かがみ…)
ついついからかって、ムキになっていた姿。
体重が増えては凹んで泣いていた姿。
何だかんだ文句を言いながらも、呆れる事なくあたしに付き合ってくれていた姿。
(…うっ)
そんなかがみの姿を思い浮かべているうちに、あたしも涙が込み上げて来る。
隣にいるゆーちゃんの存在が、何とか声を上げて泣く事をこらえさせたけど。
涙はどうしようもなく溢れてきて、あたしは声を殺して一人で泣いていた。
(ふぐ…っ…ううっ…かがみ…かがみぃ…)
『二人で強く生きる』―その決意が揺れた訳ではないけれど。
ゆい姉さんやお父さん、黒井先生もいるけれど。
換えのきかない友人達を一度に失った悲しみを、今更ながらに強く感じてしまって。
涙に暮れながら、私の意識は再び闇に落ちていった。
『いいのよね…これで…』
「…よくないよっ!」
叫び声を上げながら、ガバッという擬音が見事に合いそうな体勢であたしは目を覚ました。
「あ…れ?」
間の抜けた声を上げながら、周りをキョロキョロと数度見渡し…PCの画面へと、目線を移す。
そこに移っていたのは、眠ってしまう前と同じ選択肢の画面。
「…」
その画面を見ながら、あたしはさっきまで見ていた夢を思い返す。
…友人達の思いが、2人を強くして生き残らせるためだとしても。
…換えのきかない友人達を失って生きる事に、意味があるとは思えない。
…例えどんなに困難であったとしても、全員が共に生きる道を選ぶべきだ。
頬を伝っていた涙を手で拭い。
しっかりと画面に向き合う姿勢で椅子に座り直し。
さっき跳ね起きた時に机から落ちたマウスを拾って。
「いい」
→「よくない」
あたしは、困難なれど全員が共に生きる道を選んだ。
最後のエピソードである、主人公の心情風景を経て。
場面は再び、バスの転落事故現場へと移っていた。
「さすがにここまで来てバッドエンドじゃ泣くに泣けないし…攻略サイト見るか」
そう言いながらエクスプローラを立ち上げ、攻略サイトを検索する。
フローチャートをいちいち見返すのは手間なので、携帯に
正解の選択肢をメモして画面を再びゲームに切り替える。
緊迫感溢れるBGMに思わず緊張しながらも。
何度も何度も携帯の画面を見て正解の選択肢を選んで。
全員が無事に帰還するエピローグへと、辿り着いた。
トゥルーエンドで流れる、OPテーマの別バージョン。
音の感じや歌詞の一部分が異なっているだけなんだけど、
暖かさや希望が物凄く溢れた…全くの別物と言っていいものになっていた。
「あ…」
スタッフロールが終わり、タイトル画面に戻る。
小さい頃の主人公達だったのが、エピローグの最後に
全員で向かった海に変わっていたのを見て…
驚きと嬉しさの混じった、短い声を上げていた。
「よし、善は急げだ」
そう言いながら携帯を再び手にし、かがみに電話をかける。
「もしもし、かがみー? おはよー」
「こなた? どうしたの、休みにしては早いじゃない」
「ん、たまにはこういう事もあるのだよー」
「明日雨が降らなきゃいいけどね…それで、何の用?」
「ねーねー、かがみとつかさ今日暇かな?」
「そうね、あたしもつかさも特に用事はないけど…」
「じゃー海行こうよ、海ー」
「まだ夏には早いじゃないのよ」
「いやいや、別に泳ぎにって訳じゃないから問題ないのだよー」
「…またアニメかゲームに影響されたってのか?」
「うむ、その通り」
「堂々と言うなよ…まぁいいわ、付き合ってあげるわよ」
「ありがとーかがみん♪ あ、悪いけどみさきちと峰岸さんにも連絡とってくれないかな?」
「日下部と峰岸も? 珍しいわね…まぁ一応電話してみるけど、都合悪いかもしれないわよ」
「まぁとにかく連絡お願いねー、じゃみゆきさんにも電話するから切るねー」
「わかったわ、集合場所とか時間とか決まったらまた電話しなさいよ」
「らじゃったー、そんじゃまたねー」
ピッ
「さて次はみゆきさん…の前にゆーちゃんの都合聞いてみなみちゃんに電話してもらおうか、
その後はひよりんとパティにも電話しなきゃだし…忙しくなるぞ〜!!」
-END-
458 :
45-450:2008/05/18(日) 04:38:29 ID:zmazx0SY
…皆様、お目汚し失礼致しました m(_ _)m
4スレ目の「小さなてのひら」を読んで感動したのと
「3年生の6人と1年生の4人を合わせたらちょうどリトルバスターズと同じ
10人になるジャマイカ」という思い付きとリトバスへの感動が混じって
書き上げてみましたが…色々未熟でしょうな、歴戦の書き手に比べますと。
それでもずっと「書きたい」と思っていたものを書けたので満足しました、
では再び名無しに戻りまして皆様の素晴らしい作品を読ませて頂きます。
>>447 麦笛氏は女性?偏見かもしれないけど、えっちぃの書きやすそうでいいなぁ……
>>458 最初は『苦手ジャンルかな』と思って避けてましたが、読んでみたらすごく感動しました!GJです!
実際に夢の中のこなた・ゆーちゃんと同じ境遇になったら……自分は間違いなく死を選ぶな……
GJ
元ネタ作品を知らなくても楽しめるように作られているのにもGJ
しかし(鬱ぎらいな人は以下スルー)
この後海に行く交通手段がバスでこなたの夢は死亡フラグ
…っていうバッドエンドでこなたが夢の夢から目を覚ます
というありがちな続きが浮かんでしまった自分
尤も、ゆい+ななこの車なら選択肢のないバッドエンド直行シナリオですけれど
462 :
18-490:2008/05/18(日) 07:33:05 ID:K6IOgoHy
>>458 元ネタ知らない俺ですが、分かりやすくて楽しめました!!!GJです。
さて、お久しぶりです。
投下するタイミングがいつも掴めずに投下出来てなかったヘタレな18-490です。
朝で人が少ない今がチャンス!ということで投下させていただきます。
タイトル『鳴り響く雷鳴』
ゆたか→こなた
若干シリアス
非エロ
5レスお借りします。
463 :
鳴り響く雷鳴:2008/05/18(日) 07:34:15 ID:K6IOgoHy
「お姉ちゃん」
聞き慣れた声が私の背中の方から聞こえた。
ヘッドフォンをしてたのにその声が聞こえたってことは結構大きな声で私を呼んだんだろう。
途中からほぼ無意識でクリックしてたらしく画面には見覚えのない選択肢が映っていて、あとからロードしなおさなきゃ、なんて考えながら私は足を少し捻ってイスごと後ろを向く。
誰だろうなんて思考はなかった。
この家には私を除いて2人しかいないし、私をお姉ちゃんと呼ぶ人は1人しかいないんだし。
「どったの?ゆーちゃん」
さっきチラッと見た時計は真夜中を少し過ぎていて、いつもこの時間にはゆーちゃんは寝てるはずだから少し驚いた。
ヘッドフォンが音漏れしててうるさかったかな、なんて考えてが頭を掠めたけどそんなに音量を上げてたわけじゃないし。
「ゆーちゃ…」
気分でも悪い?と聞こうとして呼んだ名前が不完全に止められた。
いや、正確には私が続けられなかった。
目の前のゆーちゃんが肩を震わせて俯くように立っていたから。
落ちてる前髪で表情は見えないけど小さく震えるピンク色の髪の間から確かに透明な液体が見えた。
「ど、どうしたの?」
ホントに気分が悪くなったのかもしれない、というかそれしか考えられなくて慌ててゆーちゃんに駆け寄る。
震えてる肩に手を置くとゆーちゃんがビクッと反応した。
「どっか痛い?」
とりあえず立たせたままじゃダメだとゆーちゃんの手をとってゆっくりとベッドに座らせる。
ひっく、と泣いてるせいで上手く呼吸ができないのか肩を上下に動かしながら涙を手で拭いているゆーちゃん。
お父さんに言った方がいいかな、と背中を擦っていた手を止めて立ち上がろうとするとクイッと袖を引っ張られた。
力はそんなに強くなかったけど、予想外の行動に左足に全体重がかかって倒れそうになる。
「ゆ、ゆーちゃん?」
「私、お姉ちゃんが好きなの」
へ……?
早口で言われたその言葉にセレクトボタンを押したみたいに時間が止まった。
「えっ…ゆ、ゆーちゃん?」
そういえばさっきから私はゆーちゃんとしか言ってない気がする。
いや、そんなことはどうでもいいんだけど。
464 :
鳴り響く雷鳴:2008/05/18(日) 07:35:39 ID:K6IOgoHy
状況が飲み込めてない頭の中には『これなんてギャルゲ?』とか『急展開!』とかいう文字が左から右に流れている。
こんな時でもネタに走る私は冷静なのかそれとも混乱しているのか。
ともかく落ち着かなきゃと小さく唾を飲み込むと、さっきよりも強い力で袖を引っ張られた。
左足にますます負荷がかかっていく。
「…………」
なんて言ったらいいのか分からなくて、まだ整理されてない頭では「どうしよう」という言葉がブラクラを踏んだみたいに大量発生している。
何か言わなきゃって思ってるのに声が出ない。
ギャルゲだとどんな選択肢あるんだっけ。『俺も好きだった』とか『ごめん、他に気になる子がいるんだ』とか?
って、どれもこの状況で言える言葉じゃない。
というか、ゆーちゃんはどんな意味で言ったんだろう。
姉として、従姉妹としての好意――な訳はないか。
だったらもっと私の知ってる可愛い笑顔で言うだろうし、なにより泣きながら言うことじゃない。
「お姉、ちゃんは…」
立ち位置が立ち位置なだけにゆーちゃんの顔を見えないけど少し落ち着ついたのかゆっくりと口を開いた。
「かがみ先輩が、好きなの?」
「…………っ!!!」
なんで。
どうしてここでかがみがでてくるの?
そう言おうと反射的に後ろを向くと、ゆーちゃんが俯いていた顔を上げた。
哀しそうな、でもなぜか嬉しそうな笑顔を私に向けて。
もう涙は出てないみたいだけど、明るいブラウンの瞳に映っている私の表情は見えない。
「なん、で…」
混乱と疑問のせいで声がうまく出せない。
結局出たのはこの3文字。それだってなんとか声帯を震わせた程度の小さな疑問。
「やっぱり」
と、いつも私やみなみちゃんに向ける笑顔を浮かべてゆーちゃんが楽しそう言う。
「お姉ちゃんはかがみ先輩が好きなんでしょ?」
「ちがっ…」
だからなんで?なんで今かがみが出てくるのさ。
明らかに動揺しているのに、それを気付かれまいとグッと掴まれていない方の指に力を入れる。
爪が食い込んで痛いけど、少し頭が冷えてきた気がした。
「か、かがみは関係ないじゃん」
「うそ」
間髪入れずに某アニメの鉈少女のように言い張るゆーちゃんにグッと息がつまる。
今日のゆーちゃんはおかしい。
いや、今の私もおかしい。
これでもないってくらい緊張している。こんなに緊張したこと今まであったっけ。テストだって受験だって緊張しないことが売りだったのになぁ、私。
465 :
鳴り響く雷鳴:2008/05/18(日) 07:37:18 ID:K6IOgoHy
「…嘘じゃ、ないよ」
「じゃあ嫌い?」
「き、嫌いなわけないじゃん!!」
思った以上に大きな声が出てしまって、慌てて口を塞ぐ。
お父さんに聞こえてしまっただろうか。
え、なんで?
なんでお父さんに聞かれたくないの?
明らかにピンチなのに、誰かここに来て空気を変えて欲しいのに。
なんで私は口を塞いだんだろう。
「私お姉ちゃんが好き」
さっきと同じ言葉を綴られて思わず息を飲む。
さっきと違うのは、ゆーちゃんが泣いていないこととその瞳から逃げられない私。
袖を掴んでいたゆーちゃんの左手がゆっくり離されて、私の指に触れてくる。
冷たい。
ゆーちゃんから伝わる指の冷たさが私の体温を奪うように指を絡めてくる。
冷たいのに、こんなこと絶対有り得ないのに、体が動かない。
「お姉ちゃんが、好き」
噛み締めるように震えるゆーちゃんがどこか遠くに感じた。
「私は……」
何か言いたいのに、全く言葉が見つからない。
かがみならこういう時なんて言うのかな。
かがみならこういう時どんな風に…
さっきからゆーちゃんに言われてるせいなのか、目の前にはゆーちゃんしかいないのに、何故か私の脳裏にはかがみが映っていた。
466 :
鳴り響く雷鳴:2008/05/18(日) 07:39:43 ID:K6IOgoHy
どうしよう、とか。言うことはいっぱいあるのに。
助けてとかがみに助けを求めている自分に苦笑する。
『かがみ先輩は関係ないんでしょ』
現実ではないゆーちゃんの声が聞こえる。
そうだよ、かがみは関係ない。
これは私とゆーちゃんの問題で、かがみは関係ない。
『ホントにそうなの?』
私はどうすればいい?
私はなにをすればいい?
『かがみ先輩の事好きじゃないの?』
好きだよ、だけど…ゆーちゃんが私に寄せる好意じゃない!!初めてできた大事な親友だから。
『柊かがみ』
いつの間にかゆーちゃんの声が私の声に重なっていた。
あぁ、これはきっと私の理性なんだ。
理性と話が出来るなんて人生で1回あるかないかくらいだね、きっと。
『かがみ』
うるさい。
『かがみ』
かがみがなんなんだ。
『かがみ』
もう私の声しか聞こえない頭の中でこの言葉がエフェクトがかかったみたいに反芻してる。
うるさい。自分の声なのに酷く耳障りで、なのに心臓が掴まれたように痛い。
「こなたお姉ちゃん」
着ていたロンTの胸ぐらを自分で掴む。
ゆーちゃんが呼んでる。
「かがみ先輩はね」
かがみは?
「つかさ先輩が好きなんだよ」
その言葉が何故かナイフを突き刺さされたように胸をついて。
私の思考はそこで途切れた。
467 :
18-490:2008/05/18(日) 07:43:05 ID:K6IOgoHy
以上です。
5レス→4レスでしたorz
一応続きます。
読んで下さった皆さん、ありがとうございます。
うわっ
リアルタイムで5レス目待っていたら
なんという生殺し!
469 :
19-04:2008/05/18(日) 08:53:36 ID:muOo4zSp
俺も投下しちゃいます。前回の退行催眠ネタが詰まったので新しいのをつくりました。
注釈
・6スレほど使います
・TSモノ(?)
・前編は非エロ
こんな感じですかね。
(?)は最後まで読めばわかるはずです。
「おはよー、みゆき」
「あ、お姉ちゃん」
「おはようございます。かがみさん」
いつもの通り、隣の2―Eに入ると、早くに登校してるみゆきに挨拶。癖っ毛なのだろう、ピンクの長い髪がうねりをあげている。
隣には、双子の妹のつかさがいる。頭の上の黄色いリボンのようなカチューシャが自身の動きに合わせてゆらゆら揺れる。
アイツは……やっぱりまだ来てないのね。いつも通りか……
「おはよー」
お、来たわね。
まったく……こいつがいなきゃ、始まらないじゃない。
「おはようございます、泉さん」
「おはよー、こな君」
「おはよ、こなた」
私達の目の前にいる男子制服を着た人間は泉こなた。
いつもとおなじ、ふくらはぎあたりまで伸びた青く長い髪。そのてっぺんから髪の毛が一本だけ『みょん』と伸びている。
私の友達の一人であり、私達グループの中で唯一の『男子』である。見た目は女の子にしか見えないが……ちゃんと男子制服を着ているし、男子なのだろう。
どうやって友達になったんだっけ……
あ、そうだ。外国人に襲われてるつかさを助けてくれたのが始まりだっけ。
「こな君、また寝不足?」
「目の下のくまがすごいですよ」
「いやぁ、昨日は2時くらいまでネトゲしてたから……ふぁぁ……」
その点では感謝してるけど……まさか典型的なオタクだとは思ってもみなかったわね。
深夜アニメはリアルタイムで見、ビデオを録るくせにDVDもしっかり買う。
マンガとか貸してくれた時は『気にしないで、それは貸し出し用だから』とか言ってたし……あと何用があるかなんて怖くて聞けないわよ……
「泉ー、これ」
「ふおお!!」
その場から脱兎のごとく部屋の隅っこまで逃げ出すこなた。顔は真っ赤で、息も絶え絶え。
実はこなたは、男でありながら『男性恐怖症』という、ちょっと(かなり?)変わった男の子。
ちなみに今話し掛けてきたのは1年からずっと同じクラスという男子だ。
「おいおい、もう一年と3ヶ月だぜ? いい加減慣れてくれよ〜」
「はー……はー……ご、ごめん……」
「ほらよ。カバンの口が開いてたぜ」
「あ……ありがとう……」
視線を下げながら、男子から筆箱を受け取る。
顔が真っ赤だし……見る人によっては誤解されかねないぞ?
「はぁ……どーしてもダメだ……」
「じきに慣れますよ」
「そーだよ。私達ともすぐに友達になれたんだから」
「うん……そうだね」
まったく……大丈夫かしら?
大学とか行ったら誰かにいじめられるんじゃないか心配だわ。
「そっそれより、明日から夏休みだよね。せっかくだし、みんなでどこか行こうよ」
「あ、いいね!」
「確かに、みんなで遠くにお出かけしたことがありませんでしたからね」
お出かけ、ねぇ……
たまに思う。こいつらは、『こなたを男として見てないんじゃないか』って。
遠くにお出かけって……それってつまりちょっとしたデートじゃないっ!
こ、こなたとデートなんて……そんなの……////
「あれ、かがみ顔赤いよ? ボクなんか変なこと言った?」
あ〜もうっ! なんで高校生にもなって『ボク』なのよ! 可愛くて仕方ないじゃない!!
「そ、そう? ちょっと、暑くってね……」
「じ〜……」
う、疑いの目線……
だからそういうのはやめてってば! 襲いたくなっちゃうから!!
「じゃあさ、海は? 今もお姉ちゃん暑いみたいだし、これからもっと暑くなるよ?」
「お、いいね!!」
「海ですか……そういえば、最近泳いでませんでしたね。泳ぎは苦手ですが……」
ほっ……つかさ、ナイス。
とりあえず、こなたの呪縛からは解き放たれたわ……
「車は任せといて。従姉のねーさんとか黒井先生に頼むから!」
なんで海くらいではしゃいでるのよ。
ほんっと、こうして見ると小学生の女の子にしか見えないわね。
……なんで私はこんな男を好きになったのかしら……
「なあ、泉……」
「なんですか? 黒井先生」
「『アレ』、まだ言わへんのか?」
「ああ……まだ、心の準備ができてなくて……」
「ちゃんと高校生のうちに言うんやで? そうでなくても、お前は……」
「はい……認めたくはないですけど……」
夏休み三日目。黒井先生と、こなたの従姉の成実さんが車を運転してくれたおかげで、その日のうちにちゃんと海についたけど……
「……もう、日ぃ沈んどるやんか……」
「ですね……」
交通安全課の警察官なのに暴走した成実さん、免許は持ってるけどペーパドライバーな黒井先生のおかげで、着いた時はもう陽が沈んでたわ……
うぷ、気持ち悪い……よく、交通安全課をクビにならないな……
「しゃーない、今日は泊まろか」
「有給休暇だから、もう1日くらいならゆっくりできるし。焦らなくても大丈夫でしょ!」
最大の元凶が何を言う……
などとツッコむわけにもいかず、私達は旅館へと向かった。
が……またもトラブルが。
「え……一部屋しか予約できてない!?」
「すみません、こちらの手違いで……。他の部屋はすべて埋まっているので、どうかご了承ください」
男子がいるってのに同じ部屋で過ごすの!?
し、ししし、しかも想い人と同じ部屋……///
「仕方ないね。お姉ちゃん、こな君、行こう」
「大部屋を予約していたのが何よりの救いですね」
だ〜か〜ら〜! なんであんたらはそんな冷静でいられるのよ!?
あれか!? あんたらの中ではこなたは女の子として処理されてるのか!?
「かがみ、早く行こうよ〜」
……こなた、頼むからそんな困り果てた目で私を見上げないでくれ。袖口をくいくいと引っ張るな。本気でリミッター解除発動しそうだから。
理性という名のリミッターを強引に留め直し、私達は部屋にやってきた。
六人が寝泊まりするには充分な広さだ。これなら大丈夫かしら……
「う〜ん、広いね〜!」
「はい。これなら六人でも大丈夫ですね」
「早速ご飯にしようよ。お腹ペコペコ〜!」
「いや、それはゆいねーさんが暴走したから……」
成実さんの暴言にたじろぎながら、とりあえず食堂へと移動。
豪華な食事を頂き、部屋に戻ってから雑談やカードゲームで盛り上がって……時計はもう8時を差していた。
「おや、もうこんな時間かいな。ほな風呂行こか」
黒井先生はおもむろに立ち上がって自分のバッグに手を突っ込む。
私達もカードゲームをやめ、着替えの準備をする。この旅館の売りは大浴場にあるらしい。
「……あれ?」
つかさの間の抜けた声で振り向いて、私も気が付いた。
こなたがお風呂の準備を一切していないのだ。持ってきた携帯ゲーム機をやっている。
「こな君、お風呂入らないの?」
「う、うん。だってここ、大浴場しかないじゃん」
あ、なるほど……
失礼、5スレだった
「あんた、確か男性恐怖症だったわよね。男ばっかりの大浴場は無理なのね」
「うん……そういうコト。だからみんな、行ってらっしゃい」
足をパタパタと上下に動かしながらゲームへと意識を集中させるこなた。
仕方がないので、こなたを抜いた私達は大浴場へ向かう。
売りというわりには、なかなか普通の大浴場だった。
「ん……」
ふと、夜中に目が覚めた。
辺りはまだ真っ暗、私以外に起きてる人はいな……
「ふぅ……やっとみんな寝たか……」
薄目を開けて声のした方向を見ると、布団から身体を起こすこなたの姿が目に入った。
立ち上がって、そのままの格好で部屋を後にする。
気になった私は、こっそりこなたの後をついていった。
物陰に隠れながらこなたがどこに向かうか覗くと……
「……え……?」
こなたは、大浴場の女湯に入っていった。
まさか、覗き!? ……いや待て、誰もいない大浴場に入るってことも……女湯なら男が入ることはないし、こなたって女の子っぽいし……
と、とにかく! 知り合いの男子が女湯に入ってるんだ。引き止めないと!!
私は女湯と書かれたのれんを押し退け、脱衣場に飛び込んだ。
「こなた!! あんたなに女湯なん、か……に……?」
あり得ない光景が、目の前に広がっていた。
私の突然の乱入に驚くこなたの前にあるカゴには、さっきまでこなたが着ていたパジャマと小さな『ブラジャー』が入っている。
こなた自身はというと、すでに上半身は裸。『男子よりは大きい』小ぶりの胸がとても綺麗だった。
そして……下半身。こなたが穿いていた『ショーツ』は膝元まで下がっていて――
こなたの股間に、『男子なら必ずあるもの』が存在していなかった。
475 :
19-04:2008/05/18(日) 09:04:47 ID:muOo4zSp
後半に続きます。
後半は普通にエロくなりますので、そのつもりで。
やっばこなた受けが一番ですね。
攻めの方が普段は弱気のゆーちゃんやつかさだったら……最高です
476 :
kt:2008/05/18(日) 09:53:30 ID:orcLLYFK
どうも
ktです
それでは
「鼻血)ry会5.8☆鼻血少女の思惑」
投下してもよろしいでしょうか?
・8レス
・前々作「鼻血)ry会5.5☆さんぽびより」の続きで、
鼻血)ry会5.1と5.5でみゆきさんは何を思って行動
していたか?という話です
・みゆきさん視点(黒みゆき注意)
・オリキャラ注意
・妄想屋(仮名)氏・7-896氏に感謝です!
では、どうぞ
「高良ちゃん、少し話があるんだけど…いいかな?」
最初この人、、峰岸さんにそう言われた時、私は分からなかった
私が何かしたのだろうか、と
鼻血)ry会5.8☆鼻血少女の思惑
そう考えましたが…あるわけがない
だって今まで接て…失礼しました、交流がなかったのですから
「峰岸さん、話とはいったい何でしょうか?」
と私は問う
「ええ、私を…私を模したヒューマノイドを造ってくれないかな?」
このお…峰岸さんが何を言ってるかよく分からなかった
ヒューマノイドを造るのは非常にお金と時間がかかるもの
…それを軽い気持ちで言ってるような気がするからだ
『あやのさんを模した…ですか?』
ほら、うぃきつーも戸惑ってますし
「訳を詳しく聞かせてください」
―
やっぱり…
「…い、色々考えたんだけど、、さ3Pなら刺激的なのかな、、、と」
…案の定アレな理由ですね、、彼氏がいない私へのあてつけでしょうか?
まぁそんな理由でヒューマノイド製造なんて出来るわけが…いえ私のことは置いておいてください
『い、いいですか?あ、あなt』
そうです、うぃきつー!もっと言いなさい
「人のそういう感情は素晴らしいモノだと私は思うな、、結構考えていたんでしょう?峰岸さん?」
「『お母さま!』」
いつの間にか、部屋にお母様がいた…本当に神出鬼没ですね…お母様は…
と、そうこうしてる間にとんとん拍子に新型ヒューマノイドの製造が決まってしまったのです
「どうして…あんな依頼を…」
私はお母さまに尋ねた
…ただでさえ学校が桜藤祭で忙しくなりそうなこの時期に
間違いなく1週間で終わりそうにない仕事をぶつけて来るなんて、と
「…形がどうあれ、、女の子が一つ先の世界に飛びこもうとしてるのを見逃せないでしょ?」
「でも…」
「ほら、女の子が1人の女になろうとしてるんじゃない、、それにあの子…伸びるわよ?」
お母さまの哲学?…でしょうか?は私には理解出来なかった
そして何で…どこでうぃきつーは弱みを、、まぁ内容はだいたい想像できていますが
パティさんの電話や、あの8日間の記憶の喪失、からみて十中八九マスターベーションでしょう
…それは別にいい、その進化は予測範囲内だったからだ
まぁ色々とうぃきつーのフォルダに仕込んでおきましたし、しない方が不自然というものです
問題は〔誰が〕〔それ〕をお母さまに知らせたか…
これも検討はついています、おおかたV:Aでしょう
…あれ自分が面白い事が好きですし、あれがお母さまに報告したに違いない
……私も以前家でシテいた時にあれにバラされましたので、、
今では こなたさんがいらっしゃる時の学校でする と決めているのです
まぁこれは高良家の他の人間にもヒューマノイドにも言ってないことですが
―
そして1週間後、それは出来た
…まぁほぼお母さまが造ったのですが
我々スタッフも交代で作業していらっしゃるのに
……誰もお母さまの寝ているところを見ていないのはどういうことなんだろう…?
―
高良家、地下にて
「これが新型…<TRMS-S02>、ですか」
「ええそうよ、ああ、みゆきはS02の終盤の作業に参加してなかったのよね?」
「ええ、、まぁ…」
しかし、、うつくしい…まるで天使が―…ああそうでしたこれ峰岸さんの顔なんでした
「明日、峰岸さんに来てもらうよう電話したから〜」
「…仕事が早いですねお母さま」
そういえば大事な事を聞くのを忘れていた
「名前はもう決まったんですか?」
「ああ〜名前は峰岸さんに決めてもらおうと思って…ほらみゆきセンス無いし」
なんですと!
私も色々考えていたのに…みねとか、あーりゃんとか…ぎぃ子とか…
「………カメラは付けるんですか?」
「付けないわよ?、他人のセックスを観るのもどうかと思うしね」
じゃあ何でうぃきつーには…―と言いかけましたが…あれ私が推奨したんでしたっけ…
「そういえば最後に「再生機能を設置する」と言っていましたがあれは…」
「ああ〜、、設置したわよ、処女膜を再生するだけじゃなく、腕や足など部品を紛失した時に
自動で再生される機能なの、修復に時間はかかるんだけどね」
…どうやったらそんな機能が造れるんだろう…と思いながら私は前を見る
目の前にあったそれをみて私は懐かしくなった
「…懐かしいですね、、お母さま」
「うん?」
「ほら、あれですよ」
私は目の前のそれを指差す
そこにあったのは<TRX-X>という名称のヒューマノイド
<T-R0 あきつー>以前に造られた試作ヒューマノイドだ
「あの頃は喋らせるだけでも苦労してましたよね」
「そうねぇ…動きもカクカクだったわよねぇ…」
「…たった数年でここまでのモノが造れるようになったのはあの人のおかげね」
「…そうですね」
「まだ動くんですかね?」
「確か今はスリープモードに入ってるはずよ?」
「…話が脱線しましたね、まぁ、その…私が話を振ったんですけど」
「あ、そうだったわね…そうねぇ、、後は緊急時強制服従機能を組み込んで、と
さぁ、起動させるわよ」
ザ…ザザーっ!という音と共にS02が起動する
『ン・ッ・・・コ・コ・、・ハ・・・』
「お早う、S02。ここは高良家、私たちの家よ」
起動したてのヒューマノイドにそんなことを言っても分からないような気がしますが…
「まず、ひらがな機能に変換しなさい」
「・・・ヒ・ラ・ガ・ナ・?・・・ア・ァ・ー・…あ・ァ・ー……あ・ぁー…あぁー」
「よろしい、それじゃあ―…」
お母さまのS02の教育は続いている、それを邪魔してはいけない
と思いつつも私は疑問をお母さまにぶつけてみる
「あの、お母さま?」
「ん〜?なぁに?」
「その…性行為等の知識はいったい…どこで?」
「それは私たち夫婦のデータを反映させたわ」
まぁ、、、流石というか…なんというか…
―
3時間後、私は<TRMS-S02>を自分の部屋に連れて行った、もちろん寝る部屋じゃない方だ
…まぁあそこには01がいますし…おっと、話が脱線しましたね
『え、と、、はじめまして』
「ええ、はじめまして」
私は疑問をぶつけてみた
「生まれてすぐに処女喪失ということを自分ではどのように思っているのですか?」
…3時間も立っていて、お母さまに教育されているのだ、OSはもう自立しているだろう
『う〜ん…うれしいですっ…かな?』
「うれ…しい?」
一瞬何を言っているんだこのガ…ヒューマノイドは?と私は思った
『だって、高良家のお姉さまたちよりはやくこんなたいけんができるんだものっ』
と笑って言うS02
「…いわゆるこなたさんが言うエロゲー等とは違うんですよ?」
『知ってます、、だからいいんじゃないですかっ…けっかは分からないんですし、
それにさいせい機能もありますし』
…あぁ、この子私がき…苦手なタイプだ、、
しかし私にあるアイディアが生まれた
…ちょっと待ってください、、、このシリーズを量産して販売し始めたら
とんでもない利益になるとみました!…フフ……
お母さま?そういうことですか?フフフフフ…
―
今日の放課後、我が家に峰岸さんが来て…S02に<きみどり>と言う名を与え、家に連れて帰った
そして私も下準備としてこなたさんや日下部さんを呼び出したりしてる間に日は変わり…
―そして峰岸さん決行の日
……もう始めていらっしゃる時間でしょうか?
私は時計を確認する
あきつーが『どした?彼氏でもできたの?…な訳ないよなw』
と言いやが…言っていたので緊急時強制服従機能を使って
“今日1日ずっと直立不動でいるように”という指令を出しました
…それにしてもおかしいですね…V:Aはこういうことを好みそうなのに
朝から全然音沙汰がない、、まぁ反応しないならそれでいいのですが
―
ずっと時計を見続けるわけにもいかない、と思い
きみどりの性能を確かめたい…といいますか……要するに出歯亀しようと日下部さん家
を目指してうぃきつーとブロッサムを引き連れて外に出た訳ですが…
『…それでなんで私たちを巻き込むんですか?』
なぜかうぃきつーは不満そうですね、、まぁ理由を説明すれば納得してくれるでしょう
「それはもちろんうぃきつーに日下部さん家を探してもらうためです、それで駄目だった
時の保険としてブロッサムも連れて行くということですが…何か?」
『…もう従うしか道はないみたいやな』
『……ですね』
「さぁ、いざ前進です!」
まぁそれで駄目でも緊急時強制服従機能を使って命令すればいいのですし
…まぁ最終手段ですが
ふふ、、さぁ見せてもらいm…んん?!、こ、これは…
『みゆきお姉さま、、どうかしたんですか?急に立ち止まって…』
「こ!こ、こっちの方角からこなたさんのにおいが…ッ!!」
『あの…みさおさんの家は……』
「そんなの後に決まっているでしょうっ!?!」
その言葉と共にみゆきはその方向へと走り出す
『…………』
『…うぃきつー、もう諦めたほうが楽やで』
『…そうみたいですね』
私達は黙々と歩いている
そしてついに!ついに!!目の前
…と言っても遠くの方にですが青い髪とあのアホ毛が見えました!!
『……まさか本当にいらっしゃるとは思いませんでした』
『…ああ、おいらもや』
ああ、ああ!あぁあぁぁぁぁ!!
なんて今日はいい日なんでしょう!?こなたさんに会えるなんて!?
…隣になにかいますけど
「こんにちは〜!みゆきさん、うーたん、ブっちん!」
そうこうしている間にこなたさんが私たちに挨拶をしました
「あら、偶然ですね!こなたさん」
さりげない挨拶をしたつもりですが…どうなんでしょう?
『お早うございます、こなたさん、みさおさん』
うぃきつーも挨拶をする
…それにしても…―こなたさんかわいいです、、部屋にも同じようなのがいますが
やっっぱり本物がいいですよね!!、、それにしてもこなたさんかわいいです…
食べてしまいたいくらい…―おっと!鼻血が…ふがっ、、しかしこなたさんかわいいです
かわいい!かわいい!!ああかわいい!!!かわいいかわいいかわいいかわいいかわいい
かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい
と思っていた時になんと何を思ったのか日下部さんがあのビ…峰岸さんに電話をかけるらしい
そして日下部さんは何度も電話をかけなおしているみたいです…出るわけが無いだろう
と思っていた、その時
「お!あやのか〜?」
これは…!
「うぃきつー!集音機能を!」
『…………分かりました』
「え!?、なっ…」
「? どーかしたのか?」
「な、、、なんでも…ない、、よ?」
…どうやら本当に真っ最中だったらしい
うぃきつーのスピーカーからは吐息や〔ぴちゃ…ぴちゃ…〕という音や擦れる音が聞こえ
それをうぃきつーは顔を真赤にして聞いている
「お兄さんは…今、、手が離せなくて…っぁ」
…それにしても…ふふふ、、、凄い!エロいです!
あ、やばっ鼻血が…だばだばだばだばだばだばだばだば
そうこうしていると隣から頭の煙と共に『その間 わずか2秒!!』という声が聞こえてきた
「1人は電話中、1人は鼻血の海にのまれてる…、1人は発煙中…何このフリーダム…」
『青っ子、おいらもそう思う』
「…まさか犬と同意見だとは思わなかったヨ」
☆
そして私達はこなたさんたちと別れたのだった
「さて、私達も帰りましょうか!」
『『え!?』』
うぃきつーとブロッサムは鳩が豆鉄砲をくらったようなような顔をしている
…何か変な事を言ったのでしょうか、私は
「何か不満でも?」
『…いえ……不満とかではなく…日下部さんの家は…』
「こなたさんに会えたのでそれだけでもう満足です!
さぁ帰りましょう!!今すぐ帰りましょう!!」
『……理不尽だ』
『…もう割り切った方がええと思うで』
―そして、月曜日
PM16:57
高良家にて
「今夜はきみどりの処女喪失&引越し記念です!盛大に盛り上がりましょう!!」
『…こーゆーのを体験するとあたしの時はどうなるんだというか
…プライバシーってものはないのかね、、まったく』
『…ですね、、、で、大大姉さん…なんでさっきから立ったままなんですか?』
『…―緊急時強制服従機能を使われてさぁ…今日1日動けないんだわ…』
『…………』
『だからさ、食べ物持ってきてくれない?』
『……』
「ささ!お母さまも!」
みゆきはグラスにお酒をついだ
「悪いわねぇ、みゆき」
「…ところでお母さま?」
「ん、なあに?」
「このシリーズ、製品化するんですよね?」
「…赤字になるじゃない、無駄よ」
「 な ん で す と 」
どたんっ!
『お母さま…なんでみゆきお姉さまは床で寝ているんですか?しんぱてぃには理解できません…』
「しんぱてぃ、これは気絶というものよ?」
『そーなのかぁ…』
『まったく…人使いが荒いというかなんというか…』
うぃきつーは愚痴りながらもあきつーのための食事を運んでいた
『どうぞ、召し上がってください』
『お、ありがと〜!、、、口まで運んでくれると嬉しいんだけどな〜』
『…あれは、、、』
『お〜い?聞いてる?』
うぃきつーはパーティに参加していないヒューマノイドに気付きその場を離れた
『ちょ…最後まで……誰か〜しんぱてぃでも、もえでもいいからさぁ…』
『じゃあおいらが運べばいいんやな?』
『ちょ…あんた犬じゃ!口移しは止めっ…アーッ!』
うぃきつーはそのヒューマノイドに近づき話しかける
『祝わないんですか、もえさん』
もえと呼ばれたヒューマノイド、その姿形は小早川ゆたかそっくりである
『…あなた、私が一番嫌いなモノ知ってるよね?』
『ええ、まぁ』
『じゃあ、さ、私に話しかけないでよ♪』
もえはその言葉を発し玄関へと向かっていく途中で振り向き、喋った
『…それとさ、名前を〔さくら〕に変えたっていってるでしょ?』
『分かりました、、、どこに行くんですか?』
『最近ねー、いい玩具を見つけたの♪、遊びがいがあって…あともう少しでクリア出来そうでさっ♪』
もえ…―さくらは笑みを浮かべる
『…さくらさん、、それはまさか…み―』
「うぃきつー!来なさい!今夜は飲みますよーーー!こないとどうなるかぁ―」
『…っ、、、今いきます』
こうして高良家は夜を迎える…―この数時間後に起こることは、今はまだ・誰も・知らない
ありがとうございました
しかしまぁ、、みゆきさんの黒いこと黒いこと…
ちなみにみゆきさんがこなたのことを「こなたさん」と呼んでるのは
こな☆フェチの影響ってことで…って今更ですねこれ
次回は「鼻血)ry会4.5☆高良家に行こう!1」の裏であった出来事を投下します
そう、途中であったみなみとゆたか絡みのやつです
って4.5みれなくなってますね!?、作者別保管所(40)からは見れるようですけど…
…自分で治そうにもどうやったらいいか分からないです…うう…
ふたみゆの続きはもうちっとかかるです…
みなさん激しくぐっじょぶなのです。
準備される方がいないようでしたら投下させて頂きます。
「破局の足音」
こなた&ゆたか
※注意事項
・一話完結もの
・非エロ(微エロ)
・シリアス、ダーク
・5レス使用
お昼休みに入ってすぐに、あまり話をしたことがないクラスメイトが声をかけてきた。
「泉さん。1年の小早川さんが呼んでいるわよ」
「あ、ありがと」
鞄から弁当箱を取り出した時に、リボンをつけた少女と目があって慌てて逸らす。
「こなちゃん…… 」
「ごめん。つかさ」
私は、辛そうに顔を歪める少女から目を逸らして立ちあがった。
「泉さん…… 」
捨てられた子犬ような眼差しから逃れて、数歩も進まないうちに、
物憂げな表情をしたみゆきさんに声をかけられる。
頼むから連続攻撃は勘弁して欲しい。
「ごめんね。みゆきさん」
「泉さん。お願いですから、待ってください」
みゆきさんは瞼に涙を潤ませながら、真摯な表情で私を見つめてくる。はっきりいって反則だ。
「だから…… ごめん」
私は、みゆきさんの制止を振り切って、なんとか教室から逃れ出る。
「こなたお姉ちゃん」
背後の扉を閉めると、廊下の端で待っていた、女の子がほっとしたような表情に変わる。
「ごめんなさい。教室まで押しかけちゃって」
「ううん。いいよ」
私は、傍らに佇む少女の髪をぽんぽんと叩くと、小さな掌を握り締めて歩き出した。
「やっぱり、3年生のいる階は緊張するかな? 」
「みんな大きな人ばかりだから」
「それは私も同じだよ」
「くすっ」
全てを魅了するような微笑みをゆーちゃんは浮かべた。
廊下を真ん中辺りまで進んだところで、ツインテールの少女が前に立ちはだかる。ラスボスだ。
「こなた。どこにいくのよ」
「いや、ちょっとお昼をね」
「ふうん」
かがみは軽く息を吐くと、私の隣にいる少女を、全ての元凶を見るかのように睨み付けた。
「ゆたかちゃん。どこまでこなたをたぶらかせれば気が済むの? 」
「そんなっ、私はっ! 」
いきなり激しく非難されたゆーちゃんがひどく動揺してたじろく。
「無垢なフリして、とんでもない女狐なんだから」
かがみの瞳は、ゆーちゃんに対する敵意に染まっている。
「こなた、アンタもアンタよ」
いつにも増して機嫌がよろしくないようで、私にも非難の言葉を向けてくる。
「ねえ、こなた。ゆたかちゃんがそんなに大事? 」
私の後ろにかくれた少女が制服の袖をつかんだ。細かい震えが伝わってくる。
「かがみは、私の嫁だよ」
冷や汗をたらしながら、私は、はぐらかす。
「そんなこと、分かっているわよ」
しかし、かがみは頬を紅く染めながらも、あっさりと頷いてしまう。
いつの間にツンデレを返上したのだろうか?
「だからこそ、私の『オムコさん』についた、悪い虫は追い払わないといけないわ」
「あ、あの。悪い虫って私のことでしょうか? 」
私の背後に隠れていたゆーちゃんが、恐る恐るといった感じで反論する。
「あんた以外に誰がいるのよ」
「いくら先輩だからといっても、そんな言い方はないと思います」
「なんですって!? 」
かがみが激発した。
只ならぬ雰囲気を感じとったのか、廊下に出ていた生徒達が立ち止まる。
「かがみ。お願いだから…… ここではやめてよ」
私は、目前に迫った破局から逃れるように言うと、ゆーちゃんの手をひきながら、
前を塞いでいる少女の脇を強引に通りぬける。
「ちょっと、こなた。待ちなさい! 」
「ごめん。かがみ」
私は辛うじて謝罪の言葉を口にすると、俯きながら前に進む。
廊下の角を曲がり、階段を降りたところでようやく深い溜息をついた。
「ごめんなさい。こなたお姉ちゃん」
ゆーちゃんは、蚊の鳴くような声を出した。
「ううん。気にしなくていいよ」
「でも、私のせいで、お姉ちゃんが…… 」
既に泣き出しそうな顔になっている。
「だから、気にしないで」
私が強く言うと、ゆーちゃんは押し黙った。
私は、ゆーちゃんの掌の温度だけを感じながら無言で歩き続け、目的地である空き教室に入った。
初夏の日差しが眩いくらいに部屋に差し込み、運動場からは生徒達の喚声が聞こえてくる。
「落ちついた? 」
私は、お弁当箱を机の上に置きながら、あどけない顔をした少女を見つめる。
「うん。もう大丈夫だよ。こなたお姉ちゃん」
声に力が戻ってきたことを確認してから、私は、柔かい頬に掌をあてた。
「あんまり、かがみのことは気にしないでいいよ」
「でも…… 」
「かがみは大切な親友だけど、愛しているのはゆーちゃんだから」
「こなたお姉ちゃん…… 」
私は、身体を寄せてくる華奢な雛鳥を包み込むように、優しく抱きしめた。
高校に入ってから、かがみ、つかさ、みゆきさんという、とても仲の良い友達ができた。
しかし、私がゆーちゃんの告白に応じて、付き合い始めたことによって、
彼女達と安定的な関係を維持することが難しくなってきた。
身体は二つに割ることはできないから、ゆーちゃんと付き合いつつ、
かがみ達と一緒にいることができない。
お昼休みの度に教室を抜け出す私に不審を覚えた、かがみの厳しい追求によって、
ゆーちゃんとの関係はあっさりと知られてしまった。
つかさやみゆきさんは、とても哀しそうに見つめてくる。
かがみは露骨にゆーちゃんに敵意をみせる。
日々悪化していく状況に、焦燥感を募らせながらも、私はどうすることもできないでいた。
二人だけの食事を終えると、昨日と同じようにゆーちゃんが身体を寄せてくる。
「こなたお姉ちゃん…… キスして」
ゆーちゃんは瞼を閉じて、唇を心持ち上に向ける。
「うん。いいよ」
私は、羞恥に震える少女の首の後ろに手を回して、ゆっくりと唇を重ねた。
「ん…… んくぅ」
微かな吐息にくすぐったさを覚えながら、私は、少しづつ唇を動かしていく。
ゆーちゃんの唇は、とても柔かくて弾力性があって滑らかだ。
「ん、んんっ」
触れるだけのキスを堪能してから、私は、ゆっくりとゆーちゃんの唇をこじ開ける。
「んんっ! 」
くぐもった悲鳴があがり、少女の身体が大きく震えた。
「くちゅ…… ぐちゅ…… 」
舌で口の中を掻き回す度に、くちゃくちゃと唾液がはねる音が卑猥に聞こえる。
「ん、んくぅ…… んあっ」
ゆーちゃんの可愛らしい喘ぎ声が断続的に響く。
私はもっと深くゆーちゃんを貪りたくて、頬の内側の粘膜や、歯茎を執拗に舐め取っていく。
「くちゅ、…… んくっ…… んんっ! 」
ゆーちゃんも懸命に舌端を伸ばして、私の愛撫を受けとめる。
鼓動の速度が増し、身体の芯が熱くなる。
しかし――
「ぷはっ」
私は、何かを断ち切るように、ゆーちゃんから離れる。
「お、おねえちゃん!? 」
強引にキスを中断されたゆーちゃんは、きょとんとした顔で私を見つめている。
「これ以上は…… ヤバイから」
いくら空き教室とはいえ、今は昼休みだ。
何時、知らない人が教室に入ってくるか分からない。
私は、辛うじて理性を呼び戻すことができたことに安堵しながらも、
思考の冷静な部分は、警鐘を鳴らし続けている。
触れるだけのキスから、ディープなキスに進んでも満足できない。
次は、もっと過激な事をしなければならない。
「ゆーちゃん。キス、上手くなったね」
心の動揺を隠すために、敢えて軽い口調で言う。
「こなたお姉ちゃんが教えてくれたから…… 」
羞恥に顔を赤らめる姿はやっぱりいじらしい。
「ゆーちゃんの事が好きだから」
「私もこなたお姉ちゃんのことが大好き! こなたお姉ちゃんさえ傍にいれば何もいらない! 」
「ありがと。ゆーちゃん」
素直で純粋すぎるゆーちゃんの想いを、拒絶することは絶対にありえない。
私は、迫り来る破局の足音を確かに聞きながら、壊れそうなくらいに華奢な身体を強く抱きしめた。
(終)
ひ、一晩たって覗いてみたらなんというSSラッシュw
感想がおいつかんww
読んでくれた方、ありがとうございました。
久しぶりに書きましたが、指が思う様に動きませんでした。
個人的には、こなたとゆたかの関係は、どうしようもなく切ないものに思えてしまいます。
では。
>こなたとゆたかの関係は、どうしようもなく切ないものに思えてしまいます。
こなた「当然だよね〜、ツンデレ機能搭載の難攻不落の牙城を
何とかしない限り泥沼120%だからね、この組み合わせは(=ω=.)」
かがみ「人を障壁みたいに言うなっ!;;;;;」
こなた「突っ込みながら、最近の流れに涙が止まらないかがみ萌えww」
かがみ「うるさーーーーーい!!!」
みなみ「……私も……いる……;;;」
ゆたか「どうしたのみなみちゃん??」
496 :
23-49:2008/05/18(日) 16:44:36 ID:uDSAcsZb
>>496 拝読しました
日曜日の午後の少し寂しい時間を癒してくれるお話でした
GJ、そしてお疲れ様です
あとこのスレのことになりますが、
ちょっと早めに次スレを立てたほうがよいでしょうか
480KBまであと7KBですが、すぐに埋まってしまいそうですので
>>467 ギャー !? 切なくなりそうな予感
血を見る展開だけはやめてね
>>475 TSものと思いきや、そう来ましたか !
後半エロいそうで、wktkしながら待ってます
>>486 なんじゃこりゃw GJ !
もう一つのも待ってるよ
>>496 GJ !
この作品大好きなんだ ! 「誕生日当日編」ということは、続きの続編があるんだよね?
期待しまくってるから必ず戻ってきてくれ !
>>496 む、かがみも決意を固めましたか。
こなかが編も、楽しみにお待ちしてます。
>>494 むう……こなたの回り流れる陰鬱さ。
誰もが幸せになれればいいんですけどねえ。
>>496 誕生会編完結乙でした
あやのの動かし方がいいなぁ…
そして、かがみのこれからにも期待
>467
GJ!
動揺するこなたをじりじりと追い詰めていく、ゆーちゃんの描写にぞくぞくしました。
ゆーちゃんの控えめな性格と、彼女に対するこなたの遠慮が、
二人の関係を憂鬱なものにしているのかもしれませんね。
続きを激しく期待しております。
>475
ぐっじょぶ!
TSと思いきや!?
とても意外な展開に、驚かされました。
後半を楽しみにして待っていますよ。
>>432 >>438 レスサンクスした
柊四姉妹を主役にして退魔モノを書こうかと思って、ふと気になったものだから・・・由緒ある神社だし
そういやつかさも髪短いネ
麦笛ちょっとしつこい。
まるで荒らしも同然みたいだぞ。
今回のスレはうざい奴の投下ですごい嫌だった。
>504
ここはマナーを守れば、SSの投下は自由だ。
>>504 気に入らなければNGしとけばよろし
俺みたいに
これだけ粗製濫造されたら
ネタだけを消化していって他の作者が書けない様に
荒らしてるのかもと勘ぐりたくもなりますね
禁止されてなければ違反じゃないというなら
マナーを守っているには違いないですけれど
保管庫の作者ページにも人柄が表れていますね
高速製造するのはいいけど、もっとキャラを掴んでから書いて欲しいと思うところはあるな。
あと言うなら、女から精液は出ないよ…… ってのと、チェリーの名前くらい覚えてあげてください…… ってとこだな。
というか、男女の違いをよくわかっていないんじゃないかとか
なんだかヘンリー・ダーガーに近い物を感じる
ここの住人は優しいね
私ごときが投下したのもちゃんと批評や感想くれる
たまにまとめの方でもコメントくれたりして嬉しくて頑張って続きを考えたり
ただキャラを自分の作品を見てもらうための道具にするのは嫌だなぁ
愛無しに設定だけ借りるってのはこの板に限らずたくさん見てきたけど
らき☆すた好きな人が集まって楽しくやれるようにふいんき良く進めようよ
前からなるだろうとは思ってたけど一人が叩いた瞬間急に叩きラッシュワロタw
さりげなく
>>397-399あたりで注意してたんだけどね
まあこれ以上スレが荒れるのもなんだし嫌な人は507方針で
そういう話はせめて次スレ立ってからにしません?
VIPとかで自分でスレ立てればむすぶえ氏は喜ばれるタイプだと思う
書きながらスレ進行させる感じで
いやいや、次スレ立つ前に解決すべきだろう
書くのが楽しいのはわかるし、数より質を優先しろとは言わない
…でも最低限の質くらいは保つべきじゃないか?
あと、ここは色々な人がSSを書く場であるわけだから、特定の人ばかりが投下するのは避けるべき事態だと思う
最後に、投下スピードが速すぎて読むのが追いつかないという事態に陥ったりした。これは流石に問題だと思う
ゴメン、俺の言い方が悪くてこんな流れになってしまって…
このスレで、皆でSSを持ち寄ってGJし合ったり、突っ込み合ったり、小ネタいいながら進行してるのがずっと好きだったんだけど、
今日やっと今スレに追いついて見てたら、息付く間もなくどんどん同じ人間に投下されてて、腹立たしくなってしまった。
投下ペースや頼み事について、ルールは守っててもマナーのことで気になってしまって…
スレの雰囲気悪くしちゃって本当にごめんよorz
書く方だけではなくて読む方も楽しめるかという配慮ができない
作者に多くを求めてもねえ
発表の場所を借りているというなんて考えもできないみたいだし
ほめ殺しされてたのにも気づかなかったのか
まあ、こんな話題は某氏の書評騒ぎ以来だよ
今まで黙っていたけど、誰かが言ったら「おれもおれも」と言い出す流れが気に入らない。
投下されたSSに対する感想は少ないのに、特定の作者叩きにはいそしむ姿にはとても賛成できん。
>>522 まあ確かにこの流れは良いとは思わないが、SSに対する感想の量は、SS自体の質と投下されたタイミングによる物だろう。
SSの投下が早くて感想書く暇がなかったのもあるだろうな
>>522 逆に考えて見てはいかがでしょうか
今までこれだけ多くの人間に我慢を強いてきたんだって
スレの雰囲気が悪くなれば感想を書く気も失せるんじゃないかな
こういう流れの何が嫌かって、他の職人さんたち、特に今スレに投下した人までが
「自分も良くなかったかも」なんて思ってしまう恐れがあることだ。
大丈夫でしょう
今回は麦笛氏を指す事が明白です
別に同氏がスケープゴートにされてるわけでもありません
ROM専が何かの引き金で突然騒ぎ出すのはよくあるパターンだけど
正直気持ち悪い
作家が消えていくのも頷ける
とりあえず、1600作品突破おめ
>>496 ひとまずの完結?お疲れ様です。
でもまだ二人の関係についてはうまく直ってないな…
ていうか峰岸が渡したモノはあれだったのね。
本当に危ない橋だったんだなぁ…かがみが中身を知らなかったとはいえ。
さてさて。続きもあるのかな?楽しみです
>>528 いつも読んでばかりで感想のひとつも書けない自分には痛い言葉orz
流れ早いなぁ…
やっぱりみんな色々言いたかったんですね。
しかしいろんな作者が来なくなったのはどういう訳だろう
やはり投下しづらいのかな…
え、俺が投下しない理由?
ネタ切れですサーセンw
色々あって感想書けなかった事多いけどほとんど読ませていただきましたお(´・ω・`)
人の意見色々ありけりだけど、自分のペースって大事なんだなあ、とオモタ
マターリいきましょか(´・ω・`)
>>494 GJでござる。
うーむ、親友と恋人と、ここの分かれを上手く書くって結構難しいと思いまつ。
それだけに、漏れみたいな読解力低い人間にもちゃんと読める素晴らしい文章力素敵でつ(´・ω・`)
それにしてもかわいいおゆーちゃんかわいいお
>>496 GJでつ
浸れる・・・・・・。
キャラ一人一人の魅力が素敵でつ(´・ω・`)
是非また続きを・・・
漏れもよーやっと完成しそうだし今日明日に投下しまつ、マターリと(´・ω・`)
クオリティと投下頻度の問題だと思う。
ぶっちゃけ、粗製乱造の感が否めなかったから(笛氏ゴメン
他の職人へのレスをつける間もなく次のが投下されるんじゃなあ。
このスレ読み返して、次スレで感想書くかな。
あーうぜw
なんでこう誰かが言いだすとみんなして黙ってたやつも言いだすの?金魚の糞か
というか「嫌なら読まない」が昔からここのルールなのに、なんでこんなに叩かれてるんだ?
批判してる連中はみんな新参ばかりなのか?
新参古参の話は、控えようぜ。良い流れになる可能性は低いし。
色々、立場・思想・意見はあれど、住人それぞれがこのスレが好きで、
守りたいってのは共通だと思うんだ。書き手も読み手も。
だから、お互い思いやりの精神をもってスレを盛り上げてこうぜ?
最後に、きもい発言で非常申し訳ない。
こんな時こそこなフェチだぜ
こなフェチが投下されれば流れが変わるはず
ええい!何をしてるんですか7-896氏よ!
夏風邪を引いたこなたが、柊姉妹に指でほぐされたり舐められたりと色々された後、座薬を突っ込まれるという電波を受信した
ネタが更に発展してて吹いた。いいぞもっと暴走するんだ
543 :
540:2008/05/19(月) 18:17:28 ID:o0ZsOC7U
うはww本当に書いてくれたwww
ってかかがみのあそこに何か生えてるwwwww
>>532 四月に入ってから人が減ったのは、しずおかの例のアレに巻き込まれてるんだと思ったけど、
一ヶ月たって解除されても戻ってこないってことは個々の事情なんでしょうかね。
それとも解除されたのは一部だけなのかな?
546 :
ふた☆自重:2008/05/19(月) 18:59:53 ID:ucdQGIlh
>>545 YES!
ま、「生えてる」絵を描いてる奴なんて僕しかいませんしねw
>>541 これは素晴らしい座薬。
是非挿入後の経緯を自業自得込みで詳しく。
>>546 ていうか最後まで責任とってね(・∀・)9m
すなわち
貫いてかがみさま〜〜〜〜(=ω=.)
嫌なら読まないと言っても限度と言うものがありまして、
一体何処までスルーすれば良いのやら、
飛ばしても飛ばしても次が見えない
嫌なんじゃない。むしろ嬉しい。
……ただ、レスつける余裕がほしいってだけなんだようorz
552 :
42-115:2008/05/19(月) 21:03:22 ID:SzhoKyMt
埋まり切らないと思うけど、数分後に小話をば。
「鏡の国のかがみのお花 ……は、実はみゆきの妄想だったとも言う」
・タイトルが長い 後書きも長い
・本文は短い4レス
・エロなし
・こなた&かがみ みゆき&つかさ が超薄味
雨が全く降らないといわれるゴビ砂漠のことは、この際置いといて……。
ティムールの「サマルカンド雨の戦い」しかり、スコールに身を隠せるかどうかが命運を左右した太平
洋戦争における日米の機動艦隊しかり、洪水で溺死者が出た1941年11月のサハラ砂漠しかり。
雨が降ると何かが起こる! ものである。
戦闘とも洪水とも無縁な埼玉のある私立高校はというと、三人の女子生徒が傘を忘れ、事もあろうか同
じ一人に頼ろうとし、そしてただ一人だけが頼ることに成功した。
つかさがまるで、銃火に晒された兵士のように物影に身を隠したのは、そのせいである。片目だけ出し
て靴箱の前にいる二人を見、耳を澄ませる
「こんな事だろうと思ったわよ。すっ飛んで来るんだもの」
呆れたように言うのはかがみである。
「かがみだって、すっ飛んで廊下に出てきたよね?」
悪びれずに答えるのはこなたである。
「あ……あんたから逃げようと思ってね」
「またまた、気のないふりをしちゃって」
「だ、誰が好き好んであんたなんか傘に入れてやるってのよ」
「ふーん。じゃあみゆきさんを頼ろっかな」
「ばか」
かがみはこなたの肩を掴む。
「みゆきに迷惑かけんな」
「じゃあ入れてもらうよ。今さら遠慮したら、かがみ悲しむだろうし」
「あんたな……」
「だってその為に廊下にすっ飛んで出たんだもんね」
「うるさい! さっさと靴を履きなさいよ。行くわよ」
二人が出て行ったので、つかさは隠れていた掩体に寄りかかって肩の力を抜く。というよりか、体全体
の力が抜けてしまった。
「つかささん」
無意識の内に落としていた肩と視線の目の前に、みゆきが立っていた。
「傘をお忘れですか?」
片手が空いているつかさを見て尋ねる。
「ゆきちゃん……」
「よろしければ……」
みゆきは鞄を手にしていない方の手に持っていた傘を軽く掲げた。
雨に包まれた世界を行く傘の群れ。
一つの傘に二人で入る姿もちらほら見える。
こなたとかがみが入った傘は、みゆきとつかさの入った傘の40メートル前方。追いつける距離なのだが……。
「仲がよろしいですね」
「うん」
「近寄りがたい、ですね」
「うん……」
意識してそうしていたつもりではないのだが、言われてみると確かに近付きがたい何かがある。
「かがみさんが何か文句を言ってるようですが……」
みゆきは目を細めて言う。よく見えないのだ。
「こなちゃんが手を繋いだみたい。傘を一緒に持つようにして」
「……やはり、そうなのですか」
見えないが想像はついていたようだ。
「繋いだままですね?」
「うん。お姉ちゃんも満更じゃないみたいで……」
「「……」」
もう何と言うか、沈黙するよりないという心境なので、二人とも沈黙した。
「とても自然ですね」
「……うん」
「つかささん?」
つかさの顔が捨て犬のように途方に暮れているのを見る。
「なんか知らない内に、お姉ちゃんが遠くなっちゃったな……」
「……それは距離じゃないかもしれませんよ」
みゆきの言葉は不吉な響きがした。思わず見上げるつかさはさらに続いて、
「きょうか」
という言葉を耳にした。
きょうか? 強化? 狂化? 教化? 今日か? 明日か? もののけh-
みゆきは続ける。
「鏡花。鏡に映る花。触れることのできないもの、という意味です」
「こなちゃんとお姉ちゃんと…………花?」
きょとんとするつかさに、みゆきは曖昧に首を振り、
「花のようなものなのかもしれません。あの関係を司る感情は」
「と、唐突だね」
唐突だが、特別感銘を覚えるというものでもない。人類史上そう例えた例が必ずあるだろう。
「他人からすれば、微笑ましく美しいものなのですが、育てる苦労は計り知れません。この場合は、た
だ見当がつかないという意味ですが」
「そういえば、ガーデニングなんてした事ないや……」
「だから、春になれば自然と野に花が咲くように、人の手を加えることなく成り立つ場合もあるでしょ
う。これは、人間関係全般にも言えることですが」
「そうだね……」
つかさは、こなたと知り合ったきっかけを思い出していた。人間関係が花なのなら、外国人に道を聞か
れたのは種だったとでもなるだろうか?
「でもその中でも、あれは排他的なものです。愛とか恋とか、それに類するものは」
それは感覚的には分かる。例えば家族「愛」というものは、主に家庭(物理的には住居)という排他的
空間で展開される。
なるほど、とつかさにもみゆきの言わんとすることが分かってきた。
「鏡の国のかがみお姉ちゃん……」
そこにこなちゃんと二人きりで住み、きれいな愛の花を咲かせましたとさ……?
「さらに鏡は、いろいろな物を映し出します。気付かないことも多いですが……」
40メートル先を見据えるみゆきはの目は、雨と同じで優しく、悲しく……もしかして?
「ゆきちゃんも?」
どっちかは分からないけど、どっちかを?
「……」
みゆきは黙したままである。
「うぅ〜、ごめんな、あやのぉ」
後方から声がした。チラ見で振り返ると、峰岸あやのの差す傘の下で、日下部みさおが肩を落としてい
た。
「柊の傘に入れてもらって、三人で帰ろうと思ったんだけどよぉ〜」
「柊ちゃん、すぐいなくなっちゃったよね」
「それもよりによってチビッ子と相々傘だぜ。やりきれねえよな〜」
逃げようとしたというのは、あるいは本当かもしれない。
「かがみさんは遠くへにはってません」
現に40メートル先を歩いている。
「まだ行ってない、というべきでしょうか」
「……」
「せめてその鏡が見える場所、私自身を映す場所にはいたいと思ってはいます。友人として……」
妹として……。つかさの心が、言葉にせずに呟く。
雨が降る。傘を打つ雨だれと、水気を含んだ足音に世界が煙る。
片方の肩が濡れていることに気付き、傘の中心に体を寄せると、反対の肩がみゆきに当たる。
「あ……」
「大丈夫ですか?」
みゆきが微笑む。そういえば、外に出てから初めて笑ったかもしれない。
「うん」
あったかい。どうせなら、濡れた肩ごと抱き寄せてくれないかな……?
見ると、40メートル前方の傘の下でも、こなたとかがみが同じようにしていた。どちらが体を寄せたか
は見てなかったが。
鏡。
自分を映し出す鏡、か……。
「さすがゆきちゃんだね」
「はい?」
「物知りなゆきちゃんならではの例えだな、って思って」
「『鏡花』ですか?」
「うん。ゆきちゃんに教えてもらわなかったら、一生知らなかったよ、それ。これから使うことがある
かというと、あやしいけど」
「そんなのじゃありませんよ」
みゆきの頬に朱が差し、プイと目を逸らして、よく見えないはずの40メートル前方の傘を見据える。
「むしろ私よりは、田村さんに相応しいでしょうね」
「え? ひよちゃん?」
つかさは少なからず驚く。何で彼女の名前が出てくるのか?
「い、いえ、何でもありません。忘れてください」
「う、うん……」
気圧されるような形で、つかさは肯く。
頭のいい人の考える事って、なんか色々すごいんだなあ……。
なんて感心しながら。
そうではないのですよ、つかささん。
田村さんの嗜好は一応存じているつもりです。確たるきっかけはありませんが、人間関係という花に囲
まれているうちに、自然と理解してしまったということにしておいてください。
直接影響を受けたわけではないので、引き合いに出すのはものの例えです。だから、この思考(と嗜好)
を田村さんにこそ相応しいとするのは、あるいは田村さんの名誉が傷つくかもしれませんが。
つまり、こういう事なんです。
「かがみは私の嫁」
……時々泉さんが口にされるこれ。実現したらどうなるだろうかなんて考えてしまったんです。戸籍的
な意味で。
まあ、婚姻によらなくても養子縁組でも実現するかもしれませんが、かがみさんが泉姓になりますよね。
今の日本の慣習として。
ということは、「泉かがみ」。
苗字・名前とも三音で、その上「み」で終るというのは、語呂的にどうなのかということはさておき、
かがみさんの名前の方を漢字にしたら、やはり「鏡」になるのではないでしょうか。
ということは、「泉鏡」。
なにやら明治〜昭和初期の文豪、泉鏡花を思わせる字の並びになるじゃないですか。
さらに「鏡花」に名詞的な匂いを感じて調べてみたら……後はつかささんにお話したとおりです。
私の表情が暗かったのは、いろいろな意味で自分の思考に嫌悪していたからですよ?
おわり
557 :
42-115:2008/05/19(月) 21:13:31 ID:SzhoKyMt
あじゅした。
作者も概ねみゆきさんと同じ妄想をしたのですが、微妙に違うのは、「鏡割り」、「鏡開き」、「屈み撃ち」など、かがみ●●という言葉をダシにかが☆フェチものを書けないかとネタ探しをしていたことでしょうかww
さて、名前だけ出ればいいと思っていた泉鏡花ですが、念のため調べてみたらヤバイです。この文豪、らき☆すた的要素の宝庫です。
こじつけも含めて思い当たる限り全部挙げてみると……。
泉鏡花……そうじろう・こなた・かなたの姓、かがみの名前
小説家……そうじろう
石川出身……そうじろう・かなた
11月4日生まれ……あやの
母が妹の出産直後に逝去……こなた・かなた?
代表作『夜行巡査』……ゆい?
代表作『外科室』……将来のみゆき?
ウサギとかがみ……ウサギが大好きで、マフラーまでがウサギ柄だった大のウサちゃんグッズ・コレクター。泉鏡花賞の正賞もウサギをあしらった鏡。
探せばまだ何かありそうですぜ。
乙なのです。
偶然の一致・・・・・・にはできすぎですね。
それはそうとタイトルで不思議の国のかがみというありがちなものを思いましたが
自重するとします
>>557 SSすばらしかったですGJ !
短いですけど、そんなこと感じさせない厚みのあるお話でした
すなわち
こなた と かがみ が 結ばれるのは
もはや決められていたこと、というか宿命、運命。
と申したか。
次スレでは私たちのお話がたくさんあるといいね!
/_ -ー‐--ヽ、 / |
( :r' `\ / |
ヽト、 __ __ , -‐ーヽ、__| }
, -‐ゝ: :. :. : `.:丶 、,-':=ニ<、_ ‐-ヘ-| / ノ`丶、
/: :. :. :. :. :. :. :. :. :. :-‐イ: :. :、_--ヽ >-ー‐'- 、へヽ、 丶
/: : :/: :./:. :. :. :. :. :. :. :. :j: :. :、ーヽ/ /ィ'/| `丶、、 ヽ
':. :. :/ /: :. : : :/ ://: : : :|l: : : :ヽヽ' //'7 ハ ヽソ
: :. :/:/: :. : : :/_..../イ: :. :. :|j、: :. :. :/ √'/// | |ヽ、 | /
: :. :|//:. :. :. :/ ,イ///: : :/ リ| :ヽ / /_ヽ. レ | | .|ヽ V
: : :/イ:. :. :. :' ://.' l/: ://,_z_L | | //分 / |'ニヽト //
: : |//: :. :/∠-=モ' j/:.イ:/7:::}7l | | イ' {::::| 彳うヽ / / //
: :/:,|: :. :イ∧ {::::さ /:/ l/ {:::タ'イ∧レ'}弋ノ {::::::} 〉 / //
./: :y: ://イ|`弋:ソ/' / .`^・{;,;ハ/ィ〈 " ' _ 弋、ァ '/ /‐)/
:. :/| ,ヘ: : : :ヘ"" ,.-¬ /< ><`ヽ ( ヽ / イ /ンイ/
/_レノヽ: :. :ヘ‐- 丶-彳>、/ >< ヽヽ =' -////レ/|V'
==、、 ヽ、: :ヘ j__レ',.ィ=' --、 ゝこニヽ}_ | ` /' /レ ヽ
三ミミ \ヽ、: :ヘフ-、 ヽ、 -= '、 ×ゝ- 、 〉j、__/ ヽ
丶、\ ヽ/、ヽヽ\`ヽーっ、/'こヽ / | | li∠彡三三三三
_\シ \ ヽ\ヽ\ √< \/ヽ/// /j |^ヽニニニ-‐|
次スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ46
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1211126990/
>>561 くっ……コレは私に対する挑戦ね……
:::::ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i : : : : : : : : : . ` 、
:::::::::∨: : : : : : : : : : : /: : : : : : : : :|: : : : : : : . . ヽ
:::::::::::ヘ: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : ;!: : : : : . . . ヽ \
::::::::::::::} . . :/: .:.:/: : : : : :./: : :/、: : :ヘ: : : : : ヽ: : :ヘ:.:.:. : ヘ
::::::::::::/: : : : :/: .:.:/: : : : : : /: : / ∨: :.i: : : : : : i: : : ∧、:.:.:.:ヘ
::::::/: : : : :./.:.:.:/: : : : : : :/: :./ ∨:.l: : : : : : l: : : :.∧\:.:. !
イ.:.:. : : : : /.:.:.:X : : : : ; イ: :/ i: :|ヽ: : : : : !: : : : :ハ. \!
.:|.:.:. : : : :/:.:.:;〃:\:/ ./: / |: |/∨: : :.| : :.i: : :ハ
/!:.:. : : : i:.:.// : : /\// ,イ:j .!: : : :!: : :!:. : : i
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l: : : :| ---―― ー-- / !:./.:.;イ !: /
ヽ._',: : :| i_ノl/!:./:.| |/
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次スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ46
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