【水木総合】鬼太郎・三平・悪魔くん【10怪】

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873名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 21:03:55 ID:KXOrXO2x
GJ
恥ずかしがるネコ娘は実に好い
874名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 22:41:45 ID:KYX20eHV
>>872
上に三期って書いてあるじゃん 横丁要素を三期に持ってきたんだろ
875名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 22:49:53 ID:4HGaQU5x
ちょっとマッチ
鬼太郎が摺りガラス越しにネコ娘の脱衣を見るシチュって
3期のSSで他に似たようなのがなかった?
876名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 00:05:08 ID:r28mdcws
>872
そう、書いてあるのに横丁とか出てくるし三部要素もないから
前書きの数字を書き間違えてんのかと思ってさ
877見習い ◆2UdLZ1h9e6 :2009/10/22(木) 01:24:42 ID:VW5bbcoS
見習い ◆2UdLZ1h9e6です。読んでいただいてありがとうございます。


前書きで
『3期の鬼太郎×ネコ娘』
『エロセクハラ太郎』
とあるのですが正しくは
『3期or5期の鬼太郎×ネコ娘』
『エロなしセクハラ太郎』
と書き間違えました。特に前の文章では皆様を混乱させてしまい申し訳ございません。


『二人のイメージは3期のつもりだったのですが舞台は5期の方が書きやすかったので、ややこしい設定になってしまいました。いつの二人なのかは皆様のご想像にお任せします』

の一文をプラスさせてください。



風呂のシーンは保管庫で、トラ猫鬼太郎の話や鬼太郎が透明になって浴室で…等いくつかあったので自分も安易に使わせていただきました。
不快に思われた方、特に職人様、お目汚し大変失礼致しました。
878名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 20:42:53 ID:PIPKVJ6x
>>877
目の保養ありがとう。
確かに今までの話にも出たようなシチュかも知れないけど、あなたなりの表現でいくらでも違う演出になると思うよ。
また何か話を思いついた際には是非うp待ってます。
出来たら次はエロエロな感じを期待。
パンいちでwktkしてます。
879名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 22:48:47 ID:ZQeO+B7k
ほす
880名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 21:38:48 ID:POqgp2pa
保管庫で、トラ猫鬼太郎の話を初めて読んだ
これって、個人的に3部SSでは1番エロいかも?って感じ
誰か絵に自信ある方、コミカライズ化をしてもらいたい
と思うほど
881名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 20:11:55 ID:CO0+o2jI
言われて改めて読んだけど、
確かにコミック化されたら、ムチャクチャくるモンがあると思う
882名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 17:16:53 ID:mx9ZJJZ8
描いてもらえるのなら
通りすがり様を推薦する
883名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 19:13:11 ID:OzH++KLq
「通りすがり」ってどんな人
絵師?
884名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 13:00:20 ID:rlvGAwll
>>883
保管庫の絵板常連の絵師さんだぬ。
885名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 16:13:23 ID:uVsxDG3I
>>882>>884
なーる、3部猫の絵がアニメ並みに上手くてエロ杉
ご降臨を希望したいぬ
886名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 07:28:18 ID:EvKKwb1w
何気に履歴見てたら、
虎猫鬼太郎のSSを411氏が投下されたその2日後に
通りすがり氏が保管庫に入浴中の三田ネコ絵を投下されている。
なおさらの相乗効果だぬ

887名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 05:41:44 ID:Qcwv75ws
hosu
888名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 19:09:57 ID:d4+wvFHs
3期のDVDを久しぶりに三田…じゃなくて観た(1発変換で先の字が出ちゃった)
観た…じゃなくて見た…でもなくて三田ネコはやっぱ色っぽい
(今度は3回目の変換でやっと出たな)
SSか絵の職人様、何かお願いします
889名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 19:34:46 ID:zG9z2kMn
>>861〜865
ろく子さんは南国温泉、購買部バイト、ゴーレムなど見せ場は多いのに
何故か脱いでねーっ

ゼヒ脱衣ろく子さんを神職人様お願いします!
890名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 19:54:18 ID:QKtQTAyb
ポリネシアンだかハワイアンな温泉で脱いでたじゃん
891名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 22:48:09 ID:i8vpSI8k
>>836
来年は寅年・・・・
って虎猫鬼太郎のSSを思いだしちゃった

通りすがり様
このスレを見られてたら、どうかそれにちなんだ絵を記念にご投下ください
892名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 22:49:08 ID:i8vpSI8k
失礼>>886へのレスでガス
893名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 05:21:09 ID:1RllSjFE
hosu
894名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 19:39:08 ID:roYuh8gL
>>891
同意
通りすがりさんのご投下を願う
895名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 22:28:09 ID:YTIKnPVT
来年の3月に、悪魔くんがDVD化されるから
DVD化記念に職人さん降臨しないかな。(-人-)ナモナモ
896名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 22:54:50 ID:wxRM1lLN
倉庫の絵板に通りすがり様が降臨なされた
三田ネコのチチが・・・・エロ杉
897名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 20:22:47 ID:4LFnl5Gc
倉庫版の三田ネコたん超エロ〜

もっと見たい〜
898名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 09:28:54 ID:odJQUmjJ
ろくろ姐さんも見たい〜
899名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 01:29:58 ID:heKMEI6F
ほす
900名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 21:18:22 ID:5bAc2nCU
ほす

来年は、DVD発売効果で盛り上がりますように
901第5作:鬼太郎×ネコ娘 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:18:57 ID:l0FVeuag
リアル・お医者さんごっこ

・ お好みに合わせて◆以下NGワード登録なり、スルーよろしこ
・ 体の関係どころかキスすらまだの間柄
・ 鬼太郎は一寸ヘタレ
・ 基本はラブラブ&アマンアマン

誤字脱字、おかしな所があってもキニシナイ(゚∀゚)!!
902第5作:鬼太郎×ネコ娘【1】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:19:49 ID:l0FVeuag

人間界でもバイト帰り、手には包みを持ったネコ娘が脇目も振らず横丁を駆け抜けていく。
向かうは横丁の外れにあるゲゲゲの森のゲゲゲハウス。
横丁に住まう住人たちにとって、ネコ娘が足繁く鬼太郎の家に通う姿はもはや日常であった。

「鬼太郎、居るー?」

何時ものようにゲゲゲハウス内を覗き、ネコ娘は声を掛ける。
すると、呼ばれた名の主は、万年床に寝転がったまま大きな欠伸をした。

「ふぁ…やぁ、ネコ娘…今日はどうしたんだい?」
「鬼太郎ったらダラダラしちゃって…」

眠気眼をこすりながら起き上がる幼馴染に、呆れた様に声をかける。

「いいじゃないか、僕がこうしてノンビリ出来るってことは平和な証拠だよ。」
「それは…そうだけど。それより親父さんは?バイトでお土産貰ったからおすそ分けに着たんだけど。」
「ああ、父さんなら丸毛とかと”ちっちゃい同盟”でユニットが何とかって。」
「…相変わらずなのね。」

そう言って笑みを溢すネコ娘につられ、鬼太郎も笑い返す。

「それじゃ、おすそ分けの”温泉の素”後で親父さんに渡してね。あと、おかずの差し入れ!」
「有難うネコ娘、父さんが戻ったら渡すよ。」

質素なちゃぶ台の上に包みを置き、鬼太郎宅に届けに来たものをせっせと取り出すネコ娘だったが、ふと動きが止まる。

「にゃっ…。」

ブルっと小さな身震いをすると、体内を伝い落ちる感触に急に焦りだす。
そしてその僅かな変化を鬼太郎は見逃さなかった。

「じゃ・じゃぁ、あたし帰るね?」
「今日はバイト終わりなんだろう?」
「ない…けど。」
「ゆっくりしていけばいいのに。今日は一緒に食べていかないのかい?」

にっこりと微笑む鬼太郎の笑顔が今日は恨めしい。
何時もならば、引き止めるような台詞なんて言わないのに。
二人っきりで居られる絶好のチャンスなのに、ついてない…

勿論鬼太郎は、ネコ娘の不都合は承知の上での発言。
口端をひくつかせて硬直する彼女に向かい、スンと鼻を鳴らす。

「甘酸っぱい香…。ネコ娘、どこか具合でも悪いんじゃないか?」

鬼太郎の言葉に、ネコ娘は益々顔をこわばらせる。
アレでもないし、ましてや粗相なんかしてないのにニオイなんかするものか?と。
903第5作:鬼太郎×ネコ娘【2】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:21:10 ID:l0FVeuag

実は、ネコ娘には一寸困った悩みがあった。
それは、時より織物が大量に分泌され下着を濡らす事。
伝い落ちる感触と湿りとヌルツキが不快なのだ。
でも、こんな事バイト先の女の子同士でもしないし
横丁では唯一話の通じそうな轆轤首は普段は着物
身につけている下着は洋服とは異なる為
自分と同じとはとても思えなくて誰にも相談できず
まして、病院などは恐くて行く事すら出来ずに居た。

「だ、大丈夫。なんでもない。」
「ならもう少しいなよ。父さんも戻ってくるかもしれないし。」
「にゃは…にゃははは…」

硬い表情のまま誤魔化し笑いをするネコ娘の傍に近づき
スカートの中心部に顔を近づけると、鬼太郎はまたニオイを嗅ぐ。

「…に゛ゃっ!」

驚き半歩後退り、スカートの裾押さえて鬼太郎を睨むが
睨まれた鬼太郎は何の悪気も無い様子でネコ娘を見上げた。

「相当悪いんじゃないかい?」
「…!」

意地悪でかけた言葉に、ネコ娘の顔色を変えると、悪戯心に火が点いた。
鬼太郎は決して面には表さず、にこりと微笑む。

「僕が診てあげる。悪いものは取り除いた方がいいよ?」

その表情は余りにも無垢で、ネコ娘は何も言う事が出来なかった。
まんまと鬼太郎の術中に嵌ってしまったのだ。

「…ちょ、鬼太郎!」

流石にスカートを捲り上げられると慌てた様子だったが、鬼太郎ににこやかに返され
好意でしてくれる事に対し、断るネコ娘の態度が失礼であるかのような錯覚に陥る。

「…恥ずかしいよ。」
「恥ずかしくなんか無いよ。一緒にお風呂に入った仲だろう?」
「だって、その時は子供の時でしょ。」
「いいから、スカート持ってて。」

羞恥と不安が入り混じり、渡されたスカートの裾を握ったまま鬼太郎から視線を反らす。
鬼太郎は晒された白いパンティーの両端に指をかけ、ゆっくり引き下ろした。
下着の下に隠された肌が晒され、目の前にネコ娘の茂みが現れる。

それを見て鬼太郎は、「なるほど」と納得した。
齢では人の遥か上ではあるけれど、見た目は正直
保護者無しでバイトできるような容姿ではない。
バスガイドの時も同僚と温泉に入ったのに、よくばれずに済んだものだと思っていたのだ。
これならば、見かけが年よりも幼く見えて困ると言えば誤魔化せるだろう。
904第5作:鬼太郎×ネコ娘【3】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:22:12 ID:l0FVeuag

更に下ろすと、パンティーとネコ娘の恥部をぬめった物が糸を引き、やがて伝い落ちた。
それは愛撫により蜜が溢れる様子にも似ている。
鬼太郎は恥部を指で開くとより強い香に一瞬、視界がグラリと揺さぶられた気がした。
彼女の香と共に露になった花芯をぺろりと舐める。

「ひゃぅっ…き、鬼太郎何するのよ!」

今まで感じたことの無い感触に、ネコ娘は驚きの声を上げる。
すると鬼太郎は、悪びれた様子もネコ娘を見上げ、むしろ不思議そうに首を傾けた。

「どうかした?僕なりの方法で診ているんだけど。」
「そんな検診変よ。」
「そうかな…ネコ娘は恐山で診てもらったことはあるのかい?」
「無い…けど。人間の病院じゃぁ…」
「君は、人間の病院の治療法全て知っているとでも?
 それに、人間界の常識が僕たちの世界の常識に全て当てはまるわけじゃないだろう?」
「そう…だけど。」

ネコ娘は自信なさげに言葉の語尾を弱くした。
恥線を指でなぞると、ネコ娘のものが湯太郎の指を汚す。
それをネコ娘に見せながら鬼太郎は続ける。

「それにこれ…今日が初めてじゃないんだろう?」
「…うん」
「君は性交の経験はあるのかい?」
「…に゛ゃっ?!」

自分にぞっこんなネコ娘のことだ、他社に身体を許すようなことは無いだろうがあえて聞いてみると予想通りの反応を返す。

「そう、じゃぁ自慰は?」
「するわけ無いでしょ!!」

顔を真っ赤にして全否定する彼女が余りにも可愛くて、悪戯だけにするつもりがどうにも抑えられなくなってきた。
一昔前ならばいざ知らず、現代ならば携帯で一寸調べれば分かりそうな事なのに、そんな簡単な事にも気づけない彼女をこのまま罠に嵌めてしまおうか?
鬼太郎はネコ娘のもので汚れた指をぺろりと舐めて見せた。

「やっ…汚いよ。」

先程された質問の事など一瞬で飛んでしまうほど、鬼太郎の行動はネコ娘にとって衝撃的だった。
しかし、その奇妙な行動を見てネコ娘は微かに興奮を覚えた。
鬼太郎は指を咥え、暫し目を瞑って考え込む。
その様子がますますネコ娘の不安を駆り立てる。

「それなら…そんなには悪くないかな?」

とぼけた様子で鬼太郎が呟く。
おりもの等、健常な女性でも有るものなのだが、決して大丈夫だとは教えてはやら無い。
905第5作:鬼太郎×ネコ娘【4】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:22:55 ID:l0FVeuag

「…治る?」

鬼太郎の罠とは気づかずネコ娘は恐る恐る尋ねた。

「そうだな…昨日や今日で治るものじゃないけれど、
 君が僕に全てを任せて治療を続けるって言うなら僕が治してあげる。」
「お願い、治して鬼太郎!」

何時に無く優しい笑顔を見せられて、抑えていた感情が一気に溢れ出したネコ娘は鬼太郎に縋りついた。
鬼太郎はネコ娘の髪をそっと撫でながら囁く。

「そうしたら、一つ報酬を貰ってもいいかな?」
「…えっ?」
「君の口付け…ファーストキス、まだなんだろ?」
「まっ、まだ…だけど。」

唐突な鬼太郎の要求にネコ娘は目を白黒させた。

「君には普段良くしてもらっているし、君が嫌じゃなければ…の話だけど。」
「そ、そんな!嫌だなんて…そんなわけ、無いじゃない。」

言葉の語尾を消え入りそうな声で言い切り、頬を染めたネコ娘は鬼太郎の顔を上目遣いに見た。
キス…だなんて、むしろ自分へのご褒美じゃないかと。

「そう、ならその報酬で決まりだね。
 治療法としては、君の体内から毒素を出来るだけ取り除いて
 最後に”僕の薬”で洗い流すから、いいね?」
「うん…。」
「それじゃ、服を抜いて僕の布団に横になってごらん。」
「にゃっ?!服って…ぜ、全部?」
「当然だよ。毒素を出すに当たって分泌を促す為に刺激しなきゃならないからね。
 それに君は僕に全てを任せるって言ったんだから従って貰わないと。」
「わっ、解ったわよ。」

ネコ娘は立ち上がると、鬼太郎を背にそろそろと服を脱ぎだした。
ヤらしい目で鬼太郎が見ているわけじゃないと、自分に言い聞かせつつも背後の鬼太郎の目が気になって仕方が無い。
鬼太郎は胡坐をかき、しおらしく己の言うとおりに従うネコ娘を黙ってみている。
やがてネコ娘は最後の一枚を脱ぐと、程よいふくらみの両胸を両手で覆って鬼太郎の万年床に寝転がる。

「…全部脱いだよ、鬼太郎?」

肌を朱に染め、自分を呼ぶネコ娘の枕元に座ると頭の上に両手をつく。
柔らかな膨らみとは対照的な括れ、すらりと伸びた足。
女性らしくなってきたとは思っていたが…思わず漏れそうになる吐息を殺し、ネコ娘の肢体に魅入った。

「じゃぁ、先に報酬を貰うよ?」
「…うん。」

鬼太郎の顔が近づくと、ネコ娘は思わず瞳を硬く閉じた。
やがて唇が重なる感触に身震いし、自然と身体が熱くなれば
肌はじんわりと汗ばみ、甘い香を漂わせた。

恐いのだろうか、身を強張らせ唇も硬く閉ざされてしまっている。
鬼太郎は胸を覆ったネコ娘の手を外すと、露になった膨らみに手を置き揉みあげた。
自分の手に良く馴染み、吸い付くような決めの細かさに我を忘れむしゃぶりつきたくなる。
またネコ娘の体が震え、その刺激に胸飾りが立ち上がると鬼太郎は指先で摘む。
すると、身体を走る痺れに閉ざされた唇が緩むとすかさず己の舌をねじ込んだ。
906第5作:鬼太郎×ネコ娘【5】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:23:34 ID:l0FVeuag

驚きに、反射的に逃れようとするネコ娘の頭に手を回し逃さず、よく伸びる舌で彼女の口内を躊躇無く犯す。
怯えて引っ込んだ彼女の舌に己の舌を絡ませ、柔らかな唇とは違い、鑢のようにざらざらした舌の感触を愉しむ。
上顎から熾烈をなぞり、交じり合った互いの唾液が唇を濡らす。

大好きな妖怪に口付けられ、強く抱き寄せられてネコ娘は初めて知る感覚と感情に恐怖と戸惑いを覚えつつも
乱れてしまう呼吸と共に身体に湧き上がる奇妙な熱を感じ、知らず知らずのうちに鬼太郎の背に己の手を回していた。
直に触れずとも解る。服の上からでも、実戦で鍛えられた彼の逞しさが。

普段はダラダラと寝てばかりで、どこか頼りなくて世話を焼きたくなるけれど
鬼太郎も男の子なのだと、改めて知らされ何故か涙が溢れる。
ネコ娘は鬼太郎に知られたくなくて、背に回した手に意識的に力を込めた。

口内に、舌に触れる相手の感触に奇妙な興奮を覚え、鼓動が早鐘を打つ。
胸に与え垂れる刺激は甘い痺れを全身に走らせ、特にある部分に影響を及ぼす。
直接は触れられては居ないのに、奥に感じる疼きにネコ娘が両足を捩ると鬼太郎は胸に置いて居た手を肌を伝って其処へ移動させた。
髪の毛と同じ色の茂みを抜け、おりものとは違うぬめりを指で確め
蜜に塗れた指先で花芯を擦り上げると、ネコ娘の身体が跳ね唇が離れる。

「ぁんっ!」

思わず漏れた嬌声に驚いたのはネコ娘自身だった。
そして、そのネコ娘の濡れた瞳を見て鬼太郎の胸がざわめく。

「そんな…に、嫌…だった?泣く…程?」

知らずしてネコ娘の身体から発せられた甘い香に中てられたのだろう
当初の悪戯目的などすっかり忘れて夢中になりかけていた鬼太郎は、思わず素で呟いた。
「嫌じゃないよ!」ネコ娘は涙を拭うと、伏せ目がちに答えた。

「嫌…じゃないよ。なんか、鬼太郎も男の子だなぁって思ったら何か寂しくなっちゃって。
 ご、ごめん…当たり前の事なのに、あたしったら何言ってるんだろ…でも、でもね。
 鬼太郎の足手纏いにならないようにするから…置いてかないで?
 手を伸ばしたら届く所に居させて?お願いだから…」

ネコ娘は鬼太郎の手を取ると頬に触れさせた。
改めて知った肉体と妖力の差、それは努力すれば埋められるものではない。
四七士の様に鬼太郎をサポートする役目も無いネコ娘は漠然と疎外感を感じていたのだ。
今は手を伸ばせば触れることの出来る鬼太郎に、何時か触れることすら出来なくなると。
ショックに目を見開いて鬼太郎だが、彼女の言葉に何時もの瞳に戻る。

「馬鹿だなネコ娘は…そんな事をずっと気にしていたのかい?
 君を邪険にするのなら、甘んじて世話になったりしないよ。」
「ホントに?鬼太郎こそ、あたしの治療…嫌だったんじゃないの?」
「嫌なら”治す”なんて言わないよ。」
「じゃぁ…ちゃんと治してくれる?」
「勿論だよ。」

鬼太郎はネコ娘に覆いかぶさると、耳を甘噛みし首筋を食む。
そして彼の手には余る程よい弾力のふくらみを両手にし、その先端の果実を口にした。

「ぅにゃっ…」

堪らず漏れる声に、ネコ娘は自身の手で口を封じると、鬼太郎が手首を押さえ首を振る。
907第5作:鬼太郎×ネコ娘【6】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:24:28 ID:l0FVeuag

「抑えなくていいから聞かせてよ。」
「だって変な声で恥ずかしいよ。」
「変じゃないよ、それに声が聞こえた方が安心できるんだ。」

鬼太郎に乞われれば、ネコ娘は断る事など出来ない。
火照った身体は鬼太郎に触れられるだけで如何にか成りそうな程、感度が増していた。
その手が再び肌を滑り落ち、秘所に触れるとネコ娘はたまらず腰を浮かせる。
指先で秘所を割り、蜜壺の中へ挿入すると十分に濡れそぼってはいたが、内壁は硬いままだった。

指を根元まで挿れ、内壁をなぞりながら解していく。
快感に溺れ始めたネコ娘の小さな喘ぎ声が堪らなく良い。
彼女は初めから、鬼太郎が”治療行為”としょうして、彼女の全てを奪おうとしていたのを承知していたのかもしれない。
異性に身を任せた結果、どうなるかなんて人間界に詳しい彼女なら暗に予想できたはずだ。
もしかしたら、全ては初めから彼女の策略だったのだろうか?

ネコ娘の膣をほぐしていた指が、1本から2本になり濡れた音をたて始める。
先ほど感じていた疼きがあと少しで満たされず、切なさだけが募っていく
確かに欲しいのは其処なのに、何かが足りず悶える様だ。

「やっ…きたろ、たすけ…」

ネコ娘は、鬼太郎の頭をかき抱いて懇願した。

「助けて、きたろ…ぁ、ひぁっ?!」

ほぐされた内壁から引き抜かれた指がネコ娘の花芯を擦ると、ひりつく様な刺激がつき抜け
ネコ娘は全身を痙攣させた。
軽く達したのか、咥えていたものを失った秘所は何かを求めるようにひくつく。

ネコ娘を愛撫し続けていた鬼太郎だが、彼もまた全身を火照らせ我慢の限界に達しようとしていた。
もはや纏ったちゃんちゃんこや学童服は暑苦しいだけで、ズボンは勃ちあがった己を押さえつける窮屈なものでしかなかった。

鬼太郎は何かに急かされる様に乱雑に服を脱ぎ捨て、一糸も纏わぬ姿になるとネコ娘の両足を開いた間に座る。
そして何かを思い出したのか、枕の下から袋を手に擦ると正面のネコ娘を見下ろす。
目の前に投げ出された少女の肢体は改めて見ても華奢なつくりで、細い手首は乱暴に扱ったら折れてしまいそうだ。
しかし、彼女はその滑らかな肉体の下には野生動物以上の筋肉を蓄えているのだろう。
作られた肉体ではなく、自然と培った筋力を兼ね備えた彼女の肢体は本当に美しかった。
それでいて触れると皇かで特有の柔らかさがあり、女性の身体は不思議だ。

「ネコ…娘?これ咥えて、少しは和らぐから。」

鬼太郎は袋から取り出した木の枝をネコ娘の口に含ませる。
ネコ娘は先程の余韻でまだぼんやりとしている様だったが、鬼太郎は構わず己の身を進める。
既に先走りに塗れ、腹に付かんばかりにそそり立った自身に手を沿え
ネコ娘の秘所に宛がうと、くちゅりと濡れた音を立てると共に彼女の腰が揺らめく。

幾ら解きほぐしたとはいえ、まだ何者にも犯されたことの無い聖域は他者の侵入を容易くは受け入れてはくれない。
先端を押し当てられたネコ娘は微かな痛みに意識が覚め、口に含まされた木の枝を噛締めた。
その瞬間、ネコ娘は強烈な酔いに襲われる。

「はに…ほへ、まははび?」

鬼太郎がネコ娘の口に含ませたのはまたたびの枝だった。
一瞬感じた痛みから思考が揺らいだ瞬間、垣間見えた鬼太郎の表情は苦しげなものだった。
が、またたびによってネコ娘の理性は侵され、思考は快楽に浸される。
猫族にとってまたたびは麻薬のようなもの、一瞬強張ったネコ娘の身体の緊張が解れたことで、鬼太郎はネコ娘と深く繋がった。
908第5作:鬼太郎×ネコ娘【7】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:25:41 ID:l0FVeuag

「ふぁぁんっ!!」

最奥まで鬼太郎を受け入れたネコ娘は全身を痙攣させ、嬌声をゲゲゲハウス内に響かせる。

「くっ…。」

声を殺し、歯を食いしばる鬼太郎の表情は先程よりも更に苦しげだった。
第一関門を突破したまでは良かったが、熱く蕩けたネコ娘の中は思った以上の難関だった。
動いたら最後、一瞬で爆ぜてしまいそうな快感に襲われ、鬼太郎は耐えた。
蠢動するネコ娘の膣内は動かずとも、やがて全てを搾り出してしまいそうでさえある。

此処でこのまま快楽に身を委ねてしまうのは、何故か負けのような気がして、一男子として納得がいかない。
鬼太郎は乱れた呼吸を整える為に一際大きく息を吸い込んで吐き出す。
意を決した瞳は鋭く光、ネコ娘の足を抱え上げると大きく腰を引き、そして勢いのまま打ち付ければ
ネコ娘の背がしなやかな弧を描く。

「にゃあぁあんっ♥」

其処には、恥じらいを見せていた少女ではなく、繁殖期を迎えた獣のように瞳を光らせる雌が居た。
一度律動を開始すれば、それは止まらず、嬌声を上げるのは少女ばかりではなく少年も同じく。
自らの意思なのか本能なのか、まるで操られているかのように腰を振る。
抜くも快感、挿すも快感、初めて知る女体ではない筈なのにこの快楽地獄は一体どういう事か?
まさしく理性も吹き飛ぶほどに溺れるとはこの事かと身を持って知らされる。

「ぅあっ…ね、こ娘…イクっ、イクよ?!」

身の限界を感じ少年が声を上げると、その腰にその背に少女の手足が絡まり全身を引き寄せられて二人は達する。
額から大粒の汗をたらし身を振るわせながら少年は、その熱を少女の中へ幾度も幾度も放った。
堪えた分だけ疲労の反動も大きく、ビクビクと身を振るわせ精根尽きた少年は少女の上に倒れ、
頬に当たる柔らかな胸の感触に静かに瞳を閉じたが、彼に休息を取る間は与えられなかった。

安らぎを感じたのもつかの間、一瞬何が起こったのか理解できず
瞳を開けば、自分の腕の下に居たはずのネコ娘が見下ろしている。
鬼太郎の気が緩んだ隙に、転地が逆転していたのだ。

「な〜ご♥」
「ね、ネコ娘?!」

艶かしい表情で舌舐めずるネコ娘はまだ物足りない様子で、鬼太郎に身体を摺り寄せてオネダリしているようだった。
理性は飛んだままの彼女は、鬼太郎の頬を舐めたりしていたが、少年が動きそうにも無いと悟ると
彼の下半身へとその身をずらす。

先程まで互いの身を繋いでいた鬼太郎自身に視線をやると、吐息交じりの熱い息を吐く。
鬼太郎は一瞬背筋にゾクリとしたものが走ったが、既に互いの体液塗れの己の物はネコ娘の手中に収められ
うっとりとした表情で、ニオイを嗅いでいた。
唇が開き、彼女の犬歯が覗いた所で慌てて肩を掴むが、根元まで口に咥えられ引き剥がす力を失ってしまった。

「ね、ネコ娘…だめっ…!!」
「ん…んっ…。」

ピチャピチャと濡れた音を立てながら、ザリザリとした薄い舌に絡められ
こりこりと陰嚢を弄られて高度を失いつつあったものが再び角度を増す。
口内での変化に気づいたネコ娘が唇を離すと、再び隆起した鬼太郎自身が表れた。
「うにゃぁ♥」と一声鳴くと、ネコ娘は満足そうに目を細め鬼太郎の肩を掴んで押し倒し
指で己の恥線を割ると、先端の上に置く。

「ちょ…まって、ネッ!」
「にゃぁん♥。」
909第5作:鬼太郎×ネコ娘【8】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:27:18 ID:l0FVeuag

鬼太郎の静止の言葉も聞かず、ネコ娘は上手く体重をかけながら一気に腰を落とす。
本能のままに腰を揺らめかせ、欲望を貪る。
この獣を呼び覚ましてしまったのは自分だと、鬼太郎は諦め
目の前でゆれる膨らみを手にし彼女と共に快楽の海へ、その身を投じた。







一体どれくらいの時間が流れ、幾度彼女に搾られたのだろうか?
そして、何処で道を誤ってしまったのだろうか?
今まで色々な妖怪と死闘を繰り広げてきた。
時には妖気を奪われ、時には命の危機に瀕した事もあったが、
そのどれよりも辛かった…気がする。
全てを搾り尽くされ、最後の方では圧し掛かられた際、
女の子のように悲鳴を上げた事を思い出し、鬼太郎は頬が熱くなるのを感じた。
910第5作:鬼太郎×ネコ娘【9】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/16(水) 22:28:44 ID:l0FVeuag

彼女に対して湧き上がった悪戯心が、まさかこんな情けない結果になるとは思わなかった。
幸いなのは、またたびを噛んでからの記憶がネコ娘には無いらしい事だけだった。
げっそりとした様子で布団に横たわる鬼太郎の姿とは対照的に
完全に着替え終わったネコ娘はすこぶるご機嫌で、心なしか肌が艶々している。

「鬼太郎、ありがと。治療のおかげで何か全身が潤ったみたい♪」
「…そう、それは良かった。」
「でも、治療ってこれで終わりじゃないんでしょ。次は何時にしたら良いの?」

激しい情事に此方は足腰が立たないというのに、
彼女ときたら純潔を失って尚、すぐ様日常に戻れる体力とこの精力の凄さと言ったら…とても敵わない。
鬼太郎はネコ娘をちらりと見ると深い溜息をついた。
こんな事じゃ、発情期は一体どんな事になるのやら。

…発情期?!

鬼太郎は慌てて身を起こすと、ネコ娘の肩を掴んだ。

「ね、ネコ娘っ、年に何度か発熱して悶える様な思いをしたことは…あるかい?」
「な、何よ急に…ないけど。」
「…ならよかった。」

鬼太郎はホッとした。
幾ら彼女の性欲が留まる所を知らなぬとはいえ、何か間違いがあってからでは遅すぎる。
これと言うのも、彼女さえ知らなかった本能を呼び覚ましてしまった以上
相当の覚悟をもって責任を取らねばなるまい。

その内彼女にも、他の猫達と同様に訪れるだろう。
もしその時に、彼女の理性が無く、本能むき出しだったら…?
鬼太郎は首をブンブンと振り払うと、再びネコ娘に向き合う。

「いいかい?その内僕が言ったような症状が表れたら、直に僕を呼ぶんだ。
 僕の家に来ても良いし、僕が君の家に行っても良いから…分かったね?」
「?…うん、鬼太郎がそう言うなら。
 それじゃ、あたしバイトの時間になっちゃったから、また後で寄るね?」
「ああ、行ってらっしゃい。」

鬼太郎はネコ娘の背を見送ると、そのまま布団に倒れこむ。
彼女を手にした時の天国と地獄を同時に見た気がする。
しかし、手にした彼女の身体の感触を思い出せば、身体の芯が熱くなる。

半端な気持ちでは食われる側か此方になると身をもって知ったのに、
また懲りずにネコ娘に手を出してしまうに違いない。
それも惚れた弱みだろうか…

癖になってしまう程、彼女の肉体は甘美なのだ。

「体力つけなきゃなぁ…」

弱弱しく呟いて、疲れた身体を休める鬼太郎は
何があっても”またたび”だけは二度と使うまいと固く誓うのだった。

糸冬
911名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 15:22:56 ID:cKsSwCXz
神!有難うございます!!
ちょいヘタレ鬼太郎イイですね。
5期ならではの鬼×ネコのアマンアマンかも♪
912名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 19:33:43 ID:d9Vws3I6
神来てたー
鬼畜太郎もいいけどこういうのもいいですねえ
913名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 22:40:23 ID:vKqFne0n


書けるモンなら書いてみろ!
ヌけるもんならヌイいてみろ!!






こ泣き爺と砂かけ婆の濡れ場・・・
 

914名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 21:37:33 ID:l3bZ92VD
おお、神が来ていた!
なんてGJ!
鬼畜太郎なのにヘタレな所がイイ(・∀・)
915名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 15:40:34 ID:IMHs9znp
本能の赴くままに暴走するぬこGJ!
またお願いします!
916名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 14:04:02 ID:rERPX6Rb
おおおおお!!!!
5期の甘甘サイコーっす!!!!!!
ぬこたん可愛すぎwwwwww
917名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 14:22:40 ID:UCbak0yx
スレの流れをぶった切ってスマソ
現在、496kb
500kb使い切るまで、残り4kbしかないからスレ立てしてくるノシ
918名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 14:24:29 ID:UCbak0yx
新スレ立てますた
現スレ使い切ったら引越しヨロ


【水木総合】鬼太郎・三平・悪魔くん【11怪】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1261805011/l50
919名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 22:18:35 ID:V922mERw
乙!
920第3作:こなき×砂かけ ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/26(土) 22:47:56 ID:vZYkRaQH
乙!序に>913の要望にこたえつつスレ埋め立て

第3作:こなき爺×砂かけ婆「えんらえんら・その後」

* 爺婆注意 *

・ お好みに合わせて◆以下NGワード登録なり、スルーよろしこ
・ 見た目と中身は関係ねぇ!
・ 基本はラブラブ&アマンアマン

誤字脱字、おかしな所があってもキニシナイ(゚∀゚)!!
921第3作:こなき×砂かけ【1】 ◆.QnJ2CGaPk :2009/12/26(土) 22:49:26 ID:vZYkRaQH
砂かけが身を挺してえんらえんらの暴走を鎮め
一筋の希望にかけて、コールタールの塊と化した
砂かけとえんらえんらを元の姿に戻すべく、
妖怪遠心分離機へと最後の望みを託した。

塗り壁により、ドラム缶数本文のコールタールは一滴残さず遠心分離機にかけられ
最初に元に戻ったのは、煙妖怪であるえんらえんらであった。
ゴウンゴウンと音を立て、やがて機械の動きが止まり
吐き出される黒いコールタール
中に残るのは…

「はい、こなき爺。これ、砂かけ婆に持っていってあげて。」
「ほえ?」

必死に祈る余り、突然声をかけられ間抜けな声で返してしまったこなき爺の手に
ネコ娘が手渡したのは砂かけの着物だった。

「多分、砂かけ婆…何も着てないと思うの。
 機械出られないんじゃないかな…だから。」
「…」
「あたし達、外で待ってるから。
 ほらっ鬼太郎も、みんなも外行くよっ!」

そう言うったが早いか、ネコ娘は鬼太郎の手を引き
塗り壁と一反木綿に目配せすると
そそくさとこなき爺を残して行ってしまった。

「ちょ…」

ボーっと着物を眺めていたこなき爺だったが
一目散に去ってしまったネコ娘達を呼び止めるまもなく
置き去りにされてしまった。

手を伸ばしたままで暫し固まっていたが
機械のほうに目をむけ、再び砂かけ婆の着物に視線を戻す。

「ほんに、あの中に砂かけが居るんかのう?」

その身を砂に変え、目の前で消えた砂かけ婆に対し
いまだ喪失感の拭えないこなき爺は、不安を抱えたまま
恐る恐る機械に近づくと、瞳を閉じたまま中を覗き声をかける。

「おーい、砂かけの…居ったら返事をくれんかのう?」

もし、もしも機会の中に砂かけの姿が無かったら…と思うと、
恐ろしくて見られなかったのだ。

「馬鹿たれっ!早く着物をよこさんか…風邪を引いてしまうわい。」
「砂かけの、お主無事じゃったんじゃな?」

何時もと変わらぬその声が聞こえるまでの間、
永遠とも思えた恐怖が一瞬で吹き飛ぶ。
こなきが目を開けると、薄暗い中
此方に背を向けて座る砂かけの姿があった。
922第3作:こなき×砂かけ【2】 ◆.QnJ2CGaPk
「こりゃ、こなきの!婆の裸は目の毒じゃから気を使ってるというのに、わしの着替えも寄越さず、ジロジロ見るでない!」
「そ、そんな事は無いぞ…砂かけの。わしゃぁ、お主の様なふくよかで餅肌の女子が好きじゃぁ。」
「戯けた事を抜かしよって!」
「戯言等ではない。よもやわしの告白を忘れたとは言わさぬぞ。」
「…」

砂かけはその身をかける覚悟を決めたこなきの言葉を思い出すと、黙って俯いた。

「それに、おぬしの裸は目の毒なぞではない。…その、なんじゃ。わしゃぁ…勃ってしもた。
 好いた女子の生肌というものは…ええもんじゃなぁ。」

こなきが照れくさそうに頭部を掻きながら身体の変化を告げると、砂かけは噴出す。

「なんぞ、笑い事ではないぞ。わしは真面目に…」
「いやいや、おぬしを笑ったのではない。こなきの、おぬしやはり可愛い爺さんじゃなぁ。」
「砂かけの…傍に行っても構わんかの?」
「ああ、構わんぞ。」

こなきはゴソゴソと中に入り込むと、砂かけの背後に背を向けて座り、着物を砂かけに渡した。

「のう、こなきの。わしら妖怪として生まれたときには既に老成されて爺さんと婆さんを演じてきたとは思わぬか?」
「言われて見れば、そうやもしれぬのう。」
「わしらの見かけは、所詮は人間を謀るためのもの。見た目に惑わされてはならぬのに、当の本人が惑わされて居ったとはのう。」
「そうじゃなぁ。」
「愛だ恋だとはしゃぐ事をしてはならんと思い込んで居ったよ。」
「今からでも遅くは無いぞ?」

「何がじゃ?」
「お主さえよければ、わしと一緒に愉しまぬか?」

着物に伸ばした砂かけの手を取り、こなきは砂かけの顔を真剣な眼差しで見つめた。
その熱い眼差しに、砂かけの頬がポッと赤くなる。

「婆さんの形をしたわしだが、ええのか?」
「わしゃぁ、お主がええ。」
「…嬉しいのう。本当なら初心な手順を踏んでいきたいところじゃが。こなきの、こやつを何とかせぬと治まりがつかんのじゃろ?」

砂かけが手を伸ばし、ぎゅっとこなきの勃ちあがったモノを掴み、上下に擦る。

「おほぅっ?!」
「石のように硬くしよってからに。こやつを如何治めるつもりだったんじゃ?」
「すまぬ…砂かけの…いきなり関係を迫るのは気が引けての。わしゃぁ、どうにも出来ん…手伝ってはくれまいか。」
「実は、わしもお主の告白を聞いてから濡れてしまっての。取って置きの”秘技”をお主に見舞ってやるわい。」

砂かけの言葉に、先の大技を思い出しこなきは顔色を変えた。

「砂かけの!わしの事はええ。 元の姿に戻ったばかりだというに、わしは危うく欲望に負けて道を誤るところじゃった。
 お主がまた消えてしまうのはもう御免じゃ。ゆるりと養生してくれい。」
「何を言うか、こなきの。この”秘技”はお主でなければ…いや、お主”だけ”に、じゃよ。」

砂かけはこなきを押し倒し、勃ち上がったこなきのモノを掴むと、己の秘所へと宛がう。

「”秘技!流砂快楽地獄”!!」
「ひやぁあああっ!の、飲み込まれる〜?!」

それは正しく流砂の如く、もがけばもがく程激しく絡め盗られ蚯蚓千匹も霞む程。
快楽地獄とはその名の通り。
その後、二人は老成された青春を存分に謳歌したという。

糸冬