☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第68話☆

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884名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:18:14 ID:S6brTRU3
GOGOGOGOGO!!!!
885246:2008/05/02(金) 20:18:14 ID:z39E9e+2
とりあえず投下します。
最近元気ななのはさん書いてなかったから(ry
246のエロス力ではこれが限界です。
・エロ。なのはさん&聖王ヴィヴィオ×フェイトさん。
・なのはさんとヴィヴィオにいけないものが生えています。
・浣腸って一度やってみたかったんだ。
では。
886名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:18:17 ID:/U/hHCre
GOGOGO!
887朝、青空に君を感じる:2008/05/02(金) 20:19:07 ID:z39E9e+2
 日は沈み、夜を彩っていた高層マンションの明かりも殆ど無くなった深夜の事である。

「や、やめっ……いや……こ、来ないで……」

 フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは間近まで迫っていた恐怖に涙を流し震えていた。場所は想い合って
いる親友の自宅の一室。彼女が休日にいつものように訪れる安息の地。
 JS事件が終わり、変わらぬ忙しさと共に平和を満喫していた時である。彼女が涙を流し震えるような事など
ありえない。
 その筈だったのに――――。

「もう逃げ場なんてどこにも無いよ。大人しくして、ね?」
「そうだよー、フェイトママ。大人しくしないと駄目」

 見上げれた先にいるのは邪悪な笑みを浮かべ、フェイトを見下ろす高町なのは。そして、彼女の愛娘ヴィヴィ
オである。
 三人ともが服を身に着けず生まれた時の姿のまま。なのはは腰に手を当て冷たくフェイトを見下ろし、それに
習うようにヴィヴィオもフェイトを見下ろしている。
 揺れるは合わせて三人分の胸。そこに少女の姿はどこにもない。なのはが教導官人生をかけて教え込んだ変身
魔法はヴィヴィオを一時的にかつてレリックを埋め込まれた時の姿へと変え、愛くるしかった少女の姿を忘れさ
せてしまうほどの妖艶さを漂わせているのだ。

「ヴぃ、ヴィヴィオお願いだからっ、ね? フェイトママヴィヴィオにはまだ早いと思うんだ」
「だーめ」
「うん、ヴィヴィオはいい子だね。悪い子はフェイトママだけかな?」

 悪い子には粛清を。それが高町家の仕来りなのである。

「そ、そんなの聞いた事!」
「当たり前だよ。ヴィヴィオはいい子だから」

 そして始まるは一家団欒。楽しい夜のひと時だ。


魔法少女リリカルなのはStrikerS
―朝、青空に君を感じる―


「ほらぁ、ヴィヴィオの凄いでしょ? 頑張って教えた甲斐があるよね」
「んんっ、な、なの――――ひゃう!!」

 涙を流すフェイトの前後を貫くは二本の剛直。一本はなのはのもの。そしてもう一本はヴィヴィオのもの。
 限界まで広がった膣口と肛門の圧迫感に呼吸すらままならず、加えて先ほどからなのはに口を塞がれいつ意
識を失ってもおかしくない状況で、フェイトに抵抗する力などある筈が無かった。
 なのはが一度腰を引き、勢い良くフェイトの最奥へと己の剛直を突き入れる。じゅぶ、と言う濁った水音に
混じり、フェイトの愛液となのはの精液が混ざったものがフェイトの太ももを伝い絨毯を汚していた。

「ふぇ、フェイトママの……きつい……んっ……」

 その後ろではフェイトの首輪の鎖を引きながら額に汗を浮かべているヴィヴィオだ。なのはに負けず劣らず
の剛直でフェイトの肛門を限界以上に広げ、だがもっとと更に奥へと突き進めている。
 剛直で広げられたフェイトの肛門、そこから白濁に混じって滴る腸液はフェイトの言葉とは裏腹にヴィヴィオ
のものを締め付けて離しはしない。
 つまりフェイトは悦んでいるのだ。そう理解して、ヴィヴィオがフェイトの腰に己の腰を押し付ける。中で
ヴィヴィオのものが動くたび、寒気に似た快楽がフェイトの背中を走り、涙と涎を撒き散らすと共にフェイトに
嬌声を上げさせていた。

「そうだよヴィヴィオ。フェイトママもっとって言ってるから、頑張ってフェイトママを悦ばせてあげようね」
「うん!」
888朝、青空に君を感じる:2008/05/02(金) 20:20:00 ID:z39E9e+2
 フェイトの脚を大きく広げ、持ち上げているなのはがフェイトの唇に吸い付いた。歯の一本一本を舐め、口
内を蹂躙し、逃げようとするフェイトの舌を絡めとって己の唾液を送り込む。
 如何にフェイトが抵抗しようとも無駄な事。なのはに教え込まれた身体は送り込まれるものを喉を鳴らしな
がら胃に収め、その意思に反して貪欲に腰は前後に揺れるのだ。
 暴力的な快楽がフェイトの思考を白くする。涙の浮いた視界一杯に映るなのはの笑みと、首筋に吐きかけら
れるヴィヴィオの吐息が、フェイトの全身をこの上なく熱くする。

「ひっ、あっ、な、なのはっ、んんっ……あぁっ! はぁっ、ら、らめっ――――」
「イっちゃう? ヴィヴィオのが気持ちいの? それとも私かな?」
「りょ、りょうほう! ひぁっ、き、気持ちいいのっ!」

 一際大きな水音と共に、なのはとヴィヴィオが同時にフェイトの最奥を貫いた。フェイトの奥で感じる互い
の硬さ熱くなった息を吐き、溜まらずヴィヴィオがフェイトの後頭部に顔を埋め嬌声を上げる。
 ドビュ、と何度目か分からない射精でフェイトの腸内を汚しながら、同様にフェイトの膣に精を吐き出すなの
はと笑いあい舌を絡めた。

「んんっ、なのは……まま……」

 母と娘が舌を絡めあい、唾液を交換する。それをぼんやりと視界に納め、フェイトは絶頂を迎えたからか震
えて自由にならない身体を脱力させ、瞼を閉じた。
 なのはとヴィヴィオ同様、もう何度目か分からない絶頂で限界だったのだ。このまま眠りたい、そう願うの
は仕様が無い事だろう。
 だが。

「フェイトちゃん、何寝ようとしてるのかな?」
「フェイトママ、寝ちゃ駄目だよ。まだまだこれからなんだから」

 だが、それをこの二人は許さない。ベッドに横になったフェイトに繋がった鎖を引き上げ、ヴィヴィオが哂う。
なのははフェイトの鼻先に己の肉棒を押し付け、満面の笑みでフェイトを睨んでいた。

「はいフェイトちゃん。舐めよっか?」
「ヴィヴィオのも舐めて」
「……うん……舐める、よ」

 左右それぞれの手で二人のものを擦り上げ、フェイトが同時に舌を這わせていく。擦れあう亀頭の刺激に僅
かに二人の腰が震えるのを見ながら、二本同時に咥え刺激した。
 なのはのもヴィヴィオのも魔法で作り上げたものだからだろう、その大きさは平均以上。そんなもの二本同
時にくわえ込むことなど出来るわけも無く、フェイトの口端からは絶えず唾液が伝っていた。
 それを指摘され、フェイトの身体の芯に震えが走る。無論フェイトとしては恥ずかしさ以上のものを感じる
事などないのだが、その身体は間逆の反応を示しているのだ。
 なのはとヴィヴィオの要求なのか、それともこの身体の熱が原因か。フェイトは一心に二人の肉棒を擦り上げ、
奉仕に没頭する。
 貫かれていた時の余韻は少しも薄れてくれる気配がなく、フェイトは太ももを擦り合わせながらそれに耐え
ていた。
 その髪と同色の陰毛から精液交じりの愛液を滴っている。太ももを擦れあわせる度粘ついた感触に指を突き
入れて掻き混ぜたく欲求が湧いてしまう。
 一度お願いしてみようか、そんな事を考えながら二本の肉棒に奉仕する事は忘れない。

「き、きもちいい?」
「うん、フェイトちゃん上手だよ」
「ヴィヴィオも?」

 ヴィヴィオが頷き、もっととフェイトの顔に肉棒を押し付ける。悦んでくれた事に笑みを浮かべ、フェイト
が一層刺激を強くさせ、ややあって二人が同時にフェイトの顔を白く汚した。
 噎せ返るような生臭さと共に、口からあふれ出ようとする精子に慌ててフェイトが喉を鳴らす。顔を汚すそ
れを指で救いながら舐め取り、口の周りをドロドロに汚しながら自分の胸元の精子を掬うのだ。
 一滴たりとも残してはいけない。そう教え込まれたのだから当然だ。身体にかかったものをあらかた飲み込み、
次は床に舌を這わせていく。
889朝、青空に君を感じる:2008/05/02(金) 20:20:46 ID:z39E9e+2
「フェイトちゃん私たちの美味しい?」
「うんっ、美味しいよ」

 羞恥も戸惑いも無く、一心不乱に床を舐め続けるフェイトを二人が哂う。足先にかかったそれを舐められる
たびにくすぐったさを覚えながら、こっちもだよとフェイトの前に自分の肉棒を差し出した。
 二人のものを擦り上げ、残っていたものを吐き出させる。胸元にかかったものを口に含み、終わったよと微笑
んで。
 ドロリ、と濁った瞳が既にフェイトにまともな理性が残っていない事を告げている。それを見下ろすなのはと
ヴィヴィオも同じか。なのはとヴィヴィオは同じように濁った瞳に、嗜虐を湛えながら口端を吊り上げていた。

「フェイトママ、まだ残ってるよ?」
「へ? きゃっ――――」

 ヴィヴィオが行使するのはなのはから覚えたレストリクトロックだ。虹色の縄がフェイトの身体を締め上げ、
強引に脚を広げさせる。稼動範囲以上に広がった間接がギチギチと悲鳴を上げ痛みを覚える中、フェイトは涙を
浮かべたまま娘のバインド魔法を成長に悦んだ。
 ヴィヴィオの頭を撫でたフェイトが指を鳴らす。フェイトの身体を包み込む桜色の魔力はフェイトを宙に浮
かせ、なのはの意のままに動いていく。
 ヴィヴィオに脚を大きく広げられ、なのはに頭と下に脚を上にした格好を強要されながらフェイトが不安げに
二人を見上げる。
 ご褒美だよ、そう身を屈めたなのはの視線の先はフェイトのひくつく陰唇と肛門だ。なのはによって整えら
れたフェイトの金色の陰毛はなのはとヴィヴィオの視界を塞ぐ事無く、彼女の陰唇とその間で涎を垂らしている
膣口を露にしている。
 なのはの白濁液で溢れたそこに指を埋めれば、フェイトが悲鳴と共に腰を震わせどろっと精液交じりの愛液を
垂らしていった。
 溢れ出たなのはとフェイトの混合液は、その下フェイトの腹へと流れていく。引き締まった腹はその流れを
せき止める事無く臍を超え、フェイトの乳房の間に溜まるように流れていった。

「ん……なのはママとフェイトママの……美味しい」
「ひぁっ、お、おっぱい……んんっ! い、痛いよ、はぁっ、んくぅっ……!」

 それをヴィヴィオが舐めとっていく。フェイトの勃起した両の乳首に爪を立て、フェイトに嬌声を上げさせ
ながら二人の母の味で喉を潤した。
 零れ落ちたものを舐め終わり、ヴィヴィオの舌が少しずつフェイトの腹を上がっていく。白く残ったものを
舐めとりながら臍に舌を突き入れ震わせ、そして最後はその源泉だ。

「ふっ、ヴぃ、ヴィヴィオッ……あぁっ……ひぁんっ!」

 金色の陰毛を掻き分けながら、ヴィヴィオの舌が動かされる。片手で陰核に舌が触れるたびフェイトが腰を
逃げるように揺らすのに、僅かにヴィヴィオの眉が吊りあがった。

「フェイトママ、逃げちゃ駄目だよ?」
「――――っ!?」

 パシンと形の良い尻にヴィヴィオの手によって叩かれる。瞬間痛みに悲鳴を上げたフェイトを嘲笑するよう
な笑みと共に、ヴィヴィオがもう一度。
 紅くなった尻を鷲づかみにし、左右に広げながらヴィヴィオはフェイトの膣奥と陰核に舌を這わせる事に没
頭した。

「んっ、あっ……なめちゃ、らめぇぇぇ……!」
「もぅヴィヴィオ、フェイトママのお尻叩いちゃ駄目。フェイトママ嬉しくって気失っちゃうよ」
「んぐっ……ごめんなさい……」
「でも、可愛いから許しちゃう」

 ヴィヴィオが舌を這わせるのを眺めながら、なのはもフェイトの肛門へと舌を向かわせる。口をつけた途端
広がるのは、慣れ親しんだフェイトの後ろの味とここ最近味わう事になったヴィヴィオの苦味だ。
890朝、青空に君を感じる:2008/05/02(金) 20:21:30 ID:z39E9e+2
「はぁ、フェイトちゃんのお尻可愛いね……叩いちゃう」
「ひあぁっん!」
「あはは……もう一回!」
「ひっ、な、なのはぁ……」

 先ほど以上に紅くなった尻に、なのはの舌が這わされる。肉付きの良い全体からその真ん中の割れ目、そし
てその中心でひくつくのはフェイトの肛門だ。
 なのはが手を叩きつけるたび、フェイトが泣きながらも肛門から精液を吐き出していく。舌が肛門に突き入
れられ震えれば、フェイトが抵抗するように肛門に力を入れキュッとその穴が収縮した。

「ん、んんっ……ふたりともっ……はぁぁん!」

 ヴィヴィオが容赦なく陰核に歯をたて指をフェイトの奥まで突っ込み、折り曲げる。なのはがフェイトの肛
門に舌を差し込んだまま震わせ、その度肛門から溢れ出る白濁液を極上の美酒の様に舐め上げる。
 そして、フェイトは二人の攻めに息を切らしながらも、必死に腰を振りもっととせがんでいた。

「フェイトママ気持ちいい?」
「うんっ、うんっ、気持ちいいの! ヴィヴィオのぉっ、したがっ、んんっ……んんんん!!!」

 ヴィヴィオが陰核を思いっきり捻り上げたと同時だ、フェイトが不恰好に身体を伸ばし悶絶する。白目を
剥きながら感じるのは、痛みを伴った暴力的な快楽だ。
 ふぁ、と火照った吐息を漏らしながら全身が脱力し、瞬間フェイトの身体が今まで以上の羞恥に染まった。

「フェイトちゃん可愛いよ」
「――――なのは、ヴィヴィオ……」

 視界が真っ白に染まる中、フェイトはゆっくりと意識を沈ませた。それを見下ろしながら、二人の悪魔が笑
いあいその唇を重ね、舌を絡める。

「でもフェイトママ、まだだよ――――」
「――――まだ、こんなんじゃ終わらせないよ」

 さぁ、どこまでも一緒に堕ちてしまおう。
 二度と這い上がれるよう、深く深く。


* * *


「――――あっ、あああぁぁぁぁぁ!!!」

 目覚めたのは、己を貫く肉棒が幾度目かの限界に達したその瞬間だ。見開いた瞳で見れば、ヴィヴィオが口
笑みの形にを歪ませながら、フェイトを下から突き刺していた。
 子宮に直接精液を吐き出しながら、ヴィヴィオが止まる様子はない。フェイトの唇に吸い付き、フェイトと
同等以上の乳房とその頂で硬くなっている乳首を擦りつけながら、獣のような息遣いで繰り返しフェイトの最
奥に突いていく。
 二人が繋がった箇所は淫靡に汚れ、泡だった精液がヴィヴィオの肉棒で掻き出される。その度フェイトは二
人分の精液の絡みついた金の髪を揺らしていた。

「はっ、はっ、フェイトママッ、逃げちゃ……駄目!」
「くぅあっ! ヴぃ、ヴィヴィオ……ふあぁっ!」

 ヴィヴィオの左右のオッドアイが、フェイトに嬌声を上げさせている喜びに染まっていた。血が繋がってな
かろうと、まるでなのはのような嗜虐の瞳が理不尽までにフェイトに命令をしているのだ。
 それに応えるかのように、フェイトが腰を振り果て続ける。涎と共に舌を突き出し、それをヴィヴィオに吸
われながら、潮を吹き全身で快楽を享受した。

「私も忘れちゃ駄目だよ」
「な、なの――――んぐっ!?」
891朝、青空に君を感じる:2008/05/02(金) 20:22:13 ID:z39E9e+2
 声と共に、首輪が引っ張られフェイトが思わず声を上げる。ヴィヴィオに突かれながら振り向けば、なのはが
フェイトを睨むかのように目を細め、鎖を腕に絡ませていた。
 フェイトは首輪を引っ張られ、言葉も出ずに恐怖に顔を歪めるのみ。ヴィヴィオはそれを見ながら今まで以
上の勢いでフェイトを突き上げ、じっとフェイトを睨むなのはに僅かに苦笑した。

「フェイトママ大変だよ。なのはママ怒っちゃった」
「んんっ、あ、いやっ……ぐぅぅ――――!!!」

 逃げようとするフェイトを更に突き上げ、ヴィヴィオがフェイトの尻を割り開く。秘所と共に涎を垂らす肛
門へ狙いを定め、なのはが手に持っていたそれを突き刺した。
 なのはの肉棒じゃない、もっと細くて長いもの。ヴィヴィオがフェイトに同情するかのように涙を舐め取る
のを見ながら、なのはは二人に構わずそれをフェイトの奥へと突き進めて行く。

「フェイトちゃんのここ、汚れてるから綺麗にしなくちゃね」
「――――っ! んんっ、いやぁぁぁぁぁ――――!!!」

 無論フェイトがそれを知らないはずもなく、それだけはとなのはを見つめ懇願するが無駄な事。フェイトの
肛門に刺さった浣腸器はなのはが用意したバケツ一杯の液体を吸い上げ、フェイトの中へと送り込んでいた。
 なのはは容赦なくポンプを握り潰すたび、フェイトが悲鳴を上げながら尻を振る。その度フェイトの尻を叩
き付けなのははお仕置きとして、更にポンプを握りつぶす回数を増やすのだ。

「この前はすぐ限界になっちゃったから、今日はもう少し頑張ってみようか」
「いやっ、んぐっ、ゆ、ゆるひて……んんぐっ!!」
「ほらっ、ヴィヴィオも忘れちゃだーめ!」

 しばらくして、痛みがフェイトの下腹部を駆け巡る。限界以上に送り込まれた液体を出さぬよう、フェイト
が括約筋に力を込めて抵抗をする。
 フェイトの肛門がキュと窄まるのを眺めながら、なのはは嬉々とした表情でフェイトが悶える様にもっとと
浣腸器のポンプを握りつぶすのだ。

「フェイトママッ、もっと動いてっ! もっと……鳴いて!」
「ひぐっ、あっ、ヴぃ、ヴィヴィオらめっ、らめなのっ……らっ、め……!」

 フェイトの額に、脂汗が滲み始める。なのはが送り込む許容量を超えた液体は既にフェイトの肛門から漏れ
始め、ヴィヴィオが突き上げるたび空気の漏れる音と共になのはの身体を汚していた。
 下腹部の刺すような痛みが相変わらずフェイトを苦しめる。加えて、たぷんたぷんと水がぶつかるがするフェ
イトの腹は大きく膨れ、ヴィヴィオはそれを理解しながらフェイトを全力で突き上げるのだ。

「フェイトちゃんお疲れ様。全部入ったね」
「はっ、あぁっ、はぁ……ぐっ……ぐぅぅっ!」

 最早フェイトに何か言う気力が残されているわけもなく、頭の中にあるのは力を抜いたら駄目だというその
一点だ。目をきつく閉じ、唇を噛み締めなのはとヴィヴィオの攻めに耐えるのみ。
 それに、なのはとヴィヴィオが目配せし頷きあう。なのはにとって浣腸は前準備だ。本番はフェイトが全
てを受け入れたここから。
 即ち、今日は何回耐えられるのかだ。

「――――ひぐっ!?」

 パチン、と甲高い音が耳を打つ。フェイトが口を開けそうになるのを堪える中なのはがもう一度、その手の
平をフェイトの尻に叩きつけた。
 悲鳴を上げるフェイトと、先ほどよりも強い締め付けに嬌声を上げるのはヴィヴィオ。そして、なのははそ
れを見下ろし笑うのだ。
 悲鳴と嬌声と笑い声とフェイトの尻を叩く音。それに混じり聞えるのは、フェイトの肛門から少しずつ空気
が漏れる音だ。
 それが聞えるたび、フェイトが涙を堪えるように鼻を啜る。羞恥と快楽で真っ赤に染まった身体を捩れば、
溢れるのはヴィヴィオの精液と、先ほどから止まってくれない自身の蜜。
 身体の自由を奪う快楽が徐々にフェイトの力を失わせ、次のなのはの平手打ちでフェイトの意識は完全に闇
へと消えていく。
892朝、青空に君を感じる:2008/05/02(金) 20:22:58 ID:z39E9e+2
「フェイトちゃん気持ちよかった?」

 耳元で囁かれた言葉に、あぁと感嘆し全身を一度ブルッと振るわせた。
 何もかも、どうでも良くなってしまうのだ。
 痛みも羞恥も何もかも、全てが快感に変わるこの世界にずっと身を委ねていたいと。
 道徳も理性も、大切なものも全てが一緒に流れて消えていく。
 そして愛しい人に耳元で囁かれた言葉が、何よりもフェイトの涙を溢れさせていく。

「――――うん、なのは……きもちよかったの……」

 自身の肛門から勢い良く噴出された水音と、空気の漏れる音にもうフェイトは考える事を止めていた。


* * *


「――――んん」

 ぼんやりとした意識の中瞼を開ければ、隣で眠っているのは愛しい存在だ。

「イタタ……もぅ、なのはやり過ぎだよ……お尻痛い……」

 元の姿に戻り抱きついているヴィヴィオを引き剥がして辺りを見渡せば、筆舌に尽くし難い状況に浮かぶのは
笑みでも苦笑でもなく夜の事。
 思い出し、再び羞恥に身体が熱くなるのを感じれば、太ももを垂れるのは自身の愛液だ。
 見ているだけで頭痛がする惨状を寝室に残し、なのは後は任せたと部屋を出る。太ももを垂れる二人の精液
とフェイト自身の愛液を無視してシャワー室へ入り、全身の汚れを落として鏡を見る。

「酷いな……もぅ」

 全身に刻まれたのはなのはとヴィヴィオどちらの刻印か。これでは服を着ても隠しようがなく、またシャー
リーに冷やかされると溜息を一つ。
 まぁそれも休日明けのいつもの事である。しばらく我慢すれば気付かれない程度には消えてくれる筈だと納
得し、フェイトはシャワーの湯の温かさに目を閉じた。
 教導官の仕事とヴィヴィオの学校は今日は休日。きっと起きたら遊びに行くのだろうと何とはなしに考えな
がら、フェイトが管理局の制服に袖を通していく。
 その上にエプロンを着け、なのはに手間をかけさせないように朝食と置手紙を残し、時計を見た。時刻は丁度
今出れば急がなくても済むほどだ。
 一度、なのはに声をかけた方がいいかなと思い、それでは置手紙の意味が無いだろうと苦笑したのはどれく
らいだったろうか。
 せめても、と寝室の扉越しに声をかけフェイトが高町家を後にした。

「ん……いい風」

 春が終わり、もうそろそろ夏が訪れようとしている朝の事である。
 雲ひとつ無いどこまでも続くような青空の下、フェイトは次の休日を思い出しながら家族の事を想っていた。
893246:2008/05/02(金) 20:23:49 ID:z39E9e+2
以上です。ありがとうございました。
何か陵辱ちっくになってしまったので、落ちはさわやかにしてみました。
ドゥーエお姉様にも踏まれたいけど、なのはさんとヴィヴィオにも踏まれたい。なのはさんは
恥ずかしがりながらでもいいかなぁ。チンク姉はため息ついて呆れられながら世話やかれたいです。
「お前は駄目駄目だな」なんて言われたい。
長編の続きはGW中に。
フェイトさんのお尻は次元世界の宝です。皆さんたまには労わってあげましょう。
ではでは。
894名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:31:29 ID:S6brTRU3
GJ
フェイトさんどMだよエロエロ。
なのはさんどSだよエロエロ。
ヴィヴィオもどSだよエロエロ。
895名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:45:35 ID:VgCazRg4
>>893
GJ!!
896ておあー:2008/05/02(金) 20:56:46 ID:3E6hL0OM
>>893
ダメだこの家族…早く何とかしないと……いや、幸せならいいのか?

自分も投下してかまいませんか?
897名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:57:15 ID:YthJfXQF
GOGO!
898名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:58:22 ID:K4l4/WD9
>>893
乙!
エロすぐると言わざるをえない。
でも愛があるっていいよな!

ところで、>>889

ヴィヴィオの頭を撫でたフェイトが指を鳴らす。フェイトの身体を包み込む桜色の魔力はフェイトを宙に浮
かせ、なのはの意のままに動いていく。

ってのの最初二つは『フェイト』じゃなくて『なのは』でおk?
縛られてるのに頭撫でるのスゲエとかボケた事考えて気になったんだ。
899名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:59:11 ID:K4l4/WD9
おっと失礼。

>>896
かも〜ん
900ておあー:2008/05/02(金) 21:03:50 ID:3E6hL0OM
>>897,899
あじゃじゃーす。

1000なんて行かせるなんて職人の名折れ、容量オーバーで埋まってこそのなのはスレ…!
ということで投下。前回レス下さった方、ありがとうございました。
第四話投下から約2ヶ月……もう、リスタートしてもいいよね……

こんなキャラ崩しも甚だしい作品を待ってくれていた全ての人へ向けて、『魔法集団リリカルやがみけInsecterS』(いわゆるキシャー)再開です。

しかし再開と同時に急展開の罠。



今作の注意(さり気なく増減注意)

・非エロ
・時期的には三期が終わった後
・八神家とガリューメイン
・蟲的なものが苦手な方は注意? でもしなくていいような気もする
・捏造設定あり
・本編で謎な部分に対する妄想補完あり
・パロ、中の人など各種ネタをフル装備
・それに伴ってほぼ全員凄まじくキャラ崩壊
・目指すは笑いあり涙あり友情あり萌え?あり燃えありなごった煮話
・つまり総合するとデフォルトで超展開

あと現状でなのユー、スバティア、ギンゲン、カルウェンがカプってます。別に本筋とは関係ないですが念のため。

それと今回の話で一部一階の名無し氏の『ある槍騎士とある姫のその後の話』シリーズと被っている場面があります。気になる人は御注意ください。
氏の『ある槍騎士と〜』シリーズについてはこちらから↓
ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/%a4%a2%a4%eb%c1%e4%b5%b3%bb%ce%a4%c8%a4%a2%a4%eb%c9%b1%a4%ce%a4%bd%a4%ce%b8%e5%a4%ce%cf%c3


後はまあ……かなり前回からかなり間隔が空いたので読む前に前回までの話をもう一度読み直しておくとより楽しめる気がしないでもないです。
1〜4話はここからドゾー↓
ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/%cb%e2%cb%a1%bd%b8%c3%c4%a5%ea%a5%ea%a5%ab%a5%eb%a4%e4%a4%ac%a4%df%a4%b1InsecterS


『魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5』と打てばあぼーんされます。
901まえがきてきななにか:2008/05/02(金) 21:06:14 ID:3E6hL0OM
あ、しまった。被っている"場面"じゃないや…ネタっていうか設定っていうかそんなやつです。

まえがきてきななにか(最終投下からスレが変わった場合につく)


この話の主な登場人物

・ガリュー(CV候補:クロノ・ハラオウン(大人Ver.)の中の人とか)
別次元では主夫、こっちでは芋虫。主食は謎。

・八神はやて(CV:植田佳奈)
夜天の腹ペコ王。好物は納豆。

・ヴォルケンズ(アギト含む)(CV:人それぞれ)
シグナムだけやたらガリューの事を嫌っているが、別にツンデレのツン状態という訳ではない。

・アルフ(CV:桑谷夏子)
前回出番が無い。八神家のどこかで絶賛放置プレイ中。


前回までのあらすじ

 ある日八神家の冷蔵庫に巨大な芋虫が出現。その正体は子供フォームに失敗したルーテシアの守護虫ガリューで、アギトを頼って
八神家に転移してきたのだった。
 話を聞いた八神家の長・はやては彼を元の姿に戻すのを手伝ってやる事にしたが、一家全員ボケ要員の八神家とツッコミ気質の
ガリューは悪い意味で噛み合ってしまい、元に戻る方法探しは全く進まない。
 さすがにこのままではマズいと判断したはやてはユーノ(無限書庫)に協力を仰ぐ事にする。多少の騒動はあったものの、なんとか
彼の協力を得る事に成功し、このまま物語は一気に加速する……のか?
 
 
そんな感じで魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5、始まります。

902魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:07:03 ID:3E6hL0OM
『いやマジでやばかったよ、あと十分遅れたら死んでたね』
「またまた〜。アンタみたいに生命力の強い虫が非殺傷設定の魔法で死ぬ訳ないやん」
『いやいや、世の中には狂死という死に方があってだな……』

 はやてがユーノとの通信を終えて20分後。
 応接室で生きながらにして標本化させられていたガリューも無事助け出され、リビングには一部を除いてまったりとした空気が
流れていた。

(特におかしなところはないみたいね……)

 主とガリューのやり取りを見ながら、シャマルもホッと息をつく。どうやら部屋を移動させられたのは、錯乱する自分を隔離する
為だと思っているようだ。
 先刻ガリューの存在を思い出して助けに行く際、彼がヴィヴィオのトラウマになっている事は本人には伝えないという事で八神家の
意見は一致した。伝えたところでヴィヴィオのトラウマが治る訳でもないし、それどころか徒に彼を傷つける事になりかねない。

(ガリューが『謝りに行く』とか言い始めると、それはそれで面倒な事になりそうだし……)

 今の格好でヴィヴィオに会いに行ったらトラウマを払拭するどころか倍増である。それに、ユーノですらあの反応なのに、もし
なのはとガリューが対面したら……


 ――砲撃の的になれなの。
 ――なれば許していただけるんですね……アッー!!!!(ピンクのぶっといのをブチ込まれる)


(……絶対ダメね)

 言葉が通じる人間相手にすらしばしば肉体言語で話しかける彼女だ、どう考えてもまともなお話は期待出来ない。

「ところでさ、はやて……アタシ、お腹空いてきたんだけど……」
「私もです……」
 ヴィータとリインがはやての袖を掴んで引っ張る。確かに今朝はガリュー騒動のせいで何も食べていない。二人の言葉を聞いた
瞬間、シャマルのお腹もきゅくる〜と可愛い音を立てた。

「なんやー、シャマルもか?」
「あ、はい実は……」
「恥ずかしがらんでもええよ、私もちょっと気ぃ抜いたらこんな感じやし」


 グギャアォグルルグバッジュグワラゴワガキーン……

903魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:07:27 ID:3E6hL0OM
「……あの、はやてちゃん。今のは……?」
「私のお腹の音や」
『お前の腹にはなんか住んでるの? 一定時間食物を摂取しないと腹を突き破って出てくるとか?』
「中には誰もおらへんよ。あとはこんなんもできるで」


 タッカラプト ポッポルンガ プピリット パロ


「うわあ、何かの呪文みたいですー」
『呪文だよ! それ確実に何か喚ぶ時の呪文だよ! ていうか喚べるなら喚んで! 願い事あるから喚んで!!』
「せやから何も出てこおへんて。集めたら願いが叶うとかそんなん、ジュエルシードやないねんから……人の事をロストロギアみたいに
言わんといてほしいわ」
『自分で言ってたじゃん! いや俺が聞いた訳じゃねーけど!!』
「せやけどまあ実際、朝から何も食べてへんもんな」
『また無視か!!』
「ムシだけに、ですか? うま(ry」
『またそのネタか!!』
「アギト、悪いけどちょうコンビニまで行って適当に買うてきてくれへんか? 荷物持ちにシグナム連れてってええから」
「え!? 私がですか!?」

 テレビのリモコンをいじっていたシグナムが驚いてリモコンを取り落とす。

「ん? 何かマズい事でもあるんかー?」
「あ、いえ、そういう訳ではないのですが……その、もうすぐアレが……」
「あー、もうそんな時間か。でも心配せんでもちゃんと録画しとくから。アレは私も毎週見とるし」
「……はいorz」

 シグナムはなおも「実況が……」などとブツブツ呟いていたが、主の命には逆らえず渋々アギトを伴ってリビングを出て行く。
去り際に鬼気迫る表情で彼女に睨みつけられ、ガリューがびくりと体を震わせる。

『こえー……何今の? 俺なんか悪い事した? いや実際結構心当たりはありすぎるほどあるけど……』
「気にせんでええよ。もうすぐシグナムの好きなアニメが始まる時間やから、ちょう気が立ってただけや」
『アニメ? ゲームだけじゃなくてアニメもかよ……なんかもう完全にオタクだな』
「いやーまあそのアニメは特別でな、別に完全なアニオタっちゅうわけではないんよ……さて」

 はやてが携帯端末を取り出し、またどこかに連絡を取り始める。

『どっかに通信か?』
「そや。シグナムがおらん間にもう一人の助っ人に話をつける」
『助っ人? もしかして俺の? いやもういいって、そのユーノとかいう奴一人だけで十分だよ! そこまでしてもらう訳にはいかねえ
ってばよ!!』
「ええからええから。それにアンタが嫌やゆうても私はアンタを助けるて決めてしもたからな、私の全力全開でやらせてもらうで」
『いやでもホント悪いからさ、元はといえば俺が悪いわけだしそれに……』
「あ、もしもしフェイトちゃん? 今時間あるかー?」
『オオォーーィイ!? またシカトかぁあ!?』
「ムシだけに(ry」
『お前はそれを言いたいだけじゃねーか!!』


    ◆

904魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:08:08 ID:3E6hL0OM
「ごめんなフェイトちゃん。なんやお仕事の途中にかけてしもて」
『ううん、気にしなくていいよ。今はちょうど休憩時間だし、これはなんていうか……ちょっと自分の実益も兼ねてる仕事だから』

 一旦通話を切って映像つき通信に繋ぎ直し。モニターの向こうのフェイト・T・ハラオウンがいるのは本局でも次元航行艦の中でも
ない、どこかのスタジオだった。

「シャーリーとティアナは?」
『シャーリーなら今プロデューサーさんと打ち合わせ中。ティアナは今頃スバルとデート中じゃないかな。執務官の仕事を実地で
学べるようにと思って補佐に誘ったのにこんな事になっちゃってるし、せめて恋人と休日くらい合わせてあげないとね』
 そう言ってフェイトは苦笑いを浮かべた。

 『JS事件』の解決に大きく貢献し『奇跡の部隊』と称された機動六課。
 その部隊に在籍していた事は、多くの隊員達の人生に少なからぬ変化を齎していた。遥か彼方にあった自分の夢を一足飛びで実現
させた者、そこまで劇的ではないがしかし実現に向かって確かな一歩を踏み出した者、全く新しい道を選ぶきっかけになった者……
その中でも六課以前と以後で最も大きな変化があったのはフェイトだった。


 一連の事件が終息し、事後処理が行われる中で最も大きな問題になったのが、主犯であるジェイル・スカリエッティと最高評議会、
レジアス・ゲイズが繋がっていたという事実である。前者は名目上とはいえ管理局のトップに位置する組織であり、後者は事実上の
ミッド地上本部総司令。上層部が広域次元犯罪者のバックボーンになっていたという、時空管理局始まって以来の大スキャンダルに
局の名誉は著しく失墜し、内外から批判の声が相次いだ。それらの声の中には、時に管理局という組織の存在そのものを問う内容
すらあった。
 各次元世界の平和維持という観点から考えれば、現実問題として管理局の解体など不可能である。しかし局の求心力が低下している
のは紛れもない事実であり、新しいトップとしては一刻も早く事件のマイナスイメージを払拭し名誉回復を図りたい。そこで彼らが
考えたのが『奇跡の部隊』機動六課を使い世間に『生まれ変わったNEW管理局』をアピールするという作戦だった。

 スカリエッティを捕らえミッドの危機を救った(といっても実際は六課だけが頑張ったわけではないのだが)六課の世間での人気は
抜群で、しかも部隊員のほとんどが新人や若手という事でフレッシュなイメージも強調でき、まさに広告塔としてはうってつけである。
早速六課を中心とした『NEW管理局・アピールキャンペーン』が企画され、キャンペーンの中心人物を誰にするかで会議が行われた。

 候補は部隊長である八神はやてと、スターズ・ライトニング両小隊の隊長である高町なのはとフェイト・T・ハラオウンの三人。
このうちなのはは「それより新人達を鍛えてあげたい」という理由でやんわりと拒否し、選考委員からも『既に雑誌等で紹介されていて
有名人である為新味に欠ける』という意見が出て除外(同時に新人フォワード陣もキャンペーンから外される)。残るははやてと
フェイトの二人だが、はやてもまた部隊長の仕事が忙しいという理由で辞退し、結果フェイトが選ばれる事になった。本当は彼女も
執務官として色々仕事があったのだが性格上断り切れなかったようだ、とは彼女をよく知る関係者一同の弁である。

 とにもかくにも、こうして彼女は新しい管理局の象徴として積極的にメディアに露出するようになり、マスコミも局の思惑通り
彼女に飛びついた。なにせ容姿端麗、才色兼備、文武両道、露出過多……と一昔前のギャルゲのメインヒロイン並に四文字熟語が
似合う女性である。ミッド転覆を企てた事件の首謀者、大悪党ジェイル・スカリエッティを確保した正義のヒロイン――若き執務官は
一躍時の人に祭り上げられ、今では毎日のようにテレビ出演や雑誌取材をこなす『アイドル執務官』としての日々を送っている。

「ほんで今日はまたこれから取材?」
『ううん、今日はこれから新曲のレコーディング』
「おお、ついに第二弾シングル発売決定か。シグナムが聞いたら発狂しそうなニュースやね。今回もタイアップつきなん?」
905魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:08:34 ID:3E6hL0OM
 フェイトは管理局PR活動の一環として歌手活動も行っており、三ヶ月前に発売されたファーストシングルはミッドウィークリー
チャートで九位に入るという快挙を達成している。フェイトの歌唱力の高さは彼女をよく知る者の間では周知の事実だが、実際この
第一弾シングルの発売後には歌手としてのオファーが殺到したらしい。

『タイアップっていうか……球団の応援歌をカバーするんだ。アルトセイム・タイガースの』
「ええっ!? 『アルトセイムおろし』をカバーするんか!?」

 アルトセイム・タイガースはミッド野球のチームの一つで、リーグの全チーム中二番目に長い歴史を持つ名門チームである。辺境の
田舎チームという事で有力選手が中々入団してくれず、長く低迷期が続いていたが最近では優勝争いに絡むケースも増えた事で人気が
上がっている。フェイトはこのチームの熱狂的なファンで、取材でも時々管理局の話題そっちのけでタイガーストークを繰り広げて
上層部に怒られるほどだった。はやても『タイガース』という響きにサムシングを感じ、フェイトと共に時々テレビで試合を観戦して
いる。
 ちなみにミッド野球は名前通り地球の野球がルーツらしいが、どこでどうなったのか本家の野球とは大幅にルールが異なり、投手が
投げた魔力弾を打者がアームドデバイスで打ち返し、ランナーは塁間を転移魔法で移動可能、ブロックはキャッチャーの防御魔法を
打ち破らないとホームインできないなどもはや全く別のスポーツ(ぽい何か)と化している。

『管理局と全く関係ないだろうって怒られたんだけどね』
「あーそんなん別にかまへんかまへん、たまにはそうゆう役得もないと、フェイトちゃんの体がもたへんようになってまうわ」
『うん、そうだね……ところで今日はどうしたの?』
「あ、すっかり忘れとった。ほら、こっちきいや」

 フェイトに指摘され、はやてはようやく本題に入った。モニターの前にガリューを引っ張りだし反応を窺う。
 
『ど、どうもっす……』
『……えと、コレ……この子……この蟲? この人? いや、人じゃないよね?』
 さすがあちこちの次元世界を見てきたおかげか、未知の巨大生物を前にしても意外と冷静である。基本的に人間ができている彼女
なので心配はないと思うが、先の経験を踏まえて一応確認をとっておく。

(シャマル。フェイトちゃんてガリューがヴィヴィオのトラウマになっとる事は知っとるんか?)
(たぶん……でもフェイトちゃんの性格上、いきなりキレたりはしないと思いますけど)
(そうやんな……)

「えっとな、フェイトちゃん。実はこの蟲、ルーテシアちゃんの守護虫のガリューなんよ」
『ガリュー!?』

 ガリューと聞いた瞬間、フェイトが居住まいを正しモニターに向かって頭を下げる。

『そうとは知らず申し訳ありませんでした。私、エリオとキャロの保護責任者を務めるフェイト・T・ハラオウンと申します』
『ええっ!? いやそんな大袈裟な!? ちょ、早く頭上げてって伝えて!!』
「フェイトちゃん、ガリューが頭を上げてくれって」
『いいえ、その節は二人が大変お世話になったそうで……特にエリオの方は何度も訓練に付き合ってくださったという事で、そんな
方をコレ呼ばわりしてしまうなんて、なんとお詫びすればいいか……』
『ちょっ、ホント止めてください! 俺なんてただの召喚虫ですから! 呼び方とかこの蟲野郎で十分ですから!!』
「『この蟲野郎ってののしってください』やって」
『オィィイイイ! 何意訳してんだコラアアアァ!?』
『こ、この蟲野郎っ……!』
『アンタも嫌なら言うなっ! こっちだって地味に傷つくんだよ!!』
「今の発言で傷ついたって」
『も、申し訳ありませんっ!!』
『チェイインジ!! 通訳チェエイイイイインジプリーズッ!!』
「いややなあ、軽いジョークやんか。フェイトちゃんも頭を上げて、ガリューも気にしてへんって」
『ほ、本当ですか……?』
906魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:09:04 ID:3E6hL0OM
 なおもすまなそうな顔をするフェイトに、ガリューは全力で首を振ってはやての話を肯定する。

『でも、まさかこんな、その……ムシっぽいお姿をされているとは……』
「あーいや、ちょうどフェイトちゃんに話そうと思っとったんもそれに関係する話題でな……」


          ◆


『……なるほど。事情はわかったよ。それで、私は何をすればいいのかな?』
「フェイトちゃん、メディア関係に顔が利くやろ? 過去にガリューみたいな生き物を扱った番組がないかとか、こういうのを研究
しとる学者さんがおらへんかとか調べてもらいたいんよ。勿論空いた時間があったらでええねんけど……」
『わかった。成果を得られるかどうかはわからないけどやってみるよ』
「無理せんでええでー。ユーノ君の方にも声をかけて、無限書庫で調べてもろてるから」
『……"私に"任せて。ユーノより先に手がかりを見つけてくるから』

 半ば一方的に通信が切れるとはやては悪代官顔でガリューの方を振り返った。

「バッチリやって」
『……最後さ。なんかキャラ変わってなかった、あの人?』
「フェイトちゃんとユーノ君はなのはちゃんをめぐる恋のライバルやからな。ちゅうても、フェイトちゃんが一方的に二人の関係に
割り込んどるだけやけど」
『……あれ? そのユーノって人となのはって人は"ユーノ"が男で"なのは"が女なんだよな? それなのに"なのは"の方を取り合って
るの?』
「まあ、その辺はな……色々あるんよ。とにかく、ユーノ君が絡んだ時のフェイトちゃんは機動力が数倍に増すから、大船に乗った
つもりでおってええで」
『はあ……なんつーか"人間って面白"だな……って、何やってんだよ!?』
「んー、どうせやから他にも声をかけてみようかと思てな、年中自主休暇中の査察官辺りに」
『いやいや、もういいから! そこまで大事にしなくていいから!!』

 なおも端末を操作しようとするはやてにガリューが掴み掛からんばかりの勢いで迫る。

「きゃっ!」

 伸ばした脚の一本が手に触れ、はやてが端末を取り落とした。

「はやてちゃん大丈夫ですか?」
「おいガリュー、何やってんだよー」

 ソファに座っていたシャマルとヴィータが立ち上がりはやての元へ向かおうとする。
 それを制してはやては自分で端末を拾い上げた。

『……すまん』
「ええよ別に。せやけどガリュー、そんな消極的な姿勢はアカンで。戻れるもんも戻られへんようになるっちゅう話や」
『ああ、いや……それはそうなんだけどさ……』

 ピー、ピー……

 その時、空中に浮かんだままのモニターに着信があった事を示す電子音が鳴り響いた。

「あ、ユーノくんからや」

 はやては着信の主を確認すると、モニターを操作する。
 どうやら映像通信ではなくデータ通信のようで、間もなくモニターに数個のウィンドウが浮かび上がった。びっしりと埋め尽くされた
文字の他に、ガリューと同種と見られる生物の写真も写っている。
907魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:09:32 ID:3E6hL0OM
「おー、さすがユーノくん。ものの三十分ぐらいでこんだけの情報を集めてきてくれるなんて、やっぱり持つべきものは友人やね」
『すげー……けど、さっきアイツ『正規の依頼を優先する』って言ってなかったっけ。そんなにアイツの仕事場って暇なのか?』
「まさかあ。スカリエッティ事件の後は余計に仕事も絶賛増量中、向こう三ヶ月は恋人とデートもできへんってこの前愚痴を聞かされた
ばっかりや」
『けど、実際こうやって……あ』

「そういう人なんよ、ユーノくんは」

『……忍びねえな』
「構わんよ」
『お前が言うな』

 そんな会話をしながらも、はやては画面を見ながらファイルの中身を確認していく。

「優先度ごとにファイルを分けてくれてるんやね……一番有力そうな情報をまとめたやつは……あった……お、ガリュー! これって
もしかしてビンゴとちゃう!?」
『え!?』

 はやてはファイルの一部をピックアップし拡大する。
 全員が身を乗り出しそこに映し出された文字を目で追った。

「『……なお、この種には他の有知性種とは異なる独自の休眠形態を持つ。具体的には体を幼虫時と同様の構造に戻し、食糧の確保を
容易とする……』……食糧の確保?」
「体を幼虫時と……っていうのは今のガリューの状態に当てはまりますね。解決法は……」
「あ、そうやな、今はそこが大事や……ちょい待ち」

 そのまま画面をスクロールしていくと、目当ての記述はすぐに見つかった。 

 
 "……再び幼虫に戻った個体は数年かけて再び成長プロセスを繰り返し、蛹を経て成体に戻る。"


「これって……どういう事ですかヴィータちゃん?」
「つまりほっといてもまた成長して元の姿に戻るっつう事だよ、たぶん」
「ヴィータの言う通りやね。実際この"休眠形態"、つまり今のガリューみたいな幼虫のカッコになって、また元に戻った個体の事例も
記録としてしっかり残っとるって書いてあるわ。そのデータもユーノくんが一緒に同梱してくれてるし、信憑性はバッチリや」
「という事はつまり……」
「一応、このままでも問題はない、というこ……」


『ちょ、ちょっと待ってくれ! それじゃ困るんだよ! なんとかもっと早く元に戻る方法はねえのか!?』

 ザフィーラの言葉を遮ったガリューの言葉に、はやて達の視線が集中する。

「なんだよガリュー、ほっといても元に戻るんなら別にいいじゃんかよ」
「うーん……他にも"休眠形態"に関する記述がある箇所は幾つかあるけど、パッと見た感じでは手っ取り早く成体に戻る方法っちゅう
のはなさそうやなあ。まあ詳しくチェックしてみんとわからんけど……」

 別のファイルを開きながらはやてが答える。
 視線はモニターの方を向いているが、その言葉と表情からは明らかに芳しい成果が得られそうにない事は明白だった。
908魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:10:02 ID:3E6hL0OM
『そ……そっか……わかった。じゃあ、もういいよ』

 ガリューは首を曲げ下を向く。

「そうやね。こういう事になった以上、素直にルーテシアちゃんとメガーヌはんに事情を話して……」


 しかし次に顔を上げ口にした言葉を聞き、八神家に居た他の全員が仰天した。




『いや、二人には話さねえ。俺はこのまま故郷に戻る』




「ええっ!?」
「はあっ!? 何で急にそんな話が飛ぶんだよ!」
『お前らには世話になったな。色々迷惑ばっかりかけて、本当に悪かった』
 
 深々と首を垂れるガリューを、全員が慌てて取り囲む。

「ちょ、ちょい待ちガリュー! なんで急にそんな事言い出すんや!!」

 当然はやても表情を乱しながらガリューに近づき彼の頭を掴む。
 その手をゆっくりと振り解きながら、ガリューは心持ちトーンの下がった声で答えた。


『いや、そりゃ俺だって元に戻りたいよ? けど方法がねえってんなら仕方がねえさ。それにそもそも俺は二人の守護虫だけど、よく
考えりゃ今二人がいる場所にゃあなーんの危険もねえ。だったら別に、俺がいなくたって構わねえんじゃねえかって思った、それだけさ』
「せやかて元の世界に送還するにも二人の転送魔法がいるやろ? 今は二人ともそんな魔法使われへんはずや」
『俺がどうやってこっちに来たと思ってんだよ。なに、だいたいは目的地に着くんだから何とかなるって。召喚契約も破棄する。
しばらくは故郷に戻って……ま、のんびり元の姿に戻るのを待つさ』
「アカンアカンアカン! そんなん私が許さへんで! だいたいまだフェイトちゃんや、他のみんなからも有力な情報が届くかも
しれへんやんか!!」
『あー……あのフェイトって人には申し訳ないんだけど、もういいって伝えといてくれねえかな。それからこれ以上話も広げなくて
いい。俺みてえな奴と付き合ってる事がわかったら、お前らに迷惑がかかる……なんせ俺はついこないだまで敵だった奴だからな』
「なんでそんな事……そういえば……!」


 言いかけてはやても気づく。

 さっき、ガリューは『今回の一件より正規の依頼を優先する』というユーノが言ったのを知っていた。

 だが、その時間ガリューはこのリビングにはいなかったはずだ。
 ガリューにとってはつらい内容であろうユーノの言葉を、彼に聞かせないようにする為に。

909魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:10:36 ID:3E6hL0OM
「……全部……聞こえとったんか?」

「悪いけど、耳もいいんだよな俺……お前らのいう『人の耳には聞こえない声』で仲間同士は普通に会話してるわけだし」

 ガリューはすまないと言わんばかりに顔を逸らした。
 

『ホントはさっき断るつもりだったんだ……スマン。よく考えりゃ当然だよな、俺たちゃお前の部隊もさんざボコボコにしたし……
ここにも被害者はいるよな』

 シャマルとザフィーラが言葉を返そうとするが、それに先んじてガリューが言葉を繋いだ。

『協力してもらっといてこんな事を言うのは正直最低だと思う、けどそれでもこれ以上お前達に面倒はかけられない。これまで本当に
ありがとう』
「急にそんな事言うたって……あかんでそんなん! アンタは私が助けるって決めたんや! 勝手に途中でもうええゆうて、それで
二人の所に戻るならともかく、別れも告げんと行ってまうんなんて絶対に許さへん!!」

 はやては立ち上がるとドアの前に立ち、両手を広げてガリューの行く手を阻む。

『やめてくれよ……俺とルーやメガさんの都合なんてお前にとっちゃ他人事だし、お前に俺を止める権利も義務もねえ』
「義務ならある! 私はアンタを元に戻して二人の元に返すってアンタと約束したんや! せやから私はアンタを助ける義務がある!!
勝手にどっか行くなんて、絶対に認めへんよ!!」
『だからその当人がもういいって言ってんだからいいだろ? 約束は破棄、義務はない。もう俺とお前は他人。昨日までと同じだ』

「はやてちゃん……」
「あの……ちょっと二人とも、落ち着いて……」
「シャマル達は黙っとき!」

 段々と険悪になってゆく二人の様子を見かねてリインとシャマルが止めに入るが、それを一喝してヒートアップしたはやてが叫ぶ。

「ほんなら守護虫としての義務はどないするんや! 職場放棄か!?」
『二人ならもう平和な場所に居るから、護る必要はねえって言ったろ……それによ、お前は知らねえだろうが、俺は守護虫としては
ダメダメもいいとこで、これまでだっててんでその役目を果たせちゃいなかったんだよ……今まで、ずっとそうだった。きっと俺に
二人の側にいる価値なんてねえ』

「だから……逃げるんか」

『逃げる……違えよ。俺じゃたとえ二人がピンチになっても救えない。俺の手じゃ二人に届かねえ……そんな役立たずが逃げるなんて
おこがましい、叩き出されるのが少しばかり早まった……それだけだ』

「……」

『わかっただろ……もう、通してくれよ……』

「……しいや」

『……は?』

910魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:11:01 ID:3E6hL0OM
「ふざけんのも大概にしいや! 私はアンタの過去なんか知らへん、なにせ直接会ったんは今日が初めてやからな……せやけどそんな
私でもわかる事はある! 手を伸ばしても救われへんもんがあった? 届かへんもんがあった? そしたらアンタは伸ばした手ぇを
引っ込めるんか!? 諦めて! 絶望して! それでビビって体縮こめてしもたら、ますますその距離遠くなってしもとるやないか!!
違うやろ!? 手ぇ伸ばしても届かへんかった時は思いっきり体を伸ばして! 爪先立ちして背筋をピンと伸ばして! 腕一本、指一本
まで全力で体を伸ばして、今日は届かへんもんに明日は爪の先でも触れるように努力したらええんとちゃうんか!? 厚底ブーツ履いて
でも付け爪してでも、何が何でも今度はその大事なもんを掴んで引き寄せて、護れるようにならなあかんのとちゃうんか!!」

『う、うっせえ! テメエにこそ何がわかんだよ! 主人も護れねえ守護虫なんて文字通り虫けら同然なんだよ!! それに俺達は
いるだけで主人の魔力を消費させちまう、ハナからマイナスみたいな存在なんだ!! 届かねえなら手を伸ばせ? そんな事してる間
にも主人の魔力は食っちまってる、今日がダメなら明日なんて悠長な事言ってる時点で論点がズレてんだよ!! つーか……そういう
お前は何なんだ!? さっきから『もういい』っつーのにいつまでもグチグチ引っ付いて来やがって、そもそもお前は俺を助けたい
らしいが、もう今はちっとも助けになってねえっつうんだ! 今のお前の行動みたいのを何つーか知ってるか? 善意の押し付け、
ただの自己満足って言うんだよ!!』


 他の人間は言葉を失い、ただ息を詰めて二人の言い争いを見つめる事しかできない。

 さらにこの小爆発が連鎖している状況にさらなる"火種"が飛び込んできた。


「主はやて、ドアの前で何をされているのですか……? 先ほどは叫び声のような物も聞こえましたが」
「た、ただいま……」

「シグナム……アギト……」
『悪いけどそこどいてくんねえか? 俺今からこの家を出るとこなんで』
「家を出る? どういう事ですか?」
「どうもこうもないわ。"弱虫"が一匹逃げようとしとるだけや」
「……は?」

 事情がわからないシグナムは頭に疑問符を浮かべるが、その性格上まず主の方に非があるとは考えない。

「ガリュー、またキサマか」

 しかも彼女は自身の過去の経験からガリューの事を邪険に扱っている。
 よってその言葉は、自然厳しめのものになる。

『は、事情も聞かずに悪者扱いか。お前はよっぽど俺が嫌いらしいな』

 だが、感情の炎が渦巻いている今のガリューにとって、そのつっかかるような物言いは十分すぎるほどの燃料だった。


『どうせもう会う事もねえだろうが、お前がそうやって敵意剥き出しにしてくんなら俺も言わせてもらうわ。お前さんは俺の事が大層
お嫌いなようだが……奇遇だな。俺もお前が嫌いだ、大嫌いだ、心の底から嫌いだ。今この瞬間にも問答無用でブチ殺してやりてえ
ほどな』


 そして、燃え上がった炎にぶつけられた火は、さらに巨大な炎となって心を染め上げる。


「……キサマ。私に本気でケンカを売っているのか」


 極限まで膨れ上がった炎を炸裂させる一言が放たれたのは、その時だった。
911魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:11:34 ID:3E6hL0OM







『だったらどうする……殺すのか? ゼストみたいに』





912魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:11:56 ID:3E6hL0OM
 その瞬間、リビングの時が止まった。


「ガリュー!」

 最初に反応したのはアギトだった。
 彼女はかろうじて彼の名を呼ぶが、それ以上の言葉を紡ぐ事は出来ずその口は閉ざされてしまう。それでも呼びかけの効果は十分に
あったようで、名を呼ばれた者からのさらなる言葉を引き出した。


『アギト、お前は平気なのか? お前を助けてくれた恩人で、ずっと一緒に居たアイツを殺したその女と一緒に居て、お前は平気
なのか?』
「違う、違うガリュー! シグナムはそんなんじゃない……シグナムは、旦那に誇りある最期をくれた……」
『"誇りある最期"? そんなもんアイツの勝手な自己満足じゃねえか。残された奴らの事なんかこれっぽっちも考えちゃいねえ、
テメエの安いプライドを守る為だけの最低最悪の死に方だ』
「……っ!」
『お前だって泣いてたじゃねえか。アイツが死んで、お前はどれだけ悲しんだ? お前だけじゃねえ、ルーはどれだけ寂しい想いを
した? 正真正銘ゼスト隊たった一人の生き残りになっちまったメガさんの気持ちは? 例えブッ壊れかけた体だろうが、最後の一滴
まで命を絞りきりゃ残される奴らにも覚悟を決める時間ぐれえは与えられたはずだ。もっと何かを残して逝けたはずだ。けど、アイツは
残された奴らのつらさや悲しみ全部より、自分一人しか望まない選択をして自分一人満足して死にやがった。そんな死に方が"誇りある
最期"って言うんなら、俺はんなもんはいらねえよ』
「やめろ……やめろよ……!!」

「もうええよ、アギト」

 怒りに打ち震え、新たな感情の炎を昂らせるアギトを制止したのははやてだった。
 燃え上がる炎とは真逆の絶対零度の氷のような冷静な言葉で、一瞬にしてアギトの中に生まれた炎を消し去る。

「はやて……さん……」

「他人に向けた言葉がそのまま自分に返ってきとる事も気づかへんのか、それとも全部わかった上であえて口にしとるんか。どっちに
しても私の手には余るアホや、打つ手なしや。それに死んだ人間を冒涜するような言葉を吐くような奴にこの家の敷居をまたぐ資格は
あらへん。即刻この家から出て行ってもらう……シグナムも得物を下ろし。こんなもんにつこうたら、"炎の魔剣"の名前に傷がつくわ」
『ふん、言われなくても出て行くよ――じゃあな』

 のそり、のそりと体を動かし、ガリューが玄関へ向かってゆっくりと這い進んでゆく。

 さほど敏捷でもないその動作を、全員が無言で見つめていた。

 やがてその巨体が完全にリビングを出て行くと、はやては外にわざと聞こえるように大きな声でシャマルに命令する。

「シャマル、アイツが出て行ったら玄関に塩撒いとき。それからバル○ンも焚くで」
「ええっ、バルサンはちょっと……壁に穴が開いてますし……」
「ほんならアリの巣○ロリでもええわ。何でもええからとにかく家の周り全部に振りかけとき!!」
「は、はいっ!!」


 ほんの数十分前までが嘘のように殺伐としたリビング。 

 穴から吹き込んでくる風も、どことなく冷たくなった気がしたように全員が感じていた。


          ◆

913魔法集団リリカルやがみけInsecterSその5:2008/05/02(金) 21:12:25 ID:3E6hL0OM
「アイタタタタ……あ、ガリュー。さっきからリビングが騒がしいけど、何かあったのかい?」

 騒ぎに気づいて目が覚めたアルフは、寝かされていた別室からリビングまで這い進んで(酷く腰を負傷してまともに歩けなかった
のだ、その理由については察して欲しい)いる途中廊下でばったりガリューに出会った。  

『別に何もねえよ』
「……?」

 先ほどまでとは明らかに異なる態度に戸惑いつつ、再びリビングに向かおうとしていたアルフだったが、ガリューが玄関のドアを
開けたのを見てその背中に再び声をかけた。

「あ、ちょっと! どこ行くんだい!?」
『帰るんだよ、故郷に』

 ガリューは振り返らずに答える。

『お前にも世話になったな……サンキュー』
「え、ちょっと!!」

 ドアが閉まり、ガリューの姿が見えなくなるとアルフは首をかしげた。

「一体何があったんだよ……あつつっ」

 なんだか厄介な事が起こっている予感がする。こうしてはいられない。
 アルフは腰の痛みに耐えて立ち上がると、リビングに向かってヨロヨロと歩き始めた。 

914ておあー:2008/05/02(金) 21:14:32 ID:3E6hL0OM
今回は以上です。お付き合いくださった方ありがとうございます。こんな生物いねー? い、いるもんきっとどこかには!
普段お馬鹿な話ばっか書いてるから今回の話は反応が怖い……強引&唐突に見えるかもしれませんが、一応全て思うところがあっての
行動や発言です。勿論描写・構成力がないのも原因の一つですが、ぐふぅorz
次回からしばらく、ユルい話が好きな方にはしんどい流れになると思います。でもいずれまたユルユルに戻りますので、よければ
付き合ってやってください。最後は蝶がつくほどハッピーエンドを保障します。

次回『狼と召喚虫』

そして現在486kb、次スレの季節ですな……スレ立てって誰でもできるのかしらん。
自分がやった方がいいのかしらん。
915246:2008/05/02(金) 21:18:07 ID:z39E9e+2 BE:429895272-2BP(0)
立てました。
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>>898
申し訳ないです。ボケてたのは246です。
正しくは以下になります。
ヴィヴィオの頭を撫でたなのはが指を鳴らす。フェイトの身体を包み込む桜色の魔力はフェイトを宙に浮
かせ、なのはの意のままに動いていく。

ておあー氏も投下終わったみたいだし、今から読ませていただきます。
916名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:20:42 ID:G9ke4R6N
>>893
うは、エロい!陵辱チックなのGJ!
にしてもなのはさん何教えてるだよ…嗚呼、ヴィヴィオがドSになっていく…。
>フェイトは涙を 浮かべたまま娘のバインド魔法を(の?)成長に悦んだ。
そしてフェイトはどんだけMなんだw
917名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:28:14 ID:K4l4/WD9
>>914
見た目キシャーだと考えるとシリアスなのにギャグにしかwww
GJでさ。

>>915
スレ立て乙&返答ありがとっす。
918ておあー:2008/05/02(金) 21:31:20 ID:3E6hL0OM
>>915
どもです
919名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:38:52 ID:S6brTRU3
GJ!
次の展開が楽しみです。
って、ガリュー、それはあかん。言うたらあかんのや……


>>アルトセイム・タイガース

この世界のフェイトやはやてとは美味い酒が飲めそうな気がした。
920名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:43:51 ID:TP39XOuH
凄い投下ラッシュ乙!

>246氏
なんつう家族エロっすか!? GJです。
っていうかマジでなにを仕込んでんだこのなのはさんはwww

>ておあー氏
ガリューが八神家と決別とは‥‥早く仲直りして欲しいっすねぇ。
だがゼスト殺したのは意外と大きい気がする、俺がガリューやアギトの立場なら確実にシグナムに殺意抱くもんな。
ともかくGJでした。
921名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:46:46 ID:uaT7kgeI
>>893
GJ!
エロ最高!
百合最高!
922名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 22:18:10 ID:r/j5p3hu
>>893
うおお、あんたのふたなりエロスを心待ちにしてたんだぜ…!
期待以上のエロエロさに狂喜した!GJ!!
そしてスレ立て乙です

>>914
アルトセイムおろしフイタw
笑っていいのか真面目に読んでいいのか絶妙だなww
GJ!!
923名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 22:53:22 ID:r/j5p3hu
う、しまった>>883読み落としてたが…
ま、まさかとは思ったが小生の独り言に応えて頂けたんだな
246氏に届けたいただ一つの想いが届いたようで感無量です
全裸ネクタイに着替えてもう一度読み直して参ります!
連投スマソ
924名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 22:56:12 ID:PgSEpp6M
一体この大空襲はナニゴト!?
感想がおっつかないよぅ。GJです!!
てか900超えたのってかなり珍しくね?
925B・A:2008/05/02(金) 23:30:14 ID:DKSIdI6W
>>914
>・ガリュー(CV候補:クロノ・ハラオウン(大人Ver.)の中の人とか)
  別次元では主夫、こっちでは芋虫。主食は謎。

ちょっ、主夫って。いや、まあそうなんですが。
アルトセイムに球団ってあったんですね。ガリュー、早く仲直り(そして、元に戻れたら)良いな。
GJでした、次回も楽しみにしています。
92639-362:2008/05/02(金) 23:38:05 ID:NWfCmgkM
もう新スレも立ったのでいいでしょうか……
司書様、すみませんが、修正お願いします。

A crossroads of Fate 4の後半、フェイトの話の辺りの

そして、あの惨状になっていたのならば、どうしようもなかっただろう。

と次の行のあいだに

フェイトは溜息を吐いて、呟く。
「…ユーノ、どうしよっか?」
「どうしようって言っても………どうしようもないよ…」
立ち上がりながら、ユーノは諦めきった声を出す。
あの状態の皆がどうにかなるとも思えない。
むしろ、ミイラ取りがミイラになってしまう可能性が高いだろう。
となると、結論として、
「皆が落ち着くまで、ここで避難してるしかないね…」
「そうだね…」
とは言っても、フェイトとユーノでは、間が持たない。
話す話題など、ほとんどないのだ。

上の文章を挿入してください。

次に、END2の前編の

どちらかと付き合うという選択肢は



両方と付き合うという選択肢は

と変更してください。

もう連載終わったのに誤字修正など、かなり迷惑だと思いますが、よろしくお願いします。
つか、行が丸ごと抜けてるとかもうorz
どちらかと付き合わないって、お前ハーレム作りたいのかorz
927名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 23:45:38 ID:z00BrqxB
もう900かよ。最近馴れ合いの過ぎる雑談が多いな
928名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 23:47:59 ID:G9ke4R6N
@490kb切ったのでそろそろ埋めまする

                   
          _,..-- 、, -, -'":::::::::::"'''-   
         /´ , -- 、/::::::::::::::::::::::::::::::ヽγ´ `
         |  |   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::丶Y´, |
     ●   ヽ 丶、/:::::::/:::::::/λ:::::λ:::::::ゞ ノ ●    ●
         タ |`|:::::::::/:::::::ハ/ |::::// リヽ::::yヽ 
         ヌ |::::|:::::::/:::::/--‐'レ ト‐--:::::|x|
´  `ヽ   なキ |::::リ:::::::::::::/ ┃  ┃  リ:::|::|
     |   り  ヽ:::::::::::|         |::::v |
     |   に   丶:::::|     vv    〉:::::|
、__.ノ      _−\:::ト、      /::::ζ
;;:;:;:;::/     γ:;丶─:;リ  `丶   イ´‐从|::/
  /      |:;:;:;:;:;:;丶:;:;| \ へ¨|\:;:;:;:;:; リ
_/      @:;:;:;:;:;:;:;|:;:;|  \¥| 丶:;:;:;:;|
;:;:|      ζ:;:;:;:;:;:;:;┌――ヽ┌──┐ヘ::〉
 |        |:;:;:;:;:;:;:;:;|\  γλ ̄ /ゞ |
         |;:;:;:;:;:;:;/    ( ヽ  ̄ /ゝ ヘ

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929名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 23:48:46 ID:G9ke4R6N


魔法少女リリカルフェイトSplatter
           ____
          (仞_;;;:::::_::::/
           ||:::O::O::::::/ 我らは聖王教会の代理人
  ∠二二二二ユ=刄):::;;:::/  神罰の地上代行者
          | ]:::|:i:::ヾ   我らが使命は我が神NANOHAに逆らう
          | |ー'|::`-†    愚者をその肉の最後の一片までも
          | |i;;;/::::::i|      絶滅すること――――
          |/i: : l|::::i|  ∧
         /: : : :l|::::i|  N  a  m  e  n
        /: : : : : :l|::::i|



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                       )
                   ,'`》'´⌒`彡
              ‐=≡ ノ,ィ∝ノノ)))))  ハァハァ
            ‐=≡ __( (ゝ(l!´Дノ|l   テスタロッサァァァーッッ!!
           ‐=≡ / .__   ゛ \   .∩
         ‐=≡  / /  /    /\ \//
        ‐=≡.  ⊂_/  /    /  .\_/
          ‐=≡    /    /                   ,、,、ヘ  
          ‐=≡   |  _|__                  ,' ~´ハハヾ
           ‐=≡  \__ \            -=≡ .| ノリノハ)))
             ‐=≡ / / /            -=≡ノ l|!;´Дノ| s... sonic move !!
            ‐=≡  // /             -=≡ ( / つ_つ
   `)⌒`)     ‐=≡ / | /              -=≡ リ人  Y
    ;;;⌒`)    ‐=≡ / /レ               -=≡ し'(_)
   ;;⌒`)⌒`)‐=≡ (   ̄)



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  ヽ ‐┼‐  ‐‐\‐‐     __/  、ヽヽ ┌─┐   l   l   _/            | ̄| | ̄|. | ̄|
  '''7 lココ      〉    ̄ /``ヽ\  └┬┘   レ  l   / ̄ \  l    l   | |  | |  | |
   ) /|\   、       /    |    ./├       l     __l.     l    l   |__|  |__|  |__|
  ∠-‐‐‐‐--   ゙''‐--   /   、/    /''‐┴‐--    /     し'ヽ     レ    l  □  □  □


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                      /  ̄ `ヽ ∨ -‐≠= ―-< ̄ ̄>‐=ニ二  ̄>'´::::::::::/=-  .._
               _/  -―             `</   , -=/:::::::::::::::: /        ̄二ニ=─- 
             <_,,/  , ヘ            =ミ/ -=彡´/::::::::::::::::::/      -=ニ二      
               /    /          ´ ̄\ -圦 __/::::::::::::::::::/   , -=≦ 三三三ニ=
               / /   / /        ̄\  ∨< __,.......-=ニ二.___/ ̄ ̄ `丶、   ヽ、_
            / /./  /| ,' / 、  \  \.  |   l   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\      \    
    r┐      |/ /  ,' | l |、 |\  \  ヽ |  |  ./  l`ー─------─一′       
  rv-|__!r-、_xヘ/^l//  /|: |:ノ| | l\{  ヽ  jヽ l |  | /  / ̄入                       
 _{\ヽ.: 〈 /x{zソ∨ ::,'  / .l / | |fT心  ーレ斗≦工|   W  / / ん-、__,..  --―=―‐-  、_  
 {:\}-’:: 7' /〕]L_::| /  l:/  从{ r沙   {´ {ト;灼ア|/  }こ)∠ .__∧ : : . .               .: : : : :
 `t='、_;イ{l:〔/ || }:レヘ,__/  ∧ ゝ      >≠7  / : : : : : : : / : : : :              __ : : : : '´
  {::: / ∨ ⌒¨\:く ヽ/  ∧ {小  ' __   「\∨ / : : : : : x<      __   -=ニ二
  /  / . : .:.:::::∨=ミ{    i' ヾ { : \  `  レ}}∠. -=¨ ̄                     . . . . :
./  ..::::/ . . : .:.::::: ∨ ヘ   {二ニ=-: : : `:ー/  ̄                       . . . : : : : : : : :
⌒ \::::∧ . . ://\Vヘ=ヘ  ヽ____: /: : : : : : : : . . .       . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
..::::::: ∨ ヒ二/   >‐く  ヽ  \     〃: : : : : : : : : : : : . ..     \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
::::::::::/  lレ'´.: .:.:::://ヽ:>  \ ノ^ ̄ ̄¨二二ニ=―――- ―――- \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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   ヾヽヽ
 ⌒*(・∀・)*⌒ 1羽でなの!
   ミ_ノ
    ″″


   ヾヽヽ        ヾヽヽ
 ⌒*(・∀・)*⌒  ⌒*(・∀・)*⌒ 2羽でなの!なの!
   ミ_ノ         ミ_ノ
    ″″        ″″


   ヾヽヽ       ヾヽヽ      ヾヽヽ
 ⌒*(・∀・)*⌒  ⌒*(・∀・)*⌒ ⌒*(・∀・)*⌒ 3羽そろえば
   ミ_ノ        ミ_ノ      ミ_ノ
    ″″        ″″      ″″



                                                       
  / ̄ ̄ ̄/  / ̄ ̄ ̄ /          /二二二/_.    _ノ ̄/ / ̄/   
   ̄ .フ ./   / ./二/ /         / __  / / ̄  / /  ゙ー-; 
 __/  (___ /__,--,  /  / ̄ ̄ ̄/   ̄  __,ノ /   ̄/ /.  /  /ー--'゙ 
/___,.ノゝ_/   ./___ノ    ̄ ̄ ̄     /____,/   /__/   /_/    

 / ̄ ̄ ̄ / ロロ /''7      _ノ ̄/  __/ ̄/__ .
 . ̄ ̄/ /   / / __  / ̄  / /__  __  /
 ___ノ /   / /_ノ ./   ̄/ /   _./  //  / / ̄ ̄ ̄/
/____,./   /_____,ノ   /__/   |___ノ.|___,/    ̄ ̄ ̄




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    |┃                   ___
    |┃三           ,. ' ,二、´, - 、.:.`ヽ、
    |┃              /:.,. :. :. :.`´:. :. :. ヽ,:. :. :\
    |┃             / :. /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ:. :. ヽ
    |┃          /: : /   ,  /, , i.    、 ヽ :. :.',
    |┃三          l:  i .. ../:. :!:.l:. l:.l:. :. :.、:..},:. }、:..:. l
    |┃            |:  !:. :.:!:. _l__li:. !:.ヽ、_:ヽ/:iニ'A:.:.:.!
    |┃            |:. :.|:. :.ィ --一、 `  --‐、_l'\/|
    |┃            |:. :.|:. :.:l T辷iフ i  f'辷jァ、|/\i!  やる気が有れば
ガラッ |┃三          |:. :.l:. :.:{     ノ      },!'i:.: :!;!   管理局の体制を変えられる!
    |┃三         l:. :.:!:. :.l.   〈.,_..,.     ./∧:. l
    |┃三        l:. :.:ト、:.:l.、 、_,.ー-、_',.   ./:/´:i:. !   そんなふうに考えていた時期が    
    |┃          ヽ :.:!:.ヽ!:.ヽ、 `二´ ,.ィ'´:/!:,i:,|:.,!     私にもありました……
    |┃           ヽ:.!、:.i、トr‐L二二., キi;/ l/lノ|/ 
    |┃        ,,. -―ヽ! `―! l |  | l l ゝ 、
    |┃三_,.rー-''´ _ ノ            ,   ``ヽ、
    |┃  、   ノ´   , i´   、         (  -ヘ    ヽ_
    |┃  /´  ̄      ! r' 、 ノ      /´  /    l  '、
    |┃  _   _    i !   i          ! ,. ヽ     ヽ 〈、
    |┃   ` ー 、` ー l,r 丶 ノ       ,.〉  ノ     `! i
    |┃       `  ,l{   i          {   ,〈 i !       ! |i
    |┃三 _,. -‐ ' ´ !〉、  l         ,   ノ.`!     ヽ、ヽ
    |┃  ´      {´   /        /  /   l         i  !