7ゲット!乙
保守しとく
ふが!
ふふん、保守だ
怪物王女の新刊の発売日、決まったね
ふがぁ?
ふがっ!
ふが? ふが……ふが!? ふがふが!! ふが、ふが! ふ……が! ふ…が…… ――ふがっ!ふがっ!ふがぁぁ…… ふ――っが……ふがぁん…
16 :
名無しさん@ピンキー :2008/04/28(月) 22:55:24 ID:riOLCfxV
「フランドルー、ちょっと来てくれる?」 ふが? ふが……ふが!? 「恐がらなくて平気だよ。ほら、じっとして……」 ふがふが!! ふが、ふが! 「どうしたの? そんな顔して?」 ふ……が! ふ…が…… 「さぁ、そろそろかな? ほら、ほら!」 ――ふがっ!ふがっ!ふがぁぁ…… 「ああ 可愛いよ……可愛いよ…」 ふ――っが……ふがぁん… 「やっぱりここら辺は人間と一緒なんだね……」 訳さないから良いこともあるのです
あぁ……なんかヒロ×フランドルって和むわぁ……。
あ、前スレ
>>587 の続編を書かせて頂いたのですが、
こちらに投下しても宜しいのでしょうか?
wktk!
では。少々長めですが、失礼します。 〜〜〜〜〜〜 《東海地方に上陸した台風10号は勢力を強め――……》 車に取り付けられているラジオが淡々と語る。外は雨の音や風の音以外、何も聞こえない。 「ねぇ!段々と雨も風も強くなってるよ!?」 『姫!さっきのモーテルに引き返した方が良いんじゃねーか!?』 「……仕方あるまい。先程のモーテルに引き返すとしよう」 僕達は姫の気分転換として出掛ける事になったんだけど、やっぱり台風に襲われてしまった。 それも、予想していたよりも遥かに強い台風に。朝までは強い雨風が続きそうだね……。 『チッ、ついてねぇな。姫サマのお出掛けだってのによ!』 「気分転換にならないよね、これじゃあ……」 後部座席の姫を見ると、姫も僕に視線を合わせてくれた。なんだか顔が熱くな――痛っ! 『ヒロ、テメェ! 前見やがれ! 何よそ見してんだ!』 「いたた……あ、うん。 それにしても、本当にヒドイ雨だよね。全然前が見えないよ」 ――全然前が見えない。この先に起こる事も、僕には見えなかったんだ。 数十分くらい掛けて暴風雨の中を引き返し、なんとかモーテルに辿り着く事が出来たみたい。 「ふむ。着いたか……ヒロ、傘を持て」 「あの、傘が壊れちゃうんじゃないかな?」 「何だ?主が雨に濡れても良いと言いたいのか?」 理不尽と言うより無茶苦茶だよ……。こんな台風の中で傘なんて使える訳が無いと思うんだけどなぁ。 モーテルに入るまでの距離は短かったから、なんとか姫も雨に晒される事はなかった。 多少は濡れてしまったみたいだけど……。 『で、部屋は借りられるか?』 〔ええ、一つだけ部屋が空いておりますが……皆様同室、という事で宜しいでしょうか?〕 え。同室って事は――姫、リザと同じ部屋!? 『だってよ、姫。別に同室でも良いよな?』 「無論、構わぬぞ」 いやちょっと姫ぇ!? 流石に同室はマズいと思うんだけ―― 『よっしゃ、決まり。さっさと部屋に行こうぜ!』 「えぇぇ!? ちょっ、ちょっと!?」 リザにズルズルと引き擦られる僕。そんな僕のすぐ隣には、無表情の姫がツカツカと歩いている。 「……何だ、ヒロ。文句でもあるのか?」 「い、いや。文句とかじゃなくて、僕が同じ部屋で良いのかなぁ……って思ってさ」 「ふふん。私が構わぬと言っているのだぞ? 気にする必要などあるまい」
姫とそんな話をしていたら、目的の部屋に着いたみたい。 『……大して面白くも何ともねー部屋だな』 「まぁ、借りられたのだから文句は言わぬ」 置いてあるのはベッドが二つに、チェス盤、テレビが一つずつ。その他に目立った物は……。 『あァー!つまんねぇ!クソッ』 リザはベッドに寝転がって、そんな事を言っていた。その時―― 「ヒロ。そこに座るがよい」 姫に声を掛けられて、小さな机の椅子に向かう。その机にはチェス盤が置かれていた。 「えと、その……僕、チェスとか分からないんだけど……」 「分からぬのか? まぁ良い。私が直々に教えてやろう」 例え姫に教えて貰えたからと言っても、当然姫に勝てる筈など無く。 「――“チェック・メイト”だ、ヒロ」 「結構なお手前で……」 「んん? 何を言っておるのだ?」 意味不明なのは僕もです、姫。そんな早くに遊び方が分かったら、苦労しないよ。 「あ、そうだ。ロビーにも何かあったと思うけど、行ってみない?」 「……断る」 あっさり断られた。そんなにキッパリ断られるとは思ってなかったんだけど。 「私はリザと“お前”だけが居る、この部屋の方が落ち着くのでな」 「そうなんだ。 あ、騒がしいのが好きじゃないからだよね?」 「……。これだからお前は……」 姫がプイッ、と僕から視線を反らした。よく目にする動作だけど……僕、何かしたのかな? 『だーッ!ホンットつまんねー! シャワー浴びてくらぁ!』 やっぱり、寝転がってるのも性に合わないらしい。リザは部屋の奥に備え付けてあるシャワールームに向かった。 「ではリザの後に、私もシャワーを浴びに行くとしよう」 姫は立ち上がった序で、と言った感じで僕の方へ歩いて来る。そうして僕の顎を軽く上に持ち上げ、一言。 「ふふん……覗くでないぞ? ん?」 「のっ、の、覗かないよ!」 「顔が真っ赤になっているが?」 そりゃあ誰だって赤くなると思う。小さくなっていた姫となら、何とかお風呂に入る事が出来たけどさ……。 正直、今の姫と一緒にお風呂に入ったら、僕の頭の中が溶けてしまうかも知れない。 「と、とにかく! 覗かないから大丈夫!」 そんなやり取りから40分近く時間が経った頃、リザがシャワールームから戻って来た。 『あーサッパリした! 姫サマもシャワー浴びに行くんだろ?』 「ああ。取り敢えず、ヒロを見張って置いてくれ」 『ん。任せとけ』 そ、そんな……。
姫がシャワーを浴びに行っている間、特にする事もないからリザとテレビを適当に観ていた。 『あー、明日の朝にゃ台風も過ぎてるな』 「そうだね。でも道路とかヒドイ有り様になってそう……」 『あぁ?んなモン気合いで何とかなんだろ』 車を運転するのに気合いって必要なのかな?でも明日の朝には台風が過ぎ去る。 時間も、過ぎ去って行くモノ……。1時間位すると、姫がシャワールームから戻って来た。 「さて、ヒロ。お前もシャワーを浴びに行くがよい」 濡れた金色の髪は、見事な美しさだと思う。暫くの間、思わず見蕩れてしまう程……。 『おいヒロ? ボケっとしてねーでシャワー浴びに行けよ』 「あ、うん。今浴びに行くよ」 本当はもう少し、姫を見ていたかったけど……先ずはシャワーを浴びに行く。 『あ。 今アイツ、ぜってー転んだな』 「……それも奴の取り柄なのであろう」 僕がシャワーを浴びた後は、また姫にチェスの相手をさせられた。 勿論、結果は完敗。 ――そうして夜も更け、それぞれに寝る準備を終わらせた。 「ベッドは二つしかないし、僕はロビーで寝るよ」 部屋から出る時に、姫が僕の名前を呼んだ様な気がしたけれど……僕はそのままロビーに向かった。 ロビーに着き、慣れないソファーに横になって、色々と考え事をしていると何だか眠くなって――。 真っ白な世界。その中で一人――その世界には鮮やか過ぎる、金色の長い髪を持った女の子が泣いていた。 まるで小さい頃の姫みたい。どうして泣いているのかな? 「ねぇ、どうして君は泣いているの?」 気になって、その小さい背中越しに話し掛けた。 『うぅ……。私、を…置いて行くから、だ……』 「え? 誰が君を置いて行ったの?」 『皆、私を……私を置いて居なくなった…』 あぁ――寂しくて泣いてるんだ、この子は。 僕に背中を向けて、決して涙を見せようとはしないけれど。 『いつか……奴も居なく、私を置いて居なくなってしまうのでは、と…』 奴って誰の事なんだろう?僕は気になって聞いてみる。 「“奴”って、誰の事なの?」 『うぐ…うっ……。“奴”、は…私の、大事な……血の戦士の――』 女の子が少しだけ振り向きながら、何か言おうとした所で、僕の意識は途切れた――。 「ヒロ!」 「ん……は、はい!?」 名前を呼ばれて、目を覚ました。僕は夢を見ていたらしい。 ――不思議な夢を。
「貴様。随分と深い眠りだった様だな?」 「あ、えーと。ちょっと不思議な夢を」 「夢だと……? ふざけるな!」 顔を姫の足に踏みつけられた。ソファーに寝ていて、僕の頭の位置が高かったから必然的に―― 「レ、レースの白?」 「……未だ寝惚けているのか? あァ?」 更に強く踏みつけられたけど、何とか姫には気付かれなかったみたい。危なかった……。 「お前は“私を置いて”何を熟睡しておるのだ! 答えろ、ヒロ!」 “私を置いて”? 夢に出てきた女の子は、やっぱり姫だったのかも知れない。だから僕は姫に言った。 「ごめんなさい、姫……。でも“僕は”居なくなったりしないよ」 そう。姫に邪魔だと言われない限りは、絶対に居なくなったりしないから。 「な……。何故お前がその事を…?」 驚いてもあまり表情に出ない姫が“心底驚いた”、といった感じ。やっぱりあの女の子は姫だったんだと、僕は確信した。 「まぁ良い。主を放って眠る事など許さぬ。お前は私の大事な――」 「え? どうしたの姫?」 姫はハッとしたかの様に言葉を止めてしまった。 「……ふふん。 いずれ私の気が向いた時に言ってやろう」 良かった。姫の機嫌は良くなったみたいだ――僕は姫に引き擦られながら、そんな事を考えていた。 部屋に戻った時、いや正確には部屋に戻された時。 リザは既に眠りの世界へ行っている。 「リザも朝までは起きまい。ヒロ、こちらのベッドに入るがよい」 「えぇぇ!?ぼ、僕が?」 「……何だ。不満でもあるのか? ん!?」 なんか、逆ギレするの好きだよね。僕は別に不満がある訳じゃないんだけどさ。 「いや、えーと。不満とかじゃなくて、えぇと――」 「……もうよい。勝手にしろ」 姫はそう冷たく言い放って、ベッドに入った。だけど、ベッドの片側だけは空けている。 「じゃあその、勝手にする……よ?」 「……ふん。入るのならば、最初から入ると言えば良いのだ」 結局、僕はベッドの片側に入った。姫はこっちを向かずに言っている。 でも、“今の”姫と一緒に寝るなんて初めてだ。妙に心臓の音が煩い。 「ところで……お前は先程、“居なくなったりしない”と言っていたな」 「あ、うん。姫に邪魔って言われない限りは、居なくなったりしないよ」 「ならば証拠を見せろ」
え……証拠? 証拠と言われても、コレと言った証拠が思い浮かばない。 「分からぬのか? “お前”を私の体に刻み付けろ、と言っておるのだ」 姫が唐突に僕の方を向いて、僕の片手を取る。その片手は柔らかな姫の胸に……。 「え、あぇ!? そ、ソレってつまり――」 「私と体を重ねろ、という事だ」 僕だって無知じゃない。姫の言っている事は理解出来る。でも…… 「リザが隣で寝てるのに大丈夫なの?」 「問題なかろう。リザを見てみろ」 ……爆睡。なんか寝言まで言いそうだね。 『あたしのなまえは…りざ、わいるにょ……』 ――改めて姫に視線を戻す。僕が断る理由なんて、何処にもありはしない。 「姫がいいって言うなら、僕は大丈夫だよ」 「ふふん……。ならば交渉成立、だな」 姫がパサリと掛けてあった布団を捲り、起き上がった。 「では前準備を済ませるとしよう。ヒロ、此処に座るがよい」 「あ、うん。前準備っていうとやっぱり……」 姫が僕のズボンのファスナーを下ろし、男子独特のモノを取り出す。 「ほう。最早少し準備が出来始めている様だな」 ゆっくり姫が僕のモノを扱き始めた。細く長い、しなやかな指が絡み付く。 「む。そうだ、コレも試してみるか」 「え? ちょ、ちょっと姫ぇ!?」 その小さな口で懸命に扱き始めた姫。時にチロチロと舌先で先端を刺激する。 「んっ、んっ…んぅっ……。どうだ、ヒロ?」 上目遣いで、姫が僕に聞いた。捲れているドレスのスカートからは、白い下着が見え隠れする。 「す、凄い気持ちいいよ、姫っ……」 「口を使うのは初めてなのだがな……んっ、んんぅっ、んんぅ」 時々姫の歯が当たったりしたけども、痛いとすら思わなかった。感じたのは、深い快楽だけ。 「出そうになれば、私に言うのだぞ。 勝手に出されては困るのでな」 「とは言っても。こんなに気持ちいいと、そんなに長くは保たないよ……っ」 「それでも、だ。 んっ、んぅぅっ…」 僕は未だ夢を見ているんじゃないだろうか――そんな事も考えてしまう程。 姫とこんな事が出来るのは、妄想の中でだけだったのに。もう時間なんて分からない……。 時間なんて無くてもいい。時間なんて――。姫が居てくれるなら、時間なんてどうでもいいんだ。 「うぁ……も、ダメ! そろそろ出そう…っ!」 そう言った途端、姫が動きを止めた。
「どうだ?ヒロ。続きをして欲しいか?」 「あ、え!? そ、そりゃあ。して欲しいに決まってるよ……」 「ならば私にも“前準備”をしてもらおうか?」 姫がニヤリと笑って、ベッドに座る。しかも、所謂「女の子座り」と呼ばれる座り方で。 「ふふん。快楽へ誘え、私の大事な血の戦士よ……」 ゆっくり白い下着を横にずらすと、一つの筋が走っていた。それを優しく開くと―― 「んぅっ……。あ、あまり眺めるでないぞ……っ」 姫が甘い声を漏らした。少しピンクに染まった顔が、とても可愛らしく見える。 中はヌルリと湿っていて、少し奥には膜が張っているみたい。最初は指で刺激してみる事にした。 「んっ…はぁっ……。くぅ、ん…」 「えと。どう、姫? き、気持ちいい……?」 「ん、ああ…。だが、ぁうっ…!まだ、足りぬ……ぁっ!」 喘ぎつつも、しっかりと答えてくれる。僕は、もっと姫を気持ちよくさせてあげたい! 指で入り口を開いたまま、顔を近付けた。そう、姫がやってくれたみたいに僕も――。 「な…。ヒ、ヒロっ!? ひぁっ! く……ぅんっ…!」 指とは違う感触が気持ちいいのかな?より一層、姫の声が艶を増したと思う。 でも、まだ。姫には、まだ気持ち良くなって欲しい。 色々と何処が一番いいのか、試してみる。そこで、小さな突起を指で刺激した時―― 「ふぁぁっ! そ、そこはダメだ……っ!」 ギュウッ、と姫がシーツを掴んだ。ダメだって言うけど、そこが気持ちいい所なんだよね? だから僕は、その小さな突起を重点的に刺激する事に決めた。 「うあっ! く……ああぁっ! そ、そこは…っ! そこばかり責められると…長くっ、保たぬ……っ!」 指で摘んだり、舌先を使って刺激したりする。悶える姫がスゴく可愛いくて。 早く姫に続きをして貰いたい、でも――もっと姫を気持ち良くさせていたい。 焦りと姫への感情。僕は板挟みにされているみたいだ。 「ふぁっ! ぅぁんっ! くぅ、んっ……ヒロ、ヒロっ…」 いつもとは違った声色で僕を呼ぶ姫。そしてトロンとした瞳、艶のある喘ぎ声。 「姫……。僕なんか初めてなんだけど、本当に気持ちいいの…?」 「ふ、ぅんっ……。馬鹿だな、お前は。“お前だからこそ”快楽に浸れるのだ……」 “僕だからこそ”?それって、つまり姫は僕が――。それを考えると今更、顔が熱くなってくるのが分かる。 「赤面している暇などあるまい? さぁ、続けるがよい」
「じゃあ姫、続けるよ?」 「ああ……。お前の好きな様に、私を喘がせてみせろ」 そうして――また僕は姫に、いや“主に”イケナイ事を続ける。でもコレって本当に、イケナイ事? そんな考えも、姫の顔を見ると吹き飛んだ。姫の今の顔は“主の顔”じゃない。 かと言って、いつもの冷たい表情でもない。 今の表情は――“優しさに満ち溢れた女の子の顔”、だ。綺麗な眼で今、僕だけを見てくれている。 「ひぅ!も、もうダメだ……っ!」 姫がもう耐え切れない、と言った感じの声を上げた。今度はシーツじゃなく、僕の肩をギュウッと掴んで。 「うぐっ…あぁっ!ん、んんっ、 ふぁぅっ……!」 姫の体がビクッ、と痙攣したみたいになった。そしてトロリ、と流れ出る液体。 「えと。姫?だ、だいじょう、ぶ?」 「くぅっ…。まさかこれ程、声を上げてしまうとは、な……」 チラッとリザの方に視線を向けると――リザ爆睡だよリザ。 もしこの世界がマンガだったら、僕達の頭には大きな汗が描かれてたんじゃないかなぁ。 「……ふむ、リザも起きぬだろう。 来い、ヒロ。先程の続きをしてやろう」 「あ、はい」 そう言って僕は立ち上がったけど、姫が顎に手を当てて、何かを考えいる。 「あれ、どうしたの姫? 何かあったの?」 「先程と全く同じ方法では、面白くないであろう? ふぅむ……」 暫く姫をボウッとしながら眺めていたら、姫が何か思い付いたみたい。 「よし、ヒロ。少しの間、向こうを見ていろ。私が良いと言うまで、決して振り向くでないぞ?」 「え? わ、わかった」 一体何を思い付いたんだろう?僕は後ろを向いて、眼を瞑る。 ん?何か音が聞こえる……? ――パサッ、パタン。スルッ……。シュルッ、パサッ―― 何だろう。気になるけど、もし見たら絶対怒るだろうなぁ。振り向くな、って言ってたもの。 布団? 布団を直してるのかな。でも、それなら僕に“見るな”って言う必要がないよね? 「ヒ、ヒロっ。もう振り向いても良い、ぞ……?」 「一体何を思い付いた……の゛ぉっ!?」 僕は思わず硬直した。見えた光景、それは―― 全身の白い肌を露にした姫だ。 意外と……って言ったら失礼だけど、ふっくらと膨らんでいる胸。 そして女の子らしい座り方をしていて、しかも膝をモジモジと動かしている。 油断してたら理性がプツンとしてしまいそう……。
「さぁヒロ。こちらへ来るがよい」 「あ……。はい!」 姫の座っているベッドに座ると、姫が目の前まで近付いて来てくれた。 間近に見る肌はスゴく綺麗で……触ったら、とても柔らかいんだろうなぁ。 ――って、姫ぇ!? 僕の脚の上に姫が乗って、体を強く抱きしめられた。とても強く……でも優しく。 「どうした?主の裸を見て……興奮しているのか?ヒロ……」 言葉は僕の耳元で囁かれ、それは心地のいい“音色”にも聞こえる様な声だった。 「こんな事されたら、誰だってこ、こここ、興奮するよっ!だって、姫の体が…」 「んん?私の体が、何なのだ?答えてみせろ」 姫の体が密着してる。そして、甘い声で耳元に囁かれて、もう我慢が出来ない。 僕もギュウッ、と姫の体を抱きしめ返した。同じ様に強く、だけど優しく。 「ほう……。お前にしては大胆な“答え”だな?」 「ご、ごめん!なんかガマンできなくて……」 「ふふん。ならばもっと、興奮する様な事をしてやろうか」 僕の顎が、クイッと細い人差し指で持ち上げられる。そして背中に回されている姫の手が、僕を引き付けて―― 唇が重なり合った。いや、唇だけじゃない。“舌”も絡め合っている。 ピチャピチャと舌を絡め合う音が頭に響いて、なんだか――頭の中が溶けちゃいそうだ。 「んっ、むっ……。ぁ、ふっ、ぅん…」 「ひ、めぇ……。んむうっ」 瞼を開けば、少し顔が火照っている姫の顔。 瞼を閉じれば、ピチャピチャと舌を絡める音、そして姫の甘い声。 気付けば、ズボンのファスナーの辺りが凄くキツクなっていた。そこに姫の手が―― 「ふっ、ぁ……。 む? ヒロ。随分と興奮している様だな…?」 ジーッとチャックが下ろされて、中に入っていたモノを触り始める姫。 まさか、この体勢で!? 「――楽にしてやる」 スラッとした手が上に、下に。しかも、それだけじゃなかった。 「ん……ぷぁっ! もっと、もっと積極的に舌を動かすがよい…」 「そ、そうは言われても…。二つが同時だと、なんかスゴくて……」 今度はキスを交えながら、だったんだ。深い、頭の中が溶けちゃいそうなキスの方。 というより、もう溶けちゃってるのかも知れない。姫の事以外、考えられないもの……。 「さぁ、私だけを見ろ。私だけをその瞳に映せ。私もお前だけを、この瞳に映してやろう」 僕の記憶に刻み付けるかの様に、姫が囁いた。
今度は僕から舌を絡める。そう、“積極的”に。苦手な分野だけど、姫が相手なんだから積極的にならなきゃ! 「んっ……。そうだ、ヒロ。もう一度、してみせろ…」 「じゃ、じゃあもう一回、するからね?」 今更かも知れないけど、キスって凄く緊張するんだよなぁ。姫の顔に近付いて――。 ピチャッ、ニチャッ……。ぎこちなくだけど一生懸命、舌を動かしてみる。 時々、姫が僕のモノを握る力がキュッと強くなったり、弱くなったりもしていた。 「んんうっ……むぅっ…。 合格、だな」 ……え?何が合格なんだろう? 「えと。合格、って何なの?」 「んん? キスすら満足に出来ぬのなら、面白くないであろう?」 もう一度キスしろ、って言ってたのは、僕を試すためだったの!?僕はてっきり……うぅぅ。 そんなやり取りで数分?いや、何分経ったのかは分からないけど、そろそろヤバい! 「あの!ひ、姫っ! 僕、もう出――るっ!」 「んっ!? 熱っ!」 ビュルビュルと勢い良く、白濁とした液が飛び出て、姫の手や胸の辺りに当たってしまった。 「随分と出したものだな……。まぁ良い、“前準備”は終わりだ」 “前準備”だけでは僕の興奮が止まらなかったみたい。未だに硬く膨らんだままだ。 「ヒロ……」 「あ、はい!」 「今更、後戻りは出来ぬぞ。だが改めて聞く。 ――私を抱く覚悟はあるのだな?」 元々、後戻りしようだなんて考えてなかった。寧ろ逆で、もっと先が知りたい。 「あります。 っていうか姫こそ、僕なんかでいいの……?」 「良くなければ、先程までの様な行為など行わぬであろう?」 そういえばそうだよね……。どこまで姫に気持ち良くなってもらえるかは分からないけど。 僕は血の戦士になった時から、もう後戻りなんて出来なくなってたんだと思う。 なら、もう前に進むだけ。目の前にはクイーン、“姫”が居るんだから……。 ベッドの上で服を脱いでから、姫にキスをしようとした時――姫が両手でスッ、と僕の顔を挟んだ。 「良いか? 手荒に抱くでないぞ。その……初めて、なのだからな……」 コクンと僕が頷いた事を確認すると、姫はゆっくりと挟んでいた僕の顔を引き付けた――。
「焦る事はない。夜は未だ明けぬ……」 「う、うん。まだ朝になるまで、スゴい時間が残ってるね」 「ふふん。では始めるとするか」 キスの時とは比べ物にならない位に緊張してる筈なんだけど、不思議と心は落ち着いてる。 心臓はドキドキと高鳴っているのに、何故だか少しだけ、少しだけ冷静でいられるんだ。 「来るがよい、ヒロ……」 ――ヌプ、ズプッ。グチュッ、ズッ! 「んんっ!つっ……!」 「あ!やっぱり痛かった!?」 男の僕には分からないけど、相当痛いんだと思う。だって、姫の目の端から一粒――光が溢れたから。 「フンっ……。こんなモノ、痛みの内に入らぬ」 「でも姫っ……涙が出てるよ…?」 姫は人差し指で涙を払った後、やれやれと言った感じで、僕にこう言った。 「私が痛み如きで泣くと思っていたのか? ……涙の理由位、自分で察するがよい」 僕の瞳、いや違う。“僕”を見つめながら、そう言った姫。もしかして……? 今まで僕は、〈身分が違い過ぎるから、主人だから〉、と言って逃げ腰だったのかなぁ。 でも、もし姫が僕の事を――。 「んうっ……中途半端にせず、確り奥まで腰を沈めろ、ヒロっ…」 「で、でも。大丈夫なの?まだ痛いんじゃない……?」 「構わぬ。だが、一応…ゆっくり頼むぞ」 ――ズプ、ズチュッ。 「あっ!はぁっ、んっ! 段々と、お前が…私の…中に……っ」 「うぁっ…姫ぇっ…スゴく、温かいよ……」 ゆっくりと、慎重に腰を沈める。姫の中はヌルリと湿っていて、とても温かい。 ズプリ、ズプリと進む。僕は両手をベッドに付け、姫の両手は僕の背中をしっかりと捕まえていた。 「んっ……はぁんっ…!そろそろ、私の奥に届きそうだな…っ」 「う、うん。そろそろっ、奥まで入りそうだよっ……!」 スゴくキツく締まっているから、奥まで行くのに時間が掛かっている。 でも、そろそろ姫の一番奥に届く筈。 ――コツッ。 「んあっ! ヒ、ヒロ。そこが私の一番奥だ……」 「えと、そうみたいだね。姫、大丈夫だった?」 「んん?まだ始まったばかりであろう。私を気遣うのは結構だ…が、それは後にするがよい…ぞ」 あ、そうだった! なんか一仕事終えた様な感じがしたけど、始まったばかりじゃないか! そんな事を考えていたら、体をギューッと抱きしめられた。
「ヒロ。今日位、お前に甘えても良かろう? もう暫く、この状態でいさせろ……」 甘く切ない声で言われて、ちょっとビックリ。こんな声を聞く事自体、初めてだ。 「うん。姫の気が済むまで、このまま……」 まだまだ、夜は明けない。だから焦る必要なんて無いんだと思う。そう、ゆっくりと深く――。 「んんっ…。もう大分、痛みも和らいだな……」 体勢的にちょっとキツかったけど、暫く舌を絡め合っていた。それこそ、貪るかの様に。 短い様に思えても、どうやら結構時間が経っていたみたい。 「そろそろ“仕上げ”としよう。 だが先程も言った様に、手荒に抱くでないぞ?」 「も、もちろん。最初はゆっくり、だよね?」 「ふむ。分かっているのならば、話は早いな。さあ、来るがよい……ヒロ」 ――ズプ、ズプッ……ズチュッ、ヌプ…クチュッ。 最初はゆっくりと引き抜いて、ゆっくりと突く。突く時にギュウギュウと締め付けられて、それもスゴく気持ちいい。 引き抜く時には中のヌメリが強く感じられて、響く音も僕の興奮を誘ってくる。 「んあ、あぁぁぁ……!中で、ふくら…んで……っ!」 「姫ぇっ…! スゴく気持ちいいよ……! 姫は、どんな感じなの…っ?」 「あっ、あ…!中が、擦れ、てっ!ふあぁっ!」 姫と手を重ねて、指を絡め合った。突いたり引く度に、姫が指をギュッと握ってくる。 時々イタズラをするかの様に、姫の胸の先端を舌で舐めたり、舌先で転がしてみたりもした。 「ぁくっ! ず、随分と積極的に…っ! なった、ものだ、な…っ。んあっ!」 ――ズムッ!ズチュ ズチュッ、ズプ ズプッ! 少し、動きを速くする。そうすると、姫の喘ぐ声が更に甘くなった様な……。 しかも、姫が僕の名前を呼ぶ回数も増えて、何故だか僕が“姫”って呼ぶ回数も増えた。 「あっ、あ、ああっ! ヒロっ…ヒロっ!もっと、もっと私を……」 「姫ぇっ…! 姫の中っ…温かくて、ヌルヌルしてる……!」 もう何て言ったら良いのか、頭がマトモに働かなくて、全然分からない。 そもそも、言葉にしようとするのが間違いなのかも。ただ、分かるのは“姫と一つになっている”、って事。 今の僕にとってはそれが全て。姫の事以外は、全然考えられないんだ。 姫の言った通り――僕の瞳は、姫だけを映している。姫の瞳にも、映っているのは僕だけ……。
だから、もう時間が過ぎる事なんて、頭の片隅からキレイさっぱり忘れ去っていた。 永遠にも感じられた時間、でも終わりの無い勝負なんてない。チェック・メイトは目前……。 最初よりもかなり腰を動かすのが速くなり、お互いに強く指を絡め、握り合っている。 「んあっ!あっ! はぁっ……! んっ! その、ままっ…!続けるが、よい…っ!」 「はぁっ……! ひ、姫っ!もうそろそ…ろ?」 ズム、ズムッと深く入れて、奥を突いたり、入口の方を軽く擦ってみたり。 「んぁぁっ! 確か、に……。あぁぁっ! そろ…そろ、限界だな…っ!」 僕もそろそろ限界が近い。油断したら、うっかり出てしまいそうな程に。 それでも激しく体を絡めて、指を絡め……時々舌を絡めたりもして。 ギリギリまで“姫と一つになってる”事を実感していたいと思った。 とても強く。 「あぁぁ!姫ぇっ!も、僕……限界だよ!」 「くぅ…あっ! どうせならば…っ、 私の中で、果てるがよい……!」 姫の中で果てる?それじゃあつまり――姫の中で出せって事!?でも、もう考えてる余裕が……っ! 「あっ!あぁぁぁぁ――!! ヒ、ヒロっ! 私の中、にっ…! 熱い、お前の子種が来ている、ぞ……!」 ドプッ、ドプッ! と姫の一番奥で、勢い良く白濁とした熱い液を中に放った。 この熱い液が放たれたと同時に、姫の体もビクッ、と動いて……一緒のタイミングだったんだ。 僕の熱い液は暫くの間トクトクと小さく出続け、姫の中を満たしていくんだろう――。 「はっ、ぁ……。私の中が……お前のモノで満たされて、いるぞ…っ」 「はぁっ、で、でも……中に出しちゃって良かった…の?」 そう言ったら、一瞬だけスゴく綺麗に姫は笑って、僕にこう言った。 ――互いに愛し合っているのならば、何も問題無かろう? って。 「さて、ヒロよ。 私をシャワールームまで運ぶがよい」 「え?じゃ、じゃあ僕の背中に乗って――ぇぷ!!」 パシン、と両方の頬を姫に挟まれた。 な、なんか気に入らない事でもあったのかな……。 「それだと、お前の顔を見ていられぬであろう。他の方法を使え」 「いたたっ…。えと、他の方法で? それなら――よいしょ。コレならいい?」 文字通りの“お姫様抱っこ”。ちょっと姫は驚いたみたいだったけど、お決まりのセリフを言った。 とても機嫌が良さそうに。 ――「ふふん♪悪くないな」
「ふわぁーあ、っと! ……ん?まだ朝じゃねーのかよ…チッ」 自慢じゃねーが、あたしが夜に目が覚めるなんて事は、滅多にない。 刺客が来た時は別だけどな。 まぁ、こんな日もあるんだろうよ。朝までもう一眠りするか。 ……そう思って、ゴロンと寝返りした時だ。隣のベッドに居た筈の、姫が居ねぇ! 「クソッ、道理で目が覚めた訳だ! 微かだが、血の匂いもしやがる……」 しかも嗅いだ事もねー様な臭いもしやがる。昔の……兄貴の部屋のゴミ箱みてぇな臭いだ。 そんな事よりも、姫が何処に居るか探さねーと! ……いや。冷静に物音を聴いてみると、シャワールームで音が。もうちょい近寄れば、ハッキリするな。 多分、シャワーの音に姫の声が混じってる。 珍しく慎重に近付き、耳に意識を集中させ……。 『ふっ、あぁぁぁ! は、激し過ぎる……! んっ、あっ!』 な! な、何だ!? 中で何が起きてんだよ!?水の音とは違う“水”みてーな音? 『だ、だって姫、が! もっと強く、って言う…からっ…!』 この声は、ヒロだ。 あ?……ヒロ? つー事は!まさかコイツら! こ、こ、こ!交尾ってヤツ、なのか!? 刺客もいねーようだし……。 『はぁぁ、ん…!お前が悪い、のだぞ…っ! お前が、急にっ!私を、抱きしめるから……』 『だって、姫、が!スゴく可愛いかった…んだもの…っ!』 な、なんか聞いてるコッチの顔の方が赤くなっちまうだろうが! しかも“だって”使い過ぎだろヒロ! あぁクソっ!顔が熱くなってきちまった……。 よし。 知らねぇ!あたしは何も見てねぇ! 聞いてねぇ! もっかい寝るっ! 『ふぁっ…ああぁっ……! ヒロっ…!これで二回目、だぞ…』 『ご、ごめんなさいっ!姫が気持ちよくて、全然止められなくて……』 『ふふん。まぁ良い…。ならば今日は互いに気の済むまで、愛し合えば良かろう?』 ――これじゃ寝られねーよ。
――今、僕達はシャワーも入り終えてベッドに居た。……筈だった。 また、真っ白な世界。何にも無い、ただ白いだけの世界だ。とても、寂しい……世界。 でも、ヒュウと寂しく風が吹いた。 ――いや!風じゃない! 今のは……。 「姫っ!」 横を走り去ったのは寂しい風なんかじゃなく、見間違えもしない――姫だった。 僕も走って姫を追い掛ける。姫は何かを探している様にも見えた。 とても一生懸命に。 「姫ぇっ! 待ってよ……っ!何処に行くの!?」 問掛けても姫は返事をしてくれなかった。でも、キョロキョロと辺りを見回している。 『ヒロっ!私は此処だ! もうこれ以上……独りにしないでくれ…っ!』 「姫っ! 僕は此処に居るよ!だから……行かないでよ…」 ――ダメだ…!姫には聞こえていないのかも…。走っても走っても追い付けない! 段々と霞む様に姫の姿が見えなくなる。物凄い喪失感に襲われて、足が言う事を聞かない。 「姫……」 ツッ、と冷たい滴が頬を伝う。 そして数歩、足が下がった時。背中に何かが当たった。 ――何だ、この世界は。夢、なのか? ふん……面白味の欠けた夢だ。 風一つ吹かぬとは。何より面白くない事と言えば……。 『姫ぇっ!』 な……! ヒロっ!? 私を置いて何処へ行く気だ? 夢だとは思っていても、足が勝手に動いてしまう……。 ヒロの姿は既に霧の様に霞み、何処へ行ったのか皆目見当が着かぬ。 それでも、私の足が動き続けるのは何故であろうか? 『姫ぇっ!待ってよ……っ!何処に行くの!?』 ヒロ!? 何処だ?居るのならば、早く私の元へ来い! 主を独りにする事など許さぬ。 もうこれ以上…。 「ヒロっ!私は此処だ! もうこれ以上……独りにしないでくれ…っ!」 王族のプライドなどよりも、今は独りでは居たくない。ヒロっ……ヒロっ! 『姫っ! 僕は此処に居るよ!だから……行かないでよ…』 私は何処にも行かぬ。ヒロ……。お前が居るのなら、何処へ行く必要も無いであろう…。 もう、ヒロの声が聞こえぬ。高が夢、高が夢だ……。なのに、何故涙が流れる…? 「ヒロ……」 最早、足も動かない。このまま倒れたのならば、夢は覚めるだろうか? 私は後ろの壁に寄り掛った。 ……? いや、この世界に壁など無かった筈だ。壁にしては小さく、温かい。 ――僕は、振り向いた。 ――私は、振り向いた。
「姫……?」 「ヒロ……?」 同じ――夢? パチリと瞼を開けると、ツゥッと姫の眼から涙が溢れているのが見えた。 気付けば僕も。袖を使って自分の涙をゴシゴシと拭い、僕の指で姫の涙を払ってあげる。 「ヒロっ……。ヒロっ!あれほど私を独りにするなと言ったであろう!」 痛い程、強く抱きしめられた。姫のこんな表情を見るなんて初めてだ……。 「いた…痛いよ、姫ぇっ。僕だって、すっごく寂しかったんだよ……っ」 もう、あんな夢なんて見たくない。無理な話かも知れないけど、夢の中でも姫と一緒に居たい。 さっき袖で拭いた筈なのに、僕の涙は止まらず溢れる。 「ヒロ……。こうしていると、落ち着くな…」 お互いを抱きしめ合い、僕は“夢でも姫に逢いたい”って強く考えていた。 「このまま眠れば…良い夢が見られるかも知れぬな……」 「うん…。僕は“此処”に居るからね…」 ――ふふん。夢で逢おう、ヒロ。 そんな声を朧気に聞きながら、僕は……。姫の瞼も、閉じた…。 ん…? 眩しい。もう朝なのかな? 「目が覚めたか。良い夢は見れ……いや、愚問だな。ふふん♪」 なんかスゴい機嫌が良さそう。やっぱり、僕と同じ夢だったのかも? なんて考えてると、僕もなんだか嬉しくなっちゃう。 どうしてかは分からないけど、何故だか嬉しい! 「さて。リザが起きるまで暇であろう? チェスでもせぬか?ヒロ」 ――“チェック・メイト”。 外は台風が過ぎ去って、物は散らかっているけど、とても蒼く澄んだ空が広がっている。 そうして、いつもの様に助手席に座ろうと、ドアを開けた僕にリザが言った。 「あ、悪ィなヒロ。そのシートにさっき水を溢しちまったから、後ろの席に乗せて貰えよ?」 「え……あ、うん」 いつもと違って、横を見ると姫が居る。時々、姫と眼が合ったりもして……。 知らず知らずの内に姫の方に右手が近付いていた。慌てて引っ込めようとした時―― 姫が僕の手を優しく握ってくれた。 表情はいつもの表情の様にも見えるけど、よくよく見ると少しだけ違う。 ――お屋敷に着くまで、手を繋いだままだった。 「(実は水なんか溢してなかったけどよ……友達は応援してやんなきゃな!)」 ――笹鳴町の空は、昨日までの事が嘘の様に晴れ渡っている……。
……やってしまいました orz 途中スペルミスetc..がありますが、軽く流して頂けると幸いです……。 さて、いかがでしたでしょうか? 粗い部分、未熟な部分が多々ありますが、お読み下さった皆様。 有り難う御座いました。
GJ! なんか感動した ちなみに前スレで「密室王女で続編希望」って 言ったの自分だったんで嬉しかったです
>>35 最高すぎる!!姫可愛すぎだよ(*´Д`*)
最後の粋な計らいリザGJ! でも令裡さまとアレもろもろは完全スルーなんだなw
GJ! それはそれとして「アニキのゴミ箱のような匂い」にワロタw
GJ!!! アニキのゴミ箱………WWW
GJ! リザGJ!
令裡さま×姫がみたいーーー!!
そろそろリザを投下してくれてもいいころだと思うんだ
44 :
名無しさん@ピンキー :2008/05/02(金) 21:36:20 ID:FfTbivig
兄貴のゴミ箱wwwwww それにしてもよかった!
45 :
エロ餓鬼 :2008/05/02(金) 23:19:33 ID:k2aGGR9o
お久しぶりです、令理編です。 前に投下したのは初代スレ(690)なので、もう皆さん忘れていると思いますが「リザの発情風呂」というSSの続きです……でも、しばらくぶりだと前の書き方できないなぁ。
今日は、実に素晴らしい散歩日和ですわ。 あら、ヒロ。雌犬につれられて、可哀想に散歩に付き合わされて、峠でランニングでも……えっ? 何で雑木林に、こっ、これは雌犬が一人でおトイレにいくのが怖くなってヒロがつきそっているだけなのですわ。 そう、ですから雌犬がズボンを脱いでお尻を振っているのもきっと、ヒロがズボンを脱いでいるのもおトイレの、ちょ、ちょっと、そんな パンパンパンパン (木に手をついて尻を振ってねだるリザ、ヒロはそれに答えて、獣の体位で激しく自らの肉を打ち付ける) 「ウフフフフ、まさか雌犬にヒロの童貞を奪われるとは意外でしたわ」 (そういう令裡の周りにはドス黒いオーラが漂っている) 「まったくどこまで厚かましい雌犬なのかしら……。そうね、ヒロが童貞で無くなったのは残念だけど、雌犬から男を寝取るのも面白そうね。フフフ、ヒロ、ケダモノ相手じゃ、味わえないような快楽を教えて、ア・ゲ・ル」 (しばらくたって。ヒロが、情事の汚れを落としに風呂場に入ったことを確認する令理) 「いくら不死身の戦士だって、あんなにされたら身が持たないよ」 (そうヒロが呟いて、シャワーのノズルを回すと同時に風呂場の扉が開く) (そこに現われたのは、白い肌を学校指定のスクール水着に身を包んだ令理の姿) 「れれれ、令理さん! な、なんでそんな……、って僕、入浴中ですよ!」 慌てちゃって可愛いわ、ヒロ。 家での日常と学校生活の組み合わせ、ドキドキするでしょ? これが、野蛮な雌犬には、思いつきもしない、「文化」というものよ。 (令理は、両手で陰部を覆い顔を真っ赤にさせたヒロの側に近寄っていく) あら、目をつぶってちゃ、せっかくこんな格好をして来た意味が無いわよ。 雌犬とあんなにケダモノセックスしていたのに、ウブなのね、可愛いわヒロ。 「ねえ、ヒロ。前に差し上げた私の写真、役に立ったのかしら?」 ますます顔を真っ赤にして、体を震わせて、思い出しちゃったのかしら。 「想像の中で、どんなことしていたの? 服を剥ぎ取って、オチンポを突っ込んでいたのかしら、それとも」 (陰部を覆うヒロの両手を無理矢理こじあげて、令理の手がヒロの最も敏感な場所をまさぐる) 「こんな風に、お姉さんに弄られているのを想像していたのかしら?」 ウフフ、もう大きくしているのね。立派よ、ヒロ。 「そそそ、そこはぁ」 (令理の白い手が、すでに起立したヒロの性器をまさぐる) 気持良い? オチンポしごかれて気持良い? ザーメン、ドピュドピュ出ちゃう? でも、まだですわ。 「や、やめないで……」 羞恥に震えながら、快楽をねだる坊やは本当に可愛らしいものですわね。 つい、虐めてしまいますわ。
(令理は、ヒロの背中に、裏地を取り去って乳首が浮き出た胸を押し付けながら、耳元で息を吹きかけるように囁く) 「ヒロは性欲旺盛ねぇ。あんなに何度も雌犬の中に出したのにまだシ足りないの? ウフフ、それとも私の手のほうが雌犬の穴より気持良いのかしら、ねえ、ヒロ正直に答えて」 ああ、手の中でヒロのオチンポがビクビク震えているわ。 「そんな、そんなの分からないよぉ」 悶えちゃって、気持良いんでしょ? 正直に言わないと、いつまでたってもオチンポしごいて差し上げませんわよ? ウン、乳首擦れて感じちゃうわ。 「正直に答えたなら、お姉さんがイイコトしてあげますわよ?」 (令理の牙が、ヒロの耳を甘噛みする。その刺激にヒロは体を震わせて叫ぶ) 「気持良いよ! リザの中も凄かったけど、令理さんの手も凄く興奮して、気持良い!」 答えになって無いですわね。……でも私も、もう我慢できませんわ。 (令理は、ヒロから離れて、四つん這いになって魅惑的な尻を挑発的に突き出すと、手を回して水着をずらす) (あらわになる、令理のはしたなくヌメヌメ光る二つの穴。そこにヒロの目線が釘付けになる) 「れ、令理さん……!」 (ヒロの震える手が、むっちりした令理の尻肉を掴んで押し広げ、ヒロの顔がその間にうずまり、舌の先端が奥深くまで入りこむ) 「あっ、ああん。い、いいわヒロ。どう? 雌犬のくッさいマンコとは、大違いでしょう?」 私達、純潔の吸血鬼は基本的に固形物を食べることは、ありませんわ。 つまり、それは余分な手間を取らず後ろで楽しめると言うこと、そして……。 「さあ、来てヒロ。こちらの穴で、繁殖のためではない快楽のためだけのセックスを楽しみましょう」 (言われるままに、ヒロの男自身が令理の後ろの穴に刺し込まれる) 「うあっ、ううぅ、すご、すごいよぉ、中で、中でうねって、し、しぼりとられるぅぅう!」 「ウフフ、そうでしょ、凄いでしょ、あの雌犬とのケダモノセックスでは味わえない気持良さでしょ」 ヒロのオチンポ、熱くて硬くて大きくて激しいわ。 「なんで、なんでぇ、こんなにぃ!」 「それはぁ、ん、吸血鬼…純潔の吸血鬼のその穴が、繁殖にも排泄にも使われない、その為だけの穴だからですわ」 そして、夜の貴族たる私達は、野蛮な獣と違って閨房の文化も修得しているのですわ。 「ウフフ、ヒロ。さあ、もっとお尻で文化的セックスしましょう」 ああ、またヒロがお尻の中で出てるわ。ウフフ、あなたも私の虜にして差し上げますわ。小羊ちゃん。 (翌日、浴室で干からびたミイラのようになったヒロが発見された) (この事件について、第一発見者のフランドルは次のようにコメントしている「ふが〜」) (また、その後、起こった吸血鬼と人狼の喧嘩の理由は不明であるが、それを目撃したシャーウッド姫は、何かを決意した顔で帰っていったという……)
48 :
エロ餓鬼 :2008/05/02(金) 23:22:30 ID:k2aGGR9o
投下終了。 次は、「シャーウッドの媚薬風呂」……いつになるか分かりませんが。
グッド!! 願わくば前作も観てみたいよ・・・
ありがとう、ホントにありがとう! お陰でいいもん沢山観れたよ
初代と二代目は良作多いよな。ここもそうなることを祈ろう ということで、神降臨待ち(・∀・)wktk
53 :
名無しさん@ピンキー :2008/05/03(土) 22:46:42 ID:jeRdLkva
初代スレが……。 キターーーーーーーーーー!!!!!!!!!! ありがとーーーーー!!!!!
誰か、フランドルの起動スイッチを良く見て確かめる様に姫に言われたヒロが、充電中のフランドルのドロースを脱がしてハアハアしてしまい。 思わずズボンを脱いでぶっかけてしまった所、フランドル起動というSSを書いてくれないだろうか。
姫が絶対絶命って展開が見てみたい。想像以上にして予想外の敵の策略により姫が捕まって 一度、注射するだけで人外の化け物であろうと女性なら男のチンポを求めて腰を振るメス豚と化す程に強力な媚薬を打たれ 強がっても気丈に振る舞っても、一瞬で崩されショックから普通の女の子化してただ犯され続ける姫の頬を伝う涙 ヒロ達の活躍で何とか助け出された、重度のストレスとトラウマのせいで姫は幼児退行を起こしヒロを慕う健気な妹化して大混乱が起こるって感じで
姫がヒロを慕う健気な妹化? ときめきが止まらない
で、それは後で元に戻るんですね?
姫が怪物にレイプされてるところを令裡さまが助けて 姫がレイプされてきづついてるところを令裡さまがやさしいエッチで慰める話をみたい
そういや令裡が怪物とかにレイプされてるSS見た事ないような希ガス
そういえばシルヴィアのSSってあったっけ?
>>61 だけど前にあったと思う。完結してなかったはずだけど。
保守
64 :
名無しさん@ピンキー :2008/05/09(金) 21:10:39 ID:e9m2/k5W
まさか汁のは打ち切り?
>>64 他にも完結してない作品けっこうあるよ…orz
まぁ途中で終わっちゃうのはよくある話だが、続きが気になるな(´・ω・)
ふふん
ふが
契約で血のかわりに尿ってネタはがいしゅつ?
>>68 「がいしゅつ」…? それを言うなら「きしゅつ」では(ry
まぁ多分なかったと思うよ
ひさしぶりにがいしゅつへのつっこみをみた とても新鮮だった
ふふん、飲むがよい
シルヴィアの尿道にカテーテルでも突っ込んでいるのかキニスキー…
ふふん
前スレ落ちた…
75 :
名無しさん@ピンキー :2008/05/15(木) 08:47:06 ID:5cz1Kp14
するとこちらが賑わう時間か
前スレ落ちたっていうか容量的にもうほとんど書き込めなかったでしょ?
前スレは500kb超えてた
前スレのdat持ってる人いない? 読み返したい作品があるんだが…
気に入った作品は保存して置くのが吉 ところで、紗和々×令裡を書いてる職人さんは居ないのだろうか 俺は書いてみたが、間違って消しちまった‥‥
「シャーウッド!」 「なっ!?誰だお前は?」 「そちらの方は君のお姉さんだよ」 取調室(ケルベロッテ曰く、実際は託児所の個室)で 警察官(ケルベロッテ曰く、実際は保母さん)がケルベロッテにそう答える どうやら警察署から託児所に引き取られたようだ 「なっ!?私に姉等いないぞ!!それにそんな女知らぬわ!!!」 「でもそのお姉さんは君の事知っているみたいだよ?」 「屋敷に戻るぞシャーウッド」 「(・ε・ 3・)あばばば 」 「いっいけないロッテちゃんが混乱している…!」 「こんばんは」 一人の男が、震えるシルヴィアに近付き声を掛ける―― その男は―――― Selection a、エミールだ b、キニスキー公爵だ c、民衆の一人だ
84 :
k :2008/05/17(土) 00:38:55 ID:N/bAWAK3
d、城島親夫だ 字ちがってたらスマソ
おk ちょっと待ってな
「・・・・・(あのゾンビ事件以来職を失くしてタクシー業か・・・・ 再就職出来ただけでもラッキーか・・それにしても・・・何処かで見た事がある娘だな・・・)」 「・・・・・・出番来るの遅い・・・」 暗闇に包まれた森林の中をタクシーの明かりが照らす そのタクシーの後部座席にはミカサが座り 何か考え事をしているのか目を細くしている男がタクシーの運転をしている どうやらバックミラーに写るミカサの姿を気にしているようだ 「・・・・?(何か見られてる?やっぱりこの格好がおかしいのかな?)」 運転手の男の視線に気づき、ミカサはケルベロッテから貰った着慣れないワンピースに視線を落とし袖を弱く掴む ・・・が、しかしワンピースの袖を掴むと同時にミカサはある事を思い出した。 「(私の財布・・さっき着てた服の中に入ったままだ・・あの服汚れてたからワンピースに着替えた時に財布と一緒に捨てちゃった・・・どうしよう・・・ ・・・・王女にカンパして貰おう・・・・って携帯もあの服と一緒に・・・)」 「(・ε・ 3・)あばばばばばばばばばばばばばばば 」 「うるさいぞ」 「ロッテちゃんが壊れた・・・」 「黙れクロブラック!」 「ロッテちゃん正気に戻ったんだね」 「私はいつだって正気だ ただバーウッドバーウッドとか呼ばれて気が高まっただけだ」 「シャーウッドお遊びはその辺にして帰るぞ」 「バーウッドだかシャーウッドだか知らないが人違いだ 私の名はケルベロッテだ!」 「どこをどう見てもシャーウッドだろ」 「(・ε・ 3・)あばばば」 「さっ帰るぞ」 屋敷に連れ帰ろうと姫はケルベロッテ(シャーウッド姫?)の肩に手を置く しかし、ケルベロッテ(シャーウッド姫?)は自分の肩に置かれた姫の手を弾く 「だっだから別人だと言っているであろう!!私には堕天使達を地獄に送還するという大事な任務が・・・」 「何だまた王国の者達とごっこ遊びしているのか」 「(・ε・ 3・)あばばば」 「はぁ・・・」 「ろっロッテちゃん!?」 「ふが」 「ほら フランシスカも迎えに来たぞ」 「ふが」 「えーっと?・・何々? いい加減夜遊びは止めて下さい、毎晩勝手に外出して一体何をなさっているのですか? だと?」 「シャーウッドで確定だな」 「ふが」 「えーーーっ!!何でだ!!?」 「王族付きの人造人間であるフランシスカの言葉は王族にしか理解出来ぬのだ」 「ちっ違うぞ!?私は王族なんてたいそうな者じゃないぞ!!!」 「ほう?じゃあ何故フランシスカの言葉が理解出来る?」 「何となく動作で読めただけだ!!!」 「ふが」 「ああ・・フランシスカ・・・今夜は長くなりそうだ・・・」 「そろそろ帰って下さい・・・・」 ケルベロッテ達を前に涙を流す保母さんであった
>(・ε・ 3・)あばばば これみるたびに噴くwwwww
ふが(保守)
ふふん
うふふ
「携帯にも繋がらない・・・」 「勘弁してくれよ・・・・初出勤にして2回も無銭乗車だなんて面目なさ過ぎだぜ・・・」 「・・・・2回?」 「今日の夕方に犬を連れた小さな女の子が無銭乗車したんだよ」 「・・・犬連れた女の子って・・・・」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「お前どっかで会った事あるな?そうか自宅警備員の」 「・・・・警備員だ・・と言っても今はタクシー運転手だがな」 「何でタクシー運転手なんかしてるんだ?リストラ?」 「あのゾンビ事件で職を失くしちまってタクシー業に再就職しただけだ」 「おっコンビニだ ちょっと寄って来るから止まってくれすぐ戻る」 「へいへい」 ―数分後。 「ほら 珈琲だ」 ケルベロッテはコンビニで買って来た一缶の温かい珈琲を城島に手渡す その珈琲を受け取って城島は「ありがとう」とケルベロッテに一礼をし、まだ湯気が立つ珈琲を少しだけ飲む。 「10万円」 「は?」 「は?じゃない 珈琲代10万円だと言っているのだ」 「くれたんじゃなかったのか!?つかそれは詐欺だろ!だってこの珈琲は数百円しかしないぞ!!!」 「(・ε・ 3・)あばばば」 「うるさい!そんな物売り手が決める事だ!私は「ただでやる」何て一言も言ってないぞ? 飲んだ物はしっかり払え!この泥棒!!」 「なっ・・・」 「ロッテちゃん流石地獄育ちなだけあるね・・・・」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「・・・・と言うことだ」 「じゃあこのワンピースとかチョコレートもその10万円で・・・・」 Selection a、ワンピースとチョコレートを返す b、返さない
ちょっと物語の時系列が混乱して来るかもしれないから進行度整理 シルヴィア編 @シルヴィア、エミールを騙し毒物で暗殺する為、エミールと待ち合わせした場所にフランセットと自動車で向かう Aエミールとキニスキーに捕まり刑務所の廃屋へ フランセットはフランダースに捕らわる ←現時点 ミカサ編 @笹鳴町に向かう為、徒歩で笹鳴町に向かう Aケルベロッテと遭遇 その際ケルベロッテに手作りのチョコレートを潰される Bシルヴィアの屋敷と笹鳴町の間にある怪物達が住む街の銭湯にケルベロッテと入る C銭湯から上がり、ケルベロッテから潰された手作りチョコレートの代わりにワンピースと市販のチョコレートを貰う 着ていた服を捨ててワンピースに着替える D笹鳴町へと向かおうとした時に、怪物達が住む街の中心部の方から女の泣き叫ぶ声が聞こえる 聞き覚えのある声だったが先を急ぐ為無視 E城島親夫の運転するタクシーに乗車中 ←現時点 ケルベロッテ編 @城島親夫の運転するタクシーに乗り悪質販売 Aミカサと遭遇 その際ミカサの手作りチョコレートを潰す Bシルヴィアの屋敷と笹鳴町の間にある怪物達が住む街の銭湯にミカサと入る C銭湯から上がり ミカサに自分が潰してしまったミカサの手作りチョコレートの代わりにワンピースと市販のチョコレートを渡す D迷子になり警察に保護される その際警察に暴行を加え補導され託児所へ送られる E託児所の個室で姫&フランシスカと奮闘中 ←現時点 そろそろシルヴィア編中心にアダルト方向に切り替えます ミカサ編は選択肢によってはアダルトに ケルベロッテ編はおまけみたいな感じなので基本的にギャグ進行になります
令裡さまがヒロを催眠術みたいなので自分をちょっとだけレイプさせようと思ってたら ヒロが暴走しちゃって血の戦士の底なしの体力でなんどもイカされまくる話がみたい
俺はどんな感じでもいいから、姫ヒロが読みたいなぁ〜 …お、大きな独り言だからね! 別に、誰か書いてってお願いしてるわけじゃないんだからねっ!?
シルヴィアに逆レイプされて童貞を奪われるも、中にだけは絶対に出さないと 白髪化して逆襲、そのままシルヴィアをイカすヒロ。 この場合、姫に忠義は認められるでしょうか?
それより新刊にロッテちゃんがいないんだが
なん…だと…!?
ふが……が…!?
ふふん
100ふが
101 :
名無しさん@ピンキー :2008/05/27(火) 23:45:21 ID:KCbbbgWj
aga
ふふん
ふふん…ん…!?
ふふん中にチューされると、そうなる訳ですね。分かります
ふがふが
ふふんふふん
ふふん
うふふ
109 :
名無しさん@ピンキー :2008/06/05(木) 18:34:13 ID:Dcx/Jp2w
保守
ふが
怪物君のぱろ?
112 :
黒子猫 :2008/06/09(月) 23:58:26 ID:dR6LRfq+
良く間違われるけど違います。 設定とか似てるてんとかあるけど別物でし
>>55 のネタを使って。深く反省してる。でも書きたかった。
「わ、私は…」
…嘘だ。こんなの姫じゃない。
「ヒロ?お前もどうだ?私を好きに出来るのだぞ?」
止めてよ。そんなの姫じゃない。
「私とて待っているのだ」
違う…違うんだ。こんなことするわけが無い。気高くて、誰よりも綺麗で、僕が生き返ってまで仕えたいと思うのはこんな人じゃなかった!
許さない…絶対に許さないぞ…
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「打つ手なしですわね」
屋敷の中の時間は止まっていると言って良かった。屋敷の主。主軸が動いていないために。
令裡の目には今も焼き付いている。覚醒時には白くなる髪を、赤く染める程に血を浴びたヒロとその腕に抱えられた姫。
そして姫の体に飛散していた液体。
令裡は深くは聞かない事を心に留めていた。普段火花を散らすもう一人の従者とも示し合わせてまで。
「弱ったなぁ…姫様があれじゃあ…」
「ええ。本当はヒロにも心の傷があるのでしょうけど」
「…ヒロも成長してんだな」
「カギはヒロが握っている筈ですわ…」
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「…離れないで」
「うん。だから今日はもう寝ようよ」
あの日から僕の寝床が変わった。屋敷で一番日当たりのいい部屋で、わりと姉さんやフランドルの手が届きやすいトコロ。今一番しなきゃならない事がここにあるから。
僕の腕の中で金髪が揺れた。
「どうしたの?」
「…しないの?」
「え…」
「…ほ、ほんとうは、ほんとうはヒロにあげたかったのに、あげたかったのに…」
「な、泣かないで。あれは無かった事なんだよ」
壊れて、いや、壊れかけちゃった姫をどうにかしてあげたかった。
ちょこちょこ投下…暗すぎるかもしれないorz
久々の投下来た!続き期待します
wktk
確かに少々鬱展開だが、何の問題もないよ。 続きに期待してる。
お風呂で姫の体を洗うことになったヒロ、服を脱がせろという命令 を受け、おぼつかない手つきで姫の服を脱がせるヒロ お風呂では目隠しをしてスポンジで壊れ物を扱うように丁寧に洗うも、 何か柔らかいものに触れてしまいその場で土下座、でも下半身の方が ムクムクと… で「スポンジではなく手を使って洗え」と言う命令を受け…
お前のタワシでカラダを洗えと
>>118 いいなぁソレ。
丁度今ネタ切れ中ですし……そのネタで書いても良いですか?
でも他の人が書いたSSも見たい自分は欲張り。
どーぞどーぞ、シルヴィア王女早く出ないかなぁ…代わりにギレン出てきたし 作者気待たせすぎだ。
122 :
名無しさん@ピンキー :2008/06/17(火) 18:17:15 ID:c6zDpEjY
保管庫無いの?
ふがふが
捕手
ふふん、保守だふが
ふがあ///
前スレ
>>663 の続きです。
部屋に帰って、ベッドに大きくダイビング!
「姫ッ、姫ッ!僕の姫〜ッ!!」
僕は、枕をギュッと抱きしめて、姫の名を節を付けて連呼しながら、ベッドの上を右に左にと転げ回る。
喜び方が毎度同じでも、そんな事、気にしてる余裕なんか無い。
とにかく一刻も早く一生懸命に喜ばないと、嬉しさでこの身体がパンクしちゃう危険があるんだからね!
一頻りはしゃぎまわって、やっと落ち着く。
僕は、抱えていた枕をポイッと脇へ投げ出すと、さっきの姫を思い出した。
いい匂い。僕だけを見詰める優しい眼差し。髪を撫でてくれた掌のたおやかな動き。太股の柔らかさ。
そして、僕のことを「好き」って言ってくれた綺麗な声…
「はぁ…」
思わず溜息が漏れる。
気を確かに持っていないと、
この目で確かに見て、この耳で確かに聞いたのに、
姫が、この僕のことを「好きだ」って言ってくれた事が夢か幻みたいに思えてくるから不思議だ。
でも、僕は確かに見たし、確かに聞いた。
姫が、僕のことを恋人として受け入れてくれたっていう事実!
「姫…」
いつもと何にも変わらない、見慣れた天井に向かって、姫の名をそっと呼んでみる。
僕の呼びかけに、
『ふふん。どうした?ヒロ…』って言いながら微笑みかけてくれる姫の綺麗な顔を心に描きながら、
僕は、ゆっくりと眠りに落ちていった…
翌朝。 いつもの通りに起床。洗顔から食事までを済ませて、そして、姫に挨拶。 「おはよう、姫。リザ」 「うむ」 「おう、おはよ!」 姫の服も態度も、これまでと全く同じ。そう、そういう約束だからね。 学校から帰って、宿題を済ませてから、姫の傍近くに仕える。 でも、別に何の変わったこともなし。 僕がすぐ傍にいても、姫は、顔色一つ変えない。 思わせ振りな目配せだとか、擦れ違いざまに何か囁くとか、そういうのも一切なし。 恋人である僕から見ても、姫の『公』と『私』の峻別は完璧だ。 それにしても、 僕たちが付き合ってるってことがお屋敷のみんなに分かっちゃうとややこしくなるっていうのは僕にも分かるけど、 『交際に関する王族の決まりごと』って何なのかな…? その日が暮れ、次の日が過ぎ、その次の日も終わろうとしている時、僕は気が付いた。 そうだ…。 そういえば、姫が僕を呼ぶとき、付き合いだす前は『ヒロ』と『お前』が8:2位の比率だったように思うけど、 あの日以来、『お前』と呼ばれる事は殆ど無くなって、その代わり、 一対一の場面でも、 つまり、周りに僕以外の誰かがいて誰に呼びかけているのかをきちんと言わなきゃならない場合以外でも、 姫は必ず『ヒロ』って呼びかけてくれるようになった。 ああ…、やっぱり、それなりの変化はあったんだ…。幸せだなぁ、僕…
今日は、血を飲ませてもらう日。 姫に逢ったらどんな話をしようか、今日は姫はどんなことを話してくれるのか、 そんなことを朝から一日中グルグルと頭の中で妄想しているうちに午前零時になる。 姫のいる部屋の、造りのいいドアを丁寧にノックする。 「ヒロか」 「はい」 「入れ」 「失礼します」 部屋に入って、姫と対面する。 今日の姫は、昼間と同じ黒いドレス姿。 それに、前回とは雰囲気が全く違う。どういえばいいかよく分からないけど、 刺客と戦うときみたいな嫌な緊張感は無いものの、全く隙が無い、張り詰めた雰囲気。 「まず、血を飲ませてやる」 「はい」 姫は、以前と同じく椅子に座る。 僕は、その前に跪く。 「血の一滴は、生命の雫…」 「…」 「飲むがよい」 血を飲ませてもらい終わって、僕はゆっくりと立ち上がった。 それに合わせるように、姫もゆっくりと立ち上がる。
「ヒロ」 「はい」 姫はとても真剣な顔で、僕の目を見詰めながら話し始めた。 「ヒロ、私に対する想いは変わらぬな?」 そら来た!『変わらない』どころか、ますます好きになってるよ! でも、この場の空気がピンと張り詰めてる原因は、『僕の気持ち』云々にあるんじゃないってことは分かる。 僕は、正直に返事をした。 「三日前より、もっと好きになってる…」 僕の答えを聞いて、姫は、ちょっと表情を緩める。 「うむ」 姫が微笑んでくれた! 姫は自覚してるかどうか分からないけど、姫の笑顔の破壊力は凄まじい。 この話が終わったら、それを姫に伝えなきゃ… 再び表情を引き締めた姫が、静かに話を繋ぐ。 「前回、王族との交際には種々の決まり事がある、と話したことは覚えているな…」 「はい」 余計な事は言わず、只短く、だけどはっきりと返事をする。 「その内容について今から説明をする」 「はい」 「王族と交際するものは、誰であれ、喩えそれが王族同士であっても、契約を交わさねばならぬ…」 姫が、その内容について詳しい説明を始める。 姫の落ち着いた声と永い永い時間が僕の前を流れていく。 で、その『契約』っていうのは、簡単に言えば一種の呪法のようなもので、 これから付き合い始める二人が、 『私はこの人と一生を共に過ごします』ってことを“魔界の絶対の王”(?)に誓うんだって。 それから、契約を交わしたものが、『他の者に心を移した場合』、つまり、他の人を好きになってしまった場合には、 全身に悪性の腫れ物が出来て死ぬほどの苦痛に見舞われるけど、楽になろうとして自殺しても死ねない。 そして、その苦痛から逃れる唯一の方法は、その新しく好きになった相手を殺すしかない、と…
「分かったか?ヒロ」 「はい」 勿論、僕はそれを真剣に聞いてはいたけど、やっぱり難しかったし、それに、 もう僕はこれからずっと姫の傍にいるんだって決めていたから、 それに何より、『他の者に心を移す』って箇所は、 姫以外の女の人に興味も関心も持てない僕には、正直、ピンと来なかった。 「返答は三日後、血を飲ませる時にせよ…」 「はい。でも、姫。もう、僕の気持ちは決まってるから、今日この場で返事をしてもいい…」 「ならん」 姫は、毅然とした態度と口調で僕の言葉を遮った。 「三日の後、だ…」 どうしてさ… 僕はこんなに姫のことが好きで、 姫だって、三日前のあの夜、僕の事を好きだって言ってくれたじゃないか… 僕の思いを見透かしたみたいに、姫が言葉を繋ぐ。 「それが、掟なのだ…」 じゃ、姫は何故、三日前のあの夜に契約や掟について説明してくれなかったんだろう… 「この契約は秘事に属する。故に、本心から想い合っているもの同士にしか開示されぬものなのだ…」 じゃあ、今日までのこの三日間は、一応の“冷却期間”みたいなものだったんだね… それに、これからの三日間は、明らかな“冷却期間”だし… なんか、姫に対する気持ちを試されてるみたいで、ちょっと面白くない… 僕の心の中に、不満や切なさが入り混じったモヤモヤとしたものが渦巻き始める。 何とか抑えようと努力はしてるけど、きっと、このモヤモヤは僕の表情に表れてるに違いない。 僕は、姫の瞳から、目を逸らした。 「今日は、もう、下がってよい…」 「はい…」 ちょっと思い詰めたような表情の姫を部屋に残して、 心の中にモヤモヤを抱えたまま、僕は自分の部屋へと帰る。
一歩歩む毎に、そのモヤモヤは、はっきりとした『腹立たしさ』と『イライラ』に変化していく。 その『腹立たしさ』も『イライラ』も共に『王族が従うべき掟』に向けられてはいたけど、 同時に僕は、その『王族』には姫も含まれているんだってことを十分に自覚していた。 「あら、ヒロ。こんばんは」 「あっ、令裡さん…」 一番拙い時に一番拙い人に会った。 「どうしたの?何か不愉快な事でもあって?可愛い顔がとっても険しくなってますわよ?」 やっぱり、心が顔に出ていた。それも、はっきり分かるくらいに… ここは笑ってごまかすしかない。 「あははは…、いや、別に…」 「そう…。私はてっきり、姫様と何かあったのかと…」 今の僕には、姫の名が含まれている言葉を受け流す余裕は全くない。 僕は、自分自身でもびっくりするくらいにキツく横目で令裡さんのことを睨みつけて、語気鋭く返事をした。 「何でもないよ!」 「あら、それは失礼…。では、ごきげんよう」 令裡さんは僕に慇懃に一礼すると、窓を開け放って漆黒の夜空へと飛び去っていった。 何だよ!ご機嫌なんか良いワケないじゃないか! これじゃ、姫と僕の間で何かあったってことがバレバレだけど、そうなったってしょうがない。 そりゃ、今、令裡さんに八つ当たりしちゃった僕も迂闊だったけど、 つまらない『掟』やら『しきたり』やらに拘って、 僕の返事をすぐに聞きいてくれなかった姫にも責任があるんだからね! 僕の部屋に着いてベッドに横になっても、イライラは募るばかりだ。 姫も僕も、お互いに好きなんだから、それでいいじゃん! 姫にとって、僕と『しきたり』と、一体どっちが大事なのさ! 何だか『しきたり』に“負けた”みたいで、めちゃくちゃ面白く無いっ!! 今日は不貞寝。従って、姫についての妄想は無し! 僕は、「あ〜あ」と大袈裟に溜息をついて、上掛けを頭から被った。
翌朝。 寝入ったときより、少し気分が晴れている。 さて、どんな顔で姫に逢えばいいかだけど、そうだなぁ…、どうしよう… い、いや、そんなこと、僕が心配しなけりゃならないことじゃない!…と、思う… だけど、昨日の晩、姫の部屋から退出する時、僕の表情は相当険しかったはずだから、 そのことについてのフォローはどうすれば… と、とにかく、全ては姫に逢ってからさ! 姫が、僕の気持ちよりも王族の掟を優先させるっていう姿勢を改めるんなら、 僕としても、姫に笑顔を見せるにやぶさかではない。 姉さんが用意してくれた美味しい朝食をあたふたと掻き込むと、 僕は、そんな強硬な野党のような思いを抱きながら、朝の挨拶をしに姫の元へと向かった。 いつもの通り、小食堂の入り口に首だけ突っ込んで挨拶をする。 「おはよう…、姫…、リザ…」 「うむ」 「おはよ!」 いつも通りの、いつもの姫。 だけど、僕の心には、大きな変化があった。 さっきまであんなに波立っていた僕の心が、姫の顔を見たとたん、急に凪いだ。 この急激な変化に、僕自身、ついていけない。 僕って、姫のことがどんだけ好きなんだろ…。でも…
僕は、この気持ちの激変の原因が、 ただの『好き』『嫌い』やその度合いの大小だけじゃないんじゃないかって、何となくだけど、気が付いた。 午前の授業、給食、午後の授業… 学校にいるのに学校のことには全くの上の空で、僕は姫のことだけを考え続けた。 家に帰ってからも思索は続いた。 だけど、姫の傍に仕えるときは−約束だから−平気な顔をしてなくちゃいけない。 最初のうちは顔だけが強張ってたけど、終いには全身の筋肉が凝ってきて、辛くてどうしようもなくなる。 晩御飯は僕の大好きなカレーだった。 だけど、お代わりする気になれないばかりか、食べている最中、思わず大きな溜息までついてしまった。 「あら、お代わりはいいの?」 「うん…」 「ヒロ、だいじょぶか。顔色が青いぜ? おまえ、なんかこの頃、塞ぎ込んだと思ったら夜中に大喜びしたり、 そんでまた今日みたいに元気が無かったり、ちょっと情緒不安定だぞ?」 「ごめん…。でも、なんでもないんだ。大丈夫だよ…」 そう、酔っ払いほど「俺は酔ってない!」っていうんだよね。 もう、人前にいるのは限界みたいだ。早く自分の部屋へ帰らないと… 「ごちそうさま…」 厨房を出る僕にリザは何か声を掛けてくれたみたいだったけど、 僕は、それに返事も出来ずに、自分の部屋へと歩き出した。 「こんばんは、ヒロ」 「令裡さん…」 令裡さんは僕の顔を見ると、一瞬ちょっと驚いたような表情になった。僕の顔色は、それほど悪いんだろう。
令裡さんは、とっても心配そうな顔で僕の目を覗き込んだ。 「昨日は、気に障るようなことを言って、ごめんなさいね」 謝らなきゃいけないのは、姫との間で生じた憤懣を令裡さんにぶつけた僕のほうだった。 「ううん。僕こそ、令裡さんにキツイ事を言って、ごめん…」 「いいのよ、気にしないで。 おせっかいは百も承知だけれど、お姉さんから、一つアドバイスをさせてもらってもいいかしら?」 「はい」 「人っていうのはね、誰かを好きになると、その人に対してとても優しくなれるけど、でも、それと同時に、 その人に対して、とても我が儘になってしまうものなの」 我が儘って… 僕が、我が儘…? 僕の我が儘… まさか、それって… 「ヒロは、『恋』と『愛』の違いについて考えたことがあって?」 「いいえ…」 「『恋』っていのうはね、その人を“独り占め”にしたいっていう気持ちによく似てるのよ。 たとえば、自分以外の人に優しくしないで欲しい、とか。 相手に何かを強く要求するってことね」 「はい…」
「でも、『愛』っていうのは、 相手に何かを、自分が持っているすべてを与えたいっていう強い想いなの。 親は、自分がもの凄くお腹が空いていても、まず子供に食べさせるでしょ? ヒロは今まで、紗和々さんにそういう風に育ててもらったんじゃないかしら?」 言われてみれば、そうだ。 僕たち姉弟は、今までいろんなところに預けられてきたけど、 でも、みんなとても親切で、『与えてもらった』ことは数え切れないくらいあっても、 何かを『奪われた』っていう酷い思いなんて一回もしたことはなかった。 僕は、愛されてたんだ… 「ヒロが誰かを想っているなら…」 令裡さんは、視線を僕の顔から窓の外の月へとそっと移した。 「最初のうちは『恋』でもいいけど、 その人を本当に幸せにしたいと思うなら、『愛する』ことを学びなさい。ヒロなら、きっとできるわ…」 僕は、自分自身の全身から一斉に血の気が引いていく音を、この時初めて聞いた。 「…あ、ありがとう!令裡さん!!」 優しく微笑んでくれる令裡さんへのお礼の言葉も中途半端に、僕は、自分の部屋へと駆け出した。 途中、廊下の曲がり角で、リザとぶつかりそうになる。 「わあっ!ヒロ、どうしたってんだよ、そんなに慌てて!」 「ごめん!」 「ついさっきまでしょぼくれてたと思ったら、今度は全力疾走かよ…。 姫のヤツ、ちゃんとヒロに血を飲ませてやってんだろうな? それとも、姫の血に、なんか良くねーもんが混じってるとか?」 タイムリーな心配をするリザをその場に残して、僕は駆けていく。 部屋に飛び込んだ僕は、重い鉄扉をバタン!と勢いよく閉めた なんてことだ… 僕はとんでもない思い違いをしていたことに気が付いた。
そう、全く、令裡さんの言うとおりだった。 姫は、そうと望んで生まれたわけではない王族の掟に従わなければならなかっただけなのに、 その王族の“しきたり”に従って、僕たちの交際を正式なものにしてくれようとしたのに、 それなのに、たった三日間が待てなくて、僕は姫にあんな酷い態度をとってしまった… 姫は、今まで一人だった。 勿論、姫が人間界に来る前には、王族の中でも最強を誇る血の騎士団が姫を護っていたらしいけど、 でも、姫自身の行動、 中でも姫自身の生き死ににかかわる決断は姫自身たった一人で行わなければならなかったんだ。 それは、今も同じだ。 魔界にも、この世界にも、姫を護ってくれる組織も制度もない。 僕はといえば、姫の命令に従っていればいいただの一介の血の戦士に過ぎない。 そんな僕には、姫の孤独や辛さを本当に理解することなんて出来ないかもしれない。 それなのに、僕は姫の立場や気持ちを少しも考えもしないで、姫に自分の気持ちばっかり押し付けて… 「姫…」 昨日の夜の姫の思い詰めたような表情が、僕の心に深々と突き刺さる。 心がとっても痛いけれど、僕の心が血を流したって、それは当然だ。 だけど、姫の心の方がもっともっと深く大きく傷付いているはずだ。 「姫…」 姫に、逢いたい。 逢って、謝りたい。 許してもらえるかどうかは分からない。 だけど、悪いのは全部僕で、姫は少しも悪くないんだっていうことだけでも伝えたい。 それより何より、こんな僕は、姫の恋人として本当に相応しい男なのだろうか…? とにかく、明日になるのを待つしかなかった。 僕は、氷のような心を抱いて、ベッドに入った。
翌朝。 姫に逢うのが怖い。 全ての景色が灰色にしか見えない。 味なんて全く分からないまま朝食を掻き込み終えると、僕は鉛のような足を引きずりながら、姫の元へ向かう。 小食堂の入り口の扉が、今朝の僕の腕には、鉄扉のように重い。 ゆっくりと室内に首だけ入れる。 「…おはようございます…、姫…、リザ…」 「おはよ!」 リザの、いつもの元気な声。 そして… 「ヒロ」 姫が、そっと僕と視線を合わせる。 「はい…」 「気を付けて登校するがよい」 姫は、ちょっと微笑みながら僕に優しく言葉をかけてくれた… 「はい!」 それまで色彩を失っていた景色は再びその本来の色を取り戻して瑞々しく輝きだし、 僕の心は、急速に以前の柔らかさと温度を取り戻していく。 僕は、余りの嬉しさと安心感にしばらくそのままボーっと固まってしまった。 あ、いけない!学校へ行かなきゃ!! 「いってきまーす!」 とにかく姫に笑顔を返し、僕は玄関へと駆けていく。 「ほらな、姫。 アンタに声をかけられたとたんに、あいつ、いきなり元気になりやがったろ?あたしが言ったとおりじゃんか! ヒロのヤツはアンタにべったりなんだかから、これからはちっとは構ってやりな」 「ふふん。構って欲しいのは、私のほうなんだがな…」 「何だそりゃ?」 勿論、この姫とリザの会話は、余りの嬉しさに全力疾走で登校した僕の耳には入らなかった。
終業のチャイムが鳴る。 学校にいるのに、学校のことをまったく考えない一日が終わった。 僕は一目散に教室から走り出る。 早く姫に逢いたい! どんな顔で姫に逢おうかな。 姫に、どんな風に話しかけようかな。 姫は、どんな顔で逢ってくれるかな。 どんなことを話してくれるかな。 僕の頭の中は、幸せのメリーゴーランド状態。 お屋敷がある丘の麓の商店街を、人込みを縫いながら走りぬけ…て… ん…! たこ焼きのいい匂い… そうだった。前に、姫たちの分も買ったんだけど、 小じわが気になる魔法使いのお姉さんの手下の怪物たちに食べられちゃったんだっけ。 よし!買って帰って、姫と…、あ、いや、姫たちと一緒に食べよう! そう、『愛』というのは『与えること』なんだから(なんちゃって!)! じゃ、姫と、リザと、令裡さんと、姉さんと、僕の分で五つ。 たこ焼き味の電気があれば、フランドルにも食べさせて上げられるのに。 「五つください」 「毎度ありー!」 香ばしい良い匂いのする包みを靡かせて、僕は再びお屋敷への疾走を開始する。 早く早く、冷めないうちに! 「ただいま戻りました」 「お帰り、ヒロ。あら、とってもいい香りね」 「たこ焼き、買ってきたんだ。みんなの分もあるよ」 「まだ温かいのね。じゃあ、すぐにみんなで食べましょう。」
たこ焼きを姉さんに預けて、姫のところへ挨拶に行く。 「ただいま戻りました」 「うむ。大儀であった」 「はい!あの…」 「どうした?」 「たこ焼き、買ってきたんだ」 「ふむ」 「姫と一緒に…、食べようと思って…。あ、もちろん、みんなの分もあるよ!」 「ふふん。それは楽しみだな」 姫が嬉しそうに微笑んでくれた。 部屋の中にはリザも令裡さんもいなかったから、昨日のことを謝りたかったけど、 でも、ここは、ぐっと我慢。
姉さんが飲み物を用意してくれた。 リザたちも呼んで、みんなでたこ焼きをつまむ。 「うめー!」 「ヒロ、ご馳走さま」 「あたしも、頂きまーす」 「これが、『たこ焼き』か…」 リザたちはすぐに食べ始めたけど、 姫は、たこ焼きを一通り面白そうに観察してから、パクリと食べた。 「どう?姫」 「うむ。なかなか、旨い」 「よかった!」 リザは夢中で、姉さんはいつもどおりニコニコしながら食べてたけど、 令裡さんは、いかにも意味ありげに目を伏せながらお茶を一口飲むと、ゆっくりと茶碗を置いた。 はい、令裡さんの昨日の夜のアドバイスのおかげです。 やっぱり僕は、いろんな人に助けられながら、支えてもらいながら生きてるんだ… なら、今までみんなに支えてもらった分、 僕は、これからずっと、姫の側で、姫を支えながら生きていく! 気が付いたら、僕は、たこ焼きを美味しそうに頬張る姫の横顔に見惚れていた。 姫が、注意を促すように、その目をふっと閉じた。 いけない、いけない。“まだ”みんなには内緒だったんだよね。 僕は慌てて視線を逸らしたけど、顔が赤くなるのだけはどうしても抑えることが出来なかった。
あれから三日が経ち、血を飲ませてもらう日が来た。 時計は深夜の十二時を回っている。 いつもの部屋の中で向かい合う、姫と、僕。 姫はいつもの黒いドレス姿で、頭には王族の象徴であるプラチナのティアラが煌いている。 部屋の中央に据えられたマホガニーの記帳台の上には、 古風な羽ペンが一本と、吸い取り紙を付けたプレス、封緘用の蝋と印、レターセットが一部、 そして、琥珀の柄に金製の王家のエンブレムが嵌め込まれたナイフが一丁。 「気持ちは、決まったか…」 姫が、静かな声で僕に問いかける。 その表情は昼間のいつものそれと変わらなかったけど、物凄い緊張感がびりびりと伝わってくる。 それはそうだ。だってこれから永遠に近い時間を一緒に過ごす相手を定めるんだから。 「はい…ッ」 その凄まじい緊張感に完全に気圧された僕は、何度も口をパクパクさせた後、やっと声が出た。 「僕は…ッ、」 「…」 「姫と…」 「…」 「生きていきます…」 「うむ…」 姫は軽く頷くと、ゆっくりと記帳台に歩み寄る。 「では、今から、契約の儀を執り行う。ヒロ、ここへ」 「はい」 僕は、記帳台を挟んで姫と向かい合わせに立つ。
まず、『誓いの言葉』の唱和。 とはいっても、姫が言うことを鸚鵡返しに言うだけなんだけど、 やっぱり、物凄い緊張で何て言ったのか殆ど覚えてない。 次に署名。 レターヘッドに王家の紋章があしらわれ、王国の文字で誓いの言葉が書いてある便箋くらいの大きさの紙に、 二人がそれぞれ、血で自分の名前を書く。 まず僕が、王家の紋章が入ったナイフで右手の人差し指の先を少し切って、『日和見日郎』と書いた。 そして、その上から吸い取り紙で押さえる。指先の傷は、煙を上げながら急速に塞がっていった。 ナイフの切先を拭いて姫に渡すと、僕は、さりげなく数歩後ろに離れて少し横を向く。 姫が、名前を『リリアーヌ』と書くのか、 『姫』と書くのかはわからなかった(王国への正式な届出書類なのだから、おそらく前者だろう)けど、 どちらにしても、姫が署名するところを興味津々の態度で覗き込むのは、とても失礼だと思ったからだ。 姫が、離れて横を向いている僕にも分かるような大きな動作で紙を四つ折りにたたみ始めたことで、 僕は、姫が署名を終えたことを知った。 僕は再び記帳台に歩み寄ると、姫が、僕にしっかり見えるようにして、その紙を封筒に仕舞った。 封を閉めて、血のように赤い封緘用の蝋を封の合わせ目に垂らし、上から王家の紋の印で押さえる。 そして、表に王国の文字であて先を書く。 「ヒロ。これを、王国への遣いの梟に預ければ契約は有効となる。よいのだな?」 ここで、『何を今更』って言っちゃいけない。この間はそれで大失敗したんだから。 ここは、短くてもいいから、しっかりと返事をすべし! 「はい!」 「うむ」 姫は小さく頷くと、窓へ歩み寄って鍵をカチャッと外し、大きく開け放つ。
窓の外の夜空には、銀色に冴える満月を背に、大きな梟が悠々と旋回している。 姫が再び記帳台に戻ってきて封筒を取り上げる。 僕は姫に近づいて片手を姫の腰に回すと、そのまま姫を促すようにして一緒に窓辺へと歩み寄った。 封筒を持っている姫の指のそのすぐ横を僕も持って、二人は封筒を持った手を窓の外へとぐっと突き出す。 大きな梟は、巧みに羽を羽ばたかせて窓の外でホバリングし、 鋭いつめが生えている足で上手に封筒を受け取ると、「ホー」と大きく一声啼いて窓辺を飛び去った。 梟の羽が巻き起こした風で姫も僕も少し髪が乱れたけれど、二人とも、そんなことは気にしないで、 僕は、姫の腰に回している手にそっと力を込めて姫を抱き寄せ、姫はその僕の手に自分の掌を重ねて、 星々が美しく煌く夜空をゆったりと大きな羽を羽ばたかせて飛び去っていく梟を見送った。 「ヒロ」 姫が、視線を窓の外やったまま、 僕の腕にピッタリとくっ付けていたその腕を少し離して、ポツリと呟くように僕の名を呼ぶ。 「はい」 「これから、我々は、数知れぬ困難に遭遇することになるだろう」 そらきた! ここで、間違っても『そんなこと、分かってます』とか『姫は、心配性過ぎる』とか言っちゃだめだ。 とにかく姫の言うことをきちんと最後まで聞いて、それから、はっきりと返事をすればいいんだ。 「ヒロには、苦労をかける…」 え…?姫、今、何て…
「姫…」 「私と関わらなければ、普通の生活を送り、普通の幸せを手に入れられたであろうものを」 姫の、ちょっと寂しそうな言葉。 次の瞬間、僕は反射的に姫をグイッと抱き寄せて、ぎゅっと思い切り抱き締めた。 「姫っ!」 「…ん?」 僕があんまり強く抱き締めてるから、姫の返事が少し苦しそうだ。 僕は、抱き締める腕の力を、ほんの少しだけ抜いた。 でも、言いたいことは、きちんと言わなきゃならない。 「もう二度と、そんなこと言わないで!」 「ヒロ…」 「約束して!!」 「どうしたのだ?」 「約束してくれなきゃ、姫の息が詰まるくらい、もっともっとギュッとするよ!!」 「ヒロ…」 「この間、姫に告白したとき、分かったんだ」 「…」 「僕は、姫を護るために、死ぬまで姫と一緒にいるために、この世に生まれてきたんだ、って…」 「そうか…」 姫は、ふっと身体の力を抜いて、僕に柔らかく寄りかかってきた。 「そうだよ。だから、約束して」 僕は、姫をキリキリと締め付けるように抱き締めていた腕の力をいったん緩めて、 今度は優しく姫を抱き締めなおす。 「わかった。もう二度と、言わぬ…」 「姫…」 姫の細い腕が僕の身体にそっと絡み付いて、そして、それに、きゅっと力が篭った。 「姫、大好きです」 「私も、大好きだ。ヒロ…」 姫のいい匂いとほんのりと暖かい体温が、僕の心と身体を包む。 「姫…」 「ヒロ…」 僕たちは、お互いに、相手の身体を自分の身体に埋め込もうとするかのように、 それぞれの腕と胸元にぐっと力を入れて抱き合った。
僕の背中に回っていた姫の腕が、ふっと緩む。 どうしたのかな…? 姫は、僕の身体から解いた腕を前に回して僕の胸元に両掌を当てて、 腕にちょっと力を入れ、お互いの上半身を引き離した。 「着替えてこようと思うのだが、待てるか?」 「はい!」 思わずニッコニコの顔で大きな声で返事をしてしまう。 これじゃ、人間の女の子姿の姫が大好きなの、バレバレじゃん… 今更だけど、耳と頬がカット熱くなって、僕は、俯くしかなくなってしまう。 「ふふん」 姫は、そんな僕の様子を面白がるように鼻の先で可愛らしく笑うと、「待っておれ」と言い残して、 ドア一つ隔てた隣の姫の寝室に入った。 僕の趣味がバレちゃったのはちょっと恥ずかしかったけど、 でも、人間の−普通の?−女の子の格好をしてる姫って、どうしようもないくらい可愛いんだよね… 姫は、どんな服を着てくるのかな?可愛い系?かっこいい系?どんな服でも、姫なら、きっと似合うよ! ひょっとして、僕には“逆コスプレ”の趣味があるんだろうか? 軽いノックの音。 カチャッという音と共に、ドアがゆっくりと開く。 「わぁ…」 姫の余りの可愛さに、僕は思わず前後も忘れて感嘆の溜息を漏らしてしまう。 頭のティアラはそのままだったけど、そのいつもの黒いドレス姿は、 淡いピンクのノースリーブのブラウスに、白いミニスカート、 足元はおしゃれなベージュのストラップサンダルという組み合わせに変わっている。 ああっ!姫…。可愛いよ…。可愛過ぎるよ、姫… う〜ん。これだけ可愛いと、“ティアラ付き”もイケるかも…
「冠は、好みではないのであったな…」 姫はティアラを外して、サイドテーブルのビロードの敷物の上にそっと置いた。 あーっ!やっぱり、“ティアラ無し”の方がいいですッ!! 僕のだらしなく緩みきった顔をちょっと面白そうに観察しながら、姫が尋ねる。 「冠は、余り好きではないのか?」 「ううん。そういうわけじゃないよ。普段の姫だって、すごく綺麗だよ」 「でも…」 「でも?」 「冠があるとさ、冠を着けてる人が『ご主人様』、 着けてない方が『家来』っていう現実を突きつけられる感じがするっていうか…」 「そういうものか…」 「それに…」 「ん?」 「冠を外した姫って…、んーんと…」 「?」 「そう、若く見える…」 ほんとは「幼く見える」と言いたかったけど、 それじゃ余りにも失礼かなと思っての“苦渋の選択”の末の一言だった。 「フフフフ…」 姫は、鈴を転がすような声でひとしきり楽しそうに笑ってから、 目尻に溜まった涙をちょっと曲げた人差し指の背で拭いながら、言葉を繋いだ。 「今だって若いぞ!もっとも、ヒロよりも年上だということは確かだが」 えっ!それじゃ僕が姫のことを“お姉さん扱い”してるってことになるじゃん! 言葉の選び方や使い方って、ほんとに難しいなぁ… 姫は、情けない表情で頭を抱える僕の手をとって一緒にソファーの前に歩み寄ると、 まず自分が座ってから、僕の手を軽くクイッと引っ張って座るように促す。 僕はそれに従って、姫のすぐ側に腰を下ろした。 すぐに姫は、ちょっと腰を浮かせて僕にピタリとくっ付くように座りなおす。
暫くの沈黙。 姫は、面白そうに僕の顔を覗き込んでいる。 困ったなぁ… 全く間が持たない。 姫に片想いしてた時は、姫と二人きりになったらあんなことを言おうとか、こんなことを話そうとか、 いろんなことを沢山考えていたんだけど、いざ両想いになった途端、全く言葉が出なくなってしまう。 その時… 「では、こうしようではないか。 私が冠を外しているときは、我ら二人、一人の男と女。主従の関係ではない、ということに…」 「うん!」 そう言ってもらうと、ホント、助かる。 いくら『恋人同士』って言ったって、もともと“主従”の関係から発展したものだったから、 なんていうか、その…、生々しい言い方だけど、 『側近くに仕えているのをいいことに、 調子に乗った従者が、ご主人様に手を出した』みたいで心苦しかったから… でも… 姫がハードルを一つずつ下げてくれても、 やっぱり、姫に対する僕の気後れは解消しない。 「ん?どうした、ヒロ。先日、あれだけ情熱的な告白をしておいて、 二人きりになったというのに、手も握らぬのか?」 「えっ…!あ…、はい…」 姫の柔らかくてすべすべの掌が、僕の手の甲を、そっと包む。 「先ほどの契約の儀によって、我ら二人、唯一つのことを除いて何でもできるようになったというのに…」 細くてきれいな指を僕の指に優しく絡めながら、ちょっと残念そうに呟く姫の横顔に、 僕は胸の真ん中をキュン!と締め付けられる。 そう、お互いに、お互い以外の異性を好きになること以外、何でも出来るんだ… と、その時、姫がちょっと腰を浮かせて身体の正面をより僕の方へ向けて座りなおした。 「?」 「ヒロ」 「はい」 「よく顔を見せろ…」 「はい…」
中途半端ですが、今回はここまでです。 ここからイチャイチャ展開に入るのですが、 気合を入れなおしてがんばりたいと思います。
GJ!! 待ってた甲斐があった! 続き期待です
お疲れ様です!完成楽しみにしてます!!
ふもおおおぉぉおお!!! 超 G J ! ! イチャイチャ待ってるよー オジサン待ってるよー wktkwktk
キタ―――――ッ!! 続き待ってます! 相変わらずヒロが面白いなw
ところで、ミカサのような女性の血の戦士はセックスの度に処女膜が再生するのだろうか。
処女じゃなければ無問題 それより体の一部をコウモリに出来る令裡が問題だ 処女膜をコウモリに変えれr
156 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:00:04 ID:3RKmqVS2
投下します。姫とヒロの話。エロは薄め、というかないような物です。
157 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:00:44 ID:3RKmqVS2
大きな家に住むことは誰もが憧れる。僕だって、昔はこんな豪邸に住みたいと思っていた。 暮らして見れば、そりゃあもちろん快適だよ。隙間風なんて吹かないし、暑さ寒さもこたえない。 部屋は広くて開放感があるし、何だか心まで豊かになった気分になる。 でも、実際にはそんな良いことばかりじゃない。 特に僕のような雑用にとっては……。 「姉さん、こんな広いお屋敷を一人で掃除するなんて無理だよお」 僕は今、広間の一つでただ一人掃除をしていた。 これまで三つほどの部屋の分を終えて、これまでで一番広い部屋だ。学校の教室の何倍もある。 中央には重厚なつくりのテーブルと椅子、周りには古くて貫禄のある棚、天井には洗練された照明。 ここへ来るまでは絵本とかでしか見たことのない、ザ・洋館って感じだ。 僕は、棚やその上におかれた調度品からハタキで優しく埃を落としていた。 使用人の身になってみると、豪邸の欠点が良くわかる。 部屋が大きくて沢山ある分、やらなきゃいけない仕事も膨大なんだ。 今日は姉さんが買い物で遠出しているらしく、家事は僕に任されている。 夕食はもう作ってくれているからいいんだけど、問題は昼の仕事だ。 これだけのお屋敷だと、毎日可能なだけ掃除しないとどこかが荒れてきてしまう。 だから、日々のメンテナンスは欠かせない。 そういえば、全部で幾つの部屋があるんだろう……。 ううん、そんなことを考えてる場合じゃない。 リザも令裡さんもどこかへ出かけちゃってるし、フランドルはいつものように姫のお世話をしている。 もちろん、姫が手伝ってくれるはずもない。そのために僕や姉さんがいるんだから。 そう、理解はしているし体にも染みついている。 でも、広い部屋で僕一人、三角巾を付けてハタキをはたいてると、妙に虚しくなってくる。 いや……寂しいのかもしれない。 姉さんはいつも、こんな仕事を一人でやってるんだな(フランドルや僕が手伝うことはあるけど)。 この部屋には、大きな振り子時計が置いてある。 ゆるやかに動く振り子のリズムが、何だか人の胸に耳を当ててるみたいで心地いい。 さて、始めてから結構時間も経ったな、ここが終わったらちょっと休もうかな。 そんなことを考えながら僕が時間を確認していると、急に異変が起こった。 振り子が上がりきったところで止まってしまったのだ。 「ん?」 確認してみると、秒針も動いていない。中の歯車が軋む音も聞こえなくなった。 「壊れたのかな……」 僕は振り子の部分のガラス扉を開けてみた。覗いて見ても、当然良くわからない。 軽く叩いたりもしてみたが、無駄だった。 諦めて、扉を元に戻す。下手に触って余計に壊すわけにもいかないからね。 「うーん。しょうがないな、姫に報告してこよう」 姫は居間でいつものように寛いで紅茶でも飲んでいるはずだ。 何かあったらすぐに伝えることになっているし、姫ならこういう高価な家具のことも詳しいだろう。 僕は一旦手を休めて、姫の所に行くことにした。
158 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:01:48 ID:3RKmqVS2
「姫ー、ちょっと話があるんだけど」 僕は扉をコツコツと叩いて呼びかけた。 普段なら姫の返事があるかフランドルがすぐに開けてくれるのだけど、今回は何の反応もない。 「姫ー、フランドルー? いないの?」 おかしいな。さっきまでここにいたはずなのに。 待っていても仕方ないので、僕は扉を開けて居間へ入った。 「なんだ、姫もフランドルもいるんじゃない……」 確かに二人ともそこにいた。 広く明るい窓を背に、姫はテーブルにつき、フランドルは傍に立っている。 フランドルはお盆をいつものように掲げ、姫はいつものように優雅に紅茶を嗜んでいる。 だけど、すぐに変だと気付く。 二人とも、全く動いていないんだ。 フランドルがバッテリー切れとかで動かないのは見慣れてるけど、これはどこか違う。 ましてや姫は……。カップを口元に傾けたまま、微動だにしないのは明らかに異常だ。 「姫っ!?」 鳥肌が立った。刺客との戦闘の時の感覚だ。 慌てて駆け寄ってみる。 「姫、どうしたの!? ねえ!」 さっきのように、言葉は返ってこない。 どんな状況でも僕を落ち着かせることのできる、あの声は。 そこで僕は気づいた。 窓の外に見える木の枝も葉っぱも、石の彫刻みたいに動かない。今日はそんな凪いだ日でもなかったのに。 しかも、空中を羽ばたいて進むはずの小鳥が、ピンでそこに刺さられたかのように止まっている。 壁にかかっている小さな時計を見てみる。この部屋の時計も動いていない! なんか、何となくだけど……。 決して確信はできないけど、この状況が理解できた気がする(姫なら自信を持って理解できるんだろうけど) 僕を除いて、世界の時の流れが止まってしまったんだ!
159 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:02:53 ID:3RKmqVS2
僕はテーブルについて姫を見守りながら、この状況について考えた。 いったい誰が、こんなことをしたんだろう。 時を遡る力は、成人した王族かあの「神族」ぐらいしか持っていないらしい。 だけど時を遡るのは難しくても、時の流れの早さを操るのはそうでもないとか何とか……。 恐らく今回も、王族の誰かからの刺客か、あるいはかつての令裡さんみたいに単独で王族を狙っている 誰かの仕業に違いない。残念だが、姫と違って僕には誰の仕業か推し量ることはできない。 いや、黒幕が誰かは今はいい。 問題なのは、狙われるのは姫だということだ。 何といっても、姫は王の娘、不死鳥になる存在なんだから。 だとしたら、僕がすべきことは決まっている。 姫を護るんだ。 時間を止めたなら、敵は簡単に姫を襲うことができてしまう。 フランドルはいくら起動ボタンを押しなおしても、 いろんなところを弄っても(恥ずかしかった、というか、ごめんよフランドル……)動かなかった。 一方、なぜか僕だけ敵の網には掛かっていない(その理由も姫ならすぐにわかるのかなあ)。 つまり僕が離れてしまえば、姫は完全に無防備になってしまう。 僕だけが残った以上、僕は姫を敵から守らなきゃいけないんだ。 決めてしまえば後は簡単だ。 いつか来るであろう敵の襲撃に備えて、僕は姫を護り続ける。 そして敵が現れたら、やっつけて時間をもとに戻させる。 単純じゃないか。 僕は姫のすぐ近くの椅子に座り、周囲を見張ることにした。 窓の外から来るか、扉を破ってくるか……。 敵がどんな奴で、どこからどう攻めてくるかもわからない。 怖い。恐ろしい。けど、そんなことは言っていられない。 僕は神経を研ぎ澄ませて、待つことにした。 「……あれから何も起こらないなんて」 時計は役に立たないし、外も明るいままで、時間の経過が全然わからない。 それでもかなりの時間が経ったことは実感できる。もう5時間ぐらいは過ぎたんじゃないかな。 時間が止まってるのに時間が経ったってのも変な感じだけど。 とにかく、僕の感覚では随分と過ぎてる。 まさか時を止めた敵が時間の停止に巻き込まれてるなんてことはないから、 きっとこれは僕を消耗させるつもりなのか、隙ができるのを待ってるのかもしれない。
160 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:03:42 ID:3RKmqVS2
この間、姫はぴくりともしない。 何か、本物の姫じゃなくて蝋人形か何かを見ているみたいだ。 蝋人形……。 「!」 しまった、時が止まっているから姫が動かないのも当然だと思ってたけど、 その思い込みを突いて人形か何かにすり替えてる可能性だってあるじゃないか! だとしたら、僕は無駄に何時間も潰していたことになる! と、とりあえずこの姫が本物かどうか確認しないと。 でもどうやって? 「姫……」 美しい金髪も、柔らかそうな肌も、強い眼差しも、いつもの姫だ。 でも、見た目がそっくりな複製なら作るのは無理ではないだろう。 それは蝋人形かもしれないし、彫刻かもしれない。 だとしたら……。 「姫、ごめんなさいっ」 僕は姫の左の二の腕にゆっくり手を伸ばし、そして触った。 リラックスした姫の肉体は、適度に弛緩して柔らかくて弾力があった。 姫の体、温かい……。時間が止まっても体温は変わらないんだな……。 少し気持ちが良かった。 二の腕ばかりでなく、テーブルに置かれた腕の先端の方も。 白い肌を滑って、綺麗な肘へ。内側に曲ったところは、他よりもふにふにしている。 前腕へ。姫の腕は細い。闘いの中で簡単に傷付いてしまう、やわな体。 こんな細い腕で闘っているのかと思うと、僕も力になりたいと強く思う。その体が傷付かないように。 指先。いつも姫は、指先から僕に血をくれる。 姫がその鋭い歯で指先を破り、そこから姫の体液が滴る。 そして僕は、姫の指先を口に含み、舌で転がすんだ。 姫の手や腕なら、血をもらう時に馴染んでいる。 その時の感触と、今の感触を比べてみればいい。そうすれば姫が人形じゃないことがはっきりする。 僕は感覚を集中させて、姫の肉体の柔らかさと触り心地を確かめていった。 「違わない……」 ほっとした。 偽物に入れ替わってなんかいなかったし、時が止まっても姫は姫のままだったんだ。 ふーっと一気に力が抜けた。
161 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:04:34 ID:3RKmqVS2
んっ、安心したら、ってまだ安心できる状況じゃないんだけど、 ちょっと安心したらトイレに行きたくなってきちゃった……。 情けないけど、生理現象だからなあ。 この尿意の激しさからいうと多分、極度の緊張でずっと忘れていたんだろう。 こんな状況になってから長いし、これはかなり溜まってる……! 「でも、どうしよう……」 一度気になると、もうしたくてしたくてたまらない。よくあることだよね? 我慢はできないし、姫から離れるわけにはいかないし、かといって……。 「くっ」 無意識に内股になりつつ、僕は決断した。 「ごめんよっ姫! すぐ戻るからっ!」 僕は漏らさない程度の最速で、トイレにダッシュした。一応、扉に鍵は掛けておいたけど。 「だって、そうするしかないでしょー!?」 「ふー……」 時間が止まっても、トイレはしっかり流すことができた。 道すがら各場所の時計を確認したら、どれも同じ時間で針が固定されている。 どの窓の外も、不自然に動きがない。また体感では真夜中のはずなのに、やはり明るいままだ。 時間の停止というのは、どういう仕組みになってるんだろう。 元に戻ったら、姫に聞いてみよう。 「戻ったよ、姫……」 僕は鍵を開けようとした。その瞬間、僕はさっきの決断を全力で後悔する。 なぜって、掛けたはずの鍵はすでに開いていたんだ。 何かが起きたんだ。 「姫!」 僕は慌てて部屋の中に押し入った。 姫に手が届くかというところに、得体の知れない獣がいるのを、僕は見た。 大きさは僕と同じぐらいか。初めて見た、この状況でも動くモノ。敵。 やはり僕はずっと姫の傍にいなきゃいけなかったんだ。 「!!!」 そいつは僕が現れると、目にもとまらぬ速さで僕の横を抜けて部屋から駆け去って行った。 「待て!」 捕まえようとしたが時すでに遅く、そいつは廊下の角を曲って見えなくなってしまった。 もうあいつは一旦見過ごそう。それより姫だ。僕は急いで駆け寄った。 「大丈夫、姫!」 返事はないが、それでも僕は叫ぶのを抑えられなかった。 「ごめん、僕が離れたばっかりに危険な目に!」 僕はうろたえながらも、姫の様子を確認した。 どうやら、僕はぎりぎり間に合ったらしい。 あの獣も姫に触ってはいなかった。 「良かった……」 僕は姫の足元にへたりこむしかなかった。 姫は、相変わらず紅茶の満ちたカップを口に注ぎ込んでいた。 その表情はさっきと変化していないはずなのに、僕を鋭く咎めているように僕は感じた。
162 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:05:27 ID:3RKmqVS2
だけど、あの獣が姿を見せたことで、初めて事態がちょっとだけど動いたことになる。 あの獣が時間を止めたのかはわからないが、あれが関わっていることは間違いない。 姫を狙ってるみたいだったし、僕を見て逃げたんだから、刺客と考えていいと思う。 そして、この状況で動けるのはあいつだけなんだろう。 もし他にも動ける刺客がいるのなら、さっき一匹で姫を襲おうとしていたのは変じゃないか。 対峙する敵があいつ一匹なら、いくら僕でも倒せないこともない……と良いけど。 あいつはこれからどう出てくるだろう。 やっぱり僕が疲れたり、この場を離れたりするのを窺ってると考えるべきかな。 だとしたら、僕はどうしても不利だ。僕が消耗してないうちに先制した方がまだましかな。 でも、僕は自由には動けないし……。変に動いて隙を見せる方がダメか……。 どうすれば……。 「ぐぅ〜っ」 ……おなか空いたなあ。何か食べないと、いざという時に闘えないよ。 血の効力が切れるのがまだ先なのは不幸中の幸いだけど、このままじゃ僕がまいっちゃう。 どうしよう。姉さんの用意した食事がある台所はすぐ隣だ。急いで持ってくれば……。 いや、さっきだって一、二分の隙にあいつは来たんだ。 姫は僕と一緒にいなくちゃ。 ……そうだ! 「それなら姫を一緒に連れて行けばいいんだ」 簡単じゃないか。姫を大事に抱えて隣までいって、そこで食事をとればいい。 この方法を使えば、時間が止まっていて、あの獣が姫が一人の所を狙っていても平気だ。 早く気付けば良かった。 「でも、どうしよう……」 このことにも気付けば良かった。どうやって姫を連れて行こう。 まず今の姫の様子を確認する。 姫は窓際の椅子に座っていて、左腕はテーブルの上におき、右手で紅茶を飲んでいる状態で止まっている。 まさかこのままの形で運ぶことはできないだろう。 「とりあえずカップを置いてもらおう」 僕はそっと右腕を掴んで、姫の口から離し始めた。 姫の口の中に含まれていた陶磁が、姫の鮮やかな唇と別れを告げた。 僕は両手で姫の右手を包み、静かにカップを掴んだ指を解していった。 そして最後の指が解かれて、僕はカップと姫の右腕をテーブルの上に置いた。 中の紅茶は、淹れた時と変わらぬ熱を帯びている。 どうやら止まった時間の中では、温度は変化しないようだ。 と、ここまでは良かったんだ。 だけど、姫の椅子を引いた時だった。
163 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:06:07 ID:3RKmqVS2
僕は動かぬ姫を抱えようと思って、姫の座る椅子を動かした。 するとその衝撃で、まっすぐ前を向いていた姫の頭がかくっと前に傾いた。 その瞬間だった。 半開きになった姫の口から、飲みかけの紅茶が溢れて噴き出したんだ。 澄んだ紅の液体が、姫の口から零れ、あごを濡らし、胸を濡らし、下半身にまで垂れていく。 「わー、わーっ」 僕は慌てて近くにあったタオルを取り、姫の顔と体を拭った。 「熱っ」 カップのお茶と同じように、姫の口に残っていた紅茶も熱かった。 僕は火傷をしてしまったが、姫はどうやら平気なようだった。 考えればわかることだ。 お茶を飲んでる途中の人を驚かしたり、後ろから押したりしたらどうなる? 姫の黒い服は紅茶でびしょびしょだ。 無表情な姫の顔も、口から垂れた紅茶に塗れている。 僕は泣きたくなった。 姫のこんな情けない姿は見たくなかったし、そうさせたのはこの僕なんだ。 タオルで姫の顔を綺麗にしながら謝る。 「ごめんなさい、ごめんなさい!」 濡れてしまった服も、このままにしておく訳にはいかない。 僕は姫の体をタオルで拭いた。 やらしい気持ち抜きに(いや、そういう気持ちもちょっとはあったけど)触ってみたかった、姫の胸や太もも。 少しの量の紅茶でも、薄く広がればそんな所にまで達する。 服とタオルごしにでも、姫の華奢な体のラインはこの手に伝わってくる。 それが僕には悲しかった。 最後に姫の閉じた口元を拭いて、やっと終わりだ。 紅茶が熱くて乾きが早かったこともあって、もう痕跡はほとんどない。 もういつもの、凛々しい姫だ。 堂々と座って、世界を見つめている。 その態度はどんな場合であろうと、時が止まろうと変わらない。 そうだ、姫を護るなら、僕もしっかりしないと。 こんなことでは、血の戦士失格だ。 とにかく、姫を護り、この時の監獄を破るんだ。 僕は姫の肩と膝の裏を片方ずつの腕に乗せ持ち上げた。 いわゆるお姫様だっこだ。 背負ったりしたのでは後ろが死角になるし、引きずるのも良くないだろう。 色々と失礼なことをずっとしてきてしまっているが、全てが終わったら正直に話して謝ろう。 どんな罰を受けても構わない。 ただ、姫が元の平穏な日常に戻ってくれれば、僕はそれでいいんだ。 だから、待ってて、姫。
164 :
停止王女 :2008/06/27(金) 08:20:09 ID:98UZvu0L
以上です。意識のないリリアーヌ姫を悪戯したいなあという発想からこんな話が出来ました。 もしかしたら続きます。
もしかしなくても続けておくれ!
続きが気になって仕方ないじゃないかw ぜひ続き頼む!
続き期待ダッ!w
蟲界王女 闇、墨汁のような濃い闇、うねるような、内臓、はらわたの中のような、胎内の心地よさ、闇の中 「…愚かな選択でありましたな ……怪物の姫よ…」 「…どうであろうな、神族の者よ」 漆黒の空間の仲に白い手足が吊られたマリオネットのように固定されている それがバラけたパーツのように見えるのは着ている人の服が闇と同じ色だからだ、それが姫 こういう状況でも一向にそのガラス細工のように繊細で透明な気品は損なわれる気配は無い 他にも両手を吊られたリザ唸るような表情で「それ」を睨み、逆さまに吊るされいささか情けなさそうに顔を赤らめた令裡…がスカートを押さえている …そしてボクが、…まぁ、どうでもいいような感じで簀巻きにされて転がされていた、この異相の狭間(はざま)、暗闇の中に フランドルの謎の行動により2000年前の世界から奇跡的に脱出を果たしたボク達は… ああいや、この状況は『脱出したかのように見えた』でした、…つまりこの罠を…彼女『神続』の子の言うところによる『神罰』(令裡に言わせると呪いだそうだ) 結論から言うと最後の最後で失敗、ミスってしまったという事で… そしてボク達は現在全員彼女(?)の蜘蛛の糸に絡め取られてゲームオーバー?…コンティニューは効かないのかな… 「…そこの者ぶつぶつと煩い」 「うわぁ!」 ぺしりと公園のシーソー並みの大きさの脚に弾かれてヒロは暗闇の中をゴロゴロと転がされた いささかの呆れとやれやれを半々にミックスしたような眼差しで三人の娘は転がっていくそれを見つめた 「…んで、どうしようってんだよアンタは、あたしらの事?」 「あーら?さすが畜生ですわね、『これ』は邪神ですわよ、邪神がうら若き乙女を…生贄を手に入れたらする事は一つですわ」 「んだとぉ!? …ひぃ!?」 令裡が馬鹿にしたような、特に私のような…以下略に何か言おうとした瞬間、もぞりと股間をまさぐられてリザは思わず悲鳴を上げた 「…んっ…貴女…見かけによらず…いえ…見かけ…どおりですわね…毛深くて…私の柔肌には…」 くっ…そこで令裡は口を噛んだ、胸の先端を擦られたのだ リザの脚を割り、令裡の制服の下にびっしりと剛毛の生えた蜘蛛の脚が差し込まれ蠢いていた
姫のドレスにも蜘蛛の脚が差し込まれて、その白い太股を撫でるように這い上がっていた 「……」 「おっ…おおぃ!姫ぇ!黙ってねぇで、どうするんだ!?」 むっ、と姫が顔を少ししかめた、スカートがうごめき、蟲の脚が姫の足の付け根辺りをまさぐっている、無視rするかのように口を開いた 「…ヒロはあの状態だ、フランドルは…」 下半身に対する刺激を無視するように時折顔を顰めながら姫は続けた 「…なぜかこちらに来ない、故に…我々は…次善の…策を考えねばなるま…い…」 最後に姫の股間の辺りが大きくうごめき、姫はビクリとして体を折った 「おっ…おい姫!こらてめぇ何しやがる!おい令裡お前は何余裕ぶっこいてやがんだ、何とかしろ!」 たまらずリザがわめいた 「はーやれやれですわねぇ…んんっ…」 逆さまにされたまま令裡はわざとらしく溜息をついた、その胸もまた制服の上と下から蜘蛛の足に弄られている 令裡の言葉には余裕があったが頬は紅潮して息がいささか乱れていた 「貴女みたいなケダモノと違って私達、真の吸血鬼にとってこの程度は危機でも何でもありませんわ…」 何ぃ!?と言うリザ 令裡は、ではそろそろ と令裡はスっと眼を閉じた 一秒、二秒、何もおこらず三人の娘は蜘蛛の足に嬲られた いささか令裡にとって気まずい沈黙が流れた 「…おい令裡?」とげんなりした表情のリザ 「あ、あら…変ですわね?」 令裡はたらりと逆さまのまま汗をかいた、えい!この!えええ…!?次第にパタパタと宙吊りで暴れる令裡 どうやら蝙蝠に変化しようとして適わなかったらしい 「無駄だ、下賎なる吸血鬼よ…私は神である、その糸はお前の力を封ずる…」 くくくくく… 平安の幼い姫のような神族、蜘蛛の化身たる少女は諭すように喋った、その小さな口の端からチロリと赤い舌がのぞいた 身をよじって姫はキッと神族の姫を見据えた
また今度書きます
待ってるよ
期待
ふふん
174 :
名無しさん@ピンキー :2008/07/04(金) 23:45:58 ID:ghqrPJVx
ふが
あらあら
けっ
フガ
…ふが?
ふふん
ふふん
ふがぁ
ふがふが
ふがっ…ふ…ぁ…ふぁ…ふがぁ
ふふーん
姫「ふが」
ふがふふん
ふふんふが。
188 :
保守王女 :2008/07/16(水) 00:25:21 ID:aaLXe1cj
「ふがー!ふがふがふが、ふがー!」 「どうした?ヒロ。詰みだぞ」 (うわー、逃げるとこが無いよ) 「ふふん」 「ふがー!ふがふがふがふが、ふがー!!」 「フランドル。お前は口出ししても良いが、手出しは無用だ」 「ふが」 「ヒロ。私は気が長い。いつまででも待っていてやるぞ。ふふん」 「ふがー!ふがふがふがふがふが、ふがー!!」 「あら、お嬢さま。将棋ですか?」 「ふがー!ふがふがふがふがふがふが、ふがー!」 「ん!フランドルちゃん、賢いわねー。ヒロ、歩が」 (えっ?ふが?) 「紗和々、これは真剣勝負だ。口出しはするな」 「はーい、お嬢さま。ヒロ、がんばってねー」 (歩が?なんなんだよー) 「ふふん。ふふふふん」 「ふがー!!ふがふがふがふがふがふが、ふがふがー!!!」
www
フランドルの「歩が歩が」はヒロには通じないのね そりゃ口出ししても問題ないわなw
姫はチェスとか将棋とか、頭の使う遊び好きそうだよなw
192 :
解説王女 :2008/07/16(水) 22:16:56 ID:D0p8BTBw
「ふがー!ふがふがふが、ふがー!」 (歩が?歩が、歩が、わかんないよー) 「ふがー!ふがふがふが、ふがーー!!」 (歩が?歩が歩がふが、ふがーー!!) 「どうした、ヒロ。終わるか?」 「負けました……」 「ふふん。判りきった結末だな」 「あの……姫?」 「なんだ?」 「一発逆転、ぼくが姫に勝つ手はあったんですか?」 「ある」 「どうするんですか?歩が、どう動けばいいんですか?」 「ヒロ。お前の短所は目の付けどころがシャープな事だ。一つに集中するあまり全体を把握できず、荒唐無稽な結果をもたらす」 (目の付けどころがシャープって、そう言う意味だったんだ) 「例えば私のこの歩とこの歩。もしくはこの歩とこの歩。この歩とこの歩の組合せでもかまわない」 (えーと。姫のその歩とその歩。またはそれとそれ。あるいはそっちとそっち?) 「二歩だ」
ねーよwwww
ふふん
姫とシルヴィア王女が卵産んで、どっちが美味しいかヒロが答える。 むろんヒロの目の前で産卵。
>>195 姫「ううぅ…ふふんっ!(ポコッ)」
シル「んんーっ!(ポコッ)」
ヒロ「………(゚д゚)」
姫「ふぅ…やはり産卵は一苦労だな…
さてヒロ、これからお前には私の卵とお姉さまの卵を食べ比べてもらうぞ」
ヒロ「えぇ!?」
シル「さぁ、目玉焼きができたわよ」
姫「ふふん、半熟にしておいたぞ♪」
ヒロ「…い、いただきます…」
姫「どうだ?どちらが美味い?」
ヒロ「えっと…(正直どっちでもいいんですけど…)
姫、かな…?」
姫「ふふん♪やはりな」
シル「む…あなたよく味わったの?私が姫ちゃんに負けるはずないわ」
姫「ふふん、諦めが悪いですよお姉さま。
私の卵の方が新鮮だったのでしょう。お姉さまより若いですから♪」
シル「…何ですって姫ちゃん(相変わらず生意気な小娘ね…)」
ヒロ「(いくら姫の卵でも、これはさすがにもう勘弁だなぁ…)」
姫「ヒロ、明日の朝食はゆで卵にしてやるぞ、楽しみになふふん」
ヒロ「……ワーイ、ウレシイナー(棒読み)」
わ〜い、姫の産みたて卵食べ放題だ〜
夏休みになって、僕も少しは気を緩められそうになったある日。姫とこんな話をした。 「ふむ。勉学の為に通っていると言うのにその様な物があるのか」 「い、いやあの!宿題とかもあるし…」 「なに、別に咎めているのではない。少し羨ましいと思っただけだ」 「え?」 羨ましいなんて言葉は意外だった。でも冷静に考えると、確かに姫に休みらしい休みは無い。年中休みのようにも見えるけど、実際は針のむしろで寝てるみたいなものだし。 「休暇か…たまにはのんびりしたいものだな。でなければせめて、気を緩めたい」 姫が疲れてない訳も無い。主従の関係…っていうか僕にはそれ以上のモノがありそうだけど、僕には自由時間が増えて、姫は相変わらずの生活。 何か出来ないかなぁ…と思った。 「…要らん愚痴をこぼしたな。忘れろ。ヒロ」 「…あ、あの…」 「む?」 「ぼ、僕に何かできませんか?その、気を緩めるお手伝いとか…」 「妙な言い方だな。…とは言え、いきなり言われても思いつかん。その気遣いは嬉しいが…」 「…そうですか…」 この時点で僕にも思いつかない。何が出来るかとか、それも癒やしなんて。 姫の言いなりになるとか…これはいつもの事だしね。 「いいか紗和々。絶対にそこを開けてはならん。食事だけ置いていくのだ」 「?。かしこまりました…?」 た、確かに誰かに見られるのは恥ずかしいのかも。僕だって姫のこんな姿、他人に見せたく無いし。 「…ふう。行ったようだな」 「あの…姫?」 「む?」 「本当にこれが…?」 「うむ。私も驚いたのだが…確かに昔の寝間着に近いのだ」 姫の取ったリフレッシュ方法(with僕)。それは。 幼児退行。 人間でもかなり特殊な方法だとは思うけど、姫が珍しく食いついちゃったから、僕はそれを呑んだ。要するに僕が親役で姫が子供役。今日一日姫が僕に甘えるらしいから、僕はとことんそれに付き合うということ。 それも形から入って、わざわざ姫は服装まで見つくろっていた。それで偶然、姫の目に留まったのが僕の服。 「着るのもそれほど手間が掛からない上、脚が楽でな。外を出歩けないのが少々難点だったが…」 外は出歩けないと、僕も思った。脚なんて七割以上は丸見えだから。 首もとの詰め襟と上から三つ目まで外されたボタン。腕はしっかり手首まで隠しても脚の守備範囲は太ももが精一杯の服。 つまり僕のカッターシャツ一枚。
すまん、↑はミス
すまん、↑はミス 夏休みになって、僕も少しは気を緩められそうになったある日。姫とこんな話をした。 「ふむ。勉学の為に通っていると言うのにその様な物があるのか」 「い、いやあの!宿題とかもあるし…」 「なに、別に咎めているのではない。少し羨ましいと思っただけだ」 「え?」 羨ましいなんて言葉は意外だった。でも冷静に考えると、確かに姫に休みらしい休みは無い。年中休みのようにも見えるけど、実際は針のむしろで寝てるみたいなものだし。 「休暇か…たまにはのんびりしたいものだな。でなければせめて、気を緩めたい」 姫が疲れてない訳も無い。主従の関係…っていうか僕にはそれ以上のモノがありそうだけど、僕には自由時間が増えて、姫は相変わらずの生活。 何か出来ないかなぁ…と思った。 「…要らん愚痴をこぼしたな。忘れろ。ヒロ」 「…あ、あの…」 「む?」 「ぼ、僕に何かできませんか?その、気を緩めるお手伝いとか…」 「妙な言い方だな。…とは言え、いきなり言われても思いつかん。その気遣いは嬉しいが…」 「…そうですか…」 この時点で僕にも思いつかない。何が出来るかとか、それも癒やしなんて。 姫の言いなりになるとか…これはいつもの事だしね。 「そうしょげるな」 「はい」 「人間ならばどういう時なのだ?人に癒やされる時は?」 「うーん…」 雛君(ひな気味)
「いいか紗和々。絶対にそこを開けてはならん。食事だけ置いていくのだ」 「?。かしこまりました…?」 た、確かに誰かに見られるのは恥ずかしいのかも。僕だって姫のこんな姿、他人に見せたく無いし。 「…ふう。行ったようだな」 「あの…姫?」 「む?」 「本当にこれが…?」 「うむ。私も驚いたのだが…確かに昔の寝間着に近いのだ」 姫の取ったリフレッシュ方法(with僕)。それは。 幼児退行。 人間でもかなり特殊な方法だとは思うけど、姫が珍しく食いついちゃったから、僕はそれを呑んだ。要するに僕が親役で姫が子供役。今日一日姫が僕に甘えるらしいから、僕はとことんそれに付き合うということ。 それも形から入って、わざわざ姫は服装まで見つくろっていた。それで偶然、姫の目に留まったのが僕の服。 「着るのもそれほど手間が掛からない上、脚が楽でな。外を出歩けないのが少々難点だったが…」 外は出歩けないと、僕も思った。脚なんて七割以上は丸見えだから。 首もとの詰め襟と上から三つ目まで外されたボタン。腕はしっかり手首まで隠しても脚の守備範囲は太ももが精一杯の服。 つまり僕のカッターシャツ一枚。 もちろん服だけ昔に戻したって体まで縮む訳が無くて。 胸のボタンは第三まで開けてもキツそうで、白い肌がこぼれそうになってるし。 昔に戻るとか言って姫は上の下着つけてないみたいで。 太ももなんか全部… 「ヒロ?」 「はいいっ!」 「何をぼーっとしているのだ?食事の時間だろう?」 「あ、はい…」 姉さん。僕は逆に疲れそうです。
それと今日のメニューは?あれ?僕の分が無いや…姫の分は多めに見えるのに。 お昼にシチューなんてのも珍しいな。 「持ってきました」 「…」 「?」 「…気付かないのか?ヒロ」 「え?だってお食事…」 姫は好き嫌い無く食べるからメニューには何の問題も…。毒味なんてのも、姉さんの料理だし… 「私は…雛みたいなものなのだが…」 あれ?なんであんなに顔が紅いんだろう?可愛いけど。雛?雛、ひな… 雛って鳥の赤ちゃんだよね。姫が雛だったら…僕は親鳥?親鳥が雛にすることって言えば… ん?そう言えばこのシチューも多めの一人前じゃなくって、二人前だったら…そうすると…え! 「ひ、姫!良いんですか!?」 「…雛は親鳥が居なくては生きていけぬ」 い、良いって事なんだよね…多分… 口の中に広がるほのかなスパイスの香りと、牛乳と生クリームの舌触り。柔らかく煮てあるブロッコリーや人参。思わず飲み込みたくなるけど、僕の食事はあと。先にあげないと。 顎を持ち上げても、姫は目を閉じたまま抵抗しなかった。僕の解釈は外れてないみたいだ。 目で「行きます」って合図を送った。姫の唇が開いて、少しだけ舌が伸びてきた。 あとはそれに吸い付くように… 「ん…」 思ったよりなかなか上手くいかない。もがいてる内に僕の舌が絡んじゃって、とても食事どころじゃなくなりそうに… 姫の喉元が動くのが見えた。 「…んくっ」 「…ぷは」 「…まだ一口しか食べてないのだ。もっと欲しいな…」 僕は二口めを口に含んだ。ちょっと大きめの人参を口の中で細かくして… 僕の口の中のモノが無くなっても、姫はなかなか離さない。 唇を離す度になにか恥ずかしい糸が出来てた。 ミス連発、勝手な設定まで作ってすまない。鳥と言えばコレだと(ry
ヴァァヴォォ!!雛ちゃんもとい姫ちゃん可愛ゥいィィヨォォ!! 保存した。
おぉ!俺も姫にワイシャツ着てほしかったんだw ぜひ続きも書いてくれ〜
GJ! キタイシテイル
ふふん
期待してます。 楊枝対抗姫・・・(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
ほしゅ
遅くなってしまいましたが、
>>118 氏のネタで書かせて頂きました。
gdgdですが、前半までを投下致します。
210 :
【主従の夜】 :2008/07/30(水) 23:36:52 ID:uGI39YUb
夜、僕が部屋で漫画を読んでいた時、唐突にドアがノックされた。 というか…なんか見事に破壊されたんだ。 「ご、ご、ご乱心!?」 ドアを壊した張本人は悪びれもせずに、無表情で冷たく語り始める。 「ふがぁー。ふが、ふが、ふがー!」 「え!?ちょっ…どこに連れていくつもりいぃいぃい!?」 片足だけフランドルに掴まれて、そのまま廊下を引きずられて行く。 もうフランドルの乱暴な扱いには慣れた。でも、フランドル。頭が擦れるんだけど。 ………ハゲるって。 そんな僕の思いはスマートに無視される。 「いだっ!」 「ふが、ふがー。ふが!」 フランドルは目の前のドアを指差すと、スチャリと敬礼して何処かへ行ってしまった。 一体………僕にどうしろと。 「そういえば。このドアって…お風呂の…?」 多分、風呂掃除を僕に任せたんだと思う。もしそうなら、敬礼の意味も納得出来る。 なら早めに掃除を終わらせて部屋に戻り、漫画の続きでも読もう。 僕はそのドアを開けた。 「さぁ、頑張って掃除…をー、ぅ…?」 「遅い!何をしていた!?」 「!? …よいしょ」 『………ヒロ。何故閉める?』 そんな現実、認めない。何故なら…有り得ない事だから。もう一度ドアを開けば、そこには。 そこにはきっと―― 「…ふふん」 平手の一閃が待っていた。 僕は頬をさすりながら、姫に聞く。 「フランドルにお風呂掃除を任されたみたいなんだけど…どうして姫がいるの?」 「私はフランドルにヒロを呼んで来い、と言っただけだ」 「えぇー…じゃあ、今日は姫の監視つきで掃除ってこと…?」 不満そうに僕が言った後、姫は即座に口を開いた。 「お前の掃除を監視…だと?私がそんな下らぬ事をすると思うか?」 ピシャリと言い放つ姫。厳しい言葉に、半ば死人…だけれど、死人の様に聞く。 「…じゃあ何で呼んだの?」 「ふふん。 私の入浴を手伝ってもらおうと思ってな」 姫の言った事を冷静に脳内で反復後、頬を強く引っ張ってみる。 「んん? ヒロ。…“伸びる”ぞ」 「うん。“延びたら”いいよね、夢なんだから」 ――そしてまた、平手の一閃が僕を襲った。 両方の頬をさすりながら、僕は姫に聞く。 「ふゅ、フランドルに手伝ってもらったら?」 「フランドルは充電が必要だ」 だからって僕を指名されても。どうして僕なのだろうか…。 「ついでに、ヒロ。お前には水着の着用を義務付ける」
211 :
【主従の夜】 :2008/07/30(水) 23:38:20 ID:uGI39YUb
理不尽な命令はいつもの事だ。今更文句を言ったりはしない。素直に従えば、叱責を受ける事もないんだ。 「あの、入浴の手伝いって言われても…何をしたらいいの?」 「ふむ。まずは遅れた罰として…私の服を脱がせろ」 夢だと思いたいけれど、頬の痛みがその思考を拒絶する。 僕は恐る恐る、姫のドレスに手を伸ばした。 「えぇと…えぇと…こうして、こうして?こう?」 「ヒロ…。何か良からぬ事を考えてはいないだろうな?」 「さ、ささささ、触ってないよ!」 「……。そうか」 どうやら、僕は自爆したらしい。……憐憫な眼差しが痛い。 ドレスを畳んで置いた後、僕の視線はある一点から離れようとしなかった。 白くて儚さそうな横顔。 黒いカラーで、白いフリルの付いたショーツ。 白い胸を強調する黒のブラ。 “姫”という一点から、目を反らす事が出来なくなった。しかし、疚しい事を考えている訳でもなく。 ――ただ、目の前の妖艶な“姫”という存在に見蕩れた。 「……ヒロ。聞いているのか?」 「ん、え?」 「やはり聞いていなかったか…。早くしろ、と言ったのだ」 その姿で“早くしろ”なんて言われたら、疚しい事しか考えられなくなるのだけれど。 「えーと…ナニを?」 少し発音を間違えた――気がした。 「これを外せ」 姫が“コレ”と言って指差したのは黒のブラ。 背中側にホックが付いているらしい。 美しい金色の髪を僅かに靡かせて、姫が僕に背を向けた。 その髪をゆっくりと持ち上げてホックの存在を確認する。 ――サラサラで柔らかい髪。 柔らかい肌。思わず抱き締めたくなる。 「…?ヒロ。 どうしたのだ?外し方が分からぬのか?」 半ば冗談混じりな口調で、姫が聞いた。でも、“姫に見蕩れてた”なんて言える事じゃない。 「あ、いや…じゃ、じゃあ、外すよ?」 パサリと落ちる――その速度が、やけに遅く見えた。 それよりも遅く見えたのが、姫が僕の方へと振り向く時。 片方の腕で胸を隠し、残った片方の手はショーツに添えられ。 「これも…外してみたいか…?」 姫の細い指先が、スルリとショーツの紐を引っ張ろうとしている。もし外れたら――? 急に何故か僕が恥ずかしくなり、適当な言い訳をしながら逃げ出した。 「ぼ、僕!水着取ってくるから!ごめん!」 パニックになりつつ、小さく聞こえた姫の「ふふん」。 それは何を意味していたのか、僕には分からない。
212 :
【主従の夜】 :2008/07/30(水) 23:39:35 ID:uGI39YUb
僕は部屋で水着に着替えた後、急いで浴室へと向かった。 理由は一つ。平手のトリプルメニューなんて貰いたくないからだ。 三回も貰ったら、血の戦士どころかアンパンの戦士になってしまうかも知れない。 こんなに変な事を考えているという事は……。 もう僕の頭には脳ではなく、餡子でも詰まっているのではないだろうか。 そして浴室の前。今、僕と姫を隔てているのは1枚の壁――ドアだけだ。 「えっと…姫?入ってもいい、かな?」 『ヒロか? タオルで目隠しをしてから、入って来るがよい』 白いタオルを1枚手に取り、きつく結んでからドアを開く。 「遅かったな? 待っていたのだぞ…」 「え?僕は大急ぎで来たつもりだったんだけど…ごめん…」 密室では姫の澄んだ声がよく響き渡り、まるで姫に包まれている様な感じだった。 「ヒロ。お前はまだ、入浴を済ませてはいないだろう?」 「うん、まだ入ってないけど…」 「ならば丁度良いな。……ヒロ、此方へ来い」 頷いた後、素直に命令に従って足を進める。 「ん?ヒロ――」 「あぶっ!? いつつっ…」 床にあった、恐らく石鹸…で滑って転んだ後も、しっかり姫の声がした方向へと歩いて行った。 「…目隠しで足下が見えぬのであったな…。 大丈夫だったか?」 そう言って、姫は冷たい水で濡らしたタオルを僕の顔に当ててくれた。 傷は治っても、痛いという感覚自体が無い訳じゃない。 だから、その優しさは凄く嬉しかった。 「うん、大丈夫…。 あ、そういえば。どうして呼んだの?」 「んん? お前も入浴を済ませた方が、効率が良いであろう?」 そして、姫が浴槽のお湯を僕の体に掛け始めた。とても暖かいお湯を。 そこで、僕はある事に気付く。 「あの、その!? こ、混浴するってこと…?」 「そうだ。別に問題無かろう?」 「だ、だ、だめだよ姫っ!」 僕と姫しかいないにも関わらず、体裁を気にしたのか、とっさにそんな一言を放ってしまった。 そして訪れた空気の硬直。 「ヒロ………私が嫌いなのか?嫌いならば、最初にはっきりと――」 僕は後悔した。こんなに寂しそうな姫の声を聞く事になってしまった事を。 「違うよ! 嫌いとかそんなんじゃなくて!僕は……僕は…」 「…? 嫌いではない、のか……?」 姫の声から寂しさが消えた途端、頬に感じる冷ややかな感覚を思い出す事が出来た。 姫は、優しくタオルを当て続けていてくれていたんだ。
213 :
【主従の夜】 :2008/07/30(水) 23:41:29 ID:uGI39YUb
「嫌いなわけがないよ…姫…」 「…ほう。では共に、湯に浸かるとしよう」 浴槽に入った後、何故か僕は正座だった。すぐ側に姫がいると思うと、そうなってしまう。 浸かってから二十秒も経たない内に、姫が話し掛けて来た。 「ヒロ、此方を向け」 「え? あ、はい」 声が聞こえた方向に顔を向ける。つまり、僕は姫と向かい合っている――らしい。 何故姫の方を向かせたのか? そんな問いを発する前に、ヒヤリとしたタオルが当てられた。 「未だ痛みは引いていないだろう? 冷やしていた方が良さそうだな」 僕が注意して歩けば良かった事だけに、何だか申し訳ない気分になる。 こんなちっぽけな痛みに、姫の手を煩わせたくないと思った僕は、口を開き…。 「これ位、全然何ともないよ? そんなにしなくても――」 「なら、私が“好きでやっている事だ”と言ったらどうする? 断るのか?」 「こ、断れません……」 「ふふん。それで良い」 姫の言った台詞で、一気に上せそうになった。何だか頬の辺りが熱い様な気がする。 「どうだ?大分、痛みは引いたか?」 「うん。もう大丈夫! ありがとう、姫!」 「ふふっ…。それは良かった」 何となくだけど、姫が笑ったような気がした。 微笑じゃない、普通の笑顔。 妄想の域を越えていないとは思うけれど、もし本当に笑っていたのなら………。 「さて、ヒロよ。そろそろ洗髪を任せたいのだが?」 ザバッ、という音が聞こえた。姫が浴槽から出たらしい。 「じゃあ、僕も今…」 「目隠しをしたまま、無事に出られるのか?」 そうだった。引っかからずに浴槽から出られる保証なんて無い。 というより、足が引っかかって転ぶ自信なら、有り余る程にある。何だか情けないけれど。 僕が転ぶ分には何も問題なんて無い。でも、また姫に迷惑をかけてしまうかも知れない。 僕はどうすれば。 それを見かねた姫が、言葉を紡ぐ。 「…仕方あるまい。特別に、手を貸してやろう。 掴むがよいぞ」 姫が手を差し出してくれたらしい。僕は腕を伸ばして、姫の手を掴んだ。 それはとても柔らかく、温かい手…。 いや、手にしては妙な感触?何か、球体の様な感じだ。 いつも血を貰う時、こんな感じの手だったろうか。 「えっと…何か姫の手って…ふにふにして――」 「ヒロ…っ!!? そこは…私の、胸、だ…!」 「えぇぇ!?ごごご、ごめん姫っ!」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ではまた後日、投下させて頂きます。
GJ! 続き待ってるぜ
続きまだー?
216 :
名無しさん@ピンキー :2008/08/03(日) 11:42:31 ID:2lyF0BVR
保守
期待
ふふん
ふが
ふふん
ふがふふん
保守けっ
>>148 の続きです
姫の両掌が姫の方を向きかけた僕の頬をふんわりと包み、
そして、それにちょっと力が篭って、僕の顔をそっと姫の方へと真っ直ぐに向かせる。
ほんのりと暖かくて柔らかい、姫の掌。
「この栗色の髪が…」
そっと囁きかける姫のその手は、僕の頬をふっと離れて頬骨を撫でながらゆっくりと上に移動していき、
そして、そのまま地肌を指先で擽るようにしながら何度も何度も僕の髪を優しく手櫛で梳き始める。
「私に危難が迫ると、白金色に変わる…」
地肌を優しく撫でてくれる姫の指先の感触が、とても心地良い。
僕は思わず姫の大きくて綺麗な緋色の瞳をじっと見詰めてしまう。
「ふふん」
姫は、僕の目をじっと見詰め返すと、髪を撫でてくれていた手を僕の顔の前へと下ろす。
そして、人差し指で僕の前髪をゆっくり掻き分けると、その下から現れたおでこを撫で始めた。
「この額も、眉間も…」
姫の顔が僕の顔にふっと近づいたと思ったら、おでこにチュッとキスが降って来た。
ちょっと、くすぐったい。
「とても愛らしい…」
え?
『愛らしい』って、『可愛い』ってことだよね…
こりゃ、男として喜んでいいのかどうか微妙なところだなぁ…
「ヒロ…」
「はい」
「ヒロの目も、この頬も…」
姫の親指が、僕の額から瞼の上にゆっくりと降りてくる。
僕は、反射的に瞼を軽く閉じた。
姫はそのまま親指の腹で僕の瞼をサワサワと撫で、そして、それが終わると、
姫の人差し指の先が、僕の目尻のすぐ横をそのまま下の方へと伝い下がっていく。
やっぱり、くすぐったいよ、姫…
「私を護って闘う時、きりりと引き締まるのだ…」
姫の優しい指先が僕の頬骨の一番尖ったところに辿り着くと、
今度はその掌全体が、僕の頬を包むようそっと押し当てられる。
「姫…」
そのまま姫は、その掌に少しだけ力を入れて、さっきと同じように僕の顔を自分の方へと向かせた。
「私のために斧を振るう己が姿がどれ程凛々しいか、ヒロよ、お前は自覚しているのか?」
え…。その、つまり、姫のために闘ってるときの僕はカッコいいってこと…?
ありがとう、姫…
「ふふん。その様子では、やはり自覚してはおらんようだな…」
姫がちょっと目を細める。これは不愉快なときのサインだ。 確かに自覚してはいなかったし、 どう自覚すればいいかわかんないけど、でも、姫を不愉快にさせてしまったんだったら、謝るべきだろうなぁ。 「ごめんなさい…」 姫の瞳がキラリと妖しく輝き、その白金の刃の切っ先のような視線が、僕の網膜を貫き通す。 「ふん!己が主人を惑わせるという罪を犯しただけでなく、 その罪深さすら自覚しておらぬような罪作りな奴には、きつい仕置きが必要だな…」 僕の両頬を包んでいた姫の掌に力が篭って、その次の瞬間、 僕の体勢や首の角度なんか一切お構い無しに、姫は僕の首をグイッと自分のほうに引っ張った。 ちょっと待って!そんなに急に首を引っ張られたら、身体のバランスが!! 「わあっ!」 姫の方へと倒れ込む僕の上半身のバランスを回復させることは、僕独りの努力ではもう不可能だった。 僕は、それでも僕の顔を引っ張り続けることを止めない姫の身体に僕の身体がこのまま圧し掛かるのを防ごうと、 とっさに片方の手でソファーの背凭れの上の端を、そして、もう片方で座面の前の端をそれぞれ掴んだ。 あ゛〜、血の戦士は、たとえ首を落とされてもすぐに繋げば蘇生が可能だというけれど、 強く引っ張られて首が伸びちゃった場合は、ちゃんと元の長さに戻るのかなぁ… もしかして、お仕置きって、“ろくろっ首の刑”なの? ボフッ! 軽い音と共に、姫の背中が高級な布地を張った柔らかい座面に軟着陸する。 だけどやっぱり、僕の身体が姫の身体に圧し掛かってしまうのを完全には防げなかった。 それに、座っていた状態から真横に倒れたものだから、姫の腰はかなり無理にねじれてしまっている。 とにかく、姫の上から早くどかないと姫の身体に負担が…、 だけど、姫ってほんとにいい匂いだなぁ… 何て喩えればいいんだろう…?バニラアイス?ミルクチョコレート?キャラメル?それとカスタードクリーム? 見事に喩えが食べ物ばっかりだけど、とにかく、甘くて濃い、とってもとってもいい匂いだ… それに身体だって、こんなにフヨフヨのフカフカだし… あ!いやいや、とにかく早く姫の上からどいて、姫の身体を楽にしないと。 僕は、両腕に少しずつ力を入れて、姫の身体の上から自分の上体を起こしにかかった。 「姫、大丈…、ん!」 そんな僕の努力なんて知らん振りで、僕の首が変な風に伸びそうになるのも構わずに、 そのまま姫は僕の顔を自分の顔の方に更に引き寄せると、その唇に僕の唇をギュウ〜ッと押し付けた。 「むぐッ!!」 キスだったのかーーー!! 姫ったら強引なんだから!ちょっと待って…
「んん…ッ!」 ピタリと合わされていた姫の上下の唇がうっすらと開いて、 その隙間から現れた姫の舌先がチロチロと僕の唇をくすぐり始める。 あっという間に、僕の全身から余分な力が抜けていく。 その気配が伝わったのか、姫は両掌を僕の頬から離すと、細い両腕を僕の首にゆっくりと回した。 鼻先が触れ合わんばかりの距離で、姫はその大きな緋色の瞳で僕の瞳の奥を覗き込みながら、 甘い熱を帯びた囁き声で尋問する。 「どうだ、ヒロ?主人を穂惑わす自身の不届きさを思い知ったか?」 「はい…」 「ん?」 「すみませんでした…」 「もっともっと、反省するがよい…」 「ああ…、姫…」 たまらなくなった僕は、ソファーの端っこを掴んでいた手を片方ずつ放して、姫の頭の両側に肘をつくと、 姫の両腕に引き寄せられるままに姫に体重をかけて、そのバラの蕾のような唇を啄ばみ始める。 「ん…、んッ」 「ふッ…、あ…ッ」 姫も僕も、最初の内は慎み深く相手の唇を自分の唇や舌先でなぞっていただけだったけど、 そのうちに、自分の舌先で相手の舌先をツンツンと突付きあうようになって、 それがだんだんと、隙あらば相手の舌先を絡め取ってやろうという甘い争いに発展して、 やがて、相手の唇の中に自分の舌先を無理やりに押し込んで前歯の表面をなぞり合うのに夢中になり、 終いには、前歯をなぞっている相手の舌先を、互いの舌の付け根から溢れ出す唾液ごと吸い取るために、 首の角度をくねくねと変えながら歯をゴリゴリとかち合わせるまでになった。 姫の唇は蕩けるように甘くて、チロチロと可愛らしく動き回る舌先は温かく滑らかで、 それらをヌルヌルと濡らす唾液は、今までに飲んだどんな飲み物よりも美味しく僕の喉に染み渡っていった。 それに、遠慮も会釈も無くお互いにグリグリと強く擦り付けあっている鼻の先からも、 くすぐったいようなゾクゾクする気持ちよさが伝わってくる。 こうした、脳に近い場所からのダイレクトな快感に翻弄される僕は、気が付けば、夢中で姫に話し掛けていた。 「ああ…、ひ、姫…ッ」 「う…ッ、んッ…?」 「好きです…ッ、好きッ!」 「ふふ…ん…ッ」 「大好きッ…、姫ッ!!」 「ヒロ…ッ」
と、この時、僕は胸元から伝わってくる何ともいえない幸せな感覚に気付いた。 さっきから僕の胸元がフヨフヨと押し潰し続けている姫の可愛い二つの膨らみ。 姫の、おっぱい… 僕は、姫に気付かれないように注意しながら、 胸元にちょっと力を入れてクイクイと2、3回、姫のその柔らかい胸元を押してみる。 僕の胸元を押し返す、たまらない弾力… ああ…、出来ることなら、いや、どうしても直にこの手で触りたい!! でも、いくら恋人同士とはいえ、胸の持ち主になんの断りも無くいきなり触ってもいいのだろうか? あ、そうだった。 分からないことがあるときは、きちんと相手に尋ねればいいんだった! 僕は、唾液の奪い合いを一旦中止して、上半身を少し起こし、弾む息を整えながら姫に尋ねた。 「姫…」 「うむ」 「姫の…、その…、胸なんだけど…」 「ふむ」 「触ってもいいですか?」 「ふふん」 姫は、背中を少し弓なりに反らして、その素敵な二つの膨らみをグイッと僕の胸元に押し付けてくれた。 OKのサインだ! 「ありがとう!」 嬉しくて嬉しくて、僕は高校球児のような元気さで思い切りお礼を言ってしまった。 ほんの間近の距離にある姫の綺麗な顔がふんわりと優しく微笑み、 その喉元からクククッという愛らしい笑い声が聞こえてくる。 笑わないでよ!ほんとに死ぬほど嬉しくて仕方が無いんだから!! でも、まあ、お許しが出たということで… 「じゃ、触るよ…」 姫が小さく頷く。 僕は、しっとりと熱く濡れている姫の緋色の美しい瞳の底を見詰めながら、 片方の掌を、ブラウスの上から姫のその柔らかい膨らみを包むようにそっと被せた。 「ん…ッ」 その瞬間、姫の唇から微かな可愛い声が漏れ、身体に僅かに力が入って、 大きく美しい緋色の瞳に満ちていた甘い熱が、見る見るうちに深い慈しみへと変わっていく。 「わぁ…」 ブラウスとブラシジャーを通しても十分に伝わってくる姫の胸の柔らかさに、 思わず僕は腑抜けた感嘆の声を上げてしまった。 とってもフワフワで、少し頼りなげにフヨフヨだけど、ちゃんとフカフカと手応えがある… いつまでもいつまでも触っていたい、愛しくて懐かしい、とても不思議な感触。 もしも、真っ青な空に浮かぶ真っ白でモコモコな雲に触れたなら、きっとこんな感じなんだろうなぁ…
「姫…」 「ん?」 「姫の胸、とっても柔らかい…」 「ふふん。気に入ったか…?」 「え!?あ…、はい…」 気に入るも気に入らないも、僕にとっては、姫が全てで姫が絶対で姫が唯一で姫が最高なんだけど、 でも、そうだからっていって、「当たり前だよ!」は禁句なんだよね。 僕は、思いを言葉にして、大好きな姫へと伝える。 「とっても…、とっても素晴らしいです…。ほんとに、夢みたいです…」 「ふふん」 僕の言葉を気に入ってくれたのか、姫はそっと目を閉じて顎先をクイッと上げ、唇をツンと尖らせた。 あ…、キスだね… 僕も唇の先を少し尖らせて、鼻同士がぶつからないようにしながら…、それを姫の唇の先に近付けて…、 それから、姫の胸に触れている手指にほんの少しずつ力を入れて…、少しずつ…、フニフニと…
「…ろ…」 ん? ドアの向こう側からだ… 「…め…、ひろ…」 リザの声…? 「姫…!ヒロ…!」 間違いない。リザが大声で僕たちを呼んでる。 まさか、刺客!? 「姫、リザが呼んでるみたいだよ…」 「う〜む…」 僕の言葉にも姫は僕の首に回した腕を解こうともせず、お互いの顔の間隔がほんの数センチという間隔のまま、 眉間にしわを寄せ眉毛を八の字にして、いかにも困ったという表情になる。 姫の困った顔も、なかなか可愛いなぁ… って、この時間にリザが大慌てで僕たちを探してるってことは、間違いなく刺客の来襲じゃん! いや、その前に、リザにこの格好を見られたら!! 今の僕たちにとっての真の脅威が刺客なのかリザなのかという問題に結論を出す前に、 廊下を走ってきた大きな足音がドアの前で止まる。 「姫!ヒロ!居るんだろ!刺客だ!!」 重厚なドアを通しても、切羽詰ったリザの怒鳴り声がはっきりと聞こえる。 「姫、とにかく刺客を…」 「…」 僕は姫の身体から身を起こそうとするけど、姫は僕の首の腕を解かない。 それどころか、器用に首だけ捻って、ドアの方を凄い形相で睨み付けてる。
「姫…」 僕の呼びかけにも、姫の腕に篭っている力は一向に弱まる気配をみせない。 抱き付いて離れずにいてくれるのはとても嬉しいけれど、それも時と場合によるかも… 慌しい大きなノックに続いて、リザの「入るぞ!!」の怒鳴り声。 そして、返事も待たず、リザはドアをガバッと開けた。 「刺客だッ!!今までに会ったことが無いタイプだ!玄関ホールに侵入されちまった! 今、令裡とフランドルが防いで…」 ドアを開けたままの格好で、目を点にして固まるリザ。 「あ…」 点になったリザの目が、暫くの間、 姫の仏頂面と半分強張った僕の作り笑顔をチカチカと交互に往復し、そして僕の顔に止まった。 「ヒロ…」 「うん…」 「お前の下に居るその女…、姫…、だよな…?」 「う、うん…」 僕の返事に、リザは鼻先を2、3回くんくんと鳴らしてこの女の子が姫だと確認すると、 一瞬置いてから、見る見るうちに首から上を真っ赤にしてドアをバタンと閉めた。 「悪りぃ!邪魔したッ!!」 そりゃ、そうだ。確かにその女の子が姫本人だとしても、 額に何時ものティアラは無くて、淡いピンクのノースリーブのブラウスに、白いミニスカート、 足元はベージュのストラップサンダルっていう格好で、その上に、ソファーの上で僕に組み敷かれていれば、 それは、いろんな意味で“ただ事”じゃないからだ。 そしてまた一瞬置いて、ドアがさっきよりも勢いよくバァンと開く。 「そうじゃねぇだろ!刺客だっつってんだ!そういうのは、刺客をやっつけた後にしやがれ!!」 リザの剣幕に、姫はとても不愉快そうに「ふん!」と鼻先で返事をしながら、とても名残惜しげに僕の首を解放した。 先ず、身体が自由になった僕が起き上がってソファーから降り、そして、身を起こそうとする姫に手を差し出す。 その僕の手を握って立ち上がった姫は、つかつかとサイドテーブルに歩み寄りティアラを取り上げて額に付けると、 サッとこちらへ向き直って何時もの顔と声で僕たちに命じた。 「ヒロ!リザ!その無粋極まる刺客を即刻成敗せよ!!」 「はい!」 「そんな格好で、あたしに指図すんな!それに“無粋極まる”は余計だ!!」 こうしてようやく戦闘が開始されたんだけど、それが終わった後の屋敷の片付けと、 リザたちへの事情の説明は、やっぱり大変なんだろうなぁ…
「ヒロ、斧だ!」 部屋を出たところで、リザが、持ってきてくれていた僕の斧をポンと投げ渡してくれたけど、 ちょっと待って。僕の斧、こんなに軽かったっけ? でも、ここに傷と凹みがあるから、確かに僕が使ってる斧だと思うんだけど… 斧を不思議そうに眺め回している僕に、リザが発破をかける。 「斧は見るもんじゃねぇ!振り回してなんぼだ!いくぞ!!」 「うん!」 僕はリザの後について走り出した…、つもりだったんだけど、すぐに僕が先頭になった。 あれ?リザ、歩いてるの!? 「リザ、どうしたの?足、怪我してるの?」 そうじゃなかった。立ち止まった僕に、リザが走って近付いてくる! 「はぁ、はぁ…、ヒロ…、お前…、何時からそんなに足が速くなったんだ!?」 息を切らせて追いついたリザの姿に、僕は自分の身体に起きた変化をうっすらと自覚し始めた。 身体能力が、めちゃくちゃに強化されている… 「玄関だね」 「おう」 息が切れているリザをその場に残して、僕は一人で玄関ホールを目指す。 斧が羽根のように軽い。足が風のように速い。 もしかして… この状態が、前にシャ−ウッド姫が教えてくれた『最強の血の戦士』ってことなのかな…? じゃあ、僕がいきなりそうなった原因は、何? え…? まさか… 姫の… 姫の唾液を、沢山飲んだから…? えーーーーっ!!! そんなことで!? でも、他に心当たりが無いし…。 そうだとすれば、何だか、照れるなぁ…。 あ…!いやいや、『血の戦士』って、不思議な存在なんだなぁ…
そんなことを考え終わらないうちに、玄関ホールに着く。 早速今回の刺客とご対面したけど、それはコウモリグモを大きくして手足を沢山にしたような奴、一匹だった。 その数の多い手足を次々に左右から繰り出すから、令裡さんもフランドルも、それを防ぐのに精一杯だ。 「令裡さん!フランドル!」 「ふが」 「お楽しみのところ、ご苦労様ですわ。ヒロ!」 え〜ッ!もう、バレてるし… いやいや、それは後からきちんと説明することになるんだから、 この場は、僕の身体能力に関する確認作業を行いたいと思います! 「でゃーッッ!!」 僕は、剣の達人のように−実は、前から一度やってみたかったんだ!−斧を下から上へ振り上げるように構え、 刺客に突進する。 「ちょっと、ヒロ!姫様との逢瀬を邪魔されたからって、そんなに…」 何時ものままの僕だと思って心配して声を掛けてくれた令裡さんが、 僕の素早い動きを目の当たりにして絶句するのが分かる。 僕へ向かって突き出される怪物の先の鋭い手足の動きが、まるでスローモーションのように見える。 僕がそれを斧で軽く払うと、その手足が、あっという間にバラバラに吹き飛んだ。 残りの手足の攻撃を避けつつ身体へと近付いて、ジャンプ一番、真上から脳天を斧で一撃。 斧はそのまま怪物の身体を縦断し、それは体液を噴出しながら真っ二つになって両側へとゆっくり倒れた。 それを中心に気持ち悪い色の体液が玄関ホールの床面にじわじわと広がり、そこから生臭い匂いが立ち上る。 もう、間違いなかった。 僕は、物凄く強くなっていた。 そう、姫を護るために。 姫を何処までも護り抜くために。
「皆の者、よくやった!」 玄関ホールの生臭い空気を浄化するかのように、凛とした姫の声が響き渡る。 振り返れば、玄関の正面の階段の中ほどに、姫が何時もの黒いドレス姿で立っていた。 やっぱり、カッコイイ姫もいいなぁ… 「ヒロ、ここへ」 姫が、白くて細い指先で自分が立っている段の一段下を指差しながら、僕を呼ぶ。 えっ!?まさか…、ここで事情説明なの!? 「はい」 僕は覚悟を決めると、静かに階段を上って姫に指示された位置に立ち、 下から見上げているリザ達の方へ向き直る。 それを確認した姫は、自分が一段降りて、僕と並んだ。 そして、姫のよく通る綺麗な声が、再び玄関ホールに響く。 「皆の者、よく聞くがよい! 私と日和見日郎は、先ほど、古より王国に伝わりし掟に則り、互いに不二の存在となった。 以後、左様心得措け!」 姫の宣言に、令裡さんは片手を胸に当ててしとやかに跪き、 リザは胸の前で両腕をクロスさせる人狼族の礼式を取り、フランドルは深く頭を下げる。 こうして姫と僕の仲は、とんだハプニングの中、その晩のうちにめでたく屋敷の皆に公表されたのだった。
今回は、以上です。 次回は、ヒロが姫に変態コスプレ実験を行う予定です。
超GJだ 続きも期待してます!
もうね…gjどころか アリガトーー!!! やっぱ純愛はええなぁw 次に w k t k !
GJ!
ふがGJ
保守ふふん
240 :
k :2008/08/29(金) 15:06:30 ID:Uhl+aiZB
あげ
241 :
名無しさん@ピンキー :2008/09/03(水) 03:32:01 ID:p9yxdCXG
ふがん
242 :
黒仔猫 :2008/09/03(水) 23:25:09 ID:tpMEhjWu
フッフッフガフガ♪フッフッフガフガ♪
ほしゅ
244 :
名無しさん@ピンキー :2008/09/08(月) 11:37:04 ID:NJW5W0h/
フランドル お前もウマウマしたいのか?
ふが?
ふが!
248 :
k :2008/09/11(木) 00:32:15 ID:zQOrqy5t
フフン
フッーフッーフガフガ
251 :
名無しさん@ピンキー :2008/09/11(木) 16:45:34 ID:eRRP1G81
ふっふーふがふが♪
ふが?
253 :
黒仔猫 :2008/09/11(木) 22:46:47 ID:O9LMQxHf
フガフガフ♪フッガフガフッガ〜♪
ふふん
255 :
名無しさん@ピンキー :2008/09/16(火) 16:45:16 ID:QREnZ02s
ふがぁ
一ヶ月投下なしか…
257 :
黒仔猫 :2008/09/16(火) 23:58:38 ID:i/TdVZwE
闇夜が明ければ1 リザ×ヒロ 勢いとはいえこの状況、この後どうしたらいいんだよ・・・ 今アタシにの懐には上半身裸のヒロがいる、いつもの 制服の上はあたしが着ている、なぜこの状況なったかと言うと 元々は姫がまたドライブをせがんで出発したんだが よりによって森の中で刺客数匹襲ってきやがって姫と令裡と フランドル達とは散り散りになっちまった、それであたしは ヒロと追ってきた刺客を迎え撃って全部仕留めた時には気づくと 真夜中になっていて森の中は真っ暗に、直ぐそばのヒロは さっきまで刺客とやりあってボロボロだ・・・まあ前に比べたら 幾分ましになっているし、今もこうして傷は塞がってきている この状況じゃ動けないからあたし達はこの場で夜が明けるのを 待つのを選んだ・・・なんでアタシはこんな長い説明臭い 状況確認をしているんだ?間を持たせてえのかよ・・・ おっと、なんでヒロが上半身裸で制服を着ているのは 少し前の事になるんだが・・・・ どうも、黒仔猫です。見てたら自分も書いてみたくなって 書いたけど、最初の方しかも状況の説明オンリーのスタートですが どうか広い心で今後の展開をお待ちくださいでバルサミコス
258 :
名無しさん@ピンキー :2008/09/17(水) 01:48:29 ID:f6ILoa2Z
ok
259 :
黒仔猫 :2008/09/17(水) 02:39:00 ID:gDCzl23E
闇夜が明ければ2 リザ×ヒロ 「はあっはあっはあっ・・・やっと片付いたね・・・」 「ああ・・・しかし姫やフランドル達と逸れちまった」 「うん、でも森の中で真夜中だから下手に動いたら迷っちゃうよ 朝になるまでこの辺りでじっとしてたほうがいいよってリザ!」 「あ?なんだってんだ?」 急に声を荒げたヒロは顔を逸らして蚊の鳴くような声で言った 「リ、リザ・・・服が・・・凄くぼろぼろだよ・・・」 「服?ってうわ!!ヒロこっち見るな!!」 ヒロが言った通り、自分の服を見てみるとさっきの戦闘で 所々破けてしまい、殆ど露出してしまっている これじゃあヒロがまともに話せないのも無理ない 「み、見てないよ!それより僕の服つかって、僕のも 破けてるけどリザの服よりましだから早く!!」 「あ、ああ・・・悪いな・・・」 そういうとヒロはいつの間にか自分の制服の上を脱いで アタシに視線を逸らしたまま渡してくれた、確かに破けているけど 今のアタシの服に比べたら随分ましだしこのままで いるわけにもいかないのでありがたく借りる事にした そしてうろつく訳にも行かないからアタシ等は適当な 木の下で野宿する事にしたんだけど・・・・ ほい第2段でバルサミコス、まだ目立った絡みはないけど 第3段から絡み始めていくナリよ、今日は眠いのでまた明日
後書き?書くなら別レスにした方がいいと思うな。あとsageも とにかく全裸で待ってます
261 :
黒仔猫 :2008/09/17(水) 17:02:10 ID:gDCzl23E
闇夜が明ければ3 リザ×ヒロ 「ひっくしゅ!」 「おいヒロ、大丈夫か?」 身体が冷えてきたのかヒロがくしゃみをした 上半身裸だから当然か・・・ 「だ、大丈夫だよこのくらひっくしゅ!!」 「全然大丈夫じゃねえじゃねえか!」 「でも・・・着る物ないからしょうがないよ」 たしかにな・・・車に戻れば何か衣類があるかもしれないが 生憎車はライトすらつけてないからどこの方向にあるか まったくわからない、だからってヒロをこのままの格好で ほっといておくわけにもいかないよな・・・しょうがねえ! 「ヒロ・・・ちょっちょっとこっちこい」 「え?なに」 「いいからこいっての!」 「うわ!?」 アタシは手こまねいているヒロの手を強引に引いてヒロを 懐に抱え込んだ、普段のアタシには考えもしない行動だろう になぜ仲間とはいえここまでするか分からない 「ちょっとリザ!なにを!?」 「いいからじっとしてろ、アタシのせいで風邪でもひいて 寝込んじまったらアタシが看病しないとだからな・・・」 違う・・・看病が嫌だからヒロを抱えているんじゃない 理由は分からないけどアタシはこいつが風邪をこじらせたく ないのは確かだけどどうしてだろうな・・・
262 :
黒仔猫 :2008/09/17(水) 17:02:50 ID:gDCzl23E
闇夜が明ければ4 リザ×ヒロ 「リザ・・・別にそこまで気を使わなくてもいいよ」 「なんだ?アタシに抱きしめられるのは嫌だってのかよ」 「い、嫌ってわけじゃないけど・・・」 「だったらじっとしてろよ・・・」 「・・・・・・・・・」 そういったらヒロは黙りこんじまったまったく 今時珍しい位の純情な奴だな・・・それでいて 御人好しなんだよな・・・不死身とはいえこいつは 子犬助ける為にトラックに轢かれる、操られた猫族を 助けるために姫の攻撃を止めるわ猫族に刺されるわ 令裡を真っ先に助けに行ったりと数え上げればきりがない ・・・なんで令裡を助けに行った事を思い出したら むかっ腹が立つんだ?前にその場に出くわした時 ヒロに対してまったく腹が立った事ないのに 色々考えているとさっきまで黙っていたヒロが沈黙をやぶった 「あ・・・あのさあリザ・・・」 「なっなんだヒロ!?」
263 :
黒仔猫 :2008/09/18(木) 23:20:11 ID:3kITj94a
闇夜が明ければ5 リザ×ヒロ 「嫌じゃないのリザ・・・迷惑になってない?」 「別にこの位で迷惑とは思ってねえよ・・・なんで 急にそんな事思ったんだよ?」 「だってさ・・・僕はリザやフランドルみたいに強くないし 姫や令裡さんみたいに頭もよくないからいつも皆の足を 引っ張っているからさ・・・最近自分でも情けないと本気で 思うんだ・・・さっきだってリザを少しでも助けようと 思ったけど結局またリザのお世話になってるし・・・」 「いや・・・気にするなよヒロ、確かに実戦とかじゃ 役に立たないと思ってたけどよ、アタシは最近そうは 思ってないぞ、さっきも刺客を少し倒したりいざって 時は思いもよらない活躍するじゃないかそれによ お前に優しくされた時さ、兄貴を思い出すんだ・・・」 そうか・・・今更気づいたな・・・ヒロは兄貴みたいに 今じゃ唯一アタシに優しくしてくれるんだよな・・・
264 :
黒仔猫 :2008/09/18(木) 23:22:03 ID:3kITj94a
ほいほい5段目ナリよ、オイラも仕事してる身だから 書く暇が少ない時あるけどなんとか頑張ってみまっさ
・・・・・神 光臨 GJです
ケチつけるとするならsageてね! それ以外?ありませんよGJ
リザヒロって久しぶりだね GJ!
268 :
黒仔猫 :2008/09/20(土) 21:37:52 ID:R0dWoZpA
闇夜が明ければ6 リザ×ヒロ 思えばアタシの子供の頃、周りの純粋な人狼族の 大人や同い年に冷たくされ、出来損ないって言われて 追い掛け回されたり、仲間外れにされたんだよな だけど兄貴はそんなアタシをいつも助けてくれて いつも一緒に遊んでくれたんだよな、ヒロも なんだかんだで組み手に付き合ってくれたり ゲームやいやいやジェットスキーにも乗ったな ポセイドンからも助けてもらったな・・・・ あれは兄貴と違って簡単に吹き飛ばされたが ああして身体張って助けてくれたのは兄貴を 除いてヒロが始めてだな、アタシはそんなヒロに・・・ 何時の間にか惚れてたのに今まで気づかなかった 「・・・・ッ!?」 ドクンッ!! 「リザ?・・・・」 急に心臓が大きく鼓動しはじめて、身体が興奮し始めた 心臓の動きが大きく早く、身体を巡る血が普段より熱くなる それなのに心地良い感覚だ・・・満月の夜と同じ・・・・ いや、満月の夜でもここまでこの身が開放される感覚はない もしかしたら満月の夜より今は強くなってるかもしれない 急な身体の変化にヒロは不安げな顔でアタシの顔を覗き込む ドクンッ!!! 「ふあっ!?」 「リザ!?大丈夫なの!ねえ!?」 やばい・・・ヒロの顔を間近で見たから心臓がさっきより 強く鼓動すると同時に余計興奮してくる・・・こっこれじゃあ やばい・・・もう最初の鼓動で本能が喰っちまえと言ってる 知らない仲じゃないとはいえいくらなんでもヒロの気持ちを 無視してまで喰いたくないのに!!頼むヒロ!これ以上・・・
269 :
黒仔猫 :2008/09/20(土) 21:50:02 ID:R0dWoZpA
闇夜が明ければ7 リザ×ヒロ ぴとっ♥ 「リザ!凄く熱いよ!風邪引いたの!?」 ドックン!!?? 「・・・・くうあはぁ!?」 「りっリザ!?」 △@○#×.;^\:;@:po┌|∵|┘〜〜〜〜/////// ばっ馬鹿野郎!!なにマンガみたいにお約束の おでこで熱測るなんてしてんだよ!?アタシが お前の気持ちを酌んで必死で我慢してるのによ!! うぐぐ・・・だ、駄目だ・・・限界だ・・・・ ヒ・・・ロ・・・お前が・・・悪いんだぞ・・・ 我慢してるのに・・・好きなお前に刺激されたから もう本能が身体を殆ど支配しちまってるんだぞ もう良いよな!?十分我慢したよなアタシ!? アタシはヒロを喰う 「はあっ!!ヒロ!!」 「え、リザ?ってうわあ!?」 ガバチョッ♥
270 :
黒仔猫 :2008/09/20(土) 22:01:45 ID:R0dWoZpA
1日ぶりの更新ナリよ、とうとうリザが行動を 起こす段階に入りましたけど少し長くなりましたね(^^;) 次を気長にお待ちくださいまし
271 :
k :2008/09/20(土) 22:19:40 ID:zIOj0LFj
ひょっこりひょうたんじま思い出した
273 :
黒仔猫 :2008/09/21(日) 21:44:49 ID:/7ogHnsU
闇夜が明ければ8 リザ×ヒロ 興奮したアタシはヒロを押し倒すとその唇に喰らいついた 「んふう・・・はふはふ・・・んっはぁん」 「うぐぅぅ・・・あ・いひゃ・・・やよぉ・・」 「はぁぁ・・・ヒロォ・・・」 「リザ・・・ど、どうして・・・」 「はあ・・・はあ・・・お前が・・・悪いんだぞヒロ」 「ぼ・・・ぼくが?・・・」 「そうだよ・・・アタシが我慢してたのに・・・ヒロが ・・・自分から近づくから・・・目の前のご馳走が 我慢できなくなっちまったんだよぉ!!」 「うっうわぁ!?やめてリザ!!うわあ!!」 もう完全にアタシを止める者は周りにもいない! 理性のアタシはもう本能のあたしに取り込まれている
274 :
黒仔猫 :2008/09/21(日) 21:46:46 ID:/7ogHnsU
闇夜が明ければ9 リザ×ヒロ 〜脳内回想〜 「やめろよあたし!ヒロの気持ちを聞かずに!」 「まあ落ち着けよアタシこれはよぉ、ヒロのためだ」 「ひっヒロのため?・・・」 「おうよ、いくらヒロが姫に惚れても身分以前に つりあわないんだぜ、そんな辛い思いを続けるよりは ヒロの心を奪ってあたしで夢中にしてやるのが一番よ」 「そんな事!ヒロが姫に思いを告げて万が一と言う事も」 「甘い甘い、漫画じゃないんだぞ、それに万が一と 言う時点でアタシは可能性が低いと言ってるじゃないか」 「そ、そんなこと・・・」 「お?なんで顔逸らす?いい加減認めちまえよ 本当はヒロと仲良くなりたいんだろ海よりも深くな」 「あう・・そんな・・・」 「何も考えるな・・・恐れる事は何もねえ・・・・ アタシはただあたしに任せればいいんだよ・・・」 「あう・・・うっうん・・・・・」 こうして理性のアタシは本能のあたしに堕ちた 〜脳内回想終了〜
275 :
黒仔猫 :2008/09/21(日) 21:51:12 ID:/7ogHnsU
ここであえて少しじらす(本当はこの後の展開を思いつくまでの間もたせの保険)
>>275 まとめて投下が吉。
全体的にもっと区切りを意識して書いたほうがいいと思います。
正直ぶつぎり投下は飽きられて読まれなくなる可能性大 下手したら誘い受け投下うぜえで叩かれる
278 :
黒仔猫 :2008/09/21(日) 23:27:59 ID:/7ogHnsU
闇夜が明ければ10 リザ×ヒロ アタシはヒロのズボンを強引に引きずり取りさる そしてアタシは腕を変化させてヒロの両腕を掴み 後ろの木に宙吊りにした、変化した腕はリーチが 圧倒的に長くなるからアタシの視点にはヒロの 小刀が目の前だ、ヒロの奴嫌って言っておきながら 興奮して抜刀状態じゃないか、確かこれも喰えるよな 「んくっじゅる・・・んんぁ・・・」 「はっぁぁぁああ!?り、リザ!!汚いよ!! そんなのうくぅ・・・銜えるのは・・・やっめてー!!」 ヒロ凄い反応だな、絶対こんな経験した事ないから きっと敏感なんだろう、今までそういう事とは縁も 欠片もなかったんだろうな、こいつは正直言って 顔は悪くないが頼りないし運動や勉強も今一つ だからな、だけどアタシはこいつの中身の良さに 気づいた、ここぞって時は身体を張り、なんの 見返りも要求する事もなく黙って手を差し伸べる この優しさに惚れた、気づいたのは姫や令裡じゃない このアタシだけだ!気づかない姫が悪いんだ!ヒロは! ヒロはずっとアタシだけの者だ
279 :
名無しさん@ピンキー :2008/09/22(月) 01:27:13 ID:0CI9Hgqh
リザ×ヒロいいなぁ
280 :
黒仔猫 :2008/09/23(火) 00:44:39 ID:jlcPUAnV
闇夜が明ければ11 リザ×ヒロ 「じゅるる!じゅぷじゅぷ!チュクチュク・・・はむ」 「んあああ!!??あっ駄目だよ!!も、もうで!!」 ドクンッビュルル、トクトクトクン 「ん?うく・・んく・・んく・・・」 「ああ・・・リザ駄目・・・そんなの飲んじゃぁ・・・」 こいつがヒロの・・・噂じゃ苦かったり不味かったりするって 聞いてるけどヒロのはどちらでもないな・・・どっちかって 言うと濃いけど少し甘い感じだな、多少粘つくけど不思議と すんなり飲めるな、これもアタシがヒロに惚れてるからか? 「ヒロ・・・お前の汁結構いけるぞ♪」 「やだよぉ言わないでリザぁぁ・・・もう許して・・・」 「許すねえな・・・だってヒロ、お前は何も悪さして ねえんだから許しようがねえよ、それによ・・・」 「え?・・・」 「ヒロのを飲んじまったら余計興奮してだよ・・・ もう我慢できねえ、そろそろ喰うぞ!!」
281 :
黒仔猫 :2008/09/23(火) 22:12:19 ID:jlcPUAnV
闇夜が明ければ12 リザ×ヒロ 「んぅ・・ちゅくちゅく・・れろ・・チュッ・・・」 「んん!ふぁあ!?ああ・・・あくっ!?んあ!?」 持ち上げていたヒロを落ち葉の多いところに仰向けで寝かせて アタシはヒロに覆いかぶさり、顔から耳、首筋、胸へと 舐め残すまいと満遍なく舐めたりしゃぶる、その度にヒロは 身を捩って感じてるのか舐めたりする度に声を悶えあげる ・・・はっきり言ってそそるな・・・アタシも濡れて来たから ヒロの上着のボタンを全部外し、ズボンは下着ごと脱ぎ捨てた 「ヒロ・・・そろそろ観念しな、お前はもうアタシのだ・・・」 「はあ・・はあ・・・そんな・・・ぼっ僕は・・・姫の事・・・」 「ああ分かってるよ・・・だけど身分も違う、容姿、財力 強さ、どれか1つでも姫に匹敵する所があるのか?」 「そ・・・それは・・・・・・」 「無いだろう・・・いくらお前が思っても手が届かないんだ いつかは他の奴と結ばれるだろうな・・・姫が他の奴と 一緒の所を見て、幸せそうだったら耐えられるのか?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 「アタシに任せな・・・忘れさせてやる・・・ ヒロをアタシで一杯にしてやるから!」
282 :
黒仔猫 :2008/09/24(水) 22:37:15 ID:ml/aN5gk
闇夜が明ければ13 リザ×ヒロ 「ヒロお前の初めてもらうぜ、変わりにアタシの 初めてをやるからよ・・・交換だ」 「駄目だよリザそんな!」 「こっちはもう止まらないんだよ!!」 ズニュウ!!ジュクジュククチュ!ブチチッ 「ひああああ!?」 「んあん!?いてぇけど・・・気持ち良いな・・・」 「ああぁぁ・・・何これ!?気持ち良いよ!!」 リザはヒロの小刀を自分の鞘に奥深く収めた 鞘の中から赤く染まった液が溢れ出る 「あく・・ヒロアタシも・・あん・・気持ち良いぞ・・ほら動くぞ」 「うく・・あ・・ん・・まっ待って! 今動いた可笑しくなっちゃうよ!!」 「そうか可笑しくなるか・・・それなら一緒に可笑しくなろうぜ!」 ヌププッピチャ、ジュクッジュニュ!ジュクジュニュ! 「ええ!?待ってリザ!!あっあっああああ駄目だよ!!」
x-、__ (7′^lヽ ( (人从)) 丶l-o-ノ 丿リ卉i丶 ___ (ッfO|フつ ∧充電中\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
284 :
黒仔猫 :2008/09/29(月) 00:08:44 ID:4em9vZIj
闇夜が明ければ14 リザ×ヒロ 「んあああ!あっんっ!ま、まだ痛いけど気持ち良いぞ!」 「ひああ!?うくああぁぁ・・・あっあっあっ!」 「きっ気持ち良いだろヒロ?あっはぁ・・・アタシの 中でうくっ!・・・ぴくぴく動いてるのが分かるぞ まっまたぁ・・・イキそうなんだな?あん・・・ 出しな、アタシの中にヒロの汁をあん!注げ!! んあっあっあっあはぁ、あん、ほら・・ほら・・」 「リザぁ・・・もっもう駄目!イっちゃうよぉ!! リザの中に僕の出しちゃうよ!!うあああ!!」 「あっアタシも・・・んあああああああ!?」 ドビュルルルル!!ドビュッドビュッドクン! 「あはぁ・・・ヒロの汁熱い・・・」 「あぁぁ・・・出しちゃった・・・リザぁ・・・」
285 :
黒仔猫 :2008/09/29(月) 00:10:18 ID:4em9vZIj
ふう・・・仕事が忙しくて書く暇が無くて3日も 続きがストップしてすいません(-_-;) また書き始めていてクライマックスまじかでので もう少しおまちください
楽しみに待ってます
287 :
黒仔猫 :2008/10/01(水) 16:24:11 ID:uvL+0XcI
闇夜が明ければ15 リザ×ヒロ 気持ち良い・・・ヒロの熱い汁がアタシの中に出てる アタシも気持ち良くて頭がクラクラするぞ・・・ ヒロも出した後、刺客と戦いの疲れもあるのか 先にダウンしちまった、かく言うアタシも刺客の 戦いの疲れとヒロを喰った疲れで意識が無くなって ヒロに覆いかぶさったまま寝ちまった・・・ しばらく経って目が覚めた時には周りが見え始める どうやら太陽が昇り始めた5・6時ごろらしい 「・・・・やっちまったんだな・・・」 アタシの下にはダウンしたヒロがまだ寝ている 「ごくりっ!」 やべぇ・・・こいつの寝顔は可愛いじゃねえか・・・ ・・・この寝顔も・・・心もアタシの物にしてぇ 「り・・・リザァ・・・」 「うお!?起きたのかヒロ・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 目覚めたヒロは最初アタシの顔見つめてたが顔を 横に逸らして黙っちまった・・・やっぱりヒロの 気持ちを無視して強引にやったのは良くなかったか 「ひ・・・ヒロ・・・悪いアタシは・・・どうしても 惚れちまったお前が欲しかったんだ・・・ごめんよ・・・」 「・・・・もう良いよリザ・・・気持ちよかったし・・・」 「え?・・・・・」
288 :
黒仔猫 :2008/10/01(水) 21:04:42 ID:uvL+0XcI
闇夜が明ければ16 リザ×ヒロ 「・・・凄く気持ち良かったんだ・・・またしてくれる? 思い出したらまたして貰いたくなって・・・癖になったかも・・・」 「お・・・おう何回でもしてやるさ!なんなら今からでもいいぞ」 「本当?・・・・リザ・・・」 「ヒロ・・・・」 ドックン! また興奮し始めた、ヒロの潤んだ表情・・・匂い・・・素肌同士の感触・・・ ヒロも興奮してるのか微かに心臓の鼓動がアタシの耳にも届く 筋肉が付き始めた胸からも僅かに心臓が大きく動いてるのが見える 「ふが・・・・・」 「「え!?」」 アタシがおかわりしようとした矢先に間抜けな 声が聞こえた、声のする所にはフランドルを初め 令裡に姫と見事に全員そろっていやがる・・・ 「リザよ・・・私の家来に何をしている?・・・」 「まったくケダモノは発情すると下品極まりないですわ」 「お・・・お前ら何時から見ていたんだよ!?」 「そのような格好で凄んでも迫力の欠片もないぞ・・・ ヒロ・・・私の家来の身でそのような状況はなんだ?」 「いや・・・その・・・・」
修羅場キタ――w 続きwktk
290 :
黒仔猫 :2008/10/01(水) 22:06:18 ID:uvL+0XcI
闇夜が明ければ完 リザ×ヒロ ヒロは蛇に睨まれた蛙のように身動きがとれず・・・ いや元々アタシの下敷きだから動けないんだが 「み、見ての通りだ!アタシとヒロはこういう関係なんだよ!!」 「う・・・うん・・・そうなんだ・・・」 「・・・・・・・・そうか・・・・フランドル」 「ふが」 「姫様どちらへ?」 「先に車に戻っている・・・2人とも直ぐに戻れ事は 屋敷に戻り、今日の仕事を片付けてからでも良かろう」 それだけ言うと姫は踵を返して先に見つけたのか車がある方向に 向かっていった、気のせいかその背中は少し寂しげだ見えた 「リザ・・・・早く服装直して戻ろうよ・・・・」 「ああ・・・そうだな・・・」 (ふふふ・・・これは面白い事ができそうですわ♪) 何かを思いついたのか令裡は新しいおもちゃを見つけた 様な眼差しでヒロを見つめて怪しく笑う・・・ 次回 月夜の誘惑 令裡×ヒロ
291 :
黒仔猫 :2008/10/01(水) 22:17:00 ID:uvL+0XcI
C= (-。- ) フゥーやっと終わった・・・ 少し休んだら続きの令裡×ヒロを書きますね
次からはまとめて投下頼む
293 :
黒仔猫 :2008/10/02(木) 00:56:05 ID:KJ23hXZr
ういっす、完成してからだしやす
週末とかにまとめて投下したほうがいいと思うよ。
勿論、姫編もあるわけだな…? 無いとは言わせぬぞハァハァ
296 :
黒仔猫 :2008/10/03(金) 22:18:17 ID:9TSqHPzF
姫編は月夜の誘惑が終わった後にでもと 思っていたところでふ、闇夜が明ければ 初投稿ゆえいたらない所や投稿の基礎を 知らずでちょいと迷惑かけてしまい ここでお詫びを申し上げます<(_ _)>
保守
298 :
ふが発電 :2008/10/09(木) 01:23:56 ID:3uGJCiTV
お久しぶりです。主に令×リザを書いていた者です。
>>55 ネタいただきました。
目の前で無防備に眠る愛らしい少女。何をしても起きないことはわかっているし、辺りに人もいない。
夢の様なシチュエーションにヒロの中のケダモノが反応をし始める。
(別に本当の女の子じゃないし……)
スカートに指先が触れる。このままめくることは容易い。まさにオモチャも同然だ。
(や、やっぱりダメだ!!)
理性と罪悪感がヒロを呼び止めた。腕を引き戻して拳を硬く握る、まるで意志を固めるように。
(僕の役目はスイッチを入れるだけ、姫に言われたのはそれだけだ!)
『ヒロ、フランドルを起動させて来い』
『え、僕が!?』
『そうだ。スイッチを入れるだけだ、出来るだろう? 』
『まあそれくらいなら。でもスイッチってどこに……』
『それくらい自分で探せ。私は紅茶の時間だ』
半ばめちゃくちゃな命令。しかしヒロにとっては大切な指令だ。
(そうだ、姫を裏切るなんてできない!!)
「フランドルを起動、それだけ……それだけ…」
自分自身に言い聞かせスイッチを探し始める。
だが思い立ったはいいものの、肝心のスイッチはどこか。
(見ただけじゃわからないか) 膝をついてフランドルをぐるりと見回すがそれらしき物は見当たらない。 続けるか諦めるか。
(こ、これは仕方ないんだ!) しばし悩んだ末にそろそろと袖に手を伸ばした。ドレスの上から腕をさする。
(腕じゃないなら――ここ?) 背中をポンポンとはたいてみる。極力当たり障りない部位を選ぶ辺りまだ理性はあるようだ。
その後も控えめな捜索は続いた。遠慮がちなので結果的に同じ場所を行ったり来たりの繰り返し。
のん気に眠るメイド。ヒロの頭も段々とぼんやりしてきた。思考が独り歩きを開始する。
( こうやって間近で見てみると ) 幾度と撫でられ続け袖がめくれてきた。素肌が外気に触れる。
( フランドルって可愛いよなぁ ) 背中をはたく手が初めより下にずれてくる。ヒロは気づかない。
顔はボーっとフランドルを見つめつつも体は機械的に動き続ける。檻を出た思考が行き着くのは三大欲求、食・睡眠そして性。
( そういえば 最近独りでしてないなぁ…… )
周りに女性はたくさん居る。凛とした美しき主人、活発で懐っこい生娘、端整な顔立ちの先輩、温和で巨乳な姉。
だが文字通り『周り』に居すぎる。日々からかわれ、いつドアを開けられるかわからない恐怖。
最高の料理を目の前に出されお預けをくらうようなものであり、解消できない欲は溜まっていく一方だ。
( あ 何だかまたしたくなってき )
――ムニュ
299 :
ふが発電 :2008/10/09(木) 01:24:49 ID:3uGJCiTV
手のひらに伝わる柔らかさ。理性がヒロの元へ帰巣した。 (? 何だこ――れ) 背中を調べた手。背中にあったはずの手。それがいつの間にか腰を通り過ぎ、小さな尻を鷲づかみにしている。 焦りを感じるが、興奮も大きくなる。頭に血が上るが、股間にも血が集う。体が固まるが、別の部分も硬くなる。 ( だだ大丈夫、落ち着けば……) とりあえず手をどける。そして深呼吸をし、立ち上がろうとした――が、脚の痺れが邪魔をした。 「うわっ!!」 反射的にフランドルに覆いかぶさる。人造人間の質量はさすがにびくともせずヒロを支えた。 (痛たた…… ごめんフラ…) ヒロは気づいた。どこに手を回しているかを、幼女に抱きつき平らな胸に顔を埋めている自らの姿を。 ハっと顔をあげると無防備な寝顔がそこに。自分の頭の奥で檻が軋んでいるのがわかる。 ( こんなに溜まってるのも……そもそもみんなが僕をからかうから… ) 肩に手を乗せ、顎をあげ、唇を近づける。 ( 我慢し続けたら、みんなにエッチなことしちゃうかも知れないし…… ) シュルっとフランドルの腰のリボンがほどけた。 ( そうだ! これは姫のためなんだ!! だから、だから…… ) 看守に向けた冷たさを彷彿とさせる「黒い」ヒロ。 言い訳を見繕い終わると同時に唇に到達した。それによりスイッチが入る――フランドルではなくヒロの。 静かに、だが息を荒げてフランドルの服に手をかける。メイド服がただの布となり地に落ちた。 大きいとは言い難い乳房に片手を置き、空いた手は自分のモノを取り出す。こちらは若干の膨らみを見せていた。 「ハァハァ フランドル、フランドル、フランドル!!」 うわ言のように呟く。プログラムを書き換える呪文。主人を自分にする呪文。 「誰にも内緒だよ…二人だけの秘密なんだ……」 両の手を徐々に動かし始める。胸の感触が腕の運動を促す。 「キミは本当に良い子だ 純真で、少し抜けてて…」 陰茎が膨張を続け、快楽が蓄積していく。 「こんなことしても……起きないのかい…? ハァ ハァ 」 小さな乳首を自分の舌で愛撫する。曲がった想いが助長された。 無抵抗の幼女を陵辱する背徳感はある。だがむしろそれがゾクゾクして堪らない。 日ごろは被虐側の自分が嗜虐側に回っている。そんな歪な興奮が『雄』を刺激した。 機械音に混じって吐息が聞こえる。人間の欲望の表れ、動物に生まれた宿命。ヒロの隠れた一面の露呈。 「このあどけない寝顔……フランドル可愛いよフランドル…」 オナペットはずっと寝ているが関係ない。妄想でそれを補えばよい。おもむろに目を閉じ、頭に思い描いた。 裸体は十分目に焼付けた。後は感触とイメージで事足りる。 あどけなく、いやらしく――
300 :
ふが発電 :2008/10/09(木) 01:25:25 ID:3uGJCiTV
(ふがぁ……ふがぁ…) 小柄なメイドが自分にすがりつく。顔を赤らめておねだりをしている。 「こうして欲しいの? こんなことが良いのかい?」 今のヒロには「ふが語」だって通じる。<フランドル>の要求を満たすべく股間に手を伸ばす。 成熟を知らない秘部。ヒロの指が扉をこじ開け、より深く物語を進めていった。 (ふがぁん……ふがッ…ふがッッ…) 「キミがこんなにエッチだったなんて…知らなかったよ……」 ヒロの指先に幼い身体を震わせ悦びの声をあげる<フランドル>。しかし自らもヒロに奉仕を怠らない。 紅葉ほどの大きさしかない手のひらで懸命にペニスをしごく。怪力ではなくヒロ好みの加減だ。 「その調子だよ……上手だね…」 (!! ふがっ! ふがっ!) 現在の主人――ヒロ――に褒められ嬉しそうに笑うメイド。もっと喜んで欲しく一層大胆になった。 「フランド ル!! そうだよ、もっと強く吸って…」 普段『ふが』としか発しない口を限界まで広げ、ヒロのペニスを咥え込んだ。さすがに収まりきらず先端しか入らない。 それでも必死に吸いつき何の工夫もないフェラチオを施す。ぎこちない舌づかいがかえって気持ちいい。 控えめに先だけを舐める。ゆるやかに舌を巻きつかせる。呼吸の要らないメイドは休まず続けた。 「ふっ……がぁ……ふっが…」 赤面する<フランドル>の幼稚だが一途な性奉仕は十分気持ち良い。淫行の末に堆積した快楽は今にも発射を促している。 射精寸前で浮き沈みを愉しんでいると、チロチロと雁首を舐め上げられ危うく放出しそうになってしまった。 「そろそろだ……もういいよ、フランドル…」 口淫を堪能したかどうかも<フランドル>には瞬時に伝わる。ヒロが限界に近づいてきた。 少女は仕上げに先ほど口に入りきらなかった部分に食いつき、余すところなくキスをした。 終わると淋しそうに唇を離し、代わって両手で陰茎を包みこんだ。激しくなる脈動が欲の放出をほのめかす。 (ふが……ふが? ふが? ふがふが?) このまま続けて良いのか、それとも飲み込むか、それとも――<フランドル>に指示する最後の選択だ。 「そのままで……いいよ………フランドルぅ…」 三つ目の選択肢はヒロ自身が破棄した。妄想とはいえフランドル――つまり少女の膣中に出すことは理性が許さなかった。 ヒロ本来の優しさか臆病か、理由はわからない。 想像の世界に別れを告げると、ヒロの腕の動きが一際速くなる。快感が一気に駆け上ってきた。 「フランドル――フランドルぅっっ!!」 目の前で眠る幼女の腹にモノを押し付け射精した。フランドルの肌に白い線が走っている。 ( 僕は何て……ごめん、フランドル…) 劣情が失せると入れ替わりに自分の行いに気づいたが、脱力感には勝てずヒロは床に伏した。
301 :
ふが発電 :2008/10/09(木) 01:26:08 ID:3uGJCiTV
下半身丸出しで俯せのヒロ。幸い誰かが来る前に気がついた。 少しして意識がハッキリとしてくると急に顔が熱くなった。フランドルに残った紛れもない証拠のせい。 (正直に言うべきかな、やっぱり……) もしかしたら姫にバレるかも知れない。そうなる前に自分から言った方が罪は軽く―― そこまで考えて首を振った。それで本当に減刑されるのか? そもそも姫に「フランドルでオナニーしました」など言えはしない。 加えてもしも他の者に広まったらどうなるか、予想だけでも恐ろしい。 令裡はどんな反応をするだろうか? リザは? シャーウッドは? そして実の姉は? 軽蔑、嘲笑……変化がなくてもそれはそれで辛いものがある。 (……となると証拠隠滅か) 唯一の被害者フランドルは気づいていない。この場さえ乗り切れば大丈夫だろう。 (と、とにかく後片付けしなくちゃ) この現場を見られたら言い訳すら出来ない。何にせよアレを拭き取らなければ。 (あぁ ごめんね、フランドル……) ポケットからティッシュを手探りで取り出す。ズボンは割と近くにあった。 (明日からもっと手伝いしよう…!) 体を起こすことを試みる。その時、何の気なしにフランドルの背に手をついた。 『ついてしまった』の方がニュアンスは正しかったかも知れない。 ――ブゥゥン (? 何の音……) ヒロが自分の手を仰ぎ見るより早く理由がわかった。最悪のタイミングで命令の遂行を果たしたのだ。 「ふが」 充電中のことや現状に何一つ気づかずメイドが動き出す。フランドルが始動した。 「フ、フランドル!! ちょっと待っ――」 慌てて後を追おうとしたが床に脱ぎ散らかしている衣類に足をとられて転倒した。だがフランドルは止まらない。 後悔すべきはドレスを脱がせたことか、はたまたそれ以前の問題か。今はそんなことは後回しだ。 全裸で精液をかけられた少女と、その少女の元へ派遣された上に館で唯一の雄。一目で何があったかは想像に易い。 かつてない恐怖がヒロを包み込む。すぐさま立ち上がるが、すでにフランドルはドアの向こうへ消えようとしている。 「フ、フランドル!! フランドルぅぅぅぅぅぅ!!!」 部屋に響く悲鳴。充電器の音がまるでヒロの悲痛な叫びに共鳴するようだった。 終
302 :
ふが発電 :2008/10/09(木) 01:28:42 ID:3uGJCiTV
続いて令×姫です。
>>59 改変したけどネタいただきました。
直接じゃないけど嫌悪感を示すかもしれない描写があるので一応注意をお願いします。
得体の知れない存在。「それ」はフランドルが離れ、姫が独りになる瞬間を狙ってきた。
しかし幸いにもヒロがすぐに気づき、早いうちに始末することに成功した。
「…まぁお前にしてはよくやったという所か」
「ひ……姫……」
これといった外傷は見当たらない。姫自身も平然とした顔つきをしている。がヒロの顔は安堵からかけ離れている。
「 何だ?」
「あの もしかして……」
何事もなかったように立ち上がる姫。武器を落とし立ち尽くすヒロ。
「おい! また何か来――」
「いったい何の騒ぎで――」
少し遅れて駆けつけるリザと令裡が同時に言葉を失う。姫をみて一目で理解できたからだ。
姫の衣類はズタズタに裂かれ、代わりに身体中に濁った粘液を纏っていた。
「ふふん。気にすることはない、ただ服が汚れただけだ」
四人の間に凍った空気が生まれたのを察し、姫が口を開いた。悲しいほどに冷静な声だ。
「……私は体を洗ってくる。お前たちも早く戻れ」
少しおいて姫が館の中へと足を進めた。
「 ひ、ひめ――」
思わず何かを言おうとしたヒロを令裡が優しく制する。姫の姿が完全に見えなくなるまでもう誰一人何も喋らなかった。
「……大丈夫かよ、姫」
「僕が 僕がもっと早く気づけば……!!」
思いと逆に上手く言葉が紡げず、リザもヒロも呟くことしかできなかった。残った令裡がヒロにそっと手をのせる。
「 心配はいりませんわ」
慰めるように一言残し、令裡はそのまま屋敷へ向き直って歩き出した。
「令裡さん、どこへ……?」
「お、おい令裡!」
振り向いた令裡の顔には柔らかな微笑みがあった。企みではなく愛情を湛えた笑顔が。
「こういう時は女性の方が良いのよ。『牝』じゃなくて女性がね、ふふふ……」
わざとリザをからかう言葉を放ち、心配する二人の心を軽くする。だが令裡にはもう一人気持ちを和らげさせるべき人がいた。
303 :
流れゆく音色 :2008/10/09(木) 01:30:25 ID:3uGJCiTV
(汚れた……汚された…この身体が……) 激しく降り注ぐシャワーが粘液を流していく。だが不快な気持ちを共に流すことはできなかった。 今でもはっきり記憶している。まとわりつく触手の感触、触れられた部位に走る嫌悪、肉欲の対象にされた憤怒。 (あんな下種な存在に汚されたのか……) 誇りを微塵も感じられない生命――そう呼ぶことすらはばかられる――に隅々まで弄ばれた。消し去りたい事実。 口腔を蹂躙する『キス』に始まり、胸を這い、陰部を撫で、挙句の果てに―― 心配をかけないため、必死に平常を装ったがおそらく知られてしまっただろう。 『行為』自体は見られなかったとはいえ、全身を包む液体が事の次第を物語ったであろう。 (消え去っていくのは私の誇りかも知れぬな) 自嘲ぎみにふふんと笑う。突如孤独な浴室に戸が開く音が響いた。 「失礼しますわ」 声のした方を見る。そこには黒い制服姿の女性が立っていた。 「!? ……戻れと言ったはずだぞ」 「そんな顔した姫様を放ってはおけませんわ」 自分の裸体を隠しもせず、姫が冷たく言い放つ。だが令裡は気にせず近づく。それに従い、服が蝙蝠に変わっていく。 姫は志を高く保とうとした。しかしどうにも上手くいかず、令裡が自分を蔑んでいる気がして怒りがこみ上げてくる。 「わかっているのだろう? 私が何をされたのか!」 広い浴室にこだまする怒号。令裡は一瞬だけ歩を止めた。しかしまたすぐに近づきだす。 「そこで止まれ……それ以上私に近づくな!!」 セブランとの決闘時よりも激昂したまま、全てを拒絶する。それでもそばに寄る令裡。姫はさらに怒りをぶつけ続けた。 「この汚れた身体」 だが姫の怒声はそこで止んだ。今まで皮膚にあったぬめりが急に温もりに変わったせいだった。けれど水温の変化ではなかった。 「汚くなんてありません」 令裡は姫を抱きしめささやいた。姫は何も言わない。そこで今度は首にキスをし、もう一度ささやいた。 「汚くなんてありませんわ」 「……何を馬鹿なこと」 令裡の人差し指が姫の唇を押さえた。何も言わなくていい、言葉は必要ない。全て受け止めよう。 頬と頬を触れ合わせ互いの温度を確かめる。そのまま長い金髪をくぐり、首筋からうなじにかけて口唇を走らせた。 「姫様は汚れてなどいませんわ」 肌を流れる水を掬い続ける令裡の舌。無意識に姫の腕が令裡を引き寄せた。 (私が姫さまを治して差し上げますわ) 「さぁ…まずは内側から洗い流しましょうか」
304 :
流れゆく音色 :2008/10/09(木) 01:31:14 ID:3uGJCiTV
「内が……? んっ!」 姫の秘所を下から撫で上げる指。急なことに身体がピクッと反応する。女らしさがふと見えた。 「ほら、こうすれば姫さまの中から溢れてきますわ。それともお嫌で?」 「構わぬ、つづ…け……」 姫がまた少しづつ心を開いてくれている。その想いが令裡を燃え上がらせた。 こする程度だった指先が静かに膣内へと潜っていく。タイルに弾ける水滴とは別の水音が反響する。 「そうだ…っ…もっと…掻き出せ……お前の手で…もっとだ……」 一方的な貪りとは違い愛のある行為。それでもっと取り除いて欲しい。嫌な思い出も感触も。 消せないのならば書き換えてくれ。薄めるだけでも良い、せめてこの瞬間だけはお前を。お前だけを。 「あっ!! くっ……んぅ…」 全意識を令裡へと向け、快楽を要求する。心地よい痺れが身体に巡り絶頂に達した。 大きく息を吐くと力も抜けていく。やがて立っているのも難しくなり脚から崩れていった。 令裡から遠ざかっていく体。しかし不思議と手だけはつないだままだった。 (まるで子供みたいですわね) 床に寝そべる姫、その上に覆いかぶさる令裡。シャワーは雨のように降り注ぐ。 「まて令……裡… シャワーを止め――んふぅっ……ん…」 陰核を強めにこすられ意図しない声をあげてしまった。だが姫の言わんとすることは令裡にちゃんと届いている。 「どうせ汗をかくのですから構いませんわ」 悪戯が見つかった子供のような微笑みに姫もつられて笑顔を返した。令裡の顔はさらにほころぶ。 「やっと笑って下さいましたのね、ふふっ」 「!?――――馬鹿者 ふふん」 思わぬ指摘によって頬がほのかに紅を差した。照れ隠しの言葉を投げ返しても笑い声は隠せなかった。 (さすがは姫さまね、これなら思ったよりも早くいつもの姫さまに……) 姫の笑顔で令裡は安堵した。しかし皮肉にも同時にほんの僅かな思い込みを生んだ。 「痛くはございません?」 直接は痛かろうとタオルを床に敷き、ゆっくりと姫を寝かせる。背中の具合を試そうと少し動いてみてから姫が頷く。 それを確認した後に令裡が先程よりしっかりと覆いかぶさった。けれどその刹那、姫が身体を強張らせた。 「姫さま――」 「……大丈夫だ」 <絡みつく触手が押し倒す。乱暴に衣服を引きちぎり無粋に身体中を撫でまわす。顔に向けられた触手から滴る液が――> 頭をよぎる不快感。自分を気遣う令裡にすら寒気がする。咄嗟のことだった。 「――っ!!」 考えるより先に腕が顔の前に出てきた。反射的に令裡を拒んでしまった。 「すまぬ、令裡――――離れてくれ」
305 :
流れゆく音色 :2008/10/09(木) 01:31:56 ID:3uGJCiTV
ついさっきまで忘れかけることが出来ていたのにあの光景がフラッシュバックする。また振り出しに戻ってしまった。 心の奥深くにできた傷は予想よりも大きい。このままで愛を育むことができるはずない。姫にとっても苦渋の判断だった。 (私の責任。私の配慮が足りなかったからですわ) 令裡は自分を悔いた。姫の笑い声で一瞬でも気がゆるんだのは事実だが、無理もない。だが令裡はそれさえ悔やんだ。 「 ごめんなさ」 「違う!!」 悲痛な謝罪を強く、しかし小さい声で否定した。令裡を慰めるだけの余裕がないことを如実に語っている。 「違う――違うのだ。私自身ならば良いが、お前を傷つけるかも知れぬ。それが嫌だ、それだけは耐えられない」 一息にそう言うと怯えるように体を丸め令裡から顔を背けた。 「早く行け……こんな姿は見せたくない」 「――そうですか」 声は水の音に消されていき、それ以降令裡の声はきこえなかった。 ( これでいい 穢れた存在は孤独でいるべきだ あいつまで穢すわけには ) 瞼をギュっと閉じ、すがるようにタオルを握った。手が痛くなるほど強く握った。 ( 雨音か? いや、それにしては近過ぎる ) ようやく心が落ち着いてきた頃、水の弾ける音に気づいた。記憶を巡らすと思い当たる節が一つ。 ( ああ、シャワーを止めていなかったな ) しかし体は濡れるどころか乾いている。音はすれども感触はしない、いったいどういうことか。 目を開き顔を動かすとすぐに理由がわかった。だが引き換えに少し声を失った。 「 お目覚めですか?」 傘になっていたのは令裡だった。姫が顔を背ける前と同じ姿勢で、ずっと動かず水滴から護っていた。 姫と目が合い、にっこりと微笑んで姫に話しかける。ずっと水をかぶっていたにもかかわらず疲れを微塵も感じさせない。 「令…何故――何を――?」 とっくに浴室を出た、もう愛想を尽かせたと思っていた。 しかし違った。 優しい声色が令裡の愛情を示す。 「姫さまの綺麗なお体が濡れっぱなしではいけませんわ」 「だったら止めれば良かったであろう!?」 「……『シャワーを止めなくていい』と言ったのは私ですから 」 そこまで言って令裡の顔がやや曇った。そこで姫も気づいた。おそらく令裡にとっての贖罪なのだと。 悪いのは自分なのに、令裡は何も悪くないのに。最後まで自分を気にかけてくれている。 犯された自分を何度も綺麗と言ってくれた。八つ当たりした自分の傍にいてくれた。 何よりも自分を考えてくれた。 姫の心に住み着いた魔物。それが流れる水とともに排水溝へと吸い込まれていくのを感じた。
306 :
流れゆく音色 :2008/10/09(木) 01:32:34 ID:3uGJCiTV
「さあ、早く服を着なくちゃお体が冷えますわよ?」 明るく振舞うことで姫の気を紛らわせようとしている。無論、姫にはちゃんとわかっていた。 けれども今の姫にはそのことに感謝するよりも強い感情で一杯だった。 「…………もう……冷えている」 「でしたら今シャワーの温度を――」 令裡の手より姫の手の方が速かった。ノズルを掴んで自分に向け、水を放つ。 勢いよくシャワーをあびると、状況が飲み込めずにいる令裡に凛と言った。 「…お前が――お前が温めろ」 「え!? でも、姫さま……?」 先刻までの震えはほとんどなくなり、指にしか見られなくなっている。最後の震えも拳を握ると無くなった。 令裡の心配した姫は最早いない。そこにいるのはいつもの姫、そのもの。 「ふふん。私があんな小物に怯えるわけがない。そうだろう?」 ( ふふ、お帰りなさい。姫さま) もう言葉はいらなかった。代わりに送ったのは抱擁、そして熱い口付け。 吐息も喘ぎ声も流れていく空間。重なり、擦れ、火照りは限界を知らない。 滑りあう肌と肌が熱を生む。交じり合う舌と舌が愛を生む。求め合う秘部と秘部が悦びを生む。 がむしゃらに相手を感じ、身体全体で相手を愛した。何度もイかされ何度もイかせた。思考すら忘れるほどの絶頂の数。 失った時間の分も求めあい終わると互いに床に転げた。性交の愉しさと悦びをこの上なく堪能した心とろける余韻。 令裡は輝く指で姫の瞼を拭った。水滴が宙を舞い、見えなくなる。 「これは汗ですか? それともまさか涙……うふふ」 「ふふん。シャワーに決まっている」 「あら、ではさっき突然シャワーを浴びたのは何故ですの?」 「お前の王族に対する今までの無礼を『水に流してやろう』と思ってな」 「無礼とは? 『頭なでなで』とかのことですか?」 「口が減らないやつだな」 「それは失礼を致しました」 その瞬間、タイミング良く雫が二人にしたたり落ちた。そして二人とも微笑み、その「偶然」に対して胸の中で答えた。 心配しなくても喧嘩などではない。だから「仲裁」も要らない。その代わり今は二人きりにして欲しい。 「まぁ良い、これだけ音が反響していては良くききとれないからな」 「そうですわね」 「ふふん――令裡」 「はい?」 「 ○ ○ ○ ○ ○ 」 ちょっとだけ真面目な顔に戻り唇を動かす。ゆっくり一言告げるとまた微笑みに帰った。 「今のはなんて仰いまして?」 「さあな」 本当は令裡にはしっかりと聴こえた。口パクでもわかった姫の本音。 『 あ り が と う 』 終
以上です。エロが少ないですが読んで頂ければ幸いです。 では失礼しました。
2作品ともGJだ!
309 :
名無しさん@ピンキー :2008/10/12(日) 00:43:40 ID:43+sHBpq
ふがっしゅ
フガ!
過疎だなぁ 誰もおらんわ
312 :
黒仔猫 :2008/10/17(金) 23:49:27 ID:4uehJiXb
まだ書いてる途中ですばってん、仕事忙しい! なかなか書く時間作れん!
313 :
名無しさん@ピンキー :2008/10/18(土) 03:59:45 ID:yCTVwscC
あげ
陰ながら応援してます リザヒロが特にツボに来ました
315 :
zzz :2008/10/18(土) 23:23:26 ID:zHxkkrlj
初めまして、 zzzです 今更のしつもんですが7巻でおわりなんですか
317 :
zzz :2008/10/19(日) 18:11:52 ID:Dv9N2+jI
有り難うございます
ふふん
今までにSSに使ってない女キャラってどれくらいいるの?
ミサカ、シルヴィア、人魚位じゃないの?
少ないのはその3人くらいだね 一応前スレであったけど完結してないみたいだし…
大分前から書いていたのが出来上がったので、投下しますよー。 とは言えど……かなり久し振りだったので色々変……平にご容赦を。 ※ ・種別:純愛 ・カップリング:男女 ・味:やや甘々(?) ・暴力的表現:無 ・グロ的表現:無 ・本番:有 ・百合的表現:無 その他,注意点:やや甘々が苦手な方には、少々受け付けられない……かも。
長かった夏休みが終わってから、気付けば2ヶ月余りの月日が過ぎていた。 笹鳴にも秋が到来し、もう走り去ろうとしている。 すぐ近くで待ち構えている“冬”に、バトンを渡さなければならない時期なのだろう。 慌ただしく、それでも確りと。秋は別れを告げようとしていた。 木枯らしが運んで来る、パリパリと乾燥した葉のカーペット。アスファルトを細やかに彩る。 吹き抜ける風は高い声で叫びつつ、僕に衝突し、形を変えて、体を突き抜けて行った。 衝突した御詫びの積もりなのだろうか?毎回毎回、仄かに僕の体を冷やして行く。 姉さんに持たされたマフラーの存在が有り難く思えたけど、寒いものは寒い。僕は足早に商店街から去った。 木の葉の簪をカサカサと踏み鳴らし、丘の上、護るべき人の屋敷を目指して坂を歩く。 その坂の曲がり角、曲がった先には黒い影が地面に塗られている事に気付いた。それは微動だにしない影。 普通の影だったなら、僕は気にもしなかっただろう。だけれど、僕はその影を塗っている人物に話し掛けた。 その頭部に特徴的な物を飾った人物に。 「そこにいるの、姫……だよね?」 ピクリと影が動き、姿を現す。 「……随分と、遅かったな」 紛れも無く、僕の護るべき人だった。 黒いコートを華奢な肩に被せていたけれど、頬と耳が薄紅色に染まっているのが目に見えている。 フランドルも連れずに、何をしていたのだろうか。いや……そんな事は後でいい。先ずは姫の事を優先するべきだと、僕は判断した。 「あの、姫?よかったらコレ、使ってくれる?」 「んん?マフラーか……。だが、これはお前の物であろう」 「僕はいいから!姫、とっても寒そうだよ?」 「ふむ……。ならば、使わせて貰う事にしよう」 マフラーを手渡す時、疑問を感じた。姫の表情は、物憂げ、憔悴――いや、どれも違う。 迚も……迚も寂し気な表情に見えた。 僕は何故、こんな所に来ていたのか、経緯を尋ねた。でも帰って来る答えは唯一つ。 「単なる気紛れだ」 何故フランドルを連れてないのだろうか。それも尋ねる。 「何の為に血の戦士が存在すると思っているのだ?」 相も変わらず、素っ気なくて簡潔な答え。 それでも僕は嬉しかった。 姫と言葉を交わしながら、帰路を歩めると言う事が。新鮮で、楽しかった。 そして僕は気付けなかった。 時折、散りゆく水晶の欠片の様に儚い笑みを、僕に向けていたと言う事に。
少しでも多く、姫と話したかった。普段はそんなに話をする機会が無いから。二人っきりの機会が無いから。 いつになく心が弾み、舌もスムーズに動く。 「ねぇねぇ、姫?夕焼けが凄い綺麗だよ!」 「……そうだな」 「今度さ、冬になっちゃう前に、皆で山とか行かない?きっと楽しいよ!」 「ふむ、考えて置こう」 だけれど。会話が続かない。 風が僕を嘲笑うかのように、風同士で会話をしている。 目を閉じ、人差し指で眉間を弄って、何か話題を捻り出そうとしている時。 沈黙を破ったのは姫だった。 「……ヒロ」 「え。なに?姫」 「一つ聞くが、良いか?」 神妙な顔付きで僕に問いかける姫。但し、僕を見据えている訳ではなく、視線は地面に注がれている。 聞き逃してはならない言葉の様に思えて、僕は「はい」とだけ返事をした。 「お前は……私を護りたいと思うか?」 答えは決まってる。僕は間を置かずに、直ぐ様返答をした。 「姫を護る為に僕が存在するんでしょ?姫を護ろうとしない僕なんて、僕じゃないよ」 姫は目を閉じて軽く二回頷いた後、お決まりの笑い方をした。 「ふふん、合格だな。それでこそ私の下僕と言えよう」 「げ、下僕って……姫……」 「文句があるのか?」 「ごめんなさい」 何時もの姫だ。ツカツカと先を歩き始める姫を、僕は情けない声で呼び止めようとする。 「ちょっと、速いよ!姫ぇぇ――!」 これも、何気無い日常。そんな日々に翻弄されつつも、僕は生きて姫を護る。そう決めたんだ。 それが血の戦士としての、僕の生き方だから。 屋敷の前庭で、フランドルは花の手入れをしていた。フランドルに「ただいま」って言うと、ちゃんと「ふが」って言ってくれる。 目も合わせてくれなかったけど、フランドルも忙しいみたいだから、気にしなかった。 そう言えば、バイクが見当たらない。と言う事は、リザは何処かに出掛けてるんだろう。 令裡さんは……確か、おまじないをして行くから帰りが遅いとか言っていた様な気がする。 もしかして、姫は話相手が欲しかったから、僕の帰路に居たんじゃないかな。 ……そんなんじゃないだろうな、きっと。 屋敷に入って、パタンとドアを閉めた。姫との帰り道も、もう過去の事。 つまり扉の音が、終わりの合図だったと言う事。 「じゃあ、姫……僕は部屋で宿題をするから」 「ふむ」 頭を下げて、部屋への道取りを辿る。 肩が、迚も重い。
部屋で椅子に座った途端、脳裏に浮かぶのは後悔ばかりだった。考える暇があれば、何でも話せばよかったのに。 貴重過ぎる時間を、無駄にした。勿体無い。僕は愚かだ……。 思わず独り言が漏れた。 「はぁ……姫……」 「何だ?」 「いっ!?ぎゃあぁぁあ!?」 驚いた猫みたいに、全身の毛が逆立つ様な感覚を覚えた。おまけに椅子からも落ちて、頭を打ち付ける事になった。 涙目を擦りながら声の方向を見ると、僕のベッドには足を組んだ姫が座っている。 いつの間に部屋に入ったのだろう。 「い、いつから……?」 「気付いていなかったのか?お前に付いて来ただけなのだが」 どうやら、僕が部屋に向かうと言った瞬間、意気消沈したのが気になったらしい。 そして僕は部屋に向かう途中、姫の足音にも気付かない程、肩を落としていたみたいだ。 滅多に無い貴重な時間が、また目の前に降り注いでいる。 今迄、姫と二人っきりになる時間は危険な時ばかりだった。だけど、今はどうだろう? 姫の事をもっと知りたい。だから、話をしてみたい。そんな事を思える、初めての人。 「ね、ねぇ姫!あのさ……」 「話ならば、宿題とやらを終わらせた後にすれば良かろう。 話があると言うのなら、終わるまで待っていてやらぬ事もない」 「あ、じゃあ……待っててくれる?」 「ある程度は、な」 幸いにも、宿題は国語だけだった。内容も簡単な物で、現代文・漢字の予習及び書き取りだけ。 速ければ10分で終わるような代物だ。 シャープペンシルをノートの上に走らせた。 「よし、と。あと五つの漢字で終わりかな」 「そろそろ終わりそうなのか?」 「うん、あと3分位で終わるよ」 「ふむ。そうか」 3分と言うより、2分で片付くかも知れない。少しでも時間が欲しいから。 僕を暇そうに眺めていた姫が、ゴソゴソと動いているのが僅かに目に入ったけれど、気にせずペンを走らせた。 気にせず―― 「くっ……あっ……」 「え!?ひ、姫ぇ!?」 口の端から漏れる様な嬌声が耳に入り、ふと視線を移した。 そこには自分で胸を鷲掴みにし、ドレスを捲り上げて、下着の上から谷を弄ぶ姫の姿があった。 淫猥な手付きで柔らかな丘を凹ませ。時折、先端を指で抓む。 割れ目からは微量ながら、水が湧き出ている様に見える。 「んっ……すまぬな…我慢、出来なくなって、な…。 気にせず、課題を……終らせるが良い…っ」
熱を帯びた視線で促され、ノートに視線を戻すものの……やっぱり気になってしまう。 何故かと言えば、 「んあっ、はぁっ……ヒ、ロっ…んんぅっ…」 姫が多分、無意識に僕の名前を呼びながらしてるから。 チラチラと見る度に、行為も少しずつエスカレートしてる様な気がする……と言うより、エスカレートしていた。 上半身の服なんて開けていて、下着を付けているのにも関わらず、度々淡い桜色の先端が露出する。 最初は這う様に指を散歩させていた下の手も、いつの間にやら外の散歩だけでは物足りなくなったらしい。 渇いた獣の如く、水を。潤う事の無い喉の渇きを癒す様に水を求めていた。 3分で終らせるとは言ったものの、時計の秒針は容赦無く、12の数字を踏み続けて行く。 もう軽く6回以上は12を踏んだんじゃないだろうか。 だけど。ペンが、走ろうとしない――。 「んっ、ふあ……っ、まだ、終わらぬの…か?」 「だって……姫がそんな事してるから…」 「ふふん……私のせいか。随分と偉くなったものだな…ヒロ…?」 何か危険な物を踏んだかも知れない。いや、踏んだ。僕は冷や汗を垂らしながら、ノートに視線を戻した。 理由は勿論、踏んでしまった地雷の爆風から目を反らす為だ。 「……もうよい」 その一声は僕を驚かせた。またもや僕は機会を失ったのか、と。 必死に弁明をする事で、引き止められるだろうか? そんな事をしてまで、姫を引き止めて良いのだろうか。 ふとノートを見る。ノートの文字は、文字としての形を成していなかった。 文字通り、僕はこんなにも姫に乱されるのだと、気付いた。 「ま、待って姫!」 「最早、私がお前などを待つ必要は無い」 どうしてこんなにも空回りするのだろう? 僕はただ、僕はただ――。 「ふふん……待たなければ良い、それだけの話だ」 姫はもう、待ってくれないと言った。 でも今、ベッドの上に居るのは誰? ――それは待ってくれないと言った、姫本人だ。 「もうよい、課題など。主よりも課題が大事か? もう私は待たぬ。此方へ来るが良い……」 「あ、え?でも、その――」 「主の命令だ。反論など、お前に許されてはいない」 ペンは走る事を止めた。 ノートは言葉を失った。 羨ましいと思った。片方が止まれば、片方が止まってくれる。 僕の主は、僕を失った時、果たして止まってくれるだろうか? 違う。止めない為に、僕は死なないのだろう。
二人分の荷重を支える瞬間、ベッドはギシイと悲鳴を上げた。 改めて姫を見据えると、姫の鋭く流れる眼が、既に僕を捉えていた。 白く透き通る様な肌に、頬には体の熱りが生んだ、天然の薄紅。 王族の特権とばかりに整った顔を、神々しいまでの金色が強調させる。 宛ら、神と対峙させられている様な錯覚を覚えた。それこそ鳥肌が立ってしまいそうな程に、美しかった。 「姫……」 声に出せていたどうかは分からない。でも、微かに口を動かせていた事だけは理解出来た。 いいや。もしかしたら、羽虫の飛ぶ様な音で、微かに聞こえる程度の声が出ていたのかも知れない。 「ヒロ……お前の、そうして私を呼ぶ唇を…私に捧げてはくれぬか…?」 「そ、それって!その……あの、ど、どうい――」 「今は二人だけなのだ。恍ける必要など無いであろう?ヒロ。 まぁ、聞くまでも無い話だったか……。お前は私のモノなのだからな」 只でさえ近かった距離が、更に近くなる。僕はどう対応すればいいのだろう?何と言えばいいのだろう? 何をしてあげるべきなのだろう。無理に繕わず、僕は僕のままでいる方が、姫は喜んでくれるだろうか。 きっと、そうだ。 気付けば、寄り添う様な距離。そしてまた、気付けば勝手に言葉が放たれていた。 「あの、姫。実はその……僕、姫の事が、さ……?」 「私の事が?何だと言うのだ?」 得意の少し意地悪そうな笑みを浮かべて、僕の言葉を待つ姫。首を傾げる動作が、小鳥の仕草の様で可愛らしい。 「僕、僕は、姫の事が! 好――んむっ!? んむぅー……!」 滑り出てくる言葉は、姫の左の掌に止められた。姫は右手の人差し指だけを立て、自分の口元に当てている。 「ふふん。声を大にせずとも、下僕の心中など疾うに読めている。 余り大きな声を出すと、何処ぞの犬に聞かれるやも知れぬしな。 それに……想いならば、言葉よりも行動で示すべきであろう」 僕の唇を塞いでいた掌は僕の頬に。 姫の口元に添えられていた姫の人差し指は、僕の顎をクイと押し上げている。 「さあ、早くせぬか」 恐る恐る、それでも確かに。辿るべき道筋を見失わず、姫の唇に吸い寄せられるかの様に、僕は―― 「姫……」 至ってノーマルな、触れるだけの口付けをした。 「ふふん……違うな。想いを伝えたくば、こうするのだ――」 姫から唇を別れさせたと理解する暇も無く、今度は姫が唇を求めて来る。
弾力のある唇が僕の唇に重なり、その“感触”と言う名を持った鉄格子に囚われる。 それは脱獄出来る様な代物では無く。又、脱獄したいと思う様な牢でも無い。寧ろ……永遠に囚われていたい、とさえ思った。 これは監獄?違う。これは甘獄。 知らず知らずの内に、僕の手は姫を抱擁せんと、背中に回されていた。 もしかすると、僕の背中に回されている手も……同じ事を思っていたんじゃないだろうか? 互いに唇を求め合えば求め合う程、手が思う通りの結果になる。 そう――片方だけが求めるよりも、互いに求め合う方が、互いの距離を縮められると言う事。 「んん……もっと、もっとだ。全てを捧げてみせろ…」 「うん…分かったよ、姫……」 想いは行動で示せ,僕はその言葉を参考に、想いを唇に込めて姫に贈った。 想いが伝わったかどうかは分からない。 でも、何れ分かる事になるだろうと期待する。 想いは行動で示せと僕を諭したのは、紛れも無く姫なのだから。他の誰でも在りはしない。 「ふふん……そろそろ…次だ…」 姫は恍惚とした表情で納得した後、僕を仰臥にさせた。半ば無理矢理な感じもしたけれど。 「え?ひ、姫? 次は何をするの?」 僕の額から約15cm程上に上がると、端正な姫の顔がある。 正確には、あった。 姫はクルリと方向を変え、僕の履いているスラックスのファスナーを下ろし始めていた。 そして姫の顔の代わりとして、姫の下着に隠された女陰が、真上に存在している。 もしも数字で体勢を表すと言うのなら、六十九……と言った感じの体勢。 姫は横顔を見せつつ、僕にこう言った。 「何をしている?私だけに奉仕させる様な身分ではあるまい」 姫が僅かにドレスを捲り上げると、白い肌に映える水色の下着が、存在を誇示する。 「そんなこと言われても……。どうすればいいの?」 「どう、だと?犬の様に舐めているが良い」 口元を少しだけ吊り上げ、満足そう――なのかどうかは分からない笑みを見せた。 亀を裏返し、起き上がれずに足掻く様を見て楽しむタイプなんじゃないだろうか? でも、僕は思う。 意地悪な笑みなんかじゃなく、微笑ましいと思っているんじゃないかと。 そして、亀を裏返しても、裏返らせたままにはして置かない性格だろうと。 たとえ他人に裏返された亀であっても、同じ事だと思う。 突然、姫の下半身がボスンと顔に落ちて来た。 「……早くせぬか」 「ご、ごめん……」
姫は僕に下半身を乗せたまま、僕の陰茎を外の世界に引き出した。 外気に晒されても変わらずに、時折ビクンと熱く脈打ち、姫に真っ直ぐと矛先を向けている。 「ほう。意外だな……」 姫が矛先をペロリと舐めた。すると僕に同調して、反り返った肉矛も大きく跳ねる。 「ひ、姫ぇ!?」 「お前は舐める事にでも集中していろ……」 再度、下半身を淫らに僕の顔へと押し付ける姫。 集中なんて出来そうにないけれど、下着を指で退かせ、犬の様に舐め始める。 「んっ……丹念に、舐めるのだぞ……?」 ツツッ、と下から上まで這う様に舌が陰茎を辿って行く。 そして頂点へと達すると、姫の温かい口内に包まれた。そのままジュプッ、ジュプッ、と上下運動がなされる。 「んぐっ、はふぅっ、んぐ……ふぁっ!」 僕はと言えば、犬の様に姫の入口を舐め回していた。流れて来る蜜は口で受け止める。 「ひ、めっ!ど、どう……?」 「く……犬にしては…上出来、と言って置いてやろう…」 姫は一瞬だけ僕の方を見て、そう答えた。 何気無い誉め方でも、僕にとっては他の誰に誉められるより嬉しい言葉。一言、二言だけであっても。 ふと、姫が振り返って僕に問う。 「お前はどうなのだ……?」 「僕?温かくて、凄く気持ちいい……」 「ふふん。当然だな」 僕の返答を聞くと、薄紅に染まった頬を見せながら、満足気に頷いていた。 そんな顔を見ると、何故だか僕も頬が染まりそうだ。その理由は分からないけど。 「んむ……はっ、んんぅ……」 舌で所々を散歩したり、上下に運動してみたり。時折、先端をツンツンと突く姫。 「ん、むっ、姫っ……」 気紛れな散歩で、今迄に無い程、舌を酷使する僕。 ペロリと舐めたり、ズロリズロリと弄んだり。 奥から流れ出て来るネットリとした蜜は、脳を刺激する甘美なエキス。 同時に、絶頂迄の道を短縮させる促進薬でもある。 「姫っ…!も、もう出そ……っ!」 「んんっ!?んっ……んくっ…んぐ…」 「ご、ごめん!大丈夫……姫?」 姫の顔に付いたんじゃないだろうか。喉が動いているのも気になったけれど。 心配になって声を掛けたものの、姫は未だに僕の陰茎を口に含んでいて―― 「い、いっ!?」 先端がジュルルと吸われる。まるで、全て吐き尽せと言わんばかりに。 「ん……はぁ…勝手に出すとは…何様だ?」 姫が振り向く。すると、その白い顔に白い液体が幾何か散布されていた。
「その所為で、お前の苦い精が顔に……掛ってしまったではないか……」 姫は指で顔に付着した精子を拭い、唇へと運ぶ。序とばかりに、掌に付着しているものもペロリと舐めていた。 挑発的な表情で僕を見据えながら。 「う、本当にごめん……」 「本来ならば、お前に直接舐め取らせた所だが。ふふん―― 私は慈悲深いのだ。続きをするのならば、許してやらぬ事も無い」 又、犬にならなければならないらしい。 暇になった姫は、少し反り返りが弱くなった陰茎を指で弾いたりして弄んでいる。 ペロリペロリと舌で様々な部分を弄っている内に、僕はあるものに着目した。 球状にプックリと膨らんでいる部分に。 よく分からないまま、今迄は敢えて避けていた『其処』も、舐めてみる事にした。 「ん……んあっ!?ヒロ…其処は舐めずとも良い…」 もしかすると。この部分だけ感度がいいのだろうか?否定されても興味が絶える事は無く。 ちょっとした悪戯心もあり、唇で甘噛みする事を試みた。 「ひぁっ!?な、何をす……んぁんっ!」 堪らなく可愛らしい嬌声が奏でられ、僕の興味はより一層高まる。其処ばかり責めるのは、聊か気が引けるけれど。 「ぐっ、くぅっ、あっ……後で、容赦せぬ…から、な…!」 「そ、そんな……」 舐めたり、唇で甘噛みしたり、舌で円運動をしてみたり。 部屋の音は嬌声と甘い蜜の音だけ。 時計が何度目を回したか? 最早、そんな物は頭の片隅にも存在しない。 ――今は目の前の存在が、全てなのだから。 「はっ、ぁ…!ま、待て、ヒロ!これ以上は許さ――…!」 言葉は途中で止まった。瞬間的に時さえも凍らせ、止めてしまった様に。 一瞬の後、時の凍りが溶けた。 「あっ…!あぁぁぁぁぁっ!!」 両方の手でシーツを強く掴み、部屋の音という音の総てを、耳を劈く様な嬌声で支配する姫。 細い体が、精一杯に震えている。 流れ出て来る湧水を喉に通しながら、そんな光景を僅かに見ていた。 「はぁ……ふ、うっ…。二度も、主に反抗するとは、な…?」 呼吸を乱しつつも、姫が言葉を紡いだ。 「え……だって、姫が続きを…」 「ふんっ。言い訳など聞かぬ…。下僕の戯言などに付き合っている暇は無い」 でも僕を押し倒す暇ならあるのだろうか?勿論、そんな事を聞く勇気なんて有る筈が無い。 太股に姫が乗ろうとする最中、臀部の柔らかさを感じつつ、そんな事を思っていた。
僕は先迄と変わらず、仰臥にさせられたまま。太股には姫が乗っているけれど、存在が1つ。ベッドの上から消えていた。 それは姫が穿いていた下着。 その存在が消えた事により、目を凝らさずとも、確りと割れ目からの湧水を確認出来る。 「先程出したばかりなのにな……何とも頼もしい事だ」 「姫がそんな格好見せつ――」 見せつけるから、なんて言ったらまた何か踏みそうだ。 でも、踏みかけでも爆発は免れなかった。 「ほう……私が?何だと言いたいのだ?」 反り返った肉矛に、女陰を密着させる姫。反り返っているから、角度的に入る事はまず無い。 入る事は無いのだけれど……入口を僕の陰茎で擦る様に、上下に運動させている。 「ふふん……っ。どうした…?随分と熱く脈打っているな?」 「わ、わっ、わあっ!姫え!?」 中指をツゥ、と陰茎の根元から先端まで這わせた後、姫が艶やかに問う。 「私が誘惑する所為で、これを私の中に深く突き入れ…… 腰を打ち付けてみたいと思った、か?」 僕の中に存在する“欲”を掻き出そうとする姫。見えない傷からその欲が流れ出て、肯定しろと叫ぶ。 「んん?どうなのだ?早く答えるがよい」 喚き散らす欲を抑える事が出来ず、僕は僅かに頷いた。 「う…うん……。姫を見てたら…なんか、その、欲情しちゃって……」 すると姫は少し腰を浮かせ、小悪魔の様な微笑を見せながら、陰茎の真上へと移動した。 よく見慣れた仕草……右手で金の髪を軽く持ち上げ、指に巻き付けている。 「私の所為だと言うなら、責任位は取ってやらねばならぬな……?」 時計の秒針が回るよりも、遥かにゆっくりとした速度で、姫の腰が降りて来る。 先端が触れ、その後には先端が少しだけ入り込み、窮屈な膣が根の来訪を拒んでいる様だった。 歓迎の蜜か、挑発の蜜か。将又、誘惑の蜜か。 トロリとした温かい蜜に迎えられ、欲は留まる事の無い穴に落ち始めた。 底知れない穴を昇り始めた、の方が正しいのだろうか? しかし。突如として、姫が苦悶の表情を見せた。 「ぐ……くあぁっ…」 「ど、どうしたの姫!?」 「……。少し、痛かった…だけ、だ…」 プイッと横を向いてしまう姫。何かを堪える様に。 そう言えば。何かをプツンと貫いた感覚があったような気がした。まさか、それは……。 「あの、姫って初め――」 「黙れ」 「はい……」 僕は、般若より怖いものを見てしまった気がした。
迚も眼を合わせてられなくなり、伏し目がちになった時。僕と姫の接合部に眼が行った。 当然と言えば当然なのだろうけど、紅い液体がそこに存在していたからだ。 スラックスに染み込む、甘い蜜と紅い水。 誰よりも血を流させてはいけない人なのに。 騎乗されている様な体勢だったけど、僕は思わず体を起こしてしまった。 「姫!血が出て――」 「ぐ、っ!? こ……この馬鹿者!動くでない!」 「あ……ご、ごめんなさい…」 その拍子に、最奥まで一気に入ってしまった様で、苦悶の表情が悪化する。 数秒した後に堪え切れなくなったのか、姫は僕の背中に強く爪を立てた。 薄衣に等しいYシャツなど通り越えて、痛みが背中を這い回る。 「いたたっ!ひ、姫……背中に爪、が…?」 「……?」 何かを訴えかける様な、複雑な表情で僕の顔を見つめる姫。そんな顔をされたら、文句なんて到底言える筈も無い。 涙を堪えるかの如き表情。更に言えば、「ダメか……?」と聞く様な顔なのだから。 考えてみれば、僕の痛みは微々たるもの。血が流れる程の痛みに勝る訳が無い。 姫の気が済むまで、この痛みを受け止めるのが最良の行動だと、僕はそう確信した。 「んっ…ぐぅ……私の中で…跳ねている、な…」 「えっと……こればっかりは、止められないよ……」 「ふふん。お前にも、立派に性欲などがあるのだな…。 だが、まだ動く事は許さぬ。もう暫く待つがよい…」 時間が経つに連れて、背中に突き立てられるのは爪ではなく、指の腹へと変わる。 それに対して僕は――未だ肉で形作られた爪を、姫の膣に突き立てていた。 ギチギチと締め付けてくる壁を、思わず掻き乱したくなる様な衝動に襲われるけれど……先の姫の顔を思い出す事で、抑制する。 身を劈く痛みに顔を顰めた、姫の顔を。 どうして姫とこんな事をしているのか? それは僕には分からない。 ただ、姫が望むなら――。 「なぁ、ヒロよ……」 眉間に皺を寄せながら、姫は不機嫌そうに言った。 「な、な、なにか…?」 吃りながらも、僕は返事をする。 「……待つにしても、お前から抱きしめるとかは…無いのか…?」 「え……だって、姫が動くなって言ったんじゃな――」 「……」 無言の睨みが僕を捉えた。眉間の皺が増えている気がする。 蛇に睨まれた蛙の気分というものを、今なら少しだけ理解出来そうだ。 尤も、そんな余裕は小指の甘皮程も無いけれど。
「……つまらぬ奴だ」 「ごめん……」 「私は気の利かない下僕など嫌いなのだが?」 そう言いつつ、僕の背中に回した手を手前に引き寄せる姫。今の問答は、遠回しの催促? 試されている様な気がして、僕も姫と同じ事をした。 互いで互いを温め合う喜びというものが、少しずつ少しずつ、頭の中に浸透していく。 まるで水滴が作り出す波紋の様に。蜘蛛が作り出す網の様に細かく、それは張り巡らされる。 「ふふん。素直な下僕は、別に嫌いではない……」 「僕は…姫の事、好きだけど…」 「んん?生意気な口を利くな、ヒロ。私は主なのだぞ? 下僕に好かれて当然だ」 姫は僕の背中に回していた片腕を目の前に持って来た後、コツンと強く人差し指で僕の額を小突いた。 そして、よく使う挑発的な笑みを惜し気もなく見せてくれる。 「お前は私のものだ。それを今一度、再認識させてやろう」 「完全に痛みは引いていないのだが……始めるぞ」 「えっと、それじゃあ――」 「但し」 姫は僕の言葉を遮り、何かサインを出している。 指で自分の唇にチョンチョンと触れていた。 「色事を始めるのだぞ?合図が必要であろう。そうは思わぬか?」 僕は自分でも鈍い方だとは思うけど、流石にこのサインの意味は理解出来た。 何故かちょっとだけ周りを気にしながら、姫の唇を見る。愛しい主人の唇を。 姫と唇が触れ合ったのは、その数秒後だったと思う。 だけど、唇を重ねている時間は、迚も数秒の単位だとは思えなかった。 「姫……始めても、大丈夫?」 僕の質問に、軽く首を傾げた後、姫は言った。 「私に答えさせるな……」 背中に回されていた細い二本の腕が、姫の胸元へと体を手繰り寄せる。 弾力性に富む、二つのクッションが僕の頼りない胸板と接触し、形を変えた。 これも言葉を使わない合図なのだろう。 僕は姫の奥深くに入っている肉爪で、軽く膣内を擦り始めた。 「そうだ……ゆっくり…だ…」 姫の表情。僅かに漏れる吐息。 膣の感触。絞る様な締め付け。 摩滅してしまう程、全てをこの行為で使い切ってしまいたい。 ゆっくりでもいい。姫が喜ぶなら。 ゆっくりでもいい。姫がいてくれるなら。 「姫、痛くない……?」 「痛みさえも……忘れさせてくれるのであろう?」 「うーん。一生懸命、頑張ってみるよ……」 「ふふん。楽しみにしている、からっ…な…っ」 向かい合った座位での会話が、余計に僕を興奮させた。
張り裂けそうな程に膨張した枝で姫の最奥を揺さぶる。適度に与えられる水分が、枝の成長を助長させた。 「んぅぅ……あまり、奥ばかり責めても……楽しめぬ、ぞ…?」 「ゆっくりなら、動かしてもいいんだよね……?」 「さてな……。二度は言わぬ」 細い腰を掴み、軽く持ち上げた後にゆっくりと沈める。非力な僕でも、姫の体を持ち上げるのには、それほど苦労しない。 僕のYシャツの背部に、皺が増えたと感じられた。 目前に居る姫が、確りとシャツを握り締めているからだ。 不安があるからなのだろうけど、紅い瞳にその不安を映す事なんて、微塵も無かった。 きっと、その透き通った瞳を覗き込んで見ても、そこに僕が映るだけだろう。不安なんて、映らない。 だからこそ、背中で行われている仕草が迚も愛らしく思える。 「んっ…。そうだ……いいぞ、ヒロ…」 「痛かったら、すぐ言ってね?」 「言わずとも分かるのが、下僕であろう……?」 「えぇー……そんな無茶な…」 腰を動かす度に、パサパサと白いフリルが優雅に舞う。 その純白の優雅な舞を見る一方で、自らの腰を使って姫と行われる、淫猥な舞にも陶酔する。 抱擁や律動を繰り返す毎に、服と服が擦れ合い、開けたドレスから小振りな胸が顔を出した。 その尖端はピンと膨らんでいて……僕の視線に気付いた姫は、片腕で覆う様にそれを隠してしまう。 「……あまり見るでない。見せ物では無いのだ…」 「でも、とっても可愛いよ?」 「世辞など要らぬ。お前は確りと腰を――っ!?」 急に勢いよく姫を抱き寄せた。お世辞なんかじゃない、って言いたかったから。 その機みで、隠された部分が再度露になった。 「やっぱり、姫の……綺麗なピンク色で…とっても、可愛い…」 「ふんっ。そこまで言うのなら、好きにするがよい……」 そう言うと、姫は完全に上半身の部分を開けさせ、下着も取り払った。許可をしてくれたという事だと思う。 怖ず怖ずと手を伸ばし、全体の感触を確かめる。 弾力があるのに、確りと指が沈む。何より、自分には無い柔らかさが物凄く印象的だった。 その間、姫は何も言わずに僕の行動を見ていた。 「乱暴にしなければ、もっと強く触れても構わぬが?」 「え、じゃ、じゃあ……」 先よりも深く、指を埋めた。更に、指だけでなく掌全体までも使って。 捕え所のないその感触は、初めてこういった事をする僕を病み付きにさせそうだ。
「ん……。随分と丁寧だな?」 「だって、こういうのに触った事がないんだもの……」 それも、遠く離れていて、意味もなくその肌に触れる事は赦されないと思っていた人の、だから。 僕が姫に触れた瞬間といえば、殆んど体が変化していた時だけ。普段はまともに触れた事すら無かった。 それ故に、姫と交わっているこの瞬間が、夢なんじゃないかと疑ってしまう。 でも違う。夢だったら、背中に痛みなんて感じなかっただろう。 欲情は止まる事を知らず、僕は半ば無意識的に頭部を移動させた。桃色の尖端に口付けをする為に。 口付けと同時に、そのプックリとした可愛いらしい乳首に吸い付く。 「なっ……!?まるで赤子だな、ヒロ……」 「手で触るだけだと寂しくて……」 言葉を返した後、少し強めに吸い付いた。 「くぁ……っ。ふふん…どうしようもない下僕だ…」 姫はそう言った後、僕の頭を抱き抱える様に腕の位置を変えた。本当に赤ん坊みたいに扱われている。 それがちょっとだけ悔しい気もして、姫の膣内で僅かな距離の上下運動をした。 「んっ!……そうされるのも、悪く…ないかも、知れぬ、な…っ」 尖端を指で軽く抓み、舌先で転がし、口内に含んでは、円を描くかの様に撫でる。 強い刺激を受ける度に姫は一瞬目を瞑り、唇の端から甘い吐息を漏らした。 断絶する事無く続く、淫猥な音色。時に水音。時に腰が沈み込む叫び。 その余りの締め付けに、もうすぐにでも耐え切れなくなりそうだ。 「姫っ……!もうそろそろ、だと思うんだけど…どうしたら、いい…の、っ?」 「んぁ…はっ…お前に、任せる……」 「ええ!?僕に任せるなんて言われても……」 数秒迷った後、取り敢えず僕は体勢を変える事にした。 向かい合う座位の状態から、そのまま姫を後ろに寝かせる様な体位に。 だけど。その状態から元に戻る事は叶わなくなった。 何故なら―― 「逃がさぬぞ、ヒロ……」 「わっ、ちょっと、姫!?」 姫が両足を僕の背中でクロスさせたからだ。逃げようにも逃げられない――いや、逃げてはいけない気がした。 僕を逃がさないと言う事は、別に僕は逃げなくたっていい、って事にもなる。 もしここまで来て逃げようものなら、姫は間違い無く怒るだろう。怒るどころか……それだけでは済まないかも知れない。 一線を越えてしまっているのだから、その先にどれだけ進んでも同じ。 一線を越えた世界だと言う事に、変わりは無いのだろう。
「姫……本当に、いいんだよ…ね…?」 「愚問だな……。先程、私は何と言った? 覚えていないとは言わせぬ」 「“僕に任せる”って?」 「ふふん。それだけだ」 来るべき終焉に向けて、姫の内から外、外から内へのピストンを強める。 体勢的に姫の表情が見え易く、少し平静を取り戻していた表情も、すぐに僕を誘惑する表情へと変わった。 目を細め、頬を薄紅に染めて。元の色が白い故に、色の変化が分かり易い。 そして、突く度に玲瓏たる嬌声が奏でられる。 僕の背中を確りと細い腕で捉え、僕を逃がすまいと脚で枷をする姫。 交接する事により生まれる卑猥な音と、喘ぎ声が部屋の主となった。 「ヒ…ロっ!上の壁が、擦れて…!んっ、あんっ!」 「姫の締め付け、すごく…きつい…!」 「んんっ…そのまま、続け……ふぁぁっ…!」 膣内の凹凸が纏わり付き、蜜が絡み付く。 乱れに淫れて、頭の中は一つの事しか考えられなくなった。 “この人をどこまでも愛したい”と。 陳腐な想いかも知れないけれど――ただ、僕は本当にそう“想って”いる。 でも今、言葉にしたりはしない。 僕の心中なんて、疾うに読まれているらしいから。 「姫ぇっ…!もう、本当に…!」 「ん、くぅ……もう少し、堪えろ…。 命令、だからな…っ?」 もうすぐにでも出てしまいそうだと言うのに、そんな命令をされてしまった。 ヤケになりそうだったけれど、それで姫に喜んで貰えるとは思えない。 だから、今までの姫の反応を思い出し、姫が1番気持ち良さそうな反応を示した突き方をする。 上の壁を削る様に、でも優しく。僕はその突き方を選んだ。 「んぁぁっ……!中々、分かってきた、なっ…」 「だって…こうしたら、姫の声が変わるから…」 「ぐっ…。そんな事は…あぁんっ!」 次第に姫の嬌声は大きさが増し、間隔も短くなる。それにも構わず、壁を擦り続けた。 その結果―― 「ふぅっ、ぅあっ……!いいぞ、ヒロ…っ!そろそろ、私も…っ!」 「も、もうダメ姫っ!もう限界……!」 ギリギリまで腰を引いた後、勢いよく最奥まで貫く。 最奥まで到達した瞬間、ビュルルと白い命が吹き出した。 「んぁんっ!ふぁ……あぁぁぁぁ!」 突如として姫の膣内が収縮し、ギュウと締め上げられる。 そのために1度目の射精は少し弱めになり、2度目,3度目の勢いが強くなった。 3度でも途絶える事なく、姫に白濁とした苦いスペルマを注ぎ続ける。
「ふぁぁぁっ……ま、まだ止まらぬのか……?」 「わ、わかんない……!」 「くぅっ…熱い、な…。ふぁんっ!」 中で大きく痙攣するかの様に跳ねて暴れ、十回をも過ぎる射精が行われた。 ビチャビチャと音を立てて子宮に猛進し、後続のモノはゴポゴポと注がれ、姫の子宮が白い命に浸される。 膣内から子宮に至るまで、濁った精子に濡らされた姫。呼吸が乱れ、小さな口で懸命に呼吸している。 そんな姫を見つめると、プイと横を向いてしまった。 「はっ……ふぅっ……もう出ないのであろう?さっさと引き抜け……。 それとも、もう一度交わってみる…か?」 「いやあの……もう出し切ったから、無理だと思う……」 「冗談に決まっているだろう。ふふん」 姫は僕の方に向き直り、意地悪そうな笑みを見せた。 僕はまた宿題に取り掛かる事にし、姫はベッドで少し休んでから行くらしい。 ノートの乱れた筆跡を消しゴムで真っ白に消して、再度書き取りを始める。ペンは踊る様に、滑らかに走った。 先と違う箇所を他にも挙げるなら……僕が机に向かってないという事くらいだ。 何と無く心配で、姫の方を向きながら書き取りをしている。 視界の端に確りと姫を入れ、聊か適当だけれど、空を下敷にして書き続けた。 「……ヒロ。最近は帰るのが遅いな?」 「え、そ、そうかな……」 とっさにそう言ってしまったけれど、姫の言う通りだった。最近は4時くらいに帰っていたから。 曖昧な返事に、姫は満足出来なかったらしい。 紅い瞳がギロリと鋭く、僕を睨む。 「何を隠している、ヒロ!」 バサリと音を立ててノートが落ちた。正確には、叩き落とされた。 「毎日毎日、貴様はシャーウッドと遊びに行っていただろう!」 「ち、違うよ!?あれは強制的に連れて行か――」 「やはりな。主の事も考えず、遊び呆けていたのか」 反論が出来なかった。遊び呆けていた訳ではないけれど、断ろうと思えば断れたのだから。 暫く空気が凍った後、姫は僕に背を向けてしまった。 孤独な背中。寂しそうな背中。 今にも何処か遠くへ歩いて行ってしまいそうで、僕は思わず手を伸ばす。 しかし。バチンと、乾いた大きな破裂音の様なものが頭の中に響き渡る。それと同時に、頬に痛みが走った。 ――僕の手が届く前に、尻餅をついてしまった。 「痛っ……」 「……今回はこれで赦してやろう。だが、次は無いぞ?ヒロ」 「あ、はい…ごめんなさい、姫…」
尻餅をついていた僕に姫が近付き、目の前で自分の指を噛んだ。 いつもなら、すぐに姫は血を飲ませてくれる。だけど、今日はいつもと違った。 姫が血を飲ませてくれないのだから。 「……ひ、姫?」 そう問いかけると、姫は僕を見下しながら、こう言った。 「改めて問おう。これからも毎日、シャーウッドと戯れ続けるのか? それでも私は構わぬが、その場合は……私から血を受けるべきではない」 その言葉は、最後の審判の様に思えた。 体を重ねたのは、僕がシャーウッド姫に仕えると言った場合の為の、別れの儀式だったのだろうか。 でも僕は。僕は姫を護ると決めたんだ。 もしそうでなかったとしても、こんなに寂しそうな姫を誰が置いて行けるだろうか? 淋しさを浮かべた笑みを見せて、ゆっくり……姫は手を引こうとしていた。まるで別れを惜しむ様に。 「姫!」 大きな声で姫を呼んだ後、僕は片膝を付き、姫の戻りかけた手を取った。 サマになっているかどうかは分からないし、気にする様な余裕も無い。だけど僕は真剣だった。 姫は一瞬だけビクリとし、目を丸くする。 「僕を姫の家来――姫の血の戦士で居させてください……!」 姫は僕の言葉を反芻しているのか、目を丸くしたまま、返事が返って来ない。 「……。ふふん、良かろう。受け取るがよい」 ――血の味が口の中に染み渡る。苦味もあるけど、どこか切ない血の味……。 姫の家来で居られるらしい。思わず顔が綻ぶ。 元の鞘に収まった訳じゃない。僕は元々、刀なんかじゃなく、刀を護る鞘だから。 部屋の扉が開けられ、廊下の明かりが部屋に入る。 その明かりに照らされた姫が、少し振り向きながら話し始めた。 「遊びたければ、私とシャーウッドとは違う遊びをすればよいのだ……。 違うか?」 「あの、その遊びっていうのは――」 「夜までに、シーツを替えて置くのだぞ?」 ツカツカと一定のリズムを刻む足音が遠のいて行く。 でも、夜になればまた、聞こえてくるのだろう。 大好きな声。大好きな姿。護るべき人。 僕はノートを拾い、キイと高らかな声で話す椅子に座った――。 ――朝露・想恋花編 了――
ええ、はい、想恋花編は以上です。 肝心のエロシーンの描写力なくてゴメンネ...背景の描写力なくてゴメンネ...無駄に長ったらしくてゴメンネ... もう半年ROMりたい位なんですが、想恋花の続編に取り掛かろうとオモイマス. 感想,指摘,批判,ブーイングなどなど、お暇な時にでもいただければ幸いです
340 :
黒仔猫 :2008/10/25(土) 22:39:20 ID:nMlt7e7O
個人的には良作でバルサミコス♪ 次回も期待してるナリよ、オイラも急いで完成させねば
>>339 もう最高です・・・姫がスゴく可愛くみえた!
>>339 半年ROMるなんて言わないでくれーw 続編も期待!
343 :
黒仔猫 :2008/10/27(月) 00:23:27 ID:HSVm3vGM
月夜の誘惑1 令裡×ヒロ あれから1週間程経ったある日、以外にも僕とリザは 今まで通りに普通に過ごしている、違うと言ったら・・・ 「だー!!また負けちまった!!少しは手加減しろよヒロ!」 「こればっかりは負けられないよ♪」 仕事が終わった後、僕はリザと過ごす時間が増えた よくこうやってゲームしたり夜のドライブとかもね 「だったら・・・今度はこっちで第2ラウンドだ」 「え?うわっちょっと!!んぁ・・・ずるい・・・」 「良いじゃねえか♥どうせ後でするんだしよ」 「でもまだ皆起きてふぁ!・・・何時来るか・・・」 「誰か来てもアタシの鼻や耳で直ぐ分かるし気にするなよ それによ・・・今更恥ずかしがる事もねえだろ」 「あぅん・・・そっそうだけど・・・んああ!!」 こんな感じでリザは積極的に僕を求めてくる 僕も恥ずかしいけど・・・癖になってきてるんだ しかしああ言ったもののリザはヒロとイチャつく 事に夢中で外にいる人の気配に気づいてなかった [・・・!!・・・・!・・・!!] [!!・・・♥・・・♥♥♥・・・・♥] 「ふふふ・・・2人共すっかり色欲に取り付かれて・・・ そうですわ♪ヒロと夜空の逢引したらメス犬はどんな 反応するかしら?私も個人的にヒロが気に入ってますしね♪ ・・・・・・・・うふふふふふふふ」
344 :
黒仔猫 :2008/10/27(月) 00:25:41 ID:HSVm3vGM
月夜の誘惑2 令裡×ヒロ 今日も学校は静かに終って下校中、少し前から 僕は苛められる事は無くなったんだ、なぜなら パシリにしてた連中の言いなりになるのを断った もちろんその連中とは大喧嘩したけど不死身だし 銃をもった凶悪犯より怖くて強い怪物達と 戦ってきたんだから僕は連中に怯む事はなかった 結果は追っ払う事ができた、戦いの経験があって 少しは鍛えられていた、最近じゃリザとトレーニング するようにもなった、ズタボロになったけどね 姉さんはオロオロしてたけど姫はお決まりのふふん 令裡さんは「あらっ?大人しいと思ってたけどヒロも 喧嘩するのね♪」ってからかわれた、リザはもちろん 凄くご機嫌だった、ご褒美はトレーニングよりも 激しかったんだけどね・・・でも嬉しかったんだ 「日和見くん、今日の夜に学校へ行ってみないかい?」 「ごめん、僕は屋敷で用事あるから行かないよ」 「またかい・・・君はいつも真っ先に屋敷に帰るんだな」 「へへへ仕事やリザも待ってるしね、じゃあねブッチー」 そういって僕は駆け足で屋敷にまで急いで帰っていく 今日は仕事終わった後にリザと夜のドライブの約束だ♪ 「リザって・・・日和見くん・・・あの肉体派お姉さんと ・・・まさか・・・でも親しげだったし・・・」
345 :
黒仔猫 :2008/10/27(月) 00:27:12 ID:HSVm3vGM
月夜の誘惑3 令裡×ヒロ 長い坂道を登りきって屋敷の前に来た所で門の前で リザがバイクを押している、バイクが壊れたのかな? 「リザどうしたの?まさかバイク壊れたの?」 「ヒロか、察しの通りバイクが壊れちまってな 町まで押してバイク屋に修理してもらうんだ 悪いんだけど今日のドライブはいけねえんだ」 「そっか〜・・・残念だね・・・」 「帰ったら代わりにたっぷり喰ってやるからな♪」 「だ、誰もいないからって外で大きな声で言わないでよ・・・」 「へへへ、じゃあな」 チュッ♥ 「わっ」 リザは去り際にヒロの頬にキスをしていった ヒロは顔を赤くして呆然として見送った その様子を屋敷の上で令裡が見ていて 怪しく笑っていた、それを気づかずに ヒロは屋敷の中に入って行った
346 :
黒仔猫 :2008/10/27(月) 00:29:21 ID:HSVm3vGM
月夜の誘惑4 令裡×ヒロ 帰った後ヒロは家の仕事を全て終らせた頃には 外が夜になっていた、バイクを修理に出しにいった リザはまだ帰ってきていないので外にいたヒロは 部屋に戻ってゲームをしようと部屋に向かっていた 「ヒロ、ちょっと良いかしら?」 「あっ令裡さん、なにかよう?」 「暇そうねヒロ、良ければお姉さんと一緒に散歩しません事?」 「散歩?・・・そうですね、たまにはいいかな」 「それじゃあ早速行きましょう♪」 「え?ちょっちょっと令裡さん」 現れた令裡は散歩に誘うとヒロを強引に抱えて 既に空に飛んでいた、ヒロが気づく頃にはすで 地面から足がとっくの昔に離れていたのだ 「ちょっと令裡さん!いきなり高過ぎですよ! もう少し低く飛んでください怖いよ!」 「うふふ大丈夫よ、ほらあちらをごらんなさいな」 「あっち?・・・うわぁ・・・・」 令裡の指す方向を見ると綺麗な三日月が令裡とヒロを照らす 夜空に高く飛んでいる為、ヒロは今まで見た事も無い月の 大きさに見とれて言葉が出なくなっていた
347 :
黒仔猫 :2008/10/27(月) 00:31:42 ID:HSVm3vGM
月夜の誘惑5 令裡×ヒロ 「凄い綺麗・・・・良いな令裡さんはいつも こんなに綺麗な月を見ているんだね」 「うふふ・・・ところでヒロ、今日は聞きたい事があるのよ」 「聞きたい事?」 「ええ、ヒロは最近リザと上手く行ってるのかしら?」 「え!?・・・うん、最初はとまどったけど今はね・・・」 「なるほどね・・・そんなメロメロのメスイスは ヒロに手を出したらどんな反応するか楽しみね・・・」 「え?手を出すっていったい!?」 「こういうことよ」 キュッキュッキュッキュッキュッ! 「うわ!?令裡さん止めて!!」 令裡は蝙蝠を呼び出すと大量の蝙蝠がベットの様に 敷き詰められその上にヒロを乗せて令裡自ら覆いかぶさる
348 :
黒仔猫 :2008/10/27(月) 00:33:37 ID:HSVm3vGM
月夜の誘惑6 令裡×ヒロ 「うふふふヒロ♪今からお姉さんと遊びましょう」 「止めて令裡さんお願いだから止めて!」 「その前に久しぶりにあなたの血を少し貰おうかしら あなたの血は好みの男の子の中でも最高の味ですしね♪」 「いっ嫌だよ・・・また吸血鬼になりたくないよ・・・・」 「大丈夫よ前に姫様が作った血清があるのよ、それに 噛んだ時の牙が体内に入り吸血鬼化するのだけど軽く 噛んだ程度なら自我を失わないわ、ただし私のお願いに とても素直になってくれるのよそれでは早速・・・・・」 カプッ! 「あっ!!だっ駄目・・・ああ!?」 「うふふ・・・さて・・・それではヒロ、上着を 脱いで私が血を吸いやすい様に口まで肩を寄せなさい」 「駄目だよ令裡さ・・・あっあれ?・・・身体が勝手に・・・」 「そうよ良い子ねヒロ、このまま血清使わなくてもいいかしら? 私の言う事を素直に聞いてくれる以外は変わりないからね」 「お願いです令裡さん・・・・元に戻して・・・」 「うふふふふ♪良いわもどしてあげるただしお姉さんと遊んでからね」
349 :
黒仔猫 :2008/10/27(月) 00:35:19 ID:HSVm3vGM
月夜の誘惑7 令裡×ヒロ 「ウッウッウマウマ♪ウッウッウマウマ♪ ウッウッウマウマ♪ウッウッウマウマ♪そ・こ・を♪」 「フガフガフ♪フッガフガフッガ〜♪」 「・・・紗和々よ、その踊りはそれ程楽しいのか?」 「ええお嬢様♪最近ネットで話題なんですよ♪」 「フガ♪フガフガ♪」 「ふむ・・・・」 紗和々とフランドルはキャラメ●ダンスをかけて ウマ●マを踊っていた、それを見ていた姫は・・・ 部屋の外で足音が近づいてきた、足音は部屋の ドアのまで来て思いっきりドアを開けて進入した 「ったく参っちまったぜ!誰かがバイクにイタズラ 形跡があっておまけに部品が完全に壊れてて新しい 部品が届くまで明日かかるんだとよ!誰がやったんだか」 「あらリザちゃんお帰りなさい、でも変ねぇ・・・ この屋敷にそんなイタズラするような子いないはずよ お嬢様はイタズラする理由ないしフランちゃんはイタズラ しない良い子だし、ヒロは包帯の前科あるけど恋人になった リザちゃんのバイクにまでイタズラする筈ないし・・・」 「フガ」 「一人心当たりがいる・・・おい姫!令裡はどこだ!?って ・・・・・何やってんだ姫?・・・蟷螂拳でも始めたか?・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・そういえばヒロも見かけん・・・・・」 「なに!?あの吸血鬼!!アタシのヒロに手を出す為にバイクを!?」
350 :
黒仔猫 :2008/10/27(月) 00:42:01 ID:HSVm3vGM
どもおひさでふ、書き溜めていた分を投稿しました 残りは当分時間かかりますがおまちくだせえ
乙
リザというものがいながら、浮気出来そうな相手が沢山いるヒロ介がウラヤマスィ… 続き期待!
捕まった姫がイきたくてもイカして貰えない焦らし地獄の前に、ついには堕ちてしまうってのを妄想してしまった 相手を責めてイジメるのは慣れてる姫だが 立場が逆転して逆に自分が一方的に責められる側になったら意外に脆く容易く姫は陥落しって感じに
354 :
名無しさん@ピンキー :2008/10/31(金) 22:38:59 ID:KxJaR2h4
>>353 そのネタ拝借させていただきます(´・ω・`)
sage忘れごめん
357 :
名無しさん@ピンキー :2008/11/01(土) 02:36:11 ID:vslgIrMZ
>>356 俺と同じ純愛スキーと見た。
同じ享受を受ける者よ。俺とダダ甘ワールドゥ!に浸ろうではないかね
359 :
黒仔猫 :2008/11/02(日) 14:27:50 ID:bQiXp0Sc
たった1本の回線の繋がりから生まれる同じ 志しを持つ者同士の芽生える絆… ああ!素晴らしきネット世界!ここには終わる事の無い 無限の可能性を秘めている!! さてと、続きを執筆せねば
姫に取って一方的にレイプされてイかされる事より苦痛なのは 自分の目の前でヒロが他人とセックスする姿を見せられるだよね。恐らく 姫のより気持ち良いってトドメのヒロの一言もアリで しかも、それが操らたリザか令里を相手にしての一言なら尚更キツいだろうし
シルヴィアお姉さまが姫の目の前でヒロ逆レイプ。
保守
363 :
黒仔猫 :2008/11/09(日) 02:55:15 ID:fQpc/3GA
月夜の誘惑8 令裡×ヒロ 「ふが〜」 「さっさとヒロを探した方が良いんじゃないのか?」 「そ、そうだ!見つけたらただじゃ済まさねえぞ!」 「令裡か?ヒロか?」 「令裡だが場合によってはヒロも標的に入れる!」 「そうね!リザちゃんて恋人いるのに浮気は良くないわね」 「ふが〜・・・」 紗和々のずれた感覚は毎度の事ながら変な解釈をする 一方夜空をうろつくヒロと令裡は… 「うふふ、美味しそうな血の香り…食欲をそそりますわ♪頂きます」 「やめて令裡さん…いや!?」 チュッチュプチュプ、チュ〜〜〜〜〜 「うふふふ本当に美味しいわ、ほんのり甘くて後味も とてもすっきりと爽やか、この身に染み込みますわ」 「ああ…あ…」 「この味癖になりますわ…前にはメス犬の邪魔のせいで 味わえなかったから気づきませんでした、やはり このまま戻さないでおきましょう、さっそくお姉さんと 一緒に愛し合いましょう♪今はメス犬の事は忘れなさいな」
364 :
黒仔猫 :2008/11/09(日) 02:56:02 ID:fQpc/3GA
月夜の誘惑9 令裡×ヒロ 「お願い止めて令裡さん!」 「さあ立ってゆっくり一枚ずつ脱ぎなさい♪そうですわ どうせなら踊りながら脱ぎなさい、軽く揺れる様に」 「そんな嫌だよ!今すぐ取り消してってああ嫌なのに…」 「うふふ、どんなに嫌がってもしちゃうのね」 令裡の言うとおりにヒロはストリップ嬢の様に左右に 揺れるようにゆっくりと一枚ずつ脱いでいく 「あらあら嫌がりながらでも脱いで、いやらしいわね 本当はヒロも嬉しいのかしら?のりのりで踊ってるの ですもの、とても可愛いらしいわ」 「あうう・・・」 「冗談よ♪顔を真っ赤にさせてそんなに恥ずかし かったのかしら?でも可愛かったわ、全部脱げたし お姉さんと楽しみましょう、メス犬の下品なセックス と違って私はゆっくり味わいながらしますのよ」
365 :
黒仔猫 :2008/11/09(日) 03:01:24 ID:fQpc/3GA
どうも、仕事が忙しくて中々続きかけない黒仔猫です 今回の書き溜めは2つだけしかアップできませんでした 早いとこ姫やリザ&令裡のヒロの取り合い、姫乱入 なども考えてるんですけどねw続きは気長にお願いします
よそのSSの改造品 【不器用マニアのこだわりが】 ………………………………………………………………………………………………… 【Chapter. 01:コレクションアイテム・リリアーヌ】 防音が効いた地下室は、僕だけの趣味スペース。 ゲットしたアイテムは、全てここに置いてある。 空調で温度も湿度も一定だから、アイテムを保管するにも適切だ。 500万かけて、リフォームしただけの事はあった。 とりわけ、アイテムを整理分類しているときは、そう思う。 本物のプリンセスのドレスは、貴重品だ。 慎重には、慎重を期して、保存したいと思っている。 だから、ゲットしたドレスは、角と角とを合わせて、まずは丁寧に畳む。 畳んだあとは、ビニルパックに入れる。 掃除機で中の空気を吸い出せば、完成である。 これで黒のドレスは、半永久的に保存される。 制服のはいったビニルパックの上には、銀色のティアラ。 靴と装備品は、畳まれた制服の前に置く。 黒のソックスに鼻を寄せると、手ごわい匂いがする。 が、これもまたよし。 蒸れた足臭は、リリアーヌの日常を感じる大切な痕跡だ。 スカートのわずかなアンモニア臭も、問題なし。 プリンセスだって小便を垂れる。 誰にでも膀胱の限界が存在するのだ。 これまたナマのリリアーヌの痕跡だから、多少の匂いは、我慢しよう。
やや我慢ならないが、スカートの尻側についた青臭さ。 匂いはそのうち消えるとして、シミは多分とれないだろう。 ベットリと、大量についた精液のシミは、意外にも頑固。 下手に取ろうとすれば、布地を痛めてしまうから、かなり厄介だ。 今にして思えば、勿体無い事をしたものである。 だが、せっかく本物のプリンセスを抱く機会があったのだ。 全裸でセックスではあまりにもつまらない。 着衣状態でハメにハメ倒すのが当然といえる。 一時の獣欲で、本物のドレスに射精してしまった自分が憎い。 本物のドレスはやはり綺麗なまま永久保存に回したかった。 だが、覆水盆に返らず。 仕方が無かったと、諦めるしかなかろう。 パンティーは、捨てた。 実にシックなデザインな黒のパンティ。 色々な体液が染みこんでいて、本来ならば捨てるに忍びない逸品だった。 だが、やむをえなかった。 残念ながら、パンティもパンストも、あまりに汚れ過ぎていた。 スカトロは僕の守備範囲の外にある。 だから、糞まみれのパンティを保存する気にはなれなかった。 恐怖で脱糞するリリアーヌを、目に焼きつけただけで十分である。 …………………………………………………………………………………………………
【Chapter. 02:スカトロ奴隷リリアーヌ】 パンティと同じような理由からレイピアは捨てる事にした。 彼女の武器を責め道具にするのが僕の夢だった。 しかしマンガや小説と違って現実は厳しかった。 一応先端にコンドームをつけてみたがうまくいかない。 痛がったリリアーヌが、暴れに暴れたのだ。 そのうえアナルというのは予想以上に物が入らない穴だった。 二時間にわたって苦闘したが、面倒なわりには面白くはなかった。 リリアーヌは、ひたすら「痛い痛い」を連発するだけ。 ちっとも感じてくれないし、羞恥に震える事もなかった。 しかもケツ穴を下手に刺激したのが失敗だった。 カーペットの上にリリアーヌは脱糞してしまったのだ。 そのうえ、肛門は裂肛した。 糞の後片付けは辛く、闇医者の手配には多額の金銭を要した。 骨折り損のくたびれ儲けとは、まさにこの事であろう。 あのレイピアはもう見るのも嫌だ。 燃えないゴミの日に、どこかの町内共有ゴミ箱へ捨てる事にする。 未練はないが捨てる前に付着した汚物は洗い流しておく事にしておこう。 こびりついた腸液は、いくらなんでも臭すぎる。 リリアーヌの所持品ではないけれど、浣腸器もゴミ箱行きに決定した。 下痢便があんなに飛ぶものとは知らなかった。 軽く3・4メートルは噴出したのではなかろうか。 知っていたら壁紙を台無しにする事はなかっただろうに。 洗面器の底にあった写真は、皮肉にもほぼ無傷だった。 茶色い噴流は洗面器のはるか上を飛び越して、部屋中にぶちまけられたのだ。 興味本位でやってはみたが、二度とあんな事はしたくない。 浣腸プレイは、妄想のなかだけに留めおくべきである。 …………………………………………………………………………………………………
【Chapter. 03:サンドバックプリンセス・リリアーヌ】 無傷だったリリアーヌの写真を見ながら、改めて思う。 なんて凛としているのだろうか。 なんて綺麗なのだろうか。 なんて冷たそうなのだろか。 このリリアーヌの口とマンコを、思う存分精液で汚してやったのだ。 思い出すだけで、僕はたまらない気持ちになってしまう。 ヒイヒイ言って悶えてくれるリリアーヌの姿は、一生忘れられない。 泣きながらも必死で精液をゴックンする表情も素晴らしかった。 それにしても5・6回ほど金属バットで殴っただけで、あのリリアーヌがこんなに変わるとは。 腹立ちまぎれに殴ったのだが、意外にも結果はオーライ。 リリアーヌは、なんでも言う事を聞いてくれるようになった。 何とも嬉しい誤算であった。 以来、スタンガンに替えて、僕は金属バットを多用している。 おかげで、あれだけ手こずったアナルにも、スムースに挿入する事ができるようになった。 とにもかくにも、今まで生きていて、これほど痛快な経験はなかった。 もし今、司直の手に捕らえられたとしても、悔いはない。 リリアーヌをレイプした記憶は永遠だ。 さぞ穏やかな気持ちで、刑務所暮らしを送る事ができるだろう。 そう僕は確信している。 そんな覚悟だから、リスクの上乗せは承知のうえだ。 リリアーヌのハメ撮り写真を、封筒に入れて切手を貼った。 宛先は、勿論リリアーヌの住んでいた屋敷。 封筒の中にはリリアーヌの「手紙」が既に入れてある。 文面は「肉奴隷として生きたいので姿をくらまします」云々といったもの。 よくある「奴隷契約書」のような体裁で、いかにも芝居がかった他愛もない代物である。 だが、署名の横につけたマン印を、屋敷の住人はどうみるか? 便箋のあちこちについたシミの正体が判明するまで、どのくらいかかるのだろうか? 想像するだけで僕はめくるめく愉悦につつまれる。 リリアーヌの糞とマン汁の混合物は、さぞ屋敷の者を当惑させる事であろう。 何せ突然のままの蒸発なのだ。 リリアーヌは、やはり被疑者扱いになるのであろうか。 そうなったら、そうなったらで、面白そうだ。 きっと、リリアーヌの心痛は、ひとしおであろう。 里心を断ち切って更なる覚悟を決めてくれるかもしれない。 そう容易に事が進むとは勿論考えにくい。 が、妄想するだけでも愉快痛快この上ないのである。 早速今晩にでも「失踪願」をどこか遠くのポストに投函しておこう。 …………………………………………………………………………………………………
【Chapter. 04:服従奴隷リリアーヌ】 これでやるべき事は、大体終わった。 リリアーヌでやりたい事は全部やった。 ティアラも、ドレスも、下着も、マン毛も、処女も、ケツ穴処女すらも、 奪えるものは全て奪い尽くした。 文字通りケツ毛一本に至るまで毟りとったのである。 リリアーヌから奪い取ったアイテムの、保存整理も終了した。 陰毛から制服、長い髪の毛に至るまで、全てにタグをつけて ビニルに密閉、永久保存品である。 捨てるアイテムも決まり、「失踪願」も投函を待つばかり。 あとに残るのは、ただひとつ。 僕は、目の前にいる全裸の女に目をやった。 アルカイックな容貌の、この世のものとも思えないほどの美女。 胸は小さめだが、長身でスタイルはかなり良い。 世界広しといえども滅多にいない水準の女である。 殴って潰した鼻は、忘れるとして。 目があうと、リリアーヌはすかさず服従のポーズをとった。 長い両脚を大きく開いて、マン肉を指でオープン。 ハメ撮りにありがちなポーズで、顔にはこわばった笑みを浮かべている。 別に、従順というわけではない。 秘められ変態マゾ性が開花した、という事でもなさそうだ。 ここ1ヶ月間の監禁生活で僕の怖さが骨身に染みているだけである。 SM監禁マニアには垂涎なのだろうが、僕はあくまでプリンセスマニア。 プリンセス以外の女に、関心はない。 が、こうなってしまえば、彼女はまるでプリンセスにはみえなかった。 全裸で開脚、目には涙。 痣だらけの身体を、絶えずブルブルと震わせている。 そんなみっともないリリアーヌが、いるものだろうか。 明らかに、僕の理想としていたプリンセスからは程遠い。 大体、全裸というのがプリンセスには似つかわない。 ひどく、つまらない。 彼女の卑屈な笑顔に、なぜか僕は不愉快になった。 媚びてしまったリリアーヌはもはやプリンセスではない。 …………………………………………………………………………………………………
【Chapter. 05:骨格標本リリアーヌ】 自然とスタンガンに手が伸びた。 リリアーヌは盛んに哀願してきた。 「許して」を繰り返しているようだが、よく分からない。 歯の無い口で、しゃべる言葉は不明瞭。 明瞭に話せたところで、こんな女の言う事など、どうでもよい。 マンコを使う気にすらなれない。 この女の全裸をみていても、僕のアレがまるで反応しないのである もはや、電気で苛めて楽しむぐらいにしか、使い道がなさそうだ。 スタンガンを押しつけられて、リリアーヌは苦悶した。 のたうち回って苦しんでも、容赦はしない。 リリアーヌに再びスタンガンを当てながら、考えた。 スタイル良しはかまわないが、長身は困る。 身長171センチでは、処理するのが大変そうだ。 酸化剤の浴槽につけるのも、ひと苦労だろう。 漂白の手間も余計にかかる。 いっそ、生かして飼っておくのも手かもしれない。 四肢を膝上、肘上で切断すれば逃げられまい。 全身刺青にすれば、見栄えもよくなるはず。 とりあえずは、額や尻に「怪物王女」「メス豚奴隷」とでも彫っておこうか。 うまく彫れば、この女も少しはプリンセスらしい見かけになるだろう。 ペタンと潰れた鼻に、鼻輪をつけてやるのもいいかもしれない。 リリアーヌと名を記したプレートを鼻輪からぶら下げてやるのだ。 そうすれば、彼女にもプリンセスとしての自覚が戻るに違いない。 ネットで調べれば、刺青や四肢切断のノウハウは入手できる。 不器用な僕だが、時間をかけてやってみれば、きっと何とかなるだろう。 刺青が駄目ならば、もっと簡単そうな焼印を試してみよう。 たとえ失敗しても、そのときはそのとき。 人生は、試行錯誤の連続だ。 台無しになったリリアーヌは処分して、新しいプリンセスを探せばいい。 昔からそうしてやってきたのだ。 これからも、トライ・アンド・エラーでやっていくつもりである。 さしあたり、この空調の効いた防音室が、骨格標本で一杯になるまでは。 Fin …………………………………………………………………………………………………
単なるグロ小説じゃねーか 姫好きには耐えられないし、評価なんて出来んな
ここの無駄に長いだけのヌルいSSなんかじゃなく こういうのを待ってたんだよw
純愛好きとしてはこれは辛すぎるな…
この手の作品が悪いとは言わないがグロ猟奇系なら相応の場所に投下したほうが良いとおもう しかも他所のSSの改造品ってことは盗作と言われても文句言えんぞ
>>360 手足縛られて唇を噛み締め、凄い目で睨む姫を前に半裸のシルヴィアお姉さまがうっとり
した顔で手錠でベッドに繋がれたヒロに馬乗りになってニヤニヤ。で、ミカサに奉仕させて
無理やり勃たせ、姫の殺意を全身に受けて興奮しながら結合部がよく見えるようにM字
開脚のかっこうでゆっくりと挿入。で、快楽に堕ちてオッパイに必死に吸い付くヒロを
「姫ちゃんの前ではしたないわよ、この不忠者が」と罵ってさらにヒートアップ。
で、ミカサはその様子を見ながらこっそり自慰。
こういうの大好きなんだが改造品じゃなあ…… あとちゃんとグロならグロって書いとけ
>>376 そこまで考えてるんならSSにトライするべきだと思うんだ
379 :
黒仔猫 :2008/11/12(水) 03:19:20 ID:0QfPv7eB
いいネタ思いつきますなwぜひ小説化を!
ふが
381 :
376 :2008/11/17(月) 23:24:29 ID:YT4t8XYN
>>378 昨日シルヴィア王女に足蹴にされた夢を見たのでお告げと思いプロットどおり
書いてみることにします。シルヴィア王女に責め殺さないよう頑張ります。
wktk
383 :
376 :2008/11/20(木) 20:10:23 ID:TvReHm2C
途中までですがながくなりそうなので ここらへんで一旦投下します
384 :
376 :2008/11/20(木) 20:11:25 ID:TvReHm2C
「お久しぶりです、シルヴィアお姉さま」 「そうね、あなたも元気そうで何よりよ」 会話だけを聞いていれば、高貴な淑女姉妹が久方ぶりの邂逅を交歓しているものと誰もが思うだろう。 だが、一際豪華で大きな椅子に座って優雅に足を組みながら妹の挨拶に返事をするシルヴィアに対して、 姉に呼びかけた姫の方は、片方の手を金製の手錠でそこに繋がれていた。 「じゃあ、ミカサ。始めなさいな」 「はい、ご主人様…」 部屋の真ん中に置かれた豪華な造りの机の上に据えられた、 磨き抜かれた真鍮製の燭台に妖しく揺らめきながら灯る蝋燭の明かり。 それが、赤茶色のレンガが剥き出しの壁に作り出す髪の長い裸の女の陰影が、 やはり同じ壁に影を作っている、椅子に座ったまま盛んに身体を動かしている一人の人物にゆっくりと近付いて行く。 「…!んんッ!!」 艶やかな黒髪と、端正だが全く表情のない顔、すらりと伸びた細い手足、張りのある豊かな白い乳房、細い腰、そして、 薄っすらと慎ましやかな恥毛に覆われた秘所を、余すところ無くオレンジ色の頼りなげな明かりに晒している女の名はミカサ。 そして、今まさに彼女が辿り着こうとしているその彫刻も豪華な机と対で作られた優雅なデザインの大きな椅子には、 哀れにもそれの肘掛と脚に、鈍く光る太い綱で両手両足を縛り付けられ、 その上、ほんのさっき、ミカサが脱いだばかりのパンティーを無理やり口腔に押し込まれた上に、 やはりミカサのブラジャーで猿轡を噛まされながらも、これらの戒めから逃れようと懸命にもがくヒロの姿があった。 「あらあら、あなたの血の戦士は、こんなに綺麗な女の子の素肌を見るのが嫌なのかしら?」 「さあ、どうでしょうか…?」 ヒロの狼狽にも全く動揺を見せない姫の様子に軽い苛立ちを覚えたシルヴィアは、語気鋭く、ミカサに命じた。 「その男に、奉仕なさい!」 「はい…」 不機嫌な主人に言われるままミカサはヒロの前に跪くと、なお一層激しく暴れる彼の腰を無遠慮に力ずくで押さえ付けながら、 そのズボンのジッパーを、ジジッ…、ジジジジッ…、と少し苦労しつつも全て下げてしまった。 「んんーッ!!」 怯え切った眼差しで姫に助けを求めながら必死に頭を横に振るヒロの様子を、 シルヴィアは、さも楽しそうに姫と交互に眺め、 そして、二人からの正反対の意味の篭った視線を一身に受けている姫は、余裕に満ちた微笑を絶やさぬまま、 シルヴィアの向こうを張るように、わざと爪先を高々と上げながら、優雅な仕草で脚を組んで見せた。 「まあ!美しい女からの奉仕を嫌がる従者も従者なら、それを見ながら主人もほくそえむなんて、 本当にお似合いの主従ね!さあ、ミカサ!お始めッ!!」 「はい…」 更に苛立ちを募らせる主人からの叱責のような命令に、ミカサは、ヒロの股間に手を伸ばし始めた。
385 :
376 :2008/11/20(木) 20:12:43 ID:TvReHm2C
「んッ!んんんーッッ!!」 王族を守護しての命懸けの闘争に日々明け暮れている者にはおよそ似つかわしくないミカサの白く細い指先が、 黒いズボンの股間にぱっくりと口を開けているジッパーの、その中の白いブリーフの、前の合わせ目にもぞもぞと潜り込んでいく。 「んーッ!!」 その指先は一頻りくねくねと動き、やがて、その合わせ目から、 恐怖のために惨めなほど短く小さく縮み上がっているヒロの牡を、半ば無理やりにポロリと連れ出した。 「あははははは!どう?姫ちゃん!!あなたの血の戦士の、元気の無さを御覧なさいな!!」 シルヴィアが姫を「リリアーヌ」という本名で呼ばなかったのは、まだ二人の関係に妥協の余地が残っているからなのか、 それとも「主従共々に小さい」という、最大限の当て付けのつもりなのだろうか? その余り品がいいとはいえない高笑いに、姫の表情が曇る。 「…」 「でもね、姫ちゃん。今にあなたの従者は、ミカサに倒されることになるのよ! この私が全てを教えて、日々、手ずから鍛え続けている、このミカサにね!!」 組んでいた足を苛立ちながら解いてスッと椅子から立ち上がったシルヴィアは、ミカサの背後に回りこんで跪いた。 「さあ!」 一瞬の躊躇いもなくミカサはその形のいい唇をふっと開けると、ヒロの萎縮しきった牡の全体を丸ごと銜え込んで、 熱く滑る舌と口腔の全てを使ってそれを弄び始めた。 「んッ!!」 涙目になって姫を見遣るヒロとは視線を合わせることなく、姫は少しだけ眉間の皺を深くする。 「お前の力で…、私がお前に授けた力で、リリアーヌの戦士を屈服させなさい!!」 苛立ちが怒りに変わり始めたのか、それとも、内心の昂ぶりを抑えきれなくなったのか、 ミカサへの命令の中とはいえ姫を本名で呼び捨てたシルヴィアは、ミカサの身体を後ろから抱きかかえるように腕を伸ばすと、 ピンと形良く張ったミカサの両の乳房の全体を、まるで擽るようにしながらほんの軽く指先で撫で回し始めた。 「あっ…」 胸元から上の肌をサッと艶かしい桜色に染め上げていくミカサが小さく声を漏らすのも構わず、 その乳房の上をのろのろとはい回っていたシルヴィア指先が、 やはり色を濃くする兆しを見せはじめている乳首を、きゅっと摘み上げた。 「ああん!!」 「だめよ!ミカサ!!口を止めていいなんて、誰が言ったの!!」 思わずヒロの牡から口を離して嬌声を上げたミカサを厳しく叱り付けるそのシルヴィアの首筋から上の肌も、 もう既に、ミカサのそれと同じような厭らしい紅に染まり切っている。
386 :
376 :2008/11/20(木) 20:14:07 ID:TvReHm2C
「お待ちなさいッ!」 「はい」 「御覧なさいな…」 ミカサは主人の命令に忠実に従って、ヒロの牡を咥え直すために伸ばしかけていた首を少し引っ込め、 シルヴィアはミカサの乳房を弄び続けながら、その肩越しにヒロの牡の様子をしげしげと観察する。 そこには、ミカサの唾液にヌラヌラと濡れながら更なる刺激を待っている、赤く膨らみかけた牡の姿があった。 「良かったわね、姫ちゃん!あなたの血の戦士は、女からの攻撃にちゃんと立ち向かえるみたいよ!!」 「…」 「あははははは!続きを!」 「はい」 むっつりと押し黙ったままの姫をよそに、誰に聞かせるでもなく再び品のない高笑いの声を上げたシルヴィアは、 ミカサに口での奉仕の再開を命ずると、ミカサの乳房を、今度はゆっくりとゆっくりと搾るように揉みしだき始めた。 「あ…、ああ…ッ!」 「口を離すなと言っているでしょう!!」 乳房からの快感に、どんどん体積と温度を増してくるヒロの牡から思わず口を離して喘ぎを漏らすミカサを、 ヒステリックな響きが篭り始めた熱い吐息混じりの声で、シルヴィアがピシャリと叱り付ける。 「これは、お仕置きッ!」 「ひゃあッ!!」 赤く痼り尖る乳首の先端を揉み潰すようにキリキリと意地悪く捏ね上げるシルヴィアの指先に、 またもミカサは、上を向き始めたヒロの牡を口元から零すように吐き出して、 まるでシルヴィアの胸元に背中を押し付けるように、グッと仰け反った。 「ほら、又ッ!!」 「申し訳…、ありません…」 荒い息でしおらしく詫びるミカサを「早くッ!」と詰り付けたシルヴィアは、ミカサの唇が、命じられたとおりに、 ピンと天を向いてびくんびくんと脈打つまでに太さと硬さを増してきたヒロの牡を咥え込み、 それをチュウチュウと音を立てて吸い立て始めた頃合を見計らうと、 今度は、少し両膝先を開いて跪いているミカサの、もう既に十分に濡れそぼっている女の中心に指を滑り込ませ、 そこを、クチュクチュ、ピチャピチャとわざと音を立てるようにしながら無遠慮に弄り始めた。 「ああッ!シルヴィア様ッ!!」 「まあ!ここをこんなにして、その上、私の言いつけを忘れたの!? “している時”は、私のことを『ご主人様』って呼びなさいと、普段あれほど言っているのにッ!!」 「申し訳ありません!」 「だから、それから口を離してはならないと、何度私に言わせる気なのッ!!」 こめかみに筋を立てて怒るシルヴィアは、 必死に詫びるミカサのその口を再びヒロの牡を咥えるように命じることで塞ぐと、 ミカサの片方の乳房と秘所を弄る指先の動きを強めながら、冷たい声で切り出した。 「良くも妹の前で、私に恥をかかせてくれたわね…」 「ん…ッ」
387 :
376 :2008/11/20(木) 20:14:47 ID:TvReHm2C
詫びを言うためであっても、力強く口の中で暴れ回るようになったヒロの牡を吐き出してしまっては、 主人から尚更の怒りを買うだろうと怯えるミカサは、それを必死に頬張ったまま僅かに後ろを振り向いて、 懸命に視線だけで主人に詫びた。 「駄目よ!許さない!!」 「んッ…」 視線で詫びながら、更に何とか僅かでも頭を下げようとしているミカサに、シルヴィアは無常な仕置きをした。 「お前のようなお行儀の悪い家来は、こうしてあげるわッ!!」 ミカサの熱く滑る秘所の中で、それまで、まだ幼さの残る花びらをなぞったり引っ張ったり、小水の出る穴を突付いたり、 軽くヒクつきながらぬめりを吐き出し続ける穴の入り口へチョコチョコと出入りしていただけだったシルヴィアの指先が、 一瞬そこからはなれたかと思うと、次の瞬間、 プックリと腫れ膨らんで包皮の下から赤い顔をちょこんと覗かせていた一番敏感な小さなボタンを、 さっきの乳首への仕打ちと同様、 まず、親指と人差し指の先でツイッとその全体を摘み上げ、次いで、 その指の腹全体を使ってキリリッと揉み潰すように、それを力一杯引っ張りながら捏ね上げた。 「むぐぐぐッッッ!!!」 もう口一杯に膨らみきっているヒロの牡を必死に咥えたまま、背筋をピン!と反らせて全身を強張らせるミカサの、 その熟しきったトマトのような真っ赤な頬を涙がツツッと伝い落ち、それは、 あぐあぐとぎこちなく蠢く形良く尖った顎先で、ヌルヌルと口角から漏れ出る唾液と一緒になって、 太股の内側を伝い下り、既に床にしみを広げている愛液の染みの前の方に、糸を引きながらぽたぽたと垂れていった。 「…」 拒否したいが抑えようのない快感と、心底がうそ寒くなるようなシルヴィアの狂気の狭間で心身ともに翻弄され、 ただただ力無くその肩先を震わせているヒロの虚ろな視線を受け止める姫の表情は、 明らかに少しずつ少しずつ、その厳しさを増していった。
388 :
376 :2008/11/20(木) 20:16:25 ID:TvReHm2C
「もういいでしょう」 ミカサの裸の身体を背後から抱えるようにしながら哀れな家来の敏感なところを悪戯し続けていたシルヴィアは、 玉のような汗を火照る肌に浮かせ始めたミカサの身体に絡めていた腕をあっさりと解くと、そのまますっと立ち上がった。 「…、はい…」 いささかの狂気を含んだその主人の仕業によって身体の中心に妖しい炎を点されたミカサは、 ハアハアと上がりきった息を整えながら、シルヴィアの機嫌を損ねぬように注意しつつ、 さっきから酷使し続けていた自分の顎の具合を、 それをほんの少しずつ左右にずらすように動かすことで、密かに点検した。 「ん…」 この二人の様子に、ヒロは心から安堵の溜め息を漏らした。 もちろん、すでに自慰を知り人並みにそれを実践しているヒロにとっては、 この“寸止め”は切なく、更には腹立たしくさえあったが、 しかしヒロにとって、まず最優先されるべきは姫への忠誠、その次に、 心密かに抱く、美しく聡明で、そして少しだけ優しい主人への、どうしても抑えきれない強く激しい思慕の情であり、 それに比べれば、つい今しがたまでわが身を襲っていた望まぬ原因によってもたらされた一時の快楽など、 小汚い弊履よりもまだ下らないものでしかなかった。 「あら、まだ安心するのは早くてよ?姫ちゃんの頼もしい血の戦士さん!」 そんな自分の心の内を見透かしたような、 相手を睥睨することに慣れきっている上に淫蕩な狂気をますます燃え上がらせているシルヴィアの瞳に見据えられて、 ヒロは再びその身をギクリと強張らせる。 「ミカサ!」 「はい」 「お前を、見せてお上げ」 「はい…」 ミカサは素直に返事をすると、例の造りのいい机の上から燭台を取り上げてそれを天板の端へ置き直し、 自らその机の上に乗ると、すらりと細くて綺麗に伸びる両足を開いて、 再び取り上げた燭台の明かりで、その間の部分の奥の奥までをヒロからよく見えるように照らし出して見せた。 「んんッ!」 ヒロは必死に瞼を堅く閉じる。 「あなた、辛抱強いのね。その点は褒めてあげるわ…」 つかつかとヒロに歩み寄ったシルヴィアは、引き攣るヒロの頬をぴたぴたと二、三回撫でるように軽く叩くと、 机の上で脚を広げ続けているミカサのところへ取って返し、その手から燭台を取り上げた。 「私、男性の、それも人間の男性の生理現象はよく存じないんだけれど、心や身体が昂ぶった時に、 それを自分自身の思うとおりに処理できないという状況は、物凄く辛いことなんじゃなくて?」 シルヴィアの言葉の真意を測りかねたヒロは薄っすらと目を開けたが、そこに燭台を持った狂気の王族の姿を発見し、 その蝋燭が次なる辛苦の元になるのではないかと、又もその身体をギクリと硬直させる。
389 :
376 :2008/11/20(木) 20:17:11 ID:TvReHm2C
「うふふ…、大丈夫よ。私には、大切な“お客様”を痛い目に遭わせて喜ぶようなつまらない趣味はないの」 「ん…」 そこに灯った小さな炎たちを消さぬように注意しながら燭台をサイドテーブルにコトリと置いたシルヴィアは、 再びミカサのところへ取って返した。 「さあ、両手を縛られたままのあなたは、何処まで我慢できるかしら…」 艶かしい声音でヒロへと問いかけながら、シルヴィアは、 ぱっくりと開かれたまま熱いぬめりをダラダラと滴らせ続けているミカサの女の中心を、厭らしい指使いで弄び始めた。 「まあ!お前のここ、さっきよりももっとヌルヌルになっているじゃない!!」 「ああ…、あッ!」 「この、小さな花びらも、こんなに濡れて…」 「ひッ…」 「この穴も…」 「くッ…!」 「この厭らしい小さなボタンまで、こんなに硬く大きくして…」 「ああん!そこは…!」 「ここが、どうしたの?」 「そんなに引っ張っては…ッ!」 「お前は下僕の分際で、主たる私のすることに、注文を付ける気なの?」 「いいえ…。決して…、そのようなことは…、あッ!あああッ!!」 「なら、ここをこのまま引っ張り続けても、いいわよね…?」 「それは…」 「いいわよねッ!」 「ひゃあああああッッッ!!!そこは…、お願いしますから、もう、お許し下さい…」 「駄目よ!」 「ああああッ!!!」 目の回りの筋肉が痛くなるほどにギュッと瞼を合わせ続けているヒロだが、しかし、 防ぎようも無く耳にねじ込まれてくる、ミカサの熱い溜め息交じりの嬌声と、その秘所から絶え間なく発する淫靡な水音に、 一旦大人しくなっていたその牡が、再び脈打ちながら、天を仰ぎ始めてしまう。 「あらあら、人間出身の血の戦士は、声と音だけで元気になるのね!姫ちゃん、知っていまして?」 「…」 シルヴィアの嘲る様な視線の先では、 既に、その美しい顔を蒼白にし、瞳に激しい憤りを宿した姫が、拳を固く握り締めていた。
390 :
376 :2008/11/20(木) 20:18:29 ID:TvReHm2C
「ああん!ああああッッッ!!!」 敏感になりきっている秘所を執拗に攻められ、艶かしくくねり続けながら汗を滴らせているミカサの身体に、 その秘所を弄ぶ指先を休めぬまま、シルヴィアは鼻先を近付けると、二、三回クンクンとそれをわざと大げさに鳴らして見せる。 「お前、汗の匂いがしましてよ!」 「申し…、訳ッ!あああッ…!!ございま…、せん…ッ!!」 もはや名前など呼んでくれず、その上、 普段の「あなた」という優しい呼び掛けすらしてくれなくなってしまうほど淫欲に身を委ね切った主人からの理不尽な苦情に、 ミカサは、胸苦しく喘ぐ合間の息継ぎのタイミングを見計らっては、何とか必死に詫びた。 「まさか…」 シルヴィアは、後ろ手の状態で小刻みに震えながら懸命に上半身を支え続けているミカサの腕の片方を鷲掴みにすると、 それを乱暴にグイッと上に持ち上げて、ツンと独特に匂う濃い汗を溜めて濡れ光っている柔らかそうな腋窩を露にし、 そこに近付けた鼻先を、先ほどと同じように二、三回クンクンと鳴らした。 「こんなに強い匂いなのに、お前、自分で何も感じないの?」 「ああッ!!も…、申し訳…、ご、ございません…」 「ここの匂いがどれだけひどいか、姫ちゃんの血の戦士に確かめてもらってきなさい!直ぐによ!!」 秘所を弄ぶ主人の指先はその動きを漸く止めたが、しかしその代わり、ミカサは、同じ血の戦士だが異性であるヒロの鼻先に、 汗が溜まり匂っているその腋の下を差し出さなければならないのだった。 「はぁ…、はぁ…」 息を弾ませたままのミカサは机を降り、その会話を聞いて尚更必死に瞼を閉じるヒロの横に中腰になると、 小刻みに震えるヒロの頭を抱えるように片腕を回して、器用に身体を押し付けるようにしながら、 その腋窩でヒロの鼻の全体をすっぽりと覆った。 「…」 ゆっくりと覆い被さってくるミカサの腋窩の、その生えかけの毛の僅かなザラつきと汗の濃いぬめりを、 鼻先に感じた瞬間、ヒロは懸命に呼吸を我慢していたが、しかし、一分、一分半…と必死に耐えたその挙げ句、 敢え無く呼吸の再開の必要に迫られ、 押し込まれたパンティーの生地が唾液を吸って、とうに呼吸の用には立たなくなっている口からではなく、 今まさに腋窩に全体を覆い尽くされたその鼻から、息を吸い込まなくてはならなかった。
391 :
376 :2008/11/20(木) 20:19:13 ID:TvReHm2C
「んーッ!」 ミカサの濃くて艶かしい雌の汗の匂いを肺腑一杯に吸い込んだヒロの身体は、その心の制御をあっという間に拒絶する。 全身の血が熱く滾り肌が燃えるように熱くなっていくのを、成す術なくただ感じるだけしか出来ないヒロの牡は、 見る見るうちにピン!と天を指したかと思うと、更にそのまま、これ以上ないくらいにぐっと力強く反り返った。 「あはははは!御覧なさい!姫ちゃん!!」 ビクンビクンと一脈毎に張り詰めていくその牡の屹立を目の当たりにしたシルヴィアは、 あははは、あははははは、と狂気を孕んだ耳障りなけたたましい笑い声を、誰憚ること無くあげつづけた。 「反対側もよッ!」 ヒロに腋を押し付けたまま少しだけ振り返って「もういいですか」と視線で許しを乞うミカサを、 シルヴィアの無情な命令が鞭打つ。 「はい…」 それでも素直に同じように反対側の腋をヒロに押し付けるミカサに歩み寄ったシルヴィアは、 意地の悪い声でミカサを詰り付けた。 「お前の汗の匂いが余り酷いから、姫ちゃんの大切な血の戦士くんが死にそうになってしまってるじゃないの?」 「はい…」 ミカサの素直な返事を聞き流すシルヴィアは、自分が接近した気配にヒロが身を固くしたのを見て取ると、 可愛そうなほどパンパンに張り詰めているその牡を、ピン!ピン!と爪の先で弾き始めた。 「ごめんなさいね…。私の血の戦士が不潔なものだから、あなたのここを、こんなにまで腫れ上がらせてしまって…」 「うッ!…、んッ!」 「これは、その“お詫び”なのですよ…」 「んんッ!…、むぐッ!」 シルヴィアの指の一弾き毎にくぐもった悲鳴のような喘ぎをあげ続けていたヒロは、 一生懸命に腰をくねらせてその指先を避けようとしたが、しかし、執拗に追いかけてまで加えられるその刺激に耐え兼ねて、 さっきから下腹部に熱く滾りながら出口を捜し求めて渦を巻いていた男の欲望の全てを、一気に激しく吐き出してしまった。 「ぐううううッ!!!」 ビュッ!ビュッ!!ビュッ!!! 「あはははは!見て御覧なさい、姫ちゃん!!とうとうあなたの血の戦士は、私に全面降伏したのですよ!! あはははは!あははははは!!」 何度も何度も激しくビクつきながら、乳白色の粘液の姿をした男の欲望を吐き出し続けるヒロの牡と、 その様子の一部始終を、奥歯をギリギリと噛み締めながら睨み付けている姫の顔を交互に見比べながら、 またもシルヴィアは、けたたましい笑い声を上げた。
今回は以上ですが続きも近日中に投下できるようにがんばります
GJ!
394 :
376 :2008/11/22(土) 14:42:06 ID:gFJK9bQS
「はあぁ…」 シルヴィアは如何にもけだるそうに熱い溜め息を一つつきながら例の机へと歩み寄り、 その縁に、すっと慣れた腰つきで形の良い尻を乗せると、又もキツい声音でミカサを呼び付けた。 「こちらへ!」 「はい…」 ミカサは、ヒロに寄りかかるようにしていた汗塗れの身体をゆっくりと起こして、 よろよろと覚束ない足取りでシルヴィアに歩み寄って行く。 「私もいささか汗をかいたようだわ。私のこの、しなやかな美しさに充ちた身体が、 今のお前のように、不潔な上にとても淫らな匂いに染まるのは耐えられません!」 「はい」 「さあ、何時もの通り、私の身体を清めなさい!!」 「はい…」 先ほどの切なく激しい絶頂で半ば放心状態になっていたヒロは、力無く瞼を開けて、 床面に残ったミカサの愛液の溜りをただボーっと眺めていたが、 明らかにただ事ではないシルヴィアの命令を耳にすると、鼻から一つだけ深い疲労の混じる溜め息をつき、 再びギュッと目を瞑る。 「失礼します…」 シルヴィアが自分から片方の肘先をぐっと上げて露わにしたその腋窩に、ミカサはおずおずと唇を近付け、 精一杯に伸ばした舌の全体を使って、そこに纏わり付いている濃い汗を刮げるように舐め取った。 「ああ…」 熱い溜め息を漏らすシルヴィアの腋窩を、ミカサの舌先が丁寧にくまなく這い回っていく。 「どう…?」 「美味しい…、です…」 この、とても王族の姫に似つかわしくない痴態を鋭い眼差しで見遣る姫は、心の中で密かに納得した。 ヒロをいたぶり始めた直後、 姉は「この私が全てを教えて、日々、手ずから鍛え続けている、このミカサ」と自分の女戦士のことを形容したが、 日々行われているその“鍛錬”とやらの正体とは、つまり、この哀れな従者を性欲処理用の奴隷とするための調教だったのだ。 「うふふふふ…」 熱い溜め息交じりにほくそえむシルヴィアのたわわな乳房にそっと覆い被さったミカサの掌が、 その豊かな膨らみを、ゆっくりとゆっくりと捏ね回しながら揉み解し始める。 「はぁ…」 シルヴィアが熱っぽい溜め息と共にほんの少し身体を捩りながら反対側の肘先を上げると、 厭らしく汗が香る主人の身体に絡み付くようにしながらそちらへと回り込んだミカサは、 新たに露わになった腋を早速ねっとりとした舌使いでしゃぶりながら、もう一方の乳房を捏ね上げ始めた。
395 :
376 :2008/11/22(土) 14:43:13 ID:gFJK9bQS
「あッ…!」 一心に主人の腋を清め続けるミカサの妖しくくねるその腰に、自由の利く腕をゆるゆると回したシルヴィアは、 その指先を、だらだらと厭らしい涎を絶え間なく滴らせている女従者の下の口へと滑り込ませる。 「んんッ!」 それに応えて、ミカサは健気にも、主人の手が少しでも自分の秘所に届きやすくなるようにと、 今でも余り楽な位置とはいえない腰を、更にぐっと前の方へ突き出した。 「ふあ…、あッ…、あああ…ッ!」 「はぁ…、んッ!…、くうッ!!」 決して広いとはいえぬ部屋は、 ピチャピチャ、クチュクチュという厭らしい水音と、淫欲に溺れる二人の女の短く熱い喘ぎ、 そして、二人の雌の身体が発するむせ返るような性の匂いに瞬く間に満たされ、 しっかりと瞼を閉じたヒロは、しかし、哀れにも再びその牡を膨らませつつ天へと向ける破目になってしまった。 「次へ…」 尻の位置はそのままに、机の天板の中央にかけて仰向けに寝そべったシルヴィアが、両足の力を少し抜く。 「失礼、致します…」 ミカサは主人のドレスの裾を足の付け根まで丁寧にたくし上げると、 そこに露わになった手の込んだ美しい装飾が施されたパンティーの、腰の両側に当たる部分の上の縁に指をかけた。 「んッ…」 シルヴィアがほんの少し腰を浮かせたのを合図に、ミカサがその指を主人の膝先を目指して引き寄せると、 ふさふさと茂る縮れ毛に護られた主人の女の中心が、 濃い性の匂いと共にパンティーとの別れ際に一筋の粘る糸を引きながら露わになる。 「清めなさい…」 「はい…」 完全に力の抜けた主人の太股の内側にそっと掌を当てたミカサは、それを外側へとゆっくり開いていく。 「ああ…」 ミカサの目の前に、もう既に真っ赤に熟し切りドロドロに蕩けたシルヴィアの雌の部分が、ぱっくりと口を開けた。
396 :
376 :2008/11/22(土) 14:43:57 ID:gFJK9bQS
「ひゃッ!!」 その部分にミカサの舌先が触れた瞬間、シルヴィアは腰をピクつかせて小さな嬌声を漏らしたが、女従者はそれに構わず、主人の秘密の場所全体に熱く絡み粘り付く淫蜜を、厭らしい水音を立てながらくまなく舐め取ってゆき、そして、 今も目の前でその性の滴りを滾々と溢れ出させている中心の穴を、 時折荒い息を継ぎ喉を詰まらせながら何度も何度もズルズルズルッと啜り立て続ける。 「あんッ…!ああんッッ!!ああああッ…!!」 快感に耐え兼ねるシルヴィアが、自分自身で両の乳房を激しく揉みしだきながら、 長く美しい金髪を乱れさせて激しく頭を振る度に、その銀の冠が蝋燭の炎にきらきらと煌めいた。
397 :
376 :2008/11/22(土) 14:45:01 ID:gFJK9bQS
「今度は、私が…」 「はい…」 淫欲の虜と成り果てた主人は、その心身にほんの少しだけ余裕を残して、また哀れな下僕を弄び始める。 「はぁ…ッ、ああ…ッ!ああんッ!!」 机の上に、全身を汗に塗れ光らせたミカサを仰向けに押し倒したシルヴィアは、その上に優雅な仕草で覆い被さると、 女戦士の肘先をグイと頭の方へと押しやって、さっきあれほどまでその匂いの強さを罵倒した汗の溜まる腋窩を露わにし、 そこに一息に吸い付いて、チュウッ!チュウウウッ!!と音を立てて強くしゃぶり立てては、 その鼻で若い雌独特の強くて濃い匂いを、その舌で少しの苦味を伴ったコクのある塩味を、それぞれ十分に堪能しながら、 更に、切なく身体をくねらせるその下僕の股間に手を伸ばして、女の中心を容赦ない指使いで掻き回していく。 「ひゃああああッ!!」 腰の動きを一層激しくさせ始めたミカサの苦悶の表情に、その限界が近い事を見て取ったシルヴィアは、 息も絶え絶えに悶え続ける女戦士の上半身を抱え起こし、両の腕をその背後につかせてそれを支えさせると、 両足をグイッと両側に開いて、赤々と腫れ膨らみながら秘蜜に塗れてヒクつくその雌の部分を露わにした。 「私の身体を…、上手に綺麗にできた…、ご褒美よ…」 素直にその姿勢をとり続ける下僕と向かい合った女主人は、自分の足にまだ絡み残っていたパンティーを外し、 汗を含んで重く湿る黒いドレスを一息に脱ぎ捨てると、その細く白い両の足を女戦士の足に絡め、 踵と尻、そして後ろ手についた掌を器用に交互に使いながら、少しずつ少しずつ前へと身体を進めていく。 「くうう…ッ!」 「あんッ!」 最後の距離が詰まり切り、プチュウッ…、という聞くに堪えぬほどに厭らしい湿った音を立てながら、 それぞれに痛々しいほど真っ赤に熟し切って性の蜜を滴らせいる女主人と女戦士の雌同士が、 ほんの少しの仕方ないずれだけを残しながら、しかし、しっかりと一つに重なり合った。 「ひッ!…、ひ…、あ…!…、ああ…!」 たっぷりとした豊かな乳房を、まるで誰かに見せ付けるかのように一拍遅れで波打たせながら、 ぐいっ!ぐいっ!!とその細い腰を緩急も自在に力強くうねらせて、合わせた女の中心を擦るように押し付けてくる主人に、 ただただ下僕は、その腰の動きに自分のそれを必死に合わせつつ、ぐうっと天へと向けた形の良い顎先をヒクつかせては、 その度に途切れ途切れの切ない喘ぎを漏らす事しか出来ない。 「さあ…!受け取りなさい…ッ!!」 ミカサの全身がガクガクと小さく震え始めたのを見て取ったシルヴィアは、 卑猥極まりない粘り気のある音を立てながら押し合い圧し合いしている二つの雌の間に、その細くて白い指先を差し入れると、 切なく膨れ上がり切った女戦士の淫豆を探り当て、それを、さっきと全く同じように、 ぐっと力を込めた親指と人差し指の腹を使ってキュウウウッ!と捻り潰すように一息に撚り上げた。 「ひあああーーーーッ…!!!!ああッ!ああッ!!ああ…ッ!!!」 その瞬間、腰を中心にした激震がミカサの全身を何度も何度も打ちのめし、その可愛そうな下僕は、 真っ赤に染まりきった端正な顔を悦楽の苦悶に引き攣らせて、涙と涎をだらだらと顎先から滴らせながら、 そのまま、机の天板へと仰向けに崩折れてしまった。
398 :
376 :2008/11/22(土) 14:46:03 ID:gFJK9bQS
その身体に毎日のように性技を叩きこまれ続けている女戦士と、 それを叩きこんでいる女主人が繰り広げた狂乱の性宴の糸を引くような濃厚さは、 それを見まいと必死に目を固く閉じ続けていたヒロの耳へと無理やりに侵入し、そしてその牡に情け容赦なく作用して、 それはもう、天を指して脈打ちながら屹立しているだけに止まらず、 その赤黒く腫れ上がった先端の鈴口に、透明な粘液を滲ませるほどまでに強烈だった。 「次は…、あなたよ…」 絶頂まであと一歩のところで危うく踏み止まっているシルヴィアは、いかにも気だるそうに机から降り、 先ほど脱ぎ捨てた愛液塗れの自分のパンティーを摘み上げると、ふらつく腰つきでヒロへと歩み寄っていく。 「これが私の…、秘密の香りよ…」 「んぐぐぐくーッ!!」 ミカサが腋を押し付けたときに良く観察していたのだろう、シルヴィアは、必死に嫌がるヒロの頭をぐいと押さえ付けると、 そのパンティーの淫蜜をたっぷりと含んだ股布の部分で、なおも激しく抵抗を続けるヒロの鼻の穴を塞いでしまった。 「…んッ」 ヒヤリとする布地を鼻に押し当てられた瞬間から、やはりヒロは呼吸をぴたりと止めて懸命に耐えていたが、 しかし、既に心身ともに疲労の際に追い詰められていた姫の忠実な血の戦士は、 今度はほんの三十秒も経たないうちに、鼻の穴を使っての呼吸を再開せざるを得なくなってしまった。 「ぐうううッ!!!」 鼻腔一杯に急速に満ち広がったシルヴィアの雌のエキスの原液の匂いに、心ならずも、またもヒロの全身の血は燃え盛り、 哀れにも、その牡は瞬く間に爆発寸前にまで追い詰められてしまう。 「それがさっきまで覆っていた場所…、私自身と、私に選ばれたものだけが入ることを許される私の秘密の場所に…、 あなたを招待してあげます…」 シルヴィアは、パンティーを一旦手元に引き取ったかと思うと、あろうことか、 本来であれば足を通すその穴にヒロの頭を無理やりに押し込むと、 愛液によってその色を一際濃くしている股布の部分を、丁度ヒロの鼻を覆う位置に来るように調節してしまった。 「ぐううううううううッ!!!!!」 ヒロは、吼えるように呻きながら、もげてしまうのではないかしいうほどの勢いで激しく頭を振るけれど、 もちろんそのパンティーは、姫一途な血の戦士の頭から剥がれ落ちる気配すらない。
399 :
376 :2008/11/22(土) 14:47:13 ID:gFJK9bQS
「あはははははは!」 「…!」 この時、それまで耐えに耐えていた姫がジャラリと金製の手錠の鎖を鳴らして憤然と椅子から立ち上がったが、 シルヴィアは、その激しい憎悪が篭った姫の視線をまるで楽しむかのように受け止めながら、 悠然と勝ち誇った態度で、先端をピンと固く赤く尖らせた豊満な胸元をぐいっと突き出してから一揺すりしてみせた。 「姫ちゃん!さっきは御免なさいね、あなたの大切な血の戦士を馬鹿にたりしして。 この…、ヒロっていったかしら?この子は、本当に逞しい戦士だわ!だって、こんなに凄いモノを持っているんだもの…」 「シルヴィアお姉さま!もう、お戯れもこれくらいになさっては如何ですか?」 ヒクヒクとしゃくりあげるように脈打つヒロの怒張をうっとりと撫で回すシルヴィアへ、 姫が吠え掛かるように腹の底からの怒声を浴びせる。 「お願いだから、そんなに恐い顔で睨み付けないでちょうだい。私は至って真剣なのよ…。 姫ちゃんは、そんなにこのヒロが大事なのかしら?」 「お姉さま!これ以上何をなさるおつもりですか?」 「私はね、姫ちゃんの唯一の血の戦士であるこのヒロを、試したいのよ…」 「ヒロの何をです?」 「もう一人の私…、そう、私自身の中で最も女である場所と、このヒロの中で、最も男である場所の相性をね…」 「馬鹿な!!」 「血の戦士としては強靭な肉体を誇るミカサでも、所詮女は女…、 その体に寄生しているキメラまで使って試してみたけれど、私は全然満足出来なかった…」 「…!」 「だからね、姫ちゃん。もし、私とヒロの相性が良くて、そして、あなたがヒロを私に譲ってくれるというなら、 今日だけは、あなたのことを見逃してあげても良くてよ!どうかしら、なかなか良い取り引きだとは思わない?」 「お姉さまッ!!」 ガチャリと鳴る手錠に手首をガツッと引き止められながらも自分たちの方へ近付こうとする姫を冷ややかな横目で見ながら、 シルヴィアは、返事の代わりに理不尽極まる淫靡な名仕打ちに歯を食いしばって懸命に耐えているヒロの前で、 身軽にくるりと身を翻してその血の戦士に背を向けると、後ろに回した手で、 肘掛に戒められながら細かく震える哀れな下僕の腕の位置を確認しながら、少しずつ後ずさりし始める。 「あははははは!そこで良ーく見ていなさいッ!もうすぐ、私の“女”が、あなたの血の戦士の“男”を飲み込むのを!!」 「お姉さまッ!お止め下さいッ!!」 姫の怒声も空しく、とうとうシルヴィアの脹ら脛が、ヒロの脛の横へぴたりと付けられてしまった。 「んんんんーーーーッッッ!!!!」 ごくりと一つ生唾を呑み込んだシルヴィアは、血を吐くようなヒロの激しい呻きを全く無視して、 その細く白い指を姫の唯一の血の戦士の屹立に添えると、その角度を慎重に調節し、そのまま保持した。
400 :
376 :2008/11/22(土) 14:49:09 ID:gFJK9bQS
「さあ!後はこれで私が腰を沈めればいいだけよ!!」 「お姉さまッ!本当にもうお止め下さいッ!!これ以上は私も辛抱出来かねます!!」 「あら!じゃあ、どうしようというの?この椅子も、あなたのそれも、 人間界の『タングステン』という金属を使った骨格の表面に木を張ったものなのよ?その上、 脚は床のコンクリートに埋め込んであるわ。姫ちゃんが今している手錠だって、タングステンで造って金メッキしたものだし、 あなたの大事なヒロの手足を縛っているのも、タングステンの鋼糸で編んだロープなの…」 「何故、そこまでして…」と半ば呆然と呟きかけた姫を、あはははははは!!!と狂気を含んだ高笑いで笑い飛ばし、 シルヴィアは傲然と我が身の勝利を宣言する。 「さあ、祈りなさい!姫ちゃん!!私の“女”がヒロを気に入れば、あなたを見逃して上げる! だけど、もし、この男が“美味しくない”時は、あなたとこの男の首は、私が貰うわ!!」 「最後のお願いです…。もう、お止め下さい…」 「んんーーーッッッ!!んんッ!!んッ!んッ!んんんんんんーーーッッッ!!!!!」 喉の奥から地響きのような呻きを搾り出して激しく抵抗するヒロと、 ただ拳を硬く握り俯いて肩先をぶるぶると震わせる姫に、 シルヴィアが無情な止めを刺す。 「“貰う”といえば、そうねぇ…。ヒロ!あなた、その年では女性は初めてなんじゃ無くて?そうよね!あはははは!! なら、ヒロ!あなたの“初めて”を、この私に捧げるのです!! この私に、あなたの“初めて”を捧げることが出来るというこの上もない幸せを、全身全霊で感謝するがいいわ!!!」 「んぐぐぐ…」 この言葉に、ヒロはギリギリと音高く激しい歯軋りを始めたが、しかし、 それをも享楽の添え物と喜ぶシルヴィアは、又も、あはははは!あはははははは!!!と耳障りな高笑いを発しながら、 後ろへと突き出したその秘所の中心をヒロの牡の先端に宛がい、今まさに腰を落さんとした、その瞬間… 「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!」 「きゃあああああッッ!!」 淫蕩に狂うその王女の後頭部に、「ぶっ!」と何かを吐き出すような音を伴って軽い物体がペシャリと当たったかと思うと、 一拍措いて、ほんの間近への落雷のようなヒロの咆哮が、シルヴィアの脳味噌を直接に揺す振った。
次回はヒロを大暴れさせるつもりです
リアルタイムGJ! ヒロはこのままお姉様にとられてしまうのか、それとも覚醒ヒロが姉妹もろとも蹂躙してしまうのか、 期待してお待ちしています!
姫を生け捕りにして生きたまま八つ裂きにする話が読みたい
404 :
376 :2008/11/24(月) 23:29:54 ID:2m5QIYzu
ヒロのこの渾身の絶叫に、 腰を抜かし切ったシルヴィアは、ぎこちなくカクカクと掌と膝先で這いずりながら机の向こうへと逃げ込み、 その机の上では、ミカサが強烈な絶頂の余韻から現実へと引き戻され、姫でさえ一瞬、ビクリと身体を強張らせた。 「…?」 まだジンジンとよく聞こえない耳を掌で覆ったままのシルヴィアが用心深く机の影からヒロのことを観察すると、 何と、さっき自分がその堅牢さについて妹に自慢したばかりの椅子の前に、 妹の唯一の血の戦士が、その肌を白く光らせ、両の手首と脛の辺りから傷の回復に伴う青白い煙を立ち上らせながら、 牡を天へ向けて怒張させたまま仁王立ちになって、こちらを燃えるような眼差しで睨み付けているではないか! 「ひッ!!」 その射殺されそうな視線に更に腰の力を抜かれた姉姫は、一旦大慌てで首を引っ込めはしたものの、 そんな事になった原因を探ろうと、再び首を伸ばしてその椅子の周囲を見回した。 「何て事…」 椅子の脚は、ひしゃげながらも何とか二本が床と繋がってはいたが、 一本がその先端に土台のコンクリートの塊をくっ付けて床から抜け、残りの一本も床面を境に千切れてしまっていた。 床面も、そこをヒロが踏み締めていたのであろう二つ並んだ靴跡を中心にして放射状に細かい皹が広がり、 そのすぐ傍には、妹姫の怒れる従者が自ら噛み千切った猿轡の代用のミカサのブラジャーと、 品性下劣な姉姫の後頭部に向けて口腔から勢い良く吐き捨てたミカサのパンティーが、 切れ切れに引き千切られたタングステン製のロープの残骸と共に、哀れを誘う風情で散乱していた。 「僕の“初めて”は…、姫のものだッ!!」 己が女主人へ向けてゆっくりと歩き出したヒロの前進を阻止すべく、机の上に飛び起きた裸のミカサは、 漸く紅色が引きかけた細い肩口からキメラの鋭く尖った爪を駿速で繰り出すが、 復活を遂げた妹姫の従者は、それを難無く片手で鷲掴みにすると、そのままぐいっと思い切り引っ張って、 女従者の肩から一気にキメラを引き抜くと、手の中でピチピチと暴れるそれを、ぐしゃりと握り潰してペシャッと床へ投げ捨てた。 「邪魔するな…」 「ぎゃあああー!!」 机の上から悲鳴と共にもんどりうって床へと転げ落ち、肩から青白い煙を上げながらうずくまるミカサには目もくれず、 更にヒロは、机の影でその豊満な身体を丸め真っ青になってぶるぶると震えるシルヴィアへと迫っていく。 「あんた…、『姫の首を貰う』とも言ったよね…。そんな事…、僕が、絶対にさせないよ…」 机の向こうへと廻り込み、その床の上に、全身を戦慄かせてへたり込んでいる姉姫を発見したヒロは、 その傍らに、スッと片膝をついて控えるように身を屈めると、小刻みに震えるその細い手首をガシッと握り締めた。
405 :
376 :2008/11/24(月) 23:31:17 ID:2m5QIYzu
「ひいいッ!!」 シャー… 軽い水音が少し長く続き、床にぺたりとついているシルヴィアの尻の周りに、 少し生臭い匂いを立ち上らせながら薄黄色の生温い水溜りが広がっていく。 「…、…そ、そんな汚い手で私に触れないで頂戴ッ!! …それに、…、お…、王族に向かって『あんた』とは、…、な、何て無礼なの! それに…、リリアーヌ!!あなた…、家来の躾がなっていないのではなくて?」 失禁したことで緊張が解れたのか、シルヴィアはたどたどしくも気丈にヒロを詰り付けたが、 我が主人を本名で呼ぶという禁忌を犯した相手を、妹姫の忠実な血の戦士が許すはずも無く、 姉姫は、哀れにも掴まれた手首をそのまま捩じ上げられて無理やりその場に立たされた。 「姫を、その名前で呼ぶなッ!!」 「何ですって!重ね重ねの無礼な…。ぎゃーッ!!」 なおもヒロを罵ろうとするシルヴィアの細い手首を、 折れよとばかりギリギリと握り締めてその小賢しい口を封じた妹姫の従者は、 その一撃ですっかり大人しく成り果てて、小水が滴る足の裏をピチャピチャと情け無く鳴らしながら歩く姉姫を、 残虐そうな責め道具が掛かっている壁の一角へと引っ立てていった。 「シルヴィア姫は、ここに立っていて下さい…」 無礼はどっちだよ…、と冷静さを取り戻しつつあるヒロは心中密かに呟いたが、 しかし、自分の態度が原因で姫が非難されるのは本意ではない。 そこで、妹姫の忠実な血の戦士は、道具掛けから取り上げた手錠で、 シルヴィアの手首を少し先の壁から突き出ている頑丈そうな鎖掛けの輪にガチャリと繋ぎながら、丁寧に“お願い”した。 「君は、こっち…」 身体からキメラを引き抜かれた事で、受けた傷の回復速度がヒロと同じくらいに低下したミカサの腕を、 ヒロは少しだけ優しく掴み上げると、その女主人が繋がれている更に先の鎖掛けの輪に、 やはり手錠で女従者の手首を繋いだ。 「これは、持って行きます。…、あ!」 責め道具掛けの前に再び立ち戻ったヒロは、そう言った後、 はっと気付いたように、ズボンのジッパーから出しっぱなしになったまま漸く平静を取り戻した牡を、 本来それが収まって入るべき場所へとそそくさと仕舞うと、その手をシャツのわき腹の辺りで二、三回ゴシゴシと拭いてから、 今、女主従二人を繋いでいる手錠のそれを含んでいると思われる一連の鍵が纏められた金属の輪をジャラリと取り上げ、 それを持って自分の主人の下へと歩み寄っていく。 「姫、ごめんなさい。僕がもっと気を付けていれば、こんな罠に引っかかることはなかったと思います。 本当に、済みませんでした…」 ヒロは、俯いたままの姫の足元に肩膝をついて控えて許しを乞うと、 そのまま、手錠で椅子に繋がれたままの主人の足首に静かににじり寄り、 持参した鍵の束の中からそれらしい幾つかを試した後、 カチャリと軽い音と共にその黒いブーツの足首を解放する事に成功した。
406 :
376 :2008/11/24(月) 23:32:58 ID:2m5QIYzu
「…」 とにかく無事な姫の姿を間近で見、また、この度の下劣な宴を主催したシルヴィアの手首を固く握り締めて、 大切な己の主人の足首にかけた手錠の分の報復を成した事で、ヒロの心身は一応ながらもほぼ平常に戻っていた。 だがしかし、まだ無言の主人から直ぐにでも飛んでくるのは、 頭を目掛けた足蹴か平手か、或いは、この自分の不注意への罵声だろうか? そのいずれであっても、それを避けずに受け止める覚悟がヒロには十分に出来ていた。 『「同盟についての話があるので、是非我が屋敷にお越し頂きたい」と、我が主人が申しております』 姉姫の人造人間メイドであるフランセットが、姫の屋敷を尋ねてきてそう告げたのは、今日の午後の事だった。 姫は以前、シルヴィアを拘束しているキニスキー公との闘いに敗れたフランセットの左腕を修理してやった事があったから、 そのフランセットが、まさか恩を仇で返すような事のお先棒を平気で担ぐとはヒロには思えなかったし、こうした話に、 何時もなら慎重極まりない姫も、今回はどうしたわけか殆ど無警戒だったから、それに釣られてついついヒロも油断した結果、 主従二人してこんな破廉恥な乱痴気騒ぎに巻き込まれる事になってしまったのだった。 「僕が油断したばっかりに、こんなことに…。本当に、本当に、済みませんでした」 外した手錠と鍵の束を傍らにジャラリと置いて、ひときわ神妙に足元に控え直すヒロに、姫がポツリと声をかける。 「この度の働き、大儀であった」 「?」 姫からの激しい叱責を覚悟していたヒロは、一瞬、戸惑った。今回、姫の身柄には直接の危害が及ばなかったとはいえ、 こんな馬鹿げた狂宴の最中を、もし第三の刺客に襲われでもしたら、 参加者全員皆殺しという最悪の結末にもなり兼ねなかったところであろう。 なのに、どうして、こんな危機を招く原因を作ったこの自分を、姫は褒めてくれるのだろうか…? 「偉かったぞ、ヒロ。さあ、立て…」 「姫…」 ほんの時々意地悪な物言いをすることはある姫だったけれど、しかし、 相手の心を弄んで楽しむような下卑た趣味をもってなどは全く持ってはいなかったから、 ヒロは、己が主人の言葉の真意を確かめようと、おずおずと顔を上げた。 「ヒロよ。あれほどの淫らな仕打ちを執拗に受けても、お前は最後まで、自ら求めてそれに溺れる事はなかったではないか」 「姫…」 そうだった。鼻先に突き付けられる雌の生の性匂と、耳穴を容赦なくじわりじわりと侵す淫音が、 発現し終えたばかりの第二次性徴を持て余す少年の肉体を激しく刺激して、 下腹部のみならずその身体の全体が煮え滾るような衝動に晒されたヒロだったが、 きつく閉じた両の瞼の周りと、ゴリゴリと音がするほど噛み締めた奥歯と顎を痛くしながらも、 「姫以外の女を受け入れるのは、姫に対する最大の背信」だと、 我が美しくも優しい主人に恋焦がれる誠実な血の戦士は、その心の貞操を、ただただ命懸けで護り抜いたのだった。 「お前が示した私への忠誠、この姫、感じ入ったぞ」 「はい」 「さあ、立て…」 「はい!」 先ほどまでの、その身の回りに幾つのも目を持つつむじを巻く妖風を纏うような戦闘中の血の戦士の姿から、 今は全く普通の人間と少しも変わらぬ姿に戻っていたヒロが、少しよろけながら立ち上がると、 その、自分よりほんの少し小さな血の戦士のその身体を、姫は、半歩近付いてそっと抱きとめると、 そのままぎゅっと強く優しく抱擁した。 「私は、ヒロのような忠義一途な家来を持って、とても幸せだ…」 「姫…」
407 :
376 :2008/11/24(月) 23:33:57 ID:2m5QIYzu
姫の細い肩口にちょこんとぎこちなく乗っているヒロの鼻先に、甘くてとても温かい姫の髪と肌の匂いが香ってくる。 という事は、姫の鼻にも、この自分の汗じみた髪と身体の匂いが届いているのではないか!? 想いを寄せる女主人に、そういうことを勘付かれたくない年頃の少年従者は、 なるべく早く、それを姫に気取られないようにしつつ姫から自分の身体を離そうと、途端にモジモジ、そわそわし始める。 「あ…、有り難う、姫…。あのさ…」 「ん?」 「そ、そう!シルヴィア姫の事なんだけど、僕たちが、この鍵の束を持って行くだけでいいよね」 「うむ…」 姫は、今、自分の腕の中で頬を赤く染めている血の戦士の言葉で現実に引き戻されて、ちょっとつまらなそうに軽く頷くと、 恥ずかしげにもぞもぞと動くヒロの身体を、もう一度ギュッと抱き締め直してから解放すると、 床の上に置かれた例の鍵の束に視線を落とした。 「ふふん!」 それを冷ややかな視線で見詰めながら、ゆらゆらと揺らめく蝋燭の明かりに照らされた美しい頬を妖しく歪める姫の横顔に、 事の成り行きを固唾を呑んで見守っている姉姫とその女従者からの視線を感じ取ったヒロが、少し慌てて言葉を繋ぐ。 「ね!姫。手錠の鍵を持って行けば、シルヴィアさんたちはすぐに僕たちを追ってはこられないでしょ?それで、いいよね?」 心根の優しいヒロは、姉姫やその血の戦士をこの場で討ち取る事を望まなかった。 もちろん、シルヴィアが姫の首云々に言及した事自体は絶対に看過できないが、しかし、それも条件付きの事であって、 今、二人を離れ離れに壁に繋いでいる手錠の鍵を持ち去ってしまえば、 そして、その手錠と壁に取り付けてある鎖掛けが共にタングステン製なら、 如何にフランセットの豪腕をもってしても二人の解放はかなり覚束ないだろう。 また、この状況で、何のかんのと尤もらしい理由を付けて一週間でもフランセットを姫の屋敷に引き止められれば、 まず、授血が行えないことで血の戦士であるミカサが死体に戻り、 その後を追って、水分すら摂取出来ないシルヴィアも息絶えるはずだ。 他者をこうした“緩慢な死”に追い込む事はヒロの本意ではないが、 だがもしフランセットが自分の屋敷へ戻りたいという意向を示した時は、それを止めなければいいだろう。 「さあ、姫。フランドルたちを連れて、お屋敷へ帰ろう」 「いや…。それはならん…」 「ひッ…!」 出口である厚手の鉄扉へ姫を誘おうとするヒロの腕をグイと押し止めた姫が、 そのギラギラと煌めいて鬼気迫る緋色の瞳でシルヴィアをギロリと睨付けると、 姉姫は小さい悲鳴を上げてその豊満な身体を強張らせた。 「お姉さま…」 「…、な、何です!?」 「よくも、私の大切な家来を、いたぶって下さいましたね…」 「な…、何を言うかと思ったら、自分の家来の事を『大切な』ですって…? ち、血の戦士などというものは…、わ、わ…、我々王族にとっては、ただの道具に過ぎ…」 「この報い…、請けて頂きます!!」 がくがくと膝頭を震わせながら壁際に立ち、たどたどしくも必死にこちらを詰り付ける姉姫の言葉をピシャリと遮った姫は、 傍らにいるヒロの腕をそっと優しくとると、その、深く信頼する血の戦士を伴って、囚われのシルヴィア主従の前へと進み出た。
408 :
376 :2008/11/24(月) 23:35:09 ID:2m5QIYzu
「な…ッ!何をする気なのッ!!」 ほんのついさっきまでとは立場を正反対にした姉姫の問い掛けに、もちろん妹姫は一切答えず、 自分の横に立ってシルヴィアと同じくらい気が気ではない思いをしているヒロの方を振り向くと、 その身体を、また、ぎゅっと愛しげに抱き締めた。 「ちょ、ちょっと!姫ッ!!」 「ふふん!ヒロ。お前、先ほど、『僕の初めては姫のものだ』と言ったな?」 「え…!ええッ!?そ、それは、その…、あの…、ええと…」 「この場で私が、お前の『初めて』とやらを貰い受けてやる」 「え…!?」 「そして私を…、その逞しい自分自身で…、ヒロ、お前のものとせよ!」 いくら朴念仁のヒロとて、こうまで言われては己の主人の意図するところに気付かざるを得なかったが、 しかし、時、既に遅し。 「でも、姫!初めてがこんな所じゃ…」 「愛しい者の身体こそ、私にとっては無上の褥なのだ」 「姫ッ!ちょっと待ってよ、姫!!…んぐッ!」 あっという間に、ドギマギと大慌てする初心な従者の両のほっぺたを姫の掌が柔らかく、しかし、しっかりと包みこんで、 その、成す術を知らずにただパクパクと開閉を繰り返すヒロの唇を、素早く近付いてきた姫の柔らかな唇が、 その全体を包も込むようにしながら、そっと静かに閉じさせた。 「んんッ!」 そのままヒロの唇をチロチロとなぞるように嘗め回していた姫の舌先が、 ちょっと力を入れて閉じられたままの従者の上下の唇を何とか割り開こうと、その隙間にグイグイと押し入ってくる。 「駄目…、んッ!!」 シルヴィアたちからの食い入るような視線を痛いほどに感じながら、 ヒロは、いけない戯れを仕掛ける主人を懸命に静止しようとするが、逆にその隙を衝かれて、 その口腔内への姫の舌先の侵入をあっさりと許す破目になってしまった。 「あ…、んッ…!」 「んむ…ッ!」 始めは、姫の身体と舌先をどうにかして押し返そうとしていたヒロだったが、 容赦なくグイグイと胸元に押し付けられる両の胸の膨らみのえも言われぬ柔らかさと、 くんずほぐれつの闘いを繰り広げるうちにじわじわと伝わってくる舌の甘さと温かさに、 とうとう仕舞いには、従者のその腕は、愛する主人の華奢な背中をくまなく愛しげに撫で回し、 その口は、主人の唾液と舌の全てを吸い取ってしまおうと、貪欲に蠢き始めた。 「んんんッ…!ん…ッ、はぁ…」 「く…ッ、あ…、あ…ッ!」 やがて、密着していた二人の身体の間にこじ入れられたヒロの掌が、姫の黒いドレスの胸元を弄り始め、 それのお返しとばかりに、 姫の指先が、ヒロのズボンの股間をパツッと突っ張らせているものの形を確かめるようにしながら優しくなぞり上げていく。
409 :
376 :2008/11/24(月) 23:36:21 ID:2m5QIYzu
「そんなにしては、くすぐったいぞ…」 「姫…、もう…、僕…」 まず、ぎこちなくも初々しいヒロの掌の動きに姫が降参し、次いで、忠実な従者も辛抱の限界を愛しい主人に訴えると、 二人は、キスを交わす口元を離そうとはしないまま、互いの身を包んでいる今は邪魔でしかない布を、 一枚、また一枚と、その無理な体勢を崩さぬまま器用に剥ぎ取り合い、そして終に、一糸纏わぬ姿を蝋燭の明かりに晒した。 「よいか、ヒロ…。何時の時でも、女子は、優しく丁寧に扱うものだ…」 「はい…」 例の机の上の、さっき姉姫と女従者が痴態を繰り広げたのと丁度逆の位置、 今、シルヴィアとミカサが繋がれている場所から良く見える場所に、姫はゆっくりと腕を伸ばしてヒロを仰向けに押し倒し、 そして、その上に、自分自身の白くて細い身体を絡み付かせるように重ねていく。 「これが…、私を想ってくれる男の匂いか…」 姫は、決して厚いとはいえないヒロの胸板に鼻先をゆるゆると這わせて、その汗ばんだ肌の匂いを一頻り楽しむと、 そこにちょこんと付いている、まだ色素の沈着が不十分な薄桃の色味が残る小さな乳首を、チュッと音を立てて口に含む。 「あ…ッ!姫ぇ…」 唇の間に捉えたヒロの乳首を、姫の舌先が、唾液を塗りつけるようにしながらコロコロと転がすように弄ぶと、 すぐに、その乳輪の毛穴の全てがざらざらと立ち上がり、乳頭もコリコリと膨らんで主人の舌先を押し返してきた。 「はぁ…、はぁ…、姫…、姫ぇ…!!」 乳首に加えられる刺激にとうとう堪え切れなくなったヒロは、先ほどから、主人の艶やかな金髪の後ろ頭を撫でていた手を、 今度はその背中に回すと、一気にぐるりと寝返りを打つようにして姫の身体の上に自分のそれをもってきた。 「…」 一旦胸元を話して見詰め合う短い合間に、ヒロは、姫からの大切なアドバイス―女には、何時でも優しくしろ―を思い出し、 組み敷いた姫の可愛らしい唇に、そっとそっと口付ける。 「ヒロ…」 「姫…」 ヒロの唇と舌先は、姫の頬から耳、首筋から鎖骨を優しく丁寧になぞり降り、胸の膨らみの麓へと到着すると、 いささか唐突に、恥ずかしげに赤く尖り痼るその頂点全体を、チュウッ!と唇の間に勢いよく吸い込んだ。 「ああッ!!」 姫の細い身体がピクンと反り返り、その反応の強さに慌てたヒロは、思わず主人に詫びる。 「ごめんなさい…」 だが主人は、鮮やかな桜色に染まった頬をふんわりと綻ばせただけで、 その掌でそっとヒロの後ろ頭を押さえてその髪を撫でながら、愛しい従者の唇に、再び自らの乳首を含ませた。 「あ…ッ!はぁ…、はぁ…、んんッ!」 短く熱い途切れ途切れの姫の喘ぎと、 主人の乳房を揉みしだきながらその頂点を吸い立てるヒロの唇から漏れるチュウチュウという湿った音が支配するその空間に、 カチャリカチャリという軽い金属音が混じり始める。
410 :
376 :2008/11/24(月) 23:39:12 ID:2m5QIYzu
「ん…ッ」 姫の乳首の固さをコリコリと前歯で確かめながら、ヒロが横目でその音の方を窺うと、 立った状態で片手を壁に繋がれているシルヴィアが、こちらを食い入るように見詰めながら、自由の利く片手で、 自らの女の中心を弄っては、その腰を切なげにくねらせていた。 また、少し離れた所に同じような姿で繋がれているミカサは、さすがにそこまで露骨ではなかったが、しかし、 頻りに両の太股をモジモジと擦り合わせては、主人と同じ様に腰を艶かしくくねらせている。 「(なるほど、姫の狙いはこれだったのか!)」 如何にも物欲しげなシルヴィア主従のもどかしげな腰つきに、どうした訳かスウッと冷静になって行く自分を感じたヒロは、 「よし、そういう趣向なら…」とばかり、姫の身体からその身を起こすと、 今まで夢中で吸うばかりだった愛しい主人の形のよい両の乳房を、 指や手首、そして肩や肘の関節を十分に使い、その上、上半身全体を前後に大きく動かして、 超高速度カメラのスロー再生もかくやというほどのゆったりとした速さで、ゆっくりとゆっくりと、 大きな円を描くようにしながら、文字通り、その芯の芯、その奥の奥までを、丹念に丹念に揉み解し始めた。 「はぁ…、はぁ…」 そんなヒロの大胆だが丁寧な愛撫にたちまち敏感に反応した姫は、 大きくゆっくりと我が胸を揉みしだく血の戦士の腕にその腕を絡み付かせながら、 形よく尖った顎先をぐっと天へ差し上げて、何度も何度も、甘く熱い息を途切れ途切れに吐き出すばかりである。 「姫…」 囁くように主人に声をかけて許可を乞うた従者は、身軽に机から降りると、姫の両足をじれったいほどの時間をかけて開き、 その内奥がどれくらいドロドロに蕩けきっているかを、壁に繋ぎ止められている哀れな女主従に見せるともなく見せ付けると、 机のすぐ傍に跪いて、淫蜜をたっぷり含んだ主人の秘花を、ほんの少しずつ少しずつ啄ばむようにして食べ始めた。 「ああッ!ヒロ…ッ!!あああッ!!」 姫は、まるで握り潰すように自分で乳房を揉みながら髪の乱れも構わずに首を激しく横に振るが、 しかし、ヒロは、あくまでも丹念に丹念に、主人の秘花の隅々にまでピチャピチャと舌を這わせては、チュウチュウと啜り立てる。 そして、ヒロの背後では、カチャカチャとい金属音に混じって、例の女主従がそれぞれに自分を慰める喘ぎと淫らな水音が、 ひときわ大きくなっていた。
411 :
376 :2008/11/24(月) 23:41:34 ID:2m5QIYzu
「ヒロ…!」 「はい…」 切羽詰った我が主人からの呼び掛けに、ヒロはすっくと立ち上がって半身を捻り、張り詰めて出番を待ち侘びていた牡を、 シルヴィアたちにそれを見せ付けるようにしながら、蝋燭の薄明かりに翳すように振り立てた。 「…」 愛しい姫のきれいな喘ぎ声を聞きながら、生唾を飲み込む淫猥な女主従に背を向けたヒロは、 ぱっくりと割り開かれたまま自分を待っている愛しい主人の女の中心の入り口に、その牡の先端を宛がい、 最後の了解を得る。 「姫…、いくよ…」 「ヒロ、来い!」 艶かしくも凛々しい姫の命令に、ヒロは、余人がいまだ触れた事はおろか垣間見た事さえない、 薄い桜色の一片の幕が慎ましやかに護っている主人自身の秘密の入り口を、無心の境地で一気に突破した。 「痛ッ!」 ギュッと強張った大切な主人の身体にヒロの身体が優しく覆い被さり、そしてそれを慈しみ深く包みこむ。 「痛みが治まるまで、こうしているから…」 「…、んッ…、うむ…」 しっかりと抱き締めてくれている血の戦士の胸元に縋り付き、何とかコクンと首を縦に振る事が出来た姫は、暫くの間、 ぎゅっと固く目を閉じたまま、ヒロの肌の濃い匂いが香り心臓の音だけが聞こえる世界に居続ける事を望んだ。
次回はいよいよ最終回の予定ですが体力が続かなくなってきました…
ぐっはぁ…www 姫が可愛いすぎる…!ww ゆっくりでもいいので頑張ってください! 続きwktk!
くぅ〜、またもいいところで… 続きはマイペースに頑張ってくれ! …と言いつつ、やっぱり待ちきれないからできるだけ早く頼むw
GJ! (*´Д`*)ハァハァ
416 :
376 :2008/11/25(火) 22:03:47 ID:3zGuovnR
こうして、互いに『初めて』を与え合った姫とヒロだが、二人にとってこの聖なる宴はまだ始まったばかりだった。 「ヒロ…」 「姫…。もう、大丈夫?」 「うむ…」 美しい主人が、漸く落ち着いてきた呼吸の最後の一つを熱くて深い溜め息に変えて従者の胸元にそっと吹き付ければ、 それに気付いた誠実な血の戦士は、胸元に抱え込んでいる姫の頭を静かに解放し、 そして二人は、うっとりと甘い熱を帯びた視線で互いの瞳の奥底を覗きあいながら、ほんの軽い口付けを何度も何度も交わす。 「ヒロ」 「はい」 「王族の血は、血の戦士にとって生命の源だ…」 「うん」 「ならば…」 「?」 「それを、一滴たりとも蔑ろにしてはならん。そうだな?」 「…はい」 始めのうち、姫の言葉の意味するところが良く分からなかったヒロだったが、姫が、その細い腰をもぞもぞと動かしながら、 初々しいその肉穴を、中に迎え入れている愛しい従者の牡の大きさと硬さを確認するかのようにきゅっと軽く締めたので、 漸く、初心な血の戦士も主人の真意を理解した。 「抜くよ…」 姫の艶やかな金髪を愛しげに一撫でしたヒロは、 幸せそうな薄紅色に染まりきっている主人の細い身体からゆっくりと身を起こし、慎重に慎重に腰を引いていく。 「んッ…」 チュプッという微かな湿った音と共に大切な主人の胎内を離れ、愛の蜜に照り光りながら再び外界にその威容を現した牡を、 壁に繋がれている例の淫蕩な女主従に見せつけかたがた、ヒロが蝋燭の明かりに翳して確認すると、 確かに、姫の初めての血が、太く脈打つその茎の根元近くに、縋り付くように纏わり付いているのが分かった。 「姫…」 心の底からの労りが込められたヒロの声音に、姫は、ほんのりと染めた目元を幸せに細める。 「痛かったら、すぐに言ってね…」 姫が返事の代わりに熱い溜め息を一つつくと、ヒロは、先ほどと同じように机のすぐ傍らに跪いて主人の両足をそっと開き、 心ならずも痛い思いをさせてしまったその女の中心の入り口に滲む聖なる血を、まるで傷付いたその粘膜を癒すように、 その赤が混じりこんだ秘蜜ともども、丁寧に丁寧に、優しく優しく舐めとっては、それを何度も何度も美味しそうに飲み下していく。 「ああ…、ヒロ…、ヒロ…」 ヒロの舌先からひしひしと伝わってくる純粋で強い優しさに、ついさっきまでその場所を支配していたジーンと鈍い疼きが、 あっという間に何にも換えがたい幸せの証に変じていく不思議を、姫は、その快感に朦朧とし始めた脳裏で何度も反芻した。
417 :
376 :2008/11/25(火) 22:05:19 ID:3zGuovnR
だが、その身体に不思議な変化を感じていたのは、一人、姫だけではなかった。 「(この感じ…、何だろう…?)」 姫の聖なる初めての血を一口飲み下した瞬間から、ヒロは自分自身の精神と肉体に訪れた奇妙な異変に気が付いた。 それは、最初にその血に触れた舌先から口腔、喉、そして胃の腑を中心に身体全体へと波紋のように広がっていったが、 まず、身体中の隅々までが、洗いたての肌着に着替えたかのようにこの上もなくすっきりと爽快になり、 次いで、実際に体格の変化を伴っているかも知れないと思われるほど要所要所の筋肉にモリモリと力が溜まり始め、 最後に、そうした心と身体が完全にぴたりと統合されたことで、 ヒロは、我と我が身が、姫を護る無敵の勇者に生まれ変わったのではないかと、心の底から、この変化を不思議に感じた。 そう、姫の言うとおり、血の戦士にとって王族の血は正に“命の源”だった。 「ああんッ!ああ…ッ!!」 「はぁ…、はぁ…」 初めて愛する男の牡を受け入れた女の中心を優しく愛撫される幸せな快楽に、その白く細い身体を艶かしく躍らせる妹姫と、 その秘花を優しく、熱心に、そして執拗に貪り続ける血の戦士の艶姿を見せ付けられながら、 厭らしく粘着く涎をだらだらと滴らせ続けるそれぞれの雌に互いの指先を近付けることすら適わない女主従は、 ただ無心に自分自身の中心を弄り慰め続けるほかになかったが、そんな哀れなシルヴィアたちに、 ヒロが更なる淫猥な制裁を開始する。 「姫を…、吸うよ…」 わざと例の女主従にも聞こえるように自身の行動を姫に説明すると、 その聖なる血の滴りによって新たな力を得た従者は、 愛しい姫の女の中心の前の縁で切なげに濃い赤に膨らみ起っている可愛らしい淫豆に、微かな音と共に吸い付いた。 チュッ… 「ひゃああッ!」 ピクン!と大きくくねりうねる姫の腰の両側をそっと掌で押さえながらも支えつつ、ヒロは、その鼻先を柔らかな巻き毛に埋めて、 唇の先で摘むように挟み込んだ小さいけれども元気のよい主人の秘芽を、クニクニと優しく揉んでは舌先で唾液を塗りつけ、 それを舐めとるように吸い立てながら、再び両の唇でその硬さを確認する事を何度も何度も繰り返していく。 「ヒロ…!ヒロッ!!」 「はい」 細い腰をぐっと仰け反らせながらの危機を孕んだ姫の呼び掛けに、その赤く腫れ上がった小さな豆から潔く唇を離したヒロは、 わざと落ち着き払った声音で、主人を落ち着かせるように優しく返答した。 「お前の主人として…、命じる…」 「はい」 「ヒロのものとなった私の中を…、余す所無く…、探れッ!」 「はい…」 「お前の…、その…、ヒロのもので…、ヒロ自身で…、私の中を…、くまなく尋ねて廻り…」 「はい…」 「私の魂まで…、全てお前のものとせよッ!!」 途切れ途切れの上に、ほんのついさっき女性を知ったばかりの初心な少年には難解な命令だったが、 しかし、ここで、ほかならぬ姫の聖なる血が、ヒロの心と身体を直接に導き始める。
418 :
376 :2008/11/25(火) 22:06:42 ID:3zGuovnR
「姫…」 ヒロの肉体に沸々と湧き上っては満ち満ちてくる強くて不思議な力と、それを完全に支配している清明で強靭な精神は、 共々に、「汝の大切な愛しい姫をして、至高の快楽へ誘い導くべし」と明らかに高らかに告げ知らせていた。 「分かったよ…」 微かにヒクついては滑らかな秘蜜を溢れさせながら愛する牡の到来を今か今かと待ち侘びている姫の女の中心の前で、 決意と覚悟の表情も凛々しく両の足を踏みしめて立つヒロの身体が、サァッとばかり美しい純白に変化する。 「!」 その精神を冷静に研ぎ澄ましたヒロは、自分の背後でこの変化に驚く淫らな女主従の気配に気付いたが、 シルヴィアたちを焦らし尽くす制裁など、愛する姫を絶対の快楽へと導く余禄に過ぎぬとばかり、 片方の手で、その逞しく聳え立つ牡を大切な主人の真っ赤に熟れ切った中心へと宛がうと、 もう一方の手を姫の腰にそっと優しく添え、そして、力強くも慎重に、その身体全体を姫へと近付けていった。 「くう…ッ!」 姫の腰が妖しくうねり、その動きが、最奥を目指して前進するヒロの牡の先端に熱く蕩ける肉襞を複雑に絡み付かせるが、 しかし、主人を快楽の高みに導く聖戦士となった少年従者にとって、それは、僅かにこそばゆいという程度の刺激でしかない。 「はぁ…、はぁ…、ああ…ッ!」 初々しくも狭隘な主人の肉穴の中をゆっくりゆっくり掻き分けながら進んでいた従者の頼もしい屹立の赤く固い先端が、 とうとう、その終点にプクプクと膨らんで身構えていた子宮口へと辿りついた。 「あ…、あ…ッ!、ああッ…!!」 そこをコツコツと二、三回軽くノックするように腰を突き入れたヒロが、 激しく喘ぐ美しい主人の腰にその両手をしっかりと、しかしあくまでも優しく添えると、 それは、縋り付くようにスルスルと伸びてきた姫の白くて細い腕に、成す術もなく絡めとられてしまった。 「ヒロ…」 その腕を手繰り寄せながらトロンとした眼差しで甘く語りかける姫の上半身にそのまま素直に覆い被さったヒロは、 思ったより複雑に絡んでいる主人の細い腕を優しく丁寧に解くと、その形のよい肘先をくいっと頭の方へと上げて、 普段は目にしていても、このような事をする機会など全くなかったその腋窩を露わにすると、 濃い汗を纏って濡れ輝いている柔らかそうなその窪みに、尖らせた舌先をそっと差し入れた。 「ああ…」 姫が、熱い溜め息と共に肘先を更にぐっと背中側に反らせて、そこをヒロへと突き出すようにしてくれたので、 従者は、その表面ばかりではなく毛穴一つ一つの奥に溜まった汗までを吸い出しては舌の表面で転がして味わいながら、 生えかけの毛先のざらつきを、思う存分に堪能した。 「ヒロ…、気に入ったか…?」 「はい…、とっても…」
419 :
376 :2008/11/25(火) 22:08:18 ID:3zGuovnR
ヒロにとって、姫のその部分は匂いだけでもミカサのそれなどとは全く比較にならぬほど魅力に充ちたものだったが、 一方、姫が甘い吐息混じりにそうした問い掛けを発したのには訳があった。 従者が腋を夢中で貪っている最中、自身の胎内に差し込まれているその牡が尚一層大きさと熱さを増したのを、 主人は敏感に感じ取っていたのだった。 だが、それに全く気付かないままの血の戦士が主人の両腋を味わい尽くして上半身を起こすと、その牡の先端が、 姫の膣肉を押し上げながら手前に引っ張るように刺激した。 「あ…ッ!ヒロッ!!」 思わず仰け反って嬌声を上げる姫の敏感な反応に、ヒロは、それが、自らの牡が主人の内奥を捏ねた結果だと気付いた。 「姫…」 最重要の主命であるところの、『その中を、余す所無く探り、くまなく尋ねて廻る』を実行に移す決意を固めた従者は、 ほんの僅かに腰を上ずらせて、カリ首のエラの上の縁を愛しい主人の膣壁に押し付けながら、その腰を慎重に引いてみた。 「ああん!」 顎先をぐっと上げ、背筋をピン!と反り返らせた姫の口元から、普段では全く想像できない位に甘い喘ぎが迸り出る。 「(こうすれば姫は喜んでくれるのか…。よし!)」 ヒロが、愛しい主人の言い付けに忠実に則って、その腰の向きを上へ、下へ、右へ、左へとほんの少しずつ換えながら、 そしてその角度も、浅く、深く、と微妙に調節しては、硬く腫れた牡の先端で熱く蠢く襞壁をグイと押し遣るようにしながら侵入し、 名残惜しそうにきゅんと縮んで引き留める膣肉に絡む秘蜜を、膨れ尖ったカリのエラを使ってゆっくりと掻き出す事を繰り返すと、 その度に、離れそうになってはまた深く繋がり直すその二人の間から、グチュッ、ビチャッと何とも卑猥な水音が上がった。 「あ…ッ!ああ…ッ!ヒロ…!ヒロッ!!」 「姫ッ!」 ヒロの捏ね回すような腰つきから繰り出される予想がつかない複雑な牡の跳梁に、姫はその内奥の秘肉を縦横に翻弄され、 あまつさえ、その最中に真剣な従者が見出したヒットポイントを、やはり、縦横十文字に思う様なぞられ突かれ抉り付けられて、 その挙げ句、美しい主人は、熱湯に放り込まれて苦しみ抜きながらもやがて鮮やかに赤く茹で上がっていく甲殻類のように、 華奢な白い身体を淫靡に匂い立つような深く濃い紅に染め上げつつ、その細い手足を気だるく頼りなげにバタつかせては、 息の続く限りただただ必死に愛しい従者の名を呼び続けながら、底無しの快楽の深みへじりじりと追い詰められていった。 「ヒロ…!…、もう…、私は…、あああッ!!」 「姫ッ!今…、今、姫の全てを…、僕のものに、するからッ…!」 「ヒロ…、ああ…ッ!ヒロ…ッッ!!」
420 :
376 :2008/11/25(火) 22:10:47 ID:3zGuovnR
蝋燭の炎に肌に浮かべた玉の汗を煌めかせながら、腰を中心にして踊るように揺らめき蠢くヒロの肉体には、本当は、 まだまだ余裕があった。しかし、ヒロの精神は、 この自分が突き立てた牡を必死に銜え込んだまま懸命に我が名を呼び求める狂乱の渦中の主人と、 今すぐにでも一つになりたい、いいや、今すぐに一つにしろ!と血を吐くほどの絶叫を、先ほどから繰り返していた。 「姫ッ!一緒に!!」 「ヒロ…、ヒロ…ッ!!」 「そう!一緒にだよッ!!」 姫の頭の両側にしっかりと手を突き、 その牡の先端で、自らが見出した姫のヒットポイントを集中的にグイッ!グイッッ!!と抉り回すヒロの腰の力強い律動に、 愛する従者の首筋に無心でしがみ付きながら「はあッ!はあッ!」とリズミカルに息を弾ませる主人の腰の動きが追い縋る。 「姫ッ!…、い…、いくよッ!!」 「ひ…、あ…ッ、ああああ…ッッ!!」 絶妙なシンクロを見せる二人の若い肉体の動きが、 ビシャッ、ビシャッ、と打ち付ける水音を大きくしながら次第に早く強くなっていき、とうとう目の前に現われたその限界を、 二人は互いの身体に思い切り縋り付きながら、殆ど同時に突破した。 「ぐうッ!!」 「あ…ッ!!」 さすがのヒロも思わず瞼と顎にギリギリと力を込め、姫は細い喉元を詰まらせて軋るような短い叫びを上げると、 涙と涎が混じって糸を引く汗の粒を飛び散らせながら、一頻りその身体を腰を中心にガクガクと激しく痙攣させ続けた。 「姫…、大丈夫?何処か痛いとか、苦しいとか、そういう所は無い?」 「うむ…。ヒロ…、よくやった…」 「姫…!」 「ふふん」 漸く精神と肉体の高揚から解放された二人は、 壁に繋がれたままの哀れな女主従からの羨ましそうな視線を全く気にも留めずに、 まだ熱の去らぬ汗に塗れた肉体を優しく優しく撫で合いながら、お互いを心から労わった。
申し訳ない事に最終回になってません 次回は淫乱女主従を大いに攻め立てたいと思います
大いにgj……!! 待ってますよーw
ヒロさん恐ろしいなw
ヒロは腋フェチなんだなw
フランシスカのパンチラのせいで他のキャラがタロイモにしか見えない・・・
426 :
376 :2008/11/27(木) 21:51:19 ID:PjDhuvTP
>>422 お待たせしました。ちょいと駆け足気味ですが、いよいよ最終回です
>>423 >>424 ヒロは好きなキャラなんで、どうしてもいろんな事(!?)をさせたくなるんですよ
427 :
376 :2008/11/27(木) 21:53:24 ID:PjDhuvTP
身体を重ね合わせたままの二人は、ただ熱い溜め息をつきながら互いの髪や頬を愛しげにそっと撫で合っていたが、 しかし、そんな甘い雰囲気に水を差すように壁際からカチャカチャとひっきりなしに聞こえてくる手錠の鎖が鳴る音に、 姫は、ふんわりと緩めていたその表情を、如何にも不愉快げに曇らせた。 「よし…」 優しく自分の胸元に合わせられているヒロの少し薄い胸板に、姫はそっと掌を押し当てて、その腕にほんの少しだけ力を込めた。 「はい」 素直に姫の身体から身を起こしたヒロが、愛しい主人の胎内から落ち着気を取り戻しつつある牡を静かに引き抜くと、 つるんとその先端がそこから離れるのを追い掛けるようにして、かなりの量の真珠のように艶やかな色味を持つ粘液が、 その女の中心からヌルヌルと湧いては溢れ出た。 「姫」 「うむ」 しどけない姿で机の上に横たわる美しい主人は、忠実な血の戦士から丁寧に差し出された手に掴まって身を起こすと、丁度、 シルヴィアの真正面に当たる机の縁に腰掛けて細くて長い足を優雅に組みながら淫猥な姉姫を冷ややかな生ざしで見詰め、 床に下りて姫に寄り添うようにすっくと立って控えるヒロも、その身体からキメラを抜き取られたミカサへ、複雑な視線を送った。 「さて、シルヴィアお姉さま…」 「あなたに、そんな趣味が…。血の戦士との交わりを他人に見せ付けて高揚を得るなんていう趣味があったなんて、 私、今の今まで全然存じなくてよ!」 下手に姫の機嫌を損ねれば命まで奪われかねないという状況に開き直ってか、或いは、 想い合う者同士の愛の交歓を本心から羨んでのことか、自身の好色を棚に上げた姉姫は、ヒロの主人を挑発しに掛かる。 「羨ましいですか?お姉さま」 「まあ!何を言い出すかと思えば…」 挑発を真正面から受け止めた姫からの逆捩に、シルヴィアは一瞬言葉と顔色を失いかけるが、 それに構わず、妹姫は、傍らに立つヒロを抱き寄せると、すっかり大人しくなっているその牡に指を伸ばした。
428 :
376 :2008/11/27(木) 21:54:26 ID:PjDhuvTP
「このヒロは、どのような危機の折りでも危険の中でも、何時もこの身を盾として、私の事を護り抜いてくれます」 「そんな事、血の戦士の当然の務めなのではなくて?」 「それに、先ほどご覧になったように、私の事を、女として深く強く愛してくれているのです」 「あははははは!リリアーヌ!あなた、余り好色が過ぎておかしくなってしまったようね!! 我々王族と血の戦士は、主従の関係よ!王族が主人、血の戦士は、それが如何に優秀でも、家来は家来、下僕は下僕なの!! そもそも、主人に恋慕する下僕など身分不相応も甚だしいのに、王族であるあなたまで、下僕に身を任せた挙げ句、 それを自慢にするなんて、全くどうかしているわ!!今からでも遅くありません。姫ちゃん、あなたの立場を思い出して頂戴ッ!!」 姫の指に優しく揉まれるヒロの牡は、一脈ごとにビクついては着実に逞しさを取り戻していったが、 狼狽しながらも激しく苛立つ姉姫が不用意に口にした姫の本名を聞き逃さなかった忠実な勇者は、 またも全身を美しい純白に変化させると、シルヴィアをギロリと睨み付けながら、 グゥッと力を込めて聳え立たせた牡をぷるんと一振り振り立てて、 壁際に立たされている淫蕩な王女の股間の方向へ、それを突き付けるようにグイとばかり突き出した。 「ひッ…!」 「いいえ、お姉さま。私に対して、血の戦士としてのヒロは忠誠を、男としてのヒロは愛情を、 それぞれ捧げ尽くしているのです。一人ながら二人分の働きをするこの血の戦士は、私にとっての宝です」 ヒロの威勢にたじろぐシルヴィアに畳み掛けながら、姫はその細く白い指先で、 力強く反り返る従者の先端から根元までを何度もなぞるように一頻り撫で回すと、更にそれは脈打ちながら尚一層いきり立った。 「ご覧ください、お姉さま。我が愛する家来の、この逞しい姿を…」 ごくりと下品な音を立てて生唾を飲み下す姉姫の視線を釘付けにしている牡から、姫はそっと指を離すと、今度は、 その表面に巻き毛が生え揃ったばかりの袋を下から持ち上げるようにしながら、それをやわやわと弄ぶように揉み解し始める。 「姿だけではありません…。先ほど、お姉さまもその場所から、一部始終をご覧になっていらっしゃったでしょう…?」 再び従者の屹立に絡み始めた姫の白い指先が、それと全く対照に硬く真っ赤に腫れ膨れるヒロの先端をくすぐるように撫で回すと、 縦一文字に鋭く開いた鈴口から、透明な粘液がジュクジュクと滲み出してきた。 「…!」 敏感な箇所を焦らすように攻められているのだから、 少年従者はさぞかし難渋しているに違いないものと見当を付けてヒロの表情をちらと盗み見たシルヴィアは、 不敵な笑みを浮かべながら平然とこちらを見遣っていた血の戦士と目が合ってしまい、その身を軽く強張らせる。 姫の血の戦士は、主人の秘血をその体内に取り込んだことで、鍛え抜かれた鋼のような精神力と肉体を掌中に収めていた。
429 :
376 :2008/11/27(木) 21:55:07 ID:PjDhuvTP
「いささか疲れた…。それに、湯浴みもしたい。では、ヒロ。帰るとするか…。その鍵の束を忘れるなよ!」 「はい!」 ひらりと身軽に机から降りた姫に、ヒロがそっと身を寄せながら嬉しそうに返事をする。 従者は決してサディストなどではなかったから、身体の自由を奪った相手を如何こうしたいとなど少しも思わなかったし、 何より、「この場から鍵の束を持ち出し、よい頃合いを見計らってそれをフランセットに返す」というだけで、 シルヴィア主従への十分な“お灸”になるはずだと心中密かに考えていた通りに事が運び始めたのは本当に幸いだった。
430 :
376 :2008/11/27(木) 21:56:00 ID:PjDhuvTP
「お…、お待ちなさい!」 「この鍵の束は、私が暫くの間預からせていただきます。いいですね?」 ここまでの遣り取りまでは、ヒロも安心していられた。だが… 「そんなものは、どうでもいいの!」 優しい血の戦士は、思わず「えっ!?」となったが、しかしその思惑を台無しにするような方向へと、 他ならぬシルヴィア自身の導きによって、話はどんどん進んでいく。 「では、何ですか?」 「あなたはさっき、如何にもそのヒロが無敵だと言わぬばかりでしたけど、本当にそうなのかしら?」 「ほう…。私の大切な血の戦士の優れた力を、お姉さまはお疑いになられるのですか?」 「あなたにとっては最も頼もしくても、他の者を相手にした時は、果たしてどうなのかしら…?」 姫の従者の対戦相手を「主人の命を狙う刺客」から「女」へと巧みに転換させてしまった姉姫に、ヒロは眉を顰めたが、 しかし、自らの愛しい主人は、何とその勝負をあっさりと受けて立ってしまった。 「いいでしょう…」 「(あ〜あ…)」とヒロは密かに嘆息するが、でも、これで“命の遣り取り”は無くなったわけだ…、と従者が安堵したのも束の間、 厭らしく口元を歪めた姫からのとんでもない提案を耳にした血の戦士は、思わず頭を抱えそうになる。 「では、試してご覧になりますか?」 「ふん!面白そうな趣向だこと。そういうことなら、先ず…」 壁に自身の身体を繋ぎとめている手錠をジャラリと鳴らして、シルヴィアがミカサを振り返る。 「ミカサ!」 「はい」 またも狂気を孕み始めた女主人の声音とは対照的に、やはり壁に繋がれている従順な女従者が、静かに返事をした。 「あなた、このヒロの相手をなさい!」 「はい」 「ヒロ、よいな?」 「…、でも…、姫…」 困惑し切った視線を向ける従者に対して、姫は自身満々の表情でしっかりと頷いてみせると、 そのまま、「(ありゃりゃりゃ…)」心中深く苦り切る血の戦士の手元に視線を落として、 そこに携えたその鍵で、姉姫主従を解放するように、と無言で促した。 「うん…」 身近に歩み寄った妹姫の忠実な従者に、自分の細い手首を戒めている手錠に目を遣った姉姫は、一言短く番号を告げる。 ヒロは、金属の輪に通されている幾つもの鍵の中から、摘みの部分に指示された番号が刻印されている小さな一つを使って、 シルヴィアの白くてスラリと長い腕を解放した。
431 :
376 :2008/11/27(木) 21:56:55 ID:PjDhuvTP
「ふん!」 淫蕩な姉姫は、自由になったばかりのその手の先を優雅な仕草でスッとヒロの胸元に突き付けるように差し出し、それに、 下から支えるようにして自分の掌を添えたヒロは、そのまま、シルヴィアが元々座っていた豪華な椅子までエスコートしていった。 そして、その後に従うようにして、姫も元の座席に深々と腰を降ろし、ゆったりと足を組む。 「キーホールの横に打刻してあるわ」 姉姫の指示に従ってヒロが選んだ鍵で拘束を解かれたミカサは、いきなり例の机の上にひらりと身軽に乗ると、 少年従者に向かって突き出すように伸ばした細く美しい両足を、惜しげもなくその奥まで開いて見せた。 「…」 その、年頃の少女には全く似つかわしくない仕草と、感情の全てを捨ててしまったようない女従者の顔に、 少なからぬ嫌悪の情を感じた優しい血の戦士は、背後で事の推移を見守る王族姉妹からの叱責を覚悟の上で、 じっとこちらに視線を合わせているミカサへ、静かに言葉をかけた。 「嫌なら『嫌だ』って言っていいんだよ」 「余計な事を言うな。私はシルヴィア様の血の戦士だ。主人の命令ならば、どんな事でもするのだ!」 全く何の感情の篭っていない言葉を返す女従者の瞳が、ほんの少しだけ哀しげに煌めいたのを、 優しい血の戦士は見逃さなかった。普通の戦闘ならいざ知らず、 女の身の上で、こんな事を何の感情も伴わずに平然と受け入れられる筈などないではないか。 「(…!)」 姫の秘血を摂取して以来、その制御が自在となっている自身の屹立と、 目の前でぱっくりと赤い口を開けているミカサの女の中心を交互に見遣っていたヒロは、俄かに了解した。 そう、ミカサの初めては、既にセブランに奪われていたに違いなかった。 あの悪逆無道な、姫を亡き者にしたいばかりに禁忌の存在である死霊を使って、 かつては王国でも最精鋭と謳われた姫の血の騎士団を壊滅させ、先だっては人間界の小さな街を一つ壊滅させたばかりか、 あまつさえ、その罪を姫に押し付けるために裁判まで起こしたセブランであってみれば、 傍近くに仕える少女を思い付く限りの下劣な悪戯の対象にしたであろう事は、最早想像するまでも無かった。その上、 そんな屑のような主人の自滅後には、キニスキー公の拘束から自由になったこの淫蕩な姉姫に使える事になったのだから、 ミカサが、女としての幸せや喜びを諦めてしまったのも無理のない事だと、ヒロには思えた。ならば尚更、 そんな境遇にある女を、ただ自分の性技と精力の測定器としてだけ扱うなどという事が、ヒロに出来る筈など無かった。
432 :
376 :2008/11/27(木) 21:58:12 ID:PjDhuvTP
「さあ…」 何をされても抵抗しないという事に慣れ切っている女従者の、力が抜け切っていながらも強張っている身体を、 ヒロは、その腕をそっと引いて優しく起こすと、そうして机に腰掛けるような状態になったミカサの隣に自分も腰掛け、 自分の胸元へと、汗が香る悲運な女戦士の細い身体を静かに抱き寄せた。 「僕たちは、今、ご主人様の命令で“試合”を…、ええと、『手合わせ』って言うのかな?…、まあ、 それをしてるようなもんなんだから…」 「…」 「もちろん、君からも、どんどん僕を攻撃して良いんだよ」 自分を優しく抱いている対戦相手からの奇妙だがそれなりに筋が通っている提案に、 身体を支配していた無力感が少しずつ消えていくのを、女従者は自分自身でも不思議に感じていた。 「じゃあ、僕と、戦ってくれる?」 「お前がそう言うなら仕方ない。戦ってやる!」 ミカサの身体から強張りが去った事で安堵の表情を浮かべるヒロの顔を、 その胸元に抱かれたままの女従者は、挑戦的な瞳で見詰めたかと思うと、次の瞬間、 いきなり自分の身体を姫の血の戦士の身体にぐいっとばかり全て預けて、共々、机の上に倒れ込むようにして寝転がった。 「あッ…」 「むぐ…」 ヒロを組み敷いたミカサは、姫の従者の両頬を掌で挟むようにして固定すると、その唇を乱暴に奪いに掛かる。 だが、あっという間に、自分から押し付けた唇の隙間から侵入したヒロの舌先に、前歯の表面をなぞられてしまう。 「はぁ…」 「んッ!」 そんなミカサの細い背中に腕に回してきゅっと抱き締めたヒロは、 そのまま寝返りを打つようにして女従者の身体に圧し掛かると、唇を出発点にして、頬、耳、首筋…、と、 その若い肌に纏わり付く汗を舐めとるようにしながら舌先を縦横に這わせ始めた。 「ああ…」 その唇に喉仏をしゃぶられ、鎖骨を舌先でなぞられるミカサの口元から小さく熱い喘ぎが漏れ始めるが、 更にヒロは、濃い汗とシルヴィアの唾液で粘着く女従者の腋を、チュウチュウと音を立てて吸いながら、 片方の手で、まだ硬さが残る小ぶりな女戦士の乳房を鷲掴みに握り潰しては、その硬く尖る天辺をクリクリと摘み上げる。 「あッ!ああん!!」 頭の位置を胸元に移して掌と唇で本格的に両の乳房を攻め立て始めたヒロの頭を、 ミカサの掌が、そこへと更にグイグイと押し付けては、汗が染みた姫の血の戦士の髪を愛しげに掻き毟るように撫で回す。
433 :
376 :2008/11/27(木) 21:59:47 ID:PjDhuvTP
「いいかい?」 「…」 胸元から一旦顔を上げて、 女戦士の鍛え抜かれた腹筋の上に追いた手を、その臍の先へと前進させる了解をとろうとする妹姫の生真面目な従者に、 ミカサは返事をする代わりに、ほんの少しだけ両足の間をそっと開けてみせた。 「触るよ…」 「ひゃッ!」 もう既に十分濡れそぼっている女従者の秘所は、ヒロの優しい指使いに感度よく反応し、 ミカサは、あっという間に、熱く甘く息を弾ませながら切なげに腰をくねらせるまでに追い詰められてしまう。 「どう?」 「はぁ…、はぁ…」 この自分の淫液に塗れた秘花を、まだまだ泰然とした余裕の素振りで弄り続ける妹姫の戦士からの問い掛けに、 女従者は、ぐっと上げた顎先を複雑に振り立てながら、まだ降参はしないという意向を何とか伝える。 「力、抜いて…」 ヒロの優しい言葉に、女戦士の両膝の先が外側へとふっと緩み、 姫の血の戦士は、力の抜け切ったミカサの細くて長い両足をゆっくりと両側へ開いていく。 「ああッ…」 ミカサが、開ききった股間の感覚に恥ずかしげな吐息を漏らせば、ヒロの前に露わになったその女の中心は、 今での淫らな遊びで漏れ溢れさせた淫液によって縮れ毛が張り付いた大きな花びらに縁取られて、 若い雌の匂いをぷんぷんと艶かしく漂い昇らせながら、真っ赤に腫れてヒクついてはヌルヌルと妖しく光っていた。 「ひ…ッ、あ…、ああ…」 そこに纏わり付く淫蜜を全てくまなく舐めとられた上に、 硬く深紅に痼り起つ秘芽までも舌先で絡めとられそうになった挙げ句、 それを執拗に吸い立てられてしまった可愛そうな女従者は、両太股でヒロの頭をぎゅっと挟みつけながら、 自分の両の乳房を捏ねるように揉んでは腰をくねらせて、途切れ途切れの嬌声を上げるのが精一杯だった。
434 :
376 :2008/11/27(木) 22:00:34 ID:PjDhuvTP
「いくよッ!」 頃合いも良しと見たヒロが、再びそっと押し開いたミカサの股座の前で膝立ちになり、 女戦士の両の太股の付け根近くを下から支えるように持ち上げてその腰の位置を調節すると、逞しく脈打つ自らの牡を、 それを待ち侘びるかのように淫蜜を溢れさせながらヒクついている肉穴に一息に差し入れ、そのまま腰をグイと押し付けた。 「あう…ッ!!」 のたうつようにくねる女従者の細い腰を、優しく、だががっしりと両手で押さえつつ、 ヒロは、その凶暴なまでに張り詰めた先端で、 ドロドロと熱く蕩けながらまるで一個の独立した生き物のように複雑に締め付けては蠢き廻るその襞肉を、 今度は浅く、次は深く、と緩急も自在に押し遣っては引き付けながら慎重に探り、 「ここ」と見当を付けた所を、プチュ、クチャッ、と淫靡な水音を立てながら容赦なく突き、捏ね、抉りまわしていく。 「あ…、…ッ!ひ…、あ…ッ、ああッ!」 女従者は、厭らしい濃い桜色に染め上げた全身の肌にキラキラと汗を浮かせ、 息を継げぬほどキリキリと締め上げるような全身の筋肉の気持ちの良い強張りにその細い喉元を詰まらせて、 身体を細かく震わせながらも只ひたすらにその腰をヒロの動きに必死に合わせ続ける。 「うッ!んッ!くう…ッ!!んんッ!!うあッッ!!」 「あ…!ああ…、あ…ッ!ああッ!!ああああッッッ!!!」 胸元を合わせた一頻りのパン!パン!パン!パン!という激しい腰の打ち付け合いが納まると同時に、 二人の従者は、互いにひしと相手の身体を抱き締めながら、その腰を何度も何度もびくんびくんと大きく痙攣させた。
435 :
376 :2008/11/27(木) 22:02:45 ID:PjDhuvTP
「お姉さま、いかがでしたか?」 妹姫が姉に向けて発した問い掛けを聞くとも無しに聞きながら、深くて熱い溜め息と共に身体を離したヒロとミカサは、 ほんの一瞬幸せそうな視線を絡め合うと、先に起き上がった少年戦士がそっと差し出した手に、 女従者が縋り付くようにしながら身を起こした。 「ふん!」 ヒロの性技と優しさに、我が女戦士が完全に敗北してしまったのを目の当たりにしたシルヴィアは、 憤りによってか、或いは、眼前で繰り広げられた息の合った二人の睦み合いに魅了されてか、 その胸元から上の肌を濃い紅に染め上げながら、憮然として椅子から立ち上がった。 「なるほど!ヒロとやら。あなたの力、姫ちゃんが自慢にするだけの事はありそうね。 ですが、それが果たして、王族であるこの私に通じるかしら?」 妖しい煌めきを宿した緋色の瞳でこちらを睥睨しながら傲然と言い放つ姉姫の冷たくも熱い声音に、 もちろんヒロは、心中で「(シルヴィアさん…。さっき、姫と僕がしてたの見てたでしょ?)」とほとほと呆れながら呟いたが、 しかし、従者からの困惑に充ちた視線を受け止めた妹姫は、ただ意味ありげな妖しい微笑を自らの血の戦士に返すだけだった。 「ただし!」 「はい…」 やっぱりしなくちゃ駄目なのか…、と顔には出さずに悄気返るヒロに向かって、 シルヴィアはそのたっぷりとした胸元の二つの塊をぷるんと一揺すりして見せてから、高慢な態度で命令し始める。 「あなたはあくまでも『血の戦士』、そして私は『王族』よ!」 「はい…」 今更分かりきった事を…、とやはり顔に出さずに苦り切るヒロの足元に、どうした訳か、誇り高い姉姫はいきなり跪くと、 目の前に突き出ている、ミカサの粘液と混ざった白濁が生乾きのまま纏わり付いてテラテラと鈍く光り匂う妹姫の従者の牡を、 そのたわわな両の乳房でフニャリと柔らかく挟み込んで、乳肉ごとやわやわと揉み始めた。 「戦い方は、私が決めます!」 ヒロとの交わりを自分の思うように楽しみたいシルヴィアは、先ず、ご自慢の胸を使った愛撫だけで妹姫の従者を絶頂へと導き、 「私は胸だけで勝利したわ!」と威張りたかったのであるが、そんな思惑も、鋼鉄の心身を持つ少年戦士の前に、 すぐに敢え無く破綻を余儀なくされてしまう。
436 :
376 :2008/11/27(木) 22:03:42 ID:PjDhuvTP
「ああ…、はぁ…、はぁ…」 シルヴィアは、その豊かな膨らみを両脇から懸命に揉みしだくものの、その効果が薄いと見るや、 ヒロの屹立を挟み込んだ谷間に唾液を垂らし入れることで滑りを良くしてさらに揉み込み、 それでも射精に追い詰める事が出来そうもないと分かると、ぐっと目一杯顎を引いて、その赤黒く腫れ上がった牡の先端を、 ヒョットコのように必死に延ばした唇の先に咥え、全体を舐め、鈴口に舌先を捩じ込み、カリの縁をぐるりとなぞるが、 そんな事をしているうちに、気が付けば、自分自身の身体が切ない悲鳴を上げていることに気付く破目になってしまった。 「そんなに私自身が欲しいなら…、いいわ!あなたを招待してあげる!」 女の中心のどうしようもない疼きに耐えかねた姉姫は、 訳の分からない理由を口走りながらヒロを背後の机の上に押し倒すと、はしたなくもその腰に馬乗りになり、 少年従者の屹立をもどかしそうな手つきで熱く滑る自らの秘穴の入り口に宛がうと、そのまま一思いに腰を落とした。 「ああん!」 そのままシルヴィアは、厭らしく腰全体をぐりぐりと存分にくねらせては熱い喘ぎ声を上げ続けていたが、 ここでヒロは、この淫蕩が過ぎる姉姫に相応しい制裁を思い付く。 「シルヴィア姫!」 「な、何かしら!?」 急にガバッと上半身を起こしたヒロに抱き付かれて面食らった姉姫は素っ頓狂な声を上げたが、 ヒロからの嬉しいお願いに、思わず相好を崩した。 「シルヴィアさんのオッパイ、大きくて素敵だから、僕、揉みたいです」 「あ…、あら、しょうがない子ね…」 二人は、胸を合わせあった身体を器用に横に倒して、姉姫が下、少年戦士が上となって、 ヒロは、その牡をシルヴィアに深々と突き刺し直すと、そのたっぷりした二つの乳肉の塊を握り潰しながら捏ね回していく。 「な…、なかなか…、やるわね…」 「有り難う…、ございます…」 あくまでも下手に出ながら、ヒロは、それまで止まっていた腰を複雑に動かして、今度は姉姫の膣肉を思う様抉り回し始めた。 「あ…、そこ…、駄目です…、お止めなさい…」 「シルヴィアさんの中…、とっても気持ちいいです…」
437 :
376 :2008/11/27(木) 22:04:25 ID:PjDhuvTP
心にもない世辞を言いながら、牡の先端でシルヴィアのヒットポイントを探っていたヒロは、 その分布を粗方把握すると、いきなり姉姫の上から身を起こし、そして机からも降りて、 どうしたのかしらと不思議がる淫らな女主人の腕を丁寧に、だがしっかりと掴んで、やはり机の上から引き下ろした。 「何をするつもり!?」 「後ろを向いて!机に手をついてください!!」 あっけにとられるシルヴィアの汗が香る豊満な身体を、ヒロはくるんと回れ右させると、そのままその背中を押して、 自分の指示どおり、両の手を机につかせた。 「ちょっと!まさか、後ろから…」 「いきます!」 姉姫の首筋を更にぐっと下に押し付けたヒロは、 その弾みでヒョイと自分の方へと突き出されてきたシルヴィアの尻を片方の手で鷲掴みにすると、 もう一方の指の先で、熱く蕩けきっている花びらの中心を探り当て、 いきり立つ牡を、数秒前までそれが突き刺さっていた肉穴に、再び遠慮も会釈もない勢いで突きいれた。 「あうッ!もう少し、丁寧にしなさ…、あ…ッ!ああん!!」 粗略な扱いに腹を立てたのも束の間、確認済みのヒットポイントをヒロの先端で好きなように抉り回されるシルヴィアは、 あっという間に身も世も無く悶え狂い始める。 「ああ…、ああん!そこ…、そこよッ!!いい…!いいわッ!!」 ヒロがその腰をグイッ、グイッ、と大きくしゃくるように突き入れるたび、 細い背筋をビクつかせながら仰け反らせるシルヴィアの胸元からぶら下がった乳肉全体が、ブルンブルン厭らしく波打つ。 「(やったよ!姫!!)」 今や完全にシルヴィアを征服したヒロが向ける会心の笑顔に、姫は、ふんわりと頬を綻ばせて嘉賞のウインクを一つ贈ると、 そばに立つミカサに、そっと囁きかけた。 「お前、ヒロを気に入ったか?」 「…」 「まあよい。好きにしろ…」 ふふん!と横顔で優しく笑う妹姫に、女従者は、ポッと赤らめたその頬の色を悟られまいと、素早く俯いてしまった。
438 :
376 :2008/11/27(木) 22:05:17 ID:PjDhuvTP
数日後 姫の屋敷の電話が鳴る。 「はい、私、当家のメイドの日和見でございます」 『私、ミカサです。ヒロ君、いますか?』 「ああ、ミカサちゃんね!いつもヒロと仲良くしてくれて有り難う!」 『あ…、いえ、こちらこそ…』 「ちょっと待ってね」 何も知らない紗和々は、丁度訪ねて来ていたシャーウッド主従を交えて姫と一緒にテラスで歓談していたヒロに、 このところ毎日のようにかかってきている電話の内容を、そのままさらりと伝えてしまう。 「ヒロ!ミカサちゃんからお電話よ!」 「はい…。あッ!ちょっと、姉さん!!」 時、既に遅し。シャーウッドは、驚きで目をまん丸にしながら姫に問い質した。 「お姉さま!『ミカサ』とは、先ごろ我々と同盟を結んだシルヴィアお姉さまの血の戦士ではありませんか!?」 「うむ。そうだ」 「ですが、何故、そやつからヒロ宛に電話がかかって来るのですか?」 「何故だろうな…」 「何故なのだ!ヒロ!!」 「い、いやその…、本当はシルヴィアさんに呼び出されてるんだけど…」 そこに、姫の「ふふん」と笑いながらの止めの一撃… 「正しくは、シルヴィアお姉さま“にも”、であろう?」 「姫ッ!止めてよ!」 「ヒロ!女性ばかりの屋敷に呼び出されて、お前は一体、そこで何をしているのだ!!」 結局、何だかんだと言ったり言われたりしながらも、ヒロは王族の姫たちに大人気なのであった。 END
以上です。ご愛読、有り難うございました
リアルタイム乙 じっくり読ませていただくだよ
GJ!だがハーレムendて…ヒロ羨ますぃ 機会があれば、また姫とヒロのエロエロな感じのをお願いしま(ry
ハーレムエンドGJ!
もうGJとしか言い様がない! それにしても同盟くんだりその後もヒロ貸してあげるとか姫の寛大さが素晴らしいなw
保守
ふふん
446 :
名無しさん@ピンキー :2008/12/06(土) 10:26:26 ID:ksn9f3+0
age
俺も怪物王女のエロパロ書いてみるかな… 相当ハードコアなものだから人を選ぶかもしらんが
期待してるぜ
最近天上天下のエロパロ板にも投稿したが、アレと同じでマジ長いよ?
長くても桶よ
待ってます
誘導乙
大勢の前で見せ物にされた上でイカされても 普通なら発狂する程の大量の媚薬で薬漬けにした上で激しい拷問をしても絶対に肉棒でアソコを突いて下さいとは言わずに 全然、屈した表情も見せず涼しい顔の姫 しかし拷問や調教も終わり見張りも付かない隔離された監禁部屋に戻った後に。火照りきり満たされない身体を制御できずに収まるまでは激しく獣のように自慰をして耐え忍ぶ。 精神的な余裕を失いボロボロな状態は もう限界だヒロ、助けて。と涙を流し姫を弱気にさせる 実は監禁部屋はモニターされていて姫の限界が近くなのは筒抜けで後一押しに、どんな手を使うかで徹底討論が行われて居る事を姫は知らない ってのを妄想した事があるが弱気になって泣く姫が上手く出来ずに挫折した
454 :
黒仔猫 :2008/12/11(木) 00:35:22 ID:6pH+cbwN
あ〜スランプ気味なのに年末で残業だらけで仕事忙しいしなかなか 続きが作れない!月夜の誘惑の続きをお待ちの方(いるのかな?) も少しお待ちください(-_-;)
いるのかな、って……。待ってますけど、何か? ………偉そうでスンマセン。でも待ってますけど何k(ry
待ってます
誰かいませんか〜?
いるけども
いるよ
460 :
黒仔猫 :2008/12/26(金) 05:36:06 ID:ZguJ3jRT
月夜の誘惑10 令裡×ヒロ 「さあヒロ、仰向けになってその身体を良く見せなさい」 「恥ずかしいよ…もう許して…」 「改めてよく見るとヒロはおちんちんついてなければ 女の子に見えるわね、服の上からも引き締まってきた けど華奢だと思ってたのよ、肌も真っ白で羨ましいわ しかも滑々よ、乳首も綺麗なピンク色よクリクリっと」 「あ!やっやめて変になっちゃうよ!!」 「あら感度も女の子並みに感じるのね、可愛いわ♪」 「ああっ舐めちゃ!?うくぅぅぅ……」 「メス犬はこの乳首どんな風に責めるのかしら? 私とメス犬、どっちが気持ち良いか正直に言いなさい」 「そんな事…言いたくないよ…」 「嫌でも言いなさい、残念だけどあなたには選択技が ありませんのよ、私の気分しだいでヒロはこのまま 理性残った半吸血鬼にも完全な半吸血鬼、もしくは 機嫌が良くなれましたら戻してもいいのですよ?」 「そんなぁ………」
461 :
黒仔猫 :2008/12/26(金) 05:36:47 ID:ZguJ3jRT
月夜の誘惑11 令裡×ヒロ 「どうなのかしら?」 「……リザはいつも強く吸い付いてくる…」 「それだけじゃないのでしょう?全て言いなさい」 全ての答えを出し渋るヒロに令裡はヒロの 乳首を先ほどより少し強く挟んで引っ張る 「ああ!?リっリザは僕を本当に食べちゃうと思うくらい 激しく僕を求めてくるの!凄く強く抱きしめて押さえ込んで 口の中に舌を入れ込んで僕の舌を吸いながら絡めてくる!!」 「まだ全部じゃないでしょ?それと私とどっちが気持ちいいのかしら?」 「うあん!?くあ…いつも歯型ができるくらい噛んでくる! 僕の大事な所も凄く強く吸って強引に精液を飲んできて 感じすぎて苦しいけど令裡さんより気持ち良い!!」 「よく言えたわね♪…でもメス犬の方が良いって言う お口はお仕置きしないといけませんわね………ヒロ 寝たまま万歳して口を大きく開けなさい」
462 :
黒仔猫 :2008/12/26(金) 05:37:21 ID:ZguJ3jRT
月夜の誘惑12 令裡×ヒロ 令裡が命令するとやはりヒロは言う通り万歳の姿勢で 令裡のお仕置きを嫌でも受けざるえないのだ、そして 令裡は妙な液体を取り出し、ヒロの身体と口に直接 垂らしていき、自らも何時の間に脱いだのか制服を 脱いでおり、三日月の光がリザより真っ白で細身の 身体の令裡を後ろで照らして幻想さを表現する 「な…なにこれ!?熱い!熱いよ令裡さん!」 「王国の媚薬よ、人間界の物と違って体内からも 身体の外からも感じてきて我慢できなくなるのよ その証拠にヒロのここ、張り裂けそうよ」 「あっくぅぅ………」 「したくてしょうがないのでしょう?良いわよヒロ ゆっくり私の方が気持ち良いと教えてあげるわ♪」 「ぼ、僕はリザが………」 「あ…私も感じてきたわ…もう私も我慢できません事よ」 ジュニュウゥゥ 「あっあっ止めて令裡さん!ああんリザァ助けて!!」 「うん…ヒロって意外と立派な物を持ってるのね…… この名刀でいつもリザをキャンキャン言わせてるのね しかもこの期に及んでリザを求めるなんて・・・」 ジュクッジュクジュクパンパンパンッ!! 「ああああ!?もう出る!もう出っあああああああ!!」 ドビュルルル!ビュクッビュクッビュクッ!! 「あああああ止めて腰止めて令裡さん!イクの止まらっ!!」
463 :
黒仔猫 :2008/12/26(金) 05:37:53 ID:ZguJ3jRT
月夜の誘惑13 令裡×ヒロ ビュッビュッビュッドクッドクッドクッ!! 「んくあぁ・・・・イッてるのに・・・動いちゃ・・・・ 感じすぎて・・・・苦しいよぉ・・・」 ヒロは令裡の中で最初の射精からすでに30分もイキ続けている 令裡はリザへの対抗心か自分より気持ち良いと言うヒロに腹が たちお仕置き変わりに射精後の敏感に状態のヒロを腰を振り続けて イカせ続けている 「うあ・・・はぁん・・・・いっいい加減認めなさいな・・・ メス犬のあくっ!・・・強引なまぐわいより私の丁寧なあっ! まぐわいの方が気持ち良い・・・・でしょう?・・・・」 「ああ・・・ぼ・・・ぼくはリザと・・・」 「・・・・・・・頭にきましたわ・・・少々大人気ないけど 私の持てる技術を全て使ってでも認めさせてあげますわ」 「やめて令裡さん・・・もう嫌だ・・・・」 「駄目よ!第2ラウンドを始めましてよ!」 普段感情を乱すことはない令裡は珍しく乱している そのせいで令裡は何かが接近しているのに気づかない 「見つけたああああああああああああああ!!」 「え!?しまったわ!!」 「リザ!?」
464 :
黒仔猫 :2008/12/26(金) 05:38:37 ID:ZguJ3jRT
月夜の誘惑14 令裡×ヒロ 「てめえ令裡!バイクに細工しただけじゃなくあたしのヒロに 手を出しやがって!!覚悟できてんだろうな!?」 リザは絨毯のようになっている蝙蝠の上にいる令裡と 令裡の下敷きになっているヒロを見つけると走ったまま 近くの木の天辺まで上りそこから跳躍して飛び乗った 「まったく食べ物の執着心だけは素直に認めますわ」 「なっ!?ヒロは食い物じゃねえ!」 「あらどうかしら?さっきヒロに問い詰めた時確かリザは 僕を本当に食べちゃうかもっとか言ってましたわ♪」 「ああ令裡さんそれは・・・・」 「ヒロ!てめえよりによってこの吸血鬼に喋りやがって とにかくもう帰るぞ!!クソ吸血鬼の臭いが落ちなくなる!」 「お待ちなさいな、私はまだ満足していませんのよだから もう少しヒロを・・・いや3日くらいお借りしますわ」 「ええ!?ちょっと令裡さん!!」 「なんだと!?ふざけるなヒロはアタシのだ!」 「3日後には私の可愛い子羊になってますわ♪ヒロを 私の虜にしようとしたのだけど反対に私が少し虜に なりかけてしまいましてね・・・」 「だからってはいそうですかって渡せるかよ!」
465 :
黒仔猫 :2008/12/26(金) 05:39:13 ID:ZguJ3jRT
月夜の誘惑15 令裡×ヒロ 「これは私のプライドも少し関わってますのよ・・・ヒロは 私の甘美なまぐわいよりメス犬の乱暴なまぐわいの方が 良いと言いますのよ・・・だから私の方が優れていると ヒロに分からせようとした所ですわ・・・」 「へっ!ヒロはアタシの方が良いって言ってんだろ?今更お前が 何やったってアタシの方が良いって言うに決まってら」 「あうう誰もいないからってそんなにハッキリ言わなくても・・・・・・」 「だったら、3日程お借りしても構いませんわよね?な・に・せ メス犬は自分に自身持っているのですから試してみてもよろしくて?」 「な!?だっ駄目だ駄目だ!いい加減諦めろ!」 「良いじゃないですか?それとも自身がないのかしら?」 「なんだと!?」 「違いまして?違うのでしたら3日後証明してみせますわ」 「・・・・・上等よ・・・・」 「ちょっリ「ただし!」ザ?・・・ちょっとリザ何を!?」 令裡の挑発に乗ったリザはヒロの上に圧し掛かる令裡を 少し横にずらして自らも服を脱いでヒロの半身に乗る 「3日後と言わず今ここでどっちが気持ち良いかヒロに 判断してもらおうじゃねえか?どうよ令裡?」 「うふふふ♪リザにしてはなかなかのナイスアイデアですこと」 「あの〜・・・僕明日も学校が・・・・・」
466 :
黒仔猫 :2008/12/26(金) 05:40:03 ID:ZguJ3jRT
月夜の誘惑 完 令裡×ヒロ 「「1日くらい休んだって問題ないでしょ?」ないだろう!?」 「そ・・・そんな・・・・」 「ヒロ覚悟しろよ・・・今日はスタートからぶっ倒れるまで フルスロットルで爆走してやるからな♪」 「運が良いわねヒロ、年上のお姉さん2人に抱かれるなんて♪」 「お願い・・・せめて休ませて・・・・」 「駄目だ!アタシはもう喰いたくなってきた!!」 「私も中途半端なところで中断したから疼いてますのよ・・・」 「「だから・・・・」」 「覚悟しやがれ!!」 「年貢の納め時よ♪」 「ひいっあぁ・・・い・・・・」 「いやああああああああああああああああああああああああああ!!」 「んん?」 「ふが?」 「いや・・・ヒロの情けない悲鳴が聞こえた気がしてな・・・」 「ふが・・・」 「・・・・・・(王族に仕える血の戦士の癖して・・・どこにいるのだ?)」 月と星が照らす夜空を窓から眺める我が主である王女は 平静を装ってはいたけど、どこか寂さと不機嫌を漂わせて いたとフランドルは伝わらないがヒロ達に語るのはまだ後の話 次回 2つと2つの鼓動が合わさる満月
467 :
黒仔猫 :2008/12/26(金) 05:44:47 ID:ZguJ3jRT
ふう・・・やっと書き終わりました黒仔猫です 仕事で時間無し、スランプでしばらく投稿できませんでしたが やっと令裡編書き終わりました、投稿を待ってくださった方が いたので嬉しいかったですね♪さて次回はヒロ×姫編です。 今度は全部できてから投稿しますのでまたしばらくお時間ください
乙です
さぁ、次は姫がヒロを食べちゃうのか……ヒロが姫を食べちゃうのか。 姫×ヒロ大スキーな私としては、次もwktkが止まりませんなww ついでに鼻血も止ま(←
34GT-Rのパトカーに釣られて読み始めたらおもしろかった
乙です 次は姫も争奪戦に加わるんですね?
乙人間登場
ふふん
ふがふが
475 :
名無しさん@ピンキー :2009/01/05(月) 12:15:08 ID:komJfiD5
姫とヒロが二人だけの時は主従が逆である。という電波を受信した。
ヒロがリザとしてる時に小さく姫って発したらどうなるの?
>>475 ならば拙者と共に書いてみようぞ
その主従逆転とやらを
「ねえ、姫」 「ん?」 「あのさ…」 「どうした?そんなに顔を赤くして」 「姫に…」 「私に?」 「悪戯しても、いい?」 「一体何を言い出すかと思えば…」 「ね。ちょっとだけ…」 「ヒロ…。お前にそんな趣味があったとはな…」 「駄目…、かな…?」 「ふふん。どうしたものかな…」 「私を困らせて、面白いのか?」 「そうじゃないよ!」 「では、何なのだ」 「姫は、とっても綺麗だよ」 「うむ」 「それに、凄く可愛いし」 「ふむ」 「姫は、ほんとに素敵だよ」 「ふふん」 「だから、その…」 「だから…?」 「だから…、そういう姫が困ったり恥ずかしがったりしてるところも、きっと綺麗で可愛くて素敵だと思うんだ」 「ほう…」 「そういうところを見たいばかりに、この私を困らせようというわけか?」 「えへへ…」 「こいつめ…」 「やっぱり、駄目…?」 「さて…、どうしたものかな…」 「姫〜…」
何このバカップル。もっとやれ!!
近いうちにまた置きに来ます
楽しみにしてる
「ヒロ、特別に寝室へ入ることを許す。」 その日は珍しく酔いが回っていた姫に言われるがまま、 僕は彼女の眠る寝室へと歩いていった。 アイツから誘われるなんて雷に打たれるくらいありえないぜと、 半分バカにしたようなリザの態度が気になったけど、 それも今はどうだっていい。姫と同じ部屋で過ごせるのなら。 姫の寝室の前は薄暗い。 窓を覗くと、怜裡さんのコウモリが夜空を飛び交っている。 薄着のシャツじゃすこし肌寒い。 僕は両手を擦り合わせ、摩擦で掌を暖めた。 「姫、僕だけど・・・、中に入ってもいい?」 恐る恐る姫の反応を伺う。 「何の用だ、ヒロ。」 ドアの奥から響いたのは、ずっと憧れていた美しい少女の声だった。 だけれど、彼女が発した一言はいつものように冷たかった。 思えば軽く頬が赤くなっていた姫に腕を掴まれ、押し倒されたんだっけ。 酔いから醒めていた彼女の問いに、僕は「何でも無いよ。」と答えた。
「可笑しなヤツだな。さては、私の身体が目当てなのか? ヒロ、私はお前の思うようにはいかないぞ。」 姫は見通しているのか。男の欲望の一部分を、 ひねり出し、抉る様にドアの前で立ち尽くす僕を弄ぶ。 「ちち違うよ!姫、今日珍しく酔ってたからさ、その・・。」 「介抱しに来たのなら結構だ。私は酔い止めを服用している。 だが、少しでも私を思ってくれたのなら、それはそれで嬉しいぞ。」 僕は彼女の嬉しいという言葉を、好きだと誤変換した。 違う、これはただの感謝だ。そういう意味は多分無い。 「ね、ねぇ姫!!嫌だったらいいんだ。少しの間、いっいいっし!」 喉の奥から少しずつサ行を引っ張り出そうとしていると、 突然ドアノブが勝手に回りだす。何かの心霊現象の仕業のように、 ゆっくりと軋む音を鳴らしながら、やがてドアが開いた。 目の前に立っている艶やかな裸体がそこにあった。 意識を全て眼球に集中させたまま、僕は姫の腹部に倒れこんだ。 「構わぬぞ、ヒロ。」
姫を介抱しに来たはずが介抱されてしまった夜。 夜明けまではまだまだ長い。 「ヒロ、目を開けろ。」 耳元で誰かがが囁いている。 香水の香りだろうか、とても甘い匂いだ。 少しずつ瞼を開いていくと、僕の顔の近くで姫が睨んでいた。 「姫?そんなに睨まないでよ・・・。」 「睨んではおらぬ。見つめて、いるのだ・・。」 姫らしいとは言えさすがに近距離でやられると後ずさりしたくなる。 僕の視線は、上を向くも下を向くも姫が視界に入ってきてやり場が無い。 「ひ、姫!見えてるんだよ!下、隠してよ!!」 慌てて理性が働いたが、姫は一向に表情を変えようとしなかった。 「いいのだ。お前はこれが見たかったのだろう。正直に言え。」 生唾を飲み、思わず頷きたくなる衝動を堪えながら、僕は・・・。 「お前の唇がそう言っている。抱きたい、とな。」 言いたいことも言えず。ズサーっと背中がベッドに倒れこんでいく中で、 姫はおもむろに僕のジーンズのジッパーを下げていった。 「ぇ・・。」 もう声が出てこない。姫はどうかしてしまったのか。分からない。 「お前が私を想ってくれていた様に、私はお前を想っていた。 恥ずかしがる必要は何も無いだろう。抱いてくれ、ヒロ。」 今なら、素直に彼女を抱けるような気がした。
姫がそっと僕の先端に手を当ててきた。姫の口内で溶かされた まだ温かい唾液がそっと滴り落ちる。一滴、また一滴と。 それを全体に広げながら、時折誘うような目つきで見つめる姫。 完全に姫の虜と化した僕の下半身は次第に硬直していく。 「姫、気持ちいい。」 「そうか、ヒロの恍惚とした表情も私は好きだ。」 姫の陰部から、汗のような水分が少し垂れ始めてきた。 「・・・濡れてるの?」 「フッ、私とした事が。だが、我慢できぬのだ。ヒロ。」 姫も恥ずかしそうに目を逸らし、また僕の先端を握った。 今度は上下にゆっくり、そして早く、リズミカルに動かしている。 やがて僕の先端からも粘液が滲み出してきた。 「ヒロ、お前が満足するためにはどうしたら良いのだ?」 彼女は問いかけて来た。今はもう、して欲しい事しかないのだ。 「姫、中にいれたい。」 彼女はそっと笑みを浮かべ、僕の先端を自分の陰部に当てた。 「あっ。」 姫は自分の手でゆっくり僕の先端を中に入れる。 そこはとても温かく締まっていた。 「姫っ」 姫の陰部が僕の股間に当たり、それからまた離れていく。 「ヒロ、私も感じたいのだ。気持ち良くさせてくれ。」 ずっと姫にリードされたままだった僕は、両手を姫の胸にやり、 優しくもみ始めてみた。姫が気持ちよくなるのが嬉しい。 「あっ、あっ、気持ち、いい・・。」 姫の口から零れ出る喘ぎ声。同じように僕も姫を中で感じていた。 僕達はそれから愛し続けていた。夜が明けるまで、終わらない 快楽の波を二人で感じながら、果てる時を待っていた。 「っ姫、もうイきそうだよ!」 「うっ、ヒロ・・・お前は私の僕だ。主人の命令は絶対だ・・。 それを誰よりも理解しているのならば、お前の望むようにしろ・・。」 「っあ!」 先端から白い白濁液が飛び散った。姫の子宮に注ぎ込まれる 精液は陰部から漏れ出すくらい溢れ出していた。 やがて姫は脱力しながら、ベッドに倒れこんでしまった。 「・・・姫、大丈夫?」 「うむ、とても満足した。気持ち、良かったぞ。」 姫は、普段は見せてくれない素顔を見せてくれたような気がした。 それから夜が明けるまで、また愛し続けた。深く堕ちるように。 「どう?夢魔の官能小説シリーズ一作目よ。」 「お前はドラキュラだろ。てかこんな小説見せられないぞ?」 「ヒロに?当たり前じゃない。見せるつもり無いもの。」 「じゃあ、誰に見せるんだよ。」 「姫。」 「殺されるぞお前。」 「私死なないもん〜♪」 「ったく。勝手にしろボケ。」 「勝手にさせてもらいます。」 おしまいっ!
バカップルなわけですね
>>486 乙!シリーズ一作目ということは、当然二作目もあるんだよな?
GJ。令裡よ、もっと書いてくれ!!w
いいねー
夢…いや、物語オチですか。 姫って成人前でしょ?酒飲んでいいのかな…
私死なないもん〜♪に禿萌えた。いいぞもっとやれ
あと
>>479 もGJ!!
447 :名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 13:49:54 ID:Ya10PLTp 俺も怪物王女のエロパロ書いてみるかな… 相当ハードコアなものだから人を選ぶかもしらんが はどうなった?
それにも期待
誰かいる?
ふが
ふがふが
ごめんなさい
「ねえ、ヒロ。私と『お金を使わなくても楽しくなれる遊び』をしない?」 「…?」 「けっ!どうせ又つまんねぇことだろ?」 「リザは誘っていません」 「なんだと!?」 「どんなことするの?僕としては、リザも一緒にできるような遊びがいいんだけど…」 「ヒロは優しいのね。じゃあ、リザは『ジャンケン』って知ってるかしら?」 「テメェ!ナメてんのか!!」 「どうなの?」 「この野郎ぉ〜…」 「ちょっと、二人とも…。せっかく遊ぶんだから、仲良くしようよ…」 「ヒロの言うとおりだわ。私は野球拳をしたいのだけど、どうかしら?」 「ええっ!?」 「…」 「ね、面白そうだと思わない?」 「はあ…」 「…」 「リザ…、どうしたの?…っていうか、やっぱり野球拳は拙いよね?」 「いや…、その…」 「?」 「…なあ、ヒロ。『やきゅうけん』って、何だ?」 「え!?え〜と…、そ…、それはね…、ジャンケンをして…(って、そのまま説明しちゃって良いの?令裡さん!!)」 「?…、ジャンケンの親戚みたいなもんなのか?」 「フフフ…。いいでしょう。ルールは、やりながら説明してあげます。 勝負の仕方自体はとても簡単だから、獣程度の頭脳でもすぐに覚えられますわ」 「勝負事か!!よし!早速始めようじゃねぇか!! 勝負ってのは何事によらず勝ってナンボだからな。令裡、てめぇのその減らず口、二度と叩けないようにしてやるから覚悟しろ!!」 「まあ!勇ましいこと!!」 「(よかった…。最初に『姫も呼んでいい?』って尋ねなくて…)」
「まず、ジャンケンをします。じゃあ、ヒロ。野球拳の歌を唱って頂戴」 「ええっ!僕が!?」 「そうよ。野球拳をする時にこの歌を唄わないのは、戦士が闘いの前に名乗りを上げないのと同じ事なのよ」 「なんだと!?そりゃあ戦士の面目に関わることだぞ!ヒロ!お前も立派な血の戦士なら、思い切り大きな声で歌え!!」 「そんな事言っても、恥ずかしいよ…」 「よし!その名誉な役目は、私が担うぜ!!令裡でもヒロでもいいから、その歌を教えろ!!」 「わかったわ。じゃあ、続けて唄ってみて。♪やぁあきゅうう〜うすうるならぁ〜…」 「♪やあきゅううーーーう!すーるならーーー!!」 「そうそう。♪こうゆ〜ぐあいにしやしゃんせ〜」 「♪こーゆーぐあいにしやしゃんせーー!」 「なかなか上手よ、リザ」 「あたぼうよ!さ、続きを教えな!!」 「(令裡さんは、事態をどこへ持って行く気なんだろうか?これじゃ、刺客を相手にしている方が、楽しいかも…)」
「で、この『アウト!セーフ!よよいのよい!!』の後の『じゃんけんポン!!』でジャンケンをするの」 「なあんだ、簡単じゃねぇか!よーし!早速、戦闘開始と行こうぜ!!」 「よろしい!ヒロもいいわね?」 「う、うん…」 「じゃんけんポン!!」 「あ、ばらばらだ」 「あいこでポン!」 「又か」 「あいこでポン!」 「もう一回!」 「あいこでポン!」 「やったぜ!あたしの勝ち〜!!」 「(うわっ!負けちゃった…。このままだと、僕か令裡さんが一枚脱ぐ事になるんだよなあ…)」 「じゃあ、ヒロと私ね。じゃんけんポン!」 「負けた〜〜〜!」 「おほほほほ…。第一回戦はヒロが一番弱いという結果になったわね」 「う〜(仕方ない…。まずワイシャツからがいいかな?それともベルトを外して…)」 「リザ。着ているものを一枚脱ぐか、身に付けているものを一つ外して頂戴」 「(ええっ!?な、な、なんですか、それ!?それが吸血鬼の社会での野球拳なの!?)」 「なんだと!?勝ったヤツが脱ぐのかよ!」 「そういうルールなのよ」 「とうなのか?ヒロ」 「それは…(僕も是非説明を聞きたいです…)」 「リザ、良く聞きなさい。あなた、武器を使って敵を倒すのと、素手で倒すのと、どちらを好むの?」 「あたしは断然素手での勝負が好きだね」 「そう。武器を使わない戦闘では、その者の持つ戦闘技量や体力、そして精神力がそのまま戦闘の結果に現われるわ」 「その通りだ」 「だから、脱ぐのよ」 「は?」
「この日本という国には相撲という競技があるわね?」 「(れ、令裡さん!ふんどし一つで土俵に上がる相撲と野球拳に、どんな関係があるっていうの!?)」 「相撲がどうしたんだよ?」 「取り組みの前に、パチン!と打った手を開いたまま両側に水平に広げるのは、 『私は武器を持っていません』ということを表すための所作なの。 相撲はもともと古代の神事だったから、正々堂々の勝負が求められた事の名残なのよ」 「(そうだったんだ。こんな時に一つ知識が増えちゃった…)」 「ほう…、『武器を使わない正々堂々の勝負』か…」 「それに、ジャンケンだって、その勝敗は“運”だと思われているけれど、そうではないわ」 「なんで?」 「全く初対面の相手との勝負ならいざ知らず、私たちのように互いを良く知っている者同士でする場合には、 普段見て知っているはずの相手の癖を見抜けるかどうかが、次の手を予測する大事な要素になる。 つまり、ジャンケンでの勝利には、優れた戦術眼が欠かせないのよ」 「なるほど…」 「(ええ〜〜〜〜!?!?!?リザ、感心してていいの!? 僕も、グー、チョキ、パーの出し方のパターンには人それぞれ無意識の癖があるって聞いた事があるけど、 でも、それとこれとは…)」 「それに、『運も実力の内』とも言うわ。本当に強い戦士なら、運も味方に付けられるはずよ」 「つまり、『本当に強い者は、何も身に着けていなくても強い』ってわけか」 「ご名答!だから野球拳の勝負は、主に極々親しい間柄の者が集まった時、極秘にしか行われないものなのよ。 だって、その集団の中で本当に強い者を決めるための勝負なんですからね。その結果を敵に知られるわけにはいかないわ」 「(令裡さん…。あなたって人は…)」 「そうか!よくわかったぜ!!なら、できるだけ早く全部脱いだヤツが一番強いって事だな!!」 「そうよ!だからがんばってね、リザ♡」 「おうよ!お前ら、覚悟しとけよ〜!!」 「はいはい…。クスッ…」 「(あの…、令裡さん…。僕の方に目配せされて微笑まれても、どんな顔したらいいか困るんだけど…)」
「じゃあ、早速、一枚脱がせてもらうぜ!よっと…」 「うわあ!リザ、ちょ、ちょっと待って!(いきなりカットソーを捲り上げられても、目のやり場が無いよ〜!)」 「そうよ。ちょっとお待ちなさい!」 「(そうそう、令裡さん。ここは止めるところだよね)」 「なんだよ!!お前ら、勝ったあたしが羨ましいのか?」 「そうじゃないわ。ねえ、リザ。合戦の時、開戦してすぐに本陣に攻め込まれるような軍隊が優秀と言えるかしら?」 「(今度は何の話ですか?令裡さん…)」 「そんな軍隊、話にならねえぜ!」 「心臓を始めとする主要な内臓がある体幹は『本陣』よ。 脱ぐときは、まず前線に当たる手足の末端から始めるのが心得のある武人というものだわ」 「(なるほど…“心得のある武人”ね…)」 「それを早く言いやがれ!じゃ、先ず、靴を片方…」 「(単なる危機の先送りだ…)」
「アウト!セーフ!よよいのよい!じゃんけんポン!」 「じゃんけんポン!!」 「あはははは!又あたしの勝ちだな!!」 「あら!まだまだ勝負は分からなくてよ?」 「(リザがもうギリギリなのに、令裡さんてば、何で殊更煽るかなぁ!?)」 「へへん!強がりも大概にしな!あたしが今の勝ちでこのカットソーを脱げば、後はブラとパンティーだけなんだぜ! それに比べて、お前はさっきから今までに両方の靴と靴下脱いでセーラー服のスカーフを取っただけだし、 ヒロなんて服はそのままで靴下もまだ片方残ってるじゃねぇか!!じゃ、脱がせてもらうぜ!よっ!」 「うわっ!リザ!!(あ〜〜〜!!カットソーを一気にペロンと!!…、とても、直視は出来ませんです…。はい…)」 「ヒロ。悔しいけれど今はリザが優勢よ。負けている者は現実から目を逸らしてはならないわ。 さあ、顔を上げてリザの身体を良く見るのよ!そしてその悔しさを、勝負にぶつけなさい!」 「は、はい…(もう、むちゃくちゃだ…)」 「ま、お前らもせいぜいがんばるんだな!」 「そうね。ヒロ、私たちもがんばらなくちゃね。…、フフフッ…」 「(何?令裡さん、今のウインク…。…?『私の視線の先をよく見ろ』ってこと?どれ、どこかな…? …あ!リザの腋の下…、処理してない!!)」 「さ、お前ら2人、早く最下位決めるジャンケンしな!」 「獣娘に良い様に言われて、ほんと屈辱ね。ヒロ!真剣勝負よ!!」 「はあ…(令裡さん…、僕はあなたが怖いです…)」
「アウト!セーフ!よよいのよい!じゃんけんポン!」 「じゃんけんポン!!」 「も一度じゃんけんポン!!」 「あっ!(なんてこった!!パンティー一枚だったリザが、また勝っちゃったよーーーーー!!!)」 「まあ!」 「よっしゃーーーーッ!!あたしの優勝ッ!!」 「よ〜し!この最後の一枚、遠慮無く脱がせてもらうぜ!!」 「悔しいですわ〜!」 「(令裡さん…)」 「あーっはっはっは!ま、当然の結果だな!!」 「(あ〜あ…。そんなに嬉しそうにパンティーを脱がなくても…)」 「ヒロも令裡も、最強の戦士たる私の身体の隅から隅まで、良〜く、有り難〜く、しっかりと拝めよ!!」 「(わあッ!リザ!に、仁王立ちは止めてよ!!…ああ、なるほど、下の毛もワインレッドなんだ…)」 「戦の勝ち負けは世の習い…。とても無念ですが仕方有りません。ヒロも一緒にリザの身体をよく見せてもらいましょう…」 「は、はあ…(いえ…、僕は別に誘っていただかなくてもいいんですが…)」
「まず、腕から見せてもらいましょうか。一流の血の戦士を目指すヒロも、見たいでしょ?」 「い、いえ…。僕は…」 「ヒロ!潔くねえぞ!!お前は負けたんだから、私の身体、しっかり見やがれ!」 「はい…(ああ、どうしてこんな事に…)」 「リザ。ちょっと力瘤を作ってもらえるかしら?」 「お安い御用だ!ほらよっ!」 「(わっ!そんなに腕上げたら、腋毛が丸見えだよ!)」 「なるほど。怪力を豪語するだけあって、なかなか見事ですわね」 「当然!」 「でも、こっちは利き腕でしょ?反対側はどうなのかしら?」 「こっちか?こっちだって、ほれ!」 「(またしても、腋毛、丸見え…。…?でも…、どっちかっていうと、利き腕の方が、少し濃いような…)」 「参ったか、令裡!左右均等に鍛えてるから、死角無しって訳さ。ま、これくらいは一流の戦士として当たり前のことだけどな!」
「ですが、リザ。あなたは究極の最強の戦士かしら…?」 「(令裡さんッ!!『究極の最強の戦士』って、なんですか!?)」 「ああん!?令裡ッ!この野郎、この期に及んで負け惜しみか?」 「そうではありません」 「だったら何だよ!」 「あなたには、まだ、身に纏っている物があるでしょ?」 「そんなもん、ねえよ!」 「いいえ、あります」 「なら、どこにあるのか言ってみな!あたしは何処にも何にも隠してねからな!!」 「毛です」 「え?毛!?」 「(…令裡さんて、一体…)」
「リザ」 「な、何だよ!」 「あなた、生まれたとき、髪の毛は生えていましたか?」 「(令裡さんの言いたい事、だいたい分かるよ…)」 「覚えてねーよ、そんなこと!」 「じゃあ、聞き方を変えます。あなたの腕の付け根の下や両足の付け根の内側に生えている毛は、 髪の毛や眉毛や睫毛よりも前に生えていましたか?それとも、後から生えてきたのですか?」 「(なるほどね…)」 「そ、そりゃ、後…、だよ!」 「そういうことよ」 「どういうことだよ!」 「その毛は、大人になってから、つまり後から生えてきたのだから、言ってみれば服と同じなの。 だから、今のあなたは、まだ服を全部脱いだとは言えない状態だってことよ」 「なんだそりゃ!?」 「あなたが『別に“究極の最強の戦士”という存在になんか関心が無い』って言うんなら、別にいいけれど…」 「うっ…」 「私たちはこれで終わりにしてもいいのよ。ね、ヒロ」 「う、うん!(そうそう!こういう悪い上につまらないお遊びは、もうこれくらいにして…)」 「ちょっと待てよ!!」 「(なっ!何でここで肝心のリザ本人がストップ掛けるかなぁ!?)」 「私は野球拳で優勝しただけでも大した業績だと思いますけどね。 『リザは、毛をそのままにして野球拳の優勝を宣言した』ということで、いいのではありませんか?」 「(野球拳で勝ったのが、戦士として大した業績をあげたことになるんだ…。令裡さんって、ほんとに煽り上手だな…)」 「だってよぉ…」 「(リザ!もう食いつかなくていいから!!)」 「服ってのは、好きな物を選んで着られるし、それに着たり脱いだりできるけど、毛は、勝手に生えてきて、色だって選べねえし…」 「そういう事で、リザが心底納得できるなら、もうこれで終わりにしましょう。さ、服を着て頂戴」 「(こういう言い方をすれば、絶対にリザは…)」 「ちょい待ち!あたしはやるぜ!この毛を賭けての大勝負をな!!」 「まあ!それは凄いわ!!」 「(…、僕…、もう、リザに同情するの止めるよ…)」
ほんとにごめんなさい
乙だよ
ふがw!!
こwwれwwwはwww
令裡さまww ぜひ姫も参加してほしかっt(ry
いや、ここは是非ともフランドーd(ry
リザかわいいw 脇をペロペロしたい
なんというか…濃いw
「刺客の奴ら、ここ暫くとんとご無沙汰だな。さては、あたしたちの陣容に恐れをなしたか!…、…、…痒っ」 「ああ。このまま平穏が続いてくれると有難いのだが」 「じゃ、あたしは久しぶりに笹鳴き峠で勝負して来るぜ!ヒロ、令裡、フランドル。後は宜しくな!…、…、…、…チクチクしやがるぜ」 「うん!」 「ふが」 「はいはい、これも渡世の義理です。仕方有りませんね」 「…、リザ…」 「あ?なんだよ姫。やっぱりあたしはこの屋敷の護りの要だから、遊びに行くなってか?」 「いや、そうではない」 「なら、何だよ」 「お前、先ほどから盛んに汗が溜り易そうな所を痒がっているようだが、汗疹でもできたのか?」 「(うわあっ!!姫、気が付いてたんだ…。リザも、つるつるに剃った後の生えかけは、そりぁあチクチクするんだろうけど、 でも、あんなに盛大に腋や股間をぼりぼり掻いてたら、誰だって気付くよね… それと、令裡さん!僕に目配せしてニヤニヤしないで!)」 「違う違う。ま、これはあたしが最強である証、っつうことだ!じゃあ、行って来るぜ!!」 「…うむ」 「い、いってらっしゃい!」 「夜道には気を付けるのよ」 「へっ!そんなの、月夜の人狼族には要らねえ気遣いったもんだ! よーし、今日こそあの透かしたヤマハ乗りをぶっちぎってやるぜ!」 「…」 「(…何だか、姫の様子が変…。ひょっとして、昨日の馬鹿騒ぎに気が付いちゃってたの…?)」
「では私も、深夜のお散歩の前にちょっと一休みさせていただきますわ」 「ぼ、僕も宿題を片付けちゃわないと…」 「…待て、お前たち」 「!(あ…!この、ジトーッとした姫の視線は…)」 「はい。何でしょう、姫様」 「昨日の夕方、私が書斎で調べ物をしている最中、お前たちはなにやら大層な盛り上がりだったようだな」 「あ…!(ギクッ!!)…、あはははは…」 「もし、お仕事のお邪魔をしてしまったのでしたら、お詫び申し上げます。ヒロも一緒に、お詫びしなさい」 「う、うん!姫、ごめんなさい。今度から気を付けるよ(そうだよね。姫は、僕たちが騒がしくしていたから、それを咎めようと…)」 「いや。そうではない」 「え…?(ギクギクッ!!)」 「その様に楽しい事ならば、私も参加したいと思ってな」 「!(うわあ…、姫…、そんなにニヤニヤして。まさか姫は僕たちがしてた事を知ってるんじゃ…?)」 「ええ。暇潰しとしてはかなりの面白さでしたわ!」 「(ええっ!令裡さん!!そんなこと言っちゃ拙いよ… …って…、あの…、令裡さん。お願いだから、僕の方を見てあからさまにニッコリしないでくれませんか…!)」 「ほう…。それは興味深いな。ならばこれから、私も含めて昨日お前たちがしたのと同じ事をして遊ぶというのはどうだ?」 「えッ!?(姫ったら、何を言い出すかと思えば!それはいくらなんでも拙いよ!!ねえ、令裡さん!姫を止めて…、って…)」 「そうですね。きっと姫様もお気に召すと思いますわ!あなたもそう思うわよね!ヒロ?」 「…、はあ…(…、令裡さんて、ほんとは姫以外の住人を対象にしている刺客なんじゃないんですか…?)」
「なるほどな。リザ仕様の『野球拳』とは、そういうルールなのか。それにしても、なかなか上手く考えたな」 「はい!」 「…(姫、褒めるところが違うよ!それに令裡さんも、そんなに元気よく返事をしなくても…)」 「そして、リザが優勝者となったわけか。だから、今朝からあのように上機嫌なのだな…」 「はい。“完全優勝”の直後からずっとあの調子ですわ!」 「“完全優勝”か…」 「ええ。何せ私たちがみんな剃ってしまいましたから、間違いなく“完全優勝”です…!」 「…(そう、確かにリザは“完全優勝”しました…。そして、その片棒を担いだのは、間違いなくこの僕でした…、はい…)」 「しかし…、あのリザが、特に令裡の前によくも無防備な姿を平気で晒したものだな」 「そこはそれ、勿論最初は『自分で剃るから』とか言って少々の抵抗は示しましたが、 『如何なる時でも余裕ある素振りを見せるのが、本当の強者というものよ』と煽ったら、途端に『さあ!剃れ剃れ!!』と…」 「ククク…。それは愉快だったな」 「ええ!本当に!!おほほほほ…」 「…(…この人たちって、一体…)」 「よし!」 「へ!?(うわっ!!姫、いきなりどうしたの?)」 「面白い!我らもリザ仕様の野球拳をしようではないか!!フランドル、お前も参加せよ」 「ふが」 「まあ!姫様もお好きですのね!いいですわ!負けませんことよ!!」 「…(なんか最低の展開だ…)」 「ヒロよ!」 「は、はい!(ま、まさか…!ひょっとして姉さんを呼んで来いとか…!?)」 「紗和々も呼んでまいれ!!」 「え〜〜〜!?(…さ、最悪の展開だ…) いや、その、姉さんはもう寝ているかも知れないし…(ここは何とか踏ん張りきらなきゃ!!)」 「そうか…」 「姫様。紗和々さんがいらしたのでは、ヒロが活躍しにくいですわ。ね、ヒロ?」 「うん…(珍しく令裡さんから有効な助け舟が!!一応感謝はしますけど…、でも…、“僕の活躍”って、何…?)」 「そうか…。なら仕方ない。では、ここにいる者だけで楽しむとしよう」 「ふが」 「はい!」 「…、はい…(僕は一向に楽しめそうに無いんですけど…、でも、姉さんへの被害を食い止めただけでも、良しとすべきだよね! …、お願いです…、誰でもいいから、『そうだ』と言って下さい…)」
「アウト!セーフ!よよいのよい!じゃんけんポン!!」 「ふが」 「じゃんけんポン!」 「ふが」 「じゃんけんポン!!」 「ふが!」 「ふふん!」 「あら!」 「ああ…(また僕とフランドルだよ…)」 「フランドルは強いぞ。気を抜くな、ヒロ」 「はい…(そりゃあ、既に両方の靴と靴下から始まってエプロンドレスとメイド服の上着まで脱いじゃってるんだからね…) じゃあいくよ!じゃんけんポン!」 「ふが!」 「…(幸か不幸か、僕の負けだ…)」 「まあ!今日のフランドルは絶好調ね!」 「ふがぁ〜!!」 「…(フランドル!何をそんなに勝ち誇ってるんだよ! こんな勝負に、各所のセンサー総動員って、それ、人造人間の能力の使い道としては大いに間違ってるから!)」 「ふが…」 「(あ〜あ…。フランドル、メイド服のスカートをスルスルと…。そっか…、…かぼちゃみたいな形のパンツ、穿いてるんだね…)」 「あらあら!フランドルのパンティーは…、いえ、パンツはとても可愛いのね!」 「ふが!」 「私にパンツを良く見せてくれるの?」 「ふが!」 「…(ああっ!こら!フランドルッ!! 褒められたからって、令裡さんに向けたお尻を大喜びで振るのはみっともないからお止めよ!!)」 「これは本来、この部分に集中している各種の重要なスイッチの保護カバーなのだが、 博士の趣味でこのような華美な意匠となっているのだ」 「その『博士』とは、余程遊び心がお有りになる方ですのね! こんなことなら、この前、フランドルのメンテナンスのための王国行きにお供すればよかったですわ!!」 「…(そんなに感心する程の事かなぁ…?)」 「よし!すぐに順位を決めるじゃんけんをして、次の勝負を開始するぞ」 「ええ!」 「…はい(…、早く終わって欲しいんだけど、かといって、結末は尚更見たくないんだよな…)」
「ふが!!」 「今度もフランドルの勝ちか」 「私たちもうかうかしては居られませんわ」 「(フランドル、こんな下らない勝負でも勝ちたいんだ…)」 「令裡!ここでお前が負けてしまうと、今日の最強戦士はフランドルに決定してしまうぞ」 「そうはいきませんわ。覚悟なさい!フランドル!!じゃんけんポン!!」 「ふが」 「じゃんけんポン!」 「ふが」 「あいこでポン!」 「ふが」 「あいこでポン!」 「ふが!!」 「おお!」 「まあ!」 「ああ…(この勝ちで、とうとうフランドルのスッポンポンが決定…。でも…、これでやっとこのバカ騒ぎも終わりだ…)」 「ふがッ!!」 「わあっ!(かぼちゃパンツを…、一気に、いともあっさりと…)」 「ふふん!よい勝負だったぞ、フランドル!今日の“最強の戦士”はお前に決定だ!」 「おめでとう!フランドル。ほんとに強かったわ!!」 「ふゥがァ〜〜〜!!」 「…(…仁王立ちして雄叫びって、昨日も誰かのそんな姿を見た気がするんですけど…。ま、いいよね。もう終わったことだし… …、ふ〜ん…、フランドルのスイッチって、押しボタン式だけじゃないんだね…)」
「…、じゃあ、もうそろそろ野球拳はお仕舞いにして…(どう考えても、ここが潮時だよね…。 このタイミングを逃すと、事態の収拾がとてつもなく面倒に…)」 「待て」 「えっ!?」 「姫様…?」 「…、フランドルが勝ったのは良い…」 「はい…」 「うん…(フランドル、まだスッポンポンなんだけど、それはいいのかな?…。まあ、人造人間だから、風邪は引かないだろうけど…)」 「だが、我々は一回のジャンケン毎にきちんと順位を決めたのにも関わらず、お前たちは、それを忘れているのではないか?」 「それは…」 「…うん(…実は、すっかり忘れてました…)」 「二位になった回数は、私が四回、令裡が三回、ヒロが二回だ」 「はあ…(よく覚えてるんだね、姫…)」 「『はあ』ではない!」 「ご、ごめんなさい!!」 「ヒロ!お前は私の血の戦士であろう?」 「はい…(そりゃあそうだけど、でも、たかが“インチキ野球拳”なんだし…)」 「お前、まさか今回の野球拳を“身内のみで行われた、つまらない余興”と侮っていたのではあるまいな?」 「あ…!いえ…(図星ッ!!)」 「我々は以前、夢を操る刺客と戦った事があったな?」 「はい(何だか、朧気ながら展開が読めてきたような…。これも令裡さんとの付き合いが永いからもね…)」 「もし、今回の事が、あのようなタイプの刺客の幻術であったなら、どうするつもりだったのだ?」 「それは…」 「王族を守護する血の戦士たるもの、“そのようなことは、当たり前”と思えるような事に対しても細心の注意を払って、 その中に潜むほんの些細な矛盾にも目を光らせていなければならないものを、 先程からのお前の油断、不注意には目に余るものがあるな!」 「はい…(…それについては、姫の言うとおりだけど…)」 「この点については、令裡にも責めはあるぞ」 「申し訳ございません…」 「ついては、今一度、勝負をやり直す!」 「ええっ!!(なんだそりゃあ!?)」 「ひ、姫様!?それは…」 「お前たちの弛み切った警戒心を最大値にまで引き上げ直す良い機会だ。フランドル!」 「ふが!」 「シャーウッドを呼べ!すぐに屋敷に来るようにと!!」 「ふが!」 「…(どうしてこんな事に…。令裡さん、そんな顔で僕を見ても、もう遅いと思いますけど… あ〜あ、フランドルも、スッポンポンのまま電話を掛けに走って行っちゃったよ…。僕たちこれからどうなっちゃうんだろう…)」
申し訳ありませんが、続きます…
フランドルwww
全然申し訳なくない。続けてくれw
姫とシャーウッドの脇舐め>脇ズリシチュは見たいです。。
フランドルキターー!!! あなたは神かw GJ!
ばかばかしいwおもしろいwww
今月の話で姫×ヒロいくらでも妄想できるなこりゃ。
>>232 の続きです(ですが、予告していた『変態コスプレ実験』は中止にしました。ごめんなさい)。
時計の針が12時を回ったのをしっかり確認して、姫の部屋のドアをノックする。 「ヒロか?」 「はい」 あれ?何時もより姫の声が近くから聞こえるし、「入れ」の指示がない。僕は戸惑いながらドアノブに手を伸ばす。 カチャッ… 「ヒロ」 内側から開いたドアのすぐ傍には、姫が立っていた。僕を迎えに来てくれてたんだね! それだけでももう嬉し過ぎなのに、今日の服装は、上は、襟元に鮮やかな赤い細身のタイを結んだ白い長袖ブラウス、 下は、少しプリーツの幅を広めにとったシンプルな紺色のスカート。そして足元は、白い靴下にワインレッドのエナメルの靴。 で、もちろん、ティアラは無し! 「姫…」 こういう清楚な着こなしは、姫の仕草や姿の品の良さを一層際立たせる。ほんと、素敵だなぁ… 僕は部屋に入りながら、ノブに掛かったままの姫の細くて白い綺麗な指をそっと纏めてきゅっと握る。 「ドアのところまで迎えに来てくれてたの?」 「ふふん」 姫は、僕に上から握られている手を器用に捻って逆に僕の手を握り返しながら、ニヤリと悪戯っぽくほくそ笑む。 「10分間も部屋の前をうろうろされれば、誰でも気付くと思うが?」 「えっ!?あ、あはははは…」 はい、そうです。 一秒でも早く姫に遭いたい僕は、今から10分前にはもう既に姫の部屋の前に来てしまっていたのでした。へへへ… って…、え? だったら姫だって、この10分間、ドアの向こうにいる僕の気配にずーっと耳を欹てていたってこと!? 「ふふん!」 「姫だって、同じようなもんじゃん!」と言いたげな表情の僕に、大得意の姫はニヤニヤしながら勝ち誇ったような視線を送るけれど、 それにしても、僕たち二人して、夜の夜中に一体何をやってるんだか…
「あの…」 「ん?」 「膝枕がいいです…」 「うむ」 身体をくっ付け合って座っていたソファーの端っこに座り直した姫のその柔らかい太股に、僕はそっと頭を乗せる。 「血の一滴は生命の雫。飲むがよい…」 厳かな言葉と共に差し出された血が滴りかけている姫の指先を、僕が舌を絡めながらそっと咥えると、姫は、 もう一方の掌全体を使ってゆっくりゆっくり僕の髪を撫でつけては、それをわざと掻き乱すように手櫛で梳くことを繰り返し始める。 「…、んッ…」 実は、仰向けの状態で物を飲み込むのってコツがいるんだけど、それを辛抱しないと、 後ろ頭にふわふわと膝枕の感触を感じながら髪を撫でてもらうことができなくなっちゃうから… 「ヒロ…」 僕は、返事の代わりに姫の指をチュッ!と音を立てて少しだけ強く吸うと、 ほんのちょっと首を傾げてうっとりした眼差しで僕の瞳を覗き込んでいる姫の、その美しい緋色の瞳の奥底をじっと見詰め返した。
姫がそっと手を引っ込めようとするので、それに従って、僕も静かに唇の力を抜く。 「ふふん」 さっきまで髪を撫でてくれていた姫の掌が僕の後ろ頭に添えられて、それにほんの僅かに力が入り、僕の頭が姫の太股を離れる。 「?」 僕が姫の顔に頭をぶつけないように注意しながら上半身を起こすと、姫はそのままソファーから立ち上がって、 壁際のデスクにゆっくりと歩み寄る。 「ヒロ。手を出してみろ」 「はい…」 姫は、デスクの引き出しの中から取り出した青いビロード張りの小さな箱を一つ、僕の掌の上にそっと乗せた。 「これをやろう」 「えっ!?有り難う!!」 姫からのプレゼント!? 僕は、掌の上の、宝石屋さんとかでよく見かける小さな小さな箱を、思わず眺め回してしまう。 姫がくれるものなら何だって嬉しいけど、中身は何だろう? この大きさといい、箱の感じといい、やっぱり、指輪とかかな? 「中は、果たしてお前の予想どおりの物かな?」 姫が、面白そうに笑いながら僕を促す。 そうだよね。箱の外側ばっかり眺めてたって、どうしようもないよね。えへへ… じゃあ、開けるよ! 「あ!指輪だ…!」 バネ仕掛けの蝶番の力でパカッと開いた小箱の中には、 姫のティアラに付いているのと同じ深紅の宝石が一粒付いている、余計な飾り気のない上品なデザインの指輪が一つ、入っていた。 「嵌めてみろ」 「はい!」 僕は、迷わずそれを左手の薬指に嵌めた。 結婚指輪にあしらう宝石ってのは普通はダイヤモンドなんだろうけど、それはこの際、気にしない! ていうか、ダイヤよりも、姫と御揃いの宝石のだっていう事が僕にとってはとても嬉しい!! 「わぁ…、ぴったりだよ!」 その指輪の、まるで何度も慎重に測って誂えたみたいに指にしっくりとくる馴染み具合に、 僕は思わず「よくサイズが分かったね」と付け加えそうになったんだけど… 「私は、お前の主にして想い人なのだ。それくらいは当然の事だろう?」 そうだよね…。やっぱり姫には敵わないや。
「気に入ったか?」 「うん!とっても!!」 「ふふん」 姫は、「当然だ」という得意顔で満足そうに微笑みながら、その細くて白い指先を、指輪を嵌めた僕の指に絡め始める。 「ヒロ…」 「はい…」 その腕を静かに引き寄せる姫に素直に従った僕は、そのまま姫に近付いて空いている方の腕を姫の背中にそっと回すと、 ほんのりと温かくていい香りがする姫の身体が、僕の胸元にペタリと凭れ掛かってきた。 「もう気付いていると思うが、この指輪の宝石は、私の冠に付いているものと同じだ」 「うん」 姫は敢えて僕と視線を合わさず、指輪を嵌めた僕の指を、 その宝石の煌めきを確かめるかのようにいろいろな角度にくねくねと捻ってみてはそれを只うっとりと眺めながら話を続ける。 「これは、私の誕生石なのだ」 「そうなんだ…。有り難う、姫!」 こんなに素敵な贈り物…。ほんとに嬉しいよ、姫! 僕が丁度目の前にある形のいい姫の耳介にほんの軽くキスをすると、それは完全に不意打ちだったようで、 姫はほんの小さく首を竦めた。 「こそばゆいではないか…」 「ごめん」 謝りながら、僕は、ヒョイと顔を上げて軽く睨みつける姫のちょっと赤くなっているほっぺにも、軽くキスをする。 「こら、ヒロ!」 「えへへへ…」 尚更赤くなったほっぺをプーッと膨らませて僕をジーッと睨み付ける姫のツン!と可愛く尖った唇に、 今度は丁寧で真剣なキスをした。 「姫…」 「…ん、…」 「…、姫…、…」 「…、全く…、主人をからかって喜ぶなど、不心得にも程があるぞ!」 「ごめんなさい」 何時もよりもちょっと長めのキスを終えてから、思い出したように小言を言う姫も、それに謝る僕も、 お互いの言葉が全然本気じゃないってことは十分に分かってた。だから僕は、 この前の約束−姫がティアラを付けていない時、僕たちは只の恋人同士−を姫に思い出させようという試みをこっそりと中止した。
僕たちは、お互いの体温の心地よさを確かめるようにして身体を寄せ合いながら、再びソファーに腰を降ろす。 「ヒロのような不心得者には、この指輪が秘めている力を教えてやるのを止めようかと思うが、さて、どうしたものかな?」 「え〜!!」 またまた悪戯っぽく微笑んでこちらへぐっと体重を掛けながら意地悪を言う姫に、 僕はわざとそれに押されたまま大袈裟に困って見せた。 「反省するか?」 「はい」 「ふふん!」 僕の神妙な返事に満足したのか、得意顔の姫は僕をそっとソファーへ押し倒していく。 「この指輪には…」 僕を完全に押し倒した姫は、指輪を嵌めた僕の手をとって、それにそっと口付ける。 「私とヒロの絆を、より深く、より強くする力があるのだ…」 「姫…」 僕は、姫の唇の柔らかさと温かさを左手の薬指の背に感じながら、 僕をじっと見詰める姫の美しい緋色の瞳に魂を吸い取られるように、そのまま深い眠りへと落ちていった。
…此処は、どこ? 僕は、だだっ広い部屋の真ん中に立っている。部屋の造りも調度も、姫の屋敷よりかなり上等だ。 「此処って…」 豪華な額縁に入れて飾ってある絵の中の風景からすると、 ここは間違い無く『オカルト好きの芸術家の屋敷』か『王国』かのいずれかに違いない。 さて、どちらだろうか?と僕が更に物証を探そうと一歩踏み出したその時… 「そこを動くなッ!!」 背中に突き刺さった幼い女の子の鋭い言葉に、僕は反射的にクルリと振り向いた。 そこには、長くて綺麗な金髪にキラキラ輝くティアラがよく似合う黒いドレスを着た小さな女の子が一人、立っていたんだけど… 「お前、何者だ!この城に、どうやって入ってきたのだ!!」 え!?『この城』って… そうか!やっぱりここは、王国にあるお城の中なんだ。 という事は、ここは王城の中って事!? それに、今、僕の目の前にいる女の子のティアラの形って、もしかして… 「…姫、なの…?」 「そこを動くなと言っているだろう!!」 「ご、ごめんなさい」 そうだよ!思わず謝っちゃうくらいのこのきっぱりとした強い口調は、姫に間違いない!! だけど、姫が子供の姿になってるって、一体どういうことなんだろう…? 「今、近衛兵を呼んできてお前を逮捕してやる! そして憲兵に引き渡して、どこからどうやってこの城に侵入したのか、キツーく取り調べて、必ず白状させてやるから、覚悟しろ!!」 ちっちゃい姫は、こっちを睨み付けたまま張り詰めた声で恐ろしい宣告をする。 ここはとにかく、警戒心を解いてもらうためにも、礼儀正しくしないと…
「ちょ、ちょっと待って!…、じゃなくて…、えーと…、どう言えば良いのかな…? …、少々…、そう!…、少々お待ち下さい、姫!」 「私に見付かったのが運の尽きだ! お前も、王城に侵入を企ててそれを果たしたほどの一端の悪党ならば、最期ぐらいは潔く致せ!!」 このまま近衛兵とか憲兵に引き渡されちゃうと、僕は敢え無い最期を遂げるほか無くなっちゃうけど、それは困る。 「姫、近衛兵をお呼びになられるのは、もう少しだけお待ち下さいませんか?」 「何を言う!侵入者の分際で、私に指図するのか!!」 「僕自身、どうしてここにいるのか分からないのですが、姫に危害を加える意図など全く持ってはおりません」 「ふん!私とてお前のようなヘナチョコに害されよう心算など毛頭ありはせぬ!」 あ、そうだ…。やっぱり突っ立ったままじゃダメだよね。それに、よく考えたら、僕はまだ姫に名乗っていなかった。 そう気付いた僕は床に片膝をついて、その場に控える。 「僕は、日和見日郎と申します」 「侵入者風情が、名など名乗ってどうしようというのだ!」 「僕は…、…、その…」 …、う〜ん…、困ったなぁ… 僕と、目の前にいるちっちゃな姫との関係をどういう風に言い表せばいいんだろう? 「どうした?御託はそれで仕舞いか?」 「それは…」 「もうよい!一応名乗りを受けたのだから、『ヒヨリミ ヒロ』というお前の名だけは覚えておいてやる! では、近衛兵を呼ぶから、大人しくしていろ!」 「僕は…、僕は、大きくなった姫の『血の戦士』になる男です!!」 「!?」 自分自身でも全く予測していなかった自分の声の大きさとその言葉の内容に、僕と姫は、びっくりした顔を同時に見合わせた。 「…、お前が…?…、私の『血の戦士』だと…!?」 「はい」 それが事実なんだから仕方が無い。僕はしっかりと頷いた。 「…」 「…」 「ククク…」 「?」 「クククク…、…アハハハハ!アハハハハハハ!!」 お腹を抱えてその場にしゃがみ込まんばかりの勢いで大笑いし始めた姫に、 暫くの間、僕は只その場で如何にも愉快そうな姫の笑い声を聞いているしかなかった。
「ハハハハ!お、お前が…、…、お前のような者が…、私の…、王族の…、血の戦士になると…!?アハハハハ!!」 「はい」 姫は、真っ赤にした顔の瞼を盛んにパチクリさせて涙を切りながら、苦しそうに息を継いで僕の言葉を嘲るけれど、僕は怯まない。 「そうです。僕は、姫の血の戦士になって、命懸けで姫を護るんです!」 「アハハハハ!そのような… そのような、そよ風にも靡きそうな藁のような体躯で…、どうして王族の血の戦士が務まるというのか!!アハハハハ!!」 わ…、藁って… そんなに笑わなくてもいいのにとは思うし、僕の身体が『藁』みたいってのは酷い言われ様だけど、でも、それは確かに事実だ。 でも、それでも、姫を想う気持ちの強さは、誰にも負けない自信があるんだ!! 「そうです!」 「アハハハハ!ならば…、こんな真似をせず、城の衛兵の募集にでも応募すればよかったものを!アハハハハ!!」 「僕は、この身体で、これまでとにかく何とか必死に姫を護ってきたし、これからだってずっとずっと姫を護り続けます!」 「あはは…」 自分にとっては明らかに時系列的に混乱している僕の言葉を聞いた姫が、 笑うのをふっと止めて僕の方を真剣な眼差しでじっと見詰め始める。 「…、お前…、血の戦士とはそもそも如何なる存在なのか知っているのか…?」 「はい…。血の戦士たるものは、片時も主君から離れずに…」 「それは『血の戦士の心得』だ!」 「じゃあ、『定期的に王族の血を飲み続けないと元の死体に戻る』ですか?」 「それは注意事項だ!」 「なら、『王族の血で蘇った死者が血の効力を失うと、二度と生き返る事は叶わない』ってことでしょうか?」 「それも同様だ!ふざけているのか!」 「ごめんなさい!」 「よいか!血の戦士、つまり王族の生命の雫の栄誉を授かるのは、 本来なら、最低でも爵位を持つ者の中から更に厳選された武勲者のみだ」 「そうなんだ…」 ミイラ男との戦いで勲章を貰った覚えはあるけど、そいうえば、今まで一度も血の戦士への登用資格について、 というか、そういうものがあるとか無いとかすら、一度も姫から直接聞いた事、無かったなぁ…
「『そうなんだ』とは何事だ!そんな事も知らずに先ほどから『血の戦士』『血の戦士』と騒いでいたのか!!」 「すみません…」 「…だが、血の戦士の心得を知っているとは…。それに、私が本来の名を忌んでいることも知っている様子だな…。 …、お前…、一体何者だ?」 だから、さっきから『姫の血の戦士です』って何遍も… あ!そうだ!!ここは、論より証拠。傷の回復を見て貰えば分かってくれるんじゃないかな? 「姫、僕の身体を傷付けてみてくれませんか?」 「な…!何故だ!」 「僕は血の戦士ですから、すぐに傷が治ります。そうしたら信じてくれますよね?」 「そ、それはそうだが、しかし、お前の身体を傷つける役目を何故私が担わねばならんのだ!」 姫の顔色が見る見るうちに青白く変っていく。よく考えたら、僕の言葉には、小さな姫に対する配慮が明らかに欠けていた。 「ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったんです。どうしても姫に僕の事を信じて貰いたくて…」 「…ならば、お…、お前が自分自身で傷を付けたらよかろう!」 「それは…、やっぱり、痛いことは自分自身じゃやりにくいっていうか…」 「お前は『加減する』という言葉を知らんのか!それに、そんな事をいちいち痛がるようでは、とても血の戦士なんぞ務まらんぞ!」 「そう、だよね…」 「ああ!そうだ!!」 呆れ返る姫と、余りの面目の無さに顔を上げられない僕の間に、ぎこちない沈黙が漂う。 「…」 「…」 「ククク…」 「…、あははは…」 「アハハハハ!」 「えへへへ…」 込み上げてくる可笑しさに一頻り笑い合った後、 ほんのさっきまで怒らせていた肩先からふっと力を抜いて、ふんわりと相好を崩した姫が、 腰の両側に手の甲を当てながらフゥと一つ溜め息をついた。 「お前、変なヤツだな!」 『変なヤツ』でもいいです。それで、ちっちゃい姫とゆっくり話ができるんなら、ね…
今回は、以上です
キタ━━(゚∀゚)━━ッ!! 続きwktk!
むぉぉぉぉ!ロ、ロ、ロリアンヌゥゥゥ! ば、バカップルめwwww 続きwktkー!
キター!!GJ! ええい、このバカップルどもめw
546 :
名無しさん@ピンキー :2009/01/25(日) 20:49:43 ID:FPbkdWYk
姫デレデレだな だがそれがいい!w
ごめんなさい まずはマジレスです
>>523 の『バカ野球拳』については、続けたいとは思っていますが、シャーウッド姫とふが姉妹が増えることによって、
台詞のみ+ヒロ君の“心の声”のモノローグだけでは進行に支障が出る可能性が出てきましたので、お休みにして考えてみます。
今回は基本に立ち返って、
>>479 のバカップルの延長戦を、ヒロ君の“心の声”のモノローグ無しを徹底する形で書いてみました。
「それで…?ヒロよ、お前は己の主人にどのような悪戯を仕掛けようというのだ?」 「それは…。やってみてのお楽しみです」 「“お楽しみ”?悪戯などというものは、仕掛ける方のみが楽しいものであろう? それとも、ヒロ。お前はこの私を、『悪戯されるのが大好きなマゾヒスト』だとでも言うつもりか?」 「えへへへへ…」 「お前という奴は…」 「…」 「…」 「…で、でもね!きっと、姫も気に入ってくれると思うよ!!」 「そんなに顔を赤らめながら、そのような事を言われても困るのだがな…」 「じゃ、ここに座って下さい」 「うむ」 「で、僕はここに…」 「ほう…。椅子に座らせた主人の真正面に正座とは…。なるほど…、盗撮プレイという趣向か。 さては、以前訪ねてきたクラスメイトの小淵沢望とやらに感化されたな? だが、残念ながら私にはスカートの丈を詰めるような予定も心算も一切無いぞ!」 「えへへへ〜!違いま〜す!!」 「ふむ…。お前、本当に楽しそうだな…」 「姫…」 「ん?」 「足を…、足を片方、僕に預けてくれますか?」 「こうか?」 「うん!…、わぁ…、これって、『オーバー・ニー・ブーツ』っていうんでしょ?」 「ほう。よく知っているな」 「姉さんに聞いたんだ!『姫が履いてる、あの恰好良いブーツみたいなのの名前、何ていうの』って」 「紗和々め…。だが、どうしてお前は、このブーツに関心を持ったのだ?」 「…」 「…、だから、火が出そうなほど耳まで赤くなって下を向くな!さあ!理由を正直に申せ!!私には言えぬような事なのか?」 「…、その…、一度…、これを僕の手で脱がせてみたくて…」 「…」 「あはははは…」 「…、なるほどな…。だが…、お前のせいで、私まで顔から火が出そうではないか!」 「赤くなった姫も、とっても可愛いです!!」 「何だそれは!…、全く…!」
「よし。仕方ない!このような変態男を家来にしてしまったのも、全て私の不徳の致すところである。 よって特別に、我が両足からブーツを脱がせる役目をお前に申し付けてやる」 「あ!有り難うございますッ!!やったー!!」 「…、もうほんの少しでよいから控えめに喜んでくれると、私としても気が楽なのだが…」 「足を伸ばすから、気を付けろ」 「うん!」 「よし。では先ず、踵の部分を下から支えるように持て。そして、もう一方の手で、脹脛を下から支えるのだ」 「こう…?」 「うむ」 「…」 「どうした?」 「…、姫の…、脹脛…。ブーツの上からでも、柔らかいのがよく分か…」 「詰まらん事でいちいち赤くなるな!!次は、そちらの手で、上に引き上げるようにして踵を抜くのだ」 「こうかな?…あ!抜けました」 「うむ。では、私がブーツの中で爪先を伸ばすようにするから、お前はそのままブーツ全体を手前に引け。ただし、そっとだぞ!」 「はい…。そ〜っと、そ〜っと…」 「そう…、そのまま引き抜け」 「うん…。…、よっ…と…、…、やった!脱げました!!」 「だからッ!そのように大喜びするなといっているだろうに!!」 「えへへ…」 「…」 「ああ!」 「今度は何だ?」 「…、黒のハイソックスなんだ…」 「私は人前でブーツを脱ぐことは無いので通年ストッキングでも構わないのだが、この時期は冷えるからな。 それに、温かい時期であっても、脚とブーツの両方に良いように、なるべく吸湿性のよいものを穿くように心掛けてはいるが」 「…」 「…、だから、ヒロ…。その様にあからさまに嬉しそうな顔で見上げられても本当に困るのだが…」
台詞のみでどこまで変態さ加減が表現できるか、やってみます
GJ! まだ直接的な描写はないのに、とてつもないエロスを感じるぜw 続きも楽しみですわ
GJ!悪戯もバカ野球拳もどっちも好きだw 続き楽しみにしてます
ふが
令裡が興味本位で、ツェペリの所から盗ってきた【人狼エキス】。 それを実験台に最適・ヒロヒヨリミに注射すると…… 30分後、見事に半人狼化したヒロが姫に発情してしまい、 長時間耐久&長時間射精&超ピストンのヴァイオレンス・セックスをしてしまうという… という… 徹夜の妄言が浮 かんだ
さあ、その妄想をSSに書き上げる作業に戻るんだ
>>549 の続きです
ヒロは今でも姫の事を「君」と呼ぶ事があるんでしょうか?
「あの…、姫…」 「ん?」 「…、姫の靴下…、可愛いね…!」 「そうか…?ブーツの中に履くものなので余り厚さがあってもよくないし、 見えたり見せたりするものでもないから、余計な装飾の無い簡素で実用的なものを特に選んでいるのだがな…」 「そうなんだ…。でも…、とっても可愛いよ…!だから…」 「?」 「…ちょっと触っても、いいですか?」 「その…、私の靴下にか?」 「うん…」 「…」 「…、良い、でしょ…?」 「…」 「ね!」 「…、…仕方ない。よかろう…」 「やったー!」 「ただし!」 「?」 「綺麗に洗い上がっている換えが沢山あるから、それを後でフランドルにお前の部屋まで届けさせてやる。それで良いな?」 「え〜!!」 「何だ!その落胆と不満が入り混じった嘆きは!!今お前が物欲しそうに見詰めているそれも、換えも、全て同じものだぞ!?」 「だって!姫が今履いてるのが良い!…っていうか、靴下を履いてる姫の足に触りたいんだけど…」 「…、お前なあ…」 「いいよね?ね!ね!!」 「…、…全く!…本当にお前は変態なんだな…」
「ね!いいでしょ?いいでしょ?」 「…」 「ちょっとだけ!ね♡」 「何が『ね♡』だ!この変態下僕め!!」 「お願いしますッ!!」 「…」 「…、だめ、なの…?」 「…」 「…、…、…ううっ、…。姫ぇ〜…」 「何を情けない顔で涙ぐんでいるのだ!」 「だって…、姫の足、可愛いのに…、触らせてくれない…」 「そんな事で泣くなッ!前々からそうだったが、お前は何かあるとすぐに泣くな?それでも私の誇り高い血の戦士なのか?」 「…、姫の、可愛い足ぃ〜…」 「馬鹿者ッ!泣くなと言っているだろうにッ!!」 「…、だったら…、ちょっとだけ…」 「知らん!!」 「姫ぇ〜!」 「何時まででも泣いていろ!馬鹿者がッ!!」 「…」 「…」 「…、ちょっとだけでいいから…」 「…ふん!」 「…」 「そんな捨て犬のような哀れを誘う眼差しを向けても、私は知らんぞ!」 「うう…」
「…、そう…。…、分かったよ…」 「…?」 「…、姫…、ホントは…、僕の事、嫌いなんだ…」 「いきなり何を言い出すのだッ!!」 「…だって、僕に足を触られるのが嫌なんでしょ…?」 「何故そうなるッ!」 「じゃあ、どうしてさ?『ちょっとだけ』って、こんなにお願いしてるのに…。…やっぱり、僕の事が…、うううっ…」 「そういう問題ではなかろう!?よいか?その靴下は、今日の午後ずっと履き続けたものだ。 だから、余り衛生的では無いと言っているのだ!」 「『今日の午後』…?」 「ああ。ブーツはどうしても通気性がよくないからな。いつも、昼を境に新しいものに換えるようにしているのだ」 「さすが姫!身嗜み、完璧だね!」 「やれやれ…、『今泣いたカラスが、もう笑う』とは、今のお前のようなことをいうのだな…」 「えへへへ…」 「そういうふうに、泣き顔と笑顔を交互に見せて己が主人をいいように翻弄するのか…?憎らしい奴め…」 「姫ぇ〜♡」 「まあ、そんなにその靴下が気に入ったのなら、さきほど言った通り、乾いたばかりのものを特別に貸してやるから…」
「じゃあ、大丈夫じゃん!」 「?」 「これ、お昼に換えたんでしょ?だったら汚くないよ!」 「まだ言うか!呆れた奴だな!!それに、時計を見てみろ!この時間だぞ!?」 「だって…」 「『だって』も『あさって』もない!ともかく、ブーツを脱がせてやったのだから、もう満足だろう? …、…そうだな!さ、今度はそれを履かせてみよ!」 「…」 「ん?どうした?お前が脱がせたのだから、それをお前が元に戻すのは道理であろう?さ、早く履かせろ!」 「…」 「…、何だ?そんなにふやけた顔をして!気色悪い奴だな」 「…、えいっ!」 「こら!!ヒロッ!止めんか!!」 「ダメで〜す!止めませ〜ん!」 「その手を…、私の足から手を離せ!!…、…、一体何をする…、…この馬鹿者ッ!顔を近付ける奴があるかッ!!」 「ほら…、姫の足、いい匂いがするよ…!」 「何を言うッ!余計な感想など述べなくていいから、お前が持ち上げている私の足の先を、今すぐに床に下ろせ!!」 「だって、ホントなんだもん…」 「『本当』も『嘘』もあるか!そんなものが“いい匂い”だなどと!!お前の嗅覚はどうかしているのではないのか?」 「そんなこと無いよ!姫の匂い、いい匂いだもん!!」 「それが“どうかしている”というのだ!!とにかく!私の足をすぐ床に下ろすのだ!!」 「姫の匂いは、いい匂いなのッ!!」 「しつこいぞ!」 「…、でも…」 「ええい、しつこいッ!!…、…だから!足から顔を離せッ!!」 「…」 「…、よし…、お前がそのつもりなら…、分かった!私にも考えがあるぞ!!」 「?」 「あくまでもお前が私の足を解放しないのならば…、この足で、お前を蹴るッ!」
「うん…」 「!?」 「…、蹴っても、いいよ…」 「…ならば、蹴るからな!」 「うん!僕の事が嫌いなら、遠慮なく蹴りなよ!」 「ちょっと待て!これは、私がお前の事を好きだ嫌いだという問題とは違うだろう?」 「ううん!僕にとってはそういう問題だよ!靴下のままじゃ、姫の足が痛くなっちゃうかもしれないから、ブーツを履いて蹴ってよ!」 「…、…私は趣味の悪い冗談は好きではない。蹴ると言ったら、本当に蹴るぞ!覚悟せよ!!」 「うん!ブーツは僕が履かせてあげる!それはいいよね?じゃあ、履かせるから、爪先を伸ばしてくれる?さあ!早くッ!!」 「そんなに私に蹴られたいのか!?」 「ううん!蹴られたくは無いけど、姫が僕の事を本当に嫌いなんなら、力いっぱい思い切り蹴っていいって言ってるんだよ! 顔でも、喉でも、肩でも、胸でも! ほら、姫!足の甲を平らにして爪先伸ばしてくれないと、引っかかって上手くブーツに入らないよ!」 「…、ヒロよ…、少し落ち着い…」 「僕は落ち着いてるよッ!」 「私を怒るな!それが落ち着いていないと言っているのだ!!」 「…」 「…」 「…姫ってさ、ほんとに酷いよね!」 「何を言う!酷いのはお前の方だろう!?」 「…僕が姫のこと大好きだって、姫、よく知ってるじゃないか!!」 「だから、それとはこれとは別の問題だと…」 「…、姫に蹴られてもいい…、…でも、姫が僕の事を蹴っても、僕は姫の事を大好きでい続けるからね!!」 「ヒロ…」
「だって!!」 「?」 「だってさ…、一目惚れだったんだからね…」 「…お前、何を…」 「笹鳴町に来てすぐ事故に遭って死んだ時、 倒れていた僕のところに来た君は『ふふん、間抜けな奴だ。…だが、いい死体だ』って言ったよね?」 「…そうだったか?言葉までは思い出せないが…」 「うん!僕、はっきり覚えてるよ!そして、その時に…」 「…ふむ」 「僕は、もうすぐ自分は死ぬんだなって感じながら、僕を見下ろしている微笑んだ君のことを『きれいな子だな…』って思った…」 「…、…うむ」 「だから、蹴られたくらいで姫を好きでいることを止める事なんて、僕には絶対にできないから…」 「…、そうか…」 「…、うん…」 「…」 「…」 「…、お前が私の事をとても気に入っているのは良く分かった…」 「うん…」 「だが…」 「…?」 「…私の事がそれほど好きなら、埒も無い駄々を捏ねて私を困らせるというのは、余り感心しないことだと思うのだが、どうだろうな?」 「ええっ!?だって姫、僕、さっき…」 「?」 「…さっき僕、『姫の困った顔が見たいから、悪戯させて下さい』ってちゃんと言ったよね…?」 「…?…、…、…!!」 「思い出した?」 「…、すっかり失念していた…」 「ね♡」 「…、だから、その『ね♡』は止めてくれ…」
読者の皆さんとヒロには、ほんとに申し訳ないです…
これはひどい…
俺は好きだぜ
どちらかというと、オレも好きだが?
いいぞ、もっとやれ!
だんだんエロい事になると期待している
保守
ふふん
ほ
し
573 :
名無しさん@ピンキー :2009/02/25(水) 23:03:58 ID:Ut2ksbiB
ふがふが
き
なぜかカロライン×アイダな夢を見た
来月でようやく生き残りバトルが進みそうだ 主に第一王女と姫が邂逅的で
アニメから入った人間なんで アニメオリキャラも読んで見たい
そろそろ俺のSSの効力が切れそうだ…
579 :
名無しさん@ピンキー :2009/03/09(月) 21:00:18 ID:fASOqVzg
随分と過疎化が進んでいるようだな。 作品をいち早く書いたものを私の血の戦士にしてやる さあ、書け!
ネタがないのかなぁ?
581 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/11(水) 10:38:24 ID:B7RCbOnl
ワッフルワッフル!!
582 :
名無しさん@ピンキー :2009/03/11(水) 12:54:15 ID:6LhXxI9v
敵の策略と罠でフタナリ化した姫が 捕まった陵辱されたらどれだけ耐える事が出来るのだろうか?潮吹き&フタナリチンポから精子大噴射でアヘ顔で屈する姫とか面白そうだし 姫なら我慢の仕方さえ身体で覚えてたら後は簡単に我慢できそうなイメージあるけど
583 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/13(金) 21:34:04 ID:h3dtNtut
どうもコウモリ蜘蛛の巣です。はじめまして 唐突ですが、ネタは今リザが1つ姫が1つですどちらを出そうか迷っています どちらがいいですか?
584 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/13(金) 22:06:08 ID:h3dtNtut
はじめまして
585 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/13(金) 22:13:18 ID:h3dtNtut
ごめんなさい変に投稿してしまいました
586 :
黒仔猫 :2009/03/13(金) 23:44:27 ID:FAfXoeI+
オイラはリザネタをキボンヌ
じゃあオレは姫ネタを希望
俺も姫ネタに一票
勿論、姫
590 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/14(土) 10:16:11 ID:3IV5Hnl2
うあー皆さん姫が大好きですか
591 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/14(土) 10:16:34 ID:3IV5Hnl2
うあー皆さん姫が大好きですかがんばります
592 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/14(土) 16:06:27 ID:3IV5Hnl2
んじゃ姫投稿します エロ薄めで 寝相王女1 紗和々「ヒロ、お嬢様を起こしてきてくれる?フランドルちゃんは買出しに行ってもらったから代わりに起こしてきて」 ヒロ 「え!?僕が?」 紗和々「そうよ、私は朝食の用意があるから逝ってきて♡間違ってもお嬢様に変なことしちゃだめよ!」 ヒロ 「そ、そんなことしないよ僕は!!」(姉さん当て字に変な言葉を入れたような気がしたけど) 紗和々「逝ってらっしゃい♡」 ヒロ (ホラまた?!なんだか不吉だなぁ) 「そういえば姫の部屋に入るのって初めてだよね」 〜姫の部屋の前なり〜 コンッコンッ ヒロ「姫ー アレ?姫まだ寝てるのかな?姫入るよ」 ガチャッ ドアを開けるとそこにはものすごい格好で寝ている姫がいた。 まず、パジャマが熊のプーさん、そのパジャマの上着がはだけそうになっている、足で枕を抱いている。 ヒロ 「うわ!」 思わず大きな声を出しそうになった、幸い姫には聞こえていなかったらしい 姫 「ん〜 ヒロ〜」 ヒロ 「!!??」今寝言で僕の名前を読んだみたいだけど あっ早く起こさなきゃ姉さんに怒られる、でもどうやって起こそう?普通に起こしたらビンタを喰らいそうだし ええいもう起こしてしまえ! ヒロ「姫 姫」ユッサユッサ 姫 「ふふん〜ヒロかぁ」 途端僕は甘い香りを鼻腔一杯ににかがされた、姫が寝ぼけて抱きついてきた ヒロ「えっちょっ?!」 姫 「ヒィ〜ロォ〜おはようのキスしてぇ〜♡」 そのまま僕は姫に押し倒された とりあえずここまで 時にフランセットの左腕がドリルアタッチメントがグレンラガンみたいでとてもカッコイイと思うのは俺だけでしょうか?
593 :
令裡x姫 :2009/03/16(月) 20:57:22 ID:+DKq1SKR
割り込んでもいいのかな? 今まで楽しませてもらったから、保守にでもなればと思って書いてみました。 質の保証はないです。 空の色が移りゆき 待ち望んだ私たち吸血鬼の世界がようやく訪れる 心のままに空を翔けてきた勢いをある窓の前で静めると ガラス戸を開け 令裡は部屋の中にトンと降り立った 「令裡……? 」 「こんばんは、姫様」 突然の訪問に少し驚いていたルビーの瞳がふっとゆるむ 令裡は姫に近づくと静かに唇を寄せた 視線を合わながら微笑んで 姫の両手を取り 動かせないようにひとつに結わえる 光沢のある紅い絹の布で ふんわりと 一筋の後もつかないよう 一瞬の引きつりさえ与えぬよう 「なぜいつも私の手を縛るのだ? 」 「姫さまが、身体をよじって悦ぶ姿が大好きだからですわ」 令裡はにこりと笑うと姫を両腕に抱き ポスンとベッドへ横たえた 「……ふふん、変態的でいい趣味だな」 「そんな言葉をいただくと、はりきってしまいますわよ。最高のほめ言葉ですもの」 令裡は目を細めながら姫を眩しそうに見つめて その甘い唇を自分の舌でなぞりはじめた 「うっ…ん…」 「おいしい」 チュッと下唇を吸う 「もっと吸いたい……舌を出してください……姫様……」 そっと出てきた赤い生き物を絡めとると 令裡は柔らかく自分の口内に吸い上げ うれしそうに味わった 「う…んぅ……」 少し涙が浮かんでいる姫に微笑みながら滑らかな頬をなでる… 「気持ちいいですか? 」 普段は見せることのない まるで甘えるような長い睫の瞬きに 我慢できず白い首筋を甘噛みした そのまま身に着けていた服を脱がせ 美しくふくらんだ胸に手を這わし ゆっくりと外側から幾度もその輪郭をなぞっていく 「感じます? …姫様……」
594 :
令裡x姫 :2009/03/16(月) 21:03:03 ID:+DKq1SKR
皮膚の産毛が逆立っているのをみて 臍から胸の頂まで舐め上げると 姫の肢体が震えながらのけ反った 「は…っ…」 芳しい血の香りを味わうように 舌で全身を余すところなくなぞっていく びくびくと姫が震える度に 令裡は楽しそうに笑う 「うふふっ……気持ちいいですか…?……」 「っ…今度私が喘いだら…その返事は肯定だと思え…」 姫が息を乱しながらも答える 「そうですわね、では………」 くすりと笑って手を腿の間に滑らせ 姫の両足をさっと広げて躊躇なく顔を差し入れた 「!令裡……」 くくられている両手でとっさに隠そうとした姫の動きを難なく封じると 奥まった部分をさらに指でかき分けた 「濡れて… 光ってますわ……。…きれい」 羞恥に顔を背けている姫をみつめ 秘裂に沿って優しく唇を動かしていく 「返事を… きかせてください、姫様…」 敏感な突起を舌で大切にくるんで小さく顔を左右に振る 「…はぁ…っ…」 柔らかく弾くと、腰が浮き上がった 「はっ…ぁあ…ぁ」 「うれしい、もっときかせて……」 ピチャピチャと水音を響かせながら思いのままに姫を味わう 「あっ…あぁ…はぅ」 「もっと、姫様、もっと…………」 溢れてきた姫の熱い蜜をじゅるじゅるとを吸い上げる 「あ…ぅ…は…ぅ…」 「うふっ、おいしい… 入れますよ、指……」 痛みなど一切感じさせないようにたっぷりと自分の唾液を指に絡め 令裡は姫の中へ入っていった
595 :
令裡x姫 :2009/03/16(月) 21:07:14 ID:+DKq1SKR
「あぁ…あたたかいですわ……」 「…あ…はぅ……ん」 姫の反応をみながら 体内を探ってゆく 「ここ…?ここですか、姫様?」 「あっっ…うぅ」 大きな声とともにびくりと反応した箇所を 円を描くように擦りながら 追い詰めていく 「あぁ…もう…も…ぅ…」 「いいですわよ、姫様。いってください」 「令…裡…やっ…ぅ………」 姫の腰をしっかりと抱くと 令裡はさらに動きを早めた 「あぁぁぅっ…あぁぁぁ……ん…」 高い声をあげて身体を一瞬硬直させ 姫はガクッと脱力してベッドに沈んだ きゅぅっと締め付けられている指をゆっくりと引き抜くと はぁはぁと荒い息をついている唇の端にそっとキスをした 穏やかな時が流れ 響いていた呼吸音が静かになり… ふと澄んだ紅い瞳が令裡を見つめた 「令裡、手を解いてくれ。私もお前に触れたい」 そう言うと 姫は快楽の余韻と疲れに揺られて 令裡の胸の中でことんと眠りにおちてしまった 発せられたその言葉をかみしめながら 柔らかな身体を自分の腕の中に優しく包み 姫の甘い香りを吸い込んで目を閉じる かわいい私のお姫さま まだだめですわ 今あなたに触れられたら あなたなしではいられなくなってしまう だからもう少しだけ 姫さまがもっと私に夢中になるまで このままで………
596 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/16(月) 21:41:46 ID:qao813R1
イイっすよこれはグット ググット グググットですよ。 ↑古いか! 西田敏行のネタだ。 天上天下一騎当千でがんばって姫とヒロの続きを書きます
597 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/16(月) 22:30:03 ID:qao813R1
592の続き 寝相王女2 ヒロ「エッ・・ちょっと姫?」 このままでいたいという気持ちと、どうにかしたいという気持ちが自分の心でせめぎあっている 姫「ヒロォ〜♡」 ヒロ(うっ酒臭い・・・なんで姫お酒飲んだの?) ヒロは気づいた姫は、寝ぼけているんじゃなくて酔っ払っているからこんな状態なんだと・・・・ 転がっている酒瓶を見つけた、その酒瓶には《淫酒》”PRESENTby令裡”と書かれていた・・・ 令裡さんなんてことしたのぉ〜!! 姫「ヒロォ〜体が熱いぞどうにかしろぉ〜」 ヒロ「どうにかしろって・・・」 姫「フニャ〜」ポフッ 姫がベッドに沈んだ ヒロ「あっ姫大丈夫?」 その瞬間、姫の腕が僕の首に絡みついてきて姫と唇が重なったアルコールの匂いが強かったが嫌ではなかった 姫「ふふん、やっと捕まえたぞヒロよ!」 そのまま僕はベッドに姫といっしょに沈んだ 正確には姫に引きずり込まれた 姫「本当に体が熱いのだ、苦しいどうにかしてくれヒロ」 ヒロ「どうにかってどうすればいいの姫?」 姫「今私がやったことをしてくればよい」 ヒロ「ええっぼっ僕が?」 姫「他に誰がおるのだ?早くしてくれ本当に苦しいのだ」 ヒロ「ええっ本当にするの?いいの?」 姫「ええい決心の鈍い奴だ!もうこっちからしてやるわ!」 また僕は姫のアルコールの匂いのする唇で口をふさがれた クチュクチュと今度は舌まで入れられて濃厚なキスをされた だんだん体が熱くなってきたもしかして催淫効果のあるお酒を飲んだ姫 の唾液を飲んだからかな?でも、もういいや ヒロ「ひ、姫僕もなんだか熱くなってきちゃったよ」 姫「ヒロよ早くしてくれもう我慢できん」 ヒロ「うん、姫」 そうして姫と僕はまた濃厚なキスをした
598 :
コウモリ蜘蛛の巣 :2009/03/16(月) 22:34:54 ID:qao813R1
いやぁーつかれるわぁー これで終わりじゃないですたい!もう二回分ぐらい書く予定です 後、黒仔猫さんの希望のリザネタも構想が8割がた出来てるんで 楽しみにしていてくださいこれ終わったら書きます。
599 :
黒仔猫 :2009/03/16(月) 23:24:02 ID:icoqsIqM
いやはやこれまたなかなか良いアイデアとネタですなw 続き楽しみ_( ̄▽ ̄)ノ彡☆ばんばん!オイラも電波を キャッチして姫×ヒロの小ネタを浮かび上がってね その内UP予定ナリ、ファイトーー!( ゜ロ゜)乂(゜ロ゜ )イッパーーツ!!
600 :
黒仔猫 :2009/03/16(月) 23:26:53 ID:icoqsIqM
ところでコウモリ殿、E−mailのところでsageって記入して 投稿しなければノンノンノン凸(ーwー)、詳しくは知らないけど マナーみたいだからやっといたほうがよろしいナリ前に オイラも注意されたからね
>>600 殿
いや、べつに記入せねばならないというわけではない。
ただし、「sage」を入れると、「スレッド一覧」での順位(?)が変わらないのよ。
よって、興味本意でスレにツッコんでくる人が減る。
ただし、あんまその状態が続くと、スレが「一覧」の下まで行って最後は消滅を迎えるよ。
まあ、不特定多数の人(アンチ含む)の感想を聞きたいならsage入力しなくてもいいんじゃないかな…?
黒仔猫さん了解しました今後気を付けます。 後、家にチェーンソーの電動の方があったんで片手で持ってみた5キロぐらい だったと思うけど重い、ガソリンの方はもっと重かった よく姫は2刀流できると思った オイドンは、野球で鍛えてるのに重かった
597の続き 寝相王女3 クチュクチユ、舌と舌の絡まりあう音が部屋に響いている ヒロ「プハァー姫・・もっとしていい?」 姫「ヒロお前は、キスがうまいな・・」 ヒロ「ヘヘッそうかな?」 姫「そうだ、だがもうキスだけでは飽きてきたぞ」 ヒロ「え・・うんじゃあ・・」 僕は姫の服の上からでも分かる小ぶりだが形のよい胸を揉んだ、姫は熱い吐息を出しながら悶えていた。僕はもっと姫が欲しくなった ヒロ「姫・・もっと他の所も触っていい?」 姫「うむ、よっよかろう」 こんなときでも威厳が感じられる言葉遣いだったが、僕が姫の大事なところを触るとそんな威厳は何処へやらといった感じで赤くなって いった 下着ごしでも分かるほど姫のアソコは濡れていた 僕は姫の下着を脱がせた・・・姫の秘部が露になった指を滑らせるといやらしい水音がした 姫「アッもっと・・・」 普段の姫では考えられないことに僕におねだりしてきたのだ、そのときの姫はとても可愛らしかった 僕はもう一度姫とキスをした唇と唇が重なるだけのフレンチキスをした もう我慢の限界だ!これまでに残っていた少しの理性が吹っ飛んだ! 僕は姫の服を脱がせた、姫は僕に体を任せてくれた ティアラもはずした。もう”姫”ではなく普通の女の子がいた 僕は姫の乳首を吸った、姫のビクンッと反応した、乳を吸いながら右手で揉み、左手でアソコを愛撫した 本当に姫はかわいいと思った そうして僕は姫とひとつになろうとした
あと1つでこのヒロ×姫もおわりんりんになりますたい!! 次は皆さんお待ちかねのリザネタでごんすよ みんなでこのスレの活性化させよう
謎のおいどん乙
第1王女のシルヴィアは、真性の超絶弩級サディストだ姫をいじめた時 の淫妖な笑みは怖すぎる
607 :
黒仔猫 :2009/03/19(木) 22:53:59 ID:qPkkFdBn
苛めっ子〜♪苛めっ子〜♪シルヴィア苛めっ子〜♪ あぁ〜それは姫ちゃんが〜♪嫌いだからじゃないのよ〜♪ わたしぃ〜が〜苛めっ子なのはあなたが可愛いからこそ〜♪ 好きだからこそ〜♪苛めてしまう私なりの姉妹愛の〜裏返しぃ〜♪ シルヴィア愛情の裏返し 作詞 黒仔猫 作曲 ふが姉妹(うそ)
寝相王女4 僕は姫に自分のムスコを入れようとした 姫「早くせいヒロよ」 ヒロ「う・・うん」 僕は姫と創生合体もしくは、ギガ・ドリル・スピンオンをしようとした ?「アナタのは、ギガドリルじゃありませんことよ!!」 何奴っ刺客? パリィ〜ン 淫酒のビンで殴られた僕はそのまま気絶した 令裡「姫様の処女が危うくなくなうところでしたわ、はい姫様酔い覚ましの薬ですわ」 ・・・・・・・・・・・ 令裡「すみません姫様、ワインと間違ってこのようなものを送ってしまいました」 姫「ふふん、作為的ではなかったのならそれでよい、問題はヒロだ よし夢ということにしよう」 別室 令裡「ロ・・ヒロ、ヒロ」 ヒロ「アレ令裡さん?ひめは?」 姫「ここにおるぞ」 ヒロ「うわわっさっきはゴメンナサイつい頭がボーとしちゃって」 姫「何を言っておるのだ、本当に大丈夫か?」 令裡「貴方転んで頭を打って気絶したのよ」 ヒロ「そっそうなの?」(だったらなんだろうこの股間の違和感は?) 姫(酔い覚ましは、飲んだものの股間がうずく、後でヒロをもう一度呼んで相手をさせるか) 令裡が介入しても姫とヒロは、創生合体 ギガ・ドリル・スピンオンしたそうです
_| ̄|〇《 創生合体とか変なネタで申し訳ないです・・・・
黒仔猫さんやその他の方々の皆さん今からリザの方書きますんでそのあいだ 何とか凌いでくれぇ〜
611 :
黒仔猫 :2009/03/21(土) 21:28:27 ID:hF2Fru6D
電波受信!小ネタSSエロ無し その1 「ふふんヒロよ、今夜も後で部屋に向かうから準備をしているが良い」 「えっ今夜も!?ここの所毎晩してるのに……」 「一度楽しさを覚えてしまうとな……癖になってしまって 早くしたい衝動が湧き上がって我慢できない」 「でも毎日夜遅くまでやってると身体に悪いよ、それに…… 姫は良いけど僕は学校あるから毎日遅刻しそうなんだよ」 「……ヒロは私に1人でこの衝動を発散しろと言うのか…… 最初は喜んで相手をしてくれたのにな……私に飽きたか」 「そっそんな事無いよ嬉しいよ!ただここの所寝不足で……」 「ふふん♪嬉しいのなら今夜も相手をしてもらうぞ♪ いや、なんなら今から始めようではないか」 「あっちょっと姫待ってよ!引っ張らないで!!」
612 :
黒仔猫 :2009/03/21(土) 21:28:52 ID:hF2Fru6D
電波受信!小ネタSSエロ無し その2 「あ〜暇だな〜……よし!久々にヒロとゲームするかな おっフランドル、ヒロを見かけなかったか?」 「ふが〜ふがふがが」 聞かれたフランドルは指を下に向けて指す 「下?あ〜ヒロの部屋だな、わかったよ」 「ふが」 リザはフランドルに教えてもらうとそのままヒロの部屋に向かう 「よ〜し、新しいコンボで今日こそヒロをぎゃふんと 言わせてやる!…って何やってんだ令裡?」 ヒロの部屋の前には令裡が聞き耳を立てている 「し〜メス犬さん静かに!中でヒロと姫様がお楽しみのようですよ」 「お楽しみ?一体なんだよ?」 「いいからこっそり聞いてみなさいな」 「なんだってんだよ……」
613 :
黒仔猫 :2009/03/21(土) 21:29:24 ID:hF2Fru6D
電波受信!小ネタSSエロ無し その3 (姫…ちょっと休もうよ…) (ふふん…私はまだ満足して無い…続けるぞ) (そんな!あっちょちょっと!!) 「おっおっおい!これってまさか!?」 「静かにしなさいな、聞いての通りお楽しみの最中ね」 「ででっでもよ!ヒロはまだ中学生だろ早すぎだろ!」 「やれやれ古風な種族は考えも古臭いですわね、今の 人間界は小学生では既に普通なんですのよ知りませんの? 早くても幼稚園で覚えますのよ」 「よっ幼稚園!?可笑しいだろ!!」 「声が大きいって言ってるでしょう!!頭の耳は飾りですの!?」 「さっきから何を騒いでいる?」 「げっ!」 「あら」 とうとう騒ぎに気づいてリザと令裡は見つかってしまった 「あっリザに令裡さんどうしたの?」 「いやぁ……そのぉ……」
614 :
黒仔猫 :2009/03/21(土) 21:29:48 ID:hF2Fru6D
電波受信!小ネタSSエロ無し その4 「私達も混ざりたいと思ってましたけど、お邪魔だったかしら?」 「おい令裡!何言ってやがんだ!?」 「ふふん、ならば入るがよい、共に楽しもうではないか」 「良いですわね♪4Pしましょうか」 「まてまてまてまて!いきなり過ぎるだろ順序無視しすぎだ!!」 「そうかな?普通だと思うけど……」 「ヒロ!お前いくら普通の生活から離れた暮らしだからって それはダメだろ!!今ならまだ間に合うから止めとけ!!」 「リっリザ、いったいどうしたの?スマ●ラXの4Pの どこが順序無視なの?全然普通だと思うけど……」 「は?……スマブ●X……?」 「ふふん、最初はなぜこの様な物に夢中になるのか 気になってな試してみたら思ったより深みがあってな ミイラ取りがミイラになってしまったw」 「……令裡騙したな!?」
615 :
黒仔猫 :2009/03/21(土) 21:30:17 ID:hF2Fru6D
電波受信!小ネタSSエロ無し 終わり 「あらあら、私が何を騙したのかしら?」 「お楽しみって言ってたじゃねえか!!」 「ええ言いましたよ、本当の事ですから騙してませんわよ」 「てめえぬけぬけと!」 「もしかして別の事を想像してらしたのかしら?たとえば いやらしい事とかかしら?発情するなんて品の無い」 「なっ…なっ…そんなわけねえだろ!!」 「リザよ、そんな赤い顔で取り乱してたら説得力は無いぞ」 「これだからメス犬は……お下品ですこと」 「この吸血鬼!現実でぶっ飛ばしてやる!」 「きゃ〜怖い♪ヒロ助けてくださいな不死身ですし平気でしょ」 「うわ!?ちょちょっと令裡さん後ろに隠れないで!!」 「ヒロさっさと続きをするぞ、お前達もやるかハッキリしたらどうだ?」 「ぜひご一緒させてください♪」 「話は終ってねえぞ!!」
ガチで笑ったアンジャッシュのネタみたい お楽しみねはい、令裡さんナイス!!
ふが……
てえええぇりゃぁァーせぇぇりゃあアー フゥ〜やったーリザさんのネタの構想がやっとまとまったぜ!! 今から書いていくぜよ byふふん
どもコウモリ蜘蛛の巣です リザのを投稿します リザ「オラァー!」 ガンッと言う鈍い音と共にリザの体が中に舞った 「ウワァ!!」 ヒロ「大丈夫リザ?」 リザ「くッ あたしのことはいいから刺客を倒せ!!」 フランドル「ふが!」隙を突いて、勇猛果敢にランスで刺客を一刺し サクッ 刺客を倒して一段落して、令裡さんがリザをからかった 令裡「犬のくせに動きが遅いわね」 リザ「なにぃ」ズキンッ 「クッ」 ヒロ「リザ大丈夫?」 リザ「なに、こんくらい人狼の回復力はダテじゃねぇぜ!」 さすがに、怪物なだけある傷からの血がもう止まっていた 〜翌日のヒロの部屋〜 ヒロとリザはゲームをしていた リザ「なぁヒロ今夜組み手に付き合ってくれねぇか?一人でやってもイマイチなんだよ明日土曜日だから夜の遅くまで付き合ってくれよ」 ヒロ「エッ で、でも僕弱いよ」 リザ「大丈夫!怪我してもすぐ治るからさ!!」 ヒロ「という事は、僕痛めつけられるの前提なの?」 リザ「だったら怪我しないようにあたしに勝てばいいんだから」
遅くなりました _| ̄|〇 過疎化してるなーかつての賑わいを復活させるためにがんばりましょう って人いるのかな? オーイ!!誰かいるか〜?
,. - 「 ̄ ` <⌒\ / /_/| | _l. } / ´/「/ l |V|`ヽl`〈 | ィ ./ ─ \|─ヽ、|l | いるふが VVト| ● ● `| / | (__人__) | ________ \ ` ⌒´ ,/ | | | ノ \ | | | /´ | | | | l | | | ヽ -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________| ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
返信有り難う《府賀明神》様 がんばって続きを書く気になれました
早速書いたでごわす
624 :
黒仔猫 :2009/03/31(火) 22:24:23 ID:NMFC1dBv
リザヒロ キター(ノ^∇^)ノ 続きキボンヌ!
黒猫どん、ゆるりと待つでごわす
黒仔猫さんや中の方々へ。623,625は偽者です。 今続きを急いで尚かつしっかりと書いています 待っててください
627 :
名無しさん@ピンキー :2009/04/03(金) 19:17:01 ID:a4a+7n70
晒しあげ
>>626 コウモリ蜘蛛の巣殿
>>601 でも、にちゃんねるの掲示板の基本的な使い方を指南したんだが、
あなたは本当に何もご存知ないままで、ここを利用してるんだね。
「偽者」は「なりすまし」と言う方がここでは理解しやすいし、
それを防ぐために「トリ」を付けられる(あなたは付け方をご存知無いのだろうが)ようになっている。
それをせずに「偽者に気を付けろ」などというのは、“マジレスうざい”。
更に言えば、書き手(職人)が雑談に口を挟むというのも、本来は余り歓迎されないことだ。
文章についても、にちゃんねるに関しても、その基本的なところを一から学んでから出直した方がいいのでは?
どうもすみませんでした 以後気をつけます、ご指摘有り難うございました 基本的なことを学んできます
これで暫く静かになるな
,. - 「 ̄ ` <⌒\ / /_/| | _l. } / ´/「/ l |V|`ヽl`〈 | ィ ./ ─ \|─ヽ、|l | フランドルはかわいいと思うふが VVト| ● ● `| / | (__人__) | ________ \ ` ⌒´ ,/ | | | ノ \ | | | /´ | | | | l | | | ヽ -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________| ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
>>628 アンカーの付け方も知らん新人に、余りキツイ事言ってやるなよw
まあ、「今までダイアルアップ接続やケータイを使って“読むだけ”だった者が、
本格的にネットにアクセスする機会を得て、職人の真似事をするとこうなる」といういい見本だな。
>>630 そ! もうすぐ春休みは終了だw
果報は寝て待てだよwww
伸びてたから、喜んで来たんだけどな…
>>632 いやいや、そうとも限らんぜ…
◆cwfeYPTyhs で検索かけてみろってw
634 :
名無しさん@ピンキー :2009/04/09(木) 18:49:12 ID:/VXZCTJA
>>562 の続きです。
バカ野球拳とヒロヒメバカップルは止めて、人魚とエミールをイチャイチャさせてみました。
なお、人魚の髪の色は、原作に沿って黒としました。
花粉症で半死半生っす…
書斎のドアを丁寧にノックする音に、室内で一番大きな机に陣取って一人思索に耽っていたエミールは、 どこを読むとも無しに目の前に只広げていた大判の本のページから、その整った顔をふと上げた。 「只今帰りました」 「入れ」 ドア越しに帰還の報告をするキザイアに入室の許可を出すと、 そっと開いたそのドアから先ず葉巻を燻らすキザイアが、そして次に、それにぴたりと寄り添いながら手を繋ぐ人魚の少女が、 それぞれ慎み深い足取りで入ってくる。 「ご苦労だった」 「お言葉、勿体無いです」 「お前も、ご苦労だったな」 「‥‥」 エミールからの優しい眼差しに蕩けそうな笑顔を返す人魚は、その間も口元を少しせわしなくムグムグと動かしていたが、 よく見れば、その可愛らしい頬には、一つのポコッとした小さな膨らみが神出鬼没に浮かんでは消えていた。 「‥‥?キャンディーを買って貰ったのか?」 「‥‥」 とても嬉しそうに頷いた人魚に見上げられたキザイアは、半分苦笑いしながら己の主人に予定外の出費の事後報告をする。 「この子にしては珍しく、あからさまに欲しそうだったものですから‥‥」 「よい。余程美味しそうに見えたのだろうな‥‥。どうだ?美味しいか?」 エミールの優しい問い掛けにもう一度大きく頷いて再び自分を見上げる人魚の屈託無い笑顔に、さすがの人狼族の古強者も、 その厳つい指先で、痒くも無い頭をぽりぽりと掻くしかなかった。
「人魚よ、これへ‥‥」 本を閉じながらエミールが呼ぶと、人魚は、それまで一生懸命にキザイアと繋いでいたその手をあっさりと離して、 長くて柔らかい艶やかな黒髪を軽く靡かせながら大喜びの小走りで大きな机を身軽に廻り込むと、 革張りの大きな椅子に背中を預けている大好きな主人の傍らにぴたりと寄り添う。 「では、私はこれで‥‥」 「うむ。ご苦労だった」 敬愛する主人からの再びの労いの言葉に丁寧に一礼して書斎を退出したキザイアは、ドアをきちんと閉めた事を確認すると、 その逞しい肩先をほんの僅かに竦めて小さく溜め息をつき、深紅の絨毯が敷き詰められている廊下を、大股で歩き出した。 「我が主君は、年若い人魚がお好き、か‥‥ まあもっとも、リリアーヌ姫様に討ち取られてしまわれたセブラン様のように、どうしようもないサディストでは話にもならんがな‥‥」 何時も正々堂々とした出処進退を心掛け、家来を分け隔てせず平等に慈悲深く扱うエミールに対して、 キザイアは常々心の底からの敬愛の念を捧げながら仕えていた。 そんなキザイアにとってみれば、己が主人のそうした素晴らしさや、こんな素晴らしい主に出会うことができた幸運を思うにつけても、 その好みとする所の女性の年齢が著しく低い、などという事は、 完璧を誇る主人が持ち合わせている、ほんの些細な“特徴”でしかなかった。 「エミール様もお幸せ、人魚も幸せ。両者共に幸せならば、それを臣下がとやかく申し上げる必要は更に無し‥‥」 そして、これに関してほぼ唯一注意すべき点といえば、 今さっきのように、主人と人魚との逢瀬を邪魔しないようにさり気なく気を配る必要があるということくらいだったのだが、 しかし、明らかに朴念仁の部類に属しているキザイアにとって、これは少しばかり気骨の折れる任務だった。
「買い物は、楽しかったか?」 「‥‥」 こちらへ少し首を傾げて優しい声で問い掛けるエミールを向日葵のような笑顔で見上げながら、人魚は大きくコクンと頷く。 「そうか、よかったな」 「‥‥」 人魚はもう一度大きく頷くと、ぷくぷくした可愛らしい頬をちょっと恥ずかしげに桜色に染めて少しモジモジしながら、 その細くて白い腕を、仕立ての良い絹地のシャツに包まれている大好きな主人の腕にそっと絡めて、 何時もの“二人だけの遊び”をおねだりし始める。 「よし、今、膝に乗せてやる」 「!」 大喜びで回れ右をしてそのままこの自分の太股の上にその小さな尻をちょこんと乗せてきた人魚の小さくて軽い身体に、 エミールは下から支える様にそっと優しく腕を廻して、一息にその全体を自分の太股の上へと完全に引き上げると、 主人のズボンが汚れるのを気遣う人魚が、予め踵と踝を器用に使ってその可愛らしいワインレッドの靴を脱ぎかけていたから、 毛足の長い臙脂の高級な絨毯の上にちんまりと揃って留まった靴から、白いソックスを穿いたその爪先がするりと抜け出た。 「お前は賢いな」 「‥‥」 大好きな主人に褒められて大喜びの人魚が心の底から嬉しそうな表情でエミールを見上げるのも何時もの事なら、 そんな人魚を愛しげにそっと抱き寄せ、そのまま胸元にぎゅっと押し付けるように抱き締め直した主人が、 愛らしい従者の艶やかな黒髪のつむじに、高くて形の良い鼻先を深く埋めてその地肌の匂いを確かめるのも、何時もの事だ。
「‥‥」 鼻先に人魚の髪の絹地のような滑らかさと地肌の温かさを感じながら、そっとそこから息を吸い込む主人の鼻腔に、 人魚の甘くて濃い匂いがゆっくりと充ちてくる。 買い物に行く前に外で遊んでいたのだろうか、 何時もと違って、今日は、髪が含んでいる太陽の匂いと地肌から香る汗の匂いが濃い。 「日向の匂いがするな‥‥。今日は沢山遊んだのか?」 「‥‥」 この頃は漸く慣れてはきたが、しかしそれでも汗ばんだつむじの匂いを確かめられる恥ずかしさで耳の先まで赤くなった人魚は、 健気にも、主人の鼻先を潰してしまわないように注意しながら、俯いたままでコクンと頷く。 「そうか。晴れて余り風の強くない日がこれからも続くと良いな」 「‥‥」 さっきよりも小さく頷いて、そのままこの自分の胸元に頬を埋めてしまった人魚をもう一度抱き締め直したエミールは、 もちろん、人魚の髪の匂いの中に、さっきまでキザイアと一緒にムスタングに乗っていた痕跡も感じとってはいたのだけれど、 それを口に出しては人魚が葉巻などの匂いを気にするようになるかもしれないとの慮りから、今日のところは目を瞑ることにした。 「‥‥♡」 一方で、抱き締められている人魚も、主人にはそんなことは内緒だったけれど、実は主人の匂いが大好きだったから、 主人がこの自分の地肌の匂いを確かめてくれている間、優しく抱き締められているその胸元で、 そっとそっと、その可愛らしい鼻をくんくん鳴らしてはシャツ越しに主人の肌の柔らかな温もりと匂いを確かめていたが、 それにうっとりと酔いしれていた人魚がはっと気付いた時には、 何時の間に飲み込んでしまったのか、それとも噛み砕いてしまったものか、 「(とっても美味しいから、キスするときに口移しでエミール様に差し上げたいな)」と考えていた口の中のキャンディーは、 残念ながら既に影も形も無くなってしまっていた。
今回は以上です。
乙です 花粉症がんばれ
圧縮回避保守
>>639 乙 俺も花粉症だよw
人魚ネタってこれが初めてだったかな?
>>639 乙
段々エロくなると期待している
>>642 コウモリ蜘蛛の巣殿
スレッドの機能に関してはいろいろ学んだようだね
でも、保守目的の書き込みは1週間から10日程何の投下もレスもない場合にやれば良いんだよ
それに、自分が書き込む直前にSSが投下されていたら、
それがイマイチと思う場合は「乙」を、良いと思ったら「GJ」を付けるのが望まれる最低限のマナーだ
次は、『荒らし』とはどういう行為なのかについてを基本から学んだらどうだろか
>>640 乙ふふん。やはりエミール兄様はロリコ(ry
>>643 前スレにあったと思うよ
確か王女と下僕シリーズの職人さんだったかな
保守
あげ
九州地方でマジ塾経営 オリキャラなりきりセフレも募集
#xxx
ふが
ふふん
保守
653 :
名無しさん@ピンキー :2009/05/19(火) 14:13:07 ID:VP9VSM51
ふがふが
ふが
ふふん
656 :
名無しさん@ピンキー :2009/05/27(水) 22:19:14 ID:6zQ5pLDe
新刊出たのに盛り上がってないな
保守
シルヴィア→姫はお手軽に妄想できる。 「お、おやめください、お姉様。いきなり押し倒すなど…」 「姫ちゃんのお乳、本当に可愛いわ」 モミュ モミュ 「ああっ、そんなにっ、もまれてひゃあ」 「ドレスの上からじゃ解らないわね」 「お姉様、何をなされるつもりで…」 「やあね♪ナニをするのよ」 そのくせ、ヒロ×姫には三倍の妄想力を必要とする自分がいる。
659 :
黒仔猫 :2009/06/04(木) 00:20:40 ID:XMaWDaGk
おひさしびりの黒仔猫です、ヒロ×リザは作りやすいけど ううむ、姫はデレ部分が少ないからヒロ×姫は困難だ いまだ製作中だけどあまり進展しない、でも絶対書いて ださねば!ヒロ×姫の、[鼓動が合わさる満月]もう少し でだすつもりなんでお待ちください
660 :
名無しさん@ピンキー :2009/06/04(木) 01:28:35 ID:JJcSUXWO
超期待してま〜す
ふが
>>661 コウモリ蜘蛛の巣の奴
大得意だなwww
過疎ふふん
・・・次スレの前に落ちそう。 登場キャラの乳比べってどっかで見た気がしたんだが、情報求む。
666 :
のの :2009/06/22(月) 03:26:00 ID:De1f6i9C
「はぁ…」 「ん? 週末だって言うのに、どうしたんだい?」 「あ、ブッチー、明日が来るのが憂鬱なんだよ」 「日曜日が来るのが憂鬱? あれだけの美女たちに囲まれて一日過ごせるのに憂鬱なんて君は、どうかしいるぞ!!」 ブッチーの声を聞き流し、ヒロは頭を抱えた。 なぜか、屋敷に住む紗和々とフランドル以外の三人と肉体関係になってしまったヒロは、本人の知らないところで日程が決められ、月木が姫と、火金がリザと、水土が令裡ということになっている。 そして、日曜は休みの日かと思ったが、なんとその日は“みんなの日”とされ、朝から晩まで搾り取られるという状況が続いているのだった。 (……旅に出ようかなぁ)
投下するなら喜んで待つ! 投下しないならするまで待つ!
待ってる
669 :
土曜日は令裡さんの日 :2009/06/25(木) 02:12:57 ID:e6oDn6gC
666の続き やや、鬱になりつつ帰ろうとしたヒロだったが、本日の担当である令裡に捕まった。 「さぁ、お姉さんといいことしましょ♪」 そもそも、この分け方を仕込んだのは令裡である。学校というものを知らない姫やリザを舌先で丸めこみ、半日で終わる土曜日を自分の担当日に割り当てたのだ。 「「あむ……ちゅっ……んっ……」」 ヒロが抵抗する間も与えず、拉致った令裡はホテルに連れ込み、部屋に入ると同時に口に吸いついた。 「ん……ちゅ……んん……ちゅっ…」 令裡はヒロの手を取ってセーラー服の下に入れてブラの上から胸を揉ませ、もう片方の手で、ヒロの股間をズボン越しに優しく撫でる。 「っぷは…あらあら、もう、こんなになって…」 セーラー服がコウモリに変わり、ヒロのズボンとパンツを脱がせつつ、ベットに移動させる。 「ちょ、ちょっと、令裡さん! ボク、今日、体育あったんだ。だから、先にシャワーを「ダメ」 そんなぁ」 「昨日、あのメスとやっているのを覗き見して、ずっとモンモンしていたの」
670 :
土曜日は令裡さんの日 :2009/06/25(木) 02:14:18 ID:e6oDn6gC
「だ・か・ら、まずは、これをしずめてから」 下着も脱いで準備完了の令裡は、すでにぬれきったオ○ンコをヒロのチンポに合わせ、腰をおろした。 「ああン……さぁ、ヒロ…いっぱい動いて」 「は、ハイ」 上に乗って腰を振る令裡に合わせてヒロも動き始めた。 「ヒロのオチンチンも熱ぅい……ヤ、ヤケドしそう……あうううううン!」 「令裡さんのオマンコも熱い……!」 「あはぁっ、あ、熱いだけ?」 「ううん! すっごい気持ちいいよ……! あう……」 腰を動かすたびに淫らに揺れる胸に思わず手を伸ばすと、令裡にその手を取られた。一瞬、怒られるかと思ったが、令裡は笑みを浮かべて自分から胸に押しつけた。 「ヒロ……はっ、はう、んふっ、あはぁン……おっぱいを触らせてあげるから、あれをして!」 「あ、あれ?」 「はあぁン……そうよ、あれよ。大丈夫、綺麗にして、あるから」 「で、でも、あれ、痛くて」 「やらないなら、無理やり…」 「わ、わわかりました!」 目つきが一瞬だけ怖くなったのを感じ、ヒロは観念した。
671 :
土曜日は令裡さんの日 :2009/06/25(木) 02:15:08 ID:e6oDn6gC
令裡はニッコリ笑ってヒロの口に自分の唇を合わせ、舌を絡める。 「あむっ、んむっ、ちゅずず……!」 ヒロがそれに応えると笑みを深め、ヒロの舌を吸いたてる。そしてゆっくりと口を放し、ヒロの舌が限界までのびたところで小さくうなずく。 ヒロは、観念し、自分の舌を食いちぎった。 本体から離れ、ピクピク動く舌を口に含んでから、ヒロに手渡す。 「さぁ、いつものように、ね♪」 舌がなくなり、声が出せないヒロがこくんと頷く。令裡が体を180°反転させて前かがみになると、自分のアナルをヒロにさらけ出した。 (誰が最初にこれ考えたんだっけ?) などと考えつつ、自分の舌を令裡のアナルに押し込んだ。 「あン、あぁン、はひィ……あああ……イイ……これ、すごくイイのぉ!」 再び、体を反転させ、舌がなくなって血がたまりだしたヒロの口を貪るように舐める。 オ○ンコはヒロのチンポで突かれまくり、アナルは舌がフニャフニャとうごめく。 その同時の攻めに酔いしれる。 「あひいいいいい! もう、もうダメえ……ああああああああ! あむ……ちゅブ……んっ……じゅる……ちゅじゅじゅ……おいしいのぉ!」 「ッ!!」 「あン、ああン、あン、あはぁああっ……! イクの!? ヒロ、イクの!? 私もイク、イっちゃううううっ……!」 「ッ!?」 ドビュッ! ドビュッ! ドビュッ! ドビュッ! ヒロの声にならない声をあげながら、射精した。 「すごい……! すごい出てる……! ダメぇ……またイク! イクうっ! あっあっあっあっあっあっああぁ〜ッ!」
672 :
名無しさん@ピンキー :2009/06/25(木) 20:49:36 ID:bgeshSu/
こうゆうのGJ!!! 少しだけ血が出るの好きなんだよね。 異常じゃないよ?
ふが!!
シュッシュッシュッ ・・・ふう もう3スレ目も容量460か、保管庫って無かったよね? 名作が埋もれるのは惜しいなぁ。
今更だがGJと言わせてもらおう
GJです! ヒロ×姫で投下します。今回はとりあえずエロ無しです。 姫のことを好きになったのはいつ頃からだろうか。少なくとも、最初は一目惚れ程度のものだった。 初めて姫を見た時、死に際に見た姫がすごくきれいだと思った。2回目に会った時、 またしても僕は死にかけていたけど、最後に無事を確認できてホッとしたのを覚えている。 最初のころは姫の内面なんてよく分かっていなくて、荒っぽい扱いに悲しくなったり、 時折不信になることもあったけど、いつしか姫なしでは生きていけないと思うくらい、 姫のことが好きになっていた。その気持ちはますます高まるばかりで、 最近では姫と平常心で話すこともできない。僕の頭の中はいつも姫でいっぱいだ。 自らを慰める行為で頭に思い浮かべるのも、いつも姫だ。そうしたよこしまな感情で姫を見ることへの罪悪感はある。 けどそれでも高まる想いは収まるものではなくて、ついつい僕は右手で自分を慰めることになる。 ああ、姫……。姫は僕のことをどう思っているのか……。単なる下僕? 使えない血の戦士? やはりあくまで主従の関係でしかないのだろうか。姫の気持ちが知りたい。でもやっぱり怖い。僕は臆病だ。 姫を愛する気持ちなら、この世界の誰にも負けない自信があるのに。 そんな煮え切らない気持ちを抱えながら登校したある日のこと。上履きに履き替えようと下駄箱を開けた僕は、 何やら差出人不明の一枚の手紙を発見した。中を開けてみると、いかにも女の子らしい文字でこう書いてあった。 「突然こんな手紙を出してすみません。実はちょっと、日和見君にお話したいことがあるのです。 もし良かったら今日の放課後屋上に来てくれませんか?」 これは……まさかいわゆる一つのラブレターというやつだろうか? いやいやまさかそんな…… いくらなんでも古典的過ぎるし、何より僕にラブレターを贈りたいと思う女子がいるとは思えない。 大方男子の誰かのいたずらだろう。そう思い、鞄に手紙を入れようとしたところでふと思い直した。 でももし本物だったら? ありえないことだろうし、自惚れも甚だしいかもしれないけど、 もし万が一本物だったら? 僕がこの手紙を無視したら、これを出した女の子はとても悲しむだろう。 それにそもそもラブレターと決まったわけではない。ただの事務連絡という可能性もある……1%ぐらいは。 何にせよ100%イタズラと決まったわけではない以上、やはり放課後屋上に行ってみようと僕は思った。 そしてその日の放課後。屋上のドアを開けると、見知った顔の女の子が立っていた。 たしか同じクラスにいた女の子である。その子は僕の顔を見ると、こっちに近付いて来た。 「来てくれたんだ日和見君。突然ごめんね」 「いや……僕は全然。あの……僕に話したいことっていうのは?」 「ああ……あの……その……日和見君、私と付き合ってくれない?」 「へ? 付き合うって僕が君と?」 「うん……ダメ?」 あの手紙から一応予想はしていたが、やはり信じられない、これはイタズラだろうか。 しかしこの女の子はおとなしくてクラスでも目立たないタイプの子であった。 少なくとも、イタズラに荷担するような女の子ではない。だとするとこれは本当に……。
「そんな……ダメなんてとんでもないよ。でも、なんて僕なんかを?」 「私……日和見君の優しいところが……好き」 あまりの衝撃に頭がおかしくなりそうになる。こんなことを言われたのは生まれて初めてだ。 もしかしたら一生のうち、これが最初で最後かもしれない。だとしたら一大事だ。迷わずOKを…… そう思った時、姫の顔が浮かんだ。そうだ……僕には姫が……。姫が……何だ? 僕にとって姫は何だ? 少なくとも恋人ではない。現時点では。いや、きっとこれからもそうだろう。 姫は主、僕は下僕。そこには絶対に超えられない壁がある。 姫に対するこの想いは、決して成就することはない。ならいっそ……。 そして僕は生まれて初めて彼女を作った。普通なら嬉しくてたまらないはずの帰り道、 僕は心に引っ掛かりを感じていた。これは姫に対する裏切りなのか。 それとも、裏切りと呼べるほどの関係でもないから何の問題もないのか。 気持ちの整理がつかぬまま、僕は家路に着いた。 「ふふん。ヒロか。遅かったな」 出迎えは偶然にも姫。思わず心臓が高鳴る。 「ああ、うん。ちょっとね」 「ちょっと……?」 「あ、いや、ちょっと道草しちゃって」 「そうか……なんだか浮かない顔をしているように見えるが、大丈夫か?」 「ああ、うん。ちょっと疲れてるだけだよ。ごめんね。心配かけて」 「そうか。なら良いのだが」 そう言うと姫はリビングの方へ向かっていった。何の内容も無い会話しか出来なかった。 最近はいつもこうだ。 最近ヒロの様子がおかしい。私との会話でも落ち着きが無いし、 今日はらしくもなく道草をしたなどと言っておった。私を避けているのだろうか? 「ごきげんよう姫様」 そんなことを考えていたら、後ろから聞き慣れた吸血鬼の声が聞こえてきた。 「令裡か。何の用だ?」 「うふふ。実は今日は姫様に面白い情報を提供しに参りました」 「面白い情報……? 」 「はい。実はですね……」
「何!? ヒロが!?」 「ええ。女の子と二人っきりで、とてもロマンチックな雰囲気でしたわ」 「本当か?」 「ええ、ヒロもやっぱり年頃の男の子ですわね」 「……」 ヒロに想い人……。別に不思議なことではない。人間にだって恋慕の感情は当然あるだろう。 だがそう思いつつも、不快な気持ちを抑えられない自分がいる。気付くと、私はヒロの部屋へと向かっていた。 「ヒロ、入るぞ」 ノックもせずに突然入ってきた私を見て、ヒロは驚いた様子だった。 「姫? どうしたの?」 「ヒロ。お前に想い人が出来たというのはまことか?」 「えっ!?……どうしてそれを?」 「令裡から聞いたのだ。道草を食ったなどと嘘をつきおって」 「あっ、ごっ、ごめんなさい。そんなつもりじゃ」 「……ヒロ、よく聞け……」 「はい?」 「今後一切、お前がその女と個人的な用件で会うことは許さぬ」 「えっ!? どうして?」 「理由などない! とにかくこれは命令だ! 良いな?」 そう言い捨てると、私は部屋を出た。どうしてこんな乱暴な態度しか取れないのか。 これではヒロの気持ちが離れていっても仕方ない。 今日の姫はなんだかおかしかった。ちょっと冷静さを欠いてるっていうか、なんていうか……。 僕に恋人が出来たことが不満だったとか? さすがにそれは自意識過剰か。 多分色恋に溺れて血の戦士としての責務を果たせなくなることを心配しているんだろうね。 そうさ。姫が僕にヤキモチを焼くことなんてあるわけがない。 そう結論付けた僕は、姫への想いを断ち切ろうとするかのように、三日後の休日、人生初のデートをした。 ヒロが休日に朝早くから外出したらしい。珍しいこともあるものだ………… 今、私は一見冷静に振る舞っているが、実際は全く平常心を保てていない。 嫌な予感がする。令裡が来た。どうやらその予感は最悪な形で的中しそうだ。 「姫様。ヒロが今日どうして出かけたと思います? デートですよデート。 例の女の子と遊園地に遊びに行ったみたいですわ」 それを聞いた瞬間、私の中にある糸のようなものがプツンと音を立てて切れた。 もう……限界だ……。そして私はある決心を胸に、玄関前でヒロの帰宅を待った。
デート中も相変わらず心の中のモヤモヤは晴れないままだった。 そして帰宅してドアを開けた時、僕の背筋は凍り付いた。 「ただいま〜」 「どこへ行っていた?」 そこにいたのは腕組みをして、こちらを睨み付けている姫。不機嫌などというレベルではない。 明らかに怒っている。それも今までにないくらい。姫が近付いて来る。 ドンッ!!! 「ひっ……」 姫が僕の顔のすぐ横のドアを思いっきり殴り付けた。姫は僕を見下ろし、睨み付けながら言った。 「正直に答えろ」 そのあまりの迫力に、僕の体は恐怖に震えていた。姫が本気で怒っている。どうすれば良いのか。 多分嘘をついてごまかそうとするのは最悪の選択だろう。姫は令裡さんあたりから裏を取っているはずだ。 ここはもう正直に言うしかない。 「姫、ごめんなさい。実は今日、例の子と一緒に遊園地に……」 震える声でそう言った僕に対し、姫は表情を変えることなく言った。 「……私は以前お前にその女と個人的に会うことを禁止したはずだが、聞こえていなかったか?」 「いや、そんなことは……ごめんなさい、姫。許して……」 「……ふん。お前にはおしおきが必要だな。来い!」 そう言うと姫は僕の腕を強引に引っ張っていった。 「ここは……」 連れて来られたのは姫の寝室。入るのは初めてだ。 僕が戸惑っていると、姫は突然僕をベッドの上に押し倒した。 「ひっ、姫!?」 「ヒロ……私はお前の何だ? ただの主か? それ以上のものではないのか?」 おしおきをすると言っていた姫の口から出てきたのは意外な言葉だった。 おしおきというのは部屋に連れ込むためのただの口実だったのか。 だとするとさっきまでの怒りに満ちた態度も演技? いや、それより問題は発言の中身だ。 まさか姫は……。 「姫……それはどういう?」 「分からぬか! 愚か者め!」 わからないわけではない。薄々検討はつく。でも、やはりそれは僕の勘違いかもしれなくて…… どうしても信じ切れなくて……あと一歩踏み込むことが出来ない。 そして僕は最悪の言葉を口にしてしまった。
「姫……疲れてるの?」 この言葉を聞いた瞬間、姫はものすごく寂しそうな顔になった。 そして静かに僕から離れて、力のない声で言った。 「……わかった……もう良い……」 僕はその寂しそうな姫の姿を見て猛烈に後悔した。なんて馬鹿なことを言ったのか。 傷つくことを恐れて、姫の気持ちを受け止めてあげられなかった。 僕はなんて馬鹿で臆病な人間なんだろう。 「もう行って良いぞ……ヒロ……」 姫はこちらに顔を向けずに力なく言った。こんなに元気のない姫の姿を見たのは初めてだ。 僕のせいだ。勘違いでも自惚れでも良い。こんな姫をもう見ていられない。もう言うしかない。 「好きだよ!!! 姫!!!」 僕は思いきり叫んだ。僕の正直な気持ちを。姫が驚いた表情で振り返る。 「ヒロ……?」 「好きなんだ……姫のことが……」 「ヒロ、しかしお前には想い人が……」 「確かに……僕は女の子から告白されてOKした。それで良いと思っていた。 姫は主で僕は下僕、僕の想いが成就することはないんだって。 でもやっぱりそれは自分をごまかしていたんだ。本当は姫のことがずっと好きで…… 好きで好きでたまらなくて……。すぐにでもこの気持ちを伝えたいと思っていて……。 だけど僕は勇気がなくて、傷つくのを恐れていて、どうしても姫の気持ちを確かめることが出来なかった。 彼女と付き合い始めてからも、どこかモヤモヤした気持ちがあって……。本当はずっと後悔していて。 デート中も本当は思っていたんだ、僕の隣にいるのが、姫であったらと……」 「ヒロ……」 「姫……姫の気持ちを教えて……たとえ拒絶でも良い。 僕の大好きな姫の口から、答えを聞きたいんだ」 そう言い終わるや否やという時、僕の唇に暖かいものが触れた。 「ヒロ……愛してる」 甘くて優しい、姫からの口付けだった。思わず涙がこぼれる。これは夢ではないのだろうか。 理想として思い描き、何度も無理だと絶望した姫との口付け。どんな空想で思い描いたものよりも、 現実の口付けは甘く暖かくて、今までの苦悩も葛藤も、全てが吹き飛んでしまうようだった。 姫がいて良かった。姫に出会えて良かった。姫を好きになって良かった。姫……大好きだよ。
唇を静かに離した時、姫は笑ってくれた。その笑顔は今までのどんな笑顔よりも素敵なもので、 僕が一番欲しかった笑顔だった。 「ヒロ、先程はすまなかったな。手荒な真似をしてしまって」 「そんな……謝るのは僕の方だよ。ごめんね姫……。 僕が臆病だったせいで、姫に辛い思いをさせちゃって…… 本当は誰よりも早く、姫の気持ちに気付いてあげなくちゃいけなかったのに」 「それはお互い様だ、ヒロ。私は恐れていた。ずっと不安だった。 お前が私の側にいてくれるのは、あくまで血の契約という鎖があるからではないか、と。 どうしても、お前からの愛を信じ切れずにいた」 「……姫、僕はもう、姫がいなかったら生きていけないよ。それは血の契約なんて関係なくて、 姫のいない世界なら、生きていても仕方ないってことなんだ」 「そうか……私の心配はどうやら杞憂だったようだな……。 本当はずっと前から……二人の気持ちは一緒だったのだ……」 「もう少し早く、お互い気付ければ良かったね」 「そうだな……。なあ、ヒロ」 「なに、姫?」 「この戦いも……いつかは終わりが来るだろう。そして、私は必ず生き延びるつもりでいる。 お前がいてくれるのだ。不安はない。そしてこれは……お前が良ければなのだが……。 全てが終わったら、私と結婚し、共に生きてはくれぬか? 私はもうお前を離したくはない。 私はお前と共に、永遠を生きたいのだ」 「姫……本気なの? たって姫は王女で、ただの人間の僕なんかとは、もともと住む世界が違うのに……」 「身分や住む世界が違うからだめだとでも言うのか? そんなことは関係ない。 戒める掟があるなら私が変えてやる」 「姫……本気なんだね……ありがとう……嬉しいよ……」 涙が止めど無く溢れて来る。絶対に超えられないと思っていた壁を、姫が壊してくれた。 ずっと無理だと思っていた。僕と姫では生きる世界が違い過ぎるって、ずっと諦めていた。 だから、たとえ姫にとっては一瞬でも、側にいられれば良いって、そう思っていた。 それ以上を望むことなんて、僕には出来ないんだって。けど本当は、思っていたんだ。 姫とずっと一緒にいられたらどんなに良いかって。そうすることが出来たなら、どんなに幸せかって……。 「私と生きてくれるか? ヒロ」 そう言うと姫は、ふたたび僕と唇を重ねた。答えは決まっている。もう迷いはない。 僕は姫を強く抱き締めた。たとえ永遠に近い時間であっても、姫と二人なら辛くはない。 この口付けが終わったら、もう一度はっきりと愛を告げよう。 僕の大好きな姫に、永遠の愛を捧げよう。そう心に誓う。
以上です。
( ;∀;)イイハナシダナー
684 :
黒仔猫 :2009/07/02(木) 20:34:08 ID:iGuXxuKY
これでタイトルあったら間違いなく名作だ!! 保管庫あったら間違いなく載っているね!
GJ!! 姫からプロポーズされるなんて…いいなーヒロ
とってもいい感じっす♡ やっぱ姫ヒロ(ヒロ姫か?)は王道だわ
こういうのを待ってた!! 超GJ! やっぱこのカプは最高すぎる。 職人様、ありがとうございました!
GJ11 ヒロの告白あたりから涙腺崩壊した
3日前にヒロ×姫のSSを投下した者です。 皆様、暖かいコメントをどうもありがとうございました。 黒仔猫様へ 指摘されたタイトルにつきましては、一応「永遠王女」というタイトルを考えていたのですが、 私のミスでつけるのを忘れていました。 申し訳ありません。 誠実な感想をくださった皆様には大変感謝しています。 本当にありがとうございました。
690 :
名無しさん@ピンキー :2009/07/05(日) 14:32:58 ID:t0MpKvwD
リザはどうした?
691 :
黒仔猫 :2009/07/06(月) 21:53:22 ID:9gI0qOM2
現在電波受信の為、鼓動が(略)の前に別の 小説執筆中、タイトル「酒乱王女」の予定
いちいち報告しなくていいよ
いちいち突っ込まなくていいからwww
695 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 21:47:33 ID:PC6QbW5q
現在執筆中の「酒乱王女」8割ほどできたので とりあえず半分ほど投稿します
696 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 21:48:06 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 チャラララチャラチャ〜ラチャ〜〜〜〜〜ン その1 今日も、目が覚めて最初に目にするのは自室の天井…のはずだった! 「頭が痛い……頭の中で叩かれてる感じだ……ってあれ!! 何で僕は外で寝ているの!?ああ!屋敷が!!」 この日は何故か外で寝ていた、しかも視点を変えると そこには見るも無残なボロボロの屋敷が見えた、窓は殆ど 割れて二階の壁は無理やり切り裂いたような穴だらけ 屋敷の住人は無事なのか直ぐに気になった 「はっ!姫!リザ!令裡さん!姉さん!フランドル!どこ!?」 「ようやくお目覚めか…」 「私は寝不足だっていうのに…」 「ふん…助かったが代償は大きいな…」 「……ふが………」 「あ、姫!屋敷がボロボロだよ!刺客に襲われたの!? ……あの〜……なんで皆僕を睨んでいるの?」 皆は汚れや傷があったけど無事だが なぜか冷ややかな目で睨まれている…
697 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 21:48:32 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その2 「刺客は……確かに現れましたわね……」 「ああ……私やリザに令裡、総出で向かったが それでも押されるほどの強敵だったが……」 「なんとか助かったんだよな…生きてるのが不思議だぜ……」 「??」 それでなぜ僕が睨まれるのか気になったがもしや 僕が参加せずに寝ていたからなのか?でもなぜ 外で寝ていたのかがわからない 睨まれる理由が分からず、どうしても気になるので 意を決して恐る恐る皆に聞いてみることにした 「あの〜……皆睨んでるのは僕が戦闘に 参加しなかったからなの?……」 「いや……お前は戦闘には参加していた……」 「え?それじゃあ僕はあっと言う間にやられて 外に飛ばされてそのまま寝ていたから……」 「いいえ、むしろ大活躍でしたわ」 「全然記憶にないよ……じゃあなんで怒ってるの?」 「本当に覚えてないのか?性質が悪いなヒロ 教えてやる!昨日お前はなあ!!」
698 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 21:49:16 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その3 〜〜〜回想〜〜〜 事の始まりは昨日の金曜日、学校から戻ったヒロは仕事を 終えた後、居間でくつろいでいたところ机の上のチョコが 目に留まった、皆が気軽に食べられる様に置いているようだ 「美味しそうだな……一個食べちゃおう♪」 〜〜数分後〜〜 「暇だなぁ〜っを?紗和々、ヒロ見なかったか?」 「ヒロなら少し前に帰ってきたわ、部屋にいないなら居間かしら?」 「そうか、居間の方に行って見るよ」 「居間に商店街の福引で当てたお菓子あるから良かったら食べて♪」 「そっかじゃあさっそく頂くかな♪」 「ヒロいるか?先に菓子喰っちまったか?」 「あははは♪ヒック」 「ヒロ?どうしたんだやけにご機嫌じゃないか」 「やっほ〜リザァ〜♪今日もかっ飛ばしてる?」 「リザ、どうしたそんなところで立ちすくんで?」 「姫か、それがヒロの様子が変なんだよ」 「ヒロが?」 「あ〜姫〜ご機嫌うるわしゅ〜♪」 「……確かにいつも以上に変だな……」 「…姫…頬が痙攣してるみたいにひくついてるぞ……」 「そういうリザも顔色悪いぞ」 「そりゃあ…だってよぉ…」
699 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 21:49:45 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その4 「何の騒ぎかしら?あら姫様にリザどうしたのかしら?」 「あれ見てみな…」 「令裡しゃ〜んこんにちわ〜〜♪」 「あらヒロ、今日はとてもご機嫌良いのね♪」 「そうなの〜♪なんかとってもぽかぽかして気持ち良いの♪」 「おい、なんかヒロの奴酒臭くないか?」 「そういえば確かにお酒の匂いがしますわね」 「しかし…この屋敷には酒などないはずだが……」 「それじゃあなんでヒロは酔っ払ってるんだよ?」 「確かに、未成年のヒロが外で酒を買えるはずないし……」 「だよなぁ……ん?何だこの菓子袋……」 ベロベロになっているヒロに気を取られてヒロが食べた チョコの袋に気づかないでいた、良く見るとチョコの正体は ウイスキーボンボンである、つまりヒロは酒に以上に弱く 一個で酔ってしまったのだ、それで殆ど平らげてしまった 「ウイスキーボンボン……原因はコレね……」 「そんなんで酔っ払うのか?」 「個人差あるけど酔っ払う人もいるわね、ヒロはお酒弱いみたいね」 「とにかくこれ以上摂取を抑えて時間を置くしかないか」 「水を沢山飲ませてアルコールを流せば早く治るんじゃね?」 「紗和々さんいらっしゃらない?……買い物かしら?」 水を貰いに令裡が厨房に来たが紗和々の姿が見当たらない フランドルもいない所一緒に出かけたかもしれない
700 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 21:50:15 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その5 「おまちどうさま、紗和々さんとフランドルはいませんでしたわ」 「ん〜?姉さん達家出したの?姫の待遇が悪いから?」 「あ……(酔ってるからって言いやがった!!)」 「ふふん………」 「………(姫様の顔が怖いわ……)」 「やだなぁ〜姫ったら般若みたいにこわ〜い♪」 「「!!??(酔いが醒めた時が怖い!!)」」 「……般若とは一体なんだ?」 「ほっ……(知らなくて良かったわ…)」 「ヒック、女性の嫉妬の悲しみ・怒りを極限まで表現した 怖いお面、今の姫の顔みたいな感じだよヒック♪」 「「((そこでなんで詳しく解説するの!?)するんだ!?)」」 「…ふふん…また1つ知識が増えたな、後で褒美を取らすぞヒロ」 「やったご褒美〜♪」 「……骨くらいは拾ってやるか」 ガシャーーーーーーーーーーーン!! 「なんだ刺客か!?」 「直ぐに確かめるのだ!!」 突然の轟音に皆が驚き、直ぐに玄関の方に向かう そこには体が岩石でできた大男がドアを壊して闖入 してきていたのだった
ふがふが
702 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 22:50:13 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その6 「なんだありゃ!?ゴーレムって奴か!?」 「リザよ、意外と詳しい面もあるのだな」 「蛮族に関しての知識だけは豊富なのね」 「なんだとぉ!?お前だって色んな情報はコウモリ経由で 自分じゃたいして苦労してねえだろうが!!」 「なんですって!?あなたこそ(略)」 「ゴォオオオオ!」 「てめえはいつも!(略)」 「ゴォオオオオオオ!!」 「(略)」 「(略)」 「(略)」 「ウガゴォオオオオオオオオオオ!!(怒)」 ドゴン!ガシャン!バキバキバキッ!! 無視されたのが癪に障ったらしくて目に付くものを手当たり 次第に壊し始め流石に喧嘩してたリザと令裡も気づいた 「なんだ!?急に暴れ始めやがった!!」 「理由はともかく早々にあの者を退治せよ! これ以上屋敷を荒らされては敵わない」 「言われるまでもねえぜ!!」 腕を変化させたリザが飛び掛ったのを合図に モーニングスターを構えた姫とハンマーを持った 令裡が後に続いて迎え撃った
703 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 22:51:49 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その7 「ぜえ…ぜえ…くそッ!」 「はあはあ…まさか…血の戦士だなんて……」 「はあ…はあ…この手口はギリアム兄さまね……」 「ウガゴォオオオオ!!」 奇襲しかけてきたゴーレムは血の戦士であって 倒しても倒しても、復活してきてジリ貧になり とうとう全員の体力が尽きてしまった 「こういう時…フランドルのありがたみがわかりますわね…」 「悔しいがそうだな…」 「…………ここまでか」 流石の姫達も覚悟した…その時!ゴーレムの後ろに小柄な影が! 「あれ〜?どうして屋敷がボロボロなんだろう?」 「……最後の望みも潰えましたようね……」 「おいおい…ヒロはここぞって時に少しは頼れるぞ」 「……あんな酔っている状態で勝てるとは思えないのだが」 「あれ?……まさか刺客!んっ?ああああ!!」 「ゴォオオオオオオ!!」 「ヒロ逃げろ!!」 のこのこ出てきたヒロはゴーレムに気づき、ゴーレムも ヒロの存在に気づいて矛先をヒロに向けて雄たけびを上げる それに対しヒロは何かを発見する 「リ…リザの……リザの首が……」 「ゴォ?」 「はっ?…」 「へ?」 「???」 「姫!!令裡さんまでバラバラに!!」 「私はあんなにごついのかしら?…メス犬ならわかるけど」 「どういう意味だ!!」 ヒロは廊下に飾られていたバラバラになった鎧を 姫やリザ達と思っている、まだ酔っているようだ
704 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 22:52:18 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その8 「よくも!よくも皆を!!うわああああああああああ!!」 バラバラになった姫達(と見間違いした鎧飾り)を 見てヒロは鎧飾りの斧を持ってゴーレムに向かって行った ガシュン!! 「ウゴォガァアアアアアアアアア!!」 怒り狂ったヒロは普段の愛用より大きい斧で振り回す そして見事ゴーレムの腕を真っ二つに両断した 「すげえ…一発でぶった切りやがった……」 「ふふん…上出来だ」 ゴーレムは切られてとっさにヒロから離れるのだが ヒロは斧を両手に持って離れた所から振りかぶる ブォン!!ザシュン!! 「ゴボォオ!?オオオオ??」 「なに!?離れた所から切り裂いた!?」 「まさか…カマイタチを発生させたっていうの!?」 令裡の言う通り、ヒロは斧を振ってカマイタチを作り 離れたゴーレムを切りつける、その一撃でゴーレムの 体は大きく抉られている、血の戦士である為傷は回復 してきているが傷口が大きく直ぐには塞がらない 「皆の仇だ!!止めだあああああぁ!!」 「グゴォオオオオオオオオ!!」 ドゴンッ!! 回復途中のゴーレムにヒロは止めを刺す為に斧を 先ほどより大きく振りかぶり、助走を付けて一気に 切りかかった、先ほどのカマイタチを至近距離で 繰り出す事によって損傷だらけの身体は耐え切れる 筈もなく、ゴーレムは粉みじんになってただの 岩石の破片となってしまう
705 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 22:52:46 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その9 「勝っちゃった…あのヒロが一方的に……」 「ふふん、これは褒美を与えねばなるまいな」 「だから言ったろ!ヒロは土壇場で役に立つんだって!!」 おもわぬ活躍によりヒロの株は鰻登りなのだがとうの ヒロはまだ表情が険しいままで3人を見ている 「あら?どうしたのヒロ?」 「まだ…」 「ん?」 「まだ刺客が残っていたんだな!!うおおおおおおお!!」 「な!ちょっちょっとまてヒロあたしだ!!っておわ!」 ドゴンッ!! ヒロはまだ泥酔して聞こえないのか問答無用で カマイタチを起こして攻撃を仕掛けてきた 間一髪と言うところでリザは傷だらけの身体に 鞭を打ってカマイタチをさけた 「殺す気かこの野郎!姫!令裡!何か言ってやれ!!」 リザは2人にも言わせようと思ったが2人の姿は無い 辺りを見渡すと窓からコウモリの大群が逃げていく 「このクソ吸血鬼!!また自分だけ逃げやがったな!姫は!?」 「ふふん…後は任せたぞリザ」 パタンッガチャッ! 続いて姫の姿を探すと姫は壁に半身を潜め、捨て台詞を 言い放って完全に壁の中に消えて行った 「コラー見捨てるな!!アタシも中に入れろ!!」
706 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 22:54:29 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 その10 リザは姫が消えて行った壁を力任せに叩くが鍵を かけられてたのか、出入り口を物で塞いだのか ビクともせずリザはひたすらからくり扉を叩く すると中から姫の声が聞こえた 「リザよ1つ忠告しておく、さっさと逃げた方が良いぞ? 今のヒロは敵味方の判別ができない狂戦士だ、目に付く 者を見境無しに襲うかかる…だがあれだけのパワーだ ヒロの体力は直ぐに尽きるだろうそれまで逃げる事だ」 「無責任な事言ってねえでアタシもその中に 「うおおおお!」おわ!くるなヒロ!洒落にならねえ!!」 ガチャンッドゴンッ!ガガガガガッ!! 同時刻、屋敷から離れた所に遠眼鏡でゴーレム闖入から 一部始終見ていたギリアムの姿があった 「馬鹿な!ゴーレムの血の戦士がこうも簡単にやられるとは まさか奴は伝説の最強の血の戦士だというのか!? リリアーヌの奴……これ程のジョーカーを隠し持って いたとは……暫くは対策を練らねば攻め込めないか…」 何やら都合の良い勘違いをしつつギリアムは去っていく 〜〜〜回想終了〜〜〜 「おかげでアタシは九死に一生の喜びが身に染みて分かった…」 「お姉さんも今回は味方できないわ……」 「褒美は取り消しだヒロ……罰として屋敷が治るまでは 買い物も含む一切の外出を禁止する、当然学校もだ」 「えっと……ごめんなさい………ところで姉さんとフランドルは?」
707 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 22:58:30 ID:PC6QbW5q
電波受信!小ネタSSエロ無し 酒乱王女 終 ふと、買い物から出かけたっきり姿を見ていない 2人にヒロは気になった 「あの2人なら先に屋敷の壊れてる所を調べにいったぜ」 その頃、居間では 「ここはあんまり壊れてはいないけどゴミが散らかって いるわ、誰なのかしら?それにしてもお屋敷がこんなに 壊れるなんて凄く大きい地震だったのね……あら?」 「ふがぁ?」 どうやら紗和々には地震で屋敷が壊れたとごまかしたようだ 部屋を調べてると紗和々の視界に例のウイスキーボンボンが 「あらぁ?これは私が当てた福引のお菓子ね、早速誰か 食べたみたいね♪私も1つたべちゃお♪」 「あ〜あ〜どっかの頼もしい血の戦士様のおかげで修理が長いな…」 「もう勘弁してよリザァ…」 「ヒロ、お姉さん達が手伝ってあげるだけましよ」 ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!! 「ふがああああああああああああああああ!!??」 ガシャン!ドズンッズゴゴゴン!!ガラガラガラガラ!! 突如、謎の爆発が発生して屋敷は完全崩壊になってしまう その中でフランドルの悲鳴があたりにひびいた 「……当分学校に行けないや……」 「屋敷が……一体何が……」 「フランドルが何かしたのか?…」 「考えてもしょうがねえ、原因調べるぞ」 その後、第2の酒乱騒動があったのは言うまでも無い 完
708 :
黒仔猫 :2009/07/10(金) 23:11:16 ID:PC6QbW5q
ふい〜今日は半分だけのつもりが全部かけたので残りを 全部投稿しました、いかがでした?[酒乱王女] ひさびさの執筆なんであまり上手くできなかった ところなどもありますでしょうが頑張りました
GJ
GJ 「鼓動が合わさる満月」も期待している。
ふが
まとめサイトとか保管庫って、ないの?
無いみたい。 昔のやつ読んでみたいのに。
715 :
蝙蝠蜘蛛の巣 :2009/07/17(金) 11:52:52 ID:pSCGzr1y
716 :
蝙蝠蜘蛛の巣 :2009/07/17(金) 19:24:45 ID:pSCGzr1y
sage忘れた。すいません
>>715 ふおおthx
SS抜粋はされてないのか把握
保守
容量500KBまでだっけ? 今493KBだからそろそろ次スレの季節か
そうやね
721 :
蝙蝠蜘蛛の巣 :2009/07/28(火) 21:39:29 ID:hGr1XX3z
/~` ー-- 、.,_ _,/  ̄~''ー=ー 、、 / ! >、\ \ ,イ . ! \:... \ヽ. ', / / | l .! ヽ::.. Vl | // | l::.. ヽ__|,_ ヘ::. i:|/ /.! |ィ"ヽ:. l\ `'<_ !:. l/ | ! //! \:. | _,..ェェ、\ |: | /|人 !{ ィT'、 ヽノ/ ひ..心、 |: / リ ヽ ヽ |{ ト:o;} {i::O:: } ゝ !/. /V \` l ヾ_ノ ゝニノ //ノ リ l , / /,_ノ ヽ, --‐┐ //~ > 、 ` ー' .ィ"∨ > ., イ-‐'"´i, _ィ^/ __入 _,.. -一'"::::::| _,.ィ'フ:::::::ヘ \:::::::::/:::::ノ ̄ /::::::::::::ヘ >< -‐''" /:::::::::::::::::::::ヘ / /::::.:.:.:::::::::::::::::'i, / 〈::::::.:.:.:.:::::_::::::ヘ / ∨:: __ィ":::::::~~:::〉 / |::ヽ‐-:::::::::::_/ __,,..-一 '''"´ `(Y´ ̄ ̄フ ┌‐ '''" ̄ ー- 、.,___ )レ''" ̄ ̄⌒ヽ、 `‐-、_ .,,, ,.ィ'"´ ̄___,人_ / | _ >、 ,,.. '''"" ,.ィ'":::::::::::|\`ー--‐''´ ,ノ _.イ~.:::::::::\ /:::::::::::::::::::::| Y :. メ、 ,ィ´...::::::::::::::::::::::\ /::::::::::::::::::::::::/ | :.. ::} / ...::::::::::::::::::::::::::::::::.ヘ、 /:::::::::::::::::::::::.:./ 〉、 ノ 入 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::> 、.,__,ィ´ :::::::::::::::::::::::::.:〈 / \_,./ / \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.::..::::::::::::::::::::::::::::.ヘ /:| / `ト、..,__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:...:::::::::::::::::::::::::::::::::∨ :| フランドルでごわす
722 :
蝙蝠蜘蛛の巣 :2009/07/28(火) 21:40:35 ID:hGr1XX3z
/: /: : : : : : l: : : : : : l : : : : : : : : : : : ハ : : : : : :'; : : : : : :i ,':./: : : : : :l: : :l : : : : i: l: : V : : : ハ: : : : : '; : : : : : :',: : : : : :! ; :.; : : : : : : l: : :i : : : :i: l: : : ト、: : : :',、: : : : V : : : : ハ: : : : :.i . i: :i : : : : : : :l : : i : : : i:.l: l、: :l V : : i. \:_:_:V: : : : : :!‐.、 : i . l: :i: : : : : : : :'; : :li: : :.i:リ: l ',: :i ';_: -l''" ヽ: :'; : : : : : lヽハ: i . !: :l: : : : : :i : l',: :l '; :// : l ';,.:レ'" '; : l_..._ \i_: : : : : l i l:i . l: :i : : :l: : l :_l_';..i,,_メ/: : :l l: :l ,.ィヂヽ ̄lリ i: : : : : : i.ノ/:l ',: :i'; : :i : :l´: i ヽi_..._ヽ : i. i:.l "弋ノトレ'} ' ! : : : : : lノ: ハ、 V:i V: '; :lヽ:.l,.ィ'´f不ヽ、', ,リ ` ー' li : : : : : l i>.、ヽ___,,.. . ヽヘヽ: '; ';∧ハ` 迅ソ i ´l: : : : : :l ,'::::::::::::::::::::::::: . \ \:ハ ヽ:ヘ. l l: : :l: : :l/:::::::::::::::::::::::::: ヽ',: :`:.ヘ l_ l: : i : : !:::::::::::::::::::::::::::: l: : : : : :\ ` ,... _ ./l: : !: l :l:::::::::::::::::::::/::::: l: : : : : :l:::::`ト `¨´ /__i: :i:/l: i::::::::::::::::::/:::::::: . l : : : : :l:::::::::::::::::`> .、__,.ィ::::::::::l: ;'/::i ;'::::::::::::/::::::::::: i: : : : : l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j: /::::リ::::::::/:::::::::::::::: . ',: : : : :l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::/;イ:::::::::::/:::::::::::::::::::::: . '; l: : : l:::::::::::\::::::::::::::::::::::::`ヽ::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::: . Vヽ: ハ::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: V \:';::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: リザでごわす
723 :
蝙蝠蜘蛛の巣 :
2009/07/28(火) 21:41:46 ID:hGr1XX3z ,ィ爻'´ i l i `弋オ )トヮ ハ / l l l i l i V. ', \iミハ) ', / l l .i l ト、 ト、 ', .i ゙ト、l) l. i . ,' l ,.l l ノノヽl \.i _V斗l. i V! l l i l i l ハヘ l .、_xィチテァァ l !'スヽ l . ! l l .l i_,.ニミ、 '´辷ソ ´ l l i ノ i . Vヽト、 iハ. ヒリ i l レ./l i l . ゙ト! ,! l lィ l l l .. l. ヘ. ヽ l .l l. l l l . l. ヽ <⊃ /! i. l. l l. i . l l. \. ,.イ .l i. l l l i l. l i `ト- '" i i. l l. l i l l l. l | i i、 l l. i. i l l. l i rl. ;. ,'::::>..、」._ i i . l l ! _仄ノ ,' ,'::::::::::::/::::`¨>‐- i i_,..ィ´:i_ ._ /`ソ /:::::::::::/:::::::::::::/ . i i/::::::::::::l./:::::::/ /::::::::::/:::::::::::::/ ,..l /:::::::::li:::::::::// ./::::::::::/:::::::::::::/ / ,' ./i:::::::ヽ:ヽイィ/ ./:::_;;;;:/=:=:-:-/ ,' / /::i::::::\::`'";:ィ ./::::/:::`丶:::::::ハ ,. 、 . i/ /:/::::::::::::::ヽ/::/ ./:;;:"::::::::::::::::::::::i:::/ ', / /:;:':::::::::::::::::::/::/ /::/:::::::::::::::::::::::::::::!ヘ. ', . /./:/::::::::::::::::::::;':::/./::::i::::::::::::::::::::::::::::::::i:::ヽ ,V //:::i:::::::::::::::::::::::i::,' /:::::::l::::::::::::::::::::::::::::::;':::::::\/ ',. . ; /{:::::',::::::::::::::::::::::ii ,':::::::::::i:::::::::::::::::::::::::;:':::::::::::::/ < i.,'-.V::::゙、:::::::::::::::::ノ!.i、::::::::::';:::::::::::::::::;:イ:::::::::::::::/ └ .l.i::::::ヽ:::::ヽ:::::::::/::l i:::ヽ、:::::゙、_;;:::ィ:::::::::::::::::::::::/ l l:::::::::::`:ーr-イ:::::::::l l::::::::::`:/:::::::::::::::::::::::::::::::::/ 乂::::::::::::::::l´::::l::::::::::i.l::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::/ 姫でごわす