●ソウルイーターでエロパロ●

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1名無しさん@ピンキー
ガンガン書こうぜ!
2名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 19:27:27 ID:MB6tLe10
…バカ?
3名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 19:54:01 ID:n4S4BSEB
ぬるぽだ
4名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:16:52 ID:gDl/IOyV
需要なし^^




5名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 07:52:29 ID:aT4ZaQq3
「お前の棒…いただくよ///」
6名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 18:45:22 ID:RHkXG6Ll
保守
7名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:31:46 ID:60ktGORY
おまえの童貞いただくにゃ〜!
8名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:36:12 ID:hMp3VixJ
「ソウル、気持ちいい〜(棒)」
9名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:49:01 ID:3QTPoMFx
誰かなんか書いてよ
10名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 07:30:39 ID:jtzrnaUD
棒読みでいこうぜ
11名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 07:39:33 ID:0yUMsMv4
回転王×陽平で
12名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 08:25:19 ID:HgcDNm4T
一瞬ソウルテイカーと間違えた(´・ω・`)
13名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:15:35 ID:0qs9CXQB
>>11
アッー!
14名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:57:59 ID:hij0JFwY
キッド組で逆レイプまだー?
15名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:41:46 ID:7A/H0mOw
クロナのエロまだー?
16名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:50:12 ID:nWrdpekU
ソウルのチン○が中で鎌状に変形してマカ失神
17名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 12:42:36 ID:dbx8rpbM
>>16
刃の部分ではなく柄なら異物プレイに…!
18名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 14:39:57 ID:gF8mbqMS
フリー「俺も男だからな 据え膳食わぬは ああ!!恥ってもんさ」
エルカ「ゲコ〜」

みたいなのキボンヌ
19名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 16:41:54 ID:Rxe6qMYC
「フリーの…1時間もつって言ったじゃあい…まだ3分もたってないわよ…」

「時間を少し長く言ってしまったようだな…
 オレも男だ…そりゃ見栄もはるさ!!」
20名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 17:48:03 ID:tXV/sJ+A
ソウルよりも精子を抜かれるな
http://4server.sakura.ne.jp/comics/pc/img.php?src=../src/1153-9.jpg
他の角度もあったけど凄いパイ乙だ
21名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 00:25:48 ID:gailMYfY
今まで無かった事に驚いた
22名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 18:32:01 ID:zXHfHBZO
スピリット×マカ
マカの初めてをあの男が他のヤローに譲るわけがない
嫌がるマカ(強制M字開脚)に念入りにクンニ。充血したクリを刺激しながら
制服姿のマカに種付け。母親を孕ませたギンギンのペニスにマカの狭い膣は
収縮しまくり。絡みつく襞を楽しみつつ、ツルペタ胸の乳首を捏ねる。
マングリ返しで結合部を見せつけつつ、ザーメン発射。無論生。
最終的にはアナル開発まで持っていきたい。
23名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 19:11:05 ID:f/M1FKAl
アラクネとギリコがいいな
9巻表紙は非常にいいおっぱい
24名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:26:29 ID:5xA8C5kk
ミフネ×アンジェラ

ミフネはロリコンだと俺は予想しまsうわああああ日本刀が!日本刀があああああぁ…
25名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:11:26 ID:lc30bYST
無難にソウル×マカ
26名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 04:26:40 ID:7u3CyZOR
このアニメ、間違いなくパ−トナー同士がセックスしすぎ
27名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 05:47:34 ID:F+OZlvCC
マカ×ソウルは確実にキスまではしてる
28名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 17:31:57 ID:ayYlMQ3m
同意
29名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:15:48 ID:55xLOM15
連載当初は単なる信頼できるパートナーっぽかったけど
いつの間にかパートナー以上恋人未満みたいな空気になってる気がするんだぜ
30名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 19:26:59 ID:RbIZQxSG
保守
31名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 09:24:32 ID:AlI4Csd3
マカが成長して性に目覚めるかどうかが、鍵だな。
32名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 13:49:49 ID:6CtAG7fb
ギリコの誰か書いて
33名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:00:08 ID:c/OmAfKH
マカ×ソウル読みてえええ
34名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:01:52 ID:c/OmAfKH
ごめん逆だった
35名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:35:32 ID:wSIfzCAo
「ミフネー、アンもあの黒髪の
お姉ちゃん見たいにおっぱい大きくなりたいー」
「・・成長するにつれ大きくなるから問題ないだろう」
「ううん、おっぱいって男の人に触ってもらっておおきくなるんだって!」
「ど、どこでそんな話を・・」
「ミフネー♪さわってー」
「・・・」
子供好きなだけだとしてもあの執着は異常
やっぱりミフネは炉(ry
36名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 00:31:37 ID:7KtPjZHC
最近ジャクリーン×キムも良いんじゃないかと思えてきた。
需要はなさそうだがな。
37名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 03:31:20 ID:N9k7+J0l
ブラックスターと椿は〜?
38名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 00:31:06 ID:NtHpU9yI
>>35
誰かココにある変態の卵の魂を回収してくれよ

でもやっぱりミフネはロリK
39名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 23:36:42 ID:tv6Beaqn
ここはリズ×パティでどうだ
40名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 01:12:21 ID:PSwI0Okb
レズ×パンティか…
なかなか美しいじゃないか
41名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 12:09:19 ID:qHleDu8Y
そういや去年ぐらいまでソウルイータースレあったよな?
だれかURL貼ってくれ
42名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 14:19:54 ID:TupRS+gX
>>41
エロパロ板総合情報室現行スレ(8号室)から抜粋


ソウルイーターでエロパロ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1175408842/

ソウルイーター
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200110282/
43名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 23:44:47 ID:UHgLNxly
>>39-40
百合厨は百合板池カス
44名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 14:32:48 ID:KErgU7Oi
え?
百合って禁止じゃないでしょ?
45名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 20:16:36 ID:5IUgM1XY
>>44
んなこと言ってたら801まで許可することになる
ロカルでは801も百合も禁止されてないんだから

専用板があるならそっちでやるのがまともな判断
46名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:00:25 ID:ssvsXOUU
百合は受け入れてるスレのほうが多いと思うんだけどな
47名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 08:45:36 ID:tACQjUCd
百合厨ってどこまでも気持ち悪いね
百合板で隔離スレ立ててやれよ
48名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 12:10:52 ID:+x2B+mxT
まあまあ、お前ら落ち着け
もっとクールに行こうぜ
49名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 21:32:54 ID:vNKZnZyz
まだ作品なしか…
50名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 15:01:44 ID:vSIY9XqC
キム×オックス君を
51名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 00:41:15 ID:1ARC5AMh
ソウル×ブレア
★×椿
キッド×リズ・パティ

が一列に並んでセックスしているところを
嫉妬しながらみているマカで頼む!!
52名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 00:50:22 ID:LL+4d0Wk
★×椿読みたいなぁ。
「くはーーーーッ! きンもちイーーーーッ!!」
「あーーーーーーーーッ! でるでるでるでるでるぞーーーーーーッ!!」
無駄にうるさい★
53名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 07:47:25 ID:b/SI5a7s
あえてのキッド×椿

見た目的にこの二人組が好き
54名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 15:03:41 ID:PQD2qoCW
このスレで3代目か
アニメ化したことだし、保守ラッシュで終わらなければいいな
55名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 22:46:25 ID:vKCaC11W
ソウル×椿って大丈夫かね
これでラブコメ書きたいんだけど
56名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 22:50:54 ID:5zRBKOmX
パロだしぶっちゃけなんでもこいなんだぜ
57名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 01:30:56 ID:bvG4y0Dq
「椿」が「棒」に見える
58名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 12:50:13 ID:i0o0uI/B
ソウル×棒なら普通だな
59名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 00:43:32 ID:6Ew5ZxZt
アッー!
60名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 02:53:27 ID:53jSsp63
棒=棒読み声優=マカ
だから普通、って事?
61名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 07:27:15 ID:hBDKbrhn
ソウルと椿は世話焼き人同士気が合う
ソウルとリズは仲良い
ソウルとパティは振り回されつつ世話焼きしそう
ソウルはモテモテ男
62名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 12:48:27 ID:/N6fmDpk

63名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 15:25:59 ID:cOSBkqtf
シュタインとメデューサはまだですか
64名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 20:38:13 ID:cD8CbQm8
虹二次同人館だっけ
ソウマカあるぞ
コレ↓
http://lets50.com/tora/main3/pointback/in.php?id=rlJi/2ilbVB2s
65名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 20:40:03 ID:cD8CbQm8
デスサイズ×シュタイン
ブレア×ミズネ
パティ×リズ
マカ×椿
ラグナロク×クロナ
じゃないか?
66test ◆Kwu0p51cCg :2008/05/11(日) 13:49:11 ID:1MNakMMf
ほしゅ。
67名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:22:50 ID:GeNTIEe5
まだ、アニメの方ではあまり接触してないが
マカ×キッド
68名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 23:29:58 ID:Q4XN9iop
むしろ漫画でのブラ☆スタ×マカがよさげ
69名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 21:39:42 ID:dtLrPkaF
キッド×マカ
意外と良いかもなww
70名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:49:57 ID:UWZWdoO2
キッドが遅刻遅刻とパンを食わえ曲がり角でマカとシンメトリーか
71名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 15:46:33 ID:PY54epA6
ロリメデュ様かわええ…
72名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 21:34:57 ID:g+khmu+N
マカの見た目はシンメトリーだからな
そこから始まる恋…


どんなギャグだよwでも見てみたい
73仔メデュ→ミフ×アン?:2008/05/17(土) 02:29:13 ID:AkwiAs1Z
文章下手だが保守がてら書いてみた
ロリ苦手な方はスルーよろしく
仔メデュが一人でアラクノフォビアのりこんだ直後くらいを想定

>>24>>35>>38ロリk言いすぎwワロタ
74仔メデュ→ミフ×アン?:2008/05/17(土) 02:29:37 ID:AkwiAs1Z


「こんな所で何してるの?」
驚いて後ろを振り向くとパーカーのついた黒いワンピースの
少女がにこりと可愛らしく微笑んでいた。どこかで見覚えのある気がしたが
アンジェラにはこのような同年代の知り合いはいない。
「こんにちは。アンジェラ」
「・・何で名前知ってるの!?」
「ふふ。実は私も魔女なの。あなたを魔女ミサで見たことあるから」
黒い服装の少女は口元に指を持っていき可愛らしく笑いかける。
「アンと同じ子供の魔女!?お友達になってっ。え〜と」
「メデューサよ、よろしくねアンジェラ。これ、お友達だものね、あげるわ」
アンジェラはお礼を言うと水玉の包装紙に包まれた飴玉をうけとり躊躇いもなく口に入れた。
その瞬間目の前の少女の口元が歪むのにアンジェラは気づかなかった。
「アンジェラはこんな人気の無い所で何をしてるのかしら?」
「探検だよ。ミフネは悪い人退治するからって出て行っちゃって暇だから。
ん〜ほんとは部屋から出るなっていわれたけど」
「そう。もしその悪い人が逃げ出してあなたみたいな小さい女の子を襲おうと
するとは思わないの」
「大丈夫!ミフネ強いからすぐに倒してくれるもん!」
アンジェラは瞳をきらめかせ、自信有りげに言った。
「ふーん。アンジェラはミフネのことが好きなのね」

可愛らしいわとでも言うかのように笑いかけながらアンジェラに
近づいた。
「ねえ、アンジェラだけに見せてあげる、私のペット」
アンジェラは警戒もせずメデューサの手に隠されたものに
好奇心を抱きつつ距離を縮めた。
75仔メデュ→ミフ×アン?2:2008/05/17(土) 02:31:39 ID:AkwiAs1Z
「うわぁ!何っ?」
手を開け中身を見せたかと思うと15cm程度の得体のしれない物体がアンジェラの服の袖に入り込んだ。
メデューサがくすりと笑い指を動かすとそれはアンジェラの体を這いずり回った。
「うぅ、や、やだ!とって!」
「どうしたの?頬が紅潮して・・息も荒いみたいね」
「・・うぁあ」
アンジェラは小さく悲鳴をあげるとその場にへたり込んだ。
全身が熱を帯びている。何かが体を這う度に下腹部がきゅっと熱くなる。
俯き肩で息をするアンジェラを見下ろしながらメデューサは先ほどとは違った
指の動作をした。
「!?いたいっぃ」
足の付け根のあたりに今まで感じたことのない痛みを感じた。
例の物体が下着の中、濡れ始めた恥部に侵入したらしい。
「さっきの飴玉効果で濡れてるとはいえ痛いでしょうね、そんなに小さい穴なんだし」
「あ、め・・?」
「短時間でも楽しめるよう細工を施したの。馬鹿ね。簡単に口に入れるなんて」
アンジェラの顔が引きつり、ようやく対峙した相手の異常さを理解し始めたようで
助けを呼ぼうと口を開きかけた。
「抵抗したら殺すわよ」
「!」
「私のペットは蛇、あなたを噛み殺させるくらい容易いわ。それとも、
そのお腹の中の蛇に手伝ってもらいましょうか?腸を食いちぎって

もらうの。魔女に対する拷問方法としても知られているわ」
「お、お腹の中を噛む・・?」
アンジェラは想像しただけで自分の中の血の気が引いていくのがわかった。
体が強張り呼吸さえとまりそうだった。抵抗する気がどんどん萎えていく。
76仔メデュ→ミフ×アン?3:2008/05/17(土) 02:33:48 ID:AkwiAs1Z

「賢い子ね」
メデューサは意地の悪い笑みを浮かべ、
座り込んでいるアンジェラの襟からもう一体蛇を追加した。
「は・・・あ、はぁっ」
首から鎖骨、まだ膨らんでもいない胸の辺りを執拗に愛撫するかのように
滑る蛇にアンジェラはただ震えながら堪えることしかできなかった。
「みふねぇ・・たすけてっ」
「あら、助けを請う声音じゃないわね、もっとしてほしいのかしら?」
サディスティックに笑うとメデューサは蛇に何かの指示をだした、
すると今まで停止状態だった下着の中の蛇が命を吹き返すかのようにアンジェラの下腹部で暴れだした。
「!!やぁっああああっ」
体に電流を流し込んだかのように背を仰け反らせアンジェラは力なくうつ伏せに倒れこんだ。
「イっちゃったの?涎までたらして・・いやらしい」
訳の解らぬまま初めての絶頂を迎えたアンジェラは朦朧とする意識の中
胸を大きく上下に揺らしながら快楽の余韻に酔っていた。
メデューサは息も絶え絶えなアンジェラに近づき服に手を入れた。
即座に二匹の蛇を回収するとおもむろに胸を弄り始めた。
「あ、ああっ、さわらないれぇ・・」
「ふふ、こんなぺったんこの胸でも感じちゃうのね」
手を素早く移動させ濡れた下着の中に手を突っ込み小さな突起物を乱暴に触った。
「じゃあこっちは?」
「らめっ・・ぅあっんんんっ」
頭がおかしくなりそうなくらいの快感にアンジェラは身を捩り嬌声を上げた。
意識が飛ぶような感覚に二度目の絶頂が来るのがわかった。
「ふっあああああっ」
77仔メデュ→ミフ×アン?4:2008/05/17(土) 02:35:55 ID:AkwiAs1Z
ぐったりと床に寝そべるアンジェラを満足そうに見つめながら
メデューサは指についた粘膜を舐めとった。
「こんな痴態ミフネが見たらどう思うかしらね?」
「!」
「私ならこんな卑しい子供手元に置きたくないわ」
「だ・・だってこれはっ」
「もう汚れちゃったからアンジェラはお嫁にも行けないわね?」
「・・・・アンのせいじゃないもん」
「見捨てられちゃうかも。それにあなたは魔女だもの、人間とは相容れないし
ミフネの愛情だってただの同情心でしかないわ」
「・・ちがうもん」
しゃくりをあげ、アンジェラは泣き出した。
メデューサが次にどんな言葉で陥れてやろうかと考えていた時だった。


「!」

メデューサは首筋にひんやりとした金属の感触を感じた。
ずしりと重量感のある日本刀の刃が首に軽く当てられていた。

「貴様、アンジェラに何をした」

「あらミフネ。このまま何もせずに帰るのは癪だからなにか手土産でも
置いていこうかと思ってね。どう?貴方の命よりも大切な彼女が蹂躙される気分は」
メデューサが指差す先には肌蹴た服のままさめざめと泣く
アンジェラの脆弱な姿があった。
鋭利な刃が更に強く食い込み一筋の血がメデューサの首から零れた。
「ふふ、斬りたいなら斬れば?わかってるとは思うけど
アラクノフォビアの根城で勝手な真似は許されないわよ」

日本刀を軽くかわすと少女の形をとった魔女はかろやかな足取りで、出口のある通路の
途中くるりと振り向いた。名前を呼ばれてびくりと肩を震わすアンジェラに微笑んだ。
「また一緒に遊びましょうね」
78仔メデュ→ミフ×アン?5:2008/05/17(土) 02:37:19 ID:AkwiAs1Z
激情を抑えつつ泣き止まないアンジェラを部屋に運びベッドにそっとおろした。
あまりにも痛々しいので服を着直してやりたかったが、今は身体接触をさけた方が
良いと判断したためあえてしなかった。
「アン・・すまない」
自分の感情の吐露よりアンジェラの精神ケアの方が先だとはわかっているのに
次から次へと後悔の念が押し寄せてくる。命がけで守ると約束したのに。
「・・アンが言いつけを守らなかったのが悪いんだお」
弱弱しくミフネに向き合いつつも顔色はまだ青ざめている。
だっこと両腕を突き出すアンジェラを戸惑いながら抱きかかえると
全身を委ねる様にもたれかかってきた。
想像したくもないがあの場で起きたことは大体予想がつく。

「怪我はないか」
こくりと頷いたきりアンジェラは黙りこくってしまった。
窓外は暗く、夜の静寂が部屋にしているかのようだった。
しばらくして細々とアンジェラが話し始めた。
「ミフネ・・アンのこと嫌いになった?」
「何故」
「アン・・いやらしい子だからミフネ見捨てるって」
メデューサに言われた言葉に相当ショックを受けていたのか、
言い出すと同時に大きな双眸から涙が溢れた。
「他にはなんて言われたんだ?」
「どうじょうされてるだけだって」
「アンは本当にその通りだと思ったのか?」
「・・ううん、今は思ってない。だってミフネ、アンのこと
だっこして優しくしてくれるもん」
アンジェラのすすり泣きが止み少しづつ感情の制御ができているみたいだ。
虚ろだった目に輝きが戻りつつある。
「あ。でもアンお嫁にいけないって・・」
「嫁の貰い手など腐るほどある」
「・・ほんと?じゃあもしちがったらミフネがお嫁さんにしてくれる?」
「・・・構わん」
79仔メデュ→ミフ×アン?6:2008/05/17(土) 02:39:23 ID:AkwiAs1Z

さっきまでの深刻そうな顔つきはどこへやらアンジェラは
笑顔でミフネに抱きついた。
「すごい怖くて嫌だったけど・・ミフネと結婚できるからもういいや!」
「け、結婚」
嫁の貰い手がなかったら最終手段としてもらうと言っただけなのだが、
アンジェラの中では結婚が確定済みらしい。
実はとても重大な発言をしてしまったのかもしれないと内心冷や汗をかいた。
いや、彼女が立ち直ってくれるなら今は世間体やモラルなどは二の次だ。
そのような事考えるに値しない。
「いひひ、じゃあミフネ チューして!」
思わずせきこみそうになった。
「そ、それは大人になってからするものだ」
「アンはミフネの奥さんになるからいいの!」
早くとせかすアンジェラを前にミフネは困惑していた。
子供を慈しむ清い心とアンジェラの愛らしさを天秤にかけ、かけなおしては
また天秤にかける。完全にアンジェラのペースにはまっている。
「・・承知した」
腹を決め小さな頭に手を添えた。
アンジェラの記憶から忌わしい出来事を打ち消す程
の強いインパクトが必要なのだ・・きっと。
その為には形振り構わぬ態度で挑まなければならないと自分に言い聞かせ、
零れそうなほど大きな瞳を見つめ返した。
そういえばアンジェラの着衣は乱れたままだった。
異様に開いた胸元と裾の捲れあがったワンピース、あの時何としてでも直すべきだった。

唇を静かに重ねそっと離した。
人生のなかでこれほど背徳感を感じたことはない。
提案者の少女は頬を赤らめ呆然としている。
「二度とせんぞ・・」

「アン、”ミフネ、おでこにチューして”っていったんだけど・・」
おわり
80名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 04:21:55 ID:8c7M3XMU
ロリryきたああああっ
GJGJ、お嫁さんになるの!とかかわええ
81名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 20:47:41 ID:5Au+RZSw
GJ!チュー萌える
82名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 17:23:43 ID:QDDYrc9f
GJ!!!!
83名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 18:14:02 ID:+AcbY/QU
キッド組は左右対称じゃなきゃダメだな
84名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 19:36:28 ID:O3geoRfv
勃起したら右曲がりなのに気がついて、落ち込んで本番出来ないとか。

「・・・あぁ、こんなみっともないチンコ、女の子に見られたら生きていけない・・・」

「いやいや、立派なもんだよ、たいした大きさだよ!」

「うそだぁーーーーっ! こんな右曲がりのチンコ、みっともないに決まってる!!
 俺のこのシンメトリーじゃないチンコを見た女は、『プッ、こいつ、オナニーはずっと右手でしてるんだわ』とか、くすくす笑いながらバカにするんだっ!」

85名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 21:19:00 ID:YCPhg6df
>>84
吹いたww

「……右手でしているの?」

「そんなわけあるかああ! と右っ左っ右っ左っ右右っ、左左と数が平等になるようにしご

以下自重
86名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 05:50:02 ID:rnTG/PsH
武器ならではのプレイも当然あるんだろうな…
87名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 15:50:32 ID:gPmEE23L
キッド+銃形態のトンプソン姉妹×マカとかか?  マカの中に発砲とかしたらどんな感じなんだろうかw
88名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 03:52:42 ID:QFhNZUcU
それで中出しという発想か
異物プレイなら断然ソウルの十八番だと思うが・・・
ちなみに拘束プレイは椿の(ry
89名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 13:22:34 ID:pf8XgEmL
大人組みって意外とないかな。
マリーなんかはシュタインともありえるし。
でもどうしても暗くなりそうだが。

子供組みの方がほのぼのでいいかもなって
エロパロ板でいうことじゃないが。
90名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:23:57 ID:MBrwHpxk

91名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 04:04:31 ID:S0gpaYr8
シュタインの変態実験でマカが調教される話まだー?
92名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 17:47:48 ID:cduP2wA5
俺には補講の話の時にマカタンが腹にマジックで書かれた時に頬を赤く染めて「あっ!…んっ…やぁ…」って喘ぐ姿が見えた!

病気ですか、そうですか
93名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 19:29:39 ID:U1wBwOx7
シュタインの怪しげな薬で淫乱になった
マカとソウルとか。
94名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 03:57:46 ID:WiNznG6x
ソウルは淫乱にならなくていいからw
ここはマカと椿をだなー補習と称して(ry
95名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 05:37:54 ID:/KMsqC39
魂の共鳴でパートナーも・・・
96名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 21:05:30 ID:538dB/V/
>>3
ガッ
97名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 22:08:56 ID:65OZ81K4
ラグナロクにいじめられるクロナを・・・。
「エロパロとの接し方なんてわかんないよぅー」
98名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 22:17:03 ID:8oTLQi+1
むしろエロパロ的にはこうだろ

クロナ「僕、女の子との接し方なんてわかんないよぉ」
メデューサ「犯せばいいのよ」
クロナ「そっかぁ、犯せばいいんだぁ」
99名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 12:18:36 ID:hE0n7dWC
ソウル「クールな男は、女の喜ばせ方も知ってるんだぜ!」
マカ 「え?じゃあ、わたしの代わりに朝早く起きて、朝ごはん作ってくれるの?!」
ソウル「……空気読もうぜ、マカ…」
 
100名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 12:42:36 ID:jtXDsEcD
ソウル、お前が言いたいのは悦ばせかただ
101名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 13:38:05 ID:uGw8uIxb
ソウル「くそっ、失敗した!…こんなの全然クールじゃねぇ」
マカ 「ねぇ、ソウル、なんの話してるの??」  
102名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 17:57:27 ID:u2tI2uWt
このスレ的にクロナはどうなるんだ
男だと思ってる人もいるから腫れもの扱い?
103名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:52:07 ID:++MDvmL3
クロナはふたなりで
104名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:52:13 ID:AHHHz+Bx
男クロナでも女クロナでも自分は特に問題ないな

男クロナでマカ強姦も女クロナでラグナロクに陵辱も
どちらもおいしく頂ける
105名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:53:56 ID:++MDvmL3
>>104
…お前どんだけ餓えてんだID
106名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 19:19:25 ID:CezpjPE8
>>104
よう、俺

IDで不覚にも吹いた
107名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 21:16:06 ID:GQ/fzilW
WWEのスーパースターが降臨したと聞いてとんできました
108名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:20:34 ID:deBE63Nz
>>104
やあ俺
正直、クロナならなんでもいけると思う
109名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:22:18 ID:Dg9MZIqu
ヤンデレ好きだな(w
110名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:55:44 ID:deBE63Nz
>>109
ヤンデレというかいじめたいって気持ちといじめられたいって気持ちが同時に刺激される
何がいいたいかというとラグナロクになりたい
111名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 00:08:51 ID:hDQQv7TY
>>110
それだといじめられるという事を達成出来ないじゃないか

俺はうさぎちゃんになりたい
112名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 12:15:50 ID:oQeDzFWs
ラグナロクが完全に分離してクロナを陵辱調教するのはいつですか
113名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 14:34:42 ID:ehLAjzAa
ほす
114名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 14:56:29 ID:rtplKQiQ
マカタソのエロを書こうと思っても、あのヴォイスが邪魔をする orz
115iiiiiiiii ◆7mDEcNLxY2 :2008/06/05(木) 15:12:42 ID:7nOdbneD
iiiiiiiiii
116 ◆7mDEcNLxY2 :2008/06/05(木) 15:15:49 ID:7nOdbneD
ddd
117名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 15:48:40 ID:MAjqiF6S
過去ログ見たい

118名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 16:33:58 ID:u1HJrxwj
>>64
アカとパスおしえてくれ
119名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 11:52:27 ID:7n10yOIj
何気に>>72でキッド×マカが見たい
120名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:31:19 ID:pDWWMkeE
121名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 03:27:14 ID:pPbrb3/+

122名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 16:47:20 ID:UpbMtd3Q
椿の(゚∀゚o彡°おっぱい!おっぱい!
123名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 00:29:53 ID:SVUs+hfj
クロナマダー?( ・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
124名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:58:56 ID:NIPDrxln
5話のシュタインえろい・・・えろすぎる
ただシュタイン×マカはシナリオが想像つかない
125名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 02:05:57 ID:3SAiFFL9
人体実験…もとい
体いじくってみたいという理由じゃ駄目なのかね
126名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 02:49:28 ID:p/Ikv9xe
>>124
人体実験材料横取りした女の娘に復讐するとか?
127名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 00:17:18 ID:O2eiIcML
>>125
>>126
!!  ハァハァ(*´Д`)
128名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 17:46:39 ID:t+uBfA+q
クロナを女ってことにして、

クロナ♀×ラグナロク
ってのは、どうだい?

もしくは、クロナ♀×アナクロフォビアの研究員とか

129名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 19:34:50 ID:BQO1xfYW
「ぼく、男の人との距離の取り方なんて分かりませんよぅ・・・」
「大丈夫、男なんて、チンコ握ってやりゃあそれだけで喜ぶんだから」

「ほんとうだ〜。・・・でも、これからどうすればいいのか、チンコとの距離の取り方が・・・」
「ええい、じれってえな、さっさとおめえの膣(なか)に入れちまえばいいんだよ!」



★×椿が読みたいなぁ。
めちゃくちゃLOVEカップルじゃねえか、こんちくしょう。
130名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 15:10:26 ID:b+C96P1A
クロナは、一人称がボク、の女の子かと思ってた
魔女の子供は(魔)女なのかなって
131名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 20:06:33 ID:fpanLvJe
魔剣士だから男の子だと思ってる。
どっちでもいいからとりあえず誰か神様降臨しますように。
132名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 17:57:41 ID:NvXYIy+i
よし、わかった。俺が書いてやる。
今構想中だからちょっと待って。
133名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 23:52:17 ID:9wmm10YN
ちょっとってどれくらい?
134名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 23:58:15 ID:q7WjhWGA
だれかマカが魂じゃなくてチンコが見えるようになっちゃった話を
135名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 00:19:52 ID:RUs/kJJI
>>134
「「魂(ちんこ)の共鳴ッ!!」」

「ああっ! パパとシュタイン先生のちんこが共鳴してる!!」
136名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 10:03:23 ID:ZavMPvWF
きめぇw
137名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 22:26:47 ID:qsoxYyTB
シュタインとメデーサの大人のエロとか。
138名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 09:15:54 ID:T5JcRRgo
前板に投下したヤツだけど保守代わりに
ブラック☆スター×椿




「あーだりィ…」
ここはデスシティーの一角にある喫茶店。
休日に死武専の生徒達が集まる憩いの場でもある。
が、今日は店内はガラガラ、客はソウルに椿、リズにパティーのトンプソン姉妹のみ。
マカ=アルバーン、ブラック☆スター、デス・ザ・キッドの武器達だ。
「今日は武器職人だけの体力測定だから…」
ぐでーとテーブルに顔を乗せ、メロンソーダをストローですすっている
ソウルに向かって椿はいつもの苦笑い。
そんな椿にパティーがコーラを飲みながら言った。
「ねぇねぇ、椿ちゃん」
「ん、何、パティーちゃん?」
「ブラック☆スターのチンポって何センチくらい?」

ブー!!
「なななななに言ってんだオメーッ!?」
メロンソーダを盛大に吹き出しながらソウルは叫んだ。
「おわ、汚いよ。ソウル」
リズがあーあと言う顔をしてフキンで顔を拭う。
「テメェの妹のせいだろうが!姉として何とかしろ!」
「はぁ?何とかって……普通の世間話だろ?」
「どこが普通だっ!?どの辺りが世間なんだオイ!」
「だって…」
チョイチョイと椿とパティーを指すリズ。
「んーそうね…おっきくなった時は16センチくらい…だと思う」
「へぇ〜いいなぁ…キッドって左右対称なんていうわりには小さいんだよね〜。ね、ね
じゃあさ、セックスの時ってさやっぱり椿ちゃんが上の騎乗位?」
「え…あ…んー…私は…その…責められる方かな?」
椿は明後日の方に視線を向けながら呟いた。
139名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 09:16:42 ID:T5JcRRgo
「あ…ん、れろぴちゃんちゅちゅんん」
ベッドに腰掛ける右肩に☆の刺青を持つ少年が脚の間に座る椿の頭を抑えながら、天を仰ぐ。
「うう…いい…ぜ、椿……な、舐め…吸い方、上手くなったな」
「ん…ブラック☆スターんん……」
職人は己の武器を『デスサイズ』にする為に、武器は生み出してくれた職人の為に。と
それが晩年の大人達なら仕事のパートナーの関係であったろう、がそれが思春期の少年、少女達なら?
異性にもっとも関心が高まる思春期をずっと一緒に過ごしていれば…
それは『男』と『女』、その逆もしかり、成るようにしか成らないワケで。
死武専の職人、武器は異性同士である場合が多い。その理由がコレであった。
椿の豊満な乳肉でのパイズリと舌責めにブラック☆スターは顔をしかめる。
「あ…いい…そこ、つば…き、舐め…お、おおイ…で、出る…ぞ。く、口…」
「あん…ぺちゃ、ちょうだい…ブラック☆スター…私の口に…」
「お…あ、つ、椿!」
ブラック☆スターの叫びと共に先端からびゅるるるると白い塊がとびだした。
「あ…ん…はぁ…ぶ、ブラック☆スターの…んん」
椿の黒髪や瞳にかかった白濁液を舌で舐めとる椿はなんとも甘美な姿であった。
「椿…もう充分だろ?尻、捲れよ。」
はぁはぁと息をつくブラック☆スターが椿に命じる。
椿はとろけたような表情をして壁に手をつくと衣装を捲った。
ぷるるんとあらわれる柔尻と黒い下着。その下着は愛液で充分すぎるほど湿っていた。
「ん…ぶ、ブラック☆スター…き、来て…」
140名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 09:17:55 ID:T5JcRRgo
(見られている…ブラック☆スターに私のお尻とアソコを…ん…)
椿は上気した表情でそんな事を思った。ブラック☆スターとしている所を誰かに見られたら?
特にマカちゃんやソウル君が見たらどう思うだろう?
あの二人は純心だ、きっと自分達のようにセックスはおろかキスさえしていないだろう
…それだけに見られた時の反応は……考えただけで秘所が濡れてくる。
(……見られて興奮するなんて…私…変態かも…)
「どうした椿……おねだりしろよ。いつもみたいに」
「ブ、ブラック☆スター……」
椿は秘所が濡れ、ゾクゾクする余韻に浸っていたがやがて、尻を振りながら言った。
「ブ…ブラック☆スター…様のその…私に…下さい…私を犯してく…下さい」
潤んだ瞳で背後を振り返るとブラック☆スターは自分の肉棒を扱きながら、椿の尻に手を掛けた。
「ちゃんと言わないとわからねーな…何をどこにどうして欲しいんだ?」
「そ…それは…」
途端にボッと赤くなる椿の頬。
随分前から椿はブラック☆スターと身体の関係はあるが未だにその単語、
この場合は『淫語』というのだろうが、その言葉に慣れないでいた。
「さぁ、して欲しかったらちゃんとおねだりしてみな。」
「や…や…お願いブラック☆スター……」
椿は壁に手をついたまま、片手で己の秘所を開いた。
「こ…ここに…ぶ、ブラック☆スターの…入れて」
「ダメダメ。0点だ、優等生の椿ちゃんならわかるだろ?テストでマカには勝てなくても
それなりの点数とってんだから」
「あ…そんな…ん、んん」
ブラック☆スターが背後から忍装束の前を掻き分け、椿の豊満な乳肉を荒々しく揉みし抱いた。
「相変わらず…目立つ胸…俺より目立ってんじゃん、なぁ椿」
むにゅぐにゅ…と淫らな形に歪む椿の乳房。
「あ…あん……も、も…もう…」
「さぁ…言えよ…椿」
「そ……そ、その固い……」
「固い?」
「お……お…」
「お?…その続きは?」
「お……オチンチン……を」
「どこに?」
「ほ、欲しいです……わ、私の……お…マンコ……に…い、挿れて欲しい…です」
己の卑猥な淫語に顔を真っ赤にしつつ、椿は消え入りそうな声で言った。
「よしよし、良い子の椿にご褒美と」
ブラック☆スターはしっかりと肉棒を掴むと、パンティーの脇から椿の秘所を一気に貫いた。
「はっ―――あああっ!」
椿の熱い膣中が、むにゅううっとブラック☆スターの肉棒に絡みついてくる。
141名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 09:19:09 ID:T5JcRRgo
「お、おお…つ…ふっ…椿んんっ…う、うううっ」
あまりの締めつけにブラック☆スターが顔をしかめ、眉間に皺をよせた。
そして叫ぶ
「たま…魂の…き…共鳴いいいい!!」
ズンッ!
「はっ―――はあああああああああっ!?」
狂いそうな快感が椿の中に怒濤のごとく押し寄せてきた。
間髪いれずブラック☆スターは椿の尻をつかみ、指を限界まで食い込ませ肉棒の抽送を徐々に早め始めた。
「あはああっ…はんんはっ…は、はげし…激しすぎ…ンっ、あはあああっ!」
感度を共有しているため、頭の思考に霞みがかかり、呂律が回らなくなってきた。
「はっはっンぁ!いい、いいのっ!」
狂いそうな快感に椿は酔いしれる。がくんがくんと突かれる度に揺れる頭。そして跳ね回る乳房。
「ブラック☆しゅ…あん、ンぁっ!お、チンチンいい、いいのっ!と、とってもとっても、すごいのっ!チンチンしゅごしゅぎいはあっ!」
「あっああっ何たって俺様だからな!もっと鳴けよ椿!」
ブラック☆スターは腰の動きにスパートをかけた、下腹部が尻肉に当たり、小気味のいい手拍子のような音がたつ。
「…私も、わたひも…す、すき、せっくす、しぇっくすだいしゅき!!あひああああ」
椿が髪を振り乱しながら、振り返った。
「くっ…出すぜ椿!!」
ブラック☆スターの双胸を鷲掴み叫んだ。
「あはあああああっわ、わたひ…わたひもイクッうううううううう!!」
椿の膣がぎゅうううと肉棒を締め付けた。
同時にぶびゅるるるるるるっ!ブラック☆スターの肉棒に電撃のように快感が突き抜け、これまでにないほどの精を椿の中にぶちまけた。
ぶびゅぶびゅっ…びゅびゅ…
「あひ…あひあ……」
椿の背にもたれかかるようにして肉棒を押し込んでいるブラック☆スター。
絶頂の余韻に浸る椿は放心したように荒い息をついていた。
「お…お前ら……」
ソウルが唖然とした顔をしてまま固まっている。
「へぇ…ブラック☆スターってバックからすんのが好きなんだ…」
「あ…うん、私の方が背が高いし…それに私も後ろからの方が……」
「いいな、いいなぁ〜私濡れちゃったよ〜キッドって左右対称とかいうからいつも3Pだし、
擬似チンポをお姉ちゃんとか私に生やすし……ね、ね、今度マスター変えてパーティーしない?きっと楽しいよォ」
リズにパティーが椿を囲んでY談の中、ソウルは一人うなだれていた

おわり
142名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 18:24:28 ID:iCndKBnA
おおぅ・・
143名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 23:28:46 ID:p4Gu1zvv
>>138
おぉ久しぶりだな、元気だった?

アニメ化してもうちっと賑わってるかと思ったんだが、結構マッタリしてるな
144名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 07:35:58 ID:t528T9P1
>>141
GJ!!!
もっともっともっと!!
145名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 08:47:48 ID:flIshklp
>>143さん
そうですね。
ブレア好きな俺にはアニメはいいですが。
ブレアのヤツ書き足してまた投下しますよ。

声優さんはドラマCDの配役でよかったのに…
マカ……(つд`)
146名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 01:21:24 ID:8/mwzHGp
GJ!!


ソウマカがでないのは二人が恋愛っていうよりむしろ熟年夫婦
みたいになってるからかな・・・
147名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 16:33:45 ID:RqQ4kYUN
次はキッドマカ希望
148名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 18:44:09 ID:j0gh6kmZ
「マカ、左右で胸のサイズが違う。興醒めだ、失せろ雌犬」

「死神狩り」
149名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 20:32:14 ID:csKUEmk5
いっそ パティ×キッド とか。
150名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 23:38:04 ID:Q7PS/tT+
今日、原作9巻買ってきたんだが
表紙からしてアラクネとギリコは既にやってる
151名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 00:21:21 ID:a1Tl7dwc
メデューサのヘビはクロナのおしおきに使われてるといいなあ
152名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 00:47:36 ID:Y0lTW63i
そのヘビを体に埋め込まれたエルカは事あるごとにおしおきされてます
153名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 03:58:19 ID:pfA0j8c4
体の中のヘビが暴れてるときはフリーに宥めてもらえばいいと思うんだ
154名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:08:47 ID:NgupNDA5
エルカとフリーはもうやってるだろJK

シュタインとマリーは逃避行中だけどどうなのかね
夜の人体実験とかやられてるんだろうか
155名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:27:54 ID:Pcwkfo/a
>>149
魂の共鳴
156名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 18:31:34 ID:9KZQMj+X
「マカ。パソ借りるぞ」
「ん?いいけど壊さないでよ!」
「なんだこれ?どう使うんだ?おい、マウスにボタンが一個しか無いのか?」
「当たり前じゃない!何バカな事言ってるのよ」
「……2chにエロSSの落下ができないじゃんか。右無しだとどうやるんだっけ……」
157名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 17:45:19 ID:H3BLZ/Jv
hosyu
158名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 19:57:45 ID:MBFX4hvt
キッドとリズ希望
159名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 04:12:58 ID:g0I+bGrc
エルカかわいいよエルカ
160名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 23:44:19 ID:OUHz+3hr
遅まきながら12巻買ってきた

ギリコと姉妹は3Pやってたでおk?
161名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 03:44:11 ID:rFLqAT7D
お前がそう思うならおkだ

スクリーチγ時のクロナの悲鳴が
強姦されてるようにしか聞こえない


162名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 09:44:50 ID:uHxAqaei
パティ派だな

可愛いのにどす黒いところがw
163名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 17:28:58 ID:FHTXhwhn
ラグナロク×クロナ(男女兼用)



「悪い子ね、お仕置きよ。」


「ふぇ!?」


バタンッ


メデューサさまにまた閉じ込められてしまった。
この真っ暗な部屋に
僕の大きらいな場所に。
「うじゅ・・・」
真っ暗の中、しだいに瞳から涙があふれてくる。
温かいのがほほを伝っていく。
「またかぁ?クロナ。」
ため息まじりにアイツが言った。
ぼやけて見えるそれもまた闇だった。
「ラグナロク・・・」
「あーヤダヤダ、お前のせいでまた此処かよ!」
「・・・ごめんなさい。」
「何て言うかなぁ、もう飽きた。」
「・・・ごめんなさい。」
「オイコラ、本当に謝る気あるのかよ。ぐりぐりすっぞ!」
「や、やめてよ・・・。」
「こんな真っ暗な部屋じゃやるこたねーんだよ。イジメ以外にな。」
「ひ、ひぃぃっ」
この部屋は嫌い。大きらい。
ラグナロクのイジメもいつもの数倍酷くなるから。
だからいつもこうやって頭を抱えて丸くなって・・・
「お、いいこと思いついたぜ。」
ラグナロクがぴたりと止まった。
僕はチラリとそちらを横目でを見る。
「イジメは終わりだクロナ。」
「ふぇ?」
僕は耳を疑った。
いつもならラグナロクはこんなこと言わないのに
どうしたのだろう。
164名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 17:29:30 ID:FHTXhwhn
「え、何・・・」
ラグナロクがスカートを引っ張り上げる。
僕は反射的にスカートをおさえた。
「スカートめくりだって立派なイジメだよ。」
「いいんだよ!少し黙ってろ。」
「やだ。いやだ。やだよぉ。」
「真っ暗なんだから誰も見てねぇよ!」
「そういう問題じゃ・・・ひゃ」
「どど、どこ触ってるんだよ。やややめてよー。」
「深夜番組で超面白いの見たから実践すんだよボケ。」
「知らないよー僕そんなの見てないし・・・。」
ラグナロクは何も言わず足の付け根の中心に手を伸ばした。
触れられると同時にビクと体が反応する。
「クロナは面白いな。」
「やめてよ変だよ・・・。」
「何が変なんだクロナ。ここのほうが変じゃないか?」
ラグナロクはゆっくりと指を動かし始めた。
いつも僕を殴る手とは思えないくらいにやさしく。
「ひ、やだよ。いや・・・。」
「それ、嫌がってるように聞こえないぞクロナ。」
「ふぁ、や・・・・だよぉ。」
ラグナロクの愛撫する手がだんだん速くなっていく。
それにつられて脈を打つ速さも早くなっていく。
「ん、うぅ・・・」
抵抗するも何も僕は何も考えられなくなっていった。
「もうだめかクロナ?」
「ぁう・・・ああっ!」
ぽたりぽたりと床に水滴が落ちた。
真っ暗の中には呼吸する音だけが鮮明に聞こえる。
しばらくたってラグナロクが口を開いた。
「やっぱりクロナは面白いな。」
ラグナロクがにやけた顔で言った。
「うじゅ〜。」
僕は複雑な気持ちだった。






男か女かパンツかノーパンか
ラグナロクに下半身はあるのか
超悩んだ結果がこれだorz
だが放置して逃げる。
165名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:52:09 ID:uAE4Eitq
>>164
超乙!
クロナ可愛いよクロナ
166名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 19:06:44 ID:1K1hHJI6
>>164
スーパーGJ!!
掻き立てられるわあ
167名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 19:41:50 ID:vXaIGoWS
>>164
GJ!!
クロナかわいい(*´д`)

ラグナロクの下半身は確かに気になるw
もう黒血で触手とか色々考えたけどどうにも…
168名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 20:35:45 ID:rFLqAT7D
>>164
クロナいいよいいよー


>ラグナロクに下半身は
黒マッチョの状態だと、ラグナロクの指一本でさえ入るかどうかの太さだし(ソースは4巻表紙)
縮んだ後でも涎ダラダラのデカイ口と舌があるから、下半身無くてもいろいろあるからおk。
169名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 20:46:50 ID:cEzur3DJ
クロナの本名は、クロナ・グラでいいの?
170名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 21:26:13 ID:rFLqAT7D
メデュ様がメデューサ=ゴーゴンのようなので
クロナもクロナ=ゴーゴンになるのでは
171名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 00:41:40 ID:trk7cM0F
久々にきたら一番好きな組み合わせがきてるとかね
もうGJとしか
172名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 08:26:18 ID:zSWTPVVD
>>164
オーマイガー!
ワタシの神にナって下さい
173名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 12:40:53 ID:jBHaEhdi
>>164
なんてことだ!
置き逃げでうずうずさせられてしまうとは…
174名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 13:37:35 ID:oRFu7JTX
あふぇーこっそり戻ってきたら同士がいっぱいいるよぉ〜
175名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 00:52:53 ID:/WreTvaw
クロナかわいいよクロナ、ちゅっちゅしたりぎゅっぎゅしたりしてぇ
176名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 16:59:06 ID:3uJclKzT
>>1やっと意味分かったw
177名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:56:06 ID:4HseOo6X
>>176
なんという遅さ!

俺はいま分かった
178名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 21:12:26 ID:Lpl0+nqq
今週の淫乱マカたんで誰かひとつ
179名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:02:50 ID:eGS4nIY7
>>178

エロ下着になぜか小さな小瓶もついてて、中身を確かめたら催淫効果のある香水
うっかりとその匂いにあてられてしまったマカはソウルを誘惑し、おもしろそうだと混じったブレアを含む3Pに突入

というのが浮かんだけれど、文章にはできそうにない
180名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 21:18:40 ID:AB38sgPG
ここには死神様が少ない・・・実に少ない。
鬼神でもいいから何か書きに来てくれないかな。
181名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 07:26:42 ID:0chDmbN9
保守
182名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 19:00:17 ID:AjtRWtQK
マリーとちゅっちゅしたいよぉ〜
183名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 22:25:24 ID:y41mKsDU
あ、BJがすごい勢いで走ってきた
184名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 10:11:45 ID:1jEupPMo
BJ「マリーの中に何かいるぞ!今とってやる」
マリー「ちょwおまwどこ触って・・・」
ですねわかります。
185名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 18:26:12 ID:lcks8Bck
186名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 22:13:54 ID:L4wSgGoJ
みんなもっと共鳴しようよ。
187名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 18:01:12 ID:dHx8H5Br
保守
188名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 18:23:06 ID:sAS3bPln

「・・・おい」

「な、何よソウル」

「何って人の顔ジロジロ見てたのはお前だろうが。言いたいことあるなら言えよ」

「・・・して・・・」

「はあ?声小さくて聞こえねえなー」

「っ、バカソウルッ」

「ほら、ちゃんと言わなきゃ伝わんねえだろ」

「・・・っ・・・ほ・・・・・・」

「ほ?」

「・・・保守・・・して・・・・・・」



ほしゅ
189名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 23:57:17 ID:JMJIglIs
わらた↑
190名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 11:01:23 ID:UhbSVYqv
>>188
wwwwwww
191名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 20:49:28 ID:MfUjENhc
果てしなくどうでもいいけど、黒竜状態のラグナロクの頭部って卑猥だよな
192名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 21:52:48 ID:o4J02xwz
クロナ「らめぇえええええええそれを言っちゃらめぇ」

ラグナロク「・・・・そういう使い方もありか。」
193名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 00:35:17 ID:Y33rWKnF
絶対に入らないとはわかっていても夢が膨らんだ気がした
194名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 21:14:58 ID:jhxDtlb+
せいぜいラグナロクの舌までだな
195名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 23:34:08 ID:XEsTt/Bg
博士とメデューサにゾックゾクした
ドS同士…?
196名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 13:24:19 ID:X+TTfmE9
キムは再生魔法が得意。
人体には普通再生しない場所がある。
後はわかるな?
197名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 21:42:30 ID:lC7ohGNP
>>196
わからないよー。
198名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:30:53 ID:8moZKMUi
>>194
あの赤くて長い舌でぬるぬるしたらさぞかし気持ちいいんだろうなあ
199名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:42:51 ID:TpEH8JlM
>>196
わからないよー。

クロナって設定がエロ過ぎると思うんだ。
体の中にあんな卑猥でドSな生き物がいるなんて。
ラグナロクはエロいことし放題じゃないか
200名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 03:56:14 ID:ZYe15HqW
なんか
メデューサとマカパパの絡みっていいかも、と12巻見て思った
でも俺はロリコンではないし・・・ジレンマだ
201名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 13:04:05 ID:WFBuT1bj
保守
202名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 14:58:43 ID:CpOhe9b6
ガンガン書こうぜ!!
203名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 21:59:26 ID:ZvI/sD2Z
みんなが書き渋ってるのかどうか分からないからネタだけ置き逃げする。

1、ソウル×マカの戸惑いながらの初H
2、シュタイン×メデューサのドS。きっと69がネ申に見えるはず。
3、左右対象に徹底するキッドに耐え切れなくなった
  トンプソン姉妹の百合モノ(きっと板違い&注意が必要)
4、ソウル・マカ・ブレアで3P
5、椿と誰かで拘束プレイ
6、クロナとラグナロクで。コレはもう出てるからいらないかも。
7、ソウル・椿・トンプソン姉妹の武器組で4P
8、仔メデューサでドゾー。

危険な電波が8つも流れてきた。ある意味キッドに褒められる。
204名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 23:48:00 ID:PU9QkvWw
というか
皆が見たいのは誰と誰の絡み?
205名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 00:11:11 ID:MwxNTKt4
1だな
206名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 00:50:42 ID:ndwiPtMh
ラグクロまだまだ読みたいぞ
いらない発言は控えろ
207名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:06:55 ID:p5bM3R1l
アニメ版はパンチラ禁止と知って絶望しました。
ええやんな〜?パンツくれー
208名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 21:04:44 ID:HT3bEiuX
>>207
あそこまでおっぱいがあるのにパンツ禁止ってww

アニメ見たらクロナってかなり身体軟らかいみたいだから結構無茶な体位も出来るな…
209名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 21:59:44 ID:X3ycU5aP
ぶりっじしてるクロナを激写したい。
210名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 23:51:12 ID:Znt6ICRe
クロナ女の子設定で
マカクロ百合もなかなか
211名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 09:00:23 ID:InXuSotQ
2がいい
212名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 10:54:57 ID:Laj72oTk
5
213名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 00:59:13 ID:ZClQum4z
>>203
6か8

9.フリーダム×下剋上ガエル
10.ロリコン剣士×魔法幼女
214名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 01:13:29 ID:XeqlxgOy
予告のせいで2
215名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 01:52:19 ID:Ync7KZJK
>>203
2と5だな
予告のメデューサ先生まじエロかったから
あと椿はエロイ、前クールの比呂美さんみたいな
体から沸き立つエロスだからな椿は
216名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 00:14:32 ID:XVYnkYze
アンケートはアンケートでおいておいて
それ以外でも随時職人さん募集中れす
217名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 01:08:13 ID:RVSxrprR
マカスレはあんなに変態紳士が多いのにここに住人が現れないのは
キャラスレがこのスレと同等の役割を果たしてるからだろうな。
それに反してクロナスレは健全な割りにこのスレに比較的書き込みが多いということは
クロナスレはムッツリすけべが多いということだな。
218名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 07:35:40 ID:8mfHULGl
エロパロ住人とキャラ萌え住人が被るとは限らないだろがw

クロナはエロイ目にあわせたい被虐系キャラが似合うのはわかるけど
性別不明だからおおっぴらにエロネタ書けないとかのような気もする。
219名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 11:35:21 ID:Z+XAYLFI
書いてブーイングアあったらショックだしね。
私は性別は気にしないから職人来ればいい
220名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 15:38:03 ID:ySw0NOlR
クロナってまだ性別わかんないの?
221名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 15:39:57 ID:QUhJirTF
『分からない』というのが良いんじゃないか…
222名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 04:06:52 ID:id6rU3ma
マカ×クロナの百合から始まるほんわかした乱交見たい
「みんな友達だよ」
223名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:49:17 ID:3R7YrCcF
なんでパンチラいっこもないんじゃ!!
あんななんも見えんなんちゃってオッパイでバランスとったつもりか!!
224名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 00:24:07 ID:h/S2vJFW
鉄壁ガードクオリティ
225名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 18:45:01 ID:C7eT2AUe
シュタメデのエロさ半端ねえ
226名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:02:02 ID:+f3RgHcW
エク〜スカ〜リバ〜
227名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 07:07:58 ID:gHvc/uIX
ソウル×マカ
228名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 12:24:37 ID:duaphA8Q
だれか・・・書いて・・・。
229名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 20:54:41 ID:Y0xcw5ZH
このスレはレズダメなんでしょ?
230名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 22:59:10 ID:zyS/ZD+O
マカクロもいいけど個人的にクロマカも見たい
アニメから見るとクロナは男っぽいけどよく分からん
231名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 15:45:53 ID:cVz07xXB
狂気に負けたシュタインに
(性的に)研究されちゃうクロナがみたい
232名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 21:39:41 ID:BDwdfgc4
>>229
問題なし
逆にエロパロなのにエロ無しってのが俺的にアウト
233名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 23:43:32 ID:SM4JikUh
俺としては百合でもエロ梨でも良い!

ぶっちゃけると薔薇でもイケる
234名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 00:56:41 ID:3wZpc5h4
薔薇は駄目だろw
235名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 16:08:51 ID:+p90ShN1
やはりミフネはロリコ(ry
236名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 17:00:32 ID:+42lVTT7
エロなんて書いたことないがちょっと投下してみる
ソウルとマカでちょっと無理矢理な描写も含むので
苦手な方はスルー頼みます
237ソウル×マカ:2008/08/12(火) 17:01:05 ID:+42lVTT7

その日は、なんともおかしな気分だった。二人きりのこの部屋がやけに狭く感じる。
「ねえ、今日のご飯どうしよう」
「お前の当番だろ」
「そうじゃなくって、何作ったらいいか考え付かないの」
とりとめのない会話が続く。ソウルはソファに背中を預け、雑誌を膝の上に乗せたままの
姿勢でちらりとマカの表情を伺った。特に普段と違いは見られない。
そのまま少し開いた襟の辺りまで視線を落とすと、昼間の授業内容が頭にちらつく。
保健体育の授業は、例え死武専といっても必ず行われるものだった。
性機能の発達。
思春期に差し掛かった少年達の興奮を誘うに十分な単語が次々と飛び出す。
ソウルももちろんその内容に興味を惹かれない訳ではなかったが、
あくまで表面上はCOOLを装っていた。
(あんなので騒いでるなんて、全然COOLじゃねえ)

しかし、家に帰ってみると一番身近な所に歳の近い少女がいることに気付いた。
教科書に載っていたアレが、この少女の中にもあるのだろうか。
胸の膨らみ、初潮、生殖器…
そんな事を考えているうちに、ソウルは普段なら到底言えないような事を口走ってしまった。
238ソウル×マカ:2008/08/12(火) 17:01:39 ID:+42lVTT7

「なあ、お前胸どんくらいあんの」
はっと気付いてからでは遅い。マカは目を見開いて、信じられないといった表情をしていた。
直後に思ったのは、脳天に飛んでくる分厚い本のことだ。すぐさま身体をソファの後ろに
滑り込ませたが、予想していた動きはなかった。
「A…」
小さな声に耳を疑う。思わず立ち上がってマカを見ると、耳まで真っ赤になりながらソウルを見ていた。
「へ、へぇ」
「へえって何?」
「………ほんとかよ。Aもあるようには見えねえな」
「なっ…、失礼ね!Aじゃなかったらなんなのよ!そんなにつるっつるじゃないですよーだ!ハゲ!」
「おい…ハゲは余計だろ。どっからハゲが出てくるんだよ」
「うるさい!人の身体のことバカにするなっ!ソウルだってまだまだ筋肉足りないじゃんっ」
「なんだと…俺だって結構鍛えてんだよ」
「じゃあ見せてみなさいよ」
口論に夢中になった勢いからか、ソウルは上着をばっさり脱ぎ捨てた。
「ほらな。お前も口だけじゃなくて見せてみろよ」
「いーよ!」
マカがシャツのボタンを外し床にそれを落とす。真っ白な肌が露わになり、真っ先にソウルの視線を
捕らえたのは、マカが自らAカップであると主張したまだ発達途中の乳房だった。
ピンク色の下着に包まれたそれは控え目であるが形がよく、ソウルの頭の中はたちまち
目の前のことで一杯になった。くらくらしそうだ。
「…どうせ『寄せて上げて』なんだろ」
「違うもん」
「じゃあもっとちゃんと見せてみろよ」
239ソウル×マカ:2008/08/12(火) 17:02:06 ID:+42lVTT7

さすがに冷静になったのか、マカは躊躇した。しかしそれよりも先にソウルの方が動いた。
マカの目の前まで来ると、背中に手を回してホックを外す。肩紐を引っ張ると、
それはいとも簡単に腕を滑り抜けた。
「ちょ、…っもうおしまい!」
「待てよ」
ソウルは掴んだ肩の思いがけない細さに驚きつつも、勢いを止めることはできなかった。
そのまま床に倒れこみ、胸を弄る。
「ひっ…や、やめて!」
首筋にかかるソウルの荒い息に、マカは真っ青になった。必死に手足をバタつかせるが、
男の力の前には勝てそうもない。マカはその時初めて目の前の少年が「男」なのだと認識した。
「あ…んっ………ひゃあ…」
二つの柔らかな膨らみを揉みしだいているうちに、ソウルは次々と新たな好奇心に駆られていった。
いじらしい桜色の乳首に舌を這わせる。かりりと歯を立てると、一層ビクンと身体を強張らせた。
舌先でちろちろと頂点を弄んでいると、それが硬くなっていくのが分かる。
「うあっ…い、いたっ…やだぁあ…」
マカの抗議の声はしっかりソウルの耳に入っていたが、核心に迫りたい気持ちの方が
それの何倍も上回っていた。双丘に夢中になっていた左手が、そろりと腹を撫で回す。
さらりとした布地に指が触れ、太ももを撫で上げるとマカはぶるりと震えて小さく声を漏らした。
ソウルのゴツゴツと骨ばった手は、白くすらりとした少女の肢体にひどく不釣合いだ。
「やぁあっ!」
僅かに湿り気を帯びたそこを指でなぞると、背中が弓なりに反った。下着の上から割れ目を撫でる。
じわりと染みが広がっていくのが、目で確認できた。鼻を近づけると女の子特有の甘酸っぱい香りが
鼻孔に広がって、どうしようもなく心がかき乱される。
次第に速まる鼓動に押されるように、ソウルはマカの下着に手をかけた。
240ソウル×マカ:2008/08/12(火) 17:02:26 ID:+42lVTT7

「ふ、え……や、やだあああああっ」
マカの泣き叫ぶような悲鳴に、ソウルは弾かれた様に我に返った。冷たい床の上に投げ出され、
二つに結った髪の毛が乱れている。紅潮した頬を濡らす大粒の涙に、心がぎゅうっと締め付けられた。
小さく震える身体が普段よりもずっと小さく見える。
「マカ………」
「っく、さ、触らないでっ」
「ごめん…」
「ソウル最低。バカ。死ね。こんなの全然COOLじゃないっ」
「分かってる…ごめんな…」
ソウルは自分が怖くなった。また狂気がやってきたのだろうか。
子鬼が目の前の暗闇でニヤリと笑っているような気がした。
(なんで…俺はマカを傷つけたかった訳じゃない…)
どうしようもないくらいの後悔の渦に飲み込まれ、ソウルは顔を歪めた。マカはぐったりと床の上で
膝を抱え込んだまま動かない。
しばらく二人で呆然としていると、マカが口を開いた。
「私……」
ぽつりと言葉が口の端からこぼれると、それにつられて再び涙が溢れ出る。
「…もっと…優しくしてほしかった……っ」
「……ごめん、もうしない…」
「………」
「本当に、もうしないから…」
「………違う…違うよ」
その時、初めて二人の目が合った。ソウルはより一層暗い気持ちになり、今すぐ逸らしたかったが
予想外に力強いマカの目線はそれを許さなかった。
「嫌じゃない…でも怖かったっ………」
「だってソウル、私の目見てくれないし、何も喋んないし」
「やさしくしてよ………」
241ソウル×マカ:2008/08/12(火) 17:02:47 ID:+42lVTT7

そうして腹の辺りに倒れこむように自分に抱きついてきた少女に、ソウルはどうしたらいいのか戸惑った。
腰に回された細い腕がTシャツの裾を引っ張り、しゃくりあげる度にぎゅっと力が込められる。
(怖かったのか…)
嫌じゃない、という一言に心底安心した自分が情けなく、最低だと心の中で罵った。
しかししばらく宙を彷徨っていたソウルの手は、やがて不器用にマカの頭を撫で、小さく肩を抱きしめた。
「ごめん、マカ。もう絶対お前のこと傷つけたりしないから」
耳元で囁くと、マカの顔が綻んだのが分かった。
「うん………。ね、ソウル…」
「?」
マカは埋めていた顔を上げ、
「最後までしようよ」
一瞬ぽかんとしたソウルに、再び顔を赤くしながら呟いた。
「その、怖かったけど、私だって今日は……」
「いや、でもそれはちょっと」
「…いいじゃんっ。責任とってよ」
「いいのか?」
ソウルが念を押すように尋ねると、マカはゆっくりと頷いた。
242ソウル×マカ:2008/08/12(火) 17:03:04 ID:+42lVTT7

「あっあ、んっ……ソウルっ」
ぴちゃぴちゃと音を立て、濡れそぼった秘裂を割って中に舌を差し入れる。ソウルのベッドが、
マカが身体をくねらせる度に軋んだ。
「んっ…あぁっひあっ…はあっ、ん……」
小さな突起を口に含み、じゅるると勢いよく吸うと、マカは身体をピンと仰け反らせて反応した。
一番敏感な場所を的確に捉え、引っ掻き、嘗め回す。吸い上げる度にマカのしなやかな脚が
揺れ、指先にかろうじて引っかかっていた下着がはらりとベッドの上に落ちた。
「マカっ…お前、すげえ濡れてる…」
「ふぁっ、や、っ…そんなとこでっしゃべんない、でぇ…はぁぁぁっ」
ソウルはにやりと口の端を上げて笑うと、舌を出し入れしながら指で突起を摘んだ。こりこりと
指先でそれを弄び、秘所を舐め続けるとマカは一際大きな声をあげた。
「あああっ!んあっ!やだやだぁっ、も、変になっちゃうよぉ!」
ソウルは一旦顔をあげ、マカの表情を見た。上気した頬に、うっすら涙を浮かべた瞳。
「…イった?」
「はあっ……ソウルのバカっ」
マカは肩で息をしながら額に手の甲を当てた。
ひくひくと痙攣しているそこを満足そうに見つめると、ソウルはベルトを外し始めた。
すでに挿入するに十分な状態になっている自分自身を取り出し、マカの脚の間に腰を落とす。
「マカ、挿れるぞ」
「え?あ、ちょっ、ちょっと待っ……ああぁっ!」
「っく、きつっ……」
まだ誰も入ったことのないそこは窮屈で、内壁がソウルの進行を阻む。乱暴にしてはいけないと
思いつつも、ソウルは力を込めて進んでいった。これまでに感じた事のない激しい締め付けに、
ソウルも今すぐ達してしまいそうになる。
243ソウル×マカ:2008/08/12(火) 17:03:19 ID:+42lVTT7

「んっくう…いたっ、やああああああ!ソウル、ソウルっ!」
「もうちょっと…ごめん、我慢してろっ…」
「はっ、あっ、…あああああっ!」
ブチ、と何かが破れた音がしたような気がした。ソウルは根元まで入ったのを確認すると、
マカの汗ばんだ額を優しく撫でた。そしてそのまま唇に軽くキスを落とす。
「んはぁっ、ソウル」
「大丈夫か?」
「うんっ…は、早く終わらせよ」
「…お前もうちょっとムードとか、そういうの考えろよ」
「だって痛いんだって…」
「分かったよ。…ん、動くぞ」
ゆっくり、ゆっくりと出し入れを始める。最初のうちこそマカは動きにあわせて悲鳴をあげていたが、
それはいつの間にか快感を含めたものに変わっていた。シーツを握り締めた小さな掌に汗が滲む。
「あぁんっ…あぅ、ふああっ」
「マ、カ…気持ち良いか?」
「あああっ、や、ぁん…そんなの、わかんなっ…ああんっ」
段々激しくなってくるソウルの動きに翻弄されながら、マカは自分の発している声に今初めて
気付いたかのように慌てて口を押さえた。
「?なにやってんだよ」
「あっ、んふぅ…だってこんな声っ、はずかし…」
「いいから聞かせろよ。クロナなんかいっつもこんな声出してるぜ」
「ひゃあんっ!いぁっ…あ、はああ、あぁんっ」
勢いよく突き上げながら、ソウルはそろそろ自分の限界が近づいていることを察した。
「あぁぁっああんっ…もう、私…」
「はあっ、マカっ」
「ひぁっ…ああああああああああっ」
244ソウル×マカ:2008/08/12(火) 17:04:30 ID:+42lVTT7

果てる瞬間、ソウルはマカの中から自身を引き抜いた。白濁色の液体がマカの腹の上にぶちまけられる。
ねっとりとした嫌な匂いが鼻をついたが、意識を失ってしまったのかマカは目を閉じたまま動かない。
荒い呼吸を整えたソウルはティッシュでその液体を拭き取ると、マカに覆いかぶさって唇を重ね合わせた。
そのままの姿勢で髪の毛を手に取り、壊れ物を扱うかのような手つきでそれを梳かす。
「マカ…」
うっすらと瞼を開き、マカの手がソウルの頬を撫でた。
「今度は、ちゃんとコンドーム買ってこようね」
「…だーかーらー、ムードをもっと大切に…」
そう言った所で、マカはぱたりと眠ってしまった。ソウルは思わず苦笑しながら、足元に寄せられていた
毛布をマカの身体にかけてやった。その無防備さがなんとも嬉しい。
そうして自分もその中に潜り込み、耳元で何か一言呟くと眠りに落ちた。
しばらくすると寝息が聞こえ、部屋の中は完全に夜の暗闇に包まれる。

寝息を立てる少年に背を向けていた少女はそちらに向き直る。
「…私も好きだよー、ソウル…」

おわり
245名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 18:56:24 ID:e+QZvQnc
GJ!
二人とも可愛いなー
246名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:34:31 ID:643WquQL
o(≧▽≦)oGJ!GJ!いいね!
247名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:45:44 ID:YUSk+33f
オワ!神様きたー!
248名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:48:03 ID:YRoLIkcf
待ってました!
GJ!!
249名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 08:17:59 ID:HoDCzRIS
よいーーーーー
250名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 08:28:28 ID:E3s4yHox
何てけしからん。
もっとやれ!!
251名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 20:32:27 ID:6qmvliKE
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!

生きててよかった!
252名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 23:05:04 ID:JiFL8SAr
これはやばいw
ごちそうさまでした
253名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 11:54:53 ID:qAjZm6fC
すごっ!
254名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:03:30 ID:5NYmaaW+
こんなのはどう?
ブレアXソウル
パティーXソウル
椿Xブラック☆スター
255名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:27:44 ID:iu3J7jdt
シュタイン×メデューサー

ソウル×カエルw
256名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 02:09:13 ID:5NYmaaW+
次はブレアXソウルをお願い。
257名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 08:05:29 ID:AKQNLAvp
クロマカかマカクロ見たい
258名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 14:55:43 ID:+Be5BMYN
マカクロああ、見たい。
259名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 15:10:50 ID:G1J2nah+
クロマカかマカクロのゆりかわいいのがみたい
クロナがマカには懐いてんのも
マカがクロナに優しいのもかわいすぐる
260名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 23:23:43 ID:5NYmaaW+
俺も次はブレアXソウルを希望
261名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 23:36:18 ID:u+kaZE1a
自演ウザス
262名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 00:05:48 ID:wbTuAK89
>>260
自演乙。
263名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 00:29:18 ID:Ds4S4odk
>>260
そこまでやるならお前が書いてくれるんだろ? な!
264名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 01:06:29 ID:wbTuAK89
ブレアXソウルでどんな子猫が産まれんの?
265名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 03:39:17 ID:ka2kktkZ
>>260
ほらよ


ソウル「COOLにイこうぜ」
ブレア「にゃめぇ」
266名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 08:41:58 ID:vuwHN1ow
おざなりワロタw
267名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 15:58:10 ID:U0A5vPZj
ラグクロまたみたいなあ
268名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 17:47:40 ID:MFjsc/ca
クロナは男か女の設定に悩みそう・・・・・
269名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 20:33:35 ID:jaD7SHrN
ラグクロもマカクロもどっちもみたい
270名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 20:48:22 ID:13DnpdC/
クロナは性別判明してないから男でも女でもいいんじゃね
マカクロは女のほうでクロマカは男でも女でもいいや
271名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 21:08:43 ID:TtOHFrPE
クロナは性別不明じゃね?
272名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 21:52:44 ID:ooLEzoZP
つまり両性具有じゃね?
273名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:27:29 ID:Y5Z/YeUz
性同一障害。
274名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 09:43:04 ID:CiBACgmo
クロマカだったら男クロナもいいよ
女だったとしてもちんぽはラグナロクでしたみたいなのにすればいいよ
ん?これだったら3Pじゃね?
275名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 19:53:04 ID:rDN5UNuh
★にボコボコにされてるマカも見てみたい
276名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 19:55:52 ID:fBOn0Hvz
クロナとしようと思ったら自動的に3Pだな。
277名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:38:14 ID:l6YBD7Mf
>>275
逆しか想像出来ません
278名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 19:18:05 ID:AYbfJJ8+
>>276
クロナが1人でオナニーってだけでも自然と2人になる
279名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 19:41:40 ID:Uwy5xsMn
280名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 20:03:04 ID:FL1IQOZR
>>278
一人でいけないときはラグナロクに手伝ってもらうんですね。わかります。
281名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 20:30:14 ID:8zK61Ny0
   |::| | |_|,,,,,|.....|--|::|  |  .|  .|  |:::|
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  -''" ̄~~"",.`!       ; _ノ _,...、|:::|
          'i, `'i'''―--―''''i'ニ-'"   ノ// ̄~""
        ヽ.i' "'    '''"';  _/ // _,,..i'"':,
        ===`ゝ_,.i、_   _,;..-'"_//  |\`、: i'、
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                     /,/      \|_,..-┘
282名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 21:27:07 ID:JnOv7/KC
>>278>>280
乾きった空気の中は残酷なまでに暗闇に包まれていた。
窓の隙間から零れる僅かな月の光でようやく辺りが確認出来るといったところか。それほどまでに暗かった。
そんな中、簡素なベッドの上でシーツが擦れる音が響く。その度に紫色の髪を揺らす者が一人。
「っんぁあ…ふ……」
折れてしまいそうな程細い腰にまで長いスカートを捲くりあげ、クロナという名の少女が自分にとって一番大事な場所を無我夢中で慰めていた。
ただ己の指が細すぎてか若干不満げな表情を浮かべ、艶めかしい音に羞恥する。
「…おいクロナ、寝れねえんだけど」
「っ!?」
しばらくの間黙り込んでいたため寝ていると思ったラグナロクの声が背後から聞こえた。
唐突なアクシデント発生に異常なまでに肩をびくりと震わす。
「ご、ごめん…」
「だいたい色気もくそもねえお前の声聞かされてる身にもなってみろ!」
「いたたた!や、やめてよー…」
顔をいつもと変わらず弄られ始め、困惑気味に涙を浮かべる。
一向に止める気配を見せない彼にもどかしさを感じた。
「やめてってばぁっ!!」
こういった類の事はご無沙汰だったため早く続きをしたいのだ。妙に火照った身体は正直で、ラグナロクに構ってなどいられない。
悲鳴に近い声を挙げると、ラグナロクの手の動きが止まる。
もう止めてくれたのかと思った瞬間、表情はわからないが、ニヤリと笑われたような気がした。

「オメーのせいで眼が冴えちまったのに、その態度か?あぁん?」
「…そ、それは悪かっ…ってどどどどこ触ってるんだよぉ」
「どーせ細っこい指じゃイケないんだろ馬鹿が」

突然あの大きな手が自分の大事な部分を弄り出したかと思えば、暴言を吐かれる。
微かな恐怖を覚え手足をバタつかせて精一杯の反抗をしていると、太くて長い指が中に進入してきた。
「ひやあぁん!」
湿り気を帯びた声がダイレクトに来て、ラグナロクをより興奮させた。






と、いうことですねわかります。
283名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 21:50:32 ID:Jxfeeo3G
>>282
GJ
284名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 21:53:27 ID:xx0Fvc6T
クロナが女だったらトイレとか風呂行く時もラグナロクは全部見てんのか
男だったらアレだけど
285名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 21:54:07 ID:FL1IQOZR
>>282
クロナたん(´Д`;)ハァハァ   GJ!
だがつづき、つづきを・・・・・・ぅっ
286名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 23:13:54 ID:cxy+RRpf
>>282
素晴らし過ぎて果てた
出来ればつ、続きを…うっ……ふぅ…
287名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:04:34 ID:T1fgC2f4
>>282
GJ!つ、づき……うっ
>>284
24時間視姦プレイ
288名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:42:15 ID:4locnUQM
それは静かな夜だった。
ソウルは居間でテレビを見て笑ってる。
そこへブレアが入ってきた。
ブレアはソウルに「ねぇ、ソウル君、マカは?」
ソウルは「マカなら出かけてるよ。」
と即座に答えた。
マカがいない事を知ったブレアの眼つきが変わった。
ブレアはソウルにこんな事を聞いた。
「ソウル君って以外にエロいんだね」
ソウルは「何んだよ急に」と答える。
それに対してブレアは「ブレアね知ってるんだよ、ソウル君がマカのパンツオカズにオナニーしてるの」
ソウルはギクッとして「わかったよ、お願いだからマカには秘密にして」と念を押す。
するとブレアは「いいよ、でも条件付だよ」
ソウルは「条件って何だ?」と焦って聞く。
ブレアは「ブレアとHしてくれたら秘密にしてあげるよん♪」
ソウル「はぁ?お前と?猫のお前と?」
ブレアは「猫でもHが出来たらソウル君はそれで満足でしょ?」
ソウル「わかったよしてやるよ」
ブレアは「にゃ〜んうれしー」と答える。
テレビを消し電気も消した。
「あっあん・・・ハァハァハァあん・・・ソウル君」とブレアが気持ちよさそうな声を出している。
289名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 01:04:05 ID:4locnUQM
ぴちゃぴちゃとソウルがブレアの秘所を舐めている音が暗闇に響く。
「あん・・ぁぁん」とブレアが喘ぐ。
ソウルが「ブレア、挿れるぞ」と言う。
ブレアは「いいよ♪」と嬉しそうに答える。
ソウルはベルトを外し挿入できるレベルに達したもう一人のソウルをブレアの膣に押し込む。
ブレア「ソ・・・ソウル君、チョット・・・カハッ」と気持ちよさそう。
ソウルはブレアの膣に自分自身を根元まで突っ込んだ。
ブレアの荒い呼吸が暗闇に響く。
「ブレア、きっ・・・気持ちいいか?」とソウルが聞く
ブレアは「うっ・・うん、凄く気持ちいよぉぉ」
ソウルはゆっくり腰を動かし始めた。
ブレアは動きに合わせて喘ぎ声を上げる。
「ああん・・・いやァァ・・・ソウル君・・・・そ・・・そんなに腰振らないでぇぇぇェェェ〜〜」と喚く。
ソウルは「ははっ、気持ちいいんだろ?ブレア、もっと鳴けよ」
ブレアは今自分の上に乗っている少年がもはや少年ではなく”雄”の獣であると痛感した。
しかし、ソウルとの性行為で味わえる快感は想像を絶するものだ。
ソウルの腰の動きは激しくなる。
ブレアの膣の締め付けも激しい。
ソウルも気持ちよさそうだ。
ソウルはイきそうになる。
ブレアも「にゃあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜んハァハァハァ・・・ブレアイくよ、ソウル君、も、もう止めてぇぇぇ〜ブレアおかしくなりそうだよぉぉ」
ブレアがイく瞬間ソウルのチンコをブレアの膣が激しく締め付けた。
ソウルは「ガハッ・・・クッ・・・出るぅぅ〜」
そしてソウルはブレアの膣内に大量の精液をぶちまけた。
二人とも呼吸が凄く荒い。
そしてマカがブラック☆スターやキッド、パティー、リズ、椿をつれて帰ってきた。
この後、大変な騒ぎになったそうだw
とりあえずおしまい。
こんなモンかな?
290名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 03:26:34 ID:1WN2IZ7u
>>282
神 で す か
つづきを……うぐっ…
291名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 08:45:55 ID:aKf3OCcz
2本・・・はむり、だよなァ・・・
ラグナロクの指
クロナほど嗜虐心そそられるキャラは久々だ
292282/ラグクロ:2008/08/20(水) 15:06:10 ID:3YzPsJkB
ではお言葉に甘えて続きを…。
触手等も混じってるので苦手な人はスルー。



さらなる特有の加虐心が疼いたのか、ひたすら喘ぐ唇に噛み付くようなキスをおくった。
口内に長い舌を差し入れ、歯列をなぞりあげれば二人の間に卑猥な水音が生まれる。
上唇はラグナロクの鋭い牙が当たってか、黒血が滲んでいた。
「ふぅ、っ……んんっ…」
中々唇を離してもらえないクロナは酸素不足故に、苦しげに眉を顰めくぐもった声を漏らす。
「ぷはぁ!」
ようやく顔が離れ、呼吸を整えようと必死に息を吸い込む。
そんなクロナをなんなく無視すると、ラグナロクはねじ込んでいた指を内部で掻き混ぜるように動かし始めた。

「あぁっ!つ、ぅ……い、痛いよっ」
「知るかボケ」
執拗に内壁を指の腹で擦ると、クロナの頬に涙が零れた。
「ひっ…!や、やだよぉ、太くて硬いラグナロクの指とどう接していいのかわからないよぉー…」
「うるせえな!お前はただ喘いでりゃいいんだよ!!」
「そ、そんなあぁ…」
自分の指より明らかに質量の違うそれに脅えながらも、上がり続ける熱と内で変化をもたらす疼きがもどかしい。
ちらりと視線を下に向けると、ありえない程大きく広げられた己の秘部に驚愕した。
きゅんっとラグナロクの指を無意識に締め付けてしまい、より異物感を感じてクラリと目をまわす。
「気持ちよさそうだなぁ、クロナ」
不意に頭から振ってきた声に現実に引き戻される。
「あんっ…ち、違う…」
「一人で楽しそうにオナニーしてた奴がどの口でほざくんだっつーの」
293ラグクロ:2008/08/20(水) 15:06:49 ID:3YzPsJkB
いやらしい単語が飛び出してきたことで、よりいっそうクロナの羞恥心が煽られる。
べろりと耳を舐められ、焦点の合っていない目がこちらを見ている気がしてならない。
「はぁっ、ラグナロクぅ…」
上ずった声で名前を呼べば、あれほど激しかった動きがぴたりと止み、同時に指を引き抜かれた。
「あ…っ!」
引いた快感に思わず名残惜しいと言わんばかりの声を漏らしてしまい、クロナはしまったと思った。
その意をくみ取ってか、にやぁっと怪しげな笑みを浮かべこちらを傍観するラグナロクに目を合わせられなかった。

「なーに興奮してんだよ」
「うじゅ〜…」
「あーあー!指がこんなに汚れちまった!!」

視線を泳がした先に見えた、掲げる黒い指先に絡む愛液が生生しい。
あんなに太いものが入っていたのかと思うと今更脅えすくむ。
「どーしてくれんだよこのボケナス!」
「ひえぇえ…それは勝手にラグナロクが……ふぎゅっ!?」
なんとも理不尽な文句に反論しようとした途端、先ほどまで見せつけられていたあの指が口の中に突っ込まれた。
「舐めろ!」
お前のなんだからと一言付け足すとより深いところまで入れられそうになって慌てる。
このままじゃ埒が明かないと思い、仕方なくおそるおそる先端をぺロリと舐めてみた。
自分から分泌された液を舐める感覚など、到底気分がいいものではない。
「おらおら、そんなんじゃ止めてやんねえぞ!!」
「…あぐ…ぅ」
294ラグクロ:2008/08/20(水) 15:07:34 ID:3YzPsJkB
口内を荒されているのに痺れが加わり、頭がおかしくなってしまいそうな感覚に襲われた。
吸い上げ舐めての繰り返しで、たまに苦しくなってむせ返るが、離れようとしても頭を押さえ付けられてるので無理がある。
指とはいえ、必死にくわえ込むクロナの体勢が妙にいやらしくてなんとも扇情的だ。
しばらくこの状態を続けさせていようとラグナロクは考えていたが、自分だってかなり切羽詰っている。

「クロナ」
「…んっ、ひゃにぃ…」
虚ろな目をして上を見上げたクロナの目に映ったのは、自分の周りを取り巻き、おそらく黒血で造りだしたであろう蠢く黒くて長い物体。
簡単に言うならば…触手だった。

「ななななななんだよこれぇ!」

驚いたクロナが指から口を離し目の前の状況に唖然としていると、その触手が手やら足やらに纏わりついた。
「なっ…ラ、ラグナロクぅっ」
涙目で助けを呼んでも、彼は黙って見据えているだけだった。
暴れて無理に取ろうとしても、より絡み付く触手に今までにない焦りを感じる。
触手の一部が段々クロナの秘部へと向かい始めると、さすがに今から行われようとしてることを理解し、情けない声でラグナロクに縋り付いた。
「や、やだよ…これラグナロクがやってるんだろっ…なんとかしてよぉっ!」
「…何をそんなに嫌がるんだよ」
「だって、ふ、太すぎる…し、」
その言葉にラグナロクがため息を付き、触手の動きを止めた。
それに安心したクロナだったが、他の箇所で尚もうごめく触手に身じろぐ。
295ラグクロ:2008/08/20(水) 15:08:04 ID:3YzPsJkB
「あのなあクロナ。オレは今欲求不満のお前のためにわざわざセックスに付き合ってやってんだよ!」

突然今自分たちがしている行為を明確に言われ、恥ずかしさ故に顔を背け、小さく反論した。
「そ、そんなの僕頼んでないよぉ…」
「あぁん!?」
「ひぃっ…!ご、ごめんなさいぃ」
縮こまって謝罪を繰り返すクロナに、ラグナロクは続けた。
「…とにかくコレはなぁ、男が物を穴に突っ込んでイッたらフィニッシュな訳だこのとんちんかん!」
「ででででもこれは触手じゃ…」
「いいんだよこれはこれで」
「だ、だけど……」
「つべこべうるせえな!何が不満なんだよ!!」
ラグナロクが叫ぶと、びくっと身体を震わして困惑するが、目に沢山の涙を浮かべて苦し紛れに呟く。
「せ、せっくすって、好きなひと同士でするんでしょ?」


クロナの発言に、ラグナロクは口を開いたままぽかんとした。
まさかそんな夢みたいな言葉が飛び出すとは思っていなかった。これは一種の憧れに近いんじゃないか。
いや、それより…
「ゴラァクロナぁ!つまりオレのことが嫌いだっていうのかテメェ!!
そんなに言うんならその少ない知能しか入ってない脳内かち割って喰っちまうぞアァ!?」
「うぐっ…急に難しい言葉使わないでよぉ…博識なラグナロクとどう接したらいいのか分からないよぉ〜」
296ラグクロ:2008/08/20(水) 15:08:49 ID:3YzPsJkB
とりあえず此処でぶった切る。
始めは小ネタのつもりだったのに無駄にぐだぐだ長くなってスマンorz
いっそ他の神に委ねるか…
297名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 19:18:36 ID:G8ydQU9b
>>296
おお!ナマ神様だ!
298名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 19:47:19 ID:T1fgC2f4
>>296
ネ申
ありがとう、ほんとありがとう

クロナかわええ…
クロナを、クロナをイかせてあげてください…ハアハア
299名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 21:36:17 ID:Xby4sxuR
マカや椿にぼこぼこにされる★も見てみたい。
300名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 21:56:45 ID:cz38z3nj
羞恥心萌えええええええええ。
ラグクロヒャッハー☆
301名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 23:48:54 ID:O30dMvLb
おぼこいクロナはめんこいなぁ
302名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 00:28:02 ID:YWWbdz2P
ラグナロクwww
GJ
クロナ愛でたいよクロナ
303ラグナロク:2008/08/21(木) 11:59:22 ID:JJNPFAJX
神に釣られて書いてしまった…。
保守ついでに駄文です。
舌プレイしたかったがあえてモノ付きに挑戦。



暗い闇の中でクロナは窓から見える月を眺めていた。
微かにメデューサが曲を掛けているのか部屋の外からオペラが流れていた。
心地よい音楽だとクロナは思う。
今まで聞いてきた誰かの甲高い悲鳴や、メデューサと共に居る時の無音だとか
再び思い出すと、ぞわりと背筋が凍りつくようだ。
「うにゅぅ…」
冷たいベットに横たわると目を閉じて大きく息を吐いた。
疲労が溜まり、目の下の隈ももっと濃くなった気がする。
「早く、寝なくちゃ…」
ぼんやりとした意識の中で、クロナは呟くと同時に黒い人影を見たような気がした。

「なぁにシリアスぶってんだよ!さっさと起きやがれクロナぁ!!」
「うじゅっ、痛いよ引っ張らないでよ〜」
せっかくウトウトし始めていたのにラグナロクに怒鳴られた挙句に
髪まで引っ張られた。
この時間帯なら、ラグナロクの悪戯(イジメ)以外起こされる事がないのに、
今夜に限って悪戯(イジメ)されるのかと、クロナははぁーと長い溜息をついた。
今夜に限って、身体がすごく重い。
早く寝てしまいたいと、クロナはあくびを噛み殺しながらラグナロクに
付き合う為上半身を起こした。
「あぁ?何か文句あるのかクロナ!」
「にゃいほ〜(ないよ〜)」
両頬を大きな手で抓られれば自然と痛みにじわりと涙が浮かぶ。
何度か「やめてよー」と抓る手を弱々しく叩く。
ラグナロクはクロナの泣き面に満足したのか一段と抓る力を入れた後
すぐに頬を放し腰に手を置いた。
「オイクロナぁ!何か気づかねぇのかッ」
「えぇ〜…」
クロナはぐすぐすと目元と少し赤くなった頬を擦りながら
目の前で仁王立ちしているラグナロクを上から下までじぃっと見つめて。
「何にも…」
「このクロナめ!」
「…?」
ラグナロクはガシリと大きな手でクロナの頭を掴むと自分の胸に引き寄せた。
力の入った手の力で頭を掴まれればクロナはもちろん「いたいいたい」ともがくが
すぐにラグナロクの変化に気づいてしまった。
「……ひゃぁああ…」



上半身しかなかったラグナロクに、下半身があったのだ。
304ラグナロク:2008/08/21(木) 12:25:48 ID:JJNPFAJX

「下半身があるラグナロクとどう接すればいいかわからないよぉ」
「うるせぇ!」
「ちょっ…何するの?引っ張らないでよ〜」
長いスカートを捲り上げるとクロナは首を振りながら抵抗をする。
もちろんラグナロクは抵抗を始めたクロナの身体を押さえつけ
胸元まで捲り上げると
「もう嫌だ…」
と泣き面を見せ目を背けているクロナの頬を両手で包んだ。
それは今までのラグナロクにはない優しさだった。
「オイクロナ、お前オレが嫌いか!?」
「……」
「好きか嫌いかオレが聞いてんだろ!さっさと答えろ糞クロナ!」
「そ、そんな事言われても…好きか嫌いなんて感情とどう接すれば」
「だぁあ!!」
クロナの下着に指を引っ掛け膝下まで下ろすラグナロク。
顔を真っ赤にして手を伸ばすクロナの体をベットへ縫いつけると小さな口に己を押し付けた。
大きく長い舌が不意に入り込んできて、クロナは反射的に顔を背けた。
「な、何するの…」
「いいかクロナ!耳を大きくしてよく聞け!そのちっぽけな脳みそで理解しろっ」
「…う、うん」
「その色気もなんもねぇ体で、オレと繋がれ!」
「……無理だよ」
「無理じゃねぇ!!職人と武器の波長を合わせるにはそれが近道なんだぞ!」
「えぇ…誰に聞いたのそんな話」
「オレの勘だ!」

収拾がつかないラグナロクの言い出しに、クロナはボーとする頭を無理に起こしながら
結局付き合うことになってしまった。

305ラグナロク:2008/08/21(木) 13:00:10 ID:JJNPFAJX
ベットに俯せたまま頬が擦られて、ちりちりと痛む。
シーツを握りこんだまま腰だけを高く上げている体制。
ラグナロクの唾液でべとべとになってしまった胸と腹には何度も
大きな手が這っている。
「あ…ふ、…」
違和感がぞわぞわと背筋から全身に甘美なものとして広がる。
小さな突起物を大きな指で擦られると、びくびくと肩が跳ねる。
「あ、…ラグ…や…あッ」
「濡らすんだよ、足閉じるなゴルァ!」
胸を這っていた手が背中を伝い、小振りな尻を掴むと
ラグナロクの長い舌がソコに。
「ひゃぁっ、あっ…やめ、っ」
今までにない快感が体中を巡り指先までぞわぞわと広がった。
シーツを握る手には力が自然と入り、壊れそうなほどの快感に
体が自然と退いてしまう。
くちゅくちゅとラグナロクの舌がソコを撫でるように這っていたが
突然クロナの中に無理矢理入り込む形になった。
「…っ!いた、ラグ…ナロ、クいたいよぉ!」
「我慢しろって!!」
大きな舌がクロナの中を軽くピストンするように行き来すれば
抉じ開けられたソコが重く痛んだ。
「あぁ…ん…む、りっ」
クロナの視界が真っ白になり、ラグナロクの舌の違和感がすっぽりと抜けた。
そして快感は大きな波となり、頭の先まで一気に駆け抜ける。
「ひゃぁあっ」
力を失った膝を折りベットへと倒れこんだクロナの腕を掴むと
今度は仰向けに寝かせた。
ラグナロクの手がクロナの足を抱え込むと自然と下半身がくっつき合う状態になる。
初めての行為で初めてイってしまったクロナの頭が未だに覚醒しないまま
ラグナロクはいつの間にか下半身に出来ていた突起を、自分の涎とクロナの体液で
べとべとになったソコに擦り付けた。
そのまま突っ込んでしまいたい衝動を抑えながらラグナロクは目の前で
瞼を閉じているクロナの頬をぺろりと舐めた。

まぁ、コイツの初めてはオレが貰う予定だったんだが
やっぱり、お互い意識してた方がいいだろう?
色気のないガキだが、ムードを大切にしたいってのは誰だって思う事だ。
魂の波長とかオレの勘だとか、そんな事関係ねぇんだよな実は。
ただ、オレはクロナが。


「オイ、クロナ!」

返事がない、ただの屍のようだ。


306名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 14:58:48 ID:0wPyfY+h
なんだというのだこの素敵なラグクロラッシュは
2人も神が降臨していらっしゃる…だと?
307名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 20:24:01 ID:Z4thX1EB
神の連鎖!!

さらに刺激されて、あらたな神降臨をねがいます
308名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:21:54 ID:B4gJ7M4b
ハァハァ
ラグナロクになりてぇえええ
神様ありがとう神様
309ラグナロク:2008/08/21(木) 23:38:16 ID:JJNPFAJX
ラグナロクの下半身書こうと思ったけど
なんか普通のになりそうだからやめた。

もし下半身あったらアレってどのぐらいの大きさかね?

神降臨してくれぇ!ハァハァ
310名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:47:30 ID:7jMz3R25
>>309
自由自在に決まってるじゃないですか
311名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:53:42 ID:0wPyfY+h
>>309
信じているよ
続きを書いてくれる、と
312名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:58:34 ID:B4gJ7M4b
ラグクロのいいところは
ラグナロクが黒血補正でなんでもできてしまうところだな。
313ラグナロク:2008/08/22(金) 00:30:11 ID:4XQb/y8E
クロナが女の子だったら
あれ、女の子の日とかどうするんだろ。
ラグナロクが気遣ってやんのかな。

>>311
保守ついでに続編考えてみる
むしろネタくれ

>>295
マダー?
314名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 03:07:10 ID:AYnzOees
クロナはιょちょぅまだきてないよ派
出てくる血も黒いんだろな
クロナえろぐろかわいいよクロナ
315ラグクロ:2008/08/22(金) 05:08:27 ID:iWbkbbmq
>>282,>>292-295の続き投下。・ω・コソーリ
若干和姦っぽい…駄目な人はスルー。



「…とにかくだ!オレが嫌いなら止めたっていいんだぞ!」
「そそそそんなこと言われても……」
「…………」
黙り込んだラグナロクに不安を感じてクロナが眉根の間に皺を刻めば、突然キレたかのように一発殴られる。
「いっ、痛いよぉ〜…」
そう呻いて顔を歪ませるクロナに無性に腹が立ってか、ラグナロクは勢いまかせで怒鳴った。

「お前みたいなトロくて鈍くさいオタンコナス、オレは大っ、嫌、いだ!!」

その言葉に思わず息を呑む。理不尽だ。そう思った。
「……じゃ、じゃあなんで…」
「だからこれは…只のいじめだ、そう!立派ないたずらだっつの!」
「さ、さっきは仕方なく付き合ってやるとか、い、言ってた…」
「うるせぇ!ごちゃごちゃ言うな!!」
「ちょ、そ、そんな、待ってよぉっ……ふぇ…」
消え入りそうな声で懇願するクロナを、ラグナロクは頭ごとベッドに押し付けた。
「あ…ぁ…」
露出させられていた膣口に触手の熱を感じ、頭から血の気が引くのを感じた。
これは黒血で生成させたものだ。まあ言ってしまえばこれもラグナロクの一部と言えよう。
恐怖もやる瀬のない背徳感も混同して狂ってしまいそうになり、拒絶を続ければ些か救われるような錯覚を覚えてしまうが…勿論不可能な話だ。
「やめてよぉ…ラグナロク、おかしいよっ……」
「知るか!おら、入れてやるぞ糞ガキ、感謝しろ!」
そうラグナロクが叫ぶと同時に半ば強引に侵入してくるそれに、破瓜の痛みがじんわりと蝕んで来た。

「あああああああああああっ!!…いっ、痛い!」

肉が裂かれる感触とともに激痛が走り思わず暴れだしそうになるが、押さえ付けられた身体はスプリングの音をならすだけだった。
316ラグクロ:2008/08/22(金) 05:08:58 ID:iWbkbbmq
「苦しっ…い…、痛い痛い痛い、痛いよぉ…!」
「本当にうるせえな!ちったぁ黙れ!!」
異常なまでの叫び声にイラついたのか、ラグナロクがより深く頭を押し付ける。
そんなことを言われた所で声を抑制しきれないクロナはただシーツを汗と涙で濡らしていた。
まるで生き物のように膣内を暴れまわるそれと、全身を弄る掌の感触を快感に変換することを今は出来そうもない。
「一生貰えないはずだった処女を貰ったやったぞ!礼は!?」
「……っ、ぅ………」
「れ・い・は!?」
「…………」
返事をしているほど余裕はない。
どこか急に怖くなったラグナロクにクロナは脅えながらも、声をなるべく漏らさぬようシーツに噛み付く。
呼吸の仕方を忘れてしまったような惨めな自分をもはや嘲笑ってほしい、とさえ思う。
まるで海の底にいるような痛みと圧迫感に何度涙を溢せば気が済むんだろう。
(……僕は、何してるんだろう)
太腿に滑り落ちる処女の証である液体が妙にリアルだ。
ああ、この血もラグナロクなのか、などと他人事のように考えていた。


「…おい」
「ひっく……」
「オレが呼んでんだよこのボケ!」
「………ぅ…?」
押さえ付けられていた頭が少し浮いた感覚でクロナはようやくその声を聞いた。
しかしあまりの痛みのせいか、声がすぐに出てこない。喉元でつっかえてしまう感覚は心臓を掴まれるような不安を煽る。
前のめりになって顔を覗きこんでいるせいか逆さまに見えるラグナロクがクロナの視界に映った。
「何でそこまで泣くんだよ!」
ひどい痛みと、なす術もなく強制されたことが無性に悔しくて、涙が勝手に出ただけ。
それを言葉にしようと口を開いたが、それはすぐに遮られた。

「人間じゃねぇオレにやられるのが、そんなに嫌かって聞いてんだ!!」
317ラグクロ:2008/08/22(金) 05:13:11 ID:iWbkbbmq
(僕を嫌いなラグナロクが、どうしてそんなこと聞くの)
(どうしてそんな眼をするの)
何の感慨も持たないはずの眼が辛そうに見えたのに対し、全身を射抜きそうなほどの鋭い視線が居心地の悪さを感じさせた。

「…そうじゃない…よ……ただ………」
ぽつりと、掠れた声で呟いた。
「せっくすは…き、嫌いな人と、やることだったんでしょ…だから僕は…こ……なこと、ラグナロクと…したくない、よぉ…」

やたら大きな双眸に大量の涙を浮かべ、絞り出した声は震えていた。
純粋な言葉の羅列に、ラグナロクは久々に本気で困惑した。
どうやらクロナは妙な勘違いをしてしまったようだ。…勿論原因はラグナロクにあるのだが。
泣き声が室内に響き、いつもと違った雰囲気に戸惑い、対応の仕方がわからなくて焦る。
「う、うるせー!なんなんだよ、お前は!」
「うじゅ…ふぇえ…」
「あああああーっったくめんどくせえ!!」
ラグナロクは吹っ切れたように叫ぶと、秘部に差し込まれているもの以外の全ての触手を取り払った。
「…ふへぇ……?」
間の抜けた声を漏らすクロナの腕を掴み、こちらを向かせる体勢に持ってくる。

「さっきのは嘘だ!」
「…ぅ?な、何?」
「セックスも嫌いな奴とはしねえんだよ」
「……ふぇ、…じゃあ、もしかしてラグナロクは僕を、」
「しつけえな!繰り返すな馬鹿クロナ!!」

案の定告げた本音もやはりこういった形に収まってしまう。不器用という話ではない、それ以前の問題だ。
だがそれでも構わないと言った様にクロナは安堵した表情を浮かべる。
同時にするりと背中に回された腕が細いと、ラグナロクは改めて思った。
複雑で、それでいて少し嬉しそうなクロナが腕に収まっている感覚がなんとも不思議だ。
ラグナロクもそれとなく腕を回そうとするが、性格上、無駄に決心が付かず行き場のない手を宙に彷徨わせていた時だった。
不意にぐちゅりと卑猥な音が耳に入って来て、そういえばと下に視線を送る。
クロナが恥ずかしそうに小さく悲鳴を上げると、華奢な腰を浮かせて楽な体勢を取ろうとしていた。
318ラグクロ:2008/08/22(金) 05:13:46 ID:iWbkbbmq
「…もうこれ抜けねえかもな」
「う、うそ…ぉっ」
「嘘だよボケ!」
「ええっ!や、やめてよラグナロク…」
「つーか、これもオレの一部だから」
「う、うん…」
「ちょっと辛いんだよ!少しは察せこのうじ虫野郎!」
「…ひ、ひどいよぉ〜…」
「と、とにかくそろそろいいだろ!却下は無しだ!!」

何処か照れながらも上に覆い被さってくるラグナロクに、クロナは何故か抵抗する気は起きなかった。
嫌じゃない。今日始めてそう思った。痛みもほんの少し和らいだ気がする。
ずっとずっと拒絶し続けていた身体は脱力感に溢れ、翻弄されたようにやんわりと微笑んだ。

「んっ…」
口付けで再開された行為だったが僅かにクロナの力が抜け、潤んだ瞳でラグナロクを見上げる。
指先で秘部の突起を弄ると、クロナが高い嬌声をあげ、与えられた熱い昂りを受け入れようと必死だ。
「淫乱」
「やあぁ…っ、ち、違う…!」
「なにが違うんだよ!」
ラグナロクは口角を上げて皮肉めいたように笑い、軽く触手を動かす。
「…ぅう…っ」
まだ少し痛むのか、シーツを握り締めて眉をひそめた。
「痛いかクロナ」
「う、うん…ちょっと、」
「いつも殴られたりしてるからどーせ耐久性あるだろ!」
「…うじゅ〜…」
そんな会話をしてるうちにクロナの緊張がほぐれてきたらしく、ラグナロクは頃合を見計らって律動を開始した。
「ひ、やぁっ…んっ……ラグ、ナロク…!」
爆ぜてしまいそうな熱に浮かされて名前を呼ぶ声には、甘いものが混じってきた。
己の声の変化に驚いてか、慌てて口を塞ごうとするが、その手を阻止した。
「気持ちいいんだろ!正直に言ってみろ!!」
「あふぇ…ぇん…そ、…なのわかんないよぉ…ひぁ!」
色づいた頬に零れる涙を舌で舐められ、段々恥ずかしくなってきて顔を隠そうと再びラグナロクの背に手を回した。
すると今までのラグナロクでは考えられないほどに優しい抱擁が待ち構えていたけど、特に動揺はしない。
互いに無性にそうしたい衝動に襲われていた。ただそれだけの話だ。
319ラグクロ:2008/08/22(金) 05:14:22 ID:iWbkbbmq
「っんぐっ!…っは、ひゃあッ!…僕もぉ…無理ぃ…っ!」
クロナの限界が近いのか、搾り出すように強請る言葉を出してラグナロクの首筋に噛み付く。
「てんめ…何すんだこの野郎!」
先端ぎりぎりまで引き抜き、一気に最奥まで貫けば、一際甲高い声をあげてしがみ付いてきた。
「んぁっ、やっ…ぁ、あ!ひゃぁあッ!!」
頭をかき抱いて軽く突き上げれば、ビクビクッと背を反らし、身体を痙攣させながら、クロナはようやく絶頂をむかえた。
それに気づいたラグナロクも、若干躊躇いながらではあるが触手をズルズルと抜きさった。



「……ん、…」
余韻に浸り、未だ整わない呼吸をどうにかしようと胸を上下させるクロナを一瞥すると、
衣服を整えさせ、汗で張り付いた前髪を掻き分けて現れた額に乱暴にキスをした。
「…ラグナロク?」
「ムード」
「ふぇえ…?」
「情事後のムードを感じることも出来ねえのかお前はァ!!」
「…若干紳士を意識してるけどしきれていないラグナロクとどう接すれば…」
「てんめええええええ!!!」
「ひ、ひぇえええ〜…!」
すごむように後ずさるクロナの首根っこを掴むと、ラグナロクは耳元で叫んだ。
「おい、もう一回やるぞ!」
「やぁ…もう無理だってぇ…」
「ゴラァ!クロナのくせに歯向かうんじゃねえ!」
「あふぇ…やだ、やだぁ……」
「うるせぇ!」


せっかく着なおしたばかりのスカートを突然捲られたせいか。
再び入ってきた冷気を感じてついに怒りは頂点に達し、クロナは思わず叫んだ。

「やめろよてめぇー!いい加減にしろよなぁっ!!」



320ラグクロの中の人:2008/08/22(金) 05:15:46 ID:iWbkbbmq
ようやく終わりです…ここまで付き合ってくれた人ありがとう!
これで心おきなくROMに戻ります。
私的にフリエル見たいよフリエル(´Д`;)


>>313
萌 え た
ラグナロクになりたいぜ…!
>>311ではないが、是非ともその生理ネタを…
321名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 07:25:38 ID:jAo8ke0g
GJ
朝から戦闘態勢になったが何も問題はない

なんか、こんだけ声出してればメデューサに聞かれててもおかしくないよな…
メヂューサ深夜まで実験してそうだし
322名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 07:58:48 ID:l8Fy0qDE
うあぁぁ朝から萌え死んだ!
神の書くクロナかわええのう
メデューサはこれすらも研究結果として残してそうだ
323名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 10:23:29 ID:EtQLxLr7
やめろよてめぇー!
にすこぶる萌えた。ありがとう大好きだ。
324ラグナロク:2008/08/22(金) 12:17:52 ID:4XQb/y8E
畜生良いなぁ!
ラグクロさっさと結婚してくんねぇかな



>>320は結婚前提に俺と付き合うことを許可する


神降臨してくれハァハァ
325名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 16:55:37 ID:LL7qGFM8
クロナの性別についてのアンケートです。
次のうち、どれがいい?

1.シンプルに男だ。
2.もちろん女でしょ。
3.フタナリでしょでしょ?
4.もしや無性では・・・
5.ラグナロクの気分で変化

ほかにもあったら随時追加でおねがいします

326名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 17:01:26 ID:1y1V3N41
黒名はあの尻から推測すりゃ女。
327ラグナロク:2008/08/22(金) 20:42:00 ID:4XQb/y8E
どれでも良いんだけどな、クロナだから

生理ネタ…考えてみる
328名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 21:29:41 ID:bRV0qMxA
やっべクロマカで百合っていいわ
329名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 21:49:15 ID:AYnzOees
あの腰と尻は女の子だろ・・・
スカートあんなにめくられてパンツが見えないから
少なくともパンツははいてないか女の子用だな。


>>327
思いついたらぜひ投下してくれ
楽しみにしてる
330名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 23:31:19 ID:Yu1hexy1
>>320のせいでラグクロスキーになってしまった
どうしてくれる
331名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 23:36:08 ID:1y1V3N41
>>320
フリエルだったらエルが逃亡しフリが強制挿入と言うネタでwwww
332名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 00:19:22 ID:ksaCNRwN
>>327
wktkしながら全裸で待ってる
333名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 06:21:43 ID:xQxgIH7J
クロナ最初は臨界点突破すると「やめろよてめぇー!」とか言う設定だったけど初登場時だけだったな
334名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 07:38:03 ID:jQhvbNPL
マカやソウルのなかで黒い血がそだったら、
同じようにクロナが入り込んでくるんだろうか
335名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 10:43:38 ID:eNvLdQYP
>>333
アニメ版ではどうなるかまだわからないぞ
336名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 17:35:01 ID:QJElIf3F
マカクロ♀で
マカとクロナがお互い胸が小さいことについて
悩みを話し合ってるうちに
なぜだかエロすなことになってしまう展開希望。
337名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 18:14:38 ID:9dPQuXMP
>>336
いいねえ
悩みに追い討ちかけるきっかけとして
話の冒頭にグラマー系キャラ(ブレア、椿、トンプソン姉妹など)の
ポロリシーンがあるとなお良いv
338名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 18:30:04 ID:6x90s58F
マカもクロナも比較的年齢近いだろうキムとすら
比べて胸無いなんてレベルじゃないw
キッドにでも揉んでもらえよ
339名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 19:44:45 ID:QO0afnUS
>>338
おかしいな…マカもクロナもそれぞれパートナーに揉んでもらってるはずなのに
340ラグナロク:2008/08/23(土) 23:54:16 ID:nIBtbm5a
>>339

クロナは俺に揉まれてるんだぜ
341名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 00:26:20 ID:gwXlEEor
しかし下手なんだろ
お前とソウルは★やキッドを見習えw
342名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 00:49:52 ID:Ml+jeBN3
マカの胸は育てたい
クロナの胸は調教したい
そんなカンジ
343ラグナロク:2008/08/24(日) 03:40:02 ID:NFmr37VV
生理ネタみたいなの書いてみた。
というか明日のクロナが待ち遠しい。



なんだか気持ち悪い…
ムカムカするし、お腹がぎゅうぎゅう締め付けられてる感じがする。


「メデューサ様…」
「なぁに、クロナ」
「具合が悪い、んです」
そうクロナが小さな声で言うと資料を読んでいたメデューサは椅子を軋ませて向き合った。
資料を無造作に机に置くと足を組み、今にも倒れてしまいそうな青い顔をしたクロナの顔を見つめる。
と言ってもクロナは元々同年齢の子供とは顔色が違う。
血が通って可愛らしく色づいた頬も、ぷっくりとした紅色の唇もない。
だがメデューサにはクロナの小さな変化が手に取るように分り、
資料を読むために掛けていた眼鏡を外した。
「どこが悪いのかしら?」
分かっていたとしても、メデューサはあえて自分から何かをするような真似はしない。
鬼神になる強さを手に入れる為にたとえ、病気や怪我をし死にそうになっても、クロナから求められるまでは絶対に手を貸さない。
それがメデューサのやり方で、いままでもそうしてきた。
「それが…あの…」
クロナの瞳があちこちを駆ける。
声を掛けてきたのだから、さっさと用件を言えば済む事なのにとメデューサはクロナを促した。
「早く言いなさい、クロナ」
「…あの、えと…それが」
「オイ、クロナァ!血ィ止めてやったぞ!」
「ふぇっ…?」
突然クロナの後ろから出てきたラグナロクがその大きな手でクロナの頭を
ガシリと掴むと大きく左右に振りながら「礼はどうしたぁ!」と騒いだ。
もうこの2人には慣れてしまったメデューサだが、腑に落ちない事がある。
……血を流すようなことをしただろうか。
クロナに魂狩りの命令はしていないし、勝手に出掛けたとしても
クロナはそう簡単に怪我をしない(ラグナロクに殴られることはあるが)
344ラグナロク:2008/08/24(日) 03:42:43 ID:NFmr37VV
さっきからダラダラ垂れ流ししてんじゃねぇよ!」
「うじゅぅ〜だってぇ」
「だっても糞もあるかぁ!」
「いたいいたい、はにゃは止めて!大きくなっひゃう」
ぐいぐいと鼻の穴に指を突っ込まれて、クロナは体を捻っている。
メデューサは目の前の2人を見つめながら鼻を利かせた。
ラグナロクの言うとおり、血は流れていたようだ。
「あひゃぁっ…っ、止めろって言ってんだろうがてめぇー!!」
「おぉーーっと、キレるクロナ、久しぶりに見たぜ」
メデューサは目を細くし、クロナを眺める。
「クロナ、私に用があったんじゃないのかしら?」
「あ、メデューサ様、コイツの股から血が流れて止まらないんですけどぉ。
病気じゃねぇだろうなァクロナ?!」
「し、知らないよぉ」
「股から…」
あぁ、そう言う事かとメデューサは一人理解した。
クロナの具合の悪さといい、この年頃の女なら誰でも経験するだろう。
鬼神の卵だとしてもクロナは女であり、もちろん女のソレは機能しているのだ。
「クロナ、今夜は大人しく寝ていなさい。ラグナロク、貴方も手を出さないで頂戴」
「はーい」
「メデューサ様、おやすみなさい」
ラグナロクは大人しくクロナの中に戻り、クロナは体を丸めながら扉の外へと出て行く。
その様子を一瞥すると、どうするかとメデューサは考えた。
鬼神になる為、余計なソレを今すぐ奪ってしまえばいいことだ。
どうやらクロナもラグナロクもその事について知らないみたいだし
病気と教え薬でも与えてしまおうか。
メデューサはそんな事を考え、無造作に置いた資料を手に取ると。
あぁクロナは自分の娘なのだ、と改めて実感した。
345ラグナロク:2008/08/24(日) 03:46:29 ID:NFmr37VV
血ネタ苦手な人、今更だがすまん。

「うぅ〜…原因不明なずきずきする痛みとどう接すればいいか…っ、わからないよぉ」
例えれば、体の奥から何かが湧く、ぶちぶちと食い破られる感じ。
どっちにしても初めての月経にクロナはどうしようもない不安に駆られた。
メデューサのあの口から「病気」と言われたらどうしよう。
そんな事が頭の中をぐるぐると回りながら、クロナの不安感を重く募らせた。
こんな時、自分を苛めるラグナロクが出て来なくて良かったと思うが反対に
誰かと一緒に居たいとも思う。
「ラグナロク…起きてる…?」
おずおずと自分の中にいる存在に声を掛けてみるが返事はない。
クロナは痛みを和らげる為に息を浅く吐きながら何度も名前を呟く。
「ラグナロク…いたいよ…ラグナロク助けてよぉ…ねぇラグ」
「だぁああうるせぇな!静かにできねぇのかてめぇは!」
「…っ、ラグナロク…」
「血は止めてやってんだ、寝 て ろ!」
「でもぉ…」
ラグナロクが縮こまって寝ているクロナに覆い被さる体勢になるといつも通りに
その大きな手でクロナの頭を掴んだ。
ラグナロクの言い分はわかる、明日は魂狩りかもしれないから睡眠をとっておかないといけない。
それに、クロナの不可解な痛みに打つ手がない。
メデューサの言葉をじっと待つしかないのだ。
「ラグナロクは、痛くないから…そう言えるんだよ」
血はラグナロクのお陰で止まっているけれど、鈍痛が引かなくてはどうしようもない。
クロナはきつく唇を噛み締めて顔を逸らす。
酷い事を言ってしまったという後悔が過ぎった。
……。
だが、ラグナロクは何も言わない。
いつもならキレて、殴ってくる筈なのに。
「…?ラグナロク」
「…意味不明な痛みに泣いてるてめぇなんてよぉ、オレどうすりゃ良いんだ」
「…うん」
「うん、じゃねぇよ!そんな痛みよりオレの拳の方が痛いだろうが!」
「うじゅ〜」
ぐりぐりと頭を弄られクロナの目元に涙が溜まるが、ふと下半身の違和感に「あ」と声を洩らした。
346ラグナロク:2008/08/24(日) 03:47:39 ID:NFmr37VV
「どうした?」
「……もれちゃった」
「あぁ!?…あ」
クロナは覆い被さるラグナロクの体を押し退けるとベットの上を移動した。
シーツを見るとじわりと黒い血が染み込んでいて、2人は「あぁー」と声を洩らした。
「血が染み込んだシーツとどう接していいかわからないよぉ…」
「まぁアレだ、メデューサ様にバレる前に洗っとくか」
「ラグナロクが?」
「てめぇがだよ!」
頭を小突かれて渋々とシーツをベットから剥がすクロナを後ろから眺め、ラグナロクは何を思ったのかにやりと口元に弧を描いた。
「てめぇが洗うんだから、もっと汚しておくか」
「…なに、ラグナ…きゃぅ!!」
「お、良い反応」
クロナは突然の衝撃に力を失いシーツを掴んだままベットになだれ込んだ。
びくびくと体を跳ねるその姿を見るとラグナロクは楽しそうに笑う。
クロナはクロナで何が起こったのかわからない。
ただ、下半身から突然衝撃、快感が走ったのだ。
鈍痛に勝る不意のそれにクロナはクエスチョンマークを浮かべながらラグナロクを見た。
「っ…ラグナロク?」
「痛みより、コッチの方がよく感じるんじゃねぇか?」
「…あ…っ」
「静かにしてろクロナ、メデューサ様にバレちまう」

その言葉に目を泳がした後に小さく頷くクロナを見、ラグナロクは満足げに頭を撫でた。



中途半端ですまん。続きはまた後で。
実はもう一つドSパターン考えてたんだけど、ラグクロはほのぼのが良いよな。
さっさと結婚してくんねぇかなラグクロ。


>>341
クロナ、乱暴な方が好きなんだよ


347名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 04:10:21 ID:gwXlEEor
揉んだら大きくなるジンクス前提→連中の相方に比べて貧相なマカクロナ→
丁寧さとかの話でなく(大きくできないという意味で)お前ら下手なんだろという意味な
348名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 07:44:04 ID:psakSEoa
GJ!!まさか生理ネタが
こんなにほのぼのした話しになるとは。
というか生理の血までラグナロクに止めてもらうとかクロナ…
かわいすぎて悶絶した。つづき待ってる
349名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 10:52:16 ID:VAJ/1iYw
今クロナと同じように腹が痛いよでもラグクロだから読んじゃったよ。
350名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 10:55:22 ID:Ml+jeBN3
生理ネタはさすがにちょっと引くわ・・・・


と、思っていたはずが、おいしくいただきました。GJ
オナニーに触手に生理ネタにクロナはされたい放題だな。
351名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 11:46:38 ID:DH32rPCn
別にシーツ洗わなくても月モノもラグナロクのはずだから操れるんじゃないだろうか…とか考えていたけど
さてはエロに持って行くためにあえて言わなかったんだなラグナロク!策士め!
352名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 12:50:16 ID:NHjo+S0W
策士なラグナロクGJ!!

>>347
ソウルもラグナロクも大事な子には素直になれなくて乱暴にしちゃう訳ですね
353ラグナロク:2008/08/24(日) 14:59:52 ID:NFmr37VV
続き投下。



「や…メデューサ様に聞かれちゃ…っ」
「お前が黙ってりゃバレねぇよ、それよりどうだ」
「え…何が?」
「痛くないかって聞いてんだよ!そんぐらい理解しろてめぇ!」
「うじゅ〜…(ラグナロク声大きいよ)」
腹痛がラグナロクの大きな手で撫でられる毎になくなっていくようだ。
クロナはほっと安心したのか抵抗を見せずラグナロクのいい様にされていた。
「おらっ、ちゃんと持ってろ」
そう言われ、腹まで捲られた服をたくし上げて握る。
「ぁ……んッ」
ラグナロクの不器用な手が腹を撫でる。
彼の優しさだと分かるのに、さっきの快感が体の火を燻っているのがわかる。
ぞわりと小さな快感が背筋から襲って来てクロナは甘い息を洩らす。
「な、コッチの方が感じるだろ?」
「うん…でも、まだ痛いから動かさないで」
もう片方の手はクロナの下着をずらして、大きい中指を挿入れていて。
ラグナロクは面白いものを見るような感じで顔を近づけると中指を動かした。
「…!…あ、ッ……んっ…やめぇっ」
中を目茶苦茶に弄られれば、もう頭から思考が飛びそうになって。
やっぱりラグナロクは意地悪だ、とクロナは起こした事を後悔した。
薄く開く口端から、一筋の唾液が垂れシーツを濡らす。
ぼんやりと室内に響く、くちゃくちゃと云う音を聞いては
クロナは嫌々と首を振るう。
「やっ、血ィ、止めてっ…あ、っ!」
シーツが汚れてしまう。
あぁ、それから下着もだ。後でコッソリ換えておかなくちゃ。
ラグナロクは「気にするな、いい眺めだぜ?」とか言うけれど、
結局後始末はクロナになる。
透明な体液が血と混ざってシーツに染み込む様子が恥かしい。
そんな事を思っていると、中から指が抜かれ、
クロナの目の前でその指をラグナロクがぺろりと。
354ラグナロク:2008/08/24(日) 15:00:39 ID:NFmr37VV
「…っ、汚いよっ…」
「オレのとてめぇのだ。何が汚ねぇんだよ馬鹿」
顎を掴まれ上を向かされれば強引に口付けられた。
ラグナロクの言葉に胸の奥がじわりと疼いた。
すごく嬉しい。自然と顔が綻んでいくのがわかる。
「笑ってんじゃねぇ」
ラグナロクの顔が近付いて、クロナの額に自分の額を合わせる。
どうしたの?と見ていれば、頭に置かれた手が力を込めた。
そして突然襲ったのは下半身の圧迫感。
「はッ……ひゃ…んぁ…!!?」
内部を荒らすように、バラバラに動く。
指かと思ったら、ラグナロクの手は頭とお腹に置いてあって。
「下着も洗っとけよ、クロナ」
下着に染み込んだ黒い血が、そのまま逆戻りするようにクロナの中へ入っていく。
硬度を増しながら太くなっていく血が、ラグナロクのものだと理解する。
「あ、っ…はぁ…んっ」
荒々しい口付けが始まる。
上と下を犯されて思考がぷつぷつと途切れては現実に戻っていく。
そして無意識に手を伸ばせば口付けをするラグナロクを強く引き寄せて首元に頭を埋めた。
きもちいい。
あつい。
クロナが熱いのか。それともラグナロクが熱いのか。
「(きっと両方だな)」
ぼんやり考えながらも、下から背筋に走る快楽は止まらない。
「…ぁあっ…や、ぁ…」
涙と唾液でぐちゃぐちゃだけど、気にしていられない。
意識が少しずつ遠退いていく、体が限界を感じてぎゅっと縮こまった。
するとラグナロクがクロナの片足を抱え上げて、中指を突っ込んだ。
さっきよりも、太くて固い指が気持ち良い所に当たり、
ラグナロクの指の動きにびくびくと体を跳ねさせた。
ぐちゃぐちゃと、とても早いペースで水音が繰り返されてる。
足が律動のまま、がくがくと揺すられる。
「んぁっあぁん…やぁっ、ラグ、ナロク…ぁあ…!」
もう達してしまう。
ラグナロクにぎゅうっと抱き着く。
「あっ、あぁあっ」
抑えていた声が理性を崩して大きく響いた。
同時にラグナロクの指が気持ちいい所を強く擦った。
「あうっぁあ!!」
全身、快楽が電流のように走って言い表せない感覚に頭がぼーっとしてしまう。
「…ぅあ…ラグナ…」
「んだよ」
「…はぁ…すき…」

好き。
だいすき。


最後に感じたのが、強く抱きしめられる感覚だった。

355ラグナロク:2008/08/24(日) 15:11:00 ID:NFmr37VV
無理矢理ほのぼので終わらしてやったぜ!

メデューサ様に当たり前のようにバレてお仕置きされる。
そこでまた発情しちゃったラグナロクに襲われればいいよクロナ。


>>347
ごめんなさい、大きくできなくてごめんなさい。

>>351
あえて何も言わないのがオレクオリティ。


ロリコン剣士と幼魔女ハァハァ。
だれか書いてくれー!


最後に、ラグクロ好きに悪い奴はいねぇ。
んじゃおやすみ。
356名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 15:55:02 ID:b0webuLP
357名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:45:10 ID:dbzKKxQd
>ロリコン
幼女にはまだ大きすぎてはいらないだろうから
口とか素股かな、まあ二次だから
どうにでもなるとは思うが
358名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:57:59 ID:hxhvzS7p
>>355
萌え死んだ!ありがとう!!
メデューサにバレた後日談も非常に見たいところだ
359名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 22:02:43 ID:Uff9xFKs
ここって保管庫ないの?
360名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 22:16:36 ID:b58ySQ7m
エルフリ見たいよ〜

ネ申!降りたまへ!
361名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 23:33:35 ID:cdUdq807
>>359
ここ落ちて立っての繰り返しだったからこっそり作ってた

>>360
あえてのエルフリか…見たい
362名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 04:32:15 ID:DH7viIrZ
>>361
こっそりと言わず、ぜひ公開を!
クレクレ厨でスミマセン


3巻でエルカがメデューサに踏みつけられるシーン
あれ考えてみればエロいシチュだわなぁ
殺そうと思っていた相手に逆に負けた悔しさも収まらぬうち
完全に服従させられ、下僕としてオモチャにされ
踏みごこちの良いよう変身を命じられさえする
究極の屈辱シーン

エルカは動物系でかわいいから(保護欲そそる)
自分的にネチネチと苛めたくないタイプなのが残念

アラクネみたいな気位が高くグラマーで色っぽい美女を
メデューサが打ち負かし屈服させ
エルカのような下僕になるまで調教しまくる話が読みたい
363名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 16:20:04 ID:5A5A1zIs
>>362
ミスやらが目立つかもしれんが…
こんなんで良ければ
↓ソウルイーターエロパロ保管庫
ttp://souleaterss.web.fc2.com/

一応注意書きとか必要そうなのはしてるけど、これもいるだろJK…ってのがあったら遠慮なくいって欲しい
364名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 18:26:59 ID:lQvC7M0T
マカクロEDカワユス!!
365名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 19:05:31 ID:KTMxItYG
マカクロかわいすぎんだろ!!!
366名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 21:42:56 ID:Ajn3382p
クロナに嫉妬してマカに襲いかかるソウル
367名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 21:53:35 ID:sxzxWdeo
>>363
神!初代のも入ってるありがとう!

今週のマカクロは神だろ…ありがとうボンズ
368名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 21:58:02 ID:JrmLsVHz
>>363
乙です
ちなみに現行スレのアドが携帯アドになってます

http://same.ula.cc/test/r.so/yomi.bbspink.com/eroparo/1207388698/

こっちが正解です
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207388698/
369名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 21:58:12 ID:KTMxItYG
>>363
ロリマカクロに興奮しすぎて
見落としてた。乙!
2005年からあったことに驚きだ。
370名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 23:52:23 ID:DH7viIrZ
>>363
おおおおお、大感謝。ありがとうございます!!

>>364-365
今日のエンディングにはやられた〜。
もう毎回キャラの組み合わせ変えてこのエンディングにしてほしい。
371363:2008/08/26(火) 01:01:24 ID:O51jqgmy
>>368
すまんありがとう
訂正しといた
372名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 05:02:48 ID:Icbu/+Ng
フリエルをどうにかしてやりたいけど
どう考えてもエルカが「ゲコーッ」って言うのが気になる
絶対言うよなあ……
373名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 08:40:37 ID:V1i85SEv
>>372
言うw絶対言うwあの2人は体格差とちょっと間抜けな雰囲気がいいな。
それにしてもあのED見た後にクロマカでエロ妄想はできん。罪悪感が沸く・・・。
374名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 12:46:59 ID:Ftj/7PtL
>>372
あれで書こうと思ってた俺は駄目だな…
375名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 00:33:48 ID:AvZkb/Ce
>>372
「ゲコーッ!」を「ゲコォ…」に変えてみ。エルカ愛せるから、


376名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 06:49:19 ID:5MdWQMtD
>>374
是非書いてください
377名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 03:13:41 ID:4LEAs9Xl
>>374期待
378名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 05:15:17 ID:7WB8+gAW
こないだ全巻買って来た
ネタバレになったらスマソ

今までは『あんまりうるさいと、解剖しますよ』的などSシュタイン楽しそうだよねとか思ってたけど
狂気に苦しむシュタインとそれを悲しむマリー、BJの事を思い出しつつも『自分にはこれしか彼にしてあげられない』みたいな愛情のないシュタ←マリにハマった

あと保管庫のオックス×キム最高です
小ネタじゃなくて一本まるまるいって欲しい

誰かシュタマリとオクキムお願いします
379名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 09:11:36 ID:Ghzz3qnF
メデューサ様まだー?
380名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 00:33:07 ID:UVogqH8q
仔メデュとスピリット
381名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 01:38:49 ID:oYij3H6d
シュタメデュ
382名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 15:46:31 ID:pMsgyTVc
「ソウルとブラック★スターによるエルカ陵辱」
これは昨夜私が見た夢です。

すんごくエガッたDEATH!! ハァハァ(*´Д`)
383名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 20:32:30 ID:vu2sszWV
よし、それを文章に書き起こすんだ
384名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 22:09:39 ID:XUpC3hQ+
今日のフリーとエルカまじ可愛かったああああ
フリーがエルカの帽子上げて、顔見てあげようとするとこがたまらん
あの人ら普通に仲良いのかな むしろフリーが意外と紳士なのかな
385名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 23:10:13 ID:XRhqbi87
そういえばフリー・エルカ・ミズネはコミックス表紙でもチームだったね
386名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:45:31 ID:sRLt/esF
流石フリー
女性関係もフリーダムだ
387名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:46:18 ID:FggBKeef
>>384
あれ見て熊×蛙が好きになったぜ!!フリーの腕掴むエルカが可愛すぎる
388名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:56:53 ID:Cv/r2EhG
>>384
あの二人いいよな。
身長差とか体格差にも萌える。
389名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:57:05 ID:xbuAcp+t
確かに今日の放送でフリー×エルカの良さに気付いた
というかエルカの可愛さに気付いた
390ミフネ×アンジェラ 1:2008/09/02(火) 03:41:13 ID:6QHgRu83
フリエルに盛り上がっているところ申し訳ありませんが、ミフネ×アンジェラを投下させていただきます。



まだ真夜中だというのに目が覚めてしまった。
すやすやと寝息を立てるアンジェラを起こさないよう肌蹴た布団を掛け直すべく起き上がると、
窓から覗く月によって青白く浮かび上がる小さな身体が目に付いた。
寝巻きの間から覗く白々とした肌に思わず目が奪われてしまう。
高鳴る鼓動を落ち着かせるように寝顔から目を背けると規則正しく上下する胸が目に入り、
押さえ込んでいた欲が今更になって湧き上がってきた。
ここで手を出したならアンジェラはもう大人を信用できなくなってしまうだろう。
そんなことになってはいけない、邪な考えを振り払うように首を振り、寝てしまえばいいと布団を掛け直す。
目を瞑り、無心を保つ。けれど耳に届く寝息が徐々に心を蝕み、どうしようもないほどに欲望を膨らませていく。
そしていつしか俺の手はアンジェラの寝巻きをまくり、腹部へと這っていた。
しっとりとした肌が馴染み、僅かに残った理性を溶かしてゆく。
子供特有の温かな身体に罪悪感が生まれながらも手は上へと進み、ついにはなだらかな胸へとたどり着いた。
アンジェラの泣き顔が脳裏に浮かんだが、もう自分自身を止める術など見当たらなかった。

覆い被さるように肘を付き、そのままアンジェラの頭を撫でる。
そして少しだけ開いているくちびるへと口付け、温かみを感じるように目を閉じた。
それでも手は興奮を得るように絶えず胸の突起を弄んでいる。
どこか甘い味のするくちびるを堪能した後、名残惜しく思いながらも顔を離すと、胸を覆う手の甲に何かのぬくもりを感じた。
391ミフネ×アンジェラ 1:2008/09/02(火) 03:43:19 ID:6QHgRu83
「……ミフネ、苦しいお」

目の前に見える大きな瞳は俺を映し、苦しさか、他の理由か、少しばかり潤んでいた。
覚悟していたことだとはいえ、実際に起こってみると辛いものがある。
言葉を詰まらせていれば、俺を見上げたアンジェラが不思議そうに口を開いた。

「なんでアンのおっぱい、さわってるの?」

アンジェラはこの行為の意味を知らないのか。まだ幼いのだから知識がないのにも納得がいく。
このまま続きをはじめたとしても上手く丸め込めば、などと考え始めている俺はもうどうしようもない男なのだろう。
罪悪感が胸を占めながらも、昂ぶり切った気持ちを押さえつけることなど出来なかった。

「アン、すまない。だが、もう止められないんだ」

開こうとするくちびるを己のくちびるで塞ぐとそのまま舌を捻じ込み、小さな口内を荒らした。歯列をなぞり、舌を絡ませ、吸

い上げる。
くぐもった声を上げ、苦しさか重ねた手に力を込めるアンジェラに愛おしさが溢れ出し、胸を覆い尽くす。
無骨な手を胸から下半身へと這わせ、下着の中へ潜り込ませる。茂みのない秘部はすべすべとして触り心地がいい。
ふと指先に突起が触れ、それを何度か撫でてやればアンジェラは驚いたように身体を跳ねさせ、耐えるように小さな手の平で俺

の服を握り締めた。

「ミフネっ、ミフネぇ、」

名前を呼ばれるたびに下着の中で起ち上がった自身が震える。
邪魔な衣服を脱がし、露になった胸や秘部を舐めるように見つめるとアンジェラの頬は羞恥によって赤く染まっていった。
それを尻目に自らの衣服も脱ぎ捨てると細い足を持ち上げ、先端から漏れる液体を太股へ塗り付ける。
そして滑りやすくなったその間に自身を挟み込んだ。
不安げに揺れる大きな瞳が俺を見つめ、何をするのかと問いかける。

「怖い思いをさせてすまない。しかし、」
「怖くない! アン、ミフネが好きだもん!」
「俺も、アンジェラを愛している。だが、酷いことを、」
「がまんする! ミフネが苦しそうなの、アンいやだ!」

そのあまりに真剣な様子に抱いていた罪悪感やもやもやとした感情が取り払われたような気がした。
思わず笑ってしまうとそれが癇に障ったのかふっくらとした頬を更に膨らませ、俺のものを圧迫するように太股へと力を込めて

きた。
予期せぬ快感に思わず情けのない声が漏れ、それを聞いたアンジェラがにんまりと口元を緩めて更に擦り合わせてくる。
392ミフネ×アンジェラ 3:2008/09/02(火) 03:49:38 ID:6QHgRu83
「ッ、アンジェラ、やめ……っ」
「さっきいじわるしたから、アンもするの」
「バ、バカを言うな! こら、やめないかっ」
「んひひ〜。どーだっ、まいったかー!」
「ア、アンジェラっ、たのむから、もうっ」

用心棒ともあろうものが情けのないことに、限界まで来ていた自身からはたった数回の刺激だけで白濁した液体を吐き出し、ア

ンジェラの腹部を白く染め上げていた。
突然のことにアンジェラは首をかしげ、首を起こすとまじまじとその液体を眺める。
俺は余韻に浸りながらも後悔の念に押し潰されそうになっていた。

「ミフネ、なんか出た」
「あ、ああ、そうだな」
「ちっちゃくなった」
「ああ、そうだな……」

事後の気だるさを押し込み、タオルを持ってくるために立ち上がるとアンジェラは興味津々と言ったように起き上がり、指で掬

った欲の塊を月明かりに照らした。
居た堪れない気持ちや罪悪感、色んなものが心の中で混ざり合う。けれど、アンジェラが嫌った様子も見せないことが嬉しかっ

た。



「ねーねー、ミフネ。アンのこと愛してる?」
「……もう言わん」
「アンはミフネのこと愛してるお!」

そう微笑むアンジェラに愛おしくなりながらも、照れを隠すように背を向けるとぎゅうぎゅうとしがみ付かれる。
愛してるなどもう口にすることは出来ないと思うが、アンジェラはずっと俺の傍にいてくれるだろうか。
背中に広がるぬくもりと部屋中を包み込む月明かりに穏やかな気持ちになりながら、そっと目を閉じた。



2番目を1にして送信してしまいました、ごちゃごちゃになってしまいすみませんorz
ミフネ×アンジェラ、というよりもアンジェラ×ミフネになってしまったような気もしますが><
ミフアンにどっぷり浸かり込んでいるので、また書き上がり次第投下させていただこうと思っております…!
読んでくださった方、ありがとうございました!
393名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 18:56:46 ID:sRLt/esF
ミフネの野郎…遂にヤりやがった…
394名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 21:42:05 ID:CBE/9yH2
ロリコンGJ
アンが中学生くらいに成長したらミフネは絶対手ー出すな
395名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 03:51:57 ID:opgSFhFk
ありがとう神
ミフアン好きなんで次回作wktkしながら待っとる
396名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 20:05:49 ID:da00ABhv
ミフネはじまってオワタwwwwwww
この二人好きだwwwwww
397名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 00:55:31 ID:17k0p3iv
三か月に渡る脳内会議の結果クロナラグナロクは男女トイレはどちらを使うのかの結論が出た





多分こんな感じの専用のがあるのだという結論が
398名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 23:28:20 ID:2a5l1+n2
>>397
ねーよw

でもクロナが女だとしたら女子トイレにいくとして、
ラグナロクはなんてうらやましいやつなんだ。
温泉とかいっても女子風呂だし。体育のプールだって女子と一緒だし。
そんな状況でありながら手をだせる相手はクロナだけか・・・。
399名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 23:52:24 ID:QtmhKpep
ロリコン剣士と幼魔女ハァハァ
ありがとう、ずっと待ってた!

あの放送でフリーとエルカに萌えた
体格差最高
400名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 01:29:58 ID:UYoiXEhz
フリーと得るかの神SSが来るまで待ってる
401名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 02:55:10 ID:cDiggjIF
エルカは「まだ見ぬ素敵な彼には縛られたいわぁーなんちて☆」とか
言っちゃうタイプだからフリーは最初アウトオブ眼中かもしれないが
強さとドジ、ごつさと紳士のギャップにだな

ここにはこんなに同士がいるのにさっぱり見ないのはどういうことだ
402名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 04:40:05 ID:gcB7WQeB
久々に来てみたらなんか凄い事に…!!
ラグナロク好きになっちゃったじゃないかラグクロ職人様達GJ!!
ミフアンも良かった!!いいなぁこれいいなぁ!!GJ!!
フリエルも期待してます!!
403名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 11:57:17 ID:vpnF8UZ1
>>401
エロじゃないがPIXIVに一人ガチで上手いフリエル絵師がいた
404名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 17:45:13 ID:z7gibTNj
ロリメデュものが読みたい
405名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 15:23:07 ID:ICc3ON8p
しかしフリエルは驚くほどシチュエーションが思いつかない
あんなに萌えたのに
406名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 22:13:46 ID:/IAT5Z9p
怖い思いしたエルカがフリーに泣き付くとか
ピンチなエルカをフリーが救出してフラグ立てるとか
メデューサ様の実験とか

ほら何でも思い付く
407名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 15:06:16 ID:BIhU4mJw
さあそれを文章に起こす作業に戻るんだ!
408名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 15:06:33 ID:kEBJQZOj
>>406
ぜんぶ混ぜて

メデューサがエルカを使って(ソッチ方面の)実験しようとしたらフリーがちょっとした用事でエルカを探しに来たことで中断
エルカがフリーに泣きつく&フラグ成立

というのもありか
409名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 21:34:35 ID:s4/rD46B
そこまで思いついてるのならいけるお前ならやってくれると信じている
410名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 23:15:20 ID:LscpjKHB
待ってるぞ!
411名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 00:27:41 ID:6ASiywUC
視点とか結構めちゃくちゃだけど>>408で書いた。

触手っぽい要素ちょっぴりあり、苦手な人ごめんなさい
なのに肝心のフリエルエロがほぼないです
あと、とりあえずメデューサ様ごめんなさい
そして前半分しかできてないですごめんなさい
後半はまた時間が空いた時になりますごめんなさい

なんかごめんなさいだらけだけど投下します
412エルカの悩み 前編1:2008/09/09(火) 00:28:21 ID:6ASiywUC
…背中が痛い…なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないのよぅ…
メデューサはウソばっかり……この間だって料理当番するなら私の中のヘビを取ってくれるなんて言ったけれど
結局その料理当番の期間をぼかして未だにその分のヘビをとってくれる気配は無いし
フリーにだってこいつは「一度だけ」と言いながらその後の計画に組み込んでいる
……自分の子供にだって、本当は情なんか無い癖に………

「考え事?呑気なものね」
「ヒッ…!」

ああ、せっかく目の前の事を忘れようとしてたのに…

「…う、うそつき!大事な実験があるっていうからこの部屋に来たのになんで私をこんな…」
「黙りなさい。大事な実験なのは本当よ、そのための被検体がいないからあなたを呼び出しただけに過ぎないわ」
「……ま、まさか、ものすごく痛い手術とか…」

私は今、石造りの台の上に固定されている
最初この台を見たときは「大昔のイケニエを載せるところみたい」なんてのんきなことを考えてたけど
自分が今まさに格好的にも意味的にも生贄としてさしだれている

「手術じゃないけど…ものすごーく痛い、薬の実験よ。血液中にサーベルの刃のような結晶を発生させて血管の内側を切り裂いていくの。動揺して血流が早くなればその分ブレードのめぐりも早くなってより細かく体の中を切り裂けるのよ」
「…なんで平気でそんなにエグい事思いつけるのよ!信じられないわ!」
「単純爆破がシュミのあなたに言われたくないわね・・・鬼神復活の時に少しでも死武専の戦力を減らすために考えたんだけど…実験してデータを得られないなら使えない、私はとりあえずやってみないと納得できないのよ」

メデューサが蛇の顔で笑う。いや、怖い……けど何にも言わなかったらこの女本気でやるわ。
そうなったら体の中からズタズタに切り裂かれて死んじゃう…!!

「ゲコ……じょ、冗談じゃないわ…私、死んじゃう…」
「あら、それは困るわね。クロナに料理させるとまな板ごと切るから便利だったんだけど…」
「…そ、その薬、今試す必要は無いんじゃないと思うの!わたっ…私、だれか誘拐してくるから!だから私にソレつかうのやめて!」
「…じゃあ場合によっては痛い方にしましょうか。死には至らないし足止め程度の効果しかない方だけど、こっちもまだ実用に至るには実験不足だから…」
413エルカの悩み 前編2:2008/09/09(火) 00:29:16 ID:6ASiywUC
メデューサは何やら戸棚から取り出そうとしている…結局。私は何かの実験に使われるのね…
けど体がズタズタになって死ぬよりは…
効果の時間だってわからないししななくっても一生体の中がズキズキするなんて考えただけでゾッと…

「じゃあ、エルカ。この実験体にあなたを襲わせるから」

思考を遮ってメデューサが私に見せたのは、…鮮度をうしなった肉のような色のゼリーが入った瓶だった

「コレはいわゆる夢魔の類の細胞から作った生物で対象の性的快楽を貪って成長して一定の大きさになったら分裂するようにしてあるの。ただどのぐらいの時間をかければ分裂するかまではデータ上では解らなくって」
「…メデューサ……とっても失礼かもしれないけど……それは自分の体でも実験できるんじゃないの…?もしかしてあなた、不感――」
「実の子に見られるかもしれない状況で安心してこんなものの実験できるわけないじゃない。たしかにクロナに魂を集めなさいと言って追い出すこともできるけどコレを取り押さえるには私の魔法が必要だから、喘ぎで呪文がうまく唱えられなかったりすると困るわ」

説明は後半だけでいいのにと思ったけれど、人のような笑顔を向けてくるメデューサを見て
…私は触れちゃいけないところに触れちゃった…っていうのだけはハッキリと解ったわ

   キュポン

実験体を入れた容器のフタが開けられる。メデューサはそのまま私の服の上にソレをかけてきた。
冷たいと思って身構えたのに実際にかかったそれは生ぬるかった

「…うぅ…生ぬるい… しかもヘンなにおい…」
「最初は液体みたいだけど、対象が快楽を感じるように硬くなったり柔くなったりするわ。素が夢魔だからそういうことは本能で解るみたいね」

じわじわと服の表面から浸透して、素肌と服の間にソレが潜り込んでくる。胸のあたりだったせいかソレはすぐに私の突起にまとわりついてきた

「キャッ!」

シャワーの時、体の表面をお湯が流れてるような感じから、弾力のあるものがつついてくるような感触に変わって思わず声が…
メデューサは私の動きには興味がないらしく、あくまでも私の体にまとわりつくものだけを観察している

「はぁ…ん……ゲコッ?…いや!いやっ!!!」

実験体が移動する、明らかに下半身に向かってうぞうぞと粘つく感覚が移動していく
このあとコレがとる行動にあっさりと思い当たる。
別に私がえっちだとかじゃなくって、合体後のミズネが一緒にお風呂に入ったときにちょくちょく説明したり
自分がヤった時の事を話してきたり触ってきたりしただけで…!
414エルカの悩み 前編3:2008/09/09(火) 00:30:01 ID:6ASiywUC
生ぬるいのが、太腿の隙間に潜り込む
胸の突起にやってきたようなことを、今度は

「あ、あああっ…!ダメ…ダメぇ…!!」

恥ずかしくて大きな声が出ない。実験体はさっきより少し大きさを増している
一番ビクビクするところをいじりながら、さっき胸の突起をいじったようなかたさのものをこそよりも少し下の穴に押し付けてくる…!

もうダメ…泣きたい…私、このヘンなのに…


   トントン


「……ネークスネークコブラコブブラ…」

メデューサが呪文を唱える。実験体は一瞬ふるえてそそくさと瓶の中に戻り、それを見届けたメデューサはノックされたドアを開けた

「あら、どうしたのフリー?」
「実はさっきからエルカを探してるんだが…この部屋にいないか?」
「…もうちょっと奥にいるけど何か用?少し実験に協力してもらってたんだけど」

協力なんてものじゃないわよ!凄く怖かったんだから!
…とか叫ぼうとしたのに、急にやめられたせいか必要以上に余韻があってうまく声が出せない

「ああ、俺のリハビリにエルカの爆弾を使わせてもらいたくってな。破壊力もそこそこあるから危機感を持って練習するのにちょうどいいんだ」
「……そう今奥からつれてくるわ」

……助かった…

「……よかったわね、エルカ。目的の分裂まで行ってないからヘビは出してあげないけれど」

この際、それでもいいわ…
メデューサに手を引かれて部屋をでる。そのままフリーに引き渡されて、リハビリのために荒野に出ても、ずっとただただ呆然としていた



「…おい、エルカ…大丈夫か?さっきからボンヤリしてるようだが…なんかあったのか?」
「フリー……うっ…ううっ…」
415エルカの悩み 前編4:2008/09/09(火) 00:31:16 ID:6ASiywUC
「…おい、エルカ…大丈夫か?さっきからボンヤリしてるようだが…なんかあったのか?」
「フリー……うっ…ううっ…」
「!? お、オイ!ちょっとまて!!人通りは少ないが屋外だぞ!!そんなしっかり抱きついて人に見られたらっ!!」
「グスッ…ゲコ……だっ…グスッ…だって……だってメデューサの実験怖かっ……フリーが来てくれなかったら……うぅっ…」

フリーはイヤみたいだけど…彼から離れるとまたメデューサの嫌な実験に引き戻されそうで、怖くて離れることができない。

「…しばらくまってやるから今は喋らなくてもいい。その調子なら話すのも辛いだろう?」
「ウッ…グスッ……うん……」

帽子をとって、フリーが頭を撫でてくれた
……しばらく、泣いていたけれどやっと涙が止まってきてくれた。忌わしい余韻も薄れたし、もう大丈夫

「…ありがとう……。迷惑かけちゃったわね」
「なぁに、カギを取ってくれたのはメデューサだが実際に連れ出してくれたのはアンタだからな。多少頼られるぐらいなら全く問題ないさぁ」

何故、その言葉が引っかかったのかはわからない。けど急にさみしくなって思わず聞いてしまった

「……私を受け止めてくれたのは、その恩だけ?」
「イヤ、しばらくは行動を共にするというのもあるし……泣いてる女をほっとけるほど醒めた性格でもないというか…」
「…ありがとう」
「お、やっと笑ったか。じゃあそろそろリハビリに付き合ってもらえるか?」
「ええ、解ったわ。おたまボムを使えば良いのね」

フリーの言葉が、私の心を甘く揺さぶった気がした
3分の2はイヤイヤやったり、やってたりすることが原因だから素直によろこべないんだけど…
それでも、最後の分…私の事を一応「女」って見てくれてるのよね?…だ、だからどうしたってことは……!!!

「ちょ、ちょっとまてエルカ!この完全包囲はさすがに無―――」

        カッ!!

「…あ…」

つい恥ずかしくなってその勢いで大量におたまボムをフリー周辺に設置してしまって、フリーをそのまま吹っ飛ばしてしまった
416エルカの悩み 前編5:2008/09/09(火) 00:33:59 ID:6ASiywUC
轟音の余韻と土煙が消えると、さすが不死身というべきか黒焦げではあるが悪態をつくフリーの姿が見えた

「フリー!!大丈夫?!」
「あ、あぁ…とりあえずはな…」
「でもひどいケガ…ちょっと休んだ方がいいんじゃない?」
「…そうさせてもらう…っつぅう〜〜…」

…休んだ方がいいとは言ったけれど、メデューサの家というか、研究所に戻るのは気が進まない
私の家に運んでしまった方がいろんな意味で安全だわ
……フリーをあそこにつれてって、弱ってるうちに痛そうな方の薬の実験体にされたら申し訳ないもの…

魔法を使って、森の中にある私の家に戻る
この森には他の魔女も何人かいるけど…ミズネ姉妹以外とはそこまで仲良くない
昆虫系の魔女が殆どだから、私やミズネは捕食者として嫌われている方

「フリーには小さいかもしれないけど、ベッド使って」
「…ああ……なんだ、意外とかわいいな  部屋」
「……部屋?」
「魔女の部屋というとどうも魔婆やメデューサのような本格的な魔女の部屋の方がイメージが強くてな」
「ゲコリ…私は実験好きじゃないもの。だからああいうエグい標本とかは要らないの」

なるほどと頷くフリーをとにかくベッドに抑えつける
…意外とかわいいと言われたときにドキっとした……こんなドジっ子が私の「素敵な人」?
あまりあっさりとみとめたくないわ

…とりあえずフリーの分も作ることだし、今日の晩御飯はたくさん作らなくっちゃ
もしヘンな味で、フリーがおこってケガしてるのに外に出たりなんかしないように気合い入れなくちゃ
417名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 00:35:12 ID:6ASiywUC
というわけでここまで前編
メデューサ様ごめんなさい…あとミズネもなんかごめんなさい
418名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 07:36:23 ID:jVVWJUVK
フリエル職人ktkr
これだよ!これが俺達の求めてたものだよ!!
419名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 08:58:41 ID:TIMlRuZu
GJGJGJGJGJGJ!!紳士だな!紳士だなフリーぃぃぃ!!!
エルカのかわいい部屋見てみたいんだぜハァハァ

つづき書いてくれるならオックスヘアにして待ってる
420名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 18:44:10 ID:Qs5Wuy1b
フリエルGJ!!
しかしマカ人気無えな・・・
421名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 20:02:49 ID:7kbZ22BC
うわああああついにフリエル来た!GJ!!
続き全裸で待ってる!!!

>>420
保管庫見てみ
422名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 02:52:37 ID:szdWTKnd
アニメが1話進むたびにエルカへの愛が募って仕方がない

と書き込みに来たらなんだこの神作品は…!
果てしなくGJ、続き楽しみにしてます!
423名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 23:58:47 ID:SEUuyAXu
突然過疎ったなぁ…
age
424名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 01:02:23 ID:EqPW+ZLC
ラグナロク大きいままの方がよかったなあ
片手でクロナの腰をつかめてしまうのがエロかったのに
クロナも物足りないに違いない
425名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 01:40:03 ID:nF2U1xf0
>>423
ソウルイーターううヤァっくう!
ですね。わかります

>>424
そういえば今までに投下された作品全部でかい形態の時だな
426名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 02:18:32 ID:tSaRREag
エルカアニメだと可愛いんだけど文字にするといまいちな不思議
427名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 04:17:26 ID:d4Sz9LPT
>>426
やっぱ語尾がネックなのかな…
428名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 05:07:42 ID:jjlsP7vC
いやいや、漫画でも充分可愛いぞ

というか冷静に見るとゲコォの頻度はそんなに高くないし
しゃべり方も至って普通なんだ
みんなゲコォに捕らわれちゃだめだ
429名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 07:46:54 ID:lBSZpbUG
「あっ…ふぅ…やぁあっ…!やめてゲコぉ…!」
430名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 10:13:46 ID:yKz+8V7O
>>429
いいぞもっとやれ
431名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 11:17:35 ID:cPbvfDX+
未だに>>416の続きを待つ自分
432名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 12:51:27 ID:rrVYpAjC
世界はフリエルを中心にまわっている!!
433名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 13:31:58 ID:pKGdswnh
なんなんだ、この過疎化は?!
434名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 13:35:23 ID:taQQdGl3
真面目に聞くけど、エロパロ板ってそんなに落ち易い板なのか?

俺の常駐板って数週間は書き込みなくても平気な所ばかりだから
数日書き込みないと過疎という感覚はいまいち良く分からないのだが
保守するにはもっと頻度が必要という理解でいいのだろうか。
435名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 13:54:27 ID:RYn4I/oB
とりあえず光の速さでdat落ちすることはないが
油断すると落ちることだけは確か。
436名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 18:01:09 ID:zQbyONbr
ブレアの「お姉さんが教えてア・ゲ・ル」
的なシチュってありそうでないね

あるとしたら相手はソウルかな
「こんなバインバインなおっぱいとの
接し方なんてわかんないよ…」
とクロエに言わせるのも面白いかもしれないけど
437名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 18:37:48 ID:D+Wda2lV
>>336-337
がすごく見たい。
マカとクロナを飄々ともて遊ぶブレア姉さん・・・
438名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 18:40:07 ID:XNiTqgyN
今日の放送見てソウルとマカに激萌えた
439名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 22:57:07 ID:x5lPJXqP
>>438
なんだよ。もう俺書き込んでるじゃねえか
ソウルがマカを庇って落下した所から、鬼神とかどうでもよくなったww
440名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 02:49:57 ID:9S0TXMv+
ってか、ソウルはマカ触りすぎだろ?!
けしからん!!もっとやれっっっ!!!

今回ファインプレーだったソウルに誰かご褒美(マカ)をくれてやれ!!
441名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 02:44:55 ID:UHTodiBs
ソウル×マカ投下します。

ソウマカNGな方はスルーでお願いします。

長文、携帯、初心者なんで読みにくかったらすいませんm(_ _)m
442ソウル×マカ:2008/09/17(水) 02:46:13 ID:UHTodiBs
「いいから早くやって!!」

部屋にキーンと響くのはマカの声。
「だっだからなんでそうなるんだよ!」

―こいつ意味分かってんのかっっ

そう思いつつソウルは声を荒げた。

…2時間前。

男共が激しい死闘にも見えるサッカーを楽しむ中女限定お茶会パーティーでの事。

「ねぇねぇ。椿ってさぁどうしてそんなに胸おっきいのっ?」
リズがまじまじと椿の胸を見つめながら尋ねた。
もちろんリズにとって、その話を持ち込んだのはブラック★スターと椿の夜の営みを聞く為なのだが。
意外にも食いついたのはマカだった。

「わっ私もそれ!!…気になるかも…ははっ」

恥ずかしさで一杯なのか笑って誤魔化すが目はいつになく真剣である。
443ソウル×マカ:2008/09/17(水) 02:50:49 ID:UHTodiBs
「うん…。その…胸を…マッサージ…そう!マッサージしてもらってるの!」

純粋なマカへさすがに愛撫されているとは言えず椿はマッサージと咄嗟に言い換えた。

リズやパティはきっと気付いているのだろう。
ニヤニヤしながら「ふぅ〜ん」と椿に視線を送る。

「えぇっ?!!」

―むむ胸を?いくらマッサージでも破廉恥すぎるんじゃないっっ!!?

マカの頭では本で得た卑猥な知識がよぎった。

「あたしらもよくキッドにしてもらうよぉ♪ねっ?おねぇちゃんっ」

「ん?あぁ。パートナーだからこそ出来るよな♪なんたって信頼し合えてるからさっ♪」

真面目なマカを前に姉妹のいたずら心は完全に火が着いてしまった。

何よりもマカが最近真剣にうすっぺらな体型を気にしている事もあり煽るネタとしては十分なのである。

「マカもソウルにやってもらえばいいじゃん♪」

「パートナーと一緒に成長出来るって最高だよ〜?」

変な方向へ向かう空気に責任を感じた椿はとっさにお開きを促しそのまま部屋へと解散した。
444ソウル×マカ:2008/09/17(水) 02:56:31 ID:UHTodiBs

部屋に戻りマカは頭でリピートされる姉妹の言葉に苦悶していた。

―やっぱ無理だ…あぁ…でも!!

もちろん自分の体型は年頃なので気になる。
椿達に負けるならまだしも猫であるブレアにさえ擬人化した姿は遥かに劣っているのだ。
負けず嫌いのマカにとって屈辱以外何ものでもない。

―私…ソウルとなら…

そしてマカは悩みに悩んだ末、ソウルと繋がりたいと決心し今に至る訳だが。

決意を聞いたソウルは動揺しながらも必死にマカを説得している。

「お前バカかっ!!意味理解してねぇだろっ!!」

「そのくらい分かってるもん!!バカにすんなっ!!」

「大切な体を汚していい訳ねぇーだろっ!」

「私はっ…汚すなんて思ってないっっ!!」

机を叩きつけマカは真っ直ぐソウルを見つめた。
「はぁ…」
ソファに座るソウルはため息をつき体を後ろにのけぞらせた。
生半可な気持ちでマカがこんな事を言っている訳じゃない。

―正直に言えば、俺はマカに多分パートナー以上の気持ちが持っている。
445ソウル×マカ:2008/09/17(水) 02:59:31 ID:UHTodiBs
「なぁ、マカ。俺が言うのもなんだが…そーゆーのはな好きな奴とするもんだぜ?」

「当たり前よ。…ソウルだから…いいんだもん。」

そう言うとマカは真っ赤にしながら言葉を小さくした。

「ソウルは…嫌?」
マカの体が微かに震えているのは気のせいじゃないだろう。

「分かった。…あぁ、クソッ!!」

「…へ?」

ソウルは向かい合ったマカの腰に手を回し、たれ目がちだが確かに力強い視線をぶつける。

「後悔すんなよ。」

言葉を繋ぐ暇なく腰を引き寄せられ唇重なり合う。

「…っ!!…ちゅっ…んっ」

ソウルの舌がマカの口内を確かめるように這った。
お互いの唾液が交わり合い少し離すとつぅっと唾液の糸が引く。

深いキスに体が熱い。
マカはそれがソウルも同じだと分かり更に体が熱くなるのを感じた。
446ソウル×マカ:2008/09/17(水) 03:06:59 ID:UHTodiBs
「ふぁっ…ちゅ…はぁ」

空気を奪うような深いキスに窒息しそうな感覚。

羞恥心と欲情で溶けるように熱くなる体温。

―何…この感じ…だめっ。アソコが濡れてきちゃうよぉ。

そんな事を考えながらも夢中で回した腕に力を入れた。

ソファへゆっくり体を押し倒されマカは密着しているソウルの固くなったものに気付く。

「あっ…」

「怖いか?」

「ばーか。怖い訳ないでしょ。」

本当は少し、怖い。
でもソウルと繋がれる喜びの方が大きい。
シャツの上から胸をやわやわとソウルの掌滑らかに動く。

「んっ…あぁっ…」
恥ずかしくてくすぐったいむずむずとした気持ちの良い不思議な感覚がマカの体を支配した。
気づけばシャツの上にあったソウルの手は服の中へ侵入している。

「やぁっ…んぁぁっ…!!」
膨らみの中心に立つ小さな蕾を指先で撫でるようにいじくるとマカの体はぴくぴくと反応を示した。
「ふぁあっ…あぁんっ!!」

―こいつ…けっこう感じやすいんじゃねぇ?

もどかしさにシャツを剥ぎ取ると透けるように白い肌からほんのりと甘い匂いがした。
すこし汗ばんだ体に普段からは想像できない色気が目の前のマカから発せられている。

素肌を晒し顔を紅潮させ恥じらう姿に激しく欲情していると照れ隠しなのかマカの眉間にシワが寄った。

「ちょっ…ちょっと…あっあんまり見ないでよ。まだ…せっ成長途中…ってゆうか…!!ソウルも脱ぎなさいよ!!私一人で恥ずかしいでしょっ!?」
447ソウル×マカ:2008/09/17(水) 03:11:22 ID:UHTodiBs
―こいつはムードも糞もねぇな。

ギャーギャーと喚くマカに呆れながらも気持ちは和らぐ。

「これでいいんだろ?だから、いちいち喚くなっつんだよ。」

「何よっ!私はっ………」

パンツ以外すべて脱ぎ捨てるとマカの口が止まった。
もう大丈夫なんだと分かっていてもソウルの体を横断するようなあの傷にマカの表情はいたたまれなくなる。

「マカ、もう完璧くっついてるからな。これはもう俺の皮膚でしかねぇよ。」

「…うん。」

小さく頷くと戸惑うことなくマカはソウルの傷に唇を寄せた。

「おいっ…!?マカ!?」

ちゅ…ちゅっ…ちゅぅ…

唇が傷に沿って触れられる。その柔らかな感触にソウルの僅かに残っていた理性が切れた。

「えっ!?きゃぁっ!!」

急に腕を引っ張られたと思えば体ごと抱きかかえられた。

ベットに荒々しく投げられるとソウルは噛みつくように膨らみの頂を口に入れ舌で転がす。

「あぅっ…ん…ぁぁっ」

ぴちゃぴちゃとわざとマカの耳に聞こえるように音を響かせると背中に置くマカの手に力が入る。
「いやっ…!!ひぁ ぁっあぁっ…はっ恥ずかし…よぉ…っ」

「あぁっ?さっきより感じてんじゃねぇーか。」

首を必死で横に振るも体はしっかり反応する。

「そっんなこ…あぁんっ…ないも…んんっ」

熱くなった下の窪みに手を落とし指を押しつけるようになぞれば下着の上からでもわかる程濡れていた。
448ソウル×マカ:2008/09/17(水) 03:21:28 ID:UHTodiBs
下着を脱がすとトロトロと愛液が溢れ出している。

少し粘り気のあるマカの愛液を指になじませ膣の中へ挿入した。

「んっ…あぁ…んふぅ…」
反応するマカにぎゅうぎゅうと締め付けられるのがわかる。

ぐちゅっにゅちゅっ…ぐちゅっぐちゅっ…!!

「あっ…あぁっ…やんっ…はぁっあっああぁ…!!だめぇっ…あぁあぁっ…へんになっちゃ…!!」


強弱をつけて出し入れすると愛液が止め処なく更に溢れていく。

愛液は太もも、シーツに垂れ嬌声はひどく甘くなる。

「おい、挿れんぞ…」

小さな絶頂を迎えマカは肩で呼吸をさせながら自分の心音の速さに驚いている。

慣らすようにぺニスを当てがうマカの体が小さく震えた。

「やめとくか?」

「絶対…やめない。」

その言葉に応えるようにソウルのものがマカの体を貫いていく。

ズッグチュッグチッ…

裂かれるような痛みがマカを襲った。
メリメリと挿入される度悲鳴をあげてしまいそうになる。

「…っっ!!…んんっ…!!んぁっっ……ひっ…!!!」

「…くっ…きつッ…マカ、痛いなら爪立てていいから、力…抜け。」

―くそっ!これじゃ俺がもたねぇー!!そんなのcoolじゃねえぇっ

挿れる前からすでに爆発寸前だった。射精したい気持ちを抑制するのにもこんなに力を入れられては堪らない。
動きを止めソウルはマカの頭を撫でた。
涙を溜めこぼさぬように堪えるマカに唇を重ねる。

「んっ…ちゅっ…ソ…ウル…くちゅっ…」

舌を離すとソウルはマカの小さな膨らみを愛撫した。
噛みつくように荒々しいが痛みの中に快楽が蘇る。
449ソウル×マカ:2008/09/17(水) 03:26:31 ID:UHTodiBs
「ふぁっ…あぁっ…きて…平気だから…んんっ」

ソウルは押しつけるように体を密着させ腰をピストンさせた。
痛みが完全に引いた訳ではないが愛液で徐々に慣れ初めている。

―やっ…なに…?きもち…いぃっ…

「あんっ…あっあっ…!!…やっ…あぁっ…」

「はぁっはぁ…くっ…」

―…顔…エロ過ぎんだろ。…こんな表情出来る奴だったっけ。

ぐちゅじゅっじゅっ…ぐちゅっ…

お互いの唾液やら汗やら体液で、ただ動物のように求め合う。
響く卑猥な水音がマカの煩悩を激しく刺激する。真面目な心とは裏腹に体は更に歓喜した。


「もっ…だめっ…!!あっ…あっ…ソウルッ!!…私、おかしくなっちゃうよぉっ…!!んぁっ…やあぁあぁぁっっ…」

「はぁっはぁっ…!!…くッ…マカッ…」

…ドクッドピュッ…ドピュッドピュッッ

きゅうぅっとマカの膣が締め上げると脈を打ちながらドクドクと抑制していたモノを吐き出した。

「んぁっ…あぁ…」

惚けた顔のマカが小さな声で初めて感じる射精に反応する。

気を失うように、二人はそのまま深い眠りについた。


後日

男共が激しい死闘にも見えるドッジボールを楽しむ中いつものように女の子だけのお茶会が開かれている。

「あれ?ねぇ、マカなんか胸ちょっとおっきくなってない?」

「へっ!?…うっ嘘っ!?…しっしてないよっ!!えっちなんてしてないよっ!!!」

リズの言葉に大きく動揺するとにや〜とリズの表情が歪んだ。

―しまった。…カマかけられたぁあぁぁあ!!

マカは逃げる暇さえ与えられず2時間ぶっ通しの質問責め地獄にあうのだった。
450ソウル×マカ:2008/09/17(水) 03:33:28 ID:UHTodiBs
終わりです。
長すぎでスマソ。

文章本当難しい。




自分を脳内暴走させたのはアニメのソウマカのせいなんだよ。

きっとそうだよ(´・ω・`)
451名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 16:35:07 ID:ATR+7IqM
>>450
うあああああGJ!!すごく良かった!
ソウマカいいなぁ、乙です
452名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 19:27:06 ID:R9TwbSAK
GJGJ! 二人ともすごくらしくて良かったスー!
453名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:00:43 ID:vs1Ul23e
>>450
萌えた!
ありがとう、本当にありがとう
454名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:05:12 ID:xElr4fyf
>>450
ぬぁあああエロ可愛いソウマカが来てる!
GJ! うすっぺらな体型GJ!

……ところで出遅れた感でいっぱいなんだが、俺からもソウマカを投下させていただきたい
尻馬に乗っかったような投稿、かつエロ分薄めで申し訳ないです
455ソウル×マカ 1:2008/09/18(木) 00:06:34 ID:xElr4fyf
デス・シティー……マカとソウルのアパート――。

今しがた夕食を終えたリビングは、暖かな空気に包まれていた。
ソファに戻って満足げに伸びをするソウルの隣で、ブレアも猫流に体を伸ばしている。
その背を撫でてやるうちに後ろから鼻歌が聞こえてきた。
鎌職人で同居人、ソウルのパートナーでついでに本日の食事当番、マカだ。
空の食器を集めながらゴキゲンにハミングしている。
(ヘンな歌……)
ソウルが思わず鼻で笑った瞬間、ハミングが止まる。疑問に思う前にマカの声がかけられた。
「ソウル!」
「おっ、おう。なんだよ 」
まさか笑ったのが聞こえたのだろうか。何せソウルのパートナーは地獄耳の持ち主なのだ。
さらには地獄のようなカドの持ち主でもある。
だがソウルの懸念とは裏腹に、続く声は明るかった。
「ね、なにか欲しいものない?」
「……は?」
「服とかさ、レコードとか。そーゆー、ご褒美的なもので、ねっ」
「ご、ほ、う、びィ?」
「そっ♪」
ソファの背越しに振り返ると、皿を洗う横顔が見える。細いツインテールがさらさらと頬にかかっていた。
それが揺れるたび、下に隠れたものがあらわになる。ソウルの目には痛々しい、白い頬の、絆創膏。
「たまにはそれもありかなって思って。最近――ね、大変だったし」
腕に痣。
「なんでもいいよ。用意できる範囲で」
先の阿修羅復活の日、その時の傷がマカの体にはまだ残っている。
「あの落下」からマカを庇ったソウルもかなりの打撲を受けたが、生身で戦う職人の方がやはり傷は深い。
何より一番多いのは、魔剣士クロナと戦ったときの傷だ。
(俺は支えてやることしかできなかった……クソッ、またかよ)
そして今も、マカは率先して『日常』を取り戻すために動いている。
あの狂気の渦から。
456ソウル×マカ 2:2008/09/18(木) 00:07:16 ID:xElr4fyf
「マカ」
すぐ後ろから聞こえたパートナーの声に驚いて、マカは返事の代わりに小さく声を上げた。
ソファに座っているとばかり思っていたのだが。
「もォー、びっくりさせないでよ。で、何か決めた?」
「いや、ピンとこねぇ……ていうか慣れないことしてんなよ」
マカの結んだ髪の片方が引っ張られる。普段のソウルはあまりしない、子どもじみた仕草だった。
「ご褒美なんていらねェだろ。俺たちは武器と職人、パートナーだ」
「……せっかく気使ってるのに。ソウルの馬鹿」
マカは大げさにため息をついた。
あんた全然わかってないんだから、だのと悪態をつくと、ソウルがそれに答えて応えてみせる。
日常のやり取りをまた一つ取り戻していた。
「悪ィな。いたわるのは俺の方なのに。……皿洗い、代わろうか」
「いい。もう流すだけだし」
「そうかい」
後ろから伸びてきていたソウルの腕が、マカの体に回される。
マカの左肩が暖かくなり、ソウルの息づかいが耳に近くなった。
「マカ」
「洗い物してるんだけど」
「マカ」
「安静にしてろって言われてるんですけど……んっ」
こんな日に限ってマカの服はブラウスとスカートだった。片手でボタンを外されて、露になった肩に口づけされる。
忍び込んできた手が服の隙間を探り当てて小さな膨らみに触れた。
下着にねじ込まれた固い指が先端に触れると、マカの体はすぐに反応してしまう。
「あっ……ね、ねえ、ブレアは?」
「風呂行ったよ……」
「いつ出てくるか、んぅ、わかんない……じゃん」
ソウルはマカの言葉を聞かずに手を動かしている。
その視界の白い背中にまた痣が見えて、今度はそこを舐めあげた。マカがびくりと震える。
「っ……」
「痛むのか」
「びっくりしただけだよ……ソウルは背中、っあああ!」
マカの手を離れたコップがシンクを転がっていく。強く抓みあげられた突起がずくずく痛い。
荒い息に呻きを混ぜながら、マカは背をのけぞらせる。
「やだぁ……ソウル、痛いよ……っくうっ」
「他は? どっか痛ェかよ」
そう言いながら、ソウルは空いた方の手を滑らせていく。腰骨を掴むように撫でると、マカが鈍い刺激に身をよじった。
胸の痛みが次第に優しい愛撫へと戻ると、マカの呼吸が涙混じりの甘い声に変わる。
「ふああっ、あっ、ソウ……ル」
「痛くはなさそうだな?」
「バカっ。ってちょっと、こらぁ」
やりとりの間に、ソウルの手はマカのスカートの中に侵入していた。
じっとりと暖かい太股を辿って、下着の上から付け根に触れる。そこもすでにぬるく湿っていた。
「何だよ」
「こんなとこで、これ以上……ひぁ、あんっ」
抗議の声は途中で嬌声に変わった。
二本の指が下着越しに中心に押し込まれ、親指がその上のクリトリスを押しつぶしてぐりぐりと動く。
一番弱いところを責められてマカは一際大きな声であえいだ。
「ああっ、ぅあ、ソウル……ソウル、だめぇっ! ひあぁ」
「お前、本当弱いのな……」
「も……やぁ、なんでわ、たし、っふぁあ! ばっか、り……あぅう」
ぐちゅぐちゅと音が漏れるほどに濡れた下着はもはや用をなしていなかったが、それでもかろうじて敏感な部分を保護していた。
ソウルはその端を探り当て、指でずらす。ぬらつくひだから熱い液体が指を伝ってこぼれていった。
そこをゆっくりと前後に辿りながら、崩れ落ちそうなマカの体を支えてやる。
「先を譲ってやるよ」
「エ……? ……ぁ、あ、ああ!! や、いやぁ! きちゃう……っ!」
ソウルの指がひだを押し広げ、膨れたクリトリスを強くこすりあげる。
今度は前かがみに体を縮めるマカの白い肩がまた目に入る。今つけた赤い跡に混じって痣がある。
「っああああああ――――ッ!!」
マカが絶頂を迎えたのと、ソウルがその肩に噛み付いたのは、同時だった。
457ソウル×マカ 3:2008/09/18(木) 00:08:00 ID:xElr4fyf
「……悪ィ」
「んっ? 別に、気にしてないよ」
流しの水で行為の余韻を冷ました後、マカはしばらく迷ってから、服のボタンをまたきちんと留めた。
ブレアはまだ風呂から出てこない。
「いや、その、噛んだ……じゃねェーか」
「だから気にしてないってば。いつものことじゃん♪」
「え!?」
「たまに噛むけど……気付いてなかったの?」
「いや、え? マジかよ……」
ソウルは驚いた表情からすぐ眉間にしわを寄せた。
自分の中の狂気の影響。ありうることかもしれない、そう考えている。
黒い部屋に逃げ込んだつもりでいたが、自分がそう感じているだけではないだろうか。こうして思わぬ瞬間に顕現する。
それこそ本物の――狂気だ。
「ソウル?」
「……あァ」
いつの間にか伏せていた顔を覗き込まれて、ソウルははっと我に返った。
最初心配そうにしていたマカも、笑ってみせる。気遣っている。
「大丈夫、大丈夫。別に痛くないし、気持ちイ……くはないけど」
「え?」
「なーいーけーど」
「え?」
「うっさい!」
素手によるマカチョップがソウルの肩に叩き込まれた。
トン、と軽い音を立てる。
「気にすんな♪」
「……おう」
優しい、強い魂だ。魂を感知する能力がなくても、マカのことならよくわかる。
このパートナーを守りたい。
黒い部屋がまた広がるだろう。力を求めるのは狂気だ。死をいとわないのは狂気だ。
だが目の前の人間を守りたい気持ちに、そんな名前はつかないはず、だ。
マカならそう考えるだろう。
だから、ソウルも信じることにした。優しく強い、守るべき魂を。
458ソウル×マカ 4というか長いオマケ:2008/09/18(木) 00:09:32 ID:xElr4fyf
「それにしても少ないご褒美だよな……」
「な、なんの話?」
「コレ」
ソウルの手がマカの胸にのせられた。
ぺたん、と情けない音が出そうなほど残念な胸だ。
「……そんなつもりだったんだ……」
「……マカ? あー、いや、冗談――ぐはぁ! ごふ!」
本物のマカチョップが力強く叩き込まれた。ついでにアッパー形式のオマケつき。
地に沈むソウルを踏んづけて、マカは足早に自分の部屋へ向かう。
「サイッテー!! ソウルのバカ! パパみたい!!」
「な!? 最後の取り消せお前!」
「んべー」
あかんべえで見送って、ドアが激しく閉められる。あごをさすりながら、ソウルはなんとか立ち上がった。
「クソッ、クールじゃねえな……」
「あれぇ、さっきのマカ? ソウル君、ケンカしちゃったのォ?」
「いや……お前は隠せよ!!」
入れ違いにリビングに戻ってきたのはブレアだった。
ナイスバディを惜しげもなく晒しながら、体をくねらせる。
「や〜ん、だってブレア、着替え持ってかなかったんだもん」
「ソコは魔法使えって……あ、そうだ。今日は俺の部屋で寝ろよ」
「え? もっちろんいいよ。ソウル君なら一晩中ご奉仕してア・ゲ・ル」
「だあああ違ェーよ!」
「じゃ、先にベッドで待ってるね。全裸で♪」
「……好きにしろよ……」
うきうきと(服は着ずに)寝室に入っていったブレアを見送ると、ソウルはリビングの電気を消した。
そして寝室へ向かう――ただし自分のものではなく、その隣の。
ソウルにはソウルのご褒美が待っているのだ。


住人が姿を消し、ようやく静まったリビングに、もう一度ドアの開く音がする。
「ニャーんだ、そゆことかぁ。つまんニャいの」
姿を現した黒猫は、帽子をゆらゆら、隣室の空気を探っているようだ。
「あーぁ、ブレアもご褒美ほしいニャ〜。そだ! 明日はマカにおいしい魚料理作ってもらおっと」
くふっと笑って、魔女猫は再びソウルの部屋に消えた。
459名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:17:04 ID:xElr4fyf
以上です、ありがとうございました!

>>440のご褒美に刺激を受けたんだが(色んな意味で)少ないご褒美でごめん
ソウマカ早く結婚しねえかなあ! 少年少女で同居ってだけで萌えて萌えて仕方がないが
460名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 00:20:46 ID:Dx/f/emL
>>455
リアルタイムで乙でした!
こなれてる感いいなあ。GJ!
461名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 01:52:50 ID:FwAueFBg
オマケまで可愛らしい♪
カワイイお話ありがとう
462名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 01:53:05 ID:MXvFOuLC
GJGJGJ!!(*´Д`)。*°
激しく萌だえました!ソウマカ美味すぎ!!

初めてでも犯リなれてても、マカ可愛いよマカ・・・
463名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 04:43:11 ID:MuXlrlyV
GJGJ!!
貧乳を気にしてるマカに萌えた。萌えすぎた。

ソウマカは甘ければ甘い程いいよー
464椿×☆:2008/09/18(木) 13:02:18 ID:lOMv1BY5
死武専卒業生であり、天才科学者である最強の職人、フランケン=シュタインとの戦いは、「ドッキリ」
という滑稽な形で幕を閉じ、職人、武器ら4人は変な脱力感に襲われていた。
中でも一番ダメージが大きかったのはマカだ。
優等生で、頑張り屋で、負けず嫌いな彼女にとって、「ドッキリ」と言う物に引っかかったという事実は、かなりの
ショックを精神に与えた。
「そんな・・・・このあたしがドッキリに引っかかるなんて・・・・・、自分が許せない・・・・」
「マカ、もう遅いから帰るぞ、早くしろ」
心配するソウルを他所に、マカはうなだれていた。
ソウルが手を焼き、頭を掻き毟ってると、少年と女の言い争いが聞こえた。
その方向に目を向けると、シュタインの攻撃を受けて倒れていたブラック★スターが踏ん張って
立とうとしていて、それを椿が静止させようと説得していた。
「ブラック★スター、痛いんだったら無理しなくても良いのよ、私がおぶって
あげるから・・・」
「バッキャロー、ビッグなこの俺様がこのくらいの痛みでへこたれてたまるかってんだ!」
「でも・・・・」
必死で立とうとするブラック★スターの表情は、誰がどう見ても痛そうだった。
「マカ、ちょっと来い」
「え?」
見かねたソウルはマカの手を引き、膝を突く親友の下へと歩み寄った。
「ソウル・・・・」
「ブラック★スター、その体じゃまともに動くのは難しいかも知れねえから、黙って
椿に運んで貰えよ」
「そうよ、椿ちゃんだって心配してるじゃないの、無理しないほうがいいわよ」
「へっ、こんな蚊に刺されたくらいの痛みで立てないんじゃ、神を超えられねえr?!!!!!!」
喋ってる途中で突然鈍い音と共に脳天に激痛が走ったと思うと、ブラック★スターの視界は途絶えた。
465椿×☆:2008/09/18(木) 13:12:29 ID:lOMv1BY5
ブラック★スターは頭頂部から煙を上げながら仰向けに倒れこんだ。
同じくマカの手に握られている本からは、同様の煙が立ち込めていた。そう、マカは椿の
言うことを聞かないブラック★スターに、『マカチョップ』を喰らわせていた。
「マカちゃん、それはちょっとやりすぎじゃ・・・・」
怪我人のパートナーを気絶させられた椿はオロオロしている。
「大丈夫よ、こいつはこうでもしないと言う事聞かないでしょ。」
「でも・・・・」
「マカ、そろそろ行くぞ」
「わかった、今行くから、じゃあ椿ちゃん、また明日ね」
「え、ええ・・・・」
椿は苦笑いしながら2人を見送ると、仰向けに寝ているブラック★スターを抱き起こし、白目を
向くブラック★スターの額を軽く撫でた
「もう、無茶ばっかりするんだから・・・・・」
466椿×☆:2008/09/18(木) 15:05:47 ID:lOMv1BY5
「ん・・・・、んん・・・・」
ブラック★スターが目を覚ますと、そこには光を放つ丸型蛍光灯と、自分を
心配するパートナーの笑顔だった。
「ブラック★スター!」
椿は喜びの余り、声のボリュームを上げてしまったため、ブラック★スターは再度
気絶しかけた。
「つ、椿、声がでけえぞ!」
「あ、ごめんね、でも、でも・・・・本当に良かった・・・・」
「おいおい、今まで俺が気絶してたのはマカのせいだろ?」
「うん、知ってる。でも・・・・・、なんだかブラック★スター、このまま目が覚めないような
気がしたから・・・・」
椿は目に涙を溜めながらも、精一杯の笑顔を見せていた。
「そうか・・・・心配かけて悪かったな、椿」
負けじとブラック★スターも屈託の無い笑顔を椿に送る。その笑顔を見た椿は、ブラック★スターの
頬に顔を摺り寄せた。
「おい椿、止めろよ、小っ恥ずかしいだろ」
ブラック★スターは嬉しい反面、照れくさくなり椿に離れるように言ったが、椿は止めようとしなかった。
「お願いブラック★スター、ほんの少しで良いから、こうさせて・・・・」
その椿の姿を見たブラック★スターは、記憶にある筈が無い母親の姿を椿に重ねてしまい、そのまま椿に
抱かれていた。


467椿×☆:2008/09/18(木) 16:10:28 ID:lOMv1BY5
「そういや椿」
「どうしたの?」
「俺、何時の間に着替えたんだ?」
ブラック★スターは自分の服が寝巻きに変わったことに気付いたようだ。
「あ、それ私が変えてあげたの、体も洗ってあげたし、傷の手当もしたわ」
「そっか・・・・何だか悪いな」
ブラック★スターが苦笑すると、椿は額同士をくっつけて言った。
「何言ってるのよ、あなたは怪我人なんだから、甘えてもいいのよ。」
そう言う椿の額は、とても温かだった。
「それより俺、のど渇いたんだけど」
「そう、じゃあお水持ってくるわね。」
「いや、俺が行くから」
「え、ちょっと、駄目・・・・」
椿の静止を聞かずブラック★スターは立ち上がろうとしたそのとき!
「あ”だだだだだだだだだ・・・・いでええええええええええええええええっ!」
ブラック★スターは体に激痛が走り、布団に倒れこんだ。
「だから言ったのに・・・・・」



468名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 20:38:02 ID:tKu+xuyU
ん?終わり?
469椿×☆作者:2008/09/18(木) 21:10:55 ID:CjaMv/uo
いえ、続きます
470名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 21:18:37 ID:RuHoCbj7
悪いことぁ言わない
書き溜める&コピペ投下の技をぜひ会得するんだ!!
471名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 22:59:06 ID:Kyc9fo2d
椿×☆続き待ってる
フリエルの続きもこねーかな
472名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:56:43 ID:7T5DL5y0
★って文にすると目立つんだね
とにもかくにも続き待ってます
473名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 21:37:58 ID:v4z7a35c
マリー先生って意外といい乳してる
474名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:28:04 ID:BmvkrsFc
「椿…一体どうなってんだ?これ」
「実はあの後シュタイン博士に見てもらったの。手加減したから命に別状は無いけど、一晩中体か痛み続けるから、最低でも一晩は休まなきゃいけないって」
椿は痛みに震えるブラック★スターの体を擦りながら説明した。
「へっ、あのヤブ医者、俺様相手に手加減なんて、馬鹿じゃねえのか?」
「ブラック★スター、あれはあくまで補習なんだから手加減はするわよ」
宥めるように椿は言う。
「ま、とにかく俺は喉が渇いたから、椿、水持って来てくれ」
「はい」椿は笑顔で答えると、台所へと足を運んだ。
475名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:36:45 ID:BmvkrsFc
少しすると、椿が水の入ったコップを梵に乗せて来た。
ブラック★スターはコップへ手を伸ばそうとするが、痛みのため腕が思うように動かなかった。それを見た椿はブラック★スターの上半身をそっと起こした。
「無理しなくてもいいのよ、私が飲ませてあげるから」
ブラック★スターの背を支え、コップを口に近づける。するとブラック★スターは、梵の上に錠剤が二つあることに気付いた。
「椿、なんだこれ?」
476名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:46:57 ID:BmvkrsFc
「あ、それシュタイン博士に貰ったの、痛み止と、もしもの時に備えてだって」
「げ、あのヤブ医者の薬かよ、毒でも入ってるんじゃねえのか?」
それを聞いた椿はクスッと笑った。
「言うと思ったわ、でも飲まなきゃ駄目よ、元気になれないから」
「ちっ、分かったよ」
ブラック★スターは椿に自身の鼻を摘まむように命じ、二錠の薬を飲ませて貰った。
「これでよし、と。他にも何か頼み事があったら何でも言ってね」
椿はブラック★スターの頭を撫でながら言った。
477名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 17:02:50 ID:zmjw/2T6
全裸で待ってる俺に誰か毛布を
478名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 17:58:17 ID:b6jbBZ+D
つ不毛
479名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 18:35:32 ID:WjJ4wQ8S
>>478
コラwww
480名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 20:04:03 ID:8cmi8Wx6
ちょっと異色だけど…
ジャクリーン×キム
キッド×クロナ
エルカ×ミズネ
スピリット×仔メデュ

とか読みたい
481名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 21:28:19 ID:S6qWgHiY
ジャクリーン×キムは百合的には王道だと思うけどな。
キッド×クロナはキッドがクロナのアシンメトリーっぷりに発狂して云々みたいな感じかw
482名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 23:54:59 ID:xQ+5trg8
少し気になったんだが、最近原作出番ないせいか博士少ないな。
マッドサイエンティストなんて、こんな汎用性の高い属性もってるのにと
思ったんだが…
アニメ5話はエロかった。


ジャクリーン×キムの百合に一票。
483名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 00:03:36 ID:PFQqxiYM
シュタイン×メデューサ読みたいな・・・
484名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 00:40:01 ID:jINi7xNG
死人×ナイグス書こうと思ったんだが
ゾンビのアレはどうなってるんだ…(´・ω・`)
485名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 03:23:29 ID:lU04lzSG
ブレアは?
486名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 05:27:57 ID:3OITEAlX
ジャクリーン×キムはありありだろ
キッド×クロナもスピリット×仔メデュも
俺もどれも見てみたい

しかし エルカ×ミズネ ってどういう状況?
もちろん5身合体のほうだよな?
487椿×☆:2008/09/22(月) 11:15:56 ID:IBiSZUtJ
「じゃあよ・・・・、椿、カリスマジャスティスの3巻持ってきてくれ」
「分かった、待っててね」
椿は近くにある本棚からブラック★スターの愛読している漫画を取り出し、ブラック★
スターに渡した。
漫画本を開くなりブラック★スターは大笑いした。が、直後に前身が引きつり、漫画本が手から落ちた。
「ブラック★スター、どうしたの!?」
「い・・・・いってぇ・・・・・腹が・・・痛え・・・・」
ブラック★スターは爆笑したことにより、戦いのダメージが腹筋に響いたようだ。心配そうに椿が下腹部を
摩る。
「大丈夫?、やっぱり安静にしてないとダメね」
「ちっ、動けねえ、漫画も読めねえ、これじゃ退屈すぎて死にそうだぜ」
ブラック★スターが捨て台詞を聞いたその瞬間、椿の顔が曇った。
「どうして、そんな事簡単に言うの・・・・?」
488椿×☆:2008/09/22(月) 11:59:17 ID:IBiSZUtJ
「は?、椿、お前何言って・・・・?!」
ブラック★スターが椿の顔を覗き込んだ瞬間、言い様の無い恐怖をブラック★スター
は感じた。椿のその表情には、怒りと悲しみが同居していた。
「死にそうだなんて、どうしてそんな事が簡単に言えるの・・・・・?」
椿は光の無い目で淡々と問い質す。それがブラック★スターにはかなりの恐怖だった。
「あ・・・・、いや、なんつーんだ?、ほら、そんだけ退屈」
「やめて!!!!!!!!!!!!!!」
いきなり叫んだ椿にブラック★スターは驚く。
「ブラック★スター、貴方が先生に倒された時、私、凄く怖かったの、もう二度と、このまま目覚めない
とも思ったわ、でも・・・・貴方が起きた時、凄く嬉しかった・・・・、だから、死ぬとか、そう言う事は
簡単に言わないで・・・・・」
椿は震える声でブラック★スターに、自らの気持ちを伝えた。
489椿×☆:2008/09/22(月) 12:37:29 ID:IBiSZUtJ
「椿・・・・・・」
今にも泣きそうな椿を見たブラック★スターは、咄嗟に椿を抱きしめた。
「ブラック★スター!?」
「椿、さっきはあんな事言って悪かった、俺、自分の事しか考えてなくて・・・、その・・・・独りで
粋がっちまって・・・・」
必死で謝るブラック★スターの背中を、椿は軽く叩きながら宥める。
「もういいよ、分かって貰えて嬉しいわ・・・・、それよりブラック★スター、起き上がって大丈夫なの?」
ブラック★スターは椿を抱きしめる際に、咄嗟に起き上がっていた。
「心配すんな、痛み止めが効いて来たから、何ともねえぜ」
ブラック★スターは白い歯を見せて笑顔を椿に送る。だが椿にはその笑顔から、痛みを
必死で我慢している様子が伺えた。そんなブラック★スターに椿は言う。
「もう・・・・、私に出来ることなら何でもするから、お願いだからゆっくり休んで」
ブラック★スターの胸に回された椿の腕に力が入る。
「わかった、じゃあ・・・・・、俺にキスしろ!」
命令口調でキスをせがまれた椿は一瞬、顔を赤らめたが、直ぐに迷う事無くブラック★スターの
唇を奪った。
490椿×☆:2008/09/22(月) 13:14:24 ID:IBiSZUtJ
「ん・・・、んんんっ・・・・」
椿の舌がブラック★スターの唇を割り、口内に勢い良く進入し、舌同士を
絡めようと動いた。それに答えるようにブラック★スターも自身の舌を椿の口内に
送る。粘液質の音が耳に響いた。キスをする中で、ブラック★スターは異変に気付いていた。
(今日の椿、凄い食いつきっぷりだな・・・)
今回の椿のキスの仕方は、その清楚で可憐な容姿からは想像も出来ないような物だった。
分かりやすく例えるなら、『二度と離したくない』という思いが感じとられる。
やっと唇同士が離れ、2人の間に銀色に光る液体が糸を引く。
「椿・・・・・・、今日のお前、何だか凄いぜ・・・・」
「そうかしら・・・・?、貴方の事が大好きだから、こうなっちゃうのかも」
頬を紅く染めた椿が艶かしく優しい表情で答える。それはブラック★スターの物を起たせるのに十分だった。
その起った物を椿が優しく布ごしに撫でると、ブラック★スターの顔が赤くなった。
「ほら、こんなになってるわ・・・・」ブラック★スターの股間を弄る椿は、物欲しそうな
表情をしていた。


491椿×☆:2008/09/22(月) 14:26:37 ID:IBiSZUtJ
「椿・・・、お前の好きな様にしてもいいんだぜ」
ニヒルな笑みを浮かべながらブラック★スターは言う。
「でもブラック★スター、体の方はいいの?」
「心配すんなって、俺が横になるから」
そう言ったブラック★スターは仰向けになった。椿は寝巻きの腰の紐を丁寧に解く。トランクスを脱がすと、小柄な体躯に
似合わない大きさの物がいきり立っていた。
「舐めろ、椿」「はい」
椿は素直にブラック★スターの物を口に含み、舌を絡ませた。
「ううっ、うぁ・・・、椿、すげえ・・・」
いつもと違う強烈な快感にブラック★スターはのけぞった。その快楽におぼれるブラック★スターの
表情を椿が優しく見つめる。
「嬉しい・・・、ブラック★スターが感じてくれるのが一番私も気持ちいいよ」
愛おしそうに肉柱を頬張る椿にブラック★スターがさらなる命令を下す。
「椿、お前の胸、触らせろ」「はい」
命令を受けた椿は、上着を脱ぐ。形の良い豊満な乳房がゆさっと揺れて顔を出した。

492名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 08:19:28 ID:woUwglB8
>>484腐ってる
493名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 10:37:38 ID:eSYkIinL
死人×ナイグスも良いな。腐ってるけど。

シュタインと幻覚メデューサの会話見てると
狂気シュタイン×クロナも有りかと思ったけど、
すげぇ鬼畜な展開というか下手したら猟奇になりそうだから却下かな・・・。
494名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 13:20:34 ID:5W8aFuXm
正直クロナは和姦よりも拘束されたり監禁されたり、無理やり感のあるシチュの方が萌える
シュタインにエロ実験されるクロナ見たい
その陰でニヤニヤゾクゾクするドSメデューサ様ハァハァ
495名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 18:55:50 ID:WyNY5r3q
シュタインとクロナか…
ラグナロクが黙ってみてるとも思えんが
496484:2008/09/24(水) 00:26:26 ID:q7sYO2jn
やっぱ腐ってるかw



某マンキンでハマってた組み合わせは白竜×潤だったが
別に死姦好きとかではない
497名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 00:52:39 ID:ioOLOkXr
生き死になんぞ関係ねえ。肝心なのは魂だ!
498名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 07:27:58 ID:R3rcJDXh
>>4953P
499椿×☆:2008/09/24(水) 14:05:15 ID:OBuENdYi
ブラック★スターはその色白で大福のような乳房に右手を伸ばそうとする。が、その度に
痛みが走り、顔は歪む。それを見るのは椿にとっては辛かった。見かねた椿は、ブラック★
スターの右手首を握り、敷布団の上にそっと置いた。
「ブラック★スター、痛いんだったら、無理しなくていいのよ」
「何言ってやがんだ、俺は椿の胸が触りてえんだ、手を離せ」
しかし椿はその手を離そうとはしなかった。むしろ、ブラック★スターの右手を押さえつける手には、少し
ばかり力がはいった。
「椿・・・・」
「ねえブラック★スター、そんなに私の胸、触りたい?」
「当たり前だ、分かったら手ぇ離せ」
聞かん坊のブラックスターを見て、椿はため息を吐いた。このまま力で抑えつけても何の解決にも
ならない、そう判断した椿は右手で肉柱を握り、ブラック★スターの右手首を掴んだまま左腕を上に向け、自身の
胸をブラック★スターの顔に近づけた。
「これならいいでしょ、後はブラック★スターの好きにしていいよ・・・」
ブラック★スターにとってこの姿勢は意表を突いた物だったが、『悪くはない』と思った。
「椿・・・・・・、これなら文句ないぜ」
「ふふ・・・、良かった」
ブラック★スターの右手首を押さえていた椿の左腕は、何時しか互いの指を絡め合っていた。
500椿×☆:2008/09/24(水) 15:37:47 ID:OBuENdYi
目の前で揺れる豊かな膨らみの先端にある桃色の乳首を、ブラック★スターは右の方を
口に含む。
「んっ・・・はあ・・・・・」
乳首を少し舐められただけで、椿は思いのほか感じてしまった。
ちゅうちゅうと乳首を吸われる音が、椿にとっては心地よかった。
「あっ、あ・・・んあっ・・・いい、いいの・・・、乳首、もっと舐めて・・・」
その欲求を聴いたブラック★スターは、乳首だけでなく、乳輪ごと口に含んで吸う。
「はあぁっ、あっ、あん、おっぱい、気持ち良すぎるうぅぅ・・・」
快感が電流の用に椿の身体を走る。それと同時に、ブラック★スターの物をしごく早さも
増していった。そんな中、椿はふとブラック★スターの顔を覗き込んだ。
(可愛い・・・・・)
無心で乳房にしゃぶりつくブラック★スターは普段のお調子者の姿からは想像もつかないほど、無邪気で、可愛らしい
物だった。
「んんっ、あっあぁぁぁ・・」そう思ったとたんに、さっきより強い快感が身体を通り貫ける。
「ぶ、ブラック★スター、今何かした?」
「いや、俺は乳首吸ってただけだぞ」
「そう・・・・」
やはりさっきの『可愛い』と思った事が、快楽を増幅させていたようだ。
「それより椿、俺もう・・・・」
「いいよ、イっても、気持ちよくなって」
間もなくブラック★スターは、乳首を吸いながらも椿に肉棒を握られたまま果てた。そこから出た白濁液が、椿の
色白で美しい手を白く汚す。
501椿×☆:2008/09/24(水) 16:00:22 ID:OBuENdYi
「はあ・・・・はあ・・・・」
乳首から口を離したブラック★スターは、浅い呼吸を繰り返していた。
「見て、ブラック★スター・・・」
椿は先ほどまで肉棒を握っていた手をブラック★スターの目へと向けた。ブラック★スターの目に
映ったのは、自身の体液にまみれた美しい手だった。
「すげえ・・・・、俺、こんなに感じてたのか・・・・」
「私もよ・・・・・、凄く、気持ちよかったわ・・・・」
椿はブラック★スターの右手から手を離し、ハンカチで右手にべっとりと付着した精液を拭った。
「なあ椿」
「ん?、どうしたの?」
次の瞬間、ブラック★スターの口から衝撃的(?)な言葉が飛び出した。
「お前、俺の手でオナニーしろ」
502名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 21:14:48 ID:VWSv0Q0x
>>498
3P=(シュタイン+ラグナロク)×クロナ だな。
クロナの体が持たないのでこの式は成立しません!
503名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 21:26:31 ID:qcdJNKbt
クロナの体がもたなくなっちゃうほどな物が見たいです先生
504名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 22:09:00 ID:0FiOlxqG
シュタイン博士と博士のなんか便利な薬とかで一時的に元の大きさを取り戻したラグナロクに
エロサンドイッチされてひゃんひゃん言わされるクロナたん見たい
「うじゅ…そんないっぺんに入んないよぉ」
505名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 04:03:22 ID:kx0RiS6y
スピリット×仔メデュはぜひ見たい
なんなら死神様でも
506名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 05:14:49 ID:Imf6Vhpd
>>501いい加減空気読めよ
長ったらしい+完成してからまとめて投下しろ
これだけ長い期間投下してるのにまったくGJもらえない訳がまだわからんか
507名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 07:10:44 ID:fuVCKBUM
>>506
言い方はあれだが、正論ではあるな。まとめて投下する方がこっちも見やすいし、職人もキチンと見直し出来るし
508椿×☆作者より:2008/09/25(木) 11:17:21 ID:Xes4fVt3
この度は、読者の皆様に不愉快な思いをさせて大変申し訳ありませんでした。
私自身、己の技術の無さを悔やんでおります。時間がかかるとは思いますが、小説は
必ず完結させます。心より御詫びを申し上げます。
509椿×☆:2008/09/25(木) 13:20:44 ID:Xes4fVt3
その命令に、椿は戸惑いを隠せなかった。何せ、人の手で自慰行為など、予想も
出来なかったからだ。椿は顔を真っ赤にし、額からは一筋の冷や汗が流れた。
「どうした椿、嫌なのか?」
そんな椿の顔を見たブラック★スターが聞く。
「あ、その、嫌じゃないけど・・・・、でも・・・・・人の手でオナニーだなんて、びっくりして・・・・」
答えが出せずにおろおろする椿を見て、ブラック★スターはため息を一つ吐く。そして、諭すように椿に語りかけた。
「椿、焦らなくてもいいんだぜ、変な命令した俺だって悪いんだし、だからお前は、お前のペースで答えを出せばいい、それまで俺は、
ずっと待ってやるからよ!」
その言葉を聞いたとたん、椿は胸の中のつっかえが取れたような気がし、さっきまでの迷いが嘘のように感じた。
焦らなくてもいい、私は私のペースでいい、椿はブラック★スターの、不器用だが暖かい優しさに包まれたような気持ちになった。
そして、椿はすくっと立ち上がると、下半身を覆っている衣服をブラック★スターの見ている中で徐に脱ぎ始めた。
そして全裸になった椿は股を開いた状態で膝立ちし、ブラック★スターの右手を恥部へと誘い込んだ。
「あっ・・・・・」指が表面に触れ、甘い声が吐息と共に漏れる。ブラック★スターの指先には、外気によって
冷やされた愛液の感触が伝わった。
510椿×☆:2008/09/25(木) 14:57:01 ID:Xes4fVt3
そのひんやりとした感触もつかの間、指先は熱いものに包まれた。
最初はゆっくりブラック★スターの手を掴んで動かしていた椿だったが、その速度は
徐々に、確実に速さを増していた。その表情は、最初の戸惑いが嘘のように悦楽に浸っていた。
「椿、嫌がってた割にはすげえ気持ちよさそうじゃねえかよ」ブラック★スターが意地悪そうにからかう。
「あっ、い、嫌がってなかった・・・はあっ、わよ・・・、ただ、あっ、んあっ、ちょっとびっくりした・・・、だけで・・・」
「ふーん・・・・」ブラック★スターは明らかに悪巧みを持った笑みを浮かべると、膣内に入ってる人差し指を曲げて内壁を刺激した。
「ひゃううん!!!!!!」その刺激で椿は飛び上がりそうなほど身体を反らせ、大きな
喘ぎ声を出してしまった。
「おおっと、感じやすい所触っちまったかな?」
「ぶ、ブラック★スター、からかわないで、あんっ、イっちゃうから、やめて・・・」
そう言われたブラック★スターだが、やめる気はさらさら無かった。むしろ、椿の
感じている顔を見るのがブラック★スターは、更に椿の感じやすい場所を指でなぞった。
「ひゃあぁぁぁっ、あぁんっ、あっ、やっ、やあん、だめえっ、ブラック★スターイっちゃうだめぇ・・・・」
果てたいのに必死に抵抗する椿だったが、右手を掴んでいる椿の両手は止まる事を知らないくらいに動いていた。そんな椿を
見ていたブラック★スターは椿の果てる顔が見たくなり、膣内に中指を挿れた。
「あっ、あああああっ、いいっ、すごい、すごいいいのぉっ、あん、あっだめっ、イっちゃう、イっちゃうの、イク、イクッああああぁぁ・・・・」
ブラック★スターの執拗な攻めに耐え切れず、ついに椿は瞳から一滴の涙を流して果て、ブラック★スターに覆い被さった。
「椿・・・・」荒い息を続ける椿の顔を、ブラック★スターは自らの方へ向け、その日本人女性らしい薄い唇にキスした。それに
応えるように、椿もブラック★スターの口内に自らの舌を挿れ、互いに舌を絡めあった。


511椿×☆:2008/09/25(木) 17:14:03 ID:Xes4fVt3
「む・・・んっ・・・・んあ・・・」
ピチャピチャという音が、2人だけの空間に響く。唇同士が離れると、椿は
ブラック★スターの口の周りにこぼれた唾液を丁寧に舐め取り、浅黒い肌の顔に
頬ずりする。
「椿、気持ちよかっただろ、お前の声、いつもより凄かったしな」
「うん、ブラック★スターの手でするのが、こんなに気持ちいいだなんて、思ってもみなかったわ・・・」
さっきと変わらず椿の顔は紅潮していたが、その瞳は慈愛(やさしさ)に満ちていた。
「ブラック★スター、今度は私が貴方を気持ちよくさせるわ、もっと、もっと・・・」
椿の吸い込まれそうな優しい黒瞳に見つめられ、ブラック★スターは椿の耳元で囁いた。
「じゃあ・・・・椿、お前に挿れたい」
「そう・・・でも大丈夫?」
「大丈夫って・・・何のことだよ?」
「ブラック★スター、動くとき凄く痛そうだったから・・・」
「心配すんなって、薬が効いてきたから」
「分かった・・・・、じゃあ、そのまま寝ていて」
椿はそう言うとブラック★スターの頬にキスし、身体を起こす。そしてブラック★スターの下半身に跨り、自身の
恥部を左手で開き、右手でブラック★スターのモノを当てた。やはり最初は一瞬先端がひんやり
したが、直ぐに体温が伝わった。
「あっ・・・・」椿はブラック★スターの身を案じてゆっくりと挿入した。肉壁が愛液と
混じり合い、それが肉棒を温もりと共に包み込む。
「んっ、んあぁっ、椿、すげえ・・・、締まってる・・・・」
「気持ち・・・・、いい・・・かな・・・・?」
「ああ、いい・・・ぜ・・・何だ・・か・・、いつもと違う気がする・・・」
「そう・・・、じゃあ、動くね・・・」
512名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 17:14:47 ID:fuVCKBUM
>>508
あのさ、完結するしないの問題じゃなくてそうやって少しずつ投下されるのが迷惑ってわからない?
読者側の視点になって途中でブツブツ切れる話に集中出来ると思う?
それにSSの合間合間で会話とかしずらくなるし。
513名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 18:23:25 ID:ikarQGiU
怒られてる意味理解してないで謝っててワロタw
514名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 19:17:39 ID:16KZP78Z
ワードとかメモ帳とか文章制作のソフトがありますよね。
そこにまず話を全文完成させてください。
そして、40〜60行に区切ってコピーして投下する時に貼り付けしてください。 投下する時は間をおかず一気にしてください。
間違いがあったらすみません。
515名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 19:21:37 ID:kx0RiS6y
で、ロリメデュってかわいいじゃん
体は子供で頭脳が大人っていうのがまた良いよね
体力も子供のままならオイシイし。
516椿×☆:2008/09/25(木) 20:02:41 ID:1omMyS7Y
椿はブラック★スターのモノが入った下半身を前後に動かす。
「あっ、はあっ、あん、いいっ、すごく、熱い・・・・・」「んっ、んあっ、ああっ、つ、椿、いいぜ・・・・」
「本当に?・・・・あっ、はあ・・・・良かった、すごく・・・ああっ、嬉しい・・・・・・」
ブラック★スターを感じさせる為に腰を動かしてる椿だったが、当の本人は自分がより感じてるような気がしてならなかった。
517名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 20:11:51 ID:1omMyS7Y
椿が腰を動かす度に、二つの豊乳はリズミカルに揺れる。それを見ていたブラック★スターは、突然椿の腰を掴み、上下に大きく揺さぶった。
「ああっ、だめぇブラック★スター、私、ブラック★スターより先にイっちゃうよぉ・・・・・」
「いいじゃんかよ、先にイっても・・・、俺は構わねえぜ」
余りに強い快感に、椿は騎乗位を保てなくなり、ブラック★スターの顔の両脇に手を付いた。
518椿×☆:2008/09/25(木) 20:23:14 ID:1omMyS7Y
椿が四つん這いになったことにより、ブラック★スターの目の前にはゆさゆさと揺れる乳房が見えた。
椿が感じてる余所で、ブラック★スターも快感を楽しみながら、たぷんたぷんと弾む二つの大福を観察していた。
「ああっ、あん、あっいやあっだめぇっイっちゃう、もう、だめ・・・・」
つぎの瞬間、ブラック★スターの肉柱を包む内壁がきゅううぅっ、と締まり、椿の体がビクン、と痙攣した。
519椿×☆:2008/09/25(木) 20:33:49 ID:1omMyS7Y
顔の両脇に肘を付き、荒い息をする椿に、ブラック★スターは問い掛けた。
「椿・・・・、イった・・・、のか?」
「うん、そう・・・みたい・・・・はあ・・・すごい・・・・」
「そっか・・・・」桜色に染まった椿の右の頬をブラック★スターが撫でる。
「でもごめんね、私、ブラック★スターより先にイっちゃって・・・」
「気にすんなって、お前の感じてる顔も、俺は好きだしな」
ブラック★スターは屈託の無い笑顔で言った。
520名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 20:45:19 ID:1omMyS7Y
「そう、それならいいけど・・・・」
だがそう言う椿の表情は、何処か切ない感じだった。それを知ってか知らずか、ブラック★スターは上半身を起こし始めた。
「ブラック★スター?」
「今度は俺の番だぜ、椿」
「でも・・・・体は大丈夫なの?」
「ああ、全然痛くねえぜ、薬が効いてるからよ」
そう言いながらブラック★スターは、椿の上に多い被さった。だが、体を支える両腕は震えている。
521名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 21:00:41 ID:1omMyS7Y
無理もない、痛み止めが効いてきたとは言え、シュタインとの戦いで消耗した体力まで回復した訳ではないからだ。当然長持ちする訳が無く、ブラック★スターは椿の胸に倒れ込んだ。
「もう・・・、無理しなくていいのに・・・」椿は水色の頭髪に覆われた頭を撫でながら言う。
「椿・・・、俺・・・」
「もう、何も言わなくていいよ・・・」椿はブラック★スターの瞳を見て、全てを悟った。
522椿×☆:2008/09/25(木) 21:18:05 ID:1omMyS7Y
そしてブラック★スターに口付けした後、自らの長い手足でブラック★スターの体を固定する。
「椿・・・」
「後は私に任せて、ブラック★スター」
椿はそう言うと、揺りかごの様に体を揺らし始めた。その勢いで、ブラック★スターの固いモノが出入りする。
「うっ、んあっ、椿・・・・これ・・・良過ぎる・・・」
「そう、あん、あっ、嬉しいわ・・・」
523椿×☆:2008/09/25(木) 21:30:09 ID:1omMyS7Y
「それにしても、うっ、椿、よく、うあっ・・・、こんなの、んんっ、思いついたな・・・」
「気持ち・・あんっ、いい・・・でしょ・・・、いっぱい、感じて・・・」
ブラック★スターを抱き締めながら、椿はなおも体を揺らし続けた。その度に、ブラック★スターの顔を挟む形の良い乳房が揺れ、頬を摩れる。そしてブラック★スターは両乳房を掴み、左の乳首を吸い出した。
524名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 22:09:31 ID:hIAg3HDp
…なんで悪化してるんだ
この作者大丈夫か…?
525名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 22:44:42 ID:ZccnxwV3
注意されていることを根本的に勘違いしてると思われる

完成してるんだよね?
いっそtxtファイルをどこかにUPしたらどうだろう?
ちゃんと読み直したい人にもまとめに補完してくれる人にも優しいし
526名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 23:18:30 ID:hXQNLF5I
>>508見る限り完成してないだろ・・・

>>516
続き物になってもそれはそれで楽しみにできるし、小ネタ系ならオチがないのも全然いいんだ。
でもな、これだけの期間に渡って話を考えながらちまちま投下するのは
何かを人に見てもらおうとする姿勢としてはあまりにもだらしがないと思うぞ。
ミュージシャン目指してる友達とカラオケに行って目の前で曲作り始められたら楽しいか?
そんなこと家でしろよ、マイクよこせよってなるだろ?
527名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 00:22:58 ID:DJ/Y1My3
来週はマカクロですよっと
貧乳×無乳最高
528名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 01:24:06 ID:3ObKdRq8
ものすごく基本的なことを分かってないという前提でいうが
とぎれとぎれにプチプチ書き込まれたら他の人とか投下しづらいじゃない?

早く書けとは誰もいってないのだよ。 
つまりは最後まで完成してからここに書き込んでね☆ ってことよ?

今のままじゃ、ここにいる人たち皆、あなたに対して
どう接していいか分からないよ……
529名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 02:34:40 ID:FZ7V6Sdm
>>528
投稿してくれるだけでもありがたいと思わないと
530名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 02:42:47 ID:t0w8+IfK
>>529
投稿側にもマナーというものがある
読み手も保管庫の人も他の書き手さんも迷惑することに繋がってるのに、
それを無視してまでも投下は求めないよ
531名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 03:15:54 ID:0TPFT6Tk
プチプチ投稿ってことは携帯かな?
携帯でも未送信メールに書き溜めてから後で分割投下もできるでよ

後は……ここまで少レス投下の連続だと結果的にスレの無駄遣いになるけど
一回の投下が終わったら一言挨拶くれるだけで、乙コールも雑談もしやすくなるよ

ほんと投下の仕方が悪いだけなのに、もったいない
532椿×☆:2008/09/26(金) 10:25:57 ID:lIbg5WWP
「あっいや・・ああっ、だめ・・ブラック★スター、またイっちゃう・・・」
椿は感じながらも、ブラック★スターの乳首攻めを拒否した。
「何でだよ、気持ちいいんだろ?」
椿の静止も聞かず、ブラック★スターは乳首を吸い続ける。
「き・・・気持ちいいけど・・また・・・イっちゃう・・・よぉ・・・」
強い快感に椿は身体をくねらせる。身体がだんだんと熱くなるのを2人は感じていた。
「やっ、あん、あっ・・・あああっ、だめぇっもうだめぇ・・・イッちゃう・・・」
「イけよ、イけばいいだろ、椿、感じろよ・・・・俺様の魂を・・・」
ブラック★スターのその言葉に椿はまたも欲情し、とうとう椿はイってしまった。ぐったりする
椿に、ブラック★スターが問う。
「どうだ椿・・、俺様の・・・神を超えるテクニックは・・・」
だがその言葉は椿には届いていなかった。椿は、感じすぎる自分が異端に感じていたのだ。
「・・・椿?、どうかしたのか?」
「ごめんね・・・・、ごめんね、ブラック★スター・・・」
「お、おい、どうしたんだよ椿、何謝ってんだよ」
椿は泣きそうな顔で理由を話す。
「ブラック★スター・・・、私・・、貴方を気持ちよくさせたいのに・・・、自分の方が
感じちゃって・・・、自分ばっかり感じてるような気がして・・・・、」
それを聞いたブラック★スターは一瞬、狐に抓まれたような顔をしたが、直ぐに大声で笑い出した。
「ブラック・・・★スター・・・?」
「ひゃっはははっ、椿、そんな事考えてたのか?」
「だ、だって・・・ブラック★スターは気持ちよくないの・・・?」
「馬鹿か?、お前みたいなイイ女とヤって、気持ちよくねえなんて、あるわけねえだろ、それによ・・・」
「それに・・・?」
「椿、お前は今、神を超える男、ブラック★スターとヤってるんだぜ、感じないほうが可笑しいってもんだろ」
椿はその言葉を聞いたとたん、ふっと安心した、端から聞けば馬鹿馬鹿しい発言だったが、椿にとっては、心地いい、ブラック★
スターという人らしさを表す言葉だった。
「そうね・・・、ブラック★スター、私、勘違いしてた・・・」
「わかりゃいいんだよ、椿、もっと俺で・・・俺を感じろよ!」
「・・・はい・・・」
2人は深い口付けを交わし、椿は再び身体を動かし始めた。
533椿×☆:2008/09/26(金) 11:36:54 ID:lIbg5WWP
身体を揺らすたびに、肉棒が恥部から出たり入ったりし、そこからは粘液が
飛び散り、甘い声がこだまする。
「あっああっ、あん、いいっいいよブラック★スター、すごく、いいのおぉぉ・・」
「ああ、俺も最高に気持ちいいぜ、やっぱ最高だぜ、椿は、何もかも・・・」
「んあっ、ブラック★スター、大好き・・・・大好き・・・」
感じる中で、椿は異変に気付いていた、ブラック★スターが腰を動かし始めていた。体力を
消耗しきっていたため、弱弱しい動きだったが、それでもブラック★スターは気力だけで腰を
動かしていた。
「ブラック★スター、いいの?、んっ、身体の方は・・・?」
「うっ、だ、大丈夫だ、椿、これで俺も、あうっ・・・、イける・・・ぜ・・・・」
「うん、いいよブラック★スター・・・・イって、私の中で・・・、いっぱい、イってえぇぇぇぇーーーーー!!!!!」
なおも腰を動かし続け、ブラック★スターは椿の豊かで暖かな胸に顔を埋め、それを椿が抱きしめる。
「ああっ、うぅっ、あっ、椿、イくぞ、そろそろ・・・」
「出して!、中に、私の中に・・・、いっぱい・・、ブラック★スターの・・・だしてえぇぇぇぇぇっ!!!!!」
その瞬間、椿の胎内に熱くどろっとした物が流れ込んだ。
(ああ・・・ブラック★スターの精液・・・・気持ちいい・・・・)
果てた直後の2人はぐったりしていたが、ブラック★スターが顔を起こし、椿の唇にキスし、耳元で囁く。
「椿・・・、感じただろ・・・、俺様の・・・魂を・・・」
「うん・・・、今までで・・・一番・・・・良かった・・かも・・・」
「そうか・・・、椿・・・・お前はやっぱり・・・最高の・・・女だ・・・」
体力も気力も消耗しきってしまい、ブラック★スターは息も絶え絶えだった。そんな
ブラック★スターの頭を撫で、椿が休むように宥める。
「もういいよブラック★スター・・・、ゆっくりして・・・」そう言われたブラック★スターは椿の
胸に顔を移した。ブラック★スターが谷間に埋もれながら呟く。
「・・・・椿・・・お前の胸・・・暖ったけえな・・・・」
「ブラック★スター・・・・、もっと・・・私に・・・、甘えて・・・」
水色の髪を撫でながら椿は言う、が、ブラック★スターからの返事は無い。そのすぐ後に大きな雑音が響いた。
そう、ブラック★スターはすっかり眠りに着いていた。大口をあけ、そこからは唾液が漏れていた。その
寝顔は、その年の少年らしい物だった。




534椿×☆:2008/09/26(金) 12:17:19 ID:lIbg5WWP
椿はブラック★スターを仰向けに寝かすと、脱ぎ散らかされた寝巻きを着て、その後、
ブラック★スターの口から垂れた唾液をハンカチで拭き取り、ゆっくりと衣服を着せた。
小柄だが、鍛え上げられたその肉体は鉛のように重い。それでも何とかブラック★スターに寝巻きを
着せると、椿はブラック★スターの浅黒く日に焼けた頬を擦る。
「ブラック★スター・・・、可愛い寝顔・・・・」
椿は自身の襟に手をかけ、谷間を露にすると、それをブラック★スターの顔に近づけるような
形で横になった。当の本人はそれを知ってか知らずか、その柔肌の膨らみに
顔を摺り寄せる。それを強く、優しく抱きしめ、耳元で囁いた。
「大好きよ、ブラック★スター・・・」胸に温もりを抱きながら、椿は眠りについた。

「椿ー、つーばーきー、朝だぞーー」
柔らかな日差しと共に、自身を起こそうとする声が聞こえる。
目を開けると、そこには着替えを済ませたブラック★スターがいた。
「あ、ブラック★スターお早う」
椿は上体を起こすと、大きく伸びをした
「んん・・・んーーーーーー・・・」
「それより椿、俺まだ朝飯食ってねえんだけど」
「あっ、そ、そうだったわね、いま作るからね」
椿は慌てた様子で起き上がり、台所へと向かった。
535椿×☆:2008/09/26(金) 13:04:04 ID:lIbg5WWP
暫くして朝食が完成し、ブラック★スターは塩鮭と白米を頬張る。
すると着替えから戻ってきた椿が話しかける。
「ブラック★スター、体はもう大丈夫なの?」
「あたぼうよ!、この通り、ピンピンしてるぜ!」
体調の良さを肩をまわしてアピールするブラック★スターを見て、椿は
微笑んだ。元気なブラック★スターの姿が見れたのが嬉しく、その姿はとても眩しく見えた。
「ん?、椿、俺の顔に何かついてんのか?」
「え?、あ、えーーーっと・・・ご飯粒、ついてるわよ」
そう言うと椿は、偶然ブラック★スターの口元についていた米粒を取り、それを
口の中に入れた。そして椿も自身の朝食の準備をする。
その後、朝の支度を終えた2人は、死武専へ行くために家を後にした。
その途中での出来事だった。
「椿・・・、手、繋ごうぜ!」「えっ?」椿の返事も待たずに、ブラック★スターは椿の手を引き、早歩きした。
「ちょ、ちょっとブラック★スター、もっとゆっくり行こうよ」
聞く耳も持たずに強引に椿の手を引き、ブラック★スターは1分ほど小走りで進んだ。それからは
2人は手を握り合い、横に並んで歩いた。
「なあ、椿」「何?、ブラック★スター」
「お前の寝顔、すっげえ可愛かったぜ」
突然の大胆な告白に、椿は顔を赤らめる。
「ぶ、ブラック★スター、何もここで言わなくても・・・」
「いいじゃねえかよ、本当の事なんだし」
屈託の無い表情で笑いながらブラック★スターは言う、その笑顔を見た椿は、水色の
頭を撫でながら微笑む。
「さ、早くしないと学校、遅れるわよ」そう言うと椿はブラック★スター
の無骨な手を握り締め、2人で横に並びながら死武専へと向かった。

終わり


536椿×☆作者より:2008/09/26(金) 13:09:45 ID:lIbg5WWP
駄文に着き合わせてしまい、また、レスを無駄に使ってしまい、誠に
申し訳ございませんでした。今度こそは皆さんのアドバイス、お叱りを
バネにして修行に励みたいと思っております。心より御詫び申し上げます。
本当に、本当に、申し訳ありませんでした。
537名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 16:31:17 ID:idLHCoSl
>>536
とりあえず乙。しばらく勉強してから出直してきてくれ。


梓のエロパロ書きたいんだけど相手がさっぱり思いつかねー
委員長かわいいよ委員長
538名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 17:14:06 ID:4NOE/WeF
>>536
話としては決して悪くないと思うぞ。
あとは基本的なルールさえ覚えてくれれば言うこと無しだ、ガンガレ!!
539名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:10:51 ID:XF47oPx0
>>525
二次創作エロtxtファイルをうpできるロダってあるの?
540名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 20:34:58 ID:zMDV3UUa
応援している!


さて、ジャクキムと梓とシュタラグクロと死人ナイ待ってますよー
541名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 23:24:41 ID:Dp+BIWJm
>>536
乙。ルール覚えてまた投下してくれるのたのしみにしてるよ。
542名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 00:03:26 ID:Jz6iDZct
オタマ=ジャクソンとエルカで何か一つ
543名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 01:21:43 ID:4XpNJB8l
>>536
投下方法覚えてまた来ーてね
待ってるよー
544名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 14:55:57 ID:2hXrH3JR
ジャッキーとキムのほんわかエロよみたい
「キムの全てを受け入れるわ。友達じゃない」
545名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 23:25:26 ID:lAf5kELq
>>537
個人的にはシュタインがいい
解剖しようとしたのを注意したらキレられてーとか
546名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 00:25:28 ID:3CqP6Xyu
>>537
恋人ができずに溜まってるマリーとの百合
聖職者なので童貞の神父に委員長が性教育
単独で潜入調査してたところをアラクノ兵に見つかって凌辱・・・とか

結構色々思いつくのに、梓のエロパロって少ないよなー
職人に期待
547名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 09:57:39 ID:M8ayptpm
梓は俺の嫁
548名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 15:28:36 ID:ikvL8Iqd
そういえばデスサイズスのエロって少ないよな
職人が増えるのに期待
549名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 19:14:18 ID:NZwE3fFo
マカクロマカ

今日の放送は色々妄想できたかと
ギリコが2人を強姦っていうのとかでもイイ
550名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 20:34:05 ID:5hwJfUl2
スカート捲りのシーンがああなるとは・・・
ボンズGJだ。
マカクロマカかわいいよマカクロマカ
ごめんなさい、ごめんなさいっていいながら
マカにエロいことするクロナってのもいい。
551名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 15:04:14 ID:L0s76Ey/
ごめんなさいごめんなさいって言いながらラグナロクにエロい事されるのが見たいです
552名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 22:18:48 ID:/4Ir4Jjc
今週クロナ可愛かったなぁ
ヘヤノスミスの壁にもたれてエロいことされるクロナで1つ
553名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 22:36:17 ID:RxldeSa6
クロナヘヤノスミスに居たら落ち着くって言うけど、
あんな隅っこに居たら襲われても逃げる場所がないよな。
あとクロナって普段はボソボソしゃべる感じだけどエチーのときはすっごい声出しそう。
554名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 00:46:26 ID:AUZ+a40q
ヘヤノスミスでやるとするなら立ってだよな…
足無理矢理上げられて迫られるクロナ

なんかものっそいエロイ
555名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 01:03:58 ID:wfqEgngw
>>554
俺の股間がたってしまった
556名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 01:04:43 ID:/1Pa3ZGF
マカとクロナが一緒にお風呂入って洗いあいっこして胸の話題になって大きくしようと揉みあいっこに発展しねぇかな
それでついつい熱がはいって胸をもむ以外にも気持ち良くさせ合えば良い

…クロナが女の時に限るけど…クロナが男の子だったらソウルが阻止するだろうし
557名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 07:15:03 ID:eopjAoF1
むしろ始終くっついてるクロナに嫉妬すればいいんだぜ
558名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 08:19:00 ID:WMfpnYtY
>>553
喘ぎ声→スクリーチγ
559名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 21:11:25 ID:q0UMwB0Z
クロナが男だったとしてもマカはクロナにべったりでクロナもマカだけだからいいよ
女でも男でもいいからマカクロクロマカが見たい
560名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 22:12:38 ID:6COguonQ
クロナと完全に分離したラグナロクが元の姿(?)に戻りました

→ヘヤノスミスでそのまま立ちながらのパートナープレイ
→邪魔者はいなくなった!さあいまこそマカクロマカだ!




…どっちも読みたいんだ
神降臨を願うばかり
561名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 23:03:23 ID:RjvfsmmI
クロナは人気あるなぁ、たしかにあの被虐心の煽りっぷりったら
ただごとじゃないけど。

でもシュタイン×マリーも読んでみたい
キッドとトンプソン姉妹の3Pも悪くない
超異端だと思うけど、死神様×女キャラっていうのも見てみたい

…要するになんでもいいです 神よ……
562名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 00:58:04 ID:ju4Vs1TP
部屋の隅がエロい場所にしか見えなくなってしまった!
クロナはベッドで・・・よりも変な場所の方がそそる。
ヘヤノスミスはもちろん教会の床とかなんかの実験台の上とか。
563名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 12:30:43 ID:xOgcsWBQ
ラグナロクにえろいことされるんだけど
胸が全然無いせいか下ばかり攻められるのがちょっと悲しい
とかだったら萌える
564名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 13:31:18 ID:Dz9dI5HR
>>561
同居ってシチュエーションはエロパロ的に妄想が膨らむな
565名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 19:08:30 ID:Eo7f8rDz
キッドは煩悩はあるにはありそうだけどなかなか姉妹に手をつけそうにない感じ化する
きっちりかっちり適齢になるまで我慢しそうだ

その我慢をパティの天真爛漫さとリズの色気たっぷりの誘惑でオトすとかそんな感じだろうか?
566名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 19:17:29 ID:Ps7wXZrC
いやいやあれでいて次期神さまですからそりゃあもうおうちではバリバリですよ

そして姉妹の片方が処女だったりして
「ばれたらキッチリかっちりシンメトリーにされてしまう」と
おびえながら下半身のお世話などしながら暮らしているのですよ、具体的にはリズが。

そんな俺のどうしょうもない妄想。リズはお嫁に行くまで取っとく堅い性格だと俺にパラダイス。
パティがキッドを乳で窒息させるプレイにデストロイするリズを誰か……!
567名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 22:20:10 ID:pq4msKc8
ヘヤノスミスで魔剣にエロイことされるクロナ
シンメトリーに拘るご主人に脅えながらご奉仕のトンプソン姉妹




大変結構です。誰か頼みますよホント
そして死人×ナイグスも梓ものも待機中
568名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 23:43:49 ID:aLIAmjQu
話の大筋は出来ている。
只、PSPなのでコピペ不能、紙にまとめる暇が無い&メンドイ。
必然的に書きながらの投下になる俺は投下しちゃ駄目だよね…。
569名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 01:13:13 ID:cQzX7rE+
携帯でメールの形でかきためてから投下するっていうのは?
570名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 01:41:17 ID:ScLZk7JC
PSPって側にパソコンなきゃネット使えなかったような…?
何にせよもしパソがあるならそっちで書き溜めるか、>>569の方法でかな
571名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 03:12:38 ID:74UqOsH1
「頭の中で出来てる大筋」なんて何の価値も意味もないんだけどな
半分でもいいから、きちんと形にした後の方がいいぞ、誘い受は
572名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 16:37:02 ID:n3HRZ4Jl
>>569
携帯持ってない\(^o^)/
>>570
パソ無くても大丈夫だよ。
>>571
了解。

今回は投下見送ります。
573名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 17:27:07 ID:1AtCDNcI
>>572
投下しないなら仕方ないが、ちなみに予定してたCPは?
574名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 20:40:13 ID:n3HRZ4Jl
>>573
ブレア×ソウル
逆レイプ風味。
575名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 22:15:17 ID:CLS5386n
>>574
見てえぇぇぇぇぇぇっ
逆レイプするブレアたんハァハァ
576名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 00:50:09 ID:V3IjGTMj
>>574読みたいw
投下してくれよー・・
577名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 04:15:27 ID:smxA+tTA
関西レイト見た
ヘヤノスミスでガクブルしてるクロナに一時間おきに精子かけたい!
ラグナロクはきっと毎日クロナのスカートめくってるんだろうな
578名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 20:14:18 ID:L1Vokty4
クロナ
ヘヤノスミス

このワードだけでエロ想像出来るよな
579名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 21:52:17 ID:FJa8fkZc
ジャク×キムで投下してもよい?百合板にスレがないので。エロ度は低いけど。
580名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 21:56:22 ID:a5Pmrt/W
>>579
私が許す(何様だw)
581名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:05:25 ID:FJa8fkZc
おkw
登場回数少なすぎてキャラがよくわからんかったのでそのへんは大目に見てね。では次から。


582名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:08:05 ID:FJa8fkZc
1.
「ふー、課外授業終了!帰ろっかジャッキー!」
「ええ」
キムはジャクリーンに足をかけると、地面をとんと蹴りあげて空に舞い上がった。空は雲で覆われているため、少し肌寒い。
「それにしてもさっきのやつシケてたね…」
ジャクリーンにまたがりながらキムが話しかける。おそらく、さっき魂をいただいた悪人の懐のことを言っているのだろう。
「……財布?」
「そう!イイ大人がこれっぽっちってどうなの?」
言うとキムは人差し指と中指を突き出し、ブイサインをつくった。もちろんそちらの意味ではない。
「………」
「ねぇジャッキーってば!」
ジャクリーンは押し黙る。ここで話に乗ると延々とキムの愚痴に付き合うことになりそうだ。なんとか回避しようと思案していると、雲行きが怪しくなってきたことに気付いた。
「キム、ちょっと急ご、なんか…」
言い終わるのを待たずに、空は大粒の雨で二人を濡らした。
「びしょびしょ…」
雨は絶え間なく降り続け、まんべんなくしみ込んでいった。空中のため、ただでさえ強い雨足が、一層強い。
「イックチョ!」
「大丈夫?キム」
「ん…」
「急ぐね!」
「うん…え?ちょ…わっ!」
ジャクリーンは最高速度で死武専へと飛んだ。

583名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:09:41 ID:FJa8fkZc
「ジャッキー速いよ!息できなかった!」
はぁはぁ呼吸を整えながらキムが抗議した。
「ごめんね」
キムの手をひきひき、少しだけ反省して、ジャクリーンは課外授業受け付けへの廊下をすすむ。廊下は課題を終えた学生がちらほらみえ、そのほとんどが突然の雨にやられているようだ。すれ違うたびに、まいったね、という表情で苦笑いする。
何度かそれを繰り返すうちに、廊下の向こうにデスサイズがみえた。手にはやわらかそうなタオルを抱えている。
「あ、マカパパだ。」
「お!おまえらはマカのクラスの…なんだ、おまえらもびしょぬれなのか。」
「あ、タオル!かして」
「これはだめだ!シャワー室ででも借りてこい。」
「なんだよケチー」
「……仕方ないな…よし、じゃあ震えるおまえらにいいもんをやろう。ほれ。」
デスサイズは懐から小さなビンを出し、二人に寄こした。手のひらに納まるくらいの小さなビンの中に、無色透明の液体が入っている。特にラベルも貼られておらず、見た目では何なのか判断できない。
「…なにこれ?」
「これはな、体を温める魔法の水なんだ。寒いなら飲め。…ところでマカはまだ帰ってきてないのか?」
「見てないけど…」
「そうか!じゃあ正門で待ってれば会えるよな!マカ〜!今いくよ〜!」
「なんだぁ、やっぱマカのかぁ…」
去りゆくデスサイズの背中を見送りながらキムがビンをかたむけてジャクリーンに尋ねる。
「…なんだろ」
「さぁ…正直…信用できないわ」
ひどい言い様だ。
「そっか…じゃああとでマカにきいてみよう」
ジャクリーンのことを信用しきっているキムは開封して中身を確かめようともせずに、スカートのポケットの中にビンを落とした。他愛無いやりとりを繰り返すうちに受け付けにたどり着き、キムは課題表をだすと、さっきとは逆に、ジャクリーンの手を引いた。
「ジャッキー、はやくシャワーいこ!」
584名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:11:40 ID:FJa8fkZc
かくして、シャワー室は満員なのであった。
「ちょうどみんな帰ってくる時間だしね…どうしよっか」
「うーん…空くまで待ってる?」
「それかー、いっそ家まで帰ろうか」
「でも外は雨よ?また濡れちゃうわ、キム。」
「これだけ濡れてれば一緒だよ!ね!お湯に浸かりたいでしょ?」
確かに家に帰れば浴槽があるし、距離も数分だ。ちょっと悩んだが、ジャクリーンは袖をつかむキムの視線に負けて同意した。
「じゃ、また最高速度で。」
「……え…」
585名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:20:25 ID:FJa8fkZc
2.
「はぁはぁ…」
「大丈夫?キム…顔赤いけど…」
自宅前。キムはまたも息をきらしている。ちょっとスピードだしすぎたかな…と、ジャクリーンが後悔しながら顔を覗きこむと、キムは顔を真っ赤にしていた。そういえば足元もおぼつかない。
「ん…」
と、キムはジャクリーンのセーラー服をぎゅっとつかむと、甘えるようにジャクリーンの胸に顔をうずめて、ぐりぐりと擦り付ける。
「ちょっと…キム、熱でもあるの?」
こんなふうにキムが甘えてくるのは心細くなった時だ。そう、例えば、熱を出した時とか。
「ううん大丈夫…マカパパのビンがきいてるだけ…」
死武専から家に帰る前、キムは寒がってデスサイズのくれたビンを結局飲んだのだった。ジャクリーンは自分の体は自分で温められるので飲まなかったが。
ひとくち飲んだとき、キムはははーんという顔をして、大丈夫だと言っていたが、デスサイズのことだ。どんな怪しいものを所持していてもおかしくない。ジャクリーンはキムにビンの中身を飲ませたことを後悔した。
「…ねぇキム。中身はいったい何の薬だったの?」
「ん〜ナイショ」
「まだ少し残ってたわよね?ちょっとみせて。」
ジャクリーンは確かめようと、キムのポケットに手を入れようとした。するとキムがそれを阻止する。
「あはは、ダメー」
「何よ」
「まってまって、じゃあ飲ませてあげる。」
不信顔のジャクリーンを横目に、キムはポケットからビンを取り出した。中身はまだ半分ほど残っていた。
「だから中身はなんなのよ」
「飲めばわかるよ。」
「あ…ちょっとキ―」
言い終わる前に、キムはビンに残っていた液体を煽り、ジャクリーンに口付けた。
「ん!あはは、わかったでしょ?」
「う…これは…お、お酒?」
「あたりー!…とっと」
まだキムは足元をふらつかせている。ジャクリーンの反応に満足したキムは、そのまま玄関の鍵を開け、中に入った。後ろからジャクリーンも続く。まっすぐ向かうのは浴室だ。蛇口をひねってお湯を出す。
「ふぅー…ジャッキー、早く脱いじゃお、風邪引いちゃう。」
ジャクリーンは何も言わない。
「ジャッキー?……ごめん…怒った?私…」
「…!え?な、何?」
「なんだー聞いてなかったの?早く制服脱ご、風邪引いちゃうってば。」
「ああ、うん…」
二人は手早く制服を脱いで、浴室に入った。中はお湯の湯気のおかげで若干暖かい。
「まだお湯たまらないから洗いっこしよ、ジャッキー」
「…ええ、」
「じゃあまずは私が洗ってあげるね!後ろ向いて」
ジャクリーンは言われるがまま後ろを向き、そのまま腰を下ろした。風呂場にはよくあるイスがないため―無駄なものは買わないというキムの意志による―二人とも地べたに座っている。酒の入っているキムは上機嫌だ。
「それでねー、またオックスが〜」
「…そう…よかったわね」
「よくないよ!ちょっとジャッキー、私の話きいてる?」
「ええ」
「もー、はい、じゃあ交替ね!」
そう言ってキムはジャクリーンにスポンジがわりのタオルを渡すと後ろを向いた。ジャクリーンはやわやわとキムの背中を洗い出す。
実のところ、ジャクリーンはひとくちしか口にしていないといえど、かなり酔ってしまっていた。頭がふらふらして、意識していないとキムの言葉が入ってこないのだった。
586名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:23:55 ID:FJa8fkZc
「んむ…ちょっと…んっ」
ジャクリーンが手を動かすと、キムの体が跳ねた。
「?キム…どうしたの?」
「ん…な、なんでもない…」
今ジャクリーンはキムの脇の下から手を入れて胸を洗っていた。いつも二人で風呂に入るときは普通にやることだが、洗う手に力が入っていない。
弱い力で乳首をなでられ、キムは反応してしまったのだった。
「…んっジャッキー…あっ…」
キムは力が抜けて、ジャクリーンに寄り掛かる形になった。
「…もしかして…これ?」
そう言うとジャクリーンはキムの乳首をなぜた。
「あっ…ちょっとジャッキー!んっやめ…」
「感じてるの?」
「え?」
その瞬間、ジャクリーンの表情が変わったのをキムは見た。ジャクリーンは持っていたタオルを手放して、素手でキムの乳首をなであげる。
「んんっ…!あぅ…んっんっ…あっ」
「気持ちいい?キム」
キムは酒の勢いとはいえ、調子に乗ってジャクリーンに酒を飲ませたことを猛烈に後悔した…。

ジャクリーンはキムの小さな乳首を親指でこねくりまわす。自分の乳首がだんだんかたくなっていくのを感じて、キムは慌ててジャクリーンの手を退かそうとした。
が、ジャクリーンは反対にキムの手をつかみ、そのまま組み敷いた。女の子同士で力の差はそれほどないはずだが、ジャクリーンの方が体が大きい。その上酒の力を借りて手加減という概念がなくなっている今、総合してジャクリーンが勝っていた。
「ジャッキー…」
両手を押さえ付けられ動けないキムは、少し上にある親友の表情をおそるおそるうかがった。目の焦点がいまいち合っていない。やばい。
「ね、やめてよジャッキー」
話しかけてみるも、全然聞いている様子ではない。ジャクリーンはキムの胸に顔を近付け、乳首をなめた。
「あぅっ…んっんっあっ」
キムの乳首は我慢できずにかたくなっていく。
「キム…乳首…立ってきた…」
「…………っ!」
満足したジャクリーンはキムを押さえ付けていた右手を放して、下へとのばした。キムは当然自由になった左手で抵抗するが、完全に力が抜けてしまっていて、まったく対抗できない。
逆に手首をつかまれ、その手を誘導されて自分の股間を触らされる。
「あうぅ!」
「自分の手で感じてるのね…いやらし…もうこんなに濡れちゃって…」
「ち…ちが…」
「何が違うの?これを触ると気持ちいいんでしょう?」
「や、やめてっそこ、そこつままないでっあっあっ…」
ジャクリーンはやわやわとキムのクリトリスをつまみ、上下に扱きだす。
「大丈夫…指は入れないから…ちゃんとクリトリスだけでイカせてあげる。」
ジャクリーンは膨張しているキムのクリトリスを少しむいて先をだした。
「っん!」
「まだまだよ」
そしてそのまま顔を近付け下から上へ何度も舐める。
「やめてそんなとこ、きたないよ!」
「洗いっこしようって言ったのはキムでしょ?」
「そういう意味じゃ…はぁっ!」
ジャクリーンはキムの足のつけねを押さえている。指は入れないと言いつつもジャクリーンの親指がキムの下の穴をつついている。
「あっあっあっ…」
ジャクリーンは180度体の向きを変えて足でキムの腕を押さえ、さらに乳首まで同時に攻める。
やばい。イキそう…。
「ジャ、ジャッキ…ん…んっんっ!ん―――――!」
587名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:25:34 ID:FJa8fkZc
「…イッた?」
「っは…ハァハァハ…っ」
顔が見えるように再び体の向きを変え、びくびくと体を痙攣させているキムの頭をなでながらジャクリーンはやさしくキスをした。
しかしジャクリーンが唇を離して顔をあげると、キムが涙を一杯にためた瞳でこちらを見つめていた。
「ジャッキー…ひどいよ…う…ふぇ…っく……う…うぇええぇぇぇぇぇ……えくっぁあああぁん〜…」

親友に自分が達した姿を見られて堪らなくなったのだろう。我慢できずに泣きだしたキムを見て、ジャクリーンは我に返った。この状況は…やばい…やってしまった。キムはそのまま起き上がると浴室の戸を開け、裸のまま出ていってしまった。追いかけたら逆効果だ。
「はぁ…」
ジャクリーンはため息をつくと、溢れそうな湯を止め、湯船に入った。
588名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:28:18 ID:KLDevDiM
リアルタイムktkr
なんだ…ただの神か
589名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 22:35:05 ID:FJa8fkZc
3.
翌朝。
ジャクリーンは朝食を作り終え、まだ起きてこないキムを呼びにいく。いつものことだ。
「ほらキム、はやく起きて。学校遅刻するわよ。」
「…ん……」
ジャクリーンに揺すられながらも、キムは寝返りをうつ。
「じゃっきー?」
ジャクリーンの顔を確認すると、キムは目をこすりながら起き上がった。
「ん?…ていうかなんで裸なのよ」
「…………」
「はやく着替えて。ごはん食べよ。」
「ジャッキー…昨日のこと…覚えてる?」
「昨日?…そういえばキムにお酒を飲まされたあとからの記憶がないのよね…」
「…そうなの?」
「うん。…私何かした?」
「う…ううん!何も!」 「そう。ホラ、服着なよ。」
そう言うとジャクリーンはかけてあったシャツをキムに羽織らせた。そのまましゃがんでボタンもかけてやる。ジャクリーンの手が上まで行く前に、キムはベッドの端から降りて、ジャクリーンに抱きついた。
「おっと…」
「……ジャッキー…あのね、ぎゅっとして…ちょっとだけ」
「…どした?怖い夢でも見た?」
「ん……」
「そっか…よしよし」
ジャクリーンはキムの背中にまわした手に力をこめ、キムを抱き締めた。徐々にキムの力が抜けていく。
「…スン…」
「え?ちょっと…キム?」
「うう〜…うぇ…ん…」
「…泣くことないじゃない」
「ごめん…あ…安心しちゃったの…ごめんね…」
「しょうがないわね…」
ジャクリーンはチラと時計を見やる。7時。家を出るまであと1時間ある。キムのこの様子では遅刻するかもしれない。
でも、それでもいいか…もともと放任主義の学校だ。たまにはのんびり行くのもいい。外は雨上がりの快晴。キムもたくさん涙を流せばきっと笑顔になってくれるだろう。
そのほうがジャクリーンにとっては遅刻なんかよりもずっと大事だ。実のところ、ジャクリーンは昨日のことを覚えていた。キムには嘘をついておくのが得策だろうと思う。
それでも心の内でジャクリーンはあわよくば……あわよくばキムの気持ちに変化があればいいのになぁと、ついつい思ってしまったりもしている。
オシマイ。
590名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 23:43:29 ID:R8UxATes
>>589
GJ!ジャクキムktkr
どっちのエロパロも少ないから嬉しいよー


しかし過疎ってんなあ・・・職人の降臨を待つ
591名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:15:44 ID:jXL0LsEH
ジャクキム乙です!

アニメ放映中でもマッタリしてるスレだな
とりあえず今週出てきたキャラでやらせときますか
ギリコ×アラクネ×ジャスティン×ラグナロク×クロナ×ソウル×マカ
592名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 02:10:50 ID:4e2RBQ8E
超乱交じゃねえか

あれですね アラクネが魔法つかってソウルとクロナを操りマカにけしかけさせギリコもまぜさせて
アラクネ本人は「愉快ですわ」とかのたまいながらその様子をみて楽しむんですね、わかります
593名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 03:34:30 ID:rNlTX8MJ
女組がアラクネとマカしかいないなんてなんて破廉恥な展開
ここはアラクネ様×マカしかない。男組は興奮して勃っちゃうけど蜘蛛の糸のせいで動けず見てるだけ。

…あ、クロナが女だったらギリコに強姦されてると尚エロい
そんな妄想
594名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 07:24:51 ID:IEjPRYyJ
ギリコがクロナ♀に強姦…想像するだけでヨダレが
595名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 08:53:43 ID:HHiX7Lfp
>>593
マカを守ることもできず実の叔母の前でギリコにやられるわけか…不憫っぷりがいい

原作クロナ♀がマジで生贄になってたらちょうヤバイな。まず生贄という響きがエロい。
ギリコに散々犯されたまくった後に「やっぱガキはおもしろくねえ」ってポイされて
アラクノ研究員たちにリンカ-ンされてる確実に。
596名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 13:35:46 ID:AFGyO7RP
強姦とか…みんなSだな
ラグナロクと初めてのセクースであたふたするクロナとかも見たい
「はいんない!そんなだいこんみたいなのはいんないよ!」
597名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 15:26:27 ID:jATYwguf
アニメ板といい半角二次元板といいクロナのエロ人気に嫉妬
俺も大好きだけどな!
598名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 19:00:00 ID:xmHwOK7Z
ギリコとラグナロクとクロナで、ってエロいな
ほのぼのでも強姦でもクロナならいけてしまうのはあの性格だからこそだろうな
599名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 23:46:56 ID:dZsqz7PQ
age
600名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 01:15:42 ID:fFtWGH+X
あえてクロナに攻め要素を見出したいのは俺だけ?

クロマカでソウルとマカの仲良しっぶりに嫉妬したクロナが
マカにチョメチョメとか。
601名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 01:51:16 ID:DqbTKxLO
クロマカは好きだが、どうしても嫉妬するのはソウルでソウマカになってしまう罠
602名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 02:32:26 ID:bcx24VnB
>>593
素晴らしい展開だなそれ

マカを見て興奮したソウルをアラクネが苛めるのも面白い
ラグナロクはギリコと一緒になってクロナ襲いそうだな
603名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 02:35:23 ID:rv6qLMI0
クロナを攻めにする最大の利点はヤンデレ化するってことだよ
博士のド鬼畜とは一味違う、愛情に溢れた手ひどい責めを
マカに与えられるってことだよ
604名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 09:23:01 ID:+ogh5QO1
>>609
ヤンデレクロマカで手ひどい責め…いい。ラグクロ前提のクロマカもみたい。
クロナ:いつもラグナロクにここをこうされるとすごく気持ちいいんだ…マカにもしてあげるね
マカ:えっちょっと待っ…あんっ

みたいな
605名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 10:34:11 ID:DraL3KuC
>>604
そ れ だ
606名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:08:46 ID:Lb4MyBfV
>>574
それだw
ぜひ投稿しておくれ。
607名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:26:16 ID:ayK9K3dj
なんというクロナ人気

俺はアラクネがマカの家覗き見してたことのほうが気になってしまったぜ
608名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 21:45:23 ID:ADSk5Wxs
>>607
そういえばのぞいてたんだっけ

その場合アラクネはカレーの例を出して牽制したのか、自重したのかどっちなんだろう
609名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 22:21:02 ID:xLdfpoGe
>>608
アラクネ様はすごい魔女だからな
ソウマカの初々しいセクースから毎晩クロナがラグナロクに性的な悪戯されまくってる事まで全部お見通しだろう


さて、ラグクロマカ百合プレイと次回予告のおっぱい大好き神父ネタでも書くかな
610名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 23:11:39 ID:jl2C73X3
>>609
ラグクロマカ百合とおっぱい神父!まじでか!
裸待機してる!
611名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 01:17:16 ID:gqn+2J9k
しかしあんなにかわいいマカと一つ屋根の下で過ごしていて
平気でいられるソウルを尊敬せずにはいられないw
普通はセクロスに溺れるはず
612名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 01:28:01 ID:PNRtHRCr
あの年頃の男子女子がトイレも風呂も洗濯機も共有だもんな
ソウルはマカの残り湯に浸かれるんだな・・・なんてうらやましい

ラグナロクとクロナは365日時間繋がりっぱなしだから
他人がお邪魔する余地がないな
613名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 02:03:59 ID:QeW5IYG2
ソウルもマカももはや熟年夫婦みたいになってるしな
そこが萌えるわけですが!


クロナは例え誰かとそんな展開になってもラグナロクが邪魔して終わりそう
614名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 03:15:26 ID:Tt8Z8XzC
ギリコ「堪え性のない女だな…」
これは…
615名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 07:49:06 ID:hEU8N5dP
荒くね「セクロスしたいわ」
ギリコ「堪え性の(ry」

こうですか?分かりません><
616名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 12:31:42 ID:qq6+ycoL
そこに蚊爺が乱入ですね。
「?00年前。それすなわち私がもっともエロかった時代」
617名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 13:28:34 ID:nNQYMuEt
ありえないけどアラクネ×メデューサ×クロナで近親相姦と言ってみる
618名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:02:29 ID:gmic9uo0
>>617
ロリメデュでなら原作の展開ねつ造でいける!エロに至るまでが相当めちゃくちゃになる事請け合いだけど
619名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:06:31 ID:PNRtHRCr
マカは棒だけど声質がかわいいから全然不快じゃない、というかむしろ大好物。
最近はそんなに棒じゃないけど。
620名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:07:26 ID:PNRtHRCr
すまん本スレ書こうとして誤爆した
621名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:17:13 ID:zEHDeR+h
クロナとマカが好き過ぎてやった。
今は反省している。

http://i.upup.be/?67sFabPzjd
622名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:26:09 ID:mI7k39c/
うは、これはよい・・・
GJ!
623名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:39:16 ID:PNRtHRCr
>>621
ふおおおおおお
すばらしいっっ
クロナたんマカたんクロナたんマカたん
無乳×貧乳あらいっこさいこう
624名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 04:21:08 ID:fsICoXJm
というか素直に可愛い
625名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 12:22:14 ID:smzncBbh

ブラックスターと椿のカプ好きだけどさ
読む時に、★で目が滑ってしょうがないし真面目シーンも気が抜けるんだけど
ああいうのは忠実に書くべきなのか、読みやすさ重視がいいのか・・・?
626名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 13:56:56 ID:P3WGcJWS
エロパロ的にはちょっとだけ美化してあんのが好きだ。
うるさくてガキっぽいキャラはちょっと大人っぽく
殺伐美女キャラはちょい甘め…みたいな。
だけどやりすぎるとキャラらしさがそこなわれるから
さじ加減が非常に難しい。
627名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 16:31:16 ID:FBghvWLP
625が言いたいのはそういう事じゃなく、小説の文章に「★」の
記号があると読み難くない?という話だと思うのだが……。

ちなみに俺もちょっと目がすべるので、削られててもOK。
ただしこだわりのある人のために注意書きはすべきだと思う。
628名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 17:48:20 ID:HpsD+wcu
注意書きがないと原作ちゃんと読めってなるだろうからな。
629名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 23:08:01 ID:4/QzpnC5
夫婦だったら椿に「ブラック★スター」じゃなくって「あなた」と呼ばせることが可能
つまり未来ネタだか中務家で婚約させられるというネタに持って行けば事の最中に目が滑る必要がない
口調とかをしっかりしていれば文中でブラック★スターを「彼」とかそういう言い方にすることもできるし


まぁ、普通に★抜きはアリだと思うけど
630名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 00:20:53 ID:bPfejMUt
ブラックスター

特に自分は違和感感じない
ブラック・スターとかでも構わないし
631名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 00:27:45 ID:bPfejMUt
と、いうか保管庫見てると2005年にあったスレは600程度しかレスついてなくて膨大な作品数だったな
このスレでももっと投下が増えるといい。職人さんに期待
632名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 00:29:48 ID:fATDMACR
五身合体ミズネが見たい
職人さん待ってマウス
633名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 17:43:20 ID:qU/iZGjU
キッド×クロナ
性別がわからないなんてあのキッドが認める訳が無い
きっちりかっちりクロナの身体を調べそうだ
634名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 23:21:45 ID:I3ep0QEX
僕は魔女じゃないよって、おろおろするクロナをヘヤノスミスで
キッドがどきどき魔女神判するわけですね。わかります。

全身撃たれてもノーダメージなのに、優しく触られれると
ビクビク震えてヘナヘナになってしまう涙目クロナはぜひ見たい。
635名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 23:25:01 ID:f3gdCpAG
キッド×クロナで性別調査か・・・いいな。

お泊り室に様子見に行くふりして談笑しつつ
姉妹の乳揉んだときみたいに超ナチュラルにスカート捲ってそう。
性別だけ調べたらさくっと帰るつもりだったのが女の子のアレなんて
初めてみたもんだからむらむらしてきちゃってそのままぎこちないせっくるに突入みたいな感じか。
636名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 23:47:25 ID:ShXqP+eW
普段ラグナロクにいろいろされてエチーなことには慣れてるクロナちゃんが
童貞キッドくんに女の子の体についてもじもじしながら教えてあげる展開も見たい。
「えと…あの…キッド、おちんちんを入れる穴はそっちじゃないよ…」
637名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 00:00:38 ID:I3ep0QEX
あとは死武専にタダ住まいや入学させてもらってる恩を何もお返し出来ない
代わりに、クロナがキッドに体で返そうとしたりとか。

ソウルの世界観では、永遠敵対してるであろう死神の子と魔女の子が
まぐわってしまうってのは、ちょっと背徳的だな。
638名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 00:36:08 ID:JUg412M4
死神の子と魔女の子か…いけないことしてる感がたまらんね。
でも鬱気質同士以外と気が合うかもしれん
それにしてもクロナってエロ属性豊富だな。
死武専にきた当初は罪人扱いみたいだったし、
きっと体内調べられてるよ。
639名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 01:47:29 ID:4SBA/ND3
確かにこの2人面白いな
スカート捲ったら下着付けてなくて
常識として欠けてるとかなんとか言いながらセクロスに持ち込むとか
640名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 06:42:59 ID:86YwtHZG
「きゃぁー、なにすんのよラグナロク!! 」
「おいおい、その年で透けパンなんて、一寸マセ過ぎじゃねぇのか? 」
捲くられたスカートを抑えつつも気丈に怒るマカ。
「うっさい! あ、あんたなんかに関係無いじゃない! 」
顔を真っ赤に染めるクロナ。

「わかんないよ。透けパンとの接し方なんて如何したらいいか、僕わかんないよ」
鼻血を流しつつ、股間を押さえるクロナ。

やや離れた位置から二人(三人)のやり取りを見つめるソウル。
「ちくしょうクロナのやつ。俺だってまだマカのパンチラは拝んだコトねぇのに…」


マカとクロナをからかってるラグナロク。
「おいマカ! お前いつもそんなパンツ履いてんのか? 一体誰に見せるつもりなんだよ? 」
「うっさい、バカぁー!! 」
チラリと後ろを振り返りその場から走り去るマカ。

「ん? マカのやつなにコッチ見てんだよ?」不思議がるソウル。

「あらあら。ソウル君は、まだまだ子供ね」
クスクスと笑う椿とシンプソン姉妹。


641名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 08:28:05 ID:TMfUwK7X
マカ、あのパンツかw
あんなミニスカで…お父さんそんな悪い子に育てた覚えはないぞ!ハァハァ

クロナはこの後膨らんだおにんにんかクリトリスをラグナロクにいじめられるんですね
642名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 11:27:14 ID:mPAnX2vv
>>641スピリット乙w
643名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 11:59:24 ID:vO92EEhY
うおおお淫乱だなマカめ!そうやって誘惑してソウルとの初エチーに持ち込むつもりだったのか…

しかし透けパン以前に何も履いてないクロナはアウトww
644名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 15:21:52 ID:Mhw6u3PK
クロナは死武専の中でマリーの次くらいにキッドに馴染んでいる気がする
性別検査されてもキッドになら、と段々心を開きそうだ

ラグナロクにはとことん抵抗しそうなイメージがあるがな
645名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 16:23:36 ID:mUxTc7nf
そういえばキッドはクロナと初対戦した時に、マカの母性的な癒しとは対照的な、父親みたいな
叱り方というか、諭し方をクロナにしてたな。結局魂を強くするというのが理解できなくて反発されたけど
いまだメデューサに負けてしまうクロナこそ、あの時キッドに言われたことを考えてくれるといいけど…


廊下
「 なりゆきとはいえ…はふ…死神君にたくさん中出しされちゃった… 」
「 …… 」
「 でも…この検査?続けてたら彼とも仲良くなれるのかも…?…マカも喜んでくれる…かな…へへ… 」

「 ……おい、股から汁が廊下にボタボタ垂れてるぞ! 」
「 ひぇ!やだ、声大きいよ!ラグナロク! 」
「 さっきのてめーのあんあん喘いでた声のがよっぽどデカかったっつーの!俺の夜寝邪魔しやがって! 」
「 !! や、やめてよ!もう!…シャワー室まで誰にも見つかりませんように…! 」

シャワー室
「 さっきすれ違った人にきっとお漏らししたんだって思われたよ…うぅ…恥ずかしいよ… 」
「 …… 」
「 …それに僕この服しか持ってないのに…どうしよう… 」

「 …腹ん中の精液 全部指でかき出して、治して下さいお願いしますって言うなら処女膜元に戻してやってもいい 」
「 ……? ラグナロク?…どうしてさっきから拗ねてるの? 」
「 ! 拗ねてなんかねーよ!! 」


一般的な性教育を受けてないため、接し方もとい友達の作り方を勘違いしてるクロナと
自分に下半身が無い分ちょっとイライラしてるラグナロク
646名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 22:20:38 ID:rEclOYH6
>>645
なんという嫉妬ラグナロクwwGJ!
キッドはクロナとまぐわったこと気にしてその後避けそうだな
それにショックを受けるクロナにちょっと嬉しいラグナロク

波乱万丈な展開が待ち受けてるんですね。わかります
647名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 03:03:29 ID:Mmj/+cHm
>>645
GJ!
腹ん中の精液指でぐりぐり掻きまわす展開希望
648名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 09:30:58 ID:WtI6q9X3
ラグナロクw
こいつ処女膜の再生まで出来るのかww
649名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 09:48:05 ID:eub4W1Tk
ラグナロクはクロナの初めてをキッドにとられてくやしかったんですね
ギリコに切り裂かれた後とか見てると傷を治すこともできそうだし、処女膜を元に戻すのもできそうだな。
てことは毎回処女のクロナたんを楽しめるというわけだ。素晴らしい。
650名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 10:14:13 ID:ZY5T8agQ
普通の人間相手に激しいせっくるすると黒血感染しかねないから、毒無効のキッドにはクロナ依存しそう。
肝心の性器が無いラグナロク、くやしいのうwくやしいのうw 今ので絶対お前孕んだぞって
クロナをからかうけど、実はがっちり避妊してやってたりとかもできそう(自分のためにとか言い訳しつつ)

ソウルの子種仕込まれたばかりのマカと、キッドのでドロドロになってるクロナで
シャワー室で洗いっこ→精液かき出しあい→小動物みたいに慰撫しあう百合プレイも希望
651名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 14:46:19 ID:eub4W1Tk
ttp://www.uploda.org/uporg1723221.jpg

キャラスレから転
これはエロい
親指どころか小指すらはいんねーよw
652名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 19:29:55 ID:vsHgsYBj
だ、誰か保健室で看病ネタを…
653名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 19:30:09 ID:rcorSByR
アニメのレイプ目+拘束具アンジェラが
非常にエロかったw輪姦ネタいけるな
654名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 21:12:12 ID:Mmj/+cHm
>>651
クロナなら身体柔らかいからいける

今回のマカ可愛かったなあ〜
お花のときみたいにクロナに愛情いっぱいだけどありがたくない看病されてるねきっと
655名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 01:46:10 ID:h9HWxAic
ギリコ×メイドリズとかキッド×メイドパティとか読みたい
というか姉妹のが読みたい
姉妹好きさんはここにはいないのかな…
656名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 07:50:35 ID:qrtK/KdR
俺も姉妹好き
キッド×リズとギリコ×アラクネとか読みたい
657名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 14:00:12 ID:rnYm293q
どうせならギリコとメイド姉妹の3Pで
658名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 14:46:40 ID:HeTow0aP
シュタイン×メドゥーサの鬼畜物が
妄想するだけなら苦労しないんだがそれを文にするのは無理、ほんとすごいわ投下できる人
659名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 16:48:25 ID:5zvonC8u
キッド×クロナと嫉妬ラグナロクに萌えて仕方が無いのだが
ラグナロクが本番中に妨害してこないのは
クロナのことを考えてあげてるってことなんだろうか…
(友達関係的な意味でも欲求不満的な意味でも)
ってかここのせいでラグナロク大好きになってしまったww
660名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 17:12:44 ID:u554bkLP
ミフネは教師になっても、
PTAから苦情が来てやめそう。
理由はまあ……ねえ
661名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 17:53:58 ID:qiiFqf5r
>>659
同じく。体内にいる存在ってもどかしくて好きだ

>>660
ああ……
…ミフネはアンジェラにしか手を出さないと信じてる…が……
662名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 20:21:58 ID:ygcm4MBm
663名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 22:45:08 ID:3iO9hSfi
>キッド×クロナと嫉妬ラグナロク
肝心のクロナが恋愛感情とかまだよくわかってないとなおいい
読んでみたいけど自分もいつか書きたいなぁと思ってる
664名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 23:27:13 ID:H50C29pV
>>662
これ何回みてもエロイわ。
でもこんなの挿れたらクロナのおまんこ裂けちゃうよ
665名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 23:51:41 ID:3Kslm7oT
>>663
是非書いてくれ
666名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 06:12:32 ID:Wl6FO83C
あれっこの流れで普通にソウル×マカの初々しいキャッキャウフフの話題振ったらダメそう?

>キッド×クロナと嫉妬ラグナロク
ここにきてこの魅力に取り付かれた。誰か至急補給していただきたい。

あと原作読んでて 椿→★→マカ←ソウル とか悲惨でよいなと思いました。
マカが何にも気付いてないお子様だったらなお最高と思いました。
667名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 06:27:03 ID:MNuYk1pe
パートナー同士のエロしか見たことなかったもんでキッド×クロナに激しく期待。
職人さん待ってます

>>666
椿→★→マカ←ソウルってなんかいいな
見えないところで2人がマカを取り合ってるんですね
純粋に片思いしてる椿も好きだ
668名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 08:54:45 ID:1UFyAjj9
昨日の晩クロナスレに貼ったんだけど全年齢板ってこと忘れてたw
向こうのは消したんでとりあえずえっちなクロナおいときますね。

ttp://sukima.vip2ch.com/up/sukima005668.jpg
669名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 12:36:36 ID:WrYUd6f7
>>668
エロナキター
描いたの?GJ
相手は各々想像しろということですねわかります。
670名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 21:36:41 ID:1UFyAjj9
>>669
スマン拾いものだ。
角二と迷ったけどこっちのが人居そうだったから
671名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 00:44:20 ID:6f4cIAX+
トンプソン姉妹は人気無いのか?
可愛いのに…
672名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 02:06:40 ID:54kSCdYx
>>625で、「ブラック★スター」の★表記について
目が滑る&緊張感抜けて読みにくいから省いてもアリか聞いた者だけど
何日かこれなかった間にレスありがd

目に優しいw、「ブラックスター」で創作してくことにするよ
余裕あればこちらにも投下するな ノシ
673名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 02:15:03 ID:007NWn8V
>>666
ソウル×マカの初々しいキャッキャウフフ 大好物だ!!!

あれだろ?

アラクネの魔法でマカが動けなくなっちゃったから
一人寂しく自分を慰めるソウルとか、

体拭いてあげたり、下の世話をしている間に我慢できなくなっちゃって
身動き取れないマカに襲い掛かってやりたい放題のソウルとか、

献身的に介護してくれるソウルに『キュンッv』したマカが
お礼の意味でとか何とか言って「好きにして良いのよ・・・vvv」

とかだろ?

あぁ〜誰か形にしてくれねぇかな
674666:2008/10/16(木) 08:00:22 ID:kgxoJLUl
>673 俺の想像をはるかに超えるステキな妄言をありがとう!
    ソ レ ダ !
    じゃあ俺@のネタでなんか書いて一人で慰めるよ!サンキュー!
675名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 08:27:33 ID:Ox9c+05u
来週いよいよロリメデュか
676名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 08:32:16 ID:wuWCP40/

トンプソン姉妹って人気ないの…?

キドリズとか読みたい

677名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 08:48:17 ID:3Irz7e+s
トンプソン姉妹俺も好き
ただ出番が少ないのがネックだろうか…。初登場時が一番エロかった
クロナはエロ人気高いな
姉妹やブレアは単品でもエロいけど
クロナはラグナロクや他の誰かとセットでエロさ発揮って感じか?
678名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 10:33:22 ID:UZkLCByT
679名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 12:07:30 ID:iVrnQq7R
姉妹だったら百合プレイの方が好みな自分。あえてパティが攻めてると尚嬉しい
それとクロナ、興味なんて全くなかったのに…ここのせいですっかり虜に
680名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 12:45:18 ID:SySoQZLS
>クロナはエロ人気高いな

段々需要は上がってるようだが、何より供給が少なすぎるんだ
681名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 12:54:16 ID:9B8rMFvW
俺もだ
姉妹やマリーみたいなおばかな巨乳とかメデューサ様みたいなドエスお姉様が好きだから
クロナは完全な空気だったんだが、
アニメの腰つきとこのスレ見てたらえろ目でしか見れなくなってしまった
しかもクロナ萌えが影響してか15歳以下の貧乳じゃないと萌えなくなるという異常事態に
682名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 13:27:02 ID:6SAm8Fip
>姉妹だったら百合プレイの方が
わかるわかる。あとはギリコ×姉妹丼(リズ最受で)とかだなぁ。

巨乳のほうが揉むのは楽しいけど、マカやクロナとかの貧乳無乳のほうが
乳首の先端がクリトリス並に、すごく敏感なんだぜ。
683673:2008/10/16(木) 13:39:06 ID:u2cuq/r1
マジか?!
@だけと言わず、AもBもそれ以外も書いてくれっっっ

他の誰に需要が無くとも、俺は・・・俺だけはwktkしている!!!

あと、椿→★→マカ←ソウル と A 合算して
ひそかにマカを思い続けていた★が、夜の学校で身動きの取れないマカを無理やり・・・とか
自分、基本ソウル×マカなんで、マカには思う存分泣き叫んでいただきたい
684名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 14:32:15 ID:D8DFj6Ba
漫画じゃそうでもなかったけど、
アニメで動きがつくと、
アラクノフォビアはジャミラをしているようにしか見えん。
685名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 17:54:52 ID:rCL5Ycko
服の首のちょい下の部分から頭にかぶってマスクつけただけだからな
686666:2008/10/16(木) 19:05:12 ID:kgxoJLUl
>>673 もはや俺はお前を愛し始めているのかもしれない。
一気に書いちゃったよ俺……ダメだ……なんかとってもダメだ……

なんか書き始めたら全然違う感じになってきたけど
まあなんかキャッキャウフフしてるのでコレで何とかご勘弁いただきたい。
……そうか……>>673はどう転んでも★が悲惨な感じになると楽しいんだな……

                 了 解 し た !
687かみさまはしらない:2008/10/16(木) 19:07:36 ID:kgxoJLUl
1ソウル

 オレがどうこう言う話じゃないんだろうということは分かっている。そこんところはちゃんと弁えているつもりだ。あいつはオレのモンじゃねぇし、オレだってあいつのモンじゃねぇ。
 でも聞いてくれよ。一応あいつはオレと一緒に暮らしてて、パートナーやってて、そんで、あれだ、その、オレはあいつが好きなんだけど……いや、それはいいか。つまり、その、なんだ。
 うちくんな。
 そんなことを言いたい。
 つーかせめて椿連れて来いよ。てめぇのパートナーだろうがよ。
 なにドア開けたら仲良さそうに飯くってんのお前ら? ここオレん家でもあるよな?
 「ソウルも食べる? ブラックスターが釣ったんだよコレ」
 お前魚ダメじゃん。
 「……ちゃんと焼いてるでしょ? なに怒ってんの」
 「はっはっはっは!こんだけの大物は俺様じゃなきゃ釣り上げらんねぇからなっ!」
 お前椿はどうしたよ?
 「ウチで飯作ってるけど? 今日は炊き込みご飯するからって釣りに来なかったんだよ」
 じゃあ帰って食えよ。
 「……マカ、通訳」
 「いっしょに連れてって貰えなかったから拗ねてんのよ」
 「お前買い物に行くって言うから遠慮してやったのにその態度はなかろうが」
 二人で行ったのか?
 「パティも一緒に行ったよ。キッドとお姉ちゃんと一緒に食べるって先帰ったけど」
 ふぅん。
 煮え切らないオレの生返事をそのままに、二人はオレのわけわかんねぇ釣りの話で盛り上がってる。ルアーがどうだとかラインが切れたの切れないの、ショットがきれいで見惚れただの……あー何か無性に腹立つ。
 「あ、ねぇ、お皿持ってきなよ!一緒に食べよ!美味しいよ!」
 マカの弾んだ声を遮るように自室のドアを閉めた。
 ……なんだよ、一緒に買い物行こうって誘ったのに、止めとくって言ったのはなんなんだおめぇは。最初から釣りの約束があったんなら言えよ、知ってりゃそっち行くよそんなん。セールとか別にどうでもいいよ。
 そりゃ確かに一ヶ月前からしこたまビンテージジャケットの話したけどさ。
 家帰ってやろうと思ってたファッションショーとかどーでも良くなっちまった。
 オレは並んでやっとの思いで買ったジャケットを袋のままクローゼットに投げ込んでベッドに突っ伏した。楽しくてウキウキした気分が一瞬で萎えたぜ。ああもうなんか実にチクショーって感じだ。
 お前、ブラックスターの前だと大口開けてホント楽しそうに笑うのな。
 ……いや、マカだけじゃねぇ。キッドもクロナも武器連中も、みんなみんなあいつの周りだと楽しそうに笑ってんだ。オレだってブラックスターとツルんでる時は面白くて楽しくて、何も気負うものがなくなって自由な気がする。
 で、釣りでもスポーツでもなんでも器用にこなしちゃって、それを威張りはするけどちっとも鼻にかけたりしない。あいつはそういう奴なんだ。
 いいやつなんだ。
 すごくいいやつなんだ。
 ……だから、すんげえ胃が痛ェ。あんな奴に勝てるワケねぇじゃん。
688かみさまはしらない:2008/10/16(木) 19:08:13 ID:kgxoJLUl
2マカ

 ごめんねぇ、ブラックスター。あいつ気分屋でさぁ。
 「いいって別に。お前が謝る事じゃねーだろ」
 笑うブラックスターが手をパタパタさせながらドアの上の時計を見た。つられてあたしも時計を見る。午後六時半。
 「さてと、コイツを椿に酒蒸しにでもしてもらうかなっ。皿洗おうぜ」
 クーラーボックスをぽんと叩いて、ブラックスターがソファから立ち上がった。
 いいよ、結局魚ご馳走してもらっちゃったんだし。それより明日のお弁当楽しみにしてる! 椿ちゃん和食上手いからそのうち習おっかなー。
 「弁当に酒蒸しはヤバイだろ、傷むぞさすがに。食いたいならウチ来ればいい」
 ブラックスターのお誘いを丁重に断って玄関に向かう。
 「なんで?一緒に料理すれば勉強になるじゃん」
 うん、でも遅くなるし。それに臍曲げたのを放って外出るわけにも行かないしさ。また今度誘って。
 「おう。……しかしなんだな、お前も苦労性だな」
 眉を顰めて小声で囁き、彼が片目で合図をした。なんだなんだ、と方耳をそちらへ向ける。
 「やっぱさ、俺一人でここに来たの不味かったんじゃね?」
 済まなさそうに眉を下げる、らしくないブラックスターの表情を笑い飛ばすようにあたしが言った。
 なんでよ、友達じゃん!変な気ぃ回さないでよねっ!
 「……そんならいいんだけどよ。喧嘩すんな?」
 まったくもう、あんたの方こそ気苦労多そうだよ。けたけた笑ってまた明日、とブラックスターがドアを閉めた。足音が階段を下りてゆくのを確認してから鍵を掛ける。
 ……さてと。お皿洗って明日の用意しなきゃ。
 くっと伸びをして振り向いたらソウルが突っ立ってた。
 「もう帰ったのか」
 あ、うん。椿ちゃんに釣果持って帰らなきゃいけないからね。
 「チョーカ? ……首に巻くやつか?」
 それはチョーカー。じゃなっくて、釣果。釣った得物のことだよ。
 「……なんか妙に釣り用語に詳しいじゃん、お前」
 最近よくブラックスターが連れてってくれるからね。海釣りの時はキッドも来るよ、水平線ってシンメトリーだから。……そういや、ソウル何だかんだで一度も来たことないよね? 今度いっしょに行こ? 楽しいよ?
 「――――――オレ、カナヅチだから」
 いつもの数倍むすっとした顔でソウルがひょい、とバスルームの方へ肩を向けた。あたしはその態度がなんだかカチンと来てベルトをぎゅっと掴んで引き止めた。
 ねえっ!なんなのちょっと!気分悪いよ? さっきからツンツンしちゃってさぁ!ソウルらしくないじゃん!なんか気に入らない事あったらちゃんと言いなよ!
 「……別になんもねぇよ」
 ないわけないじゃん!
 「……ねぇって」
 じゃあなんでそんなにむすっとしてんのよ!いっつも買い物行った時はスッゴイ嬉しそうにしてるくせに!
 「…………欲しいのがなかったんだよ、買えなかったの」
 苦々しい口調でソウルがそんなことを吐き捨てるように言った。
 ……なぁんだ。そんな事で拗ねてたの?
 「4時間並んだんだぞ」
 バカねぇ、そんな事だってあるわよ。そっかぁ、じゃあ今日は無駄足だったんだ。そりゃご愁傷様だったね。……んじゃ、可哀想だから明日の朝ごはんは手間かかるけどあんたの好きなホットドック作ってあげるから、それで機嫌直せ? な?
 あたしはポンポン、とソウルの白い髪を撫でて、にっと笑っていると。
 「……うん」
 小さい声でソウルが返事をした。
689かみさまはしらない:2008/10/16(木) 19:08:46 ID:kgxoJLUl
3ブラックスター

 ……ごめんねぇ、か。
 俺はクーラーボックスをぶらぶらさせながら夜道を歩く。三日月が重低音で笑っている。
 マカにとってソウルはやっぱ特別な奴なんだと改めて思わされた。一緒に暮らしてるから、武器と職人だから、仲のいい友達だから……というのとはちょっと違う。
 好きなのかね、やっぱし。
 うっかり声が出た。その絶望的な響きに背筋がゾクッとなった。……言えりゃァいいんだけどな、好きだって。そしたら話は早い。とっとと振られて、そんでご破算、いい気味だ。サッパリすらぁ。
 でも俺は言わない。たぶん一生言わないと思う。言えない、んじゃなくて。
 〜〜〜っ……あいつ、ちっこい事すぅぐ気にするタイプだからなァ……何でもかんでも自分で背負おうとするし……これで俺が告ってみろ、椿にもソウルにも俺にも近寄らなくなるぜ、絶対。
 ――――――ソウルの奴も多分そう思ってやがるんだろうなァ。
 低血圧の半目で飄々といつもだるそうにしているアイツを思い出し、俺はため息をついた。俺って裏切り者かな? オマエがマカん事スキなの知った後でこーゆーのって、反則かな?
 石畳に長く長く自分の影が映っている。
 小さな俺の姿がまるで漆黒の巨人のように伸びて、ウチの方へ早く早くと急いていた。
 でも止まらんだろ、こういうのは。
 月が俺の影をブリックロードに落とすのと同じように、月が月である限り影は出来てしまう。俺が俺である限り、スキな奴をスキになっちまうのはしょうがないことなんだ。それがみんなを滅多打ちにしかねねぇ事でも……しょうがねぇんだよ、こればっかりは。
 椿にはバレてると思う。つーか隠そうとも思わねぇし、隠したところで無駄だし、隠したからってどうなる事もねぇしな。椿は別に何も言わない。椿は椿で何か思うところがあるのだと思うけど、そこまで突っ込もうとも思わない。
 椿には椿の人生があって、俺は椿が俺を必要とする限り、何処までも付き合ってやろうと思っている。……けど、これはマカにガーッって向かってく頭ん中の感じと違うんだよな。
 スキだけど、もっとこう、難しく言うと、理性的な感じ。
 ほら、あいつ意外に心弱いじゃん? そういうとこ、なんか支えてやんなくちゃなーと思う。今んトコ俺にしかそういう意味で心開いてないから。
 椿が俺をどう思ってるのかは正直よく分からん。スキなのかな?って思うこともあるし、兄貴みたいに慕ってるのかな?って思うこともある。弟みたいに扱う事もあれば、親父みたいに尊敬されてるように感じる事さえある。……俺は親も兄弟も居ないから良くわかんねぇ。
 ぶらぶら歩いてたらいつの間にか自分ちに着いてた。
 ただいま。
 「おかえりなさいブラックスター!」
 玄関に飛び出してくる割烹着姿の椿が両手を広げてクーラーボックスを催促した。
 「準備万端、塩焼きでも味噌煮込みでも土瓶蒸しでもおすましでもすぐにできるわ」
 そりゃ楽しみだな。笑いながら、いつもはしない白粉のニオイをさせた椿の隣りをすり抜ける。
 「炊き込みご飯もいーっぱい作ったからたくさん食べてね」
 今日は結構釣ったからな、腸抜いて冷凍しとこうぜ。手伝ってくれ。
 俺が玄関を上がって台所に行こうとすると、変な顔をした椿がなにやら言いたそうにもじもじしている。
 あ?どうした椿。
 「ブラックスター、焼き魚の匂いがする」
 ……ばれたか、あんまし美味そうだから一匹焼いて食っちゃいましたー。
 笑う俺を唇を尖らせた椿が非難めいた口調で柔らかく憤った。
 「ひーどーいー。私ずっとお腹空かせて待ってたのに!」
690かみさまはしらない:2008/10/16(木) 19:09:54 ID:kgxoJLUl
4椿

 どうして私が釣りに行かなかったか? ……見たくなかったからよ。
 何を? ブラックスターを。……正確にはマカちゃんの前でいい格好しようと妙に張り切る彼を。
 「ああ、嫌な奴だな私って」
 窓に映る自分に向かってぼそりと言い捨てた。ああ本当に嫌な奴。ちっとも素直じゃない。
 「でも素直になったからってなんになるの? 何にもならないじゃない」
 窓の外はきれいな夕暮れ、さくらんぼ色の鱗雲が空一面に広がっていて、気の利いた絨毯みたい。
 「ソウル君がマカちゃんをしっかり握っててくれたらいいのに」
 ブラックスターはあれですごく敏い人だから、二人が恋人同士になったらきっときっぱり諦めちゃうわ。そんで誰にも何も気付かせないまま笑って二人にオメデトウって言うんだろうな。
 「……だからって私に振り向いてくれる訳じゃないけど」
 ちゃぶ台に額をゴツ、と当てた。柱時計の音がカチカチカチカチ、規則正しく鳴っている。私はそれに耳を澄ませて浅い深呼吸をしながら、ゆっくり瞼を閉じた。
 秋の夕暮れの空気はほんの少し肌寒くて、でも窓から差し込んでくる夕日はほんのり温かで、部屋の空気がぼんやり暖まっている。
 今日は一日暇だったから、部屋の掃除も洗濯も片付けも、夕食の用意さえぜーんぶ終っちゃってなーんにもすることがない。すごく手持ち無沙汰。
 「縫い物でもしよっかなぁ……」
 独り言が多いのは寂しい証拠、って誰の言葉だっけ?
 待ってるのは苦手。でも走って行くのもなんか違う気がする。何処へ行けばいいのかもわかんない。……だから私、ブラックスターの性格が羨ましいのかも。
 ずんずん先陣切って走ってって……そりゃ失敗も多いけど、そんなことに捕らわれないで今この瞬間を乗り越える事をいつも一番に考えている。
 「……ブラックスターかっこいーなー……」
 ばたん、と畳に寝転んで天井を仰いだ。天井板の節が人の目に見える。それをブラックスターに見立てて、私はきゅっと口角を持ち上げ、思いつく限りの嫌な顔を作って声を上げた。
 「ブラックスター、あなた分かってると思うけど、マカちゃんと全然似合ってないわ。
 っていうかそもそも相手にされてないじゃない。マカちゃんにはね、ソウル君ってパートナーがちゃんと居るのよ。あなたなんかお邪魔虫なだけ。
 そりゃマカちゃんはニブい。どうしょうもなくニブいわ。あんだけソウル君がアピールしてるのに全く何も一切気付いてないわよ。
 そのくせソウル君の事となったら鬼神もビックリの取り乱しようだし、ソウル君をパートナーだと思って魔女の使い魔もビックリの使役っぷりよ。
 ……だからね、付け入る隙なんかこれっぽっちも無いの。……いい加減、わかりなさいよ……!」
 後半、あんまり自分が惨めに思えてきて涙声になっちゃった。
 ああホント私って嫌な奴!
 ごしごし涙を拭いて、のそりと起き上がって洗面所に向かう。……なんたる無為な日曜日。
 「だめ、この顔じゃ帰ってきたブラックスターが心配しちゃう」
 いつもは使わない鏡台の前に座って、白粉をはたいて紅を差す。夕日の色に気付かずにずいぶん白粉を厚くしすぎた様な気がして、何度も何度も白粉を拭ってははたき、はたいては拭ってみる。……なにやってんだか、もう。
 「……やっぱやめとこ。よく考えたら私、お化粧下手なのよねー」
 普段着に割烹着来てちゃキレイにできた所で似合わないし、と、手ぬぐいでざっくり白粉を落として紅も拭った。長い間顔を弄くってたからか、泣き顔はスッカリ鳴りを潜めていた。
 「ただいま」
 玄関でブラックスターの声がして、私は弾かれた弾丸のように玄関へ飛び出していった。
 彼を出迎えて一番最初に気付いたマカちゃん家の香りに口がへの字になってしまいそうになったけれど、細く息を吐き出して心を落ち着けた。パティちゃんも一緒だったんだし、何もないわよね。
 ……ああ、恋人でもない人にこんな勘繰りをする私はいけないパートナーなんでしょうか死神様!
691かみさまはしらない:2008/10/16(木) 19:12:03 ID:kgxoJLUl
5再び、ソウル

 夜中に冷蔵庫漁ってたらブラックスターが釣ったらしい魚のバター焼きの残りが出てきた。
 オレはなんだかムカッとしたけれど、魚に当たるのは流石に人間が小さすぎるにも程があるのでグリルで少し炙って食った。……ちきしょー、うめぇじゃねぇか。
 アレから風呂入ってそのまま不貞寝したもんだから腹へって起きちまった。リビングでカチカチと時計の針の音がする。暗くて見えないけれど、長い針も短い針もきっと2とか3とか、そういう数字を指しているはずだ。
 窓ガラスの向こう側の世界は月光が照り渡っていて、実に素敵という他にない。
 「あーうめー。魚うめー」
 何の魚だろう? 口馴染みな気がするんだけれど、川魚なんてオレあんま食った事ねぇよなぁ?
 真っ暗なリビングの奥は、まるで自分の心の奥にあるあの部屋みたいでぞっとする。闇がひしめいていて何も見えないそちら側に何とはなしに目を凝らしてみてもちっともなにも見えやしない。
 ……と、闇の奥で何かが動いたような気がした。……おいおい、やめてくれよ!
 「んー、いい匂い。それってご相伴に預かってもいいのかにゃ?」
 きらっと緑色に光るものが二つ現れたかと思ったら、ぐんぐん大きくなったそれが喋った。
 「……んだよ、ブレアか。おどかすない」
 「こんな夜中に美味しいもの独り占めなんてズルイにゃぁソウルくん」
 手にはちゃっかりフォークなんぞ握られていて、皿に広がっているサラダ菜と供に魚が一切れ中に舞って消えた。……変な魔法使うんじゃねぇよ、ただでさえ夜中でキショクワルイっつうのに。
 「ブラックスターの土産だとさ」
 「あら、丸坊主は回避したのねん」
 「……あ?」
 「マカとキッドのとこのおチビさんと一緒に商店街に居たトコを店に行く前に見かけたにゃ。そん時は魚のニオイ全然しなかったもーん」
 「……それ、何時くらいの話だよ?」
 「出勤前だから4時半かにゃー。5時になってたかもー。でもホント美味しい、このスズキ」
 ……スズキ……ああ、そうだ。コレ、スズキの味だ。……そら美味いわな、うん。
 「オレはあんま釣りとか良くわかんねえんだけど、スズキっていやぁお前さん、海の魚じゃなかったかい?」
 「そうだよ。秋は海岸線じゃあんまし釣れないあのスズキですにゃ」
 「……海釣りに行く時はキッドが来るって情報をついさっき得たんですが」
 「にゃははははは!じゃあやっぱ丸坊主だったんだにゃー。川魚は水温が高いと釣れにくいって聞くし、その上騒がしいおチビさん連れてっちゃーねー」
 ぱくぱくスズキのバター焼きを食べる機嫌の良いブレアを見ながら、オレは真夜中にも拘らずなんだか高笑いしたいような気持ちになった。ふふふ、なんだ、妙にいい気分だぜオイ。
 「ブレア、酒出せよ」
 「おんやぁ?随分気前がいいのにゃ?いっつも部屋で飲んでるだけでも怒るくせに」
 「今日はマカも寝てるし、特別、特別」
 「死武専の生徒が飲酒なんていいのかにゃー? でも出しちゃう〜」
 ブレアがとたとた走って自分の部屋から深い青の瓶に入っている焼酎とお気に入りらしいブランデーの瓶を抱えるようにして持って帰ってきた。オレは台所から色気のないコップを二つと氷と炭酸水……は無かったのでソーダーを持ってくる。
 「バカのブラックスターの丸坊主に乾杯」
 「ソウル君ってほんと捻くれてるにゃー。いっしょに連れてってって言えばいいのに」
 ニコニコ顔のオレにブレアが呆れた調子でそんなことを言った。
 「オレ金づちなの。うっかり水落ちたらカッコワリィだろー」
 そんな皮肉も何処吹く風。オレはなんだかとても楽しくなっちゃって、飲めもしない焼酎のソーダー割を飲み比べなどと称してコップに二杯半も飲んでしまった。
 次の日の朝、「マカチョップ・スペシャル of 通学鞄」を受けて起きたのは言うまでも無い。
692かみさまはしらない:2008/10/16(木) 19:12:36 ID:kgxoJLUl
6再び、マカ

 「……し、しんっじらんない! なにこれ!」
 リビングの床でグデエと赤ら顔をしてへしゃげるソウルと、いい気分のまま夢を見ている下着姿のブレアが冷蔵庫中の物をおつまみにして酔いつぶれている。
 「だあああっ!くさい!おさけくさいっ!」
 大慌てで部屋中の窓を開けて換気扇を全開にして回した。秋の薄く濡れた朝の空気が部屋を舐めるように吹き込んでくる。外ではそろそろ起き出した町の喧騒と小鳥の声が賑やかだ。
 「ばかども!起きなさーい!!」
 「……んぅぅ……まぁかぁ……ついさっきまでソウルくんと飲み比べしてたのぉ……頭に響くから大声出さないでぇ……」
 「ぶ、ブレア!なんつー格好してんのよう!そういう格好で部屋から出ないでって何度言ったら分かるの!? 下着丸出しじゃないのよ!」
 「いちちちちち……これはね、ベビードールっつって、寝間着なのよぅ」
 「う る さ い ! ほら、立って! 部屋行って寝てちょうだい! ……うわくさっ酒くさっ」
 あたしは力の全く入っていないブレアの身体を引きずるようにしてブレアの部屋に彼女を連れて行く。ベッドの上に投げ出すようにして座らせ、毛布と布団を頭から掛けた。
 「もういい加減寒いんだからいくら猫でも風邪引くわよ、暖かくしとかなきゃ。何かスープ作っといてあげるから起きたら温めて飲みなよね。その後でちゃんとお風呂入ってよ!?」
 「マカちゃんは何だかんだ言って優しいにゃぁ」
 胸の前でブレアがくるくるっと円を描いたかと思うと、私の胸の前に派手な色の紙袋が現れた。
 「な、なによ」
 「猫の恩返しにゃぁ」
 「はぁ」
 紙袋を開けると出てきたのは……あたしのぱんつ。
 「……なにコレ嫌がらせ?」
 牙を剥いて憤っても、ブレアは既に夢の中の住人。もはやこのデタラメな酔っ払い同居人のすることに腹を立てても仕方が無いことは解り切っているのでため息一つで許しといてあげるわよ。
 「……さて、問題はこっちよね」
 つかつかソウルの側に仁王立ちになり、手近にあった通学鞄を彼の頭の上に思いっきり投げ落としてやった。どーだ、てめぇ、こら起きやがれ!
 「――――――起きる前に死ぬってコレ……」
 「うるs……くさっ!ソウルくさい!おさけくさい!お風呂入って!今すぐ!
 そんなので学校行って退学にでもなったらどうすんのよ!? ばかじゃないの!もう!さっさとお風呂入ってきて!ちゃんと歯も磨くのよ!さあホラ立って!もう時間ないんだからッ!!」
 「うるへーなー……お前はオレのオカンかよ……」
 「やかましい!とっとと風呂行って顔洗って来いばか!」
 ソウルを風呂場に突っ込んで、悲惨な事になっているリビングを猛ダッシュで片付けながらスープ作ってたら、いつも家を出る時間にセットしてある置時計のアラームが鳴った。げげーっやばーい!朝ご飯食べてる暇ないじゃん!
 「ソウルーっ!まだぁ!? もう家出なきゃ間に合わないよ!」
 しょうがないので適当にウインナーだけ挟んだホットドック(いつもは炒めたカレー味のキャベツだとか、卵とマヨネーズのトッピングだとか挟むんだけど)をウインナーとパンが続く限り作って、ケチャップのパックと一緒にバスケットに突っ込んで玄関に駆け込む。
 「玄関に居るー」
 玄関で靴を履きながらいつもの格好に着替えているソウルが背中を向けて返事した。
 「あんたブレアと冷蔵庫のおかずみーんな食べちゃってるくせにウインナーには手ェつけなかったの?」
 「だって……作ってくれるっつったじゃん、ホットドック」
 靴を履き終えたソウルがきょとんとした顔をして当たり前に笑った。
693かみさまはしらない:2008/10/16(木) 19:19:50 ID:kgxoJLUl
7そして、ソウル

 あー、頭がまだボーっとしてやがる。……なんか昨日ブレアにつまんねぇコト喋ったような気もするし……まじ酒ってこえぇ……
 ふらふらする足取りを何とか保ちながら、先を歩くマカの足元に焦点を定めててくてく歩く。
 「んー、やっぱ気持ちいーわね秋の朝ってぇのは」
 片腕にいつもの黒いコートを引っ掛けて、目を覆いたくなるような短いチェックのスカートを揺らしながら勇ましく歩くマカは、欲目を抜いてもすごく凛々しくて可愛らしい。……やべ、まだ酒抜けてねぇわオレ……
 それでもなんだかこのテンションなら、この勢いなら、何か言えそうな気がした。言っちゃあマズイだろうけど、なんとなく、今を逃したらもうチャンスが無いような気がして、言おうと思った。
 酒の勢いなんて格好悪いけど、それでも言わないでぐずってるよかずっとマシだろと自分に言い聞かせた。
 「なぁ、マカ……」
 声を掛けた瞬間、ビューッと風が吹いた。木枯らしにはまだ早かろうに、とにかく風が吹いたのだ。
 目の前の赤いスカートがぶわっとまくれ上がって、その下の白い色気の無い下着が……
 アレッ?……あれ……えーと、俺の気が確かなら、マカの親父さんがプレゼントで寄越したってぇ、あの、凶悪なスケスケの……アレだよなぁ? さっき見えたの……
 「うわっとぉ!」
 マカが慌ててスカートを押えて、恥かしそうにこちらを振り向いた。
 「……見た?」
 「――――――うわっ目に砂入った!」
 「……見てないならいい」
 咄嗟の機転で顔を右下に背けて何度も目を擦る振りをした。……目を心配しろよオメェは。
 「で、何よ。さっき呼んだの」
 「オレの目の心配は一切ナシですかぁ〜マカさーん」
 「あんまり擦らない方がいいよ、眼球傷めるから。で、何」
 「…………忘れた」
 言えるかアホ。憮然とするオレを呆れ顔でマカがなんなのよそれは、と言って小突こうとして……
 「あんた、まだお酒の匂いするじゃん」
 オレの首筋を掴んですんすんと嗅いだ。
 ――――――ブチッって音がした。頭のどっかか、耳の後ろか、はたまた胸の奥か。場所はサッパリ分からないけれど、とにかくブチって音がした。
 気がついたら鞄もバスケットもぶち落としてマカを抱きしめていた。
 ……うわぁ、オレってば朝から大胆。
 頭のどっかにいるもう一人のオレが冷やかすようにそう言ってから、心臓が狂ったようにけたたましく鳴り始める。
 まるで消防車のサイレンのように、ガス漏れ報知器のアラームのように、テレビで見た戦闘機のエマージェンシーコールのように、もうとにかく頭がガンガンするほど激しく鼓動が暴れ狂う。
 「……ソウル、朝っぱらから道端で何やってんだお前」
 背後からキッドの声がした。目の前が真っ白になる。
 「あ、パティおはよー。どうだった、昨日のお土産の感想は?」
 「んふふふーやっぱお姉ちゃんに一発でばれちゃった〜」
 「あはははやっぱり? だよねぇ。うちは誰も気付かなかったみたいだけど」
 マカが特に何の動揺も見せずオレの腕を解いてキッドたちのほうへ小走りで駆けて行った。入れ替わりでパティが俺のほうへてくてくと歩いてくる。
 「ねぇソウルくん、何してたのー?」
 「……昨日酒飲んでたからよろけたんだよ」
 バカのパティがそっかぁ、告白でもすんのかと思ってドキドキしちゃったよあたしーと、小声で言った。
694名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 23:45:36 ID:IMnbpp7v
わっふるわっふる
695名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 01:47:54 ID:0M/IB8RU
なんだこの甘酸っぱい気持ちは…
わっふるわっふる!!
696名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 03:12:27 ID:x8KnbOET
パパ×ブレアってダメか?
697名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 05:34:05 ID:RoAP6F/J
パパブレアいいよな。見たことないけど…
ロリメデュでカボチャパンツネタとかも読みたい

デスサイズは意外と相手が多い気がする。だからママにも見放されry
698名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 21:58:47 ID:88uJ/Lf7
フリー×エルカの後編
死人×ナイグス
梓もののエロ
ブレア×ソウル
ラグクロマカ百合プレイ
おっぱい大好き神父

神よ聞いてくれ、俺は待ってるんだ
699名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 22:07:52 ID:7Xqe90Q/
じゃあ俺はギリコ×10年後マカを正座で待とう
700名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 22:08:46 ID:v4IO/Xzo
>>698
全部といいたいところだがフリエルか鬼畜物のシュタメデュ希望
701名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 23:26:53 ID:yKxciOFW
おっぱい大好き神父がどんな展開なのか気になるw

上の方で出てたキッド×クロ+嫉妬ラグナロクや
情事後のマカクロ洗いっこプレイ待ってます
702名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 03:31:35 ID:MxuPrWAl
さて、おっぱい大好き神父を正座で待つとするかな
703名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 03:38:21 ID:13sRFNgJ
神父「おっぱい!破廉恥な!」
ブレア「にゃ?なあに〜?おっぱい気ににゃっちゃうかな?(ポヨンポヨン)」
704673:2008/10/18(土) 04:02:08 ID:d6zM26TI
>>666
もうあれだ、なんていうか
 結 婚 シ テ ク レ

ちくしょう!!深夜にPCの前で本気でもだえたジャイナk

★のイイ男ップリに吹き、椿の健気さに萌えて、
ソウルのあまりのへたれっぷりに泣いたジャマイカ!!

すごいよ・・・お前は・・・良くやってくれたよ

それにしても、ブーはなんてコトをしてくれたんだ?!けしからん、実にけしからん!!
この後ソウルは打ちのめされつつも、一日マカにぴったり張り付いて
360°全方向に殺気を飛ばしつつ、いつも通りに動き回るマカにヒヤヒヤするんだろ?

んで、家に帰って風呂に入るために脱衣所に入ったマカの盛大な悲鳴が・・・・・・・

もしくは、ソウルに指摘されるなり、自分で気付くなりしてブーの所業に気付いたマカが
でも、どうする事も出来なくて一日短いスカートのすそを引っ張って真っ赤な顔してもじもじしてたりなんかして・・・・

本当に全くもってけしからん!!! モ ッ ト ヤ レ

>>666 本当に、良くやってくれたよオマイは・・・
ソウル×マカのパロは多いからもしか他の方々は過食気味なのかもしれないが
それでも俺はこの二人が大好きだ!!!
次回作も期待してまってるからなっっっ! GJ!
705名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 06:16:02 ID:SJSNAkXx
デスサイズスの超乱交とか人型ラグナロク×クロナとか

み た い ん だ ぜ
706名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 10:34:12 ID:+eTeWx++
707666:2008/10/18(土) 10:46:44 ID:+FD1BpG4
>>673 ぼ、ボク……おとこのこだよ? それでもいいの?

そんな妄言はともかく、>>673のせいで俺の煩悩の魂が止らない。鬼神にナッチャウ!
俺の出来る限り普通のソマカがキャッキャウフフするだけじゃなくって
主要人物全員絡んでくるソマカを書こうとしたが無理でした。
つーか登場人物多すぎるんだよソウルイーター。俺の筆力じゃマジ無理。
あと俺は>>673の妄想を形にする為だけに書いてるから関係各スレ住人に深く遺憾の意を表明致す所存。(謝ってない
そいでは続きです。一応21レスで終わらせる予定。エロはもうちょっと待ってね(前置きなげぇ!
708かみさまはしらない:2008/10/18(土) 10:48:13 ID:+FD1BpG4
8それから、マカ

 「お前スゲェな、男に抱きつかれてなんでそんなに素なんだよ?」
 リズがちょっと赤い顔をしてあたしの耳元で囁くように言った。
 「だってパートナーの身体なんか普段から触ってるでしょ? そんな風に言われたらなんか照れちゃうじゃない」
 あたしはなんだか居心地が悪くてまだ震えの止らない腕をグリグリ動かして動揺を隠した。
 「……ふうん、職人ってのはそんなもんかねぇ」
 背の高いリズが折り曲げた身体を伸ばしてぼりぼりと頭をかいた。あはは、まだ顔赤い。意外にうぶなんだなぁ。
 「だってそうじゃん。その論法でいくとキッドなんかリズの体ずーっとベタベタ触ってることになっちゃうよ?」
 何の気なしにあたしがそんなことを言ったら、リズの顔がますます真っ赤になってしまう。……ありゃりゃ、不味いこと言っちゃったかな?
 「でもほら、キッドって女の子に興味なさそうだもんね。真面目っつーかさ。だから平気なのかも!」
 自分でも相当トンチンカンなことを言っている自覚はあったけれど、どうフォローしていいやらさっぱり解らなかったので思いつくままの事を口に出した。
 「――――――そうでもないぜ」
 低く唸るように硬い表情のリズが零した言葉はそれっきりで、あたしはそれ以上何を尋ねることも出来ずに学校の門まで黙って歩いた。
 リズの魂の色が淀むように揺らめいていて、彼女が何か暗い想いを抱いていることは解ったけれど……何も言うことは出来なかった。魂があたしのことを拒否しているみたいに小さく縮こまっていたから。
 実際、あたしは魂の色が見えるので、初めて魂を見たときにリズがキッドを好きなことは薄々気付いていた。……まあ、あの三人と付き合ってりゃ誰でも解ると思うけど。
 仲良くなって、パティのキッド好きとリズのキッド好きが決定的に違うことを理解して、それでも魂の波長がずれない三人を少し羨ましく思った。
 だってそうでしょ? 純粋に好きな人二人と魂を合わせるなんて、それで最強の職人と武器を目指すなんて、凄くロマンチックじゃない。
 ……いや、身内にそれで大失敗したのが居たな、そういや。……現実っていつも厳しいわ……
 パティのキッドくん好き好きは、なんていうか、凄く楽しくなる感じって言えばいいのかな。キッドくんといると、うきうきワクワクどきどきハラハラ!そういうのが全身から吹き出すみたいな気がするのと彼女は言った。
 うん、なるほど。解るような気もする。
 その辺まで考えた所で教室に着いた。まだみんながみんな席に着いているわけじゃない。時計を見ると授業開始まで後15分もあった。
 「ありゃ? バスケットあたしどこやったっけ?」
 朝ごはんを詰めたバスケットの消失ミステリーにあたしがきょろきょろしていると、後ろ頭に籐籠がボンと押し付けられた。
 「おら、落としてたぞ」
 「……あ、ありがと」
 「後で話がある。ちっと顔貸せ」
 「……なによ、ここで言えば?」
 「――――――今言えりゃ言ってるよ。とにかく後で顔貸せ」
 疲れたような顔のソウルがバスケットを開けてホットドックとケチャップのパックを一つづつ掴んで教室の後ろにふらりと歩いていった。
 「なんだありゃ」
 「あ、おはよブラックスター、椿ちゃん」
 「おはようマカちゃん」
 椿ちゃんがどえらい大荷物……お弁当の重箱……を持ってあたしの隣の席に座った。むむっ重箱からいい匂い。
 「ほほう、この匂いからして――――――竹の子の炊き込みご飯ですな?お羨ましーい」
 「うふふ。あたりー。いっぱい作ってきたからお昼みんなで食べましょう?」
 「わーい!あたしも朝ごはんの関係上、手抜きホットドックいっぱい持ってるから交換しようよ!」
 わーいわーい!お昼楽しみー!
709かみさまはしらない:2008/10/18(土) 10:49:45 ID:+FD1BpG4
9ソウルとキッドとパティ

 「お前はバカか。朝っぱらから破廉恥な」
 「そーだよー。マカいっつも平気な顔してるけど実は恥ずかしがり屋さんなんだからー」
 キッドとパティが朝の道端で言いたい放題にオレを詰る。……いや、まあ、詰られて当然っちゃー当然なんだケド……でもここ一応天下の往来なんだから弁えようぜ諸君……
 「う、うううるせぇな!……いいとこ邪魔しやがって」
 「およっ? 言うねぇソウルくん。いよいよ腹決まったのぉ?」
 くりっとした大きなパティの目が半分になって、口角が意地悪そうに持ち上げられる。……くそっ、相変わらずお前は無駄に敏いな!
 「ほっといてくれよもう……お前らは仲良くて平和だろーが、こちとら色々あってもう心が擦り切れてんだヨ」
 ひっくり返ったバスケットとぶち落とした鞄を拾って埃を払い、もう一度担ぎ直す。その様子をじっと見ていたキッドが珍しく口火を切った。
 「おれ達が平和かどうかはお前が決めることじゃない。独断独善は感心せんな」
 「そーだよー。キッド君はキッド君でいますっげー大変な目に遭ってるんだからー。ねー?」
 「……いらんことを言うなと言っただろうが。……いいか、絶対に言うなよ。言ったらホントに怒るからな。絶対に怒るからな」
 「うん言わないー。絶対誰にも言わないー。お姉ちゃんにも言ってないよー。エラいでしょー?」
 「……ああ、えらいえらい」
 キッドの珍しく慌てたやり取りにパティが気付き、キッドより背の高い自分の頭を撫でさせるように少し屈み、やっと気付いたキッドがそれをよしよしと撫でて頷いて体裁を取り繕っている。
 ……ああ、お前らそういうキャラなのね、家では。
 「どう見てもラブラブですけど何これオレ当て付けされてんの? ムカつく」
 オレのやっかみとしか言えないような非難に、二人は苦笑いとも含み笑いとも呆れ顔ともつかぬ顔を見合わせて複雑そうに眉を顰めた。
 「……あたしたちってラブラブに見えるらしーよ、キッドくん」
 「世間の目なんてのは当てにならんモンだな」
 しれっとかわすキッドと含み笑いいっぱいのパティが暗号めいたやりとりをしつつ、学校の方へ歩いてゆく。離されたオレもそれに小走りで続いた。
710かみさまはしらない:2008/10/18(土) 10:50:36 ID:+FD1BpG4
 「お前らって確か死武専に自分の部屋あったんじゃなかったか? なんでこんなとこ歩いてんだよ」
 「もうだいぶ前だよ?お屋敷から通ってんの。キッドくんの部屋をクロナが使うことになったからさ」
 パティがくるくる回りながら無駄な動作のやたら多いアラベクスなど決めている。相変わらず、オレより年上の癖に全然そんな感じしねーよなコイツ。
 「クロナ?あいつお泊り室にあんだろ、部屋」
 「……む、いつまでもあんな地下牢みたいな所に女の子を住まわせておく訳にもいくまいという父上の判断でな」
 咳払いをしてキッドが襟元を少し緩めながら言った。……コイツが自分からシンメトリー崩すなんて……雪でも降るんじゃねぇのか?
 「――――――いやまて、お前今なんつった?」
 オレが揺るんだキッドのタイを引っ掴みながら声を荒げると、その気迫に驚いたのか、キッドが目を白黒させながら答えた。
 「ち、父上の判断で」
 「違う!その前!」
 「女の子を地下牢みたいな所に……」
 「……誰のこと?」
 「あはははは!ソウルくんマジで気付いてなかったのぉ!? すげぇ!すげぇ!じゃあお姉ちゃんの勝ちだ!やーん悔しい!」
 「……なんだそりゃ」
 オレの手を払い、キッドが緩んだタイをキッチリカッチリ締め直して一人はしゃぐパティに問い返す。
 「クロナってマカちゃん居ないと結構一人で居ること多いでしょ。そういうの見たらソウルくん、サッカーとか野球とかガンガン誘うじゃん。あたしソウルくんって懐の広いヒトだなーって思ってたの。
 でもお姉ちゃんにソウルくんはクロナが女の子だって知らないだけで懐が広いんでも何でもないって言われてさー、さすがにそれはないよーって話をしてたんだけど……あれ、どったの?」
 首を落とした俺の素振りにのんきなパティの声が降りかかる。ああそう、そうですかそうですか皆様。
 「ちょ、ちょいまち。……みんな知ってんの? クロナの性別」
 「……お前、ホントに判らなかったのか? スカート穿いてるじゃないか」
 「あんなに線の細い男の職人いないよぅ、ふつー。ま、クロナは普通じゃないけどさー」
 「……マジカヨ……」
 「男だと思ってたのにあんなにマカの近くに居るの許してたのか。のん気な奴だな」
 「あはははー。じゃああたしも勝ちだねー。ソウルくん懐深い〜」
 二人が呆れ顔で高笑いをしながら、オレの背をドンドン叩いた。……ああもうなんだこれ。なんだよこれ。
711かみさまはしらない:2008/10/18(土) 10:51:35 ID:+FD1BpG4
10マカとソウルとブラックスター1/2

 んで、なんなの?
 体育の授業終わりの15分休憩、ソウルに連れられて図書館裏の水飲み場までやって来た。次の時間は化学の移動教室なのでチャイムギリギリまで粘って話せそうな場所に連れて来るたぁ、穏やかじゃない。
 「お前、クロナが女だって知ってたか?」
 ……何を今さら。
 「――――――あ、そう」
 ちょ、ちょっと待ってよ!まさかアンタ今まで男だと思ってたんじゃないでしょうね……そういやクロナからラグビーだのバスケだのの話を聞いたことあるけど、まさかあれソウルの仕業!?
 いくらクロナの身体能力が並外れてるったって、それはあくまでラグナロクのサポートがあっての話。クロナを苛めるのを至上の喜びとしている性悪武器がレクリエーションでクロナを助けるとは到底思えない。
 多少身が軽いとは言え、所詮は女の子。すぐ調子に乗って全力出す体力馬鹿の武器や職人の男子に混じってスポーツなんて考えるだけでぞっとする。
 「あ、いや……ブラックスターも一緒だけど……」
 ありうる……この馬鹿二人ならありうるわ……
 ハァ、とため息ついて手袋をつけた手で顔を覆った。ああもう、情けない。
 「うぅわ、じゃあ気付いてないのオレとブラックスターだけかヨ」
 ソウルがガックリ肩を落として背中を丸めた。その格好が結構傷付いてる風に見えたので、バカバカしいけど一応慰めてやるかという気になった。昨日から凹む事多いみたいだし。
 しょ、しょーがないよ。クロナってちょっと顔立ちとか中性的だもんね。うん、あたしも最初はどっちかわかんなくてさ。
 あはは、と取って付けたみたいな乾いた笑い声を上げながらソウルの肩をポンポン叩いた。
 「………………うそだ。その目はオレをバカにしている」
 なにシイタケの断面図みたいな情けない目ェしてんのよアンタは。……ったく、ほんと、ナイーブっつーか打たれ弱いっつーか。
 おおよしよし、ソウルくんはホント馬鹿な上に失礼でちゅねー。
 ちょっと天狗になったあたしがソウルのベッコリいっちゃった精神を引っ張り上げてやろうと、ソウルの白い髪を胸に抱いて背中を何度か摩ってやった。い、いつもはこんな事しないんだからね。特別よ!
 「………………。」
 ソウルがぐっと黙って身体を硬くした。……なによ、ギャグでしょ、笑うとか嫌がるとか更に泣くとかリアクションしなさいよ。
 「マカ」
 な、なにさ?
 「キスしよう」
 ……………………………………はぃ?
 「マカにキスしたい」
 ……ナニ、あんたあんまり不幸続きで頭イカれた?
 「嫌か?」
 て、てゆうか!なにその唐突な話題転換は!? は、話、終ったんでしょ? 次、移動教室行かなきゃ……
 「つーか、こっちが本題。クロナの話は、その、なんだ。前振りだ」
 あんたほんとに失礼な奴ね!性別マジで間違えてて前振りとかいうな!どーゆー神経してんのよ馬鹿ソウル!
 「朝、し損ねたから」
 だ、だ、だ、だいたい!なんであたしがソウルとキスしなきゃいけないのよ!? 理由は!?
 ああ、やだやだ、顔が赤くなっちゃう。イキナリ何を言い出すの!今までだってあんな事くらい結構あったじゃない!部屋ノックせずに入ってきて着替えてる最中に辞書もってったりさ!そ、それをこんな急に……!
712かみさまはしらない:2008/10/18(土) 10:52:16 ID:+FD1BpG4
11マカとソウルとブラックスター2/2

 あたしはもうなんだかワケが分からなくなって、つい、ソウルをドンと突き放してしまった。ソウルが嫌だった訳じゃない……ト、思う……んだけど……
 「……おっと、そこまで間抜けじゃねぇぞお前のパートナーは」
 突き飛ばしてよろめくかと思ったソウルは、微動だにせずあたしの手を掴んで離さない。手袋越しにソウルの手の暖かさが伝わって、それが何故か怖かった。
 や、やだ、はなせっ
 「離さない」
 お、怒るよ!ソウル!
 「嫌かどうか聞いてない。言え。オレとキスすんの嫌か?」
 わ、わかんなよ!急にそんなこと言われたって!
 「急とかそんなんカンケーねーだろ? 嫌かどうか聞いてるだけなんだから」
 嘘!いいっつったらするんでしょ!?
 「あったり前じゃん」
 じゃあ嫌!理由もなくされんのなんかお断り!
 「理由言えばしていいわけ?」
 そ、そういう事じゃないー!なんなのよ急に!いやらしいわね!エッチ!
 「……エッチってお前……何考えてんだ? キスするだけだろ」
 ば、ばかじゃないの!? キスってぇのは……
 「好きな奴とするモンだって言うんだろ。じゃあいいじゃん、オレは合ってる」
 ?まれてた右手ごと引き寄せられて、ソウルの腕が腰に回った。あたしはそんな状況だというのにどこかフワフワと他人事で、ああ、ソウルってあたしのこと好きなんだーそっかーと、又聞きしたような心境だった。
 「オレ、マカのこと好きだ。キスしたい」
 ぐっとソウルの顔が近づいてくる。……うわ、近!近い!近いよちょっいとアンタ!
 ぎゃー!ソウル!ちょっと!タンマタンマタンマー!ストップ!タイム!ちょっとちょっとちょっとぉー!?
 ジタバタじたばた足掻いても喚いても、ソウルの力はホント凄くてちっとも抜け出せない。おかしいよ!いつも喧嘩はあたしが勝つのに!?
 『や、やだぁーっ!』
 思いっきり叫んだら、ソウルの腕に篭ってた力がフッとゆるくなった。あたしはもう必死の思いでソウルと距離を……取ろうとしたら、何かにドンとぶつかった。
 わ、わわっ!?
 不意のことで体のバランスを失って倒れそうになったあたしの手がぎゅっと?まれて、きちんと立たされる。……ありゃ、この手……
 顔を上げたら思ったとおりブラックスターの背中があって、肩の星型の刺青がなんともいえない迫力で目の前に迫っている。
 「……何事だよ?」
 きょとんとしたような声でブラックスターがソウルに尋ねる。あたしからはブラックスターの顔は見えないけれど、ソウルの顔は見える。顔色を失うってのは多分、こういうことを言うんだろうなって、そういう顔のソウルは見える。
 い、いや、ちょっとした行き違いがね……
 あたしは何とか取り繕おうとして、どきどき煩い心臓を無理やりに押さえつけながら震える声を出した。あ、あれ、何であたし震えてんの?
 「……何事だよ?」
 もう一度ブラックスターが同じことを同じ声でソウルに尋ねた。ソウルは何も言わずによろけていた体勢を整えて一度深呼吸をしてから低い声で言う。
 「マカ襲ってた」
 「そうかい」
 鈍い音がしたかと思うと、ブラックスターは既にあたしの隣で同じ方向を向いていた。視線をソウルにもう一度向けた時、ソウルは途切れ途切れの呻き声を上げながらお腹を押さえてうずくまっている。
 ……ええっ!? ちょ、ちょっと!? ど、どうなってんのコレ!?
 「マカ、授業始まるぞ」
 コートの裾を引っ張られて、あたしは抗議の声を上げる間もなくブラックスターに引きずられてそのまま化学室へ行くことを余儀なくされてしまったのだった。
713かみさまはしらない:2008/10/18(土) 10:55:16 ID:+FD1BpG4
12ソウルとスピリット

 「……実にいい気味だ」
 横隔膜だかなんだかが揺さぶられて、息が出来なくて悶える俺の頭の上から無慈悲なおっさんの声が降ってきた。
 「やっぱブラックスターが本気出すとコエーな? ……おい、大丈夫かソウル」
 背中をバンバン力任せに叩かれたのが功を奏したのか、ぜひゅーぜひゅーとおかしな音を立てつつもオレはようやく呼吸が出来るようになった。あんまり辛くてよだれと涙が滝のように出ている。……もちろん脂汗も。
 「げほっげほっげほっげほげほ」
 「お前、うちのつるぺったんには興味なかったんじゃなかったっけ?」
 「げほげほげほげほげひげひげひ」
 「まあ何にしても無理やりはおじさん感心せんよ、うん。今俺がおとーさんモードでなくて良かったな、ブラックスターに感謝しとけ?」
 「がひがひげひげへげへげへげへ」
 「……おいソウル、最高にかっこ悪いのは解るけどそんな長いこと咳き込む程でもねぇだろ? 次の時間デスサイズ様の特別授業聞いてけよ」
 「………………ごほっ」
 俺は半分ほんとで半分うそっこの大げさな咳を鎮めてゆっくり顔を上げた。濡れたところが秋風に晒されてひどく痛む時に似た感じで冷たくなっている。よだれだの涙だの拭い、精神を落ち着ける呼吸を繰り返して何とか平静を保つ。
 ようやく立ち上がってみんなでバスケやったハーフコートのある中庭の隅にあるベンチに座っているデスサイズ、つまりマカの元親父の隣に一人分空けて座った。
 よく考えたらこのおっさんと二人で喋ったことなかったな。……何言われるのやら。
 いつもの超過保護言動を思い出して肝の冷える思いだったが、それを無視して一人になる勇気もなかったし、もちろん遅刻してまで化学室に向かう厚顔無恥さも持ってないオレは、しぶしぶと着席する。
 「はーい、デスサイズ様のー恋愛講義ーわーパチパチー」
 ……うっわ、虫唾ダッシュ。
 「明日のためにその@〜。うちに帰ったらマカに土下座ー。もうしません悪いことしませんごめんなさいって間髪入れず土下座ー」
 ――――――うん、マカ。お前の苦悩ちょっと解ったような気がするぜ。
 「明日のためにそのA〜。今日の夕食はお前が作るー。マカの好物をたくさん作るー。もちろん洗い物も後片付けも全部するー」
 男のプライドとかねーんかこのおっさんは。
 「明日のためにそのB〜。なんか理由つけて魂の共鳴をするー。ちょっとでもずれてたら何度でも復習ー。完全に合致するまで徹夜でも復習ー」
 ……ちったぁ死武専の先生らしいことも言うんだな、おっさん。
 「この三つは絶対やれー。やらねーと、俺みたいになんぞー。以上、デスサイズ様の仲直り講座でしたー」
 最初とタイトル変わってんじゃねぇか。
 「――――――俺みたいになんぞーって、オレは別にマカとはなんでもねぇよ。ただの武器と職人だ。……ま、それも解消になるかもしんねぇケドさ」
 「解消だぁ?」
 マカと同じ緑色の目がぎろりとオレを睨んだ。三白眼気味の目は薄気味の悪い迫力があってオレは二の句も次げない。まるで蛇に睨まれた蛙だ。全身に嫌な汗がじわりと押し寄せて、プレッシャーで胸が潰れそうな気さえする。
 「俺の可愛いマカがこの程度で喧嘩別れするよーなテキトーな武器選ぶわけねーだろ。あの石橋を叩いて渡る性格はな、俺の嫁さ……いや“元”嫁さんゆずりなんだよ。
 言いたかねーがお前は相当信用されてんだ。マカはな、更に言いたかねーけど俺の所為でちょっと男性嫌悪入っててパパは随分心配したワケよ。
 それが、ちょい潔癖症気味のあの子が、男にパートナーを定めたって聞いた日にゃ、俺はもう喜んでいいやら泣き叫んでいいやら複雑な気持ちだったさ。つーか泣いたさ。
 それを、涙を飲んで俺はテメェがパートナーやって、あまつさえ同じアパートで同棲してるのも目を瞑ってきたんだよ!
 わかるか? 俺が何言いたいか解るか? ええっ!?」
 ずずいっと怒りマークを顔全部に貼り付けた世界一強い魔武器、デスサイズ様が取るに足らない子供に向かって殺気を全方位一斉照射する。特に『同棲』って所にものすごく重い怒気を孕みつつ。
 「…………マカ、泣かしたら、殺す?」
 恐る恐る片言で答えた。つーか今すでに殺されかねない状況なんですが。
 「よーし理解しているようだなクソガキ。いいか。これだけは言っとく。おれでも“後5年我慢した”んだ。
 マカを一ミリでも不幸にするような真似してみろ、お前の身体を古今東西誰も見たことがないほど綺麗に5センチ角で賽の目状にしてやるからな、覚えておきやがれ」
714かみさまはしらない:2008/10/18(土) 10:57:29 ID:+FD1BpG4
13そして、マカ

 アパートの部屋のドアを開けたら、ソウルが土下座していた。
 「な、なんの真似?」
 「ごめんなさい。もうしません。許してください」
 「ちょ、ちょっと、やだ、やめなよ!もういいってば、こらソウル!」
 「許してくれるまでやめらんねぇ」
 「もう!今度は脅迫!? もういい!許す!許すから顔上げてよ!いくら玄関でも土足で上がるんだから汚いでしょ!?」
 ぱっと顔を上げて、ほぅ、と胸を撫で下ろすちょっぴし涙目のソウルがのろのろ立ち上がってよろめいた。……まさか、あたしが帰ってくるまでずっと土下座してたんじゃないでしょうね!?
 「……あの」
 「なに?」
 「ほんと、ごめん。……ちょっとなんか、おかしかったオレ。本当にマジで、ごめん」
 ……ソウルがそんなしおらしいなんて、珍しいわね。何よ? ヘンなモンでも食った?
 「――――――実を言うと、すっげぇ怖かった。なんかソウルが違うヒトみたいですっごく怖かった。
 あれからさ、ブラックスターがまた何かあったらすぐ言えって、ぶっ飛ばしてやるって、あはは、なかなか、なかなか……あは、洒落たこと言う、から……」
 それから先は言葉にならない。二人が仲いいのが好きだったのに。二人でバカやってしょうもないことでゲラゲラ笑ってるのが好きだったのに。……何でこんなことになったんだろう。もうやだ、あんな怖い顔で怒るブラックスター見たくない。
 平気な顔をするつもりで、頭の中をCOOLに保ったはずなのに、ぼろぼろ涙が出てきてたまらなくなってしまった。ああちくしょう、やだよこんなの。かっこ悪い。
 「……あの、何もしない。下心なし。いいな? 悪さじゃねえぞ、これは」
 顔を覆っている両手ごと抱きしめられて、朝みたいにそれは怖くなくて、でもちょっとビクってなっちゃった。
 「う……ごめん。……怖い?」
 「――――――こわいよう……朝怖かったんだからぁ……!こ、こんなんじゃなかったもん!いつもみたいに、こんなんじゃなかったもん!」
 だだあーっと、更に涙が出てきた。優しくていい奴の、いつものソウルが帰ってきたような気がしてなんか良くわかんないけど涙がどんどん溢れてくる。
 あたしは必死にソウルにしがみ付いて、ソウルのお気に入りのパーカーの肩に思いっきり涙と鼻水をこすりつけてやった。
 「……わり。わりかったよ。もうしねぇって。許せ」
 「うううううー。絶対だよ、もうやだからね、ああゆうの、やだからね!?」
 「〜〜〜っ……わ、わかったよ。だからもう泣くな。お前、オレをキューブ状にしたいのか?」
 良くわかんないことを言いながら、ソウルがあたしの背中越しにドアを閉めた。鉄のドアがガガン、といつもの音を立てて閉まる。……そうだ、床に鞄もバスケットも置きっぱなしだ。
 ゆっくりソウルから離れて、袖で涙を拭いつつあたしは鞄とバスケットを取り上げ……。
 「……なに鼻血吹いてんのよソウル」
 「……らんれもらい……」
 どたどた慌しくソウルが風呂場に駆け込んで、あたしはふぅーッと大きなため息をついた。ああ、なんか元通りだ。よかった。本当に良かった。
 「ね、ねぇソウル!晩御飯さ、ホットドックしたあげる!朝も昼もほとんど食べてないでしょ? 帰りにパンとウィンナー買ってきたから、スープ温めなおしてさ、サラダ作ってチキンでも焼くから!ちょっと待ってて!」
 あたしはコートと鞄を部屋にぶち込んで、エプロンに頭を突っ込む。冷蔵庫にバスケットの中に突っ込んでた買い物袋の中身を並べて、スープ鍋を確認した。ブレアは随分堪能したみたいで、作った三分の一くらい減っていた。
 ……んー、ちょっと牛乳入れてのばしちゃおっかな。
 「洗いかごに全然お皿ないけどこれソウルが片付けてくれたのぉ?」
715かみさまはしらない:2008/10/18(土) 10:59:32 ID:+FD1BpG4
14そうして、ソウル

 「あんのばか、あんな下着でミニなんか穿くんじゃねぇよ!」
 鞄を取ろうと屈んだ太ももの奥に、あの凶悪なぱんつ(とすら呼べない代物)。
 ……い、いや。別に太ももに注視してたわけじゃねぇよ? 単にオレの位置からたまたま見え……いえすんません死神様……見てました……すっげェ注目してました……
 「やば……反省全然してねえじゃん、オレ」
 いや、反省っつのはチョト違うんだけど、いやでも、うん……なんかもう、つまり、えーと、なんだこりゃ。なんかの修行?
 あんなの見てどうにかなるななんて無理に決まってんだろ!マカは胸ねーけど太ももとかケツとか腰とかすんげー色っぽいんだぞ!? ――――――や、そういう問題じゃねぇな。
 自分に自分で突っ込み入れて、洗面所の鏡に自分の顔を映す。びしょびしょのくせにニヤニヤ笑いで締まりがないことこの上ない間抜け面。ため息がでちゃうぜ、全く。
 「……お前パンツヘンだぞとか言ったら……マカチョップじゃ済まねーんだろーなー……」
 いいや、もうこの際知らん振りしとこう。マカなりの親父さんとの繋がり方なのかも知んないし……しかしあすこン家の奴は全員どっかネジ外れてんのか?
 タオルで顔を拭いて、まだ痺れる足(なんせマカ帰ってくるまで二時間土下座してたしな)を慎重に動かしながらリビングのソファに倒れこんだ。キッチンからかぼちゃのスープのいい匂いがする。
 「冷蔵庫に張ってあるブレアの手紙、読んだか? 今日は遅番で帰ってくるのが朝……ッ!?」
 何の気なしにだらりと振り返ったら、そのう、マカさんのスカートがですね、エプロンの紐に引っかかって……こう、なんつーか……全開?
 ……やべ、また鼻血出る……
 「うん、ブレア月曜日いっつも遅番じゃん。知ってるよ」
 のん気な声が台所から返ってきて、俺はもうそれ以上そっちを向けなかった。深く静かな呼吸を繰り返して、頭の中をCOOLに保つ。
 落ち着け、落ち着け、落ち着けソウル。お前は出来る子だ。大丈夫、オレは変態じゃない。変態じゃない。仮に変態だとしても変態と言う名の紳士だよ。ジェントルメンは動揺しない。大丈夫。COOLだ。
 ふーっと呼吸を整えるように息を細く吐き出し、ソファの前に置いてあるテレビでも見て気を紛らわせようと、暗いブラウン管に目をやった。
 ――――――あはははは!!電源入れてないのに『新妻すけパンドキドキLIVE中継』が大絶賛放送中なんですケドうちのTV。
 思わず吹いたオレを誰が責められようか!なにもうこれ!死神様オレそんな悪いことした!? ねぇ!なんなのこの罰の嵐は!?
 「……あーもう……いっそ殺してくれ……」
 ぐったり項垂れるオレがジタバタしてるのを不審に思ったのだろう。マカが食卓にオレを呼んで、すぐ出来るからお皿とかコップとか並べてぇ〜と、いつもの調子で言った。
 「お腹空いてるでしょ? 先に食べてていいよ。手羽先じきに焼きあがるからね。ホットドックはちょっと待ってくれる?」
 フライパンでキャベツの千切りを炒めながら、片手間にマッシュポテトにマスタードを絡ませるマカ。……相変わらず手際はいいんだよなこいつ。ケツ出てるけど。
 「いいよ、手伝う。一緒に食おうぜ。レタス皿に敷けばいいのか?」
 「あ、うん。じゃオニオンサラダ作るからピクルスの瓶と粉チーズ出して」
 それから10分もしないうちに結構豪勢な晩飯が出来て、二人で貪るように食った。お前にしては随分食うな? と尋ねたら、あんたとブラックスターのせいでせっかくの椿ちゃんの炊き込みご飯さえロクに喉を通らなかったと皮肉を言われた。
 ……ごめんなさい。
 「あとアンタ帰った後に数学小テストあったよ、明日来たら追試だって」
 「うげぇ。だりぃ」
 「朝二時間やって帰るなんていい度胸よね、ったく。体の調子悪かったってフォロー入れといたんだから話し合わせといてよ?」
 いつもの調子。
 いつもの会話。
 いつものマカ。
 いつものオレ。
 ……平和っていいなぁ。日常ってサイコー。こういう普通をぶっ壊すよーな奴はホントマジロクでもねーよ。
716名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 13:52:39 ID:m7TUqOz8
ソウルかわいいよソウル
…あれ?
717名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 13:56:51 ID:TWgDwFWN
DX乙
ソウマカかあいいよソウマカ!初々しい二人がいい、★の一途っぷりも萌える
キッドとリズとクロナの三角関係もwktk
718名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 14:51:36 ID:Yos2o4dy
ソウルwwエロパロスレなのに邦画みてるみたいなほっこり感だw
ソウマカはこの普通っぽさと初々しさがたまらん
超GJだ

キッドリズクロナも気になる
キッドは女の子3人と同居とか萌えアニメの主人公のようなおいしさだな
スレンダー美人のリズ、ぽっちゃり巨乳のパティ、僕っ娘貧乳のクロナ
719名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 15:12:26 ID:6U3kC9rU
ギリコの件やパーティの時の逆ナン見てるとリズは
年上でがっちりした青年が好みなのかな?ってイメージだったわ
ひょっとしてあてつけだったのか!?

しかしこの!リア充どもめ!みんなかわいいじゃないか!
椿の炊き込みご飯食べたい。
720名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 22:12:12 ID:A9frA2rA
じゃあマカのホットドックは俺がもらっていきますね
721673:2008/10/19(日) 05:53:36 ID:ZhNjA/62
>>666
かまわん!白無垢着てエロ下着はいて俺の胸に飛び込んで来い!!!

すまん
勝手に自己完結して、前回で終わりかと思ってたよ(´・ω・`)
全21話でエロまで書いてくれるのか?マジ全裸待機してるよwktk

それにしても、
前回ヘタレ呼ばわりしてゴメン・・・ソウル・・・と思ったらやっぱりヘタレだった罠
パパかっこいいよパパ、「後5年我」なるほど、それで発散出来ない性欲を他へぶつけてあんな駄目男になったわけですね?
新妻すけパンドキドキLIVE中継・・・録画で結構です・・・いや、DVD焼き増しの焼き増しでもかまいません 俺 ニ モ 見 セ ロ

息子さん家も、なんか大変なことになってるみたいだし?
ソマカ書き終わったら、死神くんの家庭の事情で一本書いてほしいぐらいだよ

全21レスなら次回うpで最終回までいくのかな?
このあまりにもじれったいほど初々しい所からどうエロへ持っていくか本気で楽しみにしているよ!GJ


あぁ〜やべ、空明るくなってきた・・・寝よ・・・・・
722名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 20:22:20 ID:vvHlz55c
723名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 21:22:16 ID:9Atd3O1c
小ネタ。精神的にマカとクロナを追い詰めたいってネタなんでそういうの苦手な人注意




クロナが体験入学してから結構たった。
あの子は私以外の人とも少しづつ話せるようになってきたし
私の後ろに隠れてないと人ごみを歩けなかったのも手をつないでいればなんとかなるぐらいに回復してきた
……それなのに。ここ2〜3日クロナは唐突にひきこもり、私との接触もこばんでいる
「あー…最近頑張ってたけどどうやったって人には波ってもんがあるだろ。そっとしとけば戻ってくるさ」
ソウルはそんなことをいうけど、何かあったのだけ確認しようと私は一人おとまり室へ向う


わずかに扉があいているのか、お泊り室の前までくると声が聞こえた
「……!………」
クロナの声だけが、小さくくぐもって聞こえる。何を言っているのかはわからない
扉に近づくと、本当に少しだけ隙間があいていて中を覗くことができた
「やめて…やだ…やだ…」
クロナは後ろ手にしばられていて、おしりを突き上げるような形で伏せている
スカート、というよりは服は肩のあたりまでしか覆っていない。クロナは泣きじゃくりながら「やめて」と繰り返す
「やだ…いうこと、きく、きくから。やめて もう  やめて…」
ラグナロクが、手をのばしてクロナの体を……え、何?これは、何?いったいなんでこんなことをしているの?!
ラグナロクの声も、耳に入った
「言うこと聞く?聞く素振りがないからしつけてるんだろ?昨日だって今日だって、ずーっと言ってたよな?
『マカにあいたい』ってよ。もうそいつらの事を忘れろって言ってんだろ?え?忘れようとしないからこうなるんだ」
こいつは何を言っているの?クロナが私達と仲良くしたいっていうのにラグナロクは関係ないのに…!
かっとなって、部屋に押し入ろうとしたそのとき、ラグナロクがこっちを向いて、嗤った
「よし、クロナ。どっちがマシか選べ。 死武専を出るか、マカにこの現場を見られるか…どっちがいい?」
「むりっ…無理だよぉっ!……マカにこんなとこみられたら…しんじゃう……」
「じゃあ、死武専を出るんだな?」
「… いや…  やだ…」
「選べっつってんだろ?!」
クロナの体がびくりと動き、息をのむ音がする。ここからでもラグナロクがクロナに乱暴な扱いをしたのが見えた
助けなきゃいけないのは解っているのに、私が入ったとしたら、あの子は…
目の前が、真っ暗になる。私は、無力だ……
724666:2008/10/19(日) 23:20:26 ID:aeZ7vq7o
>>723 クソ燃える!いいねえいい!実にいいよこういう悲惨な話。実に俺好み。特にラグナロクの凶悪さ加減がマゾな俺にはたまらない。是非小ネタといわず続きをkwsk。

>>673 死神くんの家庭の事情とかwww年ばれるwwwだが把握www正座で待ってろwww


頑張ったんだけどやっぱソマカでセクロスとか_。だってこいつら13とか14だろ?中学生じゃん。
おっさんちっこい女の子にちんこ突っ込むとかそんな無体_。つーわけでガッカリ最終回どぞー。
725666:2008/10/19(日) 23:22:14 ID:aeZ7vq7o
15そんなわけで、マカ

 「ひゃあああああああ!」
 思わず声が出た。かなり間抜けな悲鳴だけど。
 「な、なんだなんだ!? どうしたマカ!!」
 「なっ!なんでもないっ!ご、ゴキブリ!ゴキブリが出た!もう大丈夫!ま、窓から出てった!!」
 「……そ、そうか……夜だからあんまでかい声出すなよ、近所迷惑だろ」
 「うん、うん、わかてる。大丈夫、もう平気」
 ドア越しにソウルの声が聞こえて、片言気味のあたしはスカートを掴んだまま鏡の前で呆然と立ち尽くしている。
 「な、なにこれ!? 何であたしこんなの穿いてンのよ!?」
 朝着替えたときは普通の、白のコットンで青のリボンが腰んとこに付いた……あれ……それどっかで見たことある……
 あたしは朝放りっぱなしにしておいたブレアの“猫の恩返し”袋をもう一度開いた。……あはははは、これだ。
 「あんのクソ猫〜〜〜〜!!」
 今日は朝から何にも口にしてないからトイレも行かなかったのが災いしていたようだ。あああ〜……あたしコレで一日学校に居たの〜? さ、最悪なんですけどぉ〜……
 「もう何なの今日は……厄日?」
 ぐったり全身の力が抜けてベッドに倒れこんだ。もうなんかどーでも良くなってきちゃった……
 ノックの音がする。
 「うぇい」
 「風呂沸かしたから入れ……ってお前!何つーカッコしてんだよ!?」
 さっきはドアの前でやり取りしてたソウルが何の気なし、いつもの調子でドアを開けた。……ってええええ!?
 「や、やだぁ!だ、だ、だ、め!!み、見るなぁ!!つーか何回言ったらわかんの!? ドア開けるときは開けるって言いなさいよバカ!」
 慌てて毛布とか布団で下半身を隠して部屋のスミスに匿ってもらう。……う、クロナの癖がなんか解った気がする……
 「の、ノックしただろちゃんと!」
 「もう、最悪!ばか!エッチ!」
 「――――――あのなぁ……」
 ぼりぼり頭をかいてソウルが部屋に入ってくる。ドアがばたんと閉じられた。……ちょ、ちょっと?
 「そういう格好でエッチとかいわれるとね、オレもほら一応男じゃん? やっぱドキッとするわけよ」
 ベッドにソウルが足を掛け、端っこがぎぎいっと音を立てた。やだ、アンタ普段あたしの部屋なんか入らないくせに……なによ、なんなのよ。
 左端のスプリングが悲鳴を上げているその上でうんこ座りをするソウルの顔には、明かりの加減で深い影が落ちている。その見たこともないソウルの姿に背筋がぞぞーッと総毛立って、胸が痛いほどひどくドキドキドキドキした。
 「でもお前泣かすのやだからソウル君は必死に我慢してるわけ。わかる? だから無邪気に煽るな。お前のパートナーは元々結構エッチなんだから」
 ぎひひひ。滅多にしない底意地の悪い脅すような声で笑って、ソウルがベッドから降りた。顔はもう、いつものソウルだ。
 「あんまし悪い子にはソウル君チューの刑だぞ」
 片手をひらひらさせてソウルが部屋から出て行く。あたしはその閉じられたドアを呆然と見つめながら、なんだかすごくいっぱい失敗したような気分になってしまった。
 ……あたしソウルにひどい事してる?
726666:2008/10/19(日) 23:23:17 ID:aeZ7vq7o
16そんなわけで、ソウル

 あービビった。オレの心臓止める気かアイツは。
 胸に置いた手が細かく振動している。エイトビートでドキドキドキドキ。うー、内臓に悪いこの家。
 時計を見上げてため息をついた。8時前……今から風呂入ればTV間に合うな……
 「マカぁ!オレ先に風呂はいんぞー」
 『いいよー、あたし宿題やってから入るからー』
 ドア越しに篭った声が聞こえたのでオレは風呂に向かう。いつもは先にマカが入る。……いや、残り湯がどうとかそーゆんでなくてな……単にオレが長湯なんでそうなっただけ。
 風呂場のドアを開けて洗濯機に服をばんばん投げ込む。……最初のうちは服を別けて洗ってたからこういう事すると怒られたんだけど、最早マカもめんどくさくなってきたのか慣れたのか、何も言わなくなった。
 ……あ、一応言っとくけどさすがに下着は別々に個人で洗ってんぞ。
 「……そーいやこないだリズが間違えてキッドのTシャツ着てたなー」
 あんだけおっぱいでけーと服伸びんだろーなー。……オレんとこは一切そういう危惧がないけど。
 一緒に暮らしてるとどうしてもそういうダレた部分はどこでも出るらしくて、あのキッチリ屋のキッドでさえ時々、本当に時々、パティの甘い香水の匂いをさせてたりする。
 つーか自分のオーデコロンと女の化粧品を一緒んとこ置くなよな。お前んチ広いんだから。
 そういう意味ではブラックスターんところは本当にキッチリしている。……まぁ、アイツの服と椿の服は全然種類も趣味も違うし、化粧品だのなんだのめんどくさい事は二人とも嫌いだしで、取り違えようないんだけど……
 「……忘れてた……ブラックスターんこと……」
 あー明日学校行くの気ィ重い。がしがし頭を掻きながらバンダナをぽんと洗面台の端っこに置こうとして先約を見つけた。……マカの手袋だ。
 「チト汚れてんなぁ……ついでに洗っといてやっか」
 頭を洗って身体を洗って、湯船に浸かって鼻歌交じりに天井を見上げる。オレん家の風呂の窓は大抵の日に月が見えるほど大きくて、人一人が通れるくらいだ。
 さして広くもない2LDKには過ぎたるほどの立派なバスルーム。オレもマカもブレアもこの部屋で一番好きな場所は風呂場ってぇ意見が合致するほど、ここの風呂は居心地がいい。
 「あー、ブレアん部屋に酒返しとかなきゃなー」
 ここは2LDKなので厳密に言うとブレアの部屋ってのは存在しない。ただ、リビングに3畳ほどのクローゼットルームがあって、一応そこがブレアの部屋ってことになってた。
 ……んだけど、どこをどうしたのかさっぱりわかんねぇが、いつの間にかクローセットルームが8畳はあろうかという立派な部屋に様変わりしてて、さすが腐っても魔女だねぇとマカと二人で驚いた。
 窓まであるんだぜ、笑かすだろ。どーやってクローゼットルームに窓なんか出したんだよ?
 「……今日は長湯してらんねぇんだっけか」
 湯船でうとうとし始めた意識を覚醒させて、下着と靴下(お気に入りだから洗濯機では洗わない。マカは細かいって呆れるけど放っといてくれ趣味なんだから)を洗って絞り、マカの手袋に手をつけた。
 「――――――手袋ってどうやって洗うんだっけ? なーんか本で見たことあんだけどなー……」
 何の気なしに両手にはめて石鹸を泡立てた。……うん、なんかこんな感じだったよーな気ぃする。要は手を洗うみたいに洗えば型崩れもしないし布を傷めも……
 「……うっ……!?」
 泡だらけの白い手袋。木綿のいい生地でさらさら心地いい。きっと結構高いんだろうなぁ。いつもマカがはめてるトレードマークの白い手袋。変身したオレをがっちり掴んでいるあの華奢な指……が、目の前に……!
 「お、おちつけソウル。さすがにそれは不味かろうよ。ああ不味かろう。まずは確認、ドア閉めよし、窓鍵よし、人影なし……ってチッガウ!!」
 ひー、と首筋を押さえた手が泡でぬるりと滑って肌に手袋が擦れ、ぞくっとした。……ひぃぃぃきもちいいぃぃぃ!
 「う、う、う、う……死神様……どうか許してください、一回だけ、一回だけ……っ!」
 風呂場のドアの前に椅子を置き、急に開けられたりしないように背中をべったりドアに張り付けて……石鹸の細かい泡で非常にいい具合に滑る手袋で太ももを触ってみた。……くっ……こ、これは……クる……すんげぇクる……!!
 この手袋の感触を肌が覚えている。そうだ、これだ。いっつも、この手に俺はぶん回されたり、弾かれたり、叩かれたり、摩られたり……
 「……やべ……癖になりそぉ……」
727666:2008/10/19(日) 23:23:53 ID:aeZ7vq7o
17そんでもって、マカ

 部屋着に着替えて宿題を始めてもう一時間になる。一通りのテキストの空欄を埋め終えたのでお風呂でも入ろうかなーとパジャマと下着を持ってリビングに出た。……およ、月曜のこの時間はソウルいつもTVの前に座ってるのに。
 「ソウルーTV始まっちゃうよー?」
 バスルームの方に向かって声をかけるも返事なし。……あのばか、また湯船で寝てるんじゃないでしょうね?
 ソウルが湯船に使ったまま寝ることはたまにあって、それ自体に驚きはしないんだけど……風邪引くじゃん。早退の言い訳をマジにしてどうすんのよ!大体男の癖に長湯すぎんのよアイツは。あと風呂場で歌うのもやめて、恥ずかしい!
 「ソ…………ッ」
 脱衣室のドアをそっと開けバスルームに足を踏み込もうとして、呼んだ名前も途中でとまった。
 低く響くハウリングしたソウルの声が、あたしの名前を呼んでいる。苦しそうにも聞こえるし、何かに耐えているようにも聞こえるその声に宿る艶めかしさは、いくらあたしでも理解できる。
 『……まぁか…………マカっ……』
 汗が出る。どっと汗が出る。背筋がぞーっとして全身が凍りつくみたい。一瞬で喉がからからになって顔が引きつった。
 「……ぃっ」
 へんな声が出る。やだ、やだ、怖い、怖い、怖い!やめて、やめてよソウル!あ、あたしの名前なんて呼ばないでよ!!
 とにかく逃げ出そうとして踵を返した。慌ててランドリーケースを引っ掴んでしまったけれど、もうそんなことに気を回している余裕なんて全然なかった。
 一刻も早く部屋に、ベッドに潜り込んで部屋のスミスに匿ってもらわなきゃ。そんなことばかり考えていたから。
 ――――――それからどのくらい経ったのか、ぼんやりしてた頭が急に覚醒する。……あれ、泣いてんの、あたし。
 「……マカ……、ちょい、顔出せよ。話がある」
 遠慮がちに部屋のドアがノックされて、あたしは声も出ない。
 「……まだ寝てねぇだろ。なぁ、マカ」
 いつものソウルの声のはずなのに。なんでこんな怖いの? なんで?
 「――――――入るぞ」
 「や、やだぁ!!」
 「――――――起きてんじゃねぇか」
 「やだ!やだ!入ってこないで!話もしたくない!あっち行ってよ!」
 「……やっぱ見たか……。バスタオル落としていったろ、お前」
 ガチャ、とドアが開く音がした。ばかばかばかばかあたしのばか!何でドアに鍵掛けてないのよ!
 毛布と布団をかぶって部屋のスミスの超部屋のスミスに縮こまり、精一杯の怖い顔で威嚇してやるけれど、薄暗い部屋に差し込むリビングの明かりの逆光でソウルの顔は見えない。
 「は、入って来んなって言ったでしょー!?」
 「……うん。言われたけどさ――――――ドアの前でするわけにもいかねぇじゃん? こういう話」
 なによ、なによ、なによ!いっつも来るなって言ったら来ないくせに!こんなときばっか、何でそんな男っぽいのよ!!
 「したくない!話なんかしたくない!」
 「マカ。聞け。そのままでいいから聞け」
 痺れるような重低音。まるで大人の人みたいに、威厳とか威圧感とか、そういうものがある重々しくて立派なソウルの声がした。バスっていうんだっけ? こういう感じ。
 「〜〜〜〜っ、あ、あのな。その……あぁあぁ〜〜ナニ言えばいいんだよもう!
 でも!悪いけど!オレは男で!お前は女で!こういう風になっちまうんだ男ってのは!だってお前今日ヘンなパンツはいてるし!その癖なんか妙にベタベタするし!我慢の限界だったの!いっそ誘ってんのかと思ったぜ!」
 だってしょーがねーだろ!? オレお前のこと好きなんだもん!!
 ソウルがそんなことを、罪を告白するみたいにして小さく叫んだ。
728666:2008/10/19(日) 23:24:45 ID:aeZ7vq7o
18ソウル

 ああもういいや、全部言っちまえ、これで嫌われたってしょうがない。だってホントの事なんだから。もう腹ン中でぐじぐじすんのはヤメだ。男らしく度胸決めるぜ!
 「キスもしたいさ!抱きしめたいさ!もっとエッチなこともそりゃしてぇさ!
 でも!マカに泣かれんのが一番やなんだよオレは!だから今まで一生懸命我慢してたんだよ!それをお前っ……飯作ってる時ぱんつ全開だわ、部屋でスカート穿かずに寝転がってるわ……
 無理だよ!我慢できねぇよそんなん見せられたら!」
 「な、なによぱんつ全開って!?」
 「あーあーあー聞こえなーい!……もうなんもかんも全部言うぞ!言わせて貰う!お前は大体隙が多すぎるッ!そもそも何だあのミニスカは!職人はただでさえ動きが大きいのに普通にしてても見えそうな短いの穿きやがって!ズボン穿け!
 あとオレが変身した後だからって男を気軽にまたぐな!見えるんだよボケ!どんだけオレが必死で見ないようにしてるかわかるか? ええっ? おれの苦悩がわかんのかよお前に!!」
 「な、な、な……!」
 「それから!オレの言うことにはすぐ反論するくせに何でブラックスターの言うことは素直に聞くんだよ!職人同士だからか?よく助けてもらうからか?
 マカのパートナーはオレじゃん!オレの言うこと聞けよ!オレだって、そりゃ強かねぇけどお前のことこれでも必死で守ってるんだ!死ぬ気で守ってる!なぁ!」
 気がついたらマカの布団引っぺがして両肩を掴んで揺すってた。マカは恐慌状態のままぼろぼろ涙を零してて、一言も口を利かない。
 「あっ……!」
 しまった、まずった……全然COOLじゃねぇじゃん、オレ……最悪だ……なにビビらせてんだよ!バカが!
 「……ご、ごめん……」
 掠れた声に重なるように、マカの錆びた機械が擦れるような耳障りな高音の泣き声が響いた。
 「ひぃぃぃん…………ごめんなさぁい……ごめんなさぁい……あたし、知らなくて、判んなくて……ソウルがそんなに悩んでるって知らなくてぇぇぇー……!」
 崩れ落ちるようにベッドに伏したマカは本当に本当に小さな女の子で、自分がどれだけただの子供で愚かなクソガキかを心底思い知らせてくれる。ああもう出来ることなら逃げ出したい。
 腹の奥から湧き出してくる恐怖と暗黒がひしめき合う様にオレの全身に噛み付きまくる。
 「でも、でも、でもぉ……わかんないよぉ……そんなこと急に言われたってわかんないもん〜!ソウルのこと大事だけど、そんなの急に言われたってわかんないようぅぅ〜」
 げほ、げほ、げほ。マカが咳き込みながら一生懸命になってオレに伝えようとする。自分の浅はかと、愛を。
 「……うん、ごめんな……オレも急に……すまん」
 「ずっと我慢してたんでしょ? ごめんね……ごめんね……!でも、でも、ごめん、怖いんだもん……ソウル、怖いんだもん〜……いつものソウルじゃないよぉー……
 パパみたいに怒んないでぇ……怖いよぉ……ソウルあたしの味方だよね? 絶対あたしの味方だよねぇ? ブラックスターも怖いんだもん……怒っちゃやだぁ……!」
 げほげほげほげほ。マカの呼吸が変になっていた。オレは背中を摩ったり叩いたりしながら、呼吸を調整してやる。任せろ、お前のサポートならオレが世界で一番上手い。
 「……マカ、共鳴やろう」
 「ほへぇ?」
 「言葉でどうこう言うより、オレたちにはお似合いだろ?」
 「――――――うん、いいよぅ……やろぉ……」
 震えの止らないマカの身体を支えながら、ベッドから降りた。……やろう。魂を一つに重ね合わせる、オレたちの儀式を。
 自分の体が溶けてゆく。凶悪な刃を携えた大鎌に変化してゆく。いつもの白い手袋の上でなく、マカの素手の中で。
 『魂の、共鳴……っ』
 ああ、そうだ。お前はいつもそうだ。オレのつまんない拘りとか小さな棘とか取るに足らないコンプレックスをみーんな綺麗に溶かしてしまう。お前の笑顔一発で、あんなにへこんで醜悪だった脳みその中が綺麗に普通のオレに戻る。
 「……不思議……頭ン中こんなごちゃごちゃなのに、なんか、魔女狩りでも撃てそう……」
 涙と鼻水で、オレのお世辞でも綺麗とは言えないなさけない笑顔でマカが笑った。……うん、お前はやっぱり泣いてるより笑ってる方が似合ってる。
729666:2008/10/19(日) 23:25:37 ID:aeZ7vq7o
19マカ

 「そりゃそうだ。お前の精神の調整は世界広しと言えどオレしか出来ない……だろ?」
 「だってあたし、こんなに波長乱れてるのに」
 「……お前、自分のパートナー信じろよ。マカがどんなにワケ解んなくなっても、どこにでも助けに行ってやる。……それが例え、狂気の世界でも」
 「……うん……!」
 力強いソウルの言葉に、あたしは涙が全部吹き飛ぶような気がした。凄く嬉しい。すごくすごく、うれしい。
 「ありがと、ソウル」
 鎌の柄にキスをした。コレはおまじない。あたしとソウルのおまじない。願うことは一つ。一緒に強くなろう。誰よりも誰よりも、強く、強く!世界最強の武器と職人に!
 鎌がギラリと輝いて、ソウルの形が変化する。白い髪にだるそうな目、ちょっと猫背で大きな手。
 「〜〜〜っ!……だから、そういうことすんなって!」
 紅い顔のソウルがつまらなさそうな振りをしてジャージのポケットに両手を突っ込んだ。……うふふ。その癖って、恥ずかしい時の癖だよね。知ってるよ。
 「んじゃあ、もっかい」
 ちゅっと思ったより大きな音がしちゃった。……へへ。
 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!?」
 右の頬っぺたを押さえながら、ソウルがこの世のものとは思えないような凄い形相でこっちを見た。あはは、真っ赤だ。真っ赤だよソウル。
 「さっきのは感謝のキス。……これは、親愛のキス。 いまはこんくらいで我慢しといて? もうちょっと、なんつーか、あたしが大人になったら……」
 そこまで言ったと思ったら、体が浮いた。ひょいって、何の苦労もなくソウルがあたしの身体を抱き上げたのだ。
 「えええええええええ!?」
 抗議の声を上げた時にはベッドに押し倒されて、あたしの身体にソウルが覆いかぶさっている。……あの、えと、ちょっとソウルさん!?
 「お前は男を舐めている。つーかオレを甘く見ている」
 そんなことないわよ!全然そんなことないわよ!……という言葉がソウルの謎の迫力に押されて口から出ない。
 「マカを好きにするなんてオレには簡単なことなんだぞ? 何だよこんな細い手首。どんな凄腕だって女は本気出した男には敵わないんだよ。
 悔しかったら押し返して跳ね飛ばしてみ? 出来ねぇだろ? そういう風に出来てんだよ。わかるか? コレが現実なの。
 だからオレの欲望をみだりに煽るのマジ禁止。普通にしろ。いつもどおり元気で脳天気なマカちゃんで居ろ。あと、ちょっとでいいからオレに対して危機感持て。オレを男だときちんと認識しろ。そういうのから逃げるな。そいから、ミニはやめろ。ズボン穿け」
 どんどん早口になっていくソウルの目の奥に、怖がりのソウルを見た気がした。こいつは怖いんだ。欲望は狂気を産むから……暗い波長に囚われるみたいで、怖いんだ。
 「やだねっ」
 ソウルがぎょっとしたみたいに目を大きく見開いた。そう、それよ。見開いて、自分の目で見て。見たいものだけじゃなくて、目の前にあるものをちゃんと見て。
 「あたしアンタのモンじゃないわ!いいじゃん、カワイイからミニ好きなんだもん」
 「〜〜〜ほらな、オレの言うことちっとも聞きゃしねぇ」
 眉を思いっきり顰めたソウルが苦々しい声を絞り出す。……うん、それ、その顔。それがいつものソウル。
 「聞いてるわよ。ちゃんと、ソウルのこと男だと思ってる。……自分のことあんま女だと思ってないけどさ、それもちゃんと改めるようにするよ。
 でもね、一応三人で暮らしてるんだから!共同スペースでああいう事は止めて。今後一切止めて。自分の部屋で鍵掛けてみんな寝静まってから人知れずして頂戴。……いいわね?」
 「うっ……はい、自重します……」
 「あと!」
 「あん?」
 「……は、はやくあたしの上からどいて。さ、さっきからお腹んとこになんか当たってて……気持ち悪い!」
 ようやく自分のペースに巻き込めて、ソウルが正気に戻ったのを確認したら……やっぱ我慢できなくなっちゃった。やっぱやだよこれ、気持ち悪い!
730666:2008/10/19(日) 23:27:42 ID:aeZ7vq7o
20ソウルと、マカ

 ドキドキ、ドキドキ。そりゃするよ、せいでか。
 口先で怒ってるマカの顔が赤くてスゲー色っぽい。二つくくりの髪が乱れて肌に何房か張り付いている。マカの汗の匂いがして、なんともいえないむずがゆい気持ち。
 「ご、ごめん」
 「謝るのはいいからはやくどけっつってんのよ!」
 「い、いや、そういう意味でなく……なぁ、マカ……ヤダとか言うなよ、頼むから言うなよ……」
 マカの手を片方だけ押さえて口をつけた。……もちろんマカの唇に。やわらかくて熱くて、甘い味がした。マカの好きなミルク飴の味。いつも宿題しながら食べてるあの飴の味。
 離すのが惜しくて惜しくて、何度も何度も角度を変えて滑るように唇をこすりつける。舌で緊張するマカの唇を押し広げて歯や舌を幾度も舐めた。
 「んぷっ……んあぁっ……!!」
 唇が開くとマカの間延びした間抜けな抗議の吃音が聞こえて、何故だかオレは非常にエレクトする。……んだ、オレ、実はサドだったのか。知らんかった。
 プルプル小刻みに震えるマカの肩をぐっと抱き寄せて、襟の後ろに手を回す。ああ、ドキドキ、ドキドキ。なんたる至福。なんたる満足。
 ちゅくちゅくちゅくちゅく小鳥が餌を啄ばむみたいにマカの唇を堪能して、そうっと顔を離した。マカの口とオレの口によだれの釣り糸が架かっていて、途切れない。
 ぞわぞわぞわぁ〜と背筋に意味不明の悪寒だか快感だかなんだかが走った。実に心地よいそれは、悪魔の呪文みたいにオレを離さないでおかしくする。
 「っはぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!」
 マカの息切れさえもすげえエロく思えちゃって、イヤ実際エロいんだけど、畜生なんかワケわかんなくなってきた!
 「マカ、もうゴメン止まんねぇ。悪い、ごめん、早く逃げろ。オレを殴れ、このままじっとしてるともうなんか……全部すんぞ!?」
 みっともない逆切れだ。でも言いたかないけどそんな気分。何されるがままになってんだよ、お前そんなキャラじゃないだろうが。
 「……いいよもう、一回しちゃったら二度も三度も変わんないじゃん」
 「き、キスだけじゃないぞ? 全部だぞ? 意味わかって返事しろよ?」
731666:2008/10/19(日) 23:28:21 ID:aeZ7vq7o
 「やれるもんならやってみれば。どーせソウルにそんな度胸あるわけないし」
 「あっ、テメェ、こういう場で言っちゃいけない事を言っちまいやがったな、よーし覚悟しろよ、すんげえことしてやるからな」
 「いいよ。やってみ。ただし、パパはもちろんクラス中に言い触らすから。ソウルにエッチなことされたってみーんなに言い触らすっ!!
 そしたらアンタは死武専に居る間中ずーッと女子から村八分よ!それでもいいって言うならおやりなさいな。おら、どうしたの? やったんさいよスンゲェことってのを」
 …………神よ……神よ……死神さまよ……弱いね、弱いね、オレって弱いね…………!
 のろのろマカの体の暖かさと柔らかさに後ろ髪引かれながら退いて、すごすごベッドの端に腰掛けた。
 「……ほら。意気地なし」
 「だああぁぁーっ!お前はどうしたいんだよ!煽ったり拒否したり!」
 「アンタこそどっちなのよ!無理やりでもしたいの!? あたしがイヤって言えばずーっと我慢してんの!? なんなのワケわかんない!」
 マカが怒鳴る。あーお前、そういう態度に出るかフツー!? あんだよその上から目線!ムカつく!!
 「してるよ!ずーっと我慢してる!今までだってそうしてきただろ!? 今日だってオレが行動起こして初めてお前気付いたんじゃねぇか!」
 もうこうなったらブチマケてやる!もう知るか!ああもう知るか知るか知るか!!!
 「舐めてんなよ!知ってたわよ!伊達にあんたの職人やってんじゃない!エロいこと考えてんのも知ってたよ!知ってたけど!……ソウルが隠してるから、知らん振りしとかないと……アンタが可哀想じゃん……!」
 驚愕の事実。うひゃあもうなんか目も当てらんねぇってこういうこと言うんだな。もうなんだこりゃなんだこりゃ。
 氷水を頭からぶっ掛けられたみたいにヤケクソになってた頭の中の熱がスーッと引いて、急にゾクゾク寒気がしてきた。上から目線はオレの方でしたー!
 「アンタつまんないことですぐ凹むし……ソウルがあたしが泣くのヤなのと一緒だよ。あたしだって、ソウルが凹むのヤだ」
 魂の共鳴は頭の中を見ることじゃない。心を通わすだけの、特別だけど単なる手段でしかない。人の心は解らない。自分の考えがそのまま伝わることなんかない。
 「今、勢いでエッチしたらソウル絶対死ぬほど凹むよ。わかるもん。
 でもね、へんなの。あたし、それでもソウルにちょっとでも触られるだけですっごいドキドキすんの……でもそんなの……ひどい……」
 だから、やっぱり地道にこつこつ言葉を捜して、単語を選んで、自分で考えて、伝えるしかない。下手でも、惨めでも、失敗しても。
732666:2008/10/19(日) 23:29:39 ID:aeZ7vq7o
21マカと、ソウル

 あたしワガママだ。あたし馬鹿だ。あたし意味わかんない。あたしどうすればいいの?
 「――――――――――――死ぬほど凹んでもいい。でもマカが泣いてもいいなんてオレはどうしても思えない。
 そんなの全然気持ちよくねーし、意味ねェ。オレの事なんかどうでもいい。一生我慢しろって言うなら、我慢する。デスサイズになるまで我慢しろって言うなら我慢する。大人になるまで我慢しろって言うなら、我慢するから……
 ……嫌いになったりしないでくれたら、嬉しい……」
 ソウルがやっとのことで長い長い言葉を言い終えた。それはあたしにとってとても重たくて、苦しくて、痛々しいことだった。
 「我慢より、一言、言ってくれればいいの。オレはこうしたい、って、意思を伝えてくれなきゃ、わかんないよ……」
 だってそうでしょう。あんた一人の我慢で世界が上手く行くわけない。そんなの思いあがりだわ。あたしのこと大切にしてるつもりで、結局無視してるんじゃん。
 「……マカのこと大事にしたい。……でもマカにも触りたくて……自分でもどーしたらいいのか全然わかんねぇよ……」
 泣いてるみたいなしわがれ声が覆われた口元から篭って聞こえる。ねぇソウル、あたし達ってほんと子供だよね。こんな簡単な事だって七転八倒しなきゃ乗り越えられない。
 自分の身体と心が上手く繋がらなくて、ずっと一人ぼっちみたいで寂しいんだよね。だからあたしのこと引き寄せたりしたんでしょう? あたしのこと放したくないんでしょう?
 「……じゃあね、こうしよう。今日一緒に寝るの。ちゃんとパジャマ着て、キスも抱きしめたりもしないで、普通に、手をつないで一緒のベッドで寝るの。
 このアパート来てすぐ、まだパートナーになりたてだった頃にあたしホームシックですっごい泣いてさ、そん時ソウルが添い寝してくれたじゃん。あれみたいに。
 ……寂しくない、一緒にいるよって、そんだけで……だめかな?」
 精一杯、精一杯。これが今の精一杯。ホントにコレがベストなのかどうなのか、あたしにはちっとも解らない。ソウルはもっとエッチな気持ちになっちゃうのかもしれないし、それですごく苦しむのかもしれない。
 ……でも、今ソウルが一人になったらきっと……崩れ落ちちゃう気がする。自己嫌悪で焼け焦げちゃう気がする。
 「ダメだ、そんなことしたら、オレ、ホントにお前のこと……!」
 「大丈夫!絶対大丈夫!信じてるもん」
 「か、軽々しく信じてるなんて言うな!オレは男なんだぞ!さっきだってお前のこと押し倒して証明したじゃねぇか!!」
 「でも今してないでしょ。あたし別にソウルに犯されてないもの。……軽々しくなんて言ってない。あたしはソウルを信じてる。アンタは人を傷付けたり絶対しない」
 「……でもしたいんだよ!」
 「負けるなよっ!欲に負けるな!そんなのあんたの本心じゃない!絶対に違う!戦え!あたしがついてる!」
 「苦しくて……やなんだ……」
 「だから一緒にいるんでしょ。あたしだってソウルが居なくて一人ぼっちなんてヤだよ。苦しくて悲しいよ。だから、頑張ってよ……」
 心の奥に大雑把に詰め込んで無視する我慢じゃなくて、ちゃんと整理して理性で制御する形で自制して欲しい。そうじゃなきゃきっといつか綻びがやってくる。パパとママが上手く行かなくなったのは、そういうことだって、嫌と言うほど知っている。
 「上手くいかないことは一緒に考えよう。一人で溜め込んだりしないで……何のために一緒にいるのかわかんないじゃない」
 「…………ぜったい、手ぇ、離さない?」
 「あたし寝相ひどくて蹴っちゃうかも知んないけど……離さない。努力する」
 「………………そういうの普通、男が言うもんだよな」
 「いいじゃん別に。他人の形なんてどうだっていいでしょ。大切なのは――――――」
 「自分の魂……です」
733666:2008/10/19(日) 23:30:23 ID:aeZ7vq7o
 朝起きたら隣にマカが寝ててとんでもなく驚いた。一瞬何がなんだかわからなくてパニクったけど、自分の左手が温かくて妙に思って引っ張り上げたら思い出した。オレの手には力が篭ってないのに、マカの手はきちんとオレに繋がっている。
 「……すげえ根性」
 くすぐったくて照れくさくて、オレはもう一度ベッドに伏した。マカの匂いがする。暖かくていい気持ち。不安も恐怖も何も感じない。ただただ、幸福。
 でも、もう多分今までのオレたちには戻れない。バカやって知らん顔して我慢してたあの「普通」はもう取り返せない。昨日まで普通を潰すやつは馬鹿だと思ってた。
 いつまでも今までと同じことが続くことこそ平和なんだと思ってた。今は違う。普通って、今までをぶっ潰して新しいもんをどんどん重ねていくことで作られていくって実感したから。
 普通って、結構意外なモンで出来ていたんだなぁ。
 「――――――オレ、頑張ってデスサイズになるからさ、そしたら……」
 そしたら、その時こそしようぜ。とびっきりCOOLで最高の……神様も知らないような、オレたちの普通を。
734666:2008/10/19(日) 23:38:06 ID:aeZ7vq7o
誤字脱字乱筆乱文申し訳ない。長々とスレッド占拠をお許し頂き至極光栄の至り。
また「死神くんの家庭の事情」とか「猫とパパ」とか「私の星と俺の月」とか
そういうのが書きあがったらこっそり持ってきます。次こそちゃんとエロエロするよう頑張ります。
ではまた近々。

かみさまはしらない @687-693A708-715B725-733
735名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 23:47:22 ID:CPvf46fn
乙超乙
長編投下ってなかなかできないことだし気にしなくて大丈夫さ
かわいいなぁソウマカかわいいなぁ
エロでなくともラブ分たっぷりで大満足さ
死神くん家とか超待ってます。


陵辱もいいけど個人的には幸せにトロトロしてるエロクロナたんも見たいよ!
736名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 04:52:53 ID:61Qihj1/
朝方まで一気に読んでしまった…GJ!
ソウルの思春期ラブ良かった。
実はあのブラックスターがこの話だと誰より感情を表に出してないんだな。

ブラックスターとマカバージョンなんて読んでみたい。
アニメでマカの呪いに激怒していたブラックスターに初めて
この二人を意識した。
737名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 06:02:41 ID:iTJq5Dmh
甘くてもどかしい二人に本気で萌えた…!超GJ!

次回作は死神君の家庭事情かな?
なんにしてもわっふるわっふる!
738名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 08:09:17 ID:HW5Lecys
うおおおおお乙!
すげえ萌えたソウマカ幸せかあいいよソウマカ
あまずっぱすぎてニヤニヤがとまらんw
また投下してくれるの楽しみにしてます

>>723
救いようのない展開いい!続き!続きお願いします!
幸せトロトロクロナもみたいけど、こういう陵辱系がかわいそうなくらい似合うな。
739673:2008/10/21(火) 13:39:44 ID:bWBIjXlk
乙乙乙乙超乙!!!

良くここまで書いてくれた!ホントよく頑張ったよ!オマイは偉い!!!

紳士を装おうとして、結局ヘタレなソウルに
イケナイ方向へ興味ありまくりで自重できない厨房なソウルに
もはやヘタレ通り越して乙女なソウルに 萌えた

100%完全最初天然誘い受けのマカに
子ウサギのごとく怯えてびぃびぃ泣きじゃくるマカに
誘い受けかと思っわれていたマカの最後の漢っぷりに 萌えた

        最 高 デ ス !

エロとか無くても全然イイよ!!むしろ、無い方が俺の妄言大回転よっっっ!!


この後、一度決壊してしまったソウルがどんどんSっ気全開の攻めになっていけばいいと思うよ
家だろうが人前だろうが、隙あらばどんどんマカにちょっかいかけて真っ赤な顔のマカに殴られればいいと思うよ
★どころかキッドにもパパにも殺意向けまくりの独占欲丸出しにしちゃえばいいと思うよ
でも、いざそういう雰囲気になりかけたら、とたんに紳士なフリしてヘタレに戻ればいいと思うよwww

んで、そのうちその気に成りだしたマカに「じれったい」とか思われてれば尚良いと思うよ
そしてとうとうマカから誘い受k・・・・・(そろそろ自重

とまぁ、ソマカの今後も気になるところだが、
それよりも真の紳士であり傷心の★と、望んでいた事がうっかり叶ってしまった椿の
すれ違いまくりの切甘やら

エロゲー状態な死刑台屋敷で繰り広げらるる、ドッキドキらぶらぶハプニング or
全員が全員、誰かに片思い的な三(四?)竦み状態

なんてのも、心の底からwktkしてるからな
次回作も全裸に靴下とマフラーで正座待機してます GJ!
740673:2008/10/21(火) 14:14:34 ID:bWBIjXlk
最後にもうひとつだけ

>>666
俺なんかの妄言をここまですばらしい形に昇華させてくれたこと
本当に本当に本当━━━━━に

           ア リ ガ ト ウ

愛してるぞコノヤロ━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!!
741名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 14:45:12 ID:0P5dTm38
ソウマカ長編GJ!
丁寧にソウマカ書きつつ色んなキャラを絡めてるとこが素晴らしいな
>>723
是非続きをお願いしたいのだが
クロナはラグナロクにひどい扱い受けまくってるのに
それでも嫌いにはなれない感じがかわいそうかわいい
742名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 14:59:25 ID:dKqphjaV
死神様って左右対称?
だからキッドがああなったのか。
743名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 20:43:08 ID:ia6kvzN+
666乙!!
読みふけっちゃったよ。かわいいよみんな。

ソウルを殴った後の★の心象とかも読んでみたい!!
744名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 21:57:41 ID:8UjECWXi
666さんが書きたいと思うもの、待ってます!
745名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 01:25:03 ID:ZTOqi99L
ラグナロク…今からこの身体は俺のものって…
なんかやらしい奴だな
746名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 09:51:46 ID:E20Gxx4X
ゲーム?そんなやらしいセリフがあるのか!
747名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 19:36:35 ID:FA0GXT6o
メデューサの野望のほうでそんな展開になるらしい



>>723はぶっちゃけつづきを全く考えてなかった
がんばってみるけどできなかったらごめんな
748名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 20:31:18 ID:/zM+B4XC
よし、>>747の創作意欲を増させるためにここはひとつ



その日は夜まで一気に眠るつもりだった。
なのに途中で妙に発せられた身体の熱で目を覚まし、気だるい気分でクロナの内から顔を出した。
早速目に入ったのは白いベットシーツに横たわるクロナだった。
部屋の全体はオレンジが包んでいる。つまり日が落ちかかっている夕暮れ時だ。
「…おい、なんでもう寝巻きなんだよ」
眠りに付くにはまだ早すぎる。俺飯食ってねーんだぞ!
そう言ってクロナの頭を鷲づかんだが、いつものようなリアクションが返ってこない。
不振に思って顔を覗きこむと、若干目がうつろだ。
…が、どうした訳か。俺を見るなり目を見開いた。
「ら…ラグナロク…その身体……!」
「あん?身体だぁ?」
俺は言われるままに自分の身体に目をやると、そこには…
「っも、戻ってる…!!?」
死武専に入るまで持ちえていた、大きな胴体があった。
夢じゃない。どうしたことだろうか。なんだかよくわからんが…ラッキーだ。
こっちの身体の方が行動しやすいし、何もかもに手が届く。こいつを苛めるのだって簡単だ
「…そういやなんでテメーは寝てんだよ」
「あ、ああ…なんだか身体が重いんだ…。
保健室行ったらナイグス先生が熱があるからもう寝なさいって…さっきまでマカもいたんだよ」
看病してくれてたんだ、と嬉しそうに笑う。
そういや今日声枯れてたな…。だが俺の知ったことではない。
こいつの具合が悪いと、血そのものである俺もなんだか心臓が早くなってる。心臓なんてねーけど。
…?何かひっかかるような。まあいいか
「どーでもいいから食堂行けよ。腹減ってんだよ!」
そう叫んだ所でうう、とかあー、とか呻く声しか聞こえない。
こうなりゃ意地でも歩かせてやる!
そう思って顔を前に乗り出したその時だった。
下に目線をやると…身体が熱いからか、寝巻きのボタンを半分も外していた。
あのシンメトリー野郎ではないが、服をいつもきっちり着こなすクロナにしては珍しいことで。
服の隙間から覗く…本当にささやかではあるが、小さな二つのふくらみを見つけて…、凍った。
「ラグナロク?」

「…………………なんだよ」
たっぷり間を空けて返答すると、クロナはさらに不思議そうに首をかしげていた。
749名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 20:33:57 ID:/zM+B4XC
…これが限界だ、すまん。

そして>>666の次回作未だに全裸で待機中
いつまでも待っている
750名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 21:03:35 ID:8p9QCR6U
>>748
クロナが眠そうに目を閉じた間に、なぜか慌ててシャツの前をそそっと閉じるラグナロク(お父さんか)

>>745
なんとなくそれ見てると、ユラケタなクロナが(中身は失神したクロナの精神乗っ取ったラグナロク)
マカ押し倒したり、キッド逆レイプも出来るような気がしてきた。
751名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 22:43:52 ID:6jeiq8bn
キッドとクロナって簡単に作れそうな気がしたがそんなことはなかったぜ!
あいつらの話を考えれば考えるほど薄気味悪くて憂鬱な展開にしかならねぇ
・・・・いやまて、淫靡で背徳的な中性的な少女と高貴な身分の少年の秘め事ならば・・・・ある!

この中に強烈なキックロ分をお持ちのお客様はいらっしゃいませんか!
752名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 23:26:17 ID:8p9QCR6U
数レス前見ればキッド×クロナは待ってる奴たくさんいるじゃないか。頑張れ。
俺はキックロも処女膜再生してくれるラグナロクも見たい。見かけた限りのネタフリ。

・どきどき魔女審判、または性別調べ(ギャグでも鬼畜でも可能では)

・俺の攻撃が効かない体なんて、どうなってるんだ?と遠慮なく全身むにむに触られてしまうクロナとか。

・それと逆に、育ちのいいキッドに無駄にレディ扱いされて初めての女の子扱いに思わず胸キュンクロナ
 (でも胸キュンが何だかわからない)と、なぜか機嫌の悪いラグナロクとか。

・保護したクロナ(ラグナロク)の中の一般人の魂回収。取り出す作業は初めてで
 悪戦苦闘するキッドと、抜き取られる感覚=性感で、らめぇええってなるクロナ発情とか。
753名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 23:54:38 ID:6jeiq8bn
お前は天才か。

う、うむ!書けそうな気がしてきたよ!(ゴクリ
754名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 23:58:42 ID:QCeYTshq
>俺の攻撃が効かない体なんて
キッドは無遠慮って言うのも意外と似合うな
自分はレディファーストなこいつしか想像つかんかった
755名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 07:22:45 ID:cxwocwiR
キックロっていう響きがいいw
756名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 12:28:56 ID:zywyMJ6r
なんかマスコットキャラっぽいよな、キックロ

っていうかそういうのいなかったっけ、愛知万博に
757名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 13:12:27 ID:AKqs8nS0
しかしこのスレは何度読んでも面白いな住人ノリ良すぎだろ
758名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 13:26:20 ID:NC4mYj5U
>>752
初期に姉妹の胸掴んで暴言吐いたりしてたから
キッドは無意識に無遠慮はたらくイメージちょっとあるわw

>>756
全身緑色で、分裂したり、おじいちゃんだったり若造だったり、
中の人は鬼神な、あの人のことですね。わかります。
759名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 15:18:00 ID:+lzxuI/u
>>753
書いてくれたら森の妖精もれなく贈呈するわ
もちろん、若造の方で
760名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 03:22:46 ID:RrNx4Xxl
>>758
さりげなくキッコロじゃなくてそれはピッコロさ・・・
761名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 05:02:49 ID:xE02hoFX
>>752
そんなにシチュエーションがあるあならいける
誰かピッコロ…いやキッコロ……でもなくキックロを書いてくれ!
762名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 08:47:53 ID:IHs28XxL
キッコロも好きだが>>723の続きも密やかに楽しみにしてたり
クロナ好きなのにひどい目に遭わされてると萌える
そういった意味でクロナスレのスレタイは秀逸
763名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 13:20:29 ID:fAo5UoZP
おいお前ら、キックロはほのぼのと悲惨とどっちが好きだ?
わたくしはクロナが泣きながら二人(キッドとラグナロク)に寄って集って
ぐちょぐちょに犯されることに劣情を催しますがのが御社はどのようにお考えでしょうか。
764名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 15:59:56 ID:RrNx4Xxl
弊社的にはキッドでクロナ陵辱が、どういう状況か(今のところ)想像つかないことと、
幸せ状態になってからのほうが、後の悲惨状態や陵辱が引き立つと思う当社比。

初めて女の子扱いされて、ほわほわクロナ(キックロ 初々しいエチ)→
後で気がついた嫉妬ラグナロクに超怒られてしまう(お仕置き ラグクロ) →

その後マカやキッドに親しくしてもらう度、ラグナロクが体内からクロナの後穴犯すようになる。
でもお仕置きなのでイかせてはもらえない。クロナのガクブルや挙動不審はいつものことなので、
気がつかない面子は、逆に場に慣れさせようとパーティ呼んだり一緒に遊ぼうとしたり・・・→

すっかり発情して我慢できなくなったクロナはキッドに再び抱いてくれるように頼むも、
行為の最中に、こっそりラグナロクに後穴にも入られてしまう。後ろでも感じてるなんて
バレたら嫌われるだろうな的に体内で脅されながら、二律背反の性感に悶えるしかないクロナなのでした。
765名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 18:40:55 ID:fAo5UoZP
お前は天才かパートツー。
全くこのスレには鬼才が集いすぎて困る!ちょっと待ってろ!そのネタで抜いてくるから!
766名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 19:44:13 ID:MGP1AR+V
>>764
アナタが神ですね、わかります。
767名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 19:56:01 ID:/rbnjFzy
>>764
もうそこまで思いついてんならいっそ書いてくれよ
私的には>>752のネタも見たいが
768名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 23:51:02 ID:RrNx4Xxl
誰かが書き直してくれるかもしれないし、またはアイデアにでもなれば幸いってことで。
ぶっちゃけると
小ネタならほいほいでてくるんだけど、自分で文章にするとムダに描写長くなってしまったり
照れのせいか下のようになってしまってなぁ。エロくならんのだ。

ラグナロク 「 お前1人の体じゃないんだから!プンプン! 」
キッド・クロナ 「 ごもっとも 」
769名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 23:58:40 ID:jmZM7ion
>>768
俺のミルクティー返せwww
770名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 01:41:04 ID:kMKqUeQo
>>768
>お前1人の体じゃないんだから!
クロナとラグナロクは体を共有=つまり感覚も共有
=快感も共有できるんじゃないか・・・と一瞬思ったが
それだとキッドに突かれてラグナロクまでアーッになってしまうww
771名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 02:12:57 ID:VuIBa1bm
そういえばキッドでクロナ陵辱は俺も想像つかない

>770
その考え方だとクロナを常時殴ってるラグナロクは究極のマゾということに
なってしまうので感覚は別々だろうw中の人ですら奴はSだと言ってるしw
クロナもラグナロク殴ってるし  でも黒血自体はいろいろエロに使えるな便利
772名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 03:05:50 ID:Oy9dS1Me
>>770-771
の流れ全く同じこと考えてたw
>>764はネタ神

クロナは性格の振り幅が色んなエロに対応しやすいよな
基本はやだやだ言って恥らってそうだけど
日々ラグナロクに躾されてるのも手伝って
いっぺん発情しちゃうと自分を抑えられずとても淫乱な子になりそう
773666:2008/10/25(土) 07:21:55 ID:kVqRraii
やあ 一週間ぶり(´・ω・`) ようこそ、666ハウスへ。
このレスは言い訳だけど、読んで暴れないで落ち着いて欲しい。
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、この666という名前を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「虫唾」みたいなものを走らせてくれたと思う。
ほんわかとしたスレの中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このハナシを作ったんだ。
じゃあ、その振り上げた拳を収めてください。

注意
1 {(キッド×クロナ)+ラグナロク}+リズ&パティ というややこしさ
2 15レス程度
3 エロがゆるい
4 可能な限りこのスレ元のネタ拝借
774死神くんの家庭の事情:2008/10/25(土) 07:25:42 ID:kVqRraii
林檎と魚と血のスープ

1エリザベス

 まあ、こんな日はいつか来るだろうことはキッドの素性を知ったあの日からある程度の覚悟はしていたけれど……やっぱリアルに来るとキチぃわ。
 「ふうぅん。まあ、あの子も男の子だからしてねぇー」
 「……まだ子供ですし……死神様のご子息があんましはしゃぎ過ぎるのもどうかと思うんですが……」
 死神様の袖がピラピラしている。アタシは畏れ多くて愉快な仮面は愚か、上半身さえ見る事が出来ない。いくら死神様が砕けた人柄で人格者だと言ったって、そもそも魂の格が違う。
 いくらアタシでもそんなことくらいは肌身に染みて解る。おまけに今はキッドも居なくてアタシたった一人なのだから。
 「んー、まあそーなんだけどねー。……それにしても悪いねぇエリザベスちゃんにスパイ紛いの事させてさー。でもほらやっぱ、男親だけだと行き届かない事もあったり無かったりするワケよコレがー」
 死神様の声がションボリし始めて、思わず顔を上げたら生死神様がアタシに手を合わせてゴメンネ? という風に腰を曲げているというすごい光景が見えた。アタシは思い切り恐縮しながらぶんぶん手を振りまくる。
 「お、お気になさらずに!? ぜんぜん、平気です!気に病んだりしてません!問題ないですっ!」
 か、神様に頭下げさせてどーすんだよアタシ!!
 「んー。そんで、今なにしてんの、うちの馬鹿息子は」
 「前々回の報告の時に校内でバスケをやっていたので今回もそうだと思います。クロナは……多分、自室かと」
 「……バスケ終ったら行っちゃうかなぁ?」
 「……行っちゃうんじゃないでしょうか……」
 「――――――行っちゃうよネェ〜」
 「8割行きます……と、思います」
 「パトリシアちゃんが引き止めてくれたりしない〜?」
 「……どうでしょう。あいつ抜けてるから……」
 「……んー、頭痛いネェ」
 「お察しします」
 死神様がくねくねくねくねもんどり打ちながら思案に思案を重ねている。難しい唸り声で何度も何度もうーん、と考え込んだ挙句、一つ大きくため息をついた。
 「ま、無理に荒立てるのもナンだし保留ってことで!
 あの子も馬鹿じゃないし、自分のしてる事の重大さにも今の状況がどんなものだか気付いてるからこそエリザベスちゃんに隠してるんだろうし、その結論を待とうじゃないのよ。
 ……あ、でもヤバそうな方向に転がるようだったらバシッとやっちゃって? その判断と権限は君に委ねるからサ」
 「い、いいんですか? ……私、馬鹿ですよ?」
 「でも愚かじゃないよ?」
 茶目っ気たっぷりに死神様が仮面の向こうでウインクしたような気がした。
 「〜〜っ……は、はい。死神様のお心に添えるよう誠心誠意努力します」
 「――――――あっはっはっは。そーんな堅っ苦しいこと言いっこナシだよエリザベスちゃん。企み系見守りっ子同盟同士仲良くやろーじゃないのー」
 「は、はぁ……」
 い、いい人なんだけどな〜……どーもこのノリには付いていけない……。
 「あ、そうだ。……あのう、差出がましい事とは思うんですが、たまにはお屋敷に帰ってらっしゃってください。家の者もみんな仕事詰めの死神様の事心配してます」
 「――――――それって、エリザベスちゃんも?」
 「もちろんです!パティも料理長も執事長も庭師だって、みんなみんな、心配してますよ!……キッドだって……!」
 「はっはっはっは。……分かった。近々帰るように調整するよ」
775死神くんの家庭の事情:2008/10/25(土) 07:27:15 ID:kVqRraii
2パトリシア

 お姉ちゃんってビビリじゃん。すーぐ顔に出すし、思考回路が乙女だしさ。いい男に弱くてそのくせ束縛されるのは嫌いだったり、一人で居るのが結構平気だったり……つまりデタラメなんだよねあのヒト。
 でも結構頼りになるんだよ、普通の時もいざとなった時も。基本的に度胸据わってるから。……オバケ全然ダメだけど。
 「……ねえキッドくん」
 「なんだ」
 「どーせクロナんとこ行くんでしょ」
 声も出ないほど驚いたのか、キッドくんが胸を詰まらせたようにつんのめった。
 「いいよ、上手く言っといたあげる。……でも、おねーちゃん心配しちゃうからいつもの時間には帰ってきてよ?」
 「い、いや、今日は別に……」
 オロオロしながらキッドくんがしどろもどろに言い訳を探している。……お姉ちゃんほんと、報われねーなー。
 「約束、してんでしょ? どーせ」
 「――――――し、してないっ! そ、そもそも! お前に見つかったあれだって、別におかしげな事してた訳じゃないぞ! 断じて、断じて! 違うんだからな!」
 「わかったわかった。キッドくんはクロナとなんでもありません。キッドくんがクロナをベッドに押し倒したとこ目撃したけどキッドくんはやましい事何にもしてません。
 クロナに空け渡したはずの部屋の鍵が今もポッケに入ってるけど何の関係もありませェーん」
 「〜〜〜〜〜っ!!」
 シュタイン博士の真似でヘラヘラ笑うあたしを、キッドくんが眉をひそめて頬を赤らめ、口を波型にしながら睨み付ける。……ひょっとしてバレてないとでも思ったの? 浅はかだな、ガキ。
 「けどさ、いいの。あいつ魔女だよ」
 あたしはウキウキ気分で浮つくこの子が急に憎くなって、そんなことを言う。冷や水被ってろよ、ムカつく。
 「――――――魔女じゃない。魔女の子ってだけだ」
 冷たい声がした。いつもの冷静な彼の声でなくて、突き放すような警戒した声。最初会った時みたいに眉を吊り上げている。
 「……分かってるなら、いいけど」
 “死神の子”と別れて、あたしは帰り道を歩く。一人で夕暮れの町を歩く。一人は苦手。いつも隣りにお姉ちゃんが居て、さもなくばキッドくんが隣りに居たから。寂しいのも静かなのも嫌い。哀しいのも辛いのも好きじゃない。
 「マカはいーなー。ソウルくんが甘やかしてくれるもんねー」
 無自覚で横暴に振舞っても、ソウルくんはものスゲー過保護なので絶対マカを一人にしない。どんなに大喧嘩してもいつの間にか仲直りしている。
 そんなのを見てると、何があってもあの二人はずっと一緒にいるんだろうなぁと思う。……いや、これはあたしの願望かな。
 「うちは喧嘩とかしないもんなー。キッドくんお行儀いいから」
 例えばお腹がすいててパンが一つしかなかったら、彼は当たり前のようにあたしたち姉妹に渡す。躊躇いも疑問さえも持たずにそうする。それは結局お姉ちゃんが三等分にすることを解ってるからじゃなくてだ。そういうとこ本当にすごいと思う。
 「でもアレって、マジでお腹空いて死にそうになった事が無いからできる芸当だよな」
 お姉ちゃんは手放しでキッドくんのこと誉めるけど、あたしは眉を顰めてしまう。キッドくんの余裕と冷静は、飢餓とか恐怖とかを知らないから余興でスマートで華麗なんだと思う。
 言わないけどさ。……だってそんなこと言ったってしょうがない。あたしたちの世界にあるものとは全然違うものを背負ってる彼には彼なりの苦悩もあるんだろうし。
 「……お姉ちゃんは本当にキッドくんのデスサイズに成れると思ってんのかなぁ」
 あたしら鎌じゃないから退魔効果ってやつ、持ってないのに。
776死神くんの家庭の事情:2008/10/25(土) 07:31:32 ID:kVqRraii
3リズ

 屋敷に帰ったパティはやっぱり一人だった。
 「……キッドは?」
 「んー、ずーっと図書室のデスシティの歴史コーナーから動かないから先帰って来ちゃった」
 「……ふうん」
 運動の後に図書室、ねぇ……。あ、だめだだめだ、こういうこと考えちゃうとキッドの顔見られなくなる。落ち着け落ち着け。いいじゃないか、あの潔癖気味のキッドが女の子と仲良く出来るなんてそう滅多にあることじゃない。ほかの事は考えるな。
 「――――――お姉ちゃん、爪はきれいに塗れた?」
 「……あ、ああ。うん。ほれ、見てみ? 今日は死神様の仮面のデザインをあしらってみましたー」
 「お姉ちゃんこういう細かいのホント上手だよねぇー」
 ブラックラメをベースにホワイトパールで形作られた髑髏の意匠はランプの光を受けてキラキラキラキラ光っている。我ながら会心の出来。
 「……なんか、幸せだねぇ。お姉ちゃんの爪が綺麗なのって」
 「何言ってんだ、アタシ昔からマニキュアは塗ってんだろ?」
 「……うん。そーだけどさ」
 パティがらしくもなく静かな声を出してそんなことを言った。……なんだ、熱でもあんのかお前。
 アタシが妙に思って顔を覗き込むと、パティがにひひひー、といつもの顔で笑っていた。――――――思い過ごしか。
 「お腹空いちゃった。ごはんまだかな?」
 「キッドが帰ってくるまで待ちな。いっつもキッチリ6時に帰ってくんだからあと一時間、宿題でもしてようぜ」
 「およっ!キッドくんノート丸写し魔のお姉ちゃんの口から珍しい発想がっ!……なんか変なモンでも食べた?」
 「お前が言うなっ!」
 料理長の許可を得てダイニングルームで二人して宿題を広げて唸り声を上げていたら、玄関の方が少し騒がしくなって顔を上げた。時計の針はキッチリ文字盤を真っ二つに分けているジャスト6時。……さすがだ。
 「む、いつの間に居なくなったかと思ったら」
 「わーいキッドくん歴史の勉強終わりー?」
 ダイニングルームのドアが開いた途端に待ち構えていたパティがキッドの首根っこを捕まえた。……お前な、一応そいつこのお屋敷のお坊ちゃんなんだぞ。わかってんのかオイ。
 「なんだ、こんな所で」
 パティの無礼な振る舞いにも動揺せず、キッドがあたしの悲惨な状況の宿題を見て眉をひそめた。……悪かったよ、馬鹿で。
 「部屋で篭ってるより人通りがある方がしなきゃって気分になるからさ。こっちの方がはかどるんだ」
 パタンと教科書を閉じて、ノートを払った。消しゴムのクズを丁寧にまとめてパティが折り紙で作ったマトリョーシカ箱の中に入れる。
 「それにここ玄関から一番近いからな。お前が帰ってきたらすぐ判んだろ」
 ぐしゅぐしゅと彼の頭を撫でると、ムッとしたような顔で何か言いかけたけれど結局何も言わなかった。
 「リズもたまにはマカ達と遊んだらどうだ。いつも居ないとそのうち忘れられるぞ」
 髪を整えながらキッドが上着を脱いでシャツを開襟する。自室でも稀にしかタイを緩めたりさえしないお前がどういう風の吹き回しだよ?
 「だって折角綺麗に塗った爪割れちゃったら悲惨だろぉ? ほれ、見てみ。死神様だぞー」
 ずらりと十人並んだ死神様を見せびらかすようにして笑うと、パティがおねーちゃんスゴイでしょ? こういうお金にならないせせこましい事やらせたらブルックリン一だったんだよ!と、褒めてんだか貶してんだか解らない事を胸を張りながら言った。
 「……右の人指し指と小指、左の親指と薬指が歪んでてちゃんとシンメトリーじゃない!」
 ガッとアタシの手を握って次に言う事は分かっている。
 『おれにやり直しをさせてくれ!』
 三人の声が重なって、キッドの上着をハンガーに通していたいつもは冷静な執事長が思わず吹き出した。
777死神くんの家庭の事情:2008/10/25(土) 07:32:38 ID:kVqRraii
4パティ

 「ねえお姉ちゃん」
 「あん?」
 熱心に美容体操とやらを自分のベッドの上で繰り広げている変な格好のお姉ちゃんがひょいとこちらを向いた。
 「お姉ちゃんってキッドくん好きでしょ?」
 「好きだよ、当たり前じゃん。何を急に。……あ、パティも大好きだよ。お姉ちゃんの大事な……」
 「じゃなくて。男の子として」
 「あははははは。キッドとお姉ちゃんといくつ離れてると思ってんだ。お姉ちゃんは背が高くて精悍な美青年がタイプだぞぅ」
 「えー? そうなのー?」
 「そうだよ。お前お姉ちゃんの彼氏見たことあったろ」
 「えー……まだ彼氏って言い張るかあれをー?」
 「ううううううるさい!……とにかく、キッドは好きだけど弟みたいなもんだ。恋愛対象には入らん。せめてアタシより背が高くないとなー」
 「……それ結構大変だと思うな……」
 お姉ちゃんってほんっと、すぐ顔に出るよね。なにその棒読みのセリフ。きもい。馬鹿じゃねぇの。
 前もって考えてた文章を読み上げるみたいに抑揚のない声でお姉ちゃんが生気のない目で答えるので、よっぽどぶちまけてやろうかと思ったけれどやめた。ヘンな美容体操がますます不恰好になっててこれ以上つつくのがかわいそうになったから。
 お姉ちゃんは本当に“背が高くてがっしりした顔のいい奴が好み”だと思う。でも、死神様とキッドは別だ。あたしたちを拾ってくれて、生きがいを与えてくれて、家族になってくれた、あの二人は別だ。あたしたちを悪魔から人間にしてくれたあの二人は別格なんだ。
 「でもなんだ急にそんなこと言い出すなんて…………あ、そっか、そっか。フフフお姉ちゃんはピンと来てしまったよ明智クン!」
 「違うよ」
 「なんだよ〜最後まで言わせろよぅー」
 「お姉ちゃん単純すぎ。あたしだって背の高い人がいいよ。……死神様とか」
 初めてお姉ちゃんがぎくりとした。ほらね、このくらいで動揺するとかお姉ちゃんマジ初心すぐる。
 「しっ、死神様はお前、ヤバイだろどう考えても!」
 「なんで。お父さんみたいでカッコいいじゃん。キッドがあたしらの弟だったら、死神様はあたしらのお父さんで合ってるでしょ? すげーよね!世界一のお父さんだぜぃ!」
 「――――――あ、ああ。そうだ、そうだな。うん。お父さん、そうだよ、お父さんな。あ、あはははは。ナンだよお姉ちゃんビックリしちゃったよ〜」
 ほんと、お姉ちゃんって馬鹿だよね。報われないモンばっかり好きになってさ。……………………クソが。
 「ソウルが早退したことあったじゃん。あれの話マカに聞いたの。あんま詳しくは教えてくんなかったケド。
 話聞いてたら漫才コンビみてぇなことしてっからマカが突っ込みでソウルがボケって考えたら、キッドくんどっちかっつうとボケじゃん。じゃあ突っ込みのお姉ちゃんとバランス取れるかなーって」
 あたしは思いつく限り無難で当り障りの無い原因を探して口に出した。こういうの得意。みんなあたしが難しいコト考えないと思ってるから簡単だし。……そんなわけねーのにね。
 「へっへっへっへ。それはそれは。……でもなパティ、あの神経質についてけるシンメトリーな女は地上に存在しないから。アタシらだって二人でようやく対なのに。それより何よりお姉ちゃんを一人にしないでくらさ〜い〜」
 「大丈夫、見捨てたりしねーって」
 「ほんとかー? お姉ちゃん結構お前らがくっついちゃうんじゃないかって心配だぞー」
 今度はあたしがギョッとした。なかなか際どい所を突いてくるねお姉ちゃん。でもキッドにあたしの香水の移り香がするのには気付かないんだよねお姉ちゃん。抜けてるのか鋭いんだかハッキリしてお姉ちゃん。
 「お前ら本物の兄妹みたいな時あるからなー。でもお姉ちゃんは年頃の娘さんが男の子のベッドで一緒くたに寝るのはどうかと思う。マジで」
 「えー、でもお姉ちゃんが眉の手入れとかしてるといつの間にかキッドが足の間座ってたりすんじゃんー」
 「そん時はパティだってキッドの腹の上に頭置いて寝たりしてんじゃねえかよ。でなくて、こないだの日曜にキッドの部屋でボードゲームしながら寝てたろ。あれは……」
 またお姉ちゃんの小言が始まった。……そんな羨ましいんなら待ってないで自分からキッドんとこ行けばいいのに。
778死神くんの家庭の事情:2008/10/25(土) 07:34:19 ID:kVqRraii
5デス・ザ・キッド

 「やだぁ……く、苦しい……!」
 「そう言うな、顔が笑ってるぞ」
 「だ、だって……!」
 頬に流れる汗とも涙ともつかない一筋を舐め取って、おれは部屋の隅で女の子の片足を上げ、その中に深く突き刺さっている。
 「ラグナロクがっ……あっ!……毎回、傷口、塞い、じゃうっからっ……全然、痛く、なく、なら、ない、んだ、もん」
 「ではおれは毎回処女とやってる事になるな」
 「ば、ばかにすんな!ボクはもうキミに片手じゃ足りないほど……んっあっあっあっ」
 腰を揺する度に過剰に反応するクロナの声が面白くて、刻一刻と変化するクロナの表情が面白くて、両肩を掴んでいるクロナの手の力が面白くて、おれは何度も何度も突き上げる。
 「しかしお前身体柔らかいな、足普通こんなに上がんないぞ」
 「バカか!苦しいに決まってんだろ!離せよ死神野郎!」
 「ふん、急に威勢が良くなったな」
 「ひぁああぁぁぁぁ!」
 「お、当たりだ」
 胸と鎖骨の間の所に顎を埋めてグリグリ刺激しながら足の角度をさらに上げて壁に押し付けるように沈み込むと、クロナが口を大きく開けて悲鳴を上げた。
 「クロナ、こっち向け」
 「やら、やら、やら……」
 「向けというに」
 ガブリと噛み付くように唇と舌に歯を当てた。ぬるつく粘膜がとてつもなく心地いい。
 「んあ、むぃぃ……っ!」
 「黙れ。声を立てるな。人に聞かれたらどうする」
 「やだ、やだ、やだぁ……ゆるしてぇ……痛くしないでよォ……!」
 「……お前ホントこういうの上手いな……ラグナロクが苛めたくなる気持ちが解る」
 「――――――素に戻んなよ。興が殺がれるだろうが」
 「…………お前は出てくるな…………」
 おれが埋まったままのクロナを持ち上げ、元パティのベッドに彼女を下ろす。部屋の隅の壁に押し付けられて窮屈そうだったクロナがグッと胸を反らして両手をこちらに伸ばした。
 「今度は優しくだ。この間見た映画みたいにクサいセリフいっぱい言って息できなく――――――」
 最後まで言わせるのが癪で、おれは“クロナ”の望む通りのしつこくて泥臭くて重苦しい口付けをした。吐息がシーツに移る。
 ドロドロに溶けていくような錯覚が引き返せない恐怖感を程よく煽ってくれて異常な拍動が止まらない。まるでベルゼブブで最高難易度のトリックを決めた時みたいに。
 「わがままなことばかりを言うな。教室ではロクに喋りもしないくせに」
 「それはお互い様だろ。パートナー姉妹かブラックスター、さもなきゃソウルとくらいしか喋ってるの見たことないぞ」
 「うっ……しょ、しょうがないだろう。女の子は苦手なんだ」
 「へん、言ってやろ言ってやろ、銃の姉妹に言ってやろ」
 「言ったなクロナ。これは仕置きが必要か?」
 「ち、ちがうよ!今のはラグナロクがボクに言わせたんだよ!」
 「――――――解っている」
779死神くんの家庭の事情:2008/10/25(土) 07:35:46 ID:kVqRraii
6キッドとクロナ

 「まさか日曜日まで来てくれるとは思わなかった」
 「……む。まあ、約束だからな」
 「…………ボクが勝手にしたのに」
 「おれは何でもキッチリしてないと嫌なんだ。一方的など虫唾が走る!双方的ならば何も問題はない」
 入学してたったの2週間も居なかった死武専の特別室。まあ特別室と言っても、父上の書斎の一つにベッドを運び込んだだけでしかないわけだが。
 ぐるりと見渡して、本がそれはそれは綺麗にシンメトリーのまま保たれていることを確認してから椅子に腰掛けた。
 クロナは目の前の元パティのベッド(その他の二つはお泊り室に戻された)に腰を掛けて、抱きしめたままの枕に顎を埋めてこちらを伺い見ている。……やりにくいな、相変わらず。
 「今日は何の話をすればいい? マカの話も、ソウルの話も、ブラックスターや椿、父上とシュタイン博士とデスサイズ様、リズとパティの話もしたかな」
 指折り数えて様々な人達の名を上げたおれに、クロナは枕に顔をうずめがちにして篭った声で言った。
 「今日はキミの話を聞きたい」
 「……おれの? 今まで散々してきたのは、つまるところ全員に関わるおれの話ではないか」
 「ううん。そうじゃなくて、キミ自身のはなし」
 「……ヘンな奴だな。面白くもなんともないぞ」
 「それを決めるのはボクさ」
 「――――――ふうん。まあいい、お前が聞きたいなら話してやる」
 魔剣士クロナが死武専に来てから早2ヶ月が経っていた。マカだのソウルだのブラックスターだのが異常なほどに構ったのが幸いしたのか、少しずつ打ち解けてきて、死神の子供のおれにさえ普通に声を掛けるまでになったのだから大進歩と言える。
 ……まぁ、相変わらず引っ込み思案と言うかおびえ癖は直らないのだが。
 「何が聞きたい?」
 「キミ、死神の子なんでしょ」
 「……まぁな」
 「ボクは魔女の子だよ」
 「知ってる」
 「死神は魔女を殺すんだ。魔女は死神を出し抜こうと虎視眈々と狙っている」
 「……ああ、そうだな」
 「――――――なんでボクのこと、構ってくれるの」
 「さぁな。似てるからじゃないか」
 「何が」
 「お前とおれが」
 「……全然違うよ。ボク友達居ないし、人との接し方も分からないし……誰にも求められてない」
 「おれもだ」
 「……嘘だよ」
 眉をひそめて微笑むように言った。同情はよせとでも言いたげに。
 「こんな屈辱的な嘘をつくメリットがあるか。おれだって死武専入るまで友達なんか居なかった。リズとパティは家族みたいなもんだ。人とまともな付き合い方を知らんおれを哀れんで構ってくれてるに過ぎん」
 「なんで」
 「おれは一応死神なんでね、大抵の奴は怖がって近づかないのさ。マカだのブラックスターだの、あいつらはちょっと普通じゃない。なんというか、人に対する差別心ってのかな、それが薄いんだ。恐れ知らずというか」
 「分かる気がする」
 「腹が決まってる人間は、強いな。尊敬する」
 「うん」
780死神くんの家庭の事情:2008/10/25(土) 07:38:36 ID:kVqRraii
7クロナ

 暖かい大地に住む人間のキミが触れるだけで、冷たい水に棲むボクは煮えてしまう。
 「他には何が聞きたい? 喋れる事ならなんでも喋るぞ」
 彼が乗って来たのがわかる。もう二ヶ月もこうしているのだから、そのくらいは解る。二ヶ月……そうか、もう二ヶ月も経つんだな。
 「じゃあ……武器の事。武器とどう付き合ったらいい? キミん所は三人だろ? よく喧嘩にならないね。ボクなんかお互い身体の一部なのにしょっちゅう苛められてるよ。気が合わないんだ」
 「そんなことはなかろう? 現にこうしておれが部屋にいたって邪魔しない。約束は守る律儀な奴だ」
 彼の声は優しくて、ボクはそれだけで随分助かる。冷たくて突き放すみたいな言われ方には慣れているけど、好きじゃない。
 「寝てるだけだよ。キミの話は気分が悪いって約束の時間まで寝ちゃうんだ」
 「……ふん、稀に見る性悪にまで嫌われるとはな」
 金色の目はいつでも少し寂しそうで、マカの目を見ることもよっぽどのことがないと上手く出来ないボクでさえ、気に掛かる。教室で楽しく笑っている時やシンメトリーに輝かせている時みたいに、いつも楽しそうならいいのに。
 「ごめん。でも、あんま悪く言わないで。苛められて小突き回されるけど、ラグナロクが居たからボクいつでも独りぼっちにはならないんだ。メデューサ様の企みに過ぎないって言われるかもしれないけど、ボクは少し感謝してる」
 「……お前のパートナーに失礼な振る舞いだったな。すまない」
 彼が頭を下げた。とっても偉い人のはずなのに、こういう事が簡単に出来る。この人みたいな人のことを、高貴な人っていうんだろうな。
 「いいよ。ラグナロクが意地悪なのは本当の事だもん。……だから上手くやっていきたいって思うんだけど、いっつも怒らせてるからさ。まぁ理不尽な事ばっか言うラグナロクもラグナロクだけど」
 「……うちの場合は、リズ……俺がいつも右手に持ってる銃、背の高い方な……あいつがバランサーになってる。パティもおれも羽目を外しやすいから、リズが引っ張って元に戻すんだ。
 妹の方のパティは……おれとリズが根暗だろう? そういうところをうまい事調整してくれる。おれ達は人間として結構色々欠けてるからな。3人居て丁度半人前ってとこだ」
 いつも彼はパートナー姉妹の事を話すとき、得意げに喋る。自慢の姉たちを誇るように、声の調子も変わる。……ボクはそれがちょっと鬱陶しい。
 「そう? ボクから見ればキミは立派で完璧な人格者だけどね」
 「世辞など言わなくともいい。自分の足りない場所は自覚している」
 ほら、ね。自分のことを喋る時はめんどくさそうに、自信なさげになるでしょ。なんだよそれ。キミはすごい人なのに。
 「でもボクとラグナロクは似通ったところが全然ないよ。ボクは超根暗だし、ラグナロクはキツイ性格じゃん。何でも溜め込む方のボク、全部その場で発散しなきゃ気が済まないラグナロク。どう接すればいいのか分からないよ」
 「今までどう接してきたんだ?」
 思えばこんな何でもない尋ね方もずっと柔らかくなったような気がする。最初は見下すみたいにしてボクを見てた。……後から、ボクがおっかなかったって聞いたけど。
 「……別に。ただそこにいるだけさ。身体の中にラグナロクが居て、ボクの身体を支配している。接するとか接しないとか以前の話だよ。ボクは彼で、彼はボク。近くて遠い体の一部さ」
 「……なら今までと一緒でいいんじゃないか? 何もしなければ今までと同じだ」
 笑いながら少し冷たいことを言う。皮肉とはちょっと違ってて、何かどこかへ導くみたいな言い方で。
 「やなんだ、そんなの。マカだってソウルとずっと仲いい訳じゃないって言ってたし、椿って子も喧しい……名前忘れたけど……あの子と上手く行かない事あるって言ってたよ。
 みんな同じなんだ。だったらボクだけ武器と特別なんてやだよ。みんなと同じがいい」
 「……そうか。なら、喧嘩でもしてみちゃどうだ? 苛められて切れるんじゃなくて、話し合ってみろよ。自分の意見をキッチリ主張して、ラグナロクに突きつければいい。最初は上手く行かなくとも、幸いお前たちにはたっぷり時間があるだろう?」
 でも導こうとするキミの暖かい手がボクに触れる度、ボクは火傷でもしたみたいにヒリヒリ痛むんだ。……肌も、心も、魂でさえも。
781名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 13:53:47 ID:HiLFCtKL
ゴクリ…
782名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 15:57:23 ID:84mW2F3E
GJGJすげー好みです
続き楽しみに待ってます
783名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 15:57:45 ID:mkxsIv1r
おおおおおおおおおお!ずっと待っていたぞ!!
さりげなく俺がほざいたネタも入ってる…
こんな神の文章に組み込まれるとは…本当にGJ!続き待っている!
784名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 16:22:34 ID:VuIBa1bm
ふおおおおおおおおおおお 雰囲気変えてくるとはSUGEEEE 
超絶感想言いたいけど萌えすぎてうまく言葉にできないなんて初めてだうおおー
前作も純でまっすぐなのがソウマカらしくてとても素敵だったが
奴らの複雑な境遇や思惑を丁寧に絡ませてキックロのエロさを醸すとは たまらんこれは!
785名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 17:54:47 ID:Oy9dS1Me
GJ!!!!!
ソウマカの甘酸っぱさに対して
こっちのアンニュイな雰囲気もすごくいい!
直接的な描写は少ないのにかなりのエロスを受信しました。

アニメだとクロナの方がキッドよりたぶん背が高いのもなんかかわいいなって思う。
786名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 19:05:18 ID:WXhv+CQp
GJです!こっちもかなりキュンキュンくるなぁ、たまらん



そしてそんなたまらんののあいだにコレはさんでいいのかわからんけど、一応>>723の続き持ってきました
やっぱり続きそうな終わり方できっちりかっちりしてないけど自分の中ではここで限界だったんで投下します
787名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 19:05:56 ID:WXhv+CQp
動けなくなってしまった私をおいて、部屋の中が狂気に支配されていく
助けないといけないのに体が動かない。どう助ければいいのか思い浮かばない
……それに、それに何で私は今、クロナの事を「不潔だ」なんて思っているんだろう
今この場で悪いのはあの子じゃない、なのになんで責めるようなことを考えてるんだろう…

不意にクロナが今までと違う声をあげた
「んぅっ…あぁ、あぁっ…ぁぅ、ぅ… んぁ  ぁ ぁっ!」
クロナの恐怖と痛みに耐えていた口元は笑うように歪み、拒絶の声は甘い喘ぎにすりかわっていく

   私は、限界だった
足音が聞こえてしまうかもしれないなんてことも考えずにその場から逃れた
もう、見たくない 聞きたくない 思い出したくない
ブレアがソウルにちょっかいだしたりするのは、嫌だけどここまでいたたまれない気持ちになったりしなかった。
パパが浮気したりするのも不潔だと思うけど、今見たものはそれをもっと煮詰めたような…!

急に、今まで以上に気分が悪くなってトイレに駆け込み、吐いた。今胃の中にあるものは全部出すんじゃないかというほど吐いた
――大人に相談しよう。クロナはさっきの事が公になるのは嫌だと思うけど、私一人でどうにかできるものでもない
このまま抱え込んでもずっと重いものを抱え込むだけってことぐらいは、まだ解る
だけど……だけど、少しだけ、少しだけ泣いてから行こう。まだごちゃごちゃがおさまらなくて、説明なんてできそうにない……



外で覗いていた奴の足音が遠ざかって行った
雰囲気で予想はついてたが、マカ=アルバーンで間違いないようだな
「オイ、クロナ。お前マカにこんなところ見られると死んでしまうって言ったよな?」
「…うじゅ… んぁっ…!ぅ…うぅ…」
結構な時間強めにいじっていたせいか?思考が鈍ってやがる
このままマカの事を伝えたうえでイかせてやるか、その寸前でとめてやってイかせてやるかどうかで脅すか迷うな
いや、寸止めはやめておくか。もしねばられたら他に誰か来るかもしれない
「見られていたぞ」
「…ふえ?」
「しばらく、中を覗き込んでいて一度目があったんだが……ついさっき逃げちまった。汚いものでも見たかのように走ってな」
「だれ……が?」
濁りかけていた眼に、恐怖の色が入る
「解るだろ?お前が一番怖がってたことがあっさりおきたんだってことだよ」
「嘘… ぅぁっ?!」
こいつには、今話す権利なんてない。黙らせるためにまた少し激しくしてやる
「しかもな、逃げ出したんだ。この意味がわかるか?苛められて悦ぶ奴なんてどうしようもないと思って逃げたんだ。
…いや、ちがうな。まだお前がイヤがってた時からいたらしいから……純粋に嫌われたんだよ」
788名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 19:11:36 ID:WXhv+CQp
「うそ、う、そ うそだ…」
クロナが泣きだす。さっきまでの嫌がる泣きかたじゃなく、絶望に落とされたときの泣きかただ
「嘘だと思うか?」
どうも、何か外で音がしたというぐらいのことには気づいていたらしいな
解っていても、ただ理由なく否定するしかできねえようだ
余計な事を考えさせないように、クロナの弱いところを攻め続けてやる
「ひゃぅぅっ?! や、ヤダ ヤダっ ぁあぁ!!」
言葉からは考えられないほど、肉体の反応は良い
あと少し、というところらしく無意識なんだろうが腰が動き俺の手を欲しがっている
「仕方ねぇよな?こんな悲しい話聞いたのにまだイかせてもらいたがってる奴、見捨てて当然だよな、そうだろ?」
そう言ってやった直後、限界が来たらしく全身がひきつって、崩れ落ちた
クロナは、声になってなかったが何かいいながら泣いている
何かを言おうとしたときにこぼれたらしい唾液と涙で、顔がぐちょぐちょだな

「…死武専を、出るぞ」
そういいながら、シーツで顔をふいてやる。さすがにベトベトのまま外に出せば一発で異常がバレる

考えさせてやる必要は無い。クロナが自分の事で手一杯の時に連れ出すのが一番いい
服をおろしてやり、頭を小突いて立ち上がらせる。抵抗する意思は、殆どないらしい
まだ快楽が体の中に残っているのかやたらと荒い息使いだけが聞こえる


荷物なんて持たないまま、顔をうつむけて人目につかない道をえらび死武専の校舎を出る
俺と…今はクロナにとってもか、よく話す方の連中に出くわさないのは幸運だった
そのまま裏路地に入ると、あのカエルが変装して待ちうけていた
「待っていたわ、これ以上長引くならどうなることかと思っていたけど……うん?クロナ?」
「…………」
「そんなことよりとっとと連れて行ってくれ。この場を離れる気になってるうちにな」
「…それもそうね。じゃ、ついてきて」

(終)
789名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 20:03:29 ID:Oy9dS1Me
うわぁああGJ!原作と繋がった!
悲惨な状況になってんのに快楽に負けちゃうクロナ…
エロい…!!ごちそうさまでした
790名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 22:54:08 ID:SyK5uMRJ
いつぞや和姦なラグクロを書いたが、一方的に追い詰められるクロナもエロい…
GJもいいところだ!
死神君の家庭の事情にも萌えた。てか最近クロナ話題増えて嬉しすぎる

↓ちょいネタバレ






最新刊読んだが、何故かハーバー君にお姫様だっこされてるジャッキーに萌えてしまった
ただ二人とも陰薄いし、メインはキムとオックス君だし。
絶対需要ないのは分かっているが…
……すまん、途中までだが書いてしまったんだ。そんなものを投下する自分を許してくれ。
791ハーバード×ジャクリーン:2008/10/25(土) 22:54:47 ID:SyK5uMRJ
『武器と職人は二人でひとつ』

死武専の人間であれば誰でも知ってる決まり文句に、最近何処か心がざわつく。
それを否定する訳でもないのに、肯定してしまえば…違う何かが浮き彫りになってしまうような。
「…くだらないわ」
こんなことを考えるのは図書室の広々とした空間の中にひとりでいるからよね
そう自分に言い聞かせながら、ジャクリーンは気を紛らわすように思い切り椅子を引いて立ち上がろうとした。…が。
その勢いで後ろの本の山に椅子の足がぶつかってか、盛大に崩れる音が辺りに響き静寂を裂いた。
あちゃー…やってしまった。
「ごめん手伝って、キ……」
言いかけてああそういえば、と肩をすくめる。つい先ほど自分がひとりであると再確認したばかりだというのに。
パートナーである職人のキムは今一緒にいないのだ。なにやらオックスと何やら話があるとかで、キムにここで待っててくれと頼まれたのだ。
そうでなければこんなつまらない所にいるはずがない。
「はぁ、めんどくさいなあ。もう」
これは独り言で、独り言というものに返答が来ないことは知ってる。
でも何か言葉を発していないと今日はダメ。何かが崩れそう
理性ではどうすることも出来ない謎めいた心の靄を抱えながら、ジャクリーンは床に座り込み散らばった本を拾い始めた。


「そこにいるのはジャッキーか?」
不意に真後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
顔をあげてその声の主を確認すると、目線だけ再び手元に戻した。
「こんなところで何してるの、ハーバー」
「それは僕の台詞だ」
「あなたには関係ないことでしょ」
つれない態度を取るジャクリーンを他所に、ハーバードはレンズ越しに今の状況を見据えた。
豪快に崩れてる本の山と、図書室にいる本に興味のないはずのジャクリーン。
792ハーバード×ジャクリーン:2008/10/25(土) 22:55:17 ID:SyK5uMRJ
「キムを待ってるのか?」
「……だったら何よ」
「僕もオックス君を待ってるんだ」
奇遇だな、なんて笑いながら彼はジャクリーンの隣にしゃがみ、本を一冊手に取った。
「やめて。私一人で拾えるわ」
「…今日はやけにツンツンしてるな」
責めるように彼の手の中の本を奪い取ると、大きなため息をつかれた。…何よその態度。ムカつくわね
いや、自分が悪いということはわかってる。でもそれを言葉にしない。というより、出来ない。
内心はハーバーが来てくれてホッとしていた。明確にならない己の心に苛立って、このもやもやをキムにぶつけそうだったから。
漆黒の黒髪を手で掻きあげ、目線をハーバーへと移した。

「そういやこの本に書かれてる剣、前にオックス君が見に行ったんだよな」
おもむろに落ちていた本の一つを見つめながら、彼は言った。
「この武器聖剣のくせにめちゃめちゃウザイらしくてさ。ほら、前にジャッキーも見たことあるだろ?」
「ヒーロが一時持ってた武器でしょ」
「そうそう。…でも変だよなこの武器。定まった職人がいないなんて」
「………」
特に意味はない。ただその言葉に思わず身を捩ってしまった。
「職人と武器はふたりでひとつって言うけど、そうじゃない場合もあるんだな。エクスカリバーがいい例でさ」
「…ふふ。そうかもね」
万遍の笑顔を張り付かせてそう呟いた。どうして笑おうと思ったのかはよくわからないけれど。
さっきまでハーバーに八つ当たりしてたのに矛盾している、と自嘲した。
「だからパートナーってのはつくづく慎重に選ばなきゃなって…おも…う……」
ハーバーの言葉が突然途切れ途切れになった。
…何よ。人の顔をまるで鬼神でも見てるかのように見つめて。
793ハーバード×ジャクリーン:2008/10/25(土) 22:55:54 ID:SyK5uMRJ
「…、ジャッキー?」
己の双眸を縁取る睫毛が揺れたのが見えたのと同時に、手に持っていた本にはたりと何かが落ちた。

「なんで泣いてるんだ」

指摘されてようやく気づいた時にはもう遅かった。
顔を歪ませながらも、とりあえず必死に腕で顔を擦る。
「…あれ、なんで…かな……」
だが次から次へと意思に反して涙が溢れては零れ、彼女の脳内命令に背く。
「止まんない、よ…う…っ……、うわぁぁあああん!」

ねじが外れたように泣き出したジャクリーンに、始めは唖然とするハーバーだったが、段々焦りが表情に表れる。
静まり返っていた図書室にキンと響き渡る彼女の泣き声。実感がわかなかったハーバーにじわじわとリアルが突きつけられた。
「……っ?」
ようやく思考が追いついた頃には、彼女の身体を自分の胸に押し当てていた。
お互い一瞬何が起こったかわからなかった。
ただ、ハーバーはそのまま自分の行動に目をまるくしていたが…浮ついた気持ちで抱きしめたわけじゃない。
ジャクリーンの方も吹っ切れたのか、溜まった辛さを吐き出すように彼に摺り付いた。
…彼が困っている。止めなきゃいけない。
でも今は自分を抑制する方法がわからない。
ハーバーがどうして抱きしめてるのかもわからない。
どうして悲しいのかわからない。
本当はわかってるのに、わかってないふりをする自分がわからない。
「ぜえん、…ぶ、わか…んないの……いやぁ……、っでも…、でもキムは、キムは私のパートナーなのにぃ…!」
いつもより何倍も小さく見えるジャクリーンの体は、触れているだけで分かるほどの脱力感があった。
「なんで、オックスのが…、大事、なのよぉ…!」
内面から責め立てられているような彼女の言葉に、ハーバーは手の力を篭めた。
心の何処かで知っていたジャクリーンの気持ちは今、彼女の耳にも彼の耳にも、届いた。
794名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 23:20:23 ID:Cf05L5Kt
続きは! 続きはないのか!
需要ならここにあるぞ
最新巻ではオックス君とキムはもちろんハーバー君とジャッキーに萌えた

ハーバー君の眼がかなりやばかったんだが
あれは裏があるのか単に鬼畜なのか気になってたんだ
もしハーバー君がドSの鬼畜でジャクリーンと付き合ってたらとか考えてたな
795名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 01:05:20 ID:Zdys1YMW
>>793
うおおおおGJ!!!続き超wktk
最新刊のハーバー君のドSな面とジャッキーのキムへの執着は俺的にかなりくるものがあったな
二人とも影薄くなんかないぜw


しかし武器×武器のエロっていうのはやはり変則的なプレイが一つの持ち味だと思うんだが
これはハーバー君の電気責めを期待せざるをえないな
796名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 14:46:42 ID:DaB+I4b+
ジャッキーの両足をつかみあそこを踏み失禁するまで電気あんまするハーバー君
797名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 21:21:29 ID:NAYA18sA
ふと、そーいや各武器の遺伝のしかたてどんなだろ?
ハー+ジャ=サンダ&ファイアーとか.....
798ハーバード×ジャクリーン:2008/10/26(日) 23:53:56 ID:fubQhO00
>>793の続き



今まで本当は恐れていたオックスの存在。気づかないふりをして、いつも笑ってて…
「私…、すっごいダサいじゃない…」
寂しくて仕方がないと言った風に彼の服の裾を強く握りしめると、ずっと黙りこんでいたハーバーが口を開いた。
「お前は単にオックス君に嫉妬してるのか?」
嘘かどうか見極めるような視線を感じて、逃げ場を失ったような絶望的な気持ちにあてられた。
違う。キムの心を揺さぶるオックスに、確かに嫉妬心があったのかもしれないけど…
そんなんじゃ言い表せないくらい、この気持ちは簡単じゃない。
そのことを伝えたいのに、阻む涙と心の真実に困惑の表情を浮かべて唇を震わせていた。
「うぅ〜、」
「…悪い。違うよな、分かってる」
幾分か声色が重々しくなったというのに、ジャクリーンは何故か安堵した。
こういう声の時のハーバーは真面目に受け止めてくれてるから、が一番の理由だろう。
緩みきっていた涙腺がなんとか元に戻りかけて来た。

「パートナーってのは、お互いの魂を一番認め合える存在だ。
現に僕もオックス君を信頼し、彼もまた僕を信頼してくれてる」
不意にジャクリーンが頭を上げると、レンズのせいでいつもはよく見えない真剣な瞳と目が合った。
「でもなんでパートナーでもないオックス君とキムの心が通い合ったかわかるか?」
やんわりと尋ねてくる彼に翻弄されて、思わず本音を洩らした。
「…お互いのパートナーが、たまたま同姓だったから?」
「………」
ハーバーの表情が少し険しくなった。
しかしジャクリーンはその理由は絶対にあると踏んでいたため、特に迷うこともなく続けてた。
「だって…そうでしょう?もしハーバーが女だったら、キムは絶対にオックスの所に行かなかったわよ」
実際思ってたことだ。キムはあんな性格だけど素直になれないだけで、
アイツの武器が女の子だったらすごく気にしてただろう。
オックスなんか一生嫌い!と喚きながら、気を使って最後の最後まできっと本心を明かさない。
あの子はそんな子だ。魔女であろうとなんだろうと…すごく優しいから。

「だから悔しかったんだわ…。そう、私が男だったら、絶対キムを」
言いかけたところで、ジャクリーンの背中にまわされた腕が先ほどとは違う力の篭め方をした。
「…ハーバー?」
返事がない。
あまりにも加減のできていない腕の力に加えてこの雰囲気で、彼が自分を受け止めてくれているだけとは…さすがに思わない。
もしかして嫌なこと言ってしまったのだろうか、と少しながら自己嫌悪した。
799ハーバード×ジャクリーン:2008/10/26(日) 23:54:38 ID:fubQhO00
沈黙を決め込むハーバーの腕の中は段々怖さが増して来る。
微かに震えた心の奥が一押して謝罪しかけた時だった。
「っ……痛…」
突然胸元に圧迫されたようなものを感じた。一瞬何が起きたのかわからなかった。
(………まさか、ハーバーに限ってそんなことは…)
おずおずと下に目線をやる。すると嫌な予想は的中していて…彼の手がジャクリーンの片胸を掴んでいた。
「や、何して……!」
「ジャッキー」
単調すぎる己を呼ぶ声に、心臓を掴まれるような不安を煽られながら次の言葉に怯えた。
「今からお前にひどいことをする」
不意に追い詰めるように本棚にジャクリーンの体を押し付ける。身構えすらしていなかった頼りない体は途中まで彼の言う通りになった。
が、咄嗟にいつもの防御癖が作用してか、彼の手が置かれる肩の一部を炎に変形させてしまった。
「っつ…」
「あ…!ご、ごめん……」
謝るべきなのは向こうだとは思う。でも気迫に押されてつい言ってしまった自分を意味もなく叱咤する。
炎が当てられた方の手を押さえて眉をひそめるハーバーから逃れようと、慌てて立ち上がった。
なんでこういう日に限って誰も図書室を使ってないのかと少し涙目になる。
走って図書室を出て行こうとしたが、やはり怖くて足元がおぼつかない。
「逃げろよ。僕は雷槍だからすぐに追いつくけど」
冷たくて責めるようなハーバーの声に、心臓が張り裂けそうだった。
震えまくるジャクリーンの足を彼の手が捕らえてからは、彼女の思考は真っ白になった。
そのままずるずると崩れた本の山の上に引き倒され、片手が火傷してるのにも関わらず強い押さえ付けに改めて力の差を感じる。
(怖い怖い怖い怖、い)
ハーバーの顔を直視出来ないのに、見下すような冷たい視線を一心に感じる。
しばらく恐怖に現を抜かされていると、再び自分の身体に掌が這う気配を感じた。今度もまた、乱暴に。
「っ……ど、うして」
案の定絞り出した声は震えていて、我ながら痛々しい。
彼は簡単にこんなことをする人じゃない。それとも全部自分の思い込みだったのだろうか。
裏切られた気がして、無償に悔しくなった。彼が触れてる部分を全部炎に変換してしまおうか。
そんなことを考え始めた時だった。
バチン、という小さな音を立てて、それきりジャクリーンの体が微動だにしなくなった。
動かない。完全に、だ。
「っ…!」
何をされたかくらい分かる。ハーバーは雷を司る武器、痺れる様なこの感覚が何よりの証拠で。
もう、限界だった。
800ハーバード×ジャクリーン:2008/10/26(日) 23:55:28 ID:fubQhO00
「…どうしてこんなことするのよっ!
さっきは優しくしてくれたのに…!私何か嫌なこと言った!?
あるなら言いなさいよこの意気地なし!!
もしかしてあんた、オックスのこと馬鹿にされたとでも思ったの?
どう考えても違うでしょ!キムは優しいからきっと気を使うって意味で言ったの!!」

動けなくなってから、何かが吹っ切れたかのようにつっかえ続けていた言葉がどんどん出てきた。
完全に逃げられないと分かったからだろうか。自分こそとんだ臆病者だと思う。
「なんで黙ってるの?ずるい奴ね…動けるようになったら絶対にその体燃やしてやるわ…!」
ひとつひとつ言葉を発する度に、どんどん涙声になっていく。
自分の情けなさと、彼の目つきと、恐怖と。
全てが混同して、まるで狂気に呑まれていくような感覚が不愉快でしょうがない。
「いやぁ!触らないでよ!!」
「うるさいな…それ以上騒ぐと完全に意識失わせるぞ」
顔がどんどん近づいて、気が付けば深く口付けられていた。
ファーストキスだったからか、濃厚すぎる行為に眩暈を覚える。唇を離されてもまだ余韻が残っていた。
もう絶対私達は元の関係に戻れない。そう考えた途端、己の心が一気に虚しさを増した。

「武器と職人はふたりでひとつ」
「……?」
突然ハーバーが口を開いたかと思えば、あの決まり文句だった。
「職人同士も、武器同士も、パートナーにはなれない」
「……」
「何か言えよ」
「…黙ってろっていった癖に」

見据える瞳に宿る想いがわからない。彼が今言ってることは当たり前の事実だ。
不変の真理であり、魔女との争いがなくならない限りこの言葉は受け継がれて行く。
「それが何だってのよ」
今の彼にいっそどん底に突き落とされるくらいひどい扱いを受けてれば、返事なんてしなくてすむのに。
動かない体がここまでもどかしいのに、当たり前のようにペースに流される自分に腹が立って口調は強めになった。
「いや、ただ…なんかお前の論法で行くと」
「…何?」
「パートナー以外とは恋をしちゃいけないみたいだ」
801ハーバード×ジャクリーン:2008/10/26(日) 23:56:42 ID:fubQhO00
コンマ一秒後。
「………どういう意味よ、それ」
つまりそういうことじゃないか、とハーバーは続ける。
「じゃあもしお前が男だったら、キムをどうするつもりだったんだ?
恋人にでもしたかったのか?現実は女なのに…それでもオックス君に少なからず嫉妬してる。
本当は今もまだ納得してないんだろ?パートナーのジャッキーを差し置いて、職人同士で恋したんだから」
決して穏やかじゃない声に一瞬体が震えた気がしたが、動けない今そんな恐怖はただの錯覚でしかない。
そして彼が何を言いたいのか理解できない。
キムに対する気持ちは、そんな生半可なものじゃないとさっき伝わったものばかりだと思っていたのに。
「自分が女で残念だったな。そのせいで僕からもこういう目に合ってる」
「何言って…ん、ひゃあ!」
突然ハーバーがジャクリーンのスカートの中に手を突っ込んで足の付け根の中心に触れた。
まるで指先にも電気が流れてるみたいで、下着の上から筋をなぞられる感覚に背中がゾクリとした。

「そうだな、僕もお前が男なら良かったと思う」
「ん…あぁ……ひっ、」
「でなきゃこんな思い…しなくてすんだのに」

ハーバーが何か言った気がしたが、今はそれ所ではなくてよく聞き取れなかった。
手で口を塞ぎたいのに動こうとすれば全身に電流が流れ込む感覚に襲われる。
それにすら体が反応してしまい、途方に暮れた。もうどうすることも出来ない。
「あうっ…ん、…ひゃふ…」
今日何度目だかわからない涙を流し、出来ることなら縋り尽きたい彼の胴体を見つめる。
「なんで…なんで…」
最初の包み込むような優しい彼を思い出して、今自分の置かれた立場を再確認させられた。
「私は…キムもオックスもキリクもマカたちも、…ハーバーも…大事な友達だと思ってる…」
「……」
「だからさっきは、あんな私を慰めてくれてて、でも…、今はアンタにひどいことされてて…。
私、元通りの関係に戻れなくなることが嫌だけど……でも、でも、」
ああ、ダメだ。さっきの優しすぎた彼とのギャップがいけない。

「…なんで私、ハーバーを嫌いになれないのよぉ……」

どうしてか理由はわからない。信じていた友達に暴力紛いのことを受けているのだ。
普通の人間であれば嫌うのは当然だろう。
802ハーバード×ジャクリーン:2008/10/26(日) 23:59:20 ID:fubQhO00

「…ジャッキー」
「……もういいから私から離れて。オックスとキムが帰ってきたらどうするのよ…アンタとりあえず責められまくるわよ。
でも私はハーバーが嫌いじゃない、そしたらあぶれ者同士くっついたって思われるでしょ…
もう辛い思いはしたくないのに…どうして邪魔するのよぉ…!」
言ってることがめちゃくちゃで矛盾してるのはよく分かってる。でも自分を抑えきれない。
さっきハーバーの胸元で泣いたときとはまた違う、混沌とした気持ちが心の中を支配して行く。
「…なあ、なんでお前って、そんなにパートナー以外の感情のことに臆病なんだ」
「……パートナーとなら信頼し合ってる感じがいつだってあるから」
すっかり枯れきった声でそう呟くと余計痛々しく感じる。
「つまりジャッキーが大事な友達と呼んだ奴らは信頼してないのか?」
「っ、そんな訳ないじゃない!」
当たり前だ。彼らがいてこそ、今の自分が成り立っている。キムひとりで構成されてはいない。
「だったら自分の気持ちを束縛するなよ」
「っハーバーだって…人のこと言えるの…?」
「…我慢してたらお前にこんなことしてないだろ」
ふうん、と呟いた途端、一気に顔が火照った気がする。気のせいじゃない、若干ハーバーが驚いてるから。

「ねえ、私、ハーバーのこと嫌いじゃない」
「そうか。僕もお前は嫌いじゃない」
半ば呆れたように笑う彼に、見つめるという手段しかないジャクリーンは少し不満そうだ。
「いいの?私、アンタとパートナーじゃないのよ」
「束縛するなって言ったばっかだろ…。僕にオックス君とくっつけとでもいうのか?」
一瞬想像して、逆に面白くて噴き出してしまった。
少しムっとした彼の顔を楽しそうに眺めながめてると、つられて笑顔がこぼれた。
こそのまましばらく見つめていようと思った…が、どうしたのか、突然ハーバーの顔色が変わった。

「ごっめ〜〜ん!ジャッキー!遅れちゃった!」
「すまないハーバー君、待たせたな」

本棚の裏側から、よく聞きなれた声が聞こえた。サーっと頭から二人の血の気が引いていくのが分かる。
誰もいない図書室。散らばった本。痺れで動けないジャクリーンの上にまたがるハーバー。…誰が見ても一目瞭然だ。
「…仕方ないな」
「きゃあっ!?」
803ハーバード×ジャクリーン:2008/10/27(月) 00:18:14 ID:ix3zLkgH
突然体が浮き上がったかと思うと、気づけば彼に抱き上げられていた。
…一般に言うのであれば、お姫様抱っことという形で。
抗議の声をあげようとした瞬間、オックスとキムが目の前に現れた。
「あれっ?ジャッキー?」
「わわ、どうしたんですか!」
「ジャッキーのやつ本の山崩して思い切り足ぶつけて歩けなくなってさ。
今から保健室連れてこうと思ってたんだ」
「ちょっと大丈夫ー?オックスがこの本の山直しておくから、ハーバーはジャッキーのことよろしくね!」
そう言って笑うキムに内心悪いことをしたなと反省しながらも、ハーバーに抱えられて図書室を出た。

「よくあんな嘘がぺらぺら言えたもんね…」
「結果良かったじゃないか」
笑いながらそういう彼を呆れたように見つめ、揺られる感覚に心地の良さを感じる。
そういえば、とジャクリーンが再び口を開いた。
「保健室でさっきの続きをするの?」
「…っな!?」
顔を真っ赤にして焦りだすハーバーに、やっぱりこういう所はオックスに似てるわ、と自分ながらに感じた。
「やっぱりアンタ面白いわね」
「…からかうなよ。本当に襲うぞ」
冷や汗を流しながら言われたところで全然怖くない。
でもこれ以上からかうのも可哀相か、とひとり心のなかでほくそ笑んだ。
「人の気持ちって簡単には変わらないわ」
「そうだな」
「だからって私、元からハーバーのこと嫌いじゃなかったのよ」
「さっきも言ったけど、僕もだ」
二人で本音だけれどはっきりとは言わない、かんぐり合った会話を続ける。
「大事なのは言葉じゃない…でもいつか必ず言ってあげる」
黒い瞳が何かを訴えるようにハーバーの目をとらえる。
分かってるという代わりに少し腰をかがめて、彼女の額にキスを送った。
これが今の、私たちの精一杯のお互いの思い方。
804名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 00:22:23 ID:ix3zLkgH
終わりです。一気に書いたもんでエロい要素もそんなにないし、誤字脱字目立つと思いますが許してね(泣)
ハーバー君ドSに出来なかったのが一番悔しい…
805名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 00:29:45 ID:Joevbu5h
GJ!ここ数日良作がもっさりでうれしい
806名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 00:36:58 ID:yktOilt5
本当に大漁だよな
プリントアウトして半身浴しながら読むとするか
自分も投下用の作品を書いているので仕上がったらうpするよ
良作の後は辛いが、枯れ木も山の賑わいだw

神じゃないが>>698よ、今しばらく待っていておくれ…
807名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 05:26:09 ID:V57IzKct
ピンク難民に避難所?出来てた
そっちも今のところクロナ祭になっとるけど
808666:2008/10/27(月) 11:54:04 ID:6RhxCfBw
ふおおおおお!なんという連続投下!なんという活気!死神様ありがとう!俺に>>723の続きと
ハーバード×ジャクリーンをお与え下さったことに感謝いたします!
つーかジャクリーン萌えが俺以外に居たとは。世界っていつも想像以上だぜ。いいよな特定以外に全部ツン子。



こんな神投稿の後に暗い続き置く俺はどう見ても邪神です本当にありがとうございました。
頑張ったけどやっぱエロくなんなかった。ごめん。
@>>774-780
809死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 11:58:55 ID:6RhxCfBw
8キッド

 「接し方の第一歩としては荒事だが、一つの手段だと思うぞ。特にお前たちみたいな素直じゃない奴らにはな」
 「……キミも、あの姉妹と喧嘩するの?」
 「いや。エキサイトすればリズが宥めるし、拗ねるとパティに蹴っ飛ばされるから喧嘩になりようがない。一度くらい、くだらないことで掴み合いの喧嘩をしてみたいとは思うがな、あいつら一応女だからそういう訳にもいかん」
 「紳士だねぇ」
 「笑わせる、こんな紳士があってたまるか。ただガキなだけだ」
 「そう」
 長い長い会話。普通の会話。何でもない会話。最初会った時、こんな風に話せる日が来るなんて思ってもみなかった。
 少し沈黙になって、お互い手持ち無沙汰に枕にもたれて床に視線をやったり、椅子の背にもたれて天井を見上げたりした。そうだ。元々おれたちは喜んで会話するタイプの性格じゃない。だが喋りでもしないと気が狂いそうになる。
 「――――――ラグナロクが来るよ」
 「……そうか」
 憂鬱だ、まったく、憂鬱極まる。
 「ようクソガキども、湿っぽいデートはもうおしまいかい?」
 「まだ約束まであと2分ある。時間キッチリまで引っ込んでいろ」
 「へん、毎回毎回一時間のお喋りタイムなんてクソ面倒臭い条件つけやがって。しかも辛気クセぇ話しばっかでよ。こっちの気が滅入るわ!もっと面白おかしい話しろよ!
 お前らにだってあるだろ? 魂をぶん取った時の話とか、気に食わない奴をぶっ殺した話とか、気分の高揚するトークがよぅ」
 ラグナロクがゲラゲラ高笑いをしながら身体を揺するとクロナの身体がびくんと震えた。
 「失せろ下衆」
 「……フン」
 黒い人形が鼻を鳴らし、クロナの身体の中に溶け消える。その異様な光景は何度見てもいい気分はしない。
 「ごめんね。キミを巻き込んじゃって」
 「気にするなと何度も言っているだろう。悪いのはお前じゃない」
 「でも、僕がここに居るだけでキミに迷惑をかけている。胃がトケそうだよ」
 「人は大なり小なり人に迷惑をかけなくちゃ生きていけない生き物だ。おれだってお前に迷惑をかけている。おれが死神じゃなければ、おれがこの部屋に住んでなければ、おれが男でなければ、お前はこんな目に合わずに済んだ」
 「そんなの、それこそキミの責任じゃないじゃないか」
 「だが現実だろう」
 クロナが口を噤む。そうだ、これがおれ達の現実だ。お前が魔女の子で、おれが死神の子で、そいつはどうにもならない現実だ。
 「さて、時間だ。もういいだろう? クロナ、身体の主導権を寄越せ。無理矢理引っ張られる痛いのが好みじゃないのならな」
 「うじゅぅ……」
 唸るクロナの身体に急に力が漲ってゆく。目に力が入って、唇もきゅっと持ち上げられ、いつもの無気力な眉がビッと真っ直ぐだ。
 「そらみろ、おれが操ってる方が美人じゃないかよ、クロナ」
 「こういう元気オーラ出しっぱなしの人とどう接していいかわかんないよォ」
 外に暗幕の引かれたガラス窓に向かったクロナが、まるで一人芝居のようにポーズを取りながらスカートをたくし上げる。タイトなスカートから白く細い足が見えて、その痛々しさにおれは思わず目をそらした。
 「おっと死神。ちゃんと見ろよ、滅多に無いクロナのストリップショーだぞ」
 忌々しい声がクロナの唇から漏れる。わざとクロナの声を使っているのだ。まったく、腹立たしくて自分の無力に虫唾が走る。
 『ねぇキッドくん、アタシ綺麗?』
 馬鹿なセリフと共にパティの香水の匂いがかすかに香るクロナの、冷たく潤んだ唇がおれの唇に重ねられた。
810死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 11:59:35 ID:6RhxCfBw
9クロナ・ゴーゴン

 「あうぅぅ……苦……苦しいよぉ……」
 「ではこっちに腕を置け、体重を掛けて構わん」
 「動かないんだもん〜……ねぇラグナロク、もういいでしょ? 主導権返してよぉ」
 「バカか、お前が気持ちよくなってどーすんだ。……だいたい、痛いばっかりなんて言わせねぇぞ。なんだこんなに濡らしやがって。変態かお前は」
 「それはラグナロクが操作してるからだろぉ〜」
 「何度も言うが俺はあくまで血であってこの野郎の親父じゃねえんだよ!そんな器用な真似できるかアホ!」
 「父上だってそんなことできない」
 「言葉のあやだバーカ!」
 「あひ、あひ、あひ……!」
 僕の身体は僕の思う通りには決して動かない。いつだってそうだ。メデューサ様、ラグナロク、ユラケタな自分。みんなに取り囲まれて磔にされている。
 でも本当に僕は何がしたいのかなんてちっとも解んない。この磔から解き放たれたって、どこで何をしたらいいのか考えも付かない。
 「やだ、やだ、恥かしいよォ……そんなとこ見たら、見たらダメぇぇぇー」
 ようやく動くのは口と、目だけ。悲鳴と涙しか出ない穴なんて自由になったって何の意味も無い。だからラグナロクはそこだけ支配しない。時々声を操ったりするけれど、僕の口はちゃんと自分の意志で動かせる。まあ、泣き言しか出ないけど。
 「クロナ、どうして欲しい? きちんと言わないと分からない」
 「そうだ、言えよクロナ。気持ちよくしてくださいって、口で言ってみろ。そしたら主導権返してやる」
 二人して僕に何をさせたいのさ? もう十分好き勝手にやってるじゃないか。これ以上どうしろって言うんだよ?
 「い、痛くしないで、早く終らせてください〜」
 「この馬鹿!ちっげぇだろ!気持ちよくしてください、だ!ほれ、もう一回!」
 「やだやだやだ〜そんな事いいたくないよぉ〜」
 ぐずぐず泣き喚いていたら、ふっと身体が重たくなった。ラグナロクの支配が消えたのだと思う。一気に身体が弛緩する。
 「ふぇぇぇぇ……し、しんどかったぁ……」
 呼吸が随分楽になって、強張っていた身体に温かい血がたっぷり通う感覚が戻ってきた。
 「……どういう風の吹き回しだラグナロク」
 「クロナのグダグダ振りに飽きたから寝る。……ただし!ちゃんと中に出せよ。考えただけでも笑えるよな、死神と魔女の子の子供なんてよ」
 ゲラゲラ笑い声を残し、ラグナロクが身体の中に全て帰っていった。完全に全身の主導権が戻っているということは、ラグナロクは本当に寝ちゃう気か。
 ……そんなことしたら死神くんの精子がどうなったか分かんないじゃん。たまにラグナロクが何考えてんだかわかんないよ。
 「……本当に寝たみたい……」
 「――――――そうか。では今日はもうやめておこう。本当に子供が出来たりしたら目も当てられん」
 彼がしっかり抱いていた僕の肩を放す。ずっとくっついていたから汗でベトベトになった肌に冷たい空気が触れるのが新鮮だ。
 「……うん。でも、僕の身体で赤ちゃんできるとは思えないけどね。ラグナロクが僕の生理周期めちゃめちゃに操っちゃうし……保健の先生に成長不良って言われたよ。身長はともかく、体重が全然足りないからもっと食べろってさ」
 僕が笑いながら彼の手から離れようとした瞬間、強い力で手首をつかまれてしまった。
 「……おれの気のせいだろうか。続けろと聞こえるのだが」
 「うじゅぅ……面白くないだろ? む、胸も全然ないし……」
 なんだよ。なに笑ってるんだよ。……あれっおかしいな、頬が元に戻らない……
 「おれの願望のせいかな、やはりもっとしろと聞こえる」
 「言ってない!言ってないけど……そう聞こえるなら、しょうがないね……」
 「……うむ。しょうがないな、実にしょうがない」
 僕の身体は僕の思う通りには決して動かない。いつだってそうだ。――――――今だってそうさ。
811死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:00:06 ID:6RhxCfBw
10クロナとキッド@

 ラグナロクが眠ってしまうことは昔から時々ある。眠ってしまうと次に起きる時までは僕の自由だ。でもそれはつまり僕が一人ぼっちになるってことで、嬉しいはずなのに絶望的な気持ちになる。いつもはそうだった。
 ……でも今は胸がドキドキする。一人なのだと思うと、心臓がラグナロクを起こしてしまうんじゃないかと思うほど大きな音を立てるんだ。
 「クロナ」
 名前を呼ばれることがこんなに嬉しいなんて。
 「こちらを向け」
 金色の目が眩しいみたいだ。肩を抱かれて、腰に手が回されて、胸の先端に舌が滑る。あばら骨を辿るように指が行き来して、とても、とても、言葉が出てこない。
 「やだよ、恥ずかしいよ」
 「ラグナロクは見ていない」
 「ちがうよ、キミの顔見るのが恥ずかしいんだよ」
 「キッド、だ」
 「ふぁ?」
 「キッド、言ってみろ」
 「き、きっど……」
 「そう。ここにはそいつとお前しか居ない。恥ずかしいことなどあるまい」
 「い、いや、そうじゃなくって……どう言えばいいのか分からないけど、つまり、キミに見られるのが恥ずかしいんだ」
 「……キッドだ。……そこまで言えるのに、何が恥ずかしい?」
 「き、きっどが、こっち見て笑うのが恥ずかしいんだよ!!わかれよそんくらい!!」
 「ふ、ふ、ふ……ふははははは!お前は実に虐め甲斐がある!それともおれにいじめっ子の素質があるのかな!」
 「笑うなクソ死神!ぶちころすぞぉ!!あと尻を撫で回すな!気持ちいいじゃねぇかコノヤロー!」
 僕の血は人を狂わせる毒。彼の身体は毒物をみんな弾き返してしまうそうだ。だから僕は彼を殺すこともなく、安心して触れていられる。それがこんなに嬉しいなんて初めて知った。
 人に触れられるのが、触れているのが……こんなに幸せなことだなんて知らなかった。
 「……もう5時を回ったか……そろそろ帰らないと家に着くのが6時を過ぎてしまう」
 Yシャツを持ち上げてするりと腕を通した。彼の立ち振る舞いはいちいち綺麗で僕はいつも見とれてしまうのだけれども。
 「……どうした。裾を放さんか」
 「また来る?」
 「ああ、ラグナロクに『誰かに喋ったり逃げたりしたらクロナを犯して遊んでいるとチクる、するってぇとクロナは殺されてお前は後味の悪いことになるし、あの姉妹にも死神にも見捨てられるぞ』と脅されているからな」
 「僕は『死神の息子さえ人質に取っておけば殺されることはないし、居たければ死武専にいつまでも居られる、死神の息子の子供を作れたら一生ここに居られるぞ』って言われたよ」
 そう言うと、彼は声を殺して笑った。
 「どうやらあいつなりにお前に友達を作りたいみたいだな。起きたら伝えておけ、そんなことせずともおれはクロナの友達だとな」
 「……うん!」
 「……いや、友達ではないな」
 少し間をおいて、彼が何かを思案する時の癖、つまり顎に曲げた右手の人差し指を掛けて、視線を僕から逸らした。
 「恋人だ。それがおれたちの場合一番適したした名称だろう」
 彼の視線はまだ天井から動かない。
 「こ、こいびと……」
 「不満か?」
 「……って、なに?」
 「――――――つまり、こういうことをすることをお互いに同意した男女のことを言う」
 眉を顰めて口をへの字にしながらキッドが僕の顎を指で持ち上げて、口付けをした。
 「う、う、う…………っ」
 「……ど、どうした?」
 「か、かえるまえに、もういっかいしたい」
 「――――――――――――よかろう。キッチリかっちり10分でいかせてやる」
812死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:02:19 ID:6RhxCfBw
11クロナとキッドA

 とろとろ降り落ちてくる蜜を舐めるみたいに精一杯舌を伸ばしていると、細く切れ長な流し目がちらりちらりとこちらを見ている。ほ、ホントに恥ずかしいんだぞコレ……!
 「も、もうちゃんと大きくなってるよう……まだ、しなきゃダメ?」
 「随分と急かすんだな」
 「き、キッドが10分で終わらせるって言ったんだろ!」
 「違う。10分でいかせてやる、と言ったんだ」
 「〜〜〜〜〜〜〜〜!」
 声が出ない。音は出ているのに言葉にならない。なんだろうこの感覚、悲しいのと嬉しいのと不安と幸福が綯い交ぜになって把握できないよォ!
 「ラグナロクが黙ってることなんて滅多にない。存分に可愛がってやろう」
 「キミこそほんとは魔女か鬼神じゃないの? 意地が悪すぎる!」
 「……また“キミ”と言ったな。――――――仕置きだ、クロナ」
 笑ってる。笑ってる。キミが笑ってる。金色の目から寂しそうな光が消えている。僕はそれがどんなに嬉しいかどうやってキミに伝えればいい? どうしたら分かってもらえる?
 キミの手は優しくて、暖かくて、ラグナロクに身動き取れなくされてる時でさえ気遣ってくれている。……ラグナロクがワザと身体を捻ったり角度を変えたりするから僕は結局身体は痛いんだけど……胸がね、痛くない。辛くないんだ。
 『深入りするなよ。お前は魔女の子で、あいつは死神だ。800年続いた理をぶっ潰せる自信がなきゃ、割り切れ。これはただの策略だ』
 僕の頬が緩むたびに、ラグナロクの声が聞こえる。冷たい声が聞こえる。でも本当はラグナロクの声じゃない。これは僕自身の声だ。何にも出来なくてうずくまってる、泣き言しか言わない自分の声だ。
 へんちくりんな声が途切れない口、甘く痺れる頭の裏っ側、ぞくぞく総毛立つ背筋。それはとても幸せなのに、どこか他人事で、どこか間抜けで、真剣になれない。
 キミが笑っているのかこんなに嬉しいのに、自分が泣いていることが君に伝わらないよう……僕は口を閉じる。
 伝えたい言葉にくっついてくる絶望的な影がこの幸福の息の根を止めるような気がして、ただ、ただ、悲鳴じゃない共鳴をキミとする。
 僕にはそれしか出来ない。……だってじゃあ、僕はどうすればいい?
 キッドに助けてと言えばいいの? マカに全てを話せばいいの? みんなに自分を曝け出せば何かが変わるの?
 『相変わらずバカだなお前は。だから言ってるだろ、策略さ。死神野郎を誑し込んで死武専を乗っ取るんだ。そしたらメデューサ様が誉めてくれる。きっとお前を誉めてくださる。
 そしてお前は鬼神となって、気に食わない奴は皆殺しにすればいい。死神野郎がお気に入りなら部屋にでも閉じ込めてしまえ。そうすればあの姉妹だって誰だって、死神野郎には近付けない。お前だけのものになるぞ!』
 やめろ。やめろ。ラグナロクの姿を借りてそんなこと言うな!ラグナロクは嫌な奴だけど、好きになれないけど、接し方がわからないけど、そんなこと言いやしない!
 『そうさ。俺はお前の本心さ。破壊衝動を愛し、他人を虐げることが大好きな、大嘘つきで卑怯者。血だらけになって握手してくれた友達よりも、誰にも抱きしめられたことのない身体も心も抱いてくれた恋人よりも!
 お前をゴミのように捨てて一度も省みなかった!メデューサに認められたい!捨てられたくないってことが一番大事な――――――裏切りが得意技のクロナ・ゴーゴン様だぁぁあぁぁ!』
 「いやだ!」
 にやあと笑う僕と同じ顔の奴の口元に見えたギラリと光る牙が怖ろしくて思わず叫び声を上げた。はっと気付くと、金色の目が丸くなって僕を見ている。
 「……どうした。何事だ?」
 「――――――な、なんでも……ない」
 涙がこぼれそうになって、慌てて彼の肩に顎を置いた。顔を見られたくないし、顔を見たくない。でも離れてなんて居られない。
 「もっと、強くして」
 「――――――ラグナロクがまた何かしたのか?」
 「何もないよ。僕は平和で幸福さ……キッドにこうして抱きしめられている限りはね……」
813死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:05:30 ID:6RhxCfBw
12キッドとラグナロク

 自分で言うのもなんだが、体力に自信はあるほうだ。だが、やはり三連戦と言うのはいかがなものかと思う。我ながら。
 「歩きで帰ったら確実に6時過ぎるな……ボードで帰ると汗をかくから嫌なんだがこの際仕方あるまい」
 40分を過ぎた時計を一瞥し、上着のボタンを留め終えたおれの背に声が掛かった。もちろん疲れて眠る細身にも程がある彼女の声ではない。
 「お前シンメトリーが好きだったなぁ? こいつの前髪“キッチリカッチリ”切らせてやろうか? 寝てるから暴れないぞ」
 「ふざけるなよ、たかが黒血如きが調子に乗るな」
 振り向くとクロナの腰の辺りから白と黒の人形が生えていた。せっかくおれが苦労してキッチリいつもの装いに着替えさせたと言うのに……ぶん殴ってやろうか。
 「おおこわ。……お前ちょっとクロナに肩入れしすぎじゃねえか? こいつはいつか必ずお前の前から消える女だぞ」
 「フン、なんだ、忠告か? 余計なお世話だ」
 ラグナロクがゲラゲラと下品な声を立ててわざとらしく笑った。その手には力ないクロナの腕が握られている。
 「忠告じゃねえさ、現実を言ってるんだ俺は。お前らは絶対に上手くいきっこねえ。何があったってお前らは引き裂かれる運命なんだよ。これはもうどーしょーもねー事実なんだ。
 だからあれだ、あんまクロナに優しくすんじゃねえ。夢見させることすんな」
 「……お前は一体どうしたいんだ? おれやクロナを脅したと思ったらおれに忠告したりクロナを気遣ったり……」
 「俺は俺が一秒でも長生きできりゃそれでいいのさ。そのためだったら死神を手玉にだって取るし、必要ならクロナを手駒にだってする。俺はそういう武器さ」
 ……手駒にだって、だと? ……それはつまり、いつもはそう思っていないと言うことか?
 「……そうか、お前、クロナのこと好きなんだな?」
 「お前らのヌクイ脳みそにはホント吐き気がするぜ!壮絶に頭悪ィな死神野郎。好きとか嫌いとかそう言う問題じゃねえんだよ!ひとつなんだから!」
 「……なるほど。だからクロナを男に抱かせた訳か。いつ終るか解らない平和のうちに女の喜びを教えるために」
 「あほか!俺様がそんな殊勝な事考えるワケねーだろ!俺様は稀代の冷血魔女メデューサ様の作った武器だぞ!勝手にトリップしてんじゃねぇ!病気かお前!」
 「なんだ、案外いい奴だなお前」
 「聞けよクソ死神!耳どこやったんだよボンクラ!」
814死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:06:13 ID:6RhxCfBw
 「いい奴ついでに、いい加減クロナを小突くのをやめてやれよ」
 おれが冗談交じりにそう言うと、すう、と小さく息を吸ったラグナロクの纏う空気が冷えたような気がした。
 「……あれか、お前はクロナを救ってやれるとでも思ってんのか? じゃあクロナを逃がしてやっておくんな、母親と住んでた家に帰してやってくれろ、いつもクロナに付いてる監視野郎をひっぺがしてくんろ。
 ……何一つ出来ねぇただのガキが解ったような口叩いてんじゃねえよダボ」
 冷静な物言いだった。まるでずっと年上の大人のような、理路整然とした感情の踏み入る余地のない言葉。
 「クロナはここで人間として生きるんだ。……魔女の子だろうが、そんなものはここでは関係ない」
 おれはその言葉に何故かひどく心を揺さぶられて、自分は正しいことを言っているはずなのに、その確信があるはずなのに、どうしても強く言い切ることが出来ない。
 「テメェの頭はムカツクくらい極端に晴れ上がってんな。いっぺん死んでこい。
 マカだのブラックスターだのみてぇのは普通じゃねえってお前が言ったんだろ。自分たちの味方である死神のお前でさえ迫害するような人間の何を信じろって言うんだ?
 クロナは魔女の子だ、おまけに鬼神になる為に育てられてたっていうお前らにとって最悪のキャラだぞ? そんなモン人間の中で生活できるわきゃねえだろ。
 それとも何か、お前がどんな状態になったクロナでも365日24時間休み無く死神からも人間からも魔女からも守り切ってくれるとでも言うのか?」
 ラグナロクの視線がおれの身体を貫く。おれは一歩だって動けやしない。
 「こいつは俺が小突いてるから反抗心で精神のバランス取ってんだよ。優等生顔で踏み荒らすな、ケタクソの悪い」
 黒と白しかない人形。女の子の腰から生えている憎まれ口しか言わない人形。
 「こいつはどっちに転んだって一人で生きてかなきゃなんねんだ、そういう星の元に生まれちまったんだ。……お前が人間の隙間で生きていけない死神に生まれついた様にな」
 だけどこの人形は女の子を守っている。何よりも強固に、誰にも出来ないくらい、いつでも、どこでも。
 「だがこいつには俺がついてる。そんでお前にはあの姉妹がついてる。それ以上は何も望むな、望んだって何も変わりはしねぇ。……もうクロナに関わるな、お前はお役御免だ。
 さぁもう自由だぜ、屋敷に帰りなお坊ちゃん。大好きなお姉ちゃんたちが温かいスープを用意して待ってんだろ?」
815死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:16:55 ID:6RhxCfBw
13キッドとパティとリズ

 「――――――ちょっち、いい? キッドくん」
 部屋のドアがノックと共に開かれて、おれは慌てて近場にあった本を手に取り、読んでいる振りをする。
 「こんな夜更けになんだ。またリズにどやされるぞ」
 顔を見もせずに直ちに部屋を出て行くことを願った。今日はできるならば誰もおれに触れずにいて欲しかった。誰にも気に掛けられたくなかった。久しぶりに屋敷に帰ってきた父上にさえ。
 「今日、クロナんとこで何かあったね?」
 だがパティは気にしない。おれの近寄るなオーラをものともしない。いつもはその無遠慮がありがたいが、今日は最悪だ。
 「……なにも。いつも通り普通に話をして、それで帰ってきた」
 「あたし馬鹿だけど間抜けじゃねぇぞ。お前の表情くらい読めんだよ」
 「何も無いというのに」
 「脅されてんだな」
 びく、と自分の肩が震えたような気がした。……いや、大丈夫だ。おれのポーカーフェイスは自慢じゃないが結構なものだぞ。
 「何言われたのか言いなよ、あたし達パートナーでしょ? お姉ちゃんに内緒にしたいならしてあげるから」
 「ない。なにもない」
 「おい、こっち見ろ。目ェ見て喋れや」
 無理矢理逸らす胸倉を掴み上げて、パティがおれの額に自分の額を少し強く打ちつけた。……なんてやつだ、不躾にも程がある!
 「クロナに脅されてるね? そうだね?」
 ぶつけようとしたそれより大きな憤りに直面すると、人というものは強く出られないものだな。……まぁおれは死神だが。
 「……違う。クロナはそんな奴じゃない。パティだって知ってるだろう。あいつはいい奴だ、臆病で辛気臭いけど、いい奴だ!」
 それでもおれはなけなしの勇気と言う奴を振り絞って声を上げた。震えるなよ、頼むから震えてくれるな、声。
 「誓うか? 死神様に誓えるか? よく考えて返事しろよ。お前は今、仲間はおろか人間全部を裏切ろうとしてんだぞ?」
 「誓う。脅されてなどいない。クロナはいい奴だ、不憫で憐れな、ただの女の子だ」
 「………………デス・ザ・キッドの名に賭けてそう言い切るなら、あたしとしては信じるしかないわなー」
 「納得してくれて……助かる」
816死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:19:37 ID:6RhxCfBw
 少し長い睨みと沈黙の後、パティがおれの胸倉を放していつもの当たり障りのない顔に戻った。
 「で、詳しく話してくれる気はない?」
 「……話せないけど、おれは大丈夫だ。家に帰ったらリズが居て、パティが居て……だから、大丈夫だ……大丈っ…………」
 それから先は声にならない。涙が溢れて出てくる。情けない。たまらない。……夕食の時だって、必死に我慢して笑っていたのに。
 「うぉーいキッドー。リズだけどパティどこ行ったかしんね――――――っておい!なんだこりゃ!」
 「うわ、最悪のタイミング」
 「ど、ど、どうしたよキッド!? パティ、お前何泣かしてんだよ!」
 「違うよー勝手に泣いたのー」
 「キッドが勝手に泣くわけないだろ!何言った? 小突いたのか? まさか押し倒したんじゃないだろうな?」
 「……お姉ちゃんがあたしをどーゆー目で見てんのかよーく解ったよ……」
 「どうしたキッド? 痛いのか? しんどいのか? なんか心配事か? お姉ちゃん相談乗るぞ?」
 「お姉ちゃんきもい。ソウル並みに構い過ぎー。5歳の子じゃないんだからさー」
 「だ、だ、だってキッドが泣くなんてよっぽどの事だぞ。虫歯になっても幽霊見ても泣かない強い子が」
 「……あー、あれだよ、ほら、部屋の時計曲がってんでしょ? 何回も見直したのにやっぱ曲がるからあたしに直せって言ったんだけどさ、1_2_の事でガタガタゆうから思いっきりひん曲げてやったら泣いたんだよ」
 「……お前なァ、夜寝る前にそういう精神的にきついことしてやんなよ。コイツ神経質なんだから」
 「だってーあたしも寝る前なのにうぜぇんだもんー」
 「わかったわかった。お姉ちゃんがあっち持ってってやっからもう寝ろ? な?」
 「あいよー。じゃあねキッドお休みー」
 「気を落とすなよ、な。……じゃ、また明日」
 電気が消えてドアが閉められ部屋が静かになる。深く深く闇が訪れる。クロナはいつもこの闇の中、一人蹲っている。
 お休みと言って部屋の電気を消してくれる人も無く、また明日と言ってドアを閉めてくれる人も無く、たった一人で闇の中に取り残されている。
 「……クソ……お坊ちゃんで悪かったな……恵まれてて悪かったな…………この幸福をお前に押し付けようとして、悪かったな……」
 おれとリズが使わなくなったベッドはシド先生が運んでくれた。シーツも枕もパティが自分のお古でよかったらと渡してくれた。あの部屋の鍵は父上が貸してくださった。クロナはおれの傲慢にさえ笑ってくれた。
 なのに、おれは何もしてやれない。――――――側に寄り添うことでさえ。
817死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:25:18 ID:6RhxCfBw
14リズと死神

 「……なに、これ」
 「特別室っていうか、例の書斎の鍵です」
 「いや、それは解ってるけど」
 「キッドとクロナから別々に渡されました。……もしかしたら、私の役目も知られているのかもしれません」
 「――――――まさか」
 「私もそう信じたいです」
 金色と銀色の鍵が手のひらで輝いている。金色のマスターキーはクロナから。銀色のスペアキーはキッドから。二人の言い分を伝えるべきなのだろうか。……愚問だな。
 「クロナには『この部屋は自分には豪華すぎる』という理由で、キッドには『返し忘れていたスペアキーをたまたま机の引き出しから見つけた』という理由でそれぞれ死神様に返してくださいと。……クロナは元のお泊り室へ戻りました」
 「――――――そっかぁ……それがあの子達の出した結論なんだね」
 「……死神様、私は死神様を尊敬していますし、この役目に誇りを持っています。ですが……ですが……あの子達はまだ子供です、子供なのに、子供が、なんで……なんで好きな人といられないのか、わ、わた、私には解りません……!」
 涙が出てくる。涙が出てくる。いじらしい二人の暗く落ち込んだ目の光がアタシを責めもしないのが、辛くて悲しくてたまらない。
 「……エリザベスちゃん……」
 「私は、死神様がいて、パティがいて、キッドがいて、お屋敷のみんなが居て、幸せです。親に捨てられたのを恨んでひどいことをしました、許されないこともしました。
 そんなアタシがこんなに幸せなのに、なんで、なんであんなちっこいガキが、言いたい事の一つも言えずに我慢して歯を食いしばって作り笑顔しなきゃなんねぇんですか!わかりません!わかりません!アタシ馬鹿だからわかりませぇ〜ん〜!」
 ああ、もう止らない。死神様の前なのに、アタシ仕事中なのに、もうおっきいお姉ちゃんなのに。
 「――――――エリザベスは優しい子だね。キッドやクロナのために泣いてくれるのかい」
 「わかりません〜無力な自分が悔しくて、何にもしてあげらんない自分がムカついて、ただそんだけで泣いてるのかもしれません〜」
 びー、とみっともなく泣き喚いているアタシの視界がフッと暗くなった。
 「ごめんね、エリザベス。キッドはほら、男の子だからさ。こうしたりすると嫌がっちゃうんだよね。……だからちょっと抱っこしてていいかな?」
818死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:26:13 ID:6RhxCfBw
 「ひ、ひ、ひぃ〜ん……どうぞ〜お気の済むまでだっこしてくださいぃぃ〜」
 記憶もない父親に抱かれた感覚が蘇ってくる奇妙さえ幸福で、でもそのミラクルに構っている暇なんか欠片もなかった。
 暖かくて優しい死神様の身体は、大きくて頼りがいがあって、最高に心地いい。一生こうしていたいのに胸が潰れそうになるくらいすごく後ろめたかった。
 「し、し、死神さまぁ〜……もう死んでもいいですぅ〜……死んでもいいから、いっこわがまま言っていいですかぁ〜」
 「なんだい、エリザベス」
 「お、お、お父さんて呼んでいいですかぁ〜」
 「…………ああ。いいとも」
 「う、う、ううううう〜おとーさぁん……おとおさー……!」
 涙がいっぱい出てくる。どこから湧き出したのか解らないほど、たくさん、たくさん、湧き出ては零れていく。泣けないあの二人の分まで全部泣いてしまいたい。
 あんたらのことを大好きなお父さんに抱かれて、あたしが全部泣いてやりたい。辛いこと全部泣いてしまいたい。
 「……大人のくせに子供にばかり背負わせて……本当に悪い神様だね」
 呟くように死神様がそう言って、あたしの身体を強く抱きしめた。胸いっぱいの満足で苦しくて息が出来ない。幸せが喉に詰まって言葉にならない。
 死神様、ねえ死神様。アタシはホント馬鹿だから解らない事たくさんあって、上手く出来ないこと山みたいにあって、それで泣いてるんですよ。
 死神様は神様で、魂だってすごいし、頭なんかアタシが想像もつかないくらい良くて、鬼神さえやっつけられるくらい強いのに、どうして震えていらっしゃるんですか。
 どうして泣いてるんですか。
 もちろんアタシはそんなことを尋ねる酸素の余裕なんかなくて、ただもう死神様に何かしてあげたい一身で死神様の身体に抱きついた。
 背中に回った自分の両手が全然くっつかなくて、大岩にへばりついてるみたいな格好になったけれど、アタシにはそれしか出来ない。
 こんなに泣いてる死神様にさえ、なにもしてあげられない自分が悔しくて、また泣いた。どこか遠くで金属片が二つ落ちる音を聞いた様な気がしたけれど、よく覚えていない。
819死神くんの家庭の事情:2008/10/27(月) 12:26:51 ID:6RhxCfBw
15パティとリズ

 「な、なに。どーしたのおねーちゃん」
 「ううう〜パティ〜おねーちゃんは出来の悪いお姉ちゃんだぁ〜役立たずのバカやろうだぁぁぁ〜」
 部屋に入って一歩目でなにこの惨状。……新しいギャグ?
 「なんなの、どうしたのよぅ!なに、誰かに苛められたの? また小テストで0点だったとか? まさか誘惑に負けて万引……」
 「ちがわぁぁぁぁ……違うけどぉ……ちがうけどぉぉ〜とにかくダメなんだよ〜なんかとってもだめだめなんだよぉぉぉ〜」
 あ、一応突っ込みはするんだ。なんだ、じゃあ単に強烈に凹んでるだけか。ホントに潰れちゃったらもう何でもうんうん言うモンなこの人。
 「なに、なにやったの。言ったんさい? 罪を告白するのじゃ〜。神は迷える子羊を救ってくれるんだよぅ?」
 「んじゃぁさ、んじゃぁさぁ〜神様が迷った時は誰が助けてくれんだよぉぉぅ〜神様ばっかかわいそうじゃん〜なんでだよ〜何で神様いっつも一人なのぉ〜? ねえちゃんわかんねぇよぉ〜だって馬鹿なんだもん〜」
 ……だめだこりゃ。なんだか良くわかんねぇケド完全にぶっ壊れとる。何で急に神様の話になってんのコイツ。新しい宗教にでも目覚めたの?
 ベッドに力なく蹲ってわんわん泣くお姉ちゃんを、ドアのところで立ち尽くしてずーっと眺めてるわけにもいかないから、あたしはドレッサーの椅子に前後反対に座って背もたれに顎を置く。
 あんまし真剣にやり合っても姉ちゃん凹むばっかで話進まねぇからなぁ……
 「んで、どうしたのよ。なにがあったん? とりあえず一番最初は何があったのー?」
 「うううう〜言えないんだよぉ〜……言えないんだよォ〜……いかにお姉ちゃんとパティの仲でもこれだけは言えないんだよぅぅぅぅ〜」
 ……またか。
 「キッドもそんなこと言って泣いてたなー。なに、あんたら二人なんかあったの?」
 「ねぇよそんなん〜あるわけねぇだろ〜バカかお前〜」
 「――――――お姉ちゃんがキッドのTシャツ間違えて着て胸んトコのプリント伸ばしちゃって喧嘩したとか?」
 「それはちゃんと買って返した〜」
 ヘンなトコで律儀だなあんた。
 「んじゃあなによ? 泣いてたって何も解決しないって教えてくれたのお姉ちゃんじゃん。今持ってるもんで勝負しなきゃなんないんでしょ? ほら、嘆いたからってパンが降ってくるワケじゃねーですぞ〜」
 ちっちゃい頃のあたしに呪文みたいに言い聞かせた言葉をそっくりそのまま返してやるよ。何度も何度も言い聞かせた子守唄代わりのあたしらの家訓でしょ? しっかりしてよお姉ちゃん。
 「ううううう〜そ、そぉだけどぉ〜……なんでだろうなぁパティ〜世の中にはどうにもなんねーことが多すぎやしないか〜? いくらなんでも理不尽なことが多すぎやしねぇか〜?
 この世界を作った神様は幸福と不幸の目盛りを読み違えたんじゃねぇだろうか〜」
 ……また神様の話か。……マジどこのどいつだこの棒みたいに単純な思考回路のお姉ちゃんにろくでもないこと吹き込んだクソは。
 「ん〜……よくわかんないけど、神様は大丈夫だよ。だって神様だよ? 悩んだまんまの神様なんて聞いたことないよ。神様はちゃんと正しい答えを知ってるんだよ。時々間違えるけど大丈夫、だって神様なんだから」
 「……ほ、ほんとぉ? 神様ってちゃんと正しいこと選べるの? 人のことばっか気に掛けてしんどくないの?」
 「あたりまえじゃん。だって神様だもん。あたしらが心配するよーなレベルの魂なわけないじゃん。神様はね、そんなちっこい器じゃないの。海よりでかーい器であたしたちのこと守ってくれてんだからさぁ。心配する方がしつれーだよ」
 「…………そ、そっかなぁ」
 「そうだよ。あたしらなんかゴハンツブよりちっこいんだから」
 「……うん、そうか、そうだな……海よりでっかいんなら、アタシらがグリンピースくらいの大きさだって平気だよな」
 例えが良くわかんねーケド、なんか納得したみたいなのでよしとしよう。
 「当たり前じゃん。平気だよ。神様なんだから」
 「――――――でも、でもな、キッドが大きくなっていつか神様になったとき、あんなに神経質で器ちっこいのに、大丈夫か? みんな落ちちゃうんじゃねーか?」
 ……またこの人はワケのわからんことを……キッドは死神であって神様じゃねーっつーの……とか言ったらまたクソめんどくさい繰り返しなんだろうなぁ……
 「〜〜〜いいんだよ!その落っこちたの拾う為にあたしらが居るんだから!あたしら3人で神様やればいいじゃん!」
 自分でもメチャクソなこと言ってるの自覚があるのに、お姉ちゃんは目を丸くして、そうか、そうだな、と悟りを開いた坊さんみたいな顔で言った。
820666:2008/10/27(月) 12:31:25 ID:6RhxCfBw
誤字脱字乱筆乱の上、またも長々とスレッド占拠大変申し訳なく思います。
全然こっそりしてなくてごみんに。いろんな人のネタパクってすまんに。
アク禁に巻き込まれてネカフェまで出張して更新してるオレはどう見てもエロパロ中毒です本当にありがとうございました。
821名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 15:43:07 ID:V57IzKct
ふおおおおおおおおおおおおおおおおおぬおおおおおおおおお
エロパロで涙出てくるなんて初めてだ うううしばらく放心してしまった
うまくこの感動が伝えられないのが悔しい

キッド×クロナ一番好きなので読めて嬉しい本当にありがとう
いつも読み出したら止まらなくなる話をありがとう
822名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 16:02:06 ID:QKkjvgbu
GJとしか言葉が出ない。書いてくれて有難う
何度も何度も読み返すような泣ける話を有難う
ていうかなんだよみんな切ねえよちくしょうがあああ

また投下お待ちしています
823名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 21:13:29 ID:Joevbu5h
GJ!!
せつなもえる
824名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 21:15:58 ID:fqdVCWIR
新刊買ったけどアイツの四百年前の姿がイケメン過ぎて吹いた
しかもどうみても四百年前の方が二百年前より色々と早そうだ

性的な意味で
825名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 21:17:29 ID:fqdVCWIR
って書込みしないで放置してたらナマ死神来てた!
826名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 21:30:02 ID:PA1stZSa
GJ!!
はああああああ
めちゃくちゃせつないなあああああああ
でもすごく萌えた
うあああでもせつない
もう色々最高すぎてどっから感想いったらいいかわかんないけど
クロナもキッドもかわいすぐる
827名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 22:31:42 ID:dVswyQd8
>>824
13巻見てモスアラも有りだと思いますた
828名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 23:31:58 ID:8Y1Oqnnf
>666
泣かせ萌えやがってこの野郎!
アニメ丁度キッドとクロナの境目だわ、新OP曲聴いてたりしたら
も全部畳み掛けるようにじわじわきて なんかもう止まらん涙が!俺きめぇ!

キッドが背丈追い越すくらい成長する頃には
クロナ戻ってきてくれるって信じてるからああぁ …ありがとうございました
家宝にします
829名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 12:25:13 ID:aP2BySnL
エロパロ保管庫見てるとクロナの扱いが今と昔とでずいぶん違うな
830名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 14:01:50 ID:IqO59oww
>>666氏の神作品を見て感涙した後、アニメを視聴して
死武専の司書にすら名乗るのをためらうキッドに泣いた
キッドとクロナにはマジで幸せになってほしい…
こんなにいろいろ考えさせられた作品は初めてです
本当にありがとう
831名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 20:49:14 ID:eVk++nWY
キックロ大好きになった
832名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 23:33:20 ID:tB/vOmvX
>>831
俺も俺も。すっかりキックロはまってしまった。
キャッキャウフフした話も見てみたいなぁ。


ぶっとんだ話もエロオンリーの話も大好きだけど、
最近の神々は原作やアニメの設定をうまく繋げてる作品多くて心底平伏だ。
833名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 23:44:03 ID:pT/LAu4d
急に静かになってどうしたんだ保守
834名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 00:14:13 ID:CrTbMcGl
大規模規制がらみで、ピ難の避難所で賢者やったり変態やったり考察したりしとる。
こっちもクロナ祭中だが基本百合ホモ無性別萌え何でも有りのまったりカオスなので注意。

http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1225008746/l50
835名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 00:19:26 ID:205xhh1e
アクセス規制に巻き込まれて激しく機を逃したが
神が来るまでの暇つぶしくらいにはなるだろうかとネタをひとつ。
>>592あたりのネタになります。

ギリコ「ガキっつっても女だなァ!ええ、死武専の職人さんよぉ!?」
マカ「いやああああっ、やだ、触んな!ソウル、クロナ…!!…パパぁ!」
クロナ「やめて、やめてよ!マカ!マカーッ!やめてえええええええぇ!!」
アラクネ「ホホホ、愉快ですわ」

おそまつ。
836666:2008/10/31(金) 06:35:07 ID:KEPsbWdP
朝起きたら規制が解除されてたので景気付けにダッシュで置き逃げする。
いい加減荒らしの気分だぜ!(大体合ってる

注意
1 デスサイズとブレアの話
2 エロは脳内で補完・封入してください
3 マカの話とキッドの話の間の話
837パパと猫:2008/10/31(金) 06:36:16 ID:KEPsbWdP


 「ってなわけで、ブーたんの大活躍によりソウルとマカは仲直りしたのでした〜」
 「よっブレアちゃん最高!」
 「やはっ。どもども!」
 豊満な胸と大きな帽子を揺らし、浅く何度もお辞儀をする際どいレザー・ホットパンツの美女が照れた顔で笑った。
 「うーん、やっぱなんだな、マカちゃんはモテモテだなぁ相変わらず」
 「パパさんに似て美人だからにゃぁ」
 「おっ、嬉しいこと言ってくれるねぇブレアちゃん」
 「はいなー。ブレアは可愛がってくれる人には従順ですにゃー」
 営業時間のとっくに終ったチュパ・キャブラスの店内は、はしゃぐ二人以外は誰も居らずにシンと静まり返っている。時間も随分遅く、周りが繁華街とは思えない静けさだ。
 「でもいーのパパさん。ブーたんの清掃まで付き合っててさ、明日も早いんでしょ? もう4時半だよ」
 ブレアがマイク代わりにしていたモップの柄を持ち直して床を拭きながら、そんなことを訊ねた。
 「何いってんの、こうして二人っきりになれるのなんか休業日前日の上がり作業の時だけじゃん。いくら誘ってもつれないくせにィ」
 赤毛の背の高い優男が酒で満足に呂律も回らない口調で、とろんとした目をうろうろさせながら背を丸めている。
 「あったり前でしょー。ブーたんマカに嫌われたくないも〜ん」
 「ちぇー。ブレアちゃんは俺よりマカが好きなのねん」
 「そうよー、ブーたんは子供たちの味方ですもんねーだ」
 じゃぶじゃぶとモップを洗い、絞り機に通すブレアの手馴れた姿をじっと見ていた優男……デスサイズ、この場では本名のスピリットと呼ぶ事にしようか……が、少し眉を真っ直ぐにして硬い声を出した。
 「で、どうよ子供らの調子は」
 「あらぁ、急にお仕事モード? ブーたん陰口叩くようなコト嫌なんだけどにゃー」
 「俺だってやだよ。普通のパパになりたかったさ。……でも今世界が許してくんねーんだもん」
 「大人って辛いわぁ」
 モップを掃除用具入れに片付けながらブレアはふうとため息をつき、洗面所で手を洗う。
 「……ブーたんから見れば小康状態って感じ。マカとソウルは仲直りしたし、リズから聞いた話じゃキッドとクロナも仲良くしてるみたい。二大ごたごたコンビが静かにゃんだから、まぁいいんでにゃーい?」
 「キッドとクロナか……まさかあの二人がホントにくっ付くとはなぁ……イヤハヤ死神様は良く見てるわ〜」
 「魔女の家系なんだったら長生きだろうし、死神のキッドに取っちゃクロナはこれ以上ない恋人だわにゃー」
 「……まァそう上手くいけばいいけどー」
 丸めていた背を伸ばし、スピリットが皮のソファに倒れこむようにして寝転がる。表情を隠す時の彼の癖だ。
 「アレでクロナは死武専でもかなり特殊な位置にいるんだ。死神様が押えてるからまだ彼女は自由に動けてるけど、やっぱね、反対勢力も居るんだよ。
 折衷案で監視をつけてるけど、それだっていつ不満が出たっておかしくない申し訳程度。勘繰る連中は死神様が魔女と密約を交わしてるなんてアホなこと言うんだぜ。笑っちまうよな」
 言葉尻は愉快げに冗談めかしているのに、スピリットの声は暗い。ブレアはそんな様子を見て、相変わらず不器用な人だなぁと呆れた。簡単に女の子に声かけられるくせに、いざとなると甘えられないスピリットを笑ったのかもしれない。
 「人を纏めるのって大変ね」
 「だからこそ大きな力になるんだよ」
 スピリットが建前と分かっている言葉を吐き、力無く破顔した。
838パパと猫:2008/10/31(金) 06:37:56 ID:KEPsbWdP


 「でもさ、パパさんって死神の武器なんでしょ? そんな細かい事まで気を配んなきゃいけないわけ?」
 「あー。俺フツーの仕事もしてっから。一応事務課の部長様なんだぜ」
 えへん、と取って付けたようにスピリットが自分の胸を叩く。
 「ほぇー。すっごぃじゃん。そんで死神様の右腕なんだ」
 「おうよ、死神様の精神の調整から死武専の総務台帳まで何でもござれさ。こう見えて結構細かい事得意なんだ」
 ウン、知ってる。そんで意外に繊細で感情的なんだよね……とは、ブレアは言わなかった。細かい事をぐじぐじ気にするソウルと同じタイプだという事はよく知っていたから。
 「話は戻るけど、んじゃあキッドってどうなんの? お咎めあるんじゃない?」
 沈んだ雰囲気を打開しようと、ブレアは話題を変えた。さっと明るい語調と高めのトーンで場の空気を変えるのは、伊達にチュパ・キャブラスで働いている訳ではないという事か。
 「無いさ。……無いように、監視がつかない死神様の書斎をクロナに宛がったんだから」
 「……死神様が?」
 「そう。そんでそいつをラグナロクが利用した。……いや、させたって言う方が正しいのかな。キッドはお膳立てが整って初めて安心してクロナと愛を語り合えるというわけ。
 ……あのラグナロクがすんなり二人をくっつけるとは思えないけどね。ま、そのくらいの山や谷は我慢していただきたいってのが大人の言い分」
 視線を逸らしながらスピリットが低い声で言う。まるで言いたくも無い事を白状するかのように。
 「――――――なんか、やぁん……」
 「俺もやぁん。……企んでるみたいでなんかすっごくやぁんな気持ち……。
 あの子達は恋の一つも自由に出来ないんだよ、俺たち大人の都合でさぁ……俺らの予定通り上手く行けば行くほどなんか情けなくなってきちゃって……」
 力なく笑っているのか泣いているのか、判断のつかないような声でスピリットが尻すぼみの悲鳴を上げた。自分の無力と二面性に失望を隠しきれないのだろう。
 「なぁんかさぁ……パパさんと死神様ばっか背負いすぎだよぅ。もっと、誰か、何か上手にやってくれる人居にゃいの?」
 そこまで言って、ブレアはハッとした。地雷を踏んだ感覚がはっきりと分かったのだろう。今まで上手くやっていてくれた人、それは彼の元パートナー達を指すからだ。
 「……居ないねぇ、今ンとこ……」
 かすれた声が部屋に空しく響いた。そうだ、居ない。……今は、もう二人とも彼と“同等の位置には”居ない。
 「――――――ぶ、ブーたん、出来る限り手伝うよ? ホントホント。椿ともっと仲良くするし、今度はブラックスターの話も聞いてくるねっ!」
 慌てて両手を振り、ブレアはぐったり倒れこんでしまったスピリットの両手を引っ張って起こした。
 「だからね、パパさんにもちゃんと味方は居るからそんなヘコまないで? ね? ブレアはチュパ・キャブラスのドアを出る時は皆ニコニコ笑顔ってのがモットーにゃんだから!」
 「……うん……でもさぁ、明るい話題が無いよねぇ……いや、マカとソウルが仲直りしたのは明るい話題なんだけど〜」
 それだって俺にとったら嬉しくて嬉かネェや!と、ブレアの下がった眉を気遣ってか、スピリットが急に面白おかしくおどけた。
 「俺の天使にあんなことやこんなことを〜……ああ〜あのガキャ〜!今に見てろよこの野郎〜」
 スピリットの変わり身にピンと来たブレアもそれに乗っかる。
 「うふふ〜仲直りした次の夜だもんね〜。今夜二人っきりのあのアパート……ど〜なってんのカシラ〜?」
 「ちょっとぉーヤな事言わないでよブレアちゃんー。パパ泣いちゃうよー?」
 「わっかんないわよぅ? ソウルって溜め込むタイプだから破裂したらもうマカが泣こうが喚こうが……!」
 「わーわーわーわー!ヤーメーテークーレー!死んじゃうー!」
 耳を塞いでソファとテーブルの隙間に身を隠しながら、スピリットが大袈裟に嫌がるポーズをするので、ブレアもなんだかワルノリしてしまう。元々ブレアはチョッピリいじめっ子気質なのだ。
 「いやぁ〜助けてパパぁー!ソウルが、ソウルがいつものソウルじゃないの〜!」
839パパと猫:2008/10/31(金) 06:39:25 ID:KEPsbWdP


 「……ブレアちゃん」
 「はいよ」
 「そのギャグ、わりと洒落んなんないんだよね実は」
 「……マジで?」
 狭いとは言えないチュパ・キャブラス店内のソファとテーブルの隙間に挟まって明け方近くにコントに興じる二人がぼそぼそとやりあっている姿は、他人に見られたら狂気の沙汰かと思われるに違いない。
 「ウン。ソウルが勢い余ってマカ襲ってんの見ちゃったもん昨日」
 「……ぎゃわー……どこで? 学校で?」
 「しかも校舎裏で。ブラックスターにぶん殴られててザマーミロって感じだったけど」
 「――――――さ、最近の子ってマセてんのねぇ……学校の屋外ってアンタ……」
 「俺の時代でもあっこまで行く奴なんてそうそう居なかったよ。男としていっそ尊敬するぜソウル」
 「……ぶ、ブーたん帰ったほうが良くない? 集計もう終ってるから掃除切り上げてダッシュで帰ろうか?」
 がたっとテーブルに手を掛けて立ち上がるブレアを見上げるように膝を抱えたスピリットが下唇を突き出した拗ね顔をする。
 「もう遅いと思うな。もうじき日が出ちゃうよ」
 「……パパさんなんでそんな冷静なの? そんなの見つけた日にゃ光より早くぶっ飛んでってソウル刺してる筈じゃん」
 勢いを急に殺がれてソファに座ったブレアの隣りに、スピリットも腰をおろす。二人並んで天井や床を見ている。
 「ブレアちゃん、さすがの俺でもそんなことしたら捕まるって」
 あははは、と手を振りながらスピリットがまたおどけた。それを目ざとく見つけたブレアが畳み掛けるように突っ込む。
 「捕まるとか考えるんだ、パパさんでも」
 「キミね、俺のコト何だと思ってんの……
 いやぁさ、何か自分の若ェ頃思い出してさぁ……パパにあるまじき事にソウルに感情移入してしまったのよね。……我が娘ながらマカのニブさは酷すぎるよ……つーかなんでソウルはあんなに我慢できるんだ? そっちの方が謎だ」
 まだ続いているコントの残り香を惜しむように、スピリットとブレアは冗談めかす事をやめない。
 「……ん、んー。……ブーたんが何度誘惑してもソウルって頑なにクール気取ってっから……アレでなかなかエッチなんだけどね。鎌に変身したら視線って気付かれにくいでしょ? マカのぱんつ結構見てるよあいつ」
 本当は二人とも理解しているのだ。笑い話にでもしなければ、この覗き見にも似た使命の後ろめたさに押しつぶされそうになることを。
 「……なるほど、ムッツリか。男の風上にも置けんな」
 それでも彼らは自分の使命から逃げない。立ち向かわなければ今日よりマシな明日は来ないことを知っている、大人だから。
 「パパさんみたいに明け透けな方が珍しいって。……んー、あとはそうだにゃぁ……あいつビビリじゃん。マカに嫌われるの、相当怖いみたいよ。解んなくはないけどねぇ。
 マカって人の恐怖心とか不安とか消しちゃうじゃん。不思議よねぇ、特別明るい訳でも人が回りに集まる派手さがあるワケでもないのに、マカの側に居ると安心するんだよねぇ〜」
 「……うん、わかるよ。すごく解る」
 「あ、もしかしてママさんの特技とか?」
 「――――――ん〜……いや、元嫁さんの話はやめとこ。マジ凹んじゃう」
 「あはは。うん、そだね。キャバクラでディープな家庭の話は白けるからタブーだったにゃ」
 「……ま、ソウルだってマカだって馬鹿じゃないし、おとーさんはあの子らを信じるよ。……信じるしかないっしょ」
 「日ごろの教育が試されますにゃ、こういう時」
 「……もー!慰めたりフォローしてよブレアちゃんー」
 「にゃっはっはっは。だってパパさんイジめると面白いんだもーん」
840パパと猫:2008/10/31(金) 06:41:57 ID:KEPsbWdP


 「ねぇパパさん」
 「んあ?」
 「いつかキッドとクロナが誰に気兼ねするコトなく、手を繋いで街の中を日差し浴びながらデートできる日は来るかしら?」
 「……そのために、俺たち大人がすべき事をするんだよ」
 「――――――うん、そだね」
 「……これオフレコね。死神様がサ、この間ぽつっと漏らしたんだ。『スピリットくん、ボクはキッドを我ながら上手に育ててきたと自負してるんだ。あんなに良い子はちょっと居ないよ。
 ……でもね、良い子に育てすぎてそれで悩ましてるような気がしてならないんだ』――――――あの死神様がそんな事言うんだぜ。だらしない俺なんか、どーすりゃいいのさって話だよ」
 「リズも言ってたにゃ。いつも一人で決めなきゃなんない死神様の力になりたいって。だから間者みたいな真似も我慢するんだって」
 「……だからおれは言ってやったよ。そんなに良い子だったら信じてやってください、悩みに潰されずに乗り越えていく事を信じてやってくださいってね」
 「おぉー!」
 「親のできる事なんて所詮そんだけだとつくづく思うよ。手出しなんか出来ない……あいつらの人生だもん」
 「パパさんって、すごい偉いねぇ〜」
 「口だけではなんとでも言えるさ。だからマカに嫌われるんだけどね〜」
 あははは、と笑ってスピリットがソファから立ち上がった。
 「さてと、一時間くらい寝て……んで出社だ。
 あんがとねブレアちゃん。つまんねー愚痴とか聞いてくれてさ。これチップ、朝ごはんでも食べてよ」
 「いつもすみませんにゃー。……でもね、パパさん」
 「ん?」
 「つまんねー愚痴とか、言える場所があるのって素敵でしょう? この素敵を無駄にしないで、どんどんチュパ・キャブラスをご贔屓に。」
 「あはっ、ほんとにブレアちゃんは商売上手ですなぁ」
 「商売上ってコトにしとかないとお、マカに大目玉食らうからねェ……お互い」
 「――――――うぇ〜い」
 「甘えたくなったら言ってね。エッチなこと以外なら甘えさせてあげるから。……にゃ?」
 「うははははー。こいつはチップを弾まないといけませんな!」
 「わぁい。楽しみにしてるぅ!」
 ドアを開けると、朝日が目に刺す様に差し込んでくる。夜に慣れた目には結構な刺激だ。
 「わー、太陽が痛ーい……」
 「かぼちゃスープの残り、あるといいにゃー。……明日はお休みだし、どっかいこーかなー」
 背筋を伸ばしながらほとんど独り言でしかないことをブレアが言ったのを目ざとく聞きつけたスピリットが身を乗り出す。
 「およ、それってデートのお誘い?」
 「デートしてもいいけど、人間の格好はしないですよーん。しかもお金ないから超タカリまくるもんねー」
 冗談めかしてブレアがまともに取り合わない。だがそこはスピリットの得意とする駆け引きだ。
 「……いいよ。たまには日のあるうちに散歩でもしよーぜ」
 「……ほんとに人間に変身しないよ? 疲れるもん」
 「うん。だから、いいって。俺の肩に乗ってさ、カフェ巡りでもしよう」
 笑ったスピリットの顔を見て、ああコノヒトほんとに女ったらしなんだなぁと、呆れ顔のままブレアは頷いて火曜日の約束を取り付けた。
841名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 01:18:14 ID:4gJEaHz6
666さんいつもありがとう。
デスサイズいいなぁ…脳内でいい感じにアニメ再現された
842名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 02:11:42 ID:cTPjlEkH
パソコンの方の規制解けないなあ…携帯で我慢
そしてパパブレアGJ!666の表現の仕方には毎度惚れ惚れする…
843名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 11:18:50 ID:P+VbKQNo
この2人の会話和む……
大人の可愛さがすごい良い。666さんほんとGJです
いつもありがとう 良いもの読ませてもらいました
844名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 16:44:50 ID:xNWQixCF
GJGJJ!!!
ほんと666有難う書いてくれて嬉しいまじで幸せだ
神がいるよこのスレ!エロじゃなくても凄く良かった

>841
自分も普通にアニメで再現されたwデスサイズ好きだ
845名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 12:16:02 ID:1O38HO/i
王道だがマカ×ソウルで希望
ハードでもソフトでもおk
誰か頼む
846名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 22:37:01 ID:tv7BXTqV
明日になったら多分マカが復活してしまうので、その前にくだらない小ネタを投下してみる
ソウル×マカ?
ナイグスってナイグス先生でいいのかな…


アラクネにかけられた魔法で体に力が入らないマカは、死武専の保健室で療養中だ。
さっきまでは見舞いの人間が結構いたんだけど、もうみんな帰ってしまった。
オレもそろそろ帰ろうかな。
じゃあなマカ、と声をかけて帰ろうとして、マカが何かに耐えるように体を震わせているのに気づいた。
「お、おい大丈夫か?」
あわてて顔を覗き込むと、マカはぎゅっと目とつぶって、消えそうな声でこうつぶやいた。
「ソウル…トイレ行きたい…」
……ああなるほどね、確かに我慢してたわけだ…。いやいやいや、この部屋マカ以外に
オレしかいないんですけど。ナイグス先生もいつの間にかいなくなってるし!
「ちょ、ちょっと待て!誰か呼んでくる!」
あわてて部屋を飛び出そうとして
「や、やぁっ…!もう、我慢できない…!」
んなこと、顔を真っ赤にして泣きそうな声で言うなあああああ!?
落ち着けオレ、COOLになれ。たかがトイレに連れて行くだけじゃねーか。たいしたことない、
全然たいしたことない、ないったらない。
「わわわわかった、じゃあ連れてってやる。」
平静を装いつつベッドから抱き上げ、トイレまで運ぶ。
やわらかい感触とかあたたかい体温とか、正直トイレまで地獄の道のりだったが
何とかたどりついて、そっとマカをおろす。任務完了、よくやったオレ!
オレ外に出てるから、と言ってマカに背を向けようとして、切羽詰った声で呼び止められる。
「ま、待ってソウル!」
「ん、どした?」
一仕事終えた達成感で、微笑みすら浮かべつつ振り返ったオレは、マカの言葉で完全に凍りついた。
「ぱ、ぱんつ…ぬがせて…」


お粗末でした。実際は寝たきりだとやっぱおむつなのかなぁ
847名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 22:51:44 ID:jy/KZilS
ま、まて!ぱんつを脱がせてもその格好に屈ませる作業がまだ残っている!
さあはやく続きを書くんだ!
848名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 00:42:03 ID:L3BzQwuP
病院だとカテーテルっつうのも見かけるが、まさかそこまで…
いや、シュタインならやりかねんと思った…
849名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 01:06:51 ID:DxT+6pSR
さぁ、遠慮はいらんぞソウル!

や っ て お し ま い な さ い 
850名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 01:20:35 ID:f405eAqx
>>849
覗き大好きアラクネ様
実況乙
851名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 13:15:12 ID:wwkduykV
おもらしさせたい
852名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 16:28:07 ID:zCuY0Jf+
バイト行く前にいいもの見せてもらった
853名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 02:08:07 ID:SxEdakyB
846だが、反応もらえるとうれしいもんなんだネ…ありがとう。
ちょっと修正して続き書いてみた、がエロくなくてすまない。
あと、847。屈ませるの意味が一瞬わからなかったが、そうかそっちのイメージは和式なんだな。
洋式を想像していたので、期待にはそえなかった、すまん!

エロなし、ギャグ?ソウルとマカ。
「みきみきつんぱかるていは」で次からちょっと失礼します。
854みきみきつんぱかるていは1/4:2008/11/04(火) 02:09:24 ID:SxEdakyB

「さてと、オレももう行くわ」
オレはベッドの上のマカに声をかけて腰を上げた。
マカはアラクネとかいう魔女にかけられた魔法が解けず、死武専の保健室で療養中だ。
さっきまでは、ブラック★スターやキッドたち見舞いの人間が結構いたんだが、授業が始まるってんで
先に部屋を出ていた。オレもそろそろ行かないと遅刻しちまう。
「?どした?」
声をかけても反応がないので不思議に思って見れば、マカが目を伏せて体を震わせていた。
何かに必死に耐えているようにも見える。
「お、おい大丈夫か?どっか痛むのか?」
体に力が入らないだけかと思ってたが、急に何かあったのかもしんねえ。慌てて顔を覗き込むと、
マカはぎゅっと目とつぶって、消えそうな声でこうつぶやいた。
「ソウル…トイレ行きたい…」
……ああなるほどね、確かに我慢してたわけだ…。
いやいやいや、待て待て待て。この部屋、マカ以外にはオレしかいないんですけど。
ナイグス先生もいつの間にかいなくなってるし!
「ちょ、ちょっと待て!誰か呼んでくる!」
あわてて部屋を飛び出そうとして
「や、やぁっ…!もう、我慢できない…!」
んなこと、顔を真っ赤にして泣きそうな声で言うなあああああ!?
おおお落ち着けオレ、COOLになれ。たかがトイレに連れて行くだけじゃねーか。たいしたことない、
全然たいしたことない、ないったらない。
「わわわわかった。オレがトイレまで連れてくってことでいいんだな?」
改めてマカに向き直って問いかけたオレに
「う、うん…。」
マカはこくりとうなずいた。
855みきみきつんぱかるていは2/4:2008/11/04(火) 02:10:09 ID:SxEdakyB

「じゃ、行くぞ。」
平静を装いつつベッドから抱き上げ、恥ずかしさで涙目のマカをなるべく見ないようにしながらトイレまで運ぶ。
ぐ、こいつ、ずっとベッドの中にいたからか、妙にあったけぇし。それにこのパジャマ、生地薄いんじゃねえの?
柔らかい感触がダイレクトに伝わるんですけど!何だコレ、何かの罠か!
落ち着け、考えるな、感じろ。いや感じちゃ駄目だから!えーと、えーと、何か嫌なことを考えれば
冷静になれるかもしんねえ!たとえば授業のこととか!あ、そういえば、次の授業完全に遅刻だよな。
誰の担当だっけ…げ、シュタイン博士か。こりゃ下手すりゃ解剖だな…。
ちょっと背筋がぞっとして、多少なりとも冷静になる。うだうだ下らないことを考えている間に、
トイレはもうすぐそこになっていた。
両手がふさがっている状態でどうにかこうにかドアを開けて、えっと女子は便座上げたままでいいんだよな?
そっとトイレにマカを下ろす。
任務完了、よくやったオレ! 自分で自分をほめてやりたいぜ。あとは速やかにトイレを出るのみ。
「じゃあオレ外に出てるから」
言ってマカに背を向けようとして、
「ま、待ってソウル!」
切羽詰った声で呼び止められる。
「ん、どした?」
一仕事終えた達成感で、微笑みすら浮かべつつ振り返ったオレは、次のマカの言葉で完全に凍りついた。
「ぱ、ぱんつ…ぬがせて…」

ぱんつぬがせてぱんつぬがせてぱんつぬがせてぱんつぬがせてぱんつぬがせてぱん…
はっ!今思いっきり意識が飛んでたぞ!
「なななななナニ言ってんだよ、お前!?」
思いっきり裏返った声で聞き返す。オレも多分真っ赤なんだろうけど、目の前のマカも相当真っ赤だ。
「だ、だからっ、ぱんつぬがせてって言ってんの!!」
逆ギレかよ!?いや、それだけ切羽詰ってんだろーけど、そんなことを年頃の娘さんが大声で言うもんじゃ
ありません!頭の中が沸いた状態で、的外れな突っ込みだけが脳裏をよぎる。
「お、おねがい…もう…」
上目遣いでそんなせりふもダメぇえええ!!
正直何か得体の知れないものに押し切られそうではあったが、辛うじて抵抗を試みる。
「でも、お前、オレ男だぞ!?」
「その前に、私のパートナーでしょ!」
うあ、その切り返しはずるい、ずるいぞ、マカ。
856みきみきつんぱかるていは3/4:2008/11/04(火) 02:10:53 ID:SxEdakyB

あーくそっ!このままほっとけるわけもねえし、こうなったら、腹くくってやるしかねえ!
しかし、かといってそのまま脱がすわけにもいかない。んなことしたら、今度はオレがいろんな意味で
我慢できなくなるだろう。追い詰められた状態でなんとか知恵を搾り出す。
「よし、じゃあお前、オレの首に腕回して、オレの肩に首乗せろ。
 んで、力入らなくてやりにくいかもしんねえけど、ちゃんとつかまっとけよ。
 その状態でちょっとお前の腰を浮かせて、その、ぬ、脱がせるからな。
 あ!オレ目つぶっとくから、いいってとこでストップって言えよ!?」
口早に言うオレに
「わ、わかった、よろしくおねがいします」
マカも、相変わらず真っ赤だったが、決意をこめた表情でうなずき返した。

結果として、目を閉じたのは失敗だったとすぐわかった。視覚が閉ざされたことで、ほかの感覚が
ものすごく敏感になったのだ。
相変わらずあたたかい体温や、オレに抱きつくような格好のせいでよりさっきより密着して感じられる
柔らかさ、ほのかにかおるマカのにおい、もう我慢の限界なのだろう切なげな吐息。
きわめつけはぱんつを脱がそうとしている指の感触だ。ぱんつとはお尻周りを覆う布なわけで。
脱がそうとすると自然にお尻触っちゃうわけで。あーやわらけーとかすべすべしてんなーとか
そうかこれがマカのおしりなのかーとか、もう指に全神経が集中してしまっている。
慌てて目を開けて、余計なものを見ないように上を向けば、天井が見えた。
大丈夫、天井のシミを数えていればすぐ終わるよ…ってチッガウ!!
半ば本気で泣きそうになりながら、ゆっくりとぱんつを持った指を下にずらしていく。
まだかーまだなのか、マカ〜!!これ以上この天国みたいな地獄が続くと、ぶっちゃけオレの中の
狂気まで騒ぎ出しそうなんだが!
いかんいかん、気をしっかり持つんだ、オレ!狂気に引っ張られるな!
マカは武器であるオレを、パートナーを信用してくれているんだぞ。そうだ、武器と職人は二人で一つ。
一心同体。…一心同体で変な想像するな、オレェエエエエ!一人忙しく脳内突っ込みをしていると
「ん…ふぁ…もうだめ…」
とどめのようにマカが耳元で妙な声を出す。
いや、わかってるよ!?トイレがもうだめで限界なんだよな!?でもオレも、もう限界デス!
手がマカにも気づかれそうなほど、びっしょりと汗ばんでいる。もう今自分の手がちゃんと
ぱんつを持っているかどうかも怪しい。このままオレ、トイレで死ぬのか!?
「ソ、ソウル、ストップ。もういいよっ。」
その声は天啓にすら聞こえた。
857みきみきつんぱかるていは4/4:2008/11/04(火) 02:12:03 ID:SxEdakyB

狭いトイレの中だが、体がどこかにぶつかるのもかまっていられない。ばっと手をぱんつから放して
転がるようにトイレを飛び出して、すごい勢いでドアを閉めた。
床が汚いなんてかまっていられない。がっくりとひざを突き、ぜーはーぜーはーぜーはーと
自分のものとは思えないような荒い息を聞きながら、臨界点突破寸前だった頭を冷やす。
やりきった…!すべては終わったのだ。自分で自分をほめてやりたいぜ。
あふれでる解放感の中、感動をかみしめていると、トイレの中から恥ずかしそうな声がかかった。
「ソウル…終わったよ…」
………。
うかつだった!オレはなんて当たり前のことを見逃していたんだ!
当然だ、ぬ が せ た ら は か せ る に決まっているじゃないか!!
もう、むりだ。たえられない。
頭の中で何かが切れた。
「ソウル?」
いぶかしげなマカの声を聞きながら、ゆらりと立ち上がる。
「マカ」
トイレのドアを見つめて発した声は、思ったより低く響いた。
「ソ、ソウル?」
俺の声から何かを感じ取ったのか、おびえたようにマカの声が硬くなる。
「オレ、もうだめだ!」
オレは突進した。
「やっぱ、誰か探してくるからああああああ!」
トイレの外へ。
「へ?ちょ、ソウルー!?」
遠ざかる声を聞きながら、オレは死武専の廊下を走り続けた。マカのぱんつをはかせてくれる人を探して。
ああ、へたれと呼びたいなら呼べばいいさ、どちくしょー!!
すさまじいプレッシャーと緊張から解放されたオレは、安堵のあまりだくだくと涙を流しながら
廊下を疾走したのだった。


最後に、ようやく見つけたマリー先生には、なぜだかえらく同情された挙句、「便器なんかにマカちゃん
捕られちゃだめよ!あいつ、何でも受け止めてくれるフリして知らないところで浮気するんだから!!」
などとわけのわからんことを言われ、かなり遅刻しつつなんとかたどり着いた教室では、
シュタイン博士に本気で解剖されかかったことだけを記しておく。
858名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 02:13:42 ID:SxEdakyB
以上、お粗末さまでした。
余談だが、昨日のの放送が、666の作品のおかげで、キックロフィルターがかかりまくりだった…。
せつなさ倍増でした。
859名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 02:28:51 ID:3rwF4Df8
うわあああああソウル実況乙!マカ我慢乙!
エロなしなんかじゃないよー十分興奮した!
わざわざ小ネタ改訂までGJ!!
860名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 06:18:50 ID:+soaXHUQ
>>853
タイトルw へタレ紳士ソウルがクールを目指す理由がわかった気がするw
ずーっとぷるぷるしてそなマカかわいいwどうか風邪ひきませんように!
あとマリー先生のオチが本当にそう言いそうでとても好きだw

俺も昨日のアニメにはフィルターが発動してしまったぜ
846氏のキックロも拝読したいなぁ!
861名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 19:04:54 ID:/UdmrD1s
>>853
ソウルイーターの世界観で言えば確かに洋式、そして水洗がデフォルトかもしれない。
だがここはエロパロ板だ! よりエロく! 無駄にいやらしく! 更に変態的に!
そう考えた俺を許してくれると嬉しい……そして和式バージョンを書いてくれたらもっと嬉しい……
862847:2008/11/04(火) 19:19:39 ID:/UdmrD1s
お礼書く前に勢いで書き込みボタン押しちまった
ありがとう!ありがとう!ヘタレソウルをありがとう!
よし俺も書くぞ!エロくないのを! (エロ書けエロ
863名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:35:31 ID:9HHVRSh9
間に合わなかったバージョンもぜひ!
864名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:18:55 ID:ttH9sSSu
まったり感も住人のノリも職人さんのクオリティも

全部引っ括めて相変わらずの良スレ
865名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 10:43:34 ID:9o7ZAcZ3
クロナが学園でアナルレイプされてる同人誌なんつったっけ?
俺様ブログルームとかいうサイトでうpられてたんだが詳細わかる人いたら教えてください。

できればうp求む!!
866名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 10:46:45 ID:9o7ZAcZ3

ニート 俺様ブログルームだったみたい
てかなぜかURLが貼っても反映されにゃいよぉぉおお><
867名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 10:52:13 ID:zZ3gt1L3
角煮へ行け
868666:2008/11/05(水) 13:20:31 ID:03Ees9N8
さてそんなわけでまた俺です。あっ踊り子さんには石をぶつけないでください!血が出ます!
オーケーマイフレンド。これで最後だ。そして例によってまたエロがない。
俺なんてエロパロ板でエロも書けない最低のカス野朗だ、くそっ……鬱だ死のう……

注意
1 椿+ブラックスター+パティ
2 エロがない
3 続き物の完結編。時系列で並べるとこんな感じ。
@かみさまはしらない    >>687-693 >>708-715 >>725-733
Aパパと猫          >>837-840
B私の星、俺の月      ←今ココ
C死神くんの家庭の事情 >>774-780 >>809-819
869私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:08:29 ID:4NlTuq1E
1ブラックスターとパティ

 「よっ」
 「おう、釣れるか?」
 「ぜぇんぜんダメ。やっぱさ、無理くね? 河口に近すぎるよ」
 パティが持ってた布バケツをひっくり返して俺の隣りに放り投げる。おいおい、それ高かったんだろ? 粗末に扱うなよ。
 「だよなー。もちっと登らないと川用のえさじゃなー」
 「だから言ったのに。マカ初心者だから何もわかってねーよって」
 「糸垂らすの初めてなんだからいいじゃねぇか、気分だけでも」
 「あんたマカには甘いのなー。いっつも釣れないと男の沽券に関わるっつって喧しい癖に」
 「……お前こそキッド来ないと機嫌ワリィな」
 「――――――うっさい」
 げしっと背中にパティの蹴りが入った。俺は引き攣り笑いをしながらそいつを受ける。
 「だってしょーが無いじゃん、今日はデートの順番お姉ちゃんなんだもーん」
 ぷーっと膨れっ面でパティが隣りにしゃがみこんで水面を見つめている。俺はそれに一瞥もくれず釣り糸を垂らし、そよそよ吹く潮風に晒されながら少し離れた場所で竿をぶん回しているマカの声を聞いていた。
 「別にいいじゃねーかよ、取っちゃえば」
 「いいのよウチはコレで!……ってことになってんだからしゃーないっしょ」
 ふうん、と気の無い返事を置きっぱなしにした俺がもう一度パティの顔を見た。……何見てんだよ。
 「あんたこそ不毛な横恋慕してんじゃないよ」
 「あっはっはっは!何の話かぜんっぜんワカんねぇ!」
 我ながら取って付けたみたいな馬耳東風にパティが盛大なため息をついた。
870私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:09:05 ID:4NlTuq1E
 「……あたし達ってほんっと、バカっつーかハズレ引きっつーか報われないっつーか……」
 「はぁ? なにお前、報われたいのかよ? 平和潰して自分だけイイ目みたいの?」
 「――――――――――――だったらこんなトコで愚痴ってるワケねーだろボケ」
 「だったら死ぬまで我慢してよーぜ。非成就系片思い同盟なんだろ」
 「んー……なんかとってもチキショー……!」
 「完全に同意だ」
 パティが諦めたように俺の隣りで釣り糸を垂らし、ぼんやりと水面に視線を落としている。俺は自分の竿の先についた鈴がリンとも鳴らないのをじっと見ている。
 「あたしソウル取っちゃおうかな」
 「……なんだよ急に」
 「ソウルって格好つけて斜に構えてる癖にアホみたいな事で凹むっしょ? ああいうとこキッドくんに似てんなーと思ってさ」
 「――――――そっかぁ? ソウルの凹み癖とキッドの躁鬱は別モンだろ。ソウルは行くとこまで行ったら狂うか死ぬかの二択だけど、キッドはどこまで行っても死にそーにねーぜ。
 ……キッドみてぇのは一番怖い。恐怖感の底がねぇからな、多分どこまでも行ける。そいつが羨ましくもあり恐ろしくもありだ。……何だかんだ言ってもあいつ神様だなぁと思うよ、うん」
 だらだらそんな感じのツマんない事を言ったら、パティがそれに乗って来た。
 「……そう……神様に恋する乙女はいつでも孤独なのよん。お姉ちゃんもたまに言うもん、時々自分が透明なんじゃないかって思う時があるって。
 キッドくんてナチュラル無礼装ってて実はスゲー気ぃ使いなんよねー。どっか一線引いてるっつーかさ。……ま、あんま仲良くなりすぎてもあたしらの方が先死んじゃうんだから当たり前っちゃー当たり前なんだけど」
 「――――――だから、クロナ?」
871私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:10:09 ID:4NlTuq1E
2ブラックスターとパティとマカ

 「――――――二度同じコト言ったら、アンタでもぶち殺す」
 自分でも最悪のセリフだったと、言ってから思った。……だからって別の言葉に言い換えればそれで収まるような事を言いたくも無かったから、最悪なのはセリフじゃなくて俺自身だな。
 「だって事実だろ、お前のこと抱いたのに――――――」
 「耳イカれてんのか? あたしはお姉ちゃんと違って人殺すこと何とも思っちゃねェぞ」
 「おお、やれるモンならやってみやがれ。パティの分際で俺様に敵うなんて思い上がってんじゃねーぞブス」
 側にあった俺のポリバケツが蹴り上げられたかと思ったら、ポケットに入っていたらしい折りたたみナイフが銀腺のように閃いた。なるほど、言うだけの事はあるスピードと身のこなし、咄嗟にバケツの水を目くらましに使うなんて実践的で好みだねぇ。
 「おいおい、まさかその糸切りナイフで俺様をどうこうしようとしてんじゃねぇよな?」
 「黙って死んでなクソ野郎!」
 ものすごいナイフのラッシュ。ピュンピュンと空気が引き裂かれるいい音がする。的確に顔と肩と心臓を捉えようとしている……が、それだけだ。
 「お前射撃はすげーのにナイフは素人並だな、ピストル買ってきてやろうか?」
 「や、や、やめてぇえぇぇぇぇ!やめぇえええええ!!」
 パティがもう一言何か言おうとしたままの口で一時停止している。俺もステップを強制修了させてぐるりと振り向いた。
 「ようマカ、釣り糸とのダンスはもういいのか?」
 「な、なにやってんのよあんたら!そ、そんなモンこんな不安定なトコで振り回して大怪我したらどーすんのよ!!」
 「聞いてよマカ!コイツったらキッドくんの悪口言うの〜!躁鬱とか!根暗とか!神経症とか!」
 ……うわぉ、すんげぇ変わり身。つーか躁鬱以外は言ってないぞ俺。
 平気な顔して“いつものパティ”がひとしきり喚いて憤っていたはずのマカに宥められ、決まり手として『んべー』と子供っぽく舌を出した。……んだよ、あの怒涛のナイフもお遊びってか? ……粋ってんなよ、こんクソアマ。
 「ほら、ブラックスター謝って。ね、仲直り」
 マカが俺の手を取り、パティと握手をさせる。小学校の先生かお前は。
 「……悪かった、言い過ぎました。ごめんなさい」
 「ほら、パティも。許してあげて? ね?」
 「――――――今度この話題出したらお前の腸で縄跳びしてやるからな、覚えとけ」
 「……わかったよ」
 俺は渋々パティの手を握り、ぶんぶん振ってやった。目の奥は全く笑っていないパティがいいよ、と言う。
 おお、コエェ。椿も怒らせると怖いけどここまでネッチョリしてねぇぞ。
 「でー、ブラックスターは釣れたの?」
 空気を変えようとしてか、マカが俺に笑いかける。屈託なく、いつも通りに。……くそう、かわいい。
 「一匹だけな。さっきバカがひっくり返したけど」
 マカからできるだけ自然にふいっと視線を外した先にパティが居た。マカに見えないように唇を動かしている。……か、お、あ、け、え、ぞ……でっけぇお世話だバカ女。
 「まぁそろそろ潮も引いてくるし、今日はこんなトコかな。俺様が魚屋奢ってやっから適当に帳尻合わすぞ」
 「えー、なんかそれってズルっぽくない?」
 マカがぶー垂れるように竿を名残惜しそうに見つめている。
 「時間かければ釣果上がるってもんでもないし、ポイントも時間も外れてるし今日はお開きにした方がいーよマカ」
 マカの背をポンと叩いて、パティが次はソウルもキッドもお姉ちゃんも椿ちゃんもクロナも全員連れてお弁当持って海釣り行こう、とクーラーボックスのストラップを持ち上げた。
872私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:11:24 ID:4NlTuq1E
3再び、ブラックスターとパティ

 「マカは?」
 「ついでに今日の夕ご飯の材料買ってくるってさ」
 「主婦は大変だねぇ」
 「うちはコックさんいるし、そっちは椿ちゃん担当でしょ?」
 「いや、基本交代。でも大体椿がやっちまうからさ、今日くらいは魚捌いてやろうと思ってる」
 商店街の入り口の自販機で買ったアップルジュースの紙パックをちゅうちゅうやりながら、クーラーボックスに腰を下ろしているパティがあたしはあんたらくらいの年の頃まで火の通ったモンはご馳走だったなーと口の中で呟いたのが聞こえた。
 ……珍しく喋りてぇみたいだし、乗ってやるか。
 「いいじゃん、いつも側に家族居るんだから」
 「でも時々ウゼエよ、自分犠牲にしてまであたしに物食わせたりするし。
 ……一度洞窟に3人で一週間くらい閉じ込められた事あったのね、四日目くらいに食べ物尽きて、五日目にキッドが非常用ビスケットのパックを落っことしてたの見つけてさ。
 “おれは死神だから食わなくても平気”とか言い出してあたしら姉妹に食えっつうのよ。でね、お姉ちゃんはあんたら年下なんだから食べないとだめっつうでしょ。で、険悪になってさ、あたしが結局全部食わされたワケ。味しねぇしねぇ」
 ……へぇ、そりゃご愁傷様。俺が苦笑いを噛み殺しながら、思い切り眉を下げつつ平気な顔しながらビスケットを頬張るパティを思い描いた。
 「三等分すりゃいいのに、あの二人と来たら自分よりまず相手なんだよなー。重いっつーの」
 「お前もお前で気ィ使ってんだな。意外」
 「何言ってんだよ、アンタだってあたしと同じ人種じゃん。椿ちゃんが柔軟だから助かってるだけっしょ?」
 「椿の誠実をお前ん家の連中の頑固と比べんな。それに俺様は底抜けにデカイ男だからなっ!重さなんて微塵も感じない!」
 むん、と胸を張って威嚇する。……威嚇、か。自嘲気味に笑うと、パティが目聡くその笑い顔に反応して声をひそめた。
 「マカやめときなよ。椿ちゃん可哀想じゃん」
 「……カンケーねーだろ椿は」
 「アンタほんとは自分で解ってんでしょ? 自分が椿ちゃん居なきゃ全然ダメっての。……気付いてるのに波長ブレないとか椿ちゃんマジ懐広すぎ。あたしだったらもうほんと無理。共鳴中にゲロ吐いちゃう」
 ぐたっと腕の間に頭を落とし、パティが他の誰にも(恐らくリズにさえ)見せたことの無い格好で落ち込んで見せた。
 「…………だったら、言えばいい。クロナじゃなくてあたしを見てって、そう言えばいい」
 「お前がソウルからマカ取ったら言うよ。……つまりそういう事だよ、一生ない。そんなことゼッテェに無いってこった」
 ゆっくり持ち上げるパティの顔は厳しく真面目で、そのくせ泣きそうな目をしている。唯でさえ大きな目が一層大きくなっていた。
 「あたしはキッドの大好きなシンメトリーな武器で家族で姉で妹なんだ。それでキッドが一番安心するんなら、死ぬまでそうする。多分お姉ちゃんもそうするよ。……それに、これが恋とは思えないし」
 ずぞぞぞぞぞぞ。アップルジュースがはしたなくも啜り上げられて耳障りな濁音を撒き散らす。
 「懐いてるだけなの。構って優しくされて、懐いてるだけなんだよ」
 あんたもそうだよ、あたしと一緒だ。パティが今まで口に含んでいたストローで俺を指しながら助けを乞うように憐れっぽく言った。
 「マカが笑って元気でちょっかい掛けるとすぐ反応する“普通の子”だから好きかもって思ってるだけだ。
 本当に見せられるか? 好き合ってるソウルから引き剥がしてマカをぐちゃぐちゃにしてぇなんて汚いこと考える本心なんか。見せらんねぇだろ、見せたくねぇだろ。
 ……そういう事だよ、あたしもそうだ。キッドがあたしら姉妹の事で思い悩む姿なんか死んだって見たかねぇや」
 「……今日は随分お喋りだな。キッドとなんかあったか」
 「――――――なんも。ただちょっと、お姉ちゃんが一人で死神様の部屋に行くの、見ただけ」
 「――――――そっか」
873私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:12:28 ID:4NlTuq1E
4ブラックスターと椿

 腹が膨れて洗い物も済み、ひとっ風呂浴びて夕涼みの八時半。椿が風呂に入っている間、TVを見る気も起きず(もともとうちは二人ともTVが好きではないのでニュースぐらいしか見ないけど)に窓からぼんやり月を見ていた。
 部屋の明かりを消すとレース・カーテンのたなびく影が畳に映っている。三日月なのに随分綺麗な影だ。街灯で夜も明るいデスシティ、小さな時から俺はずっとここに居る。
 「普通の子、か」
 存在自体はずっと知ってた。だってあいつはデスサイズの娘で、俺は死武専に引き取られてた子供で、だから何度か一緒に遊んだ事もあったはずだ。ちゃんと友達になったのは死武専入ってからだけど。
 何故好きなのかとか、この好きはどういう意味なのかとか、パティみたくにややこしいことは考えた事がない。視界に入ったら嬉しくて、ちょっかい掛けたら楽しくて、話をしたら照れくさい。……そんだけだ。
 それのどこがいけないんだ? 俺には難しくてわからねぇ。ソウルと仲がいい? 俺のものにはならない? だからどうした、いいじゃん別に。そんなの、俺がマカを好きなのと何の関係もない。
 『ソウルから引き剥がしてマカをぐちゃぐちゃにしてぇ』
 パティの声が頭に響いた。地獄の響き、狂気の響き、悪魔の響き。でも俺バカだからそんなの全然怖くねぇ。
 してぇよ、してぇ。マカに触ってみたい。……だからってマカの気持ち踏みにじってまでそうする意味は俺に全く見出せない。
 ……多分ソウルもそう思ってると思う。泣かせて、力でねじ伏せて、それに何の意味があるんだ? 俺達は笑ってるマカが好きなんだぞ?
 「ブラックスター」
 頭の上から椿の声が聞こえた。囁くような静かな声。
 「寝てねぇよ。月見てた」
 きっと毛布を持っているだろうな、と思って視線をそっちにやると、案の定手にタオルケットを持っている寝間着の椿が襖に手を掛けて立っていた。
 「今日は綺麗な三日月ね」
 「こっちくるか? 一緒に見ようぜ」
 「うん」
 タオルケットを受け取って(段取りのいい椿は二枚用意していた)腹に掛け、ベランダの桟にもたれかかる三日月を二人で見ている。
 「今日、元気ないね」
 「そっかぁ? こんなもんじゃね?」
 「釣れなかったからションボリ?」
 「……やっぱ分かってたか」
 「だって海の魚ばっかなんだもん」
 「一匹釣ったんだけどな、パティがひっくり返しちまってよ」
 「…………マカちゃんは?」
 「釣り糸ダンス。キャストんトキ襟に引っ掛けたらしくてさ。面白いから放っといた」
 「ひ、ひどい……」
 「――――――椿、お前さ……」
 「……? なぁに?」
 「……………………………………いい匂いすんなぁ」
 俺は意外と意気地がないので、マカの名前を出すときに躊躇する椿にその事を訊ねることはついに出来なかった。
874私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:13:24 ID:4NlTuq1E
5男子の。

 一時間目から体育の授業でタイム測定とかマジだりぃ。本気でだりぃ。……だりぃ顔とか一切外出さないけど、やっぱだりぃことはだりぃので花壇の後ろに隠れて寝転んでエスケェプ。
 どーせ俺様の測定は男子の後半だしな、そっちの方が目立つしイイや。
 瞼を閉じてじっとしてたら、よく知った声が聞こえてきた。多分花壇の前にある水のみ場に腰掛けて話してるんだろう。
 「パティと違ってマカ走ってもちっとも面白くない……いいなぁキッドは……」
 「……いいかどうかはともかく、別にアレはおれのじゃないぞ」
 「でも近くにあるのはいいもんだろ? 見てみ、リズが走る……うわぁすんげぇー……」
 「いいかソウル。女の胸というのはな、心臓がある関係で左右非対称なんだ」
 「じゃナニか、クロナの平原で大満足か? ちがうだろ? 男の子だもんなぁ?」
 「……いいもんだぞ、ぺったんこは。なにしろシンメトリーだからな」
 「――――――師匠と呼ばせてくれ」
 俺にはよくわからん話題で、盛り上がってるのか盛り下がっているのかも判断がつかない。……つーか女子の測定なんかガン見してんじゃねぇよソウル。てめぇクールはどうしたクールは。
 「そういや、クロナどうよ。まだ慣れない?」
 「――――――何故おれに聞く。お前らコンビの方がクロナとは仲がいいだろう」
 「…………師匠、首筋、跡ついてますぜ? ここ、ここんとこ」
 ばしっと肌を叩く音がした。趣味わりぃな、ソウル。今日は朝からおかしいケド……なんかあったかな。
 「う・そ」
 「……は、謀ったなっ!」
 「で、師匠。……クロナ、どうよ?」
 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
 キッドの声にならない声が聞こえてしばらく静かになった。おれはそろそろ居心地が悪くなってきたので退散しようかと肩を浮かせる。
 「〜〜〜。〜〜〜? 〜〜〜……」
 不鮮明で小さな声が聞こえて、それに意識もせず腰を上げようとした時にソウルの言葉がくっきり耳に入ってきた。
 「女の子が自分のこと好きかどうか確かめたいぃ? 今さらぁ?
 ……そうだな、じゃあ『スカートじゃなくてズボン穿け』っつってみ。ズボン穿いてきたら多分お前のこと好きだよ。
 ……オレ? ……マカが運動する以外で一度でもズボン穿いて死武専来た事あったか?」
 けらけら軽快に笑うソウルの声が、何故だかひどく乾いているような気がした。なげやりでどうでもいいみたいな、みっともないおどけ方。ちっとも『らしく』ねぇ、無理が見え見えで痛々しい。
 おれは座位から腕の反動だけで一気に立ち上がり、素知らぬ顔で二人に声を掛けた。
 「おいエロコンビ、女子の乳ばっか見てんじゃねぇよ」
 「ようブラックスター。なんだどこ行ってた? 男子の測定もうじき終るぞ?」
 片手を上げるソウルの表情をよく観察したけれど、いつもと変わらず目つきの悪い半目でギザギザ口で平気な顔をしている。……俺こういう細かい観察ってぇのニガテなんだよな……いつも椿に任してるツケか……
 「ばぁっか、真打ってのは最後に出てくんだよ!」
875私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:14:23 ID:4NlTuq1E
6ブラックスター

 なんで見ちまったんだろうな。なんで付いて行っちまったんだろうな。なんで手ェ出しちまったんだろうな。
 本当は自分でも良くわかんねぇんだ。
 ただ、ただ、もうなんか、わかんなくなった。全部、全部、わかんなくなった。
 「何事だよ?」
 俺様ともあろうものが頼むから適当に言い逃れてくれ、うまい事言い訳してくれって思ってたよ。お願いだソウル、ただの冗談、いつものじゃれ合い、普通のケンカだって、どんな面でもいいからそう言ってくれってな。
 でもソウルは逃げなかった。……なんでこんな無意味なトコで立ち向かうんだよ。お前バカか。俺以上のバカなんてそう見ないぞ。
 「マカ襲ってた」
 なにガン飛ばしてんだカス。睨める立場かよ。粋がれるセリフかよ、それが。
 「そうかい」
 俺はバカだ。本当にバカだ。
 俺は必死だったよ、お前も必死であってくれって祈るように思うくらい必死だったさ。
 昏い血の記憶。人を殺すことで生きてきた人間の血。おれはそういうものを背負っていることを辛いだなんて思った事は一度だってない。だけど、だから、そいつに反逆する。俺は違う。人とは違う。あいつらとは違うことを、証明するために。
 マカを、椿を、大切な奴を泣かすなんて死んだって嫌だ。そんなことは、何があったって嫌だ。それは俺にとってマカや椿を殺すことと同じことだ。
 だから同じ奴を……マカを好きなソウルもきっと俺と同じ気持ちだと思ってた。泣かすくらいなら死んだほうがマシだって、そういう風に思ってるんだと……信じていたかった。
 ただの妄想野郎のパンチなんかちっとも効かないだろ? な、そうだろ? 立ち上がれよ、そんで俺を殴ってくれよ。
 マカのコートの裾を掴んで引っ張って歩く。
 マカは何も言わないし
 ソウルは俺たちを追っかけては来ない
 俺はマカのコートを引っ張って
 マカは俺の後ろを黙って歩いている
 「……マカ」
 名前を呼んだ。この名前を想う時、俺はいつでもマトモになれる。思いっきり沈んでいても、最高にハイになっていても、何もしたくない日でも、テンションが上手く掴めない時でも、この魔法の名前さえ想えば、お前の笑顔さえ思い出せば、マトモになれる。
 でも今日ばかりは、今この時ばかりは、鉛みたいに重たくて口幅ったい。
 「もしまたこんな事があったらすぐ言え。すっ飛んでってソウルぶん殴ってやる」
 ビクッとマカが震えたのが分かった。
 「俺に言いにくかったら椿でもいい。パティでもリズでもいい。誰かに言え。絶対に我慢するな」
 ――――――違う、こんな事が言いたいんじゃない。
 「……うん……」
 「授業、出られるか。ダメだったら保健室でも屋上でも居ろ、教室には上手く言っといてやる」
 「だ、大丈夫……、そんな、大したことじゃないし」
 あはははは。声の震えた変な笑い声。マカの変な笑い声。
 ――――――死神様、死神様。もしも俺に勇気があったら震えて強がる彼女を抱きしめる事が出来たかな。泣けと胸に掻き抱く事は出来たんだろうか。
 「ちょっとね、行き違い。ソウルお酒飲んで酔っ払ってたし。だから大した事じゃないんだよ」
 俺は本当に意気地がないので、マカの震える手を握ってやる事さえついに出来なかった。
876私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:14:59 ID:4NlTuq1E
7再び、ブラックスターと椿

 椿が繕い物をしている。暗いちゃぶ台の向こう側に目を凝らすと、刺し子を作っているみたいだった。鍋つかみを焦がしてしまったとか言ってたので、多分その代わりを縫っているのだろう。
 「……なぁに、ブラックスター」
 不意に椿が俺に問い掛けた。あまりにも思いがけないことだったので素早く反応できない。
 「――――――なんだよ急に」
 「だってずっとこっち見てるから。何か聞いて欲しい? 何か言いたい? まさかお腹が空いたんじゃないでしょう?」
 お前は俺の母親か。内心で突っ込んだ。時々椿のこういうお節介な所が鬱陶しいと思う。お前はそんなに人のこと気に出来るくらい強いのかよ、と罰当たりな事を思う。椿のこういう性格にどれだけ救われてるか知れないくせに。
 「……ソウル、殴っちまった」
 「……そう」
 「マカと……ケンカしてて……つか、ケンカじゃねぇけど、あのコンビじゃ考えらんねぇやり合いしてて、頭に血が上った」
 「じゃあ、明日謝らなきゃね」
 「――――――謝る? 俺がか?」
 「だって話も聞かずに殴ったんでしょう? その事は謝らなきゃ」
 「そうか……そうだな」
 「……どうして二人がケンカしてるって思ったの? ケンカしてると思ったから、ついて行ったんでしょ?」
 椿がまた訊ねる。上手に俺から事の顛末を引き出す腹積もりらしい。こんな話をすればそうなる事くらい分かってはいたけれど、そうされるとやっぱり、悲しい。……本当は分かってなかったのかね。
 「……朝、何かヘンだったろソウル。口数が妙に少ないと思ったら急にハイになったりさ。なんかあるなと思って見てたら、マカ連れて校舎裏行くから何かと思ったんだよ」
 嘘じゃない。……でも本当でもない。だからって他に上手い手立ても思いつかない。
 「ブラックスター」
 名前を呼ばれる。この名前はあまり好きじゃない。
 「……なんだよ」
 「ブラックスターって、マカちゃん好きなの?」
 心臓が
 止るかと思った。
 一瞬マジで止ったかもしれない。
 なんとなく椿はそんなことを口に出して言わないような気がしていたから。……聞かないで居てくれるような気がしていたから。
 「――――――――――――」
 「そう。なら――――――」
 「な、何も言ってねぇよ!……つーかハァ? なにそれ? 意味わかんねぇ。なんだよそりゃ。マジ意味わかんね!何で急にそうなんだよ!?」
 畳の目に向かって、俺は必死に怒鳴り散らす。怖かったんじゃない。恥ずかしかったわけでもない。でもなにか、失敗したような、致命的なミスをしたような、取り返しの付かない怪我をしたような、そんな気分だった。
 「何もしないで諦めるなんて、ブラックスターらしくないと思うわ」
 静かに言葉を続け、終わらせた椿がちゃぶ台に半分くらい出来上がった刺し子を置いた。俺はまだ畳の目とにらめっこをしている振りをしている。焦点を椿に合わせることが出来ない。……なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ!
 「でもマカちゃんを傷つけたくないからずっと黙ってるブラックスターも男らしくって素敵よ」
877私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:15:40 ID:4NlTuq1E
8ブラックスターと椿の物語

 「私はそんなあなたが好き。あなたが誰を好きでもいいの。私は私が世界で一番ブラックスターを好きだってことをちゃんと知ってるわ。……だからいいの。それでいいって……思ってた、けど」
 背筋が寒い、のに、顔がスゲー熱い。どばって汗が出てくる。ホントに頭ン中ワヤクチャだ。意味不明の叫び声をあげそうになる。
 「な、な、な」
 「……やっぱり無理……ブラックスターが私以外の女の子好きなのやだぁ……私じゃない子の事考えてるのやだぁ〜……!」
 だめだ、やめろ、泣くな!頼む、泣くな!俺のせいで泣くなよ、おい!
 弾けるように身体が動く。全身鍛えて、狂ったみたいにトレーニングして、どこにあるかも知れない極みを探している自分の理由を見つけたような気がした。俺はバカなのでそれを言葉にすることは出来ないけれど、このためにそうしているんだなと悟った気がした。
 足を崩した背の高い椿が、背が小さくて立ったままの俺の胸の中で泣いている。ほんとはね、死ぬまで黙ってるつもりだったの。でも、でも、でも……。言葉にならないすすり泣きが濁って聞こえる。俺はその小さな言い訳みたいな声が切なくて、胸が痛くて、もうたまらない。
 「ごめんなざい〜こんなのうざいよねぇ〜でも、でも、とまらないんでずぅ〜」
 でもなんだか椿のダミ声がだんだん面白くなってきた。だって良く考えてみろよ、あの椿だぞ。あの椿が鼻水たらして泣いてんだぞ。……ちょっと笑うよな。普通におかしいよな。
 「椿ちゃん」
 そういやいつだったか、一度だけ零したことがある。椿も自分の名前があんま好きじゃないって。綺麗な名前なのに。
 「ぶ、ぶらっくすたぁ〜」
 「泣くな。美人がダイナシだぞう」
 「び、美人じゃないもん〜背ぇ高くてブラックスターと並んでも全然似合わないもん〜」
 「美人だ。俺が見た中で一番美人。絶対。保障する」
 笑い顔がちゃんと作れてるかどうかなんかどうでもいい。俺は俺の顔で勝負する。マズイ造詣なんざ知ったことか。せこせこ顔色伺うなんて柄じゃねぇ。
 「うううう〜ほ、ほんとう〜?」
 「背が高くてナイスバディだ。俺の自慢のパートナーだ、世界で一番のいい女だよ」
 わざと言った。椿の汚いものを誘う為に。俺の汚いものを衒う為に。
 「……ま、まかちゃんよりも?」
 はい、よく言えました。エラいエラい。
 「おう」
 だから俺も自分の汚さと戦うぞ。よくその目をかっ開いて見てやがれ。
 「マカも椿も俺は大好きだ。二人が同時に助けてって西と東の端っこで叫んでもどっちも助けに行く。どっちも死なせない。絶対にな」
 「じゃあ、どっちを先に助けに行くの〜」
 ――――――ほう、そう来たか。
 「マカ。理由はアイツがどんくせぇから。でもそれは椿を信用してるからでもある。……だってお前、絶対俺の傍から離れたりしないだろ?」
 ぐっと椿の肩を抱く腕に力を入れる。祈りの代わりがこういうのでスマン、死神様。
 「離れない〜離れない〜」
 死神様に無事俺の祈りが届けられて、俺は大層満足した。
 「でも〜……私、自分がこんなに嫉妬深いだなんて知らなかった〜……」
 椿がそんなことをぼろぼろになっている声で言った。鈴が転がるような綺麗な声が見る影もない。
 「俺だって知らなかったさ」
 女の子の抱きしめ方なんて。
878私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:16:22 ID:4NlTuq1E
9男子の、

 教室に入って一番最初に探した。うろうろ視線を彷徨わせて、一番最初に探した。
 そしたら向こうも同じだったようで、バッチリ目が合った。無言で提げてた鞄を下ろして机に投げ込む。あっちも席から立ってまだ人も疎らな教卓の前に立つ。
 「一発は一発だ。殴れ」
 「……おう。だが同じ強さでオレも殴れ。理由なんてどうでもいい、実に今お前に殴られたい気分なんだ」
 音高く肉のぶつかる、あの感触。頬の中身ごと持っていかれるあの衝撃。
 拳に熱いモンが流れる。血じゃない。痛さじゃない。もっともっと、センセーショナルなもんがこの拳に流れ込んでくる。
 オレは教卓にしがみ付き、ソウルは教室の端っこまでぶっ飛んで行った。
 ……ああ、清々する。最高にユカイだ。
 「……ぷ、プアハハハハハハハハハハ!あはははははは!あははははははは!!!」
 「いひひひひひひひひ!うははははははは!ぎゃはははははははーーー!!」
 二人でめたくそなツラをぶら下げて、目を丸くする教室中の観衆の中で笑い転げまくった。最高、最高だよソウル!お前はほんと、最高のバカ野郎だ!!
 「な、何がクールだよ!ゲラゲラゲラゲラ!笑わせんじゃねぇやクソが!歯が折れるかと思ったぞボケ!」
 「ぎゃははははは!テメェこそなんだ!殺す気かよ!首が三周くらいしやがった!筋肉バカが!ちったぁ手加減ってのを覚えやがれ!」
 ああもう、腹がひっくり返りそうに面白い。もうなんだかどうでもいい。なにもかもどうだっていいや。俺はその時本気でそう思っていた。何もかも、もう終わったのだと。
 だから俺はひっくり返ったソウルの手を取って拳を合わせた。ご破算の合図。悔恨ゼロ、終止の儀式。
 「ソウル、泣かすなよ。譲ってやるんじゃねぇ、貸してやるだけだ。お前が一度でも腑抜けた事をしたら地獄の底からでも取り返しに来る。忘れるな」
 「……死んだって返すもんかよ」
 そうだ、その目だ。一生その狼の目で居ろ、一瞬でも犬の目になったその時は……必ずお前をぶっ殺しに行く。
 大きく深いため息をついて周りを見ると、泡食ったマリー先生だの涙目のマカと椿だのがおろおろしながら人垣の一番前にいた。……ありゃ、やばくない? コレ。
 「け、決闘は必ず職員の見届け人が必要だって知ってるはずでしょう〜!!!」
 「い……いや、コレは決闘じゃなくて……」
 「いいえ!そんな言い訳は私には通用しないわ!二人とも来なさい!お説教よ!」
 「いや、ほんとに、違うんだよ!な、おい!何とか言えよブラックスター!」
 「センセー、俺ソウル君のイジメにあってますー」
 「あっクソ!選りにも選ってこんな時に何てこと言いやがるんだ馬鹿!違う!違うから!これ嘘だから!!」
 二人同時に襟首を?まれて、ずるずる教室から退散することと相成りました。うーん、経験則からするってぇと、こりゃ一時間じゃ済まないコースだなー。
 何でこんなバカなこと言ったか? 普通に、マカの顔見たくなかったから。椿の隣でマカの後ろ頭見たくなかったから。ソウルをマカの隣に座らせたくなかったから。……我ながら寒気がするほど子供っぽい発想だな。
 マリー先生のありがたいお説教を聴きながら、俺はぼんやりどこかを見ていた。自分でもドコを見ているのかはよく分からない。頭の先から足の爪までスッキリしたはずなのに、頭の中には霞が掛かっていてどうにもならない。上手く物が考えられない。
 教室に戻ったソウルはいつもと同じようにハーバーと昨日のTVのこと喋ってた。そうだ、ああやればいい。なんで俺は今日に限って切り替えられないんだ?
 「ソウルも見てたろ、ミュージック・ナイン」
 「……あ〜……昨日見てないんだよ、宿題やってて忘れててさー」
 毎週レアなPVや音源を流しているソウルお気に入りの音楽番組の話らしい。声は聞こえてくるのに内容が良く解らない。あれ、なんだこれ。なんだこれ。
879私の星、俺の月:2008/11/05(水) 14:17:43 ID:4NlTuq1E
10三度、ブラックスターとパティ

 「どったの。顔、青いよ」
 「うるせえブス。こっちくんな」
 「珍しいじゃん、あんたが逃げ出すなんて。嫁が心配してたよ」
 「ホントぶっ殺すぞお前」
 死武専の屋上の屋上の一番天辺。誰も来れない一番頂点。誰にも見られない俺だけの隠れ場所。誰も寄り付かせないための俺だけの場所。
 パティが雨樋に掴まった手をどこかの縁に掛けてぐるりと体全部を回転させる大技でこちらへ登りきった。その顔は面白くもないのに微笑んでいるみたいでちょっと薄気味悪い。
 「ねぇブラックスター。ストリートにはあたしらみたいなバカガキが腐るほど捨てられてて、半分が冬の寒さで死んで、その半分が夏の暑さで死んで、もう半分が飢えで死んで、また半分がボコられて死んで、最後の半分が薬で死ぬの。
 それでも生き残ったら女は娼婦になって、男はマフィアの下っ端になるの。そんで全員くだらなく死ぬよ。あたしはそういうのイヤというほど見てきた。
 あたしはお姉ちゃんに捨てられなかったから生きてんの。キッドに拾ってもらえたからここに居られるの」
 この場所をパティに教えたのは何故だったか思い出せない。でも多分、なんか似た匂いがしたからだろうな。
 無力な自分がイヤで、守ってもらってる自分が情けなくて、でも笑ってるしか出来なくて、でも上手く笑えなくて、どうしたらいいのかたまにわかんなくなる。……今のパティみたいにな。
 「あたし腹決めたんだ。もう揺れない。死ぬまで家族だ、それでいい。恋でなくてもいい。傍に居られたらそれだけで十分」
 だからあんたも腹決めなよ。あんたがブラックスターらしくないと、みんな戸惑っちゃうからサ。
 パティがそんなこと言ってふらりとその場に座った。俺はそちらを向くのさえ億劫で、おっかなくて、女の強さにぞっとさえする。
 「クロナがキッドの嫁になっても、お姉ちゃんが死神様の愛人になっても、あたしは死ぬまでキッドの傍に居る。そのために死に物狂いでデスサイズになる。あたしの幸せはあたしが決める」
 俺もこいつも最初から何も持ってなかった。誰かが哀れに思って分け与えてくれる物をただ受け取るだけ。それが腹立たしいから俺たちは意地を張る。意味なんかどーでもいい。そんなもんさえ俺たちは持って生まれてない。
 「パティ」
 「あん?」
 「わりぃ、心配掛けた。もういい。平気だ」
 「うそつけ、椿ちゃん強いからあの子の前で泣けないんだろ。……同じ弱い者同士でマカと泣きたかったのか?」
 「うるせーよクソブタ。お前だってキッドの前で泣けないだろ。いっつもヘンなツラで笑ってんじゃん」
 ギヒヒヒヒ。二人で共犯者みたくに笑った。こいつの前では泣きたくない。だからお互い笑う。強がってるわけじゃなくて、泣いたら終わっちまう気がするから。
 今まで意地張ってきたものが、たった十数年必死こいて積み上げてきたものが、崩れそうな気がするから。
 「後ろから見てんの辛かったら言いな。シュタイン先生以外の授業なら席変わってやっから」
 「へん、そりゃ単にお前がキッドの隣に座ってたくねぇんだろ? 姉ちゃんがいっつも隣譲ってくれるのがしんどいくせに」
 「――――――やっぱダメだわ、あんたとはホント、絶対親友になれない」
 「お互い様だ。ヘンな気遣いすんな。もう平気なんだよ」
 「あ、そ」
 パティのあきれたような笑い顔。それだけ覚えてる。多分きっと忘れない。


 昼からの授業が始まって宿題の提出に教卓に近づくと、スプラッターバカに向かってソウルが言い訳をしていた。
 「早退したので宿題出たの知りませんでしたー」
 俺は半目になってアイコンタクトを送ってくるパティに向かってちょっと肩をすくめて笑う。
 ……うるせぇですね。平気だっつってんだろバカ女。
880666:2008/11/05(水) 14:19:14 ID:4NlTuq1E
これにてスリーシックスうそっこソウルイーター劇場全巻の終わりでございます。
長々と失礼仕りました。また ど こ か でお会いいたしましょう!さらば!
881名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 14:57:31 ID:2uodIssD
うわー、超乙、超GJ!!>>666

666が書くブラックスター、かっこいいよ。
利己的な自分=汚さと戦うところ、良かった。

ほんと楽しかったよ、ありがと!!

またぜひ書いてくれ!待ってる!
882名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 21:43:53 ID:tQLnlb18
666さんめっちゃお疲れさまでした。
すごいいいもの読んだ、どうもありがとう。
ブラックスターとパティがすごい良かった。というかみんな良かった
ちょっとぼかしてる部分とかいろいろ考えられて好き。
書き方というか細かい発想がいちいちツボだ
良かったらまた読ませてください
883名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 22:01:09 ID:sBsqf6sY
666さん4つのお話どれもこれも本当に面白かったです。
情景が浮かぶっていうか、表現の仕方がとても好きです。
是非また読ませてください。
ブラックスターとソウルのやりとりがごっつ素敵でした!
884名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 23:29:39 ID:3Y2PTkkg
今週の放送を見てからシュタマリが頭から離れない・・・。
885名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 23:41:42 ID:gO3ID9+m
夫婦の会話にしか聞こえなかったぜアレ
886名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 23:53:29 ID:P971SW/F
でもエロパロ板だよね
エロはどこいった?
887名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 23:56:54 ID:nOyhgnIw
今週の放送で

・シュタインのバラバラにしたい狂気からクロナ守るために
シュタインの前で自ら脱ぐマリー

・姉妹に選んでもらったパーティー服をキッドに見せにきて
照れ照れする、ふにふにクロナ(結局キッドに脱がされる)

・ソウルの胸の傷を見せて欲しいと頼み、そっとそれに触れるマカ
これからの気持ちを確かめる二人

というエロ妄想ができたぜ
888名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 00:17:04 ID:jZgijpmx
つまりシュタマリとキックロとソウマカを同時にいただくことができた訳ですね
889名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 00:18:31 ID:9clhB+xd
クロナ×メデューサがヘタレ攻×女王様受でいけると思うんだけどな
メ「お母さんのために気持ちいいことしてくれるんでしょ?」
ク「合点了解です」
890名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 00:23:13 ID:jZgijpmx
ふと思ったのだが、一つのスレの容量って500KB超したら書き込めなくなるんだっけ
そろそろ次スレの時期かと思ったが…気が早いのだろうか
891名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 02:00:19 ID:5OVyL+Sr
やっぱクロナは精神男の子でボデーはふたなりが最強にエロイなあ
892名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 02:01:00 ID:5OVyL+Sr
ごめん避難所に書こうとして誤爆った
まあこっちでもいいっちゃいいのか
893名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 02:21:32 ID:x241WVQ3
避難所の図書館キックロフェラネタとか、
マカおもらしネタとか、俺待ってるから…!


>890
長文投下予定の人(いたら)には、暫しお待ちいただくけれど
テンプレ案とか考えつつ900くらいで立てたらどうだろ?
テンプレっていっても追加この↓くらいだけど

過去作品保管所
http://souleaterss.web.fc2.com/
角煮
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1219431235/l50
避難所(雑談歓迎)
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1225008746/l50
894名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 06:48:18 ID:EcRiM0K3
>>893に加えるとしたら何があるかな?
保管所あるから過去スレのアドレスはいらないかな…?
895名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 10:16:14 ID:1eBDOykw
避難所のほうが本家のこっちよりエロエロ濃厚なのは何故だw
ネタ師が気軽にしゃべりやすいのか
896名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 22:05:00 ID:zAZ/7bzb
遅くなったがキックロGJ
泣きました

シュタマカっていいと思わないか?もっと供給増えますように!
897名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 01:48:14 ID:OiWDZhdL
>>894
前スレ(今のこのスレ)だけでいいんじゃないか?

>>895
今はキックロフェラネタで神が降臨してるな
ここに小ネタ師はいなくなった?
埋めネタが思いつかないのに
898名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 05:41:41 ID:NF5y/69y
ミニネタ出ししかできない我参上。埋め支援。

シュタイン×マカはあれだ、お腹にマジック書きプレイだろやっぱ
体中にアニメの黒板みたいな落書きされまくったあげく、
油性マジック消しのために、乳首やクリに刷毛で除光液塗られて弄られたりとか。

マカおしっこ属性の人には、尿意我慢中なのに廊下に水たっぷりのバケツ
持って立ってなさい→ひっくりかえして水浸しプレイとか。微鬼畜ネタなら思いつく。


キックロ神降臨で、嬉しくてにやけがとまらない。
無乳でパイズリできないなら、クロナは枕を使ってご奉仕すればいいよ。
899名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 14:16:11 ID:RSLpaTOy
戦ってて攻撃食らってもらすとか
900名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 15:07:25 ID:/dXyHnDR
梓×シドとか
梓×ナイグスとか
梓×マリーとか
梓オナニーとか

俺は待ってるぜ!
901名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 16:37:50 ID:RHWtdDxd
>>900 このメガネっ娘好きめ!

といいつつ 梓×シドはぜひ読みたい
アラクネ×ギリコとか
メデューサ×フリーとか
強い女に男が翻弄されるようなのもいいなー
902名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 16:46:47 ID:hY77URPq
>>900
眼鏡っこ好きな上に百合好きと見たw

梓って普段はおかたいカンジだけどセクロスの時はすごいエロエロになると思う
この私がこんな男に組み敷かれるなんて・・・くやしいっ・・・!でもry みたいなかんじ
903名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:53:31 ID:Gykt3yPR
スレの容量がかなりヤバイ・・・
残り9KBかよ。
904名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 21:09:00 ID:4RmF3ObP
では僭越ながら狂気ソウルのマカ陵辱を
壮大なスケールと
淫靡な情景を絡めつつ
書き殴ろうと思って
やめます
っていうストーリー
905名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 21:17:56 ID:NF5y/69y
誰も立てないみたいだから勃ててきたよー
ハロハロ移動してね

●ソウルイーターでエロパロ・2●
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1226146422/l50
906名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 21:36:03 ID:Gykt3yPR
>>905
乙。
907名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 22:36:34 ID:q2x3MngH
>>905
勃ててきたのか
908名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 03:13:44 ID:K40477fi
あと8KBか…とりあえず>>898のネタを借りてシュタマカ。



(ひどい…これはひどすぎるっ…!)

人っ子ひとり歩いていない死武専の廊下で、マカは怒りと羞恥に震えていた。
教室の方から聞こえる微かな声を耳にする度に焦りの波が襲ってくる。
気を紛らわそうと足踏みしても、余計に腹に力が入ってしまうだけ。
「くそ…ぉ……っ」
両手には大量の水が入ったバケツ。のび○じゃあるまいし、ましてやあの優等生のマカだ。
このような事態はありえないに等しいというのに。
あの忌々しい回想が、マカの脳内で再びリピートされた。

『私語は慎めと前にも言ったはずだ。罰としてマカ、廊下に立ってなさい』

それは教師の声ではなかった。何処か楽しむような、サディストの声。
確実に分かっていただろう。その時のマカの状態を。
「はっ……トイレ…行きたいよぉ…」
割と限界に近いのか、顔を真っ赤にして体を震わせながら眼をぎゅっと瞑る。
このままでは本当に漏らしてしまう。なら早い話、誰も見ていないのだからトイレに行けばいい。
しかしそう簡単に上手くいくとは思えなかった。
(私がここを離れたってシュタイン博士なら気配で分かっちゃう。
そしたら後で呼び出し喰らっていいようにお仕置きされるのがオチよ…)
だからと言ってここで失禁して、後々笑いものになるのも勿論ごめんだ。これは非常に困った。
「う…やぁ……無理、ぃ」
喘ぎ声が漏れ、全身を硬直させて悶絶している。
もう少し視点をずらせば時計が見えるというところで、壁が死角となって見えない。
後どれくらい長い間耐えなくてはいけないのかもわからない。
絶望的な表情を浮かべて、下腹部に痺れのようなものを感じながらも、涙を滲ませる瞳を教室の扉に向けた。
「博士ぇ…もう…ダメ………」

ばしゃあっ

手の力がふっと抜けて、豪快なバケツの転がる音が静まり返った廊下に響く。
ド派手に水をかぶり、水浸しになった体をぼんやり見つめる。
脳裏に浮かんだあの顔がドア越しにこちらを見てる気がした。きっと瞳の奥で嘲笑っているに違いない。
後できついお仕置きが待っているんだろうなぁ…と考えついたところで、決心した。
「…ここで漏らすよりはマシだ…っ!」
そう叫んで、全てを手放したかのように、マカはトイレに向かって一目散に駆け出した。
909名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 03:19:17 ID:K40477fi
所詮は埋めのためなんでこれで勘弁

狂気マカのエロさは神掛かってるな
クロナと狂気同士のセックルも見てみたい
「もっとエグいことしないのお?」
「ユラケタきらーい!!」
910ソウマカ埋めSS:2008/11/09(日) 08:18:38 ID:xkFBc59+
ねぇ脱いで
ハァ?
服、脱いでって言ってんの
大胆なこと言い出すなぁ
いいから脱げっつってんのよ!
・・・誘ってんのか?ほんとにシちまうぞ?
何の話よ!服を脱げって言ってるだけでしょ!
・・・あ、そ。
「やっぱ残ってるね」
・・・そら、まぁ。残るわな。縫合した奴が縫合した奴だし。
・・・・・・・・・・。
なんだよ、まだ気にしてんのか
・・・・・・・・・・。
もう全然痛くないし、化膿止めだって飲んでない。
・・・・・・・・・・。
俺の新しいトレードマークってことで納得しろよ。な。
・・・・・・・・・・。
じゃこうしよう。肩んとこの傷の一番上にファスナートップの刺青を入れるんだ。
・・・・・・・・・・。
あれ、外した?
ばか。
このファスナーを開けるとフワフワの綿が飛び出してソウルくんしぼんじゃうの。
ばか。
だから開けないでね、っつう。そういう。
ばかぁ・・・!
泣くなよ。笑えるだろ。おっかしいじゃん。
「笑えないよ、笑えるわけないでしょ」
でも、俺、お前に笑ってもらえないと傷口がスゲー傷むんだ。苦しい俺を助けてくれねーの?
そんなのずるい
男ってのはずるいモンなんだよ、いい加減解れ
ソウルのばか
ばっかでぃース
911名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 10:39:22 ID:GhTaGVTi
埋め駄ネタ

 マカがアラクネに魔法をかけられて数日。
 いつものように保健室に居座っていると、マカがベッドの上で
深刻そうな顔をしているのに気づいて、リンゴを剥く手を止めた。
「何?トイレ?」
「ちっ、違うわよ!バカ」

「あ、あのね、カレー焦がしてケンカした日のことなんだけど」
 目だけでキョロキョロとあたりを見回してから続ける。
「あの後仲直りして、それから、その……したじゃない?」
「何を?」
 もにょもにょ誤魔化したのが何を意味するのか分かってはいたが
意地悪をしてみたくなった。何せマカチョップが飛んでこないから。
「…え、えっち」
 顔を真っ赤にして、今にも消え入りそうな声でつぶやくマカ。
 うん、した。したよな。ごめんねって何回も言うのがかわいくて
たまらなかったんだよ。まあ犯人俺だったんだけど。
「それも見られてたのかな…って」
 一瞬の沈黙。
「ま、まさかなあ」
「だよね?」
 いつも小鬼に見られてるんだぜって言ったら殺されるかな、俺。

 一方その頃、ババ・ヤガーの城では覗き大好きアラクネさんが
「いつでも見ていますのよ」と不敵に笑っていましたとさ。
912名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:29:45 ID:kZ+xv2pi
埋め組乙(´д`;)
913名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:41:31 ID:fN9KGflX















914名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:43:17 ID:fN9KGflX




















915名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:44:28 ID:fN9KGflX


























埋めますw
916名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:49:55 ID:fN9KGflX
埋め=~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
































917名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:50:42 ID:fN9KGflX
俺は取り合えず、ここまで。
後は皆さんで埋めてくださいです。
918名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:50:57 ID:bXclmkz8
ハァハァ
うめ
919名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 22:27:35 ID:SVM1epFg
梅のどさくさに紛れて、梓ネタ構築中と呟いてみる
920名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 23:27:18 ID:SVM1epFg
DVD借りて最初の話を見直したら>>157と同じ事が気になった
死武専生はデスサイズになる(作る)ってのが最終目標だから
自分のパートナーをめちゃくちゃ強くした時点で献上しちまう訳で
そうなったら職人達はその後どうすんだ?
現デスサイズスの職人だった連中はマカ母、シュタイン以外は未登場だよな

前スレでナイグスがまだデスサイズじゃないのは何でだって話が出てたけど
ナイグスは死神様の武器になるより死人と一緒に
潜入&暗殺&爆破三昧の現場主義をあえて選んでそうだ
弓とかと比べるとナイフって武器自体が万人向けじゃなさそうだし
ギロチンに比べれば汎用性は高いかw
921名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 23:29:59 ID:SVM1epFg
梅ついでに誤爆orn







俺の嫁(梓)をデスサイズスに調教した職人ってどんな奴なんだっていうストーリー
922名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 00:26:48 ID:xBT40xH1
あと1KB
次スレも職人さん達がいっぱい着てくれますように!

あと、空気を読まずにシュタイン×マリーをこっそり希望。
923名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 00:39:34 ID:w12b31Ss
アラクネ様のエロが一度も出てきてないのがさみしい
モスでもギリコでも素敵に彼女を頂いてほしい…
あとおにゃのこ組のオナニーネタもエロいなあ

それとふと思ったが避難所のSSはやはり保管されないのかな…キックロフェラネタは神だった



これか次くらいで埋まるかな?
次スレも職人待っている!
924名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 00:54:45 ID:3GoR2ixX
ネタ武器と文章職人が、いい共鳴してたなー神々に感謝ー
保管所管理人さんもいつも乙です。お手数だけど俺も↓の保管お願いしたい。
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1225008746/275-280



そろそろ500KBきそうなのでご案内ー

●ソウルイーターでエロパロ・2●
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1226146422/l50
925名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 19:20:12 ID:/bks2GUT
1
926名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:23:14 ID:BvWDAnWF
うまー
927名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:24:13 ID:BvWDAnWF
うめー

…なんだか500じゃなく512だったような気がする
928名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 01:01:17 ID:ir+JB79u
…俺もそんな気がしてきた。いや気のせいではないかと…





やっちまったな!笑
929名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 12:25:50 ID:bMn66Lq2
あ、あわてるな!そういう時はエロ雑談をすべきってばっちゃがry

そろそろ大人同士のくそえろイ話が読んでみたいと欲す
具体的にはシュタインとメディユーサのWサディスティックプレイをですね
930名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 23:57:13 ID:/CfRe1od
まかおもらしで
931名無しさん@ピンキー
ギリコ×アラクネとフリエルがたぎって仕方ない

しかしジャクキム、マカクロかクロマカの百合も良い
梓とマリーの百合って無いけど有っても全くおかしくないよな
合体ミズネとブレアは公式だろう。
アラクネ様とメデューサ様のサディスティック百合も美味しそうだ

あれ?なんで百合しか思い付かないんだろう