モンスターでも異星人でも動物でも!
とにかく人外×人間でハァハァ萌え萌えエロエロしようぜ!
だからまず検索しろとあれほど
最近重複スレ見ると
好みのスレに誘導してくれって意味に見えるようになってきた
深読みのしすぎか?
4 :
誘導:2008/03/20(木) 23:39:31 ID:YjylOstV
改めて見ると人外系統多過ぎワロタwww
一部スレは過疎気味だから統一したほうがいいかもしれんが
住人たちが許してくれなさげ。
落ちたらこっち使うか
昨日、書き手の控室スレでそんな話題がでてたから立てたんじゃないか。
まず検索すればいいのに。
9 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 19:06:08 ID:bKGRR78e
人外系だと逆レイプシチュが多いけど、
ここは人外を襲うスレにすれば・・・S御用達スレに。
駄目かw
>>4 人外スレってこんなにたくさんあったのか……
人外と『ラブイチャ』ってのはないから…その方向でどうか?
感情を持たぬロボとか梯子状神経以前の化け物とかを愛しちゃうイカれた♀とか…
植物姦も該当スレ無いよな…
ゴーストハントワラタw
投下します。エロはありません。ほのぼのです。
16 :
老竜と少女:2008/03/23(日) 06:29:36 ID:8s1YC8Wg
何処かの洞穴。
そこは一歩踏み入れると闇しか存在せず、深く、暗く、どこまでも続いているかのような錯覚を覚えさせる。
しかし、奥へ奥へ。長い長い漆黒の一本道を突き進むと、一条の光が舞い込んでくる。
そこは広く広く。高い高い半円状の空洞。真上にぽっかりと大きな穴が一つあるだけ。
その穴から今は満天の星空が覗かせており、そんな星の光ですらこの暗い空洞には十分な眩しさをもって
中を照らし続けていた。
そんな空洞に居座る主は、淡い星色の光に包まれるには少々迫力がありすぎた。
空洞の半分を埋め尽くさんほどの巨体は、強固な深緑の鱗を幾万も纏いまるで山のようだ。
背中には蝙蝠を思わせる翼が綺麗に折り畳まれている。広げると壁に届きそうな、大きな翼だ。
手足は巨木のように太く、その先で鋭いごつごつした鍵爪が夜光を鈍く反射している。
根本から先に行くにつれ細くなっていく尻尾も、一薙ぎすれば忽ち一陣の豪風を巻き起こすだろう。
長く伸びる首の先には、爬虫類を髣髴とさせる鋭利な顔が擡げている。だがそこにある象牙色の角も、
金貨よりも光り輝く黄金(こがね)色の瞳も、口から僅かにはみ出た牙も、どれも爬虫類のそれではない。
そこに君臨するは、壮大な雄姿にして畏怖すべき対象――竜であった。
その姿を見た者は誰もが竦み上がり、剥き出しになった牙から漏れる空気が震えんばかりの唸り声に悲鳴を上げ、
突き刺すかのように睨みつける目付きに我を忘れ逃げ惑う、恐怖の存在。
今もまた空洞の中に地鳴りのような息遣いが響き渡っている。と――
「今日は、少し寒いですね」
竜の懐からその場に似つかわしくない可愛らしい声が、空洞に発せられる。
竜は声の方へとゆっくりと首を動かす。
そこにはこれまた竜の側にいるのが不自然な小さな少女が、竜の横っ腹に凭れ掛かるように膝を抱えて座っていた。
歳にして十四、五歳。体全体は泥やら砂やらで汚れてしまっており、服もボロボロで見栄えが悪い。
しかし、唯一綺麗なままの深海のように蒼い双眸と端正な輪郭から、少女の容姿が優れていることはすぐ分かる。
黒ずんだ金髪も、洗えばきっと蜂蜜を垂れ流したようにきらきらと靡かせることだろう。
肌も真珠のような白さと艶やかさを蘇らせ、シャンデリアのように煌びやかなドレスを身に包めば、
たちまち絶世の美少女へと華麗に変化(へんげ)を遂げるだろう。
けれども今は薄汚れた一人の少女でしかない。いつからかこの空洞に姿を現しこうして一緒に時を刻むようになって、
この汚らしい格好しか竜は目にした事がない。
「もうすぐ冬が来るからな。ここも雪で覆われることだろう」
竜はあまり口を開くことなく人語を話す。
竜が言葉を話せることは広く知られてはいない。何百年と生きていた中で何度か人間と言葉を
交わしたことがあったが、どの人間も最初は驚きを隠せないでいた。
だというのにこの少女は竜が最初に言葉を掛けた時、目を爛々と輝かせ喜んだではないか。
その時ばかりは老竜も面食らってしまった。それも今では良い思い出ではあるが。
17 :
老竜と少女:2008/03/23(日) 06:30:52 ID:8s1YC8Wg
「まあっ、雪ですか? それは楽しみですっ」
「……見たことがないのか?」
「はい。竜さんは雪を見たことが?」
「嫌というほど見てきたよ。そんな浮かれるほど良いものではないぞ?」
「あら、竜さんは嫌というほど見てきたからそんなこと言えるんですよ。わたしは初めてですからわくわくできるんです。
竜さんだって、最初雪を見たときはわくわくしたんじゃないですか?」
「さて……どうだったかな。昔過ぎて忘れてしまったよ」
「そうですか、それは残念です。……ああ、雪。どんなものなんでしょう。雨と違ってふわふわと舞い降りてきて
地面を白くきらきらと輝かせると聞いたことがあるけれど、実物はもっと幻想的なのでしょうね」
少女はほくほく顔で雪が積もった後のことを色々と計画している。
その一方で老竜は、違うことを考えていた。
(……そうか。この娘がここに来て、もうすぐ一年が経とうとしているのか)
最初に少女がここに現れたのは、春の訪れに小鳥が歓喜の鳴き声を上げる頃だった。
偶然見つけたこの空洞で余生を過ごすことを老竜が決めて数年、もうすっかり日向ぼっこしながら昼寝が春の習慣と
なっていた老竜は、その時も春の陽光を浴びてうとうととまどろんでいた。
と、空洞に一つだけあった横穴に、人間が立っているのが見えた。
まだ夢心地だった老竜は、ああ人間なんて久しく見ていなかったなぁとか、そんなぼやけた思考しか
働いていなかった。横穴の前に立っていた人間は老竜を見て驚いているようだった。老竜は、そうだろうなぁこんな所で
竜とあったら驚くだろうなぁとか、そんな間抜けな考えしか浮かばなかった。人間は老竜へと近付いてくる。
『うわっ、大きい!』とかそんな当たり前のことを叫ぶ人間。老竜は、それはそうだろう竜はそういう種族なんだから、
とかそんな当たり前のことを考えていた。人間はゆっくりと老竜の体に手を伸ばす。触れると『……冷たい』と
当たり前のことを呟いた。そうだろうなぁだけど日向ぼっこしてるからもうそろそろ温かく――と、ここに来て
やっと老竜は覚醒し目の前の状況に驚いた。老竜が覚醒したとき思いっきりがばっと頭を上げたので、それに
人間は驚いた。
老竜と人間は驚き顔のまま、お互いに見合った。
人間は、年端も行かぬ少女だった。驚きで大きく見開かれた、蒼く澄んだ瞳が印象深かったことを
老竜はまだ記憶している。
先に驚きから抜け出し口を開いたのは、情けないことに少女の方だった。
『ご、ごめんなさい! 起こすつもりは無かったんですけど! でも、竜なんて初めて見るから興奮してつい……!』
ぺこぺこと何度も深くお辞儀をする少女。その微笑ましい光景を見て老竜は更に驚きを深くする。
今までも老竜を恐れ、敬い称える人間は何人も見てきた。しかし少女はそれら人間が浮かべていた畏怖の表情は
どこにもなかった。本当に、ただ悪いことをして親に謝る子供のような申し訳なさしか感じられなかった。
だが、そうして驚いてばかりではいられない。この場所に人間が来たからには追い出さなければならない。
と、そこまで考えたは良かったがまだ寝惚けて頭がよく回っていなかったのか、いつもなら咆哮の一つでも上げて
追い払うのが常だった老竜だったが、そのときに限って人語を掛けてしまった。
『……娘、ここはお前の来る所ではない。早々に――』
『わぁっ! すごい、竜さんは喋れたんですか!?』
結果、少女に更に興味を持たれてしまい、挙句の果てに懐かれてしまった。老竜も別に人間が食料というわけでもなく
人間が憎いとかそういうこともなかったので、少女を無碍に扱うことができなかった。
18 :
老竜と少女:2008/03/23(日) 06:33:04 ID:8s1YC8Wg
こうして奇妙な共同生活は始まった。生活といっても日に三回、天井の穴から顔を出して近くに実った果物を毟り
取り少女に分け与えるぐらいしか動くことが無いが。
思えば皮肉なものである。疎まれ、憎まれ、怒りや恐怖で顔を歪めさせた人間と、今は笑みで緩ませた顔を
向けられながら余生をともに過ごすことになるとは。
老竜は少女の横顔を眺める。まだ雪のことについて楽しそうに語っている。
(……変わった娘だ。竜に恐怖を抱かぬとは)
老竜は思う。この少女は人として幸せな生まれ方をしなかったのではないかと。
でなければ、こんなところで老竜とは出会わぬだろうし、竜に恐れることを知っていただろう。
と、老竜がじっと見つめていたことに気付いた少女が言葉を切ってそちらへと顔を向ける。
「どうかしましたか?」
少女は小首を傾げ問い掛ける。肩に掛かっていた煤けた金髪が、ぱらぱらと何房か零れる。
「いや、前々から解せんと思っていてな。私を恐れぬとはいうことが」
今更隠し事をするような関係でもないので先程まで思っていたことを口に出した。
すると少女は当然のことのような顔で言ってのける。
「あら、恐れるはずありませんよ。だって――」
少女は一片の恐れを持たず竜の体に触れた。鱗の鋼鉄のように堅く、冷たい感触が手から伝わってくる。
しかし少女は確かに感じた。この竜の持つ、柔らかさを。暖かさを。
「――だってこんなに、優しいじゃないですか」
少女は花開くように顔を綻ばせた。
「……物好きな娘だな」
老竜は首ごと顔を反対へ背け、そのまま眠りの付こうとする。
「あら、もしかして照れてます?」
「照れておらん」
「もう、そんな隠さなくても良いじゃないですか。わたしは竜さんのこと大好きですよ」
「……娘、そういう言葉は易々と口にするものではないぞ」
「そんなことないです。こう見えて一途なんですよ、わたし」
「おやすみ」
「あ、逃げた」
そんなやり取りをして数分後、老竜が振り返ると少女は安心しきった顔で寄り添って寝ていた。
「ふん……全く」
正直な話、老竜は少女の笑顔が苦手だった。
今まで人間から怒りと憎しみしか買ったことが無かったので、さっきのように笑顔を向けられると
どうしていいか分からなくなってしまう。なんだかあの笑顔を見ていると、心がざらついて
落ち着かなくなる。今まで感じたことの無い感覚に、老竜は戸惑ってしまう。だがそれでも
一緒に居たいと思ってしまうのは、あの笑顔のせいなのではないかと老竜は思う。
19 :
老竜と少女:2008/03/23(日) 06:34:46 ID:8s1YC8Wg
「……雪、か」
いつの間にか空は厚い雲に覆われひらひらと冬の白い妖精が舞い降りてきていた。
老竜は片方の翼を広げ、少女に雪が掛からないように守った。
この奇妙な共同生活はまだまだ続きそうである。
「わぁっ、見てください竜さん! 雪です! 雪が降ってます!」
「そうだな」
「ふわぁ……本当に、きれいですねぇ」
「そうか。それは良かったな」
「はいっ! ……ところで竜さん、どうして片っぽの翼だけぴくぴくしてるんですか」
「あ、いや。……癖、みたいなものだ。気にするな」
「え? でもそんなぴくぴくしてるところ、わたし今まで見たことないですよ?」
「あ? あぁー……なんだ、冬になると、な。いつもこうなるんだ、うむ」
「へぇ、そうなんですか」
一晩中ずっと翼を広げ続けて攣ってしまった、なんて言えない老竜であった。
以上です。では。
タイトルで昔うたたねひろゆきが書いた東洋の龍とそれに身体を捧げる少女の話のようなエロの話で
竜姦?ボゴォか?ヒギィか?なんぞと期待したのだが…
良い話だねぇ〜
エロも見たかったかけども、かなり良かったですよ
今後、娘さんが老竜の子を産んでラブラブ家族を築くとか、勝手に妄想してみる
でも老人だから勃たないか…
短編ならではの余韻みたいな物を感じるんだぜ。GJ。
竜のじいちゃん良いのう。
>>22 そこはほら、ファンタジーらしく怪しげな薬の出番ですよw
25 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:04:30 ID:T7lm/1Cw
竜なめんな、死んだ後も杖に魂を宿らせたりするんだぜ?ってばっちゃが言ってた
…
悪い魔法使いに呪われて発情してしまった少女を救うため止むなく杖を…などままあること
>>20 GJ、二人?は春にも幸せだろうなぁと思ってしまうぜ
26 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 15:23:48 ID:/y9Gz3fe
こんな感じで話を作って投下しようよ思っているのですが・・・。
かなりの長編になる模様。
需要がありそうなら続き作ります。
かつて住んでいた街にある深い森で少年の運命は大きく変わることになる
その日彼はその森で不可解な音を耳にする
気になり奥に進んでいくとそこにはあまりに美しい狐のような生き物に
二人の男が銃を構えていた
二人の男がその狐に向かって銃弾を放ったを瞬間、彼はその前に飛び込んでいた。
二人の銃弾を受け虫の息になった少年を見下ろす狐
そしてゆっくりその目線が前に向けられた瞬間男たちの銃が灰になり手から崩れ落ちた
「失せろ、人間」
耳にではなく頭に直接言葉をぶつけられているような感覚だった
二人はこれ以上の戦闘は自らの死となりえることを理解し
その場を逃げ去った
そしてもう一度、自らの足元で瀕死になった少年を見下ろし狐はこう呟いた
「・・・ヤツ等ごときの雑種に私は殺されない
あそこででてこなければオマエも死ぬことはなかったろうに
無駄なことをしたな、人間」
息も絶え絶えの少年にそう呟き狐は去ろうとした
しかしその瞬間少年から思いもよらぬ言葉を耳にし振り返った
27 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 15:25:06 ID:/y9Gz3fe
「うん、知ってた。アンタすげぇ強ぇんだろ?アイツらが適わないのくらいわかったよ」
振り返った狐はその目を一層細くし少年を睨んだ
「・・・では、何故私を助けるようなマネをした
あの者たちに私が殺されないのを知っていたんだろう」
苦しそうに方目を閉じながら少年は狐をまっすぐ見つめ呟く
「あぁ・・・知ってたよ、知ってたけどオマエあのあとアイツらどうしようとした?」
「決まっているだろう」
「だからだよ、だから走っていったんだ」
「何?」
「アンタ凄くキレイだ。
そんなキレイなアンタに人殺しなんてさせたくなかったんだよ
だから思わず体が動いちまったんだ」
少年を睨んでいた狐の目が大きく見開く
「バカな。そんなことの為に己が命を無駄にしたか」
「思わずっていってるだろ。でも仕方ないじゃないか
あの時本当にそう思っちゃったんだから」
「・・・人間ごときと話しが過ぎたな
無駄だと知っていて私の盾となったせめてもの褒美だ
オマエの死体森の外へと咥えていってやろう
ここで死んでも当分誰もオマエの死体に気づくまい」
「ありがと、あと母さんと父さんにゴメンって言っといてくれ」
「・・・図に乗るな人間、その喉噛み切ってくれようか」
「怒るなよ、どうせもうすぐ死んじゃうんだろ?オレ」
「・・・フッそうだな
あと半時もせぬうちに貴様の命は尽きる
無駄なことに足を突っ込んだ報いでな」
「そういうなよ、じゃーさ一つだけオレのお願い聞いてくれよ」
「図に乗るなと言っているだろう・・・もはや声も聞こえぬか?」
狐の声を無視し、少年は続けたもはや狐の声もほとんど聞こえなかったが・・・
「助けろ、というのなら言っても無駄・・」
28 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 15:25:58 ID:/y9Gz3fe
狐が言い終わる前に少年が最後の望みを口にした
「もうさ、人は殺さないでくれ、オレの最後のお願い」
「・・・・何?」
「あーいうヤツらが来てもアンタはおっぱらうだけにしてくれってこと」
「ふざけるな、あのような無粋な輩、生かしておく意味も無い」
「でもさっき見逃してくれたろ? アンタは殺しちゃダメだ」
「黙れ、オマエごときが何を言うか」
「オレの我がままってのは知ってるけどさ・・・アンタ綺麗じゃないか」
「・・・・」
「アンタが人を殺してるところは似合わないって、だから・・・さ?」
飽きれた顔をして狐は
「頭の片隅にでも覚えておこう。随分バカな人間がいたものだ、と」
少年は少し笑って
「ありがとう、アンタに会えてよかった」
と目を閉じた
「死んだか・・・?人間」
少年から答えはない
「本当に・・・本当にバカな人間め」
苦々しく呟いたあと狐は少年に近づき鼓動を確かめる
トクン・・・トクン・・・・
激しい出血でそれはあまりに弱い音だったが少年はかすかに生きていた
そして狐は少年の口に口先をあてた
その瞬間強い光が少年を包んだ
光が消えたあと少年の傷は癒え、青白かった顔にも生気が戻っていた
「10年後。オマエを見に行く
もし貴様が変わってしまっていたなら私の尾を返してもらおう」
そう呟き狐は森の奥に去った
少年が発見されたのはそれからまもなくの事
血だらけの服を見た少年の発見者は急いで病院に連絡したが不思議な事に少年は傷一つなく
次の日のは退院した。
物語はその10年後の世界・・・
削除依頼出てるスレでやらんでも、
>>4のどれか行けばええやん。
>>4のスレ全部で統合の話が出てるならともかく、そんな気配も無いのに立てても無駄だろ。
削除依頼出てるかどうかは分からないことが多いんじゃないか?
自分も今初めて知った
重複になるだろうから立たないだろーと思ってたら立った、複雑だが嬉しい。
>>4のスレは大変やりにくい、亜人じゃなく人×人外でもなく人外×人で和姦ってなかなか投下しづらい。
猫耳はシェアワールドだからぶっ飛んだ設定のは投下出来ないし。
>>32 なんていうか微妙に違うんだよ、本当に微妙に。
和姦があるのは大抵擬人化した♀動物とかで、獣姦異種姦は和姦と言っても人間が積極的なだけのが多いし。
ここまで言うとわがままだから
>>4ので満足してたけども。
>>4とか♀が人外とか亜人とかが多いじゃん?
>>28の話は♀が人外、かつヒト型に化けそうだけど
そうじゃないパターン、♀がヒトで人外相手とかは少ない
…触手や怪物で和姦とかあるのか?w
まあ削除人の判断に任せるよ
継続するなら何か投下するネタ考えてみる
>>34 >>…触手や怪物で和姦とかあるのか?w
…それ挑戦してみたいな〜w
>>35 昔みた画像でこんなのがあった。
触手の生えた化け物と、ものすごく腹を空かせた女の子…
化け物は「触手を食え」と言ってくれるが女の子は
「友達食べてまで生きようとは思わない」みたいな感じに返す……
うん、実は普通にアリだと思うんだ
…ただ触手スレでも
>>1では和姦おKとされているから
触手や怪物限定ならそっちのが正解だな
…実際あるのかどうか知らないけどw
…で、このスレなら触手や怪物ではない人外でも可能だと思うんだ(´・ω・`)
削除されるのかは知らんが
されないなら植物の話でも考えるか・・・
書きためてたのを投下しようかと思ったけど、SSって難しいんだな。長編しかないや。
しかも触手か虫しか書いてないし…メカでやってみようか。
保守
あ、ありのまま(AA略
生存祝いにがんがって書いてたら今期始まったアニメと微妙にネタが被ってた
何言ってやがると思うかもしれねえが
パクりと思われるかもとか流行りネタなのかとか、そんなんじゃ断じてねえのに
かなりショボーンな気分の片鱗を味わったぜ(´・ω・`)
人外ってコアなジャンルだからネタかぶりは良くある事ですよ。
こっちも生存祝いに頑張って書いてますから、どうか投下して下さい。とても読みたいです。
43 :
_:2008/04/10(木) 03:06:59 ID:xSCceba+
>>43 なんか純粋に面白かったです、宮崎アニメを改めて見たくなりました。
参考にジブリのスレ見てみようかな。
保守
一応削除は免れたか
期待保守
期待保守
49 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 21:09:14 ID:+JjkeonX
鎧騎士系ロボ×少女萌えage
触発されて描いてみた。まずかったら消す
tp://www.vipper.net/vip513589.png
たまらない萌をありがとう
55 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 00:55:04 ID:YK3qLfec
もう見れなくなったorz
再うp希望なんだぜorz
自分も触発されて書いてみた。といってもロボではなくモンスターですが。
・鎧騎士系モンスター×幼女
・非エロです
鎧である。
西洋の甲冑を思わせる流麗なカーブが美しいフォルム。
しかし、その中にも厳格な趣を窺わせる。色は烏のように全身が漆黒に彩られていて、
降り始めた太陽の光を吸収してしまうほどに禍々しい。唯一は兜に施された羽飾りの深紅だけである。
その鎧が険しい山道の中、小鳥の餌を待ち焦がれさえずる鳴き声や風に揺れ木の葉が
擦れ合う音に混じって、継ぎ目同士がかち合う音を鳴らしながらずんずん登っていた。
季節は夏である。時間にして暑さは最高潮を迎える頃だというのに、黒々した鎧を纏ったその男は
そんなことお構いなしに軽快な足取りで登り続けている。見ている者がいればそちらが暑くなって
しまいそうな装いだというのに、である。
それもそのはずだった。男は暑さを感じない。そもそも感じる体を持ち合わせていない。
というより、鎧そのものが彼の体だった。
何の因果か何処ぞの誰かの怨念が鎧に宿り、俗に言うモンスターとして生を受けた彼は
中身が空っぽの鎧男なのだった。
「おじちゃん、あつくないの?」
そのモンスターの傍ら、のはるか下方から弦を弾いたように高い声が聞こえた。
歳にして五歳の少女だ。栗色の髪を短く白のリボンで二つに括ったセミロングの髪型が
とても可愛らしい。顔はマシュマロを思わせる美白と柔和さを持ち合わせ、頬がふっくらとして
幼さを強調している。服装は水色の半袖シャツにピンクのスカートで、鎧男と比べたら涼しげで、
且つ少女の愛らしさに拍車を掛けている。
少女はいつもなら爛々と輝かせているアーモンド型の目を、不安げに細め鎧男に向けている。
どうやら少女は鎧男の格好が暑くないか心配しているようだった。
「大丈夫だよ。おじちゃんは暑いのはへっちゃらだからね」
「えー、いいなー。わたしもうへとへとだよぉ」
少女の首筋に汗の珠がいくつも並んでいることから、少女の感じている暑さと疲れがいくらか察せられた。
鎧男は先述通り暑さを感じないし疲れも感じない。少女を気遣いゆっくり歩いてはいたが、やはり
こういった些細な機微には気付き難い。
「そうだね。もう大分歩いたし、ここらで少し休憩しようか」
「やったぁ!」
休むことを提案すると同時に少女は体全体で跳びあがり、休める場所がないかと辺りをちょろちょろと
走り始めた。
さっきまでぐったりしていたというのに急に元気になったり、子供というのは本当に気分屋だな、
と鎧男は無い口で苦笑した。
と、少女がこちらへ戻ってきて、鎧男の手を掴むとまた走り出した。
「おじちゃん、むこうに大きな木があったよ! あっちでやすもー!」
「こらこら、そんな慌てなくても木は逃げないよ」
少女のパタパタと駆ける音と鎧男のカシャカシャと鎧をかち鳴らす音が重なって、山に木霊した。
※ ※ ※
鎧男と少女の出会いは血塗られたものだった。
生まれた原因は人間のどろどろとした念によるものであったが、鎧男はその『人間の念』ではなく
ちゃんと『自分自身』としての確固とした人格があった。それでも、宿った念の元となった人間が
どんな人生を送ったか知らないが、人間への激しい憎悪もまた鎧男にしっかり取り込まれていたが。
憎くて憎くて、何十人という命を息絶えさせていった。殺しすぎて、白銀の輝きを放っていた
両刃剣も鎧も、斬ったり返り血を浴びたりして赤ずんでゆき、遂には鈍い闇色が全身を染め上げるほどに
なってしまっていた。
――あの日も、鎧男は憎しみのままに人を斬った。人里離れた小さな小屋で暮らす、若い夫婦だった。
外で薪を割っていた夫を首からばっさり斬りおとし、家の中で昼食の準備をしていた妻は肩から
脇腹にかけて袈裟斬り。ものの十数秒の出来事だった。
妻を殺した部屋には、剣から零れ落ちる血の跳ねた音が小さいはずがやけに大きく聞こえる。
斬っても斬っても湧いてくる人間への殺意。
その矛先を探し彷徨い、見つけ、殺す。
それでも心の芯では黒い感情は薄れず、むしろどんどん上塗りされていく。
激情の中に僅かにある冷静なところで鎧男は、自分は死ぬまでこうして生き続けるのだな、と嘆いていた。
部屋に佇んでいた鎧男は、いつまでもこうしていても仕方がないと、もうすでに湧き始めた新たな
悪意を向けるべき人間を探すべく、小屋を出ようとした。
その時だった。玄関とは反対のドアが開いたのは。
(まだ人間がいた!?)
玄関へと体を向けていた鎧男は慌てて振り向いた。
振り向いた先、開いたドアから現れたのは赤ん坊だった。
ちゃんと閉めていなかったのだろうドアの向こう、赤ん坊のいた部屋には様々なおもちゃがそこら中に
散らばっていた。きっと、そのおもちゃで遊んでいたが飽きて、母親いる方へ行こうとしたのだろう。
いっぱいいっぱいで立って歩く赤ん坊は、よちよちと拙い足取りで母親の方へと近付く。
「ままぁ、ままぁ」
舌足らずな喋り方で必死に母親を呼ぶ。しかし母親はもう既に事切れている。鎧男が殺したから。
母親の返り血で染まる床を赤ん坊はぺたぺた進んでいく。やっとの思いですぐ傍に辿り着くと、
今度は母親の腕をゆさゆさと揺らした。まだ幼いその子は母親がどういう状態なのかよく分かって
いないようだった。しかし何度も揺らし、呼びかけるうちに幼いなりに理解し始めたのだろう、
呼びかける声に段々と震えを帯び始めていた。
と、そこに至ってようやく鎧男は自分の違和感に気づいた。
赤ん坊を、憎いと思っていない。
いつもの自分であったなら、ドアから現れた瞬間に四肢を切り刻んでいたはず。
だというのに、つい先程まで抱いていた人間への負の感情が嘘のように、綺麗さっぱり消えていたのだ。
それだけではない、鎧男は赤ん坊を哀れみ、そして後悔していた。赤ん坊がこれから親も居らず
一人寂しくこの小屋でのたれ死ぬことに。そして、その親を自分が殺してしまったことに。
気が付けば鎧男は赤ん坊を抱え、あやすように背中をとんとんと叩いていた。子供をあやすなんてことを
したことない鎧男は多少ぎこちなくも、一生懸命に赤ん坊をあやした。
最初は知らない人(モンスターだが)に抱きかかえられ泣き喚いて暴れていた赤ん坊だったが、
泣き疲れたか次第に大人しくなって眠りに落ちた。安らかな寝息を聞きながら、鎧男は誓った。
この子は自分が育てよう。それが、この子の親を殺してしまった自分なりの罪滅ぼしだ。
――それは宿った人間の念に僅かに残っていた良心か、はたまた鎧男自身が潜在的に持っていたものか。
とにかく、鎧男はモンスターとして致命的な欠陥を持ってしまった。
『善意』という欠陥を。
※ ※ ※
夏の夜は昼間と違い涼しく、過ごしやすい時間となる。しかしながら油断すると、体調を崩す
原因にもなるが。
その後も何度から休憩を挟みながら山を歩き、何とか下りまで来たというところで日が暮れてしまった。
なので二人(?)は無理をせずそこで野宿をすることにした。といってもこれが初めてというわけでもなく、
鎧男がモンスターであるため宿に泊まるわけにもいかず毎日野宿なのであるが。
山道から少し外れ、開けた場所を見つけると少女が辺りから集めた木の枝で火を熾し、野生の動物や
モンスターが寄ってこないようにする。
だが不思議なことにこの山に入ってからというもの、野生の動物にはよく会ったがモンスターの類には
一切出くわしていなかった。こういう場合、考えられるのはこの付近が魔物に棲むには適していないか、
もしくは最上級のモンスターが近辺に潜んでいて本能的に避けているかのどちらかであるが、どちらにしても
こちらに危害がないのは喜ばしい。よしんば後者だとしてもそういうモンスターは知性が高く無闇矢鱈に
力を揮わないので、こちらから何か仕掛けない限り安全である。
というわけで今回の野宿は比較的に穏やかなものとなっていた。焚き火の前に肩膝を立て腰を下ろす
鎧男の懐で、少女は夕食をパクついている。今日の夕食はいつだったか鎧男が獲ったうさぎの肉を
焼いて塩を振りかけたシンプルなものだ。
少女は口を大きく開けてうさぎの肉にかぶりつく。表面がパリパリとして香ばしく、少女のかぶりついた
断面から旨み成分たっぷりの油がじゅわっと溢れ出ていた。鎧男は固形物を食べられないが、それでも
笑顔でむしゃむしゃ食べる少女を見ていると美味しそうに見えて涎が出てしまいそうである。出ないが。
そうして夕食が終わった後、そのままの体勢で少女は鎧男からお話をせがんできた。いつも夕食が
終わると少女は鎧男に今まで旅してきたことの話を聞いてくるのだ。といってもその頃の鎧男は
人間への憎しみで周りなど見えていなかったのでほとんど覚えておらず、かといって人間を殺した
話をするなど以ての外だ。なので、うろ覚えながらも道中で出くわした凶暴な野生動物やモンスター
と戦った話などを、少し脚色をつけて少女に話していた。
今日も狼の群れに囲まれ苦心しながらも立ち振舞う様を、面白おかしく話し聞かせた。少女は話を
聞きながら目をきらきらと輝かせている。そして鎧男が最後の一匹を倒した所で話が終わり、少女は
はうーっと長い息を吐いた。
「おじちゃんすごいね。オオカミさんいっぱいいたのにやっつけちゃうなんて」
「そうかい? おじちゃんそんなにすごいかな」
「すごいよ! おじちゃんすっごくかっこいいよ! こう、けんをふりまわしてね――」
鎧男の真似をしているのか、少女は剣を握ったように両手を丸めてぶんぶんと大きく振り回した。
その一生懸命な様に鎧男は思わず笑みが零れる。
「はっはっは、もう何十年と振ってきたからね。いやでも強くなるさ」
「そっかー……じゃあさ、おじちゃん」
「ん?」
「いつかわたしも、おじちゃんみたいにつよくなれるかな?」
「なんだい? おじちゃんみたいに強くなりたいのかい?」
「うんっ。いつかおじちゃんみたいにかっこよくモンスターをやっつけるの! それで、わたしが
おじちゃんをまもってあげるの! そしたら、おじちゃんももっとらくできるでしょ?」
「楽?」
「そうだよ。わたしがつよくなったらおじちゃんともっといろんな所にいけるでしょ?
わたしね、
ずっと、ずぅーっと! おじちゃんといっしょにもっといろんな所をたびしたいんだっ!」
返事は、すぐにできなかった。
無邪気に微笑みかける少女にどう答えれば良いのか、鎧男は分からなかった。
焚き火の中の木がパチッと弾ける。
「……おじちゃん? だいじょうぶ?」
先程まで明るく話していた少女も、鎧男が何も言ってくれないことを不審に思ったのか、少しトーンを
落として話しかけてくる。焚き火の揺らめくのに合わせて、少女の影も危うく蠢く。
「……ごめんごめん。でもそう簡単に守られるほどおじちゃんも弱くはないさ」
「あーっ! おじちゃんむりだとおもってるんでしょ! ぜったいおじちゃんよりつよくなるもん!」
鎧男の言葉に機嫌を損ねたのか、少女は頬をぷくーっと膨らませてぷいっとそっぽを向いてしまった。
「あーごめん。ほら、ほっぺを膨らませるのはやめなさい。せっかくの可愛い顔が台無しだ」
鎧男は優しく少女の頭を撫で上げた。少女の美しい栗色の髪を傷めないようにゆっくりと。
少女も怒らせていた顔を緩ませていき、十秒もしないうちに鎧男の胸に頭を預けてくすぐったそうに
撫でられていた。
それからしばらくそうしていたら、少女の瞼が半分ほど閉じかけてうつらうつらと首を漕ぎ始めた。
時折あくびも混じる。そろそろ就寝の時間だ。
「寝るかい?」
「うん……ねるぅ」
今にも寝入ってしまいそうな少女をなんとか足からどかし、少女用の床を敷いて寝させる準備を整えると、
そこに少女を導いて布を掛けてあげる。
「それじゃ、おやすみ」
「うん、おやすみなさぁい」
就寝の挨拶をした後、もう一度小さくあくびをかいて少女は瞼を完全に閉じた。
鎧男は焚き火を挟んで反対の方へ腰を下ろす。カシャンと鎧同士がかち合った。ここからは寝ずの番を
して少女を守ることになる。焚き火で野生の動物は寄ってこないだろうしモンスターもいないようだが、
油断は禁物である。気を引き締めて――と、
「あっ……そうだ」
少女は何か思い出したように起き上がり、鎧男の側へと駆け寄ってきた。なんだろうと鎧男が
思っていると少女は鎧男の前に立ち、そして徐に背伸びをして――
「ちゅ……。えへへ、おやすみのきす、わすれてた」
寝惚け眼で見上げ舌を出して照れくさそうにはにかむと、少女は恥ずかしそうに元いた場所に戻って
布を顔まで掛ける。
「それじゃ、ほんとうにおやすみ……」
半分だけ顔を出してそれだけ言うと少女はそっぽを向いて眠りに入った。
「……」
鎧男は少女の一連の動きが終わり、やっと少女が口付けした自分の額をそっと撫でる。
感覚のない鎧男だが、何故かそこだけぽかぽかと暖かく感じた。
それから気を取り直し、鎧男は寝ずの番を続けた。鎧男は眠気も感じないため、一日中ずっと
起きていることなど容易い。こういった部分は自分がモンスターであって良かったと思えるところだ。
眠りもせずに夜は退屈ではないかと思うだろうが、星を眺めているだけでも楽しいものである。
その日その日で顔を変える夜空は見ていて飽きることはない。
そしてなによりも、少女の寝顔を見ていると自分も今日一日彼女を守れたことに安心感を得る。
今、少女は寝返りを打って鎧男の方へ顔を向けている。楽しい夢でも見ているのだろうか、口許には
微笑みが浮かんでいた。
少女の寝顔を眺めて内心穏やかな気持ちになりながらも、鎧男は考える。自分はいつまでこうして
いられるだろうか、と。
さきほど少女に言われた言葉が蘇る。
――いつかおじちゃんみたいにかっこよくモンスターをやっつけるの!
――それで、わたしがおじちゃんをまもってあげるの!
――わたしね、ずっと、ずぅーっと! おじちゃんといっしょにいろんな所をたびしたいんだっ!
「ずっと、か……」
鎧男の声に自嘲の色が混じる。
それはありえないのだ、絶対に。
鎧男は人の魂を喰らって今まで生きてきていた。人間を殺し、その不幸のどん底に沈んだ暗い魂を
自身に取り込み、生き永らえてきていた。
しかし少女と出会い、『善意』というものに目覚めた鎧男は以前のように人間を殺さなくなった。
それは鎧男自身が人間への殺意を覚えなくなってしまったこともあるが、何より少女を悲しませたく
なかったというのが一番である。今は狩った動物の魂を取り込んで何とか凌いでいるが、それも長くは
持たない。動物の魂では人間の魂ほど強い負の感情を持たないからだ。
そうして鎧男は自分の体が徐々に弱まっていくのを感じ取っていた。今は気にならない程度の微弱な
ものであるが、やがて己を蝕んでいき最後には――。
そこまで考えて鎧男は頭を横に振り、思考を停止させる。考えたくないことだ。できることなら、
自分だってこうしてずっと少女とともに歩んでいきたい。
しかし考えなければならない。自分がいなくなる日はそう遠くないのだから。できる限りのことは
彼女に教えようと思う。この世界で生きる術を、戦う術を。せめて少女が一人で立って生きられる
年頃になるまでは見届けなければならない。
鎧男は後悔したくなかった。自分に『善意』が目覚めたことに。
例えその果てにあるものが悲しい別れであったとしても――。
※ ※ ※
翌朝、少女は朝食として街で買ったパンを小さく千切って食べていた。
鎧男はモンスターではあるが外見は鎧ということで、人目に触れてもあまりモンスターだと気付かれない。
なので時々、街に立ち寄って必要なものを買い揃えたりしている。お金は狩った動物の肉を売って、それで
少女の服や街でしか買えない食べ物などを物色する。
だが、さすがに長居して厄介ごとになっては不味いので宿に泊まることはしないが。
しかしそうした『住』が不自由な生活をさせてしまっている分、『衣』と『食』だけでもと思いこうして
パンなどを買って食べさせている。
そんなパンを少女が食べているとき、鎧男は少女へ声をかけた。少女はまだ少し眠気の残る野暮ったい
顔を鎧男に向ける。
「ん、ふぁにおじふぁん?」
「こらこら、口の中の物を飲み込んでから喋りなさい」
「ん――んく。うん、それでなに、おじちゃん?」
「うん。君がもうちょっと大きくなったらの話なんだけどね、おじちゃんが剣の稽古つけてあげようと
思うんだ」
「えっ、それほんとう!? おじちゃんほんとう!?」
「ああ、もちろんだとも。おじちゃんは嘘はつかないよ」
「ほんとうだよ?! やくそくだからねっ!」
「ああ、約束だ」
少女が突き出した小指に鎧男は強くなりすぎないように自分の小指を絡めた。
少女との約束の中に鎧男は心の中で、彼女を守り抜くことを密かに付け足して。
指きりが終わると少女は眠気も吹き飛んだのか上機嫌で朝食を再開する。と、少女はパンを半分に
千切って鎧男へ差し出した。
「おじちゃん、おれいにはんぶんこ!」
「え? でもおじちゃん食べなくても大丈夫――」
「はーんーぶーんーこー」
鎧男が困惑気味に遠慮したが、それでも少女はずずいっと更に鎧男の前に押し付ける。少女には
鎧男は食べなくても大丈夫ということは教えているのだが、剣の稽古をつけてもらう約束をして
もらえたのがそんなに嬉しかったのだろうか。ここまでされるとさすがに悪いと思い渋々受け取る。
鎧男の思いも露知らず、少女は早く食べてくれないかとわくわくしながら鎧男を見上げてくる。
凝視されて掻かない冷や汗を掻きながら、無駄にパンの裏表を何往復も見比べた後、ぽいっと兜を
上げた隙間から放り入れた。
それを見て満足したか少女もぱくぱく半分になったパンを食べ始めた。
鎧男はというと、パンの引っ掛かっている股関節辺りに違和感を覚えつつ、少女の食べる姿を眺め続けた。
それから少女が朝食を終え、野宿の後片付けを済ませると鎧男と少女は山道へと戻ってきた。
「よし、それじゃあ行こうか」
「おーっ!」
少女は元気良く腕を振り上げると鎧男の手をとってスキップしながら下山し始めた。鎧男はそれに合わせ、
ゆっくりとした足取りで鎧を鳴らしながらのっそり歩いていく。
山に少女のパタパタとスキップする靴音と、鎧男のカシャカシャと鎧を揺らす音が重なって木霊した。
鎧男は歩み始めた。
『善意』の先へと。
そこにあるのは悲しみか、それとも――。
とりあえず、今考えるべきことは。
どうやってこっそりとこのパンを落とそうか。
完
おまけ
「……あら?」
夏の木洩れ日が心地良い昼下がり、山を散歩していた少女はそこにはあるはずのないものを見つけた。
「……パン?」
それは半分に千切られたロールパンだった。しかもカビている所はどこにもないことから、まだ新しい
ことが分かる。こんな今ではろくに人が通らない山道を使う人がまだいたとは。随分と物好きな旅人である。
しかし、パンなどという人の作った食べ物を見るのは何時以来だろうか。もう一年以上果物や木の実
しか食べていなかったから、こうした人間染みたものを見ると懐かしい気持ちになる。
それに幸運なことに、このパンはまだ食べられるようだ。こんなについていることはない。きっと
今一緒に過ごしている同居人もこれをもって帰って見せたら目を見開いて驚くのではないだろうか。
腹ごなしの散歩で、いつもより遠くへ行こうと思いついてラッキーだった。
「っと、そろそろ帰らないと」
同居人が心配してそわそわと尻尾を振り始めている頃だろうか。
少女は拾ったパンを大事に抱えて愛すべき同居人の元へと駆けて行った。
そうだ、帰ったらこの半分このパンを更に半分こにして一緒に食べよう。
「竜さん、喜ぶかしら」
少女は大きくて優しい同居人と並んで食べるところを想像してにやけながら帰っていった。
暗い、暗い、森の奥へと……。
以上です。
GJ!GJ!
やはり人外と少女の組み合わせは良いものだ…。
最後に微妙にリンクしてるのがまた何とも素敵でした、お疲れ様です。
泣くかと思った。GJ
75 ほんわか名無しさん 2008/04/08(火) 18:15:30 O
あっカニさんやっやめぇ
ビリビリビリ
俺を食う対価だお前を食ってやる…
カニは特撮怪人みたいな感じが良いな。
GJ!暖かい交流に癒されました。奇跡が起こるといいなあ
なんだこのスレには神がいるのか。
>>59も
>>71もどっちも超GJ!
鎧騎士に萌える俺には、たまらんものですた。
白銀の鎧が漆黒に染まる辺りで某サイファーバルキリーを思い出した
75 :
触手男と少女:2008/05/13(火) 21:17:28 ID:2NwDDalt
寂れた港町にサナトリウムがある。
そこに少女が一人手が届きそうなほどの海を見つめてベッドに横たわっていた。
少女はある日、森に迷い込んで妖精と出会い、そして一緒に森の奥で遊んだのだ。
できたてのイチゴのジャムと引き換えに、少女は妖精たちと友達になった。
水や木に住む妖精と話せるようになった少女は彼らとの会話を運良く大人に見つからないでいた。
しかし、父親の船に乗ったある満月の晩、潮風の吹く甲板で傷ついた妖精を見つけて手当てをして――彼は人間の男性を少し上回るくらいの背丈で、いるかのような肌をしていた。
彼の口調が貴族の屋敷に奉公に出た少女の兄を思わせ、少女は周りを忘れてついうっかり話し込んでしまったのだ。
それを見ていた父親は、岸に着くとあっと言う間に少女をサナトリウム送りにした。
暗い甲板では、彼に巻かれた包帯は父親には見えなかったのだろう。
76 :
触手男と少女:2008/05/13(火) 21:22:13 ID:2NwDDalt
「いつになったら家へ帰れるのでしょう」
「あなたが変な幻覚を見なくなったらよ」
看護婦の言葉に少女はふくれた、幻覚だなんて失礼よね、と窓辺に座った風の妖精に問いかける。
「今日は塩水に濡れてないのね」
少女の目線を無視した看護婦は取り替えたシーツを見てそう呟いた。
少女はどきりとしたが知らないふりをして布団に顔をうずめた。
「抜け出して海に行くのは良いけれど、ちゃんと体を拭いてから寝てちょうだい」
さして興味も無さそうに看護婦は部屋を出た。
少女は窓から見える海を見つめた。
多分今夜、シーツは塩水に濡れるだろう。
満ち潮に乗って彼が海からやって来る日だから。
夜、窓を叩く音が聞こえた。
少女がベッドを降りる間もなく、銀色の液体はするりと隙間をすり抜けて部屋に入る。
「こんばんは、お久しぶりです」
「元気そうだな」
銀色の液体はまばたきの間に形を成して、少女の前に立っていた。
満月の晩、甲板で出会った彼だ。
蛇のような触手の腕をうねらせて、少女に近づく。
77 :
触手男と少女:2008/05/13(火) 21:45:31 ID:2NwDDalt
「具合はどうだ」
「どこも悪くないですよ」
唇を彼の指が掠める。
塩辛い、海の水の味が舌先に残った。
唇に触れた彼の指―正確には指ではなくてらてらと光る触手なのだが、―は少女のうなじをくすぐり、髪をあやして背中に潜り込んだ。
「ひゃっ…!」
「少々顔が赤いようだが」
うつむいた少女の顎に器用にも触手を添えて顔を覗き込む。
少女は少しの間息を止めて彼を見つめた。
もちろん彼は人間じゃない、表情は読めないし、体温は低い、キスも難しい口だ。
「ふ…」
少女の甘いため息を彼の口が拾う。
急な角度をつけないと、唇を傷つけてしまう、本当にキスの難しい口だ。
けれども、こうして満ち潮の度にするものだからいつの間にか慣れてしまった。
長いキスから解放された少女の唇が薄く開いた。
「…シーツが塩水でびしょびしょだって、怒られたんです」
「そうか」
ぷつんぷつんと寝間着の小さなボタンを彼は器用に外していく。
少女の肌に温められた触手は微妙な冷たいを保ったまま背中からわき腹、胸を撫でるように動いた。
「だから今日はもう…」
「お前の汗かもしれないだろう」
「そんな」
ぱさりと寝間着がベッドの下に落とされた。
肩を押されて、こてんとベッドに寝ころぶ格好になる。
するんと内股に触手が潜り込んだ。
「あ…」
困惑する少女の頭を、彼はまるで兄のように撫でる。
少女はついうっとりとしてしまってシーツをきゅうと握った。
78 :
触手男と少女:2008/05/13(火) 21:46:38 ID:2NwDDalt
「あ…も、もう…は、ぁ…」
胸をやわやわと触手が締め付け、とろとろとした中には細い触手が二本くちゅくちゅと粘液をかき混ぜている。
「あぁ…!」
少女の細い背中がびくんと跳ねて、くたりとシーツに倒れ込んだ。
中途半端に達したせいか、肩がまだふるふると震えている。
「辛そうだな」
表情では分からないが、異形の男はニヤニヤと笑うようなニュアンスを言葉に含ませて少女を見下ろした。
少女は手探りで触手を愛おしそうに掴むと、小さく呟いた。
「も…限界、です…早く、ぁ…」
男は空いた方の、触手ではない方の手で少女の頭をくしゃりとあやすようになでた。
「シーツが濡れたら怒られるんじゃないのか?」
「で、でも…うぅ…」
「一度や二度で終わらないぞ」
はあぁ…と苦しそうに甘いため息をつくと少女は涙を拭ってもう一度男を見上げた。
「…お願い、します…何回でもいい、からぁっ…」
下腹部がきゅうと縮むような痛みに声を絞り出した。
男はよしよしと満足そうに呟くと、ころんと小さい体を仰向けにする。
恥ずかしそうにすりよせた膝を押し開き、人間のよりも大きいそれをあてがった。
79 :
触手男と少女:2008/05/13(火) 21:50:07 ID:2NwDDalt
「ああぁあっ…!」
震えが頭からつま先まで走る。
浮いた細い腰に熱い滴がぽたぽたと伝った。
ぐちゅ、とゆっくり動かすと首の後ろに回された手にきゅうと力が込められる。
「も、もうこんなに…きもち…い、はぁ…あぁ!」
「じっくり可愛がった甲斐があった」
くく、と耳元で笑う声が少女のぼんやりとした頭に響いた。
この人の声は、胸がきゅうっとなる。
怖いぐらいとろんとした頭がかき乱されるような感覚に、ちょうど一番熱くどろどろしている所が反応してしまう。
「いや、…あぁあ…!」
「そうか、お前はここが好きだったな」
大きな手で頭を引き寄せられて、耳元で名前を呼ばれた。
体が熱くて寒くて、何も考えられなくなる。
「あ、あ、あ!あぁ、はぅ…あ、あ!」
ぐじゅぐじゅとかき回されて背中まで垂れた粘液がこすれる。
にゅる、と触手が背中を這ってまた小ぶりな胸に絡みついた。
「!あ、そこ、そこもやられた、らぁ…!だめ、ぉ…かしくなっちゃうぅ…!」
体中を攻められてもう何も考えられなくなって、自分がなんて叫んでるのかわからなかった。
「は、は…!も、う…あっ、あぁああ…!」
水に近いさらさらとした粘液がお腹を満たしていくのを少女は感じた。
ぼんやりとする頭の片隅で、明け方まで彼は何回するのだろうと考えていた。
80 :
触手男と少女:2008/05/13(火) 21:56:24 ID:2NwDDalt
次の日の朝、じめっとした感触で少女はぼんやりした目で、弱い朝日が差し込む窓辺を見ていた。
体温でほんの少し渇いたシーツを感じながら少女は考えていた。
看護婦が来るまでに起きて寝間着を着ていないと、昨日の睦み事の跡をうまく隠せないな、と。
以上です。
尻切れトンボな感じもしますが。
本当はカニを書こうとしたんですけど甲殻系は書きづらくて断念。
本当は甲殻系大好きなのに。
リアル神遭遇ktkr
うわあエロいエロいgj!!鬼畜な触手男エロすぐるwwww
GJ。触手sugeeeee
触手エロイ。もっとやれ。
個人的にキスも難しい口に頑張ってキスしてる少女に萌える
これはエロい触手ですね。
テンポよく進んで読みやすかったです、GJ!
版権公式で人外×人間ってなかなか無いよなぁ、かき集めても10作ぐらいしか知らない。
プレデリアン×妊婦とかエイリアン×リプリーとかエロいと思うんだ…
あの二段構えのがぱっと開く口でディープキスはエロいだろうなぁ。
スカーとレックスはかなりきた覚えがある。
人外×少女の体格差にぐっとくる
>>87 2のラスト付近は賛否両論だけど、人外×人萌えとしてはかなり公式GJ!ってな感じだった
90 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 09:22:06 ID:gIhO05dz
バイト先の店頭PVがAVP2で、ウルフさんのムチさばきにニヤニヤしっぱなしだったage
>>88 体格差萌えーと思うが、流石に初めてが人外相手じゃきついよなあ。
自分で慣らすのか、それとも慣らして貰うのか。
どっちにしろ萌える、お互い最初は恐々で慣れてきたら後はもうがっつんがっつんやるのがいいよ。
なんという百合。だが萌える
>>89 そんな貴女にノベライズ版。読んでなかったら一度読むといいよ
映画よりラブラブイチャイチャ度がパワーアップしてる
96 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 01:47:08 ID:AwT2U/4H
ロボ×少女もいいけど、少女×ロボも良いよねage
99 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 05:10:29 ID:9scQ0C3l
保守っておこう
ケンタウルスのSSキボンヌ
>>101 その意見に賛同しますが…需要ないだろーな…
>>101 これは全員分のSSを書けということですね、わかります。
見た目で一番気に入った左の細身さんから書いていきますね、性格や口調は適当で良いでしょうか?
指定がありましたら教えて下さると嬉しいです。
やっぱり一回は考える…たとえ需要がなくても
>>103 あなたが神か
好きに料理しちゃってください(*´д`)ハアハア
>>101 それじゃ乙女ゲーだろが!と思ったがおにゃのこが可愛いからあり
そこ最近無駄な日常描写がだらだら続いてツマラン
もし人外の方に、性器またはそれに準ずるもの(触手など)がない場合は
どうやってエロに持ち込めばいいんだ?
人間の方が一方的にオナニーを見せ付けるとかはどうかと思うし……。
>>109 人の方が催淫剤を服用して(されて)人外がペッティングでイカすとか…?
性器がないなら性欲も無いってことになるんかな
>>109 具体的に何?エロパロ脳にはエロい人外さんしか思い浮かばない訳だが。
性器の無いか…
なんだ?ゴーレム系か鎧系?
なにもセックスさせるだけがエロじゃないぜ?
治療だったり、融合だったり、霊体だったり精神体だったり、呪いやマジックアイテムだったりなんでもありなのが人外だ。
死に行く主人をせめて自分の中で生き続けさせるため体内に主人を取り込むゴーレムとか昔考えたなぁ
鎧系は性感体あるんだろうか
機械系とかそんなのだと
バイブ装備でイケるんだけどな
人外のきっかけは
童謡のもりのくまさんでした
ゲームまでいくとスレ違い。さらに誘い受けは相応のスレでやりなされ
妖怪の女の子にハアハアするスレがあるんだから
妖怪の男の子と人間の女の子でハアハアしたい
>>115 歌詞ってどんなんだっけと探しているうちに
森のくまさんの謎を見つけてハァハァ
こんなエロイ歌を童謡にするなんてまったくけしからんですね!
>>118 熊さんが「Shall we dance?」って言ってくれるんだっけ
殺した人間(男)に寄生するタイプの人外はありですか?
ふと思い浮かんだんでありなら書いてみようかと思うんだけど
あり
ただ操られた男が女を犯すってだけ、ではなく人外っぽさを全面に押し出して貰えるとうれしい
人間♂×スライム♀(擬態)はここのスレで良いですか?
4レス程お借りします。
人間♂×スライム♀(擬態練習中)
苦手な方はトリップNGでお願いします。
青い髪の少女と俺は人通りのない林道を歩いていた。
少々たれ目であるが顔立ちの整った美少女である。
スラリと伸びた手足に胸元には程よい膨らみが布を押し上げ存在を主張している。
背中に垂らした艶やかなその髪はまるで一つの塊のように背中から更に伸び流れ地面に
届きそうに伸びてきつつあった。
「おい! 髪の毛が崩れてる」
そこで隣を歩いている少女にツッコむ。
「え? ああ、はいっ」
少女が慌てて返事をすると垂れていた髪が元の長さに戻る。
「なあ、やっぱりお前等が人間に擬態するのは無理があるきがするんだが」
「いえいえ、大丈夫です。最初は基本外郭を維持するのも難しかったんですよ。充分
進歩してます」
「髪の毛は基本じゃないのか」
「この“け”の部分の塊は動きが複雑で難しいンです。あなたみたいに短いのを乗せる
だけじゃ駄目ですか」
恨みがましく俺を見る少女にきっぱりと言い放つ。
「だめ。人間の女の子は皆、伸ばしてるモンなの」
「牝の特性ですか……私も受動性スライムですから頑張ります」
鼻息荒く誓う美少女の形をしたスライムの隣で、こっそり小さくため息を吐く。
「そろそろ町だからフード被っておけよ」
「はいっ!」
元気の良い声と共に少女の髪がうねり形を変えようとしていた。
「フードは荷物にはいってるから髪はそのままで変形させない!」
「はい!」
声にビクリと髪を震わせてスライム少女は背中の荷物を探る。
「背中の荷物を髪で探らない!」
更なる叱責にスライム少女は頭を下げた。
「すみません。荷の袋が背面に有りましたから、つい」
「全く……。髪はそのままの形で利用しないように」
「分かりました、気を付けます。それにしても布を身体に被るのにはまだ馴れません」
スライムは基本的に全裸だから仕方ない事であるが、だからと言って下手に服まで造らせると
時間経過で皮膚部分と服が同化して気色の悪いことになる。
表情を曇らせ渋々フードを被るスライム少女。
初めて逢ったときはツルンとした人形その物だった事を思えばかなり器用になったものだ。
食事を済ませ宿の部屋に入ると同時にスライム少女は何の問題もなく服を脱ぎ散らかした。
正に陶磁器のように滑らかな肌が露になる。
「人が来たらどうすんだよ」
「大丈夫です、族長は人間の番なら常時裸でも構わないって言ってました」
胸を張って答えるスライム少女。
「それは偏見だ。俺が変態になる」
「ええっ! 年中発情してるんじゃないんですか?」
本当につがってやろうか、入れる場所もないが。
「少なくとも俺はしてない」
「単に相手が居ないんじゃなくて、ですか」
普通言いにくい事をズバッと言い放つ。
「ノーコメントだ。経験はある」
「経験? ああ、複数の個体による増殖行為の事ですね。私たちの場合は互いが分からなく
なるまで混ざって、そのまま暫く生活するのから直ぐ分裂するのまで様々ですが、
人間は行為にどのくらいかかりますか」
「普通は大体二三時間位だな。……スライムは単性増殖じゃないのか?」
「それだと同じ自分ができる訳ですから新しい個体と呼べないし集合体の勘違いの原因に
なるんですよね、感覚の近い同じ動性スライム同士で固まっちゃったり。で、緊急時以外の
個体分裂は族長が禁止したんです」
種族の恥だろうにスライム少女はぺらぺらと喋る。
「それに番うって言っても実際の話、私にも何処に交配用の胚珠が有るのか判らないンですよ」
「それは無意味じゃ無いのか……」
「どっかで混ざれば問題有りません。そもそも私たちと人間が交わって新たな個体ができるか
どうかも未知数ですし」
「新たな個体って言われると妙な感じだな、とりあえず人間流にしてみますか。くれぐれも途中で
溶けるなよ、再起不能になるからな」
理解できたのかは判らないがスライム少女は瞳を輝かせながら元気良く質問する。
「はい! で、具体的に何をどうするんですか?」
「じゃあ、先ずはその体に必要な物を幾つか造らないとな」
「それはどんなものですか?」
「あー、知らないのか。ちょっと待てよ、よしコレだ」
荷物の底から俺の秘蔵のエッチな本を取り出しスライム少女に手渡した。
「それと自分を比べて足りない部分を造れ」
指示しながら自分も服を脱ぐ。
「んー。上半身は未だしも、この下肢の付け根のは難しい形ですね……実際はどんなものですか」
「難しいなら最低限で俺のコレが入ればいい」
極力相手を意識しないようにつたえるが、言葉だけだと殆ど変態である。
「コレですね、ちょっと確認させてください」
言うが早いかスライム少女は指を変形させてまだ臨戦態勢ではないソレを包み反対の手を
自身の股に指を這わせる。
「妙な形ですね、大きさと長さがこのくらいだから……うん。こんなものですか」
俺のはコレから変化するのだが敢えて教えない。
確認しろとばかりに見せつけるスライム少女の割れ目に指を這わせ内部を確認する。
「どれどれ。あ、色は薄いピンクで奥はもっと滑らせて、もう少し深めでよろしく」
「? 分かりました。色は唇くらいでいいですか」
「うんうん。それで胸のだけど小さめで刺激を受けたら尖る様にできるか?」
「刺激で尖るですね、出来ますよ。色はさっきと一緒でいいですか」
「オッケーオッケー」
少女の膨らみの頂点に淡い小さな突起が出現する。
「こんな感じで良いですかね」
「おおっ! すげぇ」
差し出された胸の弾力性を楽しもうとタッチした瞬間、手のひらに痛みが走る。
「っ! なんだ?」
「刺激を受けましたので先が尖りました」
わざとなのか天然なのかスライム少女は事も無げに返答する。
「トラップかよ、突き刺さってんじゃん。……うん。俺の言い方が悪かった」
「間違いましたか……残念です」
薄く滲んだ血を舐める。
そんな俺を見ながらスライム少女は明らかに悄気ていた。
しかし、すぐに何かに気が付く。
「あれ? あなたにも同じような物が付いてるじゃないですか。どんなものか触らせて
ください」
ヤバい。咄嗟に身を捩るがスライム少女の両手が胸部に吸い付いた。
「うぉっ! あひゃ。止めろよっ」
ヌルリとした感触に妙な声が洩れたがスライム少女は気にしない。
「ああ、摩ると尖るのではなく突起が出っ張るんですね。理解しました」
「あ、止めちゃうの……」
あっさり解放されて少々残念そうに呟くが、スライム少女は自身の改造に夢中で聞こえて
はいない様だった。
「修正しました、これで同じように反応しますよ。これで準備完了ですね」
尻の穴がまだだけど今度でいいか。下手に突つくと逆に俺が突っ込まれかねない。
「さて、人間流だと私はどうしましょうか」
「まま、任せて任せて」
トンと軽く押して夜具に倒す。
「へえ、人間は外皮の表面を撫で回すんですね……って、え? ちょ、ちょっと待って
ください! 何ですかソレ! ソレの変化について私は聞いてませんよっ」
初めは愛撫を面白がっていたがソレを見たとたんに予想以上の勢いでビビるスライム少女、
俺の待ってた反応はコレよこれ。
抑え切れずに多少笑いながら説明にならない説明をする。
「あ、ごめんごめん忘れてた。コレは性交時にはこうなるワケ」
「な、なら、ソレに合わせて接合部を修正しますから、ちょっと時間をください!」
スライム少女は先ほど造ったばかりの割れ目を両手で必死に隠そうとする。
「今更無理だって」
自分でも品がないと思うが、こうなった俺に“待った”はない。
「止めてくださいっ! 無理無理ムリですって、明らかに穴が小さいじゃないですか!」
両手を押さえ込まれ目一杯身体をくねらせて抵抗する。
この状況で液体化して逃げないのは単に忘れているのか、なんなのか判断できないが、
ここで止めては男が廃る。
宛がい少し力を加えると狭い割れ目は侵入を阻むが、力ずくで押し込む。
「あっ! ちょっ、あ痛っ! 痛たたたああいっ」
「おおおっ! これは、凄く良いっ」
単に処女っぽい感覚を楽しみたかっただけなのだが、意外とスライム少女の体は弾力性に
優れ人間とは違った快感をもたらしていた。
締め付ける狭い入り口と流動する暖かいゼリー状の内部をモノ全体で楽しむ。
「止めっ、痛いっ! 裂けっ! 中っ、いやっ」
俺に揺さぶられて苦痛を訴えるスライム少女の様子がまた可愛いかった。
涙が出ないのが本当に残念である。
運動の度にくちょぐちょと音をたてて接合部の中から透明な液体が洩れシーツに染みをつくる。
限界を感じ一層強く打ち付けると俺はスライム少女の中に放出した。
「おい、大丈夫か?」
行為が終わって暫く経っていたが、叫ぶでもなく未だにうつ伏せでプルプル震えている少女に
不安になり声を掛けた。
シーツには結構な大きさの染みが広がっている。
この染みが人間にとっての血ならば、ちょっと可哀想な事をしたかも知れない。
「理解、しました。人間流だと牝の表面を撫で回し性感を刺激した後に接合部の中を牡の
ソレで混ぜ交配を促すんですね」
抑揚を抑えた言葉。ゆっくりと起き上がると薄闇にスライム少女がニヤリと笑い、少女としての
輪郭が失われ質量が爆発的に増大する。
狭い空間の中で流動体生物に襲われれば逃げ場は無い。
「今度は私たち流に、あなたを犯らせて頂きますよ」
響く様な声が少女だったスライムから発せられ、ジリジリと俺との距離を詰める。
「待て、俺が悪かった! 話せばわかる、な。止めっ! ぎゃーっ」
翌日。
元気一杯スッキリした様子の少女と、対照的に青い顔をした男が逃げるように宿を後にし、
後には半分溶解した部屋と掃除に来たままノブを握りしめ硬直した宿の主人が残された。
(終了)
↑投下終了です。お邪魔しました。
エロ少なくて申し訳ない。
あれ?俺の日々の妄想が文章になってる・・・
GJ!
これは面白いアイデア。GJ。
GJッす!
できますれば、次は、スライム流のまぐわいを重点的にお願いしたく(w
きっと男に染み込んで神経を直接刺激するに違いない!
なんかいろいろ妄想できる終わりかたGJ
>>124 です。
望外の好感想ありがとうございました。
エロ以外はエロ無しスレの方に投下予定で、多分また投下にきます。
お邪魔しました。
圧縮怖いので保守
人外というとやっぱり獣系もありかな
いいんじゃない?過疎ってるしとりあえず投下plz
139 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 22:20:39 ID:lXLvbtYx
age
しかし人外と聞くと俺はどうしても日本家屋に喪服着た無表情おかっぱロリが頭ん中に浮かんでくるんだが…
おかっぱ云々は痕だとしても喪服やらはどこで刷り込まれたのやら…
142 :
142:2008/06/24(火) 00:18:19 ID:6XBZVH5D
>>141 そうだそうだ!まさにそれだわ!サンクス!
座敷童とか基本だよなぁ
なんでこんな単純な事を忘れちゃってたんだろ…
俺、もしかしたら知らない間に座敷童に去られちゃってたのかな…
ここ二次創作はOKか?
ポケモンで、鬼畜主人×おにゃのこの形になったメタモンのネタを大分昔から温めてるんだ。
育て屋にずっと放置されて、入れ代わり立ち代わりオスメス構わず
交配させられてもご主人大好きなメタモンとか、
メタモンが苦しむの承知でガチムチカイリキーとか
巨体のケモノ系やドラゴン系ばっか預ける主人に萌えるんだが同志はいないものか…
ポケモンスレだと微妙にスレチになるんだよな…
だから傾向的にはこの辺のほうがいいのかと思って相談してみる。
いろいろフリーダム妄想吐いてすまんかった。
>>143 はじめに聞いておくがその話、ちゃんとエロはあるんだろうな?えぇ!?
あらすじを聞いただけでメタモンの健気さにぐっときて、この上エロがないと俺が泣いちゃう話になりそうだろうが!
>>143 他のポケモンに寝とられてもいいとか
そのトレーナー鬼畜だねぇ
とりあえず投下してくれ
このスレがスライム娘に求めてるものって何?
人外初心者だから知りたい
スライム娘はむしろ「人間以外の女の子」スレ向きっぽい気がする。
…つか人外系、分立しすぎだなw
>>147 そうは言うが、
好み趣向の部分でどうしても譲れない部分とか合わない部分が出てくるんだよな…
確かに分裂し過ぎだが、
かといってまとまって仲良くうまくやっていけるかと言われたら多分無理。
過疎ってから迎合すればいいんじゃない
人外の女の子スレじゃあ人外×人間の女の子が読めないし
獣スレじゃ両方人外なのが多いからピンポイントなこのスレがあるのは嬉しい
多少の好みの差異くらい受け入れて共生すればいいものを、
自分の好みに五月蝿く細分化した結果先細りになる傾向も多いがな。
ノーマルな人間♀萌えは細分化されてジャンルが色々あるが、
それは母集団が膨大だからできてるんだっていうのに。
近年ではそれなりに増えてきたとはいえ
贅沢できるほどメジャーなジャンルではないのに、
そういう自覚も無く選り好みする奴が増えて困ります。
グロとかスカとかよっぽど人を選ぶものでなければわざわざ独立するなと。
うーんだって既に立ってるスレがピンポイントばっかりなんだからしょうがない気がする
どうせなら人外総合スレがあればそっちに行くけど
あるのは獣専門とか人外女の子専門ばっかりだからなあ
まあ立てちまったもんは仕方ないし、スレ活性の意味も兼ねて俺は話書いたらここに投下するぞ。
これからどのスレとも違う傾向を確立していけばいいんだよ
具体的には何も浮かばないがな
154 :
147:2008/06/25(水) 21:07:05 ID:EHQX+7fU
俺の何気ない一言で議論になってしまって申し訳ないorz
とりあえず、スライムが♀なら人外女の子スレに行けって事か?
>>155 好きな方で、って感じかな。
メインは人外男性×人間女性なイメージではあるけど、絡んでればどちらでもみたいな。
実際ここはどっちも好きな住人が多いだろうし。
>>156 触手・怪物(ryスレがあるじゃない
と思ったけどあそこはレイプ系が基本だ品
158 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 02:30:32 ID:tSaPQid7
age
159 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 00:58:42 ID:zp0yRkdC
あげ。あとついでに
―――↓お前らの読みたい、もしくは好きな人外を書け―――
160 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 01:35:08 ID:0Y8syWNB
月を見上げたら
狼男が満月の夜に大切な少女を襲いかけて、本能を押さえるため、ペニスを握り潰す→満月パワーで自己再生→握り潰す→再生の無限ループを繰り返すという電波を受信した
それを繰り返してる間に夜が明けるわけですね
鬼×生け贄の少女
>>162 泣いた赤鬼も良いよな
鬼が男でも女でも話が広がりそう
人の娘に惹かれる赤鬼と赤鬼の幸せだけを願う健気な幼なじみ青鬼の三角関係とか
生贄と言えば少女だろう、と少女を生贄に出してたものの
生贄を貰った方も女で、しかも食人の性質もないのでどうしたもんかと悩む話とか
ええ百合がダイスキなんですごめんなさい
巨大蜘蛛に捕まる少女
もちろんこれに蜘蛛と少女のラブラブ要素が加わればなおよし
人外男(雄)×女の子だと鬼畜系が多いけどこんなのが好きな俺は異常
>>165 大丈夫ここにも好きな人間がいる
人外系で純愛要素入ってるのが好きだけどあまり見かけなくて淋しい
元々雄の獣と娘限定だったのにここにきて
人外属性がついてしまった俺はどうすれば…
書けばいいんですよね
わかります^^
座して待つ
生け贄ときたらミノタウロスかな。少女と引きこもりのミノタウロスとか面白そうだ
「何、自分迷ったん?」
「あ…あ。あ…」
「ん、ん?自分喋れんの?」
「い、いえ…」
「なんなん…ハッキリしてほしいなぁ。無駄に汗かいたわ。ボク人と話すの苦手なんよ」
「あ…すみません…」
みたいな
なにその素敵な会話、きゅんと来た
人間が勝手に生贄をささげてるだけで
当の怪物は扱いに困ってるって良いシチュエーションだな
>>170 川原泉の緊張感ない絵柄で再生された
幽霊は…人外じゃないよな。
幽霊が見えて触れる女の子と浮遊霊の男の同居とか考えてニヤニヤしてるんだが。
セクロスのときとか、女の子以外には見えない幽霊のせいで
一人エクソシストみたいなことになってたりさ
ぜんぜんOKだと思うぞ、人意外ならなんでも人外じゃないだろうか?
>>170 一瞬ヘタレミノタウロスとボクっ娘の掛け合いに見えた。萌えた。
逆でも萌えるな。
夢魔と女の子も萌えるな。
まだ何も知らない無垢な子を夢から調教してってさ…
百合でも普通カプでもいけるんじゃないか?
178 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 15:12:16 ID:CmBUwub7
ほすあげ
九十九神萌える
人外ジャンルって最近ようやく評価されてきたよな
どこでだよwww
パパンとかが人外に恩があって
泣く泣く娘を嫁に出すシチュエーションが好きだ。
人外も人外で、単に気まぐれとかで助けただけなのに
娘さん来ちゃってどーしよーみたいなラブコメなのも勿論好きだw
始めはは娘がきゃんきゃん抵抗するか
隅っこでずっと啜り泣いてそうだ
雨神の蛇と里長の娘の話みたく、父や村を助けてくれたのなら…って
おとなしく差し出されたり自ら行くと申し出る娘も萌える。
やっぱり冷静さを取り繕っていても諦めていても寂しくて悲しくて、
そこを蛇に優しくされて縋って泣けばいい
ここはオス人外×人間スレになりそうか?
人外娘スレはあるしねぇ
♂人外との和姦なんかは作品は触手化け物スレには投下しづらいし
こっちでやった方が需要もありそうな気がする
でも人外娘スレじゃ完全人外は受け付けてなさそうな気がする
人間×人型になれない触手♀ものとかいけるんだろうか
大ざっぱにかーいい(ryは人型傾向人間以外(ryは人外型傾向な気がする
取り敢えず(・∀・)イイ!と思ったネタは恥ずかしがらずに投下すればいいと思う
とりあえず人外娘スレはあるんだからまずは該当スレに投下して
そこで叩かれる様ならこっちに帰ってきて聞き直しても遅くないと思う
とここまで書いたが
>>186見る限り別に投下しようとしてるわけではない感じ
人外娘スレには
>>186好みの投下が無かったがここならされるのか?
なのかな
192 :
186:2008/07/06(日) 13:45:44 ID:/5Hd1kWm
俺は別にSS職人でもないし、気のきいたネタ振りもできない一読者なんだ。期待させたかもしれん、ごめん
人外系は
>>4にあがってるようにたくさんあるけど、雄人外×おにゃのこのは無いじゃない
しかも
>>16みたいな作品が投下されてるし、他の雑談からそんな傾向になるっぽい感じだったから……ね
とにかく誤解させてすまんかった
大抵のスレが♀人外主流だしここは♂人外もありなスレでいいんじゃない
『んーーー、もう秋田……』の一言と共にパパンから
“蒼の森の守り神”の役目を無理矢理押し付けられた♂人狼
で、『なんか“貢物”が有るらしいから、貰ってきて』とか言われて
のこのこ祠に行って見たら、ソコに転がされてたのは♀人間
その娘さんは、♂人狼がまだ(人型になれなかった)子供の頃
トラバサミにかかって足が千切れかけていた所を助けてくれた命の恩人
しかも、ユタンポがわりで共寝してた満月の夜、トリップ→大暴走した
♂人狼が襲いかかってしまい、結果(素股で)“筆下ろし”(+初人型)も体験済
『……糞親父には、死んでも渡さんっっっ!!!』と、自分専用の隠れ家に速攻拉致
だけど、どう考えても絶対嫌われていると思い込み、毎晩暗闇で××しちゃう♂人狼
一方の娘さんは『“神さま”に逆らったら、“あのコ”が……』とか自分自身に言い聞かせ、必死で我慢
でも、気を失う寸前、必ず助けを求めてしまうのは、しなやかな体でぎゅっと抱きしめてくれた愛しいあのコ
かくして、『んーーー、“二人目”と“初孫”の製作競争をしないか?』とか呟いて、なでなでしてくれてるママンを
おもむろに押し倒すヒトデナシのパパンに天罰が下る日は、そう遠くないと思われるのだが、どうだろうか?
蒼き森かぁ…
あそこの引きこもり女神は駐屯してくれてる魔族に冷たいからなぁ
おかげで腹ペコ魔族は人間の国で大暴れするわ共食いするわ
可憐な先祖がえりゴブリンは魔族の国では奴隷だわでもう大変…
ええ卓ゲ板に帰りますとも
ここの住人になら聞ける!
>♂人外との和姦
これでオススメってない?
異種姦は調教ものが多くて・・・
おすすめかぁ。人外スレででてた「リナと銀狼」とかいいなぁ、とおもた。
まぁ内容的には喋る狼との獣姦なんだけどさ
商業作品での話なら難しいところだな・・・
メタモルファンタジーがまっ先に思い浮かぶが
エロパロだとそれっぽいスレにぽつぽつとあるぞ
俺は触手化け物、獣姦、猫耳スレあたりを良く覗いてる
すまん言葉足らずだった。商業で探してたんだ。
でも挙げてくれたスレに興味が沸いたよ。ありがとう。見に行ってくる。
エアギアや天上天下の作者の昔の単行本に飼い犬とお嬢様のヤツがあったな
エピローグで母になったお嬢様に娘がじゃあ私のお父さんって最後お嬢様と犬を助けた軍人さんなんだ?
って聞いたら「ふふ…っどうかしらね?」って笑うラスト
欲望のままに初めてSSというものを書いた。
内容は名前欄の通り。
拙い出来でエロさも微妙ですが、お口に合う方がいれば幸い。
音もなく雨の降る夜更け、古いがよく手入れをされた洋館。その裏手にある小さな扉が細心の注意を払って開かれ……入ってきたのは、人の形をしているが、体毛はなく、代わりにところどころを甲殻が覆っている、そんな生き物だった。
彼は開かれた扉からするりと身体を滑り込ませ、注意深く辺りを見回し――正面にある階段の上に仁王立ちして、彼を見つめる少女に気付いた。
「――ジェシカお嬢様」
彼は頭を下げる。その動きに合わせてシャラリと首に巻かれた鎖が鳴った。鎖の留具にはこの屋敷のいたるところに刻まれている紋章が、同じように入れてあり――それは即ち、彼がこの家に「モノ」として属していることを示していた。
「こんな時間に、どこへ行っていたのかしら?シルヴァ」
純白の夜着の上から、刺繍の細かさで高価な事が見て取れる若草色のストールを羽織った少女は、あからさまに不機嫌な声音で尋問の言葉をつむぎ、カツカツと足音を立てながら階段を下りた。
シルヴァは頭を下げたまま視線を動かし、ジェシカの足をちらりと盗み見る。彼女は柔らかな室内履きでなく、艶やかな黒革のピンヒールを履いていた。
その禍々しい艶にゴクリ――と思わず唾を飲む。
「まぁ、だんまりなの、シルヴァ――顔をお上げなさい」
「……」
カッ、と足音を一際高く立ててジェシカはシルヴァの前に立ち、自分より頭二つ分くらいは長身のシルヴァを見上げ、彼の金の瞳を睨みつける。シルヴァは黙ったまま、ただジェシカの紺碧の瞳を見返していた。
「ほらシルヴァ、何とか言ったらどうなの?」
ぐりぐりと弱点を抉られながらでは、叫び声をあげないでいるのがやっとだ。
「ッ――ぉ、」
それでも懸命に言葉を搾り出す。だんまりのままでいられるのは、彼女の最も嫌うことだと知っているから。
「なぁに?シルヴァ」
「ぉ、母上を、そのよ、うにッお呼びになっては――ガぁッ」
ぶちり、とシルヴァ足の甲がたてた音は、彼の漏らした呻き声にかき消された。
忌々しそうな顔で少女が足を引くと、鮮やかな緑色の血が漆黒のヒールに滴った。
それを見てシルヴァは跪き――当然といわんばかりにジェシカは折られた膝の上に汚れたヒールを載せた。
「お前のせいで汚れてしまったわ……綺麗になさい」
シルヴァは首と舌をあらん限り伸ばし、ヒールに付着した己の血液を舐め取る。
雨に濡れた彼の身体に触れぬよう抓んで持ち上げられたスカートの中からは、興奮したジェシカの匂いが薄く香り、シルヴァは内心安堵する。
これはいつもの戯れで、自分は本当に嫌われているわけではない。
それさえ分かれば彼にとってはどんな仕打ちも無上の喜びだ。
一方ピチャピチャと靴を舐めるシルヴァの様子を眺めたジェシカは、彼の痩せてはいるが広い背に目を向ける。
昼間に彼女がつけた傷痕が刻まれている筈のその場所に、今はガーゼが丁寧に貼られていた。『あの女』の、仕業だ。
生れてすぐに母と死に別れたジェシカに、多忙ゆえに共にいられない日の多い父親が、ペット兼下働き兼ボディガードとして与えたのがシルヴァだった。
彼は主の言いつけを守り、いつもジェシカの傍に仕え、彼女の言うどんな我侭にも従ってくれた。
それなのに……
(あんな女、母ではないわ。決して許さない……お父様だけでなく、シルヴァまでわたくしから取り上げようとするだなんて)
「もういいわ。身体を拭いたら、わたくしの部屋にいらっしゃい。勿論背中の、汚らしい膏薬も取ってね……おまえにはまだ、躾が足りないようだから」
「――畏まりました」
以上です。
スレ汚し失礼しました。
すみません、>202と>203の間の部分が抜けてました。
【202続き】
「お前が黙りこくったところで、意味がないわ。だってわたくし、知っているのですもの――『あの女』のところに、行っていたのでしょう?」
「――ッ!!」
ピンヒールの尖った踵が、シルヴァの足の甲を覆う甲殻の隙間に刺し込まれた。
甲殻の下の柔らかな皮膚が彼の弱点である事を知り抜いた的確な攻撃に、思わず叫び声をあげそうになる。
【203へ】
本当に不慣れですみませんでした。
失礼します。
206 :
186:2008/07/08(火) 02:09:13 ID:S74AGA5J
>>205 GJおつかれ
初めてのSSでこんなに書けるとはすごいじゃないか
しかしジェシカのSっぷりたまらんのう(;´Д`)
やべ、名前が入ったままだったorz
これはGJ
>>205 不慣れでも十分良かったぜGJ
これからもがんばれ
>>205 初めてでこの文章とか喧嘩売ってんのか!?
もっとやれハァハァ
次回作にも期待
保守
スライムさんまだかな
ミノタウロス×少女まだー?
ミノタウロスと少女で真っ先にぷよぷよと魔導物語のミノとルルーを思い出した
ぷよぷよには萌えたなぁ。
あとドラクエの
マッドハンド×アリーナとかで妄想していた頃もありました・・・
けなげなメタモンは?
今ふと受信したんだが、産まれたときから人間に育てられて
自分を人だと思い込んだペットの人外(動物でも獣人でも可)が人間である飼い主に恋をしたが
飼い主は人外の想いに気付かず交配のため人外に同種のオスをあてがって、
自分を人と思っている人外はわけもわからないままそのオスに犯されるとかどうよ?
オスが人外を犯しながら現実を突き付けて泣かすもよし、
望まない子供を孕まされて精神を病んだ人外が鬱エンドに向かって疾走していくもよし。
飼い主との純愛ルートもありで。
>>217 ペット雌か!読んでてアッーとか思った自分バカww
鬱エンドというかオス→ペット→人のほのぼのギャグとかの方を受信した
最終的にはオス×ペット×人の三つ巴になるのでFA
>>181 ウィキペ先生が
「2000年代半ばにおいては、アニメや漫画を中心にむしろ人間のヒロインが
少ないのではないかというほどに人外萌えが流布しており、その影響が注目される」だってさ
221 :
まえがき:2008/07/14(月) 21:37:52 ID:vlfNRwTq
以前メタモン娘ネタを提案した者です。
今回やっと執筆に一応の区切りがついたので投下したいと思います。
燃料になるどころか自身の萌えの燃えカスみたいな小咄ですが、このスレの活性になれば幸いです。
一応話の傾向を明記しておきます↓
・虐待要素あり、鬼畜
・ニックネーム要素あり
・原作の設定との大きな食い違い、捏造あり
・エロ要素は微妙
他にも人外特性を生かしきれていないとかいろいろ反省点はあるのですがキリがないので黙ります…orz
また携帯から投稿しているので読みづらい点も多々あると思いますが、そこはご容赦ください。
222 :
メタモン娘:2008/07/14(月) 21:39:52 ID:vlfNRwTq
部屋に響く水音は聞き慣れたものだった。
昔も、そしてこれからもそれは変わらないだろう。
「っ…ん…あ、っふ…」
『ぴちゃ』『くちゅ』
その空間は、か細い嬌声と湿った喘ぎ、そして粘液を掻き回すような水音で占められていた。
発される熱、それから流れてゆく汗、鼻腔から吐き出すことが追い付かず口から出ていく息が空間を温めてゆくのだろう。ぬくまった空気が纏わり付き、少女は湯気の立ち込める中を泳いでいるかのような錯覚さえ覚えた。
額に伝う汗が薄紫の髪の隙間を通っていくのを感じながら、少女は熱を帯びた目で天井の照明を見つめる。
円い形をしたそれが黒い双眸に光を落とす様は、まるで月夜の空のようであった。
「っ………、ん、んぅ…」
びくん、と反り返った足が痙攣する。その両足は腿からふくらはぎ、足首から爪先までもがアラバスターのように白く細い。
その白さ故に皮膚の下で流れる血液の色が透けるのだろう、柔らかな肉の全体は興奮により桃のように赤く染まりつつある。
223 :
メタモン娘A:2008/07/14(月) 21:41:01 ID:vlfNRwTq
滑らかな足の終点、桜貝のような爪を生やした指が何かから逃れるように虚空を掻く。
ささやかな抵抗なのか生理的な反応であるかは定かでないが、どこかその姿が蜘蛛の巣にかかった虫の最期を想起させるようでどこか哀れを誘った。
引き攣るような動きは先程から幾度も繰り返されている、少女が逃れたがっているという解釈はあながち間違ってはいないのかも知れない。
グォ……ウゥ……
ときに甲高く弱々しく紡がれるそれとは別種の、くぐもった唸りが漏れる。少女と共に存在するその生き物には四つの腕があった。
暗緑の皮膚の下に筋肉が盛り上がり、胸板は並外れて厚く、逆三角形というよりは円錐を逆さにし手足をつけたような体型をしていた。
224 :
メタモン娘B:2008/07/14(月) 21:42:08 ID:vlfNRwTq
首はない。四つの腕の付け根である肩の真ん中に顔が乗っており、顔には大きな瞳、小さな鼻、固い唇に縁取られた口がある。
額からはとさかのような三つの突起が生えていた。
腕の一本一本が丸太のように太く、糸をより集めなった縄のように美しい筋の集まりからその腕ができていることがわかる。
力を込めたりわずかに動くだけで鍛えられた筋肉のうごめく様が見てとれ、それがこの生き物が「より強い力」を求め長い年月の中淘汰され進化し発達した証拠であり、進化論の縮尺と言っても過言でなかった。
異常に大きな上半身を支える腹と腰も、発達した腕と胸筋ほどではないががっしりとしており、岩のような臀部に続いてこれまた腕と同じかそれ以上の太さの足が伸びていた。足は人間と同じように一対である。
世間はこの生物を「人型ポケモン」に分類し、「カイリキー」という名で呼んでいる。
225 :
メタモン娘C:2008/07/14(月) 21:43:32 ID:vlfNRwTq
フッ…フゥッ…
「んぁ……ひっ!」
巨体の呼吸が一際荒くなった瞬間に、少女の声が一瞬だけ大きくなった。
すぐに熱に犯された漆黒の瞳ははっとしたように見開かれ、それからわずかにしかめられる。
上気した頬や額に濡れた紫陽花の髪が張り付き、幼さを残す顔は大きな胸も相俟って年齢より遥かに艶めかしく見えた。
――両足を広げて掲げられ、その間に顔を埋められて。
――そう、少女は人外の存在に秘所を舐められていた。
「ひ、やぁ…ん!ん…は」
『じゅるじゅる』『ちゅぷぅ』
部屋に響く水音はいくらか汁気を増したようである。
少女の呼吸は荒くなり、時折耐え切れず先ほどのような上擦った声が当初よりずっと割合多く喘ぎに混ざって聞こえてくるようになった。
226 :
メタモン娘D:2008/07/14(月) 21:44:43 ID:vlfNRwTq
モンスター、…カイリキーはその腕に獲物を抱いていた。自身の腕の『半分しかない』細い二の腕を標本でも作るように押さえ付け、フローリングに張り付けていた。
固いフローリングはたとえ少女が背まで伸ばした髪を敷いても、寝床にするにはあまりに居心地が悪いように見える。
しかし不躾なその行為に相応しくないことに、カイリキーは…百キロをゆうに越える自重や岩石すらやすやすと握り潰せる握力で少女を傷つけないようにとの配慮なのか
…あくまで握ることはせずに華奢な白い腕にその巨大な手の平を渡して包むようにし、小指から親指に至る五指をがっちりと床に付け、手枷のように少女を拘束していた。
それゆえに少女が身をよじらせることはできても、手を使って抗ったりはできないようになっていた。
それから、余った下二本の腕は少女の膝の裏を押し上げている。
柔らかでしっかりと肉のついた太ももは軽く押しただけでカイリキーの手にみずみずしい弾力を返し、
ただでさえ白い肌のさらに白く滑らかな箇所が照明の下に晒されると、モンスターの肌色との対比もあり目にまばゆいほどに輝いた。
227 :
メタモン娘E:2008/07/14(月) 21:45:59 ID:vlfNRwTq
くぱりと膝を割られて暴かれた少女の性器は長い責めの間に全体が濃い赤色に充血して、指一本入るのも難しそうな狭間の左右の入口もふっくらと太っていた。
肉厚の舌で舐め上げられる度にひくひくとうごめき、その反応を楽しんでかカイリキーはいたずらに舌先をその狭間に差し込んだり固い口唇で弄んだり、隠唇に軽く歯を当てたりしていた。
狭間からは透明なうるみが溢れ出しカイリキーの唾液と混ざり、汗とも尿とも違う甘酸っぱい匂いが充満する。
それを甘露だとでも言うように、溢れるそばから、もしくはもっと溢れるようにとカイリキーは様々な方法を駆使し執拗にそこを吸い、舐め、ねぶる。
まだ皮を被っている隠核も痛いほどに勃起しているらしく、包皮ごと持ち上がって固くしこっている。
こちらは隠唇を舐め上げられるとき一緒に刺激され、その度に少女は息を呑んだ。
228 :
メタモン娘F:2008/07/14(月) 21:47:14 ID:vlfNRwTq
「ひっ!くっ…ン、」
ゴォ…ッフゥ……
「い!あぁ…!!」
責めの間に挟まれる、小休止したカイリキーの荒い息によってもたらされる膣に感じる微風も快楽を増大させるスパイスに変わりつつあった。
最初単調に上下を往復していただけの舌は秘所を味わううちにこつを掴んだらしく、舌の動きは徐々に少女の悦びを心得てきていた。
くすぐったいだけの責めや執拗に撫でて無意識の反応を促す動きではなく、
良いところを的確に捉え、どこを弄ればいかに少女を狂わすことができるかと探る動きに変わってきており、
偶然に与えられるだけだった息の刺激もだんだん狙うように蜜の滴る隙間や、熱を持って立ち上がるクリトリスに集中し始めていた。
結果少女は幾度も頂きに近いところまで押し上げられがくがくと震える。
試行錯誤しながらの相手の動きがもどかしく、何が悲しいわけでもないのに涙がぼろぼろと零れてきてしまうことも途中にあった。
手足を拘束されているのが切なくてたまらずに顔だけを左右に振って、なんとかこの快楽から逃れられはしないかと幾度も試みる。
勿論怪力ポケモンの力にはかなわずその試みはすべて失敗していたが。
フローリングの床は少女の汗ばんだ痩躯を受け止め怪物の巨体を受け止め、遊戯のための舞台となっていた。
229 :
メタモン娘G:2008/07/14(月) 21:48:31 ID:vlfNRwTq
「んん…うっ…くぅふ…」
赤に近いカシス色の唇をきゅうと噛み締めて、痛みに堪えるときのように拳を握る。
背けた頬からまた一筋こぼれた涙はにじむ汗と一緒くたになって、すぐに区別がつかなくなる。
歯を食いしばるように唇を噛むので、引き攣れた赤は歯の食い込む箇所だけ色を失い、あと少し食い込めば血が出てしまいそうだった。
細められていた、けれどまだ開かれていた瞳がついにぎゅうとつぶられ、長い睫毛が瞼に影を落とし震えた。
両の眼球から押し出された涙が続けて二滴三滴と、横向きになった顔の一つの道を辿って頬に伝う。
少女の限界が近いことは誰の目にも明らかだった。
不意に、空間に声が放られた。
「なんで、目を閉じている?」
「…っ!! あ……」
それは可憐な少女のものでもましてや少女の股間にむしゃぶりつく怪物のものでもなく、どこまでも冷たい雰囲気を纏う男の声で、その声は瞬時に少女の背中を凍らせる。
230 :
メタモン娘H:2008/07/14(月) 21:49:30 ID:vlfNRwTq
目を見開けば、先ほどまで照明しかなかった逆さまの視界に見慣れた顔が映っている。
冷ややかな視線は少女を見下ろし、怒りを無表情の裏側に湛えたその顔は端正であるだけにどうしようもなく恐ろしかった。
「退け、カイリキー」
男が現れてもなお少女に執着していたカイリキーは、緩慢に顔を上げ自身の腕越しに男を見遣ると、上の腕を言われたとおり離して少女の上半身を解放した。
それから大きく上げていた少女の脚を元に戻し、足首を掴む。
少女はその時初めて、まだ責めが続けられていたことと声をかけられてから悶え狂うほどの快楽がすっぱりと途切れていたことに気付いた。
少女の心中はそんな些細なことに構っていられるほど平静さを保ってはいなかったが。
少女の顔の隣にしゃがみ込み瞳を覗く男の暗い双眸から目を離せずに、せっかく半身が自由になったことも忘れたように床に寝たまま、所在無さげな両手を胸の前でゆるく握って合わせた。
蒼白な顔に浮かぶ感情はひとつ、『恐怖』である。
231 :
メタモン娘I:2008/07/14(月) 21:50:47 ID:vlfNRwTq
「ごめん、なさいっ……ごめんなさっ…!!」
「うるせぇよ」
「あっ!! …う、あ…」
少女はまず許しを請うてみせたが、男は最後まで聞かずに少女の頬を張った。
間髪入れず汗で湿った前髪を掴み上げ、細い体の上半分はそれによりぐいと持ち上がり、白いふくよかな乳房がたゆんと揺れた。
頬を張られることを予想してはいたのだろうが、突然の攻撃に怯んだ少女はまた強く目をつぶってしまい、抵抗らしい抵抗もできずいとも簡単に持ち上げられた。
髪を掴んだ手は男の顔の前まで移動し、少女と男は無理矢理に向き合わされる形になる。
男は幼子に言って聞かせるように一言一句少女に問う。煙草の苦みがわずかに残る息を顔に感じながら、少女は震える声でそれに答えた。
「俺はお前にきちんと教えたよなあ?」
「ごめんなさい…ごめんなさいっ、」
「『目は閉じるな』『声を抑えるな』『嫌と言うんじゃない』『激しい抵抗はするな』『泣くんじゃない』
…そう、何度も何度も教えたはずだ。そうだろう?『ドリー』」
「…はい、そうですっ…ゆるして、ください……
ばかなわたしを、ゆるしてくださいっ…!ごめんなさい、ご主人、さま……」
「…『それ』も、ダメだ」
232 :
メタモン娘J:2008/07/14(月) 21:52:16 ID:vlfNRwTq
まともに目を合わすことなどかなわず、射殺すような視線から逃げるように半ば俯いていた少女は、男の声のトーンが変化したことに気付き顔を上げたと同時に今度は逆の頬を張られた。
ぱあん!と小気味よい音が鼓膜を揺るがしたあとに遅れて痺れが、それからじんじんとした痛みがやってくる。
どうやら奥歯が頬の粘膜を傷つけたらしく、舌の上に鉄の味が広がった。随分と、慣れ親しんだ味だった。
「あ……あ」
「お前を躾けたのは俺だろう?なのに、自分を『馬鹿』だなんて言うんじゃねえよ」
「!っ…い…たいっ、いたいです!ご、主人…」
「当たり前だろう、痛くしてるからな」
右手は前髪を掴んだまま(それどころか一層力を込めて)左手を豊満な乳房に伸ばし鷲掴みにする。愛撫なんて生易しいものではなく、そこに慈しみなどあるはずもない。
233 :
メタモン娘K:2008/07/14(月) 21:55:34 ID:vlfNRwTq
男はただ『罰』として、乳房をもぎ取らんばかりに、成人男子の強い握力で繊細な肌に爪を立てる。
痛みか恐怖か悲しみか、どれに由来するかもわからない雫が少女の瞳から次から次へ産まれ、潰されている胸まで伝い落ち、堪え切れない鳴咽が少女の喉から漏れた。
「なあ、聞いてんのか?」
ぐにぃ
「はっ…いぃ、きいて、ます、」
ぎりっ
「…オレはお前に、『泣くな』とも言ったはずだろ?とっとと、泣き止め」
「はいっ…なきやみ、ます、なきやみますからっ…!!」
「それから、『これ』は何だ?」
急に乳房から手が離れる。頭と胸のふたつの痛みがひとつになり、少女は心中で安堵の息を漏らした。
痛みに潤む目を早く乾かそうと瞬きをひとつし、主の指すものを懸命に視界に入れようとする。
――濁った視界が澄むと同時に少女ははっと息を呑んだ。
234 :
メタモン娘L:2008/07/14(月) 21:58:17 ID:vlfNRwTq
視線の先、主の指すそこには少女の長い前髪を掴む主の腕があったのだが、その手の中の髪束が、
――どろどろと溶けはじめていたのである。
「あ…あ……!」
少女はその景色を見ると同時に、一層蒼白になって口を手で覆った。
主人の握る髪は、手の中で飴細工を溶かすように急速にその形を変えてゆく。
先程までは確かに一本一本がさらさらと分かれた艶のある美しい髪であったのに、その髪同士がくっつきひとつの固まりになって、さらに固体から液体へと変質し手の内からこぼれつつあった。
――液体。だがそれには粘りがあり、すぐに床に到達せず主人の皮膚に纏わり付く。
薄い桃色に色づいた液体は奇妙な紐のように垂れ下がり、『型崩れ』したその箇所は少女の怯えとは無関係にぷるぷると震えている。
まるでそれはゼリーかスライムのようだった。
235 :
メタモン娘M:2008/07/14(月) 22:00:21 ID:vlfNRwTq
「気を抜くとすぐこうなりやがる…物覚えが悪いったらありゃしねえ…
なあ、また『育て屋』に戻るか?」
「…っ、……い……」
それは少女と主の契約に反していたのだろうが、少女は返事をせずにただ震えていた。
意味を成さない言葉や鳴咽すら発せないほど怯えきり、歪めた顔に一度止まった涙がぼろぼろと途切れることなく頬を伝った。
強く掴まれ溶けはじめた前髪に阻まれながら、力強く首を横に振る。
主はそれを醒めた目で眺めていた。
もう一度張り手を彼女にくれてやることはなかったが、そのかわり今までで一番冷ややかな瞳をして、
前髪…いや、もう『髪』ではなく彼女の『体の一部』と化したものを掴んだまま、視線を下へさ迷わせた少女の顎を左手で捉え無理に自分の目を覗かせる。
それは彼の左手は少女へ暴力を振るうためにあるのではないかと思わせるような、荒々しい捉え方だった。
「嫌なんだろ?…だったら、することは決まってるよなぁ」
「……う……」
「わかったらとっとと崩れた頭を直せ。
ルールを守って、ポケモンはポケモンらしく、『黙って犯されてろ』」
「あっ…!きゃあっ?!!」
――主人はそう言い放つと、強く顎を捉えていた腕を即座に離し、細い首を捕まえ渾身の力で再び少女を床にたたき付ける。
背中の痛みに喘ぐ暇もなく、少女の視界は暗緑の巨体に塞がれた。
236 :
あとがき:2008/07/14(月) 22:05:41 ID:vlfNRwTq
以上です。
厳密には今回は人外×人外の話になってしまってるんですが、
メタモンが人型になっているので人ということにしておいてください(´・ω・`)
書いていたら予想外に長くなってしまい、申し訳ないのですが内容の区切りに合わせて何編かに分けて投下したいと思っています。
それには主人×メタモンもあるのでギリギリ人外スレの規定に沿っているかと…;
またいつか投下しに現れることもあるかもしれませんがその時は生暖かい目で見守ってやってくださいm(__)m
最後にひとつ、人外ジャンルに幸あれと残して去ります。
お目汚し失礼しました。
メタモンたんがかわいそすぐる(´・ω・`)
なんか救いようがないな
メタモンたんには幸せになってもらいたい
保守
保守
俺はすっごくナチュラルに、交配用にオスポケとメタモンを育て屋に預けてたよ…。
そうか、メタモン、すまないことをしたな…。
でもまた預けちゃうだろうな。
まさか人外×人間でスレがあるとは思わなかった
夜にまたお邪魔します
ちなみにここは伏字とは使わなくてもおkなの?
ポケとかジブりとか普通に単語が飛び交っているけどさ
保守
ポケも宮崎も他にエロパロスレあるからなあ。
今さらって感じじゃね?
2ちゃんで伏字って意味ないような
伏せ字はどちらかというと女性向け同人の文化だから
男性が多い板では愛称で呼ぶ以外ではあんまりやらない
場の空気ってことだろうね
248 :
偽物狼と黒狼:2008/07/17(木) 23:21:47 ID:buXMN5yd
こんばんは、狼耳な男と人間の女で書いたので、ここに投下させていただきます。
249 :
偽物狼と黒狼:2008/07/17(木) 23:22:51 ID:buXMN5yd
宿屋の一室で、リシカは身を清めていた。
宿屋の主人に用意して貰ったタライの中でこしこしと腕を擦りながら溜息をつく。
その腕はつるりとしていて、それが何とも言えずリシカの気を滅入らせた。
(もっと、あたしの腕に毛が生えてたら良かったのに)
じっと目を凝らして見てみれば、うっすらと毛が生えている様な気がしないでもない。
けれど、全体的にリシカの肌は薄い皮一枚に覆われているのみだった。
腕も、足も、お腹も。
どこもかしこも薄皮一枚に覆われている身体を指で確かめながら石鹸を泡立てていく。
そうして最後に、髪の毛に触れる。
リシカは自分の身体の中で、頭が一番好きだった。
ここにだけは毛が生えている。
辛うじて自分が獣だと思える場所だ。
頭に生えた黒い毛を、大事に大事に洗っていく。
そうして、自分の頭の横に付いている不格好な耳をそっと触る。
つるりと丸く、毛も鱗も生えていない、ニンゲンの耳を。
この世界に生きるヒトは皆、どこかに獣の守護を受け、獣の本性をその身に宿している。
例えばそれは、鳥の翼だとか、魚の鱗とか、獣の尻尾といったもの。
ヒトは、自らの身体に宿した獣の“守護”と共に生きているのだ。
それなのに。
「何であたしには、尻尾も羽も生えてないんだろう……」
タライの縁に腰掛け、ぽつりと呟く。
リシカの身体には、一切の“守護”が存在しなかった。
まれに生まれてくる、獣の守護を保たないものは“ニンゲン”と呼ばれ、奴隷以下として忌み嫌われている。
リシカはその為に、作り物の耳と尻尾で変装をして各地を転転とすることを余儀なくされていた。
「ちゃんとした耳と尻尾があったら、お母さんもあたしのこと捨てないでくれたのかな」
オオカミの耳を摸した付け耳に目を落としながら呟くと、背後から声がした。
「そんなの、今はもう関係ないだろ」
怒ったようなその声にリシカが振り向くと、部屋の入り口に一人の青年が立っていた。
「レン……」
ぱさついた黒髪から覗く三角の耳。
暗闇でも爛爛と光る目は金色で、彼がオオカミの守護を受けている事を示していた。
「ちょっと、入ってくるならノックくらいしてよ!」
慌ててタライの影に身を隠して抗議をするが、レンは構わずにずかずかと部屋に入ってくると、金の目を不機嫌そうに眇めて窓を見た。
「カーテンくらい引け。不用心すぎだ」
「夜だもん。暗いし大丈夫だよ」
「今夜は月が明るい。夜目の利くヤツだっているし、見られないとも限らない」
ニンゲンだってばれたら困るだろうと言いながら、さっさとカーテンをひいた。
「また身体を洗ったのか」
咎めるようなレンの口調にリシカは頬を膨らませる。
「だって、汗臭いし、べたついて嫌なんだもん!」
「それにしたって堪え性がない。三日前に洗ったばかりだろう」
「三日前は、ばかりって言わないの!」
そう反論すると、レンはやれやれと肩をすくめた。
「お前が身体を洗う度、匂い付けをするのは俺なんだぞ」
「分かってるよ……レンには感謝してる」
「どうだかな」
つっけんどんな言い方をしながらも、ぱたぱたと尻尾が揺れているのが分かった。
尻尾が揺れているうちは本当に怒っていないから、リシカも安心して膨れっ面をしていられるのだ。
イヌ科の守護を受けた生き物は、こういう所が正直だ。
「それで、臭い付けはするのか?」
揺れる尻尾を見ながらこっくり頷くと、レンは旅装を解き、黒い毛並みが覆う身体でリシカを抱きしめた。
250 :
偽物狼と黒狼:2008/07/17(木) 23:26:13 ID:buXMN5yd
作り物の耳と尻尾で外見は誤魔化せても、臭いまでは誤魔化せない。
レンに会うまでは他人の着古しを着たり、香水を付けたりして“ニンゲン”であることを誤魔化していた。
けれどもレンと共に旅をするようになってからは身体を触れあわせることでオオカミの臭いを移して貰っていた。
最近では臭いを移す以上のこともするようになっていたが、それも含めて「臭い付け」と呼んでいる。
「んっ……」
レンの身体からは、乾いた草の臭いがした。
これがオオカミの臭いなのか、それともレンの臭いなのか。
厳密な違いは分からないけれど、リシカはこの匂いが好きだった。
「羨ましいなあ、レンの匂い。あたしもこんな匂いだったら良かったのに」
そう言って、レンの艶やかな毛並みをそっと撫でる。
「リシカも良い匂いだ」
「匂いなんかしないよ、あたし。洗ったばっかだもん」
「する。甘くて、柔らかい。朝露みたいな味だ」
そう言って、ざらりとした舌でリシカの首筋を舐め上げた。
「っ………!」
そのまま牙で、リシカの耳たぶを甘噛みしてゆく。
「レ、ン……」
ふるりと、リシカの身体が震えた。
こんなに優しくして貰うことは知らない。
抱きしめられたり、傷もないのに舐められたり。
こんなのは、レンに会うまで知らなかった。
だから未だに、どんな反応を返して良いのかがよく分からない。
リシカがレンの腕の中で戸惑っていると、レンがその細い身体をそっと押した。
レンに押され、リシカの身体は簡単に寝台の上に沈みこむ。
その後を追うように、レンも寝台に乗り上げた。
安宿の寝台は作りが甘く、二人が乗っただけでぎしぎしと音を立ててしまう。
やけに響くその音にリシカが頬を染めると、レンはにやりと笑い、囁いた。
「床でするか?」
「………いい。背中痛いもん」
「そうか」
ぷいとそっぽを向くと、くく、と忍び笑う声が聞こえてリシカは余計に真っ赤になる。
この行為に未だ慣れないリシカを、レンは時々からかうのだ。
リシカにとって、自分の珍妙な身体を人目に晒すのは非情に恥ずかしい。
おまけにこの行為は結構な痛みを伴うので、自然と身体が逃げてしまう。
けれどレンは、リシカがニンゲンだと分かった上で側にいて、オオカミの臭いを移してくれる。
レンがどれだけ得難い存在か、ちゃんと分かっているのだ。
だから、逃げたくない。
今すぐ寝具の中に潜り込みたい衝動を堪えて身体の力を抜くと、レンの手がゆっくりとリシカの身体を撫でていった。
肩から、腰。
その動きだけでぞくりとする。
身の内から湧き起こってくる感覚に思わず身を縮こめると、宥めるように抱きしめられた。
この熱に、もっと簡単に応えられればいいのに。
思い通りに行かない自分の身体がもどかしくて目を閉じると、力強い大地の匂いが鼻腔をくすぐった。
「大丈夫だ」
レンは様子を覗うように口づけを落としながら、リシカの胸にそっと手を這わせた。
「だい、じょうぶ……だよね?」
ぬくもりを直接心臓に伝えるように優しい手の動きに身を委ねると、少しずつ胸を揉む手に熱がこもってゆくのが分かった。
251 :
偽物狼と黒狼:2008/07/17(木) 23:31:07 ID:buXMN5yd
「ぁ、ん……」
レンがリシカの胸の頂を擦ると、思わずといったように甘い声が漏れた。
その声に誘われるように、リシカの胸の間に顔を埋める。
谷間から頂に向かって胸の裾野をぺちゃぺちゃと舐め上げていると、リシカの体温がじわりじわりと上がってゆくのが分かった。
熱を持て余したように足を摺り合わせるリシカに目を細めて足を割ると、両の胸がレンの目の前で大きく揺れた。
そのまま指を滑らせ敏感な部分に触れると、リシカは息を荒げ、ふるふると首を振った。
「……ゃ、ぅぅ……」
身を固くしたリシカを怯えさせないよう、小さな豆を慎重に指の腹で擦りたてる。
リシカの身体はどこもかしこも柔らかいので、油断すると鋭い爪で傷つけてしまうのだ。
ウサギの守護を受けた者は痛みに弱く、快感に敏感なので色町でも売れ筋だが、リシカの柔さはそれ以上だった。
少し力加減を間違えれば、簡単に壊してしまう。
レンはリシカを抱く度、獣の守護を持たないというのはこういう事かと実感するのだ。
土の色より優しく、木の幹よりも瑞々しい。不思議な色あいの肌。
無毛の身体は男女の性差をより明確に示し、下手な媚態など必要がないほどにレンを惹きつけた。
割れ物のように扱わなければいけない存在だったが、行為に没頭すれば我を忘れ、やりすぎてしまう。
ケモノの守護を受けていればどうということのないような触れ合いだである。
けれど、噛み跡だらけで立ち上がることも出来ずにそのまま寝込んでしまうことも二度や三度ではなかった。
今日こそは優しくしよう。
レンはそう思いながらリシカの豆を優しく潰した。
「はふ、あああっ……!!」
熱を帯びた喘ぎ声があがり、リシカの身体が大きく痙攣した。
「入れるぞ」
欲望にかすれた声で囁くと、ひう、とリシカが息をつめたのが分かった。
252 :
偽物狼と黒狼:2008/07/17(木) 23:33:27 ID:buXMN5yd
粘り気を帯びた水音は激しくなるばかりで、いっこうに止む気配がない。
愛すると言うよりも獲物を貪るように嬲られて、リシカは頭がおかしくなりそうだった。
「ひぁ、あっ、ああぁぁ……」
これだけされていても身体は貪欲だ。
何度達してもその度、レンを味わい尽くそうとするように締め付けてしまう。
「リシカ……大丈夫か?」
動きは止めずに尋ねたレンに、リシカは喘ぎ声でしか応えられなかった。
軋むほど抱かれているというのに身体はいよいよ潤み、敏感になってゆく。
激しく身体を揺さぶられて、もう上下の区別さえ覚束ない。
「……あ、ぁぁ、やぁっ、あっ……」
リシカの中に埋め込まれたものはひっきりなしにリシカをかき混ぜ、狂わせていく。
「……ぁ、くっ、……は、ぅぅぅん!!」
がりりと、肩口にレンが噛み付いた。
「あああぁぁっっ!!」
体の芯を熱い痛みが駆け抜ける。
それすらもう、気持ちいい。
際限のない快楽のふちに立ち、リシカは縋るようにレンの背に爪を立てた。
253 :
偽物狼と黒狼:2008/07/17(木) 23:39:40 ID:buXMN5yd
「……またやっちまったか」
レンが我に返ったのは、リシカが意識を手放した後だった。
こういう時は、夜目が利く自分の目が恨めしい。
肩や脇腹に無数に刻まれた牙と爪の跡は、無惨と言う他ない。
今回こそは優しくしようと思ったのに、この有り様だ。
憤りのやり場も無いまま、血の滲むリシカの傷口から目をそらす。
こんな時のために、荷物の中には傷薬が常備してある。
ともすれば血の臭いにまたこみ上げてくる欲望を押さえ、レンは立ち上がった。
辛うじて手加減ができていたのか、傷は皮膚の表面を傷つけるに止まっていた。
だからといって罪悪感が無くなるわけでもない。
陰鬱な表情でリシカの傷口に薬を塗りこんでいると、その痛々しい姿に哀れみのような感覚がわき起こってくる。
まだ立つことも出来ないような、小さな子供に向ける感情だ。
「ずっとこんな気持ちでいられればいいのにな」
こんな気持ちの時は、リシカを傷つけることもない。
際限なく優しくしてやりたいと、偽りでなく思うのだ。
けれど、リシカと身体を擦りつけ合っていると、どうしても自分が抑えられなくなってしまうのだ。
相手を捕食したい、征服したい。血や骨まで啜り尽くしたい。
このままでは、いつか取り返しのつかないことになってしまうのは分かっている。
けれど、ニンゲンであるリシカを一人で放り出すこともできないのだ。
何の守護も受けない者は、この世界を一人で生きて行くにはあまりにか弱い。
「俺は、お前を殺したくはないよ」
願うように祈るように。
レンは、リシカの丸い耳をそっとなぞった。
以上です。異種って描写難しいな。
わけ分かんないとこあったらごめんなさい。
それでは、失礼しました。
初めてリアタイに遭遇した&遭遇したら俺好みのSSだった記念カキコ
>>254 GJ
人外×人間のツボをよく分かってらっしゃる
うわあああ…せつねえ…
ものっすごく引き込まれて読んでました!ゴッジョブ!
自分人外初心者なもんで異種姦シチュの参考にさせていただきますm(__)m
いいもん読ましてくれてありがとうございました。
>>254 俺のツボをしっかりとおさえやがって・・・
GJと言わざるを得ないぜw
>>254 うひょえ!GJ!!!
愛があるえちーはいいなあ(*´Д`*)ハアン
♂のほうが圧倒的に力がありすぎて、傷つけないように傷つけないように、
ってがんばってる(んだけど、ついやりすぎる)のが健気だ。
作中の設定から、どっかの色町には、表向きにはないことになってる
『ニンゲン』ばかり集めたお店があったりしてなぁ・・・とか想像したりした。
流れ豚切ってすまん
上の方で話題が出ていたが、
ジブリ作品って人外人間好きにはたまらんもんがあると思うんだぜ
虫と少女、妖怪と少女、竜と少女、ロボットと少女ともう全てがおいしいです
ところでここの住人は、
この道にはまるきっかけになった作品とかエピソードってある?
>>254 萌えすぎたぜ!
いいねいいね、好きだよ愛してるハァハァ
>>259 子供の頃に聞いた八犬伝の話が原点かな?
あとは
>>115と同じく、もりのくまさんw
様々な要因で人外萌えが育っていったからなー。
今更になってどれがきっかけとかはわからんわ。
強いて言うなら買ったペットが人の姿になって飼い主の願望を叶える(Notエロ)って内容の漫画が原点かな?
確かタイトルがどっかのB級ホラー映画パロの
余談だが少し前ス/ー/ホ/の/白/い/馬って絵本を元ネタにしたレディコミ(微エロ)あったんだが、
擬人化といい人←ケモノの片思いといいものすごい萌えだったな…
本怖グリム童話は人外萌えが沢山詰まっている
>>259 色んな作品で萌の芽は育ってたけど気づかなかった。
でも最近になって爆発したんだよな、そしたら動物植物無機物なんでも来いの愛あるエロに辿り着いた。
巨大ロボと少女萌だけど…エロに持ち込めない…!
自分は小さい頃に見た劇かな。
山で助けためくらの女の人と鬼が夫婦になるんだけど、
村人達は「娘が掠われた! 山狩りして鬼から娘を取り戻せ!」
と言って、みんなで鬼を殺しちゃう。
残された女の人が怒り狂って鬼になる。
もうタイトルも忘れちゃったけど、これが人外萌えの最初の一歩だった気がする。
後は駿版ホームズとか。
勇者警察ジェイデッカーのマクレーン×せいあさんが巨大ロボ×女性のきっかけ。
マクレーンが敵のエイリアン(?)に取り付かれて、「お前の欲望を引き出してやろう」みたいなことを言われた時に
せいあさんを思い浮かべ、その後せいあさんと会った時に罪悪感でうわあああああああってなったのが性的な意味で思わせぶりだった。
しかもその回はキスもあるから、ロボ×女性好きにはオヌヌメ。
ロボは生殖本能に基づく性欲が無いはずなのに、悶々としているのが萌える。
元々人外は単体で萌えてたが、その内異形と女性の体格差とか異種姦萌えを経て人外×人にハマった
今はプレデター×黒人女とかキマリ×ユウナとかの人型人外×人が熱い
>>264 J刑事はロボ×人間属性持ちには全方位対応作品だから困る
もうすぐリメイク版が発売予定なので人外が誰かは伏せる
サモンナイト2の(男キャラ)×トリスがきっかけだったと思う
人外であることを気にしてたり、人外の体に触れるとかのツボを押さえたシチュ
人間であろうとなかろうと関係無いとかぶちまける女主がかわいいしかっこいい
あれは人外萌えの一つの模範解答だなと思った
自分の中で後にも先にもあんな萌えた人外×人間カプは未だに無い
>>259 ネバーエンディングストーリーとかナルニアみたいな
人外が出てきたり動物が言葉を話したりする本や映画ばっかり見てた
これ原点
どこでどう道を間違えたのかorz
>>267 さあ、サモナイスレで純愛SSを書くんだ。
サモナイの人間臭い悪魔と獣人の皆さんで人外スキーにはまった。
サモ2の某機人特定した
シリーズだったらサモンナイト3の
アティとヤッファっか
クノンとレックスとか
バルゼルドとアティとか
ミスミさまとレックスとか
守人たちがみんな人外だから萌えまくりだったなぁ
>>259
人外好きの原点はダイの大冒険のクロコダイルが最初だったな。
それからスレイの獣人デュクリスとかロマサガのサラマンダやカイジとかを転々とした。
確実に萌えになったのはDBのピッコロ。
卵生だからエロはムリだがたまらん。
>>271 俺がいる…
俺も原点はダイの大冒険のクロコダインだ。
あいつめっちゃかっけーんだよな。
その後は聖剣伝説とかブレスオブファイアあたりで育ったな。
ぷよぷよも好きで絵を真似て描いていたのはいい思い出。
>>264 今萌えてる巨大ロボ×人間がまさしくJ刑事w
あれは本当にあちこちにフラグ立て過ぎてどうしようかと思った。
シャドウ丸とあずき姉さんが一番好きな二人。
とこれ以上は微妙にスレ違いなので、
>>103でちょろっと言っていたのを投下します。
・
>>101左の機械系人外×少女
・微妙なエロ、非エロに近い
白いボロ布にくるまれて、少女は大きくため息をついた。
ここは岩山に出来た洞窟の中、いささか狭いとは言え外の雨を防げるなら充分なように思う。
しっとりと湿った布を渇いた口元に寄せて再度ため息をつく。
体の表面は酷く冷えてるのに芯が熱い、喉が痛い、関節がきしきしと痛い。
どう見ても立派な風邪だ。
少女は三度目のため息をついた。
今この洞窟に身を潜めているのには訳がある、風邪なんか引いてる場合じゃないのだ。
少女はつい先日やっと帝国から逃げ出してきた、勿論何の術も持たない少女一人だけでそんな事は出来ない。
協力者がいる、それは帝国の追っ手に抗えるだけの…。
ガシャ
「!」
音のした方向に少女は顔を向けた。
雨水を全身にかぶり、洞窟のわずかな光でさえ銀に輝く無機質な体躯。
それは帝国の暗殺部隊の精鋭兵士、先ほどまで少女を追っていた者だ。
「おかえり、ジルヴェル」
しかし少女は心底ほっとした顔で兵士を迎えた。
兵士も少女の方向に顔を向けると足音も立てずに向かってくる。
雨水をポタポタと垂らしながら彼は布にくるまれた少女を見下ろした。
「起キテイタノカ」
金属の中で反響するような声。
少女はその声に引かれるようにだるい体を動かして彼に近づく。
「ひどい雨、だね。大丈夫だった?」
「問題ナイ」
少女はポタポタと滴が落ちる彼の腕を見る。
熱のせいでぼやけている視界の中、さ迷った少女の手はジルヴェルの腕に触れた。
「ひんやりして気持ちいい…」
手甲に頬を寄せ、雨水を下唇でわずかにすくうと頭が少しすっきりする気がした。
「…熱ガ上ガッテイルナ、オイ、服ガ濡レル」
ジルヴェルは自分の手で少女を傷つけないように半分自分にもたれ掛かっている体を慎重にどかせた。
熱に浮かされた少女はジルヴェルのひんやりとした温度と滴る求めて手を伸ばす。
しかし、手は空をかいてぱたりと落ちた。
その瞬間さっきよりも強い熱の波が体の内側から打ち寄せる。
「あ…ジル、ジルヴェル…」
くたりと力なく洞窟の壁に体を預ける少女の口からうわごとのように名前を呼ばれる。
ジルヴェル、それは所詮兵士としての分類名でしかない。
けれども彼は戸惑った。
無機質な体に微かに残る、どこか薄らいだ部分で彼は確かに戸惑いを感じたのだ。
「ね、ちょっと…」
少女が手招きをする。
身をかがめて顔を近づけると、少女が胸に頬を寄せてきた。
ジルヴェルは自らの胸部にある傷へ視線を落とす。
それは数多くのジルヴェルと自分を分ける元になった傷だ。
ジルヴェルは少女を帝国の攻撃から庇ったのだ。
この傷はその時に出来たもので、銀一色の彼の体でとても目立っている。
「ジルヴェル…」
頬、鼻先、それから唇と移り変わり、胸部の傷を少女の熱い皮膚が雨水を求めてなぞる。
熱センサーが丁寧にもその温度を拾うが、ジルヴェルは再度少女を壁に押しのけた。
「…飲ミ水ヲ、探シテ来ヨウ」
「あ…」
少女が声を上げた時には、彼はもうすでに音もなく洞窟の外に出て行った所だった。
ジルヴェルは酷い雨に打たれながら胸部の傷を撫でた。
他のジルヴェルとは唯一違う、少女のために出来た傷。
…先ほど自分は確かに戸惑った、もしこの身に心と呼べる場所があるのならきっとこの傷なのだろう。
まだそこは少女の皮膚の温度がうっすらと残っていた。
以上です。
本番に持ち込めなかったのが悔しい。
好きにして下さいとの事でこんなんになりました。
また何か書けましたら来ますね。
>>273-
おお…!待ってました!あるはずのない感情の動きに戸惑う機械人外イイヨイイヨ-
保守
>>270 俺はエルジン×エスガルドに萌えた。
……ショタ属性はないはずなんだけどなぁ。
GJ
まったく関係ないんだが機械人のアミシャダイを思い出してしまったw
ここ異性同姓カプなんでもありなの?
カモン
掛け軸に描かれた美人画に恋をした男が一日百回百日間娘の名前を呼び、
百日めに娘が返事をして、そこで百年ものの酒を絵にかけたら娘が実体化して男と夫婦になった
って怪談あったんだが、俺達にとっちゃかなりおいしい話だよな。
系統的には妖怪娘スレに投下するのが相応しいネタだけど。
ピュグマリオンだな
>>284 いいねいいねー
日本の民話は異種婚姻話が多くてかなりおいしいよな
娘が蛇神に見初められて嫁になる話はなんだったかな…
蛇神が退治されるオチにしょんぼりした記憶がある
>>286
蛇に食べられそうになってた蛙を助けるために嫁になる約束をするものの、
怖くなって拒否して昔助けた蟹に蛇を退治してもらう話だったっけ。
むしろアレは少女を助けた蟹と蛙に期待。
蛇×少女は良いな
でもこれじゃただの獣姦だorz
あとそれから巨大な蜘蛛が化けた女に惑わされた主人を助けるため、縁の下で飼われてたヒキガエルが
娘に変身して主人を必死に引き止めたのに、主人がカエル娘の方を妖怪だと思い込み刀で深手を負わせたが
娘は死力を尽くして蜘蛛を退治、あとからすべてを知った主人は涙を流してカエルの亡きがらに謝り塚を作るって話もあった
蛇で定番エロスといったら長い体で殺さない程度に拘束し、舌で全身を適度に愛撫。
極め付けは二股に分かれたナニか?
人語を介し天候を操るくらいの大蛇なら妖力も相当ありそうだから怪しげな術や毒も使えそうだ…夢膨らむなあ
触手スレに蛇ネタあったね
いけにえになった娘と大蛇の話
純愛物でよかった
>>288 蛇は人に化けれるんじゃなかったか?
あとは怪しげな術の使用でおk
>>290 ちょっとティッシュ持って触手スレ行ってくる
こんばんは。
3レス程お借りします。
少女→ボロロボ
自慰ネタです。
苦手な方はスルーorトリップNGでお願いします。
重々しい音が二度ガランとした広い物置の中に響き、館の一人娘である少女が小走りに
飛び込んできた。
明かり取りの窓から射し込む光りは、まだ日が高いことを知らせている。
「ねえ、プララ」
まだ幼さを残す少女の視線の先にあるのは相手の顔に当たる部分だった。
足場が悪いから止める様にと何度も咎められているにも関わらず今日もプララの肩に
よじ登っている。
「?」
声に反応して銀色の袷が開き、大きな目が光り少女を捉える。
危なっかしい少女を補助する様にプララの手が添えられる。
プララと同じ目線の高さから見る景色は新鮮で少女は好きだった。
屋内にいたプララの表面は少女の身体に心地好い冷たさを伝える。
「ジ……ヴィ……」
少女の名前を呼ぼうとしたのか錆びた音がした。最近ではプララの発声器はすっかり壊れ
てしまっている。昔のあの声でもう一度、名前をシルビアと呼んで欲しいと少女は思う。
「プララ、無理しないでいいよ」
元々プララはシルビアが寂しくないようにと父が玩具として買ってきた。
動く状態のプララの仲間を持っていることが流行だからだ。
シルビアがここまでプララに入れ込むとは予測できなかったのだろうが。
父は家にいる事自体が珍しく、母は仕立屋や宝石商を呼び寄せてシルビアの相手をして
くれる事は少なかった。
ほぼ独りきりで過ごしてきたシルビアにプララは初めての喋るトモダチだった。
「今日はね、またあの人が来てたのプララを売らないかって。……あの人の言う通り、
大きな町へ行けばプララも治るのかな」
肘を付き呟くシルビアにプララの視線が注がれる。
「大丈夫、プララはわたしのトモダチだから誰にもあげないよ」
笑うシルビアに一瞬プララの目が嬉しそうに光った。
「わたしはプララが好きだから」
言って、来る途中の物陰でメイドが好きだと言いながら下男としていた事を思い出し、
顔が熱くなる。
下着を脱ぎ抱き合っていた。
わたしがプララを好きなのも、そうしたいからだろうか。
プララの首元へと移動中に膝に手のひら程の出っ張りが触れシルビアの中で小さな欲望が
首をもたげる。
わたし、変なのかな。
自身が乗っている時はプララは決して動かないのをシルビアは知っていた。
「プララ、ちょっと目を閉じてて」
少し上擦った声だとシルビアも自覚する。
これから自身がしようとしている事は真っ直ぐなプララに見られていては致し辛い。
素直に閉じられたプララの瞼に唇を触れさせる。
家族以外で自身から行う初めてのキスに、その冷たく固い感触に、頭がクラクラする。
水色のワンピースのボタンを外すと、まだ成長途中の膨らみが覗く。
白い下着を取り外しプララに押し付け先ほどの出っ張りに自身の秘所を合わせ、ゆっくりと
腰を揺らす。
「んっ、はっ、ふぁっ……プララ……っ、ああ……っ」
冷たかったプララがシルビアの体温で徐々に熱を帯びてゆく。
緩やかな膨らみの尖端がひやりとしたプララに触れると更に声が洩れた。
「あん、んっ」
プララにはシルビアが何をしているか理解できていないだろう。
高まる快感に罪悪感がよぎる。
すがる様に添えていた腕が少し動いた様な違和感に視線を走らせると閉じさせた筈の
プララの目と合う。
「えっ? な、やっ! ……み、みちゃ、だめっ……、プララっ」
引っ付けていた身体を放し驚き慌てるシルビアの背中をプララの手が撫でた。
プララの予期せぬ行動にシルビア自身の意に反して勝手にガクガクと体が跳ねる。
「あ、ああああぁぁぁっ!」
グラリと崩れた小さな身体をプララの大きな手が受け止めた。
静かに床に降ろされ重い身体を移動させ見上げるとシルビアの欲望の跡がプララの上で
光っていた。
プララは軋む音をさせながら、それを拭き取る。
初めての感覚の余韻に浸りつつソレを眺めていたシルビアが呟いた。
「……ごめんね、プララ……」
作業を終えるのを見て取るとシルビアの頬を何故か涙が伝った。
身を屈めたプララにそっと手を伸ばし同じ言葉を繰り返す。
「ごめんね……」
傍で錆びた音が響く。
「でも、わたしはプララが……なの」
シルビアの頬に優しく大きな冷たい手が触れた。
(おわり)
↑投下終了です。
お邪魔しました。
GJ
しかし一瞬ボロロボと言われて何のことかわからんかったw
プララかわいいよプララw
GJ!
プララもシルビアもかわいいな 初々しい感じがいい
最近のここの流れと某アニメのせいで、今まで興味なかったロボ×人間に興味が出てきた
プララやジルヴェルみたいにロボロボしてるのもいいが、
どう見ても人間にしか見えないのに思考は機械なアンドロイドもいいなーと思う
人間(女)にたまには髪型でも変えてイメチェンしてみたら?って言われて、次の日に髪型どころか
ボディ総取っ替してきて怒られるんだけど、何で怒られてるのかわからない、みたいな
見た目丸きり人間のアンドロイドはわりとたくさんあるはずだ…。
衣類婚姻はもちろん、童話ってわりと人外と少女多いから妄想膨らむ。
>>296 GJ!こういう系統の話は個人的に大好きだー
>>296 GJ、楽しかった
人外の愛で方としては邪道かもしれないが何も悪いことをしていない、むしろ人間が好きな人外娘が
見た目の違いやらを理由に人間たちに虐げられて凌辱されるのが好きだ。
一応神だけどもたいした力を持っていない娘だとか妖怪なんだけど無力でなんの抵抗もできない娘もいいけど、
その場の者を皆殺しにできるくらいの能力はあるが
大好きな人間に見切りをつけきれなくて泣きながら犯されてるような娘もいい
ゲデヒトニスみたいな執事ロボと少女も良さそうだ
>>297 俺が居た。
ベクトルはちょっと違うけどトイストーリーのアンディ思い出した。
PSOのキャストみたいなちょっと生身の要素を持ってるアンドロイドも好きだー!
(PSOのキャストは人工皮膚を移植するのが御法度なので装甲を身につけているが中身は人に近い)
>>299 >衣類婚姻
衣服とハァハァと申したか
もうここ何でもありだな
>>290です。
注意文で混乱させてしまった様で申し訳ないorz
“ボロいロボ”と書いたつもりだた。
GJくれた方々、ありがとうございました。
>>304 服の付喪神と持ち主の少女が結婚するんですね、わかります
>>304 一反木綿×夢子ちゃんで空中拘束プレイが脳内で展開された
伸ばした木綿の尻尾で股を往復するように擦ってあげるんですね、わかります
寧ろパンツの九十九神×少女じゃね?
常に一緒にいて、少女の大事なところを守ってあげる
どっかの保管庫にブルマ×少女があったな…
>>263 遅レスだが、同じ劇を見た。もしや同級生かな?w
盲目の女性の名前は「ゆき」だったと思う。最後、鬼になったときの舞が
壮絶だった。
単なる変換間違えが物凄い妄想に発展してて脱帽
一反木綿はきっと紳士だ
ハイレベルな妄想が展開されてて脱帽
さあ早くその妄想をSSにする作業に戻るんだ
>311
「べっかんこ鬼」だな
このスレ住民の中にアイヌの神話に詳しい方はいらっしゃいませんかorz
今思えばすごくおいしいネタだったと気付いたんだがうろ覚えな上元ネタがわかんなくて…
以前土産物屋で立ち読みした本に、
アイヌの男たちが宴を開くといつも宴の佳境になって家の扉を叩く者がいて、
出ていってみると山海の珍味が置いてあるだけで誰もいない。
それが幾度も続き、不思議に思った男たちが次に会ったときこそ
その者の正体を暴こうと決意しまた宴を開き、
扉が叩かれ、そこへ駆け付けてみると黒いふかふかの獣毛に包まれた腕が扉から覗いていて
その手を引くと背が低く肌の黒い全裸の娘が現れた。
正体を見られた娘は泣きながら走り去り二度と現れなかった〜って話が載ってたんだが。
これは見つかってから泣いて走り去るまでにナニかあったと妄想していいんだろうか…
長文すまんかった
ユーカラでぐぐってみたら出るんじゃないか
>>314 それがわからなくてググったら日野日出志の"山鬼ごんごろ"が出てきた
鬼と娘はいいなぁ
夜分遅くお邪魔します。
無駄に長文・悪文ですが投下。
サイボーグとキメラとロリとメカの話です。鬱展開ですので嫌いな方はスルー推奨。
319 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 01:41:10 ID:2RwV8Y5Q
錆び付いた蝶番が軋み、久方ぶりに扉が開かれた。わたしは前脚を折って頭を下げ、主に礼を示す。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
彼は返事をせずにわたしの横をすり抜けて行く。此処へ買い取られてきてから、決して短からぬ年月を彼と
共にした筈であるが、この瞬間に一度として何らかの反応を帰してきたためしはない。これからもそうであるに違いない。
わたしはいつものように、主の三歩ほど後ろを進む。前を行く背から微かな血の臭いを嗅ぎ取って、ひどく不安になった。
彼の血液である筈はない。主はアモルファス合金と人工筋肉、特殊ゴムで作られた皮膚と、僅かな臓器から成る
サイボーグなのだから。その体は血液はおろか、味覚・嗅覚・体温といった人間らしい要素をひとつとして持たない。
では彼はどこでこの臭いをつけてきたのだろう。
体の自己メンテナンスを始めた主の足元にいつものように蹲り、その手元を覗き込む。手指、あれはわたしにはないもの。
豹の前脚には不可能な動きは、見ていて飽きるということがない。人は己の持たないものを求めるというけれど、合成獣
であるこのわたしにもひとの心は宿るだろうか。
ズボンをめくるように人造皮膚を引き剥がすと、内部の構造があらわになる。銀色の合金とすりガラスのような
人工筋肉の間に挟まっていたのは・・・銃弾。
不安が実体化したが如き塊を取り除き、いくつかの傷つき老朽化した部品を取り替える。全ての作業を終えてから、
主ははじめて誰かがそこにいる事に気付いたと言うように、わたしに向き直った。
鏡がわたしの姿を映す。これが置いてあるのは、普段わたしの使わない寝室だけ。わたしは鏡が大嫌いだから。
自分の姿を目にする度に、なんと醜い体だろうと思うのだ。女の頭、豹の体。それぞれパーツとしては美しいと言え
なくもないのに、その二つが組み合わさると何故こんなにも忌まわしいのか。
「――ペルラ」
彼の呼び声がして、わたしを現実に引き戻す。つめたく体温のない手に引き寄せられ、レンズの瞳に覗き込まれた。
その眼は冷たい光をたたえている。そこに温度を求めるわたしの方が間違っているのかもしれないけれども。
続いて押し当てられたくちびるもひんやりと冷たかった。キスの時はいつもすこし注意する。ざらついた舌と牙で
彼の皮膚を傷つけてしまわないように。呼吸をしない相手との長いくちづけが終わり、人間のものより粘性の強い
唾液を引きながら顔が離された。
彼の指が荒々しく髪を掻き回す。まるで猫でも撫でているような。喉元をゆるやかに指先が滑り、上ずった声が漏れる。
前の時は言えなかった言葉がある。今日こそはこのまま流されてしまう前に言わねばならない。
「あかりを消してください・・・」
主の表情に乏しい顔が僅かに笑みを浮かべ、部屋の照明が落とされた。
下げ忘れすみませんorz
サイボーグである主は生殖器を持たないが、戻って来る度にこうしてわたしをベッドに招く。おそらく、彼は性欲ではない
何か別の衝動に突き動かされているのだろう。そしてこうしている時だけは、彼は普段からは考えられないほど饒舌に、表情
豊かになる。彼は性交によって、かつて人間だったときの事を思い出しているのかもしれない。わたしにはわからない。人間
だった事などないから。
「なかなか人間らしい台詞を吐くようになったじゃないか。キメラ如きが」
言いながら顔を寄せ、喉元に歯が立てられた。喰いちぎろうとするように歯が食い込み、ぞくぞくとした感覚が背筋を駆け
上がる。押しのけようともがく前脚はあっさりと押さえつけられ、新たな場所を咬まれた。むしろ彼の方が豹のようだ。
長い指が性器を貫く。愛撫というにはあまりに乱暴な行為を受け、それでもそこは濡れ始めていた。
「おまえは獣だよ、ペルラ。どんなに人間らしく装ってもな」
主が喉を鳴らすように笑った。胎内でゆっくりと指先が蠢き、甘い吐息が漏れた。傷つけられながらも、浅ましく快楽を
求める体。確かにわたしは獣なのだ、そんなことはわかっている。わかっている、けれど。
「けれど、何だ?言ってみろ」
首筋の傷をなぞっていた指にふいに力がこもり、ぐいぐいと締め上げられる。同時に胎内の指も押し込まれ、体が痙攣しな
がらそれを締め上げる。
苦痛と快楽の淵で意識が暗転した。
やけに重い瞼を上げると、目の前に主の顔があった。無言のまま胸元に引き寄せられて、体温が移り、僅かに暖かい指先が
痣の残る頸を撫でる。その気味の悪いほど優しい動きに身を委ねる。
動きが緩やかになり、やがて止まった。顔を見上げると主は目を閉じている。サイボーグとて疲労し、眠るのだ。肉体では
なく、精神が。
毛布を引き上げるという、ただそれだけの動作でも、わたしにとっては非常に苦労を伴う物であったが、なんとかやり遂げ
て、冷たい体に頬を押し付けて目を閉じる。いつかわたしはこの人に殺されるのだろうか。それでもいい、と思った。
「ねえ、ロビイ、どう思う?」
豪奢なドレスに身を包み、髪をきれいに結い上げて、キャシーは彼の前でくるりとターンして見せた。
「とてもよくお似合いです」
「そう、良かった」
お父様のお好きだった服なのよ、と付け加えて、少女は鈴を振るような声で笑う。
もちろんそんな事は承知している。ロビイは彼女の父親がまだ子供だったときから、執事としてこの家で仕えてきたの
だから。しかし、それも今日で終わりだ。
「じゃあ、行こうか」
ロビイは無言のままに身を屈め、少女が背に上がりやすいように脚の一本を突き出した。彼自身とキャシーが慣れ
親しんできた、どこか愛嬌のある人間型ボディはすでに廃棄されている。今の体は対人間用兵器――ゲリラ戦等に
使用されていたもの。
蜘蛛のような凶悪なフォルムを持つそれに、少女が跨ったのを確認して、ロビイは翼を展開すると、二対のエンジンを
ふかして空へと舞い上がった。
「ごめんね、ロビイ・・・」
高速で飛行するロビイの背に身を伏せてキャシーが呟いた。
「あなたをこんな事につき合わせたくなかったわ」
声がかすかに震えている。泣いているのだろう。古いボディのままであれば、彼女の涙を拭ってやる事もできただろうが、
今の体ではそれもままならない。そもそも飛行中にそんな事を行おうと考える事自体無謀であるが。
「いいえ、お嬢様。貴方をお守りするのが私の務めであり望みなのです。貴方が気に病む事などなにもありません」
実際、今の体への換装を希望したのはロビイ自身である。この体の元々の持ち主であった戦闘用AIはロボットと呼ぶには
あまりにも単純で、それに彼の電子頭脳を組み合わせる為には、莫大な時間と金と、ロビイ自身の苦痛を必要とした。
キャシーの身を焼く復讐の念がどのようなものであるか、ロビイは知らない。機械には悲しむ事はできても、殺意を持つ
ことはできないからだ。しかし、彼の小さな主を苦しめている感情を取り去ってやれるのならば、彼はその復讐に喜んで
付き合ってやりたいと思うのだ。
「ごめんなさい、ロビイ」
それが身の破滅を招くと分かっていても。
殺人者の潜む家は、思っていたよりもずっと小さく貧相なものだった。座標を確認し直し、目的地への到着を告げる。
「殺して」
冷え切った声で一言。指示に従い、ロビイはナパーム弾を投下した。
着弾と同時に真っ赤な炎が吹き上がり、一瞬にして館を飲み込んだ。同時にロビイの電子頭脳が悲鳴を上げ、飛行軌道が
激しく乱れる。単純なAIには理解できなかった、ロボット三原則の鎖が彼を縛っているのだ。
刹那、炎のうちではなく、どこか遠くよりエネルギー弾が飛来して、動きの鈍った彼を直撃した。
「ロビイ!」
「大丈夫ですっ・・・!」
何とか姿勢を保とうと努力しながら答を返した。金属の体は苦痛を感じないが、飛行するには損傷が大きすぎる。
だが、戦闘には支障がない。ロビイは半ば落下するように着地すると、素早く脚を展開して地上戦闘態勢に入った。先程
エネルギー弾が飛来した方向へ砲台を向け、索敵を開始する。
ロビイのモノアイが敵の姿を捉えるのとほぼ同時に、二発目の砲撃が来た。今度はかわしてのけ、攻撃を返す。
敵は人間のたっぷり二倍は重いはずの機械の体で、人間の範疇から外れた速さで移動しながら攻撃してくる。雨のように
降ってくる銃弾全てを回避することは不可能だ。ロビイは少女を庇うように抱え込み、対人間用装備の一つである機関銃を
起動させた。
着弾した内の何発かがロビイの武装のいくつかを奪い、機関銃が根元からはじけ飛んだ。お返しに撃ち込んだグレネード
ランチャーが相手をぎりぎり捉えずに破裂する。ぱっと炎が燃え上がり、敵の姿を一瞬照らし出した。
「人間じゃない・・・」
キャシーが押し殺したような声で呟く。何発か被弾して所々の人工皮膚を失い、悪趣味な模型のような骨格が露出している。
半ば千切れかけた足で時速90km以上をたたき出すサイボーグは、確かに人間とは呼べないだろう。
「あれは人間じゃないわっ!」
少女がロビイの静止を無視して身を乗り出し、熱線銃を構えて引き金を引いた。当てずっぽうに何発か撃ち出されたそれは、
サイボーグにはかすりもしなかったが、不意をつかれたのか一瞬動作に遅れが出た。ロビイはそれを見逃さない。
グレネードランチャーの一撃を浴び、サイボーグは跳ね飛ばされて地面に叩きつけられた。左腕がほぼ完全に破壊され、
顔面の皮膚が焼け爛れて煙を上げている。キャシーはまたもロビイの静止を振り切り、未だ立ち上がろうともがくそれに
歩み寄って激しく蹴りつけた。
「人間じゃないあんたも痛みを感じるの?」
肩の傷口に足先をねじ込んで踏みにじる。相手の口からくぐもった呻きが漏れた。
「リチャード・アレン・ベイツ。覚えてる?お父様は確かに善人じゃなかったわ」
憎悪に瞳を燃やし、なおも痛めつけるキャシー。
「でもあんたに殺されるほど悪人でもなかった」
少女はその手に不釣合いな熱線銃を構えると、照準を合わせ、ゆっくりと引き金に力をこめる。今度は外さない。
ロビイのセンサーが、もう一つの生命反応を感知したのはその時だった。それはロビイの後方から一直線に、少女
目指して信じられないような速さで駆けてくる。振り向いたロビイが見たのは、高く跳躍するネコ科の猛獣の姿。それは女の
顔をしている。驚愕しながらも機械の体は瞬時に反応し、弾丸を振り撒いた。銃弾はあやまたず着弾し、スフィンクスの
下半身を原型を留めぬまでに破壊したが、それは信じられない事にロビイの体を踏み台にして、上半身だけでさらに加速する。
ざくり、と。それの牙が少女の喉を食い破り、血液が花火のように吹き上がった。キャシーは枯れ木のように倒れ、女豹の
体はサイボーグの男を抱きかかえるような位置に落下して、止まった。
ロビイは見た。一部始終を見てしまった。
「お嬢様ぁああアアア!!!」
声の後半は超音波域へと達し、電子頭脳の自壊が始まる。人間を傷つけ、仕えるべき主を失ったという事態に、ロビイの
意識は耐え切れなかったのだ。溶解する意識の中、ロビイは最後の判断を下す。
体内の動力炉が激しく加熱・振動し、数秒後に爆発した。
ずるりと機械むき出しの手が土を掻く。人工皮膚をあらかた焼き尽くされ、左腕に加え、千切れかかっていた右足を
吹き飛ばされてもなお、男は生きていた。腕の中に抱いていたものを目の前に掲げ、彼はひとり問う。
「馬鹿め、何故来た」
ペルラは答えない。彼に守られて、頭部だけは爆発に巻き込まれても燃え残ったのだ。その表情は奇妙に満足そうで、
微笑みさえ浮かべていた。
死体の唇の周りにこびりついた血を拭ってやりながら、男は咆哮するように慟哭したが、彼はサイボーグであったので、
涙は一滴も流れなかった。
3ヵ月後、そこにはサイボーグになって元気に走り回るペルラの姿が!
「もう女の子を殺したりしないよ」
以上です。物を書くのってマジ難しいですね。おそまつさまでした。
ちょwwwwそんなオチかよwww乙。
>>315 なんかコロポックルぽいな
乙。壮絶なエンドと女性死亡フラグとは。
>>324 だったらキャシーも生き返らせてあげようよwww
ちょw俺の涙を返せwww
そこには8本足で元気に走り回るキャシーの姿が!
「これでロビイとずっと一緒よ!」
こうですか、分かりません><
ちょっw噴いたwwwおまえら内容にも言及したれよwww作者さんかわいそうだろwww
面白かったしペルラたんかわいいけど、これ前半このスレ向きじゃなくね?人外同士だし。
>>330 保管庫作成乙です。
お手数ですが 少女→ボロいロボ 削除願います。
それだけでは何なので今更だけど
供物の娘小ネタ 甲殻類
山深い人の身では入り込めない沢の源流で娘は水浴びをしていた。
主が不快にならないよう充分に身体を冷やしてから傍へ侍る事にしている。
背を向けていた娘が主を振り返りその薄い殻に覆われた腹に顔を寄せた。
肩から前に流した黒髪が肌に絡みその白さを際立たせている。
その身体は細いより薄いと表現した方が正しい。
抱えるようにして撫でた主の大きな鋏は、娘に触れている内側と違い堅固な殻と鋭い突起に
覆われていた。
なぞると亀裂が走っているのがはっきりと解る。
「御身も随分と傷付いておられます。……贄の頃合かと存じますが」
寄り掛かる娘の下肢を締め上げるように黒く堅い脚が包む。
堅牢な主に比べ、どこを取っても娘の身体は余りも脆く柔らかい。
近隣の村唯一の水場の主の滋養として捧げられてから娘はその日を待ち続けていた。
返事はなかったが予想の内だったのか短く息を吐き続ける。
「私に使命を全うさせて下さいませんか、人を喰らえば幾らかでも御身は回復するのでしょう?」
娘の言葉を遮るように下腹部で主の剪毛が蠢いた。
衝動に突き上げられ逃れようと身を捩らせる娘を主の大きな鋏が押さえ付ける。
「主様、私を」
「黙れ」
尚も言い募る娘に岩の様な沢の主が初めて声を発する。
凄みを効かせるつもりは無いのだろうが間近で発せられた声音に本能的に娘は身を竦ませた。
傷を付けないように主は自身には無い娘の柔らかさを存分に愉しむ。
程なく華奢な身体が震え娘は悦びの悲鳴を上げた。
逃げ切れない快楽に溺れながら、それでも娘は声にはならぬ声で訴える。
主様、供物でありながら滑稽でありましょうが、私は主様をお慕い申し上げております。
(終)
小ネタなので保管庫は無しでお願いします。
落ちたスレだがモンスターと女って題だったと思う
趣旨は一緒、異世界の子孫問題のために幼い日の契約で呼び出され
まずは牛人の子を生むSSがあったなあ(いろんな種族からお誘いとか
すごく文才あるのに収納しないなんて勿体ないなあ…
まあ仕方ないか…
保管庫も出来たことだし、俺もSS書き頑張るよ
>>331 ボロいロボ、保管庫から削除しておきました
ボロいロボのも今回のも小ネタとはいえ良い話なので、
出来れば残させて頂きたいのですが
小ネタ置場として1ページにまとめて置くという形では駄目でしょうか?
>>333 ボロいロボは少々書き直す予定なので申し訳ないですが流して頂きたいです。
保管庫を弄るスキルが無いのでorz
>>335 そうでしたか
それなら楽しみに待っております
保守
吸血鬼と人間ってのはこのスレ的に大丈夫かな
どうぞ
341 :
テスト前:2008/07/29(火) 02:36:07 ID:0eaeZZf1
あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!「おれはレポートを書いていたと思ったらいつの間にか書いているものが
小説になっていた・・・」な・・何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をしてるのかわからねえ!!
ども、テスト前こと318です。なんでやらなきゃいけないことがある時って他の事したくなるんですかね?
ヘビケージの丸洗いとかしちゃいましたよ。咬まれました。痛いです。
今回の話は前回の奴の前日譚となります。ロビイサイドの非エロです。いや、本当は異星人エロ書いてたんですが、
オナゴの喘ぎ声書いてたらふっと正気に戻ってしまいまして。皆さんはそんな時どうしてますか?
すみません、次回こそは新作エロ引っさげて戻ってきます。どうかお許しを。NGワードはテスト前です。
342 :
テスト前:2008/07/29(火) 02:38:10 ID:0eaeZZf1
「いーち、にー、さーん・・・」
少女のぱたぱたという足音が遠ざかっていくのを聞きながら、ロビイはわざとゆっくり数を数え始めた。10まで数え
終わって、つむっていたまぶたを開け、キャシーを探し始める。
彼女が難しいところに隠れていたためしはない。案の定、三箇所目に探したクローゼットの中から、ふくれっ面をした
キャシーをあっさりと発見した。
「ぜーったい見てたでしょう、ロビイ!いっつもすぐ見つけちゃうんだから!」
「いやいやお嬢様、自分の不手際を私のせいにされては困りますなァ」
暴れる少女を抱き上げ、全力で引っぱたかれながら呵呵と笑ってみせるロビイ。いささか旧式のロボットである彼は、
その分頑丈に作られており、多少の事ではビクともしない。キャシーの隠れ場所が、いつも特定の4〜5箇所の内から
ランダムに決定されているという事は言わなくてもいいだろう。
「ねぇお父様、ロビイったら酷いのよ?」
見てたらかくれんぼにならないじゃない、と少女は父の腕に抱かれて頬を膨らます。
「いやあ、それはキャシーの努力が足りないんだよ。パパもロビイとはよくかくれんぼしたものさ。でも覗き見されていた
事なんて一度もなかった。ねぇ、楽しかったねロビイ」
「いいえ、悪夢のようでした。あの頃のリチャード様は恐ろしいクソガキでしたからな。私がロボットで本当に良かった」
人間だったら20回は縊り殺されておりますよ、と付け加えてやる。蛍光色素や揮発性物質をぶっかけられたり、池に
はまっていたり庭で一番高い木の梢に引っかかっていたり。今度こそ死んだかと顔を青く(比喩的な意味で)した事も
一度や二度ではない。近所1の悪ガキと悪名高かったリチャードと、毎日毎日双方命がけで遊んでいれば、彼が
かくれんぼを卒業する頃には自然と一人前の兵士に鍛え上げられていた。正直キャシーなど、束になってかかってきても
負ける気はしない。
「本当に?お父様、嘘ついてない?」
「本当だとも。いいかいキャシー、相手のやる気を削ぐのが勝利への第一歩だ・・・」
「いたいけなわが子に何を教えているんですかあなたは」
「まずは簡単なトラップの仕掛け方を教えてあげようね」
何やら不穏な会話を始めた親子に、ロビイはとりあえずツッコミをいれてみたが、軽く無視された。
343 :
テスト前:2008/07/29(火) 02:39:32 ID:0eaeZZf1
「あの子も後5年もしたら、パパの事キラーイとか言い出すのかな」
足取り軽く走り去る娘の背中を見つめ、何故かやたらと感傷的になっているリチャード。あと5年もかかるかどうかと
言ってみようかどうしようか悩むロビイ。
「そんで10年もしたら彼氏を連れてきたりするんだよな!!パパより好きな人が出来たのーとか言って!おおお俺は絶対に
許さーん!!」
リチャードはやにわに立ち上がり、目の端に薄っすらと涙すら溜めながら絶叫する。ああ、なんでこの人はこんなにバカ
なのか、泣きたいのはこっちだ。メカだから涙は出ないが。こんな主に仕えねばならないわが身の不幸を呪いながら、ロビイは
朝発見し、こっそりと回収しておいた物を差し出す。
「将来嫌われる可能性についてよりも、今嫌われる危険性について考えてみてはどうですかな?」
それを目にして、リチャードは瞬時に石化した。
「『リアリティを追求したオトナのボディ!セクサロイド「ツボミちゃん」があなたの満足をお約束します!』・・・ああ、
今は亡き奥様がこれをご覧になったらなんと仰ることやら。このロビイ情けのうございます、思えばリチャード様の性欲の
持て余しっぷりは少年期から全く・・・あっ」
リチャードは熟練した兵士の動きでそのチラシを奪取し、光の速さで机の中にねじ込んだ。処分はしないようである。
「いいじゃないか、娘がいるとはいえ俺だって男なんだよっ!硝煙渦巻く戦場から帰ってきて安らぎを求めて何が悪い!」
「ですから悪いとは申し上げてはおりません、ただこれがお嬢様の目に触れたらと思うと」
その一言でリチャードは納得したらしく、何やらブツブツ言いながらも大人しくなった。
思えばロビイがこの屋敷に来て、そろそろ30年近くになる。最新型だった彼は、今ではもう何世代も前の骨董品だ。
しかし、彼はその事を誇りに思っている。それは彼がベイツ家に仕え続けてきた証なのだから。初めて会った時は少年だった
リチャードも成人し、軍に入りそこで恋をして、娘までこさえた。彼もまた軍人である、いつ妻と同じように戻ってこなく
なるか知れたものではない。
ロビイは願う。そんな事が起こりませんように。この幸せがいつまでも続くようにと。
「ねーねーロビイ、もう一回かくれんぼしよっ」
・・・そして、願わくばこれからの日々が安全なものでありますように。
その後、所嫌わず仕掛けられた罠に、ロビイはおろかリチャードやキャシー自身まで嵌ることになるのはまた別の話である。
344 :
テスト前:2008/07/29(火) 02:51:04 ID:0eaeZZf1
以上前日譚でした。ほのぼのっぽいけど、こいつら全員悲惨な死に方するんですよね。
前回の分にレス下さった方、ありがとうございました。よもや世界まる見えネタにこんなに反応があるとは。
そして保管庫氏ありがとうございます。でもラストのネタは入れなくてもいいんです。ペルラはあそこで死んでます。
あとあれはタイトルじゃなくて作品の傾向です・・・。ゴメンナサイ。
>>329 実は逆サイドも書いちゃったんだぜ!・・・ま、いいか。そんなエロくないし。
>>344 リチャードの妻がどんな女性か気になるw
我に返りそうなときは自分の場合、書いているものの雰囲気に合う音楽を聞いて
どっぷりはまってから書くな
それから保管庫ですが、前回のを修正して今回のを保管しておきました
>>344 GJ面白かたよー
いいねこの世界観
前回のあれは世界まる見えネタだったのかよw
ところでここの住人は、具体的に人外と人間がどんな関係だと萌える?
ここは主従が多いけど、自分は対等の関係が結構好きなんだよね。
まあ力がぜんぜん違う以上、主従とか保護者庇護者になりやすいのは分かるけど。
いや、もちろん鬼畜主従も大好きですよ?
ここのSSで言うなら、221のメタモン娘とか、201のシルヴァとジェシカとか。
結構酷い事されてるのに主人を憎めないとか最高だ。
一応主従関係があるけど(人外が主人だろうが従者だろうがどっちでも可)お互い特に気にしてない
ってのが好きです
>>348 自分も対等萌えだ。共闘してるともっといい。
「種族は違うけど信頼しあってる二人組の冒険者」とか字面だけで萌える。
保管庫見てみたら超親切設計すぎたw
>>330GJ
勿論作品を投下してくださった職人の皆様も
風呂の中で考えたシチュ
生前の生殖機能と意思とわずかな記憶を移植されたアンドロイド(ロボ型)
と
ごくごく普通の女の子
突如ヒロインの目の前に現れボディガードのごとく守護するアンドロイドと
すこし迷惑そうにしながらも彼の面影を重ね合わせ、惹かれていく女の子とか
まぁ最終兵器彼女の逆パターンなのだが・・・。
>>354 最終ryを良く知らない俺には大人しいフルメタが思い浮かんだ
356 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 15:58:33 ID:liDBTW+S
フルメタかー
あれ主人公機のAIのアルが女性型だったら萌えるよな
AI萌えは実体がないからエロは厳しいが……
>>355 大人しいフルメタと聞いて
穏やかなハートマン軍曹かと思った
ちょっと悩んだ
>>356 そんなあなたにZOEシリーズ
登場するAIは全て少女風人格が与えられており、萌え仕様となっております
だってヒロインポジがAIなんだぜw
>>357 穏やかなハートマン軍曹なんて軍曹じゃないやい!w
>>354 アップルシードとか富士見ファンタジア文庫のサイレントラヴァーズとかそれ系だな
ここの住人のストライクゾーンの広さは異常
>>360 よく訓練された変態どもの住処なんだよ
生ぬるい奴らにゃあついてこれマイw
>>361 変態の精鋭部隊というわけですね
分かります
363 :
テスト前:2008/08/05(火) 07:30:17 ID:/jo605Mq
どうも、341で書いてた異星人のが仕上がりましたので投稿します。
爬虫類型異星人×人間♀
NGワードはテスト前です。今日もこれからテストです。
364 :
テスト前:2008/08/05(火) 07:31:35 ID:/jo605Mq
モニターに中年女性の顔が映っている。実年齢の割には若々しい、あたしの母さん。しばらくぶりだけど元気そう。ちょっと
安心。
「ね、瑞穂。次はいつ頃帰ってくるの?たまには元気な顔を見せて頂戴」
「えーと、地球時間で言って、後半年は休みが取れないかな・・・ごめん」
母親とはある意味、あたしにとって全宇宙で最も厄介な敵と言える。敵と言ってもブラスターでぶっ殺せるタイプの相手では
ないし、悪意がないだけに質が悪い。
「あんたもいい年なんだから、いつまでも危ない職業やってないで身を固めてもいいんじゃない?あんたの事だからどうせ
地球人の彼氏もいないんでしょ?結婚する気あるの?おかーさん心配よ、もう。いつ孫の顔が見られるんだか・・・」
放っておけばいつまでも続きそうな会話を、適当に打ち切る方法を考えながら、あたしはこっそり溜息をついた。母さんの
事は大好きで尊敬しているし、結婚して子供を産み育てると言う生き方も、それはそれでいいものだとは思う。
でもあたしには今の生活が一番合っている。宇宙船の窓から曳光獣を眺め、"猫"族と語り合い、時には無法者とドンパチ
やって、仕事を終えたら仲間としこたま酒を飲む、そんな生き方が。確かに危険と言われればその通りだけど、あたしはもう
成人してるし、家にお金も入れている。誰にも文句を言われる筋合いはない。
「そういえば・・・あのトカゲさんとはまだ続いているの?尻尾のある孫なんてお母さんいやよ」
「もう、ほっといてよ!恋人くらい自分で選ぶから!」
それにあたしにはちゃんと彼氏がいるのだ。母さんの気に入る相手ではないけど。
365 :
テスト前:2008/08/05(火) 07:34:32 ID:/jo605Mq
ようやっと通信を終えて、隣の部屋へ声をかけた。
「もういいよ、ウロコ」
鉤爪が床を打つ硬質な足音が近寄ってきて、隣室から「ウロコ」ことあたしの恋人が顔を出し、虫のうなるような声でこう言った。
「本当にもういいのか、ミズホ。あんたは母親を随分ないがしろにしている気がするが」
「うーん、そうかも知れんけどさ。この年の娘に対する態度としては、母さんちょっと過干渉の気がするのよねぇ」
猫のような虹彩を備えた金色の一つ目が、透明な瞬膜を動かしてぱちぱちと瞬きした。首の脇に3対ある、サメの鰓みたいな
呼吸口からしゅうと漏れる息と、長い尻尾のうねる動きが、彼の不服を告げている・・・気がする。
一つ目とエラを抜きにして考えるなら、彼の全体的な印象としては、直立気味の恐竜というのが一番近いかも知れない。頭胴長と
同じくらい長いしなやかな尾を持ち、全身を赤錆色の鱗が包んでいる。特に後頭部から尾の先端まで続く、一列の大型鱗はよく
目立つ。
ちなみにウロコという名前はこの鱗まみれっぷりからあたしが付けたあだ名で、本当の名前はえらく長ったらしい上に、
地球人の声帯では発音できない。ま、そもそも奴の種族につけられているゼゴ族という名前も、彼らが発する声をむりやり
あたしたちの言葉で表記した物に過ぎないから、あたしがどんなあだ名を付けようが大して問題ないと思う。本人も嫌がってないし。
「だってさー、母さんったら、孫の顔が見たいからあんたと別れろとか言うんだよ?ひどいと思わない?」
「子孫を残したいと言う欲求は、あらゆる生命に共通してあるものだ。一概に悪とは言えんな」
「じゃ、あんたそう言われたら、はいそーですかって別れるわけ?あたしは嫌だよ、そういうの」
厳つい体にがっしと抱きつき、あんた以外と付き合ったりしたくないもん、とか恥ずかしい事を言ってやった。がんばって背
伸びしても、胸までしか頭が届かない。そうやって胸に押し付けた額から、虫の羽音のようなジジジと言う震動が伝わってきた。
これは人間で言えば、「うう」とか「ああ」とか、そういう類の声にならない声に相当する。フヒヒ、一丁前に照れやがって。
366 :
テスト前:2008/08/05(火) 07:39:29 ID:/jo605Mq
「言っとくけどかじったら怒るからね」
あたしの体にゆっくりと舌を這わせ始めた、ウロコの後頭部に向かってそう警告してやった。吸血種族であるゼゴは、性交時に
互いに咬み付きあうという手荒な愛撫を行う。自種族同士でやる分には問題ないんだろうが、鱗のない人間の身ではカミソリ
より鋭い歯でガリガリやられるともう、それはそれは痛いわけで、痛いだけで済むならいいけど正直身が持たんわけで、甘噛みでも
結構大出血するわけで、そうすると翌日の仕事にもかなーり支障が出るわけで、そうなればあたしとウロコお互いに不利益を
被るわけで、従って噛み付き行為には全くメリットはない筈なのだ。ない筈なんだが。
「言ってるそばから咬みついてんじゃねえこの爬虫類がっ!」
ま、そんな事言っても習慣と言うのは恐ろしいもので、右乳房辺りにざっくり牙が食い込みました。エラ部分に指を突っ込んで
殴り抜かれたウロコ氏は、只今踏み潰されかけたセミのような音を立てつつのた打ち回っておりますが、あたしのダメージも
相当深刻であります大佐。痛いよウロコ酷いよウロコ。
「す、すまん。しかしもう少しこう、なんと言うか。手心と言うか・・・」
「痛くなければ覚えませぬ」
ウロコの熱い舌が首筋やら頬やらをしつこく舐め上げ、4本指の手が慎重に胸を撫で回す。体温が上昇してきたのが自分でも
はっきり分かった。さっき咬まれた右乳房の辺りをも、ぺろりと舌が通過する。
「んっ・・おっ、美味しいとかっ、思ってないよねっ」
「いや、有体に言ってしまえばまずいな」
それはそれで腹が立つな。お返しに装甲の薄い腹側の皮膚をかじってやった。うむ、非常に歯ごたえの強い材質でありますな。
ところであんまり反応がないけど、気持ちいいのかコレ。どうなんだコレ。
「気持ちいいか良くないかの二択で言ってしまえば、それほどいいものではないが」
するりと尾があたしの胴体に巻きつき、その先端がゆっくりと秘所を愛撫する。
「あんたはそうやって俺のことを悦ばせようとしてくれる」
一度離された尾の先から、粘液が糸を引いて流れ落ちた。それは再び膣にあてがわれ、今度は内部へと侵入が開始される。
「俺はそれがうれしい」
「んっ、んぅ、んっ・・・」
胎内で蠢く生殖器官。ウロコの尾端に備わった(ちなみに雌の尾は産卵管である)それが前後するのに従って、甘くかすれた声が
漏れてしまう。快楽でひいひい言っているあたしとは対照的に、ウロコはさっきから一言も喋らず、見た限り表情も変わらないままに
イタシている。
「ふ、あっ・・・ねぇ、ウ、ロコ・・、気持ちいいの・・・っ?」
ぐるるる、と可聴域ギリギリくらいの低い音が奴の喉から漏れた。
「つまらん事を聞くな。・・・気持ちいいとも」
ぐいと体の奥に硬い物が押しつけられる感触。次の瞬間、そこに熱いものがぶちまけられた。
367 :
テスト前:2008/08/05(火) 07:40:32 ID:/jo605Mq
「んー、結婚、結婚結婚かぁっ」
おもいっきり伸びをしながら叫んでみる。ウロコが不審そうな目で見てくるけど、そこは気にしない。
最初はこいつのこと、ただの仕事上のパートナーだと思っていた。グロテスクな触手系連中と組まされずに済んだのにはほっとしたけれど。
異星人と友人になんか、ましてや恋人になんかなりうるはずがないと考えていた。でも、今のあたしにはこいつ以外と付き合うなんて、
セックスするなんて考えられない。「触手系」の同僚とだって、今じゃ仕事以外でも会ったり遊んだりする仲だ。
きっと、分かり合えるはず。相手が地球人だって、異星人だって。
「ねー、結婚しない?あたしと」
「ななななんだいきなりっ」
瞬膜を激しく開閉しながら面白いように狼狽するウロコ。正直ちょっと気色悪い。
「あたし、あんたの事、好きだもの。きっと母さんだって分かってくれる」
沈黙。しっぽだけが混乱した内心を示すように、大きくくねらされている。
「あんたはあたしの事が嫌い?」
「・・・いや」
「ねえ、ちょっと。もっと愛してるとか大好きとか、恥ずかしい事言ってよ」
喉の発声器の辺りに顔をくっつけて、直接震動を受け取ろうとしながらそう言ってみた。ゼゴの声は大部分が地球人の可聴域
より低い周波数で発せられるので、こうして直に触れでもしない限りは、どんな具合に震動しているのかわかりゃしないのだ。
脳に挿入されたマイクロチップによって、翻訳は自動的に行われるから日常会話に不便はないにしても、やっぱり愛の囁きくらいは
どんな声で言われているか知りたいのが人情ってもんじゃないか。
「う、う、う、お、あ、あんたが好きです。愛してます」
「なんで突然敬語になりやがりますかーあんたは。ま、よろしい」
ぶーんと響いた震動はえらくくすぐったくて、あたしは顔を上げると、奴の鼻先に一つキスを落として笑った。
368 :
テスト前:2008/08/05(火) 07:41:44 ID:/jo605Mq
以上です。書いている最中かゆくてかゆくて仕方がありませんでした。
鱗は男の美学だと思います。
ウロコのへたれっぷりに萌えました。GJ
GJ
ウロコ・・・かわええw
しかしなんか、セリフが有川っぽい
今日DVD借りてライラ見たんだが、映画館で見たときの興奮の理由がなんだったか分かったよ…
義理堅い人語を話すクマ×少女があんなに萌えると思わんかった
しっとりした鼻先を裸の少女にすりよせる大動物とか体の中心に少女を包み込んで寝る大動物とかのシチュ、好きすぎてどうにかなってしまいそうだ
GJ!
瑞穂かわいいよ瑞穂
気の強いおなごはタイプだ
爬虫類が大好きな俺はこの仲良しっぷりに即死した。
乙にもほどがある。
gj!
異種和姦ってなかなか見ないから、このスレでは常時全裸正座な自分
しかし保管庫の更新早いなww
職人さん乙です
人間味のある人外ってのはどうしてこうも魅力的なんだ
>>374 自分もいつも全裸でwktkして待ってるからなw
余程忙しくならない限りはなるべく更新する予定
職人さん超GJ!
照れて敬語になるウロコに萌えたw
異種和姦も少ないが、人外♂×人間♀ってのも意外と少ないから
このスレの存在は非常にありがたい
保管庫の人もありがとう。使い易くて快適です
人外♂×人間♀異種和姦の萌えどころってなんだろうか
全裸待機もいとわないくらい好きなんだが
未だにどこが好きなのか分からないでいる俺
相手の姿形がどうであれ愛してるっつー
傍目には妨げでもそれを乗り越える繋がりか、
人じゃ考えられん異形セックスに腰砕けメロメロとか、
色々あるけどひっくるめて好きだなあ。
2レス程借ります。
狼男×少女
エロはなくキスまで
苦手な方はスルーorトリップNGでお願いします。
満月の光に照らされて金色の髪が、柔らかく輝き夜風になびく。
薄い寝巻きの上にケープを羽織っただけの簡素ないでたちの少女が頬を紅潮させランタンを
片手に飛ぶように走って来る。
女性と呼ぶには幼い白く細い身体が幻想的に浮かび上がる少女、ディアは人ではなく妖精の
様である。
あと数年もすれば結婚相手にと引く手は多いだろう。
過分な好奇心と少々破天荒な性格さえ直れば、であるが。
「真っ黒クロの、バカ犬グーガル」
歌う様に呼びかける少女にグーガルが応える。
「犬ではなくて狼です。ディア、夜中の外出は危ないですから家に戻って下さい」
「あら、本物の狼男が一緒にいるから平気よ」
一度体を重ねてから、それがディアの口癖になっていた。
元々、我が強かったが一層拍車が係ったとグーガルは感じていた。
「今度は痛く無いようにしてよね」
悪戯っぽく笑うディアにグーガルが苦く笑う。
前回はディアがナニを握るから興奮して本能的に襲いかかってしまっただけで、普段から
節操が無いわけでは無く……等と言ってみた所で聞きはしないだろうと諦める。
偽物の狼男騒ぎで苛立っていたとはいえ、強引に行為に及んでしまったのは確かに後悔して
いた。
「……善処します」
「善処じゃな、ひゃぅ」
ざらついた舌がディアの首筋を撫で鋭く尖った牙が頬に触れるが一瞬で離れる。
「ねぇ、キスは?」
「……この口で、です?」
強請るディアにグーガルは肉食獣の証である尖った牙を見せる。
「できないの?」
困らせようと拗ねた顔で更に言いかけたのを、顎どころか鼻から下全体を包んだグーガルの
口に驚きディアは目を見張った。
捩じ込まれた舌が暴れ、口腔内を最奥まで犯される。
緩く刺さる牙がグーガルの優しさを感じさせディアに痺れをもたらしていた。
ディアはゆっくりと目を閉じグーガルに身を任せる。
このまま食べられても構わないかな、と少しだけディアは思う。
音すら漏れる隙間も無く息が苦しくなり、ディアがグーガルの胸を叩くと直ぐに解放される。
グーガルの唾液で濡れた顔がむず痒い。
「これでいいですか?」
「……食べられちゃうかと思った」
素直な感想にグーガルから忍び笑いが漏れる。
ぐいっと唾液まみれの顔を拭くと、笑いの止まらないグーガルの首輪を引っ張りディアは
主張した。
「バカグーガル。子供扱いしないでよ」
その行動が子供っぽいのだが反発するだろうし言わないでおく事にする。
「していませんよ」
グーガルが腕を回しディアの柔らかな肢体を抱き寄せた。
腹部の毛は他に比べて柔らかいはずなのに服の隙間から侵入しディアをチクチクと刺激する。
「子供相手に欲情はしませんし」
「……今度は誤魔化し、んんっ……」
冷たい鼻先の触れる擽ったさに身を捩りながら不満そうにディアがぼやいたが、グーガルは
聞こえない振りをした。
(ここまで)
↑投下終了です。
お邪魔しました。
乙
乙せざるをえない。
良かったよ、続編もあれば見たいぜ
GJこういうの大好き
でもグーガルがグーグルに見える
387 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 04:00:22 ID:V89O7OxM
グーグル先生には個人情報もプライバシーも筒抜けなんだぜ、とか言ってみる
388 :
テスト前:2008/08/10(日) 11:38:55 ID:/eh1Vb2o
318です。もうじき実家に帰るので書けなくなってしまいますから、間隔が狭くて申し訳ありませんが
今晩か明日辺りに一作投下したいと思っています。
帰るに当たりまして、パソコンを連れて戻りますので、書いたものを全て消去せねばならんのですが、
>>344の時に書いていた、前作逆サイドの前日譚をどうしたものかと悩んでおります。
結構な時間を費やした代物ですので、このまま消してしまうのが個人的に惜しいのですが、人間×人外、
人外×人外はこのスレ向きではないんですよね。どなた様かよいアップローダーなりご存知ではありませんか?
文章考えてる間に回答でてた
>>388 人間×人外は既に投下あるしいいんじゃない
個人的には人外×人外も、既存スレに投下できないような物なら有りだと思う
ってか読みたいだけなんだけどw
俺もこのスレでいいと思うけどな
こいつらはしっかり変態だから信じてやっていいとおもうぞw
>>388 投下できるレベルなら
>>389 中途半端ならフリメ取得して下書きなりで保存して取っておくのもありだと思う。
まあこのスレ自体「人外×人間」に絞らなくても
良いような気もしてきてるが
このスレは人外×人間のスレというより
人外が出てくるドラマのあるSSが好きな住人が集まるスレのように思える
>388さんが投下されるのを待った方が良かったかも知れないけど
何時になるのか判らないので、申し訳ないけど先に投下させて貰います
NGワード:女性がビッチ
その女性は、怯えていた。
まだ成人になったばかりなのだろう。どこかまだ幼さを、顔と雰囲気に宿している女性。
それなりに世間を見てきた……その自負に、どこか甘えがあったのかも知れない。
こんな事になるなんて。そう、彼女は思っただろう。
けれど……「ここ」に来るということ。それはすなわち、「こうなる事」を既に意味していた。
彼女もそれは承知していたはず。承知してここに来たはず。
ただ、彼女の想像を、現実が大きく上回った……それだけの話。
「こっ……こんなのって……」
女性が怯える、その原因は今彼女の眼前で仁王立ちしている。
「今更……自分がここに来た理由はわかっているんだろう?」
長い舌でベロリと突き出た口を嘗め回しながら、その者は語った。
怯えるなと言われて、はいそうですねと震えを止められるなら誰でもそうする。
それが出来ないから怯え続けるのだ。ましてこのような言いぐさでは、ますます怯えてしまうのは当然の事。
まして……この者が「喋った」という事にも、その怯えへ拍車を掛けていた。
半牛半人。首から上と腰から下は完全な牛。挟まれた間は屈強な大男。ミノタウロスと呼ばれるモンスター。
その姿だけでも、怯えるには充分。
ましてそれが動き、喋るのだから……怯えを通り越しパニックに陥ったとしても、誰も彼女を責められないだろう。
だが今彼女は、怯えるその視線を猛獣の顔へ向けてはいない。
視線はもっと下……雄々しくそびえ起つ、まさに雄のシンボルそのものへ。
実のところ、彼女の「怯え」はそれにあった。
「気に入ったか?」
突き出た口が、ニタリと笑う。
人ほど表情が豊かではない牛が笑う。笑っていると、判る。
それがまた恐怖を募らせる事にも成りかねるが、幸か不幸か、女性はまったくそちらを見ていない。
見る余裕など、有りはしない。
女性は自分の腕ほどもある、そのシンボルから目が離せなかった。
ここに来た理由。置かれた状況。
全裸の自分と、同じく全裸であらゆるたくましさを惜しげもなく披露する半牛。
見つめているシンボルが自分にもたらす影響をイメージし、更に怯え身を震わせる……今女性に出来るのは、それだけだった。
「さあ、宴の始まりだ」
「いっ、いや……」
身を強張らせ拒絶する女性。しかし逃げる事はない。逃げる事は許されないから。
半牛はそんな女性の腕を強引に掴み、引き寄せる。
ふわりと浮くように、女性は軽々と半牛の懐へと引き寄せられた。
「そう怯えるな。これから行うは、快楽の宴ぞ」
いやらしい笑い。第三者が半牛を見たならば、その下卑た笑いに気づけただろう。
むろん笑いを向けられた女性に半牛の表情を知る余裕はない。
まして表情を観察する間もなく、長く太い舌が彼女の頬を舐め始めたならば。
「ひっ、いや……ん、んぐ、クチュ……」
そしてその舌は、彼女の口内へと進入していく。
キス……と呼べるかは定かではない。強いて言うならばディープキスか。
大きく開いた口が、まるで女性を頭から食らいつくかのように迫る。しかしその口が閉じることはない。
代わりに、太い舌が女性の口を大きく広げさせ、口内をウネウネと動き回る。
女性からしてみれば、ディープキスと言うよりはディープスロートに近いかも知れない。
単語だけで表現すればキスかも知れないが、しかし女性の身に置き換えるなら、これをキスと呼ぶには強引すぎる。
「ふぐ、ん、グチュ、ん、くふ、ぐっ、ん! クチュ、チュ……ん、んぐぅ!」
苦しそうに顔を歪める女性。うっすらと目に涙をためている。
しかし……それだけではない。
あれだけ怯えていた女性が、震えていたはずの身を完全に半牛へゆだねている。
頬が赤いのも、苦しいからだけではない様子。
「クチュ、ん、グチュ、チュ……ん、はっ、あ……」
ズルリと、半牛の舌が女性から引き抜かれていく。
その後を追いたいのか、女性の可愛らしい舌がチロリと大きく開いた口からその姿を覗かせる。
舌を引き抜かれた後の女性……彼女が惚けた表情を浮かべている事から、
先ほどまでの「舌責め」が女性にどんな「影響」を与えたのか、それを想像するのは容易い。
「少しは宴を楽しむ気になったようだな」
「はっ……はい……」
緊張が完全に解けた女性は、戸惑いながらも素直に返事をする。
気を良くしたのか、半牛はまた下卑た笑いを浮かべている。
いったい、どんな媚薬を用いたのだろうか?
女性の変わり様を見てそう疑問を持つ者がいたとしても不思議ではない。
しかし半牛がそのような薬を使った形跡はなく、事実そんな薬など使う必要はない。
むろん、魔法だとか催眠術だとか、そんなファンタスティックな技術によるものでもない。
半牛の存在がファンタスティックだという事実はさておいてもだ。
「そこ……んっ! しっ、舌……すご、く、んぁあ!」
巨大なナメクジが女性の身体を這いずり回るかのよう。有り体の表現だが、しかしこれほど的確な表現は他にない。
半牛の長く太い舌が女性の首、そして鎖骨あたりを唾液で湿らせながら下っていき……乳房とその先にある乳首へとたどり着く。
舌が乳房の上で踊り、乳房はそれに応えるよう若さと弾力を惜しげ無く披露する。
揺れる度弾く度、乳房の持ち主は桃色にでも着色されそうな吐息を漏らしている。
大きな半牛の手に身を預け横たえる女性は、大きさの対比から見れば、まるで人形のように扱われる。
だが激しく身悶えする人形などいない。
彼女が性感を持った人間である証が、その狂おしく悩ましげに身悶える姿にこそある。
それだけ女を身悶えさせる、筆舌し難い半牛の舌技。
女性は先ほどまで怯えていたはずなのだが、すっかり「舌」に怯えという感情を舐め取られ、そして快楽という唾液を馴染まされている。
「あ、んっ! ふあ、そこは……ん、ひぁあ!」
舌でほぐされた乳房は、女性を支えている指先で弄ばれている。
そして舌はと言えば、更に身体を下り、甘い甘い「蜜」を堪能し始めている。
「すっかり濡らしているな……やはり「ここ」に来るだけはある」
「だっ……て、こんな、んっ! はじ、はじめて、こんなの……ふぁあ!」
背を反らし、声を上ずらせながら自身の快楽を表現する女性。
それに追随するかのような、ピチャピチャと鳴り響く湿った音色。
巨大なナメクジは女性の淫唇はおろか、突起した陰核を何度も何度も這いずり、
乳房同様、いやそれ以上に女性から喘ぎ声を絞り出していく。
「こん、こんなの、うそみた、い、んぐぅ! い、きも……くふぅう! そ、こんな……あぁあ!」
唇を押し広げ口内に入ったあの時のように、今度は別の唇……淫唇を押し広げ舌が進行する。
人の男性器よりも大きな舌に、女性は思わず眉をひそめる。
だがそれも一瞬のこと。すぐさま口元は緩み、その緩んだ口からは唾液と喘ぎが止めどなくあふれ出る。
「これ、ひっ、んっ! や、こ、こん、こんなの、で、でも、い、いっ、いあぁあ! よ、よすぎ、て、くる、くる、くるっちゃ、んぁあ!」
悶えるどころではない。女性は身体を跳ね上げるるかのように反らし、快楽を受け止め味わっている。
まさに人間業ではない快楽。それを人間である女性が味わわされているのだ。
流れ込む快楽の容量は、人の女性が受け止められる許容量などとうに超えている。
「このまま狂われては面白くないな」
ゆっくりと舌を抜き、半牛は息を荒げる女性を見下ろした。
肩で息をするその女性は快楽の余波に身を引く付かせながら、しかし突然途切れた快楽の流入に戸惑いながら、半牛を見つめていた。
欲情にまみれた瞳。視線は更なる快楽を半牛に要請していた。
「なぁに、すぐまた狂わせてやるよ……」
そう半牛が宣言すると、女性の腰を両手で掴み股を開くよう命じた。
女性は素直に股を開く。そうすることで与えられる快楽が何であるかを、期待しながら。
女性が待ちこがれる快楽。それは当然、半牛の雄々しい肉棒。
あれだけ酷く怯えさせ、胸を締め付ける思いをさせた肉棒も、期待に胸を膨らませる肉棒へとその存在を移り変えられていた。
もうそこに、女性はいない。欲情した雌が、そこにいるだけ。
「ひぐあ……ん、くぅあああ!」
雌らしい、獣のようなうめき。唾液と愛液で充分に濡れていたとはいえ、膣と肉棒のサイズは不一致。
すんなりと進入が許されるような大きさではない。
無理矢理ねじ込まれるその痛みに、声を上げるのは当然のこと。
だが……雌という獣は快楽にどん欲。
「いっ、ぐ、ん……あ、くっ! ん、あ、あっ! ひぃ、ん、ふあ、くっ、あ、んん!」
言葉にならない悲鳴と喘ぎが折り混ざりながら雌の口からあふれ出る。
苦しみながらも、雌は己の膣を半牛の男根に馴染ませていく。
そうやって、そうまでして、雌は快楽を得ようともがきあがき、声を上げ腰を振るった。
「グフフフ、良い声で鳴くな。そんなに気持ち良いか?」
「あっ、ん、ひぐぅ! か、ん、あ、んぁあ!」
返事はない、ただ喘ぐだけ。その喘ぎこそが、返答になっているから。
「ひっ、ん、ふぁあ! い、あ、んあ!」
腰を打ち付けられる度にガクガクと揺れる雌の身体。
半牛はその雌の半身を起こし、また舌で雌を愛撫し始める。
激しい摩擦で内部を、滑らかな摩擦で外部を刺激され、もう雌に快楽以外の感情も感覚も有りはしない。
視線は彷徨い、意識も彷徨い、ただ快楽だけが雌を包む。
口は半開き涎を垂らし振りまきながら、それでも雌は喘ぎ続けた。
「流石に締まりが良い……出すぞ」
むろん、その問いに答える者はいない。喘ぐ雌がいるだけだ。
問いかけからしばし、半牛は振るい続けていた腰を雌から引き抜いた。
半ば投げ出されるように、半牛の手から解放され横たわる雌。
そこへ、半牛がいきり起った己の男根を握りながら近づいた。
降りかかる白濁液。雌は肌を白く染め上げられながら、ピクピクと身体を震わせていた。
>>394 最初は重複云々言われてて
それでなんとか他にはない人外男×人間女(和姦多め)に落ち着いたら
よく訓練された変態紳士たちが集まったようなスレだもんなw
「カット!」
監督の声を聞き、私はすぐさま女性の元へ白く大きなバスタオルとティッシュの箱を持って駆けつけた。
白目をむいて完全に気絶してる……
私はバスタオルで汗と唾液と精液を綺麗に拭き取りながら、ADの子にもう一枚バスタオルを持ってくるよう指示を出す。
「大丈夫?」
「あっ……あ、はい……大丈夫……です」
まだ完全に意識を取り戻せていないようだけど、無事なようね。
ADの子が持ってきてくれた新しいバスタオルで彼女の身体をくるみながら、彼女の様子をチェックする。
意識はもう大丈夫そうね。あと下は……見た感じ、血が出てるとか、そういう事はないみたいだけど……
「下も平気?」
「えっ……と、その、まだジンジンしてますけど、平気です」
まったく、たいしたものね。「アレ」と初めてやって、この程度で済むんだから。
というか、むしろよがって気持ちよさそうだったものね。
流石は人気AV嬢ってことなのかな。それなりに下も「訓練」が行き届いていたみたい。
亜人相手はこれがデビュー作らしいけど、彼女なら「こっち」の世界でもやっていけそう。
「大丈夫か?」
その、「こっちの世界」じゃ人気の男優が、相手の女優を気遣って声を掛けてきた。
「あっ、はい。ありがとうございます」
「そうか、良かった」
ホッと安堵するその顔は、さっきまで下卑た笑いを浮かべていたのと同一の顔とは思えないくらい穏やか。
腐っても男優って事なのかな。ただやるだけじゃなくて、ちゃんとそれなりの演技をしていたっていう。
……それはどうかなぁ。私は彼の「野生」もよく知ってるから言えるけど、あれもあれで「地」だと思う。
「それにしても思い切ったわね。亜人デビューでいきなり「王子」を相手になんて。あなたから指名したんだって?」
王子というのは、男優のミノタウロスの事。彼をよく知る人達はみんな、彼を王子って呼んでるわ。
その王子を亜人デビュー作に選んだ理由を、私は尋ねてみた。
こっちの世界……人外が出演するAV業界で人間の女優がデビューをする時は、
普通ならもっと人間に近い種族……ウェアドッグやウェアウルフあたりを相手にするが定番。
そんな相手になれてきてから、王子のような規格外な亜人や、生理的な嫌悪感を伴いやすいローパーやスライムを相手にしていくもの。
だからいきなり王子を相手にする、しかも彼女から指名したなんて……ちょっと信じがたいのよね。
「はい……実はその、ミノタウロスさんに、えっと……」
あらら、顔を真っ赤にして俯いちゃった。
なんでも……彼女、もう人間サイズじゃ満足できないんですって。
そもそもAV嬢になったのも、そんな理由からだったらしい。
だからあっちのAVでは極太バイブを扱うような作品が元々多かったんだとか。
この若さでねぇ……まあ、プロフィールの年齢と実年齢には「サバ」が何匹か紛れてるとは思うけど。
そんな彼女に、こっちの世界でやらないかってスカウトがあったらしい。
その際に見せられたのが王子の出演作品。それを見て、こっちの世界に足を踏み入れることを決意したとか。
つまり彼女にとって、王子は憧れの男優だったらしい。
なんていうか……まあ、人それぞれよね、うん。
ちなみに、最初王子のアレを見て怯えていたのは……画面で見る以上に実物は大きく見えて
流石の彼女も、ちょっと「引いた」らしい。まあすぐアレの大きさに「惹いた」みたいだったけど。
「まあなんにしても……色々と、大丈夫みたいね」
身体的な意味でも、仕事的な意味でも。
むしろ……大丈夫じゃないのは王子の方かな、たぶん。
ふふ、もうそわそわしてるわ……仕方ないわね。
彼女のフォローは他のスタッフに任せて、私は彼のフォローに入りますか。
そもそも、私は王子のサポートのために現場へ来ていたわけだしね。
*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*
「もうちょっと我慢できなかったの?」
「だってよぉ……相手は今日のがデビュー作だっていうからさ。いつも以上に「加減」してたから、こっちはほとんど満足出来てないんだよ」
現場からそそくさと抜け出した私達は、すぐ近くにある馴染みの店……人外専門のラブホテルへと駆け込んだ。
王子は相手のAV嬢によっては、どうしてもフラストレーションがたまってしまう場合がある。
特に今回のような「本気」で相手が出来ないような娘の場合は。
彼が本気になると、激しすぎて相手の娘が文字通り壊れてしまう事がある。
だから相手を気遣いながらやらなければならず、それがフラストレーションになるってわけ。
そりゃ生理現象だから、それなりに「擦れ」ば、出るものは出る。
でもそれだけで満足できてしまうほど、彼の性欲は大人しくない。むしろ中途半端に終わって困るらしい。
それを鎮めるために、私は事前に呼ばれていたって訳。
もっとも、あのAV嬢の娘のケアも監督から頼まれていたんだけど。
「今日は特に落ち尽きなかったわね」
私はゆっくりと、服を脱ぎながら彼に尋ねる。
ブラウスを無造作にベッドの上へ置き、タイトスカートに手を掛けたところで。私は不意にバランスを崩された。
「ちょ、ん、もう……本当にらしくないわね……ん、クチュ、チュ……」
強引に引き寄せられ、王子の舌が私の首と顔を嘗め回す。
呆れながらも、私は彼の舌を受け入れる為に口を開いた。
待ってましたと、彼の大きな口が開き舌が口内へと侵入してくる。
肉厚な舌が口内を圧迫し、上あごの粘膜を舐め始める。
私は彼の舌を含みながら、脱がし掛けたスカートに手を掛けスルリと床にそれを落とす。
そして下着に手を掛けながら、彼の舌を私の舌でチロチロと弄び、唇で優しく舌を圧迫する。
全裸になった頃には、私は足を浮かせ彼に抱きかかえられながらディープスロートキスを続けていた。
「グチュ、チュ、チュパ……ん、ふぐ、んあ……ふぅ。ふふ、久しぶりじゃない? こんな「獣」みたいに……んっ! せっ、背中はちょっ、ひっ!」
私を自分に押しつけるようにして腰を抱きしめ、彼はその姿勢のまま私の背中を嘗め回す。
仕事では絶対にやらない愛撫。モニター越しに見ている第三者が興奮できるスタイルじゃないから。
でも彼は時々こんな愛撫を私にはする。胸同様、背中も鍛えれば性感帯になるのを知っているから。
そして私は全身を鍛えられている女だから、こんな愛撫に悦べるって彼は良く知っているから。
もちろん、私を悦ばせるためだけにこんな愛撫をしている訳じゃない。
「ん、チュ、クチュ……はむ、ん、チロ、チュ……」
私は彼の首に腕を回し彼に抱きかかえられながら、彼の喉元や鎖骨に愛撫し始める。
舌で舐め、唇を当て吸い、たまに歯を立てて軽く咬んだり。
なにかする度に彼がピクリと反応するのを可愛いなんて思ったら、
今度はツツッと彼の舌が背骨の上を通って私がピクリと反応してしまったり。
何度も身体を重ねたから知り尽くしている、互いの身体。
こう言うと……恋人同士みたいだけど、そんな関係じゃないのよね。
セックスフレンドであって、ビジネスパートナーでもあって……
なんだろう、恋人以上、恋人未満。そんな矛盾した間柄かしらね。
「ね、そろそろ……」
強引に始めた癖に、丁寧な愛撫。すっかり私の方は準備が整っていた。もちろん、彼のは言うまでもない。
「このまま入れて……ん、くぅ!」
俗に言う、駅弁。彼は私の腰を掴んだまま、ガチガチに固くそそり起たせた自分の男根に私の淫唇を触れさせ、
そして一気に奥へと……まさに突き刺すように押し入れる。
そこからは、本当に獣。
私をオナホールかダッチワイフにでも思っているのかってくらい、激しく腰を振り腕を振るい、激しく攻め立てる。
声も出せないくらい身体を揺さぶられながら、でもジュブジュブと膣は声の代わりに喘ぎ出す。
性経験豊富なAV嬢だって、こんな事されたら壊れるわ。
でも私は平気。いえ、むしろこれくらい激しい方が好き。
互いに、相性が良いのよね。セックスの。
つまりこーいう意味においても、私達はベストパートナーなわけなの。
「やはり……お前は、いい、女、だな!」
「なに、よ、こん、な、ぐ、ん、くぅ!」
喘ぐのだって苦しいのに、何を言わせたいのよ……もう。ちょっと感じちゃうじゃない、そんなこと言われたら。
ちょっとした言葉のやり取りをしたけれど、後は獣同士の性交。
荒げる息と結合部の喘ぎだけが室内に木霊する、本当に「やるだけ」のセックス。それもかなり激しい。
愛なんて語らない、ただ快楽だけを追い求める二人。
それでも、ただ乱暴なだけじゃない。獣同士の性交だからこそ、信頼し合えないと成り立たない。
私が彼を信頼しきってなければ、こんな激しい行為に身を全て任せられないし、
彼も私が簡単に壊れないことに安心しつつも、やり過ぎて私を壊さないように気を配りながら腰を振るっている。
信頼しきっているから出来る。そしてそんな関係だから、より快楽が身を震わせる。
「出すぞ」
確認を求められても、私は返事が出来ない。私ももう、絶頂手前だから。
腰が唐突に止まる。なのに膣は更なる圧迫感を内側から受ける。
その圧迫が僅かに緩んだとたん、私の奥に勢いよく射出される白濁液。
激しい水圧を子宮に浴びる快感を、私は身を反らして受け止め……全身をビクビクと痙攣させギュッと膣を締め付けた。
「ふぅ」
大きく息を吐き出し、彼は私の中に入れたままベッドに歩み寄る。
そしてゆっくりと私を持ち上げ彼の男根を引き抜くと、先ほどまでの猛牛ぶりが嘘だったみたいに、そっと私を優しくベッドに横たえさせる。
「よ……っと」
そして私の側に腰掛け、私は……揺れるベッドに軽く身体を宙に浮かせられた。
「どこか抜けてるのよね、いつも」
「ん? なにがだ?」
基本優しいんだけどね、彼は。でもちょっとデリカシーがないかな。
まあ、そんな彼だから気に入ってるんだけど。
*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*
一度きりで収まるほど、私達の性欲は浅くない。
でも、最初に激しく抱き合った後は、ゆったりと、身体を絡ませるように求め合うのが常。
それこそ恋人同士がするような、イチャイチャした愛撫を繰り返す。
私が彼の男根を全身で奉仕したり、彼が私のアナルに指一本だけ入れて弄んだり。
そんな事をしながら、ピロートークに花を咲かせている。
「人気が出るかは……今のままだと微妙だな」
騎乗位で私を自分の上に腰掛けさせながら、彼が私の問いに答える。
今日相手にした娘が、今後この業界で大成するかどうかを。
「どうも彼女は、自分が感じてさえいれば男が悦ぶって思ってるようだからなぁ……ま、最初の内はそれでもいいが、このままなら飽きられるのも早いぞ」
彼の見解に、私は同意見だ。直接相手をした彼だけでなく、端から見ていた私でも同じ事を思ったんだから、
それをモニター越しで見ている視聴者にも伝わってしまうだろう。
まだ今は初々しさが出ているから良いけれど、慣れてきてからもこのままじゃ、確かに飽きられる。
さて、どう指導してあげれば良いかな……私は彼に跨り腰をグラインドさせながら思案した。
「ローパーでも相手させたらどうだ? この前、一匹仕上がりそうだって言ってたろ」
軽く腰を跳ねながら、彼が提案してきた。
ローパーね……そうね、私の「本業」もかねて、それも良いかも。
AV嬢や風俗嬢の指導は、あくまで私の副業。本業はローパーやスライムといった魔法生物の調教師。
彼が言うとおり、ちょうど活きの良いローパーの調教が終わったところだから、あの子をAVデビューに今日の娘を起用しても良いかな。
ローパーを相手にしながらも、よがる姿を「魅せる」という意識を持てるようになればいいんだけれど。
「でも王子、まだあの娘とのシーンって残ってるんでしょ?」
私は腰を跳ねさせながらスケジュールの確認を取る。
ローパーの相手も良いけど、出来れば彼が直接指導してあげられるならその方が良い。
なにせ彼は人気男優。数多の女性をカメラの前で抱いて、彼女達の魅力を引き立たせるプロだから。
まあカメラの前だけじゃないけど……彼には私以外にも、多くのセフレがいるから。
迷宮のハーレム王子は伊達じゃないのよ。ただ彼が本気になれる相手はごく僅かだけど。
「いや、あの娘の撮影はまだあるが、俺との絡みはもうない。明日はケンタウロスの男優とだとさ」
彼は私の腰に軽く手を添えながら、続けて提案を口にする。
「なんだったら、監督に口をきいてやろうか? こっち世界のデビュー作だからいろんな相手とのシーンが欲しいって言ってたし」
「ホント? なら、ん! お願い、出来るかな?」
自分の胸を揉みながら、私は彼に感謝する。
彼はまかせとけと、快諾してくれた。持ちつ持たれつ、何事においても頼りになるパートナーだ。
「ついでにお願い……いいかな」
ギシギシとベッドをきしませながら、私は尋ねた。
「そろそろ……いい?」
「ああ、俺ももう我慢できねぇよ」
私の腰を持ったまま、彼がベッドから立ち上がる。
そして最初の時同様、激しく私を揺さぶり腰を動かし始めた。
これが私達の締め。最後も激しく求め合って終わるのがいつものパターン。
「やっ、ぱ、り、ん、お、おうじは、い、いい、ん、くぁあ!」
いい男よね。そう言い切れぬまま、私は暴れ牛の腰使いに言葉を封じられる。
ま、今更言うことでもないけどね。
股を裂かれるような快楽を全身で受け止めながら、私は幸福に浸っていた。
以上です
NGワードにある通り、ちょっと前半も後半も女性側に好き嫌いがあると思うのですが
気分を悪くされた方は申し訳ない
そんな方は、>388さんの良作投下を待っててくださいw
俺も全裸で>388さんのを待ってます!
世界観が意味不明、と思われる方も多いでしょうが
そこはわざとです。好きなように妄想で補ってくれると幸いです
お目汚し、失礼いたしました
>>404 GJ!
途中で書き込みが被ってしまい、申し訳ありませんでしたor2
人外AVっていう発想は面白かった、シリーズ化とかしてほしいかもw
王子も良い男だw
406 :
318:2008/08/12(火) 01:48:55 ID:Cv1FA6b+
なんといやらしい(ほめ言葉)大変興奮いたしました。王子がいい男です。
申し訳ありません、マナー違反は重々承知なのですが、今日の朝10時の飛行機に乗って帰らねばならないのです。
大したものではありませんが投下させていただきます。NGワードは318です。
407 :
318:2008/08/12(火) 01:49:53 ID:Cv1FA6b+
「あ、ウロコ?どうせ君の事だから別に何してる訳でもないでしょ?お宅の嫁さんがひどい事になったから迎えに来て。
今いつもの飲み屋にいるから。んじゃ」
一方的に用件だけを告げて電話を切る同僚。明日は休日である。瑞穂は同僚と飲み会とかで出かけており、爬虫類型知性生物、
ゼゴ族の「ウロコ」は久々に一人の空間を味わいながら趣味の映画鑑賞をしているところであった。まだ嫁を取った覚えはない
とか、なぜ俺はあだ名であるウロコとしか呼んで貰えないのかとか悩みつつ、ウロコは出かける。
ぬめらかに蠢く幾重にも枝分かれした触手。それに抱え込まれるのは、頬を赤く染め、荒い息を吐く瑞穂。あたかも磔刑の如く、
あるいは蝶を捕らえた蜘蛛の巣の如く。女体を捕らえている触手の持ち主は、ふたりの同僚である、オザブ星人『皮手袋』であった。
あ、こいつ殺すしかねえ。瞬時にそう判断し、歯をギリギリ鳴らしながら攻撃の構えを取るウロコの前に、灰青色の体毛に覆われた
大きな頭部がぬっと突き出された。
「あのね〜、ウロコ君違うのよ〜そうじゃなくて〜、えっとぉ」
「トゥーゾ、考えてから喋る癖付けたら?使わないと脳にカビ生えるぜ」
カロン龍トゥーゾの長い首と尾がしょぼんと垂れる。全長7メートルあまりの複翼の竜といった外見から受ける印象とは違い、
カロン龍は概ね穏やかで平和的な種族である。「穏やかというよりは愚鈍だ」と言われることもあるが。
「君の嫁さんが酔って暴れるからちょっと抑えといたの、ただそれだけ。心配する気持ちは分かるけど、強姦も触手プレイも
させてないから安心していいよ」
『ちょっと待ちたまえシャミイ。それじゃあ私が強姦魔か何かみたいじゃないか!私は同意のない相手を無理になどという卑劣な
真似はしないぞ!』
「へえ違ったの。ボク知らなかった」
瑞穂を開放しながら第1腕と第6腕を激しく震わせて主張する『皮手袋』に、"猫"シャミイが冷ややかな視線を送る。険悪な
空気にトゥーゾがおろおろしていたが、今はそれどころではない。完全に触手がほどかれると、支えを失った瑞穂はくてんと卓に
突っ伏した。慌てて抱え起こし、簡単に体をチェックする。とりあえず外見的には問題無さそうだ。ほっとするウロコ。
『ウロコ、君までそんなことをするのか。いいさ、理解など得られなくても。私なんか所詮大人のオモチャか何かだと思われてるんだ』
「ようやく正しい自己認識に辿り着いたみたいじゃん?おめでと」
シャミイのその一言で『皮手袋』は本格的にいじけてしまったらしく、6本の触手を円盤状の本体に畳み込んで固まってしまった。
悪い事をしたかな。ウロコは少し反省する。しかし誤解されやすい種族(オザブ星人は雌雄同体であり、友情と愛情の間にある垣根が
非常に低いことで知られる)なのだから、もっと慎重に振舞うべきだ、よし俺は悪くない。それにしてもいつの間に俺の名はウロコで
定着してしまったのか。
408 :
318:2008/08/12(火) 01:50:25 ID:Cv1FA6b+
「あれーウロコ?いつ来たのお?」
抱える腕の中で、ぼんやりした表情の瑞穂が顔を上げる。おそらく全てはこいつの責任だ。
「君に帰ってもらおうと思ってさっきボクが呼んだふんぎゃっ!」
今まで潰れていたとは思えない速度で飛び掛られ、尾を踏まれたような奇声を上げるシャミイ。
「ちょ、放せ放せ放せ痛ったいキショい酒くさーい!」
「フハハハ、この手触りこの手触り!圧倒的ではないかねわが軍わああ!!」
瑞穂は抵抗をものともせずにシャミイを抱き締め、全身の手触りを確かめにかかる。シャミイはぬいぐるみのようにいじり回され、
にゃあにゃあ悲鳴をあげた。
「あらら〜シャミイ君が〜どうしようウロコ君」
「いや、どうしようって言われても」
不測の事態にうろたえているトゥーゾを役に立たないと判断し、ウロコは瑞穂を止めにかかった。酔っ払い特有の思いもよらぬ抵抗に
手を焼かされつつ、どうにかこうにか引き剥がす事に成功する。
「びっくりした、ああもうびっくりした。これだから酔っ払いは嫌だよほんとに」
瑞穂の手が届かない位置に移動し、乱れた毛並みを舐めて整えながら文句を言うシャミイ。その様子は祖先形である地球猫と、殆ど
変わったところがない。
「いや・・すまない。悪かった、この通りだ」
「別にいいさ、酔っ払いに理性なんか求めてないもんね。このひとの場合シラフでもさほど変わらんけど」
口ではそう言いながらも、シャミイは不機嫌そうに瑞穂を睨んでいる。平謝りしながら、ウロコは何故俺が謝らねばならないのだろうかと
一瞬疑問を感じた。
「ウロコ手触り悪ーい」
こんな事を言われればなおさらだ。
「・・・悪かったな」
「あれ、怒ったの?だいじょーぶだよお、毛皮がなくてもちゃーんとウロコの事は好きだから」
「ひ、人前で何を!」
ウロコの太い首に腕を回し、へらへら笑いながら頬擦りする瑞穂。酔っ払いは始末におえない。「死ねバカップル」という周囲の
視線と、同僚たちの好奇の目が入り混じって二人に突き刺さる。助けてくれ、いやせめて見ないでくれ。視線が苦痛なんだ。
「照れてますね?照れてますねウロコ氏。かーわーいーいー」
「わあバカめ止めろ放せ、いややめて下さい本当に。お願いします」
「ふふ〜ん」
全く動じず話を聞かず、楽しげにまとわりついてくる瑞穂。ダメだ、完全に酒毒が脳に回っている。このままでは被害が拡大
するばかりだ。
「あら〜仲良しでいいわね〜」
「いや所嫌わずお盛んな事で」
「よし帰るぞミズホっ」
とにかくこの混沌から脱しようとウロコは行動に移る。同僚への挨拶もそこそこに、瑞穂を小脇に抱えて卓を離れようとした
ウロコをシャミイが引き止める。
「ウロコ、金」
そうか、俺が払うのか。そうだよなあ。飲み食いした覚えはないが。少しゲンナリしながら金を置いて、今度こそ帰路に着く
ウロコであった。
「ウロコ君、呼び出しちゃって良かったのかしら〜、かわいそうみたい〜」
「別にいいんじゃない?ペットの始末は飼い主がするもんでしょ。大体ウロコなんざ放っとけばコケが生えるまで動かない生物
なんだから」
対照的な態度を取る二人の異星人。その後ろで『皮手袋』は誰にも慰めてもらえないままになおもいじけていた。
409 :
318:2008/08/12(火) 01:51:14 ID:Cv1FA6b+
家まで瑞穂を担いで戻り、やっとベッドに下ろして一息ついた。何だかどっと疲れた、水でも飲もうかと立ち上がろうとした
ウロコの尻尾を、布団の中から伸びた手が引き戻した。
「何のつもりだ?」
「ん、お礼?謝罪?みたいな」
振り向いた顔に口付けをして、にへらっと笑う瑞穂。据え膳喰わぬは男の恥よと言うが、薬品で理性を失っている相手にこの
言葉は適用されるのか?ウロコは考え込む。案外理屈っぽい男である。
「あれ、やらんの?」
「いや、やる」
まあいいか。本人もいいと言っている事だし。瑞穂を引き寄せ、腕の中に抱え込んだ。ウロコは単純な男であった。
ゆるやかな凹凸のある滑らかな体に指を這わせながら考える。地球人というのはどうしてこうも柔らかく脆そうなのか。少し
力を入れればあっけなく壊れてしまうような気がして、どうしても触れ方が遠慮がちになってしまう。
「あんたって案外優しいよね。顔怖いのに」
もっと乱暴でもいいのにさ、噛まなきゃと瑞穂は囁き、そのまま唇をつけてきた。ゼゴの口には地球人のような柔軟な唇はないので、
キスにはそれなりの技術が必要とされる。鋭い歯を舌でなぞられ、お返しにそいつに舌を絡めてやる。
「あのな、顔の話は余計だ」
ウロコは強面である。凶相といってもいい。いや顔つきは種族的なものだからどうしようもないのだが、とにかく歩いているだけで
ガキに泣かれる顔であり、ウロコはその度に少し落ち込むのだった。
「いやいや、恐いなりに味のある顔だと思いますよあたしは」
ざらついた肩に顎を乗せ、鱗の隙間をなぞりながら瑞穂がにやつく。ちくしょうこいつめ。苛めてやりたい衝動に駆られ、ウロコは
両手で瑞穂の体を押さえつけると、長い尾であちこちをくすぐるように愛撫する。
「ちょ、やめてよばかっ!ひゃあ」
瑞穂は拘束を外そうともがくが、所詮は地球人、しかも非力な女。体格と力の差はいかんともしがたく、水から上げられた魚のように
のたうつばかりだ。
「や、だもうっ、ゃん、ばか、なにが、ぁ、楽しいわけっ」
文句だけは一丁前に言うが、暴れ疲れたのか抵抗は弱まって、大人しくなった。手を離しても逃れようとはしない。
「このっ・・・つかまえたっ!」
と思って油断していたら、尻尾を掴まれてしまった。なにやら勝ち誇ったような表情を浮かべながら、尾の先端をいじりはじめる瑞穂。
「やめれ」
「やだ」
あのね、分かってるとは思うけど、そこは性感帯なんです。あんまり触っちゃダメなの、興奮しちゃうから、ね?だからほら口は
いけない甘噛みは犯罪ですいけませんったら―――
「うおおおおぉ!!」
「うひゃあ」
理性がさようならと去っていき、ウロコは相手にのしかかって荒々しく息を吐く。
「ウロコ、重い・・・」
知らん。俺はなにも聞いてない。細い体を押さえ、尾端の生殖器を秘所に挿入する。
「あーもうこのバカぁっ、あん、ちょっとは、はなし、きいてよぉぅ」
「飲み屋でひとつも俺の話を聞かなかったのは何処のどいつだ?ん?言ってみろ」
口の中でごめんごめんと言いながら、背に手を回しすがりつく瑞穂。同族に比べれば頼りなく、しかし確かにそこにある肉体。
潰さないように加減しながら抱き返し、尾の先端をぐりぐりと、毒を打ち込む蠍のようにつき立てた。
「あのねえ、あたしあんたがだいすき。毛皮がなくてもいいんだよ」
まだ酔いが抜けきっていないのか、ウロコの顎の体鱗を触りながら、瑞穂はそんな事を言った。
「あんたは単純でバカで変なとこで理屈っぽい割にふだん大雑把だけど、それでも好きだよ」
狼狽するウロコ。それを言ってどうしようと言うのか。俺に何を求めているのか。やはり毛皮はあったほうがいいのか。
「あはは、照れてる照れてる」
そういうとこも見方によってはかわいいよね、と悪意の感じられる笑い方をしながらのたまう瑞穂であった。
410 :
318:2008/08/12(火) 01:55:40 ID:Cv1FA6b+
乙乙,あっちから来てみたwおもしろいスレだね
>>411 まぁ、変態紳士が集まるスレでよければごゆるりと
>>318 GJJJJ!!!
ゆっくりとんでってね!(AA略)
>318さん
こちらこそ、投下されるのを判っていて先に投下してしまって申し訳なかったです。
ウロコかわいいよウロコ
そしてGJくださった皆様、ありがとうございます。
>405
シリーズ化するかどうかは別として
この場合、人外側を固定して? 女性を固定して? この組み合わせのまま?
それとも、AVっていう設定で色んな人外と女性が良いのかな?
とりあえずこれにて、名無しに戻ります。失礼いたしました。
しばらく来れなかった間に続々と良作が投下されてるじゃないか
職人方は乙
>>413 >405じゃないがAV設定に一票
この発想はなかった
ウロコもAVもGっJ!
しかしいじける皮手袋可愛いよ皮手袋。撫でてやりたい衝動に駆られる
二人ともGJ!面白かった。
保管庫には外伝は収録しないの?
>>416 どうしようかなと考えてました
とりあえず保管しておいて、異論がなければそのままにしておきます
そういえば今頃気付いたんだが
>>318で投下されたSSも人外同士(サイボーグ×キメラ)だったから
最後の外伝もここに投下して良かったんじゃなかろうかw
んだな。叩きそうな奴もいなさそうだし。
>>415 パソコンの前に背中を丸めて座ってるウロコを想像した。皮手袋は手触り悪そうだ。
>>413 >AVっていう設定で色んな人外と女性(ry
これよみたい
誰も言及してないので敢えて言ってみる。
ペルラ萌え。
DV男なんかやめて俺の嫁に来てくれ
リザードマン♂と人間♀ってありそうでないから嬉しい
マーマン×人間女ってどうやってやればいいんだろうか?
懐かしいなw
インスマス面程度ならなんとか、人間の形は…
でもマーマンだと下半身は魚だもんなあ。
半魚人だとまたエラい格好になるし。難しい。
普通にイルカ、鯨、シャチ系ならいいかと
そこまで行かんでもグッピーみたいな卵胎性の魚なら臀鰭の変化した生殖器(ゴノポジウム)があるでよ。
サメやエイはちんちん2つ持ってるし。
429 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 12:50:24 ID:4muxRqL7
雌が産んだ卵に後から精子かけるタイプなら
ぶっかけプレイは出来るな
ここに通うようになってから
生物系のあれなネタに詳しくなった俺がいる
たとえば
>>428とかね
お前らなんでそんなに詳しいんですか
変態だっていいじゃない
だってけだものだもの
―――相田みつを
不器用なロボの装甲から触手が出てきて、
目の前の少女を恐る恐る愛撫する
という夢を見た
>>433を読んで森の奥に放置された朽ちたロボが
妙な植物に寄生され、元々のAIに加え植物が侵した混合思考で
植物の触手(というかツタ?)とロボの動きで
森にさまよい込んできた少女と仲良くなるという電波を受信した
よくさ、触手が少女に襲いかかる(性的な意味で)作品はあるけどさ
少女が触手に襲いかかる(もちろん性的な意味)でのも良いと思わないか
少女が自ら触手をすりすりペロペロするのか
いいじゃないか
ごめん、ロボ自身に性器がついてなくても触手で何とかなるんじゃないかと思ったんだ・・・
よくロボが機械をハッキングするために触手状の何かをいじってるのってよく見るよね。
>>435 お前は神かw
性器がないならくっつけちゃえばいいじゃない
ってことで、人間サイズのロボにバイブくっつけた二次の純愛SSを昔見た事がある
ところでロボ系鎧系なんかの、肉体を持っていない人外とする場合
人間側はともかくとして人外側の快感はどうなるんだろう
銀色の恋人だと最終的に精神的な部分で快感を覚えてたようだけど
セックスの快感は結局、脳が「刺激→快感」と判断してるので
脳があるならいくらでも気持ちよくできるだろうが・・・
脳がない場合、どうやって気持ち良くしたらいいか分からないなー。
性的快感は分からなくてもパートナーが喜んでくれれば満足
みたいな二次メカ×人間純愛SSを見たことがある
相手の満足が自分の満足っつう若干不憫な愛の形
逆に人外が素面で人が感じまくるという構図は非常に萌える
ロボ「指、入れると気持ち良い?」
人「しっ…しらないっ…!うぁっ…擦る…な!」
ロボ「あ…キツくなった」
人「う…ふぁっ…言うな…バカッ!」
こんな感じ。恥じらいつつ感じちゃう人とか非常に良い
>>434 廃棄物13号の植物版みたいなものを想像した
>>435 触手をスリペロすると甘い汁が出るんだな、なるほど
住民の妄想力に敬服しつつ
2レス程お借りします。
狼男×少女
苦手な方はスルーorトリップNGでお願いします。
膝へと収まっている少女からの唐突な言葉に男は動きを止めた。
その少し背を丸めた様に見えるシルエットは人に近いが、全身を覆う黒い体毛に獣の頭が
決定的な違いである。
「はい?」
聞き返しながら声の主である少女に視線を移すと青い双眸が彼をとらえた。
狼男の困った顔を初めて見た人間は自分ではないかと少女は思う。
「グーガルが可愛いって言ったの」
少女は笑うと円を描く様に手を滑らせ毛に覆われた腹部を撫で始めた。
グーガルは溜め息に近い調子で少女を咎める。
「ディア、止めて下さい」
「あ、なんだか懐かしい」
拾ったばかりの頃よく枕にされていた事を思い出す。
触れている手のひらは温かく、しなやかな毛が指の間を縫うように通るピンとした感触に
ディアは夢中になっていた。
「止めて下さい」
「でもちょっと固くな……ひぁ、やっ」
全く意に介さないディアにグーガルは同じ言葉を繰り返し、中断していた行為を再開する。
固い肉球の少しざらついた感触と合間に存在する繊毛の刺激にディアは身を震わせた。
「待っ……グーガ、ル」
「いやです」
きっぱりとした断りにディアの怒りをはらんだ瞳がグーガルに向けられる。
抗おうとするが体格から何から全てに勝る彼にかなうはずはない、肉球の腹が肉芽を捉えた。
「……っ」
ディアは息を飲み、グーガルの腹部に添えられていた手が反射的に握られ、少量の毛と共に
皮膚が引っ張られる。
「痛いです」
ディアの返答は無かった。
代わりに口惜しそうに彼を見上げていたが我慢できずにグーガルの肉球を追う様にディアの
腰が動き始める。
月の淡い光に照らされ、蒼白くすら見えていたディアの身体は薄く染まり、その昂りを
知らせていた。
水音が粘ついた淫音へと変わる。
「いいですか、挿れますよ」
問いかけに俯いていたディアが小さく頷いた。
濡れきった秘所は待っていたとばかりに易々と彼を受け入れる。
「あ……っ、くぅ……」
体に侵入した質量はディアに快しか伝えなかったが、この瞬間だけは小さく苦し気な声を
上げてしまう。
薄い視界の中で、ほんの一瞬グーガルの顔が歪んだ。
ディアは強く目を閉じ気づかぬ振りをする。
グーガルが突き上げる度にディアの身体が跳ね、それは扇情的な踊りとなり彼を悦しませる。
肉壁を摺り上げられる度に喘ぐことしかディアにはできなかった。
「っ!……やっ」
頂へと押し上げられた肉体はディアの意思に反して痙攣する様に動きグーガルのペニスを
締め上げる。
グーガルが呻きディアの奥へと精が注がれた。
伏せられた長い睫毛が震えている。
汗が伝い光った。
グーガルは充足感に脱力し崩れ落ちそうになったディアを支える。
彼の毛がぺたりと肌に貼り付いた。
「終わりにしますか」
彼の言葉をディアは頭を振って否定した。
内部にグーガルの脈動を感じている。
滲んだ視界にみえる金色の瞬き。
「ん、まだ……」
少しして律動が再開された。
いつも途中から意識が途切れてしまうが、まだ大丈夫だとディアは思う。
意識の糸がきれる直前は半ば苦痛に近いかも知れない。
起きていたいのに眠ってしまう子供の様な気分。
彼が満足するまで耐えきれない、それが堪らなく悔しく感じる。
しかしディアが正気づくと、それは終わっていた。
「可愛いですよ」
始めに彼に向けた言葉をそのまま返される。
「う……ぅさぃ……」
発語すらままならない蕩けきった状態でもディアは何かしらを言い返そうとしていた。
グーガルは耳を澄ませる。
「……ばか犬」
そこだけ、はっきりとした発音にグーガルは苦笑した。
「犬ではなく狼ですってば」
(お粗末)
↑投下終了です。
お邪魔しました。
グーガル再びキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
続きが来てたー! イイヨイイヨー GJ!
スレ立て当初、初期のやりとりから、すぐ落ちてしまうと思いきや・・・
久しぶりに来てみれば、なんだこの楽園は!
素晴らしい。素晴らしすぎるぞ。
某海外ドラマに登場する宇宙人に萌えてる人がまったくいないので、
布教がてらSSを投下したい
453 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 21:25:02 ID:E4JqJjbG
>>452 ううん、ただ、ほんとの初期にここへ立ち寄った人間です。
ここは異形愛する者集う総合スレになってたんだね。最高だね。
もっと人外ラヴァーが増えるといいのに。
スレタイは限定的だけどここって実質人外なんでもスレになってるよね
気が早いけど次スレは既存スレを阻害しない形で
総合スレっぽくなればいいなぁと個人的には思ってる
>>450 ええと、あの所さんが吹き替えやったけむくじゃらの宇宙人ですか?
>>455 そう言えばそんなのあったな!wwww
テラ懐かしス
>>455 いや、違うんだ・・・ゴメンよ
日本では放送すらしていない作品のエイリアン君なのさ
>>459 「アルフ」というタイトル…だっけ?
たしか居候先の父親の声が小松まさおだったやつ
「アルフ」だな。猫が大好き(食材的な意味で)の宇宙人。
今なら・・・いまなら萌えられる!
アルフ・・・こどものころよく見てたわw
まさかこんなところで思い出すとはw
>>450 フラグルロックか?と思ったがあれ宇宙人じゃねぇはな
464 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 23:58:17 ID:Usw9RRVy
ウィキで調べたが面白そうなドラマだったんだな。見れなかった自分涙目OTL
宇宙人っていったらどうしてもポケモソのデオが真っ先に浮かんでしまうぜ。
アイツ好きだv
自分はサジタリウスだな。
あれは良い人外アニメだった
アルフがなつかしくてウィキペ見てきたら
>2008年秋よりNHK教育で第1シーズンの再放送が行われることが決定した。
まじですか
って事は俺ら素の状態でちゃんと世の中の流れについていけてるって事じゃね?
そろそろ寒くなってきたし、女の子が獣系人外に擦り寄ってもふもふしちゃう話が読みたいな
流れを読まずに投下。
二次がNGじゃなさそうなんて書いたけど、スレチなら無視してください。
【元ネタ】
二次創作
月ジャン 鬼神童子ZENKI
【傾向】
鬼×女
ギャグ+エロ少なめ
【注意事項】
性格改変あり
苦手な人は名前欄NGかスルーで
「宿に泊まったお客様が失踪するという事件がありまして……」
「いきますいきます! やりますやります!」
依頼主の台詞を遮って、少女が大声を出した。
現役高校生という年若い祓い師は、結わえた両の髪を揺らして、にっこりと笑う。
「まかせてください! こう見えてもプロですから!」
安請け合いをした役小明は、傍らの小鬼に向かって「ね!」と念押しした。
「───で、」
前鬼は苦虫を噛みつぶしたような顔をする。
「黴臭い社まで出張って来たってのか」
事情を知らない者が見れば、先刻の童子と同一人物だとは思うまい。
人並み外れた長身に加え、口端から覘く牙が異質な印象を与えている。
馬鹿じゃねえの、と言いかけた前鬼の口を、小明の指が遮った。
「ここは御祭神を祀る由緒ある神社なのよ。ほら、平安時代とか、江戸時代とか」
後者ならば、遙かに自分が年嵩だ。
第一、人間が消えようが喰われようが知ったことか。腹の足しにもなりゃしない。
気乗りしない鬼とは対照的に、少女はがぜん張り切った。
「あたしは向こうのお社を調べてくるから、前鬼は竹藪の奥を……」
誰が、ふさけんな、勝手にしろ、等とつぶやいた前鬼は、その場でごろりと横になってしまった。
「ちょ……っ 何よ! 勝手なことばかり言って」
前鬼の非協力的な態度に、小明はムッとする。
少しは手伝ってくれても良さそうなもんじゃない! 岩の上で鼾なんかかいちゃってさ。
頬をふくらませた少女は、乱暴な足取りで社裏の草木を踏み分けた。
「なによなによもう! こうなったら、あたしだけでバシッと解決して見せちゃうんだから」
周囲を調べるぐらい、難しい事じゃないわ。
(お社の裏に小さな洞窟があるって、ちゃあんと知ってるんだから)
奥に祠が別祀されていることもわかっている。移転前の本宮があった場所だ。
冒険小説だと、扉に閉ざされた地下世界への入り口なんかあったりして……
行方不明の女性達が……
「相変わらず馬鹿なことを考えてんな」
「手伝わないんじゃなかったの」
「誰が手伝ってやるか。このうつけが」
そう言って、前鬼は打ち棄てられた祠を見た。
───災厄を呼び起こすような代物ではない。主を失った、ただの抜け殻だ。
いかにもつまらぬといった風情で、あくびをかみ殺す。
「宿代払わずに逃げただけだろ、どうせ」
「身も蓋もないこと言わないでよ」
社の庇にも届こうかという朱毛の鬼は、爪で耳を掻いて見せた。
「あの祠は空だ」
「は……?」
「空だっつってんだろ。誰もいねえよ」
まともな宮なら主に配慮をすべきであろうが、所詮は空き家。
神罰の下ろう筈がない。
少女の後ろから腕を回した鬼は、祓い着の上から胸を鷲掴んだ。
耳元に唇を寄せる。
「やだ、ちょ……、ッ。だれか見てたら───」
「ぐだぐだとうるせえな。何が不満だ」
非難をこめた眼で、小明は朱毛の鬼を睨んだ。
「だって───」
祓い着の胸元を合わせながら、彼女は言う。
「……だれか来るかもしれないし」
それで
「……見られちゃうかもしれないし」
だから
「……そんなことになったら、恥ずかしいし───」
「けっ。他人がどうだろうと関係あるかよ」
まるで周囲を気にしない前鬼の言動に、小明は呆然とした。
「あるに決まってんでしょ! 馬鹿!」
「うるせえぞ! ぎゃあぎゃあ叫くな」
見ているものか。主も人も。
つまらぬ地へ連れてこられ、山狩りをさせられ、
不満は溜まる一方だ。
「ねえ、やめてよ。……前鬼ってば!」
「駄目だってば……、駄目、───いや……、やだ、やだやだあ……ッ!」
終いには泣き出してしまった。
萎えることこの上ない。
「おい」
返事は、ない。
ひっくひっくと嗚咽を漏らす少女を見て、鬼は思わず声を荒げた。
「何が不満だ。ええ!」
「──だっ……て」
えぐえぐと下を向いて無く女を見て、前鬼は嫌な顔をする。
「純潔じゃない祓い師なんて、……呪力がなくなっちゃうかも───……」
そんな話は、たったいま、初めて聞いた。
「二度と会えなくなるなんて、嫌だ……から」
嗚咽に混ざって鼻を啜る音がする。
「そんなことになるんだったら、やだ………も」
「馬鹿にするな!」
銅鑼声で怒鳴られて、周囲の木々がびりびりと震える。
「オレ様が、てめえの女を放ったまま、二度と来ないだと!」
「いやあのそういう意味じゃ」
「同じ事だ! うつけ女が勝手なことを」
よほど腹に据えかねたのか、傍らの庭石を何度も小突く。
「───いいか、呼び出されて行くか行かないかは、」
四度目に小突いた際に、庭石が三つに割れた。
「オレ様が決める! 女が生娘かどうかなんざ関係ねえ」
「ちょ、あんた単語を選びなさいよ! 大きな声で生娘生娘って!」
「デカイ声で叫いてんのは、てめえだろうが」
往生際の悪い使役者に、前鬼は念を押した。
ここには、誰もいないのだと。
首筋に舌を這わせる。
胸のふくらみには、獣のような爪で描かれた掻き傷があり、うっすらと血が滲んでいる。
身体を隠そうとする少女の両手首を捻り、薄桃色に染まった肌を外気に晒した。
鬼の掌が身体を這い、胸全体を撫でるように動く。
「はぁ……ああっ」
声が漏れた。
息荒く上下する胸。
頂きは天を指し、陵辱者を誘い待ち侘びているかのようだ。
(やだ、もう……こんなの───誰か来るかも知れないのに)
誰かに見られる恐怖が彼女の脳内を駆けめぐり、身体の奥をざわつかせる。
「駄目……だってば……んっ……あぁっ……」
彼女の制止は聞き入れられない。
小明の胸に頬をすり寄せ、乳首をざらりと舐め上げた。
「やっ……あぁぁっ……」
「鼻を鳴らして泣いてりゃ、ちったあ可愛い気もあるってのに」
往生際の悪い女だ、と言いたいらしい。
「……ずるいよ、こんなの」
小明は、派手な肩当てを恨めしそうに見た。
何がだ
「あたしばっかり、恥ずかしい格好させて……」
無茶を言う、と、肩当ての主は咥内で呟く。
衣服と身体の境が判然としない不自然な姿形は、人の姿に似通わせているに過ぎない。
この女とは別物なのだ。
前鬼は小明の胸飾りを舐め取った。
ぴく、と身体が震える。
むず痒いような快感が手足を痺れさせ、膣奥から粘液質の何かを湧き出させる。
「もう……っ、やめ、て……ッてば……!」
次第に抵抗は弱々しいものになっていた。
「やっ……」
唇を重ねると、やわらかい感触と、牙に掻かれて傷つけられる痛みが綯い交ぜになる。
「ん……んっ、くっ」
人間のものとは違う生温かい鑢が、彼女の思考を削り取っていく。
混ざり合う唾液が唇の端から垂れる。
歯茎をねちっこく這い回る舌に、削り取られ、噛み砕かれ、貪り食われている。
獣に。喰われている。
「あっ……ぁあ……や……前鬼……」
前鬼を押し返す両の手も力無い。
式鬼は、彼女の拒絶を無視し、どろどろに溶けた入り口に触れた。
秘裂の周囲を撫でてやると、奥から透明な蜜か溢れてくる。
陰唇を押し開き、朱爪が沈む。
「……んっ…ぁ」
軽く動かしてやると膣肉は指を締め付け、侵入者を離すまいとする。
そこは、彼女の意志とは別に、奥へと誘うべきものを求めていた。
「厭だ厭だと煩いようだが、随分と乗り気じゃねえか。ええ」
「や、あ……、ひぁ!」
指を咥え込んだ陰唇が、ぐちゃぐちゃと猥雑な水音を立てた。
頭を覘かせた突起に触れると、彼女の身体は強張り、ゆっくりと撫でてやると身を捩って声を上げる。
拒絶の台詞を口にしているのだろうが、もはや喘ぎ声と大差なく、壊れた絡繰り人形のようだ。
「───今日は最後までヤっちまってもかまわねえよな」
固く膨張した陰茎を、膣口にあてがわれる。それだけでビクビクと腰が痙攣して、陰唇から愛液が溢れ出す。
期待に身体が震えているのがわかる。凶暴な侵入者を待ち侘びているのだ。
想像していたものと違う。節が見える。入ってくる。奥を突かれて、かき回されて、きっと、
「……あた…し」
おかしくなってしまう
「おい、小明」
入り口を弄んでいる侵入者に手を添える。
「や……っ。はや……、お……ねが───」
ゆっくり、ゆっくりと、陰茎が女の体内に沈んでいく。
「あ……んっくふっ……あ、ああ……」
侵入者が膣壁を削り、押し進む度に頭が白く灼ける。
内蔵ごと掻き出されるような快感が小明を襲った。
「ああっ! やっ、あッ、あっ、あぁっ!」
結わえられた長い髪を振り乱し、幾度も身体を強張らせる。
腕は地面に落ち、境内の土塊に幾筋もの爪痕を描かせた。
少女の声艶に興奮したのか、式鬼の行為が激しさを増した。
「あ…あぁっ…また…また……んっ、ああ……ぁっ!」
嬌声を耳にする度に、肉体の喜びが陶酔を呼び起こし、理性を狂わせていく。
甘えたような声艶を自分が出しているなんて、
ぐちゃぐちゃにされて喜んでいるなんて、
「やっ、い……っ、あっ、やぁ……っ、あッ、ああぁぁぁ───ッ!!」
膣奥に、熱い精液がぶちまけられた感覚が広がった。
勢いよく次々と噴出する。
「あ、ああ……いッ、……くぅ……ッ」
大して満足してなさそうな前鬼は、呆けた表情の小明を対面で座らせた。
「誰も来なかっただろ」
「……だめ……もう」
力無く拒絶する少女の大腿に触れ、ぼそりと呟く。
「男を覚えると、たしなみってモンが減るのかね」
当の相手に毒づかれて、小明は真っ赤になった。
なによ、誰の所為だと思ってんのよ、あたしがどれだけ悩んだか、馬鹿!
激高した小明に封印されて、しばらくお預けを喰うことになるのだが、
自業自得ということで。
了
宇宙人と聞いてビジターが思い浮かんだ俺は
トカゲ×人間ハァハァ
知らない間に亭主がトカゲと入れ替わって毎晩とか
>469
GJ!まさかこのスレでこの二人のSSが見られるとは思わなかった
なつすぐる・・・と思ってたらZENIキッズステーションで去年放映されてた。
GJ!
俺的には
人型の人外=人間なイメージだな
例えて言うなら
ロボットは人外
アンドロイドは人間
火の鳥2772のヘルガよりもロビタに萌えてしまう的な?
GJ!
原作知らずに読んでイメージが猿渡の鬼若丸だった。
ググったらモロ人間で吹いた。
ところで、河童って卵生なのかな?
河童には臍ないんじゃね?
482 :
479:2008/08/26(火) 23:04:01 ID:ffAOZWcx
>>480-481ありがとう
時期的にタバコ入れを取りに来る子供河童の話を思い出して気になってたんだ。
河童はエロいよな。
尻から魂を抜くしキュウリ装備だし。
何よりエロ河童だ。
>>469 また懐かしいのを持ってきたなw
面白かったよ、GJ!
>>478 俺もそんな感じだな
萌えないわけではないが、人外萌えではない感じ
しかしイケメン美少女な人外の多さからすると、異形の者との恋愛はあんまり需要がないのかね
かの有名な美女と野獣も最後には王子になるし
性格が美形なら全然OKなのだが
というか、ここはある意味どこのスレでも弾かれるようなSSの避難所じゃないか?
とりあえず他スレで弾かれるようなやつで人外×人間なら投下してみて?って感じ
例えばwizやサモンナイトの二次は作品の傾向にもよるけどそっちに行くべき
♂人外×♀人間とかは♀人外限定のスレが多いため他に投下できない作品もあるから
ここに投下されることが多いしね
人外×人間が有る二次スレって他にどんなとこがあるか、きいてもいい?
>>486 女神転生(現在はアトラスゲーム)スレは♂人外×♀人間もあったと記憶。
作品があるかは別として
知ってる中で人間も人外も多く出てくる作品のスレを検索してみた
有名すぎる作品は除く
ポップンミュージック
シャイニング・ティアーズ/フォース
IF作品
チョコボ
はスレがあるのを確認
あとさっき挙げたウィザードリィとサモンナイト
で、
>>487だな
猫耳少女と召使いの物語スレは絶対に外せない。
>>486
モンスターハンター
サガシリーズ
鬼太郎
スレイヤーズ
ポケモン
二次なら思い付いたのはこのくらい。
人外との絡みは陵辱だったり擬人化だったり。
エルフとか美形人外はまた別になるけど。
軽く巡回スレがバレるなw
ポケモンもジャンプも該当スレあるんだし、
二次は二次スレ池でいいんじゃね
該当スレが無いなら(屮°□°)屮
二次か。
カンペキ人外なのと人間女の組み合わせは自分はちょっと思いつかないなあ・・・
天使とか悪魔とか獣人とかの亜人系男×人間女だったら
ファンタジーっぽいタイトルのとこを探せばたまにある。
天使悪魔はともかくとして
獣人は完全に人外だと思うんだが…。
赤ずきんちゃんは基本だと思う。
どこぞの格闘ゲームのせいで逆レイプが基本ですが
獣人イイネ
天使悪魔系も
メガテンのマラなイメージならイケるよ俺は
496 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:37:22 ID:dX1SvSsl
マーラ様ですかぁぁぁぁぁぁ!???
失礼しました。
498 :
486:2008/08/27(水) 21:57:23 ID:r9cOmFe8
教えてくれてありがとう
やっぱり知らないスレいっぱいあるな
さっそく見に行ってくる
赤ずきんチャチャなら人外男女カップル盛りだくさんだ
ただし、狼男があんまり狼くさくないのが難点だが
チャチャかぁ・・・
リーヤのじいちゃんは二足歩行の狼男になれるんじゃなかったっけ(めちゃくちゃ巨大だけど)
リーヤも成長すれば・・・・・・
なんて思ってたときもありました。
おまえら盛り上がってますね
年齢がばれるぜ?
>>501 あえて言おう。望むところである、と
オズの魔法使いって、何気に無機物人外萌えの宝庫だと最近気付いた
>>502 しかし問題は、ライオンにはドロシーを襲う勇気が無く、ブリキ人形には
ドロシーに萌える心が無く、案山子にはドロシーを口説く知恵が無かった
>>503 なるほど、つまりお楽しみは話が終わってからってことですね、分かります
イヌ科は抜けなくなるのがいいと思うんです。
イネ科が抜けないかとみまちがえたよー
植物も人外だよね、うん。とか思った
植物系の人外は獣系や機械系にくらべるとあんまり見ないな
なんかコブラにいたような気もするが
昔話は人外×人間の宝庫だな。
ちっこい頃絵本で読んだ、人食い鬼が女の子を食べようとするんだけど
その子が料理がとても上手で鬼は人を食べなくなって、
やがて改心し数年後にはその子と結婚しました…というお話は
萌えの原点だった気がする。
しかし人食いを匂わす程度でなく全面に押し出し、
題名にもしているとは、思えばどえらい絵本だ。
>>504 その天才的な発想を少しわけてくれないか
>>508 設定はほとんど同じで、ドイツ版の似た話があるね。
子供を食う巨人が、あるとき、さらってきた赤毛のおにゃのこに恋をする。
彼女に嫌われないよう改心するうち、ただの大きな男になって、
数年後にはめちゃくちゃ子沢山な家庭を築きました、というもの。
あと、人間×石なんてのもある。
ベンノ・プルードラ著、『海賊の心臓』という児童書。
豪傑にして凶悪・容姿端麗だった海賊が、自分よりもっと強い敵に殺されて、心臓をえぐられ海に落とされてしまう。
善良な心だけを持った「心臓」と、極悪な人格だけを残した身体と、ふたつは分かれ、海を彷徨うこと数百年後。
いつしかルビーのように硬い石になってしまった海賊の心臓を、
天パコンプレックスで父親を知らない10歳の少女が、浜辺で拾うところから物語は始まる。
児童書とは思えねーほどのバカップルぶりですよ。おすすめしまくる。
ライオンが勇気を振り絞って求愛したけどいざセックスとなるとドロシーにたっぷり・・・・・・
ごめんなさい
凄い性に奔放なドロシーとか
無防備に屈んでノーブラの胸元とか晒して、いきなし上目遣いになって
「…今なにを想像した?」とかいってお供を挑発しまくりのドSとか
おまいら童謡も宝庫ですよ
くまさん×おにゃのこ
513 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 16:20:45 ID:iu2NXLwC
森のクマサンって結局どういう話なんだ?
なんかこのスレと某エロゲの影響でバトル物ラブストーリーに変換されて困る
>>511 漫画グリム童話でドロシーが娼婦の話あったな、ところどころ擬人化で若干惜しいけどそれなりに萌えた。
しかしブリキとカカシには原作で相手がいるからなぁ…( ゚∀゚)彡ライオンガンバレ
ライオン×ドロシーが来るのを待つか
全裸で(AA略
日本の昔話もいいよなあ。
異類婚姻譚萌え。
日本の昔話は本当に自分の中で人外×人間萌えの原点だなぁ。
アニメのにっぽん昔話とか見てると萌えすぎて困る。
昔話というのかは微妙だが八犬伝を始めて読んだときの衝撃は忘れられん。
>>516 だがバッドエンドが多すぎる
男×人外娘も人外男×おにゃのこのいずれの場合も
動いてしゃべるぬいぐるみ×少女ってあり?
いつか書きたいんだが
いいじゃない!(屮・∀・)屮カモーン
>>520 ケロちゃんとさくらが頭に浮かんだ俺オワタ
おっきい姿のケロちゃんは俺の婿
さくら「紹介しよう。これがクロウカードの守護獣を超えた、さくらカードの守護獣ケルベロスだ!」
ゅ
柔らか銀行のCMとB.B.jokerは同じ設定なのに明らかに何かが違う
多分、前者が癒し。後者はいやらしい
笑う大天使のルドルフ・シュミット氏と更科柚子も
ぬいぐるみ×少女としてはなかなかいいコンビだよな
横から失礼します
戦闘機のAIとそのパイロットはここで良いですか?
アンドロイド系ではないため当該スレが見つからないorz
いいと思うよ!
どんなエロになるかすげー気になるわw
AI×人間、良いね!
考えるとしたら雪風の逆パターンだよな?パイロット見捨てないよな?w
ガンダムセンチネルとかもそれ系だしね。
男人格ならEGコンバットとかもあるし、投下が楽しみだな
>>530 自分にとってはすげー新境地だw
人外ジャンルは楽しいことでいっぱいだな、投下楽しみにしてるよ
今更かもしれない話題だけど人間とモグラにしか処女膜がないのは有名な話だが、
この前調べ物をしていたら意外とそれ意外にも膜(のようなもの)が
ある動物がいるらしく、とにかくその事実だけでやたら興奮した。
ぶっちゃけ交尾後精液を漏らさないようにするための
返しっていうかガードなんだが、
たいていの哺乳類にはあるんだな…知らなかった…
>>490 今更すぎるがこれだけは言いいたい
お前は俺か
マシュランボーとかこピンポイントでこのスレむきだよな
それをいうなら光栄版西遊記とか…
サガシリーズって言うほど人外いたっけ?
サガ2しか知らんからよく分からん。
ロマサガ ゲッコ族
ロマサガ2 サラマンダー・人魚っぽいの・羽生えてるの・モグラっぽいの
ロマサガ3 やってない
サガフロ ロボ・妖魔・モンスター
サガフロ2 いたっけ?
アンサガ 記憶にございません
アンサガも人外の宝庫だというのにもったいない…
話題ぶった切って投下
一応AV物? ちょっと変則気味です。
NGワード
ビッチ ショタ 童貞
何処の世界でもそうだけど、教育ってとても大切で、とても大変。
教える側って苦労するのよ。特に教育を受ける側が「教えて貰っている」って自覚がないとね。
覚える気もない癖に、覚えられないと「教え方が悪い」とか言い出して
しまいにはモンスターペアレントになるなんてケースも……
まあ私の場合モンスターペアレント以前に、相手が既にモンスター……人外だってことも多いけど。
「だからね……ただ舐めるだけじゃダメなの。もっと相手のことを考えて、気持ち良くさせないと」
よほど自分の舌技に自信があったんだろうな……私に言われて、しょげちゃったよこの子。
そりゃまあ……舐めるのが仕事というか、そういう妖怪だからね。
妖怪垢嘗め。風呂場や古屋敷に貯まった垢や埃を舐め取る妖怪。
特徴は長い舌。その舌を使っての愛撫で女の子を逝かせる……っていうのを目指している。
けれど現実は……んー、物は良くても扱い方がなってないというか
そもそも、この子……童貞なのよね。
そんな子がAV男優になりたいとか……まあもちろん、目指すのは勝手だけれども
夢見がちな童貞君を教育しろって任される私の身にもなって欲しいというか……
オーナーも無責任よね。童貞君を食べられるだけ「美味しい」じゃないとか……あの人に何を言っても無駄か。
「あっ、あの……どうすれば……気持ちいいんですか?」
目を潤ませながら、それでも私をジッと見つめ尋ねてくる坊や。
ほんっとにもう……可愛いなぁ
……って、これじゃ本当に私が童貞好きの痴女みたいじゃない。
でもタダの痴女とは違うのよ。私はこの子を教育差無ければならない。
ただ言われるままに腰を振る童貞君を味わうんじゃなくて、
童貞君に手取り足取り「女」の扱い方を教えなければならないんだから。
「まず、感じるポイント……敏感な場所を覚えないとね」
この子は褒めて伸びるタイプかな? 叱られて育つタイプかな?
どちらにしても、最初は優しく丁寧に教えてあげた方が無難かな。
「例えばそうね……乳首とか、自分で弄ったことある?」
私の質問に顔を赤らめてちょっと俯く。そして小さな声でハイとお返事。
もー、かぁわぁいぃいぃ! 虐めたくなっちゃうわ。
でも今は教育教育。童貞キラーの熟女じゃないのよ私は。
……なんだかんだでこの仕事を楽しんじゃってる自分にちょっとだけ苦笑いしつつ、講義を続ける私。
「ならなんとなく判るでしょ? どこが一番敏感で、どうやって触れば気持ち良いか」
やはり俯いたまま、童貞君はハイと返事。
「じゃあ、乳首の何処が気持ち良かった?」
「あの……さっ、先っぽ……」
「そうね。じゃあ、どうやって触ると良かった?」
「軽く……触るのが……」
どんどん顔が真っ赤になってくわ。本当にウブねぇ……これでAV男優を目指すとか、そこにどうして行き着くのやら。
「そこまで判るなら大丈夫ね。同じ事よ? ただ乳首を舐めるんじゃなくて、軽く、そっと撫でるようにするの」
舐めれば気持ちいい、揉めば気持ちいい、入れれば気持ちいい……女を知らなければ知らないだけ、そう勘違いする男は多い。
彼にしてみれば、長い舌で人間より色んな場所をたっぷり舐められるんだから人間の愛撫よりも気持ち良いはずって思ってたみたい。
それは確かにその通りなんだけど、それはそれ相応のテクニックがあればって話になる。
逆に言えば、テクニックがあれば彼は凄いAV男優になれる可能性もあるって事なんだけどね。
誰でも初めてはあるんだから、ここでキチンとテクニックの基礎を学んで貰わないと。
いずれは私を本気で逝かせられるような……って、まるで燕を飼ってる痴女みたいじゃないこれじゃ。
まあいいけど……これも仕事だから。
なんだかオーナーにこんな私の性格を見透かされていたようでちょっと悔しいけどさ。
「それじゃあそうね……実際、体感して貰った方が判りやすいかな?」
「えっ?」
戸惑う坊やに私は近づき、彼の背に手を添えて軽く引き寄せる。
そして頼りない胸板に顔を近づけ、舌を出し、彼の乳首にそっと舌で触れる。
「んっ!」
「あら、可愛い声出すのね」
思わず微笑んでしまう私。そしてチロチロと舌を動かして可愛い坊やの喘ぎ声を奏でさせる。
「ん……ハァ、ハァ……んっ!」
男の子としては、こんな事で声なんか出したくないわよね。
だから出ないように我慢しているみたいだけど、私の攻めに童貞君が耐えられるわけないわ
……っと、虐めるのが目的じゃなかったわね。
「あなたも私に、同じようにしてみて? 私の乳首を舐めて」
「あっ、は、はい……」
彼も私の攻めに夢中になっちゃって、自分が何しにここへ来たのか忘れちゃってたかな?
思い出したように彼は返事をして、長い舌をニュルリと伸ばし私の乳首にその先を触れさせた。
私の真似をして、舌先で乳首を転がし始める……まさに乳繰り合うって感じね。
「んっ! そう、いいわよ……そのまま続けて。ん、ベロ、クチュ……」
「は、はひ……」
声を聞かせてあげたら、あからさまに喜んじゃって……もう、いちいち可愛いなぁ。
本当なら色々サービスしてあげたい……唇を押し当てたり、吸ったり、歯で甘噛みしてあげたいけど
それをやってしまうと、舌だけの彼には真似できないのよね。
だから愛撫技でも舌技限定。制限されるとちょっと辛いけど、でもあくまでこれは彼のAV男優修業だからね。
だいぶ慣れてきたみたいだから、今度は乳首の先端……乳管に舌先を入れ込むように突いてみる。
「はふ!」
もー、いちいち声と反応が可愛すぎる。やばいわ、このままこの子を「飼って」みたくなる。
でも、そんかな可愛い坊やも感じてるばかりじゃなく、ちゃんと実戦しようと懸命ね。
なかなか教えがいがあるわ。ならもうちょっと次のステップに進んでも良いかな。
起った乳首の周囲をペロリと素早く舐めて、突起を押しつぶすようにくっと舌を押しつける。
ゆっくりと舌を動かして、最後は舌先が乳頭の先に触れる程度でピタリと止める。
そこからのの字を書くようにゆっくりと舌を回して乳首を虐める。
そして乳首の付け根をほじるようにして攻め立て……ふふ、坊やも声を上げながら真似してくるわ。
自分が気持ち良いことをそのまま相手にする……リアルタイムでこれが出来るんだから、覚えも早いわよね。
舌が長いから出来る、彼だからこその教育法かな。
さて……乳首はこんなものかな。いい加減乳首ばかりなのもね。舌の愛撫はここだけじゃないから。
私は彼に舌を這わせたまま、乳首から上……首筋に移動する。
彼の舌も私の身体を蛇のようにうねらせながら上へと登っていく。
「そうそう、あなたの場合は舌を身体にピッタリと貼り付けた方が良いわね。言われなくても出来るなんて、凄いわね」
「はひ、はひはほうごはひはふ」
照れてる照れてる。舌を出したままだから上手く話せないのに律儀にお礼を言うなんて、本当に可愛いわ。
私は再び彼へ舌を伸ばし、首筋にツツッとその舌先を走らせる。
まずはうなじ。そこから顎のラインに沿って舐め進めながら、顎先で止めて、そこからはのど仏へ。
首の付け根でちょっと舌を押しつけるようにくるっと一舐めしたら、鎖骨に反って反対側のうなじへ。
8の字を描くように舌を這わせ進ませ、弄ぶ。
本当ならキスマークとかをいっぱい付けてあげたいけど、これは彼への教育だからね。舌だけでご奉仕。
ウネウネと彼の舌も私の身体を舐め進む。
ベットリと張り付く舌も、舌先が動く度に微かに動いたり舌全体がビクッて反応したりで、違う感触で私を楽しませる。
ひとしきり首をベトベトにしてから、今度は先ほどとは反対側の乳首へ。
そこも舌先で乳首を舐めたり突いたり、あるいは乳首の根本をコリコリ虐めたり。
彼の反応と私への愛撫を楽しんだら、今度はそのまま下へ。
ちょっとマニアックなポイントだけど、次はおへそ。
ここも結構、鍛えると感じるようになるのよね。
実際に女の子がここを性感にしちゃえるようなら、その娘はそうとうエッチなのかもしれないけど
客観的にAVを見るとき「ん、おへそまでぇ!」とかやったら良さそうでしょ?
なので実際に感じてくれるかは別にして、おへそを攻めることを覚えさせないと。
あ、もちろん私はおへそも感じるわよ。だから私は自分がして欲しいように彼のおへそを攻める。
まずはおへその周りをくるくる舌先で円を描くように舐める。
そして舌先を真ん中へ。へそのごまをほじり出すように、舌をクチュクチュとねじ込んだり掻き出したり。
そういえば……彼は垢嘗めだから、実際にへそのごまとかあった方が嬉しいんだろうな。
残念だけど、私は清潔にしているからないのよね。
そもそも彼は初めからAV男優を目指していたんじゃないんですって。
最初は……なんて言えばいいのかな、エステティシャン?
一時期流行った垢擦りをヒントに、擦るんじゃなくて垢を嘗め取る美容を流行らせたいと。
だけど……それを「美容」のみを目的にやられるのはちょっと……ねぇ?
身体を嘗め回されるって、エッチな事じゃない?
だから美容としてのそれは職業にならないだろうって、そう言われたらしいのよ。
で、だったらもうエッチなこと目的で……と、その矛先がAV男優になったって事らしい。
自分が童貞だって言う、根底の問題を棚上げにしてね。
まあ……それでもこうしてたどり着けちゃうんだから、夢は見ておいた方が良いのかしら?
夢って言うより、いかにも童貞君らしい妄想だけれども……。
「ねえ、私のおへそは美味しい?」
なんとなく訊いてみたくなった。
彼は舌を止めて舌足らずにならないよう気をつけながら
……いや、これで「足りない」ってことは無いけど……
言葉が聞き取りやすくなるよう気をつけながら話し始める。
「美味しいですよ……垢とかは少ないですけど、汗とか色々、美味しいですから」
彼の話では、垢があるならあるなりの、無いなら無いなりの、「肌の味」があるんですって。
まあ……それなら美味しいって言われるのは褒められてるって思って良いのよね?
不潔って意味じゃないんだから……ね?
おっと、脱線脱線。私は再び攻めを開始。彼も私にあわせて舌をピタリと貼り付けてくる。
またちょっとおへそを舐めてから、またその下へと舌を進ませる……けど。
「ここからは、同じには出来ないわね」
男と女では違う物がそこにあるから。
でも一番大切なポイント。ここをじっくりと教えないと。
「良く見て……ここがオマンコ。で、これがクリトリスね」
パックリと股を開きよく見えるようにしてから、指で自分のを弄りながら説明する。
童貞君には刺激が強かったかな? ちょっと目が血走ってるわよ。
「まずはクリトリスね。ここは乳首と同じように舐めてみて」
判りやすいように、私は両手の人差し指でクリトリスの脇をぐっと押し開くようにしてクリトリスを際だたせる。
彼は長い舌を伸ばし、その先を私の陰核に触れさせた。
「ん、そう……いいわ、上手よ。そう、そこ……んっ! いいわ、そう、その調子……」
舌先で転がし、時折舌で包むように押しつけ、擦り、根本を虐める。
乳首とは「感度」が違うからよりデリケートに扱う必要はあるけれど、攻め方は乳首と同じで問題ない。
もちろん乳首とは違う攻め方もあるし、色々テクニックはあるけれど……今の彼にそれを教えても覚えられないだろうから。
「ほら、判る? ちょっと濡れてきたの……そう、オマンコ。そこを舐めてみて」
僅かにテラテラと濡れ始める淫唇。彼はその濡れたいやらしい唇に舌を這わせる。
僅かなわき水を求めるように、染み出る愛液を丁寧に舐め取っている。
「そう、ん、そこ、舐める時に、クリも……そう、いい、いいわよ、んっ! その調子……んっ!」
息を荒げ私の股間を凝視しながら、しかし彼は丁寧に私を攻め立てる。
良い感じじゃない。これなら仕上げに入っても良いかな?
「そのまま舌を入れて、良いわよ……ん、ゆっくり、そう……んぁあ! いい、そのまま奥へ……」
彼にしかできない大技。舌を膣へ押し入れて中から舐める。
これが女性側にしてもAV的にも、盛り上がるところ。だからここを一番丁寧に教えなければ。
「最初はゆっくり動かして……そう、中でウネウネ……いい、そうよ、そのまま……んっ!」
舌をグラインドさせ、まずは中から舐める感触を。
膣に入れているのが肉棒じゃなくて舌なのだから、舌にしか出来ないことをさせないと。
「奥……判る? 子宮口なのそれ……ん、いいよ、それ舐めて……ひぐっ! いい、大丈夫だから、もっと舐めて……」
肉棒が奥にまで届くことはあっても、舐められるなんて事はまずありえない。
この快感は彼でなければ与えられない特技になる……んだけど、でもこれって当事者にしか判らないのよね。
まあここは女優側に「子宮舐められてるぅ」とか言わせて、見てる人に想像して貰うしかないかな
これ、実際舐められると……凄いのよ。童貞君の癖にやるじゃない。
「ちょっと下げて……そこ、ん、そこ私のGスポット……そう、そこをね、んぁ! いい、いいよ。もっと舐めてね……んっ!」
本当は子宮口と順番逆の方が良いけれど、Gスポットって童貞君には判りにくいよね。人によって場所が違うから。
Gスポットと子宮口を舐めさせ、時折舌全体をグラインドさせたりピストンさせたり、
とりあえずツボは覚えてくれたかな? とりあえずここまで出来れば後は女優が「演技」でカバーしてくれるはず。
もっとも、演技する必要はないかも。これ、かなり気持ちいいわ。
前戯はまだ未熟だけど、そこは経験を積ませるしかないかなぁ。
AV的にはこれが出来れば……あ、でも別の問題もあるか……彼を見て、それに私は気付いた。
「ふふ、辛い?」
見れば彼の肉棒がガチガチに固くなってる。興奮しっぱなしなのに、そこはまだなにもしてないものね。
「いいわよ、舌を抜いて……我慢できないでしょ?」
お勉強はここまで。ここまで頑張ってくれたご褒美をあげる時間かな。
ご褒美はもちろん、筆下ろし。童貞君を卒業させてあげること。
彼は激しく首を振りながら、舌をすぐに引き抜いた。
「そうね……初めてだからいきなり背面坐位は無理か」
AV的な絵図を考えるなら、背面坐位で女優を抱きながら、胸を手で揉みつつ舌で体中を嘗め回すとか
そういうのが興奮できると思うんだけど……流石に童貞君の筆下ろしでそれは無理がある。
私は彼をベットに寝かせ、私は彼の上に跨った。
天上に向けそそり起つ彼の肉棒を掴……むと、私の手が白く汚れた。
「よっぽど我慢してたのね……いいのよ、初めてなんだから仕方ないわ」
そんな泣きそうな顔されちゃうと、虐めたくなっちゃうじゃない。可愛いなぁもう。
汚れた私の手を舐めて綺麗にしなさい……とか言いたいところだけど、
その言葉をぐっと飲み込んで、私はそのまま彼の肉棒をしごき始める。
「ほら、もうこんなに……ね、若いんだから大丈夫でしょ?」
まあ、私もまだ若い……はずだけれど。
再び硬さも大きさも取り戻した彼の肉棒を、今度こそ私の淫唇へと導く。
そしてゆっくりと腰を下ろし、私の中へ彼を導く。
「んっ、入ったわね……ふふ、卒業おめでとう」
彼に跨りながら、私は微笑み祝福する。
「はい、ありがとうございます……」
元々赤い顔を更に真っ赤にして、彼が歓喜の声を上げた。でも、本番はこれから……気持ち良いのはこれからなんだから。
「ん、どう? 私の……中、気持ちいい?」
「はい、はい、気持ちいいです、気持ち、いいです、すごく、いいです!」
もう、夢中になっちゃって……我慢できないのか、彼も腰を動かしてる。
正直……彼の場合、この肉棒より舌の方が断然気持ち良い。
けれど肉棒には肉棒の良さもあるし、なにより……ふふ、この反応。
初々しい男の子の反応を見ながらっていうのは、そそるわね。
「う、もう、もう……」
「いいわよ、また出しても……中に良いから、出して頂戴」
宣言から三回も腰を動かすことなく、彼は私の中で果てた。
けれど……私は動かしている腰を止める気はない。
「気持ち良かった? なら、また気持ち良くしてあげる」
「ああ……また、これ、ん、ああ……」
すぐに大きくなる肉棒。いいわぁ、若いって……もちろん私も若いけど!
ひたすら腰を振り続ける二人。このままでも良いけど……ちょっとだけ、授業の続きをしましょうか。
「舌、私に絡ませて」
長い舌が私にぐるぐると巻き付く。
先ほどまで教えた舌先でのテクニックを用いて、乳首を攻めてくれる彼。
本当ならもっと、この長い舌を活用して全身を愛撫することも出来るけど
童貞君だった彼に、腰を振って乳首を舐める以外の余裕なんて無いわよね。
見た目だけなら、女性が長い舌に巻き付かれながら騎乗位で腰を振ってるだけでもエロいでしょ?
まずはそれだけで充分かな。
AVだからまずは見た目。本気で女性をよがらせられるようになるには、もっと女性を抱かないとね。
「ま、また……」
「遠慮しないで、出して良いのよ……ん、ふふ、またいっぱい……」
三度目の射精も早かった。でも量は結構ある。これが若さ……まあもう、いいんだけど。
*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*
「ありがとうございました!」
さわやかな笑顔で礼を述べる、AV男優の卵。
デビューするまでにはまだ早いけど、私が彼を教えるのは今日だけ。
本当はもっと色々教えてあげたいけれど、私が付きっきりだと、彼が私に「なついて」しまうから。
それに出来る限り色んな女性と経験を積まないとダメだから……私はここまで。
今後はオーナーが経営している店の娘達が相手をしてくれるらしい。
オーナーの店か……サキュバスの娘さんとかも大勢いるけど大丈夫かな……
「デビューできたら一緒にお仕事しましょうね。今度はカメラの前かしら?」
「はい、是非!」
元気があって初々しくて……いいわねぇ。
でも男優になったらこの初々しさも無くなっちゃうのよね。ちょっと残念。
折角だからこの初々しさがある内に、一本撮った方が……ショタって需要無いのかな?
……企画書でも書こうかな。
「では失礼します」
「ええ、頑張ってね」
玄関の扉が閉まるまで彼を見送り、閉まったところで……ちょっと溜息。
可愛かったけど、やっぱりちょっと疲れるわ。教育するって難しい。
それに……大きな問題が残るのよね。
私は携帯電話を充電器から外し、短縮番号で電話を掛ける。
「……あっ、王子? 私。うん……いいじゃない、たまには私からでも……ええ、お願いね。それじゃ」
童貞君じゃあね……可愛いけれど、満足できないのよ。
むしろ可愛いからこそ余計に身体が火照っちゃって……王子来るまで待てないかも。
まだあの子の、中にちょっと残ってる……ん、やだ、止まんない……
このまま、王子来るまで……ん、やっちゃおうかな……
テクニシャンになったあの子を想像しながら、まだ終わらない夜を楽しんでいく……。
以上です。
ビッチ視点だから、人によっては萎えますよね
そんな方には申し訳ない。
それとAVネタになってないよねorz
次回があれば、もうちょっとなんとかします
お目汚し失礼しました。
>548
グッジョブすぎて頭の血管が膨張しっぱなしだぜオイ
ビッチて感じはしなかった。
年上のお姉さんに教えてもらってるショタっていうのはいいモンですなー。
>548
GJ!
同じく、ビッチな感じはしなかったです。
最初、NGワードから「ビッチなショタの童貞喪失のお話か」と思ったのは秘密。
人外ロリも良いけど、こうして読むと人外ショタも素晴らしい。
今まで人外ショタは妄想の射程圏外だったけど、何か開眼させられた感じです。
色々と未熟なショタ式神を同性として優しく手解きしてあげるご主人様、とかいいな…。
ショタでもホモはいらん。
凛とした女の子が唯一心を許すのが人外のモノとか
元気活発少年に心を奪われてしまった鬼(女)やらが好き。
まあ、式神の城だが。
>>551 だな。ホモはそっち専用スレでやってくれ、だな。
女装したカマっぽいインキュバスにあーだこーだされる嫁
とか
ごめんなさい。いまサモンナイト3やっててスカーレルっていうキャラクターが(ごにょごにょ
竜とか神様とかの偉そうな人外ショタといつもにこにこしている側仕えの女の子とか
臆病な人外のショタと気が強いちょっと年上の世話係的な少女とか
近頃、低年齢な人外カップルもイイもんだと思えてきた
>554
激しく同意
是非その設定を活かしてSSを…!
年齢的には1000年超えなのに、外見はショタ。
生まれたときから立場が上階級の種族なので、
「甘える」という行為を、いままで一度もしたことがない。
そんなショタ神様が、ゆいいつ心許せる人間の女の子に
モフモフくっついたり、チューをおねだりする。
という、そんな光景が好きなんだよコノヤロー
無限図書館に籠もって蔵書を読みふける眼鏡ショタを
「こんな所に閉じこもって本ばっかり読んでたら大きくなれませんよ!」
って叱られて外に遊びに引っ張り出されながらも
(これ以上は育たないんだけどなぁ…)
なんて苦笑しつつ逆らわない人外ショタを妄想した
エッチすると成長するショタケモとエロねぇさん
と言う夢を(ry
初期バスタードな感じか
初期バスタードな感じか
はたして彼は同じ内容を二度も書き込む必要はあったのだろうか……
それは永遠のなぞだ
>>539 ありがとう
それとなんとなくお前さんは両生爬虫類スキーとみた
いいよねトカゲとか鱗とか
563 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 00:28:03 ID:9VfzisjR
ほしゅ
このスレ的にオススメの書籍ってある?
いかにもな小説や漫画は省いて、出来れば図書館に置いてそうなので。
カフカの「変身」
よく言われてることだけど、神話・民話系はガチ
他にはベタだけど、雪風とか狐になった奥様とか
>>565 それは人外というよりは異形化スレ向きジャマイカ
人外系のスレいっぱいあるから勘違いしたんじゃね?
梨木りかさんの家守記譚
メインは亡くなった友人が訪問してくる話だけど
家の樹木が主人公に恋をする件に萌えた
他にはベタだけどしゃばけも良いよ
パラレル日本怪奇モノで、女霊能者と悪霊とかどうでしょう
ここで出だしだけ投下おk?
まてまて、それは梨木香歩の家守綺譚じゃないか?
タニス・リー「血のごとく赤く」
グリム童話をモチーフにした短編集なんだけど、美女と野獣を元にした作品が入っている
短編集としても普通に面白いんでお勧め
572 :
亜里1:2008/09/16(火) 01:34:55 ID:0nbkbPQg
カラスの鳴き声は人のそれに酷似している。
だから亜里は、カラスを嫌う。
鉄格子越しの小さな空色は澄んでいたが、まるで別の世界のように遠い。
この灰色の独房に届くのは不快な鳴き声だけだった。
アア、アアとわめくその声は、気の触れた人間が囃立てているように陽気に響き渡る。
うるせぇな
亜里は胸中で吐き捨てた。
昭和は、苛烈を極めた戦争の傷も癒え、めまぐるしく発展を遂げていた。
街も人も豊かになったが、至る所に残る戦争の遺物は今更退けるのも困難な程、この国に強固に根をはっている。
山岸亜里が74号という名で収容される研究所も、戦時中に建てられた遺産の一つだ。
各地で稀に生まれる“霊能者”を集めて収容し、軍事に役立てられないかと研究されたのだ。
国際社会では一笑に付されるのだろうが、元来湿った風土のこの国では、呪いや祟りといった物が深く信仰されている。
国がそれを軍事に利用せんとしたのも、霊能者達がお国の大事じゃ仕方がないと大人しく収容されたのも、滑稽だが本当のことだ。
そして、とうに終戦を越えた今日も、亜里は未だにこの研究所に居座っている。
「74号、出ろ」
573 :
亜里2:2008/09/16(火) 01:36:11 ID:0nbkbPQg
看守の鋭い声に、亜里は真っ黒な瞳をグルリとそちらへ向けた。
格子の扉の向こうには、顔馴染みの女看守が立っている。
女の収容人には、女の看守。
亜里は楽しそうに目を細め、椅子から立ち上がった。
拘束衣で両腕は体に巻き付けられているが、足は自由に動かせる。
扉へ向かいノソノソと緩慢に歩んだ。
「看守さん、今日のお客さんはどんな方ですか?」
亜里は看守に笑顔で問う。
形こそ西洋人形のように整ったその顔に、黒々とした日本人の瞳が填め込まれているのが不釣り合いで薄気味悪い。
看守の背には冷気が這ったが、彼女は厳しい表情を取り繕ろった。
「余計な私語は慎め。黙って進め」
「はい…はい…」
唇を笑みで吊り上げたまま亜里は独房を出る。
二人の女の足音が遠ざかれば、また、カラスも飛び去ったのか。
生き物の声はかき消え、主を失った部屋には静寂が満ちた。
続く
以上です 割り込みみたいでごめん
>>574 これは続きが気になる
続投してほしいな
今日仕事が休みだったので、前から気になってたライラの冒険を借りてきたんだが…
よろいグマ萌えたw
>>576 あれ気になってるんだよな
このスレ住人的にどうだった?
>>577 意外といい
バトルやいらんシーンが多いかと思ったら
ライラとよろいグマの会話多いわ、ライラが襲われて第一声がよろいグマの名前だわと色々ニヤけるw
勇者の少女とインテリジェンスソードって意外と萌えないだろうか。
てことで小ネタ投下。
女「普段気にしたこと無かったけど、顔がないっていうのも意外と困りものだよね」
剣「? それは一体どういう……」
女「どこにキスしたらいいかわかんないじゃない」
剣とか車とか顔のない人外とキスしたりするときどうしたらいいんだろうと考えていたら、
何か変な電波を受信した。
そこでスティーブン・キングの「クリスティーン」とか
ヤンデレクリスティーン(車)が可愛いよ
映画も萌える
>>579 もう凄いアヘ顔で刀身をベロリベロリと舐め…
>>581 鋼の刀身、金の飾り、銀の柄、真鍮の柄頭と舐めまくるうちに
ひと舐めであらゆる金属を鑑別できる達人に…
剣とか車が一番感じるところにキスすれば無問題
どこかは知らんけど
剣か…戦国ランスにあったな剣で乱交
あれだと触手というかオーラ的なものでエロだったし顔も作ってあったからなー
顔作っとけばいいんじゃね?
>>584 ターミネーター2の液体金属ばりに刀身からニュッと出てきた顔しか想像できないんだがどうしたら良い
油性マジックで顔かいてそこにキスすれば
美少女剣士にキスされて、照れて鞘の中でカタカタ震え出す日本刀を想像した俺は変態
ありがとう、ものすごく幸せになれた
さっき知ったんだが、テレ東で深夜に放映してる「ワールド・デストラクション」って見てる奴いる?
人間が獣人に支配されている世界の話らしいんだが、このスレにドストライクじゃね?
公式を見た分にはwktk要素溢れる世界だったんだが、良い物なら最初から見たいから意見を聞きたい
初めて見るのが最終回ってのも悲しいからな
>>589 もふもふ率低いからな……。あんまり好きになれない。
(敵側の獣貴はふるもっふなのに主人公の仲間で唯一の獣がぬいぐるみっぽい中身がアムロの人だし)
あとセガゲーのアニメ化はイクサクロスウィンドで痛い目にあってるからちょっと……
>590
カオス…今回はいい目見れて良かったなww
でもそこまでの過程に「へし折る」だの「捨てる」だの言われてきたかもしれんがw
人外×人間なら大神も意外にイケるんじゃないかと思った。
593 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 04:56:16 ID:FrbTfiAW
参考に聞かせて欲しいんだが、ロボット×人って、どうやって致すのが一番受け入れられ易いかな
トランスフォーマーやヒカリアンとか見ても明らかに人間よりでかいし
ロボコンとかメダロットなら出来るかも分からないけど、やっぱ器官の設定が問題だろうし
やっぱ人種の垣根越しにお互いが相手を思って自分で…ってのが良いんだろうか…
sage忘れたごめん
器官については、
普段は収納してあるけど、人間に奉仕するために元から付いてる
ロボが人間を勉強して自主的に取り付ける
誰か(相手の女の子とか悪役)に無理矢理くっ付けられる
というパターンを妄想してる。あと行為の前にローション飲んで疑似精液を精製
っていうの思い付いた。
宝玉がついてる魔剣ならそれが頭(顔)だったりするよね
剣といえば、バトルもののエロ漫画とかで時々
柄が男根の形というのを見かける
今まで見たのは疑似性器か、両者とも電脳世界に精神プラグインしていたすという少々な荒技。
後者は作品の世界観によっては使えないな…。
メカとか異形とかの硬い装甲に柔乳が押しつぶされてるのを想像すると幸せになれる自分プライスレス。
ファンタシースターオンラインのアンドロイド(キャスト)の設定だと
構造自体は人間と非常によくにていて、人工皮膚がつけられないから装甲をつけているとかなんちゃら。
(キャストのエロ同人みると性器もきっちり生えてるのとかあるよ)
ユニバースでは時代が進んで人工皮膚に近いものをつけてるから、人間っぽい姿をしているとか。
>>597 昔エロゲから切り出したGIFアニメで抜いたことがある…VIPPERシリーズなんだけど……思い出せない。
>>593 取りあえずトランスフォーマーには小さいのもいるしヒカリアンは少なくとも一期の方ではサイズを変えられるんだぜ。
601 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 02:13:22 ID:ESbS7NSE
>>600良いね
漫画はたぶん「音禰のないしょ」。葵DESTRUCTION!って短編集に入ってる
今晩は、5レス程お借りします。
スライム♀(擬態練習中)× 人間♂
>>124 or 保管庫 参照
エロ少 会話多。
苦手な方はトリップNGでお願いします。
前の村から4日目にして、やっとたどり着いた宿は祭りの前とかで込み合っていた。
案内された部屋は狭く、明らかに一人部屋として普段は使われているものだろうと推測
できた。
「狭いベッドが一つ……言えば毛布くらいは借りれるかな」
呟いて部屋を出ようとして俺はつんのめる。
振り返ると旅の連れである青い髪の少女が服の端を掴んでいた。手ではなく髪の毛で。
「おい、物を掴む時は手を使え」
諸事情あって一緒に旅をしている擬態練習中のスライムは俺との距離を詰めると服に
絡めていた髪を離す。
上目遣いに俺を見上げる少女型スライムと視線が合い、鼓動が速まった。
「私、あなたのこと、けっこう気に入ってるンですよ」
個人的な好みの問題だが、少々たれ目な点を除けば整った顔立ちの美少女である。
正体がスライムだと知らなければ嬉しい状況だろう。
唐突に言うスライム少女に、その意味を図りかねて聞き返す。
「だから何だ」
「この間の続きをしませンか?」
空気が凍った。正しくは俺の周りの空気だけだが、背中を嫌な冷たい汗が伝う。
「俺、寝るわ」
誤魔化して出ていこうとした俺の前に回り込んだスライム少女が両手、いや髪を広げて
立ちはだかった。
「何処に行くンですか、部屋はここですよ。ちゃンと今度は優しくしますから、ね?」
「髪を使うなっての……」
一応ツッコミつつ今のは普通は男側のセリフだよなと胸中確認する。
「何が嫌なンですか? 前はすごくのり気で止める私を無視して、無理矢理したンじゃ
ないですか」
「それは水に流したんだろ」
「だから、もう一回ヤり直しましょうって言ってるンです」
「発音がおかしい。と言うか忘れろ」
食い下がるスライム少女を一蹴する。
すると顎に手を当て髪をふよふよと泳がせながら暫く悩む仕草をしていたスライム少女の
口から、とんでもない言葉が飛び出した。
「なら、私から強姦する事になりますが」
「女からの強姦は逆レイプと言うんだ。それと」
「そうなンですか、では言い直します。私が逆レイプをしますが、良いンですか?」
どこで覚えたのか物騒な言葉に驚きつつ話題を逸らそうと試みるが早々に割り込まれる。
「いや、良くはない……って言ってるそばから脱ぐなっ!」
「大声を出すと人が来ちゃいますよ。私はバレても構いませンけど?」
「それは女の子の吐くセリフじゃないっ」
服を荷の上に置くとスライム少女はクルリと振り返る。
均整の取れた文字通りシミ一つない身体だったが既に肌の色が抜けていた。
「おーじょうぎわが悪いです。すえぜンは食わねば男のはじになるンです」
「そんな言葉どこで覚えた」
「この間会ったサンゾクの皆さンが言ってましたよ」
「いたな、そんな奴ら」
こいつをスライムとも知らずに手を出したが故に儚くも退治されてしまった憐れな奴等が
いた事を思い出す。
説得は諦めた方が良さそうだった、鼻息荒く自信満々である。
「それに私はスライムですからね。オンナノコではありませンし」
「お前はっ、都合で切り替えるなっ」
「さあ、自分で脱ぐか私に消化されるか、どちらか選ンで下さい」
「その2択かよ。まずは俺の話を聞けっ」
「嫌です」
暫くの問答の後、俺は全裸で文字通りスライムに包まれている。
人間の女の姿ならまだ興奮もできるが、本性のゼリーのままなので何の感慨もない。
感触としては粘り気はあるがベタベタはしない不思議な感覚だった。
一部を掬い上げてみるが掌を滑りヌルリと落ちる。
これは擬態時にはどの部分なのだろう。
「どンな気分ですか?」
いつもより少々低いスライム少女の声が響く。ただのゼリーに見えるが発声器官はどこに
あるのか、気になる点は多い。
「中途半端な温度の風呂に入ってる気分だ」
「そうですか。……あの、ちょっと教えて欲しいンですが」
気を使っているのだろう、スライム少女が控えめに訊ねる。
「何を?」
「局部に前回のような質量の変化が見られないンですが、何でですか?」
「俺にその気が無いからだ」
「えぇ? ややこしいモンですね」
「デリケートなんだよ、ややこしい扱いすんな」
「感覚あるンですか?」
「無いと動かないだろ」
「生えてるンですから当然なンでしょうが、本当に妙なものですね」
他人事だと思って好き勝手なことを言う。
「妙とか言うな。付いてるもんなんだよ」
「へぇ、普段は柔らかいンですね。曲げると痛いンですか? あ、先っぽに穴がある」
「うぁっ、玩具じゃないんだから揉むな」
まだ柔らかいソレを捏ねるように揉まれる。水が意識を持った様な何とも表現し難い感触。
なんでこう無邪気に弄り回せるのか不思議だったが、人間そのものがスライムにとって玩具
だからかと納得する。
「止めろ気色悪い」
「そうなンですか? うーン、硬度を変えてみましょうか。人間のオンナノコの胸部で……
えと、たしか」
ただの水の様だったゼリーはプニプニとした心地好い柔らかさへと転じた。
見た目には何の変化も無いのがまた奇妙だ。
「パイズリ? これなら良いンですか?」
予想外の刺激に反応してしまった。
「あ、ああ」
「ちょっと大きくなりましたよ。その気になりました?」
「……どこで覚えた、こんなもん」
スライムに息子を弄ばれているにも関わらず意外と冷静な自分に驚きつつ訊ねてみる。
あまりにも異常な状況に陥ると、逆に落ち着くと聞いていたが本当だったとは知らなかった。
「以前あなたから貰った“ほん”に載ってたンですよ」
「あれは貸しただけだ。お前が持ってたのか、返せ」
前回の客室半壊時のどさくさ紛れに無くなったと思っていた。
「まだ読み終わってませンからイヤです」
「じっくり読む物じゃないだろ」
「いえいえ、けっこう興味深い内容だったンですよ」
渡してしまった本の内容が内容な上、フィクションだと言っても理解しないだろう。
後悔しても手後れだった。とりあえずSM系でなかったのは救いかもしれない。
「お前は楽しそうだな」
「それはもう。“しる”のと“する”のとでは全く違うンですからね」
苦笑いする俺の前に、透明ないつもの顔が造られ舌を出し笑った。
「口も良いですか?」
これもいつもの事だが俺が答えるより早く行動を開始している。
冷たく柔らかい感触が俺の口内に滑り込んだ。
そこでふと思い出す。口は前に消化用とか言って無かったか?
疑問を察したのか口腔内を確認するようになぞりながら下のゼリーが喋る。
「ああ、心配しなくても大丈夫ですよ。それは消化器官に繋いでいませンから」
まぁ、消化されないのならば遠慮する事は無いか。
舌を絡めるとツルリとした相手は戸惑う様にうねったが、直ぐに何重にも巻き付き俺の舌を
引っ張った。
人間ならあり得ない動き。と言うか待て、痛い。
「ひョラ、ひゃて」
当然ながら舌を絡め取られていては喋れない。
ゼリーから腕を抜きスライム少女の首を引き離すと予想に反してその舌が伸びた。
「はりゃせ」
「ああ、すみませン。やり過ぎました」
舌が伸びたまま半透明のスライム少女が驚いた顔をして、ゼリーから答えが返る。
一応、反省しているらしく舌を縮めると絡め直す。
スライムの内部で行われているため殆ど音はしないが、そんな事をしている間も下は下で、
にゅるにゅると流動して無数の指に全身を突きまわされている様な、擽ったいやら何やら解らない。
特にペニスの周辺は念入りに音でもしそうな程に扱き立てられる。
吸い出すように絡み付き気持ち良い、情けないが早々に限界だった。
「あ、イイ感じみたいですね。前回と同等のサイズに……」
呑気な声を後目に全身を駆け抜けそれは発射口へ至る。
「わわっ! なンっ、出すなら出すって合図して下さいよっ」
スライム全体が波打ち、絡められていた舌が引き抜かれた。
「んなもんする隙あるか。お前が急にするからだ」
呆れた直後に意外と反応が普通だと思う。
「そういえば、この前みたいに変な汁とか出してないな」
スライムの特性を活用しているだけで、割と普通だ。普通の尺度がずれてる気もするが。
「優しくするって約束しましたから、使わなかったンですけど……使用しても良いンですか?」
「ダメ」
「私的には使えば楽なンですけど」
「いや、戻って来れなさそうだから止めろ」
「そうですか。まぁこっちの方法もコツは分かりましたし、イケる所までイッちゃって下さい」
「え、おい」
スライム少女は既に流動を再開している。
「ま……」
休憩をくれ俺は普通なんだ。
しかし当然と言うべきか止めるヒマなど無く、頭の隅であの本は絶倫ものだったかな、などと
考えていた。
「“ほん”にもありましたが回を重ねるごとに量が少なくなっていくのは面白いもンですね」
俺は面白く無い。
満足げな相手の声を聞きながら意識があるのを不思議に思う。
呼吸の度に肺が灼ける。鼓動の度に心臓が痛い。
気が済んだ相手が動きを止めて結構な時間が過ぎていたが、呼吸は落ち着かず汗で湿った髪が
気色悪く額に貼り付いている。
「前は気がつきませンでしたけど行為が終わるとなンだか、ぐったりしてませンか。
大丈夫です?」
ニュッと触手を伸ばして俺の髪を持ち上げた。流れる汗がスライムに吸収され消える。
「おま、連打させんな」
「スミマセン。あなたの反応が楽しくて……水でも飲みます?」
全く反省していない様子で答えるスライムに脱力する。
「あー。とりあえず、くれ」
「はいはい。どうぞ遠慮なく」
ゼリーから差し出されたのは1本の触手だった。
先が窪んでそこに水が入っている。
「おい、勘弁しろ」
「中身は極々普通の水なンですが」
「頼むからテーブルの水差しを」
「ええ? どうせおンなじ水なのに……」
「いいから、本気で頼む」
「なンで……分かりましたよ、だからその本気で情けない顏を変えて下さい」
喉を潤し一息着いて、どうにか動悸も収まったが、未だに俺を解放しないスライム少女に
前々から気になっていた疑問をぶつけてみる事にした。
「なぁ。出した物とか、吸収してるのか」
青みがかったスライムは最初と同じ様に透き通っている。
濁っていても嫌だが、結構な量が出た筈の精液は既に影も形もない。
「もちろンです」
「……気になるんだが、お前ら的には旨いのか?」
「ええっと、好みの問題だと思うンですけど、けっこう珍味な感じで、血とか他の水分
よりも濃い感じでして。こう、活きが違うンですよ」
珍味なのか、確かに粘るとは思っていたが。
もよもよと表面を動かして一生懸命に説明しようとしている様子は何だか可愛い。
「やっぱり細かく言わなくていい」
「あなたの方から聞いたンじゃないですか」
包んでいたゼリーが不満そうに揺れた。
「で、そろそろ出してくれないか」
「いえいえ、ここからなンですよ。思い付いたのが」
俺の言葉に気を取り直した様子で嬉々として答える。
「お前、思い付きでヤってるのか?」
「いいえ。まえに私の仲間がしてるのを見た事があるンです」
「何をするつもりだ?」
質問に暫しの間を置いて、また声が響く。
「心配しなくても大丈夫ですよ。あ、なンなら少々は飲み込ンでも平気ですから」
「ノミコム? 多少はヘイキ?」
一抹の不穏な空気が流れる。
「多分、一応。まぁ、覚悟はしておいて下さい」
段々と声に自信が無くなり、俺を包んでいたゼリーが揺れ蠢く。
「……覚悟?」
言葉に一時思考が停止する。
飲み込んでも、たぶん平気……つまり、これが口の中にまで入る位置にくるって事か?
そこでやっと自分の置かれている状況に気がつき自然と口が開くのと、ほぼ同時に
スライムが襲いかかる。
ぎゃああああぁ……
叫んだ筈の俺の悲鳴は弾力性に富んだスライムの中に飲み込まれ消えた。
「やンっ、中で暴れないで下さいっ」
もがく俺の耳に響くスライム少女の声は衝撃に近かった。
“やンっ”じゃない、俺の生命の危機だ。
半分意識が飛びかけた頃、スライム少女が文句を言いつつ頭部を解放する。
「ちょっと、私の声が聞こえてるンですか?」
口に残っていたスライムを吐き出し、返事もできずに必死で肺に空気を送り込んだ。
呼吸を整えてから抗議する。
「お前はっ! 俺を喰う気か、殺す気かっ」
少し食べてしまった。まだ胃の中で動いてる気がする。
「いやですね、そンな言い方。私を食べたのは、あなたの方じゃないですか」
「お前が押し込んだんだろうがっ」
俺は怒鳴る様に応え、おもわず振り降ろした腕に何かが触れる。
「……っ!」
ピリッと何かが走った。
同じ位置を探ると見た目には何もないが、確かに何かがあった。
大きさは手に収まる程度で、軽く握るとブルリとスライム全体に震動が伝わる。
もう一度、また水面が波打った。
「あっ、ちょっ……止め……っ」
「ほほぅ。お前の弱点はここか」
焦りを含んだ声に俺は仕返しとばかりにニヤリと笑うと更に揉む。
「……うンっ、やっ……」
「これは何だ? ん?」
聞く。俺も随分と親父臭いと自覚する。
「……それはっ、消化……のっ」
その言葉に昇りかけていた血の気が引く。
スライムにも内臓があったのか、透明な内臓って何だ。
「……はやくっ、私から出てくださいっ」
「どうやってだ!」
反射的に叫ぶ、できるなら言われなくとも逃げている。
答えより早くゼリーが俺を噴き出した。
「いたたたた……」
派手な音がして、したたかに背中を打つけたが、とりあえず助かったらしい。
ニュルリとスライムの一部が伸び少女の半身を形作った。
「誰かさンが消化器官を刺激してくれたおかげで、お腹がすいちゃいました」
俺の事など気にも留めず屈託のない笑顔でケロリとして空腹を訴える。
「俺は全身がピリピリしてるんだが」
「消化しかけたンですから当然です。あなたが、あンな所を触るからですよ」
半透明な上半身だけ人間の形をしたスライムが身をくねらせた。
「で、何をするつもりだったんだ?」
「今回の案としては、あなたの身体に穿いている穴の、できるかぎり奥まで侵入して内部と
外部両方の反応を観察しようかと……次回の課題は呼吸路の確保ですね」
見る間に成形を終わらせ荷物を探っていたスライム少女は振り返りもせずに答える。
「ない! 絶対に次は無いからなっ」
全力で否定するが、ビチビチと跳ねる何かを食べ始めた相手の答えは無かった。
<終>
↑投下終了です。
お邪魔しました。
規制に継ぐ規制で半年ばかり来てなかったら、こんなスレが
出来てたのな。
>>557 確か中国の昔話で、女の姿を模った栞が美女になって
古本マニアのとっちゃんぼーやに学問から芸事から
あんな事やこんな事まで教えちゃう、みたいな話が
あったような希ガス。
でも人間男×人外女はオカルト娘スレ向きかな。
>>564 民話で女が人外ってのは良くあるけど、女が人間でと言うと……
聊斎志異だったかなぁ? 馬皮に包まれて蚕になった女の話。
帰りが遅い父親を心配した娘が「お父さんを連れ帰って来たら
結婚しても良い」みたいな事を飼ってた馬に言ったら本当に迎えに
行って、帰って来てから話を聞いた親父が怒って馬を殺して皮を
剥いだんだけど、皮を庭先に干してた所に娘が通り掛ったら突然
その皮に包まれて桑の木の上に行っちゃって、何日かもにょもにょ
してるうちにそれが巨大な蚕になってしまった、と言う話。
確かその後にあの世で夫婦になって養蚕の守護神になったとか
言って親父の夢枕に立ったんだっけ? うろ覚えで自信が無いが。
ところで、先日メモ帳を整理してたら昔の日記が出て来たんだが、
こんな事を書いていた当時の自分は荒んでいただろうか?
↓
先日たまたまテレビのチャンネルを変えたら国営放送第二の
教育番組で「伊勢物語」の一節、
「身分違いの恋に焦がれた男が姫君をさらって逃げ出し、
打ち捨てられた蔵の奥に姫君を隠し、入り口に立って寝ずの番を
したが、実はそこは『鬼が住んでる』と地元民に忌避されていた
曰くつきの蔵で、姫君は鬼に一口で食い殺されてしまった。
その時姫君は悲鳴を上げたが、折からの雷雨で男には届かず、
男が顛末を知ったのは夜が明けてからだった」
の説明をやっていたんだ。
リア厨の頃に学校の図書室でこの段を読んだ時は
「うわ、男間抜け過ぎっつーか姫君可哀想」
と思ったんだが、それから●●年経った今は
「え〜一口で食べちゃうなんて勿体無いよ鬼さん。俺やったら
朝まであんな事やこんな事しまくって、男の間抜け面を笑い飛ばして
やるのになぁ」
などと考え、更に
「姫君が気に入ったんで食わずに掻っ攫って逃亡→寝取られ男
怒りの追跡→三年後、山奥の住処で可愛い鬼っ子と赤子を抱いて
めっさ幸せそうな姫君発見→おまいを殺して漏れも死ぬる→
狩りから帰って来た鬼が一撃粉砕→今日はこいつで鍋でもするか」
みたいな光景が四ページギャグ漫画風に浮かんだ。
……時の流れって恐ろしい、と、しみじみと思った。
>>610 でもその話って実際は男が姫を連れ出すことに成功するも姫の家来が助けに来て姫は連れ戻されてしまう
男はそれでは面目が立たないので「実はそこの蔵には鬼が住んでいて姫が食われてしまった」っていう話にした
っていうオチだった気がする
でもここのスレ的にはそのオチは余計だな、夢がないw
>>613 いっそのこと、姫は鬼の生贄として差し出されていたのを見初めた鬼が生かしておいていたら
人間の男が惚れ込んで連れ出したのを連れ戻しに来たって話でよくね?
あれ?
>>613 やだなぁ。
>>610の勘違い男っぷりが鬼と姫のイチャイチャっぷりをひきたてるんジャマイカ。
>>573の亜里の続きを投下します。
一人かくれんぼやコトリのお話が苦手な方は、スルーした方が幸せ。
タイトルの亜里でNGをしてください。
617 :
亜里3:2008/10/01(水) 18:47:39 ID:X3vHwVmX
暗い面持ちで椅子に座っていた男だが、入室した亜里を一目見るなり腰を浮かせた。
この場にはまるで不釣り合いな、華やいだ紅色。
面会室のガラスに区切られた向こう側、まるで銀幕の女優に着色を施したような洋装の美人が、男の前へ音もなく座る。
「お待たせ致しました。私が山岸亜里でございます」
そう言ってニィと微笑む唇も、緩やかなドレープを描くワンピースも嘘のように紅い。
男は我に返って着席し、上気した顔を恥じらうようにハンカチーフで押さえた。
「山岸先生でいらっしゃいますか。二川と申します。この度は依頼の相談を受けていただけるとのことで…」
二川と名乗る男は随分と身なりのいい若者だった。まだ三十前だろう。
がっちりとした広い肩に上等な仕立ての背広がよく似合っていた。
恐縮した二川の言葉に、亜里は甘い笑みを浮かべる。
「まあ…。私のような卑しい囚人を先生だなんて、勿体の無い…勿体の無い…」
揃った赤い爪で口元を覆い、喉の奥でくつくつと湧く笑みを殺した。
些か芝居がかかった嫌らしさが、彼女の浮世離れした容姿と相まりひどく淫靡だ。
二川は強くときめいた。
霊能者など、どんな化物が出るかと畏れていたのが馬鹿らしい。
618 :
亜里4:2008/10/01(水) 18:49:07 ID:X3vHwVmX
亜里の背後の壁に控えた看守は、二川の様子に眉をひそめた。
男の依頼者が亜里の外見に心を奪われるのは珍しくない。
しかし、その中でも二川は感情が隠せない類の人間なのだろう。
不躾に亜里を眺めるような真似こそしないが、彼の紅潮した皮膚下に巡る色欲は、誰の目にも明らかだった。
二川はふと思い出したように目線を落とし、膝の上のハンカチーフをきつく握る。
重い扉を押し開くように、彼は静かに語りだした。
「…先生に聞いていただきたいのは、私の屋敷にある土蔵の事なのです」
依頼の話になると亜里もゆらりと姿勢を正す。
亜里はうっすら口角に笑みを乗せたまま二川の話を聴いた。
「先祖の代に建てられた古い蔵でして、中に何が収められているか、私はもちろん、父も祖父の代も把握しておりませんでした」
二川の顔色は徐々にあせていった。
「中を確かめようにも、扉の溝に土が塗り込まれ、壁と一体になっているのです――」
―中に何が入っているかは判りませんが、高価な物などはないでしょう。
そうならば放っておけばよいのでしょうが、入口のない土蔵が屋敷に在るなど気味の悪い事です。
父の代に、屋敷の改築を兼ねて土蔵を取り壊そうとしました。
619 :
亜里5:2008/10/01(水) 18:50:55 ID:X3vHwVmX
私も子供でしたが既に屋敷におりましたので、あの時の事はよく覚えております。
土蔵は古く、大きさもさほどありませんでしたから、人力で壊す予定でした。
数人の大工が大槌を手に土蔵を囲みます。
私は父の傍らで、縁側からそれを見守っておりました。
一人の大工が大槌を振りかぶり、力を込めて土壁にそれを降ろしました。
―私は、その時の事を、未だに夢に見るのです。
ブツンと何かが切れる音が、私の耳にも聞こえた気がしました。
その大工は大槌を振り降ろした格好のまま、しばし静止していました。
やがて、上半身がぐらりと反ります。
天を仰ぐその顔は、まるで笑っているように見えました。
大工仲間が、妙に思ってその大工に声を掛けようと歩み寄ります。
父も私も、何だろうと首を伸ばして彼を注視しました。
大工の下半身から赤黒い物が勢いよく流出し、庭に広がりました。
立ったまま魚のように大きく体を痙攣させた後、大工は自らの排泄物の中に倒れ込みます。
一斉に、周囲から怒号に似た悲鳴が上がりました――
「―それから、あの土蔵には誰も触れておりません」
そう結んだ二川の唇は、白く乾き震えていた。
620 :
亜里6:2008/10/01(水) 18:52:31 ID:X3vHwVmX
亜里の真っ黒な目がつうと細められる。
その唇は血のように紅く、未だ平然と笑みの形を保っていた。
共に二川の話を聞いた看守は、肌を粟立たせ立ち竦んでいる。
思わず自らの下腹部にも鈍痛を感じ、脂汗が浮かんでいた。
「それはそれは、大変な事…」
忌まわしい物を語った二川を気遣うような、柔らかく穏やかな声色で亜里はそっと囁いた。
二川は弾かれたように顔を上げ、救いを求める目で亜里を見つめる。
亜里は笑った。
「御依頼…お引き受け致します」
続く
投下以上です
待ってたよ、投下乙
これからの展開が楽しみだ
中途半端に古く、マイナーなアニメなんだけど
まりんとメラン知ってる人いない?
人外好きにはたまらないアニメだと思うんだが。
>>623 あれは人外好きで鬱平気なら見て損はない。
自分はDVD全巻買ったけど後悔は全くしていない。
懐かしいなw
あれのOPだったか…歌も好きだ。
まりメラなつかしい……WOWOWアニメ全盛期のころだね
どこかのサイトで、まりメラの通販(同人誌?)やってたなぁ…
今もやってるんだろうか?
久々に見返してしまったww
やっぱいい話だな…
>>620 投下乙でした。
続き楽しみにしてます。
おばけよりケモのがトレンドだろうか。
人狼とお嬢様でほのぼの系投下します。続き物で進行はマッタリ。
NGはタイトルの「ウルフのストレート」でお願いします。
鉄の棘は強固に噛み合い、獲物の足を深く捕らえていた。
罠に掛かった獣は憔悴し地に横たわる。
草に半分埋めたその顔は、開いた口からダラリと舌が垂れ、薄く開いた眼は白く幕を帯び濁っていた。
ごく浅く上下する腹の動きがなければ生死の判別もつかないような状態だった。
森は春の日射しに淡く萌える。
生い茂る葉の隙間から覗く高い空に、獣を見下ろして雲がのどかに流れた。
もうどれだけの時間を獣がここに伏しているかは解らない。
刃がめり込む傷口は未だ赤黒く濡れているが、じきに全て干からびてしまうのだろう。
死。
獣は、静かにそれを意識した。
だが、
―でかいいぬだな
人間の声が聞こえた。
―おまえ、あしいたいの?
草を踏みしめる軽い足音が獣へと近付く。
最早気配を探る力もない獣は、靄のかかる瞳を億劫にそちらへ向けた。
ぼやけた視界に人影が映る。小さな影はうっすらと赤く滲んだ。
赤茶色の髪の子供が一人、獣の足元にしゃがみ込む。
両手で貝のように閉じた二枚の鉄板を抉じ開けようと試みるが、内向きにびっしりと並ぶ尖った刃が指に食い込み、力を込められない。
非力な手には余る鉄の罠だが、子供は諦めなかった。
手頃な太さの枝を拾ってくると、罠の蝶番を支えるバネへと突き通す。
ガチャガチャと罠が揺れ、共に傷口も動いた。獣は、自らの痛覚が未だに働くことを知る。
その痛みが引金となり、獣の四肢に徐々に力が籠ってきた。
―まだ、己れ(おれ)は生きられる。
獣は焦点の定まらぬ目で子供を見た。乾ききった舌を震わせて口中に戻す。
日に透ければ茜になる赤茶の髪色や、石鹸の香りに阻まれた先にある微かな体臭。
この人間を作る情報を自らに深く刻み込む。
ギイ、ギイ。罠が幾度もきしんだ。
子供が歯を食いしばり、枝に渾身の力を込める。
パン――
弾けるような音を立て、罠は壊れた。
シーエルは紅茶を飲み干し、珊瑚のような唇からそっとカップの縁を離した。
鉄道の中とはいえ、一等車両ともなれば豪奢な内装が施され、ティータイムも優雅に楽しめる。
大きな硝子の窓の向こうに流れるのは青い山々と田園風景だ。
「お済みでしょうか」
ティーセットを下げに来たボーイにシーエルは微笑んで頷いた。
長い睫が優しく影を落とし、鳶色の瞳の大きな目を縁取る。
おっとりとした顔立ちと濃紺のワンピースが良く似合い、正に深窓の令嬢といった姿だった。
その背に流れる髪は翠がかかるほどに、黒い。
ローランと言えば世界的に名の通った紅茶のブランドだ。
ローランクオリティと呼ばれる品質の高さは、王室や高級ホテルでも愛される一級品だった。
そのローランの女社長の一人娘・シーエルは、列車に揺られ両親と共に郊外の別荘からの帰路についていた。
社長である母と、同社で買い付け指示を取り仕切る重役の父は日々多忙なのだが、毎年夏期の一時だけは家族で避暑地で過ごす。
都会の喧騒と離れて過ごす夏休みは、毎年変わらないシーエルの楽しみでもあった。
シーエルのいる個室にボーイと入れ違いで母が顔を覗かせた。
上品なツーピースを身を包む知的な貴婦人、マリナ・ローランだ。
「シーエル、もうすぐ駅よ。何か必要な物はある?」
駅といっても一家の目的の降車駅ではない。
ただ、次に停まる駅では車両の切り替えや燃料の補充も行うため、かなり長く停車することになる。
ホーム内の売店で簡単な買い物をして帰ってくることも出来るのだ。
シーエルは「足りております」と首を振った。つられて目の上で切り揃えた前髪もサラリと動く。
最新の雑誌もアメニティグッズも、必要な物はすべて車内に取り揃えられている。
売店にありがちな土産物にもあまり興味が沸かなかった。
「そう?私はちょっと出てくるから」
母はヒラヒラと手を振ると通路に戻っていった。
消費者のニーズや新しい流行の察知に貪欲な女社長は、降車して販売店や駅の様子を見て回るつもりなのだろう。
母の後ろ姿を見送って、シーエルは窓へと視線を戻した。
しばらくして車内にアナウンスが入り、列車は駅へと到着した。
何本も線路が並列する大きなホームに停車し、ドアが開けば降りる客や乗る客がせわしなく窓の前を横切っていく。
ハンドバッグ片手にホームを歩く母の姿も見つけられた。
シーエルはそれらの光景を見るでもなく見ていたが、とある人影にふと目を止めた。
(まあ、大きな方)
その男性は列車に背中を向けて立っていた。
堂々とした体躯に黒いテイルコートを纏い、頭にはシルクハット、そして手には白い手袋とフォーマルな装いだ。
ホームに立つ姿は柱のように大きく、周囲の人々から頭二つ突き出ている。
と、その男がピクッと顔を上げる。
何かしらとシーエルが軽く窓の硝子に片手をつき、首を傾げた瞬間。
グリッ
男が恐ろしい速度でこちらに振り向いた。
「ひっ」
シーエルは思わず息を飲んで身を引く。
男の顔には鼻上までマフラーが深く巻かれていた。
さらにシルクハットを目深に被っているためその容貌は殆ど見えないが、隙間から覗く肌は石炭のような闇色だ。
その中にギロリと剥かれた双眸は青白く、シーエルを射抜く勢いで凝視している。
―怖い!怖過ぎる!!
身の危険を感じ、シーエルはガバッと体ごと顔を背けた。
(わ、私にジロジロ見られてご不快だったのでしょうか…)
シーエルは青ざめた。あんなに強く睨まれるなど生まれて初めてだ。体が縮み上がる。
―もしかしたら、あのマフラーは大火傷を負った顔の傷を隠していたのかも知れない。
だから他人からの好奇の視線に非常にナーバスなのかも知れない。
(ああ…不躾に人様を眺めたりするものではありませんわ。ごめんなさい…)
グルグル回る後悔で頭を一杯にしたって今更遅い。
もしや、まだこちらを見ていたりして…と怖々横目で窓を見た時。シーエルは今度こそ悲鳴を上げた。
「ぎぃやぁああぁあっ!!」
絹を裂くような、とは言えないたくましい悲鳴が個室を揺るがした。
いつの間に移動したのか、窓にはその男性が張り付いていた。
手袋の両手をベタリと硝子に付け、鼻先も押し付けんばかりに接近した鬼気迫る姿。
マフラーは解けかけて垂れ下がり、隠されていたその顔が露になっている。
そこにあったのは、
黒い毛に覆われた狗の貌。
大きく割れた巨大な口と前方に伸びた鼻筋。
口からは紫色の舌が垂れ、鋭い牙が覗く。
氷のような瞳の中に宿る瞳孔は懍とした黒点で、シーエルを鋭く捉えていた。
―黒狼。
シーエルは全身を総毛立たせ硬直している。
硝子越しの獣とシーエルは、まるで時が止まったように見つめ合った。
続く
おお、リアルタイムで見れた!
続き楽しみにしてますー!
以上です。
どちらも完結させますだ。
投下乙であります!
白狼さんをもふもふしつつ続きをお待ちしております。
ずっとROM専だったけどハァハァ値が高まりすぎで書いてみた
ロボ×女の子
ちょっとグロい表現有りかも; 苦手な方はスルー推奨
とにかく、逃げなければ!
カレリアを筆頭とした暴虐な元首への反乱は、あと一歩の所で失敗してしまった。
人々が逃げ惑う戦火の中、カレリアは忠臣達を必死の思いで逃がし、炎に散った。
だが、元首直属の無慈悲な精鋭、フラッドと呼ばれるロボット兵は、すぐに彼らを
追い、惨殺した・・・。
それほど遠くない所から叫び声を聞き、エリアスは耳を塞ぎながらも足を早める。
肩の辺りでウェーブのかかった銀髪は吹きすさぶ砂塵でもつれ、慣れない荒涼とした
山岳地帯を走ったせいで、靴ずれも起きていたが、彼女は逃げる事を止めなかった。
「もう少しだったのにっ・・・!」
いつ殺されるか分からない今より、達成できなかった悲願の方が、彼女の心に多く満
たされていた。しかし、それもやがて底知れない恐怖に変わっていった。
「フラッド!」
前方の砂塵の中から、薙刀のようなものを振り上げるフラッドの姿を見た瞬間に、
エリアスは来た道を引き返した。先回りしているとは思わなかった。
ドン、と硬く冷たい音と、自分のキャッという短い悲鳴を同時に聞き、地面にしりもちを
ついたままの彼女が見上げた先には、鮮血の滴る鉄の爪と、真っ赤な目をした別のフラッドがあった。
「嫌ぁあああぁあ!!!」
慌てて向きを変えたが、後ろからは薙刀を持ったフラッドが滑るように追ってきた。
ほとんど何も考えられない頭に悲鳴を延々と響かせ、少しでもフラッドから身を隠そうと
足場の悪い方へ進んでしまったのが、彼女の運の尽きだった。
「嘘・・・。」
ガラガラと崩れるような音を聞き、初めて回りを見たエリアスの立っている場所は
崖っぷちだった。右にも左にも逃げられる場所はもうない。フラッドは数を増し、じりじりと彼女に迫っている。
その歩みが止まった時、一体のフラッドがエリアスを指差し、冷酷に言い放った。
「撃テ!」
その瞬間、彼女の足元は崩れ落ちた。刃物や弾丸の雨こそ浴びなかったものの、エリアスは無数の石と共に、
崖下の底知れない割れ目に吸い込まれていった。
―寒い。ここはどこ? わたし、頭から落ちたのに、何で生きているの?
エリアスが体を起こして辺りを見回すと、周囲はただ闇に包まれていた。ある一方向に青白いライトで描かれた線があるだけだ。
崖下にこんな空間があるなんて聞いた事がない。
立ち上がってそちらに足を進める。足に伝わる感触から、床に衝撃吸収剤が混ぜられていたようだ。
靴ずれは純粋にか、それとも痛覚が麻痺しているのか、もう痛くなかった。
永遠に続くかと思われた光の道の終点にあったものを見て、エリアスは思わず息を呑んだ。
「フラッ・・・ド・・・。」
幾重にも鎖が繋がれていたが、深い紫の鎧は、間違いなくフラッドだった。しかし、なぜ拘束されているのだろうか。
自分を殺しにきた刺客ではないのか?
「誰だ・・・。」
急に聞こえてきたややノイズの混じった声に、心臓が飛び出るほど驚き、フラッドを凝視したままエリアスは後ずさる。
その目に明るい黄色の光が灯り、鋭く削られた指が動いた。そのまま鎖を引きちぎってしまいそうだ。
「お、お願い!殺さないで!」
エリアスは掠れた声で叫んだが、フラッドは動じる事なく静かに話し出した。
「心配するな。私は意志のないフラッドではない。」
「え・・・?」
「私は、元首が真に危険な時に元首を守る最後の兵だ。だが、お前の態度を見ると、今の元首はおかしいようだな。」
「今の元首はわたし達からひたすら搾取するだけなの。それで、耐え切れなくなって反発したのに、こんな事って!カレリア様!」
頬を緩やかに零れ落ちる涙は青白いライトに反射して、星のように光っている。
その様子をしばらくの間見守ったフラッドは、エリアスにある事を告げた。
「私の胸に手を置け。」
戸惑いながらもエリアスはフラッドに恐々と近づき、言われた通りに手を置く。
「お前の名は?」
彼女より頭二つ分ほど高い所から降ってきた声は、不思議な安堵感を彼女にもたらし、恐怖を欠片も残さず吹き飛ばした。
「エリアス・・・。」
名前を教えた瞬間、フラッドを拘束していた鎖は消えうせた。そして、自由になった腕は、待ち焦がれていたかのように
エリアスの細い体躯を抱きしめた。
「え、ちょっ、何?」
皮膚の代わりにフラッドの体を覆う鉄の冷たさと、抱きしめられる理由の不明瞭さに、エリアスは戸惑う。
そして、彼は彼女の耳元に唇を寄せ、静かに呟いた。
「私が最後に動いたのも、今お前が苦しんでいる世と同じような元首の治世だった。」
それはどこか悲しげで、憂いを帯びた響きだった。
「この腕が恐ろしいと、全てを破壊する私が恐ろしいと、勝手な理由を付けてこのような暗く冷たい場所に押し込めた。」
エリアスから腕を離した途端、彼は急に押し黙ってしまった。
(この人は、そんなにも長い間、こんな所に一人で・・・。)
この理由が同情だけだったのかは分からないが、エリアスは余っていたフラッドとの幅を埋め、精一杯背伸びをして
彼に抱きつき、黄色い目をしっかりと見上げた。
「エリアス、私が恐ろしくないのか?」
「怖くないって言うなら、嘘かもしれない。でもね、んっ・・・。」
次の言葉は、冷たい鉄の感触に阻まれた。エリアスの唇をゆっくりとなぞっていったフラッドの氷のような舌は、
その冷たさとは裏腹に、熱い後味を彼女に残していった。
「これで、お前を傷つけた者を全て、我が腕で滅ぼそう。」
反逆者の血の臭いを引きずって帰還するフラッド達は、頭上を飛び回る影に気づき、足を止める。
その影は彼らの行く手に降り立った。
「元首ヘノ反逆者、エリアスヲ確認。排除セヨ。」
彼らは、裏切り者と判断されかねないフラッドよりも、エリアスを殺す事を優先した。
武器を持ち直し、一斉にエリアスに飛び掛った刹那、彼女の傍らのフラッドが腕を振り上げた。
次の瞬間には、元は元首の忠実な人形だった者達の残骸がそこら中に転がっていた。
機械油に塗れた腕を後ろ手に隠し、フラッドはエリアスに向かって不器用に笑った。
彼女は指先を唇に当てたまま、妙に困ったように呟く。
「わたし、あなたの名前をまだ聞いてなかったわ。」
この問いかけには、フラッドもエリアスと同じように困惑した。何しろ、
作られてからまともに名前らしい名前を呼ばれた記憶がない。
「名前は・・・ない。」
「じゃあ、ヴァンダル、なんてどう?」
細い指で胸の装甲を突きながら、エリアスは言った。
「全くもって問題はないな。」
フラッド改めヴァンダルは、さらりと新しい名前を受け入れた。
「ねえ、ヴァンダル。」
「分かっている。」
機械油に濡れていない手で、エリアスの手を傷つけないように取り、その甲に口付けを落とした。
「お前が憎いと思う世界は、いらない。」
砂塵の中にぼんやりと浮かぶ元首の居城を見据え、ヴァンダルはエリアスを抱いて飛び立った。
以上です
いやあ物を書くのって難しい
そしてぬるいのになぜか背中がかゆい;
>>639 凄い萌えました! まさに書いてくれて有難うと言いたい。
ロボ×女の子が凄い好きなのに、殆ど見かけなくて飢えてたんだ…
ヴァンダルカッコイイし、反逆者の話も好きです。
続きが気になってしょうがないw
>>630 おぉ。面白いなぁ…
ここからどうほのぼのに行くのか、是非とも続きを読んでみたい。
楽しみにしてます!
一迅社から出てるムシアオの森、カササギの剣がこのスレの住人にお勧め
ヴァンダルGJ!
獣人もロボも続き楽しみにしています。
それと保管庫の方、更新乙です。
10月なのでハロウィン小ネタ 2レス(エロなし)
今年も子供たちは仮装をして家々を巡る。お化けになりきって普段は行かない怖い人の家にも。
意気揚々と子供たちは戦果を確かめながら、それぞれ帰途についた。
ドラキュラに扮した少年が帽子いっぱいのお菓子の中からアメをひとつ取り出し口へ放り込む。
「今年もいっぱい貰えたな」
「だな」
答えたのは、自分と同じくらいの背丈のカボチャをくり抜いたお面を被った少年だった。
「……。お前誰?」
いくら考えてもこの少年の正体が分からなかった。
例え仮装をしていても、そう大きくはない村である、知らない子がいるはずなど無い。
その少年はいつの間にか彼の隣で本当に嬉しそうに袋を握りしめていた。
「あ、俺はジャック。毎年来てるんだ。お前はトーマスだよな」
少年が自分の名前を知っていたことに驚きながら曖昧に返事をする。
「え、うん。ジャックは別の村からわざわざ来てるのか、変わってるな」
「これが年一回の楽しみだからな」
「ふーん」
その言葉に少しの違和感を覚えながらドラキュラに扮した少年、トーマスはもう一つお菓子を摘んだ。
「なあ、トーマス。お前はこの話知ってるか?」
何気無い調子でジャックが始めたのは村の大人たちが子供の頃の話だった。
無愛想なきこりのおじさんと優しいパン屋のおばさんが結託して村長に仕掛けた悪戯。
気難しいおばあさんのお転婆だった頃のこと。
ジャックのまるで見てきた様に喋る大人たちの子供時代の話は面白く飽きなかった。
「今でも傷が残ってるはずだぜ。しわの下に隠れてるかも知れないけどな」
トーマスの家の近くに着く頃には村の大人たちほぼ全員の話を聞き終えていた。
「あとさ」
嬉々として喋り続けようとしたジャックを止める。
「あ。僕の家はここだから」
「そっか、じゃあ話はここまでだな。俺は、遠くから来てるから」
「ジャック、来年も来いよ」
少し悲しげな相手の声に、なんとなくトーマスは、そう言わなければならない気がした。
「ああ、また来年……」
お面であるカボチャの顔は変わらないが笑ったのかな。
そう思った瞬間、強い風が吹き抜け身に付けていたマントが視界を奪う。
「お前の母ちゃん、アニーによろしくな」
急に母親の名前を呼ばれ驚き、慌ててマント引き剥がすとカボチャの少年ジャックの姿はなかった。
「ジャック?」
呼び掛けは夜の闇に吸い込まれ消える。
「トーマス、誰か一緒にいるの?」
家の方から聞き慣れた声がした。軋んだ音に合わせて明るい光が筋になり足元を照らす。
振り返り目をこらすが、ジャックは居なかった。
「帰り道でお菓子を食べちゃダメって言ったでしょう」
「ごめんなさーい」
全く反省していない様子の息子を軽いため息と共に迎え入れる。
「あ、ねぇ、母さん。ジャックって奴を知ってる? 変わったカボチャのお面を被っててさぁ」
その名に一瞬、身体が強張る。
大人になり、彼の姿を見なくなってからも噂だけは耳にしていた。
まさか自分の子供に話をされるとは考えてもいなかった。
「あら、あなたも会ったのね。ジャックは母さんだけじゃなくて、この村のみんなを良く知ってるのよ」
しかし努めて平静を装い、お伽話をするのと同じ調子で彼の話をする。
「僕も知ってるよ。ジャックから色々聞いたもん」
息子のニッと笑った顔に、子供の頃のことが頭をよぎった。
あの事を話してなければいいけれど、と心配になる。
それは子供の頃の淡い思い出と言うには少し重すぎるし、愛と呼ぶには軽すぎた。
「そうね、トーマス。さあ、顔を洗って着替えてきなさい」
少々引きつった笑いを浮かべながらアニーは浴室へとトーマスを促す。
混乱をどうにか納めて視線を巡らせ、あることに気が付き思わず苦笑が漏れた。
「ジャック、あなたは変わらないのね。人を驚かせてその隙に黙ってコッソリ持って行くんだから」
机の上に多めに用意しておいたはずの、お菓子が無くなっている。
「また、来年ね」
呟き、トーマスが大人になればまた、その子供から彼の話を聞くのだろうとアニーは思った。
終わり
聞きたいんだけどハロウィンのジャックオーランタンはお化けの分類で正しいよな。
GJ!ジャックにきゅんきゅんした
ジャックオーランタンいいね
季節柄にもピッタリのネタだ
GJ!
ジャックは子どもとしか触れ合えないのか…
ちょい切なくてGJです!
これは手放しに良い話だなぁ
一瞬トーマスの親父ってジャック…?って思ったのは内緒だ
>>639 なんかDSのゲームのアルカイックシールドヒートのロボット兵士を思い出した
ASHは主人公以外の生身の兵士はみんな元灰なんだよなぁ。人外要素皆無だけど。
656 :
鉄錆の街:2008/10/20(月) 05:43:31 ID:BTs4iXqZ
注意
この文章には流血表現や人によってはグロテスクと感じるシーンが含まれています。
無駄に長いですが続きもので、今回は非エロです。
以上の要素に嫌悪感を覚えた方はタイトル「鉄錆の街」をNG指定してください。
657 :
鉄錆の街:2008/10/20(月) 05:45:58 ID:BTs4iXqZ
普段は山で暮らすヨツヅメペリパは、秋になれば食物を求めて彷徨う。この死んだ街へと迷い出てくることも稀ではなかった。
鉤爪のある無数の脚を持ち、全体的にはゴカイの類に似て見えるが、図体は熊よりも大きい。肉であれば人も獣も区別せず
食らうこの捕食者に襲われて死ぬものは多い。
だが、今はそのビロウドの如き皮膚は裂け、緑の体液を流している。
対峙する男も又、人間には見えぬ。逞しい体は銀灰色の剛毛で覆われ、顔は鮫めいて獰猛である。黒い毛が隈取りのように
眼鼻を縁取り、厳つい顔をさらに凶悪に見せていた。
体液を撒き散らしながら、怪物はあぎとを鳴らし、粘液の糸を吐き出した。そいつを身を捻ってかわし、
続いて体当たりを紙一重で回避して、脇腹に剣を振り下ろす。ぎょおうっとなんとも言いようがない悲鳴が
上がり、さらに体液が飛沫いた。闇雲に振り回される脚をおそれて距離を取り、男は改めてその様子を観察する。
傷つき怒り狂ってはいるが、異形の生命力は強く、数本脚を落とした程度では大して弱った様子もない。男はひとつ
舌打ちをすると、身を翻して駆け出した。
獲物を逃がすまいとして、ペリパは全速力で後を追ってきた。鉤爪がアスファルトを削り取る。速度でははるかに
こちらが勝るが、撒くのが目的ではない。うまく付かず離れずの距離を保ち、目的の場所へと誘導を試みる。
そこは半壊したビル、瓦礫に足を取られればそれで仕舞だ。否応なしに速度を下げた男の襟首に、獲物が近付いて
歓喜した怪物の呼気がかかる。
「甘いんだよ、バカ野郎!」
獰猛な笑みを浮かべ、男は最後の距離を跳躍する。踏み出したペリパの足もとががらがら崩れ落ち、巨体が粉塵の
中に消えた。落とし穴である。知性のない動物の悲しさ、最古の罠にも簡単に引っ掛かってくれる。脱出の隙を与えず、
もがくそれの首の後ろを力任せに刺突。神経節を破壊され、ペリパは瞬時に絶命した。
遥か昔、人間が世界の王として栄えた時代があったという。翼に頼らず飛び、ヤジリネコより速く地を駆け、果ては空の
彼方、星々の世界へと旅をする者がいた、そんな時代。しかしそれも今となっては伝説でしかない。今や人間は数多の
けだものに追われ、惨めに地を這いまわる獣に過ぎぬ。
殆どの人間が怪物を恐れ姿を隠す中、この男の様に、狩られる立場から、狩る側へとならんとする者達がいた。しかし
相手は人間よりはるかに強靭、容易に屠れはしない。数多の犠牲が出る中で、狩人たちはいつしかより強大な力を得んと、
異形の体の一部を己が身に移植するようになった。
異形共は形も大きさも千差万別、何故かれらと人間の間に移植が成り立つのかはいまだ解明されておらぬ。声を潜めて
囁かれるところによれば、怪物達もまた、かつて力を求め、おぞましき外法に手を染めた人間のなれの果てであるとのことだ。
その説の真偽はともかくとして、移植は今では普通に行われている手術の一つである。需要があるならば供給が生まれる
のは自然な流れ、移植パーツを売り買いすることは、人々の間では常識となっていた。
こいつは比較的傷みにくい動物だが、解体は早いに越したことはない。時間が経てば経つほど鮮度が落ち、ひいては
買い取り価格も落ちる。必死こいて持ち帰ったパーツがタダみたいな値段で買いたたかれるなんて事にもなりかねない。
まず高価なのが粘液腺、顎の脇にふたつ。次に高いのは顎、内部構造まで残っていた方がいい。面倒なので頭ごと
切り落として持ち帰る事にし、胴に移る。4本の鉤爪はそこそこの値がつくが、胴体の皮膚はずたずたに引き裂いてしまったので
もう使いようがないかもしれん。
全身の体毛を体液で濡らしながら巨大な鉤虫の骸と向き合っていたところ、ふと妙なモノが目に留まった。粘り気のある
銀の糸に包まれた塊である。ペリパは粘液の糸で獲物を絡め捕り、安全な場所まで運んでから喰うという。つまりこれは怪物の
今宵の晩飯なのだ。
よくもまあ、あの騒動の中踏みつぶされずに残っていたものだ。中身が売れれば儲け物だと、つつみを切り開いてみると、
そこには――
658 :
鉄錆の街:2008/10/20(月) 05:48:13 ID:BTs4iXqZ
柔らかな栗色の髪。桜色の唇はぎゅっと噛みしめられ、眉は今にも泣き出しそうに歪められているが、そんな表情を
浮かべていてもなお愛らしい。気を失ったままに獣人に伴われて来た少女は、瘴気漂う鉄錆の街にはおよそ似つかわしく
なかった。
「おやァ、ケルビーノ。隠し子かい?」
「いねェよそんなもん。拾いもんだ」
エビに似た触角を震わせつつ、そうだろうねえ、あんたの子にしちゃ可愛すぎると部品商人の老人は呟いた。
「そいつの事はどうでもいい。幾らになるんだ、早くやってくれ。帰らにゃならん」
命がけで狩った獲物だ、安く買いたたかれてはたまらない。ケルビーノは牙を剥き出して見せる。
「で、その子はどうするの?売るのかい?」
その顔が一瞬虚を突かれたような表情を浮かべる。
「・・・買うのかよ?」
「ま、仕事だからねェ。女で、若くて、しかもこんなに可愛い子と来たもんだ。部品にしようが丸ごと売ろうが
そりゃァいい値が付くってもんさァ」
商人はキチキチと外骨格を鳴らして笑う。ケルビーノは一瞬鼻面に皺を寄せ、牙の間から唸るように言葉を吐いた。
「売らねえよ。まだそこまで腐っちゃいねえつもりだ」
「それは残念・・・」
俗説は意外と正しいのかもしれないと、ケルビーノはたまに考える。特に今日のような話を聞いたときには。狩人達は
怪物と戦い続けるうちに、肉体のみならず心までも、本来敵である異形と同じくしているのではないか、と。
「どうするかね、これから・・・おい、そいつはおまえのメシじゃねえ」
いつ頃からか部屋に居着いているアカゲケダマが、新たな人間に興味を示したのか、少女の首筋の辺りに触角を寄せ、熱心に
においを嗅いでいた。大きめの猫程度の大きさしかない、この縫いぐるみのような動物にさえ引き裂かれてしまいそうな娘。
勢いで連れ帰ったはいいが、いかにもひ弱そうなこいつを養い育てていく自信はない。かといって放り出せば、野獣なり
盗賊なりの餌食になるのが落ちだ。それでは売り払うのと何も変わらない。全くとんでもないモノを拾ってしまった。
「まあ、仕方がねえやな。これもなんかの縁だ」
幸いもう一人くらいならば養っていける程度の蓄えはある。とりあえず今は目の前にある問題を片付けねばならない、
どこかにもう一組位布団はなかったか。
元が何だったかも分からない腐敗物を捨て、山と積まれた食器類をひっくりかえす。落ちてきた金属片に頭を直撃された
ケダマが、小さく威嚇音を立てた。
「――――!!」
「うおぅ!」
ゴミと向かい合っていた為、背後の気配に気づくのが遅れた。聞きなれない響きの悲鳴が上がると同時に、枕元に置いていた
古いランプが重力に逆らって飛翔してきた。ケルビーノは驚愕しつつも見事な反射神経を見せ、それを受け止める。
「×××!××!」
顔を紅潮させ、震えながら早口で何事かを捲し立てる少女。聞いたこともない言葉なれば、向けられた敵意の出所を知る事もできぬ。
「何だってんだよ・・・」
ケルビーノはただ嘆息する。本当に、とんでもないものを拾ってしまった。
鉄錆の街に雨が降る。街を覆う砂塵を溶かしこんで滴る雨滴は、タールのような色合いを見せてコンクリートに染みを作った。
人間には煮沸せねば飲めないそれも、怪物どもには天の恵みであるらしい。この季節には湿り気に頼って、本来水棲の異形たちが
人間を喰らわんとして町の近くまで足を伸ばす。
背に刺さる視線を感じながら、ケルビーノは外を眺める。雨はいっかな止む気配を見せぬ。いかに狩人とはいえど、雨降りしきる
中に出ていくのは躊躇われる。一つ溜息をつき振り返れば、ケダマを抱いた少女と視線がかちあった。少女は驚いたような表情を
浮かべて後ずさり、きつく抱き締められたケダマがぎいっと啼いた。はじめの頃程の敵意は見せなくなったものの、全くこちらに
気を許した様子はない。
「別に取って喰いやしねえよ」
その低い声に少女はさらに表情を強張らせた。やれやれとかぶりを振り、ケルビーノは再び窓の外に視線を戻す。ずっと西の方に、
雲の切れ間が見えた。雨が上がり次第出て行こう。
659 :
鉄錆の街:2008/10/20(月) 05:49:09 ID:BTs4iXqZ
びゅうと長い舌が伸びた。鈍重なアブラガエルの体の中、ここだけは別の生物のようにぬめぬめと動く。
だが、あまりに単純な動きだ。狙った一点に命中させることしかできないのだから、頭の向きにさえ注意していれば回避も破壊も
さほど難しくない。伸びきった一瞬剣を振るえば、舌は寸断されてどさりと地面に落ちた。
「げっげっげっぐ」
短くなった舌を巻き戻しながら蛙がうらめしげに鳴いた。その姿はさながら巨大な蝦蟇、不意にその背が大きくわななき、毒腺から
油のような毒液を噴出させる。
「ちっ、目くらましかよ!」
液体は霧のように散布され、ケルビーノは咄嗟に顔を庇う。機を逃さず、どさっと重たげに跳躍してアブラガエルは逃走を開始した。
「逃がすか!」
なるほど跳躍力は大したものだが、騒々しい足音を聞けば逃走経路は丸判り、くっきりと血痕も残っている。後を追うのは簡単・・・
「ぐぎょおおぉぉ・・・!!」
両生類の断末魔の咆哮に思わず足が止まる。何事かと驚愕する間もなく、蛙の屍を口吻に突き刺して巨大な昆虫が姿を現した。
「嘘だろ、おい」
昆虫の無機質な複眼がこちらを見据えた。強者の余裕なのか、悪名高きその異形は捕脚に自分より大きな獲物を抱えたまま、それを
引きずりながらのんびりと歩を進める。
九重虫。騒動と血の匂いに惹かれてやって来たに違いない。貪欲で獰猛なそれと戦闘になれば、今の装備では対抗する術がない。
見逃してもらえる事を期待し、ケルビーノはじりじりと後ずさる。虫は餌食の体液を啜りながらしばらくそれを眺めていたが、突如
ひょいという具合に口吻を引き抜き、とことこ歩み寄ってきた。
たちまち彼我の距離が縮む。目の前に迫った虫の複眼、それに映る己の姿。何に興味を持ったのか、九重虫は首を傾げると、
「!」
鎌状の捕脚を伸べて彼を引っ掛けようとした。
ケルビーノは全速力で駆けだした。翅のある相手に速度で敵う筈はないが、建造物にでも逃げ込めればなんとかなるかもしれない。
だがその行動はさらに虫の関心をひく結果となり、九重虫は興奮に複眼を煌めかせ、再び鎌をふるった。
しくじった。命があったのだから、むしろうまくやったのか。
脇腹と背に深手を負い、ケルビーノはよろよろと街を歩く。鮮血が止血帯を染め上げ、布から溢れた分が膝を伝い下りていた。降りしきる
雨が即座に赤い足跡を洗い流す。
杖代わりにしていた剣に縋ってしばらく息を整えた。雨滴が容赦なく全身を打つ。それは毛皮に浸透し、着実に体温を奪っていく。なんとか
気力を呼び起こし、歯を食いしばって首をもたげた。部屋の明かりが見える。ここで死ぬわけにはいかない。
体を引きずるように階段を上り、帰りついて少女の顔を見た瞬間ぐらりと視界が傾く。倒れたのだと気づいたのは顔に床の感触を感じて
しばらく経ってからだった。体を起こそうにもどうしても腕に力が入らない。
「××!×××!!」
少女の声が遠くで聞こえ、体が強く揺すられる。そういえばこいつが俺に触れたのはこれが初めてではないか。場違いな考えが頭に浮かんだ。
傷の痛みも濡れた体もすべてが遠くのことのようで、今はただひどく眠い。
ケダマがついと寄ってきた。人間共の様子には頓着せずに傷の周りを嗅ぎまわり、床に流れた血を見つけると、乾き始めたそれを少し舐めた。
ケルビーノは苦笑する。
「おまえ、喰うのか、俺を?」
出したはずの声は吐息にしかならず。
660 :
鉄錆の街:2008/10/20(月) 05:50:19 ID:BTs4iXqZ
傷に鈍く響くような痛みが戻っている。心地よい感覚ではないが、痛みさえしないのに比べればましには違いない。いやに重い瞼をこじ開けると、
眼前にやわらかな髪の毛があった。
「・・・な」
少女は胸の毛に顔を擦り寄せ、微かに寝息を立てている。か細い体のぬくもりがどうにも気持ちを波立たせ、起こさないように
体を離し、寝返りを打った。傷口がじくりと痛む。よく見ると包帯が新たなものに変えられていた。まさかケダマの仕業ではなし、やはり少女の手に
よるものだろう。
それから数刻、背後に身動きする気配があった。細い手がそっと背に触れ、包帯の上から傷をなぞる。
「起きてる、構うな」
声に指がぴくりと反応したが、結局掌は離れぬまま背を撫で続ける。
「××××・・・?」
いたわるような声の響き。その顔に涙の跡を見つけ、申し訳ないような気持ちになった。
「構うなって、元から大した事・・ッ」
「×××!」
身を起こそうとしてついた腕の力がかくりと抜け、無様に体勢が崩れる。慌てて支えに来た少女の頬に新たな滴が伝っていることに気づき、
再び心のどこかに波が立つ。
自分で気づいていないのか、少女は涙を拭いもしない。触れるべきか触れざるべきか散々迷った挙句、ケルビーノは手を伸ばすと少女の頬を
乱暴に擦った。その手を握って顔に押し当て、少女は黙って涙を流す。
「いや、すまねえ・・・悪かった」
何が悪かったのかよく分からないが、なんとなく謝らねばならない気がする。嗚咽する少女の背を不器用に撫でながらケルビーノは天を仰ぐ。
怪物ならばいくらでも相手をしようが、すすり泣く、しかも言葉の通じない娘の相手はこの男には荷が重いのだった。
それから数刻。泣き疲れた少女は眠りにつき、ケルビーノはその寝顔を見ながら悪態をつく。
「何だってんだよ畜生」
この娘と向き合っているとなぜだか落ち着かない。それなら離れればいいようなものだが、枕にされてしまった為にそういう訳にも行かないのだった。
可能な限り顔を背け、無理に目を閉じるも寝息が入眠の邪魔をする。
「ち」
舌打ちを一つ。ついに眠るのを諦め、柔らかな感触をつとめて無視しながら夜明けを待つ事にしたケルビーノであった。
661 :
鉄錆の街:2008/10/20(月) 05:51:53 ID:BTs4iXqZ
以上。このスレ的には獣人は対象外じゃろか。
全然無問題。続き期待っす
投下乙です
触手・怪物スレがかなり触手寄りになってるので
獣 人 大 歓 迎!続き楽しみにしてます
もちろんロボも人造・改造人間も幽霊も妖魔も神仏も異星人も
須くお待ちしております
ここの住人の心の広さに感動した
細かく分けず、いろんな人外さんが蠢くこのスレは
まさに憩いの場。
そろそろ鬼ネタとかみてみたい……
なんかキン肉マン読んでたら急にアシュラマンの造型にロマンを感じた。
エロパロにすると有効活用するどころか
かえって腕多すぎて邪魔になりそうだけどさ…
あれ…腋の下も六個あるんだよな…
コバルトだと思うんだが、人間を食わないと決めた山神に少女が身を差し出すという
シチュがあった。
あれは良かった。
コバルトって?
コバルト文庫じゃね?少女小説のレーベル
668みたいな粗筋の本を、中身もあまり見ずに買ったらBLだった……
そんな悲しいことがありました。
コバルトはBLも男女カプもレーベル分けたりしないからな
雑誌のコバルトは購入出来ない
この手のやつでBLの結構多いよな。
BLだからって毛嫌いすると凄く勿体ないんだが、
だからといって好き好んでみたい物ではないから困る。
エロパロ板でBL勧められても困る
毛嫌いするもなにも当たりが万に一つもなさそうだし
BLでも、「とりあえずアゴが尖ってて鎖骨が見えて棒のように細長ければいいや」みたいなテンプレ腐的美形でなく
ふわふわやわこいケモショタやら、ぷにぷに丸っこいぽちゃケモやら、
ガチとは言わずともそれなりに筋肉の付いたオスケモやらの絡みがあればなー。
腐ってのはあんなワンパターンな外見だけでよく満足できるなと思うよ。
いや…その…
まさにお前こそがその腐なんだが
>>667 以前FF5のギルガメッシュのエロパロで
そんな造型のを読んだ気がしてHDをサルベージしたんだが
見つからなかったぜ……
>>674 >毛嫌いするもなにも当たりが万に一つもなさそうだし
決して勧める訳じゃないが、BLは以外と人外×人間あるぞ。
BLの時点でもう人の道踏み外してるから、逆に人外出しやすいのかな。
でも、あれが普通に男女の絡みだったらいいのにと思うと本当にイライラする。
片方を女に脳内変換できればいいのかもしれんが、俺には絶対無理だ……。
BLで人外って人間に猫耳生やしただけとか美形悪魔とかそんなイメージがあるな
っつーかこれは漫画とかラノベとかオタ向けジャンル全般に言えることだけど
人外×人間と聞いてハァハァしながら探してみたら、人外が人間顔でがっかりすることがちょくちょくある
受けを男装の麗人にすればいいんですねわかります^^
ってなにこのすれ
683 :
※女体化注意:2008/10/25(土) 15:16:06 ID:z8PBwMCW
今肉スレ落ちてるからここで呟いてみる。
にょた要素あるので改行。
一応突っ張ってはいても、王族出身で箱入り娘として育てられてきた♀アシュラが
将軍の下に仕えてはじめて処女喪失し、
快楽刷り込まれて地獄六騎士の同僚相手に
三面六臂を大いに有効活用して乱交しまくったり
あげく乗り気じゃないサンシャインに乗っかって逆レイプしちゃうような
淫乱に育て上げられる話が見たいぜ…
超人も人外といっちゃ人外だよな…
一字一句同意
人間顔の人外はイラネ
見た目ものすごい醜悪もしくは怖い。
そんな怪物が、かわゆいおにゃのこと
仲良くしたりラブラブしてるのが良いんです。
>>681 人外といいつつ美形人顔でどこが人外?っての大杉だよな。
鬼とかなら仕方ないが、獣人とかもっと獣人らしくしろよと思う。
勿論BLもそうなんだが、マジ人外も結構あったりするから困る。
でかいドラゴンにやられたり、狼男をやってしまったり、これが普通に男女だったらと思うと本当にもう……。
でかいドラゴンにやられる女とか、男が狼女をやるとかならバッチコイだろ?。
なんか俺、BL擁護必死みたいになってるな。
決してそうじゃなくて、そういうシチュでBLじゃない男女のを望んでるんだが……。
いい加減叩かれそうなので止めるよ。BL寄りな話してスマンかった。
美形人顔はマジ勘弁
鬼ならいいとか、そういう問題じゃない
あれお父さんが操縦しててすごいだろー!って自慢しようと思ったら
子供が興味もってるのは隣の車だったっていうアレですねw
当たり外れのある少女向け小説より
とりあえずエロは完備のジュブナイルポルノ
魔物×ヒロインとか多いぞ
ナポレオン文庫には良くお世話になったもんだ
>>689 人が動かしてる設定っぽいからスレチかも
人間顔の人外好きでごめんなさい。…なんて言う訳がない。
このスレは一応人外側全般だから、好きな人も普通にいるだろ。
前に獣耳ついただけの獣人作品も投下されたはず。
あまりそういうことは言わないほうがいいと思うぞ。
まあここは人外系が乱立しているのに立てた重複っぽいスレだからな
差別化を図るためにも先鋭化する必要があるんだよ
人間以外の娘スレが人間顔担当だと思うし
なんでもありのごっちゃ人外パラダイスって
位置というか、雰囲気が好きだよ、このスレ。
どうでもいいけど、イメージ的に、
女→顔人間、身体モンスター
男→全体的にモンスター
です。
>>695 そんなことしたらまた住人減っちゃうと思うよ;
このスレの良さは
>>696が言う通り守備範囲の広さだと思うし。
他のスレは先鋭すぎて目当ての作品が投下されないことがほとんどだし。
全体的にモンスターで心が乙女でも全然おk。な漏れガイル。
ロボや鎧と女の子の絡みが見られるところは滅多に無いんで
このスレは本当にありがたい。まさに楽園
そんな俺は雪風とかZ.O.Eとかゼノグラとかジェイデッカーが大好きです
ZOEって、あの巨大ロボ乙女のドロシーちゃん?
俺はソウルクレイドルのダネットだな
上半身は牛角と耳以外人間だが、脛は毛皮ボーボーで蹄つきとかたまらん
>>689 個人的に「少年よ大志を…」のポーズ真似ようとしたら、人が見てるのに気付いて照れるCMが好きだった
中の人がいるけどきっと人工知能搭載なんだぜ…と妄想しながら萌えている
>>667 亀だが今肉話題に気付いた。
アシュラは腕六本な上に、顔を変える事で三タイプも攻め分けられるな。
顔が両脇にもあるから、我ら人間には想像も出来ない舌の技巧があるんだ!バンジャーイ
宣伝だけど、キン肉マンは人外好きに優しい漫画。
2世は超人×人間の女の子の描写が多くてオススメだよ。
>>705 あなたが神ですね、分かります
個人的にアヌビスは燃え×萌えゲーだと思うんだ…
>>705 あー貼ってよかったッス!
素敵な絵を拝めて幸せ!
>>705 エロパロスレに絵の神が降臨することなんて滅多にないから吹いたわ。
家宝にさせていただきます;
>>705 ちょ、おまいが絵を貼った訳じゃないやろwww
って一瞬おもった。貼ったのはロボネタの投下のことですね。わかります^^
ジェイデッカーのシャドウ丸は犬にもロボにもバイクにもなるから好きでした。
>>705 GJでは足りないほどに神
>>708 確かキャノンにもジェットにもタンクにも変形したな。
>>708 紛らわしくてサーセンですw
前から日産のCMロボには薄々人外萌えを感じていたのだ。
ここの住人なら、理解してくれる人いると思ったんだわあ。
ゼノグラシアは原作のままの声優陣でテーマ曲もそのままだったら神作になったかもしれないね
すきだけど
ゼノグラは後で知って見とけばよかったと後悔した。
>原作のままの声優陣でテーマ曲もそのままだったら
主人公が真でOPテーマが迷走Mind、ライバルが春閣下で挿入歌がI Want、
ラスボスは負け続けることで精神を病んで禁断の力に手を出した闇春香
挿入歌が蒼い鳥リマスタAなんですねわかります
717 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 20:45:06 ID:orHLZJ71
age
ポケモンのミュウツーとアイちゃんで目覚めたのは私だけか
あと美女と野獣
すまんがエンテイとミーが好きだった
親子萌え
突然なんだがザムドも人外に入るか?
あれすげー萌えるんだけど
>>700 まさかここでダネット見るとは思わなかった。
ダメット可愛いよダメット。
ユートピアにたどり着いた歓喜のあまり朝から妄想炸裂します。
冷えろ。アンドロイドと女の子。
「閉鎖モード。頭部のみに出力…それじゃ、あなたの正体を言ってみて」
「自律思考型アンドロイド試験体番号RK2311748、アシモフ。製作者エンヴィオーラ・K、完成年月日25XX年2月23日」
「異常なし。出力制限解除、全身起動」
「起動命令確認。声紋認証中……波形一致率99.89%。エンヴィオーラ・K本人と確認。起動を開始します」
「おはよう、アシモフ」
「おはようございます、エンヴィ」
博士の研究室には机や椅子はない。
さして広くない部屋の床はほぼ電子機器とコードで埋め尽くされ、その上にうず高く書類と本が積まれている。
白や茶の紙の束の間からところどころ、走り書きの書かれた色つきのメモが飛び出している。大抵は博士本人にしかわからない内容だ。
開け放されたドアをノックして、ぼくは部屋の真ん中の少し開けたところに座り込んでいる博士に呼びかける。
「エンヴィ。ホットミルクをお持ちしました」
「……ん。ありがと」
彼女は顔を上げずに答える。右手は絶えず端末に情報を打ち込み、左手は書類をめくっている。
モニタに顔を近づきすぎているせいで、もともと小さな背中がさらに小さく見える。ぼくは後ろに立ってモニタに映されたものを見る。あまりに見慣れた画像だった。
「また僕のデータですか」
「うん。やっぱりどこにも異常が見当たらなくて…あ、置いといて。あとちょっとだから」
ぼくは彼女の言うちょっとを決して信じない。片手にマグカップを持ったまま、博士の肩を押さえる。彼女の顔が咎めるように僕のほうを向く。紙みたいに白い肌にクマが浮かんでいる。
「アシモフ」
「休んでください。あなたには休養が必要だ」
「大丈夫だよ、このくらい」
「昨日からずっとそうしてるじゃないですか。どうか根を詰めすぎないで、エンヴィ」
博士は観念したように息をついて、肩の力を抜く。充血した大きな双眸が閉ざされる。やっと14歳の少女らしくなった顔に安堵しながら、ぼくは彼女の肩を確かめるように撫でる。
三日前、初めて連れていかれた研究発表会でぼくが動作不良を起こしてから、彼女は躍起になってぼくの体を調べている。
いくら調べても、全身のどの部分にも、思考回路にも、何の異常も見つからない。今までぼくが不具合を出したことはそれまで一度もなかったこともあって、博士はひどく戸惑っていた。
異常がなくて当たり前だ。稀代の天才である彼女が細心の注意を払って作り、手間を惜しまずに調整してきたぼくに、欠陥などあろうはずもない。
彼女は、何も悪くないのだ。
「アシモフ、私は悔しいの」
湯気を立てるミルクをちびちびとすすって、博士が言う。
「親バカって言われても、私、あなたほど優秀なアンドロイドは他にいないって断言できる。
私の助手役なんかに収まってちゃだめ。あなたはもっと広い世界に認められるべきなんだから」
時折彼女はこうやって思い出したようにぼくがいかに優れているかについて誇らしげに語る。自分自身に言い聞かせているようでもある。
ぼくはそれに決まり切った答えを返す。
「ありがとうございます。あなたにそう言ってもらえて誇りに思います。
でも、あなたの功績のために、次の会にはトラブルばかりのぼくより、他の機体を出したほうがいいと思います」
「いいえ。私はあなたと一緒に頑張るわ…待ってて、すぐ問題を解決してあげる。もう誰にもあなたのこと、ポンコツだなんて言わせないから」
彼女はぼくを見て柔らかくほほ笑む。
ぼくは何も言わずにその表情から目を逸らす。
今日はここまで。ぶつ切りでごめんなさい。
遅くなってすまないが、期待せざるを得ない
あえてアシモフの身体描写をしないことから妄想がかきたてたれるわぁ。
顰蹙買っちゃったかなって自重してました
すみません…勢いでやっちゃったのでいろいろひどくてごめんなさいorz >723
一応今回で区切りつけます。つづき
ミルクを飲み終えた後、糸が切れたように眠ってしまった博士をベッドに運んでから、ぼくはコンピュータで空調を調節する。それから、古めかしい家のあちこちを掃除して回る。
季節はもう秋の終わりだ。夕刻にはまだ早い時間だが、窓から差し込む光は細長い。
玄関先にわだかまった枯れ葉を掃いていると、一人の男が門に近づいてきた。
「こんにちは。エンヴィ…クリストフさんのお宅はここですか?」
「そうです。失礼ですが、どちら様ですか?」
「申し遅れました。僕はモーリスといって、彼女の大学の同僚で……」
モーリスは途中で言葉を切って、しげしげとぼくを見る。しばらくして的を得たように、ああと呟いて、彼は言う。
「君がアシモフ君か。エンヴィから聞いてる……いや、一瞬お手伝いさんか何かかと思ったよ。よくできているね」
ぼくは、眼鏡を直して愛想良く笑うモーリスの目を見る。とび色の瞳が家電やコンピュータを見るのと同じような視線を、ぼくに浴びせている。
ぼくは敢えて無機的な表情を保ったまま言う。
「ありがとうございます。それで、どういったご用件でしょうか」
「あぁ、いや。今日、彼女と夕食をする約束をしていてね。だが早く来すぎてしまったかな」
「…生憎ですが、博士は今――」
ぼくが言い終える間際に、玄関のドアが開く。跳ねるような勢いで出てきた博士が、モーリスに言う。
「ごめんなさい、アルフレッド! 私、うっかり居眠りを…すぐに支度するから、中で待っていてくれないかしら」
「ああ、別に構わないさ。ここで待つよ」
「いけないわ、こんなに寒いのに。さあ早く上がって……アシモフ、お茶をお願いできるかしら」
「わかりました、エンヴィ…」
すぐ、と言った博士は、結局一時間以上過ぎてから降りてきた。
その間、ぼくとモーリスはいくつかの会話を交わした。ぼくは相槌を打っていただけだったので、内容はよく覚えていない。
マフラーを引っ張りながら何度も何度も謝る博士にモーリスは屈託なく笑って応じる。
下ろした髪を褒めるモーリスに、博士ははにかみながら礼を言う。
「それじゃ、22時頃には戻ると思うから。もし遅くなったら、鍵をかけておいてね」
ぼくは並んで歩く二人を見送る。その姿が門の前から下る坂の先に消えてから、家の中に引き返す。
乱暴にドアを閉める。目を閉じると、長身のモーリスの隣で、緩く巻かれた博士の髪が揺れる映像がちらついている。
どのくらいそうしていたかわからない。照明も点けないまま、すっかり暗くなった家の玄関で、ぼくはドアの向こうからかすかな足音を聞く。
二人分だ。話し声も聞こえる。ぼくは徐々に近づいてくるそれに聴覚センサーを集中する。
「送ってもらっちゃって、ごめんなさい」
「いやいや。今日はすばらしかったよ、エンヴィ」
「私こそ。素敵な時間をありがとう、アルフレッド」
「……さっきの話だけど…やっぱり、大学に戻ってきてくれる気はない、かな」
「ごめんなさい…私、今は…自分の研究に専念したいの」
「…また、彼か」
モーリスが深々と溜息をつくのが聞こえる。
「研究に対する君の熱意は、よくわかるよ。けれど、学会でも、僕の前でも、彼は――あのアンドロイドは、全く感情の兆候を示さなかったじゃないか」
「いいえ。アシモフは私に感情を見せてくれたわ。表情だけじゃない感情の動きをね。彼は確かに生きた心を持ってるのよ」
「エンヴィオーラ。確かに君は天才だ。僕にはたどり着くことのできない領域にだって、君はやすやすと足を踏み入れてしまう。
だけど、完全に自律した思考回路と人格を持つアンドロイドなんて、数世紀も昔の空想だよ」
博士は何も言わない。 モーリスはもう一度息を吐いて、言う。
「…僕はいつでも君からの連絡を待っているよ。その才能は、こんなところに残しておくにはあまりに惜しい」
「……あなたは私を買被りすぎよ、アルフレッド…おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
一人分のゆっくりと足音が離れていく。 残された一人が動き出す。
ぼくはすばやく扉から身を離して、静かに廊下を進む。突き当りにある研究室に滑り込む。
廊下に明かりが灯る。小さな足音が迫る。
「アシモフ?アシモフ、どこ?」
博士の声が聞こえる。ぼくは返事をしない。
研究室のドアが開く。
暗がりに立ち尽くしたまま、ぼくはぼんやりと目を見開いた博士の顔を見る。
「おかえりなさい。ずいぶん早かったんですね」
「え?ええ…さっきの解析結果の続き今日中に仕上げたかったから」
博士は電気をつけて部屋の中に歩み入る。ぼくは反対に出て行こうとする。と、彼女に腕を掴まれる。
「待って。どこに行くの?」
「空調の起動ですよ。約6時間程停止していましたから」
「停止って……アシモフ、あなたどうしたの? どこか、具合が悪いの?」
「具合ですって? アンドロイドにそんな言葉をかけるなんて、ナンセンスだな」
「アシモフ」
珍しくきつい口調で、博士がぼくを呼ぶ。 ぼくはわざと口元を歪めて、言う。
「別に、間違っていないでしょう。ぼくは機械でできてるんだから――それはあなたが一番よく…」
強く体を曳かれて、ぼくは少し前のめりになる。そうしてやっと、ぼくより頭一つ小さい博士と視線が合う。
怒っているというよりは悲しそうな目で、彼女はぼくを射抜く。
その瞳がみるみる涙で潤っていく。
「どうして、自分のことをそんな風に、ただのモノみたいに言うの。あなたには心があるのに。痛みを感じるのに。どうして、自分の心を痛めるようなことを平気で言うの」
「エンヴィ」
「どうして…」
俯いた博士の顔がぼくの胸に押しつけられる。冷え切ったぼくの体の上に、温かな滴が落ちていく。
ぼくはしばらく空に手を彷徨わせてから、細い両肩に置く。 自分の指が彼女から熱を奪っていくのを感じながら、言う。
「ごめんなさい、ぼくが間違っていました。 だから、どうか泣かないでください」
以上です。お目汚しマジでごめんなさい。撤収します。。。
博士のこと好きなんだよな、アンドロイド君は・・・。
寒い季節と相まって、せつない描写が胸に染みましたよ。GJ!
このスレって、えっちいのもあれば和み系もあって良いね。
異種混合の楽園にふさわしいね。
種族の壁って切ない…だがそれが良い
あえて乙しよう、GJであると!
ところでこれは全く関係ないんだけど文末に「。。。」って付けるのって流行ってるの?
>>642の続きを投下します グロの境目って分かんないorz
私の名はヴァンダル。元首の身が真に危険な際にかの方を守るフラッドというロボット兵だった。
遠い昔、暴虐な元首の命により、深い地の底にこの身を繋がれたが、エリアスという少女が私を鎖から解き放ち、この名を与えてくれた。
彼女の語る所によると、今の世も堕落した愚かな者が治めているという。
彼女の唇と引き換えに、共にこの治世への復讐を果たそうと、元首の城下であるこの都市に舞い戻ってきたわけだが・・・。
「エリアス・・・、お前は何をしているんだ。」
「腹が減ってはなんとかができぬって言うじゃない?」
ヴァンダルの手を引いたエリアスが最初に訪れたのは、小奇麗な喫茶店だった。しかし、都市の荒みようを表すかのように、店内にほとんど人影はなく、
ヴァンダルが好奇の目に晒される事はなかった。座るには小さすぎる椅子に座った彼の対向には、既に空になった器が何枚も重ねてある。
それをじっと見ていると、少女が付属のメニューを差し出してきた。
「青と緑と紫、どれがいい?よく知らないけど、フラッドもお腹減るんでしょ?」
「青で頼む。」
なぜ中途半端に食物を摂らなければならない体なのか。目前の誘惑に負けた自分が恨めしかった。
「おねぇさん、青のエネルギーチャージひとつ。」
そう言うエリアスの声を遠くに聞きながら、ヴァンダルはテーブルに肘をついた。やがて彼にはやや不似合いな可愛らしい装飾の施された器が運ばれてきたが
ここでもう彼は目の光を落としていた。
「食べさせてあげよっか?」
「不審者とフラッドには優しくするなと教わらなかったのか?」
状況とは裏腹に、痛々しい気さえするほどに屈託なく笑う少女は、それだけ追い詰められていたのだろう。
不意に外に面したガラスを叩く音がした。見ると、壮年の男がエリアスを呼んでいる。
「ティト!」
テーブルを倒す勢いで立ち上がり、彼女は脱兎のごとく外に走り出た。
「ティト、よかった!あなたは無事だったのね!」
「僕はオペレーターだからね。かのお優しい元首様に顔は割れていないのさ。皆死んでしまったと思ってたけど・・・。」
ティトはエリアスの後ろに立つフラッドを一瞥して、苦々しげに吐き捨てた。
「まさか、君ともあろう者がフラッドなんかと共謀してるとは思わなかった!どうりであの殺人兵器から逃げおおせたわけだ!」
「ちがっ・・・!」
否定の叫びは、空を切った鉄の音にかき消された。ヴァンダルのナイフのような指が、一寸の狂いもなくティトの喉に突きつけられている。
「エリアスを傷つけるな。」
「これでも違うと言うのか?このフラッドは建築用には見えないぞ!」
「ヴァンダル、やめて、やめてったら!この人は違うの!」
エリアスは彼の腕にぶらさがるようにして手を下ろさせたが、ティトはヴァンダルを軽蔑しきった目で見ていた。
「ヴァンダル、かつて地中海を荒らし回った民族の名か。お似合いだよ!」
エリアスは下唇を噛んで、言いようの無い悔しさに拳を固く握った。
不意に、背後で刃物を振り上げるような音がし、彼女はまたヴァンダルが腕を振り上げたのかと思ったのだが、違った。
「フラッド!」
振り返った瞬間、一瞬であったが、真っ赤なガラス越しの照準器と目が合った。そのフラッドの手には槍が握られている。
体中の血が氷になったような錯覚さえ覚えたが、感覚さえ凍りつく前にヴァンダルによって地に伏せられた。
頭上の空気を切り裂いて槍が飛び、それは衝撃で吹き飛ばされたティトの頭の真横に突き刺さった。地を滑るように武器を抜きにきたフラッドは
足元のティトを一瞥した後、ゆっくりと銀色の穂先を彼の額に突きつけた。
「元首殿ハ、反逆者ト共ニイル者ハ同罪ト仰ッタ。」
余りの恐怖に言葉さえ発せられず固まっていた、おそらく次の瞬間には死が訪れる事さえ認識していなかったティトに救世主が現れたのは
真っ暗になるはずだった次の瞬間だった。力無い音を立てて槍が砂の上に落ち、続いて、漏電してバチバチと光を放つフラッドだった首が地面を転がった。
状況が飲み込めた時、救世主はヴァンダルだったと確認できたが、それが完全に脳に受理される前に、目まぐるしく事は流れていた。
「嫌あぁっ!離してっ!」
「エリアス!」
エリアスはフラッドの援軍に腕を掴まれ、今にも殺されんばかりの状態だった。ヴァンダルは即座に振り返り、エリアスを束縛するフラッドに向かって
腕を振り下ろしたが、それは肩付近に薄い傷を残したにすぎなかった。
「ぐっ!」
背後からの衝撃に、ヴァンダルはくぐもった呻きを吐き出して崩れ落ちる。
「ヴァンダル!」
がむしゃらだったが、フラッドの一瞬の隙に、エリアスは枷を振り払った。一歩、二歩と進む後、ヴァンダルに膝をつかせた張本人の顔を見た。
「・・・元首。」
「フラッド、その子は殺してはいけないよ。」
異様に生き生きとした元首の顔には、権力の味を占めた腐食が見て取れた。フラッド達に命令した後、
元首はヴァンダルの頭を踏みつけながら、エリアスに嫌らしげな笑みを向ける。
「お嬢さん、残念でしたねぇ。せっかく生き残ったのに。まあ、お馬鹿さんには丁度いいでしょう。」
「ふざけないで!わたし達から搾り取るだけ搾り取って、よくもそんな事が言えるわね!」
「そんな事を言っていられるのは今の内だけですよ。フラッド!このお馬鹿さんとその裏切り者を連れていきなさい!」
エリアスが再び拘束され、ヴァンダルが引きずられていく中、呆然とするティトに向かって、元首は言い放った。
「お騒がせして申し訳ございませんでした。」
動悸ぶる胸を押さえつつ、ティトが立ち上がったのは、元首一行が完全に視界から消え去った後だった。
「恩は返さないとな。」
彼は砂煙の中、閉鎖的な元首の居城に一人歩き出した。
すいませんあとちょっと続きます
http://www.rupan.net/uploader/download/1226322606.jpg イメイラ描いたんで許してください パスはzingai
つづくのかっ、つづいてしまうのかっ!
画像流れてたのでミレマシセンデシタorz
735 :
鎧騎士×少女:2008/11/14(金) 00:38:06 ID:4oQcmHad
間が空いてしまったけれど投下させて頂きます。
もう消えてるかもしれませんが
>>101の真ん中の鎧さんです。
また非エロ、無機物系統は最後まで書けないもどかしさが募りますね。
ヒロインの女の子、同一人物にしようとしてたのですが結局別の子になりました。
同じ世界ですがまだ穴あき状態です、他のメンバーを描くうちに埋めれたらいいな。
突然村を襲った帝国軍の襲撃。
焼けた家から少女が一人足を引きずりながら逃げ出した。
喉が痛い、もう走れない。
脳裏にみんなの悲鳴が響いている。
円を描くように上空から彼女を狙っている怪鳥がいるのにも気づかず、少女は村から離れた丘にへたり込んだ。
頭上で風を切る音がする。
次の瞬間地面真っ二つになった怪鳥と騎手の肉塊が転がった。
「ひっ…!」
肉塊は足元に転がったため、血しぶきは少女の元に飛んだ。
足に着いた血しぶきを必死に拭おうとする少女の目の前に鎧の騎士が立つ。
帝国の騎兵イアゼムだ、その姿に息を飲んだ少女は逃げようとするが腰が抜けて立てない。
「こっ…来ないでっ…!」
「怖がらなくていい、俺は君の味方だ」
そういうと騎士は怪鳥を真っ二つにした剣を捨て、少女に跪いた。
「君を探していたんだ」
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
まどろみから引き寄せられて少女は白い天井を仰ぎ見た。
あの時の夢だ。
寝返りをうって少女はシーツを握り締めた。
少しずつ自分の中の血が濃くなって来ているのが分かる。
漠然とした不安の中、少女はいま握りしめているシーツと同じ色のマントを翻す騎士の名前を呟いた。
「オーア…」
その呟きに応えるように部屋のドアが開いた。
鈍い金の鎧がきしんだ音をたて、少女の寝そべるベッドに近寄る。
「どうしたアマリエ。元気が無さそうだな」
「…少し、ね」
「ふーん」
その姿とは裏腹に人間味のある仕草で少女、アマリエを見下ろす鎧の騎士。
元帝国軍騎兵のイアゼム、オーア。
誰かが彼をそう呼んだので、いつの間にかそれが定着した。
「少し、ねえ…」
甲冑の隙間の空虚な黒が自分を見つめる。
アマリエはその視線が気まずいのかふいと目を反らした。
「元気でいてもらわなきゃ困るんだがな、何せ君は…」
「適合者だから、でしょ。もう何遍も聞いたわ」
「…そうそう、君一人の体じゃないんだ」
アマリエはオーアを睨みつけた。
彼の言い回しは時々気に障る。
それが強みになることも多いが、今のようにぴりぴりとした空気を持ち込むことも少なくない。
736 :
鎧騎士×少女:2008/11/14(金) 00:39:37 ID:4oQcmHad
「で、何の用なの?」
「あっ。あー…、んー…今の君に言いたかないんだけど」
「構わないわ」
アマリエのきつめの口調にたじろぎつつも、しっかりと彼女を見据えてオーアは話を切り出した。
「二人目の適合者が見つかったんだ、年は君よりも下だけど、血が完全に混ざり次第…」
オーアはそこで言葉を切った。
アマリエの目が今にも泣きそうに見開かれていたからだ。
「…辛いだろうが、君を助けたときから言っていたことだし、もちろん御子が無事生まれたらすぐに君を解放…」
「そんなことじゃ、ないわ」
大きく瞬きした目からついに大粒の涙が零れ落ちる。
それが白いシーツににじんでいくのを、オーアは困惑しながらアマリエが何か話を切り出すのを待った。
「あなたに助けてもらって、ここに連れてこられたときからそれぐらい覚悟してたわよ。それに神の血選ばれるなんて光栄なことだし…でもねオーア。今まで私、普通の女の子だったのよ?これからも、本当はそのままでいたかった…」
「それは…いや、俺が謝っても仕方ないな。君は、どうしたいんだ?」
「いくら覚悟してることだって、あなたの口から聞きたくなかったのよ!」
アマリエは突っかかるように寝台から立ちあがり、まくしたてた。
声がかすれてせき込む彼女に歩み寄り、背中をさすってやる。
しきりに涙をぬぐっていた小さな手が、服の裾を握りしめて震えた。
「オーア…私あなたが好きなのよ」
「え?」
オーアはたじろいで、手を引こうとしたがアマリエはそれをしっかり掴んだまま自分よりずっと背の高い鎧を見上げた。
緑の目がじっと、何かを探り当てるようにオーアを見つめる。
体は金属だろうと、タンパク質の肉体がないだけで目の前の少女と同じように彼にも感情の起伏がある。
もし彼が人間ならば表情が見てとるようにわかるぐらいに困惑していた。
「私はあなたが好きなの、あなたがいいの、なんで…」
アマリエその言葉の先を飲み込んでうつむき、すがるように言葉を繰り返す。
彼はどこまでわかるのだろう、自分のこの抑えきれないぐらいの何かを。
言葉ぐらいしか彼に伝わるものなんてないんじゃないだろうか、でもこんな時に使える言葉なんて、たかが知れてる。
737 :
鎧騎士×少女:2008/11/14(金) 00:40:52 ID:4oQcmHad
「…オーア」
アマリエは深く息を吸ったあと、振り絞るように彼の名前を呼んだ。
消え入りそうなほど小さな声だったが、オーアはそれをしっかりと聞きとった。
あの時のように跪いて、震える小さな肩に手を置く。
「俺は…こんな時なんて言えばいいのかわからないけど。イアゼムを抜けて、かつての同士にはじめて剣振るった時や、オーアと呼ばれた時よりも落ち着かない感じだ」
「君は俺がいいと言ってくれたが…」
オーアはためらいがちに彼女に手を伸ばしかける。
アマリエはその手をとっさに握って口を開いた。
「全部よ。この手も、体も、声も、今言葉に迷っている心も。全部…」
握られた手をそっと上に引いて彼女の頬の輪郭をなぞってみる。
涙に濡れて冷えた肌が、確かにそこにあるんだろう。
それが熱でしか感じられないのが惜しいが―
「…もう少し、君に触れてもいいかな」
アマリエは少し驚いたように目を見開いて、それから微笑んだ。
「もちろんよ、オーア」
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
寝台にこしかけたオーアの膝の上に腰かけた。
ちょうど少し見上げた所にオーアの顔が見える。
薄い部屋着一枚だったので、金属の冷たさが太ももから上ってきて思わず身震いをした。
「寒いなら暖炉に火を入れるが…」
「ううん。このままでいいわ」
オーアはアマリエの黒い巻き毛を注意深く触っていた手を薄い肩に回してそっと力を込める。
涙で火照った頬が鎧の胸に押しつけられてひんやりと心地いい。
継ぎ目に刺された機械油のにおいと金属のにおいが立ち上ってくるのにアマリエは深いため息をついた。
オーアは自分の鎧の隙間に彼女のやわらかな指や髪を挟まないように慎重に身をかがめて、髪の毛に頬(にあたる部分)をうずめる。
アマリエの震えをひとつひとつすくいあげるように頭をなでてやりながら、何もかもが足りない自分の五感を総動員させて震える少女のできる限りを抱きしめた。
アマリエは自らの部屋着のボタンをはずしそうになった手をとどめて、帝国の紋章をかき消すように傷だらけのオーアの胸に手を置いて、もう一度今度はこっそり泣いた。
本当はこの先どこまでいっても虚しいだけだとしても、二人同じものを信じていたい。
「 」
「…アマリエ?」
オーアの問いかけには答えず、アマリエは涙を振り切るように目を閉じた。
738 :
鎧:2008/11/14(金) 00:43:49 ID:4oQcmHad
これで終了です。
また次の機会がありましたらよろしくお願いします。
なななんという神ラッシュ!
過疎からの逆転ぶりに住人の方が追いついてないw
ヴァンダル神も鎧神もマジGJ!!無機物好きとしてはたまらんです。
>734
同じく見れないっす。
ヴァンダル神、どうかイラストの最うpお願いします。
740 :
733:2008/11/14(金) 23:06:59 ID:bO5KhWha
>740
おお!乙ですヴァンダルかっこいいな。
続きも期待してます。
>>740 再うp乙!!!
ヴァンダルの姿がメカメカしくないところもツボですね。
久しぶりに覗いてみたらあまりの神ラッシュぶりに驚いた
SS職人も絵師もGJ!
無機物いいよ無機物
考えてみたらここ1スレでかなりの作品投下されてるな。
人外は供給が少ないからすごく嬉しい。
キリスト教の処女受胎による絶頂とかあるらしいが、無機物相手とのヒントにならないかな。
そういや知人の子供が今小学校低学年で
エロ単語に興味を持つ年頃になったらしいんだが、
セックスという単語と意味を覚えた直後の家族の夕食の席でソフトバンクのCM見て
「このお母さんと犬もせっくすするの?」
と母親に聞いたらしいw
なんという現代版里見八犬伝…
聞いていてwktk止まらんかった
おとうさん渋いもんなぁ……www
どっかのレディコミで騙されて犬と結婚させられる女の話があった。犬の仔を孕ませられて終了、だったかな。
絵柄的にはまったく萌えられない。ちなみに俺が獣姦に目覚めたのはこのとき…w
>>748 即効で保存したwww
ただれた熟女のような赤頭巾が新鮮でイイな!
一方的な二人の愛を受け止める狼の冷静な突っ込みに吹いたwww
>>748 にやけがとまらんぞw
どうしてくれるんだっw
それにしても・・・猟師、いい男だな(体格的な
>>752 猟師だけ見てたらアッーしか想像できない絵だよな
漁師いらないから二桁超えるまでを詳細に描いてほしいwww
ケモノと言えば、コレクターユイってNHKアニメに相当のサービスシーンがあった
主人公の女子中学生に片想いしちゃうんだぜ。個人的にかなりハァハァさせてもらった。
>>754 グラサンかけたワンコだっけ。あれは非常に萌えた
みんなわんちゃん呼ばわりするけど、ウォーウルフっていう名前があるんだぜ……
アイ編では主人公のラブラブシーンとかバイトしてるプリプリ姉さんにツボったきおくが
プレデター萌えすぎる…
女は殺さないってそれなんて紳士
赤ずきんちゃんも猟師のオッサンも楽しそうだな
いやまったく狼は幸せな香具師だなwアッーまで開発して貰えるとは
ちゃんとした作家がそれぞれ寄稿した
妄想版:新説赤頭巾の本が出てるじゃろ。
あれはな、狼×赤頭巾は王道もいいとこ、
赤母→狼←赤頭巾とか、幼女頭巾×オッサン狼
そんなカップリングの宝庫。
例えれば、スティーブンキングが自分の作品の二次エロパロ書いたようなもん。
つーかお堅い研究所の皮をかぶって堂々と出版してる同人本だあね。
大学のロシア語テキストの赤ずきんに
「おじちゃん、どうしてはたらかないの?」
ていう意味の文があった。
一瞬はかないのに見えた俺は病気
NEETという概念は昔からあったのかwwww
「おじちゃん、どうしてはかないの?」
「すぐ挿入できるようにだよ」
というわけかー コーノヤロォー
獣だったらノーパンツでも問題ないと思うんだ
イヌ科のナニって普段は毛におおわれてて、使うときだけ先端から赤いのが飛び出すんだぜ。
ぬめぬめしててえらい先が尖がっててブツっていうより触手みたいな印象を受けるが。
犬のチンコって、挿入してから根っこ?の部分が膨らむから
射精するまで抜けないようになっているんだってな。
野生動物の知恵はすごいぜ。
犬のちんこって海綿体はおろか(確か軟骨?だけど)骨まであるから
無理な体位すると骨折するんだよな…
なんか犬のちんこについて熱く語ってるあたりが動物系のスレみたいでワラタ
いや、一部間違ってはいないけどwwww
哺乳類〜爬虫類はちんこが人間に近いからいいけど。
他はどうすればいいんだろう…硬いの?柔らかいの?
動物図鑑片手にエロ小説書くのこのスレの職人ぐらいだよね
>>768 人間のちんこの方が骨なかったり本体とのサイズ比で大きめだったりと実は異端気味。
>>757 AvPの小説が萌えバイブルな自分が通りますよ
女子供はもちろん、か弱い者には絶対に手を出さない
そんな悪役人外が出てくるもので、傑作って他に何があるかな?
礼儀をわきまえてる感じでさ。
もちろん悪じゃなくても良いネ。
大学からの帰路、自動販売機の陰で蠢く奇妙な物体を見かけた。
何だろう?と思って近づくと、青みがかった液体状の物体だった。
ヌラヌラと胎動するそれを珍しく思った俺は、
自動販売機を設置してある民家の前に置いてあったバケツに
それを入れて自宅まで持ち帰った。
それは「スライム」という生物らしかった。
スライムとの生活が始まって数日後、俺が帰宅すると
スライムが「し、しょく、しょくりょうを・・・」と
小さな声を出した。
驚いた俺がバケツに近づき覗き込むと、液体の中に小さな空洞が
出来ていた。そこに空気がひゅーひゅーと流入している。
スライムは自らの粘着性の液体に穴を穿ち、そこに空気を
出し入れすることによって、テレビや俺の話し声で覚えた言葉を
話しているのだった。
「食料って何を食べるんだ?」
スライムは俺にズボンと下着を脱ぐ事を要求した。
俺が言われた通りすると、液体がバケツからぐんと溢れ出し、
俺のひざに飛びつくと、
言葉を発していた穴が俺の息子をすっぽりと飲み込んだ。
「う、おおうっ!!!!」俺は思わず呻いた。
スライムの粘着性の質感、粘り気、締め付ける強度、
それらがこれ以上無い完璧な快楽をもたらした。
スライムは腹ぺこの子供が食事を貪り食う様に
俺の息子を包み込んだまま、せっかちに激しく動いた。
「お、おお、おおおっ!!!す、すごい、あ、ああぁ!!!!」
俺は自室でスライムに下半身をしごかれるまま、
こみ上げてくるうめき声を漏らし続けた。
俺はスライムに要求を出す。「女の声でやってくれ」
俺の息子を包み込んだ穴の側に、スライムの声帯らしき新しい穴が、
生まれた。「早く・・・、早く出して!!お願いよ!!早く!!」
スライムは容赦なくますますスピードを上げて息子をしごく。
液体がぐんと湾曲し、俺のケツの穴の方にも伸びて、
それを犯し始める。
「お!!おお!!出る!出ちゃう!!あああっ、出る!!!!」
俺は自分の嬌声を恥ずかしいとも思わず、上げ続ける。
そして激しく腰を振り、身体を痙攣させながら射精した。
床に座り込み、ぐったりする俺。
スライムは自らの液体の中の、俺が射出した白い液体を消化しながら
またバケツに戻って行った。
スライムはツチノコ並に、伝説上の生物とされて来た。
俺は当初、テレビ局や新聞社に売り込むつもりだった。
今はそんな気は一切ない。
出来る筈が無い。
俺とスライムの淫微な快楽生活が幕を開けたのだ。
以後、大学が終わるなり自宅に飛んで帰る日々が続いている。
このスレを読んでいる諸氏もスライムを一匹(一体?)、
飼ってみてはいかがだろう?
人間同士の性交や、貴殿の右手では味わえない快楽が
得られることを保証する。
Gj! エロかったぜ!
しかし、緑色のスライムを捕まえて同じ事をしたら、体調が悪くなって来さうだなw
女の子が拾ってきてたら餌は愛液ですねわかります。
昔読んだエロ漫画で、マスコットみたくかわいくデフォルメされた
自我あるバイブを拾った女の子が処女奪われちゃうって話があったんだが、あれは萌えた
これ人外萌えってよりは器具プレイ萌えかな
>>774 君ちょっと 脳みそほじくり出してでもいいから
その漫画のタイトルか作者 思い出してくんないかな
いや、マジで。
>>775 思い出せないからここに書いたんだよオォ(ノД`。)ウワァァン
いつも読み切り形式の漫画が違う作者で掲載されてる雑誌だったからな…
今も読み返したくてたまらないんだが、なにも思い出せないんだ…すまない
唯一覚えてる話の流れとしては
いじめっ子の女子に定期的に呼び出され裸の写真を撮られ、
ネット転売されてるいじめられっ子の天然巨乳少女は
現状を嘆く日々の中、帰り道で力無くうずくまる不思議なものを見つける
↓
かわいらしくデフォルメされたバイブ(少女は自覚なし)が
「お腹がすいて動けない」と訴えてきて、
拾って帰り電池を交換するとバイブが飛び付いてきて(電池が入ると人格が変わるらしい)
そのまま立位で処女を奪われる。
↓
事後正気に返り、なんでもするから許して…と謝るバイブに
いじめっ子をひどい目に遭わすから手伝ってと頼む少女
↓
以下酒池肉林の復讐劇
こんな話だった気が。
いっそ捜索願い出そうかな…長文スマンかった
エロ漫画ってすごいストーリーが普通に存在しているのなw
しかしこれは…あらすじだけでも萌える
ナンテコッタイ
よく同人をダウソさせてくれるサイト、あるじゃない。
特定のジャンルだけ集中的に集めてるサイト、あるじゃない。
ロリやらフタナリがあるなら、人外専門サイトも
あってよさそうなモノだけどなあ、なんて。
furryfridayっていうサイトにそういうのあった
更新されてないのがあれだか
虹のモン娘保管庫やってるサイトにリンク集もあって
そこにはイラストサイトも小説サイトも人外サイトを扱ってたな
ただモン娘が中心だから獣とかはほとんど無かったけど
あとそこのサイトからスライムを愛液で育てるって話のブログみたいなのもあったよ
>778が求めているサイトとはたぶん方向性が違うんだろうけど
すごく貴重な人外×人間の純愛扱ってる所あるんだけれど、個人サイトって教えて良いのかな。
ちなみに小説メインでCGがいくつか。
>>781 もしやハーレム小説リンク集にあったりするかい?
>>782おお知ってるとは!
そこのオリジナルの一番上ですよね。
あそこはパラダイスだ。
晒すのはイカン・・・!と思ったが
ヒントがあるので直接でなく飛べそうだ。あんがとう。
なんかこのスレの住人って、本当にマナーの良い
紳士淑女が多い気がする。
お行儀よくしてないと、ただでさえ少ないご褒美がなくなるから!
このスレの需要ってすごくフリーダムだから、投下のときあんま空気読まなくて良さそうでいいよな
たまにフリーダムすぎて何をしたらいいか分からなくなるが
純愛ものじゃないけど、文章系だとここにAVもの投下した人のサイトとかあるね
>>787 ふっ、まだあまいな
萌駅の異種姦いってみな。上から3番目
あそこCG中心にカウントしてたよ。
絵板あったらちょっといいかもしれないと思った。
(多分)少人数で回すことになるだろうけど…駄目か。
791 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 03:51:39 ID:3Gy7AX9P
同人めぐりしてて人外×人間が見つかったときの嬉しさは異常w
竜×少女の純愛に萌えまくった記憶がある
ハゲドウ
供給少ないから尚更なんだよな
純愛でもえろでも美味しく頂ける
793 :
やぶ:2008/12/02(火) 16:01:44 ID:TfFZx6EI
流れを無視して絵とSSを投下してみる
猫さんVS犬+馬+人 1
お魚を捕ろうとして池に落ち、たまたま居合わせたショタな犬くんとふたなり
な馬娘、その辺のおっさんに溺れていたところを助けて貰った猫さん♀
でも、猫のプライドで素直にお礼が言えない猫さんは、とうとうみんなに身体
でお礼をするはめになりました。
猫「ちょっ、なんで注射…、え?それ浣腸なのかにゃ?でもあたい、便秘なんて
…、にゃっ!?ちょっ、やだっ!みんなに見られて浣腸なんて…、んあっ!ああ
あっ、つ、冷たいのがっ!ふにゃあぁぁぁっ!」
猫「うにゃあ…。ヒック…、ヒック…。み、みんなの前で浣腸されちゃったにゃ
…。あっ!?な、なにするにゃ!い、今お尻の穴指で掻き回されたら…、んにゃ
あぁぁっ!やめてにゃっ!出ちゃう、出ちゃうにゃっ!ふぇっ!んにゃあぁぁっ
!や、やめてにゃあぁぁっ!ホントに出ちゃうにゃあっ!」
ちゅぽんっ
猫「はあっ、はあっ!た、耐えきったにゃん…。い、今のうちにトイレへ…。え
?次が本番って…、ちょっ、なにそれ!?馬さんとか牛さん用?…それをまさか
…、う、うにゃあぁぁっ!無理!無理だにゃっ!あうっ、うあぁぁ!ドクドクっ
て…、くっ…かはっ!い、息ができな…!」
とぷん、とぷん…。
犬「へへ、2リットル全部入っちゃった。猫さんのお尻の穴、ヒクヒクしてる」
猫「ト、トイレ…。も、漏れちゃ…。ひっ!?」
犬「みんなの前で漏らすのはかわいそうだから、僕ので栓してあげるよ!」
猫「うにゃっ!?な、なにっ!?うきゅぅぅっ!さ、裂けちゃう、お尻の穴裂け
ちゃうにゃあっ!…あっ!?な、何!?中で…、中で膨ら…、うにゃあぁぁっ!
裂けちゃう!ホントにお尻裂けちゃうにゃあぁぁっ!」
犬「えへへ、僕達犬族のは中でボッコリ膨らむから、アナルストッパーに最適な
んだよ。じゃあ、動くね」
猫「うにゃあぁぁーっ!動かないで!動かないでにゃあっ!お腹が!お腹がぁっ
!うわあぁぁん!おトイレに行かせてにゃあぁぁっ!」
犬「ふふ、僕が終わるまでたっぷり流し込んだグリセリン、一滴も漏らせないか
ら、いっぱい地獄の苦しみ味わえるね!ほらほら、後ろの穴から子宮ゴリゴリさ
れるのって最高だろ!?」
猫「んみゃあぁぁぁ!おトイレぇ、おトイレ行かせ、んにゃ!?ふにゃあ!う、
馬さん何を……!?」
馬「ははは、犬くんは相変わらず自分より立場が低い者には鬼畜だね。子猫ちゃ
ん、私が天国に連れていってあげるから心配しないで!」
794 :
やぶ:2008/12/02(火) 16:05:08 ID:TfFZx6EI
猫さんVS犬+馬+人 2
猫「ひっ!?む、無理!無理だにゃっ!そんな大きいの…。うにゃあぁぁっ!さ
、裂ける!裂けちゃうにゃあっ!く、苦し…!」
馬「く、きつい!子猫ちゃん力抜いて!子猫ちゃんのが小さすぎるだけだから平
気だって!私のペニス、馬達の中じゃ平均的な大きさだよ!」
猫「んにゃあっ!太いにゃっ!太すぎるにゃ!あうっ、おにゃかいっぱいにゃ!
うきゅ!そんな奥まで…、うにゃあっ!し、子宮に届いてるっ!だ、だめ、子宮
ガンガン叩かないで…、ふにゃあっ!?」
馬「くぅぅ、子猫ちゃんの子宮、狭すぎて全然入っていかない!もしかして私達
馬と違って、猫って子宮の中まで突っ込んでズコバコしないのかな?でも大丈夫
、私が無理矢理押し込んで、子宮の中も気持ち良くしてあげるからね!」
猫「ニャア!ニャア!な、中がっ!し、子宮がブッコワレちゃうみゃぁぁぁ!お
腹がっ!お腹が爆発しちゃう!お願い動かないでにゃっ!あ、…だ、だめ、オシ
ッコ漏れちゃ…!」
犬「へへ、オモラシまで見せてくれるなんて、猫さんって淫乱だなあ。そんなに
気持ち良い?乳首コリッコリしてるよ」
猫「うにゃあっ!オッパイ虐めないで!お願い止まってぇっ!みんな見ちゃイヤ
にゃあっ!」
人「ニャアニャアうるさいお口だな。栓してやんよ」
猫「うにゅっ!?ふにゅ、もご、うにゅにゅ……」
人「歯ぁたてんなよ。たてたら…、フオオオッ!?ザ、ザラザラが!舌のザラザ
ラが!ンギモヂイィー!」
猫(し、死んじゃうっ!死んじゃうみゃあっ!許してっ!許してよぉ!)
馬&犬&人「おらぁっ!イくぜぇ!たっぷり味わえっ!!」
猫「んみゃあっっ!!!(お、溺れちゃうっ!チンポミルクで溺れちゃうよぉぉぉっ!)」
↓というシチュで描いてみたんだが、どうだろう?
http://imepita.jp/20081202/555030
セリフだけでなく状況描写もあると、
このスレの住人は嬉しいと思うぞっ!
保管庫の人です
更新が遅くなってすまない
今回の更新でここまでのSSは全て保管させて頂きました
>>790で出ている絵板はレンタルサービスを比較検討したあと
設置してみたいと思います
>>796 毎回更新乙です!
つい最近、カメレオンは興奮したり怒ったりすると体の色が変わるとを知って非常に萌えた
スタフォのレオンベースで考えると色々妄想できる
798 :
保管庫:2008/12/03(水) 01:30:41 ID:MNfu3fmt
>>797 とあるヒーローショーのせいでカメレオンには思い出が深いw
もちろんレオンも大好きだが。
体色変化萌えに同意、照れると全身真っ赤になる…のはさすがにアニメっぽいデフォルメか。
>>798 乙です、これはありがたい。
保管庫更新も毎回お疲れ様です。
800get
>793
GJ
助ける割に皆やることが鬼畜ですねw
ネコイヌとウマは獣人的なかんじでおk?
保管庫の人乙です。投下ペース一気に上がったなあ。
801 :
やぶ:2008/12/03(水) 17:17:58 ID:ODbvcrVn
>>800 ヤるために助け(ry
獣人というか擬人化というか、とりあえずイラスト(落書き?)のイメージで妄想しました。
わかりにくい絵でゴメンorz
おぉっ絵版設置したんだ!管理人様有難う&乙です!そっちの更新も楽しみだ!
人外と人間大好きなんだけど、人外描けないし小説も書けないから、妄想で止まっちゃう…ションボリ。
>>802 何が悪いっていうんだ
このスレの人達に素晴らしいネタを提供できるかもしれないじゃないか!!
自信持てよ!!
ちなみに流れとは全く関係ないが
最近ポケモソが萌えの宝庫なことに気付いた
>>803 そこは私が10年前に通った場所だ
ミュウツー×アイでな!
アイちゃんがわからんやつは逆襲完全版を借りて泣くがいい
完全版だぞ!
802です。何だか皆さん有難う(*´・ω・`*) 此処大好きだホントに…!
世界観とかストーリーとか深く考えないから、そういうのはあんまり上手く語れないけど、結構長い間妄想してる組合せは
・騎士的存在な骸骨×人間のお姫様
・人間の青年×蟷螂姐さん
・ヘタレ吸血鬼×天真爛漫スライム娘
・不思議ゾンビ×フランケン姐さん
・オネエ系デュラハン×泣き虫バンシー娘
かなぁ。人外同士もあるけど。エロも…勿論有りだ!w
それはともかく
>>805の絵が素敵だ!此処来てから、メカにも興味持つようになった!
>>804 横からすまんが、逆襲完全版なんてのがあったのか
異種萌えと聞けば借りずにはいられない
逆襲を映画館で見たのはもう何年前になるかな…
無機物系人外といえば、サモンナイト2はいいゲームだった
レオルドかわいいよレオルド
3はヴァルゼルドに期待したんだがな
勿論シマシマさんとかクノンとかにもえらい萌えた。が、ちょっと残念だった
>>804 モンスター萌えがほとばしるあまり
本来セットorおにゃのこの恥態で『萌え』となるはずの人外×人間が
イカしたモンスターをいかにエロ活用するか考え込むうち、
人間はどっちかと言うとモンスターのおまけ的存在になってきてる自分は異端
みんなー!触手やガチムチ人外使わなくても萌えるプレイはできるよー!
と声高に宣言したくなってしまう
ポケモンでふと電波が来たんだが
ギラティナ×少女ってアリだろうか
ようはハデスとペルセポネーなんだけど
破れた世界(or反転世界)をただ彷徨うだけだったのに、ある日たまたま現実世界を覗いて、女の子に一目ぼれ
初めて芽生えた恋心の衝動が抑えられず、少女をお持ち帰りしてしまうギラティナ
……みたいな
あとこれは大分前に見た夢の話なんだが
両親が死んだんだけど、中国とか香港とか、そういうアジア系の国に住んでる両親の知り合いに預けられた女の子の話
で住所便りに会いに行ったら、筋肉歩けど微妙にメタボな虎人のオッサンだったという
大阪弁でいい加減な性格だけど、実は無茶苦茶強いっていう典型的な
夢の中でも人外好きかよ私は
>>811 アリだと思う。
自分はゲンガー×少女の共依存→ベロプレイ妄想してた
だけどどっちかって言うとポケ姦はポケモンスレ向きなんだよなあ…
余程の捏造設定かパロディならここでもいいかもしらんけど
>>798乙!
よーしパパこれから頑張っちゃうぞー
ちょっとみない間にえらいことになってる。絵板設置乙です!
みんな絵うますぎww
全くだ、高校のころお絵かきが趣味だった俺が何か描いてやるぜとか思って覗いてみて涙目w
絵板設置乙、そして絵を投下してくれる神々に平伏。
>>811 そのネタをみてハイエナさんを妄想しまった。
そこそこ悪人顔だけど根はきれい好きでまじめ、仕事の時は鋭い眼光でねらい打ちみたいな。
同居人の子の好き嫌いに我慢できなくて、食べ残しをつまみ食いとかしちゃったり
....なにいってんだ俺。
この絵板は絵の上手さよりも、多様な萌えを共有するためにあると思うんだ
だから
>>817も早く描いて住人たちに萌えを供給するんだ
820 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 02:02:05 ID:xkBsHu/F
今までこんな幸せな板を見たことが無い。
本気でありがとう。
おかげで妄想しまくってた非人間×少女の漫画を描きまくる気力がすごく沸いた。
>>820 執筆頑張れ。完成したら見せて貰えると嬉しいんだぜ
触手で異種和姦って良いよな…人型じゃなくても触手と人のほのぼのエロが大好き
巫女と魔物ってよくね?
周りからは魔物と呼ばれている異形と、心を通わせる巫女とか
そして巫女にかしづき、守るためなら何でもしようと誓う魔物
魔物はケモノでもゴーレムでも可
ごっつくて強いのに、精神的には女の子に支えられてる人外とかね
Mass Effectって洋ゲーがツボだったなあ
基本はSF世界観の一人称RPGなんだけど、恋愛要素もあって
男主人公or女主人公と女宇宙人(つまり百合もあり)との恋愛が楽しめた
クトゥルフの神々のような異形種キボン
某ゲーの新作に萌えた。
人間(男)に迫る人外(女)ハァハァ
しかもゲーム内で隠そうともしないあたりがね…。
俺…人語を解す巨大な大王イカとおにゃのこが仲良くコミュニケーションとる夢を見たから
夢占いしてみたら性欲溜まりすぎって診断されたんだ…
あとここの住人は、絶対「天体戦士サンレッド」の怪人軍団とか好きだと思う。
女の子は主人公の彼女しか出ないけど。
自分はうさこっつが大好きだ。
モフモフしてえええ
絵板って二次もオk?
フリーダムだから何でもおk
人外との絆、恋愛ものって存在自体が死亡フラグみたいなもんだよな。
と最近某TFを見て思った。
だからこそ幸せなのが見たい…!
ジ〇リのパンダ子パンダを観た。
なんという人外と幼女…
ごちそうさまでした。
>>826 タイザ君が可愛すぎて萌えまくりだったよ。
あと、ドガ君はカマキリフォームの怪人だけど、
途中送信ごめん。
ドガ君はカマキリ怪人だけど、
可愛い人間のチャイナ娘彼女がいたよね。
ヴァンブ将軍に(×が)モブの女の子が(×に)エロいことする漫画が出るので、そのためだけに冬の祭典に行ってきます
フロシャイムにおにゃのこの怪人や女性構成員がいないのが残念でならない…
アレか、ヒロインポジションはヴァンプ様が担当してるからもう存分に足りてるのか
網走兄弟に前から後ろから好き放題やられた
ヒグマ団in女性団員の妄想するしかないぜ!
>>832 ジ○リはいいよな
猫の恩返しは最高だったぜ
バロンは紳士だからなあ…
是非体が同じサイズになった際にはハルを優しく激しく攻めていただきたい
>>838 さあ早くその妄想をSS化する作業に戻るんだ
誰か今日の動物奇想天外見た奴いる?
人外優位の主従関係をリアルに目の当たりにしちまったぜ…
猿が突っ込むやつか…
重複と騒がれたこのスレもレス数も容量も結構終盤になってきたな
言われてみてスレを
>>1から見直したら、当初重複削除の可能性も話し合われていたことを思い出した。
偉大なる住民が新境地を開拓しなかったら
この楽園は存在しなかったのだな…感慨深い
次スレ作るときは人外関係なら何でも受け入れられるスレだって
分かるようなスレタイがいいな
・人外の定義に明確な基準はありません。気に入らないならスルーしましょう。
とかな。
またどこまで人間寄りだと人外扱いから除外されるかで争いになるのはごめんだ。
まぁ住人は大人だし、そこら辺はスルー含め空気読むスキルを遺憾なく発揮していただく方向で
そろそろ次スレのタイトルやテンプレについて話し合ったほうがいいのかもな
今の住人が民度高くても、新規が来ることを考えれば注意書きは必要かな。
何にせよテンプレをしっかり作っておくに越したことはない、と。
個人的にここは、異種姦スレにはぬるすぎる、純愛スレにはエグ過ぎるってのを投下するのにちょうど良い気がする。
タイトルも今のまま、もしくは人外×人間×人外がわかりやすいと思うんだけど、後者の表記ってわからない人はわからないかもしれない。
ただいたぶり犯すだけなら人外×人間と表記する必要はないわけだし、両者の間に僅かにでも感情があるってのが大きいと思うんだ。
今のこのゆる〜い、しかし萌えの宝庫なノリを維持できたらいいネェ。
人外同士もありだってこともスレタイから分かる方がいいんじゃなかろうか
人外×人間・人外×人外でハァハァするスレとか、それかテンプレに入れるか
以前それを気にして他スレに投下した人も居た訳だし
新しい人だと気にするかもしれない
要約すると他スレに向かない人外ものならなんでもありってことでいいんかな
>>851 分かりやすくてくどくなくて良いと思う。
気が早いけど次スレも盛り上がりますように!
Pixivやばいわ・・・・・・エロは少ないが萌えポイントやばす。
次スレが立ったらなんか投下してみようかなー、と思いつつ
結局何もせず絵板や保管庫見て妄想力や文章力を養う日々です…
続きが気になるものが多すぎるんだぜ…
自分も次スレ立ったら投下したいなーと思いつつ
まだ次スレまで容量いっぱいあるからなんか投下されないかなーと期待している
ところでこのスレで出たネタでいくつか気になるのがあるんだけど
そういうのって勝手に書いちゃっておk?
あと投下が次スレにずれ込んでたとしても問題ない?
>>857 雑談のネタを具現化してもらえたら嬉しいやつが多いと思う
投下も保管庫があるから問題ないとは思う
けど容量的にギリギリのが投下予定あるなら早めに次スレ立てちゃってもいいかも
こんなスレがあるとは思わなかった。同志ばかりで嬉しい限り。
まとめサイトも読ませてもらったけど、萌えて萌えてどうしようもなかったw
おかげで、妄想はしても書くことを迷っていた昆虫怪人×少女のエログロ気味な小説が書けそうです。
いやー、本気で幸せだ。
>>859 がんばれまじがんがれ
職場で妄想したネタ投下
薄暗い森でのんびり暮らしていた闇属性のドラゴンを倒そうとやってきた女勇者に襲われる かとおもいきや
勇者の(度胸の)Lvがひくくて倒れる>介抱しる
そして仲良くなって悪い国王(勇者の父親)をやっつける。
という話をでっち上げてみた。べたべたすぎてスマソ
次スレへの参考のために聞きたいんだがここの住人は男と女のどっちが人外の方が好みなの?
あとエロ導入までの話が長くなってもいいんだろうか…
人それぞれじゃないか?
俺は男が人外のが好きだが
どっちでも需要はあるかと
>>859 その単語だけで妄想が止まらない。
早く実物を拝みたいものです。
埋めにはまだ早いけれど投下。
触手系魔物とシスターです、エロは軽め。
多分続き物になるかと思います。
>>864からどうぞ。
「うぉえええぇぇ……」
大海原に漕ぎ出した貿易船の甲板で、白い聖衣を纏ったシスター、マノンが先程の昼ご飯を海に戻している。
「おいおい大丈夫か?」
「らいじょうぶでっ…す」
船乗りの一人に背中をさすられながら、ぐったりと壁に寄りかかる。
"西国漁業区域に嵐の海の悪魔が出る"と、教会ギルドから退魔の命を受けて繰り出したは良いが、この揺れは頂けない。
「やたら揺れるからこりゃあ時化るかもな」
「はあ…」
「危ないから甲板に出ないで下さいね、バケツを持ってきますから」
「助かります…」
胸元に揺れるロザリオを握りしめ、マノンはため息をついた。
こんな状態で本当に退魔が出来るのか?これが初仕事とはあんまりな気もする。
彼女は先天的なシスターだ。
良い血に生まれ、教育環境に恵まれ、勝ち星も期待しているぞ、と初仕事でここに送り込まれたのである。
「頑張らなきゃ…」
そう呟きながらまたこみ上げてくるものを海に流す。
喉が痛い、吐いてる最中に切れでもしたのだろうか。
横になっていれば落ち着くだろう、そう思って船室の方にふらつく足取りで降りていった。
薄いシーツを被っていると、船底を這うような音が聞こえてきた。
「来た!アイツだ!」
「落ち着いて下さい、穴を開けられなければいいけれど…」
船の揺れと、更に横に揺さぶるような衝撃。
甲板からとさりという音がして、揺れが少しおさまる。
「甲板に来た…!」
扉を開けると雨の中に佇む影がある。
ぬめりを帯びた肌、鎌首をもたげた7つの蛇のような体。
「嵐の海の悪魔…!」
頬を強い雨が叩く中、震える足を一歩踏み出して聖水の入った瓶をかざし、フタを取る。
「銀の皿に入れた雪を、満月の光に晒した極上の聖水です。
退魔の光を以て悪しきものの体を貫き給え!」
…………
「……」
「……」
「な、なんで何も起こらないの!?」
慌てる一同を意にも介さず、悪魔が鎌首を揺らしながらこちらに歩いてくる。
「うわああ何とかして下さいよ!」
「だ、だってこんなの教典にも載ってないですし…!」
船乗りはシスターを盾にしてそそくさと船室のドアを閉めた。
「後は任せましたよシスター!」
「そんな!ひ、ひどい…!」
前方のずいるずいるという音に慌てて目を向けると眼前まで悪魔は迫っていた。
握りしめた聖水をとっさにかける。
流石にこれは効くだろう、と思ったが露ほども効いていない様子で佇んでいる。
もう最後の手段である懐の銀の銃を使うしかないと聖衣に手を突っ込もうとした時、ノイズがかかったような声がした。
「だ、誰?」
耳をすましても叩きつける雨の音しか聞こえない。
混乱したまま目の前まで迫る悪魔を振り向くと今度ははっきりと声が聞こえた。
―オレを喚んだのはあんたか?
「!」
今はっきりと悪魔の姿が見えた瞬間の声だった。
船内から漏れる僅かな明かりに縁取られたのは異形の男だった。
蛇ではないが、何か気味の悪いぐねぐねとしたものが意志があるかのように動いている。
「ま、さか」
余計に手が震えたせいか、服の中の銃を取り損なってしまい、裾から銀の銃が滑り落ちる。
「解らないな、喚んでおいて何故怯える?」
そう喋り、首を傾げたように見えた。
ぐちゅりとぬめった肉が動く音が聞こえるぐらいに異形は近くにいる。
「よんだって、なんですか」
声が震えた。
話が違う、喋るだなんて高等魔族じゃないか。
とてもじゃないが今の自分にどうにか出来る相手じゃない。
「こっちが聞きたいもんだな」
蛇のような腕、触手を喉元にまで伸ばして寸前で止める。
「オレへの供物を捧げたじゃないか」
「何のこと…」
寒さと混乱、恐怖で足がかくかくと震える。
情けないけれどこのまま立っていられない。
「今更破棄は出来ないぞ」
「だから!…違うって言って…私は船を襲うあなたを退治するためにここに…」
「何のことだ?」
「え」
「オレじゃないぞ」
少しの間があった後、船の後ろの方から先ほどよりも大きなどさりという音がする。
「!」
船が大きく傾き、慌てて振り向き身構えるとそこには更に大きな触手の化け物がいた。
うねうねと赤黒い触手を船のマストに巻きつけてこちらに這ってくる。
こっちが船を襲ってた海の悪魔…!
マノンは思わず後ずさったが、足に先ほどの銀の銃が当たり、とっさに拾い上げて構えた。
銃弾は三発。
様子見の一発と、致命傷を与える二発、外すわけにはいかない。
「おい、余計に手を出すな」
「あなたには関係ありません!」
震える手で狙いを定め、頭だと思われる箇所へ銃弾を打ち込んだ。
化け物は耳をつんざくような鳴き声をあげ、身をくねらせ暴れる。
「効いた…!もう、一発…」
再度構えようとすると、攻撃したこちらに気がついた化け物が体を震わせて触手をしならせた。
「ひっ…!」
太い触手が腰に巻きつき、そのまま器用に聖衣を胸までたくし上げる。
下着の下にも触手が入り込み、不快な感触が肌の上を這う。
「や、やめっ…あっ!」
意図しない、上擦った声が出た。
触手の一本が胸の敏感な部分を擦ったからだ。
「うぁ、あぁあ!そんな、とこはいってこないでぇえ」
足の付け根に巻きついた触手がズロースの中にまで入り込んで来た。
見下ろすと先ほどの悪魔がこちらを見上げている。
「な、何見てるんで、すか!」
「…あんたが一言請えば、助けてやれるんだが」
「だ、誰が悪魔なんか…ひ、ひぁああ!」
ついに触手の一本が膣内に入り込み、肉壁を押し広げて蠢き始めた。
「い、いや…!いやあぁ!いたい、いたいやめ、やめてぇえ!」
「ほら見ろ。だから早く助けを請え、そうすれば助けてやる」
「あぁあ!な、んでそんな冷静なん、ですか!も、もう…!」
触手がもう一本、太ももを這い上がったところでマノンは叫んだ。
「わ、かりました!早く助けて下さい…!」
言うが早いか、悪魔はマノンを捕らえていた触手を切り落とし、彼女を受け止めと巨大な化け物に向き直った。
「同朋よ、今は退いてくれ。この女、オレが預かった。後々海に供物を捧げよう」
その声を聞いた化け物は動きを止め、渋るように触手を動かしていたが、ついには荒れる海原に帰っていった
「いつまで掴んでるんですか、離して下さい…」
あっさりと、素直に手は離された。
そのせいで思い切り甲板に背中を打ちつける事になったが。
全身ベタベタでぬるぬるしていて大変気持ちが悪い。
呆然と仰向けになったままため息をつく。
「手伝いは…」
「良いです、自分でやります」
顔を覗き込んでくる憎らしい悪魔から顔を背ける。
胸に巻きついたまま波打つ触手を引き剥がしたところで下腹部の違和感を感じた。
入り込んだ触手がうねうねと、まだ動いている。
「ひっ、や、やだ…」
胸と同じく引き剥がそうとしても離れない。
そうこうしているうちに刺激を与えられた触手が激しく動いた。
「あぁっ!ん、やっ、も、いやあぁ…!」
「やれやれ、素直に手を借りれば良いだろう」
悪魔はマノンのぐったりした体を支えると、同じく触手の腕を伸ばし、引き抜こうとした触手を確認する。
「中で貼り付いている。無理に引き剥がすと内壁を傷つけるな」
「ど、どうするんですか…」
不安げに見上げるマノンを見て、悪魔は渋ったような声を出した。
「…まあ大丈夫か」
「何が大丈夫なんですか…」
触手と共にひくつき、先ほどから愛液が流れっぱなしのそこを確かめるように腕を這わした。
「……え、ま、まさか」
「察しが良いな、内側から外すしかないだろう」
「や、やめ、やめて下さい!そんな事したら…」
「無駄に暴れるなよ」
ずにゅ、と音がして同じ場所にもう一本の触手が挿入される。
「…………――っっ!!」
声にならない叫び声が、痛む喉から絞り出された。
ゆっくりと動く二つの触手の感触が、嫌でも伝わる。
「あ、ああ、や、やめっ…!ふぁ、ひゃん!いやあぁ!」
身を捩った瞬間、先に入っていた方が激しく暴れ出した。
「や、やだぁ、も…、やぁああ!!あぁあ」
達した瞬間、急に腹の中が軽くなる。
目の前にぶら下げられた触手から糸を引く粘液を雨が洗い流していく。
「少々手こずったが」
「…は、はぁ…良かった…」
全身の力が抜けて全体重を悪魔に預け、深いため息をついた。
「おい、聞け」
「なんですか…」
このまま意識を手放してしまいたいのに悪魔は話しかけてくる。
「あれを無闇に退治ようと思うな、供物を捧げれば何もしてこない。
月が雲に霞みかけたら海に東の海の供物を捧げるんだ」
「…なんで、そんな事。悪いのは襲ってくる方じゃ…」
「あんたらのやり方は手荒なんだ。…良いからそうしてみろ、直に分かる」
そう言い終わると悪魔はマノンを抱え上げ船室のドアを開ける。
そこには頭を抱え、神に祈りを捧げる船員達の姿があった。
良かった、船員に外傷はない。
それを確認すると急に全身がだるくなる。
船員が驚きの声や悲鳴をあげる中、そっと降ろされたのか背中に床の感触がした。
揺れるランプを見ながらマノンは沈む意識を引き上げようとはしなかった。
今回は以上です。
携帯から失礼しました。
>>871 GJ!! 冷静沈着な悪魔が憎たらしくて萌えた
続きが楽しみすぐる
873 :
859:2008/12/24(水) 14:34:48 ID:Y3kUpMuS
誰もいないようなので、こっそり投下。
先に書き込んだ通り、昆虫人間×少女です。
そんなにエロくもグロくもなりませんでしたが。
右上足の拳を固め、敵の頭蓋に叩き付ける。
鈍い手応えの後、頭蓋の穴から溢れた生臭い体液が半身を汚し、漆黒の複眼と共に触覚が外れて吹き飛んだ。
次に左下足を回し、胸と胴体にめり込ませる。重たい打撃をもろに受け、やはり黒の外骨格が大きく抉れた。
たたらを踏んで後退った人型のクロアリは、人間の足に酷似した両足を同胞の体液で滑らせ、そのまま転倒した。
跳ね上がった飛沫は複眼にまで及び、エメラルドグリーンの視界を濁らせた。それを荒く拭い去り、彼女を確認する。
灰色の瓦礫に腰掛けている彼女は、ジーンズを履いた両足をぶらぶらと揺すりながら、狩りを終えた恋人を見つめていた。
その顔は明るく、杞憂や不安は欠片もない。出会った当初は狩りを見るのも嫌がっていたが、今はすっかり慣れている。
身長はそれほど高くないが、発育途中の手足は薄い筋肉が付き、Tシャツが張り付いた胸元も控えめに膨らんでいる。
廃墟を彷徨ううちにカットジーンズと化したジーンズに包まれた太股は脂肪が付いて丸く、女としての成長の兆しが見える。
露出している腕や顔は薄く日焼けしていて、いかにも十代の少女らしい健康的で嫌みのない魅力を生み出していた。
髪も瞳も黒く、肌は薄黄色の典型的な日本人だが、目鼻立ちははっきりしていてパーツと配置のバランスは整っている。
「茜」
胸郭を震わせて発声した昆虫人間は、口を開いて黄色の細長い舌を伸ばし、両前足に付いた体液を舐め取った。
「なーに、ヤンマ?」
少女、茜は満面の笑みを浮かべ、昆虫人間に付けた愛称を呼んだ。その名の通り、彼の外見はオニヤンマそのものだ。
頭部の両側に備わった美しいエメラルドグリーンの複眼、透き通った四枚の羽、黒と緑のストライプになっている長い腹部。
進化する最中に特に発達した上両足は逞しくなり、使用頻度の減った中両足は折り曲げて腹部に添い、下両足で直立している。
胸部の外骨格は大きく盛り上がり、逆三角形状になっている。その内側には、羽や足を動かすための強靱な筋肉が隠れている。
中でも特徴的なのは、細長い腹部だ。硬く引き締まった腹部の下から伸びていて、歩行する際は後方に少し持ち上げている。
実際、今も少し持ち上げていた。食糧に有り付けたことが嬉しいので、少しばかり普段よりも角度が高くなっていたが。
「これから喰う」
トンボの昆虫人間、ヤンマは足元に散らばる十数体のクロアリの死骸を掴み取ると、ぐばりと口を大きく開いた。
「うん、待ってるね」
茜は背を丸めて両手で頬を支えながら、微笑んだ。ヤンマは彼女の目線を気にしつつ、クロアリの頭部に噛み付いた。
ぎち、とクロアリの外骨格が僅かに軋み、鋭い歯が深く差し込まれると、クロアリの頭部は簡単に圧砕して脳髄が散乱した。
ヤンマはそれを気にすることもなく、クロアリの頭部を口に収めると、じゅるりと体液を啜ってからもう一体の頭部も拾った。
クロアリはこの廃棄都市で繁殖している昆虫人間の中でも、最も数が多く狩りやすいが、味はあまり良いとは言い難かった。
だが、今、食べなければいずれ飢える。昆虫人間は体格が大きすぎるので、とにかく量を多く摂取しなければならない。
盛り上がった背を折り曲げて四枚の羽を下げ、地面に這い蹲って獲物を貪るヤンマの姿に、茜はうっとりと目を細めた。
ヤンマの持つ羽に白い日光が反射し、虹色に煌めいている。エメラルドグリーンの複眼も好きだが、羽が一番お気に入りだ。
やっぱり、この街に来て良かった。茜は砂埃混じりの熱風に乱された長い髪を押さえ、胸の高鳴りに頬を赤らめていた。
こんなに素敵な恋人に出会えたのだから。
食事を終えたヤンマは、茜の手によって清められていた。
放棄されて久しい民家を片付けて家具や日用品を運び込んだ住み処に戻り、庭先で水を浴びせられていた。
水を被ってしまうとしばらく使い物にならないので、四枚の羽は高く掲げ、庭に出した背もたれのない椅子に座っていた。
どこまでも高い空から注ぐ日差しは熱く、外骨格を暖めてくる。変温動物である昆虫人間にとって、日光は欠かせない。
それがなければ体温を上げることも出来ず、体温が上がらなければ筋肉の動きは鈍ってしまい、まともな狩りが出来ない。
胃に入れたばかりのクロアリが消化されていく感覚を味わいつつ、ヤンマは庭の隅の給水タンクに向かう茜の背を眺めていた。
もっとも、それはこの民家に据え付けられていたものではない。崩壊したマンションの屋上から、ヤンマが運び出したものだ。
蓋を外して、雨水を溜めている。タンクの中には簡易濾過装置も設置してあるので、飲み水としても使用出来る水だった。
二つのバケツに水を汲んできた茜は、鼻歌を漏らしながらヤンマに近付くと、にやっと笑ってバケツを大きく振り上げた。
「そおれっ!」
「うぶばっ」
突然のことに対処出来なかったヤンマは、僅かに開いていた口からもろに水を飲んでしまい、むせた。
「あ、あか、あかねっ!」
「んー、なあにー?」
得意げな茜に、ヤンマは首を突き出した。
「綺麗にしてくれるってのは嬉しいが、もう少し優しくしろ!」
「えー、いいじゃん。この方が効率が良いんだから」
茜が唇を尖らせたので、ヤンマは辟易した。
「俺はそうは思わんが…」
「そ・れ・にぃ」
茜はTシャツの裾をちらりと持ち上げ、くびれた腰を見せてきた。
「私も一緒に水浴びしちゃおうって思って! 今日は天気もいいしね!」
悪戯っぽい少女の笑顔に、ヤンマは言い返すことを諦めた。茜と出会ってからは、ずっとこんな調子だからだ。
今、二人が暮らしている都市は、数年前に廃棄されて住民も引き上げており、この国の政府の手によって封鎖されている。
原因はもちろん、昆虫人間の出現だった。突如出現した昆虫人間は人間を捕食する性質を持ち、驚異的な速度で繁殖した。
ほんの数ヶ月で都市の人間は三分の一も喰い尽くされ、都市機能は完全に麻痺してしまい、人口も減る一方だった。
人間側も爆撃や薬剤散布などの対処を行ったが、昆虫人間の繁殖速度はそれ以上で、とうとう人間は淘汰されてしまった。
両者の生存競争で破壊し尽くされた都市を捨てて人間が逃げ出した後は、昆虫人間が新たな支配者として君臨していた。
そこにいきなり現れたのが、茜だった。他の昆虫人間に狙われているところを助けたのが切っ掛けで、二人は出会った。
当初はヤンマも彼女を補食しようと思ったのだが、やたらと気に入られてしまい、付き纏われるうちに行動を共にするようになった。
いつかは喰ってやろう、と思っていたが、茜から注がれるストレートな好意にほだされ、今ではヤンマも同じ気持ちになっていた。
昆虫が人間に好意を抱くなど、常識的には有り得ない話だが、いざ自分の身に降りかかると信じるしかないのが現実だった。
文字数制限に引っ掛かったので訂正。3/3ではなく、3/4です。
「ヤンマ」
茜は椅子に腰掛けているヤンマの下両足の上に跨ると、濡れた複眼に手を滑らせ、水滴を指に付けて口に含んだ。
「ん…。まだちょっと、アリの味がする」
「そうか?」
ヤンマは刃のような歯が生えた口を開き、進化と共に発達した細長い舌を伸ばし、茜の指先を舐め取った。
「こっちはヤンマの味」
ヤンマの舌が巻き付いた人差し指を銜え、茜は暖かな舌を彼の冷たい舌に這わせた。
「茜、それは」
神経に直接訪れる刺激にヤンマが戸惑うと、茜はちゅぽんと音を立てて口から彼の舌を抜いた。
「だって、ここぐらいしか感じてくれる場所がないんだもん。その辺だけ不便だよね、ヤンマって」
「仕方ないだろう。外骨格の触覚は薄いんだ」
ヤンマは舌を解いて口の中に引っ込め、茜の手に軽く噛み付いた。
「やだぁ、それくすぐったい」
茜が手を引っ込めようとしたので、ヤンマは顎の力を少し強めて薄い皮膚に食い込ませた。
「水、浴びるんだろ?」
ヤンマはもう一つのバケツを拾って茜の控えめな胸元に傾けると、生温い水をたっぷりと浴びせかけてやった。
茜は体温よりも少し冷たい水の重みに、僅かに身を固くした。透き通った水はTシャツに吸い込まれ、ジーンズにも染み込んだ。
腹部と背を伝った水の流れは太股を辿り、股間に流れていき、小水を漏らしたかのように二人の真下に滴り落ちていった。
それを見た茜は赤面し、目を伏せた。水の感触に反応したのか、胸の小さな突起は硬く膨らみ、その存在感を示していた。
「やらしいことしないでよ。…虫のくせに」
「その虫に、毎度毎度欲情してんのはどこの誰だよ」
ヤンマは折り畳んでいた両中足を茜の裸の腰に回したが、三本の鉤爪を薄い肌に引っかけないように外側に曲げた。
手加減が出来なかった頃は度々爪先を引っかけてしまい、茜の肌にいくつものミミズ腫れを作ってしまった苦い経験がある。
ぐいっと両中足を曲げて茜の体を引き寄せ、密着させる。はあ、と熱い吐息がヤンマの触覚に掛かり、乳房が潰れされた。
Tシャツに染み込んでいた水が押されて流れ、新たな水滴がヤンマの胸に伝う。ヤンマは右上足を使い、透けた服を捲った。
「そりゃ、そうだけどさぁ…」
抵抗せずに上体を反らした茜は、ヤンマの前に膨らみかけの乳房を露わにした。
「下、脱がすぞ」
ヤンマは右上足の爪先と左上足の爪先で器用にジーンズのボタンを外すと、一気に下着ごと引き摺り降ろした。
「やだもうスケベぇ!」
薄膜のように水気を含んだ服を剥がされた茜は、腕よりも多少色の白い尻と太股が光の下に曝された。
「服に穴開けて突っ込んだら文句言っただろうが」
ヤンマは椅子の下をくぐらせて細長い腹部を持ち上げると、生殖器官を伸ばし、茜の生殖器官に触れた。
「ん、ふぁ、あぁ…」
先程の荒々しい狩りの様子とは打って変わった優しい愛撫に、茜は吐息を弾ませ、ヤンマの胸部に縋り付いた。
鋭利なはずの生殖器官で、柔らかく撫でてくる。肌を破らないように、切り裂かないように、慈しみすら込められている。
荒々しく狩りを行う彼も素敵だが、ひたすら優しい彼も好きだ。浅く入り口を探りはするが、すぐに奥へは入れてこなかった。
まだ、茜の潤いが足りないのだと判断したのだろう。気を遣わなくても良いのに、とは思うが、嬉しいから言わなかった。
茜の反応を窺いながら、先細りの生殖器官の先端を動かしていたヤンマは、熱く潤い始めた茜の割れ目の前を突いた。
「あくぅっ!」
充血した肉の芽を弾かれ、茜の下半身に痺れそうなほど強烈な甘い感覚が駆け抜けた。
「もういいだろ、入れるぞ」
ヤンマが低く囁くと、茜は目を潤ませながら頷いた。
「うん…入れてぇ…」
じゅぶ、と粘ついた水音が聞こえ、ヤンマの生殖器官の先端が茜の中に没し、水とは違う熱い液体が伝い落ちてきた。
「ちゃんと、奥までぇ」
茜が掠れた声を零すと、ヤンマは腹部を曲げ、ずぶずぶと生殖器官を彼女の中へと押し込んだ。
「俺もその方が好きだ。お前の中は、熱いからな」
「ヤンマぁ、好きぃ、愛してるぅ!」
茜はヤンマの頭部を抱き締めると、エメラルドグリーンの複眼に何度となくキスを落とした。
「本当に、喰わなくて良かったぜ」
目の前に押し付けられて歪んだ乳房に、黄色い舌を絡み付ける。硬くなった先端をにゅるりと撫でると、反応が増した。
熱に浮かされたように腰を動かす茜に合わせ、ヤンマも腹部を動かしてやり、彼女が求めて止まない快感を与えてやる。
すると、茜の中に差し込んでいる生殖器官が締め付けられた。と、同時に茜は軽く痙攣し、ヤンマに体重を預けてきた。
どうやら、達したらしい。ヤンマの胸に頭を預けてとろりと弛緩している茜の表情を見たヤンマは、生殖器官を引き抜いた。
生き物としての構造が違うため、ヤンマは達することが出来ない。というより、達してしまったら本当に命取りだからだ。
人間大に進化しても、昆虫は繁殖のために生殖行為を行う。生態系はメスが主体であり、オスは遺伝子を運ぶための器だ。
だから、生殖行為を終えたオスは間もなく一生を終えてしまい、メスの栄養源として捕食される以外の運命はないのだ。
非常に惜しいことだが、生きるためだ。そうは思っていても、陶酔しきった茜を見ていると、達したい気持ちになってしまう。
だが、死んでしまえば茜を守ってやることも愛することも出来なくなるので、ヤンマは生存本能と同等の欲求を抑え込んだ。
いつのまにか、腹部の精子嚢から生殖器官まで移動していた精子を再び精子嚢に戻し、ヤンマは生温い疲労に身を任せた。
体の上では、満足した茜が愛おしげにヤンマの名を呼んでいた。
878 :
859:2008/12/24(水) 14:44:11 ID:Y3kUpMuS
今日はこれで精一杯。
これで少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
自サイトでも色々書いているけど、エロスに突っ走れないので発散出来て楽しかったw
1日早いサンタさんが…!
昆虫と女の子はいいものだ、ミミズばれのくだりには本当に悶えた。
サイトがめちゃくちゃ気になる…のですが何かヒント等はありませんか?
ヤンマかわいいよヤンマ
服がサンタさんになるくらい鼻血吹かせてもらいました。
881 :
859:2008/12/24(水) 22:38:10 ID:Y3kUpMuS
>879
オンノベの片隅で、異種族恋愛ばかりを細々と書いております。
鋼鉄男(要英訳)でぐぐれば出てきますが、移転しているのでURLを削ってからどうぞ。
サンタさんって本当にいるんだなぁ…
昆虫人間非常にもゆる!性質とかさらっと書いてるけど、それがリアルですごく良い
ところで海の悪魔さんにはどこの海に行けば会えますか?とりあえず供物になりたい
絵板の虫とおにゃのこに激しく萌えたのでクリスマスな小ネタ
「あったけー……人間ってホント羨ましい……」
甘えてくる猫のようにすりすりと擦り寄る私の恋人。
私の手を握る手があまりにも冷たく、びっくりして小さく「うわ」と声を上げる。
「手袋、買ったら?」
「手袋なんて買ったら、お前にもう二度と手を温めてもらえないだろ」
こんなこっ恥ずかしい台詞を素面で言うこの男、先の言葉からわかる通り、普通の人間ではない。
私も詳しくは知らないが、昆虫に限りなく近い人型の種族だそうだ。
黒いダイヤモンドみたいな眼がじっと私を見ている。
それと恥ずかしい台詞とのコンボ攻撃でつい視線を逸らしてしまう。
「そんな恥ずかしいこと、言わないでよ……」
「え、何で?」
「何でって……こっちが照れるからでしょ!」
きょとんと私を見る顔が可愛いな、……なんて思わないようにしている。
もしかしたらわかっててからかっているのかもしれない。元の生物の性質上、表情がないので何を考えているのかわからないから。
付き合い始めの頃はよくからかわれ、恥ずかしい思いをしたものだ。
「よくわからんが……まあとにかく、お前は温くてホントに最高だよ。
ま、それしかいいところないし」
「……私の魅力はそれだけなんかい!」
思わずツッコミの平手打ちを彼の眉間の辺りに入れた。
……友人らから漫才夫婦と呼ばれ、茶化されるのは私がツッコミを入れるから。
「馬鹿、そんな訳ないだろ?
この柔らかい肌やさらさらの髪、あんなところやそんなところも好きに決まってるじゃないか!」
「ち、ちょっと!こんな大声で!恥ずかしいよ!」
そして、彼がフォロー(?)を入れるので友人らからはバカップルと呼ばれ、呆れられる。
彼の顔を見るとひょこひょこ触角が揺れ、目がほんの少しだけ細められている。
笑っている。
「もう!わざとでしょ!」
「ははは……げ、雪だ」
怒る私を無視し、彼は暗く閉鎖的な空を見つめる。
ふわふわと落ちてくる白いものが見えた。
「あー、今日寒いから……。積もるかもね」
さっきのお返しにちょっと意地悪に言ってみるが、彼は何も言って来ない。
不審に思って顔を見上げると、本来ならないはずの瞼が閉じかかっていた。
うつらうつらと頭が揺れ、今にも眠たそうだ。
今思い出したが彼はとても寒さに弱く、ある一定の温度になると急激に眠くなるんだそうだ。彼いわく動物の冬眠と同じらしい。
もっとも普通の冬眠と違い、一日の内半日寝るだけでいいらしい。昆虫人間の事情はよくわからないが。
最初見た時ぴくりとも動かないから死んでしまったのかと思い、揺すりながらわんわん泣いてしまった。
……ちなみにいまだにそのことが笑い話になったりする。
「ちょっと!?こんなところで寝ないでよ?」
「ああ……と言いたいが……、ごめ、も……無理……」
そう言って完全に瞼が閉じるのと、彼が私に体を預けたのはほぼ同時だった。
ずしりと彼の体重がかかり、足がふらつく。
私が倒れたら誰も私たちを助けてくれないだろうし、
何より真冬の公園でそのほら、えっと……勤しむカップルと間違えられかねない。
何とか根性で彼の重たい体をベンチまで引きずり、優しく座らせた。
「全くもう……」
人の苦労も知らずぐーぐー眠る彼に悪戯でもしてやろうかと考え、止めた。
覚醒した時にお返しされるのが目に見えたから。
ため息一つついて隣に座った。
じっと彼のほうを見ていると、彼の触角が寒そうにぴくぴく震えているのに気付いた。
私は慌てて彼の手を握りしめ、息を吹き掛けて温める。
やっぱり手袋は必要なんじゃ、と考えて彼の嬉いような恥ずかしいような妙なこだわりを思い出して悩む。
……私の手づくりの手袋ならどうだろう?
私の作った手袋で温かくなるから、一応私が温めていることになるはず……。
ふと思い付いた割に中々いい考えだ。
手袋を作った時に彼がどんな反応をするのか考えながら、持っていた携帯電話でタクシー会社に電話した。
電話を切った後もいろんな反応を思い浮かべたら笑いが込み上げてきた。
隣で眠る憎たらしくも愛しい異種の恋人のこめかみに淡いキスをして、
帰ったらクリスマスまでに頑張って編まないと、と計画を立てながらタクシーが来るのを待った。
もちろん、彼の冷えた手を温めながら。
以上です。
勢いと初めてなので変かもしれませんが、
反省はしません。とにかく萌えの赴くままだから後悔はない!
ケータイから失礼しました。
また何か思い付いたら書き込みたいと思います。
海の悪魔さんとヤンマさんカッコイイなあ……
強い人外は大好物です
二人の作者さんGJです。
すごくよかった!
続きも出来たら是非投下して欲しい
やはり硬質人外は好みだなあ
888 :
859:2008/12/25(木) 22:36:49 ID:s5dRQHe0
何やらヤンマが好評で嬉しいですw
883のもえらく萌えます。異種族の醍醐味は生態の違いですよね!
では、また投下。
体を包む空気が次第に生温くなり、朝になったのだと知った。
突っ伏して眠っていたフローリングに、複眼の間に並ぶ三つの単眼が擦れ、間に入った砂粒が硬い音を立てた。
だが、すぐには意識は戻らない。フローリングに接している腹部が冷え切り、その中の心臓もまた冷えているからだ。
体温が戻らなければ、血流も戻らず、人間に比べれば矮小な脳に送られる血中酸素も乏しく、意識も戻らない。
折り曲げていた両前足を伸ばして身を起こすと、今まできつく縮こまっていた外骨格が動き出し、ぎぢ、と鈍く擦れ合う。
複眼が大部分を占めた顔を上げ、破れたカーテンの隙間から差し込む強烈な光に、複眼が眩みそうになってしまう。
だが、すぐに補正された。ヤンマは関節が固まってしまった下両足を伸ばし、立ち上がってから、彼女に気付いた。
破れたソファーの上では、毛布を被った茜が身を丸めていた。安心しきった顔で熟睡し、浅い呼吸を繰り返している。
毛布の端を両手で握り締め、唇の端が緩んでいる。ヤンマは彼女の傍に歩み寄ると、肩から零れた髪を一束掬った。
「呑気なもんだ」
茜の髪を持ち上げて口に含み、ぶつりと噛み切った。
「いつ俺に喰われるとも解らないってのに」
ヤンマの口の中には、茜の髪の切れ端が残った。喉の奥で丸めていた舌を伸ばし、髪を絡めて嚥下する。
「甘ったるい」
意識的な味か、或いは実際の味かは解りかねた。ヤンマは、彼女の頬に落ちた髪の束を鋭利な爪先で薄く撫でた。
「おい」
声を掛けてみても、茜の反応はない。爪先ではなく、爪の腹の部分で頬を叩いてみるも、目を覚ます気配はなかった。
無防備すぎて、逆に不安になる。ヤンマは口を開閉し、がちがちと噛み合わせた。人間で言うところの、舌打ちと同じだ。
起きている時は煩わしいほどまとわりついてくるからだろう、いざ眠って大人しくしていると歯応えがなくてつまらない。
「さっさと起きろ。他の連中が起きて動き出しちまったら、狩りがやりづらくなる」
ヤンマは茜の肩を押して仰向けに転がしたが、茜は小さく唸っただけだった。
「うぅん…」
やはり、起きようともしない。ヤンマは辟易し、茜の体から毛布を剥ぎ取った。
「いい加減にしろっての!」
茜の体温が色濃く残る毛布を薄汚れた床に放り投げたヤンマは、直後、理由を悟った。
「ああ…そうだったな…」
ソファーに横たわる茜は、パンツしか身に付けていなかった。昨夜、汗を掻いたから、とそれ以外を全て脱いだのだ。
生憎、洗濯を終えている服は見当たらず、かといって夜中に洗濯を行えるような場所でもないので何も着なかった。
そして、そのまま今に至るというわけだ。ヤンマは投げ捨てた毛布を拾おうかと迷ったが、前足は彼女へと伸びていた。
朝日を浴びた薄い肌は白く光り、静脈が透けている。柔らかく盛り上がった女の膨らみを、三本の爪で掴んでみる。
だが、爪は立てずに寝かせ、腹で握り締めた。ヤンマの手に合わせて茜の乳房は歪み、刺激を受けて先端が尖った。
すると、茜が僅かに眉根を動かした。覚醒してはいないが意識はあるのだ、と知ったヤンマは、もう一つの乳房も握った。
「あふ」
条件反射で声を漏らした茜は、悩ましげに腰を捩った。
「何やってんだ、俺…」
頼りない手応えの乳房をひとしきり揉みしだいた後、ヤンマはふと我に返った。
「ふぇ」
すると、茜は瞼を上げた。目の焦点を合わせ、ヤンマの手元と自分の状況を確認した途端、しなやかな足が跳ねた。
「いーやあー!」
「おぐうっ!?」
茜がでたらめに放った蹴りがもろに顎に入り、ヤンマは仰け反ってしまった。
「馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁ!」
茜は胸を隠して身を縮めると、涙を溜めながら喚き散らした。
「いじるんだったら、もうちょっと綺麗な時にしてよぉ! 汗と埃でべたべただし、髪も洗えてないから脂でてかてかなんだもん!」
「そんなの、どうでもいいじゃねぇか」
首関節の無事を確かめながら顔の位置を戻したヤンマに、茜は膨れた。
「嫌なものは嫌なの!」
うー、と眉を吊り上げる茜に、ヤンマは困惑して触覚を下げた。
「ああもう解ったよ、うるせぇな」
「解ったんなら、あっち向いて! 服着なきゃならないんだから!」
「今更、見られて困る部分があるか?」
「気分の問題よ!」
「あーうぜぇうぜぇ」
かぶりを振りながら背を向けたヤンマに、茜は舌を出した。
「女心を理解しなさい!」
羽を震わすほどの金切り声に、ヤンマはまたがちがちと口を鳴らした。オンナゴコロとやらは、未だに解らないことだ。
大体、肌など見られて困るものなのだろうか。体を繋げたのは一度や二度ではないのだから、ヤンマは全てを見ている。
揉みしだいてしまった乳房もさることながら、性器と排泄器官すら見ているのだ。いい加減、開き直って欲しいと思う。
ごそごそと物音が繰り返された後、ようやく許されたので振り返ると、茜は昨日脱ぎ捨てたTシャツとジーンズを着ていた。
「じゃ、朝ご飯が終わったら洗濯するから、ヤンマも手伝ってよね」
「水場まで服の山を運べばいいんだろ。それで帳消しだ」
「そんなんじゃ足りないよ。食糧も大分減ってきたから、適当な店から発掘しなきゃならないんだもん」
「虫食えよ。ぶりぶりに太った幼虫でも捕ってやるから」
「あんなもん食えるわけないでしょ」
不意に真顔になった茜に、ヤンマはぎりぎりと口の端を擦り合わせた。
「お前の食糧探しは面倒なんだぞ。それでなくても、そういう場所は他の連中の餌場にされちまってんだから」
「いいじゃない、それは全部ヤンマが食べられるんだから」
「ま、そりゃそうだがな。んで、まずは朝飯か?」
「ううん、ヤンマ」
茜はかかとを上げて背伸びをすると、ヤンマの首に腕を回して引き寄せた。ヤンマも背を曲げ、身長を合わせた。
茜の唇が口に迫ってきたので、ヤンマはぎざぎざの刃を噛み合わせたような形状の口を開き、彼女を受け入れた。
外骨格に触れたのでは、何の意味もない。喉の奥で丸めていた体液が少し絡んだ舌を伸ばし、薄い唇に当てた。
そして、有無を言わさずに滑り込ませる。ん、と茜は小さく声を漏らし、口中を這い回るヤンマの舌に己の舌を絡めた。
息苦しくなった茜が唇を開くと、茜の舌を締め付けていたヤンマの黄色い舌が解け、粘液の糸を引きながら離れた。
「んふふ」
口元を押さえて頬を染めた茜に、舌を喉の奥に戻したヤンマは言った。
「じゃ、とっとと支度しろよ。俺も腹が減った」
「今日は何にしよっかなぁーん」
茜は足取りも軽く、キッチンに向かった。ガスも水道も電気もとっくの昔に切れているので、正確には倉庫なのだが。
キッチンに入った茜は、段ボール箱を探り始めた。その中には、廃墟から集めた缶詰めやレトルト食品が詰まっている。
人間が姿を消して数年が経過してしまった都市では、茜がまともに食べられるものといったら、それぐらいしかないからだ。
茜はテーブルに置いたランタンに火を付け、その上に水を張った鍋を載せると、レトルト食品のパックを入れて暖め始めた。
鍋の下で揺れる青い炎を見つめる茜の横顔を見つつ、ヤンマは舌に張り付いている茜の唾液を嚥下し、胃に流し込んだ。
無意識に、また口を鳴らしていた。だが、今度は不満や苛立ちを示す鈍い軋みではなく、歓喜を示す高い摩擦音だった。
付き合えば付き合うほど、喰うのが惜しくなる。
892 :
859:2008/12/25(木) 22:41:12 ID:s5dRQHe0
通し番号ミスりました。891は3/3です。
二人の日常の一端というかです。結構のんびり暮らしています。
エロがあるからには日常ほのぼのも併せて良いものだ、と思います。
ここ最近の大量虫投下に喜びを隠せない。
虫系ならサガノヘルマーはどうよ?
個人的にはレゾレゾとか好みど真ん中なんだが。
王蟲かわいいよ王蟲ハァハァ
最近気付いたんだが、霊とかスタンドとか透明人間とかの
実体を持たない人外(?)もイイものだ。
本体とは異なる確固たる意識を持ってたり、こっそり女の子にイタズラしちゃうような
お茶目さを兼ね備えてたらなおよし。
>>894 教えてくれてありがとう、めちゃくちゃ好みだった。
少しずつ集めていこうと思うよ!
たけしのXファイル見てたら異星人ハァハァになった。オカルト話は夢が広がる。
そしてAVPまた見たくなった。
投下します。
ザリガニと女の子です。
「はい、蜜柑あげる」
こたつでぬくぬくしている少女は蜜柑を、
同じくこたつに入って紅白を熱心に観ている男に渡そうとした。
「あ……ごめん、シザーはそのハサミじゃ剥けないよね」
彼女が蜜柑を引っ込めようとすると、シザーと呼ばれた人型のザリガニがそれを止めさせた。
彼女がシザーのほうを見ると、彼は少女の手の中の蜜柑を器用に奪い取った。
呆気にとられる少女を尻目にシザーは蜜柑の皮を剥き始めた。
しかし、彼の両腕両手は攻撃的なギロチンハサミになっているため悪戦苦闘している。
このままだと蜜柑自体がミンチになってしまうと判断した少女は彼の隣に移動する。
「もー!負けず嫌いなんだからー!
ほら、貸して。あたしが剥いてあげるから!」
少女がそう言うとシザーは不服そうにヒゲを動かした。
彼女はそれを見て苦笑し、ゆらゆらするヒゲを撫でた。
「負けず嫌いなとこ、嫌いじゃないよ。
でもね、無理そうだったら無理にしなくていいから!」
彼女は人の頭を簡単に潰せる大きく発達したハサミから蜜柑を取り、
少し潰れた蜜柑の皮を剥き始めた。
シザーは黙ってそれを見る。
「はいどーぞ、剥けたよ」
綺麗に薄皮まで剥いた蜜柑を少女は彼の口元に持っていく。
すると彼の口元から小さな管が出て、橙の蜜柑を啜る。
「美味しい?」
少女が小首を傾げて笑顔で尋ねるとシザーは無音で頷いた。
シザーは人型であるものの、声帯がないため声を発することができない。
しかし、通じ合う二人には言葉は不要だ。
「紅白終わったら二人で初詣行こうね」
シザーは静かに頷いて彼女を抱きしめた。
(来年もこうやって二人で年越ししよう)
おお!
無口というか、喋らないタイプの人外君きたー!
いや良いね、触覚とか眼とか、身体の部位で
感情や表情が読み取れるタイプ良いね。
シザー可愛いよシザー
どうでもいいけど、ポケモンのシザリガー思い出した。
新しい世界が拓きました。甲殻類に萌える日が来るとは・・・!
こういうフリーダムさも人外萌えの魅力だよなぁ。
最近レジェンズに目覚めた
というか萌えなおしたというか
シロンとハルカせんせーとかランシーンとハルカせんせーとか
>>901 レジェンズは人も人外もいいキャラだらけだよな。
俺はシュウ←アンナが一番好きだ。
恐竜×人が好きな人にジャバウォッキーをおすすめしたい。
web連載で覗けるし、ヒロインがエロ可愛いし、
恐竜もハードボイルド可愛いんだぜ。
しかし母体の本誌が休刊するのでどこに行くかわからんのがな…。
ついでに竜人×人おいときますね、ちょっと長くなった、すいません。
女性上位なので、人×竜かもしれない。
駄目な人はスルーお願いします。
904 :
竜と肉食獣1:2009/01/10(土) 04:42:28 ID:ixJuwc8X
どこまでも抜けるような青空の一部を切り取ったかのような真っ青な旗が風にはためく。
青地には白と赤で鎧の騎士と、彼に従う機械種の意匠が縫いこまれ、見る者の胸を勇壮に
かきたてた。
俺が所属する機殻騎士団の戦旗だ。
その旗の下、機殻鎧を纏った新兵達が陽光に剣を煌かせながら、一心不乱に統制訓練を
続けていた。教官の俺の指示の元、一糸狂わぬマスゲームを長時間演じるのだ。ただでさ
え心身に負担のかかる機殻鎧を装着し、神経をすり減らして長時間動いた結果、新兵達は
最後には疲労困憊で剣も振るえないような状態になる。
一人が膝を落とし、ゲェゲェと吐き出した。
「錬兵所の土をゲロで汚すとは見下げ果てた軟弱野郎だな!!右隣!連れて行け!!」
俺が怒鳴ると、崩れ落ちそうになっていた兵士の右に立っていた兵士が、慌てて敬礼し
て仲間を医務室まで引きずっていった。別段サディスティックな趣味に走っているわけで
はなく、これはひとつの通過儀礼だった。騎士となるからには装着に負担の大きい機殻鎧
を長時間つけての行動も多くなる。自分の活動限界を身体に覚えこませ、ついでに活動限
界を超えるとどうなるか教えるのが主な目的である。俺も新兵のころにはよく教官にゲロ
を吐いて倒れるまでしごかれたと教えてやれば彼らの溜飲も少しは下がるかもしれない。
訓練は夕刻まで続けられ、そのころにはほとんどの兵士が倒れ、呻き、地に伏していた。
一日中つけていられた者がいただけでも大したものだが、これから彼らは厳しい訓練の元、
さらに長い活動時間を得なければならない。地獄はこれからだ。彼らに幸あれ。
錬兵所を後にすると、離れた高台で見学していた友人が軽く手を上げてきた。
我が国では、高位貴族の長子は教育の一環として全員一度徴兵され、軍に放り込まれる。
厳しい訓練に耐え、忍耐力を養い、戦場を卓上ではなく、膚で感じさせ、学習させる為だ。
かつての同僚で今は故郷に戻り、領主として勤めている友は、薄い唇を吊り上げてニヤ
リと笑った。
「お前も立派になったもんだな、アルトグラーツェ。お前がゲロ吐いた時には、私が医務
室まで引き摺っていったもんだが」
「頼むからひよっこ共の前でそんな事言うなよロスヴィート。教官の面目丸つぶれだ」
薄く笑いながら、友は軽く伸びをして、空を仰いだ。薄紫のヴェールが夕日の上にふん
わりとかかって、宵闇が静かに降りてくるのを、俺も友も眺めていた。
「ふん、どうせ教官もあと数ヶ月で辞めるんだろうが。潰れる面目なぞ無い癖にな」
「耳が早いな」
「……軍に戻ると聞いたぞ。それも、緑鉤隊に入ると」
「おい、誰に聞いた?まだ正式な辞令はどこからも出てないはずだが」
友は黒髪を風に靡かせて、俺の前を足早に歩き出した。
紺の軍装の背に揺れる長い鴉の羽のようなその髪を見ながら、俺は慌てて追いかけた。
城の周り、貯水池がいくつも設置された外回廊を走る俺達の姿が水に映る。
905 :
竜と肉食獣2:2009/01/10(土) 04:43:05 ID:ixJuwc8X
「おい、ロス!何怒ってんだお前」
「そんなに死にたいのか」
「え?」
振り返った友の、紅玉のような赤い目が怒りでつりあがっていた。
「お前はつくづく度し難い馬鹿だよ、アルトグラーツェ・イェラ・ドラゴニアン!!まだ
復讐に燃えてるとはどこまで根暗で粘着質で陰険な馬鹿竜なんだ!!」
「ロ、ロス」
「煩い黙れ、そこまで死にたいなら今ここで私が叩き切ってやる、さあ首を出せ」
「あの」
「黙れと言ったのが聞こえないのか?腐れ脳が溶け落ちたか?その一つしか残ってない眼
球を抉り出したらそこからスライムみたいに流れ落ちるのか?なあ本当に一回死んでみな
いか。馬鹿が死んで治るか試してみる価値はあると思うんだがな」
目が据わった状態で捲くし立てる友につめよられ、胸倉をつかまれて俺は黙るしかなか
った。
俺の一族はかつてこの国で一番数の少なかった竜種ではあったが、俺が幼体の時、数人
を残して一切が居なくなった。領地で発掘された、古代機械種『アバドン』に領地ごと喰
われたのだ。首都で竜種に義務付けられた予防接種と固体管理の為の登録に連れて行かれ
ていた俺と、付き添いで着ていた数名の供だけが生き残り、かつての領地は第一種危険指
定地域として封じられた。
今も厳重な結界で覆われた領地には、『アバドン』がのうのうと眠りについている。
緑鉤隊は機殻騎士団の中でも、特に凶暴な機械種を愛馬とし、危険生物排除を主な任と
する部隊だった。各隊一番の手練れが集まる隊でもあったが、重症率、死亡率も群を抜い
ていた。
その緑鉤隊についに『アバドン』討伐の命がかかると聞いたのは、去年。戦場で追った
いくつかの傷、片目や吹っ飛ばされた両足の為、一線を退いて教官として新兵訓練を仕事
としていた俺は、現場復帰を願い出た。失った両足は下位機械種の移植で補っていたが、 今回の現場復帰の為、より攻撃に即した上位種を移植しなおした。癒着していた部位を
切り取っての移植に多くの苦痛はあったが、現場に復帰できるなら俺は半身だって差し出
しただろう。
「あの化物を葬れるなら、俺は何を失ってもいい」
俺は呟いた。
「奴を倒しても何も戻ってこないのはわかっている。わかっているが……」
俺は自分の手を見た。青緑色の鱗が、薄闇の中で光った。
同族達の踊り。青緑が、皆が踊るたびに光の中でキラキラと揺れて、陽気に尻尾を、鉤
爪を打ち鳴らす音が聞こえて、その中で若い父と母が回って、互いの尻尾を巻きつけて幸
せそうに笑った。そして、俺の方を振り向いて呼びかけるのだ。おいで、愛し児よ、と。
この光景だけは、どうしても忘れることができなかった。
青緑色の鱗の光。もう、その鱗を持つものは、俺と老齢の家人数名しか残っていない。
「俺は、どうしてもあの光景に報いたかったんだ。意味がないとわかっていても、な……」
「よし死ね」
正面から、ぶん殴られた。
お手本のような完全なストレートだった。体重の乗りも申し分ない。かなりの身長差、
体重差があるのに、友はストレートを叩き込んだ後、間髪入れずに足払いまで入れて2m超
えの俺を地面に殴り倒す事に難なく成功した。
そのまま馬乗りに飛び乗られ、胸倉を掴んで抱き起こされると、さらに何発か殴られた。
軍隊仕込みのマーシャルアーツは、対格差のある相手にも有効である。新兵諸君にも是非
見せてやりたい光景だ、極めりゃ150ちょっとしかない人間の女でも、2m超えの竜種をボ
コれるってな。
906 :
竜と肉食獣3:2009/01/10(土) 04:48:04 ID:ixJuwc8X
「ちょッ待ッ」
「ああん?聞こえんな!!そんなに一族郎党の仇が取りたきゃ勝手に死ね!!
この馬鹿竜!!もう本当に死ね!!生まれてきてごめんなさいと言え!!」
「すいませんでした落ち着いてくださいロスヴィート・ユッカ卿!!俺が悪かったです
ごめんなさい!!」
俺はバタバタと尻尾で地面を叩き、降参の意を表明した。これ以上牙を折られてはたま
らない。
ロスがペッとツバを吐いた。おい、高位貴族様のやるこっちゃないだろう、これ。お前、
仮にも領主様…。
「何か言ったか?」
「いいえ何も言ってません本当生きててすみません」
俺の血で殺人鬼が使っていたような有様になった白の皮手袋を外すと、ロスは俺の頬に
触れた。
俺の鱗をそっと指先でなぞられ、体が勝手にビクリと震えた。
「なあ、アル。お前が過去に酔うのは勝手だが、嫌だろうがなんだろうがお前は現在に生
きてるんだ。わかるか?後ろしか見てなくても、身体は前にしか進まないんだ。お前の居
場所は、過去じゃない。今なんだよ」
先ほどまで鬼のような顔で俺をボコボコにぶん殴っていたくせに、友は泣きそうな顔で
少し笑って、血まみれの俺の口周りをなぞり、指に付いた血を舐めた。
「一族の仇を取りたいなら取ればいい。でも、取ったところで、今のお前は居場所を得た
と喜べるか?仇を取ったと、ご両親の墓前で胸を張って報告できるか?お前は……幸せに
なれるのか?」
「ロス……」
「なあ、私じゃ駄目か?お前と初めて会った時から、お前はずっと後ろばっかり向いてた
けど、私はお前を見てたよ。なあ、私じゃ居場所にならないか……?」
俺の返り血の飛んだ彼女の頬を、手を伸ばして、少し触った。
柔らかい。俺の鉤爪のついた鱗手じゃ、少し力を込めたら、簡単に刻んでしまえそうだった。
「ロス、俺は……」
「黙れ馬鹿竜」
また胸倉をつかまれて、引き寄せられる。ロスが、俺の口の先に口付けてきた。口をこ
じ開けられ、彼女の舌が俺の口内に入ってくる。熱くて柔らかな質量が、俺の牙を舐め、
俺の口端を噛み、思わず答えた俺の舌に絡んできた。
チュクリと粘着質な水音が絡み合う。彼女の甘い味に興奮した俺の股間を、彼女の指が
ツツっと撫でた。その指が、ベルトにかかる。
「いや待てッ!ちょ、おま、外だぞここ!というかお前当主がいいのかこんな!!」
「お前の意見なんて誰が聞いた?」
いつの間にかベルトを外され、軍装をひんむかれ、普段はスリットに収まっているはず
の俺の性器が立ち上がっている様を、強引に外気に晒された。なんというか、これってレ
イプというのではないだろうか。
悲しい男のサガで、若干萎え気味だったそれも、裏筋をなぞられたりとか、カリをひっ
かかれたりとか、微妙な強弱でやわやわとされれば元気になってしまうのだ。俺が抗議の
声を上げようとしたら、口先をそのまま上から咥え込まれた。いやらしく人の口周りを嘗
め回して、傷口にまで歯を立てられた。
907 :
竜と肉食獣4:2009/01/10(土) 04:50:20 ID:ixJuwc8X
「私はもう、決めた、んだ…ッ!んんん……ッお前は…ッ私のものにするって、な…ッ!」
息を荒げたまま、自分もベルトを外し、スラックスを落として、彼女が俺の性器の上に、
軽く自分自身を触れさせてきた。そこは、少し触れただけでもたっぷりと濡れているのが
わかった。
彼女が少し腰を落とすと、柔らかな熱い割れ目に、俺自身がどんどんと飲み込まれていった。
「馬鹿な事…ッ本当に何やってるかわかってるのかロス…ッ!」
「お前よりは…よっぽどわかってるよ」
上気した頬を赤らめ、濡れた唇を舐めあげて、肉食獣のように俺の上で友は笑った。
こいつの方がよっぽど獣だ。肉食獣だ。なんてこった。
俺は、肉食獣に喰われちまったんだ。俺は、うめき声をあげて、思わず腰を動かした。
彼女が上で、気持ち良さそうに笑った。
俺達がもみ合っているうちにいつの間にか空には月がかかっていて、月明かりを移す水
面には、押し倒され、ボコられ、顔面血だらけの哀れな眼帯をつけた青緑の竜と、その上
に馬乗りになって竜を犯す小柄な女性の姿が映っていたと思う。俺の両腕は、彼女にかき
むしられて鱗がボロボロになっていた。
「アル、アル、アル」
歌うように肉食獣が言う。
「お前はもう、私の竜だよ」
「ロ、ロス……ッ」
その口を夢中で塞ぐ。彼女の甘い味。彼女の狭い口内。その細い腰に犯されて、俺は彼
女の中に何度も絶頂の証を弾けさせた。尻尾が、射精するごとにバタバタと外回廊の床を
叩いていた。
908 :
竜と肉食獣5:2009/01/10(土) 04:55:04 ID:ixJuwc8X
時間というのは、あっという間に過ぎるもんだ。
俺が新兵にゲロを吐かせたり、訓練で死ぬほどどつき回したりしている間に討伐の準備
はあっという間に整って、俺が教官を辞め、一騎士としてまた戦場に向かう日が来た。俺
の受け持ちのヒヨコ共は、戦場で『アバドン』に喰われて二度と戻ってこないよう願をか
けにいった奴もいるという。気持ちはわからんでもないが。
その間、何度かその、まあ色々あったのだが正直言いたくない。
俺が殴り返すとあの小柄な体を粉砕されるのではないかと思うし、あの綺麗な赤い目を
傷つけなくたくないとも思うが、少しは反撃してもよかったんじゃないかと今になって思う。
考えたら、奴はあんな外見でも機殻鎧を一週間は平気で着こなして戦場を飛び回ってい
た人間で、機械種を乗り潰した事も数度ではきかないようなタフネスだったのだ。俺が少
々殴ったところでそんなダメージでもなかったんじゃ、と今になって気がつく。
多分アイツの一番のダメージは俺を殴りすぎた拳だろう。
「何を考えてるんだ、そこの馬鹿竜」
「ある肉食獣との戦いについてな」
「ほう、さすができる男は違うな。最危険種討伐を前に、もう別の対決を考えてるとはな」
「誰かさんの教育のおかげで、未来に重きを置ける男になったもんでね」
俺がそう返すと、不意打ちだったのか彼女の白い顔にさっと朱が走った。
俺がささやかな勝利感に浸っていると、今度は彼女が何か思いついたのかニヤリと嫌な
感じで笑いかけてきた。
「そうだな、私との未来もさぞかし楽しみにしてくれているだろうしな。お前が帰ってく
るころには卵がいくつ孵化しているか、楽しみにしているといい」
「た」
「た?」
「卵?」
「ああ卵だ」
「いや卵って誰の」
「お前と私の」
「いやだってお前と俺じゃ卵なんてでき」
「アホか、何のために高位貴族の優先遺伝法があると思っている。お前の精子の遺伝子情
報ちょっといじくって、こちらの卵子と掛け合わせて、とっくにいくつも受精卵を作って
いるんだが」
「もしかしてお前……」
「腹触るか?パパですよーとか言ってみるか?ん?私に似て、可愛い青緑の竜種の仔だと
思うぞ。まあユッカ家の女は元々色んな種族の配偶者を得るたびに体いじってるからな。
子宮で有精卵育てるのも何人か先達がいるし」
俺はあいた口がふさがらなかった。貴族怖い。超怖い。
「帰ってきたら結婚式だ、盛大にやるから楽しみにしとけよ。ああそうだ、あんまり欠損
部分は作るな、タキシードが合わなくなる」
俺の胸倉を掴んで(もう俺達のキスはこれがスタンダードな形だった)、盛大な音を立
ててキスしてきた俺の肉食獣もとい恋人は、楽しそうに笑った。
「とっとと行って倒してこい、これから忙しくなるんだからな。過去なんか思い出してい
られないほど楽しくさせてやる!」
隊の同僚達や、見送りに来ていた新兵達から大きな口笛や冷やかしの声が飛んだ。
俺はこの先一生、彼女に頭があがる気がしない。
終わり。あんまりエロくなくてすいませんでした。
人外の方がヘタレとか女の方が強いとかバカップルとか大好きです。
GGGGGJJJ!!!
ちょwwwヘタレ人外と女の子優位とかモロ好みなんだがwwwww
手加減せずにボッコするロスと遠慮するアルに萌えた。
騎乗位で愛を囁かれながら喰われるとか、、、何という役得。
これはまさしくGJ!
アルの竜人という外見とヘタレという性格のギャップがたまらん!
912 :
859:2009/01/11(日) 17:08:26 ID:uAqvBBzN
小柄な女の子に乗っかられる竜人、激しく萌えました。ごちそうさまです。
おかげでエロの創作意欲が湧きましたので、その勢いのままにまた書いてみました。
むしゃくしゃしてやった。後悔していない。ロボ×女性で、ノリは某勇者な感じです。
地球は、平和になった。
綾子はぼんやりとテレビを眺めながら、欠伸を噛み殺した。ソファーの上には、地球防衛軍の制服が投げたままだ。
クリーニングが終わったので回収してきたのだが、それをクローゼットに収納しなくてもいいだろうと思ったからだった。
どうせ、明日もまた地球防衛軍に出勤するのだ。着替えることすら億劫になり、帰宅時に着替えたのはジャケットだけだ。
だから綾子は、地球防衛軍のマークが胸ポケットに刺繍されたブラウスと、紺色のタイトスカートを着ているままだった。
三年前、突如として地球に飛来した邪悪な意志を持つ金属生命体、デスロニアンに地球は征服されそうになった。
あらゆる生命の機械化能力を持つデスロニアンは、地球人や地球生物を機械化させ、地球の平和を脅かしていた。
対する地球側も精一杯抵抗したものの、強大な力を持つデスロニアンに全く歯が立たず、されるがままになってしまった。
このまま地球は征服されると思われていたところに現れたのが、正義の金属生命体、メタロニアンの精鋭部隊だった。
彼らの協力を得たことで、地球防衛軍の軍事力は桁違いに跳ね上がり、デスロニアンにも立ち向かえるようになった。
だが、デスロニアンもただやられていたわけではなく、太陽系の惑星全てを機械化させて宇宙を征服しようと企んだ。
当然、メタロニアンと地球防衛軍は全力で戦った。苦戦を強いられたが、ぎりぎりのところで踏ん張って勝利を物にした。
そして、太陽系は滅亡の危機を逃れ、地球も平和を取り戻した。その結果、地球防衛軍の仕事内容が大いに変わった。
地球が平和になったのは結構だし、綾子はそのために地球防衛軍に入隊したのだが、事後処理ばかりでうんざりしていた。
毎週のようにデスロニアンによって様々な都市や遺跡や施設が破壊され、処理が終わる前にまた新たな戦いになった。
そのため、始末書や報告書が毎日のように押し寄せてきて、一通り片付けたと思ったその翌日にはまた山になっていた。
デスロニアンが滅んだことで始末書が増えることはなくなったが、報告書や各方面への手続きはいくらでも残っている。
それを片付けなければならないと思うと、地球防衛軍に出勤するのも億劫になって、制服を取り出したくなくなっていた。
そんなことではいけない、とは思うが、疲れているのは確かだ。こんなことでは、平和を楽しむための休暇すらもらえない。
いっそのこと地球防衛軍を辞めてしまおうか、と綾子は連日の事務仕事による疲労が残る肩を回しながら、考えていた。
「はーい、今出まーす」
宅配便だろうか、それとも勧誘か公共料金か。
綾子はそんなことを考えながら扉を開けた瞬間、予想が全て外れていたことを悟った。
「やあ、綾子君!」
玄関先に立っていたのは、人間大の大きさに体格を縮めたメタロニアン、ブライトウィングだった。
「ブライトウィング隊長…」
思い掛けない来客に綾子が目を丸めると、ブライトウィングはその名の通りの純白の手を差し伸べてきた。
「司令室に問い合わせたら、君は自宅に待機していると聞いたのでね」
「どうして私の家に来たんですか? 用件があるのでしたら、私ではなく本部に直接申し上げて下さい」
綾子が困惑していると、ブライトウィングはいきなり綾子の両手を取った。
「君に用があるんだ、綾子君」
「だから、なんですか」
両手をしっかり握り締められた綾子は、その手の冷たさに身動いだ。メタロニアンは生命体であるが、金属で出来ている。
メタロニアンは生まれながらの戦士であり、金属細胞を伸縮させることも可能で、十数メートル大から人間大まで自由自在だ。
もちろん、変形も可能なら合体の可能で、メタロニアン部隊のリーダーであるブライトウィングは合体形態では中核を成す。
地球防衛軍での地位も高く、オペレーターチームの一員である綾子との接点はない。あったとしても、それは戦闘中ぐらいだ。
そんな彼が、なぜいきなり綾子の自宅を尋ねてくるのだろう。住所は、地球防衛軍の職員名簿を見れば簡単に解ることだが。
「綾子君! 私と合体してくれないか!」
ブライトウィングは綾子に詰め寄り、言い切った。
「…はい?」
それは、どういう意味での合体だ。綾子はしばらく呆然としていたが、ひとまずブライトウィングを自宅へ引っ張り込んだ。
このまま通路に立っていられては邪魔だし、何より目立つ。それでなくても、メタロニアンは地球を救ったヒーローなのだ。
そんな輩が、女の一人暮らしのマンションの玄関前で変な宣言をしたことを誰かに知られては、面倒なことになってしまう。
それでなくても、目立つ外見の持ち主だ。もう少し常識を弁えてくれ、と思いながら、綾子は純白の翼を持つ戦士を見上げた。
地球の救世主は、爽やかな笑顔を浮かべていた。
そして、綾子は地球の救世主から愛を告白された。
綾子に引っ張られる形でリビングに通されたブライトウィングは、いきなり綾子の両肩を掴んで向かい合うと熱っぽく語った。
あの戦いを切り抜けられたのは地球防衛軍のおかげであり、引いては的確なオペレートを行ってくれた綾子のおかげであると。
激しい戦いの最中であろうとも、通信に入る綾子の声を聞くと力が湧き上がり、事務的であろうとも励まされると戦意が高ぶった。
地球と太陽系を守り抜いたのも、他でもない綾子のためであると。一気に並べ立てられてしまい、綾子はぽかんと口を開けた。
「なんで、私なんですか?」
「綾子君だからだ!」
ブライトウィングは綾子を抱き締めようとしたが、綾子は慌てて彼の胸を押して抗った。
「でっ、でも、私は三十手前ですよ!? それに、顔だって地味だし、体型だって大したことないし、司令室でも空気って言うか!」
「私に好かれては困るのか?」
ブライトウィングは金属の指で綾子の頬に触れ、目線を合わせてきた。その冷たさと距離の近さに、綾子は動転した。
「そうじゃないですけど、でも、私は」
「私は君を愛している。それで良いではないか、綾子君」
「でも…」
ストレートな物言いに綾子が赤面すると、ブライトウィングはぐっと綾子の腰を引き寄せ、距離を一気に埋めてしまった。
急に体に押し付けられた滑らかな装甲の感触に、綾子は驚いて声を上げそうになったが、銀色の唇で塞がれて出せなかった。
頬に触れていた手は後頭部を支え、腰に回されていた手は背中を支えてくる。唇を割って、柔らかな金属の舌が入り込む。
「ん、ふ」
ブライトウィングの舌は、容赦なく綾子の舌に絡んできた。空気を求めて口を開けば更に深め、唇も噛んでくるほどだった。
今までに経験したキスとは、比べ物にならないほど情熱的だ。目を閉じているせいか、相手が異星体であることを忘れそうになる。
こんなことをするのは、何年ぶりだろう。久し振りに感じる感覚に綾子は膝の力が抜けそうになり、思わず彼の装甲に縋っていた。
「綾子君」
綾子の唇を解放したブライトウィングは、息苦しさで頬が上気した綾子を見下ろしてきた。
「地球での戦いで、私は己の正義を見失いかけた。数千万年の間、仲間だと信じていた部下に裏切られただけでなく、
デスロニアンに戻ったナイトブレードを殺す以外の選択肢を見つけることが出来なかった。他にも、良い手段があったはずだと今でも思う。
だが、彼を殺さなければ、基地が襲撃されていたのだ。その時に真っ先に考えたのが、ナイトブレードに対する戸惑いでもなければ
地球防衛軍に対する不安でもなく、君を失う恐怖だった。地球防衛軍と共に戦い始めた時から、君は私を見守ってくれていた。
それが、どれほど私の力になっただろう。君がいなければ、私はきっと戦い抜くことは出来なかっただろう」
「そんな、大袈裟な」
「君は君自身の魅力に気付いていないだけだ。それに最初に気付くことが出来た私は、宇宙で最も幸福だ」
「う…」
歯の浮きまくった文句に綾子がますます赤面すると、ブライトウィングは綾子を横抱きに持ち上げた。
「綾子君の存在は、常に私の心を満たしてくれた。だから、今度は私が綾子君を満たしてやりたいのだ」
「え、え、ええええっ!?」
ブライトウィングが寝室へ向けて歩き出したので、綾子はぎょっとした。
「満たすって、やっぱり合体ってのはそういう意味だったの!? ていうかなんでうちの間取り知ってんのよ!?」
「君を知るために、君に関する情報を全て収集したからな。私が知らないことは何もない」
「さらっととんでもないこと言ってるしー!」
綾子は敬語を使うことも忘れて喚き、彼の手中から逃れようと身を捩ったが、メタロニアンの腕力に敵うはずもなかった。
そのまま寝室に連れ込まれた綾子は、ベッドの上に投げ出された。ブライトウィングはカーテンを引いてから、近付いてきた。
下手に抵抗しない方が身のためかもしれない。そう思いながら、綾子はベッドの上に膝を付いて乗ってきた戦士を見上げた。
意外なことに、スプリングは悲鳴を上げなかった。体格は変化させられても、彼自身の質量はほとんど変わらないはずなのだが。
体が妙に軽くなっているので、重力を操って比重を軽くしているのだろう。メタロニアンにとっては、それぐらい簡単な芸当だ。
そうでもしなければ、こんなシングルベッドなど一発で壊れているはずだ。ブライトウィングなりに気を遣ってくれているらしい。
「えっと、本当にやるんですか?」
「様々な情報を得て検証した結果、出来ないことはないという結論に至ったのだ。だから、私は君と一つになれる」
「ですけど、それって私の方がとんでもなく痛いんじゃ…」
綾子は、タイトスカートの下で太股を閉じた。メタロニアンが合体に使うジョイントは、角張っていて尖っているものばかりだ。
あんなものを入れられたら、間違いなく死ぬ。綾子が身を硬くすると、ブライトウィングは柔らかな手付きで綾子を撫でてきた。
「大丈夫だ。私を信じてくれ」
綾子は目を上げ、真正面から彼と向かい合った。ブライトウィングは滑らかな白銀の顔を、珍しく緊張で強張らせていた。
どれほど難しい作戦であろうと、過酷な戦闘であろうと、不利な状況であろうと、決して表情を崩さなかった戦士だというのに。
サファイヤブルーの光を放つ瞳も、どことなく不安げだった。綾子に触れている手も、出来る限り力を抜いているようだった。
それに気付くと、なんだか可笑しくなってきた。綾子が小さく吹き出すと、ブライトウィングは気恥ずかしげに顔を逸らした。
「なぜ笑うんだ、綾子君」
「いいえ、別に」
綾子は笑みを抑えて、ブライトウィングを真下から見上げた。白亜の戦士を至近距離で目にするのは、初めてかもしれない。
背中には流線形の翼が一対生え、銀色のブースターが両脚部と腕に備わり、胸部には戦闘機の機首が収納されている。
頭部の両脇には翼を思わせる平べったいアンテナが伸びていて、女性的に思えるほど整った銀色の美しい顔を挟んでいた。
改めて眺めると、戦うために生まれた生命体にしては洗練されすぎている外見だ。腕も足も、他の戦士達に比べれば華奢だ。
それなのに、誰よりも強い。デスロニアンのリーダーであり最強の金属生命体、サルドニュクスを追い詰め、倒したのだから。
だが、今、その手は綾子に怖々と触れている。戦闘時の勇ましさと今の気弱さのギャップに、綾子は心が動かされてしまった。
ブライトウィングのことを、可愛いと思ってしまった。格好良いと思ったことはあったが、そんなことを思ったのは初めてだった。
「合体、してもいいですよ。でも、痛くしないで下さいね」
綾子が照れながら返すと、ブライトウィングは至極真面目に頷いた。
「メタロニアンの誇りに掛けて」
それはこんなことに掛ける誇りじゃないだろう。綾子はそう突っ込みたかったが、彼の決心をへし折るのは憚られた。
なので、体の力を抜き、閉めていた太股も緩めた。実のところ、綾子も長らく御無沙汰だったので、したい気分になっていた。
過去に付き合っていた男はいたが、あまり長続きしなかった。地球防衛軍に入隊してからは、尚更男っ気がなくなった。
自分で処理するのは楽だが、刺激が足りなくて結局欲求は溜まっていく。だが、それを受け止めてくれる相手などいなかった。
戸惑いはまだ消えていなかったが、好都合と言えば好都合だった。この際、彼が異星体であることなど気にしていられない。
「失礼する」
ブライトウィングは綾子のブラウスのボタンを丁寧に外し、前を開いた。白いブラジャーに包まれた乳房が、さらけ出された。
大きすぎず小さすぎず、標準的なサイズだ。ブライトウィングは食い入るように見つめるので、綾子は無性に恥ずかしくなった。
他人に肌を見られるのは初めてではないが、そこまで凝視されたことはないので、少年を相手にしているような気分になる。
実際、似たようなものかもしれない。数千万年もデスロニアンと戦い続けてきたメタロニアンは、戦うこと以外知らない種族だ。
だから、彼が異性に好意を抱くのも、体を求めるのも初めてのことに違いない。そう思うと、ますます彼が微笑ましくなってきた。
「んっ」
綾子はブライトウィングを引き寄せると、荒っぽく唇を重ねた。思わぬことに動揺したのか、背部で白い翼が立ち上がった。
綾子の唾液がまだ残っている彼の舌を吸い、舐め、唇を噛む。銀色の首筋や頬にもキスを落とし、抱き寄せて隙間を埋める。
ブライトウィングの胸部装甲に圧迫され、乳房が潰れる。ブライトウィングは肩を強張らせていたが、綾子に腕を回してきた。
冷ややかな手が腰に回され、太股に降りていく。人間よりも一回り大きく、硬い手は、タイトスカートの中に滑り込んできた。
しばらく太股を撫で回していたが、タイトスカートを引き摺り上げた。ストッキングに包まれた足と、その下の下着が露わになる。
ブラジャーと揃いの、白のレースだった。ブライトウィングは息を荒げる綾子から顔を離すと、ストッキング越しに股間をなぞった。
だが、やはり手付きは頼りなかった。ある程度知識はあるようだったが、実戦経験がないので力加減が解らないのだろう。
「隊長」
綾子が声を掛けると、ブライトウィングは手を止めた。
「すまない、何かしくじったか」
「いえ、そうじゃありません。よろしければ、オペレートしますけど?」
「だが、それは」
「失敗されて痛い目を見るのは嫌ですし、隊長としても良いのではないでしょうか」
「そう…だな」
ブライトウィングは若干言葉を濁したが、承諾した。
「では、続きをお願いしますね。指示は私から出しますので」
「了解した」
ブライトウィングは綾子の股間に指を伸ばしたが、勢い余ってストッキングの内股に伝線が走ってしまった。
「あ…」
綾子がそれを見下ろすと、ブライトウィングは気まずげに身を引いた。
「すまない」
「いいですよ、これ、安物ですし。なんだったら、裂いちゃってもいいですけど」
「だ、だが、それでは、なんというか、その」
「エロ過ぎるとでも?」
「まあ…そういうことだ」
口籠もったブライトウィングに、綾子は笑みを零し、ストッキングの内股に爪を立てて引き裂いた。
「じゃ、これならどうでしょう」
「うおおっ!?」
綾子の行動に戸惑ったブライトウィングは変な声を上げて仰け反ったので、綾子は股の部分だけを引き裂き、穴を開けた。
「そんなにアブノーマルでもないと思いますけどね、これぐらい」
「いや、だが、しかし…」
「なんだったら、御自分でやってみます?」
綾子は腰を上げてタイトスカートのホックとファスナーを外し、腰から脱いだ。そして、それをベッドの脇に投げ捨てた。
「だが…」
躊躇いを見せるブライトウィングに、綾子は苦笑した。
「自分から私のことを押し倒しておいたくせに、今更照れることもないと思いますけど」
「まあ、それはそうなのだが」
「ストッキングは消耗品なので、気にしないでもいいですよ。パンツは裂かれたら困りますけどね。結構高かったので」
「では、いいのだな?」
「だから、最初からそう言っているじゃないですか」
「ならば、遠慮なく行かせてもらおう」
ブライトウィングはいやに真面目な顔をして、綾子が股の部分だけを裂いたストッキングの切れ目を引っ張り、引き裂いた。
びちびちと繊維が千切れていき、楕円形の穴が大きく広がると、濃いベージュの生地の間から色白で柔らかな肌が現れた。
ブライトウィングは指先で綾子の素肌に触れ、確かめるように揉んでいたが、するりと手を上げてふくよかな尻を掴んできた。
「こちらも良いのだな?」
「だから、良いって言ってるじゃないですか」
綾子は彼の初々しさが微笑ましくて、自分の方が年上のように錯覚した。実年齢は、彼の方が何百倍も上なのだが。
「そっちだけじゃなくて、胸の方もお願いします。私、下よりも上を触られた方がいいんですよ」
「そうか、解った」
ブライトウィングは素直に尻から手を外すと綾子のブラジャーをずり上げ、二つの丸い膨らみを曝した。そして、両手で掴んできた。
これもまた怖々と触れていたが、揉みしだくうちに遠慮がなくなってきて、綾子の乳房が変形するほど強く握り締めるようになった。
刺激に反応して強張った乳首を指先で弾き、押し、ねぶる。愛撫していると言うよりも、好奇心のままに遊んでいる感じだった。
それでも、綾子にとっては悪くなかった。最初はそれほど感じていなかったが、乳房を弄ばれるうちに体の芯が徐々に熱してきた。
そのうち、声が出てしまった。首筋に顔を埋めるブライトウィングに腕を回した綾子は、込み上がる甘い感覚に煽られて喘いだ。
「あぁん」
「これが良いのか、綾子君?」
「はい。でも、下もいじってもらわないと、入れられないと思います」
「解った」
ブライトウィングの手が乳房から外れ、股間に向かった。破れたストッキングの隙間から、薄いレース生地をついっと撫でた。
徹底した胸への愛撫のおかげか、綾子の陰部は湿り気を帯びていた。硬くなりつつあった肉芽が金属の指に押され、潰された。
「ひゃうあっ」
「地球人女性の肉体の中でも、この部分が特に鋭敏だという情報は正しかったようだな」
「はい、そう、ですぅ。だからぁ、もっとぉっ」
「解った。綾子君が良いのなら、このまま続けよう」
「んあぁあっ」
人間の指よりも硬い指は、綾子の尖ったクリトリスを容赦なく責め立ててきた。胸も弱いが、ここを責められるともっと弱い。
自分で処理する時も、中に挿入するよりもこちらだけで済ませてしまう場合が多い。いつのまにか、股間の布地が変色していた。
ブライトウィングはそれに気付き、布地を横にずらした。火照った陰部は愛液に潤っており、一筋、とろりとシーツに零れた。
「あ…」
こんなに濡れるのは久々だ。溜まりすぎていたのかもしれない。綾子が恥じらうと、ブライトウィングは愛液を指になすり付けた。
そして、それをずぶりと陰部に押し込んできた。綾子の体温ですっかり温まっていた硬い指は、水音を立てながら飲み込まれる。
「あ、あっ、あぁ、ああ!」
そのまま、奥まで差し込まれた。高ぶりすぎて痛覚が鈍ってしまったのか、思ったほど痛みは感じなかった。
「これで、良かったのだな」
ブライトウィングは綾子に顔を寄せ、囁いた。綾子は息を弾ませながら、頷いた。
「は、い」
ずちゅ、と指が引き抜かれ、愛液の雫が落ちた。綾子はそれを少し残念に思ったが、これはまだ慣らしの段階なのだ。
本番に至る前に達してしまうのは、あまり好ましくない。綾子はブライトウィングと唇を重ねてから、彼の体に手を滑らせた。
滑らかな装甲を伝った手が辿り着いた先は、股関節だった。ブライトウィングは慌てたが、抵抗せずに綾子を受け入れた。
綾子はブライトウィングの股関節を覆う装甲の間に指を滑り込ませ、若干閉じ気味だった股を開かせてから、手を進めた。
ブライトウィングは腰を落とし、唇を引き締めた。綾子は人間の男に対することと同じように、その角張った股間を撫で上げた。
「う、く…」
ブライトウィングが声を殺したので、綾子は目を丸めた。
「ちゃんと感じるんですか? てっきり、何も感じないのかと」
「少し、手を加えたのだ。君を満たすためには、私もそれなりのことをしなければならないからな」
「でも、メタロニアンは男女間での繁殖を行わない種族じゃありませんでしたっけ?」
「そうだ。だからこそ、私はあらゆる情報を集め、多少の改造を施したのだ。綾子君と合体するために」
「…何もそこまでしなくても」
「私もそう思ったのだが、抑えきれなくなったのだ。だが、改造を施したのは戦いを終えた後だ。安心してくれ」
「そうでなかったら困りますよ、色んな意味で」
綾子は身を起こすと、ブライトウィングの股間に顔を近寄せた。
「あっ、綾子君!」
「大丈夫ですって。これぐらいのこと、慣れていますから」
「良いんだが良くないというか、なんというか」
「あ、でも、ここってどうやって開けるんです? このままじゃ、やろうにもやれませんよ?」
綾子がこんこんと股間を覆う装甲を小突くと、ブライトウィングは弱りながらも腰を下ろし、腰と股間の装甲を解除した。
「外からは開けられないようにしている。そうでもしなければ、メンテナンスの際に見つかってしまうからな」
「でしょうね」
綾子は、ブライトウィングの股間から現れた見慣れぬ装備を見つめた。人間のそれとは違った、真っ直ぐな円筒形だった。
先端は丸く、尿道に似た穴も開いている。手触りは顔の部分のように金属だが柔らかく、これなら突かれても痛くないだろう。
きっと、そこまで考えて彼は造ったのだ。同時に、こんなものを内職しているブライトウィングの姿を考えると可笑しくなってきた。
だが、笑ってしまうと今までのムードが台無しなので我慢した。綾子は丁寧に純白の性器をさすり、根本から舌を這わせた。
人間並みにまともに感じるらしく、ブライトウィングは震えるほど懸命に声を殺し、殺しすぎたせいで背中の翼が上がっていた。
やはり、反応は童貞だ。綾子は上目にブライトウィングを見ていたが、一気に口に含んで締め付けてやると、反応が増した。
「ぐぁっ!」
ブライトウィングが呻いた直後、綾子の喉の奥に熱い液体が爆ぜた。味はないので、冷却水だったらしい。
「すまん…」
呆気なく達してしまった自分が情けなくなり、ブライトウィングは項垂れた。綾子は顔を上げると、唾に汚れた口元を拭った。
「気にしないで下さい。出しても硬いままなんですから、大丈夫ですよ。私の方が乾かないうちに、次に行きましょう」
「あ、ああ」
ブライトウィングは気を取り直し、綾子を横たわらせた。まだ情けない顔をしていたので、綾子はブライトウィングを抱き寄せた。
その際に腰に足を巻き付けて、綾子の唾液がまとわりついた彼の性器に陰部を押し当て、ぬるぬると前後させて擦り合わせた。
それを続けながら、またキスをした。すると、性欲が情けなさに勝ったらしく、ブライトウィングの方から急にのし掛かってきた。
腰に絡んでいた綾子の足を外すと広げさせ、濡れた下着をずらして性器の先端を陰部にあてがい、そのまま一気に押し込んできた。
「そんなぁ、たい、ちょおっ」
いきなり奥まで届いた異物の重みに、綾子は胸を反らした。ブライトウィングは綾子の腰を掴み、前後に激しく動かした。
「現状を報告してくれ、綾子君!」
「隊長のぉ、太くて硬いのがぁ、私の奥に届いてますぅ!」
「もっと、もっとだ! 私は君の声が聞きたいんだ!」
「が、合体、してますぅ! ジョイントに異常なし、テンション安定、出力増大ぃ、エネルギー値臨界点んんん!」
「そのまま突破してしまえ! 命令だ!」
「されなくたって、しちゃいますぅ! だって、こんなに責められちゃったら、私、私ぃ」
「愛しているぞ、綾子君!」
ブライトウィングの力強い宣言と同時に、一際深く突かれ、綾子は快感の奔流に貫かれた。
「私も愛しちゃいますぅっ!」
綾子は大きく仰け反り、両足をぴんと突っ張った。結合部分からは白濁した愛液と共に、熱い冷却水が流れ出してきた。
全身を上気させた綾子が息を荒げていると、ブライトウィングもまた肩を上下させていて、関節から勢い良く蒸気を噴出させた。
勢い余って言ってしまったセリフを少しばかり後悔しつつも、綾子は甘ったるい疲労に身を委ね、女の悦びに打ち震えていた。
ブライトウィングは綾子の胎内から性器を引き抜くと、愛液の糸が弓形に伸び、途切れた。シーツには、また新たな雫が落ちた。
「綾子君…」
ブライトウィングは綾子の乱れた髪を撫で付け、満足げに頬を緩めた。
「結婚しよう」
「え…?」
達した余韻が抜けないまま、綾子が目を上げると、ブライトウィングは綾子の両手を握ってきた。
「私は君を愛している。ならば、書類の上でも合体しなくては」
「え、でも、隊長は異星体じゃないですか。戸籍もありませんし、それ以前にメタロニアンはまだ兵器扱いで…」
「私達メタロニアンは地球の平和を守り抜いたのだ、出来ないことはない」
「もしかして、地球の救世主の立場を利用して国連を揺さぶったんですか? でもって、かなり無茶な法案を通させたんですか?」
「そうとも言うな」
「なんてことしてんですか、あなたは」
「それも君を愛するが故だ、綾子君。いや、綾子」
「あなたって人は…」
ブライトウィングの隊長らしからぬ職権乱用ぶりに綾子が呆れるも、彼は笑みを崩さなかった。
「ブライトと呼びたまえ」
「いきなり調子に乗りすぎなんですけど。五分前まであんなに初々しかったのに、なんですかこの変貌ぶりは」
「それぐらいの状況適応能力がなければ、リーダーなど務まらないからだ」
「筋が通っているようで全く通っていないんですけど」
「愛さえあれば、どんなことでも出来る。私にそれを教えてくれたのは、他でもない綾子ではないか」
「そういえば、最終決戦の時にそんなことを言ったような気がしますけど、でもあれは物の弾みというやつで」
綾子は更に言い返そうとしたが、ブライトウィングの得意げな笑みを見、口を閉じた。これでは、言い返すだけ無駄だろう。
どんな切っ掛けでブライトウィングに気に入られたのかは解らないが、そこまで徹底されてしまってはやり返しようがない。
綾子はブラウスの前を掻き合わせ、身を起こした。ブライトウィングをとりあえず一発小突いてから、肩装甲に頭を預けた。
ブライトウィングの腕が肩に回され、抱き寄せられる。綾子はブライトウィングの冷たさと、その奥のエンジンの熱を肌に感じた。
セックスの余韻とは違った高ぶりもまた、感じていた。面と向かって好きだと言われてしまったら、彼を意識しないわけがない。
結婚するか否かは答えられないが、とりあえず付き合ってみよう。どんなことがあっても、綾子を守ってくれるのは間違いない。
誰よりも強い、戦士なのだから。
920 :
859:2009/01/11(日) 17:21:26 ID:uAqvBBzN
以上です。また通し番号間違えました。毎度ながらテンパりすぎでごめんなさい。
ロボの方も感じられたら良いよなぁ、と思ったらTFと勇者の中間みたいなのになりました。
GJ!隊長格好良いよ隊長
ヒーローらしく少しキザでかなり真っ直ぐだな隊長wwwGJ!
この爽やかな正義感あふれる隊長のノリが懐かしすぎる
すばらしく楽しめました、GJ!
むしろ隊長の嫁になりたいGJ
さびなきゃいいけど・・・GJ!
そろそろ次スレが要るとは思うんだがテンプレどうする?
保管庫見に行ったら、作品の並びとかかなり整頓されてて驚いた。
仕事早ッ!編集お疲れ様でした!!
929 :
保管庫:2009/01/13(火) 11:54:34 ID:MhIjKkyF
ありがとうございます。お声掛けて頂けると嬉しいです。
テンプレに追加していただいた方もありがたいです。
もうすぐ次スレの季節ですが、次スレでもどうぞよろしくお願いします。
490手前だし立てちゃっても良いんじゃないかな。
実は立てようとしたんだけどね。
乙、じゃあこっち埋めるか。
エイリアンVSプレデターのプレデターって良いな。
乙
AVPは良いな。道具の使い方を教えるシーンは萌えた
今期は宇宙をかける少女にメカ×少女の気配を感じた
レオパルドと秋葉とかいつきとウルに期待
スレ乙です。
まりんとメランだっけ?が心引かれるんだが
鬱がどれほどのものか気になる自分に誰か簡単な解説をくれまいか。
埋め
次スレこそ温めてるネタを放出したい…!
ケモノも爬虫類も頭足類も昆虫も、ロボも人形も妖怪もモンスターもいいよいいよ
まりメラは確かに究極に鬱シーンが多いアニメだか異種カプ好きには究極に萌えるアニメだ!
メランがひたすらまりんを守るのに萌えすぎる。
あれは見て損は無いと思う。
解説じゃなくてすみません
是非ともネタをぶちまけて下さい。ええもう思う存分に。
本気で楽しみにしているので。このスレは日々の心の潤いです。
まりメラの鬱シーンは、大体こんな感じ。
・無実の罪で逮捕される
・八つ当たりで殺されかける
・育ての親が死ぬ
・まりんの住む長屋が放火されて全焼する
・二度も殺されかけた挙げ句、失明する
他にもまだまだあります。でもって、基本的にメランは負傷しまくりです。
絵柄はNHK教育アニメみたいな感じなので余計に精神的に来るんだなぁ、これが。
それでもまりメラは萌えます。メラン超愛してる。
解説ありがとう、ちょっとまりメラ探してくるわ。
魂の兄弟達がそこまで萌え滾るアニメなら見て損はあるまい!
それを見て、女の子が異種を犯してる妄想は洗い流して、
次スレは綺麗な体と心で挑むわ!
>>940 >女の子が異種を犯し
それは素晴らしいものだ!やめてはいけない!
なので次回は綺麗な心と体に腹にイチモツで挑んで頂きたい。
某牛寺才最作品で幼女がロボにお礼のちゅーをしてた。リアルに叫んだ。
あのシリーズは不意打ちの萌えが多すぎる。
942 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 23:05:55 ID:Gb1gdTzp
まりメラが充分素敵な作品なのは知っているけれども、現在進行形のアニメや本の類で人外に萌えられるようなオススメってどんなのがある?
因みに
>>935の言った「そらかけ」は毎週テレビの前でハアハアして見ていますW
sage忘れてしまったOTL
>>942 pixivいってハァハァするのはだめかい?
萌えシチュがたくさんあって死にそうになったんですが。
(スレ違いだけど猫召スレの関連イラストも色々投稿されてたよ)
人間とモンスターがペア組む系のアニメってなんかないか
ポケモンデジモンレジェンズとメジャーどころは見たけど
ラブラブがいいよね
tp://homepage2.nifty.com/shelfwindfall/list/
とりあえずこれを片っ端から見るといいよ!
しかしまだこの世の中にはたくさん眠っているはず…。
>946
多ッ
これリスト見てて思ったんだけど、ソニックのシャドウマリアペアも好きだー
救いないけどさ
>>946 すげー網羅してんなそのサイト
パレドゥレーヌまであるとは…
自分はチョコダン2のチョコボシロマペア萌えたのを思い出した
おおおこんなに情報が・・・みんなテンクス!
ピクシブが新規登録再開したの知らんかったから、まずはそっちに行ってきまつ(^w^)
>>946のとこは随時更新されてるからたまに見るといいよ!
あと最近といえばブレイブルーのアラクネとライチかな…。
ムチプリお姉さんと蟲触手で複雑な過去有りとか萌える。
元恋人同士?だったのかな。
>>946 世の中にはこんなに異種間カプがあるのか
リストには載ってないけど、GBAの牧場物語♀主人公版は河童と結婚できるんだぜ。
子供も産まれるんだぜ…
ニコの話題ですまないが
>>946のリストはニコにある元動画で情報提供すると反映してくれる
動画はニコで異種間恋愛で検索すると出てくる
絢爛舞踏祭ってゲームに、人外のキャラががいくらか出てきた
主人公は男女選べるし、恋愛要素はだいぶ薄いが一応仲良くもなれる
しかし肝心なゲーム部分は超微妙な出来だった。はっきり言うとクソゲーの類
同じくニコの話題ですまないが、ミクの歌の3DPVが非常に素敵だった
メカと幼女だった
>>953 観てきちゃっただろ馬鹿!
恋愛話じゃないがプルートゥのノース2号を思い出した
忠実で心優しいロボはいい、とてもいい
アイ・ロボットのサニーとか、どうかなあ。
殺人容疑をかけられて
「お父さん(製作者の博士)は、僕をそんなふうに作ったんじゃあない!」
とか憤ってるシーンがあったと思うんだ。
すごいパパ大好きっ子じゃなかったかな。
ヒルトってイシイさんといい感じじゃなかったっけ?
次スレで話題にあったデモンシード買って読んだらとんでもなく萌えた
あそこら時代の映画とか作品って宇宙人×美女とかが何気に多い気がする
ほしゅ
みんな新スレの前にまずこっちのスレ埋めないか?
というわけで取りあえず自分好きな人外×人間の発表タイム。
自分はサモナイクラ2のイグゼルド×エア。機械に目覚めたきっかけだった。
新スレ?
人外×人間の第2スレの事。秀逸な作品が置かれてるのは嬉しいんだが、前スレをほっとかないでほしいかなと。
まりんとメラン
もともとロボ×少女好きではあったが、これで完全に人外と少女に覚醒した
確かにちゃんと埋まってないと気がかりだ。
shinobiシリーズkunoichiの黒鋼と緋花。
敵同士ラストステージで「お前俺の主になれよ(意訳」という黒鋼に
「ふざけんな誰がなるか」と撥ねつけて決戦に挑む緋花に燃えて萌えた。
絶対居ないだろうなーこれ。
ジャンパーソンと三枝かおるが当時好きだった
思いっきりロボ×人間だと思うんだがあれは最終回後とか結婚してても不思議じゃない
スレ埋めた方がいいのか?
自然に落ちるまでほっとく方が鯖に負担掛からないんじゃなかったっけ
思いの外早く新スレが立ったからなー
エロパロ板のスレって書き込まなくても結構長く残ってるから、いっそ埋めちゃった方が良いのかも
スカープレデターとレックスが今の最萌え。スカーの中にエイリアンが寄生してなかったら…というifを日々妄想している
黒ネコのタンゴは萌える
埋めがてら質問
なかなかこの手の話や絵を検索するのに
都合のいいワードって無いんだよな
なにかお勧めの検索用語ないか?
>>964 小説版でスカーとレックスの交流が増えてて更に妄想肥大した覚えがある
>>965 異種族恋愛 とかでググると色々出てくるけど
見た目完全に人型同士だと人外度が物足りない気も
今のとここのスレが一番満足度高いw
そろそろ500KBだから埋まりそうだな〜
>>958 まさかの同士。
その二人好きな人なかなか居なくてなあ…。
サモナイシリーズはそろそろ機械兵士とのラブエンディングを作るべき。
私は特撮系列から入ったクチだ。
いつのまにか染まってた。
でも本気でその萌に気がついたのは電王からだったかな。
年バレだが。
某平井和正のウルフガイシリーズ、とくに、少年ウルフガイの犬神明と青鹿先生に萌えた。
あれで人外や、年上のひと萌えが刷り込まれたと思う。
もっと子供の頃は、人魚姫が異様に好きだった。
今思えば種族を超えた悲恋に萌えていたのだろう。
萌えのルーツは多分「ビジター」。名前忘れたけど吹き替えで
富山敬さんが声を当ててたビジターの男がゲストキャラと何かいい
雰囲気になった所で正体ばれて、反射的に後ずさった女を怒るでも
なく無言で微笑む姿に魅力を感じた。
その後一時この嗜好から離れていたんだけど、引き戻したのは
「クーロンズゲート」。今で言うキモカワイイ物の怪の宝庫で
大いに萌えたけど、特にシャンジー(CV千葉繁)が好きで、
彼とメイアンとチェンがどんな会話をしていた(って言うか
会話が成立するのか)のかと妄想していた過日の自分。
死ぬのが怖くてスライムに変じてしまった医者と、女のエゴが
凝り固まって生まれたトルソーのホステスと、悪の秘密結社(違)
が作った合成ゾンビのマフィアの三角関係って、奇想天外過ぎて
他に類が無いと思うが……ってこれは人外×人外か。
先に上がったリストで好きなのは「スタートレック・ヴォイジャー」
のニーリックス×ケス×ドクター。ドクターが自分を風邪っぽい状態に
するプログラムを作って患者の『不安』を検証しようとするのを見て、
「症状や治る時期が判ってたら『不安』にならないから」とこっそり
細工して何食わぬ顔で仕事するケスが素敵だった。
後は……「大神」の菊×天かなぁ。章ボス戦で狼姿で並んで吠え猛る
勇ましさと一回り違う体格差に萌えてしまった。
……どっちも厳密には人外×人間じゃないけど(宇宙人×ホログラムと
人狼×神様だからな)、ヒト的存在って事で一つ。
>>960 おお、スレタイが一部変わってたから気付かなかったよ、dクス
漢字の読みもおぼつかない年から、父親の本棚にあった手塚治虫読みまくった。
中でも一番大好きだったのが、「アポロの歌」の「女王シグマ」編
(男主人公と合成人間の女王の悲恋)
ある日本屋に連れてってもらい、好きな本買っていいよと言われ、適当に
手に取ったのが「ゲゲゲの鬼太郎(変態吸血鬼エリートの話が収録)」
「セクサロイド」(男主人公と女性アンドロイドのスパイ活劇・エロ一杯)
先天的に人外×人間萌えだったとしか思えない。
火の鳥ではマサトとタマミもいいと思うんだ……
あとクチイヌとかマリモとか