古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ2

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1名無しさん@ピンキー
古代〜中世っぽい雰囲気のある架空の世界を舞台にしたエロSS投稿スレです
魔法・竜・妖精・天使・悪魔・獣人OK
洋風、和風、中華風、アラビア風等々、ベースとなる地方は問いません
オリジナル専用になっておりますので、版権モノで書きたい方は他を
あたってください

前スレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145096995/
2名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:30:27 ID:WBnLAW3Y
立った!
陵辱物一発投稿します

3魔女と駆出し冒険者1-1:2008/03/14(金) 23:31:14 ID:WBnLAW3Y
深い山の中
「うう・・・」
戦いに敗れ満身創痍の少年剣士と相棒の少女魔道士
それを漆黒のローブに漆黒のフード付きマントをはおった魔女が
冷ややかな笑みを浮べ見下ろしている
「それしきの手腕で我に挑むなぞ、百年早いわ」
野太い女の声が響く

数体の使い魔に大の字に押さえ付けられている少年に魔女が近づく
同時に使い魔は獲物の髪を掴んで引きずりあげる

キッとした目で睨む少年の顎を掴んで顔を持ち上げ、
品定めするように見つめる魔女
「中々、いい顔つきじゃ」
濃いアイシャドウの奥の紅い瞳が鈍い光を放つ

「これから、おまえは我が下僕となるのじゃ
 これより、その儀式を行う
 その身に、たっぷりと我を刻みつけてくれようぞ」
少年はその意味がわからぬほど子供ではない
「く・・ くそ!魔女め!・・・」
「それでは、儀式の準備にはいる」
魔女の人差し指の先から魔法の刃が出現する
ぴっ!と少年の体の真ん中を縦になぞる
「うわ!」
鎧からシャツ、ズボンとパンツ一度に縦に裂ける
「きゃ!・・」
横で少年同様、使い魔どもにねじ伏せられている少女が目を伏せる

「おまえ達、その様子では男女の間柄でなさそうじゃの」
魔女が術を少女に向かって放つ
「あ!」
「な・・ 何? 涙が溢れる! 瞼が閉じれない!」
瞳を魔法で無理やり開かされた少女は、水色の短い髪を使い魔に
掴まれ、顔を魔女達の方に強引に向けさせられた
無様に裸にされた相棒が嫌でも大きなグリーンの瞳に映る
「ああ! いや!見たくない!見たくない!」
「これより始まる我らの行為、しかとその目に焼き付けるのじゃ」

魔女は、ばさりとフードを外した
紫色の長い髪と、尖った顎に尖った鼻を持つ中々端正な素顔が露になる
蝋のように異様に白い肌に真っ青なルージュとアイシャドウが毒々しい
鋭い中に妖艶な色を視線に滲ませながら、魔女はマントの中の
背中のボタンを外していくのであった
4魔女と駆出し冒険者1-2:2008/03/14(金) 23:33:19 ID:WBnLAW3Y
漆黒のローブが魔女の足許に落ちる

顔同様、蝋のように不気味なほど白い熟れた女の身体が出現した
ほっそりとした面立ちの下、極端なほど豊満さと繊細さを併せ持つ肢体は
あたかも女王蜂を思わせる

髪を掻き揚げながら過剰なまでの色気を放散する肉体が、
女を知らない少年に近づく
「いかがじゃな?我が生身」
女盛りの魔性の肉体をひねって見せる
「あ・・ ああ・・」
動揺して体を強張らせる少年剣士
「緊張をほぐしてしんぜよう」

魔女は口を窄めるとふぅ〜〜・・・と少年の顔に息を吹きかけた
「う・・・」
まともに魔女の吐息を嗅がされ、顔の筋肉が緩む
「さあ、舌を伸ばすがよいぞ」
魔女の囁きが頭の中で一周し、無意識のままおずおずと舌を差し出す
そこへ魔女の顔が己も舌を突き出して降下してきた

にちゃ・・と魔女と少年の舌先が接する
「ふ!・・」
そのまま、少年の震える舌は魔女の口の中へ絡め取られ
やがて濃いルージュを引いた唇が、少年の唇を奪い取った
「・・・! んん!・・・ むぅ・・」
もがく少年の口の中に、むんと濃厚な甘い息が、吹き込まれる
密着した女の顔から漂う香水の香りと相まって、少年の脳を痺れさせる
((ああ・・・ なんて・・いいにおい・・))

ねっとりと絡み合った少年と魔女の舌が舐めずりあう
((んんん!・・・))
((わが唾・・・ しかと飲むがよい・・・))
んじゅ・・・ ごくん・・ ごくん・・
顔の皮膚をぴくつかせながら少年は魔女の唾液で喉を鳴らした

「な・・・ な・・・ なんてこと・・」
相棒の目の前で、目を細めて熱烈な接吻を交わす魔女と少年
すっぽんのようにへばり付き、だらだらと溢れた涎が互いの首元を
濡らしていた
5名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:34:09 ID:18Z3kLVs
過疎スレで450KB越えたところで新スレって早すぎだろ
誘導もないし人来ないぞ
6魔女と駆出し冒険者1-3:2008/03/14(金) 23:35:47 ID:WBnLAW3Y
ふ・・は・・・
ようやく口を解放される少年、すっかり顔は緩み、もはや剣士の相は
なくなっていた

「ふふふ よい顔になったな
 さて、お次は・・」
彼の下半身では、ふやけた顔と裏腹に、ぎんぎんに堅く勃起していた

すっ・・と魔女は腕を伸ばし、根元を掴んで顔を近づけた
「くあ!」
体に電流が走りのけぞる少年
魔女が隆々としたソーセージにぺろんと舌を這わし始めたのだ

見ていた少女の視線が信じられないという色を浮かべる
「そ・・ そんな・・・ おちンチン・・ 舐めてる・・」
当の少年は荒い息を吐きながら、敏感な場所に対する猛烈な
刺激に身悶えしていた
「あ! はぐ! きも!・・ち、よすぎる!!」

ぴちゃ・・ くちゃ・・
魔女の口に玩具にされる少年のソーセージ
裏筋からカリにかけて、魔女の舌がダンスを踊る
「あ!・・ ああ!・・」
「戦慄いているな・・ 出しても構わんぞ」
もう、とっくに限界に達してるにも関わらず、出すことが出来ない
魔女が術で堰き止めているからだ、
知っていながら、意地の悪い魔女は責め続ける

「はあ・・ はあ・・ だしたい・・ だしたいのに・・ でない!」
「むふ・・ 出さぬのか? では、仕方がない、おまえのソーセージ
 ゆるりと頂こう」
魔女は少年の亀頭の先にちゅっとキスすると、ぐぬぅ〜とそのまま
口の中に含みはじめた
「う・・ あああ!!・・」
「ん・・ぐぅ・・ むふふ・・ 中々、美味じゃの・・・」
魔女は根元まで含み込むと一呼吸置いて、
じゃぶじゃぶと頭を上下に振り始め、猛烈にしゃぶり立てはじめた
「ぐう!・・ やめ! やめてぇ!!」
生温かい口の中で、か弱いペニスに舌が妖しく絡みつき
唾液をたっぷりと塗しながら、ぬちゅぬちゅと扱き立てる
少年は女のような声で喘がされるのみであった
7名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:43:17 ID:WBnLAW3Y
>>5
前スレ、
DLしてみたら502kbになってるけど?

投稿し終わったらと思ってたけど、見つかっちゃったから誘導かけてくるね
8魔女と駆出し冒険者1-4:2008/03/14(金) 23:46:36 ID:WBnLAW3Y
「あ・・ だしたい・・ だしたいよ・・ ああ・・あ」
魔女の猛烈なフェラチオに、半べそ状態で、
度を超えた刺激に耐えさせられていた

「これ以上は無理かの・・ 発狂されたのじゃ、つまらぬわ
 さあ、出すがよかろう、おまえの精、たっぷり味見してくれようぞ」
そういうと、しなやかな指を彼の肛門にぬぶっと挿し込んで、奥でひねった

「ぐ! あ・・・」
さんざん堰き止められていた白い濁流がどぷっ!と魔女の口の中で
爆発した
「あ・・ ああ・・」
恍惚状態で魔女の喉奥に射精し続ける少年
それを何食わぬ顔で、魔女はごくんごくん飲んだ

「この女・・ おしっこ、飲んでるの?・・・」
軽蔑の視線ここに極まる少女
すぽっ・・と少年のソーセージから口を放し、少女に近づく
「小便ではない、男のミルクじゃ  相方の出したもの
 おまえにも分けてやろう」
そう言うと少年のミルク塗れで白くなった口を少女の唇に重ねてきた
「!・・・ むぶぅ!」
少女と熟女、魔女同士の接吻、
年増女はねちねちと若い娘の舌を絡め取り、己の口の中の
掃除をさせる
「ふぅ! むむぅ! やめへぇ!」
そして熟女の喉奥からさっき飲んだものが喉を盛り上げながら、遡ってきた
「!!・・・」
熟女から少女にどろりと口移しされる少年の濃いミルク

「ぐうぅ!!」
飲み込むまいと必死に抵抗する少女に熟女が熱っぽく囁きかける
”・・・の・む・の・じゃ・・・”
ごっ・・くんと屈服する少女
”・・・きにいったようじゃの、もっとのむがよい・・・”
どろり・・ どろり・・ ごくん・・ ごくん・・

口から白い涎を垂らし、放心状態の少女
「ふん、これくらいでそんなにショックを受けるとは、ほんとお子様じゃの」
再び、がっくりとうな垂れてる少年のほうを向く
「・・・さて、ぼうやに栄養をあげぬといかんな」
9魔女と駆出し冒険者1-5:2008/03/14(金) 23:48:51 ID:WBnLAW3Y
朦朧とする少年の頭に影がかかる、
のっそりと顔を上げると、目の前に魔女のたわわな乳房が
たぷんと揺れていた
ワインレッドの乳首から液が滲んでいる
「さあ、飲むのじゃ」
引力に引かれるように口を近づける少年

”・・だめ!それを飲んではだめ!・・・”
遠くで相棒の声がしたような気がした
ちゅぷぅ・・
にも関わらず少年は魔女の柔らかい豊乳に咥えついてしまった
次の瞬間、彼の口の中で温かい母乳がじゅわ〜と迸った

「・・・! むふぅ!」
少年の瞳が一回転して目から消えた
じんわりと口の中から頭の中に広がっていく禁断の味と香り、
それは彼のような未熟者が決して口にしてはいけない魔の乳であった

ごく・・ ごく・・ ごく・・
魔女のおっぱいに赤子のように吸い付き、夢中で喉を鳴らす少年
もはや手遅れであった
彼の頭の中の記憶がどんどん消えていく、楽しかったこと、
辛かったこと、仲間達との冒険、その顔その声、全てを魔の乳が
洗い流していく
そして新たな記憶が頭に刻まれていく、優しく乳を与えてくれた
主の存在というものを
どのような理不尽な扱いを受けようと構わない奴隷の精神を
とくんとくんと脳に刻みつけられて行く
10魔女と駆出し冒険者1-6:2008/03/14(金) 23:51:54 ID:WBnLAW3Y
ぷはぁ〜・・
一旦、授乳は中断、しかし少年はまだ欲しそうにふるふると口が震えている
「さあ、まだ欲しければ答えるのじゃ  おまえは何者じゃ?」
「うぅ・・ あ・・ あなたの・・ しも・・べ」
「上出来じゃ これからおまえは、我が命には絶対逆らえぬ」
「は・・ ふぁい・・ その・・とおり でしゅ」
「ふふ、よろしい ご褒美じゃ、さあ召し上がるがよい」
哀れな少年は、むぐぅ!・・と魔女のおっぱいに待ってましたとばかり被り付く

んぐ・・ んぐ・・
夢中で乳を啜るその頭を魔女は撫でながら抱え込む
「ああ・・ わが・・ぼうや」
魔女も乳を吸われる快感に身をやつす

魔の乳が少年の五臓六腑に染み渡り、強烈な媚薬効果にいつしか
彼の股間もぎんぎんになっていった

「そこまでじゃ」
下僕の顔を、己の胸から引き剥がす魔女
「それでは、我が子よ さんざん馳走してやったお返しに
 今度は我に馳走せよ」

素っ裸で向かい合って立つ、女主人と少年奴隷
「我の足許に膝まづけ」
少年は命じられた通りにする、その目の前には魔女の濃い森と
その中に咲く淫花があった
「さあ、奉仕するのじゃ 我が森をおまえの舌と指で潤すがよい」

魔女の毛深い森の奥に咲き誇る、悪魔の華に舌を伸ばす少年
その淫花は、これまでどれだけの男を篭絡し精を搾り取って来たか
知れぬにも関わらず、見た目は可憐さを装って、少年剣士の眼前に
妖しく咲いていた

ぺろぺろ・・
仁王立ちしている魔女の森に被りつき、舌を突き出して必死に奉仕する
「そうそう・・ そうじゃ・・ ふふ・・なかなかの手際じゃ」
自ら胸を揉みしだきながら、下僕の奉仕に身を捩る魔女
「そこ! そこじゃ・・ そこをもっと・・念入りに・・ 
 そう! そうじゃ・・あふぅ・・」
魔女の口から、甘い喘ぎが漏れた
じゅる・・ じゅるぅ・・
少年は魔女の花弁の奥から溢れ出した蜜を存分に啜らされた
11魔女と駆出し冒険者1-7:2008/03/14(金) 23:54:11 ID:WBnLAW3Y
「ふふぅ・・ すっかり、興奮してきたわ」
「さあ、ぼうや 仰向けになって寝転ぶがよい」
指示された通り、床に寝転ぶ少年、その上に魔女が跨った
そして、彼の天を向いて激しく勃起してる肉棒を掴むと、
潤った自らの森の中にぷちゅっと宛がった
「うう・・・」
先っぽに感じる生温かい感触に少年が唸る
「ああ!・・ やめて! やめてぇ!!」
脇で少女が叫ぶ

「これより、我々は主と従者として正式に契りを結ぶ
 我は主として、おまえを抱く
 娘よ、よく見ているのじゃ、我等が繋がるところを」
そう宣言すると、女主人の白い豊かな腰がゆっくりと沈み始めた
ず・・ ぬ・・
魔女の森の奥に咲いた毒花がぱっくりと口を開けて、
少年の未使の肉棒を露を吹きながら呑み込んで行く
「ぐぅ!・・ うぁ・・」
その、あまりにも生温かく、ぬるぬるとした感触に少年は身を震わせる

ぐ・・じゅぅ
肉の絡み合う水音を立てながら、魔女の尻が少年の骨盤の上に腰掛けた
魔女の毒花は、少年のソーセージを根元までずっちりと呑み込んで
しまっていた
「どうじゃ? 初めて女を貫いた気分は 我等は肉体の契りを結んだ、
 もうお前は私のもの」
「う!・・・ !・・・ ・・」
あまりの快感でろくに声も出せない少年
「ふふ・・ この子、我が奥で熱くなって震えておるわ
 我が深淵で体温を一つにすること、かなり気に入ったようじゃな
 それでは、もっと熱くなって溶け合おうぞ・・・」
魔女の腰が妖しく蠢き出す
「う!・・ うう!・・」
女の蜜壷が液を溢れさせて、その中のひ弱なソーセージを舐めずった
瞬く間に、射精意を催してくる少年
「ふふ・・ まだ・・ まだじゃ
 儀式は開始されたばかり・・・ 簡単に天国にはいかせぬぞ」
「ぐ!・・ はあぁ!!」
フェラチオの時同様、魔法で堰き止められ、少年は頭を振って身悶えた
12魔女と駆出し冒険者1-8:2008/03/14(金) 23:56:58 ID:WBnLAW3Y
森の奥のやや開けた場所、すっかり脱力した若い体の上で、
熟れた女の体が波打っている
紫の髪が振り乱れ、白い豊かな乳房と尻が揺れ動く
「ああ・・ ああ・・ ああぅ・・・」
魔女の動きにあわせて少年はうなされたような息を吐く
「ふ・・ ふふ・・・うふふ・・・」
艶かしく蠢く腰つきと対照的な、冷めた表情が薄ら笑いを浮かべて
それを見下ろしていた

終始、二人の様子を眺めさせられる少女
幼馴染でもある彼と魔女の淫らな行いの数々、
やんちゃで強がり、時に優しくて、ちょっぴり意地悪で・・・

それが今は、淫婦に押し倒され、慰み者にされていた
「ひどい・・・」
唇を震わし、目から止め処なく涙が溢れる
魔女に篭絡される彼の顔はもはや人の顔と呼ぶのも憚れるほどに、
視線の無い虚ろな目、鼻の下は伸び切り、鼻水と涎と喘ぎ声を
垂れ流す、まさに廃人同然であった
「しっかり・・ しっかり! しっかりしなさい!!」
「お願い! 目をさまして! おねがい・・だから・・・」
恍惚の表情を浮べ、魔女の肌に虜にされた彼に、幼馴染の声は
届いていない

魔女が冷ややかな視線を横目で少女に向ける
そして、そのままゆっくりと彼の緩み切った口に己の濃い紅色の唇を
重ねてみせた
「んふぅ・・・」
「ん・・ぐぅ・・」
接吻しながら、交わる魔女と少年
一回り以上も歳上の女主人の首に従者の少年が、遂に下から腕を回して
抱き止めた
「そんな・・・」
もはや相棒は、頭を真っ白にして奴隷として主の抱擁を心から享受していた
13魔女と駆出し冒険者1-9:2008/03/15(土) 00:00:06 ID:WBnLAW3Y
地面の上で熱く交わりを繰り広げる魔女と少年
今や完全に抱き締めあい、泥と汗に塗れながら少年の脚と
魔女の脚は二匹の蛇のように絡み合っていた
「どう・・じゃ われとの・・交わり・・ よいか? よいのか?」
「あ・・ が・・ いい・・ とても・・ いい・・・」
少年の胸板の上を魔女の豊満な胸がむぬむぬと揉むように
滑り捲くり、互いの汗を塗り込み合う
「ん・・ おぅ・・ われも・・ とろけ・・そうじゃ・・・」
「さあ・・ もっと・・たがいを・・ きざみ・・あうのじゃ もっと・・」
魔女と少年はいよいよ過熱していく

「あ・・ あ・・ あ・・ あぁ・・・」
魔女の顔の表面に変化が生じ始める、白い顔が紅く染まり始め
終始冷ややかだった視線が潤み始める
いよいよ魔女が絶頂を迎えようとしているのだ
「うぁ!・・ ふぁう!・・ あひぅ!」
少年は相変わらず女みたいな声で喘がさせられている
「う!・・ふぅ! いい!・・ いいわ!・・ ふふ!・・ はふ!・・」
狂おしく腰を振る魔女の声に切なさが加わる

「ふぅ・・ さぁ・・ いく・・ いくわえ・・ おまえの・・
 すべて・・ われに・・ ささげ・・つくすのじゃぁ!・・・」
「あ! はひゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!・・・」
絶頂を迎える魔女
びくびくと、全身を震わせ、腰の奥に咥え込んだ少年を搾り上げた
「うひ!・・ ぶはあ!!」
堰が崩れ、一気に魔女の深淵で精を爆発させる少年
「あひ・・ ふひ・・」
ぐしょぐしょの陰花に押し付けられた少年の嚢は、びくびくと魔女の
子宮に屈服の精汁を献上し続けた
「おおぉ・・ 熱いぞ・・ なんと濃い・・さすが・・若い・・
 ふふぅ・・・ よいぞ・・ ふふふぅ・・・」
魔女は舌なめずりしながら、新鮮な精を子宮に受ける感覚を味わう
ぶるぶると快感に震える太ももに何本もの白い河が出来た
14名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:02:28 ID:18Z3kLVs
>>7
専ブラ、IE、Firefoxどれで見てもまだ455KBなんだけど?
何使ってるの?
15魔女と駆出し冒険者1-10:2008/03/15(土) 00:02:50 ID:WBnLAW3Y
契りの儀が終わり、ようやく離れる魔女と少年
魔女の淵穴から豪快に溢れたものが、地面に染みを作っていた

うわ言を言いながら、ぐったりとしている少年の髪を魔女が掴んで
持ち上げる
「あぐぅ!」
「寝てる暇なぞ無いぞ、我はまだ一度しかいってないでの」
「さあ、今度はおまえが上になって我を狂わすのじゃ」
それを見ていた少女が叫ぶ
「・・お願い、もう許して! それ以上やったら死んじゃうわ!」
「何をぬかすか 
 我を討伐に来て置いて、今尚命があること自体ありがたく思え!」


すると、草の陰から足音が近づいてきた
「ご主人さま・・・
 あ・・、わは、なんと・・ 真っ最中でごぜえやしたか・・・」
背が低く、顔中イボだらけの醜いせむし男がのそりと現れた

素っ裸の魔女が腕組みしながら尋ねる
「なんじゃおまえ、生きておったのか」
「へ、へい、こいつらに負けそうになって、死んだふりしてたでげす」
「まったく、とことん戦いでは役に立たぬ奴じゃ」
この男は元々通りすがりの旅人だったのだが、魔女に怪しげな薬を
呑まされ、醜い姿に変えられて、使い走りをさせられていたのだ

「まあ、いいわ
 我は今、機嫌がいい だいぶ長い間報酬をくれてなかったから
 その小娘をおまえにくれてやる」
ぼりぼりと腹を掻く男の顔ににや〜と不気味な笑みが浮かぶ
「ほんとでげすか?」
「その娘は、使い魔どものいけにえにしてくれようと思っておるが
 そうする前におまえの玩具にしてよいぞ
 そんなわけじゃ、くれぐれも殺さぬように」
「へへえ・・・
 それじゃ、気の変わらねえうちに頂いていくでやす」

少女の顔に焦りの色がみるみる広がっていく
「いや・・・ いや! ぜったいいやよ!!」
男は少女の水色の髪を掴むと、ずるずると自分の小屋に引き摺っていった
「うう! 離せ! 離してぇーー!!!」
彼女の歪んだ瞳の中で、地面に寝転んだ魔女に圧し掛かり、自らその中に
入っていく少年の姿が次第に小さくなっていった

(続く)
16名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:14:40 ID:CDF5mjgh
>>1 ID:WBnLAW3Y
こっちでは456kbって表示されていますがそちらでは502kbと表示されている不思議。

それはともかく、スレ立て&投下、乙&GJでした。
17名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:14:43 ID:YOIUhFcS
>>14
IEだよ
DLしちゃうと容量増えちゃうのか、知らんかった

プロパティで見ると500788バイトだね
うむむ・・・立てちゃったので、責任もって何か向こうに別の投下するよ
18名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:18:25 ID:YOIUhFcS
>>16
慌てもんですんません
これの続きは明日以降投下させてもらいます
19名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:22:35 ID:1KSf7K2T
なにはともあれ投下乙です
203:2008/03/16(日) 10:58:11 ID:Xk7m0Bz7
>>15からの続き行きます
21魔女と駆出し冒険者2-1:2008/03/16(日) 10:59:45 ID:Xk7m0Bz7
一週間前・・
「なんだ、おまえも、ついてくる気かよ」
「そうよ、あんただけじゃ心配だもの」
魔女退治に出かける知り合いの高名な戦士と
その友人の魔道士
彼らに幼馴染の剣士見習の少年が同行したいと申し出て、
心配だからと彼女も随伴することになった
「・・・無理はしないでね」
「大丈夫よお母さん、必ず帰って来るから」
一人前にローブを纏って杖を携え、水色のショートカットに
三角帽子を載せたグリーンの瞳のそばかす少女はにっこりと
微笑んで村を後にした

それから数日後、山の中で戦士達とはぐれてしまい、
二人だけで彷徨っているところを魔女に遭遇したのだ
いや待ち伏せされてたと言ったほうが正解かもしれない
この山は魔女のホームグラウンドだ
恐らくはぐれたのも偶然では無いだろう



狭い炭焼き小屋の埃臭い床の上に小柄な少女は転がされていた
魔女にかけられた魔法により、身体にまったく力が入らない
それをせむしのブ男が見下ろしている

小柄な少女より尚背が低く、はげ頭の茶色いイボだらけの肌、
濁った赤い眼、蛙のようにでっぷりとした体にずんぐりと短い
手足と指が生えている
これ以上醜い男も早々見当たらないというほどのブ男

「格好だけは、魔法使いですのお
 でもかっこだけじゃ、あのババァ・・ ご主人には勝てやせんぞ」
「な!何よ! あんたは一発火の玉がかすっただけで、
 ぶっ倒れたくせに!
 えらそうに言わないでよ!」
「気の強いお嬢ちゃんだべ、自分の立場をとくと教えてやらんと
 いかんべ」
男は鋏を取り出すと娘の襟元に手をかけた
じょきじょきじょきじょき
「あ!! やめ! やめろぉ!!」
紺色のローブはボロ布となって散乱した
透き通るような白い肌が露になる
22魔女と駆出し冒険者2-2:2008/03/16(日) 11:02:35 ID:Xk7m0Bz7
「ううむ、髪の色と同じ水色の下着か、よっぽど青が好きなんだね〜♪」
じょきじょきじょきじょき
「・・ああ やめ・・て・・・」
遂に産まれたままの姿に解剖されてしまった少女
手足を縮めて身を堅くした

「おやおや、すっぽんぽんになって、だいぶしおらしくなったがね」
「うう・・・」
男の手が短い水色髪をぐっと引っ張った
「あう!」
すくめていた身を強引に伸ばされる

「いいかい嬢ちゃん、おいらが飽きたら、おめえさんは使い魔の
 餌にされちまうだよ
 だから、生きていたかったら、しっかりおいらに気に入られねえと
 いけねえだ」
「・・・それにしても、まるで妖精みたいな身体だなや
 へへ・・かわいいオッパイだなぁ」
男のむくんだ太い指が少女の膨らみかけの胸に伸びてきた
「ん!・・ さわ・・るなぁ・・」
まだ芯のある青い胸を揉まれ少女から辛そうな息が漏れる
「ううむ、すべすべだのお、すごい張りだもっと揉んだろ」

もみもみもみもみ・・
「んん! いた・・ もぉ・・もまないで・・・」
羞恥を感じる間もなく、顔を顰める少女
「感触いいのお、水を弾く肌かあ、ほんとに弾くか試してみんべ」
男はべろりと舌なめずりした

べろ・・ぺちゃ・・・
平べったい巨大ナメクジが少女の胸を這いずる
「あう・・・ きもち・・わる・・・」
「ん〜ん、くり〜みぃかつ、じゅ〜しぃ〜♪ 初々しくてたまらん」
ちゅっ! ちゅっ! ちゅぱ!ちゅぱ!
わざとらしく音を立てて、分厚いタラコ唇に野イチゴのような乳首を
吸い立てられる
「ぐ! うう! やめ・・やめろ・・・」
23魔女と駆出し冒険者2-3:2008/03/16(日) 11:05:31 ID:Xk7m0Bz7
「泣きたいのかい? うんと泣けばいいよ、我慢は身体によくねえだ」
歯を食いしばって羞恥に耐える少女
その間にも、せむし男はほんのりと甘酸っぱい香りのする娘の身体に
己の臭い息と唾液を塗りつけ回るのだった

「お嬢ちゃん、初めてだよな ぽっこり下腹かわいいね」
少女の腹をさすりながら、臍を舌でほじる
「んん! くぅ!・・・」
くすぐったさに耐えようと、一層歯を食いしばり、ぶるぶると身を震わせた
男の頭は下に移動する
「薄くてここもかわいいね、草原の若葉てか
 あのババアの不帰ずの森と大違いだなや」

「あう!」
少女の身体が一瞬ぴくんと跳ねる
彼女の蕾にざらついたナメクジが取り憑いたのだ

ぬろ・・ぬろ・・ ぺちゃ・・ぺちゃ・・
「あ! いや! やめ!・・・」
少女は精一杯腰を揺すって抵抗する
しかし、ほっそりとした太ももをがっしりと捕らえられ、若葉の園に
嵌り込んだイボ顔を引き剥がすには到底及ばなかった
「んん〜 ジュースが滲んできた、きた♪
 おいらの愛撫で感じてるのかや〜」
じゅぷ! じゅるじゅるじゅるぅぅ〜〜〜
「ん!あぅ!・・・」
((たすけて! おかあさぁん!!))
心に中で悲痛な叫びをあげる少女を、ブ男は徹底的に啜りあげ
穢し捲くった
24魔女と駆出し冒険者2-4:2008/03/16(日) 11:07:49 ID:Xk7m0Bz7
「はあ・・ はあ・・」
男の手垢と涎塗れでぐったりとした少女におぞましい影がかかる
「何、疲れてんだ? 若いくせに体力無いな
 それじゃ、本格的に結婚の準備だ」
何時の間にか着てるものを脱ぎ捨てたせむし男が
股間の歪な野太いソーセージを振り立てて迫ってくる
「ひ! な! こ・・こないで!・・・」
「ほれ、咥えろ おいらのソーセージの皮むきするだ」
少女の青くなった顔に臭い代物を近づける
「う! くっ!・・さぁい!」
「何言ってんだ!! これから亭主になる男のいうことが聞けねえか!!
 とっととくわえろ!」
少女の鼻をつまんで無理やり口を開かせ、一気に喉まで突き込んだ
「むぐ! ずぅ!・・・」
男はそのまま少女の頭を掴んでグラインドさせ始めた

ぐぐ・・ ぐちゅ・・ ぐぬ・・
「へへへ〜・・・ たまんねえな・・・
 しっかり・・ベロで皮むきすんだぞ・・・」
「ん・・ う・・・ げぼ・・・」
魔法であごに力が入らない娘はいいように口を辱められた

「げほ! けほっ!・・・」
うずくまって咽ぶ少女
口の中に嫌なニオイと味が残る

そんな娘の脚の間を、”どっこらせ”とくぐるようにせむし男が
潜りこんで来た
「さて、これからいよいよ、おいらとおめえの結婚式だ
 おめえがしっかりと口で剥いたソーセージ、腹の中に
 ご馳走してやっからな」
25魔女と駆出し冒険者2-5:2008/03/16(日) 11:10:06 ID:Xk7m0Bz7
男の指が少女の下の蕾んだ唇をむりっと左右に広げ、
ドス黒いソーセージの先を咥えさせた
ぐ・・ちゅ・・
「!!!・・ な?!・・いた!・・・」
自分の身に起こってる出来事にようやく感ずく少女
「いや!! いやよ!! やめろ! やめてぇ!!」
「ほれ! じたばたすんじゃね!」
小男はがっしりと少女の細い腰を両腕で抱え込む
「いやよ! いやです! それだけは!かんべんして! おねが!・・・
 !あ!!・・・っうぅ!・・・」
小男が腰をぐぐっと押し出すのが見えた瞬間、
ずき!と生身が裂かれるような痛みが股の間から脳天を突き抜けた

「ふひ・・かたいな」
「あ・・・ ぃ・・・」
少女はかっと目を見開き、ぶるぶると天井を仰いでいた
小男の腰がさらにずり上がった
「ぎ!! はぁ!!・・・」
少女の体内、引き千切った彼女の純潔をひっかけたまま
男の黒ソーセージは、未開の園を、奥の泉までその形に道を
切り開いていた

「ひ・・ へへへ・・ 根元まで・・くわせたぞ
 おめえは・・・ これで・・ おいらの・・嫁さんだ」
「あ・・・ ああ・・・」
小男は、貫通の衝撃で弾む少女の胸に顔をうずめながら
ふつふつと達成感をこみ上げていた
「お・・かあ・・・さん・・・」
少女の目から遂に涙が溢れ出した
26魔女と駆出し冒険者2-6:2008/03/16(日) 11:23:06 ID:Xk7m0Bz7
ぴー! ぴぴぴ・・・
森の中にひっそりと建つ半分崩れた炭焼き小屋
の屋根の上で小鳥がさえずっている
そこに小屋の中から流れる不協和音が混じる

ぎ・・ ぎ・・ ぎし・・・
「ふ・・ ふぅ・・ ふひひ」
「う・・ うぅ・・ つ・・・」
壁の隙間から漏れる、埃の溜まった床が軋む音と、
男の快感混じりのだみ声と、少女の涙混じりの嗚咽

透き通るように白い肌と、茶色のぶよぶよの肌が重なり合って、
湯気を立てていた
「へ・・ へへ・・ おいら達・・ 昼間だけんど・・初夜、だでよ・・
 ど・・どうだぁ? うれし・・恥ずかし・・ 初めての・・男との嵌めあい・・
 お・・おいらを・・ 感じる・・かぁ?」 
くの字に開いた青々とした太ももの間に嵌り込んだ、しみだらけの腰が
ゆっくりと少女を掻き回している

ちょろちょろ・・とどこからともなくネズミが入り込んで来て
密着して蠢く二人の腰の真下にうずくまった
ず・・ ず・・ ずちゅ・・
湿った音を立てながら、液塗れになって抜き挿ししあってる肉棒と
肉花を不思議そうに眺めながら、花の中から流れ落ちた鮮血を
ちろちろと舐めた

「う・・ く・・ つぅ・・・」
産まれて初めて異性からの抱擁を受ける少女
男の欲望任せの律動に悲痛な声を吐かせられる

彼女も年頃、いっぱしに恋を夢見ていた
((こ・・ これが・・・ セッ・・クス?・・・ こん・・こんな・・
  こんな、野獣・・・と・・・))
しかし現実は、おぞましい半魔物化した男に、粗末な床の上で
強引に体験させられていた

自分の身体の中で、生温かい物がのたうち、
ズキズキと痺れるような痛覚で身を撓らせられる
((恋人同士が・・・ することを・・・ 夫婦で・・するべき・・ことを・・・
  こんな・・・ こんな・・・ バケモノと・・・ いや・・ いやぁ!
  いやああああぁぁぁ!!!・・・あ・・・ぁ・・・ぁ・・・))
少女の絶望の叫びがそのバケモノに揺らされる小さな胸の奥で弾ける
その薄い谷間に、支配者面した醜い男の涎がボタボタ、垂れ落ちた
27魔女と駆出し冒険者2-7:2008/03/16(日) 11:25:53 ID:Xk7m0Bz7
「しっかし・・き・・ついなぁ・・ おめえの・・マンコ・・
 おいらのソーセージ・・ 愛おしく・・しめつけて・・くるでよ・・
 そんなにも・・・ おいらのソーセージ・・美味いだか」
ず! ずぅ! ぎ! ぎしぃ!
二人の交わる旋律の熱気がさらに増す
「う! ぐ! い! だぁ!・・・いぃ!」
「い・・ひひひ・・・ いいなあ・・ いいきもち・・だなやぁ
 もっと・・ もっと・・・ 食わせてやる・・ だがやぁ」
男は少女を羽交い絞めにし、そのこなれていない下腹の奥で
情け容赦なくのたうち回った
「・・! ・・! ・・! ・・! ・・!」
少女の眉間に深い皺がより、ぎりぎりと歯が鳴る、もはや声も出ない
男の興奮はいよいよ頂点近く、己の熱情の印を注ぐ体勢に入る
「ふ! ふん! でる! でるど!・・・ んん!!」
少女の初々しい花の底で小男は遂に己の分身をどぷっ!と開放させた
「あ・・・」
清らかな泉に、濁ったものが流れ込む

「全部! 一滴残らず! 種蒔かねえと! ね」
「く・・・   う・・・   ん・・・」
小男は腰をぐりぐり押し付け、少女の中に貪欲に吐き捲くる
少女は声にならない音を口から漏らし続けていた

「はあ・・ はあ・・ おいらたち・・ しっぽり・・ 愛し合った・・だな
 すっかり・・夫婦だなや・・ おいらの泡盛で、おめえの腹ん中
 ぱんぱんだべ、ふっひひ♪
 ・・・さて、小便してくるべ」

外から男の鼻歌が聞こえてくる
いまだ、ぶっとい異物に嵌りこまれてる感覚が抜けない
内も外もひりひりとして動かせない
何かねっとりとしたものが、身体の中から溢れ、お尻から太ももに
伝い流れている
「よごされて・・・ しまった・・・」
絶望に暮れる少女、もはや流す涙も枯れていた
28魔女と駆出し冒険者2-8:2008/03/16(日) 11:29:16 ID:Xk7m0Bz7
「そういえば、まだ新郎新婦の口付けしてなかったな
 おいらとしたことが」
べろぉ〜と一回舌なめずりすると、ガマガエルのような口が
猛烈な口臭と共に少女の可憐な唇をぐちゅぅ!と塞ぎ込んだ
「んぶぅ!・・・」
ぐちゅ! ぐちゅぅ!・・
イボだらけの顔と、ソバカス顔が噛み合い熱烈な接吻を交わす
「ぐ!・・・ぬふぅ・・」
男の息と口臭、そのあまりの悪臭に失神しそうになる

「ふ・・ ひひ・・ つれえ・・か? そう・・だろうな 処女・・だったの
 だからな・・
 おいらの・・ ねえちゃんも・・ 泣いてた・・なぁ・・・」
せむし男は、ぼつぼつと語り始めた
「おいらなぁ・・ 母ちゃんと・・姉ちゃんと・・
 三人でここを・・通りかかって・・あいつに遭遇した・・ 
 姉ちゃん・・ 結婚するんで・・相手のいる村へ・・ 行く途中・・だった」

「あいつ・・ おいらに言ったんだ・・・ 母ちゃんと・・姉ちゃん・・ 
 この場で犯せ・・て ・・そしたら・・助けてやる・・て
 おいら・・言われた通りにしたよ・・・ 
 でも・・あの魔女・・ 約束破った・・・ 母ちゃんと姉ちゃん・・・ 
 使い魔の餌に・・された・・・」
29魔女と駆出し冒険者2-9:2008/03/16(日) 11:30:57 ID:Xk7m0Bz7
「おいらだけ・・・ 助けられて・・ こんな格好にされて・・奴隷になった
 それから・・ 婚約者を捜しに・・・ おいらの義兄になるわけだった人が
 ・・・冒険者と一緒に・・ 捜しに来た」

「・・あいつには歯が立たなかった・・・全員やられた・・・
 一団には・・・女も・・混じってた・・・
 あの魔女・・・ 倒れてる義兄たちに言った・・・ 
 ”その女犯せ、さすれば助ける”と」

「すると・・・全員・・ 銘々の方法で・・ 自害しやがった・・・
 おいらは・・ 気付いた・・ なんでおいらだけ・・・助けられたのか」
「ひ・・へへ・・ やられて、悔しいか?・・・ おいらが・・今まで
 あいつにされてきたことから比べりゃ・・・
 こんなの・・なんでもねえ・・べさ
 処女のマンコの・・・百じゃおっつねえくらいのこと・・・
 あいつにされて来ただ」

「こんな姿に!・・変えられて・・ そんな・・・ひどい目にあってんなら・・ 
 死ねばいいと・・・思う?
 死なねえ・・・ 死ねねえ! 死ねねぇだよ! ひゃはは!」
口を深く咥え合ったままの二人
少女は相変わらず朦朧としている
せむし男はいつしか涙と鼻水で醜い顔を一層くちゃくちゃにしていた
30魔女と駆出し冒険者2-10:2008/03/16(日) 11:33:40 ID:Xk7m0Bz7
せむし男は汚いソーセージを掴んで再び少女に宛がった
「それじゃ、また、夫婦の営みやるべ」
そのまま、ゆっくりと嵌め込んだ
「く・・・ ふ・・・」
またあの詰め込まれる生温かい感触に少女は軽く息を漏らす
「ふひぃ・・・ またおいら達、一つになったど
 ひひ・・ おいらを感じるかい? おめえの中で、びくびくしてるべ?
 おいらも、気持ちいいだよ・・・さあ、 一生懸命、愛し合うべ」
重なり合った妖精のような肉体と巨大蝦蟇のような肉体が動物的な
動きを開始した


ぎっし ぎっし・・・
少女とせむし男が床の上で埃と汗に塗れて二度目のセックスに励んでいる
真横から彼女に取り付いて貫く小男、
ずんぐりした毛むくじゃらの足と、ほっそりとした白い足が絡み合い、
ぼさぼさの黒い陰毛と、薄い緑の陰毛が二人の液に塗れて
くちゃくちゃと縺れ合う

「どうだ?嬢ちゃん・・ おめえの下ん口はすっかりおいらのおソーセージと
 仲良しだなや おいら達・・おしどり夫婦だなぁ」
横から乳房を弄られながら、のんびりと汚い物を抜き挿しされる
突き抜かれる度、先程腹の中に出された白濁液が 
ぷじゅ・・ じゅぴゅ・・と外に掻き出される
「なんだか、もったいねえなあ・・ せっかくあんなにぶち込んでやったのに・・
 また、たっぷり種蒔きしてやっからな・・」
楽しそうに励むせむし男を余所に、少女自身は虚ろな視線で
揺らされるばかり

やがて打刻の勢いが早くなる
力の抜け切った少女の体を、がくんがくん突き捲くる
「あう! はう! あう!・・・」
男の動きに合わせ、白い肌が波打ち、水色の短い髪が汗を撒き散らす

「ふう! ふぅ! さあ! さああ! また・・ 種蒔きだぁ!!」
一人忙しげに腰を振る小男の汚い腰が娘の股を割るようにめり込む
その体の奥で、また熱い粘った液がびゅるびゅると、汚濁を厚塗りした
31魔女と駆出し冒険者2-11:2008/03/16(日) 11:39:54 ID:Xk7m0Bz7
ズドオオオオオオオオオオオ!!!!!!
森の奥から凄まじい轟音が鳴り響いた

「な! なんだべ!!」
裸のまま、外に飛び出すせむし男
それと同時に、森中に轟き渡る女の悲鳴

「こ!こりゃ、ご主人様の声!ま、まさか!!・・・」
紛れもなく魔女の断末魔の叫びであった
ばさばさと鳥が飛び立つ音がしたかと思うと、周囲の視界を
遮っていた木立が順次消滅していく
魔女が死に、魔法の効力も消失していった

気がつくと広い原野にぽつんと立っていた
いや、自分以外にもう三人そこにいた

魔女の慰み者にされていた少年が裸でうずくまって震えている
それを介抱する白髭を蓄えた老人と
血塗れた剣と魔女の首を腕に下げた、がっしりとした男
「お・・あ、あんたら! あんたらがあのババアを
 やっつけてくれたんかや!
 いやあ、いかった!いかった!」

老人が腕を広げると、消滅した炭焼き小屋のあった位置
今では草むらとなった場所にぐったりと倒れている少女が、すぅーと
浮かび上がり、少年の横にそっと横たえられた

「おいらも!おいらも!あの女の犠牲者だっただよ!
 信じて! 信じてくれるよね! ね!」
醜い面に、不気味な笑みを満面浮かべてるストリップ男に対し
魔女を討った男は剣で応えた
「ぴぎ!」
妙な声を残して、せむし男はまっぷたつに飛び散った


魔女は倒された、しかし戦士達が村に帰り着いても沸き立つ
ことはなかった

娘の頭を抱く母親を見つめる戦士
魔女が死に際に放った言葉を思い出していた

”あの娘を殺せ
 さもないと将来、我の二の舞になるやもしれぬでな ”

(終わり)
32名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 08:46:22 ID:QVWiY2T1
ほしゅ
33名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22:33:26 ID:GEP+jaQR
投下します。

以下の要素が嫌いな方はスルーでお願いします。
女×女、噴乳

エロは11レス目から
>>44 予定
34神魔開戦 1/18:2008/03/18(火) 22:35:42 ID:GEP+jaQR
 世界が三層構造であるとの発見がされてから、既に長い年月が経っていた。
三層が、神界、人界、魔界で構成されている事は、今や広く知れ渡っている。
但し、どの世界が最初に出来たかについては、諸説別れる所だ。
ある者は神人が人を創造し、堕落した神人が魔人となったと言う。
神界での主流はこの見方。
ある者は魔人が人と人界を作り、人と交わり過ぎた魔人が、
魔界と断絶すべく神界に篭ったと言う。
これが魔界を代表する見方。
ごく少数ではあるが、人が最初に産まれ、神人も魔人も人から派生したという見方もある。
それが少数意見に過ぎないのは、この三層構造に人だけが気付いていないからだ。
圧倒的多数種族である人族がこの三つの説を知ったら、
少数派はたちまち大多数派に変化を遂げるだろう。
 ただ、いずれが解答であるにせよ、現象を発見したのは神人と魔人であり、
それはほぼ同時だった。
交わる筈のない互いの世界が繋がり、神人と魔人は出会った。
出会ってすぐ、二つの種族は反発しあった。
肉体も知識も総数も均衡する二種族は、衝突を繰り返し、
やがてそれは三層目の世界を発見するに至って、沈静化する。
神人も魔人も、人界への興味が、相手への憎悪を上回った。
相互干渉を禁じる契約が神界と魔界の間で結ばれてから、千数百年。
築かれた均衡は、僅かな綻びを生じ始めている。
35神魔開戦 2/18:2008/03/18(火) 22:36:27 ID:GEP+jaQR
 魔界に住むは魔人。
魔人の中にも幾つかの亜種が存在し、魔界を統べる女王の血族を淫魔と呼ぶ。
額に角、背に羽を持つ彼女らは、神人、魔人を問わず、あらゆる種族の精気を吸い尽くす。
女王の齢は二千を越えるが、その肉体は常に若々しい水気に満ちていた。
これまでに娘を十人程産み落としたが、目下の悩みは一番最後に産んだ娘の事。
悩みの種は、今また、女王の目の前に立っている。
「女王はいつになったら神界に攻め入るつもりか」
つり目気味の目尻を更に上げて、幾度となくそう問い掛ける小娘。
女王は玉座に凭れて、ため息をついた。
「いずれは滅ぼすつもりじゃが、今はまだ早い。そう急くでない」
「いずれいずれと言ってもう百年になる」
二百にも見たない小娘の体つきは細く、淫魔に相応しくない。
三層いずれの種族も魅惑する自分の体から、
何故このような娘が産まれたのか、女王は時々疑問に思う。
「百年など、我らの命に比ぶれば如何ほどの価値があろう。
今は大人しゅう人の精を集めるのじゃ。
聞けばお前は神界に出歩いているそうな。
ディスパイスドゥルとわらわとの、小指の契約を忘れてはおるまい?
ヤツの小指がわらわを見、わらわの小指がヤツを見ておる。
互いに直接干渉は出来ぬ。故に人を介するのじゃ」
「人はつまらない。あまりにも簡単に取り込める。
神人相手が、私には面白い」
娘は黒い翼を広げた。
「ならんぞルラ」
女王が声を上げた時、年若い淫魔の両足は既に地面を離れていた。
両翼を大きく一度羽ばたかせると、道を塞ぐ衛兵の間を巧みにすり抜けて、
風のように飛び去っていく。
あの様子では、一気に城の外まで逃げ出す事だろう。
小娘と言えど女王の子だ。
本気となれば、連れ帰るには他の娘達を呼び戻すか、女王自身が出るしかない。
女王は手の平を顔の前に掲げた。
「あやつはわらわが止める。手を出すでないぞ、ディスパイスドゥル」
玉座の前に投げ出した足を組み替えると、小指に向かって呟くように、そう語り掛けた。
36神魔開戦 3/18:2008/03/18(火) 22:36:59 ID:GEP+jaQR
 神界に住むは神人。
日の差し込む神殿を、二人の神人が歩いている。
二人の顔は同じ高さにあったが、一人は背が高く、一人は背が低い。
「ジジィが俺に何の用件か、聞いているか?」
小さな方が、隣を歩く大きな神人に尋ねた。
背中の翼を繊細に操って、自分の体を相手の視線の高さに合わせている。
「さぁな。俺はお前を大神に元に連れていくよう、上司から指示を受けただけだよ。
だが、心当たりなら幾らでもあるんじゃないか?
例えば人界の雌を飼ってるって噂とか」
「アレの飼育は俺の仕事に不可欠だ」
「おいおい・・・。監視局員の前で堂々と契約違反を口にするなよ。
人界に行くのはいいが、連れ込むのはご法度だ」
「俺に戦術開発を命じたのがジジィである以上、言わばあれはジジィの命令だ。
いずれ魔界との衝突が避けられないのなら、契約もその時点で反故になる」
「見た目に似合わず大胆なヤツだよ、お前は」
小さい方が高い方を睨みつけたが、相手は気づかないふりで続けた。
「出来れば俺に余命のあるうちは、開戦して欲しくないね。
いっそお前一人で魔人を根絶やしにしてくれよ。
お前なら誰にも負けやしないだろう」
「負けない事と勝つ事は、同義ではない」
二人の前に、巨大な扉が立ち塞がった。
小さな神人は地面に降りると、翼を畳み込んだ。
二本の足で立つと、彼は隣の神人の腰程までの背丈しかない。
「種さえ判れば、俺を無効化する方法等、幾らでもある。
知っているだろう?」
「ああ、ガキの頃からさんざん聞かされたからな。
サーフェスとだけは喧嘩するなって」
背の高い方が、扉を開けた。背の低い方だけが扉を潜った。
「争う事のない相手に、勝つ手は無い」
扉が閉まる前に、彼は言い残した。
37神魔開戦 4/18:2008/03/18(火) 22:37:30 ID:GEP+jaQR
扉の奥は謁見の間だ。
大神と、彼に拝謁する者だけの広間。
サーフェスの目の前で、ディスパイスドゥルは右手を掲げて見せた。
皺枯れて骨ばった手の中で、一本の指だけが別の生き物のように瑞々しい。
小指だった。
「この所、魔人がこの世に出没しておる噂、聞いておるか?」
小さな神人は水の詰まった円柱を見上げて、「いいや」と答えた。
彼の十倍以上の高さにある天井から床までを、透明な円柱が繋いでいる。
円柱の中は液体で満たされ、その中に老いた神人が浮かんでいた。
もはや骨と皮だけの老神人の名はディスパイスドゥル。
神界と共に産まれたとも噂される大神。
神界を掌握する王だった。
「契約を破った魔人が一匹、神界に時折紛れ込んでは、同胞の精気を食らっておる。
小指によれば、其の者はエスパダの娘の一人。
それを捕らえよ、サーフェス」
「捕らえてどうする?」
「殺すも飼うも、お主の好きにせい。
エスパダの娘は女が好きだと言う。
同胞を使うは忍びない。お主の飼う人の雌が餌に良かろう」
老神人は言い終わると、水の中を上っていった。
話は終わりという事だ。
その姿が天井まで浮かび、更にその上に消えてしまうと、小さな神人は踵を返した。
「クソジジィ」
吐き捨てて扉を蹴り開ける。
38神魔開戦 5/18:2008/03/18(火) 22:37:59 ID:GEP+jaQR
 扉の外では彼の友人が律儀に待っていた。
「迎えが来てるぜ」
頭上で友人の顎が指し示すのは、ディスパイスドゥルの言う餌だ。
「俺は先に帰った事にしておく。あまりアレを人目に晒すな」
背の高い神人は、体格に見合う翼を広げて飛び立った。
残された小さな神人に、女が近寄る。
エスパダには及ばないが、十分に男を誘惑し得る体つきをしていた。
男が女に惹かれるのは、三層いずれの種族にも違いがない。
「迎えに来ましたよ、フェス様。あまりご機嫌がよくないようですのね」
小さな神人は翼を開くと、女の視線の高さまで浮かんだ。
並んで立つと、胸の膨らみが邪魔で、お互いの顔が見えない。
無表情で宙に浮かぶサーフェスを見て、女はくすくすと笑った。
「手を繋いで帰ろうかと思っていましたのに」
「アホか」
にべも無く突き放して、サーフェスは先に進んだ。足ではなく翼を使って。
女が続く。
「本当に機嫌が悪いのですね。私の事で、何か言われました?」
女が顔を寄せる。
サーフェスは視線だけ動かして女を見ると、すぐに前を向いて答えた。
「魔人が徘徊しているそうだ。それを捕らえる為に、お前の力がいる」
「良かった。まだ私はフェス様と一緒にいていいのですね」
サーフェスの隣で、女がはしゃぐ。
彼女は小さな神人の腕を絡め取った。
押し付けられる柔い弾力を、サーフェスが振り払おうとする。
はずみで翼が胸に触れた。
その後は、微細なコントロール等出来たものではなかった。
浮力を失った小さな神人を女が引き寄せて、そのまま抱きすくめる。
「よせ、エナ。相手は淫魔だ。人など簡単に取り殺せるのだぞ」
「貴方がそうしろと命じるのでしたら、私は従います。
神様の指示なんですもの」
エナと呼ばれた女は、相手の頭を自らの谷間に埋もれさせた。
小さな頭は、ふくよかな胸に容易く埋没してしまう。
「でも、それ程に危険なのでしたら、今ご褒美を下さい」
39神魔開戦 6/18:2008/03/18(火) 22:38:27 ID:GEP+jaQR
「ここで欲しいのか?」
窒息の拷問器具を押し返し、サーフェスが顔を上げる。
ここは神界の中央機関に繋がる通路。
今でこそ神人の姿も無いが、いつ誰が通るか判らない。
身を隠せるのは左右に並ぶ柱くらいのものだ。
「ええ。もしこれきり会えなくなってしまうのなら、後では受け取れませんもの」
言い終えるが早いか、エナは神人の唇を奪った。
細く長い指を彼の服の中に忍ばせ、目的の物を引き出すと自らの腰にあてがう。
下着は最初から身に付けていなかった。
サーフェスが唇を離す前に、腰を下ろす。
彼女の内側が、神人で溢れた。
唇から吐息が漏れる。
神人を強く抱きしめ、それきり、エナは動かなかった。
ただ、彼女の中が激しく痙攣している感触が、分身を通してサーフェスにも伝わってくる。
それがどういう意味を持つのか、この女を幾度となく抱いた神人には明白だった。
「入れただけでイったのか。命の代償にしては、随分と安い褒美だな」
冷笑する神人を、エナの潤んだ瞳が見下ろす。
「駄目。すぐに、収まりますわ・・・。だから、最後まで」
エナの膝が震え、抱き上げていた筈の小さな神人にもたれかかる。
サーフェスは翼を広げて女を持ち上げた。
突き上がる快楽に、エナが声もなく仰け反る。
「最初からここでするつもりだったな?」
エナの内側は、入り口に触れただけで判る程に濡れていた。
問い質すサーフェスの翼が羽ばたく度、エナの乳房が震え、歯の隙間から嬌声が流れる。
「・・・はい。もし、大神に私を戻すように言われていたら、
貴方に、抱いて貰えるのも、最後ですもの・・・。
ああ・・・フェス様。私、気を、無くしそう」
サーフェスは無言で翼を動かした。
神殿の柱に身を預けたエナは、サーフェスが最後を迎えるまでの間、
立て続けに二度果て、熱い液体を胎内に受けて更に果てると、
言葉通りに失神した。
事が終わるとサーフェスは、ぐったりとした女の四肢を抱えて、空へと舞い上がった。
40神魔開戦 7/18:2008/03/18(火) 22:38:55 ID:GEP+jaQR
 神界にも人界にも、等しく夜は来る。
朝には太陽が上り、夜は月と星が輝く。
しかし魔界では、月も太陽も上らない。
地面と天面の発光量の差が、昼と夜とを別つ。
魔人にとって、神界と人界の昼は明る過ぎた。
魔人が他層に赴く時は、あまりに眩しい世界を嫌い、大抵夜に活動する。
エスパダの娘ラウルゥラが、断層を抜けて神界に姿を現したのも夜。
彼女はまず、額の触角に神経を集中させた。
周囲に神人の姿はない。断層の計測技術は、魔界に分があるのだろう。
三層を跨ぐ空間の裂け目。
今やその発生場所と時間はかなりの確率で予想可能だった。
神界側が気づいていれば、多少の警戒もあった筈だ。
ラウルゥラは翼を広げ、宙に舞った。
目を閉じ、触角を研ぎ澄ませる。
神人の居場所が、微かな匂いで感じ取れる。
狙うのは、一人でいる女。
それを探してふと、違和感を覚えた。
神人ではない匂いがする。
「神界に、人がいるのか・・・?」
好奇心が疼いた。
都合よく近くに神人の気配もない。
迷い込んだのか、契約を破って神人が連れ込んだのか。
いずれにしろ、女王への手土産にはなるだろう。
反骨精神の激しいこの娘とて、女王の力に畏怖は抱いている。
命に背いた以上、代価を持ち帰るに越した事はない。
ラウルゥラは吊り気味の瞳を開くと、匂いの元へと飛翔を始めた。
41神魔開戦 8/18:2008/03/18(火) 22:39:23 ID:GEP+jaQR
 ラウルゥラが目指す相手、エナは、ベッドに一人横たわっていた。
神界のベッドも、人界と同じで柔らかい。
ここでの季節は移り変わる事は無く、常に春を思わせた。
だから休む時はいつも、ネグリジェのような薄い絹を羽織るだけ。
エナは右手の小さな鏡を握った。
サーフェスから渡しされたものだ。
 神殿での行為の後、気づくと彼女はこのベッドに横たわっていた。
傍らにはサーフェスの姿がある。
彼はエナが目を開けるとすぐ、用件を切り出した。
労わりを言葉に出す事はない。いつもの事だ。
「いいか、お前が相手にする淫魔は、魔人の中でも一番強力な種族だ。
対象の欲望を増幅させ、操る。
神人だろうと人だろうと、精気を吸い尽くすまで弄ぶ」
「それでもフェス様なら、簡単に打ち負かせますわね」
ベッドに埋もれたままエナは言った。
小さな神人は腕を組んで鼻を鳴らす。
「相手がエスパダだろうと、俺が負ける事はない。
問題は如何にして俺の前に引き出すかだ。
ヤツらは常に単独の相手を狙う。
精気を吸い終わるまで誰にも邪魔をされない者だけを探し出す。
エスパダの娘の嗜好は女だというから、これからしばらくお前を一人にさせる。
首尾よく獲物がお前の元に来ても、ヤツがお前に夢中になるまで待つ。
俺が来るまでは耐えろ」
「耐え切れなかったら?」
「精気を吸い尽くされれば、死ぬ」
表情を変えずにサーフェスが言った。
その頬に、エナは手を伸ばした。
「死ぬ前にもう一度・・・」
「アホか」
エナは顔を近づけようとしたが、サーフェスが叩き落とした。
「代わりにこれをくれてやる。運が良ければ身を守れるだろう」
「淫魔の力は、鏡で跳ね返せるのですか?」
「何となくそんな気がするだけだ。根拠はない」
自分の三分の二程の背格好の癖に、この神人はいつも偉ぶっている。
何処か粋がった子供を見ているようで、それがエナは好きだった。
「淫魔がショタだったら楽でしたのに・・・」
神人の目がギロリとエナを突き刺した。
言葉の意味は、エナが教えた。
「アホか。エスパダの娘が来る前に、俺が殺すぞ」
そう言い残して、小さな神人は去っていった。
42神魔開戦 9/18:2008/03/18(火) 22:39:56 ID:GEP+jaQR
 エナは右手で鏡を握り締めたまま、左手をそっと下腹部に伸ばした。
体の奥に、サーフェスの残した体液を感じる。
神界に来て以来、神人の体液を受ける事で、エナは空腹を感じる事がなかった。
神人と人の間に子が成せるのかは判らなかったが、もともと神人の妊娠率は極端に低い。
それは彼らの寿命が恐ろしく長いせいだろう。
子供のように見えるあのサーフェスも、既に三百歳を越えているそうだ。
人から見れば信じられない程長寿の老人の癖に、
未だに自分の背が低い事を気にして、常に難しい顔をしてみせている。
三百年も続けていれば、もはやそれが地になってしまっているのだろうが、
エナから見ると酷くおかしい。
瞼の裏に、敬愛する神人の顔が浮かんだ。
左手を、更に伸ばす。
太股の間、その中心を、下着超しに触れてみる。
小さな電撃がエナの身体を巡って、思わず声が漏れる。
唇を噛んで、今度は声を出さないように、爪でそっと擦ってみた。
僅かな突起に引っかかる。
いつの間にか充血して、下着の上からでも簡単に判った。
刺激に弱いそこを、爪で弾く。
弾く度、その刺激に夢中になり、何度も弾いた。
声が上がるのを抑えられなくなる。
もっと、もっと、自分の急所を、自分で苛めたくなる。
「だって・・・、気持ち良いんですもの。フェス様・・・」
瞼の裏の神人に語りかけると、感度が跳ね上がった。
僅かに腰が浮き上がる。
神人に抱かれて以来、自分でした事などなかった。
初めての経験は、予想外に気持ちがいい。
何故こんなに感じてしまうのだろう。
何故、こうしようと思ったのか。
自らの指で自らを攻め続けながら、エナの何処かがそう考えた。
ずっとこの心地よさに埋もれていたいと思う一方で、
瞼を開けなければならないと考えた。
思考とは関係なく、指だけが別の生き物のように股間をまさぐっている。
もはや爪では満足出来ず、指の腹が突起を押さえつけていた。
グリグリと撫で付けると、抑えきれない快感が唇の間から溢れ出す。
43神魔開戦 10/18:2008/03/18(火) 22:40:22 ID:GEP+jaQR
エナは左手で自慰に耽りながら、瞳を開いた。
目の前に、知らない女がのしかかっている。
横に切り揃えた前髪。吊り気味で切れ長の瞳。
まっすぐに伸びた後ろ髪を揺らして、女は小首をかしげた。
「感が鋭いな。面白い」
エナは夢中で相手を突き飛ばした。悲鳴を上げたのはその後。
突き飛ばされた女は翼を広げ、音も無く床に足を着ける。
エナはベッドを降た。
よく見れば、少女の域にも思える。
サーフェスの白く柔らかな翼とは対照的に、黒く鋭い翼。
身体に張り付くような服。
薄い胸の尖端が浮かんで見える事といい、
臍や太股の露出の高さといい、随分と挑発的な服装だった。
「人が何故ここにいる? 言っても判らないだろうが、契約違反だぞ」
翼を畳んで、女がエナに歩み寄った。
エナの鼻先に、顔を突きつける。
真っ赤な瞳が、エナを捉えた。
「魔人がここに来るのも契約違反ですわ」
エナは相手をまっすぐ見返す。
「詳しいな。もう随分と飼い慣らされているのか。
面白いな。さっきの感の良さといい、並の人よりは楽しめそうだ。
私の名はラウルゥラ。お前の名は?」
エナは鏡を握り締めた。
「私の名前は、これですわ」
相手の鼻先に鏡を突き出す。
ラウルゥラと名乗った少女は、身じろぎ一つしない。
完全に硬直しているように見えた。
嘘のように簡単だったが、上手くいったのだろうか。
エナは鏡を持つ手を下ろした。
44神魔開戦 11/18:2008/03/18(火) 22:40:52 ID:GEP+jaQR
「お前の名は?」
不意に耳元で囁かれた。
目の前の少女の姿が揺らめいて消え去る。
振り返ると、真っ赤な両目が自分を見ていた。
猫のように縦に伸びた瞳孔。
その周囲で、丸い炎が渦を巻いている。
炎の渦に自分が飲み込まれていく。
「あ・・・・・・」
声を漏らして、エナの腰が崩れ落ちた。
腰から下の力が抜け、床に尻餅をついてしまう。
そのくせ上半身は不必要に力が入り、小刻みに震えている。
下着が冷たい。
床のせいだけでなく、濡れて湿っているのが自分でも判る。
視線を下に向けると、薄い絹の下で、
盛り上がった山の先端が、硬くしこっているのが見えた。
「や・・・、あ・・・」
今にも泣き出しそうな表情で見上げると、炎の瞳が再び彼女を捉えた。
「お前の名は?」
「エ、ナ・・・・・・あっ」
三度の問いかけに、エナの唇が勝手に動いた。
「よく答えたな。ご褒美をやろう」
黒髪の淫魔の唇がエナに重なった。
「んっ、んーー!!」
唇に吸い付かれただけで、エナはまるでオーガスムスに達したような声を漏らした。
実際、それだけで殆ど達してしまっていた。
相手の舌が唇をなぞるたび、彼女の下半身が疼き、
吸い上げられるたびに、何かが溢れ出て来る。
少し冷たい舌が口内に侵入してくると、
下着が信じられない程に濡れていくのがハッキリと判った。
ようやくラウルゥラが唇を離した後、エナは目を見開いたまま、ゆっくりと仰け反った。
下着越しの性器が相手に晒される。
ラウルゥラは笑みを浮かべた。
「たかがキス一つで精気が駄々漏れじゃないか。
ラビアから直接吸うのはまだ後なんだ。それまでに流し終わるなよ?」
言葉に反応して、エナの性器がまた下着を濡らした。
自覚して涙が零れる。
それを舐め取られる行為にさえ感じてしまうのが、
エナにはたまらなく恐ろしかった。
45神魔開戦 12/18:2008/03/18(火) 22:41:27 ID:GEP+jaQR
「これからお前を五箇所でイカせてやる。
淫魔だけが与える事の出来る快楽に酔いしれるといい」
淫魔がエナの纏った薄い絹を、力任せに破り裂く。
ボリュームのある乳房が天井に向けて露わになった。
少女の姿をした淫魔の細く長い指が、成熟したエナの身体を這う。
白く柔らかな部分に顔を近づけると、淫魔は小さく唇を開けた。
鋭く尖った八重歯がピンク色の尖端を突き刺すと、エナが声を上げて震える。
ラウルゥラの手が、エナの胸を包んだ。
「まずは乳房で男の快楽を味わえ」
手には到底入りきらない肉を、少女が握り締めた。
乳白色の液体が飛び散り、黒髪の少女の顔を濡らす。
エナが悲鳴をあげた。
液体は、エナのたっぷりとした乳房から噴き出している。
「な、何ですの。こんな事・・・って!?」
ぐにゃりと潰された片乳の中を、刺激が渦巻く。
手の平からもたらされる快楽の波が乳房の内側を駆け巡り、頂点へと集まった。
乳輪が僅かに盛り上がり、尖端から体液が吹き上がる。
胸が爆発しそうだった。
(胸が・・・。胸がこんなに、気持ちいいだなんて)
少女の手が乳肉を上下にしごく。
指が肉にめり込む度に、淡い色の液体が乳首から発射される。
断続して噴出するそれは、少女の黒髪を濡らし、角を流れた。
ラウルゥラは舌を伸ばして唇にかかる乳液を舐め取ると、
まだ手をつけていないエナの片乳に顔を寄せた。
「あ・・・ダメ。両方、なんて、そんなっ、ひっ、ヒィィィ!!」
エナが胸に近づく頭を押し返そうとするが、淫魔は構わずピンク色の膨らみを口に含んだ。
牙を突き刺すと同時に噴き上がる液体を、喉を鳴らして飲み込んでいく。
エナという名の獲物が、腰を浮かしながら大きく痙攣した。
自分の身体で相手を押さえつけながら、ラウルゥラは人の精気を貪る。
淫魔は獲物の精気を体液に変えて吸い上げる。
ラウルゥラの好みは神人女だったが、人の味も悪くなかった。
噴射を終えた右乳を握ると、どろっとした絞りカスが口の中に流れ込んで来る。
飲み干してラウルゥラは、エナの身体から離れた。
46神魔開戦 13/18:2008/03/18(火) 22:41:52 ID:GEP+jaQR
「二つ同時の射精なんて、男ですら味わえないぞ。
気持ちよかっただろう?」
語りかけてみたが、エナは「あ・・・あ・・・」と繰り返すのみで、
まともな返事はない。
唾液が頬を伝って耳元まで流れていた。
よほど気持ちよかったらしい。
或いは強すぎる刺激に、既に耐え切れなくなっているのか。
「まだ二箇所、オードブルだ。
メインディッシュまで行かせてくれよ。私はお腹が空いているんだ」
ラウルゥラはエナの膝を掴んで、太股をこじ開けた。
獲物の熟れた体を包む最後の一枚は、絞れば零れそうな程に濡れている。
少女はいきなり女の股間にかぶりついた。
「ひゃっ、ひゃひいいいいい!」
悲鳴を上げて、エナが腰を突き上げた。
下着越しに強く吸われると、今度はエナの股間が潮を吹く。
正確には、膣から溢れる蜜が、潮吹きのような勢いで溢れ出ていた。
手の平ですくえる程の愛液が、下着の隙間から漏れて、ラウルゥラの口内に流れ込んでいく。
空腹な少女の舌が、内股を付け根目指して這い上がった。
股下を通る布をずらして、甘く濃厚な精気の湧き出る割れ目から、直接すくいあげる。
途端に、吸いきれぬ程の体液が舌先を満たした。
「ふあっ、だ、駄目ですわ。もうこれ以上は、イキたくな・・・ふっ、ぐうう!」
これまでラウルゥラの唇が触れた回数だけ、エナは強制的な絶頂感を味わっていた。
唇と胸だけで三度も達したのだ。
もともと快楽を得る為の部分に触れられては、下降する暇がなかった。
長く長く、イッたまま、その快楽と刺激が収まらない。
蜜が溢れる度に思考は爆発し、刺激を受けて感じる事以外に何も考えられなくなっていた。
ラウルゥラの舌が、ピチャピチャと卑猥な音を立て、
エナの割れ目を上下に舐める。
膣から飛び散った体液が床に溜まり、エナの腰は尻まで濡れていた。
「私、もう駄目。これ以上は、耐えられ・・・ません、わ・・・」
エナはサーフェスの名を呟こうとしたが、呂律が回らない。
たっぷりと唾液の絡まった舌がだらしなく突き出され、唇の動きを阻害していた。
瞳が裏返り、白目を剥いてしまっている。
47神魔開戦 14/18:2008/03/18(火) 22:42:24 ID:GEP+jaQR
「なんだ、もう限界か。
私の空腹はまだ満たされていないし、
お前の性感帯も二つ残っているのだぞ?
仕方のないヤツだ。
面倒だから同時にやって絞り尽くすか。
本当はもうちょっと遊んでいたかったがな。
あまり簡単にはイクなよ。イク時はイクと叫んで許しを請うんだ」
ラウルゥラはエナの股間を隠す布を剥ぎ取ると、尻肉に手の平を当てた。
筋肉の引き締まりによる若干の固さと柔らかさの同居した丸みは、さわり心地が良い。
この獲物は当たりだ。
絞り尽くすまでもう少し遊んでおきたい。
何度か撫で回した後、ラウルゥラは指先を奥底へと無造作に捻じ込んだ。
二つの尻の中心にある窄まりは、上から流れ込んでくる液体に濡れて、
少女の細い指を簡単に受け入れる。
「はおっ、おぉ・・・ど、どこに・・・ひゃあっ、お、おおおぅ。
ヤ・・・。そこ、こすっちゃ・・・・ひっ」
突き込んだ指をグリグリと捻り回すと、エナの腰が蠢き、
新たな精気が前から溢れてくる。
それを吸い上げようと、ラウルゥラは再び股間にしゃぶりついた。
ついでに愛液の排出口の、そのすぐ上で小さく膨らむ芽に牙を突きたてる。
感度の塊へともらたらされた無慈悲な一撃は、エナの精神にトドメを刺した。
ラウルゥラの両手が、べちゃべちゃに濡れぼそったアヌスとクリトリスを、
好き放題に捏ね繰り回す。
「ぎゃひいいいっ。駄目っ、イクっ、イってる! イッてますから、もう、触らないで」
刺激が強すぎるのか、触られてもいない乳房から、どろどろの液体が再び零れた。
エナは床に頭を何度も叩きつけた。
それでもラウルゥラの指と舌は、エナの下半身を一層強く撫で回す。
「イヤ、もう、イギだくなっ、イギたくないのっひゃあっ、イク。またイク、イグゥッ」
ラウルゥラの束縛で、エナは達する度に自らイクと叫ぶ。
強制的で強烈な快楽の連続は、苦痛にも似ていた。
髪を振り乱したエナは口から泡を吹き、白目を剥いて涙を流した。
全身が飛び跳ねるように痙攣し、上半身下半身を問わず、
あらゆる穴から精気を噴き零しても、エナはイカされ続ける。
彼女の発する悲鳴に聞き惚れながら、ラウルゥラは獲物の膣から溢れ出る蜜を夢中で貪った。
夢中になるあまり、彼女は背後に立つ者に気付かないという失態を犯していた。
それ以前に、エナの乳から吹き出た精気で触角を濡らしたのが失敗だった。
そうでなければ、サーフェスが包囲を完成させる前に、違和感位は湧き上がった筈だろう。
48神魔開戦 15/18:2008/03/18(火) 22:42:50 ID:GEP+jaQR
 ぬちゅり。
小さな粘着音と、小さくない刺激が、ラウルゥラの太股の間から沸き起こった。
「ひゃんっ」
胸の薄い淫魔は、思わず仰け反った。
黒髪が揺れて背後に立つサーフェスの顔を撫でる。
ラウルゥラは振り返り、少年のように小さな神人が自分の背後にいる事を知った。
その手が無遠慮に自分の股間を握っている事も。
「淫魔自身も濡らすのだな。エナはいい女だったか?」
小憎らしい笑みを浮かべるその顔をラウルゥラは張り倒してやろうと思ったが、
指の刺激に身体が反応した。
薄い衣装越しに割れ目をかき回されて、ラウルゥラは「あっ」と叫んだ。
思ったより遥かに強い刺激に震えてしまう。
サーフェスが見た目に似合わぬ力で、そのまま淫魔の身体を投げ捨てる。
翼を開く間も無く、ラウルゥラは背中から壁に叩きつけられた。
黒い髪が乱れて壁一面に広がる。
床に落ちてう呻く淫魔には目もくれず、サーフェスは痙攣を続けるエナに近寄った。
裸のエナの肩に触れ、泡を吹く唇に唇を重ねる。
エナは抗った。
精気が飛んで服を濡らしたが、サーフェスは構わず口づけを続ける。
やがてエナの喉が動き、何かを飲んだのが判ると、神人は口を離した。
エナの動きが、次第に緩慢になっていく。
「聞こえるな、エナ。お前に俺の体液を流し込んだ。
やがて落ち着く。上出来だ、後で褒美をくれてやる」
エナの唇が「フェ、ス」と動くのがサーフェスにも判る。
激しく揺れ動いていた胸の膨らみが、ゆっくりとした上下運動に変わっていった。
「男に興味は無いが、今回は特別だ。貴様だけはよがり狂わせて殺してやる!」
ラウルゥラの瞳孔が縦に伸びる。
瞳が真っ赤に燃え上がった。
淫魔の身で辱めを受けたのは、ラウルゥラにとってこの上ない屈辱だった。
少女は真っ黒な翼を開いて、サーフィスの背中目掛けて空を切る。
小さな肩を掴んで神人の身体を引きずり上げ、相手の顔を覗き込んだ。
赤い瞳に相手を飲み込むのだ。
「貴様のモノに私の牙をくれてやる。
噴水のように精気を吐き出し続けろ。自分の精液に溺れて無様に死んでゆけ!」
目を合わせたが最後、神人だろうと魔人だろうと、ラウルゥラの意のままになる。
49神魔開戦 16/18:2008/03/18(火) 22:43:21 ID:GEP+jaQR
淫魔と神人の視線が交わった。
サーフェスの瞳は、ラウルゥラと同じ赤。
瞳孔が縦に伸び、その周囲で炎が揺らめいている。
飲み込むつもりが、次第に飲み込まれている事に、ラウルゥラは衝撃を受けた。
淫魔しか持たない筈の瞳を、何故神人が持っているのか。
やがてそれが間違いだと気付いた時には、手遅れだった。
サーフェスの顔には、瞳が無かった。
それどころか鼻も口もない。
頭の形をした鏡の中で、ラウルゥラの瞳がラウルゥラを見ている。
彼女は不意に思い出した。
女王から聞いた、絶対に殺せない神人の話。
自分の瞳に飲み込まれた淫魔は、浮力を失って床に落下した。
鏡顔の神人は、白い翼を開いて静かに降り立つ。
翼の尖端が顔を撫でると、鏡が消え、サーフェスの顔がそこに現れた。
全てを反射する力。それがサーフェスの持って産まれた能力だった。
「この力を知って生きているのは、神界でも二人だけだ。
お前は運がいい。エナの精気を吸い終わっていたら、嬲り殺しにした。
お前を飼って三人目にしてやる、ラウルゥラ」
黒髪の淫魔は、立ち上がる事も出来ず、床を這った。
胸が床に擦れるだけで、信じられない程の快感が湧きあがってくる。
一度だけ、淫魔の力を体験した事がある。
放蕩が過ぎ、女王の制裁を受けた時だ。
幼ない体の全身が爆発し、強烈な快楽の拷問で気がふれる寸前だった。
もう二度とあの体験はしたくない。しかも相手は神人で男だ。
ラウルゥラにとって、これ以上の屈辱はない。
胸からの刺激に声が出るのも構わず、ラウルゥラは逃げた。
精気が股間から漏れ出して、彼女が這った後は、
まるでナメクジが通った後のように濡れて光る。
「逃げ場は無い。周囲は全て空間ごと俺が塞いだ。
淫魔について知りたい事は多い。大神だろうと邪魔はさせん」
サーフェスは床を這う淫魔の隣に立つと、剥き出しの腹に足先を入れてひっくり返した。
仰向けになった淫魔の太股の間につま先を当て、割れ目を踏みにじる。
ラウルゥラが悲鳴をあげた。
精気が噴き出して、神人の足を濡らす。
「まずは精気の量から試すか。
エナが起きるまで待っていろ。二人掛かりでやれば手間も省ける」
ラウルゥラにとって耐えがたいのは、忌み嫌う相手の足の動き一つで、
自分が感じてしまっている事だ。
今まで貪ってきた獲物のように、この男に責められて嬌声を上げてしまうのだろう。
精気を撒き散らして喘ぐ自分の姿を想像して、ラウルゥラは絶望した。
50神魔開戦 17/18:2008/03/18(火) 22:43:47 ID:GEP+jaQR
背の高い神人が、サーフェスを尋ねた。
幾度か別の局員が彼の元へ出向いていたが、いずれも空振りだったという。
サーフェス本人で無いとはいえ、対応が出て来ただけ自分はマシだろう。
神人はそう考えた。
契約管理局員の前に、人を差し向けるサーフェスの倫理は理解出来ないが。
「フェス様はもうしばらく誰にもお会いにならないそうですわ。
ただ、貴方にだけは伝言があります。
大神に会う機会があれば、次の話は半年以上先にしろと伝えて欲しいと」
「伝言の伝言かよ。判った。伝えておく。
だが半年より早く声がかかるかもしれないぞ。
どうも最近キナ臭い。
女王の娘の失踪を口実に、魔界が進行してきそうだ。
向こうは神界が関与していると言い張ってる。
大神は認めていないが、受けて立つ構えだ。
ホントに消えたのかどうかは知らないが、放蕩娘のせいで面倒な事だぜ。
しかしサーフェスの野郎、今は何に夢中なんだ?」
「下らない事ですわ」
対応に出た女は、面白くも無さそうに言った。
神人は小さく肩をすくめて、翼を広げた。
飛び上がった彼を、足元の女が呼び止める。
「神人から見て、私って魅力あるでしょうか?」
「可愛いとは思うが、監視局員には答えられない質問だな」
「魔人と比べてはどう?」
「もっと答えられない質問だ」
言い残して神人は飛び去った。
サーフェス・・・。
全速で滑空しながら、神人は友人の名を呟いた。
「俺が生きてるうちは開戦すんなっつったろーが!!」
彼が幼い頃からの友人を心から呪うのは、これで何度目だろう。
51神魔開戦 18/18:2008/03/18(火) 22:44:23 ID:GEP+jaQR
黒い髪のエスパダの娘は、薄い胸の尖端を捻り潰され、
精気を吹き零して悲鳴を上げている。
戻ったエナは、サーフェスの背後から手を伸ばし、
淫魔の股間にある肉の芽を力任せに捻り潰した。
絶叫が迸り、エナの手に精気の雨が降り注ぐ。
ラウルゥラは白目を剥いて悶絶した。
サーフェスがエナを睨み上げる。
そ知らぬ顔で、エナは部屋を出た。

 ディスパイスドゥルは自らの手に繋がれた、エスパダの小指を眺めていた。
殺すにしろ殺されるにしろ、絶世の美女の相手は、
自分の身に、壮絶な快楽をもたらしてくれる事だろう。
水中で笑みを浮かべると、口元から気泡がたゆたった。

エスパダはラウルゥラを除く全ての娘を城に集めて、開戦を宣言する。
神界から戻らぬ十人目の娘の事など、もはやどうでも良かった。
ただ、干からびた老人との駆け引きを続ける事に、ウンザリしただけなのだ。

 やがて来る神魔開戦の引き金を引いたのは、神界。
立案者はディスパイスドゥル、実行者がサーフェス。
それを知るのは、三層それぞれの種族で、ただ一人ずつだった。
52名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 14:01:02 ID:e9tI99a9
乙です
53名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:41:45 ID:/DKNi5e6
入りきらないかと冷や冷やしましたが、
どうにか前スレ埋め終わりました m(_ _)m
54名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:38:06 ID:NA/EhQel
GJ!
魔界エロいなぁ
55名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 15:13:07 ID:1ecasayk
バビロニアのミュリッタの神殿娼婦を題材にしたパロ、投下します
56聖娼-1:2008/03/22(土) 15:14:02 ID:1ecasayk
「いよいよ明日か・・・」
娘はため息をついた
彼女はこの国の風習に従い、明日より三日間
神殿にて巫女とならねばならないのだ

この国では、未婚女性は三日間、
大地母神の祝福を伝える巫女とならねばならない決りであった
祝福を伝える役目がどのようなものか娘は知っていた

「・・・あのようなことを、私は三日間、男の方に・・・」
二年前の正月に、神殿で国王の”聖婚の儀”を見ていなければ
これほど憂鬱にならずに済んだかもしれない

**************************

「え?あなた、国王様の”聖婚の儀”を一度も見たことがないの?
 それなら、来年は見に行きましょうよ」
隣家に住む、いち早く巫女を務め終わった親友の彼女の誘いに
乗り、大晦日の晩、軽い気持ちで神殿へ出かけた

ざわざわと大勢の人が詰め掛けていた
神殿の中央、巨大な女神像が、燃え盛るたいまつで照らし
出されていた

「あ、国王様だわ」
女神像の脇より、真っ赤な髭を蓄えた国王がマントを翻して登場する
わっ!と割れる参拝衆に対し、片手を高く揚げて応える
「何時見ても、立派なお姿ね」
57聖娼-2:2008/03/22(土) 15:15:25 ID:1ecasayk
政治、軍事両面で優れた采配を振るう賢君とされ
度々、町を見回っては人々と触れ合う
彼女もいつか握手を交わされたことがあった
厳つい風貌の中の優しげな笑顔に、照れ過ぎて
かけられた言葉も上の空だったものだ

威厳と優しさを兼ね備えた壇上の国王を、尊敬の眼差しで
見つめる彼女であった


午後23時45分
国王が儀式の開始を宣言
舞台の周りで一層多くのたいまつに炎が灯される

女神像の周囲はぱぁーと一気に明るくなり
その背後から、薄いベールを纏い、栗色の長い髪に
仮面を付けた巫女が登場した
「あれが、女神様?」
「しっ! 静かに」
気が付くと、ざわついていた観衆は静まり返っていた

国王は巫女に近づくと、うやうやしく膝まづいた
((え? 国王様が膝を折られるなんて・・・))
そして、巫女の手にキッスをした
巫女は国王の頭に軽く手を添え、やんわりと撫でた
((まあ、国王様があんなふうにされるなんて・・・))
しかし、驚くのはこれからであった

国王は立ち上がると、マントを外し、さらに服を脱ぎ始めた
この儀式のための服装なのだろう、数個ボタンを外しただけで
ばさりと着ているもの全てが足元に落ちた、下着はつけていなかった
「そ!そんな・・・ こんな大勢の前で・・・」
娘は信じられないという表情になっていた

国王は巫女に近づくとその肩に手をかけ、ベールを掴んだ
そしてゆっくりと下へ捲り下ろしていった
たいまつの明かりにゆらめくように、豊かな胸と締まった腰を
もつ”女神”の素肌が露になっていった
58聖娼-3:2008/03/22(土) 15:16:18 ID:1ecasayk
たいまつの明かりに照らし出される
全裸の国王と”女神”
王は女神に近づき、仮面の唇に接吻した
それに呼応するように女神は王の股間に手を伸ばした

接吻の続く間、女神はしなやかな指で王自身を愛撫する
やがて、二人の顔は離れ
王はそっと女神を抱き上げると、神像の前の祭壇に横たえさせた

仰向けに寝そべる女神は誘うように腰をひねり脚を開いた
王も祭壇の上に上がり込み、女神の身体を覆うように平行に
身を添えた
そして隆々とした己の分身を掴んで、開かれた艶やかな脚の
間に宛がった

午前零時
「親愛なる大女神! この大地を司り、我等に豊穣の恵みを
 もたらせし大いなる母よ!
 去る一年の恵みに感謝し、 民を代表して、この身を捧げん!
 これをして、この年もまた、我等に恵みを授けたまへ!」
王は、女神に対する感謝の叫びが終わるやいなや
掴んだものを一気に女神の御身に奉納した

仮面を付けた頭が反り返り、王と女神が一つになったことが
観衆にしれ、おおっ!とどよめきが起こった

娘は口を開けたまま、凝視していた
「これは・・・ 国王様・・、何なさってるの?」
「王様は、今、女神様と愛し合って・・・ 交わっておられるのよ」
隣で親友が解説してくれる
「これからが見物よ、王様何分持つかしら
 それによって今年の吉凶が分かれるのよ」
59聖娼-4:2008/03/22(土) 15:17:05 ID:1ecasayk
女神像の足元、たいまつに照らされる祭壇の上
万民の見守る中、一心不乱に肉体を組み交わす王と女神

王は女神を絶頂に導こうと果敢に腰をその身に打ち付けていた
「あんなに・・・ 王様・・お尻を振られて・・・」
すると王の動きがしばし止まった、王は必死に耐えてる様子だった
女神を導けないまま先に達してしまえば儀式は失敗である

女神を先か同時に導き、尚且つそこまでを成る丈、長びかせたほうが
よいのである
潮を引かせようと留まる王に対し、女神は意地悪く腰をひねって
みせる
王は堪らず、女の細い腰をぐっと抑え込む

やがて、再び王は動き始めた
組み敷かれている女のほうもやにわに淫靡な色が肌に浮かび
ぴくぴくと震え出し始める
国民の見守る中、必死の形相で女神との性の営みを演ずる国王
遠目からも二人が汗だくなのが確認できた

・・・ん! んむ! んん!・・・
・・・おぅ  おおぅ  おぅん・・・

王と女神の嗚咽が聞こえくるような錯覚にとらわれる
それほど燃えるたいまつの中、腰をひねりあい、打ち付け合い
二匹の蛇が如く、狂おしく絡み合う
王の逞しい動きに、女神の乳房が烈しく波打っていた
「これが・・・ これが、男女の交わり・・  まるで、犬か猫のよう・・・」

上に乗って責め立てる王の顎鬚を女神が手を伸ばして撫でた
筋骨逞しい腕は女神をしっかりと抱きすくめ、艶やかな脚は王の腰に
絡みついた
いよいよ儀式はクライマックスに近づく
60聖娼-5:2008/03/22(土) 15:18:25 ID:1ecasayk
「女神様、今にもいきそうね」
ふと見ると、親友の目がかなり興奮の色を浮かべていた
僅か12歳で巫女を努め終えた彼女は
それ以降も度々、男性と一緒にいるところを見かけていた

やがて、女神の体が烈しく撓るのが見えた
「あ!女神様が遂にいったわ!
 ほら、これから王様もいくわよ」
案の定、王は女神を抱き締めたまま、二三度強く腰を打ちつけた後
ぶるぶると小刻みな動きに変わった
「どういう・・・ ことなの?」
「王様も情が極に達して、女神様の中で昇天されたのよ
 これで儀式はおしまい
 去年よりさらに長持ちしたわね、さすが王様」

王がガクンと女神の上で力尽きるのを見届けられたのを切欠に
一気に観衆は割れんばかりの喝采を送った
「今年の女神様役も大した演じっぷりだったわね
 王様の御子を授かるかしら? うらやましいわ」
代々王は后を娶らない、儀式の果てに万一御子が出来た場合
その中から次代の継承者を選ぶ習慣であった

「・・・」
娘は言い知れぬ嫌悪感を感じていた
「あんなこと、男の人にされるなんて、
 王様・・・ あんな動物みたいに・・・」
興奮覚めやらぬ親友をその場に残して、娘は家に帰った

****************************

あれから二年、次々と知り合いが巫女を務め上げる中
娘は覚悟が出来ずにいた
「歳を重ねるとそれだけ結婚に不利になるわよ」
一緒に聖婚の儀を見に行った親友
今は大きな腹を抱えていた
幸せそうな彼女の顔が、娘に決心を促した
61聖娼-6:2008/03/22(土) 15:20:00 ID:1ecasayk
大地母神殿、朝6時
軽く食事をとって、聖水で身を清める
体の線がうっすらと透ける長いベールを纏い
顔には”天使の面”なる仮面をつける
この面は女神の面と違い、目だけを隠すものだ

これで神殿を訪れた男性方の前に、他の巫女達
と横一列に並び、お誘いを待つのである

気押されるほどの妖気をムンと放つ年配の巫女が
新米巫女達の前で訓示を述べる
この神殿の神官長だ
「本日より三日間、貴女達は大地母神様の使い
 参拝の男性方にその祝福を伝える役を粗相無き様
 努めあげねばなりません
 これより、女神様の塩を配ります
 これをこの場で飲み干せば、少しは気持ちは和らぐでしょう」

配られた代物を口に含む娘
「妙な味・・・」
ふわ・・とした感じで体が軽くなるような気がした


午前8時 神殿の大扉が一斉に開放される
既に詰め掛けていた参拝者達が一礼して、続々と足を
踏み入れて来る
彼らも巫女同様、目鼻口以外すっぽりと顔を布で覆っていた

参拝者がお布施を支払っている
支払った額が記入された紙を神官が渡している
額面が多いほど、長く巫女より祝福を受けられる
仕組みであった
62聖娼-7:2008/03/22(土) 15:22:05 ID:1ecasayk
「大地母神様の名をかけ、お相手を・・」
一人の参拝者が娘の前で胸に手を当て、膝を折った

娘は一度深呼吸すると、立ち上がり彼の頭を軽く撫でた
そしてその手を取り、彼女に与えられた祈祷部屋へと案内する

天井に明り取り用の小さな窓があるだけの狭い個室
ささやかな祭壇に小さな女神像が祭られ
その両脇に立てられた蝋燭の炎がゆらゆらと揺れている
天窓から差し込む光が、絨毯に描かれた男女のシンボル図を
照らし出していた

参拝者の手に握られた紙には”二刻”と記されていた
顔のはっきりとわからぬ男女はここで二時間過ごすことになる


朝三時より並んでいたというその参拝者は巫女の目の前で
着ている物を脱ぎ捨てた
((う・・・))
思わず巫女は目を瞑る

裸の参拝者はすっと近づき、堅くなっている巫女からベールを
ずり降ろしていく
初々しい白い肢体に思わず舌舐めずる参拝者、
その音を聞いて巫女は尚更、肩をすくめる

俯く巫女の顎が参拝者の手に捕らわれる
彼の吐く息が接近して来たと思うや否や、ちゅぅ・・と唇から湿った音が
響いた
((んん!・・))
唇を堅くする巫女
本来ならここで、手で参拝者自身を慰めねばならないのだが
すっかり頭が白くなってしまっていた
しかし興奮する参拝者は、もはやその必要が無いほどの状態に
いきりたっていたが

僅かに唇を緩ませた隙をつかれ、参拝者は巫女の口の中にちゅる!と
舌を挿し入れて来た
「んん・・・」
もがくようにくぐもった声を上げる巫女の口はいよいよ参拝者の口と
角度を変えて深く咥えあっていった
熱い息を其々の口の中に吐きあいながら、もぐもぐと巫女と参拝者の
舌が絡みあう
((うう・・・ いや・・・))
新米巫女はぐっと嫌悪感をこらえた
こうして巫女はファーストキスを見知らぬ参拝者に捧げたのであった
63聖娼-8:2008/03/22(土) 15:24:28 ID:1ecasayk
参拝者は巫女をそっと抱き上げると、女神像の飾ってある
祭壇のすぐ下に寝かせた
そしてその初心な身体に取り付き、キスをし始めた

胸に、乳首に、腹に、お臍に、腰に、太ももに・・ 
ちゅっちゅっと湿った音が響く
「う・・・」
彼女の弱い場所で響いた場合、ぴくんと反応する
やがて参拝者の顔は巫女の本尊に辿り着いた

彼女が処女であることを確信している彼は、これから自分にたっぷりと
祝福を与えてくれるであろうその大事な場所に念入りな愛撫を加えた
「う・・ ふん・・・ ううん・・・」
心地よい刺激に、巫女の口から艶のかかった息が漏れる
参拝者は、じっくりと時間をかけて巫女を啜った

参拝者が顔を上げ、巫女の体の上をずり上がってきた
大きく足を広げられる巫女、そして堅く熱いものが自身の中央に
宛がわれるのを感じていた
((いよいよ・・・))
大地母神の巫女としていよいよ参拝者に祝福を与えるべく
体深く参詣を受け入れる時がやってきたのだ

・・・あ  あ  あふ  あ  あ・・・

薄い部屋の壁を通して、隣部屋の音が聞こえてくる
早朝、訓示を行っていたのと同じ声
((この声は・・ 神官長様のお声・・・
 14の頃に努めを行い、資質を認められて正式の聖娼になられたとか))
王侯貴族など特別な相手でなければ、正式聖娼からの祝福は
受けられない
こなれた豊満な肢体を撓らせ、どこぞのお大尽に熱の篭った祝福を
与えているに違いなかった
64聖娼-9:2008/03/22(土) 15:30:58 ID:1ecasayk
上に乗った参拝者が圧し掛かる動きを見せた瞬間
ずきぃ!と鋭い痛みが体の真中に走った
「あう!・・・」
巫女の女神の宿る場所への参詣が開始されたのだ
新米巫女は仰け反り、逃れようと無意識にずり上がる

目を血走らせた参拝者の腕が巫女の震える肩をがっしりと捕らえ
ぐぐぅ!・・と己の棒端で未開の柔肌の門を突きくぐる
「は!・・ ぎ! あああぁ!!・・・」
そのまま肉の擦れる音を発しながら、
無垢の胎内を純潔の血に塗れた参拝者の奉棒が
ずちずちと参道を切り拓いて行く
「ぐ!・・うぅ・・」
産まれて初めて体を開かされる苦しみに悶える巫女
やがて、その奥の宮までぎっちりと参道を開通させられるのだった

ふぅ〜・・と征服感に充ちたため息をつく参拝者の上体に
痛みを耐え忍ぶ巫女がしがみつき、わなわなと震えながら
背中に爪を立てていた
「いた・・い・・・  い・・たぃ・・・」
自分の胎内で、見知らぬ男性の堅い一部がどくどくと
熱く脈打っているのが感じられる
((こ・・・これが・・ 交わる・・と・・いうこと・・・
 あの晩の・・ 王様と女神・・様のように・・・))
巫女は仮面の下の瞳をうるうると潤ませた


狭い部屋の中、祭られた女神像がかたかたと揺れている
その下で男女が荒い息を吐き合いながら肉体を結び合わせていた

参拝者に愉悦の相が浮かんでいた
祝福を存分に受け取るべく、巫女の初々しい身体に
己が奉棒を果敢に捧げ込む
「う・・・ ぐぅぅ・・・」
深く参詣される度、巫女から苦悶の息がしぼり出される
女神像に見守られながら、巫女と参拝者は汗を噴きながら
肌と肌を溶け合わせ続けた
65聖娼-10:2008/03/22(土) 15:35:02 ID:1ecasayk
女神像が一層大きくガタガタ揺れ始める
その下で繰り広げられる熱気がさらに燃え上がったからだ

「は! が! あぅ! はぐ!」
((いた! いたぃ! もぉ! ゆるし・・てぇ!!))
参拝者の容赦ない猛烈な参詣に、心の中で悲鳴を上げる新米巫女
そんな初心な表情さえも愉しむように参拝者は、すべすべとした肌に
己を刻み捲くる

がたん! がたん! がた!・・
”んん!”
祭壇の烈しい揺れに続いて、参拝者の上気した唸りが響く
巫女の身体に奥深く参詣したまま、びくびくとその腰が戦慄いた
「あ・・・」
胎の奥で弾けるこれまでとは違う熱い感触に、小さく応える
巫女は産まれて初めてその胎内で男の昇天を受け止めていた
初々しい巫女の胎内で絶頂を味わう参拝者の顔は鼻の下が伸びきり
口を半開いて涎を滲ませ祝福を心から享受していた

参拝者は吐き出し終わると、がくっ・・と巫女の上で脱力した
はぁ・・・ と二人して重なり合ったまま熱いため息をついた

その参拝者は、少しの休憩のあと、今一度巫女と交合した
二度目とは思えないほどの量の樹液を巫女の胎奥に残して
ようやく、彼女の身体を後にした


「う・・」
行為の後のけだるさ、今だ癒えない異物感・・
本来なら巫女が参拝者の手を引いて見送りするのだが
全くあべこべに巫子が参拝者の肩に担がれるようにして
彼を見送った

聖水で身体を清め治す巫女
「まだ・・・ 溢れてくる・・・」
朝方、眺めた光景から変わり果ててしまった自分の股を
しげしげと見つめる
「私は、これで・・先ほどの方に・・ 男の方に女神様の祝福を伝え
 大人の女になった・・ということなのね」
身体の奥から、太ももを伝い落ちる白く泡だった筋を眺めながら
深いため息をついた
66聖娼-11:2008/03/22(土) 15:40:43 ID:1ecasayk
三日目の午後

「あ! あ! う! あ!・・・」
狭い祈祷室の中、巫女の嬌声が鳴り渡る
この三日間で二十人余りを相手に祝福を与え、最終日の今日
格別多くの布施を行った参拝者一名と朝から延々手合わせ
していた

恐るべき精力を誇るこの参拝者は、午前中二度巫女に注いだ
にも関わらず、昼の休憩を挟んで、今また、逞しくその胎内を
参詣していた
「ふぅ! ふぅ! そなたの!・・身体は!・・・」
二日ばかりの参拝客達の奉納を宮中にたっぷりと受けて、
開花の端緒が現れた巫女の身体は極上の祝福をこの客にもたらしていた
((ああ・・・ なに? なにかしら・・・
  なにか・・おかしな気持ちが・・))
巫女の中で何かがこみ上げていた


「うん・・ くふぅ・・ん」
頬を紅く上気させた巫女が何気なく参道を締める
「うぬ!」
中でぐしゅ!ぐしゅ!と露を絡めて行き来していた肉の奉棒を
柔らかい蜜道がぬ・・ちゅりと揉み扱くように包み込んだ
「ぐ!・・はぁ!」
猛烈な快い圧力に、一気に昇天する参拝者
「あぅ!・・・ん」
((ああ・・ また熱いものが・・・ 私の・・中で・・・))
巫女はその熱い迸りに我が宮を染められる感触に目をうっとりと
させていた


「はあ・・・」
参拝者はぐったりと抜け落ちた
「失礼いたします」
巫女はすっと起き上がると、本人同様力なく萎れたものを
手に取った
そしてそれを口に運んだ
67聖娼-12:2008/03/22(土) 15:43:12 ID:1ecasayk
くちゅ・・ ぴちゃ・・・
参拝者の奉棒を口一杯頬張り、力を与えていく巫女
初日、全くの受身だった新米巫女は今や、目を見張るほどに成長し
立派に勤めを果たしていた


「おおお・・・ もお・・ よい」
気持ち良さそうに上擦っていた参拝者は、すっかり復調し
巫女を女神像の下に押し倒した

「ふん! ふん! ふん!」
「あ・・・ あ・・・ あ・・・」
巫女と参拝者、またしても合体し飽くことなく悦びを分かち合う

「あ・・ あん・・ もっと・・ もっと、愛して・・ 愛してくださいませ」
せがむように腰を振る巫女
「ふ・・ ふぅ・・ 何とも・・ 淫らな・・女神じゃ」
参拝者は、先程の伽の跡生々しい泡立ち塗れの参道を力強く参詣する

「うあ! ふあ! あく! ふぁう!」
((あああ! いい! きもちいい・・ もっと もっと・・・))
離れまいとしっかりしがみつき、男性に抱かれる悦びを全身で
享受する巫女
身体の内側を擦られることに快感を覚えた巫女はぐんぐん登りつめていく

「くぅ! ともに! ともに、女神の元に! 参りましょうぞ!」
「はぅ! ふぁい! ともに、ともに、女神・・様の元へ!」

がた!がた!がた!がた!がた!・・・
女神像が地震のように揺れる、そして、ついに・・・
「は! はひ! はひぃ!!・・・
「ふぁふあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

巫女は天井から突き抜けるほどの大声を上げて
女神の元へいってしまった
「うう!・・・」
参拝者もまた、本日四度目の昇天、巫女の後を追う
女神のお目見えした宮に熱い樹液を献上した

びくびくと身を震わせる巫女
「おぉ・・ おおお・・」
その目に随喜の涙が光る

がっくりとまどろむ二人、
名も顔もわからぬまま、時の許す限り体温を預けあった
68聖娼-13:2008/03/22(土) 15:54:44 ID:1ecasayk
晴れて、巫女の勤めを終えた娘
神殿から招待状が届いたのは、一月あまり経ってのことだった
正式な聖娼となることへの誘いであった

聖娼となることは大変名誉なことである
なりたくてなれるものではない
周囲の薦めもあり、娘は再びベールと仮面を付ける決心をした


「う!・・ く!・・・」
神殿奥の院、聖娼となるための試練が行われていた
再び巫女となった娘は女神を冒涜している最中であった

「ううぅ・・・」
全裸の巫女は女神像の前で犬のように四つん這いになっていた
その突き出された尻の上に男が馬乗りになり、その分身で
尻の穴を深々と貫かれていた
「ふん! ふん!」
「あ! あぅ!」
異様な音を立てて、堕落した行いに身をやつす巫女
やがて巫女は、女神の宮で受けるはずのものを、身体で最も
不浄な場所で受け止めた

「はあ・・・ はあ・・・」
不気味なほど広がった不潔な穴から、樹液を溢れさせる巫女に
神官長が指示を飛ばす
「おまえの行いで、今、女神様は大変お怒りです
 さあ、それを、今度は見事鎮めてみせよ!」
ぞろぞろと仮面を付けた男達が入場してきた
これから巫女は白い泡塗れになるほど彼らと交わるのだ


「あ! あん・・ は! はん・・」
入れ替わり、立ち替わり、次々と巫女は圧し掛かられ
体の内側をぬちぬちと響かせる

「何をしておるか、口が休んでおるぞ!」
神官長の叱責が飛ぶ
「は!・・ ふあい!」
熱い異臭が巫女の内も外も白々と染め上げていった
「あ・・ ああ・・めがみ・・さ・・ま・・・」
69聖娼-14:2008/03/22(土) 16:14:57 ID:1ecasayk
数年の歳月が過ぎ去った
大晦日の晩、神殿に大勢の人々が押しかけていた
恒例の”聖婚の儀”が行われるのだ

赤い髭にやや白いものが混じり始めた国王がマントを翻し登場
そして巨大な女神像の背後より、今年の女神役の巫女が現れた


女神の面の奥から、観衆で沸く広場を見下ろす巫女
数年前、自分は確かあの辺りで、今立ってるこの場所を見上げていた・・
感慨に浸る彼女を、先に全裸となった王がベールを下ろしていく
しっとりと磨き上げられた女の肢体が松明の灯りを受けて妖しい輝きを放つ

国王に抱き上げられ祭壇に運ばれる巫女
くしくも巫女にとっては数日前より月が回ってきていた

燃える松明に囲まれた祭壇の上で、
国王に大きく脚を広げられ、平行に覆うように身を添えられる
熱くいきり立った御自身をお掴みになられ、濡れ光る女神の宮の
入り口に宛がわれた

巫女は心の中で呟く
((今宵、私は女神として、王の子を身篭ります
  さあ王様、零時の鐘の音と共にお参り下され、我が宮へ・・・))

女神は艶かしく腰をひねり、王を誘った

(終わり)
70名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 18:21:50 ID:9ei+D5e0
GJ!

スレタイ変更にふさわしい題材で来ましたな。
71名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:53:03 ID:1ecasayk
例えスレタイ古代なくともやるつもりでいました^^
何のかの言ってセックス絡みさせる変な宗教は現代でも
ちょこちょこありますからね
ただ国家レベルでそんなのやってるとなると中世以前がしっくり来るかなと
思ってます
72名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:38:26 ID:bIcOE7so
GJ!
73名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:20:04 ID:Bb9v+7a8
すごく良いです!!
74名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 10:03:33 ID:NrEFv3Og
ほしゅ!
75名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 00:14:34 ID:eXUNgKFo
かそってますね〜
投下しようといざ読み返したら、完成度低い〜
も少し寝かせる〜

よって、保守
76名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 14:11:13 ID:vjsR8DDR
何をどうやったら騎士見習いの少年と男勝りのお姫様の話の設定を考えてるはずなのに、
神速の用兵で武名を轟かせるも部下からは「あれは早く帰らないと嫁さんに酷い目にあうからだぜ」
と軽口を叩かれる恐妻家の将軍なんてキャラクターが思いつくのだろうか?
自分でもわからない。と、言いつつ保守
77名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 16:21:12 ID:YXZoOmdr
将軍と若奥様のSSを書いてから、騎士見習いの少年と男勝りのお姫様のSSを書けばいい
という保守
78名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 16:34:25 ID:XXllcBf0
騎士見習いとお姫様のカップルが結婚して、恐妻家の将軍と女王様の夫婦になるんじゃないの?
79名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 17:17:23 ID:015YKnSm
SSで読まないとよくわからんなぁ。

全裸で正座してお待ちしている。
80名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 21:31:09 ID:d2Th6Kt2
俺も待ってる。
姐さん女房だと尚良し。

そういや、女王の夫って何て呼ぶんだ?保守
81名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 21:41:29 ID:L6uU726E
配偶の宮
82名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 21:55:05 ID:YXZoOmdr
一応、エリザベス女王の夫は「王配」とウィキにあった。
以下ウィキ転載

1957年に妻であるエリザベス2世から王子(prince)の地位を与えられ、それ以降は
His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh(エディンバラ公爵フィリップ王子殿下)
が正式な呼称となる。以来、公的な役割は無いが、「女王の夫」としてエリザベスを支え続けて来た。

83名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 22:06:04 ID:nAadXGg4
>>80
84名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 22:42:37 ID:6EURUTPW
ガイエの本では「夫君殿下」なんつーのもあったな
85名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 00:25:39 ID:Yzw5LEgi
>>82
補足、まぁ王配という単語と直接は関係ないんですが、一応。

wikiでは
>王子(prince)
と訳してるようですがこれは本来「大公」と訳されるべきものです。
wikiの「プリンス」の項を読んでいただけるとよいでしょう。

まぁ同じ王室に「プリンス・オブ・ウェールズ」なんてのもありますしね。
日本語だと「ウェールズ大公チャールズ王太子殿下」あたりが正確な呼称だと思いますが、
英語に戻すと「The Prince Charles, Prince of Wales」でややこしいったらありゃしないw
86名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:56:11 ID:iXLQMZkM
ちょっと鬱っぽくてもありだよな?
87名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 00:34:12 ID:17fAkmYw
どうぞ
88名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:07:22 ID:hmfliEwh
保守
89名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:02:06 ID:eXehwn+f
投下いたします

縦穴洞窟に閉じ込められた冒険者のお話です
和姦です
90ボトル洞窟-1:2008/04/05(土) 23:03:15 ID:eXehwn+f
「・・・まいったね、 こりゃよじ登るのは不可能だ」
背の高い女トレジャーハンターは草色の短い髪をかきあげ、
吊り目がちな金色の瞳は忌々しげに鍾乳石の岩肌
の遥か上の小さな空を見上げた

大地にぽっかりと空いた亀裂に足を取られた舎弟分を
助けようと自分も滑落したのだ
「すんません・・姉御」
「まったくだよ、下が池じゃなかったら、確実に死んでたぞ」
頭からずぶ濡れになってがっくりうな垂れる小柄な舎弟分と
同じく髪の先から水をしたたらしながら、腰に手をやって
呆れる姉貴分

二人が落ちた縦穴は、何とも異様な形状であった
穴の入り口は縦横2mほどだが、下に行くに従って
広くなっており、底の直径は20mほど、
その真中に、三分の一ほどの面積の歪な池がある
あたかも大地に空いたウイスキーボトルの底に落ち込んだ
ような印象であった

「大体、あれだけの大きな穴の入り口、見落として
 足滑らす馬鹿がいるかね、 何考えてたんだい!」
「は、はい すんません・・・」
前を行く姉貴分のショートパンツに包まれたケツと
膝上まであるブーツとの間から覗く太ももに見とれてた
とは言えなかった

「とにかく服乾かそう、あたしは池の向こう側行くから
 いい!と言うまで、絶対そっち見るなよ、
 わかったな!」
「は、はい!」
91ボトル洞窟-2:2008/04/05(土) 23:05:04 ID:eXehwn+f
姉貴分が壁の上へ向けて、ぐぐぅ・・・と弓を引く
ひゅん!と風を切る音がするやいなや鍾乳洞の壁に止まっていた
鳥が悲鳴を残して池に落ちた
「ふひゅ〜! さすが姉御!」
「感心してないで、さっさと泳いで獲物取ってこい」
「へい、へい♪」
これまで外敵のいない環境だったのか洞窟の壁にはびっしり
鳥の巣ができていた

ばしゃ!ばしゃ!と舎弟分が撃ち落された鳥を持って池から
あがってきた
「姉御! 魚がいたっすよ」
「え? こんな池にかい?」
「水の底に横穴が空いてて水が噴出してたっす
 どこかの川か湖に繋がってんじゃないすかね」
「そうか、まあそこを潜って脱出は無理そうだね
 でもまあ、当面、食い物には不自由しなくて済みそうか」
「そのうち兄ぃ達が見つけて、助けに来てくれますよ♪」
「何、楽しそうに言ってんだよ
 少しは責任、感じてんのかい?」
「う・・ 改めて、すんません・・」

**************************

それから・・・
遥か頭上で、何度か青空と星空が巡った

パチパチと焚き火の燃える音を囲む二人
「・・・兄ぃ達、助けにきませんね」
舎弟分が口を開く
「・・・もう、死んだと思われてるかもな」
視線を炎に落としたまま姉貴分

「そんなこと! そんなこと無いっすよ!
 俺はともかく、姉御は兄ぃの大切な人じゃないっすか!」
「・・・大切な人か、
 確かに、この旅を終えたら結婚する約束はしてた・・・」
92ボトル洞窟-3:2008/04/05(土) 23:07:45 ID:eXehwn+f
ふふ・・
姉御が小さく笑った
「どうしたんすか?」
尋ねる舎弟

「ここで、おまえとずっと暮らすことになったりしてな」
目もあげず、しゃれにならないことをいう姉貴分に激を飛ばす
「姉御! 元気だすっす! 絶対助かりますよ!」

ようやく姉貴分が細めた目をあげる
「薪の節約しないとな
 今夜は、火を消して、ここで一緒に寝よう」
「え?・・・」
今までは池を挟んで離れて眠っていた

「一緒の毛布にくるまれば、風邪引かずにすむだろ?」
「だ・・ だけど・・」
「なんだい? あたしと一緒に寝るのじゃ嫌なのかい?」
「い、いえ・・・ とんでもねえです・・ とんでもねえどころか・・」


一つの毛布にくるまって岩の天井に空いた星空を見上げる
トレジャーハンター二人組
((あねご・・ 姉御の髪が・・ いい匂いだ・・ これじゃ寝れねえよ))
舎弟分の頬に姉貴分の草色髪がさわさわと触れてくすぐっていた

「あたしさ、実はまだ処女なんだよ」
上を向いたまま唐突に口を開く姉貴分
「え? ええ! あ、あの・・・」
返答に窮する舎弟分に構わず続ける
「正式に夫婦になるまではと、おあづけ食らわしてたのだけどさ
 ある時、他の仲間と話してるの聞いちゃってね」
「”融通のきかない石女だ”て言ってるのをさ」
珍しく、しんみりとした響きの声にじっと耳を傾ける舎弟分

「なんだかね・・ この男と一緒になっても良いものかと急に
 思い始めちゃってさ
 実は、普段愛想がいいのは、単に体目当てなだけなんじゃないかって」

「そ・・・ そうなんすか・・・」
なんと答えて言いやら判らず、変な相槌打つばかりの舎弟分
突然隣の草色髪がごそっと起き上がる気配がした・・
と次の瞬間、面長の女の顔がゴロンと転がるように男の顔に
覆い被さってきた
ふ・・ ちゅ・・
「え?・・ む! んぶ!」
舎弟分の厚ぼったい唇に姉貴分の吐息が吹きかかったかと思うや
その切れ長の唇が湿り気を帯びて重なってきた
93ボトル洞窟-4:2008/04/05(土) 23:09:20 ID:eXehwn+f
今から一年前・・・
「馬鹿! 何やってんだ!」
「は!はい! すんません・・」
「おまえ、トレジャーハンターに向いてないよ
 もう、故郷に帰れ!」
「う・・・ そんなこと言わないでください・・
 俺、今度は気をつけますから・・・」
((相変わらず、おっかねえなぁ・・この人・・・))

ギルドで初対面の時から、パーティーで一緒になる度
「馬鹿! あほ! ぐず! どじ! 間抜け! 能無し!・・・」
ありとあらゆる罵声を浴びせ掛けられた

並みの体格の男を見下ろす女丈夫で、恐るべき弓の使い手
一度に五本の矢を放ち、全発必中させるほどの腕の持ち主
そして身長の半分以上ある長い足から繰り出す蹴りもすさまじく
メイスを足で受けて叩き折った、カウンターを真っ二つにした
など武勇伝は限りなく、熊のような大男を延髄への一撃で地面に
沈めるのを彼自身も目の当たりにしたことがある

そんなわけだから、並みの男連中では約一名を除いて
目を合わさないようにこそこそして、比較的腕の立つ者を彼女の
側が誘う形でパーティー編成するのが常であった
「さて、あと一名、募りたいんだが、名乗りをあげる者は
 いないのかい?」
鷹のような金色の目がギルドの中を見回す
一様にして肩をすくめる中、例外の一名がのこのこ立ち上がる
「また、おまえかよ
 あれだけ言われて、よく立候補する気になるな
 まあいいや、成る丈足を引っ張らねえようにな」
「は! はい! よろしくお願いします!」


それから半年ほど経った頃になると彼女のほうから声が
かかるようになった
「おい、おまえ、今回もつきあうか?」
「え? あ! はい! ご一緒させてほしいっす!」
「出発は明日の朝6時だ遅れるんじゃねえぞ」
「う! うっす! あの、それで・・・」
「ん? なんだ?」
「あの・・・ 姉御って呼んでいいすか?」
「はあ? ばかたれ!! 調子に乗ってんじゃねえ!」
「うひ・・ す、すんません」
94ボトル洞窟-5:2008/04/05(土) 23:11:32 ID:eXehwn+f
「んん・・・ あね・・ご・・・」
怒号と罵りを浴びせる口としどろもどろで詫び一辺倒の口が
軽く重ねられた状態から、深く咥えあっていく

目を開いたまま熱く接吻を交わす勝気な唇と鈍間の唇
二人の口の中で歯と歯が軽く当り、舌が触れ合う
「んふ・・・」
姉貴分が吐息を舎弟分の口の中に漏らす
((ああ・・・ あねごの・・くちびる・・ あねごの・・といき・・))
舎弟分はこの時とばかり、もぐもぐと罵声吐きの舌を絡め取り
さんざん顔めがけて引っ掛けられて来た唾の味を直に愉しんだ

「はぁ・・」
光る糸を引きながら、ようやく二人の口が離れた
「あ・・・ あねご・・ 一体、どういう・・・
 うう!」
姉貴分が毛布の中に手を伸ばし、舎弟分のズボンの上から握った
「ふふ・・ ビンビンじゃないか
 これじゃあ、寝れそうにないね」
「明日も魚取ったり色々働いてもらわないといけないからね
 睡眠不足になられるわけにはいかないよ」
しなやかな手が、すぅー・・と面食らってる舎弟分の頬を撫でた
「いいよ、セックスやろ
 一発抜けば、眠れるだろ?」
「あ・・あねご・・」
「気にするな、
 処女くらい、もお、おまえにくれてやるよ」


毛布の中でごそごそと服を脱いでいく姉貴分
魔獣皮で出来た上着が、ショートパンツが、コルセットが・・
ぽいぽいと二人のくるまっている外へ放り出されていく
彼女のしなやかな指が最後の一枚をつまんでいる
「ほら、何してんだよ
 おまえもさっさと脱げよ」
それを放り捨てながら、馬鹿面で先ほどの余韻に浸る舎弟分をせかす

((へへへ・・ あねごと・・・ キス・・・しちまった・・
  あねごのくちびる・・ やわらかくて・・・ あまかった・・・))
「ん? ・・・え? は、はい! その・・ それでは、只今・・」
ようやく己も毛布の中でごそごそしだす
夢のような状況にどぎまぎしながら、脱ぎ捨てていく
95ボトル洞窟-6:2008/04/05(土) 23:14:12 ID:eXehwn+f
地面に転がった、姉御のショーツ・・・
((あねご・・・ 今、毛布の中で、裸なんだ・・ 何も着てないんだ
 産まれたままの姿なんだ!))
毛布から覗かせてる、いつものツンツン顔を見ながら想像し
心臓の鼓動がいよいよ早まる

「涎、たらしやがって、しょうのないやつだね
 それで全部脱いだかい?」
「はい、脱ぎました」
「それじゃ、やるか
 おまえは経験あるんだろ?」
「は、はい・・ 遊女と何度か・・」
「じゃ、やれ」
澄ました表情で上を向いたまま、
あくまで事務的に済まそうとする姉貴分
しかし舎弟分はそうはいかない

「あの・・・ 見ていいっすか?」
一瞬、姉貴分に戸惑う可愛らしい表情が浮かぶ
しかし決断は早い
いつもの表情に戻り、頷いてみせる
「好きにしろ」
舎弟分は、ゆっくりと毛布を剥ぐっていった


スポットライトのように差し込む月の光に
普段、厳つい戦闘服に包まれたその中身が幻想的に
浮かび上がる

普段から晒され日焼けした部分と、今初めて晒された
生白い部分とのコントラスト
健康さと艶かしさが同居した粗野で勝気な年上女の生身
ほんのりと肌の香りが鼻をくすぐる

((こ・・これが、姉御の生の乳・・・
  思っていたより・・小さいな・・))
服の上からはかなりのボリュームを感じさせた胸だったが
実際見ると、それほどではなかった
しかし、しなやかに鍛えられたボディラインに、形よくぷるんと
はみ出た隆起は、男勝りの彼女もれっきとした女であることを、
呼吸に合わせて揺れながら主張しているかのようであった

((しかし・・・ 長いな))
普段長大なブーツに隠された美脚、何度この足にケツを
蹴り上げられたかわからない

彼女の髪の色と同じ、草色の下の毛
手入れされてない所為かぼうぼうに茂って大事な個所を
覆っている
((姉御の・・・ 姉御の・・・ オマンコ・・))
96ボトル洞窟-7:2008/04/05(土) 23:19:12 ID:eXehwn+f
「・・・寒いぞ、何時まで眺めてるつもりだ」
「あ・・ す、すんません」
舐めるように視姦していた舎弟分は、慌てて毛布を姉貴分に
かけてやる
そして自分も潜り込んだ
「身体が冷えちまったじゃないか
 さっさと温めてくれ」
「わかりました そ、それじゃ、失礼します」
夢にまで見た姉貴分の白い肌に、指を伸ばした
「あねご・・・」
胸の膨らみをそっと手で包み込む
「やわらけえ・・」
「・・・すけべな手つきだ」
舎弟分はそのまま顔を近づけ
気の強い顔に反比例した、可憐な乳首にちゅっとキスする
この時初めて彼女の身体がぴくんと微かに反応した
「へへ・・あねごの・・ おっぱいかぁ・・」
舎弟分は微かに揺れる胸の中に顔を埋めて行った

どく・・ どく・・・ 姉貴分の心臓の音が頭に響く
「あねご・・・ 温かいっす・・・」
「・・・あんまり、むにゅむにゅするなよ・・
 あたしはあんたのママじゃないぞ・・・」


仰向けで寝そべる女トレジャーハンター
毛布から首だけ出し、細めた金色の吊り目に月が映りこんでいた
「ん・・・」
時折、目を一層細め、小さく呻く

彼女の匂いが充満する毛布の中でもぞもぞと蠢くものがある
長い手足を投げ出して、完全に力が抜けた柔肌に
浅黒い小柄な男がしきりに顔と手を走らせていた
((姉御のはだ・・・ いいニオイ・・ とろけそうなほどスベスベだ))
彼女の弱点をヒットした時、彼女の口から息が漏れるのであった

舎弟分の舌が、ふっくらとした姉貴分の腹筋の上を滑って行く
そのまま下半身へと移動していく
「ん・・ んん!」
彼女は呻きの他に、肌の震えを加え始めた
弟分は姉御の自慢の足を好き放題にしていた
((あねごのひざ・・ あねごの太もも・・・))
眺めているだけで股間が堅くなってくる、魅惑的な代物
ちらちらと盗み見するのが精一杯であった
今ようやく手に入れた・・ 
((おれの・・ おれのものだ・・ あねご・・))
ほどよく脂と筋肉の乗った肉の芸術品をねちっこく賞味し、
己の手垢を塗しつけた


そして、太ももの筋肉の線をなぞりながら移動していた舌が
その付け根に触れた
次の瞬間・・
「あ!・・・」
姉貴分の口からこれまでで最もはっきり声が漏れる
「んん!・・ くぅ・・」
目は限界まで細められ、唇を噛んだ
97ボトル洞窟-8:2008/04/05(土) 23:21:17 ID:eXehwn+f
舎弟分に舌でされる姉貴分
「は・・ぁ・・」
耐え忍ぶように息を吐く
((べろべろ・・ れろれろ・・ おお? ようやく潤んで来たっすね・・))
じゅる・・じゅるる・・
毛布の中から啜り上げる音がする
「ふ!・・ ぬぅ・・」
弟分に試飲され、反応しまくる姉御、ますますじんわりと潤わせ
徐々に身体が受け入れる体勢に整っていく


さんざん彼女の肌を探検し己の手垢と唾液マーキングし終えた顔が
すぽんと毛布の中から現れた
「いよいよか?」
「は!はい、姉御」
((はあ・・ はあ・・ 姉御・・ 俺・・我慢できねえ))
身長差は頭一つ違うのに、胴の長さはほぼ同じ二人が見詰め合う
血走った茶色のどんぐり眼は、月の光を反射する金色の眼と
視線を合わせたまま、毛布の中でごそごそさせた

大きく広げられ、毛布の両端からはみ出した女の長い脚の付け根に、
男の掴んだ物がセットされる
先端の戦慄きがいい歳して処女の口に伝わった
「熱いな・・・」
「姉御、それじゃ・・ 頂きます!」
「”頂く”だと? その言いかた!・・あ!!」
熱いと感じたそれが股を裂くように己の中にめり込んできた
「うあ!!・・つぅ!!」
烈しい処女痛に、さすがの女丈夫も上に乗った男を弾き飛ばさん
ばかりに仰け反る
「くぅ!・・きつい!」
一旦腰を引く舎弟分

「はあ・・ はあ・・ 姉御、大丈夫すか?」
「はあ・・ はあ・・ 平気だ・・ 少しびっくりしただけだ」
女は大きく深呼吸すると、さあ来いとばかり口を結んでじっと男の目を睨んだ
彼も彼女の眼をしっかりと見据える
そして再び姉貴分にめり込ませた
「ぐ!・・くぅぅ・・・」
無意識のうちに身を捩って痛みから逃げ出そうとする白い腰を
今更、逃がさん!とばかり浅黒い腰が追う
「は! つぁ!」
舎弟分の男根が、姉貴分の処女を軋ませながら貫いていく
結合の隙間から滲みでた破瓜の血が、二人の組み合わさって
いく太ももを伝って毛布に染みをつけた

「ふぅ!・・ もお・・少し!」
舎弟分は弾みをつけて、一挙に残りを打ち込んだ
「は!! ぎゃ!・・」
姉貴分の未踏の産道が、舎弟分の肉剣を根元まで収める鞘と化した
瞬間であった
ぶるぶると震えながら、苦しそうにしている姉貴分
「うう・・ ふぅ・・ 入っ・・た・・のかい?」
「入っちまい・・ました・・ はあ・・ 姉御・・大丈夫・・すか?」
「あまり・・・ 大丈夫でも・・ 無いね・・
 さっさと・・終わらせて・・くれ」
98ボトル洞窟-9:2008/04/05(土) 23:23:05 ID:eXehwn+f
毛布をひっかけたまま二人が揺れ動き始めた
((ああ・・ お、おれ・・ 今・・ 姉御と・・ 夢にまで見た姉御の身体と
 ずこばこ・・ 嵌めあってんだ・・ くぅ! たまんねぇ・・))
気持ち良さげに腰を振る舎弟分
((う!・・ くぅ! すげえ、きつさ・・俺のを!・・ 締め付けて!・・・ 
  舐めしゃぶられてる!・・みたいだ!))
姉貴分の遅咲きの生娘をまんまと手に入れ、心から味わう側と対照的に、
組み伏せられて食われている側はいつもの強気はどこへやら
悲痛な叫びを上げさせられていた
「い! ぐ!・・ ああ!・・ あ!ぁぁ・・・」
自分の胎内を焼けた鉄棒で抉り立てられるような痛みに耐えようと
舎弟分にしがみつく

「あ・・あねごぉ・・・ ん! ふぅ! ん!・・」
舎弟分は姉貴分を一心不乱に突き上げた
あの剛面な姉御を今自分は抱いている、
顔を顰め必死に自分との・・・人生最初のセックスに耐えている
「あねご!・・ あねごぉ!!・・・ う!! うぅ!」
舎弟分は姉貴分の中でぐんぐん上り詰め、溜まりに溜まった物を彼女の
体奥で爆発させるのだった
「く・・」
しっかりと抱き止められ、体の奥深く、舎弟分より人生最初の射精を
受ける姉貴分
姉御は弟分によって、最後まで女にされた

「終わった・・・の・・かい?」
汗だくで、尖った眼を空ろにした姉貴分が、力なく尋ねる
「はい・・・あねご・・」
こんな彼女の表情をかつて見たことがない
舎弟分は愛おしさを感じずにおれなかった

姉貴分の身体を解放する舎弟分
彼女の中からどろりと溢れたものが月明かりを反射して輝いた
「・・・これが、精というやつか ・・変なにおいがする」
足をおっぴろげたまま、自身の股座を覗き込む姉貴分に舎弟分が
そっと手を差し伸べる
「姉御、汗を流しましょう」
短足男が長身女を抱き上げ、池のところまで運んだ
そしてそのままの状態で池に浸かっていく
「ふふ・・冷たくていい気持ちだね
 おまえ、あたしの身体・・・ どうだった?」
「最高だったっす」
「・・・もっと深い所まで連れてってくれ」

どぽん・・こぽこぽ
完全に足が着かない場所まで行き、頭まで潜る二人
姉貴分の腕が舎弟分の首に巻きついた

ごぽ・・・ごぽぉ・・・・
水の中で抱き締めあい口付けを交わす二人

”むちゃくちゃ、痛かったけど・・ たくましかったぞ、おまえ・・”

鼻から息を出しながら弟分の口の中で呟く姉御
弟分にはまるで聞こえていなかった
99ボトル洞窟-10:2008/04/05(土) 23:27:55 ID:eXehwn+f
「ほら、こっちはノルマ達成したぞ
 おまえ何やってんだ」
弓と数羽の獲物をぶら下げて、水の中から顔を出す舎弟分を
見下ろす姉貴分

「うへ・・ もう勘弁してくださいよ
 食い物ならもうこれで足りませんか?」
「だめだ、備蓄は成る丈多く確保するのが基本だ
 おまえ泳ぎしか取りえないのだから、あと三匹・・せめて二匹獲って来い」
「そんな・・・ 少し休んでから・・」
姉御がふふんと鼻をならして、ショートパンツの裾をめくって
日焼けの無い部分を晒す
「がんばれ、獲って来れたら、明日は一日”余暇”にしてやるぞ」
弟分はじゃぷん!と水の中に消えた


しばらくして、ざば!と顔を出す
「おお、おまえ生きてたか
 中々浮いてこないから溺れたかと思ったぞ」
「ふぅ・・ ふぅ・・ 水中洞窟、奥まで行き過ぎまして・・・
 まじで、死にそうになりました・・・」
「・・あまり、無茶するなよ、 ほら上がってこいよ」
「へへ、四匹獲って来ましたぜ」
「な! すげえじゃねえか! おまえ、ひょっとして、この方面に
 才能あるかもな」
「・・で、約束は守ってくれるんすか?」
「・・現金な野郎だな、このスケベ!」


また何度か青空と星空を数えた
青空の間は、いつもの手厳しい姉貴分とノロマな舎弟分
指一本でも触ろうものなら、容赦なく蹴りが飛んでくるかのよう

しかし空が満点の星を湛える頃は、一つの毛布にくるまって
ひっしりと肌を寄せあう
「ふぅ・・ ふぅ・・ あねご・・」
「ん・・  んん・・」
あの晩以来、恒例となった就寝前の鎮静行為
今夜も生身で重なり合ってもぞもぞと毛布を波打たせていた

強気な態度は相変わらずの姉貴分だが、その実ここから抜け出せない
ことの不安は相当なものであった
”こいつだけが・・ こいつだけが、今は頼り・・ 
 こいつが元気を保ち続けてくれないと・・ あたしも・・ 
 絶望に取り付かれちまう・・・”
舎弟分に求められるまま体を開き、彼の興奮を鎮める

「あねご! あねご! は! は! ・・・」
「・・あ! はん!・・・」
不安を打ち払うように、セックスに打ち込む二人
しっかりと抱き締めあい、熱烈に温めあう
「あね! あね・・ごぉ!!」
舎弟分が達するときのいつもの叫び、
ガクガクと姉貴分の膣内で腰を軽くしていく
「あ・・・」
年上の女の体は包み込むように年下男の興奮の排泄を受け止め
行為を終えた男女はがっくりと心地よい倦怠感に包まれながら
眠りにつくのだった
100ボトル洞窟-11:2008/04/05(土) 23:46:14 ID:eXehwn+f
陽光が差し込む洞窟の底
ほとりに服やブーツが散らばる池の水面が、差し込んだ光を
乱反射していた

そして、その光が、散乱物の中身が飛び散らす”いい汗”を
キラキラと輝かせていた

昨日の約束通り、”余暇”を愉しむ二人
「ふん! ふん! ふん!・・」
舎弟分が姉貴分を屈曲位で組み伏せ、長い足を抱え込んで、
真上から逞しく打ち込んでいた

「うん! んん! んくぅ!・・こ! こんな・・かっこで!・・」
日中、セックスするのは今回が始めて
上体を折り曲げられた、ひしゃげた蛙のようにおっぴらかされた足の間で、
ガチガチにいきり立った怒張に己の女の芯を杭打ちされる様子が
余すこと無く展開している
「んぬぅ・・・ すごい、 あたしの・・体・・ 本当に・・、おまえに・・・ 
 出入りされてる・・・」
「ふぅ! ふぅ! そう!・・そうっすよ! 俺ら! セックス!・・
 してんすよ!」
「はぅ!・・ はく!・・ あ!・・つぅ」
目の前で起こってることを凝視し続ける姉貴分は羞恥と興奮で顔を紅め、
荒い息を吐く
その間にも、休むことなく男の腰が
ぶしゅ!ぶしゅ!と露を噴きながら逞しく杭を打つ
「あ! あぅ! 体の! 外も!中も!・・すごく! あつい!」
「ふぅ! ふん! 俺も! 姉御の!・・ おマンコの・・中! 
 すげえ! 熱い!・・すよ!」

水音はげしく絡み合う男女の凸凹が映り込んだ金色の瞳に
妖しい輝きが灯り始めていた
「あ! は! なん!・・なんか! あたし・・変だ! 変だよ・・
 お! おい!・・もっと! 突っ込め! もっと・・はげしく!
 突っ込み・・まくれ!・・ もっと・・」

弟分の腰が、まるで別の生き物のように姉御を打刻する
「ふ! ふぅ! あね!・・い! いい?!・・いいっ!・・すか?!」
「あ! あ! いい! いいよ! あ! あ! あ! あ!」
姉御のすっかりいい色に染まった肌が波打ち、
乳首をぴんと立てた乳房が乱れ飛ぶ
強気な姉御は今や、すっかり身体の内側を擦り上げられることに
女を露呈し、そして極みへと達しようとしていた

「ああ! ひあ! あはあ!! いああああ!!!・・・
 あ!ひああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!・・・」

長大な美脚がぴくぴくと反り、金の瞳が随喜の光を吹き散らした

彼女の膣が愛おしく、中で導いてくれた熱棒を搾る
「ぬほ! あね!・・ごぉ!・・」
弟分は引きずり込まれるかのように根元までぎっちりと押し込み、
姉御の子宮めがけて迸らせた
「う・・ふぅ・・」
弟分が腹の中で精を爆発させるのを、姉御は目を細めて
感じ取っていた
101ボトル洞窟-12:2008/04/05(土) 23:48:03 ID:eXehwn+f
「は・・ふぅ すっきり・・したか?」
「へ〜・・・ 姉御・・ 今回も、中で抜かせて頂きました
 ご馳走さんです」
弟分は姉御の中からずるりと引き抜いた
どろどろと濃い精汁が逆流して草色のアンダーヘアを白く染めた

「キス・・しようか」
姉御の緩んだ唇を、弟分の口が捕らえた
「むふ・・んん〜・・・」
ひしりと抱き合う脚の長さの極端に違う男女は、深々と食いつきあい
互いの唾液で喉を潤した



ぱちぱち・・
毛布を肩にかけて焚き火にあたる二人

「・・・姉御・・ 俺ら、一体どうなるんすかね」
舎弟分がぼそりと呟く
姉貴分はきっとした視線を向ける
「おまえに一言言っとくぞ
 言っても仕方がない、考えるだけ無駄なことは極力、言うな、考えるな
 わかったか?」
「はい・・・」
先ほどの奮戦の汗を流すために、頭まで池に浸かって
今は乾かしてる最中であった

「そんなつまらないことを考えるとは・・ あたしの体に飽きてきたかい?」
草色の短い髪から水をしたたらせる姉御
初めてここに落ちたときのように濡れた髪が日の光を反射して輝いている

「な! とんでもねえです 姉御は、俺にとって・・・えと、 女神みたいな
 存在っす
 その点についちゃあ、今でも、夢見てるようです」
「そうかい」
以前より少し優しくなったような気がする金色の瞳が悪戯っぽい光を放つ
すぅ・・と肩にかけた毛布を外す
「あ・・姉御・・」
健康的な裸身が日の光の下で眩しいほど輝いていた
「やろうぜ、セックス  ほら、きなよ」
「姉御・・・」
「今日は余暇の日だろ? どうして欲しい? リクエストに応えてやるぜ」
ごくりと息を飲む弟分
「えと・・それじゃ、姉御、 四つんばいになってケツ向けてくれますかい?」
ふふんと鼻を鳴らす姉貴分
身をくねらせながら、引き締まったデカ尻を弟分に向けた
「ほら、やったぞ変態」
102ボトル洞窟-13:2008/04/05(土) 23:50:04 ID:eXehwn+f
弟分は背後から姉御に襲い掛かった
「く!・・」
尻に被りつかれ、べろべろと舐めまわされる、
更に舌先が尻の穴の周りまでも舐めまわした
「う・・ なんてとこ・・舐めてんだ・・変態」

舎弟分は顔を離し、姉貴分の背中に乗り掛かった
「姉御・・ つっこみます」
「あ!・・・」
言うやいなや、姉御は貫かれた

犬か馬のような姿勢でまぐわう二人
「はあ・・姉御・・ 姉御のケツ・・ 俺にください」
背中に乗り掛かった弟分が耳元で囁いた
「なに?」

突然、舎弟分はずるりと膣から抜くと、その上の放射状の皺の
真中に姉御の愛液塗れたやつを宛がった
「あ! おい! まさか・・」
驚いて腰を引こうとする姉貴分、がしかし男の腰のほうが早かった
「あ!ぎゃ!!」
ケツの穴に生温かい堅い異物に入り込まれ、金色の瞳が
かっ!と見開かれる
姉御のひり出す穴は、あっというまに弟分の怒張でむりむりと栓を
された
「く! 誰が! そっちを許すと!・・」
「はあ〜 姉御・・だって、リクエストに応えてくれると・・
 くぅ〜・・ すごい・・姉御のケツの中・・ 熱くて・・きついっすよ」
弟分は姉御の乳を背後から鷲掴みにして揉みしだきながら、
ケツを掘った

ぱん! ぱん! ぱん! ぱん!
弟分の腰に叩かれ、姉御の弾力性のある尻たぶが派手に揺れる
「う!・・ うぅ!・・ ぐぅ!
 この! あたしを!・・ おもちゃに! しやがっ!・・て!」
「ふぅ! ふぅ! あねご・・ あねごのケツ・・ すげえ締め付け
 俺のチンポ・・ 食い・・ちぎられそお・・」
弟分はひねりを加えて姉御の締まりと柔らかさの調和したケツを掻き回し、
その括約筋と腸内温度を存分に味わう
快楽に歪む舎弟分の涎が、姉貴分の草色の髪にぽたぽた垂れ落ちた

「出る! 出るっす! あね! あねごぉ!」
「あぅ! く! うぅ・・ おぼえて! ろぉ!・・」
姉御は弟分から白濁浣腸をたっぷりと施された
103ボトル洞窟-14:2008/04/05(土) 23:56:35 ID:eXehwn+f
「あねご〜〜・・ すんません・・ ごめんなさい」
ケツに突っ込んだ罰として、池に浸けられたまま、上がることを
禁じられた舎弟分がひたすら詫びを入れていた
「だめだ! いくらなんでもやり過ぎだ! 当分そこで頭を冷やせ!」
池のほとりで仁王立ちした姉貴分の金眼が睨む
裸のまま腕を組み、しかし下半身はへっぴり腰気味、
いくらか突き出たままのケツの穴から垂れた白い筋が太ももを走っていた

「姉御〜〜 勘弁してくださいよ 何でもしますから」
姉御が鼻をならす
「ふぅん、何でもするか それなら・・」
自ら舎弟の所為でだいぶこなれたビラビラを捲ってみせる
「この前にやった時の感覚、もう一度味あわせてくれるか?
 もしダメならまた、一時間池の中で過ごしてもらうからな」
金眼がにやりと淫靡に微笑んだ

*******************************

「むっ!これは・・ おい!起きろ!」
「ん〜〜・・どうしたんすか?・・ え? わわ! どうなってんだこりゃ!!」
池の水が溢れて周り中、水浸しになっていた
しかも、どんどん水かさが増していく
「ひぃ〜〜!! あ!姉御!! どうしましょう!!」
「落ち着け、馬鹿 これはここを脱出するチャンスだ
 このまま水かさが増し続ければ、あたしらを地上に運んでくれる」
「おまえ、確か立ったまま泳げたよな?
 あたしを掴んでこのまま溺れないよう上に行くんだ」
弟分は姉御を脇に掴まえた、水かさはぐんぐん増し、二人を洞窟の上へ
運んでいった

「やった!地上だ!」
遂に地上まで運ばれた二人は、水から這い上がった
「ふぅ・・・ あっけなく脱出できましたね」
「しかし、雨は降ってないな
 池の中の洞窟から続く川か湖が増水してたに違いない
 とにかく、脱出できた!」
「はぁ〜 姉御との蜜月もこれで終わりか・・・」
「何か、言ってるか?」
「いえ・・ 何でもねえっす」

ギルドに戻ると、幽霊を見るような眼で見られた
婚約までしていた男の隣には、見知らぬ女が座っていた
「よ、よお、おまえ・・無事だったのかよ・・・」
「ひさしぶりだな、生きてて残念だったか?
 おい女、この男は気をつけろよ
 恋人が見当たらなくなると、速攻でトンズラこくのが
 得意技だからな」
はらはらしながら見ていた舎弟分のほうを振り向く
「おい、いくぞ」
「え? は、はい、あの・・ いいんすか?」

ギルドをあとにする二人
「港町へ行ってみよう、海へ乗り出そう」
「はあ・・ しかし、姉御、泳ぎはあまり得意じゃ・・」
「おまえがサポートしてくれりゃいい、 それじゃ不満か?」
弟分は、ぴっ!と背筋を伸ばした
「とんでもねえっす! どこまでもお供しまっす!」
                              (終わり)
104名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:33:42 ID:Ay7ErO4/
新作ktkr!!
メチャクチャにGJ!!!
105名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 08:02:52 ID:vdGOqnkI
メチャクチャに燃料もらいましたw
106名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:44:07 ID:JC68PvFc
姐さんスレでもいけそうな良作
107名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:57:36 ID:bRCqKale
ごめん。面倒くさくて感想書かなかったが実は一回ヌイた。
108名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 13:04:15 ID:dgwKSayZ
気が向いたら、この二人組の続きでも書くとすっかね
109名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 17:01:07 ID:T8JJ05jF
>>108
まったりとお待ちしてます
110ほしゅねた:2008/04/16(水) 09:09:27 ID:FOs+bBQB
必殺中出人

果たせぬ妊娠・・
承ります
111名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 15:05:12 ID:NwEDkEnG
おか…ニューハーフさん達相手でも?
112名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 17:13:08 ID:FOs+bBQB
・・・

さ、さらばじゃ!

カサカサカサカサ・・・
113名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 22:23:09 ID:sY3XEdaN
・ショタが女性モンスターに玩具としてさらわれ、犯される
・肉体改造(薬などで一物肥大化、とどまることを知らない射精)
・ちょっと過激(菊座を魔物に弄ばれ、おなかの中でのた打ち回る)
・ファンタジーOK
なスレはココですか?
114名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 22:33:16 ID:FOs+bBQB
背景、雰囲気が>>1から逸脱しておらず、オリジナルであるなら歓迎しますよ

・ショタが女性モンスターに玩具としてさらわれ、犯される
これ期待
115名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 23:51:58 ID:Q0wrGMA7
女性モンスターの人外度が高い場合、「人間以外の〜」スレでも喜ばれると思うので
迷ったらどっちかに投下してくれー
116名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 03:07:39 ID:XMq/OC5u
ショタが女性モンスターに玩具としてさらわれ、犯される
楽しみ
117名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 00:28:14 ID:JcWFwUil
ここで空気読まずに中華風を投下宣言。
118名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:43:17 ID:TACSKSS+
よし来い
119名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:48:30 ID:59m0z5oH
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>   ゆっくり投下してね!!!    <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
120名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 19:04:34 ID:bCX3aY4m
ゆっくりしすぎだぜ
121名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 21:32:53 ID:VgMFqyXW
ちょっと書いてみたんですが、非エロ部分が多くなってしまったので、ロダ上げします。

次の方が現れるまでの繋ぎにしてください。

うPろだ 2号 54962 ファンタジー1.txt   fantasy
122名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:21:01 ID:Fip5zG4q
>>121
どこ?
123名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:21:58 ID:G5mhFdMq
>>120
申し訳ない。
今週中には…!
124名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 15:47:39 ID:VCJC0De6
>>121
大作GJ。
ただ、ここに投下して全く問題ない内容に思えたけど?
125121:2008/04/22(火) 21:50:22 ID:uanQzRPP
 いえ、エロの無い部分が長く続いたりするので、読んでもどかしいんじゃないかと思いまして。

 3,4レス分の間、エロが一切無いということになりそうでしたから。

 まとめてあれば、飛ばし読みができるので、そのほうがいいかなあと。
126つなぎ:2008/04/23(水) 00:52:39 ID:vlQFkbPU
短いがつなぎで読んでくれ スレ違いだったらごめん。気が向いたら続きかく

 二本のダガーを鞘に差し、上下革服のシリウスが向かいの男に冷たく微笑みかけた。
 傍らには、縄で両腕を縛られた女騎士。そんな姿を見て男は猿ぐつわの口で何かを喚くが、
向こうに届くことはない。
 短い金髪の、清純な美女である。内服ながら気品があって、彼女の育ちの良さを感じさせ
る。ただ腕は立つようで、傍らには使い込まれた剣が転がっている。
 それを、長身のシリウスがじっと見つめている。ギラリとした鋭い瞳、不敵に笑う口元、
冷たさを帯びた整った顔立ち。危なげな美貌のシリウスは、着ていた上着の胸元をゆっくり
開いた。
「っ!」
 しなやかに鍛えられた肉体に、張りのある大きな谷間が露わになった。
 うっすらとした笑みを見て、女騎士の顔が青ざめる。
「……」
「っ!」
 今度はシリウスが彼女の上着の胸元を掴んだかと思うと、勢いよく開いた。
 薄いシャツ越しの、乳房が露わになる。シリウスほどではないにしろ、それなりに主張す
る大きさである。
「きさ、貴様っ!」
 わめく声も気にせず、うっすら形づくる乳首に指を這わせる。
 周りをなぞり、くにくにと弄ぶように触れ、弾く。爪で全体をなぞってやると、わずかに
震えが走った。
「くっ、つぅっ……!」
 くすぐったさの混じった愛撫に、女騎士が激しく身をよじって抵抗を試みる。が、捕らえ
られた両腕では為す術もなく、シリウスの巧みな指使いに任せるしかない。
 ほどなくして乳首は堅くしこり、そこからしびれるような刺激が伝わり始めた。
「むぅっ! ううぅっ!」
「こいつの彼女、結構綺麗じゃん。あんたの好みじゃない? リノ……」
「ミリア、余所見しないで集中しなよ」
 椅子に縛り付けられた男の両脇に、赤毛と長髪を縛った少女。
 ミリアと呼ばれた赤髪の少女はぴたりとしたビキニ型シャツを着、露出の多い格好である。
向こう気の強そうな顔でナイフを男の首筋にあて、くすくすと笑っている。
 前髪を横に垂らし、縛ってなお長い髪のリノはシリウスのそれと似た革の上下を着、凜と
した顔立ちで男の動向を見張っている。ミリアより年上なのか、幾分背が高い。
「はっ、あん……! んぅっ……!」
 そうこうしているうちに、女騎士の声に戸惑った喘ぎが混じり始めた。
 すでに両の乳房が露わになり、秘裂に伸びた指が、水音を立てて愛撫している。未知の
快感の波に女騎士は身をよじり、感じてしまっている屈辱に震えている。
 だが、内服のズボンは早くも染みを形作っており、シリウスの愛撫に体は反応せざるを
えない。
「くっ……んあぅっ!」
 シリウスにべろりと頬を舐めあげられ、思わず赤らんでしまう。ハッとして顔を背けるが、
乳首を摘み上げられて素直な声が漏れた。
 敏感になった部分を攻められて、動きが激しくなる。だが、乳首とヴァギナから全身に広
がる痺れと刺激が、そろそろ思考能力を奪い始めてきた。
「あんたの女なんだろ? ああやって他人に女にされてる姿。どう?」
「やめろ、み、見るな……あむぅっ……んちゅっ……」
「心配しないでいいよ、処女は奪ったりしないから。ここではね」
「……!!」
「ほら余所見しないのー」
127つなぎ:2008/04/23(水) 01:03:47 ID:vlQFkbPU
 目をつむろうとする男の瞼を、ミリアが無理矢理にこじ開ける。
 開かれた視界には愛液に溢れる秘裂を弄ばれ、同性に唇を奪われた恋人の姿。彼女は
すぐに口を閉じ、肩に顔を埋めた。
「ミリア、その男をここに」
「はーい」
 と、両手両足を縛られた男を軽々と持ち上げ、ミリアはシリウスの目の前まで近づいてい
った。
「リノ、お前は撤退の準備を」
「はい」
「さて」
 シリウスが責めの手を止め、女騎士の背後に回る。そのまま片足を抱えて股を大きく
開かせると、男の目の前でその秘裂を開いて見せたのである。
「!? 何を、やめっ、き、貴様ぁっ!」
「むぐっ、むぅぅ!」
「離せ、今すぐ離せぇっ!」
 快感に朦朧としていた女騎士が、思わず叫んだ。
 だが、ピンク色の染まった彼女のヴァギナは愛液で溢れ、これ以上ない程の女の悦びで
溢れている。
 必死に足を閉じようとするが、力が入らない。
「この女のことは、もう忘れるが良い」
「絶対に、絶対に許さ……あっ!? あっ、あん、んっ、んぁぁっ!」
 仕上げとばかりに、シリウスの指が忙しなく動き始めた。
 秘裂とクリトリスを滑り、今までにない刺激が走る。悲鳴のように喘ぐ女騎士の腰は、もう
細かく震え始めた。
「だめ、ダメ、いやぁ、……見な……んぁぅぅっ!」
 瞬間、右肩に顔を伏せたかと思うと、女騎士の秘裂から飛沫が舞った。
 びくびくっと細かな痙攣と共に、男の顔に愛液がふりそそぐ。
「うっ……うぅ……」
「自分の男の前でイクなんて、結構なスキモノだねー」
 そして全身から力が抜け、彼女はだらりと脱力した。

ここまで。
128名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 03:33:52 ID:4UniOlM7
保守
129ほしゅねた:2008/04/25(金) 01:42:18 ID:oesFFOyT
水着どころか海水浴の歴史が近世以降であったことに愕然

しかたないので我が国の海女のファッションをベースにした
東国伝来のイソギなるものを登場させることにいたしました

海女は魏志倭人伝にも登場していたようなのでまあ無問題
しかしながら明治頃まで上半身すっぽんぽーんであったのだとか
さすがにそれじゃストレート過ぎるので、ちょいとアレンジしてたりします
130名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 01:15:19 ID:cu4SxjLQ
保守
131梢家の次男坊:2008/04/27(日) 18:55:26 ID:R77zZ0CT
「厄魔が出ますぞ」
皺だらけの顔に出来るだけの心配を作ってみせて長老は言った。
上座に座らせられた聞き手の若者は、鬱陶しさを極力見せぬように努めていて、
少しでも気を緩めれば欠伸が出そうになっていた。
顔立ちも無骨であるが、野卑な印象を与えない。服装も華美でないが、質が良い。
人並みな背丈だが、筋肉がしっかり付いている。
それよりも目を引くのは、壁に掛けられた大刀と樫の皮のような髪色。背が丸い
のと髪の所為で猿のような愛嬌がある。
梢楓、字を秋応。齢は十八。翠尾猿などと呼ばれている。
愛用の兜の毛が異様に長いからだ。こう呼ばれるのは嫌ってもいない。
父は円王朝で武玄王などと謳われた梢統である。
その梢統から旅を与えられたのは六日前のこと。
西の彼方にあると言う王国に行くよう命じられたのだ。奇獣の多い地域だが栄え
た国で、円王朝との同盟も長い。アルだとかという龍人を訪ねろ。とも言われた。
旅は初めてだが、好きだった。
知らないことが多々見えてくる。邑の民の結束、都の政策が末端にもたらすもの。
決して平穏な宮城では会う事も無かった人々。
ただ面倒も多く、特に家柄が明かされた時の媚びる姿勢は、見ているだけで腹が
立った。少しでも梢家に気に入れれようとするのだ。
「いえ、なにぶん急いでおりますし、ご迷惑もおかけできない」
慇懃に頭を下げて梢楓は邑の申し出を拒否した。
「迷惑など!むしろ私どもの接待が事足りるか…いやはや。最近は奇獣も多く出
ます。どうか我が邑に…」
「そのように尽くされてはそれこそ私の徳に背きます」
笑いながら梢楓は眼を大刀にやった。熟練したものなら本気でない事は一目でわ
かるが、素人には武家の者の癇に触れたと思うだろう。
怯み、長老は諦めたようにうつむいた。
「せっかくのご厚意、申し訳ないが私はこれで」
「はい、ただ。ただ、この先の山は本当に厄魔が出ます。どうしても無理でした
ら引き返してくださいませ」
梢楓は一度頭を下げて、
夕刻に雨。山道を馬と行く。
雨が振るのは予想していなかっただけに、備えも悪い。
「まずいな…」
雨は火を消す。野宿で火をおこさないまま眠るのは危険すぎるから、夜を徹して
いることになる。これならば面倒だが麓の邑でやり過ごすべきだったか。と思っ
たが、すぐにその長老の媚びた顔を思い出して、あきらめた。
「ここの雨は長いぞ、武芸者」
後ろから随分と小さい声。振り向くと深々と笠を被っていて、持ち物からすると
猟師のようだ。左手には捕らえたばかりと思われる兎が、首を折られて力なく垂
れている。
「あんたは?」
「この近くに庵を立てて住んでいる。お前が下の邑から出てくるのをみていた。
『厄魔』と言ったほうが分かりやすいかな?」
しわがれた長老の声が反芻される。
その割に、敵意は感じられない。とすれば、邑全体での隠蔽らしい。と梢楓はす
ぐに悟った。あらためてあの邑に泊らなくて良かったとも思った。
「濡れたくないならついてこい」
多少楽観的に思えたが悪意は微塵も感じられない。ついていって間違いは無いだ
ろう。手綱を引き、梢楓は山道を外れた。
132梢家の次男坊 2:2008/04/27(日) 18:57:15 ID:R77zZ0CT
草の匂いがした。
庵の中は使い古された皿と鍋、それと干し肉。干し肉の臭いで獣を寄せぬよう回
りに薬草が敷かれている。
「武芸者。お前はどのくらいここに居座れる?」
はじめは雨で気にしなかったが、この庵の主はずいぶんと声がくぐもっている。
壮年かとも思えたが、それにしては健脚すぎた。慣れているとはいえ濡れた足場
も躊躇なく進んでいた。
まだ笠を脱がない庵の主に、梢楓は疑問の目を向けた。
「武芸者ではない。行き先が定まって旅をしている。だから長くは居られん」
そうか、と言うと主は笠の紐をほどいた。
「ならば好都合。武芸者、頼みがある」
面を覆った包帯が声をくぐもらせていたらしい。戦役で大きな怪我をしたのかも
知れない。梢楓はぼんやりと考えた。
「銀五粒だ。銀五粒で私を助けてくれないか?」
梢楓でさえ、一瞬気後れしそうな眼差しがこちらを見据えていた。
「助けるって?」
「出来ることなら何でもする。頼む」
刃圏に入ったような緊張感を出してくる瞳が、瞬間憂いを帯た気がした。
「喫緊時なのは分かったが…」
梢楓の言葉で気がついたらしく、庵の主は弾かれたように、包帯を解いた。
「あぁ済まない。長い間つけていたから忘れていた」
「!?…いや、気にしないでくれ…?」
梢楓は言葉を探した。全く予想していなかった事態に、困惑を隠せずにいた。
「ん?何だ、私が髭面の猟師とでも思ったか?雪李妹(シェイリーメイ)。よろし
く頼む」
包帯がはらりと床に落ち、露になった顔。
収められていた黒髪は溢れるように肘の高さまで伸び、長い睫が服装にそぐわし
くない艶やかな印象を与えた。
誤解を恐れず言えば、梢楓は母、明花を美人だと思っていた。穏やかで柔らかな
美しさを持っていた。
この雪李妹と名乗った女は真逆の美しさを放っている。氷の彫刻のような危うさ
と、どこまでも惹き付けられる魅力。そのなまめかしい瞳には、はかり知れない
激情が燃えていた。
その瞳がこちらを見据えて笑うと、一層妖しい美しさが引き立ち、梢楓は思わず
目をそらせた。
「そっちこそ名は?」
布を取り払っても、声は小さく、女としてはかすれている。
「梢秋応だ…!気は使わなくていい。嫌いなんだ。煩わしいだけだからな」
「そうか。では梢。私を助けてくれるか?」
「…何をするつもりだ?」
「うん。実はな…私を娶ってほしい」
133梢家の次男坊 3:2008/04/27(日) 18:57:56 ID:R77zZ0CT
何を言っているのか、頭が及ばなかった。―娶ってほしい―そう聞こえた気がし
た。梢楓は自身の目尻を何度かつねった。痛みをおぼえるので、どうやら夢では
ないが、こんな事は夢魔などの悪戯ではないのか。
そう思えて仕方ない。
「まさか。冗談にしてはたちが悪い」
「何故だ?」
「あんたみたいな美人から言い寄ってくるなど、都合が良すぎるな」
言うや、雪李妹は少しだけ頬を紅く染めてうつむいてみせた。
「美人だなんて…照れるな。梢に言われるなんて…」
囲炉裏の薪が気持いい音をたてて割れた瞬間、雪李妹が梢楓に唇を寄せた。
接吻などは初めてではない。兄に連れられ妓館に言ったことがある。初めて抱い
たのは玄人女で、確かに気持良かったが、こんなものかとも思った。
だが今の不意を衝かれた口付けにどのような意味があるのか、梢楓は混乱した。
「顔が紅いぞ、梢。まさか初めてだったか?」
「馬鹿にするなっ!」
くすくすと笑う冬李妹をみて、梢楓は思わず両肩を掴み、床に押し倒した。端か
ら誘っていたとすら考えた。雪李妹の着物を乱暴に取ろうとした段に至って、梢
楓はようやく、脅えと後悔を孕んだ雪李妹に気がついた。とっさに離れて頭を掻
く。
「…申し訳ない。我を忘れたなどと言い訳はしない」
「梢は…雌犬をだけるか?」
また奇をついた言だが、そのままの意味を尋ねているらしい。
「いや…考えた見たこともなかったが…」
「ふふ。ならば私を抱けるはずもない。畜生以下の厄魔だからな」
やはり声は聞き取れる最低限ほどで小さい。
雪李妹が泣いている。声もあげず、ただ涙がその眼から流れ落ちていた。
134梢家の次男坊 4:2008/04/27(日) 18:58:30 ID:R77zZ0CT
起き上がり、雪李妹は自らの帯をほどいている。
「な!!?…何を!?」
返事をしないまま帯を投げ捨て、こげ茶の着物を取り払う。
梢楓は息を飲んだ。引き締まり、無駄のない美しい肢体。形の整った乳房。だが
梢楓の目を奪ったのは身体中のに残った傷痕と、右肩から二の腕までの一際大き
な火傷痕。並々ならぬ過去はすぐに分かったが、あまりに壮絶がすぎた。
「梢はこの躰の意味が分かるか?」
首を横に振ることしか出来ずにいた。
「…私はここよりずっと西で生まれた。家は各地で商いをしていた。両親と姉、
豪商と言うほどでなかったが、家族と幸せな暮らしを送れた」
話ながら雪李妹は天井を虚ろに眺めている。黙って聞いておこうと思った。
「この邑に来たのは五年前。今日と同じ雨の日だったな。私達は下の邑の宿で過
ごすことにした。当然の考えだろう?だが、あの邑というのが間違っていた…」
冬李妹の歯軋りが静かな庵に響く。雪李妹は耐えているのだ。闘っているのだ。
肌がぴりぴりと痛みを感じるほどに悲しい気が漂う。
「行商の父は財を常に持っていた。あの邑が何をしたか分かるか?」
「!!…強奪」
「鋭いな。そうさ、父と母は殺され、姉と私は連れていかれた。邑長の家の納屋
だ。あそこの農夫たちは保身のために働かされていたのさ。連れて行かれた私た
ちを生かす理由は無かった。処理はなんでも良かった。売るには私たちは現場を
見すぎたからな。ではまた質問。一体そのとき、何があったと思う?」
「ッ…!」
梢楓も何があったのか薄々感づいている。ただそれはあまりにも、悲痛で現実に
起きていいものではない気がして言葉にならなかった。
「遊びさ」
雪李妹が口元に冷たい笑みを浮かべた。
割り切っていると言うよりは、諦めに近い気がした。
「奴らの飼い犬どもに爪で掻きむしられ、犯され続けた。私達が泣くほどに喜ぶ
奴らの顔を、今でも覚えている。犬の精に混ざって破瓜の血が見えたとき、よく
肥った一人息子が手を叩いて笑っていた」
話しながら雪李妹は肩の火傷を撫でた。
「…」
「散々に汚され、見るだけ見て飽きるまで楽しんだら奴らは納屋ごと火をつけた。
使い捨ての玩具だからな。姉は自らを捨てて私の縄を切り、逃がした。幸か不幸か、
私は思い切り焼けた空気を吸ってしまって、声が出なくなった。証人としての力を
失ったんだよ。だからあえて殺すこともなく、生かされている…」
「もう、やめろ!」
聞いていられず、梢楓は黙らせるために冬李妹を抱きしめた。この小さな体が背
負うには、大きすぎる。今日会ったばかりの女に涙を流した。
「泣いてくれるのか…ありがとう」
助けなくてはならない。そんな衝動に駈られているのに、雪李妹があやすように
梢楓の背を撫でる。心音も梢楓だけが一方的に高鳴っていた。
「この話を聞かせられる人を何年も、待ちつづけた…」
「どうして俺にそのことを?」
「私が梢を信じていて、好いているからだ」
「たったいま会ったばかりなのにか?」
「それを言うなら梢も今さっき会った私の話を疑うどころか泣いてくれているじ
ゃないか」
彼女とは立場が違いすぎるとも思ったが、雪李妹本人は疑う風も無い。
「兎に角、一目ぼれというのかな。とにかくこんなに魅かれたのは初めてだ」
歯に衣着せずに言っているのは分かる。素直な心情なだけに、梢楓は赤面した。
135梢家の次男坊 5:2008/04/27(日) 18:58:58 ID:R77zZ0CT
「さて、本題に戻ろうか」
着物を着なおした雪李妹は、襟を糺してから指で床をなぞった。梢楓もその先を
見る。邑と庵。それより少し離れたところを示すのに、それぞれ針をつき立てた。
「私を娶ってほしいといったが、そんなに大仰じゃなくていい。ここから四里先
(約八キロ)の関所。そこを越えたいのだ」
「ここから四里…歌紅関だな。誰かの伴侶であるとした方が、女性ひとりよりよ
っぽど通りやすいと言う事か」
「違う」
「何?」
「誰かの、では無い。梢の、だ」
それが一番心を惑わすと知ってか知らずか、雪李妹は悪意無く笑ってみせる。
「っこほん!俺の妻として歌紅関を抜けたとして、その後はどうするつもりで居
るんだ?」
「いつでも捨ててくれて構わん。私はただここのそばで生きていくつもりは無い
だけだからな」
とんとんと邑の針の頭を叩く。つつく指先にまで、ありありと憎悪がにじみ出て
いて梢楓は沈痛な面持ちで見つめた。
「庵はどうする?」
「出るときに焼き払おう。あぁ、それで、ついでに梢。一度だけ邑にも降りてく
れないか?厄魔は死にました、とあの老いぼれに言って欲しい」
「良いのか?そんなもので?」
「一つ、ここらへんで終わらせたいからな…」
愛想笑いをして雪李妹は宙を見た。真っ黒な瞳が何を捕らえているのかは分から
ない。
「私の願いはこんなものだ。引き受けてくれるか?」
「銀五粒だったな」
「足りないなら、もっと…」
雪李妹は袋から更に三粒、銀の小粒を取り出した。梢楓は八粒を雪李妹の掌にお
き、ぎゅっと握らせた。
「金には困っていない」
「だが…」
「代わりを考えている」
「何だ?」
「この頼みが成功してから貰うさ…」
その夜は、獲ったばかりの兎を使った鍋が振舞われた。酒もある。
話では歳は十九だと言う。なぜ尋ねたのかはよく分からない。梢楓も酒には強い
はずだった。酔ってはいない。
「悪いな。巻き込んでしまって…」
「嫌だったら断っているさ」
面倒では無い。
助けたい気持ちが暗く冷たいものに変わり、自分の心の底に落ちるのを、梢楓は
薄い蒲団の中で確かに感じ取った。
136梢家の次男坊 6:2008/04/27(日) 19:00:03 ID:R77zZ0CT
翌日、朝のうちに詰所に要請をかけて長老親子を処断した。
夜から襲われていた残酷な気分はそれで収めようとした。
身分を明かした途端、武装した兵を五人もつけてくれたのはありがたかったが、
どうしても後ろ盾を使ってしまったのはいい気分ではなかった。
権威を利用するのを父は嫌う。しかしいくら怒鳴りつけられようと、これだけは
譲れない。
雪李妹は、そこまでやらなくていいと言ったが、それではわだかまりが取れなか
った。

歌紅関を抜け、二十日。大きめな街で宿に入った。
会った翌日から、梢楓は覆面を許さなかった。
街ですれ違う者が雪李妹を振り向く事に、少しだけ優越感を得ていた。
あまり身分は明かしたくなかった。中々な武家の者だと分かれば、雪李妹との関
係は変わってきてしまうだろう。せめて知られる前に、せねばならない事があっ
た。それをしようにも、後一歩と言う所で躊躇ってしまう自分を、梢楓は叱咤し
続けて今に至る。
もどかしさとふがいなさに嫌気が差して、梢楓は寝台で意味も無く情けない声を
漏らした。梢楓の悩みが自分にあるとは思ってもいない雪李妹は、買ってやった
帯と服をこちらに悪いと思いながらも、嬉しそうに眺めている。
まだ自分の欲しいものすら素直に言えないが、徐々に雪李妹は明るくなりつつあ
った。
「報酬を、まだ聞いてなかったな」
梢楓は立ち上がって、窓を開け放った。外は夜でも賑やかで露店も多い。
夜風に乗って香ばしい肉の匂いが入ってくる。
「良いな。食いに行くか?」
「はぐらかしているな…」
「まぁ飯食いながら話すよ。行こうぜ」
梢楓が雪李妹の手を取る。冬李妹は少し驚いたようだが、嬉しくてそのままつい
てきた。

「結局なんなのだ?」
酒屋に入った。三組ほどが宴会のように歌を歌い、酒を酌み交わす。
節操ないが、嫌いでない。雪李妹は少しだけ戸惑っていたようだが、すぐに慣れ
た。二人を挟んで、焼いた小魚と饅頭。それに羊の肉があったがほとんど無くな
った。梢楓は終止落ち着かない様子で中々食も進まない。
「ふむ。それがな。よく分からんのだ。あぁ最後の食っていいぞ」
「悪いな、貰おう。で、なんだそれは!?」
「だからだ…」
梢楓は箸を置いて腕を組んでうなだれる。怪訝な顔で雪李妹が覗き込む。つい、
眼をそらせた。
こういうものは大の苦手なのだ。眼を瞑って緊張を紛らわせた。
「何だ…代わりというか、そう…欲しいものができるまで俺の隣に居ろ」
声が上ずっている。
恐る恐目を開いて雪李妹を見る。雪李妹は梢楓が何を言ったのかはじめ分から
なかったようだが、理解し始め段段と顔に血が昇っていった。
「…とりあえず、場所を変えよう。ここでは話しづらい」
137梢家の次男坊 7:2008/04/27(日) 19:00:33 ID:R77zZ0CT
宿に戻るまで、雪李妹は何も喋らなかった。
不機嫌なのか、気持ちの整理がついていないのかは、よく分からなかったが、そ
の神妙な面持ちは梢楓を不安にさせた。
「あの店の味が…嫌だったか?」
「…違う」
「夕刻の雑劇を見れなかったからか?」
「私は最初から見なくていいと言った」
「じゃあ、なんだって…」
「分からんか」
分からないはずが無いが、聞くのは怖かった。
言うなり冬李妹は梢楓の袖を掴んで、寝台に座らせた。すぐに雪李妹自身も隣に
座って向き合う姿勢になる。
「あれでは嫌なのだ。私は梢にとっても荷物でしかないのか?」
「そんな訳なかろうが」
「ならばだ。…もう一度、その心根を誤魔化さずに言ってくれ。お前の言葉で」
真面目な顔をしたまま、かすかに手が震えている。
梢楓はその手をしっかりと両手で握った。握ったは良いものの、自分のほうが焦
ってしまう。それでもここは自分がやらねばなるまいと、口を開いた。
「…好きだ」
雪李妹は狐につままれたような顔をしていた。
「…それだけ?」
「………」
このときだけは口の巧い兄を羨んだ。雪李妹の口元が緩む。
「っく。ははは…梢がそう言うならばそれで良い。私は付き従うだけだ」
握ったままの両手から力が抜け落ちる。そのままぽとりと寝台の上に垂れた。心
臓が静まる事をようやく思い出して、頭から血が引いていく。
「梢、私は正直、梢に相応しいと思っていない。十のときに親は死に、この前まで
山で生きてきたから、ろくな言葉遣いも知らない。声も無いからな。それに何より、
穢れきった体だ…それでも…」
「それでも。俺を信じたように、お前を、雪李妹を信じる」
梢楓を見つめたままの雪李妹が紅潮し、瞳からはとめどなく涙が溢れた。
俺が、俺だけが拭ってやれるのだ。と梢楓は再び上がった熱に促されるままに抱
きしめた。
「梢…少し、苦しい…」
「!あぁ、すまん」
「ふふ…じゃあ」
「じゃあ?」
抱きしめられていて、顔が見えないのは冬李妹にとっては幸いだった。
「抱いてくれるか?今夜。梢の手で、私を染めて欲しい」
小さな声。外は既に、粛々と提灯を垂らすだけだった。
138梢家の次男坊 8:2008/04/27(日) 19:01:05 ID:R77zZ0CT
緩やかな音を立てて、雪李妹の着物が落ちた。ほどいた帯が乗ったままの梢楓の
手が震えてる。
「きれいだな」
蝋燭の元、再び目にした体を眺めて、梢楓はぼやいた。
慰めや、誤魔化しなどでなく一つの芸術を見ているような気分になった。
「世辞なんかじゃないからな。本当に。…っ本当だぞ!」
本当に俺は良い言葉を選べないな、などと軽く嘲笑。事実、繕いの言葉もとこ
とん下手だった。
「信じろよ」
面倒になって、強引に口付けで終わらせる。
―女は千の口説き文句より、口付けのほうが幸せになれる。―
一度だけいった妓館の女が言っていた。名前も知らないが、今は感謝している。
雪李妹は流れる唾液に侵食されたように、体を梢楓に預けた。
稚拙な口付けは、徐々に互いを求める。
事実、梢楓が舌を動かした時、雪李妹は拒まずに受け入れた。


「梢…」
名前を呼べる相手。
誰からも疎まれ、蔑まれ続けた九年間を終わらせてくれたのは、運命的なもの
だったのかも知れない。
元々運命など安っぽい信仰でしかないと、雪李妹は思ってきが、それもこの前
まで。
運命は存在するのだ。と信じるのは、目の前に、肌を重ねているほど近くに梢
秋応が居るからだった。
「梢」
もう一度名を呼んだ。そして、自分の名を呼び返してくれる。それだけの筈が、
雪李妹にはどうしようもなくうれしくて、嬉しくて。泣く事しか出来なかった。
この愛しい人の舌はぎこちないけれど、優しく入ってきて、丁寧に口を染めあ
げる。
吐息が甘さを醸しながら、口の端から漏れ出す。
恥ずかしくなって、冬李妹は元々小さな声を抑えようとした。
「聞かせてくれ。全部」
「分かっ…た。ンッ…!」
唇と唇。そこからしばらくして、肩の火傷へ。それから雪李妹の胸に下がった。
「ぁ!…」
「良い…だろ?」
只でさえ小さな声が出ず、雪李妹は頷いて返した。
139梢家の次男坊 9:2008/04/27(日) 19:01:33 ID:R77zZ0CT
分からない事だらけ。
兄ほど頭も良くないから、考えるのを止めた。
目の前の乳房は白く、触れると奥のほうから微かな鼓動が刻まれている。
撫で、それからゆっくりと力が入って、手の中で意のままに形を変えた。
いとおしくて、離したくなくて子供のように先端を吸った。
「ぅ、ん・・・!」
小さな、小さな声を漏らして、雪李妹は首を振った。
それは、嫌がっているのでなく、快感に流されまいとして言るのだと、経験の
少ない梢楓にも分かった。
「下、触っていいよな」
聞いたきり、返事も待たずに梢楓は雪李妹の秘所に触れた。
温かくて、柔らかい。文字通り女性的といったような所に、夢中で指を入れた。
雪李妹がしがみつく。何かに耐えるようだが、先ほどまでとは違って、恐怖も
している。
「俺だよ」
そのたび雪李妹は胸にうずめた頭を縦に振った。分かっていても、恐怖はある
のだろうか。しかし同時に甘い刺激に体は昂ぶっている。
「シェイリー」
「な、何だ…ぁあ。ぁ、それは?」
「愛称。可愛いだろ?」
「…馬鹿。っくは、はははは」
二本まで差し込んでいた指を引き抜くと、雪李妹は、あっと名残惜しそうな声
を出して、勝手に赤面した。梢楓の指には透明な液が糸を引いている。
「お願いだ…」
「ん?」
「怖さに飲み込まれないように、手を繋いでくれ」
雪李妹の細い指が絡む。握り返しながら、もう一度口付けをすることで、雪李
妹を落ち着かせた。
「入れるからな」
自分の帯も解き、男のそれをさっきまで指を入れていたところに当てる。
「じゃあ…」
「ああ…いいぞ」
果たしてどれだけの思いでいるのか、梢楓には分からない。ただこうして繋が
っている事が、自分には気持ち良いこと。雪李妹には泣きたくなる事。
それだけが事実だった。
140梢家の次男坊 9:2008/04/27(日) 19:02:02 ID:R77zZ0CT
怖い。入ってきたもの、抱きしめているもの梢楓なのだと分かっていても、あ
の日の犬が頭をよぎる。
そのたびに、抗いかき消すように梢楓の背に爪を立てていた。
雪李妹は目を瞑る。
真っ暗。そこにあの二人と、発情した犬たち。どんなに硬く瞼を閉じても、涙
が止まらない。
「シェイリー。俺を…っく」
ごめんなさい。心で叫んでも、血が出るまで梢楓の背中を掻き毟る。
「俺を見ろ…!」
涙で滲んだ視界の先。穏やかに笑ってくれている、焦げた茶髪の彼。
犬が薄らぐ、反比例するように官能的な熱さが下半身から上がってくる。
「俺がいるから。はぁ。だから俺を見ていろ」
「…うん。ぁぁ!」
涙を湛えた真っ黒な瞳が梢楓を射抜くように見つめる。
湧き上がる情欲。長年塞ぎ込んでいたものが弾けたように、雪李妹は快感を甘
受した。

「ーーーっ!!!」
喉を揺らし、声にならない声を絞り出し、雪李妹がびくびくと震えた。
「シェイリー…」
男は酒が入ると果てづらい。
「わがままだが、もう少しだけ付き合ってくれ」
お詫びのしるしに、軽く口付け。
汗がにじみ出た肌を掴んでもう一度部屋に、乾いた打つ音と水音を響かせた。
「守るからな」
背筋を駆け抜ける快感に、抗う力も残っていない雪李妹は虚ろな目で梢楓を見
ていた。
「俺が、誰からでも守るから…」
(何言ってんだろ、俺…まぁいい)
雪李妹の香りにうなされるように、射精感が昇ってくる。
もう終盤だ。
梢楓は一際大きく動いた。なされるがままの雪李妹から熱にうなされたような
喘ぐ声。耳をくすぐるような快感とともに昇りきった。
急いで雪李妹の中からそれを引き抜くと、白い白い腹の上に白濁をぶちまけた。

「楓だ」
「え?」
「梢楓だ。忘れるなよ。それに名を教える相手はそう居ない」
(親父にどう言おうか?まぁいいか)
「梢。私は幸せだよ」
俺もだ。そう言おうとしたが、眠気で上手く言えたのか分からない。
眠りに落ちる寸前、梢楓が見たのは大きな月と穏やかに微笑む女性の顔。
幸せだ。もう一度、そう告げようとした。
141名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 19:04:30 ID:R77zZ0CT
最後だけナンバリングミスってしまった・・・orz
少し暗いというのも最初に書けばよかった。
出来たかどうかは別として、単に素直クールな女性を
書いてみたかっただけ。反省は(ry
では。
142名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 01:19:57 ID:65h+ufet
GJ。
好みの世界観で良かったよ。
二人の気持ちが歩み寄るところをもうちょっと濃く書いてもらえたらもっと良かったかな。
143名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 04:06:12 ID:LSeqwm4F
すっきり読める文体で好きだ。
良い甘エロでした。
144名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 08:39:50 ID:yleBROgG
最後!外出しとな!
むぅ・・ 抜きそこなった

そんじゃ、またエロいの思いついたらお願いしますね
145名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 23:17:22 ID:cVyDuFah
ガ ガ ガッツの大屠殺〜
使徒も 死霊も パンピーも
かかってきなさい今日もまた
誰にも遠慮はいりません〜
146 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 00:43:19 ID:52FvHmrs
とりてすと
>>90-103の続編投下します
異種逆レイプと和姦です
148ローレライの海-1 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 00:48:16 ID:52FvHmrs
早朝の港町
朝霧の立ち込める波止場に、背の高い女冒険者が一人佇み
霞む波間を鋭い金色の瞳が睨みつけていた

「・・・必ず、 必ず助ける・・ 待ってろ・・」

一人呟く女の草色の短い髪を潮風が梳いた

*****************************

その前日
長大な弓を携えた女冒険者は、仲間の男とこの町に辿り着いた

「やあ、姉御!やっと着きましたね
 う〜ん・・ 潮の香りが、何とも・・・  ううむ、異国情緒だなぁ」
一人キョロキョロと浮かれ気分の背の低い舎弟分

「お!あっちに砂浜、発見!
 ねえ、ね、姉御、さっそく泳ぎましょうよ」

浮き足立つ年下の短足男のケツに姉御の蹴りが炸裂した

「!! うわぉ!! いっ!!・・てぇ!・・・す」
「何、ガキみたくはしゃぎ回ってんだ、遊びに来てるわけじゃねえぞ
 まず飯の種になりそうな情報仕入れなきゃだろが
 酒場を探さねえとな おら、行くぞ」
「う・・うひ あねご・・待ってぇ」

大股で颯爽と闊歩して行くロングブーツの後ろを、
みっともなくケツを押さえた蟹股が追って行った


一時間後、酒場兼食堂で暇そうな駄弁り客相手に情報を仕入れる二人

「・・・沈没船か、 あたしの出る幕が無いな
 かと行って、こいつ一人行かせるのにも不安だ
 他に何かないかな?」
「そうだな、魔物が住み付いてるって岩礁があるんだが
 そいつらを殲滅すりゃ、町長からガッポリ頂けると思うぜ」
「おお!それ面白そうじゃないか、で、どんな魔物だ?」
149ローレライの海-2 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 00:51:01 ID:52FvHmrs
「ローレライか・・ 聞いたことある
 歌声で男の船員を海に引きずり込む人魚の一種だな」
「あの歌声を聞いたら、男はイチコロだ
 岩礁にある洞穴に連れていかれて、死ぬまで精を搾られるんだ
 攫われてしばらくすると夜中にこっそり帰しに来るんだよ
 すっかり干物になっちまった体をね」
「昔、あんたみたいな勇敢な女戦士が三人組でやって来て、
 全滅させたことがあるんだ
 でも、また何処からかやって来て住みつかれちまってるんだよ」
「あの辺りは最良の漁場でね、あいつらがいなくなりゃ、かなりの水揚げ増に
 なるはずなんだ
 しかしここには男の船乗りしかいねえしな、手も足も出ねえというわけさ」



酒場のテーブルで向かい合う、姉貴分と舎弟分

「姉御、どうします?」
「どうするも、こうするも、近づく手段も無いんだから諦めるよりしょうがないだろ
 明日、海峡を渡る商船が出航するらしいから、それに便乗させてもらおう
 海峡の向こうの町はここより遥かにでかくて、冒険者ギルドもあるらしいからな」
「そおっすか
 それじゃ、あの、俺ちょっと泳いで来ていいっすか?」
「そうだな
 ちょいと海水浴とでもしゃれ込むかね、せっかくだから」

*********************************

「ぷぷっ! 姉御、何すか?その格好」
「うるさい!笑うな!
 しょうがないだろ、あたしはタッパがありすぎて、
 女物のイソギは合うのが無いんだよ!」

東国伝来の女物のイソギなる服は、どれも丈が短く
仕方なく彼女は、同時に伝来された男物のフンドシなる布を腰に巻き、
胸にも同じ物を巻いていた

贅肉の全くついてない腹と、身長の半分以上ある長大な美脚は余すことなく
露になり、海に反射した陽光を受け、白く輝いていた

「それじゃ姉御、泳ぎの練習しましょうぜ」

同様にフンドシ姿の舎弟分は、柄にも無くもじもししている姉貴分の手を引き
そのまま海に入って行った
150ローレライの海-3 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 00:54:16 ID:52FvHmrs
水深五メートルほどの場所で水泳の練習を行う冒険者コンビ
姉貴分が舎弟分に手をもたれてひたすら脚をばたつかせている

「う!・・うぉっぷ!」
少し手を離すとすぐに沈み始める姉御を慌てて舎弟分が捕まえる

「ふぅ・・、姉御、手足が長い割には、上手くならねえなぁ」
「うるさいな、 おまえの教え方が悪いからだ」
「あれ? そんな言い方してると、このまま手を離して、一人で帰っちまおうかな」
「な! おまえ!あたしを脅迫しやがるのか?!
 くそぉ・・ わかったよ、感謝してるよ」

一時間ほど、泳ぎの練習をして二人は砂浜に上がって来た

「はあ疲れた、なんだか体がだるい」
「そおっすか? 俺はビンビンすよ」

さんざん姉貴分の際どい水着姿と、素肌の感触と、磯の香りに混じる彼女の香りに
興奮しきりの舎弟分

「しょうがねえな あれ以来ごぶさただったからな
 ここでやるか? ひさしぶりに?」

言い終わらぬうちに、舎弟分の目の色が変わり
待ってましたとばかり、ぱっぱっとフンドシを投げ出した 



「ん・・ なんだ? 何か、妙な声が聞こえるな・・・」

舎弟分の手で胸も腰も布を除去され、今まさに繋がろうとしていた時
海の向こうから奇妙な声が姉貴分の耳に聞こえ始めた

そして彼女を素っ裸にひん剥いた当の本人は、声が聞こえ出したと同時に
彼女の上から飛び起き、海の方向を向いて、身じろぎせず凝視していた
「おい? どうした?・・」

舎弟分は振り向きもせず、海に向かって走り出し、あっという間に飛び込んで
泳ぎだしていた
「ま! まさか?! おい!もどれ!!」

夕日に染まる海の向こう、並外れた視力を誇る金色の瞳は水色の長い髪をした
少女達が舎弟分を手招きしているのを確認した

「く! しまった! ローレライか!・・・」

舎弟分は人魚どもに纏わりつかれ、そのまま水平線の彼方に
消えていったのだった
151ローレライの海-4 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 00:57:03 ID:52FvHmrs
「何? ローレライに攫われた仲間を助けに行きたいだと?
 おいおい、勘弁してくれよ・・・」
「そうだな、金銭報酬+あんたが一晩相手してくれりゃぁ・・
 いや冗談だ、命あっての物だねだからな、それでも全然合わねえ」

片っ端から船乗りに誘いをかける女冒険者、しかし答えは上述のようなものばかり
「くそ! あきらめるしかないのか! くそ! くそ!・・・」

そこへ、大柄ながっしりとした漁師が酒場に入って来た
漁師仲間が話し掛ける

「おう、おめえ、今帰ったのかい? 
 あんまり戻らねえから、おっ死んだかと噂してたとこだぜ」
「ちょいと、獲物追いかけ過ぎちまってね、いつものことだけどさ
 ・・・て、あれ? なんだか見慣れない別嬪がいるじゃねえか」

金色の瞳が視線を上げる
真っ黒に日焼けした顔に無精ひげを蓄え、
潮焼けした頭髪はだいぶ薄くなってはいるものの
二枚目半といえる顔は、まだそれほど歳を食ってるようには見えない
それでも彼女よりはずっと年配だ

「西の街から来たんだってよ
 ローレライに仲間を攫われちまって、それを助けたいらしいんだ」

彼女に代わって、酔っ払った別の漁師が解説してやる
漁師はじっと彼女の顔を見つめる

「なんだい? あたしの顔がそんなに珍しいかい?」
「随分と立派な弓を持ってるな
 金色の目をした、エウ・・何とか云うあだ名を持つ女弓使いがいるって
 聞いたことがある」
「『エウリュアレの眼』・・ そんなふうに呼ばれることもある」
「五本の矢を一度に五体の敵に当てれる・・てのは本当の話かい?」
「本当さ、どこで聞いたか知らないが」
「俺は外海へも漁に出かける、その分、色んな話を耳にするわけさ
 あんたなら、ローレライと戦えそうだな、ちょいとついて来てくれるか」
152ローレライの海-5 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 00:59:37 ID:52FvHmrs
すっかり日の落ちた波止場、
漁から戻ってきたばかりの漁師は、煙草をくゆらしながら漁具の手入れをしていた
その傍らで女冒険者は口を開く

「手伝ってくれるのか?」

漁師は視線も上げずに話し始める
「昔、ローレライに遭遇しながら唯一生きて戻った男がいたんだ」

彼女は黙って耳を傾ける

「その男は夫婦で船に乗っていた
 不意に歌声が聞こえてきて、男は例によって海に飛び込もうとした
 しかしそいつの大柄な女房は旦那を甲板に押し倒すと、
 両方の履いてる物を手早くカギで引き裂いて
 人魚の歌声でビンビンになってる旦那の股の銛を手前の貝溝で
 ずっぽり咥えちまったのさ」
「男は奇跡的に正気を取り戻し、女房と重なったまま船を操って
 九死に一生を得られたってわけさ」

ようやく漁師が目を上げ、じっと聞き入る女冒険者の口元を眺める

「・・・つまり、一時あんたの女になれと、こういうことか」

漁師は目で答える、更に冒険者が問う

「・・ひとつ聞くが、なんで協力する気になった?」
「物好きだからさ」

********************************

ザザァ・・   ザプゥ・・・
 
港からだいぶ離れた岩礁地帯
岩に当って砕ける波音に人の嗚咽が混じる

「はあ・・ はあ・・」

岩礁の中央にある一際大きな岩の中腹に開いた洞の中、
海藻が敷き詰められたその上で、脚の短い人間の男が、体力を消耗し、
息も絶え絶えになっていた
153ローレライの海-6 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:05:36 ID:52FvHmrs
透き通るように青白い肌の、手足にヒレを生やした少女が髪を掻き揚げながら
男に近づく

「もぉ・・ かんべん・・して・・くれぇ・・・」
・・・ウフフ・・

疲労困憊する男の顔に少女は構わず目を輝かせながら、
薄い唇を尖らせて近づける

・・・む・・ちゅぅ・・・
ローレライに顔を持たれ、口付けをされる人間の男

・・ふふ・・ くちゅ〜・・・
「ふ・・ んむ・・」

紫色の舌先が悪戯っぽく男の舌に絡みつき、
蕩けるように柔らかい小さな唇と厳つい唇がしっかりと深く咥えあう
そして、人魚は甘いエキスをとろ〜りと男の喉奥へ滴らせた

「ん!・・ んん・・ ごく・・・ ごく・・・」

栄養万点で媚薬性の人魚のエキスが男の五臓六腑に染み渡ってゆく
男の目にみるみる精気が漲っていった


彼女達は一様に小柄で、体の発育程度は人間の十二歳前後の娘ほど
しかしその淫乱ぶりは大人の女顔負けであった

「キャハ! ウフフ!」

人間の男の舌で体を弄られ、くすぐったさに身を捩る人魚
小振りな胸を、その蕾みを吸われ、パタパタとヒレをはためかす

「ハァ・・ ン・・」

毛など全く生えてないつるつるした股間に佇む小さな貝口をくちゅくちゅと
舐め取られ、悩ましげな息を吐く
ここにたくさんの精を受け、元気な子を身篭らねばならない

・・・ララララ♪ ルルルルゥ〜♪・・・

歌いだすローレライ
ふぁ〜・・ と大量のフェロモンを噴出し、オスの本気を促す
154ローレライの海-7 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:14:37 ID:52FvHmrs
「はあ・・ はあぁ・・」

すっかり興奮を取り戻した男が、目を血走らせて、自分の手首より細い
少女の足首を掴んでM字に開かせ、
戦慄く先端を、濡れているのが不思議なほど見た目幼い股間に宛がった
人魚は悪戯っぽい視線を浮かべ、指を口に咥えて期待に充ちた表情で見つめる

やがて、ちゅぷ・・と小さく湿った音がしたかと思うや、
人間の生殖管が人魚の生殖口を、ぬぐぅ!とその大きさに割った

・・ウァ!ウ!・・

人魚は仰け反り、口をパクつかせながら、挿入をなるべく深く受け入れようと
彼にしがみつく

・・ヒ・・・ゥ・・

ぬちぬちと割けて人間のオスに貫かれて行くメス人魚の貝口、
痛々しい様相とは裏腹に、熱い滑りを帯びてオスと交差していく悦びに、
瞳を潤ませ甘い吐息を漏らしていた

「ぬ!・・ おぉ・・」

人間のオスも、そのきゅぅきゅぅと締め付ける狭い貝肉の感触に
嵌め捕られていきながら喜悦の息を吐いた

やがて、男は人外の坩堝ヘ寸分残さず呑み込まれ、
つがいとなった二体は生殖行動を開始するのであった



ザザァ・・   ザプゥ・・・
うぅ・・ うぐ・・ ハフン・・ アフゥン・・・ 

岩に当って砕ける波音に男女の嗚咽が混じる

「うぅ!・・ くく!・・」
・・ハァ〜ン・・ ハハァ〜ン・・・

人魚に虜にされた人間の男は、朦朧とした視線でローレライと交尾していた
水色の長い髪と手足のヒレが男の突き動くに合わせてバタバタとはためく
背の低い男は、尚彼よりずっと小柄な少女の熱くきつく滑る内側で
いよいよ溺れていくのであった
155ローレライの海-8 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:18:36 ID:52FvHmrs
「う! う! く! うぅ!・・・」

夢中でローレライの華奢な体を折れんばかりに嵌め抜く人間の男
薄い少女の腹の表面が、人間のペニスの形に盛り上がり
その胎内で突き動く様子が外からでも確認できた

・・・アゥ! キャゥ! ヒャウゥ!!・・・

人魚はほっそりとした足を男の腰に絡みつけ、小さな尻を跳ねるようにして
体の中で暴れ捲くる人の生殖管とぐしょぐしょになって戯れる
そのトロン・・と潤んだ瞳は、”もっと!もっと!”と催促していた

「ひひ!・・ ふひ!・・ いひぃぃ!・・・ うっ!」

やがて、男は、イキ捲くる人魚の懐中奥深くでオスの務めを果たす
絡み合った短い脚と細い脚の付け根から異臭が漂い出した

・・アウ!・・ゥ〜・・・

人魚は熱くどろどろした放精を胎内に受け、カッ!と目を見開き、
ぷるぷると身を震わせる

・・・ニャ・・ ハァ・・・
体の奥で、じ〜んと染み入って行く、粘った感触に感極まった人魚は
玉のような涙を浮かべた


・・ウウ・・ン・・
放出の疲れでぐったりした男に、まだ人魚がまとわりついて余韻に浸っている

今だ挿さったままの場所から溢れた人の精液で小さなお尻がびっちょりと
白くなっていた
その背後から、別の人魚の影が・・・

・・アン!・・
ごろりと抱き合った男女はひっくり反され、受精が済んだ娘は脚を引きずられて
男から引き剥がされた

・・ム!
せっかくの事後の余韻を邪魔されて不満げに口を尖らせるその人魚
つんと横を向くと、ざぷんと海に飛び込みどこかへ消えていった

そして、先ほどと同じ手順が踏まれ、男は再びオスにさせられた
栄養を充填されては、その小さな胎内に、精を出させられるのだった
156ローレライの海-9 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:21:57 ID:52FvHmrs
ざざざぁ・・・

朝日が顔を出し始めた海の上を
女冒険者の乗った船がゆっくりと進んで行く

「そろそろ、例の海域だな」

漁師が海面を指差す

「ほら、あそこから海面の色が違うだろう、海流の分かれ目でね
 あそこから先は、漕がなくとも勝手に流れが運んでくれる」
「なるほど、岩の柱が幾つも立ち並んでるな」
「さすが、すごい視力だな 
 一際でかい岩があるのが、見えるか? 
 そこに岩穴があり、たぶんそこにいると思う」
「舵取りは慎重にやらんと、船が岩に叩き付けられてバラバラになっちまうが
 その点は任しとけ・・・ まあ、おまえさんの協力次第でもあるがね」

女冒険者は眼を細めて、船先から飛び散る波飛沫に霞む、その方角を
睨みつけた


今から数週間前、縦穴洞窟の中で姉御と舎弟分二人きりで過ごした日々
単なる冒険仲間という関係を超えて慰めあい、互いに励ましあった
しかし脱出してからは、すっかり普通の男女に戻っていた
西の街を出発し、数日間、宿泊も野宿もしたが、あの事件前と同様
別々の床で眠り、日が昇れば勝気なノッポの姉御と
ケツを蹴飛ばされるノロマなチビの舎弟分の凸凹コンビとして、
ここまで辿り着いた

((・・・あいつは本当はしたかったに違いない))

しかし恋人同士でも無い二人はもはや必然性が無くなった以上、
彼のほうからは言い出せず、姉御は姉御で性格的に誘うこともしなくなっていた

((・・・先日、久しぶりに、あいつの一物、拝んだな
  さんざんあたしをかき回してくれたあいつの・・・ 
  ・・・結局、邪魔されちまって、今は人魚どもにオモチャにされてんのか))

姉貴分はぐっ!と弓を握り締める

((淫魔どもめ!・・・))

そして、ふっ・・と祈るように眼を閉じた

((・・・すまん、これからあたしは・・・ 今日だけ、別の男の女になる
  おまえとは、恋人というわけじゃないが・・・ 許せ))
157ローレライの海-10 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:24:48 ID:52FvHmrs
「それでは、準備するか・・・」

女冒険者は漁師の目の前で着ている物とブーツを脱ぎ捨て
先日の浜でと同じフンドシを腰と胸に巻いただけの姿になった

「おい、何してる? 見とれてないであんたも早く脱ぎな」
「ん? お・・ おお、そうだな」

男も慌ててフンドシ一枚になる


「ううむ、おまえさん・・・ 惚れ惚れするほど・・長い脚だな」

しなやかさと逞しさの調和した美脚がすっと歩み寄り男の胸板を指が一撫でした

「・・・それじゃ、よろしくな」

椅子に腰掛けて操舵輪を操るフンドシ男の毛むくじゃらの膝に
背面座位の格好でフンドシ女が腰掛ける
即座に背後から厳つい指が、女の腰のフンドシの中に伸びて来た

「ん・・」

股の貝肉を弄られ声が出る女冒険者、そして自身も指を男のフンドシの中に
這わした

「ん・・ ん・・」
「お・・ お・・」

其々の指が、其々の道具を、くちゅくちゅ・・ しゅっしゅっ・・と解し立てる
やがて女はじんわりと潤み、男はがちがちに屹立した

互いにフンドシを捲りあう

((でかいな・・ 果たして、こんなものが本当に入るのか・・))

かつて見てきた物より明らかにサイズの違う物を目の当たりにして
若干の不安が過ぎらせながらも、入れ易いよう少し腰を浮かせる

「ふふ、 気の強い割にかわいらしいケツの穴してんな」

漁師が己の物を宛がいながら、あまった指で、中腰で丸見えになった
女冒険者の尻の穴をすいっと悪戯ぽく撫でた

「わ! こら!ふざけてないで、さっさと・・・」

次の瞬間、毛深い腰がいきなり油断した生白い尻に叩き付けてきた

「・・! うぁ!!・・」

野太く威きり立った物が垂直の銛となって女の潮吹き穴をずぶりと貫いていた
158ローレライの海-11 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:28:24 ID:52FvHmrs
「ぐ・・ う・・ いきなり・・かよ」
意表を付く性急かつ激しい挿入に、女冒険者はがくっと落とした肩を
小刻みに震わす

「くぅ・・ やはり・・ ふとい・・・」
今まで、相手してきたものとは比較にならぬほどの質量に体内を占拠され
やや苦しげに歯をならす

漁師はずるり・・と女冒険者から引き抜く、
そして再びぬちゃっ!と勢いよく奥まで侵食する

「あ! が!・・ぅ」

脳天まで響くような衝撃に彼女は頭をぐんと反らせ、再びがくっと脱力する
そして、さらにもう一度・・

「く! あっ!・・」

男の猛々しい太銛は、その大きさに女の貝溝を慣らすため、急激な抜き挿しを
何度も繰り返した 


「はあ・・ はあ・・ ずいぶんと・・ 手荒な・・ごあいさつ・・・
 じゃねえ・・か」
「ふぅ・・ ふぅ・・ すまねえ・・
 お互い・・手早く慣れて・・落ち着く・・にゃ これが・・一番・・でな」

ようやく男の腰は落ち着き、ぬっちりと奥まで繋がった状態で操舵席に
腰を下ろした
女冒険者は頬を紅く染めつつ、ふふんと鼻をならした

「これで・・あたしら・・・ 臨時の・・夫婦・・
 しっかり・・船の操縦・・頼むぜ・・ あん・・た」
「あい・・ あいよ・・ かあちゃん・・・ こんなに・・しめられちゃ・・
 人魚ガキも・・ 屁でもねぇ・・・」

漁師もこれまでで最高ともいえる入れ心地に声を上擦らせた

((・・ふへ・・ ほんとに・・女の・・貝溝に・・潜りながら・・・
  船を・・・操ってる・・なんて・・・よ・・))
((・・はふ・・ ほんとに・・男に・・突っ込まれ・・ながら・・・
  戦う・・ 羽目に・・・なる・・とは・・な))

臨時の凸凹夫婦は営みを演じながら、いよいよ船を人魚の巣へと滑らせて行った
159ローレライの海-12 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:34:36 ID:52FvHmrs
・・・ルゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜♪

妖しげな歌声が海に響き始めた
海流に乗ったとはいえ、まだ岩礁自体は遠く、並の人間ではただ岩が
立ち並ぶ様が見えるのみだが、『エウリュアレの眼』にはそうではなかった

ビッ!ヒューーーン・・・
岩礁目掛けて、五本の矢が波頭を切り裂くように飛んで行く

ピギャアアアーーーー!!!!!

歌声の一部が猛烈な悲鳴に変わる
遠くでパパッ!と青い閃光が五つ飛び散った

『エウリュアレの眼』の弓はただの弓では無い、魔法の力を供えた
魔弓といわれる代物だ
ここから放たれた矢は強大な術波を伴って命中した物をばらばらに打ち砕く
魔法を矢に絡めるか否かは、射手の念が決める
生半可な射手では術矢を放つどころか、弦はびくともしない


背面座位で交わった状態の二人を乗せた船は岩礁地帯へ突っ込んで行く

「おっと、・・あぶね・・」
女を膝に乗せたまま、その脇の下から巧みに操舵輪を操る漁師

「はぅ!・・」
「く!・・」 

船がガタン!・・と揺れる度、二人の番いあった奥で、くちゅ・・と互いの粘膜が
鋭く擦れあい、快感の吐息が漏れる


「逃がす・・か!・・」 
男に後ろから抱かれたまま、巧みに矢を射る女冒険者

「おぅ!・・」
「・・あぅ・・」

弓を射る動作で腰を捩る度、又、二人の番いあう部分にびくん!と痺れるような
振動が伝わり、そして又快感の息が漏れる

ア!キャアアアアアーーーーーーーー!!!!!

「う・・ひひ・・ 人魚ガキの・・歌声・・が・・・ 聞こえるぜ・・・
 おめえの・・ 貝肉の・・ 味から・・くらべりゃ・・ なんでもねえ・・」
「く!・・ ふぅ・・ バカ・・ ありゃあ・・あたしが・・ ぶっ飛ばした・・
 淫魔の・・ 悲鳴だよ・・」

臨時の夫婦舟は、尚も岩の間を縫いながら進み、
放たれる矢は一本足りとも無駄にせずに、次々人魚を粉砕していく
神業的に役割りを果たす二人の息はまさにぴったりと合っていた
160ローレライの海-13 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:40:39 ID:52FvHmrs
ザザァ・・

波間に、ローレライの青い腕や頭が漂う
根は臆病な人魚は半分強の仲間がやられた時点で、脱兎の如く逃げ出して行った

「は・・ は・・ あ・・ あ・・」

人魚の惨殺体に囲まれた船の上、
甲板の上でフンドシ姿の男女が寝そべって、みっちりと勝利を噛み締めながら
抱擁を行っていた

「あ・・ あぅ・・ まだ・・終わった・・わけじゃ・・
 あいつ・・ 助けに・・行かなきゃ・・」
「俺・・ 俺なぁ・・ 実は・・死場所・・探して・・たんだ・・」

股の太銛を女の貝溝から少し引き上げ、ぼそりと呟く男

「魚・・とって・・・ 帰って・・酒かっくらって・・ たまに・・女を買う
 虚しく・・なっち・・まってな こんな・・ことが 延々・・続く・・のかと」
「家族も・・死んじ・・まって・・・ 俺・・一人 生き・・残っち・・まって・・
 わざわざ・・危険な・・外海へ・・出て・・みたり・・
 嵐の・・晩に・・ 出航・・したり」
「意気地・・・ 無くてな・・ 自殺・・なんて・・ 出来・・ねえんだよ・・・」

揺れる船の上、抱き合ったまま見詰め合う
尚も男の話は続く

「あんたの・・話・・ 聞いて・・急に・・思い・・ついた
 女に・・つっこんだまま・・死ねる・・なんて・・
 最高・・じゃねえか・・なんて・・な
 今日・・ ここで・・死ぬ・・ つもりだったんだ」

金色の勝気な瞳がじっと男のくすんだ眼を捕らえて離さない

「へ・・ 根性・・無し・・野郎・・
 あたしより・・・ずっと・・年上の・・くせして・・
 めそめそ・・してん・・じゃ・・・ねぇよ」

男はようやくニヤリと微笑んだ

「今回・・・ 感動・・したぜ・・
 おめえ・・小娘のくせして・・大した・・もんだよ
 お陰で・・ も少し・・生きて・・みる気に・・なったぜ」 
「な!・・なにぃ?!・・ こむ! こむすめぇ!!
 ふざけやがって!・・ くそおやじ! さっきは! かあちゃんとか
 言ってた!・・ くせにぃ!」
「へへ・・ マジで・・惚れた・・ぜ ホンモノの女房にしてえ・・ほどによ」

男はうら若い臨時妻をしっかりと抱きすくめ、女は仮の夫の脂の乗った腰に
自慢の長美脚を巻きつける
男の太い銛が再び女の貝溝深くどっぷりと沈みこんだ
161ローレライの海-14 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:43:20 ID:52FvHmrs
船上でフンドシ男女が汗と潮風に塗れながら肉体を交える
女冒険者は女房として、漁師に逞しく夫の権利を行使されていた
甲板がめりっ!めりっ!と二人の起こす振動で軋む

「ふぅ! ふん・・」
「あ!  あぁ・・」

硬い頑丈な男の腰が大波となって、女身に間断なく来襲する
波は女の柔軟な肌に伝播され大きく波打たせて通り抜けていく

「お!・・ おぅ・・ すげぇ・・ 極上だ・・ 極上トロ肉・・だ」
「あ!・・ ふと!・・ あぅ!・・ はぁ・・」

一撃ごとに舐め絞られるような彼女の貝肉の具合に舌づつみを打つ男
反面、女は太い熱塊に、ずずん!ずずん!と内臓を抉られるような波動に
身悶えていた


「ふ! ふ! あちぃ・・ あちぃぜ・・ のどが・・・ かわい・・た」
「う! はふ! あ! あたし!・・あたし・・も・・・」

無精ひげの荒れた唇から生えた舌と、しっとりとした唇から生えた舌が
ねちねちとまさぐりあい、互いの唾液で喉を潤す
隙間無く張り付いた日焼けした厳つい腹筋と、生白く柔かい腹筋が
溶けるように擦れあい、胸に巻いた布はすっかりずれて露になった女の乳首が
男の乳首と揉み合った


「ふぅ! ふふぅ! たまら!・・ たまらぁねぇ!」
「はぅ! あはぅ! すご・・  えぐ・・  られ・・・ 」

情欲の海で溺れるように契りを交わす二人
俄か夫婦の営みはいよいよ熱く、湯立ってゆく

「ふん! ふん! ふん! ふん!」
「は!  あ!  く!  あ! 」

より強く!深く! いまや津波と化した男の腰は
渦潮のごとき、溢れさせる女の貝溝をぐしゅ!ぐしゅ!と侵食する

「でる! でるぜ! ん! ん!・・・う! ふむ!!」

男は遂に唸りながら、女房の体の中で絶頂を極めるという最大の権利の
行使に達した

「あ・・・」

自身に深々と打ち込まれた極太の銛の舳先から、どっくどっくと濃い欲望を
子宮めがけてぶちまけられる

「んん・・ すげぇ・・・ 量・・・」

『エウリュアレの眼』の異名を持つ凄腕女冒険者は、びくびくとひくつきながら
史上二人目の男の熱い射精をその懐中深く受け止め続けた
162ローレライの海-15 ◆wZraoCNSHo :2008/05/01(木) 01:45:27 ID:52FvHmrs
「あ?! いた!」

最も大きな岩にあいた洞穴、敷き詰められた海藻の真中に舎弟分は倒れていた

「おい! しっかりしろ! ・・・うん、死んでないな、 よかった・・・」

**********************************

数日が経った

「あ・・・ あね・・ご・・」

あれから死地をさまよいながらも、姉貴分の熱心な看護のお陰で奇跡的に
彼は生還した

「すげえ! すげえよ、あんた!
 ローレライを全滅させて、ほんとに仲間を助け出しちまうなんてよ!」
「まったくだ! 信じられねえ!」
「驚いたぜ! これであの岩礁へ気にせず漁に行けるってもんだ」

町長兼漁師ギルド長より多額の褒賞を与えられ、
この町でも『エウリュアレの眼』は伝説的存在となった


さらに数日後・・
海峡を渡る商船に乗りこもうとする冒険者コンビの姿があった

「姉御・・ すんません・・俺、いつもいつも、足引っ張ってばかりで・・・」
「え〜い! いつまでも!いつまでも!うざいよ、まったく
 失敗したと思うなら、次取り戻せばいい!・・たく」

姉御はぐるりと見送りの人々の列を見渡した

少し離れた位置にあの漁師の男がいた
男は笑顔で、何やら片手に握られた布を持ち上げて振って見せた

「・・う?! あれは・・・」
「ん? 姉御、どうしたんですかい?」
やにわに顔を赤らめた姉貴分を不思議そうに覗き込む舎弟分

「ばか!なんでもねえよ・・・」

その布は、正真正銘、あの日彼女が腰に巻いていた
二人が流したスケベな液のたっぷり染み込んだフンドシだった

(終わり)
163名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:50:24 ID:2gIBOa4l
>>162
GJです><
前作今作ともに最高です。

自分の男を助けるために他の男に抱かれるというシチュが最高。
164名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:53:58 ID:W/ppYj/O
GJです。兄貴姉貴にホレボレしました。
165名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 02:33:19 ID:9KL6pzd5
ちょっと俺ローレライさがしてくる。
166名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 21:21:22 ID:PadoXA0d
>>165
無茶しやがって…
なによりGJ!!
ホント俺も文才欲しい…
167名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 17:31:53 ID:IdP2ALOO
姉御と舎弟第三回書いてます
実は通しでは上がってますが、推敲に時間かける性質ですんで
しばらくしたのち、折りも見て投下いたします
168名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 17:56:58 ID:ZPhcW+LU
ならば全裸待機だ。
最近暑いし。
169名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 01:17:55 ID:TRdg896a
保守
170 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:12:49 ID:fnbjuFJq
旧約聖書のロトと娘たちをモチーフに魔法ファンタジー風アレンジ物投下します

父娘相姦もの
171没落貴族-1 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:13:49 ID:fnbjuFJq
「お父様もお歳を召して参りました・・・」

ここは、山深い僻地
そそり建つ山肌と、深い森、さらさらと流れる沢、そこを行き交うは鳥獣のみ

都でのきらびやかな生活を追われた父娘、
ここに逃げ延びてどれくらいの月日が経ったであろう


ここへ辿り着いて幾ばくかして、食料も底をつき、絶望の淵に立たされた家族は
もはやこれまでと、命を絶とうとしていたとき
この辺鄙な場所に居を構える老婆に助けられた

老婆は魔女であった
居といっても、自然の洞窟に家財道具を持ち寄っただけの粗末な住まい
老婆は霊薬も効かぬ病を患っていた
命のある間、贅沢なくらししか知らぬこの家族にここで生きる術を
精一杯教授してくれた
娘二人は、資質が多少あるということで魔法のいくつかも伝授された



今日は恩人の一周忌であり、姉妹は丹精込めて作った葡萄酒を
その墓に供えに来ていた
膝をつき祈りを捧げる妹の横で姉が切り出していた

「没落したとはいえ、我が家は一千年続く名家
 こんな形でも、我らが生き残っている以上
 ここで子孫を絶やすわけには参りません
 かといって、この数年間で、ここへやって来た者
 通りすがった者はただの一人もなし」
「お姉さま・・・」

妹は姉の言わんとするところをすぐに察した
老婆の生前の言葉を思い出す姉妹

”ここで子孫を絶やすは御先祖に申し訳なかろう
 よいかね娘達、どんな暮らしぶりであろうとも、女であることを
 決して怠ってはならぬぞ”

老婆は、このような場所に住んでいるにも関わらず
毎日顔を洗い、髪を梳き、薄く化粧までもしていた
服こそ布と動物の皮を張り合わせた粗末なものであるが、
それ以外は都を歩いていても不自然無い、どころか
下手な貴婦人よりよほど上品な老婦人という印象であった

”女にとって輝く長い髪と化粧は魔法
 男を誘うに、うまく化粧を乗せた笑顔に敵うものなし
 あとは最上の葡萄酒を使えば、手に入らぬ男はおらぬ”
172没落貴族-2 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:14:42 ID:fnbjuFJq
沢で初老の男が石に腰掛け、ぼんやり釣り糸を垂れている

・・・家を没落させた情けない男・・・

男の脳裏には常にそれがあった
本来ならば都の豪邸で、何不自由無い生活を送り
今ごろは美しく成長した娘達に貴族や騎士の中から婿を迎えて
やれているはずであった
それが、こんな山奥で野生動物のような暮らしを強いてしまっている

実際は、順応性の高い若い娘達は、彼が思うような卑屈な素振りは
全くなく、上の娘はささやかな牧場と菜園を切り盛りし老婆から教わった
酒や薬の製造に自らのエッセンスを加えることに喜びを感じ、
下の娘は数匹の犬を連れ、手製の弓と魔法を武器に山中を駆け巡り、
喜々としながらどっさりと山の幸を持ち帰る

・・・私が一番の役立たずだ、どこにいても能無しで最低の男だ私は・・・

そうした自分の思いが娘達に対する申し訳ない気持ちと重なり
丸めた背中に漂わせる哀愁をいよいよ深めていくのであった


「お父様」

振り向くと上の娘が薬瓶と壺を抱えて立っていた

「おお・・ 何か用かな?」
「お腹の薬、お持ちしました 今朝方切らしてらしたでしょ」
「そうか、済まんな」

男は処方された胃腸薬を、くっと飲み干した
ふと見上げると、沢の水に反射した陽光が娘の長い青髪を輝かせていた

「ふっふ・・・ 何やら今日は、一段と別嬪に見えるな」
「嫌ですわ、お父様 天国のお母様にヤキモチ妬かれます」
「はは・・・ 娘に対してやきもちも無かろうて
 ところで、そっちの壺は何かな?」

「はい、お父様 これは新種を用いて造りました葡萄酒でございます
 ぜひ、お父様に味見して頂きたくお持ちいたしました」
「そうか、しかし昼間から酒というのも・・・ 夕食時に頂こう」
「そうですか・・・ せっかくお持ちしたのに」

ふっ・・と寂しそうな表情を浮かべて見せる娘、父親は彼女のこの表情に弱い

「いや、そんな顔せんでくれ、 わかった、それでは少し頂こう」
「わかりました、では・・」

ぱっと表情を変え、木製の椀にとくとくと壺の中身を注ぎ入れる

「はい、お父様、どうぞお召し上がりを」
173没落貴族-3 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:16:31 ID:fnbjuFJq
椀に注がれた酒を鼻で嗅ぐ男
「ふむ・・ これまでにない香りだな、ではお味のほうは」
一滴、舌の上で舐めた後、ぐいっと喉に流し込む

「ふぅ〜・・・」
「いかがですか? お父様」
「ふむ・・・ なんとも不思議な味だ・・」

娘の目が、”おかわりはいかが?”と訴えかけている

「もう少し・・、味わってみるか」
娘は椀になみなみと注いだ

「はい、お父様、慌てずにどうぞ」


数十分後・・・

「うう〜・・・ げぷ・・」
自らの腹をさする父親の足元にすっかり空になった壺が転がっていた

「お父様、大丈夫ですか?」
「んん〜 なんだか・・体が妙に、ふわふわして・・・ それにやけに暑い」

顔を赤くして、頭から湯気を立てる父親を娘が介抱している

「だめだ! 暑い! とても着てられん!」
酔った男は年頃の娘がいるすぐ脇で獣皮のガウンを脱ぎ捨てた
皺の寄った初老男のあまり美しくない裸身が現れた

「ふひ〜 すうすうして、いい気もちだぁ・・・」

汗だくで肌のあちこちに興奮して赤い斑が浮き出ている
しかし娘の視線は、みっともなくさらけ出された父親の下半身に
注がれていた

「これが、男性・・・」

白髪交じりの剛毛に覆われた父親のその部分は、赤黒く怒張し、
周囲の山肌に負けじと天を向いてそそり立っていた

初めて男性器を見て驚いてるわけではない、自分が普段世話してる
動物達とさほど見た目が変わらないことに驚いていた
「人もやはり、動物ということなのね・・・」

「・・・さて、それではお父様、寝床のほうへ参りましょう、
 さあ肩にお掴まりになって」
「うう・・ ひっく」
娘は父親の手を自分の肩に掴まらせ、そのまま担ぎあげた
174没落貴族-4 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:24:11 ID:fnbjuFJq
ふらふら、よたよたしながら肩を組んだ親子がねぐらの洞窟に向かう

「お! お父様! そんな押さないで! 転んでしまいます!」
「ふふぅ・・・ おまえ・・ おまえは・・ ずいぶんと・・いい女だな」
裸の父親は横から愛娘を他人と見紛い、その青い髪に鼻を突っ込んで
ニオイを嗅いでいた

「いい・・ においだ それに、この豊かな谷間・・・」
大きな”荷物”を肩に担いでる所為で娘の服は肩口から外れ
胸元が大きく開いてしまっていた

男の皺だらけの大きな手がずるりとその柔らかそうな谷間へ伸びて来た
「まあ! お父様! お戯れを・・・ あ!」

男が娘の肩に寄りかかり過ぎて、ドサー!と川岸の砂の上に二人して
倒れ込んだ

「お父様!大丈夫ですか? お怪我は・・・ あ・・お父様・・」
・・ふぅー ふふぅー・・・ どれぇ・・

倒れて尚、酔った男は娘の胸から手を退けようとせず、
それどころか尚深く毛深い腕を忍ばせていく

「あ・・ ああ・・ お父様・・・」

実の父親に乳房を揉みしだかれる娘、
脂ぎった指がねちっこい動作で、ほどよく実った肉の果物をほぐしたてる

・・ふぅ・・ やっこいのぉ・・ ふふぅ・・・
「お父・・様・・ たら・・」
・・・見せろ・・ もっと、きちんと・・ヒック・・見せるのだ・・
・・・ええい、ヒック・・ 邪魔な服だ!・・・
「あ!・・・」

がさつな動作で、男の手は、顔に恥じらいの色を浮かべた実の娘を
ばさばさと剥いていく

やがて、陽光に照らされて輝く産まれたままの白い素肌を
遥か子供の頃以来、十何年かぶりに父親の眼下に披露するのだった

「・・・お父様・・・ そんな・・見ないで・・」

思わず娘は、あの頃とは比較にならぬほどすっかり成熟した肢体の
胸と股間を手で覆い隠し、身を丸めて一層顔を紅く染めた

・・ほ・・ほぉ・・
男は自分の娘のあられもない姿を射抜くような視線で凝視していた
荒い鼻息はぐんぐん近づき、指が伸びてくる
そして男の手は娘の胸を覆った手首を掴みゆっくりと剥がした

見事に成長した白い二つの膨らみが沢からの風に吹かれて微かに揺れる
父親の無精ひげを生やした唇は無造作に近づき、娘の豊かな膨らみの頂きに咲く
ピンク色の実を摘んだ

「う・・・」

娘は低く反応する、
そのまま彼女の無垢の乳房は父の口に頬張られ、存分に賞味されるのだった
175名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 22:24:44 ID:nTXpLPFo
しえん
176没落貴族-5 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:27:38 ID:fnbjuFJq
・・・べろ ・・ぺちゃ
荒々しい息が娘の肌を揉みくちゃにする

「くぅ・・・ くすぐっ・・たい・・ おとうさま・・」
体中を這いずりまわる、ざらついた感触に身を捩る

・・ふぅ ・・ふぅ ・・べろ ・・れろ
媚薬入りの酒の勢いで我を忘れた男は、目の前の艶かしい体が愛娘のものとも
気付かず、その柔肌に己の手垢とキスマークをつけ回っていた

「ああ・・ おとう・・さま・・・」
覚悟していたこととはいえ、思わず父の頭を手で払い除けようとする
しかし娘の肌に被りついた白髪混じりの頭はびくともしなかった


・・ぐふ・・ ぐふふぅ・・
娘の尻の割れ目に鼻を突っ込む父親

「ああん・・ おとぅさまったら・・」
立派な大人に成長した尻周りに舌と指を満遍なく走らせる

こんな山奥に封印しておくには勿体無いほど魅力的な美しい脚の間を潜り
物心ついてからは、母親以外誰にも眼に触れさせたことすらない花園に
父の鼻が取り付いた

「おとうさまの鼻息が・・・私の・・」
こんもりと生えた青い縮れた毛が、父親の鼻息でそよいだ

「んあ!」
娘の頭が軽く反る
父親の舌が未開の園をなぞったのだ
反射的に脚を閉じようとしたが、”じっとしておれ!”とばかり
足首を掴まれてより大きく広げられた

じゅる じゅる じゅるぅ
「う! くぅ・・・」

男を誘う芳香を放つまでに成熟した花園を、父親に舌で割られ
奥から滲む新鮮な蜜を味見される
娘は異様な感触に打ち震えながらも、心の準備を整えていく

((お・・かあさま ごめんなさい・・・ わたし・・きょう・・・これから
  おとうさまと・・・ アダムと・・イブに・・なります・・・
  本当に・・・ 本当に・・・ ごめんなさ・・い ))

大きく開いた足の間から、父親の毛深い上体が現れ黒雲のように
娘の白い身体に覆い被さった
息を荒げ血走った目をしたそれは、娘の知らない父であった
ことここに及んで息を呑む娘の未踏の花園に、獰猛な楔と化した
父親の男根が宛がわれた
177没落貴族-6 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:32:38 ID:fnbjuFJq
「! あう!!」
娘の身体に、巨大な稲妻が走った
父親の怒張が愛娘の花園にめり込んで来たのだ

「い!・・いたた・・」
娘は父の頭を手で押しのけ逃げ出した
しかし父の腕は追いかけ、たやすく細い腰をがっしりと捕らえ
己の腹の下に引きずり込んだ

「ああ! おとう・・さま! おゆるしを! あひ!・・・」
想像以上の痛みに思わず初志を忘れる娘に今一度宛がわれた父の怒りの熱棒は
再び処女の花園を割った

「ひ!・・・ぎぃ!・・・」

父親の手によって、清らかな道を拓かれていく娘
一条の赤い筋が蹂躙の隙間から流れ落ちた

「あ!・・ が!・・」

やがて娘の花園はその深淵部まで父の熱棒に占拠され
びくんびくんと征服の戦慄きを彼女の全身に響かせた
この瞬間、娘は父の女となったのだった

「お・・・ とぉ・・・ さ・・・ま・・・」



さらさらと流れる沢音に、熱を帯びた嗚咽が混じる
清らかな清流の脇で、父と娘が男女となって交わりを演じていた

・・おぅ!・・ おぅ!・・ おぅ!・・
父は娘を組み伏せ、その体の中でいきり立った自身を鎮めようと果敢に励む

「はぅ!・・ あっ!・・ つぅ!」

青い髪を乱れさせ、生白い肌を震わせて父の・・
初めて受ける男の打刻を耐え忍ぶ娘
父親は目を血走らせながらも、口元は緩み、若い女と交合する悦びを存分に
堪能しているようであった

「あぁ・・ おかあ・・さ・・ま」

唇を噛み、眉間に皺を寄せたその瞳に流れる雲が映っていた
178没落貴族-7 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:38:22 ID:fnbjuFJq
陽光の下、父と娘の交わりは尚も続く
娘は貫通の痛みも麻痺し始め、自分の中で力強く脈動する父を実感
しはじめていた

「お父・・様・・ 感・・じる・・」

子供の頃、父に抱っこされてあやされたことを思い出す
大人になった今、あの時以上に熱く、深く父の抱擁を受けている
娘は自らも、必死で突き動く父にしがみついた

「おとう・・さま・・
 私は・・今・・ おとう・・さまに・・
 裸で・・ 体中で・・ 愛され・・て・・・
 ・・おぅ・・ おおぅ・・・」

父親の腹に圧されながら、己身を突き抜かれるに併せるように
娘は哭き声をあげはじめた

ふん! ふん! ふん!・・
おぅ! おふ・・ おぅ!・・

せせらぐ川のほとりで汗と砂に塗れてまぐわう父娘、
娘の若々しい肉体の中で、父の怒張がいよいよ天上へ向かう

・・う!・・ ぬぅ!・・
そして父は遂に娘の花園深く目一杯挿し入ると、ぶるぶると嚢を震わせた

「あ・・・」

娘は本能的に、胤を受けたことを感じ取る

・・ふぅ・・・
娘の胎にたっぷりと滾った物を吐き出し怒りの鎮まった父は
ゆっくりと抜け出ていった、そしてそのまま彼は意識を失った


ふらふらと起き上がる娘、痛みで閉じれない自身の股を覗き込む
ぱかっと割られた尿道の下の奥から、どろり・・と濁った液が
異臭を放ちながら溢れ出ていた

「これが・・・ お父様の・・お胤・・」

すくって舐めてみた

「苦い・・」

親子の液ででろでろになって萎れている父の分身を見やる

「私は・・父の愛を受けた・・ これで、家は・・ 守られる・・・
 お母様・・ 罪深い娘を・・ どうか・・ お許し・・くださ・・・」

娘の目から止め処なく涙が零れ落ちた
179没落貴族-8 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:40:19 ID:fnbjuFJq
「お姉さま、それで上手くいったの?」

夕方、狩りから戻った妹娘が姉娘に尋ねる
姉は自分の腹をさすることで答えとした

「そう・・ それじゃ、私も頑張らないといけないわね
 それで今、お父様は?」
「ずっと寝てるわ
 記憶封じの術をかけたから、起きても覚えてないでしょう」
「やはり、そうしたのね」
「ただでさえ落ち込んでいたのに、酒の勢いで娘と関係したなんて知ったら
 立ち直れないでしょう」
「でも、身篭って、お腹が大きくなれば、結局は・・・」
「その時は、どうするか考えてるわ
 とにかく今は、お父様からお胤を頂くことが第一よ
 わかったわね」
「はい、お姉さま」
「それと、今回私自身が呑んだ媚薬は役に立たなかったの
 お陰でかなり痛い思いしたわ
 だから、あなたの時は、私の立会いの元、あなたも父と同じ酒を
 呑んでことに及んでもらいます、 いいわね」


あれから二月ほど経った晩

「お、と、お、さ、ま」

部屋を照らす松明の灯りの影から妹娘が顔を覗かせた
そして、一人で晩酌を行う父の横にすとん!と腰掛けた

「なんだね?」
哀愁親父ぶりは相変わらずだが、上の娘と四歳違いの下の娘が寄って来ると、
つい顔がほころんでくる

「私もご一緒していい?」

姉娘と同じ青い髪だが、ずっと短く、頭の真上で束ねていた
動きやすさを身上とした服装で、短い皮スカートと膝の上までブーツ状
に巻いた毛皮の間から白い太ももが15センチほど覗いていた

「おまえはまだ子供だ、酒は早い」
「まあ! お父様は私がいくつになっても子供扱いなさるのね」

むくれ顔で、ぐっと胸を突き出して見せる

「お父様! ごらんになって? お母様にも、お姉様にも、もう一歩も
 引けをとらないわ」
「私はそんな下品な娘を持った覚えはないぞ」

父は半分呆れ顔で目を背けた
180名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 22:44:36 ID:nTXpLPFo
まだあんのかな?
支援
181没落貴族-9 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:44:45 ID:fnbjuFJq
「まあまあ、お父様 この子にもそろそろ、少しくらいお酒の味を
 覚えさせてもよろしいじゃありませんか」

姉娘が壺を持って現れた

「・・・おまえは最近、妻のような口の利き方をするようになったな
 しかし、このところおまえ、太ったような気がするが」
「最近、食事が美味しうございまして、ついつい食べ過ぎて
 しまっているのかもしれないです」

済ました顔で、壺の中身を二人分、木の椀に注ぎ出す

「ふふ、お姉様、気が利くわね」
「やれやれしょうがない、一杯だけにしておけよ」
「それでは、お父様、乾杯いたしましょお」

二人は同時にぐいっと椀の中身を胃の中に流し込んだ



夜も更けた
洞窟の住いで、松明の炎がゆらゆらと揺らめく

「ふぅ〜・・ ひっく」
「はぁ〜・・ ひく・・」

顔を赤くし、目をらんらんとさせて見つめあう父と妹娘の影が壁に揺れていた
傍らから姉が妹に問い掛ける

「大丈夫? あなたに注いでいた分には密かに水を混ぜていたのだけど」
「ひく・・ ねえ様、 どうにか・・」
「正気を保てているようね、さあ、それではお父様に抱かれなさい」

妹娘は立ち上がると、服を外しはじめた

松明の灯りの中を、身を包むもの全て脱ぎ捨てたしなやかな腰と
かもしかのような足が、束ねた青髪を揺らしながら椅子の上で
興奮の度を高めた父親に歩み寄る

「お父様、汗びっしょりね・・」
・・ふぅ・・ 暑い・・ 暑いのぉ・・

父親はぎらついた眼をしながら、妹娘の面前で、あの日のように、
立ち上がりながら皮のガウンを放り出した
毛むくじゃらの体の真中で、かつて姉娘を女にした物が、今度は妹娘を前に
戦慄きながらそそり立っていた

娘は、それを注視しながら、狩りの友の犬達を思い出していた
ふと目を離した隙に、重なり合って腰を蠢かしていた二匹の様を

「はあ、これから、私は、お父様と・・・
 これを・・・ この身に、受け入れるのね」

緊張を滲ませる視線の上から、ゆらりと父親の大きな手が伸びて来て
娘の両肩をとらえた

「う・・」

父は、びくりと肩をすくめる愛しい娘を毛皮の絨毯の上に押し倒していった
182没落貴族-10 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:47:14 ID:fnbjuFJq
「うう・・ん おねえさま・・」
妹娘は、しなやかな身を父に取り付かれ、水を弾く張りのある肌を賞味されていた

「どお? 気分は・・」
「ひゃ!・・ あん とてもくすぐったい・・・」

親犬に子犬が舐めまわされるがごとく、妹娘は体中、父の唾液と手垢に
染まっていった

「ねえさまも・・・ こんなふうに・・されたの?」
「そうよ」
「うひゃ!」
父に乳房を鷲掴みにされる

「ふん・・ ふぅん・・」
大きな掌に、瑞々しい張りのある膨らみを揉みしだかれ、
一人前に悩ましげな息を吐く
やがて、あの日の姉同様、父の唇に可憐なピンク色の実を摘み取られるのであった

「あ・・ あ・・・お父様・・ そんな・・」

父親に乳を吸われ、やはり姉と同じく喘ぐ妹娘

「お父様、まるで大きな赤ん坊のよう」
乳への愛撫を盛んに受ける妹を姉は目を細めて見守った


「はあ・・・ はあ・・・ お姉さま・・」
「あらあら、心地よいの?」
「はい・・ なんだか・・・」
小ぶりに締まった尻を父親の鼻に弄られ、妹娘は肌をひくひくさせる

「まあ、あんなところを舐められて・・」
父親の舌が妹の排泄に使う穴をしきりに悪戯していた

「ひん・・ ひん・・」
妹娘は細い腰を嫌々するようにくねらせた


娘の股の間からじゅる・・じゅるる・・と淫靡な音が流れる

「あ・・ あふ・・・」

引き締まった太ももを抱え込まれ、かつての姉に続いて父親に果汁を
味見される妹娘

「ふふ・・ お父様ったら、 何から何まで私の時とすることが同じ
 私もさんざん、啜られたわ」

「ああ・・・ あああ・・・」
父親の激しい愛撫に、結んだ髪がふるふると鞭のように振られる
妹娘はさらに芳醇に潤っていった
183没落貴族-11 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:49:12 ID:fnbjuFJq
父親ががばっと娘の身体を覆った時には
その身は火がついたように火照り、自ら足を全開させて、蜜を垂れ流す花園を
せがむように震わせていた

・・ふぅ!・・ ふふぅ!・・
「はぁ・・・ はぁ・・ おとう・・さま」

父の怒張は娘の花園の入り口にぴたりと狙いを定めるや否や
ぐっ・・と腰を押し出す

「う!・・・」

二人の身体に炎が走り、互いの末端に感じる熱い温もりに目を細める
そして、妹娘の処女の花園に先端をめり込ませた父の熱塊は怒涛の如く
踏み入って来た

「あ!・・ ぐぁ!!・・・」

姉に続いて父に処女を貫かれる妹

「いた!・・・」
「がんばって!・・ 辛抱よ!」
「・・・あ!・・ ああ・・・」

姉娘の激励の中、妹娘の初々しい身体は、見る間に父の堅い体躯に
占拠されていった



松明の炎が洞窟の壁に、組合って揺れる男女の影をゆらゆらと映し出す

ず・・・ ず・・・
「あ・・ あ・・」

初老の父親と三周りも歳の離れた実の娘が、くんずほぐれつ肉の宴に興じている
欲望の権化と化した父が、愛娘の身体から貪欲に爛れた水音と
艶のかかった息を上げさせていた

「あぁ・・・ おとう・・さまぁ・・」

弓を担いで元気一杯山野を駆け巡る闊達で健康的な娘の口から
似合わぬ甘い息が漏れる

「お父様に抱かれて、気持ちいいのね?」

痴態を演じる妹に姉が語りかける

「あ・・ は、はひ・・ なんだか・・ とても・・・」
「お酒の効果抜群ね、私の時は悲惨だったわ、なんだかずるい」
「あぅ・・ ひゃぅ・・ ね、ねえさま・・・ ごめん・・・」
184没落貴族-12 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:51:54 ID:fnbjuFJq
・・ぐぉ!・・ おぉぉ!・・・
・・は!ぅ・・  ふ!ぅ・・・
獣のような声をあげ、一心不乱に禁断の宴を繰り広げる父と娘

「ああ・・・ねえさま・・ とおさま・・ わたしは・・わたしは
 とろけて・・ しまい・・そう・・です」

妹娘は目を血走らせながらもうるうると潤ませ、
緩んだ口元を舌でしきりに舐めずって
体の内側を熱く擦られる悦びに浸っていた

「すごいわ・・ 二人とも あんなにも足を絡ませあって・・・
 あ? お父様の腰使いが早くなった」

ず! ず! ず!
妹娘の下半身から響く水音のトーンが上がる

「あ! あ! あ!」

父より逞しい打刻を受ける娘の体を炎が幾本も走り抜ける

「もう少し、もう少しよ! あと少しで、あなたも、あなたの身体も
 お父様の愛でみたされるのよ!」

烈しいまぐわいを見せる父と妹の姿に、姉も興奮を禁じえなかい
娘の中で、狂ったようにのたうつ父はいよいよ堅く太く
その新鮮な胎を圧迫しはじめた


・・ふ! ふ! ふぬ!!
娘を押し潰さんばかりに抱き止めた父が、腰を小刻みに震わす
体の奥でじゅわぁと弾けるうねりを妹娘は感じ取っていた

「あ!・・ あぁ・・ん・・ ね・・ねえさま・・ とう・・・さまが・・」
「お父様があなたの身体に子胤を注いでらっしゃるのよ
 これであなたも、我が一族の子を身篭れるわ」

姉娘と同様、父はありったけの精を妹娘の無垢の子宮に迸らせた
そして射精を終えると、ころんと眠りに落ちてしまった
185没落貴族-13 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:53:25 ID:fnbjuFJq
「ご苦労様」
ほぉ・・と熱いため息をつく妹を労う姉

妹は力なくあぐらをかいて股の間を覗き込んでいた
「すごい、どんどん溢れてくる・・」

そこへ姉の頭も覗きに来る

「うふふ、私のときと同じ光景ね」
青い長髪がゆっくりと妹の股の間に降りていった

「な! お姉さま!何を!」
「この子ったら、あんなに気持ち良さそうに、お父様に抱かれて
 苛めたくなりました」

行為の直後の倦怠感で脱力した妹の、先ほどまでさんざん
父に愛されていた場所に姉の舌が這い始めた

「あ!・・ やめ!・・やめて!姉さま!」
「ふふふ すごいニオイですこと・・ 綺麗にしてあげましょう」
「あぁん・・ ねえ・・さま・・ だめです・・ったら・・」

姉妹は童心に返ってじゃれあった

**********************************

月日が過ぎた・・

「信じられん・・ことだ」
すっかり腹を大きくした二人の娘を前にして頭を抱え込む父親がいた

「お父様、黙っていてごめんなさい、こうするより仕方がなかったのです」
「改めて、お父様、私達の・・このお腹の子の
 父親として一家の長であった自分をお取り戻しください」

これから母親となる娘の気迫は相当なものであった

「この子達が長じれば、山を降り、必ずやかつての名誉を取り戻して
 くれるものと信じています いえ、必ずそうさせます
 ですから、お父上、何卒、手を貸して頂きたく存じます」
「おまえ達は、そこまで我が家のことを・・・」

この直後、姉が女児を、さらに二月後、妹が男児を出産した
186没落貴族-14 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:55:45 ID:fnbjuFJq
半年後・・・

「あ・・ あ・・ あ・・」

洞窟の中、産まれたままの姿で絡み合う歳の離れた男女を、松明の炎が
照らしだしていた

「うふふ お姉さま、気持ち良さそうですこと」
赤子に乳を与える妹娘が、のんびりと契り合う父と姉を眺めていた

「ふぅ・・ ふふぅ・・ おまえの体は・・ 本当に・・罪深い・・・」
彼女の母親ゆずりの青い髪を優しく撫でながら、その下半身では逞しい
突き上げを繰り返していた
揺れ動くに合わせて父の胸板を、すっかり熟れた娘の乳房がやわやわと
揉み擦る

「う・・ ふぅ・・ お父・・さま・・ 感じる・・ 感じます・・ 
 もっと・・もっと、強く・・抱いて ください・・ませ」
「しょうの・・ない・・ 娘だ・・」

幼児のように抱擁をねだる娘を父は一層強く刻んだ

「おぅ! おぉ! いぃ! いぃ!・・・」

力強い律動に娘は髪を振り乱して哭き声を上げ、それに応えるようにしっぽりと
愛液で父を包み込むのであった

「おお・・・ これは、たまらぬ・・」

汗を散らして爛れあう親子、娘のしとどに濡れる熱い肉体の中で父は
いよいよ溺れていく

「か!・・神よ! 罪深い!・・我ら親子を!・・ ゆるし!・・たまへ」
「は! あぁ! いく! いぃくぅ!!・・・」

姉娘は普段の凛とした態度から著しく逸脱して、はしたなく悶え捲くる

「あ!! あああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

父に先んじて天上に赴く姉娘、包み込んだ父を搾るように愛情の迸りをねだる

「う!・・ むぅ!!」
堪らず父はがくがくと戦慄きながら、
愛娘の胎内に年甲斐もない濃い精濁をなみなみと注ぎ込んだ

「はぁ・・・ お父様・・ お母様と・・・ こうされて・・
 私達を・・お作りに・・・ なられ・・・ たのね・・」

父の愛を一滴でも多く受け取ろうと、娘の足が絡んだ父の腰を自分の腹に
押し付けた
187没落貴族-15 ◆wZraoCNSHo :2008/05/07(水) 22:57:33 ID:fnbjuFJq
「ふう・・ 我は地獄の業火で焼かれよう・・・」
「お父様、神はそれほど狭量ではございませんわ・・きっと・・」

けだるそうに行為の余韻に浸りながら、股を拭う姉娘


「・・・さて、それでおまえのほうは、もう授乳は済んだのか?」
父は妹娘のほうに視線を向ける

「終わりましたお父様」
「そうか、では来るがいい」
「はい!」

赤子のように四つん這いで丸い尻を突き出すて、ふるふると期待で震わせる妹娘

「やれやれ、赤子が赤子に乳を与えているようなものだな」

娘の尻は父の大きな手に抱え込まれ背後から硬い愛情を力一杯、
打ち込まれるのであった

「く! あぅ!・・」

家族の熱気にみたされた洞窟の中、
今度は妹娘の猫のような上擦り声が流れ始めるのであった


長い月日が流れ、母親達の深い愛情を受けて育った大勢の子達は、山をくだり、
広い世界中に散らばり、盗賊から国王となる者まで、様々な人生を駆け抜けた

(終わり)
188名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 23:17:44 ID:nTXpLPFo
>>187 GJ
相変わらずいい仕事するなあ。

開き直った親父わろた。
189名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 01:28:03 ID:V6nLw/gO
>>187
いいね。古代っぽさが出てる。
GJ
190名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 04:03:19 ID:Vqlc5Mb9
191名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 16:20:13 ID:FynvQmyC
ダディ元気だな
192名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 02:10:19 ID:0OkTyuU7
保守
193名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 23:22:34 ID:cY8V9/oo
船上でのセックルシーンに苦戦して中々投下できなかった先月〜♪
今また、表現苦戦中〜♪
今日も投下できそにないよぉぉ〜♪

よって保守
194名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 01:13:34 ID:SN9fpH6h
>>193
待ってるお。保守
195(ノッポ姐と短足舎弟3)鏡像剣士 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:20:40 ID:ajYkowDM
投下します
和姦です
196鏡像剣士-1 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:23:00 ID:ajYkowDM
船のマストの上をカモメが飛び交っていく
海峡を遥々越え『杭の岩の港街』にやってきた冒険者コンビ

「うう!・・むぅ やっと着きましたね姉御!
 ふぅ〜、何だか体がまだ揺れてるっす」

短足チビの舎弟分が船から降りるやいなや、大きく伸びをして辺りを見渡す

「いやぁ、デッカイ街っすねぇ!
 おおーー! 妙な形の船が! ここは外国船も入港してんすねぇ
 どこの国の船なんすかねぇ!」
「お約束の田舎もの丸出しはいいから、さっさと行くぞ」

はしゃぐ舎弟分を置いて、長弓を携えた背の高い姉貴分は
すたすたと歩き出していた

「おお!姉御! 今度こそ、俺、活躍してみせますよ!
 それじゃ、冒険者の基本!てことで、さっそくギルド尋ねましょお!!」



歩くこと十五分ほどで、ギルドの建物に到着
何やら中でいがみ合うような声がする

「冗談じゃない! マスター!頼むよ
 あと三日、せめて二日チャンスをくれ!」
「・・・そうしてやりたいのは山々だがなあ、依頼主にせっつかれてるんだよ
 やはり、こいつは、あんた一人じゃ手に余るぜ」

ギルドマスターらしき中年の男と背の高い若者が
カウンターを挟んで言いあっていた

「あ!!」
「な!・・・」

その若者を見た瞬間、姉御と舎弟分は息を呑んだ
声に気付いて、言い合っていた二人もこちらを向く

「え?!・・」

同様に息を呑み、しばし時間が止まる
建物内の他の連中も、首をかしげるように注目していた



「な・・ なな?! あ・・姉御が・・二人・・」

舎弟分が止まった時間を再び動き出させる
全く同じ背丈、その半分以上を占める長大な脚、草色の短い髪、
目鼻立ち・・金眼
違うのは身に付けてる物と喉仏の有無
その若者は腰にロングソードを挿し、そして男性であった
197鏡像剣士-2 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:24:23 ID:ajYkowDM
瞬き一つせず、見開いた吊り眼がちな瞳が見つめあう
しかし先に冷静さを取り戻したのは姉御のほうだった

「何を揉めてたんだ?
 手に負えない大仕事を、一人で抱え込んでるのか?」
いまだ、つままれたような表情のギルドマスターに尋ねる

「あ? ああ・・ 何だ、あんた 姉弟か何かかい?」
「違う、 他人のそら似 ただの偶然だ」
姉御が答える

「そうか・・ あんたは、弓使い?か・・・ いや、随分と立派な弓だが・・
 向こうの漁師町でローレライを片付けた『エウリュアレの眼』とかいう
 女射手がいると聞いたが、まさか・・・」
「おお! やっぱりあんたがそうか! 噂はしっかり届いてるぜ
 いや、実にその通りなんだ
 ここに逗留中の学者からの依頼なんだが
 『杭の岩』て場所にある洞穴から大昔の海賊の遺品を回収してくる内容でな
 せっつかれてるにも関わらず中々、彼一人で難儀してるようで、
 あんた良かったら手伝ってやってくれねえかな」

「ふざけるな!」
姉御そっくりな剣士がようやく口を挟む

「俺一人で充分だ! 誰の助けもいらん!」

気の短い姉貴分がまた口を出す
「かっこつけたい気持ちはわかるがな、分ってものをわきまえないとな
 依頼主をイライラさせるなんざ、最低だぞ」
「ぐ!・・」

言い返そうとして、思わず口を噤む剣士
顔は同じでも、気迫は彼女のほうが遥かに上だ


結局彼はマスターの諭し口調と姉御の脅し口調の絶妙な
説得コンビネーションの前に折れた

姉御はようやく吊り上った目に笑みを浮かべてみせたが、
彼は同じ吊り上った目をやや悔しげに伏せたまま足早に立去って行った

「いやぁ、驚いたっすね・・
 世の中、あんなそっくりな人がいるものなんすねぇ」
「・・・」
終始意地を張りあう同じ顔を注視し続けるのみだった舎弟分
姉御もまた、今更ながらうわの空に陥っていた
198鏡像剣士-3 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:25:41 ID:ajYkowDM
海にせり出すように突き出た断崖絶壁、
この港町の名ともなっている『杭の岩』と呼ばれる名勝奇岩群だ
その、そそり立つ岩のひとつの中腹に開いた穴を波飛沫が飛び散る海岸から
見上げる三人の冒険者

「あの穴に登りたいわけだな」
「・・足場になる場所があったのだが、鳥の化物に襲われて、
 足を踏ん張った拍子に崩れてしまったんだ」
「よく命が無事だったな」
「上手い具合に海に落ちたから」
「運の強い男だ それであの上った先の穴の奥にお宝があるわけか」
「下へ降りる複雑な回廊になってるようだ、途中水没してる場所があり
 目標の海賊の宝はその奥のようだ」
「つまりそこから先は! 俺の出番すね!」
何やら鼻息荒い舎弟分

「・・そうだな、おまえ泳ぎだけは得意だからな」
「へい! 任せておくれっす!!」

上を見上げたまま、剣士に話し掛ける姉貴分
「しかしなぁ、 あんた一人じゃ一生かかってもこんな場所、攻略できねえぞ
 もう少し、身の丈にあった仕事を選ばねえとな」

剣士は拗ねたように目を逸らす

「ふん、可愛げない奴だね」
((あたしも拗ねるとこんな顔なわけか・・ なんか可笑しいね))
普段なら小突いてるところだが、なんとなく手出しできない彼女であった

「さて、それじゃ始めるか」
姉貴分はロープのついた矢を弓に番え、真上へ向けた

ヒュン!シュル!シュル!シュル!・・

ロープアローが勢いよく空にむかって尾を引き、ガッ!と穴付近の岩壁に
突き刺さった
グッ!とロープを力一杯引っ張ってみる
「うん、大丈夫だ しっかり突き刺さってる 
 あの時の教訓から持ち歩いてるが、こんなところで役に立つとはな
 それじゃ、あたしが登りきったら一人づつ付いておいで」
一方的に指示を出すと、ひょいとロープに捕まり、あれよあれよと登って行く

下から、長い脚で壁を蹴って登って行く姉御の尻を見上げる野郎二人
「・・・あんたの彼女、身が軽いな まるで蜘蛛みたいだ」
「・・・彼女・・ いい響きだねぇ、 残念ながらそうじゃないんだよね」
「・・彼女が言ってた、あの時の教訓て?」
「・・俺はあの時、こんな物、持ってなくてよかったと思ってるけどね」
「はぁ?・・ ん? なんだ?彼女登る手が止まったぞ」
「し! 敵の近づく気配を感じてるんだよ、あの目つきは」

間もなく、翼の幅が5メートルは超えようかという影が陽光の中から出現した
しかし、岩壁の途中の女射手の動きは早い
その姿がはっきり確認できそうな距離まで近づいた頃には、魔法の光を
たなびかせる術矢が、飛翔物体を目指していた

クエェ!!!ーーーーーーーーーーーー

鋭い鳴き声がしたと同時に、怪鳥の首と両方の翼と胴体は別々に飛び散り
螺旋を描きながら、バシャ!バシャ!バシャ!と其々別の海面に墜落した
199鏡像剣士-4 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:27:09 ID:ajYkowDM
ざざぁ・・と、何事もなくさざめく海面を信じらないといった目で見つめる剣士

「そ・・ そんな、 あの怪鳥を・・たったの一発で・・・」
「あの程度の化物なら、姉御にとっちゃ、赤子みたいなもんだよ」
舎弟分が我が事のように自慢げに鼻を鳴らした

「おーーーい! いいぞ! 上がって来ーい!」
何時の間にか穴まで辿り着いた姉貴分が大声で呼ぶ


「・・ふう やっと登れた」
「遅かったじゃないか」
「ぜえ・・ ぜえ・・ すんません・・ お二人みたく足が長く無いもんで」
「それじゃ、さっさと行くよ」
三人は松明に火を灯し、回廊の中へ降りて行った


曲がりくねった地下道を歩くこと小一時間、ようやく開けた場所に辿り着いた
そこから先は道が水没している

「よし、ここから先はおまえの出番だ」
「よっしゃ! それじゃ失礼して・・・」
そそくさと服を脱ぎ出す舎弟分

「しかし、この洞窟・・ 自然に出来たものじゃないな」
「そうですね、 海賊が掘ったものでしょう 
 途中いくつも白骨が落ちてましたが、 たぶん秘密を保持するために
 殺されたのかもしれませんね」
剣士は怪鳥を撃ち落す様を見てからは、すっかり言葉遣いが丁寧になっていた

不意に姉貴分の視線が鋭くなる
間髪入れず、背後のこれまで来た道のほうから、
カタカタ・・、カチャカチャ・・という妙な音が聞こえ始めた

「来るぞ・・ 足音からして不死者だな」
「はい・・ けっこうな数いるようですね」
姉貴分は弓を構え、剣士もすらりと剣を抜く

「姉御・・」
「心配するな! 所詮ザコだ! おまえは早く行け!」
「わ! わかったっす!」
舎弟分は二人を残してざぷん!と水の中に消えて行った

剣士が射手の前に回りこみ、そこから狭まる場所に剣を構えて立ち塞がった
「おい! おい!・・」
「大丈夫です! 足場の覚束ない場所ならともかく、ここなら!
 立会いなら任せてください! ただ、俺の剣は並みの剣だから、
 アンデッドを完全に粉砕出来ない
 あなたの腕なら、一本の矢で縦に敵を数体づつ粉砕出来るはず!
 引き付けて引き止めますんで、どうか!」

姉貴分はふっ・・と笑みをこぼした
カタカタという骨を鳴らす音はいよいよ大きくなり、
間もなく、骸骨戦士が錆付いた剣を振り上げて現れた
200鏡像剣士-5 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:28:08 ID:ajYkowDM
キーン! カァーン!

骸骨戦士と剣士がはげしく斬り合いを演じる
狭いといっても、無駄な肉のない不死者は、横に二体並んで攻撃できる
剣士はそれを一人で上手くさばき、 しかも敵が縦に並ぶよう巧みに身を翻す

ビシュ! グシャァ!!

背後からここぞという瞬間、術矢が放たれ、一度に二、三体の白骨体を
木っ端微塵にする
ここまで細かく粉砕されるとさすがの骸骨戦士も二度と復活出来ない

「ぐ!・・」
剣士の腕を錆びた剣が掠める
怯んだところを、続けざまに脚と腹部にも斬撃が襲った
「う!ぐぅ・・」

「もういい! こっちに跳んで、伏せろ!」
射手の指示で、剣士は素早くその場から飛び退く

『エウリュアレの眼』は二本の矢を番えると、最大限に念を込め、
回廊をズカズカと寄せて来る醜い死体どもの、最も後方にいるやつめがけて放ち
自らも床に伏せた

ドッ!! と魔力の暴発する音が響くやいなや、光の爆風が回廊内を吹き荒れた


「・・ふぅ、終わったな」

二人の冒険者は、ぱらぱらと頭や肩に積もった骨の破片を払い落としながら
ゆらりと起き上がる

「さすが・・ やるものですね」
「あんたこそ大した剣の腕じゃないか
 一人で突っ走りたくなる気にもなるわけだ」
二人は同時に笑みをこぼした


ザバァ! 
水没した回廊部分から舎弟分が顔を出した

「姉御! 無事だったすか!」
「あたしがやられるわけないだろ それで、この先はどうなってんだ?」
「へい、 水に浸かってるのはこの先100メートルくらいすね、
 その先はまたぽっかりと広くなってて、それで・・」

舎弟分は手に持ったレリーフのような物をかざして見せた
「他にも、壺やら装飾品やら色々落ちてたっす」
「お! 本当か!」
「あ、じゃ俺も行きますよ・・」

傷を抑えながらも剣士が立ち上がろうとするのを、姉御が押しとどめる
「あんたは駄目だ、 水に浸かると怪我が化膿するぞ
 てわけで、袋を渡すからおまえ、一人で頑張れるか?」
「もちろん! これ位しか役に立たないっすから」

舎弟分は、持って来た数枚の大袋を抱えて、ざぷん!とまた潜って行った
201鏡像剣士-6 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:30:01 ID:ajYkowDM
「・・・何だか、申し訳ないな 元々俺の受けた仕事なのに・・・」

姉貴分が近づいてきて、その脇にしゃがみ込んだ
「持ちつ、持たれつだよ人生は、 てところで怪我を見せてみろ」

剣士は上着を脱ぎ捨て、上半身裸になる

「・・・ふぅん 肩幅は狭いけど、やはり男だね
 細いながらもしっかり筋肉がついてるな」
「・・肩幅の話はやめてください
 昔から女に間違われて、結構気にしてるのですから」
「そうかい あたしは子供の頃はよく男に間違われたけど
 何とも思わなかったぜ」

姉貴分は松明を更に数本、火を灯して周囲に置くと、
ポーチから酒の入ったボトルを取り出した

「あの・・ それは?」
「気付け薬代わりさ 下手な薬草より消毒効果がある」
そう言うと、くっ・・と一杯口に含み、
ぶぅー!と剣士の腕の傷口めがけて噴きかけた

「うぉ!」
染みて、顔を顰める剣士

「冷たいままだともっと染みる、 それで口の中で温めてやったのさ 感謝しな
 それじゃズボンも脱ぎな」
「え? あ、はい」

剣士は血の滲んだズボンも脱いで、下着一枚になった

「あらら、脛毛が無いねえ 自分の脚見てるみたいだよ」
「・・・言わないでください」

姉御はニヤニヤしながら、ぐびっと酒を口に含んだ
ぶぶぅっ!・・・脚の傷に酒を引っ掛けられる剣士

「く!・・」
又しても、染みて顔を顰める

「くく・・それにしても・・」
「くぅ・・ ん? なん・・ですか?」
急にクスクス笑い出す姉御に剣士が訝る

「あたしもこんな時にはこんな顔してるわけか、それがちょっと可笑しくてね
 自分と顔が同じやつが目の前にいるってのは妙な気分だな」
「・・・それは、
 俺のほうこそ自分に説教されてるような、おかしな気分ですよ」
「それじゃ、最後に腹にぶっかけるよ」

姉御は、ぐびぃ〜と思い切り酒を口に含む
そして、覚悟!とばかり、彼の臍の脇目掛けて吹き付けた

「うあお!!」

飛び上がりそうなほど染みて、体を震わす剣士

「あはは! 大袈裟だね」
「くぅ!・・ 笑い事じゃない・・ですよ」
202鏡像剣士-7 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:31:04 ID:ajYkowDM
「ところで、あんた歳いくつだ?」
「え?・・・」
姉御の唐突な質問に剣士は顔を上げた、吊り眼同士が見合わせる

「へえ、あたしより三つ下か あいつよりもさらに年下だったんだね」
「そうでしたか それじゃ俺も姐さんて呼ばなきゃかな
 ええと・・ 彼とは? 恋人では無いと言ってましたが」
「その通りだよ 冒険者仲間さ ・・・まあ、セックスはしたことあるけどね」

あたかも鏡を置いて映しているかのような二人の間に流れる沈黙

「なんだい? その目は? もしかして軽い女だと思ってるのか?」
「・・いえ、別に」
「ふぅん・・ あたしも嫌悪感を抱いてる時は、こんな顔なわけか
 まさか、女を知らないってわけじゃないだろ?」

剣士は無言のまま答えとした

「あれま、そりゃまた意外だね 娼館も行ったこと無いってかい?」

姉御の好奇心丸出しの詰問に剣士は口篭もりながら答える

「・・俺 ・・その、女に触られると、鳥肌立つのです・・」
「へえ・・」

姉貴分が悪戯っぽく細めた視線で指を不意に近づける

「わ!・・」
すいっ・・と軽く胸を撫でられ身を竦める剣士

「な・・ 何、するんだ・・」
「触ったんだよ どれどれ、鳥肌なんか立ってないじゃないか」
「ふ・・・不思議ですね あなたは特別なのかも
 何だか、顔そっくりだし・・・」


ザパァ!!
水の中から舎弟分が一杯になった大袋を持って顔を出した

「とりあえず、第一陣かき集めて来ましたぜ
 まだ奥に道があるの見つけたんで、そっちも見て来ます」
「あまり無理はするなよ、 危なそうなら引き返してこいよ」
203鏡像剣士-8 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:31:59 ID:ajYkowDM
水の中に彼が消えると、姉御は唐突な展開に腰の引けた彼ににじり寄る

「女に興味が無いってわけじゃなさそうだね・・」

固まった彼の引き攣った顔に姉御の手がかかる
手鏡に映したような自分と同じ顔

「あ・・ あの・・ やめて・・ください・・」
「ふふ・・・ そういう割には、体は拒否してないじゃないか」

姉御はぺろりと一回舌なめずりすると、すっ・・と顔を近づけた
そして形の同じ唇同士が接触するいやらしい音が響いた
「ん!・・」

同じ顔した年上女に突然唇を奪われ、驚いて眼を見開く剣士
ナルシストが鏡に映った自分と口付けを交わすかのような情景
しかし、その唇は鏡面を歪めてしまったかのようにはっきりと重なりあっていた

はぁ〜・・と口の中に片方の顔が、もう一方の口の中に息を吹き込む
「ん!・・ は・・」
先ほど口に含んでいた酒の風味も混じる女の甘い息に、
吹き込まれた方は頭がかぁー!と熱くなった

「ぬふ・・ んちゅ・・」
重なりあった鏡像の互いの口の中に其々の舌が潜り込んでいくのだった

濃厚な接吻を交わす姉御と年下剣士

「んふ・・ んく・・」
同じ並びの歯が軽く当り、同じ長さの舌が絡み合い
唾をたっぷり含ませて淫靡な音を立てながら飲ませあった


姉御は唇を離した
今だ痺れたように伸ばしたままの舌先同士、たらり・・と唾液の糸が繋がっている

「はぁ はぁ・・・ いきなり・・何を・・」
「キス、 したんだよ」
「あ、あんたが・・ こんなに・・淫乱だった・・なんて」
「ふぅ、馬鹿だね 誰にでもってわけじゃないさ
 あの剣捌き見て、もっとスキンシップを取りたくなってきた、仲間としてね」

姉御は鎧を脱ぎ捨てた、そしてシャツを捲り上げて胸を肌蹴た

「わ・・・」
剣士は、同じ位の肩幅でありながら、自分の体には無い、形のいい二つの隆起に
視線を奪われる

「触りたきゃ、好きにしていいぞ」
胸を突き出すように腰を捩る姉御
剣士は二つの生白い惑星の引力に惹かれていくように手を伸ばしていく
204鏡像剣士-9 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:33:03 ID:ajYkowDM
「どうだい? 鳥肌立つかい?」
「あ・・ その・・ いえ・・」
剣士は初めて触る女の乳房の感触に無意識に指を動かしていた

((・・これが女の胸・・ なんという、やわらかさ・・・))
「ん・・ ふふ いいよ もっと・・揉んで」

彼は姉御の乳房を揉みしだいた 
女のようなしなやかな指が美乳に食い込み、揉みくちゃにした

「んん・・ あたしの・・胸 気にいったみたいだね・・
 吸って・・みても いいんだよ」
強気な面に似合わぬ、艶のかかった囁きに呼応するように彼の頭が
倒れこんで来た

「あ・・」
乳首を咥えられ、びくんと身を震わす姉御

「んぐ・・ むぐ・・」
((ああ・・ 温かい・・ 彼女の・・心臓の音が・・ 頭に響く・・))
彼は夢中で姉御の乳を口に含んで吸いたてた

「は・・ふ・・ 自分で・・ 自分の胸・・ 吸われてる気分・・だよ」
姉御は、必死で被り付いてる自分と同じ色の髪を撫でた

 
ザパァ!!
水の中から舎弟分が一杯になった大袋を持って顔を出した

「第二陣!到着っす!
 あれ? 鎧、外しちまったんすか」
「うん、肩が凝っちまうからね あんた今回、大活躍じゃないか」
「おお! そう言われるとうれしいっす! そんじゃ、また行ってきまーす」
舎弟分は水の中へ消えて行った


姉御はショートパンツを、中の下着ごとずり降ろし
ブーツを履いたまま片方の足から抜いた
そして、挑発するような姿勢で大きく足を広げて見せる姉御

「うぅ・・」
剣士は自分と明らかに違う腰周りと生白い下腹と太ももの付け根を
食い入るように見つめる

「・・・これが・・ 女の・・・ 毛の色だけは・・俺と同じ・・・ 」
「あんたも下着、膝まで降ろしな」

姉御が命じる
しかし彼は、女の生の腰周りに眼を奪われつつも、中々応じようとしない

「何、してんだい?」
じれったくなった姉御が手を伸ばそうとした時、彼の手がそれを阻んだ

「自分で出来ます」
何やら覚悟を決めた表情で、彼はパンツをずり下げた
その中から、目の前の痴態にすっかり興奮して力を漲らした肉の剣がお目見えした
・・・しかしそれは、しっかりと皮を被っていた
205鏡像剣士-10 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:33:55 ID:ajYkowDM
恥じ入るように視線を落とし、ぐっ!と唇を噛み締める剣士
姉御は彼の心中を手早く察し、そっと寄り添った

「あんた、 女に触れると鳥肌立つてのは嘘だね
 こいつを女に馬鹿にされて、それが心の傷になってたわけか・・」
「く!・・」

思わず横を向く剣士に、姉御の手が伸びた

「え?・・うわ!」
姉御のしなやかな指が、被った状態でありながらも立派に屹立してる物を掴んだ
ビクン!と彼の身に電流が走る

「こんなくらいで、劣等感抱いて情けない顔してんじゃないよ
 こっちまで情けなくなるよ、自分の顔みたいで」

そういうと姉御のしなやかな指が彼を剥き始めた

「く!・・」
「痛いのかい?」
「いえ・・ 騒ぐほどでは・・」
姉御は摩擦を加えながら、ゆっくりと剥いて行く

「うう!」
「我慢しなよ・・ 全部、面倒みるから」

姉御は亀頭の上に顔を翳し、舌を伸ばしてとろり・・と涎を垂らす
満遍なくしなやかな指で塗しつけ、潤滑させながら更に剥く

「あぁ!・・」
「もぉ少し・・」
剥かれる痛みと快感が入り混じり、女みたいな声で喘ぐ剣士
やがて彼は、姉御の手の中で完全に芯を露出させられるのだった

「ふふ・・ あいつと比べて、綺麗なピンク色だね」
「ふぅ・・ ふぅ・・」
姉御の涎でべたべたになった彼の分身を、尚も彼女の手が軽く摩り続ける

「さ、それじゃ横になりな」

大人しく従う彼
姉御は、ゆっくりとその腰の上に跨り、身を添えた

騎乗位の体勢で同じ顔の金の瞳が見つめあう
しなやかな指が脈打つ頼りなげな色の剣身を掴み、自身の鞘口に宛がった

「う・・」
ぺちょっとした感触と、自分以外の体温を先端に感じて彼の身に一層力が入る

姉御は心の中で呟いていた
((・・・あの日、おまえがあたしを女にしたように、あたしはこいつを男にする
  おまえとは、恋仲というわけじゃないが・・ すまん))
206鏡像剣士-11 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:36:25 ID:ajYkowDM
「・・・それじゃ、一つになるぞ」
上に乗った姉御の口が呟くやいなや、股の間で湿った生温かい感触が、
ずん・・と割れながら天を向く漲りを包むように沈み込んで来た

「んう!・・ く・・」

双子のように姿が同じ者同士、互いの体温がずぶずぶと交合していく心地よさに
同じ調子で声を上げる
やがて、男の未使の竿は女の尻の陰で見えなくなり
草色の陰毛同士がじょりっと接する音が、二人の交合が最深部まで成された
ことを告げた

騎乗位で繋がった同じ顔の潤んだ金色の瞳が見つめあう

「ふふ・・ どうだい? はじめて・・ 女の体に・・ 突っ込んだ・・
 気分・・は?
 ほら、見てみな・・ 感じるだろ?
 あたしら・・ セックス・・してんだよ」 
「はぁ・・ はぁ・・ あぁ・・・」
((きも!・・ち・・いい・・ なんで・・ こんな!))

あまりの快感に、ろくに話もできない彼の鼻の頭にちゅっと口付けする姉御
彼の力弱い亀頭を姉御の熱く滑る膣がやわやわと揉み包む

「あ!・・ あぁ!」
((だめ! だぁ・・))
とても堪え切れず、彼はドッ!と迸らせた

「ん・・ 出たか・・ くぅ・・ あつ・・」
姉御は金眼を細め、彼と共に小刻みに震えながら、その濃く熱い一番搾りを
身中深く受け止める

「ふぅ・・ ふぅ・・ んく・・」
「ふぅ・・ ふぅ・・ ちと早かったけど、おまえ・・
 あたしの・・この腹ん中に射精・・したんだぞ
 これで一応・・ 男に・・なれた・・わけだ」

あっという間に精注を終え、いまだ、しっかり嵌ったままの二人のつがい目から、
黄ばんだどろどろが溢れ落ちた

「ふふ・・ あんたの出したやつが、あたしの中を流れていくのがわかるよ
 かなり、溜めてたみたいだな・・」
「あ・・ あね・・姐・・さん・・ 俺・・ 俺・・ すいま・・せん」
「別に、謝らなくともいいさ 変なやつだね」


ザパァ!!
水の中から舎弟分が一杯になった大袋を持って顔を出した

「第三陣!! あれ? 姉御は?」
「・・・用を足しに少し上に登ってます」
「そおか そんじゃ、また行ってくるぜ」
舎弟分は水の中へ消えて行った
207鏡像剣士-12 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:37:11 ID:ajYkowDM
「・・・行ったか」

暗がりから、姉御がすぅ・・と現れる
上着もブーツも全て脱ぎ捨て、産まれたままの姿となっていた
ごくり・・と唾を呑む剣士も下着を脱ぎ捨てた

松明の灯りに照らし出される全裸の男女

「あらら、せっかく剥いたのに、また幾らか元に戻っちまってるね
 でもあんた、心なしか、少し自信の出た顔してるな」
「頼りなくて・・ すいません・・・」
「それじゃ続きやるぞ 今度はあんたが上になってみるかい?」

胸周りと股間以外シルエットの同じ肉体がむにぃと抱き合い、床に沈んでいった

「・・・慌てるなよ さっき入れた場所だからな 間違って、ケツに挿すなよ」
「・・・はい・・」

先ほどの放出で泡立ち塗れの女の脚の付け根が大きく広げられ
まだまだ放ち足りない男の脚の付け根が重なった

「確か・・ ここだ・・」
興奮気味の彼は、サイズだけはそれなりの分身を手で掴んで
姉御の温かな体の中へ挿入し始めた

「う・・ん・・」
姉御は低く溜息をつくと、きゅっ!と中を締めるように体の奥を蠢かせる

「く!・・うぅ・・」
余りの快感に頭を逸らして唸る剣士
姉御の強烈な膣圧により、彼の分身は嵌って行くにつれ、
包皮が再び捲れて芯が露出していく
そして、根元まで姉御に挿し込むと同時に、ほぼ完全に剥けた

「ふぅ・・ 全部・・ 突っ込めた・・・みたいだね」
「ふぅ・・ ふぅ・・」

結合した男女のシルエットから熱い溜息が漏れる
姉御が、己の上の同じ顔立ちを下から両手で掴んで引き寄せた

「・・さあ あたしを抱きな あんたのやりたい様でいいから」
208鏡像剣士-13 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:37:50 ID:ajYkowDM
松明の灯りに囲まれた中で、同じ長さの二つの白い肉体が抱きしめあい、
熱気を帯びて妖しげに蠢く

「ふ・・ う・・ く・・ う・・」

二人揃って密着した肌をリズミカルに波打たせ、同じ調子の喘ぎを合唱する
冒険者達は、共に手を携えて戦った者同士、労いと絆を深めるため
素っ裸で結び合い、情を交わしているのだ

「は! あぁ! あ!・・ あね!・・ あね・・さふ!」
新たな舎弟分は、そのまだまだ頼りない抜き身で、
若さに任せて姉御を突き上げ、かき回した

「は! あぁ! いぃ! なか!・・なか! いぃ!」
下で抱かれる姉御は、単調ながらも必死で自分の中で擦り動く彼に
しとどに潤わせて応える

((ん! ん!  姐さん! 感じる! 気持ち!・・いい!
  これ! これが・・ セッ・・クス
  おれ! 俺たち! やって・・ るの・・ です・・ね!))
新舎弟分は強く優しい姉貴分に今や身だけでなく心も包み込まれていた

((ん・・ ん・・  感じる・・ あたし・・が あたし・・の 中で・・
  びくびく・・ して・・・る))
姉御は瓜二つの異性との抱擁による快感で澱んだ意識の中、
鏡の中にいる幻想に囚われていた

((ふ! ふふ! 姐さんの・・!  もっと・・! 感じたい!   
  う! ふぅ・・  もっと!・・ やるんだ!  姐さんに・・・))
((ふ・・ ふふ・・ よだ・・ れ・・ 垂ら・・ して・・
  う! ふぅ・・  ひ ひでえ・・ あた・・あたし・・の・・ 顔・・))

互いを刻みあう姉貴分と新たな舎弟分
見詰め合う金の吊り目、鼻の頭をくっつけあい、同じリズムで息を吹きかけあう

「あ! あぅ! あ! ん!」

一塊の雌雄と化して情交に埋没する冒険者達
白い蛇の如く、同じ長さの脚を絡ませ合い、腕を巻きつけた身をくねらせる
同じ色の短い髪が汗を散らし、交わる二つの肉体をしっぽりと濡らす

あたかも双子の姉弟が相姦を行ってるかのような二人の体が
いよいよ蕩けあって行く
209鏡像剣士-14 ◆wZraoCNSHo :2008/05/16(金) 15:40:09 ID:ajYkowDM
「は! は! あね! あね・・さん!・・こし!・・ こしが!・・
 う! くふ・・ とまら!・・なぃ!」

善がり捲くる姉貴分の溢れ返る熱泉の中で、彼はいよいよ窒息しようとしていた

「は! は! あぃ!・・いぃ・・よ! 
 う! くふ・・ さい!・・ご!・・まで・・ ぜん・・ぶ!
 あたし・・に!」

互いの粘膜を刻みあう卑猥な湿り音が沸騰して行く
二人の体液で、ずぶ濡れになった草色の陰毛同士がぐちゅ!ぐちゅ!と
激しく縺れ合う

「う! ぐうぅ!!・・」
感極まった新舎弟は唸り声を発しながら、姉貴分と深々と合体すると
遂にその奥で二度目の欲情を吐き出した

「あ!・・ はぁ・・・」
胎内で弾け出る熱い感触に姉御はぶるんと身を奮わす
必死に自分を抱き締め、腰を押し付けて精を放つ彼を
下から両手足でぎゅっと抱き止める

((あ・・・ あたしが・・ 注い・・でる・・
  ふ・・ぅ・・ たんまり・・ だされ・・てる・・))

だらしなく舌を伸ばし、瞳を朦朧とさせて緩みきった同じ顔が
互いにがくがくと戦慄かせながら子宮への放出と充填を愉しむ

『エウリュアレの眼』の異名を持つ凄腕女冒険者は、自分の中で男になった
彼の欲望の濁流を、幻鏡の錯覚の中で受け止め続けた

**********************************

ザパァ!!
水の中から短足舎弟が一杯になった大袋を持って顔を出した

「ふぅ! これで、最終っすね」
「よくやった! すごいお宝の量だな
 このまま持ち逃げしたほうが儲かりそうな気もするぞ」

足長舎弟が口を出す
「姐さん、これは金目のものにはとても・・」

短足舎弟が言葉を繋ぐ
「そおっすね
 まあ、学者さんなら、価値があるってところじゃないですかねえ」

舎弟どもに解説されて、柄にも無く舞い上がり気味の顔を引き締める姉御
「馬鹿だな、 冗談だよ
 さて、それじゃあ 撤収するかい・・
 ん? なんだ、おまえ 何嗅いでんだ?」

しきりにくんくんと鼻を鳴らす短足舎弟

「・・・いえ、なんか妙な匂いがしたもんすから・・」

(終わり)
210名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 17:27:07 ID:hCvZWy9f
GJGJ
しかしまあ一波乱ありそうな予感ですな
211名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 14:01:22 ID:8XtR5pGO
面倒見のいい姐さんにGJ!
212名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 19:35:53 ID:jLta+KfT
ボクも姐さんに股間の面倒を見てもらいたいです><
213名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 09:15:28 ID:g0fCTOyE
短足舎弟涙目w
てっきりやってる最中に戻ってきて3P突入かと思ったら
これで終わりですか
214名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 22:38:54 ID:s4rppMfE
貞操観念の強かった姐さんが一皮向けたのか、ただの尻軽女になっているのが、いかにも古代・中世っぽいねぇ。
215:2008/05/21(水) 01:53:31 ID:SkVvLi4+
ノッポ姐と短足舎弟4 推敲中です
話が転機にかかりまして、姉御の身内が出てきます

陵辱ものとなります
登場人物が増えますので苦手な方が読み飛ばしても話が繋がるよう
簡単なあらすじを次々回の冒頭に付けたいと思います

このシリーズは一応7回くらいで終わりにしようと思とります
216名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 22:44:38 ID:rropakG6
あと4つも見られるのか!!
楽しみに待ちます!!
投下します
陵辱
シーン=8レス目〜13レス目まで
218白昼の道化師-1 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:41:06 ID:tE0xHQB9
冒険者三人組が街道を通って行く

一人は草色の短い髪、金色の瞳、女としてはかなり長身、
その半分以上は膝上まであるロングブーツを履いた脚
神刻文字の象眼が施された長弓を携えている
通称『エウリュアレの眼』とも呼ばれる少しは名の知れた射手だ

一人は茶色い髪の背の低い男、五頭身でやたら脚が短い

最後は先述の女と、顔といい髪の色形といい背格好といいそっくりな男
腰にロングソードをさしている

「アニさん、いつまで拗ねてるんですか、
 いい加減、機嫌直してくださいよ」
足の長い後輩舎弟分が短足の先輩舎弟分に話し掛ける

「うるせえ! おめえに兄キ呼ばわりされたくねえやい!
 ・・・まったく、姉御とやりやがって」

先日の依頼の成功祝いでのこと、酒が入った姉貴分の口から
あの洞窟内での出来事が何もかも明るみに出てしまっていた

前を行く姉貴分が、呆れたように口を開く
「あのなあハリバッド、 あたしはおまえの恋人でも何でもないのだから
 誰と寝ようと勝手じゃないか」

姉貴分は短足舎弟を先日の依頼達成の時から『ハリバッド(ヒラメ)』と
呼ぶようになっていた
今まで、その都度、何らかの罵倒語で呼ばれ続けていた彼は
この渾名をわりと気に入っていた
ちなみに足長舎弟のほうは勝手に『ミラー』と呼んでいた
理由は単純明快、自分にそっくりだから

「ふん! 男は嫉妬深いんすよ!」

納得しようとしない短足舎弟分に姉貴分が立ち止まる

「大体な、 おまえだって、あたしとやる前は、
 遊女をとっかえひっかえ、してたんだろ?
 なんで、あたしが責められなきゃならないんだよ」
「いや・・ そりゃ、まあ・・ とっかえひっかえしてたってほどじゃ・・
 無いっすけど・・・」

道端でくだらない言い合いをする二人に
『ミラー』こと足長舎弟は、欠伸をしながら道の向こうを眺めた
遠くから別の旅人が近づいて来るのが見えた
どうやら女性二人連れのようだ

近づいてくる女二人、じぃーーと足長舎弟に注目している
彼もまた彼女達を何気に観察して、目を離せなくなる

((・・ずっと、俺を見てるな、 というかこの二人、なんとなく面影が・・))

だいぶ近づいて、片方の背の低い少女が大柄な女性に話し掛けた
「・・・男の人だわ、人違いのようで」
「そのようだな・・ それにしても・・・ ん?」
大柄な女性は少し離れた位置で背を向けて言い合ってる背の高い女に注目した
219白昼の道化師-2 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:41:57 ID:tE0xHQB9
「おい、エウ」
背の高い女に話し掛ける大柄な女性

「え?・・ わわ!」
振り向いて驚きの表情を浮かべる姉御

似通った顔立ちをもつ三人の女が向かい合う
しばし、沈黙が続いたのち姉御が口を開いた

「へ・・へへ 姉貴・・メドゥーサ・・
 こんなとこで会うなんて、奇遇だねえ」

「奇遇というほどでも無いよ、エウ」
”姉貴”と呼ばれた女が口を開く

「ちぃ姉さん、久しぶりです」
”メドゥーサ”と呼ばれた少女が微笑みながら話し掛ける

「ローレライを『エウリュアレの眼』が討伐したと噂で聞いて、
 その町を目指してる最中だったの
 そのうち途中で行き交うかもしれないねなんて大姉さんと話しながら」

短足舎弟が横から口を挟む
「姉御、 こちらさん方は、どちらさんすか?」
「・・・あたしの姉と妹だ」


街道を歩いて行く五人

「・・・驚きました 貴女が有名な『ステンノーの眼』でしたか
 姐さんが『エウリュアレの眼』なんて呼ばれてるから、
 何か関係があるのかとは思ってましたが」

足長舎弟が大姉御を憧憬の眼で見つめている
姉御と同じ色の長い髪を頭の真上で結い、腰に二本の剣を挿し
背は姉御よりは少し低い、しかし漆黒の鎧を纏った体のボリュームは
一回り上でむんとした色香を放つ
深いアイシャドウの下の赤紫色の眼は、ひたすら鋭いばかりの
『エウリュアレの眼』と異なり、きつい中にも優しさを湛えた大人の女の視線

「下の妹の名がメドゥーサなもので、私達姉二人は、ふざけて子供の頃から
 ステンノー、エウリュアレと呼ばれてたの
 ”眼”は私達姉妹の特異な視力から後づけされたのよ」
「噂では存じてました
 確か壁の向こうを見渡せるのでしたよね」
「そうよ、私は透視、上の妹は超遠視、下の妹は過去視の能力があるわ」
220白昼の道化師-3 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:43:39 ID:tE0xHQB9
その隣で短足舎弟と少女が会話していた

「・・へえ、一昨年まで三人で旅をしてたっすか」
「はい、五年前姉達が家を飛び出して、
 酒場で出会ったという冒険者の方と旅を続けていて、
 私が合流したのは、ちぃ姉さんが別れる半年くらい前でした」

大柄な姉達と違い背は低く、銀髪をツインテールに纏め、
青紫色の視線はきついというほどではなく悪戯っぽい印象、
さらにその服装も特徴的

「その青いローブと、やたらキラキラしてるブローチは・・
 もしかして、”ラピスラズリ”の術衣じゃねえっすか?」
「そうです、私はラピスラズリのメンバーです」

”ラピスラズリ”は青い魔女達と呼ばれ、世間から尊敬と畏怖を集める
女性だけの魔道士集団である
彼女は各地を巡る団員の目に止まり、親元を離れ魔術の修行を行ってきた
今は、ラピスの村を離れ、旅修行を敢行していた
その上で姉達と同行しているのであった

「しかし、驚いちまうなぁ 俺は姉御は天涯孤独だと思ってたからなぁ」
「とんでもないです、両親も健在ですよ
 まあ、姉達に関しては、父は今でもカンカンですけど」


「あの村か? 姉さん」
すっかりマドンナの株を奪われた感のある次姉が長姉に話しかける

「そうよ
 まず村長に挨拶がてら、本人からも話を聞いて頂戴」

長女と三女は、数ヶ月前からある盗賊団を追っていた
神出鬼没のその盗賊団は魔道士が首領で配下は全てそいつの使い魔だった
これまで寸でで取り逃がし続けていたのである

南北を高さの違う山に挟まれるようにその村はあった
南側の”矛”山は険しくひょろりと標高が高く、
北側の”盾”山はどっしりと裾野が広く標高は低い

「こんにちは、ようこそいらっしゃいました 
 わしがこの『矛盾山の村』の村長です」
村につくと白い髭を蓄えた老人が出迎えに現れた

「北側の山に逃げ込んだと聞いたが」
「はい 村の若者が逃げる小鬼のあとを必死でつけまして、
 盾の山を根城としているのではと」

長姉が口を挟む
「行ってはみたのだが、見つけることが出来なくてね
 結界を張って、隠れ里を形成してるようなの
 私らの眼力でもお手上げだわ」

妹も口を開く
「反対側の矛の山の頂上、結界の張られたさらに外側から覗き込んで
 結界を発生させてる魔石を術矢で破壊してほしいの姉さん」

考え込む次姉
「・・・かなりの長距離射撃だな、まあやるだけやってみるか」
221白昼の道化師-4 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:45:37 ID:tE0xHQB9
・・・盾の山の一角、 バタバタと目玉に蝙蝠の羽が生えた偵察魔物が
結界の中に飛び込んできた

「・・・ふむ 仲間が五人に増えたか 面倒だな
 やはり、こないだ近くに来たとき、始末をつけるべきだったか」

白づくめの魔道士が舌をならす

「なるほどな・・ 一人が南の山へ登り そこから弓で結界を・・
 そんな真似が出来る者は・・ そうか、あいつの妹だな
 ・・・よ〜し、ふふふ これは使えそうだ」

結界の中に築いた櫓から村の方角を見やる男

「ふん、ステンノー・・ 見てるがいい 四年前の借りは必ず返してやる
 十倍にしてな ふふふははは!!」


********************************


翌朝、村を出発する五人

「それじゃ姉御  くれぐれもお気をつけて」
「何、言ってんだ 気をつけるのはそっちだろ
 敵の只中に突っ込むわけだから、充分気をつけろよ」

『エウリュアレの眼』は単身矛の山へ向かい、他の者は盾の山へ向かった


********************************


盾の山の中腹、ブスブス・・と燻りながら砕け散った魔石と、
その周りに佇む四人
さらに彼等彼女等の周囲には、醜い小鬼どもの死屍累々

「ふぅ・・ 片付いたわね・・」
少女魔道士が額の汗を拭う

「ヘヘ、しかしさすがだな姉御は あんな遥か向こうの山から、
 一発で結界をぶっ飛ばしちまうなんて
 俺らの事、見えてますかね」
短足舎弟が、姉御がいる筈の矛の山を見やった

「しかし、雑魚しかいませんでしたね、 肝心の首領は・・
 あ? 師匠、どうしました?」
足長舎弟は、大姉御の『ステンノーの眼』を”剣の師匠”と勝手に
呼び始めていた
彼女が難しい表情を浮かべているのを問い掛ける

「・・これは このゴブリンの額に掘られた紋章は・・・」

一際、巨躯で手強かったボス級の鬼の死体の前で
何かを思い付いたようであった
222白昼の道化師-5 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:47:24 ID:tE0xHQB9
「メドゥーサ、ちょっと過去視を使ってもらえるかしら」
「え? はい、大姉さん ただいま・・・」

少女魔道士は視神経に意識を集中させて、辺りを見渡す
彼女は過去数日のその場で起きた出来事を見通すことが出来る

「何か、首領らしき人物が見えるかしら?」
「・・え えと・・ あ! 何やら・・ その砕けた魔石の破片の辺りに!」
「どんな風貌かしら?
 白づくめの一見聖職者風、にやけた感じの巻き毛の男じゃない?」
「・・まったくその通りよ!姉さん・・ もしかして、心当たりが?
 あ? 山の西の方角へ歩いて行った・・」
「西から伸びる道は、矛の山へ通じてる・・・」

一同は一瞬にしてその意味を理解した
「まさか! こいつは罠!!」
「ちぃ姉さんが危ない!」
「あ! あねご!!−−−」

だっ!と走り出した短足舎弟に、全員が続いた


*********************************


「橋が壊されてる・・」
「周り道をするしかないな」
矛の山に向かう4人は流れの速い大きな川に差し掛かっていた
すると短足舎弟が、唐突にざぶん!と川に飛び込んだ

「な! この急激な流れで・・・」

一瞬沈んだかに見えたが、すぐに浮き上がり、猛然と向こう岸目指して泳ぎだし
あっという間に辿り着いた

「すごい水泳力・・ ハリバッドなどとエウが呼んでいたのは
 顔や雰囲気ではなく、これの所為だったか・・」

感心する長姉の横で、今度は妹魔道士が持っていた杖に腰掛けると
ふわっ・・と浮き上がる

「大姉さん! 彼と先に行ってます!」

そう言うと、そのまま川を飛び越え、
先に駆けて行った短足男のあとを追っていった

「師匠!俺らは?!」
「回り道をするしかあるまい 浮空術なんて芸当は出来んし、
 この流れと水量では飛び込めば間違いなく溺れるぞ・・・」
223白昼の道化師-6 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:49:47 ID:tE0xHQB9
矛の山の頂上付近

「・・・う」
混濁した意識がはっきりとしてくる姉御

((なんだ・・ 手足が・・ 動かせない・・ やけに・・すぅすぅ・・ 
  あたし・・何も・・ 着てない?・・・))

「やあ、お目覚めかね」

不意に脇から聞こえてきた不快な声に、一気に覚醒する『エウリュアレの眼』
「!・・ ここは! あたしは一体!・・」

不敵な笑みを浮かべて姉御を見下ろす白づくめの巻き毛男

「大したものですなぁ この距離から結界石を射抜くなんて
 いやはや実にお見事でした
 さすが、『エウリュアレの眼』などと呼ばれるだけのことはある」

彼女は少し前の記憶がようやく蘇る

「・・・そうだ・・弓が折れて・・」


三十分ほど前、彼女はここから、盾の山を見下ろしていた
金色の瞳に神経を集中させ瞬きもせず見渡す

「・・・見えた あれか、結界を発生させてる魔石は
 ・・・さすがに遠いな」

姉御は矢を弓に番え、力一杯引き絞った状態で頭の中で念じ始めた
彼女の体から靄が立ち上がり、弓が震えながら光に包まれていく

「よし!」
ぎりぎりまで念を高め、眩いほどに光り輝く矢を遂に放った!

「あ!・・」
次の瞬間、弦がばち!と切れる音がしたかと思うや、弓が大きく跳ね
纏わりついていた残留念波が小爆発を起こした

姉御は吹き飛ばされ、そこで記憶が潰えた


「ずっと、影から見ていましてね
 力を使い果たした時点で、使い魔どもに襲わせ、眠りの術をかける算段
 でしたが、思わぬハプニングが起きてくれて手間が省けましたよ」

へらへらと笑いながら、仰向けで、大の字に身動きを封じられている
女弓使いの顔を覗き込む男、彼女はキッと睨み返す

「おまえは・・ 何者だ あたしを知ってるような口ぶりだが」
「おや? お忘れかな? 少しの間、一緒に旅した仲だと言うのに」

彼女はじっと男の顔を見つめ、はっ!とした

「おまえは! 確か、姉貴に付き纏ってた!・・・」
「ようやく、思い出して頂けましたか
 左様、人呼んで『白昼の道化師』でございます」
224白昼の道化師-7 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:52:10 ID:tE0xHQB9
姉御は金縛りの術をかけられているうえ、魔道士が召還した
岩から突き出た大腕にがっしりと両手首をつかまれていた

「そうか おまえ、始めから姉貴をおびき出す目的で盗賊の真似事を
 やり続けていたんだな」
「そうです、彼女にはこっぴどい目に合わされましたからね
 是非とも仕返ししたいと思い続けておりました」
「こっぴどいだと? 単に振られただけだろうが」
「振られただけだと・・」

男のにやけた顔から笑顔が消えた
つかつかと歩み寄ると、姉御の顔面を蹴りつけた

「ぐ!」
口が切れて血が滲んだ
さらに男は、彼女の髪を掴んで顔を引っ張り上げる

「あの女は! おまえの姉は! この私を振っただけでなく!
 顔を!・・ 公衆の面前で叩きやがったんだ!!」

そう言うと、彼女の頬目掛けて手を振り上げた

ばしぃ! 姉御の頬が鳴る
「うぐ!・・」

顔を顰める彼女の顔を尚も向かせる男

「お陰で私のプライドはずたずたになった! 本人に報復したいところだが
 状況が状況だ
 妹のおまえに身代わりとなってもらう」
「・・そんな、くだらない理由で・・ 何年も・・」
「ふん、人を侮辱する癖は姉妹そっくりだな 少しは己の置かれてる状況を
 考えて口を利いたほうがいいぞ」

男は、気絶してる間に剥いた姉御の裸身を改めてしげしげ観察する
「ふふ・・ 実に長い脚だ 胸の大きさ、腰のくびれ具合、実に私の好みだよ」
「く!・・・」

悔しそうな表情で横を向く姉御

「目鼻立ちも、気の強い性格も姉によく似てる」

『白昼の道化師』は姉御の額に手を乗せた

「ふむ、経験人数は3人、性交回数は・・  見た目によらず少ないな
 これからこの私を、その身と心に存分に染み付けてやろう
 先ずは、その準備だ」
225白昼の道化師-8 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:56:39 ID:tE0xHQB9
男は何やら瓶を取り出すと中身の青みがかったゼリー状の溶液を、
姉御の肌の上にねと〜と垂らし始めた

「う! なんだ!・・・」
肌に触れた途端、ゼリーは勝手に広がり、じんわりと温感が走る

「これは、秘伝の美容液というやつでね
 女を沸き立たせる効果をも備えている逸品だよ」
「く!・・」

姉御の肌に温感ゼリーが遠慮することなく垂らされる

「どうだね? 垂れ広がった個所が火照るであろ?
 余すことなく、たっぷりと塗れさせてやろう」
「く! 肌が!・・ 燃える!
  ああ!・・ くそ! そんなに・・ 垂らすなぁ!」

姉御の柔肌はねっとりとゼリー塗れにされ、じんわり感に包まれて行く

「ふふふ 肌がいい色に染まって来ているぞ
 私は綺麗好きでな 不潔な体が我慢ならんのです
 これから、おまえの体の余分な毛と垢を全て取り除く
 さて、それでは首から下の毛を全部剃って、ツルツルにしてあげよう」
「な?!・・」

ゼリーの成分でホコホコと温まった肌に冷たい剃刀がぴたっと当てられた
「ひゃ・・」

ぞりぞりぞり・・ ぞりぞり・・

「じっとしていろよ、 肌に傷をつけたく無いからな」
「くそぉ・・・ 変態め・・」
「ふふふ・・
 日焼けしてる場所と、そうでない場所のコントラストが堪りませんな
 このようにツルツルにすれば、より際立つというもの
 ほら、腰をもっと捩らんか・・ 剃りづらいだろうが
 そうそう、実にしなやかな柔らかい体だ」
「うぅ・・ おのれぇ・・」
男は手際よく、姉御の長躯からうぶ毛の一本も見逃さす剃りとっていく

「さぁ〜て、 残すは陰部の周りだけですよ
 ふふふ・・ 子供の頃を思い出させてあげましょう」

じょり・・じょり・・じょり・・じょり・・・

男に草色のアンダーヘアを剃られ、みるみる性器が剥き出しになっていく

「ぬぅ!・・ くそぉ・・」
屈辱で唇を噛む姉御

「はいはい、悔しがってないで、もう一度腰を捻りなさい
 お尻の下を剃れないでしょうが」
「くうぅぅ!!・・・」
尻の穴の周りまで剥き出されて、冷たい刃の感触を味わわされる

「くく・・ 生意気な割に、可愛い尻をしているな くっくく・・」
226白昼の道化師-9 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 16:59:38 ID:tE0xHQB9
「さあ、見事にツルぺたになりました
 ふふふ、御覧なさい、自身の股を・・ 童心に返ったようでしょう」
「く! こんな・・ みっともねぇ・・・」
「気に入りましたか、さあより一層体に磨きと性感を高めてあげましょう」

男は呪文を唱える
すると彼女の体に塗られたゼリーがぞわぞわと蠢きだした

「な!・・ なな?!」
「おまえの体に塗ったこれは、実はスライムの一種でしてね
 人の垢や汗が何より好物なのです
 そして発情成分を分泌させる特性を持っております
 それでは当方自慢の”スライム浴マッサージ”存分にお愉しみあれ」


うにうに・・と姉御の素肌を青透明の温感ゼリーが這いずり回る
微かではあるが、プチ・・プチ・・と妙な音を立てる
ゼリー状スライムが肌の表面から毛穴まで入り込んで垢を舐め漁る音だ

「うひ・・」
姉御は、むず痒いような妙な感触にぞくぞくと鳥肌を立てる

プチュ・・ クプ・・
姉御の縦長の綺麗な臍に集中されて、中の垢を穿られる
スライムにとって御馳走にありつけ、一際大げさに音を立てて漁られる

「つぁ!・・ やめ!・・れぇ」

余りのこそばさに頭を振る姉御
そしてスライムゼリーから、時折ぷくぷく・・と媚薬性の泡沫が滲み出す
折を見て男の手が伸び、女の肌を揉むように摩り出した

「しっかりと、泡沫を肌に浸透させないといけません」
「うぁ!・・ よせ! さわ!・・るな!」

ただでさえ感じ易くなっている肌を、男の指が適度な力加減で揉み解す

「あ!・・ くぁ! く・・くそ やめ!・・ この! 白ブタぁ!」
「ふふ・・ いけませんなぁ、そんな口の利き方は」

男の手は女の胸をやんわりと鷲掴みにした

「弾力性と柔軟さが調和したすばらしい逸品ですな
 実に揉みごたえがありそうというもの それではさっそく・・」
「く!揉むな!・・ あぅ! は! あ!・・」

男の指はゼリーを絡めて、強く、優しく、姉御の美乳を揉みしだく

「左様、指圧も私の得意とするところでしてな
 いい具合に、乳首が立ってきましたよ
 もっと、もっと、ゼリーを揉み込んであげましょう」
「ぐ!・・ ふぁ・・・ ぁ・・」
((くぅ・・ くやしぃ・・ こんな・・こんな男に・・ あたしの・・))
227白昼の道化師-10 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 17:02:03 ID:tE0xHQB9
「ふふふ・・ おまえはこの私のものとなるために、内も外もピカピカに
 磨きをかけられ、完全無垢の真に産まれたままの姿となるのだ
 それでは、これより、おまえの体の内側の浄化にとりかかる
 内面にこびりついた男の垢をも洗い流してくれよお」

男は呪文を唱えた後、掌を姉御の艶々の土手の上に翳した

「!・・ ひ・・は!」

姉御はびくん!と仰け反った
肌を這い回っていたぬめぬめ感が一斉に股間に集まり、
体の内部に入り込んで来たのだ

「うぁ! はいるな!・・ だめ!・・だぁぁ!!」
ぬず〜・・とゼリーが彼女の花園を割り、その中へぬめり込んで行く

「うぁ! あぅ・・あ!」
蠢く流動体に体を侵略されていくにつれ姉御はびく!びく!と体を奮わせた

「ここは一番、綺麗にしないといけない個所ですからね
 産道から子宮の入り口まで、しっかり臭い垢を漁られなさい」

男は彼女の長い脚を膝に抱え、呑気に揉み摩っていた

「美しい脚ですな 今まで見た中で最高だといえる
 これは指だけでなく、舌でもマッサージする必要がありましょうか」

わけのわからないことをいいながら、男は彼女の美脚に舌を乗せた

「ぺろ べろ・・ 曲線美に負けず・・ 香りとお味のほうも・・すばらしい
 眺めてよし・・ 食べてよし 実に・・絶品です」
「あぁ!・・ ひぁ!・・」

彼女の長脚を評論しながら賞味する男
膣と太ももへの心地よい刺激が、彼女の脳天をぴくぴくと揺さぶる

「ぺろ、 れろ・・ 私に味わわれて嬉しいでしょう?
 この脚も 今日から私の物となります」
((くそ! くそぉ! あたしは!・・負けない! 負けな・・))

必死で抗う彼女に構うことなく、男は好き放題美脚を貪る
魔物の首を叩き折る自慢の脚は、ゼリーと男の唾液に染め上げられ、
健康美は見る影もなく、卑猥に濡れた長大なオブジェと化していった

その間にも膣内ではスライムが粘膜の隅々まで恥ずかしい垢を舐め漁り
発情成分をじゅわじゅわと分泌させていた

「あぅぅ・・ はぁ・・ぁ・・」

姉御は溢れさせていた、中のスライムが溺れそうなほどに
体中で最も敏感な場所への波状刺激により、彼女の神経は
蕩けていくのであった
228白昼の道化師-11 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 17:06:03 ID:tE0xHQB9
「すっかり、綺麗になりましたな
 これでようやく私に抱かれる資格が生じたというもの」

うぶ毛も垢も残らず掃除し尽くされ、赤ん坊のようにツルツルすべすべの
裸体が肌を紅く染めて腰をむずむずさせながら横たわっていた

「疼いて仕方が無いでしょう? 
 これから解決してあげますよ、じっくりとね」

男は己のガウンの前を肌蹴る

「な?!」
驚く姉御、 なんとこの男も脛から腰から股まで全部毛が剃られていたのである

「どうです? 美しいでしょう? 今のおまえもツルツルで美しい
 これからこの美しい下半身同士で愛を語らうことになるわけです」
「ぬ・・ ぅ・・ この・・ きち・・ が・・・」

男は女の体に覆い被さるとその脚を開かせた、
そして剃られた互いの男女の部分を添えた

「あう!」
大量の媚薬で高められた性感の所為で、性器同士が軽く接触
しただけで鋭い快感が走る

「それでは、生れ変わった貴女の体の新たな門出です」
「や・・ やめろ・・ やめ・・ んあ!」
男の亀頭が女の花園の入り口を割った

「いいお顔です、 奥までゆっくりと貫いてあげましょう」
男根が女の胎の中へ、ずぅ・・と侵入を開始した

「ああっ!・・ あああっ!・・・」

目をかっ!と見開き、最悪の相手を受け入れさせられる姉御
彼女の清浄され尽くした柔らかい粘膜を、改めて強引に堅い粘膜が
ぬちぬちと広げながら奥へ奥へと貫通していく

「くく・・ 入っていく・・ 入っていくぞ・・ 憎きステンノーの妹に・・
 ・・ふふ あと1cm・・ あと1mm・・ よし・・ 全部・・ 挿入
 ほら、見てみろ・・ よくごらんなさい・・ 我々は、遂に奥まで結ばれた」

二人の瞳に遮る物のない男女の器同士が密接してる様が
余すことなく映り込んでいた

「う!・・ く! そ・・そんな・・ そんな・・
 この・・この、あたしが・・・」

姉御は犯された
長姉の身代わりとして、頭のいかれた男に根元まで突っ込まれ
体の内側からびくびくと達成感の戦慄きを伝えられていた

「ふふ・・ うれしいですか? くく・・ いい・・しまりだ・・
 おまえの体は・・愛しげに・・ 私を抱き絡んで・・来ているぞ・・
 さあ・・・ それでは・・ 存分に・・ 抱いてやろう
 我らの愛を・・ ゆるりと、語り・・合おうぞ!」

男はガシガシと屈辱に歪む女を一方的に愛しはじめた
229白昼の道化師-12 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 17:08:57 ID:tE0xHQB9
矛の山の頂上の岩場で、男が腕を繋がれた女の腰を抱え込み、
ひたすらに己の腰をその胎に打ち込んでいた
遠目にも女が髪を振って、喘いでいるのが確認出来た

「あ! が! あぁ!・・・」

巻き毛の男はにやけた顔に涎を滲ませ、彼女の体を心行くまで
堪能してるようだった

「は! は! いかが! ですかな! 一撃!・・ 一撃が・・
 ハラワタに! 染み入る・・ でしょお!」
「ぐ! くくうぅ!・・」
((くそ! くそぉ! かならず!・・ かならず! ころしてやる!!))

男に強引に揺さぶられながら、悲痛な叫びを心の中であげる姉御
下劣な男に抱かれているにも関わらず、内側を擦り上げられて
じわじわと込み上げる快感に必死に耐えていた

((からだは!・・ うばわれて・・も!
  こころまで・・は! おかされ・・まい!))

そんな彼女の心根さえも踏み躙ろうと男の瞳に企みの光が宿る

「くく・・ それでは・・ より深く・・我々の愛を・・繋げようぞ・・」

男はぐっ!・・と姉御に根元まで入れたまま動きを止めた
そして彼女の腹に手を当て、何やら呪文を放った

「は・・ へ? な・・ なん・・だ?」

腹の底で何かが動いて緩んだような気がした

「これより、おまえの子宮の中をも、我が分身で貫いてくれよう」
「な・・に? な・・なにを!・・ あ! ああ! いや! ああぁ!」

男は女の腹を手で押したまま、腰をめり込ませ、
その子宮口を男根でこじ開けた

「あ!ひぃ!!・・ ぐ!ぎぃぃ!!・・」
体の奥でとんでもないことをされている感覚に、彼女は歯を食い縛る

「ふふふ・・ 入って!・・ いくぞぉ・・ おまえの子宮・・
 我らは、完全無欠の結合に・・達するのだぁ!」
男は遂に、彼女の子宮の奥まで己が分身を送り込んだ

「ひ!・・ぎぎぃ!! 腹がっ! 奥がっ!・・・」
子宮まで串挿しにされ、腹の奥が焼けるような耐え難い感触に、
頭を振って悶絶する

「くふふ・・ どうだ・・気が狂いそうなほどの快感だろお・・・
 おまえの全ては、私のものだ・・
 さあ もっと・・・ もっと、狂うがいいぞ・・」
男の分身が彼女の子宮内でのたうち始めた

「うぎゃ!・・ああ!! やめ!!ぇぇ!・・・ はがあああ!!!」
230白昼の道化師-13 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 17:15:54 ID:tE0xHQB9
腹の底で男の肉棒が、ずぼ!ずぼ!と姉御の子宮を蹂躙する
短い髪はぐちゃぐちゃに乱れ、度を超した快楽の波が脳天まで突き抜けていく

「や!! やめ!・・ はぎゃ!!・・ うが!! ふがぁぁ・・・」
「ふふ! ふふふ! きざむ!
 もっと!・・ この私を!・・ きざみつけてやる!」

男は腰にひねりを加え、より一層彼女の全てを捏ね回す

「うぶぅ! はひゅ・・・ たす・・たすけ!・・ たすけ・・て・・」

遂に『エウリュアレの眼』の強気な眼光が崩れた
もはや、糸の切れた操り人形のように、ひたすら男の腰にがくがくと力無く
振り回されるばかり
いよいよ金色の目は空ろに潤み、あわあわと口をぱくつかせ
声を出すことも出来なくなった

「ふぅ! ふぅ! いくぞ!
 おまえの! おまえの! 子宮に! 我が愛情!
 直に! 注いで! くれよお!・・ぞ!!」
((・・あひ ・・はひ ・・たすけ・・て  たすけ・・て・・))

か弱い女と成り果てた姉御の胎内で猛烈に己が分身を扱きぬく男
欲に眩んだ炎を眼に宿した男は、歪んだ笑みを浮かべながら、
彼女の母なる場所に、深々と打ち込むと遂にドス黒い愛欲を解き放った

「ん! ぬぅ!・・」
低く唸りながら女の子宮の中で射精を遂げる男

((あっ!!・・ ぎゃあああああぁぁぁ!!!!!))

体の奥底を直に汚い色に染められる最高におぞましい感触に
心中で絶叫する姉御

「ん!・・ ん!・・ まだ・・ でるぞ・・」
「ぁ・・・ ぁ・・・ ぁ・・・」
密着した男女は互いに身をひくつかせながら性の極みを続ける
男は魔法の力までも借りて、不気味な濁汁を容赦なく女の胎内に搾り出す
姉御は絶望の涙を浮かべて、それを受け止め続けた

「ふぅ・・よし 全部注ぎ入れてくれたわ」

男は放出が終わってなお、女の体にとりつき余韻を愉しむ
ひしひしと征服感に酔いながら

「ふふ・・ふふふ! 見たかステンノー!
 おまえの妹! 完膚亡きまで我を刻みつけてくれたわ!!
 ふははははーー!!!」

『エウリュアレの眼』はどろどろに汚された
たっぷりと仕込まれた汚濁は舎弟達との思い出を塗り潰すが如く
彼女の胎内でごぽごぽと泡立ち、いまだ繋がったままの隙間から滲み出て、
ツルツルの剃り跡をすべるように滴り落ちた
231白昼の道化師-14 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 17:16:55 ID:tE0xHQB9
バサバサと、偵察魔物の目玉蝙蝠が飛んで来た

「うん? なんだと!」
盾の山で待ち伏せさせていた使い魔の軍勢が全滅したことを知って
青くなる魔道士

「まさか!・・ ボスゴブリンが十匹!キングゴブリンまでもいたというのに!
 ・・・すると奴ら、ここへ向かっているということか」
男は女から離れ、急いで服を纏った


*********************************


「・・・あ! 姉御!」

山頂のすぐ近くまでやってきた短足舎弟とメドゥーサ、
40mほど離れた岩陰から様子を伺う
途中、遭遇した偵察蝙蝠を撃破したため、まだ敵はこちらの動きに
気付いていない

「ちぃ姉さん!・・・」

姉の悲惨な状況に思わず口を覆う妹
全裸で大岩に生えた巨大な手に両腕を掴まれ、ブランと磔にされていた
そのすぐ脇に白づくめの魔道士がおり、
情報が伝わらなくなったことにイライラしてる様子だ
さらにその周りに七体の石ゴーレムが配置されていた

自然と過去視をはたらかせてしまうメドゥーサ

「・・・ひどい」
少し前に姉が蒙った凄惨な行為に、ふるふると手が震え、
眼から涙が毀れ落ちた

しかし、この位置から攻撃することは出来ない
敵の中央に火の玉を発生させることは可能だが、確実に姉を巻き込んでしまう
もっと近づけば、ピンポイントで魔道士のみ倒せるのだが、
これ以上歩を進めると足音で伝わる地面の振動でゴーレムに気付かれる
恐れがあった

大姉の話しだと、この敵の魔道士は召還術以外の攻撃的な魔術は
使用出来ないということだが、石ゴーレムが一度暴れ出すとかなり厄介だ
何よりこちらの存在を気付かれ、姉の命が危なくなる

「ど・・どうすれば・・」
「・・姉御、生きてたっすか・・ さて、どうやって、助ければ・・
 あの、メドゥーサちゃん」
「え? 何でしょう?」
「あの、ゴーレムてやつは、ゴブリンどもと違って、召還者が眠るなり、
 気を失うなりすりゃ、元の泥に戻るんだったよね」

焦燥する少女魔道士に対し、意外にも舎弟分は冷静であった
232白昼の道化師-15 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 17:18:16 ID:tE0xHQB9
「ええ・・ でも、私の技量では、眠りの術は相手に直に触れないと
 かけることなんて出来ないわ・・」
「ううむ、姉御が眼を覚ましてくれりゃ、あんな傍に敵がいるのだから
 得意の股締めが決まるんだけどな・・」
「え?・・」

舎弟分は吊り下げられてる姉御の拘束されてるのは腕だけで、
脚は放置されてる点に着目していた

「ちい姉さんに念波を当てれば・・ 仮に外れても大事にはならぬはず・・」
メドゥーサは決心を固めると、意識を集中させた

「は!」
気勢一発、鋭いテレキネシスが、40メートル先の次姉の眉間をかすめた
姉御の眼が魔道士に気づかれずにカッ!と見開かれる
そして、次の瞬間・・

「ぐぎ!」
男の首に女の長い脚が巻きついた

「ぐ!・・ぉぉ・・」
しなやかな白い大蛇の中で男が落ちるのにそう時間はかからなかった
召還者が気を失ったことで、岩から生えた手もゴーレムもがらがらと崩れ
元の土に戻って行った

姉御の足元に転がる白づくめの魔道士
気絶から回復するのに時間はいらなかった

ずど!!・・ 女の鋭い爪先が男の腹にめり込んだ!

「むお!・・」
男は眼を覚まし、腹を抱えた
「うげぇ・・」
胃の中の内容物を吐き散らす

脇で仁王立ちする、怒りの炎を纏った長い脚の一撃は、
今度は男の股間を襲った

べしゃぁ!!・・

強烈な蹴撃は、男の性器を潰滅させ骨盤に食い込ませた

「が!!!・・・ かか!!!・・・」

凄まじい激痛に、男はろくに声も出せず泡を吹いた
233白昼の道化師-16 ◆wZraoCNSHo :2008/05/23(金) 17:19:44 ID:tE0xHQB9
「あねご!!」
「ちぃ姉さん!!」

舎弟分と妹が駆けつけた時、ぴくぴくと痙攣する男の脇で
姉御は力無くしゃがみ込んでいた


「姉御・・」
近寄ろうとする舎弟分に対し、姉御はきっ!と睨みつけた
たじろぐ舎弟分
彼が一見、冷静に見えたのは鈍感であるが故に、
彼女が五体満足無事であったことが確認出来た時点で落ち着いてしまい、
実際の彼女の心と体の傷の深さを推し量れていなかっただけであった


妹のメドゥーサは彼を押しとどめ、姉に近づいた
怒りと脅えで蹲って身を強張らせる彼女をそっと抱き締めた

「ちぃ姉さん・・ もう大丈夫です・・」


しばらくして大姉と足長舎弟もやってきた

「エウ・・・ すまない 私の大きな判断ミスだった・・
 こいつの正体を寸前まで見抜けなかったこと・・
 お陰でおまえをこんな目に・・・ ほんとうに、すまない・・・」

妹の乱れた髪を手で梳きながらマントを被せる、同時に男どもに指示を出す

「あんた達は済まないが、そこにいる薄汚い男を引き摺って来てほしい
 審問所に引き渡すことにする」

数限りない盗み、強姦、殺しを行ってきたであろう『白昼の道化師』の運命は
激しい拷問の末、股裂き刑に処されることがこの時点で決定した
 
(終わり)
234名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 14:27:48 ID:CqUW18VA
姉御が今回もかっこよくってGJでした。

催淫効果がないスライムがほしいな。
エステ効果抜群だと思う。
235名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 08:58:56 ID:UtaZrA8h
姉さん惨すぎ。
でもゼリー攻めの部分では勃起した
236(ノッポ姐と短足舎弟5)ドリアードの森・前 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:13:02 ID:80M9fWz+
和姦
今回は大姉御オンリー
長いので前後編にわけました

******************************

登場人物と前回のあらすじ

姉御
『エウリュアレの眼』の異名を持つ弓の名手、大姉御からはエウと呼ばれる
草色の短髪、金の吊り眼、超遠視の持ち主
並の体格の男性を見下ろす長身、非常に脚が長い
    
短足舎弟
姉御の冒険仲間、泳ぎが得意ゆえに『ハリバッド』と渾名をつけられる
小柄で胴長短足、姉御より2歳年下、彼女の最初の男

足長舎弟
姉御の冒険仲間、短足舎弟の後輩格、中々の剣の腕前
人相、背格好が姉御にそっくりゆえに『ミラー』と渾名される
姉御より3歳年下、彼女に筆下ろしされる

大姉御
姉御の実姉、『ステンノーの眼』の異名を持つ剣士
足長舎弟から剣の師匠と慕われる
草色の長髪、赤紫の吊り眼、透視の持ち主、大柄だが妹ほど背は高くない

メドゥーサ
姉御の実妹、現状唯一の実名キャラ 女魔道士団”ラピスラズリ”の一員 
銀髪ツインテール、青紫の吊り眼、過去視の持ち主、姉達と違い小柄


姉御は舎弟分達と街道を通行中、二年前に別れた姉と妹と再会した
二人は盗賊魔道士捕縛の依頼に難儀しており姉御は協力することに
盗賊の出没情報のあった村に着いた五人はあくる日
姉御は盗賊陣地を隠している結界石を破壊すべく”矛”の山へ
他の四人は盗賊陣地のある”盾”の山へ向かった
盗賊の首領の正体は大姉御に恨みを持つ通称『白昼の道化師』であった
全員まんまと策に嵌められ、盾の山には賊はおらず
矛の山で姉御は捕らえられ、過酷な陵辱を受けてしまう
『白昼の道化師』は倒されたものの、彼女の心と体に深い傷が残った
237ドリアードの森・前-1 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:16:31 ID:80M9fWz+
あの事件から一週間が過ぎた
いまだ『矛盾山の村』に逗留する冒険者一行

陵辱を受けた姉御は心の傷からか高熱を出して寝たきりになっていた
妹のメデゥーサと彼女の所属する女魔道士団”ラピスラズリ”の魔道士により
治療が行われつづけていた


酒場のカウンターで駄弁る『ハリバッド』こと短足舎弟分と
『ミラー』こと足長舎弟分
男どもはあの日以来、姉御とは面会謝絶となっていた

「・・・あの、強い姐さんがあんなふうになるなんて、
 やはり女にとっては相当ショックなことなんだな・・」
「まあな、自殺しちまうこともあるらしいからな・・・」
「・・・あの、優しく俺を男にしてくれた姐さんが・・・」
「あのな・・ それは言うな ムカツクから」
「ムカつく? アニさんこそ、姐さんの処女頂いちゃったでしょうが
 そのほうが羨ましいよ」
「そ、 そうかな・・・」

短足舎弟が足長舎弟をじっと見つめる
「しかし、おまえ、ほんとに姉御そっくりだな・・・」

足長舎弟がガタ!と後ずさり、自分の尻を押さえた
「あの! 俺、そういう趣味、ないから・・・」

呆れる短足舎弟
「あほか・・・ いくら飢えたって、おまえのケツなんか当てにしねえよ」

「何を不毛な会話してるんだい たく、しょうがないね男どもは」

振り向くと草色の長い髪を頭の上で結った、黒づくめの大柄な女剣士が
立っていた
療養中の姉御のそのまた上の実の姉、つまり大姉御である
通称『ステンノーの眼』の異名を持つ凄腕冒険者だ

「これは、師匠!」
足長舎弟は彼女を剣の師匠と勝手に呼ぶ

「こりゃどうも、大姉御、何か用すか?」
「うん、仕事だよ  あんたらも連れて行こうと思ってね」
「あの子の傍にいても、現状何もしてやれないからね
 せめて生活費ぐらい稼いで来ないとさ」
238ドリアードの森・前-2 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:18:27 ID:80M9fWz+
「それで、どんな仕事内容なんすか?」
「森の精霊征伐さ」
「今あの子の治療に当ってもらってるラピスの人が受けた仕事なんだけど
 治療に専念する代わりに遂行してくれないかと言われてね」
「場所はここから北東に五十km、途中の『樺の丘の町』で買い物に寄ってく
 約一週間で帰ると妹達には告げてある
 そんなわけだね、それじゃ行くよ」
「・・はい」
「・・へい」
大姉御は一方的に捲くし立てると、二人の男を率いて村を発った


**********************************


町で鳥の餌を買い、ラピスの魔道士から貰った”精霊封じの粉”の入った瓶と
大姉御手製の”鳥笛”なる道具を携え、森の入り口に立つ三人

「また女の妖怪か・・ 何だか、いやだな・・」

短足舎弟がぼつりとこぼす
すかさず足長舎弟が横からちゃちゃを入れる

「アニぃはローレライにオモチャにされたんだよね」
「うるせえな! おまえだって、あの場になれば、
 同じことになってたぜ!!」

二人に構わず、説明を始める大姉御

「森に潜んでいるドリアードは一体
 しかし、こいつはローレライと違い知力が高く、高度な魔法も使える
 悪戯精霊とはいえ、闇精霊化しているわけではないので
 殺害するわけにはいかない、あくまで捕獲して追い出すのみ
 むしろ難易度はそのほうが高い、気をひきしめてかかるように」
「は!」
「へい!」

三人は森の中へ足を踏み入れて行った


藪を払い、蔦を飛び越え、苔を踏みしめながら一行は進む
『ステンノーの眼』が木々を見渡す
彼女の赤紫色の眼は透視眼、意識を変えることで木の中を暴き見ることも、
幹の向こう側を透かし見ることも自在に出来る
そんな彼らを真上から凝視する者がいた

・・・ウフフ、 コンドキタ ヒトノオトコ・・ カナリ・ス・テ・キ・・

スミレ色の眼が見つめているのは草色髪の背の高い若者、足長舎弟であった
239ドリアードの森・前-3 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:21:42 ID:80M9fWz+
不意に前を行く女がこちらを見上げている

・・・ウフフ、 ミツカルワケ ナインダカラ・・・

完全に木の葉の茂みに同化し、タカをくくる木の精霊ドリアード
これまでも度々ハンター達に追われながらも、こちらから手を出さない限り
すぐ脇を通られても存在を見咎められたことはなかったのである

「おい そこにいるのはわかってるぞ、ドリアード」

・・・ウフフ、 ミエテルフリシテル・・

大姉御は石を拾うと、頭上に生い茂る葉の一角めがけて投げつけた

・・・ワピョオゥ!!

青緑色の肌をした少女が葉の中から飛び出して、地面に落ちてきた

「お!出た!」
「へえ・・ これがドリアードか」

・・・イッタィ・・ イタイ! イタイゾォ!!・・・

尻から落ちて、すぐに起きあがり、ぴょんとすぐに3m程の高さの木の枝に
飛び乗るドリアード

見た目は13、14歳くらいの少女
尖った耳をして、藤色の縮れた短い髪に木の葉の冠を被り
木の実を繋げた首飾りを架け、胸周りと腰周りに蔦を下着のように
ぐるぐるに巻きつけている

「おい、悪戯小娘
 おまえがどこに隠れようともすぐに見つけ出せるぞ
 抵抗しなければ傷つけはしない、大人しくお縄につけ」

腰に手をあて、余裕の表情の大姉御を精霊はぎりぎりと歯を鳴らし
悔しそうな眼で睨み返す

・・・ウルサイ! ババァ! コレデモクラエーーー!!・・・

四方八方からツタがしゅるしゅると伸びてきた

「うわ!」
「ハリ! 私とミラーの陰にはいりな!」
剣を抜いて背中合わせに立つ大姉御と足長舎弟の間に短足舎弟は
素早く潜り込む

「ふん」
「は!」
剣士二人は隙の無い剣捌きで飛んで来たツタをバシ!バシ!と斬り落として行く

・・・ヌゥ・・

大きな瞳を見開いて顔を歪める精霊

・・・ヨォシ・・ コウナッタラ・・・
240ドリアードの森・前-4 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:23:42 ID:80M9fWz+
精霊が呪文を口走る

ザザァ!

突然地面から、人の背丈ほどもあるキノコがにょきにょきと生えてきた

「わ?! でけえキノコ!」
「な! このキノコは!・・緑ファンガス!!」

どぎつい黄緑色の巨大な傘が一斉に振え出した
黄色い粉がぶわぁ・・と大量に空気中に放出される

「しまっ!・・ たは! あははは!・・」
「え? えへ!・・ へはは!・・」
突然、笑い出す大姉御と足長舎弟

「ぶわっくしょん!・・ なんだ、 この粉・・」
一人短足舎弟のみ咳き込むだけで、何も変化がない

・・・? アレ? ワライノコナガ キカナイヤツガイル・・・
・・・デモ イイヤ コノチビ、タイシテ ツヨソウジャナイカラ・・・

精霊はさっ!と腕を上げると、再びツタがあちこちから伸びて来た
そして足長舎弟の体に巻きつく

・・・ソレジャ、コノヒトダケ モラッテイクネ サヨナラ・・・

精霊は木々の枝を飛ぶように何処かへ飛び去り
足長舎弟を巻き取ったツタもずぞぞ・・とその後を追っていった

「はは! はははは! し!・・はは! ししょぉ!・・
 ははははは・・・」
「わ! おい! 待て!・・ て、こっちも、ほっとけねえし・・」
「あははは! あは・・くそ!
 ちからが・・はは! はいら・・ん あっははは!・・・」

笑いながら連れ去れて行く足長舎弟と、地面にしゃがみ込んで笑い転げる
大姉御との狭間であたふたするばかりの短足舎弟分

「あは! あはは! あん!・・あんた! ははは!
 わた!・・しを! ぬが!・・せ! はははは・・・」
「え? えぇ?・・・」
「はや!・・ ははあは! はやく!・・ ふははは! ・・しろ!」
「わ・・ わかったっす・・」

短足舎弟の手が漆黒の鎧にかけられた
241ドリアードの森・前-5 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:27:48 ID:80M9fWz+
「はは! ははは!・・・」
ガチャ・・ ガチャ・・
「んん、もうちっと じっとしててもらわねえと・・ 外しづらい」

短足舎弟分は笑い転げる大姉御から、腰に挿した二本の剣と鎧を
往生しながらもどうにか取り去る

「あはは! あははは! ぜん!・・ ぜんぶ! ぬがし!・・な!」
「え? いや・・ その・・」

「ははは! よく!・・ くきき!・・ききな!・・ はははは!
 この!・・じょう・・はは 状態を!・・とめる・・には! ふあはぁ!
 より!・・ 大きな! うはは! 刺激!・・が! はひひ!必要!
 くく!・・なん・・だ!」
「え? その・・ つまり・・」

意味を察し、短足舎弟はごくりと唾を呑む

「その・・ うくく! ”つまり”・・だよ ふひひ!
 わかった・・ら! はははは! 早く! あひひ!・・たのむ!
 このまま・・じゃ! ぷくく! 狂っ・・いひひ!・・ちまう!」

鎧を剥いだ大姉御
厚手のチュニックの上からでも、その下に隠された体のボリュームが認識できる

「失礼します・・」
舎弟分は急かされるままに、その懐におずおずと手を伸ばして行った

「あは・・ あははぁ・・」
笑いすぎてぐったりする大姉御から一枚一枚、ベールが剥がされていく
チュニックのボタンが腰の高さまで外れた途端、前が大きく開き、
凄まじいたわわさを誇る膨らみが二つ、ボーン!と弾け出てきた

「う・・」
迫力に思わず息を漏らす舎弟分、さらにその中身を拝みたく
大姉御を剥くペースが加速する

チュニックを取り去り、タイツをずり下げる
白く豊かな女の尻と、濃いアンダーヘアを湛えた股間を眺めながら
足から抜き取った

「す・・ すげえ体・・ どっかに飾ってあった女神の絵みてえだ・・」

目の前の女の裸身は驚異的なほどのメリハリのある、
気押されるほどの濃厚な色香を放散していた
絵画に描かれた豊穣の女神そのものといった風情であった

「あっはは! いっひひぃ・・・」

今、その体をがくがくと震わせ、濃いブルーのアイシャドウを乗せた顔を歪めて
苦しそうに笑い転げている
いい歳した女神像のような女が素っ裸で笑い転げている様は
なんとも淫靡なものである

舎弟分は、今から一週間以上前、『矛盾山の村』に到着した晩のことを
思い出していた
242ドリアードの森・前-6 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:29:54 ID:80M9fWz+
・・・「ところで、なんで、姉御と大姉御さん達は
   別れちまったんですか?」

  酒席で姉御に尋ねる舎弟分

  「些細なことでね、大喧嘩してね それだけさ
   以前なら穏便に止めてくれる人がいたのだけど、
   その時はいなかったから」

  「へえ・・どんな人ですかい?」
  「・・・あたしとメドゥーサの義兄になるはずの人だったんだよ」
  「そういえば、お二人家出して、酒場で拾われたとか言ってたっすね」
  「すごい男でね、 あたしら剣も弓も全部、
   彼・・ アニキから教わったのさ」

  じっと、姉御の言葉に耳を傾ける二人の舎弟分

  「・・・二年半前、ドラゴンと遭遇してね
   あたし達を逃がすために、毒の爪で脚をもぎ取られたのよ
   姉貴は四日も寝ずに看病してた・・ でも、だめだった」
  「それ以来、姉貴は真っ黒な鎧を着けるようになった、
   喪服代わりだと言ってね」
  「・・・あの黒づくめには、そんな意味があったのですか」
・・・


「助けなきゃ・・でも、抱くわけにはいかねえ」

舎弟分は、ゆっくりと大姉御の体に取り付く

「くぅ・・ 間近で見ると余計すげえ おっぱいといい、ケツといい
 余裕で息の根止められそうだよ、こりゃ・・
 それにこの匂い・・ 大姉御さんの匂いか・・ いい香りだぜ」
「あは!・・ ははあ! はや!・・はやく! あは・・ ごほ たの・・む」

涙ぐみながら肩で息を切らせる大姉御

「俺の指と舌で、どれだけ、やれるかしれねえけど・・」

舎弟分は大姉御を笑い地獄から解放すべく、その匂い立つ股間に
顔を埋めて行った

「ぺろ・・と・・」
「あは! はは!・・ ひ!ぁ!」

新たな刺激が股の間から大姉御を襲う
彼女の女の部分に舌と指が這い始めたのだ

「ぺろり・・ ぺろぺろ」
((大姉御さんの・・ オマンコかぁ・・
  きっと、その兄ィって人と、たくさん、愛し合ったんだろなぁ・・・))
243ドリアードの森・前-7 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:33:15 ID:80M9fWz+
「ふふぅ・・ ふふん・・ べろ・・ ぺろ・・ ぺちゃ」
「はは! はは・・ん」

鼻の穴を広げて大姉御の香りを堪能しながら、
年上のこなれた女陰を舌で味わう舎弟分
彼女の笑い声に善がり声を混入させる

((お・・ 滲んで来た・・ ううむ・・ 姉妹でも、味が違うなぁ・・
  ・・・う!ぶ!))
股の間で奉仕する舎弟分の頭を突然、大姉御の手と太ももが押し付けた
汗の滲んだ女の太ももに顔を挟まれ鼻と口からは彼女の色香を
もろに吸わされる

「む!・・ ぐぐ!・・」
「あは! ははは! ふぅ・・ふぅ・・ いい・・ぞ
 その・・くふふ! 調子・・」

大姉御は股間への更なる愛撫をせがむ

「はひ! うふふ! む!・・胸も・・ あはひ!
 さわっ・・ひゃはは! て・・くれ」

さらに舎弟分の腕を取って自身の胸に誘導した

「ん! ぐぐ・・ べろ・・ べちょ」
舎弟分は、女の股座で窒息しそうになりながら必死で舌を蠢かせる
その上では大姉御に掴まれたままの手で巨大な乳房をむにむにと揉み立てる

((んん・・ すげぇ ぜんぜん 掴みきれねえ・・))

改めて、大姉御の豊かさを実感するのであった


「あは! はひ・・ あ・・ あと・・ すこ・・し う!ははは!」
大姉御は舎弟分の頭を挟みつけていた太ももから力を抜いた

「はは! ひは・・ わた! わたしを・・ くはは! 抱け!」
「え・・ けど・・・」
女の股から頭を上げた舎弟分
彼女の恥ずかしい露やら毛をべったりと貼り付けた顔が戸惑う

「かま! ふぁはは! かまわ・・ない!から!
 は! ひはは! 早く!」
「大姉御さん・・」

笑い地獄に悶えるその肢体を改めて眺める
姉妹でありながら、今まで相手した下の姉御とは大違い
極端な長身、脚に体が付属してるようなしなやかさと柔軟さが同居し
適度な張りと豊かさを湛えていたあの体と比較し
むっちりと過剰な肉付きで官能という言葉を最大限に具現化したような
目の前の肉体は、これとまぐわうことに一種の不安すら抱かさせるほどの
代物であった

((こんな体と、やっちまったら・・ 俺はもう、他の女相手じゃ・・))

彼女の亡くなった恋人に対する義理、いまだ陵辱の傷と戦う姉御に対する思い
それらも重なって彼は苦悩する
しかし、苦しそうに悶える彼女も救わないといけない
このままでは本当に発狂してしまう
244ドリアードの森・前-8 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:36:44 ID:80M9fWz+
「あは! あはは! はぁ・・ はぁ・・ なに・・ してん・・だい
 早く・・ はは! はぁやく・・ くふふ・・ だい・・て」

汗びっちょりになって寝そべる大姉御
自ら大きく脚を広げて潤った場所を男の面前に曝す

「・・・く!」
舎弟分は、パッパッと服を脱ぎ捨てた

「し・・・失礼、します」
舎弟分は意を決すると、大姉御の体に身を添えた

((兄ぃとやら・・ 姉御・・ すまねえ))

彼女の毛深い茂みを掻き分け、濡れそぼった場所に己の分身を宛がう、

「おおぅ・・ あったけぇ」
大姉御の体温が先っぽに伝わる
舎弟分はごくりと唾を飲み込むと、ゆっくりとその温度と湿度の中へ
入って行った

「く!・・」
「あはっ・・ あ!・・」

ぬず・・と水音を立てて、二つの肉体は繋がり
其々の粘膜の固さと柔らかさを敏感に伝えあい、揃って頭を逸らした

「つ・・ ついに・・ やっち・・まった
 うへ・・ぇ これが・・ 大姉御の・・ 身体ん・・中か・・」
「あ・・ あぁ・・」

予想を上回るその肉体の包まれ心地に喘ぐ舎弟分
大姉御のほうは、あれほど止まらなかった笑い声がピタリと別の声色に変化した

「ふぅ・・ 大・・姉御・・ 止まり・・やしたか・・」
((くぅ! なんて! オマンコ・・だぁ!・・
  さっさと・・抜かねえと・・))

強烈な快感にびくびくと身を震わせる舎弟分は振り切るように
彼女の体から退こうとした
それを、大姉御の腕が彼の首に巻きつき押しとどめた

「う!・・ あの・・」
「どこ・・行くつもりだい?」

アイシャドウの奥に艶っぽい色を浮かべる大姉御
「ありがとうよ・・
 まさか、あんたに助けられると、思ってなかったさね」

巻きついた腕が彼の顔を、真っ赤な紅を引いた唇に引き寄せた
245ドリアードの森・前-9 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:39:23 ID:80M9fWz+
「ん・・・ちゅぅ・・・」
大姉御にむっちりと口付けされる舎弟分

”・・ぬ・・ ふぅ・・ 大姉・・御の・・ 息が・・・” 
”・・さんざん みっともない様、さらしちまったね・・
 ・・妹たちには内緒だよ・・”

咥えあった口の中で甘い息と共に囁きを吹き込む大姉御

”・・ん!・・ぐぐぅ・・ あ・・ね・・ごぉ・・・”

朦朧とする舎弟分、頭の中から姉御の顔が薄らいでゆく
そこへ、ねっとりと唾をふんだんに含ませた舌が潜り込んで来た
咥え合った口の中で、くちゅり・・と粘った絡み合う音が響く
短足男の喉仏がごく・・ごく・・と鳴り、脳内で何かが弾ける感覚がした


「あぁ・・・ あ・・・」

長い接吻から解放され、だらしなく開いた口から
大姉御と自分のが混じった涎を首筋に垂らす舎弟分

「それじゃ・・ 助けてくれた礼に・・ 二人だけの秘密・・ 作ろうか」

結った長い髪をばさりとほどく大姉御

「さ・・ 私のこの体・・ 今しばらく・・あんたの好きにしなね・・・」
「くぅ!・・」

舎弟分はへこへこと腰を動かし始めていた
大姉御のねっとりと熱い蜜壺の中、
彼の剥き出しの欲望を容赦なくぬめぬめ、ぬちぬち、包み摩る

「が! ああ! なんて・・ きもち・・いいぃ!」
「ふ・・ うん ふふ この体・・気に いったかい・・」
「く! ううぅ! だめだ 腰が! とまらねぇ・・」
「ふふ・・ そんなに あわてて・・」

大姉御は彼を自らの体に埋めるように下から抱きかかえる
動きを封じられ、しばし潮を引かせる舎弟分

「はぁ・・ はぁ・・・ 内も・・外も・・ 温けぇ・・」
「抜くかい?」

しっとりとした肌に抱き込まれ、荒い息を吐く舎弟分に意地悪っぽく尋ねる大姉御

「・・・いえ」

もはや彼女の肉体を振り切るなど不可能な舎弟分であった
246ドリアードの森・前-10 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:45:42 ID:80M9fWz+
森の中、風もないのにガサガサと草むらを揺らす音がする

頭上の生い茂った枝葉の隙間から挿し込む陽光に照らされながら
素っ裸の小柄な男と大柄な女が抱き合って地べたに寝転がり
周囲の生えてる草を揺する

「ふぅ・・ そお・・ あんた あの子より・・ 二つ・・若いの・・か
 それじゃ・・ 私とは・・ 七つ・・ 違いだね」
「うぅ・・ そお・・ すか」

舎弟分は、母性溢れる豊かな肉体に下から包まれるように抱き止められ
童心に戻って甘えるように交わっていた

「おおぉ・・ あねごの・・ おっ・・ぱい すげぇ やあら・・けぇ・・」

地母神を思わせる巨大な乳房に顔を埋め頬擦りしまくる舎弟分

「ふふ・・ 私のおっぱい・・ 涎と鼻水・・まみれにして」
「ふ! ぐぅ・・ すい・・ましぇん」
「いいよ いくらでも・・ 枕にしなね」
「はぁ・・ すげぇ・・・ 聖母に抱かれた・・ 赤ん坊気分だ・・」
「馬鹿・・言ってんじゃ・・ないよ
 聖母と・・セックス・・やらかす・・赤ん坊が・・ どこに・・いるんだ」

やがて大姉御は自らも腰をひねりはじめた

「う! くぅぅ!」
「ん さぁ・・ ハリバッド・・
 だいぶ 私の体に・・ 慣れてきた みたいだし・・そろそろ・・
 もっと・・ ぬっ・・ちりと・・ 愉しもぉ・・じゃないか」

二人のまぐわいが熱を帯びだす

「ん! ふぅ!」
「ん・・ あ・・」


ガサ!ガササ!
草むらが小刻みにせわしく揺れる
一時の情事に現を抜かす歳の離れた冒険者男女
毛むくじゃらの短い男の脚と、逞しさとすべやかさの調和した女の脚が絡み合い
嵌め合わせた付け根を貪欲に摩擦させる

「は・・ あぁ 大・・姉御 愛し・・ちまいそぉ・・だぁ」
「たっぷりと・・ 愛して・・ おくれな」

冒険フィールドでみっちりと体を交える二人
熱の篭った息と汗に塗れながら、仲間としての親密度がいよいよ深まって行く
247ドリアードの森・前-11 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:54:03 ID:80M9fWz+
「う! うぐ! うぅ!」
((すげぇ・・ ちんこが・・ とけ!・・ちまいそぉ・・だぁ))

「あ! あ! あ!」
((ふ・・ ふふ・・ こんな・・具合に・・エウを・・ 女にしたわけか))

若い男の腕は熟れた女の腰をがっしりと抱え込み、本能のままその身体に
己を刻み捲くる
包容感溢れる生白い肉体は長い髪を乱れさせ、
上で奮闘する浅黒い興奮の塊をふんだんに溢れさせてしっぽりと歓待する

「もっと! もっと! やる! やるんだ! 大! 姉御とぉ!・・」
「く! あ! なかなか! すごいよ! あんた・・」

一心不乱にセックスに励む舎弟分と大姉御
歳下男は今や腰が抜けそうな勢いで目上の女の産道を出入りする
やんちゃな肉棒が、茹った泉の底を嵌め抜く度、
ぶしゅ!ぷしゅ!と二人の番い目から露が飛び散り
其々の陰毛をびとびとに濡れ光らせる
二人の両の太ももから尻までをも、べっちょり卑猥なぬめり色に染めていった

「あ! うぁ! ふぁ! くぁ!・・」
「は! はふ! いき・・そぅ なんだね
 で・・そぅ なんだね!」

大姉御は舎弟の血走った目と、産道を抜き挿される圧迫加減で
彼の絶頂の近さを知る

((うふぅ・・ さぁ・・ 全部・・ 受け止めてやるよ・・))
「おぅ! おおぅ! 出る! 出ちまぁ!! おぉ! あね・・ごぉ!!」

舎弟分は思いきり大姉御に突撃をかまし、優しげな笑みに見守られながら
その胎の底に堪りきったものを迸らせた

「く・・ ふふ・・ きたね・・ 存分に・・出しな」
大姉御の産道が子宮の入り口までしっかり嵌り込んだ舎弟自身を搾り上げる

「う! つぅ!・・」
舎弟は大姉御にしがみつきながら、その膣内で思う存分射精した

「ぬふ・・ あつ・・ たまって・・たんだねぇ・・」

草むらで密着させた肉体をがくがくと小刻みに震わせながら長々と
精の授受を行う冒険者男女

「あ・・ はぁ・・ん・・」

己の胎内で交わされる、熱い情欲の極みに大姉御もうっとりと眼を細め
舎弟分との結合の隙間からどろり・・と泡立った白い涎を垂れこぼした
248ドリアードの森・前-12 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:56:27 ID:80M9fWz+
乱れた髪をきちっと結い直し、漆黒の鎧を身に着けた大姉御は
すっかり精悍な女戦士の顔となっていた

その横で、短足舎弟ががっくりとうな垂れていた
熱が冷め、自己嫌悪に陥っているのだ
様子を見て、すぐに察する大姉御

「私を抱いて後悔してんのかい」
「大姉御・・ 大姉御は全然何とも思わないのですかい?
 亡くなった婚約者に対してとか・・」

姉御はふっ・・と眼差しを細めた

「死んだ人間に操立ててもね
 ・・それに、あいつも生前は女にはだらしない男だったからね」
「え? そうなんすか?」

姉御はぽつぽつと話し出した

「あいつにある街の酒場で初めて会った日、
 三十分もしないで、いいものを見せたいから付いてきてくれと、
 二階の簡易宿泊室に妹と二人連れていかれたの
 世間知らずだった私らは、妹だけ廊下で待たされて私だけ中に呼ばれた
 そこで犯されたのよ」
「処女だったわ、死ぬほど恐かった・・
 ”声をあげると妹に聞こえるぞ!そうしたらあの子も犯す”
 そう言われて、必死で口を押さえて耐えた
 粗末なカーテンの敷居しか無いような部屋でね、カーテンの下の空いた
 部分からあの子の脚が見えてたわ
 いつあの子が入ってくるかもしれないと思うと気が気じゃなかった」

「結局、あいつに気に入られて、私は愛人兼冒険のパートナーになった
 もし、私だけだったら自殺してたかもね
 私が実家から連れ出した責任で、あの子を守らなければと思う一念で
 あいつに従ったのよ
「私らは武術を仕込まれ、教えてるあいつ自身が驚くほど上達して
 いったわ」

「・・女に関しては、私がいようが構わず、方々に手を出し捲くってたわね
 目の前で他の女の手を引いて、”酒場で一時間ほど待ってろ”とか
 宿で私らの寝てる部屋の隣の部屋借りてわざとらしく大声あげたり
 私にしてみれば、日増しに女っぽく成長していく妹をあのだらしない股間から
 守るだけで精一杯だったわ」

黙って聞き入る短足舎弟に、ふっ・・と寂しげな笑みをこぼす大姉御

「長く一緒にいれば情は移る
 路頭に迷う娘二人、もっと悲惨な末路はいくらでもあったでしょう
 優しいところ、可愛いところもたくさんあったのよ
 妹はそういう面しか知らないから、いまだに尊敬しきりだけどね」
249ドリアードの森・前-13 ◆wZraoCNSHo :2008/05/26(月) 17:57:36 ID:80M9fWz+
「さて、それじゃ妹そっくりの足長君救出に出向くかね」
「・・・え、・・あ! すっかり忘れてた!」

「ふふ、今ごろあの精霊とお愉しみだろうな」
「いや・・ 大姉御、 そんな悠長に・・」
「相手は一匹だ 早々搾り殺されやしないよ
 それより作戦練らないと
 まさか緑ファンガスを召還出来るとは思わなかったよ
 ガキだと思って油断しちまった、私としたことが」
「どうすりゃいいですかね」
「ハリバッド、おまえはどうやら特異体質で笑いの粉が効かないようだな
 そこで・・・」

「・・・わかりやした 頑張ってみます」

二人は森の更に奥へと進んで行った

((強いお人だな・・・))

慎重に周囲の木々を透視眼で見渡しながら進む大姉御の背中が
短足舎弟の眼にとてつもなく大きく映っていた

(ドリアードの森・後に続く)
250名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:02:12 ID:uj6qAKuC
GJ!
251名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 01:48:27 ID:vhAJeaUj
大姉御のボリューム感に圧倒されました。
続編楽しみにしてる。
252141:2008/05/28(水) 00:00:05 ID:dMAYQE6o
GJ!
そろそろ140の続きをと、制作してる。
期待せず待ってくれ。
253名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 06:01:43 ID:p/jucQN3
寝取られというわけじゃないがヒロイン総受けみたいなのは
前置きしてくれた方がいらね揉め事を起こさずに済むと思うんだよね

まぁ独占厨ウゼーと言われたらそれまでなんだけど
254名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 16:39:50 ID:l9Rv08uo
>>253
俺もそうしてくれると嬉しい
NTRはどうしても苦手なんだよな…
255(ノッポ姐と短足舎弟5)ドリアードの森・後 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 12:48:22 ID:7nbhX8Ik
>>237-249の続き
異種逆レイプ(内容ほとんど和姦)
3P
256ドリアードの森・後-1 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 12:49:44 ID:7nbhX8Ik
森の奥の巨木
その内側にぽっかりと普通の人の目には見えない空間が設えられていた
精霊ドリアードが魔法で作り出した”宿”である

「はあ・・ はあ・・」
精霊に捕らえられた背の高い若者が、樹木の匂いの立ち込める
薄茶色い室に裸で転がされ、肩で息を吐いている
『ミラー』こと足長舎弟だ
先ほどまで、死にそうなほど笑い続けていたのだ
傍らから、胸と腰に蔦をぐるぐるに巻きつけ、木の実の首飾りを首に巻いた
青緑色の肌の少女が顔を覗き込んできた

・・ダイジョウブ?・・
スミレ色の大きな瞳が悪戯っぽい笑みを浮かべている

「くそ・・ 精霊め・・ う・・ 体に力が・・ 入らん」
・・ココデハネ ワタシイガイノドウブツハ チカラガデナイノ・・
「・・俺を、どうするつもりだ」
藤色の短い巻き毛を指でくるくると悪戯しながら答える精霊
・・ココデネ ズゥ〜〜〜ト、イッシュニクラスノ・・
「ふざけるな!」
きっ!と金色の瞳に怒りの色を浮かべる人間の若者
全く意に返さず、ニコニコ顔の精霊少女
・・オコッタカオモステキ ソレジャ オショクジニシヨウネ・・

精霊がパチンと指を鳴らすと、室の天井から巨大な蜂の巣が
垂れ下がって来た
よくみると無数の蜂が飛び交っているのが見える、
外界と行き来しているようだ
ニュル〜と蜂蜜が流れ落ちてくるのを、精霊はあ〜んと口を開けて
受け止める

・・ウフフ アマクテオイシィ 
 サ アナタモ メシアガレ・・
仰向けになっている若者の真上から蜂蜜が落ちて来る、
しかし彼は頭を避けた
・・マァ! モッタイナイ!
  コノモリノ アカシアカラ、ハチタチガアツメテキタ ミツナノニ・・
257ドリアードの森・後-2 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 12:56:23 ID:7nbhX8Ik
ブ〜ンと蜂が大勢、若者の体にとまった
「うわ! 何だ!」
・・クチアケナサイ! ハチニササセルヨ!・・
「な! くそぉ・・」
若者は観念して口を開いた
ニュル〜と若者の口の中に蜂蜜が流れ落ちる

「ん・・ ごくごくん・・ 甘い・・」
・・オイシィデショ! ワタシタチダケノモノヨ!
  コレデ ズットココニイルキニナッタ?!・・

嬉しそうに話し掛ける精霊少女に対し、若者は眼を伏せる
「独り占めはよくないな、
 近くの村の人たちはとても迷惑してるぞ」
・・ソンナノ シラナイモン・・
真面目顔の若者に対して、あくまで茶化し顔の精霊

・・ズットココニイル、ッテ イワセテミセル・・
精霊は口をあんぐり開けて、再び蜂蜜を口一杯受け止める
・・グチュ!クチュ!グチュ!・・
口の中で自分の唾液とよくシェイクする
そして頬を膨らませた顔が若者の顔の上にかかる

「な、まさか・・」
・・ウフフ・・・
精霊は若者の鼻を指で摘んだ
「ふぁ!」
大きく口を開ける若者、そして精霊もいっしょに口を開けた
とろ〜り・・と森の精霊の唾液がブレンドされた蜂蜜が若者の喉に垂らされる
「! う! なんだ・・この味」
口の中から喉奥まで、じ〜んと広がる妙に甘く爽やかな味覚
身体は芯からスぅー・・と涼しくなる反面、
頭の中がぼぅ・・と熱くなる感じがした

・・モット アゲルネ・・
精霊は今一度蜂蜜を口一杯含み、自分の唾液と攪拌して若者の口の中に
流し入れる
「う・・ ごく・・ ごくん・・」
クールとホットを折り混ぜた精霊ブレンドエキスが体の中を駆け巡る

・・オイシィ?・・
すみれ色の瞳がじっと見据えて尋ねる
若者はぼやけた頭で口走る

「お・・いしい・・・」
258ドリアードの森・後-3 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:04:29 ID:7nbhX8Ik
若者の顔に、少女の顔がぺろりと舌なめずりしながら近づけて来た
・・・カオヂュウ ベタベタネ ペロペロシテアゲル・・・
精霊は小さな舌を突き出すと若者の口の周りをチロチロと舐めて
掃除しだす
「よせ・・ くすぐったいぞ・・」
・・・ダ〜メ コレカラ チュー スルンダカラ・・
若葉のような舌先は彼の唇をチロチロと舐め回し、遂に口の中まで
ちゅぷ・・と潜り込み始めた
「ん!・・」
・・チュゥ!・・
精霊のふんわりと柔らかい唇が若者の唇にちゅぱっと咥えつく

軽く重ねた唇の中で、小さな舌がレロレロと忙しげに走り回り、
若者の口の中をも掃除しまわる
「ああ・・」
口の中を舐め回されるくすぐったさに精霊の口の中に息を吐く若者
・・ハァ〜・・
精霊少女もミント風味の息を吹き込み返す
ふぁぁ・・と喉から鼻奥まで爽やかな香りに充たされる
若者は誘われるままに舌を伸ばし精霊の舌を捕えた
いよいよ深く口を咥え合って行く人間の若者と精霊少女
・・ハァ・・ン・・
「・・んん・・」
薄く開けられたスミレ色と金色の瞳が1cm足らずの距離で見つめ合い
うっとりとした表情で長々と接吻を交わす
角度を変え、上と下の唇を相互で舐めあい、くちゅりと舌を絡ませ合う
若者はミント風味の大元である精霊の生唾を口元からたらたらと
溢れ出すほど味わい、首筋をねっとりと光らせた


「はぁ・・」
・・フハ・・
ようやく唇を放す人間と精霊
・・ヤッタァ! コンナニナガク、チュゥ〜シタノ、ハジメテ!・・
るんるん♪とはしゃぐ精霊、立ち上がって踊りはじめる
・・ヤッタ! ヤッタ! ランララン♪・・
くるくると孤を描きながら、軽快にステップを踏む
若者はその様子をじっと眺めていた


・・フゥ オドッタ オドッタ ソレジャキレイニナリマショ・・
急に精霊は落ち着くと、胸と腰に巻き付けていた蔦を
しゅるりと足元に落とした
「・・・」
全裸になった精霊の体を無言で見つめる若者
以前見た姉御の身体と比べて明らかに未熟、青緑の肌に包まれた肢体は
体の線もまた青々としていた
小じんまりと丸い尻、膨らみかけの胸、
そして覆う毛など何も無い縦筋一本の股間
縮れた短い髪と相まって、後ろから見ると少年かと見紛う

異性の目に曝されながら、何ら恥じらう様子もなく、天真爛漫に手足を
振る様が尚更一瞬の錯覚を起こさせる

精霊は再びぱちんと指を鳴らすと上から先程より水っぽい蜂蜜が降って来た
259ドリアードの森・後-4 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:07:39 ID:7nbhX8Ik
・・フン♪ フフン♪・・
頭から水飴シャワーを浴びて、全身を蜜塗れにする精霊
まんべんなく塗りつけ終わると、若者のほうに向いた
・・ベッタベタ、シヨウ・・
そう言うやいなや、全裸の若者の体の上にべとぉ〜と乗りかかって来た
「うわ!・・」
・・フフフゥ オハダガネ スベスベニナルノヨ・・
精霊少女は若者の体の上で身をくねらせ始めた
「ぐぅ・・ べたべた感が・・」

見た目以上に軽い体、
以前姉御に圧し掛かられた時のようなずっしりとした感覚はなかった
やんわりと自身の上体に乗る少女の体から漂う蜂蜜と精霊の爽やかな
匂いが鼻腔をくすぐる
蜜の膜を通して精霊の肌の温もりが若者に伝わっていた
やがて二人の体は蜂蜜塗れになっていった

少女は若者の腹の上で、頭と体をくるりと回転させて入れ替える
互いの目の前に其々の雌しべと雄しべ
「う・・ これが、精霊の・・」
剥き出しになった可憐な精霊の生々しい穴に視線が釘づけにされる

・・モグモグ、シテアゲルネ・・ カプ!・・
「う!」
突然、自身の雄しべの先を生温かい柔らかい感触に包まれ、
若者は顎を逸らせた

べろべろ・・ ぐちゃぐちゃ・・
若者の股間からいやらしい舐めずり音が響きわたる
精霊少女の口が彼の陰茎をオモチャにしているのだ
涎と蜂蜜を乗せた舌が男の粘膜にねろねろと塗りつけていく
・・ンフフ ヒトノオシベ オイヒィ・・
「う! うおぉ!・・」
あまりの快感に若者は頭を振った
・・タマタマモ ペロペロロン・・
亀頭から竿の裏表、睾丸までも精霊ドレッシングを塗され
でろでろに濡れ光るのであった

・・ンフフゥ〜 イタダキマ〜フ・・
精霊の小さい口がぬず〜!と茎の付け根まで呑み込んだ
「ぐ!・・ あああぁ!!」
若者は堪らず大きく体を逸らせると、少女の喉奥でどっ!と迸らせた
・・ヒャ! ウ・・ ジュエキダ!・・
頬を窄める精霊少女
「う! つ!・・」
・・ゴック ・・ゴック・・
がくがくと少女の口の中で精を抜かれる若者
精霊は喉を鳴らして、人間の男の樹液を味わった
260ドリアードの森・後-5 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:12:20 ID:7nbhX8Ik
「く・・ ふぅ・・」
大量の射精を行い倦怠感に沈む若者の顔のすぐ眼の上に
蜂蜜に濡れて艶々と輝く青緑色の丸い尻が翳された
・・ネエ、ネ、 ナメテ、ナメテ・・
ぷるんぷるんと尻を振る精霊
若者は躊躇した、だがそれは一瞬だけであった
彼の舌が精霊の美味しそうにひくついてる雌しべへと伸びていく

・・ヒャン!・・
敏感な場所に湿った感触を受けて精霊が甲高い声を上げる
・・アア・・ クス・・グッタ・・シ・・
精霊は肩をぷるぷると振わせながら、シュワァ・・と溢れさせた
若者の口の中にじゅんと泡立つ爽快な酸味が容赦無く流れ込む
「ん・・ごく・・ ごく ごく」
・・フゥ〜ン・・カンジ・・チャウ・・
彼は口全体で精霊少女の雌しべに咥えつき、新鮮な果汁を味わい続けた



精霊少女は若者の手を引いて、その横にコロンと寝転がった
・・・アイシテ・・・
誘う精霊
人間の若者の目は血走っていた、
彼の長身が身長差40p以上も小柄な肢体に覆い被さっていく
ほっそりとした脚を人間の手で大きく開かされるのを
悪戯っぽいスミレ色の眼が見つめている
そして若者は、あの日姉御に教わった手順をこの生意気な人外娘に対して
実践した

・・ア!・・アン!・・
人間の雄しべの先端が精霊の雌しべの入り口を割った
少女の体格に比して、余りにも大きい侵入物の所為で、青緑色の細身が
ずり上がる
人間の若者は、それを両手でがっしりと固定して逃げ道を塞ぐ
そしてゆっくりと、己の猛る分身を小さな胎の奥へ収めて行った

・・ウ!・・ワァ・・ オッキイィ・・・ ハイッテ・・・クルゥ・・

精霊は自分の体が痛々しいほど広げられ、人間に貫かれて行く様を
瞳を潤ませながら見つめ続ける
やがて、『ミラー』こと足長舎弟は、精霊ドリアードの少女を根元まで
串挿しにした

「う・・・ とう・・とう・・ ドリ・・アードと・・ セックス・・を・・・
 くぅ・・ きつ・・い・・ これが・・セイレイの・・からだ・・」

姉御の包み込むような柔らかさはなく、異様に狭く、食い契られるような感覚
精霊少女と手を握り合い、お互い顔を顰めあって、痺れるような感触を満喫する
やがて、その感覚が互いの雄しべと雌しべの深い結合感へと変化し心の底を
みたしていく

・・・アイ・・シ・テ・・・
結合前のセリフを今一度呟く精霊
両手を握り合ったまま、ゆっくりと二人の繋がった腰が蠢き始めた
261ドリアードの森・後-6 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:18:09 ID:7nbhX8Ik
蜂蜜塗れの白い肌と青緑の肌がべったりと抱き合い
パン!パン!ジャラジャラと腰を打ち合う音、木の実の首飾りが揺れる音を
響かせている
「く・・ ふぅ・・ なん・・といぅ・・」
姉御とはまるで違う、見た目、年端もいかぬ肢体との淫らな接触
一丁前に愛液を湧かせる、その狭い中をひたすら抉るように突き上げる
・・ハァ ハン・・ チス・・シテ・・
嬌声を上げながら、唇を突き出しておねだりする精霊

・・ン・・ンン〜・・・
「ん・・ ん・・」
口づけを交わしながら嵌め繰り合う精霊と人間
へばりついた口の中で、腰の動きと連動して舌を弄りあう

ぷはっと口が離れると、若者は今度は少女の胸へ手を伸ばす
腰の動きをしばし緩め、精霊の胸に下がった木の実の首飾りを避けて
初々しい二つの膨らみを揉みしだく
・・ウ・・ウ〜ン ソンナニ・・モミモミ・・シナイデ・・
身を捩って逃げようとするが、人間の手はそれを許さない
・・アゥ・・ ウゥ・・ン・・
胸への執拗な愛撫に生意気な顔の眉間に皺を寄せて、ミント色の息を吐く

若者は葡萄色の小粒な乳首を口に含んだ
・・ピャウ! ダメ! ヤメテェ・・ ア・・ ヒゥ・・
敏感な葡萄の実を人間の口と指で啄ばまれ、首飾りをギュッと握って
悶える精霊であった

若者は少女をぐぐっ!と抱き締め、再び腰を深く入れた
パン!パン!パン!・・ ジャラ!ジャラ!ジャラ!
肌を打ち合う淫らな音、首飾りの跳ね踊る音が熱し始める
・・ア! ア! イィ! キモチ! イィ!・・ヨォ!・・
精霊は救いを求めるように、上にいる若者に向かって手を伸ばす
・・モット! シテ!・・モット! モット! パコパコ・・シテェ!・・
可憐な見かけからは想像出来ないほど、雄しべを突き挿された腰をひねり
一層の熱愛をねだり捲くる
若者は求めに応じるように狂ったように腰を打ち付けた

「う! う! く! ふ!・・」
・・ア! アン! ア! ア・・
足長舎弟とドリアードの淫行は沸騰していく
極端に体格の違う肉体はしっかりと互いに手足を巻き付け
二体の雄しべと雌しべは受紛に向けて、いよいよ固く、きつく融け合っていく

「う!ぐぅ!・・」
遂に若者は少女が折れそうなほど腰を押し込むと、その花園深く
滾った種汁をぶちまけた
・・ヒ! アァ!・・
精霊少女は一瞬眼を大きく見開いたあと、すぐにうっとりした表情に変わった
・・ア・・ァン・・
抱き締め合って、揃ってびくびくと戦慄きながら人間と精霊が血を交える
精霊は、自分の小さな子宮が若者の愛で充たされる幻想に歓喜の涙を
溢れさせた
262ドリアードの森・後-7 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:23:07 ID:7nbhX8Ik
・・ダメェ モット ダッコ・・シテテ・・
離れようとする足長舎弟にドリアードが、彼の液と自分の露の
混じったドロドロを花の奥から垂れ流しながら纏わり付く
・・ウフン オナカノナカ・・アツイ  アカチャン デキルゥ・・
二体は抱き合ったまま蜂蜜をたっぷりその身に浴び、食欲を充たした
「・・もう離さない」
元気を取り戻した足長舎弟は、再びドリアードとセックスした



・・ン?・・ア?! アイツハ!・・
精霊がふと気が付くと、宿り木の傍に小柄な人間の男が立っていた
すぐに彼の仲間の短足男だと気付く

・・マダ ウロチョロシテタノカ・・
男はそのまま木の根元に腰を降ろした
「ふう、この辺で一服付けるかね」
短足舎弟は煙草を取り出し火をつけた
・・ナ! ナナ! ナニヲ!!・・
瞳がキッ!となる精霊、何より火を嫌うからだ
・・ウウ! ・・ドウセ、スグニキエル・・
短気な精霊は歯軋りしながら怒りを押さえる
それでも、立ち上がる煙に堪え難いほどのムカツキを覚える

「さてと・・」
立ち上がる短足舎弟、ようやく立ち去る様子を見て精霊はホッとする
しかし・・
「ふう、行く前に身を軽くしとくかね」
ズボンの前を広げ、なんと宿り木の幹めがけて立ち小便し始めたではないか

・・・ナ!? ナナナ!! ナンテコトヲーーーーー!!!・・・

自分の棲家を汚され、一気に怒りが沸点に達する精霊

・・・コラァーーーーーー!!!!・・・
「わわ! でたぁ!」
我慢ならず遂に木から飛び出した
驚く男に、怒りの眼で睨みつける精霊

・・ヨクモ!! ヨクモ!! ヨクモ!ヨクモ!ヨクモォーー!・・
「ひぃーーー!!」
ざざぁーー!!と蔦が周囲から立ちあがり、怒涛の如く短足舎弟に襲い掛かった
手足を捕えられ宙にぶら下げられる短足舎弟

・・テアシヲヒッコヌイテ! バラバラニシテヤルゥーー!!・・

と、その時背後で、ドスーーン!と幹が倒れる音が轟いた
・・エ?・・
振り向いた精霊は、驚きに頭の中を支配されるより早く、
大柄な女の手で顎を掴まれ持ち上げられた
囮の短足舎弟に気を取られて、陰から大姉御が接近してることを
まったく気付かなかったのである

・・ムゥ! ムムムゥ!・・
「ふん、呪文唱えられて、笑いキノコ呼ばれたんじゃ敵わないからね」
口を塞がれジタバタする精霊少女
非力な精霊はこうなってしまうとお手上げた
263ドリアードの森・後-8 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:26:22 ID:7nbhX8Ik
大姉御は瓶に入った”精霊封じの粉”を小娘の頭上から振り掛けた

・・・ア!?アアアァァァァ・・・

精霊は煙を吐きながら見る見る小さくなり、大姉御は空いた瓶に
摘んで放りこんで栓を締めた

「上手くいきましたね大姉御、それでこいつどうするんすか?」
魔力が弱まって蔦が緩み、難なく脱出してきた短足舎弟が尋ねる

「見ておいで」
大姉御は鳥の餌を撒き、手製の鳥笛を鳴らした
すると渡り鳥の一群が舞い降りて来た
餌を啄ばむ中の一羽をすっと掴まえると、その足に瓶を括り付けた

瓶の中では、親指ほどに縮んだ精霊が内側から叩いて何やら鳴いている
大姉御は鳥を大空に放した

・・オボエテロォ!!  ウワアアァァァン!!・・

渡り鳥の群れは遥か夕日の彼方へ飛び去っていった
「今の季節ならこのやり方が一番手っ取り早いさね
 あの鳥は一日で1000kmも飛ぶ 封印が解ける頃は、遥か海の向こう
 二度とここへは戻ってこれまいよ」


倒れた木の幹の脇に、素っ裸でぶっ倒れてる足長舎弟
「・・さて、問題はこいつだな」
「あ・・ ああ・・ 俺の・・彼女・・ 愛しい・・彼女」
空ろな目でぱくぱくとうわ言を呟く

「おい、しっかりしろや ・・たく、姉御にそっくりなのは顔だけだな
 それも綻びきった面しやがって」
「あ・・ あは・・ アニさん・・
 俺・・彼女と・・ 赤ちゃん・・出来るんです・・」
「はあ? おいおい・・ しっかりしろよ
 さんざんローレライに遊ばれたとか馬鹿にしてやがったくせに
 何なんだそのザマは」
「ちょっと、貸してみな」
見かねて大姉御が近づく

「彼は確か、あの子がこないだ男にしたばかりだと言ってたね
 要するに女に対する免疫が低すぎるだけなんだよ」
やれやれと言った表情で、自身の鎧を外し始める大姉御

ごくりと息を呑む短足舎弟
「ま・・まさか、大姉御・・」
「仕方ないだろ、面倒みないとさ
 精霊のエキスをたらふく飲まされてるようだから、
 このままじゃ飯が喉を通らず、飢え死にしちまうよ」
264ドリアードの森・後-9 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:30:14 ID:7nbhX8Ik
「こら、ミラー しっかりおし」
太い女の声にのそりと顔を向ける足長舎弟

「あ・・ 師匠・・ て・・あれ? あわわ!?・・」
剣の師と仰ぐ大姉御が腰に手をやり、豊満な肢体も露に見下ろしていた
その体がゆっくりと慌てふためく青年に身を寄せてきた

「あ・・ あの、し師匠・・ その、困ります・・ 俺・・愛する人が・・」
「馬鹿だね どこまでもあんな気まぐれ小娘に虜にされちまって」
痩身の体躯に、むんと色香を放散する肉体が髪を解きながら
むっちりと覆い被さってきた

「あんたの身と心に焼きついた精霊の色を塗り直してやるよ」
「いえ・・ あの・・ ん!」
青年はしっとりとした唇に口を塞がれた
くちゅ・・ くちゃ・・
顔を両手で掴まれ、大姉御の唇と舌で口の中を弄られる足長舎弟
「ん! むぅ! し! しょぉ・・ やめ!・・」
「ん・・ ふふ 妹と キス・・してる 気が・・ しちまう・・ね」

大姉御の舌が舎弟の舌を捕え、己の口の中にずるっ!と引きずり込んだ
じゅる! じゅび! じゅぷ!・・
女の窄めた口に舌を吸われ、扱き抜かれる
「あ・・ ふぁぁ・・」
目眩を起こすほどの激しい接吻に、舎弟の頭は混乱しだす

「さぁ、 今度はあんたが私の舌を吸いな」
大姉御はべろりと舌を突き出す
足長舎弟はおずおずと口を近づけ、ぱくりとそれを咥えた
ぬ・・じゅ ん・・ぢゅ
八歳も年上の女の舌を夢中で舐め扱く青年
再び女の顔が角度を変えながら、青年の顔を覆って来た

「ん・・ ぢゅぅ〜〜〜・・・」

互いの口を深く咥え込み、熱い接吻を交わす
「ふ・・ ぬぅ・・」
へばりついた唇の隙間からだらだらと師弟入り混じった涎を垂れ零す
口の中、師匠の舌に舎弟の舌はねっとりと絡み取られ、
艶っぽい吐息と唾液の味を口の周りから首筋までべとべとにさせて
気が遠くなるほど味わわされた

横で身を乗り出して注目する短足舎弟
「すげえ・・ 口付けだ ああ・・俺も、姉御とやりてぇ・・」
265ドリアードの森・後-10 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:33:50 ID:7nbhX8Ik
長い接吻から解放された足長舎弟が肩で息を吐く
「はぁ はぁ し・・しょう どういう・・つもり・・」
「どういうつもりも何もないよ
 それじゃ今度は あんたの体を綺麗にしてくれようかね」
「ひ!わ!」
大姉御に耳に被り付かれ、女みたいな声を上げる舎弟
師匠の舌で耳掃除される弟子、ぞわぞわと快感が込み上げる
「は・・ あぁ ししょぉ・・」
「んふふ きもちいいかい?」
耳たぶを唇で甘噛みしながら、女の舌が青年の首筋へ
ぴちゃぴちゃ・・いやらしい音を立てながら熟練した舌先は胸にかけて這い回り
乳首を捕えて舐めまわす
「はう・・ うぅ・・」
ぞくぞくと仰け反る舎弟の表情を、大姉御の赤紫の瞳が愉しむように
確認しながら若い男の体を縦横無尽に唾のトレースを描いていく

彼の身体を這い回るのは舌ばかりではない
彼女の体の魅力迫力を集約したような重量感溢れる二つの膨らみ
精霊どころか、下の姉御すら凌駕するずっしりとたわわなボリュームに
圧し掛かられ、脱力した彼の身体を揉むように、摩るように、彼女の香りを
染み付けていった
「あわわ・・ ししょう・・」
「ふふ どうだい? 私の身体は気に入りそう?」
大姉御の淫らな舌と肢体は、彼の下半身へと移動していく

余りのいやらしい状況に早くもビクビクと屹立してる彼自身の上に
大姉御の影が差し掛かる、熱い息が先端に吹きかかっていた
「なるほどね
 これがあの子に剥かれて、さんざん可愛がってもらった物か」
「あ・・ ああ、ししょう」
人差し指と親指に根元を掴まれ吹きかかる息が益々濃くなり、
やがてパクリ・・と包み込まれた
「うぉ!」
思いきり仰け反る足長舎弟
「うわぁ・・ いいなぁ・・」
横で見ている短足舎弟も思わず羨望の眼差し


ぺちゃぺちゃ・・と大姉御が舎弟分の一物に舌を巻きつけて舐り回す
「ん・・ふふ あの子も・・ ここまでは・・面倒みてくれなかったでしょ
 かぷ・・ なんてね」
「あお!」
悪戯っぽく甘噛みされて一層仰け反りを強くする舎弟
しなやかな指先が玉をもてあそび、卑猥に窄まった大人の唇が咥え込んだ竿
をひねりを加えながら上下に扱き立てる
「は!・・ぎ!・・ う!・・ごぉ!・・」
濃厚なフェラチオを受けて、舎弟は長い脚を突っ張らせ、快感に身悶える
大姉御は巧みに愛撫に強弱をつけ、いかない程度に最大限の快感を
舎弟に与えていた

「はぁ・・ はぁ・・ し・・しょぉ・・」
荒い息を吐く舎弟の顔の上に、大姉御の顔が大きくクローズアップされた
大姉御の手には、彼のいきり立った物が握られたままだ

「それじゃ、取りあえず一つになろうか」
大姉御は握った物を自らに宛がい、ゆっくりと体重をかけた
266ドリアードの森・後-11 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:37:04 ID:7nbhX8Ik
舎弟の剣先が師匠の鞘口をぱっくりと割り、そのまま収められて行く
「う・・」
「は!ぁ・・」
剣の師弟は互いの体温が交差していく感触に同時に眼を細める
やがて師匠の熱い肉の鞘は、そそり立つ舎弟の肉の剣を柄まで
ずっぽりと収め込んだ

「ふぅ・・ 見てみな?・・ あんたの・・ 私の中に入っちまったよ」
「うぅ! そんな・・ そんな・・ししょう・・ ししょうと・・セックス
 しちまって・・る」

力を抜いて見つめあう師弟
舎弟の剣は、びきびきと師匠の中で歓喜の戦慄きを伝えていた
「あんたの・・逞しさ・・ 私のはらわたに感じてるよ」
「し・・ししょう・・ 師匠の中・・ 熱い・・です とても・・」
「ふ・・ 妹・・そっくりな顔に・・言われると・・ 妙な気分だ」
大姉御はゆっくりと尻を振りはじめた

「ふぇ〜・・ 本当にやっちまってるよ・・ うぅ、気持ち良さそうだな」
二人の痴態を見ながら、大姉御との交わりを思い出す短足舎弟

「く! うぅ!・・」
彼女の産道から圧力がじんわりと中に入り込んだ一物に伝わる
その舐めずられる感触に一物の持ち主は激しい快感の波に襲われる
「つらそだね いいよ 出しちまいな」
大姉御はきゅっ!と産道を絞り、彼にやさしく留めをさした
「うぉ!」
堪らず、どぷ!と師匠の胎内に濁った愉悦を噴き上げる

「ん・・ ふふ もっと抜いて・・ 楽になりな」
「あ・・ う・・」
足長舎弟は師匠の腰のくびれを下から両手でがしりと掴み、
己の腰を浮かせてその胎の奥に押し付け、嚢をぶるぶると奮わせた
二人の狭間から大姉御のむちっとした太ももの内側を白い泡立った筋が
伝い流れた

「はぁ・・」
射精し終わり、脱力して溜息をつく足長舎弟に大姉御が囁く
「まだまだ、これからだよ・・・
 ちょいと!」
不意に呼ばれる短足舎弟

「何ですかい?」
「ちょいと、手伝っておくれな、あんたも服脱いでこっち来な」
「あ、へ、へい」
そそくさと服を脱ぎ捨てる短足舎弟

「何をするんすか?」
大姉御は、相変わらず馬乗りで膣内に足長舎弟を咥えたまま、
ぐいっと上体を倒し、むっちりとした尻を突き出して見せる

「こっち使わせてやるよ わかったらさっさとやりな」
「いや? はは・・ あの、へい わかり・・やんした」
「いきなりは無理だから、よく解しておくれね」
大姉御からまさかのアナル使用許可が降り、短足舎弟はさっそく
その生白いデカ尻に咥えついた
267ドリアードの森・後-12 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:39:51 ID:7nbhX8Ik
「へへ・・ 大姉御の・・ケツの穴かぁ はぐはぐ」
スケベ面丸出しで、そのつきたての餅のような尻ぺたを頬張り
さらにひくひくと収縮する匂い立つ穴を指先と舌先で突付く

「そんじゃ失礼しやして・・」
短足舎弟はぬぼっと指を挿し込んでみる
「ううむ・・ やっぱり姉御の時よりスムーズに入るなぁ」
男の指がくにくにとひねって中を解す
「ん・・」
さすがの大姉御もやや声が出る

「お! 滲んで来たかな?・・ それじゃもう一本」
「んん!・・」
人差し指に続いて中指も入れられ大姉御は声を上げながら巨尻をひねる
「おお! だいぶ中が湿って来ましたぜ!」

はしゃぐ短足舎弟は指を引き抜くと、代わりに己の一物を宛がった
「それじゃ大姉御、 ケツの穴、ぶち抜かせて頂くっす」
「優しくな・・   は!」
大姉御の放射状の皺が、性急な短足舎弟の一物の太さにめりっと広がった
「う!・・ ぬぅ・・」
生温かい固い異物にひり出すほうの穴を逆方向から埋められ
大姉御は顔を顰めた
短足舎弟は全部収め終えると、彼女の背中に上体を倒し込み
腕を前に回して、豊かな乳房を鷲掴みにした
「くふぅ・・ それじゃ、存分に愉しみな・・」

大姉御に言われるまでもなく、短足舎弟は彼女の尻を掘り始めた
膣とは一味違う、腸液で潤んだふっくらとした腸壁と
きゅっと締め付ける菊門の味わい
「う! ひぃ・・ 堪らねぇ・・ これが・・大姉御の・・ ケツん中・・」
「う! はぅ! くぅ・・ さすがに・・そっちは キクね・・」
大姉御も思わず淫らな喘ぎを漏らす


だいぶ日の落ちた森の中、素っ裸の男女が折り重なっている
仰向けで寝そべった脚の長い男の上に、豊満な体の女が合い向かいで乗り
さらにその尻に小柄な足の短い男が乗っかり、ひたすら己の腰で女の尻を
叩きつけていた

「く! おおぅ! 大姉御の! はらわたが! 俺のちんこに!
 絡み! つきますぜぇ!」
「は! はく! キクぅ! キイ・・てるぅ! あぅ! はぅ・・」
花弁に舎弟分を咥えたまま、臭い穴で別の舎弟分と不潔な交わりに
勤しむ大姉御
その胎内で短足舎弟が肛膣を擦る動きが、膣壁挟んで産道内の足長舎弟
の一物に伝わっていた
「う・・ なん・・なんだ・・ お・・ おぉ・・」
ムクムクと元気を取り戻し、包み込んでる大姉御を再び中から圧迫し出す
268ドリアードの森・後-13 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:44:09 ID:7nbhX8Ik
「あ・・ ふふ・・ どうやら、 お目覚めの・・ようだね」
大姉御は優しげな眼差しで、妹そっくりの顔の額に、ちゅっとキスした
「さぁ あんたも 私を・・悦ばせてみな」
「し・・師匠・・」
足長舎弟は下から大姉御を突き上げ始めた
「おぅ!・・」
「あ!ふぅ」
新たに加わった律動に、短足舎弟、大姉御ともども顎を逸らす


コロコロコロ・・・ リリリィ・・・
すっかり日の落ちた森の中に虫の鳴き声が響く
そんな清清しい森の音楽に、爛れた不協和音が混じる

ぱん! ぱん! ぱん!  あ・・ あぁ・・ あ・・

三体の人間が、獣のように・・いや獣でも行わないような不純な所業に
身を窶していた
豊満な女が年下男二人に同時に串挿しにされ、嬌声を轟かせていた

「あぅ!! あぁぅ!! はぁぅ!!・・」

普段冷静かつ落ち着いた大人の女の風情を醸し出している大姉御
一端乱れれば、如何なく痴態を曝け出し、腰をうねらせて咥え込んだ彼等を
奮い立たせる

「あぁ!! あぁ!! いぃ!!」

長い髪を振り乱し、二人の男の声などかき消されてしまうほど大声で悶え狂った
男どもも、負けてたまるか!とばかり、大姉御を打刻する
彼女の尻はものすごい摩擦音とともに、ぐにぐにと異様な波打ち方をした

「は! は! 師匠・・」
「く! う! 大・・姉御!」
「は!! は!! あん!・・たたち!」
三人一度に接吻を交わす、三本の舌先がねちねちとまさぐりあう
二人の男は同時に一人の女を逞しく愛し
女も二人の男に平等に悦楽を与えた
姉御の母性溢れる体を通して三人はいよいよ絆を深め合い、絶頂へ向かう

「う! う! 俺! もぉ!・・」
「く! あ! お! 俺も!・・」
「は!!  は!!  いく! いくよ! いくぅ!!・・・
 あ!!・・あっはああああぁぁぁぁ!!!!」
大姉御は遂に天上へ赴き身を大きく撓らせた

「うぐぉ!!!」
二人の舎弟も同時に身を撓らせ、思いきり大姉御に埋めリ込んで
それぞれ直腸と子宮に精を放った
「お・・ おぉ・・」
自ら胸を揉みしだき、口の周りを舐めずりながら
体の芯が熱い液で充たされる快感に身震いさせる大姉御

「はふ・・ もぉ・・ おかしく なり・・そ」
269ドリアードの森・後-14 ◆wZraoCNSHo :2008/05/31(土) 13:46:27 ID:7nbhX8Ik
月の明りに照らされる三人の男女
ちゅぱ ちゅぅ・・
大姉御の豊かな乳房に男が二人両側から赤子のように咥え付き
吸引の音を立てていた
「ん・・ んく・・ 大・・姉御」
「んっく むぐぅ し・・師匠」
「ふぅ・・ やれやれ・・ しょうのない連中だね・・」
大姉御は呆れ顔で月を見上げた
胡座をかいた彼女の太ももに股奥と肛門から続く幾条もの白く濁った筋が走り
尻の下の草の葉を濡らしていた

やがて大姉御は舎弟どもに抱え倒され、全身くまなく手垢と唾液塗れにされ
膣と肛門にこいつ等の一物を受け入れるのだった

・・あ! は! ふはぁ・・

足長舎弟に尻を、短足舎弟に産道を埋められ喜悦の咆哮を上げる大姉御
三人の狂態は夜通し続いた
豊かな慈愛に満ちた大姉御の体は若い二人の底なしの欲望を延々と
受け止め続けるのだった


*******************************


「師匠・・ 本当に世話になりました 俺・・ 一生、着いていきます」

帰りの道中、ミラーこと足長舎弟の口癖になった台詞
大姉御は振り向きもせず呟いた
「エウは少しは回復してるかね」

(終わり)
270名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 21:10:34 ID:5d8rccQG
GJ!ドリアード娘可愛いな
271名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 21:21:03 ID:+ACEW7Xn
ドリアードとなら添い遂げてもいい……

足長とドリアードにフラグ立つかと思ったら
速攻で流刑にされてドリアードカワイソス
人外と普通に恋愛できる世界観ではないみたいですな
272名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 00:59:05 ID:UaJwHZKn
いつもお読み頂きありがとうでごんす
残り二回、今は最終回書きつつ次回分推敲しておりやす
カップリングのどんでん返しは無いので安心してくだせえ
次回第六回は末妹とその先輩魔女による姉御の”治療”シーンです

人外との恋愛も以降の作では考えておりますよ
シリーズ第二段目論んでますんで、メデゥーサは引継ぎキャラにするつもり
でいます
273名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 17:39:02 ID:QVPLpKP7
保守
274(ノッポ姐と短足舎弟6)姉妹の術宴 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:29:12 ID:xpj83b1u
百合・和姦
275姉妹の術宴-1 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:32:40 ID:xpj83b1u
「うぅ・・・」
『矛盾山の村』の宿の一室、ベッドの上で姉御はうなされていた
その脇で、女魔道士団”ラピスラズリ”の正装、青いローブと
ブローチをつけた二人の女性が見守る

オレンジ色のブローチをつけた銀髪ツインテールの少女魔道士が
金色のブローチをつけた女性に尋ねる
「先生・・ ちぃ姉さんは、どんな状況でしょう?」

黒髪の先輩魔道士が、ぼんやりと輝く手を寝ている姉御の体の上に翳し
問診を行っていた
「ひどいわね 青ゼリースライムを使われた挙句、子宮の中までも・・・
 普通なら発狂してるところよ」
「そんな・・・
 それで、姉を回復させることは?・・・」
「メドゥーサ」
「はい」
「家族の一員であるあなたが癒しの術の基本的な心得がある点は
 彼女にとって幸いなことです
 姉君の身と心から邪悪な魔術による邪気を祓い、肉体的な面を解せるのは、
 妹のあなたしかいません」
「私が、姉さんを・・・」
「そうです
 正直、ここまでの状態に陥ってしまっている場合、家族や恋人に
 処方する術がなければ、一生性的な接触は不能のままでしょう
 勿論、異性を受け入れる精神での深い面はまた別の話ですが
 取り合えず、完全な肉体への接触拒否を払拭せねばなりません」
「ちぃ姉さん・・」
「そんなわけです
 では先ず、あなた自身、より深く癒しの術について知らねばなりません」
「・・・はい!」

メドゥーサに選択肢はなかった
姉を救うためならどんな試練にも耐えるつもりであった

団内での序列を表すブローチがコトン・・コトン・・とテーブルに置かれ
床に青いローブがファサ・・ファサ・・と散乱した

テーブルを挟んで、姉の寝ているベッドの隣のベッドに後輩魔女は
裸身を横たえていた
やはり全裸の先輩魔女が筆を挿した染料入りの壺を持って近づく
「それでは始めます 気を楽にして」
「はい」
先輩魔女は壺の中の染料を筆でよくかき混ぜ、しっかりと筆先に
含ませると後輩の素肌にぽしゅ・・と乗せた
「ん・・」
妙に生温かいオリーブ色の染料と、筆の感触にくすぐったげに
青紫色の吊り眼を細める
この染料は魔物の血液に数種類のハーブを混入させて製造する
ラピスの魔女の秘薬の一つである
また筆も七種類の動物・魔物・人間の毛を使って拵えられた特製品である
先輩魔女は後輩の素肌に肩から順に奇怪な文様を描き始めた
276姉妹の術宴-2 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:35:23 ID:xpj83b1u
両肩から仄かな胸の谷間を通り、すっきりとした腹の上へと筆先は
オリーブ色の線画を描いて行く
「あぅ・・」
「動いてはだめ! 我慢なさい」
腰の辺りを毛先に撫ぜられて、思わずぞくっとさせる後輩魔女
彼女の呼吸を注意深く観察しながら、乱れぬよう一筆、一筆
慎重に描いて行く先輩魔女に叱られる
不思議な染料はまったく滲むことも、垂れることもなく
十代半ばのまだまだ青さの残る肌に文様を浮かび上がらせていた

やがて筆先は、ほっそりとした太ももに差し掛かった
「んんん!・・」
無駄な肉のない太ももの上から外側にかけてすらすらと線が描かれ
抽象的な画となっていく
姉同様、この場所が敏感な彼女は思わず眉間に皺を寄せる
これまでに描かれた場所は一様にじんわりと熱を持ち、
それだけでもむずむずするというのに太ももを撫で回る生温かい感触は
さすがに堪え難かった

「まだまだ、これからよ
 一番敏感な個所に記す作業が待ってるのだからね」
そういうと膝、脛、そして足の裏へと筆を滑らせた
「きゃ!はは!」
「ほら! じっとしてなさいと言ってるでしょ!」
「だ・・だってぇ・・」


先輩魔女はこれまでよりずっと微細な筆を取り出した
「はい、それでは脚を開きなさい」
「・・・はい」
幾分の不安の色を声に滲ませながら大きく脚を広げ
毛のまばらな未開の少女の部分を先輩の前に曝す
ぬつっ・・と筆先が当てられた
「わう!・・」
大きく身が跳ねそうになるのを必死で堪える
と先輩魔女はお構いなしに太ももの内側から若葉と未開の園を挟むように
反対側の太ももまで、すぃぃ・・と神秘的な図形を描いていく
「あ・・ああ・・」
股の間のじ〜んとした感覚に、これまでとは違う熱っぽい息を吐く少女

さらに身体を裏返され、うなじから背筋を一直線になぞられる
「うひゃ・・」
小ぶりでツンと張った尻にも、魔物の顔のような文様を描かれ
もう一度、表にされ最後に額にも図形を描き、ようやく筆が離れた

「さて、それでは施術を開始します」
いよいよ先輩魔女が乗りかかってきた、ぴったりと寄り添う女同士の肌
「せ・・先生」
「肌に描いた文様を全て身体の内に浸透させます
 ここからは我慢はかえってよくありません
 感ずるままに身も心も開放するのです、いいわね?」
277姉妹の術宴-3 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:38:23 ID:xpj83b1u
「う・・ ふう〜・・」
ベッドの上で溜息を漏らす少女
その肌の上を彼女より一回りほど年上の女の肌が揉むように蠢いている
先輩魔女は呪詛を唱えながら、指で、 太ももで、 乳房で・・ 
後輩魔女の肌の文様や図形を適度な強さと優しさで圧し摩る
「このように、全身を使ってスキンシップを図りながら
 行うことが・・重要なの」
「はい・・先輩 ふふ・・ん  いい・・心地・・」
マッサージされた個所の文様が、ぼぅ・・と彼女の体の中に溶け入って
消えていく
その瞬間、その部分に炎のような感覚が走り、嗚咽が流れる
「は!・・ぅ」


やがて、全ての図形、文様は彼女の体内に浸透し
描かれる前の元の綺麗な肌に戻っていた
しかし、少女は身体の表面を紅潮させ、熱そうな溜息をしきりに吐いていた
「あ・・ 熱い・・ 何かが・・ 身体の・・中を・・ 流れて・・いくぅ」
「中々良好な反応です」
「せ・・ 先生・・ わ・・私の・・ 体・・ いったい・・・」
「今、あなたの体の中を魔法のエキスが駆け巡り
 古い血、悪い血、邪気を漉き取っているのです
 しばし、そのまま」
「ふ・・ ううん・・」
体内で起こっている異様な感覚に眼を細め、身体をもぞつかせる後輩に
さらに説明を続ける

「ゼリースライムを利用した清拭は所詮表面だけのもの
 この濾身術では体の内側から、汚物や老化物を取り除き
 表面をも清浄させます
 その際、心の通う相手であるほど高い効果を得られるのです」
「さて、それでは、あなたの体内に溜まった悪い血を吸い出すと
 いたしましょう」

先輩魔女は、口を一度濯ぐと、はぁはぁ・・と息を荒げる後輩魔女の肌に
顔を近づけた
後輩の肌のかつて文様のあった場所に、ちゅっ・・と唇をつける
次いでずぅ〜・・と啜り上げる音が窄めた口の中で響いた
「あぁ・・ん」
肌を吸われて、声をあげる後輩
先輩は口一杯に何かを吸い取ると傍らの壺の中に、でろぉと吐き出した
塗る前の染料の色と殆ど変わらない液体だ

「ふむ、まだ若い所為か、それほど汚れた色はしてないわね
 匂いもないし
 まあ、あなたくらいの年齢だと新陳代謝が旺盛ゆえ
 自然に老廃物は体の外へ出て行くからね
 おまけに異性とのイザコザも未体験で、心が荒ぶ理由もなしと
 いうわけだわね」
やや若さに嫉妬気味の彼女、再び後輩の体に吸い付く

「ふふ・・・ なんでこんなにスベスベなのかしら
 ちょっと悔しいわね・・・」
「ああん・・」
つねるように吸われて、十代魔女っ子はくすぐったさに身を捩った
そして体中くまなく先輩のキスマークだらけにされていくのだった
278姉妹の術宴-4 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:40:34 ID:xpj83b1u
最後に布で綺麗に拭き取られる
「はい、これで終了です どう? 今の気分は」
「はい、先生・・ 何だか身が軽くなったような」
ぺろりと自分の肌を舐めてみる
「うふふ・・ 赤ちゃんみたいにすべすべ
 自分の肌じゃないみたい」
「さて、それでは、今度はあなたが私に行う番です
 文様の型は、そこの教本を見ながら・・
 最終的には全部、丸覚えしてもらいます
 では始めましょう」
先輩魔女がごろりとベッドに横になった
自分とは段違いに成熟した女の裸体をまじまじと見つめる後輩魔女

「ふふ、 あなたと違って、私はそれなりに悪い血が出ると思うわ
 ここしばらくぶりだから  
 赤黒いどろどろで、鼻の曲がりそうな匂いがするかも 覚悟してね」
「・・・先生、そんな楽しそうに言われても・・・」


********************************


一週間が過ぎた

「ちぃ姉さん、おはよう 気分はいかが?」
明るい笑顔で妹魔道士が尋ねる

「あぁ・・ メドゥーサ、あまりいい気分でもないな」
「あらそう でも食欲はあるみたいね」
「体の具合は悪くとも、腹だけは減るからな・・
 それにしても今朝は、心なしか静かな気がするが」
「うん、 大姉さんがハリバッドさん達連れて、仕事に出かけたのよ
 一週間ほど戻らないそうです」
「・・・そうか」


「ところで姉さん、今日は起きたまま治療を施そうと思うの」
唐突に提案する妹、これまでは姉が寝ている時に例の濾身術の一部を
行っていた
勿論、本人はそんなエロチックなことをされてるとは知らない

「別に構わないが、何やら不可思議な治療のようだな」
「え? なんで、そう思うの?」
「おまえの目つきでわかる
 その三日月眼は企んでる時の表情だ」
「え?・・・」
「安心してください まあ、不可思議なのは確かに当ってるかも
 しれませんが、我々を信じてください」
横から、先輩魔道士が助け舟を出す
彼女がいなければ、疑り深い姉は自分の面子もあり
治療を承諾しなかったかもしれない
279姉妹の術宴-5 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:43:47 ID:xpj83b1u
「それでは姉さん 寝巻きを全部取ってください」
「ん? そうか」
するすると着ているものを脱ぎ捨てる姉
爽やかな色気と成熟した艶っぽさの融合した輝くような肢体が露になる

「ふふ、惚れ惚れするほど長い足・・ 何時見ても素敵・・」
「ん? ・・・からかうなら、着るぞ」
「あ、いえ」
短気な姉をどうにか宥めて、仰向けに寝かせる 
そして、例の壺入りの染料と筆を取り出した

「それを、まさかおまえが塗るのか?」
「そうです姉さん」
「妹さんの腕を信じてあげてくださいな、私が徹底的に指導しましたので」
「う、・・そうか」
姉御自身姉さん子で、上の長姉に逆らえない性格
同年配の魔道士の台詞が長姉と被り、大人しくせざるを得なくなる

「それでは、ちぃ姉さん、 じっとしていてくださいね」
姉の素肌にオリーブ色の染料をたっぷり含んだ筆がぽしゅ・・と乗せられた
身を持って教わった通り、肩から線を描き始める
か細い手指が筆を巧みに操り、オリーブ色の線画はほどよい膨らみの
谷間を縫って、しなやかな腹筋の上をトレースする
きめの細かい肌の上に神秘的な文様をすりすりと描いて行く
「ん・・」
「姉さん、くすぐったいですか?」
「いや、少しな・・」
「うふふ、でも私よりずっと我慢強いです」
「・・・妙な・・インクだな 変に温かくて・・
 おまけに全然、垂れも滲みもしない・・ 何で出来てるんだ?」
「秘密です、姉さん」

妹の筆先は、姉の男女別なく溜息をつかせる長大な美脚へと走って行く
「んお!」
「あ! 姉さん、動かないで」
毛先に太ももを撫ぜられ、妹の時と同じようにぴくんと跳ねる
「さすがに・・ かゆいというか・・ ぞくぞくしたぞ」
「姉さん、我慢願います 姉さんの場合、特に膝までが長いので
 慎重に描かないといけないから、少し時間かかるけど・・」
「・・・あっさり、言うじゃないか・・ 何の意味がある模様か知らんが・・
 んく!・・」
姉の苦情を無視して、白く長い均整のとれた太ももの上に妹は
ゆっくりと鮮やかなオリーブ色の線を引いていく

「ふふ、やはり姉妹ね・・」
脇で見ている先輩魔道士が微笑ましさに顔を綻ばせた

ようやく上腿に描き終わった妹の筆は、膝から脛、足の裏へと滑って行く
「く!ははは!・・・」
「ああん!姉さん線が曲がってしまうじゃない・・」
「つくづく姉妹ね」
また先輩魔道士が笑った
280姉妹の術宴-6 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:46:34 ID:xpj83b1u
「それでは姉さん、脚を開いてくださいな」
微細な筆に壺の染料をまぶしながら姉を促す
一瞬、ちらりと横目で先輩魔道士の顔を見てから無言のまま脚を開く
どのみち開かされることになることを承知してのことだった

「見れば見るほど、長い脚
 ええと・・ 付け根から膝までの大体4/3の位置は・・ この辺ね」
「う!」
ぬつっ・・とした感触を太ももの内側に受けて姉が跳ねる
「姉さん、我慢して・・ ここは大事な図を描かなきゃならないから」
「くぅ・・」
妹は真剣な眼差しで筆を操る、艶やかなキャンパスがぴくんと跳ねる度に
筆を止めやり過ごす
毛先が恥丘の上に差し掛かる
((ここが・・・舎弟さん達と、深く愛しあった姉の・・・))

繊細なタッチで姉の香り立つ濃い桃色の丘にオリーブ色の複雑怪奇な
細い筋を描き込んで行く
本人の表情をちらちらと観察しながら、慎重すぎるくらいに筆を運ぶ
そうして姉の女の花園を挟んで反対側の太ももまで神秘的な図形が
浮かびあがった

「うん、よく描けてるわ 私より上手いわね」
「えへへ・・」
作業を覗き込む先輩に褒められ照れる後輩
「照れてないでさっさとやれ!」
「あ、はい・・ 姉さん では、うつ伏せになってください」

うつ伏せになった姉の短い髪を手で避け、うなじから背筋に
筆を走らせる妹
「あら、姉さん、くすぐったくないのね
 普通ここを撫ぜられるとぞくぞくするものなのに・・
 さて、それでは姉さんのお尻に顔描いて・・」
「おい、これは本当に治療なんだろうな?」
「ほ、本当です! ふざけてるわけじゃないです
 それじゃ、もう一度仰向けになって、おでこに描いたら終わりです」


すっかり文様だらけになった己の体を眺め、溜息をつく姉
「まるで、刺青だな・・ ん? なんだメドゥーサ、おまえも脱ぐのか?」
ローブを外しはじめた妹に、あからさまに不審の色を浮かべる姉

「姉さん、実は・・・」
遂に治療の目的と今後の処方内容を告げる妹と先輩魔道士
案の定、姉は燻ったが、粘り強く説得を続ける

「あたしは別に・・男なんざ、もう・・・」
「姉さんお願い 前向きに考えて・・・」
それでもどうにか治療を続けることだけは承諾させた
やはり年配魔道士の説諭が大きかった

「あたしの気は・・ こんな治療くらいで、変わらないさ・・」
「姉さん・・ どうか、気を静めて・・」
そっぽを向く姉の長躯に全裸の妹の小柄な体が、ぴたりと寄せられた
281姉妹の術宴-7 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:48:56 ID:xpj83b1u
顔の造詣こそよく似ておれど、まるで体格の違う姉妹
妹は姉に覆い被さるというより、チョコンと纏わり付いてる印象

「それでは、姉さん 姉さんの体の中の悪いものを濾過させるね」
妹の肌が姉の肌の上でうねうねと蠢かし、描かれた文様を圧し擦り始めた
「ん・・・」
揉み合う女同士の肌、姉は心地良さに思わず声が出そうになる
「姉さん・・ 我慢しないで・・ 自然に感じてね」

小柄な体が長身の上を伸び上がるように精一杯駆使され
その肌に描かれた文様を刷り込んで行く
「く!・・うぅ・・」
ぼぅ・・と、マッサージされた文様が体内へ浸透してゆく度
その部分に炎のような感覚が走り、姉の口から嗚咽が流れる

自分に乗りかかり、懸命に身を捩る妹の瑞々しい肌の感触・・
妹の縦長の臍が、姉のより縦長の臍をまさぐり
発育途中の胸の膨らみが、美しいカーブを描く乳房と揉み合う
放散される甘酸っぱい少女の香り・・
いつしか姉の身から力が抜け、安らかな息が毀れた
「ふぅ・・ メドゥーサ・・・」
「何? 姉さん」
「おまえは、 相変わらず軽いな・・・」
「姉さんは父さん似・・・ 私は母さん似だから・・
 一生小柄なままかも・・
 スタイル抜群の姉さんがうらやましい・・・」

やがて、小さな妹は長い姉の全身をくまなく這い回り、全ての文様を
その身中深く溶け込ませたのだった

「くぅ!・・ 熱いぞ! 体の中を・・ 何か、流れてる・・ような・・」
「姉さんの体の中を魔法のエキスが循環しながら、悪い血や邪気を
 漉き集めてるの、もう少し我慢してて」
「ぬぅ・・」
姉は長大な身体をひくひくと痙攣させるように震わせていた
((不思議だ・・ 身体は痺れてるのに・・
  何か段々楽になっていくような・・・))

「それでは姉さん、お待たせ
 今から姉さんの中の悪いもの・・ 私が全部・・・」
元の白さを取り戻した姉の肌に妹の可憐な唇が近づき、
ちゅぱっと吸い付いた
「な! おい・・」
驚く姉を他所に、頬を窄めてずぅー・・と吸いたてる妹
すぽっ・・と頬を膨らませた顔を離し、傍らの壺にでろぉ・・と吐き出す

壺の中を覗き込んで先輩魔女が鑑定する
「うん、だいぶいい色になってるわ
 四日前、寝てる時に処方した時は、すごい色と匂いだったけど」
「でも、まだ例の魔道士によって染みつけられた邪気が残ってるわね」
282姉妹の術宴-8 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:51:00 ID:xpj83b1u
「・・・あたしは寝てる時に、こんなことをされていたのか
 もしかして、妙に気持ちいい夢を見ていたのはこれの所為か」
「まあ、ほんとに? いい傾向だわ
 さあ、メドゥーサ お姉さんの清浄をお続けなさい」
「はい!先生」

ちゅぱ・・ ずずぅ〜・・
姉の身体の上で、淫靡な吸う音が鳴り響き続ける
「ふぅ・・ なんだか、妙な気分だ・・」

と、唐突に妹の唇が姉の乳首をちゅっと捕らえた
「わ! そこは、文様は無かっただろうが!」
「うん、ごめんなさい姉さん あんまり綺麗だったから、つい」
「ふぅ、 ふざけるなよ・・」

妹の柔らかい唇の感触は尚も続く、姉の身体を纏わりついて丹念に
磨いて行く
揺れる銀色のツインテールをくすぐったげな眼差しで見つめる姉
「・・子供のころ、よくじゃれあったな
 解剖するのはあたしのほうで、おまえによく泣きべそかかせた」

妹の唇は長い脚の間に潜り込み、股の付け根に狙いつける
「やれやれ・・ そんなところを本当に吸われるのか」
「一番大事なところです では」
剃られた跡がまだまだ生々しい、陵辱の疵を残す場所に
妹の口がちゅくぅ・・と咥えついた
「う! くぅ・・」
「んん・・ ねぇふぁん・・ ぜんぶ・・ きれいに・・」
身を逸らす姉、じゅる!ちゅる!ちゅる!・・垢と邪気を吸い捲くる妹
実はここを清浄するのは今回が初めてであった

((ん・・ ん・・ 姉さん・・ 姉さんを犯した男の邪気・・ 
  全部、この私が・・ 吸い出してあげるね・・・))
ず!・・ ずず!・・
一心不乱に姉を啜る妹

「くぅぅ! もぉ、いい! もぉよせ!・・ あ・・ ああ・・」
いつしか姉は、あの声を上げ始めていた


でろぉ〜・・・ 壺の中に口一杯含んだものを吐き出す妹
「うわ!」
「げほ! げほ!」
一同、猛烈な匂いに咳き込む
ことに妹は異臭に耐えながら吸引を続けていた所為で、涙と鼻水まで
滲ませていた
先輩魔道士が鑑定するまでもなく、外に捨てに行く
283姉妹の術宴-9 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:53:15 ID:xpj83b1u
「・・・あんな、臭い物が・・ あたしの中に・・」
「えほ・・ けほ・・ ええ、あれが邪悪な魔術によってもたらされ
 姉さんの身中にはびこる邪気を含んだ匂いです
 例の男以外受け付けないよう永遠に身体を縛り続けるものです」
「・・・」
「勿論、一度や二度で取りきれるものでないから
 毎日、私が姉さんを清めます」
「・・おまえ」
相変わらず咳き込んでる妹を見つめる姉、その目は明らかに当初
治療を嫌がった表情は失われていた

「ふふ、いい雰囲気になってきてるわね
 さあ、あと少し、 メドゥーサ、お姉さんを綺麗にして上げなさい」
「はい・・」
外から戻って来た先輩魔道士が姉の変化に好感触を得る
妹はうがいをしたあと、再び姉の身体に取り付く

「最後の仕上げよ姉さん、目を瞑ってくださいな」
言われた通りに従う姉、妹が姉の額にキスした
彼女の頭の中にはびこる邪気の吸出しにかかる

「姉さん・・ 舎弟さん達のこと・・ 思い出してあげて・・
 あの卑劣な魔道士に・・ 負けないで」
じゅじゅぅ・・妹の口の中から、何とも言えない嫌な匂いが漂い出す
「姉さんを苦しめる・・ 悪い気・・」
妹は何食わぬ顔で、それを己の口の中に吸い取り続けた


「終わりました姉さん 気分はいかが?」
久しぶりに見る姉の爽やかな顔を見ながら尋ねる妹

「そうだな・・」
すっ・・と姉の手が伸びて妹の腕を掴んだ
「あ!」
軽々と引きずり込まれる小柄な身体

「ね・・、姉さん」
「さんざん治療してくれて、ありがとうな
 お礼に、今度はあたしがお医者様になってやろう」
「え? あ!」
あれよという間に、くちゅぅ・・と湿った音が響き、
妹の唇は姉の唇に掠め取られていた

「あんな臭い物をさんざん味あわせてしまった
 ・・・さぁ、舌を出せ」
姉の剣幕におずおずと舌を伸ばす妹、それに姉の舌が絡みついてきた
「んん!・・・ ねえ・・さん・・」
くちゅくちゅと接吻を交わす姉妹

「ね・・えさん・・ 子供のころとは・・・だいぶ違う・・・
 こんな・・ふうに・・ 舎弟さん・・たちと くちづけを・・」
「だまれ・・ おまえの唇は・・ 昔から・・あたしのものだ
 さあ・・ 口の中・・綺麗にしてやるぞ・・・」

姉は妹の頭を抱えて、その舌をさんざん舐めしゃぶり、涎を試飲すると
同時に自分の涎を喉に流し入れた
284姉妹の術宴-10 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:55:35 ID:xpj83b1u
「ぷはぁ〜・・ はぁはぁ・・」
「まだまだお礼はこれからだよ、メドゥーサ」
「あ・・ 姉さん 相変わらず過激な照れ隠し・・」
姉は妹の身体に取り付き、その唇が膨らみかけた胸を捕らえる
「あ! ああん! 姉さん」
「さっきのお返しだよ」
ツンと張った、無垢の乳房を姉の口が揉みしだく

「ああぅ! 姉さんも・・ こんなふうに・・」
「んぐ んく あたしは・・ もお、男なんか いらない・・」
ドサリと妹を押し倒し、シーツに磔にする

「姉さん・・ だめ・・ そんな考え・・」
「メドゥーサ、 童心に帰ろう」
「う! うぅん・・」
姉の長大な手足が妹の華奢な身体を絡め取り、指と舌で肌を撫ぜ始めた

「ふふ・・ かわいいケツしてんね・・ 我が妹は」
「あ! いや! ちぃ姉さんん!」
逃げ出そうともがく小柄な体躯を体格差でなんなく押さえ込む
姉に青さの残る尻を舌と指で可愛がられる妹

「やだぁ! やめて! おならが出ちゃうぅ」
「かまわん 許す」
あくまで妹の尻を姉は長い舌で舐めまわしオモチャにする

「今度は前だ」
表にくるりと返され、太ももを抱え込まれて少女の部分に
鼻を挿し込まれる
「あん!」
「・・・ここに、男の汚い物を挿させやしない・・・
 おまえにはそんな思い、絶対させない」
綺麗な縦筋をぺろりと姉の舌先が穿った
「く!・・」
蕾みを姉の口に摘み取られ、華奢な肩をプルンと震わせる妹

「あぅ・・ はぅぅ・・ いい・・加減に・・ して・・
 大姉さんに・・ 言い・・つけるから・・」
「ふふ・・ 一丁前に溢れて来た」
肩をわなわなと震わせながら滴らせる妹を、姉はじゅるじゅる・・と賞味した
「うん 美味いぞ」
「くうぅ!! ちぃ姉さん・・ 昔からいじわるぅ・・」
「なん・・だと? いじめっ子から、守ってやってたというのに
 ・・もっとやってやる」
「あ! ふぅ・・」


「今のところは仕方が無いわね、
 人肌を受け入れるようになっただけでも上等」
じゃれあう姉妹を置いて、先輩魔道士はそっと立ち去った

「はぁ・・ はぁ・・ ちぃ・・姉さん・・ もぉ、やめよ・・」
「だめだ」
妹は姉の気の済むまで愛玩された
この日以降、治療と対で二人の日課となるのだった
285姉妹の術宴-11 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:57:40 ID:xpj83b1u
また一週間が過ぎた

「はぁ・・ はぁ・・ ちぃ姉さん 大姉さんと舎弟さん達・・
 帰って来た・・そうよ」
「ふぅ・・ そうか」
窓から差し込む朝の光に包まれながら、姉妹は隠すもののない白い肌を
輝かせていた

「姉貴には・・ ばれるな あたし等の・・やってること」
「それでは、今度から・・控えめに・・」
乱れたシーツの上に横向きで重なり合う長さの異なる裸身
姉は妹をしっかりと抱いていた

あれから治療の甲斐あり、姉の身体からは殆ど邪気が出なくなっていた
妹のほうは、姉の指と舌ですっかり悦びを得られるようになっていた

「それじゃ・・ 最後の仕上げいくか」
姉のしなやかな指が、妹の蕾みを挟んだ

「あう! いや! 声で舎弟さん達にも、ばれちゃう!」
「こうすれば問題無いさ・・」
「あ・・・」
姉は妹の口を己の唇で、むちゅ・・と封をした
「んん!・・」
妹をいかせることに悦びを感じる姉の指がせわしくなる
「ん! んん!!・・」
「んふ・・ いっちゃいな・・」

「んんん!! んんっ!・・ん〜〜〜〜〜!!!」
妹はいかされた
姉の口の中で舌をぎくぎくと痙攣させ、股の間の姉の指を
潮でべとべとにさせた

*******************************

・・・さらに一週間が過ぎた

村を見下ろす丘の上に腰掛け、ぼんやりと風景を眺める短足舎弟
大姉御と足長舎弟は連れ立って仕事に出かけて行った
彼は今回は足手まといになりそうだと申し出て、誘いを断り
居残ることにしたのだ

「あの事件から三週間か・・・」
あれ以来、姉御の顔を見ていない
彼女と出歩き始めて一年あまり、これまでは一日足りとも
言葉を交わさない日はなかった

今回彼が旅を断ったのは、日毎に脳裏に膨らんでいく不安が
耐え難いものになり、仕事にとても集中出来ないと感じたのが
理由であった

「姉御・・・ もう二度と、顔を合わせちゃくれねえのか・・姉御!」
舎弟は頭を抱えた
286姉妹の術宴-12 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 15:59:28 ID:xpj83b1u
「あなたがハリバッドさん?」
不意に話し掛けられ、そっちを向く短足舎弟
「え? ああ、これはラピスの魔道士さん 何か用っすか?」

黒髪の大姉御と同年輩の魔女は彼の隣に腰を掛けた
一呼吸おいて口を開く
「あなたなら彼女を完全に元通りに出来ると思うの」

唐突な物言いに呆けた顔を緊張させる舎弟
「どういう・・ ことっすか?」
「最近、彼女、寝言で”ハリバッド”とよぶことが多いのよ
 聞くとあなた、彼女の最初の男性なのだそうね」
「へい、成り行きでそうなりました」
舎弟の顔をじっと見つめる魔女の目が険しくなる

「彼女はあなたに救いをもとめている
 でもそのこと自体に本人は気付いていない
 しかし、今手を打たないと、そんな思いも風化してしまう
 可能性が高いの
 あなたにそれに応える勇気があるかしら?」
「へい! もちろん!」
「簡単じゃないわよ
 激しい罵倒暴言、時には手を上げられる
 彼女の性格からして大いにあり得るわ、 あなた、耐えられる?」

『ハリバッド』こと短足舎弟は、くっ!と襟を正して見せる
「馴れてますから、そんなぐらい」

*******************************

「・・・なんだ、おまえは」
「姉御・・ お久しぶりっす」

部屋に通され、三週間ぶりに顔を合わせるコンビ
しかし姉御は目も合わせようとしない

「出て行け・・ 部屋が臭くなる」
「姉御・・」
「出て行けと言ってるのが聞こえないのか!!」

水差しの中身を顔にぶっかけられる

「ひどい! ちぃ姉さん! あんまりよ!」
横で見ていたメドゥーサをまあまあと押し留める舎弟分
そして姉御ににこやかに頭を下げた

「それじゃ、また来ます」
「二度と来るな!」

わずか一分の面会であった
287姉妹の術宴-13 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 16:01:36 ID:xpj83b1u
「お疲れ様」
部屋から出てきた舎弟分を労う黒髪魔女

「きついなぁ・・ 今までさんざん罵られ馴れてるつもりで
 いたっすけど、あんな顔の姉御は初めてだ・・」
「仕方が無いわ
 今の彼女にとって全男性が敵だから
 時間がかかるけど、頑張って」


翌日・・

「来るなと言っただろう!!」
やってきた舎弟分に前日同様、水差しの中身をかけようとした
しかし生憎空だったので、ことんと傍らに置いた

「出てけぇ!!!」
すごすごと退散する舎弟分

「ふぅ・・ 今日も一分で追い出されちまいました」
「いえ、今日で確信したわ 彼女があなたを必要としてることをね」
「はぁ?・・」


さらに二日後・・

「またお前か、そうやって毎日顔を出せば
 あたしの気が変わるととでも思ってるのか」
「いえ姉御、単に挨拶に寄ってるだけっすよ
 それじゃ、俺はこれで・・」
「待て!」

始めて引き止められる舎弟分、しかしその後姉御の口から飛び出したのは
凄まじい罵詈の数々であった

「間抜け面さらして、よくノコノコ来れるな!
 結局のところ、あたしと寝たいだけだろ!お前は最低だ!人間の屑だ!
 魔物以下だ! 生きてて恥ずかしくないのか!」
「ち!・・ちぃ姉さん! そんな!・・いくらなんでも!・・」
脇で聞いている妹のほうが耐えられなくなって口を開く

「いいんすよ 馴れてますんで」
俯いたまま、押し留める舎弟分

「二度と来るな! 今度来たら鼻っ面へし折るぞ!!」

部屋の外
「ふへ・・」
「大きな進歩だわ あなたの萎縮してるふうな態度も最高の出来よ
 振りでもいいから大切なことだわ」
「あれは自然すよ、条件反射てやつっすから」

ぼりぼりと頭を掻く舎弟分であった
288姉妹の術宴-14 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 16:03:56 ID:xpj83b1u
村を見下ろす丘の上に腰掛け、ぼんやりと風景を眺める短足舎弟
そこへ黒髪の女魔道士がやってきた

「・・今日は十五分一緒にいられたなぁ」
「焦りは禁物よ」
青いローブが横に腰掛ける

「大姉御達、今ごろどうしてるかな
 ミラーの野郎はきちんとサポートしてやがるだろうか」
「だいぶ離れた町まで行ったようね
 何しろ私らに支払う治療費は高額だし、割引してあげるわけにも
 いかないのよそんな権限私には無いから」
聞き流しながら、ふぅ・・と溜息をつく舎弟分
「・・・このまま、俺は姉御と二度と・・ 何だか自信が無くなってくるな・・」
「わかりました では私に任せなさい」
「は?」
「私が自信をつけさせてあげます、さあこちらへ」


少し離れた茂みの中

「はぁ・・ はぁ・・ う!・・ ふぅ」
「んぐ・・ ぬく・・」
木の幹に金縛りにされた舎弟分が下半身全部脱がされ
そこに黒髪を後ろに避けた魔女の頭が咥えついていた

「う・・ ぐぅ ひでぇ・・ 金縛りにして・・ やるなんて」
「んく んぐ・・ 溜めすぎは・・ よくないのよ
 焦りの元と・・なり  失敗を・・よぶの」
紫のルージュを引いた唇が男根を頬張り、上下動させる
魔女の舌がふんだんに涎を含ませ、ぬろぬろと竿中に塗りつける

「抜くわよ・・・」
窄めた口が思いきり彼を扱き立てとどめを挿した
「うぉ!!」
魔女の口の中にどっ!と迸らせる舎弟分
ごく・・ごく・・ 彼のザーメンを味わう魔女

力無く、がっくりと木の根元にへしゃみ込む舎弟分の目の前で
ラピスラズリの団内でも比較的高位を表す金のブローチと
青いローブがふぁさ・・と魔女の足元に落ちる

よく熟れた白い裸身が両手で黒い長髪を掻き揚げて見せる
「うぅ・・」
じゅる・・と思わず舌なめずりしてしまう舎弟分
「さぁ、今度は私の体で抜きなさい」
魔女は、艶やかな身を草の上に投げ出した


「くちゅ・・ぅ・・」
魔女と深く口付けを交わす舎弟分
同年輩でも、大姉御のような大雑把な性格と正反対で、
クールかつ知性的な唇とむぐむぐと吸い付き、ねっとりと舌を絡ませあった
289姉妹の術宴-15 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 16:08:45 ID:xpj83b1u
草の上で寝そべる魔女の肌の上を舎弟分の鼻息が滑って行く
滅多に日に焼かない病的なほど白い肌に包まれた乳房に、尻に、腰に
彼の舌が指を走らせ涎と手垢のマーキングを施していく

「ふ・・ うぅん・・」
こなれた女の部分に鋭い刺激を受けて、ようやくクールな面持ちを崩し
甘い息を漏らす魔女
やがて、男の腕は普段ローブの影に隠された異様に白い太ももを掴んで
思い切り広げ、くの字に折り曲げる

「あねご・・すまねぇ・・」
言うや否や、全開させられた濡れそぼった場所を、固く屹立した男根が
勢いよく貫くのであった

「おぅ!」
「は!・・あぁ・・」

遂に肉体の結合に至った名も知らぬ男女、
しばし脱力し、やがてゆっくりと火を入れて行く
抱き締めあった二つの肉体はずぶずぶと一時の快楽の淵へと沈んでいった

ざわざわ・・と風が草木を揺らす、そこに男女の嗚咽が混じる
茂みの陰で、若い冒険者の浅黒い腰が歳上の女魔道士の生白い腹に
果敢に打ち込んでいた

「は! は! おれは! つくづく! 駄目な! やつだぁ!」
「あ! あ! そんな! そんなこと! ないから・・」
陽光の下で情交に現を抜かす舎弟分と女魔道士
女の乳房が、長い黒髪が、男の動きに合わせて汗を光らせながら乱れ飛ぶ

「この! 性・・交渉は! あ! あくまで! ストレス! 解消!
 く! ふ! さぁ! 存分に! 身を・・軽く! しなさい!」
「う! く! あねぇ・・・ ごぉ・・・」
舎弟分は己の胸中を曝け出し、姉御に邪険にされる哀しい本心を
女魔道士の優しく包む肉体に叩きつけ捲くった

「う!! ぬぅ!!・・・」
そして導かれるまま、そのしとどに溢れる温もりの中で、悶々と滾るものを
どっぷりと抜くのであった
「は・・ ふぅ・・ 濃い・・」
己の膣の中で熱く戦慄く感覚、ごぽごぽと溢れ返る感触
女魔道士は普段のクールな面持ちをすっかり綻ばせ、歓喜の息を吐いた


「勘違いしないで、あなたを面白半分にからかったわけじゃないの」
落ち込む彼の肩をぽんと叩く

「連日連日、あれだけ罵倒を受けて、ストレスが堪らない筈はないわ
 気がつかないうちに精神を蝕まれてしまうものなの
 あなたはよく耐えてる、大したものよ」
「そ、そうかな・・」
ようやく顔を上げる舎弟分に、優しい笑顔を浮かべる魔道士

「立ち直りが早いところも良いところね
 実のところ、私も異性との抱擁は久しぶりだったから、
 とてもよかったわ」
魔道士は舎弟分の額にちゅっとキスした
290姉妹の術宴-16 ◆wZraoCNSHo :2008/06/07(土) 16:11:15 ID:xpj83b1u
姉御と舎弟分が久しぶりに対面するようになってから10日余り経った

「おい・・・
 あたしの鎧やら靴やら装備一式、持ってきてくれないか」
姉御の鋭い視線が実に一ヶ月とちょいぶりに舎弟分に指示を出した

「あ・・ へい!姉御! ただいま!」
短足舎弟は飛んでいって、姉御の冒険衣装を持ち寄った
「・・・手入れが行き届いてる・・
 まさか、おまえが・・?」
舎弟分はにっこりとうなづいた
「すまない・・ ハリバッド・・」
姉御は深々と頭を垂れた

魔獣皮で出来た鎧を纏い、ロングブーツに長大な脚を通す
「新しい弓を手に入れないとだな
 姉貴達が帰って来次第、出発する!」
「へい!」

*******************************

村外れの三叉路、大姉御と足長舎弟、姉御と短足舎弟とメドゥーサ、
それにラピスの黒髪魔道士が向かい合っていた

「仕事として役割りを果たしたまでです
 感謝されるに値しません
 メドゥーサ、あとはあなたが姉君の面倒を見るのですよ、
 それではご機嫌よう」
黒髪魔道士は魔女のシンボルであるフードを被ると、
返答も待たずに歩み去って行った

そして、何時の間にか、すっかり出来上がってしまっていた
大姉御と足長舎弟もここで別れて二人だけで旅立っていくのであった

「姉貴・・ 世話になり・・ました」
「なんだいエウ、らしくもなく敬語なんか使っちまって
 元はと言えば私の責任、治療費のことは何も気にするな」

足長舎弟のほうを向く姉御
「・・姐さん、世話になりっ放しで、結局役立たずのまま
 別れることになってしまってほんとにすいません」
「ミラー・・ 姉貴を頼んだぞ」
「は!姐さん!これより一命かけて師匠をサポートします」

大姉御は横でやり取りを聞きながら思わず鼻を鳴らす
「はい、はい、十年早いよ さてそれじゃ行くかね」
「はい!師匠」

姉御達は各々が小さくなるまで見送り続けていた

(終わり)
291名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 12:18:55 ID:7HqySPfN
つまんね
292名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 17:56:52 ID:r7W8XxjS
GJ!
大姉御と足長が纏まってて吹いたw
もうすぐ終わりなのかと思うと淋しいな
293名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 09:32:43 ID:RdS5umUW
今回評判悪かったね・・
描写があかんかった? それとも百合自体が×だったかな

残り一回気締めて推敲いたしやす
294名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 17:48:39 ID:aMuuACDz
そんなことないよおもしろかったですごちそうさま。
DIONの書き込み規制がいつまで経っても解けないのです。
295名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 22:07:57 ID:5wfey2lq
>>293
気にしない。
296(ノッポ姐と短足舎弟7)草色髪とツルツル頭 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:03:30 ID:6F5MPyHu
和姦
最終回
297草色髪とツルツル頭-1 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:04:35 ID:6F5MPyHu
「ぶあっ!!・・はっはっはっ!!!」
姉御の高らかな笑い声が響く

「・・・そんなに笑うことねえじゃねえスか」
「そうよ、ちぃ姉さん失礼だわ」

笑いの種になってるのは『ハリバッド』こと短足舎弟であった
頭の毛を全部剃られ、フンドシ一丁の姿で、こげ茶色に肌を塗られ
精巧な付け耳に、付け牙に、豚みたいな付け鼻、
ゴワゴワの付け毛を体中に張り付けられているのだ
まさに短足蟹股の雑魚ゴブリンそのものの姿に仮装されていた

「いやいや、よく似合うよ! ぷぷぷ!・・・ 
 あとは匂いの元を振り掛ければ完璧だな」
「・・まったく、髪の毛全部剃られちまって・・ 男っぷりが台無しだ」
「おいおい、恨むならメドゥーサにしろよ
 こいつが仮装させるなら任せてください!なんて言いやがるから
 こうなったわけだからな」
「え?・・・ いえ・・その・・ ゴメンナサイ・・」
姉御の妹の少女魔道士を、短足舎弟がじと目で睨む
気を取り直して説明を始める姉御
今度の依頼は、町の酒屋からのもので蔵から盗み出された酒類を
ゴブリンの集落へ出向いて取り返してくる内容だ

「安物の酒は放棄しても構わないそうだ
 オークションにかける予定の希少品が7種類12本混じってるそうで
 それだけ取り返して欲しいということだ
 所詮相手はゴブリン、正面から乗り込んでやりたいところだが
 生憎、あたしの武器がこれじゃあそうもいかない」
『エウリュアレの眼』の異名を持つ凄腕射手の彼女だが
自慢の魔弓は破損してしまった為、仕方なく安物のクロスボーを担いでいた

「ゴブリンに近づいて油断させ個別撃破していくしかない」
「ばれませんかね・・」
「心配するな、ここまでそっくりなら平気だろう
 やばくなっても退路くらいは確保してやる、安心して死んで来い」
「うぐ・・」


********************************

「思ったより数いるな・・」
「姉御、35匹もいやがりますぜ」
「お前混ぜて36匹か・・ 冗談はさておき、
 これだけ固まっていられると下手に撃つと確実に見つかるな」
山奥までやってきた三人、木の陰から発見したゴブリンどもの集落を伺う

「ちぃ姉さん、私の火の玉で数体づつ焼き払うのでは?」
「まずいな、ここにいるやつらが全部とは限らない
 これだけの集団ともなると、ボス級がいる可能性が高い
 この体裁で出て来られると厄介だ」
298草色髪とツルツル頭-2 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:05:28 ID:6F5MPyHu
考え込む姉御
「よしハリ、お前、さっそく行って、上手く言いくるめて
 2、3体づつおびき出せ」
「な!そんな・・ いきなり難易度高すぎるっス!
 あいつらの夕食メニューになるのが落ちっすよ」

その時、妹魔道士の目の前に頭上の葉から、彼女にとって最強の敵が
舞い降りた

「え?・・ あ! け!けむ!・・ けむ!けむ!けむ!・・・しぃ!!
 いやぁああーーーー!!!!」

横の二人が身を竦めるほどのつんざく悲鳴に続き、
炎の玉がボボォ!!と放たれた
爆発音に、ゴブリンどもが一斉に振り向く
「バカ!・・」
焦る姉御、だが一瞬だけだ、決断は早い

「ご!ごめん!姉さん・・」
「謝るのはいい、お前は浮遊術でさっさと引き返して応援を
 呼んで来い!
 ハリバッド、あたしを縛り上げろ」
「え? あ、へ!へい・・」
「あいつらがここまで来る前にお前があたしを捕獲したように
 見せかけるんだ」

偽ゴブリンは縛り上げた背の高い人のメスを連れて
”仲間”に合流した
脚の速い姉御は逃げることも可能だ、しかし短足舎弟はそうはいかない
穏便に済ますにはそれしか方法が無かったのだった

姉御はゴブリンの生態を熟知していた
こいつ等は人間を捕獲した場合、男はそのまま食材に、
女はさんざん犯してから食材にする
ただし、犯す権利は最初に捕獲した者に三日間委ねられる
それ以降、ボスがいるなら献上され、いない場合はオス全員で輪姦す

((ハリと二人きりになれば、こいつに犯される振りして
 逃げ出す隙が出来るはず))

姉御はそう踏んでいた
 

2m四方ほどの岩の窪みに太い木の枝の格子が嵌っただけの牢内
姉御と偽ゴブリンが二人きり
ただし、格子の向こうには他のゴブリンどもがびっしり
偽ゴブがぼそりと耳打ちする
「・・・姉御、いやに人気者っスね、ゴブリンにモテモテじゃないスか」
「・・・参ったな、 完全に二人だけになれると思ってたのだが・・・」

幾ばくかの沈黙の後、姉御が呟く

「ハリ・・ あたしを抱け」
299草色髪とツルツル頭-3 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:06:39 ID:6F5MPyHu
「姉御・・」
あの陵辱事件から一月半、表面的にはほぼ以前と変わらないほど
彼女は回復していた
強気な視線、蓮っ葉な物言い、捌けた態度、どれをとっても
舎弟分のよく知る姉御であり、残酷な体験をした素振りは感じられ
なくなっていた
しかし時折、物思いに耽るなどそれまでは見られなかった行動もあった
当然のことながら、二人はあれ以来手すら握っていない

「あたしの心中を察して心配してるのか?
 それなら平気だ、気にするな」
一抹の不安はあった
一月余りに渡るラピスラズリの魔道士による治療により、
今の彼女は男性から受ける感触というものを完全に忘れ去っていた
しかし、改めてそれを受けたことによる猛烈な拒否反応と嫌悪感が
復活しない保証はなかった

格子の向こうから薄汚いゴブリンどものハァハァいう声が聞こえる
「ハリ! 現状を直視しろ
 他に方法はない!」
半ば自分に言い聞かせるように、舎弟分を促す

「わかったっス・・ 姉御」
偽ゴブリンは口を近づけようとした
「バカ! ゴブリンがキスしてどうする!
 縄をほどいて、服を引き裂け! ぐずぐずするな!」
「く!・・」

姉御は縄をほどかれ、本物そっくりに見立てた
鋭い魔石を砥いで設えた爪が、彼女自慢の魔獣皮の鎧の止め具を
弾き飛ばし、ロングブーツを縦に切り裂いた
「姉御! もうしわけねえ!」
「よし、それであたしの体を獣みたいに舐め回すんだ」


目の前に姉御の裸身があった

一月半前、あの洞窟で初めて見た白い肌が、美乳が、長い長い生の脚が
彼の瞼に焼きついたそのままが久しぶりに現実のものとしてそこにいた
思わずあからさまに生唾をごくりと呑み込む
姉御は横を向いたまま尋ねる

「どうだ? あたしの身体は・・ 汚れてないか?」
「とんでもねえス・・ 眩しすぎて、目が痛いくらいっス」

姉御は少し照れたように俯く
「・・・ふん、大袈裟だね」
「姉御・・ 失礼しやす」
舎弟分は心の中で泣いた、感動の涙を胸の中で流した
300草色髪とツルツル頭-4 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:07:48 ID:6F5MPyHu
がばり!と姉御に飛び掛る偽ゴブリン
「あ!・・」
いきなり太ももに取り付かれ、べろり!と無遠慮に舌を走らせられる

((あねご!・・ あねごの生脚だ!・・ あねごの!・・))
鋭い義爪で柔肌に傷つけぬよう力の加減を注意しながら、
むんずと足首を掴み、長大な官能美と健康美の調和した曲線に沿って
茶色い禿頭がくんくんと鼻をひくつかせながら、ちゅぱちゅぱと笛を吹くように
吸いたてる

((おぉ・・すべすべだぁ! いい匂いだぁ あねごの匂い
  やっと! やっと、俺の手に・・ 戻って!・・))
姉御の金色の瞳が自身の肌が薄赤くなるほど偽ゴブリンの舌と指に
這いずり回られ、自慢の脚が手垢と唾液に塗れていく様を見つめていた
「い・・ いぃ・・ぞ・・ なかなかの・・演技力・・だ」


偽ゴブリンの口から伸びるざらついた感触が涎を塗しながら、
姉御の体を遡って行く
腰を撫で、綺麗な形の臍を穿り、その上に実る美しい隆起を見やる

((あねごの・・ おっぱい・・))
手頃なサイズの二つの膨らみ、姉御の呼吸に合わせ美味そうに揺れる
それを偽ゴブリンのタラコ唇がむぐ!と食らいついた

「う!・・」
姉御の肩がびくんと震え、鼓動が早くなる
((あねご・・ ドキドキしてる・・))
姉御の心臓の響きをより感じるため、膨らみに醜い顔がぽむっと埋まり込む
((ああ・・ あねごのおっぱい・・ やっこくて・・あったけぇ))

彼女の胸の温もりの中、一方をしきりに手で揉み解し、
顔を埋めてるほうは口でぷちゅ・・と乳首を捕らえた

「んん!・・ ばか! ゴブリンがそんなまね! 
 ばれ!・・ちまうだろ」
びくびくと肩を震わせながら、胸への適度な刺激に思わず彼女も現実を
忘れそうになる

「そうだ・・ あの日・・ こいつに・・こんなふうに・・されたんだ・・」
あの洞窟の中でのことがフラッシュバックし始めていた
偽ゴブリンの舌は再び降下して、姉御の股間にやってきた

((あねごの・・・ おまんこ))

陵辱で剃られた毛もすっかり生え揃い、
彼が初めて男を教えた、そのままが佇んでいた
ちらりと上目で姉御の表情を眺める、金色の瞳が耐えるような色を浮かべ
わざと視線を逸らしていた
301草色髪とツルツル頭-5 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:09:36 ID:6F5MPyHu
((あねご・・ ひさしぶりっス・・ まずは、よぉく解させてもらうっス))

びとり・・とざらついた感触が一撫でした途端、
姉御がぴくん!と跳ねた
偽ゴブリンの舌は何度も萎縮した花弁をなぞり立てる

「うぅ! く! 舐め・・られてる」
一瞬の嫌悪感、しかし・・・
「・・この・・・舌の動き・・・」
強烈にフラッシュバックする姉御

「これは・・ あの洞窟で、こいつに・・さんざん・・された
 あ・・  はぁ・・」
微かに息が荒くなる彼女はこの時初めて気づいた
同じことを、漁師、足長、スライム、メドゥーサにもされた
にも関わらずあの洞窟で彼にされた時の、心の底から崩れ落ちる
ような感覚はなかった

((あねご・・ 滲んで・・きた・・))
自分の唾液とは明らかに違う味のする液体を舌先に感じ、
偽ゴブリンは再びちらりと上目で姉御の表情を確認する

はぁ・・はぁ・・と息を荒げる、細めた金色の瞳と視線が合った
その眼は明らかにもっと続けるよう催促していた

「姉御・・・感じてるんスね」
舎弟分は意識を舌先に集中させた

((・・・こんなふうに・・やられると、確か腰が砕けたっスよね))
「あぅ!・・」

鋭い唸りを上げ、姉御はがくっと緊張した体から力が抜けた
彼の目の前で処女の如く何者も拒絶するかのように閉じていた
花弁がゆっくりと開いて行くのだった

びろ・・ びちゃ・・ じゅる・・ちゅる・・
卑猥な湿った音が狭い岩宿に響き渡る

((うめぇ・・ うめぇよあねご! んぐ! んぐぅ・・))
偽ゴブリンの頭がべったりと姉御の股座に咥え付き、
舌が彼女の花園を穿りながら、蜜を吸いたてていた

「はぁ・・ はん・・」
((なんて・・ 気持ちいぃ・・・ そうだ・・
  あの日・・ あの夜・・ こんなふうに・・さんざんされて・・
  そして、あたしは・・ 女にされた・・))

姉御は肩で息をしながら、己の体を啜られる様を見続けていた
302草色髪とツルツル頭-6 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:11:41 ID:6F5MPyHu
充分な潤度を確認して偽ゴブリンの身体が這い上がって来た
興奮しきった彼の一物を目の当たりにする姉御

「・・・」

毛むくじゃらの手が、汗が滲んで紅潮した太ももを大きく広げた
長い脚の付け根と、短い脚の付け根が向かい合う
其々の凹凸は興奮で充血し、両人の呼吸に合わせて微かにぶれていた

その上のほうで、草色髪とツルツル頭もまっすぐ顔を見合わせていた
むしろ今は偽ゴブリンに扮した舎弟分の顔のほうが緊張していた
「姉御・・」
「そんな面白い顔で、緊張されてもね・・笑っちまうよ」
((笑っちまうよな・・ あんな珍妙なものに・・ 一月もビビってた
  なんてな・・・))

相変わらず鋭い視線ながら、いくらか挑発の色を滲ませる姉御
「平気だよ・・ あんたなら
 冷めないうちに・・ 突っ込みな
 あの時、あんたがしたのと・・同じように」
「姉御・・・」
向かい合った脚の付け根が急激に接近し、ぶれる先端が接触した

「ん・・・」

互いの体温を感じ取る

偽ゴブリンは、数回竿で姉御の花弁をなぞる
すっかり力が抜けてることを確認すると、ぐっ・・と先端を固定し
そのままゆっくりと彼女の入り口を割った

「は! うっ!」
びぃん!と仰け反る姉御

「くぅ・・ 大・・丈夫・・スか?」
一月半ぶりの彼女の花弁の具合に彼も半分上擦り声でその身を案ずる
「へぇ・・ 平気・・ い・・いぃよ
 そのまま・・ 来な・・・」

偽ゴブリンは姉御の腰のくびれをしっかりと両腕で抱えると
そのしなやかな身体に、さらに一段踏み入った

「つ! あぁぅ・・」
一瞬痛そうな声が上がったが、一瞬だけだった

「く・・ 姉御・・」
偽ゴブリンは微妙に挿し引きしながら、姉御のすっかり閉じていた花園に
徐々に熱い芯を通して行く

「うぅ・・ 入って・・くる・・」
姉御は蛙のように広げられた股の間をめりめりと貫かれていく様を
凝視し続けていた

「ん・・ あと・・少し」
舎弟分にいたわられながら、ゆっくりと挿入を受け続ける姉御
やがて二人は無事根元まで結合を果たし、
改めて彼女の胎奥まで彼の形の道がつけられたのだった
303草色髪とツルツル頭-7 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:13:12 ID:6F5MPyHu
・・オオゥ!・・
格子に顔を押しつけて見物しているゴブリンどもが二匹が交尾に至った
ことを確認してどよめく

「ふぅ・・姉御・・」
「ふふ・・ハリ・・」
安らかな表情を浮かべる姉御に、舎弟分もようやくホッとする

「くぅ・・あねご・・ こんな・・きつかった・・スかね」
「おまえ・・こそ・・ そんなに・・ ビクビク・・させるなよ・・」
一月半ぶりの抱擁に早くも身体を熱くさせる冒険者コンビ
「ハリ・・ あの時も・・・ こんな土の上・・ だったな
 あたし等には・・ お似合い・・ なのかもな」



大勢のゴブリンどもの見守る中、背の高い女が偽ゴブリンに組み敷かれ
慰み者にされている
折り曲げられた長い脚の間で、毛だらけのケツがゴシゴシと振られ
青筋立てたグロテスクな一物が哀れな女の体内を惨たらしく抜き挿し
していた

「おぅ・・ おぅ・・ おおぅ」
茶色い醜い身体が吼えながら、白い伸びやかな身体と盛んに交尾する

「あ・・・ あ・・・ あ・・・」
白い肌に土を張り付かせて悶える女
化け物に犯されている筈なのに、顔は紅潮し、半分開いた口から
歯を覗かせていた

「おぅ・・ おぅ・・ あねご・・」
ふと潤んだ金色の目がニヤリと微笑む
舎弟分の中で熱いものがいよいよ込み上げてくる
自分の動きに合わせて気持ち良さそうに息を吐く姉御の
その口を奪い取ってやりたい衝動に駆られながも堪える
偽ゴブリンの女を耕すペースが上昇した

「あ! あぁ!・・・いぃ・・ きもち・・ いぃ・・ぞ」
姉御の悶え声のトーンも上昇する
彼女の脚ががくがくと震え出す、必死で自分を突きまくるツルツル頭の
小鬼を抱き止め、撫でてやりたい衝動を拳を握って堪える

その時、興奮が極に達しつつある姉御の身体に変化が生じた
304草色髪とツルツル頭-8 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:15:50 ID:6F5MPyHu
嵌め合わさった奥、女の胎底で何かが緩み、入り込んでる男が
さらにずずぅと呑み込まれて行く

((ん? んん?! あ! あね!・・ なんか?!
  どんどん!・・はいっ!・・ちまぅ!!))
((え? ひぁ?! な! おい?!・・・
  んは! やめ!・・よせぇ!!))
偽ゴブリンの一物は姉御の子宮口を割り、その中まで貫いてしまった

「ぐぅ!! ああぁ!!・・」
余りの快感に二人して顎を逸らし、目と口を大きく開いて大声で唸った
冒険者コンビは通常では成し得ない深い結合に達していた
そして、それはびんびんと肌を震わせながら、各々の猛烈な刻みあいに
昇華していった

「は! は!! こしが! こしが! とまんね!!」
偽ゴブリンは姉御の子宮口に亀頭と竿を扱き舐められる絶妙な感覚に
律動を操作不能に陥る

「あ! ふぁ!! こしが! こしが! とけそぉ!!」
姉御はゴブリンに犯されてる設定をすっかり忘れ、自ら彼の腰に長い手足を
巻きつける
女の草色の短い髪が汗を散らし、密着した二匹の乳首が揉み合う
姉御と舎弟分は性の衝動の赴くままに腰を振りたて、互いの粘膜を溶け合う
ほどに絡ませ合った

((くぅ! あね! あねご! あねごの!・・・からだ!!さいこぉ!!
  あねごとセックス! もっと・・やる! もっと!もっと!やってやる!))
((はいってる! こいつが・・うごいてる! あたしの中で
  感じる・・ 強く感じる! 
  あぁ!・・うごいて! もっと強く! 速く! つっこんで!・・・))

・・グオオォ!! グオオオォ!!・・
憑かれたように嵌め繰りあう二匹を見て、眺めるゴブリンどもも、
激しく興奮の雄叫びをあげていた

「お! う! でる!! でそぉ! お! ほ! おぅ!」
「あ! ぐ! くる!! なにか! あぅ! はぅ! あく・・」
絡めた腰から発する快愉の波動が二人の頭をどんどん白く染めていく
おっ開いた口から熱い息を吹きかけあいながらいよいよ昇り詰める

「う!ぐぅ!もぉ!で・・ あね!ごぉ!!!」
「あ!! うぁ!・・あはああああぁぁぁぁ!!!!!」

偽ゴブリンと姉御は最も深く繋がった状態で絶頂を極めた

「う! う!」
姉御の子宮の中で射精を遂げる舎弟分、心地よい放出感に舌を垂らして酔う
あの日、初めて彼女に注いだ時以上の感動に包まれながら
姉御への堪りきった想いをどぷどぷとぶちまける

「ぁ・・ ぁぁ・・・」
胎の奥底に滾る感触を受けて舎弟同様、へな〜と舌を垂らし、
心身が充たされる快感に酔う姉御
一滴でも一粒でも残さず彼の想いを受け入れようとしっかり抱き込み
最奥まで嵌り込まれた彼をずっちりと搾った
305草色髪とツルツル頭-9 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:19:14 ID:6F5MPyHu
「はぁ・・ はぁ・・」
「ふぅ・・ ふぅ・・」
激しい交わりの余韻に浸る二人
いまだ姉御と舎弟分は繋がったまま、彼の一物は萎えもせず
彼女の子宮の中にいた

「ふふふ・・ まだ・・感じる・・ あたしの腹ン中全体・・・
 おまえので・・ 打ち震えてる・・・」
「はぁ・・あねご・・ 興奮しすぎちまいました・・」
「うん・・ 久しぶりに・・ あたしのここから、ちょいと懐かしい・・
 おまえの匂いが漂ってる・・・」
「そんじゃ・・姉御 ごちそうさんした・・」
名残惜しげに身体を離そうとする偽ゴブリンの腰を、
ぐっ!と姉御の長い足が抱え込む

「だめ! 抜いちゃだめだ!」
「姉御・・・」
「もっと・・・ もっと、するんだよ」
「くぅ! あねごぉ!・・」
実は全然やり足りない舎弟分は待ってましたとばかり、腰を蠢かし始めた

「う! あ! あ!」
姉御もまた汗と泥塗れの尻を振り始める

((あねご・・ ようやく実感・・できたっス・・
  あねごに・・帰り着いたってこと・・・))
((あたしは決めた・・・ おまえ以外の男に・・
  もう・・二度と・・・ この身を委ねやしない))
((あねご・・・ あねごぉ!・・・
  おれの!・・ おれの!・・))
((ハリ・・・ もっと・・ もっと、おまえの色に
  あたしを、染めて・・くれ!))

子宮の中で愛で合う二人、舎弟分はオスの本能のままに
メスをがっしりと組み敷き、逞しく抱き竦めた
姉御もまたここぞとばかり、むんとフェロモンを発散させ、
自分と交わるオスを溺れさせそうなほど溢れさせて包み込む
もはや、単なる一時の快楽、仲間の絆の確認なんかではない

「ん! ぐぅ! あねごぉ!・・」
「ん! あ! ハリ!・・・」

時を忘れて蕩け合う二人
舎弟分は、姉御の子宮に己の熱い子種を貪欲に植付け捲くる
彼女の内も外も彼の色にすっかり塗り直され、その証拠の
濃い異臭がつがい合った奥から溢れて、牢の外まで漂い流れた
306草色髪とツルツル頭-10 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:20:35 ID:6F5MPyHu
「・・・静かになったね」
牢屋の格子に張り付いていたゴブリンは何時の間にか三匹に減っていた
目の前の狂態に殆どの奴等は勝手に昇天、その場を去っていた
未だに抱き合う二人、姉御がそっと耳打ちする
「おまえ・・そこにいる三匹、中に入れてやんな」
「へ・・へい」

名残惜しげに偽ゴブリンが姉御の体から離れる
格子を一本外して、涎垂らして目を血走らせた三匹がのこのこ入ってきた

「ふふ・・」
姉御は寝そべったまま、腰を捻って脚を広げて見せる
先任者の濃い汁と彼女自身の液が混じって、泡立ち塗れで滴り零れる
雌の股間に血走った目が釘づけになっていた


・・ウゴォォォ!!!・・
奇声をあげて一斉に飛び掛るゴブリンども
次の瞬間、白い脚が長大の鞭と化して舞った
ゴブリンどもの涎と姉御の股間の滴りが空中に飛び散る

三匹の魔物は、断末魔の悲鳴をあげる暇さえなく、其々不自然に首が
捻じ曲がった状態で牢内に転がった

「姉御!お見事! 何時に無く鮮やかっスね」
「感心してないで、弓と矢を取って来ておくれ」
「その前にこいつらの死体始末してくるっす
 それから俺が三匹づつ、おびき出して来ますんで、姉御今みたいに
 スパン!スパン!とお願いしますぜ」
「何だおまえは、やけにやる気充分じゃないか」
「へへ・・ 姉御に勇気を貰いましたんで、今は怖いもの無しっス」
「馬鹿・・・」

偽ゴブリンはジェスチャーで2〜4体づつ姉御のところへ案内し
半分程度に減った段階で弓矢で残りを個別狙撃で全滅させた

「ボスはいなかったスね」
「ただの寄せ集めだったな、どうりで統制が取れてなかったわけだ
 さて依頼品も取り戻したし、帰るとするか・・
 とおまえ上着だけ貸してくれ、さすがに裸じゃまずい」

町に戻った二人、異様な二人組は周囲の視線を釘づけにしたのは
言うまでもない
特に長大な生脚を惜しげも無く丸出しで闊歩していく女に
男どもはことごとく時間を止められた

「う・・ちぃ姉さん、なんて格好・・
 て、ごめんなさい 私の所為よね」
ギルドで応援を募ってる最中だったメドゥーサが平謝りする
さらに彼女の青紫色の瞳が二人を眺めた途端、急に頬を赤らめた
「お二人・・ いたしたのね」

彼女の眼は数日程度遡って過去を見ることの出来る特殊な能力があった
数時間前の二人の山奥での様子が克明に脳裏に再現されていたのだ
「あらら・・ ちぃ姉さん、お腹の奥、塞がってなかったのね」
「まずいのか?」
「はい、将来身篭った場合に・・・
 今度もう一度術をかけ直します」
307草色髪とツルツル頭-11 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:26:03 ID:6F5MPyHu
夜、宿にて
寝床で横になり、ぼんやりと窓から覗く夜景を眺めるメドゥーサ
月明かりに照らされた石畳の上で酔っ払いが数人屯して大声で話す声が
聞こえていた

・・・おい、聞けよ!
   昼間すげえイイ女がいたぜ! 股から下剥き出しの女でよ!
   その足の長えの、白えの、美味そうなのといったら・・・
   飛びつきてえ気持ちを抑えるのがつらかったぜぇ!

・・・もう聞き飽きたよ・・ でもまあ、俺も拝みたかったなぁ・・・

・・・へへぇ〜 思い出すだけで勃ってきちまうぜ
   ああ、あんな女が女房だったらなぁ
   俺ももう少し真面目に働くんだがなぁ・・・


「く!・・ ケツ・・ 舐め回し過ぎだ・・」
メドゥーサの背後で外の与太話の”主人公”の声が聞こえて来た
宿が満杯で部屋を一つしか借りれなかったのである

「あぅ! 穴は!・・よせ!!」
「姉御〜 ほんと美味え、ケツっすね・・」
「うぁ! くうぅぅ・・・ 屁・・ ぶっかけて・・やろ・・か」
声だけで二人が何をしてるか想像がつく
スケベ面丸出しの舎弟分に、尻に被り付かれてるようだ
「もぉ・・ 呆れちゃうわ すぐ横で妹が寝てるのに・・」

やがて、話し声は喘ぎ声に変わり、ぎし・・ぎし・・という振動を同時に
妹の寝床に伝え始めた

あ・・ あ!・・ あぁ!・・

徐々にトーンを上げていく姉のはしたない喘ぎ声
何気なく、妹は身体を起こし、縺れあっている二人を見た

「わ!!・・・ ね!・・ねぇさん・・」

朦朧としていた眼が一気に吊り上り、青紫の瞳が見開かれる
そこに映ったのは、四つん這いになって重なり合う姉と舎弟分の姿
彼の怒張した物が出入りしているのは子供を産む穴ではなく、
汚物を排泄する方の穴だったのだ

「そ!そんな・・ 姉さん・・ 姉さんがまさか!
 肛門で・・交わりを・・」

犬のような姿勢で折り重なって、特異な性交に勤しむ二人
妹の目の前で、突き出された姉の美しい尻を、舎弟分の腰が
ぺたん!ぺたん!と餅のように突きまくる
彼の腕は背後から姉の乳房を鷲掴みにして揉みしだき
横向きの姉と舌を突き出し合って、しきりにヌロヌロとまさぐり合っていた
308草色髪とツルツル頭-12 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:29:28 ID:6F5MPyHu
「なんて・・
 なんて淫靡な顔してるの・・姉さんのあんな顔・・見たこと無い・・」
驚きの目で見つめる彼女に、姉の金色の瞳が語りかけていた

・・あんたも・・いずれ・・
  することになる・・・男が出来ればね・・・

ぎし!ぎし!ぎし!・・ ぱぁん!ぱぁん!ぱぁん!・・

妹の見守る中でアナルセックスを行う草色髪とツルツル頭
二匹の獣を乗せたベッドが激しく揺れ、尻を叩く音も部屋中に甲高く響き渡る
やがて、気持ち良さげに姉を掘っていた舎弟分が、彼女の尻を
潰さんばかりに腰をめり込ませてビクビク震わせた

はぁ! ん〜・・
はらわたに熱い彼の想いを受けて艶っぽい溜息を吐く姉

「もう!・・いや! 今度から、絶対部屋は別々にしてもらう!・・」
妹は布団を頭から被り突っ伏した

舎弟分が姉御の手を引いて浴場に連れて行く
彼女の尻が白い涎を垂らし、二人の歩いた場所に点々と染みをつけていた

冒険者宿といっても実態は酒場や公衆浴場に簡単な宿泊室が付属してる
だけだ
ここも部屋を出て、狭い通路を挟んで浴場がある
ざぷん!という水に入る音、汗を流す音に続いて姉の悩ましげな声が
聞こえ始めた

「姉さん達ったら・・ また始めたのね! なんて仲が良いの・・」
妹はさすがに呆れ果てて、一人眠りにつくのだった


*******************************


あれから一月余りが経った
相変わらず旅を続ける三人

「ふぅ姉御、それじゃ今日中に峠を越えますか?」
「・・いや手前の町で今日はもう休もう」
「・・・」
二日ほど前から姉の様子がおかしいことにメドゥーサは気付いていた

「姉さん」
「・・なんだメドゥーサ、体調なら万全だ」
「だめです! 今日はきちんと診させてもらいます!」
妹の剣幕に仕方なく、その場で問診を受ける姉

「やはり、姉さん・・」
「なんだ?」
「妊娠してます」

一瞬、場が凍りつく
309草色髪とツルツル頭-13 ◆wZraoCNSHo :2008/06/13(金) 17:31:42 ID:6F5MPyHu
「!・・! な! あね! 姉御! に・・ にんしん!!
 まさか・・ お、俺の・・ 子?・・」
「間違いなく、ハリバッドさんが父親だと思います」
「・・・そうか」
慌てふためく舎弟分に対し、意外に冷静な姉御

「ここから、あたしの住んでた町は大体・・」
「姉さん・・」
「帰ることにことにするよ 5年ぶりに親父に大目玉食らいにさ」
「姉御! 大丈夫っス! 姉御は俺が守るっス!
 どんな、おっかねえ親父さんでも平気っス!」

ふっ・・と笑みを浮かべる姉御
「おまえ、”オーク殺しの草色髭”てのを聞いたことあるか?」
「ああ知ってるっスよ! 男子なら知らねえ奴はいないっしょ
 歌にも歌われてるくらいっスからね」
子供の頃に聞いた流行り歌を歌いだす舎弟分

「背ぃの丈は5キュビットォ〜♪ 同じ長さの大剣かつぎ〜♪
 戦士十人がかりのオークども〜♪
 剣一振りで一匹、二振りで三匹、首が舞う〜♪
 草色髭にぃ、輝く黄金(こがね)の眼〜・・・」
そこまで歌ってふと姉御の顔を見る
草色の短い髪と金色の吊り眼がにこやかに微笑んでいた

「今じゃ、すっかりごま塩髭になっちまってるけどな」
「ちぃ姉さんは一番父さんに顔といい性格が似てますからね」
「そういうわけだ、さてそれじゃ行くかい」
「・・・」
先ほどまでの意気込みはすっかり消沈してしまった舎弟分

「心配するな 親父は王城の重戦騎隊にいた頃よりは随分丸くなった
 酒が入らなければの話だがな」
「まあ、こうなっちまったからには仕方が無いだろ
 予め知っておいたほうが心の準備が出来ると思って言ったまでだ
 どうする? それとも、逃げちまうかい?」
「もうすぐ義兄さんと呼ぶことになりそうですね」
メドゥーサも悪戯っぽい眼ににんまりと楽しげな笑み

「義兄さん・・・ 俺が」

姉妹の問い掛けに、ぴっ!と背筋を伸ばす舎弟分

「とんでもねえっス!
 こうなりゃ、鬼の前だろうが!地獄の果てだろうが・・
 どこまでもお供しまっス!」

(終わり)
310名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 17:33:36 ID:6F5MPyHu
これにて、姉御と短足舎弟の冒険は終わりでございます
長らくお付き合い頂きありがとうございました
311名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 19:15:30 ID:PGUdvaAU
gj一番槍。
お疲れ様でした。
ハッピーエンドは大好きです。
大姉御はどうなったんだろう…
312名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 19:34:10 ID:iHjJJPpV
GJ!!!!!
313名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 15:40:40 ID:ixYcj4B8
GJでした。
シリーズ大変楽しかったです。
また何か書いてください。
314名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 10:42:28 ID:UybPAtbq
大姉御はもちろん足長とやり捲くりですよ
彼女のほうが自立心が強く、家出の主犯格として父親から勘当状態なので
身篭っても実家に寄り付くことは無いでしょう

最初の姉御ものと同時に書いてた一本をシリーズ化出来るよう改変中です
今度は野郎が主人公になります
メドゥーサも出てきます、曖昧だった性格設定を固めてるところです
彼女以外の登場人物名無しはきつかったので、今度は全員きちんと名前つけます
315名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:17:29 ID:JrQUIPGF
保守
316名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 00:46:56 ID:KbNsi400
保守
317名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 03:05:27 ID:MHvH3qSr
保守
318名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 08:34:24 ID:dyHHEDtS
保守
319名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 01:00:17 ID:KjUTUO41
魔女ものを投下します。6レスです。
最初と二回目の投下はエロなし、エロはその次からです。
320仔犬と魔女:2008/07/03(木) 01:01:19 ID:KjUTUO41
 
額を探る冷たい手が途切れた意識をくすぐり、ケンダルは目を覚ました。
濡れた手巾が突っ張った彼の頬に当てられ、乾いた泥をぬぐい去る。
「犬の仔かと思うたら、人の子であったか」
やわらかな声がして、ケンダルがわずかにまぶたを開けると、間近に迫った
若い女の姿がぼんやりと浮かび上がる。

深くかぶった頭巾の奥で、雪のように白い肌が、緩やかに結い上げられた黒髪に
縁どられている。長いまつげに囲まれた黒い瞳が、まばたきもせずにじっと彼を
見つめている。
案外若いんだな、とケンダルは地面に横たわったままで思った。
去年の暮れに遠くの領地持ちの男に嫁していった、ケンダルの一番上の姉と
同じくらいに見える。
けれども、彼女が見た目通りの年齢でないのは、眉間に浮かぶ黒い渦状の
文様でうかがうことが出来る。
それは、人とは違う魔女に付けられた神々の刻印なのだ。

「千年を生きる魔女。あんたは……」
どんな想像していたのよりも彼女は違っていたから、ケンダルはその先を続ける
ことをためらった。
しわくちゃの顔に乱杭歯が口から飛び出た、ひどく醜い老婆である魔女。
ぼろぼろの黒い服を着て夜の闇を歩き回り、小さな子供をさらいに来る。
さらわれた子供は魔女の家に閉じ込められて一生出られないのだと、一番上の
姉はケンダルによく話して聞かせていた。
もう年も九つを超えたケンダルには、それが夜寝ない子供を脅すための物語だと
知っているけれど、それでも幼い頃に聞かされた話は、漠然とした恐怖となって
心の隅に残っていた。

だが今、ケンダルの目の前にいる魔女は、恐ろしい感じも不吉な感じもしない。
魔女の衣服は黒く染められてあったが、ふわっとした上着と胴を絞ったスカートは、
目の詰まった毛織物という地味な素材で、彼の姉妹が身につける仕事着と
それほど変わっているわけではなかった。
スカートの裾から覗かせた革靴の先には少し泥が付いていて、彼女は空を
飛ぶこともないんだ、とケンダルは取り留めもなく思った。
321仔犬と魔女:2008/07/03(木) 01:02:21 ID:KjUTUO41
 
――うん。でも、きれいな人だ。
夕方とはいえまだ明るい空と、うっそうとした広葉樹の森を背後にして、魔女は
ケンダルのすぐ脇に屈んでいる。
ほっそりとした姿だけでも魔女の存在は際立っていて、ケンダルは彼女が頭巾を
取って綺麗に化粧をしたらどんなだろうと思った。
彼女のなだらかな肩から伸びた腕は、まっすぐにケンダルに向かっている。
見上げるケンダルに優しい眼差しを向けた魔女は、そっと彼の鳶色の髪を撫でつけた。

「助けを求めて啼いたのは、そなたであろう?」
魔女の浅紅色の唇から静かな問いが発せられた。
ぼんやりと彼女を眺めていた少年は我に返り、自分に何が起こったか、どうしてこんな
泥だらけのまま谷底で寝転んでいるような事態になったか、はっきりと思い出す。

道すがら、足もとが崩れて谷間に落ちた。
急いでもいたし、そう険しくもない山と思って油断していたら、いつの間にか崖の
きわまで迫っていたらしい。
地面が消えたと思った瞬間、夢中でつかんだ木の根っこは、ぽきりと小さい音を
立てて折れた。懸命に足を突っ張らせても、苔がずるりとはがれ落ち、どうしても
落下の勢いは止まらなかった。
もんどりうって全身泥まみれになり、このまま底無しの淵に呑まれてしまうのだと
恐怖に駆られ、叫んだのを覚えている。
その悲鳴を、この落ち着いた女の人に聞かれたのだと思うと、恥ずかしさで頭に
血が昇った。

「上から落ちたか? まだ幼いのに一人で山をうろつくなど、正気の沙汰ではない。
夜の山には魔物も出ると、親や大人たちから聞かなかったか?」
「……あんたを、探していたんだよ」
ケンダルは足首が痛むのを無視して体を起こした。
身じろぎすると、背中を突き刺さった石の破片がぱらぱらと落ちて転がる。
地面から吸った湿気で、背中がじっとりと冷たい。
322仔犬と魔女:2008/07/03(木) 01:03:22 ID:KjUTUO41
 
「話に聞いていたのとは、なんだか違っているけど、あんたが魔女なんだ。
おでこにちゃんと模様があるし、こんな山の中で女が一人で……」
ケンダルは魔女に、にやりとして見せた。
「女が一人で出歩いているのだって正気の沙汰じゃない。そんなことを出来るのは、
魔女以外にはありえないもの。……なあ、でもあんた、おれを閉じ込めたりなんて
しないだろう?」 
「……せぬな」
ケンダルのいささか無礼な質問に対し、魔女は穏やかな表情を変えずに否定し、
そして口元に笑みさえ浮かべた。
「昔話の魔女のように、人間を犬に変えたり蛙に変えたりも、しない?」
「せぬ」

「魔女――魔女アディア」
少年は期待を込めて彼女の名を呼び、彼女を食い入るように見つめた。
「……あんたの名前はアディアだろう?」
「よく知っておるな」
魔女はかすかにうなずいて、ケンダルの視線を受け止める。

「おれがあんたの名前を知っているの、不思議に思わない?」
ケンダルは問いかけ、同時に彼女とケンダルを繋ぐ糸に気付いてほしいと願った。
ひょろっとして手足ばかりが長い、と姉たちはケンダルをからかうけれど、自分が
それ以外に目立った特徴のない平凡な子供であるのはよく知っている。
一族の共通の特徴である、鳶色のくしゃくしゃな髪や、同じ色の大きな目や、笑うと
ことさらに吊り上がる目尻も、魔女の眉間の文様のように、はっきりとした印ではない。
だから彼女には分からないのだと焦れて、ケンダルは彼女の答えを待てず、すぐに
また口を開く。

「あのな、おれの名前はね、ケンダル・オブテクルーなんだ」
彼女が覚えているかどうかは、分からなかった。
ケンダルが知っているのは、姉が話した魔女とは別の、祖父に聞いたもう一つの
魔女の話。祖父の、そのまた祖父、ケンダルと同じ名のケンダル・オブテクルーが
会った魔女アディア。
怪我をした仔犬を拾って手当てをし、犬には同じ種類の仲間が必要だろうと言って、
その仔犬をケンダル・オブテクルーに預けたという。
323仔犬と魔女:2008/07/03(木) 01:04:24 ID:KjUTUO41
 
「ああ。では、ディアント領地の子じゃな」
魔女は目をすっと細め、ケンダルをしげしげと眺めた。
「うん、そう。覚えているんだな」
「忘れはせぬ。……忘れはせぬ、が……」
ケンダル・オブテクルー。つぶやきが魔女の口からこぼれて消えた。

「では、そなたはケンダル・オブテクルーの子か? 孫か?」
「おれは、そのケンダルの……孫の孫だよ、アディア。あんたの会ったケンダルは、
……もうとっくに死んでる」
ケンダルが困惑しながら言った途端、魔女は唇を引き結び、ほの暗い闇の底に
落ちたかのような物思いに沈んだ。
少年の知りえない多くの事柄を呑み込んだままの瞳は、星空にのみ照らされた
夜の湖面のように黒く、また深かった。

「……アディア、あの……」
「なんじゃ?」
アディアはケンダルへと視線を戻し、うながすようにゆっくりとまぶたを揺らめかせた。
「前のケンダルは、もしかして魔女から見ても怖い人だった? うちには代々の
当主の肖像画があるんだけど、その中でも彼が一番ひどいしかめっ面をしてる。
祖父からも彼はとても厳しくていかめしい人だったって聞いた。彼は何か……」

「怖い?」
一転、魔女は小さな笑い声を洩らして破顔した。
「わらわが知っているディアント領地の主はひょうきんな男であった。
しかし、もう四代も前とは。かように時が過ぎてしまったのだな」
アディアは谷間で風に吹かれる黒百合のように揺れて笑った。
だが、その目の奥に言いようのない悲しみが垣間見えて、ケンダルは恐る恐る口を開く。

「あの、怪我をした犬を治して、おれじゃない方のケンダルに預けた、って本当?
耳が垂れてて、全身に黒のぶちがある犬なんだけど」
「そのようなこともあったな、昔の話じゃ」
「その犬はさ、とてもたくさん子供を産んで、今ディアント領地にいる犬はみんな、
あんたが助けた犬の子孫なんだ。その犬たちは丈夫で賢くって良い猟犬になるから、
近隣の領地からも欲しいって、よく貰いに来るんだ」
「そうか、では良かったことだ。ケンダルもそれを望んでいた」
「自慢の犬たちだよ。今度また子供が生まれるんだ。もう何匹かは貰い手が
決まっていてね」
324仔犬と魔女:2008/07/03(木) 01:05:25 ID:KjUTUO41
 
「……ところで、ケンダル」
胸を張ってあごを上げたケンダルが、ともすれば日の暮れるまでしゃべり続ける
とでも思ったのか、魔女はとどめるような仕草をしながら彼をさえぎった。
「ディアント領地からここまでは、子供の足では随分遠かろうに、わざわざわらわを
探して会いに来るとは、何かせっぱつまった要件でもあるのか?」
「そりゃ大事な要件さ。でも、そう遠いってわけでもなかったよ。
親や姉たちに内緒で準備するのは大変だったけど、妹に手伝ってもらったんだ。
それに……、っつ、痛……」
ケンダルは立ち上がろうとして思わぬ激痛に襲われ、体をくの字に曲げた。
痛みをともなって赤く腫れ上がる足首を、隠すように片手で押さえつける。

「そなた、怪我をしておるな」
魔女はケンダルの足首をちらりと見た。両手を差し出して前屈した少年を支え、
低い滑らかな声で彼を気遣う。
「怪我なんかしてない。ほんとに、痛くなんかないんだ。ほら、大丈夫だって」
崖から落ちて悲鳴を上げたうえに怪我までしてたら格好が悪いと、ケンダルは
体を立て直し虚勢を張った。
が、すぐに痛みに耐えられずに尻もちをついて、短い息を吐き出す。

「そなたは口の減らない仔犬じゃな」
どこか面白がるように魔女アディアはふふっと笑った。
「いくらおれや他の人間が、あんたたち魔女よりも寿命が短いからって、犬扱い
するなよ。もとは魔女も人間だったんだろう?」
「あるいは、な」
「だったら……」

アディアは胸の前で優雅に手を振り、なおも言いつのるケンダルの精一杯の
強がりをいなした。
「まあ、なにはともあれ、まず怪我の手当てをせねば。……さ、動けぬだろうから、
おぶってやるぞ。わらわの家に招待しよう」
魔女はかがんだまま、くるりと半回転し、当然のようにケンダルに背中を向けた。
325仔犬と魔女:2008/07/03(木) 01:06:25 ID:KjUTUO41
 
「女が背負って運べるほど、おれは軽くないぞ」
「なんぞ仔犬の重いことがある?」
「……アディア。また、仔犬って言う」
ケンダルは口を尖らせ、振り向いた魔女をにらんだ。
「ふふ……」
魔女は肩越しに笑い、両手を後ろに回して、ほれと促す。

「し、……仕方がないな。でも、本当におれは、歩けないほどの大怪我してるって
わけじゃないからな」
その有無を言わさぬ様相に抵抗できず、ケンダルはしぶしぶという態を装って、
彼女の体躯にしがみつく。
両手を魔女の体の前に回すと、やわらかい乳房がケンダルの手のひらに当たった。

「あっ。……ご、ごめん!」
ケンダルは慌てて誤り、手を引っ込めた。ぐらりと体が傾いて、彼女の背中から
落ちそうになる。
「何を誤る? それより、しっかりとつかまっておらんか」
「う、うん……」
魔女は素早くバランスをとり、小さく息を出してケンダルを背負いなおした。

ケンダルは、今度は危険な場所に当たらないよう慎重に手を滑らせ、体の力を
抜いて魔女の首筋に鼻先を寄せる。
と、彼女の耳の後ろからふわっと漂う甘い匂いが、彼の鼻腔に届いた。
ケンダルの耳の付け根が熱を持ち、どきどきと脈を打った。
頭に血が昇っている。抑えようとしても動悸がますます速まり、ひどく居心地が悪い。
「これ、そのようにもぞもぞするでない」
「うん……」
こういう時、耳たぶと首が赤くなっていると、姉たちがいつもからかってくる。
だから、今もそうなのだろうと、ケンダルは内心で溜め息をついた。

――これこそ、アディアに見られなくてよかった。
魔女の黒髪が半分脱げた頭巾に擦れて立てる、さらさらした音を聞きながら、
ケンダルは心底そう思うのだった。
326名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 01:07:18 ID:KjUTUO41
以上です。

327名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 01:16:54 ID:78nnIzhb
乙です。
続き待っています!
328名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 20:59:24 ID:aXdW1I/5
遅れ馳せながらGJ!
続き待つ!!
329名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 23:37:50 ID:Mer5m0/q
保守。
330名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 07:06:26 ID:W9cLRZaf
保守
331名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 18:29:40 ID:GjkUZ5yF
>>326
御続き待ってます。
332名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 01:00:36 ID:foa/EmTR
>>320の続きを投下します。11レス、エロなしです。
333魔女と少年:2008/07/17(木) 01:01:38 ID:foa/EmTR
 
ケンダルを背負った魔女のたどり着いた家は、山の中腹に抱かれるようにあり、
館と言うには小さく、小屋と言うには大きかった。
古い時代の貴族の狩猟小屋だったらしく、しっかりとした造りをしていて、鹿や熊を
模した石壁の装飾が、長年の風雪に耐えて摩耗し、一部黒ずみながらも
切妻屋根の軒にあり、ケンダルを上からじっと見つめているようだった。

「ケンダル、疲れたであろう?」
「おれは……別に。アディアこそ、大変だったんじゃないのか」
夕方の薄暗がりの中、魔女の家は不気味に浮かび上がり、知らず知らずのうちに
体を固くしたケンダルだったが、逆にアディアが背中の筋肉を緩めたことに彼は気づいた。
「なんの。もう我が家に到着じゃ」
彼女は大仰な正面の扉に向かわず、裏へ回って小さな勝手口から中に入る。
と、ケンダルが目にしたのは、威圧感たっぷりの外観とは程遠い、あたたかな
色合いに満ちた、居心地の良い厨房だった。

赤錆色のレンガの積まれた広い暖炉で、ちろちろと燃える小火が大鍋を温めていた。
厨房の中央には美しい木目の頑丈そうなテーブルが据えられ、窓と反対側の壁には
いろいろな薬草が吊り下がっていた。
そこは、やがて訪れる夜の闇を遮断して、帰宅した者が肩の荷を下ろし、ほっと
一息つきたくなるような小空間で、ケンダルは先ほどアディアが体の力を抜いた
わけを知ったのだった。

ケンダルはアディアに促されて背中から下り、テーブルに据え置かれた二つの
椅子のうちの大きな方に、よじ登るようにして腰を掛けた。
椅子は二つあるのに、彼女のほかは人の気配がないのを不思議に思いながら
周囲を見渡し、椅子に深く座りなおす。
「うわっと、と」
自分でも驚くほどの大きな声がのどから出た。
その白木の椅子は、彼が二人並んで座ってもまだ余るくらい大きかったから、
ケンダルはひじ掛けをつかもうとしてつかみそこね、バランスを崩したのだった。
334魔女と少年:2008/07/17(木) 01:02:36 ID:foa/EmTR
 
「どうした? ケンダル」
ケンダルが上げた叫びに、魔女が驚いた顔で振り返る。
だがすぐに彼女は、後ろにひっくり返った少年を見て噴き出した。
「なんでもない! なんでもないからっ」
彼が慌てて取り繕って返すと、アディアはわけ知り顔で笑い、ケンダルに背中を
見せて暖炉に近寄る。
火かき棒で暖炉の灰を掻き立てる魔女の前で、熾された火が燃え上がった。
本当に彼女には恥ずかしいところばかり見せてしまう、と彼女の後ろ姿を見ながら、
ケンダルは地面に足が届かないながらも居ずまいを正した。

「なあ、この家に一人で住んでいるのか? 他には誰もいない?」
照れ隠しだと自覚しつつ、ケンダルは矢継ぎ早にアディアに問うた。
「今は一人じゃ」
水を張ったたらいを持って、アディアが近づきながら答える。
彼女はケンダルの前にすっとしゃがみ込み、たらいを彼の足元に置くと、
そのまま彼を見上げ、足を出すように言った。
「さ、ケンダル。いや、足は両方じゃ」

アディアが汗と泥でべたべたになった革靴の紐を引っ張り、そっと靴を脱ぎ取った。
それから、やはり真っ黒に汚れた素足をものともせず、片手を足の裏に当てて
固定すると、もう一方の手でたらいの水をすくい、ケンダルの爪先にかける。
「……ひっ」
予想外に冷たかった水に、思わず声が漏れる。
「痛かったか?」
魔女が心配そうにケンダルを見た。
「違う。……水が冷たくて、……でも、平気だから」

アディアはかすかにうなずいた。ケンダルにつむじを見せて、怪我に響かせないよう
ゆっくりと、そして優しくケンダルの足を洗う。
彼女の手の内で作られたくぼみから、透明な冷水がケンダルの足の甲を伝い、
泥水となって下のたらいへ流れ落ちる。
そのしなやかな指がケンダルの足首に触れ、ふくらはぎをこすり、踵を伝って
足の甲をなぞる。彼の足の指の間に細い指先が入り込み、泥と汗を丁寧に拭う。
335魔女と少年:2008/07/17(木) 01:03:37 ID:foa/EmTR
 
――こんな風に母が父の足を洗うのを見たことがある。
ケンダルはどぎまぎしながら、彼女のなすがままになった。
もちろん、アディアはただケンダルの足を洗っているだけで、彼の父と母ほどに
少年と魔女が親しいわけでもない。
彼女との距離がひどく近いようでいて、同時に二人の間で親密さを感じているのは
自分だけなのが、彼にはきまりが悪く、また悔しかった。
――うん、自分が馬鹿みたいだ。
ケンダルはそう思いつつも、彼女の首と肩のわずかな隙間からのぞく鎖骨が、
彼女の手を動かすに合わせてわずかに上下するのを、しばしうっとりと見入った。

「軽い打ち身じゃな。大したことがなくて良かった」
「う……、うん」
やがて足を洗い終わった魔女がその場を離れ、ケンダルはようやく息をつく。
ほのかに痺れる足先を感じながら、慌てて頭を回転させて話題を探す。
作業台の方で使い込まれたすり鉢を用意する魔女を目で追い、少年は口を開いた。
「どのくらいの間、独りでいるの? 寂しくない?」
魔女は振り返り、いささか剣呑な目でケンダルを一瞥した。

「質問ばかりじゃの」
「知りたいんだよ、いろいろとあんたのことが。……なあ、魔女っていったい
どのくらい長生きできるんだ?」
ケンダルは負けずに、腿の間に手を入れて体を支え、身を乗り出した。
彼女の鋭く射抜くような視線は、この家の外観と似たようなものだと、ケンダルは
薄々感づきはじめていた。
「仔猫のような好奇心は身を滅ぼすと言うぞ」
「仔犬って言ったり仔猫って言ったり、どっちなんだ? アディア」
ケンダルは体をよじってけらけら笑った。足先の痺れが全身が広がったようで、
なんだかあちこちがこそばゆかった。浮かれて椅子から転げ落ちそうになり、
また後ろにひっくり返る。
336魔女と少年:2008/07/17(木) 01:04:36 ID:foa/EmTR
 
「ケンダル・オブテクルーは、もっと口を慎むことを知っていたぞ」
魔女は少年のおどけた様子に気色を緩め、呆れたように首を振った。
その表情のまま、近くの壁にぶら下がった薬草をつかみ取り、作業台に戻って
それをすり鉢に入れると、すりこぎを握って手早く膏薬を練る。
すり鉢の内側が深緑色に染まり、鼻の奥を刺激する嫌な臭いが厨房に充満した。
「おれは彼とは違うからね。……それで、魔女は長生きできるのか」
「おそらく、そなたの考えているよりは長く生きているよ」
アディアがさらに別の薬草をすり鉢に加えながら答えた。

「へえ……。それじゃ、アディア……」
――ここが肝心。
ここで失敗しては今までの苦労が水の泡だ、とケンダルは腹の中央に力を込め、
わずかに湿った手のひらを腿になすりつけた。
さらに自分を勇気づけるためにケンダルは、今はベッドで寝たきりになっている
三歳年下の妹――フェイの姿を脳裏に思い浮かべる。
比較的良い状態の日でさえ、青白い顔をしたフェイ。生まれた時から病弱で、
体に負担だからと髪の毛を伸ばすのも、外を駆け回るのも許されない。
フェイはケンダルの出立を心配し、毎晩神々へ祈りをささげる際、一緒に彼の旅の
無事を願うと言ってくれた。
そのうえ、ケンダルが旅立った理由を書いた置手紙を預かり、叱られるであろう
ことも承知で、時が来たら家人に渡すことを引き受けてくれた。
――フェイのために。

「アディア、魔女になるにはどうしたらいい?」
ケンダルはつとめて何気ない風を装って言った。
「魔女に、じゃと?」
しかしながら、アディアは眉をしかめてそれを聞き咎める。
「うん、そう魔女になる方法。……おれでも魔女になれる?」
「ケンダル、そなたは魔女になりたいのか?」 
「おれじゃないんだけど……。魔女は千年生きられるんだろう?」
「そなたのような小さな子供が千年を望むとは、どうしたことじゃ?」
アディアはまたしても首を振って、ケンダルへの困惑を示し、穏やか過ぎるほど
穏やかな口調で聞いた。
「ああ、そう言えば、何故わらわに会いに来たのか聞いてなかったな。
誰かの千年の生を、不死を望んで、そのためにわらわのところに来たのか?」
337魔女と少年:2008/07/17(木) 01:05:36 ID:foa/EmTR
 
「……そんなところ」
「そうか。過去にも少なくはない数の人間がそれを聞きたがった」
アディアは低く答えた後、口を閉じているようケンダルに言い、手元の動きを再開した。
清潔な布に軟膏を取り分ける魔女を黙って見ていられなくて、ケンダルはうつむいて
アディアの洗ってくれた足先を注視する。
フェイが、今日の気分はどうだとしつこく聞かれるのに時々うんざりすることがある、
と小声で教えてくれたように、魔女だってきっと、こういった千年の生について
人から聞かれることに、うんざりしているに違いないのだ。

魔女の近づく音がして、ケンダルの足先に影が落ちた。
薬を塗り付けた布が彼の足首に巻かれ、べとついた刺激にケンダルは悲鳴を
呑み込む。
さらに包帯を巻く魔女をぼんやりと眺めて、言いようのない脱力感にとらわれる。
浮かれた気持ちがしぼんでくしゃくしゃになり、そのまま地の底まで沈んで
しまえればいい、と彼は思った。
アディアはこんなに親切にしてくれているのに、こんなごまかすようなやり方で
魔女の不死の秘密を聞き出そうなんて浅はかな考えだったと、ケンダルは
意気消沈する。
――ごめん。……ごめん。
フェイへ向けてかアディアへ向けてか曖昧なまま分からないまま、心の中で
ごめんとつぶやく。

「さて、わけを話してくれるか? ケンダル」
すり鉢や包帯を完全に片付けた後、魔女はしゃがみこんでケンダルと目線を合わせた。
深い色を帯びたアディアの目が揺らめく炎に照らされ、逃れようのない力を発して
ケンダルを圧倒する。

「妹が、病気で……」
胸の奥の蓋をした部分からこみ上げた言葉は、大きな塊と共にのどにつっかえた。
フェイは大丈夫。魔女になってきっと元気になるんだ。そう自身に言い聞かせて
やっと保っていた希望が、憐憫と同情の入り混じったアディアの眼差しによって
打ち砕かれていくようだった。
ケンダルは急に寒気を感じ、ひざに乗せたこぶしを握り締めて歯を食いしばり、
体中の筋肉をぎゅっと収縮させた。
338魔女と少年:2008/07/17(木) 01:06:36 ID:foa/EmTR
 
「ここ最近、ずっと寝付いたままで……。お医者様がね、魔女にでもならない限り
長生きは出来ないって言うんだ」
ケンダルは首を横に振り、魔女が物言いたげなのを静止した。
「……うん、アディア。魔女にでもならない限りって絶対不可能って意味というのは、
おれだって知っているよ。魔女にでもならない限り、砂を砂金に変えることは
出来ないとか、ドユーカ山脈を一日で越えることは出来ない、とかさ。
でも、もしかしたらって思ったんだ。もしかしたら、フェイが……フェイっていうのは
妹なんだけど、フェイが魔女になれれば、元気に長生きできるんじゃないかって」
魔女の視線を避けてまぶたを伏せると、まつげの間から大粒の涙がこぼれ落ちた。

「魔女になる方法はない。そもそも、なろうと思ってなれるものでもない」
アディアの声もまた、低くのどにつかえるようであった。
「やっぱり、フェイは魔女になれない?」
「もとより人として生まれた身には望むことが出来ぬ」
アディアはいったん言葉を切り、両手でケンダルの頬を包みこんだ。
火照った肌に当てられた手は冷たく滑らかで、その心地良さに少年は目をつむり、
こすりつけるようにして顔を預けた。
「誰かをそばにとどめる方法があるのなら、わらわは今このように一人で暮らして
おらぬよ」
燃えさかる薪の火花を立てつつ崩れる音が、静寂の中にひときわ大きく響いた。

「フェイは死ぬの? その時、おれはどうしたらいい?」
ケンダルは自分の顔がどうしようもなくゆがむのを感じ、うつむいてそれを隠した。
新たに流れる涙がケンダルの頬とアディアの指先を濡らす。
「もし、その時が来たなら、そばにいて手を握っていておやり。
旅立つ者にとっても見送る者にとっても、それはおおいな慰めとなる」
魔女は少年を引き寄せて、そっと抱きとめた。
押さえつけていた喪失の予感と恐怖が、慟哭となって次々とあふれ出る。
「ひっ……、え、ぐ……、……アディア」
ケンダルはアディアの胸にすがりついた。背中を撫でる優しい手が、そうやって
醜いまでに取り乱し、泣きじゃくってもいいのだと教えてくれた。
339魔女と少年:2008/07/17(木) 01:07:37 ID:foa/EmTR
 
「アディアはどうやって魔女になったの?」
とうとう涙も枯れ果てアディアの肩に頭をのせて、ケンダルはつぶやいた。
「わらわと袂を分かち、天に昇った神々の気まぐれ、置き土産じゃ」
魔女の唇の動きと響く声とが、ケンダルの髪の毛をかすかに揺らす。
「じゃあ、本当に魔女になる方法はないんだ。……ごめんな。無理を言ったりして」
「いや、わらわとて、親しい人間との別れはいつまでも慣れぬもの。
ましてやそなたのような幼な子が妹との別れを回避したいと願うのも無理はない」

ケンダルは頭を起こし、差し出された手巾で顔面を拭いて一息ついた。
それから、魔女を真正面に見詰め、黒い瞳の奥の彼女の悲しみを理解したように感じた。
「分かったよ。あんた、そうやってたくさんの人を見送ってきたんだね。
だから、こんなに人里離れた場所に一人で住んでいるのか? たいていの人間は、
あんたを置いていってしまうから。知り合った人間と別れるのが嫌だから」
たくさんの人を見送ってきた魔女がかわいそうで、さんざん泣いたのに、また涙がにじむ。

「あるいはな。……だが」
魔女が何かを思い出したように、ふっと笑った。
指の背でケンダルの頬の涙をぬぐい、返した指先で彼の額に触れる。
「ケンダル、そなた、妹の不死を望むか? それより快癒を望まぬか?」
「え?」
「病気を治せば、魔女になれずとも、人並みの寿命を生きることは出来るかもしれぬよう」

ケンダルはおそるおそる魔女を見つめる。
「そんなこと出来るの?」
「わらわとて無駄に千年は生きておらん。どの道、そなたをディアント領地まで
送らねばならんからな。ついでにその妹の様子を見るのもよかろう」
怒涛のような期待が湧き起こり、また顔がくしゃくしゃになる。
「さても、泣いたり笑ったり、忙しいことじゃ」
魔女は微笑んで立ち上がり、壁にぶら下がっている幾種類かの葉をちぎって、
小さなポットに投入した。暖炉の大鍋の湯を汲んでそれに入れ、糖蜜を加える。
340魔女と少年:2008/07/17(木) 01:08:36 ID:foa/EmTR
 
「アディア。でも、……でも、本当にいいの?」
「よい。ケンダル・オブテクルーには借りがあるからな」
「借りって?」
「そなたの預かり知らぬ所じゃ」
そう言って、魔女はポットの中身をカップに注ぎ、振り向いた。
彼女の顔には柔和な笑みが浮かんでいて、ケンダルはそれ以上聞いては
いけないことを悟り、口をつぐんだ。

「さ、これを飲んだら、もうお休み。明日は早めに出発しよう」
差し出されたカップは手に余るほど大きく、少年は両手でそれを受け取り、
胸元に抱え込むようにして引き寄せた。
なみなみと湛えられた液体からは甘い香りが漂い、ケンダルの鼻腔をくすぐる。
何が入っているのか、粘度のある熱い飲み物を少しずつ飲み干しながら、
魔女をちらちら見上げると、その度に魔女の優しい視線とぶつかる。
「どうした? ケンダル。少し熱すぎたか?」
「ん、そんなことない。すごくおいしいよ」
立ち昇る濃い湯気が鼻の奥につんと沁みるようで、彼は目をしばたかせた。

支えられて連れられた客用寝室の大きなベッドに寝かせられ、ケンダルは
冷たいシーツにくるまった。
お休み、とアディアが言って部屋を出た後、一転二転寝返りを打って目をつむる。
洗いたてのような清潔なシーツは肌にすがすがしく、また何か花のようなかぐわしい
匂いをわずかに嗅ぎ取って、この魔女の持つ意外な女性らしさの一面を発見した、と
ケンダルは嬉しく思った。



ディアント領地までの帰路は、道連れが儚い希望だけだった往路と比べて、
ひどく短かった――少なくとも、ケンダルはそう感じた。
道すがらアディアにそう言うと、彼女は微笑んで賛成した。
「そなたと共にいると速く時が進む」
アディアのその答えを聞いて、少年は嬉しく思い浮き立つような気分になった。
実のところ、目にしたものを一緒に見て共有し、それについての彼女の意見を聞き、
あるいはケンダルが喋る時間はとても楽しくて、妹の病気がなければ、もっと旅が
続いて欲しいと願ったくらいだった。
341魔女と少年:2008/07/17(木) 01:09:36 ID:foa/EmTR
 
そのキラキラと光る宝石のような時間は、ケンダルがアディアの後を犬のように
付いて回ることによって、ディアント領地に着いても続いた。
アディアがフェイの病床を見舞い、ケンダルに対してそうしたようにフェイの額に触れ、
顔色や口中を診ていた時、ケンダルは部屋の隅でアディアを見ていた。
また、彼女が薬を調合する時はそばにいて、薬草を混ぜ合わせるのを手伝ったり、
他のこまごまとした用を務めたりした。

「仔犬が無邪気に飛び跳ねる様子は、見ていて飽きぬな」
アディアはそう言ってケンダルをからかったが、少年はもう仔犬呼ばわりされても
気にせず、にやっと笑って返しただけだった。

暇が出来ると、ケンダルはアディアと連れだって、ディアント領地を巡った。
まっ先に二人が行ったのは、現在八匹の犬が飼われている犬舎だった。
「この犬たちは、あの時から何代を経ているのであろうな」
アディアは地面に膝をつくと、犬たちに手のひらの匂いを嗅がせ、額や耳の後ろを
掻き撫でた。
「懐かしい?」
アディアは少し驚いた顔をした後、今度は微笑みながらケンダルの頭を撫でた。
「そうじゃな。もう懐かしいと感じても良い頃合いかもしれぬ」

それから行ったのは、整然と耕され作物がすくすく育つ田畑、綺麗な青い羽根を
持つ水鳥の住む沼沢地、春や秋には豊かな実りを約束してくれる森。
先々代の当主が建てた二棟からなるディアント館を歩き回り、アディアに四代前の
ケンダル・オブテクルーの肖像画を見せることも忘れなかった。
少年はいずれ受け継ぐことになるそれら全てを誇りに思い、得意げな表情を隠しもせず、
魔女に領地の隅々まで案内した。

置手紙だけで家を出て魔女に会いに行ったことで、ケンダルは両親にこってりと
叱られたが、それでも彼はへこむことなく、充実した色褪せない日々をアディアと
共に過ごした。
けれども、物事が全てそうであるように、この輝かしい日々もやはり、ある小春日和の
うららかな朝、魔女が旅の準備をしていると姉から聞かされて、終わりを迎えたのだった。
342魔女と少年:2008/07/17(木) 01:10:38 ID:foa/EmTR
 
「アディア!」
階段を昇ってすぐの渡り廊下で、アディアの姿を見つけたケンダルは、まだ出発して
なかったのだと、息を吐いた。
彼女が自分に別れを告げず言わずに去ってしまうことはないと思いつつも、不安を
隠しきれず、足音を立てて彼女に駆け寄る。
旅の必要品が入った麻袋を片手に携えたアディアは、壁に並んで掛けられたケンダルの
先祖の肖像画の、ある一枚の前にたたずんでいた。
朝の鮮明な光線は窓際にとどまり、アディアの上半身はまだ暗い影の中にあったが、
彼女の見つめている肖像画が四代前のケンダル・オブテクルーの絵であることは、
容易に知れた。

「アディア、ここを出て行くって本当?」
魔女がゆっくりとケンダル・オブテクルーからケンダルへ視線を移した。
「騒々しいことじゃ」
「ねえ、本当なの?」
ケンダルは魔女を引き止めるかのように麻袋に手を掛けた。
「だって、北の森の鏡池に釣りに行こうって約束したのに、まだ行ってないじゃないか。
それに、ほら、もうすぐお産をを迎える犬がいる。あの犬が仔犬を産むのは初めてだから、
産むまでここに居て、お産を手伝ってやってよ。あの犬もあんたを信頼してるみたいだし」
彼女を引き止めるための口実が次々と口からあふれ出る。

「そうだ、アディア。あんた、ずっとここに――ディアント領地に住めばいいよ。
おれの両親も、姉たちも妹も歓迎するよ。別に、帰る必要なんてないだろう?
……あ、あの家には、誰もあんたの帰りを待ってる奴なんていないじゃないか!」
子供が甲高い声でわがままを言っている、と自覚した時には遅かった。
アディアの首が悲しげに左右に振られ、ケンダルの顔から血の気が引いた。

「ごめん、アディア」
ケンダルは小さく言ってうつむいた。
「……でも、どうして?」
言いすぎたことは分かっていたが、それでも聞かずにはいられなかった。
こんなに早く彼女が去ってしまうのを認めたくなかった。
343魔女と少年:2008/07/17(木) 01:11:36 ID:foa/EmTR
 
アディアは麻袋に掛けたままになっていた彼の手を取って、そっと握った。
「……飼っていた犬が出て行ったきり戻ってこない。あれのために帰ってやらねばならぬ」
「その、出て行った犬が家に戻るのを待っているの?」
「そう……、そうじゃ。やはり、今でもまだ諦めきれぬ」
「犬なら、今度うちで産まれるのを一匹やるよ。だから……」
往生際悪く、ケンダルはすがりつくようにアディアを見上げた。

アディアは少年にかすかに笑いかけ、それから頭を上げて肖像画の中の
ケンダル・オブテクルーを仰いで、目をすがめた。
「その昔、ケンダル・オブテクルーは、わらわに向かってこう言うた。つがう相手も
見つからぬ、こんな寂しい場所でただ一頭、生きていくのは不憫だ、と。
……ゆえにもう仔犬を持ち帰ることはせぬ。あそこは確かに寂しい場所ではあるし、
いつ落ちるかも分らぬような危険な崖もあるからの」

続く沈黙の中で、やはり似ておるのだな、とアディアが誰に言うでもなくつぶやいた。
昼の時間帯が近づくにつれ、陽の光がやわらかく拡散する。
彼女の顔が徐々に明るく映りはじめていた。
どこか遠くを見つめているような横顔。さらっと線を引いたような顎のライン。
微笑むでもなく、悲しむでもなく閉じた口元。こめかみから一筋のほつれ毛が
頬にかかっていた。
手を伸ばしてそれを直してあげたくても、きっと届かないのだと、ケンダルは泣きたくなった。

「また会いに行っていい?」
彼女の乾いた手のひらが、さらりとした感触を残してすり抜けていった。
「駄目……なの?」
「家族が心配するような年齢の子供は、来てはいけない。それに、次に崖下に
落ちられても、また助けられるかどうか分からぬし、な」
アディアはまたも首を振り、それから少しだけかがんで、困ったような慰めるような
表情をケンダルに向けた。

「そのような顔をするでない、ケンダル。また会える日もあるかも知れぬ」
それを別れの言葉として、魔女は再会の約束をせずに、ディアント領地を去って行った。
344名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 01:12:18 ID:foa/EmTR
以上です。
345名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 02:24:22 ID:Whtx+Q67
真っ先にGJ!!起きて甲斐があったぜ!
346名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 16:16:31 ID:uwBKCMkY
来たぁ!!
GJ!!
347名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 14:44:31 ID:uzbCeck6
待ってました━━━(゚∀゚)━━━!!!
GJです!でも正直ここからどうエロに繋がるか想像できないw
成長したケンダルと再会するのか、はたまた四代前のケンダルとうっふんあっふん回想なのか
わっふるわっふる
348名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 20:31:47 ID:ateSVOge
349名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 20:32:06 ID:sctt+E8w
少年のまま魔女とくんずほぐれつとなるのが好みです。
350名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:37:30 ID:qfF/G/Bv
保守
351名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 22:32:02 ID:i/iGpb3P
352名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 15:41:46 ID:+N9+19LZ
巫女っぽいファザコンの女の子が戦争に負けて捕虜にされ、敵国の魔術師に調教されちゃうSS

の序盤中の序盤だけ(まだ負けてすらいない)を投稿してみます
353崩国の少女祭祀1:2008/07/30(水) 15:42:36 ID:+N9+19LZ
リスティア王国王都エルハザート。
その王城の前庭にある《月の女神》(セリカ)の神殿。最深部――『禊の間』。
聖なる月神の殿堂の中でも最も神聖なるその場所は、地下深くにあるにもかかわらず常に清浄な空気で満たされ
ていた。
正方に区切られた地下の殿堂を照らし出すのは、壁際に整然と並べられた蝋燭の灯。
室内だというのに水の流れる音が聞こえてくるのは、この部屋が特殊な構造の人工泉になっているせいだった。
部屋の床は大理石の石畳で、中央に大きく深皿状のくり貫きが施されている。
床のほとんどの面積を占めるそのくり抜きには、常に人の腰ほどの高さの清澄な水がなみなみと張られていて、
巨大なその泉の中央では、咆哮する獅子の石像が地下からの伏流水を汲み上げ、足元の泉に絶え間なくゆるや
かな水の放物線を放っていた。
それは人工の神泉。人の手によって模された神の聖域だ。

静謐な神の気配に包まれたその場所で、今、一人の祭祀が瞑想し、静かにその身を清めていた。
ゆらめく蝋燭の明かりのもとで、部屋の入り口に背を向けて、獅子の石像と向かい合うようにして。
透明な水のなかで穏やかに瞳を閉じていた。
俯きがちに軽く顎を引き、きれいに背をのばしている。
すっきりと形の良い頤(おとがい)。抜けるように白い華奢な背中。
その肩先に落ちかかる、明るい金髪。
泉のなか、瞑想する祭祀は女で、それも、まだ少女と呼べる年頃の娘だった。
少女は全裸で、水面からは水中に座した彼女の明るい金髪と、白い肩先だけがのぞいていた。
季節はすでに秋。
北方山脈のさらに北に位置する王都アルハザートの気候は寒冷で、外出にはすでに分厚い防寒着が必要なほど
だ。たとえ地下からの湧水であっても外からの冷気は確実に染み込んで、今の水温はけして水浴には適さない。
――それなのに。
凍えるように冷たい冷水のなかで禊を続ける少女に、苦痛の色はみられなかった。
冷たい水のなか、ゆるやかに両手をひろげて。
獅子の像と向き合うようにして、いつまでも禊を続けている。 
室内には、獅子の口から零れる湧水が水面を打つ静かな音だけが響いていた。
水面に生まれた水の波紋に、瞑想する少女の長い金髪がたゆたう。
少女がこの部屋で禊を始めて、どれほどの刻が過ぎたろう。
いつまでも、永劫に続くかとさえ思われたその瞑想は、外部からの変化で不意に終わりを告げた。
部屋の外でに突然、コツコツと石の階段を下る足音が響いたかと思うと、『禊の間』の扉がゆっくりと開いた
のだ。
354崩国の少女祭祀2:2008/07/30(水) 15:43:55 ID:+N9+19LZ
約三日ぶりに開かれた扉から現れたのは、王城の侍女の衣服に身を包んだ、少女より三、四ほど年かさの娘だっ
た。
侍女の娘は、部屋の入り口から泉に向けて桟橋のように延びた石の通路の、その先端まで歩み出ると、瞑想す
る少女に向かって恭しく語りかけた。
「時間でございます、ノイエ様。……儀式の準備を」
「――はい」
侍女の声に、鈴を振るような心地よい声が応じた。
はっきりとした、きれいな発音。
ノイエと呼ばれた少女は、永く続いた瞑想をあっさりと切り上げると、侍女の呼びかけに応じて静かに立ち上
がった。
丸三日間不動の姿勢で禊を続けていたとはとても思えない、滑らかな動きだった。
少女の背中が、侍女の娘に向かってゆっくりと振り返る。
回転するその純白の背中に合わせて、長い金髪がふわりと宙を舞い、少女の濡れた素肌にぴたりと絡みついた。
金糸の髪だけを身にまとった、その眩いほど白い裸身を、透明な水滴がいくつもの筋を残して伝い落ちる。
(わあ……)
侍女の娘は無意識のうちにため息を漏らしていた。 
まるで清水に花が咲いたような。
禊を済ませたばかりの、水に濡れた少女の裸身は、同性である侍女の娘の目にも眩く、神々しいものに映った。
ぼんやりとした蝋燭の灯りのなか、水面に立つ少女の姿は、まるで一幅の見事な宗教画のようだ。
『神泉の雪百合』
侍女の娘――アンナは瞬時に題名までも思い浮かべる。
その視線は無意識のうちに、少女の全身を熱っぽくさ迷っていた。
しっとりと濡れた柔らかそうな金色の髪。ほっそりと華奢な首すじ。透けるように白い鎖骨。
柔らかなラインを描く丸い肩のふくらみ。脂肪の少ない、のびやかな手足の先端から、お腹の中心、愛らしい
おへその窪みに至るまで。
どこを探しても染みひとつ見当たらない、月光を溶かし込んだように輝く雪色の肌――。
(噂には聞いていたけれど。ほんとうに、きれいな娘……)
まるで月神の写し身のような立ち姿。
紛うことのない美少女の裸身にアンナはうっとりと魅入った。
目の前の少女――ノイエは今、王都で最も評判の美少女だった。
愛らしい少女が大好きで、暇さえあれば街に出て美少女を捜し歩くという、奇特な趣味を持つ侍女のアンナだっ
たが――目の前の少女は、今までアンナが見つけた中でも断トツの一番だった。
しかも、全裸。
(ああ……幸せ)
アンナは自らの幸運を、心の中でじっくりとかみ締めた。
(なかなかすごい倍率だったけれど。わたしって昔から、くじ運だけは強いのよね。神様、ありがとう!)
王城に仕える侍女たちの中には、彼女と同様の趣味を持った者が意外なほど多い。
当然、今回のノイエの付き人役は希望者が殺到していたのだが――、アンナはその激戦を(といっても、ただの
くじ引きだが)見事に勝ち抜いたのだった。
外見はあくまでも忠実な侍女を装いつつ――アンナは内心で、この幸運な役得に狂喜していた。
一方の少女は、この桟橋の上で慎ましやかに控える城付き侍女の、落ち着いた表情の奥に隠された熱い視線には
まったく気づいていない様子で――ゆっくりと水を分けて娘の待つ入り口へと歩みを進めていた。
その眩い裸身を隠そうともせずに。
それは短い時間だったが、アンナにとっては至福の時間だった。
355崩国の少女祭祀3:2008/07/30(水) 15:44:56 ID:+N9+19LZ
(眼福、眼福……)
彼女は限られた時間のうちで、とっくりとその絶景を楽しむ。
人の目は動くものを捕えるようにできているので、少女が歩くと、自然と視線は少女の小ぶりな胸のふくらみに
注がれていった。
アンナの見ている前で、歩みに合わせてふるふると揺れる少女の小さな胸のふくらみは、まだまだ青く、完熟に
はほど遠い様子だ。
もちろんそれは乳房に限った話ではない。少女のほっそりとした肢体は、優美で可憐。この上なく愛らしいが、
性的にはまだ未成熟なのだ。
完璧なまでに美しく、同時に幼い。
そのアンバランスな魅力が、かえってアンナの目を楽しませた。
それは、女としての性の魅力とは違うのかもしれない。
純白の毛皮も真新しい、無垢な瞳をした美味しそうな白ウサギ。
少女の魅力は、強者に捕食される運命にある小動物のそれだった。
アンナの喉が、無意識のうちにごくりと音を立てる。
(くう、なんてかわいらしい……。ほんとうに、食べてしまいたいぐらい。それは、まあ、たしかに? 全体的
にちょっとばかりお肉が足りないかもしれないけれど。この娘のおっぱい、羨ましいぐらい、すごくきれいな
お椀形……。これは、あと二、三年もしたら確実に、世の男どもを誘引してやまない見事なお乳に育つわ……。
それに、この、地の肌に透けるぐらい淡い乳輪と、その上にちょこんとのった乳首のかわいらしいこと……!
ああ、神よ。願わくばこの可憐な桜色の粒が、忌まわしい男どものむくつけき魔手から永遠に無事でいられま
すように……!) 
無表情のなかにもじっとりと熱のこもったアンナの視線が、少女の裸身を舐めるように辿ってゆく。
熱く湿った彼女の視線は、最終的に少女の最も秘めやかな部分――下腹の翳りにまで及んだが、残念なことに
少女の腰から下は水の中に潜ってしまっていて、ぼんやりとした蝋燭の灯りのもとでは詳しく窺い知ることが
できなかった。
(……ふふ。でも、隠したってムダよ? だって、わたしは貴女の世話役なのだもの。陸に上げて隅々までじっ
くりと見てあげる。さあ、かわい娘ちゃん、わたしにそのすべてを曝けだしなさいな……)
そんな、このうえなく危険な内心。
それをおくびにもださない落ち着いた様子で、アンナは目の前までやってきた少女に告げた。
「どうぞ、この手にお掴まりください」
「ありがとう」
外見はどこまでも忠実な侍女を装うアンナに、少女はにっこり笑みを向けた
その愛らしい笑顔が。涼やかな声が、アンナの心をますますざわつかせるとも知らずに。
溢れる興奮を思わず抑えかねて、アンナは自らの掌の上に置かれた少女の細い指先を、きゅっと強く握り締め
てしまった。
少女の指先は、長い間水のなかにあったにもかかわらず、不思議とふやけてはいなかった。
だが、その指先は、触れたアンナが驚くほどに、ひんやりと冷えていた。
その手の冷たさでアンナは、目の前の少女が今の今まで、丸三日以上も凍えるような冷水のなかで禊を続けて
いたことを思い出していた。
(こ、こんなに冷えきっちゃって。……かわいそうに。お姉さんがいま、暖めてあげるからね)
煩悩はひとまず忘れて、アンナは大急ぎで少女を水のなかから引き上げてやった。
桟橋の上でかすかに震える少女のはだかの肩に、用意していた清潔な綿布を素早く掛けてやる。
そのまま、背後から抱きかかえるようにして、綿布で少女を優しく包みこんだ。
そして耳元で、囁くように告げる。
「こんなに冷えてしまって。さぞ、お辛かったことでございましょう。……お風邪を召しませんよう、失礼し
てからだを拭き清めさせていただきます」
「――え? あ、いえ、それは自分でできますから――」
断ろうとする少女に有無を言わせず、アンナは手早く綿布を動かしていった。
356崩国の少女祭祀4:2008/07/30(水) 15:45:48 ID:+N9+19LZ
少女の雪肌の上を半ば以上強引に触れ回り、よく乾いた布地で水滴をとっていく。
少女は最初のうちこそ黙ってアンナに身をまかせていたが、やがて、なぜか少し鼻息の荒くなってきた侍女の
娘が、彼女の真正面に勢いよく回りこんでひざ立ちになり、無防備な彼女の脚の付け根に息がかかるほど顔を
密着させて、彼女の秘めやかな草むらを食い入るように見つめながら作業するようになると、ついに我慢しき
れなくなって言った。
「あ、あの……、恥ずかしいので、あまり見ないでください」
言葉通り、うっすらと頬を染めて、小さく身をよじらせながら言う。
(あ……)
少女に脚の付け根を手で覆い隠されてしまって、ようやくアンナが我に返った。
(いけない、いけない)
自分では、真面目に職務を果たしていたつもりだったのだが――。
いつのまにか、少女の輝くような純白のふとももと、その付け根に愛らしく茂った淡い金色の叢、さらにはそ
のしたに隠された繊細な女の器官の美しさの虜になってしまっていたのだ。
「し、失礼いたしました――」
慌てて取り繕って少女を見上げると、少女のはだかの上半身を挟んで、目と目が合った。
(はう……)
アンナの心臓が、とくん、と大きく脈を打つ。
彼女を見つめてくるのは、少し困ったような、羞恥によってわずかに潤んだ碧い瞳。
見つめられると吸い込まれてしまいそうな、雪解けの湖水のように澄みきったその瞳に魅せられて、アンナは
再び、思考を停止させてしまった。
――今思えば、少女の裸にばかり注意を払っていたのも、この瞳に心を乱されないための無意識の行動だった
のかもしれない。
無垢な少女の大きな瞳には、傾城の魅力を備えた一握りの女だけが持つ、人の心を捕えて離さない魔力が確実
に備わっていた。
その瞳にじっと覗き込まれて、アンナは自らの理性が一気に蕩かされてゆくのを感じた。
(ああ……、いけない、いけないわ……。このままだとわたし、取り返しのつかないことをしてしまいそう……)
目の前の少女はただ美しいだけの小娘ではないのだ。
今夜執り行われる国を挙げての大祭事。その祭事を取りまとめる主祭祀なのである。いわばVIP中のVIPだ。
手を出してしまえば、一族郎党無事では済まない。
アンナの理性は少女の瞳を直視し続ける危険をひっきりなしに訴えているのだが――、一度合ってしまった視
線は、まるで強力な磁界に捕らわれてしまったかのようで、制御不能の状態である。
(そんな……、でも、これ以上は……。今でさえ、こんなに長く。不自然だわ。ああ……、でも……でも……)
目の前に、心蕩けるほどに優しげな瞳。
いくら自制しようとしても、陶然と魅入ってしまう禁断の果実。
「あの……?」
なんだか様子のおかしい侍女の娘を気遣って、少女がアンナの前にかがみこんだ。
「お加減が悪いのですか?」
気を落ち着ける暇もなく、息を飲むほど美しい少女にどアップで迫られて、
(……か、神様! 大盤振る舞いのしすぎです! それとも、これは神罰なの!?)
アンナは内心で混乱した悲鳴をあげた。
彼女があうあうと意味もなく口を開閉させると、ノイエはさらに心配そうに顔を近づけて、真っ赤になってしまっ
たアンナの顔を覗き込んだ。
「熱があるのですか?」
吐息がかかるほどの距離に、心配そうな少女の顔。
彼女を心配してわずかにひそめられた眉。
作り物のように小さく愛らしい鼻と唇。
柔らかそうな頬。
湖水のように澄んだ、印象的な瞳。
その瞳に、至近距離で見つめられて。
目の前で、少女の薄い唇が、うっすらと開いている。
(ああ……、もう、ダメ)
アンナは、自らの理性が崩壊する音を聞いたような気がした。

357崩国の少女祭祀5:2008/07/30(水) 15:46:37 ID:+N9+19LZ
気がつくと、アンナは少女の裸身を思い切り抱きしめていた。
少女の身分も、自分の役目も、脳裏からすっかり消え失せていた。
突然のことに、「あっ」と小さく声をあげた少女の桜花のように可憐な唇に、アンナは自らの唇を被せていった。
「んぅ……ッ?」
驚き、硬直する少女に構わずに、アンナは全体重を預けて、少女の体を再び水の中に押し倒した。
ふたりで、もつれ合うように水のなかに倒れこむ。
水面が盛大な水飛沫をたてた。
「……ぷ……は。……はぁっ。……な、なにをする……のですか」
「貴女がいけないのです、ノイエ様。貴女が……」
唇を離し、うわ言のように呟いて、アンナは、少女の首筋にキスの雨を降らせた。
突然の狼藉に戸惑う少女には構わず、アンナは少女の白い肌に何度も口をつける。
「……ぁッ」
無防備な胸のふくらみを慣れた手つきでするりと撫で擦ると、少女のはだかの肩がぴくりと震えた。
「すごい……、手に吸い付くみたい。こんな手触り、はじめて……。それに……ほんとうに、シミひとつないの…
…? ……きれい」
夢見るような少女の肌の感触に、うっとりとアンナがつぶやく。
「……この穢れのない肌も、愛らしい乳房も、いつかは汚らわしい男の手と舌で……。そんなの我慢できない。そ
んな目に合うぐらいなら……いっそ、この私が」
――奪ってさしあげます。
熱に浮かされたように少女の耳元で呟くと、アンナはいきなり、少女の淡い胸のふくらみの先端、敏感な桜色の尖
りに、荒々しく口をつけた。
「きゃああ……ッ!」
敏感な尖りを熱い舌に絡め取られて、少女が初心な悲鳴をあげた。
その悲鳴を再び、アンナの唇が塞いでしまう。
「は……っ、ん、んうっ……、」
水のなかで、窒息してしまいそうなディープ・キスに喘ぐ少女。
怯えるその口腔のなかを、アンナの舌が蛇のようにうねり、執拗に蹂躙していく。
差し込み、吸い付き、舐め、絡め取る。
巧みな動きで、無垢な聖地を思うがままに蹂躙してゆく。
くちゃ……ぴちゃ……ぬちゅ……
「う……! んうっ、んうううっ!」
 絡み合う舌が立てる浅ましい濡音に、これ以上ないほど羞恥を掻き立てられて、少女はようやく抵抗することを
思いついたかのように、じたばたともがきはじめた。
だが、その程度の抵抗で暴走した侍女の束縛から逃れることはできない。
抵抗する少女の様子に、アンナの獣欲はますますかきたてられる。
少女の抵抗が手を焼くほどに強まると、アンナは全身を撫で回していた両手の動きを一時的に中断させ、暴れる少
女のからだを拘束することに集中した。
背中に回した両手で少女の体をしっかりと固定して、アンナは少女の逃亡を許さない。
水に落ちて大量の水を含んだ侍女の衣装はずっしりと重く、アンナの動きは大きく制限されてしまっている。
だが、この年頃における四歳の年齢差は、ふたりの体格に如実に現れている。少女よりも頭一つ分以上も背が高く、
体格に勝るアンナは、暴れる少女を難なく組み伏せ、身動きを奪うのだった。
完全に抵抗を封じた少女の身体を、アンナは舌だけでじっくりと味わっていく。まるで猫科の獣が、捕えた獲物を
生かしたまま食んでいくように。
濡れた服で組み敷いた少女の裸の乳房を押しつぶし、身動きのできない少女の唇にアンナはじっくりと舌の愛撫を
加えてゆく。
「ん……、ふ……、んく……、んう……ぅ」
冷たい、透明な水に腰まで浸かりながら。震える少女の唇をたっぷりと吸いあげる。
アンナの舌が熱っぽく、執拗に少女に絡みついていく。
それは、気を失うほどに長い、長い接吻だった。
358崩国の少女祭祀6:2008/07/30(水) 15:47:41 ID:+N9+19LZ
「ぷ……、……はぁ。……ぁぁ」
長い口づけからようやく開放された時には、少女は酸欠のためにくったりと脱力して、抵抗する力をすっかり無く
していた。
抵抗する力を無くした獲物に、冷酷な侍女はさらに容赦なく愛撫を加えてゆく。
くちゅ……くちゅ……ぬる……ぅ
「お……お願い……。も……、やめ……てぇ」
力なく訴える少女を無視して、アンナの舌が今度は少女の雪肌のうえを遊びはじめる。
透明な唾液の跡を残して、アンナの舌がゆっくりと少女の首筋を下っていき、少女の背中に回したアンナの両手が、
うっすらとあばらの浮いた少女のわき腹をくすぐるように動きはじめる。
「いや……、いやぁ……!」
くなくなと首を振る少女の無防備なふたつの乳房にキスの雨を降らせ、南下を続けたアンナの舌が少女のおへそに
達する。
震えるその窪みに唾液の池ができるころには、少女の肌を妖しく蠢いていたアンナの指先がついに、少女の下腹の
最も恥ずべき合わせ目に触れた。途端に、少女は大きく戸惑いの声をあげる。
「あっ……! だ、だめです。そんなところを触れては……!」
その言葉に、アンナはぴたりと動きをとめる。
「『そんなところ』? ……意外です。ノイエ様、ここが何をする場所なのか、ご存知なのですか……?」
「え……? そ、それは……」
――ご不浄の、と言ったところでもごもごと口ごもり、真っ赤になってしまった少女の顔を、アンナは嬉しそうに
覗きこんだ。
「ふふ……やっぱり、ご存知ない。では、今からわたしが、たっぷりと教えてさしあげます。女の子の『ここ』は、
用を足す以外にも、いろいろと使い道があるのですよ」
「そんな……知りたくない。嫌です。もう……やめて……」
「ご遠慮なさらずに」
くに、くに、くに……
アンナの指先が、少女の下腹のふっくらとした柔肉の合わせ目を優しくこね回しはじめる。
未だ自らの指の進入も知らない、ぴったりと閉じ合わさった処女地の扉を、ゆっくりとくつろげてゆく。
「……ぁ……、冷た……い!」
少女の腰は冷たい水の中なので、入り口を開かれると胎内に冷水が浸入してしまう。 
ひんやりとしたその感触に、少女の裸身が震えた。
「大丈夫。ノイエ様のなか、こんなにも温かいもの……」
「あ……! だ、だめです! 指を入れては。……いやぁ……っ!」
「ふふ、かわいい……。でも、『だめ』ではないでしょう? ノイエ様のここ、こんなに喜んでいるもの……。ほら、
みてください。こんなにひくひく動いて、いやらしい……」
「ああッ……。……ダメっ!」
「……なんでも『ダメ』なのね。それじゃあつまらないわ」
アンナはサディストの本性を徐々に顕にして、怯える少女の柔肉の合わせ目を弄び、嬲りはじめていた。その指先が、
皮膜に覆われた少女の最も敏感な部位を探り出し、強く抓りあげる。
359崩国の少女祭祀7:2008/07/30(水) 15:49:32 ID:+N9+19LZ
「……ひ……ッ! ……ぅ!」
生まれて初めての衝撃に、少女は両目を見開いて、体を弓なりに反らせて硬直させた。
「聞き分けのない娘には、おしおき」
「や……、……痛い。……酷いこと、しないで……」
「痛い? 嘘をおっしゃいな。貴女のいやらしいおま○こ、クリトリスを摘まれてとっても喜んでいるわ。気持ちよかっ
たのでしょう?」
興奮したアンナは、女性器の直接的な卑語すら恥しげもなく口にだした。
その指先は少女の秘肉を大胆に割り開き、温かい処女地に侵入を果たしている。
アンナの言葉に嘘はなかった。
二本の指が第一関節まで差し入れられた、少女の狭隘な胎内は、差し入れられた指先をきゅうきゅうと締め付けながら、
温かな体液を吐き出し始めていたのだ。
少女がアンナの指技に快楽を感じているのは明らかだった。
「それとも貴女、痛くされるのが大好きなヘンタイさんなのかしら?」
「そ、そんなこと……! ……あうっ!」
反論しようとする少女の女核を、娘の指先が再びキュウ、と締め上げた。
「う……ぁ」
「……いい子にしていなさい。そうすれば、うんと優しくしてあげるから」
「そんな……」
少女の泣き顔に、さらに嗜虐心を掻き立てられたアンナは、少女の腰を一気に水面の高さで持ち上げた。
「きゃぁあ……!」
相手の顔に性器を差し出すような、あまりに恥辱的な姿勢を取らされて、少女の口から悲鳴が零れる。
「さっきは手で隠されちゃったけど……。ふふ、今度こそたーっぷり観てあげる」
アンナは宣言の通り、持ち上げた少女の白い太ももを大きく割り開き、自らの顔をその隙間に入り込ませた。
露わになった少女の神聖な花園を、至近距離からじっくりと鑑賞する。
「ほー、ほー。こんな風になってるんだ。ふっくらしてて……とっても柔らかそう。可愛らしいおま○こね。それに、
内側は……とってもきれいなピンク色。匂いはどんなかな?」
そう言って、アンナはフンフンとわざとらしく鼻を鳴らした。
「ぁ……、ぁ……あ……!」
あまりの羞恥に、少女はもはや弱々しく頭を左右に振ることしかできない。
抵抗しようにも、高々と腰を持ち上げられて、背後にまわした両手で水中に没するのを防ぐしかないこの姿勢では、
身をよじることすらままならないのだ。
「ふふ……、とっても恥ずかしいのね。貴女のここ、ひくひく動いてる。可愛い……」
く……ちゅ
「ひ……っ、あぁっ!?」
見るだけで済むはずもなかった。
アンナはなんの躊躇いもなく、少女の秘めやかな下腹の丘に口をつけた。
まるで恋人の唇にキスをするように。
暴れる少女の腰をかかえて、アンナは少女の秘唇に自らの唇をぴたりと重ねた。
秘唇に舌を差し入れ、巧みな動きで熱く潤いはじめた少女の初々しい胎内を翻弄していく。
360崩国の少女祭祀8:2008/07/30(水) 15:50:30 ID:+N9+19LZ
「うぁ……! ぁ……、……は……! うぁ、……うあぁっ!」
練達の巧みな舌技に翻弄されて、体重を支える少女の手ががくがくと震える。
水中に半ば沈んだ白い細身の裸身が、アンナの愛撫に合わせてビクン、ビクン、と若鮎のように跳ねる。
ちゅ…… ちゅ…… じゅる…… ず……、ずず……
「ひ……は……ぁ! 吸ったら……。だ……めぇぇッ」
イヤイヤと首を振ったノイエが大きく暴れる。
アンナは秘唇に口をつけたまま、少女の目を見据えてまるで脅迫するように、少女の最も敏感な女の核にぴたりと
歯を当てた。
「……ぁ」
敏感すぎるほど敏感な場所に硬い凶器を押し当てられて、少女は一切の身動きを封じられてしまう。
「反抗はなしと言ったはずよ。……これから、少しでも抵抗してごらんなさい――」
アンナの歯が、すでに身をすくませ、降伏の態を示していた少女に突き立てられた。
カリッ
それは、十分に加減された軽いものだったが、効果は劇的だった
「ひはぁああああッ!?」
今までにない大きな声を上げて、少女は全身を弓なりに反らした。
同時に、熱い舌に深々と侵入された少女の胎内の、狭隘な処女地の奥の源泉から、大量の暖かい体液が溢れ出る。
口の中に溢れてきたそれらをすべて飲み干して、唇に零れたものを手で拭ってから、アンナは意地悪くいった。
「……あら。貴女、ほんとうに苛められるのが好きなヘンタイさんなのね。痛くされるの、好きなんだ?」
「そ、そんなこと……」
アンナの歯が、再び不穏な動きを見せる。
「……ッ!? ご、ごめんなさい、謝りますから……っ! だから……もう……、……痛くしないで……」
「……いい娘ね。それでいいのよ……。そうしたら、痛くしないから。優しく、気持ちよくしてあげる。……だか
ら、さあ、力を抜いて……」
「あ……」
く……ちゅ……
アンナの唇が、再び少女の下腹に重ねられた。熱い舌が少女の胎内で蠢き、再び室内に、耳を塞ぎたくなるよう
な淫靡な濡音が響きはじめる。
くちゅ……ぬちゅ……ちゅる……、ちゅぷ……
舐められ、くじられ、吸いつかれて。
たっぷりと唾液を流し込まれる。
それでも、少女はもう、抵抗できなかった。
華奢な体を震わせて、大人しくアンナの愛撫を受け入れてゆく。
それに気を良くしたアンナの舌と指が、ますます大胆になってゆく。
愛液に塗れた唇が少女の下腹を離れ、今度は上の唇を貪る。舌で舌を絡めとり、快楽に固さを増した少女の乳房の
先端を、指先で摘みあげる。
空いた手が再び少女の秘唇に潜入し、膣の内側から指の腹で少女の女核をくすぐりはじめると、少女の胎内がさら
なる熱い液体で満たされていった。
「……ぅ。……く……! ……くぅう……ッ」
「ふふ、可愛い声ね。でも、我慢はダメよ。……さあ、もっと力を抜いて」
イヤイヤをするように首を振る少女の真っ赤に染まった耳たぶを食み、アンナはさらに愛撫を重ねてゆく。
少女の胎内で、少女の肌で、アンナの指がどこまでも妖しく蠢めきまわる。
どこまでも少女を追い詰めていく。
「気持ちいいしょう? ほら……、ほら……!」
「あ……っ! ……まっ、待って……。待ってください。なにか……ヘン。なにかが……」
「変じゃないのよ。それはとっても自然なことなの。だから、そのまま……」
くりゅっ!
「イッちゃいなさいな!」
「ひぁあああああッ!?」
無抵抗の少女の女核が、アンナの指によって再度、強く押しつぶされた。
「……ひ、ど……い、もう、やらないって」
敏感すぎる媚肉をくじられて、少女は瞳に涙を浮かべて言った。
そんな少女ににっこりと微笑みかけ、アンナは少女の女核を捉えた指先を、さらに勢いよくうねらせていった。
361崩国の少女祭祀9:2008/07/30(水) 15:51:05 ID:+N9+19LZ
くりゅ、くりゅ! ……ぐににっ……!
「……ッ! あッ……!? ひィッ! ……や、やぁ……ッ、……うやぁああああ……ッ!!?」
少女の口から盛大な悲鳴が弾ける。 
アンナはビクビクと痙攣する少女の愛液に濡れそぼった小さなクリトリスを上下左右に存分にこね回した。
「や……! ぁ……あっ、……うぁ! ぅぁあああっ!」
組み敷かれた少女の裸身が今までになく激しく暴れる。少女の脚が水中でばたつき、飛沫が飛び散る。
「ほら、ほら、ほら……! 気持ちいいでしょう。飛んじゃいそう? それとも、墜ちてしまいそうかしら?」
「やっ、は、はなして……っ。おねがっ……い、わたし、死んで……!」
「――あはっ。大丈夫! 死んだりなんかしないわ。……誰が死なせるものですか」
アンナは笑いながら暴れる少女の唇に手を被せた。
本当なら唇で塞ぎたいところだったが、これほど抵抗が激しいと、噛まれてしまうかもしれない。
「んむぅ……ッ」
呼吸を奪われ、少女の体が急速に力を失っていく。
少女の力が完全に失われる直前、アンナは塞いでいた口を解放して、その唇にちょんと気付けの接吻を与えた。
酸欠で呆然となった少女の瞳に、微かに正気が戻る。
だが、意識は戻っても、体に力が戻るわけではない。少女はもう、動けなかった。
「あ……、いや……」
「うふふふ。さあ、これで最後。トドメを刺してあげる。――しっかり見ててあげるから、思いっきりイっちゃ
いなさいな」
ひと時も休むことのないアンナの指が、少女の膣口でトドメとばかりに、激しく振動しはじめる。
くちゃ! ちゅぷ! くちゃ! にゅぱ!
「あ……! くは……ッ、くぅううぅ……ッ!?」
清楚な膣口が、信じられいほど浅ましい濡れ音を奏でている。
激しく注送を繰り返すアンナの手の振動が、少女の全身を大きく前後に揺さぶる。
アンナは、今や手のひら全体を使って少女の女核をすり潰し、さらに、中指の先を少女の胎内に埋め込んで、
膣の裏表から女核を同時に強く擦りあげていた。
「………ぁ! うぁ……! はぁ……ッ! くはあああぁ……!!」
小さな口をいっぱいに開けて、少女は胎内で暴れ狂う快楽を、なんとか体外に零そうとする。
だが、そんなことでどうにかなるほど、与えられた愛撫は生優しいものではなかった。
ぐちゃ……! くちゃ……! ちゅぷ……! ずぷ……! にゅぷぷ……!
激しく前後するアンナの指先が、どこまでも、どこまでも少女を追い込んでゆく。
差し込まれた指先が、少女の胎内に限界まで埋め込まれると、少女の体が水の中で優美なアーチを描いた。
362崩国の少女祭祀10:2008/07/30(水) 15:52:02 ID:+N9+19LZ
その勢いで、背後で自重を支えていた少女の細腕がついに崩れ、上半身が水中に没する。
水の中に沈んでしまった少女を、それでもアンナは逃さなかった。
上半身で唯一水面に残った少女のふたつの胸のふくらみの、その先端をアンナの唇が音を立てて吸いあげる。
限界まで割り開いた少女の股間で、剥き出しの膣口に進入させる指の数を一気に倍に増やす。
さらに、もう一方の手も少女の下腹に潜り込ませて、少女の敏感な女核を激しく擦り捏ねた。 
「………―――ッッ!!」
快楽と呼ぶにはあまりに強すぎる衝撃が、水中に沈んだ少女の全身に駆けめぐり、水の中で、少女は無言で
絶叫した。
大きく見開かれた少女の瞳が、受けた衝撃の大きさを如実に表していた。
ビクン! ビクン! ビクン!
大きく三回、華奢な全身を振るわせて、少女はついに絶頂を迎えた。
少女の絶頂に合わせて膣口から大量に溢れた愛液が、泉の中に、ゆっくりと拡散していく。
余震のような最後の痙攣を終えると、少女は秘唇にアンナの指を受け入れたたまま、全身を脱力させていっ
た。
その様子を最後までしっかりと見届けて。力尽きた少女をしばしうっとりと見つめたあとで、アンナはゆっ
くりと、少女を水中から助け起こしてやった。
少女の胎内に残していた指を抜きとり、ぺろりと舐める。
それから、アンナは、ぐったりとなった少女の顔を悪戯っぽく覗きこんだ。
「気持ちよかったでしょ? 気に入ってもらえたかしら」
「………ぁ……ぅ」
「答える元気は残ってないか。……でも、まあ、きっとすごく気持ちよかったのよね? おしっこ漏らしちゃ
うぐらいだもの」
「……ぁ」 
絶頂の瞬間、少女の膣口から溢れる愛液に、金色の体液が混ざるのを、アンナは目聡く確認していた。
死にたくなるほど恥ずかしい事実を指摘されて、少女は雪の肌を肩まで朱に染めて俯いてしまった。
「はじめてなのに、失禁するほど気持ちよかったんだ。……いやらしい娘ね」
「………うっ」
囁きかけるアンナに、少女は返す言葉もない。
微かに嗚咽を漏らし始めた少女に、アンナは優しく口をつけた。
「ふふ、いいのよ……。いやらしくてもいいの。どれだけ乱れちゃっても許してあげる。これからは、わたし
が毎晩たっぷりと可愛がって、貴女を今よりももっとスケベで、いやらしい娘にしてあげるわ……」
言いながら、アンナは水に濡れた自らの侍女服のスカートをゆっくりとまくりあげた。
少女の目の前で自らの下着を取り払うと、アンナは続けた。
「でも、まだ夜は、終わりじゃないのよ……?」
アンナのそこは、少女のものに負けず劣らず、しっとりと濡れて、熱く潤んでいた。
「さあ、ノイエ。わたしのここに誓いの接吻をなさい、それが誓いの証。貴女これから、わたしの物になるの。
……ずっと、ずっと、いつまでも。……気が遠くなるぐらい、可愛がってあげるわ」
囁きながら、アンナは自らの下腹をゆっくりと少女の顔に被せていった。
自失した少女は、迫ってくるアンナの秘部を避けようともしなかった。
「……んっぅ」
アンナの濡れた秘唇が、神々しいほどに整った少女の顔に触れる。少女の鼻先がアンナの敏感な箇所に触れる
と、アンナは思わずと息を漏らした。
「あは……っ。ゾクゾクする。もう、最高……っ! こんなきれいな顔に跨れるなんて!」
言いながら、アンナは少女を見下ろした。
「……さあ、舌を使いなさい、ノイエ。さっきわたしがしてあげたように」
冷然と命令を下す。
その命令に少女もまた従順に従った。
「ん……う」
「ふふ……、そう、そうよ……。そうやって、丁寧に舐めるの……。ああ……気持いいわ……」
物慣れない、ぎこちない少女の舌使いが、逆に興奮をより一層掻き立ててくれる。
363崩国の少女祭祀11:2008/07/30(水) 15:52:35 ID:+N9+19LZ
そこでふと、アンナは自分がある衝動を我慢していることを思い出した。
「……わたしったら、いいこと思いついちゃった。ねえ、ノイエ――」
アンナはねっとりと、自らの股間に埋もれた少女に視線を注いだ。
「――さっきは、わたしの指におしっこひっかけてかけてくれたわよね? そのお返しに、今度はわたしがお
しっこかけてあげる。ここの水、とっても冷たいんですもの。冷えちゃって。……それに貴女ったら、ちょ
うどいいところにいるんだもの」
熱に浮かされたように囁くアンナだが、その言葉の内容をわかっているのかいないのか、少女はただじっと
虚ろな瞳でアンナの股間に顔を埋めていた。 
「どう? 覚悟はいいかしら?」
言葉は疑問系だったが、アンナが少女の返事を待っていないことは明らかだった。
早口に、次々と要望をぶつけていく。 
「さあ、口を開けて……。ただかけるだけじゃつまらないわ。零さずにぜんぶ飲み干すの。零したりしたら、
後が酷いんだから」
少女の女核に脅迫の爪をあてがって告げる。
だが、その脅迫は無用のものだっただろう。
少女はすでに、その可憐な唇を開いて、その時を待っていた。
従順なその様子に、アンナはにっこりと満足の笑みを浮かべる。
「いい娘ね。それじゃあ……、ほんとうにいくわよ……」
言い終えると、アンナはふるふると体を震わせ、言葉通り少女の口腔に、温かな黄金色の体液を放っていっ
た。
シャァァァァ……。
神聖な泉に、はしたない放尿の音が響く。
少女の白い喉が鳴って、その胎内に、小水がゆっくりと収められてゆく。
少女の顔に陶然と跨がり、自らの小水が収められてゆく少女のお腹を愛おしそうに撫でながら、アンナは
たっぷりと二分以上もかけて、貯まっていた小水を残さず少女の口に注ぎ込んでいった。
その行為の余韻を十分に味わってから言う。
「……あは。ほんとうに飲んじゃった。これで貴女、もう戻れない。……いいわ。これからはほんとうに、
わたしがあなたのご主人さまになってあげる。責任を持って飼ってあげるわ。だから、さあ。もっとわた
しに尽くしなさい、――ノイエ」
「は……い」
アンナの濡れた陰毛の下でそう囁くと、少女は小水に濡れた可憐な舌を、ゆっくりとアンナの秘唇に這わ
せていった――。
364崩国の少女祭祀12:2008/07/30(水) 15:56:56 ID:+N9+19LZ
「あの……もしもし?」
ふと気がつくと、ひんやりと冷たい手がアンナの額に触れていた。
アンナはそこで、ふと我に返った。
目の前には、未だ心配そうに彼女を見つめる少女の顔。
そして、いつのまにか、桟橋に横になっている自分。
(は……、あれ? ゆ……幻覚? わたしは今、一体何を……)
――しているのだったか。
解答はすぐに得られた。
彼女はいつのまにか、少女に見蕩れて、のぼせて倒れてしまっていたのだ。
(な、なんてこと……!)
アンナの顔から、血の気が引いてゆく。
それから彼女は、いまだに酷く心配そうに自分を見ている少女の視線に気がついた。
「あ……、その……、と、とにかく、……ご心配なく!」
裏返った声で叫ぶように告げると、跳ねるように立ち上がった。
平気であることをアピールして無意味に体を動かす。
大きく深呼吸して、無理やりに気を落ち着ける。
何度か深呼吸を繰り返した後、アンナはようやく気を落ち着けて、ふと下を見た。すると、彼女のそばで
跪いていた少女があっけに取られたように、アンナを見上げていた。
目の前で急に倒れたかと思ったら、今度は急に立ち上がって、元気に動き、深呼吸を始めたのである。
さぞびっくりしたことだろう。
小さな口をぽかんと開けて彼女を見上げるその表情は、14歳という少女の年相応にあどけなかった。
その表情にほっと心が和む。
――と同時に、
(わたしったら、本当に、いったい何を……)
先ほど脳裏に描いた妄想を思い出して、アンナは身震いをした。
――こんな、いたいけな少女に欲情してしまうとは。
それでなくとも、今は戦時なのだ。
早ければ明日の夜にも敵国の大軍が王都を包囲しようかという非常事態なのである。
そして、先の戦でほとんど壊滅に近い損害を被った月の女神の教団において、ノイエは、ただ一人残され
た高位の神術使い(ルキアナート)なのである。
今の教団に、迫り来るトラキアの魔術師団に対抗できるほどの力ある神術を扱える者は、先の戦に参戦を
許されなかったノイエを除いていない。
今夜の儀式で、ノイエは王都全体を覆う巨大な神術の防御結界を発動させる。
それは、王国の命運がかかると言っても少しも過言ではない重要な儀式だ。
その大儀式を執り行うために、ノイエは今まで丸三日間も禊を続け、そして今夜、決行の時を迎えようと
している。
――それを、こともあろうに、侍女の自分が。
――彼女をサポートする立場にいるはずの者が。
仕える対象に欲情し、心を乱してしまうとは。
大事な儀式の前なのに。いたずらに心配をかけ、混乱させてしまうとは。
さらには。
運よく妄想の内に止まり、未遂に終わったものの。
もし、万が一、あの穢れた妄想を、実行に移してしまっていたとしたら――
慙愧の念に捕らわれ、アンナは泣きたくなってきた。
それでも、目の前の少女にこれ以上無駄な心配をかけるわけにはいかない。
震えながら、なんとか涙をこらえる。
365崩国の少女祭祀13:2008/07/30(水) 15:59:46 ID:+N9+19LZ
目の前で赤くなったり青くなったりと、なにかと忙しい、そんな彼女を、ノイエは不思議そうにみていた。
それから、すぐに得心したように頷いて、言った。
「わたしがまだ子どもだから、不安なのですね?」
王国にとって今夜の儀式は真に重要なものだ。
その主祭祀が自分のように頼りない小娘だから、不安で動揺しているのだろう、と少女は考えたのだ。
「――え?」
すぐには意味が理解できず、問い返してから、アンナははっとなった。
「そ、そんなわけでは――!」
だが、少女は構わず続けた。
「気持ちは、わかります。わたしが貴女の立場でも、きっと不安に思うでしょうから。――でも、大丈夫。
わたしはきっと、うまくやります。
皆が言うように、わたしの技術はまだまだ未熟ですけれど。それでも、この儀式だけは、必ず成功させて
みせます。だから、安心して見ていてください」
そういって、少女はにっこりと微笑んだ。
気負いのない笑みだった。
凍りついていたアンナの心が、その笑みにじわりと蕩ける。
少女の推理はまったくの見当違いだったが、だからといって、アンナがこの時まで、少女が執り行う儀式
の成功を信じて疑っていなかったかというと、そんなことはなかったのだ。
むしろ、少女の言う通りだった。
先の戦での歴史的大敗。
その逆境を挽回する為に、今回、王国神殿騎士団長バフマン・オードの指揮で行われる、今回の防衛戦。
その要である今夜の儀式は、《聖王国》の長い神術の歴史の中でも例のない、大規模な儀式になると言わ
れていた。
それを、以前からその才を認める声は聞かれていたものの、まだ年若い14の少女が執り行うことに対し
て、王国の重臣たちの中にも反対意見が多かったという。
結局のところ、ノイエがこの儀式の主祭祀を任されたのは、他に人がいない、という一点の理由からきて
いるのだ。
この部屋に入ってからは、少女に美貌に見惚れてしまって、そんなことはすっかり忘れてしまっていたが、
少女に指摘されたように、アンナもまた、王都に住む他の人々と同様、今回の儀式の成功に大きな不安を
持つ者の一人だったのだ。
だが――、それも、少女の笑顔をみたらきれいに消えてしまった。
欲情も、後悔も、何もかも一緒に。
少女につられて、アンナもまた、心からの笑みを浮かべた。
信頼の言葉が、自然と口をついてでる。
「信じておりますとも。そして……、無力ながら応援しております。だから、どうか、頑張ってください
ませ、ノイエ様」
「まかせてください」
きっぱりとアンナに答えて、少女が細い腕に力こぶを作ってみせる。
そのポーズがあまりに似合わなくて、アンナは思わず吹き出してしまった。

その華奢な身体に、王国の期待と不安を一身に背負って。
想像もつかないほどの重圧を感じているはずなのに――。
目に涙を浮かべて、くすくすと笑いながら。
アンナは、こんな状況でも人を気遣う余裕を忘れない少女を、心から敬愛した。
そんなアンナをみて、ノイエは気を取り直したように言った。
「さあ、それでは着付けの手伝いをお願いしますね。急がないと遅れてしまいそう」
少女に言われて、アンナは自分の役目を思い出し、大慌てで着付けの準備をはじめた。
王国の命運を決する儀式が、今、始まろうとしている。
366名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 19:38:48 ID:zEtHnZXc
これは良い百合
367名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 01:09:54 ID:qq5Yj32/
この不自然な改行は何?
368名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 01:43:13 ID:WhYbidM/
>>367
誤爆?
369名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 04:05:23 ID:WASNhQ8t
いや、確かに改行不自然だね。俺も気になった。
文字数が統一されてるわけでもないし文脈や文節で改行してるわけでもない。
まあ取り合えずインデントを入れたほうが見やすくなると思う。

え?内容?すまねぇ。百合は判らんのだわ(´ω`)
調教に期待しますよ。
370名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 12:35:59 ID:1z2g6awH
なるほど、改行は適当に気分でやってました
次があれば気をつけます(・ω・)ゝ
371名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 10:35:00 ID:z8Ftq6Ej
こういうのが趣味なので自分で書いてはみたけども、うーむ難しい…
372ラブオブスレイブオブラブ:2008/08/03(日) 10:35:45 ID:z8Ftq6Ej
グランヴァル家本館の扉が開いて一組の男女が姿を現した時、もう既に朝日は昇りきって
いた。
二人は肩を並べて本館の建物を回りこむように歩を進め、ゆっくりと厩に向かっていった。

ミラルバ王国の貴族の中でも最も由緒ある名門の一つ、アンツォン家嫡男、レオナールは、
先日自分の銀行で起こった取り付け騒ぎの話をしていた。
「…全く庶民とは愚かな生き物だよ。やはり誰かがきちんと手綱を握っておかないと、で
たらめに走り回ったあげく、勝手に谷底に落ちてしまいかねないね。ハッハッハッ!」
と笑いながら、彼は隣を歩くほっそりした女性に目をやった。

胸元まで伸びたうっすら青みを帯びたプラチナヘアーや、常に冷静さを失わないアイスブ
ルーの瞳から、まだ若干16歳にしてすでに「青の魔女」の異名を持つアマリア・グラン
ヴァルは、やはりいつものごとく無表情だった。
レオナールは内心『やれやれ…』とため息をつきながらも、彼女の怜悧な美貌につい目が
釘付けになる。
『この取り澄ました顔が、ひとたび俺のアレを捻じ込まれるとトロトロに溶けちまうんだ
からなあ…』
レオナールは、昨晩のベッドでの彼女の激しい乱れ様を思い出し、ついニヤつきながら歩
いていると、突然「ドカン!」という大きな音とともに、彼らが向かっていた厩の入り口
から、大きな図体をした男がゴロンゴロンと転がり出てきた。

男はしばらく地面に転がったまま「痛ててて…」とうめいていたが、やがてゆっくり立ち
上がって粗末な服のホコリをパンパンと払う。その尻のど真ん中には、くっきりと馬蹄の
あとがついていた。
「何だよアドリア、昨日の餌は気に入らないみたいだから元に戻したのにさぁ…」
と言いつつのっそりと厩の中に戻っていく男の様子を見て、レオナールは思わず噴き出す。
「アハハハハ…あいかわらず君のところのデカブツ君は愉快だねえ…ハハハ…」
レオナールの爆笑にも、アマリアは眉一つ動かさない。
「…しかしなんだね、いくら奴隷とはいえもうちょっとマシなのをおかないと、魔術界の
名門、グランヴァル家の名に係わるんじゃないかな」
アマリアの眉がピクリと動いたが、花びらのごとき唇から流れ出た声は、いつものごとく
涼やかだった。
「ダグ、レオナール様がお帰りになります。馬をお出しして」
入り口から、ダグと呼ばれた男の顔がひょっこり覗いた。
岩山のような体つきだが、その田舎めいた純朴そうな顔はまだ青年のものだった。
「ありゃ、お早うございますレオナール様、お嬢様。今すぐお出しします。」
373ラブオブスレイブオブラブ:2008/08/03(日) 10:36:53 ID:z8Ftq6Ej
やがてダグは栗毛の見事な馬を引きながら現れ、馬を止めるとその脇にひざまずいた。
レオナールは「フン」とあざ笑いながら、その大きな背中に足を掛ける際、わざと乗馬ブ
ーツの踵をきつく食い込ませる。
だが頑丈なだけが取り柄のダグは小揺るぎもしない。レオナールはやや興ざめした表情で
馬に登り、そのままアマリアに軽く手を振って走り去っていった。

彼女は相変わらず無表情のまま彼を見送ると、やがてクルリとダグに向き直った。
「あれぇ、お嬢様、何でご機嫌斜めなんでしょう」
付き合いの長い彼には、一見判で押したように変わらぬ彼女の表情を読む事など容易い事
だった。
アマリアの青い瞳がほんのわずか細められ、次の瞬間ダグの着ていたシャツの袖口がプス
プスと燃え出した。
「あ、熱ッ!や、やめてくださいよお嬢様ぁ!」
と、ダグはあわてて袖をパタパタはたく。
「いい加減馬と馴れ合うのはやめなさい。つけあがらせるからあんな醜態を晒すのです」
氷のように冷静に聞こえる言葉にも、彼はかすかな苛立ちを感じ取っていた。
「あー、そのー、ご命令とあらば頑張りますけど…」
と言いながら彼はクルリと向きを変える。
「いいかお前達、片付かんからさっさと餌を食っちまえ!もたもたするな!」
と声を荒げながらダグが厩に入った次の瞬間、ドガガガン!という音とともに、今度は全
身に蹄の跡を5つほどつけた彼が転がり出てきた。
アマリアはほっそりした腕を組み、思わず小さなため息を漏らした。

朝食後の紅茶を飲みながら、グランヴァル家当主にしてミラルバ王国5大魔術師の一人で
あるロドルフが口を開いた。
「分かっているだろうが、今夜は『大盾』だから少し遅くなる」
「はいお父様」
とアマリアが答える。
『大盾』とは、王宮最上階に設置された、遠隔呪術等を防ぐための魔術装置で、3ヶ月に
一度、ミラルバ王国を守護する魔術師5家の代表が魔力を充填する儀式を行う。

「そういえば、お父様は幾つの時から『大盾』をされてらしたんでしたっけ?」
との彼女の問いに、昔を思い出しながら彼は目を細めて言った。
「18だったかな。だがお前は私より才能が有るからなあ、どうだ、次回あたり試しに」
「ご冗談を。私などお父様にはまだまだ遠く及ばないのはご存知のくせに」
「いやいや、そんな事はないぞぉ、ハッハッハッ!」
朝日の差し込む食堂に、朗らかなロドルフの笑い声が響き渡った。
374ラブオブスレイブオブラブ:2008/08/03(日) 10:37:41 ID:z8Ftq6Ej
アマリアは、王立魔術院付属学校に通っていた。
彼女が2時間目の歴史の授業を受けていると、突然事務員が教室に駆け込んできて彼女の
名を呼んだ。クラスが不穏な雰囲気にざわめいた。

はたして、事務室で聞かされた知らせは良くないものだった。
王宮に忍び込んだ暗殺者が王の命を狙い、ロドルフが身を挺してそれを防いだものの、失
敗を悟った暗殺者は自爆、ロドルフは傷を負ったらしい。

アマリアが蒼ざめて病院に駆けつけると、そこには既に王宮の関係者が多数詰め掛けてい
て、口々に彼女に声を掛けてきた。それによると、ロドルフの傷は浅くはないものの命に
別状は無いとの事。彼女は思わずその場にへたり込みそうになるが、次期当主としての矜
持がそれを許さなかった。

面会が許され、思わず小走りでベッドに駆け寄るアマリアを「おいおい」とたしなめるロ
ドルフは、包帯だらけではあったが思いのほか元気そうだった。
彼は、涙をグッと堪えて毅然と振舞う彼女の様子に満足げに頷くと、心配をかけた事を詫
び、続けて彼女に言った。
「朝の話が予言のようになってしまったが、まあ確かにお前なら大丈夫だろう」
「何の事ですかお父様」
「なんだ忘れっぽいな。今夜の『大盾』だよ」
アマリアの顔から血の気がさっと引く。
「なあに、儀式自体は本当に簡単だ。まあそれなりのオドが必要にはなるが、お前なりに
まあ、そちらの準備も出来ているようだしな…」
とロドルフはやや苦笑いを浮かべた。

ダグが鼻歌交じりに馬の水桶に水を足していると、突然アマリアが厩に駆け込んできた。
「やあお嬢様、お館様は大事無くてよかったですねぇ」
との彼の声も全く耳に入らぬげに、彼女は周囲をキョロキョロ確認すると、厩の大戸をギ
ギーッと閉じてしまった。
「ち、ちょっとお嬢様、どうしたんですか」
整った顔をキッと上げてダグを見つめたアマリアのブルーの瞳は、彼が今まで見た事がな
いほど揺らいでいた。
「これから私が言う事は、絶対人に漏らしてはなりません」
「え?あ、はい!」
とダグは思わず直立不動の姿勢をとったが、即断即決が信条のアマリアが、なぜか青い瞳
に煩悶の色を浮かべたまま、次の言葉をなかなか口にしない。
「…あのぉ…お嬢様?」
「お黙りなさい!」
「は、はいっ!」
そしてまたしばしのモジモジの後、やっと彼女が口を開いた。
「オドを…」
「はい?」
「お、お前のオドを私に提供しなさい」
「…………ええぇっ?!」
375ラブオブスレイブオブラブ:2008/08/03(日) 10:38:53 ID:z8Ftq6Ej
生体エネルギー「オド」は、全ての魔術の元になる力である。誰でも大なり小なり持って
はいるが、一般人のそれはあまりに量が少なく、ましてそれを魔術として使う事は不可能
だった。
しかし魔術師であっても、大きな魔法を使おうとする場合は自前のオドでは足りないのが
常で、何らかの方法でそれを補う必要がある。
いくつかの術やアイテムが存在するが、実は女性魔術師であれば、男性との肉体的接触で
直接相手からオドを得る、つまり「セックス」が一番効果的な手段だった。
それゆえ、常日頃から複数の男性と性的交渉を重ね、自分と波長のあう男性を探しつつ、
オドをどんどん体内に貯めていくのが、女性魔術師の重要な心得の一つであった。

ダグが頭をポリポリかきながら言う。
「えーとお嬢様、その為にほぼ毎晩、レオナール様とかアンドレ様とかクロード様とかジ
ョルジュ様とか…」
「お、お黙りなさいっ!グランヴァル家の大事、あれだけでは全然足りないのですっ!」
彼女が珍しく狼狽した様子を見せる。
「もしや、もしやイヤだとでもいうつもりですか!」
もちろんダグに異論のあろうはずも無い。
長年憧れ続けてきた美しい女主人を我が手に抱けるなど、命と引き換えてもまだ釣りが来
る位だ。
彼は躊躇無くアマリアのほっそりした体を抱え上げると、厩の奥の一角に連れて行く。

奴隷である彼には無論自分の部屋などない。厩の奥、干し草を積み上げ、大きな布を一枚
かぶせた物が彼のベッドだった。
彼はその脇に彼女を立たせ、そのほっそりした体を強く抱き締め唇を重ねようとする。
彼女はそっと目を閉じかけたが、途中でハッと気付いたかのように青い目を見開き、頬を
染めながらプイッ!とそっぽを向いてしまう。
「ど、奴隷の分際でどういうつもりっ?!お前はオドを補給する為のただの「道具」なの
ですっ!さっさとする事をすませなさいっ!」
「確かに」とダグは苦笑しつつも、興奮を隠しきれない様子で、しかし思いの他手際よく
自分と彼女の服を脱がせてしまう。
素裸にされた彼女は、すぐ目の前に立つ、岩から掘り出したような彼の体をなぞる様に視
線を落としていったが、突然その青い瞳が激しい驚きで見開かれる。
彼の股間から、彼女の想像をはるかに超える、雄々しく逞しいモノが反り返っていた。恐
らく彼女の小さな手では、両手でも扱えないほどだろう。
376ラブオブスレイブオブラブ:2008/08/03(日) 10:39:43 ID:z8Ftq6Ej
「…あ…こ、こんな…こんなのって…」
彼女は思わず後ずさろうとするが、彼の丸太のような腕にきつく抱きすくめられてしまう。
彼女の背は彼の胸元くらいまでしか無い。二人の体に挟まれた逸物が、彼女の白くなめら
かな腹部から、まだ小振りだが形よく膨らんだバストにかけ、カチカチに反り返ったまま
押し当てられ、ドクン、ドクンと激しく自己主張する。
「わ…私、お前に…こんなので犯されてしまうの…」
胸苦しげに浅い息をつく彼女の耳にダグはそっと囁いた。
「もちろんです。しかもお家の大事ですから、1度ではダメです。何度も、何度も、この
愛らしいところに…」
と、後ろから彼女の股間に手を差し入れ小さな合わせ目を指でなぞると、ヌルリとした感
触がはっきり伝わってきた。
「あ、違いますっ!これは、これはっ!」
と狼狽する彼女にかまわず、彼はぬるついた合わせ目にズブリと太い指を押し込んでしま
う。彼女はビクンと細い腰を震わせ、思わず彼にしがみ付く。
ダグは、指を締め付けてくる強い圧力や、その指を動かすと微かに聞こえる『くちゅっ、
くちゅっ』という淫らな音をしばらく楽しんだ後、彼女を干し草ベッドに横たえ、細く白
い両腿をつかんで大きく拡げてしまう。
「…あ…ぶ…無礼なっ!」
とアマリアは真っ赤な顔で抵抗を試みるが、岩山のようなこの男には薄絹のカーテン1枚
ほどの障害にさえならない。
控えめに群れる薄青い繊毛や、桃色の濡れた合わせ目、その上部の薄皮に包まれた小さな
突起や、一番下の小さな薄茶色の窄まりさえも、男の舌は隈なく念入りに蹂躙する。
彼女が恥ずかしさに思わず上げた呻き声は、いつしか甘く湿ったものに変わっていた。

ダグが既に汗まみれの彼女に体を重ね、パンパンに張った巨大な先端を彼女のぬるついた
合わせ目にグニュリと押し当てる。
彼女は思わず息を飲み、不安さを隠しきれない声で言った。
「い、いいですか…ゆっくり、ゆっくりです…私が止めろと言ったらすぐに止め…あ!あ
ああああっ!!」
彼女が不意に絶叫し、細い体を激しく仰け反らせた。
ダグがその大きな手で彼女の小ぶりな尻をギュッと掴み、濡れた小さな入り口にいきなり
巨大な先端部分を捻じ込んでしまったのだ。
彼女は気が狂うほどの激痛に一瞬気を失いかける。
「…あ…ひどい…なんで…ゆ、ゆっくりって言っ…あ!…あ!あぐううぅぅ…」
彼女のしなやかな体が、串刺しにされた魚のように激しく痙攣する。
彼の体重が十分に乗った灼熱の太杭が、狭い肉洞の抵抗など全く無視したまま、一気に彼
女の最奥まで突き刺さっていた。
377ラブオブスレイブオブラブ:2008/08/03(日) 10:40:38 ID:z8Ftq6Ej
実はアマリアは処女だった。
2桁に上る男達とベッドをともにしていながら、どうしても自分の体を任せる気にはなれ
ず、彼らに淫夢を見せる術をかけ、勝手に彼女のベッドの上で悶えるに任せていたのだ。
その様は、こう言っては悪いがただただ滑稽でしかなかった。
だからセックスがこれほど残酷で、激しくて、狂おしいばかりの愛情に満ち溢れたものだ
という事など知る由も無かった。

アマリアは、この男が恐らく合った瞬間からずっと深く彼女を愛し続けている事などとっくに気付いていた。
奴隷の分際で、国内有数の名家の次期当主に一方的に懸想をし、彼女と夜をともにしたき
ら星のような男達に分不相応な嫉妬を抱く。たまたま転がり込んだまさに千載一遇の機会
に野良犬のようによだれを垂らして飛びつき、思いやりや繊細さなど一片の欠片も無く、
凶悪な欲望を相手が壊れんばかりにぶち込んでくる。

別にどうでもいい事だ。
この蛮人にとってどうであろうが、彼女にとっては、これは儀式の為にオドを得るための
ただの手続きに過ぎない。
何も考える必要は無いのだ。

なぜ彼が他人から愚劣な扱いを受けると彼女が燃えるような怒りを覚えるのか。
なぜあんな汚いモノを押し当てられ、股間をいじられただけで、失禁したかと思うほど大
量の蜜を溢れさせてしまったのか。
なぜ今自分から彼の唇を求め、差し込まれた舌に夢中で自分の舌を絡めているのか。
なぜベッドの上で一人悶える男達の姿をせせら笑いながら、自分はといえば、熊のような
大男にケモノのように後ろから貫かれる妄想に浸りつつ自らの股間に指を埋めていたのか。

考える必要は無い。いや、考えるのが怖い。

激しく喘ぐ彼女の細い体を一段と強く抱き締め、彼は張り詰めた先端を彼女の最奥さえ突
き破らんばかりに押し込んでくる。
彼女は、灼熱の鉄杭が本当に心臓にまで刺さって来そうな感覚を覚え、恐怖と、脳が痺れ
るほどの快感に襲われる。
やがてその鉄杭が一段と太くなったかと思うと、ついに大量の精を噴出させた。
焼け付くようなエネルギーが、膣を、子宮を、全身を、破裂させんばかりの勢いで満たし
ていく。
彼女は、自分の腰が激しく痙攣しながらも、なお貪欲に彼を飲み込もうとしているのを感
じつつ、完全に意識を失った。
378ラブオブスレイブオブラブ:2008/08/03(日) 10:42:07 ID:z8Ftq6Ej
気付くと、ダグが穏やかな目で彼女を見つめていた。
いまだ彼の分身は彼女の奥深くに突き刺さったままで、ドクン、ドクンと力強いリズムを
伝えてくる。
「…大丈夫ですか」
との彼の優しげな問いかけに急速に意識が目覚めるのを感じながら
「当然です。これ位どうという事はありません」
と毅然と答えたつもりだったが、舌が甘くもつれてうまく話せない。
「そうですか、よかった」
とニッと笑いながら、彼が彼女の胎内に収まっているモノをズルリと引き出そうとした。
「あ、ああっ!」
と、彼女はあまりの喪失感に狼狽し、逃がすまいとでもするかのように思わず腰が浮いて
しまう。
ダグが目を丸くしたのに気付き彼女もハッとしたがもう遅い。
「あ…これはその…別に…あっ!ばか違う、ん、んんっ、ああっ…」
ピンと立った小さな乳首を吸われながら、また極太の肉杭が激しく突き込まれ始めたのを
感じ、彼女は「違う…違う…」とイヤイヤをしながら、男の逞しい体に夢中でしがみ付い
ていた。

あやうく彼女は『大盾』の儀式に遅刻するところだった。
何となく離れるに離れがたく二人で汗まみれの体で戯れるうち、結局あのケダモノに5度
も精を注ぎ込まれてしまったからだ。
儀式自体は大成功に終わった。というより、オドがオーバーフロウを起こしかけるほど蓄
積が進み、次回は3ヵ月後ではなく、6ヵ月後でよかろうという結論にさえなった程だ。
長老格のホルガーが「いやあ若いというのはいいのぉ、有り余ってるのぉ」とアマリアの
ほっそりした体を上から下までとっくり眺めて彼女を赤面させてしまい、ご意見番のイザ
ベル女史に杖で引っぱたかれていた。

『大盾』に供出してしまった分のオドは、当然また補充しなくてはならなかった。
『し、仕方ないわ。お父様が退院するまでの間、当主代行としての当然の勤めですもの。
でも、どうやって補おうかしら』と一応考える振りをしてはみるものの、実は補充方法は
一つしか思い浮かべていない、アマリア・グランヴァル、16歳の夏であった。


終わりざんす
379名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 06:54:27 ID:1Wf7g9qT
>>371
乙です。いやぁなかなかでしたよ
380名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 12:13:01 ID:+k6VvB8F
>>371

あと34kか。どうすっかな…
381名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 22:10:45 ID:PX7Jg27Q
you何か投下するんならしちゃいなyo!
いい感じに埋まったら俺が次立ててやるze!
382名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 01:17:19 ID:wf1sijDf
>>371
GJ! 次回の補充を期待してます。

383名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 01:00:40 ID:XM3P1AYz
>>333の続きを投下します。11レスです。
384少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:01:40 ID:XM3P1AYz
 
それから十年。
ケンダルは、ディアント領地を離れ首都にいた。
神殿の奥深くに住み、滅多に人前に姿を現さない神々の御子と、その御子により
選ばれた王に仕えることを学ぶためである。

父親に連れられて首都に来たのは、魔女がディアント領地を去った直後。
ディアント領地の子のみならず、地方で育つ貴族階級や領主階級の子弟は、そうやって
若い時期の何年かを首都で過ごすのが慣例だと、ケンダルの父親は語った。
「フェイの病気が気がかりだという気持ちも分かるが、それならまずたくさんのことを
身につけ、成長し、そして責任を負うことを学ばなくてはならない」
ケンダルの父親は、息子が魔女に会いに行ったことを暗に咎めてそう付け加えた。
まだ二、三年は先になるはずの遊学だったが、そのような理由で早まったのだから、
ケンダルは父の言葉に黙ってうなずいた。

首都マナウルは、うっそうとした森を擁する小高い丘を背後に、すっと天へ伸びる
白い建物――父が言うには御子の住まう神殿――が最奥にそびえ立ち、そこから
赤茶けた家々が扇状に広がって、なだらかな斜面を埋め尽くしていた。
その遠望は圧倒されるような迫力があったが、ケンダルのがっかりしたことに、
見た目の華やかさとは逆に、都市の内部は道が狭くごみごみとしていて、
行き交う人々の人いきれで、馬に乗っていても息がつまりそうになった。
それから首都にいる間はずっと、風通しの良いさわやかな空気を求めるように、
ケンダルは心のどこかでディアント領地を恋しく思っていた。

「おい、セラン。こんな話は聞いてないぞ」
そして、十九歳になったケンダルは、今日も同じようにディアント領地を恋しいと思った。
たくさんの女たちの香水と脂粉の匂いは最悪だったし、それらに混ざった隠しようもない
生臭さはもっと気分を悪くさせた。
座高の高い丸椅子に座ったまま、落ち着かずに足踏みする。
その気はないつもりなのに、女たちのひらひらした服装が劣情をそそり、思わず半身を
前かがみにして、ひざの上で両手を組む。
385少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:02:37 ID:XM3P1AYz
 
「お前の言っていた、おれを連れていきたい場所ってのが、こんなところだって
知っていたら……」
首都の山の手と下町とを分ける大通り、酒場や賭場が軒を連ねる歓楽街の一角に、
その娼館はあった。蝋燭をふんだんに使った一階部分の酒場も兼ねたサロンでは、
ケンダルの見知った顔がやはり二、三人の娼婦に取り囲まれている。

それら娼婦たちのくすくす笑いに囲まれて、ケンダルは所在無く膝の上のこぶしを握り、
セラン・イリューズの燃えるような赤毛頭をにらみ付けた。
首都でケンダルが世話になっているイリューズの一族、その跡取りであり、同い年の
親友であるセランは、娼館の女主人の乳首の見えるぎりぎりまで肌を露出した胸に、
そばかすだらけの顔を埋めている。

夕方、時間があるなら面白いところに行こうと誘った親友の言葉に、一も二もなく
乗ったケンダルだったが、こんなことのために遊学したのではないのだし、
最近のセランの秘密めかした夜の外出を考え合わせて、行き先をはっきり聞いて
おくべきだったと後悔する。

「なんだよ、ケンダル。そんな仏頂面することないだろ? せっかく、こんな天国の
ようないいところに来ているのに」
セラン・イリューズが胸の谷間から顔を出し、大きな口の端を丸めるように上げて、
にっと笑った。
ケンダルはそれを見て、そういえば初めてこいつに会った時も、こんな悪ガキの
ような笑い方をしていたな、と思い返す。

父親に連れられて初めて入ったイリューズの屋敷の、整然としたしつらえの書斎で、
ケンダルの父親とセランの父親が昔話をしている時だった。
ふと視線を感じたケンダルが廊下に続く扉へ顔を向けると、隙間からのぞくセランの
期待に満ちた目と、愛嬌たっぷりの笑みがあった。
このイリューズの一族は、王に選出されうる八つの家系のうちの一つにあたり、
ディアント領地からだけでなく、さまざまな地域から貴族の子弟を受け入れている。
その中でも、ケンダルとセランは年の近いこともあり、無鉄砲でいたずら好きという点で
気が合い、いつもつるんで行動をしていた。
机を並べて同じ師に学び、剣術や馬術を競い合う。一緒に悪さをして怒られたことも
あったし、お互いに励まし合ったり、相談相手になったりもした。
386少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:03:33 ID:XM3P1AYz
 
イリューズの屋敷に預けられた当初、寂しい思いをしていたケンダルを慰めて、
元気づけようとしてくれたのもセランだった。
(なあ、そんなに落ち込むなって。そうだ、俺の秘密を教えてやるよ。だから元気出せって)
(秘密? お前の秘密なんて、せいぜい厨房からお菓子を失敬した程度だな)
(言ったな、ケンダル。……まあ、聞けって)
セランは辺りを見回して人気のないのを確認し、声をひそめて続けた。
(見ての通り、この屋敷と御子さまの神殿は地続きだろ?
で、そこの茂みをくぐると、塀の崩れているところがあって、神殿の中が見えるんだ。
神殿に御子さまに仕える女官は美人揃いだぞ。今度一緒にのぞきに行こうぜ。
もしかしたら代替わりしたばっかりの御子さまも見られるかも知れない。
お前はまだ、御子さまにお会いしたことないだろ? 御子さまはまだお小さくて、
すごく可愛いんだ。ケンダルは会ったことがなくて残念だよ)

(御子さまがなんだよ。おれは魔女に会ったことあるんだぞ)
得意げに御子さま御子さまと繰り返すセランに対し、わけのわからない対抗意識に
駆られ、ケンダルは応酬した。
(アディアは、妹の病気や犬の怪我も治すことが出来るんだ。御子さまは神殿の
奥にこもってるだけじゃないか!)
(御子さまは神々の言葉を人に伝えているんだ。御子さまは偉いよ)
(魔女の方が偉いよ!)
むっとした表情のセランと言い合いになり、最後は顔を見合わせて同時に
吹き出した一場面。

――だからといって、こんないかがわしいところに誘うことないだろう?
相変わらずにやにや笑いを崩さないセランに、しかめ面をするが通じるはずもない。
「なんだ? 初めてだからって怖いのか?」
「この野郎。そんなわけないだろ。呆れているんだよ、馬鹿」
見栄を張っても仕方がないが、セランに怖気づいたと思われるのもしゃくに障る。
「女と寝るくらい……、分かったよ」
覚悟をきめて宣言し、個室のある二階に続く階段を横目でちらっと確認するも、
その誘い込まれるような隠微な薄暗さに、ケンダルはすぐ目をそむける。
387少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:04:28 ID:XM3P1AYz
 
「さあさあ、イリューズの坊ちゃん。あんたも初めてここに来た時には似たり寄ったり
じゃなかったかね」
館の女主人はさすがに、セランがげらげら笑うのを鷹揚にいなして、ケンダルへ
顔を向けた。
「それで、まあ一応、聞いておくよ。あんたはどんな娘がお好みだい?
こういう経験が初めてだっていうのなら、やはり初物ってわけにはいかない。
手慣れた相手がいいだろうね」
「好みの女? 好みって言われても」
「髪の色とかさ、何かないかい?」
「えっ……、髪の色なんて、何でも……。いや、それなら……黒で」
「黒、黒と。じゃあ、アイラが空いているね」
女主人はうなずき、ひらひらと手を振って若い娘を呼び寄せ、何事かを言いつける。

「すぐに用意が出来るよ。階段を上がって右側、二番目の扉だ。間違えなさんな」
「あ、ああ。ありがとう」
「何も考えないで楽しむんだよ。それが肝心」
ケンダルは、もうどうにでもなれと言う気分で立ち上がり、自分でも分かるほど
ぎくしゃくと階段に向かう。

「黒髪の女は知的な美人、頭はいいが情がない。金髪の女は豪華な美人、
見た目はいいがおつむはからっぽ。赤毛の美人は情熱的、だけど短気ですぐ怒る。
茶色の髪は気立てがいい、他には取り柄が何もないから」
セランが歌う巷間の戯れ歌を背にして、ケンダルは薄暗い階段を上った。
一階の華やかさから一転、階下から洩れる光だけが頼りの二階では、知らず知らず
のうちに忍び足になる。

――黒髪の女は情がないなんて、失礼なやつだ。
絶対にそんなことない。アディアの髪も黒だったし、自分が首都に来てから親切に
してくれた人にも、黒髪はたくさんいた。
憤慨しながら扉をノックし、答えがあると同時に開ける。
388少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:05:25 ID:XM3P1AYz
 
「あら、いらっしゃい。来たわね」
部屋の中には小さなろうそくの明かりが一つ灯っていて、出迎えた女の背が低く、
ふくよかな体型をしているのが分かった。
髪の毛は確かに彼の希望どおり黒々としていたけれども、その表面に艶がなく
両肩に乱れて落ちている様はだらしなく、五歳は年上と検討をつけた年齢よりも
少し老けて見えた。
ケンダルはどこか心の奥で失望したのを感じつつ、薄い下着のようなドレスに
浮き出る乳首と、そこから乳房の下に伸びる影に目が吸い寄せられる。
「あっ、ごめん」
思わず謝罪するが、ケンダルを招き入れる女の歩くに合わせて揺れる乳房から
視線をそらすのは、ひどく努力がいった。

「いいのよ。さ、どうぞ座って」
女に言われて見渡し、部屋いっぱいに占領するベッドに、ケンダルは途方に暮れた。
「えっと……、アイラ?」
椅子を探すのは諦めてベッドの隅に腰を掛け、女の名前を思い出す。
アイラはにっこりと笑って、ケンダルのすぐ隣に寄り添って座った。
「イリューズの坊ちゃんが友達を連れてくるって言うから、どんな男の子だろうって
みんなで噂してたの。名前はなんていうの? 年はいくつ?」
「ケンダル・オブテクルー。今年で……、十九」

乗り出すように体を傾けたアイラの胸が、ケンダルの肘に当たった。
谷間に二の腕を挟まれて、引っ込めようもなく押しのけるわけにもいかず、
弾力がありつつもやわらかな感触に、体の筋肉と別の場所が固まる。
ケンダルは意味もなく指を曲げ伸ばしし、気を紛らわせる。
「イリューズ家で預かる地方の領地の子? 首都で育ったわけじゃないわよね」
「あ……の、……」
彼女の肌から麝香に似た香りが漂ったかと思うと、そっと伸びてきた手がケンダルの
ふとももに置かれた。
389少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:06:21 ID:XM3P1AYz
 
「おれが生まれ育ったのは、ずっと北の方にあるディアント領地……で、その……」
膝頭が手のひらに包まれ、そのまま足の付け根まで這い上がる感触。
ふとももの内側にほんの少し差し入れられた指が、薄い皮膚の下の動脈を
うかがうように止まった。
「ディアント領地ってどんなところ?」
こころなしかアイラの口調が艶っぽい。
「首都に比べて人や建物は少ないけど、大きな森や沼地があって……うわっ」
ついにアイラの手がケンダルの股間に届き、先ほどから頭をもたげていたものを覆った。
ケンダルは小さく叫び、のどに張り付いた舌をはがして生唾を飲み込む。

「あら、もちろん。おしゃべりよりもこっちの方がいいわよね」
アイラがこの場にそぐわないほどさわやかな声でケンダルに言った。ベッドから
滑り降り、ケンダルの両足の間で膝をついて、ズボンをつかんで笑顔を見せる。
その無言の要求にケンダルはつられて腰を上げ、アイラがズボンを引っ張るままに
任せて下半身を露出させる。
そこから飛び出したものは、情けないほどに臨戦態勢だった。

「おれの、変じゃない?」
ケンダルの口をついで出た言葉がアイラの微笑みを誘う。
「立派なものよ」
「他の人もそう思ってくれるかな?」
「誰かにそう思って欲しいの?」
アイラは大げさに目を見開いてくすくす笑った。
「いや、そういうわけじゃなくって……」

ケンダルが口ごもるのをよそに、アイラは肘を伸ばして両腕を上げ、彼の上着を
やすやすと取り去る。
それからまた跪いて、ケンダルのものに手を添え、捧げ持つようなかたちに指を
巻きつけた。
両方の親指で縦筋に沿って上下した後、四本の指でかき鳴らすように愛撫し、
人差し指を立てて鈴口の周りを丸くなぞる。
「いっ……あ」
ケンダルは歯を食いしばり、何を言おうとしていたのかを忘れてしまう。
腰回りから背中にかけての肌が粟立ち、まとわりつく空気にじわじわと熱さが増す。
390少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:07:18 ID:XM3P1AYz
 
「じっとしててね」
アイラが言って、一息ついた。
じっとしていてと言われても、そもそもこの大事なところをつかまれていては
動くことも出来ないのに。ケンダルはそう思って彼女のつむじを眺めて苦笑し、
自分も小休憩とばかりに体の力を抜いた。
だが、彼が息を入れる間もなく、まぶたを伏せたアイラが顔を近づける。
並んだ白い歯の隙間から、濡れて光る赤い舌が出るのは見ていられたが、
それ自体が生き物のような動きで根元から一線で舐め上げられるのは、
目を閉じなければ耐えられなかった。

彼女の舌先が自在にうごめいて快楽を生み出す。ぐりぐりとうねるような
動きが彼の亀頭を刺激する。
あまりの気持ちよさに、こめかみで脈打つ血管が破裂しそうだと思った。
先端から透明な液が漏れ、アイラの唾液と絡まり垂れ落ちる。
こぶしを握りしめ、或いは開きを繰り返して、高まった射精感をごまかす。

「くっ、あっ……、アイラ」
腕を振り上げて揺らし、行き場のなくなった手を彼女の黒髪に潜り込ませる。
「我慢しなくていいのよ」
アイラがつぶやいた。彼女の口の端が妖艶に伸びたかと思うと、今度は大きく
唇を開けてケンダルのものを咥えこむ。
最初は確かめるようにゆっくりと、それから徐々に速度を上げて往復し、勢いをつける。
粘液にまみれた陽根が、口腔内でじゅぶじゅぶと音を立てる。
「んっ、んっ……、出してもっ……、あふっ、いいのよ……」
うねうね動く舌と肉厚の唇とに挟まれて、暴力的とも思えるまでにしごかれる。
ケンダルの丸めた背中から、熱気と共にぬるりとした濃い汗が次々と噴き出して、
腰のあたりへ流れてとどまる。

と、アイラが突然動きを止めた。
ケンダルから口を離し苦しそうにあえぐと、唇を開いたままで深呼吸をする。
大きく吸って、ふうっと吐いた呼気がケンダルの限界まで来ていたものに直撃した。
その最後の一押しの快感に、経験のないケンダルはひとたまりもなかった。
ぞわぞわとせりあがる焦燥感は止めようもなく、ケンダルは本能のままに昇りつめる。
「……いっ、あ…………」
びくんびくんと震える先端に全てが集中する。
白い液体が断続的に噴出して、アイラの額に、まぶたに、鼻筋に降りかかる。
391少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:08:14 ID:XM3P1AYz
 
「うわっ、ご……ごめん」
ケンダルは行為の後に来た多少の気だるさを黙殺し、彼女の顔に飛び散った
精液を慌てて拭う。
「あら」
アイラがまぶたを揺らめかせて微笑み、ケンダルへ差し出すようにあごをくい、と
上げて目を閉じた。

「紳士ね。それに……若いのね」
ケンダルが自分の放った精液を始末して彼女の顔から手を離した後、視線を
落としたアイラはおかしそうに口元を緩ませた。
彼女の無防備な表情やこころなしか上気した頬、その肌のいくら拭っても
まとわりついて取れないケンダルの臭いに、彼のものがまたもや反応して
いたからだった。

「さ、これからが本番よ」
アイラがベッドの中央に指して促した。
「おれ、その……」
「いいから、大丈夫。まかせて」
彼女に気おされて、ケンダルは後ずさりするようにそちらに移動して寝転がる。
それを追ってにじり寄ったアイラは、ドレスの裾を片手で上げ、見せつけるように
腰を二、三度振った。
影になってよく見えない場所にもう一方の手を差し込み、人差し指と中指で
割れ目を開きながら、覆いかぶさるようにケンダルの腰にまたがる。
ケンダルの一番敏感になっている先端がそこに触れ、べちゃりという音でもしそうな
濡れた粘膜の感触がした。
そこはかとない嫌悪感に、一瞬、ケンダルの背中が総毛立つ。

「こっ、ぐっ」
続けて、アイラが一気に腰を落とした。
何か意味のある言葉を言う暇もなかった。
舌で舐められたのとは比べ物にならない衝撃がケンダルを襲う。
――気持ち悪い? 違う。
やわらかく、あたたかい肉壁にすっぽりと包みこまれ、快楽が全身に広がった。
脳髄やこめかみの血管が膨らんで、目がぐるぐる回るようだった。
こんな気持ちのいいことがあったのかと、獣の咆哮に似たうなり声をのどの奥から
かろうじて吐き出す。
392少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:09:09 ID:XM3P1AYz
 
アイラの手が何かを求めて空中をさまよい、手放したドレスの裾がケンダルの
腹部にふわっと落ちて重なった。
やがて彼女は両手を揃え、ケンダルのみぞおちの辺りに乗せ、二つの丘のような
乳房と、その間の深い谷間を両腕の中に収める。
膝を上げてしゃがみこんだ態勢のアイラが、その体を上下に揺さぶる。
ドレスの下に隠れた結合部から、ぐちゃぐちゃと水音よりも重い音が肌を伝わって
ケンダルの耳に届く。

「はっ、あなたも……、んっ、動いて」
肉と肉とがぶつかる合間、とぎれとぎれにアイラが甲高い声で言った。
ケンダルは要求に応えようと上半身を少し起こし、ずり上がったドレスの裾から
露出した白い太ももに手を伸ばした。
その滑らかな肌触りに驚いて、ますます血肉をたぎらせながら、確かめるように
手のひらを密着させ、腰を精一杯突き上げる。
上手く動かせなくて尻と腰が痛くなるが構わず、無我夢中で彼女の腰を振るのに
合わせ、集中して打ち付ける。

突然、彼女の動きが変わった。
ただの抜き差しではない。円をえがくように下半身を回し、ケンダルの雁首を
こそげるように膣壁をこすりつける。舐めるような肉襞のうねりがケンダルの
動きと相まって、より彼を駆り立てていく。
また、かと思うと、おもむろに浅いところで短く素早く抜き差しし、特に径の狭い
入り口できしむほどに締め付ける。

彼女の性技に翻弄され、ケンダルの忍耐は長く持たなかった。
目の前が霞んでちかちかと光り、その時を迎えたのを知る。
最後の深く強い一突きの後、彼はアイラの中に膨張しきった欲望を素直に開放した。
「アディア……」
ケンダルはそのまま彼女の奥までねじ込み、収縮した膣内にまたせかされて、
何度も精を吐き出したのだった。

393少年と黒髪の女:2008/08/07(木) 01:10:10 ID:XM3P1AYz
 
鉄塊を体の中に詰め込まれたような疲労感に襲われて、ケンダルはベッドに沈んだ。
アイラが立ち上がって事の後始末するのをぼうっと眺め、一つの山を乗り越えた
という達成感と、無駄な体力を使ってしまったというむなしさとが、ないまぜになった
気分を味わう。
指一本動かないと思いつつも、このままずっとベッドに寝転んでいるわけにもいかず、
重い体をどうにか起こして座り込む。

「どう? 感想は」
アイラが水の入ったグラスを差し出しながらケンダルに話しかける。
「これで、セランに大きな顔をされずに済む……かな」
未知は既知となった。幻想は現実になった。
期待以上の快楽もあったが、終わってみれば部屋中に漂う生臭さが鼻につく。

「で、アディアって誰?」
含み笑いをしたアイラが、からかうような口調で言い、ケンダルはちょうど口に
含んだ水を噴き出しかける。
「私のこと、そう呼んだでしょう?」
「それは……、その……」
思い出して動揺し、言葉に詰まる。
「大事な人なの? ディアント領地に置いてきた恋人?」
「そんなんじゃないよ」
耳たぶと首が赤くなるのを自覚して、ケンダルはうつむいた。
「うん、でも……、いつかそうなったら……いいな」

「また、ここにいらっしゃい。あなたは最初の一歩を踏み出したばかりなんだから」
アイラの優しい声がして、ケンダルは顔を上げた。
「いいの?」
「ええ、もちろん。領地に帰って彼女と再会した時のために、もっと経験を積まなきゃね」
「……ありがとう。アイラ」
ケンダルはアイラに感謝の言葉を述べて部屋を出る。

館の女主人に黒髪を希望したのは、アディアとしたかったから。
アイラを見て失望したのは、彼女がアディアではなかったから。
でも、最後に絶頂を迎えた時、アディアを思い浮かべたのはひどく気まずく、まるで
彼女を汚したかのような罪悪感にとらわれて、ケンダルは、ほんの少し落ち込んだ
気分で帰路についたのだった。
394名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 01:11:01 ID:XM3P1AYz
以上です。すみません、10レスでした。
395名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 01:12:50 ID:XM3P1AYz
ついでに次スレ
古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1218039118/
396名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 21:18:07 ID:PdKZHhd3
乙!
397名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 01:26:32 ID:WXmpSpWc
新スレ立ったのか、おつかれさん

何とも微妙な容量残ってるね
398名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 23:35:28 ID:JR1LW39I
    , -.―――--.、
   ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ
  .i;}'       "ミ;;;;:}
  |} ,,..、_、  , _,,,..、  |;;;:|
  |} ,_tュ,〈  ヒ''tュ_  i;;;;|
  |  ー' | ` -     ト'{
 .「|   イ_i _ >、     }〉}
 `{| _.ノ;;/;;/,ゞ;ヽ、  .!-' 
   |    ='"     |
    i゙ 、_  ゙,,,  ,, ' {
  丿\  ̄ ̄  _,,-"ヽ
''"~ヽ  \、_;;,..-" _ ,i`ー-
   ヽ、oヽ/ \  /o/  |
399名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 10:59:37 ID:XsKO/2h9
        ,..-‐‐‐-_、  
      /:::::::::::::/ ヽ
       l:::::::::::::::::l ‐-l    スレを埋める時は酢か塩を使ってみるといい。
        l:::::::::(⌒ ‐-(
       l::::::::::ヽ`    ゝ
      `、:::::::::)  ーノ           
       `ー'| ┌‐'       _ /\ .。,.   
            l´ ̄`ー-┬‐―-' .`ニi/  :;`. ・ 。 .:...
.          |  、___|----‐、_ ニ|    .: ヽ:; : ヾ: :..
            l    l     .   ̄´     :* :; : `: :; ::
            l     l
400名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:38:11 ID:KWw10BW5
     曰
     | |   ∧_∧     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ノ__丶(〃´Д`)_ < うぃ〜、ひっく
     ||日||/    .| ¢、 \__________
  _ ||本||| |  .    ̄丶.)
  \ ||酒||L二⊃ . ̄ ̄\
  ||\`~~´  (<二:彡) \
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
   .  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
401名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:38:58 ID:KWw10BW5
     曰
     | |
    ノ__丶    ゚。゚ ._
     ||一||  ∧_∧ .|--¢、    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  _ ||人||γ(〃´Д`) ̄ 丶.)  < 飲まなきゃやってられるか!
  \ ||酒||L二⊃  ̄ ̄\ ̄     \____________
  ||\`~~´  (<二:彡) \
402名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:39:50 ID:KWw10BW5
                  __
                  r E)
         ∧_∧    / ./
         ( #´Д`)  //
         /     二 ,r'  曰
       ./  |  愛 |     | |
       .( ( i  /7 . |     ノ__ヽ
        ヽ、二つ  .|     ||日||
          |/´ l /⌒l!  ||本||
     (  ̄ ̄/〜/ ノ|  |!  ||酒||
      \ ヽ\/ ̄ .|  | (<二:彡)
        \`ヽ   i__⌒) `ー‐‐‐´
        (_/
403名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:40:59 ID:KWw10BW5
  ウィーッス  ∧_∧∩  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       (´∀`*// <   うめだ、うめ〜♪
    ⊂二     /    \_____________
     |  )  /
    口口/    ̄)
      ( <⌒<.<
      >/
404名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:41:44 ID:KWw10BW5
        ゥィー
     ⊂ヽ  ∧__∧ r''∋
  〜  ヽ`ー(*´Д`)'/ |
   〜   ̄ヽ    イ ↓
    〜    〉   / E田ヨ
 〜    /⌒   〈
  〜   ノ /~`⌒> )
   〜 (__ノ   / .ノ
   〜     (__つ
405名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:42:26 ID:KWw10BW5
           _,、,、,、,、__
    *.   ,Oニ二_.、っ___)
 +     、i!|i,,   / ./     ┼
   +   ∧!|i∧ ./ ./   +
.      (u´∀`/ ./  +
|~~⊆二二    ~ ./    *
. ̄  *  .|    |  *    +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
406名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:43:24 ID:KWw10BW5
 ―┼‐         ノ     /   |  --ヒ_/     /   \ヽヽ    ー―''7
   `」   ┼,   二Z二   レ   /  /´レ' \ ―7 ̄}  |  ー-、   /
 (__  (|フ)   (__ノ  _ノ  ∨`  ノ  /  /     _ノ    \_


    ─┼-        /   |   ‐┼-   |     ー|―
    ─┼─ |   \ レ  /   ̄Tー  /      ノ -─
   (二フヽ  \/    _ノ   (二フ\  ヽ_ノ   / 、__

     i';i
    /__Y
     ||V||                   /⌒彡
  _ ||.I.||         /⌒\     /冫、 )
  \ ||P|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ `./⌒ i `  /ゝ     _,,..,,,,_
  ||\`~~´  (<二:彡)    \( >     ('\\  ./ ,' 3 `ヽーっ
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄\`つ    ⌒ _) l   ⊃ ⌒_つ
     .|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||                `'ー---‐'''''"
407名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:46:41 ID:KWw10BW5
                             ∬∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∬
                             §               §
                             §    ギコ  点     §
                             §               §
                             ∬∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∬
                        ===================
                        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                     |
                                     |
                                     |             ∧∧             __
                 ∧∧                      |              (゚∀゚,,)∩    ∩∧∧   |大|
                 (゚Д゚ ,,)     ∧∧             ∩ ∧∧     (冫z,,く_ノ    く(゚∀゚,,)   |喜|
   ∧∧           (__」L_)    (゚Д゚ ,,)      ∧∧    く(゚∀゚,,)     (________)    冫z,,く__)  |利 | ∧∧
  (,,゚Д゚)  ∬       (________)    く冫y,,く__)    (,, ゚Д゚)    冫z,,く__)  彡※※※※ミ    (________)    ̄ ̄ ( ゚Д゚ )
pく冫y,,く__) 旦     彡※※※※ミ  (________)     (__」L_)    (________)  彡※※※※ミ 彡※※※※ミ   | (__」L_)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     彡※※※※ミ 彡※※※※ミ  (________)  彡※※※※ミ 彡※※※※ミ 彡※※※※ミ ===== (________)
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT
408名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:47:24 ID:KWw10BW5
    ∧_∧           ∧_∧       ∧_∧        /■\
    ( ´Д`)           ( ´ー` )      ( ´ー` )       ( ´ー` )
   /    \         /    \     /    \      /    \
  .||   ||        .||   ||    .||   ||    .||   ||
  .||   ||        .||   ||    .||   ||    .||   ||
   ヽ\ / /         .ヽ\ / /     .ヽ\ / /     .ヽ\ / /
    \_了_/           \_了_/      \_了_/      \_了_/
   (__)(__)          (__)(__)      (__)(__)     (__)(__)
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)    ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
409名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:48:16 ID:KWw10BW5
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 | ざぶとん一枚! |
 \_  ____/         ∧_∧
    |/         ∧ ∧   ( ´∀` )
  ∧_∧         (, ゚д゚)   (o  o)   ∩_∩
 ( ・∀・)       ヽ/   |   (  )(  )  (・.・ )
 (    ⊃      (__∪∪) < ̄ ̄ ̄> (o  o)
 | | |       < ̄ ̄ ̄>< ̄ ̄ ̄> (  )(  )
 (__)_)      < ̄ ̄ ̄>< ̄ ̄ ̄>< ̄ ̄ ̄>
410名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:50:37 ID:KWw10BW5
           優良スレ            普通            クソスレ
             ┝━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┥
     88彡ミ8。   /)
    8ノ/ノ^^ヾ8。( i )))
     |(| ∩ ∩|| / /   <ココ!
    从ゝ__▽_.从 /
     /||_、_|| /
    / (___)
   \(ミl_,_(
     /.  _ \
   /_ /  \ _.〉
 / /   / /
(二/     (二)
411名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:51:23 ID:KWw10BW5
            クマスレ    優良スレ     普通      糞スレ
              ┝ - - - - ┿━━━━━┿━━━━━┥
    ∩___∩   /)
    | ノ      ヽ  ( i )))
   /  ●   ● | / /
   |    ( _●_)  |ノ /   ここクマ――!!
  彡、   |∪|    ,/
  /__  ヽノ   /´
 (___)     /
412名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:52:13 ID:KWw10BW5
               。    _|\ _
            。 O   / 。  u `ー、___
          ゚  。 \ヽ / u ⌒'ヽ゛  u /   ゚
          -  ・。 / ; ゚(●)  u⌒ヽ i   @ 。
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413名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:53:26 ID:KWw10BW5
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414名無しさん@ピンキー

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