魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第18話

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1名無しさん@ピンキー
弥子でもアイでも由香でも遥でもアヤでも華代子さんでも楓でもカップリングはご自由に
基本はsage進行でマターリといきましょう
雑談時は名無し推奨
次スレは>>730or480KBくらいで(投下数によって大幅に立てる目処が変わります)
過去スレは>>2参照

<投下される職人さんへ>
・投下前にカップリングと傾向を宣言必須
・なるべくメモ帳などに書きためてから投下してください
・携帯厨はがんがれ。超がんがれ。
・ss投下時のコテ記入は可
・ss単位の連投はなるべく避けること
・投下後に自分の作品を卑下したレスをつけない
 例)下手ですみません など

前スレ
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第17話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1201221942/

まとめサイト(携帯可)
ttp://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words&id=1

カップリング別まとめサイト(PC版)
ttp://w3.abcoroti.com/~neuroparo/frame_cp/
2名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:03:18 ID:SZwsk3s6
過去スレ
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第16話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195833597/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第15話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191601048/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第14話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185549250/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第13話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180459446/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第12話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177061759/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第11話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173484082/
3名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:04:12 ID:SZwsk3s6
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第10話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169501645/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第9話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165204345/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第8話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162007369/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第7話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1159446150/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第6話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156007017/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第5話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147461265/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第4話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133629021/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第3話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124459592/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第2話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1121771861/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1110801893/
4名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:31:14 ID:CenfDkd9
乙です!
5名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:36:10 ID:cAbNKaOB
一乙
6名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:42:57 ID:EV/3lG//
乙です!
7sage:2008/03/11(火) 02:06:13 ID:MrYDuFVC
乙!
8名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 02:39:41 ID:VcXOc8E8
>>1
>>7下げ間違っとるでー
9名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 23:52:42 ID:dtcxH5gf
>>1
ぬふぁーん
10名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 01:12:45 ID:gNG9xIf4
>>1乙です。

職人さんいらしたらリクエスト。
筑紫さん目線のものが読みたいです!
彼が人を好きになったらどういう言動をするのだろうか・・・。
保管庫の筑紫×ヤコは読ませていただきまして、もちろん萌えましたが
彼の内面を読んでみたい。

相手はアヤとかアイさんとか・・・。もちろんヤコでも構いません!
でも、どうもヤコは
「先輩の妹と似ている女の子」としてみているフシがあるので
上記の名前が出た次第であります。

気が向いてくださる職人さんいらしたらお願いします。
11名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 01:31:51 ID:6pdRRqqY
YOU自分で書いちゃいなよ
12名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 04:07:02 ID:muN7iqs9
由香ちゃんが好きです。
境遇の近い由香ちゃんに優しく接する笹塚さんと、やきもちやく池谷さん(笑)のが見てみたいです。
どなたか職人さん、書いてもらえませんか?
13名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 04:45:11 ID:uTDrwzgV
YOU自分で書いちゃいなよ
14名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 04:53:20 ID:TOVDrFjz
>>12
まずsageを…
15名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 08:38:32 ID:zrXn39Xx
ここは神の投下をまったり待つ場所でリクする場所ではないですよ、と。
雑談中の妄想に神が反応することが時々あるだけで。
というわけでまったりエーロ(略)
16名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 08:54:08 ID:FkSvNwaz
>>お前のIDにサイ大杉w


職人の一人だが、
俺は事細かに指定されるリクは正直萎える。
まぁ、他の優しい神が拾ってくれればいいけどな。

つーわけで、エーロ・ゴシカァン!
17名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 09:07:13 ID:VjoVTc2g
まあ確かに
事細かに設定されたら、じゃあ自分で書いた方が早いんじゃ?とは思う
何気ない雑談の中のキーワードだったりネタだったり
そこから妄想が一気にブワッと広がるってのはあるからなぁ
エロなんて妄想力が全てだよ
時々暴走するけどな!

つーわけで、エーロエロ・ゴシカァン!
18名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 09:34:01 ID:w7lyI2+y
>>12
ROM専からの移行者か?案内・初心者板で存分に練習すると楽になる。
まあ自分は碌に2に馴れない内から投下始めたからうわなにをすr


…結構詳細な構想でネタ振りされた筈の、のーがみ物語で苦戦中の職人より
女は何処だあぁぁぁ
19名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 11:01:40 ID:SfZzXUcR
強要してるわけでなし誰かが拾ってくれるかもしれないと
リクや小ネタ提供は今まで普通にされてたはずの事だが
新スレになっていきなり殺伐だなぁ…
いきなりどうした?
20名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 11:45:40 ID:+rSZ9pAj
職人の一人だけど、詳細なリクはあってもいいと思うけどな・・・。
ネタが降ってこない時は、ああ、そういうのもアリだなぁと、なんか来ることもあるし。
・・・まあ、出来上がったものがリクとまったく一緒とは限らんが・・・。
確かに、「何で言ったのに書いてくれないんだ!!」とか、逆切れされるとアレだが、
リクする方も「もしかしたら・・・」くらいな感じでいてくれるのならば、構わんと思う。

と、微妙な長文スマン。
この空気を一新するためにも、なにか投下できればいいんだが・・・ちょっと篭ってくるかな・・・。
21名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 12:23:26 ID:zrXn39Xx
昼休みになったんで覗いたら、自分のせいで荒れたみたいでびっくりした。ごめん。
自分としては、何だか普通の掲示板みたいなリクの仕方に違和感覚えたのもあった。
詳細なリクは今までもあったが、何と言うか2ちゃんらしい書き方だったのにと。
そんな自分のレスのせいで和やかであるべきここが荒むのは本当に申し訳ない。ROMに戻るよ。
22名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 13:53:00 ID:oM1RnElo
ではちょっと気分を変えるのにバカ話を…


「何故主人である我が輩がこの様な事をせねばならんのだ」
「……ごめんなさい………」
 『謎』を食べての帰り道、不機嫌そうに言うネウロの背で申し訳なさそうに謝る弥子の服の
ポケットからは同じ様にしょげたあかねの姿が覗いていた。

 全ての始まりは、事務所の茶葉が切れてしまった事だった。たまには自分も店で茶葉を見て
選びたいと言い出した(書き出した?)あかねと弥子が出掛けるのに、暇だからという理由で
ネウロまでが付いて来たのだが、その帰り道でネウロが『謎』の気配を感じ取った。
 いつもの調子で『謎』を解き、その場から逃げた犯人を追い詰めたところまでは良かったが、
豹変した犯人はネウロに飛び掛った。当然ながらあっさりそれを撃退したネウロの背後に隠れ
ていた共犯者の男が大振りのハンマーを手にして襲い掛かるのを見た時、反射的に駆け出した
弥子はあかねと合体したその髪で男を縛り上げた。
 が、既に迎撃を意識して腕を振りぬいていたネウロの拳は男の身体を捉え、吹っ飛ばした。
そして男の身体を絡めとっていた弥子の身体もその勢いのまま吹っ飛ばされたのだった。

「あの、さ、ネウロ……」
「なんだ役立たず」
 ストレートな単語にヤコは一瞬言葉に詰まったが、気を取り直して口を開く。
「その……さっきからずっとお尻もにゅもにゅしてるのはもう諦めるから、せめて足首の固定
させてほしいんだけど。歩く振動で痛いんだよ」
 無駄だろうと思いながらも言ってみた弥子の言葉に、ネウロは僅かに首を傾げてその足首を
見、すぐに顔を前に元に戻してそれまでより速く歩き始めた。
「いっ、たいっての!」
「我慢しろ。事務所に帰ったら我が輩が手当てしてやる」
「!?」
 あまりに意外な言葉に驚いたのは弥子だけではなく、あかねも毛先を広げて硬直した。当然
二人とも、手当てといいながら何かおかしな事をするとしか考えられない様だった。
「なに、心配するな。ちゃんと全身くまなく調べて、痛い所は念入りに舐めてやる。我が輩の
可愛い股肱の臣への褒美だ」
「ここうの……? って、やだ! 手当てなら自分で出来るから!」
「フハハハハ、そうかそうかそれほど嬉しいか」
「いやだぁぁぁぁっ!!」


ネウロのピンチを助け(損ね)る弥かねと、おんぶで尻を揉むネウロが書きたかった。
因みに「股肱の臣」は手足となって働く最も信頼出来る部下の事。字がエロいと思う。
23名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 14:12:42 ID:VjoVTc2g
>>22
おまいのそういう馬鹿なところ嫌いじゃないぜ、GJ

辞書のエロい漢字見てハァハァしたよな中学生くらいの時
漢字ってエロいよな・・・・
俺は獅子身中の虫って言葉を見ると
身体の中で這い回る虫を想像しちまうんだ、触手的なやつ
もちろん元々の意味もちゃんと知ってるんだが・・・・
24名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 16:12:27 ID://GYYgDS
>>22GJです!!
尻をもにゅもにゅしてるネウロ想像して吹いたw
25名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 16:47:19 ID:WM3qPC5q
>>22 GJ!もみもみネウロ

広辞苑だっけ?新しい単語にまん(略)がはいるの?
26名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 18:23:22 ID:5lTJFxWV
埋めネタにレスして良いのか迷ったのでこっちで。前スレ764GJ!
埋め・改変ネタでもがっつりエロくて良かった。テラにも笑ったw
27名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 18:30:01 ID:5lTJFxWV
今元ネタ見てきたら「改変」では無いね…職人さん失礼しました。
先に元ネタ見てからレスすれば良かったorz
28名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:54:00 ID:nPDVBf5B
スレ違いかもしれんが、最近ニコ動でネウヤコものが多くて
このスレの住人的にはかなり萌えるんだが。
29名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:44:03 ID:5467IR2G
全スレ埋め小ネタGJ!!
エロにも絡めないテラの空気ッぷりが非常にワロタ

そして>22にも是非GJを贈らせて欲しい。
もにゅもにゅを諦めている弥子にぐっときた。
30名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:44:33 ID:FPJtdzBg
ぱんつ動画がよかった
魔人さまがガードしてるとしか思えないヤコの鉄壁スカートに笑た
でも等々力さんがしゃがんでたとこが一番エロかった
働く女性のああいうタイトスカートから見える足っていいな
31名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 23:19:28 ID:9dpT6SWE
遅ればせながら新スレ乙。
次の話書いてる合間に、なぜか浮かんだくだらんネタ。
たまには、テラもエロに参加させてやろうと思ってさああ!



『さあ…サーシャ、シューラ。前スレも埋まった事だし、新スレ記念と称して君達二人のために
 このホテルで一番のスイートを予約しておいたよ』
 広く見渡せる夜景を眺めながら、優雅に微笑む美しい青年は窓辺に咲いたナルキッソス。
 その内、神よ 私は美しい などと言いながら股間を光らせたりするのだろう。

『…任務も完璧に遂行してくれて、君達二人には本当に感謝してる。今夜は二人まとめて
 いっぱい可愛がってあげるからね』
そう言ったテラは、キングサイズのベッドに腰掛けると、共にシックスの部下である同志の美女二人を
 両脇に座らせて、抱き寄せた。二人の女は一向に無口なままだ。

『今夜は君達という大地に、ボクのこの杭を思う存分、埋めるからね』
 左右の手で女達の顎や唇に触れながら、テラは上手い事を言っているのか
 ただの親父ギャグなのか、理解が不能な事を酔いしれながら言った。

『…って、ちょっ?!!二人共、何いきなり脱ぎ出してんの?脱がすのも楽しみの一つでしょ?!!
 恥じらいが無いと、女性は美しくないでしょ?…あぁ、…ま、まぁ…積極的なのも、たまには、ね』
 無表情な女二人に圧倒され、大人しくなったテラは、残念そうに二人の脱衣を見守る。
 そして、自分が一番美しく見える角度と顔つき…所謂、キメ顔に再び整える。

『ああ…サーシャ。そのランジェリーよく似合ってるね。イタリアの本店から取り寄せたラペルラだよ
 …シューラのガーターもいいね。とってもセクシーだ…ってちょっと!!何で脱がせてくるの?』

『服なんか着なくてもあなたは格好良いです』
『全裸の方があなたは格好良いです』
 やっと口を開いた女二人はしれっと言った。

『…じ、自分で脱ぐよっ…あああっ』
身に着けていた衣服を全て毟り取られたテラは、同じく一糸纏わぬ姿になった女達に
 ベッドの上で押さえ込まれる。
『…ちょっ?!!シューラ!う、上に乗らないでっ…き、騎上位で美しい、顔が悶えるのを見るのは
 嫌いじゃないけど、さ…やっぱ攻めたいじゃ…って聞いてる?…あ、ああちょっ!…しごかないでっ』

『攻めなくてもあなたは格好良いです』
『…う、…っく…ちょっ…今夜は、ボクが…君達を征服する、つもりで…むぐっ…サーシャ!
 喋ってるんだから、胸を顔に乗っけないでっ…窒息す…ん、むぐ…んっ…あああああああっ』
『早漏でもあなたは格好良いです』
 その後、二人の美女に搾り取られるだけ搾り取られる羽目に。

 ――こうして、地球(テラ)は枯渇した。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        = 完 =


32名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 00:45:03 ID:NJzjrj2H
>>31
あるあるあるあるあるwwwwwwって感じで超笑ったw
枯渇するまで毟り取られるテラGJ!

だいぶ出遅れたけど自分筑アイが気になる
原作で接点がないキャラ同士のカップリングは
職人さんの個性が出る感じがしてかなり好きなんだぜ
33名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 01:55:41 ID:cSdjELyG
>>31
GJ!!テラカワイソスwww

今日になってふと、テラアイ(100%テラの夢か妄想)などという電波を受信したのだが、
どうもエロまで持って行けない……。
代わりに書いてくれる奇特な職人様はいらっしゃらないだろうか?
34名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 02:39:36 ID:h2vKrrv7
テラアイってまた新しいなあ
たとえばアイが殺されずに血族側についてテラとどうにかなる、とか?
(電子ドラッグで洗脳されるとかサイを人質にとられるとかで)
血族×アイというと前神が書いてくれたクローンアイも素晴らしくぬふぁーんだったが

アイさん…つくづく惜しい人を亡くしたよ
35名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 06:38:51 ID:Z6OqP/fr
さあ今日はエロパロ的に弥子(もちろんその他の女子も)がホワイトまみれになる日ですねwktk
エーロ・ゴシカァン!!
36名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 07:25:29 ID:NCArk5+a
本誌で大暴れしてるテラさんと葛西コンビがが石垣と笹塚にしか見えないオレはどこかオカシイ
37名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 15:43:14 ID:pDxAf9K0
テラアイ……ビジュアル的にはネウアイなみに美しい組み合わせだな
アイさんにさえむしり取られるテラを想像してにやけてしまったよ
逆にテラに征服されるアイさんでも可
原作分岐パラレルなら書けるんじゃね?
38名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 19:39:40 ID:h2vKrrv7
テラにアイさんを攻める甲斐性があるかが問題だ
下手したらアイテラになりかねない
39名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:42:05 ID:uaSZkips
アイテラサイ
40名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:55:41 ID:ieevuvw3
何そのキョーレツ3P…www吹いたww
ていうか、テラとサイはお馬鹿な所が被るな。
兄弟のようなテラとサイに、攻められてるんだか
攻めてるんだか分からないアイさんを想像した。
41名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:38:36 ID:NCArk5+a
「テラ・・・もっと・・・もっと攻めてくださ・・んァっ!!」
「あ、アイ、僕がその傷を埋めて・・・」
「ぅあっ、あっ、ふゃうッッ!!」
「う、待てよ・・・後背位で責めるのもいいんだけど・・・なんか足りない・・・」
「ど、どうしたんですか・・・急に止めて・・・」
「ちょ、待った・・・何だろう、この違和感・・・」
「早く続きを・・・ハァっ・・・体が熱くて・・・逝かせてください・・・っっ」
「急かされるのとは何か違う・・・そうだ、アイ、この言葉を言ってくれたら逝っていいよ、ゴニョゴニョ」
「あ、はい・・・貴方は精液なんか無くても格好良いです・・・これでいいんd・・アッァッッくっぅ───ッッ!!」
「ハァ・・・ハァ・・・やっぱりこうでないと・・・」

テラは毟り取られるのが好きなドMっ子と信じています
アイ様は普段がSでベッドの上でMに化けるHデレならいいな・・・
42名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:52:59 ID:oU+QdX56
何か突然振ってきた、小ネタのつもりが結構長くなった

アイテラ テラがものすごく馬鹿、果てしなく馬鹿
Hネタには力業でもっていった、息切れた・・・・orz

自分の中でテラはアホの子決定なので、アホでもよければどうぞ
43B級でC調 1:2008/03/14(金) 22:53:55 ID:oU+QdX56
「助かります、主の命令でこのB級グッズの山をどうしようかと途方に暮れていました、
全て買い取っていただけるとは、ご奇特な方ですね」
アイは突然目の前に現れた、気障ったらしい男に礼を言った。
朝から七件目の質屋巡りに、さすがの元工作員も少々辟易していたところだ。
男は財布からポンと百万円の束を出してきたが、アイは男の持っている財布を奪い取る。
おかしい・・・・・この男を見ていると、なぜだか奪い取りたい衝動に駆られて仕方がない・・・・
感情のコントロールは完璧に訓練されているというのに、これはいったいどうした事だろう?
「ふふふーん、ぼかぁ美しい女性が困っていると、助けたくて仕方ない性分なのさ
美しいアイコンが苦痛に歪むところは見たくないんだなぁ
さ、そんな事よりお互いの苦悩も去った事だし、二人のこれからについて話し合ってみないか?
君征服って興味ある?」
「わたくし、制服コスプレにはあいにくと興味がございません」
「ノンノンノン、その制服じゃなくってだね、いやそりゃ僕も決して嫌いじゃないけどさ〜
美しい僕は何着ても似合うからね〜」
淡々と語るアイにどこまでも調子のいい気障男、会話が噛み合ってなさ過ぎにも程がある。
「そうですか、では主が待っているのでこれで失礼します」
一礼して去ろうとしたアイを男が引き留める。
「Oh!待ってくれたまえ美しいレディー!君を助けた僕をまさかこんなところに放り出すつもりかい?
お礼にドライブぐらい付き合ってくれたまえよ〜」
アイは腕時計に目を落とした、質屋巡りに思わぬ時間をくってしまった。このままではゴリラ肉の特売セールに間に合わない。
どうする?帰りが遅れれば昨日からひたすら『ごりらーごりらーゴリラのお肉はぷっりぷり〜』などと歌っていたサイが飢え死にしてしまう。
「ドライブにお付き合いする気は毛頭ございませんが、送っていただけるというのならあなたの車に乗りましょう」
「ああ、なんて奥ゆかしいレディーなんだ!素直に僕の車に乗るのが恥ずかしいからといって
そんな憎まれ口をきくなんて!ああ、久しぶりに僕からむしり取る以外の女性に出会えたよ!」
「そうですか・・・・よかったですね・・・・・。あ、そのサングラスホコリが付いていますよ、取って上げましょう」
そう言ってアイは男からひょいとサングラスを奪い、ホコリをぬぐってそれを自分でつけてしまう。
「あれ?それ僕の・・・・・」
「ああ、失礼。眩しかったもので」
「あ、ああそう?まあいっか〜美しい僕の顔が隠れてるなんて、世界の損失だからね!」
おかしい・・・・またもや意識していない内に、ごくごく自然に男の持ち物を奪う自分がいる。
アイは腑に落ちないながらも、案内された男の車に乗り込んだ。
44B級でC調 2:2008/03/14(金) 22:55:33 ID:oU+QdX56

男はテラと名乗った。この国にはちょっとした仕事で来ているという。どうでもいい話なのでアイはそれを軽く受け流す。
「ああ、ゆかいだな〜素敵な車に美しい僕、隣には美女、まるで映画のワンシーンのようじゃないか。
ああ、僕って何をしても絵になるから困るよね?うーんとてもいい気分だ」
「そうですか・・・・・ところでさっきから指示している道とは反対方向にばかり曲がっていますが、
あなた、方向音痴なんですか?」
「ノンノン、せっかく美しい女性とドライブしているのに、さっさと目的地に着くなんて味気ないからね。
ちょっとした僕の悪戯さ☆」
「そうですか・・・・・・あ、そのジャケットほつれてますよ、繕って差し上げましょう」
そう言ってアイは男のジャケットを奪い取る。
運転しながらなので、無理に引っ張ったジャケットはビリビリに裂けてしまった。
「失礼、わたくし少々人より力が強いもので。もうこれはもう雑巾にするしかありませんね」
「あ、あはは・・・は・・・、僕は強い女性も好きさ〜、美しくって強い、理想の女性だよ〜」
「それはどうも・・・・・・・」
アイは手の中のジャケットを見る。またしても男の持ち物を奪ってしまった・・・・・。
いつも冷静沈着な自分はいったいどうしてしまったのだろう?
他の誰にもこのような訳の分からない感情を抱いた事はない。
なのに目の前の美形ではあるが頭のネジが二、三本緩んで、弾けて、
代わりにタンポポでも刺さっているようなこの男に出会った瞬間から、
男の持ち物を奪いたくてしょうがなかった。
もっと・・・・もっと奪うものはないのか?ああ、心ゆくまでとことん、奪ってみたい・・・・・
45B級でC調 3:2008/03/14(金) 22:57:11 ID:oU+QdX56
男を見ると派手なオレンジのシャツに、エンジのスラックスという目に突き刺さりそうな色彩感覚の服を纏っている。
車はいつしか人気のない港の倉庫街を走っていた。
「その先で止めて下さい」
ぼそりと、抑揚のない声でアイが言った。
何か、わき起こる激情を無理に押さえ込んでいるかのような苦しい息づかいに、テラも訝しげな表情になる。
「おや?どうしたんだい?レディー?この先に素敵なフレンチを食べさせてくれる
ホテルがあるんだけど、そこでじっくり二人の今後と、征服について語り明かそうと思っていたのに」
「制服はもういいです、それよりも・・・・・」
言われたとおり素直に車を止めたテラに、アイは助手席から身を乗り出す。
「このオレンジのシャツはあなたには似合わない・・・・そうですね、ダークグリーンのシャツなどはどうでしょう?
さあ、いつまでもこんな不似合いなシャツを着ていてはいけません」
車内に響く絹を引き裂く音と、絹を裂くような男の悲鳴・・・・だが人一人いない倉庫街に、それは空しく響くだけだった。
「な、何をするんだレディー!ああ!やっぱり君も僕からいろんなものを奪っていく女の一人だったのか!
初めて心の底から愛する事が出来る人に出会えたというのに!美しい僕には悲劇が似合うからってあんまりだ!」
「さあ、黙って。そのスラックスも、あなたの美しさを損なう邪魔者でしかない・・・・・・脱いでしまいましょうね?」
「ああああーーーーー!!!!いやぁぁぁぁぁーーーーーー!レディー!目が!目が怖いよ!
何でそんなにキラキラしているんだい!!!??」
「さあ?どうしてでしょうね?あなたを見ていると、奪い取りたくてたまらなくなるのです。
そう、まるでフェロモンに吸い寄せられる蝶のように、逆らいがたい物がある・・・・・
感情の起伏の乏しいわたくしですらこうですから、普通の女性ならもっと息を吸うのと同じくらい自然に、
あなたから物を奪っていった事でしょうね。
それもこれも、全てあなたが悪いのです、このわたくしをここまで狂わせたあなたが・・・・・」
アイは何かに取り憑かれたように、次々にテラの衣服を奪い取る。
頬は赤く染まり、いつも冷静な瞳には歓喜の表情が浮かんでいる。
46B級でC調 4:2008/03/14(金) 22:58:02 ID:oU+QdX56
「いいものですね、征服って」
キラキラキラ、テラの衣服を全て奪ったアイは達成感に溢れた、喜びの表情に満ちている。
彼女にしては珍しい笑顔が眩しかった。
「ああ、君も征服の楽しさを知っているのかい?いいよね!征服!僕の先祖は代々・・・・」
「さあ、もうお黙りなさい。まだ奪う物は残っていますよ?」
「え?何々?これ以上僕から何を奪おうっていうの?恥ずかしい事にレディーの前だというのに丸裸の僕からいったい何を?」
「ふ、決まっているではないですか、お馬鹿さん・・・・」
くすっ、と笑うアイを見て、テラに戦慄が走る。
「ま、まさか・・・・」
「そう、まさか」
アイは素早く回した手で、運転席のシートのレバーを操作し、テラをいとも簡単に押し倒す。
「何も身につけていないあなたから奪う物といったら、後はこれしかございませんでしょう?」
「嫌ぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!やっぱり僕の貞操を奪うつもりぃぃぃぃぃーーーーー!!!!」
「抵抗されればされる程、征服した時の喜びはまた格別なもの、好きなだけ泣き叫びなさい
それは程よいスパイスとなって、いっそうわたくしを燃え上がらせてくれるでしょう」
「ああ!なんて立派な征服論!僕の先祖にも負けてない!」
そう言って妖艶に笑うアイは、丹念にテラの身体中をついばむ。
触れるか触れないかの微妙なタッチで、テラの白い肌の上を這うアイの指はまるで鍵盤の上で華麗に舞うピアニストの指。
その度に、テラから堪えようのない小さな悲鳴が上がる。
「ああっ!もう、もう耐えられない・・・・・・!レディー・・・・お願いだからもう・・・・」
「もう、なんですか?征服者の子孫が、みっともなくも征服される側に回り、あまつさえその足下にすがって
恥ずかしいおねだりをするつもりですか?」
「ああっ!言わないで!不甲斐ない子孫でご先祖様に顔向けできない!」
「ではここで止めますか?わたくしは一向に構いませんよ?」
「ああ、このまま生殺しなんてひどすぎる・・・・・お願いだレディー・・・・僕の・・・・僕の・・・」
「僕の・・・・何かしら?上手におねだりできたら、とっておきのご褒美をあげますよ?」
ふふ、と笑う艶めかしいアイが、自分の上着のボタンに手をかけ、一つ一つ丹念に外していく。
その胸元が露わになり、うっすらと汗ばんだ肌から、えもいわれぬ甘い香りが狭い車内に立ちこめる。
テラはゴクリと喉を鳴らすと、身体の上にのしかかり、自分から決定的な一言を引き出すのを待っている、
妖艶でサディスティックな征服者をうっとりと見上げた。
「お願いだ、レディー・・・・僕を・・・・イかせて・・・・」
「ふふ、お馬鹿なあなたにしてはよくできました」
すい、と褒めるようにテラの頬を撫でると、アイは狭い車内で器用に身体を折り曲げ、
テラの股間で痛いくらいに自己主張している張りつめたペニスに舌を伸ばす。
寺の身体がビクンと跳ね上がり、アイの口の中でそれは益々容積を増した。
「ああ!僕が征服されている!征服者の子孫の僕が!ああ!なんて気持ちいいんだ!」
「そう、それが服従する喜び、身も心も欠片も残さずに主人に征服された奴隷の心。忘れずに覚えておきなさい」
テラのペニスを舐めしゃぶりながら、器用に喋るアイの言葉に、快感と共にうっとりとテラは聞き惚れた。
「イエス、マイ・レディー・・・・・・・ああ!イク!!イクぅぅぅぅ!」
服従の言葉を言った途端、テラはあっけなくアイの口の中で果てた。
一滴残さず、アイは粘りのある白濁を飲み干した。身を起こし、口をぬぐうアイは恍惚の表情で言った。
「ごちそうさま」


その後、血族の組織の中で二人は再会した。
下僕の奴隷は自分の奴隷とばかりに、テラがサイにこき使われ、おもちゃにされたのは言うまでもない。

どっとはらい



47名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:59:24 ID:oU+QdX56
以上です

馬鹿すぎる・・・テラ・・・・不憫な子・・・・
48名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:12:19 ID:N7V8HUDO
リアルタイム遭遇ktkr
超GJ!!
仕事早くてエロくて笑えるなんて
あんたどれだけ無敵の職人なんだ……



ゴリラ肉の歌が頭にこびりついて離れません
49名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:32:42 ID:sIzWMtqT
wwwwwwwwww
>>41>>43もGJすぎるwwwwwテラwwwwwwww
「貴方は精液なんてなくても格好良いです」って声出して笑った。
サイとアイにおもちゃにされるテラも見たいwwwwwテラwwwwwwww
50名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:00:28 ID:vHlYzKL8
もしかすると既出のネタかも知れませんが、投下します。
51色【いろけよりくいけ】:2008/03/15(土) 00:00:55 ID:vHlYzKL8
 ある日の昼下がり。事務所での出来事である。
 シックスの家や謎養殖ハウスで“埋める!”“埋める!”って大口叩いてDRと心を慰めあって
る様な負け犬が本誌ではそろそろ退場する頃であるが、確かに彼にも一理はあり、世間は電
子ドラッグやら大規模な洪水テロやら陳ヤマト逝去やらの重大事を時の流れに埋めているよ
うだ。現にいまは世界が至って平和らしく、事務所の片隅にあるテレビから、十年ぐらい前の
国民的アイドルの離婚報道が妙に嬉しそうなアナウンサーの声と一緒に流れている。
「つまりとってもとってもとってもとってもとってもとっても大好きではなくなったワケですね!」
(また珍しいパターンで責めてきたなぁ……)
 ソファーに座っている弥子の感想はニュースに対してではない。
芸能プロダクションに雇われてテレビを一定期間だけ賑わすナントカとかいう人種どもが無計
画に結婚して三〜五年後ぐらいに離婚するニュースが珍しい物で「謎」になるのであれば、伴
侶兼相棒兼頭上を旋回して好きあらば命を狙う死神は、エサに困らず毎度毎度無計画に魔
力を放出して勝手に衰弱して迎えなくていい危機を迎えずとも済むのである。
弥子も一日平均十DVを受けずとも済むのである。
(というかどうしようこの状況。そりゃあおいしいかも知れないけど場所が場所だし)
 しょぼくれた顔で目の下にいくつもの縦線を浮かべて困惑する弥子をよそに、半開きになった窓
からうららかな風が流れ込み、彼女の短い前髪を柔らかくなでた。
 春の予兆だ。
 思えば窓一つとっても、かつてモブに毛が生えたようなツラの大学生が鉄球で破壊したという事実
がどうしようもない家具フェチのおかげで埋まっているワケで時の流れが感じられる。
(あぁ、付き合いだけは長いから、こっち方面で虐待してくる奴じゃないと思ってたんだけど……
ああでもコイツを甘く見ていた私が悪かっ……あぁ、最後の晩餐と思うと普通のクラッカーも
おいしそうに見えてくるなぁ)
弥子は少し泣きそうになりながら、テーブルに手を伸ばして皿盛りのクラッカーを一枚かじりな
がら、はぁとため息をついた。
(お母さん、天国にいるお父さん、弥子はここで売られそうになって以来二度目のピンチです)
「どうしたヤコ。早くしないと貴様の腹は爆裂するぞ」
「うるせェー! 貞操の危機ぐらいのんびり焦らせろやぁ!!」
 涼やかなネウロの声に弥子は目を剥き、黒いテーブルを両手で思いっきり叩いて抗議した。
硬い感触が激突して嫌な痺れが走り、ティーカップから紅茶があふれ、クラッカーが何枚か床
に落ちた。
「だぁもう! クラッカー落としちゃったじゃない! ネウロのせいだよ!」
52色【いろけよりくいけ】:2008/03/15(土) 00:01:48 ID:vHlYzKL8
 三秒ルール。
 素早くしゃがんでひょいひょい回収したクラッカーを弥子は迷いなく口に放り込んだ。
 向かいのソファーで座るネウロは動じた様子もなく、テーブルに頬杖を付きながらやにわに
身を乗り出した。
「ほう。もう時間がないというのに随分強気だな」
「一応私も女の子だよ! 爆弾抱えてハフハフいうような犯人みたいに変態じみたコトできない
わよ! ゾウリムシでもゾウリムシなりのプライドってもんが……げふ!」
黒い手袋が白い頬を無造作につまんで、金剛番長が修復失敗したフィギュアよろしく女子高生
探偵の顔の造形を崩した。くわえてたクラッカーも床へGOだ。
「わ! かひひかへのふはっはーはあ!(訳:わ! かじりかけのクラッカーがあ!)
 ネウロはそのまま弥子の頬を支点にソファーから軽やかに舞いあがり、着地と同時に床の
クラッカーを粉砕した。
 衝撃で弥子の首は異常な音を立てたがもういつもの事なので特筆には値しない。
「奴隷の分際で何を勘違いしている。いつもどおり貴様には選択権はないのだ。我が輩に従
わねば腹の爆裂を待たずしていまココで顔面を潰してやる」
瞳孔をグルグルにして戯画的とすら思えるほど牙を尖らすネウロの形相に、弥子は様々な物
を諦める決意をした。
(あぁ、やっぱりこのパターン…… 魔人相手に正論なんて通るわけないよね。分ってたけど)
世間は正しい者が勝つのではない。声と態度と権力の大きい物が勝つのだ。
海のシェパードとか七色の川を持つ国とか音楽を管理してくれる団体とか。
「というワケで、こういう時の人間の常套句があったな。確か……」
弥子の頬を解放したその手でネウロは仁王立ちのままスラックスのファスナーを開けた。
「まずはしゃぶれ」
ドス黒いペニスがまるでバネ仕掛けのように勢いよく飛び出して弥子の視線に突き刺さった。
「うわ、もう臨戦態勢だし……はぁ。なんでこんなコトになったんだろ」
呆れながら弥子は現実逃避も兼ねてこうなった原因を回想し始めた。

 いつものように学校から事務所に戻ってくると、あかねちゃんが紅茶を出してくれた。
 思えば彼女の淹れる紅茶がおいしすぎたのが、そもそもの不幸の始まりだったのかも知れ
ない。
 いつものようにあかねちゃんに礼を述べて飲んだ。
 いつもよりおいしかった。
53色【いろけよりくいけ】:2008/03/15(土) 00:02:43 ID:vHlYzKL8
 こう、コクがあってまろやかで、出会ったコトのないおいしさだった。
 そこは常においしい物を追及してやまない弥子だ。古今東西ありとあらゆる話題の飲み物
なんて下はネクターから上はメタミドホスまで味わいつくしている。
 弥子はそのデータベースと新しい味を突き合わせて、似た物を探してみた。
 強いて言うなら極上のミルクティーが近いが、カキのクリームのような味もほのかにした。
かと思えば炊き立てのコシヒカリのふくよかさなる味もあり、それでいて工作用のノリじみたジャ
ンクな旨味もあり、かと思えばアロワナの内臓よろしく玄人にしか分からん絶妙の苦味が舌を
席捲したりと、とにかく紅茶というジャンルに収まらない新機軸の旨味が次から次へと襲って
きて、弥子はしばしほんわかと幸福に浸った。
 それが次に訪れる絶望のプレリュードとも知らず。
「何これ、おいしい!」
 二杯目を飲んだ。変わらぬ味が襲ってきて、口を半開きにしてとろんと涎すら垂らした。
「ほう。紅茶を飲んだか」
 いやに嬉しそうなネウロの声がかかった。
 特に彼を気にかけていなかったのは、いつものように窓際の机に座ってPCをいじっていた
おり、そういう時に迂闊に話しかけると手痛い仕置きを受けるからだ。
 だからネウロが声を掛けてきた時だけ会話をするのが通例で、急ぎの仕事でもなければ弥
子はソファーに座ったまま彼方のネウロと会話する習慣であった。
 弥子はスコーンを探しながら味についての感想を本当に嬉しそうにネウロに述べて、そして
スコーンはなかったのでイギリス紳士のお茶会はクラッカーで代用するコトにして着座。
 運命の質問を、した。
「ところでこの紅茶おいしいけど、何入れたのー?」
「我が輩の精液だ」
 一般に人間のくしゃみの速度は時速320kmという。骨粗鬆症などで肋骨が脆くなっている場
合は骨折を誘発するほどの威力があるのだ。
 メカニズムは完全には解明されていないが、まず息を大きく吸い込む【吸入期】があり、次に
鼻咽腔閉塞による体内での空気圧縮と加圧の【無呼吸期】、最後に鼻咽腔閉塞の解除に伴
い気道より空気がハンドガンの銃口初速にも匹敵する秒速300mで射出せしめられる【呼出期】
の以上三期より成立しているとするのが昨今の学説の主流である。
54色【いろけよりくいけ】:2008/03/15(土) 00:04:17 ID:vHlYzKL8
 バリトンがかかったいい声でネウロが答えつつ席を立った。
「じゃなくて! 人の飲むもんにそんなの混ぜるな! 今まで色々な犯人いて何かとみんなブッ
飛んでいたけど、性的な方面で攻撃してきたのはネウロが初めてだよ!!」
「這って動く老人」
「あ、あの人は睦月ちゃんぐらいの子専門だよ。私は相手にしてくれなかったし」
「すまないヤコ。辛い過去を思い出させてしまったな」
 言葉とは逆にネウロは半笑いで手をリズミカルに叩いた。
「しょろーうっ! しょろーうっ!」
弥子は内心でアフレコしながら泣きたくなったが、本題と関係ない。
「そろそろ我が輩も貴様を殴ったり蹴ったりねじったり異常な方向にヘシ折るのにも飽きてきた」
 ふぅ、とため息をつきながらネウロは長い前髪を指ですくった。
「だから新たな方向で貴様を虐待するコトにした。だが力づくで襲うのも芸はない」
「それと紅茶に精液混ぜるのにどういう関係があるのよ!」
「我が輩の精液は摂取すれば二時間後に胃酸と化学反応を起こして大爆発を起こすのだ」
 いつから開いていたかは知らないが、窓から風に乗って桜の花びらが舞いこんできた。
 どこかで開花しているらしい。
55色【いろけよりくいけ】:2008/03/15(土) 00:08:49 ID:vHlYzKL8
しまった。>>53-54間に抜けがorz

 さて、弥子。
「我が輩の精液だ」。その告白を受けた彼女は驚愕により気道へとあらゆる意味で呑まざるべ
き魔の液体を誤嚥(ごえん)し【吸入期】、ついで呼吸を途絶えさせつつ肉体の防御本能たる
「むせ」を準備し【無呼吸期】、最後に甲賀忍法帖中の風待将監もかくやあらんという勢いで
穢れを知らぬ唇からアメーバの形をした液体をドバーっと盛大に噴き出した。【呼出期】
 クセノフォンが記した「ソクラテスの思い出」には、クライベイビーサクラが魔王デモゴルゴン
を原爆固めで仕留め「排泄は気持ちいい」と告げる高名な場面があるが、しかし彼のカテゴラ
イズする「排泄」は、後に列挙された「放尿」「発汗」「脱糞」「射精」を見ても分かるように「吐瀉」
は含まれていない。ゆらい吐瀉なるものは排泄にすら逆行するありうからざるべき事象である
から苦しく、首がヘルニア気味であればなお苦しい。マジに。もっと吐きたいのに吐けば窒息
するのではないかと二〇〇六年のクリスマスイヴに涙目で体感した男が東海地方にいる。
 であるからして、弥子もしばし顔を俯かせながらぜぇぜぇと吐瀉の余韻を、売れ残って半額の
値札を貼り付けられた地獄の炎にあぶられるよう苦しんだ。
 そして沈静。選択は一つ。
「な、何入れてんだテメー!」
「ぎゃー!」と引きつった面持ちから飛び出す第一声はそれである。
 なるほど、この誰何は誰が相手であっても正しい。ハリウッドにおける脚本製造の手法でも
「大丈夫か?」と「何をして欲しいの?」の二文だけは書いてもムダにならぬと定義している。
「おや聞こえなかったのか? 我が輩の精液だ。正確にいえば人間の精液に該当する物体だ」
56色【いろけよりくいけ】:2008/03/15(土) 00:10:45 ID:lft823kn
>>54の次です。>>51-53 >>55 >>54 このレス、の順でお読みください。

 弥子は流れ込む自動車の音を聞きながら
「お花見で何食べようかなー、そういえば子供の頃、桜の木が桜餅の材料と勘違いして倒れる
までかじったからみんなドン引きだったなぁ。確かにパサパサしてるけどおいしいのに」
とかどうでもいい思考に浸りかけたが、何とか現実に踏みとどまって声を漏らした。
「いま、何て!?」
形相は母の料理宣言を聞いた時の十倍ぐらい恐怖に慄いていた。
「ちなみに以前魔界で試した時は大陸が六つほど消し飛んだ」
「無駄にスケールでけぇ! というか何気にただのセクハラが世界危機になってるし!」
「だが逃れる術はある。我が輩から直接原液を摂取すれば助かるのだ」
「えええ」
何だろうかこの展開は。既出であればココまでの数レスはちょっと意味がない。
「だが悪い話でもないぞヤコ」
「何がよ」
「紅茶に混ぜただけであれほど旨かったのだ」
「ちょ、直接飲んだら……」
 弥子は期せずして生唾を飲んだ。そして冒頭に戻る。
57スターダスト ◆C.B5VSJlKU :2008/03/15(土) 00:11:29 ID:lft823kn
以上ココまで。
58名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:34:56 ID:SR25YXnF
ちょ、、!ww後が気になって寝れないじゃん!どうしてくれよう
59名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:05:20 ID:Y77laa++
全くだw
この放置プレイめ!乙ですたー

どーでも良いが、桜の木にワロタ
60名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:16:36 ID:N0odIGVU
>>41
「あ、貴方は睾丸が空っぽでも格好良いです……だからっ!」
「ちょ待、アッー!」
二回戦突入とかw

Hデレ……最高だな
61名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:07:50 ID:2QDhPFcV
某ボーカロイドの曲で替え歌
【我が輩は人間じゃないから】

我が輩は人間じゃないから 入籍も出来ない
アレは大きくなるけど
痛みも感じない 気持ちよくはなれるぞ
感情はよくわからぬが
胸の奥から湧き出てる
この衝動はエラーじゃない
ヤコよ 教えるがいい
翼がなくても 月夜に発情するのか?

好きだ 大好きだ 貴様のことが
身体の全部にキスをしてやろう
貴様の事を昇天させるぞ
地獄の門まで 飛ばすぞ
挿れる 挿れる 貴様の中に
境目が無くなるまで 混じり合いたい
快感よおこれ 貴様の中で
魔人だって 人の子を 犯すぞ


すみませんでした・・・・orz(最中を乗せて土下座)
こんな夜中に何やってるんだろう・・・・・・
普通に聞いてるだけだったのに脳内で勝手に変換されたんだ・・・・・・
6234:2008/03/16(日) 01:13:14 ID:2gmrN5aG
おぉ! 神様が沢山降臨なされている!

>>41 >>43 >>60
GJ!! そうか、アイテラの方が自然といえば自然か!
新しい世界をありがとうございます。

あの後、言い出しっぺの法則で自分なりにどうにか頑張ってみた。
そしたらどうにか一応は形にはなったので、
見直しと簡単な手直しを加えて、近いうちに落としに来ます。

改めて、偉大な先人達に感謝とGJ!!
63名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:26:03 ID:u3fOXoG0
>>62
……34じゃなくて33じゃね?
いや自分が34だからびっくりしただけで、だからなんだってわけじゃないんだけどびっくりして

テラアイ待ってるよー!
64名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:50:38 ID:r69LZlvH
ジャンプや漫画とは全然関係ない板の某スレで、ネウロの文字を見た。
そこからイメージが降りてきたので投下。
65でかいとりのいるせいかつ 1:2008/03/16(日) 22:51:35 ID:r69LZlvH
鳥を飼うんならジュウシマツとか文鳥とかがいい。
小さくて可愛いし、何より鳴き声に和む。生き物だから世話をするのは大変なところも
あるだろうけど、小さな鳥なら何とかなった。
なのに。

こういう状態を飼っているとは言わないかも知れないが、世にも面倒でデカい鳥の食
糧供給の手助けをする羽目になってどれぐらい経ったことか。
「うっ…」
壁にもたれかかりながら、ひたすら弥子は喘いでいる。ネウロが足元に蹲ってスカート
を捲り上げ、ショーツの上から敏感な箇所をさっきから舐め続けているのだ。
デカいし意地が悪くて傲慢でエロいこともDVもやり放題。生傷も絶えたことがないし、
心底こんな日々を嫌っていたこともあるのに、どうしてまだネウロの言いなりになってい
るのだろう。地上では本性を隠して擬態しているだけの、こんな、最低最悪のバカデカ
い魔界の鳥に見込まれたことが今は不幸に思えなくなったのだろう。
霞む頭の端で導く答えはいつも一つだ。
「やぁ…ここじゃやだっ…」
「ドアの鍵は掛けてあるぞ。何を躊躇する必要がある」
「そういう、どこでもしたがるってのが理解出来ないってば」
「慣れろ」
「やだ、ちょっ…」
ぐりぐりとショーツの上から刺激していた舌先が、ショーツの端をなぞる。身体が大きく
震えるタイミングを見計らったように、ぐしょぐしょに濡れたショーツが一気に引き下ろさ
れた。布一枚では受け止めきれなかった愛液がたらりと膝まで垂れ落ちる。
「やぁだ…ね、ソファー行こ」
「我慢しろ、ヤコ」
愛液の流れを追うように膝から腿を舐め上げると、ぬらぬらになっている花弁を指で押
し開いて奥まで舌を差し入れた。執拗な舌の愛撫に加えて、指先が真っ赤に膨れ上が
ったクリトリスを摘んでは押し潰すように刺激を加えてくる。一番感じる方法でダイレクト
に攻められるのは、正直辛いほどだ。
66でかいとりのいるせいかつ 2:2008/03/16(日) 22:52:45 ID:r69LZlvH
「あぁあ…そんなの、やだぁぁ…」
あまりの快感に、もう弥子は立っていることも難しくなってきた。
「辛そうだな、ヤコ」
「あ、当たり前だよお…ネウロ…」
「楽になりたいか」
「ん、ん…なりたい、なりたいよおっ、ネウロぉ…」
もう正気がほとんど飛んでいる弥子は、快感に負けて普段なら絶対に言わないことを
口にしてしまった。立ち上がったネウロが真っ黒な笑いを顔に貼り付けているのは分
かっていたが、もう身体の疼きはどうしようもない。
「よし、ではこれをくれてやろう。たっぷりと味わうがいい」
満足そうな声と共に天をも突くような一物を無理矢理握らされた。熱くてどくどくと脈打
つそれがすぐにでも入ってくると思うだけで、心臓が高鳴って頬が染まる。もうこれ以
上大きくする必要もないほどだったが、奉仕を強いられる時と同じように無意識に手が
その漲って硬いものを扱く。
「あ…ネウロ、熱いよ。早く来て…」
甘く上擦った声でねだりながら、弥子は細い腕を回して必至にしがみついた。
「行くぞ」
一瞬息を詰める間もなく、今まで扱いていたものが身体の奥までを強引に満たしてい
った。呼吸のタイミングを逃して溺れたような声が喉から漏れたが、湧き上がる快感
が全てを忘れさせる。
「あぁん、ネウロ!いい、いい、気持ちいいよおおっ!」
「そうだヤコ、もっと乱れろ。喘げ。欲しいだけ求めるがいい」
耳元で聞こえる荒い呼吸が更に弥子を煽っていく。ネウロも同じだけ気持ちがいいの
だと思えるだけで幸せな気分になった。
「して、いっぱい突いて!いいのっ」
普段の姿からは信じられないほど放埓に乱れきって、それでも弥子はそれが今は本
当に欲しいものだと信じていられた。

咆哮するわ、めちゃくちゃに飛び回るわ、何よりも乱暴この上ないこの魔界の鳥が側
にいることこそ、今の弥子の幸せの全てだった。



終わり
67名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:06:41 ID:jvxx/Od5
GJ!GJ!
題名からそのうち羽根プレイが始まるかと期待しちまったぜ
68名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:32:43 ID:uSpPOx3a
前スレで埋めネタに間に合わなかったので、こっちへ
小ネタでごめんよ

楓「あなた、もう新スレの季節なんですねぇ・・・・去年あなたと行った紅葉狩りの旅を思い出します」
望月「あの温泉宿はよかったな。君の着ていた浴衣に紅葉の朱が映って、えもいわれぬ色合いになっていたね、綺麗だったよ、楓」
楓「あ・・・・あなた・・・褒めてくださるなんて・・・・うれしい!」
望月「さあ、もっとこっちへ来なさい、君が色々努力しているのは知っているよ。さっきのテクニックもなかなかだった。
    だがあれは公のスレでは披露出来んな」
楓「あなた!ごめんなさい!私のテクニックが未熟なばっかりに神様が私たちの夜の夫婦生活の話を書いてくれなくて・・・・・
  もっと精進します・・・・・あむ・・・・・」
望月「う・・・・なかなか上手いぞ楓・・・・この歳なのに今夜2回転目とは・・・・・若い君をなかなか満足させられなくてすまない・・・」
楓「何をおっしゃるのあなた!私こそ、あなたの熟練のテクニックで毎回翻弄されっぱなしなのに・・・・・あ、駄目!そこは!あああああーーー」
望月「さあ、今度は二人で新スレの旅に行こうじゃないか。神様もきっとどこかで見てくれているさ」

6933:2008/03/17(月) 16:16:49 ID:wnh3bWp8
>>63すまん、素で間違えた。

という訳で、34改め33です。
今週の展開で設定やキャラ付けに結構なボロが生じてしまったので、
これ以上矛盾が増える前に手放す事にした。

 サイアイ前提のつもりのテラアイであり、
葛西→アイにもとれるという、色々と詰め込みすぎのカオスな仕上がり。
しかも肝心のエロは申し訳程度。
70名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:18:19 ID:wnh3bWp8
 僕がアイという女について知り得たのは、
写真を見る限り、普通の女の子よりは幾分か美しいアイコンの持ち主だったらしいという事と、
 その写真を僕に見せた本人が皮肉混じりに語った簡単な経歴、そして、
彼が人づてに聞いたという、彼女の死体の状態だけだった。
 聞いたのは、全身への細胞移植の完了した直後の僕を、葛西が見舞いに来た時で、
(ん? どちらかといえば経過の監視なのかな? 
まぁ僕のこと気にかけてくれたんなら、どっちだっていいか)
 聞くことになったそもそものきっかけは、

「よぉテラ、調子はどうだ?」
「最悪に決まってるじゃないか! 僕がどんなに辛いか、分かってて聞いてるの?」
「ほぉ―、ついでに頭も弄ってもらったのか? 以前より賢くなってんじゃねぇか」

 なんて感じに、相変わらずニヤニヤと歯を見せ笑う葛西と、いつも通りの会話をしていた中でふと僕の吐いた、
「この身体の元になった、サイがどんなアイコンの持ち主だったのかを知りたいな」という、何の気ない一言だった。

「ったく……しゃあね−なぁ」

 途端、笑顔を引っ込めて眉眼を寄せ、渋々といった感じに葛西が取り出したのは、
表面が日焼けて色あせた一枚の写真だった。
 目の前にひらひらと見せられた画面の中で、椅子に隣り合わせで座って写っている二人の人間のうち、
料理を掴む手と大きく開けた口許をソースでべたべたにし、無邪気な顔で食事に夢中になっている一方よりも、
薄い唇に微笑を敷いて、その汚い頬を真っ白いハンカチで拭く
より美しいアイコンの方に僕の目が行ったのは必然だったと思う。

「ねぇ、この人は誰?」という、僕の至極素朴で当たり前、そしてとてもロマン有る素直な質問に対して、
「火火火ッ……んな事、今更知ってどうすんだよ」なんて気のない返事をした葛西だけど、

 実は結構、彼女というアイコンを気に入っていたのではないかと僕は思う。
 だって、僕が何か聞く度に「お前に話すだけ無駄だ」なんて適当にはぐらかす彼が、
彼女自身の事以外にわざわざ、聞いてもいないその死に様までおまけとして付け加えてくれたんだから。

「ったくよぉ、傑作だよなぁ? 『飛行機落としのイミナ』が聞いて呆れるぜ。ヘリの残骸に潰されて。
遺体が漸く引きずり出された時には、胸から下は鉄柱に押しつぶされて黒焦げになってったとよ」

 本当、あの時の葛西は妙に饒舌だった。
何だかまるで、彼女という美しいアイコンを醜い屍体に焼いた火こそが、自分の功績であるかのような、
火に焼かれた事によって、彼女がサイの物から自分の物になったかのように。
 ひょっとしたら、僕は意識しないうちにすこしばかり不機嫌な顔になってたのかもしれない。
 かなり中途半端な所で話をやめた葛西は、
僕の顔をまじまじと見つめて苦笑混じりに、そろそろ帰るといいだした。
部屋の出口に向かう葛西について、一緒に部屋を出て女の子達の所に行こうとした。
71名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:19:53 ID:wnh3bWp8
 そしたら、「流石に、今日一日くらいは部屋でじっとしてろ」

 と釘を刺され、しつこい野良犬や煙を追い払うような手の動きと一緒に、部屋の中へと追い返されてしまった。
それで仕方なく部屋に、ベッドに横になった所でふと、さっきの写真と彼の与えた情報を反芻してみる。
 怪盗サイの美しい相棒。その遺体は結局、警察に押収されてしまったのだという。
 日本は土葬が主流だと聞くからきっと、身元不明のソレは今頃、土の下だろう。
真っ暗な土に一人きり。アイコンはその役目を果たす事なく、誰の目にも触れないまま。
 時間が経過するごとに、そうきっと今だって、醜く腐り落ちて――

「あれ、日本って埋める前に火にかけるんだったかな? 
それとも、埋めて腐らせたて綺麗な骨にするんだっけ? 
……まぁいいや。今日は疲れたし、もう寝よう」

 そうして傍らのリモコンで部屋の電気を消して、再び枕に顔を埋るようにして眼を閉じた。



――直前まで、そんな事を考えていたせいだろうか。
 その日僕は、一枚の写真と一人の男の口から語られた言葉でしか知らない彼女の夢を見た。

 夢の中、彼女は僕の正面に立っている。
どこか東洋の民族服を思わせる、喉元までかっちりと詰まった衿の、薄紫の上着を羽織り、
同じ色の、膝下まである細かなプリーツのロングスカートと、
そこから僅かに覗くパーツだけでも、すらりとしている事の分かる脚。

 写真では向かうテーブルに隠れていた筈の胸から下、恭しく下げられた頭のつむじ。
反動に、背中で流れて生き物のようにしなやかに跳ねる、左右均等に結われた淡い紫を帯びた黒髪。
 僕から一メートル程離れた所にいる彼女は、
ちょうど3拍数えるうちに頭を上げ、しゃっきりと背筋を伸ばす。
 そして無表情に数度瞬いた後、その形良い口許にあの写真の笑みをしいて、
豊満な胸元で組んでいた長い指を解き、両手を肩幅に大きく広げた。何かを与えるように、迎え入れるように。

「――、―……」

 その口から小さく吐かれた言葉はさっきから、霞のように溶けて僕の耳に届くことはない。
それでも、引き寄せられるままに僕は彼女へと近づき、倒れ込むようにしてその柔らかな胸に顔を埋める。
 何故そんな事をしているのか。そして何で、
今日初めて彼女に触れた筈の自分が、『柔らかい』という情報を最初から知っているのかという事も、
安心を与える温かさに、ゆっくりと髪を抄く指先の心地良さにとろけて、どうでも良くなって行く。
 与えられるのが当たり前な小さな子どもみたいに、ただ受け身になって享受する。
72名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:21:14 ID:wnh3bWp8
 華奢な背中に腕を回し、お互い無言で暫くそうしているうちに、
何故だか僕は、この穏やかな時間を打ち消してしまいたい悪戯心に駆られた。
 すりすりと、頬を擦り寄せて子猫の懐くように。見付けた箇所に、あぐりと、厚手の上着越しに噛み付いてみる。
 変わらず後ろ髪を撫でる指先がその一瞬だけ震えたのに小さく喉を鳴らし、ふぅぅ、と吐息と唾液とをその柔らかさに埋め込む。
 その厚さから逆に、通気性と吸水性の悪そうな上着。その内側は湿って大層気持ち悪いんじゃないだろうか。
彼女の手はいつの間にか、梳いていた筈の僕の髪を、引きはがすというよりも縋り付くような弱い力で引っ張ってくる。

 身体に回した腕を少しだけ緩め、見上げてみた彼女の顔は相変わらずの無表情だったけれど、
伏せられたその目の色が、うっすらと赤みを浮かばす白い頬が、恐らく普段はその内側に埋めて隠しているらしい感情を
僕への嫌悪と侮蔑をうっすらと滲ませている。

(気持ち悪いなら、君が自分で脱げばいいじゃないか。……僕の為に)

 そう、視線で問い掛けてみる。
 流石は夢の中だけあって、それで伝わったのか、ふぅ、と小さな溜息と共に押し返される身体。
上着のジッパーを下げ、こちらに背中を向け、するりと腕まで上着を落とし、
真っ白な肩と項が見え、僕は無意識に唾を飲む。
 上着の落とされた下はレースのあしらわれた薄い黒のノースリーブという、
かっちりとした上着やスカートからは、中々予想の着かない代物だった。
 なのに僕は、その事に大して驚かず、寧ろそれが当たり前であるかのように捕えている。
 ばさりと乾いた布の音を立て、上着を身体から落とした華奢な後ろ姿が一瞬停止する。
 流石に、慣れているといってもそれ以上には多少の躊躇いがあるのか、
ノースリーブ裾に両手をかけ、伺うようにこちらを振り返ろうとしたその背に抱き着いて
、肩口に顔を埋める。
 そのボリュームを確かめるように胸を鷲掴むと、
びくりと暴れた拍子に生き物のように揺れた毛束が僕の頬を掠める。
 抱きしめた身体はどこまでも柔らかくしなやかで、そのまま、自分がまるごと埋まってしまうような錯覚に陥った。
僕という表面のアイコンも、その奥に埋まっている筈の色々なもの――意識や魂と呼ばれるものまでも。
 脚を隠すスカートを捲くり上げるようにして大腿を上へと撫で上げる。
 するりするりと滑らかな肌に円を描くように繰り返し、
その付け根に達した途端、彼女の瞳が円く見開かれる。
何を嫌がる事があるだろう。ココに、この身体の中心に僕を埋めるの、別に初めてではないだろうに。
 ぞくりと背筋を走ったのは、押し込める杭に絡み付くモノの不快感に似た快感と、ソレとは似て否なる違和感。

(あれ、『いつも』って一体いつさ? 触った事の無い女の子なのに……変だなぁ)
73名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:22:03 ID:wnh3bWp8
「ッ……ぁ!」

 一瞬の思考は、たらりと唾液を垂らして喘いだ口唇に引き寄せられて霧散する。
 その朱い唇を埋めてしまいたい、征服してしまいたい。
欲望は、それがそう認知するより先に既に実行されていて、口の中には熱い息と舌。
 いつだってそうだ。僕は、毟り取られるのと同じくらい引き寄せるのが上手いんだから。
僕というアイコンが有る場所に、僕を中心にした『行動』と言う名の墓穴に、蟻地獄の巣の中に。欲しい物は勝手に落ちて来る。
 落としたあとは埋めてしまえばそれで終わり。元々考えるのは得意じゃないからそれでいい。
世界という砂漠の砂はみな、僕に向かって降り注いで、嫌な事を埋めていく。

 更に奥へと舌を捩込むのと同時に、下着の上を行き来させていた指をも突っ込んで、上下を同時に征服してみる。
 ぐちゃぐちゃ響く音はどちらの穴からの音だろう。
 聴覚が漠然と、曖昧にしか働かないのは、今が夢の中だから? 

埋めた指先の動きに従順な内側の粘膜は泥のように。
歯列の硬さ、逃げる舌を捕まえた途端、更に滴る液体。
 さっきから、皮膚からの感覚ばかりがはっきりとしていて、それ以外のものが皆霞む。
 だから僕は余計な事は何も考えず、砂漠の乾いた砂の上に、
自分の欲しいものを引き寄せる為、自分自身を潤す為に思い付くままに行動する。

 ぎゅうと壁に押し付けたせいで、壁と胸の間に僕の掌は埋まる。
 潤みから抜いたもう一方で、長いスカートを突き出すようにさせた細い腰までまくり上げて。
 その裾が落ちて来ないのを確認して、自分の下肢を寛げる。
さっき指先に絡んだ粘膜が、僕自身に絡み付いて、潤して行く、与えて行く。
僕から何一つとして奪わないで。

「……征服、されちゃぇ、っ!」

僕の喉から漏れた声は、掠れてる割に、妙に幼く甲高く、
 押し付けたモノに怯えと期待の入り混じった表情で振り返った彼女が
突き入れられたものに眉根を寄せて喘いだ顔。
 アメジスト色の瞳の中に見えたアイコンは、どこかで見た事の有るあどけなさを湛えているように見えた。
74名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:23:52 ID:wnh3bWp8



「おい、オイテラ、テラ。……生きてるか?」
「うわあああぁっ!?」

 起きた瞬間に
 だってさ、起きがけに真剣な顔が自分を覗き込んできてたら、誰だって僕と同じ反応をすると思うよ。
しかも、たまに可愛い女の子に同じ事されたって僕もその娘も驚くってのに、
東洋人のおっさんだなんて、悪夢以外の何ものでもないさ。
(そういう時って大抵、その娘の手に僕の財布が握られてるんだよね。あれって一体何でなんだろ?)

「何だよっ!イキナリ入ってくるなよ!?」
「ったく、思春期のガキみたいなうろたえ方してんじゃねぇよ。
火火……何かやましい夢でも見てたのか?
普段より余計に締まりのない顔で寝こけてたしなぁ、テラの坊ちゃんよぉ?」
「そ、そんな訳ないよっ!!」
「ふぅん……まぁ、いいけどよ」

 がばりと起きあがり、身体にかかってたシーツを引き寄せて狼狽えた僕なんて気にせず、
身を起こした葛西は、ライターを取り出し煙草に火を付けた。
 薄暗い部屋の中で、ぽぅと一瞬点った光はあっという間に消え、残ったのはオレンジ色に照らされる煙だけ。
それがゆっくりと揺れ、ふぅと紫煙が吐き出される。

「まぁ許せ、緊急自体だ。……さっき、お前と同じ移植を受けた奴が死んだ。どうやら、拒絶反応が出たらしい」
「あぁ、成る程…手。それで僕の様子を見に……って、それって僕も死ぬって事!? 嘘だろ葛西っ!!
僕、まだやりたい事もあるし女の子達だって僕のように素晴らしくて美しい人間がこの世から消えたら悲しんで――」
「くそっ、泣くな鼻垂らすな縋り付くな。……ったく、副作用の話は術前に、
馬鹿のお前でも理解できる内容で、ちゃんとしてやったろうが」

 しっしっ、と、また犬を追い払うようにして僕を引き離した葛西を恨めしさを込めて睨んでやりながらも、
そういえばそうだったと思い出す。
 どっちにしたって、僕はいつか死ぬ。
なら、こうして男相手に悲嘆暮れるよりも、もっと生き急いで楽しめばいいじゃないか。
 それに、宝石でも何でも、内側に傷が有った方が、外から見える僕の美しさがより際だつじゃないか!
75名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:24:45 ID:wnh3bWp8
「何でもいいが……。ひとまず納得したんなら、俺は帰るぜ」

 気付かないうちに、考えてた事が皆漏れ出ていたんだろうか?
僅かに呆れた顔をした葛西は、ベッドサイドのチェストに置いていた灰皿に煙草を押しつけ、
うんざりしたような様子で僕に背を向けた。

「あぁ、待って葛西!」

 呼び止めると、扉に手を掛けていた葛西は頭をかき、めんどくさそうに振り返った。

「最後に教えてよ。そいつ、どんな死に方をしたの?」
「あぁ、ひどいモンだったよ。移植箇所がグズグズに溶け出してた。
生きたまま肉が腐ったって感じだったな。あぁ、でも――」

 そうして言葉を切り、火火火……と、いつもの特徴的な笑いを零した後、葛西は勿体ぶるように付け足す。

「顔は、笑ってたなぁ、痛みなんて何一つしらないかのような、幸せそうな死に顔だったぜ」
 
 まぁせいぜい、生きながらえろよ、と付け足して、葛西は部屋を出て行った。
 葛西が最後に残した、その一言で僕は気付いた。
音のないあの夢は――感覚だけのアレはこの皮膚の、いや、この身体に埋め込まれた細胞の、
怪盗サイとしての記憶だったんだんじゃないんだろうか。
 幸せそうな顔で死んでたってそいつは、夢に食べられて死んでしまったのかもと。

 だけど、僕は笑っていた。
 だって、素晴らしい事だと思わない?
 葛西のようにたった一枚の写真と自分の功績に縋ることもなく、
サイのように縛り付けたり、消えて行く記憶の代わりに他人の身体と、自分の細胞に頼ったりしなくたって。
傷を包むこの皮膚を持つ僕がいるっていうだけで、僕はまたいつでも、彼女に会えるんだから。
76名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:31:00 ID:wnh3bWp8
以上! 何だか色々と無念の残る出来になってしまった……。
やはりエロは難しい。

>>64 GJ!!
飼っているのか飼われているのか分からない二人の関係が(・∀・)イイ!!

>>68 もGJ!!
この二人はねっとりしたエロになりそうな感じがある。
77名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 19:39:26 ID:pl4ryRkt
>>76
ネ申ktkr
GJにも程があるぜ……!
細胞レベルでアイを覚えてるサイも
屈折した執着を見せる葛西も
アイさんの美しさも
お馬鹿ポジティブなテラのテラっぷりも骨の髄まで堪能したッ!

強化細胞ネタを使って絡ませてるのにも思わず唸った
そういう着眼点があったのかー
78名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 21:13:59 ID:/3lhcnT4
>>76
ありがとうありがとうテラアイ激しくぬふぁーんしたよ!
そう来たかと思った。毟りとられないテラ新鮮ww
ほんのりサイアイなのも切なかった……とにかくGJ!

ていうかサイの強化細胞を移植された人全ての脳内で
アイさんが陵辱されてたらどうしようかと思った。
79名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:02:18 ID:4K6EClG/
サイが細胞レベルでドスケベ人間みたいじゃねーかww
80名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:23:01 ID:OuqcyZYQ
それだけサイの思いが強いのだと解釈する。
81名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:23:09 ID:/3lhcnT4
違うのか
82名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:45:57 ID:BmTl44jH
>>76GJ!
ボロとか言ってるけどそんなことないと思うよ
エロや萌えももちろんだけどテラも葛西もいい味出してて
一つのサイドストーリーとしてすごく面白かった


>>79
何言ってるんだ
ジェニにあんなエロいドレスやこんなエロいスーツ着せて
脇にはべらせてる6のクローンだぞ?
ドスケベ人間に決まってるじゃあないか

ちなみにテラもエロいと思うよ
シックスが「恋人全員」とか言ってる時点でw
83名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:19:13 ID:gAKOsuLs
サイもシックスもどんだけドスケベ人間だよw
遺伝子レベルでコスプレ好きっていうのもすごい
メイドやらエロスーツやらエロドレスやら全く枚挙に暇がないな
もっといろいろ着せてくださいお願いします><

血族繋がりでいうと葛西もコスプレ好きか…
84名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:47:30 ID:NJPocg56
なにこの流れwww
血族=どスケベな変態になりつつあるw
85名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 10:30:17 ID:M/HtOXAG
>>84
魔人と対抗しようという種族だからな
精力でも張りあうんだろう
86名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 12:36:32 ID:gAKOsuLs
魔人は拷問(SM)で血族はコスプレか…
魔人の圧勝じゃ
87名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 15:36:21 ID:B9UsRxaW
>>86 魔人はコスプレでも圧勝!
教師、アナウンサー、パンク、警官etc
88名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 21:17:49 ID:lpIxiL3T
>>87
チャイナガールも出そうぜ

というか今週話見て忘れてた髪留め一粒2tという設定
アレを毎日付けてて意にも介さない魔人様に爆弾使って建物壊してORETUEEしてる血族が勝てるわけ無いと思う
魔人が建物壊したくなったら屋上でどこか支柱の上にただ立ち止まるだけで十分だと思うが・・・
89名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22:13:00 ID:M/HtOXAG
人間で魔人・血族と変態度を張り合えるのは石垣かなあ
90名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22:16:16 ID:VMr+1zSa
そう考えると石垣が凄いような気分になってくるからやめてw
91名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 23:04:53 ID:WlbytkcY
血族のドスケベ人間遺伝子の流れに吹いたwwそんで、小ネタ。

6『相変わらず、あの質素でつまらん女に熱を上げているようだね?我が子よ』
X『…うるさい!アイを侮辱するな!…あんたこそ何だよ…あの下品なビッチ系の女は!』
6『お前こそ、メイドのコスプレ等をさせて随分と楽しんでいるようじゃないか…血は争えんな』
X『…っな…どうしてそれをうわああああghjふじこ!!!?』
6『お前のデータは全て私の手中にあるのだよ』
X『…死ねっ!!!!うわあああああ!糞親父!』


6『やれやれ…難しい年頃だ』
ジェニュ『きっと反抗期ですわ…それより、私もメイドの格好致しましょうか?』
6『やめなさい…お前がやると、完全にその手のプロだ』


――サイの部屋にて。
X『…聞いてよアイ。…親父の奴、またあの女連れ込んで…何だあの眼鏡にアップヘアに
  これ見よがしの乳に、ストッキング!昔のAVだよあれ!完全におっさん趣味だよ!』
アイ『…さぁ…あなたのお父様の女性の趣味に関しては、私は何とも…』
X『…やっぱ俺はアイがいい!慎ましやかで、そのくせベッドではエロくて』
アイ『………さあ、お喋りはそのぐらいにして、前回の続きから始めますよ』
X『続きって、この前の騎上位の?』
アイ『…そ、そっちでなくて…私は本来、あなたとそんな事をするために此処に来ているわけでは
  ないのですよ…いい加減、勉学に勤しんでください、サイ』
X『いいよもう…どうせ、すぐ忘れちゃうもん…俺』
アイ『この公式も忘れてしまったのですか?』
X『もういいよ…教科書なんて、そこの箱に全部詰めちゃえ…それより…そりゃっ』
アイ『…サイっ?…ひゃあっ』
X『こっちの事をもっと教えてよ♪先生?』
アイ『…だ、駄目ですっ…今日こそは家庭教師の本分をっ…あああああっ』
――こうして、ベッドで うふん、ぇはんは始まった。


ジェニュ『…やはり、あの家庭教師…ご子息に勉強以外の事も教えているようですね…社長。
    全く、悪い虫ですわ…んっ…ああっ…あんっ』
6『…やはり、血は争えんな…』
ジェニュ『…んっあああっ…髭がくすぐったいですわ…ああっ…ん』
――これが本当のヒゲとボイン。

6=ドスケベ社長。 ジェニュイン=秘書兼愛人。 X=思春期の息子。 アイ=美人家庭教師。
そんな、パラレルの世界がどこかにあるかもしれねえよ?
92名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 00:35:21 ID:4ttCdtXs
>>91
そして二人とも愛人のフィギュアを依頼しにいくんだな
原型師石垣のとこへ
テラとか自分のフィギュア作りそーだな

葛西の甥もドラックでオタ趣味まで開花したし
血族って素質あるよな、絶対
93名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 03:11:52 ID:3Dg6En+T
6「ネウ子たん萌え〜ハァハァ」
94名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 06:36:45 ID:keLsltSl
ネウ子かよ!
だが、外道なところは好みかも知れんな。
95名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 06:45:18 ID:z8lqGNdS
シックスM属性疑惑デスカ?
(:´・ω・)あんなオネータマにならイジメられたいと思った俺はなんだか6が急に身近に感じられます
96>>91GJ勝手に続き小ネタ:2008/03/19(水) 12:49:39 ID:/+94asBa
「……はー気持ちよかったー……」
「もう……毎回こんなに(様々な体液で)服を汚してしまっては困ります」
「えーだって着衣は半脱ぎが基本じゃん。コスプレで全裸とか邪道もいいとこだよ。
 あ、アイの着替えならクローゼットに入ってるから」
「ありがとうございます。……サイ、このスカートの短いスーツはなんなのですか」
「あ、それは……まあ親父の趣味は最低だけど、
 一回くらいそういうの試してみても悪くないかなって」
「(毛嫌いしておきながら嗜好は親譲りなのですね……)」
「今何かおぞましいこと思った?」
「いいえ全く。それはそうと、インナーが見当たりませんが」
「え? スーツってそういうもんでしょ? こう胸元ガーッとあけて」
「違います。」
「あ、そうなの? まあどうでもいいけど。ほらさっさと着てよ」
「サイ。再三申し上げておりますが、私の職務はあなたの家庭教師兼世話係であり……
 こ、こんなことやこんな服を着るのは……ッんむぅ」
「あーもううるさいなー。そんなつまんない考え捨てちゃえ!」
「やぁっ! さ、さっきはこれが終わったらお勉強をすると約束……」
「アーアーキコエナーイ。保健体育だよー」
「(お父様そっくりの強引さですね……)」
97名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 16:08:13 ID:NwIFnVab
誰か6ネウ子でひとつ…
98名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 18:48:20 ID:h75unmEP
それは数字板の範疇だって前スレで散々言われただろ…何で空気読めないんだ?
99名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 19:07:51 ID:4ttCdtXs
ネウ子女王攻めの弥子男受けか、ネウ子お姉さま攻めの妹弥子受けなら何とかw
でも女体化は数字好きでもだめな人いるからね
控えとくのが無難
100名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 19:09:41 ID:4ttCdtXs
このスレでも数字板でもね
101名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 19:55:42 ID:US3FubWB
原作自体がカオスになってきた影響がこんなところにも…w
102名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 19:59:36 ID:LNeYkJE2
つーか、
残念ながら全く想像が付かないぞ
さて、次のSS用資料漁りに行くか
103名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 23:03:00 ID:/lR4aRkA
出遅れた感がひしひしとするがテラアイ投下

捏造&無理矢理なので苦手な人は華麗にスルーしてください
104テラアイ 1:2008/03/19(水) 23:06:22 ID:/lR4aRkA
 夕刻を過ぎた往来はすでに無人だった。子は家路につき、大人は家で、あるいは
外出先で、それぞれの夜を迎える。そういう時間だ。
 アイもまた、自らの家に向かっていた。とはいっても仮の家で、暫定的に借りた一軒
家には今彼女しか住んでいない。主人は先日箱にした貿易商の家庭に潜りこんで、
その細胞の命ずるままに中の上流の生活を満喫している最中だからだ。世話を焼く
相手もおらず、ただ自らの生命活動を維持するだけの生活はひどく味気ない。手の
かかる子どものような主が今はひどく恋しい。
 今頃はなにをしているだろう、と考えた。
 まだ店にいるのか、それとも――。
 だが短い感傷は、正面に現れた気配によって打ち破られた。
 女が数人、こちらへ向かって歩いていた。両手に余るほどの荷物を抱え、談笑する
彼女達の足取りは軽い。それぞれが戦利品のごとく掲げる荷は総じて華美であり豪奢
で、一瞥し、大体の価値を査定したアイはその著しい不均衡さに目を眇めた。
 それらを身につけて歩くには、女達はあまりにも無防備だった。戦果に浮かれる
追い剥ぎとしてはなおさらだ。
 誰かが気前よく分け与えたのだろう。
 警戒の薄いその姿にそう結論づけて、アイは彼女達の隣を擦り抜けた。
 道路を渡る。小さな橋を渡った先には緑道が、公園の広大な敷地をぐるりと囲むよう
に敷設されている。四角く切り出された土の道は彼女の踵を受けとめてやわらかな音を
返す。併走する小川のせせらぎ。頬をなでる夜風。芽吹きはじめた春の草いきれが肺に
満ちる。アイは歩いた。すれ違う人もなく、もしかしたらこの世には自分しか存在しないの
ではないかと考えるともなしに考えて、そのあまりの馬鹿馬鹿しさに唇を歪めた。そして
気がついた。
 なにかがいた。ぎくりと止めた右の爪先から十数メートル先に俯せるようにしてそれは
転がっていた。周辺にぽつぽつと灯された街灯は良好な視界を与えず、彼女は前方の
少しひらけた地面に横たわるなにかを、単なる黒い物体としてしか認識できなかった。
目をこらして、ようやく人だとわかる。伝わる気配からして、生きていることは間違いない。
105テラアイ 2:2008/03/19(水) 23:10:27 ID:/lR4aRkA
 彼女がそこにいることをその人物が知っているかどうかは判断できなかった。身じろ
ぎもしないのだ。地に頬を寄せ、ぺたりと身体を伏せている。暗がりに浮き出す筋肉の
深い陰影から男であることは認識できたが、なぜそんな姿で横たわっているのかを
理解するには数秒を要した。
 男は最低限の布しか身につけていなかった。薄明かりに照らされた肌には、検品を
終えて搬出されるのを待つ陶器のように傷一つ認められなかった。
 なるほど、とアイは思った。
 それではこの男が、彼女達に時計を与え服を与えたのか。
 アイの脳裏を、女達の姿が過ぎった。どういう事情であればこの状態になるのか想像
もできないながら、先ほど目にした不可解な事象の一端を把握した彼女は、倒れている
人物への興味を急速に失った。
 平静を取り戻した後は、これほど傍に寄るまで察知できなかった自らの鈍重さが気に
なった。彼女達を笑えなかった。どうにもぼんやりしている。主人が聞けば、きっと目を
丸くするだろう。
 『珍しいね、アイ。あんたが隙を見せるなんてさ』
 そう告げる少年のからかうような声音や、少し意地悪く上がった唇の角度がありありと
脳裏に浮かび、アイはため息を吐いた。それから一歩踏み出した。
 足取りは静かだった。弧を描き、さり気なく男を避けながら対角線上にある公園の出口
へと向かった。やがて男の倒れている場所から五メートルほどの距離に近づいた時、
地面に伏したままの頭が揺れて、こちらを見た。
106テラアイ 3:2008/03/19(水) 23:13:21 ID:/lR4aRkA
 印象的な目だった。大きな瞳を、長い睫毛が繊細に縁取っている。刀で深く削り取った
ような大胆な二重で、その上には形よい眉が、それ以外にはありえない絶妙な角度で
存在していた。秀でた額から続く長い鼻筋にはラテン系特有の甘いラインが入り、大理
石から彫り出したような、整ってはいるけれどもどこか冷たい印象を与える男の風貌に
柔和さを与えていた。
 肉感的な唇。輪郭はどこまでも緩やかで、高い頬骨から尖った顎の先まで、一分の
隙さえ与えず一気に駆け下りる。
 美しい、と思った。人の美醜にはまるで関心がなかったが、それでも男の造形は彼女の
知るどの人物よりも優れていると断言できる。
 だが、賞賛する気にはなれない。
 男の顔は、どことなくちぐはぐだった。他に縋り、甘える脆弱さを持ちながら、他を蔑し、
征圧することを是とする非道な酷薄さがあった。本能が警鐘を鳴らした。この男は危険
だと、経験がささやいた。それを頭の片隅に意識して、アイは口を開いた。
「大丈夫ですか」
 男は色素の薄い瞳で彼女を見上げた。硝子玉のような虹彩に人工的な街灯の光が
反射した。
「ああ……ええ、大丈夫です」
 ありがとう、と男は言った。笑うと、作り物めいた印象は幾分やわらいだ。
 男は上体を起こした。膝を立て、優雅な動作で立ち上がった身体は顔同様硬質な
造形美を所持していた。靴もシャツも、彼を飾るものは下着以外なにもない。だが、
剥ぎ取られたからこそ、男の生来の美しさは際立つ。
 均整の取れた肉体を男は堂々と彼女の前に晒した。見とれるふりをして、アイはそれ
を観察した。小麦色に焼けた肌。引き締まった皮膚に隠されたしなやかな筋肉はよく鍛
えられてはいたが、目的の一部がその見栄えにあることは明白だった。整合性に富む
肉づきに強烈なナルシシズムが滲む。実用的であり、また非実用的でもある。
107テラアイ 4:2008/03/19(水) 23:17:34 ID:/lR4aRkA
 賛美のまなざしに慣れた男は、彼女の不躾ともいえる視線をまるで気にした様子も
なく、長い指で身体についた土を器用に払った。土は彼の意を汲んだように蕭条と落
ちた。長い脚が大きな歩を描き、向かった先は数メートル先の広い道路だった。
 路肩にとめた車のトランクから、男は一枚のシャツを取り出した。糊のきいた、やわ
らかくも張りのある袖に男が腕を通したのをきっかけに、アイは後方を振り返った。
 談笑する女達。その手には明らかに大きすぎるスーツが握られている。ツーシータ
の車体の後部には真新しい服一式。用意された着替えが、剥ぎ取られた男をふたたび
美々しく飾り立てる。
 男にとって、奪われることは日常なのだ。
「どうしてでしょうね」
 肩がぴくりと震えた。
「ボクはどうも、むしり取られる性分のようです」
 男は嘆くように、それでいてどこか嬉しそうに告げた。声はひどく近かった。すぐ後ろ
に立っているのだからそれは当たり前だった。視線は遠くに置かれているだろう。彼女
達の消えた道を見詰めて。
 なぜ気がつかなかったのだろう。
 頭の中でふたたび警鐘が鳴った。経験と本能が叫んだ。
 忍び寄る気配を、アイはまるで感じなかった。背後に接近されるまで、―― いや、
無防備に背中を晒す彼女を嘲笑うかのように男が声をかけるまで、その存在を何一つ
知覚することができなかった。
 考えるよりも早く、身体が反応した。だが、遅かった。
「動かないで」
 ひんやりとした感触が彼女の喉を抑えた。
「もうすぐだから」
 なにがすぐなのか、教えられずともじきにわかった。轟音が響いた。空気が震え、大地
が低く鳴動した。砂塵が舞い、飛んできた小さななにかを彼女は掴んだ。木の破片だった。
この辺りによく植樹されている、常緑樹の一部。引き裂かれた木肌を見詰めていると、
遠くで悲鳴が聞こえた。地を打つ音。大量の土砂が流される振動。女達の声は、たくさん
の音の中に紛れ、消えた。
108テラアイ 5:2008/03/19(水) 23:19:51 ID:/lR4aRkA
 不快さに胃が捩れた。浅く胸を上下させると、温かな吐息が耳にふれた。
「キミも、埋めてみようか」
 足の甲を踏み砕き、アイは振り向きざま男の向こう脛を蹴り上げた。そのつもりだっ
た。だが彼女の踵はやわらかな土を踏み、足は虚しく空を切った。確実な手応えの
代わりに寄越されたのは宙に浮く感覚で、しなやかな筋肉によって抱えあげられた
彼女の身体は命のない人形のようにボンネットの上に転がった。
 背中が硬い金属にぶつかった。痛みに喘いだ唇を、やわらかな感触が塞いだ。
 舌が浸食する。歯を立てる余裕もなくさしこまれた肉塊に苦しく息をつまらせながら、
アイは覆い被さる男をはねのけようと身体を捻った。しかし、どれほど力をこめようと、
彼女の手首を押さえた腕はびくともしなかった。
 慣れている、と思った。人を抑圧し、支配することに慣れている。
 唇が離れた。呼吸に瀕した喉に固い襟先があたった。上まで詰まる襟を優しくくつろ
げて、顕わになった首筋に男は唇を落とした。ぬめらかな感触が皮膚を這った。背中
がぞくりと粟立った。
「……やめてください」
 アイは弱々しく懇願した。
「その手を、放して」
 男はひどくおかしそうに笑った。今さら、と彼女の喉元でささやいた。
「今さらそんなしおらしい演技をしなくても。さっきの動きで、キミが怯えていないことは
十分にわかってるよ。……それから、キミの能力もね」
 言いながらも、男の手と舌はとまらなかった。上着を開かれた。乱暴な行為に甚だ
似つかわしくない優美な仕草で、長い指がキャミソールの下から直接肌にふれる。
なだらかな脇のラインをたどり、薄い布に覆われたふくらみを目指す。
 男の指は驚くほど肌に心地よかった。貼りつくように、ぴたりと寄り添う。それが余計
に腹立たしくて、嫌悪に毛を逆立てながらアイは身を捩った。
109テラアイ 6:2008/03/19(水) 23:25:48 ID:/lR4aRkA
「なぜ、こんなことを」
 男の吐息が胸元をくすぐった。
「あなたの犯行を目撃したことが理由なら、あの女性達と同じように私も埋めて殺せば
いい…………あ……っ」
 薄い布越しに探られて、思わず言葉が途切れた。指が先端を嬲る。擦り、摘まれる。
微弱な電流となって背中を伝い、脳へと送られるこの絶え間ない刺激を快感として処理
するのは行為に慣れた彼女の身体だった。揉みしだかれる胸から必死で意識を逸らし
ながら、アイはこの場にいない少年のことを考えた。優しい指先。幼さの残る白い肌が
彼女の胸に沈む。
 ――X。
 彼のために、決して屈したくはなかった。だが、充血した突起は、施される細やかな愛
撫に呼応して彼女の心を裏切った。
「埋められる音は美しい」
 固く尖った乳首を低い声がなでた。
「迫りくる死に怯える彼女達が、死の直前喉から絞りだす悲鳴は音楽的ですらある。この
世で最も美しい、官能的な旋律。そして、それと同じように、快楽に震える女の嬌声は、
ボクの耳を悦ばせる」
 ブラの中に手がさしこまれる。長い指は胸を鷲掴み、薄いレースを引き下げながら豊か
な肉を露出させる。手の中の柔肉を弄びつつ、さあ、と男は促した。
「もっと声を聞かせて。キミの声を、もっと。ボクは聞きたい。犯され殺されることを知りな
がら、冷徹にそれを指摘するキミの理性が、与えられる快感に屈服していく声を、ボクは
聞いてみたい」
 生ぬるい感触が胸を覆った。尖った先端を唇に挟まれる。吸い上げられ、歯を立てられ
て、アイは喉の奥からくぐもった声をもらした。乳房を食む男の唇が残酷に引き上げられ
るのがわかった。
 屈辱的だった。決して声を出すまいと誓った。それでも決意は吸いついた唇ともう一つの
胸を嬲る指によって頭の芯ごと緩やかに溶かされていく。唇を噛み、息を呑んだ。彼女の
抵抗を嘲りながら、指は残酷にその位置を変えた。
110テラアイ 7:2008/03/19(水) 23:31:33 ID:/lR4aRkA
「……っ! ……ひ……あ!」
 まくり上げられた長いスカートが細腰にまとわりついた。薄い下着の中で、指は彼女
の最も敏感な場所を簡単に探りあてていた。焦らすことなど考えもしない直接的な行為
に悲鳴をあげる。身悶える肉体を尻目に、指はふくらみはじめた小さな突起を包皮ごと
押しつぶす。
「や……っ! ……っあ……やめ…………!」
 男の外見にふさわしい繊細かつ大胆な愛撫は、抗いがたい悦楽を彼女の奥から強引
に引き出した。全身が紅潮した。体温が上昇し、外気はまだ肌寒いほどだというのに彼
女はうっすらと汗をかいた。ねっとりとした舌が胸の谷間を舐める。吸いつき、絡まり、下
腹部を這う指と連動して絶頂の縁へ彼女を追い立てる。心臓が血液を勢いよく送りはじ
めた。彼女の中心は男の指の間で赤く充血した。
「あぁ…………っあ、あ! い、……や……っ!」
 内腿が引きつった。濡れた感覚が、割れ目を伝い落ちるのを感じた。男の指がそれを
丹念に掬う。入り口を探られ、その目的を知ったアイは目を見開き、もがいた。
「いやっ、や……やめ…………っやあああああ!」
 指はゆっくりと彼女の奥に沈んだ。逃げる腰にぴたりと照準を合わせ、奥を突いた。背
中が反る。突き出された胸先を舌で転がして、男は微笑んだ。
「ああ……いい声だ。なんて綺麗なんだろう」
 うっとりと呟かれた声にアイは総毛立った。支配する者の声だった。快楽を操り、心を
蹂躙する、征服者の声。
 指が増やされる。二本。三本。関節を曲げ、充血を押さえる親指の間に彼女の肉を挟
みこむ。固い指が粘膜を擦るたび、彼女の内襞は何度も収縮してそれに応えた。
「……ふ……っぁ…………やぁあ……っ、ん」
「穴を掘る。そこに投げ入れられた美しくないものの上に土が被せられ、平らな地面に
変わる。なんて素晴らしい光景だろうね」
 夜空に浮かぶ月を見上げ、男は睦言のようにささやいた。恍惚と目を細め、皺一つ
ない、白磁に似た頬を喜悦に歪ませる。上下する彼女の胸に頬を押しつけて、早打つ
心音に耳を傾ける男の言葉が骨に響く。
111テラアイ 8:2008/03/19(水) 23:38:29 ID:/lR4aRkA
「埋められ、舗装されて、美しくないものが美しいものへと姿を変える。その瞬間を、
ボクはなによりも愛している。だから、ボクは彼女達にむしり取ることを許した。一時の
虚飾を手に入れた彼女達に、その代償として至高の光景を捧げさせるために」
 手首の戒めを解いて、男は彼女の顎を捉えた。肉感的な唇が、熱い吐息を吐く彼女
をやわらかく掠めた。呼吸に喘ぐと、薄い色の瞳が細められた。
「キミはなにを得られるだろう。……キミの内側を埋めることで、ボクはなにを得られる
のかな」
 楽しみだよ、そう唇にささやいて、男は指を抜いた。濡れた指で彼女の内腿を撫で、
跳ねた身体を満足げに見下ろした後、先ほど締め直したばかりのベルトに手をかけた。
だが、そのベルトを緩める前に、男は動きをとめた。
 喉元に、木の破片が押しつけられていた。爆風に舞った、十センチにも満たない大木
の欠片は、拘束を逃れたアイの手の中で凶器となって男の命を狙っていた。
「……いつの間に?」
「あなたの気がつかない間に」
 ともすれば乱れる息を平静に保ち、アイは告げた。
「離れてください。五メートル」
 男は眉を上げた。
「そんなもので、ボクを脅せるとでも?」
「試してみますか?」
 鋭く尖った切っ先が男の皮膚を窪ませた。頸動脈に突き立てるには、外側に十センチ
の隙間があれば十分だった。男もそれをわかっている。だから動けない。だが、彼女が
それを実行に移した瞬間、顎にかけられた男の指によって自らの首がへし折られること
もまた事実だ。
 これは賭だった。埋めるか、埋められるか。殺すか、殺されるか。人の命など、路傍の
石ころほどにも価値を置かない者同士の、命を賭した、駆け引き。
 試されているのはその命にかかる責任だ。アイはここで死ぬわけにはいかなかった。
正体を探し、孤独に喘ぐ少年を、一人置いていくわけにはいかない。
 男の目を見据えながら、この男にはそんな存在があるだろうかと考えた。その望みを叶
えるためなら、自らの肉体すら顧みず喜捨するような相手が、この、自己愛の塊のような
征服者の顔を持つ男に。
112テラアイ 9:2008/03/19(水) 23:45:51 ID:/lR4aRkA
 色の薄い瞳で、じっと彼女を見詰めていた男は、やがて小さく息を吐いた。それから
両手をぶらりと下げて、ゆっくりと一歩、後ずさった。アイは慎重に上体を起こした。男
を見据えたまま、二つの足でしっかりと地面を踏みしめた。
「まったく……なんてことだ」
 男はうんざりしたように嘯いた。
「こんな中途半端な状態でおあずけを喰らうなんてね」
 美しい瞳が優雅に眇められた。唇が不穏に笑う。誂えものの絹の下で、男の下腹部
はひそやかにその欲望を主張していた。
 指の腹が顎のラインをなぞる。それを振り払って、アイは憫笑した。
「あなたにはお似合いなのでは?」
 男の白い肌にさっと朱が上った。あからさまな当て擦りに憤った瞳は危険な光を煌め
かせた。だが、立ち上った色はすぐに作り物めいた仮面の下に消えた。胸の内に抱い
た激情を綺麗に押し隠し、唇には笑みすら浮かべ、男は後方へと退いた。一歩一歩、
距離は確実に広がった。
 目測し、二人の間に五メートルの空間ができたことを確認したアイは静かに車から離
れた。徐々に距離を離していく。睨み合う狼が、ぐるぐると円を描きながら互いを牽制し
合うように、彼らは一度も目を逸らさず命の距離を測った。
 やがて踵が植え込みにふれた。その影に立ち、アイは僅かに首を傾けた。街灯の下で、
だらしなく腕を垂らしたまま突っ立っていた男は、それを見てやれやれと肩をすくめた。エ
ンジンがかかる。ヘッドライトが眩しく照らす中、男は悠然と歩き、オープンカーの低いド
アを跨いだ。ギアが引かれ、鈍い振動がその回転数を変えて、車体はなめらかに走り出
した。
 接近する。それでも、距離は十分離れている。互いの手の届かない位置にあって、去り際、
男は底知れぬ瞳で彼女の全身を舐めた。心の奥底まで犯し尽くすような視線は先ほどの
意趣返しだった。見透かされていると感じた。抑えていた感覚が息を吹きこまれた燠火の
ごとく燃え上がり、アイは震える腕を押さえた。
 車は地を滑るように走った。銀色の車体が通りを曲がり、低いエンジン音が夜風に
掻き消えても、彼女の昏い瞳は夜の闇を見据えたまま動かなかった。
113名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 23:48:21 ID:/lR4aRkA
以上です

>>91 >>96
GJ!
騎乗位と保健体育で吹いたw
114名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 01:19:36 ID:4Ryj80TC
>>104 GJです!エロいいよ。
115名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 13:10:12 ID:Ea6XKhxS
GJ!!!
ちょっとした描写の細かさに、凄くこだわりを感じた
そしてプロ同士の命のやり取りが面白かった!
116名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 21:27:08 ID:wjA+budB
>>104
GJGJGJGJ!アイさんが埋められなくてよかった…
パンツ一枚にまでなってるのにテラがあんまり馬鹿じゃなくて新鮮だったw

それにしてもまさかのテラアイラッシュにぬふぁーんが止まらん
テラアイ始まったな
117名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 18:10:17 ID:huu5lmF1
テラアイがここまでブーム化するとは思ってもいなかったオレが空気を読まずに一言
タイトル、第○話じゃなくて第○食にした方がいいと思うんだ・・・
118名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 18:17:16 ID:4abPnUjA
すごく…今更です……
119名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 18:50:46 ID:lP4SeVmI
>>97-100
ネウ子関連のネタはグロネタの時と同じように
うpロダか専用スレに投下して
こっちに報告する方式にすればいいと思

【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】5話目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182867370/

>>117
コミックスも切りのいいところで天地逆が直ったりしたし
20スレ目あたりで変えるのもアリか?
でも本当今更だなw
120名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 19:01:58 ID:rIU7LEl/
だから女体化は数字の範疇だと言ってるのに
他で投下してここで報告しろとかしつこいよ
専スレがあるんなら専スレで済ませればいいだろうに
121名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:41:33 ID:aMpzfdTP
同意
数字板のスレで誘導するのはいいけど、
こちらのスレではちょっと自重して欲しい
122名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:46:03 ID:aMpzfdTP
というかそのスレもあんまりここや数字板の住人の傾向とちがう気かする
安易に誘導するのも相手のスレに迷惑かけないか?
123 ◆ChdC8VZqyE :2008/03/21(金) 22:27:28 ID:MQS9tDrH
避難所を利用してくだされば
アダルトもおkになりましたし
124名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:32:28 ID:SSbKAvCo
おいおい…
女体化も受け入れるのかよ
懐が深いのはいいがそれは有りなのか?
避難所も一応このスレ関連なんだろ?
そのうちホモも避難所にってなりそうだな
125名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:51:41 ID:jIvWzrMB
そもそも女体化の供給ってあんの?
需要はともかく
126名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:05:07 ID:6+C6RpWf
ていうか、女体化については
暗黙の了解でタブーにして、皆スルーして来たのに
その空気を読めない奴が何度もネタを蒸し返すんだよな…
そんなにネウロがアンアン言ったりしゃぶったりするのが読みたいのか
まあ、個人の趣味にとやかく言わんよ…
別にここはリクエストに答えてもらえる場所じゃなくて
職人さんが好きなネタ投下するとこだしな。
127名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:10:33 ID:j51wFZka
善し悪しはさておき、

新たな自分を構築できる神クラスの書き手なら別だが、
性転換や平行世界、俺主人公は下手すると見るもおぞましきモノに…

  さ、平行世界に取りかかるか。おや誰か来たようd
128名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:17:38 ID:DJu/J9ue
そんなことよりテラアイとかテラジェニュとかアイテラとかジェニュテラの話しようぜ
テラ祭かの如き神作品投下ラッシュでテラ大好きになってしまった…
129名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:28:55 ID:iiGQIV7J
>>128
すまん、一瞬テラジェニュとかアイテラとかがジェニュアイに見えて激しく滾った
自重する
130名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:37:52 ID:DJu/J9ue
YOU自重しなくていいと思うよ
131名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:45:25 ID:6+C6RpWf
ジェニュアイだと…
親父と息子の女2人(俺の脳内設定)が女同士で
ぬふぁーんな関係になるなんてエロすぎるな…
132名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:17:19 ID:SYX+ktrQ
暗黙の了解っつーか
BLも女体化も気に入らなければスルーという種の物とは明らかに違うものだし
もう>>1に禁止ってはっきり書いといた方がいいんじゃね?
133名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:41:38 ID:MClMV+Nz
別に擁護する訳ではないが何スレか前に
外部UPで妹設定のユキ話とかが投下されてた記憶があるんだが、
その時はいくつか容認コメ(興味は有るとか、スルーすればいいとか)が付いていた気が


とにかく、エロければ何でもいいのでエロゴシカァン!
134名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:05:46 ID:sA7sf8mM
何スレか前は知らんが、今の状況だと正直なとこニョタは住みわけた方がいいと思うよ
135名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:10:04 ID:sA7sf8mM
エロけりゃ何でもいいっつっても数字板もあるんだし
女住人も多そうだが、一応この板のスレは男も覗く前提だしさ
136名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:28:25 ID:8LFFxG+r
もういいじゃないか…
遥さんと誠一さんが弥子を作ってる時の妄想でもしようぜ。
さぞ激しかったろうなあ…でないと、あんな貪欲な娘は生まれん。
137名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:29:39 ID:Ybb6K0zi
>>133
身も蓋もない言い方すればネウロだから嫌なんじゃないの
ネウヤコ者多いだろうし
138名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:36:06 ID:sA7sf8mM
つか何で数字板じゃなくて、どうしてこちらにこだわるん?
139名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:36:18 ID:aPq+6+zj
流れぶった切るぜ

ジュニュアイ 突発的に思いついたネタ
時間がないのでやっつけ&短め、すまん

地下室のジメジメした拷問室で黒のスーツ姿のジュニ姐さんに尋問&拷問されるアイ
尋問内容は6の元から逃げ出したサイの行方って感じで捏造
140ジュニュアイ・地下室にて 1:2008/03/22(土) 02:38:00 ID:aPq+6+zj
「いつまでも強情だこと、さすがは元工作員ね、でもね優秀なのも時として徒になってよ」
「いくら言われようと、お答えできないものは出来ません」
「まあ、まだ逆らう気力が残っているなんて、まさかここから脱出しようなんて考えてるつもり?」
「まさか、脱出しようにも私はピン一本すら身に帯びていませんよ」
「そう?」
ニンマリと笑うとジュニュインはアイの衣服をナイフで切り裂いた、
地下室の青みを帯びたチラチラと瞬く蛍光灯の光の下でアイの皮膚は青白くどこまでも透き通るようだった。
じめりと濡れた壁から伸びる鎖に繋がれた手に、残骸となった紫の衣服がまとわりつくだけのアイは、
それでも誇り高い目の光を失わない。
「確かに、何も隠してはいないようね………、でもね」
ジュニュインは黒革に包まれた優美な手を伸ばし、アイの身体をまさぐった。アイが不快気に眉をひそめる。
その手が徐々に下に伸びていき、アイのほっそりとしたしなやかな足の付け根に指先を潜り込ませると、
淡い薄墨色の翳りの奥に隠されたアイの花園に、ラムスキンに包まれたジュニュインの指が容赦なく突き刺さる。
「・・・・・・っく!」
「ほほほ、女はここにも隠し場所があるってご存じ?さあ、隅々までよぅく調べて差し上げますわ!」
黴臭く、重く湿った地下室の空気に、アイの声を堪えてもなお漏れる息づかいと、花園からあがるニチャリ、ニチャリという淫猥な音が響き渡る。
「確かに、ここにも何も隠してはいないようみたいですわね」
荒い息をつくアイから身を離し、ジュニュインは指に塗されたアイの透明な愛液を、赤い舌で舐め取った。
「うふふ、なかなか美味ですわ……。この味でサイも虜にしていたというところかしら?」
「くっ………」
141ジュニュアイ・地下室にて 2:2008/03/22(土) 02:38:42 ID:aPq+6+zj
「いつまでも強情張っていてもしかたなくてよ。口を割らせる方法はいくらでもあるのだし。
でもね、わたくし美しくない方法は大嫌い。醜い男を泣き叫ばせても面白くもなんともないわ、そうは思わなくって?」
そう言いながらジュニュインは手袋を外すと、壁際の棚に歩み寄り、その中から新しい手袋を取り出した。
新しいそれは、先ほどまでのなめらかなラムスキンの物とは違い、明かりを受け鈍い光沢を見せる。
ぴっちりとしたそれを、ゆっくりと手にはめながら、ジュニュインは詠うように言った。
「さっきの貴女の快感を堪えている顔、とっても美しかったわ……、わたくしもっと見たくなってしまったの」
振り向いたジュニュインの手には大振りのガラス瓶が握られていた、その中はねっとりとした液体で満たされていた。
ジュニュインは手袋に包まれた手をアイに見せつけるようにゆっくりと顔の前に上げる。
「これがなんだか分かる?アザラシの毛皮で作った手袋よ、これで泣き叫ばない女はいないわ。
でもこのままじゃ痛くて貴女が可哀相だからこのローションで滑りをよくしてあげる」
瓶の蓋を外し、ローションをたっぷりと手袋に塗すと、ジュニュインは妖しい笑いを浮かべてアイに近寄った。
「いくらそんな事をしても無駄です。どんな拷問にも耐えられるように訓練はされています」
「あなたがとっても優秀な工作員だって事はわかっているわ、でもね、そんな事は関係ないの。
わたくしがしたいからそうする、ただそれだけ。さあ、貴女はどんな鳴き声をあげるのかしらね?」
淫靡な笑いを浮かべてジュニュインはアイに迫る。ぬらぬらと鈍く光る容赦ない手が、アイの身体の上を這い回る。
アザラシの剛毛が、柔らかなアイの皮膚を撫で、痛いはずのそれがローションのせいで和らげられ、思わぬ快感を生み出す。
「服を着ている時は細身に見えたのに、結構大きいのね、胸……、ふふ、そこがまたそそられますわ」
「ふ……ぁあっ……」
容赦ないジュニュインの手が、アイの形のいい乳房を揉みしだくと、アイの口から堪えようのない悲鳴が上がる。
皮膚の上を行き来する毛羽立ちが、微妙な摩擦感でアイの身体を情け容赦なく蹂躙していく。
142ジュニュアイ・地下室にて 3:2008/03/22(土) 02:39:17 ID:aPq+6+zj
やがて、アイの青白いからだが桜色に火照る頃、アイは自分の体に起こった変化に気づいた。
「これ…は……っ」
「ようやく効いてきた?これはね、ただのローションじゃないの、たっぷりと媚薬が混ぜてあるわ。
強情な貴女の事だから時間がかかると思ったけど、結構他愛もなかったわね。
よっぽどサイとお楽しみのようですこと、オイタが過ぎましてよ、ふふふ」
耳をねっとりと舐めながら、ジュニュインが毒のある言葉を吹き込む。アイは唇を噛み締めて、声を堪えようとした。
だがそれを見たジュニュインが意地悪く目を細め、乳房の頂で痛い程固くしこった乳首をひねり、つまみ上げると、
今まで押さえつけていた反動なのか、一際甲高い悲鳴が地下室に響き渡る。
「はああああああっっっっ!!!!あっっっくぅぅぅぅんっ!」
「おほほほほほほ!とても心地いい音色ですわ!さあ!もっと!もっと聴かせてくださいな!」
「あっっん!あっん!あっ!あっ!」
両手の人差し指と親指で乳首をひねり回しながら、残った指で乳房を揉みしだき、
ジュニュインはアイの悲鳴をあげ続ける唇や顎に舌を這わせ、アイの顔を唾液で濡れまみれさせる。
「さあ、今度はもっと高い声で鳴きなさい、カナリアさん」
右手を乳房から離し、ジュニュインはアイの花園へ手を伸ばす。
そこはもう、しとどに蜜を溢れさせ、こぼれ落ちる蜜が、足の上に幾筋も流れ落ちていた。
「あらあら、もうこんなにして、はしたない人ね………。
この身体でサイを手懐けていたんですのね。あんな坊やなら、結構簡単だったでしょう?
わたくしですら、なんだかいけない気分になってきましたもの………罪作りな人……」
秘蜜にまみれ、充血してだらしなく開いた花びらの上を、アザラシの毛皮に包まれた指が撫でさする。
その摩擦に、媚薬に犯されたアイが堪える力はもうなかった。
身体が命ずるままに、甘い嬌声をあげ続けるしか、快感をそらす術はない、
しかしそれすら、今のアイにとって媚薬と同じ効果をしかもたらさなかった。
「ああ、綺麗よ貴女、とっても綺麗………わたくしも堪らないわ………」
ジュニュインは潤んだ瞳で、アイの快感に喘ぐ顔を見つめる。アイの乳房を嬲っていた手を離すと、
自身の大胆に開いたスーツの胸元に手を差し込み、張りつめた胸を揉み始めた。
「さあ、もっと、もっとよ………、一緒に気持ちよくなりましょう………」
花びらを散らす指が、アイの身体の中心で痛い程充血した雌蕊に絡みついた時、アイの快感は頂点に達した。
「あああああああぁぁぁぁっっっっっっっ!」
「いいでしょう!ほら!いいならいいとお言いなさい!」
「あっ!くぅっ!…………い……イイ!イイ!いく!イクぅぅぅぅーーー!」
「一人でイクなんて狡いですわ!ああ、わたくしも……、一緒に……、あっ!あうっ!」
タイトスカートを腰までまくり上げ、ジュニュインもアザラシの手袋に包まれた指を、己の花心に突き立て、こね回す。
地下室に、女二人の快楽に犯された甘い嬌声が響き渡り、絶妙なデュエットを奏でる。
(待って………待っていて下さい……サイ……わたくしもすぐお側に参ります……それまで……どうか無事でいて……)
自分はサイの従者、サイの傍らにひっそりとあるのが自分のほんとうの姿、ここでこうしている私は、私であって私ではない。
焼き切れそうな意識の中、アイはひたすらサイの無事を願った。
薄れていく意識の中で、こちらを見つめるサイの目は悪戯っぽく輝いていた。

(早く来てよ、アイ。俺お腹減っちゃったよー)
(はい、サイ。遅くなって申し訳ありません)
(遅いよー、もうお腹ぺっこぺこ。今日のご飯なにー)
(そうですね、今日は………)
143名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:41:57 ID:aPq+6+zj
終わり

ふう、昔読んだエロ小説に出てきたアザラシの手袋一つでここまで妄想が広がったぜ
ありがとよ!私のエロ蔵書!

そして最近他カプばかり書いているので、私本来のネウヤコ路線に戻れず迷子になっている……orz
あうあう
144名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:48:15 ID:gi/tcree
ネウヤコの性が反対になってヤルのもあったな
外部ならいんじゃね?
まあそもそも今は書きたい人がいるかも不明の段階だが
145名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:57:56 ID:aaQjvQu+
>>140
GJ!GJ!
たまには見間違えてみるもんだなと思った!
職人様すばらしい萌えをありがとう!
146名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:58:40 ID:Cs57w9XB
>>139
いいねぇ
エーロゴシカァァン
147名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 03:07:24 ID:MD+Idb2L
>>140
ヤマザキ春の百合祭来たーーー!エロいよ!ヤバイよ!GJ!
148名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 03:11:34 ID:7hkvDWCj
おおおGJ!見間違えられてみるもんだw
手際よくエロ拷問出来るジェニュイン様最高
血族になぶられるアイさんいいなあ…
サイの前でうふんぇはんされてしまえばいい(性的な意味で)
149名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 03:17:50 ID:NV3K1Ld2
>>143
おおおGJ!!大人の女同士イイ! 短時間ですごいな…アザラシの手袋もGJw
>>144
あれは中身の入れ替わりネタでは?
>>136
貪欲と貧乳を読み間違えて、激しいセクロスと産まれる娘の貧乳率について一瞬真面目に考えてしまったぜw
激しいつか女の方がイキまくると男の子供が産まれやすいとかいう俗説なら聞いた事あるが
150名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 07:50:17 ID:xdx89iVJ
>>137
アフォか
ネウロだろうが笹塚だろうが誰だろうがキモイもんはキモイわ

>>144
外部でやりたいなら外部だけで話済ませろって話
このスレにいちいちそういう話を持ち込まんでいい
いい加減日本語理解してくれ
151名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 08:19:56 ID:wByUZ395
うむ
全く持って>>138だな
なんでそこまでこのスレに拘るんだろう?
特殊嗜好だと思うから数字なら受け入れてくれるだろうという単純なもんでもないとは思うが
受け入れてくれるところで楽しくやればいいのに
152名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 08:37:57 ID:UXgKaRlh
何でもありキャラがいる原作だから、女体化ありだと思うんだろう。

で、この流れで思い出したが、あかねちゃんが触手モノになるかどうかで悩んだ事があるな。
人格を尊重すべきか見た目を尊重すべきか、それが問題だ。
153名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 08:45:52 ID:H15B9IOS
まぁ、たまに百合はいいのに何故BLは駄目なんだと言い出す変な平等主義者がいたが
それ同様KYな変な奴がまた紛れこんだんだろ
これだけ言って聞かせたんだし今こそ優しくスルーだ

それより原作では退場したアイさんがまた最近スレでたくさん見れて嬉しい(つД`)
愛されてるな…
アイさんは永久に不滅です
154名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:06:58 ID:n4zcfSm1
いやオレもBL系はダメなんだが・・・
ネウロ作品だったらこのスレに書き込んで問題無いと思う
読み手が引くような要素があるなら単純に最初で宣言してくれれば構わないし

アレ、もしかしてオレってKY?
155名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:24:08 ID:ztGl5LPH
結局オレは良いよオレは嫌だよに終始する話題だなー
156名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:57:30 ID:sA7sf8mM
>>154
激しくKY
もうね、ここまでくると嫌がらせかと思う…
157名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:31:27 ID:jeIqcSeY
>>154
数字板に女体化スレあるからそこでやんなよ
自分はかまわないからって
これだけ嫌がってる人いんのに勝手にGOサインだすな
158名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:37:30 ID:6fko6eEZ
>>155
だね。
自分は何が投下されようが苦手なものは華麗にスルー出来るから気楽だな。
159名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:44:01 ID:jeIqcSeY
とういうかね、普通に作品を投下しづらくなるからやめてくれ
同じスレ内で攻めキャラな一方で女体化して受けに回ってるって
本当にやりにくいし、勘違いした人も来ると思う
だいたい数字でもこいつが攻めだなんて許せないとか受け攻めで荒れるのに
そういう人を招きこんだら、スレが壊滅するよ
今の状態が一番いい
160名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:46:13 ID:GTklEoWF
個人的な認識の違いも有るんじゃないかなと、試しに自分の認識を整理してみた

まず、女体化自体が勿論特殊な趣向として

男×女(元男)や、女(元男)×女(元男)辺りが801寄りの範疇になって、
女(元男)×男(元女)の性別逆転、女(元男)×女の百合辺りがエロパロ寄りになるのではないかなと思う。

こうして書き出してみると、確かに気持ち悪い事になりそな組み合わせが多いな。
161名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:49:04 ID:L732eXhS
>>153
変とかKYとかは言い過ぎじゃね?百合だって十分特殊だと思うよ…
162名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:53:02 ID:jeIqcSeY
>>161
そもそもこの板は男性向け板という大前提があるわけだ
だから男性が好きな百合はOK、逆にホモはNGなんよ
エロ期待してスレ覗いたら男がやってたら萎えるから
ホモは数字板、男性向けの女体化ならそれに特化したスレで
やるカンジ
163名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:54:48 ID:jeIqcSeY
いっそ数字板か避難所に女体化スレたててこようか?
164名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:57:48 ID:MD+Idb2L
水掛け論はもういい。男女の話しようぜ。春なのに春刹はないのかぁ!
165名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:59:20 ID:jeIqcSeY
刹那でギャルゲーをつくる春川を連想した…
166名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:03:26 ID:9RCTyBXC
>>165
生真面目そうな教授の刹那たんハァハァなギャグエロを
ちょっと見てみたくなったじゃまいか!w
167名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:14:03 ID:n4zcfSm1
教授と刹那・・・
アレ?書いてみようとしたけどどこにどうエロを割り込ませればいいんだ?と挫折した経験があります
二人ともピュア過ぎるよ・・・orz
168名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:14:10 ID:jeIqcSeY
男性キャラがギャルゲ・エロゲするならどんなもんか想像してみた
春川>純愛・大作ものギャルゲ
石垣>萌え萌えエロゲ
ヒグチも同系統だけどプレイするんじゃなくて自分で作って
それで稼いでそう
ネウロ>調教もの
吾代>脱衣マージャン
サイ>鬼畜系
笹塚はゲーム自体やらなさそう
169名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:23:12 ID:E0qbUm9N
>>168
新しい血族'Sは永遠になったお留守番みたいなやつとか?
170名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:32:09 ID:MD+Idb2L
匪口は、貧乳ショートカットの娘のゲームを集めては泣いてそうだ。
171名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:33:27 ID:jeIqcSeY
>>169血族は和製の萌え絵は趣味じゃない気がする
AVとかも洋ものしか見てなさそう
コブラとか池上遼一の漫画に出てきそうな、金髪で妙に唇の厚くて乳がでかくて
尻出してるやつ
172名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:52:33 ID:7hkvDWCj
だからサイの趣味が許せないのか…
173名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 12:06:58 ID:sA7sf8mM
>>172
葛西の甥が血族になれなかったのも萌え趣味のせいかも
174名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 12:37:55 ID:7hkvDWCj
>>173
直接被害者の出ない二次元に悪意を向けるようでは血族の資格がないんだろうなきっと

ネウロとサイと血族はゲームするより好き放題実行してそうww
でもネウロとか血族は細かく記録とったり反応みたりしてそうだけど
サイにはそんなマメなこと出来なさそうだ
175名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 12:59:27 ID:MD+Idb2L
サイは我慢出来ずに、アイさんにコスプレさせる始末だからな。
176名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:22:30 ID:iRQAKXly
結局うやむやのままにしてまた終わりにしたか
決めるべきところはちゃんと決めるべきだと思うが
これだけ荒れるのはそれが原因なのにこのスレはMが多いなぁ
177名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:35:05 ID:CnUosoe0
よし!じゃあ避難所に議論スレをry
以下ループ
178名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:36:42 ID:GuR6M4Bm
じゃあはっきり言うけど
ニョタは数字板でお願いします。
それでもごねる人がいるなら、自分が数字板にスレを立ててきてもいい。

以下新しいテンプレ案

弥子でもアイでも由香でも遥でもアヤでも華代子さんでも楓でも
カップリングはご自由に
ただし男性キャラの女体化は数字板でお願いします
基本はsage進行でマターリといきましょう
雑談時は名無し推奨
次スレは>>730or480KBくらいで(投下数によって大幅に立てる目処が変わります)
過去スレは>>2参照

<投下される職人さんへ>
・投下前にカップリングと傾向を宣言必須
・なるべくメモ帳などに書きためてから投下してください
・携帯厨はがんがれ。超がんがれ。
・ss投下時のコテ記入は可
・ss単位の連投はなるべく避けること
・投下後に自分の作品を卑下したレスをつけない
 例)下手ですみません など

179名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:46:54 ID:GuR6M4Bm
参考にむこうの板のから女体化の位置づけと
ジャンルごとの女体化スレのある避難所ね

・女体化は801黎明期からある、れっきとした801カテゴリーの1つです。
・過去スレでこの板におけるこのスレの存在意義を話し合った結果、
 他板に移動できる性質のスレでは無いと一応の結論が出ましたので、
 「このスレは板から出て行け」等の議論はなるべくお避け下さい。
・(ジャンルごとの萌え話に関しては避難所もあります。>1を参照して下さい)
>1避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/640/

以下こちらでお願い
180名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:53:57 ID:GuR6M4Bm
昨日から延々と嫌がらせのように蒸し返されるこの議論に疲れた…
神よどなたか弥子受けのエロを・・・
181名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 17:24:45 ID:NV3K1Ld2
新しい決まり事が出来る前に多少揉めるのは仕方ないかもな…言葉は悪いが知恵熱みたいなもので
少なくともこれだけ荒れるネタって事がわかったし、
同じニョタでもあれは可これは不可ってなるとキリが無いから
このスレで女体化は全面禁止・次スレテンプレ>>179に決定でもういいんじゃない
以下議論自重て事で
182名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 17:28:43 ID:NV3K1Ld2
テンプレ>>178だったすまん
自分はジェニ姐さん今度は受けで是非エ〜ロ・ゴシカァン!
183名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 17:32:04 ID:sA7sf8mM
>>181
同意
184名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 17:39:17 ID:K1UzAfRV
もうこの際念のためBLも禁止・数字スレにって誘導するのも加えた方がいいかもな
こんな当たり前の事を書かなきゃならなくなったのはアレだが…
なんかもういろいろ疲れた…
185名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 18:00:11 ID:n4zcfSm1
待て、これはただのKYじゃない、れっきとした荒らしだ
誘導とかそんなんじゃない、意図してやってるカスだ、つまりこれはスルー検定だったんだ

てことは真っ先に落ちるのはこんなレスをする自分ですよね、本当にありがとうございましたorz
186名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 18:27:38 ID:sA7sf8mM
まあ荒らしなんだろうけど、スルーしたらしたでどんどんつけ込んでくるよ、こういう人たちは
187名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 18:50:51 ID:7hkvDWCj
前にも指摘されてたけど、仮に女体化スレが出来たり、
このスレで女体化おkになったりしたとして、
作品の供給はあるの?
女体化作品の需要はあるようだけど、
書くよーとか書きたいよーとかいう意見はさっぱり見ない気がするんだけど。
188名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 18:53:00 ID:sA7sf8mM
>>187
だから供給と需要の問題じゃないって
…ほんと勘弁してくれ
189名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 19:01:23 ID:sA7sf8mM
ここはそういう場じゃないだろって話しをしてんのに
どうしてそう明後日の方向に持っていくんだよ
190名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 19:03:58 ID:7hkvDWCj
供給がないなら女体化スレを作っても
意味がないんじゃないかと思っただけです。すいません
191名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 19:12:00 ID:pauSpOL6
ヤコならどんなプレイもなんだかんだで受け入れてくれる
ネウロはそんなヤコが大好きです
192名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 19:24:37 ID:jeIqcSeY
>>187>>190
蒸し返すなよ、もう・・・
以下テンプレ

弥子でもアイでも由香でも遥でもアヤでも華代子さんでも楓でも
カップリングはご自由に
※ただしBLは数字板でお願いします※
※また男性キャラの女体化も全面禁止です※
基本はsage進行でマターリといきましょう
雑談時は名無し推奨
次スレは>>730or480KBくらいで(投下数によって大幅に立てる目処が変わります)
過去スレは>>2参照
193名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 19:56:02 ID:gi/tcree
sA7sf8mM
jeIqcSeY

お前らキモすぎ
194名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:40:49 ID:jeIqcSeY
はいはい
195名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:58:11 ID:UJGWEMiW
おそらくこのスレでしつこく外部に外部にって言ってる奴が場所を変えて
半角で俺様持論を展開してるようだから暇な奴は見に行ってみるのもいいかと
196名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:05:16 ID:JVGEYmxm
どうでもいいよ
197名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:09:26 ID:qqVml7b1
どうでもいいならわざわざレスせんでよろし
198名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:10:42 ID:MClMV+Nz
今後のルールの話し合いから段々、
過激な反対派一人と過激な一人による汚い罵り合いになって来た気がするのは俺の気のせいか?
というか、他スレを巻き込もうとしたり
ソレをしつこく告げ口しに来るって子どものケンカと同じじゃないか。
ここ18禁(略)

……なんて書いてたら、アイさんは喧嘩の仲裁が上手そうだとふと思った。
サイが誰かに喧嘩フッかけて、仲裁に入ったアイさんが双方に襲われるとかいかがろう?
199名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:13:09 ID:MClMV+Nz
「過激な擁護派」だったorz

ついでに、サイと同じレベルで喧嘩するようなキャラってネウロにいるかな?
個人的にはテラ辺りかと。
200名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:19:56 ID:jeIqcSeY
自分はこのスレではしたくないしそぐわないと思う
他のスレか板でやって欲しいと思ってる
>>179みたいに他に受け入れる場所もあるわけだし
他のスレの今の状況見てても共存できると思えないんだよ
だから住み分けしたい
どちらも平気な雑食の人ならこのスレひとつで片付けず
数字板を両方を行ったり来たりすればいいと思うし
201名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:31:24 ID:7hkvDWCj
>>199
サイファミリーだと蛭か葛西?
ハードル高いけど実にぬふぁーんなシチュエーションだなそれは
202名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:59:10 ID:6fko6eEZ
心が狭い奴ばっかだなあ。
宇宙の広大さについて考えることをおすすめする。
203名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:06:54 ID:jeIqcSeY
広いのがいいとも限らないと思うがね
204名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:48:24 ID:jdRmxpYP
よし
ではそろそろここは議論する場でなく
ぬふぁーーーーん!!なSSを投下する場であると言っておこうか

そういえばローションプレイの人もなかなか来ないな
205名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:59:35 ID:CV11dGOY
>>198
別に過激といえるような発言も汚い罵りあいと呼べるようなレベルのものも
しつこく告げ口にくる奴もいない気がするが俺の気のせいか?
206名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 23:11:49 ID:aaQjvQu+
これまでの流れを自分なりにこう解釈してみたんだが

ネウロ「ふむ、最近スレが荒れているそうだが、貴様の乳が足りんからこういうことになるのではないか?」
弥子「なんでそっちにもってくのよ!関係ないでしょ!」
ネウロ「いやいやわからんぞ。ここへ来て遂に有象無象どもが今までなかった巨乳に飢えだしたのだろう」
弥子「いやいやいやいやいや」
ネウロ「というわけだ。早速その貧乳を育ててやろう」
弥子「結局それが目的かあああああ!」



職人様たちが帰ってきてまたスレが賑わいますように!
207名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 23:17:26 ID:dHCYsrAU
そう全ては木の精
木の精の仕業なのです…!

女キャラ少ないよ女キャラ
エロエロ・ゴシカァァァァン!!
208名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:23:45 ID:jwKYSHVa
>>206
短いけどGJ!
そういえば最近ネウヤコ無いなあ
209名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:55:03 ID:Ys3wSDaU
>>206
GJ!!

もともと小説用に考えてたネタだが、職人の投下までの場つなぎ用に小ネタにしてみた。
トイレの換気口レベルの能力でも空気の入れ替えに一役買えれば幸い。
あ、内容はネウヤコです。
210名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:57:10 ID:Ys3wSDaU
「ヤコ!ヤコ!」
「(うわぁ、なんかクワガタ見つけた小学生みたいに顔が輝いてるよ。
  ぜってーロクでもないこと考えてやがる・・・)
 ・・・はいはい、何?」
「3月は貴様の誕生月だろう?我が輩がプレゼントを贈ってやろう!さあ、選べ!」
「いや、いつの話題だよ・・・。・・・・・・って、コレ・・・」

ア ダ ル ト グ ッ ズ 通 販 サ イ ト じゃねーか!!!

「誕生日とか関係ないじゃん!明らかにただのアンタの趣味嗜好の思いつきじゃん!」
「失礼な。不感症の奴隷に膣でイく快楽というものを教えてやろうと言う主人の温情がわからんのか」
「・・・・・・それってただ単にアンタが下手なだけじゃ・・・」
「よし、じゃあ、バイブはこれとこれを・・・」
「ちょ!まって!なにそのイボイボとか突起とか!!!せ、せめてこっちのシンプルなのに・・・!」
「ほぅ、やはり貴様は太い方が好みか」
「へ?ギャー!!!なにこの直径!!」


「ぜーはー、ぜーはー(何とか無難なのにおさまった・・・)」
「さあ!ヤコ!ローターはどれがいい?」
「へ?」
「さっきのバイブにはクリトリス用のものがついていなかっただろうが。
 ふむ、3点攻めが可能なものもいいが、やはり遠隔操作ができるものも捨てがた・・・」
「頼むから普通の卵形にしてっ!!」

211名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:58:20 ID:Ys3wSDaU

「しくしく・・・、な、なんで事務所宛に、しかも私の名前・・・」
「さてと。では、届いたらすぐに使えるようにコレで予行練習だ」
「・・・って!!なんで既に購入済み!!!??今までの何だったの!!?」
「やはりこういうものは最初の内はなかなか抵抗感があると聞くからな。
 はじめのうちは手伝ってやろうという、親心ならぬ主人心だ」
「いや、あの、何?『手伝う』って?アンタが使うんでしょ?」
「何を言う。我が輩と交尾する時は、我が輩が手ずから開発してやるから玩具など必要ない。
 だいたい、プレゼントとは贈られた相手が自身で使うものだろう?先ほどのものが届いたら、
 貴様自身で夜な夜な使って自らを開発し、その感謝を文字通り体で表すのが道理と言うものだろう?」
「どこの道の理だ!!!!無理!マジ無理!!ただでさえ使われるってだけで、死にそうなのに、
 それを自分でなんて・・・・・・アレ?」
あ た し な ん で バ イ ブ 握 っ て ん の ?
「え?ちょっ、体が勝手に・・・!やっ、やだ、パンツが・・・!!」
「まったく、手のかかる奴隷だ」
「あほなことに魔力つかってんじゃねぇーーーー!!!!」
「不感症の貴様用に薬用ローションも用意してやったぞ」
「なに、その毒々しいピンクは!?入浴剤みたいなさわやかな代名詞にミスマッチにも程が・・・、ひゃっ! 
 あ、いやっ、見ないで!冷たっ。ん、や、ぁっ、やめっ、っあ!いっいやっ!やっ、
 いやああああああぁぁぁっ・・・・・・・・・!!!!」
212名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:06:51 ID:DtDLBAsg
要望を裏切って降りて来てしまった小ネタ

「もー、アイってばたまにはゴリラ肉以外にも出してよー」
「すみません、そのゴリラ肉もカエル肉がダメだった場合を想定していたもので・・・それ以外にはちょっと・・・」
「まったく、口答えするんじゃないよ・・・ん・・・?」
「あっく・・・サイ、この手は・・・?」
「要するにアイの準備が足りてなかったかってコトでしょ?・・・この手が何?」
「ひぅっ・・・やっやめ・・・て・・・」
「ダメだよ、これはお仕置きなんだ、ああ、でも意味が無いかもね、もうこんなに濡れてるじゃないか」
「んっ・・・ハァっ・・・ハッ・・・ひゃぁぁっ」
「全く、少し触っただけで感じ始めてるのかい?どうしようもない淫乱女だなぁ・・・」
「すっ・・・すみません・・・」
「腰をくねらせるだけじゃなくてさ、イカせて欲しいんだったらちゃんとオネダリしてよ・・・ほら、いつもみたいに」
「サイ・・・お願いします・・・この淫乱女を・・・貴方の手でイカせてください・・・」
「よく言えました、これはご褒美だよ」
「ひっぁっっあぁぁンッッふゃァァァァァっ!!」
「イク時はちゃんと言ってっていつも教えてるのにね・・・」
「ふぁ・・・はぁう・・・クリトリスが・・・イイのぉ・・・」
「暫く起きれそうに無いね・・・とりあえずベッドに持ってくのは・・・このゴリラ肉を食べてからだな」

アイさんを思いっきり壊してみたいと思う自分はかなりドSだと思います
213名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:07:46 ID:DtDLBAsg
うわ・・・スマン、オレが書き始めたのは>>208のトキだったんだ、マジでゴメン
214名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:17:58 ID:wOO2/Xb/
>>212
ぐちゃぐちゃにしていい?ってアイさんに聞くサイもドSだよね
そのくせアイさんに先に死なれたら呆然として思考停止するのが
泣ける
>>211
ネウロって暇があればネット見てるよなあw
215名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:15:18 ID:nnXwaMPn
豚切りスマソ
>>91、96氏の思春期サイと家庭教師アイが激しくツボってしまった
この設定を借りて、サイアイ投下したいんだが大丈夫だろうか?
216名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:26:24 ID:th53RSN2
>>215
おK
217名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 03:05:32 ID:deWPWLBv
>>215
投下時の前置きで一言ことわりを入れておくれ。
健闘を祈りまっせ
218名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 06:16:31 ID:6kH0MC57
>>215
うお!91だか、どうぞ!俺のしょーもないネタでよければエロくしてくれ。
219名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 08:17:37 ID:+FXizfAH
>>210
ちょw
魔人にセックル下手くそ疑惑がw
これは新しいwww
GJ!!
220名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 13:10:38 ID:7JaMeJkY
弥子に攻められるのだけは嫌いじゃない魔人がみたいw
221名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 23:09:32 ID:33zXtAoL
>>215
勝手に>>91(Gj!)の続き書いた96だけど激しく待ってるよー

家庭教師アイさんのエロさは異常
222名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 01:15:59 ID:UKyAjtpZ
>>210
久々にネウヤコ来たぁぁぁぁぁ!
GOODなJOBであります!!
しかしヤコが一人で使うなら、宛先はヤコの自宅で良かったんじゃ…と思った自分は異端なのかもしんない
223名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 08:16:04 ID:Odh2d7gh
>>222
それはものすごい嫌がらせだw
224名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:42:20 ID:PQIzBkGA
>>214
ぐちゃぐちゃにしていい?って性的な意味でかと思って驚いた
225名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:48:10 ID:zuEocScs
>>224
よう俺
226名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:55:45 ID:PQIzBkGA
>>225
よろしく俺

「ぐちゃぐちゃにしていい?」
「どうぞお気に召すままに」
ってすごい会話だよな…
227名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:01:29 ID:BFQjiVR4
水を差すようで何だがあの台詞は
「粉々にしてもいい?」じゃなかったっけ……

そのあとしばらく会話したあとのアイの台詞が
「それさえ知ることが出来たなら
 あとはバラバラでもグチョグチョでも
 どうぞお気の召すままに」ではなかったか?

こんなことまで覚えてるサイアイ好きすぎる俺キモス
228名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:06:12 ID:0utu1o1T
>>227
気にするな。お前は誇るべき変態だ。
サイといい勝負な位の、どこに出しても恥ずかしい
立派な変態だ。一緒にサイアイエロを待とうじゃないか。
エーロ・グオシクアアアン
229名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:09:14 ID:PQIzBkGA
サイアイ好きすぎてキモいのは>>227だけじゃないから安心しろ
その会話も諳んじてはいたんだけど、>>214の「ぐちゃぐちゃにしてもいい?」が
性的な意味で素晴らしかったからあえて間違えてみたというか……
まあサイにぐちゃぐちゃにされるサイアイゴシカァンということでひとつ。
眉一つ動かさず受け入れるアイ萌え
230色【いろけよりくいけ】:2008/03/24(月) 23:28:42 ID:mYQuo80i
>>56より
 とりあえず弥子はソファーから降りて膝立ちでのそのそネウロの前へと歩み寄り、はぁとた
め息をついた。
 だが悩んでも仕方ない。やらなければ強引にやらされるだけなのだ。
 太く逞しく黒光りするペニスを柔らかな手で持ちかけた弥子だが、はっと邪気を感じて上を
見た。見ながら抗議した。
「と、途中でトゲとか生やすのは無しだよっ!」
「チッ」
(生えるのかよ!)
 苦々しい顔で舌打ちするネウロに色々いいたかったが、あいにく時間はない。
 彼の話によれば弥子が体内に取り込んだ精液が爆発するまで二時間だ。
 飲んだのは午後二時三十分。時計を見るとそれから五分が立っている。残り百十五分。
 それまでに今一度精液を飲まねば死ぬのだ。
 個人レヴェルで済むならまだいいが、ネウロ談ではかつて魔界の大陸を六つ吹き飛ばした
ほどの爆発だからうかうかもしていられない
 彼女の脳裏にはどこかの星へ向かう宇宙戦艦が浮かんだ。これはロックマンワールド4で
パクられたのが有名である。
(で、でも精液であれだけおいしいワケなんだから)
 白い頸がゴクリと動いた。初めて見るネウロのペニスに慄きつつも、実は味を期待している。
(確か小学校の社会科見学で牧場行った時、乳牛っていう乳牛の乳房全部舐めて回ったっけ)
 そそり立つドス黒いペニスを前に、弥子はほわんと瞳を潤ませた。
(牛乳は出なかったし後で校長室にお父さんとお母さん呼び出されてこっぴどく怒られたけど……
おいしかったなぁ)
 とりあえず小さな舌をちょろりと出して、鬼頭を上から舐めてみる。
「ん……」
 味はよく分からなかったので下目を這わせながらもう一回。
(よく分かんない。パサパサしててマズくはないんだけど……なんか足りない)
 貞操観念より食欲が勝ったらしい。一回鬼頭から口を離してちょっと考えた後、血管の怒張す
る竿を横から舐め上げてみた。
(……あ、ちょっとおいしい、かも)
 竿がその硬度とは裏腹に舌の動きにつれてちょっと曲った。弥子はそれを追うように首を伸
ばして、鼻にかかった甘い吐息を漏らしながらしゅらしゅらと赤い舌を這わせてみた。
231色【いろけよりくいけ】:2008/03/24(月) 23:29:35 ID:mYQuo80i
 味は概ね良好だ。ペニスはあふれた生唾に濡れ光り、心なしか硬さを増したよう。
(うん。じゃあ……)
 ぺたり、と座り込んで上目づかいにネウロに聞いてみる。
「遅くなったけど……」
 また生唾を飲み込んだ。次の言葉を告げるのは少しためらわれたので、少し目線を逸らす。
「そろそろ……しゃぶる…………ね?」
 やや紅潮しつつある顔は果たして食欲のせいだけだろうか。
 とにもかくにも特にネウロが文句や変更を言わないのでそのままペニスを口に含む。
 小さな口をいっぱいにしてもまだ半分ぐらい外に出ているコトにびっくりしながら、弥子は目を
閉じて首を上下し始めた。
(ちょっと苦しいけど)
 一段と先ほどから感じている旨味が大きくなったせいか、唾液の分泌量が多くなるのを弥子
は感じた。口の輪から漏れた半透明の液体が黒いペニスに沁み渡り、鼻孔をつく芳しい匂いを
漂わせ始めた。
「んぐっ……んぐっ……」
 それに微かな喜びを覚えつつ、弥子はあむあむとリズミカルなストロークを繰り返した。
 だが ただの上下運動では味わうには物足りない。
「ぷはぁ」
 思い切ってペニスを口から出すと、唾液がツツと糸を引いた。
 弥子はすっかり上気した瞳で亀頭を見つめそのまま甘く噛みついた。
 特にこういった技巧への知識はない。ただ味わいたいが故に口中へ様々な形で運んでいる
だけである。
 だから上顎と下顎を互い違いに左右へ揺らめかせながらぐにぐにと亀頭を弄び、子猫がミル
クを舐めるような可憐な仕草で亀頭に舌を這わせてみる。
 一般的な男性はペニスを噛まれるのを嫌がるが、魔人たるネウロは眼下で懸命に動く弥子を
見下ろしたまま表情一つ変えず、されるがままになっている。
 やや痛み気味の誰かさん曰くの「ダメ髪」が汗で額に貼りついた。
 と同時に弥子はペニスから口を離して、ネウロを見上げた。彼が訝しんだのは、特に弥子が
嫌がる様子もなく上気した顔で困ったように笑ったからだ。
「うーん。なかなか出ないね。頑張ってるんだけど」
 露骨な罵声が放たれた。
232色【いろけよりくいけ】:2008/03/24(月) 23:30:16 ID:mYQuo80i
「それは貴様が下手だからだ。貧相な体の上に技巧も乏しいとなればもはや爆破されても文
句はいえないな」
「う、うるさいわね! コレでも一生懸命やっていたんだよ!」
「味わうためにか?」
 弥子はギクリとした。そうだ、ネウロは捕食者の側なのだ。そんな彼が喰われる対象とみな
されて喜ぶ筈がない。でも見透かされていた。これはマズい。DV的な意味でマズい。
「え、そそそそんなコトないよ! べ、別に好き好んでやってたワケじゃないんだから! 私や地
球が爆発するから……そうだよ! 爆発するから仕方なくやってたんだから!」
 ぎこちなく目を三角にしながら言い繕うと
「そうか」
ネウロはとてつもなく爽やかな顔で笑った。
(あ、分かってくれ……違ぇ! こういう顔してる時が一番ヤバ……ほら! ほら来たぁ!!)
 無残にも弥子の頭頂部の髪が引っ掴まれ、ネウロは非常なる腰の律動を開始した。
「貴様のように主従をわきまえない輩には仕置きをくれてやる」
「ふぐっ! んんん……!」
 弥子の頭は前後に向かって強引に揺すりたてられ、まるで叩きつけるようにペニスが喉奥
までを侵食する。
(ちょ、ネウロ! やだよ、いくらおいしくても丸ごと喉に当たっちゃ苦し……)
 その喉の奥にまで強引にペニスが突き立った時、弥子は瞳を一気に見開き涙すら浮かべな
て声にならない声を出した。
 なお動きは続く。薄いさくら色の唇が何度も何度もめくれ上がっては強引にペニスをねじ込ま
れ苦鳴と唾液を垂れ流す。
「フハハハハハ!! さてそろそろいいだろう!」
 ネウロはちらと時計を見た。午後二時五十分。タイミリミットまであと百分。
「思えば貴様のマズい技巧などに頼らず最初からこうしていば良かったのだ!!」
 悪鬼羅刹の形相で天井を見上げながら、ネウロはますます腰の動きを早めた。
(悪かったわねマズい技巧で!)
 弥子はといえばもう苦しさに顔を歪めながら、唾液だけをはしたなく口から流している。
「さぁそろそろ出してやる。ちなみに貴様は絞りだそうと必死にあがいていたようだが、別にし
なくても放出(だ)せる」
(な、何ィー!)
 弥子はウィンクをするような顔つきで喘ぎ喘ぎつつも、何とか仰天してみせた。
233色【いろけよりくいけ】:2008/03/24(月) 23:32:40 ID:mYQuo80i
「実をいえば我が輩、自らの意志でいつでも精を放出できるのだ。まだ魔界777ツ能力を持た
ぬ時などはコレで敵を打ち殺していたし、魔界の太陽も仕事帰りに好んで撃たれに来た」
(やだよそんな少年漫画の主人公! てか何やってんだ太陽!)
 突っ込みながらも突っ込まれている弥子を見下げながら、ネウロは実に美形然とした表情で
宣言した。
「出すぞ。せいぜい束の間の間味わえ」
 弥子の口の中でペニスが収縮したかと思うと、ドロドロとした白濁液を一気に放出した。

 彼女がふうふうと床にへたり込んで精液を飲み干す間、ネウロ並に嫌な少年漫画の主人公
でお楽しみ下さい。

 つ うらぎり君

(あぁ。やっぱりおいしいなぁ。紅茶に混じってるだけでもああなんだから原液だとやっぱりこう
だよね!)
 口の中に残った精液を恍惚の表情で味わいながら、弥子は至福の時にいた。
(うん。結果からみればちょっと苦しい思いをしたけど、こんなおいしいの食べれたワケだし、
私も助かって世界も助かったんだから結果オーライだよ)
 頬の内側から適量だけ器用に舌で掬いあげて弥子はこくりと飲み干した。
(ちょっとイガイガしてるけどコレがまた、おいしい……)
「満足か弥子」
 頭上からネウロの声がかかった。
「もひろん!」
 レアチーズと干しかまを朝のパン工場で混ぜて芋焼酎で割ったような特殊な匂いを口の隙
間から漂わせつつ弥子は笑顔で答えた。
「ちなみに貴様にひとつ連絡するべきコトがある」
「なーに? 仕事? 急ぎじゃなかったらもうちょっと味わってからでもいいでしょ〜」
「口から飲むだけでは爆破は止まらない」
「そうそう、普通口から飲むだけじゃ爆破は止まらないよね……って何ぃー!!」
 弥子は唾液と一緒に精液を噴き出した。
「あ、ああ、せっかく口の中に取ってたのに! 三秒ルール、三秒ルール!」
234色【いろけよりくいけ】:2008/03/24(月) 23:33:15 ID:mYQuo80i
 物凄い勢いで床に飛散した精液の塊を人差し指でペトペト集めて回収する弥子に対して「嫌
な少年漫画のヒロインだ」という指摘が挙がったが忘我状態の彼女には届かない。
「ちょっとネウロ、さっき精液飲んだら爆破止まるっていったじゃない!」
 人差し指をぺろぺろ舐めながら弥子は怒った。
「舐めるか怒るかどちらかにしろ」
「じゃあ舐めるよ! ったく、コレが舐めずにいられるかってんだ!!」
「我が輩の話を聞け」
「ぐげー!!」
 ネウロの手が弥子の首をろくろのように旋回させた!!
「ちょ、気管支入っちゃったし! これじゃ消化吸収できないよっ!」
 首を押さえ(とりあえず怒る方に絞ったらしい)弥子は息せきつつ本日何度目かの抗議をした。
「まだいうか。……まぁいい。ともかく、我が輩は確かに『直接原液を摂取すれば助かる』といった」
「ウン。いったよね。だから私はあんなに頑張ったのに」
「ほう。奴隷の分際でずいぶんと大口を叩くではないか。いつからそんな立派になった」
「ごめんなさいごめんなさい。頑張ったのはネウロ……です。私は無力な奴隷です」
 弥子は頬をギュィ〜っと締め付けられてタコのようになった。
「分かればいい。そして『直接』、というのは文字通りの『直接』だ」
「え、何! 私のお腹裂くの! やだ。そしたらおいしい物食べれなくなっちゃうよ! 第一肉体
破壊は別スレ向きだよ!?」
「やれやれ。頭の悪いワラジムシにも分かるよう特別に説明してやる。セックスだ。人間でいう
ところのセックスをせねば爆発は止まらないのだ」
「ええええええええ」
 弥子はげんなりした。セックスはおいしそうじゃないからだ。
「いやいやいや! さっきもいったけど私にも一応貞操ってもんがある訳で……」
 手を横に振る弥子の鼻先に、鋭い光のナイフが突きつけられた。ネウロの指が変形した物らしい。
 彼は実に朗らかな笑みと声だ。どう答えられようと「それなり」に楽しめる算段があるのだろう。
「命と貞操、今すぐ選べ」
「命」
 青ざめた顔で鼻水垂らしつつ弥子は即答した。
 なぜならセックスしてもおいしい物を食べれなくなるコトはないからだ。でもお腹が爆発した
ら世界のあれやこれやと一緒に死ぬ。イコールおいしい物を食べれなくなる。
235色【いろけよりくいけ】:2008/03/24(月) 23:33:54 ID:mYQuo80i
(あれ? ってゆーかおかしくない? 本誌で人間守るためにダニとかアホとか火火火のおじさ
んとかと戦ってる癖に、世界吹き飛ばす代物使うとか)
 考えている間になぜか弥子の華奢な体は宙を飛び、ソファーに叩きつけらた。
 ネウロが持ち上げてそうしたと気づいたのは、彼が背もたれを冗談のようにあっけなく吹き飛
ばした瞬間だ。哀れ背もたれは事務所の壁に叩きつけられめり込んだ。
「では始めるか」
 トンと彼は床を蹴り、緩やかに跳躍した。そして。
 弥子のスカートから覗く細い太もも。その両方へ器用にも両のつま先だけでネウロは乗った。
 不思議と重量はない。今週のジャンプで食べた一粒二トンのアレが髪に満載なのにだ。
「始めるって何を……?」
 心細げな質問を遮ってネウロはこう告げた。
「フン。流石はゾウリムシ。まだ理解してないと見える。ちなみに我が輩人間の営みなどは人
間界に来て一日足らずに覚えた。どうすれば喜びどうすればよがるかなど把握済みだ」
 寝転がる弥子はこれまでに感じたコトのない危機感に心臓を締め付けられつつある。
「さて、何をだと? 愚問だな。セックスだ。人間という生物はこうやっていちいちいちいち煩わ
しい部分を触って揉みしだいて思いを確かめ合ったつもりになってようやく行為に及び適当に
子供を作って適当に別れるのだろう? 先ほどテレビに出ていた元アイドルやらのように」
「きゃっ!」
 弥子が絹を裂くような悲鳴を上げて胸を見たのもむべなるかな。
 制服は下着ごとまくりあげられ、小ぶりだが形の良い乳房(定型句)を露にしていた。
 ピンク色の小さな乳房が外気の変化を感じたか、少し硬くなったようだ。
「ほう。膨らみは辛うじて一応たぶん……存在がいささか疑わしくはあるがあるようだな」
「けけけけ貶すぐらいなら見ないでよ! 離して」
 赤面しつつ身を揺らして逃れようとする弥子ではあるが徒労に終わる。
 何故ならソファーが突如としてツタの塊となりそのうち何本かが弥子の拘束に回ったからだ。
 まず、両手首を手錠のように締め上げた。そして弥子の頭近くにある肘掛へ固定。
236色【いろけよりくいけ】:2008/03/24(月) 23:34:49 ID:mYQuo80i
 ついでほっそりとした右足首をかすがいのようにピタリと捉え、今のネウロの足元の片方、つ
まり左太ももでは実に三回転分しゅらしゅらと巻きついて動きを封鎖した。
 魔力による変化である。
 ネウロは間を置かない。弥子の動きが一瞬沈静したその時を見計らって右の乳房にそっと
触れた。
「やめ……」
 弥子の華奢な体がびくりと痙攣し、悩ましい息が口から漏れた。
 小ぶりではあるが少女の柔らかさをもつ膨らみは、ネウロの繊手の中でやわやわと形を変え
られ別生物のように蠢いている。
 その様を羞恥に染まった真赤な顔で見ながら弥子は腕を動かそうとしたが、ツタに阻まれ叶
わない。
「ほう。見ろヤコ。乏しいなりにも懸命にかき集めればそこそこの質量はあるらしい」
 乳房をたぷたぷと一か所に集めて「そこそこ」の丘を作ってはまだ元の関東平野に戻す作業
をネウロは始めた。彼はいたくその様が気に入ったらしい。少年のような純真な瞳で笑いながら、
しかしそれに見合わぬ膂力で強引に乳房を揉みしだき始めた。
 ミルクを流し込んだような肌がうっすらさくら色に染まり、乳房がふんわりと柔らかさを帯びて
きた。
 それを千切らんとする勢いでネウロは一層強く乳房を握り締め、弥子はぎゅっと目をつぶって
うなされる様に喘いだ
「やだ! そんなに強くしな……んんっ!」
 乳房にかかる力が弱まったかと思えば、今度は薄紅の真珠のような乳首をネウロの指がコ
リコリと愛撫しはじめた。
「や、やぁぁああ……」
 弥子の叫びに少し甘いものが混じり始め、全身からは力が抜けていく。
 何かと力押しだがそれが通じないとすきっ腹抱えて大口叩きながら敵に翻弄されるだけのネウ
ロの分際で、セックスについては実に緩急自在で執拗だ。
 人差し指と中指で触れるか触れないかというぐらいの力で摘んだかと思えば、それらの腹の
部分で硬く尖ったピンク色をまるで愛しているかのように優しく擦りあげ、弥子が不覚にもうっと
りと身を委ねかけたところで強引につねりあげた。
「痛っ……はううぅ……」
 幼い顔をしかめて叫ぶ弥子。
だがそれを遮ってネウロは弥子の太ももの上で身を屈め、ほとんど覆いかぶさるようにしながら
舌を乳首に這わせた。
237色【いろけよりくいけ】:2008/03/24(月) 23:35:29 ID:mYQuo80i
 まず乳輪をじれったく緩やかに。ぴくぴくと痙攣して切ない声を上げる弥子がまた一段快美
の沼底へ沈んだと見るや、もはや誰の目にも見て勃起が明らかな乳首をザラついた舌で舐め
あげた。同時にまだ未踏の左乳房が先ほど同様揉みしだかれる。
 縛られながらも弥子の小さな体は快美にくゆる。うっすらと肉づいた白い腹が荒い息に波打
って汗をにじます。
「やだ……っ! やだぁぁあああ」
 スタッカートが跳ね上がり、彼女の快美はますます加速すると思われた。が。
「分からんな」
「へ?」
 不意にネウロの手や口が弥子の胸から離れた。
 膨らみ(石垣が人気投票でレモン石鹸に勝つ確率より乏しい)についた唾液が、うららかな
昼下がりの窓から差し込む金光をてらてらと反射している。
 それを見ながらネウロは実に不可解という顔をした。
「味気も何もない。人間はこんなモノをしゃぶって何が楽しいのか」
 弥子はどうにもじれったさと物足りなさを感じながら、しかしそれとは無関係のまったく彼女ら
しい意見をポンと出した。
「だだ、だ、だって、牛のおっぱいはおいしいんだから! 湿っぽいミルクの味がねこう」
 ネウロの神妙な面持ちが一瞬揺らいだ。瞳がわずかながらに驚きに見開いたようだったが、
すぐさま不機嫌な子供のような表情を浮かべた。
「フン。牛だと? 貧相極まる洗濯板の分際で」
「でもでも本当だよっ! 最初は味しなくても根気強く舐めてたら味が……ち、違うよ! 私の
胸がとかじゃなくて牛がでその、えぇと、そのゴメン」
「何がだ」
「洗濯板……で。確かに洗濯板はプラスチックぽくておしくなかったし……」
 いまいち論点のズレた問いには答えず、ネウロは愛撫を再開した。
 心なしか手つきや舌の動きは激しい。左の乳房をもみ込むのもほどほどにきゅうきゅうと乳首
を強く早く摘みあげ、右に至っては乳首をズズズと音を立てて吸い上げて舐めしゃぶり、それでも
足らないように乳輪ごと強く噛みついた。
「ひゃん!」
 弥子は目を見開きながらびくびくと一層すさまじく痙攣した。
 乱暴で痛烈だがそれまでネウロがもたらす暴虐とはまるで真逆の感覚が襲ってきて、弥子は
体の芯が熱く疼く感覚に戸惑いを覚え始めていた──…
238スターダスト ◆C.B5VSJlKU :2008/03/24(月) 23:35:54 ID:mYQuo80i
ここまで。巻き添えのアク禁は嫌ですね。
239名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 07:08:22 ID:JLW0AUCv
>>238
ちょwww
またしてもお預け放置プレイ…!!!
しかし、かつてここまでフェラに特化したネタがあったろうか…フェラネタ好きな俺にはまさにゴッド
久々にがっつりネウヤコエロも堪能しました!
端々の小ネタも面白かったw GJ!!
240名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 12:03:27 ID:pRR2Bd92
>>238
待ってました!!GJ!!
あちこちにある小ネタにいちいち吹きつつ続きを全裸で待つ
241名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 17:12:14 ID:9BJISUiu
>>238
GJ!GJ!早く続きが読みたいです。
242名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 19:02:48 ID:K/xMu9gr
>何かと力押しだがそれが通じないとすきっ腹抱えて大口叩きながら敵に翻弄されるだけのネウ
>ロの分際で

噴いたwww
文章の独特のノリがいい
続き待ってます!!
243名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 21:55:03 ID:IfTEzwDZ
>238
GJ!!!!!
ところどころに散りばめられた小ネタに笑ったwww
続き待ってます!

>238が続きを投下するまでの間おつまみ程度にどうぞ。
ヒグヤコで甘めエロ。
エロに入るまでが少し長いです。申し訳ない。
244ヒグヤコ1:2008/03/25(火) 21:55:52 ID:IfTEzwDZ
 無人の図書室は、とてもひんやりとしており、
スカートから覗く太ももを冷たい空気が這う。
 おそらく、こんな日に図書室に来る人など自分ぐらいだろう。
弥子は、図書室の扉を閉めながら、ぼんやり思う。
 窓が完全に閉められている為、外の喧騒はほとんど入ってこない。
僅かに聞こえるけれども、その音はとても遠く、
まるで耳に膜が掛かっているような不確かさがあった。
そのせいだろうか。まるでこの場所だけ、
外界から切り離された仮想現実の世界のように思える。
そんな夢物語のようなことが弥子の脳裏を掠め、
そんな自分を嘲笑するように、弥子は小さく笑んだ。
 ゆっくり図書室内に足を進める。その度に、上履きと床が擦れ、
耳障りな音が図書室内に響いた。
おそらくワックスをかけたばかりなのだろう。天井の蛍光灯が僅かに反射しており、
床の中で白い光が踊る。
キュッキュッと、弥子の足の動きに合わせて鳴る音が、どこか不気味だ。
普段なら大して気にならない音も、このように深閑とした空間では、とてもよく反響する。
この事実がまた、こんな日に図書室にいる自身の状況の切なさを実感させて、
ますます弥子を気落ちさせた。
 弥子は、窓際のテーブルまで辿り着くと、徐に腰を下ろす。
相変わらず窓の外は喧騒で溢れており、僅かに弥子の鼓膜を震わしていた。
それだけ、外は賑わいを見せいてるということだろう。
「あーぁ……。なんだかなぁ……」
 弥子は、ポツリと呟いてそのまま机にうつ伏せた。

 本日は、弥子の高校の文化祭である。
弥子の通う高校では、文化祭は二日間開催され、
一日目は在校生だけで楽しむもの、
そして二日目は、校舎を解放し一般の人も楽しむことが出来る。
 一般に解放する二日目は、非常に様々な人がやってくる。
来年、その高校を受験する中学生が下見に来ていたり、
在校生の家族が遊びに来たり、在校生の友人や恋人が遊びに来たり、
はたまた在校生との新たな出会いを期待してナンパしに来る他校の生徒だったり、
といった具合に非常にたくさんの人で溢れている。
実際、その二日目の今日、文化祭は非常に賑わいを見せ、
朝から様々な層の人で校舎内がごった返している。
 そんな賑わいを見せている文化祭を余所に、弥子はというと、
一人寂しく図書室でぼんやりとしている。
昨日は、在校生のみの内輪で楽しむものだった為、
弥子も友人達と楽しく色々な店を巡って楽しんだのだが、
本日は一般に解放していることもあり、
友人達が皆、遊びに来た家族や彼氏と遊んでしまっているのである。
弥子の場合、まず唯一の家族である母親は、仕事が多忙で、文化祭に来ることが出来ない。
そして、友人と呼べるかどうかは非常に微妙だけれども、
共に過ごしているネウロは、謎がない限り動こうとしないので、勿論来てくれる筈もない。
その前に、ネウロが遊びに来た日には、悲惨なことになるのが目に見えているので、
弥子も流石にご遠慮願いたいところだ。
245ヒグヤコ2:2008/03/25(火) 21:56:25 ID:IfTEzwDZ
最後の頼みの綱である彼氏の筐口はというと、
ここ数日事件で立て込んでいて、とてもではないが、
文化祭に遊びに来る余裕などない。
一応メールで声を掛けてみたが、
案の定、申し訳なさそうな文面で断りのメールが返ってきた。
 弥子のクラスでは模擬店を出しているのだが、
その当番だった午前中はまだ良かった。
その仕事で多忙な時間を過ごしていた為、寂しさを感じる余裕などなかった。
しかし、その当番も午前中で終わりを告げると、
午後は途端に時間が空いてしまい、暇になってしまった。
途中で帰ることが出来たらいいのだが、
これも授業の一環で出席に入るから、途中で帰宅する訳にもいかない。
最後までいないと、早退扱いになってしまう。
 そんな訳で、一人ぼっちの弥子は暇を持て余し、図書室に来たという訳なのである。

「なによ。なんで、こういう時に限って、みんな彼氏持ちなのよ……」
 弥子の不満に満ちた声が虚しく図書室に響くだけで、それに対する返事はない。
 唯一の望みであった叶絵も、
数日前の合コンでめでたく彼氏が出来てしまったものから、目も当てられない。
おそらく、今頃その彼氏と楽しく校内を巡っていることだろう。
考えるだけで切なさに拍車が掛かる。
友人が幸せになってくれるのは、とても喜ばしいことだけれども、
やはり弥子とて一人は寂しいのだ。
「早く終わんないかなぁ……」
 机に頬をつけて、ぼんやりとした面持ちで窓の外を眺めた。
頬に広がる無機質な冷たさに、胸が息苦しさを覚える。
文化祭もお昼を過ぎて佳境を迎えようとしているのか、
校門前は随分と多くの人で溢れていた。
弥子の学校の制服だけでなく、私服や他校の制服、様々な服装で彩られている。
その賑わいに反比例して、弥子の心はどんどん沈んでいった。
そして、零れる深い溜息。
あまりにも切なくて、涙が出てきそうだ。
「そうだ! 一人でボーッとしてるから虚しいんだって!
せっかく図書室にいるんだし、何か読もっ」
 弥子は勢いよく席を立つと、そのまま本が並ぶ棚へと移動した。
普段あまり本という本を読まない弥子は、何を読んでいいのかさっぱり分からない。
せいぜい読む本といえば、ファッション雑誌かグルメ雑誌ぐらいだが、
流石にそういった類いの娯楽雑誌は学校の図書室にはない。
無難に何か小説辺りを選ぶのが賢明だろう。
正直、活字はあまり好きではないので、
これからあの活字の羅列を読むのかと思うと、僅かにうんざりといった気分になるのだが、
それでもぼんやりと窓の外の賑わいを眺めているよりよっぽど精神衛生上いい。
 弥子は、それとなく書棚に並ぶ文庫本を眺める。
どれもこれも馴染みのないタイトルばかりだ。
おそらくそれなりに有名なのだろうけれども、
普段から小説に触れていない弥子にはさっぱり見覚えがない。
「んー……どうしよっかなぁ……」
 作家名を見ているものの、やっぱり弥子には記憶にない名前ばかりだった。
教科書に載るような作家なら分かるのだけれども、
流石にそういった文学書は読みたくない。
246ヒグヤコ3:2008/03/25(火) 21:57:00 ID:IfTEzwDZ
やはりここはミステリー辺りがいいだろう。
これなら、活字が苦手な自分でもなんとかなりそうだ。
 弥子は、作家で探すのを諦め、タイトルで探す。
作家を見てもさっぱりなのだから、勿論タイトルが見覚えがある訳ではない。
こうなったらインスピレーションだ。
何か惹かれるタイトルがあったら、その本にしよう。
 ゆっくりと本の背表紙を眺めていると、ふと一冊の本が弥子の目に留まる。
特に何か特別な単語が含まれていた訳でもないけれども、
そのタイトルがひどく弥子の瞳に鮮明に映った。
 弥子は徐に、その本を取ろうと手を伸ばした。
しかし、その本は、書棚の一番上にあり、弥子の手はあと僅かのところで届かない。
辛うじて指先がその本の背表紙の下の部分に届くものの、
残念ながら取り出すには至らない。
懸命に背伸びをして取ろうとする。
おそらく探せば踏み台があるのだろうけれども、
わざわざ踏み台を取りに行くのも面倒だ。
あともう少しなのだから、なんとかなるだろう。
「んー……あと……ちょっと……」
 更に、背伸びしている爪先に力を込めた、その時だ。
ふと背後から手が伸びてきて、弥子が取ろうとしてた本を掴む。
「あ」と弥子の唇から吐息に乗せて言葉が零れたのと、
その本が書棚から取り出されたのはほぼ同時だった。
「これ、読みたいの?」
 背後から慣れ親しんだ声がして、弥子は弾かれたように振り返った。
次の瞬間、弥子の瞳から瞬きが消える。
瞳は大きく見開かれ、大きな瞳が更に大きくなった。
「どして……」
 弥子が驚くのも無理はない。
振り返ったすぐ後ろには、筐口が優麗な笑みを浮かべて小さく笑っているのだ。
仕事で来られないと言っていたのに、どうしてその筐口がここにいるのだろう。
「事件が思ったより早く解決してさ、急いで来た」
 弥子の茫然とした眼差しで、その思いを汲み取ったのだろう。
筐口が更に笑みを深くすると、事情を説明した。
しかし、それでも、弥子はどうしても筐口がここにいるのが信じられないのだろう。
唇を半開きにし、完全に呆けている。
あまりにも長いこと茫然としているものだから、筐口は怪訝そうに眉を潜め、
掌を弥子の目の前でヒラヒラと振った。
「おーい、大丈夫かー?」
「だって……筐口さん来られないって……」
 弥子の言葉に小さく笑うと、
弥子の為に取った小説をペラペラと捲りながら瞳をそちらへ落とす。
「正直、ここ数日ずっと警視庁の仮眠室で少し寝ただけだから、
家に帰って寝ようと思ったんだけどね」
 筐口は軽く目を通すと、パタンと小気味いい音を立てて、その小説を閉じた。
「でもさ、せっかくだし、学生してる桂木も見たいじゃん」
「筐口さん……」
「眠いけど、頑張って文化祭に来たってわけ」
「そっか……」
 思わず頬が緩む。予期せぬ出来事に、心が弾むのを隠せない。
247ヒグヤコ4:2008/03/25(火) 21:57:29 ID:IfTEzwDZ
「すげぇ探したよ。桂木のクラスの模擬店に行っても、桂木いないし」
「あ、ごめん。私、当番が午前中だったの」
「メールしても返して来ないしさ」
「え? メールくれたの?」
「今から行くってしたぜ」
「……あ」
 弥子は、しまった、と思い切り顔を顰めた。
 そうだ。携帯は教室に置いてある鞄の中だ。
「ごめん。携帯、鞄に入れっぱなしだ……」
「お前なぁ。携帯はちゃんと携帯してろよ」
「だってぇ。まさか筐口さんが来ると思わないもん」
 筐口の言う通り、携帯は携帯していないと全く意味を為さないのだけれども、
こればかりは仕方がない。
大体、誘いを断った筐口が来るなんてサプライズが待っていようとは、誰も思わないだろう。
「ま、見つかったからいいけどな」
 筐口は小さく肩を竦めると、手にしていた小説を弥子に差し出した。
「で、桂木はいつからミステリー読むようになったわけ?」
「……へっ?」
 筐口が何を言っているのか最初は分からなかったが、
目の前に差し出された本を見て、漸くこの小説のことを言っていることに気づく。
タイトルだけで選んだので、どういったジャンルの小説か分からなかったのだが、
どうやらミステリーだったらしい。
「あ、違う違う。暇だったから何か読んで時間を潰そうと思って、適当に選んだの」
「なるほどね。桂木が読む本なんてせいぜいグルメ雑誌がいいとこだもんな」
「……さり気なく、著しく名誉を傷つけられてるんですけど……」
 確かに図星なのだけれども、人からそのように言われると、腹が立つ。
「結構これ面白いから借りて読んでみれば?」
「筐口さん、読んだことあるの?」
「高校時代にね」
 筐口は小さく笑うと、弥子の手にその本を握らせた。
「俺、結構本読むの好きなんだよね」
「そうなんだ。筐口さんってパソコンばっかなイメージだから、活字読まないと思ってた」
「お前と一緒にすんなよ」
「……だから、筐口さんは私をなんだと思ってんのよ」
 不満そうに唇を尖らすと、筐口は可笑しそうにケラケラと軽い声を上げて笑う。
そして、ふと笑いをおさめると、ゆっくりと瞳を巡らせて図書室を眺めた。
「懐かしいなー。高校なんて数年前のことなのに、すげぇ昔に感じる」
「それは、筐口さんがおじさんになった証拠じゃない?」
「うるせーよ」
 筐口の手が軽く弥子の頭を小突く。
その手が優しくて、弥子の顔に自然と笑みが浮かんだ。
「俺さ、高校の頃ってあんま真面目に授業に出てなくて、
大体図書室でサボってるか、情報処理室のパソコンでプログラミングしてるか、
どっちかだったんだよね」
「そうなんですか?」
「先生に怒られない程度には授業も出てたけど、
なんか分かってることをわざわざ教わるっていうのが面倒でさ」
「それは……筐口さんが頭がいいから出来ることですよ……」
 「私なんて授業出てても分かんないし」と続けると、
弥子は小さく肩を竦めて笑った。
248ヒグヤコ5:2008/03/25(火) 21:58:10 ID:IfTEzwDZ
「それは、ただ桂木が馬鹿なだけじゃ……」
「そういうこと言わない!」
 弥子は持っていた本で、筐口のわき腹を突付く。
「痛っ! 痛いって!」
「筐口さんが意地悪言うからですよ」
 僅かに頬を膨らませて睨めば、
筐口は可笑しそうに笑いながら「ごめんごめん」と軽く謝罪した。
「真面目な話さ、俺あんま学生生活っていうのを満喫してないんだよな」
 筐口は懐古に染まった瞳でゆっくり図書室を眺めると、弥子に瞳を向ける。
突然自分に向けられた柔らかな眼差しに、弥子の心がトキリと音を立てた。
「高校ン時に、桂木に会ってたら、俺の高校生活も変わってたんだろうなぁ」
「え……?」
「桂木が同じクラスだったら、俺ちゃんと授業に全部出てたな」
「い、いやだなぁ! そ、そんなこと言っても、何も出ませんよ?」
 筐口のストレートな言葉に、狼狽してしまう。
思わず声がどもってしまった。
羞恥が弥子を襲う。
「いや、マジで」
 筐口の瞳から笑みが消える。そして、その瞳が弥子に向けられた。
「筐口さ……」
 そのまま筐口の両腕が伸びてきて、その手が弥子の背にあった棚に付く。
そのせいで、筐口の腕の中に弥子の体がすっぽりと収まってしまった。
自然と、小説を握る手に力が篭る。
「そしたらさ、こういう風に、隠れていちゃつけたり出来るじゃん?」
 筐口は唇にシニカルな笑みを乗せると、弥子の瞳を覗き込んだ。
悪戯めいた瞳が、弥子の瞳を捉える。
「筐口さん……? あの……ここ……図書室……です……よ?」
 嫌な予感が弥子の脳裏を掠め、徐々に顔が強張っていく。
そんな弥子の表情を見ても、筐口は飄々とした様子だ。
「見りゃ分かるし」
 何を言っているんだ、とばかりに、筐口は呆れたように弥子を見遣る。
「うちの生徒以外にも、一般の人がたくさんいるしっ」
「そりゃ文化祭だからな」
 筐口は相変わらず表情を変えずに、しれっと答える。
「ほ、ほらっ。誰が入ってくるか分かんないしっ」
「今まで、桂木一人みたいだったけど?」
 筐口は、皮肉めいた笑みを一つ落とすと、ゆっくりと弥子に顔を寄せた。
慌てて両手で筐口の胸を押す。
「で、でも……っ」
「いい加減、目ぐらい閉じてくんない?」
 筐口の胸を押す手が取られる。
筐口の無骨な指が弥子の両手首を掴み、
そのまま頭の上の書棚に押し付けて、彼女の自由を奪った。
そのせいで、弥子の手に握られていた小説が、床に落ちる。
パサリと乾いた紙の音が、図書室に響いた。
「筐口さ……」
 苦情を言おうとした唇は、最後まで筐口の名前を紡がせてはくれない。
唇を焦熱が覆う。
齧りつくような口付けに、弥子は息を吐く暇すらない。
唇を割り入ってきた舌の性急さに、弥子は息苦しさを覚え、眉を歪ませた。
249ヒグヤコ6:2008/03/25(火) 21:58:50 ID:IfTEzwDZ
互いの舌が絡まり、くぐもった水音が内側から鼓膜を震わす。
大した音ではないのに、この深閑に包まれている図書室では、酷く耳についた。
暫くして、漸く唇が解放され、弥子は息を吐くことを許されたが、
淫靡に犯され始めたうっすらと赤くなった瞳で、ゆるゆると筐口を見つめた。
「桂木、すげぇ好き」
 耳の傍でした声の甘さに、弥子の背が粟立つ。
普段の飄々とした声と同じとは思えない程、筐口の声は熱を孕んでいた。
熱っぽくて、甘くて、僅かに掠れていて、それがひどく扇情的だ。
 再び唇を熱が覆った。
舌が弥子の舌に絡みつき、互いの唾液も交じり合う。
ぐちゅりぐちゅりと、舌が動く度に唾液が踊る水音が耳朶に触れた。
筐口の舌が、上顎を撫で、爪先から頭の先まで一気に甘い痺れが駆け抜ける。
 するするとブラウスの裾が捲り上げられて、
少し肌寒さを覚える冷たい空気が、弥子の腹や胸元に触れた。
弥子は慌てて顔を捩って筐口の唇から逃れる。
「や、やだ……っ」
「もう遅いよ」
 胸を覆っていた下着が上へとずらされ、
申し訳ない程度にある胸、そして淡いピンク色の乳房がそこから零れ落ちる。
苦情を受け入れるつもりはない、とでも言うように、
筐口の唇が、再び弥子の唇を覆った。
最初は深く合わせていた唇だったが、
次第に弥子の緊張を解すように啄ばみ始める。
上唇や下唇を啄ばみながら、舌先で唇をそっと舐めたかと思えば、時折甘く歯を立ててくる。
次第に弥子の腕から力が抜けていき、
筐口もそれが分かったのか、書棚に押さえつけていた手を外し、
その代わりに、その手を弥子の髪に差し入れた。
弥子の髪がそのせいでくしゃりと乱れ、毛先が頬に触れたが、
筐口から与えられる快感に翻弄され、不思議と気にならなかった。
 そんな筐口に誘われるように、弥子の両腕が筐口の首に回される。
それが合図のように、筐口の指先が、胸の先端を弄り始めた。
 最初は優しく触れていた指も、次第に動きが大胆になっていき、
捏ねるように撫でていく。
筐口の指の大胆な動きに合わせて、
唇の合わせ目から零れる弥子の鼻から抜けたような甘い声も、大きくなった。
勃ち上がったそこを、筐口の指が円を描くように潰す。
僅かにざらついた皮膚の感触が、敏感になったそこをひどく刺激し、弥子の中にむず痒いようなもどかしい快感が広がった。
 唇が離れると、今度は、それが胸元へと落ちてくる。
そのせいで、筐口の柔らかな毛先が肌に触れ、
それがまたゾクゾクとなんとも言えない快感を弥子に与えた。
「筐口さ……」
 うわ言のように呟いた声に、筐口は一切反応を示さず、
その代わりのように舌先が胸を弄ぶ。
時折乳房に歯が立てられ、与えられる甘い痛みは、弥子の身体を大きく震わせた。
筐口の舌のもどかしい愛撫に、次第に弥子の中心が熱を帯びてくる。
 辺りに充満している古紙特有の黴臭さが、この行為とはあまりに反するもので、
それがより一層、弥子にこの行為を秘密めいたもののように感じさせた。
学校という弥子にとっての日常での情事は、まさに背徳感と背中合わせだ。
そのせいか、普段よりもどこか興奮する。
250ヒグヤコ7:2008/03/25(火) 21:59:22 ID:IfTEzwDZ
 筐口が胸元ばかり愛撫をするものだから、弥子の身体がもどかしさに震え始める。
それを察したのか、筐口は胸元のすっかり勃ち上がったそこを口に含み、舌で転がした。
痛みを覚える程に吸われ、弥子の閉じられた唇から、小さく声が漏れる。
「桂木。声出すと、バレるよ」
 筐口は胸元から唇を離すと、意地悪めいた笑みを浮かべて弥子を見つめた。
「誰のせい……だと思って……」
「誰のせいだろうな」
 書棚に弥子の身体を完全に押し付けて、両手で胸を持ち上げるように揉みしだく。
指先で乳首を摘まれ、弥子の体が跳ねた。
「感じてんの? 図書室だからって嫌がってたくせに」
「ち、ちが……」
 筐口に確かめられる前に閉じようとした膝は、
筐口の膝が割り入り、その動きを制される。
すぐさま、制服のスカートの中に筐口の手が入ってきて、
太ももを辿るようにゆっくりと上っていった。
 心拍数が上がる。
 心臓が早鐘のように鳴り響き、息苦しい。
 しかし、どこかで筐口の指を期待している自分がいる。
 息を潜めて筐口の指の動きに意識を集中させていると、
そんな弥子の心を読み取ったのか、筐口の指がスッと太ももから離れた。
「……あっ」
 期待していた分、思わず唇から声が漏れる。
「何? もしかして、期待してた?」
 筐口は、薄く笑って小首を傾げた。
 狡い。いつもそうだ。
こうやって人を翻弄して、少し離れた場所でそれを見ている。
なんだか自分が道化師みたいな気分だ。
「筐口さん……ずるい」
「何が?」
「一人で余裕で、ずるい」
「俺が余裕? マジで言ってんの?」
 筐口の瞳から笑みが消える。
「だって……筐口さん、さっきから私で遊んでんじゃん」
「本当に余裕かどうか、ちゃんと見なよ」
 ふと、お腹の辺りに固いものが当たる。
それが筐口のものだと分かった時には、再び手がスカートの中へ入り、
下着の脇から筐口の指が差し込まれた。
指は迷うことなく、愛芽を擦り上げる。弥子の体が大きく跳ねた。
下着に差し込まれた指が、陰唇を開き、何度もそこをなぞる。
胸に与えられたもどかしい愛撫のせいか、十分にそこは濡れそぼっていて、
筐口の指の動きに合わせて、激しい水音が図書室に響いた。
すっかりと固く勃ちきった愛芽が、愛液を擦りつけるように捏ねられる。
その動きに合わせて、弥子の身体を快感がうねるように巡り、
弥子は堪らず「あぁっ」と大きな声を上げた。
懸命に逃れようと、弥子の愛芽を擦る筐口の腕を掴んでその動きを制そうとするが、
男の力に敵うわけもなく、弥子の懸命な抵抗を余所に、更に指は大胆に弥子を愛撫する。
次第に理性が曖昧になりつつあるのか、絶え間なく嬌声が上がり、
水音に混ざり図書室に響いた。
強すぎる刺激に、膝がガクガクと笑い、立っているのもままならない。
弥子は完全に背を書庫に預けた。
下着で受け止め切れなかった愛液が、太腿を伝い靴下までも濡らす。
251ヒグヤコ8:2008/03/25(火) 22:00:09 ID:IfTEzwDZ
「筐口さん……も……だめ……」
 縋りつくように、秘部を弄る筐口の腕を押さえるが、
完全に淫猥に染まった身体には、それを制する力などない。
筐口の指は、容赦なく秘部を弄る。
「一度指でイク?」
 筐口の指先が、陰核を弾くと、弥子の体が大きく跳ねた。
「や……だ……っ」
 弥子の頭が激しく横に振られる。
筐口の腕に縋りつくように肩に頭を埋め、懸命に横に振った。
 指で一人で先に上り詰めるなんて恥ずかし過ぎる。
 それなのに、身体はどんどん敏感になっていき、
快感以外の感覚は全て曖昧になり、意識も朦朧とし始めている。
頭がおかしくなりそうだ。
 蜜壺に、筐口の無骨な指がゆっくりと侵入してきた。
もう何度もしているから、弥子の感じる場所が分かっているのだろう。
筐口の指は迷うことなく弥子の感じる場所を探り当て、そこを擦り上げる。
内壁を筐口の指が擦る度に、卑猥な水音が鼓膜を震わせて、
それがまた弥子の欲を煽った。
指をゆっくりと増やされ、その度に弥子の腹部に圧迫感が広がるものの、
それと同時に快感も強くなる。
水音が更に大きくなると、筐口は徐に指を引き抜き、その手を弥子に見せ付けた。
「ほら、見てみろよ。すげぇ濡れてる」
 筐口は唇を僅かに歪めて笑うと、指に絡まった蜜を舌先で舐めた。
 弥子の頬が羞恥で上気する。
「挿れるから」
 低く甘い声が弥子の耳をいざった、次の瞬間、弥子の片足が掴まれ上に持ち上げられた。
そして、下着を横にずらされ、露になったそこに焦熱の塊が宛がわれる。
スカートが邪魔で様子は分からないけれども、
自分の中に筐口が入っていくのが、
腹部に広がる鈍い圧迫感で弥子もよく分かった。
 奥まで入ると、確かめるように自分の中が蠢いている。
それがまた弥子に強大な快感を落とした。
ゆっくりと抽送が開始され、規則的なリズムで、奥を突いてくる。
「あぁ……」
 ずっと待ち望んでいたものなだけに、自然と声が甘く零れる。
「桂木、舌出して」
波のように訪れる快感に飲み込まれそうになりながら、
弥子はゆるゆると瞳を向けた。
「……え……」
 そのせいか、声が掠れる。
自分の声じゃないみたいだ。
「舌。出して」
 筐口は大きく舌を出して、弥子に見せる。
一瞬、小さく首を傾げるものの、淫欲の世界に身を投じてしまっている弥子には、
ほとんどといっていいほど、思考力など残っておらず、
筐口に言われるがまま舌を出した。
その様子に、筐口は満足そうに笑うと、そのまま唇で弥子の舌を甘く挟んだ。
そして、その舌が強く吸われる。
筐口の口内に引き込まれた舌が、筐口の舌に絡み取られた。
互いの唾液が溢れ、混ざり合う。
唇の合わせ目からそれが零れないように、弥子は懸命にそれを嚥下した。
252ヒグヤコ9:2008/03/25(火) 22:00:45 ID:IfTEzwDZ
 筐口が動く度に、剥き出しの乳房が、彼のブルゾンで擦れて、
弥子の身体に淡い快感が広がる。
筐口を掻き抱く腕に力が篭った。
次第に腰の動きが激しくなっていく。
 筐口の指が徐に伸ばされ、
弥子の陰核を繋ぎ目から零れる愛液を擦り付けながら、潰すように扱いた。
 燻っていた欲望に、完全に灯が灯り、もう抑えが利かない。
鋭い快感が身体をうねるように巡り、弥子の唇から零れる嬌声が更に高くなった。
「んっ……やっ……はっ……あんっ」
 筐口のものが、力強く最奥へ捻じ込まれる。
筐口が突き上げる度に、鈍い衝撃が弥子の中に伝わった。
「ん……ふぅ……あぁ……っ」
 更に淫液が溢れ出て、結合部からする卑猥な水音も更に大きさを増す。
筐口の動きに合わせて、弥子が背を預けている書棚もギシギシと軋み音を立てた。
 遠くの方で聞こえる喧騒。
 古紙特有の埃と黴の匂い。
 そんな中で、この一箇所だけが似つかわしくない音、匂いを放つ。
 肌と肌がぶつかる小気味いい音、淫液が混ざり合う卑猥な水音。
 獣じみた甘い性の匂い。
 図書室自体は、別に鍵が掛けられている訳ではない。
いつ誰が入ってきてもおかしくない。
書棚に隠れているから、すぐに見つかることはないけれども、
それでも危うい状況には変わりない。
そんなスリリングな状況が、二人の官能を高めていく。
 ゆるゆると瞳を上げれば、
筐口も相当余裕がないのか、込み上げる快感を堪えるように下唇を噛締め腰を振る。
いつの間に落ちたのか、筐口の額にあるトレードマークの眼鏡は床に落ちていた。
眼鏡の代わりに額にあるのは、玉のような汗だ。
弥子は、そっと両腕で筐口の頭を抱えると、そこへ唇を寄せた。
唇にしょっぱさが触れる。
「桂木……?」
「筐口さんの汗、しょっぱい」
 弥子は飛びそうな意識を懸命に繋ぎ止め、小さく笑う。
それに誘われるように筐口の唇にも笑みが滲んだ。
そして、筐口もまた弥子の額に唇を寄せる。
「桂木の汗もしょっぱいよ」
「ん……」
 こんなあたり前のことすら、筐口と一緒にいるだけで新鮮に思えるから不思議だ。
きっと大好きな人となら、全てのことが色鮮やかに瞳に映るのだろう。
その事実に、弥子の身体が反応し、筐口を締め付ける。
唐突な刺激に、筐口は僅かに眉を歪ませた。
「桂木……っ」
 再び筐口が腰を動かす。
筐口の律動に合わせて、切羽詰った甘い声が、間断なく漏れた。
その度に狂おしいほどの快感が二人の身体を駆け抜け、
今にも達してしまいそうになる。
「筐口さん……私……もう……」
「俺も……ヤバ……いっ」
 更に激しく腰が打ち付けられる。
そのせいで、弥子の体が大きく揺れた。
鼓動が早すぎて、息苦しい。
253ヒグヤコ10:2008/03/25(火) 22:01:34 ID:IfTEzwDZ
「あ、あ、あ、あ」
 少しでも足りなくなった酸素を補うように、
弥子は懸命に言葉と呼ぶにはあまりにも拙い声を上げる。
 馬鹿みたいに同じ言葉だけを繰り返していたけれども、
それ以外の言葉を発する余裕すら、もうない。
「桂木……っ」
 遠のく意識で自分の名前が呼ばれた瞬間、
弥子の意識は強大な快感に飲み込まれて流された。
それと同時に、弥子の中で筐口が大きく膨れ痙攣する。
筐口は勢いよく弥子の中から引き抜いた。
弥子の太腿に、生温い感触が広がる。
筐口によって穢された太腿を、重力に従い、白濁の液がゆっくりと流れ落ちた。



 図書室に二人分の荒ぶった呼吸が響く。
 筐口が、額に汗で貼り付いた弥子の前髪を指先で払っていると、
弥子は上気した頬のままで筐口を睨んだ。
「筐口さんの変態っ!」
「なんでだよ」
 流石に変態と言われるのは心外らしく、筐口は不満そうに唇を尖らせた。
「こんな誰が来るか分からないところで盛るなんて……」
「えー。こういのって燃えない?」
 筐口は小首を傾げて弥子を見つめてくる。
 そんな可愛い仕草をしても許されることと許されないことがある。
「燃えない! 全然燃えない!」
「そう? その割りには、桂木、すげぇ感じてたみたいだけど?」
 筐口はシニカルな笑みを浮かべると、弥子を見つめてきた。
「感じてないったら!」
 これで認めたら、今度は公園辺りで襲われそうだ。
 弥子はそんな予感がして、力一杯否定をする。
「ま、俺は楽しかったからいいけど」
「ここ、私の学校だよ? 少しは考えてよ」
「悪かったって。とりあえず、もうしないからさ。いい加減、機嫌直してよ」
「ホント?」
 弥子は疑いの眼差しで筐口を見遣る。
「んー、多分」
「うわっ。絶対守る気ない!」
 弥子の突っ込みに、筐口は可笑しそうにカラカラと声を上げて笑った。
 本当に油断も隙もあったものではない。
「でもさ、真面目な話、こういうの燃えない? 誰かに見られるかもしれない状況って」
「燃えません!」
 弥子の力一杯否定する声が図書室に響いた。
 その後、不満そうに唇を尖らせているところを見ると、十中八九守る気はないだろう。
弥子の肩がガクリと力なく下がった、その時だ。
ふいに図書室に備え付けのスピーカーから、物悲しい音楽が流れる。
それに誘われるように二人の顔が、どちらかともなくスピーカーに向けられた。
「只今を持ちまして、文化祭は終了となります。
在校生は、体育館に集合して下さい。
一般の皆様、ご参加下さりありがとうございました。気をつけてお帰り下さい」
 スピーカーから流れた放送に、弥子の顔に悲壮の色が広がる。
254ヒグヤコ11:2008/03/25(火) 22:02:13 ID:IfTEzwDZ
「筐口さんのせいで、全然回れなかったじゃんっ!」
「でも、こうやって愛を深めたわけだし、別にいんじゃね?」
「そういう問題じゃないっ!」
 せっかく筐口がこうやって来てくれたのだから、一緒に模擬店を巡りたかった。
二人で他愛もない会話をしながら、校内を歩くことを想像するだけで、胸がときめく。
若干十九歳にして、既に社会人である筐口とは、
まずこういう学生特有のイベントを過ごすことが出来ない。
だからこそ、弥子は筐口と文化祭を満喫したかったのだ。
しかし、筐口に図書室で襲われてしまった為、そんな弥子の計画は台無しだ。
「つーか、本来なら俺は来れなかった訳だし、大体一人で小説読むよりいいだろ」

 この減らず口……っ!

 弥子は忌々しそうに筐口を睨んだ。
しかし、怒り狂う弥子を余所に、筐口はさして気にした様子もなく、
暢気に鼻歌を歌っている。
相当上機嫌な証拠だ。
「寝不足とか言ってたクセに……」
「寝不足だと勃つんだよな」
「知らないよ、そんなのっ!」
 弥子は手に拳を握ると、半分瞳を潤ませながら、筐口の胸を小突く。
どうやら、怒りすぎて涙腺が緩んでしまったようだ。
弥子の視界が涙で滲み始める。
まさか泣くと思わなかったのだろう。
筐口は慌てたように、弥子の顔を覗き込んだ。
「うわっ。桂木、泣くなよっ!
ほ、ほらさ、来年もあるし。来年こそは一緒に回ろうな」
 筐口の狼狽する情けない声と、
弥子のぐすぐすと鼻を鳴らした声が、暫く図書室に響いた。
 ちなみに、その後、筐口は怒った弥子から暫くお預けを食らい、
この日のことを激しく後悔するのだった。
255名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 22:03:55 ID:IfTEzwDZ
以上です。
どうしてもヒグチとヤコに図書室でエーロゴシカァァンをさせたかったんだw
256名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 22:26:26 ID:znW4khbr
GJGJー!!
図書室甘エロ良いね!!見られるかもしれない状況も萌える
一緒に模擬店回りたかった弥子がいじらしいなあ
257名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 23:12:17 ID:NTdTsR7K
GodJob
ヒグっさん・・・可哀想に・・・でもヤコとイチャつけるのが羨ましいから死・・・もっと見せろっっ!!
258名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:19:28 ID:3bqUUpXP
GJ!!若い二人もやっぱりいいな



ただ一つ疑問が……弥子って本苦手だったっけ?
国語が唯一の得意科目なのに
259名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:28:44 ID:187fijCd
ヒヤコたまらん!
すごく良かったです
GJGJGJ!

>>258
必死にテスト勉強しなくてもなんとかなるってだけだったような
260名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:57:52 ID:KvR1ajp+
>>244 GJ甘いよ甘いよ

>>258
突っ込んではだめ。
原作設定にしたらエロシチュエーションにならない。捏造上等!
261名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 02:15:33 ID:bW82umHH
警察官笹塚衛士が犯行現場で見たのは自らを飽食の女神ヤコと名乗る、
底無しの食欲と小宇宙の胃袋を有する女子高生探偵だった。

しかし
「わっちの名前は脳噛ネウロ、わっちの謎を探してくりゃれ――――――――」

脳噛みと爬虫類。
262名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 08:12:40 ID:GgQ12MfX
捏造上等!
つか、国語得意=本が好きとは限らないしなw

ヒヤコいいな
顔がにやけるw
263名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 19:19:47 ID:OpkuzPym
>>254GJGJ!!
悶えたwww
264名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 22:38:10 ID:qxaY/1QJ
よし…前スレで予告したとおり、シリアス書いた。

いらっしゃいませ。本日のSSを担当したシェフです。
31歳刑事の恋するおっさん仕立てでございます。

……ええと、うん。笹弥子投下する。ちょっと長い。
265ダンデライオン1:2008/03/26(水) 22:39:57 ID:qxaY/1QJ
息を弾ませ夢中で駆け寄ると、そこは一面、黄色い絨毯のようだった。
 幼い少女の小さな手を掴んで、俺は鮮やかな花畑を指差す。


『――おにいちゃん、これは…なんていう おはな?』
『タンポポだよ』
 好奇心旺盛な年頃の妹に問われて、素朴で可愛らしい春の花の名前を教えた。
 その中の、紋白蝶が止まった一輪を、妹はじっと眺める。

『…たんぽぽかぁ…きれいだねー』
『うん、こんな咲いてるのすげー…きれいだな』
 
 日毎、穏やかに上昇する気温の中、木々の花は芽吹き始め、つがいになった鳥達は寄り添い、
囀る。見渡す限りに咲き乱れる花の中、蝶は軽やかに舞っている。眠っていた大地が、
凍えるような寒さから開放される季節――はしゃぎ回る妹を追い掛け回して時間を忘れる。
 遊び疲れてくたくたになった俺が、その場に寝そべると、妹も真似をして横に寝そべった。
 時折、頬を射す春の日差しは優しい。春先だというのに、額に汗をかいた俺を見て、
 髪の毛も頬も草だらけの妹が微笑んだ。
 

『…ずっとこうしてられたらいいね』
『そうだな』
 
 柔らかな春の日差しは俺達を優しく包む。そのまま大きな白い光に変化すると、眩んだように
 視界はフェイドアウトした。



……――



 
『…またこの夢か』
 ――時計を見れば、まだ午前四時。
 近頃、頻繁に見るのは生前の家族の夢――その中でも特に見る事が多いのは妹の夢だった。
 何の暗示か警告なのか、度々こんな夢を見るようになったのは、あのシックスと名乗る男が
 現れてからだ。
 正確に言うと、家族の事件の最大の手掛かりだった【怪盗X】が連れ去られてから――
 あの日、警視庁の屋上で味わった不快な程の威圧感。それを放つ男。手を伸ばせば
 届く距離まで近づいた、仇かもしれない凶悪犯は、手を掠めるように消えた。
 僅かな希望が一時的に絶たれた不安と焦燥感、そして未だにこの胸の奥底で揺らめく
 復讐の炎が、こんな形で現れるのも不思議ではなかった。これが潜在意識という物なのだろう。

『…嫌な夢じゃねーのに、全く目覚めが悪い』

 花は芽吹いて、鳥は始まりを告げる。美しい希望の季節に、こんな黒い感情は似つかわしくない。                      
266ダンデライオン2:2008/03/26(水) 22:47:05 ID:qxaY/1QJ
『――おい笹塚』
 出勤するなり、廊下で変声期前のような甲高い声に呼び止められる。少し、高慢で威圧的な
 口調の主は他でもない。
『……ああ、笛吹』
 今朝の気だるさが手伝って、素っ気無く返事をする。
『…お前が読みたいと言っていた本を持って来てやったぞ。何だ朝から…その締りの無い面は?』
 几帳面に、整えられた頭髪。皺一つ無くアイロンをかけられたスーツで腕組みをする男に、
 朝っぱらから罵声を浴びせられるのは本当に面倒だ。一頻り、喝を入れ終わったのか、笛吹は
 鞄の中を探り始めた。次々と手渡される警察関連の書籍、そして、少しばかり気になっていた
 ミステリー小説。

『…ああ、サンキュ』
 パラパラと捲ってみると、ひらりと何かが宙に舞って床に落ちた。拾ってみると、それは押し花の栞。
 淡い黄色の花は蒲公英――ふと、今朝の夢を思い出した。

『…ああっ…それはだなっ…アスファルトの隙間から咲いて、半分萎れかけていたのを
 私が偶然、見つけて…ぐ、偶然だぞっ…そんな物!』
『…もういいよ…お前がそんな趣味なのはバレてるから』
 急に冷静さを欠いて、早口になっては言葉に詰まる笛吹を、遮って軽くあしらう。
『…っぐ…そうだ…私が作った物で、趣味の一環だ…押し花にする事によって、花は半永久的に
 その美しさを…ペラペラペラ』
 俺の言葉に、吹っ切れたように饒舌になり出したが、興味のない知識を振りかざされても
 面倒なのでやはり、適当にあしらう。

『……ああ、はいはい…でも綺麗だな、これ』
 ――無意識に、そんな言葉が出た。
 
『…そ、そうか?よかったら、やるぞ』
『…ん、ああ…』
 始まり出すと厄介な薀蓄が、思ったより早く済んだ事に清々する。30過ぎの男が嬉しそうに
 頬を赤らめる様は気色悪いが、まあ、貰っておくか。綺麗だと思ったのは本当だ。                    
267ダンデライオン3:2008/03/26(水) 22:48:50 ID:qxaY/1QJ
『…ああ、それと』
 先程と違い、神妙な顔つきに変わって語り出す。
『…ん?』
『…午後に、シックスとテロ集団への対策について、会議がある。遅れるなよ』
『…ああ、わかった』
 
 重苦しい空気が、俺達の間を流れる。あの日、屋上で味わった感覚が蘇る。すぐ傍の窓から
 差し込む春の陽気は穏やかだというのに。互いに伝わる緊張感で、俺達の置かれている
 状況の悪さを再確認する。その上、目の前の男には、あの邪悪な圧力に対抗するために
 指揮を取る責任がある。笛吹は、畏まったように、話を続けた。

『……それと、何時かの様に、ふらっと消えたりするなよ…あの怪物怪盗、今はシックスの手中に
 ある…まあ、今更お前が一人で暴走するとは思わんが…兎に角、お前の様な奴でも今は必要だ』
『…ああ、わかってる…多分しねーよ』
 曖昧な返事をした後、気を引き締めるように背筋を伸ばした後姿を見送った。
 これから、共に巨大な悪と立ち向かうことになる、今は立場も大分異なる旧友の後姿を。
 その旧友が、あっと思い出したように振り返る。

『ついでにこれも貸してやろう』


 再び近寄って来た笛吹に手渡されたのは、やたらと少女趣味な装丁の花言葉の本。
 ふと、先程の栞をまた眺める。淡い色の花と細く頼りない茎。小さく華奢なその姿は、何処か
 よく知るあの少女を連想させた。穏やかな春の日差しの中で咲く花は、三月生まれのあの子の
 イメージとしっくり来るのだろう。
 
――ふらっと消えるな。暴走するな。…それはつまり、私情を挟むなと云う事か。はっきり無いと
 言い切れないのは、未だにこの胸に燻る、黒い煙のような感情のせいか。                   
268ダンデライオン4:2008/03/26(水) 22:54:12 ID:qxaY/1QJ
――……

 黄色かった絨毯は真っ白に姿を変えていた。綿毛の時期が来たのか。風に乗って次々と
 舞い飛ぶ種子を、妹は不思議そうに眺める。
『…あれぇ…なにこれ?』
『この前のタンポポだよ…こうやって綿毛に変わって種をあっちこっちに飛ばすんだ』
『…みんな、はなればなれになっちゃうの?』
『……まあ、そういう事になるな』
『…さみしいね』
『…そうだな』
『……ねえ、おにいちゃんはどこにもいかないよね?』
『…うん、どこにも行かないよ』
『…ずっといっしょだよね?』
『…うん、ずっと一緒だ……っておいっ…待てっ…どこ行っ…』

 突然、駆け出した妹を追いかけて、手首を掴んだ瞬間、その姿はみるみる成長し、
 よく知る少女に変わった。淡い色の短い髪。華奢でしなやかな身体。

『……弥子ちゃん…何で君が…』
『…さ、さ…づか、さ…』

 ――いつの間にか、血塗れになっていた少女は、途切れ途切れに俺の名前を読んだ後、目の前で
 どさりと崩れた。

『――っ!!!!!』

269ダンデライオン5:2008/03/26(水) 22:59:05 ID:qxaY/1QJ
……―――

『――――弥子ちゃんっ!!』
 
 自分でも、信じられない程の大声を出して叫んでいた。呼吸を乱して、やっとの思いで飛び起きる。
 気づけば、酷い寝汗をかいていた。乱れていた呼吸を少しずつ整え、落ち着かせる。
 自分自身に現実を認識させる。ああ、良かった…夢だ。現実はこっちだ。
 多量の寝汗で濡れた背筋がぞくりと震えた。血圧の低い身体が、若干の眩暈を起こす。

『…何だってあんな夢を…』
 
 心当たりが無くはない。何処か妹と似た雰囲気を持つ彼女に、少なからずその面影を
 重ねてはいた。そんな感覚が結びついて、今度はあんな夢になったのか。
『…あー頭いてー』 
 時刻は午前10時を少し過ぎていた。一度、目覚ましを止めたのだろう。
 今日は非番だという事もあり、長く寝ていたようだ。というより元来、朝は強くない。
 いつも無理矢理身体を起こす状態だ。寝汗で濡れて冷たくなった寝間着を脱ぎ、
 軽く一風呂浴びて出てきた所で、メールの受信音が鳴った。

  【お昼ごろに行きます。春限定のケーキ買えるといいな♪】

『……ああ、弥子ちゃん…今日来るって言ってたな』
 学校はもう、春休みが始まっているらしい。正直、こんな夢を見たすぐ後に、本人に会うというのは
 気が引ける。それでも、以前からの約束だから仕方が無いか。                                
270ダンデライオン6:2008/03/26(水) 23:01:02 ID:qxaY/1QJ
『おじゃまします!』 
『…ああ、何もねーけど…どーぞ』
 初めて俺の部屋に上がる弥子ちゃんは、いつにも増して上機嫌だった。この少女から向けられる
 好意に、何となく気がついてはいたが、それとなくはぐらかして来た。保護者のような態度で
 接して来たというのに、いつの間にか流されて、部屋に上げるまでになってしまった。

『おいしい!…やっぱり、春は苺ですよね〜』
『ああ…俺のも食っていいよ』
 
 目の前で、無邪気に菓子を頬張る姿を眺めながら、この状況を考える。やはり、まずかったか。
 互いに立場という物がある。刑事という職業柄、高校生の少女を部屋に入れたとあっては
 体裁も悪いだろう。かと言って、今更追い返す気にもなれず、時間だけが過ぎて行く。

『ああ〜おいしかった!まだありますから、よかったら後で食べてくださいね?』
『…ん、じゃあ冷蔵庫に入れといて』
 分かりました、と冷蔵庫を目指してキッチンへ向かった。

『……今、色々と大変みたいですね…例のテロで…』
 戻って来た弥子ちゃんが、物憂げな顔で話し始める。

『…そーだな…悪い事は言わない…弥子ちゃんも、ここは警察に任せて、暫く探偵業は
 控えた方がいいんじゃねーの?』
 これを機に、彼女の身を案じて、長らく思っていた事を切り出した。
 
『……そういうわけには行かないです…それに、あの現場見て来て…河原の所…氾濫して
 本当に酷くて…友達もいっぱい住んでたのに…』

『……行った?……あの現場へ?』
 
 先程の夢がフラッシュバックする。目の前の少女が、自分の腕の中で息絶えた映像。
 背中を冷たい汗が伝う。それでも何とか平静を装い、話を続ける。
 

『…あんま現場とか行くのは賛成できねーな』
『そんなーいつも事件現場で会うじゃないですか…捜査出来るように協力してくれたり…』
『…これは、そんな規模の話じゃねーよ…あんま危険な事に首突っ込むなって言ってるだろ。
 大体、サイに誘拐された時だって…』
『…ええー!?今頃、そのお説教ですか?…ほら、この通り元気ですから!』
『真面目な話してんだけど』
『………はい』
 凍りついた場の空気を和ませようと、茶化すように話していた彼女は、俺から伝わる静かな怒りを
 感じ取ったのか、畏まった様子で下を向いた。                                  
271ダンデライオン7:2008/03/26(水) 23:02:51 ID:qxaY/1QJ
『…あんな凶悪犯と一緒にいて…殺されない所か、無傷なんて奇跡に等しいんだ…
 分かってんのか?…弥子ちゃん』
『…は、はい…でも…』
『…何?』
 口篭る彼女に、最後まで言うように促す。


『…さ、サイは…確かに、多くの犠牲者を出して来たけど…も、もちろん…人の命を数え切れない程
 奪って来た凶悪犯だけど…心の底から、悪人ではないというか…勝手な考えなんですけど…』
『……何言ってんの?…何日か行動共にして、ストックホルム症候群でもなったか?』
 俺は、心底冷たい瞳をしていたかもしれない。皮肉な笑みで吐き捨てると、弥子ちゃんは
 はっとした顔をした。失言でもしてしまったかのように、俯いて黙った。
 大方、俺とあの怪物強盗の因縁めいた物を忘れていて、今思い出したといった所だろう。

『…ごめんなさい』
『………』

 顳顬が動く感覚がした。何故こんなに苛立つのだろう。家族の仇になりうる凶悪犯を
 擁護するような発言を、目の前でされたからか。それとも、出来れば危険からは遠ざけたいと
 願う自分の気も知らず、自ら首を突っ込んで行くこの少女の無防備さにか。
 どうしてこの子は、こう警戒心が薄いのだろう。
 一人暮らしの男の部屋に、のこのこと上がり込んで…そんな事まで苛立ちに変わっていた。

『…ひ、ゃあ…!』
 気づけば、華奢な身体を抱きかかえていた。予想以上に軽い身体を持ち上げ、ベッドへ向かう。
 突然の事態に困惑し、暴れる弥子ちゃんを、シーツの上で抑え付ける。

『…い、いやっ…!!!』
 羽織物のボタンを乱暴に外してワンピースの肩紐をずらすと、白くて肌理の細かい肌と
 下着が覗いた。再び浮かんで来た、今朝の夢のイメージをかき消すように、振り払うようにする。
 
 こんな不安を抱き続ける位なら、いっそ…何もかも滅茶苦茶にしてやりたい。
 頭の中で理性が壊れる音がした。                                             
272ダンデライオン8:2008/03/26(水) 23:06:09 ID:qxaY/1QJ
『…やあっ…やめっ…あっ…』

 俺は何をしてるんだろう。守りたいと思っていた子に…囮として利用してしまった絵石家の一件で
 考えを改めた俺は、よりその思いを強めて来たというのに。守る所か、力ずくで押さえ付けて。
 露になった胸元や、細い首筋に、何度も唇を落とし、強く吸う。抵抗する声も聞き入れない位に、
 その行為に没頭していた。


『……やめ、て…ぅ、っく…』
 

 涙声で懇願する弥子ちゃんに、漸く我に返った。白い肌を汚すように付いた無数の赤い痕。
 俺は何をしようとしてるんだ…これは、気の迷いだ。妹と似た雰囲気を持つ少女に、面影を重ねて
 目をかけている内に、その延長線上で錯覚しただけだ。

『……悪い…こんな事、もうしない…』
 跋の悪さから、まともに顔を見る事が出来ない。弥子ちゃんから目を逸らしながら、俺は
 ベッドから下りた。
『…ひっ…っく…』
 泣きじゃくる弥子ちゃんにスウェットの袖口を掴まれる。
『……今日はもう、帰った方がいい…送るから』
『………っく…』 
 声をしゃくり上げながら、首を横に振る。意外と聞き分けがない。やはり、まだ子供だ。
『…マジで帰った方がいい…俺、苛々してんだ…何するか、わかんない』

『……っく……ぃ、じょう…ぶ、です』
 掠れた小さな声を、絞り出すように言葉が漏れる。
『…いや、送るから…帰んな』
『…い、きなりで…びっくり、しただけ…さ、さ塚さんだったら…』
『………?』


『……笹塚さんなら…私っ…笹塚、さんだったら…いいです…っく…』
『………!!』
 
 涙目で、精一杯笑う少女を、気がつけば抱き締めていた。柔らかい髪から、甘い香りがする。
 腕の中に納まる華奢な身体から鼓動が伝わる度に、胸が締め付けられるのは気のせいだ。
 
 錯覚だ。そうでなかったら、どうかしている。こんな一回り以上も歳の離れた女の子に。     
273ダンデライオン9:2008/03/26(水) 23:08:40 ID:qxaY/1QJ
『…んっ…む…ん』
 目の前の少女への思いも不確かなまま、その小さな唇を塞ぐ。それでも、明確なのは
 自分が今、この少女を欲しているという事だった。欲するままに、再び押し倒す。
『…ふっ…ん…む、ぐ…?!』
 強引に歯列を割り、舌を侵入させると、驚いたのか身体がびくりと跳ねた。
 たどたどしく舌を受け入れる。この様子じゃ、恐らく接吻も初めてなのだろう。
『…んっ…ふ…ん』
 互いの粘膜を刺激する、卑猥な水音が耳に響く。抑制していた情欲が煽られて行く。

『…んっ…む、っく…ぷ、はあ…』
 唇を離すと、唾液が糸を引いた。呼吸を乱して、頬を紅潮させた弥子ちゃんの唇が妖しく光る。
 その姿は妙に扇情的で、いつもよりも大人びて見えた。否、実際に出会った頃よりも成長しては
 いるのだろう。艶を帯びた瞳と共に、次の行為を期待するような蕩けた表情で見上げてくる。

『…ゃ、あ』
 ワンピースを脱がせ、下着に手をかけると、恥ずかしそうに声を漏らした。手荒にならないように
 気遣いを払い、脱がせて行く。流石に下の方を脱がせる時には、よほど恥ずかしかったのか
 少しばかりの抵抗を見せたが、宥めながら手を進める。
 一糸纏わぬ姿は、思っていたよりも女らしい丸みを帯びていたが、それでも、やはり未成熟だ。
 俺は、スウェットの上とTシャツを脱いで、自分も上半身だけ裸になった。

『…や、あ…あんまり見ないで、くださ…い…胸、無い…し』
『…気にしなくていいから、そんな事』
 柔らかい膨らみを静かに撫でる。薄い胸は、やはり、まだ少女なのだと思った。忘れかけていた
 罪悪感が過ぎる。本当に、これから自分は汚してしまうのだ…この華奢な身体の何もかも。
 それでも、溢れて来る欲求は止まらなかった。                                    

『……ぁ、あっ…』
 まだ硬くなっていない先端を、指の腹で撫で上げると、弥子ちゃんから吐息交じりの声が漏れる。
 経験の無い少女が相手だ。少し愛撫も慎重に、丁寧にしなければならない。その間も、
 首筋に唇を落とし、吸い上げ、耳朶を舐る。

『…ふ、ぁあ、ん…や、ああっ』
 両手で胸全体を捏ね上げて、先端を指の間に挟むと、弥子ちゃんは鼻にかかった声を出し、
 身を捩る。硬さを帯びて来たしこりを口に含むと、華奢な身体がびくりと跳ねた。
『…んっ…や、やあっ』
 口に含んだ先端を舌で転がすと、徐々に硬さが増して来る。もう一方の胸は、手で愛撫し、
 先端を摘み上げる。舌先と指先で、尖った感触を受けると、軽く歯を立て、指で弾く。

『……や、ああんっ!…も、なんで胸ばっかりぃ…ちっちゃい、か、ら…はぁ…みな、いでって
 いってるのにぃ…やっ、か、噛まないでぇっ…』
 
 潤んだ瞳で頬を上気させた弥子ちゃんは、乱れた呼吸で絶え絶え訴える。込み上げる快感を
 どう処理したいいのか分からない様子で、もどかしそうに身をくねらせる。そんな光景を目にして、
 不思議な征服感が満たされる。

『………いや…一応、効果的な性感帯だからな…いきなり、下の方弄ったら苦痛も増えるし
 こうして…この辺から刺激して解して行かないと』
『……くぅ、ぁっ…』
 意地悪く笑って余裕を見せてやる。自分よりは経験の多い大人の正論に、弥子ちゃんは大人しくなり、
 再び、されるがままになる。胸への愛撫を続けながら、残った手では、脇腹を撫で上げたり、
 臍の辺りをなぞって刺激する。男を受け入れる箇所に快感が集中するように、全身を隈なく
 愛撫する。                                                               
274ダンデライオン10:2008/03/26(水) 23:10:18 ID:qxaY/1QJ
『…や、ぁああっ…なん、か…お腹の奥が、あ…きゅう、きゅう…する、の』
 
 弥子ちゃんの反応に、注意深く耳を傾ける。そろそろ内部が収縮し始めているかもしれない。
 頃合を見計らって、下腹に手を伸ばす。淡い茂みを掻き分けて触れると、充分に潤っていた。

『…んっ…』
『…少し、馴らそうか』
 入り口は、もう充分に濡れそぼってはいたが、これからする行為での苦痛を、少しでも
 和らげてやるため、念には念を入れる。まずは、指を一本滑らせるように埋めて行く。
 初めて触れられる箇所に戸惑ったのか、一瞬弥子ちゃんの身体がびくりと震えたが、
 思った以上に愛液の量は多く、スムーズに入って行った。

『…んっ…ふ、やぁああん…』
 弥子ちゃんが甲高い嬌声を上げて、身を捩る。こうしてる間にも、愛液が奥から止め処なく
 溢れて来る。指を二本に増やすと流石にきつく、ぎゅうぎゅうに締め付ける。

『…やっ…あ、あああ』
 小さな突起を撫でるように擦り上げ、愛液を擦り付ける。

『…ふ、やあ…もぅ…ナカがとろ、とろして…熱い、のぉ』
 濡れた指を弥子ちゃんから引き抜く。手首まで零れて来る愛液に、相当濡れている事が窺える。
 そろそろか…スウェットの下を少し下げ、既に硬く張り詰めていた自身を引き出す。
 こんな形で男性器という物見るのは初めてという事もあり、弥子ちゃんは少し怯む。
 

『……力抜きなよ…ゆっくり動くから…』
『…ん、はぁ…はい…』
 
 弥子ちゃんの両脚の間に割って入り、そのまま両膝の裏を掴むように持ち上げ、腰を浮かせる。
 濡れた入り口に先端を押し当てると、弥子ちゃんの身体が強張った。緊張を解すように、腰を撫でる。
『……口、開けてな』
 入り口を広げ易くするように、口を開けさせる。押し広げるように侵入すると、予想以上に狭い。
 幅の余りない、華奢な骨盤。このまま引き裂いてしまうのではないかと案じる。
 それでも、腰を進めて行くと、内襞から心地いい圧迫を受け、快感を覚える。                    
275ダンデライオン11:2008/03/26(水) 23:12:03 ID:qxaY/1QJ
『……っ……!』
 充分に濡れてはいたものの、やはり初めて受け入れるという事もあり、弥子ちゃんは
 苦しそうに、声にならない悲鳴のような物を漏らす。涙を浮かべて、苦痛に眉を顰める
 顔は、見ていて居た堪れない。
『…う、っく…い、いた…ぃ』
 挿入が半分程の所で、弥子ちゃんがはっきりと苦痛と取れる言葉を漏らす。

『……大丈夫か?…やっぱ、やめとこうか』
 正直に言うと、男の生理的にはもう引き返せない所まで来ていたが、すぐ下で苦しそうに
 喘ぐ弥子ちゃんを見て、このまま続けるのも気が引ける。

『…は、あ…う、っく…だ、いじょ…ぶです…続けて…』
 涙目で、覚悟を決めたように言う。こう言い出したら聞かない事は知っている。これも
 大人になる一つの段階か。ある種の背伸びなのだろう。少しでも和らげてやるために、
 弥子ちゃんの口元に、自分の右肩を差し出す、


『……痛かったら、ここ咬んでな…少しは気が紛れるかもしれない』
『…んっ…は、は…い』
 そのまま続けて腰を埋めて行くと、最奥に辿り着いた。初めて受け入れる男性器が全て収まり、
 よほどの圧迫感なのだろう。弥子ちゃんは言われたとおりに、俺の肩口を咬む。その咬み方は
 気を遣うように弱い。

『……もっと強く咬んでいいよ…それじゃ紛れないだろ』
『…ふ、っく…あ、む』
 弥子ちゃんの歯に力が入ったのを確認すると、俺は静かに腰を引く。先端を入り口付近まで
 戻すと、ゆっくりと動き出す。泡立った愛液が隙間から音を立てて溢れる。
『……っく』
 どくどく波打つ内部が絡み付くように締め付けて来る。湧き上がって来る快感に、
 食いしばる歯の隙間から、うっかり声を漏らす。右肩に走る鈍い痛みさえ心地いい。

『…あ、あ、あっ…あ』
 いつの間にか俺の右肩から離された弥子ちゃんの唇から、揺さぶられて出る反射的な
 喘ぎが漏れる。その声は快楽こそ帯びていないものの、苦痛は薄れて来ているようだ。
 そう感じ取った俺は、少しだけ腰の動きを早める。額にうっすらと汗が浮かぶ。
 弥子ちゃんの内部の収縮は段々と小刻みになり、それに合わせるように、挿入した
 自身も脈打っている。俺は、再び弥子ちゃんの胸に手を伸ばして、その先端を弾いた。      
276ダンデライオン12:2008/03/26(水) 23:13:39 ID:qxaY/1QJ
『…ひっ、やあああんっ!』
 一際高い弥子ちゃんの声と共に、一瞬、中で絞るような感覚。背骨を伝って快感が
 駆け上って来る。体温の低い身体が沸騰しそうに熱い……そろそろ限界が近い。

『……は、…弥子ちゃん…悪い…俺、そろそろ…』
『…あ、うっく…ど、どうぞ…』
 
 弥子ちゃんの中から自身を引き抜くと、多量の愛液に一筋の血が混じっていた。
 純潔を奪った証に、妙な高揚感が沸いたまま、ついに限界が来た。

『…は、あ…っく』
 肉付きの薄い下腹の上に、白濁とした精を吐いて達した。


 

『……悪い…俺だけイッちまって』
 最初の内から快楽を得るのは難しいとはいえ、自分だけ達した事に、不甲斐無さを感じる。
 後処理も兼ねて、未だに呼吸を乱す弥子ちゃんの身体をタオルで拭く。
 弥子ちゃんは、俺の肩の咬み傷を指でなぞりながら、ごめんなさい、と呟いた。
 

『……気にしないで、ください…最初は…こういう物だって、叶絵…友達も言ってたし…
 それに、途中まではすごく…』 
『……気持ちよかった?』
『…は、い』
 恥ずかしそうにシーツを引っ張った弥子ちゃんは、点々とする鮮血の痕に、思わず目を背けた。
 大人に近づいた証とはいえ、多少の衝撃があるようだ。

『……痛かっただろ』
『……ちょっと』
『……ちょっとじゃないだろ?』
『……はい、ほんとはすごく…』

 俺のシャツを羽織った弥子ちゃんは、疲れてしまったのか、凭れ掛かって来てまどろみ始めた。
 腰が鈍く痛むと言うので、擦ってやっていたら、目を閉じてしまった。                        
277ダンデライオン12:2008/03/26(水) 23:16:42 ID:qxaY/1QJ
 取り替えたばかりのシーツの上で、弥子ちゃんは静かに寝息を立てる。まだ痛むと言う腰を
 擦ってやっていたら、眠りについてしまった。無邪気な寝顔は、やはり何処か、あの頃の妹に
 似ている。ベッドの傍らで、髪を撫でてやりながら、やはり錯覚だったのだと思う。結局の所、俺は
 あの日守れなかった妹の代わりに、この子を守ろうとする事で自分を保っていたのかもしれない。
 …大袈裟な言い方をするなら免罪符という物か。その思いが強まって血迷ってしまったのだろう。
 一人の少女の純潔を奪っておきながら今更だ。

『…最低だな…俺』
 
 湧き上がる後悔に、再び弥子ちゃんを見やる。その寝顔が余りにも穏やかで、余計に戸惑う。
 それでも、俺ならいい、と言った少女にとって、美しい思い出になるのかもしれない。
 この子もまた、錯覚しているのかもしれない。俺への思いを。十代の少女と云うものは、一時
 歳が離れた男に憧れたりするものだ。いつかはきっと、俺の事も忘れるのだろう。

『…さ、ささづか、さ…ん』
 うわ言なのか、俺の名前を呼ぶ。小さな手に、髪を撫でていた手を取られると、握り締められた。
 錯覚だと、自分自身に納得させたのに、胸が締め付けられるのは何故だろう。

 このまま、二人寄り添っても、幸福になれるとは思えないのに。それは、年齢差や互いの社会的な
 立場といった現実的な問題だけではない。俺はいつか、この子の前から姿を消すかもしれない。
 今尚、過去に縛られる俺の胸に、黒い煙が燻っている限り、俺はこの子を不安にさせる。
 だからこそ、男としては深入りしない様に、受け入れない様にして来たのに、一線を超えてしまった。
 一時の感情に流されて。後は、彼女が良い思い出として消化する様に願うより他に無い。
 俺達は、それでいい。


『……ああ…またそういう顔してる…』

『…起きてたのか』
 いつの間にか目覚めていた弥子ちゃんが、凝視して来る。芯の強そうな眼差しで。この瞳で
 見つめられると逸らせなくなる。
『……また、遠い目してる…あ、の…気を悪くしたら、ごめんなさい…なんだか、最近…生き急いでる
 ように見えるから…変ですよね…こんな事思うの…なんか、遠くに行っちゃいそうで…でも…』
『……………』
『……それが、笹塚さんの意思なら仕方ないと思います…寂しいけど…や、私の勝手な
 憶測ですけど…』
『……弥子ちゃん』

 それは初めて会った頃の、壊れてしまいそうな少女と同じとは思えないくらい、強い眼差しだった。
 他人の心を捉える不思議な瞳。いつからこんな瞳をする様になったのだろう。
 その胸の奥には俺と似た傷を持っている筈なのに、闇に囚われる事無く、乗り越えた。
 これも、あの助手と共にある事で、齎された変化か。そう思うと少し面白くないな。
 
 再び疼き出した胸の奥に、堪えきれずに、目の前の少女を抱き締めた。

『………弥子ちゃん…俺は――』                                               

278ダンデライオン14:2008/03/26(水) 23:18:26 ID:qxaY/1QJ
 笛吹に無理矢理貨された花言葉の本。何と無しに開いたのは、蒲公英のはページ。
      
――神のお告げ。
 運命と云う物が存在するのなら、随分と悪戯な巡り合わせで俺達は出会った。彼女の父親の
 死という悲惨な幕開けは、俺の上司が犯人だという、最悪な形で幕を閉じた。力無く塞ぎ込んだ
 この少女を、支えて見守って行きたいと思った。神に告げられた物と言ったら大袈裟だが、
 これが俺達の始まりだという事に変わりはない。

――思わせぶり。
 暫くすると、多少懐かれてしまったのか、探偵業という名目もあって、度々俺に会いに来た。
 かと言って、警視庁まで訪ねて来た時には、匪口や、その他の同僚とも楽しそうに談笑する。
 全く、十代の少女の考える事は分からない。内心、穏やかでなかったのを、気づかれない様に
 得意の無表情で誤魔化していた。

――真心の愛。
 それでも、俺を見つけると嬉しそうに駆け寄って来た。けれども、俺はぎりぎりの所で拒否をした。
 思春期の気の迷いだと、勝手に決めつけて。真っ直ぐに見つめて来る瞳は、少女と言えども
 真剣だったのに。そして俺は、心の底では、一緒にいる事が心地良かったのだ。
 本当はもう、ずっと前から……
 
 柄にも無い言葉を頭の中で箇条書きにして、一つの答えに辿り着く。
 ああ、もう認めてしまおう。妹の面影を重ねていたから、守りたいと思っていたんじゃない。
 俺はこの少女に――



『―――俺は…君が好きだよ』

――俺は、どうしようもなくこの少女に惹かれている。逆境に立ち向かえる強さを持った
 この少女に。

『……私もです…ふ…でも、言う事とする事の順番が違いますよ…?』
 腕の中で、悪戯に笑ってみせる。
『………悪い』
 
 
 法に基づいて悪を制する側にいながら、禁忌を犯した後ろめたさは当然ある。
 ( …淫行か…バレたら即行、処分モノだ…)
 いっその事、結婚でもするか。望月さんの嫁ですら、19だっけ…馬鹿げた事を考えて、口元が
 綻びそうになる。それを、弥子ちゃんに気づかれないように、そっと手で覆った。
 生きて来た時間の長さの違い、社会的な自分の立場、彼女の立場。くだらない体裁も
 これから先の不安も、過去現在未来も、何もかも取っ払ってみる。

 そこに残ったのは、アスファルトの隙間から咲く健気な花に焦がれる、唯の一人の男だ。        
279ダンデライオン15:2008/03/26(水) 23:20:03 ID:qxaY/1QJ
『あれ…何ですか、これ?…ああ、しおりかー』
 ベッド脇の棚に、本と一緒に置いていたあの栞を弥子ちゃんが見つける。
『…ああ、笛吹に貰った…何か、弥子ちゃんみてーだと思って』
『…え、えー?タンポポですか…うーん…』
『…あれ…不服か?…一応、誉めたつもりなんだけど』
『…いや、可愛い花だと思いますけど…なんか地味っていうか…まあ、薔薇なんて図々しい事
 言いませんけどね…』
『俺は好きだけどな』
『…そ、そうですか』
 耳まで真っ赤にして、恥ずかしそうに俯いた。そこまで照れるような事を言ったつもりは
 ないんだけどな。そんな弥子ちゃん尻目に、栞を眺めながら、ふと物思いに耽る。

 
 蒲公英の花言葉は、もう一つある。最後の一つは【別離】。
 元は一つの花だった綿毛が、散り散りに飛んで行く様が、そんな物悲しい言葉を
 連想させるのだろう。
 別れは、何の前触れも無く、突然やって来たりする。俺から家族が奪われたように。
 この少女から父親が奪われたように。
――別離。
 もしも、それが俺達に訪れるとしたら、それは、俺が再びあの闇に飲み込まれる時か。
 それとも、この子があの夢のように、俺の前から消えてしまう時か。あの日の家族のように。
 これから先、どうなるかは分からない。唯一つ断言するのは、後者のようには絶対させるものか、
 という事だ。

『…ん、ぅ…さ、笹塚さん?』
 両腕の中にすっぽりと収めるように、閉じ込める。35℃台のこの身体に伝わる体温は、
 熱くさえ感じる。傍にいる感覚を確かめるように力を込めると、漠然とした不安を見透かして
 いるような瞳が見上げてくる。人の心を照らす明るさを持っていながら、深い痛みを知る少女。
 悲しい過去など、露一つ見せない。淡い色の髪。華奢な身体。
 
 素朴で可憐な姿の下で、想像もつかない程強い根を張る花は、悲しい別れを知っている。                       
280おまけ。:2008/03/26(水) 23:21:48 ID:qxaY/1QJ
『…弥子ちゃん、来年の誕生日、何が欲しい?』
『…え、え?…気が早いですよ…この前もらったばっかりだし』
 
 いい歳をした男が、一年先の約束をする事で、安堵したいと思っているなんて事は
 口が裂けても言えない。

『…うーん…まだわかんないですよー来年になったら、欲しい物も変わるだろうし』
『…まあ、そうだよな…あー…そういや、話戻るけど、蒲公英って豊胸成分あるらしいな』
『…ん、なっ…なんですか?!…やっぱり小さいと思ってたんだ!ひどい!』
『……いや、俺は別にそれ位で充分だと思うけど…弥子ちゃん、気にしてたし…まあ、健康マニアの
 筑紫が言うには、迷信らしいけどな』
『……ほっといてくださいっ!!』
 弥子ちゃんが膨れっ面をしている。まずいな…完全に地雷を踏んだ。


――そんなこんなで、必死に宥めて小一時間。
 拗ねていた弥子ちゃんが、ボソっと一言呟いた。
『……アップルC』
 どうやら、来年欲しい物らしい。聞いた事のない物だから、弥子ちゃんが帰った後、夜にでも
 ネットで調べるか。まあ、名前からして食い物か何かだろう。弥子ちゃんの事だ。

 まだ腰と下腹に違和感が残っていると言うので、暫く寝てるように言ったが、出掛けたいらしい。
 さっき着ていたようなスウェット上下でいいか、と訊いたら激しく怒られた。
 困った。興味が無いので洒落た服など持っていない。仕方が無いから、いつものスーツに着替える。
 幸い、弥子ちゃんは私服なので、制服で隣に並ぶよりはいかがわしい関係に見えないだろう…多分。

 弥子ちゃんは化粧ポーチを取り出して身支度を始めた。ああ、こりゃ当分かかるから一服して待つか。
『……女は支度に時間がかかるからな』
 少し大人になった少女に対して、少し子供扱いをやめてやる。

『…ああ、いい天気だな』
 窓を開けて、徐に煙草の火を点ける。差し込んだ春の陽気が眩しくて、思わず目を瞑る。
 一面の黄色い絨毯が浮かんで来る。

 今もどこか、アスファルトの隙間から幸福を告げる花が咲いているかもしれない。
281名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 23:25:56 ID:qxaY/1QJ
以上、投下終わり。悪い…急いでて一箇所タイトルの番号被った。
12→13な。すまねえ。

俺の中では何故かずっと前から弥子のイメージがたんぽぽなんだ。
あと、30男の告白と葛藤が書きたかった。

ネウヤコはネタ系エロばっかになっちまうんだよな。
282名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 23:29:43 ID:aDdMrsCJ
ちょ笹ヤコGJすぎる!
「タンポポ」の使い方が素晴らしい
センスのある文章っていいなあ…
そして笛吹さんにもさりげなく萌えてしまった(ww
283名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 23:44:26 ID:L+JA/B5K
あーぽぽんたかぁ〜
心理描写も含め、GJ!!!!!!!!
284名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 23:47:21 ID:BslpI0N5
笹ヤコGJ!タンポポいいですね
285名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 01:47:26 ID:wJ2rY8sm
これはGJとしか…GJ!!グッときたよ
30男の葛藤とか、笹弥子の微妙な危うさとか切なさとか、たんぽぽとか、凄くよかった
笛吹さんにも萌えた
286色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:46:43 ID:1Dk0CCHB
>>237より。
287色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:47:06 ID:1Dk0CCHB
 ソファーの表面は魔力によりコバルトブルーの毒々しいツタへと変貌している。
 その上に横たわる弥子はいつもの制服姿ではあるが、今や上着はブラジャーごとまくりあげ
られ、白い乳房とくびれたウェストを露出している。
 そしてミニスカートから覗く白い下着。そこは度重なる愛撫にうっすら湿り気を帯び初めて
いた。
「そろそろ頃合いか」
 弥子の右足首と左太ももに巻きついたツタが外側へと引かれ、半ば強引に両足を割り開い
た。同時にネウロがその間に着地するとツタが踏みつぶされ、青臭い匂いが弥子の鼻孔を
満たす。
 両足のツタが掃除機のコードよろしくスルスルとソファーに埋没した。だが、両手の拘束は
そのままなので、弥子は白い下着が横にずらされ清楚な佇まいの秘裂をネウロに暴露され
るのをまったく防げなかった。
 体毛は薄く、ぴったりと閉じた花弁はまだ幼女の面影がある。しどけなく捩れながら太もも
の付け根に寄せられてた下着との対比は昼日中にありえからぬ淫猥さだ。
「ひっ」
 初々しい動揺を浮かべながら、弥子は両足を閉じようと試みたが、或いはツタを引っ込めた
のはか弱い抵抗を粉砕するためだったのか、ネウロは弥子の足より早く進み出て、尖端がぬ
らりと光るペニスを押しあてた。
 こうなっては防護のための両足は却って歓迎のためにネウロを捉える形になってしまい、
弥子は青ざめた。同時に秘所で脈打つネウロにぴくぴくと怖気を催すように震えた。
(ネウロの……太い……)
 黒ソックスを履いた脛が浮き上がり、足指が奇麗な形でびーんと張りつめる中、弥子は潤ん
だ瞳で哀願した。
「や、やだ。変な汁がついたらネウロのそれ、おいしくなくなっちゃうよ!」
 ただしニュアンスは微妙にセオリーを外していたのでネウロは呆れた。
「フン。この状況で貞操より味を心配するとは貴様も大概だな。そして断る」
 二、三回、ペニスが割れ目に沿って上下したかと思うと、そのまま一気に蜜壺へと押し込ま
れた。
 異物感にびくりと跳ねた華奢な体が大きく息を吐き、ひどく強張った。
「やっ、やあああぁぁ!」
 弥子の口から可憐な声が上がり、額にはもどかしい皺が刻まれた。
288色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:47:53 ID:1Dk0CCHB
 彼女は惑乱と恐怖に真赤な顔をくしゃくしゃにして身をよじって逃げようとするが、ネウロは細
い腰を持ち上げて、太く逞しい分身を一気にすべて埋没させた。
 蜜滴る結合部にやがて純潔の赤い流れが幾筋も交わったのはすぐ後のコト。
「やだ、やだ。だから私の変な汁に浸さないでよぉ……味、味が……落ちちゃう」
「自分で分泌しておいて変な汁呼ばわりか」
 ネウロが腰を打ちつけるたびに、弓なりに浮いた弥子の素肌と衣服の境界で小ぶりな乳房
がぷるぷると揺れた。
「もっと後悔すべき事があると思うが」
「ハッ! 何気に私、処女失ってるし! いやまぁ、貞操より命を選んだワケなんだけど……」
 目を某親父みたいにして驚いた様子だが声のトーンは味の心配ほど深刻ではない。
「ようやく気づいたか」
 揺れる乳房に魔手が伸びた。掌に収まりきる可愛らしい乳房はふにふにと軟体動物のよう
に形を変える。或いは甘美な白い果物か。ネウロは腰を打ちつけながらもつれ込むように苺の
ように甘やかな頂点にキスをし、それからちゅうちゅうと吸いあげた。
「嫌っ! 嫌ぁ! 吸わないで……吸わないでよぉ」
 聞くネウロではない。もう片方の乳房の付け根を探し当てると猫のノドを撫でるように微細な
力でくすぐりだした。
「ふぁ……っ! ふぁああぁぁあああああ!!」
 弥子の甘ったるい声が一段と高くなった。
 胸の小さな女性は感度がいいというが、彼女もそれらしい。
 ネウロは反応に気を良くしたのか、上体を起こして律動を早めた。
 様々な液体のコントラストを描くペニスが狭い秘所を幾度も幾度も出入りして、白く細い弥子の
体を揺らす。蹂躙する。
「んあああっ! んっんっんっんっ…はぁ……ん」
 途切れ途切れに甘い喘ぎを零しながら、しかし両手を拘束されているから自重の支えがほと
んど首だけという不自由な態勢でされるがままになっている。
(うぅ。てか私処女だったのになんで痛みないんだろう)
 色々な刺激と衝撃にちょっと涙ぐみつつ弥子は甘い世界の中で考えた。
(……きっと日常的に虐待受けてるからだ)
 痛みという痛みに慣れきっているから破瓜の痛みなんて屁でもない。
(やだなぁそんな生活……)
「ところで貴様」
289色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:48:43 ID:1Dk0CCHB
 ネウロのあらゆる愛撫が停止したその時、弥子はひどくもどかしくひどく満たされない気分に
なるのを禁じ得なかった。例えばご飯に箸つけようとした瞬間に引っ込められるような。
「先ほど変な汁がどうとかいっていたが……その様子では」
「なななななななないよ! つい好奇心に駆られて舐め……たとかっ」
 瑞々しい秘所の一番奥を猛然と突かれ、弥子の声がやや掠れた。
「ほう! やはり舐めていたか。貧相な見た目と裏腹にずいぶん積極的ではないか」
 それでも彼女は真赤になりながら、しどろもどろに抗弁を開始した。
「だ、だってブタのそういう場所とかおいしいじゃない。牛乳だって似たようなものだし……
だから……つい……」
 答弁の間にもネウロの動きはますます激しさを増すばかり。
 羞恥と刺激が弥子の頭の中で同一となり、解答そのものが淫靡なようで弥子はますます
息を荒くした。
「自慰に耽る傍ら舐めたというのか! 救いようがないな! ゾウリムシでしかも淫乱とは」
「ち、違うよ。ただ味が知りたかっただけで! ちょっと擦っただけ……て、ええ……? えっ?」
 下半身が支えを失ってソファーに沈む感覚に、弥子は驚いた。
 良くも悪くも彼女を苛んでいたペニスが引き抜かれている。その表面は先ほどよりも青筋を多く
浮かべしかも血と粘液とに彩られ、いっそう猛々しい印象を振りまいている。
 エイリアンが男性器をモチーフにしたというのは有名な説だが、先ほどまで体内にいたグロテ
スクなペニスは弥子に説得力と戸惑いを与えた。
(あぁ、でもグロい外見の食べ物っておいしいよね。カサゴとかウツボとか。野菜水とかリンゴと
かと相性がいいんだぁ……)
 モノローグはさておき、弥子は秘所から疼痛のように全身を苛む欠落感におどおどとしなが
ら問いかけた。
「な、なんで抜いたの? まだ……出してないでしょ?」
「質問だ」
「きゃうっ!」
 少女のあどけない瞳が見開いて、か細い悲鳴を立てる。
 下腹部に走った電撃のような快楽は、ネウロの指のせいだ。
 彼は処女喪失したての秘所へ斟酌なく指を二本突っ込んでいる。
 そのままぐしゃぐしゃと粘り気ある水音でひとしきり派手にひっかきまわすと嬌声が反応。
290色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:49:07 ID:1Dk0CCHB
「ちょ、傷口開こうとするのはキャラ違う……ふぁぁああ……やだ……かき回さないで……」
 無論ネウロは聞かない。ひくつく花弁へ顔を近づけると、強引に両の親指で割り開いた。
 サーモンピンクの清楚な肉壁が破瓜の血に濡れそぼりながら彼の視界に現れた。
「ほう。貧相ではあるが色はそれなりに鮮やかか」
「うぅ、観察もキャラ違うってばぁ……ひぃ…………やだ……っ! 時間差……とか! 卑怯だよぉ!
 ネウロの舌がまだ瑞々しく狭い割れ目へと侵入し、一層激しく淫靡な水音を立てた。
 人の舌を「犬」「猫」「ヘビ」に分ける傾向があるが、ネウロのは「犬」らしい。
 原型が鳥の癖に「犬」というのも不思議だが、面積が横に広い彼の下は狭い孔を執拗に舐め
上げる。
 弥子はその振る舞いに喘ぎながら怒った。
 といっても目を閉じて口から涎一筋垂らしながらだが。
「やだ、やだっ! そこ強いんだってばぁ……! 怒るよ……!!」
 とにかく比較的自由なふくらはぎでネウロの後頭部をぽふぽふ叩きだした。
 時々一生懸命工夫して踵も交えてみた。ぽかぽか鳴った。ぽふぽふより強そうだ。やったね。
 もっともそこは魔力尽きども持前の頑健さでなんとか騙し騙しやってるネウロだ。
 通じない。
「ほう。今度はこちらか」
 ガシィっと弥子の足を取ると、曲げたまま、肘関節に生じる何とかっていう皺に蜜を塗りたくる
ようにねっとりと舐め、ツツーっと太ももに跡をつけながら秘所の上へと移動して、充血する小
さな突起へ思うさま牙を立てた。
「や、やああああああああっ!!」
 弥子の目と口が大きく開き、舌を突き出したまま甲高い声を轟かせた。
 イッたらしいのは電源が落ちたように動きをなくし、瞳の光を無くしている事から明らかだ。
 弥子は死にそうなくらい必死に酸素を取り込みながら思った。
(攻撃して反撃されてあっけなく沈むとか、私どんなヤムチャだよ。うぅ……)

「で、味は?」
「あ……じ? 魚の?」
 真意不明の問いかけに、弥子は気だるそうに首を上げて息も絶え絶えにネウロを見た。
「はしたなくも貴様がねぶったという液体のだ」
 質問の意図を察した弥子はぷいと顔を背けた。
291色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:51:27 ID:1Dk0CCHB
「し、知らない。だいぶ前だからマズいとだけしか分かんないよ。だから……いえない。いえる
ワケないじゃん」
「分からない、だと? フン。現物が今まさに存在しているではないか」
「どういう……事? というか早くしないと……爆発がむぐ」
 口に広がる苦い感触に弥子は涙を浮かべていやいやをした。
 何故なら先ほどネウロの強烈なる愛撫の尖兵と化した指が口中を侵食していたからだ。
 無論、苦い感触は弥子自身の分泌した液体である。先ほどの行為はコレを得るためだった
らしい。
 ネウロは腕を差し出したまま魔人の目つきで催促する。
「さぁ、包み隠さず報告しろ! どういう味がする!? 味覚だけは人並み以上の貴様がまさか
分からないとはいえまい! 嘘をつけばこのまま貴様の頬をブチ抜くぞ!」
 こういう時ほど弥子の切り替えは早くなる。
 涙滲む瞳を諦めたように閉じて戸惑ったように指をしゃぶり始めた。
 もっともその間にもネウロはまるで秘所を蹂躙するかのごとく口中をかき回すから、弥子は舌
を這わしたり口をすぼめたり或いは軽く優しく噛んだりといちいち忙しかった。

「苦くて……しょっぱいよ。血だって混じってるしおいしく…………ない」
 回答と共に熱っぽく生々しい匂いのする指が弥子の口から引き抜かれた。
 そしてネウロは五指を開き、人差し指と中指をねっとりと結ぶ粘液のアーチを認めると、水飴
でも舐めるように大きな舌で舐め上げた。
 弥子はじっくりと舐めたつもりなのに、まだそういう余地がある。ネウロは無言だが、いかに
自分が露もなく垂れ流したかを見せられているようでたまらない気持になった。
 しかしその羞恥心がズキズキと体の芯を疼かせてくる。頬が染まり鼓動が早まる。
「やだ。何か恥ずかしい……やめてよ」
 そう言いながらも弥子は逆らえぬ何かに突き動かされるように、自らの愛液と唾液と血液のついた
指がしゃぶられる様を陶然と眺めている。
「フム。おおむね貴様の報告通りか。つまらん。だがまぁいい」
 ネウロの顔が一気に近づいた。彼がまた屈んだのかと思ったが、捲られた上着がすとんと
落ちたので、弥子は自分が抱えられたのだと気づいた。両手のツタもいつの間にか消えている。
292色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:52:06 ID:1Dk0CCHB
 背中に回った逞しい腕に、ほんとうに微かだが父性を感じたりもした。
「今度は貴様が入れてみろ」
「う、うん……」
 自分でも驚くほど従順な精神で弥子は腰を浮かし、ぬめついたペニスを手に取る。
(やだ。さっきより脈打ってる)
 掌に轟く魔人の命の息吹にほうと法悦のため息をつく。
「んっ」
 ぬるぬるとして掴みづらいペニスで白魚のような指を汚しながら、何とか濡れほぼった秘所
に押し当て、一気に腰を沈めた。
「んん……」
 先ほど感じた圧迫感が再び襲ってくる。おぞましいながらも弥子はひどい充足感を覚えて
しまい戸惑った。
(駄目だよ。コイツに愛情とかあるワケないんだから流されたらホント取り返しのつかないコト
になっちゃうよ……)
 だが思いとは裏腹に、ネウロの首に手をまわし、しがみつくような格好を取った。
「ゾウリムシにしては上出来だ」
 しがみつく弥子の上体が震えた。ネウロが下から猛烈に突き上げたのだ。
「あんっ!」
 先ほどとは違い、突き上げられれば腰が沈み、落下でいまだ狭い肉壁がペニスに擦れて
たまらない。
「んんんっ、んっ、んっ」
 律動はいつしか速くなり、ぐらぐらと揺れる弥子の四肢から徐々に力が抜けていく。
 もはやクラゲか酔っ払いのようにだらりとネウロにもたれるしかなくなった時である。
 『それ』が起こったのは。
「な、何?」
 弥子の視点がやにわに高くなった。危うくネウロから落ちそうになった弥子はとっさに彼に
しがみついたが、彼も同じく高い場所にいたから異変は弥子だけの物ではない。
 ぐったりしながら半ば茫然自失で辺りを見回すと、どうやらネウロが立ったらしい。
 状況把握も束の間。なんと彼は繋がったまま弥子を百八十度回転させた。
「い、嫌ぁ」
 捩り擦られる感触に悶える弥子。そんな彼女の太ももにネウロの手が掛かり、強引に割り
開く。
293色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:52:39 ID:1Dk0CCHB
「やだよこんな…………格好……はぁ、はぁああ」
 いわゆる駅弁の格好だ。細くも柔らかい太ももは今やネウロにがっちりと固定され、幼児が
母親に排尿を促されるようなはしたない格好だ。
 黒々としたペニスが秘裂に割り入っては棘皮動物のようににゅらりと抜かれ、割り入っては
にゅらりと抜かれ……
「恥ずかしい……よぉ」」
 しかもネウロはその運動を繰り返しながら、歩いた。
 淫靡な滴がぽたぽたと床を汚していく。
 目的を察した弥子は逼迫した拒絶の叫びをあげた。何故ならば徐々に窓に接近しつつあった
からだ。こういうシチュで窓に近づく目的は古来一つしかないのである。
(こいつ……こういう発想は意外とベタだったりするし……)
 弥子のつま先が床に降ろされた。もはや快美で骨抜かれくたくたの体であるが何とか窓枠
に手を当てて踏ん張る。
 だがネウロはくつくつと邪悪な笑みを浮かべながら弥子の上体から衣服の類をめくりあげ、
悲鳴を無視しながら窓へと押し付けた。ささやかな乳房が痛いほど尖った乳首ごとガラスに押
しつぶされその白さを外界へと主張する。
「嫌だってば……人に見られたら……」
「と言いつつ少し締まりが良くなっているではないか。ベタだな」
 反論したいがあいにく弥子自身得体の知れぬ興奮に襲われているからもどかしい。
 ネウロはといえば弥子の未成熟な尻肉を掴みあげ、窓が弥子経由で揺れるほどの力でスト
ロークを繰り返す。
 昼下がりの窓際にしばし肌と肌の打ち合う音が響く。
 途中からネウロは弥子の手を取り背後から引き始めた。
 上体だけはますます激しくガラスに押し付けられ、窓枠がそのまま折れそうな錯覚を弥子は
覚えながら、ただされるがままはぁはぁと息をつく他ない。
「どうも刺激が足りんな」
「ふ、ふぁぁあああっ!? ちょ、そこ、そこ駄目だって!」
 きゅっとすぼんだ後ろの穴に指を突っ込まれ、弥子は慌てて振り向いた。
 しかし遅い。鉤に曲ったネウロの指が腸壁にぬぷぬぷと埋没して波濤がごとき快感をもたらし。
 弥子は本日二度目の絶頂に達した。

 そして。
294色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:53:45 ID:1Dk0CCHB
.
 ネウロは弥子を猫掴みにしてトロイの方へと歩みを進めた。
 快楽でぐったりと力の抜けた弥子は首を皮ごとつかまれ苦しくはあるが抵抗する気にはなれ
ない。
 どうやらネウロは机で何事かをしたいらしい。それはうっすら分かったが。
 ただ意外だったのは、そのままネウロが机上のパソコン類を一切叩き落とす真似をせず
折り目正しく床に置いて行ったコトだ。
 霞がかった脳髄には少し判じかねたが……
 トロイの上へと乱暴に叩きつけられた衝撃が幸いして、持前の観察力が戻ってきた。
(まったく、こういう時ぐらい大事に……無理か。って、あ、そういうコトかパソコン奥の)
 分かると弥子はこの粗雑で乱暴な魔人に対して、親愛が湧いてきた。
「そっかー。ご飯食べるために大事だもんね」
 花が咲くような笑顔の弥子だが、ネウロは可哀想な人でも見るような目つきをした。
 ご丁寧にポケットからハンカチまで取りだして白々しい心配顔で涙を拭う仕草すらした。
「ヤコ……可哀想に。凌辱の恐怖で狂ったのだな。知ってるぞ。肉奴隷は壊れて終わるのが
セオリーだったな。しかし我が輩そんなベタな物を犯すぐらいならファービー人形にモルスァと
喘がせる方がマシだ。さらばだヤコ。手厚くゴミ捨て場に……いやいや、取りあえずダイナマ
イトをありったけ括りつけてヒゲ付き鼻眼鏡を掛けさせて、シック、シック……えぇと何だったか、
湿ったヘビ花火のように日陰でモサモサ辛気臭く燃えているだけのエセキリストのアジトに蹴
り込んで奴らを一網打尽に爆殺するとしよう。おお、喜べヤコ。肉奴隷でも世界は救えるぞ!」
「そ、そこまで出てるなら名前呼んであげようよ。あと一文字じゃん。……じゃなくて!」
 一連の情事の後……いや、まだ渦中か。その中で笑みを浮かべられたコトは、弥子にとって
もとても意外だったが、きっとそれは一連の常識離れした事件のせいだろう。
 ネウロがパソコンを叩き落とさなかった理由が分かったのも、おそらく。
「だってパソコンなかったら『謎』の情報収集できないよね。そりゃあ壊してから買い替えるコト
はできるけど、その間にもし期間限定の『謎』の情報きたら……嫌でしょ?」
 トロイに腰掛けながら、弥子はうんうんと頷いた。
295色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:54:13 ID:1Dk0CCHB
「私もあるよそういう悔しい経験。一日しか売ってないケーキ、受験日と重なって食べ損ねたの
今でも悔しいもん。あぁ、高校浪人してでも食べれば良かったなーって」
 面喰っていたネウロの表情がいつもの傲岸へと修復されるにはさほどの時間を要さなかった。
「貴様はつくづく色気より食い気だな」
 吐き捨てるような言い方だが、すぐ暴力に直結しないあたり気分を害したワケではなさそうだ。
「じゃあさ、ネウロはどうなの?」
 苦り切った魔人に、弥子は気軽に質問する。ある意味では凌辱していた相手であるのに、
恐怖やらはないらしい。言葉の端々にあるのはむしろ限りない親近感だ。
「今さらさ、『謎』食べるの諦めて、魔界に戻って女の人にモテまくりたいとか考えないでしょ?
それと一緒じゃないかな。私の色気より食い気って」
 ご利益満点のトロイに姿勢よく座ったまま、弥子は両足を交互に振ってみた。
「奴隷の分際で知ったような口を」
 ツカツカと弥子の前に歩み寄ったネウロは、細い肩に両手を当てた。
 普通なら何らかの拷問が炸裂する流れだが、弥子はなぜかそうならないような気がしたので
手の持ち主を見上げて「へへへー」と笑って見せた。
 ネウロは舌打ちした。しながらも弥子を(彼としては比較的)優しく机へ仰向けにした。
「いつまでも貴様に構っていられるほど我が輩は暇ではない。そろそろ出してやる」
「うん。まぁ、私としてもそっちが助かるよ」
 といいつつもまだ挿入には慣れていないらしい。
「んん……」
 ドス黒いカリが秘裂を押し広げ埋没すると、甘い息がもどかしげに漏れた。
 すでに本日二度も達している。やや疲れた感じもあるがそれ以上に甘い痺れが蜜壺に残響
していて、弥子の脳髄はとろとろだ。
 もうネウロを受け入れるのが当然のように膝を曲げてされるがままになっている。
 そしてネウロはそんな弥子の両膝に手をついて体重をかけながら、リズミカルかつ力強いスト
ロークを繰り返している。
 しばし昼下がりの事務所に淫靡な水音と二人の吐息だけが響いた。
 動きが変わった。ネウロは弥子の細い足を自分の肩にかけて、ますます奥深くを突き出した。
296色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:54:54 ID:1Dk0CCHB
「ん……いいよネウロ。それ、気持ちいい……」
 ぷるぷると乳房を揺らしながら弥子は少しうっとりと刺激を甘受しているようだ。
 どういう心境の変化か、ネウロからの行為を肯定するつもりらしい。
「フ、ずいぶんいい眺めだぞヤコ。結合部が丸見えだ」
 そういうとネウロは手の置き場を机に変えてグラインドを激しくした。
「んんっ、また、そういう、意地悪、いうっ……!」
 速度変更にがくがくと揺さぶられながら弥子は喘ぐが嫌悪は薄い。
 ネウロはそういう様子に不快を浮かべた。ゆらい弥子の嫌がるコトが大好きなのだ。
 よって喜ばれては意味がない。
 またも結合したまま仰向けの弥子の体が横たえられた。右半身が上だ。
 そのままネウロは弥子の右足だけを強引に曲げて、左足を伸びるがままにすると、一気呵
成に腰を打ちつけ始めた。やや無理な態勢ではあるが柔肉はきゅうきゅうと一層強くペニスを
締め付け始めたようだった。
 同時に覆いかぶさり乳房を力の限り揉みしだく。
「ネウっ……あむ……んんん」
 弥子は何かをいいかけたようだったが、ディープキスで塞がれた。
 不意のコトに彼女は眼を見開いて白黒させていたが、やがて観念したかのように眼を塞いで
口中のネウロの舌に自分のそれをたどたどしく絡ませた。
 鼻にかかった息と接吻の音が響く中、ネウロは唇だけを離した。
「ん……はぁ」
 舌だけはまだ繋がっている。赤々とした粘膜の器官同士が絡み合いもつれ合い、性交とは
違った快感が弥子に走った。彼女は熱く湿った瞳にうっすら涙すら浮かべて強引に舌を巻き
とると、今度は自らネウロに唇を重ねた。
「お返し」
 弥子がちょっと照れくさそうに顔を話すと、二人の間で唾液の銀線が引かれ、そして落ちた。
 ネウロに何らかの感情の爆発が見られたのはこの時だ。怒りか屈辱か、或いは別な何かの。
「きゃっ!」
 頸(くび)筋にふいごのような息をかけながら舌を這わせたのだ。
 間断はない。
 秘所ではじゅぷじゅぷと水音を立てながらペニスが出し入れされ、まとわりつく粘液はいっ
そう粘りを濃くしていく。
297色【いろけよりくいけ】:2008/03/27(木) 10:56:08 ID:1Dk0CCHB
 その上にある控え目な突起がネウロの指につねられ、華奢な肢体が電撃を流されたように
ガクガクと震えた。
「ネウロ、私、私もう……はうううううっ!」
 トドメは意外にも頸だった。ネウロは血が滲まんばかりに牙を突き立て、噛みついた。
 その乱暴で意外な刺激に弥子は限界を向けた。
「ああ、ああああああああ……っ!」
 ネウロの広い背中に手を回して絶頂に声を上げると、弥子の膣壁がひどく太いペニスを圧搾
せんばかりの勢いで締めつけた。
「フン。まぁいいだろう。及第点はくれてやる」 
 冷静すぎて却って作り物のような声音を立てながら、ネウロは精を放った。
 時刻は午後三時三十分。地球破壊は免れた。
「出てる……出てるよ……ぉ。中に……熱いのが……」
 うわ言じみた言葉をあげる弥子を何故か剥がそうともせず、ネウロはしばらくそのままでいた。
 普通、射精後の男性はひどく女性との絡みを嫌悪するものではあるから、そこそこ珍しい現象
といえる。

 ちなみに一連の光景を見ていたあかねちゃんは、頬を染めて戸惑いながらもそのしなやか
な指で秘所をかき回してカマドウマ咥えつつ何度も何度も絶頂に達していたがそれはまた別
のお話。終わり。
298スターダスト ◆C.B5VSJlKU :2008/03/27(木) 11:06:14 ID:1Dk0CCHB
以上。ご感想ありがとうございました。
途中で二度も寸止めになり申し訳ありません。
お詫びにこの最高級土下座最中を喰らえッ!

>>255さん
いいですよねー筐口。飄々として小生意気だけど、真剣な感情には弱い所が。
弥子に泣かれてうろたえたり寝不足なのに文化祭来たりする所が良いですw
299名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 11:24:25 ID:aaKARAVo
>>287
GJ!GJ!グッジョブ!エロかったです。プレイ満載で楽しかったよ。
300名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 17:51:40 ID:weKDYPTY
面白エロかったーw GJ!
初結合のくせに、さっぱりしたじゃれ合いみたいなエロスがたまらん
301名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 22:01:29 ID:LMz8vDpy
GJ!…だがあかねちゃんに指…?秘所?
302名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 05:25:54 ID:hyzPCLPr
GJGJ!!!
濃厚なエロと、ベタついて無いのに不思議なイチャイチャ感がたまらん…!
文章の独特のリズムが癖になりそうだ。
303名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 19:34:23 ID:G8wVhgu/
モルスァで腹筋が崩壊したwどうしてくれるww
ものっそいエロかったですGJ!
304名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 21:33:02 ID:B1ZyiBIv
>>298
通りすがりの一ジャンプ読者だが一言だけ言っておく

 G J と
305名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 02:35:14 ID:hJpyRBoC
うわぁ。
ヒグヤコの職人さんも
笹ヤコのシェフも
ネウヤコの職人さんもGJでした!

図書館のシチュって笹塚とかでも設定上(文化祭で外部者がいても)
OKなんだけど
行動に移しちゃうのはヒグチが一番ありそうで萌えました。

それからシェフ!超美味でした!!
笹ヤコ好きなもので。
また思いついたらお願いします。

ネウヤコの職人さんGJです!
ネウロがドSで甘々ではないけど
ヤコのことは特別っていうのがもう・・・。
それに絶世美少女のあかねちゃんの心理が気になる。
今後何か動きがあるのだろうか・・・?

感想だけですいません。
職人さんを刺激できるようなコメントが思い浮かばず。
306名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 03:59:21 ID:cSoMyKic
>>305
GJ!
その一言で職人は明日も頑張ろうと思うんだ・・・・・
307名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 19:30:01 ID:68UpA4yC
>>305の優しさに泣いた
きっと明日>>305にいいことがあるよ
308名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 01:26:58 ID:VEPfONHM
ここのスレあったかいな…
そんなところにネウヤコかいてみたんだけど
書いてるうちに猛烈に砂吐き少女漫画チックになった…
あと投稿初心者なんで、不備とかあったらすいません
309シャンソン:2008/03/30(日) 01:32:23 ID:VEPfONHM
 既に習慣と化して、決まりきって何の新鮮味もなくなった挨拶をして事務所の扉をくぐると、
今日はそんな日常に異質な要素が混じっていた。

 トロイを前に定位置でふんぞり返っているはずのネウロは、私の定位置であるソファに優雅に
身を沈めていた。
 ローテーブルの上の、なにやら奇怪なものを前にして。

「ネウロ…何、それ?」
「見て解らんか、蓄音機だ」
「いやいやいや、蓄音機そんな顔とかついてないから。あとなんでいきなりレトロ趣味?」
「うむ、吾代がおいていった資料にソノシートが入っていてな。どうせ聞くなら風情があった方が
 良かろう?」
「…あんたの口から風情なんて単語聞くとは思わなかったよ」

 ネウロとは向かい側のソファに鞄を置きながらツッコんでみたり「失敬な」と頭をギリギリ掴ま
れてみたりする。
 ネウロの虐待を受けながら、今聞いているのはしかしどう考えても黒いガラスの円盤であることに
気づいた。
 彼の言う謎の資料とは思えなかったが、凝り性のネウロの事だから、
きっと蓄音機とセットでどこからか調達してきたんだろう。
 流れるクラシックの旋律はあかねちゃんが好きそうだな、なんて思う。

「まあいいや。で、なんて曲?」
「ほう、それを聞くか」

 にんまりとチェシャ州の猫を思わせる笑みを浮かべる様子に、
地雷を踏んだらしいことを悟った時にはもう遅かった。
 頭を掴んだそのまま引き寄られて、ネウロの膝の上に収まる。
 この展開に最近の出来事から思い当たる節へパッと行き着いて、
私は顔を真っ赤にして焦って逃れようと足掻いた。

「フハハ、貴様の方から誘ってくる日がようやっと来たな。我が輩嬉しいぞ、調教の成果が」
「出てない出てない!別に誘ってないから!!」

 言ってみるが効果がないことは明らかだ。
 がっちりと両の腕で囲い込まれ、すりすりと髪に懐かれる。
 何が嬉しいのかネウロは上機嫌である。
 そうして髪の感触を暫く楽しんでいたが、やがて耳にちょっかいを出し始めるのにそう時間は
かからない。
 舐られて「ひゃっ」と声が出る。
310シャンソン:2008/03/30(日) 01:34:53 ID:VEPfONHM
 気を良くしたらしいネウロが調子に乗ってスカートの中へ手を忍ばせてきた。

「やっ、ちょっと、やだ…!」

 慌てて押し返そうと両手を突っ張ってみるものの、もともと魔人と人間、男と女。
 力の差は歴然な上に、またしても耳を責められては屈するしかない。
 耳元で聞こえる低い忍び笑いが腰に響いてまた良ろしくない。まったく私の扱いを良く
心得ていらっしゃる…

「ひぁ…」
「フハハ、抵抗はもう終いか?随分とお粗末な事だな」

 言って、さかさまに唇を重ねられた。うんと喉を逸らして上を向いているから苦しい。
 視界が滲んで、舌が痺れる。

「は…ぁ…」

 ようやく離れた頃には、私はすっかりネウロの術中だ。
 お互い零した溜息が甘すぎて、それだけでどうにかなってしまいそう。
 長い指が腿のラインを辿って、下着の上を撫でていく。
 普段は縛って締めて引っ叩いてと、散々な仕打ちをするのと同じ手が、
今は柔かく優しい触れ方をしてくるのがもどかしくて嬉しくて、私はまた乱れる呼吸を
押さえつけて溜息をついた。

「下着が濡れているな。どうした、嫌なのではなかったのか?」
「や、ちが…やだぁ…」
「何が違う?何が嫌なのだ。我が輩人間の心の機微は分からんのだ。言ってみろ」

 嘘つき。楽しそうな声色が憎らしい。
 少し身を捩ると、お尻になにか堅いものが当たる感触がして心臓がひと跳ね。
311シャンソン:2008/03/30(日) 01:36:38 ID:VEPfONHM
 けれど思い至る前にネウロが下着をずらして指を含ませてくるものだから、
そちらの衝撃と快楽に塗り替えられて、私は不覚にも声を上げてしまった。

「ア…!」

 一度声が出てしまったら、もうたがが外れてしまって止めようが無い。
 せっかく今まで乱れた呼吸と一緒に我慢をして体裁を保っていたのに、
ネウロは私の声を聞きたがるから責める手管に容赦が無い。
 先日彼によって扉が取り払われたばかりの私のあそこは、まだ異物が出入りするには慣れていない。
含まされた指が奥まで入ってくるのが痛かった。
 けれど、硬さの残るそこを揺さぶられて、その指で小さな突起をぬるりと押されれば、
過剰に反応した私の身体は魚みたいに跳ねて、ぷしゃっと濡れたのを溢れさせる。
 下着は相変わらず身に付けたままだから溢れた体液でぐしょぐしょだ。

 なんだかお漏らしをしてしまったみたいで、恥ずかしくて仕方なかった。
 しかも、ネウロはこんなときばかり人の気持ちに聡くて、心を抉るようなことを平気でのたまう。
「おや先生ったら高校生にもなってこんな粗相をして!
 見てごらんなさい、太腿までぐっしょりじゃあありませんか!」

 助手を装った声は高らかに私の反応を糾弾した。
 どんなに優しく触れてきても、私を苛めるためならどんなネタでも使ってくるのがやっぱりネウロだ。

「やだ…ちが…っ!」
「恥ずかしいですよねえ、こんなに下着を濡らしてしまって。ほら、透けていますよ」
「やだあ…!」
 目をきつく閉じ、顔を覆った。
 わかってるんだから言わないで!声にならない悲鳴の方は伝わっているのかいないのか。
 調子に乗ったネウロは助手口調でからかうスタイルを崩さない。
312シャンソン:2008/03/30(日) 01:39:13 ID:VEPfONHM
 スカートをめくり上げてそこが私にも見えるように、聞き分けの無い子供に言い聞かせるように
 優しく残酷に告げて。
 そしてやんわりと、けれど非情に、顔を覆っていた手をどけられると、
彼の言う通りの現実が目の前にしっとりと色づいて、もどかしく震えていた。

「ひ…っ」
「こんなに濡らしてしまったんですから、もうコレはいりませんね?」

 外気よりも鮮やかなのは冷たくて鋭い金属の感触。
 用を成さなくなった以上はこんなものと、驚くほど滑らかに下着は異形の手指に切り裂かれ、
掠めたそれの感触にまた腿を伝う滴を感じる。
 再度溢れ出したものを見咎めたんだろう、ネウロがくすくすと笑っている。上機嫌だ。

「いけない人ですね。そう経験も無いというのにこんなに喘いで、涎を垂らして…」

 長い指が入り口で輪を描いて、時折思い出したように奥まで潜り込む。私の耳までも犯さんとわざと音を
立てて。
 それだけでも随分な負担なのに、一方では脊髄を駆け抜ける戦慄に私はまた濡れてしまった。

「ぁ、あ、あ、あっ…!?」

 指であそこを弄りながら肋を横から撫で上げて、もぞもぞと服の中で胸に触れてくる手つきが淡いのに
いやらしくてどうにかなりそう。
 小っちゃいなりに、気に入りらしい感触をしつこく愉しみながら、ネウロは首筋や喉や耳の裏に唇を
寄せてきた。
 彼の唇が辿る所に例外なく刻まれる小さな赤い痕。舌で唇で、私の肌を文字通りに愛撫してゆく。
知らない間にブラウスが肩からずり落ちていた。
 …どうしてこいつは、こんなときばっかり優しいのか。
 恨み言は溜息と一緒に溶けて消えてしまった。
 後ろから抱かれていた身体はやがて裏返されて、ネウロのキスが胸に降ってくる。ちゅぱちゅぱと、赤ちゃんみたいに、真っ赤になった先の方を吸ってみたりして。
 そうして、抜かれた指の代わりに彼が張り詰めたもので貫いた。
313シャンソン:2008/03/30(日) 01:42:07 ID:VEPfONHM
「っん、ぁ、ァああーーーッッ!」

 まだこの行為に慣れてもいなくて、苦しくて痛いのに、ネウロは狭いところを力いっぱい打ち付けて
くるんだからたまらない。
 私はいっぱいいっぱいで、こんなにひどく突かれたら、気持ち良いのかもよくわからないのに。
 わからない、はずなのに…
 耳の後ろを舐めるてくるときとか、髪にかかる乱れた息やアンバランスさが危ういくらいそっと触れる
舌とか。溜息の儚さで名前を呼ばれたりとか。
 そんな些細なことでこいつを酷い男と言い切れなくなる私は馬鹿だと思う。
 さっきまで事務所を満たしていた優雅なクラシックの旋律に変わって、この空間を私の嬌声と乾いた音が
支配する頃。
 ネウロがすっかり滑らかに出入りができるようになっていて、私はそれが少し嬉しかった。

「やっ、だ、め!だめ、だめ、だめ…ぇ!!」
「何がだめなものか。こんなに締め付けておいて」
「やぁ…っ!お、なか…やぶれちゃう…!」
「クク…ああ本当だ。貴様の腹は薄いからな、我が輩がその気になればいつでも突き破れるぞ」
「やぁあ!っは、あーっ!」
 助手口調はもう飽きたらしい。揶揄する伸びのある低音が今は少し掠れていた。
 私のお腹をぐっと戯れに押しながら、爛々と光る緑の目を見開いて、
口の端から垂れ落ちる涎を気にもかけずにネウロは私のことなんかお構いなしに奥まで入ってくる。
 抽挿が滑らかになったといっても私の中はまだきついらしい。今、眇めた目が色っぽいなぁなんて思う。
 少し緩めてやりたい気がしたけど、そんな器用なことが出来るほど私には経験も余裕も無い。
 肌を打つ音の合間に、詰めた吐息が切なげに聞こえた。
 ぶつかる音は乾いているのに、二人のつなぎ目は私の愛液で嫌になるくらいびしょびしょなのに
気がついて、恥ずかしくて中にいるネウロをまたきゅうと締め付けてしまった。
「…ッ」
「ふぁ、あ、んんッ!」
 彼が息を飲むのを滲んだ視界にぼんやりと捉えたと思った瞬間、一際深く強く抉られて頭の中が
真っ白になった。

「っぁあああああ!!」

 お腹の中に、熱いものをいっぱいに感じる。
 レコードがいつの間にか止まっていることに漸く気がついたのは束の間のこと。
314シャンソン:2008/03/30(日) 01:44:46 ID:VEPfONHM

「…あのさ、結局さっきの曲ってなんてタイトルだったの?」
 その後。ご丁寧に延長ラウンドまでこなして、やっと気の済んだらしいネウロが上機嫌で、対照的に
ぐったり精も根も尽き果てた私の身体を何が楽しいのかうきうきと拭く間、最初の問をまた持ちかけてみた。

 すると魔人は一瞬きょとん、という眼をして見せて、それからいつもの胡散臭くて不穏な笑みをニヤリと
浮かべて、気障ったらしく流暢な異国の言葉を耳に吹き込んだ。

「…Je te veux」

 魔人は青い上着をこの時初めて脱ぎ捨てたのである。
 窓の外でツバメが巣を作っていた。

 終。
315名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 01:50:20 ID:VEPfONHM
以上です。
あ、コテに番号振っとけばよかったな。
緊張してたとはいえ、気が回らなくてすまないことをした…

こんな感じで書いてみたけど、枯れ木も山の賑わいとなれば幸いであります。
316名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 02:02:56 ID:appPgCrw
GJです。雰囲気がありました。
仏語の意味を教えて下さい。
317名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 02:25:04 ID:aJT+gRor
いっぱいいっぱいなのにネウロを気遣うヤコかわええ…GJ
ネウロがヤコを拭き上げるとこにニヤニヤ
布は絹に違いない

職人さんも保管庫の管理人さん、いつもありがとう
318名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 02:46:50 ID:BJiOFWUZ
>>315
乙でしたー
ヤコが可愛いよヤコ

>>316
確かジュテームと読むんだぜ
英語に訳すとJu=I, te=youでveuxはlとoとvとeを並べてみたら良いと思うよ!
とフラ語で教授からお情けで可を貰った自分が言ってみる
319名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 04:12:50 ID:DqADXsWi
>>315
GJ!!甘くて良かった。


「Je te vuex」は読み方が「ジュ トゥ ヴ」
意味は「あなたが欲しい」だと思う確か。
エリック・サティの曲だよね。
320名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 08:12:21 ID:ZQwpespd
脳内で曲が再生されながらエロエロゴシカァン!!
GJでしたーもうこの曲聴いたら顔がにやけるよw
そしてキスのシチュがたまらなく好みでした・・・・逆さからなんて・・・・
のけぞった喉元がエロいよなぁ・・・・
321名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 13:15:32 ID:JPM+ECvJ
>>318>>319ありがとうございます。

ネウロ気障すぎるよ。違う意味で言葉プレイだよー。ニヤニヤが止まらない。
322名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:05:26 ID:4IZI/ijc
GJでした〜。
この話読んで思わず
「Je te veux」の男女対の歌詞をネウヤコに変換してモエタ。
女性版の「あんたが欲しい」と男性版の「おまえが欲しい」があるんだぜ。
323名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 18:49:26 ID:si5N0F5g
>>322
ブロンドとか歌詞に入っているんだな。てか歌詞エロ杉ww
シャンソンってみんなそんな感じなのか?
教えてえろい人!
324名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:23:22 ID:HBmfMKuO
なあ今ふと気付いたんだが
笹塚が弥子にクンニしようとしたら腿の辺りに顎ヒゲがじょりじょりして結構くすぐったいよな?




笹塚「じゃーまたね弥子ちゃん」
弥子「あの、笹塚さん、次に会う時はその…顎ヒゲ剃っといて欲しいんですけど…」
笹塚「ヒゲ?何で?」
弥子「…されてる時すっごいヒゲがくすぐったくてダメなんですよ、だから…」
笹塚「ふーん…そうなの?」(絶対剃らないでおこう)
325名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:27:29 ID:/46vF8Pn
俺なんか笹塚に性欲があるのかもわからなくなってきた
326名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:33:30 ID:FS0pRubD
次は鼻の下にヒゲを蓄えてきますね
327名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:34:47 ID:iPhvkwKn
>>325
ちょwエロパロで野暮な事言うな!俺は笹ヤコ好きなんだぜw
328名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:43:48 ID:/46vF8Pn
すまん
しかしあの何事にも動じない態度は凄い
329名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:50:13 ID:4DXbEZon
むっつりに決まってるよ
ネウロとかサイみたいに自分の欲求全開で正直じゃないぶん溜め込んで発酵して
妙な方向に発露するに違いないよ
330名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:58:14 ID:LpV7dOBS
笹塚のムッツリイイヨイイヨー
弥子タンに裸エプロンとかセーラー服プレイ望んだりと王道に執着してればいいなぁ
笹弥子は俺のジャスティス
331名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:02:16 ID:HBmfMKuO
>>326
顎ヒゲを剃るかわりに鼻下のヒゲを無精にしておく訳だな。
よりくすぐったい羞恥プレイwww
332名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:41:41 ID:LpV7dOBS
しかし笹塚は顎にしかヒゲ生えなさそうなイメージ
333名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:51:28 ID:C09oPMXN
笹ヤコと言えば、入院中の笹塚に勉強を教えてもらおうとした話は惜しかった

そのまま病院のベッドでうふん、ぇはんすればよかったのにww
334名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 00:24:45 ID:wocQ1aVa
弥子はお見舞いの食べ物と一緒に笹塚もおいしくいただいたろうから無問題
335名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 00:54:45 ID:9crcUd1g
>>334
長い入院生活で笹塚より先に弥子が性欲溜まっちゃって恥じらいつつも大胆に誘ったりおねだりしたりな訳か
けしからん!もっと激しくやれ!
336名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 01:38:46 ID:F+1JB959
笹塚が片想い(もしくはヤコの気持ちがわからない状態)で
悶々としている姿が見たい!
337名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 02:18:32 ID:wocQ1aVa
>>335
淫乱ヤコに萌えるのって小数派かな?w


怪我で動けない(絶対安静と言われたから動かない)笹塚と
じゃあ勝手にいただきます、と言わんばかりに好き放題する弥子とか

職人様、気が向かれたら是非お願いします
338名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 11:15:07 ID:3MSdIrie
えー前スレでローテンションなローションプレイの小ネタ書いた599です

あれから全裸にチョコレートフォンデュの勢いで603さんを待っていたんだが
762の書き込みを最後に、とんとお見かけしてなくて心配しています
体調、パソコン大丈夫かな?投下、待ってますいついつまでも

そんな事言っておいてなんなんですが、ワクテカで待ち続ける内に色々漲ってきて
ローテンションなローションプレイ話自分でも書いちゃった・・・・・・・ごめん・・・・
603さんを待ってる人がいる中で、正直これ投下してもいいのだろうかと考えたんだけど
せっかく書いたんだし、603さんの前振りの話とは違ったふいんき(ryの話しなので
これ、投下してもよかですか?

もし不快に思う方がいらっしゃったら、外部に上げる用意もあります
どっちがいいか自分で判断しかねたので、スレの皆さんの判定に委ねようかと
他力本願でごめんね

内容は笹弥子でローテンションなローションプレイ、おまけ付きです
339名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 11:21:50 ID:IgF1jFjL
>>333
そんな話が過去ログにあったような気がする。
病院でぬふ〜ん!なのが。
340名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 17:06:51 ID:9crcUd1g
>>338
ワッフルワッフ(ry
前置きはあまりいらないんじゃないかな
過剰すぎると誘い受け乙になっちゃうぜ

さぁ笹弥子を早く投下するんだ…!
(*´д`)ハァハァ
341名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 19:12:22 ID:ybADPr/S
>>338
元ネタ職人と触発された職人とで
かぶる事は、昔からよくあるんだぜ。
俺も以前あったが、住人の皆はどっちも美味しく
頂いてくれた。さあ、早くエーーーーーーーロゴッスイカアン!
342名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 19:20:05 ID:3MSdIrie
そっか、そうだよな・・・
見て貰いたいから書いたんだし!私!解き放つ!

そんじゃ行くぜ

笹弥子、ローテンションなローションプレイ、エロエロ+おまけ

※作中のローションの記述は完全な捏造です
  私の知ってるローションは昔のものなので
  書いたようなそんなものがあるのかどうか正直シラネ
  なので、海外の土産物屋でそんなもの探すのはやめましょう
343彼のTENSION・彼女のTENSION 1:2008/04/01(火) 19:25:18 ID:3MSdIrie
「悪いね、家飲み物ぐらいしかなくて………」
「おかまいなくー」

お互い忙しい身でもあり、いつも休日が合わずすれ違いばかりだったのが、
笹塚の先輩刑事に急に休みを変わって欲しいと頼まれ、ぽっかりと時間が空いた。
無理かもな……と思いながら弥子に電話をかけると、彼女も友達にドタキャンされて、予定がないという。
だったらというので話は急速にまとまり彼女を家に招待する事になった。
しばらくゆっくり話しもしていないし、何かと人目のあるうるさい外で会うよりは(なにしろ彼女は有名人だ)
この方が落ち着くだろうと思っての事だった。
(そういや二人で出かけた事とかなかったよな………映画とか遊園地とか………
今時の若い女の子がこの扱いって、弥子ちゃんどう思ってるんだろうな………
俺の学生の頃なんて賭け麻雀とか掛け花札とかチンチロリンとかそんなんばっかだったし………
お洒落な場所とかはとんと縁がないしなぁ………つまらないだろうな………その内愛想尽かされたりして………)
後ろ向きな考えばかり浮かんで笹塚のテンションは一気に下がる。
しかし外見でそのアップダウンの波を見分けるのは至難の業だ。というより不可能に近い。
急いで部屋を掃除して、彼女が来ても呆れられたりしないように準備万端整えたと思ったら
食べ物の事をすっかり忘れていた、笹塚のテンションは益々下がる一方だった。
とりあえず、何か軽くつまめるクラッカーの類ぐらいないかと戸棚を漁っていると、
奥の方にすっかり忘れていた昔貰った同僚のハワイ土産があるのを見つけた。
(あー………、そういやあいつ何か色々言ってたな………)

(これさー、コラーゲンたっぷりだからお肌にいいんだぜーー!女はコラーゲンとかDHCに目がないからなー。
それに口に入っても安全だから、お互い舐め合いっこしちゃったりなんかしちゃって!うっひゃーwww
買った日は彼女と大盛り上がりでさー、ハワイの夜は淫らに更けてもうエロっエロっすよ!これ絶対オススメ!
俺グロス単位で買っちゃったからお前にもやるよー)
(いや………俺そんな相手いないし………)
(いーからいーから貰ってくれよぉ〜、正直買いすぎて置き場所に困ってるんだわ!助けると思ってさぁ〜)

あの頃は生きる意味も目的もなく、ただ目の前の仕事を淡々とこなすだけだった。
両親と妹を殺した犯人の手がかりもろくにつかめず、段々と息をするのすらめんどくさくなって腐っていくばかりだった。
しかし今は違う、朧気ながら犯人へと繋がる手がかり……サイの事件を通して得た情報のおかげで、
仕事へ対する情熱を徐々に取り戻し、生きるという意味を再び思い出している。

そして今、自分の傍らにいる特別で大切な存在………桂木弥子。

最初はただ妹と彼女を重ね合わせて見ていただけだった。
危ない事件に首を突っ込んでばかりの彼女が気がかりで現場から遠ざけようとしたが無駄だった。
その内、彼女の姿がないと逆に落ち着かなくなり、用もないのに事務所に顔を出したり、事件での便宜を図ってやったりと、
最初の心配はどこへやら、彼女といる時間を何とか長引かせたくて、滑稽な程頭を使ってみたりもした。
そしてあれはとある事件を解決しての帰り道だった。
助手の怪しい男は彼女を置いてさっさと現場を後にし、夜も遅いので笹塚が弥子を家まで送った。
その時弥子がこんな事を言い出した。
344彼のTENSION・彼女のTENSION 2:2008/04/01(火) 19:26:55 ID:3MSdIrie
「そういえば笹塚さんと二人だけって初めてですね、うわ、何か改めて口に出したら急に恥ずかしくなっちゃった」
若い女の子との話題など、何を話せばいいのかさっぱりわからない笹塚だったので、
自然と会話もとぎれがちになってしまい、その沈黙に耐えかねた弥子が思わず口を滑らせた格好になった。
「……いや……、こんなおじさん相手に何言ってるの?」
どぎまぎと顔を赤らめている弥子の照れた笑顔が眩しくて、タバコに火をつけるのに紛らわし視線を外す。
「えー笹塚さんはおじさんじゃないですよーー。そりゃその年にしては枯れてるっていうか枯淡の境地っていうか渋いっていうか……
うわ!全然フォローになってないし!いや違うんですよ!そうじゃなくって!えっと!えっと!
つまり笹塚さんは 格 好 い い ! って言いたかっただけなんですよ!」
「………あー…そりゃどうも………」
若い娘の言う事だ、どこまで本気だかわからないが、褒められたと取っておこう。
「それにこうしてただ隣にいるだけでも落ち着くっていうか………すっごい安らぐんですよねぇ。
事務所にいても気が抜けないし、笹塚さんは私の心のオアシスです!」
なにが彼女にそこまで言わしめるのか………。笹塚は追求するのはやめにしておいた。
きっとそこをほじくり返すととんでもない事実が浮き彫りにされるんだろう。
「そりゃ、縁側でじいさんとひなたぼっこしてる感じに近いんじゃないの?」
少し意地悪して、そう言ってみる。途端に弥子は、へにゃっと顔をゆがめて下を向いてしまった。
「もう、笹塚さん以外と意地悪だなぁ……そりゃ私も悪かったけど……
でも私も告白なんて初めてだから、どう言っていいかわかんないし!話せば話す程ドツボにはまるし!
つまり私が言いたいのは笹塚さんの隣にいつもいれたらなぁって事ですよ!!」
「………は?」

あの時の自分はさぞかし間の抜けた顔をしていた事だろう。
まさかあれが告白だとも思わず(思う方が無理だ)それまで自分の中にある弥子への気持ちが愛とも気づかず、
癇癪を起こした弥子に押し切られる格好で、なんだかなし崩し的にお付き合いというものが始まっていた。
笹塚の隣でクルクルと表情を変え、精一杯笑って、精一杯泣いて、今を一生懸命生きている。
笹塚が昔置いてきたものを全て持っている弥子といると、笹塚にも生きることの喜びが少しずつ芽生えてくる。
彼女のどんな表情も、仕草も、その口からこぼれる言葉もなにもかもが愛おしい。
自分の気持ちを自覚してからというもの、笹塚の弥子に対する愛情はなおいっそう深まっていった。
345彼のTENSION・彼女のTENSION 3:2008/04/01(火) 19:29:58 ID:3MSdIrie
しかしそうは言っても、まだ付き合って間もない事だし、時間もなかなか合わない。
一緒にいられるのも殺伐とした事件現場だ、これで愛を育めるやつがいたらお目にかかりたい、そう笹塚は思った。
だから今日は二人の距離を縮めるチャンスだと、笹塚は前向きに考えた、テンションも段々上昇してくる(見た目変わらず)
ふと、笹塚は手の中のハワイ土産に視線を落とす。そのとき彼の中にちょっとした悪戯心がわき起こった。
笹塚はキョロキョロと物珍しげに部屋の中を見回している弥子に、同僚のハワイ土産を手に近寄って行った。

「弥子ちゃん、イチゴとメロンどっちが好き?」
「え?イチゴとメロン?……えーとえーと、そうだなーイチゴ!いややっぱりメロンも捨てがたいし!
……でもでもイチゴのあの甘酸っぱさはもはや犯罪の域だよね……あまおう、さがほのか、ももいちご、とちおとめ………
ああ、でもメロンのあの熟した香りとジューシーな果汁も捨てがたいし……た、たまらないなぁ……
そうだ……メロンと言ったらいつだったかネウロにひどい目にあわされたっけ……
人の期待を煽るだけ煽っといて、あれはないよね……あのドS魔じ……おおっと、えーと、あの、その……」
「あいつの話はどうでもいいから……」
弥子の口から語られる胡散臭い助手の話を聞いた笹塚は、微かな苛立ちを覚え、弥子の話をバッサリと打ち切る。
「それより……、どっちが好きかな?」
そう言う笹塚の手には1リットルのペットボトルくらいの大きさの瓶が、左右の手に二本握られている。
中身は透明でピンクとグリーンの色が付いている。瓶にも可愛らしいイチゴとメロンのイラストのシールが貼られていて、
およそ笹塚の部屋にあるにはそぐわないファンシーさだ。
「何ですか?それ?あ!わかった!フルーツソース?あれヨーグルトにかけると美味しいんですよねー。
アイスクリームにかけてもまたよし、チーズケーキとかあとそれからー」
とろんとした顔で食べ物の事を際限なく語る弥子の目の前に、笹塚は再度瓶をかざして訪ねる。
346彼のTENSION・彼女のTENSION 4:2008/04/01(火) 19:31:07 ID:3MSdIrie
「……そろそろ決めてくれないかな?でないと話し先に進まないし……」
「あ!ごめんなさい!えーとえーと、じゃあここは王道のイチゴで!お願いします!」
「お願いされちゃあ、しょうがないな……」
そう言うと笹塚はソファーにちょこんと座っている弥子の胸元へ、瓶の中身をぶちまけた。
「きゃ!冷た!え!ちょ!笹塚さん!?」
「ああ……悪い……出し過ぎたかな……まあいいか、全部使うつもりだったし……」
とろとろと、透明なピンクの液体は弥子の胸の隆起に沿って流れ落ちていく。
今日は春めいて暑いくらいの陽気で、弥子もベストを脱いでブラウスに赤いリボンのみの姿だった。
そのブラウスを透明に透かして、弥子の身体を流れ落ちるローションからはほのかな甘いイチゴの香りがした。
「や……やだぁ……気持ち悪いよ…………ああ、せっかくのフルーツソースもったいない〜」
「ごめんね、弥子ちゃん、それフルーツソースじゃないんだ……」
「え?どういうこと?」
「弥子ちゃん……」
笹塚は瓶をテーブルに置くと、ソファに座った弥子が逃げられないように、背もたれに手をついて弥子を囲い込むと、
真剣な眼差しで弥子を見つめた。
「……弥子ちゃん、俺の事好き?」
「え……いきなり何?……そりゃ、好きだよ……ていうか大好きなんだよ?
もしかして、無理矢理付き合わせたから疑ってるの?そりゃ!確かに強引だとは思ったけど、だって笹塚さん大人なんだもん!
早くしないと、誰かもっと大人っぽくて綺麗な人に持って行かれちゃうと思って焦ったんだもん!等々力さんとか!
私、笹塚さんといるの大好きだから!今日だって心臓バクバクなのに、笹塚さん余裕ありすぎだし!それに!」
「……俺に余裕?……ないよ、そんなモン……」
自嘲気味に笹塚が呟く、弥子を痛いくらい真剣な眼差しで見つめながら、笹塚は更に言った。
347彼のTENSION・彼女のTENSION 5:2008/04/01(火) 19:32:08 ID:3MSdIrie
「じゃあさ、弥子ちゃんは俺が何しても嫌わないでいてくれる?」
「……私が笹塚さんの事嫌いになるわけないじゃん……、今でも好きすぎてどうしていいかわからなにのに……」
「ありがとう……」
ふっとほのかに笑うと、笹塚は弥子の顎に手をかけ、笹塚の珍しい笑顔に驚いている弥子の唇を奪った。
「ふっ…んん……」
最初は軽く啄むように、そして段々と深く唇を合わせ、弥子が酸素を求めて唇を開いた隙をついて、舌を差し込む。
笹塚の手にすっぽりとおさまる小さな頭を引き寄せて、更に深く、弥子の震える舌を絡め取り、上あごを舌でなぞり、
小さな真珠のような歯列に沿って舐め上げ、唾液を絡ませる。
いつまでもそうしていたかったが、弥子の息が苦しげになってきたので、笹塚はゆっくりと弥子の口から己の舌を引き抜いた。
二人の舌の間に絡んだ唾液が糸を引き、弥子の顎にしたたり落ちる。
「っん、はあぁぁ」
大きく息を吸い込む弥子の目は、霞がかったようにとろんと潤んでいた。
「や……、笹塚さん髭が痛いよ……」
「……怒らないの?」
「なんで?だって大好きな人とのキスだよ?私だってそういうこと興味ある年頃だし……
今日だって笹塚さんともっと仲良くなれたらなぁって思ってたし、そりゃ急でびっくりしたけど怒ったりしないよ。
でもそれとこれはちょっと別っていうか……何でこんなこと?」
胸元に垂れたローションのへばりついたシャツを摘み、首を傾げ、笹塚を下から見上げる弥子は、気遣わしげにそう言った。
そっと笹塚の頬に手を伸ばすと、その手を笹塚が握りしめて、自分の頬に押し当てる。
「最初はさ、弥子ちゃんが食べ物と勘違いして、でも実は違うんだよ、とかいって驚かそうと思っただけなんだけどさ………
弥子ちゃん見てたら我慢できなくなった、おまけに俺の部屋に来て、あの助手の話とかするし……俺も焦ったのかな………?
弥子ちゃんを早く俺のものにしたくって、使うつもりなかったのに気付いたら瓶の蓋開けてたんだ………驚かせたならごめんよ………」
「驚いたし……、もう…制服ぐちょぐちょだよぉ……キスもまだだったのに、いきなりこのプレイはマニアックすぎるよ……」
「あー悪い……、後で着替え買ってくるからさ……それとも俺のワイシャツでも着とく?
俺はそれでもいいけどなぁ、タブタブのシャツ着た弥子ちゃんも見てみたいし……」
「やだ、笹塚さん言い方エロい親父みたい……ちょっと笑っちゃうw」
「そういう可愛くないことを言う口はふさいじゃおうかな………」
そう言うと笹塚は再び弥子の唇をふさぐ。ソファに弥子の身体を横たえると、キスをしながら弥子の胸に広がるローションを手に取り、
それをまんべんなくブラウスの上に広げていく。
348彼のTENSION・彼女のTENSION 6:2008/04/01(火) 19:33:39 ID:3MSdIrie
「やっちょっと!笹塚さん!もうやめようよ!いきなりこれはちょっと!ディープすぎる!」
「いや……もうとまんねーし、それに今更やめるってのも酷だよ……」
「うー……笹塚さんもしかして確信犯?」
「………さあね」
「もう!マニアックすぎるよ!何でこんなもの持ってるの!」
「友達想いの友人がいるってありがたいよねぇ……
それにしても制服の下から下着が透けてエロいなぁ……段々テンション上がってきた………」
「いや!ぜんっぜんわかんないし!」
笹塚の身体の下でキャンキャン吠える弥子の可愛さに、笹塚はクラクラしてきた、しかしその外見からはそんな様子は伺えない。
「本当だよ、ほら、脈もこんなに速いし………」
弥子の手を取って心臓の上に手を置くと、弥子がびっくりして大きく目を見開く。
「え?笹塚さん……脈……打ってないよ…?」
「……ああ、忘れてた……」
そう言った途端、ドックンと心臓が大きく脈打つ。
「昔、酒だけで生きてた頃の癖が抜けなくってね……」
「そういう問題じゃないと思うな……」
あまりにもびっくりしすぎて大人しくなった弥子に、再び笹塚が瓶を持ち上げてそれを見せる。
「……じゃあ改めて、これで楽しもっか?」
「もう……笹塚さんのバカ……」
弥子は恥ずかしそうに顔を背ける。それを肯定と受け取って、笹塚はローションの瓶をゆっくりと傾け、弥子の胸の上に垂らした。
「ひゃうっ!んっ!冷たいっ!」
「悪い、今度はあらかじめ温めておくよ……」
既に先に垂らしたローションで透けるブラウスの上に、更にピンク色の液体が粘っこく広がっていく。
元は白かったブラウスに肌の色が透けて張り付いている。普段はうっすらとその輪郭をのぞかせるだけの下着も、
模様の細部まで浮かび上がり、その存在を主張していた。
笹塚は手のひらに取ったローションを弥子の上半身にまんべんなく塗り込める。
肌とブラウスが最早肌の一部のようにぴったりと重なっている。
その手に伝わる感触も、濡れて柔らかくなった布を透かして、その下に息づく弥子の肌の暖かさが伝わって来る。
やがて笹塚はそっと、ブラウスと下着の上から、弥子の淡い膨らみを揉み始めた。
「ふあっん、や……くすぐったい……」
「ほんとに?……くすぐったいだけ?」
段々と固くしこった乳首を強く揉み込むようにすると、弥子の身体がビクンッと痙攣したように跳ね上がる。
「あっふぅぅ!や、笹塚さんそれ、いや……」
「嫌ならやめるけど……?それなら別の事しようか?」
「え……?別のことって……?」
349彼のTENSION・彼女のTENSION 7:2008/04/01(火) 19:35:01 ID:3MSdIrie
弥子がとろんとした目を上げると、笹塚はまた瓶を手にしていた。中身はまだ半分以上残っている。
片手に瓶を持ち、残った片手を弥子の太股にかけると、笹塚はほっそりとした、だが柔らかい弥子の太股をなで始める。
手の平に残ったローションが肌に擦りつき、テラテラと光る。だが量が足りないのか、滑りはあまり良くなかった。
制服のミニスカートからのぞく太股の付け根に、清潔な白の下着がのぞく。
笹塚はそれを見つめながら、弥子の太股にローションを垂らした。
粘りのあるピンクの液体は、ゆっくりと、弥子の太股を滑り落ち、やがてその先にある下着へと広がっていく。
しばらくじっとそれを眺めていた笹塚だったが、ローションが下着に吸い込まれ、じんわりと広がっていくのを見届けると、
太股に垂れたローションを満遍なく塗り広げる。新たな快感に、弥子の身体が震える。
「はあん……ささ…づか……さん……、い……きもち……いい……」
「……どんな風に?」
「んっ…ぬるぬるしてて……笹塚さんの手が滑って……あっ!気持ち……いい…の…ああぁ」
弥子の息づかいが荒くなり、濡れた肌も上気して桜色に染まる。
笹塚はゆっくりと、太股を撫でる手を行き来させる。
時折、足の付け根に沿って指を這わせると、弥子の身体がピクピクと痙攣する。
あとほんの数センチ横に指をずらせば、弥子の身体の一番敏感な部分に触れるというところで、
笹塚はふいっとそらしてしまう。
再び、手を太股に戻して、弥子がそれになれる頃にまた、触れるか触れないかの微妙なところを撫でると、
弥子の身体がじれったそうに捩れる。
「ん……笹塚……さん……あのね……あのね……」
「……ん?どうしたの弥子ちゃん……」
モジモジと顔を赤らめて、笹塚を見る弥子を素知らぬふりしてかわし、笹塚は制服の上から弥子の乳首を口に含んで軽く噛む。
「あああんっ!駄目!笹塚さん!駄目えぇぇぇぇぇ!!!」
乳首を軽く噛み転がしながら、残ったもう片方の胸を揉みしだき、太股の手もそのまま触れるか触れないかの境界を行き来させる。
笹塚の巧妙な三点責めに、弥子の身体がキリキリと舞い上がる。
弥子の口からひっきりなしに甘い嬌声があがる。笹塚はそれを見てとると、乳首から口を離して言った。
「さっき……何か言いたそうだったけど何?……ちゃんと言ってくれなきゃわからないな……」
笹塚の言葉に、弥子の顔が羞恥に染まる。そのまま押し黙ってしまった弥子を再度促すように、笹塚は耳元で囁いた。
350彼のTENSION・彼女のTENSION 8:2008/04/01(火) 19:37:01 ID:3MSdIrie
「言わないと、このままやめちゃうけど……」
「もう!笹塚さんの意地悪!すっごい意地悪!」
羞恥を通り越し、怒りで顔を赤く染めながら、弥子が笹塚の胸をポカポカと叩く。
「イタタ……、痛いって、弥子ちゃん……」
「もう知らない!笹塚さんばっかり変に余裕ぶっちゃって!
私ばっかり笹塚さんにいろんなことして貰いたがって馬鹿みたい!もうやだぁ……」
涙を滲ませ、悔しそうに笹塚の胸に顔を埋めて、弥子はシクシクと泣き出した。
初めての経験でいっぱいいっぱいのところに、笹塚の焦らしプレイで、
弥子も感情のコントロールが利かなくなってしまったようだ。
「ごめん、ごめん……弥子ちゃんがすごく可愛いからさ……、つい苛めたくなっちゃったよ……
じゃあさ、弥子ちゃんが俺にして貰いたいことじゃなくて、俺が弥子ちゃんにしたい事するから、それで勘弁してくれる?」
「笹塚さんの……したいこと……?」
グズグズと鼻をすすりながら、弥子が言った。
「うん、俺が弥子ちゃんにしたい、あんなことや、こんなこと……。
俺だって余裕なんかないよ、焦ってジタバタしてみっともないところ色々見せてるし、
今だって弥子ちゃん怒らせちゃったし………
でも大事すぎて、大好きすぎて、ちょっと前が見えなくなってたかな………ごめんね……」
普段の笹塚なら決して言わないだろう甘い台詞に、びっくりして弥子の涙も引っ込んでしまう。
まじまじと笹塚の顔を見ても、普段と変わらないテンションで、言っている台詞の半分も信憑性がない。
これのどこが焦ってジタバタしているというのだろう?
弥子はふと思いついて、笹塚の心臓に手を触れた。
「……さっきより、脈、早くなってるね………」
「……うん、もう心臓バックバク……」
大まじめな顔で、そんな事を言う笹塚が可笑しくて、弥子はプッと吹き出した。
「もう、やだ笹塚さん、可笑しい……、子供みたい」
クスクスと笑いながら、弥子が笹塚の胸に顔を埋める。その身体を抱き締めながら、
笹塚は例えようのない幸福感に包まれていた。
弥子から一歩を踏み出してくれなかったら、この幸せは得られなかっただろう。
改めて弥子への愛情が溢れ出る自分に気付く。笹塚は弥子を抱く手に力を込めた。
「それじゃ、改めて続きしようか……」
「改まって言う台詞じゃないと思うよ」
「もう、そんなのいいから……俺もそろそろ限界………」
「うん……、私も限界……」
もつれるようにソファーに倒れ込み、激しくキスをしながら、笹塚の手が弥子の秘所に伸びる。
下着の上から、染みこんだローションを塗り込めるようになぞると、弥子の口から鼻にかかった喘ぎ声があがる。
351彼のTENSION・彼女のTENSION 9:2008/04/01(火) 19:38:01 ID:3MSdIrie
「ふぁっ笹塚さん……それ……いい……気持ちいい!はぁっうっ…」
「可愛いよ弥子ちゃん………もっと可愛い顔見せて………」
「やぁっ……恥ずかしい……見ないで……見ないでぇぇぇ……」
「ほら、奥から蜜が溢れてきた……ローションとは違った粘りでもうここ、ヌルヌルだよ……」
「言わないでぇ!恥ずかしいよぉ……!」
クチクチと粘っこい音が沸き上がっていたかと思うと、やがてピチャピチャと犬が水を舐めるような音が、
二人の吐息が響く室内に流れ始める。
ローションのほの甘い臭いと、弥子の秘所から溢れ出る蜜が混ざり合い、淫靡な臭いが立ちこめた。
その臭いに誘われるように、笹塚の顔が徐々に下へと降りていく。
二人ともローションまみれで衣服は肌に張り付き、汗と混じっててらてらと濡れ光っている。
いつの間にか弥子の衣服の前ははだけられ、桜色に上気した肌が露わになっている。
荒く上下する胸の頂にはピンと尖った濃いさくらんぼ色に染まった乳首が存在を主張している。
それを指で挟み、つまみ上げようとしたが、ローションのせいで滑って上手くいかない。
しかし、それがかえって予測のつかない刺激を産むのか、弥子の身体が陸に揚げられた魚のように跳ねる。
「あっ!んんっ!それ駄目!それ駄目ぇぇぇ!」
弥子の悲鳴を頭上に聞きながら、笹塚がローションを吸い込んで重くなったスカートをめくり上げると、
目の前にすっかり濡れて透けてしまった下着が現れる。
ローションと愛液のせいで、本来なら隠されているはずの、淡い茂みと、うす桃色の花びらが透けて見えた。
下着の上からでもわかるくらい、弥子の花びらがひくひくと震えているのがわかる。
笹塚はもうこれ以上の焦らしは必要ないと判断して、一気に下着を引き抜く。途端に、ムッとするくらいの濃い淫臭が立ちのぼる。
「あっ駄目!見ないで!いやぁぁぁ……」
弥子は羞恥のあまり、両腿をよじって、笹塚の目から秘所を隠そうとしたが、笹塚がそうはさせなかった。
膝に手をかけると、弥子の抵抗をものともせず、目の前に震えて蜜をこぼれさせる泉を露わにしてしまう。
「綺麗だ……弥子ちゃん………」
「んん……もう駄目……笹塚さん……お願い………」
早くこの恥ずかしい状況を何とかしたくて、必至で弥子は笹塚に嘆願する。
それが、よりいっそう羞恥に染まる結果になろうとは、快感で朦朧とした弥子の頭には浮かばなかった。
笹塚はしとどに蜜が溢れた弥子の花びらへ、舌を落とした、こってりと、溢れ出る蜜を舐め上げすすり取ると、
弥子の身体が大きく震え、悲鳴のような艶声があがる。
「あああああっっっっっっ!いや!イク!イッちゃう!」
「まだだよ……、まだ一舐めしたばっかりだろう……?もうちょっと我慢して………」
「んん……駄目、もう駄目……これ以上されたら死んじゃう……」
「……駄目、我慢して………」
「あ……ん…笹塚さんの……意地わ…る……ひゃうっ!」
唇で右の花びらを挟み込み、口の中で舌で舐め転がすと、面白いように弥子の身体が跳ねる。
左も同じようにたっぷりとねぶり回すと、笹塚は次のターゲットへと移った。
352彼のTENSION・彼女のTENSION 10:2008/04/01(火) 19:39:10 ID:3MSdIrie
普段は莢に隠されて守られているクリトリスが、倍以上に膨らんでむき出しになっている。
それでもかなり小粒なそれを、笹塚が舌と歯で軽くこすると、いっそう弥子の悲鳴が高くなる。
「あっっっあああああああーーーーー!あーーああっ!あああんっ!」
莢ごとクリトリスを吸い上げ、舌で包皮をめくり上げ、口の中で固くしこった粒を舐め転がすと、
弥子の悲鳴めいた嬌声が切迫してくる。
「やっ!笹塚さん髭痛いっ!でも……でも……あああっもう駄目!イク!イッちゃうっ!ああああん!ああああーーーっ!」
弥子の身体が弓なりに仰け反り、ぶしゃっと音を立てる勢いで、愛液が大量に溢れ出る。
笹塚はそれを残らず舐め取ると、口の周りにも飛び散った愛液をぬぐいながら言った。
「すごく……美味しかったよ……ごちそうさま………」
「やだ……恥ずかしいから変な事言わないでよっ!って美味しいって?それ本当?」
がばっとすごい勢いで起きあがると、弥子は笹塚に迫って質問攻めにする。
「どんな味?例えるならどんな感じ?クリームみたいな感じ?でも体液だからきっとまずいよね?でも何でそれが美味しいの?」
「どんなって………弥子ちゃんの味がしたかな……あとイチゴ味?」
「んんー?さっぱりわかんないよ!でも自分で味わうってのもアレだし………そうだ!」
「……どうしたの?」
弥子の目がキラキラと輝いている。急な展開に言葉をなくす笹塚にはお構いなしに、弥子ははしゃいだ声を上げる。
「私も味見しちゃえばいいんだ!そうだよ、そうすれば良かったんだー、
これで一方的に私ばっかり笹塚さんに翻弄される展開を回避できるじゃない!」
「いや、味見って………まさか弥子ちゃん………?」
「えーと、これって食べても大丈夫なんだよね?せっかくだから、笹塚さん・ア・ラ・モード風にしちゃったり?
うわ……すごく……おいしそうです……」
「ちょっと弥子ちゃん………目がイッちゃってるから……俺食べても美味しくないよ……?」
「だーめ、もう決めたもん!絶対に食べる!この食の女王桂木弥子に食べられないものはない!」
(俺……喰われる……?カマキリだっけ?交尾の後に雌が雄を喰い殺すのって………てか、まだ交尾……してないし………)
そんな事をぼんやりと考えて、ソファの上で呆然とされるがままの笹塚だった。
弥子は嬉しそうに、プレゼントの包装紙を開ける子供みたいに、ワクワクした顔で笹塚のズボンの前をくつろげる。
下着の奥から引っ張り出した笹塚の男性器は、ドクドクと脈打って、先端から先走りの蜜を溢れさせている。
「うわ………すごく熱い……それに大きいし……えーと、例えるならフランクフルトソーセージ?
前にデパートのドイツ展で食べた本場のソーセージみたい!すごく……おいしそう……」
「頼むから噛みちぎらないでくれよ………」
「あっ!やだなーもう!そんなことしませんー。じーーーっくり味わうんですー。
失礼しちゃうなあもう、私を何だと思ってるんですか?」
「いや……まあ……」
「まあいっか、そんな事より、トッピング♪トッピング♪」
(トッピングって………俺はソフトクリームかピザか……?)
そんな事を思いながら、ソファに座る笹塚の前に跪いて、
鼻歌交じりにローションを手に取る弥子を見ていると、笹塚の口元もほころぶ。
(まあいいか……弥子ちゃんが嬉しいならそれで………それにこの状況も悪くないし……うん……悪くない…
あー……テンション上がってきた………)
しかし見た目はいつもと変わらない笹塚。対する弥子は手に塗したローションをペロリと舐め、イチゴ〜とご満悦の様子だ。
353彼のTENSION・彼女のTENSION 11:2008/04/01(火) 19:40:18 ID:3MSdIrie
たっぷりとローションを塗した手をかざして、弥子がおもむろに宣言する。
「それじゃ、いただきます♪」
ぬらぬらとぬめ光る両手に、笹塚のペニスを包み込んで、弥子は熱心にローションを塗り込める作業に没頭した。
例えるならそれは、肉に丹念に塩を塗す熟練の料理人の雰囲気を醸し出していた。怖いくらい真剣だ。
「…………ん………」
ぎこちない手つきながらも、丹念なその作業に笹塚の身体に快感が走る。
やがて、自分の仕事に満足したのか、弥子がうっとりと溜息をついて言った。
「うーん、まるで飴をまぶした北京ダックのような光沢………それともとろとろのフカヒレスープの照りと艶?
どっちにしても美味しそう………はぁ…もう我慢できないよ……」
「いや……いい加減食べ物から離れてくれないかな………恐ろしさで役に立たなくなっちまうから………」
「え?え?嘘!それは困る!じゃあそろそろ食べ…じゃなかった、笹塚さんを気持ちよくしちゃおうかなっ!」
若干焦り気味にそう言って、弥子はあんぐりと口を開けて、笹塚のペニスを頬張る。
「んっ……ふぐっ……おい…し……笹塚さん…これ美味しい…よ…」
技巧もへったくれもなく、ただただ無心に笹塚のペニスを舐めしゃぶる弥子の顔は、恍惚としていた。
瞳もとろんと潤みきって、最早無我夢中の体だ。
それを見ていた笹塚も、快感が背中を駆け上りながらも、先程の恐怖に駆られた時とはうって変わって、
若干の余裕を持って弥子に質問する。
「どんな味?弥子ちゃん………」
「…んっとね……なんだか青臭いけど…しょっぱくて……美味しい……それとローションのイチゴ味と、
先っぽから出てくる汁の苦みが混ざって、これはこれで何とも言えない奥深さ……で……ん……美味しい…」
くぐもって鼻にかかる声で、一生懸命弥子が味の解説をする。
食への飽くなき探求心が発揮され、初体験だというのにディープフェラまで披露しているという恥ずかしい状況に、
弥子はまったく気付いていない。
「……ん…弥子ちゃん……そろそろヤバイ……」
笹塚が、口をすぼめてストロークを繰り返す弥子を押しとどめ、なんとか射精をこらえていると、弥子の不満そうな声が上がる。
「ええ〜、私だって笹塚さんの蜜味見したい〜。狡い〜自分ばっかり〜〜」
「いや……あのね……」
自分がどれほど大胆な事を言っているのか分かっているのか?この娘は……?
笹塚は目眩を覚えた。だがポーカーフェイスは相変わらずだ。
「もう俺も限界なの、早く弥子ちゃんと一つになりたくて、これでもいっぱいいっぱいなんだぜ?
せっかくなんだし、弥子ちゃんと初めてするっていうのに先に俺だけイッちゃったらもったいないだろ?」
要は早くセックスしたいと言っているような物だが、
早く弥子の中に己を埋めたくてしかたない笹塚は、その滑稽さに気付いていない。
354彼のTENSION・彼女のTENSION 12:2008/04/01(火) 19:41:07 ID:3MSdIrie
「んん〜そう言われればそうかも……大好物は最後まで取っといたほうが美味しいし……」
食欲と性欲は表裏一体とはよく言ったものだ。さりげなく性欲を食欲に置き換えて、
コロッと笹塚の言い分を信じてしまう弥子だった。
「でもでも、私初めてなんだから!うんと優しくしてね!あんまり痛くしないでね?」
ね?と小首を傾げて笹塚を見上げる弥子はまるで小リスのように愛らしかった。
それを見て笹塚は抱き締めて揺さぶって、撫で回して転げ回りたいくらいの激しい衝動に駆られた。
しかし実際に取った彼の行動は、弥子をそっと優しくソファの上に抱き上げ、自分の膝の上に座らせるというものだった。
「……約束するよ、決して乱暴にはしない……弥子ちゃんを傷つけるのだって本当はしたくないけど、
こればっかりはしょうがないから………でも優しくする、絶対………」
額と額をコツンと合わせ、弥子の腰に手を回して抱き寄せながら笹塚はそう言った。
弥子は大人しく、笹塚の膝の上でなにやら真剣な顔で考え込んでいる。やがてぽつり、ぽつりと弥子が口を開く。
「あのね、笹塚さん……、私、笹塚さんになら傷つけられたっていいよ?うんとひどいコトされたって、それが笹塚さんなら私平気。
だって笹塚さんが私の事、好きでいてくれて、こうして一緒にいられるんだもん。それだけだって私にとっては奇跡みたいなものだよ。
そりゃ痛いのや辛いのはやだけど、笹塚さんがくれるものはどんなものだって嬉しいの……だからいっぱい傷つけられても平気だよ?
………あれ?私こんなこと言ってるとマゾっぽい………?
ち!違うから!そう言う意味じゃなくて!えーとえーと!どんな笹塚さんでも大好き!ってことが言いたかったの!!
ああもうたまに真剣に話そうと思ったらこれだ………。益々ドツボにはまってく………もーやだ、穴掘って埋まりたい……」
バカバカと自分の頭をポカポカと殴る弥子の手を、そっと笹塚が止める。
結構な勢いで叩いたものだから、少し赤くなっている拳にそっと口づけし、笹塚が言った。
「約束する……弥子ちゃん……俺は絶対君を傷つけないし、大事にする……何があっても守るから………
だから、俺と一緒にいてくれる?こんな面白味のないオジサンだけど………」
「そんなこと!私の方こそがさつだし大食いだし、ひ………貧乳だし……色気乏しいし……笹塚さんはこんな私でもいいの?ほんとに?」
「元気があっていいし、美味しそうに食べてる弥子ちゃんは可愛いし、胸だって俺が大きくしてあげるし、
色気なんかありまくりで俺理性押さえるの苦労するくらいだし………
それに俺は弥子ちゃんが好きだ、弥子ちゃんがいてくれれば他には何もいらない……」
「笹塚さん………」
「……愛してる……」
ポーカーフェイスの目元をちょっとほころばせて、笹塚はそっと囁いた。
まるでその言葉がガラスで出来た壊れ物みたいにそっと、そっと。
355彼のTENSION・彼女のTENSION 13:2008/04/01(火) 19:42:01 ID:3MSdIrie
「………どうしよ……幸せすぎて泣けて来ちゃった……」
目元をぬぐい、えへへっと笑う弥子が、笹塚の首に手を回しながら言った。
「私も…笹塚さんの事、すごく…愛してる……ずっと一緒にいられたらいいなって、
縁側で一緒にひなたぼっこするおじいさんとおばあさんになるくらい、ずっと」
「うん……そうなれたらいいね……ていうかそうなるし……」
「あはは、もう決まってるんだ?」
「うん、俺がそう決めた……もう二度と、大事なものをなくさないことに決めたんだ……」
「笹塚さん?」
「うん?いやいいんだ……なんでもない……それよりそろそろこれ、どうにかしてくれないかな……
さっきからお預け状態で辛いんだけど………」
抱き合った身体の間でそそり立つ笹塚のペニスは先走りの蜜に濡れててらてらと光っていた。
それを見て弥子の頬が真っ赤に染まる。
「も……やだ……せっかくの雰囲気ぶち壊し……笹塚さん、あんまりメロドラマに向いてないかも……」
「そうかもね……それで?どうする?やめちゃう?痛いの嫌なんでしょ?」
「もうっ!油断したらこれだもん!笹塚さん結構Sだよね!」
「弥子ちゃんがあんまりにも可愛いからつい意地悪したくなっちゃうんだよ、
それより俺は弥子ちゃんに可愛くおねだりされたいな……」
「ん〜もうっ!しょうがないなぁ……」
ごそごそと膝の上で居住まいを正すと、弥子は笹塚の目を覗き込みながら言った。
「来て、笹塚さん………私、笹塚さんが欲しいの………すっごく……」
「うん……俺の全部を弥子ちゃんにあげるよ……」
そう言って笹塚は弥子の腿を抱え上げると、そっと屹立するペニスの上に弥子を下ろしていった。
ほぐれているとはいえ、まだまだ固く閉じた弥子の蕾を、限界まで固くなった笹塚のペニスが割り開いていく。
クチャ、ニチュリと粘液のこすれる音が辺りに響く。
「んっ、ふうっ……くぅっ……」
「痛い?ほら、そんなに息詰めないで吐いて、少しは楽になるよ?」
「ん……へい…き……それより、早く……もう駄目……我慢できないよ……」
「弥子ちゃん………」
痛みを早く終わらせたい弥子の性急さに、笹塚の最後の理性の壁も吹き飛ぶ。
笹塚は弥子の腰を強く抱き締めると、弥子の中に収まりきれない残りを一気に突き刺した。
「あああああああんんんっっっっ!痛っっ!あっっふぁんん!!」
「弥子ちゃん……弥子ちゃん……弥子ちゃん……」
「んっ笹塚さん!駄目!もっと!もっとぉ!」
ローションのぬめりに助けられたとはいえ、破瓜の痛みがそう容易くなくなるはずもないが、弥子は貪欲に笹塚を求める。
笹塚もそれまで弥子の身体を気遣ってセーブしていたものが、弥子の一言であっけなく理性のタガがはじけ飛ぶ。
秘所と秘所のぶつかるヌチャヌチャという音と、お互いの身体の上でぬらぬらと光るローションが肌にこすられて上がる
グチャリ、ニチャリという音と、二人の荒い息づかいと弥子の嬌声が混じり合い、笹塚の殺風景な部屋の中が淫靡な色に染まっていく。
「んんっ!駄目っ!もう駄目笹塚さん!来て!来てぇぇ!」
「くっ………俺もイクよ…弥子ちゃん………」
「んっ……一緒に…一緒にイクのぉ……あ!来る!来る!!あああ!イクぅぅぅぅーーーーーーー!!!」
「くっ!!!」
かろうじて、最後に残った理性で急いで弥子の身体の中から己を引き出すと、
笹塚のペニスの先端から勢いよく白濁の精が吐き出され、弥子の胸の上に飛び散る。
少し薄暗くなって来始めた部屋の中に、二人の荒い吐息が響いていたが、やがてそれも静けさの中にとけ込んでいった。
356彼のTENSION・彼女のTENSION 14:2008/04/01(火) 19:46:02 ID:3MSdIrie
湯気の立ちこめるバスルームの中、お互いの身体にこびりついたローションを洗い流し、ゆったりと湯船に二人で浸かりながら、
弥子はフンフンと上機嫌で鼻歌など歌っていた。
のびのびと身体をバスタブの中で伸ばし、その前に弥子を抱えていた笹塚は、気遣わしげに弥子に訪ねる。
「弥子ちゃん……、身体……平気?どこも痛くない……?俺約束したのに結構乱暴に扱っちまって、悪かった……」
「ええ〜、大丈夫だよぉ。そりゃちょっとヒリヒリしてお湯が少し染みるけど平気!
それに言ったでしょ?笹塚さんのくれるものなら何だって平気だって、だから大丈夫だよっ!」
「………そっか……」
照れくさそうに、お湯で顔を洗いながら笹塚が頷いた。それを見て、弥子が幸せそうに微笑む。
「でもソファ……あれどうするの?もうどろっどろのぐちゃぐちゃだよ?」
「あー……いっそ買い換えようか……今度は濡れても平気な素材で……とか?」
「もう!すぐエロに結びつける!笹塚さんのエロ親父!」
「はは……エロ親父はひどいよ……でもさ、そうしたら今度は気兼ねなく楽しめるよ?どう?」
「ううーーん……………んじゃ今度池谷さんのお店に二人で行こっか?」
「いいね、じゃあどこかで美味しいものでも食べて、その後映画でも見る?デートらしいデートなんてした事なかったからさ………」
首を傾げてそう言う笹塚に、弥子がバスタブの中で体の向きを変えて正面から向き合う。
「あのね、何か気にしてるようだから言っとくけど、私は笹塚さんと一緒にいられればどこにいようが、なにをしてようが
そんなんどうだっていいくらい一緒にいるだけで幸せなんだよ?変な気兼ねとか、気遣いとかしなくったって、笹塚さんがいてくれるだけでいいんだから!」
「……いや、でもさ、退屈だろ?」
「もう!バカバカバカ!笹塚さんの馬鹿!私がそれでいいって言ってるんだからいいの!もうこの話はこれでお終い!」
バシャッとお湯を頭からかけられて、それでも笹塚は幸せだった。
多くを望まず、たったそれっぽっちの幸せで満足だと彼女は言う。もっと贅沢や我が儘を言って貰ってもちっとも構わないのに、
それをすることが許されているというのに、彼女は小さなハートの欠片一つを大事そうに握りしめて幸せそうに笑う。
笹塚は、改めて己の中で誓う。もう二度と大切な人を失ったり、悲しませたりしないようにと。
後であの時ああすれば良かった、こうもすれば良かったと後悔の念にさいなまれるのはまっぴらだから。
357彼のTENSION・彼女のTENSION 15:2008/04/01(火) 19:46:34 ID:3MSdIrie


「ところでさ、弥子ちゃん……」
「なーに?」
「イチゴ味の次はメロン味も試してみない?」
「え?ちょ……これから?だってさっきしたばっかり……」
「バスルームならぐちょぐちょのどろどろにしても平気だよ?それにもう暖めてあるし……」
「早っ!いつの間に!」
洗面器のお湯の中には緑の液体が詰まった瓶が一つ転がっている………
「うー……笹塚さんもしかして確信犯?」
「………まあね」
クスリと小さく笑うと、笹塚は再度、弥子を誘惑する言葉を紡ぐ。
「どうする?弥子ちゃん……きっと美味しいよ?メロン味……」
「メ、メロン……かぁ……うふ……あ、駄目だ涎が……」


そして日本の夜は、淫らに、激しく更けていく………



おしまい
358彼のTENSION・彼女のTENSION 【おまけ】:2008/04/01(火) 19:47:23 ID:3MSdIrie
「今帰ったよ楓。………楓?楓?どこにいるんだね?」
広い邸宅の中を妻の姿求めてあちこち探し回り、やっとその姿を見つけたのは二人の寝室のある二階だった。
扉を開け、いざその中に踏み込もうとした時、望月の行く手を阻む何かがうずたかく積まれている。
薄暗い中ではっきりとはしないが、どうやら大量のダンボール箱のようだ。
望月は手探りで部屋の明かりをつけると、奥にいるはずの妻の姿を探した。
「いったいどうしたんだね?楓。それにこの荷物はいったい………」
「あ……あなた……お帰りなさいませ……ごめんなさい私ったら出迎えもせずに……」
「いや、それはいいんだが……どうしたんだね?具合でも悪いのかね?」
「いえ、具合は悪くないの……むしろ良すぎて……それよりあなたに謝らなくちゃならない事が……」
「いったい……何か、この荷物に関係があるのかね?言ってみなさい楓。夫婦の間に隠し事は無しだ」
「あなた……私ネットで通販のサイトを見ていたの……そうしたら ア レ が目に入ってしまって……
気付いたら右手がクリックボタンを押してしまっていたの……
理性の歯止めが利かなくて、気付いたらこんなに注文してしまって………
ああ!こらえ性のない妻でごめんなさいあなた!楓は悪い女です!でもどうか嫌いにならないで!」
よよよと泣き崩れる楓を抱えて抱き起こしながら、望月は途方に暮れてダンボールを見渡す。
「よっぽど欲しかったものなんだろう……私はそんな事ちっとも気にしていないよ。さあ、涙をふいて。
社長夫人がそんなにみっともないべそっかきだなんて知られたら、恥ずかしいぞ?ん?」
「ああ、あなた……あなたって本当に素晴らしい人……早くあなたに釣り合うように、楓は頑張りますね、ふふ」
「ようやく笑顔が戻ったね、君は泣いている顔より、笑っている顔の方が可愛いよ、楓」
「ま、あなたったら。丘の上の王子様みたいな台詞………。す て き (はあと)」
「それより何を買ったんだね?君がこれだけ夢中になるとは正直嫉妬してしまうが……洋服かね?毛皮かね?」
「そんなものじゃありませんわ……うふふふ こ・れ 」
楓がいそいそと取り出したのは、どこかで見た事のあるような緑とピンクの液体の詰まったファンシーな瓶………
「うふふ……見てあなた、コラーゲンたっぷりのラブローションですわ……私、一目見て虜になってしまったの……
だってコラーゲンが他の商品に比べて10倍!10倍なのよ!私のコラーゲン好きはあなたも知っているでしょう?
ああ、これであなたに責められるかと思ったら、私………身体が疼いてしょうがないの……」
瓶を手に持ち、楓は妖艶な笑顔を顔に貼り付け、ずずいと望月に迫った。
「ねえあなた?ご飯になさいますか?お風呂になさいますか?それとも わ・た・……」
最後まで言わせずに望月は叫んだ。
「風呂だ!風呂に決まっているだろう!!君も私の妻なら少しは夫の気持ちを察したまえ!さあ早く!風呂の準備をしなさい!」
「はい!あなた!」



なんちゃって

おわり
359名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 19:52:02 ID:3MSdIrie
以上投下終了

でももっとこう、ぐっちゃぐっちゃの、ねっとねっとにしたかったな・・・・・
なんかローテンションがげろ甘になっちゃったし

書きながら砂吐い・・・甘い・・・甘いよ・・・笹塚じゃないみたいだ・・・・
そして……打つの疲れたよママン・・・・

どうもでした、読んでくれてありがとう!
360名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 22:17:31 ID:IYDH4fx5
食の女王弥子とローションにテンション上がってる笹塚GJ!
エロイよエロイよ!おまけの望月夫妻もイイ!

603氏のローションプレイ待ってる!
361名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 00:08:37 ID:/NK3r1hB
6のヤツって常人がごっくんしたらやはり色々ただれてくるんだろうか。
362名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 00:13:07 ID:qKN6pWwJ
弥子ならいけるさ
363名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 00:30:10 ID:lsoczCmm
クローンであるサイのものを十年近く日常的にごっくんしてたアイさんがピンピンしてるんだ
ジェニュインもきっと大丈夫だよ
364名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:06:17 ID:ybDwhCT4
>>363
そういやサイと出会った頃はまだアイさん少女だったんだよな
大人びてるけどヤコくらいの年だよね
365名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 06:14:46 ID:hvKKBv8o
>>361
ネウロを助ける為に強制的にごっくんさせられる弥子をエーロゴシカァアアン!
366名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 08:14:57 ID:DPp1tw/H
>>361
普通にネウロのが一番ただれそうなんだがw
367名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 14:38:37 ID:H0X9I0Z7
戦いになると弥子空気だよなあ
368名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 16:39:35 ID:lsoczCmm
じゃあ少女なのにごっくんさせられるサイアイゴシカァン

>>367
目からビーム出されるよりは空気でいてくれたほうが、と思ってしまうw
369名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 19:56:39 ID:92i3by80
いや、空気でいられるよりは目からビー(ry



弥子分が…弥子分が足りない……っ
370名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 20:59:35 ID:ybDwhCT4
フードバトルなら出番ありそうだけど
371名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:48:59 ID:qKN6pWwJ
>>370
ネウロに邪魔されそうだな
372名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:58:59 ID:pHynALc7
なるほど、大食いの邪魔をするために、弥子の口にナニを突っ込むのですね?
373名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:04:25 ID:EMciOb9N
もうみんなしてごっくんバトルでもすればいいんじゃね?
374名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:15:20 ID:pHynALc7
弥子、アイ、ジェニュインがパートナーへの愛の深さ対決と称してごっくんか
375名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:34:56 ID:+8pvdre5
>>374
ヤコとアイたんは普通にごっくん
ジェニュ淫は愛の鞭ですね、わかります><
376名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:25:50 ID:EMciOb9N
全員量が尋常じゃなさそうだな
というか常人が一人もいないw
377名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:36:10 ID:qKN6pWwJ
魔人怪物血族
対するは人間人間血族か…
よくやるよ
378名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:45:48 ID:8MGo2cLM
ジェニ姐さん引っ張ってきたら
ヤコとアイさんまで食われちゃうんじゃね?
好きな男の目の前でされちゃって、弥子絶望アイ諦観
男共はカメラ用意でエーロゴシカァン
379名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:49:26 ID:EMciOb9N
なにその殺伐百合ゴシカァン

細胞変異でわざと普段より大きくしちゃってアイさんをいじめるサイとか思いついたけど
それネウロにもシックスにも可能っぽいな……
380名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 02:49:59 ID:nFCFOhLo
>>374
よくよく考えるとタイプが違う3人が集まったものだな、と気付く
童顔幼児体型な女子高生
スレンダーなクール助手
ムチムチエロスな側近
381名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 06:09:35 ID:ft3TEdw1
仕事命のツンデレフラグな等々力は笹塚と虫を交えての3Pですよね
382名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 07:15:49 ID:03p6ayqJ
虫www
383名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 08:42:35 ID:DgmKdoyX
誰だよ虫wwww
384名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 14:50:28 ID:ft3TEdw1
小さな個室、そこから激しい息遣いが聞こえる
「せっ・・・先輩、あぁぁん・・・愛してますッッ」
小さな顔で快感に抗いながら、
勿論小さく・・・外には漏れないほどの声で、熱烈な愛の言葉を並べる
「・・・・・・ッ!!」
無表情で、言葉には出さない、しかしその愛の言葉に体で答える刑事
腰の動きは僅かに早まり、指は尚、確実に性感帯を捕らえる
「あッ、うぁっ・・・イッ、きます・・・くぅぅぅぅぅぅぅぁぁッッ!!」
男子トイレの中で女刑事は絶頂を迎える
しかし無表情な男は、それを見て動きを止めただけであり
射精などのリアクションは見て取れない
「先輩・・・今日こそ中に出してもらいますからね・・・」
「ああ・・・じゃあ続きをヤるぞ」
人気の無い、汚い男子便所、そこで今日もとある男女が愛し合う・・・

見ているのはそこに住まうカマドウマ一匹─


こうですか?分かりません><
385名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 15:12:18 ID:2R5hMhsc
虫ってカマドウマかwwwwwwww
386名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 16:13:03 ID:JHak+GWH
カマドウマもいいけど魔界虫もお願いしますハァハァ
387名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 16:31:23 ID:h8+zqmB1
ごっくんバトルに思わぬダークホースwwwww
笹塚なかなか出さなさそうw
388名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 16:52:20 ID:UAcqPT3+
笹塚ロケッツなら、つきぬけます。
389名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:06:15 ID:DgmKdoyX
ロwwケwwッwwツwwww
懐かしいwwww

笹塚が口で奉仕させるイメージってなかなか浮かばないな
優しいから鬼畜なプレイもしないイメージ。
ドSなネウロに隠れてあまり際立たないが笹塚はSだと思うんだけどな
390名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:53:20 ID:m3w1p19J
>優しいから

ないないw
391名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 18:20:00 ID:el2RlxMp
まあ、女には優しいかもしれんな。
392名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 18:42:58 ID:DgmKdoyX
>>391
少なくとも好きな子には優しそうだよな


弥子ちゃん好き弥子ちゃんすき弥子ちゃんだいすき!な笹塚が読みたいぜエェーロ・ゴシカァン!
393名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 19:05:21 ID:T1gmr7mI
笹塚は厳しくて優しい人だと思っているが…
394名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 19:13:15 ID:++AZV1eN
嫌な事はしないが無理はさせたいな。
弥子は口ん中でごっくんして欲しい。





あくまで俺の願望だけど。
395名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 19:36:49 ID:0FBjDQfM
ちょ、本気で虫w
てっきりモデラー系のオタクのことかと…いやなんでもない


GJ
396名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 21:30:34 ID:DgmKdoyX
見た目と基本的スタンスは厳しく優しい笹塚だが内心は「ヤバい悶える弥子ちゃんカワユス\(^o^)/超勃起!だいすき!」みたいなのも悪くないなと…
397名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:03:34 ID:2RqRLXUD
>>395
俺も普通に石垣だと思っていたけどよもやカマドウマが来るとはw
398名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:18:55 ID:h8+zqmB1
石垣が虫と称されるのに、妙に納得してしまう自分がいる。
触角とか似合いそうっていうか…
399名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:41:36 ID:QduwV1Zj
あかねちゃんは俺の嫁
400名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:54:10 ID:FIfPhlmk
>>399
しかし残念、俺の嫁でも有る

所でおまえら、16巻愉快犯での
あの新手の3Pをどう思う?
401名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:17:27 ID:RnnIVrXz
ドSな男二人掛かりで弥子を押さえ付けて、無理矢理上に乗し掛かる。
こうですね、わかります。
402名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:59:15 ID:YGaKSVLX
ここ三週間弥子分が不足し魔人並に枯渇してハァハァしてる俺の為に
どうか職人さん達やっこやこSSをたくさん投下してくださいお願いしますお願いします
403名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 17:48:15 ID:zhWMPgsb
ぶった切って申し訳ない
ここって本編の分岐パラレルはおk?

具体的には
弥子誘拐後、もし地図のヒントを事務所に持ってきたアイとネウロが鉢合わせしていたら
みたいな話なんだけど
404名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 17:51:15 ID:Ls4x2QtC
いいと思うよ、そもそもエロパロなんて全てがパラレルみたいなもんだと思うし
とりあえずワッフルワッフル
405名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:54:27 ID:uEJ7UTb5
投下時にカップリングと傾向等と併せて箇条書きよろ
書き上がりましたらぜひお持ちくださいませ


>>402
やっこ□やっこ□やっこ□…
すまん、何か書けたら持ってくる
406名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:50:55 ID:cz/OPAJv
もしもの分岐パラレルか・・・
なるほどそういう話の広げ方もあるな
407名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:04:59 ID:fYCM9F3g
それなら売り飛ばされる弥子ギボン
408名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:12:36 ID:mgSklxNS
>>406
エロパロ・エロパロディ
(´・ω・)え?パロディって原作の分岐いじって作る二次作じゃないの?



いやそれ以前にここの作品の殆どは「もしもネウロに性欲があったら」で成り立ってるような・・・深くツッコまない方がいいな
409名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:21:08 ID:fYCM9F3g
>>408ですね
あと欲しいシチューは本スレで話題(?)になってる睦月かな
410名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:44:50 ID:0f/C2Q0J
>「もしもネウロに性欲があったら」で成り立ってるような

そういやそうだなw
忘れがちだがネウロはそもそもそういう欲が存在する、そういう行為が行えるかどうかすら謎なんだよな
411名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:52:01 ID:+jjtLnUe
>>408
そんな顔文字使われるほど変なこと言ったかなぁ…?
二次は原作じゃない時点で全てが二次だと認識してはいるが
上手く言えないが自分的には>>403が尋ねてるもしもの分岐パラレルは
またちょっと違う感じだと感じたからほんの軽い気持ちで>>406書いたんだけど
そんな真面目な反応されるとは思わなかった
412名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:53:39 ID:e8lg88Jz
(´・ω・)とか使うやつにろくなのはいない
413名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:58:54 ID:fYCM9F3g
まあまあパロディの見解はそれほどにしてエロを出せエロを
414名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:00:37 ID:FB+BeHn/
あまり感じのいい突っ込み方じゃあないわな
415名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:04:31 ID:u7XJSesW
>>413
何だその放漫な態度のクレクレは(#゚Д゚) 
まずは自分で書け自分で!
416名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:07:16 ID:fYCM9F3g
すみません
つ土下座モナカ
417名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:26:31 ID:quQvRrRa
ああ〜春だな…頭がフワフワして来てエロ妄想が止まらない…

偶然、弥かね姿になった弥子を目撃してしまった匪口。
止まらない萌えが暴走し、弥子をその場で捕獲。
自宅に連れ込み、ネットで手に入れた、赤いボンネットとワンピースを
着せ、巻き毛のツインテールにしてコスプレ完成。
匪口は水色のパーカーに着替え、おでこの眼鏡を装着。髪が何故か外ハネ。

『…ひ、匪口さん…これは一体…』
『いーからっ!…今からワンピース捲ってパンツ見ようとするから、
 桂木は俺をビンタして』
『…はあ?』
『…そんで、その後のシーンで“ユウヤ、抱っこしてちょうだい“って
 言って』
『いやああああ…目が正気じゃなああい』

まさかのニューロンメイデンプレイ。
418名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:27:36 ID:Ls4x2QtC
よしじゃあ感じのいいツッ込み方についていやらしく考えてみようか
419名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:36:56 ID:w6aJhByF
>>418 こういうことか

ネウロ「ツッ込んで欲しいのか?」
弥子「じりじり詰め寄ってこないで下さい、
   目をらんらんと光らせるのやめてください。
   そして何よりお宝しまってくださいおねがいします」
ネウロ「だが断る」
420名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:40:51 ID:kyX81BAk
今更ながら思ったんだが魔界道具をエロ目的で使うSSって中々無いよな
421名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:46:45 ID:CTAJoQHk
そういえばそうだった
422名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:58:49 ID:ORpqTUCA
このスレでよく弥子にイビルスクリプトしてるじゃないか。
423名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:01:19 ID:lbl2a+Lw
理性の媚薬とか名前だけならそれっぽいのに
424名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:03:40 ID:vbKMzOmz
>>408>>406のエロい穴に自分のイチモツを深〜〜〜〜〜くツッ込みたかっただけのツンデレ
425名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:09:08 ID:ct2ZUz+p
どう考えてもやばいものばかりでエロ妄想に繋がるような安心な道具がありません><;

777もあるんだからここは一つ勝手に777ものエロい道具を考えてSSにするのはいかがか
体位だって48あるんだ頑張ればきっと…きっと……!
10年くらいあれば…きっと誰かが!
426名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:17:29 ID:fYCM9F3g
激痛の翼…(イビルチヤラー)で触手プレーとか
拒食の工兵隊…(イビルカーペンター)であんなとこやこんなとこを刺激したり
427名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:22:17 ID:py/wi5ja
>>426
激痛…拒食…
名前聞いただけで痛いっすwww
428名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:34:06 ID:ORpqTUCA
フライデーは弥子の風呂覗いたりして、完全に魔人のセルフプレイ用だしな。
429名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:35:15 ID:4JFib4JL
祝!16巻発売記念!イビルトーチャラーで一発書いたぜ!短いけど!漲ったんだ!
拷問相手がDRなんてエロくないよ!!やっぱりここはネウヤコで!
430SSS【超ドえす】 1:2008/04/06(日) 23:36:11 ID:4JFib4JL
「この能力は我が輩のお気に入りのひとつだ」
ネウロは不敵に微笑みながら、背中に異形の翼を生やし、弥子に迫った。
「何ら特別な力は持たないが…我が輩の最もしたい事を察して動いてくれる」
「バカかっ!つかしまえ!!」
弥子はなぜかビクともしないドアをガンガン叩きながら、全身で拒絶反応を示す。
後ろからジリジリとネウロが、ニヤニヤと笑いながら弥子を追いつめる、もうどこにも逃げ場がない!弥子ピンチ!弥子ピンチ!
「1枚目の翼が貴様の無駄なあがきを無力化し」
ガシッ!ガシッ!ガシッ!ガシッ!
ネウロの羽が、鞭のようにしなり弥子の四肢の自由を奪う。
「2枚目が貴様の体内に入り込み」
鋼のように固くなった翼がシュルシュルと伸び、弥子のスカートに進入し、パンティを突き破って一気に膣内をえぐり抜く。
「体内で思い切り羽ばたくのだ」
「う……ああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんんんん!!!!!!!」
「もちろん、痛くはしないから安心しろ。その周囲の肉を丹念にこねくり回すだけだ」
グチャッ!!グチョグチョグチョ!プシャァァァ!
「イックぅぅぅぅ!!!!!!!イクぅぅぅぅーーーーーーーーーーー!!!!」
「しまった、イかせてしまった まだまだ後で昇天させる予定だったのに」
ネウロは心底、以外だという顔をしていた。
「あ……気持ち…いい…良すぎる……」
弥子はネウロから逃れようと、這いずり回る。
「おや、どこへ行く?まだ調教は始まったばかりだぞ」
(い……今のうちに得意になってるがいいわドS魔人!
逃げてるんじゃないのよ……これは誘い……
抵抗すればする程あんたが燃えるって知ってるから逃げるの……
今このときこのタイミングで、拒絶の言葉を言えばもっとすごい事が…
来る!!)
「いっやぁぁぁぁぁ!だめぇぇぇぇぇぇぇぇ!」



「?」


弥子の内心の葛藤などお見通しとばかりにネウロがニヤニヤと見下ろしている。
弥子と目が合うと、魔人は得意げに嗤って言った。
「…まあそれはともかく」
イビルトーチャラーが弥子を益々きつく縛り上げ、ネウロの前に貼り付けにするように持ち上げた。
「調教を… 続けようか」
「あ… ああああぁぁぁ」
弥子は絶望の呻きを上げた。敵わない………SだSだと思っていたが、今日の魔人はひと味違う…超ドSだ!!
431SSS【超ドえす】 2:2008/04/06(日) 23:36:51 ID:4JFib4JL
「おおそうだ、きさまは精液を飲むのが大好きだったな
ではたっぷりと飲ませてやろう、3枚目の翼がそういうのは大好きだ」
1枚目の羽が弥子をがんじがらめにし、2枚目の翼が弥子の身体を隙間なく蹂躙し、今また3枚目の翼が新たな役割を果たそうと大きく羽ばたく。
だがネウロは、それを制すると、己のモノを取り出しながら尊大に言った。
「だがやっぱり我が輩のものをくれてやろう、ありがたく飲むがいいぞ、ウジ虫」
「ンーーーーーーーーーー!ゴボゴボ ンンンンンンンンン!!」
いきり立ったネウロの性器が弥子の口の中に突っ込まれ、情け容赦なくピストンを繰り返す。
ネウロはそれを満足そうに見下ろすと、頃や良しと弥子の口の中に大量の精液をぶちまける。
「ブハァァァァァッ!!」
「フハハハハハハ!!なんといやらしい水芸だ!!
見ろ、あんな所まで飛んでいったぞハハハハハハハハハハハハハ」
ひとしきり嗤うと、ネウロは弥子をポイッと放り出した。
「…ふむ、まあいくらか気が晴れた
我が輩に対する命知らずな抵抗への罪の捌きは…この辺にしておくか」
(や やっと終わった…)
弥子は荒い息をついてその場にへたり込む。顔は涙と鼻水でグチョグチョだ。
だがこれで終わりなんだ……帰れるんだ……帰ったら熱いシャワーを浴びて思いっきりヤケ食いしよう、そうしよう……
そんな事を思って安心していると、頭上からネウロの静かな声が降ってくる。
「…では引き続いて」
「?」
「勝手に一人でイキまくり、我が輩を置いてけぼりにした罪を裁かねば」
「あ!あれはあんたが勝手に!!」
「調教はまだまだ続くぞ…」
そういって、超ド級ドS魔人はにやりと笑った。

(………今夜の私、生きて帰れる気がしない)
432名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:37:32 ID:4JFib4JL
終わり!改変だけどごめん!
433名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:57:28 ID:fYCM9F3g
>>432
すごいエロいです…
434名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:58:53 ID:U0AfACto
GJ!
だがもうなんていうか取り合えず全体的にちょっと落ち着けw
435名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:01:06 ID:gx9TruUR
ご……ごめん……
だって初見だったんだもん………
読んだ後から後から、こっちバージョンに変換されちゃて………我慢できなかったんだよ……


てへ
436名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:02:47 ID:/T59OInj
>>429
GJ!GJ!超ド級ドS魔人きたー!
437名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:24:23 ID:vmV6DaSn
弥子の葛藤でみそ汁噴いたwwww
面白い改変だった、GJ!
438サイアイ前提のネウロ×アイ:2008/04/07(月) 01:39:43 ID:dxKugMjR
403だが
「原作ですでに判明している事実に反すること」という意味で
分岐パラレルという言葉を使ったんだが、書き方が悪かったようで
申し訳ない

とりあえず大丈夫そうなんで、サイアイ前提のネウロ×アイ投下

*原作13巻弥子誘拐からの分岐パラレル
*無理矢理やってるんで苦手な人はスルー頼む
439サイアイ前提のネウロ×アイ1:2008/04/07(月) 01:42:41 ID:dxKugMjR
 窓に近づく。南中よりやや北に傾いた太陽は明るい昼の光を投げ、窓際に置かれた
飴色の家具を焼く。
 事務所に足を踏み入れた時、最も目を引いたのはその重厚にして繊細な机だった。
美しい木肌。指を這わせると、肌に吸いつく気がする。どこまでも真っ直ぐでありながら、
どこか甘やかなまろみを印象づけるこの家具はひどく女性的だった。
 さぞかしこの事務所の実質的な主人にかわいがられていることだろう。
 だが、どれほど大切にされようと、この女は悪びれず主人を裏切る。そういう不貞な
美しさが、この家具には秘められている。
 ……くだらないことを。
 木の深い色味を見詰めながら、頭に浮かんだ考えをアイは払った。手を胸元に差し
入れる。取り出したのは一枚の封筒だ。魔人へと送る、この黒い『鍵』を『彼女』の中に
収めれば、今日の用件は終わりだ。
 その様子を頭に描き、一歩足を踏み出した。
「ご用件はなんでしょうか」
 封筒を持つ指がぴくりと震えた。
「ご依頼でしたら、桂木弥子先生の代わりに僕が伺いますが」
 一つ呼吸をし、ゆっくりと振り返った。男がいた。長身の。面には、にこやかな助手と
しての顔が貼りつけられている。
 人畜無害を装ったその表情を見ていると、笑顔が円滑なコミュニケーションのために
あるという定説を疑いたくなる。それくらい、男の笑みは不穏だった。目は炯々と猛禽
類の光を放つ。
 男の獰猛な瞳を見据え、アイは静かに口を開いた。
「そのような『用件』でないことは、あなた自身が一番よくご存知だと思います。……脳噛
ネウロ」
 封筒を手に、アイは淡々と告げた。怯えなど微塵も含まれないその双眸を、試すように
ネウロはじっと見詰める。能力は未知ながら、奥底まで見透かすような視線だとアイは
感じた。
440サイアイ前提のネウロ×アイ2:2008/04/07(月) 01:43:47 ID:dxKugMjR
 魔人は顎に手をあてた。僅かに上げられた眉の位置以外、表情に変化はない。
だが、細められた目には先ほどとは違う意味が込められている。それだけで、
室内の温度が二度は下がった気がした。
 ふむ、と魔人は言った。上がった唇の隙間から、獰猛な牙が覗いた。
「素直だな。少しくらいとぼけてみせれば、騙されてやらんこともないというのに」
「無駄は省く主義です」
 心にもないことを。
 魔人の白々しい嘘をそう断じながらアイははっきりと告げた。ネウロは笑った。
それから、我が輩もだ、と答えた。
 ぞっとする声だった。身構えた時には、すでに姿を消していた。部屋を横切り、
一瞬にして間合いを詰めたのだと気がついたのは、実際に厚みのある男の胸が
目前に迫ってからだった。アイは動けなかった。仮に動けたとしても、身じろぎも
せずにいただろう。それもまた、無駄な行為だからだ。
「女よ」
 アイを睥睨しネウロは言った。
「我が輩の奴隷はどこにいる」
「答えられません」
「奴隷を使ってXはなにをするつもりだ?」
「それも、お答えできません」
 繰り返される返答に、ネウロは薄く笑った。
「『わかりません』ではなく『答えられません』、か。――素直なものだな」
「………………っ!」
 アイは短く息を呑んだ。長い指が、異形の力で彼女の喉を押さえていた。引き
剥がそうと掴んでも、腕はびくともしない。ゆっくりと持ち上げられる。脚の爪先
が、少しずつ床から離れる。呼吸は可能だったが、それはできる限り獲物を苦
しめるためかろうじて許されているに過ぎない。
 霞む視界で、アイは魔人を見下ろした。不思議な色の光彩が彼女を観察して
いる。冷たい瞳には、吊され、苦しげに顔を歪める自分が映っていた。
441サイアイ前提のネウロ×アイ3:2008/04/07(月) 01:44:36 ID:dxKugMjR
「もう一度だけ聞こう」
 魔人は無表情に告げた。
「Xはどこだ。我が輩の奴隷を使ってXはなにを企んでいる?」
 指先に力がこもる。正直に答えなければその首をへし折ると魔人の目は伝えてい
た。親指に顎を押され、アイは浅く息を吸いながら目を閉じた。
「……何度聞かれても、同じことです。脳噛ネウロ」
 三。
 二。
「お答え、できませ、ん」
 一。
 背後の机を踏み台に、その反動で脚を振り上げた。男の脇を蹴り上げる。だが、
肋骨を数本もっていったはずのその蹴りは、決まると同時に簡単に掴まれた。投げ
出される。無防備な背中が、受け身もとれず固い板に押しあてられる。圧迫された
肺から苦しい息を吐き、声もないアイの喉を押さえ、ネウロは言った。
「無駄は省く主義ではなかったのか?」
 痛みのために、アイは答えることができなかった。指がぎりぎりと喉を圧迫する。
視界が赤く染まり、唇は酸素を求め喘いだ。だが意識が飛びかける一瞬、締めつ
ける力が緩んだ。自由を得たアイは身体を二つに折り曲げ、咳き込んだ。
 近くで冷笑が聞こえた。
「不便なものだな、人間は。息ができぬくらいで簡単に死に至る。……死にたいか、
女よ」
 ひりつく喉に手を当てて、アイは唇を噛んだ。横目に見上げた視線はほとんど睨
みつけたようなものだった。
 ネウロはおもしろそうに目を細めた。大きな上背の彼が身をかがめると、それだけ
でアイの周囲は翳った。頭の横に、手袋を着けた手が置かれる。解放された脚の
代わりに顎を掴まれ、正面から向き合った。底知れぬ瞳が彼女を覗き込む。
「主を裏切るくらいなら死んだ方がまし。そういう目だな」
 互いの息がかかる距離で、ネウロはささやいた。
「覚悟のある目だ。悪くない」
442サイアイ前提のネウロ×アイ4:2008/04/07(月) 01:45:28 ID:dxKugMjR
「……? なに、を…………んっ!」
 唇を塞がれた。熱のない唇で。とっさに閉じかけた歯の間に指が差し入れられ、アイは
呻いた。噛みつくと、それこそが快感だとでもいうように男は低く笑った。尖った牙が皮膚
に食い込む。ぬめる舌が唇を割り、歯列を舐めて、奥底に潜む同胞を探る。拒もうとして
も、深く含まされた指がそれを許さない。
「…………ふ……あ……」
 唾液が流し込まれる。甘い。――不自然なほどに。
「…………!」
 静かな空間に、乾いた音が響いた。アイの目の前で、ネウロは張られた頬を見せつけ
るように顔を背けている。その存外にやわらかな肌を叩いた手で、彼女は唇を拭った。
半身を起こし、口内に注がれた液体を吐き出す。色のない液体は、床にふれると同時に
蒸発し、消えた。
「それも無駄な行為だぞ」
 不可思議な現象を見詰めていたアイはゆっくりと顔を上げた。叩かれ、赤くなった頬を
指でなぞりながら、ネウロは唇を歪めた。
「……なにをしたのです」
 拳を握りしめ、アイは慎重に訊ねた。ネウロは楽しげに目を細め、笑った。目にはおも
しろがる光があった。露骨な挑発に一瞬腹を立てたアイは、すぐにその火照りが首より
上だけにとどまらないことに気がついた。
 ――熱い。
「早いな。もう効いてきたか」
 言葉の意味を理解するより先に、アイはふたたび押し倒された。唇が降りてくる。強引
にねじ込まれた舌が、舌を絡め取る。
「…………! っは、あ……ん!」
 凄まじい快感だった。先ほどの口づけとは比べものにならない感覚が背骨を駆け上が
り、アイは仰け反った。男の肩に手をかけて、逃れようともがく。その彼女の唇を舌は容
赦なく蹂躙した。ざらりとした感触が口蓋を舐める。吸い上げる唇が、彼女の舌を誘い出
す。ネウロが仕掛ける度に、刺激は耐え難い奔流となって脳を痺れさせた。
443サイアイ前提のネウロ×アイ5:2008/04/07(月) 01:46:17 ID:dxKugMjR
「あ…………ふ………」
 口づけは一分にも満たなかった。それなのに、アイは、自分の身体がすっかり弛緩
しきっていることに気づいた。唇が離れる。無意識のうちに、それを追う。遠ざかる肌
を陶然と見上げる瞳に、冷徹に自分を見下ろす二つの瞳がぶつかった。
 身体が震えた。睨みつけ、唇を引き結ぶと、ネウロは喉を鳴らした。
「矜持という奴か?」
 高い襟に手袋を纏う指が引っかけられる。
「それでこそ落としがいがあるというものだ」
 強い力が一点にかかり、アイの服は襟元から引き裂かれた。ぼろぼろの布地の下
から現れたのは黒いチュニックだった。薄いフリルが外縁を飾り、胸元の深い切り込
みは豊かな肉を覗かせた。
「ふむ」
 長い指が胸の間を這う。獲物の肉質を検分するように。肩を押し抵抗すると、煩い
腕だ、と破れた上着で両方の手首を縛られた。手は頭上高く上げられ、テーブルの
脚に括り付けられる。自らが拘束した女を眺め、ネウロは満足げに顎を上げた。それ
から、中断していた動きを再開した。
 指が這う。首を、鎖骨を。愛撫とも呼べない単調な動きだというのに、それは耐え難
い刺激となって彼女の肉体を揺るがした。
「…………っ」
 思わずもれそうになる吐息を、アイは唇を噛んで耐えた。彼女の緊張を感じ取って
いるはずのネウロは、義務のようにただ淡々と指をすべらせた。表面にうっすらと噴
きだした汗を指先に集めながらじっくりと肌を探る。こぼれんばかりの乳房を素通りし、
その間へと下りていく。そこには固い釦と、胸を覆う薄いレースの中心が待っていた。
ネウロは人差し指の第一関節を曲げた。ほんの少し力を加えただけで、釦は弾け飛
んだ。
444サイアイ前提のネウロ×アイ6:2008/04/07(月) 01:46:58 ID:dxKugMjR
 白い乳房が外気に晒される。ちぎられた布から伝わる微細な振動だけでアイの中心
は熱くなった。目を閉じる。心を沈め、頭からその感覚を追い出そうとした。
「…………っや、ぁあっ!」
 いきなり襲った感覚に、アイは悲鳴を上げた。ネウロの大きな手が胸を鷲掴んでいた。
やわらかな肉は、指の形に変形している。だが、痛みばかりを感じているわけではない。
 手のひらが胸を捏ねる。鞣した革で敏感な場所を擦り上げる。それまでの刺激ですで
に充血していたそこは固く尖り、研ぎ澄まされた彼女の神経に男の動きを如実に伝えた。
「あ……んっ」
 耐えていた分、その反動は激しかった。高い堤防は綻びた一カ所から決壊し、内に押
しとどめられていた悦楽は奔流となって彼女の鋭敏な神経を襲う。
「ふ……あ! っ……あ、はぁ……!」
 指は突起を摘み、表面をなでる。強く、弱く、緩急をつけて与えられる刺激は普段得ら
れる快楽の何十倍も気持ちいい。
「ああっ! や……あ……い、やぁ…………っ!」
 胸だけに与えられる刺激で彼女はかるく達した。内腿が痙攣する。筋肉がわななき、
まだふれられていない場所を熱く濡らす。五秒にも満たない絶頂の淵で、低い声がささ
やいた。
「素直な身体だ。その目や口と同じようにな」
「あ……っ」
「楽しいぞ、女よ。その身体で、もっと我が輩を楽しませてくれ」
 ざらついた舌が耳朶を舐めた。唇は耳の下を吸い、緩やかに下りる。アイは喘いだ。
息を吐く度に、意味のない喘ぎ声だけが空気を震わせた。
 手袋をはめているというのに、指はなんの障害もなくなめらかな動きでアイの腹を這っ
た。尖った歯は首筋や鎖骨に噛みついて、色づいた彼女の肌にいくつもの痕を残す。大
きく呼吸する。そうして過ぎた刺激をやり過ごそうとしたアイの胸を、ネウロはからかうよ
うに舐めた。
445サイアイ前提のネウロ×アイ7:2008/04/07(月) 01:48:11 ID:dxKugMjR
「ひ……ぁ…………!」
 びりびりと背骨が痺れた。胸の上で、ネウロの唇が笑みにつり上がるのがわかった。
「いい声だな」
 吐き出された吐息が先端をくすぐる。はねた身体を押さえつけ、アイの胸を吸いながら
ネウロは言った。
「そうやって、あのわがままな子供を愉しませているのか?」
 身を襲う悦楽も忘れ、アイはネウロを睨んだ。
「怖いな。そう怒らずともよいだろう。貴様があの子供と散々乳くり合っていたということ
くらい、この身体を見ればわかるというものだ。――随分と可愛がられているようだな、
ここは」
 盛り上がる肉のその先端を、指が弾いた。アイは腰を浮かせながら、なおもネウロから
目を逸らさない。
「あの子供のもので満足できたか? 物足りず、自分で慰めた日も多いのではないか?」
「……脳噛、ネウロ」
「ああ短気では、それほどもつとも思えんしな」
「それ以上あの人のことを…………っ! あ……ぁ!」
 生温い感触が乳首を覆った。噛みつかれ、舐められる。乳房を含む唇は、時に強く肉を
食んで彼女をうち震わせた。二度目の感覚が近づいてくる。中心がぬるみ、新たな蜜を
流す。思わず閉じた目蓋の裏に真っ白な光が広がり、やがて彼女の視界を灼き尽くす。
「い、やあああああ!」
 絶頂を極め、アイの身体は何度も跳ねた。薄く開かれた彼女の唇から意味もなく嬌声が
もれる。ネウロはそれをおもしろそうに見下ろした。胸を離れた唇が頬をなぞった。
「おお、すまん。まだ話の途中だったな」
「……は……ぁん……」
「言え。『あの人のことを』、なんだ?」
「あ…………」
「あの愚かな子供が、なんだというのだ?」
446サイアイ前提のネウロ×アイ8:2008/04/07(月) 01:48:58 ID:dxKugMjR
 肺から溢れだす息をアイは目を眇め呑みこんだ。慰み程度に呼吸を整え、口を開く。
「……あの人のこと、を、愚弄することは、……許しません」
 それだけを口にして、アイは固く唇を噛んだ。目はネウロを睨んだ。心は屈辱と、そ
れ以上の憤りに燃えた。
 口惜しかった。自分の失敗で、大切な存在を中傷されたことが堪らなく悔しかった。
 ――X。
 愛おしい少年の姿が浮かんだ。アイ。彼女を呼ぶ声に言葉では言い表せない感情
を滲ませて、彼はその身体の一部を彼女の中に埋めた。
「健気なものだな」
 低い声が、短い感傷を破った。
「だが、それもまた、無駄なことだ」
 ネウロは彼女の唇を吸った。唇を開き、食いしばられた皓歯をやわらかく舐めた。
彼女の平らかな腹をなでていた指は、スカートのウエスト部分を掴み、引き裂いた。
気が遠くなるような屈辱を、アイは男を睨みつけることで耐えた。魔人の目は、それ
を愉しむように細められた。
 指が彼女の膝を掴んだ。抗いがたい力が加わり、彼女の脚は割り開かれた。男の
股間が押しつけられる。薄い布越しに熱く固い塊を感じる。息を呑むと、ネウロは唇
の上で笑った。
「なにを怯える必要がある? わかりきっていたことだろう?」
 ふたたび唇が降り、アイはいっそう強く歯を閉じた。擦れたエナメル質が軋む音を
立てる。
「…………っ! ………っぁ、あ……!」
 固く閉ざされていたはずの唇から大きな悲鳴が上がった。
 濡れた粘膜に指が沈む。一本。二本。その間にも、男の指は肉厚な襞の中に隠さ
れた小さな肉芽を押しつぶした。長い指が肉襞の中で蠢く。連動するように敏感な
場所が捏ねられる度、アイは神経が灼き切れそうな感覚に襲われた。
447サイアイ前提のネウロ×アイ9:2008/04/07(月) 01:49:30 ID:dxKugMjR
「…………、や、ああ! ……ああっ……あぁ」
 耳の後ろで大きな血管が脈打っている。心臓は煩いほどに早鳴って、大量の血液を
一箇所に集める。中心が痺れる。内側は幾度も収縮を繰り返し、男の指を締めつける。
彼女がどれほど髪を振り乱し暴れても、ネウロは決して指を抜かなかった。一定のリズ
ムで充血した突起を擦り、弾いた。
「は…………っ、あああああ!」
 美しい背をしなやかに反らし、アイはその日三度目の絶頂を迎えた。全身がわななく。
あまりの快楽に意識が遠くなる。
 脱力し、放心した彼女の身体からネウロは手を引いた。目の高さに持ち上げ、眺める。
透明な粘液は黒い革をより深い色に染め、指先から滴った。糸を引き、落下して、それ
は薄く開いた彼女の唇を濡らした。アイの身体がぴくりと跳ねる。冷たく見下ろしながら、
ネウロは前をくつろげた。
「さあ、どうして欲しい。女よ」
 脚の間に押しあてられた熱い塊を、アイはまるで他人事のように感じていた。答えず
にいると、中心をくいと押された。
「答えろ」
 熱く脈打つ存在を入り口に感じながら、アイは唇を開いた。
「…………はなして…………くだ……さい」
 ネウロは目を眇めた。
「もう……やめ…………て」
 すでに迎える準備はできていた。彼女の中心は狂おしいほどにその圧倒的な質量を
求めていた。ネウロもそれを感じていたはずだ。彼の先端に当たる粘膜はひくつき、彼
を誘っていた。
「素直だと言ったのは撤回しよう」
 唇が歪んだ。
「いや、やはり素直と言うべきか? よくわからんな。人間の心とかいう奴は」
 ネウロはアイを覗き込んだ。温かな吐息が頬をくすぐる。その刺激にさえ、彼女は震え、
喘ぐ。
448サイアイ前提のネウロ×アイ10:2008/04/07(月) 01:50:03 ID:dxKugMjR
「おもしろい。貴様がこれほどおもしろい女だとは思わなかったぞ、女よ。――名は
なんという?」
 アイ、と小さく喘いだ。
「怪盗Xの、従者です」
「アイ、か」
 ネウロはその音を舌の上で転がした。それからうっすらと笑った。
「覚えておこう。アイ。怪盗Xの従者。強情で、素直な人間よ」
 薄く開いた唇に、ネウロは唇を重ねた。舌が絡まる。睦み合う肉体のように、深く
強く結びつく。
 息を吐いた隙をつき、たくましい腕が彼女の腰を抱え上げた。大きな熱が押し寄せ
る。屹立した肉塊がじわじわと空洞を埋めていく。そのもどかしいほどの感覚と、そ
れに対する嫌悪感で、アイは頭を振った。
「ああ、あ…………! や……、いや……あ!」
 なおも逃れようとする身体を押さえつけ、最奥まで自らを含ませて、ネウロは止
まった。それから限界まで引き抜き、一気に貫いた。
「……っぁああああ! あぅ……っ……ん、やぁっ!」
 突き上げる度、アイは激しく悶えた。腕を軸に身体を引き上げ、万力のように腰を
締めつけるネウロの腕から逃げる。引き寄せられ、突き上げられて、アイの豊かな
胸は何度も揺れた。それを魔人の手が掴む。痕がつくほどに絞られて、それでもこ
み上げてくるのは痛みを凌駕する浅ましいまでの悦楽だった。繋がった場所から
蜜がとめどなくあふれる。それは挿入をより潤滑にし、ネウロの動きを助けた。
「ああっ! あ、…………ひ……ぁんっ…………!」
 首を振る。人の身には激しすぎる感覚が奥底から野火のごとく広がっていく。呑み
こまれそうになる寸前、しかしネウロは動きを止めた。思わず浮きかけた腰を、アイ
はかろうじてとどめた。深く呼吸する。そうすると、少しだけ内側の熱が離れていく気
がする。
 ――早く消えて。
 アイは強く願った。だが、完全に冷めきらぬうちに、再開された動きによって熱は
ふたたび煽られた。
449サイアイ前提のネウロ×アイ11:2008/04/07(月) 01:50:36 ID:dxKugMjR
「あうっ!」
 深く突かれ、仰け反った。白い喉が無防備に晒される。なめらかな首筋に噛みつい
て、ネウロは粘膜に性器を押しつける。
「……は、ぁん……」
 先ほどよりも緩やかな攻めにアイは溶けた。繋がった場所から、細胞という細胞が
広がり、溶け出していく。
「……ぅ……ん、……! や……あ!」
 左足を抱え上げられた。そのまま高く持ち上げられ、男の肩へとかけられる。突き
上げられ、深々と結合し、離れる。幾度も繰り返される摩擦に、追いつめられた神経
が悲鳴を上げる。だが何度絶頂が迫ろうと、アイがそれを享受することはない。
 度々中断される行為に、中心から噴き上げながら行き場をなくした熱が胎内で暴
れた。芯が疼く。早くいけと彼女をせっつく。それでもアイは懇願したりはしなかった。
己を灼き尽くしそうな欲望に、僅かに残された理性で耐えた。屈してしまえば、その
瞬間、魂までこの魔人に明け渡すことになる。それだけは、できなかった。
「まったく。見上げた忠誠心だな、アイよ」
 後背位で犯しながらネウロは言った。
「その忠心さには敬意を表するが、度を過ぎると身を滅ぼすぞ」
 揺さぶられ、開いた唇から意味もなく音がもれる。途切れそうな理性に必死でしがみ
つき、アイは答えた。
「ん…………あの人へ……の……っ、忠誠、を、守ったまま、死ぬことが、できるので
あれ……ば、……ぁんっ…………、そ、……れで……満ぞ……く…………ぁああっ!」
 アイの背がしなった。先ほどから、同じ所を何度も突かれた。そこが最も感じる場所
であることはとうの昔に見抜かれている。アイは目を閉じ、唇を噛んで耐えた。腕が
だるい。戒められた手首の先にはすでに感覚がない。縋るように、爪を立てた。ぎぎ、
と、艶やかな表面が音を立てながら、爪は小さな窪みに引っかかった。アイは目を開
けた。滲む目をこらしよく見ると、傷一つなく見えたコーティングの下にはいくつかの
ひっかき傷が残っていた。彼女のつけた物ではない。もっと深く、もっと広範にわたっ
ている。
450サイアイ前提のネウロ×アイ12:2008/04/07(月) 01:51:21 ID:dxKugMjR
「気になるか」
 背後からネウロがささやいた。
「…………っ」
 彼女が答える前に、ネウロはその長い髪を掴んだ。引き寄せる。痛みに眉を寄せる
彼女の耳に、ささやく。
「この机はトロイという。浮気性な女でな、我が輩の元へ来るまでに、主人を二人変えた」
「……二人?」
「ああ、二人だ。二人とも死んだ。その引き出しに頭を突っ込んでな。傷はその名残だ。
自らを蝕む毒の解毒剤がこのどこかにあると信じてもがき死んだ奴らの爪痕だ」
 すべらかな表面に走る無数の傷痕をアイは目で追った。薬を求め、苦しみ死んだ者
達の断末魔が聞こえてくる気がした。
 彼女の耳に唇がふれる。
「アイよ。貴様も一度死んでみるといい。この女の上で。もがき、苦しんで、一度その生を
捨ててみろ。そうすれば、あの子供にはできぬ、新しい世界を見せてやるぞ」
 男の言う生が、命のことを指しているわけではないことは明らかだった。ただ、その魂を
捧げよと彼は言っているのだ。
 この上で、すべてを捨てる。地獄のごとき快楽を与える男に組み敷かれ、貫かれて、人
として身に余る悦びに浴する。
 魔人の声は甘い誘惑のように胸に響いた。粘膜がひくつき、豊かな腰は緩やかに揺れ
た。それに応えるように、熱い先端が奥を突いた。喉から甘やかな嬌声を上げて、アイは
身悶えた。
「アイ」
 男が名を呼んだ。アイの脳裏に、様々な光景が過ぎった。滑走路。銃口。月明かりに照
らされた背中と、埋められた毒。
 なんだ、とアイは思った。
 ――すでに自分は、一度死んでいるではないか。
 答えない彼女の身体を、魔人は苛立ったように一度揺らした。アイは手を握り締めた。
「お断りします」
451サイアイ前提のネウロ×アイ13:2008/04/07(月) 01:52:10 ID:dxKugMjR
 はっきりと口にして、目を閉じた。そのまま加えられる衝撃と、次に訪れる空
白に似た死を覚悟した。
 だが、死はいつまでも訪れなかった。
「強情な女め」
 半ば呆れた声が、幾分かの憤りを交え呟いた。髪が解放された。腰が掴ま
れ、縛られた腕は限界まで伸ばされた。深々と突き刺さる熱。
「あぅ!」
 圧迫されて、アイは肺から悲鳴に近い息を吐いた。
「あ…………っ! ……ま、待って……まっ……!」
 押し寄せる感覚の奔流にアイは翻弄された。絶頂の予感に内襞は何度も
窄まったが、ネウロはもはや止まらなかった。
「ああ、あ! いやあ! っ、ぁ…………っ!」
 突き上げられる。深く、強く。容赦ない力はアイの子宮を押し上げて、苦しい
ほどの快楽をもたらす。内側に溜まり続けた感覚は、やがて一つの出口を見
つけ、飛び立った。
「やぁああああ――――!」
 全身を灼き尽くすような熱と光が全身を包む。数瞬後、吐き出された熱い精
を胎内に感じながら、アイは意識を手放した。



「まったく、強情な女だ」
 ネウロは呟いた。髪をかき上げる。額には汗を掻き、そこに前髪がはりついて
少し不快だった。だが奥底では、深い充足感を感じている。
452サイアイ前提のネウロ×アイ14:2008/04/07(月) 01:54:00 ID:dxKugMjR
 女を見下ろす。四度目の絶頂とともに意識を失った女は固く目を閉じている。ネウロ
を呑みこんだ性器は、まだ時折余韻を残し収縮した。微細な刺激はそれなりに気持ち
いいといえたが、それを気にした様子もなくネウロはペニスを抜いた。女の背中がびく
りと震えた。意識は戻らない。埋められていたものをなくし、襞はひくつきながらゆっくり
と閉じていく。そこから、白い精液が一筋こぼれた。太腿を伝う。長い足をたどり、先に
こぼれ落ちた透明な蜜の跡を追って、爪先へとすべる。その十センチほど離れた場所
に一枚の黒い封筒を見つけ、ネウロは視線を止めた。
 身をかがめ、拾い上げる。封を切れば、黒い硝子に大きなXが刻まれている。ネウロ
は眉を潜めた。
「ん…………」
 甘い吐息が彼の鼓膜を打った。女はまだ深い眠りの淵にいるようで、目覚める気配
はない。
 ネウロは考えた。奴隷は戻らない。奴隷を略取したサイの行方もわからない。この
カードも、おそらくはその時が来るまで意味を成さないだろう。
 だが、この状況はそう悪いものでもない。
「少なくとも、暇つぶし程度には役に立ちそうだしな」
 ネウロは呟き、唇を歪めた。手を伸ばす。白いうなじから肩甲骨、なめらかな背中、
そしてくびれ。やがてたどり着いた女の尻を、ネウロは鷲掴んだ。身じろいだ肉を開き、
赤く充血した場所を探る。指を入れると、そこはまだ溶けそうに熱かった。
「は…………、や……あ」
 女が身をよじった。腰を捻り、縛られた腕を支えにしてネウロの手から逃れようとずり
上がる。
「目を覚ましたか、アイよ」
 肉襞の狭く温かな感触を思い出しながらネウロは笑った。
「それでは、二回目といこうか」
 小さな入り口に勃ち上がった熱を押しつける。それから、僅かに顎を上げ、短く喘いだ
女の奥を突き上げた。


以上
453名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:22:09 ID:S9eUxedC
か、神光臨!!
続編希望!超希望!!もっとハァハァしたいです!!

やっぱ女を堕とす時は強情な方が燃えるってモンですよねー、魔人様になりたい
454名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 03:03:37 ID:gs0B3V0n
あなたが神か

あの冷徹なアイさんが魔人に蹂躙されてエロエロになってゆくのがたまらんかった…
得体の知れない体液まで使って体を、アイの最も大切なサイを貶めて心を、
両面からいたぶり倒すネウロのドSっぷりもいっそ清々しかったよ
それでも心までは陥落しないアイさんに壮絶にぬふぁーんGod Job!!!!

雨が降るまで魔人に陵辱され続けるアイさん超頑張れ
455名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 04:07:58 ID:lYQACPbx
GJ!GJ!GJ!鬼畜ネウロえろいです。
456名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 14:15:55 ID:Lnb/Fvus
GJです!ネウアイいいなー。


今週号呼んで思いついたネタ

「このゾウリムシが。自分ばかり楽しんでいないでもっと我輩を楽しませられんのか」
「んっ…くぅ…!んなこと言ったって…!大体、何…で私が動かなきゃ…んっ!」
「言っただろう。我輩これを着けて長時間動かぬ事でようやく魔力を回復できるのだ、ならば貴様が動くしかあるまい」
「動いたらやばいならそもそもこんな事するなっ!ぁ…んぅ…」


自分で腰振る弥子を見たかっただけです。
457名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 17:35:28 ID:jceQxO7v
うお!短いが萌えた!GJ!早くその逆転ネウヤコの続きを書くんだ!
458名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:44:16 ID:SOYXpz06
そういえば自慰ヤコってあるの?見たことないんだけど
459名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:59:51 ID:mkSs05Ju
>>438 これは何というGJ!エロすぎる!
アイさん ぬふぁーーーんっ!!
460名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 19:17:42 ID:lGbgJbXr
>>458
過去ログやまとめサイトを見ると、結構ある。
個人的には、新規開拓したいジャンルかも…
461名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 19:50:04 ID:SOYXpz06
>460
まとめがこんなに丁寧に作ってあると思わなかった。サンクス
シリーズ別の復讐にじっくり逝ってきます
462名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 19:57:34 ID:dzADhKid
ところでうぶ毛までしゃぶる弥子はまだですか?
463名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:26:09 ID:UbcAGmwx
それは俺も気になっていた
そして密かに魔人の願望なんじゃないかと妄想したw
だが、後でじっくり事情聴取(性的な)をするつもりの
笹塚も捨てがたい…
濃厚な弥子受けゴシカアン
464名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:48:31 ID:5DOdkdzX
実は自分がやってることの逆じゃないの
つまり産毛まで絞りとるネウロ
いつも通りだな
465名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:58:26 ID:UbcAGmwx
ともかく、今週号は
新妻のような弥子に股間レーダーが反応した
なにせ、あの軽そうな身体だ
魔人が動けないなら、思う存分騎上位をすればいいじゃないか

だが、正直言うと、男に座るジェニュイン様に悶えた
466名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:27:44 ID:gs0B3V0n
ジェニュイン様がサイや葛西やシックスに座ったり踏んだりなぶったりすればいいと思います
467名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:16:59 ID:PzTATm9i
幼な妻で新妻だと。けしからんな。
468名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:27:42 ID:Lnb/Fvus
>>465
ネウロの服持ってる姿とかお前どこの新妻かと。
ていうかよく見たら下着まで弥子の前で脱いでないかネウロ。

「ちょ、待て!なんで下まで脱いでんの!?」
「上着の上に上着を着る阿呆がどこにいる毛虫め。この服を着て動かなければ魔力が回復する。今までの服は邪魔だから脱いでいるだけだ」
「だからって予告無しに下まで脱ぐな!まったく私がいることとか考え無しなんだからもー…」
「ふむ…確かにこれはもう少々後に着てもよかったかもしれんな。来い、ヤコ」
「え…なんか怖いんですけど。具体的には素直に私の意見に賛同した点と妙に威圧感ある手招きが!」
「黙れ」
「ふぎゃっ!ちょっ…いきなり引っ張んないでよ!っていうかなんで私を足の上に乗せてんのよ!?」
「話を聞いていなかったのかバッタが。言っただろう、この服を着て動かないことで魔力が回復すると。
 つまり魔力を回復させようと思えば我輩あまり激しくは動けん。その前に…犯るべきことを犯ってしまわねば」
「違う!よくわかんないけど「やる」の字の所がなんか違う!」
「喜ぶがいい、出血大サービスだ。今日は朝まで楽しませてやるぞ、ヤコ」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーー!!!」
469名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:04:41 ID:++JUqJsz
>>468

ネウロが血ヘド吐きながら朝まで頑張ってくれるのか…
470名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:27:34 ID:62sRprxI
>>468
おまえは神か
雑誌見返したわ…たしかにズボン履き変えてるよ
ぬふぁーん
471名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 00:13:13 ID:OTMVkpN9
>>468
グッジョブ過ぎる。
しかも全部脱いでるのに弥子動じてない。これは脱ぐぐらいいつものこと、それ以上のことを毎回、ということですね。わかります。
全力で釣られてやるぜ!松井め!
472名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 03:11:45 ID:WijGGWS1
まぁマジレスするとわざわざ脱がなくてもしゅるんとお着替えしてるだろうw
とはわかってはいるがエロパロ的にはお前らの意見…嫌いじゃないぜw
むしろぬふぁーーーーーーんだ!!
473名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 13:08:37 ID:36K051Oj
上着はわざわざ脱いでるんだから下着をわざわざ脱いでてもいいじゃない
魔人だもの
474名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 16:36:00 ID:z4sUDBNE
しかし魔人は生装備なんではと未だに疑っている
475名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 18:19:24 ID:5KWxnYU1
弥子が性的な事にまだ無頓着なのをいいことに、フルチン披露で内心ハァハァの魔人か
476名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 18:31:02 ID:va/SSaj8
ふるちんおかしいと気づいた弥子が抗議したら「我が輩魔人だからぱんつとかよく分かんない。買ってこい」とぱんつ買わせプレイになるわけですね
「っ…買ってきた!!」と頬赤らめてぱんつ差し出す弥子に萌えるわけですね
477名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:08:18 ID:7N0n8mFJ
温泉旅館で一緒の部屋に寝るのにぜんぜん抵抗なかったり
今回の事といい、深読みしろと言わんばかりですね
478名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:10:41 ID:+BxO+b59
そして後日改めてその事を笹塚にツッこまれてしまう訳ですね。
479名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:15:50 ID:7N0n8mFJ
どうでもいいがジェニュインの尻にひかれてる男は志願者なんだろうか
血族はドSとドMの両極端だな
480名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:21:22 ID:+BxO+b59
>>479
多分ジェイュインの好きな体位かなんかを言い当てて血族にされたんだろう。
481名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:17:10 ID:r0fwpKCW
サイはジェニュインにドロドロにされてしまえばいいと思うんだ(性的な意味で)
482名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:18:36 ID:va/SSaj8
>>479
進化しまくったドS=6みたいなの
進化しまくったドMてどんなんだろうな…
483名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:19:36 ID:2kUPIZJU
なるほど、首が擦り切れそうなほどの勢いで
シックスと行う【首引き恋慕(あまり気持ちよくはないらしい)】
がお好みな事を当てられたのですね。
484名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:24:24 ID:2kUPIZJU
483は480宛てな。

>>481
エロい継母に食べられてしまうサイですね。
「ボーヤ、骨の髄までしゃぶってさしあげますわ」という
台詞が浮かんで来た。何かのお告げかもしれん。
485名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:31:06 ID:r0fwpKCW
>>484
書いちゃえよっていうお告げじゃね?

ジェニュサイ、ちょっと前あった家庭教師パラレルみたいなの妄想した
「あんなどこの馬の骨とも知れない女にかどわかされてこんなに教え込まれて……
 きっちり躾し直して差し上げますわ」
「アイの悪口言うな! あ、やだっ、ごめんなさいやめて触んないで座んないで!アッー」みたいな
486名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:39:53 ID:2kUPIZJU
>>485
何を隠そう、そのパラレル書いたの俺なんだよ…
だが、サイアイが好きな余り、ジレンマに苦しんでいるんだ。
だが、そんな昼ドラ展開もギャグ系エロにするなら有りかもな。
487名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:01:31 ID:r0fwpKCW
そうだったのか…何を隠そう実はこっちも勝手に続きを書いた96なんだ…
何度も妄想の種をありがとう。
ジレンマに苦しむのならサイアイまとめて血族に性的にぇはんさせてしまえばいいと思うよ。
488名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:47:15 ID:7N0n8mFJ
>>482
いつ殺されるのかわからんのにシックスについていく5本指以外の血族は
進化しまくったドMでないのか
489名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:56:27 ID:5IZw5TIM
>>484
育ての母と継母に挟まれて、先にイかせた方が本当の母親だという展開ですね
わかります
490名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:17:40 ID:Myq4dZT+
お前らが何言ってんのかわかんねー
491名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:23:09 ID:H49R/AG1
何言ってるかわからんがもっとやれー
492名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:43:06 ID:5IZw5TIM
「そんな女のお粗末なテクより、わたくしのほうがあなたを喜ばせてあげられるわ、
さあ、思う存分イキなさいな坊や」
「おどきなさい、年増の分際で主に触れるのは許しません。
さあ、サイ私がいつも通り手取り足取り、腰とりこってりとイかせて差し上げます」
「ちょ!誰が年増ですって!!!この小娘が!!」
「怒ると化粧にヒビが入りますよ、小母さま。さあ、サイもっと気持ちよくしてあげますね」
「もうどっちでもいいから早くイかせてーーーーーー!!あうっ!」


こうですか、わかりかけましたけどわかりません!><
493名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:39:02 ID:hruVDUSg
>>492
だいたいそれで合ってると思います><そんでそのあとは

「はっ……あ、アイ、なんで根元掴んでるの?
 俺もう我慢出来ないよ、早く出したい……」
「いきたいのでしたらいかせてくださいとお願いして下さらなければ駄目です。
 それさえして頂けたのなら、あとは胸でも口でも手でも私の中でも
 お好きな場所でお気に召すままに……」
「うんわかった! いかせてくださ」
「そうはいきませんわ」
「ふっ、あぅッ!! うぁっ、そこだめやめてほんとにだめ!」
「……卑怯な! そこは……っ」
「何とでもお言いなさいな、怪盗Xを絶頂に導けば良いのでしょう?
 ここも立派な性感帯ですわ」
「……この外道!」
「もういいからはやくイかせてって!もうらめえええ!!」
「「あ。」」

こんな感じになるんですかわかりません><
494名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:54:55 ID:lrjuDadF
ちょっサイヘタレwww
495名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:50:37 ID:NrP/OxPn
育てのアイ(母親以外の全てをこなす女性)と
行き別れた産みの両親(6とジェイュイン)にアレコレ教わるのはどっちが発育早いかな…。
496いつも見守ってるKです。:2008/04/09(水) 03:23:14 ID:Hbxb3ePl
いつでも見守っています。
輝ける神作品の連続にぬふぁーんでございます。

ちょっと書いてみようかな…なんて思ってしまったので、
ネウヤコで行ってみようと思います。
普段もの書きではなく、描きの方なので、
文章力とか拙いですが、その辺は予め謝っておきます;;

++++++++++++++++++++++++++++++++
紅い日。
事務所の窓から見える景色は、夕暮れの太陽の日に食べられて、
全部トマトの色に染まってる。
禍々しくて…きっと、魔界ってこんななんだろうなって思った。

ポップコーン持ったまんまボーっとしてたらイキナリ後ろから
頭を掴まれた
「あだだだだだ!?」
「なんだ、クッションかと思ったら随分と貧相な…」
そう言いながら魔人は私の胸を摩る。
「ちょっとおおお!!」
触んないでよ!と言わんばかりに手を払う

一瞬驚いた(フリの)顔して、魔人はまたいつもの笑顔に戻る
「ヤコ。我が輩は暇だ。遊び相手になれ」
「は?」
何を馬鹿な事言って…そう言おうと思って、
魔人の方を向いたら、アイツときたら、いつもみたいに、
目をキラキラさせながら、唇に人差し指を当てて…
「イヤか?」
……断ったら死ぬ以上の恐怖を味わう事になる…;;;

「嫌…だけど、拒否権なんて無いんでしょ?」
唇を尖らせて、私はそっぽを向く。
ポップコーンは後で食べよう。テーブルに置いて、私は立ち上がる

「ヤコvヤコv我が輩、この間こんなのを視たのだが…!」
何ですか嬉しそうに…っってええええええ!?
「こ、コレって、AVじゃ…ななななに視てるのよアンタ!!」

「た め さ せ ろ v」

もう…死んだかもしれない…。
497496:2008/04/09(水) 03:32:55 ID:Hbxb3ePl
「ちょ、ちょっと待って…」
こっちに来ないでって、手を前にしてぶんぶん振ってるのに、
アイツはその手を掴んで、私をソファーに押し倒す。

「ヤコ…」
ちょ!?近い…近すぎだよおお!
いつもよりネウロが優しく呼んでくる、いつもより…ネウロの体が温かい…
「やっ…。」
耳にネウロの息がかかって、私じゃないみたいな声が出る
「ヤコ。」
ネウロの低い声、の後、何かグチャって音が聞こえた
「や!やだぁっ!」
耳にネウロのべろが入って来る…!
怖い、ゾクゾクする。
「フハハ、楽しそうにしてるな、そら、そら!」
執拗に耳ばっかり舐める、嫌い。
耳たぶとか噛んだり
「ひ…う…!」
背中が、お腹が、ゾワゾワする…

「臭うな…」
笑いながらネウロは私の服をぽんぽん脱がして行く。
「止めて!恥ずかしいよぉっ」
自分でも涙声で、情けないと思うけど、

ネウロはもう容赦なく最後の一枚すらも引きはがす
「やぁ…」
寒くて、恥ずかしくて、手で隠すけど、ネウロがマジマジと視てくる
「ほう…無いと思っていたが…案外」
「無いは余計でしょ!!」
強気にツッコみ入れてみたけど、怖い
498496:2008/04/09(水) 03:53:35 ID:Hbxb3ePl
「ヤコ。貴様、ナメクジになったのか、此処から大量に粘液が出ているぞ?」
「やああっ」
手袋付けた手がちょんって触る

「ふん、まあ良い。こっちは後でにしよう。先に…」
ネウロの翠の目がジって視てる…迷ってるのかな?

あれ?ネウロの顔が近づいてってええーーー!?
ちょ、ちょ?私の胸の間に…、ネウロの頭がっ!!
「案外、と期待はしたのだが、やっぱり薄いものは薄いな。ぱふぱふが出来ん」
「ちょっとおーー!!不満げな顔で何言って…!しかも何処で覚えて来たー!?」
鼻で笑いながら、ネウロは私の胸の間にすりすりと鼻先を寄せる。
「しかしながら、…小ささいのも割と良いかもしれないな。手の中に収まる」
もみゅもみゅと器用に揉んだり、指先で胸の大事な部分を転がしたり、ズルい。
「やっあ、あ!」
また、私じゃないみたいな声…恥ずかしい…!

手にそれを持ったまま、ネウロがニコニコして…
まさか…まさか!?
「ちゅぅ…」
「あっああーーッ!!」
やっぱり!背中がゾクゾクするよっ!
ネウロを見下ろしたら、なんだか赤ちゃんみたいで可愛くて…でも…
「ネ…ロ…変になっちゃうぅ…!」
ネウロが吸う度に、どんどん頭の中の事が、周りが分からなくなるみたいに、グチャグチャになってく
「ム?母乳とやらも出ていないのにもう来たのか?」
「出…ないよ…ッ!」

「仕方の無い奴だ。」
そう言って、ネウロはベルトを外して、チャックを下ろして…
ドキドキする、(お父さんの意外)視た事無いものが…私の目の前で…
499496:2008/04/09(水) 04:07:23 ID:Hbxb3ePl
「あ…」
大きい、
その大きさも、長さも、全部、視た事無くて、
これが男の人なんだって、思っちゃう…
予想よりも、紅くて、ちょっと…怖い

「何をボーっと視ている、舐めろ」
「えっ!?」

イキナリそんな事言われて…舐めれな
「おぅ!?」
考えてたらイキナリ口の中に入れられた
何…コレ…予想よりも全然大きい
そろそろとベロを伸ばしてみたけど、全然舐めきれそうにない
「ふぅ…む…。」
抗議の目でネウロを見上げるケド、喋れない
ネウロは嬉しそうに私を見下ろしてる

もう、ヤケクソだ!
ちょっと先っぽの方をゆっくり舐めてみる、
グニュグニュしてて、変なカンジ、味なんかしないし…
なんか、割れ目があるから、そこを探るみたいにベロを押し込んで、グリグリしてみる、
あ!なんか出てきた?
「んぅ…ふ…」
一心不乱に舐め続けてみると、どんどん出てくる、
なんか、クセになりそうな味…
他には味とかしないのかな?あっちこっちにベロを伸ばして、奥まで銜えて、
口全体でマッサージする。多分こうすれば何か出て来る
「…は、ヤコッ」
「ん?」
イキナリネウロが頭を掴んで、アレが喉の奥まで刺さって、
「んぐうッ!」
びゅって何か出た、苦しくて、苦くて、涙が出るけど
口の中のは全部飲み込んだ。

「悪くはないな。よし、褒美をくれてやろう」
500496:2008/04/09(水) 04:33:01 ID:Hbxb3ePl
ネウロが私にのしかかって、手と手を合わせて、
目線はどんどん下に下がって…
「先ほどよりも濡れているな。」
腰を掴んでくる。
もう、掴まれただけで内側が熱くなってくるくらい、おかしくなっちゃってる
「ネウロぉ…」
ネウロの目に映った私の顔は、ぐちゃぐちゃで、情けない、でも、どうだっていいの。

「ヤコ」
先端が当たる
「あっ」
欲しい、欲しい、欲しい、欲しい
温かくて、鼓動が合って、生まれたままのその姿で、
深く、深く。
「ああぁッ!!」
熱を持って、溶けて、解け合って、
「ヤコ、ヤコっ…」
ゴリゴリとネウロのが入ってくる。
「やっはっ、…ッふぁっ!!」
苦しいの、熱いの、ネウロ、ネウロ
「ネッ、ロ…!!」
縋り付くみたいに、ネウロの背中に手を回して、
でもネウロはどんどん入って来て、
ブチブチ音が聞こえた、痛い
でも、止まらない
奥の奥までゆっくり入って、満ぱんになって止まった
「はっ…はっ…」
苦しいけど、なんか嬉しいよ。
痛いけど、幸せだよ。
くしゃくしゃな顔で笑ってみせた
「良いよ…来て」
501496:2008/04/09(水) 04:34:55 ID:Hbxb3ePl
ネウロ、柄にもなく気遣ってくれてる。
ゆっくり動いて、ずるずる抜かれて、またゆっくり入って来る。
きっと下は今の私の顔よりぐしゃぐしゃなんだろうな、って思ったケド、想像はしない
ズルズルズルズル、だんだん、ネウロのが硬くなってくる
「んぅッ!く、」
ごりごりして、どんどん壁が溶かされるみたいに、
じんじんして、涙が止まらなくて
「ネウロ!ネウロ!!」
「ヤコ」
ドロドロになって、チョコみたいに甘い気持ちになって、
心がくすぐったい
「ああ!ああ!!はァ!!」
揺さぶられる、脳が、体が、
「ネウロッッ!!」
グラグラする、目が回る、世界が、全部が揺れて、
きゅぅきゅぅしてもう、もう
「ああッーーーーー!!!」
「く、あ…!」
真っ白になって、
中でネウロがびゅうびゅう何か吐き出した。
グラグラしすぎて、バランスが崩れて、二人ともソファの上に倒れた
ずっと繋がったまま   ちょっと…重たいけど、
笑顔で見つめ合って、
ネウロは目を閉じた。
しばらくして、ネウロの手から羽根が生えた
顔は鳥みたいな顔に

ふわふわした羽毛は素肌に気持ち良くて、
ひんやりした嘴は火照った頬に気持ち良くて、
私も目を閉じた。

「おやすみ…」


*fin*

=============================
書かせて下さってありがとうございました。
そして、目を通して下さった方お疲れさまでした。
感情的なのを目指してヤコ視点で書かせていただきました。

502名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 10:25:11 ID:wAIwTHBR
GJ!
朝からエロエロでぬふぁーんした
503名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 11:13:34 ID:nxZm1Oui
gjGjGJGJ!!
504名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 11:33:01 ID:arvuNLuF
なんだなんだこの砂糖菓子のような甘さは
GJ!
505名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 20:01:06 ID:EEAfesgc
>>495
ジェニュイン親じゃなくね?w
そんな両親のもとで育ったら間違いなく変態になるんだろうな…
ドMになるのかドSになるのかは不明だけど
変態プレイに付き合わされるアイさん(´・ω・)カワイソス
506名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:02:57 ID:3FnwAXuZ
出たーーーーーーーーっ!
エンペラ星人さんのインペライザーを使った連続マスかきだあああああああああああ!
507名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:03:29 ID:3FnwAXuZ
スマソ
誤爆した…orz
508名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:22:12 ID:JaoZQ1li
エンペラ星人=サイ、インペライザー=サイの強化細胞ですね
わかります
509名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:30:08 ID:Jp/F5BX6
>>508
おまwこじつけんなwww
エンペラ星人=えんぺらせいじん=エンペラー性人
インペライザー=淫ペラいザー
つまり、「エンペラー」(皇帝)のように振る舞うドSな
「性」欲魔「人」が
「淫」乱な弥子の「ペラい」おっぱいに「ザー」メンをほんの10L程ぶっかける…
そういうメッセージが>>506には込められていたんだよ!
510名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:42:40 ID:6HUogg4H
>>509
お前の方がすごいわw
それに何だその超血族チックなIDwww
Finger5にサイ・シックスっておいwww
511名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:49:03 ID:O+2fjZkk
>>510
B【バカ】
J【ジェニュイン】を忘れてるぞ

え?バカが思い出せないって?
「記憶すらも毟り取られるなんてヒドいや・・・」
512名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:42:16 ID:N/0+hdRL
>>509
ふっお前の妄想力には負けたよ・・・・・・
513名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:15:24 ID:xAftMFej
>>492,>>493
GJ!ありがとう!お前らのおかげで滾った!ぬふぁーんした。
あと、>>487に背中を押された。>>91で書いたネタを、自分でも文章化
してみようと思う。
514名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:43:06 ID:N5kriIqu
そういや>>492>>493のサイがいけないまま放置されてるのがかわいそうな件
515サイアイ前提のネウアイ2:2008/04/11(金) 23:17:21 ID:ZtsStecm
>>438です
前回GJくれた人ありがとう
なんか続きが書けたんで投下する

*現スレ>>439-452「サイアイ前提のネウロ×アイ」の続き
*原作13巻の分岐パラレル
*無理矢理やってるんで苦手な人はスルー推奨
516サイアイ前提のネウアイ2−1:2008/04/11(金) 23:18:33 ID:ZtsStecm
「ぁふ…………ん……っ」
 こみ上げる感覚に、アイは甘い声をもらした。指が動く。胸の肉を嬲り、脚の間の濡
れた襞を割る。
 唇を歪め、喘ぐ彼女を背後から眺めているのは一人の魔人だった。黒い椅子に座
り、膝の上に彼女を抱えあげたネウロは、胸を弄っていた手で彼女の顎を掴み、強引
に後ろを振り向かせた。
「どうした? アイ。もう限界か?」
 答える間もなく唇を塞がれる。はじめから酸素は足りないというのに、それを補給す
る場所を片方奪われた彼女は、不足する吸気と燃え上がる内側の熱に苦しく呻いた。
中心が疼く。心臓から送り出された血液が下腹部に集中し、耐え難い悦びとなって彼
女を苛む。
「欲しければ早く欲しいと言え。我が輩、このゲームにもそろそろ飽きてきたぞ」
 ネウロはからかうように告げた。それに答える代わりに、アイは固く目を閉ざした。
唇を噛み、声を抑えて、男の仕掛ける残酷な遊びに耐える。
「強情だな。ここはこんなにも素直だというのに」
「…………っ! あぁっ!」
 長い指が、充血した肉芽を挟んだ。擦られる。革のなめらかな感触が敏感な表皮を
押しつぶす。
「はぅ……! んっ、あ………いや……っ」
 魔人は楽しそうに笑い、身悶える彼女の耳の下を舐めた。そのまま耳殻をたどり、
ぬめる舌で耳の穴を犯す。
 濡れた音がアイの中で響いた。上から、そして下からも。指は突起を滑り、透明な
蜜を滴らせる小さな窪みを探った。入り口をなでる。そこはすでに温み、空白を埋め
る大きな熱を待っていた。
「まったく呆れるな。なぜそうも頑ななのだ」
 こぼれる液体が革手袋をじわじわと浸食していく。その中でも一際色濃く染まった
一本を僅かに沈めると、内襞は待ちかねていたように男の指を締めた。
517サイアイ前提のネウアイ2−2:2008/04/11(金) 23:19:09 ID:ZtsStecm
 生温かな粘膜が指を包む。だが、ネウロは根本まで埋めることなくその指を抜いた。
滴は糸を引き、待ちかねていた刺激を失ったアイの腰はもどかしさに揺れた。
「ほら、まただ」
 ネウロは嘲った。
「どうやらここは我が輩を欲しくて欲しくてしかたがないみたいだぞ」
 指が襞の割れ目をすっとなでた。濡れた指先が、熱く疼く中心をついでのように掠めた。
その途端、電流のような快感が背中に走り、アイは震えた。切ない息を吐きながら、誰が、
と声を絞りだした。
「誰が……あなたなど……」
 熱い身体が、男の腕を逃れようと虚しく足掻く。しかし一つに結ばれた腕は思うように
動かず、絶え間ない行為によって体力を奪われた身体は鉛のように重くなって彼女の
動きを阻害した。
「そうか? ではその身体に直接聞いてみることにしよう」
 前へと逃げた身体を易々と引き寄せて、ネウロは指を沈めた。
「ん……っ! あ、やめ…………!」
 指の腹が深みに潜る。僅かに窪んだその場所は、アイの最も弱い場所だった。この
数日、集中的に攻められて何度籠絡されそうになっただろう。
「ぁんっ! ぁ…………っ、ひ……やぁ!」
「フハハハハ。素直なものだなアイ。こんなにいやらしく濡らしおって」
 深く突き立てられた指の隙間から、蜜は次から次へとあふれた。淡い茂みを濡らし、
下にいる男の服を湿して、男の施す愛撫の効用を言葉もなく相手に伝える。
 いやだ、とアイは抵抗した。
 いきたくない。こんな風に一方的に追い詰められ、身も世もなく喘ぎながらその指の
動きのままに絶頂へと押し上げられるのは耐えられない。
 だが、彼女の身体は踏みとどまろうとする心を裏切るように高ぶり溶けていった。
 蜜があふれる。襞は細かく収斂し、体内に蠢く異物を奥のひそみへといざなう。それに
呼応する形で、ネウロの指は彼女の粘膜を掻き回した。窪みを押しながら、その一方で
奥を突き、幾度も収縮する肉の襞を押し広げた。アイは悲鳴をあげた。充血した突起が、
さらなる刺激を求めて痺れるほどに疼いた。
518サイアイ前提のネウアイ2−3:2008/04/11(金) 23:20:07 ID:ZtsStecm
「っあぁ! …………んっ……あ、いや…………! いきたく、な……」
「アイ」
 頭を振り、必死に耐えるアイの耳元で魔人がささやいた。
「抵抗するな。そのままいくがいい。……我が輩は、その後で存分に楽しませてもらう」
 尖った牙が耳を噛んだ。太腿に熱い塊を感じて、アイの背中はぞくりと総毛立った。
嫌悪と、期待。相反する二つの感情に苛まれる彼女の内側で、長い指が動いた。
「……っ!」
 反射的に身体が逃げた。拘束を逃れ、倒れこんだ窓枠に手をつく。それから力の入
らない脚を踏ん張って、脱出への一歩を踏み出す。
 だが、そこから駆け出す力はすでに残っていなかった。
 数歩進んだところで足がとまった。同時に逞しい腕が、ふらつき倒れかかる彼女の腰
を背後から抱えた。肌が密着する。腕の中に彼女を抱き、身を捩る彼女の顎を捉えて、
ネウロは背後を振り向かせた。
 人のものとは明らかに異なる虹彩が、苦しく歪むアイの顔を映し出す。その無機質な
硝子に似た瞳を、アイはきつく睨んだ。それだけが、今彼女に許された唯一の抵抗だっ
たからだ。
「かわいい女だ」
 親指で唇をなぞり、ネウロは目を細めた。
「そう煽るな。手加減したくなくなるではないか」
 唇を塞がれる。咄嗟に口を閉ざそうとすると、顎を強く掴まれた。骨が軋む。痛みに喘
ぎ、僅かに開いた隙間から舌が差し込まれる。
「……ん…………んん……っ」
 ざらつく舌が歯の裏を舐める。先端が口蓋をくすぐり、思わず引いた腰に五本の指が
這う。ゆっくりと下りていく指の、向かう先を想像してアイは震えた。腰を捻る。拘束された
腕を振り、背後に立つ男を突く。厚い胸板は鈍い音を返したが、毫も身動がない肉体と、
唇の上で象られた深い笑みは、それがまったく意味のない行為であることを教えていた。
519サイアイ前提のネウアイ2−4:2008/04/11(金) 23:21:11 ID:ZtsStecm
 舌を吸われる。呑み込みきれず、こぼれ落ちた唾液が唇を伝い落ちる。
「ぁふ……、…………! ぁ、あんっ!」
 舌に与えられる刺激に気を取られているうちに、ネウロの右手が彼女の中心を捉え
た。上から包まれ、やわらかく揉まれる。脚の間に与えられる緩やかな刺激に気が遠
くなる。力が抜け、脱力した膝が彼女の体重を支えることを放棄した瞬間、それを見計
らったかのように男は指を沈めた。
「あぅっ!」
 アイはのけ反った。悲鳴を上げ、顎を反らすと、首筋に尖ったものが突き立てられた。
それがネウロの歯で、剥きだしの喉に噛みつかれたのだと知ったのは、破れた皮膚を
舐めるぬめらかな舌をそこに感じてからだった。
「あんっ! ……ん…………やぁ……!」
 数が増やされる。裏側から押し出された肉芽を、親指が潰す。指が、舌が、彼女の乳
房を嬲り、背中を這って、消えない熱を刻み込む。
 耳鳴りがした。自分のものとは思えぬ甘い喘ぎや、脚の間から漏れ聞こえる濡れた
音が次第に遠ざかり、すべてを灼き尽くすような白い光がすぐ側に近づいているのを
アイは感じた。だが、内腿に力を入れ、固く閉じた目蓋の裏で散りかかる小さな火花に
身を委ねかける寸前、彼女を弄していた腕が唐突に離れた。
 くずおれかけたアイの手が窓にぶつかった。硝子は低く反響し、彼女の粗暴な行動を
非難する。アイは目を開けた。涙に滲む視界に、曇天と、透明な窓にぽつりと垂れた
一粒の水滴が飛び込んだ。
 ――雨。
 内側で暴れる狂おしいほどの熱を忘れ、アイは食い入るように見詰めた。
 灰色の空から落ちてくる、大粒の雨が透明な硝子を叩く。それは次第に数を増し、
周囲の水滴を巻きこんで流れた。
「悠長なことだな」
「え? …………っ」
 熱い塊が肌にふれた。
「景色を愛でる余裕など貴様にあるのか?」
520サイアイ前提のネウアイ2−5:2008/04/11(金) 23:22:07 ID:ZtsStecm
「……っあ……いやあああ!」
 熱い高ぶりが中心を貫いた。押しあげられ、圧迫された肺から悲鳴とともに空気を吐き
出す。唇をひくつかせながらわなないていると、内側に埋められた腰が引いた。アイは
息を吐いた。その隙を狙って、熱く脈打つ屹立がふたたび打ちつられた。
「あぁ! ……っあん! ……っや、あぁ!」
 声を取り戻したアイの喉は、突かれるたび意志とは無関係に音を紡いだ。奥に当たる。
後ろから挿し込まれた逞しい熱は、幾度も濡れた隘路を押し開く。
 窓に縋り、激しい揺さぶりに必死で耐えた。豊かな胸が律動に合わせて大きく揺れる。
腰にあてられた手は時折背中を滑り、引き締まる腹をなでて、その上のやわらかなふく
らみを揉みしだいた。乱暴な突き上げと繊細な愛撫。あまりの快感に気が遠くなりかけた
頃、それは姿を現した。
 コンクリート壁。道路を隔て、正面に建てられたビルの、真新しいの壁に一つの円が浮
き上がる。
 脳裏に、ここにはいない主人の姿が思い浮かんだ。その瞬間、また強く突かれてアイは
甘く喘いだ。
 なにをしているのだろう。
 アイは自らを強く恥じた。
 主人にとって最も大切なこの時に、傍にいて支えることもできないどころか、敵の手に
むざむざと落ち、自分の意志ではないとはいえ肌を重ねている。
 涙がこぼれた。X、と胸の内で謝罪した。
 背後から胸が捏ねられる。長い指。うなじに口づける温かな唇。少年はいつも優しく彼女
を抱いた。自分を抱き締める胸に耳をあてて、何度心臓の確かな鼓動を聞いただろう。
 ――X。
 下腹部に、小さな炎が灯った。それはじわりと広がり、やがてすべてを灼き尽くす業火と
なって彼女の全身を包んだ。
521サイアイ前提のネウアイ2−6:2008/04/11(金) 23:23:10 ID:ZtsStecm
「やぁあっ! ……んっ! ……っあ、はぁ!」
 突然噴き上がった感覚にアイは叫んだ。熱い。身体の奥底から、尽きぬ泉のように
悦楽が湧き出してくる。膝が震える。膣が窄まり、断続的に痙攣して、アイの肉体は
遙かなる高みへと昇りつめていく。
「どうした? 興に乗ってきたのか? アイよ」
 後ろからネウロが訊ねた。声には嘲弄と、意識して聞かなければわからない程度の
僅かな困惑が含まれていた。
 滾る熱に追い立てられながら、違う、とアイは首を振った。そんなはずはなかった。
自分が、自分の身体が、サイ以外の男に抱かれることを嬉々として受け入れるはず
などない。
 だが欲望に支配された身体は彼女の意志とは無関係に動いた。豊かな腰が、突き
上げる男のリズムに合わせる。窓枠に爪を立て、必死で腕を突っ張って、硬いものが
当たる最もいい角度を探す。
「はぅ! ……っぁ、いや……っ! どうして……どうし…………ああっ!」
 数日前、この机の上で犯されて以来、はじめてアイは弱音を吐いた。胸が苦しい。
自分で自分が制御できない。
 彼女の当惑などお構いなしに、背後の男は激しく腰を動かした。突かれる度、肺から
吐き出された熱い息が目の前の窓を曇らせた。硝子の上に手をつく。白い曇りが指の
形に消えていく。
「っ…………ああ! ……い、やぁあああ!」
 荒れ狂う熱の中で、アイは溶けていった。



「はぁ…………ん……っ! ……やぁ!」
 雨に降り篭められた室内に、女の声が響く。扇情的でありながら、どこか動揺を隠せぬ
響きをその声音に聞き、ネウロは快楽とは違う理由で眉間に皺を寄せた。
522サイアイ前提のネウアイ2−7:2008/04/11(金) 23:25:08 ID:ZtsStecm
 さらなる刺激を求めて突き出される豊かな肉。腰を引くと、濡れた粘膜がついてくる。
奥に突き刺すと、肉襞は幾重にも絡まり窄まった。赤く充血した陰唇には、蜜に湿る
薄い茂みが淫靡にはりついている。
 一時的な宿であるこの場所で捕捉して以来、数限りなく、それこそ昼も夜もなくその
身体を抱いてきたが、これほどまでに女が乱れた姿を見せたことはなかった。強情な
女だった。魔界の毒に犯され、無理矢理高められた熱に流されそうになりながら、それ
でもただ一つ、女の中央を貫く芯が彼にすべてを明け渡すことを拒んでいた。
 ――理解できんな。
 ネウロは顔をしかめた。今抱いている女は、それまでとは別人のようだ。髪を振り乱し、
全身を赤く染めて、快楽に喘ぐ表情は苦悶と歓喜に満ちている。
 これこそが、ネウロの求めていた姿だった。肉欲に負け、身体だけではなくその心まで
自分に捧げる奴隷。屈辱と、それを上回る快楽が、女を美しく磨き上げ、彼を楽しませる。
 だが、なにが女をそうさせたのか。
 先ほどまでの女には、その予兆すら見えなかった。あまりにも急激な変化に、いくら
自らそうなるよう仕掛けたとはいえ、首を傾げたくなる。
「んっ……! ……、いや…………、いや……ぁ」
 女の心に微かに残った理性が否定の言葉を紡がせている。その様に、与えられる
責め苦に必死で耐えていた僅か五分前の姿が重なる。ネウロは目を眇めた。
 雨に濡れた窓に、女の顔が映る。喜悦に歪み、だらしなく開かれた唇からもれた熱い
息が硝子を丸く煙らせる。
 喘ぐ女の唇を観察した。高い嬌声の合間に、女は二度、その音を混ぜた。
 ――X。
 眉を顰めた。それから、愛しい主人の名を唱え続ける女の縋るような視線を追った。
「……なるほどな」
 ネウロは呟いた。目の前の光景に、女が運んできたカードを頭の中で重ねた。浮き
上がる地図。小さな怪物が待ち受ける、この国で最も権威ある場所の一つ。
「実に奴らしい」
 唇を歪め、ネウロは動くのをやめた。それまで絶えることなく与えられていた刺激が
途絶え、もどかしく腰を震わせた女を冷たく睥睨した。
523サイアイ前提のネウアイ2−8:2008/04/11(金) 23:25:49 ID:ZtsStecm
 アイ。怪盗Xの忠実なる従者。あの日、背後を取られても冷静そのものであった女
は、今ほどかれた長い髪を振り乱し、汗ばんだ背に鮮やかな色を散らしている。太い
ものを限界まで咥えこみ、男の精を搾り取ろうと狭い内側を何度も収縮させている。
「……失礼な女だ」
 ネウロは短く舌打ちした。
「我が輩に抱かれながら、他の男のことを考えていたとはな」
 きつく締めつける肉襞から、ネウロはずるりと屹立したものを抜いた。中心を貫く軸を
失い、崩れかけた女の顎を掴み、こちらを向かせて窓に押しつける。中途半端に投げ
だされた熱を持て余す女の身体は、命のない人形のように従順だった。透明な硝子に
支えられながら徐々に引き上げられ、爪先立つ女の唇が苦しげに喘いだ。
 紅潮した頬と、薄く開かれた唇。虚ろに彼を映す双眸は欲望と酸欠に霞んでいた。
宵闇色をした瞳を見据え、ネウロは言った。
「本来ならば命をもって贖ってもらうところだが……今回ばかりはその忠義心に免じて
許してやろう」
「……? なに…………、んっ……んん…………っ!」
 疑問に開かれた唇に深く口づけた。やわらかな唇。硬質な歯。対照的な二つの感触を
順に味わって、舌に舌を絡めた。唾液を流し込む。微量の媚薬を混ぜて。はじめて犯した
日、即座に吐き出したその甘い液体を感じ取り、女は舌を引いた。
 喉が静かに上下した。唇の端から、飲み込みきれなかった液がこぼれた。それを舐め
取り、下唇をかるく噛むと、女の長い睫毛が震えた。
「欲しいか」
 陶器のような肌を見詰め、濡れた襞に自らを押しつけながらネウロはささやいた。割れ
目に添って先端をゆっくりと滑らせる。
 彼を見詰め返す女の瞳が揺れた。赤みを帯びた目の淵から、堪えきれなかった一粒が
音もなくあふれた。涙を流し、アイは静かに目を閉じた。顔は緩やかに背けられた。それが
答えだった。
524サイアイ前提のネウアイ2−9:2008/04/11(金) 23:26:28 ID:ZtsStecm
 緩やかに身を沈める。長い脚の、その間に穿たれた狭い場所に。じわじわと拡張さ
れ、やがて埋められていく粘膜は、熱くぬかるんで彼を迎えた。
「あ……はぁ…………っ」
 根本まで埋めると、アイは首を反らし震えた。白い首筋に、小さな傷痕が見える。
先ほど彼が噛みついた場所だ。歯を突き立てられ、破れた皮膚には乾きかけの血が
滲んでいた。舌で舐めた。汗に混じり、鉄に似た味が口の中に広がった。
 突き上げる。深く、強く。押しあげられた女の爪先は床を滑り、宙を掻く。
「っや、は…………あ! ……、くぅ……っ!」
 肺の奥から大きな息を吐き出して、アイの身体が反り返る。互いの間に挟まれた、
縛られた手はまるで祈るように彼の前で揺れた。握り締められる指。色を失った関節
は、肉体が享受する快楽と、心を苛む苦悩の深さを現しているようだった。
「まだ思い煩うか、アイよ」
 繋がった場所で早いリズムを刻みながらネウロはささやいた。
「かわいい女だ」
 睫毛の端に溜まっていた小さな水滴が細かに震えた。それは自らの重みに耐えかね
て滴り、赤く上気した頬を伝った。薄い目蓋が緩やかに開かれる。やがて現れたのは、
深い夜の色をした瞳だった。凪いだ海に似た双眸は、彼女を攻め立てる男を鏡のように
映した。
 ネウロは唇を歪めた。額を擦りつけ、唇を舐めて、泰然と目を細めた。
「それでいい。そのまま奴のことを思い続けろ。その感情こそが、貴様の武器であり
盾だ。いつの日か、貴様に進化を促す鍵となるだろう」
「進、化……? それは……どう…………、っ!」
 言いかけた言葉を最後まで言わせず、ネウロは彼女の左膝をすくった。抱え上げ、硝子
に背中を押しつけて身体を密着させる。より深い結合を得、歓喜に震えるアイの内側を
かき混ぜるように激しく動く。
525サイアイ前提のネウアイ2−10:2008/04/11(金) 23:27:10 ID:ZtsStecm
「あっ……あ、ふ……! ……んっ、ま、待って……! ……まだ話が、…………っああ!」
 なおも足掻く女の言葉を、すでにネウロは聞いていなかった。強く弱く、ここ数日で学習した
女の感じるところを確実に突いていく。揺さぶり、掻き回し、その心を欲望の中に溶かしていく。
アイの右脚が滑る。体重を中心で支えると、大きな悲鳴をあげてしなやかにのけ反った。突き
出された胸にむしゃぶりつく。甘い肉を食み、硬く尖る突起を舌で転がし歯を立てる。
「あんっ! あっ……はぁあ……っ! ……んっ! ……あ、だめ…………ぇ!」
 彼の頭上で、アイは激しく首を振った。飛び散る滴が服を濡らしたが、それが汗なのか、それ
とも彼女の瞳からあふれ続ける涙なのかは最早判然としない。
 膣壁が窄まっていく。幾度も痙攣し、貪欲に男の肉を貪って、次第に圧を増しながら一つの
方向へと収束していく。
 見詰める彼の視線を避けるように、アイは縛られた両手で顔を覆った。
「……X! X!」
 赤い唇が、何度も違う男を呼んだ。
「X……! っ……あ……許して、X……! 許して、許し…………、……――――っ!」
 涙を流し、この場にいない少年に許しを乞いながら、彼の腕の中でアイは果てた。



 女の身体が何度も跳ねた。緩やかに弛緩した手足とは対照的に、繋がった場所は彼をきつく
締めつけた。ぬめる粘膜に絞られ、快感が背骨をかけ上げる。その刺激に脳髄を痺れさせた
ネウロは、絶頂の余韻に咽ぶ子宮をいっそう深く突き上げた。
「ん……っ、……は……」
 すでに意識を飛ばしたアイの唇から、呻きとも喘ぎともつかない声がこぼれる。反射だった。
それと同じ理屈で、限界を迎えたネウロは彼女の中に吐精した。
 二度、三度。ネウロはすべてを吐き出すように性器を擦りつけた。精が尽きた後も、彼女の
内側は最後の一滴まで搾り取るように幾度も収縮した。その間隔が脈よりも遅くなり、やがて
微弱な刺激となるのを見計らって、ネウロは力を失ったものを抜いた。腕を放す。アイの身体は
ずるずると床の上にくずおれた。
526サイアイ前提のネウアイ2−11:2008/04/11(金) 23:29:45 ID:ZtsStecm
 白い床に、アイの長い髪が広がった。床との間に押しつぶされた胸は、何度も上下して
赤く上気した背中を浮かせた。脱力し、折りたたまれた小さな膝。その上に続く形よい太腿の
付け根には、赤くはれた肉が息づいている。彼を呑み込んでいた場所は艶やかに濡れ、
まだ足りないとでもいうようにひくつき白い精を吐きだした。それは彼女の肌を伝い、床に
垂れた。
 磨かれたタイルの上に白い精液が溜まる。だがネウロは、それに一瞥も与えず彼女に
背を向けた。かき上げた髪の下から現れた顔は涼しげで、先ほどまでの激しい性交の跡
は欠片もなかった。
 服を整える。引き出しを開け、中から名刺大のカードを取り出す。刻字されたXの裏には
不思議なマークがあった。やわらかな曲線と、それを吊り上げる頂点。今ならわかる。これ
は雨粒なのだ。
 部屋を横切り、キャビネット横に配置された冷蔵庫を開けた。中にはペットボトルが数本。
そのうちの一本を手にとって、トロイへと戻る。水をかけた。黒い塗装が剥げ、不透過が透過
に変わる。浮き彫りになったXの文字を窓にかざして、ネウロの薄い唇は確信に歪んだ。
「桂木弥子は、その地図の場所にいます」
 ネウロは視線を下ろした。先ほどまで意識もなく床に転がっていたアイが長い髪の間から
理知の光を覗かせて彼を見上げていた。
「迎撃の態勢を整えたXとともに、あなたを待っています」
 淡々と語りながら、彼女は僅かに目を眇めた。頻繁に呼吸を繰り返す胸の先はまだ硬く
尖り、上気した頬は肉体の内側に燻る欲望を密かに主張している。だが、少なくともその
表情は、身を焦がす熱の存在を微塵も窺わせなかった。
 ネウロは鼻を鳴らした。腕を組み、窓の外に目をやる。見上げた空は灰色に曇っている。
「大胆な場所だ。この場所にアジトを構えようなどと……Xでなくては不可能だ」
 壁を伝い、窓に降りかかる雨音が沈黙する二人の間を満たした。驟雨は煙のように景色を
覆った。地を行く人々は傘をさし、それぞれの目的地へと足早に歩いている。誰も空を見ない。
わざわざ傘を外し、新しく完成したビルの壁を見詰めて、そこに現れた異変とその意味に
気づく者は誰一人存在しない。
527サイアイ前提のネウアイ2−12:2008/04/11(金) 23:30:32 ID:ZtsStecm
 唇を歪めた。視線を戻し、まだ水の残るペットボトルを手に、女の元に跪いた。もう
一歩も動けぬくせに、アイはその一挙手一投足を冷徹な獣のような瞳で追っていた。
 ボトルを煽る。唇を湿し、床に横たわる女の細い頤に指をあて、僅かに上向いた唇に
口づけた。水を含ませた唇の端から、狙いを外れた滴が一筋こぼれた。アイは目を
逸らさず、注ぎこまれたすべての水を嚥下した。
 ネウロは透明な器を床に置いた。そして、ふれ合わせ、深く交える間もずっと熱のない
瞳で見詰めてきた女の顎を濡らす水を指で拭った。そのまま、繰り返された行為によって
赤くはれた唇をなぞる。指の下で、やわらかな肉がぴくりと震えた。それを恥じるように、
アイは唇を噛んだ。
 ネウロは笑った。それから身を引いて、音も立てず立ち上がった。
「叩き潰しに行ってくる。こんなおイタが二度とできないようにな」
 彼を見上げる瞳が僅かに眇められた。
「Xは負けません」
 自分を見やる彼にひたと視線を置き、アイは静かに告げた。
「脳噛ネウロ。必ずやあなたに勝利し、その首を手に入れるでしょう」
 小作りな女の顔に、印象的な一対の瞳が強い意志をもって瞬いた。
「……ふん。調子が出てきたではないか」
 ネウロは傲然と顎を上げた。
「だが少し勘違いしているようだな。我が輩は奴と勝負しに行くわけではない。ただ、度の
過ぎる悪戯をした子どもを少々躾てやるだけだ」
 唇の端を吊り上げた。
「アイ。貴様はここで大人しく我が輩の帰りを待っているといい。ああ、服は着ずともよいぞ。
戻ったら、また存分にかわいがってやろう」
 アイの頬がさっと朱に染まった。羞恥と憤怒に燃えるその色にうっすらと目を細め、ネウロは
背を向けた。磨かれたタイルの上に一歩踏み出す。それから外界へと続く扉を開き、廊下の
向こうへと消えるまで、射殺さんばかりに背中を睨みつけてくる女を一度も振り返らなかった。
528サイアイ前提のネウアイ2:2008/04/11(金) 23:31:50 ID:ZtsStecm
以上

>>513
おお!>>91を見た時からずっと読みたくてしかたなかったんだ
楽しみにしてる!
529名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:37:10 ID:Exo6UevQ
リアルタイム遭遇ktkr
GJ!
美男美女の組み合わせはそれだけで艶っぽくていいな

そういやアイが一番原作で接点のないもしものお相手が多いか?
ネウロ、笹塚、テラ…葛西…は一応接点あるか
シックスがお相手のも読んでみたいな
530名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:42:50 ID:89tLEZ0/
等々力も期待したいところだが原作で掘り下げが少ないからまだ使い勝手は悪いか?
女キャラは貴重だなぁ
531名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:49:02 ID:Xk7rULqK
>530
同意
石垣との絡みが見たい
532名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:59:17 ID:ckeq1ztH
アイは見た目的にも設定的にもいいキャラだからねー
個人的には芯の強い女ってだけじゃなく
元工作員設定を生かしたお話も読んでみたい

等々力は今後の展開次第では血族に陵辱とかネタ来るかな?ハァハァ
533名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:29:49 ID:wnKO8nDJ
おおおおおGJ!GJGJ!まさか続きが読めるとは!
性的にドロドロにされてもサイを思ってネウロを拒み続けるアイが、
ネウロに陵辱されてるのにXと喘ぐアイがエロすぐる…激しくぬふぁーんした
ネウアイってあんまり考えたことなかったけど外見年齢と身長的にはかなり釣り合いいいんだな
ラストでこの世界じゃアイは死なないで済むかも、と切ないことを考えたよ

>>529
アイの素性が明らかになる前、アイが笹塚妹説があった気がする(でも接点ないけど)
そういやテラアイが流行ってた頃ちらっと話題に出た
アイテラサイという強烈な3Pネタが忘れられないよ
534名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:41:20 ID:9SnJTm9t
あかねちゃんを全裸で待ち続けた俺凍死
535名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:47:03 ID:yd4oL9k/
GJ!! 神過ぎる
篭絡されるアイさんも、素直な褒め言葉を口に上らせるネウロもなんか新鮮だったよ!
そして、細かい行動や台詞がちゃんと本編とリンクしているのが凄い
536496:2008/04/12(土) 00:53:11 ID:lT89foeK
うわああああ!!まさに神!GJ!!
自分も見習おう…;;見守る…!
537名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 04:07:10 ID:1pL8RDJZ
ネウロのターン!ターン!ターン!


お互いのやり取りも描写も非常に細かくネチネチしてて(褒め言葉)本当に素晴らしい!

これくらいドSなネウロが読みたかったんだ。
職人マジありがとうございます。
538名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 05:26:25 ID:cQWFqyyq
なんだかんだ言って自分はネウヤコが一番好きなんだが、このごろどうも初期の様な
本気ドS魔人のネウヤコが減ってるので、ネウアイのドSっぷりが良かった。

ドSが好きだーーー
539人間椅子1(池谷×由香):2008/04/12(土) 05:44:59 ID:KHNvSQtO
>>91、96氏の家庭教師ネタを書かせていただこうとしてた者ですが
同時進行してたこちらが先に上がったため、投下させて頂く

※前置き長めのため、エロ突入が次回から
※シリアスと甘いのが苦手な方はスルーで
※池谷が少々キャラ違うかもしれない
540人間椅子1(池谷×由香):2008/04/12(土) 05:46:13 ID:KHNvSQtO
朝の温かい眩い光がガラスを通し、フローリングにほの明るい程度の日溜りをつくる。
レースカーテンの模様から透けるように漏れる灰色の光が、木目にクルューニィの模様が刻む。
黒板に記した幾何学式のようだ。と、何年も目にしていない高校時代の教科書の存在を思い出した。
刹那的な偶影に思わず目を細めて見つめて考えてしまう自分は、つくづく根からの家具オタクだと思う。

「このカーテンだったら、白いソファ。生地は麻。いいや、気取ってレザーでもいいかもしれない」

人の前ではあまり見せない真剣な表情浮かべ、脳内のスケッチブックでは書いては破り、破りは書いてを繰り返す。

努力したり、必死になっている姿を見られるのはどうも性に合わない。
青臭いというか、スマートじゃない。
シャイといわれれば、可愛らしく片付くのだか三十路を控えた男には少々似つかわしくない単語であった。

「ん…」

耳に届いた無意識な寝言で、ふと我に返る。
部屋の隅で丸くなった体勢から寝返りを打ち、シーツに再び包まるその姿はまるで子供のようで可愛らしいな…と素直に感じた。
女の子にしてはかなり短めの髪は、白いシーツによく映えていた。

開けばキツイ睨みを利かせる目も、今はまぶたの皮膚と睫に守られて閉店状態。
少し開いた桜色の小さな唇からは並びの綺麗な歯列が覗き、すぅすぅと寝息が漏れていた。
起きたら起きたで歌を紡ぐわけでもなく、自分へ罵詈雑言をぶつけてくる意地悪な唇だ。

近くまで寄って残りのシーツもすべて被せてやると、ふわりとアルコール以外の香りが鼻をくすぐった。
女の子らしい、優しい香りで…それでいてしつこくない。整髪料か何かだろうか。
隣に腰を据えて、黙ったまま顔を見つめる。

「いい、女になったな…」

絵石家に世話になってから、今年でかれこれ5年は経つ。
まだ駆け出しのデザイナーだった自分の家具を、何故だかえらく気に入ってくれた絵石家氏のおかげで
今の生活があると言っても、過言ではない。

彼の作品は、家具作りの自分にも大きな刺激を与えてくれた。
口数は少ないが彼だったが、ある意味芸術家同士の底辺の部分かどこかでお互い創作意欲を沸き立たせあえるような、
そんな感じのドライな良い関係だった。
たとえるなら、大学の教授と卒業寸前の生徒に少し近い感覚だったような気がする。
そんな彼も身内に殺害されてしまい、この家で唯一居残ったのが、この子だ。

一人きりでこの広い家の中に投げ出されて、不安を感じていないだろうか。
冗談交じりで、邸宅を訪ねては「用も無いのに来るな」と追い返されてばかりだが、元気があって何よりだ。
5年前はまだ子供で、体つきももっと今より細くて…。

(あぁ、いつのまにこんなに綺麗な「女」になっちまったんだ)
と、見る度に思うのは果たして親心なのか兄心なのか、それとも…。
541人間椅子1(池谷×由香):2008/04/12(土) 05:47:44 ID:KHNvSQtO
『大学の授業はどうだ』、とか『座らせてくれ』と気軽に言えても
『彼氏はいるのか』とは、どうしても聞けなかった。
それを聞いてしまうと、「家具屋」と「その家のお嬢さん」の一線を越えてしまう気がしたからだ。
年齢と共に、保守的になってしまった自分が情けないが、それは一切表には出さない。
彼女の中での"池谷 通"は、外道で悪趣味で意地悪だからだ。

彼女の中で自分が「男」に見られる日は…もしかしたら来ないのかもしれない。
この子が20歳になるまでの間の、仮初の保護者でもいい。
なんだったら、『うざいオッサン』でも構わない。
なるべく近い存在で居れれば、それで良かった。

けれど、最近はそれだけでは満足できなくなっている自分も確かに芽生えてきているのだ。
はっきり言うと、この子を手放す事に執着している。

自分以外の男に愛を囁かれたりしているのだろうか、と考えるだけで
自制できなくなって来ている。
こうなってしまうと、嫉妬に狂う唯の雄にまで成り下るのだ。
本当は近くに居るだけじゃなく、その桜色の唇にキスしてみたいと思う。
この気持ちは異常なんだろうか。



脳の奥がチリチリして、声が聞こえて気がした。


(10歳も歳の離れた子に、本気になるなよ)

と保守的な、尤もらしい意見を理性が出してくる。
しかし、それが頭の中で正確な情報として流れるより前に…彼女の唇を塞いでしまっていた。


柔らかいのは、勿論のことだが昨日の晩に浴びる様に飲んだワインの香りが気になった。
これはいわゆる、寝込みを襲ったという状況になるのだろうか。
起きていたら、パンチキックだけじゃすまない失態だろう。
しかし、先ほどと相変わらず静かに寝息を立てているのを見てホッとしてしまう。
アルコール分解酵素の少ない娘さんに産んでくれてありがとう。
誰が見ているわけでもないが…そう頭の中で彼女の両親に感謝した。
542人間椅子1(池谷×由香):2008/04/12(土) 05:51:32 ID:KHNvSQtO
「無防備な子だ」

やれやれと肩をすくめて隣を立ち、窓際の椅子に掛ける。
雀の囀りと羽音が心地よく脳を覚まさせてくれる。
ポケットへ入れていた携帯を取り出し、サブディスプレイを見つめると緑色の電子文字が『5:25』と記していた。

近所の子供達の登校時間より、ずっとずっと早い時間帯だ。
一度、目が覚めると二度寝できなくなって来た所に否応なしに改めて年を感じる。

無機質なくらいの静けさを破るのは、朝刊を配達するスクーターのエンジン音。
取り留めなく、ぼんやりしながら胸ポケットの煙草を取り出すとつぶれて中から茶色いカスが零れ落ちた。
床に散らばらないよう気をつけながら、口に咥えてライターで火をつける。

この時間に目覚めた特権というか、人がまだ誰も歩いていないこの独特な空気が好きだ。
誰も居ない割には、道端に空き缶が散らばり人工物さを丸だしにしているコンクリートはネズミ色と黒汚れとを小気味好く混同させ、
それ自体が一つの芸術作品のようで良い。
とても好きな空間だ。

もちろん、出来立てコンクリートの足跡も何もついていない状態も悪くない。
しかし、敢えて人の足や車輪に踏まれ独特の黒ずみを称えた様子も悪くない。

今、この隣りに寝ているこの女の子は「どちら」なのだろうか…。
543人間椅子1(池谷×由香):2008/04/12(土) 05:52:12 ID:KHNvSQtO
昨夜の雨を思い起こさせるかのような水溜まりを眺めながら、煙草の灰を使用済みの小皿に押しつけて消火した。

あぁ…今日はいい日になりそうだ。
確信は無いが、何となく気持ちが弾む。


「…ん、う〜頭いてぇ…水…」

シーツの波を掻き分けて、顔を出すとトロンとした目でこちらを見上げて来る。
掛けていたイスから立上がり、そちらへ移動する間も惚けた顔で目線を泳がせている。
まだ頭が働いていないのだろう。
低血圧のようだ。
まぁ、昨日摂取しすぎたアルコールのせいも在るのだろうが。

「おはよう由香ちゃん。よく眠ってたな」

隣に座り、まだ寝ぼけ眼…もといパンダ眼な彼女の手首を掴み引き寄せる。
やはり見た目通り、背丈の割にはかなりの軽さ。
食事をきちんと取っているのか、疑わしくなる細さだ。
普段の様な悪態を吐き、毛嫌いする時のピンと背筋を張ったような強さも好きだが、
今の様に起きたての無防備で霧掛かった思考でされるままのこんな彼女も悪くない。
否、普段とギャップがあって寧ろ好みな方だ。

「…あれ…?あたし…」

「あぁ、動かない方がいい。身体が痛むだろ?」

「…なんのこと…?」

頭を何度か横に振って、目頭を押す仕草を繰り返し背中を壁に預けた体勢で
手足を伸ばして、それから10分ほどしてからようやく状況を把握したらしい。

変な体勢で眠っていたせいか寝癖もついているが、それより胸元の微妙な肌蹴け具合で悟ったのか
呆然としたまま、目を合わせずにシーツを引きずり一階へ降りていってしまった。

嘘は言っていない。

彼女も何も言わなかった。

床に転がる、白ワインの瓶には灰色の影が覆いかぶさっている。


この時、初めて二人の間に特別な空気が入り込み それが凝固すると溝と形を変えたのを
気づくのは…15分ほど後のことだ。

続く


544名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 07:34:02 ID:YltCmfPr
神々よGodJob!!
こんなの見せ付けられたら
オレが今まで投下した作品と今まさに投下しようとした作品が恥ずかしくなるじゃまいかorz
545名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 07:45:11 ID:u/YWZM1q
四の五の言わず早く投下しちまいな。お前のSSをいやらしく堪能してやるぜ。
546名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 12:33:33 ID:Oh6Qa68G
おおおお神よ、ずーっとずーっと待ってた池由香が!
そろそろ我慢しきれずにリク書き込もうかと思ってた矢先だよ!
嬉しすぎる!超GJ!!
今日は出先でもこのスレ携帯でチェックするぜ!!
547名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 21:22:26 ID:4XN1bEe2
SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!
まさかの池由香キターーーーーー!!!!
楽しみにしてる!

あと上のサイアイ前提のネウアイ、
サイアイ前提のサイヤコサイドの話もあったらいいなぁなんて
お互いのパートナーにお互いに鬼畜プレイ
なんとなく対になってたら面白そうとか思ったんで
548名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:32:35 ID:vS1SwrrV
池由香ktkr
なんなんだこの焦らしプレイは!続きにワクテカだよ!

サイアイ家庭教師も待ってるよー
549名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 11:51:23 ID:mNSfHYYn
サイアイ…
サイアイだけに最愛そして愛妻…

というわけで新婚さんイチャイチャサイアイもいいと思うんですよ
どうですか皆さんそして神々!
550名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 13:58:32 ID:8QKrM/OX
「お帰りなさいませ、サイ。お風呂にしますか。ご飯にしますか。それとも私にしますか」
「そんな無表情で誘われても……でも、やっぱりアイがいい!」
「かしこまりました。では、食事をして、お風呂に入ってから、私にしてください」
「あれ?結局最後?」



正直すまんかった
551名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 14:05:47 ID:wuLNhznl
わろたw
552名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 14:06:58 ID:xLYB2frw
>>550
ちょっ…何そのアイさんすごい萌えるわあ!
553名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 15:59:39 ID:vS1SwrrV
>>550GJ

「ただいまー!ってあれ、アイってば裸エプロンなんて着ちゃってどうしちゃったの!?
 そういう趣味ならもっと早く言ってくれればいいのに!」
「……おかえりなさいませ。
 まず訂正させて頂きますが、このような衣装は断じて私の趣味ではありません。
 あなたのお言いつけでしたので、堪え難い精神的苦痛に苛まれながらも従ったまでです」
「そ、そんな命令忘れちゃったよ。
 まあ着てくれたってことはアイにも多少その気があったんでしょ?」
「着なければ箱に詰めると脅迫なさったのはどこの誰だと……
 サイ、手も洗わずに人のエプロンに手を突っ込むのはおやめ下さい」
「いや裸エプロンでお出迎えなんてされたから、てっきりアイもやる気まんまんなものと」
「事実無根です。気安く人の胸を揉まないで下さい。……もう服を着てもよろしいですか?」
「って鳥肌!? わーなんか手とか冷たいし!」
「い、いつお帰りになるかわからなかったので、朝から着て準備を……」
「アイ……寒い思いさせてごめんね! 今すぐあっためてあげるよ!」
「そ、そんなことはいいのでお風呂に入らせてくださ……ぁうっ!」

新婚さんといえば裸エプロンですよね、わかります
55491:2008/04/13(日) 23:09:29 ID:8rVJocMN
うぐう…ほのぼのな新婚サイアイの流れの中、鬼畜な気分だ。

>>91で書いた家庭教師パラレルの世界で
ジェニュイン×サイ。もちろん、サイアイ前提。
サイが高校生くらいのキャラになってる。

そして…
※逆レイプ注意報※
555ジェニュイン×サイ(パラレル)1:2008/04/13(日) 23:12:14 ID:8rVJocMN
 無駄にでかいだけの暖かみの欠片もないこの家に帰るのはいつも気が引ける。
 そんな事を思いながら、今日も重い玄関の扉を開けた。

『……ただいま』
 そこにいた人影に、心底不愉快な気分になった。

『お帰りなさいませ、サイ様』
『……あんた、また来てたんだ…親父のとこにいなくていいわけ?』
 この女の名は、ジェニュイン。宗教じみた胡散臭い会社を経営している親父の秘書――兼愛人だ。
 母親は俺を産んだ時に死んだらしい。それをいい事に、後妻には収まらないギリギリの所で、
 この女はありとあらゆる権力を握っている。

『本日は、社長から特別な指示が出ておりますので…』
 
 そう言って、女は気色の悪い笑みを浮かべた。きつい香水の匂いに、吐き気を催す。
 派手な巻き髪。主張の強い化粧。肉感的な身体を強調するスーツ。ガーターベルトにストッキング。 
 男達がこぞって美しいと絶賛しているが、こんなアウターゾーンの案内人にでもなり損ねたような
 明からさまな色気を振りまく女に、俺は全く以って興味が無い。紛れもなく、あの糞親父の趣味だ。

『……フン』 
 めんどくさいので、軽くあしらった。こんな女とは十秒も口を利きたくない。全く趣味の悪い親父だ。
 俺は違う。俺の趣味は……
――アイ。
 彼女の姿を思い出す。幼い頃から俺に勉強を教えて、身の回りの世話もしてくれる女だ。
 さらさらとした長い髪を清楚にまとめ、控えめな化粧。露出の少ない無地の服を好み、
 近づくと、微かに石鹸とシャンプーの香りがする。すぐ傍に立つこの女とは正反対だ。
――早く会いたいな……。
 そんな事を思いながら、二階に上がろうとしたその時――

『―――っ――?!!!!!』
 女に腕をぐいっと掴まれる。すぐ傍の部屋の扉が開き、引きずり込まれた。                           
556ジェニュイン×サイ(パラレル)2:2008/04/13(日) 23:14:23 ID:8rVJocMN
『……っな!……ここは一体…?!』
『――あなたのお父様がお気に入りの部屋ですわ。素敵でしょう?』
 
 いつの間にこんな部屋が出来ていたのか。一つのベッドを囲うように置かれた棚やケースには、
 手錠、手枷、足枷、一本鞭、バラ鞭、その他にも拘束具や燭台などが所狭しと並べられていた。
 いかにも、あの悪趣味な親父の嗜好だ。…馬鹿馬鹿しい、と部屋を出ようとすると、中にいた
 数人の男に取り囲まれた。全員、黒ずくめでサングラスを掛けているが、見覚えのある顔立ちから、
 親父の部下である事がわかった。

『…なっ!…何だよお前ら!そこどけっ…うわっ…何すっ…』
 申し訳ありません。お許しを、ご子息。…そんな言葉が囁かれる。男達は、俺をすぐ傍のベッドに
 押さえ付けると、両手両脚に次々と手錠や拘束具を嵌めて行った。

『………やめろっ!…離せっ…離せよっ…外せよこれ!!』
 手錠の鎖が揺れる音が、ガチャガチャと虚しく響く。拘束は二重三重に念入りにされ、どれだけ
 激しく暴れても、びくともしなかった。一頻り、拘束を終えると、男達は俺の傍を離れて行く。
 

『――ご苦労様。もう撤退していいわ』
 
 女が命令すると、男達はすぐさま部屋を出て行った。静まり返った部屋に不穏な空気が漂う。
 身動きが満足に出来ずに俎板の上の鯉になった俺を、女はゆっくりと眺めて目を細めた。
――ぞくりと悪寒が走った。
 この場から早く逃げたい。この女の元から一刻も早く。

『如何かしら?華奢な身体のわりに、力がとても強いとお聞きしていたので、拘束を頑丈にしたの』
『…っく…外せ!…外せよ!…アイ!アイ――!』
 無意識に彼女の名前を口走る。
『本当に忘れっぽいボーヤね…今日は、あの家庭教師はお休みの日よ』
 耳元に息を吹きかけられる。あまりの不快感に背筋が震えた。嫌だ。嫌だ。嫌だ。
 ベッドに上がって来た女が舌なめずりをすると、背中を冷たい汗が伝った。

『あなたのお父様から、あなたをしっかりと教育するようにと指示を受けましたわ』
『………っ!!』 
 女の妖しく卑猥な目つきに、それが真っ当な意味での教育でない事は明らかだった。
 タイトスカートを捲り上げ、俺の身体の上に跨る。蛇のような手が、制服の上から身体を撫で回す。
 何とか逃れようと身を捩っても、思うように動かない。手錠の鎖や拘束具の摩擦音、金属音、
 スプリングの軋む音が無情に響くだけだった。                                            
557ジェニュイン×サイ(パラレル)3:2008/04/13(日) 23:15:47 ID:8rVJocMN

『……くっ…さわんなよっ…エロババア!』
 ワイシャツのボタンが外されて行く。嫌だ。冗談じゃない。こんな女に触られるなんて。
 だけど、手足を完全に封じられたこの状態では、口で悪態をつくのが精一杯だ。
『口の利き方がよろしくないわ。そんな事では、将来お父様の会社を継いだ時に部下が
 付いて来ませんわよ?』
 ワイシャツの前は肌蹴られ、肌が露出した。外気に触れ、ぞくりと身体が震える。
 神経に障る赤いネイルが蛇のように肌の上を這って来る。不愉快で堪らない。
 
『…可愛いわ…とても。…お父様は勿論、素敵だけど…たまには若いボーヤも悪くないものね』
 身体の上を這っていた両手が、滑らかに俺の顔に移動して、掴むように挟んだ。
 そして、ゆっくりと顔が近づいて来る。香水の匂いに反吐が出そうになる。
『………う、ぐ』
 肉感的な唇を唇に押し当てられた。嫌悪で涙が滲んでくる。嫌だ…こんな女となんて。
 アイ…。アイ…。アイ…。耐え難い屈辱に、目一杯歯を立てる。

『――つっ――!』
 女が痛みに顔を上げる。肉厚な下唇に、つうっと赤が滲む。美しいと崇められる顔の一部を
 傷つけられ、深い色の瞳の奥に、炎が揺らめいているように見えた。濃い睫毛に縁取られた目は
 吊り上り、口の端を歪めた。

『…その若さで誰かに操立てでもしているのかしら?……ああ、あの質素でつまらない
 家庭教師の女でしたわね』
『…フン。あんたみたいな売女より、百万倍いい女だと思うけど?』


『口の減らないボーヤだわ』
 俺の挑発に、女は静かな怒りを漂わせながら、口元だけで笑った。

『――この私の顔に傷をつけて、本来なら血の汁が出るまで奉仕させたいところだけれど
 シックス様のご子息という事に免じて許しましょう。…その代わり、骨の髄までしゃぶって
 差し上げますわ』
『あんたみたいな下品な女じゃ、その気にならないね』
『この状況下でいつまで強気な口を叩いていられるかしら?』
 そう言って女は不敵な笑みを浮かべる。その瞳の奥にはゆらゆらと炎が揺らめく。
 狩猟本能に火を点けた肉食獣のような。今度は何をされるのだろうと身構える。
 抵抗する術がほとんど無い状況下で、次はのど笛でも食いちぎってやろうかと思っていたら、
 予想に反して、女は俺の上から退いた。

『………?』
 俺から離れ、ベッドを降りると、女は自分の服に手を掛け始めた。
558ジェニュイン×サイ(パラレル)4:2008/04/13(日) 23:17:10 ID:8rVJocMN

 成人映画のワンシーンのように艶かしく、女が服を脱ぐ。高級そうなレースで装飾された黒い下着を
 誇らしげに外して行く。男の欲情を煽る物の大半を占めるのは視覚的な情報だという。
 露になっていく身体は肉感的だけど均整も取れている。白く滑らかな肌は作り物のようで、
 手入れが行き届いているのだろう。客観的に見ればこの女は美しいのかもしれない。
 例えば、俺と同じ年頃の男がここにいたとして、これは充分にそそる光景なはずだ。
 だけど、俺は何とも思わない。単純に趣味じゃないからというのもあるけど、それだけじゃない。
 瞼を閉じて、慈しむように俺を見つめる彼女の顔を思い浮かべた。

『――こんな屈辱、初めてだわ。私のこの肉体を見て、少しも反応しないなんて』
『薄汚れたビッチのポルノショーなんて興味ないよ』 
 男達に賛美される顔面に唾を吐きかける。

『―――っ!!』
 自慢の顔を汚された女は、眉間に皺を寄せ、眼光鋭く俺を睨む。何度となく俺の挑発に煽られては、
 何とか冷静さを保っていた女は、怒りを露にした。手で拭い、元の整った高慢な顔つきに戻ると、
 するりと俺の頬を撫で上げた。…上等だ、とでも言うように。

『――若さ故の反抗的な態度というものはそそるけれど、少しおイタが過ぎるわ。そろそろ
 観念して、私の物になってもらいましょうか』
『何度も言ってるだろ。…あんたみたいな女じゃ……』
『――そうね、視覚的には刺激されなかったみたいだけれど……だったらこういうのはどうかしら?』
『……っ―――?!』
 肌蹴た胸元に唇を落とされる。気色の悪さに身体が強張る。毒々しい赤の口紅が、女の唇の形に
 俺の肌を汚す。次々と痕を残され、時々吸い付かれる。込み上げる嫌悪感に顔を顰めた俺は
 精一杯の悪態をつく。
『……っく……この雌豚…あっ…』
『ふふ…直接的な刺激には耐えられないようね』
 物理的な刺激は、身体に電気を走らせた。

『…やめ、…っく…ああっ…』
 生温かい舌が胸の上を這う。先端を舌先で転がされ、思わずびくりと身体が跳ねた。
 甘さの混じった自分の声に耳を疑う。嫌だ…アイ以外にこんな事されて声を出すなんて。
 瞼の奥でちらつく彼女の事を思い出しながら耐えていると、女が少し顔を上げた。
『いい声ね…必死で堪える姿もたまらないわ…』
 女は、邪魔なほど大きな胸を圧し掛かるように擦り付け、うっとりしながら俺の顔を覗き込む。
 やがて、何とか耐えた俺の反応に手応えが無くなって来たのを感じたのか、痺れを切らしたように
 上半身を起こした。                                                          

559ジェニュイン×サイ(パラレル)5:2008/04/13(日) 23:19:22 ID:8rVJocMN

『……可愛い声は聞けても、こちらの方は中々反応しないものね』
『…ぅ…る、さい……さ、わるな…』
 制服のズボンの上から股間に触れられる。おぞましさに身体が震え、俺は女を睨みつける。
 出来るのはそれだけ。必死で逃れようと暴れる度に、手首や足首には拘束具が食い込み、
 無駄な抵抗だと思い知らされた。

『やはり、ここを直接可愛がってあげるのが一番のようだわ』
『……っく…やめろ…』
 慣れた手つきでファスナーを下ろされる。緊張で身体が揺れる。再び、冷たい汗が
 背中を伝って、ぞくりと震えた。
『その辛抱強さ…屈服させたくて燃えてしまうわ…涙を滲ませて必死で快楽に耐えているのは
 あの女のためかしら?』
『……黙、れ…』
『……でもね、ボーヤ。覚えておいた方がいいわ。心と身体は別物なの……特に男はね』
 中から俺の性器を取り出すと、女はそっと撫で上げる。少しも、硬く反応していないそこに
 屈辱だとばかりに手を添える。一番標的にされたくなかった箇所に焦点を当てられ、
 俺は顔を背けた。

『……ああ、可愛い顔に似合わず、立派なものね…これもお父様の遺伝かしら?』
 片方の手で起こすように握られ、もう片方の手で根元をそっと触れられる。
『……くっ…』
 一番敏感な部分を刺激され、悔しさのあまり食いしばっていた口元から、
 思わず声が漏れた。
『……あの淡白そうな年上の女を、これを使って虜にしているのね。私も同じように愉しませてくれる
 のかしら?』
 先端に軽く口付けられ、口に含まれる。口腔内の粘膜に刺激されたものを、中で潜んでいた舌が
 くすぐる。
『……あっ…は、ぁ…』
 堪えきれず喘ぎに近い声を漏らした俺に、女は目を細めると、口を開けて下から舐め上げる行為に
 変えた。口の端から唾液を垂らし、羞恥の欠片もなく貪る姿に殺意が沸く。でも、それ以上に
 こんな女の成すがままになり、反応してしまう自分が許せなかった。                          

『…う、っく…あ……?』
 何を思ったのか、女は行為を中断した。                                             
560ジェニュイン×サイ(パラレル)6:2008/04/13(日) 23:20:35 ID:8rVJocMN
 
『……あの女もこうやって奉仕をしたりするのかしら?尤も、この私に比べたらお遊戯のような
 ものでしょうけど』 
 女は口から出した俺の性器を握りながら、下世話な質問をする。
『…は、ぁ………娼婦のプレイ、と…一緒に…すんな、よ』
 少しの間、忌まわしい唇から解放され、乱れた息のまま、女を蔑む。
 あの親父の下で肉体的な欲望を満たすためだけ、男を悦ばす事だけのために磨き上げられた
 快楽主義者の淫売がする行為と、アイがしてくれる行為は違う。例え、拙い舌使いでも、アイが
 俺のために精一杯奉仕してくれているというだけで、心が満たされ、数倍の快感を得ることが
 できた。
――そう思っていたのに…。
 僅かに下腹に走り始めた甘い痺れが俺を苦しめた。そんな俺の兆候を、獲物を狙う女が
 見逃すはずも無かった。

『……その娼婦のプレイで、ここは少し元気になって来たようだけど?』
 硬さを帯びてきたものを、再び口に含まれる。付け根に片手を添えられ、もう片方の手は
 その下の袋状になった部分に触れてくる。
『……ぁ、っく……やめ…』
 嫌悪と快感が交互に押し寄せてくる。親父に散々仕込まれた淫らな女の技巧に、
 ただただ翻弄される。
『………もう、…やめ…は、なせ…あっ…ぅ、っく』
 先端の小さな入り口に舌でつつかれる。そのまま舌を這わせて、裏の筋張った部分を
 舐め上げられる。肉厚の唇を窄めて上下される。
『……やめっ…うっ…くぅ……あああっ!』
 口に咥えられた部分の下に存在する、もう一つの男の器官が両方とも収縮して、腰から
 下には何とも言えない緊張が走る。
――嫌だ…こんな女に欲情なんかしてないのに。
 拒否する心を裏切る残酷な身体のメカニズムが、もう引き返せないというように
 誤魔化しきれない快感を伴って責め立てて来る。下半身に集中する血の巡り、
 内圧が生じて膨張する。いつもアイが慈しむように優しく愛してくれる大切な部分は、
 心底忌み嫌う女の口内で硬さを増して行った。
『……お父様と似た味ね…でも若い…青い味…くせになりそうだわ…これで私と一つになる
 準備も整ったわね…ボーヤ』
 先走りを舐め取り、女は妖しく笑う。痛いほどに勃起してしまったものが、嫌でも目に入った。
 屈辱と、この心を占める彼女への罪悪感で涙が込み上げる。それでも、下半身で高められた熱は
 どうする事もできなかった。
――心と身体は別物。
 女に言われた言葉が呪いのように頭の中を渦巻いた。                                            
 
561ジェニュイン×サイ(パラレル)7:2008/04/13(日) 23:22:09 ID:8rVJocMN

『……ああ…たまらなく可愛い…頬を染めて、息を荒げて…涙まで溜めて…ほら、私…こんなに
 濡れてしまったわ…』 
 俺の腰の上に跨った女が、二本の指で押し開き、その場所を見せつける。俺をいたぶる事で
 興奮していたのか、その入り口は直接何かの刺激を受けていないのに、透明な粘液を
 溢れさせていた。ひくひくと蠢くそれは、禍々しい奇怪な生き物に見えた。
『……さあ、粘膜と粘膜で愛し合いましょう』
『……誰が、……お前と…なんか……』
 くちゅっと音を立て、濡れてひくついた粘膜の入り口を先端に押し付けられる。
『……っ―――!』
 悪寒か快感か背筋がぞわっとした。最後の無駄な抵抗で手錠の鎖がじゃらじゃら揺れる。
 拘束された手足。身動きの取れない身体。どんなに悪足掻いても、始めから主導権を
 握っていたのはこの女の方だった。
――もう逃げられない。
 アイと繋がるためのこの身体は、あの忌まわしい親父の手垢に塗れた女に弄ばれ、どこまでも
 蹂躙される。治まらない下腹の熱と涙で滲む視界。諦めたように、皮肉な笑みを女に向けた。

『……ふっ…はは…使い込んで…ガバガバなんじゃないの…?』
『……まだ口が減らないようね。私の中に入って、いつまでそんな口を利けるかしら?……ぁ、んっ…』
 入り口を押し広げながら、女がゆっくりと腰を沈める。生温かく濡れたそこは、何の躊躇も無く俺を
 飲み込んだ。同時に絡み付いて捕らえられ、凄まじい快感が走った。予想外に狭かったそこは
 吸い付くように纏わり付く。アイしか知らない俺でも、何となく普通の女の構造と違う事がわかった。
『……あ、……っく…』
『……磯巾着のようだと…人には…んっ…言われるわ…男の精気を吸い尽くして
 殺してしまいそうだと……あなたのお父様もお気に入りよ…』
『……は、ぁ…それで……親子ドンブリか……年増で色情狂なんて…っく…救いようない、ね』
『……生意気な口だわ』
 中できゅっと締められた。

『……くっ……あ、ああああ!』
『…自在に締める事も可能なのよ…さあ、もっと私に溺れなさい…ボーヤ…そして快楽に塗れて
 あの女へのくだらない慕情も忘れるといいわ…』
 女が腰を浮かす。そして、そのまま上下に動き出した。激しい摩擦に、今までと比べ物にならない
 快感が走る。卑猥な水音が耳まで犯して行く。
『……ぅ、あ…っく…あ、ああ、ああっ』
『…は、ああっ……いいわ…ボーヤ…とっても…んっ…』
 嫌だ…アイの事を忘れたくなんかない。忘れた事はない。それでも、この身体は徐々に
 女に与えられる快楽に支配されて行く。不快な快感。矛盾する心と身体。いっそ上下で
 真っ二つに切り離してしまいたい。視覚も聴覚も鈍り、自分の口から漏れる喘ぎをどこか
 遠くに感じていた。顔を背ければ、こっちを見ろと女に顔を掴まれる。大きな胸が、目障りなほど
 上下に激しく揺れる。朦朧とする意識の中、フィルターを通したように、その光景を眺める。
――なんだこの女…何、一人で喘いでんだ?
 狂ったように自分の胸を揉みしだき、俺の上で暴れる女を冷静に見つめる自分と、女の動きに
 悶える自分がいる。意識を前者に合わせて現実逃避する。これは俺じゃない。こんな女と繋がる
 はずがない。けれど、絶え間なく押し寄せる快感に、何度も現実に引き戻される。                                     

562ジェニュイン×サイ(パラレル)8:2008/04/13(日) 23:23:25 ID:8rVJocMN

『――ぁ、っく…うっ…』
『……たまらないわ…は、あっ…その悶える顔…ボーヤ…私…もう…ん!』
 女の内部の収縮を速く感じる。それに合わせるように、中で脈打つ自身。
 促すように波打って煽られる。どこまでもよく出来た人体の構造を呪った。

『…は、…あっ…あっ、……ああああ―――っ!』

 俺の上で勝手に達した女が、絞り上げるように締め付ける。脊髄に起こる反射に、身体がびくりと
 跳ねた。背骨を駆け上がる快感。何度も経験した覚えのある感覚は、射精が近いことを告げていた。
――この女の中で果てる。
 屈辱と絶望が混じった絶頂が近づく中、せめてもの罪滅ぼしに、彼女の顔を思い浮かべた。


『……っく…う、ああっ…あああ―――アイ!アイ!』
 絞り出すような声で彼女の名前を叫びながら、俺は果てた。



『……ああ、もう達してしまったの?…もう少し愉しみたかったのに』
 まだ息を乱したままの女は、胎内に俺の精が吐き出されたのを感じると、言葉とは裏腹に満足そうな
 顔をして腰を上げた。滑る粘膜の入り口から、硬さを失ったものがずるりと抜け落ちる。その光景を
 白い虚無感の中、ただぼんやりと眺めていた。
『――男は損ね。…女は一度に、何回か達する事が出来るというのに』
 下半身の脱力感と、全身の倦怠感で、だらりと横たわる俺のすぐ傍に、女は腰掛ける。
『……どんなに若くても、回復するのは三十分といったところかしら?…それに、女に恥をかかせる
 のは良くないわ…達する時に、他の女の名前を呼ぶなんて…躾け直しが必要ね』
 その言葉に背筋が凍った。頬を蛇のように撫でる手に身体が震える。
『――その間、子守唄でも歌って差し上げましょうか』
 女が耳障りな猫撫で声で囁いた。
――アイ……。
 朦朧とした意識と、涙で霞む視界の中、祈るように彼女の名を呼んだ。                                    
 
 
563名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:27:51 ID:8rVJocMN
以上、投下終わり。サイアイ編で続くかも。


…ごめんよ、サイ。アイさん…早くシックス邸まで行ってやってくれ。
この後、買い物途中にサイの危険を察知したアイさんがジャスコで
変身して大騒ぎという展開があったが、どんだけカオスだと自重した。
俺の脳は花粉にやられてる…というわけで、服着てスピッツ聴いてくる。
564人間椅子2(池谷×由香):2008/04/14(月) 02:27:56 ID:/z03AXs8
前回投下させて頂いたものが、かなり誤字脱字があったことに今更気付きorz
脳内で訂正ヨロです

※エロシーン入る寸前で豚切り
※長いのと甘いのが苦手な方はスルーで
565人間椅子2(池谷×由香):2008/04/14(月) 02:31:48 ID:/z03AXs8

「近寄らないで…」

階段の一番下の段を踏んだ所で、そう言われた。

いつ見ても広々とした立派な居間だ。
絵石家氏が作った不思議な造形のオブジェは勿論の事、自分が作らせて貰った大きめのソファがこの家の広さを物語る。

確かこの子はそこのソファに膝を立てて座り、甘いココアを冷ましながら飲むのが好きだった。
猫舌かとからかい混じりに聞くと、「…うるせーな」と煙たがられそっぽを向かれたものだ。

なのに、今は部屋の隅に逃げ込むような形で震えた声を搾り出し俯いている。
いつものやり取りに頻出する、お決まりの定型句のような
「ウザッ」「キモッ」等というどこか本気の拒絶ではない言葉とは違う。

今、自分に向けられているのは本気の拒絶だ。

遮光カーテンの僅かな隙間から頼りない光が差し込むが、それでもどんよりとした部屋の空気は変わらず。
首回りに真綿が張り付いたような錯覚を感じ、声が出ない。

薄暗い部屋の中では彼女の表情を鮮明に見分けることはできないが、こちらまで悲しい気持ちになる。
傷つけてしまった。

もう昔のように、どうでもいいような冗談を言い合ったり
一緒に家具屋を巡ったり
無防備な寝顔を見せてくれる事も、もう無いだろう。
必死に作り重ねていた砂の城を踏みつぶしてしまったのは、他でも無い自分だ。
だが…本当は違う。
こんな風になりたかったんじゃない。
自分の気持ちを押しつけるのは唯のエゴだと、重々承知はしていた。
それでも…欲しくて堪らなかった。
子供が親に玩具をねだるよりずっと汚い、不純でドロドロな気持ち。
きっと言葉にするなら、独占欲だ。

恋人でも何でもないのに、こんなの馬鹿げている。

想像してはいたが、やはり自分の立ち位置はそこではなかったらしい。
やけに喉の渇きを感じるのは、昨夜の酒のせいだけではないだろう。


「由香ちゃん…あのさ」
やっと口にできた声は掠れていて、情けないものだった。

「帰って…お願いだから一人にして」

その後、居間から自分が出て行くまで彼女が視線を合わせてくれることは、無かった。

566人間椅子2(池谷×由香):2008/04/14(月) 02:35:20 ID:/z03AXs8


「また雨か…」

フローリングに座り、壁に寄り掛かると想像以上に冷たくて身震いする。
身も心もしんしんと冷えきって、訳も無く無性に寂しく感じる。

いないはずの『誰か』の温もりを求めて延ばした手は、空を切った。

「…最後にあいつに会ったのいつだっけ」

最後に池谷に会った日の事を回想する。

そう…あの日もこんな雨が降った日だった。

「珍しい酒を知り合いから貰ったから」と言われ、少し飲んでみたいと思い易々と部屋にあげてしまった。
次回作る予定のラフ画を見せて貰ったり、仕事で海外に言った時の話など
珍しく実りのある会話に加え、アルコールで気分は高揚し楽しくなってしまい…。

情けない話だが、その後は覚えていないのだ。

昔から知っていた人間だから、まさかこんな関係なるとは思っていなかった。

酔って誘うような真似をしてしまったのだろうか…?意識の無い間の自分を憎らしく思う。

腰に残った痛み、はだけた胸元だけが頼りない証拠だ。
何より驚いた事は、奴が自分を家具以外の用途として見ているとは思わなかった事だ。

いや、むしろ自分が知らなかっただけで家具になっていた女は皆、あいつに抱かれていたのかもしれない。
性格こそアレだが、黙っていれば勝手に女が寄ってくるような外見だ。
もう…新しい女を作ったのかもしれない。

「何で…こんなにアイツの事ばっかり…」

混沌とした意識を戻すかのように頭を横に振り、立ち上がりクローゼットから薄手のトレンチコートを引っ張り出す。
胸につっ掛かる靄を振り払うかの様に早足でズカズカと玄関に向かい、傘を掴むと家を跡にした。

特に行くあても無いのだが、気分を変えたくて街まで出た。
だが、習慣とは恐ろしいもので足は自然と『トール・イケヤ』前でぴたりと止まる。

会いたくない。
会って何を言えばいいのか、わからない。
こんな気まずさを味わうのは初めてだ。

やはり会わないほうが良いと脚を今歩いて来た道に戻し、帰ろうとした矢先に声が聞こえて来た。

「もう、通ってしつこいんだから!」
「マジで悪かったって。
あ、雨降ってんな…車出すから待ってな」

池谷と共に店から出て来たのは、綺麗な大人の女だった。
567人間椅子2(池谷×由香):2008/04/14(月) 02:41:11 ID:/z03AXs8
栗色のカールされた髪に大人っぽいメイクにクリーム色のスーツ。

自分のいじりづらい短髪や、子供っぽい自分の身体付きが急に恥ずかしくなった。
会話からしてかなり親しい間柄の女性なのだろう。

子供ではない。それ位は汲み取れる。

「あれ、由香ちゃん…?」
名を呼ばれても、振り向けなかった。
気付いたらその場から走り出して、家の玄関前まで帰って来ていた。
ここまで信号に引っ掛からずに来れたのは、良く考えれば奇跡に近いと言える。
傘はどこかに落としたのか、手には何も握られていなかった。
頭の中では先ほどのやり取りが、巻き戻し再生を勝手に始めている。

もう認めるしかなかった。

「あたし…アイツが好きだったんだ…」

玄関前にへたりこむと、水を吸った泥がコートやレギンスに斑な染みを作り、頭からは冷たい雨が降り注ぎ涙とまざって…落ちた。


「風邪ひきますよ、お嬢さん」

「っ…!なんでっ…」

いつの間にか、後ろには傘を持った池谷が立っていた。

「何か用事あったんだろ…?」

取りあえず家に入った方がいいよ、としゃがんで差し延べてくれた手。
それはさっきまでいた女性を抱き締めていた手と同じなのだろうか?

「触んなっ…!」

音がするくらいに、手を強く払っていた。

「あの日から急に来なくなったくせに…今日はいきなり馴々しくして…。
全然意味…わかんない。
もう、振り回されんの御免なんだよ!
あたしばっかり好きで…ほんとに馬鹿みたい…」

次の瞬間、傘は地面に投げ出されて空を舞う。

気付くと池谷の腕の中に自分は収まっていた。

「ごめん…由香ちゃん…。
そんな悲しませていたなんて知らなかった…ごめんな」

雨で冷えた身体には、池谷の体温が余計に温かく感じる。
仄かに香るニス臭と、ヘアワックスの匂いが混ざってこれが現実なんだと、生々しく知らせて来る。

力強く抱き締められると少し息苦しいくらいで、こいつも男なんだと今更ながらに意識してしまい心臓が高鳴る。
現金な自分の心臓に嫌味を言いたくなった。
しかし…先刻の女はやはり彼女なのかが気になってしまい、先に唇を開いた。

「っ…もういい。
どうせ他に座らせてくれる女でも見つかったんだろ?
さっきの綺麗な人…とか」
「座るってさ…一見単純に見えて、そうでもないよね」
568人間椅子2(池谷×由香):2008/04/14(月) 02:44:07 ID:/z03AXs8
投げた質問に、見当違いな答えが帰って来て拍子抜けしてしまう。

「は…?」

「だってさ、身体を預けても大丈夫だなって子にしか座れないじゃない?
それに由香ちゃんの場合は…もっと違う気持ちも混ざってる」

回りくどい作られた様な科白に、まどろっこしさを感じて急かす様に
「どんなんだよ…10文字以内で言え」そう言うと、何時も通りの余裕のある笑みを浮かべて唇が言葉を形作る。

「支配したいって気持ち。
この子を俺の手で好きなようにしてみたいって気持ち…かな。
誰にも譲り渡したくない。
俺だけの…ものにしたいよ。
あ、これだと回答になんねーかな?」

「…いっつも好きにしてんじゃん。
今だって…誰のせいで泣いてんだよ!
このスケベ親父。タコ!ハゲ!」

一度認めてしまうと、堰を切ったかの様に気持ちが溢れてしまう。
取り繕ったり、誤魔化したりする余裕は微塵も残っていない。

「タコとハゲは心外だなぁ、まだ髪はあ…る」

それ以上の言葉は不要だった。
どちらからともなく、瞼を閉じキスをした。
雨が本降りになって来たおかげで、外には人っ子一人歩いておらずまさにドラマのワンシーンを切り取った様な、幻想的なムードが二人を包む。

569人間椅子2(池谷×由香):2008/04/14(月) 02:46:27 ID:/z03AXs8
「…風邪ひくから、中入れば?」
「…できたらコーヒーも出して欲しいな」

一人暮らしでこの広い屋敷の手入れは大変だろうな、と前から思っていたが
お手伝いさんか何を雇っているのか、この前来たままに綺麗だった。

靴を脱ぐと中から泥水が漏れ広がり、玄関を汚して行く。

「風呂貸してやるよ。
服は叔父さんのでいいだろ?」

「いやどちらかと言うと、由香ちゃんの方が入らないと風邪ひくんじゃ…。
あ、何なら一緒に入る?」
いつものノリでジョークを繰り出し、殴られるのを待って目を閉じるもいつまでも攻撃が飛んで来ない。
目を開けると、頬を赤くしてもじもじと困惑している様子が飛び込んで来る。

「…あ、あの…冗談」
「そのくらい、な…何でもねーよ!
さっきも手、叩いたし…お詫びとしてなら…」

この子はどれだけ男心を理解していないのか。
誘っているのと同意義語だと言うのをわかってわざとしているのか、してないのか。


「じゃあ、背中流してもらおうかな」
「…わかったよ」

浴室に向かうまでの歩いた間には二人分の足跡が残り、後で掃除しなければと頭の片隅に浮かびはしたが…今は目の前の女の子の事で一杯でそれどころではなかった。

「脱がしてやろうか?」

「殴んぞ。そのぐらい…できる」

脱衣所は大人二人が入っても余裕な位の広さで、脱いだ服は彼女の指示通りに洗濯機に放り込んで行く。

洗面台の大きめな鏡には自分の姿と、その後ろに時間をかけながら脱衣をする彼女が映っていた。

背を向けながら、ドット柄のチュニックを脱ぎ始める。
手はあからさまな程に震えていた。
雨で濡れたキャミソールから透けて見える背中は、頼りないくらいに細い。
欲情と心配が入り交じり、思わず後ろから抱き締めてしまう。
570名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 04:02:11 ID:Kd/L4Ibz
支援いるかな?
ってうっひょーーーーーい!池由香続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
そして由香視点!そうだよ、素直になれなくて強がる由香が読みたかったんだよ!!
池谷と一緒にいる大人っぽい女性見てショックを受けるところとかツボすぎる。
由香かわいいよ由香(*´Д`) 続き全力で待つ!
571名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 05:01:28 ID:zWu9123K
>>553
GJ!なんだこの初々しいアイさんは!
「気安く人の胸を揉まないで下さい」で吹いたw
よっぽど腹立ててたんだなw

>>91=>>554
GJ!GJ!ジェニサイきた!
強引に射精させられながらアイの名前を呼ぶところにぬふぁーんとした!
サイアイ編も待ってるよ!

>>564
池由香ktkr!
と思ったらまた寸止めだぜ・・・
570と同じく全力で待つ!ガンガレ!
572名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 15:00:31 ID:DsrMkqHp
>>554
ジェニュサイktkr
まさかほんとに読めるとは!待ってたよありがとう!
ジャスコで変身ってなんなんだよアイさんはなんになるんだよwww
続きのサイアイ待ってるよー!

池由香は規制?
573スターダスト ◆C.B5VSJlKU :2008/04/14(月) 16:57:17 ID:daTwwqk9
どもです。先日、「色【いろけよりくいけ】」なる物を描いたものです。
その節はご感想、ありがとうございました。嬉しかったですw
で、今週の弥子のように調子に乗って一作描いたのですが
導入部が長い+エロなしのため

http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208076450/

へと投下したので、下記の点がおkでしたら良ければお読みください。

・パラレルです。まったくのパラレルです。
・原作でまったく接点のない早坂兄と睦月のカップリングです。
・基本ギャグで色々死にます。
・濡れ場では放尿を予定。
・シックスがまたも無理難題をいう。

これらが受け付けない方もいると思いますので、その場合はスルーをお願いします。
では。
574名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 18:01:59 ID:4nDVc4Nr
Sに回ろうとして結局Mに回る弥子だったな
575名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 18:38:41 ID:6NFDApIe
今週の弥子の顔についてるクリームがけしからんもんに見えてしかったなかったw
576名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 19:05:31 ID:Mxi2G7xj
ちょっと待て
おかしい…おかしいぞ

ネウロにケーキぶつけた後ちゃんと後で食べる予定を立ててる弥子
ネウロの身体にぶちまけたケーキを舐め取る気か!!
なんだこの天然エロ娘は…!!

どうかどうか神々よお願いします
エロSSに…どうかこの美味しいシチュエーションをエロSSに仕立てて下さい!!
577名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 20:46:08 ID:CamDxkbX
だよな!
ヤコが食べ物を無駄にするはずがない
それに今週のヤコの好物は「ホールケーキ」だ!!
つまりネウロに投げつけたあと綺麗に舐め回すwwww
578名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 20:49:23 ID:HlTTVnzX
おなじとこ萌えた
もー意図的にこのスレにネタを提供してくれているとしか思えない
そしてジェニュインがエロいよ
579名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 20:59:59 ID:I3e2HGVJ
俺は弥子の顔にかかったケーキのクリームが違う白い物に見えた
580名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:21:36 ID:dmOEpmxm
>>579
「我が輩に楯突こうなど5臆6千万年早いぞ、思い知らせるためにも我が輩の特製クリームをたっぷりとくれてやろう、フハハハハハハ
さあ、まずは裸エプロンで「お帰りなさいあなた、ご飯にする?お風呂にする?それとも わ・た・し?」と言って三回回ってキャンと言え」
「最後のが意味不明すぎる!!てかあんたどこから変な知識を仕入れてくるんだーーー!!」
「ふむ、このクリームを貴様に塗りつけて、ヌルヌルのぐちょぐちょにしてみるのも面白いかもしれんな・・・・・
大好きな生クリームと我が輩の特製クリームに濡れまみれるのだ、うれしかろう?」
「そっから一歩も動けないくせに!この変態ドS魔人!」
「確かに我が輩はここから動けぬが、その分貴様が動けば何の問題もない、つまり貴様が騎上位であられもなく腰を振ればよいのだ
なにせ我が輩瀕死の重傷人だからな・・・・・ゴホッゴホッ」
「おとっつぁんおかゆが出来たわよ・・・・・じゃなくてっ!!何この展開ーーーーーー!!!いつの間にこんな装置まで!!
いやぁぁぁぁぁぁぁ!服!!服脱がせてくるこの機械!!!って何このエプロン!!!どピンクのヒラヒラって!!貴様の趣味かーーー!!」
「この展開になるのもお見通し、全ては事前に対策をつけているのだ。裸エプロンは男のロマンだぞ、ワラジ虫」

(…そう、今さらだけど…こいつはとてもエロい。なんだかんだで追いつめられても…いつだってエロの準備は怠りない
こないだも有りとあらゆるSM拷問道具で朝までこってりしぼられた……ああ、今日も生きて帰れる気がしない……)

こうですか?わかりません!><
581名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:57:38 ID:dmOEpmxm
×キャンと言え
○キャンと鳴け

orz

ちくしょう・・・・恥かきついでに昨夜書いておいた>>492-493の続きを投げ捨てておく・・・・
連投だがアヤマラ(ry

>>514
>>492>>493の続き!が多すぎた

「ちょ、二人とも年増だの小娘だのと喧嘩はいいから早くイカせてよぉ・・・・・・俺もう限界・・・・・・
え?ちょ!何でいきなり俺そっちのけでバトル始まっちゃうの!しかも全裸で!!
うわ!泥レスよりえぐいよ!丸見えだよ!!!!鼻血もんだよ!!
お願いだからこれほどいて!!抜いて!!!俺もう駄目だ!!!
あっ!危ないアイ!除けて!!ちょ!年増の色毛虫汚いぞ!!!
ババア自重!ババア自重!!
ん?あれ?何で突然親父が出てくるの?ていうか何で勝手にバトルに参加?
と思ったらあっという間に二人ノックダウン!!!俺のアイに何するんだよ糞親父!!
ちょ!何勝手に触ってるんだよ!!尻を撫で回すなこの尻フェチ親父!お前にはそこの盛りを過ぎた愛人がいるだろーー!
右と左に並べるんじゃない!!!二人同時なんて絶倫すぎだろこのオットセイ親父!!!
アイ逃げて!!超逃げて!!俺以外で感じちゃうなんて駄目だよ!!アイは俺のなのに!


ていうか俺このまま放置?放置なの?勘弁してよ!!
582名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:06:41 ID:et7fAmZ6
結局サイがいけてない件wwwww
493だが責任もってサイをぬふぁーんさせることにする。

「ほら我が子よ、お前の愛しいアイとやらは私の手でこんなにもぬふぁーんされてしまったよ」
「……ッこのクソ親父、よくもアイを……! アイ、大丈夫!?」
「ふあぅっ、……もうだめですサイ、早くいれて、いかせてくださっ……」
「た、立場逆転? あーもう願ったり叶ったりだよ!
 もう俺も我慢出来ないし挿れるねアイ、痛かったら言って……」
「あ、やぁあっ! サイ、サイ……っ! 気持ちいいです、あ、やぁ、も、もう無理……」
「待って俺ももういくから……一緒に……っ」
「ふ、ぁ、ああああっ!!」

>>492-493から88レスに渡って放置された怪盗X(とその助手)、ようやく絶頂。
583名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:23:06 ID:Zb2VGmxE
むしろキャラ的にヒグっさんのがハマるな、やられ役としてはテラもいいが
584名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:40:06 ID:vjJPddIu
>>580
グッジョーブ!
神よ、続きを!
585名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 07:20:00 ID:Dco81uFR
>>581>>582
GJ!
アイが親父にやられなくてよかったw
586名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:07:32 ID:aD+cFe+K
そうか、チー坊はジェニュイン直々にテクを教え込まれたお気に入りなのか…
587名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:33:46 ID:dT0Tk9Dc
>>586
ちょうど保管庫でジェニヤコ読んできたところで
ジェニュイン×チー坊×弥子の3Pを夢想した
588名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 19:47:06 ID:ADZvOqNp
コミック派だが、最近の本誌の噂をきいて思わず書いた小ネタ。
しかし、エロがない……orz
どなたか、エロを、エロをお願いします!!


「ふぅ、主人の体調不良を労わりもせんと反抗してくるとは、まったく、奴隷の風上にも置けんな」
「死んでもそんなポジション行きたくねぇぇっっっ!!!
いだだだだだっ。すみません、ごめんなさい、ちょっ、それはマジで死ぬから勘弁して!」
「にしても、この生クリームとやらはべたべたしてやってられんな……。
ヤコ、蒸しタオルをもってこい、100度まで熱したものを素手でな」
「あ、ふき取るの?ならちょっとまって、私が先に舐めるから」
「……ほう?我が輩の顔は便所雑巾で十分だとでも?」
「誰が便所雑巾だっ!いーじゃん、結局拭いちゃうんだから先に舐めても…。
んしょっ、と。では、いただきまーすv」
「勝手に主人の上に乗るとはいい度胸だ…」
「別にいいじゃん、どうせあんた動かないんだし…。……失礼しました、膝の上を少々貸してください。
では、改めて……、ぺろっ、ん、やっぱりおいしー!」
「ふん。犬は忠誠を表すために、上位者の口を舐めると言うが、とうとう判断力まで退化をはじめたか」
「ちょ、口動かさないで、舐めにくい。んー、くちゅ、んっ、…っいだっ!」
「貴様の粘膜を我が輩の咥内にこすりつけるな。強酸性の唾液で溶かすぞ」
「もー、ペロッ、いいじゃんちょっとぐらい、ピチャ、どうせアンタは口にいれたって、チュッ、
食べれないんだから、んっ、クチュ、ッ」


コンコン
「いるかい?邪魔す、る…………」

…………………………。

「…邪魔したね」
バタン


「ちょ、笹塚さん〜〜?どうしたんだろ?」
「?さあな」

<お二人とも、もうちょっと客観性とかそういうものを養われた方がいいと思いますよ?>byあかね
589名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 21:34:22 ID:sraq0jz/
>>588
笹塚カワイソス
590名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 21:36:47 ID:PHqFFX6J
>>588
なんという天然な2人w
にしても笹塚が来なければ、どのくらいエスカレートしてたのかが気になるww
591名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 21:58:09 ID:wtt2eEqD
>>588
GJ!!
ネウヤコの二人はこのくらい天然な仲から意識しあった仲まで
美味しく頂けるぜ!
592名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 22:46:14 ID:c5GHEOqs
天然な二人と間の悪い刑事、そういう落とし所もあったか・・・盲点だった
593名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:04:53 ID:gb4Xvs9C
萌えすぎて一人暮らしなのにホールケーキ買ったわwww
594人間椅子3(池谷×由香):2008/04/17(木) 23:47:02 ID:pLON8BPk
エロシーンより前置きが長い。
エロパロ板なのに何だか申し訳ない。
少しでも池由香好きな方のおつまみになれればよいのだが。

※次回で終了予定
※脱ぐ描写はある癖に、本格的なエロシーン入る寸前で豚切り
※長い、甘い、たまにシリアス。が苦手な方はスルーで
595人間椅子3(池谷×由香):2008/04/17(木) 23:50:52 ID:pLON8BPk

「無理すんなよ。こんなのらしくない」

「無理なんかしてない」

上擦った声が、信じられないくらいに高鳴る心音が、すべてが見透かされてしまいそうな位に密着している。
触れられた箇所だけ熱を持ったかの様に、熱く感じる。
なのに、それに反比例するように身体はカタカタと震えだし、止まらない。

雨に濡れたとはいえ、そこまで寒くもない事から明らかにこの状況に反応しての震えであった。

“脱いだら全て、見られてしまう”
それは至極当然のことだが、好きな人に裸を見せるというのは本当の本当に緊張するものだ。

(もっと可愛い下着にすればよかった…)
なんて悩みは男からすれば5秒で剥いでしまうようなヤワな砦でしかないのだが…そんなのは分からない女側としてはどうしても気になってしまう。

おまけにオイルパッドで底上げしている小さな胸も、皮下脂肪が付きにくい体質なのか男みたいにぺたんこで丸みの薄いお尻もコンプレックスの一つである。

比べていては切りがないが、先ほどの女の人は胸も大きくバランスのとれたスタイルだった。
こんな貧相な身体で、池谷は興奮したりするのだろうか?

先ほどからこればかりが頭の中でくるくると回り、どうしても脱げなかった。

その間も長い腕が後ろから抱き締め、いつもよりずっと優しい声を耳に届けてくれる。
耳に自然と息がかかり、肩を割れ物の如くに抱く手はいつもと同じもののはずなのに、状況が違うだけでこんなにも淫猥に感じる。
ぞわりとした甘い痺れが、背筋を通り抜けて行った。
こっちはこんなにいっぱいいっぱいなのに、変わらずに余裕たっぷりな大人の態度の池谷。

こんな時でも相変わらずに子供扱いされてることに胸が苦しくなり、そんなに自分は魅力が無いのかと俯いてしまう。
同年代の男などヤりたい盛りで狼の如くがっついてくるものだが…なんせ10歳も年上だ、何を考えているかも全く読めない。


「由香ちゃ…」
「子供扱いすんな!」
596人間椅子3(池谷×由香):2008/04/17(木) 23:53:15 ID:pLON8BPk
半脱ぎ状態になっていたチュニックとキャミを同時にを勢いよく床に向けて脱ぎ捨て、レギンスを足首まで一気に下げる。

あんぐりと開いた口が塞がらない池谷を前にしたまま、ブラジャーのホックを後ろ手に外し、ショーツを下げるとぱさりと足首まで落下した。

温白灯の下で、若い肢体が露になる。
勢いだけで脱ぎ切った為、残るのは開き直りだけである。
豪快に脱いだ後に中途恥じらう方がよっぽと恥ずかしい。
手で隠す事もせずに堂々と裸体を晒す姿は、興奮するというより鳥肌が立つ。

何よりあの目力のある瞳で真正面から見つめられると、目が逸らせない。

「あたし、胸あんまり無いし…がっかりしただろ?」
あまりの潔い脱ぎ方に暫くは呆気に取られていた池谷だが、

「さすが俺の惚れた女だな」と、豪快に笑い出す。
一頻り笑った後は、急に冷静な目に戻る。

するりと大きな骨ばった手は胸からウエストを伝い、お尻をやんわりと撫でるのだがイヤらしさというより、皮膚の下の骨格を確認するかのような…医者が検査で触れる時のそれに似ていた。

「由香ちゃんは姿勢がいいから、骨盤の歪みが少ないな。
バランスの取れた綺麗な身体だと思うよ」

「あたしの身体は骨格標本かよ…」

その一言で、さっきまでのカチカチだった空気が少し緩んだ気がした。

バスタオルを棚から引っ張り、由香の身体に巻き付けてやると池谷もジャケットを脱ぎ始めた。

「脱がしてくれない?」

「馬鹿言うな、自分で脱げよ」

よくよく考えれば、男の着替えを見る事など初めてである。
脱ぐ度に服の下に隠された男らしい筋肉が露呈されて行く姿を見て、柄にも無くときめいてしまう。

すべて脱ぎ終え、腰にタオルを巻いたところで、彼女の熱視線に気付いた池谷はバツが悪そうに笑う。

「ま…取りあえず入りますか?」
「…うん」

597人間椅子3(池谷×由香):2008/04/18(金) 00:00:42 ID:pLON8BPk
一般家庭よりかなり大きめの浴槽は、たっぷりのお湯を抱えながら家主と知らない男を受け入れていた。

一方、池谷の方といえば表には出さないが、心中は穏やかでは無い。
乳白色の湯の下から見え隠れする鎖骨や、湯が波打つ度にタオル越しに顔をのぞかせる小振りな胸。
エトセトラに気が気では無かった。

だが由香にそれを悟らせない様に、とりとめの無い話を続ける。

「やっぱり風呂も広いな。二人入っても余裕だもんな」
「よく友達にも言われるけど、そうかな?」

言葉遣いは粗野だが、何気にお嬢様育ちなこの子はたまに人と感覚がずれている時がある。

ビニールおもちゃのアヒルを湯に浮かべながら、膝を立ててぽつりと呟いた言葉が浴室に響く。

「なんか…変な感じ。
オヤジとさえ風呂なんて入った事なかったのに」

塔湖氏の死後、暫くしてから実の親子と判明した。
生きているうちに親からの愛に気付けなかった事を、やはり気にしているのだろうか。
まだ20歳前の女の子が両親・叔父二人も亡くしているのだ。
気丈に振る舞ってはいるが、心に傷跡を残していても不思議ではない。
その傷を無くしてあげるのは、無理かもしれない。

しかし少しでも塞いであげる手伝いができたら…と、常々思ってはいるが、照れくさくて上手く言葉にはできない。
言葉にできない分、後ろからやんわりと抱き締める。
「俺は、由香ちゃんのそばにいるからさ…泣くなよ」
「泣いてないし」

掠れた声で耳元に囁かれ、心臓は早鐘の如くに動悸する。

(どうしよう…嬉しい)

顔に出てしまうより前に浴槽から立ち、タイルの上に腰を下ろす。

「せ…背中くらい洗ってやるから、こっち来いよ」

「え、本当?なんかソープみたいで照れるな〜」

その意見はスルーして、浴用イスに池谷を座らせて背中を客用タオルで洗い始める。

「背中おっきい…」
「一応男だからな」

首回りもついでだから、と洗って行くがそのうち自然に胸が背中に押しつけられ当たっている。
しかし洗っている本人は、一向に気付く様子は無い。
白地のタオルは湯を吸ってすっかり透けて肌に張り付いている。
直に肌を見るよりエロティックに感じるのは何故なのだろうか。

「…俺はもういいよ。
由香ちゃんも洗ってあげるからおいで」

口調こそいつもと同様だが、彫りの深い瞳には確かに淫慾の炎が灯っている。
それにうっすらと気付いてしまったが、気まずそうに目を逸らし

「え…いいよ。自分で洗うから」
拒否権を持たない、建て前の返事をするのが精一杯であった。

続く
598名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 00:30:18 ID:gpNNB8M5
池由香待ってたーーーーー!!! ヒャッホーウ!!!
脱ぎっぷりに惚れ直したw 初々しくもあり少女らしい潔癖さも感じられて
このシーンすごいぐっときた。
年上の池谷の心中を図りかねてるところとかたまらん。
そうやって気にしてるところがそそるの、本人気付いて無いんだもんなぁ。
由香可愛いよ由香(*´Д`)
もちろん全裸で全力で待つが、次で終わっちゃうのが寂しいぜ。
599馬【ばかきょうだい】:2008/04/18(金) 14:11:34 ID:opzX/uO1
>>573の続きです。

 久宜と睦月が仲良くなりつつある頃、一つの事件が起こった。
 もっともそれはすぐ、まるで舞台劇の事件を見るような鮮やかさで警察に伝わるコトなく速攻
で処理されたが。
 そう。まるで舞台劇よろしく予め誰かが筋書きを作り、ほとんどの役者が練習を終えていた
ように……
 
 睦月は、学校帰りにシックスという名のホームレスに誘拐された。
 手口は鮮やかだった。シックスは睦月を見るや異形のノコギリを腹に当て「妊婦さん!」とい
うギャグをかました。睦月爆笑。影から見ていたネウロ失笑。シックスは隙を逃さず睦月に白
い粉を掛けてとろーんと眠らせ連れ去った。
 だがしかし、狸屋とちょっとした縁故のある早坂兄弟によって無事救助された。
 シックスは死んだ。
 久宜の銃弾を胸に受けて、のけぞったところをユキに切り刻まれ絶命したのだ。
「ぐ……馬……鹿な。おのれぇ、私はただ、ハンバーグを食べてから純愛物を主演したかった
だけなのに……誰か描けよ私で。断末魔の叫びからでも、哀惜の慟哭からでもなく、静かな
る言葉で誰か私で純愛物を描いて……くれ…………」
「フ。無理難題は単行本の余白だけにしたまえ。我々の顧客の身内に危害を加えるから死ぬ
羽目になる」
 銃口から紫煙くゆらせつつ不敵に笑う久宜に、ユキは惚れ惚れする思いだった。

「ふー。お疲れさん。回りくどかったがコレでアニキも騙せるだろうぜ」
 ユキは既に屍となったシックスを車のトランクにブチ込んだ。
「ですねー。あ、死体の処理の方はお任せ下さい。警察なんかにはバラしませんよ。こう見え
ても僕、魔界にいる頃は葬儀屋やってたからこの小汚い、人気低迷の元凶のホームレスはバ
ラバラに解体して魔界魚にでも食べさせておきますね〜」
 運転席からすっごい笑顔のネウロが顔を出してピースをし、そのままエンジンをフルスロットル
で夜の環八を風のように駆け抜けた。
 
 ネウロは魔界から来た愛のキューピッドなのだ。
 ユキから久宜とユキを結びつけるよう依頼を受けたので、いろいろ画策し、今まさにそれが
花開こうとしている。舞台劇の脚本家兼演出だ。

「やれやれ」
 久宜は自宅のベッドで眠る睦月を困ったように見た。
「『社長の殺人未遂事件が冷めていないいま、誘拐事件が公になってはまた狸屋の風評が下
がる。落ち着くまで匿え』……か。フフ。あのご老人はそう依頼してきたうが私の家に引き込む
方こそ危ういとは気付かないのかね」
 といいつつ久宜は別に睦月に手を出すつもりはない。回復するまで見守って、起きたら丁重
に自宅へ送るつもりである。
(私はワルだが、場当たり的に少女へ手を出して欲求を解消するような輩は嫌いでね。ソープ
や外国に売るのも気に入らない。金が欲しければ自らの身一つで計画を練って真っ向から奪
い去るべきなのだよ)
 そういう信条がある上に、睦月は大企業の社長の孫だ。手を出すなどまったく主義の外だ。
「しかし……」
 睦月の寝顔にちょっと頬を染めながら久宜は立ち上がり、どこかへ行った。
 しばらくして戻ってきた彼の手には、先日拾った三毛の子猫らがにゃーにゃーだ。
「フフフ。フフフフ」
 睦月の枕頭に子猫どもを放つと、連中はこの見知らぬ少女の匂いを嗅いだり髪にじゃれたり
頬をぺろぺろ舐めたりと、思い思いの行動を取り始めた。
(あ、ああ。少女と戯れる子猫どもはどうしてこうも可愛いのかね……)
 トレードマークの笑顔をいよいよだらしなく緩ませながら久宜はカメラを取り出し、パシャパシャ
と撮影しだした。
 するとその光が覚醒を促したのだろう。睦月は周りでひしめく猫と似た呻きを二、三あげると、
むくりと身を起してとろーっとした目つきで辺りを見渡した。
「お、おや、もうお目覚めかね」
 久宜は声を裏返らせながら慌ててカメラをポケットに滑り込ませて、微笑した。
「……?」
600馬【ばかきょうだい】:2008/04/18(金) 14:13:23 ID:opzX/uO1
 睦月はそんな彼を寝ぼけ眼でじーっと見上げたまま黙っている。寝起きのせいだろう。久宜
はそう思うコトにして、筋書き通りの説明を並べ立てた。
「君はちょっとした事故に巻き込まれてね。宮迫社長から『落ち着くまで私の家で様子を見て
欲しい』という依頼を受けたんだ。もちろん、起きた以上は君を自宅まで送り届けるよ。それが
私のお仕事だからね」
「…………」
 久宜は睦月の瞳を見てやや違和感を感じた。焦点が定まっていない。最初は寝起きのせい
かと思ったが、どうも自然の肉体作用からかけ離れた異様さを含んでいる。
(? この反応、どこかで見覚えがあるような。というかむかし私が陥ったような)
「えぇとだ。君が見たがってた子猫がココにいる訳だが」
 示し合わせたように子猫が精いっぱい立ち上がり、睦月の脇へ手をかけた。小さくチャチさす
らある爪がふわふわしたブラウスの生地に突っかかり、子猫は不意の手ごたえに手をやいやい
と振ったが、しかし睦月はとろーんとした目つきのまま反応を示さない。
 さすがに異変を察した久宜は、粛然とサングラスのノーズパッドを引き上げながら睦月に近
づいた。
(そういえば、あの誘拐犯のホームレス、何か薬品を使ってこのコを昏倒させたようだ。ならば
念のため病院で調べた方がよかったかも知れない。くそ、この私としたコトが少々浮かれてい
た!)
 対処へと帰結すべき理性はしかし、そこで中座を迎えた。
 久宜は異様な音を聞いた。
 ジィーっという金属質な音。日常のどこにでも転がっていそうな平凡な音。しかしこの状況で
それを聞くのはまったく異様でしかない。
 久宜はやや狼狽しつつ視線を落とした。音はスラックスのファスナーが開かれる音。
 その元凶へと視線を落とした時、久宜はあらゆる意味で心臓が跳ね上がる思いをした。
 睦月の蕩けきった瞳が餌を求める子猫のような光で久宜を見つめていたのだ。
 ただ見つめているだけならいい。問題は位置だ。あろうコトか睦月の顔は久宜の股間にほぼ
密着状態。手を伸ばしていないところから久宜は恐るべき甘美の推測をした。
(まさか、まさか君は……)
 睦月の口には銀色のファスナーの取っ手がぱくりと咥えられている。
 そう。
 彼女はあろうコトか口だけでファスナーを開いたのだ。
 更にとろとろとした瞳のまま微笑を浮かべると、露出したトランクスにぽふと鼻先を押しあて
ながら前開き穴へうねうねとひどく熱い舌を突っ込み、硬度を増しつつあるペニスへ軽く舐めた。
 子猫たちは「俺たちがいても別にエロパート盛り上がらなくね?」と空気を読んでにゃーにゃー
鳴きながら部屋を出て行った。

「アニキ気づいてないだろーな。あのガキをホームレスに誘拐させたのは俺と宮迫社長とネウ
ロっていう奴の差し金って。当然、あのホームレスがあのガキに引っかけたのはただの睡眠薬
じゃねぇ。吸えばしばらくとろーんとする魔法の粉だぜ」
 自宅の玄関に腰掛けながら、ユキはひそひそと呟いた。

「待ちたまえ。その年でそういう真似は」
 睦月が黒光りするペニスをぬらりと外気にさらした瞬間、久宜から出た叫びは決して一般的
な倫理からではない。突き詰めてしまえば『依頼者への配慮』だろうと彼は努めて定義しよう
とした。
 純粋無垢なる者が淫靡な行為に及び、汚れていく様を見たくないという当たり前の心情も多
分に脳裏をよぎっているが、悲しいかな、ワルたる久宜はそういう善意を頭上で旋回させて行
動のエネルギーに転化するコトはできぬのだ。ただただ言い訳のように『依頼者への配慮』と
いう理由を持ち出して、この行為を制止する他できない。
「なんで? おとこの人って、こういうのが好きなんでしょ? おじいちゃんといっぱい見たビデ
オじゃそうだったよー
 ようやく喋った睦月はとろとろとした瞳のまま「うふふ」と笑って、久宜の分身を咥え込んだ。
 色素が薄く、かすかに桜づいてきた唇。清廉な唇。いまだ誰とも重ねてないであろう唇。
 それがぷりゅぷりゅと柔らかそうに形を変えながら、淫水に焼けた逞しい肉棒を出し入れする
様に久宜は目もくらむ思いをした。
 少しウェーブのかかった髪を軽く振り乱しながらあむあむと奉仕する睦月の姿はとても現実
の物とは思えない。
(コレはもしや夢ではないかね? フフフ。そうに違いない。仕事の疲れが溜まっている。夢が
覚めたらバカンスに行こう。富士サファリパークの赤ちゃんライオンふれあい撮影会へ行こう)
601馬【ばかきょうだい】:2008/04/18(金) 14:14:27 ID:opzX/uO1
 股間から立ち上ってくるぞくぞくとした快感に流されまいと、久宜は必死に別のコトを考えた。
「もー! ひさのりさん。よそごと考えちゃやだよー」
「うぐうっ!」
 股間から立ち上る痛みを伴う強烈な刺激に、久宜は不覚にも内股になって呻いた。
 見れば睦月はいつの間にやら陰嚢を引きずり出し、ひどく慣れた手つきで揉んでいる。
「あはは。『うぐうっ!』だって。ひさのりさんやっぱりかわいいね」
「そ、そんなコトは……ない」
 すべすべした繊手がすっかり色素の沈着した陰嚢を弄び、睾丸すらコロコロと転がしてくる
からたまらない。
 久宜の困惑とは裏腹に、分身はいよいよ硬度を増し、天をつかんばかりに反りあがった。
「わぁ。おじいちゃんとちがってすごいねー」
 いいながら睦月は陰嚢をよいしょと持ち上げて、袋と袋の境界、いわゆる陰嚢縫線をぺろぺ
ろと舐め、愛おしそうにちゅーっとキスをした。
(この場合、私はどうすればいいのかね。仕掛けてきたのは彼女だが、私の信条には反する
訳で……)
 笑顔を浮かべたまま困ったように汗をだらだら流す間にも、睦月はネコがおっぱいを求める
ような手つきでもみもみと陰嚢を愛撫してくる。
(な、なかなかの技巧じゃないか。可愛い顔をして)
 いつしか久宜は名状しがたい感覚に息を荒げ、熱病患者のように切れ切れと質問した。
「なぜ、君はこういう事をする」
「んー、だってほら、ひさのりさんには何度かたすけてもらったし。そのおれい」
 久宜は唖然とした。おれいといっても肉体的奉仕は別に睦月に求めていないのだ。ただメー
ルで子猫の事を話したり、天然自然の笑顔を見て自分の鎧の強化につなげられれば別にそ
れいい。心惹かれてないといえばウソになるが、しかし彼は惹かれたからといってすぐ行為に
及ぶほど短絡ではない。まず感情を損得で分析して、得に転ぶと踏んで初めて動くのだ。そし
ていまだ子供の睦月に、有力な顧客の孫と行為に及ぶのは得ではない。
 というコトを、久宜は少し赤くなりながら切々と説いた。
「え、じゃあ気持ちよくなかった……?」
 睦月は瞳のとろとろを湿ったうるうるにちょっと変えて、眉を潜めた。
 雨に打たれた子猫を見ているようで久宜はずきずきと胸を痛めた。
「そ、そんなコトはないよ。君ぐらいの年齢からすれば十分……気持ちよかった」
 サングラスのノーズパッドを押さえながら久宜は顔を背けた。
(く、くそ。私は何をいっているんだ! 先々を考えればココで断固として断るべきではないの
かね! もしこの出来事が、宮迫社長の私に対する試練ならば、断らなければ大損害だぞ!)
 汗々と算盤勘定をする久宜だが、それは睦月のこんな提案に打ち砕かれた。
「うん。ありがとう。じゃあひとつだけわたしのいうこと聞いてくれたらやめるよ」
 にっこりと裏表のない笑顔を浮かべる睦月だから、久宜はまったく疑うコトをしなかった。
「ひさのりさん、ベッドにねてくれる?」
「あ、ああ」
 意図は分からないが、久宜はまだ少女の唾液に濡れ光る自らの分身をしまい、ベッドに身
を沈めた。
「これで、やめてくれるかね?」
「うん」
 睦月は、口を半円にしてネズミを見つけた子猫のような恐ろしくも愛らしい笑みを浮かべた。
「やめない」
 いうが早いか、彼女の平素着用している指なしグローブから鋭い鉤爪が左右三本ずつ、合
わせて六本飛び出し、久宜の衣服をネクタイ以外すべてずたずたに斬り裂いた。
「な、何ぃ!?」
 衣服の破片が舞い散るさまに、久宜はサングラスの奥で目を剥いた。
「えんりょしたらダメだよひさのりさん。おとこの人はね、とちゅうで気持ちいいことをやめられる
のがつらいって、おじいちゃんがいってたよー」
「くそ。騙された私も私だが、流石にこれ以上は君の祖父のために続けるわけにはいかない。
少々手荒だが拘束して、無理矢理にでも自宅に……な、なに?」
 起きあがろうとした久宜だが、まったく体に力が入らない。
 そんな様子を睦月は相変わらずの笑顔で見下ろしながら、鉤爪を指差した。
「むりだよひさのりさん。だって、このかぎづめには『そっこうせいのしびれぐすり』がぬられて
いるんだよ。服をきるときにね、ちょぉっとだけひっかいたから、しばらくはうごけないよ」
(なるほどな。やれやれ。あまり使いたくはなかったのだが……)
 何かの犬種のようにショボショボと笑う久宜は、なぜか奥歯を噛みしめた。
602馬【ばかきょうだい】:2008/04/18(金) 14:15:27 ID:opzX/uO1
 ガチリ。

 口中に響いた音の意味はさておき……
 鉤爪と紺のジャケットがベッドのシーツの上に落ち、
「ほんとはごしんようでね、アイスピックをバージョンアップさせたんだよ」
その上へ白いブラウスが重なり、ピンクのフリルつきのスカート、そして無造作に丸められた純
白の下着がそれぞれ投げられた。
 久宜は思わず身惚れた。
 一糸まとわぬ睦月の肢体は未だ二次性徴すら見せておらず、胸は平坦で鮮やかな乳首が
控え目な主張をしているのみだ。肩も腕も子猫のようにか細くて、膝をつく足はマッチか割りば
しのようにひたすら肉づきがない。にも関わらずシミ一つないその肌は思わず吸いつきたくなる
ほどだ。どこまでも羽毛のように水を弾きそうな質感。未踏の雪原のように足を踏み入れ自ら
の痕跡を残したくなる誘惑性。
 そして足の付け根にはまだ毛がなく、一本筋を通しただけの簡素な割れ目がしとしとと潤ん
でいる。
 図らずも久宜はこんこんと蜜滴る少女の秘所に目が釘づけになり、生唾を飲むと同時に自ら
の分身がますます硬度を増しているのを感じた。
「ほらぁ。やっぱりひさのりさんも」
 異変を目ざとく見つけた睦月は不快な様子もなく、久宜の足の間をハイハイして、迷うコトなく
脈打つ肉棒を口に含んだ。
「やめッ……」
 かまわず睦月は首を上下させ、喉奥に当てんばかりに深く呑みこんではじゅるりと吐き出し、
亀頭にちゅっちゅとキスを浴びせながらまた呑みこんでと、大人に比べればややぎこちないな
がらも一生懸命に愛撫を繰り返す。そのうちビクビクと脈打つペニスは先端から根本まで甘い
唾液に浸され、てらてらと光を放っては睦月にあむあむと呑まれゆく。
 少女の口内の柔らかな肉感はそのまま分身をとろかすのではないかと思えるほど、熱く濡れ
そぼり、久宜の背中を粟立たせた。
 だが彼は耐えた。ひたすらに耐えた。しかし耐えれば耐えるほど、睦月に繰り返す淫猥な行
動にますます情欲の炎が燃え盛り、今すぐにでも放出したくなってくる。
「…………!」
「あ、グローブのほうがいい?」
 先走り液をすすりかけた睦月はにこりと久宜を見ると、グローブの布が掌を覆うようによいしょ
とひっぱって、そのままペニスをしごき始めた。
「おじいちゃんはね、こうするとよろこんでくれるんだよー」
 柔らかい肉とは違う、ザラついた布の感触がシュッシュと上下するだけなら、久宜はまだなん
とか耐えれたかも知れない。だが睦月は時々ぐいぐいと握力を調節してくるからいよいよ放出
の欲求が高まってくる。
 そしてそれは、睦月の意外な行動によってとうとう堰を切った。
「うーん。これもダメか…… じゃあ最後のしゅだんをつかうね」
 睦月は上体をペニスめがけてすり寄らせると、真珠のように小さなピンクの乳首を亀頭に当
てて体全体を揺するようにして擦り始めた。
 コリコリとした感触が敏感な亀頭を苛めてはたまらない。
「うっ……!」
 久宜の短い呻きと共にペニスが大きく脈動し、びゅるびゅると白濁が吹き出された。
 放出は一度で収まらない。二度、三度と粘り気のある白い液体が間欠泉のように睦月の胸
へと吐きかけられ、鮮やかな乳首の周りをドロドロに汚した。
「あーっ! やっとでたー! よかった。気持ちよくないかって心配だったんだよ?」
 睦月は胸にかかった熱い液体をこそぎ取ると、指の間でにちゃにちゃと弄りだした。
「でも男のひとってすごいよねひさのりさん。こーいうのでてくるんだから」
 うふふと笑いながら睦月は、快美の反動に息をつく久宜にのしかかった。
 さらさらとした肉づき薄い少女の体の感触に、久宜はまったくどぎまぎとする他ない。
「何を……?」
「しってる? こーするともっと気持ちいいんだよ
 精液でドロドロになった右手が久宜の左乳首をつまみ、左右に擦りだした。
 同時に睦月は久宜のもう片方の乳首に歯を立てて甘く噛みだした。
 ペニスへの愛撫とは違う、より倒錯した愛撫だ。しかもそれを年端のゆかない少女にされて
いるという事実が、久宜に恐ろしい魔性を感じさせた。
「ね、ね。ひさのりさん」
 なのに睦月は顔をあげると
「私がひさのりさんのおっぱいたべてるときに、頭なでてくれないかなぁ」
603名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 14:15:41 ID:gnAbvBR5
>>597
GJ!うお…なんかジリジリとエロい感じがいい。池由香に目覚めそうだ。続き!続きを!!
神作品の後で恐縮だが俺もネタ投下します。
604馬【ばかきょうだい】:2008/04/18(金) 14:16:16 ID:opzX/uO1
 とびきりの笑顔でそう頼むである。
 まったく愛撫の倒錯とは別人のような少女らしい純真な欲求で、ほとほと困り果てた。
「何をいいだすんだね君は。私の体はしばらく動かないというのに」
「あっ! それもそうだね。ごめん」
 眉をしかめて困ったように笑う睦月は、乳首を久宜にすりつけながら上体をスライドさえた。
「でもね」
 絶えず微笑を浮かべている口に、少女の柔らかな唇が重なって、すぐにパッと離れた。
「……ひさのりさんが好きだから、こういうことしているんだよ」
 キスの仕方も実に少女らしい。貪るようなセックスのそれではなく、ただただ愛情を示す、子猫
が喉を鳴らして濡れた鼻を押し付けてくるような他愛もないキスだ。
 それだけなのに睦月は初々しく耳まで真赤にしながら、再び膝立ちになり、ほとんど幼女の
ような割れ目を久宜の顔の前へと差し出した。
「だから、ね、睦月のここ……なめて」
 赤い顔でうっとりと涎を垂らしながら、睦月は腰を沈めた。
 少女のなよなよとした儚げな足の付け根が久宜の口にあたり、鼻孔に甘い香りが充満した。
 唇周りを生暖かい蜜がべちゃべちゃと汚し、頭上からは鼻にかかった甘い息が聞こえる。
 久宜は何かをふっ切ったように眼を閉じて、いまだ繊毛すらない未成熟な秘所を舐め始めた。
「ん……そこっ。もっとかきまわして……」
 青い肢体がぴくりと跳ね、もどかしそうに腰をくねらせた。
 相手が少女であろうと媚態に男は燃えるらしい。舌がすぼめり、狭い少女の秘裂の柔肉を
つつくようにねぶり始めた。
 しばし部屋には水音と睦月の鼻にかかった甘い吐息が充満し──…
「あんっ!」
 舌ッ足らずな甘い嬌声とともに睦月が目を見開き、全身をぴくぴくと痙攣させながら崩れ落
ちた。
「だめ……だめだよひさのりさん……そこ、つよっ……ふぁっ! つよ……い」
 構わず久宜は秘所の上でぷくりと充血する小さな眼を舐めしゃぶる。
 包皮こそ被っているが、ひどく刺激に敏感だ。あまり触れられたコトがないのだろう。二、三、
嬌声があがったのを確認すると、久宜はそこに少々強引なキスをした。
「や……イッちゃう……! イッちゃうよぉ!」
 激しい痙攣が睦月を突き抜けたかと思うと、彼女はぐったりとシーツに顔を突っ伏せ、しばらく
甘く激しい息をついた。

「もう……そろそろ」
 しばらくすると睦月は体を起こし、膝立ちでよちよちと歩くと、久宜の腰に跨った。
「いいでしょ。ひさのりさん」
 慣れた手つきで怒張を割れ目に押しあてる少女に、久宜は生唾を飲んだ。
「流石にそこまではしなくていい。されればむしろ私が困る」
「……? あ、ああ。だいじょうぶだよひさのりさん。だってね、わたし」
 鮮やかな花弁を慣れた手つきで広げながら、少女は腰を落とした。
「んっ……は、はじめてじゃないから……だいじょうぶ……」
 ゆるゆるとペニスを収めきると、睦月はほうと息をついた。
「相手は誰かね。宮迫社長かね?」
「うん。さいしょはいたかったけど今はぜんぜん平気だよ」
 引き締まった腹筋に手を置いて、睦月は腰を前後に動かし始めた。
「えへへ。どう。せまくてきもちいいでしょー?」
 瞳を快楽にとろけさせながら、睦月は腰の動きを速めた。最初は久宜のペニスを咥え込んだ
ままレバーのように前後させていたが、やがて物足りなさそうに指をくわえると、ぎこちない上
下運動へ移行した。
「こういうのは……な、なれてないけど、がんばるねー」
 勝手がわかっていないらしく、睦月は腰を見ながらおずおずと腰を上げ下げする。それが却
ってペニスの太さを味わう結果になったらしく、徐々に睦月は柳眉をしかめて甘い息を上げ始
めた。
「ふぁ……なんだか……いつもとちがって…………きもちいい」
 期せずして律動が早まり、秘所からあふれる蜜が肉棒をひたひたにしてそれが潤滑を果たし
より滑らかにより深く早く幼い腰をくねらせた。
「……え?」
 ぺったりとした胸に手が伸びてきたのを見て、睦月は驚いた。
「なんでひさのりさん、動けるの?」
605馬【ばかきょうだい】:2008/04/18(金) 14:17:02 ID:opzX/uO1
「フ。こんな事もあろうかとあらかじめ奥歯に解毒剤を仕込んでおいた。それを先ほど、君が
服を脱いだ頃に使ったが……まったく社長の孫だけあっていい薬を使っている。おかげで痺
れが抜けきるまでずいぶんかかったよ」
(アニキ! やっぱ俺のアニキはすげえぜー!)
 部屋をこっそり覗いていたユキはガッツポーズを取った。
「フフフ。初めてでないなら宮迫社長に義理立てる必要はないな。所詮は同じ穴の狢……大
方、彼は寝取られ話でも聞きたかったのだろう」
 やわやわと久宜は睦月の胸を揉み始めた。
 最初はあっけに取られていた睦月だが、くすぐったそうに目を細めながら微笑した。
「やっと遠慮をやめてくれたね。ひさのりさんがその気なら、わたしもがんばら……きゃっ!」
 言葉をさえぎるように久宜は秘所をえぐらんばかりに腰を突き上げた。
 すると睦月は嬌声と共に上体を震わせ、白い体をうっすら赤く染めた。
「……あ、いまの……きもちいい……も、もっと……し……ふぁっ!」
 乳首をつねられた睦月は可愛らしい声を上げたが、そこで大人しくしている久宜ではない。
 一連の一方的な愛撫の意趣返しとばかりに薄い胸をこねくり回し、白い柔肉をふよふよと揉
みしだいたかと思うと、淡い乳首を両方同時に強くつまんだ。
「んん……!」
 少女はぎゅっと唇を結ぶと、そのまま大きく息を吐いた。まなじりには涙がうっすら浮かんで
いるが、火のついた久宜は止まらない。
「こうすると気持ちが良いのだろう?」
 人差し指と中指で胸に溜まった精液を絡め取ると、久宜は指の腹で睦月の胸をぬるぬると
擦り始めた。
「う、うん。きもちいい。もっとして……もっと、いじめて……」
 ぴくぴくと体を痙攣させんがら、睦月はまた耳たぶまで真赤にし、腰を激しく動かした。
「あのね……ひさのりさん、あのね……」
 睦月ははあはあと息をつきながら、顔を伏せた。
「どうすれば、ひさのりさんのうごきに……あわせられる……かな…………?」
 手慣れていながらそういうコトが心底分からずに困っているらしい。
 やれやれと久宜は笑いながら、胸から尻へと手を移した。
「こうだよ」
 小さなお尻を下から掬いあげるように触りながら、久宜は睦月の小さな腰を浮かせた。
 そして放す。
「きゃっ!」
 不意に支えを失った睦月は目を白黒させながらまたも可愛く喘いだ。
「わかるかい? 今の要領で腰を動かしたまえ」
「う、うん。やってみる」
 素直な黒々とした瞳で久宜を見ながら、睦月はぎこちなく腰を上げた。
 そうすると愛液にぬめぬめと浸された肉棒が割れ目から出てくるのが直視でき、久宜は笑
みをいっそう強くした。
「はぁ……っ はぁ……っ」
 まるで餅をつく杵のように、軽やかな体重を打ちつけながら睦月は喘ぎを大きくした。
「おじいちゃんより……ふとくてかたくて、きもち……いい……はぁっ! や、はげし……っ!」
 息も絶え絶えの睦月の柳腰を力づくで抑えると、久宜は激しいストロークを開始した。
 陰茎をいっぱいに咥えた秘所がにちゃにちゃと淫靡な水音を立てながら、粘り気ある蜜を
次から次へと分泌し、細い太ももをつたってシーツに落ちていく。
 先に達したのは、睦月だった。
「も、もうだめ! イく! イッちゃう!」
 涙目でいやいやをするように首を振る彼女の秘所は激しく収縮し、肉襞がきゅうきゅうと久宜
のペニスを締め付けた。
 だが緊張は一瞬だった。そのまま久宜を絶頂に至らしめるかと思われた秘所から俄かに力
が抜け、久宜は拍子抜けする思いをした。
「や、やぁあああ……」
 睦月のかすれた声に軽い絶望を含ませながら上を見上げ、甘く吼えた。
 久宜は見た。少女の尿道からびゅるびゅると金色の液体が吹き出し、彼女の太ももはおろか
その下に居る久宜をも汚すのを。

「まったく君は悪い子だね。淫らな行為をおじさんに仕出かしてくれた上に、お漏らしまでする
とは」
 久宜は身を起こすと睦月を抱きかかえ、いまだ熱気さめやらぬ肉棒から引き抜いた。
「ご、ごめんなさい」
606馬【ばかきょうだい】:2008/04/18(金) 14:18:32 ID:opzX/uO1
 小動物のように怯えた瞳で謝る睦月に、久宜は嗜虐心が動くのを禁じ得ない。
 別に小水をかけられたコトなど怒ってはいない。だがこの少女はどうだろう。淫らな行為を笑
顔で躊躇なく行えるのに、失禁一つで怯えすくみ、心底から恥じているのだ。
「フフ。君は可愛いね。しかし可愛くても悪い子なのはよくない。草食動物が中途半端に肉の
匂いをひけらかしていると痛い目に合う……私たちの世界の常識だよ」
 サングラスのノーズパッドをくいっと引き上げると、久宜は首を横に向け、ドアへと呼びかけた。
「ユキ。そこで一部始終を覗いていたんだろう?」
(ギク!)
「別に責めたりはしないよ。出てきなさい」
 ドアが開き、戸惑った表情のユキが入ってきた。久宜は別に責める様子もなく、ちょっと凄味
のある微笑を浮かべた。
「どうせあのご老人は寝取られ話をご所望だ。ならば」
 睦月は「え? え?」と訳も分からぬ様子で、二人を見比べた。

「ココは一つ、私たちらしくこのコにちょっとばかり激しいお仕置きをしてあげようじゃないか」

 ドス黒い笑みが二つ、たおやかな少女へと向いた。

 その頃ネウロはシックスの死体を処理しろとホームレスたちに命じていた。
 本当は魔界魚を使いたかったが、百均で売り切れていたのでやめたのだ。

DR  :「ああ、シックス様! おのれ死体の処理などできるかぁー!」
ネウロ:「まぁまぁ、コレでおいしいものでも食べて」
チー坊:「エイシャオラエイシャアアアアアアアア!!!!」

 各自それぞれに五千円を握らすと、みな燃やしたり鞭でしばいたり埋めたり流したり泡でグ
ズグズにしたりした。

以上。今回はここまで。寸止めにならなくてよかったぜ。
しかしなんですな。>>573の前フリなくても話として成立しているような。
607桂木弥子の憂鬱:2008/04/18(金) 14:31:44 ID:gnAbvBR5
乙です。投下の邪魔しちまって本当すいません。

コピペ改変。エロなしギャグ。タイトルと中身は全然関係なっしんぐ。元ネタは菓子パンヒーローの日記。

※弥子の日記より抜粋

6月11日

【7:12】
ネウロの笑い声で起床。まだ眠い。顔を洗う。お腹が減って力がでない。家には帰ってない。帰らせてもらえなかった。

【7:22】
朝食に炊飯器一杯分のごはんを口にを詰める。全然足らない。我ながらイヤになる。
「調査に行ってこい」ネウロの言葉だ。
うるさいんだよ。私は探偵じゃない。ただの女子高生なの!
「気をつけて!ヤコちゃん!」
うるせぇ!この髪の毛が!!

【8:00】
しょうがなく調査に出発。外では見覚えのあるシェフがゴシカァンいている。とりあえず通報。

【9:43】
「助けて〜!石垣が叫んでる。私にどうしろと…。

【9:45】
事情を聞く。笹塚さんに●らぶるのフィギュアを壊されたらしい。うだつのあがらない奴。

【11:03】
今日は曇りだ。気分が盛り上がらずお腹がすく。早くお家に帰りたい。

【11:46】
ネウロがニヤニヤしてやがる。
【12:03】
午前中の仕事終了。事務所に戻る。
608桂木弥子の憂鬱2:2008/04/18(金) 14:34:12 ID:gnAbvBR5
【12:16】
お腹がすいた。口にメガマックをつめる。これのどこがメガ?あと百個はいける。

【13:11】
事務所のみんなで談笑。ネウロのなにか企んでる笑顔にみんながおびえる。

【14:27】
犯罪者登場。

【14:28】
「この謎は我輩の舌の上だ」相変わらず鋭い奴だ。
「犯人はお前だ!」本当はどうでもいい。ネウロ早く解決しろ。
【15:40】
犯人が豹変する。無駄にテンションが高い。お腹が減って力が出ない。

【15:41】
「大丈夫か?!弥子ちゃん!!」笹塚さんだ。タイミングがよすぎる。どこから見てたんだろう?ストーカー?

【15:42】
さようなら犯人。こんにちは魔界道具。ネウロがよだれを垂らしている。

【16:00】
「いただきます」
「うぎゃああああぁ!!」この展開には飽き飽きしている。

【16:58】
戦闘終了。
「ネウロ、大丈夫?」格好だけ聞いてみる。

【18:31】
石垣がきた。
「どけどけ!!助けにきたぞ」遅すぎる。帰れ。うだつのあがらない奴。

【20:30】
事務所へ帰宅。机に置いといたおやつを吾代が食べていた。ネウロがニヤニヤしながらこっちを見ている。いやがらせか?殺すぞあの小卒。

【21:19】
仕方なく某シェフにスープを分けてもらった。ネウロがニヤニヤしている。
【21:50】
事務所がイカ臭い。
【22:30】
私の部屋もイカ臭い。

【0:03】あ〜また明日も地獄だよ 永眠


ネウロ「…貴様は常に食事についてのことしか考えてないな。」
弥子「人の日記勝手に見んなぁぁぁぁぁぁ!!つーかお前が言うな!!!」
609名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:07:15 ID:pcA+P3oG
正直、直接的な行為がある幼女モノは該当スレに行ってくれ…過去ログ見てないのかよ…
610名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 20:06:56 ID:fDrUlxiP
一応注意書きも有る事だし、
とりあえず今回は気に入らなきゃスルーの方向で良いのでは?
次回からは外部に上げてアドレスだけ貼って貰うようにするとか

とにかく、全ての職人にGJ!!
早過ぎて感想が追い付かないぜ!
611名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 20:58:27 ID:IcX6iCzb
うん、GJ
特に>>607がただのコピペ改変にしては笑えた
そして>>599、久宜は睦月と面識あったっけ?いきなり下の名前で呼ばれてるけど
ていうか「解毒剤」の一言で片付けるな、痺れ薬とその解毒剤が何百種類あると思ってるんだ

うん、なんとなく言ってみただけ、エロ面は超GJ、それ以外は深く考えない方がいいのな・・・スマン
612名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 21:27:28 ID:+BAvuTNS
いや、面識とかはいいんだよ。
捏造は基本的にOKだからさ…それを言ったらアイさんなんて
ほとんどの男キャラと接点無いんだしな。
むしろ幼女ではっきりエロ描写の方がまずいだろ…
睦月物は過去にいくつかあるが、どれも変則系で直接的なのは無かったしな。
いつからロリの受けOKになったんだ?
睦月初登場の時に身体の機能的に無理とか、単純に受け付けないとかで
問題になった気がしたんだが…
613名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 21:34:59 ID:kvHHrWPU
>>612
むしろ、いつロリ受けは駄目になった?
ここで問題になったのはホモと女体化ぐらいしか
記憶にないが。

書き手は「カプ表記」をはっきりと、
読み手はスルーが基本でいいと思うけれど。

614名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 21:42:26 ID:foZtFI74
幼女はダメだろ、ロリコン乙
615名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 21:53:05 ID:h9pYXGtG
注意書きしてるんだから、嫌ならスルーすればいいのに
>>1に幼女不可と書かれてない以上仕方ないでしょ
あとは、住人で相談して次スレからテンプレに入れたら?
616名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:14:03 ID:iF9kDEmt
ちょっと荒れ気味だな、元々他スレに誘導かけていたものだ
が、その判断は正しかったのでは。そのスレでは微妙だったけど。
うん、かなり元作品とズレたパラレリだから読み辛い。
趣向が凝らされているから自分の創作意欲は刺激されたのは収穫だったけど
味得するにはきつかった…


 【色】は面白かったよ
617WJ 20号 ケーキネタ分岐:2008/04/18(金) 22:24:22 ID:CUogo0KI
ぶった切りで行かせて頂く。

20号(153話)弥子がネウロに投げたケーキが当たったとしたらの分岐ネタ。SS書いた事ないので、色々あると思うが優しく見守って頂けると嬉しい。
ネウヤコ。あまりエロくないですがおつまみ程度で。
618WJ 20号 ケーキネタ分岐1:2008/04/18(金) 22:25:54 ID:CUogo0KI
「喰らえや ネウロォ!!」

そう言って放ったイチゴのホールケーキはまっすぐと標的へ。
白くて甘い爆弾は魔人の左頬にぶつかり、そして、あっけなく大破した。
ネウロの髪も顔もそして着替えたばかりの服がクリームで白く染まる。
ケーキの大半はリノウム床の上には落ちたものの、常時固めた様な表情ときちんとした身なり、圧倒的な能力を誇る魔人の汚された姿は弥子にインパクトを与えるのに十分だった。

避けもしないなんて。
それが弥子の正直な感想だった。
そうじゃない。とぶるぶると心の中で頭を振る。
せっかく一泡吹かせてやったのだ。ざまーみろなどと毒づかなくてはこの復讐は完結しない。
でもいつも通りに表情ひとつ動かさないネウロに、思う様に言葉が出て来ない。

「………」
「どうした、ヤコ」
「気は済んだか」
「………」
動かない弥子を面白そうに眺め、髪についたクリームを指す。
「我が輩、動けないと先ほど貴様に言ったはずだ、この後処理はもちろん貴様がするのであろうな」
「…うん、それはもちろん」
「ならさっさとしろ、この甘い香りもベタベタとした感触も気に入らん」
「分かったよ ちょっと待ってて」
ケーキを投げた私と汚れたネウロ。
絵的には私が上位なはずなのに、ふんぞり返っているのはネウロで小さくなっているのは私。
ケーキなんて投げるんじゃなかった。
普通にいつも通り、ホール一気食いを楽しめば良かった。

床に落ちたケーキはこの後食べるつもりではあったけど、ネウロに塗られたクリームまで口に入れようとはもちろん思っていない。
洗面所にタオルを取りに行こうとした弥子にネウロが声を掛けた。

「何をしている」
「え?タオル取りに行こうと思たんだけど」
「舐めろ」
「へ?」
「舐めろと言ったのだ こんな簡単な単語も知らんのか ウジ虫め」
口の端がニィといやらしく歪む。端から牙が覗く。

ああ、こいつが黙って私の思う通りになるようなヤツじゃなかった。
最初からこれが目的だったに違いない。私のバカバカ。

「貴様が言ったのだろう、後で食すと」
はい、確かに…
弥子自身も発作的にとはいえ、食べ物を道具に使った事に少なからず後悔の念がある。少し考えた後、座るネウロの傍らに立つ。
舐めるのなんてよく考えればたいしたことはない。ネウロを舐めるのではなく、クリームを舐めるのだ。
ネウロの髪を一房摘んで、おそるおそる舌を出す。

美味しい…
フレンチパウンドハウスのケーキの美味しさはクリームが決め手だ。
この甘さ控えめなのにジューシーな感じが堪らない。
619WJ 20号 ケーキネタ分岐2:2008/04/18(金) 22:27:20 ID:CUogo0KI
夢中でクリームを舐めとっていると、いつのまにか腰を抱えられいることに気付いた。
…嫌な予感。
「次はこっちだ」
そう言って指された場所は頬。
大方の甘い個体は体温で溶け、ぬらぬらとした液体だけがネウロの肌を光らせていた。こちらも髪と同様に舐める。
つるりとした感触にまるでたまごを舐めているみたいだと思う。
ふと舌が何かに引っかかり、改めてネウロの顔を見る。

「ネウロ、ヒビ…」
「ふむ、まだ魔力がほとんど戻っていないからな 消えるには暫く掛かるだろう」
ほとんど、と言いつつもネウロの表情はいつもの様に涼しげだ。
しかし、ヒビが残っている時点で彼の言葉に嘘が無い事が分かる。
そんな相手を攻撃した事に少々胸が痛んだ。

「ヤコ、口がお留守だぞ。まったく、グズでノロマなカトンボの奉仕では一体いつ終るか分からん」
「口がお留守とかいうな!まず第一に奉仕って考えが間違ってるから!!」
ニヤニヤと意地悪そうに笑うネウロ。
一瞬でもこの小さな胸をチクチクさせた私の能天気さが憎い。小さいとが自虐ネタが自然に出てくるのも全部コイツのせいだ!

「舐めればいいんでしょ。舐めれば。」
さっさと終らせよう。こいつの悪態や虐待もこのクリームが無くなってしまえばおわるのだ。
再度魔人へと顔を寄せて、先ほどの作業を開始しようとする。

その瞬間、弥子の舌は魔人の口内へ絡み取られた。
あまりに突然の行為で頭が真っ白になる。
それが口づけの一種だと認識するまでしばらくの時を要した。

誘う様にネウロの舌は弥子のそれをつつき、口腔内を調べる様に這い、食す様に鋭い歯を当てられた。
かすかな鉄の香りに顔を歪める。
「んっ…む…」
息苦しさにうめき声が出る頃にやっと解放される。

「甘ったるいな 貴様は」
弥子の口唇と、それから頬をさわりと撫でる革手袋に包まれた長い指。
その行為だけで容赦なく上げられる熱。
「…やめてよ。」
抗議の言葉が自分でも可笑しいほどに上擦っている。自分でも分かるぐらいなんだからこの魔人にはすべてお見通しだろう。
「フン、バカの一つ覚えだな。毎回辞めろと言う割にはここが正直なのも同じか」
おもむろに下半身に指が入り込んで来て弥子は悲鳴を上げる。
「や、やだってば!あっ…」
ぴちゃり。
抵抗と反比例するように響く水音。
「これはなんだ?」
「うっ…。」
湿った指を見せつける様にして舐める魔人に何も言い返せない。
羞恥で真っ赤になった顔を伏せる事しか弥子には出来なかった。
「貴様が大好きだというあの甘ったるい乳成分より、こちらの方が旨いぞ。」
ニヤリと好色そうな表情、それをくるりと一変させる。
「先生は本当に分かり易いひとですね。」


620名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:27:43 ID:vmhPcaTs
テンプレに幼女不可とは無いし、注意書きもあるから今回はセーフだと思う
とはいえ特殊な嗜好であるのは確かだし荒れるのを避けるなら
次スレからテンプレ追加に賛成
621WJ 20号 ケーキネタ分岐3:2008/04/18(金) 22:28:40 ID:CUogo0KI
「さて、ヤコ とりあえず我が輩はここから一歩も動けない」
「はあ… あっ…」
いつの間にか衣服は剥ぎ取られ、腰を押さえつけられ、あちらこちらを撫で回され、弥子はもう戦意喪失、相槌を打つことも出来ない。
椅子から動かずによくもこう動けるものだと妙な所で弥子は感心する。
「貴様がどうすればいいか、言わずとも分かるだろう」
「…え…?」
「ム」
顔をしかめたネウロが弥子の頭をわしっと掴みブンブンと振り回す。
「だから貴様はミジンコだというのだ 動物園の猿の方がまだ的確な答えを返すぞ」
ネウロは膝に目線を移す。ああ、そういうことか。
「乗れ 主人を悦ばせろ やり方は分かるであろう」
にたりと口の端を歪める男に弥子は喘くことしか出来ない。

トロイに足を掛け、膝には私を乗せ、ネウロは心底愉しそうだ。
真っ赤に染まっているであろう私の耳を甘噛みし、首筋に舌を這わせる。
「素直に膝に乗るということは興が乗ったという事か?」
「ん…あんたに、て、抵抗したって無駄じゃん」
「ふむ…まあ、それはそうだな」
縦横無尽に動く舌はやがて二つの膨らみを遠慮なく責め立てる。
「相変わらず貴様の胸はどこにあるか分からんな」
「う、うるさい!好きでこのサイズなんじゃな…ひゃっ!」
桃色の突起を指先で弾かれ、思わず声を挙げる。
「いや、これの存在でなんとか場所は分かるか」
クックックと魔人は低い声で笑う。
私にはちっとも面白い状況じゃないんだけど。
ネウロの舌は先端の周りを円を描く様になぞり、まるで私を焦らす様に這い回る。
「ん、や、ぁっ」
下半身が疼くのを感じながら、私の脳は消えそうな理性に縋り付く。
しかし魔人の舌は容赦ない。
先ほどから触るのを意図的に避けていた二つの先端を同時に舌と指先で嬲られてかろうじて掴んでいた理性の尻尾が簡単に手から離れて行く。
「や、あ、もう、はっ……ん!」

「それでいい、ヤコ 今は、我が輩を楽しませろ」
耳元で響く低い声。「今は」に少し含みを持たせた言い方。
ただ弥子にはそれを問う余裕がない。

太腿を伝って指が一番弱い部分へと侵入し始める。
奥にある敏感な突起をいとも容易く見つけられるのは、いつもの情事の所為か。
揉み解すように触られ、弥子は喘ぎを隠す事も無く口から溢れ出させる。
「ん…や…ぁ…あ」
「まったく、貴様の口は上も下もだらしないな。何時も物欲しそうで貪欲だ」
「…はぁ…あ、そっちこそ人…の事言えないじゃん…」
「ほう まだ口を挟む余裕があるのか 」
大袈裟に驚いた振りをしてみる魔人が心底憎たらしい。

それならばと男は愛撫を続ける。
まだ固い襞を長い指で割られ、秘所を掻き回される。
とめどなく蜜が流れて出るのが自分でも分かる。くちゃりとした水音も残酷にそれが現実だと告げる。身体を捩って逃げようともがいてみるが、あっけなく腰を掴まれ、押さえ込まれますます激しい行為を助長するだけだった。
弥子はただ両腕でネウロの首筋に縋り付くしかない。

「随分と良いようだな」
「あ…ぁう、ネウ…ろぉ」
「まともに喋る事もできんか。まぁいい。そろそろイカせてやろう」

再度、襞を掻き分けられ、潤んだ箇所に指が沈む。とめどなく蜜の溢れる場所に、指が抜き差しされ、中の具合を確かめる様に探られ、水音はどんどんと激しくなっていく。同時に、膨らんだ花芽を強く弱く擦りあげ、押し潰すように捏ねられた。
「あ…ぅ…ネ、ネウ…ろ、もうっ…も…ダメぇッ」
のけぞる私の首筋をべろりと舐められる感触、その後ネウロの尖った歯が遠慮なく当てられた。
チクリとした感覚が痛いのか気持ちがいいのかももう分からない。
ただ快感に打ち震える身体をネウロに押し付けるだけで精一杯だった。
622WJ 20号 ケーキネタ分岐4:2008/04/18(金) 22:29:20 ID:CUogo0KI
ひとしきり続く波が収まった頃、ぐいと身体が持ち上げられて一瞬で意識が引っぱり戻された。
なんだろうと思考を巡らせる暇もなく、屹立が押し入り、その裂かれるような痛みに悲鳴が上がった。
「さあ、先生 そろそろ先生からのご奉仕も頂きたい所なんですが」
虚ろに見返せば椅子を身体を預けた魔人が先ほどとは別人の様な人畜無害な笑顔をこちらに向けている。
こんな格好でそんな顔して言われてもね…。
仕方なく、いわゆる騎上位という形のまま身体を上下に揺すってみる。
ネウロの一部が中を引っ掻く感覚にだんだんと上がる呼吸。悔しいけど気持ちがいい。
また身体の芯が熱せられてそのまま溶けそうな気がしてくる。さっきのクリームみたいに。

「あう…ネウロぉ・・・」
その様子をしばらく観察していた魔人はやれやれと言った様子で首を振る。
「仕方ありませんね 先生の拙いテクニックで満足しようとした僕が迂闊でした 色々とじっくり教え込むのはこれからの課題にするとして…。」
ぐいと押し付けられる下肢。
「あ、…ひゃぁあ!」快感が弥子の脳髄でパチンと弾ける。
「今回は僕が連れて行ってあげますよ。どこへでも。」
耳元で絡み付く様な声色と差し込まれる舌。
下から突き上げられる衝撃と身体を這う男の指と舌と声。
限界は近い。この瞬間だけは今を忘れられる。
ネウロもそうだったらいいのに。
薄れ行く意識の中で弥子は思う。

「さて、この後始末を貴様はどうするつもりだ」
残ったのは床にこぼれたケーキと全身汚れたネウロ。
クリームはもちろんのこと、パンツには私から出たであろう液体のシミがしっかり残っている。
「貴様は風呂でも海でもドブでも入ってくればいいが、我が輩はまったく動けんと言ったはずだ 」
「ド、ドブになんか入るわけないじゃん!それよりこうなったのはネウロのせ…」
「…ほお、先に主人にケーキを投げつけたのはどこのどいつだろうな」
「…ううっ」

その後2日掛けて、ネウロを拭き続けた私。金輪際ケーキはぶつけまいと心に誓った私。




おわり
623WJ 20号 ケーキネタ分岐 end:2008/04/18(金) 22:31:59 ID:CUogo0KI
以上です。お目汚し失礼しました。

荒れ気味の中の投下で申し訳ない
624名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:34:13 ID:vmhPcaTs
うわっGJ!
無粋なもんはさんじやって失礼しました
625名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:47:33 ID:MYx4Qqz1
これのどこがあまりエロくないって・・・・・?
エロいっす!エロいっす!甘エローーーー!!GJ!
626名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:52:22 ID:lDu2i4qj
超GJ!!
旨かった
627名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:54:11 ID:hNLwfLg1
エロで流れを断ち切ったあなたに感動した。
甘いよGJ!
628名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 23:15:44 ID:dK+CHiKn
そういえば今日は石垣と笛吹の誕生日だったみたいだね
誰か二人にいい思いさせてやってくれ
629名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 23:25:56 ID:C2PZO40i
>>628
とりあえず石垣はフィギュア壊されなかったら「いい思い」に分類されそうだww
630名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 03:15:31 ID:O4MQljpO
笛吹さんも可愛いもの貰えば満足だろう

お手軽な
631名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 03:19:00 ID:buAG3kRg
>石垣
己のモデラー人生をかけて制作した、型取りから始まり材質にもこだわった
究極のオナホが完成。そして1人でいい思い。
632名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 09:03:49 ID:GEjndd1/
>>631
「よ−し、折角だからあのムカつく女の名前を付けて凌辱しつくしてやるぞ! どうだ等々力め! えいっ、えいっ!」

「ハァハァ……等々力っ、等々力ッ!」

こうですね。わかります。
633名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 09:49:55 ID:VUZTjSf1
>>631
誰から取った型だwwww
634名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 14:56:48 ID:XQG+dkC3
>>631
己のモデラー人生w

なんか今のところ俺の中のキャラランキングで睦月に続いて石垣が上位ランクインしてるのに心底驚いてるんだが
635名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:37:50 ID:xUiWujVr
石垣がカキフライより上位になったw
型取らせてくれと普通に等々力に依頼してたらどうしよう
636名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 16:43:45 ID:LEjStekD
等々力さん騙されてOK出しちゃいそうだな
637名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:10:30 ID:j1jCrV9r
>>633
どうでもいいことだが、ナニの型を取るキットってあったと思う。
ネウロだったら喜んで型取って実物と同じの作りそうだな。

「という訳で製作してみたぞ、喜べヤコ」
「誰が喜ぶかー!むしろエグいって」
638名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 02:39:19 ID:DZhK3mM7
よし石垣の地位向上に向けて小ネタをひとつ。

- ヒグチと石垣のオナホ大作戦 -

「石垣さん、頼まれたモン持ってきたよ」
「おー、ありがとう!えーっと、等々力のトイレシーンの盗撮ビデオに間違いないっスね」
「あと、これはちょっと高くつくけど」
「おおっ、便器内からの高解像度のアップ写真!ありがとうこれで完璧だよ…」
「石垣さんこんなんどうするの?強請りでもするつもり?」
「いや、これで作品を作るっス」
「作品って…」
「この映像を基に、俺のモデラー人生をかけて最高のオナホを製作するんだ!
そして完成した暁には等々力そっくりの穴をぐっちょんぐっちょんにしてやる!」
「…そんな理由で俺に高性能マイクロカメラを仕掛けさせたんですか」
「型さえ出来れば量産可能だからね、ヒグチ君にも一つあげるよ」
「いらねえよ」
「オナって欲しくてさぁ!この穴(ホール)で天まで昇って欲しくてさぁ!」
「あっなんかムカツク!自分の台詞言われたみたいでムカツク!」
639名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 11:04:00 ID:8Duec1p0
石垣は、等々力さんとケンカしてオタク、童貞と罵られればいい
そのくせ等々力さんも経験浅くて、経験あるなし言い争いながら勢いでセックルすればいい
そんで石垣がうまく腰振れずに、等々力さんがぎこちなくも上で動けばいい
等々力さん優位でムカつきながら気持ち良さに負けて等々力さんを乱暴に責めればいい
最終的には恋心でも芽生えればいい、石垣だけ
640スターダスト ◆C.B5VSJlKU :2008/04/20(日) 14:11:35 ID:c6clN/pT
>>606の続きを

ロリ萌え妄想 〜小学生・中学生〜 その4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203786334/212-216

へと投下しました。
お騒がせして、申し訳ありません。
641名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 06:47:55 ID:ZZ5oCjMw
まあ、エロパロとしては十分な出来なんだけどなあ……
俺も、今回の児ポ法で、アニメやゲームが規制から外れた事に
強い不満を持ってるクチだからな
あと、なんで小説は規制しないんだよこのザル法ッ!(突然怒)
642名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 09:33:57 ID:2s4KU68I
読み手より、職人に優しいスレになれば良いのにと最近思う
643名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 10:28:36 ID://fxlm4S
それもそうだが書き手にダダ優しいスレは荒れるんだよな
このスレは大人の対応ができる書き手も読み手もいて、それなりにバランス良いと思うけどな


それより何より!、池谷由香の続き楽しみで楽しみで〜
トイレの中からwktk〜
644名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 10:51:55 ID:CjK92DD7
確かにバランスは取れてると思う
ただ今回のように該当スレに誘導するでもなく愚痴っぽくこぼすだけだったり
感情的すぎるレスは正直読み手としてもいい気持ちはしなかったよ

他スレに誘導するにしてももっと事務的に指摘できるといいよな


それにしても池由香はまだか
自分も楽しみに待ってるよー
645名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 11:53:12 ID:vw55pKd/
>>637
2つあれば前と後ろ両方から攻められますね
ってレスが浮かんだ上に書き込んでしまう自分は逝った方がいいですね、分かります
646名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 13:05:45 ID:l5aDDVvQ
弥子が笹塚の顎を手で持ち上げたら、笹塚が内心テンションあがりまくって後程濃いぬふぁ〜んが待っているんじゃないかとオモタww
647名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 18:09:12 ID:fZUZWw69
ロリに関してはなんだかんだで今までヤる段階まで
いってるのがなかったのも荒れた一因かな
たぶんそこまでいくとは住人が思ってなかったのかなと
他じゃロリも普通に取り扱われてるスレもあるし
なかなか線引きがむずかしいね

とりあえず、これにめげずにこれからもいい作品を書き続けて欲しい
648名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 19:17:43 ID:3txZafN+
>>645 オレの脳内妄想を覗いたのは貴様か
649名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 19:34:49 ID:epxYquAO
幼女調教書いた職人さんいたじゃん
タイトルはアウトっぽいけど内容は違うみたいのがウケてた気がする
あれはロリはタブーだよねっていうネタで、ロリは駄目なんだと思ってた
650名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 19:59:01 ID:PGma0Bty
幼女が大人にナニされるのは駄目で、幼女が大人にナニをするのはおkなの?

どっちみち低年齢の子が性のターゲットになる(する)のはアウトだと思うんだ

最終的には職人さんの判断次第なんだけど
651名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 20:08:56 ID:Zo20eRaZ
ロリは鬼畜や猟奇みたいに楽しめる層が限られる上に一部の人には不快感を与える
要するに書き込む前に予告すればおkじゃないか?

オレ的にはロリ属性は無いのだが幼くして色々とやり手な睦月ちゃんを読んでみたい、警察官をレアカードで手なずけるとか
652名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 20:12:31 ID:3CvYWkHO
注意書きがついていて、然るべき場所に投下されているのになにが問題なのかわからない。
ロリロリいうんなら18歳以下の弥子もサイもエロパロはまずいってことになると思うけど。
653名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 20:27:10 ID:/SiAID8d
ロリどころか、ペドだからまずいんだろ…
性行為のできる年齢ってことだろきっと
654名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:16:14 ID:Caa+sEsm
ロリでもペドでもしかるべき注意書きと投下する所が間違っていなければ問題無いだろ。
ロリペドが嫌な奴は読まずに黙ってスルー、児ポ法うんぬんの議論意見はよそでやれ。

で、いいんじゃね?
655名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:20:33 ID:IXCWhZup
注意書きあれば弥子が小便漏らそうが流血沙汰になろうが行きすぎたSM強要しようが強姦致死になろうが「嫌な人はスルー」できるのに
他のスレでもちょくちょくある程度の幼女シチュに荒れ

変なスレだ
656名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:52:53 ID:h2WzGWh/
>>651
どうみてもその警官石垣www
版権はそのスレでやった方がいいよ。シチュスレも版権スレも妙な空気になるし。
657名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:30:36 ID:a3+jnGsO
お前ら知的振るなよ
658名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:06:55 ID:yiWBAI0B
そんな事より、笹塚も吾代もおいしく頂いてしまう弥子はまだですか?
659名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:29:58 ID:jb3QXqAt
低血圧と高血圧がヤコを取り合い、何だかんだで3P…
というのを、ハゲしく読みたい
660名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:45:06 ID:E6fE/H6M
今回ロリ投下した人はちゃんと注意書き書いてたし
投下した人を責める気持ちは特にないな
過去にもロリっつーか睦月はあるにはあったし
スルーで済みそうな話なんだが…外部にまでする必要あるか?

>>659
今回のを見る限り二人が取り合いというより
弥子があの勢いのまま腹いせに二人をぺろりと平らげそうだと思ったw
661名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:47:45 ID:bkj+FMbE
あのコマの弥子は確実に捕食者だよな
人間たちが3Pで絆を深めるSSはまだですか?
662名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 01:01:16 ID:p7lz5p/q
今週のネウロの様子だと
ヤコが上になって腰振っただけでヒビ割れていくんじゃなかろうか
663名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 01:38:55 ID:DdbJakid
ロリ議論をしてるやつらの下半身も丸出しと言う事実

'`ァ'`ァ(*´Д`)というわけでそろそろ投下してくださる神様を募集
664名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 02:30:50 ID:sPhWGbAH
DION軍が全滅しているので、神にも影響しているかも。
665名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 03:36:06 ID:mbqaj4NY
>>662
あれ、おかしいな
俺がいる

そんなわけで神様の召喚呪文をひとつ。エーロ・ゴシカァン!!!
666名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 08:58:49 ID:9OYMhk4b
>659
3P栗拾いに衝撃波を受けた俺ガイル
667名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 11:28:07 ID:eKmDwkKL
亀でゴメンなんだ

>>584
・・・・・勢いだけで書いた小ネタに続きをご所望ですと・・・?
なんつうハードルの高い事をおっしゃる・・・orz

>>580の続き

ネウヤコ、裸エプロン、鬼畜オナニー鑑賞プレイ
タイトルに深い意味はない
ネウロがエロオヤジのようだ・・・・どんなんでもネウヤコならおkって人はどうぞ
668カレーライスの女 1:2008/04/22(火) 11:29:12 ID:eKmDwkKL
魔人お手製(暇な時に日曜大工でトンテンカンと制作、プw)の奴隷自動着せ替えピタゴラスイッチによって、
裸の上にどピンクのフリフリエプロンを身につけさせられた弥子はぺいっと魔人がふんぞり返るトロイの上に放り出された。
「うー・・・・もう何なのよー、ネウロ最近趣味にオヤジ入って来てるよー、誰に教えて貰ってるんだよいったい・・・・」
「最近池谷となかなか話が弾んでな。同好の士を持つと趣味の世界も大きく広がるのだ」
(あのオヤジ・・・・・余計なことを・・・・)
心のデスノートに100万回池谷の名前を書き込んだところで、ネウロがワクテカな顔をして言った。
「さて、ヤコよ・・・裸エプロンの次は何だったかな?我が輩はちゃんと貴様に教えたはずだ、もう忘れたのか?
 まったく・・・貴様の脳味噌はニワトリ並だな、いやそれ以下だ。
 決めゼリフを言って、三回回ってキャンと鳴くのだ、三回回ってキャンだぞ」
「だーれがそんなアホな真似するかーー!!第一クルリと回ったら見えちゃうじゃないのよ!
 ただでさえ際どい格好なのに恥ずかしすぎる!」
はあ、やれやれとネウロは肩をすくめた。嘆かわしい、まったく嘆かわしいとブツブツ呟く。
「わかっておらんな貴様、そのチラリズムこそが、このコスプレの肝だというのに。
 では代わりに、台所で新婚プレイか?しかし我が輩ここから動けんしな・・・・さてどうしたものか」
ニヤニヤと、その光景を想像しているのか薄ら笑いを浮かべ、
エプロンの裾からのぞく弥子のすんなりと細い足をいやらしく眺めながらネウロが新たな提案をする。
「いや、だからそもそも裸エプロンってのからして無理だから!私そんな趣味ないし!」
「まったく我が儘も大概にしろ、このワラジムシめが。
 あれも嫌、これも嫌では身動きすらままならない我が輩の退屈をどうやって癒すというのだ?」
「いつからそんな話しに・・・・何で私があんたを癒さなきゃならないのよ?」
「主の無聊を慰めるのも奴隷の努めだ、そんなことも解らんとは・・・・どうやら躾が足りなかったようだな・・・」
ネウロの深い底なしの湖のような緑の瞳がキラリと光る。それを見て弥子は嫌な予感に体を震わせる。
669カレーライスの女 2:2008/04/22(火) 11:29:40 ID:eKmDwkKL
「我が輩、ここから一歩も動けぬ上、指一本動かすことすら億劫だ。
 よって貴様の身体をいたぶって快楽を与えることすら出来ん。不甲斐ない主で貴様にも申し訳なく思う」
イビルストールで溢れ出る涙をぬぐうふりをするネウロを見て、弥子が心の中で突っ込みを入れる。
(こもってねえ!心が全然こもってねーーーー!!)
「んじゃ、この格好も意味ないよね!もう着替えてもいいよね!風邪ひいちゃうよ!寒くて死にそう!」
春めいてきたとはいえ、まだまだ夜は冷え込むこの季節、エプロンからのぞく弥子の手足にも鳥肌がたっていた。
しかしそんな弥子の言葉を聞いたネウロの目がキュピーンと光った。
「おおそれはいかんな、馬鹿は風邪をひかぬというが、万が一もあるかもしれん。
 しかし、我が輩さっきも言ったように、指一本動かせん。よって貴様が我が輩の指の替わりを果たすが良い」
「は?・・・・・・何言ってんの・・・・?意味わかんないし・・・」
「まったく・・・一から説明してやらねばならんのか・・・・やれやれ
 ニワトリ以下だと思っていたら、ありんこ並の理解力も持ち合わせていないとは・・・・嘆かわしい」
「解らないし、解りたくもない・・・・どうせろくでもないことでしょ・・・・」
「寒くてたまらんと言うのなら、自ら慰めて身体の熱を上げろと言っている。
 もっと解りやすく端的に言うと、自慰をしろと言っているのだ」
「自ら・・・慰め・・・・?」
「そうだ」
「それってつまり・・・つまり・・・お・・・」
弥子の顔が瞬時に青くなり、次の瞬間瞬く間に赤くなった。
「なななななな!何言ってるのよ!ネウロのバカーーーー!!!そんなこと出来るわけないじゃん!
 しかも何!?ここで!?ここでしろっていうの!?あんたの目の前で!?
 あり得ない!あり得ないよ!!あんたどこまで変態道邁進するつもりだーーー!!!」
「嫌か?」
「嫌もなにもあるかっ!!出来るわけないでしょう!!恥ずかしすぎるよ!!」
「何を今更・・・・我が輩の目の前で、あんなことやこんなことを数限りなくしてきた貴様が、
 今頃純情ぶっても説得力に欠けるぞ?」
「あれもこれもそれもみーーーんなあんたが無理矢理やらせてたんでしょうが!!」
「そのわりには貴様も充分楽しんでいたように見えたがな。
 あられもなく何度も気をやっていたのはどこの誰であったか・・・
 終いにはもっと、もっととねだって我が輩の腰に足を絡めて離さないのは、さて?何処の誰であったかな?」
意地の悪い笑いを浮かべ、言葉で弥子を追いつめる魔神は心底楽しそうだった。
その時の事を思い出したのか、弥子の頬が羞恥に赤く染まる。
口はパクパクと開くがあまりのことに言葉も出てこない様子だ。
「まあそうなるように我が輩が仕込んだのだがな・・・・ククク。
 まったく貴様は頭は悪い癖に色事を覚えるのは並の人間以上に早かったな。
 その進化はなかなか我が輩の好みに合っているぞ、
 主の意に適う奴隷は末永く可愛がってやろう。永久奴隷認定だ、喜べ」
(喜べない・・・・・私の一生・・・・終わった・・・・儚い人生だったな・・・・あはは)
670カレーライスの女 3:2008/04/22(火) 11:30:04 ID:eKmDwkKL
「さて、くだらん前置きはこのくらいにして、そろそろ始めた方がいいぞ?このままでは貴様も寒かろう?」
「だって・・・・でも・・・でも・・・」
既に弥子は涙目だ。このままこのドS魔人が見逃してくれるはずもない。
結局言うとおりにするしかないのに、羞恥のあまり身体が強張る。
「どうした?まさかやり方が解らんはずはなかろう?
 淫乱な貴様のことだ、我が輩が可愛がってやらぬ夜などその身体で我慢が利くはずがない、我が輩にはお見通しだぞ?」
クツクツと意地悪く笑う魔人を、弥子は涙の滲んだ目で悔しそう睨む。
「しょうのないやつだ、では我が輩が質問するからそれに答えろ。
ではまずは時間からだ、いつ、どこでするのだ?」
悠然と椅子の上で膝を組み頬杖をついた魔人からの質問に、弥子がしぶしぶ重い口を開く。
「・・・・・・・大抵は寝る前・・・・・夜布団に入って眠れない時とか・・・」
「ふむ、我が輩が可愛がりすぎたのか、独り寝が堪えるようだな。
それでこそ我が輩手ずから仕込んだ甲斐があるというものだ」
魔人はそう言って満足そうにほくそ笑む。
それはまさに己の手による芸術品を満足そうに眺めやる美術家のごとしであった。
「それで?まずはどこから攻める?」
「・・・・胸・・・とかかな・・ゆっくり触ってる内に段々気持ちよくなって来て・・・・」
「ほう、貧相で小さくて薄いが貴様の胸はなかなか感度がいいからな。
少し触っただけで良い声で鳴く様はなかなか趣があっていい」
「一々うるさい、このエロオヤジ」
「何か言ったか?」
ギリギリと頭を掴まれ、弥子は必至に謝罪する。
「めめめ、滅相もございません・・・・むしろ貧乳でごめんなさい!」
「貧乳だが手の平サイズでジャストフィット感が気に入っていると言っておろうが、この愚か者」
「すみませーん、すみませーーん!」
「まったく・・・なぜこうも脱線するのだ・・・貴様、やる気はあるのか?」
「あります!もうすっごくやる気満々です!!」
「ほう・・・・ようやく貴様もわかってきたようだな・・・・結構なことだ」
(えーーーん・・・もうやだお家帰りたいよう・・・・)
弥子の受難はまだまだ続く
671カレーライスの女 4:2008/04/22(火) 11:30:50 ID:eKmDwkKL
「さて、では始めるがいいぞ、我が輩はここで存分に鑑賞させて貰うとしよう」
トロイの上に足を載せ、椅子の上でふんぞり返り、魔人は弥子の自慰行為をゆっくり鑑賞する体制に入る。
「始めるったって・・・・・どうすりゃいいのよ・・・」
「まったく・・・・子供か貴様は。
 我が輩が手取り足取り腰取り教えねばならぬとは・・・どれだけ主の手を患わすのだこのコクゾウ虫。
 程貴様が言ったとおりにするがよい。胸を触るところから始めろ」
 ニヤリと笑ってネウロが弥子を促すと、諦めたのか覚悟を決めたのか、
溜息ひとつついて弥子の手がそろりと動きエプロンの上から胸に手を這わせる。
「・・・・ん・・・」
可愛らしい膨らみを下から持ち上げるように手の平で包むと、弥子の口から鼻にかかった声が思わず漏れる。
華奢な指に捏ねられて、胸がその形を変えると、肌が自然と泡立つ。
正面から弥子の痴態を眺めるネウロは、口元に薄い笑いを浮かべている。
その勝ち誇ったような、得意げな笑みを見まいと、弥子は目を固くつむって指先に神経を集中させた。
円を描くように揉み回すと、指先に触れる乳首がエプロンの上からでもはっきりと解る程に固く尖ってきた。
「はっ・・・ん・・・」
指の腹で先端をかすめるように触ると、エプロンの柔らかな生地がさらさらと滑り、ぞくりと背筋を快感が駆け上る。
ネウロも相当張り込んだのだろう、それは最上級のシルクで誂えてあった。
「んん・・・・あっ・・ん」
捏ね回し、揉み上げながら、親指でクリクリと乳首を転がすと、
ヤコの身体の中心から熱いものが込み上げてくる。
「ククク・・・段々と気分が出てきたようではないか、ヤコ。
 さあもっと鳴け。我が輩に快感に震える歓喜の歌を聴かせろ」
「んっ・・・・うる・・・さい・・・黙れ・・・あ・・んふ・・・」
「ほう?気が散ると言うのか?我が輩に強要されたとはいえ、
 このような恥ずかしい姿を見せつけながら、よくもそのようなことが言えるな、恥知らずなやつめ。
 見られている方が、一人で慰めるよりも感じると、素直に言ったらどうだ?」
「誰が・・・そんな変態みたいな事言うか・・・・あっ・・・」
ネウロの冷静な声が、ヤコの身体に燃え上がった熱を益々煽る。
腹が立つより先に、その言葉のもたらす効果にヤコの身体が桜色に上気する。
「フハハハハ、身体の方が口より正直だな。少し言葉で攻めた途端これだ。
 見られて感じるのは露出狂ではないのか?なら貴様も立派な変態だな。
 貴様は淫乱な雌犬だ、さっさと自覚した方が楽になれるぞ?」
己は指一本動かさず、言葉と視線だけでヤコをいたぶる魔人は、目を細めて快楽を求めて喘ぐ弥子を視姦する。
「ふあっ・・・・・違う・・・もん・・・変態は・・・あんたの方じゃん・・んんっ!」
ネウロの非情な言葉を否定しながらも、弥子の手にはいっそう力が入る。
672カレーライスの女 5:2008/04/22(火) 11:31:20 ID:eKmDwkKL
揉み上げ、すり潰しながら乳首に軽く爪を立てると、弥子の上半身がクネクネと揺れる。
「やっ・・・・・やぁ・・・・」
「どうした?そんなに腰をもじつかせて?
 そろそろ胸を触るだけでは物足りなくなってきたのではないか?フハハハ、本当に淫乱な奴だな、貴様は。
 我が輩に遠慮はいらんぞ、いつも通りに、一人でしているときと同じようにやってみろ、さあ」
確かにネウロの言う通り、身体の芯に燃える熱は今以上の刺激を求めていた。だが、弥子はなかなかそこへ踏み出せない。
「ではいつまでもそのままでいることだな。我が輩はちっとも困らんが・・・
 我が輩の魔力が戻るまでの間、ずっとこうして貴様の痴態を眺めているのはなかなかに楽しいだろうな」
逡巡する弥子に意地の悪い笑みを浮かべ、ネウロが言った。
冗談ではない、イビルストールで大気中の薄い魔力を集めて魔力を回復させているという事だが、
いったいそれがいつ終わるのかなど魔人にしか解らない事だ。
それまでこんな恥ずかしい真似を続けるなど言語道断だと弥子は萎えそうになる己を励まし、
意を決してそろりそろりと右手を熱くなっている体の中心に這わせた。
「んんっ・・・・」
シルクのエプロン越しに、足の間の花園に触れると、たちまち溢れ出た蜜を生地が吸い取り重く湿る。
艶やかでサラサラと滑るシルクが、蜜の助けを借りてピタリと熱く充血している花びらにまとわりつく。
「あっ!ふううっ!!あああん!」
弥子が指を割れ目に沿って動かすとピチュピチュと湿った音が辺りに響いた。
その音色をしばらく楽しんでいたネウロが椅子の上で身を乗り出す。
「ほう・・・・あれだけの刺激でもうそこまでいやらしく蜜を溢れさせているとは。どこまで貴様は淫乱なのだ?
 ほほう、益々音が大きくなってきたぞ・・・ククク。これはどうしたことだ?ヤコ。貴様自分は変態ではないと言わなかったか?」
固く目をつぶっていても、ネウロのねっとりと光る目をまざまざと感じ、弥子は身体を震わせた。
耳から入ってくる魔人の低く腰に響くような美声が紡ぐいやらしい言葉に、益々弥子は惑乱する。
あまりの恥ずかしさに目がくらんだ、もう止めたいと弥子は思った。しかし一旦始めた行為を今更やめるなど、無理な相談だった。
非情な魔人に揶揄されながらも、弥子の指はもっと強い刺激を求めて溢れかえる蜜をかき分け、花芯へと伸びる。
そこはもう、散々焦らされて少しの刺激でも弾けそうな程大きく膨らんでいた。
弥子は指先に蜜を絡めると、熱く、固くなっているクリトリスを転がすように指で刺激する。
「あっ!あっ!あっ!」
目のくらむような快楽に、じんわりと上がっていた熱が一気に燃え上がり、弥子の身体を焼き尽くす。
あまりに強い快感に、弥子は一旦指を引っ込めようとした。だが指は意に反してさらなる刺激を求めて、固くしこった花芯を弄ぶ。
「やっ・・・ん!!イク・・・・イッちゃう・・・イクぅぅ・・・」
弥子は目の前の魔人のことを忘れた。自分が誰で、ここは何処だかということも忘れて、ただただ快感のみに囚われる。
だが後少しで、快感を極めるというところで、いきなりそれは中断された。
673カレーライスの女 6:2008/04/22(火) 11:32:34 ID:eKmDwkKL
ぼうっと霞む目を開くと、ネウロが弥子の両手を固く掴んでいた。
「やっ・・・なんで・・・?」
「ふん、貴様があまりにも簡単に気をやるのでつまらん」
「そ・・んな・・ひどいよ・・・」
「ひどい?最初はあんなに嫌がっていたというのに、止めろといった途端これか?
 では貴様はどうしたいのだ?このまま服を着て、またつまらん日常に戻るか、
 それとももっと強い快楽に身を任せるか・・・・・どちらでも好きな方を選べ」
引き寄せた弥子の耳元で、言葉とは裏腹な優しい口調で魔人が二者択一を迫る。
弥子がどちらとも言えないでいると、魔人の黒革に包まれた指が、つ、と背筋の中心を撫でた。
「あっ!んんっ!」
突然の刺激に弥子の肌が一気に泡立つ。ネウロの腕の中で、弥子の身体がビクンと跳ねた。
ネウロは人差し指だけで、触れるか触れないかのギリギリで弥子の背中や首筋、太股を刺激する。
「さあ、どうする?ヤコよ」
ゆっくりと、ヤコの耳を舌でなぞりながら魔人が言った。
止めてもいいと言いながら、ネウロはヤコの身体を弄ぶことを止めようとはしない。
直裁的な刺激ではないが、そのもどかしさがいっそう弥子の身体に快感への期待を高める効果があった。
「・・・・ん・・・ネウロの・・・意地悪・・・・」
「我が輩のどこが意地悪だというのだ?
 奴隷の快楽のために一生懸命奉仕するこの我が輩の優しさがわからんとは・・・・まったく嘆かわしい」
クツクツと笑いながら、弥子の首筋に尖った歯をあててこすると、弥子の身体がピクピクと震えた。
「ああん・・・・やあぁぁ・・・・ネウロ・・・もう・・もう・・・」
「もう・・・どうした?はっきり言わねばわからんぞ?」
ネウロが指先でピンと固く尖った乳首を弾くと、突然の強すぎる刺激に弥子が悲鳴を上げる。
「きゃっ!んああああああ!!!もう駄目!ネウロ、ネウロ!もっと、もっとぉぉ・・・・」
「ようやく素直になったな、ヤコよ。だがなぜ奉仕される立場の我が輩が貴様に奉仕せねばならんのだ?
 それでは本末転倒ではないか」
膝の上に抱え込んでいた弥子を床に軽々と放り出すと、ネウロはトロイの上に載せていた足を下ろし、
椅子を回転させると床の上で荒い息をつく弥子を見下ろし傲然と言った。
674カレーライスの女 7:2008/04/22(火) 11:33:14 ID:eKmDwkKL
「舐めろ」
弥子が見上げると、ネウロの皮靴が目の前にある。いつも弥子を苛めるときにも同じようにされたことはあるが、
弥子は一度も魔人の言葉に従ったことはない。
だがどういった心の作用なのかは自分でも解らなかったが、このときの弥子は自然と、魔人の靴に舌を伸ばした。
しかし、舌が靴に触れた途端、ネウロが足を引っ込める。
「奴隷の精神が芽生えたのは大いに結構だが、我が輩が舐めろと言ったのはそこではないぞ?ヤコ」
弥子はぼうっとした頭で、ネウロの言葉を反芻する。視線で靴を辿り、長く伸びている足を辿り、
その先にあるモノを想像して、弥子の頬がカッと火照る。
「うう・・・・」
「さあ、どうした?ヤコよ。もっと快楽が欲しいのではなかったのか?
 貴様先程軽くイッたであろう?これはその罰だ、主を差し置いて一人快楽に溺れるなど、図々しいにも程がある」
勝手な言い分に腹も立ったが、ネウロの言う通りなので何も反論できない。
弥子は床の上をネウロに這い寄ると、普段とは違う衣服に包まれたスラリとした足に手をかけて、身を起こす。
ネウロのスラックスの前をくつろげると、その奥から既に固くいきり立った性器を取り出し、弥子はゴクリと喉を鳴らす。
「ふん、目の色が変わったな。やはり貴様は淫乱な雌犬だ。四の五の言ってもいつもイヤらしいことばかり考えているのだろう?」
魔人の意地の悪い言葉に眉をしかめながらも、弥子はもう自分を止めることは出来なかった。
手の中で熱く脈打つ性器を早く味わいたくてしょうがなかった。弥子はあんぐりと口を開けると、一気にそれを頬張る。
「ふっ・・・・ん・・・ふっ・・・むむ・・・」
「どうだ?美味しいか?ヤコ」
「ん・・・おい・・・し・・・ネウロのこれ・・・・すごく・・・美味しい・・・」
先端から溢れる透明な蜜を、弥子は飽きることなく啜った。舌にピリピリと来るそれは、時に苦く、時に甘く弥子の味覚を刺激する。
他の男のモノは知らない、魔人のそれが人間のそれと同じなのかどうなのかは弥子には解らない。
しかし弥子はその味が結構好きだった。どんな食べ物よりも好きかも・・・・と、時に思う。
口の中で舌をせわしなく動かし、大好物のそれをもっと味わおうと、先端の穴をすすり上げる。
675カレーライスの女 8:2008/04/22(火) 11:33:46 ID:eKmDwkKL
ネウロは己の分身を一生懸命なめ回す弥子の首筋や髪に指を絡めていたが、
ふと意地の悪い笑みを浮かべると、足を動かし無防備に蜜をしたたらせる弥子の花園を靴の先端で抉る。
「んやああぁぁっぁぁ!!!ネウロ!ネウロ!それ嫌あぁぁぁぁ!!」
「クククク・・・・・貴様のここがあまりにも物欲しそうに涎を垂らしていたからな。
 どうしたヤコ?口が止まっているぞ?まったく貴様はどうしようもない奴だ、主への奉仕も忘れて己一人だけ楽しむとは・・・」
そう言ってネウロはすい、と足を引っ込めた。そして弥子の頭を掴むといきり立った性器を弥子の顔に擦りつける。
「さあどうした?貴様の大好物だぞ?欲しければもっと気を込めて奉仕しろ」
「んっ・・・はあん・・・あむっ・・・・」
ぬるぬると先走りの液で濡れまみれるそれを舌で一生懸命追いかけ、弥子は夢中で舐め回す。
その様を満足そうに見下ろしていたネウロの視線がふと傍らの床に止まる。
「おお、そういえば忘れていた」
ネウロは床に落ちていた潰れたホールケーキからクリームをすくい上げると、弥子の口にねじ込んだ。
「んっ・・・あむっ・・・」
「さあ、きさまの大好きな生クリームだ、存分に味わうがいいぞ」
ネウロは更にクリームを取って、それを己の蜜にまみれた性器にまぶした。それを見て弥子の目がとろんと潤む。
舌でクリームと蜜を混ぜ合わせ、その絶妙な味に舌鼓を打つ。最早弥子は忘我の体でその行為に没頭した。
「ククク・・・・なかなか上手になったな、では褒美をやろう」
そう言って、ネウロは靴の先で弥子の性器を捏ね回した。
今度は弥子も上がる悲鳴を飲み込んで、替わりにネウロの性器を舐める舌に力を込める。
「ほう、止めてほしくない一心で、たいそうな熱の入れようだな、まったく貴様はどこまでもイヤらしい・・・・」
もう弥子には魔人の意地の悪い言葉も、さらなる快楽を与える道具でしかなかった。
ネウロがしたように、自分でクリームを足しながら、弥子はネウロの性器を隅々まで舐め回す。
弥子の口の中でそれはいっそう硬度と体積を増した。
「そろそろイクぞ、ヤコ、存分に味わうがいい」
魔人の宣言とと共に、ヤコの口の中でそれは大きく震え、弥子の喉の奥に熱く煮えたぎる精液を勢いよく吐き出す。
「んんーーー!!ん、んっ!!」
むせかえりそうになりながらも、一滴もこぼすことなく弥子は懸命にそれを飲み下した。
コクンコクンと喉を鳴らし、最後まで飲み干すと、弥子はゆっくりと口の中からネウロの性器を吐き出した。
白い蜜に濡れまみれた舌とネウロの性器との間に唾液の糸が繋がっている様は、例えようもなくエロティックだった。
「はふう・・・・ん・・・おいし・・・」
口の中にわずかに残った精液をゆっくりと舌の上で転がし、弥子はその味を存分に味わった。
生クリームの甘みと、ネウロの精液の苦みが絶妙に混ざり合い、弥子の空腹を満たす。しかしまだ何かが足りなかった。
676名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 11:39:40 ID:GBgFlKFd
いきなり規制かかった(T_T)
出勤時間が迫っているので
続きは帰ってから投下します。スマン
677カレーライスの女 9:2008/04/22(火) 11:39:55 ID:eKmDwkKL
「まだ足りないのではないのか?ヤコ。貴様は食い物にもセックスにも貪欲だからな。
 一度や二度の行為で貴様が満足したのを見た試しがない」
弥子の心の動きなどお見通しだとばかりに、魔人が笑って言った。
弥子はそれを軽く睨むと、ネウロの性器に視線を落とす。それはまだ固さを失わず、先程と同じようにそそり立っていた。
「ん・・・・ネウロ・・・・」
「さて、貴様の望みを果たしてやりたいが、我が輩はここから動けん。どうすればいいかわかるか?ヤコ」
「ん、もう・・・しょうがないなぁ・・・・」
渋々といった様子で立ち上がると、弥子は椅子の上に悠然と座るネウロの膝の上に這い上がった。
ネウロの性器の根本に手を添えて、己の花園に導くと、奥から滴った蜜がねっとりとネウロの性器に絡む。
「フハハハハ、貴様の下の口も早く我が輩を食べたくて涎を垂らしているな、まったく主人に似て貪欲な口だ」
「んん・・・うる・・・さい・・・、あんただって大飯ぐらいの食いしん坊じゃん・・・」
「確かに我が輩謎には貪欲だが、それは仕方あるまい?生まれてこの方腹一杯謎を喰った事など、我が輩はないのだからな」
「ネウロ・・・」
ふと魔人がかいま見せた弱音に、弥子の動きが止まる。思わずまじまじとネウロの顔を見つめると、
それをからかうように、ネウロがちょんと弥子の鼻をつついた。
「ほらどうした?動きが止まったぞ?さっさとせんか、馬鹿者」
「もう、あんたってどうしていっつもそういう憎まれ口ばっかりきくかなぁ・・・・」
溜息ひとつついて、弥子はゆっくりと腰を沈めた。熱く固い性器が、弥子のトロトロにとろけた膣を容赦なく抉る。
「ふああんっっっ!!!・・・・いっ!熱い!熱いよ、ネウロぉ・・・・ネウロ・・・」
「ククク、貴様のここはもうすっかり出来上がっているではないか、
 我が輩のものに絡みついて奥へ奥へと吸い上げようとしているぞ。
 主と同じで底なしの貪欲さだ、我が輩このままでは骨の髄まで食べられてしまうな」
弥子はまだネウロを納めたまま、動いてはいない。
しかしネウロの言った通りその中ではネウロの性器を隅々まで味わおうと、膣の粘膜がぞわりと蠕動を繰り返している。
「だって・・・・だってぇぇ・・・」
「最初の頃、ただ痛がって固く強張っていただけの貴様と比べると、かなりの変わりようだな、ヤコよ。
 正直ここまで貴様がイヤらしくなるとは、我が輩も想像していなかったぞ?まったく余計な方面ばかり成長しおって」
「勝手な・・・事・・・ばっかり言うな・・・んっ・・・・」
「さあ、せっかく我が輩をくれてやったのだ、このままじっとしているつもりなのか?
 我が輩はそれでも構わんが・・・・貴様がいつまで耐えられるのか見物だな」
クツクツ笑う魔人を一睨みして、弥子はそろりと腰を浮かせた。
678名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 11:41:11 ID:GBgFlKFd
試したら書けたー、では続きどうぞ
679カレーライスの女 10:2008/04/22(火) 11:43:13 ID:eKmDwkKL
弥子の意に反して、粘膜がネウロを離すまいと絡みつき締め上げると、弥子の身体にいっそう強い快感が押し寄せる。
「あっ!!んんっ!!いい!!ネウロ!すっごく、イイ!!・・・ああんっ!!」
一旦腰を動かすと、堰を切ったようにその動きは早くなった。
クチャリ、クチャリと粘膜がこすれ合うイヤらしい音が、事務所の中に響き渡る。
「あああっ!!!気持ちいい・・・・!!!いいっ!いいっ!」
ネウロの首に手を回し、快感に倒れそうになる身体を支えると、弥子は腰をネウロの腰にすりつけるように回す。
いつも一方的に魔人に翻弄されるばかりだったが、今日ばかりは自分のペースで快感を追求でき、
弥子はジワジワと押し寄せる快感を丹念に追っていった。
しかしその油断が命取りだった。弥子がじっくりと快感を味わっている安心しきった瞬間を、魔人が見逃すはずがない。
ネウロは弥子の腰を掴むと、下から思い切り腰を突き上げ、弥子の膣を抉り上げる。
「あっっっ!!!!!ああああああっっっ!!!駄目えええええ!!!!イッちゃう!イッちゃう!!!」
「さあ昇り詰めろ、ヤコ。我が輩を思う存分くれてやるぞ、フハハハハハハハハ」
「イクぅ!!!!イクぅぅぅぅぅぅ!!!」
究極の快楽に、弥子の中がキリキリと魔人の性器を締め上げると、堪えきれなくなったのか弥子の子宮の底に向かって、
勢いよく熱い精液が吐き出された。その熱がいっそう弥子の快感を刺激して、子宮が歓喜にフルフルと震える。
「んん・・・・ネウロの・・・熱いのがいっぱい・・・・出てる・・・・」
「貴様の大好物だ、嬉しかろう?」
「・・・・・うん、ネウロのこれ・・・大好き・・・・」
「どうした?やけに素直になって?もっと抵抗してくれなくては我が輩つまらんではないか」
「もう・・・・人がせっかく甘い気分でいるってのに、あんたってやつは・・・・」
端から見たら充分甘い空気を漂わせていると、ドアの向こうからバタバタとやかましい音がして、
バンッ!とドアが勢いよく開いた。
「おい!この化け物!!!!どういうことか説明して貰おうか!!コラァァ!!!!!!





・・・・・・・・・・お邪魔しました・・・・」
吾代は静かにドアを閉め立ち去った。
「吾代さん、なんの用事だったんだろうね?」
「さてな。お、しまったそんなことより、我が輩うっかりと重大なことを忘れていたぞ」
「は?何を?」
「最初に決めゼリフを言わせてから事に及ぼうと思っていたのに、これでは新婚裸エプロンプレイではないではないか、馬鹿者。
さあ、やり直しだヤコ。まずは『お帰りなさいあなた、ご飯にする?お風呂にする?それとも わ・た・し?』だぞ」


そして振り出しに戻る。

(やっぱり私・・・今日も無事帰れる気がしない・・・・あああ、せっかく三日かけて仕込んだ大鍋一杯のカレーが・・・・・)
680名無しさん@ピンキー
以上終わり

途中お見苦しくて申し訳ない、焦ったんだ

ソニンの裸エプロンサイコーーー!!
PV見入って書くの止まって寝ちゃったから遅くなったのは内緒だ

では仕事行ってきます